富谷市

『住みたくなるまち日本一』をめざして

Information

カテゴリー:教育委員会

更新日:2023年09月22日

市立小学校におけるプール水の流出事案について

 市立東向陽台小学校において、プールへの注水作業の際に、約4,000㎥の水道水を流出させた事案が発生しました。

 市民の皆さまにはご迷惑をおかけし、心からお詫びいたします。

                      記

1.事案の概要について

 市立東向陽台小学校において、プール缶体からの漏水可能性箇所の切り分け作業を行うにあたり、約37.5㎥のプールへの注水作業を市教育委員会から小学校教職員等に指示し、令和5年4月27日(木)に注水を行いましたが、止水の際に元栓の閉栓が不十分であったため、5月9日(火)までに約4,000㎥の水道水を流出させた事案が発生しました。なお、損害額は2,038,195円と推計しています。

2.事故の原因について

 市教育委員会から約37.5㎥の注水を行う指示を受け、小学校教諭等が給水の元栓とプール缶体に注水されるバルブを開栓し、注水作業を行いましたが、作業終了後、元栓の閉栓が不十分であったことが原因です。なお、プール缶体に注水されるバルブは閉栓されており、水は冬期間に凍結防止のために開栓していた水抜栓から下水道に流出されていたため、発見が遅れました。

3.関係職員への賠償請求について

 今回の事案については、

①元栓を閉め忘れたものではなく、完全に閉栓したという認識の下での事故であり、過失はあると認められる ものの、重過失とまではいえないこと。

②水抜栓から水が流出したため、プール缶体が増水しておらず、外形的に不完全な閉栓を確認できない状態であったこと。

③マニュアルに沿った機械操作を行っていたが、水抜栓の開閉操作についてはマニュアルに記載がなかったことから、水抜栓の閉栓を認識できなかったこと。

④市教育委員会が注水作業を学校側に一任しており、マニュアルの定期点検や注水後の日々のメーター確認の徹底などの指示が不十分であったこと。

 以上の理由から、損害額を関係職員に負担させることは相当ではないと判断し、賠償請求は行わないこととしました。

4.関係職員への指導について

 宮城県教育委員会の過去の事案等の情報提供を参考とし、関係職員に対しては、富谷市教育委員会教育長から厳重注意を行いました。

5.再発防止について

 教育委員会の主導の下、今回問題となった注水操作をはじめとする操作全般について、マニュアルの見直しを行っているところです。今後、見直し後のマニュアルに基づく操作を周知徹底してまいります。

このページに関するお問い合わせ

教育総務課