更新日:2026年02月06日
女性は、小児期・思春期・成熟期・更年期・老年期といった各年代ごとに女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が変化するため、女性の「こころ」と「からだ」の健康状態に大きな変化がみられます。各年代ごとの特徴を知り、適切なセルフケアや医療機関への受診を行い、生涯健やか過ごせるようにしましょう。
女性ホルモンとは、おもに卵巣から分泌される「エストロゲン」と「プロゲステロン」の2つを指します。これらのホルモンは排卵や月経をコントロールするだけでなく。 女性の健康状態に大きく影響を与えます。
| エストロゲンのはたらき | プロゲステロンのはたらき |
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✓子宮内膜を増殖させ、妊娠の準備をする ✓乳房を発達させる ✓自立神経を安定させる ✓骨量を保持する ✓コレステロールのバランスを整える ✓肌のハリやツヤを保つ |
✓妊娠成立に向けて、子宮のはたらきをコントロールする ✓乳腺の発達を促す体温を上昇させる ✓食欲を増進させる ✓体内の水分量を保持する ✓眠くなる ✓気分を不安定にする(イライラなど) |
小児期・思春期に基礎体力や骨量を培うことで,性成熟期以降の時期に受ける女性ホルモンの影響を抑えることにつながります。小児期・思春期の頃からバランスのよい食事をとり,適度な運動する習慣を持ちましょう。また,思春期には女性ホルモンの分泌量が急増するとともに月経が開始し,心身ともに不安定になりやすい時期です。心身の体調が優れないときは,家族や周りの人からサポートを得て,必要時は医療機関を受診し,適切な治療やケアを受けましょう。
性成熟期は,就職や結婚,妊娠・出産などのライフイベントが多く,心身の状態や環境に変化が起こりやすくなります。また,仕事や子育て等の忙しさから睡眠や運動に取り組む時間の確保が難しく,ストレスがかかりやすい時期です。加えて,子宮頸がんなど女性に特有の病気を発症する方も増加します。生活習慣を整え,定期的に健(検)診を受けるようにしましょう。
卵巣の機能低下により,女性ホルモンが急激に減少することでホルモンバランスが崩れ,のぼせやめまいなどの不調を感じやすくなります。さらに,閉経が近づくとともに血液中のコレステロールや中性脂肪が増加し,脂質異常症などの生活習慣病のリスクが高まります。生活習慣を整え,定期的に健(検)診を受けるとともに,体調が優れないときは医療機関を受診しましょう。
閉経後,更年期に感じる不調が収まる一方で,女性ホルモンによって保たれていた骨,皮膚,血管などの健康が損なわれやすく,骨粗しょう症や生活習慣病のリスクが高まります。生活習慣を整え,定期的に健(検)診を受けるとともに,体調が優れないときは医療機関を受診しましょう。
