富谷市

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骨活のすすめ(骨粗しょう症について)

更新日:2024年10月18日

骨粗しょう症とは

 骨粗しょう症とは、加齢や生活習慣などのさまざまな理由により、骨がスカスカになり、強度が低下して、骨折しやすくなる骨の病気です。

 女性ホルモンの減少に伴い、骨を溶かすスピードが速くなるため、女性に多く見られる病気です。

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 加齢とともに生じる生理的な変化はある程度やむを得ないことかもしれませんが、栄養不足や運動不足などによって骨密度が低下してしまう可能性があり、若いうちから気をつけていく必要があります。

骨粗しょう症を予防するために

骨粗しょう症の危険因子を知ろう

骨粗しょう症の危険因子は、取り除くことが難しいもの(加齢、性別、家族歴、遅い初潮、早期閉経、過去の骨折など)と取り除くことが可能なもの(運動不足、栄養不足、喫煙等)があります。

骨粗しょう症予防のために生活習慣を見直そう

骨粗しょう症の予防のために、生活習慣を見直してみましょう

●カルシウムを積極的に摂ろう
 ◇カルシウム(牛乳・乳製品等)は骨の密度を増やし、骨を強くします。一日に必要なカルシウム量は成人男性で700~800mg、成人女性で600~650mgと言われています。※牛乳コップ1杯で約220mg

●主食、主菜、副菜バランスよく食べましょう
 ◇ビタミンD(カツオやサケ等の魚類、きのこ類)はカルシウムの吸収を高めます。またビタミンK(納豆や小松菜、海藻等)は骨の質を改善します。またタンパク質(肉、魚、卵、大豆等)は骨や筋肉を作るためには必須です。

●食塩の摂りすぎに注意!
 ◇食塩の摂りすぎは、カルシウムの排せつを高めたり、高血圧により破骨細胞(骨を壊し、古い骨を吸収する)が増化します。減塩食品を取り入れたり、普段食べている食材の食塩量を意識して見てみましょう。

●極端な食事制限(ダイエット)を避けよう
 ◇特に、骨量が増える成長期に極端なダイエットをすると、エネルギーや栄養が不足し、骨の成長を妨げます。

●定期的な運動を行いましょう
 ◇骨を強くするためには、運動により骨に適度な負荷をかけることが重要です。無理のない範囲で運動を続けましょう。

●散歩などで適度な日光浴をしましょう
 ◇日光に当たることで、皮膚の中でビタミンD(カルシウムの吸収を助ける)が作られます。紫外線対策や熱中症の対策を行いながら適度な外出を心掛けましょう。

●喫煙や過度の飲酒をしていませんか?
 ◇喫煙はビタミンDやカルシウムの吸収を阻害するといわれており、アルコールによる利尿作用はカルシウムの尿中の排せつを促します。喫煙が与える体への影響は骨粗しょう症の他にも循環器疾患やがん等たくさんあるため、禁煙を目指しましょう。

骨粗しょう症検診を受けてみよう

市では40~70歳の女性(5歳刻みの年齢)を対象に、骨粗しょう症検診の一部助成を行っています(5月~6月、特定健診と同時に実施)。

※オプション検診として、対象でない方も自己負担で骨粗しょう症検診を受けることは可能です。

一般的な内科健診やがん検診とあわせて、骨粗しょう症検診で自分の骨の状態についても把握し、丈夫な骨とからだを作りましょう。

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健康推進課