更新日:2019年12月26日
感染性胃腸炎とは、「ノロウイルス」「ロタウイルス」「サポウイルス」「アデノウイルス」等の微生物を原因とする胃腸炎の総称です。
中でもノロウイルスは感染力が強く、 秋から冬にかけて流行し、学校や施設などで集団感染を引き起こすことがあります。日頃から気をつけましょう。
≪参考:厚生労働省≫
ノロウイルスに関するQ&A<外部リンク>
感染経路はほとんどが経口感染で、感染した人の便や嘔吐物を触れた手を介した場合や、調理者の手を介して汚染された食品を食べた場合等で感染すると考えられています。
感染後、1~2日の潜伏期間の後、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛などを起こします。通常、1~2日続いた後に治癒し、後遺症もありませんが、抵抗力の弱い子どもや高齢者は下痢による脱水症状を起こし重症化することがあります。
≪参考:厚生労働省≫
ノロウイルス食中毒予防対策リーフレット<外部リンク>
ノロウイルス等の食中毒予防のための適切な手洗い(動画)<外部リンク>
ノロウイルス食中毒対策について<外部リンク>
現在、このウイルスに効果のある抗ウイルス剤はありません。そのため、通常、対症療法が行われます。
特に体力の弱い乳幼児、高齢者は、脱水症状を起こしたり、体力を消耗したりしないように、水分と栄養の補給を充分に行いましょう。脱水症状がひどい場合には病院で輸液を行うなどの治療が必要になります。
感染が疑われる場合は、最寄りの保健所やかかりつけの医師にご相談下さい。