富谷市

『住みたくなるまち日本一』をめざして

令和2年第4回富谷市議会定例会(開催日:12月1日~12月10日)

更新日:2020年12月01日

令和2年第4回富谷市議会定例会(開催日:12月1日~12月10日)

会議録目次

定例会会議録第1号

定例会会議録第2号

定例会会議録第3号

定例会会議録第4号

定例会会議録第5号

令和2年第4回富谷市議会定例会会議録目次

第1日目 12月 1日(火)
会議録署名議員の指名
会期の決定
提案理由の説明
議案第 1号 富谷市国民健康保険税条例の一部改正について
議案第 2号 富谷市介護保険条例の一部改正について
議案第 3号 富谷市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について
議案第 4号 富谷市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について
議案第 5号 富谷市後期高齢者医療に関する条例の一部改正について
議案第 6号 富谷市都市計画下水道事業受益者負担に関する条例の一部改正について
議案第 12号 和解及び損害賠償額の決定について
議案第 7号 令和2年度富谷市一般会計補正予算(第9号)
第2日目 12月 4日(金)
一般質問 13番 菅 原 福 治 議員
1 協働は、行政と市民・市民団体の相互理解が基本では
7番 金 子 透 議員
1 来春「とみやど」開所準備は万全か
8番 青 柳 信 義 議員
1 認知症と共生への施策について
2 AED設置について
2番 佐 藤 浩 崇 議員
1 富谷市総合計画の進捗と成果について問う
3番 村 上 治 議員
1 行財政改革について問う
15番 浅 野 直 子 議員
1 児童クラブの運営について
第3日目 12月7日(月)
一般質問 14番 出 川 博 一 議員
1 来年度予算 歳入歳出の見込みは
2 本市介護保険制度の今後はいかに
9番 浅 野 武 志 議員
1 台風19号の被害の復旧は
2 歩道と歩道を繋ぐ橋の建設について
10番 若 生 英 俊 議員
1 公営墓地単独事業として整備を
2 市営三ノ関大崎線に歩道設置を
5番 渡 邊 清 美 議員
1 介護保険を問う
2 女川原発2号機再稼働を問う
3 子どもの予防接種を問う
4番 塩 田 智 明 議員
1 震災時の断水対策について問う
2 避難所の暑さ対策を問う
第4日目 12月8日(火)
一般質問 12番 高 橋 正 俊 議員
1 災害対策について
17番 畑 山 和 晴 議員
1 ICTを活用した英語教育について
2 子どもの自己肯定感向上について
6番 藤 原 峻 議員
1 農業の支援策の強化は
2 コロナウイルス感染予防に対応した教育支援策は
11番 長谷川 る 美 議員
1 通学路の安全向上策と安全意識の向上について
2 団地内の公園の維持管理について
16番 安 住 稔 幸 議員
1 貸出図書の衛生対策を問う
2 子育て支援を問う
第5日目 12月10日(木)
会議録署名議員の指名
追加議案の提案理由の説明
議案第 8号 令和2年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
議案第 9号 令和2年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第4号)
議案第 10号 令和2年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
議案第 11号 令和2年度富谷市水道事業会計補正予算(第3号)
議案第 14号 黒川地域行政事務組合規約の変更について
議案第 15号 富谷市市営墓地特別会計条例の制定について
議案第 16号 令和2年度富谷市市営墓地特別会計予算
議案第 17号 令和2年度富谷市一般会計補正予算(第10号)
議案第 18号 黒川地域行政事務組合の財産処分について
議案第 19号 令和2年度富谷市一般会計補正予算(第11号)
承認第 1号 専決処分の承認を求めることについて(職員の給与に関する条例の一部を改正する条例)
承認第 2号 専決処分の承認を求めることについて(議会議員の議員報酬,費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例)
承認第 3号 専決処分の承認を求めることについて(特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例)
承認第 4号 専決処分の承認を求めることについて(富谷市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例)
議案第 13号 富谷市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて
陳情について
閉会中の各委員会調査について

令和2年第4回定例会議事録(第1号)

令和2年12月1日(火曜日)

出席議員(18名)

  • 1番 菊 池 美 穂 君
  • 2番 佐 藤 浩 崇 君
  • 3番 村 上 治 君
  • 4番 塩 田 智 明 君
  • 5番 渡 邊 清 美 君
  • 6番 藤 原 峻 君
  • 7番 金 子 透 君
  • 8番 青 柳 信 義 君
  • 9番 浅 野 武 志 君
  • 10番 若 生 英 俊 君
  • 11番 長谷川 る 美 君
  • 12番 高 橋 正 俊 君
  • 13番 菅 原 福 治 君
  • 14番 出 川 博 一 君
  • 15番 浅 野 直 子 君
  • 16番 安 住 稔 幸 君
  • 17番 畑 山 和 晴 君
  • 18番 渡 邊 俊 一 君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 副市長 西 村 一 慶 君
  • 代表監査委員 眞 山 巳千子 君
  • 会計管理者 矢 田 守 君
  • 企画部長 木 越 養 一 君
  • 総務部長 富 澤 裕 君
  • 市民生活部長 横 田 利 雄 君
  • 保健福祉部長兼福祉事務所長 中 山 高 子 君
  • 経済産業部長 吉 田 尚 樹 君
  • 建設部長 伊 藤 正 君
  • 企画部企画政策課長兼地方創生推進室長 松 原 誠 君
  • 企画部財政課長 高 橋 弘 勝 君
  • 総務部総務課長兼情報化推進室長 菅 原 俊 司 君
  • 市民生活部市民課長兼東向陽台出張所長兼富ケ丘出張所長兼あけの平出張所長兼日吉台出張所長兼成田出張所長 渡 邊 美智子 君
  • 市民生活部税務課長 泉 川 潤 哉 君
  • 市民生活部生活環境課長兼清掃センター所長 安 藤 司 君
  • 保健福祉部長寿福祉課長 浅 場 悟 君
  • 保健福祉部地域福祉課長 狩 野 悦 子 君
  • 保健福祉部健康推進課長 西 山 高 広 君
  • 保健福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセンター子育てサロン所長 菅 原 順 子 君
  • 経済産業部産業観光課長兼まちづくり産業交流プラザ所長 神 田 能 成 君
  • 経済産業部農林振興課長兼農業委員会事務局長 鴇 幸 浩 君
  • 建設部都市整備課長 高 橋 隆 美 君
  • 建設部都市計画課長 高 田 浩 幸 君
  • 水道事業上下水道課長(建設部上下水道課長) 齋 藤 英 夫 君
  • 教育長 及 川 芳 彦 君
  • 教育次長 二階堂 浩一郎 君
  • 教育部長兼教育部生涯学習課富谷中央公民館長兼富ケ丘公民館長兼東向陽台公民館長兼あけの平公民館長兼日吉台公民館長兼成田公民館長兼学校給食センター所長 荒 谷 敏 君
  • 教育部教育総務課長 渡 邉 正 弘 君
  • 教育部学校教育課長 相 澤 美 和 君
  • 教育部生涯学習課長兼総合運動場所長兼民族ギャラリー館長兼図書館開館準備室長 小 山 温 君

事務局職員出席者

  • 事務局長 郷右近 衛
  • 次長 高 橋 直 美
  • 主事 伊 藤 亨 太

議事日程 第1号

令和2年12月1日(火曜日) 午前10時00分 開会

日程1 会議録署名議員の指名
日程2 会期の決定
日程3 提案理由の説明
日程4 議案第 1号 富谷市国民健康保険税条例の一部改正について
日程5 議案第 2号 富谷市介護保険条例の一部改正について
日程6 議案第 3号 富谷市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について
日程7 議案第 4号 富谷市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について
日程8 議案第 5号 富谷市後期高齢者医療に関する条例の一部改正について
日程9 議案第 6号 富谷市都市計画下水道事業受益者負担に関する条例の一部改正について
日程10 議案第 3号 和解及び損害賠償額の決定について
日程11 議案第 9号 令和2年度富谷市一般会計補正予算(第9号)

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり

午前10時00分 開会

○議長(渡邊俊一君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は、18名であります。定足数に達しますので、ただいまから令和2年第4回富谷市議会定例会を開会いたします。
この定例会は、市長から、富谷市国民健康保険税条例の一部改正についてなどの事件議案が提出されることになっております。慎重に審議を尽くされ、市民の負託に応えられますようご期待を申し上げますとともに、議会運営につきましてもご協力をお願いいたしまして、開会の挨拶といたします。
本日は、傍聴人の方々がおられます。
富谷市議会傍聴規則第8条では、録音機、カメラ、ビデオなどによる撮影などは、議長の許可を得た場合以外は、禁止になっております。また、携帯電話、スマートフォンをお持ちの方は、電源をお切りになるか、マナーモードに設定するなど、静粛を保ち、傍聴されますようお願いをいたします。
皆さんご存じのとおり、若生市長が療養のため欠席しておりますので、ここで、富谷市副市長に挨拶を求めます。西村副市長。

○副市長(西村一慶君) まず初めに、市長が新型コロナウイルス感染症に感染したことが先月24日に判明し、以後、直接公務に当たることができない状況となり、市民、そして、市議会議員はじめとする関係する全ての皆様にご迷惑をおかけしておりますこと、この場をお借りして深くおわびを申し上げます。
また、その結果、市長が本定例会へ出席することができず、私が市長の代理で説明をさせていただくことをお許しいただければと思います。
それでは、定例会開催に際しての市長挨拶を申し上げます。
初めに、今回、私が新型コロナウイルス感染症に感染したことについて、おわび申し上げます。
市民の皆様、事業者の皆様、そして、最前線で業務に当たっている保健・医療関係機関の皆様には、新型コロナウイルス感染症の拡大防止にご理解とご協力をいただいておりますことに、深く感謝を申し上げます。
そのような中、私は先月、陽性が判明した伊藤康志大崎市長との接触がありましたことから、23日にPCR検査を受け、翌24日に陽性であることが判明いたしました。現在、私は医療機関に入院しておりますが、幸い症状はなく、常に電話、メールなどにより職員と連絡が取れ、必要な指示を出せる状況にありますことから、当面、職務代理は置かず、業務に支障がないよう対応してまいります。
議会を控えたこの時期に、陽性という結果になり、私自ら、直接公務に当たることができず、また、本日開会した議会を欠席することとなり、議長をはじめ議員の皆様、そして、市民はじめ関係者の皆様にご迷惑をおかけいたしますこと、深くおわび申し上げます。
復帰後は、全身全霊で市長の職務に当たってまいりますとともに、職員一丸となって、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に努めてまいりますので、市民はじめ事業者の皆様、そして、最前線で業務に当たっている保健・医療関係機関の皆様には、引き続きご理解とご協力をいただきますようお願い申し上げます。
それでは、本日ここに、令和2年第4回富谷市議会定例会が開会されるに当たり、開会の挨拶に併せ、富谷市総合計画に掲げたまちづくりの将来像「住みたくなるまち日本一」の実現に向けた現在の取組概要について、ご説明申し上げます。
議会の皆様には、日頃より、市勢発展のためご尽力いただいておりますことに、改めて感謝を申し上げます。
初めに、新型コロナウイルス感染症への市の取組について、申し上げます。
11月29日現在、県内の新型コロナウイルス感染症の感染者数は累計1,202人となり、うち、本市での累計感染者数は13人となっております。県内の感染者数は、クラスターの発生が相次いだこともあり、10月中旬からの1か月余りで倍増しております。
本市では、昨日、11月30日に新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開催し、本日、12月1日以降の市が実施するイベントや会議等についての実施方針を、国や県の方針等に基づき見直し、現在実施しているイベント開催時の人数制限を来年2月末まで延長することといたしました。
さらに、冬季においては例年、季節性インフルエンザの発熱患者が発生しており、新型コロナウイルス感染症の同時流行が懸念されることから、宮城県では、11月5日から医療提供体制整備を行ったところです。
本市においては、現在、インフルエンザ予防接種費用の助成を行っておりますので、接種を希望される方は、早めの接種をお願いいたしますとともに、発熱等の症状がある場合には、まずはかかりつけ医に、かかりつけ医がいない方は受診相談センターに電話相談をお願いいたします。また、寒冷な場面における新型コロナ感染防止等のポイントとして、マスクの着用、人と人の距離の確保、感染リスクが高まる5つの場面に気をつけるなど、基本的な感染防止対策の実施のほか、寒い環境でも換気の実施及び適度な保湿をお願いいたします。
今後とも、関係機関と密に連携しながら、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に努めてまいります。
次に、新型コロナウイルス感染症関係の主な経済対策の状況について申し上げます。なお、実績については、11月末現在となっております。
本市独自の経済対策第3弾として実施している、国の特別定額給付金の基準日となる4月27日の翌日から来年3月31日までに出生した新生児1人に対し、10万円を支給する「新生児特別定額給付金事業」は、118名に対して振込を完了したところです。
75歳以上の高齢者に対する長寿のお祝いと、市内経済の活性化を図るために実施いたしました「とみや敬老祝応援商品券事業」については、65%の利用率となり、多くの方にご利用いただいております。大学、専門学校生徒を対象に、上限30万円の無利子貸付けを行う「緊急学業支援貸付事業」は、6件の申請を受付したところです。
次に、第4弾として取り組んできた、オンライン会議に対応するため、本庁舎に必要な機器等を整備する「市役所庁舎におけるオンライン会議システム構築事業」、避難所における感染症拡大を防止するため、段ボールベッド、仕切板等、必要な物品を整備する「防災用備蓄物品等整備事業」及び市民バス車内の衛生環境確保のため、除菌イオン発生装置を整備する「市民バス運営事業」並びに本庁舎、各公民館、総合運動公園に体温測定カメラ等を整備し、入館時の来場者への体温測定の実施については、運用を開始しているところです。
次に、第5弾として実施している「事業継続支援事業」の助成件数は、135件となっております。
町内会館感染防止対策事業については、非接触型体温計などを各町内会館に配備したほか、空気清浄機については、2月下旬までに、順次、各町内会館へ配備する予定としております。
市内認可保育所や私立幼稚園、児童クラブ等に従事する職員に対して、1人当たり5万円の慰労金を支給する「児童福祉施設職員及び幼稚園職員慰労金支給事業」は、児童福祉施設職員441名、幼稚園職員117名、合計558名の対象者に対して支給が完了しております。
ふるさと便事業第2弾として実施している「とみや牛タンカレーふるさと便」は、第1弾の「ブルーベリーふるさと便」の申込者148名に加え、新たに申込みのありました80名の合計228名に対して送付が完了しております。
次に、第6弾として実施している「市民活動応援セット配布事業」につきましては、57団体から申請いただき、順次、配布しているところでございます。
以上、新型コロナウイルス感染症関連について、ご報告申し上げました。
それでは、富谷市総合計画の4つの基本方針と前期基本計画の体系に基づき、各種施策の実施状況について申し上げます。
まず、「基本方針-1 暮らしを自慢できるまち」に関する主な施策について申し上げます。
初めに、商工業・雇用関連施策について申し上げます。
高屋敷工業団地内に立地する日本ファインセラミックス株式会社富谷事業所の第2、第3工場が完成し、10月2日に竣工式が執り行われました。
新工場では、ハイブリッド自動車や電気自動車向けのパワー半導体や電子デバイスに欠かせない絶縁放熱基盤の量産を行うこととされ、ファインセラミックス製品の開発・生産を通じて、低炭素社会、脱炭素社会の実現につながればと期待しているところでございます。
次に、起業支援関連施策について申し上げます。
富谷塾については、11月26日現在、229名に入塾いただいております。今年度の富谷塾は、3密を防ぐため、会場を市民交流ホールに変更し、企業のトップや責任者を講師にお招きして、8月から4回開催しております。起業創業やビジネスを展開する上で大いに参考となる内容であり、ご講演をいただきました皆様に改めて感謝を申し上げます。
次に、農業関連施策について申し上げます。
新みやぎ農協あさひな地区本部内での本市のうるち米の11月2日現在の買入状況は、約3,500トンとなり、昨年より100トン減少したものの、本年度の1等米比率は96%と、昨年と比較して大幅に向上いたしました。
引き続き、新みやぎ農協あさひな地区本部と連携を図り、農協推奨ブランド米である「特別栽培米」の安全安心で売れる米づくりの推進及び消費拡大に向け、取り組んでまいります。
農作物有害鳥獣対策については、イノシシ対策として設置している物理柵を、明石地区に4.3キロメートル追加支給する予定であり、3月中に完成予定となっております。
また、現在設置している物理柵の維持管理に要する費用等についての支援策として、新たな補助制度を設け、イノシシの侵入防止及び農作物の被害拡大防止に取り組んでまいります。
つきましては、本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いをいたします。
昨年の「令和元年東日本台風」による災害復旧事業については、甚大な被害を受けた農地や農業用施設の復旧に努め、大規模な被害を受けた「ため池」など、15か所の国庫補助事業については、9月に契約を締結し、年度内の完了に向けて進めているところであります。
小規模な被災箇所については、商工会との災害時協力協定に準じ、市内の協力業者に復旧工事を依頼し、本年の田植までに復旧を完了いたしました。
本災害は、過去に例を見ない甚大な被害の中での早急な復旧が求められたことから、工事費については出来高精算としたところでありましたが、精算に当たっては、予定していた工事概算額を大きく上回る結果となりました。
つきましては、過年災の「令和元年東日本台風農業用施設災害復旧費」として、本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いをいたします。
次に、観光・地域振興関連施策について申し上げます。
10月10日から25日までの期間で初めて開催しました「秋のスイーツフェア」、これは市内10店舗参加の下、特産物でありますシャインマスカット、イチジク、蜂蜜やブルーベリーなどを使用したとみやスイーツが販売され、好評のうちに終了することができました。今後とも、交流人口拡大や特産物の販路拡大、そして「とみやスイーツ」のブランディングに努めてまいります。
また、毎年1月5日の年頭行事として開催しておりました「新年祝賀会」については、新型コロナウイルス感染症拡大のおそれがあるため、やむなく今年度の開催を取りやめることといたしますので、ご理解をお願いいたします。
次に、公共交通関連施策について申し上げます。
「都市・地域総合交通戦略(基本計画)」に基づき、市民バスの再編による運行及びデマンド型交通の実証運行を10月1日から開始いたしました。早速、先日開催された「とみや市政懇談会」において、さらに使いやすく、便利になったとのお声をいただきました。今後も利用者の皆様の声を大切にしながら、市民の皆様が利用しやすい交通体系となるよう、市内交通網の充実に努めてまいります。
続きまして、「基本方針-2 教育と子育て環境を誇るまち」に関する主な施策について申し上げます。
初めに、教育・青少年健全育成関連施策について申し上げます。
市内小中学校では、コロナウイルス感染症対策に配慮しながら、各学校において内容を工夫し、授業等を実施してまいりました。修学旅行については、教育委員会と各学校が連携し、児童・生徒の安全を第一に考え、期日や研修場所の変更、予定していた宿泊から日帰りに切り替えるなど工夫しながら実施したところですが、やむを得ず実施できなかった学校が2校ありました。
次に、教育・国際交流関連施策について申し上げます。
政府の「GIGAスクール構想の実現」に向けて、児童生徒1人1台のタブレット端末環境整備を進めてまいりましたが、10月末をもって整備が完了し、11月2日に成田東小学校において、「GIGAスクール構想に伴う富谷市教育ICT機器運用開始式」を、渡邊議長はじめ、関係者の皆様にご臨席を賜り、執り行ったところであります。
今後は、学習指導要領が目指す持続可能な社会の創り手としての必要な資質、能力、とりわけ、情報活用能力の育成に向けて、全ての学習活動において、今回整備を行った機器を活用し、主体的・対話的で深い学びの実現を図ってまいります。
次に、生涯学習及び図書館整備関連について申し上げます。
図書館整備関係については、図書館、スイーツステーション、児童屋内遊戯施設を複合施設として整備を進めていくため、新たな基本方針の策定に着手したところでございます。
現在、基本方針の全体像を精査する前段で、児童屋内遊戯施設に関する整備方針について、住民アンケートの分析を中心に策定を進めております。
今後、3施設個別の基本計画の整理、機能配置案の検討、需要予測等、段階的に検討を進めてまいります。
次に、富谷市成人式については、夢と希望に満ちた成人となられた方々を祝福するため、来年1月10日に富谷市スポーツセンターを会場として、執り行います。
今回は、コロナ禍の中、感染防止対策を十分に講じながら開催することを念頭に検討を重ねてきた結果、午前・午後の2回に分け、式典内容も簡素化して開催することといたしました。
式典会場については、3密を避けるため、例年と異なる座席配置となりますが、議員の皆様、関係機関代表の皆様にはご案内を申し上げますので、新成人の門出を祝していただきますようよろしくお願いをいたします。
次に、芸術・文化関連施策について申し上げます。
マーチングバンド・バトントワーリング東北大会については、新型コロナウイルス感染対策のため映像審査となり、市内小学校5校と、とみやマーチングエコーズが参加いたしました。審査の結果、とみやマーチングエコーズ、成田東小学校、富ケ丘小学校が全国大会への出場が決まりました。しかしながら、全国大会も同様に映像審査となっており、来年1月23日・24日に開催されます。
エコーズは23年連続24回目の出場、成田東小学校は2年連続8回目、富ケ丘小学校は5年連続5回目の出場となります。映像審査となりますが、全国での活躍を期待すると同時に、芸術文化の薫るまちづくりを目指し、今後も支援してまいります。
次に、子育て関連施策について申し上げます。
富谷市子ども医療費の助成については、10月1日から小学4年生以上の通院分の所得制限を撤廃し、対象児童1万937人全員に新たな受給者証を交付したところでございます。引き続き、子供の適正な医療機会の確保及び子育て家庭の経済的負担の軽減を図ってまいります。
母子保健事業につきましては、10月から産後鬱の予防として、出産間もない時期の母子をサポートする「富谷市産後ケア事業」を新たに開始いたしました。育児の不安を少しでも軽くし、安心して子育てができるように支援してまいります。
続きまして、「基本方針-3 元気と温かい心で支えるまち」に関する主な施策について申し上げます。
初めに、健康・保健関連施策について申し上げます。
5月から延期をしておりました特定健診及び結核・肺がん検診等各種住民健診は、11月13日から市内公民館を会場に開始し、入場前の体温測定や体調確認、会場内の換気など、感染予防対策の徹底に努めて実施しているところでございます。
また、10月28日には公衆衛生・感染症疫学がご専門の医師をお迎えし、「とみや市民公開講座」を開催いたしました。市民のみならず、商工会や連携協定先の企業の皆様にもご出席いただき、新型コロナウイルス感染症をはじめとした感染症予防について、改めて学びを深めていただきました。講座の内容は、市のホームページでも動画配信を行っており、引き続き、この冬に備えた感染症対策を推進してまいります。
次に、医療関連施策について申し上げます。
県立がんセンター・東北労災病院・仙台赤十字病院の連携・統合の協議開始の報道を受け、本市では誘致を表明いたしました。また、さきの9月定例会におきまして、議会の皆様からも「総合病院の誘致に関する決議」を全会一致で可決いただき、改めて感謝を申し上げます。富谷・黒川地域共通の願いとして、大和町長・大郷町長・大衡村副村長とともに、知事に直接要望し、用地確保、運営、泉中央駅からのアクセスなどについて、最大限支援することをお話ししてまいりました。3病院の統合・移転が前提になりますが、引き続き、議会の皆様のご理解を賜りながら、誘致実現に向けてしっかりと取り組んでまいります。
次に、障がい者関連施策について申し上げます。
聴覚障がい者との交流促進を図るため、手話奉仕員養成研修を11月5日から開始し、現在19名の方が日常会話程度の手話の習得に向けて、取り組んでおられます。今後は、地域の手話ボランティアとして社会活動に参加していただき、地域福祉を支える人材となるよう支援してまいります。
また、聴覚障がい者が安心して相談等ができる体制を構築するため、宮城県内で初めて、リアルタイムでの手話通訳が可能となる専用のアプリケーションをインストールした端末を整備し、本日から地域福祉課窓口で運用を始めております。なお、手話通訳だけではなく、音声を文字に変換できるアプリケーションも併せて導入することで、マスク等で職員の声が聞き取りにくいという来庁者の相談にも活用してまいります。
続きまして、「基本方針-4 市民の思いを協働でつくるまち」に関する主な施策について申し上げます。
初めに、防犯・交通安全・消費者保護関連施策について申し上げます。
交通安全関連につきましては、10月22日に本市の交通死亡事故ゼロ500日が達成し、宮城県知事並びに宮城県警察本部長より褒状の伝達を受けました。
これからは、路面凍結や積雪が多くなる時期となってまいりますが、今後も交通死亡事故ゼロを継続すべく、皆様方にお力添えをいただきますようお願い申し上げます。
交通安全施設については、今年度から国の「交通安全対策補助制度」を活用して進める「あけの平地区生活道路安全対策工事」の、あけの平地区と大清水地区を結ぶルート上で、道路の一部を狭めて車の速度を抑える工事に着手しましたので、沿道にお住まいの皆様のご了解をいただきながら作業を進めてまいります。
また、来年度に設置を予定している「ハンプ」の効果等を検証するため、12月25日までの予定で「仮設ハンプ」の試験設置を行っておりますので、今回の結果を来年度の工事に反映させてまいります。
廃棄物処理関連については、清掃センター旧焼却棟の解体に係る施工管理業者が決定しましたことから、令和3年7月末完了に向けた解体工事を進めております。
また、「令和元年東日本台風」に伴う災害廃棄物である稲わらの処分については、仮置きしている大和町鶴巣のクリーンプラザみやぎから仙台市松森工場への搬入を開始しており、来年1月末には完了する予定であります。
次に、住民参加・協働関連施策について申し上げます。
本年度第4回となる「とみやわくわくミーティング」については、「とみやわくわく子どもミーティング」として、「子どもにやさしいまちづくりについて~わたしたちが描く とみやの未来~」をテーマに、「世界子どもの日」の11月20日、市民交流ホールで実施いたしました。市内全ての小学校から、6年生16名の皆さんにご参加をいただき、小学生ならではの新鮮な視点で、たくさんのアイデアや意見をいただきました。引き続き、将来を担う子供たちの声を積極的にまちづくりに生かしてまいります。
「まちづくりの基本となるルールの策定」については、さきの議員全員協議会でご説明申し上げましたとおり、富谷市協働のまちづくり推進審議会において、中間案が取りまとめられました。今後の策定スケジュールとして、現在実施しているパブリックコメントや12月22日に開催を予定している「市民協働セミナー」での市民の皆さんのご意見等を十分に反映し、最終答申をいただくこととしており、本年度内の策定に向け、着実に取り組んでまいります。
町内会館の整備につきましては、西成田会館新築工事が11月末に完了いたしました。また、(仮称)明石会館の設計及び地質調査業務も順調に進んでおり、令和3年中の工事完了を目指し、取り組んでまいります。
次に、市税について申し上げます。
改めまして、市民の皆様の納税へのご理解とご協力を賜っておりますことに、深く感謝を申し上げます。
現在、来年2月10日から行う予定の令和2年分の市・県民税等申告相談の実施に向け、準備を進めておりますが、今般のコロナ禍の状況も踏まえ、所得税等の確定申告については、電子申告、いわゆるe-Taxを利用していただくよう広報などを通じて啓発してまいります。
e-Taxや各種証明書のコンビニ交付にはマイナンバーカードが必要であり、来年3月からは、健康保険証としての利用が開始されることから、申告会場にて、マイナンバーカード交付申請の受付を実施し、普及促進に努めてまいります。
最後に、しんまち活性化及び富谷宿開宿400年記念事業について、ご報告申し上げます。
元和6年、1620年の9月13日、今年の暦では10月29日に、この地に「富谷宿」が開かれ、400年の時を迎えました。改めて、先人の皆様のご労苦に感謝を申し上げるとともに、この富谷の歴史を後世に語り継いでいく使命を強く感じているところであります。
宿場町の歴史とともに、本市の偉人である内ケ崎作三郎先生の功績を知っていただく記念館を中心とした富谷宿観光交流ステーション、愛称「とみやど」は、施設のグランドオープンを来年4月17日の土曜日と決定し、現在は、テナント独自の工事も最終段階に入っており、施設の周知を図るための方策の検討や次年度以降の運用シミュレーションを行っているところでございます。
また、10月11日には、市制施行4周年と併せた花火プロジェクトを実施し、10月24日、25日には、しんまち活性化協議会が中心となった「宿場町プロジェクト 富谷茶と宿場を楽しむ会」を「とみやど」と「脇本陣 氣仙屋」を会場に開催いたしました。2日間で約700人の方にお越しいただきました。両日とも「とみやど」に入居予定の各テナントがマーケティングを行い、手応えをつかんだイベントとなりました。
11月6日、7日には、富谷中央公民館を会場に「とうほく街道会議第16回交流会 奥州街道・富谷宿大会」が開催されました。初日のフォーラムでは、仙台伊達家18代当主の伊達泰宗様、東北大学名誉教授の平川 新様のご講演の後、福島県桑折宿、山形県六田宿からパネリストをお迎えし、富谷宿の未来についてパネルディスカッションを行いました。2日目には、富谷宿を巡る探訪会を開催し、秋晴れの中、まち歩きを楽しんでいただきました。
11月28日には、「出張なんでも鑑定弾in富谷」の収録が行われました。当日は、テレビ東京との協議を踏まえ、コロナ禍における感染対策を徹底するとともに、観覧者数の制限をさせていただいての開催となりましたが、6名のお宝の鑑定が行われ、和やかなひとときとなりました。
現時点で、放送の日程は決定しておりませんが、来年2月頃となる見込みでありますので、放送の際には、ぜひご覧いただければと思います。
新型コロナウイルス感染症の拡大により、様々なイベントが中止・延期を余儀なくされている中、人数を制限し、感染対策を行った上で、各イベントを実施しましたが、特に、しんまち地区を巡るまち歩きの人気は常に高いものがありましたので、今後は、「とみやど」のオープンに併せて、しんまち地区を中心とした、まち巡りなど、工夫を凝らした様々な取組を進め、市民の皆様をはじめ、多くの皆様に富谷を知っていだたく機会を創出してまいります。
以上、令和2年第4回富谷市議会定例会が開会されるに当たっての挨拶とさせていただきます。

○議長(渡邊俊一君) 日程に入るに先立ち、諸報告をいたします。
議長諸報告は、お手元に配付のとおりであります。
なお、説明員の出席報告のほか関係資料については、事務局で保管しておりますので、希望の方は、閲覧願います。
これで、諸報告を終わります。
これから、本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。


日程第1 会議録署名議員の指名

○議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、8番青柳信義君、9番浅野武志君の2名を指名いたします。


日程第2 会期の決定

○議長(渡邊俊一君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
本定例会の会期は、本日から12月10日までの10日間にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本定例会の会期は本日から12月10日までの10日間に決定をいたしました。


日程第3 提案理由の説明

○議長(渡邊俊一君) 日程第3、提案理由の説明を議題といたします。
本定例会に上程されております議案第1号富谷市国民健康保険税条例の一部改正についてから議案第14号黒川地域行政事務組合規約の変更についてまでの14案件について、一括説明を求めることといたします。
なお、14案件の議案番号、件名等につきましては、お手元に配付の議案書及び提出議案一覧でもって行い、朗読の省略をご了承願います。
議案等の提案理由の一括説明を求めます。西村副市長。

○副市長(西村一慶君) それでは、令和2年第4回富谷市議会定例会に提出しております議案について、ご説明申し上げます。
議案第1号富谷市国民健康保険税条例の一部改正については、地方税法施行令の改正に伴い、令和3年1月1日より、給与所得控除及び公的年金控除が引き下げられることから、国民健康保険税における軽減判定所得基準に関する所要の改正を行うものでございます。
議案第2号富谷市介護保険条例の一部改正については、地方税法等の改正に伴い、介護保険料の延滞金割合の特例規定に関する文言の整理を行うものでございます。
議案第3号富谷市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部改正については、指定居宅介護支援等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等の一部を改正する省令の改正に伴い、管理者要件及びその適用の猶予について所要の改正を行うものでございます。
議案第4号富谷市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正については、子ども・子育て支援法の改正に伴い、引用条文の整理を行うものでございます。
議案第5号富谷市後期高齢者医療に関する条例の一部改正について及び議案第6号富谷市都市計画下水道事業受益者負担に関する条例の一部改正については、地方税法等の改正に伴い、文言の整理を行うものでございます。
議案第7号から議案第11号については、令和2年度各種会計補正予算となっており、議案第7号富谷市一般会計補正予算(第9号)については、新型コロナウイルス感染症拡大防止策としての各種事業の完了等に伴う減額のほか、観光誘客を促進するため、新たな観光ガイドブックの制作や第48回マーチングバンド全国大会出場団体への補助金交付、さらには、令和元年東日本台風被害に係る追加所要額等に加え、令和3年度当初予算との連動を見据えた債務負担行為3件を計上するもので、3,347万3,000円を増額し、209億6,834万9,000円とするものでございます。
議案第8号富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)については、287万8,000円を増額し、41億6,951万8,000円とするものでございます。
議案第9号富谷市介護保険特別会計補正予算(第4号)については、181万6,000円を増額し、29億2,113万4,000円とするものでございます。
議案第10号富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)については、233万円を増額し、3億8,554万9,000円とするものでございます。
議案第11号富谷市水道事業会計補正予算(第3号)については、収益的収入を4,467万5,000円増額し、11億3,945万9,000円に、収益的支出を149万1,000円減額し、10億7,460万7,000円に、資本的支出を1億6,990万円減額し、2億1,836万4,000円とするものでございます。
議案第12号和解及び損害賠償額の決定については、市営湯船沢住宅1棟の給湯設備の故障により超過した水道料金及び下水道使用料について、和解及び損害賠償額を決定するものでございます。
議案第13号富谷市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについては、佐々木喜一委員が令和3年1月31日をもって任期満了となることから、改めて同氏の任命について、議会の同意を求めるものでございます。
議案第14号黒川地域行政事務組合規約の変更については、共同処理している適応指導教室の廃止に伴い、地方自治法第290条の規定に基づき、黒川地域行政事務組合規約について、所要の改正を行うものでございます。
以上、予算外議案8件、予算議案5件、人事案件1件の概要を申し上げました。
なお、予算議案につきましては、引き続き、担当より補足説明をさせていただきますので、慎重にご審議を賜り、全案件ご可決をくださいますようお願い申し上げます。

○議長(渡邊俊一君) 次に、補足説明を求めます。
初めに、企画部長。

○企画部長(木越養一君) それでは、補正予算書の2ページのほうをご覧願います。
議案第7号令和2年度一般会計補正予算(第9号)は、次に定めるものでございます。
まず、第1条、歳入歳出にそれぞれ3,347万3,000円を追加し、補正後の予算額を209億6,834万9,000円とするものです。
次の第2条については繰越明許費の追加、第3条については債務負担行為の変更及び追加となります。
ページの5ページをお願いいたします。
第2表、繰越明許費の追加です。
まず、1件目、公金出納事務4万円につきましては、関連ページとしまして17、18ページをお願いいたします。2款1項4目会計管理費12節役務費の手数料、具体には、銀行の振込手数料になりますが、通常、公金の場合、銀行への振込手数料については無料で実施していただいておりますが、例えば、本年度給付いたしました10万円支給の「特別定額給付金給付事業」などの補助事業につきましては、銀行振込に係る手数料自体が補助対象経費として認められているケースでもございます。こうした関係で、今年度はいわゆる市の独自支援策等による補助金などの振込も多く、結果、銀行側からの要望に応える形で、新型コロナに関連する事業の振込に限り、手数料を負担することとなりまして、今般、予算計上しているのが18ページ掲載の手数料165万円となります。そして、このうち、翌年度、令和3年4月以降に振込を実施する事業の手数料として、上限4万円を繰越し設定するものでございます。
ページ、5ページに戻っていただきまして、2件目、富谷中央公民館の維持管理事業244万4,000円ですが、こちらについては、中央公民館の階段踊り場付近の雨漏りに伴う修繕工事ですが、工期が年度を越える場合を想定し、繰越明許費を設定しております。
続いて、6ページをお願いいたします。
債務負担行為関係です。
まず、一番上、ふるさと納税事業支援業務、こちらにつきましては、9月議会でご審議を頂戴した案件ですが、議決後のいわゆるサウンディング調査によりまして、より柔軟な契約、つまりは費用を抑えた有利な契約を締結するため、限度額の考え方をこちらに記載している内容に改めるものでございます。また、契約期間についても、国の指定期間に歩調を合わせるため、9月末日という具体の期日をもって設定してございます。
続いて、追加案件から、主なものを説明いたします。
まず、上から5件目です。生活ごみ収集運搬等業務委託、こちらについては、現契約が今年度、令和2年度をもって満了することから、実質4年間の新たな契約行為に着手するため、債務負担行為を設定してございます。
次の燃料電池バス運行業務につきましては、東北初となるFCバスの運行事業に取り組むものでございます。
次に、下から3つ目の項目をご覧ください。まちづくり産業交流プラザ運営費につきましては、令和3年度から実質2か年の運営委託を行う事業者を今年度中に決定するため、債務負担行為を設定してございます。
7ページをお願いいたします。
上から2つ目です。中学生海外研修派遣事業、こちらは、今年度は中止してございますが、新年度について、これまでどおり実施する前提で、年度内に業者と契約を締結するため、債務負担行為を設定してございます。
引き続き、事項別明細書に沿ってご説明を続けさせていただきますが、内容については、先週の議員全員協議会で触れていない部分を中心に、主な歳出事業等について説明させていただきます。
17、18ページをお願いいたします。
5目財産管理費でございます。こちら、右側、18ページの14節使用料及び賃借料につきましては、9月補正での予算の組替えを行っておりまして、改めて経緯を申し上げますと、同じページの19目、特別定額給付金給付事業で賃貸借をしていた仮設事務室でございますけれども、支給事務の完了に伴い、本来の補助事業から予算を組み替え、一般財源を活用して引き続き事務室を借用してまいりましたが、当初の借用期日である来年の1月末を迎えることから、今般、賃借ではなく、買い取る方向で予算措置を講じたものでございます。
続いて、7目情報化推進費です。18ページ、委託料、こちら4件のシステム改良等を実施することとしてございます。
19、20ページをお願いいたします。
中段、ご覧ください。2款3項1目戸籍住民基本台帳費13節委託料については、デジタル手続法に対応するため、国からの補助金を財源としてシステム改修を実施いたします。
21、22ページをお願いいたします。
中段、3款2項1目児童福祉総務費、22ページの賞賜金と補助金につきましては、新型コロナ関連ですが、保育士等への5万円の慰労金支給に予算不足が生じるため、追加計上してございます。
23、24ページをお願いいたします。
6款1項3目農業振興費です。24ページの補助金ですが、こちら、記載のとおり、5つの補助メニューについて追加計上してございます。
続いて、同じページの下段です。
6款2項1目林業振興費の25節積立金については、歳入として譲与される森林環境譲与税収入を同額、森林環境整備基金へ積み立てるものでございます。
続いて、27、28ページをお願いいたします。
10款4項1目幼稚園管理費の15節工事請負費については、東向陽台幼稚園の閉園に伴い、既存のエアコンを富谷幼稚園へ移設するための費用を計上してございます。
同じく、次の補助金40万円については、ただいま申し上げたコロナ関連の従事者慰労金5万円支給の不足分を追加計上してございます。
説明は、以上となります。よろしくお願いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 次に、保健福祉部長。

○保健福祉部長(中山高子君) それでは、特別会計について補足説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。
初めに、議案第8号についてご説明申し上げます。
補正予算に関する説明書の38ページをお開き願います。
令和2年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出それぞれ287万8,000円を追加し、補正後の予算総額を41億6,951万8,000円とするものでございます。
第2項、補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
第2条、地方自治法第214条の規定により、債務負担行為を設定するものでございます。
39、40ページをお開き願います。
第1表、歳入歳出の内容につきましては、さきの議員全員協議会にてご説明したとおりでございます。
次に、41ページをお開き願います。
債務負担行為につきましては、記載の3件となっております。
初めに、国民健康保険システム税制改正対応改修業務につきましては、平成30年度税制改正に伴い、給与所得控除や公的年金等控除から基礎控除へ10万円の振替等が行われますが、国民健康保険税や保険給付の負担水準に関しまして、影響や不利益が生じないようシステム改修するものでございます。
次に、国民健康保険診療報酬明細書二次点検業務及び国民健康保険柔道整復施術療養費適正化業務につきましては、委託先の宮城県との契約が単年度契約から複数年契約になったことにより設定するものでございます。期間、限度額は、記載のとおりとなってございます。
続きまして、議案第9号についてご説明申し上げます。
説明書56ページをお開き願います。
令和2年度富谷市の介護保険特別会計の補正予算(第4号)は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出それぞれ181万6,000円を追加し、補正後の予算総額を29億2,113万4,000円とするものでございます。
第2項、補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
第2条、地方自治法第214条の規定により、債務負担行為を設定するものでございます。
57、58ページをお開き願います。
第1表、歳入歳出の内容につきましては、さきの議員全員協議会でご説明したとおりとなってございます。
59ページをお願いいたします。
債務負担行為につきましては、記載の3件となります。
初めに、一般介護予防事業は、基本チェックリストに該当した方々を含め、一般の高齢者も対象とした通所型サービス事業である「サロンより愛」に関する委託業務でございます。
次の2つの認知症初期集中支援推進事業につきましては、専門職がチームを組み、認知症の早期発見・早期治療に向けて、相談から継続治療につなげるもので、対象となる方の状況に合わせ、認知症疾患医療センター連携型及び認知症サポート医連携型の2つに分類し、医療機関に業務委託するものでございます。期間、限度額は、記載のとおりとなってございます。
続きまして、議案第10号についてご説明申し上げます。
補正予算に関する説明書の74ページをお開き願います。
令和2年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出それぞれ233万円を追加し、補正後の予算総額を3億8,554万9,000円とするものでございます。
第2項、補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
第2条、地方自治法第214条の規定により、債務負担行為を設定するものでございます。
75、76ページをお開き願います。
第1表、歳入歳出の内容につきましては、議員全員協議会で説明したとおりとなってございます。
次に、77ページをお開き願います。
債務負担行為の後期高齢者システム税制改正対応改修業務につきましては、国民健康保険と同様の理由によりましてシステムを改修するものとなってございます。期間、限度額は、記載のとおりとなっております。
以上でございます。よろしくお願いいたします。

○議長(渡邊俊一君) この際、午前11時10分まで休憩いたします。

午前10時58分 休憩


午前11時10分 再開

○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。


日程第4 議案第1号 富谷市国民健康保険税条例の一部改正について

○議長(渡邊俊一君) 日程第4、議案第1号富谷市国民健康保険税条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
お諮りいたします。本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第1号を採決いたします。
お諮りいたします。本案は、原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は、原案のとおり可決されました。


日程第5 議案第2号 富谷市介護保険条例の一部改正について

○議長(渡邊俊一君) 日程第5、議案第2号富谷市介護保険条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
お諮りいたします。本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第2号を採決いたします。
お諮りいたします。本案は、原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は、原案のとおり可決されました。


日程第6 議案第3号 富谷市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について

○議長(渡邊俊一君) 日程第6、議案第3号富谷市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。15番浅野直子君。

○15番(浅野直子君) 条例のところなんですが、「介護支援専門員を同項に規定する管理者とすることができる」というふうな文言でございますが、この介護支援専門員というものの経験歴といいますか、そういったことの規定というのはあるのか、お伺いをいたします。

○議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(浅場 悟君) 介護支援専門員の経験歴というのは特にございません。

○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第3号を採決いたします。
お諮りいたします。本案は、原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は、原案のとおり可決されました。


日程第7 議案第4号 富谷市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について

○議長(渡邊俊一君) 日程第7、議案第4号富谷市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
お諮りいたします。本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第4号を採決いたします。
お諮りいたします。本案は、原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は、原案のとおり可決されました。


日程第8 議案第5号 富谷市後期高齢者医療に関する条例の一部改正について

○議長(渡邊俊一君) 日程第8、議案第5号富谷市後期高齢者医療に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第5号を採決いたします。
お諮りいたします。本案は、原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は、原案のとおり可決されました。


日程第9 議案第6号 富谷市都市計画下水道事業受益者負担に関する条例の一部改正について

○議長(渡邊俊一君) 日程第9、議案第6号富谷市都市計画下水道事業受益者負担に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第6号を採決いたします。
お諮りいたします。本案は、原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は、原案のとおり可決されました。


日程第10 議案第12号 和解及び損害賠償額の決定について

○議長(渡邊俊一君) 日程第10、議案第12号和解及び損害賠償額の決定についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第12号を採決いたします。
お諮りいたします。本案は、原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は、原案のとおり可決されました。
この際、執行部入替えのため、午前11時25分まで休憩をいたします。

午前11時17分 休憩


午前11時25分 再開

○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。


日程第11 議案第7号 令和2年度富谷市一般会計補正予算(第9号)

○議長(渡邊俊一君) 日程第11、議案第7号令和2年度富谷市一般会計補正予算(第9号)を議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑は、一問一答により行います。質疑ございませんか。1番菊池美穂君。

○1番(菊池美穂君) 説明書の22ページ、3款1項1目、緊急学業支援金貸付事業についてお伺いをいたします。
5,871万5,000円の減額補正ということで、これは6月に6,000万円計上された予算の大幅な減額補正ということですけれども、当初は、200件の申請を見込んでいたということをお伺いしております。30万円、掛ける、200件見込みで、6,000万円の計上だったと思いますけれども。今回、実際に申請があった件数は6件ということで、まず、この6件の支出の内訳をお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(浅場 悟君) 満額30万円を借りた方が5名、それから、27万円の方が1名でございます。

○議長(渡邊俊一君) 1番菊池美穂君。

○1番(菊池美穂君) 今の答弁で、合計177万円の支出だったかと思います。見込み200件の6,000万円との差がかなり大きいかと思うんですけれども、この見込みの算出方法、積算根拠についてお伺いをいたします。

○議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(浅場 悟君) まず、4月末現在の18歳から22歳までの人口が3,000人ということでございました。その3,000人に進学率を掛けて、それが大体65%ぐらいなのかなというあたり、それから、その中の進学者のうちの約10%相当ということで、200人を見込んだものでございます。

○議長(渡邊俊一君) 1番菊池美穂君。

○1番(菊池美穂君) 困窮した方自体が、あまりいなかったのか。それとも、ほかの制度を利用した方が多かったのか。ちょっと分かりませんけれども、この事業の周知、情報の周知、徹底されていたのか、十分であったのか、まず、お伺いします。

○議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(浅場 悟君) 本事業につきましては、市の社会福祉協議会が実施したものでございまして、まず、本市のホームページなり広報等に、この旨掲載をしてございます。それに加えまして、県内の大学等100か所に事業の概要やリーフレットの送付を行ってございます。

○議長(渡邊俊一君) 1番菊池美穂君。

○1番(菊池美穂君) それでは、続きまして、24ページ。6款1項3目、農作物有害鳥獣等駆除事業についてお伺いをします。
先ほど、副市長が代読された市長の挨拶にもございましたけれども、イノシシ被害対策の物理柵に係る新たな補助金制度ということで、まず、こちらの詳しい説明を求めます。

○議長(渡邊俊一君) 農林振興課長。

○農林振興課長(鴇 幸浩君) こちらにつきましては、イノシシによります侵入防止柵といたしまして設置しております物理柵の維持管理及び補修等への新たな支援補助金として創設するものでございまして、イノシシによる物理柵の破損によります補修や巡回、草刈りなど、侵入防止対策の強化及び充実が図れるよう支援するものでございまして、設置した翌年度から、設置済みの物理柵に対しまして、補助金としまして、1地区につきまして定額2万円と、設置距離に対して100メートルにつき2,000円としての助成を行うものでございます。
今回の補正につきましては、設置完了となっております6地区、18.8キロに対しまして、合計で49万6,000円を助成するものでございます。

○議長(渡邊俊一君) 1番菊池美穂君。

○1番(菊池美穂君) 既に設置されている地区、6地区に定額2万円と100メートルにつき2,000円の補助金ということで、まず、確認ですけれども、その維持管理費といったところは、支給対象者に任せるということでよろしかったでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 農林振興課長。

○農林振興課長(鴇 幸浩君) おっしゃるとおりでございます。

○議長(渡邊俊一君) よろしいですか。
ほかに質疑ございませんか。11番長谷川る美君。

○11番(長谷川る美君) 説明書26ページ、7款1項2目13節委託料、観光ガイドブック製作業務600万円となっておりますけれども、このガイドブックの部数をお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 産業観光課長。

○産業観光課長(神田能成君) 部数は、10万部を予定してございます。

○議長(渡邊俊一君) 11番長谷川る美君。

○11番(長谷川る美君) 新しく製作ということで、こちら、ガイドブックも「とみやど」の周知を図る施策の一つかなと思うんですが。今までのは、折り畳んであるものを開いてとかということもあるんですけれども、新しいのは、その形態、ブックですので、その形態だったり、内容、何か特色についてお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 産業観光課長。

○産業観光課長(神田能成君) まず、サイズ感で申し上げますと、AB判というふうなサイズ感になります。A4よりちょっと小さいサイズでございます。両面4色で20ページのガイドブックを予定しているところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 11番長谷川る美君。

○11番(長谷川る美君) そのガイドブックの活用方法について、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 産業観光課長。

○産業観光課長(神田能成君) 来年4月17日、「とみやど」がグランドオープンをいたします。まず、あの観光交流ステーションを市内外に周知をする必要があるということと併せて、新型コロナウイルス感染症において、飲食店等が困窮している状況にもございます。そういったものも含めて、市内、それから、県内外にも広く周知をしていきたいというふうに考えてございます。

○議長(渡邊俊一君) ほかに、質疑ございませんか。6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) 22ページ、3款1項1目、緊急学業支援金貸付事業。同僚議員からも質問があったんですが、こちらに関しまして、期間の延長というのは検討されていたか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(浅場 悟君) 本事業につきましては、令和2年度前期分の授業料を支払うものが困難な者ということを対象としてございますので、今のところはございません。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) 現在、コロナの第3波が来ておりまして、引き続き、働く場がなくて困っている学生さんも多いということなんですけれども、これは完全にこれだけで終わりということで検討していたのか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(浅場 悟君) 今後、コロナの感染の状況等を見極めながら、対応していきたいというふうに考えてございます。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) この事業に関しての、どのように実施してみての検証というのはなされていたか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(浅場 悟君) 本事業につきましては、限度額30万円ということで、実際に申請者については6名であったということなんですが、学生支援緊急給付金といった国の政策ですとか、大学などで独自のコロナ対策を実施していたところ、例えば、独自の減免ですとか納付猶予、それから、延納だったり、分納だったりということもあったようでした。そんなところで、6件の申請だったのかなというふうに考えてございます。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) 先ほど、積算根拠のほうで出ていたんですけれども、全学生で2,000人ちょっとぐらいという試算なのかなということだと思うんですけれども。学生に対しての給付型奨学金というのは、この中で検討はなされていなかったのか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(浅場 悟君) 給付型ということではなくて、貸付けを行うということで考えてございました。

○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。

○15番(浅野直子君) 同じ22ページになりますけれども、追加で質問させていただきます。
後期授業料も入るかと思います。今のところでございます。緊急のところでございますけれども、学業支援金のことについてでございますが。問合せの中に、後期授業料についての貸付け等はしないのかというようなことの、そういった問合せはなかったかどうか、お聞きいたします。

○議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(浅場 悟君) 私の耳には届いてはおりません。ただ、今回の申請件数が6件であるということも勘案しなければならないのかなというふうに考えてございます。

○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。

○15番(浅野直子君) それでは、ページ数、同じ22ページでございます。
3款2項1目の補助金のところ、19節でございます。児童福祉の職員の慰労金でございますが、これは不足というふうに先ほど説明受けましたが、これは前もっての人数の把握というのは、これはできなかったのか。ここに不足分として上がっておりますが、このことについての説明を求めたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(菅原順子君) 予算計上する際には、その時点での従事していただいている職員の皆さんの人数のほうを把握してございましたが、その後、退職した方がいらっしゃって、また、新たに採用されましたりというような、そういった事情もあって、今回、追加補正させていただいたところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。

○15番(浅野直子君) そうしますと、28ページも同じように、19節のところにもございますね。幼稚園の慰労金の支給事業とございましたが、これも同じような内容で認識してよろしかったですか。

○議長(渡邊俊一君) 教育総務課長。

○教育総務課長(渡邉正弘君) そのとおりでございます。

○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ございませんか。13番菅原福治君。

○13番(菅原福治君) 身近なところで、ページの18ページ。
コミュニティ助成となっております宝くじですが、これはどの町内会で、どんな内容だったのか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 総務部長。

○総務部長(富澤 裕君) こちらのコミュニティ助成事業でございますが、団体名については、まだ採択結果前ですので、公表のほうは差し控えさせていただきたいと思います。内容につきましては、主にカラオケ等となっております。

○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。

○13番(菅原福治君) 分かりました。
それでは、ページ、同じく18ページですが、特定定額給付金給付事業なんですが、これは本市、一番早く進んで、7月か8月ごろ、支給率というか、あれが99.9%ぐらいだというようなことを回答聞いておったんですが、99.9%だとすれば、恐らく550人ぐらいなのかな、未納が、申請者なしが。そうすると、それにしても金額が減額が多いなということですが、その辺の内容についてお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 市民課長。

○市民課長(渡邊美智子君) 給付した給付率、確かに99.95%ということです。未支給の方なんですけれども、24人というふうなことになってございます。その内訳、さらに、受取りを辞退した方とかもその中には入ってございますけれども、最終的に給付をしなかった、できなかったという方については、24名というふうになってございます。

○議長(渡邊俊一君) 西村副市長。

○副市長(西村一慶君) 補足させていただきます。
この減額の2,670万円、額、かなり多いんですけれども、これについては、給付した額、プラス、それに係る事務費、事務経費まで入っています。その分、今回、ご存じのとおり、市独自、自分たちで自らやっているということもございます。その分、経費、出る分、認められた分を返すということがございましたので、その分を減額するということでございます。

○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。

○13番(菅原福治君) 恐らく、24人というと240万円ですから、じゃあ、副市長が言われるように、市で相当負担しておったということだったと思います。
ページの30ページでございますが、15節の工事請負費でございます。これ、過去に例のない災害だったということと、田植が迫っておったということで、早い復旧が望まれていたということでございますが、それにしても出来高払い、出来高精算ということになっておりますが、これについては、見積りももちろん取っておったと思いますが、予定額は幾らで、幾らのオーバーだったのか、その辺をお聞かせいただきたいなと思います。

○議長(渡邊俊一君) 農林振興課長。

○農林振興課長(鴇 幸浩君) オーバーといいますか、上回ったという大きな要因につきましては、小災害という部分で増えたというところがございまして、当初見込んでおりました額が2億520万円ほど。支出総額として見込んでおりましたのが3億980万円ということでございまして、1億460万円ほど、上回ってしまったという状況でございます。

○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。

○13番(菅原福治君) そういうことで、急いでおっての行為ということでございますが、精算方法として、行政として、金額も金額ですので、今後の精算の在り方については、この方法はどうなのか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 西村副市長。

○副市長(西村一慶君) これについては、当初の額を大幅に超えてしまったということについては、いろいろ反省すべき点はあったかというふうには思います。ただ、昨年の東日本の大雨で、とにかく早く復旧をするということが第一命題としてあった。その中で、概算でこれぐらいかかるだろうというものを1件当たり幾らということで、単純に、その工事箇所数を掛けてやっていたということがございます。今後、改善できる点は考えていかなくてはいけないと思うんですけれども、やっぱり、まず素早く復旧するというのが大事だと思いますので、改善できるところは考えていきますが、場合によっては、このような方法を取らざるを得ないということがあるかもしれませんので、これについては、ご理解をいただきたいというふうに思っております。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) それでは、先ほど、非常に詳しい提案理由が示されたんですけれども、債務負担行為についてお尋ねいたします。
6ページになります。
ここのところで、一番上に変更分として、ふるさと納税事業支援業務ということで、補正前があって、補正後ということなんですけれども。まず最初に、令和2年度、今年度の現時点というか、11月末でもいいですから、実績額は幾らなのか、お尋ねします。

○議長(渡邊俊一君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) では、寄附額のほうでよろしいでしょうか。寄附額、11月末で3,150万円ほどでございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 3,150万円ということで、補正後の限度額として、(1)、いわゆる寄附額の半分ですよということなんですけれども、その仕切りでいくと、1,570万円ぐらいがこの(1)に該当するという見方でよろしいんでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) おっしゃるとおりでございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) そのほかに、(2)として、事務費の額ということなんですけれども、これは1件幾らというふうな形なんでしょうか、それとも、何か別な算定方式があるんでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) 現在では、1件幾らということで契約をしてございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) そうすると、ちなみに、令和2年度、先ほど答弁ありました3,150万円の中で、(2)を試算するとお幾らになるんでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) 11月分はちょっと、その(2)の部分ができておりませんので、10月までの実績で申し上げますと、この(2)の部分は、令和2年度の4月から10月末までで15万2,000円ほどでございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) そして、期間についても変更がございまして、先ほど説明がありましたけれども、いわゆる4年の9月というふうに切った、その考え方についてお尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) 当初は3年、2年から実質、3、4、5と考えておったんですけれども、実は、今年大きな法律の改正がございましたので、そういったリスクを市側も、それから業者側も背負うことのないように、期間をちょっと短縮した形で一回様子を見ようということで、短縮した期間にさせていただきました。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) それでは、追加分の2番目にあります庁用カラー印刷機賃貸借、これについて、この内容についてお尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) 文字どおり、輪転機といったり、印刷機といったり、いろいろ言いますけれども、コピーとはちょっと方式が違うんですけれども、カラーで印刷する印刷機というものでございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) そうすると、これはこれから、じゃあ、いろいろな印刷物、我々に来る、多分これからもいろいろな冊子とか、そういうものが出てくるんだろうと思いますけれども、そういうものを内製化するということを意味しているんでしょうか。それとも、それは別に、従来どおり外注するということなのかどうか、お尋ねします。

○議長(渡邊俊一君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) それぞれの背景ですけれども、カラー印刷をする場合、今、カラーコピー機を使っておるんですけれども、その印刷コストが、カラーコピー機の場合は1枚当たり4円、これが年々増えているという状況。一方、印刷機の場合、カラーの単価がカタログ値ですけれども、1.44円ということで、かなり安い経費で印刷ができますので、その辺のところを勘案して、今回の導入に踏み切ったというところでございます。
内製化するかどうかということですけれども、一部は、恐らくこれまで業者に頼んでいた部分を、こちらの機械で印刷するといったケースも出てくるものと考えてございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 今の説明を聞くと、従来はコピーだったので、いわゆるランニングコストとして1枚幾らという計算になったんだろうと思うんですけれども、そうすると、これからは、そうじゃなくて、1円44銭ということで、そうすると、インク代とかそういうものは別途ランニングコストとしてかかるということなんでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) 今言った金額には、そういった別途のインク代も含めた計算でございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) その3つ下、生ごみの収集運搬業務なんですけれども、これについては4年ごとの更新ということなんですけれども、過去のものを見てみますと、それぞれ大体1億ぐらいずつ増額という推移になっているんですけれども、なぜそうなるのか、お尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 生活環境課長。

○生活環境課長(安藤 司君) この件につきましては、1億ずつ増額というところなんですけれども、こちら、消費税率のアップですとか、あと、実は宅地開発による「ごみ集積所」の増設ですとか、回る範囲が大変広くなってございます。また、収集体系も変化しておりますので、それに合わせて増額となっているところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) つまり、4年分が畳まり込んでしまって、その改定時期になると相応のアップ率になってしまうということなんですか。なかなかその辺のところは、例えば、今年の当初予算でいくと2億3,500万円なんですけれども、これが令和3年度は2億6,100万円ということで、一気に2,700万円も高いスタートになると。ちょっとその辺のところが、見た感じ、解せないんですけれども、その理由についてお尋ねします。

○議長(渡邊俊一君) 生活環境課長。

○生活環境課長(安藤 司君) 今回の新たな設定につきましては、消費税率のアップ分、あと、人件費の、今回、現在、中間処理でプラ容器とか、選別作業員の増員を予定しております。また、人件費につきましては、ベースアップ分も若干、国の労務単価に比べますと、かなり低く設定されておりますので、その辺を調整、精査しまして設定しているところでございます。また、そのほかに、物件費等の上昇により設定しているところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) それでは、17ページ、18ページ、19目の特別定額給付金なんですけれども。この中で、いわゆる財源内訳として、一般財源として838万1,000円計上されております。これは全て国費負担というか、国費での事務費も含めて負担ということだったと思うんですけれども、そういう理解でいいのかどうか、まず確認いたします。

○議長(渡邊俊一君) 市民課長。

○市民課長(渡邊美智子君) 財源といたしましては、全て国費ということにはなってございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 国費なのに、何で一般財源で838万1,000円支出するのか、その点についてお尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 市民課長。

○市民課長(渡邊美智子君) この分なんですが、これは仮設事務所の賃借料に係る部分なんですけれども。給付事務のほうが見込み予定よりも早く終了いたしましたので、予定していた残りの期間分については、当然、補助対象外というふうになるものになります。9月補正のときに、それ以降の分については、一般財源に予算の組替えのほうを行ったものなんですけれども。9月補正のときに、補助額が確定していなかったということがございまして、歳入のほうは計上せずに、歳出のみを減額補正ということをしておりました。今回、金額が確定したということから、その分を補塡した形で、一般財源に計上となったというふうな見え方というか、そういう形でここに載っているというものでございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) でも、それは、今、課長の答弁だと、プレハブの賃借料だというお話なんですけれども、それにしては、830万円というのはあまりにも大き過ぎるじゃないでしょうか。例えば、その上のほうにある5目の財産管理費の中で、賃借料の中で165万円を減額していますけれども、それを勘案しても、あまりにも800万というのは多過ぎる額だと思うんですけれども、その辺についてお尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) 今、市民課長からもありましたけれども、実は9月補正のときに830万円ほど減額してございます。そのときに、歳出だけを減額してございまして、当時の財源内訳をご覧いただければと思うんですけれども、本来、発生するはずでない一般財源の減額というふうに9月補正のときになってございます。それを今回、歳入のほうと併せて計上いたしましたので、その9月補正で減額になっている部分を、今回補塡したというふうな予算のつながりでございますので、2つ合わせると、特に何も問題はないということでご理解をお願いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) ちょっと理解できないんですよね。いわゆる、だったら、逆にお尋ねしますけれども、仮設事務所の賃借料はどういう契約をされたのか、幾らで契約されたのか、お尋ねしたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) 当初は649万円の契約を、賃借料で契約しております。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 649万で、約650万だとしたって、例えば、それを全部一般財源でやったとしたって、一般財源としては830万は必要ないんじゃないですか。マックスだとしても、全部一般財源でやったとしても、650万円じゃないんでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) すみません。9月補正に何回も戻りますけれども、受皿部分も含めて9月補正で830万円減額してございます。賃借料を減額してございまして、そのときの財源が一般財源だけの減額をしてございますので、本来、議員さんがおっしゃるとおり、出てくるはずがない部分の減額を、まず9月補正でしてございますので、それを今回補塡して、プラス・マイナス、帳尻が合うということでございます。

○議長(渡邊俊一君) いいですか。

○財政課長(高橋弘勝君) 2つ見ていただくと、お分かりになるかと思うんですけれども。

○議長(渡邊俊一君) よろしいですか。

○財政課長(高橋弘勝君) 今回だけのものを見ると、やはりおっしゃるとおりで、それは分かるんですけれども、2つで、トータルで見ていただきたいということでございます。

○議長(渡邊俊一君) よろしいですか。もっと深掘りしますか。(「別な質問」の声あり)14番出川博一君。

○14番(出川博一君) それでは、22ページの、これは1目の社会福祉総務費の中の一番上の19節負担金なんですけれども、ここのところに、いわゆる補助金として事務費補助金、これは当初100万だったと思いますけれども、それについてまず確認いたします。

○議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(浅場 悟君) 補正予算に計上した額は、100万円でございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 先ほどの答弁では、実績としては6件だと。200件の予算立てしたんだけれども、6件の実績でしたと。ということからすると、いわゆる48万5,000円は減額になりますということなんですけれども、補助金として51万5,000円を使ったということと理解していいのかどうか、お尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(浅場 悟君) 議員、おっしゃるとおりでございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) そうすると、あまりにも、200件のものに対して6件しか使わないのに、半分以上も補助金を出したということは、その内訳についてお尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(浅場 悟君) 本事業につきましては、先ほども答弁いたしましたが、市の社会福祉協議会で実施したものでございまして、補正予算の成立から短期間で要綱を整備したり、県内の大学等100か所に対して事業の概要やリーフレットの送付を行い、制度の周知に努めていただいたということとともに、申請の受付期間についても、当初は7月1日から予定していたところですが、6月22日から受付を始めるなど、そもそも準備期間のない中、短期間で体制を整備されておりまして、事業の実施に当たっては、相当、当事者の立場に立った対応をしていただいたということですとか、また、事業の立ち上げに係る労力につきましては、申請件数が1件だろうが、200件だろうが、同じ労力だと思いますので、50万円の額について、立ち上げに係る経費ということで50万円を支給したわけでございますが、その額については、妥当であろうというふうに考えてございます。

○議長(渡邊俊一君) あとどのくらい質問ありますか。(「なし」の声あり)
出川議員、どのくらいですか。(「じゃあ、最後」の声あり)じゃあ、14番出川博一君。

○14番(出川博一君) それでは、あとは直接、お聞きにお伺いしますけれども。
28ページ、10款教育費の下のほうの5項社会教育費1目社会教育総務費なんですけれども。この中で、補助金としてマーチングバンドの全国大会出席補助金ということで、130万円計上されておりますけれども、これについては、先ほど、副市長の行政報告の中に映像審査ということでお聞きしたんですけれども、それなのに、何で費用がかかるのかどうか、お尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) こちらにつきましては、今回の全国大会、議員のおっしゃるとおり、映像審査で1月に審査が行われます。当然、これまでは、埼玉スーパーアリーナでの開催ということでの、それの遠征費的な趣旨をもって補助金を交付しておりましたが、今回につきましては、映像審査であっても、映像を撮るための場所を確保する経費、また、確保した場所へ移動する経費、また、コロナ禍でございますので、楽器、あとはメンバー等々の衛生環境をしっかり守っていくといった、必要な経費が出てくるというふうに考えております。ですので、こちらの部分について、市から援助をして、全国大会での活躍を願うといったところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) スポーツセンターでは、駄目だということなんですか、場所としては。

○議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) 私どもで承知しておりますのは、まず、マーチングエコーズが出場するんですが、こちらは130名ちょっとぐらいの規模になるんですが、スポーツセンターでは、ちょっと手狭だということで聞いております。また、2つの小学校に関しては、スポーツセンターに移動してきて収録をする予定も考えておりますので、その兼ね合いでの経費は発生すると考えております。

○議長(渡邊俊一君) いいですか。
ほかに質疑ありませんね。(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
お諮りいたします。本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第11号を採決いたします。
お諮りいたします。本案は、原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は、原案のとおり可決されました。
ここでお諮りいたします。議案調査のため、明日12月2日から3日までを休会にいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、明日12月2日から3日までを休会とすることに決定いたしました。
なお、12月4日の本会議は、午前10時からの開会となります。
これで本日の日程は、全て終了いたしました。
本日は、これにて散会いたします。ご苦労さまでした。

午後0時04分 散会

令和2年第4回定例会議事録(第2号)

令和2年12月4日(金曜日)

出席議員(18名)

  • 1番 菊 池 美 穂 君
  • 2番 佐 藤 浩 崇 君
  • 3番 村 上 治 君
  • 4番 塩 田 智 明 君
  • 5番 渡 邊 清 美 君
  • 6番 藤 原 峻 君
  • 7番 金 子 透 君
  • 8番 青 柳 信 義 君
  • 9番 浅 野 武 志 君
  • 10番 若 生 英 俊 君
  • 11番 長谷川 る 美 君
  • 12番 高 橋 正 俊 君
  • 13番 菅 原 福 治 君
  • 14番 出 川 博 一 君
  • 15番 浅 野 直 子 君
  • 16番 安 住 稔 幸 君
  • 17番 畑 山 和 晴 君
  • 18番 渡 邊 俊 一 君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 副市長 西 村 一 慶 君
  • 企画部長 木 越 養 一 君
  • 総務部長 富 澤 裕 君
  • 保健福祉部長兼福祉事務所長 中 山 高 子 君
  • 経済産業部長 吉 田 尚 樹 君
  • 企画部企画政策課長兼地方創生推進室長 松 原 誠 君
  • 企画部企画政策課参事兼行政改革推進室長 日 野 正 樹 君
  • 企画部財政課長 高 橋 弘 勝 君
  • 総務部総務課長兼情報化推進室長 菅 原 俊 司 君
  • 総務部防災安全課長 星 英 樹 君
  • 総務部市民協働課長 高 橋 加 代 君
  • 保健福祉部長寿福祉課長 浅 場 悟 君
  • 保健福祉総合支援センター所長兼地域包括支援センター統括監 高 橋 弘 美 君
  • 保健福祉部健康推進課長 西 山 高 広 君
  • 保健福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセンター子育てサロン所長 菅 原 順 子 君
  • 経済産業部産業観光課長兼まちづくり産業交流プラザ所長 神 田 能 成 君
  • 教育長 及 川 芳 彦 君
  • 教育次長 二階堂 浩一郎 君
  • 教育部長兼教育部生涯学習課富谷中央公民館長兼富ケ丘公民館長兼東向陽台公民館長兼あけの平公民館長兼日吉台公民館長兼成田公民館長兼学校給食センター所長 荒 谷 敏 君
  • 教育部学校教育課長 相 澤 美 和 君

事務局職員出席者

  • 事務局長 郷右近 衛
  • 次長 高 橋 直 美
  • 主事 相 澤 百 香

議事日程 第2号

日程1

会議録署名議員の指名

日程2

一般質問

13番 菅 原 福 治 議員

1

協働は、行政と市民・市民団体の相互理解が基本では

7番 金 子 議員

1

来春「とみやど」開所準備は万全か

8番 青 柳 信 義 議員

1

認知症と共生への施策について

2

AED設置について

2番 佐 藤 浩 崇 議員

1

富谷市総合計画の進捗と成果について問う

3番 村 上 治 議員

1

行財政改革について問う

15番 浅 野 直 子 議員

1

児童クラブの運営について

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり

午前10時00分 開議

○議長(渡邊俊一君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は、18名であります。定足数に達しますので、これから、本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。


日程第1 会議録署名議員の指名

○議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、10番若生英俊君、11番長谷川る美君の2名を指名いたします。


日程第2 一般質問

○議長(渡邊俊一君) 日程第2、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。13番菅原福治君。

○13番(菅原福治君) 皆さん、改めまして、おはようございます。
まずもって、このたびの若生市長のコロナ感染に関しまして、心からお見舞いを申し上げます。今日の新聞ですと、退院されたということでございますが、一刻も早い全快をお祈り申し上げます。
さて、本市は、県立がんセンター、東北労災病院、仙台赤十字、各3病院の連携・統合に向けた協議をめぐり、病院の統合・移転を想定し、誘致に名乗りを上げました。病院誘致は、本市の長年の悲願であり、市民からも期待の声が届いており、今後20年、30年後の先を見た場合に、計り知れない効果が期待されます。今後については、県内医療の全体最適に向けた取組を期待したいと思います。
それでは、私から通告に従いまして、協働は、行政と市民・市民団体との相互理解が基本ではということについて質問させていただきます。
本市には、登録しているだけで60団体を超えるボランティアやNPO団体が活動をしております。しかしながら、小さな団体から多くの会員を組織している団体まで様々ありますが、どの団体も組織の拡大や後継者育成、協働推進等を手探りで進めているのが現状です。
そのため、協働に対する知名度はまだ低く、これから十分な活動が必要です。今後は、行政とのパートナーシップにより市民協働につなげていかなければなりません。そのことが市民の声を力に換えて、「住みよいまち とみや」をつくることにつながることだと思います。
これまでの市民協働の取組は、市民協働セミナーやわくわく市民会議・わくわくミーティングなど、市民からの意見聴取を中心に取り組んでこられました。
また、まちづくりの基本となるルールづくりの検討の場として、まちづくり推進審議会を設置し、今回、SDGsを前面にパートナーシップで目標を達成しようということで、富谷から世界を変えていこうというガイドラインが提案されました。
しかし、市民協働課が新設された背景には、4年前、町から市に変わることにより、市民の求めるものも多様化することが予想されたことから、新たな市民ニーズに対応するため、平成29年に市民協働課が新設されました。私は、この趣旨からすれば、市民からの意見聴取に時間を割いてきたものの、協働としては若干のスピードの遅れが生じたのではないかなというふうに思います。
私もこれまで、協働については何度か質問させていただきました。職員研修の必要性や、各課に協働を進めるための職員の配置とか、また、市民活動サポートセンターの設置についても提案してまいりましたが、まだまだ全体の協働の進め方が見えておりません。
また、前回の議会においても、同僚議員よりサポートセンターの設置についての質問がありましたが、これについても進め方が見えておりませんでした。
釈迦に説法になりますが、市民協働の必要性については、市民の幅広い経験と知識を生かして行政の一部を担うことによって、行政では手の届かないところなり、行政単独で取り組むよりも、より大きな効果が発揮されます。
これまでの審議会の検討状況について、お伺いいたします。
そんな中、8月に行われましたわくわくミーティングの中に、本市にはボランティアやNPO団体との顔を合わせる場がない。また、お互いを知る機会もない。ほかの団体の活動も見えにくく、情報交換の場所なども分からない等々の意見がありました。
裏を返せば、そのような場所なり、つながりがあれば、もっと協働が理解されて進むのではないかという、逆に言えば、市民協働に関しての意気込みを感じさせる意見が出たのではないかなというふうに思います。
協働を進める上で最大の障害は、行政とボランティアやNPO団体との相互の理解不足だと言われており、相互理解は協働の基本だということです。日頃から、ボランティアやNPOとのコミュニケーションを図るための場所と横のつながりの場が必要であり、そのためには、市民のためのサポートセンターの設置が最も重要視されなければなりません。
サポートセンターのメリットは、行政の取組に対して多くの参加者が得られるということでございます。その中で、市民が一方的に公助のサービスを受けておりますが、同時に自助・共助の社会的なサービスの必要性についてもそのときに気づかされるということです。そこのところは、行政はなかなか気づかないのではないでしょうか。
協働が形ばかりでいつまでも進まない原因は、お互いの理解不足です。理解が進まなければ、協働は双方にとって単なる負担の産物であり、さらには、協働を敬遠する原因にもなりかねません。サポートセンターがなければ、協働の取組は絵に描いた餅になります。
次に、これまでの市長の答弁で、サポートセンターの必要性については、現状、公民館やTOMI+または社協において対応できるとの答弁がありましたが、率直に言わせていただきますと、私は、サポートセンターの役割は、公民館、TOMI+、社協での対応は難しいと思います。それは、ボランティアやNPO団体の活動は専門性が伴うため、相互理解を得るためには、職員としてボランティアやNPO団体の目的や特徴等々、これまでの取組や社会的役割を理解する必要がありますので、現状、そこまでは職員には厳しいと思います。いわゆる直営では難しいのではないでしょうか。
一方、ボランティアやNPO団体においても、行政の仕組みや施策に対しても十分に理解しなければならないと思います。そのことによりまして一段と相互理解が進み、当初の市民協働の考え方が理解され、効果が上がるのではないかと思います。
ぜひ、相互理解を得るためには、サポートセンターの設置に取り組んでいただきたいと思います。
それでは、質問いたします。
1つ、本市における市民団体数の推移について。
2つ、現状、協働を実施している事業項目と課の取組と課題について。
3つ、協働のまちづくり推進審議会においてのルール等の整備検討状況について。
4つ、前回のわくわくミーティングの内容と参加者からの意見等について。
5つ、市民活動サポートセンターの設置について。
以上でございます。

○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。西村副市長。

○副市長(西村一慶君) それでは、菅原福治議員の一般質問にお答えいたします。
質問件名1、協働は、行政と市民・市民団体の相互理解が基本ではのご質問のうち、まず、問い1、本市における市民団体数の推移についてのお尋ねにお答えいたします。
現在、本市に事務所を置くNPO法人は7法人、富谷市ボランティアセンターに登録しているボランティア団体は56団体となっており、いずれも増加傾向で推移し、団体数としてはこれまでで最多となっております。
次に、問い2、現在、協働を実施している事業項目と、課の取組と課題についてのお尋ねにお答えいたします。
市が協働で実施している事業の昨年度の実績は194事業となっており、行政改革実施プランに掲げ、推進を図っている主な事業としては、「とみやロードサポート制度事業」「ゆとりすとクラブ・サロン事業」「街かどカフェ事業」「自主防災組織」などがございます。いずれの事業も担当課を中心に各団体と連携を図りながら、実績を積み重ね、協働の定着化が図られております。
また、新たな団体との協働を生み出し、より取組を広げていくことにおいては、現在、富谷塾生の自主的な活動が活発に行われているなど、TOMI+を拠点に多様で新たな活動が次々と生まれ広がっております。
課題といたしましては、活動を行う団体や市民との協働をこれまで以上、全庁的に推進し、先駆性や柔軟性のある市民活動を本市の取組に積極的に生かし、発展させていくことが重要であると考えております。
次に、問い3、ルール等の整備検討状況についてのお尋ねにお答えいたします。
協働のまちづくり推進審議会において、市民の皆様との対話を重ねながら、指針案として中間案を取りまとめていただき、現在、パブリックコメントを実施しているところでございます。
また、12月22日に開催する「市民協働セミナー」において市民の皆様よりご意見を伺い、審議会において十分に議論いただいた上で、最終答申案をいただくこととしております。現時点では、来年3月の策定を目指し、議員の皆様への最終案のご報告を経て、策定してまいりたいと考えております。
次に、問い4、前回のわくわくミーティングの内容と参加者からの意見等についてのお尋ねにお答えいたします。
本年度第1回から第3回までにつきましては、「まちづくりの基本となるルールについて~わたしたちの協働の指針をつくろう!~」を共通のテーマとし、実施いたしました。当日は、協働のまちづくり推進審議会委員の皆様にもご参加をいただき、協働の進め方や協働の事例、指針案のタイトル、サブタイトルについてご意見をいただいたところでございます。参加された皆様からは、市と市民の情報共有が必要とのご意見や、市民が自主的に活動を行う際の相談窓口が必要とのご意見などをいただいております。また、タイトル、サブタイトルについて、指針案の内容にマッチした、より柔らかい表現にしてはどうかとのご意見もいただいたところでございます。
次に、問い5、市民活動サポートセンターの設置についてのお尋ねにお答えいたします。
協働のまちづくり推進審議会の答申を踏まえ、本市にふさわしい市民活動サポートセンターの在り方について、引き続き検討を進めてまいりたいと考えております。
私からは以上でございます。

○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。

○13番(菅原福治君) それでは、再質問をさせていただきます。
協働の推進は、何といってもサポートセンターが設置されているかどうかで、その行政の真価が問われると言っても過言ではございません。したがって、これからはサポートセンター中心に質問させていただきます。先ほど副市長から検討ということでございます。ぜひ、必要性について訴えていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
1つ目は、協働のスピードと進捗についてお伺いをいたします。これまで、検証を中心に取り組んできましたが、協働の趣旨からいって、もう少し早い立ち上がりが求められていたのではないかなと思います。率直に言って、これまでのスピード感や進捗についてはどうだったのか。また、今後の進め方についてもお伺いをしたいなというふうに思います。質問は4つございます。これが1つ目でございます。
2つ目に、相互理解についてお伺いいたします。8月のわくわくミーティングの意見の中に、ボランティア団体やNPO団体から、他の団体の活動が見えにくい、お互いの情報交換の場がないというご意見がありました。論旨でも申し上げましたが、協働を進める上で、最大の障害は相互理解不足だと言われております。そこでお伺いいたしますが、これまでの相互理解と今後の相互理解の考え方についてお伺いをいたします。
次に、3つ目でございますが、今日、市長はおりませんが、責任ある立場で、担当責任者なり担当課からよろしくお願いします。これまで、市長答弁で、これからの市民協働の在り方については、かなりこれまでとは協働の考え方が違っており、今の時代にマッチした誰もが参加しやすく活動しやすい環境を整備していくことが大切だと話されておりましたし、また、サポートセンターについても、市民の多様な活動を支援するためには、サポートセンター機能の必要性は認識していると述べておりました。かなり踏み込んで答弁いただきましたが、改めてお伺いいたしますが、サポートセンター機能の必要性について、再度、お伺いをいたします。
4つ目でございますが、今後のサポートセンターの設置の方向性、検討と先ほどありましたけれども、検討の部分だけでなくて、再度、ちょっと具体的に回答いただきたいんですが。本市では、サポートセンターの役割を公民館やTOMI+、社協で十分果たせるという考え方で今まで進んできておりました。私は、これは難しいと思います。論旨でも申し上げましたが、ボランティア活動は広範囲で専門性が伴うため、理解を得るためには、その窓口の職員がボランティアなりNPOの目的や特徴などを理解する必要があります。そこのところは、職員の分野ではないんではないかなというふうに思います。結局、直営では難しいんじゃないかなというふうに思っております。したがって、各様々な自治体では、NPO法人が委託を受けて対応されているというのが実態ではないでしょうか。
そこで伺いますが、今後の方向性として、サポートセンターの設置と同時に、直営としてその検討項目ですが、公設公営、公設民営、NPO委託等、どのように検討をされるのか、お伺いをいたします。

○議長(渡邊俊一君) 市民協働課長。

○市民協働課長(高橋加代君) それでは、今、菅原議員から4つの項目についてのお尋ねであったかと思います。
まず、1つ目でございます。協働のスピードと進捗について、どのように考えているかということでございますが、まず、協働に関しましては、総合計画前期計画におきまして、まちづくりの基本となるルールづくり、まずはこれを確実に進めるということでうたっておりまして、そのことにつきましては、今年度中にルールを策定するということで、計画的に進めてきているというところでございます。
そのほかにも、新たな事業として、交流の場としての市民協働セミナー、それから、とみやわくわくミーティングでの協働に関するテーマの取り上げという形で、それぞれ市と市民の協働、それから、市民同士の交流ということでは、その役割を果たしながら進めてきたというところでございます。
次に、2つ目の相互理解についてということで、これまでの相互理解の考え方と今後の考え方ということでございます。議員のおっしゃるとおり、協働を進めるに当たっては、相互理解というのは非常に重要な役割を持つというふうに、そういった認識は持っております。まず、これまでですと、市民と市の相互理解、そこのところに一番重きを置いて市民協働の取組というのは進められてきたかと思うんですけれども、これからの協働に関しましては、市民と市の相互理解のみならず、市民同士のそういった情報交換、それから、相互理解というところも重要になってまいりますので、その点も重要視しながら、今後は考えていかなければならないと考えております。
それから、サポートセンターの機能の必要性の考え方ということで、これまでも市長の答弁でもサポートセンターの必要性というところでは、ご答弁差し上げてきたところでございますが。これに関しましては、これまでと考えは変わっておりませんで、やはり協働を推進する上ではサポートセンターの機能の役割というのは、非常に大きな効果があるものと捉えております。
ただ、市民サポートセンターのこちらの考え方なんですけれども、従来は、市民と市の協働を進める上で非常に重要な役割を果たしてきたということございますが、先ほど、議員の論旨にもありましたとおり、これからの時代というのですか、最近の流れとしましては、やはり地域の課題を地域で解決していくという共助の取組の支援というのも重要視されてきているところでございます。サポートセンターの役割を通して、自助・共助・公助の流れをしっかりと構築していく、そういった役割も最近は求められているところでございまして、いろいろな調査研究を進める中では、いろいろな地域で、いろいろな自治体で、そういった枠組みにサポートセンターの機能が変化してきているという現状もありますので、そこのところもしっかり捉えていかなければならないのかなというふうに考えております。
それから、最後、4つ目でございます。公民館、TOMI+、社協で十分に果たせるということで市長の答弁が、ということでございましたが、ちょっとこれまでの答弁の内容としましては、まずは、TOMI+、社協、あと公民館で市民活動を支援する役割は果たしてきているので、既存の支援機能をしっかり十分に捉えながらも総合的に検討していくということで、それぞれの施設をサポートセンターに変えていくという発言の趣旨ではなかったのかなというふうに、今、ちょっとすみません、私のほうではそのように捉えているところでございます。
そういった中で、今後の方向性として、公設公営なのか、NPO委託なのかということでございますが、確かにサポートセンター、幅広くいろいろな分野で支援していかなければならないという中では、やはり、どこの自治体も専門性のあるNPO団体などに委託しているという現状もございますので、そこは十分、各自治体の取組も調査しながら、しっかり富谷市に合ったような形で、今後の在り方というものを検討してまいりたいと考えております。
以上でございます。

○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。

○13番(菅原福治君) 大体分かりました。市長のそういう考え方も分かりました。
それでは、サポートセンター中心なんですが、これから検討するということですから、あまり言ってもなかなか難しいと思います。
次に、全協でこの間説明のありましたガイドラインについて、指針について、何点かお伺いをいたします。本市の協働の狙いは、まちづくりに市民や企業、団体、様々な立場の人が関わって市民の力を合わせて、よりよいまちをつくるという考え方だったと思います。この指針の中で、やっぱり一番大事な項目は、これからの活動の進め方というところに私は着目をしたわけですが、そのことについてお伺いをいたします。5点ございます。
まず、1点目でございますが、SDGsを取り上げまして、パートナーシップで目標を達成しようということで、この富谷、この地域から世界を変えていこうという大きな意気込みだったと思いますが、その辺の思いについて、一つはお伺いをいたします。
次に、2点目ですが、このガイドラインには、いろいろやりたいことは書いてあるんですが、施設とか場所、どこでやるんだというそういう場所が載って、私は、いなかったと思います。本来、協働を進めるには、ボランティア活動の施設拠点が必要だと思いますが、具体的には、1つは、情報を交換する場所、常設の会議室の確保とか。2つ目は、印刷機またはコピー機、LAN等々の配備が必要ですし、3つ目は、駐車場の確保等々、利用者へ配慮した考え方がないと、そのような考え方がない中で、「さあ、協働しましょう」と、「手伝ってください」と言っても、なかなか団体なりボランティアはこっちを向いてくれないんじゃないかと。それがこの間の市民協働のセミナーの会議のときに出たことではないかなと思います。そのことについての拠点施設の考え方についてお伺いをいたします。
次に、3つ目でございますが、きっかけづくりというふうに載っておりました。きっかけづくりとして、ボランティアなり、協働なり、取組が分からないことや困ったことがあったら、どうぞ市役所に相談してくださいということが載っておりましたが、伺いますが、ボランティア活動は、先ほども言うように、広範囲で専門性が伴うために窓口だけでの情報は、対応は難しいと思うんですね。
具体的には、1つは、市役所の窓口には交流の支援機能が窓口だけではないですよね。2つ目は、窓口にはサポートする機能、いろいろこの所管の相談はできたとしても、いろいろ横断的な部分も含みますので、その辺のサポート機能がない。ただ単に市役所に相談してくださいといっても、その機能がない中では職員はなかなか難しいのではないかなと、その窓口にいる職員はなかなか難しいんじゃないかなというふうにも思います。
ガイドラインの窓口相談、相談してくださいという、どのようにその辺を考えているのか、お伺いをいたします。
次に、4点目でございますが、進化と発展ということで、志を同じくする仲間と一緒に活動して、成果を話し合い、連携、進化していく中で、それを循環、発展させて、地域の財産にしていくということです。その考え方、流れは一通り理解するわけですが、これはまさにそういう循環というのはサポートセンターの役割ではないかなと思います。本市、これから検討するということでございますが、サポートセンターがない中では、これはこの循環は果たせないんじゃないかなと。もし、ない中でやるとすれば、どのように取り組むのか、その辺、お伺いをいたします。まず、可能なのかどうかも含めてお伺いいたします。
次に、最後です。5つ目が、この間の成田会場での行政懇談会がございました。ボランティアについて、1問、ご意見がありました。そのご意見は、行政はボランティアにもう少し関わり合いを持ってほしいと。そこまでは直接言っておりませんが、持ってほしいという問いかけだと私は受け取りました。そういう意味におきまして、ぜひとも、これからの審議会、いろいろ、3月までというようなこともありますが、サポートセンターについては検討ということありますので、当然のこととして、サポートセンターの設置についても、再度、審議会で議論をいただきまして、総合計画の後期計画にサポートセンターもぎっしりと入れていただきたいなということを再度お伺いいたします。
これで質問を終わりたいと思います。以上です。

○議長(渡邊俊一君) 市民協働課長。

○市民協働課長(高橋加代君) それでは、ガイドラインについてということでのお尋ねでございます。
まず、1つ目、SDGsパートナーシップで目標、世界を変えていこうという意気込みでということでいだたきましたが、まずは、SDGsを入れたということに関しましては、やはり、これからは持続可能なまちづくりということが非常に重要になってくるという、そこから、SDGsの取組を関連づけていきましょうということで入れたものでございます。
結果的には、持続可能なまちづくりというのはどういうことかというところでは、様々な課題を解決する、それから、社会の変化に対応する、まちの力を高める、そういったところが今後のまちづくりには求められてくるのではないかというところで、富谷発の協働の在り方というものを、これからこの指針に沿って取組を進めていかなければならないのかなというところで市としては考えておりますし、市民の方々からもやはりほかと同じではない富谷ならではのというところで強くお話というか、意見をいただいているところでございますので、しっかり、やっぱり今後の将来につながるような協働の進め方というものを考えてまいりたいと思っております。
それから、2番目、施設、場所について、具体的な場所が載っていなかったということでございますが、今現状では、様々な公共施設でそういった活動の場というのがあるわけでございます。それは公民館であったり、TOMI+であったり、地域によってはそこが町内会の町内会館であったりということがございますけれども、今後、サポートセンターの検討というところも含めまして、施設、場所の在り方というのは考えてまいりたいと思います。
それから、3番目のきっかけづくりのところで、窓口相談、どのように考えていくかということでございますが、まずは、議員のおっしゃるとおり、相談窓口、ある程度やはり専門性が求められるということで、今現状では市民協働課で総合的な窓口ということで承ってはおりますが、やはりどうしても専門的なことになりますと市民協働課のほうでは対応し切れないという部分がございますので、まずはボランティアでしたらボランティアセンターに、それから、コミュニティビジネス、そういったところに関するものであればTOMI+に、それから、もっと専門性の高いもの、例えばNPO法人のことについての相談となりますと、そちらに関しては県のみやぎNPOプラザの相談窓口をご案内している状況にあります。富谷に関しましては、やはり県の施設が非常に利用しやすい環境にもありますので、そういったところを活用しながら、サポートセンターの検討に併せて相談の体制を取っていきたいなというふうに考えております。
それから、4つ目のサポートセンターがない中で、その循環は果たせないということでございますが、やはりサポートセンターがあることによって、活動の取組というものの活性化の塾度というか何というか、活動が活性化するという部分では非常に大きな役割を果たすのかなと思います。ただ、ないからといって、全く循環が果たせないかというと、やはりこれまでも富谷市の場合、いろいろな分野で様々な市民活動というものが既に行われてきていまして、その実績を基にこのような流れというものを、皆さん、審議会の中でお話し合われてつくり上げているものでございますので、全くないものを描いてここを取りまとめたということではございませんで、今やっているものをここに組み込んだという形でございますので、この指針策定に併せて、今後、これをさらに加速して進めていくという、そういった考え方でいるところでございますので、そこはご理解をお願いしたいと思います。
それから、5番目の行政懇談会でボランティアにもう少し関わり合ってほしいというような、それに近いようなご意見があったということで、こちらに関しては、指針案の策定に当たっても、やはり市民の皆さんから、市民と市が共に課題を共有し合って、そして、一緒に足並みそろえて進んでいってほしいというような、そういったご意見も頂戴しているところでございまして、それは指針案の中の今後の課題というところの中でも盛り込んでいるところでもございますけれども、やはり、そういった課題共有の場というものを、今後もしっかりつくっていきたいと考えております。
以上でございます。

○議長(渡邊俊一君) 補足に、西村副市長。

○副市長(西村一慶君) 先ほど来、サポートセンターの必要性ということで、菅原議員のほうから熱く思いをお聞きしておりました。それについて全く否定するものではなく、前回から、市長の答弁の中でもサポートセンターの機能はまず必要だろうというふうに答えさせていただいております。議員の皆様もご存じのとおり、市民の活動というのは、富谷市においては非常に活発に行われていて、市と市民の活動とでは今うまくマッチして進んでいるかなというふうには感じております。
今回、市民協働のルールづくりということで、改めて、どういう活動をどのようなことでしていこうかというところを、今きっちりまとめているという段階です。これが動いていって、その中でどのようなサポートを市としてしていくべきなのか、センターをつくって窓口をしっかりまとめてやっていくのがいいのか、いろいろやり方はあるんだろうと思います。ここは、富谷市の中で今の活動と合っているようなやり方で、きちっとサポートできる体制を取っていくべきだというふうに考えており、その結果が、サポートセンターの設置になるのか、市の今の行政の窓口でやるのか、そこはやっぱりしっかりと踏まえて考えていきたいというふうに思います。
ただ、いずれにしても、市民活動をサポートする機能は必要だろうというところはぶれておりませんので、もうしばらく、最終形の在り方、民営になるのか、自前でやるのか含め、しっかりと検討してまいりますので、もうしばらくお時間をいただければと思います。

○議長(渡邊俊一君) 菅原議員、よろしいですか。
次に、7番金子 透君。

○7番(金子 透君) それでは、私から、富谷宿観光交流ステーション、通称「とみやど」について一般質問をさせていただきます。
先日、大東建託の調査で「街の住みここち」自治体ランキング、東北6県においての発表がありました。既に皆様ご承知のとおり、富谷市は総合順位で1位であります。昨年より偏差値のポイントが10ポイント増の74.3ポイントで、2位の山形県東根市の67.3ポイントに7ポイントの差をつけ、断トツの1位です。大変名誉なことと思っております。
この調査には8つの要素別調査があり、それぞれの順位が、本市は「生活の利便性」、「静かさ・治安」、「イメージ」、「行政サービス」、「物価」の5つの要素で1位です。次に、「交通の利便性」、「親しみやすさ」の2つの要素で3位であります。残る1つの要素、「自然・観光」については公表されている5位以内ではありませんが、総合で1位という結果になりました。
最後に話した「自然・観光」の要素でありますが、自然が他の自治体より著しく劣っているとは思えません。であるならば、いかに観光の要素が不足しているか、脆弱か、との評価であると思われます。調査をした大東建託は、東証一部上場の優良企業であります。かなり信頼のできる調査であると考えます。
本市の弱点である観光に本腰を入れる「とみやど」の開所が、来春4月17日と発表されました。本市の観光、交流人口の拡大、また、しんまちの活性化、そして、将来を見据えたまちづくりなど、様々な部分で重要な役割を担う施設になるのだろうとの認識であります。
以前、私の一般質問で、しんまちから、まちの中心部から、波紋を描くようなまちづくりができていないことが残念ですとのことを発言いたしました。この発言を思えば、まさに「とみやど」はその拠点となる大変重要な施設との考えであります。
それほどに重要な施設のはずなのに、開所までに現時点で5か月、「とみやど」の管理・運営の方法、方針など重要なビジョンが見えてきません。よって、次の質問をいたします。
1、本年度、富谷宿観光交流ステーション自立運営モデル事業計画支援業務をプロポーザルで発注しておりますが、詳細な内容と進捗状況及び現時点での成果を伺います。
2、来年度から「とみやど」の管理・運営及びイベント等の企画、開催をどのように考えておりますか、伺います。
3、「とみやど」入居店やしんまち活性化のために、年間を通した集客が必要であると考えます。そのための企画・運営は、ノウハウ十分な民間へと考えておりますが、見解は。
4、「とみやど」の年間集客の見込みとその根拠をお伺いします。
5、来年度のスタートが肝心であります。集客のために必要な予算措置をすべきであります。見解を伺います。
6、大東建託による「住みここちランキング」で富谷市が1位となりましたが、8つある項目のうち、自然・観光部門だけが5位以内ではありません。観光拠点「とみやど」の役割は重要と考えます。見解を伺います。
7、交流人口拡大のため、「とみやど」周辺へさらなる施設整備を検討すべきと考えます。見解は。
以上、私からの質問です。よろしくお願いいたします。

○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。西村副市長。

○副市長(西村一慶君) それでは、金子 透議員の一般質問にお答えいたします。
質問件名1、来春、「とみやど」開所準備は万全かについてのご質問のうち、まず、問い1、「とみやど」自立運営モデル事業計画支援業務の詳細な内容とその進捗状況及び現時点での成果についてのお尋ねにお答えいたします。
本業務は、内ケ崎作三郎記念館を核とした「とみやど」について、観光交流の拡大と地域経済の活性化を目的に、施設立ち上げ段階から将来の自立・自走ができる施設運営計画の策定を支援する業務となっております。
概要といたしましては、1つ目として、しんまち地区での人材資源の発掘や地域おこし協力隊を活用した自立運営モデルの構築、2つ目として、歴史・文化資源を活かし、ブランディング戦略や地場産品を活用した農業の6次化事業の掘り起こし、3つ目として、しんまち地区のにぎわいを創出するための事業計画の策定、4つ目として、本市における地域商社機能を有する会社の設立準備に向けた事業計画の策定としております。
現在の進捗状況につきましては、計画の方向性がだんだんまとまってきておりますが、さらに実効性のある計画となるよう努めているところであります。
次に、問い2と問い3は関連がございますので、併せてお答えいたします。
来年度の運営につきましては、市が直接管理いたしますが、地域おこし協力隊と連携したイベント開催や情報発信及び施設維持管理に係る業務は、民間事業者への委託を考えております。また、イベントの開催については、TOMI+と連携した起業・創業に向けたチャレンジの場として、富谷塾生との取組も考えております。なお、「とみやど」がオープンする1年目は非常に重要な時期であると考えておりますことから、積極的に施設の認知度を高めるためのPR業務や集客イベントの実施を考えております。
具体的なイベントにつきましては、年4回程度の市主催イベントに加え、富谷塾生との連携などによる定期・不定期のイベント、そして、週末開催のイベントなどを実施する予定と考えております。
次に、問い4、年間集客の見込みとその根拠についてのお尋ねにお答えいたします。
年間の集客見込みについては、各種イベントでの集客人数も含め、約10万人を目指しております。年4回程度の市主催イベント及び定期・不定期の企画イベントでの来客見込みなどを積み上げて、試算したものでございます。
次に、問い5、集客のために必要な予算措置が必要とのお尋ねにお答えいたします。
市といたしましても、来年度のスタートは大変重要であると考えております。そうしたことから、必要な予算を計上し、今後、議会に提案してまいりたいと考えております。来年度の予算につきましては、施設の維持管理業務のほか、PR企画業務、運営組織立ち上げに関する業務、イベント運営に要する経費などを現時点では考えております。
なお、これらの業務につきましては、地方創生推進交付金も財源に充てたいと考えております。
次に、問い6、「住みここちランキング」に関して、観光拠点「とみやど」の役割は重要との考えについてのお尋ねにお答えをいたします。
今回の調査では、8つの評価項目のうち、1位に位置づけられたのは、議員もご指摘のとおり、「生活利便性」、「静かさ・治安」、「イメージ」、「行政サービス」、「物価」の5項目。3位に位置づけられたのは、「交通利便性」、「親しみやすさ」の2項目でありました。しかしながら、唯一、5位以内に入らなかった項目は「自然・観光」でありました。
こうしたことから、来年オープンする「とみやど」は「観光」分野の向上に寄与する拠点施設として大変重要な役割を担うものと考えておりますので、職員一同、この「とみやど」が成功するようしっかりと取り組んでまいりたいというふうに考えております。
次に、問い7、「とみやど」周辺へのさらなる施設整備を検討すべきとのお尋ねにお答えいたします。
交流人口の拡大は、大変重要であると考えております。このことから、「とみやど」を中心に多くの方々にしんまち地区を訪れていただけるよう、年間を通した様々なイベントの開催やしんまち巡り周遊コースを策定するなど、しんまち地区で滞留できる仕掛けづくりを行っていく必要があると考えております。そして、これらの取組により、にぎわいが生まれ、地域に民間資本が投資されるようになることが理想であると考えております。さらなる施設整備の必要性については、まずは開所後の来場者の状況等を検証して判断してまいりたいと考えております。
私からは、以上でございます。

○議長(渡邊俊一君) この際、午前11時まで休憩をいたします。

午前10時51分 休憩


午前11時00分 再開

○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
7番金子 透君。

○7番(金子 透君) それでは、再質問させていただきます。
答弁にありました「とみやど」に関して年間10万の集客を見込んでおるということ、大変心強く思っております。ただ、実現しなければならないわけでありますから、先ほどの答弁をお伺いしますと、サポート隊であったりとか、執行部のほうの方々の一生懸命頑張っての運営というふうに私は感じたのですけれども、やっぱり、ああいう施設であるならば、年間を通して、本当にそういうイベント、企画関係のノウハウ十分な民間にお任せして、節目、節目の市のイベントのときに、これこれこういうような感じだということで、うまく言えないんですけれども、主と副を、逆に、民間の運営に重きを置いて、節目、節目で市が関わりを持っていくというような考え方のほうが、私は、より実効性のある集客であったり、富谷の発信に寄与するのではないかと考えております。
やっぱり、関係する皆さんの技量不足とかそういうことを言っているのではなくて、イベントの企画・運営のプロは、それなりのノウハウを持っているわけですから、それを生かさないというのは非常にもったいないなというのが一つ考え方としてあります。その辺について、改めてお聞きしたいと思います。
それから、先ほど答弁にもありましたけれども、持続可能な施設というのが一番大事な肝だと考えております。いろいろな意味で、次の世代にも、いい形で引き継いでもらわなくてはならないということもあるわけでありますから、視点をもうちょっと子供たちとかそういうところにも向けて、いろいろなアイデアを出すのもありなのかなと。例えば、よその自治体でも実施しているところはあります。富谷に例えていうならば、「とみやど」サポーターとか、「とみやど」ファンクラブとか、「とみやど」ちびっこメンバーズとか、いろいろなネーミングで、ほかの自治体もいろいろな施設の応援をする組織づくりをつくって、ずっといろいろな世代がいろいろな形で関われるような、そういうような仕組みづくりも考えるべきでないかなと思います。そういうときに、行政が積極的に関わって、実際の企画・運営とかはノウハウ十分な民間に任せる。そういうような考え方ができないかなということで、先ほどの質問と併せてお聞きいたします。
次に、周辺へさらなる施設整備という質問、最後、行いましたけれども、確かに新たな施設整備というのは、財源の関係もあるから、なかなか難しいところはあるのかなという理解はしております。以前にも何度か話したんですけれども、富ケ岡公園、あそこを本当はもっとうまく活用すれば、あそこに引っ張ることによって「とみやど」への足につなげられるのではないかなと思っております。今、富ケ岡公園は遊具が一つもありません。遊具がいっぱいあって、いっぱい遊べる公園がすばらしいとは限りませんけれども、子供たちにとって魅力のある公園、そうするとやっぱり遊具は必要じゃないかなと思うんですよね。まず、子供たちを引っ張ることによって、そのお父さんであったり、お母さんであったり、そうすると富谷の「とみやど」方面に足を向けさせるきっかけになると思います。遊具の整備ぐらいであれば、整備ぐらいであればという言葉、ちょっと申し訳ないんですけれども、早速にでも検討していただき、何とかできないものかと考えております。
以上2点、私から再質問いたします。

○議長(渡邊俊一君) 最初の答弁については、企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) それでは、「とみやど」の再質問について回答させていただきます。
まず、「とみやど」につきましては、議員からのご指摘もいただきましたとおり、集客施設としていかに人を集めるか、人を呼び込むかというのが大変重要な施設であるというふうに考えております。副市長の答弁にもございましたように、来年度の運営については、市の直営ということで予定をしておりますけれども、そのイベントの企画ですとか運営につきましては、議員ご指摘のとおり、そういったノウハウのある事業者に委託をして、最大限、民間のノウハウを生かした集客イベントを開催をしていきたいというふうに考えております。
また、2問目のご質問でございます。子供たちの視点ですとか、そういった視点での、例えば、「とみやど」サポーター、「とみやど」メンバー、そういったご意見をいただきました。こちらにつきましても、大変重要なご指摘だというふうに考えております。市といたしましても、「とみやど」の実際、ファンをいかにつくっていくか。ファンをつくって、1回だけではなく、何度も「とみやど」に足を運んでもらう、そういった仕組みづくりというのは大変重要なのかなというふうに考えておりますので、ただいまいただいた意見も参考にしながら、そういった仕組みづくりについて検討をしてまいりたいというふうに考えております。

○議長(渡邊俊一君) 富ケ岡公園は都市整備課……。関連しているんだけれども、答えられないところは答えられないでいいから。いいですか。

○企画政策課長(松原 誠君) 大変重要なご指摘だと思いますので、その辺についても、内部で検討をさせて、いかに周遊をしながら、「とみやど」だけではなくて、しんまちに人を呼び込むのか、そういった仕組みづくりにつきましても検討してまいりたいというふうに考えております。

○議長(渡邊俊一君) 7番金子 透君。

○7番(金子 透君) 最後、もう1点だけ。
以前にも何度か議論したんですけれども、あそこの富ケ岡公園というのは、すごい可能性を持った地域というか、地区というか、場所だと私は思っているんです。歴史的ないろいろな積み上げの事実が実際あるわけですから、それこそ、江戸時代から延々と続く富谷茶の栽培の拠点となった場所でもありますし、現在も残っている富谷茶の「氣仙屋」さんの茶畑のあった場所でもあります。それから、明治になって内ケ崎家から寄贈いただいて、公営の初めての公園だということでの位置づけの富ケ岡公園であります。昭和に入って、私なんか小さい頃には桜まつりであったり、いろいろな地域、地域の年間通した行事のイベントであったりが開かれた場所であります。せっかくある資源をもうちょっと磨くような、さらに付加価値をつけて内外に知らしめて交流人口の拡大を図る。皆さんご存じのとおり、本市においては、名勝古刹と言われるような全国的に有名な観光地というものは存在していないようなわけでありますから、温故知新のように、古いものと新しいものを融合させた新たな価値観のあるものをつくっていくのが、これからの富谷市のあるべき姿かなと考えております。
そういう大局的な面の考え方において、富ケ岡公園、清水沢のほうに抜ける辺り、あの辺の有効活用についての検討は、ぜひ積極的になさるべきと考えております。その辺について、ご答弁いただきまして、私からは終わりにさせていただきます。

○議長(渡邊俊一君) もう一つ、今、質問者が内ケ崎家からの寄贈という話をされていますけれども、実際にそうでなければ訂正した中で答弁していただけますか。大丈夫ですか。いいですか。西村副市長。

○副市長(西村一慶君) すみません。今、議長からもちょっとご指摘あったんですけれども、内ケ崎氏からの寄贈かどうかということについては、すみません、この場でちょっとお答えできないので、これは後日、お答えさせていただきたいと思います。
議員ご指摘のあった富ケ岡公園、重要な資源というふうに考えております。これは「とみやど」を中心に、あそこの地区をどのように考えていくかというときには、とても重要なものだというふうに考えております。
その中で、どのように活用していくかということについて、しっかりと、これは市だけじゃなくて、入居者だったり、地域サポーターだったり、みんなとしっかり一度議論して、どのような形にしていくかというところは考えていきたいというふうに思っておりますので、この公園の活用、とても大事なご指摘をいただいたと思っております。
重要な資源、これをいかに活用していくかということは真剣に考えていきたいと思いますので、引き続き、ご理解をいただければと思います。よろしくお願いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 次に、8番青柳信義君。

○8番(青柳信義君) それでは、通告に従い、質問いたします。
1件目として、認知症と共生への施策について。
厚生労働省「新オレンジプラン」によりますと、2025年には、認知症の人は約700万人前後になり、65歳以上高齢者に対する割合は、現状の7人に1人から約5人に1人に上昇する見込みとの結果が明らかとなりました。認知症の人を単に支えられる側と考えるのではなく、認知症の人に寄り添いながら、認知症の人が認知症とともによりよく生きていくことができるよう環境整備を行っていくことが求められています。
一方、高齢化に伴う認知症の人の増加への対応は、今や世界共通の課題となっている中、世界で最も早いスピードで高齢化が進んできた我が国が、全国的な公的介護保険制度の下、重度な要介護状態となっても、住みなれた地域で自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、医療・介護・介護予防・住まい・生活支援が、包括的に確保される地域包括ケアシステムの実現を目指す中で、社会を挙げた取組のモデルを示していかなければなりません。このため、いわゆる団塊の世代が75歳以上となる2025年を目指し、認知症の人の意思が尊重され、できる限り住みなれた地域で、よい環境で自分らしく暮らし続けることができる社会を実現すべく、厚生労働省では「認知症施策総合推進戦略~認知症高齢者にやさしい地域づくりに向けて~」と題し、「新オレンジプラン」を策定しています。
そのような世相を反映して、認知症になっても安心して暮らせる社会の実現を目指し、独自の認知症条例を制定している自治体は、私が知り得るところで9つの県・区・市町において制定されています。
認知症条例は、2007年に愛知県大府市で当時91歳の男性が1人で外出、列車にはねられ死亡した事故により、遺族が鉄道会社より損害賠償を求める訴訟を起こされ、認知症家族の不安が高まりました。このような声に応える形で大府市が2018年に施行した条例では、事故に遭った当事者及び家族への支援も明記しています。
2018年施行の神戸市の条例も、行方不明時の早期発見、地域での交流の場の創出などの施策を打ち出しています。
その後、認知症本人を条例の検討メンバーに加える動きも出てきました。和歌山県御坊市、世田谷区の条例では、当時者の意見を基に、地域の見守りや関係団体の連携強化と併せ、本人の希望する生活を尊重することを条文に盛り込んでいます。
参加した認知症の男性は、「認知症の人ができること、してほしいことを知るのは、誰よりも当事者の僕ら、症状が軽いうちに声を上げたかった」と、振り返っています。このように、認知症本人の参加により、行政などの支援策と当事者が求めていることのずれを防ぐ効果が期待されます。
認知症が原因で日常生活や社会生活上の不安を抱える人は、今後も増加すると見込まれています。認知症になったら、会話もままならず、何もできないという偏見を払拭し、認知症になっても、過度に不安視する必要がない当事者に寄り添った社会の実現のため、本市の施策の一つとして条例制定が必要と思い、以下質問いたします。
1、若年性認知症の方への支援について、お伺いします。
2、高齢者の認知症予防や健康づくりの推進について、お伺いします。
3、認知症介護者への支援について、お伺いします。
4、認知症の方や家族、支援者が集える場所の開催状況について、お伺いします。
5、認知症サポーターの研修会実施状況及び活用と今後の課題について、お伺いします。
6、「認知症の人にやさしいまちづくり条例」などの制定による認知症施策を推進してはどうか、見解をお伺いします。
2件目として、AEDの設置について。
厚生労働省のAED適正配置によりますと、AED設置が求められる施設として、心停止は発生場所によって、その頻度も救命率も大きく異なり、心停止の7割以上が住宅で発生するが、目撃される場合、電気ショックの対象となる心室細動の検出頻度は公共の場所のほうが高く、電気ショックの適応となり、救命される可能性も高いため、公共の場所を中心としたAED設置が推奨されてきました。
住民のヘルスサービスの一環として、不公平が生じないようAED設置に配慮すべきとされています。
以下、質問いたします。
1、本市のAED設置状況をお伺いします。
2、本市の職員及び小・中学校の教職員へのAED使用訓練の実施状況について、お伺いします。
3、民間施設のAED設置協力の状況と今後の対応について、お伺いします。
4、救命率向上のため、身近な各行政区集会所への設置が必要と思いますが、見解をお伺いいたします。
以上、質問いたします。

○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。西村副市長。

○副市長(西村一慶君) それでは、青柳信義議員の一般質問にお答えいたします。
大綱2点ございました。
まず、質問件名1、認知症と共生への施策についてのご質問のうち、問い1、若年性認知症の方への支援についてのお尋ねにお答えいたします。
若年性認知症の方への支援につきましては、まず、お一人で悩むことなく、身近な支援機関である地域包括支援センターが相談を受け、必要に応じて、専門機関である「若年性認知症に不安を抱える方の相談窓口」へ受診を勧めるなどの支援を行っております。
なお、この専門機関である相談窓口は、仙台市にある「いずみの杜診療所地域連携室内のRBA相談室」であり、本市が「認知症初期集中支援推進事業」の委託や「認知症専門相談事業」に従事する医師を派遣依頼している医療機関でもあります。そのため、スムーズな連携が図られ、介護保険を中心としたサービス利用や精神保健福祉手帳を利用した障がい福祉サービスにより、ご本人及びご家族への総合的な支援が可能となっております。
このほか、若年性に限らず、認知症理解の推進を目的とした認知症学びの講座の開講や高齢者ケアパスの取組、成年後見制度の利用促進など、認知症の方とそのご家族が安心して生活できるよう環境整備に努めているところでございます。
次に、問い2、高齢者の認知症予防や健康づくりの推進についてのお尋ねにお答えいたします。
認知症予防や健康づくりにつきましては、閉じ籠もりを予防し、心身ともに活力ある日常生活を営むことが脳の活性化につながり、非常に大切です。本市では、ゆとりすとクラブ・サロンや街かどカフェなどの地域交流、居場所づくりに資する事業を地域の皆様と協働で実施しております。これらの事業に対象者として参加することはもちろんですが、サポーターとして活動することも、認知症予防や健康づくりの一助となるものと考え、推進しております。
また、予防できる脳血管性認知症については、その原因となる高血圧や糖尿病等の生活習慣病の予防・啓発に努めているところでございます。
次に、問い3と問い4については関連がございますので、併せてお答えいたします。
まず、認知症の方の介護者は、身体的・精神的な負担が大きいと推測されます。本市においては、介護保険サービスの適切な利用を勧めるとともに、介護者が孤立しないよう保健福祉総合支援センターで毎月開催している「認知症の人と家族の会」や富ケ丘・日吉台圏域地域包括支援センターで開催している「暖々の会」などへの参加を勧めております。このような家族会に参加することによって、疾患や介護に関する情報交換や当事者同士の共感が得られ、不安や孤独感を解消する手助けになっていると思います。
次に、問い5、認知症サポーターの研修会についてのお尋ねにお答えいたします。
研修会は、平成24年度から開催し、今年11月末現在の受講者は累計2,710人となっております。今年度は、コロナ禍により中止や開催時期が遅れましたが、各地域の開催のほか、民生委員や富谷第二中学校の3年生を対象として実施し、4月からの受講者は248人となっております。
認知症サポーターは、何か特別なことをするのではなく、認知症の人やその家族の応援者として、認知症の正しい理解と温かい目で見守ることから始まりますので、裾野が広がるよう地域、学校、職域での研修を開催しております。また、さらに一歩踏み込んだ支援を目指し、研修を受講していただいた方を対象に「フォローアップ研修」を昨年度より実施しております。
課題としましては、企業などの職域における認知症サポーターの研修開催がこれまで2回のみであるため、今後、私も含め、市役所全職員を対象とした認知症サポーター研修会を行う予定としております。この取組が、市内全域へ広がるよう職域分野の関係機関と連携を図ってまいりたいと考えております。
次に、問い6、条例などの制定による認知症施策の推進についてのお尋ねにお答えいたします。
認知症施策に関する条例は、今年9月末現在で、全国11自治体において制定されております。本市におきましては、「第8期介護保険事業計画・高齢者保健福祉計画」において認知症施策を推進するとともに、昨年6月に国の認知症施策推進関係閣僚会議で決定された「認知症施策推進大綱」をはじめ、今後、国及び県内の動向も注視しながら、必要性を見極めてまいりたいと考えております。
次に、質問件名2、AED設置についてのご質問のうち、問い1、本市のAED設置状況についてのお尋ねにお答えいたします。
今年度における本市のAEDの設置状況につきましては、50施設で55台となっております。また、設置場所については、本庁舎やスポーツセンター、公民館、幼稚園、小中学校、保育所、児童クラブなど、全ての公共施設となっております。なお、多くの市民を対象とするイベントや事業等での使用に備え、携帯用としても配備しております。
次に、問い2、AEDの使用訓練の実施状況についてのお尋ねにお答えいたします。
本市職員へのAEDの使用訓練につきましては、保育所の保育士を対象に毎年実施しております。訓練については実施義務ではありませんが、万が一の事態に対応できるよう、今後、全職員を対象に開催していきたいと考えております。また、小中学校の教職員につきましては、市内全ての学校におきまして、毎年、夏の水泳授業の前頃に実施しております。なお、訓練内容につきましては、消防署員や日本赤十字社の指導員などを講師に迎え、実際にAEDを用いた心肺蘇生法などを実施し、実践に対応できるよう備えております。
次に、問い3、民間施設のAED設置協力の状況と今後の対応に関するお尋ねについて、お答えいたします。
AEDの適正配置につきましては、一般財団法人日本救急医療財団が示す「AEDの適正配置に関するガイドライン」によれば、公共施設等のほかにスポーツジム及びスポーツ関連施設、デパート、スーパーマーケットなどの大規模な商業施設、多数集客施設などへの設置が推奨されております。しかしながら、AEDの民間施設の配置については、あくまで推奨であり、費用も伴うものでありますので、協力依頼等は特に行っておりません。今後の対応につきましては、まず、民間施設の配置状況を確認し、地域的な問題なども勘案し、必要に応じて協力を求めていきたいと考えております。
次に、問い4、行政区集会所へ設置が必要ではというお尋ねにお答えいたします。
AEDの普及により、多くの方の命が救われ、救命率が向上するなど、公共施設等への設置をはじめ、身近な場所への設置促進の必要性は認識しております。しかしながら、町内会館につきましては、町内会で利用する以外は、ふだん、施錠されており、使用が限定的であること。また、これまで町内会からのご要望がなかったこともあり、設置の検討には至っておりません。
現在、1町内会が独自に町内会館に設置している状況にあり、今後、各町内会に活用できる助成金をご案内するなど、設置の促進を図ってまいりたいと考えております。
私からは、以上でございます。

○議長(渡邊俊一君) これより、青柳信義君の質問は一問一答により行います。8番青柳信義君。

○8番(青柳信義君) それでは、認知症のほうから再質問させていただきます。
若年性認知症の方への支援でございますが、先ほど、専門機関でいずみの杜、特殊サービスの紹介をしているということだったんですが。やはり、若年性の方というのは経済的に一番困窮する場合が多いと思われます。そういった場合に、就労支援とか案内しているとか。A型・B型ありますけれども、その辺、どのような就労支援を行っているのか、再度、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 保健福祉総合支援センター所長。

○保健福祉総合支援センター所長(高橋弘美君) 若年性認知症の方の就労支援というところでございますが、先ほどの答弁の中にも精神保健福祉手帳を利用したということで申し上げてございまして、精神障がい者福祉手帳や自立支援の障がい者としての自立支援のサービスで就労支援がございますので、そういったところを想定してございます。

○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。

○8番(青柳信義君) それでは、いろいろな地域包括のほうで支援を行っているということでございますが、そういったアドバイス等を行うような人員、大体、どのくらいいらっしゃるのか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 保健福祉総合支援センター所長。

○保健福祉総合支援センター所長(高橋弘美君) 各圏域の地域包括支援センターに認知症地域支援推進員を配置しておりまして、そこの方々が中心となって行っております。各圏域包括に1名ずつ配置してございます。

○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。

○8番(青柳信義君) それでは、2番目の高齢者の認知症予防、健康づくり、先ほど答弁では、ゆとりすと、街かどカフェ、そういったものもあります。また、サポーターになってそういったものをやっています、というふうに答弁だったんですけれども。例えば、グラウンドゴルフ、パークゴルフ、こういった体を動かすものは健康増進にもつながり、認知領域ではスコアを数えたりとか、あとはコースの戦略を考えて記憶力の向上、あとは他のプレーヤーとの交流によるコミュニケーションの能力の向上などが、効果が期待されます。それらのスポーツを通じて認知症予防や健康づくりを、ぜひ推進していただければと思いますが、その辺の執行部の考えをお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(浅場 悟君) 失礼しました。
今、議員の提言といいますか、そちらも貴重なご意見として参考とさせていただきたいと考えてございます。

○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。

○8番(青柳信義君) ぜひ取り組んでいただきたいと思いますけれども、本市でも、パークゴルフ場が整備される予定となっています。例えば、本市に住む65歳以上の方はプレー費用を免除するとか、そういった施策もあってもよろしいのではないか、というふうに考えますけれども、その辺の執行部の見解をお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 西村副市長。

○副市長(西村一慶君) 現在のところ、具体のそういった検討には至っておりません。ただ、高齢者の方が健康づくりのために運動するというのは、とても大事なことというふうに考えております。パークゴルフ場の利用の仕方、通常料金を取ってご利用いただくということでございます。それが基本なんですけれども、どういったことができるかということについては考えていきたいと思いますが、現在のところ、パークゴルフ場は通常利用料金を取って運営をしていきたいというふうには考えてございます。

○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。

○8番(青柳信義君) それでは、4番目の認知症の方の家族支援者が集える開催状況でございますけれども、広報とみや本年9月号から、「地域包括支援センターだより」として、広報の一面を使って介護予防教室の参加者募集、認知症に関する講座の開催、これが大きく目立つように掲載されるようになりました。私の知り合いの方でも、暖々の会にこの記事を見て初めて参加しましたという方もいらっしゃいました。
ところが、12月号では半分になってしまいました。ぜひ、もう一度、啓蒙の意味でも一面で大きく取り上げていただければ、もっともっと市民の方の目に触れ、参加していただけるのかなというふうに思いまして、この辺の考えをお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 保健福祉総合支援センター所長。

○保健福祉総合支援センター所長(高橋弘美君) 広報の紙面のスペースですが、一応、可能であれば、その月によって、一面でというところなんでございますが、ほかの掲載記事の配分もありまして、2分の1になってしまった月もございます。

○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。

○8番(青柳信義君) それでは、5番目でございますけれども、先ほどの答弁では、サポーター研修会で2,710人、しかも中学生が248人という非常にすばらしい実績かなと思いますけれども。
広報とみや11月号の記事に、日本郵便株式会社と本年7月の協定を包括連携に拡大したと。配達員の見守り、地域活性化、市民サービスの向上、そして、市内の郵便局5局の全社員に認知症サポーター研修を受けさせるという計画、そういったものが掲載されていました。今後、そういったよい事例、ほかの団体、組織にも展開が可能と思われますが、今後、どのような構想があるのか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 保健福祉総合支援センター所長。

○保健福祉総合支援センター所長(高橋弘美君) 富谷市内の郵便局につきましては、昨年度開催をしております。今後、各郵便局のほうで開催をする予定でございます。
それから、今後なんですけれども、公共交通機関、例えばデマンドタクシーの運転手さんとか、あとは市民バスの運転手の方を対象とした研修も想定しております。

○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。

○8番(青柳信義君) 認知症に関しまして、最後の質問でございますけれども、本市は、近隣の自治体の職員、私の友達いっぱいいますけれども、そういった方に聞いても、富谷の福祉は非常にすばらしいと、二歩も三歩も先を進んでいますという話を聞いています。論旨でも述べましたけれども、最近、全国でも認知症の条例を定めた自治体は9自治体あります。本市もそういった観点から、県内で先駆けてそういったものを、やはり認知症本人の方がどういう支援をしてほしいのかというものを聞く場を設けるなり、まずはそこから始めて、認知症条例に結びつけていきたいというふうに要望しますが、それに関しての見解をお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(浅場 悟君) 市長答弁の繰り返しとなりますが、条例にうたわなくても介護保険計画の中で具体的な施策を立て、進捗状況を確認しながら、3年ごとに見直しをかけまして、高齢者の人権を守りながら、市民の皆様とともに施策を推進してまいりたいというふうに考えてございます。

○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。

○8番(青柳信義君) 次に、AEDの設置状況でございますけれども、先ほどの答弁では50施設、55台という答弁でございましたが、設置場所を聞きますと、大体、夜間とか休日にはほとんど使えない施設だと思いますが、再度、確認でお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 健康推進課長。

○健康推進課長(西山高広君) 市内に、今ご説明いたしました55台という台数を設置しておりますけれども、議員ご指摘のとおり、24時間使える施設はございません。ただ、本市、この市役所でございますけれども、警備員が常駐しておりますので、万が一というときには、ご連絡をいただければ、対応できるという状態でございます。

○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。

○8番(青柳信義君) 富谷市といいましても結構広いものですから、いろいろなところからここに行く間に救急車が到達するという場合もありますので、その辺、再度、ちょっとお考えいただきたいと思いますが。
じゃあ、質問、ちょっと変えまして、防災マップ、昨日もホームページで見たんですが、富谷市の防災マップ、これはホームページを見ますと、「富谷町防災マップ」で、平成26年3月。これが最新版でよろしいのか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。

○防災安全課長(星 英樹君) 全市版としましては、ハザードマップをパソコン、スマホ等で見られるものを先月から配信しております。

○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。

○8番(青柳信義君) 私が今聞いたのは、ハザードマップではなく防災マップ。こちらのほうには、AEDの設置場所が全部記載されているわけでございますけれども、これが26年3月の「富谷町」となっているので、これ以降の新しいものがあるのかないのか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。

○防災安全課長(星 英樹君) 現在のところ、最新のものはないという状況でございます。

○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。

○8番(青柳信義君) ぜひ、富谷町の時代でございますので、最新版をつくっていだたきたいと思います。その場合に、今ウェブで公開されています日本救急医療財団日本全国AEDマップ、こちらのほうでは、先ほど答弁もありましたけれども、コンビニエンス、あとは老人施設、大型商業施設、大手企業、工場など、設置しているところが確認できます。
私のほうの提案なんですが、そういったところの民間企業の了解を得た上で、こちらの防災マップに、この企業のここにありますよというものを示していただければ、近くにあるんだなと、近くのコンビニにあるんだなというような形で駆け込むこともできるのかなと。あくまでも了解を得た上でございますけれども、そういったことを提案したいと思いますが、執行部の見解をお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。

○防災安全課長(星 英樹君) 今ありました全国AEDマップにつきましては、行政からの投げ込みというか提出物、それから、民間、それから一般の方の提出、いろいろなデータをまとめたものを地図の上に載せているという状態でございます。私も確認したところ、富谷市内で既にない施設が載っていたりとか、なかなか情報として最新なのかなというのがちょっと難しいところもございますので、ガイドラインに沿って設置を推奨されている施設については、こちらのほうでもちょっと確認を取って、それからの行動を起こしたいというふうに考えております。
議員言いました24時間いつでもというところになりますと、やっぱり真っ先に思いつくのはコンビニということになりますので、その辺についての状況も確認した上でということにしたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。

○8番(青柳信義君) ぜひ、推進していただきたいというふうに思います。
あとは、集会所への設置でございますけれども、集会所は主に町内会の方々が、役員会であったり、趣味のサークル、敬老会などで使用する場合が多いと思います。比較的夜間であるとか休日に使う場合が多いんですが、万が一、AEDが必要になっても、現状では、休日、夜間、そういったものが使用できない。そういった観点からも、集会所への設置は必要と思いますけれども、再度、見解をお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 市民協働課長。

○市民協働課長(高橋加代君) 議員のおっしゃるとおり、各町内会館にAEDが設置されますと地域の救命率向上には効果があるということは受け止めております。ただ、一方では、各町内会館に、一律に市で主導して配置するということになりますと、やはり受入れ側の町内会の維持管理ですとか、それから、取扱いの操作方法の習得ですとか、それなりの町内会においての整理すべき課題というものが出てくると思いますので、そういったところは町内会と協議をしながら進めていく必要があるのかなというふうに考えております。
また、先ほど副市長の答弁にもありましたとおり、まずは、設置を必要とする町内会に活用できる助成金を案内しながら、設置の促進を進めてまいりたいというふうに考えております。

○議長(渡邊俊一君) 次に、2番佐藤浩崇君。

○2番(佐藤浩崇君) それでは、通告に従い、大綱1点質問いたします。富谷市総合計画の進捗と成果について、お伺いいたします。
2016年に総合計画が策定され、今年度、本市は富谷市総合計画・前期基本計画期間の最終年度を迎えています。4つの基本方針の下、様々な事業が推進されてきました。
主立った事業を幾つか取り上げてみますと、産業振興の分野においては、新規誘致・創業企業数の項目が目標値5社以上に対し、実績8社、新規雇用者数の項目が目標値800人以上に対し、実績980人超、教育の分野においては、小中学校における学習用タブレット端末の1人1台貸与を本年10月末までに実現、子育て支援の分野においては、待機児童ゼロを平成30年度と令和2年度に達成するなど、目標数値を設定した多くの事業において目標がクリアされました。
また、富谷市に転入してこられた子育て世帯に対し、仲間づくりや情報交換をサポートする「とみここウェルカムパーティー」においては、参加者の中に「富谷で生まれ育ち、就学・就業の関係で富谷を出たが、子育てするために戻ってきた」という方が多くいらっしゃるとのこと。これは大変喜ばしく、子育て環境が高く評価されている表れと思います。
大東建託調査による「街の住みここちランキング2020」においては、富谷市が東北1位となりました。市長をはじめとする職員の皆様のこうした一つ一つの取組から導かれた結果だと思います。
ただし、国内・世界全体の情勢を鑑みると楽観はできません。新型コロナウイルス感染症は、私たちの生活様式に大きな変化をもたらしました。働き方においてはテレワーク・時差通勤が急速に広まり、教育においてはオンライン授業、医療においてはオンライン診療など、デジタル化の推進が大変顕著となり、急激な変化が生じています。また、感染拡大の大きな要因として、都市の過密が挙げられていることから、ウィズコロナ・アフターコロナにおいては、過密から開疎へ、都市から地方へという観点が重要視されています。
SDGsの推進やコロナ禍によって、人の流れは都市一極集中から地方へと変革していくものと予想されます。こうした大きな変革期に直面する今だからこそ、市政の課題を見直し、次世代に明るい未来を残すため、さらなる持続可能なまちづくりを目指していくべきと考えます。
以上のことを踏まえ、4点質問いたします。
1つ、前期基本計画期間における主な取組と成果について、伺います。
2つ、目標値を大幅に上回っている項目について、要因をどのように分析されているか伺います。
3つ、これまでの取組によって浮き上がってきた課題について、また、それらの課題を次年度以降の事業にどのように反映させる考えかを伺います。
4つ、SDGsのさらなる取組推進が求められます。後期基本計画への反映が必要と考え、本市の策定方針を伺います。
以上でございます。

○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。西村副市長。

○副市長(西村一慶君) それでは、佐藤浩崇議員の一般質問にお答えいたします。
質問件名1、富谷市総合計画の進捗と成果について問うとのご質問のうち、まず、問い1、前期基本計画期間における主な取組と成果についてのお尋ねにお答えいたします。
少し長くなりますが、基本方針ごとに申し上げます。
「基本方針-1 暮らしを自慢できるまち」につきましては、まず、「企業誘致の実現による新規雇用の創出」として、高屋敷工業用地に株式会社日本ファインセラミックスなど3社が立地したほか、新たに985名の雇用を生み出しております。
次に、「起業・創業にチャレンジしやすいサポート体制の整備」として、地方創生拠点整備交付金を活用し、旧役場庁舎を改修・整備し、平成30年に「富谷市まちづくり産業交流プラザ」をオープンいたしました。現在は、起業塾、「富谷塾」の塾生も200人を超え、起業の実現や様々な活動が生まれております。
次に、「とみや国際スイーツ博覧会」の開催として、平成28年の初開催から多くの方に来場いただき、「スイーツのまち=とみや」として、県内外に本市の魅力を発信することができたことは、大きな成果があったものと捉えております。
また、富谷宿開宿400年記念事業の一環として、しんまち地区の旧しょうゆ屋跡地をリノベーションし、内ケ崎作三郎記念館を中心とした「富谷宿観光交流ステーション」を整備いたしました。コロナ禍の影響によりオープンは来年4月17日となりますが、今後、本市の観光拠点として、しんまち地区をはじめ、市内経済の起爆剤となるよう鋭意準備を進めているところでございます。
「基本方針-2 教育と子育て環境を誇るまち」につきましては、まず、「国際理解教育の推進」として、平成30年度に市立幼稚園、小・中学校全校のユネスコスクールへの登録を実現し、「持続可能な開発のための教育(ESD)」を実践しております。
また、「待機児童ゼロの実現」として、認定こども園の設置など保育環境の整備に努め、平成30年度と今年度において「待機児童ゼロ」を実現いたしました。
「基本方針-3 元気と温かい心で支えるまち」につきましては、まず、「高齢者、障がい者支援」としてご要望の多かった敬老乗車証について、障がい者の方も対象とした「高齢者・障がい者外出支援乗車証(とみぱす)」を導入いたしました。また、「共に支える地域づくりの推進」では、地域の方が地域の方を支える仕組みづくりとして、「街かどカフェ」の創設を進めるとともに、「地域と施設の支え合いモデル事業『とみサポこころね』」も昨年から実施しております。
「基本方針-4 市民の思いを協働でつくるまち」につきましては、まず、「男女共同参画の推進」として、審議会等委員への女性登用率が平成31年4月には50.3%と、全国の市町村で2番目の高さとなり、まちづくりにおける男女共同参画も積極的に進めているところでございます。
次に、「低炭素社会形成に向けた取組」として、平成29年度から全額環境省の交付金による委託事業で、東北の自治体では初となる地域連携・低炭素水素技術実証事業を開始するなど、国の交付金などを最大限活用し、本市の将来を見据えた事業にも取り組んでおります。
また、「行財政改革の推進強化」として、平成30年度から3か年を改革期間とした行政改革に取り組み、平成30年度及び令和元年度当初予算は、県内市町村では唯一、「財政調整基金」からの繰入金を計上せずに予算を編成し、また、令和元年度決算では、過去最高の基金残高となりました。そして、今年、民間企業が調査した東北6県の住民に聞いた自治体の「街の住みここちランキング2020」で富谷市が東北の自治体で第1位となったのも、これらを含めた前期基本計画を着実に推進した結果であり、大きな成果と捉えております。
次に、問い2、目標値を大幅に上回っている要因をどのように分析されているかのお尋ねにお答えいたします。
前期基本計画に掲げた数値目標の中で、昨年度末時点で目標値を大幅に上回っているものは、企業誘致、起業・創業、教育の分野となっております。
企業誘致については、仙台北部道路富谷インターチェンジの設置によるアクセス向上などを要因として、高屋敷工業用地への企業進出が進み、目標の5社以上を上回る8社となり、あわせて、新規雇用者数についても、先ほども申し上げましたが、目標の800人以上を上回る985人となったものと捉えております。
また、個室ブース席やシェアオフィスを備えた「富谷市まちづくり産業交流プラザ」が整備されたことを要因として、起業・創業の実現が目標の8社以上から11社と、確実に成果を上げております。
教育分野においては、国が進める「GIGAスクール構想」の実現を目指し、県内でもいち早く児童生徒1人当たり1台のタブレット端末整備が完了しております。
これは、これまでの行政改革の取組と求められるニーズに対して、スピード感を持った選択と集中が図られた結果だと考えております。
次に、問い3、これまでの課題について、次年度以降どのように反映させるのかのお尋ねにお答えいたします。
前期基本計画に位置づけた施策について、数値目標の達成度の低い取組につきましては、課題があると捉えております。よって、後期計画の策定に当たりましては、この要因などを検証し、その結果を後期計画の取組に反映することにより、数値目標を達成できるよう取り組んでまいりたいと考えております。
次に、問い4、SDGsの取組を後期基本計画へ反映すべきとのお尋ねにお答えいたします。
SDGsへの取組は、行政のみならず、事業者、市民一人一人が意識していかなければならないものと考えております。後期計画の策定においては、SDGsの理念を踏まえ、行政が取り組む事業とSDGsが掲げる17のゴールとの関連性を可視化することにより、行政事務とSDGsの結びつきを明確化したいと考えております。
私からは、以上でございます。

○議長(渡邊俊一君) この際、午後1時まで休憩をいたします。

午前11時59分 休憩


午後 1時00分 再開

○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
3番村上 治君。(不明瞭発言あり)
議長の宣告どおりですから。

○3番(村上 治君) 皆様、こんにちは。
それでは、通告に従い、行財政改革について質問させていただきます。よろしくお願いいたします。
まず、新型コロナウイルス感染症対策に様々な場面でご努力をいただいている皆様、通常の各業務に加え、新型コロナウイルス対策関連業務で大変ご苦労いただいている市長をはじめ職員の皆様に、敬意と感謝を申し上げます。
さて、新型コロナウイルス感染症は、富谷市内での感染者は少ないものの、国内・県内においての広がりは衰えを見せず、第1波、第2波以上に感染が拡大しています。これに対して、国や県が実施している感染症防止策や経済対策等に加え、本市においても独自支援策として、一般市民の方々に向けては「富谷市ひとり親家庭緊急支援事業」による給付をはじめ、「上下水道基本使用料の減免」、「市民バス新型コロナウイルス対策」などを、また、事業者の方々に対しては、「事業継続支援事業」、「売上減少事業者支援事業」などによる給付、認可保育園や放課後児童クラブ運営事業者に対する新型コロナウイルス感染症予防対策への補助金の交付などなどを実施しています。
また、新型コロナウイルス対策関連事業件数で見ると、一般市民の方向けに25件、事業者の方向けには18件の計43件の事業を計画実施しています。これらの事業に対する予算は、国や県からの補助金の交付もありますが、財政調整基金からの繰入れも少ない額ではありません。さらには、この事業を行うための事務量の増加も、市職員の皆さんに大きくのしかかっていると思っています。このことから、行財政のさらなる改革は必要不可欠だと考え、次の2点について質問いたします。
1、複数の部課にわたる同一物品等の調達契約について。
AEDに例を取ってお話をします。賃貸契約をしておりますが、市全体にわたる契約を平成31年度各種会計予算及び予算に関する説明書及び令和2年度各種会計予算及び予算に関する説明書で確認したところ、平成31年度は52台を契約していました。また、これとは別に1台、給食センターに無償提供品を保有していました。令和2年度には50台の契約で、清掃センターに1台、新規で契約され、本庁舎の正面玄関、子育て支援センター、総合運動公園の各1台が広告付で無償の契約に変更されていました。
さらに内容について確認したところ、次のようなことが分かりました。まず、契約は予算を担当している課において個々に結ばれていること。保管庫の有無等、仕様が異なっていること。契約期間はほとんどが5年ですが、契約月日はばらばらであること。携帯用に保管庫なしで契約しているものだけで比較してみたところ、年間の契約額が最低3万5,640円、最高6万6,000円、3万360円もの差があること。また、西成田コミュニティセンターでは、センター入り口と子育てサロンのそれぞれに保管庫に入ったAEDが設置してありました。
一般的に、契約単価は数がまとまれば安くなり、全体を俯瞰すれば、必要性がよく見えてくると思います。緊急性をはじめ様々な制約はあると思いますが、AEDはもちろん、ほかの物品についても複数の部課にわたる同一物品の調達契約を適宜見直し、予算をさらに効率的に使用する必要があると思います。このことについて、認識と今後どのように進めていかれるのか伺います。
次に、政策や事務処理の提案について。
令和元年度富谷市一般会計・特別会計歳入歳出決算審査意見で、監査委員がその総括の中で、既存のルールやマニュアル、手順書の周知にとどまらず改善し続けることや、限られた人員でより効果的・効率的な行財政運営を行う必要性などから、引き続き行財政改革に取り組むよう求めています。
先ほども申し上げましたとおり、新型コロナウイルス対策事業を行うための事務量増大が市職員の皆さんに大きくのしかかっているのは明らかだと思います。私が過去に勤務した陸上自衛隊には、業務改善提案という制度があります。既存のルールやマニュアル、資材・機材の改造などについて、全ての隊員に積極的に提案するよう推奨していました。また、宮城県庁でも職員に対し、同様の提案や政策に関する提案なども推奨していました。
県内でも、名取市においては職員提案により、市政運営の効率化及び市民福祉の向上に寄与することを目的に、平成20年10月20日、名取市告示第119号において「名取市職員提案制度要綱」が定められています。
本市においても、過去には職員提案に似たような施策がなされていましたが、いつの間にか行われなくなって、それらしいことは各人の引継書に記載してあるそうです。
私は、職員の皆さんの過大な業務を解消するとともに、市民の皆様へのサービスをさらに向上する一つの方策に、直接業務に携わっている市職員の方々からの提案が有効であり、職員提案の制度を定める必要があると考えます。見解を伺います。

○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。西村副市長。

○副市長(西村一慶君) それでは、村上 治議員の一般質問にお答えいたします。
質問件名1、行財政改革について問うについてのご質問のうち、まず、問い1、複数の部課にわたる同一物品等、例えばAED賃貸などの調達契約についてのお尋ねにお答えいたします。
AEDにつきましては、各施設で必要性を検討した上での設置、または施設の建設に併せての設置となることから、施設を所管する課ごとに契約を行っております。しかしながら、本市では、経費削減の一環として包括契約を推進しております。例として申し上げますと、複数の部課にわたるコピー機の賃貸借や同種の業務委託で一括契約が可能なものについては、取りまとめて契約を行うよう努めているところでございます。今後も、効率的な契約事務の執行ができるよう取り組んでまいります。
次に、問い2、政策や事務処理等の提案についてのお尋ねにお答えいたします。
現在のコロナ禍により、社会、経済情勢が不安定な状況の中におきまして、行政としても、変化する社会情勢に柔軟かつ迅速に対応するため、適時的確な政策立案や新しい生活様式などを踏まえた事務処理の効率化への対応が、組織としても、職員個人としても、求められております。
このような中、現在の各課において日々の業務の中で、職員が施策を立案し、事務処理改善などにも取り組んでいるところでありますが、引き続き、職員研修などを通して、政策立案能力の向上に努めてまいりたいと考えております。
私からは、以上でございます。

○議長(渡邊俊一君) 3番村上 治君。

○3番(村上 治君) AEDを一例とする総括調達については承知いたしました。引き続き、ほかのものについても見直しつつ、実施していただければと思います。
改善提案ですが、今お話を伺ったところ、各部課でそれぞれ行っているということでございました。私としては、AEDが一番いい例なんですが、ほかの部課と値段が違うのに、私が気がついたくらいですから、皆さんも気がついていらっしゃると思っています。それが出てこないというのは、縦割り、すなわち各課ごとだけ提案をやっていたからではないでしょうか。そう考えると、所属以外も含めて、横並びということではなくて、横串を通すような改善提案も必要だと考えております。このことについてお考えを伺います。

○議長(渡邊俊一君) 行政改革推進室長。

○行政改革推進室長(日野正樹君) 議員ご指摘のように、新型コロナウイルス感染症など本市を取り巻く社会情勢につきましては、大きく変化しておる状況と認識しております。また、そのような状況の中で、各課、横につながる事務についての重要性についても議員ご指摘のとおりかと思います。市民の皆様へのサービスをさらに向上するため、どのような方策が必要か、今後の行政改革の検討を進めるに当たりまして、事務の参考とさせていただければと考えております。

○議長(渡邊俊一君) 次に、15番浅野直子君。

○15番(浅野直子君) 通告に従い、児童クラブの運営について、質問をいたします。
今年は、コロナ禍により、ふだんの生活スタイルも大きく変化いたしました。そのような中でも、医療従事者をはじめ、様々な方々が最前線で支援をしてくださっております。その一つが、児童クラブの支援です。コロナ禍による休校のときも、医療機関など関係する保護者の児童への支援も行われました。職員、支援員並びに補助員の方のご苦労も多かったと思います。保護者からは、大変感謝されたことと感じております。
本市は、団地開発で子育て世代が多いことも特徴であり、積極的な子育て支援、充実した体制へと進めてきました。特に、児童クラブ施設を学校敷地内に建設され、配備されたことも評価できます。この敷地内施設の大きな要因は、子供の安全を守る取組にあったと認識をしております。
そして、平成29年度からは、公から民へ、ノウハウを生かした民間委託へと進んでいきます。3事業所による支援の始まりです。前年の28年度では、教育民生常任委員会が民間委託へ移行するに当たり、調査を行っております。その内容は、民間委託を実施している自治体ごとの内容や雇用している職員への対応、有料とする場合の考え方等々です。
委託事業も3年が過ぎ、ホームページでは、明年、令和3年度から令和5年度まで新たな委託契約事業者の候補名も記載になっていました。どのようなことが選定基準になったのか、気になるところです。
単年度の事業内容と成果につきましては、実績報告書に記載してありますが、平成30年度では、運営委託業者と連携を密にするとともに、事業者の専門性を生かし、児童の放課後健全育成事業の一層の充実に努めると記載があり、令和元年度では、令和3年度からの新たな契約に向け、現在の諸問題等の検証もしながら、連携を密に事業者の専門性を生かすと記載されております。
近年、児童クラブへの申込数も多くなり、利用できない待機児童への取組や、施設利用や雇用体制など消化し切れていない課題もあると考えます。特に現在のコロナ禍では、限られた人数で施設利用や他の施設への対応も迫られる場面も多く、ご苦労もあると思います。そこで、感染症対策に、児童が入退時に署名する共通の連絡ノートなどはタイムカードのようなものに切り替え、少しでもスムーズな対応にすることも大事なことだと思い、提案します。
また、支援を必要とする児童への受入れ状況は、どのように対応されているのか。民間委託へ移行したことへの評価や現状の児童クラブ、また、今後に向けた取組や期待するところなど、児童クラブ運営について、以下質問いたします。
1、民間委託運営による成果について、伺います。
2、3事業者との連携と行政の役割について、どのように評価されているのか、お伺いをいたします。
3、各児童クラブの支援員、補助員数の体制は盤石ですか、お伺いをいたします。
4、館内での児童の安全面等について、取組をお伺いいたします。
5、コロナ禍での支援は大変だと思いますが、どのような工夫をされておりますか、お伺いいたします。
6、令和3年度から令和5年度までの事業者の選定基準は、どのようなことを重視されますか、お伺いをいたします。
7、今後の課題をお伺いいたします。
以上でございます。

○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。西村副市長。

○副市長(西村一慶君) それでは、浅野直子議員の一般質問にお答えいたします。
質問件名1、児童クラブの運営についてのご質問のうち、まず、問い1、民間委託運営による成果についてのお尋ねにお答えいたします。
成果につきましては、例えば、委託事業者が本市の基準及び事業者の特性、豊かな運営方針などにより、きめ細やかな運営及び支援が実現し、保護者の皆様から要望の多かった利用時間の延長や土曜日の利用が実現しております。また、各事業者が研修会で企画及び参加を積極的に進めたことで、支援員の資質の向上や各児童クラブにおいて課題解決に向けた組織的な対応が取れるようになっております。
次に、問い2、3事業者との連携と行政の役割についてのお尋ねにお答えいたします。
行政の役割につきましては、「富谷市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例」を遵守した、適正な支援内容及び設備環境が確保されているか否かを確認及び指導し、その設備及び運営を向上させるよう事業者へ働きかけることであります。
3事業者の連携につきましては、事業者と児童の遊びや生活の支援に係る協議を毎月行っております。また、緊急に協議が必要な場合には、事業者といつでも検討できる体制を取り、児童クラブの運営を行っております。このことにより、児童クラブ運営に関する設備環境の向上を図り、児童の健全な育成及び子育て支援に寄与しているものと評価しております。
次に、問い3、各児童クラブの支援員、補助員数の体制についてのお尋ねにお答えいたします。
支援員、補助員数の体制につきましては、本市が定める基準に基づいて、事業者が施設を統括する統括児童支援員とともに、各施設に施設長及び支援員等を配置しております。児童クラブの利用予定人数は、月末に翌月の利用予定表が保護者から提出され、翌月の利用予定人数が決定されます。その人数に応じ、支援員、補助員を配置しております。また、加配が必要な児童が利用する場合には、必要に応じ、配置するよう事業者には依頼しており、十分必要な体制は取れていると考えております。
次に、問い4、児童の安全面等についての取組に関するお尋ねにお答えいたします。
館内での児童の安全面等につきましては、まず、環境面として、事故などが起きないよう、起こさないよう、定期的に設備点検を行い、状況によっては委託業者からの報告などにより、逐一、修繕・改修などを行っております。
また、防犯については、各児童クラブにおいて、マニュアルによる対応に加え、児童に対しても防犯教育をするなど、しっかりと取り組んでおります。
さらに、災害発生時の対応についても定期的に施設での訓練を行うとともに、町内会の防災訓練にも参加するなど、対策を徹底しております。
次に、問い5、コロナ禍での支援の工夫についてのお尋ねにお答えいたします。
児童クラブにおいては、「とみや放課後児童クラブのための新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン」に基づき、児童の支援を行っております。また、児童クラブ内での様々な行事においても、3密を避けるため少人数で実施するなど、感染症防止に配慮しつつ、児童の主体性を大切にしながら行事を計画し、実施しております。
さらに、日々の活動においても、オンラインによる感染症予防研修で受講した内容を参考に、児童への感染症予防教育を視覚的な媒体を活用し、実施しております。
次に、問い6、令和3年度から5年度までの事業者の選定基準についてのお尋ねにお答えをいたします。
事業者の選定基準については、「令和3~5年度とみや放課後児童クラブ運営業務委託に係る実施要領」に規定し、各事業者からご提案をいただいたところであります。その中で、本市が重視した内容は6項目あります。1点目、運営理念として、国が示す運営指針や本市が目指す「子どもにやさしいまちづくり」等、市の施策の理解及び重視度。2点目、児童クラブの運営実績及び提案された事業などの実現可能性。3点目、職員の適正配置計画。4点目、事故防止対策及び職員研修方針。5点目、近隣住民への配慮等。6点目、事業費等資金計画でございます。
次に、問い7、今後の課題についてのお尋ねにお答えいたします。
今後の課題につきましては、今年度において8施設中4施設で定員を超えたことから、5年生・6年生の利用を保留としており、次年度以降も、低学年の利用児童が増加する傾向が続くものと推測しております。また、新型コロナウイルス感染症の感染防止対策として、3密の対策がさらに大きな課題となっております。このことから、待機児童の解消及び感染防止対策を講じ、児童一人一人が安心できる居場所をつくるために、教育委員会、小学校と課題解決に向け、連携・協力してまいりたいと考えております。
私からは、以上でございます。

○議長(渡邊俊一君) これより、浅野直子君の質問は一問一答にて行います。15番浅野直子君。

○15番(浅野直子君) 質問に関しましては、現在も委託業者による事業が続いております。どのタイミングを取っても事業は続きますので、契約更新のこのタイミングで質問をさせていただきます。
先ほど、成果については副市長より答弁がございましたけれども、平成29年度から委託業者、経験豊富な3事業者なんですが、様々細やかな対応だったり支援の向上、そして、組織の対応と、いろいろと成果が出たというようなお話でございましたが、どのようなところで専門性が生かされたと感じられたのか。ここのところを、もう少し詳しくお伺いをいたします。

○議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(菅原順子君) これまで平成29年度から3事業者に委託いたしまして、この3事業者については、様々な、以前からも別な自治体での経験がございましたので、そこを基礎としながら、そこの経験を生かして、またそれを本市の地域に即したような形での児童クラブの運営をしていただいていたというところで、まず、本市が目指しています子供たちの主体性とか、そういったところを育むというふうなところも十分に考えておられまして、事業の計画とか、また児童クラブの中での子供たちのルールづくりなどについても、子供たちと共につくり上げてきたというような、そういったところもございます。また、自然や環境などにも触れるというようなことで、野外でのワークショップというような形のものですとか、様々なそういった体験活動なども取り入れていただきながら、進んでこられたというふうなところも挙げられるかと思います。

○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。

○15番(浅野直子君) そうしますと、今の答弁からいきますと、公から民間委託に展開をしてよかったというような評価でいいのか。そのように捉えてよろしいのか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(菅原順子君) 本市におきましては、これまで直営で行っていた児童クラブの支援員の職員については、引き続き、各児童クラブに残っていただいて、子供たちの支援をいただいているというところでは、そこはまず、職員のそういった配置については継続的に行っているところでありますが、そこをまた各法人、事業者が組織的な立場でうまく統括をしながら進めてきたというところでは、非常に民間委託して、さらに資質向上になったというふうに考えております。

○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。

○15番(浅野直子君) 月1回の定例会と情報交換という場が設けられているんですけれども、こういった場において、例えば、保護者からの相談体制、この対応についての情報交換の中での対応といいますか、また、施設においての対応といいますか、保護者などからの相談体制については、どのように取り組まれたのか、お伺いをいたします。

○議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(菅原順子君) 毎月定例で行っております団体の方々との会議につきましては、その前月の児童の様子ですとか、また、施設の整備、修繕関係ですとか、そういったものも含めまして、子供たちの、児童の様子によっては、いろいろな子供たちですので、放課後、けんかやトラブルなど、また、そういったこともありますし、それには必ず保護者の方々も、そこにいろいろと相談とか加わってくるというようなこともその場でお聞きし、その3法人と市のほうで、そこを協議しながら、保護者や子供たちへの対応について協議をしながら、共通の理解を持って、よりよい支援につなげていくというようなことで、協議も進めております。

○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。

○15番(浅野直子君) そうしますと、この対応につきましては、児童でございますので、学校関係者も関わってくるかと思うんですけれども、ここら辺の関連といいますか、連携といいますか、そういったところは盤石にやっていらっしゃるというふうな理解でよろしいでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(菅原順子君) 各児童クラブは、小学校の施設内に設置されておりますので、常日頃から小学校の先生方との連携というところは不可欠ということで、児童の学校での様子ですとか放課後児童クラブでの様子などを共有しながら、支援が必要なお子さんについては、学校のほうとの情報共有をしたり、ケース会議をしながら進めていたりということで、連携は現在も取れているというふうに考えております。

○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。

○15番(浅野直子君) そうしますと、定例会なんですが、どのような方々が、例えば施設でしたら施設長だけがこの定例会に出席をするのか。担当課では、どのような方が出席をされるのか、出席についての内容をお伺いいたします。出席者の内容をお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(菅原順子君) 出席者につきましては、年度初めについては、市長、保健福祉部長も出席いたしますが、常日頃ですと、子育て支援課の課長、担当補佐、担当のほう、事業者については、その事業者の代表者、法人の代表者と施設を統括する支援員が集まっているところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。

○15番(浅野直子君) そうしますと、情報提供の場合なんですが、施設から情報を差し上げる場合の施設内での情報というのは、これは支援員と補助員、施設内で様々議論をして提供するというような形になっているのか。情報の共有というところにおいては、施設内で共有しなければいけませんけれども、そういったところというのは、毎月行われているという認識でよろしかったでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(菅原順子君) 各施設におきましては、定例で毎日ミーティングを行っている。また、定例の月に1回なり2回なりのスタッフミーティングをしているということで、それぞれの課題や問題などはそこで共有して、改善等々の話合いが行われているという形となっております。

○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。

○15番(浅野直子君) 諸問題は様々あるかと思いますけれども、実績報告書の中に「諸問題を検証し」というような文言も入っておりました。問題の検証というところにおいては、どのように検証しておられるのか、お伺いをいたします。

○議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(菅原順子君) 平成29年から民間委託が始まりまして、そして、今回新たなというふうなところになりましたので、これまでの民間委託をした年度をまずは振り返るということで、委託をしています事業者と次の年度の委託に関わるワーキング会議を持ちまして、そこで、それぞれ法人が抱えている課題、運営や様々な資金面ですとか、職員のこととか、いろいろなことについて、その場で話し合って、今回、新たなというところで進めてまいりました。

○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。

○15番(浅野直子君) ホームページに、業務の分担区分が掲示されておりました。事故処理の対応や苦情処理の対応は、委託業者のみになっておりましたけれども、ここのところは、担当課での関わりは一切しないというような認識でよろしかったでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(菅原順子君) 苦情につきましても、程度にもよるかとは思います、事故等々につきましても。ただ、こちらのほうで把握すべきような内容につきましては、必ずご連絡いただくということで、必要に応じては、保護者の方にこちらからもご連絡したりというようなことも過去あったというふうなところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。

○15番(浅野直子君) 現在の支援員の配置数につきましては、8施設のトータルでは56人、補助員はトータルで23人、おおむね各児童クラブの事業所での契約と思いますけれども、1施設の児童クラブで少ないところでは8人、多いところでは12人というふうな割合になっておりました。これは、登録人数によるものなんだと思いますけれども、この人数で、この割り振りで、大丈夫というふうな認識でよかったのか、お伺いをいたします。

○議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(菅原順子君) 支援員の人数につきましては、少ないところでも8人というところではありますが、定員ですとか、支援の範囲によっても異なるかとは思いますが、それをはるかに上回っている配置というふうなところで考えております。

○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。

○15番(浅野直子君) 基準というようなところがあるかと思うんですが、これは基準というのはどのようになっているのか、お伺いをいたします。

○議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(菅原順子君) 基準につきましては、富谷市の放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例のほうでも規定しておりまして、支援の単位ごとに放課後児童支援員の数は2人以上とするという、ただし、1人を除いては補助員が行っても構わないというようなところでうたっているところになりますので、それを考えますと、十分だというふうに考えております。

○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。

○15番(浅野直子君) そうしますと、来年度、新しい事業所が決まっていくわけなんですが、来年度に向けた支援員の確保、補助員の確保というのは、万全であるというふうな状況なのか、お伺いをいたします。

○議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(菅原順子君) 年度ごとに、雇用の関係は変化してくるというふうに考えておりますので、それについては、新たな新入生、今、12月1日から申込みも始まっておりますので、それに伴って、必要な職員を改めて計画的に配置するということで、今後、精査しながら配置するという形となるかと思います。

○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。

○15番(浅野直子君) コロナ禍によりまして、大変、対応も大変ではないかなというふうに思っております。率先して、医療現場の方々のお子さんを引き受けていただきました。本当に感謝されていることと思います。しかしながら、感染症予防という意味では、国といたしましても、しっかりと対応というようなところでございましたけれども、平成28年には、来所時や帰宅時の状況を、ICカードなどで把握するようにという指針も示されていたのではないかと思うのですが、このようなことについてのご認識はあるのか、お伺いをいたします。

○議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(菅原順子君) そういった取組、先進的な事例なども、こちらでも調査などもしているところではございます。

○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。

○15番(浅野直子君) ぜひとも、感染症の対応、対策というところからも、やはりこういったタイムカードみたいなもので、スムーズなやっぱり対応というのは必要ではないかなと思いますけれども、再度、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(菅原順子君) 対応につきましても、改めて調査研究をして、今後の検討課題とさせていただきます。

○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。

○15番(浅野直子君) 課題として、申込みをされた方が利用できないという、先ほど副市長の答弁の中にも、5・6年生の利用ができないような状況でもあるというようなことで、本市といたしましては、空き教室を利用して、サテライトを行ったりとかというようなことも載っておりましたけれども、やはり利用できないというこの現状、このことについてもう少し、どのようにお考えになっていらっしゃるのか、お聞かせいただければと思います。

○議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(菅原順子君) 本市としましては、児童の放課後の居場所というところでは、保護者の皆様も安心して、安心安全に利用できるというところを多く望まれているというふうなことで認識しておりますので、待機児童がゼロということを、本市のほうとしては、そういったことを進めてまいりたいというふうには考えているところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。

○15番(浅野直子君) 現状では、でも、待機児童ゼロというのは難しいかと思うんですけれども、もう少し、申込みをしたけれども利用できない子供たちに対して、具体的にどのように進められているのか、そこのところを再度お聞かせいただきたいと思います。もうちょっと真剣に取り組むべきではないかというふうに思いますけれども、再度、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(菅原順子君) これまでも、サテライトを利用したり、小学校の特別教室などを活用しながら取り組んでまいりました。しかしながら、コロナウイルス感染症のこういったコロナ禍において、今登録して利用されている児童でさえも、空き教室や特別教室を利用しなければ、なかなか安全を保てないというような、こういった状況にありますので、その中で、これ以上受け入れることができるかというふうになりますと、やはり、施設の面が大きく影響してくるかというふうに考えておりますので、そこについては、今後、教育委員会や小学校とも協議していくというようなところで、今後の大きな課題というふうに捉えております。

○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。

○15番(浅野直子君) 大変、ご苦労はあると思います。空き教室、常に毎日使うわけなんですけれども、今、コロナの状況におきましては。これは空き教室の連絡、また、施設からの連絡というような、連絡の仕方というのはどのようになさっているのですか。例えば、学校であったら教頭がしているのか、施設長が連絡しているのか。その連携というのは、どのようになさっていらっしゃるのかしら。空き教室も、毎回同じところではないですよね。特別室が空いているというようなところでもないと思いますが。そういった連携については、どのように取組を行っていらっしゃるのかしら、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(菅原順子君) 現在、小学校と常に協力をいただきながら、児童の受入れをしている施設は、通常、常に利用しているところは今のところ1施設というところにはなりますけれども、その施設のことを例にすれば、まずは、教育委員会と子育て支援課のほうで、ある程度は協議をして、そして、教育委員会を通じて小学校のほうに連絡をし、そして、その中で、施設長や現場の担当者が学校のほうに出向きまして、改めて詳細な打合せをしたりしながら、ご協力いただいて利用させていただいているというような流れとなっております。

○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。

○15番(浅野直子君) 支援を必要とするお子様、児童も割合がだんだん増加傾向にあるのではないかと思います。先ほど、加配というような場面においては、職員を増員してというふうなお話もございましたけれども、今後に向けて支援を必要とする児童に対しての取組、どのようにお考えになっていらっしゃるのか、お伺いをいたします。

○議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(菅原順子君) 加配が必要な児童については、年々増えているというふうな認識をしております。以前から、事業者のほうから、そういった加配が必要な支援を必要とする児童の対応について、勉強したい、研修をしたいというようなお話がありましたことから、今年度については、各施設、巡回訪問という形で専門の先生をお招きしまして、その加配の必要なお子さんの様子を、直接現場で見ていただいて、助言をいただいて、常日頃の対応のほうをしていくというようなところで、現在行っているところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。

○15番(浅野直子君) 最後の質問になります。
言いにくいかもしれませんが、委託業者による支援の差異というものはなかったのか、振り返ってみて、この3年間、そこのところをお聞かせいただければと思います。

○議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(菅原順子君) 差異というふうなところは、直接、支援員も替わっていくものですけれども、各施設長及び各事業者に統括がしっかりおりますので、その方たちが常日頃から指導し、そして、資質を高めてきたというところでは、恐らく、どこの施設でも大きな差異はないというふうに私は考えております。

○議長(渡邊俊一君) これをもちまして、本日の一般質問を終わります。
これで、本日の日程は全て終了いたしました。
本日は、これにて散会いたします。
ご苦労さまでした。

午後1時45分 散会

令和2年第4回定例会議事録(第3号)

令和2年12月7日(月曜日)

出席議員(18名)

  • 1番 菊 池 美 穂 君
  • 2番 佐 藤 浩 崇 君
  • 3番 村 上 治 君
  • 4番 塩 田 智 明 君
  • 5番 渡 邊 清 美 君
  • 6番 藤 原 峻 君
  • 7番 金 子 透 君
  • 8番 青 柳 信 義 君
  • 9番 浅 野 武 志 君
  • 10番 若 生 英 俊 君
  • 11番 長谷川 る 美 君
  • 12番 高 橋 正 俊 君
  • 13番 菅 原 福 治 君
  • 14番 出 川 博 一 君
  • 15番 浅 野 直 子 君
  • 16番 安 住 稔 幸 君
  • 17番 畑 山 和 晴 君
  • 18番 渡 邊 俊 一 君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 副市長 西 村 一 慶 君
  • 企画部長 木 越 養 一 君
  • 総務部長 富 澤 裕 君
  • 市民生活部長 横 田 利 雄 君
  • 保健福祉部長兼福祉事務所長 中 山 高 子 君
  • 経済産業部長 吉 田 尚 樹 君
  • 建設部長 伊 藤 正 君
  • 企画部企画政策課長兼地方創生推進室長 松 原 誠 君
  • 企画部企画政策課参事兼行政改革推進室長 日 野 正 樹 君
  • 企画部財政課長 高 橋 弘 勝 君
  • 総務部総務課長兼情報化推進室長 菅 原 俊 司 君
  • 総務部防災安全課長 星 英 樹 君
  • 総務部市民協働課長 高 橋 加 代 君
  • 市民生活部税務課長 泉 川 潤 哉 君
  • 市民生活部生活環境課長兼清掃センター所長 安 藤 司 君
  • 保健福祉部長寿福祉課長 浅 場 悟 君
  • 保健福祉総合支援センター所長兼地域包括支援センター統括監 高 橋 弘 美 君
  • 保健福祉部健康推進課長 西 山 高 広 君
  • 保健福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセンター子育てサロン所長 菅 原 順 子 君
  • 保健福祉部子育て支援センター所長 猪 股 純 子 君
  • 経済産業部農林振興課長兼農業委員会事務局長 鴇 幸 浩 君
  • 建設部都市整備課長 高 橋 隆 美 君
  • 水道事業上下水道課長(建設部上下水道課長) 齋 藤 英 夫 君
  • 教育長 及 川 芳 彦 君
  • 教育次長 二階堂 浩一郎 君
  • 教育部長兼教育部生涯学習課富谷中央公民館長兼富ケ丘公民館長兼東向陽台公民館長兼あけの平公民館長兼日吉台公民館長兼成田公民館長兼学校給食センター所長 荒 谷 敏 君
  • 教育部教育総務課長 渡 邉 正 弘 君
  • 教育部学校教育課長 相 澤 美 和 君
  • 教育部生涯学習課長兼総合運動場所長兼民俗ギャラリー館長兼図書館開館準備室長 小 山 温 君

事務局職員出席者

  • 事務局長 郷右近 衛
  • 次長 高 橋 直 美
  • 主事 伊 藤 亨 太

議事日程 第3号

令和2年12月7日(月曜日) 午前10時00分 開議

日程1

会議録署名議員の指名

日程2

一般質問

14番 出 川 博 一 議員

1

来年度予算 歳入歳出の見込みは

2

本市介護保険制度の今後はいかに

9番 浅 野 武 志 議員

1

台風19号の被害の復旧は

2

市道三ノ関大崎線に歩道設置を

10番 若 生 英 俊 議員

1

公営墓地単独事業として整備を

2

市道三ノ関大崎線に歩道設置を

5番 渡 邊 清 美 議員

1

介護保険を問う

2

女川原発2号機再稼働を問う

3

子どもの予防接種を問う

4番 塩 田 智 明 議員

1

震災時の断水対策について問う

2

避難所の暑さ対策を問う

日程1

会議録署名議員の指名

日程2

一般質問

13番 菅 原 福 治 議員

1

協働は、行政と市民・市民団体の相互理解が基本では

7番 金 子 議員

1

来春「とみやど」開所準備は万全か

8番 青 柳 信 義 議員

1

認知症と共生への施策について

2

AED設置について

2番 佐 藤 浩 崇 議員

1

富谷市総合計画の進捗と成果について問う

3番 村 上 治 議員

1

行財政改革について問う

15番 浅 野 直 子 議員

1

児童クラブの運営について

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり

午前10時00分 開議

○議長(渡邊俊一君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は、18名であります。定足数に達しますので、これから、本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。


日程第1 会議録署名議員の指名

○議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、12番高橋正俊君、13番菅原福治君の2名を指名いたします。


日程第2 一般質問

○議長(渡邊俊一君) 日程第2、一般質問を行います。
通告順に、発言を許します。14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 皆さん、おはようございます。
それでは、私から2つのテーマについて質問いたします。1つは、来年度予算編成方針について、2つ目は、介護保険制度と今後の高齢者保健福祉施策計画について、お伺いします。
最初に、来年度予算についてですが、総務省は、9月30日、令和3年度予算概算要求を発表しました。それによると、地方交付税の要求額は、地方団体交付ベースで前年度比2.4%減。片や地方債計画案では、臨時財政対策債が前年度から倍以上増える見込みとしています。
本市における来年度の予算編成基本方針として、行政改革の取組を踏まえ、一般行政経費の支出抑制を図りながら、総合計画に基づき取り組むものとし、令和4年度以降、大型普通建設事業の本格的な施工が予想されることから、現状の財政状況に見合う事業の見直しに積極的に取り組むものとしています。
来年度の予算編成方針について、5つの質問をいたします。
1つ、市税及び交付金の減収見込額は。
2つ目、徴収率の向上に努めるとありますが、各種料金の未収金対策は。
3点目は、総合計画・後期基本計画上の予算措置について。
4つ目は、大型普通建設事業の概要と予算措置について。
5つ目は、今後の行政改革の取組への見解をお尋ねいたします。
次に、介護保険制度と高齢者保健福祉計画について、伺います。
第7期介護保険事業計画は、平成30年度から令和2年度を計画期間としており、今年度が最終年度となります。
10月に発表された2020年版厚生労働白書の中には、長寿命化が進み「人生100年時代」がより身近になること、2040年には全就業者の5人に1人が医療や福祉の現場で働く必要があるとの推計も示されました。
令和3年度から5年度の第8期介護保険事業計画の策定に当たり、今後の高齢者保健福祉施策について、5つの質問をいたします。
1つ、第7期計画での各施策における目標指数の達成状況は。
2つ目、介護保険給付事業において、第7期計画と実績値の乖離及びそれをどのように評価しているのか。
3つ目、withコロナの社会的要請がある中、第8期施策の方針は、どのようなものになるのか。
4つ目、市内介護施設での介護士の充足率の状況について。
最後に、20年後、富谷市の介護保険制度は維持できるのか。見解をお尋ねいたします。
以上が、私からの質問です。よろしくお願いいたします。

○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。西村副市長。

○副市長(西村一慶君) おはようございます。
それでは、出川博一議員の一般質問にお答えいたします。
2件、ご質問がございました。
まず、質問件名1、来年度予算歳入歳出の見込みはのご質問のうち、問い1、市税及び交付金の減収見込額のお尋ねにお答えいたします。
議員ご質問のとおり、普通交付税につきましては、国の概算要求に基づく出口ベースで2.4%の減、地方税税収全体での収入見込みも大幅な減少が危惧されております。新年度予算での減収見込額につきましては、現在、予算編成の作業中でもあり、市税であれば、今後の政府税調の動向、それ以外の交付金関係では国の「地方財政計画」に基づき、最終的な予算計上額が大きく変動いたしますので、当初予算がまとまった時点で、改めてご説明させていただきたいと考えております。
次に、問い2、各種料金の未収金対策についてのお尋ねにお答えいたします。
現在、平成31年に策定いたしました「私債権対応マニュアル」に基づき、未収額の減少に取り組んでいるところでございます。しかし、広域被災自治体において、今後の債権回収が懸念されている災害援護資金貸付金償還金や恒常的な未済額となっている水道料金等について、加えて、今年6月には、より効率的で効果的な債権管理を図るため、「債権一元管理プロジェクトチーム」を設置し、鋭意検討を重ねております。今後は、意見を集約しながら、しっかりと債権管理を行い、徴収率の向上に努めてまいります。
次に、問い3と問い4については関連がございますので、併せてお答えいたします。
現在策定中の「後期基本計画」につきましては、本市の基本構想に掲げる将来像を実現するため、令和7年度までの5年間を計画期間と定め、個別・具体の事業を示す実施計画の指針となるものでございます。これまで、大型普通建設事業をはじめとする主要事業につきましては、毎年度策定している「実施計画」を通して明らかにしております。また、予算措置全般についても、同時期に策定を行う「財政計画」に基づき、財源見通しをお示ししており、今後につきましても、「実施計画」及び「財政計画」の策定を通し、可能な限り、予算措置の状況を明示してまいりたいと考えております。
次に、問い5、行政改革の取組の今後についてのお尋ねにお答えいたします。
本市では、平成30年3月に「第1次富谷市行政改革基本方針」を策定するなど、これまで不断の行政改革への取組を進めてまいりました。一方、新型コロナウイルス感染症などの社会情勢の変化や地方分権の進展など、本市を取り巻く社会構造は大きく変化しております。このような状況の中で、複雑・多様化する行政課題へ対応し、富谷市総合計画の推進及び将来像「住みたくなるまち日本一」を実現するため、気を緩めることなく、引き続き行政改革の取組を行ってまいります。
なお、取組の内容につきましては、現在、策定中でありますことから、詳細が決まりましたら、改めてお示しさせていただきたいと考えております。
次に、質問件名2、本市介護保険制度の今後はいかにのご質問のうち、問い1、第7期計画での目標指数の達成状況についてのお尋ねにお答えいたします。
平成30年度から令和2年9月までの達成状況となりますが、目標指数44項目中、達成が19、ほぼ達成が1、未達成が24となっております。未達成項目については、現状を分析し、各施策における指標及び目標指標について再度検討を行い、第8期計画へつなげてまいります。
次に、問い2、第7期計画と実績値の乖離及びその評価についてのお尋ねにお答えいたします。
第7期計画期間中の平成30年度及び令和元年度の介護給付費につきましては、平成30年度の実績が約22億6,000万円、計画値が約24億8,000万円ですので、実績が計画値より2億2,000万円下回っております。また、令和元年度の実績につきましては約23億9,000万円、計画値が約26億8,000万円ですので、こちらも2億9,000万円下回ったことになります。さらに、令和2年度におきましても、これまでの実績から計画値を下回ると見込んでおります。
この要因につきましては、介護給付費が年々増加しているものの、地域密着型や施設介護給付費において、見込みよりも伸び幅が大きくなったことなどによるものでございます。結果の分析を行い、次期計画に生かしてまいりたいと考えております。
次に、問い3、withコロナの社会的要請がある中、第8期施策の方針についてのお尋ねにお答えいたします。
国では、第8期計画において充実させる項目の一つとして、「災害や感染症対策に係る体制整備」を掲げておりますので、本市の計画においても、国の指針に基づき、適切に対応してまいります。具体的には、「ウイルスの感染拡大防止策の周知・啓発」が重要として、施策等に対して職員研修の充実、マスクやガウンといった防護具や消毒液の備蓄・調達などが必要だとし、これらの対応を促す内容となっております。
次に、問い4、市内介護施設での介護士の充足率についてのお尋ねにお答えいたします。
介護保険の施設や事業所における人員配置につきましては、介護保険に係る法令等で定められておりますので、施設を立ち上げる際には、当然、基準を満たした上で宮城県などからの指定を受けることとなります。また、定期的に実地指導等により監督も行っていることから、基準は満たしているものと認識しているところでございます。
次に、問い5、20年後、富谷市の介護保険制度は維持できるのかのお尋ねにお答えいたします。
介護保険制度については、平成12年に、「できる限り、住み慣れた地域で能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう社会全体で支えていく」という理念の下、スタートしたものと承知しております。今後もこの理念の下、介護予防の充実などにより、介護のサービスを必要としない元気な高齢者が増えるよう努めていくことが重要であると考えております。
また、国では、制度を維持していくために、これまでも制度の見直しを適宜行っております。今後も、その時々に必要な制度の改正が行われるものと思っておりますことから、将来的にも本市の介護保険制度は維持できるものと考えております。
私からは、以上でございます。

○議長(渡邊俊一君) これより、出川博一君の質問は、一問一答により行います。14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 予算編成方針のほうからいきたいと思うんですけれども、市税の見込みとか交付金の見込み、これについては先ほどの答弁で、基本的には作業中で、これからの動向を見なくてはならないということでございましたので、本来は、個別にお聞きしたかったんですけれども、そうもいかないので1点だけ。
本市にとっては、非常に重要な財源である固定資産税なんですけれども、これについては、まだ、政府税調も決めあぐねているという状況にありますけれども、その中で、来年度の評価替えについては、現実的に作業ベースではやっておられるのかどうか、お尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 税務課長。

○税務課長(泉川潤哉君) 評価替えに向けまして、現在、評価のほうは適正に事務処理のほうを行っております。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) その評価替えによると、もしそれが、かなえばかなりの税収が見込めるというふうに考えてよろしいのかどうか、お尋ねします。

○議長(渡邊俊一君) 税務課長。

○税務課長(泉川潤哉君) 通常、今までですと、市税全体で大体毎年1億円ずつ積みまして、市税の歳入のほうを増やしてきている状況ですけれども、そのうちの固定資産税、例年どおり、同じような額で推移するのではないかと推計しております。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) まだ決まっていない中で、あまり質問しても意味がないと思いますので……。要は、私、多分、来年度かなりの歳入不足になるんだろうというふうに思っておりまして、その中で、できる対応とすれば、1つは投資的事業の見直し、削減、2つ目としては預金を取り崩す、預金といいますか、財調を取り崩すということになろうかと。最後の手段としては、借金をすると。要は、これの選択、バランスの問題だと思うんですよね。その中で、国も借金が多くて先が見えない中で、私はやっぱり投資的事業の見直し、削減にウエートを置くべきだと思いますけれども、見解を求めたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) 分析としては、議員がおっしゃるとおりでございまして、そういった今いただいたご意見も踏まえながら、今後、策定したいと考えてございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 今の段階で、それしか言えないのかもしれませんけれども、要は、先ほどの中でもお話ししましたように、計画では令和4年度に大がかりないわゆる投資的事業がいっぱいあるわけですけれども、それを見直しするといういいタイミングではないかなというふうに私は思うんですけれども、その辺についてお尋ねします。

○議長(渡邊俊一君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) すみません。繰り返しになりますけれども、ご意見を踏まえさせていただきたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 分かりました。
それでは、徴収率の向上の点について、お尋ねいたします。
まず、今年度の税収といいますか、その辺の状況について、コロナウイルス感染症の影響で、今年度の市税等の徴収状況はいかがなのか、お尋ねします。

○議長(渡邊俊一君) 税務課長。

○税務課長(泉川潤哉君) 私からは、市税に関しまして、ご答弁申し上げます。
これまで、9月末の徴収調べですと、前年比ですけれども、同じようなぐらいで推移しておりました。しかし、10月末になりましたら、若干マイナス要素が出てきまして、市税全体では1%までは行かないんですけれども、若干のマイナスと。今、11月末現在、集計している途中ですので、まだ結果は出ていないんですが、今後、どのように推移していくか、ちょっと動向を見守っているような状況であります。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) いわゆるコロナに関連して、徴収猶予の体制が取られているわけですけれども、それの申請状況について、お尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 税務課長。

○税務課長(泉川潤哉君) 11月末現在で、徴収猶予の申請件数、98件申請ございます。そのうち許可を出しているのが、現在のところ90件という状況になっております。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) そういう意味では、猶予ですから、減免するというわけではないんでしょうけれども、その辺の中で、猶予に関して、やっぱり、かなり厳しい状況というふうに税務課としては判断しておられるのかどうか、お尋ねします。

○議長(渡邊俊一君) 税務課長。

○税務課長(泉川潤哉君) 主に法人税関係の申請が多いんですけれども、厳しい状況だなと実感しております。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) それでは、上下水道の未収金に関連して、令和元年度下水道決算では現年度分の未収金残高が約2,000万、これは対前年比較しますと1,300万と大幅に増えているんですけれども、その要因について、お尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 上下水道課長。

○上下水道課長(齋藤英夫君) 下水道につきましては、企業会計への移行によりまして、3月末の打切決算としたため、多くなったものでございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 企業会計への移行ということで、2か月分、徴収ができなかったというか、徴収活動ができなかったということは分かったんですけれども、下水道使用料の、じゃあ、2年11月、先月末の未収金残高と、これが対前年比の増減では幾らなのか、お尋ねします。

○議長(渡邊俊一君) 上下水道課長。

○上下水道課長(齋藤英夫君) 11月末ですと、未収金が3,500万で、当初が4,200万ありましたので、約700万の減となっております。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 下水道使用料の未収金は、これまで三、四年見てみますと、平年ベースで3,000万ほどです。これが11月残高で3,500万ということは、500万増えたということになろうかと思いますけれども、いかがでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 上下水道課長。

○上下水道課長(齋藤英夫君) 今のところ、500万増えました。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 多分、そうすると、その2か月分のものでそういう状況かというふうになると、今年度の決算、令和2年度の決算では、下水道使用料の未収金額は3,500万に跳ね上がるということになるのか。それとも、これから徴収努力によって圧縮するということなのかどうか、お尋ねします。

○議長(渡邊俊一君) 上下水道課長。

○上下水道課長(齋藤英夫君) 今後、徴収のほうを努力しまして、圧縮していく予定でございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 水道料金と下水道使用料は、一体の請求と支払いという形になっておりますけれども、令和元年度の決算での未収金額は、両方足してお幾らでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 上下水道課長。

○上下水道課長(齋藤英夫君) 水道料金で約6,800万、下水道使用料金で4,200万で、合わせまして約1億1,000万ほどでございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 上下水道料の現年分の未収金なんですけれども、これは平成30年度、令和元年と増加傾向にありますけれども、やっぱり、現年度分の徴収対策がポイントだと思うんですけれども、それに対する対処方針について、お尋ねします。

○議長(渡邊俊一君) 上下水道課長。

○上下水道課長(齋藤英夫君) 先ほど、副市長からも答弁がありましたように、今後、債権一元管理プロジェクトチームで検討し、進めていきたいと考えております。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) それでは、いわゆる保育料の未収金なんですけれども、これも3年間、1,000万前後で推移しております。課題としては、保護者との接点が希薄であるということになっているんじゃないかと思うんですけれども、その辺について、担当課の見解をお尋ねします。

○議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(菅原順子君) 保護者の皆様には、納付書等々、また、口座振替で納付していただいているという状況ですので、直接、接点というところについては、確かになかなか難しいところではありますけれども、例年であれば、未納者に対して各園から納付勧奨するように協力をいただいたり、また、市のほうでも督促状を送付して納付勧奨しているような状況でございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) これについては、いわゆる昨年10月の幼児教育無償化によって、ますます接点がなくなっていくかと思います。それに、保育所の場合だと数年後には退園をする、卒園をするというようなことで、本当に接点がなくなるというふうに思うんですけれども、この辺のところを踏まえた対策は、何か取っておられますか。

○議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(菅原順子君) 卒園してしまうと、なかなか保護者の方とお会いする機会がないということにはなってしまいますが、これまでは、現年度を中心に督促状とかを通知して納付勧奨していましたが、今年については、今後、過年度分についても納付勧奨する予定でございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 要は、未収金の問題なんですけれども、税務課のものはある程度、グリップが効いて管理されていると思うんですけれども、なかなかほかのところは各課対応ということで苦戦しているんじゃないかなと思うんですけれども、その中で、災害援護貸付金、先ほどの答弁にございましたけれども、これは倍増しておりまして、そういう意味で、その辺の管理の点について、お尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(浅場 悟君) 手が回らないというのとはちょっと違うと思いますが、催告ですとか訪問などやるべきことはきちっとやってございますので、そのような状況の中で、なかなか相談等に応じてもらえないといった状況でございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) これも、苦労していると思うんですけれども、奨学金の返済、これについてもお尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 奨学金の返済につきましても、担当のほうで粛々と、できる限りのことをやっております。まず、督促・催告書、そういった部分についても、あとは電話連絡・訪問、そういった部分についてもしっかりと行っている状況です。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 先ほど、副市長の答弁の中で、私債権に係る組織的な体制整備の検討について開始したところだという答弁がございましたけれども、現時点での構想について、お尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 総務部長。

○総務部長(富澤 裕君) 先ほど副市長のほうからもお答えいたしましたとおり、6月から債権管理のプロジェクトチームを立ち上げて検討しておりますが、まだ確定する状況にまでは至っておりませんので、まず、今は検討を重ねているというところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) それでは、大型普通建設事業の概要、予算措置について、お尋ねします。ちょっと時間もなくなってきていますので、手短に回答をお願いしたいと思います。
まず、これまでの議会答弁とかに示された各事業の供用時期について、確認をしたいと思います。まず、図書館の整備なんですけれども、これは令和4年度開園ということだったんですけれども、さきの3月の第1回定例会で、複合施設整備の基本方針を作成する中で、改めて精査検討するという答弁がございましたけれども、その後の検討状況について、お尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 教育部長。

○教育部長(荒谷 敏君) 図書館整備につきましては、議員おっしゃったとおりでございまして、当初、令和4年度の開館を目指しておりましたが、これはあくまでも、図書館単独での整備ということでお示しさせていただきました。今回、改めて3つの複合施設になることで、そのための基本方針を策定中でございまして、本日の特別委員会のほうでも進捗状況を説明することになっておりますが、特に、図書館については補助金等が活用できませんでしたが、ほかの2つの施設が加わることによりまして、財源的にもいろいろな交付金も使えることになっているところもありまして、そちらの整備スケジュールも勘案をしまして、現在、基本方針のほうで検討を進めているところでございますので、当然、図書館だけの整備の令和4年度からは、少し若干変更になることと思っております。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) それでは、やすらぎパーク、これは令和5年度供用開始ということだったんですけれども、その進捗状況について、お尋ねします。

○議長(渡邊俊一君) 生活環境課長。

○生活環境課長(安藤 司君) やすらぎパークにつきましては、令和5年度中の供用開始を目指しているところでございます。また、ただ、パークゴルフ場につきましては、芝の張り具合にもよりますので、若干6年度にずれ込むのかなというところもありますけれども、一応は5年度中の供用開始を目指しているところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 穀田三ノ関線改良道路、これについては、当初、令和2年度供用だったんですけれども、さきの質疑の中で、用地買収交渉で延びる懸念が示唆されておりましたけれども、その後の状況について、お尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 社会資本整備総合交付金の交付決定額が縮小していることもありますので、延長を考えているところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 押しなべて、各地方交付金額が結構減額されるということですけれども、それを踏まえると……。

○議長(渡邊俊一君) ごめんなさい、マイク入っていなかったんです。

○14番(出川博一君) それを踏まえると、令和3年度、来年度の予算ではどういう対応になるのか、お聞きしたいと思います。
まず最初に、複合施設事業について、お尋ねいたします。来年度の予算上の対応はどうなるのか、お聞きいたします。

○議長(渡邊俊一君) 教育部長。

○教育部長(荒谷 敏君) 複合施設については、まだ計画途中でございますので、図書館には要求してはおりません。その後、基本計画の中でさせていただければと思っております。

○議長(渡邊俊一君) 一問一答ですからね。お願いします。
14番出川博一君。

○14番(出川博一君) それでは、やすらぎパーク整備事業について、お尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 生活環境課長。

○生活環境課長(安藤 司君) やすらぎパークにつきましては、本定例会におきまして……。

○議長(渡邊俊一君) マイク入っているかな。(「時間止めてほしいんだけれども」の声あり)

○生活環境課長(安藤 司君) やすらぎパークにつきましては、本定例会の追加提案……。

○議長(渡邊俊一君) 待って、ちょっと待って。
出川議員、途中だけれども、ちょっと休憩入れてもいいですか。(「はい」の声あり)
じゃあ、午前10時50分まで休憩いたします。

午前10時37分 休憩


午前10時50分 再開

○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
14番出川博一君。

○14番(出川博一君) それでは、やすらぎパーク整備事業についての来年度予算の計上について、お尋ねします。

○議長(渡邊俊一君) 生活環境課長。

○生活環境課長(安藤 司君) やすらぎパークにつきましては、本定例会の追加提案として実施設計、また、用地測量業務の費用として、8,840万円を計上しているところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) それでは、清掃センターの焼却棟の解体工事費、これについての予算計上について、お尋ねします。

○議長(渡邊俊一君) 生活環境課長。

○生活環境課長(安藤 司君) 清掃センターの解体工事につきましては、施工管理業務、また解体工事費用の後期分として、合わせて1億363万円ほど計上しているところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) それでは、穀田三ノ関線改良事業の追加工事内容というか、予算規模について、お尋ねします。

○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 追加工事はございませんで、本年度の9月補正で行いました予算残額程度で見込んでいるところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) それでは、橋梁、いわゆる橋の長寿命化計画の中で、計画では来年度富谷橋が予定になっておりますけれども、その予算配分について、お尋ねします。

○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 修繕計画におきましては、約9,000万円弱程度、ホームページのほうで掲載しておりますけれども、現在、精査しておりまして、この額よりも縮小する予定でございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) それでは、介護保険に移りたいと思います。時間の関係もございますので、一番最後の富谷市の介護保険制度の維持について、お尋ねいたします。
行政実績報告では、要介護者の出現率が13%台になっておりますけれども、各年代での出現率を見ると、65歳から74歳は3%台、75歳以上で27%から29%に飛び上がるという認識は、間違いないのかどうか、お尋ねします。

○議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(浅場 悟君) 間違いございません。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) そういう意味で、加齢に伴って、75歳以上の出現率が高いということなんですけれども、これに対する施策というのは特別何か行っているものがあるか、お尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(浅場 悟君) 若いうちからの生活習慣病への取組ですとか、介護予防への取組が肝要であるというふうに考えてございまして、健康推進課とも連携をしながら、その充実に向けて取り組んでいるところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) ここから、ちょっと皆さんにも資料を渡しておりますので、国立社会保障・人口問題研究所の地域別将来推計人口について、質問いたします。
今年9月の高齢化率は20.9%、これは、5年後の高齢化率の推計は何%になるのか、お尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(浅場 悟君) 社人研の推計では22.2%となってございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 75歳以上の人口は9月末で4,573人。20年後の2040年に75歳以上の推計人口は何人になるのか、お尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(浅場 悟君) 8,589人でございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) ということは、2倍に増加するということなんでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(浅場 悟君) おおむね、そのようなことになるかと思います。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 2040年には2倍になるとすれば、それを認識した施策を打つべきだと思いますけれども、見解をお尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(浅場 悟君) 先ほど答弁申し上げましたとおり、若いうちからの生活習慣病への取組、それから、介護予防への取組が肝要かというふうに考えてございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) それでいいんでしょうかね。もう少し、まだ20年先だという見方じゃなくて、これから富谷市の介護保険財政そのものが揺らぐ可能性があるわけですよ。ですから、その辺についてもうちょっと執行部側として打つ手を考えるべきと思いますけれども、いかがでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(浅場 悟君) 介護保険制度全体を見た場合、先ほど副市長答弁申し上げましたとおり、適宜、国のほうで制度の改正をしてきたところでございます。本市といたしましては、繰り返しになりますが、若いうちからの健康管理、それから介護予防への取組を進めていくというところかと思います。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) さらに、県内市町村の75歳以上の人口推移を見ていくと、人口増加の著しい本市と利府町が、2040年時点で約2倍になります。ほかのところは大体1.5から1.7ぐらいの、それぐらいになるんですけれども、社人研の推計上は、その見方でよろしいのかどうか、お尋ねします。

○議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(浅場 悟君) おおむね、そのような傾向にあるかと思います。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 私、これは非常に問題だと思って、数年前、具体的には平成28年9月の一般質問で問題提起をしております。短期間で人口が急増した本市の介護保険財政上の大きな課題であるというふうに考えております。介護保険事業は、3年ごとの計画策定となっていますけれども、本市の場合は、そのほかに……。

○議長(渡邊俊一君) 時間がまいりました。
長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(浅場 悟君) 第8期の計画につきましては、20年後を見据えた計画となるよう、推計人口等から導かれた介護需要等を踏まえまして、20年後を念頭に置きながら、県とも連携して、計画策定に取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。

○議長(渡邊俊一君) 9番浅野武志君。

○9番(浅野武志君) 通告に従い、質問いたします。
令和元年10月12日に発生した令和元年台風19号に伴う豪雨により、市施設を含め、市内各地に甚大な被害が発生しました。農業関係では、令和元年11月22日現在の被害状況報告によると、農林施設合計で297件、内訳は農地107件、農道51件、水路87件、ため池・堰17件、山林その他35件と、被害が広範囲に及びました。
市長は、令和2年第2回定例会挨拶で、農地や農業施設の復旧状況につきましては、被害の大きかった国庫補助事業の15か所、水路等4か所を除き、春の田植作業に影響のないよう復旧に努め、5月末現在で95%の復旧状況となっております。引き続き、農作業等に影響のないよう復旧に向けて取り組んでまいりますと述べております。
令和2年の水稲作付に影響が出ないよう早期復旧に取り組んだことに対しては、工事関係者等皆様に対しまして、敬意を表するものです。
一部、令和2年に繰越しした事業について、現在も復旧に向けて取り組んでいますが、その工事の状況等を含め、以下伺います。
1、被害件数と復旧金額について。農地、農道、水路、堰、ため池の内訳。
2、令和2年度へ繰越しした件数と工事の進捗について。農地、農道、水路、堰、ため池の内訳について。
次に、市道一ノ宮線に架かる鎌田橋は昭和48年3月、市道一・二ノ関線に架かる袋橋は昭和54年3月にそれぞれ竣工となっています。それぞれの橋の幅は5.05メートルであり、歩道はありません。また、その当時は、自動車の交通量が少なく、市道一ノ宮線、一・二ノ関線にも歩道はありませんでしたので、橋に歩道がないのは当然と思われます。その後、水田の買収が行われ、両市道に新たに歩道の建設が行われ、現在に至っています。しかし、市道一ノ宮線、市道一・二ノ関線の歩道は、それぞれ鎌田橋、袋橋で分断されています。
それぞれの市道の通行車両は、北部工業団地への通勤、北山トンネルの開通による仙台市内への乗り入れ等、年々増加してきています。特に、朝と夕方の交通量が多く見受けられます。歩行者並びに自動車の運転者が安全に安心して通行できるように、歩道と歩道をつなぐ橋の建設が必要と考え、以下伺います。
1、車両の通行台数、危険度等、現状をどのように捉えているか。
2、橋の建設についての考えは。
以上です。

○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。西村副市長。

○副市長(西村一慶君) それでは、浅野武志議員の一般質問にお答えいたします。
2件ご質問がございました。
まず、質問件名1、台風19号の被害の復旧は、についてのご質問のうち、問い1、被害件数と復旧金額についてのお尋ねにお答えいたします。
10月末現在の状況について、申し上げます。台風19号による全体の被害件数は359件で、復旧総額は4億8,811万円となり、その内訳につきましては、農地が被害件数116件、工事は全て完了し、8,662万円となります。農道は被害件数55件、施工中2か所を含め、6,810万円となる見込みでございます。水路は被害件数134件、施工中8か所を含め、2億5,295万円となる見込みでございます。堰は被害件数10件、工事は全て完了し、146万円となります。ため池は被害件数14件、施工中5件を含め、7,625万円となります。その他といたしまして被害件数30件、工事は全て完了し、273万円となっております。
次に、問い2、令和2年度へ繰越しした件数と工事の進捗についてのお尋ねにお答えいたします。
これにつきましても、10月末の状況について、申し上げさせていただきます。全体で159件、そのうち、15件が施工中となっております。内訳につきましては、農地が50件で全て完了、農道は38件で36件が完了し、2件が施工中。水路は45件で37件が完了し、8件が施工中であります。堰は7件で、全て完了しております。ため池は10件で、5件が完了し、5件が施工中。その他は9件で、全て完了しております。現在施工中のものにつきましては、予定どおり進捗している状況でございます。
次に、質問件名2、歩道と歩道をつなぐ橋の建設を、について、ご質問のうち、問い1、車両通行台数、危険度などの現状についてのお尋ねにお答えいたします。
今年11月24日に、2つの市道の橋梁を通過する12時間交通量の調査を実施しましたところ、市道一ノ宮線の「鎌田橋」を通行する自動車は1,225台、自転車は9台、歩行者は20人で、市道一・二ノ関線の「袋橋」を通行する自動車は3,085台、自転車は13台、歩行者は3人となっております。今回の調査により、歩行者の通行人数は、現時点において、「鎌田橋」・「袋橋」ともに少ないものと捉えております。
次に、問い2、橋の建設についてのお尋ねにお答えいたします。
「鎌田橋」及び「袋橋」については、宮城県が管理する一級河川「竹林川」及び「宮床川」の占用物件として許可を受け、それぞれ架設しているものでございます。2つの橋梁については、橋の前後の歩道整備を実施した際に歩道橋の設置を検討したこともありましたが、新たな橋梁整備は、将来の河川整備計画を見込んだ協議になりますことから、すぐに歩道橋を建設することは難しいと考えております。
市といたしましては、橋を通行する自転車や歩行者の安全対策として、通行車両に対し、路面標示や看板等で注意喚起を行ってまいりたいと考えております。
私からは、以上でございます。

○議長(渡邊俊一君) 9番浅野武志君。

○9番(浅野武志君) 再質問いたします。
1件目の質問について、特に、ため池でございますけれども、銅場山ため池、それから、万作ため池については決壊したということで、今、復旧工事に取り組んでいるかと思いますけれども、やはり、水をためる、貯水期間とか、そういうものの確保が必要になるかと思いますので、一日も早い工事完成が必要と考えますが、再度、完成時期等を伺いたいと思います。
それから、質問件名2の関係でございます。旧国道4号線に架かる新田橋には、当初、歩道がありませんでした。古い話をいたしますけれども、昭和41年2月、私が中学3年生のときですが、同級生が朝、通学途中、新田橋のところで車に追突されて亡くなりました。3月の卒業式を直前にして尊い命が失われました。大変、悲しい事故でした。事故との関わりがあるかどうか分かりませんが、その後、歩道の橋が新田橋に建設されました。
一ノ宮線に架かる鎌田橋は、橋のところがカーブしています。また、一・二ノ関線に架かる袋橋は、市道より高くなっています。ともに視界が良好ではありません。前にも述べましたけれども、歩道と歩道を結ぶ橋の建設は、地元住民の強い願いでもあります。両市道を利用する人たちが安全に安心して通行できるよう、先ほど歩行者も大変少ない、自転車も少ないという話ではありますけれども、やはり人の命は、大変尊いものでございます。幾ら少ないといっても、やはり我々の安全をつくっていくのが市の役目かと思いますので、再度、考えを伺います。

○議長(渡邊俊一君) 初めに、農林振興課長。

○農林振興課長(鴇 幸浩君) ため池につきましては、議員がおっしゃられますとおり、大変重要な水利施設と捉えているところでございます。現在、来年の3月25日を竣工予定としまして進めているという状況でございます。

○議長(渡邊俊一君) 次に、都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 鎌田橋と、それから、袋橋につきまして、歩道橋の整備ということでございます。橋の前後が、歩道が整備をなされているという橋梁でもございますので、市としましても、できる限り、整備の方向性に向かっていきたいとは考えておるところではございます。しかしながら、宮床川、竹林川の県の河川整備計画がございまして、その新しく橋を架けるときに、その整備計画の川幅どおりに架けなければならないというようなお話もいただいているところでございますので、今後、この件につきましては、宮城県のほうと様々な協議を重ねてまいりたいと考えているところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 9番浅野武志君。

○9番(浅野武志君) 河川の改修、そういうものも含めてという話なんですけれども、そこら辺の時期とかそういうものについて、もし分かっていれば、お答え願いたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) この件につきまして、仙台土木事務所に確認を取りましたところ、その整備の計画の時期は、まだ決まっていないという回答をいただいております。

○議長(渡邊俊一君) この際、午前11時25分まで休憩いたします。

午前11時13分 休憩


午前11時25分 再開

○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
10番若生英俊君。

○10番(若生英俊君) それでは、私から2件、質問いたします。
まず、公営墓地単独事業として整備を、についてと、市道三ノ関大崎線に歩道設置を、についてであります。
初めに、コロナ第3波感染拡大の現状にあって、市民の皆さんは、引き続き感染予防の観点に立ち、12月の広報に盛り込まれました「感染リスクが高まる5つの場面」に細心の注意を払い、徹底した感染予防に努める窮屈な日常の中で生活されております。
この資料にあります「感染リスクが高まる5つの場面」とは、場面1、飲酒を伴う懇親会等、2、大人数や長時間に及ぶ飲食、3、マスクなしでの会話、4、狭い空間での共同生活、5、居場所の切替わりを挙げ、注意すべき具体的事例が示されており、これらを徹底すれば、感染リスクをかなり低減できると思われます。
また、日経新聞11月26日の「コロナ第3波 何すべき」の記事から、有識者4人の発言を以下要約しますが、1つ、気温が低く空気も乾燥しているため、感染が広がりやすいので、1、2月ごろにピークを迎える。2、経済と感染症対策を両立(いわゆる感染症対策と社会経済活動の両立)をさせようと、中途半端な対策をだらだらやっていると、このウイルスの広がりが止まらない。3、1人の感染者が、何人にウイルスをうつすかを示す「実行再生産数」が1を下回らない限り、感染は拡大し続け、自然にピークを迎えて、感染者が減っていくことはない。4、会食は、なるべく避けたほうがよい。今年は我慢の年、極力、人との接触を避けてほしいとの内容でありました。感染の拡大は、新型コロナに慣れ、油断につながった部分があると感じるとも指摘しておりました。
誰しも、いつ、どこで感染するかもしれない、見えない敵との闘いはもうしばらく続くことを覚悟し、引き続き感染予防の徹底が望まれます。県議会集団感染では、会派会長が、「危機管理が足りなかった。猛省している」。「十分な感染対策をしながら開催すると判断したが、間違いだった」と述べています。罹患したことはやむを得ないこととしても、コロナ感染予防の先頭に立つべき県議会に課せられた責務は重大であることを考えれば、このコメントは、感染予防の強い意思表明と感じ取れました。
市民の皆様を取り巻く環境も引き続き厳しく、とりわけ、飲食業、バス、タクシーなどの業種をはじめ、依然として客足が伸びず、売上減少にあえぐ、悲痛な声が届いています。
市、市議会挙げて現実、現状を直視し、必要な公的支援はちゅうちょなく、引き続き必要であります。
2020年10月、今年の10月であります、国勢調査が行われました。2015年の確定値であります5万1,591人から、どれくらいの人口増加があったのでしょうか。住基人口ベースで見ますと、5年前の2015年11月末現在5万2,280人でありました。5年後の今年11月末現在では5万2,450人、5年間の住基人口増加数は167人であります。2015国調人口5万1,591人、国勢調査がありました2015年9月末の住基人口は当時5万2,239人、この差は648人であります。2020年9月末住基人口が5万2,483人からすれば、2020国調人口は5万2,000を超えないのではないかと推測されます。2005年から2010年までの5年間の国調人口増加数は5,449人、2010年から2015年までの国調人口増加数が4,549人でありましたので、増加数からすれば微増にとどまり、総合計画の2020年目標人口5万3,900人や、社人研が2013年に推計しました数値5万3,169人とも大きく乖離する人口数となっております。
人口微増やコロナ禍にあって、税収の減収、そしてまた、交付金、補助金の減少などが見込まれ、コロナ対策にも引き続き一定の経費が必要となりますので、現状の財政状況に見合う事業の見直しは避けられないのではないかと考えるところであります。
このような中、供用開始を令和5年度とする(仮称)やすらぎパークとみや整備事業が、令和3年度から造成工事が始まります。造成コストや運営コストの縮減を目指すために、パークゴルフ場との一体整備による次世代型複合施設として整備することとしておりますが、前段で述べましたように、コロナ禍や人口予測を下回る環境下にあって、公営墓地とパークゴルフ場との一体整備を見直し、公営墓地単独で造成し、早期に供用を開始することが重要と考えます。
これまで、造成工事を自衛隊の部外土木工事で行う予定と認識しておりますが、工事開始6か月前までには、正式依頼文書を提出する時期になりました。
そこで、次の質問をします。
1、今後の整備スケジュールと総事業費は。
2つ、自衛隊部外土木工事の依頼は、いつ行うのか。
3つ、部外工事に係る費用の負担額は。
4つ、単独事業とした場合の造成コストと運営コストは。
5つ、公営墓地単独事業への見直しを検討する考えは。
次に、市道三ノ関大崎線に歩道整備を、についてであります。
市道三ノ関大崎線道路改良事業が進んでいます。市道仏所太子堂線、旧4号線となりますが、太子堂団地手前から、三ノ関馬場沢地区、大和町鶴巣下草地区を経て、県道塩釜吉岡線に通じる基幹道路になっています。
旧4号線から三ノ関会館付近までの未整備区間延長740メートルの改良工事でありますが、議員全員協議会において、片側幅員3メートル、両側に1.25メートルの路肩を設け、歩道のない整備となることの説明がありました。
10月13日、産業建設常任委員会では、整備内容の概要説明と現地視察を通して、「これから永年使用する道路の在り方として、歩行者はもとより、運転者の安全のためにも、フル規格の歩道の設置を」として、議長宛て報告をしました。
交通安全、事故防止の観点から、車道の拡幅に併せ、歩道は当然設置されるものと考えておりましたので、なぜ歩道でなく路肩とするのか、説明を受けても十分な理解と納得がいかず、富谷市の道路の構造の技術的基準等を定める条例に沿って、幅員2メートル以上の歩道整備は、歩行者の安全確保・運転者の安全走行の観点から当初から必要だと考え、以下質問をいたします。
宮城県土木部土木設計マニュアルによれば、道路構造令及び道路の標準幅員に関する基準(案)についてによることを標準とし、中山間地域において、家屋立地や沿道開発等が見込まれない場合は歩道等を省略することができるが、当該整備箇所は、歩道等を省略することができる箇所に該当するのか。
2つ、三ノ関会館から先は、下り線左側に歩道が設置している中、下り勾配となる整備対象区間には歩車分離する歩道が必要と考えますが、歩道を設置する方策は。
3つ、歩道の標準幅員は2.5メートルだが、路肩を両側に1.25メートルずつ取る理由は。
4つ、全体事業費と社会資本整備総合交付金の見込額は。
以上であります。

○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。西村副市長。

○副市長(西村一慶君) それでは、若生英俊議員の一般質問にお答えいたします。
2件、ご質問がございました。
まず、質問件名1、公営墓地単独事業として整備を、のご質問のうち、問い1、スケジュールと総事業費のお尋ねにお答えいたします。
今後の整備スケジュールにつきましては、令和3年中に工事に着手し、令和5年度中の供用開始を予定しております。また、総事業費につきましては、実施設計業務、用地買収費用等を含め、約12億円を予定しているところでございます。
なお、先月末、整備に係る基本設計業務が完了したところであり、本定例会中に、市営墓地特別会計の設置並びに補正予算を追加提案させていただきたいと考えておりますので、詳細については、次回、議員全員協議会でご説明させていただきます。
次に、問い2と問い3については関連がございますので、併せてお答えいたします。
自衛隊法100条に規定されている自衛隊部外土木工事につきましては、工事実施前年の9月までに申請行為を行うとされており、部外土木工事の位置づけに向けて、随時、自衛隊と協議を重ねてまいりました。このような中、先月、11月16日、自衛隊宮城地方協力本部から、近年、自衛隊における施設部隊の再編が行われたことや異常気象などによる災害派遣の増加、また、新型コロナウイルス感染症の影響など、自衛隊を取り巻く環境が以前より厳しくなっており、現在の状況では、部外土木工事の受託は困難である旨の報告を受けました。このことから、「(仮称)やすらぎパーク整備事業」への自衛隊部外土木工事は見送らざるを得ない状況となっております。
なお、部外土木工事に係る費用の負担額につきましては、当該工事の受託が困難とされていることから、具体的な金額等についてお示しすることができないという状況にございますので、ご理解をいただければと思います。
次に、問い4と問い5については関連がございますので、併せてお答えいたします。
本事業につきましては、墓地とパークゴルフ場の一体型施設として整備することとし、「基本計画」・「基本設計」を進めており、単独事業での費用試算、見直しの検討については考えておりません。
次に、質問件名2、市道三ノ関大崎線に歩道設置を、についてのご質問のうち、問い1、当該整備箇所は歩道等を省略することができる箇所に該当するのかについてのお尋ねにお答えいたします。
当該道路は、「中山間地域」には該当しない箇所でありますが、「道路構造令」及び「道路の標準幅員に関する基準(案)について」に基づき、設計段階における交通量調査や沿道の家屋立地状況から、歩道を設置しないこととしたものでございます。
また、当該事業は、国の社会資本整備総合交付金を活用している事業であり、歩道の設置の必要性が低い事業は、交付金の交付対象にならないことから、市の単独で歩道を設置することになります。その場合の事業費は約1億円となりますことから、現状において、歩道の設置は難しいものと考えております。
次に、問い2、三ノ関会館から先は下り線左側の歩道が設置されている中、下り勾配となる整備対象区間には、歩車分離する歩道が必要とのお尋ねにお答えいたします。
当該地域につきましては、会館側の通行に配慮し、ガードレール等を設置することを検討したいと考えております。
次に、問い3、路肩を両側に1.25メートルずつ取る理由についてのお尋ねにお答えいたします。
本市では、歩道を設置しない道路におきましても、「富谷市道路の構造の技術的基準を定める条例」に従い、路肩を1.25メートルとし、歩行者に対し、最大限配慮することとしてございます。
次に、問い4、全体事業費と社会資本整備総合交付金の見込額についてのお尋ねにお答えいたします。
全体事業費につきましては、約3億3,000万円を見込んでいるところでございます。また、社会資本整備総合交付金の見込額につきましては、令和元年度の補正において7,500万円の国費が決定しておりますが、次年度以降につきましては不確定の状況でございますが、しっかり、認めていただけるよう、国に引き続き要求してまいりたいと考えております。
私からは、以上でございます。

○議長(渡邊俊一君) これより、若生英俊君の質問は、一問一答により行います。10番若生英俊君。

○10番(若生英俊君) それでは、質問いたします。
自衛隊の部外土木工事、これが見送り、できなくなったということ、今日、初めて聞いたわけでありますけれども、このことによって、事業計画、整備スケジュールにどのような影響が及びますか。

○議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) 現在、基本設計を進めていく、その先の実施設計を見据える中での影響となりますれば、自衛隊に土木工事を受託していただければ2万6,000立米近い土量の造成工事を可能だったというところがあるんですけれども、その部分については、やっぱり少なからず影響が出てくるというふうに考えております。

○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。

○10番(若生英俊君) これは市長就任後、平成27年からこういった計画が示されて、自衛隊による部外工事が、要請が始まったように思います。以前質問した折にも、受託してもらえるような感触があるのかなという期待はしました。これまでの協議の中で、質問ですけれども、受託が困難だとか、状況によっては受託ができない場合もあるのかというやり取りは、協議の中であったのでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) 確かに、これまでいろいろ第一要望も含めて自衛隊と協議してまいりました。その中で、必ず受託しますよというところは取り付けていることではございません。やはり、状況に応じて、自衛隊のやれる範囲、こちらが求める中身と整合性が取れる部分でのすり合わせというところには、なっているということでございます。

○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。

○10番(若生英俊君) これまで、27年を初回にして、今回の実施困難、受託困難というふうな報告といいますか、最終通知なのか、受けたというようなことで断念したということのようですけれども、これまで何回、どのような協議を重ねてきましたか。

○議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) 実質、平成27年から自衛隊との協議は開始しております。トータルでいえば11回、しっかり対応させていただいたのは11回あります。そのほかにも電話であるとか、メールであるとか、細かい協議はしておったところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。

○10番(若生英俊君) この質問の前までは、答弁を受けるまでは、自衛隊部外工事が間もなく行われるんだろうなという、そういった中でここに立っているわけですけれども、非常にショックを受けています。
そのような中で、11回、そしてまた電話等の云々というようなことで、かなりの労力、職員のそこに向ける労力、稼働、公務員としての仕事というふうなことを振り向けてきたわけですので、非常に大きな損失、数字に出ない損失でなかったのかなというふうに思います。そのようなことで、大変残念であることを、まずは申し上げておきます。
その次に、合計の工事額、12億円というふうな、今日初めて数字をお聞きしました。今までは、想定事業費は9億円というふうなことでありましたので、何が、どのようなことを理由に、9億円から20億円の総事業費変更となりましたか。

○議長(渡邊俊一君) 生活環境課長。

○生活環境課長(安藤 司君) 前回お示しした9億円でございますけれども、こちらのほうにつきましては消費税を含めない額、今回につきましては、消費税を含んだ額となってございます。また、実施設計、また、用地測量、用地購入費も含まない金額が9億円でしたので、そちらの差になるのが主なものでございます。

○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。

○10番(若生英俊君) 大きく9億円に消費税10%を加えて云々というふうなことで、それが総額12億円、この12億円を超えるような、総額、ボリュームとして超えるような状況にはなりませんか。

○議長(渡邊俊一君) 生活環境課長。

○生活環境課長(安藤 司君) 今後、基本設計まで終わっておりますので、実施設計に進む段階で、なお精査して、超えないように進めていきたいと考えてございます。

○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。

○10番(若生英俊君) 非常に小出し感がありまして、補正で、何でというようなことで、全体像がなかなか描けないまま、ここまで来ていると。とりわけ、墓地需要については、非常に緊急を要する。この間、既に5年来、亡くなる方もいらっしゃる、そして、ご夫婦で亡くなりました。両親の墓を公営墓地に予定しているんだけれども、どうなるのだろうかと。そんな声も見聞きするところです。
そういうふうなことで、ぜひ、全体像を確たるものを示し、そしてまた供用開始する時期など、明確に示していただきたいと思います。
財源の内訳について、お尋ねします。

○議長(渡邊俊一君) 生活環境課長。

○生活環境課長(安藤 司君) 財源といたしましては、墓地分につきましては、特別会計を設置いたしまして、起債を考えてございます。パーク分につきましては、一般会計のほうからとなる予定でございます。

○議長(渡邊俊一君) 一問一答ですから、質問に徹してお願いします。10番若生英俊君。

○10番(若生英俊君) そうしますと、今もありましたけれども、かつて、パークゴルフ場整備事業は、補助金を視野に入れるとありましたけれども、補助金の予定はなくなったという認識でよろしいですか。

○議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) パークゴルフ場につきましては、補助金的なものとしましては、いわゆるスポーツ振興くじのtoto助成のメニューがございます。こちらにつきましては、かねてから検討はしておりました。こちらの芝生を設置するというところの財源としては活用が可能でございます。

○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。

○10番(若生英俊君) まずは、やはり墓地造成に絞って整備をする。パークゴルフ場は、用地取得の見込みと進んでいるわけでありますので、活用できる補助事業などを見据えながら、墓地需要は一刻の猶予もないと。当初の予定どおり進める方針に変わりはないのかどうか。改めてお伺いします。

○議長(渡邊俊一君) 墓地に関して、絞ってやってくれというような言い方ですか。
生活環境課長。

○生活環境課長(安藤 司君) 墓地単独での整備につきましては、暗いイメージがございまして、住民感情としてなかなか受入れ難いものがございます。したがいまして、計画段階からパークゴルフ場と併設した複合施設にすることによりまして、景観や各施設のレイアウトを工夫しながら、明るいイメージで提供したいと考えてございます。

○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。

○10番(若生英俊君) 墓地に暗いイメージを持つかどうかというのは、それぞれの認識だと思いますけれども、やはり、またセットにすることで別な面もあるわけでありますので、その辺はそのぐらいにしておきます。
この件の最後としますけれども、部外工事ができなくなったというふうなことからして、コロナ禍、さらなる諸事情、お話をしました。複合施設としての整備、思い切って事業の見直しを検討するという考え方、市長がいれば市長にということなんですけれども、もし、副市長ができる立場であれば、お願いしたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 西村副市長。

○副市長(西村一慶君) 先ほど、答弁でも申し上げましたが、今段階において、単独で整備するというふうには、まだ考えてございません。あくまでも、これまで計画していた事業全てについてですが、計画どおり進めていきたいというふうに考えております。
ただ、今後どういう状況になるかというのは、いつでも常に、そこは注視していくということは変わりません。現時点においては、変更なしで進めていきたいと考えております。

○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。

○10番(若生英俊君) 我々、全協、議員への説明というふうなあたりも、一般質問とのタイミングというふうなあたり、非常に私も違和感を覚えるところでありますが、ぜひ、確定した内容の全容を議会に示す。そこからいろいろ議論をし、そして、最終的に合意の上、その方向に向かう。こういったことが、望ましいかと思います。
三ノ関線も、同じようなことが言えるのではないかというふうに思いますので、三ノ関のほうに入ります。
整備対象区間、先ほど、人家、民家が2軒云々ということでありましたけれども、あの740メートル、三ノ関会館までの間に、人家以外に事業者等もあろうかと思いますが、その辺はいかがでしょうか。先ほど答弁にあるもの以外に、事業者などあるのではないかと思いますが、その点について、お伺いします。

○議長(渡邊俊一君) もっと具体的に、ちょっと話ししてくれませんか。

○10番(若生英俊君) 答弁では、民家に入り口に2軒というふうなことだったと思うんですけれども、その先に、右側に事業者があったり、手前のところにミサワホームの入り口のところに太子堂の入り口がありますし、さらにその先には個人宅の入り口があって、その先に会館ということですよね。ですので、結構な、あの路線に対象者がいるのではないかと思いますけれども、先ほどの答弁で不足はありませんか。

○10番(若生英俊君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 民家以外に事業を行っているところ、確かに2件ほどございます。それ以外にも、土地を借りて資材置場等で使われている事業者さんもございます。ただし、常時、そこに居住しているとか、そういうことではありませんので、それにつきましては、常に歩道が必要な対象にはならないという認識でおります。

○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。

○10番(若生英俊君) 常時というようなことが今出ましたので、常時性をやり取りすることではないですけれども、何度か、私もあそこを通って帰宅をするなんていうようなこともしました。カードクターという看板載っています。何とか工務店と載っています。何とか建設と載っています。何とかで、その他、更地で資材置場等、車が置かれている。私、視認しただけでも4か所ほどあります、右側に。こういったことを要素に入れないまま、歩行者やらその他、少ないんですというようなことも、いかがなものかなと思うんですけれども。改めて、今のカードクター、工務店、建設、これは日常的に出入りのない事業者ということでよろしいですか。

○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 日常的な出入りはございます。車をご利用されて、その敷地に出入りをされております。ただ、そこを利用されている方が、歩行者としてあの道路を通行することはない、という認識でおります。

○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。

○10番(若生英俊君) そのようになるんでしょうけれども、やっぱり、今度、道路の整備というふうなことですからね。全体像をやはり見ていただく、ミサワホームに入る、太子堂入り口もあります、会館手前に民家に出入りする場所もありますというようなことからすれば、やっぱり過少に現状を見るのではなくて、やはりきちっと直視をするということの必要性があったのではないかというふうに思います。
ガードレール設置は、歩道でないですよね。したがいまして、歩道と路肩の違い、条例に、7条と11条にありますけれども、歩道と路肩の違いは何なのか、伺います。

○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 歩道につきましては、歩行者が通る空間のスペースでございます。路肩につきましては、道路の車道を守る部分でございます。

○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。

○10番(若生英俊君) 条例の11条ということで、歩道を設けるものとすると。原則ですね。もちろん、ただし書きもあります。結果、このように歩道とせず、路肩にするというのは、この条例の条項のどの条項を根拠にされましたか。

○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 富谷市道路の構造の技術的基準等を定める条例の第11条の第2項、こちらのほうに第3種または第4種4級の道路、こちらには歩道を設けるものとすると書かれているんですけれども、ただし書きにおきまして、地形の状況、その他の特別の理由によりやむを得ない場合においては、この限りではないと、このように記載されておりますので、このたびの三ノ関大崎線の設計におきましては、この地形の状況、その他の特別の理由によりやむを得ない場合においては、ということを適用させていただいております。

○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。

○10番(若生英俊君) そうしますと、社総交交付対象事業だということも、このただし書きの内容に含まれますか。

○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) すみません、ちょっと質問の意味が、申し訳ございません、よく捉えられませんでした。

○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。

○10番(若生英俊君) ただし書きにより、歩道を設置しないということになりますので、特別な理由の中に、社総交交付対象事業であることが理由として入っていますか、という質問です。

○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 社会資本整備総合交付金の適用していただく道路整備については、歩道がついていようと、歩道がなく路肩の状況であろうと、それはどちらでも対象になります。

○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。

○10番(若生英俊君) そこもまた何か、常任委員会での説明の折、社総交がリンクしているんだというような受け止めをしたんですが、今は違うというふうなことでした。であれば、なおのこと、やはり、あの道路740メートル、その先、下草、三ノ関から区画道路、土地区画整理で自由に大きな車も通れるような状況になるわけですので、やはりどう見ても、やっぱり歩道の標準的な設置というようなあたりは描いてよろしいのではないかなと、描くべきではないかなというふうに思います。
歩道とするか、路肩とするか、これらの規定は逸脱はしていないというふうに認識しました。30年、50年先の道路というふうなことのスパンで見れば、この区間だけ、今まさに改良しようとしているんです。その道路、歩道がないという状況は、市民が完成後見たときに納得できるものではない。難しいというふうに思います。
これで最後としますので、副市長、ぜひ、今からでも歩道設置の検討はできないものか、その点について、お伺いをします。

○議長(渡邊俊一君) 西村副市長。

○副市長(西村一慶君) ご質問についてですが、歩道につきまして、いろいろ検討はしてきました。ただ、歩道設置については、今回、社総交の交付金の対象に多分ならないだろうということで、市の一般財源をつけるとなると、多く支出する。それから、今後の維持管理についても、かなりの経費を要するということがございます。ほかにも、道路整備云々というのはしていくべきところがございますので、全体の中で、どれを優先すべきかということも考えてございます。現時点においては、歩道の設置は難しい、というふうに考えております。

○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。

○10番(若生英俊君) 一般質問、こういう場で、今のような答弁というふうなことも分かります。どう見ても、やはり将来像を描くならば、片側に2メートルの歩道を寄せるとか、2.5を取るならばですね、2メートル寄せて、こちらを50にするとかという、いろいろ策はあるのではないかなというふうに思います。まさに、歩道とガードレールというのは本質的に違うわけですので、ぜひ、交通安全対策上、そのような再検討をさらに望みたいと思いますが、最後、お願いを申し上げます。

○議長(渡邊俊一君) 交通安全上の問題で、質問ですか。(「はい」の声あり)
西村副市長。

○副市長(西村一慶君) 交通安全、確かに大事、命を守るということは大事というふうに考えております。ただ、歩道の設置となると、なかなかそれだけではうまくいかない、難しいというところもございます。安全対策については、別な方策も含め、しっかりと考えていきたいと思います。ただ、現時点において、歩道を設置するというのは、非常に難しいと考えておりますことをご理解いただければと思います。

○議長(渡邊俊一君) よろしいですか。
この際、午後1時まで休憩いたします。

午後0時01分 休憩


午後1時00分 再開

○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
5番渡邊清美君。

○5番(渡邊清美君) 通告に従い、私、3件の質問を行います。
1件目として、介護保険を問います。
来年度から介護保険制度は第8期に入り、富谷市も高齢者保健福祉計画・第8期介護保険事業計画が策定されます。
2000年に始まった介護保険制度は、3年ごとに保険料の改定がされ、65歳以上の支払う平均保険料は、介護保険制度開始当時より全国平均で2倍を超えています。全国的に65歳以上の介護保険料の滞納、差押え処分が増え、サービス利用の抑制も聞かれています。
2021年4月から介護保険法が改定され、介護施設入所者で低所得者に対する入所条件も見直しがされます。入所したくても入所できない人が増加すると思われます。介護施設の慢性的な不足、介護離職者が社会問題化しています。今後、富谷市でも高齢化が進み、施設入所希望の増加が見込まれ、2025年問題を本格的に考えなくてはいけない時期に来ています。
必要なときは、いつでも、誰でも、手厚い介護が受けられるよう、以下質問します。
1、65歳以上の介護保険料の滞納が発生した場合、介護サービスの提供は、これまで制限なく行われてきましたが、現状を問います。
2、第1号被保険者(65歳以上)の介護保険料の算定方法(12段階)の中で、10段階は所得額は400万から700万と幅が広く、市民から改善を求める要請があります。見直しが必要ではないでしょうか。
3、今後、老健ホーム、老人施設等の入所希望者が増えると思われますが、市として対策を考えていますか。
4、今回の入所条件の見直しで、入所したくてもできない等の問題が発生した場合の対応が必要と思われますが、対策が必要ではないでしょうか。
5、特養ホーム入所者が介護度3以上ということになっていますが、生活状態を見ての入所が必要と考えます。対応はどのようにしていますか。
質問件名2件目は、女川原発2号機再稼働を問います。
宮城県議会は10月22日、女川原発2号機を再稼働させないことを求めた請願を不採択とし、11月9日に行われた35市町村長会議では、再稼働の反対の意見が出されるものの、最終判断は知事、立地2自治体の市町長に判断が委ねられました。11月11日に、知事は、再稼働に同意すると正式に発表しました。
河北新報によると、2号機再稼働に「賛成」、「どちらかというと賛成」が23%、「反対」、「どちらかというと反対」が74%に達し、知事の再稼働同意に反対しています。
9月には、再稼働に反対する女性議員による「みやぎ女性議員有志の会」が結成されました。私もその一人として行動し、再稼働中止を求めるアピールを県知事に提出してきました。県内35自治体に、「住民の意見を聴取し、県に住民の思いを届けていただきたい」と各自治体に対し、要望書を提出しました。
避難計画は実効性に乏しく、問題も多くあります。従来の避難計画の受入れ数は、新型コロナウイルス感染流行下では半数以下の受入れにしかならず、複合災害時には、富谷市民の避難もあり、受入れは不可能になります。
2号機再稼働は、安全対策工事が終わる2022年以降の見込みです。県民の意向を確認する場をほとんど持っておらず、住民避難計画は実効性の担保もされていません。結論は早急であり、議論や説明が、まだまだ不足しています。
東日本大震災から間もなく10年の節目を迎えようとしていますが、福島第一原発の事故は収束していません。いまだに故郷に帰れない方々が4万人もいます。原発事故の被害は長期に及び、回復の道も補償の道も用意されていません。コストが高く、生命、暮らしと子供たちの未来に関わる原発の再稼働は、行うべきではないと考えます。
一度事故が起きてしまえば、富谷市も他人ごとではございません。原発再稼働反対の立場から、以下質問します。
1、女川原発の再稼働については、県民の直接の声を聞いて判断すべきだったと思います。富谷市として、再稼働についてどのように考えていますか。
2、再稼働を非常に不安に思っている住民が多くいます。再稼働まで2年という時間があり、富谷市でも住民説明会の開催が必要ではありませんか。
3、新型コロナウイルス感染症で、避難所の受入れ人数が当初計画の半分以下になります。感染流行下での避難者受入れ体制はどのように考えていますか。避難者受入れ体制の再検討が必要ではありませんか。
質問件名3件目は、子供の予防接種を問います。
2020年10月からロタウイルスが定期接種の対象になりました。子供の任意予防接種に、おたふく風邪、インフルエンザがあります。特に、おたふく風邪は、難聴などの後遺症を残す可能性があり、子供だけではなく、大人にも感染し、重症化する感染力の高いウイルスです。おたふく風邪を予防するには、ワクチンの接種が唯一の方法と言われています。効果的な治療がなく、解熱剤、痛み止め等を使い症状を和らげるか、医療機関での点滴や脱水症状を防ぐ対症療法しかありません。
おたふく風邪の接種料は1回6,000円前後で、生涯2回、インフルエンザの予防接種は3,500円程度で毎年2回、全額実費負担になります。子育て世代の負担は大きく、「感染は怖いが接種をためらっている」、インフルエンザは12歳未満の接種が2回必要なため、「子供には接種させるが親は諦める」という声も聞かれています。
保育園、幼稚園、学校などの集団感染、重症化、後遺症を防ぐためにも、適切な時期の予防接種が必要です。子育て世帯への負担軽減が必要と考え、以下質問します。
1、おたふく風邪の予防接種について、令和元年第4回定例会一般質問で、同僚議員の質問に対し試算額1,300万円との答弁でしたが、その後の検討はどこまで進んでいますか。
2、インフルエンザについては、新型コロナウイルス感染症のこともあり、保護者は心配しています。希望する人たちには助成を実施し、接種してもらうことが必要と考えますが、見解は。
3、任意の予防接種に対し、助成を求める声が多く聞かれますが、富谷市ではどのようにあるべきか、基本的な考えをお伺いします。
以上です。

○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。西村副市長。

○副市長(西村一慶君) 渡邊清美議員の一般質問にお答えいたします。
3件、ご質問がございました。
まず、質問件名1、介護保険を問うについてのご質問のうち、問い1、65歳以上の介護保険料の滞納が発生した場合、介護サービスの提供はこれまで制限なく行われていたはず、とのお尋ねにお答えいたします。
保険料滞納者への介護サービスの提供につきましては、現在も制限しておりません。
次に、問い2、第1号被保険者の介護保険料の見直しが必要では、とのお尋ねにお答えいたします。
保険料の算定につきましては、負担能力に応じたきめ細やかな設定となるよう、平成24年度からの第5期計画から6段階を12段階に細分化いたしました。これは6段階と比較して、高所得者の負担割合が大きくなりますが、低所得者に対する負担の軽減を図ることができます。また、平成27年度からの6期計画の際にも、第2段階の負担割合を国で示した0.75を0.65とするなど低所得者に配慮したものとしており、現在も同様の負担割合となっております。高額所得者の方々にはご負担をおかけいたしますが、現在のところ、算定方法を見直す考えはございません。
次に、問い3、今後、特養、老健施設等、入所希望者が増えると思われるが、市としての対策について、のお尋ねにお答えいたします。
施設整備につきましては、平成29年に特別養護老人ホーム「アルシュ富谷」が、平成30年に老人保健福祉施設「富谷の郷」がそれぞれ開所しております。また、市内全ての入所施設が満床となっていないことや待機状況も減少傾向であることから、現在策定中の第8期計画では新たな施設整備は予定しておりません。今後、高齢化が進行していく中で、中長期的な視点に立って施設サービスの必要量を見極めてまいりたいと考えております。
次に、問い4、今回の入所条件の見直しで、入所したくてもできない等の問題が発生した場合の対策が必要ではないか、のお尋ねにお答えいたします。
今回の見直しについては、負担限度額認定の適用を受ける対象者の要件において、預貯金などの基準額が変更されることなどにより、これまで適用を受けていた方が受けられなくなる方も出てくる可能性があります。しかしながら、今回の改正については、負担限度額の適用を受けていない施設入所者や在宅で介護を受ける方との公平性の観点から行われるものであります。市といたしましては、今後の影響等について、動向を注視してまいりたいと考えております。
次に、問い5、特養ホームの介護度3以上というだけではなく、生活状況を見ての入所の判断が必要、とのお尋ねにお答えいたします。
介護保険法では、特別養護老人ホームに入所できる方を、原則、要介護3以上とされておりますが、要介護1・2の方であっても、認知症で日常生活に支障を来す場合など、やむを得ない事情がある場合には入所が可能となっており、本市でも、こうした対応を取っているところでございます。
次に、質問件名2、女川原発2号機再稼働を問うについてのご質問のうち、まず、問い1と問い2については関連がございますので、併せてお答えいたします。
女川原子力発電所2号機の再稼働につきましては、周辺自治体を会場とした住民説明会を経て、立地自治体が再稼働容認の意向を示し、最終的に知事が地元同意を表明いたしましたので、本市といたしましてもこれを尊重するものでございます。また、本市として、住民説明会を開催する考えはございません。
次に、問い3、コロナ下における避難者受入れ体制の再検討についてのお尋ねにお答えいたします。
本市では、平成29年11月に石巻市と原子力災害時における住民の広域避難に関する協定を結んでおります。受入れ体制につきましては、小中学校を除く10施設となっており、大規模地震等で指定避難所の指定が必要となった場合には、本市民の避難のために小中学校を使用することも選択肢の1つと想定しております。これらを踏まえ、本市といたしましては、新型コロナウイルス感染予防を考慮した広域避難の受入れ体制について、国のガイドラインにのっとり、今後、県、石巻市と協議検討していくこととしております。
次に、質問件名3、子供の予防接種を問うについての質問のうち、問い1、おたふく風邪について実施の検討はどこまで進んでいるのか、のお尋ねにお答いたします。
議員ご指摘のとおり、現在、子供の予防接種のうち、任意接種は、おたふく風邪と季節性インフルエンザのみとなっております。一時的な費用の負担はありますが、お子さんがワクチンで予防できる病気にかからない、かかっても軽く済む場合もあることから、任意の予防接種の重要性も認識してございます。そのため、毎年、宮城県市議会議長会を通して、国にワクチンの供給体制の確保、予防接種推進の環境整備を図るとともに、定期化の要望をしているところであります。
厚生労働省の予防接種ワクチン審議会において、定期接種化の議論は、継続的に行われておりますが、現時点においても、定期化の方向は打ち出されていない状況でありますことから、本市におきましても、単独での助成は困難でありますことをご理解ください。
次に、問い2、インフルエンザについては、希望する人たちには助成を実施し、接種してもらうことが必要、とのお尋ねについて、お答えをいたします。
全国及び県内においても、新型コロナウイルス感染症の広がりが収まらない中、季節性のインフルエンザの流行にも気を配らなくてはならない時期において、お子さんがいる保護者の方のご心配は察するところであります。そのため、本市では、市民の皆さんの健康を守るとともに、医療機関に患者が集中することを防ぎ、地域医療を守ることにより、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に備えることを目的とし、生後6か月以上のゼロ歳から65歳未満で希望する市民に対し、インフルエンザワクチン任意接種費用の一部助成を実施しております。
次に、問い3、任意の予防接種に関し、助成を求める声が多く聞かれているが、のお尋ねにお答えいたします。
本市といたしましては、より安全で必要性が高い定期接種に対し、助成を行うものと考えており、ワクチンの安全性と安定的な供給のほか、副反応による健康被害のリスク及びその補償制度を考えた場合、任意の予防接種に対する費用助成は、現在のところ考えておりません。
私からは、以上でございます。

○議長(渡邊俊一君) これより、渡邊清美君の質問は、一問一答にて行います。5番渡邊清美君。

○5番(渡邊清美君) 1件目の1問目からなんですけれども、今後も介護サービスの提供は続けていただけるのか、再度お伺いします。

○議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(浅場 悟君) 今後も続けていこうというふうに考えてございます。

○議長(渡邊俊一君) 5番渡邊清美君。

○5番(渡邊清美君) 2番目なんですけれども、被保険者65歳以上の介護保険料の算定方法なんですけれども、ほかの自治体に比べて細やかに組まれていて、よいなとは思っているんですけれども、その10段階目のところの所得額が400万から700万とちょっと幅が広いんですね。住民の方から400万の方と700万の方の負担がちょっと違うということで、これを13段階とか14段階に広げる検討はされていなかったのか、お伺いします。

○議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(浅場 悟君) 議員おっしゃる基準額につきましては、第6期から第7期についても、引き続いてそのような所得の段階でもって行っているものでございまして、今までのところ、そういったような苦情は私のところには入ってございませんので、8期についても引き続き、そのような負担段階でいきたいというふうに考えてございます。

○議長(渡邊俊一君) 5番渡邊清美君。

○5番(渡邊清美君) 質問件名、移ります。2件目の女川原発2号機再稼働についてお伺いします。
避難所のことなんですけれども、複合災害時、市民も受け入れて避難所が定員オーバーになるようなことがあるとは思うんですけれども、そういうときの避難所の体制はどのようになっているのか、お伺いします。

○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。

○防災安全課長(星 英樹君) 現在、避難所として想定しているところに、小学校・中学校教室等は入ってございませんので、本当に最悪の災害を想定した場合、そういった普通教室とかその辺も使用するというところも考えなくてはいけないかなというふうには思っています。

○議長(渡邊俊一君) 5番渡邊清美君。

○5番(渡邊清美君) コロナ下で受入れ体制、避難所の体制が半分以下、3分の1とか4分の1になっていると思うんですけれども、避難してくる石巻の方が受け入れられないときの対応は、どのように考えているのか、お伺いします。

○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。

○防災安全課長(星 英樹君) 議員おっしゃったように、コロナ下において、今まで1人当たり2.5平米だったものを3掛ける3の9平米にしております。ただ、この3掛ける3の中に同一世帯の方がいれば、2人ないしお子さん入れて3人とか、そういったところまでは入れるというふうに考えております。石巻のほうから避難される方々の名簿というか、そういったところを見ると、1人当たり平均世帯数が2.5から2.6ぐらいとなっておりますので、それほど逼迫する状況にはならないかなとは考えております。

○議長(渡邊俊一君) 5番渡邊清美君。

○5番(渡邊清美君) 事故が起こった場合、放射能の及ぼす影響は長期間になると思うんですが、避難者の安全な生活の確保は、どのように考えているのか、お伺いします。

○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。

○防災安全課長(星 英樹君) まず、1か月というところを目安に協定を結んでおるわけですが、長期化すれば、もちろん親戚のお宅に行かれる方とか、新たな居宅を探す方とか、出てくるかと思います。それから、日常の物資、食料であるとかは、石巻市のほうでこちらのほうに提供するという形になってございますので、そういった形で、なお協議をしていきたいと思っております。

○議長(渡邊俊一君) 5番渡邊清美君。

○5番(渡邊清美君) 2問目最後になりますが、原発再稼働をするに当たって避難計画が出されているのですが、机上の計画であったという発言もあったんですけれども、やっぱり市民の命、健康、暮らしを守るためにも、再稼働はやめるべきだという判断をすべきだったのだと思われますが、富谷市として見解を再度お聞きします。

○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) こちらにつきましては、副市長の答弁にございましたように、本市といたしましては、最終的に様々な議論を経まして、知事が地元同意を表明しましたので、これを尊重させていただきたいと考えております。

○議長(渡邊俊一君) 5番渡邊清美君。

○5番(渡邊清美君) 3問目に移ります。
インフルエンザのことだったんですけれども、今年は皆さん、6か月以上65歳未満の方も全て負担になったんですけれども、来年度以降もコロナの影響というのは続くと思うんですが、継続的な支援が必要だと思われますが、検討されていなかったのか、お伺いします。

○議長(渡邊俊一君) 子育て支援センター所長。

○子育て支援センター所長(猪股純子君) 今年度のインフルエンザワクチンの助成につきましては、新型コロナウイルスの感染症と類似の症状が出るということ、そして、感染拡大を防止すること、地域の医療を守ること、そして、市民の健康を守ることということを目的としておりまして、今後につきましては、また今後の検討となると考えます。

○議長(渡邊俊一君) 5番渡邊清美君。

○5番(渡邊清美君) インフルエンザもおたふく風邪もなんですけれども、富谷市の財政なら助成を積極的に行っていっても可能だと思うんですが。保護者の要望が多いんです。実現させるべきだと思いますが、見解をお伺いします。

○議長(渡邊俊一君) 子育て支援センター所長。

○子育て支援センター所長(猪股純子君) 任意の予防接種につきましては、ワクチンを接種した後に、まれではありますが、やはり副反応というものがあります。そちらが起こったときの補償制度等を考えまして、より安全なもの、安全なワクチンが提供された際、定期接種化された際に、ということで考えております。

○議長(渡邊俊一君) 次に、4番塩田智明君。

○4番(塩田智明君) 私からは2件の質問を行います。
まず初めに、震災時の断水対策について、質問いたします。
東日本大震災では、巨大地震や大津波、福島原発の放射能漏れなどにより、未曽有の甚大な被害が発生し、間もなく10年になろうとしています。
本市においては、津波被害はなかったものの、建物、道路、施設等に被害が発生しました。上下水道、電気、ガス、通信といったライフラインは、日常生活にとって最も大切な設備ですが、その中でも、巨大地震により仙南・仙塩広域水道は55か所で被害が発生し、本市を含む仙南・仙塩地区の17市町への送水が、全面的に停止するという未曽有の甚大な被害となりました。
本市の水道被害の復旧については、大崎広域水道の舘山配水池を利用する地区では、震災翌々日の13日に水道が復旧し、大崎広域水道の富谷第二配水池を利用する地域では、震災当日から1週間程度で水道が復旧しました。しかし、仙南・仙塩広域水道を利用する穀田、富ケ丘、鷹乃杜、日吉台、明石台、成田の地区では断水が続き、被災後の水道完全復旧までに20日間の期間を要しました。被災後の給水では、1世帯当たりペットボトル2本までの制限があるなど、飲料水確保で大変苦労いたしました。その後も水洗トイレが使えず、風呂にも入れない状態が続き、不便な生活が続きました。
仙南・仙塩広域水道を利用する地区には、11月現在、1万507世帯、2万8,642人が暮らしています。実に、富谷市の人口の約55%が暮らしていることになります。このときの教訓を今後に生かしたいという気持ちで、昨年の第4回定例会において、災害時の断水対策について一般質問に取り上げました。そのときに、「広域水道の接続等を仙台市と協議する」との答弁をいただき、それから1年が経過しましたので、進捗状況などをお聞きしたいと思います。
仙台市水道局から受水している東向陽台地区では、3月21日に仙台市水道の75%が復旧してから、震災10日目において配水が開始されました。このことから、東日本大震災と同程度の水道被害が発生しても、仙台市水道局と連携することにより、断水期間を2分の1に短縮できる可能性があるのではないかという期待を込めて、以下の質問をいたします。
1つ、昨年の第4回定例会において「広域水道の接続等については、宮城県企業局が主となり検討している。仙台市水道局とは以前からも連携のための協議を行っているところであり、継続して協議していきたい」と、答弁をいただきましたが、その後の協議の進捗状況と今後の見通しについて伺います。
2点目、仙台市水道局との連携はどのようになるのか。それによって、断水期間がどの程度短縮できそうなのかなど、期待される効果を伺います。
次に、避難所の暑さ対策について、質問いたします。
国は、令和2年4月7日付の事務連絡を各都道府県宛てに送付し、避難所における新型コロナウイルス感染症へのさらなる対応を要請しています。その中には、避難所の収容人数を考慮し、あらかじめ指定した指定避難所以外の避難所を開設するなど、通常の災害発生時よりも可能な限り多くの避難所を開設することを要請しています。
富谷市地域防災計画では、交流拠点の指定緊急避難場所への活用を掲げ、学校、公民館、町内会館等の社会教育施設、社会福祉施設等を地域住民の交流拠点として整備を進め、これらを指定緊急避難場所として活用するとして、小中学校及び公民館等の23か所を指定避難所とし、47か所の町内会館を一時避難所として指定しています。避難所における新型コロナウイルス感染症へのさらなる対応では、避難者の密を避けるためにも、一時避難所としての町内会館の役割は、とても重要なことと思います。
そこで気がかりなのが、避難所の暑さ対策です。
災害対策基本法第86条の6には、避難所における生活環境の整備等が定められています。また、避難所における良好な生活環境の取組指針では、災害対策基本法第86条の6に基づき、被災者の避難所における生活環境の改善対策を講じることを求めており、冷暖房機器をその改善対策の一つとして挙げています。
本市の地域防災計画の改定の方針と主なポイントには、国の動向を反映するとし、避難所における良好な生活環境の確保に向けた取組指針などの内容を反映するとして、指定避難所の施設設備の一つに、ストーブを記載しておりますけれども、暑さ対策の記載は見受けられません。
本市では、いち早く市内全小・中学校の教室や事務室へのエアコン設置に取り組みました。指定避難所となる小・中学校にはエアコンが整備されていますが、避難した方が集まる体育館等の暑さ対策については、どのように考えているのでしょうか。
また、一時避難所となる町内会館の役割も重要と考えます。しかし、町内会館にエアコンを設置する場合、各町内会の負担となることから、扇風機で対応しているところもあるようです。近年の夏場は、危険な暑さに高温注意情報や熱中症警戒アラートが発表される日が多くなっており、扇風機のみでの暑さ対策では十分とは言えず、避難所へのエアコン設置が必要ではないかと考え、以下の質問を行います。
1つ、富谷市地域防災計画に避難所の暑さ対策に触れられていませんが、暑さ対策の考え方と避難所としている小・中学校、公民館等での対応状況について伺います。
2つ、前回の定例会において、一時避難所開設の判断は、町内会館を管理する各町内会が行うとの説明がありました。可能な限り、避難所開設を求める国の要請を行政区長に伝え、協力をお願いする必要があると思いますが、対応状況を伺います。
3つ、一時避難所となる町内会館のエアコン設置状況とエアコンが設置されていない町内会館へのエアコン設置を推進する施策の検討が望まれますが、本市の考えを伺います。
以上です。

○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。西村副市長。

○副市長(西村一慶君) それでは、塩田智明議員の一般質問にお答えいたします。
2件、ご質問がございました。
まず、質問件名1、震災時の断水対策について問うのご質問のうち、問い1、広域水道の接続等について、宮城県企業局と仙台市水道局との協議の進捗状況について、のお尋ねにお答えいたします。
広域水道の接続等につきましては、現在、宮城県企業局で大崎広域水道と仙南・仙塩広域水道の接続について検討を続けており、もう少し時間がかかるものと考えております。
仙台市との災害時相互応援給水に関する協定につきましては、協議が調い、11月20日に締結したところでございます。その内容につきましては、仙台市泉区向陽台と富谷市明石台との連絡管についてでございます。今後は、仙台市泉区泉ヶ丘と富谷市富ケ丘との連絡管について協議を進めてまいりたいと考えております。
次に、問い2、仙台市水道局との連携により期待される効果について、のお尋ねにお答えいたします。
仙台市との連携につきましては、今回、協定を締結した内容になりますが、富谷市明石台地区が事故により断水した場合は、仙台市泉区向陽台地区から連絡管により富谷市明石台地区へ水道水を供給していただく。また、その反対も同様でございます。断水期間については、連絡管の活用だけであれば、約半日程度と考えております。ただし、有事の際については、お互い、市の状況を確認し行動するため、断水期間を特定することはできませんが、できる限り早い復旧に努めてまいりたいと考えております。
次に、質問件名2、避難所の暑さ対策を問うについてのご質問のうち、問い1、避難所の暑さ対策の考え方と指定避難所としている小・中学校、公民館等での対応状況について、のお尋ねについてお答えいたします。
市内小・中学校につきましては、全ての普通教室にエアコンを設置しており、各公民館でも大ホールを含め、会議室等にも設置しております。しかしながら、コロナ禍においては、十分な換気が必要となりますので、エアコン、扇風機、自然の風を組み合わせた暑さ対策が必要になってくるものと考えております。
次に、問い2、一時避難所の開設については、可能な限り、避難所開設を求める国の要請を行政区長に伝え、協力をお願いする必要があると思うが、その対応状況について、のお尋ねにお答えいたします。
本市でも、コロナ禍において、国の指針に基づき、避難所1人当たりの占有面積を広くしておりますので、災害の規模によっては小・中学校の教室や町内会館を避難所として使用する場合も想定しておく必要があります。今後は、特に、共助として町内会館を使用した避難が大きな役割を担うことになるものと考えております。有事の際の連絡体制や市としての物資輸送等の想定を行い、固まり次第、行政区長会議等で説明させていただきたいと考えております。
次に、問い3、一時避難所となる町内会館のエアコン設置状況と、設置されていない町内会館へのエアコン設置を推進する施策の検討について、のお尋ねにお答えをいたします。
町内会館のエアコン設置につきましては、従前より町内会のご負担で設置をお願いしており、現在、47会館のうち、44会館に設置されております。今後も地域の実情に応じ、町内会のご判断で設置の検討をお願いしてまいりたいと考えております。
なお、町内会には、これまで同様、市が交付している地域振興費補助金や一般財団法人自治総合センターが実施している一般コミュニティ助成の活用をご案内してまいりたいと考えております。
私からは、以上でございます。

○議長(渡邊俊一君) 4番塩田智明君。

○4番(塩田智明君) それでは、私のほうから再質問させていただきます。
まず1点目は、震災時の断水対策のことについて、お伺いいたします。
仙台市水道局との連携協定、これについて、11月20日でしょうか、締結していただいたというようなお話ですけれども、ご説明いただいた中には、明石台地区という、明石台だけの地名が出ておりましたけれども、仙南広域水道を使っています穀田、富ケ丘、鷹乃杜、日吉台、成田地区もございますけれども、そちらのほうへの連携体制についてはどうなっているのか、お伺いしたいと思います。
それともう一つ、断水対策について、既存の装備や職員の方のみでは、給水活動はなかなか困難ではないかなと考えております。各町内会館への簡易式タンクを常備して、町内会館が直接、住民へ給水を行うなどの行政と町内会が連携して対応することは考えられないか。それについてもお伺いしたいと思います。
次に、2つ目の質問で、避難所の暑さ対策についてご答弁いただきました。町内会館へのエアコンの設置についてのご答弁の中で、町内会の判断でというようなご説明がございました。地域振興補助金を活用するなどの案内をするなどというようなご説明もございましたけれども、多くの町内会は、地域振興補助金を既に頂いている。音響設備、カラオケとかテレビを設置したりなんかしているので、2度目の地域振興補助金を頂くことはなかなか難しいんじゃないかなと考えます。町内会の判断でということですけれども、一時的な避難所とはいえ、地域防災計画において避難所として指定するならば、もっと積極的に町内会館へのエアコン設置についての施策を推進する必要があるのではないかと考えます。それについて、市の見解を求めます。

○議長(渡邊俊一君) 初めに、上下水道課長。

○上下水道課長(齋藤英夫君) 穀田、富ケ丘、鷹乃杜、日吉台地区については、水源が2つ、大崎と仙南・仙塩ありますので、そちらは今後、バルブ操作などで検討していきたいと考えております。
続きまして、町内会との連携につきまして、まず、職員のみでの給水活動は、確かに議員さんの言うとおり、本当に大変でございます。町内会の皆さんの協力を得られれば、本当に助かると思います。今後、町内会の皆様と連携して対応できるかなどを関係各課と協議していきたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 市民協働課長。

○市民協働課長(高橋加代君) それでは、町内会館へのエアコン設置ということについてでございます。
まず、地域振興費補助金、こちらに関しましては市が町内会に交付している補助金となっておりまして、こちらは世帯数に応じて、毎年、市から町内会に交付している補助金となっております。恐らく、議員のおっしゃる一度使ったらというのは、一般コミュニティ助成のほうなんですけれども、こちらに関しましては、一度使ったら使えないというか、まずは全ての町内会さんに助成したいという考えから、市のほうでそういう形を取っているんですけれども。現在、エアコンを設置していない町内会館というのが3か所ございまして、そのいずれも、まだ一般コミュニティ助成の活用をなさっていない町内会でございますので、今後、このコミュニティ助成の活用もご案内しながら、設置のほうを促進してまいりたいと考えております。

○議長(渡邊俊一君) 4番塩田智明君。

○4番(塩田智明君) 質問の1点目の断水対策については、よくご説明いただいたこと分かりました。ぜひ、明石台以外の地区についても、長期断水は大変なことだったと思います。なので、いろいろと配水、それの複数ルート化を検討していただければと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。
避難所対策についてなんですけれども、今、市民協働課のほうからご説明いただきましたけれども、ちょっと私、意外でした。といいますのは、防災計画に対する避難所の考え方について、避難所の暑さ対策について考えるのは、市民協働課さんなんでしょうか。まずは、避難所の暑さ対策をどう考えているか、それについてどう対応していくかという観点で答弁いただけるものと思っておりました。避難所の中で熱中症が起きたと、万が一、夏に災害が起きて避難した住民が熱中症を起こしたとなったらちょっとまずいんじゃないかなと。それは、富谷市の地域防災計画の中で、どのように取り組んでいくかという観点で考える必要があると思います。そういう観点から、再度、町内会館の暑さ対策について、見解を求めます。

○議長(渡邊俊一君) 先ほど、市民協働課長のほうに振ったのは、現在の町内会館のうち、47会館のうち、44がエアコンが設置され、3件が設置されていないというような観点からして、今後、町内会館の整備についてということで、一応、課長のほうに振ったわけでありますけれども、今の塩田議員の質問に対して、改めて、防災安全課長から答弁をさせます。
防災安全課長。

○防災安全課長(星 英樹君) まず、先ほどの検討をちゃんと踏襲してということがありますが、一時避難所として使うこともございますが、まずもって町内会、会館というところが前提でございます。設置については、先ほど市民協働課長が答弁したとおりでございますが、例えば、町内会館全てを避難所として使うというとかなりの災害が想定されます。今ついていないのが、原とかはついていないところではございますが、そこの近くのエアコンのついている町内会館、それから、指定避難所、そちらのほうで、どうしても暑いというときは移動していただくというところで考えたいと思っております。

○議長(渡邊俊一君) これをもちまして、本日の一般質問を終わります。
これで、本日の日程は、全て終了いたしました。
本日は、これにて散会いたします。
ご苦労さまでした。

午後1時50分 散会

令和2年第4回定例会議事録(第4号)

令和2年12月8日(火曜日)

出席議員(18名)

  • 1番 菊 池 美 穂 君
  • 2番 佐 藤 浩 崇 君
  • 3番 村 上 治 君
  • 4番 塩 田 智 明 君
  • 5番 渡 邊 清 美 君
  • 6番 藤 原 峻 君
  • 7番 金 子 透 君
  • 8番 青 柳 信 義 君
  • 9番 浅 野 武 志 君
  • 10番 若 生 英 俊 君
  • 11番 長谷川 る 美 君
  • 12番 高 橋 正 俊 君
  • 13番 菅 原 福 治 君
  • 14番 出 川 博 一 君
  • 15番 浅 野 直 子 君
  • 16番 安 住 稔 幸 君
  • 17番 畑 山 和 晴 君
  • 18番 渡 邊 俊 一 君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 副市長 西 村 一 慶 君
  • 総務部長 富 澤 裕 君
  • 保健福祉部長兼福祉事務所長 中 山 高 子 君
  • 経済産業部長 吉 田 尚 樹 君
  • 建設部長 伊 藤 正 君
  • 総務部防災安全課長 星 英 樹 君
  • 総務部防災安全課参事兼危機管理監 高 橋 康 浩 君
  • 保健福祉部子育て支援センター所長 猪 股 純 子 君
  • 経済産業部農林振興課長兼農業委員会事務局長 鴇 幸 浩 君
  • 建設部都市整備課長 高 橋 隆 美 君
  • 建設部都市計画課長 高 田 浩 幸 君
  • 教育長 及 川 芳 彦 君
  • 教育次長 二階堂 浩一郎 君
  • 教育部長兼教育部生涯学習課富谷中央公民館長兼富ケ丘公民館長兼東向陽台公民館長兼あけの平公民館長兼日吉台公民館長兼成田公民館長兼学校給食センター所長 荒 谷 敏 君
  • 教育部教育総務課長 渡 邉 正 弘 君
  • 教育部学校教育課長 相 澤 美 和 君

事務局職員出席者

  • 事務局長 郷右近 衛
  • 次長 高 橋 直 美
  • 主事 伊 藤 亨 太

議事日程 第4号

令和2年12月8日(火曜日) 午前10時00分 開議

日程1

会議録署名議員の指名

日程2

一般質問

12番 高 橋 正 俊 議員

1

災害対策について

17番 畑 山 和 晴 議員

1

ICTを活用した英語教育について

2

子どもの自己肯定感向上について

6番 藤 原 議員

1

農業の支援策の強化は

2

コロナウイルス感染予防に対応した教育支援策は

11番 長谷川 る 美 議員

1

通学路の安全向上策と安全意識の向上について

2

団地内の公園の維持管理について

16番 安 住 稔 幸 議員

1

貸出図書の衛生対策を問う

2

子育て支援を問う

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり

午前10時00分 開議

○議長(渡邊俊一君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は、18名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。


日程第1 会議録署名議員の指名

○議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、14番出川博一君、15番浅野直子君の2名を指名いたします。


日程第2 一般質問

○議長(渡邊俊一君) 日程第2、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。12番高橋正俊君。

○12番(高橋正俊君) 皆さん、おはようございます。
それでは、私の一般質問を始めます。今回は、災害対策についてでございます。
東日本大震災から間もなく10年になろうとしております。あの地震により、長期間の断水や停電、道路の陥没など、ライフラインが断絶し、仕事ができなくなったり、物流が止まったことにより、食料や燃料の調達が難しくなり、長い時間、店の前に並んでも少ししか手に入らず、大変な思いをしたことを思い出します。
当時の町役場では炊き出しが行われ、プロパンガスが足りなくなったこと。各町内会では、発電機はあるものの燃料の調達ができなくなったことなど、思い返してみると、反省と教訓がたくさんありました。
あれから復興が進み、節目でもある今、新型コロナウイルス感染症の流行により、外出しづらく不安を抱えている方も数多くいると思います。また、あの日から停止していた女川原発に再稼働の動きがあり、福島原発のような重大事故が起きた場合の広域避難計画の問題などもあります。また、近年、全国的に多く発生している豪雨などによる河川の氾濫や土砂災害など、今後、様々な災害が起きた場合の対策・準備は万全なのかと思い、次の質問をいたします。
1、災害協定を結んでいるところは何件あるのか、その内容も伺います。
2番、災害時に必要な備蓄品の内容を伺いします。
3、女川原発の重大事故時の広域避難計画の内容をお伺いします。
4、土砂災害警戒区域及び急傾斜地崩壊危険箇所は何か所あるのか、お伺いします。
以上です。

○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。西村副市長。

○副市長(西村一慶君) おはようございます。
それでは、高橋正俊議員の一般質問にお答えいたします。
質問件名1、災害対策についてのご質問のうち、まず、問い1、災害協定の件数と内容につてのお尋ねにお答えをいたします。
本市では、これまでに44件の協定を締結しており、今後も推進してまいります。内容といたしましては、消防や救急等の相互応援に関するものが17件、人員支援などの応援に関するものが11件、食料品や医薬品など物資の提供に関するものが14件、予防接種、緊急輸送に関するものがおのおの1件ずつとなっております。
次に、問い2、備蓄品の内容についてのお尋ねにお答えをいたします。
本市が備蓄している物品は多岐にわたりますが、これまで継続して備蓄しておりますのが、アルファ米などの食料、飲料水のほか、毛布や医薬品、投光機や発電機などの資機材、簡易トイレなどであります。また、今回、新型コロナウイルス感染症に対応するため、マスク、体温計、消毒液のほか、段ボールベッド、間仕切りなどの物品の備蓄を進めております。
次に、問い3、女川原発の重大事故時の広域避難計画の内容についてのお尋ねにお答えをいたします。
広域避難計画は、原子力災害の発生または発生するおそれがある場合に、原子力発電所から30キロメートル圏内の地域を含む市町村が、圏外への広域避難を行うための計画となっております。本市では、石巻市からの広域避難計画に基づき、避難された方を受け入れる協定を結んでおりますので、コロナ禍の状況を踏まえ、今後、詳細な協議を進め、協定をより実効性のあるものにしてまいりたいと考えております。
次に、問い4、土砂災害警戒区域及び急傾斜地崩壊危険箇所数のお尋ねにお答えいたします。
現在、宮城県から告示を受けている土砂災害警戒区域は108か所、うち、土石流が12か所、急傾斜地の崩壊に係る箇所が96か所となっております。また、急傾斜地崩壊危険箇所については、市内で106か所となっております。なお、土石流警戒渓流については、市内で12か所となっております。
私からは、以上でございます。

○議長(渡邊俊一君) これより高橋正俊君の質問は、一問一答により行います。12番高橋正俊君。

○12番(高橋正俊君) それでは、再質問させていただきます。
1番の、今回答いただきました災害協定を結んでいるところ、数多くあると認識しました。避難所において、10年前の震災の当時を考え直すと、やっぱり、今高齢化も進んでおりまして、段ボールベッドなどの必要が考えられる。段ボールベッドも用意しているというお話ですけれども、どのぐらい準備できているのか、お伺いします。

○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。

○防災安全課長(星 英樹君) 今備蓄している分としては100ございます。そのほか、マット等もございますが、なお、こちらもまだ締結はしておりませんが、段ボールベッドの提供を、有事の際に受ける協定等でも結びたいというふうに考えております。

○議長(渡邊俊一君) 12番高橋正俊君。

○12番(高橋正俊君) それから、町内会への災害時の補助金というのが、去年までたしかあったような記憶をしておるんですが、今年なくなったと思うんですが、そのなくなった理由をお伺いします。

○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。

○防災安全課長(星 英樹君) 防災の備品等を買う補助金のことかと思いますが、こちらは県の補助も受けておりまして、そちらのほうがなくなったことに伴って、市でも終わりにしたということでございます。

○議長(渡邊俊一君) 12番高橋正俊君。

○12番(高橋正俊君) 食料品なんかは賞味期限があるので、その時期が来ると買い替える必要があるために、今、町内会でも町内会費から捻出して何とかやっている状況なんですけれども、ぜひ、県のものはちょっと私も把握していなかったんですけれども、実際に富谷からの、今までどおりの補助金出していただけないかなというふうに思います。お伺いします、その辺。

○議長(渡邊俊一君) 要望なのか、質問なのか、迷いますので、質問に徹して、質問してください。

○12番(高橋正俊君) その助成金を考えていただくことができないでしょうか、お伺いします。

○議長(渡邊俊一君) 出すべきでないかというような提案ですから、その辺について、答弁してください。防災安全課長。

○防災安全課長(星 英樹君) 以前と同じような内容でいいのかどうか、そういうところも含めて、それから、金銭面等ございますので、この場で即答はできかねますが、いろいろちょっと検討の余地はあるかなというふうには思っております。

○議長(渡邊俊一君) 12番高橋正俊君。

○12番(高橋正俊君) それでは、町内会で今現在、備蓄品、いろいろな災害時に必要なものを備蓄しているわけでございますけれども、市のほうでは、町内会で幾ら持っているのか、その辺を把握しているのか、お伺いします。

○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。

○防災安全課長(星 英樹君) 各町内会で、それぞれに備蓄を進めているということであれば、詳しいところまでは、把握はできておりません。

○議長(渡邊俊一君) 12番高橋正俊君。

○12番(高橋正俊君) これは災害ですから、何か事が起きたときでは遅いので、事前に市のほうで把握していくのも必要だと思いますが、再度お聞きします。

○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。

○防災安全課長(星 英樹君) 特に食料品等、ローリングストック、買い足したり、なくなりするものについては、なかなかどのタイミングで把握するのかというところもあって、47地区ございますので、なかなか難しいとは思いますけれども、きっちりじゃなくても、ある程度のところは、把握できるような方法は考えたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 12番高橋正俊君。

○12番(高橋正俊君) それでは、女川原発の件で質問します。
30キロ圏内の避難者を市で受け入れるということなんですが、何人ぐらい受け入れる予定になっているのか、お伺いします。

○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。

○防災安全課長(星 英樹君) 石巻との協定では、最大で2,620名になります。ただ、あくまで最大ということになりますので、そこはコロナの影響もございますので、なお、石巻のほうと協議してということになります。

○議長(渡邊俊一君) 12番高橋正俊君。

○12番(高橋正俊君) それの受入れ場所はどこなのか、お伺いします。

○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。

○防災安全課長(星 英樹君) 各公民館、それから、スポーツセンター、武道館、西コミというふうに考えております。

○議長(渡邊俊一君) 12番高橋正俊君。

○12番(高橋正俊君) 重大事故が起きた際に、被曝をしている方々が多分出てくると思うんですけれども、その辺の検査などは、どのようにして行うのか、お伺いします。

○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。

○防災安全課長(星 英樹君) こちらは、県のガイドラインというか県の指導、それから、避難元であります石巻市、こちらの避難計画に沿って、準じて行動するというふうになっております。

○議長(渡邊俊一君) 12番高橋正俊君。

○12番(高橋正俊君) 今回、私がこういう質問すると、市民が不安になることがあると思うんですけれども、不安になることがないように、正しい情報を広く発信し、理解を得られるようにすることが私は大事だと思うんですが、その辺をどう対処するのか、お伺いします。

○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。

○防災安全課長(星 英樹君) 正直、広域避難の協定というところも、やっぱり分からない方も多くいらっしゃるとは思いますので、その辺について、どういった広報というか周知方法があるかというところは、災害ないのが一番ですが、災害に先んじて何かしら考えたいと思っております。

○議長(渡邊俊一君) 12番高橋正俊君。

○12番(高橋正俊君) 私も、このような事故がないように願っております。
次に、4番目の土砂災害警戒区域と急傾斜地崩壊危険箇所の質問をします。
この場所というのは、宮城県仙台土木事務所で調査をしているということなんですが、これは県で、この災害場所を認めているということでいいんですか、お伺いします。

○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 宮城県のほうで調査しているものでございます。

○議長(渡邊俊一君) 12番高橋正俊君。

○12番(高橋正俊君) 近年、災害、全国どこかで必ず豪雨災害なんかも起きているようですけれども、これは、この箇所は今後どうしていくのか、お伺いします。

○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。

○防災安全課長(星 英樹君) 民地、官地等ございますが、なかなか手を加えるというところは難しいところも多くあると思いますが、特に、住宅密集地等で危険な箇所については、周知を行うという形にしたいと思っております。

○議長(渡邊俊一君) 12番高橋正俊君。

○12番(高橋正俊君) 場所は、優先順位もあるとは思うんですけれども、人災が起きるような箇所をぜひ事前に、災害が起きてからでは遅いので、その辺を考えて、ぜひ工事をやっていただきたいと思うんですが、その辺をお伺いします。

○議長(渡邊俊一君) 工事やってくれというのですか、やるべきだというのですか。
都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 工事につきましては、非常に事業費が、まずかさむということと、それから、大概の箇所が民有地ということもございまして、その土地所有者の方がその事業をやるということになると思いますので、市といたしましては、なかなかハード事業における対策というのは非常に難しいものですから、できるだけ避難を早めにしていただけるような呼びかけ、ソフトのほうを考えていきたいと思っております。

○議長(渡邊俊一君) 次に、17番畑山和晴君。

○17番(畑山和晴君) それでは、私から2件の質問をいたします。
1件目、ICTを活用した英語教育について伺います。
本市は、GIGAスクール構想にいち早く着手し、11月2日から1人1台の授業がスタートしています。子供たちが使いこなしている姿、先生方も短い技術習得の時間の中で、しっかりと教えている姿には本当に驚かされ、子供たちのグローバルな将来の活躍が見えてきた感じがします。
本市では、台湾への中学生派遣事業を行っています。今年はコロナ禍で中止になってしまい、本当に残念であり、子供たちは悔しい思いをしたことと思います。しかし、このコロナ禍で可能性として見えてきたことは、海外に行かずともオンライン等での交流が可能となってきており、現地の子供たちと一緒に授業を受けられると思います。そして、それによって期待できることは、先生と生徒・児童という関係だけではなく、友達としての関係を持ち、将来的に双方が日本と海外とを行き来するようにできることで、多種多様な人種との交流が生まれ、そして、自由で豊かな発想も育まれ、グローバルに活躍できる人材育成につながると思います。
英語教育の在り方については、以前より、改善すべきであると多くの専門家の方々が指摘しています。しかし、なかなか旧態依然変わらずでの現状であると思います。ただ、今回のこの苦しいコロナ禍をよい方向として捉えれば、英語教育の教育方針の転換期が来ている、そして、一気に進むことができることが確認できたと思います。
国際化の時代に、日本にいても、海外に行くにしても、富谷の子供たちがグローバルに活躍している姿を想像して、以下質問をします。
(1)これまでの英語教育と現在の英語教育について、どのような認識を持っていますか。
(2)受験のための英語教育の在り方を変えるべきであると思いますが、見解は。
(3)オンライン、Zoom等による海外の学校との交流が可能と思いますが、見解は。
次に、2件目の質問をいたします。子供の自己肯定感向上についてです。
毎年、自己肯定感についての数字が発表されています。日本は、主要な国々と比較すると非常に低い結果となっています。内閣府が発表している調査の内容は、日本、韓国、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、スウェーデンの7か国の中では最下位となっています。しかし、何項目かがある中で、その一つに、「親から愛されている、大切にされている」という項目では、ほかの国々と変わらない高い数字となっており、では、何が理由で自己肯定感が低くなっているのか、しっかりと調査をすべきであると思います。お国柄の違い、地域での違い、学年での違いは必ずあります。国の政策で、県の政策でということでは、今までと何ら変わらないと思います。そのためにも学校での教育を基礎とし、しかし、学校では限界があります。学校と家庭とが連携を持ち、さらには、地域の方々やスポーツ少年団などの習い事の団体との連携も必要であると思います。
本市では、自己肯定感につながる教育は行っています。その一つが、学び合いの授業であると思います。子供たちは、授業の中で自然に学んでいると思います。ただ、保護者に対して自己肯定感についての内容の説明が行き渡っているかといえば、行き渡っていないのが現実であり、子供たちと同様に、保護者も、地域の方々も、理解できる取組が必要であると思います。以下、質問をいたします。
1、自己肯定感向上の教育についての課題は。
2、保護者や地域、団体等の連携は必要であると思いますが、見解は。
3、子供たちから自己肯定感をはかるアンケートの結果をどう生かしていますか。
4、各学年ごとやその年の学年の特徴などを考慮した上で、それぞれ教育方法は違うと思いますが、見解は。
以上です。

○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。及川教育長。

○教育長(及川芳彦君) それでは、畑山和晴議員のご質問にお答えさせていただきます。
質問件名1、ICTを活用した英語教育についての問い1、これまでの英語教育と現在の英語教育についての認識についてのご質問にお答えいたします。
急速に進むグローバル化により、子供たちが将来、どのような職業に就くとしても、英語を用いて人々とコミュニケーションを図ることができる能力は、今後不可欠なものであると考えております。この点において、これまでの英語教育は、読み書きはできても、コミュニケーションの能力や意欲に課題があるとされてまいりました。
なお、本市では、平成28年度から英語等支援員を全ての小学校に各1名配置するとともに、中学校には独自雇用のALTを各1名配置するなど、教室で対話的な活動が、ふだんから行える環境づくりに努めてまいりました。
また、小学校への英語専科教員の配置やALT等英語等支援員の合同研修会開催、コンサルティング会社への業務委託によるALTへの指導など、指導者の英語指導力の向上に取り組んでおります。
今年度から、新学習指導要領による指導が、小学校を皮切りに順次始まっておりますが、発達の段階を追って、英語への慣れ親しみからコミュニケーションまで、円滑につながることを目指してまいります。
次に、問い2、受験のための英語教育の在り方についてのご質問にお答えいたします。
学習指導の基準となる今回の学習指導要領は、何ができるようになるかという観点から編成され、英語では、聞くこと・読むこと・やり取り・発表・書くことの5つの領域ごとに、具体的な目標を設定して指導に当たることとなっております。
中学校も来年度から、この新しい学習指導要領による指導が始まりますが、まずは、その趣旨を踏まえ、5つの領域を意識した指導により、実際に活用する言語活動を充実させるとともに、自分自身の考えや気持ちなどを伝え合う対話的な活動を重視するよう働きかけてまいります。
次に、問い3、オンライン、Zoom等による海外の学校との交流についてのご質問にお答えいたします。
今回のGIGAスクール構想の実現につきましては、議会の皆様にも力強く後押ししていただき、既に、本格的な運用が始まっているところであります。オンラインの可能性は、距離や感染症が影響しないところにあります。議員ご指摘のとおり、Zoomなどのアプリを使うことで、コロナ禍においても海外の学校とも交流できるものと考えております。今年度中止となった台湾の学校との交流やユネスコスクール同士の交流など、英語教育の成果を生かしつつ、新しい技術を活用して交流を進め、児童生徒にグローバルな資質、能力を育成できるよう働きかけてまいります。
次に、質問件名2、子供の自己肯定感向上についての問い1、自己肯定感向上の教育についての課題、併せて、問い3の子供たちからの自己肯定感をはかるアンケートの結果をどう生かしていますかという質問につきましては、関連がありますので、併せてお答えさせていただきます。
昨年度の全国学力・学習状況調査生徒質問紙の自己肯定感に関する項目、「自分にはよいところがあると思いますか」の質問において、「当てはまる」・「どちらかといえば当てはまる」と回答した本市小学6年生の割合は80%、中学3年生は73.5%であります。これは全国平均と比較して、小学校6年生でマイナス1.2ポイント、中学3年生でマイナス0.6ポイントとなっています。しかし、「物事を最後までやり遂げてうれしかった」、「学級会で互いの意見のよさを生かしている」などの項目では、全国平均を上回っております。
これらのことから、一つ一つのことは満足しているけれども、全体として満足できていないということが課題の一つと考えられます。それは、自分を見詰める活動の機会が少なかったり、弱かったりすることが原因ではないかと考えております。
そこで、本市では、自分の学習状況や目標を見通したり、振り返ったりしながら、小学校から高校まで、自分の変容や成長を積み重ねていく「キャリア・パスポート」を充実させ、自己肯定感につなげてまいりたいと考えております。
次に、問い2、保護者や地域、団体等の連携の必要性についてのご質問にお答えいたします。
自己肯定感のような心の内面に関わることは、日常生活の中で培われるものであります。学校ではもちろん、家庭においても子供の頑張りを認めること、地域の方と挨拶を交わしたり会話をしたりすることが、非常に大切だと考えております。
学校では、保護者会やおたよりなどを通して、保護者や地域の方に子供たちの様子を伝え、協力をお願いしているところでございますが、さらに、本市で進めております「地域、学校、家庭をつなぐ取組」などを通して、より一層連携を深めていきたいと考えております。
次に、問い4、各学年ごとやその年の学年の特徴などを考慮した上での教育方法の違いについてのご質問にお答えさせていただきます。
議員ご指摘のとおり、学校では、学年や学級、児童生徒の性格や目標などの特徴により、指導方法を工夫しているところでございます。問い1とも関連いたしますが、先生方は、日常生活の中で児童生徒一人一人の特徴を見取り、個に応じた声がけを行うようにしております。また、友人関係、先輩・後輩などの関係にも配慮し、学年・学級の活動や縦割り活動などにおいて、一人一人のよさが発揮できるように工夫をしております。加えて、本市の小・中学校では、児童生徒がお互いの考えを聴き、認め、励まし合って学習を深めていく「学び合いの学習」を取り入れています。このような取組を家庭や地域に発信し、家庭や地域との連携をさらに深めていけるよう、教育委員会から各学校に指示してまいりたいと考えております。
私からは、以上でございます。

○議長(渡邊俊一君) これより畑山和晴君の質問は、一問一答により行います。17番畑山和晴君。

○17番(畑山和晴君) では、再質問をいたします。
ICTを使った英語教育ということで、2014年に文科省から出された英語教育の方向性として、海外ウェブページの活用、オンラインでの他地域、海外との交流学習ということが出されておりますが、この文科省から出された内容に対して、6年、今たっていますけれども、その6年間でこの出された内容に対しての取組というのは何かあったんでしょうか、お伺いします。

○議長(渡邊俊一君) 教育次長。

○教育次長(二階堂浩一郎君) 具体的なところでありますと、やはり台湾との交流が考えられると思います。こちらのほうは、向こうに行ったときに、ちょうど、共通で話せる言語というのは英語なものですから、私も昨年度行ってまいりましたが、子供たち、英語でコミュニケーションを図っておりました。さらに、ユネスコスクールなどの交流も、これも考えてまいりたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 17番畑山和晴君。

○17番(畑山和晴君) 本市の、やはり台湾交流の事業というのは、本当にほかの自治体と比べると大きなメリットであると思います。今回、コロナ禍で中止になってはしまいましたが、その中止になった中で、台湾の交流の学校と何か一緒に取り組んだ、取り組む予定というところはあったのでしょうか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 教育次長。

○教育次長(二階堂浩一郎君) こちらについてなんですが、まだ計画段階ではございますけれども、やはり先ほど来お話が出ておりますZoomなどを使った交流、こちらのほうを検討しておりました。

○議長(渡邊俊一君) 17番畑山和晴君。

○17番(畑山和晴君) ユネスコに、富谷の場合、全学校が登録しておりますので、ユネスコとの交流というのは、やはり私のほうでも非常に大きな可能性があるというふうには考えておりました。各国のユネスコの交流というのは、今後どのようなふうに持っていくのか、方向性として考えているのか、お聞かせください。

○議長(渡邊俊一君) 教育次長。

○教育次長(二階堂浩一郎君) ユネスコスクールでございますけれども、日本はもちろん、海外、大変広いネットワークがございます。宮城県において、そちらのネットワークの窓口になっているのが宮城教育大学ということになっておりますので、そちらの先生と連携を保ちながら、富谷市の中学校中心になると思うんですけれども、海外の学校もとつながれるように、ただいま計画を進めているところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 17番畑山和晴君。

○17番(畑山和晴君) その海外との交流で、NTTドコモさんなんかは契約した後でもバックアップをしっかりしてくれるということで、今後、ドコモさんのほうでお手伝いしていくというような内容だったと思うんですけれども。そのドコモさんとの海外交流とのやり取り、相談というところは、話はできるのかどうか。もしくはしているのか、お伺いします。

○議長(渡邊俊一君) 教育次長。

○教育次長(二階堂浩一郎君) 特定の企業と個別に、そちらのほうを詳しく今後進める計画というのは、まだ検討段階、まだ着手したばかりというところでございます。
一方で、例えば、富谷のユネスコ協会の方々に相談をしたり、そちらのほうも窓口になってくださっておりますし、先ほどお話しいたしました宮城教育大学の先生、こちらのほうを窓口にしながら具体的には進めていくことになろうと思います。

○議長(渡邊俊一君) 17番畑山和晴君。

○17番(畑山和晴君) 1人1台タブレットというところは、本当に富谷の場合早くて、ただ、教育長も教育次長も言っていたように、1人1台を達成するのが目的ではなく、今後どのように運用していくのかということを毎回強くおっしゃっています。やはり、そこで1人1台達成したばかりで次の対策、次の方法、方向性というのは、なかなかすぐに出すというのは難しいとは思うんですが、やはり、このコロナ禍をどれだけ教育の機会のチャンスとして生かすかということで、本当に早く海外との交流というシステムを構築すべきとは思うんですが、そのスピード感というのは、どういうふうに認識しているのか、お伺いします。

○議長(渡邊俊一君) 教育次長。

○教育次長(二階堂浩一郎君) 議員ご指摘のとおり、スピード感を持って進めてまいりたいと考えております。こちらについては、年度内に大体目途をつけまして、次年度からはきちんと年間指導計画の中にも位置づけられるように進めてまいりたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 17番畑山和晴君。

○17番(畑山和晴君) そのスピード感というところも入ってはくるんですけれども、例えば、中学校の部活で、英語部とか、パソコン部とか、そういうものを立ち上げて、中学校の場合、5校連携がやっぱり非常に強いので、そういった部活的な部分を立ち上げて海外との交流というのも、また一つ、早くスピード感を持ってできる手段ではないかとは思うんですが、お伺いします。

○議長(渡邊俊一君) 教育次長。

○教育次長(二階堂浩一郎君) 英語部ですとかパソコン部、とても楽しいアイデアだなと思って拝聴いたしました。現在、5校の中学校それぞれ今、部活動が動いておりますけれども、その中で子供たちは、1年生から3年生は3年間1つの部活に所属しながら役割を果たしていく。そして、それを先生方が体制を組んで支えていくということになっております。新たな部活を設けるとなると、やはり、これまでの部活との兼ね合いですとかそういったものもございますので、子供たちのニーズをしっかり酌み取りながら、今後、そういった部の検討にも入っていくものと考えます。

○議長(渡邊俊一君) 17番畑山和晴君。

○17番(畑山和晴君) 非常に期待できる答弁いただきました。
では、2件目の質問をいたします。
自己肯定感向上についてなんですけれども、いろいろなものを調査していると、やはり10歳の壁だったり、中1ギャップというところがこの自己肯定感に関連して出てまいります。10歳の壁ということで、褒めて自信をつけさせる、手伝わせる、体験活動をさせる、これは小学校では常に、うちの子供を見ていると毎日チェックしているところではあるんですけれども。やはり、各学年によって子供の意識の差というのが非常にあって、その学年の違いのギャップというところを学校ではどういうふうに捉えて、教育指導というか、先生方にしているのか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 答弁の中にもございましたように、やはり学校、学年とか学級におきまして、その年代に合わせてできること、それから、できないこと、そういった部分の特徴とか、目標とか、そういった部分をしっかり酌み取りながら指導を行っていると思います。

○議長(渡邊俊一君) 17番畑山和晴君。

○17番(畑山和晴君) 先ほど教育長の答弁でもありましたとおり、富谷の子供たちは、本当に自己肯定感が高いほうであるとは思います。実際、自分も関わっていて、そのようには感じるんですけれども。では、親の立場になった場合、地域の人として関係性を持った場合に、30代の親・地域の人、40代の親・地域の人、50代の親・地域の人で、やっぱり育ってきた教育環境というのが違います。そこで、大体自己肯定感、子供たちの指導ということで話になると、どういうふうに叱るべきなのか、怒るべきなのか、どういうふうに自己肯定感を上げるために注意していくべきなのかというところが、やはりいろいろ議論になってきます。その辺のやっぱり保護者に対して、地域の人に対しての自己肯定感向上のために、こういうことがという情報があると非常に分かりやすいのかなというところはあるんですが、その辺の関わりについてお伺いします。

○議長(渡邊俊一君) 教育次長。

○教育次長(二階堂浩一郎君) そうした家庭ですとか地域への発信という点では、若干、これまで、やっぱり課題があったかなと考えております。具体的には、先ほど答弁の中にもありましたが、「つなぐ取組」の中、あるいはそういったものを広く地域にも発信できるようにしていくということが大切かと思います。
なお、今お話がありました具体的なトピックなども、具体的に取り上げていく必要があるかと思いますので、今後、検討させていただきたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 17番畑山和晴君。

○17番(畑山和晴君) コロナ禍で常に「取組」のほうが、今年、活動していないということなんですけれども、やはり活動していないこの1年間というところの不具合というか、その辺、来年度に対して、どういうふうにフォローアップしてつなげていくのか、その辺をお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 教育次長。

○教育次長(二階堂浩一郎君) ご指摘のとおり、今年は交流という点では、実際に人が動きにくい環境がございましたので、具体的に交流を図っているという場面は少なかったというふうに、私も認識しております。
一方で、そちらをどのように次年度につなぐかという点で、協議会も開きながら、今、各地域で検討しているということでございますので、そちらを丁寧に、これまでの積み上げの部分を丁寧に、次につなげられるように働きかけてまいりたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 17番畑山和晴君。

○17番(畑山和晴君) 富谷に限ってではないんですけれども、不登校が、やはり、いじめとかそういう分かりやすい理由じゃなくて、本当になぜ不登校になっているんだという現状があるかと思います。これも自己肯定感向上に関わってくるのかというふうには、私は思ってはいるんですけれども、この辺の不登校と自己肯定感の関わりについてお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 教育次長。

○教育次長(二階堂浩一郎君) 不登校と自己肯定感との関わりということでございますけれども、こちらについては、やはり、自己肯定感の低下というところが不登校に何らかの影響を与えているということは、想像に難くないなと考えております。こういったところを考えますと、自己肯定感は、人との関わりの中で育まれる部分、これが非常に大きいと言われてございます。丁寧に、そのお子さんに寄り添い、声を聞きながら対策を立てていくということが必要かと思いますので、そちらを進めてまいりたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 17番畑山和晴君。

○17番(畑山和晴君) では、同じような内容にはなるんですけれども、学級崩壊と自己肯定感との関わりというところでは、どういうふうに認識しておりますでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 教育次長。

○教育次長(二階堂浩一郎君) 学級崩壊ということ、こちらも、自分の声を聞いてほしい、自分の思いを聞いてほしいという形の一つの表れがそういった学級崩壊へつながるものと、私などは考えてございます。そういった点では、一人一人の子供たち、学級が少し乱れているからといって全部が全部同じではなくて、一人一人別のお子さん、一人一人別な思いを持っているというところをしっかり捉えながら、一人一人に寄り添って声がけをし、話を聞き、自己肯定感を少しずつ育んでいく、そういったことを学校、そして、様々な教育機関、あと、スクールサポーターの方々などの力も借りながら進めてまいりたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 17番畑山和晴君。

○17番(畑山和晴君) では、最後の質問をいたします。
1問目のICTを活用した英語教育との関わりになってくるんですけれども、海外との、子供たちとのやり取り、交流をしていけるようになった中で、やっぱりいろいろな人種の方、いろいろな国の方との交流によって、自己肯定感を上げる対策ということもできるのではないかと思うんですけれども、その海外との交流が自己肯定感に与える影響という部分は、どのように考えているのか、お伺いします。

○議長(渡邊俊一君) 教育次長。

○教育次長(二階堂浩一郎君) 海外との交流、これが子供たちの自己肯定感にどのようにプラスに作用するかということでございますけれども、先ほどもお話しさせていただいたところなのですが、自己肯定感、人との関わりの中で育まれるというお話を出させていただきました。海外と交流するということは、多様な文化であるとか物の考え方に出会うことでもございます。そういった中で、子供たちは今まで知らなかったことや、あるいは自分自身を見詰め直すということにもつながろうかと思います。そのような中で自己肯定感が育まれるように、ユネスコスクールの枠組み、あるいは、広い意味では学び合いもその中、つまり、誰一人として取り残さない一人一人の子供に目を向けた教育、こういったところをこれからも丁寧に進めてまいりたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) この際、午前11時まで休憩をいたします。

午前10時52分 休憩


午前11時00分 再開

○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) それでは、質問に移ります。
質問件名1、農業の支援策の強化は。
富谷市で新規就農を行いたいという若者からの要望があり、担当課へ連絡しましたが、農地は自分で探す必要があると伺いました。富谷市告示第15号、平成31年2月8日に出されたものに、農地中間管理事業の推進に関する法律第26条第1項に基づく農業者等による協議の公表の地域農業の将来のあり方という項目で、新規就農者への農地の集積を積極的に行うとあります。しかし、富谷市のホームページを見ても、新規就農者への支援策が見つかりません。支援策の強化が必要ではないでしょうか。
次に鳥獣被害に関しまして、今年度はイノシシの捕獲数が減りそうだと担当課に伺いましたが、農家の方より、三ノ関や大亀でイノシシ被害は増えていると伺っております。ある農家では、「カボチャが全滅をした。例年よりも被害は多い」、「稲刈りするまでは、そこら辺をイノシシが走り回っていた」、「被害があったと担当課に伝えても、柵のことだけを言って何もしてくれないから、みんな被害を言わなくなっている」、「抜本的な捕獲の強化が必要だと思います」というお話がありました。農家の立場に立った支援策が求められております。
東日本大震災のときに、農業は地域の土台であり、食は命であることを痛感しております。これは、多くの人と共通する思いだと思います。以下、鳥獣被害への支援策強化を求めます。
1、新規就農の支援策として、畑の確保という大きな問題があります。自治体としての支援策が必要では。
2、石巻地域新規就農ガイドでは、地理的概要、独自の就農支援体制、就農までのステップに応じた支援策、就農した方の声などまとめてあります。富谷版を検討してはどうか。
3、鳥獣被害の今年度の状況は。
4、イノシシに農作物被害を受けた場合に、市として補助金などの直接支援が必要では。
5、鳥獣被害対策のために猟友会などへの金銭面の支援策強化が必要では。例えば、イノシシ捕獲に係る報償金の増額は。
6、猟友会・実施隊への新規参入者が少ないと考えます。猟友会・実施隊の確保、体制強化、さらには研修体制、研修の補助、フォローアップ体制の強化は。
7、今年度は、イノシシの捕獲数が少なくなっていると伺いました。イノシシも学習をし、わなから避けるようになっているのではと危惧します。市として、対策をどのように考えておりますか。
8、地域やNPOなどと連携し、出没抑制対策の里山の下草刈りなどの環境整備の実施は。
質問件名2、コロナウイルス感染予防に対応した教育支援策は、に移ります。
日本の2017年の教育への公的支出は、OECDによれば28か国中、下から2番目でした。初等教育における1クラス当たり平均が21人ですが、日本は27人。前期中等教育では、日本は加盟国中で2番目に多い状況です。
新型コロナウイルス感染症予防対策として、OECDのほとんどの加盟国は、1から2メートルの人と人の距離を学校再開の条件にしているそうです。日本の学級編制の標準では、コロナウイルスなど感染症予防に十分な距離を確保することは困難であると思います。全国市町村教育委員会連合会でも、「30人学級の早期実現は緊急かつ重要事項」としており、少人数学級が求められております。国会でも、少人数学級についての前向きな言及がなされ始め、今のうちから検討が必要と思います。
また、国立成育医療研究センターのアンケートでは、9月になっても、子供が引き続き強いストレスにさらされている現実が明らかになっております。また、共育の杜によるアンケート結果では、教職員の3人に1人が、疲労から子供の話に十分耳を傾けられていない。また、「職場で体調不良を訴える人が増えた」という項目が半数を超えているそうです。子供・教職員へのケアの充実が今求められております。
コロナ危機で、子供の学び・成長する権利が脅かされないための支援策を求めます。
1、日本の学級編制の標準では、1クラス、3年生からは40人です。しかし、今はコロナの感染拡大期にあります。3密を防ぐ机の間隔として、現状をどのように考えていますか。
2、13日の衆院文部科学委員会で、日本共産党の畑野君枝議員が、少人数を「新型コロナウイルスで強いストレスを感じている子供たちの願いに応えるためにも来年から実施を」と訴えると、萩生田光一文部科学大臣が「不退転の決意で臨む」と述べております。30人学級に対して検討すべき時期では。
3、教職員を増やし、個々の子供に目が行き届くような30人学級、最終的には20人学級という少人数学級の実現を検討すべきでは。
4、共育の杜のアンケートでは、負担となっている業務に「校内の消毒作業」、「学習遅れの取り戻し」とありますが、富谷では、どのような業務が負担となっていると分析していますか。教職員へのアンケートを実施し、健康状態の把握とともに、教職員へのケア体制、業務の負担軽減策が必要ではないでしょうか。
5、予想外の子供が不登校になっていたり、虐待を受ける子もいると伺っております。これは富谷の話です。子供のケア体制の充実が必要ではないでしょうか。
以上です。

○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。西村副市長。

○副市長(西村一慶君) それでは、藤原 峻議員の一般質問にお答えいたします。
2点、質問がございました。
まず、私からは、質問件名1、農業の支援策の強化についてのご質問のうち、問い1、新規就農者に対する農地確保の支援についてのお尋ねにお答えをいたします。
現在、新規就農者支援につきましては、農業次世代人材投資事業により、1名の方が対象となっており、年間150万円の助成と関係機関と連携しながら経営安定のための支援を行っております。また、設備投資に係る費用につきましても、ハウス購入・設置や管理機購入などの助成も行っております。農地の確保については、作物の種類や量により、土壌を考慮し、場所などが選定されていきますので、事前に農業改良普及センターや農協と協議をしながら、就農者の求める条件に合った農地の確保に向けて支援しておりますので、これらの取組を継続していきたいと考えております。
次に、問い2、石巻地域新規就農ガイドのような富谷版を検討してはとのお尋ねにお答えをいたします。
石巻地域新規就農ガイドにつきましては、県石巻農業改良普及センター監修の下、2市1町からなる石巻地域の新規就農者支援の一環として、県が作成したものであります。本市では、新規就農までの共通となるステップや支援策など、石巻地域のガイド同様の内容について、県仙台農業改良普及センターや農水省などで作成している各種資料を基に説明、支援を行っているところでございます。引き続き、こういった資料を活用しながら、関係機関と連携を図り、支援してまいりたいと考えております。
次に、問い3、鳥獣被害の今年度の状況についてのお尋ねにお答えをいたします。
市が把握している10月末現在の被害状況は、被害を受けた地区が4地区と、前年度より増えている状況にございます。被害の傾向としましては、市が助成し、物理柵設置を推進しておりますが、設置されていない場所での被害が増えている状況にございます。
次に、問い4、農作物被害を受けた場合の市の補助金についてのお尋ねにお答えをいたします。
補償につきましては、掛け金の一部を国が負担する農業共済制度や、被害による収量減少だけでなく、価格低下なども含めた収入減少を補塡する保険として、収入保険がございます。本市といたしましては、これらの補償制度をお伝えするとともに、物理柵設置及び電気柵等設置に対する助成に加え、補正予算でご可決いただきました物理柵等の維持管理に係る新たな助成制度を活用いただくことで、被害防止につなげてまいりたいと考えております。
次に、問い5、鳥獣被害対策のために猟友会などへの金銭面の支援策強化が必要では、とのお尋ねにお答えをいたします。
猟友会に対しては、年間5万円を助成しており、今後も継続していくこととしております。実施隊への支援策につきましては、他の自治体と同様に、地域の特性や被害状況、実施隊の体制など、その自治体での活動に適した支援を行っている現状でございます。本市では、昨年度より活動報酬を増額しております。また、捕獲頭数の増加を目指すため、捕獲支援事業報償金1万円を助成しております。今後も、猟友会及び実施隊との連携を図りながら、本市に適した支援策について、検討してまいりたいと考えております。
次に、問い6、猟友会・実施隊の確保体制強化などに関するお尋ねにお答えをいたします。
猟友会のご協力をいただき、会員の確保に努めており、猟友会会員は現状27名で、前年度比3名増加、実施隊は現状10名で、来年度2名が入隊する予定となっており、増加傾向にございます。しかし、若い隊員の確保が課題となっておりますので、猟友会などのご協力をいだたきながら、若い隊員の確保に努めてまいりたいと考えております。
実施隊への研修などにつきましては、経験者講習会及び狩猟免許受講者講習会の参加費の全額助成や射撃大会への参加を促すなど、安全対策並びに捕獲の技術向上を図り、体制の強化・充実を図ってまいりたいと考えております。
次に、問い7、今年度はイノシシの捕獲数が少なくなっており、市として対策をどのように考えているか、のお尋ねにお答えをいたします。
目撃通報自体が減っている状況にありますが、捕獲数については11月末現在、前年比で8頭増加の34頭となっております。イノシシは、警戒心により「わな」を避けるという状況は見られますが、捕獲はしっかり実績を上げております。今後も実施隊設置の「わな」による捕獲活動を実施することで、被害が最小限になるよう努めてまいりたいと考えております。
次に、問い8、地域やNPOなどと連携した出没抑制対策の環境整備の実施についてのお尋ねにお答えをいたします。
本市では、農村地域の方々が、地域への侵入防止のための物理柵を設置し、その周辺を含め、助成などを行っているところでございます。来年度以降も、物理柵を設置する地域が増えていく予定となっています。今後は、補正予算で可決いただきました新たな維持管理助成制度により、物理柵周辺の草刈りや補修など、支援を行いながら環境整備を図っていくこととしております。
なお、NPOなどとの連携につきましては、里山再生や環境保全などの活動に取り組んでいるNPO法人と情報交換を行い、その可能性についても検討してまいりたいと考えております。
私からは、以上でございます。
なお、質問件名2につきましては、教育長からお答えをいたします。

○議長(渡邊俊一君) 次に、及川教育長。

○教育長(及川芳彦君) 私からは、質問件名2、コロナウイルス感染予防に対応した教育支援策について、お答えいたします。
まず、問い1、3密を防ぐ机の間隔についてのご質問にお答えいたします。
3密を避けることは、学校におけるコロナ対策では最も意識し、実践しているところです。学校が対策のよりどころとしている文部科学省の「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル」によれば、机の間隔1メートルを目安に、学級内で最大限の間隔を取ることが示されており、本市の学校においても、この基準により、できるだけ間隔を確保できるよう努めているところでございます。
問い2、問い3につきましては、いずれも少人数学級編制についてのご質問であり、関連がありますので、併せてお答えさせていただきます。
1学級当たりの児童生徒数の上限は、公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律に定められており、この標準を基に、都道府県教育委員会は学級編制の基準を設定し、市町村教育委員会はその基準に従い、学級編制を実施しております。
このコロナ禍において、学級を少人数にすることは心理的なストレス軽減やソーシャルディタンスの確保に一定の効果があると考えますが、学級編制の標準は、元来、国が定めるものであり、県教育委員会と連携しながら、今後の国の動向を注視してまいります。
次に、問い4、教職員へのアンケートによる健康状態の把握、教職員のケア体制、業務負担軽減策についてのご質問にお答えいたします。
教職員の校内の消毒作業については、本市においても一定の負担はあると認識しており、その負担軽減方策として、スクール・サポート・スタッフを各校1名配置しているところであります。学校からは高い評価をいただいており、負担軽減に効果を発揮しているところであります。また、業務の負担軽減策は、校長を通じ、文部科学省の例示を参考に、創意工夫するよう指示しているところであります。
なお、学習遅れの取り戻しについては、いち早く、自宅でのオンライン学習を導入したことに加え、年間指導計画の見直しにより、教室での授業と家庭学習を関連づけて取り組んでおり、現時点で学習の遅れはないものと認識しております。
また、教職員の健康状態については、管理職による計画的な面談と日常の勤務状況の把握により把握しており、今後もストレスチェックの導入を検討するなど、ケア体制の充実を図ってまいります。
問い5、不登校、虐待に係る子供のケア体制の充実の必要性についてのご質問にお答えいたします。
不登校に至る原因には、友人間のいじめやトラブル、学習困難、本人の無気力感、家庭環境、親子関係など様々な要因があります。また、コロナ禍において、家庭環境の悪化による貧困や虐待、DVなどの問題で不登校傾向や不登校の児童生徒が増えてくることが懸念されます。学校では、常に児童生徒の小さな異変にも気づけるように、きめ細やかに目を配り、寄り添いながら声がけを行っております。
さらに、児童生徒の状況に応じて、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー、子どもの心のケアハウスなど、関係機関とより緊密に連携しながら対応しております。今後も支援が必要な児童生徒や家庭へ、速やかに適切な対応ができるよう支援体制の充実を図ってまいります。
以上でございます。

○議長(渡邊俊一君) これより藤原 峻君の質問は、一問一答により行います。6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) 先ほど答弁の中で、現状、新規就農している方についての支援策についてはお話を伺いました。しかし、先ほど紹介した富谷で新規就農したいといった方のお話なんですけれども、これは新しく新規就農したいという方なんですね。農業委員会に連絡したそうなんですけれども、50アール以上の確保、事業計画を提出してほしいという連絡が来たそうなんですが、この50アールの確保というのは、農家の子供でもないと新規参入というのは大変難しいんですよ。ここに関して、逆に農家の方にお話を聞くと、休耕地などを管理するのもお金がかかるというので、貸し出すのは全然いいという話も伺っております。これをマッチングする重要性を、市としてはどのように考えているんですか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 農林振興課長。

○農林振興課長(鴇 幸浩君) 今のお話にもありましたとおり、マッチングというのは、大変必要なことだと思っております。ただ、今お話の中でもありましたけれども、遊休田、休耕地としている場所というのは、なかなか営農するに対しては難しいと。要は、日が当たらないとか、水はけが悪いとか、本当に沢の奥というのが現状では多いという状況がございますので、新規就農者の方につきましても、基本となる、何をつくるかということとかが出てきますけれども、そういったものをつくる環境に適したというところを探すとした場合は、今皆さんがつくらないで遊休田、遊休農地とかにしている場所だと、なかなかちょっとマッチングが難しい部分もあるという状況でございます。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) そうしますと、市としては新規就農したいという方がいたときにも、特に、畑のマッチングはしないという方向性だということでよろしいか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 農林振興課長。

○農林振興課長(鴇 幸浩君) いえ、ちょっと、マッチングをしないということはございませんで、しっかりとお話を伺った上で、それに適した場所を、協力しながら支援していくということでございます。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) また、農林課のほうのホームページを見ましても、新規就農の項目ないと思うんですけれども。やはりそういうもの、県とか農水省関係とか、いろいろ資料はあると思うんですけれども。富谷市として、どういうステップで新規就農ができるのかという流れとか含めての掲載というのは、必要じゃないかなと思うんですけれども、見解をお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 農林振興課長。

○農林振興課長(鴇 幸浩君) 今後、掲載の方向で、進めてまいりたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) 次に、鳥獣被害のほうに移るんですけれども、イノシシ、私、担当課に伺ったときには、捕獲数減ったというふうに伺っていたような気がするんですけれども、捕獲数としては増えているんでしょうか、再度、確認いたします。

○議長(渡邊俊一君) 農林振興課長。

○農林振興課長(鴇 幸浩君) 増えている状況でございます。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) イノシシの捕獲に関して、増えているということだったんですけれども、「わな」を設置するポイントというのは、富谷市としてはどのような形で設置者の方に啓発されていたか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 農林振興課長。

○農林振興課長(鴇 幸浩君) 「わな」の設置ポイントにつきましては、被害があったと、または出没しているというところにつきまして、当課と実施隊の方々、一緒になって現場のほうを確認しまして、そこにかけたことによって捕獲につながるか、また、捕獲となりますといろいろな危険が生じますので、周りの環境を見たりとかそういったことで、ポイントを決めて設置をしているということでございます。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) 餌づけというのが、ほかの自治体の資料を見ますと、最初に餌づけをして慣れさせてから、そこに「箱わな」を設置するというような、そういうようなポイントがあるというふうに書いてあるもの、いろいろな自治体のものを見たんですけれども、富谷市では、そういうような指導というのはされていたか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 農林振興課長。

○農林振興課長(鴇 幸浩君) 「わな」を設置する場合には、設置と同時に餌づけをしている状況でございます。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) 「わな」と同時にという形でと、お話しされていたんですけれども、例えば、兵庫県森林動物センターだと、「箱わなによるシカ・イノシシの効率的な捕獲」というのを出しているんですが、「わな」への警戒心を解く餌づけが完了したら、仕掛けをセットというふうなポイントを出しておりまして、「箱わな」設置前に、餌づけをして警戒心を解くということがポイントとして載っているんですね。富谷市として、こういうことも今後、検討していったりとか調査していく必要があるのではないかと思いますが、見解をお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 農林振興課長。

○農林振興課長(鴇 幸浩君) 今、「箱わな」の捕り方につきましては、様々な自治体でもいろいろなやり方で取り組んでいるというところがございますけれども、実際、「箱わな」というよりも「くくりわな」、そちらのほうで捕獲が確実にできているという状況ですので、メインとしては「くくりわな」のほうを、まずは積極的に設置、「箱わな」につきましても、引き続きですが、今のやり方としましては、餌づけをして、それに呼び込むということで考えているところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) ちなみに、「わな」の位置とかに関しては、富谷市の中で移動させたりということはしたことがあるのか。一度設置したら、そのままずっと置いているのか。どういうふうな対応をされていたか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 農林振興課長。

○農林振興課長(鴇 幸浩君) 「わな」の設置につきましては、状況によりまして移動等をしておる状況でございます。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) 「わな」に関してもやっぱり学習するそうなので、やっぱり定期的に移動する必要もあるというようなお話、ほかの自治体のポイントにも書いてありまして、富谷市としても、そういう最新事例をどんどんアップデートしていく必要があると思いますが、見解をお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 農林振興課長。

○農林振興課長(鴇 幸浩君) 本市では、実績といたしまして、同じところで、2回、3回と捕獲なっているところもございますし、議員のおっしゃったとおり、いろいろなケースで、これから対応できればと考えております。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) 農家の方にお話を伺いますと、「わな」の設置をお願いしても時間がかかったり、なかなかできない。もちろん家があったりとか、様々な要因ももちろんあるというのは分かるんですけれども、農家の方から、直接「わな」を設置できるように、専門家の話を聞いたり勉強したりというお話も伺ったりしております。平成31年度、33年度の富谷市鳥獣被害防止計画では、「捕獲に関する取組」、ツキノワグマ、イノシシを対象にしたものとして、地域住民向けの有害鳥獣捕獲に関する研修と書いてあるんですけれども、これに関しては、富谷市で開催されていたのかをお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 農林振興課長。

○農林振興課長(鴇 幸浩君) 前も、農協の青年団とそちらのほうに対しましては、「わな」のとか、そういったことで周知、PRをしていったという状況はございます。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) やはり、地域住民向けの研修会も必要ではないかと思うんですけれども、今後、検討されるのか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 農林振興課長。

○農林振興課長(鴇 幸浩君) 今、各地域で物理柵設置していただいております。その中で、説明会を開催しているところですけれども、そういった中では、そういったお話も伝えているという状況でございます。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) 伝えていくというよりも、市が主催といいますか、そういうふうに設定するものなのかなと思うんですけれども。やっぱり、情報が全然入ってこないというふうに話しされていました。「多分、富谷市でやっていないんじゃないかな」というふうに、これは農業委員会の方なんです。農業委員会の方ですら、そういうふうな認識なので、もうちょっと周知、しっかり行うべきだと思うんですけれども、見解をお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 農林振興課長。

○農林振興課長(鴇 幸浩君) 周知に努めてまいりたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) 続きまして、イノシシの捕獲に関しまして、イノシシの数が増えているのか、減っているのかという認識は、富谷市として、今どのように考えているのか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 農林振興課長。

○農林振興課長(鴇 幸浩君) 状況から申し上げますと、増えているのかなというところで、捉えてはおるところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) 効果的な対応をするためにも、やっぱり黒川地域であったりとか県と連携をして、イノシシが現状どのぐらいいるのかとか、どういう状況にあるのかという調査も必要なのではないかなと思うんですけれども、そういった検討は今後なされるか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 農林振興課長。

○農林振興課長(鴇 幸浩君) 今その点につきまして、過去に県のほうで調査なりをやったという経過はあったと記憶しておりますけれども、今現在は、ちょっと行ってはおりませんけれども、確かにそういったものが分かれば、捕獲なり、いろいろそういった面につながるのかなということで考えておりますので、ただ、それについては、今のところ考えてはいないところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) 続きまして、農業被害に関しまして、補償とかに関して、稲作がほとんどで、畑作のほうが、ほとんどそういうものがないということだったんです。そういうお話を伺ったんですけれども、そういった認識があるのか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 農林振興課長。

○農林振興課長(鴇 幸浩君) 畑作等についての補償はございます。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) そこがよく分からないんですが、これも農業委員会の方に聞いたら、何かほとんどが稲作の補償で、畑作を言う人がいないというようなことでお話されていまして、朝起きたときに、畑が全滅していたときのがっかりする気持ち、本当に表現できないと言っていました。市に言っても柵のことばかりで、言っても無駄だと思って泣き寝入りしている農家ばかりだと。被害状況をもっと伝えなければいけないとは思うんですけれども、伝えられていない状況であって、聞けていない状況じゃないかなと思うんです。被害状況をしっかりと把握するような取組を、今後強化する必要があると思いますが、見解をお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 農林振興課長。

○農林振興課長(鴇 幸浩君) 確かに、被害状況の把握については、大切なことだと思いますので、今後、努めてまいりたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) また、市として、畑作の農家を守る姿勢が必要だと思うんです。やっぱり畑をやる人がいなくなるということも考えると、本当に富谷の土台がなくなるということでもあると思うので、鳥獣害の被害額といっても数百万円程度ぐらいだと思いますので、富谷市としての被害があったときの補助を、今後検討していって、農家を守る姿勢が必要ではないかと思うんですが、見解をお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 農林振興課長。

○農林振興課長(鴇 幸浩君) 現在のところ、答弁でも申し上げたとおりでございますが、公的な補償制度がございますので、そちらをまずは、しっかりとお伝えしながら進めていきたいと考えております。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) 続きまして、実施隊のお話になるんですが、国がシンクタンクに依頼した調査で、実施隊に入っても、やめてしまう方とかがいるそうなんですが、その理由が、大体、思ったよりも、なった後にお金がかかるというような理由らしいんですね。金銭的な補助がまだまだ足りていないんじゃないかなと思うんですけれども、活動報酬は引き上げたということで、改善されているのは大変うれしく思うんですけれども、今後もぜひ、改善の検討が必要だと思うんですけれども、見解をお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 農林振興課長。

○農林振興課長(鴇 幸浩君) まず、支援策といたしまして、昨年、報酬のほうを増額したという状況でございます。今後、そういった状況等を含めながら、本市に適した支援策のほうを検討しながら進めてまいりたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) また、実施隊に関しまして、ほかのところで実際にやっているんですけれども、銃火器の扱いに慣れている元自衛隊の方を、というふうな形でお願いするというところもありまして、富谷市としても、例えば、元警察の方であったりとか、元自衛隊の方たちにお声かけするということは、これは検討できないか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 農林振興課長。

○農林振興課長(鴇 幸浩君) 今現在のところ、実施隊、銃火器の取扱い、その辺については、実施隊の方々といろいろ協議をして進めているというところでございます。銃火器の取扱いは、かなり危険で危ないということもございますので、慎重に内部で連携しながら、何とか、ただ、実施隊は増やしたいなというところで進めているところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) 農業に関しまして、最後の質問になります。
先ほどの答弁で、里山の再生などについても検討を重ねていただけるということで、お話を伺いました。やはり、地域とか、NPOの方であるとか、新しい担い手の方たちと連携をした鳥獣被害防止策、今後充実していく必要があると思います。再度、重要性について見解をお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 農林振興課長。

○農林振興課長(鴇 幸浩君) 確かに地域の方々、またはNPO等、皆さんと連携して進めていくことが大切であると考えておりますので、今後、いろいろな面で努めてまいりたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) それでは、大きい2問目のほうに移ります。
先ほども述べたんですけれども、11月13日、衆議院の文部科学委員会で萩生田光一文部科学大臣が少人数学級について「不退転の決意で臨む」というふうなことで述べております。これは富谷だけではなくて、国のほうでも大分前進する可能性も出てきているんじゃないかなと思います。そういう意味では、今のうちから実施体制については、検討だけでもしておくということが必要ではないかなと思うんですが、見解をお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 検討する上でのある程度の具体性がないと、検討がちょっとなかなかできづらいのかなと思いますので、まず、県、国からのそういうお示しを待つ必要があるかなと思っております。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) 確かに国からの指針で、例えば30人になるのか、20人になるのか、その状況によって変わるかと思うんですけれども、大体シミュレーションはできると思うんですね。例えば、30人だったらどういう状況だったらできる、25人だったらどういう状況だったらできるというふうにシミュレーションできると思いますが、それを今のうちから検討しないと、逆に、来年予算がついたときに間に合わないんじゃないかなと思うんですが、そこに関して見解をお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) シミュレーションというか、その前に、今現在、学校のほうでやはり大事だと思っているのは、コロナウイルス対策に関して、しっかりとしたそういった対策をする過程をしながらやっていくのが大事かなと思っておりますので、まずはやはり国、県の指示を待ちたいと思っております。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) では、例えば、国や県から少人数学級の要請が来たときには、富谷市の場合では、今の教室数で実現可能なのかどうかというのは、何かその対策というのはあるのか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) やはり、国・県からのどういう枠組みでというような、そういう具体例があれば、それに沿って、こちらのほうではできる限りの対策を取るような形になると思います。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) 続きまして、クラスターが発生した場合、学校はどのような対応になるのか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 教育次長。

○教育次長(二階堂浩一郎君) クラスターということでございますけれども、そちらが万が一発生した場合には、保健所のほうから様々指示が出てくると思われます。その指示に従いながら進めてまいりたいと考えております。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) 学校が休みになった場合、休校になっていた時期がありますけれども、そういうときに、すぐ先生が対処できるような体制というのは取れているのか、大丈夫なのかをお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 教育次長。

○教育次長(二階堂浩一郎君) こちらのほうにつきましては、既に5月の段階でオンライン学習等も進めてございました。そちらの蓄積、さらに、11月から子供たち1人1台ということで端末も渡っておりますので、そちらのほうの少しずつ練習も始まっておりますので、速やかに、そちらのほうに移行できるものと考えてございます。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) 職員の皆さんへのスクール・サポート・スタッフ、高い評価得ているということだったんですけれども、今第3波が来ていまして、今後も感染拡大すると思うんですが、来年度もこれは実施されるのか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 県のほうから、来年度の意向ということで、調査が入っております。その調査に対しては、富谷市では継続をしたいという要望というものは出しております。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) 子供の異変に気づいたときの市の協力体制として、学校関係以外の福祉的な支援というのは、どのような形で連携が取れているか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) まず、児相とか子育て支援、そういったところと密な連携は取っております。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) 例えば、新聞で母子家庭の方とか、ご飯が食べられなくて大変な状況だというお話を伺っています。富谷市の場合、子供食堂とかフードバンクで一部連携を行っているという話も聞いていまして、今後、連携の強化というのが必要ではないかと思いますが、見解をお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) やはり、地域福祉課、それから、子育て、そういった福祉関係と教育委員会のほうもしっかりと連携を取っておりまして、その家庭の状況に合わせて選択肢というか、どういうふうに対応したらいいかということも、皆さんで併せて対応しております。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) 最後の質問になります。
修学旅行を2校やらなかったということだったんですけれども、やはり、思い出づくりとして、何かしら検討してはどうかなと思うんですけれども、こちらは子供と一緒に案を考えることなど検討していただけないか、見解をお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 教育次長。

○教育次長(二階堂浩一郎君) 中学校のほうで2校、修学旅行を行わなかったという事例がございます。そちらについてなんですけれども、修学旅行という形ではないんですけれども、子供たちの声を聞きながら、既に代替の行事を行ったということで報告を受けてございます。

○議長(渡邊俊一君) 次に、11番長谷川る美君。

○11番(長谷川る美君) 通告に従い、2問、質問いたします。
質問件名1、通学路の安全向上策と安全意識の向上について。
平成24年4月に、京都府亀岡市で発生した登校中の児童の列に、自動車が突っ込んだ事故をはじめ、同じようなことで登下校中の児童が死傷する事故が連続して発生したことを受けて、平成24年8月に通学路の緊急合同点検が実施されました。翌25年12月には、市町村ごとに通学路交通安全プログラムが策定され、持続的な通学路の安全確保の実現のために、地域ごとの取組がなされています。
そのような中、今年の6月16日午後、富ケ丘郵便局に車が突っ込み、窓ガラスを突き破り、あわや中にいたお客様を巻き込みかねないという事故が発生しました。アクセルとブレーキの踏み間違いによるものということでした。幸い、けがをした人はいませんでしたが、郵便局の前の歩道は、日中でも歩行者が多く、通学路にもなっており、もし児童たちが通る時間帯であれば、人身事故につながることにもなりかねません。さらに、郵便局の隣の店舗でも、以前、同じような事例があり、死亡事故が発生しております。
また、同じ富ケ丘小学校区内の通学路途中にある国道4号富ケ丘交差点は、近隣大型店舗への買物客や多くの車両の往来で、今や本市で断トツの交通量を記録するまでに至っております。特に、登校時間と重なる朝のラッシュ時には、同交差点から富ケ丘団地を経由して大和町及び泉区エリアの工業団地や県道大衡仙台線方面に向かう通過車両が年々増加していることから、かねてより、登下校中の児童や住民を巻き込んだ重大事故の発生が懸念されてきているところであります。
幸い、長年、地域の方々や学校などから要望が出されていたココス富谷店と富谷消防署の間をまたぐ横断歩道橋が設置されることになりました。しかし、設置されるからといって、課題が全て解決されるということではありませんし、新たな課題が出てくることも予想されます。
警察庁より発表されている平成28年中の原付、自動二輪車、自動車の法令違反別事故件数のうち、歩行者妨害などが第2位となっています。歩行者妨害とは、横断歩道や交差点を横断している歩行者や自転車がいるにもかかわらず、一時停止などを行わず、進路を妨害してしまう違反行為のことです。10月26日の河北新報によりますと、信号機のない横断歩道で歩行者がいる場合に、自動車が一時停止したかどうかをまとめた日本自動車連盟(JAF)による全国調査で、宮城県が今年、都道府県別で最下位となったことが報じられました。
このように報じられている中、本市においても、通学路の途中に信号機のない横断歩道は数多くあり、地域の方たちや交通安全協会の方たちの見守り活動が地道に行われていますが、ほかに何か打つ手はないものか、何か足りないものはないかと考えさせられております。それと同時に、いつ起こるか分からない事故に対して、受け身ではなく、「自分の身は自分で守る」といった意識の下、安全意識向上のための教育も必要であると考えます。交通安全教育を通して、自他の命を尊重し、進んで安全安心な社会づくりに貢献できる力を育てることは、大変重要であると考えます。以下質問いたします。
1、通学路の安全点検の実施時期とその方法は。
2、富ケ丘交差点に建設が予定されている歩道橋設置の進捗状況は。
3、安全意識向上のための取組は。
次に、質問件名2、団地内の公園の維持管理についてです。
公園は、子供たちを遊ばせ、住民の散歩あるいはジョギングをするなど、自分の庭代わりに気軽に使えるのが何よりのメリットです。また、緑があることの環境への影響も、年々全国的に温暖化する中で見逃せないポイントであると思います。各種の樹木が植栽されており、私たち市民の憩いの場となっていますが、一方で、落葉樹が多い公園では、毎年10月下旬から12月初旬にかけて、落ち葉が道路や周辺民家の庭に飛散したり、側溝を埋め尽くすなど、近隣の住民がその処理に苦慮しております。
特に、富ケ丘二丁目第3公園では、ケヤキの葉が長期間にわたって落葉するため、その量は半端ではなく、家庭用ごみ袋に換算すると数十袋になるものと推測されました。そのため、今年の2月28日午後、町内会長、公園の近隣に住む市民の方、地域職員の方で協議をし、伐採する樹木と本数を確認し、3月24日、公園北側の7本のケヤキの木が根元から伐採されました。
落ち葉の季節を迎え、樹木を伐採した北側の側溝には、落ち葉はほとんどなくなりましたが、南側の樹木はそのままですので、落ち葉の状況は今までどおりです。公園の落ち葉の問題は、本市のみならず、他の自治体でも課題になっているようですし、今後も続くことだと思います。
今回の伐採は、市民の方の声を聞いてということでしたが、7本もの樹木が根元から伐採され、公園全体の景観という観点からするとどうなのか。そして、今後も市民の方からの要望があれば、樹木を根元から伐採するということになると、さきにも述べましたが、樹木によるCO2の吸収など地球温暖化防止への貢献、環境保全の観点からも課題が残ると感じました。他の自治体では、落ち葉対策を理由としては、伐採はできないとホームページ上に載せているところもあります。
さて、公園は、人々の憩いの場であり、遊び場を楽しむみんなの空間です。そのような身近な公園を、地域の人と一緒に守り、育てようという機運が高まり、令和3年3月より「富谷公園愛護制度」が実施されることになり、市民との協働による維持管理が始まります。「住みたくなるまち日本一」を目指している本市にとって、さきに述べたような落ち葉の問題など、課題とされるところを解決し、自然環境を次世代に継承し、市と地域の方たちで守り育てていくことは重要であると感じ、以下、質問いたします。
1、造成して30年以上経過した団地内の公園の樹木管理について、どのような課題がありますか。
2、この3年間で、団地内の公園の落ち葉に対する相談の内容と、市が行った対応は。
3、「富谷公園愛護制度」の概要について。
以上、よろしくお願いいたします。

○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。西村副市長。

○副市長(西村一慶君) それでは、長谷川る美議員の一般質問にお答えいたします。
2件、質問がございました。
まず、質問件名1、通学路の安全向上策と安全意識の向上についてのご質問のうち、問い1、通学路の安全点検の実施時期とその方法についてのお尋ねにお答えをいたします。
毎年、通学路の安全確保のための調査を、各学校に依頼し実施しており、学校が新たに点検を行い、危険と思われる箇所について報告を受けております。報告のあった危険箇所については、秋頃までに教育委員会と防災安全課、都市整備課など関係課及び大和警察署と連携し、合同点検を実施し、対応策の協議を行っております。今年度の合同点検は、11月5日に実施いたしました。
次に、問い2、富ケ丘交差点に建設が予定されている歩道橋の進捗状況についてのお尋ねにお答えをいたします。
今年9月24日に地元町内会と学校関係者を対象とした事業説明会が、国土交通省主催で開催され、今後、測量及び予備設計を行っていく旨の説明がございました。このたび、11月末現在の進捗状況を確認したところ、横断歩道橋の構造や形状を含め、予備設計を実施しているとの確認をしてございます。
次に、問い3、安全意識の向上のための取組についてのお尋ねにお答えをいたします。
学校での安全意識の向上のための取組としましては、児童生徒の発達段階に応じた交通事故や不審者、自然災害から自分を守る多様な訓練を意識化、日常化し、命を守ることの大切さを実感させる安全指導を、学級活動や学校行事などで実践しております。また、家庭や地域と連携することで、学校・家庭・地域全体で安全意識の向上につながっているものと認識しております。今後も、安全教育の充実を図り、意識向上につなげてまいります。
次に、市の取組といたしましては、新入学児童へ交通安全事前学習リーフレットを配布し、子供たちの安全への意識向上に努めております。また、各関係機関にご協力をいただき、春と秋に実施している交通安全県民総ぐるみ運動で、通学路の街頭指導や交通安全広報などの啓発活動に取り組んでおります。これに加え、各学校でも計画的に街頭指導を行っているところでございます。
次に、質問件名2、団地内の公園維持管理についてのご質問のうち、問い1、造成してから30年以上経過した団地内公園の樹木管理についてのお尋ねにお答えをいたします。
30年以上経過した樹木は、緑の葉により、夏には木陰をつくり暑さを防いでくれますが、秋になると葉が落ち、道路側溝の排水を阻害するなど、周辺住民の皆様にご迷惑をおかけすることもあると認識しております。また、樹木の根や枝が大きくなり、隣接地に越境してしまうこともあることから、樹木の剪定、伐採及び落ち葉の回収などに、多くの費用や労力が必要になるなどの課題があります。
次に、問い2、この3年間で団地内公園の落ち葉に対する相談内容と、市が行った対応についてのお尋ねにお答えをします。
落ち葉に関する相談は年に一、二件あり、その内容としましては、公園から落ち葉が宅地内に入り、落ち葉の処理に苦労しているということや、側溝が詰まり、水が宅地内に流れ込み困っているというものです。本市では、相談者と一緒に現地を確認し、側溝の落ち葉を集積するなど、個々の状況に応じた対応を講じております。また、特に落ち葉が多い箇所や吹きだまりになる箇所につきまして、毎年、シルバー人材センターに集積業務を委託しているところでございますが、住民の皆様にもご協力をいただいており、改めて感謝を申し上げます。
次に、問い3、「富谷公園愛護制度」の概要についてのお尋ねにお答えをいたします。
富谷公園愛護制度は、本市が管理する都市公園において快適で美しい公園づくりにご協力いただける団体を募集し、市と地域住民等が連携・協働することで、公園に対する愛着心を育み、快適で美しい公園の維持、向上につなげることを目的としております。
活動内容といたしましては、年2回以上の除草、年1回以上の低木剪定及びごみ拾いなどの美化活動に、町内会、市民グループ、NPO法人など5人以上で取り組んでいただくものでございます。
この制度は、来年3月から募集を開始することとしておりますが、今後、広報紙やホームページを通じてお知らせしてまいりたいと考えております。
私からは、以上でございます。

○議長(渡邊俊一君) この際、午後1時まで休憩をいたします。

午前11時56分 休憩


午後 1時00分 再開

○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
11番長谷川る美君。

○11番(長谷川る美君) それでは、再質問をいたします。
初めに、通学路の安全点検についての質問をいたします。
合同点検に関してですが、重点課題の設定を行う際、学校からの報告を受けてという先ほどの答弁だったように思います。例えば、富ケ丘小学校では、PTAの校外委員さんが通学路の危険箇所の見回りをして、おたよりを出しています。また、先生方もそれとは別に、通学路の危険箇所について見回りを実施されております。市の合同点検の内容を、学校、PTAと共有することが大切だと思いますが、現状では、やや共通認識が不十分であると感じます。そこでお伺いします。現在、このことについてどのようになっているのか。また、今後、どのようにすべきとお考えでしょうか、お伺いします。
次に、合同点検実施の際、PTA会長や町内会長さんにも参加していただくようにしてはいかがでしょうか。現場を一緒に確認するということは、大変重要であると思います。とりわけ、小学校に通うお子さんのいない方や、ホームページなどを見る機会のない方への周知のためにも大切だと考えますが、見解をお伺いします。
そして、論旨でも述べましたが、富ケ丘郵便局や隣のラーメン店の駐車場から用を済ませ、車道に出る際、歩行者との接触が懸念され、大変危険な箇所になっております。また、駐車場の一般的な広さは幅2.5メートル、長さ5.0メートルと言われていますが、計測したところ、幅約2.3メートル前後、長さは約3.4メートルから3.9メートル前後でした。そのため、駐車場枠内から歩道にはみ出し、点字ブロックにまで出ている車も見受けられ、改善が必要と考えます。これらを改善するためにも市からの指導が必要ではと思いますが、市の見解をお伺いします。
次に、歩道橋についての質問です。9月24日に成田公民館で第1回目の説明会がされたという答弁でしたが、参加者からどのような意見が出されましたでしょうか。また、今後の説明会開催予定について、さらに、整備スケジュールと供用開始時期などについてもお伺いします。
次に、安全意識の向上のための取組についてです。行政実績報告書にある交通安全啓発教育事業の目的に記載のとおり、交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を習慣づけることが重要ですが、コロナの影響で、毎年実施されていた地道な取組が、中止や自粛を余儀なくされているといった現状もあります。今後、コロナの影響は続くと予想されますが、交通安全意識の普及、高揚を図るためにも継続することは大切だと考えますが、その点についてどのようにお考えでしょうか、お伺いします。
また、11月20日に開催された「とみやわくわく子どもミーティング」において、成田小学校6年生の生徒さんから交通安全教育を行ってほしいとの要望が出されましたが、今後、市としてはどのように取り組んでいく予定でしょうか、お伺いします。
次に、公園についてです。公園の樹木は、市民の方の目に触れやすい身近な緑であり、安らぎや癒しなど、心理的な効果を与えるとともに、論旨でも述べましたが、良好な景観形成や大気の浄化など、環境の観点からも重要な緑になっていると思います。
けれども、一方で、植栽してから年数が経過し、大木化が進むことで、枝葉が茂り、落葉の増加や日当たりの悪さ、さらに、老木の倒木の危険性など、住民の方の生活に支障を及ぼすことも心配されます。このようなことから、潤いのある生活環境には緑が不可欠であり、公園の樹木など、本来の役割と機能を再認識し、市として統一的な考えの下、樹木などの維持管理を行うことを目的に、その基本的な考え方を示したガイドラインが必要ではと考えますが、市の見解をお伺いします。
また、富ケ丘二丁目第3公園に関して、伐採後、一切、植栽を行わないということでしたが、公園の景観などからも植栽が必要ではと感じますが、見解をお伺いします。
そして、最後の質問となりますが、団地の公園の落ち葉に関してですが、お近くの方などが、自主的に協力して清掃してくださっているという答弁もありましたが、高齢化が進み、清掃の負担が大きくなってきているのではと感じております。また、落ち葉を入れるごみ袋の問題もあり、他の自治体によっては、地域清掃専用のごみ袋を無料で配布しているところもあります。一例としてですが、公園にフレコンバッグなどを設置し、そこに市民の方に落ち葉を入れていただき、市がそれを回収するといった方法もあると思いますが、市の見解をお伺いします。
以上です。

○議長(渡邊俊一君) 初めに、学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) まず、1番目の危険箇所のPTAと、それから、学校の乖離というか、認識が違っているというふうな部分でございますが、こちらのほうで、毎年、通学路の安全確保の調査ということで、学校にお示しをしておりますが、その点で、学校から上がってきている部分については、PTAのほうからの意見も集約しているということで認識をしております。ですので、そういった部分のちょっと違いもあるという、今ご意見をいただきましたので、そこをしっかり学校のほうにバックをして、PTAとか地域の方々からのご意見も集約した上で、しっかりと上げてくるようにということでお話を差し上げたいと思います。
同時に、教育委員会からの結果とか、そういった部分もしっかり学校のほうにバックはしておりますけれども、再度、そういった部分をほかの方々、地域の方々、PTAの方々にも周知するようにということを、改めてお願いをしてまいりたいと思います。
それから、次に、(2)でございます。
町内会長とか、そういった方々の対応もというお話でございましたが、全ての箇所において、町内会長さんとか、それから、地域の方々のご意見がちょっと必要な部分でもないというか、そういうところもございますので、今までは、どうしても地域の方のご意見とか町内会長さんのご意見とか、そういうところを聞かなければ、なかなか判断がしづらいというような部分に関しては、当日もしくは前もって、そういった部分での聞き取りとかをしていた状況でございますので、それは今までどおり、そういう状況で、対応でやっていきたいと思っております。
3番目の取組ということでよろしかったでしょうか。やはり、ここは危険なんですよというところで、各学校、きちっと児童生徒のほうには教育ということで指導はしておりますが、改めて、さらにこういうところが危険だよということで、しっかりとした指導をするように指示をしてまいりたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 3点目のご質問かと思います。通学路に隣接するところで、郵便局、また、その他の事業者さんが駐車場を設けておりまして、その駐車している車が歩道にはみ出ている、ということに対しての指導ということについてでございますが、こちらはやはり、児童生徒に限らず、一般の通行者にも支障が出ることから、道路を管理する担当としては、今後、指導してまいりたいと考えております。

○議長(渡邊俊一君) 都市計画課長。

○都市計画課長(高田浩幸君) 公園の関係のほうで答えさせていただきます。
初めに、緑の緑化のガイドラインという形の話からなんですけれども、公園整備に当たりましては、緑の政策大綱という形のことで、街区公園であれば、30%確保したいということでありますので、緑化というのには樹木しかり、あと、芝生という形のことありますので、そういったものの定義に基づいてやっているという形のことで、新たなガイドラインにつきましては、そこの公園の規模とか位置とかという形のことでいろいろ異なりますので、なかなか難しいと考えているところでございます。
次に、伐採した後に、新たな植栽をしないのかどうかという形のものにつきましては、そこで一度伐採したところに植栽をするという形のほうは、なかなか困難であると考えておりまして、そのために、地元の町内会のほうに話をさせていただいて、地元の意見を吸い上げて対応しているという形のものになっておりますので、なかなか、伐採した後に、植栽を新たにするという形のことは難しいと考えているところでございます。
また、3つ目の落ち葉の処理という形のことで、議員のほうから提案があったとおり、うちのほうでも、町内会のほうから依頼があれば、ごみ袋の支給や公園にトンパックを置いて、そこに入れていただいて、いっぱいになりましたら本課で回収するということを考えておりますので、よろしくお願いします。
以上でございます。(「まだ答弁がないんですけれども」の声あり)

○議長(渡邊俊一君) 建設部長。

○建設部長(伊藤 正君) 歩道橋の説明会におきまして、どのような意見が出たかということについて、お答えいたします。
今後、高齢者が増加する可能性もあるということで、高齢者に対応したような信号機の設置、サイクルタイム等の見直し等をお願いできないかというような意見がございました。これにつきましては、信号機は県警のほうの管轄になるということで、今後、協議をしていきたいというような回答をいただいたところでございます。
また、そのほか、歩道橋が設置された場合に、冬期間に雪が降った場合の除雪であったりとか凍結、そのようなものについて、どのような、誰が管理を行うのかというようなことが、ご質問ございました。これに対しましては、今後、市のほうとその辺の管理について協議していきたいというような回答を国のほうからいただいたところでございます。(「今後、説明会が開催なされるのかどうか。あと、今後について質問したんですけれども」の声あり)
国のほうに確認いたしましたところ、今年度、設計のほうを進めますので、来年度の上期を目標に、説明会を開催したいというようなお答えをいただいております。(「供用開始とか、そういうことについてはまだ……」の声あり)

○議長(渡邊俊一君) その辺のところまでは、今答えられないから、そこで止まっているんです。

○11番(長谷川る美君) 分かりました。
あと、2点ほどあるんですけれども。

○議長(渡邊俊一君) 何ですか。

○11番(長谷川る美君) 答弁漏れ。安全意識の向上のための継続した取組ということについての質問と、あと、「とみやわくわく子どもミーティング」で出されたことについて、2点なんですが。

○議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 「わくわく子どもミーティング」に出されたということで、こちらのほうは、子供たちのいろいろなご意見をいっぱいいただいたので、これからの安全教育の参考にさせていただきたいと思っています。

○議長(渡邊俊一君) いいですか。

○11番(長谷川る美君) 安全意識の向上ということで、継続的な取組ということについての市の考えということで。

○議長(渡邊俊一君) それは、市の取組ですか、それとも、通学路の対策として質問しているのですか。

○11番(長谷川る美君) 安全意識の向上のための取組について。

○議長(渡邊俊一君) 全般的なもの。

○11番(長谷川る美君) はい。

○議長(渡邊俊一君) 今、ここの通告のものでいくと、通学路の問題で通告しているのね、内容が。

○11番(長谷川る美君) ただ、安全意識の向上についても出していますよね。

○議長(渡邊俊一君) 通学路ということで、いいですか。

○11番(長谷川る美君) はい。それでお願いします。

○議長(渡邊俊一君) じゃあ、学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 取組ですが、今現在も、先ほど述べた答弁のほうで述べたように、いろいろな自分の命を守る大切さとか安全、そういった部分でしっかりと、これからも継続して指導に取り組んでまいりたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 11番長谷川る美君。

○11番(長谷川る美君) それでは、最後の質問を2点いたします。
ローソン富ケ丘店前の道路は通学路ですが、大和町方面へ向かう車の抜け道に利用されているという現状です。大和警察署に確認したところ、過去5年間に軽傷の人身事故11件、重傷の人身事故1件が発生したということでした。黒川地区交通安全協会富ケ丘南支部の看板は多く設置されていますが、通学路である標識は目立ちにくく、スクールゾーンの文字もかなり薄くなっております。団地内通過車両のドライバーの方に、通学路を走行していることを強く意識してもらうことが大切であると考えます。
例えば、通学路の標識を目立たせる工夫として、現在は横に「通学路」、縦に「ここはスクールゾーンです」となっていますが、仙台市のように、「富ケ丘小学校通学路」と具体的に表示し、赤い色で「徐行」とはっきりと目立ちやすくする。また、道路照明灯などを利用して、「通学路最徐行」といったステッカーなどを貼り、繰り返しドライバーの方に意識していただく、スクールゾーンの文字も現在は2行になっていますが、1行にして、文字を太く大きくするなど、必要ではと考えますが、市の見解をお伺いします。
最後に、今回、建設を予定している歩道橋は、富ケ丘小学校に通う児童生徒さんはじめ、多くの方が渡ることになります。児童生徒さんが利用して、楽しくなるような夢のある歩道橋になればと思います。歩道橋の外観をシンボリックなデザインに工夫するなど、富谷の象徴となる全国に例のない歩道橋を期待するものですが、市の見解をお伺いします。
以上です。

○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長、最初の質問、お願いします。

○防災安全課長(星 英樹君) 道路標識、ペイント等、もっと分かりやすくはっきりとというところですが、標識につきましては、当然、大和署、警察のほうでということになりますので、市としてできることはペイント、それから、道路への加工ということになろうかと思います。現状薄くなっているというところは、当然、補修しなければとは思いますが、そのほか、もっとはっきりとかそういったところは都市整備のほうと協議して、できることは進めていきたいというふうには考えております。

○議長(渡邊俊一君) 歩道橋建設は、国の国交省の問題でしょうけれども、答えられる部分まで、建設部長、答えてください。

○建設部長(伊藤 正君) 歩道橋の整備につきましては、国のほうの事業ということで、交通施設ですので、一定の制限等あると思われますけれども、ちょっと議員のご意見も国のほうに話してみて、どの程度そういう夢のあるものができるか、ちょっと検討はさせていただきたいというふうに思います。

○議長(渡邊俊一君) 次、16番安住稔幸君。

○16番(安住稔幸君) それでは、私の一般質問をさせていただきます。
私は、2問質問いたします。
初めに、1問目、貸出図書の衛生対策を問うでございます。
公民館図書室の利用者数は、令和元年度の行政実績報告書では、6公民館合計で2万5,262人です。貸出冊数は9万1,035冊となっております。多くの市民が公民館図書室の本を利用され、読まれております。
新型コロナウイルスの感染拡大の収束が見えず、市民は不安になっております。そして、新型コロナウイルスの影響で、除菌への意識も高まっております。また、図書室の利用者においても衛生意識が高まってきており、貸出図書の衛生に不安を抱いている市民もおります。
現在、本の衛生対策として、本の表面を職員が、1冊1冊丁寧にアルコールで拭いていることは承知しておりますが、本の中のほうはどうかと心配なところがございます。そこで、多くの図書館で導入している書籍の除菌機を、富谷市でも設置してはいかがでしょうか。書籍除菌機は、ノロウイルス、インフルエンザなどに効果があり、最近の研究では、紫外線照射で新型コロナウイルスにも除菌、殺菌効果が期待できるとも聞いております。
幼い子供を持つお母さんからは、安心して本を読ませられる環境に取り組んでほしいとの声をいただいております。市民が安心して本を借りられるよう、さらなる衛生対策を行うべきと考え、以下、質問いたします。
1、図書室の貸出図書の衛生対策は。
2、学校図書室の貸出図書の衛生対策は。
3、書籍除菌機の配置は、でございます。
大きな2問目でございます。
子育て支援を問う。
子育ては大変であり、不安の中で行っていくものであります。親として、でき得る限りのことを行い、最大限の気遣いをしながら子育てをしております。行政は、その不安を和らげ、負担が軽減できるよう子育てを応援、支援していくべきでございます。
文部科学省の学校保健統計調査によると、令和元年度の裸眼視力1.0未満の者の割合は、幼稚園26.06%、小学校34.57%、中学校57.47%、高等学校67.64%となっており、前年度と比較すると、小学校、中学校及び高等学校では増加しており、過去最高となっております。また、幼稚園では減少しているものの、昨年度と同様の高い割合となっております。
裸眼視力0.3未満の者の割合は、幼稚園で0.60%、小学校9.38%、中学校27.07%、高等学校38.98%となっており、小学校では過去最高となりました。増加傾向については、様々な要因が考えられると思います。
日本弱視斜視学会のホームページで、「弱視という言葉は、通常の教育を受けるのが困難なほどの低視力という意味で一般的に使われておりますが、医学的には、視力の発達が障害されて起きた低視力を指し、眼鏡をかけていても視力が十分でない場合を指します」とあります。
また、平成29年4月7日付、厚生労働省からの通知で「3歳児健康診査における視力検査の実施について」には、次のようにあります。一部抜粋して読ませていただきます。子供の目の機能は、生まれてから発達を続け、6歳までにほぼ完成しますが、3歳児健康診査において強い屈折異常(遠視、近視、乱視)や斜視が見逃された場合に、治療が遅れ、十分な視力が得られないとの指摘がされております。つきましては、市町村におかれましては、下記にご留意の上、3歳児健康診査における視力検査及び保健指導を適切に実施されるようお願い申し上げます、とあります。
そして、1つ目に、3歳児健康診査を受診する幼児の保護者に対し、子供の目の機能は6歳までにほぼ完成するため、3歳児健康診査において異常が見逃されると治療が遅れ、十分な視力が得られないことがあることを周知すること。2つ目に、月齢によってはランドルト環を用いた視力検査の実施が困難なケースもあることから、家庭において、視力検査を適切に実施することができたか保護者に確認するとともに、適切に実施することができなかった受診児に対しては、必ず、3歳児健康診査の会場において視力検査を実施すること。3つ目に、0.5の指標が正しく見えなかった受診児及び視力検査を実施することができなかった受診児については、その保護者に対し、眼科医療機関の受診を勧めること。4つ目、3により眼科医療機関の受診を勧めた場合には、受診結果について保護者に確認をすること、と通知が来ております。
視力は、成長に伴って発達し、6歳で大部分の子供が大人と同じ視力を持つとされておりますが、正常な発達が妨げられると弱視になります。しかし、視力の発達時期に早期治療を開始することで、視力の大幅な回復が期待されるそうであります。3歳児における適切な視力検査が大事です。市も、積極的に取り組むべきであります。
また、新生児の聴覚検査についてでございます。
早期の検査が実施され、異常が発見されたときには、早期の適切な治療、療養が行われることによって、聴覚障害による音声言語発達等への影響が最小限に抑えられることから、全ての新生児を対象として、新生児の聴覚検査を実施することが重要であると言われております。
執行部におかれましては、新生児聴覚検査の重要性は、篤と認識されていることと思います。このように重要である検査は、新生児一人も漏れることなく受診すべきであり、それには行政の支援が必要であります。以下、質問いたします。
1、親御さんへの3歳児健診における視力検査の重要性の周知啓発は。
2、視力検査の実施方法及びフォトスクリーナーの導入は。
3、異常の疑いがあったときのフォローと体制は。
4、親御さんへの新生児の聴覚検査の重要性の周知啓発は。
5、新生児の聴覚検査の未実施者への検査勧奨は。
6、異常の疑いがあったとのフォローと体制は。
7、聴覚検査費用の助成、でございます。
以上でございます。

○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。西村副市長。

○副市長(西村一慶君) それでは、安住稔幸議員の一般質問にお答えいたします。
2点、質問がございました。
まず、私からは質問件名2、子育て支援を問うの質問のうち、問い1、3歳児健診における視力検査の重要性の周知と、問い2、視力検査の実施方法及びフォトスクリーナーの導入については関連がございますので、併せてお答えをいたします。
3歳児検査は、母子保健法第12条に定められており、国立成育医療研究センターの乳幼児健康診査身体診査マニュアルに基づき、集団方式で実施しております。視力検査の重要性につきましては、厚生労働省の通達に基づき、健診案内時に目の疾患等の早期発見・治療のために、重要な検査であることを通知しております。
検査は、お子さんが慣れた環境であるご家庭で、お子さんの機嫌のよいときに、保護者がランドルト環を使って、輪の切れた方向を指さす方法で行っており、事前にできなかった場合は、健診当日、会場で検査しております。
フォトスクリーナーは、視覚検査で屈折異常早期発見に向けた視覚スクリーニング用の医療機器であり、ランドルト環検査に比べて精密な検査が可能であることは、認識しております。
しかしながら、導入につきましては、フォトスクリーナーを扱う専門的な知識を要することから、人員の配置や研修体制などの課題がございます。今後は、他県及び他市町村の状況なども参考にしながら、慎重に検討してまいりたいと考えております。
次に、問い3、異常の疑いがあったときのフォローと態勢は、についてのお尋ねにお答えをいたします。
視力検査の結果により、精密検査が必要と判断されたお子さんの保護者に、検査所見の説明と精密検査紹介状と結果返信はがきをお渡しし、早期に受診していただくよう促しております。また、検査結果の返信がない場合は保護者にご連絡し、受診結果や状況の確認を行っております。
次に、問い4、聴覚検査の重要性の周知と、問い5、聴覚検査の未実施者への検査勧奨は、については関連がございますので、併せてお答えいたします。
新生児聴覚検査については、早期に聴覚の異常を発見し、再検や診断、治療につながることから、障害の影響を最小限に抑えられるものと認識しております。検査の重要性については、母子手帳交付の際にお渡ししている副読本を使って説明しており、出産時にも産院等で行う他の検査とともに説明がされております。
平成29年12月28日付、厚生労働省子ども家庭局母子保健課長発出の「『新生児聴覚検査の実施について』の一部改正について」により、検査器具を設置している各医療機関は増えており、昨年度の本市の受診率は90.6%となっております。未実施の方には、新生児訪問の際に助産師がその理由などもお聞きし、検査を受けていただくよう勧めております。また、お子さんの聞こえの様子につきましては、集団で実施している乳児健診で全員確認するとともに、保護者からの相談も受け付けております。
次に、問い6、異常の疑いがあったときのフォロー態勢は、のお尋ねにお答えをいたします。
検査後に異常や異常の疑いがあった場合のフォローといたしましては、乳幼児の聴覚の支援体制が整った医療機関や専門機関と地区担当の保健師が連携し、再検査の結果を把握するとともに、お子さん一人一人の症状に合った療育や集団保育の場に訪問し、様子を確認するなど、継続した支援を行っております。
次に、問い7、聴覚検査費用の助成は、についてのお尋ねにお答えをいたします。
聴覚検査費用の助成につきましては、早期発見から療育まで切れ目のない支援体制が確立されていないことから、現時点では、その検討に至っておりません。そのため、宮城県新生児聴覚検査療育体制検討会を通して、早期発見後にゼロ歳から3歳児への療育支援体制の整備について、引き続き、県に要望してまいります。
私からは、以上でございます。
なお、質問件名1につきましては、教育長よりお答えいたします。

○議長(渡邊俊一君) 次に、及川教育長。

○教育長(及川芳彦君) 私からは、質問件名1、貸出図書の衛生対策を問うのご質問にお答えしたいと思います。
問い1、公民館の図書室の貸出図書の衛生対策、問い2、学校図書室の貸出図書の衛生対策につきましては、関連がございますので、併せてお答えいたします。
初めに、公民館図書室のコロナ禍における衛生対策については、公益社団法人日本図書館協会が定めた「図書館における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」を基本に、管理運営を行っております。具体的には、図書室内の3密防止対策はもとより、返却された書籍はアルコール除菌液で表面を消毒し、72時間保管、その後に書架に戻すなど、現在できる対策は全て行っております。
次に、学校図書室の貸出図書の衛生対策につきましては、文部科学省方針の「学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル」や、公益社団法人全国学校図書館協議会が策定したガイドラインなどを基本に、図書室の入室前後の手洗いと消毒の徹底、受付カウンターへのビニールカーテンの設置、閲覧席を制限し、対面にならないような工夫など、感染防止対策を万全にしながら貸出しを行っております。また、返却された図書は、汚損、破損等がないか確認した上で、アルコール除菌液などを用いて表面を拭き、消毒を行うなどの対策をしております。
問い3、書籍除菌機の設置について、お答えいたします。書籍除菌機の設置につきましては、現在、公民館図書室及び学校図書室にはございません。今後、図書館の整備計画において、新型コロナウイルス感染防止対策として書籍除菌機の導入など、図書館における衛生対策を検討してまいりたいと思います。
私からは、以上でございます。

○議長(渡邊俊一君) これより、安住稔幸君の質問は、一問一答により行います。16番安住稔幸君。

○16番(安住稔幸君) それでは、再質問させていただきます。
まず、貸出図書の衛生対策についてのほうでございます。今のお話ですと、いろいろ衛生対策をきちんとされているということでございます。
一つ聞きたいのは、特に公民館図書ですと、表側にビニールカバーというか、そういったものをされていると思いますが、これにつきまして、ある自治体では、それを抗菌作用のあるフィルムということにしているところがあるそうであります。富谷市のほうにつきましては、いかが対応されているのか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 教育部長。

○教育部長(荒谷 敏君) そちらにつきましては、先ほど答弁のとおり、抗菌作用のものも今は出回っておりますけれども、今回はアルコール消毒、そちらのほうを重要視して使用しております。

○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。

○16番(安住稔幸君) アルコール消毒ということで、今、分かっておりますが、ぜひ、今、本当にコロナということもございまして、非常に衛生意識というかそういったものが高まっているというか、ございますので、今現在のものを全て取り替えるというわけではなく、これから新たに新刊そろえていくと思いますが、それにつきまして、やはり、抗菌作用のあるフィルムというか、ビニールというか、フィルムカバー、それに切り替えていくというのも必要かと思いますけれども、その辺についてお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 教育部長。

○教育部長(荒谷 敏君) こちら、ご意見のとおり、抗菌作用、除菌のもの、今かなり出回っております。今後、新しい図書を今後も購入してまいりますので、そちらのほうも考慮しながら、整備のほうを進めてまいりたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。

○16番(安住稔幸君) 除菌機の設置でございますが、今、教育長のほうから富谷市民図書館の開設もありますので、検討していきたいというようなことでございます。今、本当に日本全国、本当に相当な数、私もいろいろなところに随分視察に行っていますが、本当にないところはないような、選んで行っているわけではないんですが、そんな感じがいたします。
富谷市民図書館のほうですと、考え方としましては、成田のほうにセンター館、そうしますと、6公民館に、やはり同じく図書室ということで残るわけであります。先ほど言いましたように、6公民館で、成田も含めてということになりますけれども、9万冊の本が借りられている。そういうことを考えますと、安い機械ではないようなんですが、やはりほかの公民館への設置というのも、やはりまた考えていくべきではないかと思いますけれども、その辺についていかがでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 教育部長。

○教育部長(荒谷 敏君) こちらにつきましては、おっしゃるとおり、1台100万ぐらいするものでございます。これは、紫外線による除菌作用ということで、1台に6冊ぐらい入るシステムになっておるんですが、その反面、本自体を傷めるというようなことも事例として挙がってきているようでございます。これについては、十分に検証しながら、今後のことでございますので、皆さんに安全、安心して本を借りていただいて読んでいただくよう、そちらのほうの研究を進めながら、整備の検討をさせていただきたいと思っております。

○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。

○16番(安住稔幸君) 本が傷むというお話、そういうお話もいろいろなところでお聞きしております。しかしながら、設置しているところにお聞きしますと、やはり、それより安全の確保というか、やはり市民の方に、利用者の方に安心して使ってもらうということです、というふうなお話をされております。私もやはり、本ですので、もちろん大事に扱うというのは当然分かるわけなんですが、やはり、それでも多くの方に安心して使ってもらう、この辺が一番大事なのかなと思っておりますので。
あと、学校図書室での利用も、この除菌機の設置というのが、やはり必要ではないかなと思いますけれども、その辺についていかがでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 先ほど教育部長からもお話があったとおり、今後、やはり学校図書のほうのガイドラインの中には、実は、やはりちょっと推奨しませんというような文言が入っておりますので、今後、その機械について、しっかり検証をしたりしながら検討を進めていきたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。

○16番(安住稔幸君) それでは、ぜひとも研究のほうを、よろしくお願いいたします。
続きまして、子育て支援のほうについて、お伺いいたします。
初めに、3歳児健診の視力検査のほうでありますが、やはり、非常にこれは大事なときの検査でございます。このときの検査で、うまく異常が発見されなければ、そのお子さんは場合によってはその障害を持ったまま、または弱視のまま、一生という生活をされるような状況もままあるわけであります。そういうことを考えますと、やはり、この辺はしっかりと検査体制というものが必要かと思います。
ランドルト環なんですが、これにつきましては、やはり家庭の中でやるものですから、うまくきちんとできているかどうかが、非常に疑問があるということでございます。これにつきまして、どのように市のほうとしてはお考えなのか、お聞きいたします。

○議長(渡邊俊一君) 子育て支援センター所長。

○子育て支援センター所長(猪股純子君) ランドルト環につきましては、3歳児健診の案内のときにお渡ししております。家庭で練習しながら取り組んでいただけるような方法と、具体的なマニュアルも添えてお渡ししているところで、ランドルト環の単独指標につきましては、標準的な3歳児健診のキットとしまして、法にも準拠しておりますので、検査については満たしていると考えております。

○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。

○16番(安住稔幸君) ランドルト環は、それはそれでよろしいんですが、3歳児健診のときにフォトスクリーナーの使用によって、導入した高知市があるんですが、ここで検査を受けた結果、結局、普通の健診では見つからなかったと思われるようなケースが、このフォトスクリーナーを使ったことで発見できているというような状況も、ほかの自治体でもあるようであります。
こういうことを考えますと、先ほど、副市長の答弁、非常に専門的なものだというようなお話も分かるんですが、やはり、先ほども、繰り返しますが、その子のやっぱり一生を左右するようなものでございますので、やはり、この辺は法的にというか、そういったものに準拠してやられておっても、進んでこちらのほうも取り入れていくべきではないでしょうか、もう一度、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 子育て支援センター所長。

○子育て支援センター所長(猪股純子君) ランドルト環の検査に比べて、精密な結果が出るということは認識しております。ただ、フォトスクリーナーにつきましては、医療機器ということで高額なものでもありますので、健診に携わる小児科医、それから、眼科医の意見などもお聞きしながら、今後、慎重に対応したいと考えております。

○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。

○16番(安住稔幸君) 結局、要検査ということでなっても、これは群馬県医師会のちょっと資料からお話しさせていただくんですが、要精密検査になっても、約3割の親御さんは、子供を眼科で受診させていないというようなことがあるそうであります。この辺は、やはり親の自覚ということにもなるかもしれませんが、やはり、きちんとしたそういった機械を用いて、そしてまた、その後の子供のことはこうなるんですよというものをきちんと周知するには、自覚してもらうには、そういった方法も必要なのかなと思います。その辺についてはいかがでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 子育て支援センター所長。

○子育て支援センター所長(猪股純子君) その辺の理解は、お伝えして説明しているところです。令和元年度の3歳児健診におきまして、当市においては100%健診を受けていただいております。そのうち、13名が要検査かなというところで紹介状をお渡しして、そして、返信のおはがきをいただいているところで、5名のお子さんが今後の経過観察もしくは療育につながるというところで、全員について把握しております。

○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。

○16番(安住稔幸君) 富谷市としての対応、すばらしいものだということで、今、改めて感謝させていただきました。分かりました。そういうことでありますので、まず、今後のことを考えますと、やはりこういった専門的なものも十分、機器の導入というものも必要じゃないかと思っております。
続きまして、聴覚検査のほうで質問させていただきます。
以前、同僚議員が質問したときに、当時、市長の話になりますが、他の自治体の状況を見て検討します、というような答弁をされたときもございました。この新生児の聴覚検査につきまして、他の自治体の調査については、どのようにされておったでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 子育て支援センター所長。

○子育て支援センター所長(猪股純子君) 他自治体、近隣町村でも、少しずつ助成をしている、一部助成というところで調査はしております。ただ、富谷市としましても受診率は上がっております。といいますのは、分娩施設の聴覚検査の検査機器がそろったというところで、先日も宮城県の担当のほうに確認しましたところ、医療機関としては100%そろいましたというところで、富谷市においても、昨年の85%から90.6%に上がっているところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。

○16番(安住稔幸君) 同僚議員の質問では、助成についての話でありますが、大体おおよそ新生児が400人くらいということだとして、大体5,000円くらいなので、200万円くらいじゃないかなというようなお話がありました。やはり、先ほどの視覚検査もそうなんですが、これもやはり、適切なそのときの対応がやっぱりできていればこそ、その子にそういった大変な状況で一生を過ごさせることはないということを考えますと、やはり、この辺についても積極的に、100%というもの、一人も残さず受診できるような体制づくりというのが大事かと思いますけれども、その辺についてはいかがでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 子育て支援センター所長。

○子育て支援センター所長(猪股純子君) 早期発見で早期治療につなげるということで、お子さんの生涯にわたっての生活が大きく違うということは認識しております。療育体制なんですが、宮城県において、マニュアル作成等がこれからというところで、まず、市町村単位で精密検査から療育体制までの全てを完結することは難しいことですので、都道府県単位として、また、国の指導を受けながら、協議会がありますので、そちらに要望を今後も続けてまいります。

○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。

○16番(安住稔幸君) 先ほどのちょっと質問で、実際に、他の自治体の例というものについてはご答弁がなかったわけなんですが、平成26年現在では、国の調査したものでは、日本全国で6.数%という、非常に低い実施率であったということでございます。しかしながら、今例えば、静岡県、また、岡山県、また、北海道などについても、私も詳しく調べたわけではありませんが、非常に多くの県外の自治体がやっております。宮城県におきましても、色麻町が実施をしております。そういうことを考えますと、やはり今、多くの自治体がこれについて取組を増やしていっているというふうなことでございます。やはり、富谷としても、今ぜひ、その辺は認識されて、これの助成のほうに踏み切っていくべきではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 子育て支援センター所長。

○子育て支援センター所長(猪股純子君) 富谷市としまして、この検討会に市町村代表としても参加しておりますので、まず、医療機関に十分、検査器具が行き渡ったというところで、これからは、療育体制のマニュアル作成のほうに力を入れていただくというところで要望しつつ、検討してまいりたいと考えます。

○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。

○16番(安住稔幸君) それでは、先ほど副市長の答弁にもありましたが、平成28年の厚生労働省からの通知で、「新生児聴覚検査の実施について」というのがございます。この中で、ちょっと読ませていただきますが、新生児聴覚検査事業については、平成18年度をもって国庫補助を廃止し、平成19年度の地方財政措置において、少子化対策に関する地方単独措置として、総額において大幅な拡充がなされることにより、所要の財源が確保され、市町村に対して地方交付税措置されたことを申し添えるとなっております。
そして、その中に、新生児聴覚検査に係る費用について、公費負担を行い、受診者の経済的負担の軽減を図ること、とうたっております。この辺につきましては、どのように市として考えていらっしゃるんでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 子育て支援センター所長。

○子育て支援センター所長(猪股純子君) 今回、一部改正となりました案内の中に、そのような文が入っております。地方財政措置をされているという国では見解でありますが、地方交付税の性格上、使途についてはっきりしないところが、制限がないところもありますので、今後、全体を考えまして、優先順位をつけてというところで行っていくことと考えております。

○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。

○16番(安住稔幸君) もう一度、確認というか、確かに地方交付税の性格から考えますと、私もその点が分からないわけではありませんが、しかしながら、地方交付税として、きちんと措置されているという文言が出ておりますので、やはりこれは、どの程度かは分かりませんが、国からはそれなりのものが出ているということですから、これをこれに生かさないということは、違うのではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 西村副市長。

○副市長(西村一慶君) ただいま、安住議員から指摘のあった点ですけれども、そのように確かに書かれております。ただ、交付税というのは算定基礎に入っていますけれども、全体で、総額で押さえられておりますので、算定基礎に入っていても、必ずしもそれが、十分な財政措置がされているかというと、甚だちょっと疑問だなというところも正直ございます。ただ、それはきちんと見ていますよということですので、それをもって、入っていないから、市としてはできませんということではありません。ただ、これから助成をしていくとなりますと、これは単発の助成ではないので、ずっとこの負担が市に乗っかってくるということになります。
そうした状況の中において、他の何かをやめるとか、そういったところで財源を生み出していかないと、新たなものは簡単にできるという状況にはございません。ただ、子供の健康というか、そういうことは非常に大事だということは認識してございますので、そういう点含めて、全体の中で、どういう形でできるかというのは検討いたしますが、今この段階で、すぐできるかというと、ちょっと難しいという状況なので、ご理解をいただければと思います。

○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。

○16番(安住稔幸君) よく分かりました。
ただ、先ほども、繰り返すようでありますが、人生の中で、その後やり直しができるものであれば、それはそれで本人のいろいろな自覚や周りのということもあります。しかしながら、どうにもならないものもございます。取り返しのつかないようなこともございます。そういうことを考えますと、やはりこういった視覚検査、また聴覚検査におきましては、後に後悔しない、そういったものを行政として支援していく、応援していくものが必要かと思います。再度、そこの点をお聞きいたします。

○議長(渡邊俊一君) 保健福祉部長。

○保健福祉部長(中山高子君) 視覚検査につきましては、先ほど「とみここ」の所長がお話ししたように、100%受診をしている状況でございますし、聴覚検査につきましては90.6%という受診状況でありますけれども、助産師が新生児訪問をした際には、しっかり受けていない場合は受けるようにという推奨するようなこともしておりますので、その受診体制については、富谷市においてはしっかり行って、そのフォロー体制というところも行っている状況でございます。

○議長(渡邊俊一君) これをもちまして一般質問を終わります。
ここでお諮りいたします。
議案調査のため、明日9日を休会にいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、明日9日を休会とすることに決定いたしました。
なお、12月10日の本会議は、午前10時からの開会といたします。
これで、本日の日程は、全て終了いたしました。
本日は、これにて散会いたします。
ご苦労さまでした。

午後1時58分 散会

令和2年第4回定例会議事録(第5号)

令和2年12月10日(木曜日)

出席議員(18名)

  • 1番 菊 池 美 穂 君
  • 2番 佐 藤 浩 崇 君
  • 3番 村 上 治 君
  • 4番 塩 田 智 明 君
  • 5番 渡 邊 清 美 君
  • 6番 藤 原 峻 君
  • 7番 金 子 透 君
  • 8番 青 柳 信 義 君
  • 9番 浅 野 武 志 君
  • 10番 若 生 英 俊 君
  • 11番 長谷川 る 美 君
  • 12番 高 橋 正 俊 君
  • 13番 菅 原 福 治 君
  • 14番 出 川 博 一 君
  • 15番 浅 野 直 子 君
  • 16番 安 住 稔 幸 君
  • 17番 畑 山 和 晴 君
  • 18番 渡 邊 俊 一 君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 市長 若 生 裕 俊 君
  • 副市長 西 村 一 慶 君
  • 企画部長 木 越 養 一 君
  • 総務部長 富 澤 裕 君
  • 市民生活部長 横 田 利 雄 君
  • 保健福祉部長兼福祉事務所長 中 山 高 子 君
  • 企画部企画政策課長兼地方創生推進室長 松 原 誠 君
  • 企画部財政課長 高 橋 弘 勝 君
  • 総務部総務課長兼情報化推進室長 菅 原 俊 司 君
  • 市民生活部税務課長 泉 川 潤 哉 君
  • 市民生活部生活環境課長兼清掃センター所長 安 藤 司 君
  • 保健福祉部長寿福祉課長 浅 場 悟 君
  • 保健福祉総合支援センター所長兼地域包括支援センター統括監 高 橋 弘 美 君
  • 保健福祉部健康推進課長 西 山 高 広 君
  • 保健福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセンター子育てサロン所長 菅 原 順 子 君
  • 水道事業上下水道課長(建設部上下水道課長) 齋 藤 英 夫 君
  • 教育長 及 川 芳 彦 君
  • 教育次長 二階堂 浩一郎 君
  • 教育部長兼教育部生涯学習課富谷中央公民館長兼富ケ丘公民館長兼東向陽台公民館長兼あけの平公民館長兼日吉台公民館長兼成田公民館長兼学校給食センター所長 荒 谷 敏 君
  • 教育部教育総務課長 渡 邉 正 弘 君
  • 教育部学校教育課長 相 澤 美 和 君
  • 教育部生涯学習課長兼総合運動場所長兼民俗ギャラリー館長兼図書館開館準備室長 小 山 温 君

事務局職員出席者

  • 事務局長 郷右近 衛
  • 次長 高 橋 直 美
  • 主事 伊 藤 亨 太

議事日程 第5号

令和2年12月10日(木曜日) 午前10時00分 開議

日程1

会議録署名議員の指名

日程2

追加議案の提案理由の説明

日程3

議案第 8

令和2年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)

日程4

議案第 9

令和2年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第4号)

日程5

議案第 10

令和2年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)

日程6

議案第 11

令和2年度富谷市水道事業会計補正予算(第3号)

日程7

議案第 14

黒川地域行政事務組合規約の変更について

日程8

議案第 15

富谷市市営墓地特別会計条例の制定について

日程9

議案第 16

令和2年度富谷市市営墓地特別会計予算

日程10

議案第 17

令和2年度富谷市一般会計補正予算(第10号)

日程11

議案第 18

黒川地域行政事務組合の財産処分について

日程12

議案第 19

令和2年度富谷市一般会計補正予算(第11号)

日程13

承認第 1

専決処分の承認を求めることについて(職員の給与に関する条例の一部を改正する条例)

日程14

承認第 2

専決処分の承認を求めることについて(議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例)

日程15

承認第 3

専決処分の承認を求めることについて(特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例)

日程16

承認第 4

専決処分の承認を求めることについて(富谷市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例)

日程17

議案第 13

富谷市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて

日程18

陳情について

日程19

閉会中の各常任委員会調査について

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり

午前10時00分 開議

○議長(渡邊俊一君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は、18名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。
日程に入るに先立ち、諸報告をいたします。
議長諸報告は、お手元に配付のとおりであります。
なお、関係資料については、事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
これで、諸報告を終わります。


日程第1 会議録署名議員の指名

○議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、16番安住稔幸君、17番畑山和晴君の2名を指名いたします。


日程第2 追加議案の提案理由の説明

○議長(渡邊俊一君) 日程第2、追加議案の提案理由の説明を議題といたします。
本定例会に上程されております追加議案第15号富谷市市営墓地特別会計条例の制定についてから承認第4号専決処分の承認を求めることについて(富谷市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例)までの9案件について、一括説明を求めることといたします。
なお、9案件の議案番号、件名等につきましては、お手元に配付の議案書及び追加議案一覧でもって行い、朗読の省略を了承願います。
追加議案等の提案理由の一括説明を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) このたび、私が、新型コロナウイルス感染したことにより、直接公務に当たることができず、市民の皆様並びに議会議員の皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことを、深くおわびを申し上げます。引き続き、全身全霊で市長の職務に当たってまいりますので、ご理解とご協力をいただきますようお願いを申し上げます。
それでは、令和2年第4回富谷市議会定例会に追加提出しております議案について、ご説明申し上げます。
議案第15号富谷市市営墓地特別会計条例の制定については、地方自治法第209条第2項の規定により、市営墓地の円滑な運営とその経理の適正を図るため、特別会計を設置するに当たり、所要の事項を定めるものでございます。
議案第16号令和2年度富谷市市営墓地特別会計予算については、同特別会計予算を設置するとともに、地方自治法第214条の規定に基づき、市営墓地に係る実施設計及び用地測量業務に関する債務負担行為を設定するものでございます。
議案第17号令和2年度富谷市一般会計補正予算(第10号)は、(仮称)富谷宿観光交流ステーション運営事業の繰越明許費の補正及びパークゴルフ場に係る実施設計並びに用地測量業務に設定している債務負担行為の限度額を、追加するものでございます。
議案第18号黒川地域行政事務組合の財産処分については、共同処理する適応指導教室の廃止に伴い、当該事務に係る組合の財産処分に関して、関係市町村の協議により定めることについて、地方自治法第290条の規定により、議会の議決を求めるものでございます。
議案第19号令和2年度富谷市一般会計補正予算(第11号)は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う経済支援対策である「ひとり親世帯臨時特別給付金」の再支給に係る関連予算として1,240万円を増額し、209億8,074万9,000円とするものでございます。
承認第1号専決処分の承認を求めることについては、令和2年人事院勧告に基づき、職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について、議会を招集する時間的余裕がなかったため、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分したので、その承認をお願いするものでございます。
承認第2号専決処分の承認を求めることについて(議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例)及び承認第3号(特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例)については、承認第1号に準じて専決処分としたので、その承認をお願いするものでございます。
承認第4号専決処分の承認を求めることについて(富谷市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例)については、人事院規則に基づく調整とともに、一般職員の給与改定に準じて専決処分としたので、その承認をお願いするものでございます。
追加議案の概要は、以上でございます。慎重にご審議を賜り、全案件ご可決くださいますようお願いを申し上げます。


日程第3 議案第8号 令和2年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)

○議長(渡邊俊一君) 日程第3、議案第8号令和2年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第8号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は、原案のとおり可決されました。


日程第4 議案第9号 令和2年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第4号)

○議長(渡邊俊一君) 日程第4、議案第9号令和2年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第4号)を議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第9号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は、原案のとおり可決されました。


日程第5 議案第10号 令和2年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)

○議長(渡邊俊一君) 日程第5、議案第10号令和2年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第10号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は、原案のとおり可決されました。


日程第6 議案第11号 令和2年度富谷市水道事業会計補正予算(第3号)

○議長(渡邊俊一君) 日程第6、議案第11号令和2年度富谷市水道事業会計補正予算(第3号)を議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第11号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は、原案のとおり可決されました。


日程第7 議案第14号 黒川地域行政事務組合規約の変更について

○議長(渡邊俊一君) 日程第7、議案第14号黒川地域行政事務組合規約の変更についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第14号を採決いたします。
お諮りいたします。

本案は、原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は、原案のとおり可決されました。


日程第8 議案第15号 富谷市市営墓地特別会計条例の制定について

○議長(渡邊俊一君) 日程第8、議案第15号富谷市市営墓地特別会計条例の制定についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。13番菅原福治君。

○13番(菅原福治君) それでは、ページ、2ページの第2条の歳入歳出について、お伺いいたします。
主な歳入として一番大きいのは、何といっても永代使用料だと思いますが、公営は民間よりも若干安いというか、平たく言えば安いということになるんでしょうけれども、あまり安くすると民間圧迫にもなりますので、その辺の永代使用料の設定の考え方、その辺の考え方があれば、お伺いしたいなというふうに思います。
次に、富谷市民であれば、誰でも宗教を問わず利用できると思いますが、申し込む場合に、住んでいる期間があるのか。それと、お骨がなくて土地取得、先行取得できるのか。というのは、既にお骨があるんだというような部分あるので、先行取得が先になると、そのお骨のあった人が後回しになる場合もありますので、そういう取決めなり規則があるのか、それをお伺いしたいなと思います。

○議長(渡邊俊一君) 生活環境課長。

○生活環境課長(安藤 司君) まず、永代使用の販売価格につきましては、今後、実施設計、また工事等々におきまして、実施設計額から造成工事費用の案分という形で、また、それぞれの種類がございますので、そちらも適正な価格で行いたいと思います。また、近隣の市町村のものとか、あと近隣寺院等の民間との調和を取りながら、価格を設定していきたいと思います。
次に、販売に対する住んでいる期間等につきましては、こちらのほうはまだ、今、今後の管理運営、維持管理につきましては、今後、詳しく検討していきたいと思いますので、今の段階では、発言は控えさせていただきます。

○議長(渡邊俊一君) 先行取得あるのか、ないのか。

○生活環境課長(安藤 司君) 先行取得につきましても、一応、予約販売というのを、今の段階では考えているんですけれども、時期等については、今後検討していきたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。

○13番(菅原福治君) できれば、先行取得、これは可能なんでしょうけれども、やはりお骨を持っている方を先行していただきたいな。それは期間を決めるなりして、していただきたいなと。既に持っている方もおりますので、ぜひ、その人が外れることなく、お願いしたいなと思います。
それと、これは富谷市公営墓地となっていますけれども、富谷市以外、よく、利府なんかでもやはり、ほかの自治体も活用しているというようなことありますけれども、それの考え方、もし利用されるのであれば、その辺の条件面的な部分、もし決まっているのであれば、お答えいただきたいなと。
それと、支出の維持管理の部分でございますが、指定管理に、恐らく指定管理者を決めると思うんですが、その場合にどの辺まで維持管理、公の部分だけなのか、それとも私有のお骨の部分のその周辺の環境整備もできるのか。
それと、何かご在住の方が、要望とか何か問合せがあったら、どこに問合せするのか。市に問合せするのか、委託業者に問合せするのか、その辺、もし決まっているのであれば、お聞かせいただきたいなと思います。
以上です。

○議長(渡邊俊一君) 生活環境課長。

○生活環境課長(安藤 司君) 市以外の受入れを考えているかという部分につきましては、現在のところ、市民優先というところで考えているところでございます。今後、状況の変化によって、そちらは考えていきたいと思います。
管理の関係ですけれども、指定管理にするか、どういった形で管理運営していくかというのは、今のところ、まだ、パークゴルフ場と墓地の関係もございますので、そちらのほうは詰めていきたいと考えております。

○議長(渡邊俊一君) 管理上の内容は、まだ、要するに、指定管理にするか、しないかによっての判断の中で、取決めをしていくという形ですね。
よろしいですか。(「問合せなんかも、そうするとまだ決まっていないということですね」の声あり)はい。よろしいですか。
9番浅野武志君。

○9番(浅野武志君) 関連すると思うんですけれども、ちょっと、墓地条例とか、そういうものでいろいろ決めるようになるかと思うんですけれども、墓地条例というのは、つくったんだかどうか、1点と。
あと、特別会計なので、会計のちょっとそういう細かい、使用料とか、そういうものも出たんですけれども、そういうものの規則とかなんとか、つくる予定があるのかどうか伺います。

○議長(渡邊俊一君) 生活環境課長。

○生活環境課長(安藤 司君) 墓地条例並びに規則、管理運営規則等につきましても、今後、販売までに検討していきたいと考えてございます。今の段階では、つくっていない状況でございます。

○議長(渡邊俊一君) 9番浅野武志君。

○9番(浅野武志君) 本来であれば、そういう条例の中に、会計は特別会計で持っていきますとかと、普通そういうふうにあるのかなと思うんですけれども、それはそれとして、早めに制定をしていただきたいと思います。
以上です。

○議長(渡邊俊一君) 質問じゃなくて、いいんですか。(「いや、いいです」の声あり)
ほかに。6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) 先ほど、先行取得のお話もあったかと思うのですけれども、これは大変、市民の皆さんも心待ちにしておりまして、旦那さんのお骨が既にあって、完成するまでどうしようかという方、結構いらっしゃるみたいなんです。1人、2人でもないみたいなんです。そういう一時預かりを、市内のお寺と連携してやるというような考えは、市のほうであったのか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 生活環境課長。

○生活環境課長(安藤 司君) そういった考えは、ございません。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) 市民の方から、そういうものつくっていただきたいというような要望をいただいていまして、今後、検討して

いただけるか、お伺いいたします。
そして、もう1点なんですけれども、先ほど、規則のお話も出たのですが、減免に関する規定などは盛り込まれる予定なのか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 市民の方から、つくってもらいたいというのは、何をつくってもらいたいんですか。(「一時預かり」の声あり)骨を一時預かりするものを、つくってくれというのですか。

○6番(藤原 峻君) 例えば、お寺で預かっていただくとか、既に、お骨がずっと家にある状態で、あと何年も待つというのがちょっとつらいというお話を何人かからいただいているという状況なんですね。

○議長(渡邊俊一君) 取りあえず、質問ですから。生活環境課長。

○生活環境課長(安藤 司君) 本来であれば、お骨を持っていて、そういったことであれば、市内の寺院等に相談してみるのも一つの手かなと思うんですけれども、市として、寺院のほうに働きかけということを考えているところではございません。

○議長(渡邊俊一君) よろしいですか。

○6番(藤原 峻君) 減免の規定に関しては盛り込まれるのか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) じゃあ、ちょっと特別ね、藤原君。
じゃあ、課長。

○生活環境課長(安藤 司君) 減免についても、今後、検討というか、考えていきたいとは思います。

○議長(渡邊俊一君) ほかに。14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 私からは、第3条にある弾力条項の適用について、お尋ねしたいと思うんですけれども、内容的にはどういう内容なのか。それから、あともう一点として、他の特別会計条例に、弾力条項が入っているものはあるのかどうか。この2点についてお尋ねします。

○議長(渡邊俊一君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) じゃあ、私のほうから。
まず、他の会計はあるかというものに、先にお答えします。国保会計、介護会計にも同様の弾力条項がございます。それから、あと、後期高齢については、都道府県のほうで設置しておりますけれども、そちらのほうでも同じように、弾力条項の適用という条文がございます。
具体にどういったものに使うかということですけれども、結果としては、専決予算の報告と似たような形にはなるんですけれども、公営企業会計以外の特別会計にのみ認められている条文でございまして、一定の収入が見込まれている会計の中で、多額な支出が、例えば、直接これとは関係ないですけれども、分かりやすく言うと、感染症の対策とか、急に医療費がかかったとか、そういったときには、確実な収入が見込まれる中で、ただ、支出のほうがどうしても急ぐというような場合に、適用するために設けられている制度でございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 今の答弁をお聞きしますと、基本的には、今までは、本市の場合はそういう緊急事態がなくて、大体は補正予算対応で新たに提案をして対応しているというのが基本だというふうに理解いたしました。
例えば、墓地の売却が予想以上に大きく伸びた場合、この弾力条項を使って、売却代金を財源として、いわゆる市債、起債したものの償還は可能なのかどうか、お尋ねします。

○議長(渡邊俊一君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) ちょっと今、具体のケースについてはちょっと、すみません、そういうところまではちょっと、今調べておりませんので。それが適用できるかどうかは、ちょっと回答を差し控えさせていただきます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 何で、この質問をするかというのは、多分、制度設計として、墓地部分については全額起債でもって特別会計で借入れをして、永代使用料等の収入で、いわゆる起債分の償還をするというスキームかと思いますので、そういうことになると、受益者負担の軽減を思ったときに、いわゆる購入する人の負担を思ったときに、幾らかでも金利負担を軽減しておかないと、その分は当然、購入者の受益者負担にかかってくるんじゃないかなと思いますので、そこを懸念しますので、そういう場合は、基本的には、多分、今の本市の取組からすると、補正予算を組んで、それでもって対応するということになるんでしょうけれども、その辺のところの今後の運用の仕方について、お尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) 想定するケースが、ちょっといろいろな場合のための条項なので、何とも申し上げられませんが、先ほどの質問に限りで言うのであれば、恐らく、専決なりを先にして執行すると思います。先ほどのケースに限って、であればですが。

○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第15号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は、原案のとおり可決されました。


日程第9 議案第16号 令和2年度富谷市市営墓地特別会計予算

○議長(渡邊俊一君) 日程第9、議案第16号令和2年度富谷市市営墓地特別会計予算を議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第16号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は、原案のとおり可決されました。


日程第10 議案第17号 令和2年度富谷市一般会計補正予算(第10号)

○議長(渡邊俊一君) 日程第10、議案第17号令和2年度富谷市一般会計補正予算(第10号)を議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第17号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は、原案のとおり可決されました。


日程第11 議案第18号 黒川地域行政事務組合の財産処分について

○議長(渡邊俊一君) 日程第11、議案第18号黒川地域行政事務組合の財産処分についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第18号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は、原案のとおり可決されました。


日程第12 議案第19号 令和2年度富谷市一般会計補正予算(第11号)

○議長(渡邊俊一君) 日程第12、議案第19号令和2年度富谷市一般会計補正予算(第11号)を議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。16番安住稔幸君。

○16番(安住稔幸君) 13ページになります。
13ページの補助金ということでございますが、この補助金の詳細説明、例えば、給付対象者数、また、給付方法、給付対象者への通知とか周知、その辺、金額とか、お一人当たり、そういったもの、詳しいものをご説明お願いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(菅原順子君) 給付対象者につきましては、令和2年6月分の児童扶養手当を支給している方が約290世帯、公的年金を受けていた児童扶養手当を支給していない方が19世帯、また、コロナウイルス感染症の影響を受けて家計が急変して、直近の収入が児童扶養手当の対象となる水準に下がってしまった世帯が18世帯だというふうに見込んでおります。支給スケジュールとなりますけれども、給付につきましては、国の第2次補正、本市では6月補正を行った内容と同額となりまして、1世帯5万円、第2子以降については1人につき3万円というふうな形となります。
今後の支給スケジュールにつきましては、来週早々、12月3週には、再支給通知や再支給のチラシのほうを対象者には送付する予定としておりまして、年内には、対象者のほうへの口座振込を完了するというような予定となっております。

○議長(渡邊俊一君) よろしいですか。
ほかに質疑ございませんか。7番金子 透君。

○7番(金子 透君) 簡単に言えばと言うと失礼なんですけれども、低所得の独り親世帯への支援金というふうな理解をしたんですけれども……。

○議長(渡邊俊一君) ページ数と。

○7番(金子 透君) 今のやつです。

○議長(渡邊俊一君) ページ数などは。

○7番(金子 透君) ページ数、ないです。

○議長(渡邊俊一君) どこの項目なのか、ちょっと言ってください。

○7番(金子 透君) この補正予算ですから……。

○議長(渡邊俊一君) 何ページですか。

○7番(金子 透君) 追加提案された3ページです。12月8日追加提出の議案書の3ページ。

○議長(渡邊俊一君) いいですよ、3ページの……。

○7番(金子 透君) 1,240万の補正の部分であります。

○議長(渡邊俊一君) いいですよ。

○7番(金子 透君) 低所得の独り親世帯の方に対する支援であるというふうに理解したんですけれども、お子様が2人いての世帯の方ですと恐らく8万円の支給ということで間違いないと思うんです。今回、該当となる世帯の方で、独り親でお子様が2人いる方が今年度受け取った支援金というのはどのくらいになっているんでしょうか。今回のものも含めて、できればお知らせください。

○議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(菅原順子君) 本年度、新型コロナウイルス感染症拡大に伴いまして、まずは本市の独自の支援策として、5月にひとり親家庭等緊急支援金を行いまして、また、追加で拡充版ということで、8月にも同様の市独自で行っております。それにつきましては、お子様1人につき2万円、2人目以降だと1万円ということでした。またその後、国のほうでも子育て世帯への臨時特別給付金が6月に、そして、独り親世帯の臨時特別給付金を8月に、そして、今回の再支給ということ。また、国のほうでは特別定額給付金等の1人につき10万円等も含めますと、親御さまがお一人なので、お子さん2人となりますと、総額、全額支給になりますと59万円となります。

○議長(渡邊俊一君) ほかに。4番塩田智明君。

○4番(塩田智明君) 追加提出の13ページ、ひとり親世帯臨時特別給付金給付事業、この対象者のことでちょっとお伺いしたいと思うんですけれども、不幸にしてご両親が亡くなられた、子供だけの世帯というのは、ここの対象者には入っているのかどうか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(菅原順子君) すみません。
今回は、児童扶養手当を支給されている方ということになっておりますので、ご親族の方に扶養されているお子様であれば、その所得制限等の基準に下回るものであれば、受けられるというふうな理解をしております。

○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第19号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は、原案のとおり可決されました。


日程第13 承認第1号 専決処分の承認を求めることについて(職員の給与に関する条例の一部を改正する条例)

○議長(渡邊俊一君) 日程第13、承認第1号専決処分の承認を求めることについて(職員の給与に関する条例の一部を改正する条例)を議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。14番出川博一君。

○14番(出川博一君) それでは、この議案の国会での可決状況と公布日は、いつだったのか。
もう一点については、職員が不利益を被る議案を、なぜ専決処分にしたのか、お尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 総務課長。

○総務課長(菅原俊司君) まず、国会の状況でございますが、今回の人事院勧告に基づく国家公務員の一般職並びに特別職の給与に関する法律等の一部を改正する法律については、11月6日にまず閣議決定がなされております。その後、11月19日に衆議院を通り、最終的には11月30日にこの法案が可決なってございます。公布日は11月30日となります。そして、基準日が12月1日ということとなりますので、12月1日の根拠につきましては、本市の給与条例の19条に基づき、規定されているものでございます。よって、今回の法律が公布されたのに合わせての基準日までの時間的猶予がなかったというようなこともありまして、本来であれば、議会の議決を得るところではありましたが、専決処分とさせていただいたものでございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) いわゆる、先ほど答弁された給与条例の19条では、6月1日と12月1日を規定しております。そういう意味で、公布日がいわゆる12月1日の前日以前でないと、期末手当の支給に支障を来すのかどうか、お尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 総務課長。

○総務課長(菅原俊司君) 今回の人事院勧告は引下げということで、10年ぶりの引下げということにもなりました。これまでも毎年、人事院勧告はなされてはおりますが、ここ数年来、ずっと引上げというような形の人事院勧告でございます。よって、これまでは、調整で上積みで各支給職員等には支給されていたものでありますが、今回は引下げとなったもので、改めて基準日を越えてからの可決となれば、改めて、各職員に不利益を被ることが発生することから、今回は前もっての専決の処分とさせていただいたものでございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 議会の招集は、市長の権限でありますので、現在の経済状況を勘案すると、企業業績は悪化しておりますし、それに伴う人事院勧告も、多分、来年度も厳しいものが予想されると思います。そういう意味で、職員が不利益を被る議案の質疑と議会の議決があるべきであると私は思うので、専決処分は今回限りにすべきであって、来年度、それが予想されるのであれば、会期を少し早めにするとか、そういう工夫があってしかるべきだと思うんですけれども、いかがでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 総務部長。

○総務部長(富澤 裕君) ただいまのご質問にお答えさせていただきます。
来年度も同様のことが考えられるということで、今年、今回のこの経験を踏まえて、今後検討してまいりたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第1号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、原案のとおり承認することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は、原案のとおり承認されました。


日程第14 承認第2号 専決処分の承認を求めることについて(議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例)

○議長(渡邊俊一君) 日程第14、承認第2号専決処分の承認を求めることについて(議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例)を議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第2号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、原案のとおり承認することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は、原案のとおり承認されました。


日程第15 承認第3号 専決処分の承認を求めることについて(特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例)

○議長(渡邊俊一君) 日程第15、承認第3号専決処分の承認を求めることについて(特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例)を議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第3号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、原案のとおり承認することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は、原案のとおり承認されました。


日程第16 承認第4号 専決処分の承認を求めることについて(富谷市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例)

○議長(渡邊俊一君) 日程第16、承認第4号専決処分の承認を求めることについて(富谷市一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例)を議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第4号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、原案のとおり承認することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は、原案のとおり承認されました。


日程第17 議案第13号 富谷市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて

○議長(渡邊俊一君) 日程第17、議案第13号富谷市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
これより議案第13号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第13号を採決いたします。
この採決は、起立によって行います。
本案は、原案のとおり決することに賛成議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

○議長(渡邊俊一君) 起立全員であります。よって、本案は、原案のとおり可決されました。


日程第18 陳情について

○議長(渡邊俊一君) 日程第18、陳情についてを議題といたします。
陳情8件が提出されております。8件の陳情件名等につきましては、お手元に配付の陳情書一覧表でもって行います。
なお、各議員において調査または審査されるようお願いいたします。


日程第19 閉会中の各委員会調査について

○議長(渡邊俊一君) 日程第19、閉会中の各委員会調査についてを議題といたします。
各委員会から、所管事務のうち富谷市議会会議規則第111条の規定によって継続調査の申出があります。
お諮りいたします。
各委員会からの申出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認め、よって、各委員会からの申出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
令和2年第4回富谷市議会定例会は、終始熱心な審議を経て、全ての議案を議決いたしました。執行部におかれましては、各議員から出された意見を十二分に尊重し、市政を執行されますよう強く要望いたしまして、閉会の挨拶といたします。
これで本日の日程は、全て終了いたしました。会議を閉じます。
令和2年第4回富谷市議会定例会を閉会いたします。ご苦労さまでした。


午前10時50分 閉会

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