更新日:2020年06月01日
第1日目2月20日(木) | ||
施政方針 | ||
市長提出議案の概要説明 | ||
議案第15号 | 令和元年度富谷市一般会計補正予算(第8号) | |
議案第11号 | とみや放課後児童クラブ条例の一部改正について | |
議案第18号 | 令和元年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第4号) | |
議案第21号 | 令和2年度富谷市一般会計予算 | |
議案第22号 | 令和2年度富谷市国民健康保険特別会計予算 | |
議案第23号 | 令和2年度富谷市介護保険特別会計予算 | |
議案第24号 | 令和2年度富谷市後期高齢者医療特別会計予算 | |
議案第25号 | 令和2年度富谷市下水道事業会計予算 | |
議案第26号 | 令和2年度富谷市水道事業会計予算 | |
第2日目3月2日(月) | ||
一般質問 | 13番 菅 原 福 治 議員 | |
1 | 企業誘致による雇用の創出と人口問題について | |
2 | 協働によるまちづくりのスタンスと方向性について | |
7番 金 子 透 議員 | ||
1 | 財政改革による縮小事業の復活を | |
2番 佐 藤 浩 崇 議員 | ||
1 | 小中学校のICT環境整備について問う | |
2 | 明石台公園東側交差点の交通安全施策について問う | |
15番 浅 野 直 子 議員 | ||
1 | 子育て支援の取り組みについて | |
2 | 交通支援対策について | |
3 | 高齢者及び若年性認知症支援について | |
8番 青 柳 信 義 議員 | ||
1 | 日吉台1丁目地区「土砂災害防止法」に基づく「土砂災害警戒区域等の指定」について | |
第3日目3月3日(火) | ||
一般質問 | 4番 塩 田 智 明 議員 | |
1 | 屋内大型遊具がある施設整備を問う | |
2 | 高齢者フレイル予防の体制整備を問う | |
17番 畑 山 和 晴 議員 | ||
1 | 市民図書館について | |
2 | (仮称)富谷宿観光交流ステーションについて | |
11番 長谷川 る 美 議員 | ||
1 | 富谷市の交通施策について | |
2 | 市民による市民のための図書館とは | |
5番 渡 邊 清 美 議員 | ||
1 | 障がいがあっても住み続けられる富谷市に | |
2 | 安心安全な水道と漏水、湧水対策を問う | |
3番 村 上 治 議員 | ||
1 | 地域防災計画に基づく市職員への教育等について問う | |
2 | 富ケ丘地内市道の安全な通学路確保と交通渋滞緩和について問う | |
10番 若 生 英 俊 議員 | ||
1 | 本市の第2期「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の策定と図書館整備について | |
2 | 過誤納等のミスの発表について | |
第4日目3月4日(水) | ||
一般質問 | 16番 安 住 稔 幸 議員 | |
1 | 黒川消防本部救急隊について | |
2 | 富谷市民健診(検診)について | |
14番 出 川 博 一 議員 | ||
1 | 令和2年度当初予算の概要は | |
2 | 業務効率化の推進を | |
12番 高 橋 正 俊 議員 | ||
1 | 町内会館について | |
2 | 再生可能エネルギー推進事業について | |
6番 藤 原 峻 議員 | ||
1 | 子育て支援の充実を問う | |
2 | 市民の要望に応えた図書館建設を | |
3 | 市の働き方改革を問う | |
9番 浅 野 武 志 議員 | ||
1 | 天然記念物ミズバショウの保護について | |
2 | 台風被害の復旧について | |
第5日目3月12日(木) | ||
議案第 1号 | 富谷市協働のまちづくり推進審議会条例の制定について | |
議案第 2号 | 富谷市議会議員の職にあった者の礼遇に関する条例の一部改正について | |
議案第 3号 | 富谷市民バス条例の一部改正について | |
議案第 4号 | 富谷市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例の一部改正について | |
議案第 5号 | 職員の給与に関する条例の一部改正について | |
議案第 6号 | 議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について | |
議案第 7号 | 特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正について | |
議案第 8号 | 富谷市固定資産評価審査委員会条例の一部改正について | |
議案第 9号 | 富谷市復興産業集積区域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部改正について | |
議案第10号 | 富谷市国民健康保険条例の一部改正について | |
議案第12号 | 富谷市道路占用料等条例及び富谷市公共物管理条例の一部改正について | |
議案第13号 | 富谷市道路の構造の技術的基準等を定める条例の一部改正について | |
議案第14号 | 富谷市下水道事業の設置等に関する条例等の一部改正について | |
議案第16号 | 令和元年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第4号) | |
議案第17号 | 令和元年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第4号) | |
議案第19号 | 令和元年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号) | |
議案第20号 | 令和元年度富谷市水道事業会計補正予算(第4号) | |
議案第27号 | 富谷市道路線の認定について | |
第6日目3月13日(金) | ||
議案第21号 | 令和2年度富谷市一般会計予算 | |
議案第22号 | 令和2年度富谷市国民健康保険特別会計予算 | |
議案第23号 | 令和2年度富谷市介護保険特別会計予算 | |
議案第24号 | 令和2年度富谷市後期高齢者医療特別会計予算 | |
議案第25号 | 令和2年度富谷市下水道事業会計予算 | |
議案第26号 | 令和2年度富谷市水道事業会計予算 | |
議案第28号 | 富谷市職員定数条例の一部改正について | |
議案第29号 | 富谷市分担金徴収条例の一部改正について | |
議案第30号 | 令和元年度(仮称)富谷宿観光交流ステーション整備工事請負契約の変更について | |
議案第32号 | 令和元年度富谷市一般会計補正予算(第9号) | |
議案第31号 | 教育委員会教育長の任命につき同意を求めることについて | |
請願第 1号 | 県営上工下水道をコンセッション方式で民営化する「公営企業の設置等に関する条例の一部を改正する条例」案は、当面の宮城県議会では可決せず、計画の精査と県民・市町村に対する説明責任を果たすよう宮城県に求める請願 | |
請願第 2号 | 介護予防施策のさらなる推進を求める請願 | |
富谷市選挙管理委員の選挙 | ||
富谷市選挙管理委員補充員の選挙 | ||
発議第 1号 | 富谷市民図書館等に関する調査特別委員会の設置について | |
陳情について | ||
議員派遣の件 | ||
閉会中の各委員会調査について | ||
補正予算審査特別委員会 | ||
第1日目2月20日(木) | ||
議案第15号 | 令和元年度富谷市一般会計補正予算(第8号) | |
予算審査特別委員会 | ||
第1日目3月5日(木) | ||
議案第21号 |
令和2年度富谷市一般会計予算 (企画部企画政策課、企画部財政課、総務部総務課、総務部防災安全課、総務部市民協働課、市民生活部市民課、市民生活部税務課、市民生活部生活環境課、会計課、議会事務局) |
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第2日目3月6日(金) | ||
議案第21号 |
令和2年度富谷市一般会計予算 (保健福祉部長寿福祉課、保健福祉部地域福祉課、保健福祉部健康推進課、保健福祉部子育て支援課、教育部教育総務課、教育部学校教育課、教育部生涯学習課) |
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第3日目3月9日(月) | ||
議案第21号 |
令和2年度富谷市一般会計予算 (経済産業部産業観光課、経済産業部農林振興課、建設部都市整備課、建設部都市計画課) |
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第4日目3月10日(火) | ||
議案第22号 | 令和2年度富谷市国民健康保険特別会計予算 | |
議案第23号 | 令和2年度富谷市介護保険特別会計予算 | |
議案第24号 | 令和2年度富谷市後期高齢者医療特別会計予算 | |
議案第25号 | 令和2年度富谷市下水道事業会計予算 | |
議案第26号 | 令和2年度富谷市水道事業会計予算 |
令和2年2月20日(木曜日) 午前10時00分 開会
日程1 | 会議録署名議員の指名 | ||
日程2 | 会期の決定 | ||
日程3 | 施政方針 | ||
日程4 | 提案理由の説明 | ||
日程5 | 議案第 15号 | 令和元年度富谷市一般会計補正予算(第8号) | |
日程6 | 議案第 11号 | とみや放課後児童クラブ条例の一部改正について | |
日程7 | 議案第 18号 | 令和元年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第4号) | |
日程8 | 議案第 21号 | 令和2年度富谷市一般会計予算 | |
日程9 | 議案第 22号 | 令和2年度富谷市国民健康保険特別会計予算 | |
日程10 | 議案第 23号 | 令和2年度富谷市介護保険特別会計予算 | |
日程11 | 議案第 24号 | 令和2年度富谷市後期高齢者医療特別会計予算 | |
日程12 | 議案第 25号 | 令和2年度富谷市下水道事業会計予算 | |
日程13 | 議案第 26号 | 令和2年度富谷市水道事業会計予算 |
議事日程のとおり
午前10時00分 開会
○議長(渡邊俊一君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しますので、ただいまから令和2年第1回富谷市議会定例会を開会いたします。
本定例会につきましては、市長から、令和2年度富谷市一般会計予算などの事件議案が提出されることになっております。十分に審議を尽くされ、市民の負託に応えられますようご期待を申し上げますとともに、議会運営につきましてもご協力をお願いいたしまして、開会の挨拶といたします。
本日は傍聴人の方々がおられます。傍聴人の方々に申し上げます。
富谷市議会傍聴規則第8条では、録音機、カメラ、ビデオなどによる撮影等については、議長の許可を得た場合以外は禁止になっております。また、携帯電話、スマートフォンをお持ちの方は、電源をお切りになるか、マナーモードに切りかえて、静粛を保ち傍聴されますようお願いいたします。
日程に入るに先立ち、諸報告をいたします。
議長諸報告はお手元に配付のとおりです。
なお、説明員の出席報告ほか関係資料については、事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
これで諸報告を終わります。
これから、本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。
○議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、6番藤原 峻君、7番金子 透君の2名を指名いたします。
○議長(渡邊俊一君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
本定例会の会期は本日から3月……。
ご静粛にお願いします。
本日から3月13日までの23日間にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本定例会の会期は本日から3月13日までの23日間に決定をいたしました。
○議長(渡邊俊一君) 日程第3、施政方針及び日程第4、提案理由の説明を富谷市議会会議規則第35条の規定により一括議題といたします。
ここで市長より施政方針とあわせ提案理由の説明を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) おはようございます。
本日ここに、令和2年第1回富谷市議会定例会が開会されるに当たり、新年度、令和2年度に実施する各種施策の概要についてご説明を申し上げます。
議会の皆様には、日ごろより市勢発展のためご尽力をいただいておりますことに、改めて感謝を申し上げます。
私は、これまで一貫して「住みたくなるまち日本一」の実現を目指して、各種施策に取り組んでまいりました。新年度におきましても、引き続き市民の皆様の声が届く市政運営を心がけ、議会、市民の皆様を初め、関係機関、団体など多くの皆様方のご支援、ご協力を賜りながら、オール富谷で「住みたくなるまち日本一」の実現に向けてまちづくりに取り組んでまいります。
初めに、中華人民共和国で感染が拡大している新型コロナウイルス感染症について、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律に基づく指定感染症に指定されたことを受け、今月4日、私を本部長とする新型コロナウイルス感染症対策本部を設置をいたしました。
本市においては、対策本部設置以前から宮城県と連携を図り対応しておりましたが、本市においての対策を総合的に推進していくために対策本部を設置し、引き続き必要な対応を講じてまいります。
さて、ことしは、富谷の地に宿場が開かれてから400年となる記念の年であります。1618年に藩祖伊達政宗公が内ケ崎織部氏に宿場の開設を命じ、2年後の1620年、政宗公の黒印条をもって正式に「富谷宿」が開宿いたしました。
江戸時代には、奥道中歌にも「国分の町よりここへ 七北田よ 富谷茶飲んで 味は吉岡」と詠まれたように、富谷はお茶の産地でもあり、旅人や商人の宿場として隆盛をきわめました。
そして、開宿から400年の時を経たことし、新たにしんまち地区に地方創生拠点整備交付金を活用して整備を進めている(仮称)富谷宿観光交流ステーションが誕生いたします。
このステーションは、本市の偉人内ケ崎作三郎氏の功績を広く伝える記念館を整備した新たな観光交流の拠点、また、富谷市まちづくり産業交流プラザ・TOMI+と連携した起業創業の実践・チャレンジの拠点、さらには、地域経済の活性化に資する拠点として、地域の歴史文化を生かした魅力あるまちづくりに取り組んでまいります。
あわせて、開宿400年を迎えることしを新たな「まち開き」の年と位置づけ、富谷発展の原点であるしんまち地区の活性化に引き続き取り組むとともに、ことしが本祭りとなる「富谷宿街道まつり」の開催など、本市の新たな魅力の発信とにぎわいの創出に取り組んでまいります。
また、ことしは、1964年以来、二度目となる東京オリンピックが開催されます。市制施行とともに平成28年度に終了した町民体育祭の後継事業については、市民参加、市民交流、行政区への負担軽減を視点にこれまで検討を重ねてまいりました。町民体育祭は、1964年の東京オリンピック開催を記念にスタートしている経緯もありますことから、ことし開催される東京オリンピック・パラリンピック開催に合わせて、「(仮称)七ツ森ハーフマラソン大会」を大和町との共催で10月18日に開催する日程で準備を進めております。
ぜひ、多くの皆様にご参加をいただき、皆様と一緒に56年ぶりの東京オリンピックとともに盛り上げてまいりたいと考えておりますので、ご支援、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
それでは、新年度に実施する各種施策の概要について、ご説明を申し上げます。
初めに、令和2年度当初予算の概要について申し上げます。
まず、予算編成については、一昨年度から行っている債務負担行為の早期選定に基づく実契約額ベースでの予算要求や収支ギャップを詳細に把握した上での査定作業、2月補正予算との連動といった従前の取り組みを加速し、私自身の最終査定では、歳出の見直しのみならず、新規事業の掘り起こしを実施し、めり張りのある予算を編成いたしました。
その結果、令和2年度一般会計当初予算は、総額138億1,500万円、対前年度比10億5,700万円、8.3%増と、2年連続の増額となったところです。
歳出の主な増加要因としては、15年もの長きにわたり懸案となっていた清掃センター焼却棟の解体工事に着手するほか、小・中学校コンピューター教育や子育て支援事業の充実に加え、市道穀田三ノ関線の整備や橋梁修繕などの投資的事業に重点配分をいたしました。
また、幼児教育無償化に伴う扶助費の増加や会計年度任用職員制度創設に係る人件費の増加にも、適切に対応しております。
こうしたことから、3年ぶりに財政調整基金からの繰入金を計上しての予算編成となりましたが、昨年3月に策定した第2次財政計画(訂正発言あり)でお示ししている繰入見込額の半額程度に圧縮できたことから、過去最高水準となっている基金残高については、今年度及び新年度を通じ、同水準を維持するものと見込んでおります。
なお、2月補正予算において、臨時財政対策債の新規発行を抑制することが可能となったため、臨時財政対策債の今年度末残高は、平成28年度決算以降4年連続の減少を達成する見込みです。
次に、昨年10月に発生した令和元年台風第19号に係る災害による農地及び農業用施設の復旧状況についてご報告申し上げます。
1月末日現在、被害届け出箇所数は359カ所となっており、そのうち271カ所、約76%の復旧工事を発注したところです。残りの箇所については、現在、被災者及び工事業者と協議を進めておりますが、被害箇所が多く、今年度内で全ての復旧工事を完成することは極めて難しい状況でありますことから、稲作や農作業への影響を最小化すべく、支障を来すおそれのある農地や水路、農道などの復旧を最優先に進めております。今年度内に完了できない箇所については、繰り越し事業としながらも早期復旧に鋭意努めてまいります。
また、圃場に堆積した稲わらの除去作業については、8割方終了している状況ですが、1次仮置き場である清掃センターでは保管し切れないことや、処分すべき稲わらが多量で処理能力などの関係上、松森工場への搬入調整が必要となることから、早期の処分が難しい状況となっております。
処分までの稲わらの保管については、大和町のクリーンプラザみやぎを1.5次仮置き場として活用し、処分についても令和2年度へ繰り越しして行うこととなります。
つきましては、災害廃棄物処理関連補正予算を本定例会に上程しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いをいたします。
続きまして、富谷市総合計画の4つの基本方針と前期基本計画の体系に基づき申し上げます。
まず、「基本方針-1 暮らしを自慢できるまち」に関して実施する主な施策について申し上げます。
初めに、商工業・雇用関連施策について申し上げます。
商工業の振興策については、市内地域商業の振興及び新たな雇用の創出と商店の活性化を図るため、新たに「店舗取得・改修促進事業補助金制度」を創設し、空き店舗などを活用し、出店しようとする方を支援してまいります。
市内における小規模事業者の経営の安定及び資金調達の円滑化を図るため、日本政策金融公庫から「小規模事業者経営改善資金融資」を受けた小規模事業者に対し、償還利子の一部を補助する「小規模事業者経営改善資金利子補給制度」を新たに創設し、小規模事業者の支援を強化いたします。
また、県の委託事業で、子育て中の女性や高齢者等を新規就業につなげる「わく・わーく就職サポートセンター」がTOMI+に入居予定であることから、地域企業の人材確保に迅速な対応が期待されるとともに、富谷市シルバー人材センター、くろかわ商工会富谷事務所、そして、各入居企業との連携・協力等による新たな展開が期待されるところです。
次に、起業支援関連施策について申し上げます。
起業家の育成と支援を目的に立ち上げた富谷塾については、多くの塾生が各種セミナー等に学び、さまざまなイベントなどに積極的に取り組まれております。さらに、各種制度資金を活用し実際に起業に至った塾生や、ことし10月にオープン予定の(仮称)富谷宿観光交流ステーションへの出店が決定している塾生など、その成果が着実にあらわれてきております。あわせて、TOMI+入居企業との連携による事業展開等、プラットフォームとしての機能も発揮されてきているところであります。
新年度も引き続き伴走型支援を図りながら起業家育成・支援に努めるとともに、TOMI+の機能が十分発揮できるよう入居企業の誘致、連携に努めてまいります。
なお、1月末現在の富谷塾2期生は144名、TOMI+の入居企業はブース席5社、フリー席11社の入居となっております。
次に、農業関連施策について申し上げます。
米づくりの取り組みについては、引き続き、環境保全米による安全安心な米づくりを推奨するとともに、安定生産と高品質な宮城米づくりを目指し、JAなどの農業関係機関・団体との一層の連携を図りながら生産者を支援してまいります。
一方で、稲作の生産調整については、大豆や飼料用米のほか、景観作物の花の栽培、イチジク等の新果樹に加え、富谷茶を新たに地域振興作物に追加し推進してまいります。
特産品づくりについては、ブルーベリーや蜂蜜に続くものとして、生産量の拡大を目指し推奨している新果樹のイチジクやシャインマスカットなどについて、苗木や資材購入支援のほか、関係機関との連携による技術支援などを継続してまいります。
富谷茶については、新年度、富谷宿開宿400年記念事業として、富谷在来種を再生した茶木による記念植樹を予定しております。また、市内農家にて2,000本の栽培がスタートする予定となっております。これを契機に、史実に基づく富谷茶復活をさらに広く発信するとともに、生産拡大を目指し、富谷茶復活プロジェクトの加速化を図ってまいります。
有害獣であるイノシシ対策については、1月末日時点で、既に前年度の捕獲頭数を18頭上回る57頭を駆除しております。新年度も引き続き、農作物や農地への被害が発生している地区に対し、物理柵等の早期設置に向け協議をしてまいります。
また、ICTを活用した囲いわな等の遠隔操作による捕獲技術を導入するほか、駆除を担う実施隊員の増員を図るため、処遇改善と駆除に対する猟銃及び捕獲わな免許の資格取得に対する支援も行い、イノシシ被害への対策を強化してまいります。
次に、観光・地域振興施策について申し上げます。
ことし本祭りを迎える「街道まつり」については、市制施行日の10月10日に開宿400年記念事業として新たに整備する(仮称)富谷宿観光交流ステーションにメーン会場を移して開催をいたします。事業実施に当たりましては、各団体や関係者、地域の方々などの御意見を伺いながら、実行委員会等による協議、検討を行ってまいります。
「スイーツのまち」のシティブランドの確立については、これまで実施してきました「とみや国際スイーツ博覧会」の開催等により、「スイーツのまち=とみや」として確実に認知度合が高まってきたと感じております。
新年度の展開については、農商工の連携と6次産業化のさらなる推進、関係人口の拡大を念頭に、とみやスイーツ博覧会実行委員会等で検討してまいりました。その結果、日常的な人口流動や市民の自発的な参画等に課題があることから、これまでの「とみや国際スイーツ博覧会」にかわり、市民や学生、市内外の企業など、多様な人材との交流・連携により、クオリティーの高い新商品開発や市民参画を図るための各種セミナー、とみやスイーツコンテストなどの「とみやスイーツLAB」を展開し、「スイーツのまち=とみや」のブランディング強化に努めてまいります。
(仮称)富谷市スイーツステーションについては、市全体の活性化に資するため、今年度に基本計画策定業務を委託し、その中で、私有地を含め、市域全体で、より採算性、効果性、実現性の高い設置場所や整備手法を検討いたしました。この結果、スイーツステーション並びに別途進めております図書館整備に係る財政負担の軽減や図書館規模、そして、何よりもそれぞれの施設の相乗効果等の観点から、図書館とスイーツステーションをPPP、PFI等による民間活力を活用した複合併設とすることで、より効果的に整備が図られるとの調査結果が取りまとめられました。
このことから、当該調査結果を真摯に受けとめ、持続的な運営、発展や住民理解等を含め、総合的に検討した結果、図書館とスイーツステーションについては、成田公民館を施設整備のベースとし、ご要望をいただいておりました図書館センター館の規模拡大も含め、PPP、PFI等による民間活力を活用した複合併設として整備する方向で検討しております。
つきましては、具体的な整備内容については、本定例会中、議員全員協議会において改めてご説明いたしますので、ご理解のほど、よろしくお願いをいたします。
次に、公共交通関連施策について申し上げます。
新公共交通システム推進事業については、今年度策定を進めている「都市・地域総合交通戦略基本計画」を踏まえ、公共交通の利便性向上に向けて着実に取り組んでまいります。具体的には、すぐに取り組めるものとして市民バスの再編を行い、あわせて、新たに10月からはトヨタ自動車株式会社と連携を図りながら、実証運行としてデマンド型交通を導入し、市内の交通空白区域の足として生活交通の確保に努めてまいります。
また、新公共交通システム等の幹線交通の強化に向けては、基本計画に基づき、新年度に「仙台都市圏パーソントリップ調査」の補完調査を実施し、関係機関と協力しながら、基幹軸における軌道計システムの事業化に向けた取り組みを加速してまいります。
次に、道路関連施策について申し上げます。
国の社会資本整備総合交付金を活用して整備を進めている市道穀田三ノ関線道路改良事業については、現在、2カ年目の工事に着手しており、引き続き、新年度末の完成に向け事業を実施してまいります。
また、市道三ノ関大崎線道路改良事業については、今年度、測量設計業務が完了いたしました。工事については、新年度から国の社会資本整備総合交付金を活用して着手することとしておりましたが、今年度の国の補正予算により前倒しで満額採択していただきました。
つきましては、本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いをいたします。
仙台北部道路の4車線化及び富谷ジャンクションのフル化については、これまで以上に、国土交通省を初め、首相官邸での菅内閣官房長官や自由民主党本部などへの要望活動を積極的に展開してまいりましたが、昨年9月に国土交通省が策定した「高速道路における安全・安心基本計画」において、仙台北部道路を4車線化の優先整備区間に選定していただくことができました。今後、フル化とあわせた4車線化の早期事業化を目指して、計画的な整備促進を図るための調査を進めてまいります。
つきましては、本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いをいたします。
次に、土地利用関連施策について申し上げます。
仙塩広域都市計画第7回定期見直しにおいて、一般保留地区に位置づけられた工業系の成田二期南地区についてはことし5月に、高屋敷西地区については来年5月の市街化区域編入に向け、手続を進めているところです。
これからもトップセールスによる企業誘致に努め、土地利用の促進を図ってまいります。
次に、住宅・公園・上下水道関連施策について申し上げます。
下水道事業については、経営成績や財政状況を的確に把握し経営の効率化を推進することにより、住民サービスの安定的な継続を図るため、新年度から公営企業会計に移行することといたします。
水道事業については、昭和45年に公営の水道事業がスタートして50年の節目を迎えます。昨年度から工事に着手している鷹乃杜浄水場のり面改修工事については、今年度、東側のり面の工事が完成いたしましたので、新年度は最終工区に着手する計画としております。
公営墓地整備事業については、現在進めている「(仮称)やすらぎパークとみや整備基本設計」が7月末に完了する予定であり、現在、地質調査及び水質・水脈調査を実施しております。
なお、新年度中には、公営墓地に係る特別会計を設置する予定としており、今後、実施設計及び用地取得等に要する費用を予算計上したいと考えております。
次に、自然環境・公園緑地関連施策について申し上げます。
大亀山森林公園の展望台は、整備から30年が経過しようとしております。今年度実施した現況調査の結果、屋根や雨を防ぐルーバー等は落下する可能性があり、利用者の安全を確保するためには多大な修繕費用が必要であることがわかりました。また、今回修繕を行っても骨格の老朽化が振興し、今後さらに大規模な修繕が必要となることから、現存する展望台を解体することとし、今後の利用方法を検討してまいりますので、ご理解、ご協力をお願いいたします。
続きまして、「基本方針-2 教育と子育て環境を誇るまち」に関して実施する主な施策について申し上げます。
初めに、教育・青少年健全育成関連施策について申し上げます。
新年度も、未来を担う子供たちが、安全・安心で快適な学校生活が送れるよう、教育施設の環境改善、設備の改修・更新に取り組んでまいります。
また、今年度より策定作業を行っている「学校施設等長寿命化計画」が、新年度には完了いたします。各施設の中長期的な維持・更新等のコスト把握を行い、トータルコストの縮減及び予算の平準化等を図りつつ、計画内容を参考に、緊急性、改築・改修等の優先順位、実施時期について検討し、適切に取り組んでまいります。
また、幼児教育・保育の無償化の「子育てのための施設等利用給付事業」については、本市といたしましても、幼児教育の重要性を鑑み、保護者の負担軽減、少子化対策の観点などから、給付費の大幅増額での対応となりますが、国の制度に沿って適正に対応してまいります。
次に、教育・国際交流関連施策について申し上げます。
小学校における新学習指導要領による教育課程は、新年度4月からスタートとなります。
新学習指導要領が目指す主体的・対話的で深い学びを実現するために、全ての小中学校で取り組んでいる「学び合い学習」の理解を深める授業研究中心の市内研修会等の実施や、新たに取り組むプログラミング教育を初め、ICT機器を積極的に授業の中で活用することにより、児童・生徒一人一人の学習意欲を高め、基礎基本の確実な定着と思考力・判断力・表現力等の育成を図ってまいります。あわせて、特別の教科道徳や外国語教育の充実に向けた研修会等の開催など、きめ細かな研修支援に引き続き鋭意取り組んでまいります。
また、令和3年度からスタートする中学校の新教育課程においても、新しい時代が求める質の高い教育を実現できるよう準備を進めてまいります。
なお、小中学校のICT環境整備については、これまでも文部科学省が掲げる目標に向けて、タブレット端末の導入などに積極的に取り組んでまいりました。ことし4月には、小学校で2.7人に1台、中学校で2.9人に1台と、国が示す3人に1台の水準を上回る整備がなされる見通しです。さらに、このたび、教育のICT化を後押しする政府の「GIGAスクール構想」の実現に向け、児童生徒1人1台のタブレット端末利用環境を整備するため、小中学校の校内ネットワークを次世代規格に更新することといたしました。
つきましては、本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いをいたします。
次に、生涯学習関連施策について申し上げます。
図書館整備関係については、令和4年度中の開館を目指し、各種取り組みを進めております。
外部資金調達については、全国の皆様のご厚意により、ガバメント・クラウドファンディングとふるさと納税で、1月末現在、1,174万4,800円を調達することができました。新年度については、企業版ふるさと納税の活用を予定しておりますので、企業訪問や広くPR活動を行うなど、さらに外部資金の調達に向けて継続的な取り組みを進めてまいります。
なお、新年度予定している実施設計等に要する経費については、新年度補正予算での対応等を検討しておりますので、よろしくお願いをいたします。
次に、芸術・文化関連施策について申し上げます。
富谷市民俗ギャラリーについては、富谷市まちづくり産業交流プラザへの移転を契機に、市内外からこれまで以上に多くの皆様に訪れていただいております。新年度は、富谷宿開宿400年を迎える記念すべき年ですので、富谷の歴史・文化を振り返り、企画展などの開催を通して広く情報を発信してまいります。
また、第47回マーチングバンド全国大会に富ケ丘小学校と成田東小学校の2校が出場するとともに、富谷マーチングエコーズも22年連続23回目の全国大会出場をなし得たことは、本市にとっても大変喜ばしく、誇りであると思っております。新年度においても「マーチングのまちとみや」を全国に発信していけるよう支援してまいります。
次に、子育て関連施策について申し上げます。
子ども医療費助成事業については、子育て世代の経済的負担のさらなる軽減を図るため、小学4年生以上に設けております所得制限撤廃の準備を進めております。現在、ことし10月の年次更新時からの撤廃に向け、6月定例会での関係条例の上程及び補正予算の計上を見込んでおります。
母子保健事業については、新年度の新たな取り組みとして、出産後も安心して子育てができる支援体制の強化を図るため、ことし10月からの産婦健診助成と産後ケア事業を実施してまいります。
次に、子どもにやさしいまちづくり事業については、モデル検証作業2年目となり、子供が主体的に考え参画できるまちを目指し、「富谷市子どもにやさしいまちづくり宣言」の5つの柱を基本とした富谷市独自の評価項目を設定し、昨年11月の「とみやわくわく子ども会議」で出された子供の意見を生かした検証作業を実施してまいります。
続きまして、「基本方針-3 元気と温かい心で支えるまち」に関して実施する主な施策について申し上げます。
初めに、高齢者支援関連施策について申し上げます。
令和3年度から3カ年を計画期間とする次期「高齢者保健福祉計画・第8期介護保険事業計画」については、計画策定の基礎資料とするため、対象者別に3種類の実態把握調査をことし1月に実施いたしました。今後は、調査結果及び給付分析等をもとに課題を整理し、3年ごとに改定される介護保険料を含む計画の策定に取り組んでまいります。
次に、今年度から令和3年度までの3カ年を実施期間とする地域と施設の支え合いモデル事業「とみサポこころね」については、インフルエンザの流行期に入り、一時休止とする施設もありましたが、委託先である富谷市社会福祉協議会からは入居者の方々に大変好評であるとの報告を受けております。
また、施設コーディネーター、サポーター、施設、それぞれに「振り返りの会」が実施されており、さらに来月には関係者が一堂に会した「振り返りの会」が行われる予定であり、本市といたしましても、新年度のさらなる事業の充実に向け協議を進めてまいります。
次に、健康・保健関連施策について申し上げます。
健康づくりの推進については、各種検診の有効性などの情報提供を行い、受診率向上に努めるほか、さまざまな機会を捉え、関係団体との協力・連携により周知啓発事業を展開し、市民の健康の維持・増進に取り組んでまいります。
また、かねてから検討してまいりました脳検診事業の対象者については、新年度より対象年齢を70歳から75歳に拡大し実施してまいります。
次に、医療関連施策について申し上げます。
国民健康保険事業については、高齢者比率の上昇や医療の高度化等により1人当たりの医療費の増加が見込まれておりますが、国保被保険者が減少傾向にあることから、総医療費も減少する見込みであり、令和2年度国民健康保険特別会計の予算規模については約41億5,000万円となります。
保険者として、被保険者の健康の保持増進及び疾病予防に取り組み、医療の適正化を図りながら、引き続き宮城県と連携の上、国保財政の健全な運営に努めてまいります。
次に、障がい者関連施策について申し上げます。
市民の皆様の障がいに対する理解を深めるため、今月9日、イオンモール富谷において、「みて、きいて、しって 私たちの仕事」と題し、障がい者理解促進研修・啓発事業を開催いたしました。就労支援事業所等の紹介やワークショップ等を行い、当日は多くの市民の皆様に足を運んでいただきました。新年度におきましても、さらに障がいに対する理解を深めていただけるような啓発事業に取り組んでまいります。
また、今年度より開始しました地域生活支援拠点等事業については、「親亡き後の備え」としての体制整備を強化し、「障がい者が住みなれた地域で安心して暮らせるまちづくり」の実現を目指してまいります。
続きまして、「基本方針-4 市民の思いを協働でつくるまち」に関して実施する主な施策について申し上げます。
初めに、防災・救急・消防関連施策について申し上げます。
地域防災計画については、今年度中の完成に向けた修正作業を鋭意進めているところです。
また、防災マップについては、繰り越し事業として、国の被災地における復興まちづくり総合支援事業を活用し、国・県管理河川の洪水浸水想定区域図、土砂災害警戒区域及び土砂災害特別警戒区域に加え、市管理河川の水防法に基づいた洪水浸水想定を含め、作成してまいります。
つきましては、本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いいたします。
次に、防犯・交通安全・消費者保護関連施策について申し上げます。
防犯事業については、今月4日、宮城県防犯協会から本市防犯協会に青色回転灯付き防犯パトロール車の引き渡し式がありました。今後、地域の自主防犯パトロールに活用してまいります。
また、現在、各中学校区に防犯カメラの増設工事を進めておりますが、新年度においても各中学校区に防犯カメラ1台ずつの増設を行い、より安全安心な地域づくりに取り組んでまいります。
次に、人権尊重・男女共同関連施策について申し上げます。
市民一人一人が多様な場で活躍できる男女共同参画社会の実現に向けた動きを加速させるため、全庁挙げて審議会等委員などへの女性登用や、ワーク・ライフ・バランス実践の一層の推進を図り、女性の活躍と魅力ある働き方を進める動きが市全体に広がるよう努めてまいります。
なお、本市の審議会等委員への女性登用率は、平成30年4月1日において、国の算定基準で46.5%と、全国市区町村で第3位の高さでしたが、昨年4月1日においては50.3%とさらに高い水準となっております。
次に、省エネルギー・再生可能エネルギー関連施策について申し上げます。
環境省公募事業「地域連携・低炭素水素技術実証事業」については、実証期間が延長されたことから、新年度におきましても、実証によるデータやノウハウを蓄積し、将来の本格導入に向けて、引き続き共同事業者とともに取り組んでまいります。
また、新年度は宮城県市町村振興総合補助金を活用し、水素エネルギー普及啓発の一環として、昨年12月の開催に引き続き、次世代を担う中・高生の研究発表の場となる「サイエンスキャッスル東北大会」を誘致するほか、今後も趣向を凝らしながら、さまざまな機会を捉えて市民の皆様への水素エネルギーに対する普及に取り組んでまいります。
次に、住民参加・協働関連施策について申し上げます。
市民の声が届く市政とするため開催してまいりました「とみやわくわく市民会議」については、これまでの参加者のご意見を踏まえ、市民の皆様がより気軽に参加していただけるような事業名称への変更を検討しながら、引き続き、対話を通して、市民と市が情報を共有し、市民同士の交流の輪を広げていただく機会として、今年度と同程度の開催を予定し進めてまいります。
市民協働の推進については、新年度に予定している「まちづくりの基本となるルール」の策定に当たり、「とみやわくわく市民会議」などを通して市民の皆様から広くご意見をいただくとともに、識見を有するさまざまなお立場の方々による審議会を設置し、策定作業を進めてまいります。
つきましては、本定例会に関連条例の制定案を提出しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いをいたします。
町内会館の整備については、「(仮称)西成田会館新築工事」を進め、年内の完成を目指し、鋭意取り組んでまいります。
明石地区の会館整備については、現在の建物が築62年を経過しており、このたび、町内会のご協力を得て、建設の準備が整う見通しとなりましたので、新年度、実施設計を行い、令和3年度に建設する方向で進めてまいります。
また、町内会館の維持管理については、原会館及び日吉台一丁目会館の屋根、外壁等の経年劣化等による修繕、日吉台三丁目会館のシロアリ被害による修繕が必要な状況となっていることから、本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いをいたします。
次に、行財政経営関連施策について申し上げます。
今年度で2年目となりました行政改革実施プランについては、議会の皆様を初め、市民の皆様のご理解とご協力のもと、受益者負担の見直しや民間活力の導入など、各プランにおいておおむね順調に進んでおります。新年度は、平成29年度に策定した行政改革基本方針及び実施プランの最終年度となりますので、引き続き、気を緩めることなく、しっかりと取り組んでまいります。
なお、今年度の行政改革実施プランの取り組み状況については、改めて本定例会会期中の議員全員協議会でお示しさせていただきます。
市税については、市民の皆様の納税に対してのご理解とご協力を賜っておりますことに、改めて深く感謝を申し上げます。
市税の歳入については、新年度当初予算におきまして、対前年度比7,299万円増の60億2,160万円を見込んでおり、引き続き公平公正な課税と自主財源確保のため、収納率向上と収入未済額の縮減に努めてまいります。
次に、マイナンバーカードの普及促進については、国においてマイナンバーカードを活用した消費活性化策をことし9月から実施し、また、令和3年3月までには健康保険証としての利用が開始されるなど、ほぼ全ての国民がマイナンバーカードを取得することを踏まえた対策が講じられてまいります。
本市におきましても、国の交付円滑化計画に沿ってスムーズに交付できるよう努めてまいります。
最後に、平成28年10月10日の市制施行時に、私を除く常勤特別職並びに議会議員の報酬額の引き上げ改定を行ってから3年が経過いたしました。その間、市議会におかれましては、令和元年9月から議員定数を2人削減されるなど、市の行財政改革にご理解をいただくとともに、率先して議会改革に取り組んでいただきました。
昨年、県内で施行されました地方議員選挙16選挙区のうち、6選挙区において無投票となるなど、全国的な課題となりつつある地方議員の担い手不足が県内においても危惧される状況となっている中、昨年10月には、市議会から議員報酬の見直しについて要望書をいただきました。
このような状況を鑑みるとともに、平成27年度の特別職給料等審議会の答申附帯事項及び今般の同審議会答申に基づき、常勤特別職給料及び議員報酬を見直すことといたしました。
また、行政職の給料表について、職責に応じた適切な給与処遇のため、役職に応じた級制を明確に整理することといたしました。
つきましては、本定例会に条例改正案を提出しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いをいたします。
以上で、令和2年富谷市議会第1回定例会開会に当たり、新年度の施策の大綱を申し上げ、挨拶とさせていただきます。
済みません。先ほど、冒頭の「第2次財政計画」と私申し上げたようでございますが、「第3次財政計画」でございますので、修正をお願いしたいというふうに思います。ページは、11ページになっております。
続きまして、令和2年第1回富谷議会定例会に提出しております議案についてご説明申し上げます。
議案第1号富谷市協働のまちづくり推進審議会条例の制定については、本市協働のまちづくり推進に関する事項を調査審議するため、富谷市協働のまちづくり推進審議会を設置するに当たり、所要の事項を定めるものでございます。
議案第2号富谷市議会議員の職にあった者の礼遇に関する条例の一部改正については、議員礼遇者の基準等を明文化するため、所要の改正を行うものでございます。
議案第3号富谷市民バス条例の一部改正については、富谷市民バスの利便性向上を図るため、運行日について所要の改正を行うものでございます。
議案第4号富谷市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例の一部を改正する条例については、子ども・子育て支援法の改正に伴い、関連条文等の改正を行うものでございます。
議案第5号職員の給与に関する条例の一部改正については、職責に応じた適切な給与処遇を図るため、行政職給料表を役職に応じた級制となるよう、所要の改正を行うものでございます。
議案第6号議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について及び議案第7号特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正については、それぞれ社会情勢の変化等を考慮し、所要の改正を行うものでございます。
議案第8号富谷市固定資産評価審査委員会条例の一部改正については、行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律の改正に伴い、引用条項等の改正を行うものでございます。
議案第9号富谷市復興産業集積区域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部改正については、東日本大震災復興特別区域法に定められた復興産業集積区域内における固定資産税の課税免除期間を延長するため、所要の改正を行うものでございます。
議案第10号富谷市国民健康保険条例の一部改正については、国民健康保険法の改正に伴い、国保運営協議会委員の定数に関する規定について、所要の改正を行うものでございます。
議案第11号とみや放課後児童クラブ条例の一部改正については、富谷小学校放課後児童クラブの実施場所をこれまでの富谷中央公民館から同校敷地内に完成いたしました放課後児童クラブ棟に変更するに当たり、所要の改正を行うものでございます。
議案第12号富谷市道路占用料等条例及び富谷市公共物管理条例の一部改正については、道路法施行令の改正に伴い、道路占用料等の金額について所要の改正を行うものでございます。
議案第13号富谷市道路の構造の技術的基準等を定める条例の一部改正については、道路構造令の改正に伴い、新たに規定する自転車通行帯に関して所要の改正を行うものでございます。
議案第14号富谷市下水道事業の設置等に関する条例等の一部改正については、地方自治法の改正に伴い、引用条項の改正を行うものでございます。
議案第15号から議案第20号は、令和元年度各種会計補正予算となり、それぞれに一般会計補正予算は、6億7,994万6,000円を増額し156億6,109万6,000円に、国民健康保険特別会計補正予算は、943万6,000円を減額し42億3,310万9,000円に、下水道事業特別会計補正予算は、1,341万円を減額し8億4,616万3,000円に、介護保険特別会計補正予算は、1,311万2,000円を増額し29億3,123万円に、後期高齢者医療特別会計補正予算は、124万5,000円を増額し3億6,446万8,000円に、水道事業会計補正予算の収益的収入は、113万8,000円を増額し11億7,101万9,000円に、収益的支出は、1,252万6,000円を増額し11億6,318万7,000円とするものでございます。
議案第21号から議案第26号は、令和2年度各種会計予算で、それぞれに一般会計予算は、対前年度比で10億5,700万円の増額となる138億1,500万円に、国民健康保険特別会計予算は、対前年度で7,250万円の減額となる41億5,205万1,000円に、介護保険特別会計予算は、対前年度で1,113万7,000円の減額となる28億6,155万円に、後期高齢者医療特別会計予算は、対前年度で2,158万1,000円の増額となる3億7,421万5,000円とするものでございます。
また、来年度より公営企業法の財務に関する規定を適用することで、これまでの下水道事業特別会計は、下水道事業会計予算として収益的及び資本的収支による予算組みとなります。まず、収益的収支の収入は11億2,789万5,000円に、同じく支出は10億5,682万9,000円とし、資本的収支の収入は3億1,094万7,000円に、同じく支出は9億5,271万5,000円とするものでございます。
最後に、水道事業会計予算の収益的収支の収入は対前年度で506万5,000円の減額となる11億3,934万1,000円に、同じく支出は6,513万7,000円の減額となる10億7,302万7,000円に、資本的収支の収入は前年度と同額の3,000円に、同じく支出は1億6,753万円の増額となる3億7,176万4,000円とするものでございます。
議案第27号富谷市道路線の認定については、富谷市富谷湯船沢地区の開発行為に伴う新設道路とあわせ、既存の公衆用道路の市道昇格について認定をお願いするものでございます。
以上、予算外議案15件、予算議案12件の概要を申し上げました。
なお、予算議案につきましては、引き続き、担当より補足説明をさせていただきますので、慎重にご審議賜り、全案件ご可決くださいますよう、お願いを申し上げます。
○議長(渡邊俊一君) それでは、補足説明を求めます。
初めに、企画部長。
○企画部長(木越養一君) それでは、議案第15号令和元年度一般会計補正予算(第8号)及び議案第21号令和2年度一般会計予算について、それぞれご説明申し上げます。
まず、議案第15号です。
別冊の令和元年度各種会計補正予算及び補正予算に関する説明書の2ページをお開き願います。
令和元年度の富谷市の一般会計補正予算(第8号)は、次に定めるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の補正となります。歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ6億7,994万6,000円を追加し、補正後の予算総額を156億6,109万6,000円とするものでございます。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
第2条につきましては、繰越明許費の補正、第3条につきましては、債務負担行為の補正、第4条につきましては、地方債の補正を講じてございます。
次に、6ページをお願いいたします。
第2条関係、繰越明許費の補正です。
上段の追加として15件設定しておりまして、下段の災害復旧関係は2件変更してございます。
7ページをお願いいたします。
第3条関係、債務負担行為の補正となります。
上段の追加は3件設定しており、中段の限度額の変更は2件でございます。
なお、下段の廃止2件につきましては、備考欄に理由を記載しているとおり、それぞれ予算計上が不要になったことによるものでございます。
8ページをお願いいたします。
第4条関係、地方債の補正です。
上段の追加につきましては、小中学校校内通信ネットワーク整備事業の実施に伴う新規借入です。
下段の変更の道路整備事業債につきましては、市道三ノ関大崎線道路改良事業の実施に伴う借入の計上で、その次の臨時財政対策債につきましては、財源調整による減額措置を講じてございます。
続いて、議案第21号令和2年度一般会計予算についてご説明申し上げます。
別冊の令和2年度各種会計予算及び予算に関する説明書の2ページをお願いいたします。
令和2年度富谷市一般会計予算は、次に定めるものでございます。
第1条、予算の総額を138億1,500万円と定めるもので、第2項、予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額については、「第1表 歳入歳出予算」のとおりでございます。
第2条、繰越明許費につきましては、地方自治法第213条第1項の規定に基づき、翌年度に繰り越して使用できる経費を、第2表のとおり定めるものでございます。
第3条、債務負担行為につきましては、同214条の規定に基づき、債務を負担することができる事項、限度額等を第3表のとおり定めるものでございます。
第4条、地方債につきましては、同230条の規定に基づき、起債の目的、限度額等を定めるものでございます。
第5条、一時借入金につきましては、同235条の3第2項の規定に基づき、借入限度額を3億円と定めるものでございます。
第6条、歳出予算の流用につきましては、同220条第2項ただし書きの規定に基づき、各項に計上した給料、職員手当等及び共済費に当たる予算額に過不足を生じた場合に限り、同一款内の各項の間の流用に認めるものでございます。
続いて、7ページをお願いいたします。
第2条関係です。繰越明許費を1件、設定してございます。
8ページをお願いいたします。
第3条関係、債務負担行為を13件設定してございます。
9ページをお願いいたします。
第4条関係、地方債でございます。
1の一般補助施設整備等事業債につきましては、(仮称)富谷宿観光交流ステーション整備に伴うもので、2の道路整備事業債につきましては、市道穀田三ノ関線の整備や橋梁補修などの財源として計上してございます。3の臨時財政対策債につきましては令和元年度の発行可能額に地方財政計画での伸び率を勘案し計上してございます。
説明は以上です。よろしくお願いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 次に、保健福祉部長。
○保健福祉部長(中山高子君) まず、国民健康保険特別会計からご説明申し上げます。
それでは、議案第16号令和元年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)及び議案第22号令和2年度富谷市国民健康保険特別会計予算について、それぞれご説明申し上げます。
まず、議案第16号でございます。
別冊、令和元年度各種会計補正予算及び補正予算書に関する説明書、68ページをお開き願います。
令和元年度富谷市の国民健康保険特別会計の補正予算(第4号)は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ943万6,000円を減額し、補正後の予算総額を42億3,310万9,000円とするものでございます。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
69、70ページをお願いいたします。
歳入につきましては、1款国民健康保険税が、徴収率及び調定額の伸びにより追加し、6款2項基金繰入金は、保険基盤安定負担金など各種負担金の額確定により減額し、財源調整をするものでございます。
歳出につきましては、1款総務費及び5款保険事業費は、事業完了及び見込みにより不用額を減額し、3款国民健康保険事業費納付金につきましては、国保税保険基盤安定負担金の額変更に伴う財源補正でございます。
続いて、議案第22号令和2年度富谷市国民健康保険特別会計予算についてご説明申し上げます。
別冊、令和2年度各種会計予算及び予算に関する説明書、210ページをお開き願います。
令和2年度富谷市の国民健康保険特別会計の予算は、次に定めるところによるものでございます。
第1条第1項、予算の総額を41億5,205万1,000円と定めるもので、2項、歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、「第1表 歳入歳出予算」によるものでございます。
第2条、一時借入金につきましては、地方自治法第235条の3第2項の規定に基づき、借入限度額を2億円と定めるものでございます。
第3条、歳出予算の流用につきましては、地方自治法第220条第2項ただし書きの規定に基づき、各項に計上した給料、職員手当及び共済費に係る予算額に過不足が生じた場合に限り、同一款内での各項の間の流用を認めるものでございます。
211、212ページをお願いいたします。
まず、歳入につきまして、1款国民健康保険税は、被保険者の減少に伴いまして、対前年度比2,595万7,000円減の6億2,296万3,000円を見込んだところでございます。
4款県支出金につきましては、保険給付費等の財源として交付されるもので、30億6,196万5,000円を見込んだところでございます。
6款2項基金繰入金につきましては、歳出総額から歳入総額を差し引いた不足分が2億141万円となったことから、その不足分の額について財源調整基金から繰り入れすることにより財源調整を図り、予算編成をしたところでございます。
次に、歳出でございます。
2款保険給付費につきましては、国・県から示された諸経費等をもとに算定したもので、30億602万8,000円を見込んだところでございます。
3款国民健康保険事業費納付金につきましては、県における本算定の結果、10億298万8,000円と示され、その額について計上したところでございます。
以上、概要説明とさせていただきます。
なお、当初予算の詳細につきましては、予算審査特別委員会におきまして、改めて担当課長から説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。
続きまして、介護保険特別会計になります。
それでは、議案第18号令和元年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第4号)及び議案第23号令和2年度富谷市介護保険特別会計予算について、それぞれご説明申し上げます。
まず、議案第18号でございます。
別冊、令和元年度各種会計補正予算及び補正予算に関する説明書の100ページをお開き願います。
令和元年度富谷市の介護保険特別会計の補正予算(第4号)は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,311万2,000円を追加し、補正後の予算総額を29億3,123万円とするものでございます
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出補正予算」によるものでございます。
101、102ページをお願いいたします。
歳入につきましては、1款保険料は、実績等により減額し、3款国庫支出金は、国庫補助金の交付決定により追加するものでございます。また、8款繰入金は、1,155万3,000円を追加し、財源調整するものでございます。
次に、歳出につきましては、2款保険給付費は、要支援者の通所リハビリ費の増や高額介護サービス費の上限額の低い方が増加したことにより増額し、3款地域支援事業費は、総合事業の訪問型サービス「まごの手」や介護予防普及啓発事業「サロンより愛」の利用者が当初見込みよりも減となったことにより減額するものでございます。
続いて、議案第23号令和2年度富谷市介護保険特別会計予算について、ご説明申し上げます。
別冊、各種会計予算及び予算に関する説明書252ページをお開き願います。
令和2年度富谷市の介護保険特別会計の予算は、次に定めるところによるものでございます。
第1条第1項、予算の総額を28億6,155万円と定めるもので、第2項歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、「第1表 歳入歳出予算」によるものでございます。
第2条、一時借入金につきましては、地方自治法第235条の3第2項の規定に基づき、借入限度額を2億円と定めるものでございます。
253、254ページをお願いいたします。
初めに、介護保険事業につきましては、現在、第7期介護保険事業計画に基づき、事業を推進しているところであり、予算編成に当たりましては、2年間の実績等を踏まえて計上しているものでございます。
まず、歳入につきまして、1款保険料は、第1号被保険者の増加に伴い、対前年度比400万円増の7億6,210万円を見込んだところでございます。
3款から5款及び8款につきましては、歳出の介護給付費及び地域支援事業費に係るそれぞれの法定負担分の計上でございます。
次に、歳出でございます。
2款保険給付費につきましては、実績等に基づき、対前年度比2,629万4,000円減の26億2,306万6,000円を見込んだところでございます。
3款地域支援事業費につきましては、1億4,595万2,000円を計上し、2年間の実績等を踏まえ、ほぼ前年並みとしたものでございます。
以上、概要説明とさせていただきます。
続きまして、後期高齢者医療特別会計になります。
それでは、議案第19号令和元年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)及び議案第24号令和2年度富谷市後期高齢者医療特別会計予算について、それぞれご説明申し上げます。
まず、議案第19号でございます。
別冊、令和元年度各種会計補正予算及び補正予算に関する説明書、116ページをお開き願います。
令和元年度富谷市の後期高齢者医療特別会計の補正予算(第3号)は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ124万5,000円を追加し、補正後の予算総額を3億6,446万8,000円とするものでございます。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
117、118ページをお願いいたします。
歳入につきましては、1款後期高齢者医療保険料は、保険料の調定額が当初見込みを上回ったことにより追加、3款繰入金は、保険基盤安定負担金の額確定及び事業完了見込みにより減額するものでございます。
歳出につきましては、1款総務費は、事業完了見込みにより不用額を減額し、2款後期高齢者医療広域連合納付金は、保険料納付額の増により追加するものでございます。
続きまして、議案第24号令和2年度富谷市後期高齢者医療特別会計予算についてご説明申し上げます。
別冊、令和2年度各種会計予算及び予算に関する説明書、229ページをお開き願います。
令和2年度富谷市の後期高齢者医療特別会計の予算は、次に定めるところによるものでございます。
第1条第1項、予算の総額を3億7,421万5,000円と定めるもので……。
申しわけございません。説明書の292ページとなります。
第2項、歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、「第1表 歳入歳出予算」によるものでございます。
第2条、一時借入金につきましては、地方自治法第235条の3第2項の規定に基づき、借入限度額を5,000万円と定めるものでございます。
293、294ページをお願いいたします。
まず、歳入につきまして、1款後期高齢者医療保険料は、宮城県後期高齢者医療広域連合において、令和2年度、3年度の保険料率改定に基づいての算定及び被保険者の増により、2億8,221万7,000円を見込んだところでございます。
3款繰入金につきましては、主に保険基盤安定繰入金及び後期高齢者医療に係る諸経費として9,136万5,000円を見込んだものでございます。
次に、歳出でございます。
2款後期高齢者医療広域連合納付金につきましては、被保険者の増により、保険料及び保険基盤安定負担金の増が見込まれたことから、3億4,789万5,000円を見込んだところでございます。
以上、概要説明とさせていただきます。
なお、当初予算の詳細につきましては、予算審査特別委員会におきまして、改めて担当課長から説明させていただきますので、よろしくお願い申し上げます。
○議長(渡邊俊一君) 次に、建設部長。
○建設部長(伊藤 正君) それでは、議案第17号令和元年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第4号)及び議案第25号令和2年度富谷市下水道事業会計予算について、それぞれご説明申し上げます。
まず、議案第17号についてご説明申し上げます。
令和元年度各種会計補正予算及び補正予算に関する説明書の84ページをお願いいたします。
令和元年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第4号)は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ1,341万円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ8億4,616万3,000円とするものでございます。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
第2条につきましては繰越明許費の設定を、第3条につきましては地方債の補正を講じております。
87ページをお願いいたします。
第2条関係、繰越明許費の設定です。
第2表、繰越明許費は、明石台汚水中継ポンプ場建設事業について、450万円とするものでございます。
次のページをお願いいたします。
第3表、地方債補正は、流域下水道建設事業債について110万円を減額して2,280万円に、公共下水道建設事業債については590万円を減額して4,010万円とするものでございます。
下水道事業特別会計補正予算に関する説明は以上でございます。
続きまして、議案第25号令和2年度富谷市下水道事業会計予算について、ご説明申し上げます。
令和2年度各種会計予算及び予算に関する説明書の308ページをお願いいたします。
下水道事業につきましては、令和2年度から地方公営企業法を適用し、公営企業会計を採用することといたします。
それでは、ご説明いたします。
第1条、令和2年度富谷市下水道会計の予算は、次に定めるところによるものでございます。
第2条、業務の予定量は、処理区域内人口が5万803人、年間処理水量が545万6,469立方メートル、1日平均処理水量が1万4,949立方メートルを見込んでおります。
第3条、収益的収入及び支出につきましては、下水道事業の経営活動の予定額であり、収入の第1款公共下水道事業収益は、11億2,789万5,000円でございます。これに対し、支出の第1款公共下水道事業費用は、10億5,683万9,000円でございます。
第4条、資本的収入及び支出につきましては、施設の整備等に係るもので、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額1億4,076万8,000円は、当年度消費税及び地方消費税資本的収支調整額1,248万3,000円、引継金1,282万円、引継未収金1,438万8,000円、当年度分損益勘定留保資金8,909万6,000円及び当年度分利益剰余金処分金1,198万1,000円で補塡するものでございます。
収入の第1款資本的収入は3億1,194万7,000円でございます。
次のページをお願いいたします。
支出の第1款資本的支出は4億5,271万5,000円でございます。
第4条の2、特例的収入及び支出につきましては、当該事業年度に属する債権及び債務として整理する未収金は6,299万円、未払金は2,268万9,000円でございます。
第5条、企業債につきましては、起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法を定めるものでございます。
第6条、一時借入金の限度額につきましては、1億円と定めるものでございます。
第7条、予定支出の各項の経費の金額の流用は、営業費用と営業外費用の間のみ可能であることを定めるものでございます。
第8条、議会の議決を経なければ流用することができない経費につきましては、職員の給与費で2,216万1,000円とするものでございます。
第9条、利益剰余金の処分につきましては、第4条資本的収入及び支出でご説明しました不足する額の補塡に充てるため、当年度利益剰余金のうち、1,198万1,000円を減債積立金に積み立てることとするものでございます。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 次に、上下水道課長。
○上下水道課長(齋藤英夫君) それでは、議案第20号令和元年度富谷市水道事業会計補正予算及び議案第26号令和2年度富谷市水道事業会計の予算について、それぞれご説明申し上げます。
初めに、議案第20号につきまして、別冊、令和元年度各種会計補正予算及び補正予算に関する説明書の130ページをお開き願います。
第1条、令和元年度富谷市水道事業会計の補正予算(第4号)は、次に定めるものでございます。
第2条、予算第3条に定めた収益的収入及び支出の予定額を次のとおり補正するもので、収入、第1款水道事業収益、113万8,000円を追加しまして11億7,101万9,000円とするもので、支出、第1款水道事業費用、1,252万6,000円を追加まして11億6,318万7,000円とするものでございます。
143ページをお願いします。
令和元年度富谷市水道事業会計補正予算実施計画明細書にてご説明申し上げます。
収入。
1款1項4目雑収益22万円は、主な要因としまして、給水管破損事故の損害賠償金となっております。5目長期前受金戻入れ91万8,000円は、平成30年度に高屋敷土地区画整理事業及び明石台四丁目開発で受贈しました配水管及び給水管分となっております。
支出。
1款1項5目総係費443万4,000円は、貸倒引当金繰入額となっております。6目減価償却費800万7,000円は、過年度と今年度見直しした有形固定資産減価償却費となっております。7目資産減耗費8万5,000円は、公用車買いかえによる固定資産除却費となってございます。
続きまして、議案第26号令和2年度富谷市水道事業会計予算について、ご説明申し上げます。
別冊、各種会計予算及び予算に関する説明書の332ページをお願いします。
第1条、令和2年度富谷市水道事業会計の予算は次に定めるところによるものでございます。
第2条、業務の予定量は次のとおりで、1、使用給水件数1万7,747件。2、年間総給水量505万3,945立方メートル。3、1日平均給水量1万3,846立方メートル。
第3条、収益的収入及び支出の予定額は次のとおりで、収入、第1款水道事業収益11億3,934万1,000円、支出、第1款水道事業費用10億7,302万7,000円と定めるものでございます。
第4条、資本的収入及び支出の予定額は次のとおり定めるもので、収入、第1款資本的収入3,000円、支出、第1款資本的支出3億7,176万4,000円とするもので、不足する3億7,176万1,000円は損益勘定留保資金で補塡するものとします。
次のページをお願いします。
第5条、予定支出の各項の経費の金額を流用することができる場合は次のとおり、営業費用と営業外費用と定めるものでございます。
第6条、議会の議決を経なければ流用することができない経費、職員給与費4,663万4,000円と定めるものでございます。
第7条、一般会計からの補助を受ける金額は、児童手当に係る補助として45万6,000円でございます。
第8条、棚卸資産購入限度額は、1,118万5,000円と定めるものでございます。
説明は以上となります。よろしくお願いします。
○議長(渡邊俊一君) 特別委員会設置まで進めます。
日程第5 議案第15号 令和元年度富谷市一般会計補正予算(第8号)
○議長(渡邊俊一君) 日程第5、議案第15号令和元年度富谷市一般会計補正予算(第8号)を議題といたします。
ここでお諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第15号については、富谷市議会委員会条例第5条及び富谷市議会先例集96の規定により、議長を除く議員全員で構成する補正予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、議案第15号については、補正予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定をいたしました。
この際、補正予算審査特別委員会の委員長及び副委員長を選任していただくため、暫時休憩といたします。
午前11時24分 休憩
午前11時25分 再開
○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
補正予算審査特別委員会の委員長及び副委員長が選任されましたので、その結果をご報告いたします。
委員長に畑山和晴君、副委員長に安住稔幸君が選任されました。よって、本案件は補正予算審査特別委員会の議題といたします。
ここで補正予算審査特別委員会を開催するための暫時休憩といたします。
午前11時25分 休憩
午後 2時40分 再開
○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
ただいま補正予算審査特別委員会委員長より審査結果報告書の提出がありました。よって、富谷市議会会議規則第39条の規定により、審査結果の報告を求めます。補正予算審査特別委員会委員長畑山和晴君、登壇願います。
○補正予算審査特別委員会委員長(畑山和晴君) 補正予算審査特別委員会審査結果報告書。
令和元年度富谷市一般会計補正予算(第8号)につきましては、本日2月20日の本会議において、その補正予算審査のため、議長を除く議員全員で構成する補正予算審査特別委員会が設置されました。
補正予算審査特別委員会は、2月20日に開催し、議案第15号令和元年度富谷市一般会計補正予算(第8号)について、慎重に審議を行いました。その結果、賛成全員により、原案のとおり可決すべきものと決定されました。
以上、補正予算審査特別委員会の報告といたします。
令和2年2月20日、補正予算審査特別委員会委員長、畑山和晴。
○議長(渡邊俊一君) これより委員長報告に対する質疑及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。
これより議案第15号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。本案に対する委員長の報告は可決するべきものであります。委員長報告のとおり本案を可決することに賛成議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(渡邊俊一君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第6 議案第11号 とみや放課後児童クラブ条例の一部改正について
○議長(渡邊俊一君) 日程第6、議案第11号とみや放課後児童クラブ条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第11号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第7 議案第18号 令和元年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第4号)
○議長(渡邊俊一君) 日程第7、議案第18号令和元年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第4号)を議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第18号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第 9 議案第22号 令和2年度富谷市国民健康保険特別会計予算
日程第10 議案第23号 令和2年度富谷市介護保険特別会計予算
日程第11 議案第24号 令和2年度富谷市後期高齢者医療特別会計予算
日程第12 議案第25号 令和2年度富谷市下水道事業会計予算
○議長(渡邊俊一君) 日程第8、議案第21号から日程第13、議案第26号まで、富谷市議会会議規則第35条の規定により、一括議題といたします。
ここでお諮りいたします。
ただいま議題となっております令和2年度富谷市各種会計予算については、富谷市議会委員会条例第5条及び富谷市議会先例集96の規定により、議長を除く議員全員で構成する予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、令和2年度富谷市各種会計予算については、予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定をいたしました。
この際、予算審査特別委員会の委員長及び副委員長を選任していただくため、暫時休憩といたします。
午後2時46分 休憩
午後2時46分 再開
○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
予算審査特別委員会の委員長及び副委員長が選任されましたので、その結果を報告いたします。
委員長に出川博一君、副委員長に菅原福治君が選任されました。よって、本案件は予算審査特別委員会の議題といたします。
ここでお諮りいたします。
議案調査のため、あす21日から3月1日までの10日間を休会としたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、あす21日から3月1日までの10日間を休会とすることに決定をいたしました。
なお、3月2日の本会議は、午前10時からの開会といたします。
これで本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでございました。
午後2時48分 散会
○委員長(畑山和晴君) 皆さん、こんにちは。
本日の出席委員は17名であります。定足数に達しますので、「補正予算審査特別委員会」を開会いたします。
本日2月20日の本会議におきまして、『議案第15号』「令和元年度富谷市一般会計補正予算(第8号)」の審査のために本委員会が設置されました。慎重な審議をお願いいたしまして、開会の挨拶といたします。
直ちに本日の会議を開きます。
補正予算審査特別委員会の日程について
○委員長(畑山和晴君) 本委員会の審査日程につきまして、お手元に配付の次第のとおりといたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
○委員長(畑山和晴君) 異議なしと認めます。よって、本委員会の審査日程は、次第のとおり行うことに決定いたしました。
なお、総務常任委員会及び産業建設常任委員会所管の補正予算について審議した後、執行部を入れかえ、教育民生常任委員会所管の補正予算について審議いたすことといたします。
本委員会の質疑については、慣例により一問一答方式により行いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり)〕
○委員長(畑山和晴君) 異議なしと認めます。よって、一問一答方式により質疑を行うことといたします。
なお、質問者及び答弁者は、要領よく簡潔な質問と答弁、そしてスムーズな議事進行にご協力くださるようお願いいたします。
○委員長(畑山和晴君) 直ちに、議案第15号令和元年度富谷市一般会計補正予算(第8号)を議題といたします。
なお、これより一般会計のうち市長公室、企画部、総務部、市民生活部、会計課、議会事務局、監査委員事務局、経済産業部及び建設部の所管に属する補正予算について審議をいたします。
なお、説明につきましては既に受けておりますので、説明を省略し、直ちに質疑に入ります。質疑についてはページ、款項目を明示され、簡潔に行ってください。
それでは、質疑ございませんか。藤原委員。
○委員(藤原 峻君) まず、19ページの歳入につきまして質問させていただきます。
市税のほうが、個人税、法人税、固定資産税とかなりふえているんですけれども、こちらのふえた要因というものの詳細な説明をお願いいたします。
○委員長(畑山和晴君) 税務課長。
○税務課長(泉川潤哉君) 当初予算を組む時点では、12月ごろになっておりますので、その後、償却資産の申告、それから、所得税の申告ございまして、そこで所得がふえたということと、あと、想定していなかった償却資産の申告があったということで、大きくふえた要因となっております。
○委員長(畑山和晴君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 明石台の宅地開発のほうも進んでいるかと思うんですけれども、そちらのほうの要因というのは、こちらには入っていたか、お伺いいたします。
○委員長(畑山和晴君) 税務課長。
○税務課長(泉川潤哉君) 今年度、大分建ちまして、来年度の当初では見込んでおりますが、今回の補正のほうでは余り影響は出ておりません。
○委員長(畑山和晴君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 今年度も恐らく市税のほう、ふえていくと思うのですが、予算のほうにもあったんですけれども、今後の見通しとしてはどういう感じになっていくのか、見解をお伺いいたします。
○委員長(畑山和晴君) 税務課長。
○税務課長(泉川潤哉君) 予算の話になるかと思うんですけれども、来年度予算、通常ですと毎年市税のほうで1億円ほどずつ上乗せにはなっておるんですが、今回、7,000万円ほどということで、法人税率の減額の改定がありましたので、そこで3,000万円ほど減にしているというところで、その後、再来年度はまたどうなるかというところなんですけれども、とりあえず、通常よりは減少の幅になっております。
○委員長(畑山和晴君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 続きまして、42ページ。
こちらの3款3項1目、高齢者・障がい者交通対策事業の……
○委員長(畑山和晴君) 藤原委員、それは入っておりません。
○委員(藤原 峻君) 次でしたか。済みません。
○委員長(畑山和晴君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) それでは、ページの54ページ……
○委員長(畑山和晴君) マイクお願いします。
○委員(菅原福治君) ページの54ページの13節委託料、防災啓発事業、防災マップについてお伺いいたします。
ハザードマップということでございますが、ハザードマップというのは、自分が今被害を受ける可能性があるのか、安全なのかというような、その辺を予測するのがハザードマップだと思いますが、このハザードマップには、先ほども市長の方針にも若干ありましたけれども、具体的にちょっと内容を、その中身の項目というのかな、その中身を具体的に教えていただきたいなと思います。
○委員長(畑山和晴君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 中身につきましては、国・県の洪水浸水想定区域図を一応もとにさせていただいて、プラスに準用河川、市の管理河川4つほどあるんですけれども、そちらを水防法に照らし合わせた調査をしていただいて、それも国・県と同じような形であらわすというふうな形で今回考えてございます。
なお、あと、プラスで土砂災害警戒区域、本年3月をもって県の土木事務所のほうで公表が全て終わるというふうに聞いてございますので、その危険箇所のイエロー・レッドゾーン、そういったものも入れさせていただくというふうに一応考えてございます。
なお、あと、いろいろ土砂関係とか、そういったものの注意とか、そういったものもマイページのほうで皆様にお知らせをして、注意をしてくださいというふうなものも盛り込みながら、一応作成をするというふうな形で計画をしてございます。
○委員長(畑山和晴君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) わかりにくかったんですけれども、中身は河川、川関係と土砂災害、この2つ。地震とかというのは、難しいんでしょうけれども、入るんですか。お伺いします。
○委員長(畑山和晴君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) ハザードマップとしては、地震はちょっとなかなか見込めないので、先ほど議員さんがおっしゃられたとおり、洪水関係と土砂災害、そういった区域を図面のほうに入れさせていただくこととしております。
○委員長(畑山和晴君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) 今回の19号でもいろいろ全国でありましたけれども。やっぱりハザードマップというのは非常に大切だということで、ただ、その中で注意点も若干上がっていたように思いました。自然災害というのは想定を超える部分ありますので、ハザードマップをうのみにしていて、今度、被害に遭ったというような部分もあるので、ハザードマップを超える部分もあると、それはゼロではないというような部分もやっぱりどこかに明記したほうがいいんじゃないかなと、注意としてね。その辺はどう考えているのか、お伺いいたします。注意点を載っけられるのか、載っけられないのか。
○委員長(畑山和晴君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 当然、あくまでも想定での図面になりますので、予想を超える場合がありますので、そういったもの、表現としてはちょっとまだ決まってはございませんけれども、図書のほうには盛り込みたいなというふうには考えてございます。
○委員長(畑山和晴君) ほかに質疑ございませんか。安住委員。
○委員(安住稔幸君) 7ページ、債務負担行為補正についてお聞きいたします。
追加で地域おこし協力隊活動支援業務というものが1,200万円上がっております。たしか、フェイスブックのほうにでしたか、その方たちが決まったのか、わかりませんが、富谷塾のほうですか、TOMI+のほうに行きまして、何か交流というか、そういったものを図ったというようなことが出ておりました。
この地域おこし協力隊、今現在の状況と、今後どのように進めていくか、お聞かせ願います。
○委員長(畑山和晴君) 一問一答なので。
○委員(安住稔幸君) 現状をお願いします。
○委員長(畑山和晴君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 地域おこし協力隊につきましては、新年度からの新たな事業として取り組むこととしております。委員からもお話がありましたが、先週の金曜日から日曜日までということで、「おためし」ツアーということで、本市での地域おこし協力隊の募集を検討していただく方について「おためし」のツアーを実施したところ、4名の方にご参加をいただいております。
現在のところは、正式な募集ということで、3月5日までの募集期間を設けて募集をさせていただいているところでございます。
○委員長(畑山和晴君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) それでは、新年度に絡むでしょうが、今後についてはどのようにお考えなさっているんでしょうか。具体的にどのように進めるか、よろしくお願いします。
○委員長(畑山和晴君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 新年度におきましては3名の方の採用を予定しております。こちらの限度額でありますように、お一方400万円、こちらは特別交付税の算定の範囲内で、3名ということで1,200万円の予算を計上させておりますので、3名の採用を予定しております。うち、2名につきましては、今回、整備を進めておる観光交流ステーションを主なフィールドとした活動、もう一方につきましては、TOMI+、産業交流プラザをメーンとしたフィールドでの活動ということで、3名の募集をしているところでございます。
○委員長(畑山和晴君) ほかに質疑ございませんか。菅原委員。
○委員(菅原福治君) ちょっと忘れていたんですけれども、ページの31ページの企画費の15節の工事請負費、先ほどの観光交流ステーションとも関連あるんですが、寄附を受けた蔵の改修ということになっておりますが、追加費用だということですが、これは何のための費用なのか教えていただきたいんですが。
○委員長(畑山和晴君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 現在、観光交流ステーションについて、整備工事を進めております。その中の土蔵につきまして改修工事を行っておりますが、改修工事に着手後に、土台の腐食によります耐震強度不足、これが判明したところでございます。そうしましたところから、安全性、耐震性を確保するための追加での改修工事を行うということで、その経費について計上をさせていただいたものでございます。
○委員長(畑山和晴君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) それと、10月オープンということですが、これの現在の進捗、ちょっと教えていただきたいんですが。
○委員長(畑山和晴君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 今の進捗状況は、全体で40%という形になっておりまして、蔵という形のことで、今後、補正させていただいて整備をしていくという形のことで、3月末を、6月末の完成という形のことで今計画しておりますので、6月末の全体的な工事の完了という形のことで今計画しておるところでございます。
○委員長(畑山和晴君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) 観光交流ステーションですから、交流人口をふやそうということでございますが、ここは富谷宿と観光交流ステーションが交流人口のふえることだと思うんですが、これで、かねてより要望のあった、内ケ崎さんの別邸と酒屋さん、これの公開の状況というのは、交渉されているんでしょうけれども、どういう状況なのか。やっぱりここがないといま一つだと思うんですけれども、その辺の状況について、お伺いいたします。
○委員長(畑山和晴君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 内ケ崎家の別邸につきましては、一時期、公開ということでしていただいた時期もありますけれども、現在のところは公開にはなっていないところでございます。市といたしましても、貴重な資源ということは認識しておりますので、所有者の意向も踏まえつつ、協議を進めていければなというふうには考えているところでございます。
○委員長(畑山和晴君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) 最後です。
やっぱりここをオープンしていただかないと、観光、観光といってもなかなか盛り上がらないと思うんですね。やっぱり、酒蔵、宮城県で最古、それと別邸は庭が物すごくきれいだと。四季折々きれいだというのを聞いておりますので、やっぱりその辺のルートが確保されないと、確保されれば、逆に言えば、本当に盛り上がるのではないかなと。何かもったいない。あそこでだけで終わってしまう可能性も、観光ステーションだけで終わってしまうというのはまずいんですね。やっぱり流れというか、ルートがないとなかなか盛り上がらないんじゃないかなと思いますので、ぜひ、交渉いただいて、確かに大変なんでしょうけれども、交渉いただいて、オープン、公開していただけるように努力していただけないでしょうか、お伺いいたします。
○委員長(畑山和晴君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) そのように努力してまいります。
○委員長(畑山和晴君) ほかに質疑ございませんか。金子委員。
○委員(金子 透君) 58ページ、台風19号の災害復旧費の件について、二、三、質問いたします。
市長挨拶で、被災箇所の76%の復旧工事を発注したということでありましたけれども、その発注した工事の完成時期、わかれば、完了時期を教えていただきたい。
○委員長(畑山和晴君) 災害復旧費の農業用施設災害復旧費なのか、都市計画施設災害復旧費なのか。
○委員(金子 透君) 58ページの恐らく750万円ということだと思うんですけれども、災害復旧費。
○委員長(畑山和晴君) 都市計画施設ということですね。都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) こちらのほうにつきましては、成田ののり面という形のことで、今回750万円を入れさせていただいております。こちらのほうについては、これからの事業ということになりますので、3月の発注という形のことで、5月ころから始まって、5、6、7月ということで3カ月くらいで、そのくらいで完了という形で考えておるところでございます。
○委員長(畑山和晴君) 金子委員。
○委員(金子 透君) その上の、今度、農業関連のほうも、あわせて、復旧完了の時期等々、お知らせください。
○委員長(畑山和晴君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 農業関係の施設等の復旧につきましては、年度内を復旧完了ということで目指しているというところでございます。しかしながら、天候等、そういったことによりまして左右されて、若干、年度内には完了できないというものも出ることが想定される場合もございます。
○委員長(畑山和晴君) 金子委員。
○委員(金子 透君) 全体での災害復旧の76%の復旧工事の発注という理解でよろしいんでしょうけれども、農業関連に特化して言えば、それで全体の工事が終わりですか。それとも、まだ残が、災害復旧に関して残が残るのかどうか。
○委員長(畑山和晴君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 実は、国庫補助を使って行います復旧事業につきましては、年度をまたいで来年度、実施するという方向で計画をしているところでございます。
○委員長(畑山和晴君) 金子委員。
○委員(金子 透君) 当然、農業者の作付作業等々に支障のないような復旧でやっているという認識でよろしいですか。
○委員長(畑山和晴君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 委員のおっしゃるとおりでございます。
○委員長(畑山和晴君) 金子委員。
○委員(金子 透君) それでは、もう1件だけ。
52ページ。市営住宅維持管理事業956万8,000円の減額補正となっておりますけれども、その内容をお知らせください。
○委員長(畑山和晴君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) こちらにつきましては、長寿命化計画という形のことで、今、年次計画のもと、屋根と外壁の塗装、あとはフェンスという形で実施しているんですけれども、そちらのほうの請差によるものでございます。
○委員長(畑山和晴君) 金子委員。
○委員(金子 透君) 工事請負費のフェンスと塗装工事、それぞれ370何万円、600何万円の減額分がこれだということだと思うんですけれども、2つの工事あるんですけれども、2つ一緒に聞いていいですか。それとも、別々に聞きますか。
○委員長(畑山和晴君) 一問一答なので。
○委員(金子 透君) それでは、フェンス設置工事の設計予定価格と落札額をお知らせください。
○委員長(畑山和晴君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) こちらのほうが、設計額が670万円という形のもののときに300万円弱で落ちたという形のものでございます。
○委員長(畑山和晴君) 金子委員。
○委員(金子 透君) それでは、塗装工事も同じように、設計予定価格と落札額、できれば落札率もお願いいたします。
○委員長(畑山和晴君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 設計額が1,490万円ほどになりまして、落札額が……、済みません、ちょっと計算させていただきます。60%という形になっております。
○委員長(畑山和晴君) この際、午後1時まで休憩します。
午後0時00分 休憩
午後1時00分 再開
○委員長(畑山和晴君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
ほかに質疑ございませんか。渡邊清美委員。
○委員(渡邊清美君) ページ数が49ページなんですが、土木費の中で、市道三ノ関大崎線の道路改良工事があるんですけれども、これ、道路の幅を広げるということだったんですけれども、詳しい工事の内容を教えてください。
○委員長(畑山和晴君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 市道三ノ関大崎線につきましては、現在のところ、道路の計画幅につきましては、車道3メートルの2車線道路、それから、路肩を片側1.25メートルで考えてございます。トータル8.5メートルの幅員の市道の計画を立てているところでございます。
○委員長(畑山和晴君) 渡邊清美委員。
○委員(渡邊清美君) その道路の幅なんですけれども、水路が通っていると思うんですけれども、それはどのようになるのか教えてください。
○委員長(畑山和晴君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 水路の部分につきましては、道路は水路側のほうに拡幅を計画しておりますので、水路は移設という考えでございます。
○委員長(畑山和晴君) 渡邊清美委員。
○委員(渡邊清美君) あそこの道路なんですけれども、二度ほど水害で水が上がって、三ノ関会館も水が上がるということだったんですけれども、水害の対策とかは考えていないんですか。
○委員長(畑山和晴君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 水害の対策につきましては、市道に関してのことでございますけれども、冠水する箇所におきまして、約1メートルから2メートル程度、道路をかさ上げするという計画でございます。
○委員長(畑山和晴君) ほかに質疑ございませんか。高橋委員。
○委員(高橋正俊君) 32ページの会館の工事についてでございますけれども……。一問一答でしたよね。
○委員長(畑山和晴君) はい。
○委員(高橋正俊君) 工事に当たった経緯、例えば地域から要望が上がってこの工事に至ったのか。その辺のちょっと内容を、経緯をお聞きします。
○委員長(畑山和晴君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) まず、原会館の屋根等改修工事につきましては、こちらは町内会からの要望が上がっております。また、こちら、20年以上経過した建物につきましては、市で独自に定期点検という形で屋根と外壁の点検をしておりまして、経年劣化の激しい建物から順に改修をしていくということで考えております。
○委員長(畑山和晴君) 高橋委員。
○委員(高橋正俊君) 日吉台一丁目の会館の屋根改修工事ですけれども、予算的に425万7,000円という予算なんですけれども、屋根だけじゃなくて、外壁も、その工事の内容をお知らせ、お願いします。
○委員長(畑山和晴君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) 基本的には、屋根と外壁の塗装ということで考えております。また、バリアフリー改修ということで、外構のスロープ設置ということもあわせて工事の内容に含んで考えております。
○委員長(畑山和晴君) 高橋委員。
○委員(高橋正俊君) 日吉台一丁目会館、築何年ぐらいになるんですかね。
○委員長(畑山和晴君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) こちらは平成4年3月に建築しておりまして、築経過年数が27年となっております。
○委員長(畑山和晴君) 高橋委員。
○委員(高橋正俊君) ほかの会館も同じなんでしょうけれども、日吉台一丁目の会館にだけ、ちょっとお聞きしますけれども、今まで27年間、こういう工事はなされていたのか、お伺いします。
○委員長(畑山和晴君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) 日吉台一丁目会館につきましては、今回の改修工事が初めてということになります。
○委員長(畑山和晴君) 高橋委員。
○委員(高橋正俊君) このぐらいの年数たっている会館というのは、富谷市には多分ここだけじゃなくて、もっとほかにもあると思うんですけれども、やっぱりこういう工事をするのには、地域から要望が上がってからしかやらないという考えなんでしょうか、お伺いします。
○委員長(畑山和晴君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) まず、先ほども申し上げましたが、市としては、20年以上たった建物につきましては定期点検をしておりまして、そこで、町内会からの要望が上がらなくても、必要となった場合には改修工事を進めていくという考えでおります。
○委員長(畑山和晴君) 浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) ページ数、48ページになります。
6款1項3目農業振興費につきます19節負担金、補助及び交付金のところで、強い農業・担い手づくりというところで515万4,000円が計上となっておりました。このことについて説明を求めたいと思います。
○委員長(畑山和晴君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) この事業につきましては、今回の台風19号によりまして国で創設されました補助事業の一つでございまして、水没等によりまして被災した農機具等について購入するに当たっての助成ということで、田植機等が被災したのに伴いまして買いかえするということでございますので、そちらに対しての補助事業でございます。
○委員長(畑山和晴君) 浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) そうしますと、今の段階で件数的なところ、わかっていれば教えていただければと思いますが。
○委員長(畑山和晴君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 件数につきましては2件で、機械が4台と、あと、パイプハウスが1棟という状況でございます。
○委員長(畑山和晴君) 浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) 次に、ページ数、50ページになります。
7款1項2目商工振興費19節負担金、補助及び交付金のところで、企業立地促進奨励金及び雇用促進奨励金として2,157万6,000円が上がっておりましたけれども、金額がちょっと大きいのかなと思いまして、この要因を説明を求めたいと思います。
○委員長(畑山和晴君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 企業立地促進奨励金及び雇用促進奨励金につきましては、基本的に平成30年度の実績をもとに元年度についても予算の措置をしているところでございます。しかしながら、平成30年度に対象となりました等価固定資産となる償却資産について売却をしてリースに切りかえたということで、今年度見込んでおりました固定資産分の奨励金が発生をしなくなったことによる減額ということでございます。
○委員長(畑山和晴君) 浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) こういったことというのは毎年考えられるようなことなんでしょうか、お伺いいたします。奨励金のこういう金額が膨らむということはあるのか、お伺いをいたします。
○委員長(畑山和晴君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) こちらの奨励金につきましては、3年間、奨励金が出ることになってございます。その中で、基本的には前年度を考慮をしながら当初の予算を算定していくわけでございますけれども、今回のケースのように、思わぬ固定資産分がなくなるというふうなことも考えられますので、そういったことも、想定しないことも発生はするということでございます。
○委員長(畑山和晴君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) それでは、32ページお願いいたします。
仙台北部道路整備促進に関する検討調査業務。市長施政方針にもありました。この額の内訳、内容等についてお願いいたします。
○委員長(畑山和晴君) 企画部長。
○企画部長(木越養一君) 今回は、必要性と技術的課題、あとは構造とか、あとは整備効果、あとは基本方針等、その辺まで詰めていきたいと思っております。一番大事なところは必要性だと考えておりまして、企業アンケートなども行いながらしっかり徹底的に調査していきたいというふうに思っています。
○委員長(畑山和晴君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) 4車線化ということとフル化というふうなこと、同時にこの調査内容に含まれますか。
○委員長(畑山和晴君) 企画部長。
○企画部長(木越養一君) 目的は、今まで要望しているとおり、4車線化とフル化という名前でやっておりますけれども、両方とも入っております。
○委員長(畑山和晴君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) これの成果品については、いつ公表されますでしょうか。
○委員長(畑山和晴君) 企画部長。
○企画部長(木越養一君) この調査は、来年3月末くらいまで、ちょっと持って行きたいと思っております。いろいろな勉強をしていくという形をとりますので、1年くらいという形で持って行きます。
○委員長(畑山和晴君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) それでは、もう一つ、お願いします。
ふるさと納税、同じページです。推進事業ということとなります。従前から言われておりますように、企業版のふるさと納税、拡充されるというふうなことでスタートするわけでありますけれども、そういったことも含めて、従前の個人版のふるさと納税、加えて企業版のふるさと納税、こういったものもあわせての事業の内容になるのか。あわせてお願いを申し上げます。
○委員長(畑山和晴君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 企業版のふるさと納税につきましては、国の承認が必要になっておりますので、現在、国のほうに申請をさせていただいておりまして、4月からこの制度が活用できるようにということで、現在、調整をしているところでございます。
○委員長(畑山和晴君) ほかに質疑ございませんか。出川委員。
○委員(出川博一君) それでは、まず、歳入の26ページ。
14款国庫支出金、ここの1目にあります総務費国庫補助金、街路交通調査費補助金、これ60万円減額になっておりますけれども、この減額の理由についてお尋ねいたします。
○委員長(畑山和晴君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) この減額につきましては、最終的な委託契約の金額に応じまして補助率から減額になっているというところでございます。
○委員長(畑山和晴君) 出川委員。
○委員(出川博一君) であれば、委託金額が400万ということになるんだろうと思うんですけれども、この委託の内容についてお尋ねいたします。
○委員長(畑山和晴君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 昨年、公共交通のグランドデザインを策定をいたしました。今年度につきましては、そのグランドデザインに基づきまして基本計画を策定しておりますので、その基本計画の取りまとめに係る経費ということで契約をさせていただいているものでございます。
○委員長(畑山和晴君) 出川委員。
○委員(出川博一君) これについては、そうすると成果物が当然発生するんだろうと思いますけれども、これについてはどういう形で我々議員に開示される予定なのか、お尋ねいたします。
○委員長(畑山和晴君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 交通検討委員会での審議というものを考えております。その交通検討委員会が3月23日に開催されますので、それでご意見をいただきまして、年度内中に最終的に取りまとめを行います。議会の皆様には、その後、報告をさせていただければというふうに考えております。
○委員長(畑山和晴君) 出川委員。
○委員(出川博一君) それでは、続きまして、32ページ。
ここの企画費の中の委託料、富谷宿観光交流ステーション設計・監理業務160万円、それと、その下の工事請負費1,000万円、これについて、先ほど、蔵の改修の耐震補強という答弁があったかと思いますけれども、もう少し詳しくお尋ねいたします。
○委員長(畑山和晴君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 先ほども答弁をさせていただきましたが、この蔵の改修工事につきまして、12月に改めてこの改修工事に着手をしました結果、土台の部分について、腐食が激しいということが判明をいたしました。そういったところから、集客施設として耐震が確保されなければ、なかなか集客施設としての活用が難しいということから、耐震強度を確保するために、安全性、耐震性を確保するために、追加で必要な工事を行うものでございます。
なお、この1,000万円を加えますと、工事費が1億5,000万円を超えますので、そうしますと、議決案件ということになります。ですので、今定例会の会期期間中に契約案件につきまして追加提案をさせていただければというふうに考えておりますので、詳細な工事の内容等については、その際にご説明をさせていただければというふうに考えております。
○委員長(畑山和晴君) 出川委員。
○委員(出川博一君) 去年8月にこれは臨時議会で可決したわけですけれども、それに関連して、実は8月8日付で簡易公募型プロポーザル公告を公告しておりまして、その要求水準書として、その中身に、1つは、設計・監理に関する事項として、実施設計業務、それから、その中で改修建物の耐震診断、耐震改修計画を求めています。それから、一つ飛ばして、3つ目として、建築物に関する事項として、店舗B(蔵)模様がえその他の事項に、耐震診断及び耐震改修を行い、現行の耐震基準を満たすこととありますけれども、この内容について間違いがないかどうか、お尋ねいたします。
○委員長(畑山和晴君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) そちらのほうで間違いはございません。
○委員長(畑山和晴君) 出川委員。
○委員(出川博一君) ということは、ここは阿部建設と株式会社関・空間設計に委託した1億5,000万円と1,000万円、設計が1,000万円なんですけれども、その中で対処されるべきことではないんですか。
○委員長(畑山和晴君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 当初、そういった形のことで、当初の計画といたしましては、現況のまま今の壁を修繕、そして、あとは中の耐力壁で間に合うという形のことでやっておったわけなんですけれども、開けてみないとわからないところがございまして、今回、全部、床のほうを剥がしまして、それであと、現況のほうを確認したところ、先ほど説明があったとおり、土台のほうが湿気によりましてなくなっているという状況だったものですから、見えない部分という形のことのものが発生したので、それで、今回追加という形のことでさせていただいた状況でございます。
○委員長(畑山和晴君) 出川委員。
○委員(出川博一君) でも、これには要求基準書として、また繰り返しますけれども、耐震診断及び耐震改修を行い、現行の耐震基準を満たすこととあるわけですから、その中に含まれると一般的には考えるんですけれども、いかがでしょうか。
○委員長(畑山和晴君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 現況の建物の状況で耐震をという形のことで要求水準をしておりますので、そこに新たな土台とかを交換するとか、そういう形のことはちょっと含まれていないという形のことで考えておりました。
○委員長(畑山和晴君) 出川委員。
○委員(出川博一君) それは、契約書にそういう形で盛り込んであるんですか。あくまでも要求水準書では、現行の耐震基準を満たすこととあるので、当然、その中に含まれるんじゃないですか。
○委員長(畑山和晴君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) そちらについては、外観で見たという形のことでの話でございまして、中をあけて見て、そういった事情があるときにはそういった形の対応をしていこうという形のことでございます。
○委員長(畑山和晴君) 出川委員。
○委員(出川博一君) それは契約書に盛ってあるんですか。
○委員長(畑山和晴君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 水準書のほうで、そういう形のことで読んでいたという形でございます。
○委員長(畑山和晴君) 出川委員。
○委員(出川博一君) 読んでいたと。私はそれを読んで今質問しているんですけれども、私の理解の仕方ではおかしいですか。
○委員長(畑山和晴君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) そういった形でしているんですけれども、現況の状況で基準が守られるような形としていたんですけれども、見えないところでそういったことが発生しましたので、今回、そういった形で対応していくという形にしたものでございます。
○委員長(畑山和晴君) 出川委員。
○委員(出川博一君) 要求水準書に「現況のままで」とは一言も書いていないんですけれども、その辺についての理解、考えについてお尋ねします。
○委員長(畑山和晴君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) うちのほうの水準書をつくるときも、その外観という形のことしか見えていなかったというのもございますので、その見えないところにつきまして、今回、発覚したという形のことになりますので、今回、そういった形のことで対応させていただいております。
○委員長(畑山和晴君) 出川委員。
○委員(出川博一君) 急いでスタート、補助金7,800万円というふうなことで、我々もすぐ選挙があった中で、臨時議会を開催するということで、やっぱり、そういう意味では……。いや、一生懸命補助金を獲得して事業をしようとする思いは非常によくわかるし、その熱い執行部の行動力にも感謝するんですけれども、やっぱり、慌ててやったものというのは、こういう問題が発生するんじゃないかなと思いますけれども、その辺のところについてはいかがですか。
○委員長(畑山和晴君) 副市長。
○副市長(西村一慶君) 執行部の事業推進力、お褒めいただきましてありがとうございます。
今、ご質問のことですけれども、急いでやったからこうなったではなくて、あくまでもゆっくり時間をかけてやっても見えないところの瑕疵というか、土台の部分についてはやはり出てくるので、事業を急いでやったから今回このようになったということではなく、あくまでも工事をして、中を開けてみて初めて土台が腐っていたということがわかった工事ですので、何とかご理解をいただければと思います。
○委員長(畑山和晴君) 出川委員。
○委員(出川博一君) それでは、この事業については、正直、情報開示が少なくて、若干いら立っております。といいますのは、去年8月の臨時議会のとき、収支計画とか、あるいは指定管理について、どういう運営状況、形態でやるんですかというような質問をいたしました。それについて、今後検討しますということで、そういって9月12日に、これもまた簡易公募型プロポーザル公告なんですけれども、この中で、富谷宿観光交流ステーション運営計画支援業務、これについていわゆる業務概要が示されています。これについて、一体どこに委託したのか。それについて、まず、お尋ねします。
○委員長(畑山和晴君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) こちらの業務につきましては、株式会社百戦錬磨という事業者に発注をしております。
○委員長(畑山和晴君) 出川委員。
○委員(出川博一君) そして、プロポーザル公告の中で、ホームページ上に公表するとされておったんですけれども、いつ、ホームページ上に公表されたのか、お尋ねいたします。
○委員長(畑山和晴君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 済みません、ちょっと確認しておりませんでした。
○委員長(畑山和晴君) 出川委員。
○委員(出川博一君) 私、10月の全部のホームページ上のものを見たんですけれども、掲載されておりません。先ほどの9月12日にやった、いわゆる工事業者、阿部建設(株)あるいは(株)関・空間設計というのは、ちゃんと公告されております。ですから、そういう意味で、何かこれに関して、事務方がばたばたしているんじゃないかなと思ったんですけれども、いかがでしょうか。
○委員長(畑山和晴君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) そういった入札に関する報告については、ちょっとこちらのほうも確認不足で大変申しわけございませんでした。
ただ、今回の事業につきましても、百戦錬磨というところで、この支援業務についてはしっかり取り組んでいただいているものと考えております。
○委員長(畑山和晴君) 出川委員。
○委員(出川博一君) ここに関して、12月から出店者の募集をいたしました。そして、その内容について、きのうの河北新報でその概要といいますか、それが報道されたんですけれども、その辺のところについて、我々のところには何も情報がないというのは、これはどのように理解しているのか、お尋ねいたします。
○委員長(畑山和晴君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 出店者につきましては、最初、チャレンジ館のほうについて、昨年末に募集をさせていただいて、決定をさせていただきました。残りの2カ所、最終的には3カ所になりましたけれども、こちらにつきましては、先週、審査会を行いまして最終的に決定をさせていただきましたので、議会の皆様につきましては、これから正式な事業者名等につきましてはご報告をさせていただこうというふうに考えておりました。
○委員長(畑山和晴君) 出川委員。
○委員(出川博一君) 多分、それは公告にもあったように、募集要項にもあったように、4月に契約をして、その上で報告というか、情報開示ということにはなるんだろうと思いますけれども。ただ、この件に関して、いわゆる9月12日付のプロポーザル公告では、いわゆる業務概要としてですよ、指定管理等の運営方法によるコスト比較、それから、集客イベント等の提案、さらに、運営体制及び運営者、方法提案等、これを委託しているんですけれども、この辺の進捗状況についてお尋ねいたします。
○委員長(畑山和晴君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) こちらの業務につきましては、計画的に進めているところではございますが、中間的な報告というものを一旦いただいておりまして、その内容について、こちらと事業者側で調整をさせていただいております。
最終的な報告につきましては、3月中に報告をいただけるということになっておりますので、そういった内容も踏まえまして、途中経過も踏まえまして、今回の当初予算のほうには、まずは今回の報告も踏まえた上でのご提案ということをさせていただいているところでございます。
○委員長(畑山和晴君) 出川委員。
○委員(出川博一君) ただ、募集要項の中には、指定管理者と、(予定)とはなっていますけれども、との賃貸借契約を結ぶというような内容になっていますので、そういった場合に、ある程度、指定管理者なり、その方針がきちっと決まっていなければ、多分、これは創生資金ですから、KPIもあって、5年で売り上げ2億5,000万円とか、そういう数字、あるいは出店舗にすれば18店舗とかということがあるので、当然、5年間の計画なり、そういうものは、精緻ではないにしても、つくれて、我々に開示されてしかるべきだと思うんですけれども、その辺のところについてお尋ねいたします。
○委員長(畑山和晴君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 募集要項のほうでは、確かに指定管理者を予定ということを記載させていただいておりましたが、今般のさまざまな検討の結果、初年度、特に年度途中での事業の開始ということもありますので、まずは直営での運営ということを考えております。その上で、直営ということを踏まえた上でのさまざまな維持管理費、そういったものについて、当初予算のほうに計上をさせていただいておりました。
今回、出店者数につきましては、最大で6事業者、6テナントということになっておりますので、まずはその事業者でスタートをさせていただいて、KPI等の目的達成のために事業者の協力もいただきながら取り組んでいければというふうに考えております。
○委員長(畑山和晴君) 出川委員。
○委員(出川博一君) 交流ステーションに関して、同じような形でTOMI+も創生資金を使ってやって、そのときにはある程度の収支というか、維持管理費は幾らかかりますとか、そういうものが我々に半年前に既に全員協議会で説明を受けるとか、そういう形である程度の内容がわかるような状況で審議が進んでおったんですけれども。このように、突然1,000万円だ、1,160万円だと言われても、なかなか我々議会側として、その案件について判断する材料が少な過ぎて、非常に困惑しておるんですけれども、その辺について執行部としてはどう考えるのか、お尋ねいたします。
○委員長(畑山和晴君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 確かに、今回の追加の工事費の1,160万円につきましては、当初予定をしていなかった、想定ができなかった経費ということで、突然のご提案ということになりましたが、これにつきましては、先ほど都市計画課長のほうからもご説明がありましたが、当初想定されなかった、そういったやむを得ない事由による経費というところで、どうかご理解をいただければというふうに考えております。
○委員長(畑山和晴君) 出川委員。
○委員(出川博一君) この議案のときに、ことし3月25日までに竣工しなければ、いわゆる補助金の補正で組まれたので、補助金の対象にはならないよというようなお話で、非常にせっぱ詰まった案件だというふうに理解をしておったんですけれども、先ほどの答弁をお聞きすると、6月末までに完了する予定というのは、これで補助金はもらえるんですか。
○委員長(畑山和晴君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 今回の地方創生の拠点整備交付金の要件につきましては、確かに年度内中の工事の完了というのが要件の1つでございました。ただ、今回、繰り越しということで、前払金を除いた金額について、繰り越しを設定をさせていただいております。今回の繰り越しの事由につきましても、当初予見できなかったやむを得ない事由ということで、交付金には影響のないように、県を通して国のほうと協議をさせていただいているところでございます。
○委員長(畑山和晴君) 出川委員。
○委員(出川博一君) 余り、これを追求してもあれですから、これは、この1,000万円については、随意契約でやるのか、入札でやるのか、お尋ねします。
○委員長(畑山和晴君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 現在、工事を請け負っていただいております阿部建設との変更契約で対応しようというふうに考えております。
○委員長(畑山和晴君) 出川委員。
○委員(出川博一君) 1億5,000万円がいわゆる議会提出案件だと思うんですけれども、それを1,000万円だからということで、変更契約だけで済ませるということは可能なんでしょうか。
○委員長(畑山和晴君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 今、契約額が1億5,000万円を切っておりますので、議会承認なかったんですけれども、今回、1,000万円プラスすることによって1億5,000万円を超しますので、追加提案という形のことで、変更契約の契約につきまして議会の議決をいただこうという形のことで追加提案を考えておるところでございました。
○委員長(畑山和晴君) 出川委員。
○委員(出川博一君) 追加が1,000万円なんですけれども、追加で1億5,000万円を超えるというものについて議会の議決は必要ないのか。変更契約についてはするということで、それについてはお話は頂戴したんですけれども、その辺の考え方というか、そこをお尋ねいたします。
○委員長(畑山和晴君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 委員のおっしゃるとおり、1億5,000万円超えますので、必要ですので、変更契約の議決につきまして議会の議決を得たいという形のことで考えております。
○委員長(畑山和晴君) 出川委員。
○委員(出川博一君) いやいや、金額としては1億5,000万円を超えるわけですから、その予算に関してというか、それについて、全体計画としての議決を求める必要があるんじゃないかなと思うんですけれども、その点について、いかがでしょうか。
○委員長(畑山和晴君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) そのとおりでございます。そういった形のことで議会のほうに追加提案させていただいて議決をいただこうという形のことで計画しております。
○委員長(畑山和晴君) 出川委員。
○委員(出川博一君) ちょっとかみ合わないんだけれども、1億5,000万円を超えたんだから、それはこの補正で、1,000万円の補正ということで済ませていいのかどうかということをお尋ねしておりますけれども。
○委員長(畑山和晴君) 西村副市長。
○副市長(西村一慶君) 当初というか、臨時議会のほうで1億4,000万円の議決はいただいていますので、それの追加分として1,000万円、今回、補正で議決をいただいた後に、全体の契約、変更しますので、その1億5,000万円、今度超えますので、その契約の議決は追加提案で承認をいただく。まずは、補正の予算で、1億4,000万円は承認いただいています。今回、1,000万円の補正でご承認いただければ全体で1億5,000何がしの予算額になりますので、それに対して、今度、契約のほうを追加提案をさせていただくという流れになります。
○委員長(畑山和晴君) ほかに質疑ございませんか。藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 済みません。1件だけです。
50ページの8款4項2目、大亀山森林公園除草業務など、100万円ほど減額になっているのですが、今後の管理の検討というのはどのように検討されているのか、お伺いいたします。
○委員長(畑山和晴君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 大亀山森林公園につきましては、今後、周りに墓地とか、あとはそういったパークゴルフとか、そういった形のことも計画されておりますので、そういったものと一体的な形で利用できるような形で、皆さんに喜んでいただけるような形の公園づくりにしていきたいと思っております。
○委員長(畑山和晴君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) その方向に私も賛成でございます。その中で、ぜひ検討していただけるかどうか、確認したいんですけれども。
より市民の方が楽しめるような、市民の方と検討していくような形というのは、場としてつくられるか。もしくは、検討会議として設置されるのかなど、お伺いいたします。
○委員長(畑山和晴君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) そのようなことも、今後、考えていきたいと考えております。
○委員長(畑山和晴君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
ここで執行部入れかえのため、暫時休憩いたします。
午後1時50分まで、暫時休憩といたします。
午後1時38分 休憩
午後1時50分 再開
○委員長(畑山和晴君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより一般会計のうち、保健福祉部及び教育部の所管に属する予算について審議をいたします。
これより質疑に入ります。質疑ございませんか。藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 先ほど、40ページの質問いたしました3款1項3目、高齢者・障がい者交通対策事業に関しまして、見込みよりも利用が低かったという状況だと思うのですが、その要因はどのように考えられたのか、お伺いいたします。
○委員長(畑山和晴君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) 「とみパス」の申請に関しましては、やはり皆様にこちらのほうでもお知らせをするというふうな努力はしてまいりましたが、やはりそこの、こちらのほうが見込んだほどまでは伸びなかったという現状がございます。
その原因に関しましては、昨年12月に行いました障がい福祉サービスのアンケート調査の中で、今、現状分析をしているところでございます。なので、まだ、こういったところが原因だというふうな確定はできないところではあるんですが、今、皆様のお話を伺いながら思うところでは、やはり障がいの種別によっては車を運転されている方も多くいらっしゃるというふうなところで、バスの利用がなかなかされていないというふうなところも一つ要因となっているかと思われます。
○委員長(畑山和晴君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) アンケート結果の分析によりましては、例えばほかの自治体で導入している、例えばガソリンの補助など、そういうほかの自治体を参考にしたような支援を検討するというようなこともあり得るのか、お伺いいたします。
○委員長(畑山和晴君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) 今回のアンケート調査の中身に関しましては、そういった他自治体での交通助成に関することまでは触れておりませんので、そういったところに関しましては、今現在、検討するというふうなことをお答えできかねるところでございます。
ただ、前の議会のときにもお話ししましたように、タクシーチケットに関しまして、対象拡大に関するご意見を皆様から今お伺いしているところでございますので、そういったあたりの検討は今後していくことになるかと思います。
○委員長(畑山和晴君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 42ページの3款3項1目、高齢者・障がい者交通対策事業、こちらに関しましても、同じように、思ったよりも利用が伸びなかったということだとは思うのですが、その要因に関して、どのように分析しているかお伺いいたします。
○委員長(畑山和晴君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) 今回、ごらんのとおり、650万円ほどの減額とするところでございますが、ただ、平成30年度の実績と比較いたしますと、令和元年度につきましても、ほぼ今までの年度と同様、300万円程度の伸びは見込んでいるところでございます。
○委員長(畑山和晴君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) こちらの敬老乗車証「とみパス」に関しましては、さまざまな要望が出ていたかと思うのですが、そちらのほうの要望に対してはどのように今検討なされていたか。例えば増額に関してなど、今検討されているのか、お伺いいたします。
○委員長(畑山和晴君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) 「とみパス」の増額等につきましては、何回か、一般質問等により要望等あったところでございますが、今までもお話ししたとおり、ちょっと、今現在では、増額するのは難しいというような状況でございます。
○委員長(畑山和晴君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 同じく、42ページの3款2項2目、児童手当支給事業に関しまして、8,000円万円とかなりの減額となっているのですが、こちらの要因をどのように分析しているか、お伺いいたします。
○委員長(畑山和晴君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) こちらにつきましては、当初見込んでいた児童数よりもかなり下回ったというところ、それから、特例給付のほうがふえたというところで、総額が減額になったというところでございます。
○委員長(畑山和晴君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) こちらと関連しまして、児童手当支給対象だった子供たちの数というのはどのくらい減っているのか、お伺いいたします。
○委員長(畑山和晴君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 毎年4月1日時点での人数ということで申しますと、ちょっとことしはまだ4月1日来ていないので出していないんですが、平成30年4月1日と平成31年4月1日では200名以上のお子さんが減っているということになっております。
○委員長(畑山和晴君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) やはり、子供の数が少なくなってきているという認識でよかったか、お伺いいたします。
○委員長(畑山和晴君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 当然、その絶対数が少なければ金額も少なくなるというところもございます。それから、特例給付の増加というところも一つ要因かと思います。
○委員長(畑山和晴君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 続きまして、44ページに移ります。
3款4項1目、生活困窮者自立支援促進事業に関しまして、この間、河北新報にも載っていたんですが、ひきこもりの方の居場所の支援をしている自治体が18%あるということだったんですけれども、富谷市では引きこもりの方への支援というのはこちらの中では検討されていたか、お伺いいたします。
○委員長(畑山和晴君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) こちらの生活困窮者自立支援制度に関しましては、ひきこもりに限定するということではなく、経済的に困窮をきわめた方に関する相談を承っているところですが、そういった方たちの中に、やはり仕事がなかなかできずに家に引きこもられている方ということも当然対象としては入っておられる現状でございます。
○委員長(畑山和晴君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 生活困窮者自立支援でひきこもりの支援をしているところがあるんですが、その中で地域の課題を逆に解決する力になるということ。そして、労働者、働く力がある、そういう可能性がある人たちだということで支援を強化しているとろがあるんですね。ですので、ぜひ、富谷でもそのような形でしっかり検討していただきたいなというふうに思うのですが、見解をお伺いいたします。
○委員長(畑山和晴君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) 国のほうでも就職氷河期世代の方たちの就労支援というふうなことで、今、いろいろとお知らせをいただいているところではあるんですが、具体的にどういった形で取り組むべきなのかといったところまで、国とか県のほうからはまだお示しいただいていないところもございますので、そういった動向も踏まえながら、今後、検討していくことになるかと思います。
○委員長(畑山和晴君) ほかに質疑ございませんか。浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) ページ数、40ページになります。
3款1項3目障がい者福祉費のところで、20節扶助費のところになりますが、補装具交付のところで、356万9,000円の計上がなされております。このことについての説明を求めたいと思います。
○委員長(畑山和晴君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) 車椅子ですとか、その障がいの方に合わせた生活がしやすいようになるための補装具等々なんですが、こちらのほうも例年増加が見込まれているところではあるんですけれども、やはり、そういった車椅子ですとか、義肢とか、そういったものの交付ですとか修理に関しましては、いつ、どのタイミングで申請が上がるかということがこちらでもなかなか見込めないというふうな現状がございます。特にお子様のそういった補装具に関しましては、やはり特別な作成というふうな形になりますので、金額的にも高くなってしまいますし、なるべく早く、交付したいというふうなことですとか、大人であれば5年、ある程度使えるというふうなところもあるんですが、お子様に関しては、成長に合わせて変えていかなければいけないというところもありまして、本当にどのくらいの方がこの補装具を支給のほうを申請されるかというのが、毎年見込めないところではございました。
昨年11月までの実績を見て、また11月、12月にも新たに申請をいただいていたところもございましたので、そこも含めた見込み額として、今回補正を上げさせていただきました。
○委員長(畑山和晴君) 浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) 今の説明の中で、そうしますと、大人の方、あと、子供の方というところにおきましては、これは件数的には別々に出ていると思うんですけれども、そこのところの説明を求めたいと思います。
○委員長(畑山和晴君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) 人数というところでしょうか。人数的には、今のところ、11月末現在で、補装具支給をさせていただいている方は64件という形になってございます。
済みません。年齢別に分けますと、者の方が56名、児の方が17名というふうな形になってございます。
○委員長(畑山和晴君) 浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) ありがとうございます。
その下の20節の扶助費のところで、心身障がい者医療費助成というのが521万1,000円の計上がございました。ここのところの増額というところの部分についての説明を求めたいと思います。どのような状況になっているのかというところでございます。
○委員長(畑山和晴君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) 以前、議会でも議決していただきました精神障がい者の方、1級をお持ちの方も対象に加わったということもございますし、今年度の動向を見てみますと、入院された方がちょっとふだんより多かったというふうなところもございまして、そういったところの伸びで補正を組ませていただいたということもございます。
○委員長(畑山和晴君) 浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) ページ数、46ページになります。
4款1項2目予防費のところで、13節委託料でございます。風疹のワクチン接種業務がございまして、1,382万2,000円の減になっております。この要因としてはどのようなことがあったのか、説明を求めたいと思います。
○委員長(畑山和晴君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 風疹の追加的対策につきましては、令和元年度から始まったということで、まだ予測が予算を編成した時点では予測がつかないということもありまして、2,600人ほどの抗体検査の予算で編成したところですが、現時点で、12月実施分までの実績ですけれども、650人の検査というようなところでしたので、3月まで見越しても減額というふうな形となりました。
○委員長(畑山和晴君) 浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) そうしますと、風疹のワクチンについては無料というところもありましたので、対象者があるんですけれども、2022年までの4月1日までの事業だったような気がいたしますけれども、対象者に対して、今まで受けていない方に関しての今後の取り組みというところにおいては、どのような形になりますでしょうか。
○委員長(畑山和晴君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) まず、1月の末に国のほうから各中小企業ですとか、さまざまな企業に対して、会社のほうから接種のほう、検査のほうを推進するというふうな通知があったというところで、そのこともありまして、2月になりましてから、新たに35件、再交付、また、新規で交付というふうな方もふえてまいりました。また、そういう国や県のそういった勧奨も踏まえますし、あと、来年度、令和2年度の接種の方につきましては、今年度対象でもまだ受けていない未接種、未検査の方には改めてクーポン券を通知するというふうな形となりますので、さまざまなところで勧奨していく予定となっております。
○委員長(畑山和晴君) ほかに質疑ございませんか。出川委員。
○委員(出川博一君) それでは、54ページの10款教育費小学校・中学校費で、校内LANの整備工事、それぞれ2件計上されておりますけれども、この校内LANの整備工事における、いわゆる校内LANの耐用年数は何年なのか、お尋ねします。
○委員長(畑山和晴君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) 耐用年数でございますが、ケーブルとかスイッチ類によって、若干違うんですが、ケーブル類ですと20年以上ではないかということでございます。スイッチ類関係につきましては10年程度ではないかということでございます。
○委員長(畑山和晴君) 出川委員。
○委員(出川博一君) これから資産として10年、15年と多分もつんだろうと思うんですけれども、この場合に、一体として減価償却するという考えはあるのかどうか、お尋ねいたします。
○委員長(畑山和晴君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) ちょっとそのところ、難しいところでございますので、一体として見るのかどうかというのは、今後、ちょっと検討させていただきたいと思います。
○委員長(畑山和晴君) 出川委員。
○委員(出川博一君) これはきっとこれから、公会計の処理上、減価償却という考えが入りますので、そういう意味では、早目に協議をしていただいて方向性を決めないと、なかなか個別にやったのでは大変だと思うので、やっぱり一括である程度償却するという体制を整えたほうがいいと思うんですけれども、その辺のところについて、もう一度、お尋ねします。
○委員長(畑山和晴君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) 検討させていただきたいと思います。
○委員長(畑山和晴君) 出川委員。
○委員(出川博一君) これによって、小中学校で地方債1億7,970万円借り入れることにしているんですけれども、この借り入れ期間は何年になるんでしょうか。
○委員長(畑山和晴君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) ちょっとその辺につきましては、ちょっと財政のほうにちょっと確認しておりませんでした。
○委員長(畑山和晴君) 出川委員。
○委員(出川博一君) そうか、なかなかこれは難しいですね。取っかかりが教育委員会所管なんですけれども、その中身を詰めていくと財政課に係るということで、次回から、補正の特別審査委員会では企画課長と財政課長をずっとおいでいただくように、委員長にお願いしておいてよろしいでしょうか。
○委員長(畑山和晴君) 検討してまいります。
出川委員。
○委員(出川博一君) 校内LANの整備工事なんですけれども、補助対象事業費としては100%、国庫補助で2分の1、それから、地方債で2分の1ということなんですけれども、地方債2分の1の交付税措置は何%なのか、お尋ねします。
○委員長(畑山和晴君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) 60%ぐらいだと思っております。
○委員長(畑山和晴君) 出川委員。
○委員(出川博一君) 60%。これも困ったな。臨時財政対策債の交付税措置は何%か、副市長、よろしいでしょうか。
○委員長(畑山和晴君) 出川委員。
○委員(出川博一君) 多分、これは交付税としてやらなくてならないものを、国が金がないから、その分を交付できないので、借りて一般財源に充ててくれと、交付税として使ってくれということだから、多分、私は100%だと思うんですけれども。その際……、ああ、これもだめか。いわゆる補助裏の地方債じゃなくて、臨時財政対策債を使うという発想がなかったのかどうか、その辺についてお尋ねいたします。
○委員長(畑山和晴君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) 財政関係でございまして、当初、財政課との協議のほうでこちらのほうを決定したものでございまして、全員協議会でもお話ししましたが、大分、こちら、今年度の補正のほうだと有利だということで、財政課のほうともお話をして決定したものでございます。
○委員長(畑山和晴君) 出川委員。
○委員(出川博一君) これも、じゃあ、多分、財政だと言われると思うんですけれども、ICTの技術革新はかなり早くて、すぐ陳腐化してしまうといいますか、そういう特性があるんだろうと思うんですけれども、これはいわゆる地方債じゃなくて、財政調整基金を使って手当てすべきではなかったのかなと思うんですけれども、その辺についてはいかがでしょうか。
○委員長(畑山和晴君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) 何度も繰り返しになりますが、ちょっと財政のほうと協議しまして決めたものでございます。申しわけございません。
○委員長(畑山和晴君) 西村副市長。
○副市長(西村一慶君) 財政調整基金を使いますと国のほうからの交付税措置がないので、今回は、国のほうからモデルを示されていて、こういう使い方をすると、最大限、国のほうから交付税措置されますよというモデルを示されていますので、そのやり方にのっとって、一番、国のほうから財政措置が今年度いただけるもののやり方でやっております。
○委員長(畑山和晴君) ほかに質疑ございませんか。菅原委員。
○委員(菅原福治君) 今ちょっと聞いていて、私、確認なんですけれども、先ほどの答弁の中で、後で回ってくる交付税措置が50%と言いましたか。(「60%」の声あり)そうですか、失礼しました。
それでは、同じ関連なんですけれども、ネットワークの質問なんですけれども、先ほども技術革新がすごいということを言われましたが、補助金が枠におさまるように今努力しているんだということでございますが、これはもくろみ的にはどうなんですか。令和2年、3年、4年という計画がございますけれども、もくろみ的にはどうなのか、お伺いいたします。
○委員長(畑山和晴君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) 国のほうで、端末でございますが、4万5,000円が上限ということでございますので、その4万5,000円内で極力おさめたいというところでございます。
○委員長(畑山和晴君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) 恐らく4万5,000円を大幅に切る、恐らく民間ですから、こういうときにやってくれるんですよね。恐らく相当下で来ると思うんですけれども、そのときに、今計画ある令和2年はもちろん大丈夫だと思うんですけれども、3年計画ですと、たしか中学2年と3年の計画を組んでいますけれども、そちらのほうにも前倒しして、令和3年の分にも、もし安かったら、そちらのほうにも食い込むのか、お願いいたします。
○委員長(畑山和晴君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) とりあえず、国の示したスキームで一応今考えているところでございまして、今後、実際実施したところでそういったところがいいというふうになれば、その辺はある程度検討したいと思います。
○委員長(畑山和晴君) ほかに。安住委員。
○委員(安住稔幸君) 6ページであります。
繰越明許費補正で、10款の社会教育費、図書館整備管理運営計画策定等業務というのが109万6,000円であります。けさ方、市長からの施政方針のお話の中で、図書館をPPP、PFI等による民間活力を活用した複合併設として整備する方向で検討しておりますというようなお話でございます。そうしますと、この繰越明許の策定業務というのは、これにはちょっと違うものになってしまうのかなと思いますけれども、この辺について、どのようにすればよろしいんでしょうか。
○委員長(畑山和晴君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 今回の繰越明許費についてご説明申し上げますと、繰り越しする部分に関しましては、管理運営計画の策定の部分を繰り越しさせていただきます。本年度の委託費のうち、半分以上は外部資金の調達ということで、これ執行済みでございますので、それを差し引いた分ということになりますが、仮に複合化、民間活力、官民連携の手法をとったにしても、管理運営計画というものは必要であると認識しておりますので、こちらについては、繰り越しをしながら、中身の精査は当然必要かと思います。複合化になることによっての精査は必要かと思いますが、必要な部分と認識して繰り越しをするものでございます。
○委員長(畑山和晴君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) 私の理解がちょっと不十分なのか、ちょっとわかりませんが、PPPやPFIですと、結構、管理運営まで踏み込んだものもあるかと思うんですけれども、その辺についてはいかがお考えなんでしょうか。
○委員長(畑山和晴君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 現状では、申し上げられるレベル感としては、基本的には図書館の運営は直営でやりたいというふうな考えは変わっておりません。基本計画でお示ししているところでございます。しかしながら、市長がご説明した民間手法の活用という部分に関しましては、初期投資の部分であるとか、幅広い考え方がございますので、管理運営計画につきましてもしっかり私どもが策定して、富谷市の考え方をしっかり運営のほうには反映できると、直営の考え方は基本的には変わらずというところでご理解いただければと思います。
○委員長(畑山和晴君) ほかに質疑ございませんか。藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 2件だけ、質問いたします。
まず、46ページの4款1項2目、住民検診事業に関しまして、1,300万円ほどの減額補正があるんですけれども、以前、一般質問でも言ったかと思うのですが、住民検診の中で有料化されたものがありまして、それが確か400万円ぐらいだったかと思うのですが、1,300万円ぐらい減額になっているという中で、有料化に戻すというようなことも検討できたのではないかなと思うのですが、そこら辺の検討状況というのはどうだったか、お伺いいたします。
○委員長(畑山和晴君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 住民検診事業につきましては、この額、1,300万円減額というふうになっておりますけれども、当初予算から見た受診者の実施率は95%近く達している状況でありますので、後期高齢者の健診につきましては、昨年と同様の実施方法で令和2年度もするような形で今のところは考えているところでございます。
○委員長(畑山和晴君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 続きまして、54ページ、10款2項2目の小学校ネットワーク整備事業に関しまして、ハードの面の整備としては大変進んでいくんだというふうには思うのですが、教職員の皆様、今、時間外勤務などの労働環境が大変問題になっているかと思うのですけれども、この新しいシステムが入ることによって現場の方たちが苦労するのではないかという危惧がありまして、そこら辺のサポート体制というのはどのように今検討されているのか、お伺いいたします。
○委員長(畑山和晴君) 教育次長。
○教育次長(二階堂浩一郎君) では、お答えします。
先生方の仕事で使う端末なんですけれども、今度は子供たちもたくさん入ってくるということで、授業のつくり方自体も大きく変わってこようと思います。そうした中で、研修がこの機材をうまく生かすポイントであろうと考えておりますので、これにつきましては、ちょうど4月に小学校は新しい機材を調達いたしますので、その納入業者が用意してくれたプログラムですとか、宮城県教育委員会が用意しているプログラム、文科省のプログラム、そして、我々が用意したプログラム、かけ合わせながら、ただ、今、ご指摘いただいたように、先生方の働き方改革にも十分答えられるように配慮しながら、組み合わせて用意をしてまいりたいと考えております。
○委員長(畑山和晴君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) この新しい取り組みに関しては、かなり、僕ら世代だとまだ使ったりしているので、何となくわかる人は多いと思うんですけれども、特に今、年をとっていらっしゃる方とか、なかなか対応できない方も実はいるんじゃないかなというふうにも心配しているんです。ですので、きめ細やかな支援体制というものを学校の中に、例えばそれに対する専門知識を持っている方を配置するとか、そういうことまで踏み込んで検討していかなければいけないのではないかなと思うのですが、再度、見解をお伺いいたします。
○委員長(畑山和晴君) 教育次長。
○教育次長(二階堂浩一郎君) 学校のほうには、情報化推進リーダーという先生を指名することになっておりまして、この先生方、さまざまな研修会に参加したりなど、新しい知識を得てきております。その先生が学校に戻りまして、さまざまな技術を伝えるという役目を担っているわけでございます。今ご指摘いただいたように、なかなか不得手な方も実際としてはいるのは確かでございます。そうしたときに、学校では授業の中で成長するという、先生方は授業の中で指導力を向上させていきますので、実際に授業を見合うなど、そういったところで力を高めていくことができるのではないかなと考えております。
○委員長(畑山和晴君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) あともう一つ、この件に関しまして。デジタル教科書というようなものが配付された資料の中にあるんですけれども、どうもこの中を見ると、令和6年度ぐらいからコンテンツの一層の促進ということが書いてありまして、現時点でソフトといいますか、そのシステム、ハードを導入して、使えるシステムというのがある程度開発されているものなのか。それは選択できるような状況なのか、お伺いいたします。
○委員長(畑山和晴君) 教育次長。
○教育次長(二階堂浩一郎君) デジタル教科書でございますけれども、大きく分けますと、先生方が使うためのデジタル教科書、もう一つが、子供たちが使う、例えば今教科書、子供たち持っておりますけれども、それを完全に電子化したものでございます。この2種類がございます。
まず、1つ目の先生方が使う分につきましては、中学校、小学校とも導入済みでございまして、特に小学校は、今度は先生方が自分で持っているタブレットから、クラウド上にあるデジタル教科書を直接引き込みまして教室で大きく映すような大型ディスプレーも用意してございます。そのような環境で使うことができます。
そして、あと、これから予定されていることですけれども、小学校や中学生の子供たちの端末、これから1人1台になりますから、その中にもデジタル教科書が徐々に入ってくるというような考え方かと思います。このあたりについては、これから調査研究を行ってまいりたいと思います。
○委員長(畑山和晴君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) デジタル教科書に関しても、今ある教科書のように、教育委員会のほうで内容を精査して選択をしていくというようなことでよろしかったか、こちらは確認させていただきたいと思います。
○委員長(畑山和晴君) 教育次長。
○教育次長(二階堂浩一郎君) こちらのデジタル教科書ですが、教科書採択というものがございまして、さまざまな会社がある中から、例えば富谷市のほうではこちらの教科書ということで、教科ごとに選んでいるわけでございます。その教科書会社のものというと選択は1つしかない状況でして、そういったところで、教科書をきちんと選ぶところから事は始まっているというところでございます。
○委員長(畑山和晴君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 余り選択がないような形で、ちょっと心配なところもかなりあるんですけれども、こちらの整備に関しまして、整備に向けてICT環境改善プラン2019というものを富谷市のほうでもつくられているかと思うのですが、この中で、情報モラルという項目があるんですけれども、モラルだけでなく、情報リテラシー、情報がどういうものかというものを見きわめること自体の教育というものも必要になってくるのではないかなと思うのですが、そちらのほうの見解もお伺いいたします。
○委員長(畑山和晴君) 教育次長。
○教育次長(二階堂浩一郎君) おっしゃるとおり、情報リテラシーもとても大事なものでございます。ただ、残念ながら、これまで子供たちに端末自体が行き渡っていなかったというところがございます。やはり使っていく中でこのあたりは磨かれていくものですし、教師側もしっかり研修をして、そのあたり、子供たちに伝えられるようにプログラムの中に加えてまいります。
○委員長(畑山和晴君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) こちらのほうには載っていない別の質問になるのですが、教育費10款2項には入ると思うんですけれども、実はスケートの授業で足を骨折したというお話を伺いまして、それで、車椅子が実は小学校に配備されていなくて、それ以降に配備されたという話を富ケ丘小学校のほうで伺っていたんですけれども、その車椅子の費用というのは今回補正予算とかには入っていたりするものなのか、お伺いいたします。
○委員長(畑山和晴君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) 今回補正には、そういった予算は入っておりません。
○委員長(畑山和晴君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 車椅子が配備されていないということを伺って、私ちょっとびっくりしたんですけれども、車椅子が配備されていない小学校というのはどのくらいあるのか、お伺いいたします。
○委員長(畑山和晴君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) 基本的に車椅子のほうは配備していないということで、必要になった場合、社会福祉協議会とかから借用するというような形とかさまざまな形があるということでございます。
○委員長(畑山和晴君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 子供たちも活発に遊んでいるとけがをすることなど、例えば頭を打ってしまって歩けないというようなことももしかするとあり得るかと思うので、それ以外にも骨折とかもあると思います。車椅子の導入というのはちゃんと整備しておいたほうがいいのではないかなと思いますが、再度、見解をお伺いいたします。
○委員長(畑山和晴君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) その点につきましては、学校等々でもいろいろ検討していきたいと思います。
○委員長(畑山和晴君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
ここで議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
○委員長(畑山和晴君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
議案第15号令和元年度富谷市一般会計補正予算(第8号)について、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○委員長(畑山和晴君) 起立全員と認めます。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上をもちまして、本委員会に付託されました全ての審議が終了いたしました。
暫時休憩をいたします。
午後2時25分 休憩
午後2時26分 再開
○委員長(畑山和晴君) 休憩前に引き続き委員会を開きます。
補正予算審査特別委員会における審査結果を議長に報告することになりますが、その報告書はお手元に配付のとおり報告したいので、内容を朗読いたします。
[委員長が報告書のとおり朗読した]
○委員長(畑山和晴君) ここでお諮りいたします。
補正予算審査結果につきましては、討論を省略し、採決の結果、全員の賛成によって原案のとおり可決すべきものと決定されました。よって、お手元に配付の報告書を議長宛て報告したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
○委員長(畑山和晴君) 異議なしと認めます。よって、補正予算審査結果につきましてはお手元に配付のとおり議長宛て報告することといたします。
委員各位のご協力によりまして予定どおり審議が行われたことに対し、敬意を表するものでございます。
以上をもちまして、補正予算審査特別委員会を閉会いたします。
大変ご苦労さまでした。
午後2時28分 閉会
令和2年3月2日(月曜日) 午前10時00分 開議
日程1 | 会議録署名議員の指名 | ||
日程2 | 一般質問 | 13番 菅 原 福 治 議員 | |
1 | 企業誘致による雇用の創出と人口問題について | ||
2 | 協働によるまちづくりのスタンスと方向性について | ||
7番 金 子 透 議員 | |||
1 | 財政改革による縮小事業の復活を | ||
2番 佐 藤 浩 崇 議員 | |||
1 | 小中学校のICT環境整備について問う | ||
2 | 明石台公園東側交差点の交通安全施策について問う | ||
15番 浅 野 直 子 議員 | |||
1 | 子育て支援の取り組みについて | ||
2 | 交通支援対策について | ||
3 | 高齢者及び若年性認知症支援について | ||
8番 青 柳 信 義 議員 | |||
1 | 日吉台1丁目地区「土砂災害防止法」に基づく「土砂災害警戒区域等の指定」について |
議事日程のとおり
午前10時00分 開議
○議長(渡邊俊一君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。
日程に入るに先立ち、市長より発言の申し出がありますので、これを許可いたします。若生市長。
○市長(若生裕俊君) おはようございます。
一般質問に入る前に、会議開催される前に当たりまして、今般の新型コロナウイルス感染症対策につきまして、ご報告をさせていただきます。
本市におきましては、先週の2月27日、安倍総理大臣の全国小中学校、高校全ての休校の要請を受けまして、翌2月28日、緊急の対策本部を開催をいたしまして、教育委員会、また、各小学校、中学校の学校長等と連携、協議をした結果、本市におきましては、週明けとは言いながらも、すぐにその体制をとれる状況というか、家庭においてその体制がとれない、または子供たちにとってもその環境が整うのに時期を余り早めてはいかがなものかということで、月・火、本日と3日、2日・3日は登校日にしまして、その間、家庭支援が難しい家庭において、学びの教室を開設する準備をする。または、国が児童クラブについては設置推進をするようにということでございましたので、長期休暇の対応で体制をとるためにということで、2日・3日は登校日にして、4日からの臨時休校という対応で、議員各位の皆様方には28日付で郵送でその諸報告をさせていただいたところでございますが、また、29日の早朝に、仙台市におきまして仙台市内で初めての新型コロナウイルス感染症の患者の発生が発表されたことを踏まえまして、臨時休業日を前倒しして実施することを、土曜日、緊急対策本部を開催をして決定をしたところでございますので、その変更点を含めて、ご報告をさせていただきたいというふうに思います。
まず、1番目、お手元に資料配付させていただいておりますが、市主催イベント、市立小・中学校の臨時休業、施設の利用等につきましては、(1)市の主催のイベント・事業等については、中止及び延期を決定したところでございます。
また、市主催以外のイベント・事業等につきましても、関係機関・団体へ中止及び延期の要請をしたところでございます。
(3)の富谷市立小学校、中学校の臨時休業につきましては、先ほど申し上げましたが、令和2年3月3日から3月17日までの15日間は休校とするものでございます。また、健康上不安がある場合は、きょう、本日からも欠席をしても出席停止扱いとすることにいたしておるところでございます。
また、家庭支援が困難な場合は、各小学校に「TOMIYA 学びの教室」を開設をする準備を進めておりまして、あす、3日からはその体制を整えるところでございます。
なお、学びの教室につきましても、家庭支援でやむなく学校へということでの家庭におきましては、事前にちゃんと申し込みをしていただきまして、その児童生徒の出席確認も行い、また、その登校者につきましても、毎日、健康観察記録票もしっかりと記載、持参していただいて、健康管理にもしっかりと配慮して、熱等体調不良の場合は登校を控えてもらうような指示もさせていただくところでございます。
また、小・中学校の卒業式の規模の縮小につきましては、今般、こういった状況でございますので、在校生等、または来賓等の出席は控えさせていただきまして、縮小しての開催ということで、教育委員会、学校等のほうで協議をして決定したところでございます。
放課後児童クラブにつきましては、国の文科省の意向も開催をしていただきたいということでございますので、3日から、学校長期休業日と同様の対応として対応をさせていただくところでございます。
(6)の総合運動公園施設等、公民館・西成田コミュニティセンター・民俗ギャラリー・大黒澤苑につきましては、利用中止ということで、3月3日から3月17日までの15日間の予定でございます。
また、その他、申告につきましては継続して行う予定でございます。
(7)の富谷市学校体育施設の開放の中止につきましては、学校開放につきましても、こういった状況でございますので、3月31日までの32日間、中止とさせていただいたところでございます。
(8)の福祉健康センター等につきましても、17日まで利用中止とさせていただきます。
なお、期間の見直し時期につきましては、上記の決定事項を含め、3月16日に、今後についての状況を見ながら今後については検討し、その後の対応を検討したいというふうに考えているところでございます。
以上でございます。
○議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、8番青柳信義君、9番浅野武志君の2名を指名いたします。
○議長(渡邊俊一君) 日程第2、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。13番菅原福治君。
○13番(菅原福治君) 改めまして、皆さん、おはようございます。
ただいま市長からもありましたように、まず初めに、コロナウイルスの感染について。市の対策本部では、先ほど市長からありましたように、市の行事は原則中止または延期、関係団体はイベント自粛の要請がありました。あわせて、小中学校におきましては、あすから17日まで当面の措置として臨時休業を決めました。その都度、いろいろ変わる中で、本当に対策本部、早い対応だったんじゃないかなというふうに思います。
また、昨日、これも市長からありましたように、とうとう仙台市でも発生いたしましたので、とにかく、このウイルスというか、この感染はわからないことが多く、不安なことも多いわけですので、少しでもこの不安を取り除くことに全力を挙げていただきたい。ここ一、二週間が瀬戸際だということでございますので、本当にこれ以上拡大しないように、対策本部として最大限の対応をお願いしたいなと思います。
また、関連なんですが、現在、市におきまして、市・県民税申告相談を受けておりますが、申告会場の感染等々を防止するためにも、仙台市並みに、延長は難しいと思うんですが、申請を郵送でもできように、ぜひ検討いただきたいなと思います。
それでは、私から、通告に従いまして、初めに、企業誘致による雇用の創出と人口問題についてお伺いいたします。
県の人口は、この2月1日現在で、27年ぶりに、この間、新聞に載っておりましたが、230万人を割り込み、先月、1月と比べても約1,400人ほど減り、毎月、減少傾向が続いております。
2年前に国立社会保障・人口問題調査におきまして、東北の全ての自治体で人口は減少が起きると報道されました。その中で、本市におきましては、市制移行の勢いと仙台市のベッドタウンという環境で、これからも30年間は人口はふえ続けるという報道がなされました。
その中で、このところ、本市の人口推移ですが、2016年の市制移行時の人口5万2,465人、世帯1万8,687世帯、ことしの1月には人口5万2,566人、世帯1万9,404世帯。3年半で、世帯数は720世帯が増加したものの、人口につきましては何と100人ほどの増加にとどまりました。
人口ビジョンでは40年後には6万人を設定しておりますが、このところの人口の伸びでは、人口の伸び悩みは何が原因なのか、しっかり対応しなければならないと思っております。そのような中で、本市には人口の立ちどまりは許されないと私もたびたび言っております。その鍵を握っているのは、企業誘致が一番効果的ではないかなというふうに思います。企業誘致は新たな雇用を生み出し、人口や税収等がふえ、定住促進も図られ、さまざまな面で効果が期待できることから、積極的に取り組まなければなりません。
本市は、現在、仙塩広域都市計画定期見直しにおいて、成田二期北工業用地、成田南工業用地、高屋敷西工業用地を確保し、「企業誘致の実現による新たな雇用創出の場」を重点項目に位置づけてまちづくりを進めており、この広大な工業用地計画を一刻も早く軌道に乗せなければなりません。
そのような中で、本市は、東京、名古屋におきまして県が主催する企業立地セミナーに市長がみずから参加し、トップセールスを行う形で、直接、それぞれの企業のトップの方とお会いし、情報交換を行い、富谷のセールスポイントを情報発信しております。
しかしながら、本市の置かれた実情からして、もう少しスピードを上げなければならないのではないか。中でも、現状の予算規模等々を考えれば、また、財政状況を見た場合に、もう少し加速していかなければ、今後、市民の負託に応えられなくなる状況があるのではないかなというふうにも思います。確かに、企業誘致は世界や日本経済の景気動向等を左右することですから、そう簡単なことではなく、そのことも理解しなければなりません。
次に、もう一つの課題は、本市からの若者の流出です。いかにして流出を食いとめるか。高卒者、大卒者にいかにしてこの富谷市内にとどまってもらうか、真剣に考えなければなりません。ぜひ、若い人の雇用を確保しながら、この富谷の地で暮らすようにしていかなければならないと思います。そのためには何としても企業誘致を続けなければなりません。
そこで肝心なのは、企業誘致に対しての本市の体制が重要になります。企業誘致の意気込みを内外に示すためにも、市長を本部長とする「企業誘致推進本部」の設置や、経済産業部内に「企業誘致専任担当」などを設置することが必要だと思います。
そこで、お伺いします。
1つ、市制移行から3年間の人口推移と、特に現況鈍化の認識と原因について。
2つ、市制移行から3年間の各項目(商店数、従業員数、年間商品販売高、工業数と従業員数、年間製造出荷額)の比較と評価について。
3番目、企業誘致の具体的活動とその実績について。
4番目、成田二期北工業用地、成田南工業用地、高屋敷西工業用地の現状と取り組みについて。
5つ目、本市がターゲットとしている企業は、どのような企業、業種なのか。
6つ目、企業誘致において、誘致企業が求めている要望や課題をどのように把握しているのか。
7つ目、企業誘致の促進と誘致企業に対する人材確保策の具体例は。
8つ目、雇用を効果的に行うためのハローワークとの連携は。
次に、協働によるまちづくりのスタンスと方向性についてお伺いいたします。
3月定例会に、富谷市協働のまちづくり推進審議会条例案が提出されております。私は、実施に向けて賛成の立場でお伺いいたします。
言うまでもなく、この条例は、「市民の思いを協働でつくるまち」を推進するための基本となるルールの策定などを含めた審議会の設置条例です。
これから、総合計画基本構想に定めております「市民の思いを協働でつくるまち」を進めていく仕組みができるものと思います。令和3年にはまちづくり基本条例も制定され、本当の意味で市民自治へつながっていくものと推進を期待しております。
市民協働を進める背景には、2016年、町から市制に変わったことにより、市民の求めるものも広範囲になり、ボリュームもアップし、従来のやり方では市民は満足せず、市民の行政に参画したいという思いや、その必要性から、協働によるまちづくりが重要視され、平成29年に総務部内に市民協働課が新設されたことが市民協働の始まりだと思います。
協働の狙いは、協働を導入することによってコストの削減につなげるだけでなく、市民の幅広い知識や知恵、力を生かして行政の一部の役割を担い、そのことが行政単独で実施するよりも負担が軽減することとイコールになるのではないかと思っております。
市民協働を進めていくためには、本市の総合計画基本構想に定める「市民の思いを協働でつくるまち」づくりを、町内会、市民活動団体、ボランティア、企業、さらには議会を含めた全ての主体者がお互いの役割と責任を自覚し、協力しなければ協働によるまちづくりは不可能ですし、絵に描いた餅だと思います。確かに、これまでの協働の推進状況は初期段階ということで、体制的にも難しさあり、そこは早期に見直しを進めていかなければなりません。
そこで、お伺いいたします。現在の市民協働課は、旧総務課とはどこが違うのか。また、総合計画において、全ての課が協働を求めていることから、協働は体制的にはどの部制にも属さない全庁横断的な組織にすることが、職員からも、また、市民からもわかりやすく、求められているのではないかと思います。いかがでしょうか。
今回、まちづくり推進審議会条例案が提出されましたので、大方は審議会に委ねるとしても、まちづくりのスタンスと方向性については今回お示しをいただきたいなと思います。また、審議会の進め方については、協働は広範囲に及ぶことから、幅広く市民の意見を酌み取るためにも、審議会の運営委員は住民からの公募枠も設けていただきたいと思いますし、あわせて審議会の審議内容についても伺いたいと思います。
それでは、お伺いします。
1つ、市民協働の基本的な考え方について、お伺いします。
2つ、市民協働のメリット(市民・行政)について。
3つ目、現況における協働の環境についての1つ、市民協働に関し、市民の反応と受けとめ方について。2つ、これまでの市民協働に関するセミナー等の開催状況について。3つ、協働に関する職員研修は進んでいるのか、その受け入れ認識について。4つ、市民の参加意識の高揚のため、市民協働サポーター制度導入の検討について。
4つ、協働体制のスタンスについて。1つ、現市民協働課と旧総務課との職務分掌の違いについて。2つ、各課を横断的に進めるには、どの部局にも属さない位置づけの高い単独の体制が必要では。3つ、各課を横断的に進めるためには、各課に市民協働推進員の導入が必要では。4つ、身近な行政と住民意識の向上を図るため、市民活動サポーターの設置が必要ではないか。
5つ、審議会委員について。1つ、委員の住民公募枠を設け、住民参加を広く深く考えてはどうか。2つ、審議会の審議内容について。
6つ、新たな協働推進までのスケジュールについてをお伺いいたします。
以上でございます。よろしくお願いします。
○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの菅原福治議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1の企業誘致による雇用の創出と人口問題についての問い1、市制移行から3年間の人口推移と、特に現況鈍化の認識と原因についてでございます。
市制移行から3年間の人口推移につきましては、12月末の人口と前年を比較した増減でお答えをさせていただきます。平成29年は人口5万2,640人で112人の増加、平成30年が人口5万2,569人で71人の減少、令和元年が5万2,567人で2人減少している状況にあります。
減少となった要因につきましては、平成23年度から分譲が開始された明石台東地区開発事業において選択枠が限られたことなどもあり、転入者が思うように伸びず、以前は2,000人を超えていた転入者がここ3年間は2,000人を割ったことによるものであります。今後は、令和3年に予定されている明石台東土地区画整理事業の分譲開始等により、転入者がふえ、人口が増加していくものと捉えております。
問い2、市制移行から3年間の各項目の比較につきましては、経済センサス及び工業統計調査が公表されている年度のデータで比較させていただきます。
商業事業所数、従業員者数、年間商品販売額については、平成26年商業統計調査と平成28年経済センサスで比較しますと、全て9%から22%増加しております。工業事業所数、従業員者数、製造品出荷額については、平成28年工業統計調査と平成30年工業統計調査で比較しますと、全て5%から21%増加しております。このことから、本市における商工業等の産業集積が進み、確実に基盤強化が進んでいるものと認識をしております。
問い3、企業誘致の具体的活動とその実績につきましては、初めに、企業誘致活動に当たりましては、相手企業との信頼関係の構築が非常に大切であると考えております。つきましては、誘致の個別具体的な企業名や進捗状況については、相手企業の戦略や各種事情もあり、その公表については慎重を要しますことから、来る時期までは控えさせていただいておりますことをご理解を願います。
その上で、現在の企業誘致活動と実績について申し上げます。
主な活動といたしましては、東京都及び愛知県名古屋市で開催された宮城県企業立地セミナーに参加をし、多くの企業関係者に対しトップセールスにより本市の魅力をPRしております。また、随時、上京する機会を捉え企業を訪問し、情報交換も行っております。さらには、企業誘致担当者による企業訪問を積極的に行い、今年度は、現時点で県内52社、県外50社の合計102社の企業訪問を実施するとともに、IT企業とのマッチングイベントにも参加をし、誘致活動を実施したところであります。
誘致実績といたしましては、高屋敷工業団地内へ新規立地が1件、建屋増築が1件のほか、TOMI+に8社が入居したところでございます。
問い4、成田二期北工業用地、成田南工業用地、高屋敷西工業用地の現状と取り組みにつきましては、まず、成田南地区につきましては、ことし5月の市街化区域編入に向けて手続を順調に進めております。令和3年初めには工事に着手し、令和4年末の造成完了を目指しており、土地利用については、隣接する成田地区内の企業の規模拡大とものづくり産業の誘致を図ることとしております。
高屋敷西地区につきましては、ことし5月に市街化区域編入の申し出を行い、来年5月の市街化区域編入を目指して、開発者、関係機関及び企業と事業化に向けた協議を重ねております。
最後に、成田二期北地区につきましては、宮城県と誘致活動や課題の洗い出しなどの勉強会を行っております。また、事業者においては、開発区域を縮小し、数回に分けて事業を実施する場合の土工バランスや収支計画、インフラの整備や次の事業に対する影響などについて検討しているところであります。
これからも土地利用の促進を図り、雇用の拡大や人口増加につながるよう、積極的な企業誘致に取り組んでまいります。
問い5、本市でターゲットとしている企業はどのような業種、業態かにつきましては、企業誘致の主目的は、雇用機会の確保と税収の確保であります。このことから、これらの目的達成が期待できる企業を中心に誘致活動に努めております。具体的な業種といたしましては、県内に一定の集積がある自動車関連産業や電気・電子部品等の高度電子機械産業、食品関連産業を中心とした製造業のほか、雇用創出や交流人口拡大に結びつく企業の立地を期待しているところであります。
問い6、企業誘致において、誘致企業が求めている要望や課題をどのように把握しているかにつきましては、企業誘致における訪問に当たりましては、誘致に対し熱意を持って本市の魅力を伝えるとともに信頼関係の構築に重点を置いております。その上で、立地の可能性や企業課題を確認しております。また、企業訪問後はメールや電話等による情報交換を行い、企業課題等の把握に努めるとともに必要に応じた対応を行っております。
問い7と問い8については関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
まず、ハローワークとの連携による人材確保といたしましては、毎週、ハローワークからの求人情報をホームページに掲載するとともに、本所及び各出張所に備えるなど、ハローワークに行かなくても求人内容が確認できるよう対応しております。
また、昨年7月に地域企業の人材確保を図るため、宮城県の委託業務でわく・わーく就職サポートセンターが富ケ丘地区に開設されたところであります。当センターには、昨年、初開催の「富谷でつながるビジネス交流会」にもご参加をいただき、各企業と人材確保についての情報交換が図られたところでございます。さらには、市内企業の訪問時にも、わく・わーく就職サポートセンターの周知を図り、求職者と求人企業とのマッチングに努めたところであります。
今後は、わく・わーく就職サポートセンターが4月よりTOMI+に移転する予定であることから、地域企業の人材確保への迅速な対応が可能となるとともに、富谷市シルバー人材センター、くろかわ商工会富谷事務所、そして、各入居企業との連携、協力等による新たな展開を期待するところであります。
質問件名2の協働によるまちづくりのスタンスと方向性についての問い1、市民協働の基本的な考え方については、市民協働は、一般的に市民と行政の協働を示すものと言われておりますが、近年の協働の捉え方は変化してきており、市民と行政のみならず、市民と市民、あるいは市民と企業などが連携、協力し地域の課題を解決する取り組みも協働として捉えられております。
その中で、本市における市民協働の考え方といたしましては、市民や企業、大学などの多様な主体との協働による市政運営ということに加え、住民主体の地域づくりということの2つの側面で捉えているところであります。特に、住民主体の地域づくりにつきましては、地域コミュニティーを中核とした共助や地域共生の取り組みにもつなげるものであり、本市においても少子高齢化の進展と社会環境の変化が予測される中で、今後ますます重要な取り組みになっていくものと考えております。
問い2、市民協働のメリットにつきましては、市民の皆さんの活動に触れるさまざまな機会を通して、よりよいまちにしたい、よりよい地域にしたいという思いが活動の原動力となっていることを強く感じております。市民、行政、それぞれ単独では解決できない課題をともに力を合わせることにより解決につなげ、結果として、市への愛着が深まるとともに、よりよいまちづくり、よりよい地域づくりにつながることが市民と行政双方の最大のメリットと考えております。
問い3、現況における協働の環境についての(1)、市民の反応と受けとめにつきましては、本市においては、従来から多くの市民の皆さんにまちづくりに参加、参画していただき、また、地域の課題解決のために自主的、自発的に取り組んできていただいているなど、市民協働の取り組みが活発に行われているところであります。
その中で、市民協働に対する市民の皆さんの反応としては、市民協働につながる市民の活動の広がりと厚みを増してきていると捉えていただいている一方、協働という定義がいまひとつわかりづらい、また、これまで一般的に使われてきた男女共同などに使われる「共同」や協同組合などに使われる「協同」と何が違うのかなどのご質問、ご意見をいただいているところであります。また、ライフスタイルや価値観の多様化を背景に、これまで以上に強制的ではない緩やかな取り組みが求められているものと捉えております。
(2)のセミナー等の開催状況につきましては、昨年度1回、今年度1回、実施をしております。
(3)の職員研修につきましては、昨年度において市民協働研修会や若手職員育成研修会を実施しております。また、職員の協働の受け入れ、認識ということにつきましては、研修や事業を通して市民の活動や協働に対する職員の理解が深まっており、協働の取り組みは着実に推進されているものと捉えております。
(4)市民協働サポーター制度導入につきましては、平成30年第1回定例会におきまして、まちづくりサポーター制度ということで議員よりご提言をいただいており、自主的な活動のきっかけをつくる仕組みとして有効であるものと認識をしております。
本市においては、「とみやブルーベリーサポーターズ」や「とみやロードサポーター制度」など、必要に応じてそれぞれの事業において同様の取り組みを行っている現状にありますので、引き続き、今後の取り組みの参考とさせていただきたいと思います。
問い4、協働体制のスタンスについての(1)現市民協働課と旧総務課の職務分掌の違いにつきましては、市民協働に係る総合的な企画及び調整及びコミュニティー組織等に関することが旧総務課にはない新たな市民協働課の分掌事務となります。なお、これら以外の全ての分掌事務は旧総務課から引き継いでいるものとなっております。
(2)「各課を横断的に進めるためには、どの部局にも属さない位置づけの高い単独の体制が必要では」につきましては、当面は現行の体制により横断的な取り組みを進めていきたいと考えておりますが、さらなる体制整備が必要との議員のご意見も理解するところでありますので、他自治体の取り組みを参考にしながら検討してまいりたいと考えております。
(3)各課へ市民協働推進員の導入につきましては、平成30年第1回定例会におきましても議員よりご提言をいただいておりますが、当面は、庁議などを通して全庁的に情報を共有することで横断的な取り組みが可能であると考えておりますが、ご意見については今後の推進体制の参考とさせていただきたいと思います。
(4)市民活動サポートセンターの設置につきましては、市民の多くの皆さんの多様な活動を支援する拠点機能の必要性は認識をしておりますが、本市においては、公民館やTOMI+、社会福祉協議会が運営している富谷市ボランティアセンターなどを拠点として、市民の皆さんの自主的な活動の支援を行っているところであります。このことから、市民活動サポートセンターの設置などについては、既存の拠点を考慮しながら、引き続き総合的に検討を進めてまいりたいと考えております。
問い5、審議会委員についての(1)委員の住民公募枠につきましては、本市の審議会等委員の委嘱に当たっては、極力、女性委員の割合を高めることや市民を対象とした公募枠を設けることにより、多様な視点から広く意見をいただくことに努めているところであります。ご質問にある富谷市協働のまちづくり推進審議会におきましても、市民を対象とした公募枠を設けることで進めてまいりたいと考えております。
(2)の審議会の審議内容につきましては、審議会は協働のまちづくり推進に関する事項についてのご審議をいただくこととしており、まずは、新年度において予定しておりますまちづくりの基本となるルールの策定についてご審議をいただきたいと考えております。
問い6、新たな協働推進までのスケジュールにつきましては、まずは、新年度において本市総合計画前期計画の成果目標としているまちづくりの基本となるルールの策定を着実に進めるとともに、その後のスケジュールにつきましては、本市総合計画後期計画の策定にあわせて検討してまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。
○13番(菅原福治君) それでは、再質問させていただきます。
まずは、人口の推移としての若者の流出についてお伺いいたします。
人口推移を見ますと、若者の地元離れが進んでいると思いますが、一旦、県外の高校、大学に進学した学生は5割から6割近くがそのまま県外に就職していると聞いております。本市にとってはこれは大きな課題であります。確かに地元企業に就職といっても、地元企業のことは恐らくわからないでしょうし、また、やりがいを持てる会社がどれだけあるのか等についても知らないわけですので。しかしながら、そうはいっても、一旦、県外へ出てしまえば、なかなか本市に戻ってくるというのはなかなか難しいのではないかなというふうに思いますので、再度、流出についての認識をお伺いいたします。
それと、企業誘致でございますが、論旨でも申し上げましたとおり、本当に企業誘致は、本市は絶対これをやり続けていかないとだめな本線だと思うんですね。柱の部分だと思います。そういった意味から、先ほど市長からもありましたように、地盤のほうはがっちりできているんだというような話を聞いて若干安心したわけですが、そうはいっても、これから本当に企業誘致を続けていくには、本当に内外に考え方を示すためにも体制をしっかりしていただきたい。
体制といいますと、先ほども論旨で言いましたように、市長を本部長とする富谷市企業誘致推進本部を設置し、本当に市長だけじゃなく、我々議員、市内関係者、商工会等々も連携を図りまして、全市を挙げて協力体制をつくっていくことが大事ではないかなという点と、それと、経済産業部内に企業誘致専任担当を配置することで本当に企業誘致の窓口を明確にすることが、事業を進めることが、立地を目指す企業にとって、先ほども市長からありました、信頼関係が大事だと。その信頼関係が窓口をつくることによってつながりますし、さらには、窓口を一本化にすることによってワンストップサービスにもつながり、このことがお互い顔が見える関係につながりまして企業誘致が進むというようなサイクルだと思うんですけれども、その辺についても、もう一度、見解をお伺いいたします。
それと、協働体制についてでございますが、スタンスに絞ってお伺いいたします。論旨でも述べましたように、コスト削減だけの目的ではなくて、本当に市民が協働に参加することによって行政の業務の役割の一端を担うわけですから、そのことによって行政のコストが若干減る。これが削減とイコールではないかなと思います。再度、その辺の取り組む大切さを、見解をお伺いしたいなと思います。
それと、旧総務課と現在の市民協働課の違いということで、旧にはコミュニケーションの部分がなかったということでございますが、本当にその部分だけでございますので、ぜひ、先ほど理解してこれから検討するというふうな話ありましたけれども、全庁横断的な組織を本当に早急に進めていただきたいと思います。その担当する職員には、私、口幅ったいことを言いますが、定年退職された再任用の職員の方に担当いただき、本当にこれまでの経験を生かしていくことで協働の内容も一段と進むのではないかなと思いますので、この体制のことについてもお伺いいたします。
また、これも理解されたと思っておりますが、各課に市民協働推進員を配置するということでございますが、本当に市民協働に関する情報を周知徹底することからしても必要ですし、やっぱり職員がきちんと理解し実践することがまずは大事だと思います。そのためにも、司令塔として市民協働課と連携する意味でも、各課にキーマンとして市民協働推進員を設置することが重要と考えますが、いかがでしょうか。
よろしくお願いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、私から答弁させていただきます。
まず、最初にありました若者の流出につきましては、このことについては、これまでも富谷市で生まれ、小学校、中学校、そして高校は市で、ただ、大学の進学によりましてが一番多いんですけれども、県外に流出というのがこれまでも富谷の状況でございました。ただ、これまでは、先ほども答弁の中で申し上げましたが、その分、2,000人ぐらいが、毎年、社会増で、新たな造成して宅地、住宅販売しているところに毎年2,000人ぐらいが転入してきたので、その分、収支で毎年増加してきたわけでございます。ここ近年、宅地を求めたいという人たちはたくさんいるんですけれども、そのニーズに応えられない状況にあったことによって、ここ3年ぐらい、いわゆる人口の鈍化につながっているということでございます。
そういう意味では、確実に、やはりそれに甘えることではなくて、しっかりと若者たち、特に富谷で生まれ、富谷で育った「とみやっこ」の皆さんが富谷に愛着を持って、社会人になってから、または結婚してから、家庭を持ってから、もう一回、富谷に戻ってきたいというふうに思ってもらうことが一番大事だというふうに思っておりますので、そういった環境に努めていきたいというふうに考えております。
2つ目の、企業誘致についての体制づくりと専任担当につきましては、議員のご意見、ごもっともだというふうに思っております。ただ、本市におきましては、実は毎年、今、東京事務所のほうに職員を派遣をしております。東京事務所を経験した職員は、産業観光課のほうに、富谷市に戻っても東京事務所時代の企業を訪問したり、誘致企業との関係性を継続するようにしておりまして、そのことが途切れないように、あとは担当職員が企業とやはり直接、顔と顔、信頼関係が大事でございますので、そういった人事面での配慮もしながら努めているところでございますので、今後も、本市的には専任の担当職員のような位置づけで、これからも環境を整えながらしっかりと企業誘致に取り組んでいきたいというふうに考えております。
また、次の市民協働に関するコストの削減も含めてということでございます。これも言うまでもなく、市民の皆さんが市民協働に参画していただくことによって、全て行政が担っているときよりは確実に、コスト面でも、維持管理においてもコスト削減にもつながることでございますので、今、サポーター制度さまざまな形で試行的に取り組んでいるところでございますので、そういった取り組みをさらに推進をして、広く努めていきたいというふうに考えております。
また、2つ目の旧総務課と現市民協働課の違い含めて、横断的な単独のそういう組織が必要ではないかということにつきましては、今のところは市民協働課でとりあえず担当させていただいております。
全国の例では、例えば今、神戸市で今年度から「つなぐ課」という新たな全庁横断的な独立した組織を初めて全国の自治体の中ではつくっております。先日、実は私神戸を訪問した際に、市長と直接懇談をして、そのつなぐ課についてもいろいろ学ばせていただいたところでございます。ただ、やはり、ことし1年目、まだ初年度でもございますので、そういった神戸のつなぐ課の取り組みだったり、他の自治体の取り組みを参考にしながら、効果的な実績が見られるのであれば、そういったところを学びながら富谷でも取り入れていきたいというふうに思います。今の段階では、まだ時期尚早だというふうに考えておりますので、慎重に検討していきたいというふうに思っております。
また、各課に市民協働担当専任者の設置につきましては、そのご意見も大変理解できるところでございます。今後の検討課題として捉えさせていただきたいというふうに思います。
以上です。
○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。
○13番(菅原福治君) それでは、企業誘致と雇用について、再々質問をいたします。
人口と若者の流出なんですけれども、市長の言われるように、わかるんですけれども、やっぱり若者というのが、若者が流出して、年寄りというわけじゃないんですけれども、青年が来るというのはちょっと、やっぱり若者なんですよね、大事なのは。その辺を訴えたかったんです。
それと、体制的なもの、横断的な部分ということで理解されているんですが、これについては、やっぱりうちの市は神戸とかと違って、規模的なものもある部分でありますので、確かに難しさはわかりますけれども、そこは工夫してやっていただきたいなと、こういうふうに思います。
それでは、本市が求めるターゲット企業、どういう企業を求めているのかというような部分をお伺いしたいなと思います。本市の活性化につながること、ターゲットを決めるというのは、やっぱり本市でもその企業を活用しなければならないと。活用して、本市の地場産業なり企業と連携をして、あわせて競争力もつけていきたいというような部分で、どういうターゲットを持っているのか。ただ単にというよりも、ターゲットを持ったほうが相乗効果が出ると思いますので、その辺をお聞きしたいと思います。
最後になりますけれども、大体お答えいただきましたので、これも市長にお伺いしますけれども、最後に、総じて、企業誘致と雇用問題、人口問題について、体制も含めて、先ほどもありましたけれども、規模的なものもありますけれども、力を入れていくということで、本当に本市はやらなければなりませんので、これに取り組むことによってウイン・ウインの関係で将来にも明るさが見えると思いますので、それを取り組むことによって県内唯一活気のある自治体になると思いますが、その辺、市長、最後に決意を含めて、よろしくお願いいたします。
協働についてですが、協働の環境に絞ってお伺いいたします。
協働を推進するに当たっては、協働の担い手である市民、地域活動団体の受けとめと、主に協働を進める職員の環境整備が必要だと思います。市民協働課はこれまでも協働のセミナー等を開催し、さまざまなことを実践してきましたが、その中で、協働の深掘り、また、協働の人材等について、どのような成果があったのか、お伺いいたします。
また、職員についても、先ほど進んでいるという回答がありました。これについてもさらに環境整備が必要だと思います。といいますのも、行政の仕事に携わる全ての職員を対象に研修を行わなければやっぱり協働というものは進まないと思うんですね。パートさんであろうと、職員の方であろうと、全てがわからないと市民参加にはならないと思いますので、市民参加を求めている市民がおりますので、ぜひとも、パートさんも含めて、研修をお願いしたいと思います。
それと、最後になりますが、以前、市長がまちづくり基本条例は市民協働が柱で、市民の意見を聞くことが重要だということを話しておりました。そうはいっても、市民協働には正解はないということも私も聞いております。市民協働は実践と理解の繰り返しで積み上がっていくものだというふうに聞いておりますが、市民協働につきましても、ぜひ、最後の考え方を再度お伺いしたいなと思います。
以上でございます。
○議長(渡邊俊一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 特に若者の人口の増加ということでのお話でございます。これは本当に私も同感でございまして、特に、やはりそれも含めて、宅地造成、住宅を販売するときに若い世代が転入していただけるような環境づくり、これまでも富谷はそういう状況があったわけでございますので、そういった環境をしっかりと、今明石台東土地区画整理組合が今造成している部分、または成田の次に続く西と東地区、両方しっかりと計画的に進めることによって確実にそのことが進められると思いますし、それとあわせて、やはり働く場の確保というのは重要でございますので、若い世代が安心して富谷に戻って住んでもらえる雇用の確保ということで、企業誘致もしっかりと進めていきたいというふうに思っております。
なお、ターゲットを決めてということで、これはもちろんご意見のとおりでございまして、ターゲットをしっかりと絞りながら、今も、現在も、ただ、誘致する場所によってターゲットも違いますので、その辺はもちろんやみくもにはやっているつもりはなく、しっかりとターゲットを絞って、情報を収集した中で絞り込んで誘致活動は行っております。もちろん、職員が訪問するにしても、私が訪問するにしても、それぞれに時間と費用がかかるわけでございますので、無駄のないようにしっかりとターゲットを絞り込んで、企業訪問等、戦略的に取り組んでいるところでございます。
ただ、冒頭に申し上げたとおり、その企業のターゲットについては、かなり企業との信頼関係、または情報流出については慎重に取り扱わなければいけないものですから、ぎりぎり、企業立地の表明の記者会見まで公表できないでいるということをご理解いただければというふうに思っております。
続きまして、市民協働についての部分でございますが、市民協働のセミナー等を通しまして、確実に市民の皆さんにも、市民協働の大切さ、または市民協働のあるべき姿については理解をしてきていただいているというふうに思っております。引き続き、今後も努力していきたいというふうに思いますし、職員においても市民参加の理解を進めるということでございます。この必要性についても同様に認識をしておりますので、しっかりと市役所職員、もちろん、パートというよりは、任用職員含めて全ての職員が、しっかりと市民参加、市民協働の大切さを理解して職務に当たれるように努めてまいりたいというふうに思っております。
最後に、市民協働のルールづくりにつきましては、本来、やはり市民協働、市民参画の条例を制定したりしていた時代から、今はかなり大きくニーズが変わってきているという状況でございますので、今回は新たな審議会、今回、審議をいただきますけれども、条例をいただいて設置をしますけれども、審議会等を含めながら、今の時代にマッチした、そして、大切なのは、条例をつくったり、ルールをつくることが目的ではなくて、誰もが参加しやすい環境をつくっていくということ、市民協働が実現しやすい環境を整備していくことが大事でございますので、その環境づくりに向けてしっかりと取り組んでいきたいというふうに考えております。
以上です。
○議長(渡邊俊一君) この際、午前11時5分まで休憩をいたします。
午前10時53分 休憩
午前11時05分 再開
○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
7番金子 透君。
○7番(金子 透君) 私からは、「財政改革による縮小事業の復活を」として一般質問を行います。
全ての事業は財源あってのことですので、現在の財政について、私なりに少し話をいたします。
昨日、令和2年度予算が提示されました。歳入では、市税の部分で前年比約7,300万円増を見込み、財政調整基金より約2億3,700万円を繰り入れております。この基金の取り崩しについて、平成30年度決算で約4億5,000万円の積み増しをしたことから、財政調整基金残高はほぼ横ばいを維持し、問題はないとの説明と受けとめております。さまざまな要因がありますが、前年比約10億5,700万円増で、率にすると8.3%増の大型予算になったと思っております。また、歳出においては、各事業の概要などが示され、教育環境のさらなる充実、市民生活や福祉の向上、内外に向け富谷を強力に発信、アピールする事業など、全方位に目配りされ、一定の評価はするものであります。
とりわけ、富谷宿との歴史に基づき、富谷の根っこの部分の地域の振興、活性化にとり、欠かすことのできない重要な事業や、これまで幾度となく提言してきたドアからドアへのサービス、デマンド型交通運行事業として実証運行がなされます。確実なる推進に大いに期待するところであります。
それでは、財政改革による縮小事業の復活についてであります。
将来を見据えた事務事業の見直し、財政改革は必要不可欠との考えには、私としても同じ思いであります。平成31年度、令和元年に財政改革に取り組み、本年が初年度であり、まだ何ら検証されておりませんが、私なりに側溝整備事業について議論せねばとの思いであります。
本事業は、太子堂、富ケ丘、鷹乃杜の3地区にて、令和元年度から、3,000万円の財源から一律に500万円減額され、2,500万円での事業となり、令和2年度予算においても3地区それぞれ2,500万円が計上されております。財源ベースで、各地区工事完了までに太子堂はこの先約2年、富ケ丘は約31年、鷹乃杜に至っては約37年との試算であります。太子堂は今後2年で完了ですので、先延ばしすることなく、速やかに完了の見通しができたと理解し、議論の対象とはいたしません。富ケ丘、鷹乃杜の2地区で話を進めたいと考えます。
この事業について、私の考えですが、側溝整備事業、つまり本事業は、通常の維持管理修繕の事業ではなく、公共施設の大規模改修、更新との考えであります。つまり、側溝本体の入れかえであることから、大規模改修、更新と考えるものであります。その入れかえ、有蓋化が終わればその時点で整備事業は完了し、その後は普通に維持管理修繕する事業であるとの考えです。既存の公共施設の大規模改修、更新に四十数年の時間をかけ、事を進めるべきではありません。速やかに工事を進めるべきと考えます。また、現在の金額ベースで区切れば、今後、人件費や資材の上昇を想定すれば完了はさらにおくれるのは明白であります。近い将来、考え方の修正が求められるときは必ず訪れるものと思います。
また、それぞれの地区の道路の状況は余りにも違い過ぎます。富谷の宅地開発で最初のころに開発された鷹乃杜地区は、南北に縦断する道路のほとんどは幅4.2メートルで、さらに、左右に電柱があり、車のすれ違いに支障を来すこともたびたびであります。また、東西に横断する道路の大部分は急勾配の道路で、皆様既にご承知のことと思っております。鷹乃杜と富ケ丘の現状をその地区の方々に丁寧に説明し、別々の考え方も必要ではないかと思っております。
初めに話した財源の件で補足をいたしますと、昨年、ひより台二丁目の市有地が売却され、現在は民有地となっております。さらに、あけの平二丁目の市有地の売却に向け、現在、公募が進められております。その売却代金については、一時的な歳入であることから、議論の対象にすべきではないと考えます。今後、これらの土地の管理費の支出はなく、固定資産税など歳入が恒久的に見込めます。明らかに歳入増となっていくのは明白であります。
また、今後、事務事業の遂行に当たる執行部の皆様の足元にもまだまだ改善の余地はあると思われます。本来、この側溝整備事業は縮小の対象にすべきではなかったと言わざるを得ません。仮に復活させても、2地区合計で1,000万円の財源であります。全体的な財政運営にさほど影響がないとも考えます。また、今後想定される公共施設の大規模改修や更新についての対応もせねばなりません。その時々の財政運営に支障なきよう備えることも重要な課題であります。
以上の考えから、次の質問をいたします。
1つ、富ケ丘、鷹乃杜2地区分、復活させるべきと思うが、その考えは。
2つ、鷹乃杜地区の道路事情を考慮すべきと思うが、その考えは。
3つ、今後、資材、人件費の上昇が想定され、工事の完了はさらにおくれると思われるが、そのことに対しての考えは。
4つ、本事業は恒久的な事業ではないと考えます。側溝の入れかえ、有蓋化が終われば完了です。富ケ丘、鷹乃杜の2地区は、着工から完了まで四十数年を要しております。このことに関しての考え、説明を求めます。
5つ、今後、公共施設の大規模改修、更新のため、財政調整基金などからの繰り入れ等を検討し、新たな基金を設けるべきと思うが、その考えは。
以上、答弁のほう、よろしくお願いいたします。
○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの金子 透議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名、財政改革による縮小事業の復活をの問い1でございます。富ケ丘、鷹乃杜2地区分の復活につきましては、現在、本市では、行政改革基本方針に基づいて持続可能な財政運営の実現に向けて取り組んでいるところでございます。側溝整備事業につきましては、昭和50年代後半から早い時期に開発された団地の老朽化した側溝の改修を目的に開始したものであります。当時の事業費は全て一般財源の持ち出しであったため、必要最小限に抑えられ、他事業との調整の中で年度ごと予算額が大きく増減をしている状況にございました。このようなことから、平成30年度から開始した行政改革において、限られた財源の中ではありますが、年度ごとの事業費の変動をなくし、一定額を確保することにより各地区の有蓋化事業を計画的かつ確実に推進してきたところでございます。そのため、事業費の復活については、行政改革実施プランの計画期間が終了する令和2年度までの成果を検証し、改めて検討をしてまいりたいと考えております。
問い2、鷹乃杜地区につきましては、区画道路全体の約50%が路面幅員4.2メートル程度の道路となっており、その中に電柱が立っていることから車両のすれ違いが困難な場所があると認識をしております。そのことからも、側溝を有蓋化し路面幅員を広げていく効果は大きいものと考えております。
問い3、今後、資材、人件費の上昇が想定され、工事の完了はさらにおくれると考えるが、そのことに対しての考えにつきましては、国土交通省が発表する公共工事設計労務単価では7年連続で労務費が上昇していることを踏まえると、今後も工事価格が上昇していくことが予想されるところであります。そのため、今後においては、必要な施工量と工事発注の経費を考慮し、予算に反映していく必要があると考えております。
問い4、着工から完了まで四十数年、このことに関しての考え、説明につきましては、現在の予算ベースで試算した場合の事業完了までの期間については、議員のご指摘のとおりでございます。今後、事業のさらなる進展、進捗を図るため、交付税措置が講じられる公共施設等適正管理推進事業債の活用に向けて準備を進めているところでございます。なお、事業完了までの見込み期間については、行政懇談会や地元行政区長の皆さんとの打ち合わせ等の際にお伝えをしているところでございます。
問い5、今後、公共施設の大規模改修、更新のため、財政調整基金からの繰り入れなどを検討し基金を設けるべきではとの問いにつきましては、財政調整基金につきましては、大規模な土木、建設工事に活用できる旨、条例に規定されており、現状のままであっても公共施設の改修や更新に活用することが可能であります。したがいまして、直ちに公共施設の改修に限定した基金を創設する考えはございませんが、基金残高が高い水準を維持していることや、活用方針の見える化への配慮も必要と認識しており、基金創設そのものを否定するものではございません。このことから、今後の財政調整基金のあり方につきましては、既存基金への積みかえも含め、幅広く検討させていただきたいと考えております。
以上です。
○議長(渡邊俊一君) 7番金子 透君。
○7番(金子 透君) それでは、再質問させていただきます。
財政改革が始まった初年度の減額予算のときの議論よりは少し前進した答弁もあったのかなという感じは持ったところであります。資材や人件費の上昇には予算ベースで応えていく旨の答弁と理解したところであります。
最後の基金の問題なんですけれども、やはり、財政調整基金がある程度積み上がっていると、誤った受けとめられ方をするのではないかと私は考えるところであります。公共施設の維持管理は必ずやらなければならない問題でありますし、物がふえればそれだけ固定費がだんだんかかっていくわけですから、だめになったとき廃止するというような考えでは毛頭ないでしょうから、それに対する備えというものを十分にしておかないと、その時々の財政の自由度というものが膠着化してしまうおそれがあるというのは既に皆さんわかっていることだと思うんですけれども。このことに対して、やはりきちっとした、入れ物を分けるというとちょっと不適切かもしれませんけれども、自由度の高い基金にするのか、それとも特化した目的基金にするのかというのは、どちらでも使えるからいいんだという考え方ではなくて、市民の皆さんに訴えるアピールとして、誤った受けとめられ方をすることのないように、ある意味、説明を果たすような感じで、ぜひとも前向きに検討すべきだと私は考えておりますけれども、改めて、その件について市長の答弁、お願いいたします。
それから、最初、私も言いましたけれども、初年度、始まったばかりで何も検証ないときに、なかなか復活、というのも理解をしますけれども、昨年9月の平成30年度決算において、私も認定すべきものとして、委員長として決算審査特別委員会をやったわけで、そのときに8億、たしか八千数百万円の単年度の黒字決算であり、剰余金を出し、そのうち、4億5,000万円を基金に積み上げ、残りは繰り越ししたと。そういうような決算内容だったと思っております。見方を変えると、納税者がリアルタイムに行政サービスを受けられなかった約8億円分、パーセントにすると恐らく6%ぐらいの行政サービスをカットされてしまった、そういうふうな見方もできると私は考えるのであります。
であるならば、半分は基金に積み上げるというのは、これは決まっていることでありますから、残りの分をカットした事業に補塡するとか、そのような考え方も必要なのではないかなと。まだ、本年度の決算はことしの9月にならないと出てこないわけですから、そこら辺も通年でならしてみないと何とも言えないんですけれども、仮に剰余金というか、黒字決算した場合は、カットした事業への補塡というのも私は考えるべきだと思っております。市長に、その点も答弁お願いいたします。
それから、もう一点なんですけれども、太子堂分、あと2年で、このままいくと完了だと。そうすると、ことし、令和2年の予算計上されております。令和2年度で財政改革の検証があるということだったんですけれども、令和3年度が終わると太子堂分の2,500万円の現在予算計上している分が丸々、浮いてくるという言い方は変ですけれども、必要でなくなると思うんですね、あと2年で終わるわけですから。ただそれをそのまま引っ込めないで、せめて工事完了の時期だけは富ケ丘と鷹乃杜と大体同じ時期ぐらいにするべきでないかと思います。都市計画課のほうでお聞きしたところ、富ケ丘は31年、鷹乃杜は37年であります。それぞれの事情も話しましたけれども、なかなか大変だということもあるんですけれども、完了時期だけは全て同等に持っていくように、遅いほうをちょっと進捗させるとか、何がしかの方法を考えてしかるべきだと考えます。
余談になりますけれども、鷹乃杜で私も何度か脱輪しております、仕事に行って。本当にしんどいんです。住民の皆さん、自分の敷地にバックで車庫入れするなりなんなり、車出すなりなんなり、いろいろ苦労なさっている話、私、直接いろいろ伺うこともあるので。その点、再度、市長の考え、お聞きいたします。
○議長(渡邊俊一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) ただいまいただいた側溝有蓋化の事業につきまして、また、財政調整基金の取り扱いについて、議員のご意見につきましては理解できるところでございます。ただ、今回の側溝有蓋化事業につきましては、これまでも申し上げているとおり、全て一般財源から、全ていわゆる持ち出しで予算を編成しております。そして、今回、行政改革の全ての事務事業の見直しの中で、とはいいながらも、1地区2,500万円ずつ確実に確保した上で計画的に進めるという方針でスタートしたところでございます。
つきましては、まずは実施プランが初年度スタートして今年度2年目、そして、令和2年度で、まずは1回目の実施プランの期間が終わるわけでございますので、その期間を終了して、行政改革全体の結果を見た上で、今後の実施プランを編成する中で検討すべきものと思っております。
やはり、こちらが今財政状況改善されたので、じゃあ、この部分もう一回戻したらというふうにすると、今回、行政改革は全ての事務事業全てを全部一律、これを言い始めると切りがないわけでございます。こちらも減らしている、こちらも減らしているわけですから、一律。そういう中で、こちらが財政結果がよくなったので戻そうといったら、じゃあ、こちらも戻してくれと、収集がつかなくなりますので、その辺だけはご理解をいただきまして、まずは、基本的な行政改革基本方針に基づいて策定した実施プランの終了年を見た上で、その段階で検討すべきものというふうに捉えておりますので、そこだけご理解をいただければと思います。
なお、黒字決算の中で、その分、市民に広く還元すべきじゃないかという、そこも理解できます。ただ、結果、有蓋化につきましても、限定された地区にその巨額の投資が全て一般財源からの持ち出しで編成される部分では、ある特定の地域に、そこに全て、なかなか、持ち出すというのは、そこら辺は、ほかの地域の市民の皆さんからすれば理解得がたいところもあるかと思いますので、その辺は、全体のバランス、市民全体の方々の利益につながるようにしっかりと予算配分をしていかなければいけないというふうに。
ただ、その中でも、必要性については十分に認識をしているところでございますので、そこはしっかりと、今後、推進していけるようにさらに努力していきたというふうに思いますし、今後、新たな取り組みも今検討しているところでございますので、その辺、ご理解いただければと思います。
○議長(渡邊俊一君) 7番金子 透君。
○7番(金子 透君) それでは、最後の質問をいたします。
確かに側溝入れかえだけが仕事じゃないのは十分理解はしております。理解をした上での問題提起だったということも、こちらのほうのこともご理解いただければと思います。
以前にも何度か言ったんですけれども、行財政改革をするときに、まず、歳出、市民の事業のほうを真っ先にカットするんでなく、まず、みずからの足元をきちっと整理整頓して、まだまだ努力する余地はあるのではないかと。私はまだまだ、一生懸命頑張っているのも理解しますけれども、それでも、もうちょっと頑張っていただきたいという考えであります。いきなり住民サービスのいろいろな部分をカットするのでなく、執行部の皆様の頑張りのおかげで30年度決算が剰余金が発生した、その頑張りの一部でもあるなという理解も確かにわかりますけれども、さらなる取り組みを、いろいろな歳出支出に当たって、例えば行財政改革推進室が一元化するなりなんなりして、いろいろな方向性を決めるなりなんなり、もうちょっと頑張った成果が、我々に、市民に見えるような形で執行されてはいかがかなという考えであります。その一点につきまして質問いたしまして、終わります。
○議長(渡邊俊一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 行政改革につきましては、これは議員のご意見のとおりでございまして、まずは、市民の皆さんに痛みの伴う前に、みずから、まずは無駄をなくすということを徹底して、初年度、平成29年度、全ての事務事業を全庁的に見直しました。そのときに、まずは自分たちが無駄のないようにというところでかなりきつく見直しをした上で、その上で市民の皆さんにも見直しだったりの部分で、または補助金の削減だったり、そういったところが発生したところでございますが、極力、我々も今回行政改革を実施する上で、市民の皆さんに対する負担増は極力最小限に努めたところで、まずは自分たちがというのは、その精神は基本的に最初から今も変わらないところでございますので、今後もこのことはしっかりと肝に銘じて、全職員、無駄のないような行政改革に努力していきたいというふうに考えております。
○議長(渡邊俊一君) 次に、2番佐藤浩崇君。
○2番(佐藤浩崇君) それでは、通告に従い2件質問いたします。
まず大綱1点目、小中学校のICT環境整備について、お伺いいたします。
令和元年12月、閣議決定された令和元年度補正予算に「GIGAスクール構想の実現」が盛り込まれました。児童生徒に1人1台の学習用端末とクラス全員が一度にアクセスしても利用できる高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備するものです。
本市における端末整備の状況は、令和2年4月時点で、小学校、2.7人に1台、中学校、2.9人に1台という見込みであり、国が令和4年度末までに達成しようとしている基準を既にクリアしており、先進的な取り組みがなされていることがうかがえます。
ただし、誰一人取り残すことなく子どもたち一人一人に個別最適化され、創造性を育む教育ICT環境を実現するには、こうしたハード面の整備だけではなく、指導する教員へのケアも欠かせません。国が示す施策パッケージにおいては、教職員支援機構による各地域の指導者養成研修の実施、ICT活用教育アドバイザーによる各都道府県での説明会・ワークショップの開催、ICT支援員など多様な外部人材の活用促進といった施策が取り上げられており、こうした国の施策を積極的に活用していくことが望ましいと考えます。
以上のことを踏まえ、2点質問いたします。
1つ、小中学校全学年における児童生徒1人1台の学習用端末整備及び通信ネットワーク整備の実現に向け、今後の計画はどのようになっていますか。
2つ、本市においては、ことし2月、教員向けプログラミング教育講習が実施されていますが、教員へのケアについて、今後どういった取り組みを計画していますか。
次に、大綱2点目、明石台公園東側交差点の交通安全施策について、お伺いいたします。
この交差点の信号機は、市から警察への長きにわたる働きかけのかいあって、令和元年12月に明石台五丁目側からの車両と明石台六丁目側からの車両が同時通行しない3現示式へと切りかわりました。近隣住民の方から、「交差点を右折しやすくなった」と喜びの声を聞いております。ただ、3現示式のことを認識していない、もしくは忘れているドライバーさんもおいでのようで、交差側の信号が赤に変わってすぐ、すなわち、まだ赤信号の状態で交差点に進入してしまう車両がたびたびあり、あわや事故につながりそうなケースが何度か見られたという声も届いております。
以上のことを踏まえ、1点質問いたします。
交通事故防止のため、標識等の設置やチラシの配布・回覧等、3現示式を知らせる対策が必要と考えますが、本市の見解を伺います。
以上でございます。
○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの佐藤浩崇議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1につきましては、後ほど教育長より答弁をさせていただきます。
私からは、質問件名2の明石台公園東側交差点の交通安全施策について問うの問い1でございます。
交通事故防止のため、標識等の設置やチラシの配布・回覧等、3現示式を知らせる対策が必要ではとの問いでございます。私にも、直接、同様のご意見を頂戴したことから、大和警察署に看板等の設置についてご相談をしております。相談の結果、大和警察署より、信号機サイクル改修の際、12月上旬に信号機サイクルが変わる旨の事前予告看板を11月22日から12月16日まで設置をしましたが、常設としての看板設置は難しいとの回答をいただいております。
また、大和警察署では、改めてサイクル改修の周知を行うため、広報とみや3月号の配布にあわせ、明石台地区に対してチラシを回覧するとともに、明石台小学校、東向陽台小学校、東向陽台中学校の児童生徒にチラシを配布いたしました。
学校では、児童生徒が交通事故に遭わないように、信号が青のときも必ず左右を見て、車がとまっていることを確認してから横断すること、横断中も左右を確認しながら歩くことなど、繰り返し指導をしているとのことでございます。
以上です。
○議長(渡邊俊一君) 次に、菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) それでは、私のほうからは、質問件名1の小中学校のICT環境整備について問うのご質問についてお答えを申し上げます。
問い1の今後の計画についてでございますが、2月13日の議員全員協議会でご説明申し上げましたが、まずは議員皆様のご理解をいただき、今年度中に工事の契約を締結する予定であります。その後、全ての工事が夏休み中に完成できるよう計画的に進めてまいります。
また、端末整備につきましては、国のGIGAスクール構想の実現に基づき、令和2年度から4年間で全児童生徒分を配置したいと考えております。現在、国の補助上限額の4万5,000円におさまるよう各社が端末の開発を行っておりますので、最適な端末を選択、調達するために新年度中の補正で予算を計上させていただきたいと考えておりますので、ご理解とご協力のほどをお願いを申し上げます。
質問件名2点目の教員へのケアについて、今後どういった取り組みを計画していますかというご質問でございますが、2月10日に実施されました教員向けプログラミング教育研修には市内教員31名の参加があり、新年度から始まるプログラミング教育への関心の高まりを感じております。一方で、この研修会のまとめの時間には、新たな学習内容への不安も多く寄せられ、プログラミング教育を指導する教員への研修等についても計画的に進めていく必要があると考えております。その推進役として各学校で指名する情報化推進リーダーを中核に、各学校で互いに授業を見合う研修に加え、納入業者から提案された研修プログラムや県教育委員会や文部科学省の事例集の活用など、ニーズに合わせて多様な研修を用意し、教員の指導力の向上を支援してまいります。
なお、学校の働き方改革にも配慮し、研修内容を精選するとともに、指導上の悩みを相談できる仕組みを整えてまいりたいというふうに考えてございます。
以上でございます。
○議長(渡邊俊一君) 2番佐藤浩崇君。
○2番(佐藤浩崇君) それでは、再質問させていただきます。
最近は、子供たち自身でインターネットに接続し、宿題や遊びに活用していることも珍しくないようです。インターネットには役立つ情報が多く、情報活用能力を養う教育を推進することは大いに歓迎するところでございますが、その一方、暴力的表現など有害情報も数多く存在していること。また、SNSなどに安易に個人情報を記載することで写真や名前が悪用されるといったトラブルも起きています。そういったトラブルに巻き込まれないようにするための教育というものも大変重要であると考えております。
そのあたりの取り組みについて、今後の計画や考えについてお聞かせ願います。
○議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) インターネット関連のいわゆるICT環境については、議員のご指摘のとおり、大変便利なものでありますけれども、大変リスクをやはり伴うものだということは私たちも十分認識しているところでございます。
まず、これまでの取り組みを若干お話しいたしますと、全中学校で、毎年、全ての生徒に対して、ICT環境、それから、特にスマートフォン等を含めた、その取り扱い上の講習会を実施してございます。これは数年来取り組んでおりまして、これは今後とも全生徒に対して、全ての生徒に対してということは続けてまいりたいというふうに思っています。
それから、小学校に関しても、いわゆる情報会社、そういう会社等のご協力を得ながら、やはり同じような正しい使い方というところの講習会もこれまで開いてきておりますので、今後とも、その辺に関しては十分配慮しながら取り組んでいきたいというふうには思っています。
また、今回は、数段、ステージが上がりますので、その内容、それから、質、量ともその辺に関してはきちんと対応してまいりたいというふうには考えてございます。
○議長(渡邊俊一君) 2番佐藤浩崇君。
○2番(佐藤浩崇君) 再々質問になります。
教員の方々におかれましても、ITリテラシーにどうしても格差があると思いますので、その辺のケアをしてあげるといったことが非常になってくると。その上で、国が施策として掲げているICT支援員など多様な外部人材の活用促進というものがあるんですけれども、このICT支援員というものを、本市においては、どういったところから、どういった方を確保するお考えがあるのか、そこについてお聞きしたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 教育次長。
○教育次長(二階堂浩一郎君) ICT支援員についてのお尋ねでございますけれども、学校現場に、教育長がお話ししたように、大量の端末が入るということもございます。教育的なニーズも大変高まっております。そういった点では、必要な人材であるなという認識は持ってございます。
したがいまして、今後の導入については今調査研究をしているところでございますが、まずは、新しい技術が入ってくると、常に得意な方と、なかなか不得手な方と、これまでもさまざまな場面で出てまいりました。今回は、各学校で情報化推進リーダーという教員が指名されてございますので、その人たちをまず集め研修をするところを今力点を置いてやっているところでございます。その中で情報共有をし、現場でどういうところが困っているのか、どういうニーズを満たせば授業がより促進されるのか、そういった点を検証しながら、今後、人を育てる部分に図ってまいりたいと思います。
なお、繰り返しになりますが、ICT支援員については、今後、調査研究を図ってまいります。よろしくお願いいたします。
○議長(渡邊俊一君) ここで、執行部入れかえのため、午後1時まで休憩をいたします。
午前11時44分 休憩
午後 1時00分 再開
○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
一般質問を続けます。
15番浅野直子君。
○15番(浅野直子君) それでは、通告に従い3件の質問をいたします。
1問目は、子育て支援の取り組みについてお伺いいたします。
昨年の10月より消費税に伴う社会保障の拡充で、新聞報道によりますと、幼児教育・保育の無償化に対する実態調査で、利用者約1万9,000人による調査結果は、「評価する」、「やや評価する」、合わせて約9割の方が子育て支援に対する取り組みでは高く評価をしております。今後取り組んでほしい施策として、保育の質の向上が最も多く、次に、ゼロ歳から2歳児の無償化への対象拡大、待機児童対策、教育費の軽減、障がいのある子供の教育・保育の充実などが続いております。
国の喫緊の課題でもあります少子高齢化問題は、本市において、現段階では余り大きな問題提起にはなっていませんが、今後、高齢化率も高くなり、出生数の動向も気になるところではあります。
本市における令和2年度の施政方針も発表になり、子ども医療費の所得制限撤廃の方向性も示され、また、母子保健法の改正に伴い、母子保健事業では産婦健診事業と産後ケア事業の支援が始まります。積極的な取り組みに、市民の皆様にとって支援の拡充は安心です。子育てに悩む保護者も多く、情報が余りにも多く、不安材料を消化し切れないでいる場合もあります。
5歳児健診においては、医師の確保等、かなりハードルが高く、なかなか導入には難しいところがありますが、特に3歳児健診より就学前まで健診がないこともあり、ぜひとも各幼稚園や保育所などにも協力をいただき、チェックリストなどを配布して、希望者などは相談できる体制を整えるべきであると思います。本市については、集団での生活で先生や保護者の気づきで相談、受診などを行っていると、以前にも答弁をいただいていますが、早期の成長過程で支援が大事であり、小学校生活へのスムーズな支援につながることから、さらなる相談体制の強化を求め、質問いたします。
そして、かねてより新生児の聴覚検査費の補助は必要であるという観点で、早期の導入を求めます。新生児の85%の方が検査を受けているという現状から、親としての心配ははかり知れません。より早く聴覚の障がいに気づくことで、支援体制と、リスクが軽減され、言葉の理解度や親子のコミュニケーションもうまくいくと言われております。
また、施政方針にもありましたが、スイーツステーションと図書館との複合併設整備が発表されました。今までとは違う方針に戸惑うところもありますが、相乗効果等の観点ということから大きく転換されました。市民内外問わず、有意義に過ごせる環境整備として理解を示しますが、室内遊具なども視野に、そして、相談室なども設置し、子育て支援、全世代型支援の充実を求めます。また、各公民館の図書室の利用についても、親子で楽しめる企画や何でも相談の受け付けなど、有効活用できる取り組みも進めるべきであると考えます。
昨年の母子保健法の改正により、産後ケアの充実が図られました。本市がことし10月から支援事業を開始される産婦健診事業と産後ケア事業の内容を伺います。
子育て支援のさらなる充実に向けて、以下質問いたします。
1、以前にも新生児の聴覚検査については導入を求めました。発達の段階で、特に障がいのリスクを早い段階から支援できる体制は、家族にとっても子育ての環境を早期に整えることができますので、市の見解を求めるものです。
2、昨年の11月に、母子保健法の改正により産後ケアの拡充が図られました。当局の方針も、積極的な取り組みでことし10月より事業が展開されますが、関係機関との連携と事業内容について、お伺いをいたします。
3、産婦健診助成についての事業内容をお伺いいたします。
4、黒川病院への産後ケア事業の推進を求めるべきであると考えますが、見解を求めます。
5、富谷市の産後ドゥーラ育成に助成を行うべきであると考えますが、見解を求めます。
6、5歳児健診については、相談体制の強化が大きな支援につながります。大事な成長過程を見過ごさない支援が必要と考えますが、見解を求めます。
次に、2件目の交通支援対策について質問いたします。
交通支援については、国の令和元年度の補正予算にも「サポカー補助金」として、65歳以上を対象に、対歩行者衝突被害軽減ブレーキやペダル踏み間違い急発進抑制装置を搭載した新車や中古車に対する定額の補助を行い、安全運転サポート車導入を加速するということが発表されました。例えば、既存の車に後づけ装置を導入する場合、ペダル踏み間違い急発進等抑制装置では、障害物の検知ありで国として4万円の補助になりますが、取りつけ費用には4万円から20万円まで幅があります。
本市においては、自家用車の保有者も多く、生活圏内75歳以上の運転者もかなり多くいらっしゃいます。そのような現状を踏まえて、本市独自の補助加算はできないか、「サポカー補助金」事業について、お伺いをいたします。
また、ことし10月よりデマンド型交通の実証運行が導入されます。交通の不便さを感じていらした市民の皆様へ移動手段がふえることはとてもよいことだと思います。市民バスとの連携や地域公共交通のバリアフリー化の促進の取り組みなど、市民に優しい環境を求めるものです。
今までも何回となく質問をさせていただき、予算の確保には至っておりませんが、高校生の交通費補助について、新年度を迎えるに当たり、進学に関する交通費の対応をよく聞かれます。未来への投資はちゅうちょすべきではないと思います。
交通アクセス問題は本市の重要課題ということは、市民と行政機関の一致した認識だと捉えています。少しの支援でも市民生活の活性化につながるのであれば補助すべきであると考え、以下質問いたします。
1、「サポカー補助金」は国の施策ですが、この事業に対する本市の取り組みについて、お伺いをいたします。
2、デマンド型交通の運行内容と市民バスとの連携、移動等の円滑化について、お伺いをいたします。
3、地域公共交通のバリアフリー化の促進について、現状と課題を問います。
4、高校生の家庭に占める交通費の割合は高いことから、未来への投資はちゅうちょすべきではないとの観点を含め、支援を求め、質問いたします。
3件目は、高齢者及び若年性認知症について、お伺いをいたします。
住みなれた地域で暮らし続けられるように、誰もが望むことです。100年時代へ健康で暮らしたい。特に高齢者にとってはその意識も高く、自分なりの努力をされております。
地域共生社会の理念も、人と人、そして、社会とのつながりや生きがいを持つということなどが発信されております。本市におきましても、高齢者の居場所づくりやコミュニケーションを活発に行う事業の展開など、世代を超えて取り組んでいます。
しかし、そのような中でも、年を重ねるごとに耳の聞こえが悪く、外出を控え、人とのコミュニケーションがうまくできなくなってしまい、引きこもってしまう方々も多くなり、認知症の症状を引き起こして、家族間でも対応に悩んでいる方もいらっしゃいます。また、働く意欲はあるが、耳の聞こえが悪く、就労の妨げになっている。そして、難聴になることで、事故やけがをするリスクも高いことなども課題の一つとして挙げられます。
質問の内容は、認知症予防の一つとして、高齢者の聴覚ケアと補聴器購入などへの支援状況をお伺いいたします。
また、高齢者だけではない、65歳未満の若年性認知症に対する周知や理解を深めるために、講演回数をふやす方向や支援体制の啓発なども重要であると認識をし、以下質問いたします。
1、認知症の要因に難聴が取り上げられていますが、この対処方法に聴力検査などの支援が積極的に行われていると思います。啓発と対応を求めます。
2、介護予防事業、健康寿命の延伸のために、補聴器使用などで鬱や転倒のリスク低減につながると発表されていますが、高齢期聴覚ケアの状況と補聴器購入について、お伺いをいたします。
3、若年性認知症に対する理解や家族支援体制について、お伺いいたします。
以上です。
○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの浅野直子議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1の子育て支援の取り組みについての問い1、新生児聴覚検査につきましては、出産した医療機関で出生後間もなく検査をすることで早期に聴覚の障がいを発見し、診断や治療につなぎ、障がいの影響を最小限に抑える意義は大きいものと認識をしております。
現在、検査器具を設置している各医療機関で希望者が自費で受ける検査として実施しており、当市の受診率は85.9%という状況であります。受診後、再検査が必要になった場合は、診断とその後の支援体制が整った医療機関や専門機関と地区担当の保健師が連携し支援を行っております。ただし、現状としまして、ゼロ歳から2歳児への早期療育体制が十分確立されていない状況もあります。このことから、市といたしましては、宮城県新生児聴覚検査療育体制検討会を通し、保健、医療、教育、障がい部門が連携した早期療育体制整備を県に対して要望をしてまいりたいと考えております。
問い2、問い3及び問い4につきましては関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
本市において、ことし10月より実施予定の産婦健診の費用助成と産後ケア事業の内容については、まず、産婦健診の費用助成につきましては、産後2週間と1カ月健診の2回分として検討しております。次に、産後ケア事業につきましては、母乳ケアと育児相談を中心とした通所型を2種類設定し、1人7回まで利用できることを検討しております。また、連携機関につきましては、黒川病院を初め、市内、近隣自治体の医療機関を検討し、準備を進めております。
問い5、産後ドゥーラにつきましては、産後間もない母子に対し、育児と家事全般の支援を有料で行うもので、身近な方の支援が受けにくい関東圏において普及しております。また、産後ドゥーラは、民間で実施している一定の養成講座を受講することによって認定され、受講料も高額であると伺っております。
本市においては、社会福祉協議会に委託している育児ヘルプサービスにおいて、ヘルパーの資格を持ち、定期的に研修を受講している方が、産後ドゥーラと同様の支援を行っていることから、今のところ、問題ないと考えております。
問い6、5歳児健診の主たる目的は、就学前に社会性や自己統制力の発達について、集団生活を行う上で認められる問題行動を見落とさずに就学につなげるものと認識をしております。
現在、就学を控えた5歳児は、ほぼ全員が幼稚園、こども園、保育所などに所属しており、日々の生活や活動を集団の中で過ごしております。その中で、社会性や自己統制力の発達に起因する問題行動に気づくことが多く、保育者、保護者から報告を受けております。その場合、幼稚園や保育所等に地区担当保健師や心理士が出向き、子供の特性に対する認識を共有し、今後のかかわり方や対応方法を確認しております。また、必要に応じて、専門機関、医療機関等につなげる支援を行っております。このことから、本市といたしましては、現時点で5歳児健診の役割を果たしているものと考えております。
質問件名2の交通支援対策についての問い1。昨年12月に国土交通省と経済産業省において発表された令和元年度補正予算案に盛り込まれた「サポカー補助金」に関しましては、65歳以上の高齢運転者の安全対策を目的として、対象車両及び後づけ装置の購入費の申請受け付けが今月より実施されることとなっております。
本市としましては、本制度の助成対象となる車種や形式が限定されていることから、正確な制度内容を周知する準備を進めているところでございます。
問い2、デマンド型交通の運行内容と市民バスとの連携、移動等の円滑化についてでございますが、現在、取りまとめを進めております。都市・地域総合交通戦略基本計画に基づき、まず、すぐに取り組める施策として、市民バスについて、市内の西部地域や南部地域の需要の多い地域において増便を図るなど、大幅な再編を行いたいと考えております。その結果、交通空白地帯となる市内の東部地域や北部地域の市民ニーズにきめ細かく対応するため、デマンド型交通を実施いたします。このように、市民バス、デマンド型交通を併用することにより、市内における交通利便性を総合的に高めてまいりたいと考えております。
なお、具体的な運行内容につきましては、富谷市地域公共交通会議の審議を踏まえ、議員の皆様へご報告させていただきたいと考えております。
問い3、地域公共交通のバリアフリー化の促進に関しましては、新年度より市民バスのマイクロバス車両に電動補助ステップを設置し段差を少なくすることで、乗りおりの際の足腰の負担軽減を図ってまいります。また、デマンド型交通の車両につきましては、5ナンバーの手すりつきミニバンサイズの車両で準備を進めております。
なお、公共交通のバリアフリー化の課題であるノンステップバスの導入検討につきましては、引き続き、委託事業者と調査研究を進めてまいりたいと考えております。
問い4、高校生の交通費支援につきまして、これまでも答弁しておりますが、市民の皆様からの要望の多さは私自身も認識をしているところであります。その中で、近隣の大和町と同じ条件で試算しますと9,800万円ほどの財政負担が必要となり、現状では大変厳しい状況であると考えております。
なお、本市では、その分、子育て世帯への支援策として、子ども医療費助成制度の対象を平成27年10月から18歳まで拡大をし、また、ことし10月の年次更新時より所得制限の撤廃に向けた準備を進めるなど、経済的負担の軽減に努めているところでございます。
質問件名3の高齢者及び若年性認知症支援についての問い1、認知症の要因に難聴が取り上げられていますが、その啓発と対応につきましては、高齢者の方が難聴を患うことに伴い、ひきこもり傾向や刺激の不足から認知症を発症する要因の一つであることは認識しているところであります。
このことから、本市におきましては、必要な方が必要な支援につながることができるよう、地域の身近な相談先である地域包括支援センターを中心に、個別相談や早期受診の勧奨など、対応に努めております。今後につきましては、個別での相談に加え、地域包括支援センターで開催する介護予防教室において、難聴の早期受診などで介護予防などが図られるよう、啓発してまいりたいと考えております。
問い2、高齢期聴覚ケアにつきましては、お一人お一人の状況が異なりますので、個別での相談により対応をしております。また、対象となる方の聞こえの程度にもよりますが、地域福祉課において身体障害者手帳の交付及び補装具として補聴器の給付を実施しております。
問い3、若年性認知症に対する理解や家族支援体制については、若年性認知症は、対象者の絶対数が少ないことから、地域社会で十分な理解が進んでいないと認識をしております。
本市におきましては、地域の方々や市内の中学生、職域として金融機関等で認知症学びの講座を開講し、若年性認知症も含めた認知症の理解促進を図っております。また、高齢者ケアパスを作成し、本人、家族、支援者が共通認識を持ってサービス利用できるよう啓発しております。
専門相談の窓口としましては、仙台市にあるいずみの杜診療所が宮城県内の相談機関として位置づけられております。なお、当該事業所は、本市が認知症初期集中支援事業を委託している事業所であることから、連携のもと、ご本人を初め、ご家族も含めた総合的な支援を行っているところでございます。
さらに、各圏域、地域包括支援センターに認知症地域支援推進員を配置し、広く認知症の理解及び予防・啓発に努めております。
以上です。
○議長(渡邊俊一君) これより浅野直子君の質問は一問一答により行います。15番浅野直子君。
○15番(浅野直子君) まず、子育て支援の新生児の聴覚検査費用の補助についての質問をさせていただきます。
新生児の出生数というのは、大体、今400人未満だと思っているんですが、この検査に係る費用というのは、およそ、その医療機関にもよりますけれども、3,000円から8,000円の間だと思っております。そうしますと、この85.9%という先ほどのパーセンテージが答弁でありましたけれども、これに係る費用というのはどれぐらいになるか、大した金額ではないと思いますが、このことについて見解を求めます。
○議長(渡邊俊一君) 子育て支援センター所長。
○子育て支援センター所長(猪股純子君) 先ほどの85.9%については、他の全国の市区町村と比べると、81.8%なので、決して低い数字ではないというか、それよりは上回っていると思っております。今現在、400名と出生数をしましたところ、その助成対象の内容とか、あと対象者にもよりますが、大体、全国平均して上限を5,000円ぐらいにしておりますので、掛ける400となれば、200万円ぐらいかなと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。
○15番(浅野直子君) 金額で200万円が高いか、低いかという問題もさることながら、この85%に値するお母さん方が新生児に対して聴覚の検査を行うという、そこの心の部分ですよね。本当、ここのところは親としたら心配でしようがない。だから、検査を行うんですよね。ですので、この予算が、例えば150万円かもしれない、200万円かもしれない、だけれども、ここのところは大事な部分だと思います。その子が一生背負わなければならない部分でございますので、ここはちゅうちょすることなく、しっかりと予算を組んでいただいて、新生児の聴覚検査というものは行うべきであると思いますけれども、このことについて、再度お伺いをいたします。
○議長(渡邊俊一君) 子育て支援センター所長。
○子育て支援センター所長(猪股純子君) 出生後間もなく、これから診断だ、治療だということがわかれば、早く知るということに対しては大変よいことだと思います。まず、そういうことが診断された上でお母さんが思うことは、すぐ前に向けるかというと、そういうことにはなかなかならずに、初めに悲しい思いをしたり、それから、気持ちが浮き上がってくるまでの支援というものも、それは大切なことだと思っておりますので、そこのところを大切にし、今後とも、県のほうには要望しつつ、現在では丁寧なかかわりをと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。
○15番(浅野直子君) 市長に答弁求めます。
前回もこの質問をさせていただいたときに、市長より優先順位もありますというような答弁もいただきました。そのとおりです。ですけれども、この世の中に生を受けて、優先順位は一番だと思います。私はそう思いますけれども。市長、ここのところはしっかりと、子育て支援の基本中の基本だと思います。新生児の聴覚検査をぜひ予算化していただいて、子育て支援の最初の一歩だと思いますけれども、そのように、市長のほうはどのようにお考えか、再度、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 聴覚検査につきましては、前回も答弁をさせていただいております。必要性については、先ほども答弁しましたように、十分に認識をしているところでございます。しかし、もちろん子育て支援は積極的に取り組んでおりますし、健診の必要性についても認識しているところでございますが、やはり、ほかにもさまざまな必要な検診、または要望いただいているものもたくさんあるのが実情でございまして、その中で、きめ細かに優先順位をある程度検討していかなければいけないという実情でございますので、浅野議員のご意見はご意見としてしっかりと受けとめさせていただきまして、その中で、全体の中での優先順位において、今後、検討していきたいというふうに考えております。
○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。
○15番(浅野直子君) それでは、産後ケア事業について、お伺いさせていただきます。
本市では、ほかの自治体になく、2カ月の赤ちゃんの健診を行っていただいております。本当にそれはすごく前向きな健診であって、とてもいいと思っております。そういった中で、やはり、赤ちゃんのことももちろんでございますけれども、産後ケアが今回10月から開始というところで、ほかの自治体よりも先駆けて発表なさったというところにおいては、大変評価するところだなと思っております。
この産後ケアにつきまして、先ほど市長のほうからも答弁をいただきましたけれども、本市に助産院がないという課題もございます。そういった場合、これは母子保健法で決められておりますので、各自治体も一斉にこの産後ケアは取り組んでいくようになります。そういった場合に、助産院の確保といいますか、そういったところにおいての動きといいますか、それは、確保についてはどのように今進めていらっしゃるのか、お伺いをいたします。
○議長(渡邊俊一君) 子育て支援センター所長。
○子育て支援センター所長(猪股純子君) 今、委託先の確保というところで、これから動くところでもありますが、今回、上げさせていただく前にも、昨年度中にも幾つか調査をして回っておりました。本市にはありませんが、近隣で利用者が通いやすい場所というところを幾つか挙げておりまして、これから、そちらの助産院、それから、医療機関等と検討させていただくという運びになっております。
○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。
○15番(浅野直子君) 富谷市のほうでは、3つの事業がありますよね、通所型と、あとショートと、訪問と、この事業内容は3つあるんですけれども、通所型を選ばれた理由、この1点に限った理由というのをお伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 子育て支援センター所長。
○子育て支援センター所長(猪股純子君) 昨年度から少しずつ動き出していまして、仙台市さんが昨年の1月から先駆けて行っておりましたので、仙台市さんの利用状況というものも伺っていたところです。そうしますと、宿泊ですとやはり個人の負担が大きいため、なかなか利用される人はいない。通所であっても、仙台市にないような、少し利用の料金が低目で通いやすい、せっかく設置しても利用していただかなければもったいないなというところで、2時間、そして、6時間というところで、利用しやすい部分をというところで今回は上げさせていただきました。
○議長(渡邊俊一君) 暫時休憩します。
午後1時30分 休憩
午後1時30分 再開
○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
15番浅野直子君。
○15番(浅野直子君) 通所型ですと、大体、ショートですと約3万円だったり、さまざま金額が高くなりますので、利用者の大変負担になると思いますが、この通所型につきましては、市で全額負担という形になりますか。それとも、どのような内容になっていくのか、お伺いをいたします。
○議長(渡邊俊一君) 子育て支援センター所長。
○子育て支援センター所長(猪股純子君) ある程度は自己負担をしていただくということになっております。
○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。
○15番(浅野直子君) ある程度というのはどの程度のことをおっしゃるんでしょうか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 子育て支援センター所長。
○子育て支援センター所長(猪股純子君) これから料金の設定とかもする予定ではありますけれども、産院に母乳ケアとか相談というところで行きますと今4,000円から6,000円ぐらいかかるんですね。それよりは少し低く抑えたいというふうに考えております。
○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。
○15番(浅野直子君) そうしますと、産後ケアになりますと、通所型ですと、初産、初めてのお子さんでしたら、そのまま連れていけます。だけれども、上に2歳、3歳児の子供がいた場合、そういったお母さんは多分預ける場所がなかったりするんですが、そういった支援体制まではしっかりと協議をなさっての事業の展開となるかどうか、そこのところをお伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 子育て支援センター所長。
○子育て支援センター所長(猪股純子君) おっしゃるとおりで、上のお子さんをどうしようかという話は出てくるかと思います。その際、助産院さんですと、上のお子さんもお預かりいいですよというところをお願いしようかなというところとか、あとは、一時保育等の利用などもお勧めしながらというふうに考えております。
○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。
○15番(浅野直子君) 産婦健診の助成については、先ほど、2週目と1カ月、2回ということでよろしかったでしょうか。これに決めた理由というのは、どのような形になるんでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 子育て支援センター所長。
○子育て支援センター所長(猪股純子君) やはり支援は必要なときに必要なタイミングでというふうに考えましたので、やはり、産後、一番お母さんの気持ちが沈みやすい2週間と言われている時期、そして、いろいろとおうちに帰って自分でやってみて難しいなあと思われるように悩まれるちょうど1カ月ごろとか、ちょうどいいタイミングの時期と考えておりました。
○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。
○15番(浅野直子君) では、市長に答弁を求めたいと思います。
産後ドゥーラというスペシャリストがいるんですけれども、これは宮城県内に4人の方がいらっしゃいます。4人おります、産後ドゥーラの方が。そして、本当に意識が高いと思ったんですが、1人は富谷市の方です。この方が今産後ケアのほうは市外のほうで今活動していらっしゃいますけれども、先ほど、市長の答弁の中に、民間事業者を経て研修を受けてというようなところでは、東京のほうで研修を受けるようになっております。4カ月から5カ月になります。金額も40万円から50万円というような設定で、もっと高いところもありますけれども。そうしますと、先ほど、ヘルプのほうでしっかりと対応できるというような答弁もいただきましたけれども、産後ドゥーラというのはスペシャリストですので、このようなことをやはり育成するというのは大事なことだと思いますが、こういった場合、費用の補助だったり、例えば研修の一部を補助するとかそういったことも大事ではないかと思いますけれども、市長のお考えをお伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 産後ドゥーラにつきましては、ただいま、先ほども答弁しましたし、今、浅野議員が再度ご質問の中でありましたように、かなり高額の資格、民間のこれも資格で行われているものでございまして、そういったところに対して即座に支援をするというのは、今、なかなか公金を取り扱うものとすれば慎重に考えなければいけないというのが1つでございます。
なおかつ、先ほども答弁いたしましたが、今の現状、もちろんスペシャリストという、そこのスキルの高さは限りなく高いものだというふうに思っておりますが、ただ、今現状、先ほど答弁しましたように、社会福祉協議会が委託している育児ヘルプサービスにおいても、しっかりと講習を定期的に行って、しっかりとその辺の支援体制は整えて行われている実情の中では、すぐに産後ドゥーラの資格者に頼らなければいけないという今実情にはないというところで、今後、慎重に考えていかなければいけないかなというところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。
○15番(浅野直子君) それでは、最後に、1問目の最後になりますけれども、広域での支援というものも大変拡充すべきだというところでありました。先ほども、答弁にもございましたけれども、本当に広域での産後ケア事業というのは大事な部分だと思います。しっかりと、そこのところは体制を整えて、黒川病院で産後ケア事業ができるようにお願いするものですけれども、このことについての見解を、再度、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 子育て支援センター所長。
○子育て支援センター所長(猪股純子君) 黒川病院初め、近隣の市町村全てこれからお伺いしまして、体制整えていきたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。
○15番(浅野直子君) 済みません。1点だけ。5歳児健診を残しておりました。申しわけありません。
5歳児健診については、相談体制は、今回、仙台市のほうで始まっております。子育て支援の喫緊の5歳児健診というのは、医師会のこととかさまざまありまして、スタッフの確保、さまざまありますので、健診には至らないというのが全国の統一した見解というふうにも伺っております。
しかしながら、相談体制につきましては、先ほど、幼稚園や保育所、こども園なんかで、さまざまな行動を通して、先生、保護者が気づいて、相談を受けて、また対応しているというような答弁もいただきましたけれども、チェックリストなんかも配布をして、なかなか声を出さない保護者に対してもスムーズな対応ができるような、そういった配慮というものも必要ではないかと思いますけれども、ここのところについて、相談体制の強化というところにおいて、お伺いをいたします。
○議長(渡邊俊一君) 子育て支援センター所長。
○子育て支援センター所長(猪股純子君) 集団に入ってみて初めて気づくこと、あとはご家庭で困ったという困り感、保護者、それから保育士さんからそれぞれありましたら、こちらに連絡をいただきまして、本当にきめ細かに集団の中に伺ったりしています。集団の中でこちらが伺って確認するメリットというのは、やはり集団で健診という別な場所に連れてこられて、そして、いろいろ質問されたりすると、本来の姿が見られなかったりするので、ふだんの姿を確認してというところは大事なところかなと思っています。あとは、不安な保護者の方への安心材料として支援をしていくということを今後も続けたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。
○15番(浅野直子君) そのとおりだと思うんですけれども、家庭での生活の中において、そして、親が思うさまざまな子供のことについて、やはりもっと吸い上げる力というのは大事だと思います。そこのところの整備というのが、やはりうまくいかなかったりする場合は、小学校に上がってもなかなかそこのところは解決いかないというようなところになりますので、どうぞ、いろいろな言葉を、いろいろな問題を吸い上げる力といいますか、そこら辺の整備をもうちょっと強固に、そして、どういった体制をとったら、どういった、これにプラスして何を足していったら相談体制ができるかというところまでしっかりと検討していただきたいと思うのですけれども、そのことについて、再度、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 子育て支援センター所長。
○子育て支援センター所長(猪股純子君) では、今後、連携体制、それから、研修の体制なども、折を見て整えていきたいなと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。
○15番(浅野直子君) 次に、2問目に入ります。
サポカー補助金につきましては、今、国の施策としてしっかりと整ってはいるんですけれども、交通体系によりましては、富谷市は本当に75歳以上の方々が運転されている方もたくさんいらっしゃいますので、富谷市独自のやはり補助というものも大事ではないかと思いますけれども、ここのところについて、再度、お伺いをいたします。
○議長(渡邊俊一君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) もともとサポカー補助につきましては、国の補助でございまして、その中で、車種とか皆決まっているわけでございます。その決まっている中においても、新車で購入した場合には、国の補助、プラス、地方自治体の補助が了解を受けているところ。そしてまた、逆に言うと、後づけの場合については、ダブルでお金をもらうというのは不可能になってございます。ですから、そういった状況を踏まえながら、各自治体の状況を鑑みながら、今後、富谷として必要であればということでいろいろ検討していきたいというふうに考えてございます。
○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。
○15番(浅野直子君) デマンド型交通の試験運行といいますか、運行が始まるわけなんですが、それに伴いましても、市民バスの増便というようなところも、先ほどの答弁いただきました。
実は、今の段階で、市民バスが改正になりましたね。6路線になりまして、時間が改正になりまして、市民の皆様から、実は、一つの例を挙げますと、あけの平一丁目のバスの時間帯が8時29分と西部の左回りで11時44分なんです。70歳以上の方が利用されるのに、実は市内の病院に行かれるのに、8時29分では、今のこの時期では乗れないというお話でした。そして、11時44分ですと、医療機関の窓口が閉まっていて間に合わないというんですね。こんな不便な市民バスはないとおっしゃいました。
こういったことが、私も最近になって知ったものですから、よくよく私も調査いたしました。これではやっぱり市民に、せっかくいい体制を整えていっていただきながらも、こういった声があるということは、しっかりと調査してのこの時間の配分だったのかなというところはあるんですが、ここのところをお伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) そういったいろいろな場面、場面におきまして、一応時刻の調整等がつかないような場合ということもございまして、特に今回の市民バスの見直しを検討してございまして、要は、今のバスというよりは、もうちょっと利便性を高めるために新しい車両をふやして、もうちょっと皆様方のニーズに対応できるような、そういったバス網として市民バスの検討を進めているところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。
○15番(浅野直子君) 前向きな答弁をいただいたんですけれども、市民の皆様は、買い物バスだったり、市民バスだったり、本当に上手にお使いになって、生活圏を移動なさって、そして、今お暮らしになっていらっしゃるんですけれども、やはり、医療機関等の受け付けの時間帯だったり、そういったところもしっかりと今後調査をしていただいて、ますます使い勝手のいい市民バスとデマンド型の交通になるようにお願いするものですけれども、再度、お伺いをいたします。
○議長(渡邊俊一君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) 今の議員の提案に対して、非常に我々も足りない部分がもしございましたら、今後とも再度見直しをかけて対応してまいりたいというふうに考えてございます。
○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。
○15番(浅野直子君) 1点だけ。デマンド型についての1点ですけれども、予約等いろいろ出てくるかと思いますけれども、この部署というのはどこの部署を想定していらっしゃるんでしょうか。そこのところをお伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) まだ正式には確定はしてございませんけれども、今、やっぱり社会福祉協議会等にお願いできないかということで、我々としての考えでございます。
○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。
○15番(浅野直子君) 交通関係に関しての最後の質問になりますけれども、高校生の交通費補助につきましては、再度も、何回も市長も答弁をしていただいて、隣の町と比べると9,800万円かかるんだというようなご答弁も前回もいただきました。そういった中で、同じではなくてもいいと思います。富谷市ならではの、自治体の環境というのは全く違ってきますし、予算執行も違いますので、そういったところは他の自治体と比べなくて、独自で支援をしていただければと思いますけれども、市長の答弁をお伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 決して、大和町と同じようにするためにはということで言っているわけではなくて、例えばの例として、大和町の行っている制度を置きかえた場合9,800万円という費用がかかるということで、実際、やはり線引きが大変難しいところでもございますし、全て一般財源から持ち出しということもありますので、なかなかそこに苦慮しているところです。必要性については、要望もたくさんいただいていますし、すごく認識しているところでもございます。
その分、先ほどもお話ししたように、経済的な軽減にということで、私が就任してから、18歳までの医療費無料化ということで、せめてもそういったところでの経済的な軽減に支援できればということで、さらに、今回、所得制限の撤廃ということで進めているところでございますので、もう少しお時間をいただければと思います。
○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。
○15番(浅野直子君) 重々そのようなことも理解は示すところでございますけれども、高齢者の支援につきましては年間2万円というキーワードがあるわけなんですが、そういった金額を、例えば高校生に同じように年間2万円ぐらいの交通費の補助はできないものか。そういったことの検討はなさったのか。そういったところもご提案として示したいところでございますけれども、こういったことについてのお考えはないか、お伺いをいたします。
○議長(渡邊俊一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 高校生の支援につきましては、これまで、今、手持ちにないんですけれども、「とみパス」を高校生版に切りかえた場合の算出も行っております。ただ、それについても、なかなか実現するのには現実的には難しいところがありまして、同じ高校生という立場で、ご自身で学校をお選びになって進学されているので、そこに濃淡が発生する関係もありますので、そこに一律というわけにもいかないですし、かといって、その辺の線引きが難しいということで、算出は、計算も一度、あらゆる角度でこれまで検討はさせていただいております。
○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。
○15番(浅野直子君) そういった算出がありましたら、また、議員のほうにも提出をしていただければと思います。
最後に、3問目のほうに行きますけれども、若年性の認知症に対してもそうなんですが、この問題は、そうなったときに家族間がすごく大変な状況になります。そういった場合、若年性に対しての相談というのは、県の相談のダイヤル等もございますけれども、本市においてもこういった相談というのはあるのか、ないのか、お伺いをいたします。
○議長(渡邊俊一君) 保健福祉総合支援センター所長。
○保健福祉総合支援センター所長(高橋弘美君) 本市におきましては、介護保険の申請の際に相談を受けるというふうなこともございます。ただ、件数のほうが一般の公費保険者の方に比べて非常に少ないというふうなところで、専門の相談というふうなところにつきましては、やはり、県の指定になっておりますいずみの杜診療所の地域連携室RBAの相談室のほうをご紹介しております。
○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。
○15番(浅野直子君) さまざま、今、若年性の認知症に対するご相談も少し受けたりするものですから、やはりそういったこともしっかりと相談体制を整えていただきたいと思います。
それから、高齢者の聴覚のケアについてなんですけれども、本当に高齢者の中に、うちのお父さんがとか、うちのお母さんが耳が聞こえなくなったというようなお話を随分聞きます。「そういったときにどこに相談したらいいんだべ」と、こんな感じのことも聞かれるんですね。皆さん、その入り口なんですね。完全に聞こえなくなったとか、すごく遠くなって耳鼻科に行ったとか、いろいろな対応というのはあるんですが、入り口の部分、まだらと言ったいいのかしら、そういう言葉が大丈夫か、わかりませんけれども、そういったときの相談というのを、どこに行ったらいいかというのは、先ほど包括支援センターとおっしゃいましたけれども、なかなかそこまで行かないという部分があるんですね。そういったときに、公民館だったり、みんなが行きやすいところ、そういったところに相談できるような、例えば文面でもいいので、そういった相談ができるような、そして、すぐそれが包括支援センターのほうに相談内容が届くような、そういうシステムというのはできないか。というのは、市民の皆様が歩いて相談ができる体制というところ、何でも相談というような形で相談ができないか。そういったところの体制はできないか、お伺いをいたします。
○議長(渡邊俊一君) 保健福祉総合支援センター所長。
○保健福祉総合支援センター所長(高橋弘美君) 耳の聞こえの相談というふうなところになりますと、一般的に地域包括支援センターのほうで相談を受けたときには、やはり耳鼻科で確実に検査を受けていただいてというふうなところでご紹介しているところでございます。身近なというふうなところにつきましては、地域包括支援センターのほうで介護予防教室などで地区を回ってございますので、そういったときに相談を受けられるようなというふうには今後も進めてまいりたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。
○15番(浅野直子君) ありがとうございます。
徹底して、そういったことが受けられるような、啓発、周知といいますか、そして、広報に載せるときは、そこの部分はある程度、少し文字も大きくわかりやすく載せていただくと助かるなと思います。やはり、高齢者の方はそういったところはちゃんと読みますものですから、そういった配慮というものも大事かと思いますので、周知を徹底していただきたいと思いますが、最後の質問になります。
○議長(渡邊俊一君) 保健福祉総合支援センター所長。
○保健福祉総合支援センター所長(高橋弘美君) 教室の開催だったり、そういったものは広報や、あるいは地区での回覧などで周知させていだたいておりますので、その辺配慮しながら今後も進めてまいりたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) この際、午後2時まで休憩をいたします。
午後1時53分 休憩
午後2時00分 再開
○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) 通告に従い質問を行います。
件名、日吉台一丁目地区「土砂災害防止法」に基づく「土砂災害警戒区域等の指定」について。
近年、異常気象による局地的な豪雨、水害が全国的に発生、本市におきましても、昨年10月11日から12日にかけて台風第19号に伴う大雨などにより甚大な災害が発生しましたことは、今後、大きな教訓としなければならないと感じております。
宮城県仙台土木事務所による富谷市日吉台一丁目、大和町もみじが丘一丁目地区土砂災害防止法に基づく基礎調査結果に関する個別相談会が、令和元年10月8日に富谷中央公民館において開催されました。この相談会は、平日の火曜日の開催であり、受付時間も15時から19時と、会社勤めをしている方にとっては出席が難しい時間帯でした。
その後、住民説明会に参加できなかった方からの依頼もあり、地域住民の有志の方が、宮城県仙台土木事務所へ、直接、説明会の開催を依頼、対象地区となっている日吉台一丁目、隣接する大和町もみじが丘一丁目の住民対象に、土砂災害防止法に基づく基礎調査に係る出前講座が同年12月5日に日吉台一丁目会館において開催されました。
宮城県仙台土木事務所の資料によりますと、日吉台一丁目地区に住まいの複数世帯が土砂災害警戒区域、土砂災害特別警戒区域の指定を受けることになります。宮城県の関係市町村の意見聴取がなされ、富谷市より宮城県へ意見聴取の回答後に、本年度中に宮城県により土砂災害警戒区域等に指定される予定です。参考までに、隣接する大和町もみじが丘一丁目も同数程度の世帯が対象となっています。
今回の対象区域周辺に居住する方々は、山林からの大量の枯れ葉の飛散、台風や春先の突風による倒木などに悩まされ、市へ相談したこともありましたが、民地のために対応が難しく、所有者との直接交渉において解決をせざるを得ないとの返答で、過去に二度、住民の方による民地所有者の方との直接交渉で了解を得た上で、安全確保のために倒木の撤去や立木の伐採を行ったという事例もありました。
昭和62年から平成初めに分譲されましたこの地域は、対象地域の南側道路にある開発技術基準に基づき造成されたのり面及び擁壁が組まれております。平成13年4月1日に制定されました土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律により、今回の指定対象となる予定でございます。対象地区のパルタウン大富は、宮城県知事認可の大和・富谷土地区画整理組合が事業主であり、それゆえに優良であること、安心・安全がテーマとの宣伝がなされ、1989年より販売された分譲宅地であり、当時は今回の当該指定区域についての危険性の説明などは一切ありませんでした。また、民地の山林も30年の間に大きく成長し、地域にお住まいの方々の安全を脅かすほどに大きくなっています。
宮城県仙台土木事務所の説明会時に配布されました「土砂災害防止法に基づく基礎調査の結果について」のよくある質問Q&Aによりますと、イエローゾーンに指定された場合には、不動産取引において土砂災害警戒区域である旨を重要説明事項に記載、交付、説明を行うことと記され、さらに、レッドゾーンに指定された場合においては、イエローゾーンで行われることに加え、特定開発行為に対する許可制、すなわち住宅宅地分譲並びに社会福祉施設、幼稚園、病院、その他配慮者利用施設の建築のための開発行為は県知事の許可が必要となります。また、建築物の構造規制により、居室を有する建築物の建築行為は、土砂災害が発生した場合に指定される土砂の移動・堆積の力に耐え得るよう構造が規制、建築確認が必要となると記載され、さらに、建築物などの移転の勧告及び支援措置により、宮城県は危険な状態にある建築物の所有者に対し家屋の移転を勧告することができると記載されております。
レッドゾーンに指定された場合に、住宅を建築する目的で行われる土地の区画形質の変更などが土木事務所長の許可を受ける必要があり、指定された後に建てかえや増築を行う場合には、建築物の構造規制に基づく建築確認を受けるなどの制約が発生してきます。
土砂災害防止法は、土砂災害の危険性があると判断された箇所の通知を目的として行われ、広く意見を聞くパブリックコメントのような手続はなく、地権者や占有者等の同意は必要としない法律とは理解しているものの、対象の地区へお住まいの方々の心理的な負担など、押しはかるべきものがあります。
よって、以下質問いたします。
1、富谷市の平成27年から現在に至るまでの土砂災害警戒区域等指定箇所は何カ所あるのか、お伺いします。
2、日吉台一丁目地区の土砂災害警戒区域(イエローゾーン)、土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)の対象戸数をお伺いします。
3、今回の日吉台一丁目地区の土砂災害警戒区域等指定箇所に指定が予定されている住民に対し、県からの意見聴取への回答前に市として何らかの説明などはないのか、お伺いします。
4、宮城県への関係市町村の意見聴取の回答時期をお伺いします。
5、日吉台一丁目宅地と山の間にある公道は特別警戒区域になる予定であり、発災時の土砂崩れなどの際、避難道路として使用できなくなる可能性があります。発災時の対応策をお伺いします。
6、土砂災害が発生し得ない地形への恒久的な改善、具体には、高さ5メートル、勾配30度未満への地形変更工事を行うことはできないか、お伺いします。
7、今回指定予定地の日吉台一丁目の擁壁劣化に対し、工事予定などあるのか、お伺いします。
8、土砂災害警戒区域等の土地所有者、管理者、または占有者に対し、適正な緑地の保全、樹木や倒木の管理、排水路閉塞の改善や保全など、災害防止のための必要な措置の指導、勧告などの改善命令の指示について、お伺いします。
9、避難準備情報の発令はどのようなシステムをもとに判断しているのか、お伺いします。
10、避難警戒レベルの避難指示、高齢者等避難指示などの判断基準となる気象情報の情報源をお伺いします。
11、土砂災害警戒区域のソフト対策として、土砂崩壊検知センサーシステム等の設置について、お伺いします。
以上、質問いたします。
○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの青柳信義議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名、日吉台一丁目地区「土砂災害防止法」に基づく「土砂災害警戒区域等の指定」について」の問い1でございます。市内の土砂災害警戒区域等指定箇所は、現在、土石流7カ所、急傾斜地の崩壊63カ所、合計70カ所となっております。
問い2、日吉台一丁目地区の土砂災害警戒区域の対象戸数は5戸、土砂災害特別警戒区域の対象戸数は10戸となります。
問い3、今回の日吉台一丁目地区の土砂災害警戒区域等指定箇所に指定が予定されている住民に対し、県からの意見聴取への回答前に市として何らかの説明などはないのかにつきましては、土砂災害警戒区域等の指定は法に基づいて県が行うものでございます。調査結果の住民説明や個別相談の対応は、市ではなく、県が行うこととなっております。
なお、県が主催した個別相談会には市の関係部署の職員も参加をし、情報の収集等を行っているところでございます。
問い4、宮城県への関係市町村の意見聴取の回答時期につきましては、日吉台一丁目を含む土砂災害警戒区域等の指定に対する意見は、昨年12月11日までに回答を求められましたが、この指定は、土砂災害防止法及び同法施行令の基準に基づいて実施されるものであり、明らかな瑕疵がない限り、異議を申し立てることは難しいことから、12月10日付で異議ない旨回答をしております。
問い5、土砂崩れなどにより市道の通行に支障が生じた場合には、警察などとも連携を図りながら支障物の緊急撤去工事を行い、一刻も早く避難路の確保に努めてまいります。また、住宅に取り残された方がいる場合には、関係機関と協力しながら住民の生命及び安全の確保に努めてまいります。
問い6、土砂災害が発生し得ない地形への恒久的な改善、地形の変更工事を行うことはできないかにつきましては、日吉台一丁目の急傾斜地の大部分は民有地になっております。地形を変更するための工事は土地所有者が行うこととなりますので、本市が工事を行うことはできない現状でございます。
問い7、擁壁につきましても、大部分が民有地内の個人の所有物になっておりますので、市として補修や修繕工事を行うことはできない現状でございます。
問い8、土砂災害警戒区域等の土地の所有者、管理者、または占有者に対し、災害防止のための必要な措置の指導、勧告など、改善命令の指示につきましては、現在のところ、土砂災害防止法に基づく、指導、勧告、改善命令等は行うことができない状況でございますが、隣接する市道の管理者として、道路に支障を及ぼすことがないように管理を行っていただくよう、土地所有者に求めてまいります。
問い9、問い10については関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
避難準備・高齢者等避難開始情報や避難勧告等の発令は、川の防災情報等から雨量、河川の水位を把握するとともに、仙台管区気象台が発表する予報や各種の防災気象情報、また、国土交通省北上川下流河川事務所長、宮城県仙台土木事務所長などからのホットラインの情報などに基づいて行っております。
なお、警戒レベル3、避難準備・高齢者等避難開始情報は特別警戒配備の特別警戒本部において、また、警戒レベル4、避難勧告及び避難指示(緊急)は非常配備の災害対策本部において、それぞれ総合的に判断して発令をしております。
問い11、土砂崩壊検知センサーシステム等については、近年、研究開発が進められており、山間部の斜面の崩壊や土石流の発生を瞬時に察知し、地域住民への注意喚起や警戒、避難の判断など、土砂災害警戒・避難体制の支援ツールとして活用されることが期待されております。しかし、本市には、山間部や土石流による大きな被害が予想される箇所がないことから、センサーシステム等の設置は考えておりません。
以上でございます。
○議長(渡邊俊一君) これより青柳信義君の質問は一問一答により行います。8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) まず、1番目の平成27年から土砂災害警戒区域等の指定箇所、7カ所、63カ所で、合計70カ所ということでございますが、今まで、土砂災害警戒区域等に指定された区域で、住民からの問い合わせ、陳情、請願、パブリックコメント、そのようなものがあったのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) これまでの問い合わせといたしましては、鷹乃杜地区で1件ございました。
○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) それでは、その鷹乃杜地区は具体的にどのような内容での問い合わせであったのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 市の所有地となっており、大雨の際、落石等があったものですから、そういう相談が来ており、担当課のほうで安全対策をしております。
○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) そのほか、この1件だけだったというふうに解釈してもよろしいでしょうか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 指定後に問い合わせがあったのは1件のみでございます。
○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) 指定後に問い合わせがあったのは、どの地区で、どのような内容だったのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 先ほどもお答えしましたけれども、大雨の際、落石等が発生したという事実がありましたので、そういうものに基づいて、安全対策を市のほうで、担当課のほうで実施しているということで、そういう危険性があるということでの問い合わせでございました。
○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) それでは、2番目の質問に移りますが、イエローゾーン、レッドゾーン、これが対象区域が合計15戸、15世帯ということでございますが、今回、対象地区の方から執行部へ、この土砂災害警戒区域等についての問い合わせなどあったのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 日吉台一丁目地区におきましては、特段、問い合わせはなかったものと思われます。
○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) それでは、宮城県仙台土木事務所より住民説明会で配布されました「危害のおそれのある土地、著しい危害のおそれのある土地の設定図」、これもごらんになっているかと思うのですが、これでは、自分の土地、住居がどこまでがレッドゾーンで、どこまでがイエローゾーンなのかが非常に不鮮明で、こちらも不安をあおっている要因の1つとなっています。執行部におかれましては、対象の個人宅のどの部分までがイエローゾーンで、どの部分までがレッドゾーン、その区分を正確に把握しているのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 市におきましても、関係住民の方に配布をされました同じ資料しか、県のほうから情報提供受けておりませんので、個人宅のイエローゾーン、レッドゾーンの範囲の詳細につきましては、市のほうでは詳細は不明なところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) 私もその図面を見たんですが、非常に粗い図面で、本当に自分の土地がレッドゾーン、イエローゾーンの区別がわからないような図面でございますので、その図面で判断しろというのは非常に厳しい。住民にとっても、自分の家のどこまでがレッドゾーンなんだと。その件に関して、執行部としてはどのように捉えているのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 市といたしましても、宮城県仙台土木事務所のほうに、住民の方に配られた、また、市に情報提供いただいた図面よりも詳しいものはあるのか、ないのか、問い合わせを行いました。問い合わせをしましたところ、それ以上のものはないと、そのような回答をいただいております。
○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) そういった正確なところもわからないまま、先ほどの返答ですと、12月10日に既に県のほうに回答をしてしまったということでございますが、本来、市民の安全、生命、財産を守る責務があることからしても、問題があると思われますが、もう少し、県のほうに詳しい図面の提供なり求めるべきだったと思うんですが、それに関して執行部の見解をお伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) まず、基礎調査につきましては、今年度をもってまずは終了するということでございました。今後、次に調査に入る際に、そのようなことを県のほうに求めてまいりたいと思っております。
○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) さらに、宮城県仙台土木事務所に問い合わせしましたところ、今回、対象戸数が15戸ということです。大和町のもみじが丘も15戸、同程度でございます。その対象地区、合わせて30戸のところに、仙台土木事務所では、通知文を郵送したのが32カ所、あとは区域外であるが、通知文を輸送したのが13カ所、区域外であるが、ポスティングを配布したのが45カ所、合計90カ所へ配布をしております。対象が30戸です。3倍の地区に配布をしておりまして、このことは対象区域外の住民にも大きな不安を与えております。
宮城県仙台土木事務所が行ったことでございますが、市としてこのことをどのようにお考えか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 調査結果の通知の方法につきましては、県が判断をして行っているところでございます。県から伺っているお話といたしましては、現地調査を実施をする際に、ある程度広範囲な住民の方々への通知が必要だということで、この基礎調査の結果につきましても、現地調査を行う際に通知した方々にその結果の報告もしているということでお話がございました。
そのようなことから、県が行っている広範囲、90世帯、今回の箇所になるのかと思いますけれども、市としては、県に同意するということの考えでございます。
○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) それでは、3番目の回答前に何らかの説明がないのかという、先ほど、市長の答弁では、宮城県が行うもので、住民説明も県のほうとして行っているというような答弁でございましたが。対象の住民の方は、先ほどの調査結果が郵送されてくるだけで、非常に戸惑っているというのが現状でございまして、市が中に入っていろいろな問い合わせのワンストップで受けてくれるようなことができなかったのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 基礎調査から指定までの一連の流れは都道府県が行うということになっております。相談の内容によりましては、県と市民のパイプ役になりまして対応を講じていくということは可能かと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) それでは、4番目の関係市町村の意見聴取、こちらのほうは既に昨年12月10日に回答したということでございます。回答を行ったのであれば、その結果をお伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 回答につきましては、日吉台一丁目の指定につきましては「異議なし」というふうに回答をさせていただいているところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) 済みません。「日吉台一丁目に関しては」、その後、ちょっと聞き取れなかったので、もう一度、答弁をお願いします。
○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 失礼いたしました。
指定につきましては、「異議なし」ということで回答させていただいているところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) 後日で結構でございますので、宮城県に提出した回答資料等、提出を求めたいと思いますが、見解をお伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) ご請求をいただければ、ご提供することは可能でございます。
○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) それでは、後日、原課のほうに請求させていただきます。
今回の意見聴取の回答に先立ちまして、執行部としては、現地の状況、そういったものを現地確認を行ったのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 私が確認しております。
○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) 課長が確認したのであれば、あの状況をごらんになって、擁壁も30年たっていますし、結構、立木の根っこなんかも大きくなっていますので、その辺の危険性などを感じなかったか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 確かに、ブロック積み擁壁の一部分につきましては、そのような若干の補修等が必要な箇所は見受けられたところでございますが、全体的に、破損をして、これから崩壊の危険性があるという状況ではないと私は見てまいりましたので、そのような回答になっているものでございます。
○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) 宮城県仙台土木事務所から配布されました資料によりますと、土砂災害警戒区域等に指定された場合、市町村長は、情報伝達、警戒避難体制を整備、警戒避難に関する事項の住民への周知というふうにありますが、具体的にどのように行うのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) まず、指定されましたホームページ、県のホームページでも公開していますけれども、市のホームページでも箇所図ということで公表していきたいというふうに考えてございます。
なお、来年度つくりますハザードマップ、そちらのほうにもイエロー・レッドゾーンというふうな形であらわして、全世帯にお渡しをしたいというふうに考えてございます。
○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) 確かに県のホームページを見ますと、危険区域ということで、今回、渡されたようなちょっと粗い図面、そういったものはあるんですが、やはり、住民がこちらからそのホームページを見に行って確認しなければならないのか。あとは、富谷市として何らかの形で住民に情報を発信するようなものはないのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) こちらで公表できるのも、県のほうで各住民に渡す図面と同じものがこちらに来ますので、それを公表したいというふうに考えてございます。
なお、先ほど言いましたけれども、ハザードマップにもそのデータをもとに載せて全世帯に配りたいというふうに考えてございます。
○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) しっかり情報発信のほうをお願いしたいというふうに思います。
次、5番目でございますけれども、特別警戒区域になった場合に、土砂崩れで避難道路として使用できなくなる可能性については、早目の避難で安全の確保というような答弁だったと思いますが、記憶に新しいかと思いますが、ことし2月5日、先月、神奈川県逗子市の土砂災害警戒区域に面した生活道路上で発災、土砂に巻き込まれ、女子高生が死亡するという事故がありました。当該道路も生活道路としての通行量が多い道路でございます。本市は、このほかにも危険区域に指定され、事故の起こる可能性のある区域、日吉台一丁目以外のところで把握しているのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) これまで、土砂災害警戒区域、それから、特別警戒区域に指定をされた箇所の中で、市道の用地にかかっている箇所数がおよそ30カ所弱になります。その中におきましても、特に崩れた際、被害が大きいであろうとこちらで考えているところが10カ所弱程度の箇所がございます。
○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) そういったところには早目、早目の対策を打っていただきたいというふうに思います。
次に、6番目の土砂災害発生し得ない地形へ、高さ5メートル未満、勾配30度未満、こちらの地形変更の工事は、民有地であると、土地の所有者も民間の方なので、それはできないというようなお話でございますが、現在、既に土砂災害警戒区域等になるであろう日吉台一丁目地区の15世帯、大和町のもみじが丘一丁目の15世帯の方は、非常に困惑し切っているというのが現状でございます。
市民の安全と財産を守るためにも、確かに民有地、これはわかりますけれども、何らかの対応策が必要と思いますが、再度、執行部の考えをお伺いします。
○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 民有地ということでございまして、ハード的な対策を市が行うということは非常に難しい状況であると考えております。なお、日常のパトロール点検等におきまして、のり面の、また、ブロック積み擁壁の異常を確認をした段階で、所有者の方に改善のお願い等をしていくという考えでおります。
○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) この地区は、先ほどから言っていますけれども、大和町と富谷市、ちょうど境目でございますので、大和町と何らかの協議をして一緒に行うということが可能であるかどうか、お伺いさせていただきます。
○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 大和町さんの道路関係部局とそこは協議をしながら進めていくことは可能かと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) 先ほど、課長の答弁でもありましたけれども、本当に、私も現地確認しましたけれども、立木の根っこ、擁壁の劣化が促進されている箇所があります。いろいろな、例えば樹木の伐採、民有地になると思うんですが、あとは擁壁補強工事対策などあると思いますが、改めて、再度、ちょっとこの辺、どのような対策があるのか、お伺いさせていただきます。
○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 今回のこの斜面の対象地区におきましては、一部、市の緑地のり面の区域もございまして、市が管理しているそういった構造物に何かの異常があれば、そこは市で対応するところでございます。やはり、民地の所有地分につきましては、その所有者が行うということにならざるを得ませんので、そのようなお願いをしていくという形になるかと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) 8番の土地の所有者、占有者に対して、適正な保全に係ってくるわけでございますけれども、一般論といたしまして、民地の樹木の倒壊、滑落、倒木落下対策、こういったものは誰が責任を持って行うものなのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 通常は所有者になるものと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) 過去に、この地区、日吉台一丁目、今回対象地区の東側付近の道路に倒木が落下して、110番通報による警察車両の出動を伴う事故が二、三年前に実際に発生したというふうに聞いております。そのときに地域住民の方が市へ相談しましたところ、「民地のために市として介入することはできません」と、当事者同士での解決を求められ、市民の有志が民地所有者の許可を直接得まして倒木の処理を行ったという話を聞いていますが、これは事実でしょうか、お伺いします。
○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) この箇所におきましての倒木や、それから、枯れ枝等の道路への落下につきましては、これまでにも数回、住民の方からの通報等、また、情報提供や相談がございました。その都度、道路の管理者という立場で対応をさせていただいてきたところでございます。
今は、そういった相談等が寄せられた際は、市のほうで土地の所有者に連絡をとりまして、対応をお願いをしているという状況でございます。二、三年前というお話でございました。もしもうちのほうでそのような対応をしていたとすれば、大変申しわけなく思っているところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) 今後、この区域は急傾斜地崩壊危険区域に指定される予定なのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 現在のところ、指定される予定はございません。
○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) そうしますと、県のホームページなんかを見ますと、急傾斜地崩壊危険区域でこういった倒木の伐採などがあった場合に、地域住民などが所有者の許可をもらって倒木の撤去を行わなければならないというような法律もあるようなんですが、立木の伐採、搬出には宮城県知事の手続が必要という項目があったと思いますが、じゃあ、指定されないということでよろしいか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 急傾斜地崩壊危険区域の指定につきましては、こちらは急傾斜地の崩壊対策事業を行う際に県知事が指定をするという、そのような流れになっております。現在、日吉台一丁目につきましてはそのような対策工事等の予定はされていないものですから、指定はされないということでございます。
○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) 市長にお尋ねしたいんですが、何度も同じ質問になりますが、樹木の自然成長を規制するような法律はありません。樹木の成長によって倒木の落下、倒木による土砂災害の威力増加、立木の根の成長に伴う擁壁の破壊、枯れ葉の飛散、排水溝の閉塞と排水機能不全による土砂災害の発生、枯れ葉や倒木による森林火災の発生、これらの危険性を秘めた管理が不十分と思われる民地でございますが、そこにお住まいになる日吉台一丁目の状況を、市長として、ぜひ改善していただきたいと思うんですが、市長の考えをお伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) まず、今回の土砂災害危険区域等の指定につきましては、安心して、安全だと思って住宅を購入されて、生活をされていて、今回、突然こういった指定を受けたということで、当事者の皆様方につきましては、大変、困惑、そして不安を抱かれているという、その心痛は本当に私自身もいたく察するところでございます。
つきましては、最大限、市といたしましても、何かしらできることがあるのであればしっかりと対応していきたいという気持ちは、議員と同じ気持ちでございます。そういった中で、何分、今回の指定につきましては、近年、全国各地で土砂災害等によって、大きな、とうとい命が失われたりしているという状況を踏まえ、今回、事前にそういった可能性のある場所を全ての皆さんで認識をするということが前提で今回の法律が制定されて、調査が行われたところでもございます。
そういう中では、今すぐ危険が伴うわけではないのではありますが、いざ、地震だったり、何かあったときには危険が伴うので、注意を喚起するための今回は指定というふうに認識をしているところでございます。
なお、先ほど来、お話がありました、民有地であっても、そういった倒木等の危険、または落葉なり、さまざまな形で支障が及ぶ場合は、隣接する市道の管理者として、最大限、管理には努めていきたいと思いますし、場合によっては、土地の所有者に対して、強く要望なり改善を求めていける範囲の中で求めていきたいというふうに思っております。
○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) ぜひ、よろしくお願いします。それでは、11番目、土砂災害警戒区域のソフト対策としまして、土砂崩壊検知センサーシステムでございますが、先ほど、富谷の場合は、土石流とか、山間部がないので、設置はしていませんという話だったんですが、実績がなくても危険地域に指定されるわけですから、実績をつくっていくことも、今後、必要になっていくのではないかというふうに思われますが、先ほど、神奈川県逗子市もそういった地域でございますので、実績をつくることが大切かと思いますが、見解をお伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 議員おっしゃる実績ということでございますが、今のところ、おっしゃるセンサーシステム等の設置が必要だという斜面が本市にはないということでございます。また、県の防災砂防課のほうにも、県内でのこういった急傾斜地に関してのセンサーシステム設置の実績等がどこかにあるかということも問い合わせはしていましたが、今のところ、県のほうでも、そういう実績、設置しているような箇所を聞いたことはないと、そのようなことでございましたので、本市におきましてもそこは現状においては設置する箇所はないという考えでございます。
○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) 土砂災害の原因としまして、降雨だけではなく、地震、そういったものも含んでいるのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 地震によるものも土砂災害という扱いになります。
○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) 最後の質問になります。
降雨や風雪、天気予報で、先ほど答弁あったとおり、事前把握できますけれども、地震の予知は非常に難しく、日常からの傾斜地表土の状態を監視するセンサー設置等が必要かと思われますが、執行部の見解を求めます。
○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 地震によります土砂災害につきましては、地震も突発的に起こるという状況でございます。また、その震度や、あるいは地震の種類などによりましても、災害になる状況が違ってくるということもございますので、今後におきましては、危険と思われるような斜面の表土等を日常的に監視を強めていきながら、防災の対策に努めてまいりたいと、このように考えております。
○議長(渡邊俊一君) これをもちまして本日の一般質問を終わります。
これで本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれにて散会をいたします。
ご苦労さまでした。
午後2時49分 散会
令和2年3月3日(火曜日) 午前10時00分 開議
日程1 | 会議録署名議員の指名 | ||
日程2 | 一般質問 | 4番 塩 田 智 明 議員 | |
1 | 屋内大型遊具がある施設整備を問う | ||
2 | 高齢者フレイル予防の体制整備を問う | ||
17番 畑 山 和 晴 議員 | |||
1 | 市民図書館について | ||
2 | (仮称)富谷宿観光交流ステーションについて | ||
11番 長谷川 る 美 議員 | |||
1 | 富谷市の交通施策について | ||
2 | 市民による市民のための図書館とは | ||
5番 渡 邊 清 美 議員 | |||
1 | 障がいがあっても住み続けられる富谷市に | ||
2 | 安心安全な水道と漏水、湧水対策を問う | ||
3番 村 上 治 議員 | |||
1 | 地域防災計画に基づく市職員への教育等について問う | ||
2 | 富ケ丘地内市道の安全な通学路確保と交通渋滞緩和について問う | ||
10番 若 生 英 俊 議員 | |||
1 | 本市の第2期「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の策定と図書館整備について | ||
2 | 過誤納等のミスの発表について |
議事日程のとおり
午前10時00分 開議
○議長(渡邊俊一君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。
○議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、10番若生英俊君、11番長谷川る美君の2名を指名いたします。
○議長(渡邊俊一君) 日程第2、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。4番塩田智明君。
○4番(塩田智明君) 改めまして、皆さん、おはようございます。
私は、通告に従い2件の質問をいたします。
1つは、大型遊具がある施設整備、2つ目は、高齢者フレイル予防の体制整備について質問いたします。
初めに、大型遊具がある施設整備について質問をいたします。
富谷市総合計画では、4つの基本方針を掲げ、その一つに「教育と子育て環境を誇るまち」があります。市長の施政方針に、子ども医療費助成事業については経済的負担のさらなる軽減を図るということや、産婦健診助成と産後ケア事業を新年度から実施するなど、子育て世代にうれしい取り組みがありました。そのような取り組みをしている中、屋内遊具がある施設整備を望む声が多くありますが、本市にはどのように届いているでしょうか。
教育民生常任委員会では、屋内大型遊具がある施設整備を望む子育て世代が多いことから、2月5日に白石市の「こじゅうろうキッズランド」を訪問し、所管事務調査を行いました。
白石市では、白石市子育て支援に関する調査を行い、「最も整備・充実すべき公共施設」として、最多の約27%の保護者が「屋内の遊び場」という回答がありました。それを受けて、白石市まち・ひと・しごと創生戦略に「親子で安心して遊べる屋内遊び場の提供」を掲げ、整備に至ったそうです。土地購入費、駐車場など外構工事費を除いた総工費は3.8億円で、内訳の主な費用は、施設・大型遊具整備工事が3.1億円、施設内備品・小型遊具・絵本購入が0.3億円です。
建物は、平成30年5月31日に完成し、平成30年8月21日からオープンしたわけですが、それから1年間の利用者数は9万7,000人、市内の利用者数が17%で、利用者の8割が市外ということです。隣接する「おもしろいし市場」では、白石産を中心とした旬の野菜や加工品、スイーツや市内・県内の特産品などが販売されており、市内の新たなにぎわい交流拠点になっています。
本市は、若い世帯の多いまちであり、子育て支援の充実に取り組んでいますが、今後の人口減少、少子高齢化に歯どめをかけ、減少のカーブを少しでも緩やかなものにするためにも、早い時期に屋内大型遊具がある施設の整備が必要と感じました。
全国の市及び東京23区ごとに、子育て、公共料金、助成金など200項目以上の行政データを提供するサイトがあります。それは株式会社ウエイブダッシュが運営する地域応援サイトで、「生活ガイド.com」というものですが、子育て世帯の会員に自分たちの住む街に求める制度や取り組みを調査し、その結果を昨年12月に公表しました。子育て世帯に自分たちの住む街に求める制度や取り組みを調査した結果は、「子育て世帯にうれしい制度ランキング」の1位に「屋内遊具がある施設の整備」が選ばれたそうです。
本市においても市民の声を反映し各種施策が行われていますが、今回の所管事務調査を機に、屋内大型遊具がある施設整備について質問します。
問い1、子育て世帯が自分たちの住むまちに求める制度や取り組みをどのように把握されていますか。要望調査を実施しているのであれば、その時期と要望が多かった回答をお聞きしたいと思います。
問い2、本市の子育て世帯の要望が多い整備・充実すべき公共施設は何でしょうか。
問い3、現在、親子で遊んだり、絵本を読んだり、ママたちがおしゃべりできる西成田コミュニティセンター子育てサロンや公民館プレイルームがありますが、子育て世帯が多い地域の富谷の子育て支援センター「とみここ」に、親子で遊んだり、絵本を読んだりできる場所をつくることを検討できないでしょうか。
問い4、本市でも屋内遊具がある施設整備を求める声が多く届いています。大型遊具がある施設整備を検討する必要があると思いますが、市長の見解を求めます。
次に、2つ目の質問として、高齢者フレイル予防の体制整備について質問いたします。
国は、保健事業のフレイル対策と介護予防法に基づき市町村が行う介護予防を「介護・フイレル予防」として一体的に行う必要があるとして、法を改正し、高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施に係る事業を令和2年4月から開始して、令和6年4月までに全市町村で実施を目指しています。
事業のスキームは、広域連合から市町村に高齢者の健康保持・増進事業を委託し、広域連合は一体的実施が効果的かつ円滑に進むよう広域連合が保有する情報を市町村に提供するとともに、市町村における体制整備の支援、専門職の人件費に係る財政支援を行うことになります。市町村は、後期高齢者医療担当部局など、庁内の横断的な実施体制の確立、保健師等専門職の配置を行い、地域の健康課題の整理・分析をした上で、重症化予防のための訪問指導や介護予防のための健康相談等を行うことになります。
宮城県後期高齢者医療広域連合では、昨年9月から県内の各市町村保健担当者会議を含め、数回、事業説明を実施しています。昨年10月に実施した各市町村への調査では、県内4市町で令和2年4月から本事業を実施予定と回答があったそうです。これを受けて、広域連合の令和2年度予算案に、費用の一部として1市町当たり980万円から2,180万円を計上し、承認されました。
本市においても、地域における高齢者の通いの場を中心とした介護予防・フレイル対策に取り組んでいるところですが、高齢者の健康保持・増進事業をより効果的に実施するためには、高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施に向けた体制整備を早期に行う必要があると考え、検討状況及び事業概要と実施予定時期について質問いたします。
問い1、本市で実施している総合事業と高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施の事業の違いはどのようなものでしょうか。
問い2、一体的実施に係る事業の基本的な方針は市町村で作成することになっていますが、本市の方針は。
問い3、一体的な実施をいつ実施するのか。実施予定時期を決めて検討されていますか。
問い4、国保の保健事業と介護の支援事業との一体的な取り組みとして、レセプトデータや介護データの分析、アウトリーチ支援、通いの場への参画などの事例がありますが、本市ではどのような事業に取り組む予定ですか。その体制整備はどのようにお考えでしょうか。
問い5、個人情報保護に係る具体的な措置や情報セキュリティー対策が求められていますが、全庁的な職員研修や保健福祉部の業務を踏まえた内部研修及び監査の実施状況について伺います。
問い6、厚生労働省から、県後期高齢者医療広域連合に令和元年7月5日に発出された事務連絡「高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施の施行に向けた体制整備等について」に、具体的な取り組みイメージの1つとして、高齢者の参加を促すための個人に対するインセンティブ措置(例としては、ポイント制の導入促進など)を講ずることも考えられると示されています。これについて導入を検討しているのか伺います。
以上です。
○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) おはようございます。
それでは、ただいまの塩田智明議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1の屋内大型遊具がある施設整備を問うの問い1。調査につきましては、昨年4月から5月にかけて、第二期子ども・子育て支援計画策定のため、未就学児の保護者及び小学生の保護者にアンケートを実施いたしました。
自由記載の中で、内容は多種多様でありましたが、ご意見、ご要望が多かったものは、児童クラブや学校その他の施設に関するものであります。なお、施設に関するものの中には、屋内遊戯施設の整備を要望するものが未就学児の保護者に多く見られております。
問い2と問い4につきましては関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
屋内大型遊具がある施設に関しましては、「ちょっと聞いて私の声」でも、子育て世帯を中心に整備を求める声があり、子供の多い本市でも取り組むべき事業であると私も認識をしております。現状といたしましては、新設や民間活用、整備費、設置場所、維持費等の調査、試算を行うなど、検討を進めているところでございます。
問い3、とみや子育て支援センター「とみここ」においても、親子で遊ぶ場として、月に2回、「あそびのひろば」を実施しております。なお、市全域から多くの親子が遊びに参加しており、年齢に即した遊びの提供や絵本の読み聞かせなどを行っております。また、昨年10月より、ゼロ歳児や大勢が苦手な親子のための部屋、べりっこルームも開設しているところであります。
専用スペースによる常時の開設につきましては、乳幼児健診等の実施により、現時点では難しい状況にあります。そのため、市内に3カ所ある認定こども園の子育て支援室の紹介や社会福祉協議会主催の子育てサロン、地域の子育てサークルなどの実施状況を紹介をしております。
質問件名2の高齢者フレイル予防の体制整備を問うの問い1。介護予防の取り組みである総合事業につきましては、介護保険における地域支援事業の一つに位置づけられております。今回の法の改正においては、後期高齢者の保健事業を介護保険の地域支援事業及び国保の保健事業と一体的に実施することと規定されております。このことから、一体的な実施につきましては、総合事業を含む介護保険の地域支援事業及び国保の保健事業等を包括した事業であると認識をしております。
問い2、基本的な方針につきましては、高齢者保健事業の効果的かつ効率的な実施を図る観点から、市町村が後期高齢者医療広域連合の委託事業を行う体制が整い次第、基本的な方針を定めるものとされております。このことから、本市におきましては、高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施に係る事業の推進について、今後、体制の整備及び地域の高齢者の特性などスクリーニングから分析を行い、具体的な事業内容について、後期高齢者医療広域連合と協議し、その結果を反映した方針を作成していくこととしております。
問い3と問い4及び問い6については関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
一体的な実施に係る事業の内容については、先進的に取り組んでいる自治体の事例を参考にするともに、体制整備を含め、効果的かつ効率的に事業を実施するためには十分な準備を要すると考えております。このことから、現時点では、令和5年度の実施を予定しているところであります。また、インセンティブの措置につきましても、具体的な事業内容を検討していく過程であわせて研究してまいりたいと考えております。
問い5、個人情報保護に関する具体的な措置やセキュリティー対策につきましては、これまでも本市の個人情報の保護に関する条例を遵守し、事業を実施しております。また、保健福祉部の業務を踏まえた部内研修は実施しておりませんが、全庁的な取り組みとして、情報セキュリティー研修及び職員のセキュリティー自己点検を実施するほか、情報セキュリティー外部監査についても平成29年度より定期的に実施をしており、適正である旨の評価をいただいております。
以上です。
○議長(渡邊俊一君) 4番塩田智明君。
○4番(塩田智明君) 答弁していただいたこと、よく理解できました。
まず、1点目、大型遊具がある施設につきましては、要望があり、それを受けとめて検討が必要と考えているというお話をいただきまして、その時期なんですけれども、検討していただいているからにはこれから進むんでしょうけれども、現在、富谷市の図書館とか、やすらぎパークの整備などで大変大型投資が続いていくものと思います。それが終わりましたら、先ほど言われた大型遊具というものも早目にご検討いただければと思います。その辺の検討時期について、まだ具体的には決まっていないと思いますけれども、考え方をお聞きしたいと思います。
それから、2つ目の質問として、高齢者フレイル予防の体制整備ということについて伺いました。本市は、令和5年から開始するという答弁をいただきましたけれども、この一体的な実施につきましては、広域連合のほうから事業費の補助が出ます。これにつきましては、広域連合のほうに確認しましたところ、企画調整等を担当する医療専門職、市町村ごとに580万円、年間。通いの場における相談等を担当する医療専門職、これは日常生活圏域ごとにといいますから、地域包括支援センターの単位に、富谷市は3つありますので、1つごとに350万円。それと、その他経費として、やはり圏域ごとに50万円の助成が出る。といいますと、富谷市は地域包括支援センターが3つございます。なので、ざっと計算すると1,780万円ほどの助成が得られる。これは本市にとっても非常に大きい助成ではないかと。
これは全く新たに事業を展開するということではなしに、市長の答弁にもございましたけれども、今やっている総合事業、そういったものを活用して、言ってみれば、この事業の実施条件に見合うようにお化粧直しすることによってこれだけの助成が得られるということであり、他の市町村の事例を見ながら検討するというお話でございましたけれども、ここは優先度を上げて早期に実現すべきではないかと考えます。これについて意見を求めたいと思います。
それともう一つ、この関連では、先ほど、参加を促すために個人に対するインセンティブの措置、これにつきましても他の市町村の事例を見ながら検討するというお話がございました。これについてですけれども、検討なされるときにはここに参加する人、プラス、富谷市ではいろいろな事業を地域との協働で、市民との協働で展開していると思います。その中には無償でのボランティアの参加もたくさんいらっしゃいます。あわせて、その無償でボランティアしていただいている方への何らかの報酬といったらいいのか、お手当といったらいいのか、ちょっとうまく表現できませんけれども、そういうことを制度化して実施することにより、ボランティアの方への活動の励みにもつながって、これからの富谷市のそういう事業を展開する上でより多くの方に協力を得られるようになるんじゃないかと考えております。なので、ここの参加を促すための個人に対するインセンティブ措置を検討されるときには、それを支えるサポーターといいますか、ボランティアといいますか、その辺の方のインセンティブについてもあわせてご検討いただけないか、質問いたします。
○議長(渡邊俊一君) 屋内遊具については、計画、進め方、そして、時期というような質問でありますから、市長から答弁をお願いできますか。若生市長。
○市長(若生裕俊君) まずは、再質問で1点目でございます。大型屋内遊具施設につきましては、先ほども答弁申し上げましたが、現在、いわゆる他の自治体の取り組み等も調査をさせていただきながら、本市においての設置に向けて検討をしているという段階でございますので、時期についても、これからあらゆる情報を収集しながら検討してまいりたいというふうに考えております。
なお、フレイル予防につきましてとインセンティブ措置につきましては、担当部のほうから答弁をさせていただきたいというふうに思います。
○議長(渡邊俊一君) まず初めに、健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 初めに、フレイルの予防の体制整備につきまして、さまざまな国の交付金と広域連合からの交付金を合わせて多額な補助が出るというようなお話がありまして、確かに、この事業を進めるにはそれだけの体制整備が必要であるという国や広域の考え方が見て取れると思います。
今回、本市におきましては、この説明会などを受けまして、やはり健康づくり部門、広域連合を所管する健康推進課と、後期高齢者の保健事業を所管する、また、介護予防事業などを所管しています長寿福祉課とともに、体制を整えていく必要があると思います。そのために、しばし、この事業につきましては、これまで取り組んでいる事業も含めて、本当にそれで効果的にできるのかどうかも含めながら十分検討させていただいて、そして、現時点では令和5年というふうに調査のほうも回答しておりますけれども、今後、体制の整備とかの検討をする状況では、時期を早めて実施することも可能というふうには考えておりますので、現時点では、まだ内容についてまっさらな状態でしたので、準備の時間をいただくということで積極的に検討を重ねていきたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 地域包括関係について、長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) それでは、私のほうからは、インセンティブ事業に関しまして、支えるボランティアについてもあわせて事業の内容に取り込んでいったらというところの回答でございます。
インセンティブの措置につきましては、先ほど市長のほうから答弁があったとおり、具体的な事業内容を検討していく過程であわせて研究していくということでございますので、支えるボランティアについてもこの研究する過程で検討してまいりたいというふうに考えてございます。
○議長(渡邊俊一君) 4番塩田智明君。
○4番(塩田智明君) 高齢者フレイル予防の体制整備についての取り組み時期、介護と医療といろいろと詰めながら体制整備を考えていかなくてはいけないということで、慎重に考えるので、平成5年、もっと早く進めたいと思うというようなお話でしたけれども、この事業の補助は非常に大きいものがあります。早く取り組むことによって、これは新たに1,700万円という補助を得るために、それが全て出て行くお金じゃないですね。今いる職員さん、広域連合のほうに確認しましたら、今の事業、今の職員の体制でやっているものを一体的整備の体制に置きかえることによってこの助成が得られるということですので、今、総合事業とか、高齢者の通う場の提供、ゆとりすとクラブ・サロン事業とか、いろいろ取り組まれていると思います。そういったところを一体的に、ですから、総合支援センターとか、それから、健康推進課とか、そういう各課で考えるのではなしに、医療福祉部として取り組んでいかなかったならばこの事業についての検討は進まないと思います。なので、これについてどのように取り組んでいくのか、保健福祉部長のほうに見解を再度求めたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 今、私の耳には「平成5年」と聞こえたんですけれども、そのままでいいですから、「令和5年」で間違いないですよね。
それから、もう1点なんですけれども、指名するのは私の責務でありますから、質問者から直接、担当課、担当部に指名することのないように配慮願いたいと思います。
それでは、初めに、健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) この事業につきましては、庁内のこれにかかわる部署が横断的に取り組んでこそ成功するというような内容となっていることは、広域連合の説明会や国・県からの通知等で承知しているところであります。そのために、今後、来年度あたりから、どういった形でこれを体制整備していくか、それぞれの役割分担とかも明確にしていくからこそ成功する事業だというふうに考えておりますので、それもどちらかでということはなく、当保健福祉部が、高齢者のフレイルを所管する部署が、協力体制を整えて検討してまいりたいというふうには考えているところです。
○議長(渡邊俊一君) いいですか。保健福祉部長からも何か言えるところありますか。今のままでよろしいですよね。じゃあ、塩田議員、そのままでよろしいですね。
次に、17番畑山和晴君。
○17番(畑山和晴君) それでは、私から2件の質問をいたします。
まず、1件目。市民図書館について伺います。
いよいよ市民図書館が具体的に計画されていきます。これまで何回も市民の皆さんとミーティングを開き、さまざまな意見、要望をまとめ、計画をつくってきました。しかし、それでも、規模拡大、蔵書数をふやしてほしいといった要望書が出されたり、納得していない市民がいるのも事実です。一方では、計画の規模に納得している方々もいれば、図書館は必要ないという声があるのも事実です。これらの意見に対してどのようにバランスをとり、反映させて計画をしていくのでしょうか。
日本図書館協会の2017年版「日本の図書館」によれば、図書館の個人貸し出し数は2010年をピークに減少傾向にあると示しています。その中で、児童書に関しては増加傾向であるとも示されています。他自治体では、児童書に力を入れてきている図書館もふえてきており、例えば、大阪府の中之島に延べ床面積815平米の、子供たちへの未来への投資として「こども本の森中之島」が開館予定となっております。ここでは、著名な方々、例えばノーベル賞を受賞した山中教授が幼少期に読んだ本などを設置するそうです。また、先日視察してきました兵庫県明石市の明石図書館も子供が遊べる屋内施設があり、学びの場として、そして、お金を使わずに一日いれる場所として大変にぎわっており、利用者もふえたとのことです。いずれの施設も子供たちへの未来の投資として取り組んでおり、少子化対策にもなる魅力的な施策であると思います。
富谷の宝は子供たちと市長も常々おっしゃっています。子育て世代が利用するようになれば、親が連れてこなくても、祖父母が連れてくる流れも必然的にできると思います。富谷市民の皆さんが集まり利用するコミュニティーの場としてのにぎわいある市民図書館が、市民の皆さんが望む図書館になるのではないかと思います。
また、2件目の質問とリンクしてくるのですが、(仮称)富谷宿観光交流ステーションやTOMI+と連携することで、観光としての導線をつくれることになると考えます。さらに、センター館を中心に各図書館を回る図書館ウオークラリーを行い、クリアした子供には図書券をプレゼントするなどの企画もあると親と子のコミュニケーションもとれ、楽しんで図書に触れ、図書館に来るのではないかと思います。
小学校、中学校では、1人1台のタブレットが導入されます。そのタブレットではスペック的に足りない内容を補うために、市民図書館にはハイスペックなパソコンを配置し、学校ではできないような内容を市民図書館に行って個人もしくは学級で学んだり、また、家庭では置くことができないような3Dプリンターや電子ミシンなどがあれば幅広い方々が利用できる、それこそ次世代型の図書館になると思います。
フィンランドにある中央図書館では、このような形をとっており、クリエーターが使うようなハイスペックなパソコンがあり、コワーキングスペースとなっております。
以上のことから、以下質問をします。
1、規模拡大の要望書が提出されましたが、一方で、計画のままでいい、図書館は要らないという意見に対して、どのようにバランスをとり、計画を進めていくのか、見解は。
2、広さ、蔵書数増が見込めないのであれば、中身を充実させるべきであると思いますが、見解は。
3、個人貸し出し数は2010年をピークに減少傾向にあると日本図書館協会のデータにありましたが、この傾向に対してどのような見方をしているのか、見解は。
4、児童書に関しては横ばいか増加傾向にあるとのデータもあります。そのデータは把握していますか。把握している場合、反映させていくのか、見解は。
5、図書館は未来への投資でもあります。教育と結びつけることが必要であると思いますが、見解は。
6、小中学校では1人1台タブレットが導入されます。そのタブレットを超えるハイスペックなパソコンを設置し、学校と図書館との連携もあるといいのではと思いますが、見解は。
7、東京の恵比寿にある「コモンエビス」のような、読み終わった本を寄贈するシステムもあると、自分たちの図書館という意味でも効果があると思いますが、見解は。
8、図書館とスイーツステーションを併設させると施政方針の中でありましたが、図書館という性質と立地条件を考えれば、兵庫県明石市図書館のように、子供たちが遊べる屋内施設を併設すべきであると思いますが、見解は。
次に、2件目の質問をします。
(仮称)富谷宿観光交流ステーションについて伺います。
ことしは富谷宿開宿400年であり、その記念事業が行われます。その目玉の事業でもある(仮称)富谷宿観光交流ステーションの工事も着々と進んでいます。富谷塾の塾生が中心となり、本当にすばらしいアイデアを出し合いながら活動していることに感謝をしています。
富谷市は、他自治体と比べると観光資源が乏しく、今回の(仮称)富谷宿観光交流ステーションは非常に重要な役割を担うこととなります。老若男女が笑顔で過ごせる空間、五感を感じられる空間、富谷の歴史を学ぶ空間となっていくことで、観光地としての魅力が出ると思います。
しんまち通りの立地は、マーケティング論から考えると、決して恵まれている場所とは言えません。以前の定例会で、私が「しんまち活性化について」と題して、しんまち通りが市内在住の方でもわからないことを質問しました。その後、TOMI+ができ、富谷塾の塾生によりさまざまな活動によって広く認知されるようになり、しんまち通りに来る人がふえました。しかし、観光地と考えると、駐車場の問題は大きく、駐車場がわからない、中央公民館駐車場からの距離があるなどの声が聞こえてきます。
また、ほか施設との連携による流れが見えてきません。(仮称)富谷宿観光交流ステーション、TOMI+、民俗ギャラリー、そして、これからできる市民図書館、道の駅とリンクしていくことで観光導線としての流れが生まれる。この流れをつくるためには、やはり子育て世代が集まる仕組みをつくることが必要となってきます。ママさんたちの発信力は非常に大きな効果をもたらすものであり、県内外へと広がっていきます。そのためにも子供たちが遊べる場所が必要であり、今回の一般質問の中では、しんまち公園に子供たちが遊べる水場をつくり、例えば安全に水と触れ合える噴水などがあると自然と人は集まってくると思います。
(仮称)富谷宿観光交流ステーションを中心に、富谷観光ルートを改めて作成し、ストーリー性を持たせることで、交流人口増加につながると考えます。その中で、恋路の坂や富ケ岡公園など、思い出や夢を語るなど、市民の皆さんがそれぞれの想いのストーリーを募集すれば、しんまちが、そして、(仮称)富谷宿観光交流ステーションが注目され、人の流れが途切れずににぎわいを保っていくと思います。
以下質問をします。
1、駐車場の台数が少ないと思われますが、その対策はしんまちめぐり駐車場としんまち公園横の駐車場とを考えているのか、見解は。
2、中央公園駐車場からは距離があり、利用してくれるかどうか微妙な位置にあります。しんまち公園の水場を子供たちが遊べるように改良して、しんまち公園から(仮称)富谷宿観光交流ステーション、産業交流プラザへとの流れをつくるべきと思いますが、見解は。
3、コストコや市民図書館などとの連携での導線をつくるべきと思いますが、見解は。
4、恋路の坂を「恋の場所」としてアピールし、恋の話、夫婦の話などを募集しても効果があると思いますが、見解は。
5、しんまち通りをフォーカスするだけではなく、例えば鹿児島県指宿市の「指宿まるごと博物館推進事業」のように、市全体で取り組めるような内容で進めていくのも、広くない面積の本市では可能と思いますが、見解は。
以上です。
○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの畑山和晴議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1の市民図書館については、後ほど教育長より答弁をさせていただきます。
私からは、質問件名2の(仮称)富谷宿観光交流ステーションについて、お答えをさせていただきます。
まずは、問い1。(仮称)富谷宿観光交流ステーションの駐車場につきましては、現在のところ、ステーション敷地内の駐車場、しんまちめぐり駐車場、しんまち公園駐車場に加え、SEIYUに隣接する市有地のほか、(仮称)富谷宿観光交流ステーションに近接する市有地や民有地を活用できないか、検討を進めており、今後、案内看板の設置など、導線についてさらなる検討を重ねた上で整備をしてまいりたいと考えております。
問い2、しんまち公園の池や壁泉、水路は、水道水をためて循環させております。整備当初は、塩素を入れて水遊びのできる環境を整備しておりましたが、池などに捨てられた空きビンの破片で足を切る事故が続いたり、池に魚を放す人がふえるなど、安全に水遊びができる環境を確保することが困難になったことから、池に入ることを禁止しております。今後、しんまち活性化協議会の中で、しんまち公園の位置づけについても検討してまいりたいと考えております。
問い3、議員ご指摘のとおり、集客のある店舗、施設との連携に関しましては、相互に利用者を呼び込む上でも大変効果的な取り組みであると考えますので、今後、検討してまいりたいと考えております。
問い4、恋路の坂は、大和町宮床出身の女流歌人原 阿佐緒と東北帝国大学教授の石原 純博士が歩いた小道として今もしんまち地区で語り継がれているスポットであります。しんまち地区の活性化に当たりましては、(仮称)富谷宿観光交流ステーションを核として、歴史的、文化的資源を有効活用することが大切であると考えております。恋路の坂につきましても、議員のご提案を参考に、しんまち地区への誘客のPRの一つとして検討をしてまいります。
問い5、議員ご提案の鹿児島県指宿市の「指宿まるごと博物館推進事業」につきましては、エコミュージアムの先進事例として確認をいたしております。本市の文化財、歴史的資源の活用につきましては、平成30年4月の民俗ギャラリー移転リニューアル、そして、今回の歴史文化伝承館(内ケ崎作三郎記念館)の整備、歴史的景観を形成する建築物を有形文化財として登録する手続を進めるなど、しんまち地区を軸とした環境整備を進めているところでございます。
また、富谷宿を初め、しんまち地区以外にも、北にはミズバショウ、南には、大清水の石盥など多様な文化遺産が点在している現況にあります。今後、しんまち地区だけでなく、地域全体に点在している多様な文化遺産を面として活用することは継続的な歴史・文化の継承にもつながるものと理解しております。令和3年度からスタートする後期基本計画において、まちづぐり、観光交流、歴史文化等の施設と歩調を合わせながら検討してまいりたいと思います。
以上です。
○議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) それでは、私のほうから、質問件名1、市民図書館について、ご回答を申し上げます。
まず、質問1でございますが、議員ご指摘のとおり、現在進めております図書館整備に対しましては多様な意見が寄せられております。そのような中で、本市の図書館整備は、市民ニーズの高い施策として総合計画の重点プロジェクトに位置づけるとともに、市内全域におけるデザイン会議、パブリックコメント等の実施など、市民協働の視点で多くの意見を伺い、基本計画を策定しております。
今後の整備過程においても、これまで同様に、適宜必要な情報を市民の皆様と共有し、取り組みを進めてまいりたいというふうに思ってございます。
2点目の蔵書に関しての中身を充実させるべきであるのではないかというご質問でございますが、図書館の規模、蔵書冊数につきましては、基本計画でお示ししておりますが、拡大した場合、財政負担が伴うことから、これまでも慎重に検討を進めてまいりました。全国の図書館を取り巻く状況も厳しい財政状況であり、量的基準から質的基準に移行しております。
このような中、本市は、ネットワーク型図書館の構築を目指しておりますので、設備面だけではなくて、サービス面を中心に質的な向上を多様な視点から検討してまいります。また、スイーツステーション整備基本計画で示されました、図書館を含む複合施設により図書館センター館規模拡大の可能性につきましても、十分内容を精査検討してまいりたいと考えております。
3問目でございます。個人貸し出し数につきましては、議員ご指摘のとおり、全国では減少傾向にあるようです。しかしながら、県内における新たに建設された図書館につきましては、個人貸し出し数が以前の数倍になっている傾向も見られております。本市におきましても、図書館を新たに整備することによって、現在の人口1人当たりの貸し出し冊数1.8冊が向上するものと見込んでおり、基本計画における目標値を4冊としているところであります。
4点目でございます。児童図書に関するご質問でございます。日本図書館協会の統計によりますと、児童書の個人貸し出し数は、2008年から2018年にかけて15%程度増加している状況にあります。本市においても、ライフステージの各段階における図書館サービスの提供を想定し、検討を進めております。特に本市では、子ども・子育て世帯が多く生活されており、児童書の整備、読み聞かせ等、今後、管理運営計画策定においては重要な要素と考えております。このようなことを踏まえ、具体的な内容について精査検討してまいりたいと考えておるところでございます。
5問目でございます。教育との結びつけについて必要であるのではないかというご質問でございます。文部科学省が告示した図書館の設置及び運営上の望ましい基準では、図書館は学校図書館や学校との連携に努めるものとされております。また、基本計画においても、市内の小中学校や富谷高校との連携が示されており、学校教育との連携支援は必要不可欠であると認識しております。図書館は、全ての住民がひとしく、知識、情報の入手が可能となるサービスを提供する施設とも言われております。未来への投資を含め、読書を通じた人づくり、生涯にわたる学習を進める施設として整備を進めてまいりたいと考えております。
第6問目でございます。図書館へのタブレット設置につきましては、小中学校におけるタブレット導入の動向と活用状況に応じながら、設置の必要性を見定めてまいります。なお、センター館で提供する図書館機能の一部として利用者が自由に利用できる蔵書検索端末やインターネット閲覧端末、データベース検索端末などを整備することを検討しております。
また、センター館を初め、分館におけるネットワーク環境、Wi‐Fiの整備についても調査研究を進めてまいります。
7問目でございます。市民図書館では、他自治体の図書館同様に、本の寄贈を受け入れていく予定としておりますが、寄贈された本に対して、利用ニーズがあるかなど受け入れ基準が重要であると認識しております。議員ご提案のコモンエビス等の取り組みも参考にしながら、市民に親しまれる図書館サービスを検討してまいります。
6問目でございます。子供たちが遊ぶ施設と図書館の関係性につきましては、図書館の内部に子供たちが遊ぶことができるスペースを設ける場合や、隣接する公園等に設置する自治体もあり、一定のメリットについては理解してございます。
本市では、議会冒頭の市長施政方針において、図書館とスイーツステーションの複合併設についてお示しをしたところですが、子供たちの遊べる施設の併設については想定してはございません。今後、当該複合施設の規模や官民連携による整備手法等を精査することとなりますが、そのプロセスの中で、本市における子供たちの遊べる施設の必要性や適正な立地条件については、教育委員会のみならず、関係部署と調査研究を進めてまいりたいと思っておるところでございます。
以上です。
○議長(渡邊俊一君) 教育長の答弁の中で、「8問目」に対して「6問目」と答弁しておりますから、訂正をお願いします。
この際、午前11時5分まで休憩をいたします。
午前10時54分 休憩
午前11時05分 再開
○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
17番畑山和晴君。
○17番(畑山和晴君) 図書館のほうから質問をいたします。
まず、市長の施政方針の中で、スイーツステーションと図書館併設という方向性が示されましたが、スイーツステーションと図書館というのは性質的にマッチするのかどうかという思いがあります。図書館は文化施設であり、スイーツステーションは商業施設であります。スイーツステーションを併設するということよりは、子供たちが過ごせる屋内施設を併設したほうが、先ほどの論旨の中でも話したように、相乗効果、児童書が多く利用されてきているということを踏まえると、お金をかけずに子育て世代が一日過ごせる居場所ということになるのかなと思います。
屋内施設については、私が議員になって初めて一般質問をした内容でもあり、その後、多くの同僚議員のほうからも質問がありました。今回も質問がありました。各地域にいる議員がこれだけ子育て施設ということで話をしている、話を聞いているということは、やはり要望がそれだけあるということにつながると思います。道の駅の立地は4号線沿いということしか考えられないと思います。せっかくスイーツのまちとして確立してきたわけですから、広く、そして、多くのフリーのお客さんも獲得して、リピーターにつなげていくことが必要であり、そのためにも4号線沿いだと思います。スイーツステーションに関し、改めて、図書館に併設する考えなのか、それとも、方向性として提示しただけなのか、お聞きします。
2点目、教育とつなげていくということは必要不可欠だということだったんですが、やはり、図書館に置くパソコンの場合、検索機能とかそういうものも必要ではあるんですけれども、やはり、例えばそのパソコンを使ってプロジェクションマッピングやいろいろな部分のプログラミングということもできるようなハイスペックなパソコンの設置ということがあると、さらなる教育につながっていくとは思うんですが、その辺についてお伺いします。
次に、観光交流ステーションについてなんですが、いろいろとこの事業計画書等を見ながら、現段階で、プライオリティーというか、優先順位が、持続的な商業という観点から見るとなかなか抜けているような感じがします。やはり商売ですので、自立性が保て、集客していくために、駐車場からのやはり導線であり、ほか施設との連携が必要だと思いますが、その辺について、見解を求めます。
2点目、吉岡宿とか、県内にも何カ所か宿場町がありますが、その宿場町との連携をとり、観光客を誘致するというか、交流人口を広げるということも、また一つ、いろいろな関連性を持てて、集客できるんじゃないかなというふうに思うんですが、その辺について見解をお伺いします。
○議長(渡邊俊一君) スイーツステーションと図書館の併合的なものでありますけれども、若生市長から答弁をお願いします。若生市長。
○市長(若生裕俊君) まず、1点目にありました図書館のセンター館とあわせてスイーツステーションの併設の複合施設にということでの、スイーツステーションについては4号線のほうかいいのではというご意見でございました。これまでいろいろ調査検討してきまして、これまでも何度か答弁の中でお話しさせていただいておりますが、当初は、4号線沿いを候補地として検討してきたんですけれども、やはり、今、道の駅という位置づけで考えると、4号線沿いの場合は、その路面の交通量に比例しての駐車スペースが必要だということが国土交通省の指針で示されておりまして、そうすると、4号線のそれも上下線の交通量となると、かなり膨大な面積の駐車スペースが必要だということで、今現在、その土地を購入してとなると大変大きな負担にもなるということで、今回、報告書の中では、あえて4号線ではなくて、逆に、全国の中には複合施設として図書館と道の駅的な物産館的なものが併設されている図書館もたくさんありますので、そういったところも参考にしながら、今回、併設にしてはということでの報告書を、スイーツステーションのほうの基本計画として示されたことを受けて、今回、併設も含めて検討をしていきたいということでのお話をさせていただいているところでございますので。なお、ただいまご意見をいただいたこと、畑山議員からいただいたご意見につきましても参考にさせていただきながら、今後、検討をさらに進めていきたいというふうに考えております。
2点目につきましては、後ほど、教育長並びに担当のほうから答弁をさせていただきます。
3点目と4点目。まずは観光交流ステーションの駐車場につきましては、先ほども答弁申し上げましたが、現在のところ、整備している施設に併設の駐車場、または、しんまち公園だったり、あと、あわせてSEIYU、隣接している市有地の駐車スペースを活用ということで検討しておりますが、なお、ただいま畑山議員がご意見のとおり、商売をするには、集客をするには、やはり利便性という意味では、駐車場というのは大変重要な意味を持っているかと思いますので、さらに近接している市有地、民有地含めて、可能性について検討して、10月までにはそういった整備もしっかりと整えられるように努めていきたいというふうに考えております。
4番目の吉岡宿との連携につきましては、もともと奥州街道の「国分の町よりここへ 七北田よ 富谷茶飲んで 味は吉岡」ということで、連携、そして、同じ黒川地域ということでございますので、そういったところも今後、連携も一つの手法として模索していきたいというふうに考えております。
○議長(渡邊俊一君) 図書館関係の内部について質問ありました。菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 1問目の商業施設との相性ということについても若干申し述べたいというふうに思います。私は、商業施設と図書館というのは相性はとてもいいというふうに思っています。ついでという考えがとっても大事でございまして、スイーツステーションに来たついでに図書館に行く、図書館に来たついでにスイーツステーションに行く、やっぱりそのように近接していればこそ、そういうことが可能になる施設ということでございます。
全国的に見ても、たしか岡山県の玉野市だと思ったんですが、1階がマーケットで2階が図書館というところもございますし、神奈川県の大和市の分館ですけれども、たしか東急スクエアの中に図書館分館があったというふうに思っています。大変、どちらも相乗効果で大変なにぎわいをして効率的な運営をしているなというふうに見てきたところでございます。
2問目の、いわゆるパソコン関係のことでございますが、間もなく学校のほうにスペックの非常にすぐれたものが入ってまいりますので、その活用状況等をしっかり検証しながら、図書館にどの程度のスペックのもの、また、どのような仕様のものを入れていくかということを、今後、検討してまいりたいというふうに思います。
○議長(渡邊俊一君) 17番畑山和晴君。
○17番(畑山和晴君) 図書館について、やはり、今いろいろな工夫をしている図書館が全国各地にあります。ただ、図書館というと、大体、市民の皆さんがイメージできるとは思います、図書館というのはこういうものだということで。ただ、実際、今回、センター館方式をとるわけですから、やっぱりイメージとは違う、いい意味で、衝撃を受けるような、そういった中身というものがやはり必要になってくると思います。そこが論旨でも述べたような内容、僕なりにはそういう感じでは思ってはいるんですけれども。ただ、やはりほかにはない、これが富谷図書館だという、センター館方式という方法ではなくて、これが富谷図書館だという、ほかの図書館との差別化という部分、それがスイーツステーションとの併設なのかもしれないんですけれども、ただ、図書館機能の中身として、これが富谷図書館だ、これは面白いぞというような中身が、もし計画の中であればお聞きしたいと思います。
観光交流ステーションなんですが、本当、富谷塾の塾生の皆さん、一生懸命いろいろ企画をしながら、夜市をやったり、いろいろな集客のために頑張っています。そのかいあって、本当、しんまち通りに人がいっぱい来るようになりました。
そこで、やっぱり連携の話になるんですけれども、連携の部分ということで、やはり、そこは行政側の仕事ではないかというふうに思うんですが、そこでどれだけ富谷塾の塾生が頑張っている内容、プラス、ほか地域施設との連携という流れをもう少し明確に示してもらえると、さらに富谷塾の塾生の活動に厚みが出るんじゃないかというふうには思います。その辺について、行政側として、10月オープンですが、10月までに駐車場の件は確認できました。行政側として、どれだけ富谷塾生と組んで集客に持っていけるか。そして、その集客も、一時の集客じゃなくて持続して集客できる方向性を行政側はどういうふうに考えているのか、お聞きします。
○議長(渡邊俊一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 図書館につきましては、後ほど教育長から改めて答弁させていただきます。
2問目にありました観光交流ステーションについて、塾生とのかかわり、また行政の役割という部分でお答えをさせていただきます。
今回、おかげさまで、ただいま議員のご意見にもありましたように、塾生が大変ご活躍をいただいております。一期生75名、二期生はついに150名になりまして、その塾生がみずからいろいろな活動をしていただいておりまして、しんまちをステージに、また、TOMI+に集うことで出会って、新たな市民活動、または部活動も活発に、今、20を超す部活動がさまざまな取り組みも展開しております。今回、観光交流ステーションにもチャレンジショップ、当初から塾生の次のステージにということで公募をしたところ、おかげさまで3チャレンジショップが塾生からの応募で入居がほぼ確定しているところでもございますので、そういったところを考えると、これからも塾生とのかかわり、またはTOMI+との連携、そして、そこに行政の役割というのは、やはり塾生のみならず、市民の皆さんが活動するしやすさを後方支援する。または、行政がやれることをしっかりと支援していくということが役割だというふうに思っておりますので、その辺はしっかりと連携をしながら、今回の開宿400年記念事業でもございますので、この(仮称)富谷宿観光交流ステーション、しっかりと立ち上げていきたいというふうに考えております。
○議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) センター館については、先ほど申し上げましたとおり、スイーツ館との併合ということで、規模も含めて充実を図っていくという方向ではございます。
しかし、私たちが目指しているのは、あくまでネットワーク型図書館でございまして、センター館を充実しても、そのほかの5館の分館とつなぐネットワーク型図書館、この基本にあるのは、多くの市民の皆さんが、子供からお年寄りの方まで歩いて行ける場所に図書館があるということでございます。やはり、これは私たちのネットワーク型図書館の最も核になるところでございますので、センター館の充実を含めて、分館の充実もあわせたネットワーク型図書館を今後もまた目指していきたいというふうに思っています。
○議長(渡邊俊一君) 11番長谷川る美君。
○11番(長谷川る美君) 通告に従いまして、私のほうから2問、質問させていただきます。
質問件名1、富谷市の交通施策について。
地域の公共交通は、単に地域住民の移動手段としての役割を担うだけでなく、まちづくりや観光、そして、健康や福祉、さらに、教育や環境など、さまざまな領域で大きな効果をもたらすとされています。公共交通グランドデザインを昨年度策定し、今年度は都市・地域総合交通戦略の基本計画を検討しているとのことですが、市民にとっての最大の施策は、泉中央と富谷市間の天候などに左右されない定時性を有した公共交通の実現だと考えます。
富谷市だけではなく、黒川地域の他の自治体においても、公共交通の早期実現のための検討がどのように進捗しているのか気にかけていることと思います。公共交通グランドデザインは、将来を目指して位置づけられた各種施策があり、多くはバスの活用についての見直しを目指しているものです。中長期的な交通政策のあり方は、地下鉄延伸も見据えて検討が必要な時期に来ているものと思われます。
「住みたくなるまち日本一」を目指している本市においては、自動車依存からの脱却、いずれ到来するであろう高齢化社会への対応、地域間交流・連携の強化など、交通におけるさまざまな課題に対して取り組むことが、富谷市総合計画に掲げられている「暮らしを自慢できるまち」であり、あらゆる立場・世代の方々でも安全で自由に動けるまちづくりにつながると考え、以下質問いたします。
1、地下鉄延伸のその後の進捗状況は。
2、市民の足となる市民バスの現状と課題は。
3、自転車の施策に対する市としての考えは。
次に、質問件名2、市民による市民のための図書館とは。
勁草書房から出版されている「地方自治と図書館」によりますと、「まちづくりを支える図書館の特徴」の中で、まちづくりとの結びつきはこれからの図書館にとって欠かせない視点であると同時に、逆に自治体のまちづくりにとって図書館との結びつきは必須の条件であるとあります。なぜなら、図書館は単なる読書施設ではなく、以下のような特徴をあわせ持つ、他にも類を見ない公共施設だからであると記されています。
その特徴として、施設の床面積当たりの集客力が大きい、利用者の年齢・年代の幅が広い、毎日来館する人がいるくらい常連・リピーターが多い、無料で使え、平日・休日、昼夜を問わず開館している、司書という専門職員が利用相談に応じ、ボランティア活動も盛ん。時間つぶしや趣味・娯楽から研究・調査まで、目的が極めて多様、古今東西、森羅万象、あらゆる趣味と興味と知的関心に対応可能、短時間の立ち寄りから長時間にわたる滞在まで、自分の居場所がある。カフェ、書店、体育、スポーツ施設、学習塾など民間文化施設との親和性が高いことが記され、これらの特徴を生かして、図書館はまちづくりだけでなく、地方自治、生涯学習、情報社会といったさまざまな局面へと広がりを見せる地域の情報拠点に変わりつつあると記され、だからこそ、図書館の振興や充実を目指す計画が市の地域づくりと言われるものであると締めくくっています。
今まで何回となく図書館建設について議会でも議論されてきました。富谷市に図書館ができるということは、これからの本市にとって、まちづくりの上でも、さらに、知の地域づくりという観点からも大きな影響を与えるものだと考えます。
市民にとって利用しやすい図書館とはどのようなものなのか。市民の市民による、市民のための図書館を目指して議論を深め、よりよい図書館建設となることを願い、以下質問いたします。
1、図書館とスイーツステーションを複合併設することになった詳しい経緯とその調査の内容は。
2、どの程度、センター館の規模を拡大する予定ですか、お伺いします。
3、管理運営計画の進捗状況は。
4、企業版ふるさと納税の目標とする金額は。
5、市民協働でつくり上げる図書館を目指すために、今まで開催されたシビックミーティングやデザイン会議のほかに、委員会などの設置についての検討は。
6、センター館への市民バスの乗り入れについての検討と、予想されるさらなる周辺道路の混雑について、どのような検討がなされていますか
以上、よろしくお願いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 質問の内容によっては教育長が答弁できない部分があるかと思いますので、その件については、あらかじめほかの部署並びに市長のほうから答弁を求めさせていただきたいと思います。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの長谷川る美議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の富谷市の交通施策についての問い1。地下鉄延伸のその後の進捗状況につきましては、現在、取りまとめを進めております都市・地域総合交通戦略基本計画の基本目標であります「住みたくなるまち日本一」にふさわしい交通環境の実現を図るため、泉中央駅と明石台地区、成田地区、大清水地区を公共交通の軸として位置づけ、新たな基幹交通の導入を目指し、これまでさまざまな調査、検討を進めてまいりました。なお、基本計画につきましては、今月下旬に開催いたします富谷市総合交通検討委員会の審議を踏まえ、議員の皆様方へご報告させていただきたいと考えております。
問い2、市民バスにつきましては、現在、マイクロバス3台、中型バス2台の合計5台で、市内6路線、1日31便運行しており、年間延べ8万9,000人の方々にご利用をいただいております。課題といたしましては、利用者の少ない路線があることから、費用対効果の観点からも、新年度においては、都市・地域総合交通戦略基本計画に基づき市民バスの大幅な再編と重点化を行うとともに、新たに実証運行としてデマンド型交通に取り組み、市内における交通利便性の向上に取り組んでまいります。
問い3、自転車の施策に関しましては、現在、宮城県におきまして、みやぎ生協大富店の協力をいただき、サイクル&バスライドを実施しております。本市といたしましても、より一層の利用促進を図るため、県と連携を図りながら市民の皆様への周知を図ってまいりたいと考えております。今後につきましては、新たな協力店舗の拡充も視野に関係事業者との協議検討を進め、仙台市方面へのマイカー移動から公共交通への利用促進に努めてまいりたいと考えております。
続きまして、質問件名2の市民による市民のための図書館とはにつきまして、答弁者は教育長となっておりますが、1と6については私のほうから答弁をさせていただきます。
(1)図書館とスイーツステーションを複合併設することになった詳しい経緯とその調査の内容につきましては、富谷市スイーツステーションにつきましては、今年度に基本計画策定業務を委託し、その中で、(仮称)富谷市スイーツステーションのあり方が再考されるとともに、立地適地等を検討いたしました。この結果、別途進めております図書館整備に係る財政負担の軽減や図書館規模、そして、何よりもそれぞれの施設の相乗効果等の観点から、図書館と(仮称)富谷市スイーツステーションをPPP、PFI当による民間活力を活用した複合併設とすることで、よりよい効果的に整備が図られるとの調査結果が取りまとめられました。
このことから、当該調査結果を真摯に受けとめ、持続的な運営、発展や住民理解等を含め、総合的に検討した結果、図書館と(仮称)富谷市スイーツステーションについては、成田公民館を施設整備のベースとし、ご要望をいただいておりました図書館センター館の規模拡大も含め、PPP、PFI等による民間活力を活用した複合施設として整備する方向で検討することとしたものであります。
調査内容につきましては、本会期中の議員全員協議会において、改めてご説明させていただきますので、ご理解をお願いを申し上げます。
続きまして、問い6。センター館への市民バスの乗り入れについての検討と予想されるさらなる周辺道路の混雑についての質問でございます。センター館への市民バスの乗り入れや周辺道路の混雑につきまして、現段階で具体的な協議は実施しておりませんが、議員ご指摘のとおり、センター館への交通網の整備や周辺道路対策につきましては、大変重要であると私も認識をしておりますので、開館に向けて担当部署と連携を図りながら、取り組みや検討の準備を進めてまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) それでは、私のほうから質問件名2の問い2から問い5までをお答えを申し上げます。
まず、問い2でございます。センター館の具体的な拡大規模等につきましては、今年度策定される(仮称)富谷市スイーツステーション基本計画の内容と図書館整備基本計画の整合性を図りながら、今後、検討を進めてまいります。
3問目でございます。管理運営計画の進捗状況につきましては、「とみや図書館カフェ」など、市民の皆様からご意見を頂戴し、計画の策定を進めてまいりました。このたび、新たに(仮称)富谷市スイーツステーションとの複合併設として整備する方向で検討することになりましたので、これらの状況と整合性を図りながら、新年度の策定を目指し取り組みを進めてまいります。
質問件名4でございます。企業版ふるさと納税の目標とする金額についてでございますが、図書館整備における外部資金は、企業版ふるさと納税やクラウドファンディングを活用し、3億円を目標額とし活動を展開していることは、既にご説明をしているところでございます。新年度においては、企業版ふるさと納税制度が拡充され、まち・ひと・しごと創生総合戦略による地方への資金の流れを飛躍的に高めるため、手続の簡素化、迅速化、税額控除の引き上げなど、さらに寄附がしやすい環境が整うことになります。このように、国の制度を最大限活用し、通常のふるさと納税に加え、企業版ふるさと納税の積極的な活動を予定しております。目標額としては、これまで調達した外部資金約1,500万円を含め、3億円の調達を今後も目指してまいります。
5問目でございます。図書館整備につきましては、市民協働による図書館づくりを基本方針と定め、基本計画の策定においても多くの市民参加によるミーティングやデザイン会議等を行い、計画に反映してまいりました。今後、管理運営計画等の策定においても市民参加型の施行を予定しております。このことから、現時点では、個別の委員会等をあえて設置することは考えてはございません。
以上でございます。
○議長(渡邊俊一君) 11番長谷川る美君。
○11番(長谷川る美君) それでは、再質問をさせていただきます。
初めに、交通施策についてお伺いいたします。
少し前の記事になりますが、平成27年2月27日付の河北新報の記事に、地下鉄延伸について、当時の奥山市長からその考えが述べられていましたが、それ以降、市長がかわられてからのコメントや新聞報道等もないように記憶しています。市長がかわられてから、仙台市とどのような協議が持たれ、仙台市は地下鉄延伸に対しどのように考えているのか、お伺いします。
次に、市民バスの再編、そして、デマンド型交通の導入により市内の交通の利便性は高まったと思います。それとともに、市民の方たちが市民バスを待つ停留所などについてお伺いします。中央公民館には、屋根つきのバス停があり、夏の暑い日や雨の日など、市民の方たちも大変助かっていると思われます。バス停の屋根やベンチの設置、また、バスと歩道の段差などについて、どのような検討がなされているのか、お伺いします。
自転車についてですが、地球環境問題や渋滞緩和などの観点から、自転車の施策に対して今後力を入れていく必要があるのではと考えますが、サイクル&バスライドの事業内容と実施時期、そして、今後の進め方について、お伺いします。
次に、図書館についてお伺いします。
スイーツステーションと複合併設することにより、例えば図書館に予定しているカフェをそちらに整備し、開架スペースを広げるといったことも可能になるのではと考えますが、そのあたりのお考えについて、お伺いします。
スイーツステーションと図書館の複合併設は、図書館の計画の途中から、そして、突然のように感じていますが、市民の方たちに理解していただくために、いつごろ、どのような会を予定していますでしょうか、お伺いします。
センター館の規模拡大も検討している中で、学びのスペースについてお伺いします。多賀城市立図書館では、主に土日に80席ある学習席を学生の方が利用するため、開館前から長い列ができているそうです。そして、勉強は学習席のみと決まっているということでした。また、名取市の図書館は、24席の学習席がありますが、近くに学校や駅があるため、土日や試験のあるときなど、席がすぐに埋まってしまうそうです。ただ、席がいっぱいになっても、閲覧席での勉強も可能だということでした。
本市では、富谷高校に近いということもあり、多くの学生の方の利用も予想されますが、本市における学びのスペースについて、これらのことについてどのようにお考えでしょか、お伺いします。
昨年8月31日午後1時30分より、市役所3階会議室にて、第2回とみや図書館カフェが開催されました。管理運営計画のうち、図書館サービスのソフト面について話し合いが行われたと思いますが、出された意見の中で、どのようなことが管理運営計画の中に生かされる予定でしょうか、お伺いします。
委員会設置についてですが、名取市図書館では、基本計画の改訂版を策定する前に検討委員会を設置しています。また、教育民生常任委員会で以前視察にお伺いしました瀬戸内市民図書館では、基本構想策定前に新図書館整備検討プロジェクトチームが発足しています。より市民の皆様の意見を反映するために、委員会設置はさまざまな分野からいろいろな角度での意見も聞かれ、議事録も残ります。繰り返しになりますが、市民の方からの声を聞きつつ、さらに専門的なところでの話し合いを重ねていくことは大変重要なことであると思います。今後のスケジュールでは、基本設計にも入っていく中で、一日も早い設置をと望みますが、再度、お伺いします。
最後の質問です。企業版ふるさと納税も活用し財源の確保をすることとしていますが、資金の調達が目標値に達しなかった場合、計画の見直しについてはどのようになりますでしょうか、お伺いします。
○議長(渡邊俊一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) まず、一番最初の交通アクセスの問題でございます。平成27年、奥山市長の答弁が記事に載った話でございますが、これまでも何度も説明させていただいておりますように、あの答弁については、市議会において質問に対して奥山市長が答弁したことが記載された問答でございます。その後につきましては、これまでも何度もご説明させていただいておりますが、その都度、仙台市のほうには富谷市で進めている進捗状況についてご説明はさせていただいている状況でございます。なお、今後、今基本計画を策定したら、また改めて仙台市のほうにはご報告をさせていただく予定になっております。
2つ目につきましては、市民バス、バス停の屋根や椅子等の整備につきましては、市民バスへのバス停の設置場所が、なかなか、そういったものの設置できるような環境にないところが多いのが実情でございますので。なお、今後、そういった要望があればですけれども、なかなかそこは難しい事情にあることをご理解いただければというふうに思います。
続きまして、3点目の自転車に関してのサイクル&バスライド、これは県が進めている実証事業でございまして、たしか、平成10何年から取り組んでいる事業でございます。取り組みにつきましては、今後、県が取り組んでいるものでございますので、そういった状況を情報をいただきながら、さらに拡充できるかどうか、先ほど答弁で申し上げましたように、検討してまいりたいというふうに思います。
4つ目の図書館とスイーツステーションを併設することによって、カフェを共有できるのではないかということでございますが、それについては、十分、ご意見のとおり、共有できるスペースもかなり効果的に有効に活用できればと思いますので、今後の計画、併設での検討を進めていく中で充実できるように検討してまいりたいというふうに思います。
5つ目の、市民の皆さんへの今回の複合併設となったことについての説明につきましては、今後、今回、基本計画を示されたところで、今後、併設も含めながら検討していくということでございます。もちろん、PPP、PFIによる民間活力を活用してということも、今後、検討していく中で、時期を見て、市民の皆さんにもしっかりとご報告と説明をしていきたいというふうに考えております。
6つ目の図書館の学習席、学びの席につきましては、これまでもいろいろな機会にご意見をいただき、基本計画の中でもしっかりと盛り込まれているところでございます。
7点目の図書館カフェにつきまして、管理運営方式等につきましては、それも含めて現在計画を進めて、そのための図書館カフェを開催して、市民の皆さんのご意見をいただいているところでございます。
最後に、8点目の市民の皆さんの声を受け入れるために委員会の設置につきましては、そのために、これまでシビックミーティングだったり、図書館カフェだったり、さまざまな市民の皆さんにご参加いただいて、時間をかけて検討してきてつくり上げたのが今回の富谷市の市民図書館基本構想・基本計画でございますので、委員会という名称ではないわけですけれども、しっかりとこれまでも市民の皆さんの声はいただいてまいりましたし、今後も、委員会の設置ということではなくても、しっかりと市民の皆さんの声をいただきながら、具体的に進めていきたいというふうに思っております。
最後に、企業版ふるさと納税の目標額に達しなかった場合どうするのかというご質問でございますが、今はとりあえず、来年度から、新年度から、まずは今、企業版ふるさと納税の受け皿となれる申請を令和元年で行ってきたところでございまして、令和2年度からそのやっと受け皿が設置されて、これから呼びかけていく段階でございますので、この段階で、不足したらということは全く考えておりませんので、ご理解いただければと思います。
○議長(渡邊俊一君) 11番長谷川る美君。
○11番(長谷川る美君) 最後の質問をさせていただきます。
初めに、交通施策についてですけれども、先ほども市長から答弁ありましたが、地下鉄延伸について、市民の皆さんは大きな期待と関心を寄せており、その進捗状況についてもやはり気になるところであると思います。仙台市との協議や財源についてなど、課題は多くありますが、一日も早く期待に応えられる取り組みが必要であると考えます。今後の進め方についてお伺いします。
2点目です。図書館についてですが、昨年11月20日午後3時から、市民交流ホールで開催された富谷わくわく子ども会議において、一人の小学生の女子生徒が、自己紹介のときだったでしょうか、どんな図書館ができるか楽しみと笑顔いっぱいに話していたことをとても印象的に覚えています。そのとき、私は、子供たちが富谷で暮らし、未来を夢見て生きていくときになくてはならない図書館になってほしいと強く思いました。
今回、スイーツステーションとの複合併設ということもあり、計画を進めていく中で、子供の視点を取り入れた取り組みなどの検討について、どのようにお考えになりますでしょうか、お伺いします。
○議長(渡邊俊一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 交通アクセス問題につきましては、これまでも何度も、先ほども、そして答弁させていただいております。現在、基本計画、今年度、都市・地域総合交通戦略基本計画の策定を行ってまいったところでございます。今後、富谷市総合交通検討委員会を今月開催をいたしますので、その検討委員会の審議を踏まえて、議員の皆様方にご報告をする予定になっておるということを先ほども答弁をさせていただいていますが、重ねてご答弁させていただきます。
2つ目の図書館の充実について子供の視点をということで、これは当然でございまして、これまでも、そのために何度も、何度も、市民の皆さん、もちろん、シビックミーティングだったり、さまざまなときには、大人だけではなくて、子供さんたちにもご参加いただいていることは、議員さんも多分ご参加いただいているので、ごらんいただいていると思います。そういった子供さんの声もしっかりといただきながら、市民の皆さん、誰からも、とにかくより多くの皆さんに支持される、つくってよかったと思われる図書館づくりに、今後も全力を挙げて取り組んでまいりたいというふうに考えております。
○議長(渡邊俊一君) ここで、執行部入れかえのため、午後1時まで休憩をいたします。
午前11時47分 休憩
午後 1時00分 再開
○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
5番渡邊清美君。
○5番(渡邊清美君) 私は、通告に従い2件の質問を行います。
1件目の質問は、障がいがあっても住み続けられる富谷市について質問します。
「住みたくなるまち日本一」を目指す富谷市で、障がいがあってもいつまでも住み続けられるよう充実した切れ目のない支援が必要と考えます。障がいは一人一人違います。「市内に就労施設が少ない」、「生涯を通して切れ目のない支援をしてほしい」という声が聞かれます。「市内にはグループホームが少ない」というお話も聞かれました。
障がい者支援は、1960年に制定された身体障害者雇用促進法がもとにされています。本人の意志と能力を発揮して働くことができる機会の確保もうたっています。就労継続支援A型とは、障がいや難病のある人が雇用契約を結んだ上で一定の支援がある職場です。A型には、労働基準法や最低賃金法が適用されます。就労継続支援B型は、障がいや難病のある方で、年齢や体力などの理由から企業での雇用契約が困難な方が、軽作業などの就労訓練を行うことができる福祉サービスです。
平成29年10月現在で、全国の就労支援A型は3,776カ所、B型は1万1,041カ所です。市内には就労継続支援A型が2カ所、黒川郡内には1カ所。就労継続支援B型が市内で4カ所、黒川管内で8カ所があるものの、希望に沿った場所に通えないという声が聞こえました。
先日、障がい者の家族の有志の方と意見交換をしました。本当は市内のA型就労支援に行きたいのだか、子供に合った施設がなく、選べる施設がないということから、B型支援に通所されていたり、市外まで通所しているとのお話を聞きました。就労の機会をふやすため、市として取り組みが必要だと考えます。
障がいは一人一人が違います。仙台市には、子供から大人まで、発達障がいのある人と家族をサポートする発達支援センター(アーチル)という施設があります。アーチルには、個人支援計画のサポートファイルというものがあります。成長や特徴、保護者の思いやドクターの所見などもここに記載されています。本人にかかわる人たちがこれを見ることによってわかるようになっております。一人一人のニーズに合った支援を一貫して行っている。必要に応じ、家庭、学校、施設に出向いて助言をしているそうです。
富谷市も仙台市の発達支援センター(アーチル)のようなサポートファイルをつくり、相談支援を集約し、生涯を通じて切れ目のない支援ができるようにと考えます。
また、住みなれた地域で親なき後、自立を目指す障がいのある方の地域の中で家庭的な雰囲気で共同生活を行う場所がグループホームです。高齢者のグループホームは充実しているが、障がい者のグループホームは足りていないというお話もされました。空き家を活用し、グループホームの設立を考えているが、消防法でスプリンクラーの設置が必要で、改築に400万円から500万円の費用がかかるので二の足を踏んでいるという話も聞きました。県の福祉課に聞きましたが、障がい者のグループホームの不足は認識しているそうです。富谷市でグループホームを設立したいという人たちに、県の補助金制度の活用を初め、設立の働きかけなどを行い、設立しやすい支援づくりが必要だと考えます。
昨年、台風19号や地震などで避難する必要性がふえてきました。障がい者を持つ家族から、「避難所で大声を出してしまう」、「飛びはねて動き回ることで人に迷惑をかけたくない」、「災害時、避難するのをためらった」という話が聞かれました。障がい者の中には、動き回る、大声を出すことでストレスを紛らわすことがあります。避難所でのストレスははかり知れません。
障がいを持って暮らすのには地域の理解が必要です。安心して住みやすい富谷市にするために、支援の充実を求め、以下質問します。
1、障がいは、一人一人が違います。本人、家族が必要としている支援も違います。生涯を通じて切れ目のない支援体制が必要だと思われますが、どのように考えていますか。
2、市として、就労支援事業所のバックアップ体制の強化、市内での就労支援事業所をふやすことや企業の橋渡しを考えるべきではないでしょうか。
3、障がいがあっても住みなれた地域で暮らせるように障がい者のグループホームをふやすことを考え、親なき後の心配を解消すべきではありませんか。空き家活用でのグループホームの設立に補助金を出すことは検討はしていますか。
4、災害時に段ボールで仕切るなど、別室を用意するなどで、障がい児や障がい者が安心して避難することができます。避難所の対応は検討していますか。
2件目に、安心安全な水道と漏水、湧水対策について問います。
全国的に水道の安全が問われています。水道事業の目的は、水道法第1章第1条に、清浄な水を豊富に低廉に供給することとあり、2条では、水道が国民の日常生活に直結し、その健康を守るために欠くことのできないものとあります。
報道にあるように、全国的に漏水事故が多発しています。ことし1月9日に横浜市磯子区で地下1.5メートルに埋設された水道管が破裂し、最大3万世帯に一時的な断水の被害が及びました。昭和48年に布設され、一度も更新されていないということでした。
自治体の水道事業従事者は、20年前には全国で約8万人いましたが、現在は約5万人を切り、計画的に事業継続のできるノウハウを持った職員がいなくなっていると言われます。他自治体でも、どこに水道管が埋められているのかわからず、漏水箇所を把握する人がいなくなったという報道もされています。
日本の水道普及率は、2017年で98%に達し、人々の生活、都市活動にとって水道は必要不可欠な基幹施設となっています。
富谷市の場合、水道管の埋設時期が40年を超える太子堂、鷹乃杜、富ケ丘があります。漏水発生が非常に多く聞かれるようになり、対策を求められています。
布設されている水道管には鉛管が使われてきました。水道管による水道水中への鉛の溶出は極めて緊急を要する対策課題として提起されています。鉛には、慢性の毒性が古くから認識されており、水道水、飲料水の水質基準でも有害物質として基準が定められています。WHOの水道水の鉛及びその化合物での水質基準は0.01ミリグラム/リットルとガイドラインが決められています。鉛管の早急な交換が、安心安全な水を確保する上で重要に思われます。
日本は地震の多い国です。宮城県でも、1978年の宮城県沖地震、2008年の岩手・宮城内陸地震、2011年の東北地方太平洋沖地震とマグニチュード7以上の地震が多発しており、宮城県沖でのマグニチュード7クラス以上の地震の確率は30年以内に90%と高まっています。布設管の耐震化工事の早急な対応が必要と思われます。
去年の台風19号時、あけの平団地北入り口で湧水がありました。昨年12月末には仮復旧がされるも、本年2月7日に仮復旧した場所から再度湧水が発生し、今も断続的に水が流れています。下水道課に聞くと、検査の結果、水道水ではないとの回答をいただいています。あけの平では、北入り口の歩道ののり面のほうも断続的に湧水が続いております。土のうを積んで歩道への水の流出をとめている状況ですが、早急の本復旧が必要と考えます。
また、宮城県上下水道一体官民連帯運営事業「みやぎ型管理運営方式」の水道民営化に対して、県民、市民から「水質は安全なのか」、「料金はどうなるのか」との不安の声があります。昨年12月に行われた県のパブリックコメントでは、636件の意見が寄せられ、9割が批判的な意見だということでした。薬品、資材の調達、施設の整備、更新工事が民間に委託されるとのことで、薬品の維持管理が適正に行われるのかが不安との声が聞こえます。施設整備の人件費の外注によるコストダウンがほとんどであり、現場での技術力の低下が危惧されています。
河北新報では、人口減少、節水型社会の発展で、今後、水の需要は20年後には15%、40年後には30%減少の見込みで、管路や施設の老朽化で、県からの市町村への上水道料金が20年後には1.2倍、40年後には1.5倍まで上昇する計算になっています。県が進めるみやぎ型管理運営方式は、県民への説明不足、県議会での議論は深まらず、県民の不安解消には至っておりません。
水の安心安全を市としてどのように考えているのか、以下質問します。
1、これまで水道施設については、市の方針は、延命化を図っていくというものだったと承知します。延命化の実施状況と現時点での到達点を問います。
2、水道管の布設は鉛管で行われてきたと思いますが、更新はどのように行われていますか。
3、鉛管の交換はどのように実施してきたのか。また、今後の方針は。
4、水道は文字どおり、命に直結するもので、老朽化対策、耐震化対策など優先して進めなければならないと考えます。水道全体の長期計画の内容はどのようになっていますか。
5、職員の技術の継承が重要です。富谷市の場合、職員の配置はどのように行っているのですか。
6、昨年より続いているあけの平北入り口の歩道からの湧水、南入り口ののり面からの湧水の原因究明と早急な復旧が必要と考えますが、対応を問います。
7、県が推し進めているみやぎ型管理運営方式を市はどのように考えているのか。
8、水道民営化による市民への影響はどのように考えているのか。
9、水質の確保、料金高騰など、市民の不安の解消のため、市民の声を聞く会、説明会などの実施を考えていないのか。
以上です。
○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの渡邊清美議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1の障がいがあっても住み続けられる富谷市にの問い1。生涯を通して切れ目のない支援体制についてどのように考えているかにつきましては、障がいのある方やご家族が支援を必要としているときに相談できる場所として、市役所内に障がい者等相談支援窓口を開設しております。この窓口は、地域の障がい者等が自立した日常生活、または社会生活を営むことができるように相談に応じるほか、必要な情報提供や助言を行うものであります。また、子育て支援センターや教育委員会等関係機関との連携を図ることにより、障がい児の保護者からの相談も受けており、乳幼児期から成人期まで切れ目なく相談できる場所となっております。
問い2、就労支援事業所のバックアップ体制の強化につきましては、行政職員も参加しております富谷市・黒川地域自立支援協議会という組織の中に就労支援ネットワーク会を立ち上げ、就労支援事業所が抱えている個別課題を共有し、連携強化を図っております。
また、就労支援事業所の開所につきましては、私自身も事業所へ働きかけを行っており、開所相談があった際には、市の現状等を含め、積極的に情報提供を行っております。
なお、企業への橋渡しにつきましては、本年度、障害者就業・生活支援センターわ~くが開催するセミナーに、行政、就労支援事業所、県障害者職業センター、企業等が参加し、「障がい者雇用を地域で支える力」をテーマにパネルディスカッションを行いました。今後も、就労支援ネットワークの強みを生かした支援を行ってまいります。
問い3、グループホームの設立に関しましては、県が各圏域における実情を踏まえ、第5期宮城県障害福祉計画に基づき、計画的な整備を促進しているものであります。補助金に関しましては、国が実施している社会福祉施設等整備事業費補助金や宮城県グループホーム整備促進事業において、創設、改築等の費用に対し補助を行っておりますので、まずはその活用を促してまいります。
問い4、避難所の対応といたしましては、公民館等複数の部屋がある避難所において、障がい児・者及び妊産婦並びに乳幼児等に部屋を分けるなど、プライバシーの保護に配慮することとしております。
なお、令和元年東日本台風の際には、公民館に避難されてきた障がい児・者に対し、別室等の対応をいたしました。また、避難所によっては避難場所が制限されることから、プライバシーの保護を図るため、今後、段ボール製造事業者の情報を収集し、備蓄に向け準備を進めてまいりたいと考えております。
質問件名2の安心安全な水道と漏水、湧水対策を問うにつきましての問い1。これまで水道施設についての延命化の実施状況と現時点での到達についてでございますが、40年を超えた水道管であっても、すぐに使えないというものではなく、また、更新費用が多額になることから、布設から60年を一つの基準として考えております。しかしながら、太子堂、鷹乃杜、富ケ丘地区においては、耐震性が低いことから、60年を待たずに更新工事を実施しております。この3地区の総延長約37キロメートルのうち、これまで約6.5キロメートルの17.3%の更新が終わっております。
問い2と問い3については関連がありますので、あわせてお答えをいたします。
鉛管の使用につきましては、主に配水管から一般家庭への取り出し管として用いられております。鉛管の交換については、配水管更新工事の際に同時に工事を行い、また、漏水修繕工事の際においてもポリエチレンパイプに交換しております。今後は配水管耐震化工事と鉛管取りかえを令和3年度から実施する予定にしております。
問い4、老朽化対策及び耐震化対策の計画といたしましては、令和3年度から太子堂、鷹乃杜、富ケ丘の3地区を重点的に耐震化工事と鉛管取りかえを実施していく計画としております。また、以前から実施していた側溝整備工事にあわせ配水管更新工事を実施しておりました。この側溝整備工事は舗装全面打ちかえも含んだことから、配水管更新工事も安価に実施することができました。今後も、担当課で舗装打ちかえ工事を実施する場合は、地区を問わず、配水管耐震化工事の実施検討をしてまいりたいと考えております。
問い5、職員の技術継承については、大変重要であると認識をしております。現在もベテランが新人に技術の継承を図っているところであります。なお、職員の配置につきましては、人事担当課において技術者の配置を各課へ調整させております。
問い6、あけの平北入り口の歩道の湧水につきましては、12月定例会の一般質問でも答弁させていただいたとおり、まずは現場周辺の道路に埋設されている雨水管と雨水マンホールの漏水調査を新年度に実施し、その結果をもとに必要な対策を検討し、本復旧工事の実施を考えております。
あけの平南入り口の湧水につきましては、あけの平2号緑地ののり面から流れ出していることを確認しております。湧水は隣接する歩道に流れ出し、歩行者などの支障になっていたことから、雨水排水処理のための側溝設置工事を既に発注し、3月中に完了することとしております。
問い7と問い8は関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
県では、民の力を最大限活用してコストを削減し、最適な管理運営を行い、将来にわたって安全安心な水の安定的な供給を継続していくためにみやぎ型管理運営方式が必要としております。本市といたしましては、市民への影響等について詳細な情報の提供と説明を行っていただくよう、関係市町村とともに引き続き県に働きかけていきたいと考えております。
問い9、市民の声を聞く会、説明会などの実施につきましては、本市においては昨年3月18日に富谷市民を対象に、昨年10月3日には富谷市議会議員を対象に、みやぎ型管理運営方式について宮城県企業局より出前講座を開催していただきました。今後、料金改定が必要になった場合には、当然でありますが、議会や市民の皆様に説明の機会を設けさせていただきいと考えております。
以上です。
○議長(渡邊俊一君) これより渡邊清美君の質問は一問一答により行います。5番渡邊清美君。
○5番(渡邊清美君) 1問目の切れ目のない支援体制が必要ということだったんですけれども、富谷市でも「とみここ」という場所がやっているんですけれども、これも障がい者も対象なんですか。
○議長(渡邊俊一君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) 「とみここ」は子育て支援センターということで、母子保健事業と、あと子育て支援というふうな2つの業務を担当しているところとなっております。「とみここ」においては、生まれたときから3歳半までのお子さんの発達の確認を行っているところでございますので、その後も経過を追っていかなければいけないお子さんに関しては、「とみここ」の保健師等が訪問等によって、お母さんとお子さんの発達の確認や訪問等を行いながら、その中で必要となれば地域福祉課で行っております相談支援窓口のほうにつなげていただくというふうな形で連携をとっております。
○議長(渡邊俊一君) 5番渡邊清美君。
○5番(渡邊清美君) 前、同僚議員が聞いたときに、「とみここ」は18歳までが対象という話だったんですけれども。ホームページとかに就学児前という支援がいっぱいいろいろなことは載っているんですけれども、それ以降がちょっとホームページには載っていないんですけれども、その辺はどういうふうになっているんですか。
○議長(渡邊俊一君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) 18歳までであることには間違いないんですが、重立った業務としましては、就学前のお子さんまでを対象としていることが業務としては多いというふうな形になります。ただ、発達に課題のあるお子さんに対して、じゃあ、就学したら、それでさようならとしているわけではございませんので、その後も経過を追って相談に来られる方もいらっしゃいますし、やはり高校に入ってからも発達の課題が気になるということで、臨床心理士等もおりますので、そこら辺での相談を受けたこともございます。
○議長(渡邊俊一君) 5番渡邊清美君。
○5番(渡邊清美君) どこに相談をしに行っていいのか、わからなかったという方もいらっしゃるので、ホームページなり何か広報なりで、こういうふうなものというものを継続的に知っていただけるための支援はできないのか、お伺いします。
○議長(渡邊俊一君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) まず、生まれてからのお子さんの発達に関しましては、それこそ妊娠期から「とみここ」のほうでかかわっておりますので、必要な方に対しては情報提供は当然させていただいているかと思います。ただ、やはり富谷の場合は転入のお子さんも多くいらっしゃいますので、そういった方に対してなかなか声が届きにくいですとか、あるいは就学になってから発達の課題に気づかれた方にとっては、どこに相談したらというふうなところがおありなのかなというふうには感じております。そういう意味で、「とみここ」や教育委員会などとの連携というのは大変重要になってくるなというふうなことも感じておりますし、今行っております障がい者等相談支援窓口に関しましても、もっと気軽に相談できる場所というふうなことで、今後、皆さんに広く周知していけたらなというふうには考えております。
○議長(渡邊俊一君) 5番渡邊清美君。
○5番(渡邊清美君) 2番目に移るのですが、市内の就労支援、「あがいん」というのが去年やめてしまったということがあったんですけれども、やめてしまったことをちょっと問題にされている方がやっぱりいらっしゃいまして、そのやめてしまった理由とか、市に対して相談とかがなかったのか、お伺いします。
○議長(渡邊俊一君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) 済みません。当時のその状況につきましては、私もちょっと把握しておりませんでした。申しわけありません。
○議長(渡邊俊一君) 5番渡邊清美君。
○5番(渡邊清美君) やっぱり、もともと就労施設というのは少なくて、やっぱり選べなくて困っているという障がいを持っている家族の方はいっぱいいるので、どうしても、そういう施設のほうに市として支援とか、こういうところがあるんだよという周知をしていただけないか、お伺いします。
○議長(渡邊俊一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 就労支援、「あがいん」さんにつきましては、当初、就労支援事業所として立ち上がったんですけれども、その後、結局は、事業所さんのほうで体制がとれないということで実現できなかった。当初から、設立の際には理事長さんが市役所にお見えになって、もともと私も知り合いだったので、そういう意味では、全面的に支援をさせていただきますということはお話ししたんですけれども、結果として立ち上がらなかったということでございます。今後につきましても、機会があるごとに支援はしていきたいというふうに考えております。
○議長(渡邊俊一君) 5番渡邊清美君。
○5番(渡邊清美君) 3番目のグループホームなんですけれども、県のほうにお伺いしたら、一応要件がそろってやれば県のほうとしてはすぐ許可をするということだったんですけれども、市としてはどういうふうに考えているのか、お伺いします。
○議長(渡邊俊一君) 渡邊議員、資料をマイクのところのスピーカーのところに置かないようにしてください。そして、できるだけ、マイク、背が高いですから、もう少し立てて質問してください。
地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) グループホームの設立に関しましては、やはり障がい者の方の高齢化というふうなこともございますし、そういったことを考えますと、保護者も、親御さんも高齢化してきているというふうなことにつながってまいりますので、グループホーム、ぜひ立ち上がってほしいというふうなところではございます。ただ、やはりこちらは県が指定をしているというふうなところもございまして、今現在、どういった形で県のほうに相談が来ているか、あるいは、計画のほうがどの程度なのかということに関しまして、県のほうに確認はしているんですが、今現在のところは情報としてはいただけないというふうなことでございましたので、グループホーム立ち上げたいというふうな事業所さんがいらっしゃいましたら、そこら辺は状況等をお伝えして、ぜひ、ご相談に乗っていきたいというふうに思っております。
○議長(渡邊俊一君) 5番渡邊清美君。
○5番(渡邊清美君) 障がい全体的なことなんですけれども、仙台市の支援施設アーチルさんみたいに、カルテみたいに一つのものをつくれないか、お伺いします。
○議長(渡邊俊一君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) アーチルさんの役割というのは、富谷市の場合で言えば、宮城県の児童相談所がその役割を今まで担ってきておりました。お子さんの発達の確認をしている場所ということで、県の児童相談所がその役割を担ってきたということなんですが、今現在、県の児童相談所のほうで虐待相談件数もかなりふえてきているということで、そこは各自治体のほうにおろしていきたいというふうな方向で今現在動いていることと思います。
そうなってきますと、やはり、アーチルさんのように1カ所で集中して発達の確認をというわけには、やはりなかなか難しいというところがあるかと思います。富谷の方たちも、発達の確認というふうになりますと、医療機関を受診されたりですとか、あるいは「とみここ」のほうで発達の確認をするというふうな形になりますので、医療機関ですと、その先生の見方というものも先生によってさまざま違ってきますので、同じやり方でアーチルさんのようにファイルをつくるというのはなかなか難しいと思います。
ただ、今までもそうだったんですが、そういうファイルというふうなことに関しましては、親御さんが一番のサポーターというふうなことになると思いますので、お子さんの発達の課題ですとか特性をまず親御さんが理解していただいて、就学の折ですとか、就職の折に一言添えていただけるようにというふうなことは「とみここ」のほうでも指導しておったところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 5番渡邊清美君。
○5番(渡邊清美君) 済みません。2件目に移ります。
水道事業についてなのですが、全体として鉛管の解消はいつごろになるのか、お伺いします。
○議長(渡邊俊一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(齋藤英夫君) 令和3年度から実施しまして、令和14年で一応、太子堂、鷹乃杜、富ケ丘、終わる予定でございます。
○議長(渡邊俊一君) 5番渡邊清美君。
○5番(渡邊清美君) 鉛管のこともそうなんですけれども、耐震化のほうも長期的計画でやらないと何十年かかる状態だと思うんですけれども、それは、説明とかは必要ではないか、お伺いします。
○議長(渡邊俊一君) 説明というのは、誰に説明ですか。住民にですか。(「住民に対して」の声あり)
上下水道課長。
○上下水道課長(齋藤英夫君) 今お話ししました令和14年度に終わるというのは、太子堂、鷹乃杜、富ケ丘の配水管耐震化工事と鉛管の交換工事でございます。住民の方に対しては公に説明はしたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 5番渡邊清美君。
○5番(渡邊清美君) あけの平南入り口も北のあれもなんですけれども、雨水管の中を自走する点検ロボットみたいなものがあると思うんですが、そのようなものを使って早急に調べるということは可能か、お伺いします。
○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 調査方法には幾つかの種類がございまして、議員おっしゃったような方法の調査方法もございますけれども、ちょっと、今後、新年度に対応してまいりたいと思いますので、検討していきたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 次に、3番村上 治君。
○3番(村上 治君) 皆様、こんにちは。
通告に従い2件質問させていただきます。
まず、1件目は、地域防災計画に基づく市職員への教育等についてです。
昨年10月に発生しました令和元年東日本台風に係る災害の復旧はいまだ途上となっています。このように、近年風水害は誰もが感じているとおり拡大傾向にあると思います。また、地震調査研究推進本部が令和2年1月1日を算定基準として公表している海溝型地震の長期評価の概要によると、マグニチュード7から7.5程度の地震が発生する確率は、10年以内で50%程度、30年以内で90%程度、50年以内が90%程度以上となっています。以前は、「災害は忘れたころにやって来る」などと言われておりましたが、最近では「災害は忘れる前にやって来る」という方も多く見受けられます。このような中、市民の皆さんの災害への対応はもちろんのことですが、市の職員がさまざまな災害に対して速やかに、かつ、適切に対応するかも非常に重要だと思います。
昨年10月の台風の折は、市職員の皆さんの対応は時宜に応じて適切に対応し、市民の皆様に安心していただけたと思います。また、私は、市職員の皆さんの能力の高さや、日ごろから災害時の対応についてもよく勉強されていると感じました。
さて本市では、地域防災計画風水害災害対策編第2章第4節第4、市職員に対する教育について、職員に対し、関係マニュアルの作成・配布、研修会、防災訓練等を通じ、災害時における迅速・的確な対応ができるよう、防災意識及び知識の普及徹底を図ることになっています。そこで、これまで実施している職員に対する教育や研修会、訓練について伺ったところ、防災安全課では関係マニュアルの作成配布までを行い、地域防災計画に示してある各部署でそれぞれ教育等を行っているとのことでした。
関係マニュアルの作成・配布、研修会、防災訓練等それぞれ直近の実施状況を踏まえ、現状をどのように認識しているのかを伺います。
また、職員の教育等は、風水害計画のみならず、全ての災害対応において必要であり、特に地震等可及的速やかに災害対応するために必要であると思います。地域防災計画改正に伴い、今後、職員の教育等についてどのように実施されるのか。また、訓練等を実施する計画が既にあるのであればその時期と実施要領について伺います。
次に、大和リサーチパーク等への通勤車両により市道富ケ丘8-3号、市道富ケ丘6-27号、市道13-2号及び団地内の6メートル道路が渋滞し、高校生の安全な通学と地域住民の生活に支障を来す事態が発生しています。
実は、大和リサーチパークの開発に伴う住民説明会において、県の土地開発公社と大和町に対して地域住民から、「開発に対して否定はしないが、通勤に伴う渋滞が発生し、高校生の通学の安全や地域内の居住者に不都合が発生するのでは」という懸念が表明されておりました。これに対し、土地開発公社、大和町の回答は、「通勤には、市道富ケ丘8-3号、市道富ケ丘6-27号、市道13-2号及び団地内の道路を使用することはなく、別の経路を使用する。また、この件については大和リサーチパークに建設される各企業に徹底する」ということだったそうです。
しかしながら、実態は、大和リサーチパークの各企業創業以来約10年にわたって渋滞が続いていました。また、団地内の6メートル道路、渋滞を避けるためにここに入り込んで通行する車も数多くあり、そちらでも渋滞が発生し、自宅から車を出すことさえできないという方も多くいらっしゃったそうです。さらに、住民の方の中には、このようなことに嫌気が差し仙台市へ引っ越した方もいらっしゃると聞いております。
昨年8月、大和町リサーチパーク北(小野岩倉)土地造成事業の住民説明会において、現状が住民の方から問題提起され、土地開発公社、大和町、関連企業により渋滞への対応がなされ、一時的に渋滞が緩和されました。しかしながら、本年2月4日、現地を確認したところ、再度渋滞が起こっておりました。
本市の都市計画課に連絡し速やかに対応していただいたところではございますが、これは富谷市単独で対応できる話ではないと承知しております。しかし、このような現状を市としてどのように認識されているか伺います。あわせて対応について伺いたいと思います。
現在、大和町リサーチパーク北土地造成事業が行われています。完成後、企業の操業に伴い、さらに渋滞が進むことも大いに懸念されております。県や大和町との連携も含め必要だと思います。今後の対応についてどのように考えておられるか伺います。
以上です。
○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの村上 治議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1の地域防災計画に基づく市職員への教育等について問うの問い1と問い2について、関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
直近の防災訓練につきましては、平成30年度に富ケ丘地区を対象に実施しており、地域住民、関係機関、そして、避難所を開設運営する公民館職員等が参加をしております。また、東日本大震災から8年以上が経過し、震災後に採用となった職員が増加している状況にあることから、情報収集、避難所開設等を内容とする職員を対象とした総合防災訓練を昨年11月実施する予定としておりました。しかしながら、10月に発生した令和元年東日本台風の復旧対応を優先することとしたため、訓練はやむなく中止することといたしました。今後、改めて東日本大震災や令和元年東日本台風での教訓や対応などを踏まえ、新年度の6月、出穂期前に警戒レベルや避難所の運営等に関する勉強会を開催したいと考えております。
また、職員行動マニュアルや避難所運営マニュアルは、現在、市制施行後の現組織体制に基づく修正作業を行っております。修正後は、全職員に周知し、有事の際に円滑かつ適切な行動ができるよう努めてまいります。
質問件名2の富ケ丘地内市道の安全な通学路確保と交通渋滞緩和について問うの問い1でございます。富ケ丘地区の道路渋滞状況につきましては、開発者である宮城県土地開発公社、大和町、本市で現地を確認し、日によって異なりますが、午前8時を過ぎたころからピークを迎え、30分ぐらいで落ち着いてくる状況であります。
なお、村上議員からご連絡をいただいた際には、本市から大和町に連絡依頼をし、近隣企業に対して通勤時に富ケ丘地区の通行自粛を求める文書を早急に発出していただきました。
今後も、近隣立地企業に対し、大和町を通じて富ケ丘地区の通行自粛の徹底を要請してまいります。
問い2、大和リサーチパーク北土地造成事業完成後、企業の操業に伴い、さらに渋滞が進むことが懸念されるが、今後の対応についてでございます。本開発事業の説明会において、新たな進出企業に対し通勤経路の規制を実施してもらうことから、新たな交通量の増加は見込まれないという説明がありましたので、しっかり対応してもらうよう、宮城県及び大和町に要請をしてまいりたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 3番村上 治君。
○3番(村上 治君) マニュアルに伴う訓練につきましては、昨年度は残念ながら行われなかったと。今年度6月ころに予定されておるということですが、中身については説明会ということでございました。できれば、説明会だけではなくて、実働というものをやっていただければと思っております。
理由は、今回の、昨年の10月の台風の折ですが、各避難所開設していただきまして、その避難所で運営を実際やっているわけですね。そのときに、やはりマニュアルどおりではふぐあいがあると、そういうやってみて初めてわかる事項というものがあります。PDCAというサイクル、よく言われますが、やってみないとわからないところがやはりかなりあります。やってみてわかることもある。各人の役割につきましても、頭の中でわかっているものと実際に動いてみて初めてわかることと違います。という意味からも、ぜひ実働も含めて検討していただきたいと思いますが、それについてまず伺います。
次に、大和リサーチパークのほうですけれども、一つだけ、市長の答弁には、8時から8時20分ころまで。確かにピークはそうなんですけれども、2月4日からずっと毎日、私立っておりました。現実的には、7時40分前には大和町の部分が終わって、富谷市の部分に入ってきます、12メートル道路。それから、だんだん伸びていって、一番伸びたときで南に向かっては北部会館の前を過ぎる。あと、逆方向、北に向かっては曲がり角まで。そして、直進する道路については、公園があるんですけれども、そこの公園を塞ぐまで。以前はバス通りまでつながっていたということから考えればよくはなってきております。ただ、時間的には、20分間ではなく、実質は40分から50分、確かに日によって短い日はあります。基本のところの認識が違うと対応も違いますので、そこは今申し上げたとおり、8時前、7時40分ぐらいから8時20分ぐらいまで混んでいるということで認識をしていただきたいと思います。
以上で終わります。
○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 来年度の予定といたしまして、市長からもありましたとおり、警戒レベルということで新たな言葉も昨年度から出てきておりますので、その警戒レベルを職員全員で理解をするという勉強会をちょっと開きたいなというふうに考えてございます。
あと、議員の質問でもあるように、4月、人事異動で新たな体制になるということもございますので、その新たな体制の方たちに大雨時に対応をスムーズにしていただけるようにということで、そういった訓練もあわせて実施をしていきたいというふうに考えてございます。
○議長(渡邊俊一君) 次に、都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 市長のほうからも話があったとおり、日によって異なるという形のことで話あったとおりなんですけれども、村上議員から話があったとおり、公社、大和町、富谷市という形のことで、そういう形で認識させていただきたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) この際、午後2時まで休憩をいたします。
午後1時51分 休憩
午後2時00分 再開
○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
10番若生英俊君。
○10番(若生英俊君) 私からは2件質問をいたします。
まず、本市の第2期「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の策定と図書館整備についてであります。
国は、令和元年12月20日、第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略を公表し、「活力ある地域社会」の実現と「東京への一極集中の是正」を目指すため、第1期の成果と課題等を踏まえて第1期総合戦略の政策体系を見直し、4つの基本目標と2つの横断的な目標のもとに取り組むことが示されました。
本市においても、平成27年以来5カ年にわたり、富谷市地方創生総合戦略のもと各種施策を展開してきました。本市の第2期地方創生総合戦略を策定するに当たり、第1期総合戦略の取り組みの実施状況と成果を踏まえ改定作業進めているものと思います。
国では、有識者会議を設置し進捗状況を検証した結果、第1期総合戦略に掲げるKPIの検証では、基本目標1「地方に仕事をつくり、安心して働けるようにする」、基本目標4「時代に合った地域をつくり、安心な暮らしを守るとともに地域と地域を連携する」については、目標達成に向けて進捗していると評価されましたが、基本目標2「地方への新しい人の流れをつくる」と基本目標3であります「若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる」については、対策の強化を図る必要があると検証しています。
また、基本的な支援制度の検証では、人材支援、財政支援、情報支援に分けて検証がなされており、財政支援では、地方創生推進交付金についての事業の効果検証によれば、81%の事業がKPIを1つ以上達成しており、事業費に対する経済波及効果は約1.6倍となっております。
本市総合戦略の策定に当たり、国の政策5原則、4つの基本目標と国の第2期における新たな視点も加味しながら、富谷市の現状と将来を見据え、本市の置かれている社会経済情勢を的確に把握した計画が必要であります。また、新たな視点として、SDGsを原動力とした地方創生やSociety5.0の実現に向けた技術の活用などの取り組みも考えられると思います。
企業版ふるさと納税については、一定のすぐれた事例はふえているものの、活用団体数・寄附額ともに拡大の余地が大きいとされました。これを踏まえ、企業と地方公共団体の双方にとって使いやすい仕組みとなるよう、税額控除割合の引き上げや手続の簡素化など、大幅な見直しが実施されることになりました。改正の狙いとして、地方への資金の流れを飛躍的に高めることで、地方公共団体によるさらなる制度の活用や地方創生事業へのさらなる企業の参画を促進するとされ、本市にとっても一層の取り組みが期待されるところであります。
令和2年度税制改正により、地方創生プロジェクトに取り組む地方自治体と寄附を行う企業の裾野が拡大し、地方創生の動きがさらに加速することが期待されるところでありますが、本市では、図書館整備費を企業版ふるさと納税の外部資金により調達することで進められております。さきごろの施政方針において、図書館センター館の規模拡大も含め、図書館とスイーツステーションの複合併設として整備する方向で検討していることが示されましたが、本市総合戦略と図書館整備について、以下質問を申し上げます。
1つ、第1期総合戦略の成果と課題は。
2つ、第2期総合戦略で目指すものは。
3つ、未達成項目の分析と次期数値目標・KPI設定の考え方は。
4つ、令和2年度地方創生推進交付金の事業は。
5つ、税制改正による「企業版ふるさと納税」に対する本市の取り組みは。
6つ、図書館センター館の規模拡大の内容は。
7つ、図書館とスイーツステーションの複合併設により図書館機能への影響は。
第1問は以上でございます。
次に、過誤納等のミスの発表についてであります。
昨年12月、大衡村では固定資産税を過大に徴収した課税ミスがあったことを発表し、また、本年2月17日には、仙台市において児童手当通知書の表記にミスがあったことを発表し、ともに「適正な事務処理を徹底し、再発防止に努める」と、それぞれコメントがなされております。また、昨年12月17日には、総務省が地方公務員共済組合で過払いや未払いの支給業務にミスがあったことを発表し、総務大臣は「受給者に大変迷惑をかけた。おわびする」と述べ、再発防止に努める考えを示されました。
公表するということは、再発防止に向けた強い意思を住民に示し、結果として行政に対する信頼感を高めることにつながるものと考えます。職員の業務・事務作業において、一定のミスの発生は避けられませんが、ミスがあった場合には、事案にもよるとは思いますが、遅滞なく発表し、適正な事務処理と再発防止の徹底に努めることを全庁的に共有し、緊張感を持って事務執行に当たってほしいと思います。
私が町長在職時の平成24年から3カ年にわたり幼稚園就園奨励費の過払いがあり、市当局と対象の保護者には多大なご迷惑をおかけしたことを、この場をおかりしておわびを申し上げ、返還にご理解とご協力をいただいている保護者の皆様には感謝と敬意を表するものであります。
本来、過払いはあってはならないものですが、今般、議員の期末手当支給に過払いがあり、返還すべき当事者として、過払い等の重大なミスなどの再発防止を願い、以下質問いたします。
1つ、ミスにより発生した過誤納等があった場合の発表基準について。
2つ、ミスの原因究明と再発防止の徹底について。
以上であります。
○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの若生英俊議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1、本市の第2期「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の策定と図書館整備についての問い1と問い2及び問い3については関連がありますので、あわせてお答えをいたします。
平成27年に策定した富谷市地方創生総合戦略では、国の地方創生総合戦略に合わせ、4つの基本目標を掲げました。その中でも、基本目標1の企業誘致の実現による新たな雇用の場の創出における新規雇用者数800人の増加などや、基本目標2のスイーツ等による富谷シティブランドの確立における交流人口の1万人以上の増加については、KPI、数値目標ともに達成を見込んでおります。
しかしながら、基本目標3の未来を担う子供たちを育てる環境のさらなる充実に関しては、KPIとして設定した待機児童ゼロの実現を今年度は達成することができませんでした。関係者の皆様のご協力のもと施設は増加したものの、全国的な保育士不足の影響もあり、定員まで受け入れることができなかったことが要因の1つとなっています。
また、数値目標に掲げた子育て世帯500世帯の増加の達成は厳しいものと捉えております。全国的な課題となっている少子化の影響とともに、限られた住宅供給の中で宅地の販売においてお客様の選択枠が限られていたことから、販売が進まなかったことも一因として分析しているところです。
なお、現在、造成が進められている明石台東地区においては、お客様の選択枠を広げ、住宅供給の促進を図ることで、子育て世帯の減少に一定の歯どめがかけられるものと推測をしております。
現在の本市総合戦略は、本年度で終期を迎えますが、総合計画の後期基本計画との始期を合わせるため、微修正を行い、終期を1年延長することとしております。詳細につきましては、会期中の議員全員協議会にて改めてご説明いたします。
次期総合戦略は来年度中に策定することとなりますが、国の基本目標を根幹としながら、本市の課題を解決できるような実効性のある基本目標と数値目標KPIの設定を行ってまいります。
問い4、令和2年度に地方創生推進交付金を活用して実施する予定の事業は、(1)しんまち活性化関連事業、(2)(仮称)富谷宿観光交流ステーション整備運営関連事業、(3)富谷市まちづくり産業交流プラザ運営関連事業、(4)富谷宿開宿400年記念祭企画運営事業、(5)スイーツのまちとみや創出プロジェクト関連事業となります。
(5)税制改正による企業版ふるさと納税に対する本市の取り組みにつきましては、新年度の税制改正に伴い、企業版ふるさと納税の税額控除等の割合が現行の6割から9割に引き上げられ、企業側のメリットが増大されることとなっております。
本市といたしましては、従前からご説明しているとおり、市民図書館の整備費の一部を企業版ふるさと納税を活用したいと考えており、現在は、国に対して申請書を送付したところであります。今後、他事業への活用に関しては現在のところ未定ですが、図書館での事例を踏まえ検討していきたいと考えております。
問い6、複合併設に伴う図書館整備の規模拡大につきましては、今年度策定される(仮称)富谷市スイーツステーション基本計画の内容と図書館整備基本計画の整合性を図りながら、今後、新年度において検討を進めることとしております。
詳細計画内容が決まりましたら、議員各位へご説明させていただきます。
問い7、図書館と(仮称)富谷市スイーツステーションの複合併設による整備については民間活力の活用を想定しておりますが、図書館運営はこれまでと変わらず、直営方式を予定しております。また、図書館と(仮称)富谷市スイーツステーションは、それぞれの機能を満たす形態を予定していることから、図書館整備においては基本計画で示している図書館機能等には影響はありません。
質問件名2の過誤納等のミスの発表についての問い1でございます。昨年の大衡村の固定資産税の課税誤りにつきましては、相続予定者に対する課税台帳の名寄せミスによる誤りと認識しておりますが、本市では同様のミスは確認できませんでした。
また、過去の過払い事案といたしましては、平成24年度から平成26年度の3カ年にわたる富谷町私立幼稚園就園奨励費補助金がございます。先ほど若生英俊議員が初めておわびを申し上げたところでございますが、本件は、平成27年度の算定時に発覚したもので、対象世帯は209世帯、過払い額は1,665万1,700円というものでございました。この事案に関しましては、私の就任前の事案ではございましたが、対象が一般市民であるという社会的影響の大きさに鑑み、私と教育長を減給することといたしました。また、関係職員については、職員分限懲戒審査会に諮り所要の処分を行うとともに、その処分内容を富谷市職員の懲戒処分に関する指針による公表基準に基づき公表をしております。
問い2、ミスの原因究明と再発防止の徹底については、富谷町私立幼稚園就園奨励費補助金の過払い事案以降、システムの更新時にはマニュアル化したチェック項目に基づき複数人体制による確認作業を行うとともに、必要に応じたシステム改良により再発防止に努めているところであります。また、これまで事務処理能力向上ワーキンググループによる検討結果や、現在、全庁的に整備している業務手順書を活用するなど、より一層のチェック体制の強化に努めているところでもあります。
以上です。(「恥ずかしくないのか」「不規則発言」の声あり)
○議長(渡邊俊一君) これより若生英俊君の質問は一問一答により行います。議席番号を言ってください。まだ指名していませんから。10番若生英俊君。
○10番(若生英俊君) 今、答弁ありましたけれども、その後、議席に戻った折、不規則発言と思いますけれども、議長の対応をお願い申し上げます。撤回を求めます。
○議長(渡邊俊一君) 質問に徹してください。
○10番(若生英俊君) 容認しがたいことであります。
○議長(渡邊俊一君) 議席番号をお願いします。
○10番(若生英俊君) それでは、地方創生から入ります。
○議長(渡邊俊一君) まだ指名しておりません。10番若生英俊君。
○10番(若生英俊君) 第2期の計画が1年延長されるということで、総合計画との終期を合わせるということなんですけれども、5カ年計画とせず、1年を終期を延ばすことの意味といいますか、その内容について、まず質問します。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) こちらにつきましては、本市の総合計画につきまして、来年、令和2年度が前期の最終年度となっております。しかしながら、地方創生総合戦略については、今年度が終期というふうになっておりますので、総合計画と総合戦略の整合性を合わせるというところから、総合戦略について1年間延長の措置をとらせていただきたいというふうに考えております。
○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。
○10番(若生英俊君) そうしますと、次期計画は4年ということになりますか。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) こちらにつきましては、考え方はいろいろございます。県内の市町村でもいろいろ取り組みがございまして、大体同じように1年間延長するというところについては、終期を4年間とするところもありますし、5年間とするところもございますので、本市といたしましては、現在のところ、後期計画の計画期間と合わせたいというふうに考えております。
○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。
○10番(若生英俊君) さまざま検証作業をされていると思いますけれども、市民の評価は求めることになりますか。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) こちらの成果につきましてはホームページのほうで公表するというふうにしておりますので、成果についてはホームページのほうで公表をさせていただきたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。
○10番(若生英俊君) 成果の公表という前に、検証の折に市民の評価を求めることはありますかという質問であります。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) こちらにつきましては、戦略の中でも、評価につきましては外部機関において評価をし、その後、議会のほうに報告をさせていただきますというふうに規定をしておりますので、本市におきましては、まずは総合計画審議会のほうに報告をさせていただいて評価をいただくというふうに考えております。
○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。
○10番(若生英俊君) 基本目標、総合計画とリンクさせながらというふうなことで、この間、タイミングよく合いまして、いろいろなさまざまな取り組みをしてきたことは十分承知をし、その評価もするところであります。そのような中で、基本目標の3、人口増加策というふうなところとの絡みもありますけれども、行き着くところ、活気ある富谷、地方創生の目的にあるように、そこに尽きることだと思います、富谷ならずとも。富谷の私議員ですから、なおのこと、そのように思います。そのような中で、基本目標3、子育て世帯500世帯の増加ということで目標を取り上げました。恐らく今までの増加数をベースにしたんだと思いますけれども、500世帯を目標とした、その経緯についてお願いします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 本市におきましてはこれまで順調な人口増加というような推移がございました。また、本市におきましては子育て支援策ということでさまざまな支援策を行っておりますので、そういったことも含めまして、当初目標といたしまして500世帯の増加というふうな目標を掲げさせていただいたところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 質問者、答弁者に申し上げます。簡明なる質問、答弁をお願いします。
10番若生英俊君。
○10番(若生英俊君) そのような中で、500世帯を増加させる。それは現実的な目標だったと思います。それが、その後この数年の中で、世帯数の推移、減少推移だと思いますけれども、その推移をお願い申し上げます。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) こちら、500世帯増加の目標に対しまして、実績値といたしましては、平成28年度末で30世帯の減少、平成29年度末で累計で131世帯の減少、平成30年度末で累計で254世帯の減少となっております。
○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。
○10番(若生英俊君) そのような中でどのように回復するかという立場で私は質問するわけですから、500世帯が今半分程度、プラスでなくて、マイナス250というふうに受けとめるわけです。このようなことを、現実を踏まえながら、この先、なぜ、今の減少傾向になっているのかというようなあたり、もう一回、市の見解を伺います。
○議長(渡邊俊一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 今までも何度も説明はしておりますが、今回の減少、人口の鈍化、また子育て世代の減少につきましては、先ほど来、答弁をしております。これまでも答弁しておりますが、選択枠が少ない状況での住宅販売が行われたことによって人口増加が鈍化したという、その原因はどこにあるのかは議員もご理解いただいているものと思っております。
○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。
○10番(若生英俊君) その認識そのものが誤っているんですよ。2000年から5年来、2000年から2005年、5年から10年、10年から15年、私の8年間は8,000人ふえたんですよ。(「それは前任の……」の声あり)あなたの、手柄も何も、事実、ファクトを申し上げているんです。そのような中で、申し上げます、いいですか。このように富谷の人口、世帯、人口をふやす、全国のフレームが人口減少にどう立ち会うか、交流人口増というふうなことのテーマもありました。その中で、我々は引き続き継続した人口増加を追求するというような立場で今いるわけですよね。子供たちの子育て世帯も受け入れて8,000人ふえたんですよ。今、子育て世帯が入らないというふうなことの現状はどのように受けとめますか。
○議長(渡邊俊一君) 若生議員、簡明にお願いします。
○10番(若生英俊君) 子育て世帯が転入、新しい、富谷の地に求めて入らないということの本質的な理由は何でしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 今の若生英俊議員が町長時代の8年間で8,000人という、あたかも自分が増加した環境をつくったようにありましたけれども、決して、それは前町政段階で環境が整って、在任中8年間の結果でありますので、前任者のときの結果が私の鈍化につながっているということを認識してください。
○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。
○10番(若生英俊君) ことしは国勢調査の年ですよ。総合計画にあるように、国勢調査の推計値、国政調査をもとにして、人口フレーム、何人になっていますか、確認をさせていただきます。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 済みません。本市の総合計画におきましては、2025年で5万5,000人という人口フレームに……。(「2020年」の声あり)2020年で。失礼しました。本市の人口ビジョンにおきましては2060年で人口6万人を目指しておりますが、その経過といたしまして、2020年では5万2,310名というふうに見込んでいるところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。
○10番(若生英俊君) 5万3,900人ではないですか、総合計画人口ビジョン。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 失礼いたしました。平成32年で5万3,900人でございます。
○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。
○10番(若生英俊君) このように確認しないと、するっと言ってしまうので、安心できない。(「わかっています」の声あり)いや、わかっているからじゃないんです。このように、ことし、間もなく10月ですよ。今5万2,600人台ということになると、この5年間の人口増はどれくらいを見込んでいるんですか、企画サイドでは。そして、どのような施策にそれをつなぐかということですからね。どのように見ておりますか。
○議長(渡邊俊一君) 一問一答です。一問一答ですから、一問一答ですよ。絞っていません。
○10番(若生英俊君) わかりました。2020年の人口推計値は幾らですか。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 2020年の推計値は、目標値は5万3,900人でございます。
○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。
○10番(若生英俊君) それは先ほど確認しました。双方確認しましたから、今現在、6カ月後に迫る、ことしの10月1日現在の国調人口数は幾らと推測していますかという質問をしているんです。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) こちらも同じく5万3,900人でございます。
○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。
○10番(若生英俊君) 推測していますと言っても、半年しかないんですからね。さらにまた、住基人口と、通常よく言われているのは500人から600人ぐらい、国政調査の確定値との乖離がありますというふうなことなんです。そのようなことも含めて、やはり人口の世帯数の減、この辺のところを十分にやはり我々富谷市の者として、(「議長、質問に徹させてください」の声あり)取り組む必要があるということをまずは申し上げます。
そして、次。じゃあ、企業版ふるさと納税です。国全体、企業版ふるさと納税のセミナーあるいは大臣表彰等に参加をする機会がありました。大変厳しい状況ながら、国では制度改正しましたということとなりました。国全体の平成30年の企業版ふるさと納税の額と件数というのは、企画レベルでは押さえているんでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 済みません。現在、平成30年度の実績の一覧が手元にあるんですけれども、県内のところの抜粋しか持ち合わせておりませんので、よろしかったら、後ほど、ご説明をさせていただきたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。
○10番(若生英俊君) セミナーへの参加、個人版のということの比較だと思うんですけれども、2桁違う。件数も額も2桁違うというふうな現状にありますので、ぜひ、大手町の企業の皆さんというふうなことの話もありました。
そのような中で、今度の企業版ふるさと納税、いよいよ我々、拡大されたことで3億円を目指してというふうなこととなりますけれども、現状の、いわゆる数年前からの企業版ふるさと納税、取り組まれていますけれども、純粋なる企業版ふるさと納税として納税された額は富谷市の場合、幾らあったんでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 純粋なる企業版ふるさと納税、こちらは内閣府の認定を受けた企業版ふるさと納税になりますが、こちらにつきましては今申請をしている内容が初めてでございますので、4月以降の実績になるものと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。
○10番(若生英俊君) それでは、いよいよというふうなこととなりますので、税額控除、よく説明に書いてあるのは、1,000万円の寄附で改正によって最大約900万円の税額が控除されます。企業の側にとっては寄附しやすい環境になりますということなんですけれども、さまざま取り組みがありました。大臣表彰を受けた取り組みも見てまいりました。
富谷市の企業版、初めてと言っていいんでしょうかね、認定を受けて取り組むというようなことになりますので、どのようなことをベースに置きながら、この先、取り組もうとされているのか、その点についてお伺い申し上げます。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 現在、国のほうに申請をしている企業版ふるさと納税につきましては、個別の事業ということで、図書館の建設整備を目的とした企業版ふるさと納税となっておりますので、まずは、こちらについてしっかり取り組んでまいりたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。
○10番(若生英俊君) 茨城県の境町ですかね、9億7,500万円の事業に対して8億4,000万円寄附を受けましたと。このような取り組みも見てまいりました。それぞれこういったパンフレット、全部紹介されているんだと思いますけれども、そのような取り組みをもってして、ぜひ、3億円といわず、いわゆる上方修正するような考えはお持ちなのでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 現在の計画につきましては、図書館整備ということで目標額を3億円ということで設定をしておりますので、まずはこの金額を達成できるように最大限努めてまいりたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。
○10番(若生英俊君) お願いしますと言ったときのインパクトといいますか、境町は、財政状況が極めて、将来負担比率が184.1、最も厳しい財政状況にあってというふうなことで、地域活力の低下が課題になっておったと。そういう何か危機意識というか、大きな問題意識といいますか、あったように思います。富谷市の場合に、図書館を建てますといったことのみで、このような他の事例と対抗できるのかどうかというあたり、心配なんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 繰り返しになりますが、今現在、申請をさせていただいている企業版ふるさと納税、こちらが図書館整備を目的としたものでございますので、まずはしっかりこちらを達成できるように取り組んでまいります。
○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。
○10番(若生英俊君) 取り組む主体がどこなのかという、今までの納税、寄附について、教育委員会部局というふうなことでしたけれども、ふるさと納税に取り組む体制について、今までの延長上にあるのか。それとも、別な体制の中で取り組まれようとしているのか。その辺についてお伺いします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) ふるさと納税制度につきましては、現在、企画政策課が主担当となって各担当と連携をしながら取り組んでおります。今後につきましても、財政課を含めた企画部が主導となって各課と連携をしながら進めていくものと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。
○10番(若生英俊君) 他の事例を見ながら、競争激化というのはそのとおりだと私も思います。こぞってというようなことだろうと思いますので、体制の強化も含めて、ぜひ、強い取り組みをお願いしたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 要望ですか。
○10番(若生英俊君) 図書館の……。
○議長(渡邊俊一君) 要望ですか。
○10番(若生英俊君) 言葉を述べて、次の質問に入ります。
○議長(渡邊俊一君) 一問一答ですから、質問に徹してください。
○10番(若生英俊君) 次の質問に入ります。
図書館とスイーツステーションということで、複合併設という言葉、初めて施政方針で聞きました。きょうの発言の中に複合施設というふうな表現もあったようですけれども、複合施設、複合併設、複合併設というのはどのようなイメージで捉えたらいいのか、内容についてお伺いします。
○議長(渡邊俊一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 複合併設、複合施設につきましては、先ほど来、答弁したとおりでございます。
○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。
○10番(若生英俊君) 答弁の中に、複合施設という言葉もあるので、複合施設と複合併設はどのように違いますか、改めて伺います。
○議長(渡邊俊一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 複合併設ということでございます。こちらにつきましても、整備をする敷地内に図書館並びにスイーツステーションが設置をされるというふうなことでの複合でございます。
○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。
○10番(若生英俊君) そうすると、私の捉え方で合うのかなと思います。結果、建物が別建てということでよろしいですか。
○議長(渡邊俊一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 合築も含めて、そこは完全に分かれるのか、一緒なのかということは、現在のところで定まっているところではございません。
○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。
○10番(若生英俊君) 図書館センター館の規模拡大というようなことと、今、合わさり目、離れる、さまざま捉えにくいところがありますけれども、どちらにしましても、このようなことで、突然というのは、我々議会の議員の中から言葉としては出ているのを耳にします。まさに突然だと思うんですね。そのようなことで、このような事業費、今まで8億円規模の図書館ということでやってきたわけですけれども、事業費の体系はどのように変わるんですか。
○議長(渡邊俊一君) 西村副市長。
○副市長(西村一慶君) 事業費の体系についても今検討しておりまして、ただ、図書館の施設8億円というこの金額については、現在のところ、変更ない計画で進めております。ただ、全体の規模についてはこれから検討してまいりたいというふうに考えております。
○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。
○10番(若生英俊君) 令和2年、3年、いよいよ計画期に入るというときに、また検討しますというようなことで、いつまでのことやら、検討の最終期はいつごろを目安にしていますか。
○議長(渡邊俊一君) 西村副市長。
○副市長(西村一慶君) これまで、市民の方、そして、議員の方から、いろいろな図書館整備についてこうあるべきというふうなお話をいただいております。執行部といたしましても常にいいものをつくっていきたいというふうに考えておりますので、そういった意味で、今回、新たな併設という考え方もお示しさせていただきました。期限、なるたけ早くとは思っておりますが、現段階で、すっかりこの時期ということはまだ決まっておりません。ただ、なるたけ早く、しっかり検討を進めてまいりたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。
○10番(若生英俊君) この計画の、業務委託をした計画が、報告書が出ましたということを10日ということで説明を受けることになっています。この議会の開催前に我々に説明する機会は持てませんでしたか。
○議長(渡邊俊一君) 西村副市長。
○副市長(西村一慶君) この計画については、今年度末までの実施ということで進めております。なので、この議会始まる前までに計画全てが明らかにはなってはおりませんでした。そういった意味で、できるだけ早い時期にお示ししたいということを含めて、今議会中の全員協議会の中ではお示しさせていただきたいというふうに考えております。
○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。
○10番(若生英俊君) よりよきものをというようなことは相通じるところですから、それはよろしゅうございます。いい報告を受けて、市民が納得する、我々が将来的に、結果的に、でき上がったものが富谷市民にとっての最良の図書館であるということにつなげたいゆえに、こういうことを今申し上げているわけですね。
相乗効果ということをお話、施政方針の中にもありました。答弁の中にもありました。相乗効果、それぞれ、当然です。しかし、きょうの答弁の中に物産館、商業施設とかというようなことも言葉として出ました。スイーツステーションなるものが、果たして、富谷のこのような子育て世帯を今増加をさせなければならない、子供を富谷で教育していただきましょうといったときに、図書館と物産館、図書館と商業施設というようなあたりがテーマとして合うのかどうかというのは甚だ疑問です。私は富谷にこそ図書館と子供というふうなあたりが大きなコンセプトになるべきものではないかなというふうに考えますけれども、この辺は市長に答弁を求めます。失礼しました。答弁を求めます。市長の部分は消してください。今の答弁を求めます。
○議長(渡邊俊一君) いいんですよ、別に市長に答弁を求めているんですから、それは大丈夫です。(「指名していいんですか」の声あり)はい。
若生市長。
○市長(若生裕俊君) あくまで、今回、スイーツステーションの基本計画において、その方向が示されたということで、これから併設複合というものを検討していくということを申し上げたところでございまして、これからいろいろなご意見をいただきながら検討をしていきたいということでございますので、ご理解いただければと思います。
○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。
○10番(若生英俊君) 図書館と子供というテーマ、市長のお考えはいかがですかとお聞きしているんですから、その見解、個人的な見解を、市長としての見解をお願い申し上げます。
○議長(渡邊俊一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 今回、図書館の基本計画の中にも、子供が多い自治体でありますので、子供の居場所等を含めて、そこは重要視して、今回、市民図書館の基本計画に盛り込んでいるところでございますので、議員が言うまでもなく、図書館と子供というのは当然の位置づけで考えているところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。
○10番(若生英俊君) 何でも、つなぐことで100、ゼロでないですから、それは受け入れますけれども、富谷に本当に、スイーツか、物産か、商業施設か、不明ですけれども、そういうものとの相乗効果ということよりも、やっぱりまさに図書館本来としての知的な部分、さまざま皆さん望む図書館像というものがあるわけですよね。そういったもの、まさに富谷の売りの一つになる施設だというふうなこと、人口増加にもつながる、子育て世帯の利用にもつながるというふうな施設になると思いますので、改めて、市長の見解を伺います。
○議長(渡邊俊一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 若生議員、何度もお話ししていますけれども、図書館の……。(「不明瞭発言あり」の声あり)指ささないでください、失礼だ。
基本計画につきましては、全く変わることはないということは何度も答弁していますので、市民図書館の基本計画は全く変わりません。なので、当初の基本計画でお示ししたとおりでございますので、もう一度、読み返してください。
○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。
○10番(若生英俊君) 詭弁です、それは。詭弁です、詭弁。基本計画変わりませんというところに、じゃあ、なぜ、スイーツステーションなるもの、複合併設となるものが突然出てくるんですか。そこをもって、私の問題意識を持って質問したわけですよね。ぜひ、そこについての視点を含めながら、以後、計画を練っていただきたい。10日にしっかりと説明を聞かせていただきます。
過払いに移ります。
2つ目のところです。幼稚園就園奨励費、過去の過払い、先ほど申し上げました。一義的には、職員の皆さんがきちっとした間違いのない事務作業をしていただくということなんですよ。そこに首長がいれば首長が最終責任を持つということですから、当然ですよね。当然です。したがいまして、今回の私が当事者となる議員の期末手当の過払い事案についての説明をお願い申し上げます。
○議長(渡邊俊一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 反問権を行使させていただきたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) ちょっと、市長、座ってください。反問権は認めますが、反論権は認めるわけにはいきませんので、その辺、重々考えながら反問権を行使してください。
○市長(若生裕俊君) 今回の件につきましては、私のところに、平成27年2月就任の方と平成27年9月就任の皆様方のその年の期末手当が、本来であれば2月就任の方が100分の60、そして、27年9月就任、若生英俊議員も9月就任なので、そこに対象に当たるんですけれども、100分の30が支給されるというものが、そのことに気づかず、昨年の11月に判明をしまして、私も議会事務局長よりその報告を受けました。
その後、今回は、市民というよりは、議会の皆様方が対象であったことから、議会の皆さんで協議をするということで議会のほうでいろいろ協議をした結果、私のほうへ、対象の皆さんが今回についてはそれぞれ返納。ミスについて、まずは局長がおわび申し上げ、その後、返済をするということの報告を受けました。つきましては、12月20日付で私は局長に対して口頭注意をもって厳重に注意をしたところでございます。 (議長裁量により削除)
○議長(渡邊俊一君) 暫時休憩をいたします。
午後2時46分 休憩
午後2時59分 再開
○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
10番若生英俊君。
○10番(若生英俊君) (議長裁量により削除)
○議長(渡邊俊一君) (議長裁量により削除)
○10番(若生英俊君) (議長裁量により削除)
○議長(渡邊俊一君) 暫時休憩いたします。
午後2時59分 休憩
午後3時00分 再開
○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
10番若生英俊君。
○10番(若生英俊君) それでは、ここのやりとりがありましたので、私は再発防止一点で申し上げているわけですから、以上で締めくくります。終わり。
○議長(渡邊俊一君) これをもちまして本日の一般質問を終了いたします。(不明瞭発言あり)
ご静粛にお願いをいたします。まだ終了していません。
これで本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれにて散会をいたします。
ご苦労さまでした。
午後3時49分 散会
令和2年3月4日(水曜日) 午前10時00分 開議
日程1 | 会議録署名議員の指名 | ||
日程2 | 一般質問 | 16番 安 住 稔 幸 議員 | |
1 | 黒川消防本部救急隊について | ||
2 | 富谷市民健診(検診)について | ||
14番 出 川 博 一 議員 | |||
1 | 令和2年度当初予算の概要は | ||
2 | 業務効率化の推進を | ||
12番 高 橋 正 俊 議員 | |||
1 | 町内会館について | ||
2 | 再生可能エネルギー推進事業について | ||
6番 藤 原 峻 議員 | |||
1 | 子育て支援の充実を問う | ||
2 | 市民の要望に応えた図書館建設を | ||
3 | 市の働き方改革を問う | ||
9番 浅 野 武 志 議員 | |||
1 | 天然記念物ミズバショウの保護について | ||
2 | 台風被害の復旧について |
議事日程のとおり
午前10時00分 開議
○議長(渡邊俊一君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。
○議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、12番高橋正俊君、13番菅原福治君の2名を指名いたします。
○議長(渡邊俊一君) 日程第2、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。16番安住稔幸君。
○16番(安住稔幸君) それでは、私の一般質問をさせていただきます。
まず初めに、今回、新型コロナウイルスによりまして亡くなられた方がおられます。心より哀悼の意を表したいと思っています。そしてまた、感染され方々に対しましてもお見舞いを申し上げたいと思っております。一日も早い終息を願うものであります。
それでは、一般質問を始めさせていただきます。
まず、1件目は、黒川消防本部救急隊についてであります。
1月に第28回全国救急隊員シンポジウムが仙台市で開催されました。「救急救命の新たなステージに向かって~杜の都・仙台から未来へのメッセージ」と題し、仙台国際センターで行われたものであります。
私もシンポジウムで全国で活動されている救急隊員の発表を聞かせていただきました。日本全国から救急隊員や医療関係者などが参加して、仙台国際センターの広い会議棟、展示棟のすべてを使い、救急業務における最新の課題に対する議論や現場での対応等が発表されておりました。そこは、現実に現場で起きております事案に救急隊員が挑む姿が如実にあらわれておりました。
救急出動件数は年々増加傾向であり、富谷市内においても救急出動件数は増加傾向であります。私は、今回のシンポジウムでの事例において、黒川消防本部として今後に向けて検討しなければならない次の3点について、質問いたします。
1つは、Dnarへの対応であります。
Dnarとは、「患者本人または患者の利益にかかわる代理人の意思決定を受けて心肺蘇生を行わないこと」とされております。救急隊が心肺停止傷病者に対応する場合、明らかに死亡していると判断されている場合を除いては、救命のための蘇生措置を行いながら医療機関に搬送するのが原則であります。
日本は超高齢社会であり、特に高齢者の救急搬送が増加し続けております。そうした中、近年、119番通報にて出動した救急現場において、Dnar情報が家族等から救急隊に伝えられ、救急隊は蘇生措置を行うか、蘇生を中止するかの判断を迫られ、苦慮する事案が出てきております。
平成30年度の救急業務のあり方に関する検討会の報告書によりますと、救急現場等で傷病者本人が心肺蘇生を拒否する意思表示をしていたことを伝えられた事案を616消防本部(約85%)が経験または経験したと思われると報告しております。また、傷病者本人が心配蘇生を拒否する意思を表示したことを伝えた場合の対応方針を332消防本部(約46%)が策定をしております。そして、そのうち、100消防本部は、医師からの指示などの一定の条件のもとに、心肺蘇生を実施しない、または中断する方針としております。
黒川消防本部においても、Dnarの事案は、数件でありますが、起きております。救急隊員が傷病者と家族との間に置かれ、対応に困難を来すことが容易に想像されます。黒川消防本部では既にDnarに対する対応をしておりますが、黒川消防本部内だけで検討をした規定を設けている状況でございます。
Dnarの対応は、一部署だけのかかわりでなく、地域Mc(メディカルコントロール)協議会、また医師会など関係機関と協議、検討し、対処方針を定めていくことが大事であります。
そして、何よりも、119番通報を受けて出動すれば、必ずCPR等の蘇生処置が行われることと、蘇生処置を望まないのであれば、傷病者本人と家族がかかりつけ医師と、そのときのことを踏まえ、十分に理解し、納得し、書面にて残すなどの準備をしておくことが重要であります。
行政としまして、そのことを広く住民に周知し、各人がこのことについて考える機会を設けることも必要であります。消防本部だけでなく、地域Mc協議会、医師会等関係機関、それに住民が理解し、納得した中で対処していくことが肝要であります。
在宅介護、在宅療養もふえていくものと思います。また、高齢者の119番出動要請もふえてきています。人生の終末期、病気の終末期が来たとき、延命するか、それとも自然の時の流れに任せるのか。このような事案に救急隊が遭遇することは今後もふえていくものと思います。黒川消防本部として、Dnarに対する対処について検討していくときと考えます。
2つ目に、女性が活躍できる職場環境についてであります。
1969年(昭和44年)、日本で初めての女性消防士が川崎市消防局で誕生してから50年、半世紀が経過しました。女性消防士の職域は予防業務から始まり、今では消防・救急・救助隊へと拡大し、消防という仕事は性差なく活躍できる職業となりました。
しかし、近年の数値でありますが、職域での女性職員率は、消防が3月2日%であり、これは我が国の警察9月8日%、自衛隊6月9日%、海上保安庁約7%と、消防と同様に24時間365日、現場活動を行う部隊を持つ組織と比べても最も低い状況となっているようであります。
さまざまな原因によって低い状況になっていると思いますが、特に、出産、育児のライフイベントも一つの原因と思われます。出産、育児で現場を退いた後の職場復帰は少ないとも聞いております。
一般の職場と違い、特殊な職場環境です。女性職員がライフイベントで休職すると、現場は、職員のやりくりが大変になります。その解決策として、休職中の人員確保への対応として、再任用職員等の柔軟な採用もよいと思います。定年退職した職員及び再任用期間を終了した職員を2年くらい予備隊員として登録しておき、臨時的な雇用を行い人員を確保するものであります。
池袋消防署で、「池袋デイタイム救急隊」を創設し、運用しています。これは女性職員で、救急資格や救急救命士の資格を有しているものの「救急隊として乗務したいが、育児のため、交替制として勤務ができない」など、育児や介護、そのほか家庭の事情等により交替制勤務が困難であるのでありますが、中には「勤務が長く続く救急活動は難しいが、日中の間だけなら勤務したい」などの話があり、平日で日中の救急需要が多い時間帯のみを限定とした救急隊であります。
女性活躍推進法が施行され、「すべての女性が輝く社会づくり」が進められております。黒川消防本部においてもようやく女性職員が配属されます。以前から女性救急隊員の配属を訴えていた者として、よかったなと思っております。女性ならではの傷病者への接遇やきめ細かな対応は、高く評価できるものであります。今後の増員に期待しております。黒川消防本部としても、女性が働きやすい職場、活躍できる環境整備に取り組むべきであります。
3つ目であります。救急隊員の感染防止対策について。
新型コロナウイルス感染によって、横浜港に停泊したクルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号から感染者を搬送した横浜市消防局の救急隊が新型コロナウイルスに感染したと発表されました。
また、北海道で消防士の感染者も出てきております。北海道の消防士は入院し、乗務した消防自動車は消毒を行い、濃厚接触者の同僚隊員は自宅待機となっていると聞いております。
また、消防ではありませんが、報道で、上場企業の繊維メーカーが、社員3人が新型コロナウイルスに感染したことを受け、本社や工場等を2週間すべての事業を停止したそうであります。経営者は「営業をとめるのは断腸の思いだが、これしか方法がないと踏み切った」と、濃厚接触者33人が自宅待機をしているそうであります。
黒川消防本部は、既に感染対策には万全な体制はとられていることは承知しているところではありますが、感染拡大のときは、住民は黒川消防本部に頼るしかございません。また、市役所もそうですが、職員の中から感染者が出たときには業務全体が機能不全に陥ることも想像できます。こういう時代の非常事態のときこそ、市民が頼れるのは行政であります。万が一に備え、黒川消防本部でも感染対策を検討し、対策をとっていくべきと思います。
以下質問いたします。
1、地域Mc協議会や医師会等の関係機関と検討、協議、調整を進めてはどうか。
2、Dnar対応プロトコルの策定に取りかかるべきではないか。
3、Dnarについて、住民への周知と考える機会を設けてはどうか。
4、今後の黒川消防本部の女性職員の増加及び処遇改善を検討してはどうか。
5、職員の感染防止のより一層の取り組みを問う。
以上でございます。
2件目です。富谷市民健診(検診)について。
富谷市民健診の申し込みが行われております。市は、市民健診を受ける5つのポイントとして、年の一度のチャンス。2つ目に、早期発見で治療にかかる費用も時間も少なくて済む。3つ目に、体の変化(健康状態)が継続してわかる。4つ目に、市の健診は費用補助で安く受けることができる。5つ目に、生活習慣の見直しのきっかけになると掲げております。
住民の健康の保持増進に努めるため、特定健康診査(特定健診)が実施されております。国による国民健康保険における受診率の目標値60%が示されております。平成29年度の受診率は、市町村国保で37.2%、国保組合で48.7%と目標値を下回っております。
富谷市の国保においては、ここ数年、国の目標値60%を超えており、平成30年度では63.3%となっており、市民の自己の健康管理意識の高さがうかがえるものであります。また、市の施策、取り組む姿勢も高く評価できるものであります。
健診は、みずからの健康状態を理解し、生活習慣を振り返る絶好の機会であります。しかし、集団健診など、受診しづらいところもございます。集団ではなく、各自が病院で受けたい。乳がん検診も集団ではなく、各自が病院で受けたいなど、市民の声があります。
胃がんにおいては、日本全国で1年間に約13万5,000人が胃がんと診断されており、50歳ごろから増加して80歳でピークを迎えます。男性ではがんの中で最も多く、女性では乳がん、大腸がんに次いで3番目に多いがんでございます。死亡者数では、男性では肺がんに次いで胃がんでございます。そして、女性は大腸がんが最も多く、次いで肺、膵臓、胃の順となっております。
胃がんの発生原因としては、ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)の感染、また、喫煙があります。そのほかにも、食塩・高塩分食品の摂取が発生する危険性を高めることが報告されております。
平成28年に、厚生労働省のがん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針の一部改正が行われました。胃がん検診の対象者と実施回数が「50歳以上で2年に1回」で、検査項目として「胃エックス線検査か胃内視鏡検査のいずれか」となり、内視鏡検査が新たに検診方法として推奨されました。検診の間隔は2年に一度でありますが、当分の間、胃部エックス線検査は40歳以上、1年に一度の実施も可としております。
また、この指針では胃がん予防健康教育を実施する場合、ヘリコバクター・ピロリ除菌等の一次予防と胃がん検診との連携が確保された実施体制に配慮といった注意事項も記載されております。
市民から、胃がん検診は、バリウム検査ではなく内視鏡検査を受けたいなど声が寄せられております。
仙台市で実施している市民健診では、集団健診は、胃がん検診の胃部エックス線撮影、バリウム検査であります。肺ガン・結核検診の胸部エックス線撮影、大腸がん検診の便鮮血反応検査の3種の検診であります。特定健診や乳がん検診などは登録医療機関で個々に受診できる個別検診です。
新たな受診者をふやすため、仙台市は、胃がん検診に、本年度、令和元年度から50歳以上の偶数年齢の市民を対象に胃内視鏡検査(胃カメラ)を実施しています。もちろんバリウム検査か胃カメラ検査の選択もできるようになっております。胃カメラ検査の申込者数は約1万6,000人で、受診期間のまだ途中でありますが、7,700人ほどの方が胃カメラ検査を受診しております。7,700人のうち、約40%の3,000人が、過去3年間にバリウム検査を受けていない、胃がん検診の新たな受診者ということであります。新たな受診者がふえたことは評価できるものと考えます。
富谷市において、国保でありますが、6割を超える市民が受診をされております。しかし、逆を言えば、4割の方が受診していないということであります。非常に大きな数字ではないでしょうか。1人でも多くの市民に検診をしていただくために、さらなる検討、取り組みが求められております。また、市民の負担軽減を図るため、国民健康保険税の引き下げも検討すべきではないでしょうか。
以下、質問いたします。
1、乳がん検診や特定健康診査等を公民館の集団健診ではなく、各自が医療機関で受けられるようにできないか。
2、胃がん検診は、内視鏡検査で受けられるようにできないか。
3、国民健康保険税の引き下げを検討すべきではないか。
以上でございます。
○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) おはようございます。
それでは、ただいまの安住稔幸議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の黒川消防本部救急隊についてでございます。
まず、ご質問いただいた内容は、黒川地域行政事務組合の所管にかかわるものであるため、同組合からの情報をもとに、市として答弁させていただくものでございますことをご理解をいただきたいと思います。
それでは、問い1と問い2及び問い3については関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
救急現場におけるDnarへの対応のあり方等につきましては、倫理的問題もあり、今後も黒川地域行政事務組合消防本部を初め、関係機関で議論されるものと考えており、市町村がどのようにかかわるべきか、その経緯を見てまいりたいと思っております。
問い4、女性職員につきましては、昨年4月2名、ことし4月に1名を採用する予定となっており、今後も計画的に定員の5%まで採用する予定となっております。また、処遇改善につきましては、黒川地域行政事務組合の規定に基づき対応するものと承知をしております。
なお、女性が働きやすい環境整備といたしまして、現在、受け入れ可能施設が黒川消防署大郷出張所のみとなっていることから、新年度、富谷消防署にて、女子隊員宿舎増築工事を行い、受け入れ施設を整備するとともに、黒川消防本部等の移転に向けた新庁舎基本構想策定業務を進めることとなっております。
問い3、職員の感染防止のより一層の取り組みにつきましては、黒川消防本部では、感染防止のため、感染防止マニュアルの徹底を図るとともに、必要に応じて救急車内での透明ビニールによる区画を行い、飛沫感染防止対策を行うこととしております。
質問件名2の富谷市民健診(検診)につきましての問い1でございます。乳がん検診を医療機関での個別受診にした場合、レントゲン撮影と読影を行うために、診療科の異なる2カ所の医療機関に出向いていただく必要があり、かえって受診者のご不便を招く可能性があります。また、精度管理を保つためには読影認定医による読影が必要であり、希望者全員が受診するための医療機関や医師の確保が困難となります。
特定健康診査につきましては、集団健診のほか、個別で受診できる体制をとっております。しかしながら、特定健診と同時に受診可能な各種検診については、乳がん検診同様、受診希望者全員の受診の機会の確保及び精度管理など、医師会及び各検査団体等の協力体制が不可欠であることから、集団検診となっております。
このことから、乳がん検診及び特定健康診査等については、利便性及び精度管理の観点からも現在の実施体制についてご理解をいただきたいと考えております。なお、医師会及び検診団体等と受診しやすい検診体制について、引き続き協議してまいりたいと考えております。
問い2、胃がん検診での内視鏡検査につきましては、がん検診実施のための指針において、胃部エックス線検査、内視鏡検査のいずれかで実施すると示されておりますが、内視鏡検査の場合、検査を実施する医師の医療機関の確保、出血やショック等の偶発症対策、精度管理を含めた検診体制の適切な体制の構築が必要であります。現在は、内視鏡検査に必要とされる適切な実施体制の確保が困難な状況であるため、引き続き、医師会や検診団体等の助言を受けなから、受けやすい検診体制の整備に努めてまいります。
問い3、国民健康保険税の引き下げにつきましては、平成28年度に平等割の引き下げを行い、被保険者の負担軽減を図ったところでありますが、国保会計においては、昨年度から財源不足が生じ、今後も被保険者数の減少や各種公費の減額により、この傾向が続くものと予測しております。このような状況でこれ以上の税率引き下げを行うことは、さらなる財源不足の拡大を招くことになり、将来を見据え、安定した財政運営を行わなければならない立場上、難しいものと考えております。
このことから、税率については、当面、現状を維持することとし、不足分については財政調整基金を活用することで、被保険者の負担増とならないよう努めてまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(渡邊俊一君) これより安住稔幸君の質問は一問一答にて行います。16番安住稔幸君。
○16番(安住稔幸君) それでは、再質問させていただきます。
まず、黒川消防本部のほうの話でございまして、Dnarについてでございます。
富谷市としての対応というか、その辺についてお聞きしたいと思いまして、先ほども論旨で述べましたように、Dnarにつきましては、やはり、住民等の周知、そういったものが、周知というか、考える機会ですね。やはり本当に消防関係、そしてまた、医師会との話、いろいろそれは大事な協議でありますけれども。やはり、地域住民の方が、どの程度というか、しっかり理解していただいた上でのことかなと思いますので、やはりこういった何かのセミナーとかといったような、何かそういったものを……。
○議長(渡邊俊一君) 安住議員、質問に徹してくださいと先ほど言っていますから、質問に徹して。何かわからないんですよね、流れ的に。ですから、要点を捉えて質問してください。
○16番(安住稔幸君) わかりました。
そういうことで、富谷市としてもそういったセミナーのようなものがやはり必要ではないかと思いますけれども、その辺についてはいかがでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) こちらの対策については、市長の答弁でもありましたけれども、昨年始まったばかりというところで、今、動いていろいろこれから議論される部分もあるかと思いますので、そういった関係機関の流れと動き、そういったものを注視しながら、今後、進めてまいりたいというふうに考えております。
○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。
○16番(安住稔幸君) それでは、次は、市民健診のほうで質問させていただきます。
今、富谷としまして、非常に特定健康診査のほうの基準、高いわけでありますが、これからより一層上げていくには、やはりそういった個別検診、こういったものをぜひ検討ということがやっぱり必要ではないかと思いますけれども、その辺について、再度、お聞きいたします。
○議長(渡邊俊一君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 特定健康診査につきましては、現在も黒川医師会に委託をしておりまして実施しておりますが、実際には、集団検診を受けられる方がほとんどでありまして、周知しておりますが、そちらを受ける方は現在少ないようなところになりますので、これからも検診の機会ということでは周知をしながら、受ける機会を確保していけたらというふうに考えております。
○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。
○16番(安住稔幸君) データヘルス計画のものによりますと、40代から50歳代、私もこのお話を伺っている方は大体50代、60代くらいの方でしょうか、その辺の方々が非常にやはりこの辺、集団検診ではというような、特に女性の方でございますけれども、抵抗があるようでございます。この辺についてはどのようにお考えでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 皆さん、受けられる方々それぞれに、集団検診のほうが自宅の近くの公民館等でやるので、そのほうが利便性がいいという方もいらっしゃいますし、やはり病院で受けたいというふうな、そういったニーズもそれぞれにおありかと思います。ただ、先ほど答弁にもありましたように、現在、特定健康診査はできますけれども、それに付随していますほかの検診については同時にできないというようなところもありますので、やはり集団検診を選んで、1日で検診を済ませてしまいたいというふうな方が実際は多いというふうに考えております。また、特定検診については、お仕事をされている方などのことも考えて、夜間検診を行いましたり、土日検診も各会場で1回ずつは行っているというふうに考えながら計画をしておりますので、ぜひそういう機会を利用して受けていただけたらなというふうに考えております。
○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。
○16番(安住稔幸君) 続きまして、胃がん検診のほうの話を質問させていただきます。
胃がん検診の目標値は幾らと設定されておりますでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 胃がん検診についても、県のがん検診の目標値と同様に設定させていただいております。
○議長(渡邊俊一君) 幾らにと聞いているんだから、その辺までちゃんと答弁してください。
○健康推進課長(菅原順子君) ちょっとはっきりと数字、記憶があれなんですけれども、40から50だったように記憶をしております。
○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。
○16番(安住稔幸君) そうしますと、実績報告書、昨年度のもの、30年度を見ますと、胃がん検診ですと11月6日%というような数字であります。ここ数年、11%台ということで推移しているようであります。こういうことを考えますと、非常にやはり低いのかなということで思っております。この辺についてはどのようにお考えでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 安住議員、大変申しわけないですけれども、最初から手元でその資料を持っているんでしたら、「このくらいですけれども、これで間違いないですか」というような質問をしていただければ幸いかと思います。
健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) ここ数年、11%台ということで推移しておりますが、確かに目標設定からしますと低いというような状況とはなっておりますが、この受診率の出し方についてはいろいろと議論されているところであり、対象者、30歳以上の富谷にお住まいの方全員を対象者数というふうに捉えておりますので、実際には、胃がん検診については職場健診など会社の健診などでも受けていただいている方が多くいらっしゃいますが、そちらの受診状況については明確にこちらでわかる方法がないというところになりますので、富谷の集団健診で受けていただいている方の受診率というふうに捉えていますので、恐らく50にはなっているんじゃないかなというふうには想像しているところでした。
○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。
○16番(安住稔幸君) 50くらいになっているのではないかというようなことでございます。50くらいになっていたとしましても、いわば半分の方が受けていらっしゃらないという言い方にもなるのかなと思います。やはり、特に胃がん検診、先ほども言いましたように、胃がんは、胃がんだけではありませんけれども、非常に罹患される方も多いし、また、亡くなる方も多いという、そうしますと、やはり市として積極的に取り組んでいくべきではないかなと思っています。先ほど仙台市の例を申し上げましたけれども、やはりこういったものを取り入れることによって、さらにやはり受診率というか、受診の方、受ける方がふえるかと思いますけれども、再度、この辺についてお聞きいたします。
○議長(渡邊俊一君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 実際にエックス線検査を受けられないような方もいらっしゃるというふうには検診会場でもお聞きしているところでして、そういった方については、内視鏡検査が実施できればそういった方も自治体の検診を受けることが可能になるというふうには考えられますが、ただ、現在のところは、内視鏡検査を集団の検診、行政の行う検診としてやるためにはそれなりの実施体制が確保になり、危険性もちょっと伴うものになりますので、そういったリスクもすべて整えてから実施しないと行政としてはできないというようなところで今考えておりますので、これについては数年前から検診団体や医師会とも協議をしながら現在に至っているんですけれども、まだその体制には至っていないというところで、今後も引き続き整備体制には努めてまいりますので、ご理解をいただければというふうに考えております。
○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。
○16番(安住稔幸君) リスクもあるということで。バリウム検査につきましてもリスクのあるようなこと、説明というか、検診に行きますとあります。やはりバリウム検査、飲んだ後が結構大変というようなお話も聞いておりまして、やはりその辺が受診をちょっと受けづらくしているのかなと、そういうことを考えますと、やはり、ぜひとも胃カメラ検査というのはその一つとして入れていくべきではないかなと思うんですが。この辺につきまして、実際に胃カメラ検査を黒川病院のほうのものをちょっと見ますと、3,000円ほど、バリウム検査と胃カメラ検査の違い、一応、窓口での診療ということになりますけれども、そういった差でできるようであります。こういったことで考えますと、富谷の市民の利便性を図るために入れられないこともないのかなと、金額的な問題ありますけれども、思いますけれども、この辺につきましていかがでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 病院での検診、実際、検診は保険適用にはなりませんので、10割負担という形になりますので、恐らく、市で行うとすれば、現在予算として計上している1人当たりの委託料の約2倍から3倍はかかるというふうに聞いておりましたので、かなり財政面では厳しくなるのかなというふうなところもありますが、その分、自己負担の設定等についても協議をしていかなければなりませんので、実際にするための体制整備というものについては、本当にこれからきちんと準備をしていかないと実施にまではかなり難しいというふうに考えています。
○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。
○16番(安住稔幸君) 保険税の引き下げとも関係はしているんですが、今回、去年、29年度、30年度、そして令和元年、今、29年度に比べて30年、31年、令和2年まで含めてかな、全体的に国保の予算規模が縮小になってきております。被保険者数が減っているということもあってのこともありますが、その中で、財政調整基金、たしか30年度末で13億8,000万円というような金額で、令和2年ですと、それを2億円取り崩して入れるような話になっているようでありますけれども。こういったことを考えますと、やはり、将来的な不安もないというわけではありませんが、財政調整基金をもう少し取り崩しても何とかなるのかなと、私、個人的な考えでありますけれども、その辺についてはいかがかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 財政調整基金につきましては、今、議員がお話しされたとおりの額となっておりまして、当初予算におきましても約2億円繰り入れての予算編成というふうなところでお示ししています。これらにつきましては、今後、国保税の減収、あとは国からの公的な交付金ですとか、そういったものも減少するような見込みもありますので、これらについては今の税率を維持していきながら、急激な被保険者の皆さんのご負担にならないように、今後も計画的に税率のほうは見ていきたいというふうに考えています。
○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。
○16番(安住稔幸君) ただし、本当に今現在で予算に対しまして30%ぐらいの財政調整基金という割合がわかりまして、非常にやはり大きいという、だからといって皆崩せばいいということではありませんが、その辺、非常にやはり十分検討する余地はあるのかなと思います。
仙台市のほうで、実際、そうして取り組みまして、新たに3,000人の方が新たな受診者ということで出たことを考えますと、やはりこの辺は非常に大きく考えるべきことだなと思います。今後でありますけれども、そういった検討、体制について、やはり医師会なり何かと協議していく場が、積極的に持っていく場が必要かと思いますけれども、その辺について、再度お願いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 国保の被保険者の皆さんにつきましては、特定健診につきましても、胃がん検診、また、ほかのがん検診につきましても、国保のほうで助成をしておりますので、自己負担ゼロで受けるような体制をとっております。これについては、数年来実施しておりまして、皆さんにはそういったところで受けやすい体制をとってきておりますので、今後も被保険者の皆さんが受けていただけるように、こちらについてもお声がけ等々をしながら、ぜひ受けていただけるように、周知してまいりたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。
○16番(安住稔幸君) 最後であります。
先ほども、特定健診ですと60%、国保の方でありますけれども、以上の方が受けられている。本当に国の目標値を超えたものであります。富谷として本当に胸を張っていけるものと思っています。また、先ほど、課長のほうのお話ですと、胃がん検診においても50%は行っているんじゃないかという、非常にこれも高いものなのかなと私個人的には思います。これだけ、市民の方がやはり自己管理、非常に賢明な皆さんが多いという富谷市でございます。やはり、そういった方に応えるためにも、やはりこういった検診方法を追加するなり、または保険税について検討するなり、やっぱりこういったものを市民の皆さんにきちんと示してこそ、より一層自己管理というか、健康保持のほうに努められると思いますけれども、こういったものをやはり、そういったような考え方が必要かと思います。
市長にお聞きしたいんですけれども、そういったことで、やはり住民に返すというか、そういったものが必要かと思います。この辺について、最後に市長の考えをお聞きいたします。
○議長(渡邊俊一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 検診関係の充実につきましては、重要性、私も十分認識しております。そういう意味では、受診率を高めるためにその環境を充実させていくというのは、これからも継続して努力をしていきたいというふうに思います。
なお、国保税の引き下げにつきましては、先ほど来、これまでも答弁させていただいておりますが、やはり年間、例えば2億、今、基金から繰り入れると5年で底をついてしまうという状況でございますので、5年後に一気に、今度、いわゆる負担が上がるということにつながりますので、その辺は長期的な視点で捉えなければいけないということもありますので、どうかご理解いただければと思います。
○議長(渡邊俊一君) この際、午前10時50分まで休憩をいたします。
午前10時42分 休憩
午前10時50分 再開
○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 皆さん、おはようございます。
それでは、私から、1つは、令和2年度当初予算の概要について。2つ目は、庁舎内の業務効率化について伺います。
「令和2年度当初予算の概要」という小冊子の中で、予算編成の基本的な考え方及び重点施策として、総合計画に定める4つの基本方針、すなわち、1「暮らしを自慢できるまち!」、2「教育と子育て環境を誇るまち!」、3「元気と温かい心で支えるまち!」、4「市民の思いを協働でつくるまち!」に基づく施策を推進するため、各種補助金を有効活用、ここがポイントだと思うんですけれども、各種補助金を有効活用し、一般会計予算は138億1,500万円、対前年度比10億5,700万円、8月3日%と大幅な増になり、当初予算としては過去最高の規模とされています。重点施策として、富谷宿開宿400年記念事業など、10の事業が掲げられております。重点施策等を中心に予算編成内容について伺います。
1つ目、従来の編成方針とは異なる、非常に従来とは違って異次元の思い切った予算措置と考えますけれども、その考え方についてお伺いします。
2つ目、(仮称)富谷宿観光交流ステーションの運営に関する全体計画。
3つ目、幼児教育・保育の無償化と子ども医療費助成の所得制限の撤廃の影響について。
4つ目、図書館とスイーツステーションに係るPPP、PFI等による民間活力活用とは。
5つ目、デマンド型交通運行事業と市民バス運行事業の併用とはどのようなものなのか、お尋ねいたします。
6つ目、GIGAスクール構想とIT技術職の採用・育成についてお伺いいたします。
7つ目、企業会計、来年度から下水道事業まで拡大されるわけですけれども、これらを踏まえて、日々仕訳による公会計の活用はどうなっているのか、お尋ねいたします。
次に、庁舎内業務効率化について伺います。
300人余りの職員で人口5万2,500人の行政需要に対応いただき、職員の皆さんにはご苦労をおかけしていると思っております。本市の現状は、名取市に次いで、住民数に対する職員数が少ない状況にあります。働き方改革等の社会的要請を踏まえると、ふえ続ける業務の改善が避けて通れない大きな課題かと思います。
業務効率化の推進について伺います。
1つ、ICTやAI活用の検討状況について伺います。
2つ目、業務手順書、事務処理マニュアル整備の進みぐあいは。
3つ目、当初の通告書では、「国民健康保険税・介護保険料の仮算定廃止の検討は」としておりましたが、私の調査不足で、介護保険は既に本算定のみと判明しましたので、国民健康保険税の仮算定廃止の検討について答弁をお願いしたいと思います。
以上が私からの質問です。よろしくお願いいたします。
○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの出川博一議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の令和2年度当初予算の概要はの問い1でございます。
令和2年度の予算措置の考え方につきましては、2020年度が前期基本計画5カ年計画の最終年度ということもあり、改めて市総合計画及び実施計画に掲げる各種施策を着実に推進させるため、限られた財源を有効活用したところでございます。
また、一連の予算編成作業の大きな特徴として、定例会冒頭の施政方針でも申し上げましたが、2月補正予算との連動、国の補正財源の有効活用というものを特に意識した編成を行ったところであります。
当初予算の歳入につきましては、市税や地方消費税交付金などの一般財源に加え、扶助費等の充当財源である国・県支出金の増加も見込んでおります。一方、歳出では幼児教育・保育の無償化や会計年度任用職員制度への対応に加え、子育て支援事業の充実や道路整備事業等投資的経費にも重点配分を行っており、結果、当初予算では、過去最大規模となる138億1,500万円を計上いたしました。
問い2、(仮称)富谷宿観光交流ステーションの運営に関する全体計画につきましては、本施設には、本市の偉人内ケ崎作三郎氏の功績を広く伝える記念館を設置するほか、チャレンジ館、古民家、土蔵などへ6社の入居が決定をしております。また、施設にはイベントステージや野外交流広場、芝生広場など、各種イベントができるスペースがあり、市内外からお客様をお迎えするしんまちの交流拠点として、本年10月のオープンに向けて整備をしているところでございます。
施設の運営体制ですが、まずは本市直営で運営し、集客に要する企画・PR事業、イベント等の運営計画策定や維持管理業務など、業務ごとの委託を予定しております。また、テナントの使用料やイベント開催の入場料などの収入を光熱水費等の維持経費に充てることとしております。
管理事務所での受け付けなど日常業務については、現在募集しております地域おこし協力隊を活用したいと考えております。
なお、施設の設置条例を次の定例議会にご提案させていただきますので、運営に関する全体計画などはその際にご説明をさせていただきたいと考えております。
問い3、幼児教育・保育の無償化の幼稚園関連の新年度当初予算編成におきましては、施設型給付費対象となる施設と子供の人数がふえており、従前との比較は難しいところではありますが、増額の予算編成となっております。保育所関連といたしましては、当初予算では、多少の増となっておりますが、年度途中の施設型給付費単価改正により、さらに増額があると見込んでおります。
子ども医療費の所得制限撤廃につきましては、当初予算には反映しておりませんが、1,000万円から2,000万円程度の増額を想定しております。今後、さらに条例の整備とあわせて、必要経費を精査してまいります。
問い4、PPP、PFIとは、自治体の負担軽減と事業効率性を図ることを目的として、民間の資金や技術、ノウハウを活用し、官民が連携して公共サービスの提供を行うスキームのことで、その手法は従前の指定管理者制度から公設民営、リースまで、多様な方式がございます。
(仮称)富谷市スイーツステーション基本計画では、基本構想はもとより、現在、市が進める重点施策との機能連携まで視野に入れながら、多面的に分析しており、その中で、民間活力を活用し、図書館との複合施設として整備することが最も効果性、効率性が高まるといった方向性が示されたところであります。
今後は、財政面や機能面、さらにはサービス水準の向上といった視点も含め、(仮称)富谷市スイーツステーションと図書館の相乗効果を最大限に発揮できるための具体的な整備手法について、本会期中の全員協議会でご説明させていただきたいと考えております。
なお、図書館運営については、これまでと変わらず直営方式を予定しており、基本計画で示している方針に基づき整備を進めることとしております。
問い5、デマンド型交通運行事業と市民バス運行事業の併用につきましては、現在、取りまとめを進めております都市・地域総合交通戦略基本計画に基づき、まずすぐに取り組める施策として、市民バスについて、市内の西部地域や南部地域の需要の多い地域において増便を図るなど、大幅な再編を行いたいと考えております。その結果、交通空白地帯となる市内の東部地域や北部地域の市民ニーズにきめ細かく対応するため、デマンド型交通を実施いたします。このように、市民バス、デマンド型交通を併用することにより、市内における交通利便性を総合的に高めてまいりたいと考えております。
問い6、政府による今回のGIGAスクール構想は、高速大容量の情報通信ネットワークを構築し、児童生徒が学習の中でいつでもコンピューターを活用できるようにするものであります。今後、学校には1人1台の端末が導入され、教員には授業の準備や機器の保守など新たな負担が発生することも予想されます。本市といたしましては、導入に当たり、できるだけ簡便に活用できる端末を選定するとともに、各学校の情報化推進リーダーを中核としたICTの利活用に関する研修体制の構築、そして、日々の授業における悩みや課題を共有、解決できる仕組みを現在の委託業者等の協力を得て整えてまいります。
なお、ICT支援員等の専門人材の活用についても、今後、調査研究を進めてまいります。
問い7、企業会計の拡大と日々仕訳による公会計の活用につきましては、これまでの上水道事業に加え、新年度からは下水道事業についても公営企業会計に移行いたします。移行により、経営成績や財政状況を的確に把握し、経営の効率化を推進するとともに、住民サービスの安定的な継続を図ることとしております。
一方、一般会計につきましては、平成28年度決算から、統一的な基準に基づく財務書類を期末一括仕訳により作成し公表しております。ご質問の日々仕訳につきましては、仕訳処理導入に係る全庁職員の事務負担の増加に加え、財務会計システムの導入費用が新たに発生することから、引き続き、費用対効果を検証するとともに、他自治体の動向把握に努めてまいりたいと考えております。
質問件名2の業務効率化の推進をの問い1。ICTやAI活用の検討状況につきましては、現在、本市が取り組むICTを活用した業務には、平成29年10月に導入いたしました基幹系システムの自治体共同クラウドの構築や市公式LINEなどがあります。さらに、新年度には、イノシシ対策としまして囲いわな等の遠隔操作による捕獲技術を導入する予定であります。今後も、業務の効率化を図るため、RPAやAI化による費用対効果等を考慮しながら、調査研究に努めてまいります。
問い2、業務手順書の作成につきましては、年度当初より業務の見える化による効率化を図ることを目的に、全庁的に策定を促し、現在ではすべての課において策定しております。さらに、ことし最初の庁議において、私みずから、業務手順書は作成することが目的ではなく、内容を見直しながら実務に生かしていくように指示したところでもあります。今後も、業務手順書の見直しを重ねながら、効率的な業務となるように努めてまいります。
問い3、仮算定廃止の検討につきましては、国保税を本算定のみの課税とした場合、現在の納期10回より少ない回数となり、1回当たりの納付額が現在より高額となってしまいます。また、市民の皆さんから仮算定を廃止してほしいという声はなく、納めやすい納期数と考えていることから、仮算定の廃止は今のところ考えておりません。
以上です。
○議長(渡邊俊一君) これより出川博一君の質問は一問一答により行います。14番出川博一君。
○14番(出川博一君) それでは、2問目から質問していきたいと思いますけれども、総務省は将来的に地方公務員の減少が見込まれるとして、定型的な仕事は人工知能AIなどに任せ、職員は住民サービスの企画立案などに注力する必要があるとの考えを示しています。
これまで、AI等の活用について、前々回も質問いたしましたけれども、費用対効果を検証しながら検討を進めてまいりますとの答弁でありましたけれども、その後の検討状況についてお尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 現在は全庁的にAI、ICTについての導入の検討というよりも、各課においてそれぞれの導入ができるものの内容について研究に努めているという段階でございます。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 私、それではなかなか進まないんじゃないかなと思いますので、一つの提案なんですけれども、平成28年及び29年に採用した若手職員を中心としてプロジェクトチームを組成して、検討させてみてはどうかというふうに思いますけれども、その提案についてはいかがでございましょうか。
○議長(渡邊俊一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) まだ、現段階では正式ではございませんが、今議員おっしゃるご提案も参考とさせていただこうと思いますが、まずは総務課を中心とし、どういった内容についてAI化、RPA、そういったものが対応可能なのかというようなところで、内部的に情報の収集に努めていければなと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 前向きにというお話なんですけれども、ただ、私は、前提条件として事務処理マニュアルの整備を強くお願いしたいと思います。平成29年3月の事務処理能力向上ワーキンググループ報告会において、これは当時の主幹及び課長補佐クラスのメンバーが中心となって検討されましたけれども、事務処理マニュアルの利活用が大きな課題とされていました。3年経過して、その活用状況はどのようになっているのか、お尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 現在、入庁する新採職員向けに対し、事務基本実務研修というものを内部で実施しております。その際には、財務会計、文書、契約等基本的な内容についての研修内容も実施しているところでございますので、その資料を、現在、庁舎内におけるイントラネットに掲げ、全庁的にその資料の内容について共有できるような環境整備に努めているところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) それは全体的なものかもしれませんけれども、各課ごとによって事務処理マニュアルというものがあろうかと思うんですけれども、その整備状況についてはいかがでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) こちらにつきましては、今年度より、先ほども幾度か出ましたけれども、今年度より整備を進めております業務手順書をもって、今後、内容の熟成というようなところに努めていければなと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) ちょっと、ここから多少厳しい質問になりますけれども、さらに、ワーキンググループの報告では、事務引き継ぎの組織的な取り組み、組織的な取り組みですよ、個々人じゃなくて、それから、共通項目の整備、これについてもその必要性が高いということで3年前に提案されていましけれども、これについての改善状況はいかがでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 今進めております業務手順書につきましてもこれに沿うものであるというふうな理解でございます。ですので、こちらの業務手順書を、各課において、各所属長が管理のもとで業務の内容の徹底を図っていきたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) ということは、フォーマットというか、ひな形が同じで、それに基づいて各課で作成管理されているというふうに理解してよろしいでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 業務フローの定型的なフォーマットというようなものを総務のほうで全課のほうにお示しをし、それにおおむね沿った形で各課に合うような業務手順書という内容になっているかと承知しております。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) これから人事異動を目前にしておりますけれども、次に後任の方が仕事をするときにその事務引き継ぎ書を見ればある程度の仕事がわかるというレベルなのかどうか。それとも、まだ依然として個人ベースのいわゆるメモなのか、その辺のところの状況はいかがか、総務課の範囲でお答えいただきたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) こちら、手順書につきましては、今議員おっしゃるようにメモというレベルではございませんで、あくまでも手順書でございます。次の後任の担当職員がそれを見ておおむね把握できるような形になるのを完成形として、今現在進めているところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) ということは、今の総務課長の答弁をお聞きしますと、各部、各課長が事務引き継ぎ書をしっかり見て適切な指示をしているというふうに理解してよろしいんでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 総務課としてはそのようなことで周知に努めております。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) それは、各部から一回吸い上げて、総務部なり総務課のほうでよく精査をしているという体制になっているんでしょうか、お尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) こちらの業務手順書につきましては、先ほど申し上げたとおり、所属長の管理のもとでということで内容の精査をお願いしているものであり、総務課として一括して管理しているものではございません。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 結局、3年前のワーキンググループの中の検討の中では、そういうふうなばらばらなものではなかなか、いわゆるまた戻ってしまうんですよね、引き継いだ人が。そうじゃなくて、後戻りしないですっと入れるような、そういうことを意味しているんじゃないかと私は思うんですけれども。ということは、まだそこまで行っていないという理解でよろしいんでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) こちらの業務手順書、正式には今年度より運用を始めたところでもございます。今後、その内容の精査につきましては、各担当ごとに、後任の担当ごとに内容は、フローは変わっていくものであると。先ほどの市長の答弁の中にもございましたとおり、その内容の見直しをすることによって業務フローの習熟度を高めていくというようなものを目指しておりますので、今後の手順書の内容について、ご理解をいただければと思います。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 何でここ、これだけしつこく言っているかというと、ICTとかAIを活用するとき、いわゆる富谷市に合ったようにカスタマイズするとすごく高額になってしまう。ですから、汎用システムを使うためには、全庁的にある程度統一された資料といいますか、それがないとどれだけの業務量があるか、それが推しはかれないという問題があるので、その辺についての意見をお願いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) この業務手順書とまたAI化というのはちょっと一線を画すものではないのかなという理解でございます。その中で、業務をする中において一助となる分野においてAI化が可能であるかどうかというようなところについては、今後、各課により精査をされていくものであると理解しております。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) それでは、国保税の本算定に移りますけれども、大変否定的な答弁で、非常にがっかりしておるんですけれども。国保税の本算定のみしている市町村は、7月から何期で聴き取るしているのか、お尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 税務課長。
○税務課長(泉川潤哉君) 7月を本算定としている市町村では、8回から9回の納期となっております。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) その回数についてはまた後で触れますけれども、本算定のみにした場合、郵送料が半分になり、委託料も半分になると、素人考えでそう思うんですけれども、その辺の認識についてお尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 税務課長。
○税務課長(泉川潤哉君) ご指摘のとおりだと思います。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) ご指摘のとおりということで、経費削減になるということなんですけれども。であれば、本算定にしたところがそれぞれ県内に10市町村ほどあろうかと思うんですけれども、そのメリット、デメリットについて、他の市町村の動向も踏まえてお尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 税務課長。
○税務課長(泉川潤哉君) 他の市町村にはちょっと確認はしておらないんですが、メリットに関しましては、そういった今議員おっしゃるコストの削減ですが、デメリットに関しましては、先ほど市長が答弁いたしましたように、納期の短縮による1期当たりの負担の増というところがデメリットだと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 本市の介護保険料の普通聴き取るは7月から翌年3月までの9期になっていますけれども、国保税もそれに合わせることができないのかどうか、お尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 税務課長。
○税務課長(泉川潤哉君) 介護保険料ではなくて、後期高齢者医療保険が7月から3月までの9期だと思われますが。国保税の仮算定を廃止することは技術的には可能だと考えております。しかしながら、税務課のほうで考えておりますのが、納税者の納めやすい環境というとところで現在の収納率も維持されているのではないかと考えております。
また、国保税のシステムが自治体の共通クラウドのほうに乗っておりまして、そこに参加している自治体もあります。富谷市だけの考えでは、納期のほうもちょっと変更するのは難しいという状況もあります。そういったほかの自治体とも調整しなければいけないというところで、現在のところは仮算定の話は考えていないところです。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 私、先ほど、介護保険の普通聴き取るのことを言ったんですけれども、それでも7月から3月までの9期ではないんですか。
○議長(渡邊俊一君) 税務課長。
○税務課長(泉川潤哉君) 介護保険は6月から2月の年5回の納期になっております、普通聴き取るは。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 先ほどのお話だと、システム的な対応も調整しなくてはならないということなんですけれども、それはそうすると、ほかの国保税を本算定のみにしている10市町村では、その辺のところをどのようにクリアしたのか、お尋ねします。
○議長(渡邊俊一君) 税務課長。
○税務課長(泉川潤哉君) 自治体共通クラウドを使っていないというところです。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 先ほどの答弁の中で、メリットはあるのはわかりますと。ただ、10期で納めていたものが、総額が変わらない中でアップをしてしまうということなんですけれども、これを7月から3月までの9期として、10回から9回に変更することによってどのぐらい保険税はアップするのか、お尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 税務課長。
○税務課長(泉川潤哉君) 1期当たりの納期はおのおの納税者によって違いますので、ちょっと答えられませんが、年税額は変わりません。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 私が言っているのは、今10回で払っているわけですから、総額は変わらない。それを9回に分けたときに、1回減らしたときに、どのぐらいアップするんですかというお尋ねしたんです。
○議長(渡邊俊一君) 税務課長。
○税務課長(泉川潤哉君) 約1割アップになるかと思います。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) それでは、ちょっと制度的なもので、平成30年度から県単位化になって、国保の特別会計としては保険給付費支払いの影響は余りないと思われますけれども、いかがでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 都道府県単位化になりまして、給付については県のほうから交付されるという形になりますので、影響等はないものと考えます。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) そのほかに県への国保の納付金があるわけですけれども、これは7月から開始だと思うんですけれども、資金繰り上の問題点はないのかどうか、お尋ねします。
○議長(渡邊俊一君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 7月から納付することになりますので、1回目については、一時的に資金が不足するようなこともある可能性はあるかというふうに思います。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 制度的には、多分、資金としては仮算定で早く聴き取るしなくても間に合いそうだという感触なんですけれども、ぜひ、来年度に向けて検討すべきと思いますけれども、もう一度、意見をお尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 市民生活部長。
○市民生活部長(吉田尚樹君) 次年度以降の考え方といたしましては、今まで、課長のほうからも答弁あったんですけれども、事務処理の見直しということで、賦課の部分の事務処理は確かに下がっていきます。うちのほうが今納期10回で2月までの納期としているのに大きなちょっと意味合いがございまして、滞納整理というのは、現年分、4月、5月で出納整理期間がありますけれども、2月を納期とした場合、2月が未納だった場合に3月に督促状出します。そうしますと、滞納整理に2カ月間の期間を今設けていますけれども、3月を納期にした場合は、4月で督促状を出して、5月しか滞納整理に動けないというところで、収納のほうに大きな負荷がかかってくるというところで、今、2月で切っているという事情もございますので、負荷だけの問題ではなくて、収納率を向上させて、聴き取るのほうの負荷のほうも考えた上での今の策だということでご理解をしていただきたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 部長の言う意味はわかりましたけれども、であれば、ほかの本算定だけしているところは聴き取る率が下がっているのかどうかというのを確認させていただきたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 市民生活部長。
○市民生活部長(吉田尚樹君) 国保税の聴き取る率で申し上げますと、今、県内で、順位で上から申し上げますと、大体、今、富谷としては6番目です。ですから、かなり上位であるということはまずご認識をいただければと思いますけれども。やはり、納期の関係で聴き取る率に影響が出ている市町村は、確かにあるというふうに認識をしてございます。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) それでは、予算についてお尋ねいたしますけれども、令和2年度の予算は、行革3年目となって、財政調整基金の取り崩しが2月4日億円、それから、市債の借り入れ、これが6月7日億円で見込んで、近年にない超大型の予算となったわけですけれども、その原因についてお尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 先ほど市長の答弁にもございました。今までの過去最高でございまして、これまで2番目というのが、明石台小学校を建築したときは明石台小学校建築というふうなことで、わかりやすい増減の理由があったんですけれども、今回は、そういったものは、大きなもの1つでの原因ではなくて、さまざまなものの積み上げというのが今回の大型の伸びにつながったものというふうに分析してございます。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 行革が始まって2年間の経過については、財調は取り崩さない、臨財債はどんどん返していくということで、非常に緊縮財政をした。そのはね返りといいますか、その反動があったのではないのかなというふうに思うんですけれども、その辺についてはいかがでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) そういったことでは、反動というものではなくて、実は、昨年の財政計画をちょっと見直していただければおわかりかと思うんですけれども、昨年度の1年前に策定した財政計画での令和2年度の予算規模と、実際、今回の仕上がりがほぼ、たしか3,000万円ぐらいのずれだったと思いますけれども。ですから、財政当局としては、1年前ぐらいから、今回の予算編成についてはこれぐらいの規模になるというふうなところで進めておりましたので、大きな伸びにはなりましたけれども、受けとめとしてはさほど急なものではないというふうな分析でございます。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 行革によって、先ほどお話ししたようないろいろの対応で、財政調整基金、貯金ですけれども、この積み増しが令和元年度見込みで44億4,000万円ぐらいということで、これは過去最高水準と思いますけれども、これは見方を変えると、ため過ぎではないのかなというふうに思うんですけれども、その辺についていかがでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 過去最高というものは間違いないところでございますけれども、財政調整基金の、最近、30年度の決算、県内の状況が判明しましたので、ちょっと改めて多いか、少ないかというところをご紹介したいんですけれども。30年度決算の財政調整基金の県内の順位を申し上げますと、35市町村の中では第11位という数字でございます。市に限っていいますと、14団体の中で第9位という水準、本市としては最高の水準ですけれども、周りと比較するとこのような水準という分析結果でございます。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 多分、そういう答弁が来るんじゃないかなと思っていまして、平成29年度末における全国的な市町村の中で、なおかつ交付を受けているという団体で、保有する財政調整基金残高の財政標準規模に対する割合、一般的にそれで比較するわけですけれども、それの平均は16%です。本市の29年度の標準財政規模は90億円ということからすると、90億円の半分を貯金しているということになると思うんですけれども。これは一般的に言われている20%を大きく上回っておりまして、やっぱりこれは一部取り崩して事業を展開すべきではないのかなと思いますけれども、意見をお尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 初日の金子議員からも同様のご質問をいただいておりまして、そういうものも含めて検討することは、次年度の予算編成までには検討させていただきたいというふうに考えてございます。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 地方自治法の第1編の総則第1条の2、ここに「地方公共団体は、住民の福祉の増進を図ることを基本として、地域における行政を自主的かつ総合的に実施する役割を広く担うものとする」とあります。つまり、この法の精神からして、検討すべきではないかと思いますけれども、財調の水準について検討すべきじゃないかと思いますけれども、いかがでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) ご意見として参考とさせていただきたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) つまり、それだけ住民の福祉に回せるだろう財源を持っていながら、それをやっていなかったということ。これは執行部のみならず、議員としても、「何だよ、そんなにため込んで、何で我々のやつは手数料を上げたりなんかするんだ」というような議論にもなるので、その辺について、もう少し前向きな答弁をお願いしたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 前向きな答弁というよりも、質問でよろしいですか。(「はい、ごめんなさい」の声あり)
財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 次年度までに検討させていただくということでご理解をお願いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) ガードが固いので、次に移ります。
それでは、交流ステーションについてお尋ねいたしますけれども、これについては、さきの2月の補正で1,160万円が追加議決されました。令和2年度の当初予算で整備費3,880万円、これは企画部門での計上となっているようですけれども。ここで既に、当初は、去年の8月の臨時議会でやったときには、これで終わりだよというような説明を受けた中で、なし崩し的に5,000万円が既に一般財源、一般財源ですよ、一般財源で投入されているということで、あとは追加なしで立ち上がることができるのかどうか、お尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 今回、当初予算で計上させていただいた経費につきましては、確かに工事費ということで計上させていただいた部分がございます。ただ、この工事費につきましては、今回、入居のテナントが決まったということで、そのテナントへの支援の工事ということも含まれております。また、テナントに応じた内装の工事というものも、支援として市のほうで実施をさせていただきたいというふうに考えておりまして、できるだけ入居テナントの負担の少ないような、そういう運営を努めてまいりたいと考えているところでございます。そういった経費について計上させていただいたものでございます。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) その中身はわかるんですけれども、あとは追加なしで10月にスタートできるんですねということを重ねてお尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) この施設にかける経費としましては現状の提案ということになっておりますが、今後もさまざま検討をさせていただければというふうに考えております。
○議長(渡邊俊一君) 西村副市長。
○副市長(西村一慶君) ただいまの回答に少し補足させていただきたいと思います。
先日の畑山議員の質問にもありました駐車場の関係の整備、これを考えておりまして、近隣の市有地、そして、民有地を含めて、利便性の高い駐車場を確保できないかということを検討しております。まだ具体的にここだというのはございませんので、これについてはもう少し検討させていただいた上で、改めて議員の皆さんにご相談をさせていただきたいというふうに考えております。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 交流ステーションの運営事業費ということで、令和2年度の当初で1,600万円の運営事業費が計上されております。先ほどの答弁の中で地域おこし協力隊2名も加わるということですから、これは多分1人400万円ですから、800万円。つまり、スタート時点で2,400万円かかるというふうな理解でよろしいのかどうか、お尋ねします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) そのとおりでございますが、今回、ステーションの運営に係る経費につきましては、地方創生の推進交付金を財源として活用させていただければと考えております。また、地域おこし協力隊につきましても、その地域おこし協力隊に係る経費につきましては、100%、特別交付税のほうで算定されるということになっておりますので、そういったところで財源は確保してまいりたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 先ほどの答弁で、スタートは直営でやりますということですので、そうすると、それぞれのテナントとの賃貸契約書は富谷市で締結するということになるんでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 富谷市で契約をするような形になります。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) そうすると、ずっと検討されている指定管理者制度にはいつから移行するのか。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) まず、立ち上げの部分につきましては、直営で実施をさせていただきたいと思います。その後につきましては、実施の状況を踏まえて検討してまいりたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) TOMI+の2年度当初予算、運営維持管理で3,400万円の計上ということですけれども、このTOMI+も当初の計画では30年度は直営でやりますと。期半ばだったので、スタートが7月だったので。その後、31年には指定管理に移行して、令和2年度には市の財政負担はなくなるとの目算でスタートしたと思うんですけれども、その辺についての現状の意見をお尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) どちらですか。TOMI+に対しての質問、それから、ステーションに対しての質問、どちらですか。
○14番(出川博一君) ごめんなさい。今のはTOMI+でお願いします。
○議長(渡邊俊一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 確かに議員のおっしゃるとおり、指定管理に移行するために進めてくるというふうな流れではございました。ただ、現状、今、富谷塾生が150名を超え、さらにこれからもどんどんふえていくというふうな状況がございます。現在の起業・創業の運営が安定している状況からすると、一定期間は現状のまま継続することが今後の起業・創業支援には一番いいのではないかということで、まだ指定管理には進まないというふうな状況でございます。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 指定管理でやると言うと議員受けがいいというか、後、手を離れて、自前で皆さん、頑張ってやっていけるんですよねというふうに思うんですけれども、それが、なぜかしら、2年、3年とそのまま直営でやっているというところが、当初の我々に対する説明と多少違っているので、その辺のところについてのそごがあると私は思うんですけれども、その辺についてお尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 議員のご意見のとおり、当初は、立ち上げをまずは直営で、あと後に指定管理ということでお示しをしたところでございます。ただ、今回、TOMI+の状況を見ていただければわかると思うんですけれども、今、塾生なり、いろいろな企業の、または関係機関団体、今度また新たにわく・わーくが入居いただくということで、これは指定管理していれば、塾生が150人集まるということも多分なかったと思いますし、これは全庁挙げてある意味取り組んできた、私は全国に誇るべきTOMI+の成功事例だと思います。これは当初から指定管理にしていたら、指定管理の場合は与えられた業務だけを与えるので、それ以上のことはしませんから、それでは発展はなかったわけですよ。
そういう意味では、今回、成功事例を踏まえて、そして、なおかつ、地方創生の推進交付金も活用できる範囲のうちは、直営のほうが結果としていい方向が、スタートしてみたら見えたので、そこで、今のところは直営でTOMI+のほうは運営さていただいているということでございますので、決して、当初からそごを想定していたわけではなくて、そこはやっぱり効果的な判断としてなっているということをご理解いただければと思いますし、今回、新たにつくる(仮称)富谷宿観光交流ステーションも、これも400年記念事業として行いますけれども、これもやっぱり立ち上がりから、成功するためには指定管理よりは直営でしっかり立ち上げていったほうがいいのではということで、今回、その方向で進めていきたいと考えているところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 持ち時間が少なくなりますので、答弁は簡明にお願いいたします。
もう一度、交流ステーションに戻るんですけれども、交流ステーションに関して、KPIがありまして、新規開業者、5年間で18件という目標になっておりますけれども、12月募集では5団体、先ほどの答弁の中には6団体入居というお話だったんですけれども、例えば6団体としても、これは5年間の契約をするわけですよね。であれば、新規事業者は5件しかふえないんじゃないでしょうか。その辺についてのKPIの目算についてお尋ねします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 今回、入居していただく6団体につきましては、5年間の契約を想定しておりまして、できれば、その先も継続をしていただければというふうには考えております。ただ、KPIの達成につきましては、その店舗のみではなくて、例えばそこで何かフィールドとして、店舗ではなくても、イベントの際にいろいろ活動していただく。そうしたイベントの際での出店ということも十分考えられますので、そういったところでKPIの達成に努めてまいりたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) それでは、図書館とスイーツステーションのPPPについてお尋ねいたします。昨年の12月、(仮称)スイーツステーション整備基本計画策定業務がことしの3月末までの期間で契約されたと思うんですけれども、この仕様の中では、30年度に我々に提示された整備コンセプト及び整備基本方針について再考すると、考え直しますよと。事業手法の最適解、一番いい事業手法を提案してくださいということで、ということは、これは昨年に作成された基本構想、このものは最初から無理だという判断になったのかどうか、お尋ねします。
○議長(渡邊俊一君) どちらに重点を置いたらいいか、わかりませんけれども、とりあえず、産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) まず、初めに、平成30年度に行いました基本構想につきましては、計画地、5つある中から1カ所の最適解の立地条件の箇所を選定するというのが主な内容でございました。それは、基本的には、スイーツステーションのみならず、道の駅というふうなものを想定して計画をしたというふうな内容でございます。
今回につきましては、スイーツステーションの基本計画ということで、前回検討した計画地のみならず、市域全体で検討した結果ということになりますので、前回の構想があって、今回の基本計画があるというふうな一連の流れでございます。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 多分、その結果として、PPP、PFIをという所信表明だったんだろうと思うんですけれども、公民連携のPPP、これはPFIも一緒に含むわけですし、指定管理なんかも含むということで幅が広い、ですから、そのためにはガイドラインが必要かと思うんですけれども、いつごろ策定する予定なのか、お尋ねします。
○議長(渡邊俊一君) 西村副市長。
○副市長(西村一慶君) ガイドラインにつきましては、今年度末に策定する計画としてございます。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) でも、県とか市のやつを見たんですけれども、かなり、200枚以上の報告書というか、ペーパーになるんですけれども、それが今既に着手しているということなんですか。でないと間に合わないと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 西村副市長。
○副市長(西村一慶君) 検討は進めておりまして、おおむねでき上がっているということです。ただ、そんな、200枚というようなボリュームではございませんが。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) それらを踏まえて、図書館は当初2022年度開館というようなことだったんですけれども、そういう変更があったりして、その時期については大丈夫かどうか、お尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 教育部長。
○教育部長(荒谷 敏君) 図書館の整備計画につきましては、従来どおり、申し上げているとおり、今のところ変更はございませんので、議員おっしゃるとおりの年度で整備を進める予定でございます。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) ここでKPIという手法が出てきたので、ぜひ、これまでの議場での皆さんの議員の議論とかをお聞きした中で、この計画にさらに相乗効果がある屋内遊具施設も入れるべきだと思うんですけれども、それについて意見をお尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 教育部長。
○教育部長(荒谷 敏君) これにつきましては、現在、改めて基本計画、それが示されておりますので、それに沿っていくこととなりますが、図書館整備につきましては、いろいろな方からご意見もいただいておりますので、あらゆる相乗効果を図りながら、署名運動もされておりますとおり、面積の拡大、そういったものも含めるために今からさらに検討を加えるというようなところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 補足答弁を求められております。若生市長。
○市長(若生裕俊君) 今回のスイーツステーションの基本計画については、今回示されたことによりまして、図書館との併設もしくは複合という形の方向で進めていきたい、検討していきたいということでございます。さらに、今後、その中でPPP、PFI等という手法も含めて今回出たものですから、あわせて、今回、今議会でもたくさん、今、議員からもご意見ありましたいわゆる屋内遊技場含め、また、複合の場合に、さらにもし効果的なものがあるとすれば、それは検討の中に入る可能性はあるものというふうに思っております。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) ぜひ、つくっていただきたいと思いますけれども、もう一度、意見をお尋ねします。
○議長(渡邊俊一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 要望として受けとめさせていただきたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 時間なくなってきたので、端的に答弁をお願いしたいんですけれども、デマンド型交通運行並びに市民バス運行についてお尋ねします。
市民バスの運行事業は新年度の予算では5,400万円ということで、昨年度に比べて1,300万円の増となっていますけれども、その理由についてお尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) 利用される方々の利便性等を考えましてバス1台追加するということもございますので、そういった関係で増になっております。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 市民バスの運行は債務負担行為で3年分でやっているわけですけれども、前回の3年分と比較すると3年間で5,000万円ふえておりますけれども、中型バスはそんなに高いのかどうか、お尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) 基本的に、今回の価格については一応精査したものでございますので、そのとおりだと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 多分、バスだけじゃなくて、運転士もつくからというようなことなんだろうと思うんですけれども、そういう理解する中で、市の所有している大型バス、これをスクールバスとして活用できないのかどうか、お尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) 現時点におきましては、そういった検討はしてごさいませんので、今余っているという感じではなくて、使うものが違ってくるということでございますので、その辺、ご理解いただきたいというふうに思っております。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 実証実験をするデマンド型交通事業のイメージはどのようなものなのか、お尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) 現在行っております基本計画の中で、市民バスの一応活用についての検討をしてございます。もう一度見直しましょうということでやっている中におきまして、どうしても利便性の空白地域が出てくる。その空白地域につきましてデマンド型交通を入れたいということで、小型のバスを3台ほど導入した上で、利便性の悪いところについて検討しているということでございます。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) その中で、大亀成田線、あと、北部黒川定義線を対象とするということなんですけれども、需要予測はどの程度を見ておられるんでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) 現時点におきましては、3台ふやすということで、小型車でございますので、その中でおさまるというか、それで対応できるというふうに踏んでございます。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) これは3年の事業ということで、バスも3年で債務負担行為にしているんですけれども、ただ、このようにバスで5,400万円、それから、今回のデマンドで1,100万円ということで、約7,000万円近いお金が出ていくと、毎年。これについては3年後にどうするのか、この辺についての意見をお尋ねしたいんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) 確かにおっしゃるとおりでございますけれども、今やっている交通の中の基本計画におきまして、その辺もある程度加味した上で、こういった交通が富谷市にとっては一番いいという中での状況でございますので、ご理解いただきたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) それでは、最後、GIGAスクールについての、多分これは学校に入った中で、ITの技術職を採用あるいは育成していかなければとてもやり切れないんじゃないかなと思いますけれども、その辺の認識についてお尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 教育次長。
○教育次長(二階堂浩一郎君) 端末がたくさん入ること、あるいは新しい授業のスタイルを求めると、やはりITの専門職ということは当然検討材料になると思われます。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 検討材料にはなるんでしょうけれども、相応に、採用することによっては人件費が膨らむという中で、どのように今後されるのか、お尋ねします。
○議長(渡邊俊一君) 教育次長。
○教育次長(二階堂浩一郎君) まず、先ほど市長の答弁にもありましけれども、手間のかからない機材を導入するということから始まりまして、あと、校内で、これまでもさまざまな新しいことというのは入ってまいりました。そこを先生方はお互いの授業を見合いながら乗り越えてきておりますので、そのあたりから進めてまいりたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 時間が参りました。
この際、執行部入れかえのため、午後1時まで休憩をいたします。
午前11時55分 休憩
午後 1時00分 再開
○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
12番高橋正俊君。
○12番(高橋正俊君) それでは、通告どおり一般質問をいたします。
まず初めに、町内会館についてであります。
近年、異常とも思われる気象が続いていることは、言うまでもなく、皆さんも感じているところだと思います。去年の台風19号で大きな水害を受けた町内会館もあります。また、老朽化が進み、修繕や改修などが必要になっている会館もあります。令和2年度の予算に修繕の予算がついている会館もありました。
会館の修繕問題については、私が当初当選した際に総務常任委員会に所属をした際、古くなった会館を調査した経緯があります。当時、二ノ関会館、今泉会館、西成田会館、穀田会館、明石会館を調査し、町に対して修繕・改修を要望しましたが、なかなか進まず、現在の市長にかわってから建てかえが進み、私個人としましても大変感謝をしているところでございます。
しかし、一方、他の会館も年月を追うごとに古くなり、さまざまな問題が出てきているところがあります。今後の維持管理はどのように進めていくのか質問いたします。
1、市として、現状の調査をしていく考えはあるのか伺います。
2、三ノ関会館についてはどのように考えているのか伺います。
2問目でございます。再生可能エネルギー推進事業についてであります。
近年、温暖化の影響で、世界中で異常とも思われるような大雨が降ったり、気温が上昇し南極の氷が解け出したりとか、地球環境が大きく変わりつつあるように思われてなりません。
その原因の1つが二酸化炭素(CO₂)の排出であります。このCO₂削減に向けた事業が水素エネルギー技術推進事業であると思います。太陽光や風力発電では気候などによって生じる発電量が左右されます。さらに、大量に導入するためには、再生可能エネルギーを利用する水素エネルギーは、高エネルギー密度で長期間減ることなく電力を貯蔵することが可能で、大幅なCO₂削減も期待できる技術でございます。
この事業は非常に奥が深く、これからさらに発展し成長していく分野であり、今の地球環境にとても優しい最先端の技術事業であると私は理解をしているところであります。近隣の市町村はもとより、全国的にも注目されている事業であると思いますが、市民の方から、「水素事業がどういったものか、どのように発電するのか、詳しいことがわからない」と言われることもあります。市民の皆さんの理解を深めるためにも次の質問をいたします。
1、プラチナ社会を目指したサイエンス教育の内容を伺います。
2、最終的に目指す目標、目的はどこにあるのか、お伺いいたします。
以上です。
○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの高橋正俊議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の町内会館についての問い1。町内会館につきましては、現状、半数近くの建物が築20年以上を経過し、経年劣化が進んでいることから、平成29年3月に策定しました本市公共施設等総合管理計画に基づき定期点検を実施し、建物の劣化状況の把握に努め、点検結果を踏まえた修繕を計画的に進めていく必要があると考えております。現時点では、20年以上経過し、かつ、屋根・外壁の塗装等の修繕が未実施の会館について、本市で定期的に外観調査を行っているところであります。
なお、自然災害などにより建物被害が発生した場合には、これまで同様、迅速な対応に努めてまいりたいと考えております。
問い2、三ノ関会館につきましては、令和元年東日本台風により床上浸水し、畳や壁紙、合併処理浄化槽、備品等に被害があり、現在、3月末完了予定で修繕を進めているところであります。
なお、三ノ関会館は、平成27年の関東・東北豪雨においても床上浸水による被害があったことから、浸水対策の必要性は高いものと認識をしております。このことから、地元町内会のご理解をいただき、まずは今年度より実施する三ノ関大崎線の道路改良による効果を検証しながら必要な対策を検討してまいりたいと考えております。
質問件名2の再生可能エネルギー推進事業についての問い1。プラチナ社会を目指したサイエンス教育の内容につきましては、本市では、低炭素社会実現のため、水素エネルギーに着目をし、環境省委託事業の地域連携・低炭素水素技術実証事業に取り組むとともに、これまでさまざまな環境啓発事業を実施をしてまいりました。昨年11月には、これらの取り組みに対し、プラチナ構想ネットワークよりプラチナ大賞の優秀賞をいただき、プラチナシティにも認定されたところであります。
昨年は、富谷高校による市内小学校への水素出前授業を実施するほか、12月には「未来・水素エネルギーフォーラムin富谷」を開催し、サイエンスキャッスル東北大会を実施をいたしました。改めて次世代を担う子供たちが新しいエネルギーと科学への興味や好奇心を持つ機会が大変重要であるものと認識をいたしました。
新年度は、夏休み期間中に開催をし、好評を得ている親子科学フェスタを継続するとともに、昨年に引き続きサイエンスキャッスル東北大会を開催するなど、科学に触れる機会をふやし、趣向を凝らした環境啓発を実施することとしております。また、新たな取り組みとして、プラチナ社会実現に貢献する未来のリーダーの育成を目的とするプラチナ未来人材育成塾への中学生派遣も考えているところであります。
問い2、最終的に目指す目標・目的につきましては、「住みたくなるまち日本一」の実現を目指し、持続可能な発展をしていくために環境啓発と科学教育をあわせた事業を行っております。その結果、本市の水素実証モデルが資源自給や低炭素化といった課題解決と社会実装を備えたものとなり、「とみやからはじまる未来のくらし」として、水素が日常的に活用され、地球温暖化などの環境問題に貢献できればと考えているところでございます。
以上です。
○議長(渡邊俊一君) これより高橋正俊君の質問は一問一答により行います。12番高橋正俊君。
○12番(高橋正俊君) それでは、再質問させていただきます。
ただいま市長から答弁があって、本当にいい方向で真剣に考えていただいているなというふうに……。
○議長(渡邊俊一君) どちらの質問ですか。要するに、1問目と2問目ありますけれども、どちらですか。
○12番(高橋正俊君) 町内会館についてです。
○議長(渡邊俊一君) それを最初に言ってください。
○12番(高橋正俊君) 市長が前向きに検討していただいているというふうに理解をしたところでございます。改めて、会館ですが、会館の管理というものは、市の役割と町内会の管理というか、役割というのはどのように分けているのか、お伺いします。
○議長(渡邊俊一君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) まず、町内会館につきましては、使用貸借契約を町内会と結びまして使用いただいている状況にあります。その中で、基本的に町内会館の維持管理につきましては町内会で負担していただくことということで、契約の内容には盛り込まれております。ただ、建物本体にかかわる部分、そういった部分、結局、工事費が大きくなる部分、そういった部分については市の負担でこれまでも修繕をしてきているということになります。ただ、通常使っていて消費するような設備ですとかそういった部分については、基本的には町内会のご負担で修繕をお願いしているというところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 12番高橋正俊君。
○12番(高橋正俊君) 先ほど市長の答弁にありましたが、三ノ関大崎線の道路拡幅工事とともに考えていただけるということでありますから、それ以上、私も突っ込んで聞くものもないのかなと思っているんですけれども。要するに、何回もあそこは水害で床上、床下、私の記憶の中でも4回ぐらいはそういう被害が起きているので、ぜひ、これは緊急を要する対応だと私は認識しているんですが、その辺をもう一度、市長の答弁をよろしくお願いします。
○議長(渡邊俊一君) 道路改良の質問ですか。それとも、その水害における会館の質問ですか、どちらですか。
○12番(高橋正俊君) 拡幅工事する上に……。
○議長(渡邊俊一君) まず1点目から、それで進めてよろしいんですか。
○12番(高橋正俊君) はい。
○議長(渡邊俊一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 先ほど答弁しましたが、今回の三ノ関会館につきましては、昨年の東日本台風、また、4年前の台風豪雨のときにも被害を受けておりますので、今回、まずは三ノ関大崎線の道路改良にあわせて改善できる最大限の努力をしていきたいというふうに考えております。
○議長(渡邊俊一君) 12番高橋正俊君。
○12番(高橋正俊君) それでは、2番目の再生可能エネルギー推進事業について質問させていただきます。
今現在、水素エネルギーは、ほかの町村からも幅広く興味を持っていただいて、富谷ではすごいことをやっているなというふうに言われることがあるんですけれども、実証する場合に、コストの問題、この辺が私もよくわからないんですけれども、その辺をお伺いします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 今回の実証事業につきましては、環境省の公募事業ということで、現在、4者共同で行っております。それに係る事業費につきましては、100%、環境省の委託事業ということで取り組んでいるものでございます。
○議長(渡邊俊一君) 恐らく、今正俊議員が聞いているのは、そのできる部分に対してのコストがどのくらいなのかということで聞いているんだと思いますけれども、その辺、もしわかっていれば、再度、答弁願います。
○企画政策課長(松原 誠君) 申しわけありませんでした。
今回の実証事業につきましては、そういった実際の社会での実装も含めてどのくらいのコストがかかるのか。今現在はかなりのコストがかかるということは想定されております。そういったことをどのようにすればコストを下げることができるのか。そういったことも含めて、いろいろさまざまな課題の洗い出し、そういったことも含めて実証事業を行っているところでございます。
また、実証期間につきましては、平成29年度に採択を受けて、3年間ということで今年度で終了という予定ではございましたが、環境省のほうで2年延長されるということになりましたので、本実証事業におきましても2年間延長の方向で現在進めているところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 12番高橋正俊君。
○12番(高橋正俊君) 今、3年から延長するという答弁いただきましたが、2年間延長するんですね。大変いいお話だと思っていますけれども。
先日、多賀城市の市議会議員の方が、12月に行われた水素エネルギーフォーラム、これに参加したというお話がありまして、実際に、大変すばらしい、参加してよかったという評価をいただいたんですけれども。
今、3年目になるわけですか、そうすると。3年目になって、何かの形、たしか、日吉台の小学校に水素電気を、それを実証して使うというお話聞いていたんですけれども……。
○議長(渡邊俊一君) 一問一答ですから。論旨でなくて一問一答ですから、質問に徹してください。
○12番(高橋正俊君) 日吉台小学校に電気を使う実証はやっているんですか、お伺いします。
○議長(渡邊俊一君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) 日吉台の児童クラブにおきましての実証事業はやってございます。
○議長(渡邊俊一君) 12番高橋正俊君。
○12番(高橋正俊君) 本当にこの事業、大変な期待が持てる事業なので、市長も、水素バス、試験的にあれを富谷で走らせられるんですかというお話も聞いているんですけれども、ぜひ、市長の人脈の広いところで、「あの水素バス、3台も買うから、泉中央までの新規の路線の許可ぐらい出してくれないのか」と、国交省に……。
○議長(渡邊俊一君) 高橋議員、余りにも幅広い質問の範囲になりますから、一問一答ですから、要約して、質問に徹してください。
○12番(高橋正俊君) ということなので、そのぐらいの交渉する価値があると思うんですけれども、その辺の考えをお伺いしま
す。
○議長(渡邊俊一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 水素バス、これは水素の理解を深めるためにということで、県と連携をしながら、これまで、実際に体験してもらう形で2年連続で開催をしたところでございます。今後やはり積極的に、これは国の施策でもありますし、県も水素先進県を目指していますし、富谷市も先進都市として、これからも積極的に……。
そして、ただいまご意見いただいた水素バス、実際はあれは1億円かかるものですから、それを国が2分の1……。あれは、そして、購入はできないで、貸し出しという形になるものですから、その辺、ハードルはかなり高いんですけれども、何とか富谷を走ってもらえるような、そういった幅広くこれからも努力してまいりたいというふうに考えています。
○議長(渡邊俊一君) 12番高橋正俊君。
○12番(高橋正俊君) 議長にたびたび注意されますけれども、簡単にいきます。
先ほど言った路線、今のバス事業の認可の問題でなかなか新規はできないと。ですから、いいネタ、環境省も、それから、国土交通省も、やっぱりこういうことをネタに直接交渉するのも私は本当に手っ取り早いんではないかなというふうに思いますので。ぜひ、市長、頑張っていただきたいと、このように思いますから、再度、お聞きします。
○議長(渡邊俊一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 現在、その方向で努力をしているところでございますので、実現に向けてさらに努力してまいりたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 通告に従いまして3件について質問をさせていただきます。
質問件名1、子育て支援の充実を問う。
富谷市も15歳以下の子供の数が減っているという状況にあります。富谷市地方創生総合戦略の目標値である2020年の1.55、これを達成するにも子供を産み育てたいと思える施策が重要です。
兵庫県明石市は、子育て支援を充実させたことによって子育て世代がまちに集まり、人口も右肩上がりで増加をさせております。
富谷市でも所得政権の撤廃、産後ケアなども取り組むと表明されたり、就学援助の準要保護の改善など、子育ての支援に対する施策を少しずつ充実しております。私の税理士をしている友人も、「富谷は子育て施策が多賀城よりも充実していて、移り住みたい」というふうに言ってくれておりました。しかし、まだ改善の途上であると感じております。
子供の遊び場に関しては、要望が大変多いものであり、しっかりとした検討が必要です。しかし、子育て環境の整備だけでは足りないのです。
2015年の国立社会保障・人口問題研究所の第15回出生動向基本調査では、理想の子供の数を持たない理由の第1位は、「子育てや教育にお金がかかり過ぎるから」という項目です。特に30から34歳では8割を超えており、突出しております。これを裏づけるように、文部科学省の2018年度末に発表した調査によると、2017年度の入学私立大学平均授業料は、6年連続で過去最高を更新しております。1980年から約3倍、1990年から比べますと大体2倍となっております。
奨学金を借りる社会状況が確実に変化をしております。前にも指摘をしましたけれども、年収800万円あったとしても、大学生と高校生を通わせようと思ったら、奨学金という名のローンを借りざるを得ない異常な状況です。例えば2017年の平均所得は、最大値を示した1994年と比べて100万円以上も少ない状況です。社会の構造が変化している中で支援の重要性が高まっております。
また、貧困の連鎖が続く原因を解消するという必要もあります。親の貧困が子供の学習・教育の制約となり、不利が重なるということです。富谷市においても、進学に向けた支援というのはさらに充実しなければならないことは明白なんですけれども。やはり、日本で子供の7人に1人が貧困だと言われておりまして、特に母子家庭の貧困は、先進国でも突出した状態です。支援の充実は急務です。全国私教連の2019年上半期の調査では、高校の273校中約70%の高校で滞納があり、その多くがひとり親世帯でした。家庭の困窮に支援が追いついておりません。子供の貧困対策大綱では、電気やガス、水道料金の料金未払いを経験したことがある割合、ひとり親世帯では全世帯の2から3倍、約14から17%もおります。必要な食料を買えなかった体験もひとり親世帯では約35%にも上ります。貧困対策も急務です。
また、経済的な問題だけではなく、気候変動が特に世界での共通課題として挙げられています。子供たちが将来にわたり安心して暮らしていける地球を残すために、大人が立場を超え行動して変えていかなければなりません。子供の貧困、育児の援助体制構築、遊び場の検討、教育への支援、子供の未来を守る気候変動などへの対策をしなければなりません。
質問に移ります。
1、2020年の出生率の目標値に対する2019年度の状況は。目標達成のための子育て支援策の充実についての市の考えは。
2、市長の施政方針にて産後ケアを実施するとありました。産後ケア実施体制構築に関して、市内、近隣自治体事業者との協力体制の構築は。
3、「エジンバラ産後うつ質問票」の実施体制は。
4、「母乳育児をどこで教えてもらえるのか、わからなかった」という声がありました。母乳であれば災害時でも確実な栄養源となります。母乳育児の推進体制は。
5、子供の子育ては、もともと集団や地域で担っておりました。新たなコミュニティーを構築し、貧困対策としても子ども食道を各地域に設置をする補助金創設などの支援の検討は。
6、子どもの医療費無料化におきまして、所得制限の撤廃は大変評価されることです。さらに、負担となっている一部負担金も撤廃する方向で検討してはどうでしょうか。
7、子育てにおいて、多胎児の支援の充実が必要と考えます。市の意見は。
8、子どもの遊び場に対しての要望は大きいものです。白石市ではアンケートをとり、子供の遊び場を設置することになりました。富谷市の子ども・子育て支援事業に関するアンケートにも、自由記述で、「子供の遊び場が欲しい」という声が多く出ております。遊び場設置に向け検討が必要ではないですか。
9、既存の公共施設をより子供が使いやすいように、保護者や子供の意見を吸い上げる会議や活用検討委員会を開催し、必要であれば、使用方法も含めたハード・ソフトの面で再整備を検討してはどうでしょうか。例えば校庭や公民館、公園など。
10、大亀山森林公園を公営墓地開発とあわせてプレイパークとして再整備を検討できないでしょうか。そのための検討委員会を設置してはどうですか。
11、特に母子世帯の貧困が深刻となっております。市としての給付型奨学金の設置の考えは。また、政府の貧困対策大綱が見直されました。市の対策計画は。
12、2019年は地球温暖化による影響を最も受けたのが日本と言われております。子供たちが将来にわたり安心して暮らせるために対策を行う必要があります。教育、企業との連携、再エネ・省エネ導入補助金の創設の検討など、市としてどのように取り組んでいくのか伺います。
2番に移ります。市民の要望に応えた図書館建設を。
施政方針の中で、「図書館とスイーツステーションとPPP・PFI等による民間活力を活用した複合併設とする」ことで、市民要望の規模拡大も含め検討するとありました。
紫波町では、PPPによるオガールタウンが整備されております。視察の際に「パブリックマインドを持った事業者が実施」し、「エリアの価値を高める」ことを大切にしたと述べられております。実際に、専門的に学んだ地元の会社が設計から建設までを担っております。実際に、図書館だけではなく、マルシェ、飲食店、眼科、歯科といった民間テナントが入居し、2階には音楽スタジオやアトリエスタジオ、市民ギャラリー、子育て支援センターなど、多様な機能が整備をされております。また、多様なイベントも開催され、市民の皆さんに喜ばれております。それだけでなく、町外からも視察が100万人以上訪れているということです。
以前に、議会で複合施設について質問をしたこともありましたので、より市民にとって価値のある整備にすることが重要ではないかと考え、質問いたします。そのためにも事業者との綿密、丁寧な打ち合わせが必要になると考えます。また、市民の中には、方針転換に関する不安も聞こえてきておりますので、心配もあることから、質問をいたします。
1、PFI、PPPとした場合に、市の責任を持つ範囲はどこからどこまでになるのか。例えば全体の設計、内装設計、什器など。
2、最も重要な面積の確保は確実になされるのか。その上で、居心地のよい空間デザインが実現できるのか。
3、PFI、PPPとした場合の面積と基礎となる機能の担保はしっかりと行われるのか。事業者への条件をどのように検討しているのか。例えば配置(子供用やヤングアダルト、大人用、各資料ごとなど)、そして、閉架書庫の設置、通行スペースは車椅子が通れるように検討するのか。配架の高さ、シンボルデザインなど。
4、資料費や人件費はどの程度、配分される予定なのか。
5、長期的な負担を考えた際にPPPのほうが高くなったという事例も聞きます。将来的な負担もしっかり計算して導入を進めるのか伺います。
6、渋滞対策が重要な要素となります。高速のフルジャンクション化はいつまでに実現できそうなのですか。また、交通戦略が出されておりますが、交通網の再編が重要になると考えます。図書館をどのように位置づけますか。
7、エリアの価値を高める上でも、子供の遊び場を設置してはどうですか。
8、スイーツステーションにより、市内お菓子屋さんの民業圧迫にはならないか。連携はどのように考えておるのか。
9、市民活動支援センターは富谷にといて必要と考えております。紫波町のように図書館と併設してはどうでしょうか。
3問目に移ります。市の働き方改革を問います。
富谷の市役所に10時まで残っても残業代が出ないというような声が聞こえてまいりました。また、時期的な業務で個人に負担がかかることがあると聞きますが、融通し合える体制の強化が必要ではないでしょうか。
労働基準法では第119条には残業規定の37条について違反をした場合に6カ月以下の懲役または30万円以下の罰金に処するとあります。また、第5条に強制労働の禁止がありますが、違反した場合には違反した方が1年以上10年以下の懲役または20万円以上300万円以下の罰金に処するとあります。サービス残業は強制労働として認定されることもありますので、もしあるとしたならば処罰をされてしまうことになります。
また、有給休暇は、労働基準法第39条に基づき労働者に与えられる権利です。厚労省のホームページによると、「年次有給休暇については、使用者は、労働者から請求のあった日に年次有給休暇を与えなければならないと定められております」。「ただし、時期に年次有給休暇を与えることが事業の正常な運営を妨げる場合には、使用者はほかの時期に年次有給休暇を与えることができると定められています」とありますが、基本的には、申請された際に取得させないのは違法行為になります。また、政府の働き方改革を推進するための関係法令の整備に関する法律が成立し、平成31年4月から施行されております。有給休暇の取得を促す方向にあります。
平成30年には企業が付与した年次有給休暇日数は労働者1人平均18日、取得率52月4日%でした。政府目標は70%となっております。富谷市としても、年次有給取得促進策が重要ではないでしょうか。富谷市の職員数は長年の経緯から人数も少なく、年齢構成のバランスも悪いと言われております。職員に負担がかかる中で、休みづらいということもあると思いますが、心身の疲労を回復し、文化的な生活を送る、教養を高める上でも大変重要であると考えます。
また、確定申告の際には、なれていない職員さんが対応したということで2時間かかったというようなお話もありました。業務になれていない職員に対してのスーパーバイザーの役割をしっかり確保するべきではないでしょうか。
質問に移ります。
街道まつり、ハーフマラソン、マーチングなどがイベントとして重なっております。しっかり割り振りをしないと、同じ人だけがたくさん出ることがあるのではないでしょうか。イベントに出て、代休もなかなかとりづらいという声もありますが、代休や有給の取得状況は。
2、国の働き方改革における有給取得目標値をどのように考えておりますか。市としては、目標値を達成する考えはないのか。
3、平成30年第1回定例会の同僚議員の質問では、年次有給の取得は7月7日日、19月8日%でした。有給取得の現時点での目標と現状は。
時間外勤務は事前命令が原則であり、実際の支給は実績に応じた支給となっていると答弁が過去の議会でありましたけれども、そうなっていないという話も聞こえてまいりました。改善が必要ではないでしょうか。
5、80時間以上の時間外労働は2018年1月から2019年1月までで何人いたのか。また、最高の時間外労働は何時間であったか。
6、台風19号のときに時間をおいてから被害状況が追加されておりました。職員が把握に向けて動けていなかったのではないかと心配をします。より丁寧に市民の情報を把握するためにもさまざまな部課において職員の配置や人員確保をどのように整えていくのか伺います。
7、若手職員へのフォロー体制の充実が必要ではないでしょうか。
以上です。
○議長(渡邊俊一君) 藤原議員に申し上げます。教育長に答弁を求めておる項目に対して、市長部局でなければ答弁できない項目が入っておりますので、その件については市長のほうから答弁を求めさせていただきます。
ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの藤原 峻議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の子育て支援の充実を問うの問い1。2019年度の合計特殊出生率につきましては、まだ、正式な数値ではありませんが、1.44となっております。子育て支援施策の充実が出生数の増加につながる一因でありますので、本市でも10月からの子ども医療費の所得制限撤廃、学校敷地内への児童クラブ棟整備、待機児童対策等を進めてきたところであり、今後も一層子育て支援施策の充実に努めてまいります。
問い2、産後ケア実施体制構築に関して、市内、近隣自治体事業者との協力体制の構築につきましては、浅野直子議員のご質問にもありましたが、令和2年10月より実施予定の産後ケア事業につきましては、母乳ケアと育児相談を中心とした通所型を2種類設定し、1人7回まで利用できる内容を検討しております。また、連携機関につきましては、市内、近隣の産院や助産院を含めて検討し準備を進めてまいります。
問い3、「エジンバラ産後うつ質問票」の実施体制につきましては、平成18年度より、新生児・産婦訪問にて「エジンバラ産後うつ病質問票」を活用した支援を行っており、今後も継続してまいります。さらに、本年10月から2週間と1カ月の産婦健診に対して助成を行うことによって、産後の受診を促し、医療機関でも「エジンバラ産後うつ病質問票」を受ける機会を設けております。このように、重層的なチェック体制でハイリスク者への支援充実を図ってまいります。
問い4、母乳育児の推進体制につきましては、母乳育児の重要性は十分に理解しており、母子手帳交付時に副読本を通して、できるだけ母乳で育てましょうと説明しております。また、プレママ・プレパパ学級の中でも母乳ケアについて説明し、さらに新生児・産婦訪問では、乳児の状態、授乳方法、母親の意向を確認しながら、必要のある方については母乳ケアのできる産婦院等の紹介もしているところであります。
しかしながら、母子の状態、産院のケア状況、ライフスタイル等により、全員が母乳育児を完全にできるものではありません。中には、完全母乳育児がうまくいかないために産後鬱を誘引するケースも見られることから、それぞれの個別性に合わせた授乳支援を行っております。
問い5、新たなコミュニティーを構築や貧困対策として子ども食堂を各地域に設置する補助金創設などの支援の検討につきましては、宮城県のフードバンク活動支援事業補助金が子ども食堂の活動にも対応可能でありますので、現状では、これを利用していただき、市から財政支援は行っておりません。今後については、活動の広がりなどの状況を見ながら判断をしてまいりたいと考えております。
問い6、子ども医療費の所得制限撤廃につきましては、本年10月からの開始に向け、現在、準備を進めているところであります。また、昨年の第2回定例会でも同様の質問を受け、回答いたしましたが、一部負担金につきましては、初診時に一定の負担をいただくことにより、過度な受診を抑制し、適正な医療機関の受診につながる側面もあり、撤廃することによる本市の財政負担も大きいため、今後も継続する方向で考えております。
問い7、双子や三つ子等の多胎児の育児につきましては、妊婦健診の助成券を追加交付し、多胎児用の育児パンフレットの配布を通して、妊娠期から出産とその後の育児支援まで、個別の必要性に合わせた対応をしております。また、多胎児家族の交流や育児につきまして相談できる市内の多胎児サークル「ついんず」の紹介なども行っております。
問い8、遊び場設置に向けての検討につきましては、屋内大型遊具がある施設に関しては、塩田議員のご質問でも答弁いたしましたが、「ちょっと聞いて わたしの声」でも、子育て世帯を中心に整備を求める声があり、また、ご質問のアンケートにおいても要望する意見が未就学児の保護者に多く見られ、本市でも取り組むべき事業であると認識しております。現状では、新設や民間活用、整備費、設置場所、維持費等の調査、試算を行うなど、検討を進めております。
問い9、既存の公共施設をより子供が使いやすいように、保護者や子供の意見を吸い上げる会議や活用検討委員会を設置してはとの問いにつきましては、校庭や公民館、公園にはそれぞれ利用に関するルールがありますので、どのような意見が出され、どこまでが実現可能であるかの検証も必要となってまいります。意見等を把握するための会議や委員会の設置については、今後、検討してまいりたいと考えております。
問い10、大亀山森林公園を公営墓地開発とあわせてプレイパークとして再整備を検討できないかにつきましては、(仮称)やすらぎパークにつきましては、公営墓地とパークゴルフ場としての土地利用を決定しておりますので、プレイパークとしての再検討を実施することは難しい状況にあります。
大亀山森林公園は、日常ではなかなかできない遊びができる環境にあり、プレイパークとしての活用の可能性はあると思われますが、大きな事故が起きないように見守るプレイリーダーなどのボランティアも必要となりますので、実現の可能性については検討してまいりたいと考えております。
問い11、給付型奨学金につきましては、富谷市奨学生選考委員会におきまして検討を行ってまいりました。奨学金制度の継続性や安定性、その財源を含め、給付対象者を選考する基準等の公平性を保つためには、本市が独自に行うことは大きな問題があることから、現段階では導入の予定はございません。
また、子供の貧困対策の計画策定につきましては、市町村では努力義務となっており、現在、県内では2市町村のみの策定となっております。今後、国・県の情報をもとに適切な時期に策定をいたします。
問い12、教育、企業との連携、再エネ・省エネ導入補助金の創設の検討など、市としてどう取り組んでいくかにつきましては、本市としましては、子供たちが将来にわたり安心して暮らせる社会の実現のため、低炭素社会を目指し、環境省の採択を受けて地域連携・低炭素水素技術実証事業に取り組んでおります。また、みやぎ環境交付金を活用した施設設備のLED化や公共施設整備に当たっては、積極的に省エネ・再エネ設備の導入を図るなど、CO2排出抑制に努めているところであります。今後も、低炭素社会実現のため、まずは2年間延長となる地域連携・低炭素水素技術実証事業に取り組みながら、補助金の創設等につきましては社会実装の状況を踏まえながら検討してまいりたいと考えております。
質問件名2の市民の要望に応えた図書館建設につきましての、問い1、問い2、問い3、問い4、問い5、問い7につきましては、後ほど教育長から答弁をさせていだたきます。
私からは問い6、問い8、問い9について答弁をさせていただきます。
まず、仙台北部道路に関しましては、昨年9月に国土交通省で策定しました「高速道路における安全・安心基本計画」において、4車線化の優先整備区間に選定をしていただいたところであります。その内容につきましては、今後10年から15年間での4車線化を目指すこととなっておりますので、現段階でフル化実現の時期を示すことはできませんが、議会冒頭の施政方針で申し上げましたとおり、フル化とあわせた4車線化の早期事業化を目指し、さらなる取り組みを加速してまいりたいと考えております。
また、現在、取りまとめを進めております都市・地域総合交通戦略基本計画に基づき、本年10月より実施を予定しております市民バスの再編を踏まえ、連携を図りながら、図書館を含む市内公共施設への交通ネットワーク網の構築を目指してまいりたいと考えております。
問い8、(仮称)富谷スイーツステーションは、スイーツ販売のみの施設ではなく、スイーツによる交流や創業支援、6次産業化の促進等、スイーツを核とした新たな文化、産業の構築を目指しております。(仮称)富谷スイーツステーションの整備に当たりましては、この施設を富谷スイーツのPR拠点と位置つけ、専門的な知見を伺いながら、市内スイーツ店のスイーツや特産品の販売ブースを設けるなど、市内スイーツ店への集客効果にもつなげてまいります。さらには、市内スイーツ店及び果樹等の生産者との連携や支援を進め、「スイーツのまち=とみや」のブランディングに努めてまいりたいと考えております。
問い9、「市民活動支援センターは、富谷において必要と考えています。紫波町のように図書館と併設してはどうか」につきましては、市民活動支援センターの必要性は認識しておりますが、菅原福治議員のご質問においてもお答えいたしましたとおり、設置等については、公民館やTOMI+、富谷市ボランティアセンターなど、市民の皆さんの活動を支援する既存の拠点施設を考慮しながら、今後、総合的に検討を進めてまいりたいと考えております。現時点において、ご質問にある図書館と併設の予定は今のところはございません。
質問件名3の市の働き方改革を問うの問い1と問い2及び問い3について、関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
まず、振りかえ休日や代休の取得及びその取得状況については、各所属課において、各種事業への従事職員の調整とともに管理しております。
次に、年次有給休暇の取得についてですが、国においては平成19年に誰もが仕事と生活の調和のとれた働き方ができる社会を実現することを目標として、ワーク・ライフ・バランス憲章及び行動指針を策定し、平成22年6月の策定時において、令和2年度までに年次有給休暇取得目標値を70%と示しております。
本市では、平成29年度策定の富谷市特定事業主行動計画において、令和4年度までに年次有給休暇取得日数を12日以上、60%として、市ホームページにて公表をしております。私はこれまで職員に対して、定時退庁推奨日の設定やイクボス宣言、5月の連休や7月から9月までの夏季休暇に合わせた積極的な年次有給休暇の取得を促すなど、ワーク・ライフ・バランスを実践するよう働きかけてまいりました。こうしたことから、昨年の年次有給休暇平均取得日数及び取得率は9.97日、26.67%で、4年前と比べて2月27日日、6.87ポイントの増加となっております。今後も積極的に年次有給休暇が取得できる職場環境の整備に努めてまいります。
問い4、時間外勤務命令につきましては、真にやむを得ない事務について、必要最小限の人員及び時間のみ、所属長の事前命令のもと、翌日の時間外勤務状況について認めた者に時間外勤務手当を支給しております。引き続き、時間外勤務の命令に当たっては、業務内容の優先度や業務量等を検討しながら、事前命令の徹底を図ってまいります。
問い5、80時間以上の時間外労働は2018年1月から2019年1月までで何人いたのか。また、最高の時間外労働は何時間であったかにつきましては、2018年5月に1名の職員が月127時間の時間外勤務を行ったのが最大となっております。この職員は入庁2年目で、ふなれな担当業務のため、一時的に時間外勤務が増加していたものでありました。その後、早くに人事担当による実態調査を行い、所属長に対して事務改善を求めたことにより、現在ではこのような状況にはございません。今後も同様の状況が確認された場合には、人事担当による所属課ヒアリング等による実態調査を行い、担当事務量の偏在改めるを求めながら働きやすい職場環境の整備に努めてまいります。
問い6、職員の配置や人員確保につきましては、災害発生時には市災害対策本部運営要綱や市災害対策警戒配備要領をもとに配備基準を定めており、災害対策本部等においてその分掌事務を実施するため職員に不足を生じる場合には、横断的な対応する体制としております。
なお、被害状況については、一時期に全体像をすべて把握できるものではなく、時間の経過とともに情報が集約されにくいことから、被害状況の全体把握については時間を要することとなります。
問い7、若手職員へのフォロー体制の充実につきましては、若手職員に限らず、異動等により配属されて間もない職員に対しては、先輩職員からの指導及び助言等はもとより、確定申告等年1回の事業においては、課内勉強会を催すなど、おのおのの所属課により職員育成に努めているところであります。また、日ごろより、報告・連絡・相談の徹底を強く働きかけるとともに、毎年恒例となっております私と新規採用職員との懇談会や懇親会などを通して、風通しのよい職場環境の形成に努めているところであります。
今後も引き続き風通しのよい職場環境に努めながら、若手職員のみならず、配属間もない職員等へのフォロー体制の充実を図ってまいります。
以上です。
○議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) それでは、私のほうから、質問件名2の市民の要望に応えた図書館建設をの問い1から問い5及び問い7についてお答えを申し上げます。
問い1から問い5及び問い7については関連がありますので、あわせてお答えをいたします。
図書館整備におけるPFI、PPPと官民連携の具体的な内容については、スイーツステーション基本計画の提案内容を踏まえ、図書館整備基本計画との整合性を図りながら、今後、詳細を精査、検討してまいります。
また、図書館の運営については、直営を想定しており、規模拡大の方向性とあわせて検討することとしていますが、具体的なレイアウトやサービス内容、資料費や人件費を含めた財政負担のシミュレーション等については、現在、策定を進めている管理運営計画において、市民の皆さんと情報を共有しながら策定を進めることとしています。
なお、子供たちの遊べる施設の併設については、現在想定してはおりませんが、複合施設の規模や整備方法等を検討する中で遊び場の設置等を関係部局と調査研究を進めてまいりたいと思っているところでございます。
以上でございます。
○議長(渡邊俊一君) この際、午後2時5分まで休憩をいたします。
午後1時54分 休憩
午後2時05分 再開
○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより藤原 峻君の質問は一問一答にて行いますが、質問項目が28項目も通告されておられます。よって、答弁者が答弁しやすいように、質問タイトルを初め示してから質問をしてください。6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) まず、質問件名2の市民の要望に応えた図書館建設について質問させていただきます。
1、2、3、4など、関係があるんですけれども、具体的には誰が責任を持って今後の設計などを……。先ほどの話だと、管理運営計画を今後つくるということだったんですけれども、これは誰が責任を持って行っていくのか伺います。
○議長(渡邊俊一君) 設計ですか。
○6番(藤原 峻君) 管理運営計画であるとか。
○議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 富谷市民図書館の整備でございますので、その基本計画に基づきまして、市が直接、そして、担当しているのは今は教育委員会でございますが、ここでしっかり責任を持ってやっていきたいというふうに思います。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻。
○6番(藤原 峻君) これに関しまして、館長候補の役割に関しては、優秀な方を雇ったというのは伺っているんですけれども、いまいち何をされているのかがよくわからないんですけれども、その館長候補の役割というのは現状どうなっているのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 教育部長。
○教育部長(荒谷 敏君) 館長候補につきましては、現在、整備に向けて準備を進めているところでございます。特に今教育長が申し上げました管理運営計画、また、図書館カフェなど、そういったものの運営をしていただいて、スムーズに基本計画に沿って整備が進むような働きをしていただいておるところでございます。あわせて、既存の公民館の図書の貸し出しとか、そういったものの整備に向けて改善できるものは改善していただいているところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 館長を中心に、館長が図書館ができた後は完全にトップになることだと思いますので、しっかり担っていただきたいと思います。
先ほども論旨のほうでお話ししたんですけれども、やはり、規模が拡大するということでは大変喜んでいらっしゃる方も大変多いです。ところが、やはり方針がちょっと変わったということで不安を感じていらっしゃる方もおりまして、市民に対する説明といいますか、検討のそういう場を設けられないのかというのはいかがでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 今回の件につきましては、何度も答弁させていただいておりますが、スイーツステーションの基本計画で、図書館のセンター館と併設の複合がいいのではという方向性が示されたので、これから、そこも含めて検討をしていくという形でございますので、まずはこの議会中の全員協議会で議員の皆さん方に今後の方向性、進め方をご報告をさせていただいて、その上で、今後、市民の皆さんにも説明をしていく手続になるかというふうに思います。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 丁寧な説明をお願いしたいと思います。
機能とかサービスも基本計画に沿うということで、こちらもしっかり充実した形で市が主導して行うということでよかったか、こちらは確認でお願いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 教育部長。
○教育部長(荒谷 敏君) こちらも先ほど申し上げているとおり、図書館整備につきましては現在基本計画に沿って進めておりますので、そういったことも含めて、これから順次進めてまいりたいと思っております。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 過去の質問で、カフェといいますか、図書館に併設したカフェのほうの要望が出されていまして、例えば障がい者施設の就労支援の場としていかがかということも質問したことがあったんですけれども、例えばPPP、PFIになるとなかなか厳しくなってくるのか、そういうような誘致というのはできないか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 教育部長。
○教育部長(荒谷 敏君) こちらにつきましては、基本的に図書館整備については図書館機能を充実させるほうが主になっております。そうした附属しているところは、これまでの市民の皆さんからの要望で、カフェがあったらいいなとか、いろいろなことは言われております。今回もこういったことが示されておりますので、そういった可能性も多くなってきております。障がい者の皆さんが経営しているとか、そういったものも直接、PPPとかをやったとしても、市の意向も働きますので、そういったものは十分協議をしながら進めていくことになろうかと思っております。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻。
○6番(藤原 峻君) 続きまして、先ほどスイーツステーションに関しまして、6次産業化とか、市内のスイーツ店との連携ということで、民業圧迫はなさそうなので、これはよかったなと思っているんですけれども。これはスイーツLABをここに入れるという、そのハードの整備をこちらで行うという感じに私捉えてしまったんですけれども、それとはまた違うのかどうなのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) スイーツステーションの具体的な整備の内容については、いろいろ今から検討しなければならない内容かと思いますけれども、現在、考えられている内容としましては、スイーツの販売、それから、特産品の販売などが主なものでございますけれども、それとあわせて、オープンキッチンであったり、そういったものも検討しながら進めていければというふうに考えてございます。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 重ねて説明するんですけれども、今回、予算のほうに出ていたLABとはまたちょっと違うという感じでよかったか、再度、確認お願いします。
○議長(渡邊俊一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 予算で掲げておりますスイーツLABにつきましては、「スイーツのまち=とみや」をさらに推進していくために、地元の方々、塾生であったり、企業であったり、あるいはスイーツ店、生産者、そういった方々を巻き込んで新たな特産品などをつくっていきましょうというふうな流れになります。
ここで言っている、先ほどお話ししたものは、それとはまた別な内容ということでございます。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) なるほど、わかったような、わからないような、そんな感じなんですけれども、富谷市でもイチジクのセミドライが売り切れたりとかしているので、こういうことの6次産業化とか、拠点というのは大変すばらしいと思うので、今後も頑張っていただきたいと思います。
次の質問に移ります。
駐車場のお話とかは出ていたと思うんですけれども、富谷市の場合、駐輪場の整備をしまして、できれば成田圏内の方たちには図書館に来るのに徒歩であるとか、自転車であるとか、もちろんバスの整備とかもあると思うんですけれども、そういうこともしっかり、駐輪場のしっかりとした配備も検討していただけないかと思うんですが。
○議長(渡邊俊一君) 図書館に関してですか。
○6番(藤原 峻君) 図書館の駐輪場ですね。意見をお伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 教育部長。
○教育部長(荒谷 敏君) こちら、公共施設を整備するときは、交通形態とか交通事情、そういったものもすべて含めての計画になります。特に図書館は、高齢の方から子供さんまで使う、市民の皆さんが全般的に使う施設でありますので、あらゆる交通手段を想定しながら、施設として備うべき駐車場台数、駐輪場台数、そういったものも含めて検討を進めていくということにしております。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) あわせまして、例えば託児スペース、一時託児などのシステムが欲しいというようなお話もあったかと思うのですが、そういうものは検討されるのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 教育部長。
○教育部長(荒谷 敏君) 託児スペース、そういったことも市民の皆さんから出ておったところでございます。これもスペースの関係とか、今現在進めているところの計画の内容とあわせて、今回、特に複合的な施設も含まれますので、そういったところも踏まえながら、総合的に判断しながら、検討を進めるというところだと思います。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻。
○6番(藤原 峻君) 図書館については最後の質問になります。
同僚議員からも寄贈に関しての質問があったかと思います。実は私も先日、親御さんが先生されていた方がおりまして、親御さんが亡くなったときに、本を寄贈したいと。ただ、やはり目録化しなければいけないということだったんですが、その方はそういうのができない状況でして、私がかわりに打ってあげたりしたんです。ですが、その中の本、1冊1万円するようなものとか結構高価な本とかもありまして、富谷市として、もちろん受け入れる、受け入れないの判断は市のほうでやると思うんですが、そういう寄贈したいという方がいたときのアウトリーチの支援といいますか、その人の家に行って、これは要る、要らないとか、目録化をするような、そういうサービスといいますか、ボランティアといいますか、そういう仕組みができないか、検討ができないか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 教育部長。
○教育部長(荒谷 敏君) 今議員のおっしゃるとおりのところもございますので、そういったことも含めて、寄贈本の取り扱いとかそういったものも含めて管理運営計画の中で検討してまいりたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 大きい3番目の質問に移ります。
大型のイベントに市の職員さん本当にたくさん参加されていて、本当に頭が下がる思いなんですけれども、1回の大きいイベントに参加する職員の数というのは大体平均でどのくらいなのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) その事業の規模によって違うかと思うんですが、大きいものであれば100名単位のものもあろうかと思います。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 代休というのは100%とれているのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) こちら、先ほどの市長の答弁にもございましたとおり、各所属課において、所属長において管理をしていただいております。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 私の質問は100%とれているか、とれていないかなので、その点に関して再度お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 代休の管理につきましては、総務課では管理はしておりませんが、必ず取得する旨は総務課より発しております。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻。
○6番(藤原 峻君) 職員の皆さんが出ていただいて市のイベントで大変頑張ってくれるというのは、本当に頭が下がるんですが、ただ、職員の方が疲弊してしまって日常生活が大変になるというのでは、本末転倒だと思うんです。ですので、しっかりと、最悪、代休はとれるように。これはもしだめだったら、労働基準法にもひっかかってしまうんですよ。
一応確認しますけれども、労働基準法というのは市の職員の皆さんにも当てはまるか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) こちらについては、労基法にも公務員も該当します、一部は除きますが。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) そうです。一部はもちろん除くんですけれども、例えば残業規定であるとか強制労働という規定に関しましては、こちらは公務員の皆さんにも当てはまります。例えば残業をして、ちゃんと残業代が支払われなかった場合には罰がもちろんあります。これはしっかり守らないといけないと思うのですが、法令遵守について、市としての意見はどうなのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) こちらは働き方改革の施行に伴いまして、昨年4月1日、本市におきましても時間外の取り扱い規定の中で月当たりの時間外の上限を設け、それぞれ時間外の管理をお願いしているところでもございます。その際には、4月の段階において、定時退庁の徹底とあわせ、時間外勤務命令の事前決裁の徹底というようなことで、改めて通知もしているところでございましたので、これに基づき各所管において取り扱っていただいております。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 実は、ほかの自治体で労基局から勧告を受けたようなところもありまして、例えば京都府の人事委員会事務局が出しているような話になりますと、労働基準法にやっぱり適用しているということで、サービス残業があったら、再度確認しますが、法律違反になってしまうんです。残業をされて……。
○議長(渡邊俊一君) 質問に徹してね。
○6番(藤原 峻君) はい。
残業されて、残業時間を、最少のものというのですか、実際残業した時間よりも少ない形で把握されているという話が私のところ実は届いておりまして、もし、これが実際にそうなってしまったとしたら、罰金であったりとか懲役とかもありますので、この件に関して、再度しっかりと徹底をしていただけるか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) こちらは折に触れてではございますが、先ほども申し上げたとおり、時間外を命令するに当たっては、所属長の、業務の優先度、ボリューム等も含めた上で、事前で決裁の上で命令を下しているものでございますので、それに対する対価というようなことで支給してございます。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) この件に関しては、私も直接聞いたわけではないので、確認はまだしっかりととれていないところがちょっと歯がゆいところではあるんですが、もし、これが事実で、訴えられてしまったりしたら、負けてしまうというような事例だって起こり得るわけですので、このことだけはしっかりと行われないようにしていただきたいと思います。
次の質問に移るのですが、労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン、これは国が出しているんでけれども、使用者みずからが現認をすること。タイムカードであったり、パソコンの使用履歴であったり、適正な自己申告を行うことなどというふうにされているんですけれども、このガイドラインに対しては、富谷市はどのように捉えているのか、どのように守らなければいけないと考えているのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 出退勤の状況につきまして、もちろん総務課としても管理はしております。出退勤と、あと時間外申請については、時間的にもそごがあるのは事実でございますが、その中には、命令をした時間外について支給すると。あとは、それ以上の分につきましての個々の把握といったところについては、ちょっと総務課としては承知はしておりません。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻。
○6番(藤原 峻君) そうなんです。承知できないと大変困るというので、このガイドラインで実態調査を実施して、労働時間の補正を行うことというふうに書いてあるんです。これは各自治体に対してもそうなんです。このような形で本当にできているのか。たまに、抜き打ちも含めてそうなんですけれども、現場の方たちに実態調査をしっかりと行っていただく必要があると思うんですが、こちらに関して意見をお伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) まず、本市としては、事前決裁の徹底というようなことを折に触れ各管理職にご説明をさせていただいております。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) その時間が違うというようなことでお話があったので、その件に関してはとりあえず置いておいて、まず法令遵守に関してはしっかりやっていただきたいと思います。
では、次の質問に移ります。
残業代が予想よりも多くなったというときには、補正予算でしっかり対応されているのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 申請のあったものについては、必ずその分について支給はしてございます。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) これは聞いた話なのであれなんですけれども、総額が決まっていて、なので、「あなたがいっぱいとってしまうと少なくなってしまう」というような話をどうもしたと。これは確かではないので、確認ちょっとまだしていないんですけれども、もしこれが本当であるとしたら私も調査しなければならなくなってしまうと思いますので、しっかり、市の中でそういうことの徹底管理、再度求めますけれども、こちらは再度行っていただけるか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) やっているか、やっていないかの質問だったら、それに徹してください。
総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) あくまでも予算というのがございます。あくまでも予算の範囲内ではありますが、時間外の命令を下したものにつきましては、最低限、流用なりという対応で必ず支給することとしております。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 市の職員さんに関しても、今回、コロナの問題があったと思うのですが、自衛隊の皆さんは特別休暇というものを使用することになったということなんですが、富谷市の職員さんで、もし、コロナの問題で休まざるを得ないときに特別休暇というのは使えるのかどうか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 3月2日より当分の間ということで、特休の取り扱いについては全庁的に周知したところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) すばらしい対応だと思います。
ちなみに職員のバランスがちょっと今なかなか、年代の人数的なバランスがなかなか整っていないというような状況があるんですが、恐らくほかの会社から中堅どころを持ってくるとなると、なかなか給料のほうも大変だと思いますし、難しいところだと思うんですが、退職職員の方の力をかりざるを得ないのではないかなと思うのですが、市の中でそういうような考えがあるかお伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 何に対してですか。
○6番(藤原 峻君) 市職員の方が退職した後の再雇用の考えです。それをさらに進めるという……。
○議長(渡邊俊一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 現状、既に定年を迎えられた方についての再雇用については実施してございます。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) その人がもともと働かれていたときの部長、課長クラス等もあると思うのですが、そういうものを加味したような算定ができるか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 一定の、これまでの業務内容も十分加味した上での配置も検討した上で、現状、再雇用で職員としてお勤めいただいております。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 確定申告に関しての質問なんですけれども、通常と異なる雑損控除が台風の問題でかかってしまって、2時間ぐらいかかったという方がいらっしゃったんです。スーパーバイザーの方は1人いるというお話も伺ったんですけれども、重なったりすると対応はやっぱり困難になってしまうということで、スーパーバイザーの方をもっと充実させるような体制というのはとれないか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 先ほどの市長のご答弁の中にもありましたとおり、確定申告につきましては、税務課において、必ず課内での勉強会を実施しており、特に若手新採職員、あとは異動してきた間もない職員については、これまでのベテラン職員からのマンツーマンの指導もあるということも伺っております。会場においてイレギュラーなケースも多々出てくることも十分あろうかと思いますが、その都度、対応できる職員のフォローもできているものであるというふうに総務課としては把握はしております。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) それが異常事態のときだとやっぱりだめだと、今回、かなり時間がかかってしまったというお話だったので、例えば外部から税理士さんをその日だけ何日間か確保するとか、そういうことは難しいのでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 市民生活部長。
○市民生活部長(吉田尚樹君) 過去に税理士さんの協力をいただいたケースもあるんですけれども、これは富谷市の独自の取り組みとして、過去に税務課職員を経験して確定申告書を受け付けしたことがある職員ということで、ことしも二十数名の方に任命をさせていただいて、確定申告時期2日から3日の協力をいただいているという取り組みを、今、うちのほう、二十数年からやっています。ほかの市町村にない取り組みだと思っていまして、これも今後も継続して、市民の皆さんにご迷惑をかけないようにということでやっておりますけれども、雑損控除とか、申告の時間でいいますと、例えばベテラン職員でもどうしても1時間、2時間かかる内容もありますので、一概に時間をもって不得手という判断はちょっとしてもらいたくないんですけれども、ケース・バイ・ケースということでそこは捉えていただきたいと思います。ただ、困難なというか、難しい申告であれば、当然ベテランが当たってきちんとした受け付けをするという体制には変わりはございませんので、そこの辺、ご了承いただければと思います。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 次の質問に移ります。
質問件名1の子育て支援の充実に関しまして、産前サポート事業ガイドライン、産後ケアガイドラインというものがあるんですけれども、それによると利用者目線に立った一貫性、整合性のある支援の実現が期待されるというふうに書いてあるんですけれども、富谷もこの考えに立っているか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 子育て支援センター所長。
○子育て支援センター所長(猪股純子君) ガイドラインに沿って、基づいて行っていこうと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 今回、新しく産後ケアをやるということに関しては、大変すばらしいことだと思っているんです。ただ、なぜ、宿泊型、アウトリーチ型というのを行わないようになったのか、それは何の情報をもとにそのように決めたのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 子育て支援センター所長。
○子育て支援センター所長(猪股純子君) 宿泊型につきましては、利用者の個人負担もあることから、高額になる可能性もありますので、今回は考えておりませんということです。事前に何件か、それから、実際に行っている自治体の状況を伺ったところ、デイケアという形が一番利用者の使い勝手がいいというところで、今回そのような設定といたしました。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 鳥取県が平成26年に行った産前・産後ケアに関するアンケート調査報告書というものがあるんですけれども、確かにデイケア型が大体8割ぐらいだったんですが、宿泊型に対する利用に対して前向きだった方が6割弱、産後訪問ヘルプ利用に関しては、前向きが5割強という状況だったんです。これに対して、やはりこういう状況で、デイケアだけじゃなくて、ほかも要望はあるんですよね。富谷市の中でも使いたいという声を私は伺っております。ですので、先ほど言った、一貫性、整合性という中で、やはりほかもしっかり検討していかなければならないんじゃないかなと思いますが、意見をお伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 子育て支援センター所長。
○子育て支援センター所長(猪股純子君) まず、今年度初の取り組みというところもありますので、今後、ニーズに応えてというところで検討してまいりたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) ぜひ、前向きに検討いただきたいと思います。
特に、私、いろいろお話を伺いに行ったんですけれども、多胎児の方の支援というのは本当に重要でして、河北新報でも記事で出ていたんですが、睡眠時間1時間とか本当に大変な状況だと思います。産後ケアにアウトリーチ型の支援というのは本当に必要になってくる。それはなぜかというと、子供3人抱えて外に出られないんです。本当に一番必要としている人が使えないというような状況になってしまいますので、ぜひ、こちらを検討していただけるように、再度、確認をお願いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 子育て支援センター所長。
○子育て支援センター所長(猪股純子君) 多胎児の子育てがとても大変だということは十分認識しておりまして、富谷市においても、現在も産婦健診、産婦と、それから、乳児の訪問のときに必ず2人で伺っていくというようなことで丁寧に、また、回数も1回といわずに2回、3回と伺っていくというところでかかわっているところでありますし、今後も継続してまいります。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) ちなみに、産後ケアの対象というのがどのような形で設定されているか。もちろん、産後ケアガイドラインによりますと、すべての母子とその家族に必要なケアであるというふうに産後ケア事業ガイドラインの運用に書かれているんですけれども、どこからどこまでの方が対象になるのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 子育て支援センター所長。
○子育て支援センター所長(猪股純子君) ご利用されたい方の申請に基づき、というところで基本とはしておりますが、まず、こちらについても今年度スタートしてというところですので、まずは使いいいような形で、できるだけ利用者の要望に応えていきたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) また、利用料につきまして、みずほ情報総研の調査によりますと、宿泊型6,000円以下が約47.9%、デイサービス型1,000円以下が47%、アウトリーチ型2,000円以下が52.3%で実施されていたそうなんですけれども、利用料金に関してはどのような形で今検討されていたか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 子育て支援センター所長。
○子育て支援センター所長(猪股純子君) こちらについてもガイドラインにも示されておりますので、そちらを参考にして検討してまいります。産院でよく母乳ケア、育児相談というところで示されている金額よりは利用しやすい金額であるといいかなというところで検討しております。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) あわせて、生活保護世帯、低所得者層への利用料の減免措置などについては検討されていたか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 子育て支援センター所長。
○子育て支援センター所長(猪股純子君) これから要綱の整備などを行った際に、そちらも検討してまいりたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 例えば、産後ケアをお願いしていたときにキャンセルになってしまうと、人員配置もしているというところで、その赤字を事業者がかぶるというような状況もあるそうです。平成31年3月の日本産婦人科医療推進委員会の調査でも、キャンセルに関しての規定をしてほしいというような要望が書いてありまして、キャンセルに関しての体制というのは、富谷市としてはどのようになっているのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 子育て支援センター所長。
○子育て支援センター所長(猪股純子君) 富谷市で今後検討して行っていく内容には、委託という形をとりますので、その辺も十分、委託先との話し合いに基づき、しっかりとその辺のご迷惑をかけないようにということで取り組んでまいりたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) また、同じ資料でなんですが、申し込んでから利用まで時間がかかるという、本当に必要としているときに使えなかったというような課題も出ていまして、必要となったときにすぐ利用できる状況ができるのか。例えば急に必要とされた場合に、実施後に請求ができるようなシステムというのは検討されていたか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 子育て支援センター所長。
○子育て支援センター所長(猪股純子君) そちらについても今実施しております近隣の自治体の情報を得ながら、実際行っている、担っている産院とかのお話も伺うと、本当に利用したい人にすぐ使わせてあげたいのにというようなお声も伺っておりましたので、その辺も検討してまいりたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) もう一つは、産後ケアというもの自体が余り知られていないということがありまして、例えばポスターでの掲示や広報などによる周知を進めるべきであり、周知が不十分であるというふうにも指摘されておりました。
富谷市として、今後の広報の推進体制はどのようになるのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 子育て支援センター所長。
○子育て支援センター所長(猪股純子君) それでは、実施をするに至っては、前もってチラシというか、広報的なものを作成し、それから、ホームページなどを使って皆さんに周知していきますし、実際使われる方というのが限られております。母子手帳交付の際などに、このような形で始めますということを丁寧にお話し申し上げたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) また、子育てに関しては、夫に育児を教える場が欲しいというようなものがありまして、結構、産後クライシスというようなお話もあると思うんですけれども、そこで急に愛情が一気に冷めてしまうというようなこともありまして、夫の育児の参加に関してはどのような策を講じていたか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 子育て支援センター所長。
○子育て支援センター所長(猪股純子君) 子育て支援センターでは、プレママ・プレパパ教室といたしまして、妊娠がわかったご夫婦に対し、夫の方、パートナーと一緒にその教室に参加していただくというところで、そのときに産後クライシスのお話などもさせていただいております。
○議長(渡邊俊一君) 時間が参りました。
ここで、執行部入れかえのため暫時休憩をいたします。
午後2時38分 休憩
午後2時40分 再開
○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
9番浅野武志君。
○9番(浅野武志君) 通告に従い質問いたします。
1番目、天然記念物ミズバショウの保護について。
私は、平成30年第3回定例会でミズバショウの保護について質問をしていますが、その後の状況と今後について伺います。
二ノ関大沢地区に群生しているミズバショウは、市内では二ノ関地区でしか見られない大変貴重な植物で、富谷市は昭和45年に天然記念物として市の文化財に指定しています。当時は、山道・散策コースが整備され、ミズバショウも帯状に群生していて、毎年訪れる人もいました。
しかし、今は、大沢地区へ行くには、山道は雑木・竹などが生い茂っており、そこをかき分けて行くことになり、地元の人でも迷子になるような非常に危険なところとなっています。また、近年はイノシシの群れ、熊が生息しており、いつ襲われて被害に遭うことも考えると、非常に危険な山と場所となっています。
平成30年5月に現地調査した際は10株程度が点在して自生しており、保全対策について、富谷市文化財保護審議会や県文化財保存活用班と情報を共有し、対応策を検討しますとのことでした。
また、二ノ関南田子沢地区の沼は面積が約600平米で、そのうち、約150平米のところに100株以上のミズバショウが群生しています。今は沼に水をためて米を作付する農家はいなくなり、貯水能力がなく沢水が流れている状況で、これがミズバショウの群生に適していると思われますが、沼の半分、300平米は雑木やカヤが生い茂っています。このまま放置すれば雑木は大きくなり、カヤの面積も年々ふえてくると思われます。本年2月末にミズバショウの株を数えてきましたが、昨年よりも株数はふえています。
今後について、以下伺います。
大沢地区の現状について。
南田子沢地区の今後について。
質問件名2です。
次に、台風被害の復旧について。
令和元年10月12日に発生した令和元年台風19号に伴う豪雨は、県内各地に甚大な被害が発生し、今も災害の復旧と復興に鋭意取り組んでいます。
富谷市においても、住宅等の床上・床下浸水、河川等ののり面崩れ等、市道・公共施設にも多くの被害が発生しました。富谷市の農林施設被害概要は、令和元年11月22日現在の集計は(農地107件、農道51件、水路87件、ため池・堰ほか17件、山林その他35件)合計297件となっています。
令和2年第1回定例会、市長の施政方針において、令和元年台風19号に係る災害による農地及び農業用施設の復旧状況報告は、1月末日現在、被害届け箇所は359カ所で、そのうち、271カ所、約76%の復旧工事を発注したところで、残りの箇所については、被害箇所が多く、今年度内すべての復旧工事を完了することは極めて難しい状況にありますとのことです。
河川の越流と増水による水田への流木等、またはコンバインでの稲刈り作業後の稲わら集積の除去はほぼ終了したものと思われますが、水田等に堆積した土砂の除去、用水路に堆積した土砂等の除去はなかなか進まない状況と思われます。
3月に入り、令和2年の農作業がいよいよ始まります。とりわけ稲作については、水田の復旧と水路の復旧による水の確保が最大の要件となります。農家の皆さんが安心して農業に取り組むため、農地・農道・水路等の早期復旧が必要となりますので、現状と今後について伺います。
1つ、被害件数と復旧について。
1、農地について。2、農道について。3、水路について。4、ため池について。
次、個人所有の農地等の被害件数と復旧状況について。
1、工事費が40万円以上について。2、工事費が40万円以下について。
よろしくお願いします。
○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの浅野武志議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の天然記念物ミズバショウの保護についての問い1。大沢地区の現状につきましては、文化財保護審議会で調査を継続的に実施し、野生動物による食害や豪雨等により土砂流入で数が減少している状況を確認しております。引き続き、保全対策について、富谷市文化財保護審議会や県文化財課保存活用班とも情報を共有し、対応策を検討してまいりたいと考えております。
問い2、南田子沢地域の沼にミズバショウが自生している状況につきましては、本市でも確認をしております。なお、文化財保護法第2条第1項第4号において、動物、植物等で学術上価値の高いものを天然記念物と位置づけておりますので大沢地域のミズバショウの状態とあわせて、現在の自生状況が、将来にわたって継続的な自然環境にあるのかなどについて、現状確認とあわせて、今後も注視してまいりたいと考えております。
質問件名2の台風被害の復旧についての問い1、被害件数と復旧について。(1)から(4)まであわせてお答えをさせていただきます。
農地・農業用施設ごとに本年1月末現在で申し上げます。まず、農地につきましては、被害件数が115件で工事完了済みが29件、発注済みが17件、協議中が69件となっております。次に、農道につきましては、被害件数が55件で工事完了済みが23件、発注済みが29件、協議中が3件となっております。
次に、水路につきましては、被害件数が132件で、工事完了済みが40件、発注済みが88件、協議中が4件となっております。
次に、ため池につきましては、被害件数が14件で、工事完了済みが2件、発注済みが10件、協議中が2件となっております。
なお、議会冒頭の施政方針で申し上げましたとおり、被害箇所が多く、今年度内ですべての復旧工事を完了することは極めて難しい状況であります。工事につきましては、稲作や農作業への影響を最小化すべく、支障を来す農地や水路、農道などの復旧を最優先に進めております。今年度内に完了できない被害規模の大きなため池や一部水路については繰り越し事業としながらも、早期復旧に鋭意努めてまいります。
問い2の個人所有の農地等の被害件数と復旧状況についての(1)工事費が40万円以上となる対象につきましては、農地が1件で、国の補助事業により復旧工事を行います。
なお、繰り越し事業となりますが、4月中の復旧工事完了の予定であり、田植えには支障がないよう進めてまいります。
(2)工事費が40万円未満の対象につきましては、農地の被害件数が114件、ため池が2件となっております。農地の復旧状況としましては、工事完了済みが29件、発注済みが17件、協議中が68件となっております。ため池は2件で、工事完了済みが1件、発注済みが1件となっています。引き続き、稲作や農作業に影響のないよう、早急な復旧に努めてまいります。
以上です。
○議長(渡邊俊一君) これよりの浅野武志君の質問は一問一答により行います。9番浅野武志君。
○9番(浅野武志君) ミズバショウのほうからお願いします。
30年5月に調査しているんですけれども、その後、調査したのかどうか伺います。
○議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 直接、その後、生涯学習課の職員が入った状況にはございませんが、文化財保護新議員の委員の皆さんが個別に現状を確認しているという状況と報告は受けております。
○議長(渡邊俊一君) 9番浅野武志君。
○9番(浅野武志君) 調査に行っているということなんですけれども、ミズバショウはそんなに急激に株数はふえないかと思います。本当に1年に数株だと思います。論旨でも述べたとおり、イノシシ、熊がおりますし、ワイヤーメッシュで囲っていますので、なかなか入りづらいということもありますので、あそこについては、10年ぐらい放っておいて、その後に調査したほうがいいかと思います。
案内図の看板があるんですけれども、やはり、たまに来る人がいるので、それは一時的に撤去したほうがいいかと思うんですけれども、それについて伺います。
○議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 確かに、私も平成30年5月、現地に入って現地の厳しい状況は確認しておりました。あわせて、看板も文化財保護審議員の皆さんと確認して、早ければ今年度の予算の中で一旦撤去させていただきたいと考えております。
ただ、保護審議会の委員さんの中には、やはりミズバショウはしっかりあるんだよということもしっかり伝えていきたいという思いもありますので、一旦撤去はさせていただきますけれども、その後の対応は引き続き検討させていただきたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 9番浅野武志君。
○9番(浅野武志君) 人的被害もあるので、そういうふうにしたほうがいいかと思います。南田子沢地区なんですけれども、私も2月末に数えてきたんですけれども、確実に年々ふえてございます。木も柳とかいろいろあるんですけれども、それも年々大きくなってきているのも事実でございますので、やはり、木とか伐採しても、そんなに環境は変わらないと思いますので、大きくなる前に木の伐採とかそういうものはやったほうがいいと思うんですけれども、その辺について伺います。
○議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 南田子沢地区の池の状況も承知しているところでございます。恐らくあそこは民地であったと認識しておりますので、所有者の方との相談も含めて、今後の自生状況にどのような影響があるかということも考えながら対応していきたいと思っております。
なお、今月、文化財保護審議会の委員の会議を予定しておりますので、その中でも改めて審議を深めていきたいと考えています。
○議長(渡邊俊一君) 9番浅野武志君。
○9番(浅野武志君) この前の市長の答弁にも、富谷宿を起点として、二ノ関のミズバショウという答えもありました。やはり、富谷宿を起点として、いろいろな地区を点として、その点と点を結んで面にすれば、観光客、そういうものもふえてくるかと思います。そういう意味でも、ぜひ、南田子沢の雑木とカヤについて整備をしていただきたいと思います。ミズバショウは、直接日光とか当たらなければ、そんなに生育に影響しないと思います。現在、この状況を見ると、そういうものを伐採しても、生育状況にはほとんど影響ないと思いますので、再度、お願いして伺いしたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) お願いというのは、やるべきだということでの、やるような方向性で進める検討があるのかどうかということでの質問ですからね。ですから、その辺答えてください。生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 議員さんの今回のご意見踏まえて、まずは、文化財の関係でございますので、文化財保護審議会委員の中で情報を共有して、その先の取り組みをしっかり進めていきたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 9番浅野武志君。
○9番(浅野武志君) よろしくお願いします。
次に、台風19号による復旧関係でございますけれども、先ほどの市長の報告の件数、回答あったんですけれども、なかなか進まない状況ということで、件数も多いわけでございます。これは復旧の優先順位か、何かそういうものがあるかどうか伺います。
○議長(渡邊俊一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 優先順位につきましては、やはり、水稲、稲作に取り組んでいるという水田をまずは最優先に取り組んでいるというところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 9番浅野武志君。
○9番(浅野武志君) 農家の方が不安に思っているかと思うんです。そんな関係で、時期、いつごろになるかとか、そういう情報を農家のほうに伝えていただければ、農家の方もいつごろだなということで少しは安心というか、そういうものが出てくるかなと思うんですけれども、その辺の周知について伺います。
○議長(渡邊俊一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 周知等につきましては、市長の答弁の中でも申し上げたとおりなんですけれども、実は、協議中というところにつきましてはすべて業者のほうにお願いをしておりまして、直接所有者と協議をしながら、工法、どのように直すかとか、時期的にいつごろ直したらいいかと、その辺を協議しながら進めているということですので、そういった形で進めております。
○議長(渡邊俊一君) 9番浅野武志君。
○9番(浅野武志君) よろしくお願いします。
次に、個人所有の農地の関係なんですけれども、40万円以上と40万円以下についての違いというか、その線引きについて伺います。
○議長(渡邊俊一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 線引きといいますと、40万円以上につきましては国庫補助事業の対象になるということでございまして、それ以下の未満のものについては国庫補助事業の対象にはならないということでございます。しかしながら、今回、小災害という40万円未満のものにつきましては、激甚災害という指定を受けたことによりまして、小災害等の復旧事業債というものを活用して進めるということになりますので、国の事業を使ってと、あとは起債を使ってということと、あと、それ以下のものについては市の単独の助成事業を使ってしているということでございます。
○議長(渡邊俊一君) 何%までの補助だか、もしわかっているんだったら、ついでに報告したらいいのでは。わかっていますか。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 補助の率ですか。40万円以上のものにつきましては、実は、今回、激甚災害の指定によりまして補助の特別措置の適用ということになりまして、国への補助率について申請をしているというところでございまして、市の補助率につきましては、現時点では、農地が94%、農業施設については98.6%という状況でございます。
○議長(渡邊俊一君) 9番浅野武志君。
○9番(浅野武志君) 激甚災害指定になったということで、農家にとっては大変プラスになるのかなというふうに思ってございます。
工事費の算定については、県と土地改良区の職員が行うということなんですけれども、算定についてはすべて終わっているのかどうか伺います
○議長(渡邊俊一君)農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 国の事業関係だと思いますけれども、そちらにつきましては、今現在、査定関係の設計等終わりまして査定を受けたという状況で、今後、実施設計を行いまして工事を行うという状況ですけれども、今現在、実施設計に向けた測量設計を行っているという状況でございます。
○議長(渡邊俊一君) 9番浅野武志君。
○9番(浅野武志君) 農家と連絡をとりながら、密にやっていただきたいと思います。
被害の申し込みが12月22日までだったかと思うんですけれども、これからでもそういうものを受け付けるかどうか伺います。
○議長(渡邊俊一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 今現在も、日々、何件かちょっと来ているような状況もありますので、継続して受け付けはしてまいりたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 9番浅野武志君。
○9番(浅野武志君) ぜひ、そのことを実行組合長さん、農政協力員、行政区長さん等にも連絡して、ほかの皆さんに全員に周知をしていただきたいと思います。
査定の関係なんですけれども、これは市の職員はできないのかどうか、ちょっと伺います。
○議長(渡邊俊一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 査定につきましては、今、農林振興課でということの話だと思いますけれども、ちょっと、当課の職員ではちょっと難しいという状況でございます。
○議長(渡邊俊一君) 9番浅野武志君。
○9番(浅野武志君) 難しいというのは、担当者か何かがいないとかなんとか、そういうそこら辺の内容について伺います。
○議長(渡邊俊一君) 経済産業部長。
○経済産業部長(奥山育男君) 今のご質問の件ですけれども、これは積算となりますと、やっぱり技術的なもの、そういった土木的な知見が必要となっております。今、市の担当課の職員としては、そこまで及ばない。そして、まして、国庫補助事業につきましては、国の査定を受けてということで、これは国の査定官が査定をして補助の申請に至るというようなことになっておりますので、その辺でご理解いただければと思います。
○議長(渡邊俊一君) 9番浅野武志君。
○9番(浅野武志君) ちょっと聞いた話では、技士がいれば、少々の工事費でしたら、その技士が査定して、少ない金額なら迅速に対応できる部分もあるんではないかという話もあったんですけれども、その辺についてはどうなんでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 経済産業部長。
○経済産業部長(奥山育男君) そのようなお話は、やっぱり本市に限らず、どこの、今回、被災地の自治体におきましても、工事の積算あるいはその対応に向けては、技術職員の不足等もございます。そんな中で進行も少し妨げられている部分はあるんですが、その辺は、地域の土木事業者、そういった方々と連携しながら、できるだけ早い復旧に向けた努力をしているところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 9番浅野武志君。
○9番(浅野武志君) 最近、やはり、こういう大雨等も突発的にありますし、この普及についても年度内はなかなか難しいということで、その間にも大雨が降ると被害もさらに拡大していくかと思います。そんな関係で一日も早い復旧が望まれるんですけれども。
これは市長にお願いしたいんですけれども、先ほど、技士がいないということなんですけれども、そういうものも絡めて、今後、そういう技士の養成、配置、育成について、市長の考えを伺って、最後といたします。
○議長(渡邊俊一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) まず、復旧に向けては全力でとにかく取り組んでいきますし、これまでもいろいろな形でお話しさせていただいておりますが、まずは田植え等、支障のないように取り組んでいきたいというふうに思います。
また、技士等の配置につきましては、今後の課題として受けとめさせていただきたいというふうに思います。ありがとうございます。
○議長(渡邊俊一君) これをもちまして一般質問を終わります。
ここで、お諮りいたします。
議案調査のため、あす5日から11日までを休会といたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、あす5日から11日までを休会とすることに決定をいたしました。
なお、12日の本会議は、午前10時からの開会といたします。
これで本日の日程はすべて終了いたしました。
本日はこれにて散会をいたします。
ご苦労さまでした。
午後3時07分 散会
○委員長(出川博一君) 皆さん、おはようございます。
本日の出席委員は17名であります。定足数に達しますので、「予算審査特別委員会」を開会いたします。
去る2月20日の本会議におきまして、『議案第21号』「令和2年度富谷市一般会計予算」、『議案第22号』「令和2年度富谷市国民健康保険特別会計予算」、『議案第23号』「令和2年度富谷市介護保険特別会計予算」、『議案第24号』「令和2年度富谷市後期高齢者医療特別会計予算」、『議案第25号』「令和2年度富谷市下水道事業会計予算」、『議案第26号』「令和2年度富谷市水道事業会計予算」の審査のため本委員会が設置されました。慎重な審議をお願いいたしまして、開会の挨拶といたします。
直ちに本日の会議を開きます。
予算審査特別委員会の日程について
○委員長(出川博一君) 最初に、本委員会の日程についてを議題といたします。
本委員会は、本日3月5日木曜日、6日金曜日、9日月曜日、10日火曜日の4日間にわたり、付託事件の審査を行い、各開催日の審査事項については次第のとおりといたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
○委員長(出川博一君) 異議なしと認めます。よって、本委員会の日程は、本日より3月10日までの4日間とし、審査事項については次第のとおり行うことに決定いたしました。
○委員長(出川博一君) 議案第21号令和2年度富谷市一般会計予算を議題といたします。
本日の日程は、一般会計のうち市長公室、企画部、総務部、市民生活部、会計課、議会事務局及び監査委員事務局の所管に属する予算について審議をいたします。
なお、本会議において市長及び各部長等より議案の説明を受けておりますので、これから、各担当課長等へ補足説明を求めます。最初に、市長公室長。
[市長公室長、企画政策課長、財政課長、総務課長、防災安全課長、市民協働課長、市民課長、税務課長、生活環境課長、会計管理者、議会事務局長が予算書のとおり内容の説明を行った]
○委員長(出川博一君) 以上で説明を終わります。
この際、午前11時15分まで休憩します。
午前11時04分 休憩
午前11時15分 再開
○委員長(出川博一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
防災安全課長より発言の申し出がありますので、許可します。防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 先ほど防災安全課所管分の説明の際、9款1項3目の消防施設費の説明の中で、明石会館を「明石公民館」ということでご説明をさせていただいてしまいました。「明石会館」に訂正願います。
以上です。
○委員長(出川博一君) これより一問一答方式による質疑に入りますが、質問者及び答弁者は、要領よく簡潔な質問と答弁、そして、スムーズな議事進行にご協力くださいますようお願いいたします。また、質疑はページ、款項目を明示され行ってください。
それでは、質疑ございませんか。菊池委員。
○委員(菊池美穂君) それでは、質問させていただきます。
ページ、58ページの2款1項7目情報化推進費の14節使用料及び賃借料のOA機器等賃借料についてお伺いをいたします。
まず、このOA機器等に含まれる機器の種類を、どういった構成になっているのか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) こちらはパソコン、あとはルーター、あと、データの回線の装置とあわせてプリンターまでこちらのほうに含まれ、それぞれパソコンにつきましては現在では546台、あと、ルーターとデータ回線の装置につきましては30台ほど、あと、プリンターは本庁、出先含めて今現在で81台ほどプリンターをこちらのほうで経費として計上しているものがございます。
○委員長(出川博一君) 菊池委員。
○委員(菊池美穂君) 電話や複写機などは今伺った中に含まれていなかったと思いますが、どういった取り扱いになるのか、お伺いをいたします。
○委員長(出川博一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) ファクス等につきましては、管財のほうが担当となってございます。
○委員長(出川博一君) 菊池委員。
○委員(菊池美穂君) 承知をいたしました。
それでは、先ほど伺ったOA機器の中に含まれるものの台数ですが、現在の職員の人数や利用状況、事務処理の利用状況などと鑑みまして今の台数で妥当であるのか、お考えをお伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 現在、使用に応じては、各所管より要望台数をいただきながら随時追加しているところでございまして、今、バックヤードとしては50台、予備として備えており、必要に応じてそちらのほうからパソコン等を使用いただいているという現状でございます。
○委員長(出川博一君) 菊池委員。
○委員(菊池美穂君) 承知をいたしました。
それでは、例えば賃借料の中に含まれるOA機器のいずれかが故障または破損などした場合に、メンテナンスの料金であるとか、取りかえの保証なんかはこちらの賃借料の中に含まれているものなのか、お伺いをいたします。
○委員長(出川博一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) こちらはあくまでもリースでございますので、あくまで、故障等が発生したときにつきましては、リースの範囲内において業者との契約となってございます。
○委員長(出川博一君) ほかに質疑ございませんか。藤原委員。
○委員(藤原 峻君) まず、19ページ、1款1項1目市民税、そして、市税なども関係してくるんですけれども、先ほど、現年・過年分が98.5%ということで想定しているということだったんですが、年度末での収納の状況というのはどうなっておりますでしょうか。
○委員長(出川博一君) 税務課長。
○税務課長(泉川潤哉君) 年度末は、平成30年度98.5%設定は、市民税と、あと固定資産税になっておりますけれども、現年分は、市民税で98.91、固定資産税で99.56となってございます。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 滞納繰越が15%ぐらいということだったんですけれども、生活相談とあわせて、法律にのっとって対応されていたか、今後も対応される予定なのか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 徴税特別対策監。
○徴税特別対策監(佐藤健一君) 窓口のほうに来庁いただいて、折衝しまして、収支等を聞き取りしまして適切に対応しております。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 続きまして、44ページ、2款1項1目、こちらの職員の手当のところだと思うんですけれども、障がい者雇用率に関しては、令和2年度に関してはどのように設定されていたか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 現在、法定雇用率というのではなく、一応、人数で富谷市役所の事業所としてはクリアしているところでございます。実人数では7名、等級に応じて今現状11名というような状況でございます。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) ちなみに、障がい者雇用に関しての目標値みたいなものはあるのか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) あくまでも労働基準局で示される法定雇用率、また人数を下回ることのないようということで、必要に応じては、雇用、募集等をかけていくということについてはこれまでと同様でございます。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 50ページの2款1項2目、広報・広聴事業に関しまして、ホームページに関してなんですけれども。多分ここだと思うんですが。検索しづらいといいますか、情報が、だあっと、ただ時系列に書いてあるだけで、系列化されていなくて、本当に検索しづらいんですね。これまでも言ったんですけれども、これに関して、ちょっと検討いいますか、改善についてはどのように今年度の予算には含まれていたか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 市長公室長。
○市長公室長(須藤弥生君) 先ほど説明申し上げましたけれども、来年度末いっぱいで現システムが終了になりますので、今年度をかけましてリニューアル、検索しづらいという声もあわせまして検討していく予定でございます。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 続きまして、52ページの2款1項5目13節委託料、こちらの草刈り業務、刈り払い業務に関しまして、ほかの自治体で結構やっているところがあるんですが、障がい者施設への委託といいますか、そういうものは今回は検討されていたか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 障がい者の部分については、特段この中には入ってございませんが、シルバー人材センター等への経費というふうに計上してございます。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 何か、市内の障がい者施設への委託というもので、何かしら検討はされていたか。庁舎内の業務も含めて、何か検討されていたか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 以前も、確かにご質問のとおり、障がい者に切り分けて発注したこともございましたので、今いただいたご意見を踏まえまして、次年度に向けてちょっと中身を詰めさせていただきたいと思います。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 続きまして、54ページ、2款1項6目デマンド型交通運行事業につきまして、こちらの利用料金の設定というものはどういうような形になっていましたか。
○委員長(出川博一君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) 今から行おうとしている交通会議等を踏まえまして、料金設定についても行っていきたいということで考えてございます。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) まだということなんですね、わかりました。
では、長期総合計画推進事業につきまして、以前、同僚議員も質問していたと思うんですけれども、SDGsとの関連性というのはこちらの中に盛り込まれていたか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 後期計画の策定に当たりましては、SDGsという、そういう観点についても取り込めるものについては取り込みながら策定してまいりたいと考えております。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 続きまして、58ページの2款1項7目、ホームページサーバーなのかなと思うのですが、庁舎内のパソコンでお昼の時間帯に検索がしづらくなってしまう。これも以前も前に言ったかと思うんですが、これで何かしら改善策というのを来年度、検討されていたのか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 以前、藤原委員より同様のご質問をいただき、総務課としても調査をしたことがございます。その際、特にお昼休みというようなことのご指摘も頂戴しました。総務課の職員で確認はいたしましたが、動作環境が鈍いというようなものまではちょっと実態としては確認はできませんでしたので、今現状の体制で現在に至っているというところでございます。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) この間も少し鈍かったときもありましたので、またそれは調査を今後も時間をずらしてしていただけるか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 折を見ながら、実際に試してみたいと思います。
○委員長(出川博一君) 藤原委員、ちょっと申し上げたいんですけれども、皆さん、質問されたい委員の方が多いと思いますので、それなりに勘案しながらお願いいたします。藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 済みません。104ページ、4款1項3目再生可能エネルギー推進事業があるんですけれども、仙台市とか大崎市もそうなんですけれども、ほかの自治体で結構エネルギー計画というものをつくっておりまして、富谷市の中ではそういうものの策定というのは検討はしていなかったのか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) 今のところ、その計画については検討していない状況でございます。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) SDGsとかも取り組む、そして、環境問題にも取り組むということですので、やっぱりほかの自治体も取り組んでいることですので、将来的には検討していくのかどうか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) 委員の意見を参考にしながら、ちょっと勉強していきたいと思います。
○委員長(出川博一君) ほかに質疑ございませんか。佐藤委員。
○委員(佐藤浩崇君) 予算書のページ、105、106ページ。4款1項3目、106ページの上段に当たるんですけれども、プラチナ社会を目指したサイエンス教育と環境啓発事業480万円というのが令和2年度の事業として上がっております。この事業が恐らく今年度でいうと、水素フォーラム運営等業務998万8,000円の事業と同等の事業に当たると推察されるんですけれども、金額として令和2年度は約半額になっていましたので、その理由について説明を求めたいと思います。
○委員長(出川博一君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) 本年度は昨年12月に超異分野学会とサイエンスキャッスルという2つのものと親子のフェスタ、そちらの3つの項目でやったんですけれども、来年度につきましては、サイエンスキャッスルに特化して1日を想定しておりますので、その点で半額ほどになったところでございます。
○委員長(出川博一君) 佐藤委員。
○委員(佐藤浩崇君) 続けて、予算書の57、58ページになります。2款1項7目、58ページの中ほどなんですけれども、番号制度対応に係る基幹系システム改修業務というものがあります。こちらの事業というのが、恐らく国が進めている事業と思われますので、ということは、補助金対象の事業になるのかなと思うんですが、こちらの予算の財源内訳を見ると一般財源のみで予算組みがされているように見受けられたので、この点について説明を求めたいと思います。
○委員長(出川博一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) こちらにつきましては、基本的には一般財源という対応となってございます。今後、交付金という取り扱いのもとで、人口割等に応じて交付金の財源支出が予定はされてはいるものの、原則は、基本的には一般財源の取り扱いとなってございます。
○委員長(出川博一君) ほかに質疑ございませんか。塩田委員。
○委員(塩田智明君) ここのところで質問が適当かどうか、ちょっとわからないんですけれども、ことし国勢調査があったかと思います、2020年度。その費用というのはどこに含まれているのか、お聞きしたいのですが。よろしくお願いいたします。
○委員長(出川博一君) 企画政策課長、もう一度、説明お願いします。
○企画政策課長(松原 誠君) ご説明いたします。
予算書72ページをごらんください。
2款5項3目人口統計調査費のところで、国勢調査費ということで1,458万6,000円を計上させていただいております。
○委員長(出川博一君) ほかに質疑ございませんか。長谷川委員。
○委員(長谷川る美君) 予算書の36ページになります。
17款1項2目1節利子及び配当金424万3,000円となっておりまして、前年度163万8,000円と比較し250万円余りの増額となっておりますが、この要因についてお尋ねします。
○委員長(出川博一君) 会計管理者。
○会計管理者(矢田 守君) 基金利子につきましては、普通の銀行の定期預金ではなくて、債権運用のほうを始めたというところがございます。そちらのほうがございまして、予算のほうがふえているというところでございます。
○委員長(出川博一君) 長谷川委員。
○委員(長谷川る美君) 預けた金額についてお伺いします。
○委員長(出川博一君) 会計管理者。
○会計管理者(矢田 守君) 今のところ、約6億から7億の金額を債権運用のほうで運用させていただいているところでございます。
○委員長(出川博一君) 長谷川委員。
○委員(長谷川る美君) 利回りとかについてはどのようになりますか。
○委員長(出川博一君) 会計管理者。
○会計管理者(矢田 守君) 預け入れの時期によっていろいろでございます。昨年までは大変利率がよかったんでございますが、最近は、特にコロナウイルス等の関係もございまして下がっておりまして、その時期、時期に応じて違いますので、何とも言えないところがございます。
○委員長(出川博一君) 長谷川委員。
○委員(長谷川る美君) 預けた額、先ほどお答えいただいたんですけれども、どのような場で協議して決められたんでしょうか、お伺いします。
○委員長(出川博一君) 会計管理者。
○会計管理者(矢田 守君) 公金管理検討委員会というものがございまして、そちらの中で基金の運用額をやるということで、今年度につきましても一応やりまして、最高で7億までを基金の中からできるということでやらせていただいております。
○委員長(出川博一君) 長谷川委員。
○委員(長谷川る美君) 次に、38ページ。18款1項1目1節一般寄附金1,683万円となっておりますけれども、その内訳についてお伺いします。
○委員長(出川博一君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) こちらは、いわゆるふるさと納税に係る寄附金を計上してございます。
○委員長(出川博一君) 長谷川委員。
○委員(長谷川る美君) そうしますと、返礼品とか手数料などもあると思うんですけれども、これを差し引いた額というのはどのようになるんでしょうか、お伺いします。
○委員長(出川博一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 返礼品につきましては、3割ということが国の基準で決められております。ですので、返礼品に係る3割、プラス、ウエブサイトの利用手数料等で2割程度、ということで、最終的には5割くらいが経費として差し引かれるものと考えております。
○委員長(出川博一君) 長谷川委員。
○委員(長谷川る美君) 企業版ふるさと納税はこれからということになりまして、一応、目標3億ということになっているんですけれども、それはどのような形で計上ということになるんでしょうか、お伺いします。
○委員長(出川博一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 当初予算におきましてはまだ計上しておりませんので、今後、歳入状況を見まして、補正予算で計上させていただきたいと考えております。
○委員長(出川博一君) 長谷川委員。
○委員(長谷川る美君) 最後の質問になります。
106ページ、4款1項3目13節委託料。先ほど、プラチナ社会を目指したサイエンス教育と環境啓発事業480万円の質問ございましたけれども、これは補助事業ということでよろしいんでしょうか、お伺いします。
○委員長(出川博一君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) 一部、市町村振興総合補助金のほうを充当する予定でおります。
○委員長(出川博一君) 長谷川委員。
○委員(長谷川る美君) 補助金については、金額等をお伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) 250万でございます。
○委員長(出川博一君) ほかに質疑ございませんか。渡邊委員。
○委員(渡邊清美君) ページ数、59ページ、60ページ。総務費の中の防犯対策費の中で、中学校区にカメラをふやしていくというんですけれども、今回、何台ふえる予定になっていますか。
○委員長(出川博一君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 中学校区に各1台ずつでございます。5台となっております。
○委員長(出川博一君) 渡邊委員。
○委員(渡邊清美君) 今後はどのように整備を進めていくのか、お伺いします。
○委員長(出川博一君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 今のところ、5年間は1台ずつは整備をしたいというふうなことでは検討はしてございます。ただ、県の補助事業がもし切れれば、その時点で終了というふうなことも検討したいというふうに考えてございます。
○委員長(出川博一君) ほかに質疑ございませんか。浅野委員。
○委員(浅野直子君) ページ数、54ページになります。
2款1項6目企画費の中で、説明文のところに移住支援事業がございます。2,000万円ほど載っておりましたけれども。これは前年度のとき、先ほど説明もあったったんですが、東京圏の方々のところでというようなことの説明があったんではないかなと思いますけれども、ここのところを説明を求めたいと思います。
○委員長(出川博一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) こちらにつきましては、予算書58ページで、移住支援事業補助金いということで500万円を計上させていただいております。これにつきましては、今年度と同額の計上でございます。こちらにつきましては、委員のおっしゃったとおり、東京圏からの移住で企業に勤めた方について、移住に係る支援金とういうことで最大100万円を計上して、今年度につきましては、昨年度と同様、5名分ということで予算措置をさせていただいたところでございます。
○委員長(出川博一君) 浅野委員。
○委員(浅野直子君) それでは、56ページになります。
同じ説明のところで、地域おこし協力隊の関連業務というところで予算が載っていたんですけれども、これは、就業が氷河期の方々の就業のところの雇用というところの、そういう条件はなかったですかしら。ちょっと確認の上で質問させていただきますが、そういうことはなかったですか。ごめんなさい、氷河期の方々の雇用。
○委員長(出川博一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 特にそういう要件はございません。こちらも移住支援事業の一環として、主に首都圏、東京圏からの移住で地域に貢献していただく方ということで予算を計上させて、東京圏を含めた首都圏、あとは、政令指定都市からの移住者ということで考えております。
○委員長(出川博一君) 浅野委員。
○委員(浅野直子君) 済みません。ページ数、58ページになります。
真ん中の上、2款1項6目、やはり企画のところなんですが、今のプラチナ未来人材育成塾助成補助というところで、この間もちょっと説明あったんですが、ここのところを再度、説明を求めたいと思います。
○委員長(出川博一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) こちらにつきましては、本市におきまして、昨年、プラチナ構想ネットワークという元東大総長の方が理事長の産官学連携の協議会がございます。その中で、昨年、本市においての取り組み、水素実証事業の取り組みが優秀賞ということで表彰を受けたところでございます。そういったところから、このプラチナ構想ネットワークの活動の中で、未来のリーダーの育成ということで、主に全国の中学生を対象とした次世代のリーダー育成塾というものを開催しております。そういったところで、来年度につきましては、教育委員会のご協力をいただきながら、2名の派遣を予定、できればというところで検討しているところでございます。
○委員長(出川博一君) 浅野委員。
○委員(浅野直子君) じゃあ、ページ数飛びまして、146ページになります。
9款1項5目の災害対策費のところになります。備蓄の予算が出ていたと思っているんですけれども、この備蓄の内容について、若干数字が伸びているかなと思うんですが、何か追加するところがあるのか、お伺いをいたします。
○委員長(出川博一君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 少々お待ちください。
○委員長(出川博一君) 午後もありますので、午後に回答させますか。
○防災安全課長(横田利雄君) はい、後ほど。
○委員長(出川博一君) ほかに質疑ございませんか。青柳委員。
○委員(青柳信義君) 43ページ。2款1項1目の一般管理費でございますが、昨年12月に会計年度任用職員の人件費試算ということで、6,479万2,000円が増額されるという予定の資料をいただきましたが、これは今回に反映されているのか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) こちらは予算書の191ページをごらんいただければと思うのですが、給与費の明細書というものがございます。この中で、今申し上げた191ページにつきまして、会計年度任用職員と会計年度任用職員以外の職員ということで、それぞれの人数並びにその人件費について、今年度より、こういう形で記載をさせていただいております。その内容をごらんいただきますと、イという項目の会計年度任用職員のところ、本年度は307名という総数に対し、それに係る人件費計が4億2,748万円というような予算計上をさせていただいているところでございます。
○委員長(出川博一君) 青柳委員。
○委員(青柳信義君) 次に、54ページの説明の下のほうで、デマンド型交通運行事業761万3,000円あるんですが、これの具体的な内容の説明を求めたいと思います。
○委員長(出川博一君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) デマンドの運行経費でございます。
○委員長(出川博一君) 青柳委員。
○委員(青柳信義君) 運行経費は、761万3,000円はわかるんですが、その事業の詳細な内容をお伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) 市役所北側と東側の山のほうでございますが、そういったところにバスを3台ほど追加して、デマンドとして運行させるという内容になってございます。
○委員長(出川博一君) バスですか。
○交通政策推進室長(近藤正範君) 普通の車両でございます。ミニバンです。
○委員長(出川博一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 今回の件は、これまでも一般質問等でも答弁させていただいておりますが、今年度計画を進めてまいりました交通戦略基本計画の間もなく最終的な取りまとめが行われるわけでございますが、それを受けて、まずはすぐできることということで、市民バスの大幅な、いわゆる利便性の向上に向けてということで、バスの増数を含めて、そして、人口集積の高い住宅地に市民バスを今あるものを最大限効果的に集中させる。その分、北部地域、東部地域の人口集積が少ない旧富谷の地域が空白地域になるので、そこにデマンドで対応しましょうということで、ミニバンタイプの3台をトヨタ自動車と実証運行という形で予定をしております。ただ、その経路とか運賃等につきましては、これから、新年度、具体的な体系に向けては、10月をめどにスタートに向けて進めていくということでございますので、まずは今回、大枠での予算をこの程度ということで考えているところでございます。
○委員長(出川博一君) 青柳委員。
○委員(青柳信義君) それでは、56ページの説明のところの、先ほどもあったんですが、地域おこし協力隊関連業務1,500万円で、これも多分きょう締め切りで応募しているかと思うんですが、これはコミュニティマネジャー、あとは観光企画ディレクターが2名、合計3名なんですが、こちらの役割といいますか、主な業務内容を、コミュニティマネジャーと観光企画ティレクターをお伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) まず、観光企画ディレクターにつきましては、10月にオープンをいたします富谷宿観光交流ステーションを主なフィールドといたしまして、そちらでの集客事業の立案ですとか、さまざまなPRですとか、そういったことを主にやっていただく方ということで考えております。
また、コミュニティマネジャーにつきましては、一部交流ステーションの業務と重複をするところがありますが、主にはTOMI+を主なフィールドといたしまして、起業・創業の支援の企画立案、そういったところに携わっていただく方ということで考えているところでございます。
○委員長(出川博一君) 青柳委員。
○委員(青柳信義君) それでは、本日締め切りなんですが、年齢が二十歳以上であれば応募できますということなので、きのう時点での応募状況をお伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 昨日時点で、応募のご提出のあったのが2名ございました。あと1名につきまして、本日中の応募ということで予定をしている方がいらっしゃいます。
○委員長(出川博一君) 青柳委員。
○委員(青柳信義君) それでは、60ページの下のほうで、防犯カメラ、先ほども質問あったんですが、中学校へ5台ということで、昨年も中学校へ5台だったと思うんですが、それで間違いないか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) そうです。あくまでも中学校区に1台ずつということで増設をさせていただいております。昨年も同じでございます。
○委員長(出川博一君) 青柳委員。
○委員(青柳信義君) 中学校区へということは、中学校の校内だけじゃないという意味合いでしょうか、お伺いします。
○委員長(出川博一君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 中学校区というのは中学校エリアということですので、現在は小学校のちょっと多く通われているとか、そういうものをいろいろ状況を警察のほうから情報をいただいたり、そういったものを勘案しながら、場所の選定をしているというところでございます。あくまでも敷地内ではございません。通学路というところに設置をしてございます。
○委員長(出川博一君) 青柳委員。
○委員(青柳信義君) そうしますと、例えば危険交差点に今も設置してある箇所があるんですけれども、そういったところにも設置できるという解釈でよろしいか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) いろいろな、先ほども言いましたけれども、繰り返しにはなりますけれども、警察からの情報もいただきながら、総合的に場所の選定はさせていただいているというところでございます。
○委員長(出川博一君) ほかに質疑ございませんか。安住委員。
○委員(安住稔幸君) 54ページになります。
6目企画費になりまして、先ほども質問出ましたが、デマンド型交通運行事業761万3,000円、これのもう少し具体的な説明をお願いしたいと思います。どのように、例えばお客様をどのように拾って、どのように、どこにお連れするとか。あと、予約とかも必要なら、予約が必要なのかとか、手を挙げればどこでもとめられるのか。そういったもの、もろもろ、詳しい説明をお願いしたいと思います。
○委員長(出川博一君) 安住委員、まだ決まっていなくて、10月から新たに具体的な提案をしたいという、先ほどの答弁だったんですけれども、まだ、それでもさらに。
○委員(安住稔幸君) じゃあ、金額的なもの云々は問わないでいいんですけれども、こういったものだというイメージの説明をお願いしたい。ミニバンタイプ3台だけではわからない。
○委員長(出川博一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 先ほども答弁させていただきましたが、今トヨタ自動車といろいろ連携をしながら、ミニバンタイプ3台を活用してデマンド型の交通サービスということで、今まだ策定中でございますので、今、どういうシステムでとかというのはまだ明確に決まっていないところでございます。今、10月からの運行に向けて、新年度、本格的に取り組んでいくということでございますので、今はっきり言えるのは、ワゴンのミニバンタイプ、トヨタ自動車のノアを3台活用して、それで今度空白地帯になる、市民バスは集積地に集中させるので、その分、北部と東部エリアのところにデマンド型の交通サービスを使うということでの検討でございます。以後は、今これから策定するということでございますので、ご理解いただければと思います。
○委員長(出川博一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) そうしましたら、ある程度形が決まりましたらというか、そういった内容的なものが決まりましたから、議会のほうにぜひとも早目にお示しいただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
○委員長(出川博一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 常に議会の皆様方には真っ先に説明をさせていただいておりますので、今回のことにつきましても最初にご説明をさせていただきます。
○委員長(出川博一君) ほかに質疑ございませんか。畑山委員。
○委員(畑山和晴君) 55、56ページ。2款1項の説明欄の基幹軸新交通システム導入可能性調査業務、この業務に関して、どういった調査の内容をするのか、お伺いします。
○委員長(出川博一君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) 内容につきましては、パーソントリップ調査の補完調査ということで今行っているところでございます。
○委員長(出川博一君) 畑山委員。
○委員(畑山和晴君) じゃあ、そのパーソントリップ調査に係る費用が992万2,000円ということでよろしいんでしょうか。
○委員長(出川博一君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) 委員おっしゃるとおりでございます。
○委員長(出川博一君) 畑山委員。
○委員(畑山和晴君) では、次の質問をします。
59、60ページの2款1項9目防犯対策費の中の説明欄の中で、防犯灯整備事業が91万円、昨年度が3,081万3,000円だったんですけれども、これはある程度、防犯灯整備事業があと間もなく終わるという形でよろしいんでしょうか。
○委員長(出川博一君) 畑山委員に申し上げます。これは所管外で、月曜日、お願いしたいと思います。
ほかに質疑ございませんか。金子委員。
○委員(金子 透君) 済みません。先ほど来、デマンドタクシーなんですけれども、どうしても聞きたい部分があるので。説明は十分理解はしました。1点だけ。
56ページの説明の欄に、デマンド型交通車両賃貸借という欄と、あと、その上のほうに運行業務ということで、2項目に分かれて700万まではいかないんですけれども、合計六百何万が計上されておりますので、車を借りて運行実証をしようという内容でよろしいのか。まず、お願いいたします。
○委員長(出川博一君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) そのとおりでございます。
○委員長(出川博一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) 実際、運行業務をするために四百九十何万何がしが計上されておるわけですけれども、内部で自主運行するのか、それとも外部に発注するのか。そのぐらいは決定されているのではないかと思うんですけれども、もしわかっているのであれば、その点、お聞きします。
○委員長(出川博一君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) 内容につきましては、外部発注を予定してございます。
○委員長(出川博一君) 金子委員、どのぐらい、あと時間必要ですか。
○委員(金子 透君) 私、まだまだ。
○委員長(出川博一君) この際、午後1時まで休憩します。
午前11時59分 休憩
午後 1時00分 再開
○委員長(出川博一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
浅野直子委員の質問で答弁保留した件について、防災安全課長より答弁を求めます。防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 備蓄物品等の予算額の微増についてという質問でございました。発電機を1台更新する予算を確保したために増額ということになったものでございます。
○委員長(出川博一君) ほかに質疑ございませんか。金子委員。
○委員(金子 透君) 休憩前にデマンドの件で終わったんですけれども、デマンド交通に関しては、これからの積み上げだということは理解はいたしましたけれども、以前から私、たびたび言っていた交通弱者、高齢者等々、そこら辺をターゲットにしての事業だと思うんですけれども、執行部の皆さんのいろいろな考えとかもあるでしょうけれども、やっぱり、声なき声、弱者の方の声を十分に吸い上げて、実のある実証運行を心がけて柔軟な考え方でやるべきだと思うんです。費用対効果を求めることばかりではなくて、そういった思いを持って、ぜひ、実証運行をするべきだと私は考えるんですけれども、その件について考えのほうをお聞きいたします。
○委員長(出川博一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) ご意見はごもっともでございます。何せ初めて今回取り組むデマンド交通でございますが、しっかりと、やはり、弱者、声なき声に耳を傾けるというのは市役所全庁挙げて今心がけていることでもございますので、今回の新規の取り組みにつきましても、しっかりとそういった方々の声もいただきながら対応していきたいと思いますし、なお、今回、トヨタ自動車さんと連携をして、実証運行という形で、トヨタ自動車さんは全国各地でデマンド交通の実証運行も経験されておりますので、そういった他地域での実績も踏まえながら、富谷に合う形で最善の体制をとっていきたいというふうに思っております。
○委員長(出川博一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) デマンドタクシー運行に関しては大いに期待するところで、ここで終わります。
次、146ページ。5目災害対策費、右側のほうに、上から3行目、防災用情報通信設備等維持管理事業、これの詳細をお聞かせ願いたいんですけれども。
○委員長(出川博一君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 金額まで言ったほうがよろしいでしょうか。それとも大体の内容でよろしいですか。(「事業の内容」の声あり)わかりました。
防災行政無線の使用料、維持管理の手数料、それに伴う修理費、そういったものが主なものでございます。
○委員長(出川博一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) これに、防災のスピーカーありますよね。あれなんかは含まれてはいないのですか。
○委員長(出川博一君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) その設備の稼働がきちんとされているかどうか、そういったものの点検作業、そういったものは含んでございます。
○委員長(出川博一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) 5年前の関東・東北豪雨のときも、去年の19号のときも、肝心なところで、ほぼ、市民の方に行政の情報があれらによって伝達はできていないのが実態だと思いますけれども、そこら辺の改善点等々は、何か考えるところあればお聞かせください。
○委員長(出川博一君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 市のほうでは現在いろいろな手法で情報を発信するというふうな形で取り組んでございます。その中の1つとして防災行政無線の外部スピーカーがあるというふうな認識をとってございます。ですので、市の情報発信、エリアメール、安全安心メール等、いろいろな形でさせていただいておりますので、そういった形で今後も進めたいというふうに考えてございます。
○委員長(出川博一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) 盛んにテレビで災害の発生するメカニズム等々いろいろ解説されておりますけれども、本当に瞬時に状況が変わるときに、市民の方に置かれた状況を伝達するというのは非常に重要なことだと思います。安心安全、防災に関して、近年、非常に意識が高いということで、改善点、もくろむところがあれば、ぜひともこの予算の中でやるべきだと思いますけれども、再度、答弁お願いします。
○委員長(出川博一君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 現状の予算では、今現在の設置しているものを有効に活用できるように、点検、修理をしながら実施するというふうな予算どりで現在はおります。
○委員長(出川博一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) わかりました。
それでは、最後の質問です。
50ページ。文書広報費、広報・広聴事業、約300万ちょっと増額が印刷製本のための増額だったという説明だったと思うんですけれども、ちょっと聞き取れなかったので、確認します。
○委員長(出川博一君) 市長公室長。
○市長公室長(須藤弥生君) そのとおりでございまして、増額は305万2,000円となっております。
○委員長(出川博一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) 前年度が1,000万ちょっとというか、一千七十何万ですね。今年度が一千三百何万、約30%弱増額しているんですけれども、純粋にその費用の増加分の総額なのか、それとも、部数もふえたから増額になったのか、その明細、お願いいたします。
○委員長(出川博一君) 市長公室長。
○市長公室長(須藤弥生君) 来年度ですけれども、基本的に、ページ数を増ページといいますか、4ページほど、情報量もふえているものですから、ふやす予定にしております。また、世帯数も増加しておることから、このような増額になった結果でございます。
○委員長(出川博一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) 増額になった率を、そのまま1部当たりの単価という理解でよろしいでしょうか。
○委員長(出川博一君) 市長公室長。
○市長公室長(須藤弥生君) 令和元年度、1部当たり……。済みません、1部当たりの単価は出しておりませんけれども、単価のほうも若干ふえておるので、このような増額になっております。
○委員長(出川博一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) 最終的な質問の持って行き方としては、私の考えなんですけれども、先日の一般質問でも私が語ったんですけれども、行財政改革の取り組みのことは、執行部の皆さん一生懸命やっているのは理解しますけれども、「皆さんの足元にもまだまだあるはずです」と言ったものの、まず1つと考えております。
以前にも何度も話しましたけれども、広告等の掲載を検討なさっているのか、お聞きいたします。
○委員長(出川博一君) 市長公室長。
○市長公室長(須藤弥生君) 他自治体の事例を参考にしながら、来年度以降、ページ数もふえることから、そちらのほうは検討しております。
○委員長(出川博一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) 「ちりも積もれば山となる」で、市内の優良業者さん等々、商工会等さんとか、「広報であれば、ぜひ掲載させていただきたいな」、そういった声は私も地元の商工業者として伺っておるところでありますので、積極的に検討して、速やかに実行できるような体制を整えるべきと考えますけれども、いま一度、お答えいただきまして終わります。
○委員長(出川博一君) 市長公室長。
○市長公室長(須藤弥生君) 委員の意見を参考にしながら、引き続き検討してまいります。速やかに。
○委員長(出川博一君) ほかに質疑ございませんか。若生委員。
○委員(若生英俊君) それでは、予算書の44ページであります。
2款1項1目3節職員手当、退職手当組合負担金ということとなります。退手組合の負担金について、ここ3年来、1,100万ほどで推移しておりますけれども、従前の1億7,000から1億9,000の負担金に戻る時期というのはいつごろなのか、そういう時期が来るのかどうか、お伺い申し上げます。
○委員長(出川博一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) こちらにつきましては、3カ年というような猶予が与えられているところでございます。そして、今後についての検討につきましては次年度になってからということで、退手組合のほうよりご通知をいただいているところでございます。
○委員長(出川博一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) それでは、私も25年来の予算書、確認をしたんですけれども、1億7,000から1億9,000万の幅ということでよろしいでしょうか。
○委員長(出川博一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 委員のおっしゃるとおりでございます。
○委員長(出川博一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) それでは、続きまして、61ページお願いいたします。
出張所費でありますが、11目出張所費、主なる支出、人件費等ということで6,511万5,000円が計上されております。現状の5出張所の人員配置についてお願いをいたします。
○委員長(出川博一君) 市民課長。
○市民課長(渡邊美智子君) 成田出張所の3名配置以外は2名配置しております。
○委員長(出川博一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) 事務量とか、あるいはさまざまなコンビニ収納等も含めて、取り扱い件数等の減少の傾向にあるのではないかと思いますけれども、この人員の配置については検討されましたでしょうか、お伺いします。
○委員長(出川博一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 今年度と同様と。もちろん、配置につきましては次年度の人事異動に伴いまして各課へのヒアリングというものを実施してございます。その中で、原課の状況も踏まえ、この人数としたものでございます。
○委員長(出川博一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) 出張所については、最後となりますけれども、従前から取り上げられております出張所のあり方ということで、何か一定の検討なり、結果なり、ありましたら、お願い申し上げます。
○委員長(出川博一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 出張所につきましては、これまでと同様というようなことで運用は予定しているところでございます。今後のあり方というようなところにつきましては、大変多様な切り口がございます。十分に検討という時間を必要と考えておりますので、現状について、出張所は変わらず運用してまいりたいと思います。
○委員長(出川博一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) それでは、72ページに移ります。
人口統計調査費、3目ということになります。国勢調査ですね。5年に一遍の大事な調査が今年度間もなくなされるというふうなこととなります。幾つか質問をします。
調査員数の予定数は何人でしょうか。
○委員長(出川博一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 今のところ、約200名と考えております。
○委員長(出川博一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) 地域の行政区長さんに地域からの推薦をということで推薦依頼をされているようです。なかなか、私も、「こういう内容ですよ」云々というようなことで周知といいますか、できる範囲で協力をしようと思っておるところなんですが、なかなか受け手がなくてというようなこともお聞きしたところです。そのようなことへの対応というのは、いかがでしょうか。
○委員長(出川博一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 現在、調査員の確保ということで、まずは、前回の調査でご協力いただいた方に、また今回もご協力をいただけないかというところでお声がけをさせていただいております。また、広報誌のほうでも募集の公告をさせていただいております。その後、やはり調査員の確保につきましては、行政区長さんのほうにもお願いすることもあろうかと考えております。
○委員長(出川博一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) 先ほど200人と出ましたけれども、全体の調査人数設定値と、実際そこの業務を取り扱った人とに差があるのか、その辺も含めて調査人数をお願い申し上げます。
○委員長(出川博一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 現在、手元にありますのは、前回の調査人数ということで申し上げますと188名でございます。
○委員長(出川博一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) それでは、調査スケジュールの概要についてお願いします。
○委員長(出川博一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) まずは、調査員の確保ということに努めてまいりたいと考えております。また、今回の調査区につきましては、前回から9調査区がふえておりまして、297調査区を予定しております。今後のスケジュールにつきましては、7月から8月くらいで調査員に対する説明会を開催をして、実際に調査業務に当たっていただくというようなことを考えているところでございます。
○委員長(出川博一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) 今のような答弁ありましたので、そうしますと、調査員1人当たりのおおよその調査世帯数は幾らになりますか。
○委員長(出川博一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) お一人で1つの調査区であったり、2つの調査区であったり、それぞれ受け持っていただく方もいらっしゃいます。大体1つの調査区当たり70世帯から100世帯なのかなというふうに考えております。
○委員長(出川博一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) それでは、5年ぶりということとなりますので、前回の調査方法と具体的に変更点、国の方針の中で変更点があるかないか。ありましたら、お願い申し上げます。
○委員長(出川博一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 詳細につきましては、今後、ちょっと確認をさせていただきたいと思いますが、前回もインターネットによる回答というものが、そういう回答も多いところでございましたので、今回もそういったところでの回答というものも広く周知をしてまいりたいと考えております。
○委員長(出川博一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) そうすると、大きな変更点は今回ないということでよろしいですか、確認をいたします。
○委員長(出川博一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 大きな変更点はないものと考えております。
○委員長(出川博一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) ぜひ、たしか、前回のインターネット回答、数%しかない、10%まで行かなかったような記憶ありますけれども、そこの確認をまずさせていただきます。
○委員長(出川博一君) 静粛に。
若生市長。
○市長(若生裕俊君) 委員もご承知だと思いますけれども、前回、インターネット、50%回答で、実は総務大臣表彰を富谷町は当時受けたものでございますので、さらにしっかりとネット回答の普及、ご理解を進められるように推進していきたいと思います。
○委員長(出川博一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) 大変失礼を申し上げました。
そのようなことで、インターネット回答をさらに推進するということで、精度を上げることと、ぜひ、情報獲得数、得られますような取り組みをお願いしたいと思います。
以上といたします。
○委員長(出川博一君) 質問……。
○委員(若生英俊君) よろしゅうございます。
○委員長(出川博一君) ほかに質疑ございませんか。高橋委員。
○委員(高橋正俊君) 28ページ。14款2項1目総務手数料でございますけれども、昨年が1,741万ですね。12月の議会のときに、値上げした分700万ぐらいプラスになるという、私記憶しているんですけれども。そうすると、半分くらいになっているんですけれども、この辺をお聞きします。
○委員長(出川博一君) 市民課長。
○市民課長(渡邊美智子君) 前回、議会でお答えしたのは400万程度というふうにお答えしたはずだと思います。
○委員長(出川博一君) 高橋委員。
○委員(高橋正俊君) じゃあ、わかりました。
それでは、106ページの4款1項3目19節、地球環境等研究団体等奨励金というもの、ことし初めて聞く奨励金なんですけれども、この内容をお聞かせください。
○委員長(出川博一君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) 昨年に引き続きサイエンスキャッスルのほうを開催する予定としております。その関係で、昨年ですと富谷高校というところで発表等を行っていただいたんですが、その関係の研究とかに要する奨励金ということで考えてございます。
○委員長(出川博一君) 高橋委員。
○委員(高橋正俊君) わかりました。
それでは、116ページの4款2項13目15節、焼却施設……。これは富谷の焼却施設の解体工事なんですけれども、1億2,000万上がっていますけれども、これは2年計画なので、大体でよろしいですけれども、来年もこの工事あると思うんですけれども、トータルで幾らぐらいかかるのかお伺いします。
○委員長(出川博一君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) ト―タルでですけれども、総額2億8,900万程度でございます。こちら、今年度1億2,000万、来年度その残の分ということになりますけれども、実際に執行した段階で調整ということになると思います。
○委員長(出川博一君) ほかに質疑ございませんか。菅原委員。
○委員(菅原福治君) それでは、私から、ページで11ページの歳入の内訳で明細書の中に、7款に地方消費税として入っておりますが、昨年、消費税が8%から10%に上がりました。その目的は少子高齢化に進む中で、消費増税分を子育てや医療、介護などに、また、社会保障に使うんだという国の目的があったわけですが。この消費税が上がりましたが、そのことによって、国と我々自治体、地方の自治体との関係、その考え方の流れと金の流れをちょっとわかりやすく、その関係、消費税の国と地方の考え方の流れと金の流れを教えていただきたいんですが、お願いいたします。
○委員長(出川博一君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 消費税の考え方ですけれども、ちょっと5%から8%に上がった際も社会保障費に充てるということの考え方がございまして、その際から、何に使ったかということで公表が義務づけられておりまして、現在もそれは行っております。引き上がった部分を社会保障費に充ててくださいということでございますので、使い道を明らかにするということで、それはそれで取り組んでございます。ですから、恐らく10%に上がった後も、そういった照会が来て、公表の運びになるんだろうなというふうには考えているところでございます。
お金の流れにつきましては、8%の消費税のときの地方の取り分というものがございまして、いわゆる地方消費税、それが1.7%、6.3%は国のいわゆる消費税、合わせて8%でございまして、今回、10%に変わったことによりまして、地方の取り分が1.7%から2.2%へ、国に消費税そのものは6.3%から7.8%、合わせて10%というのがお金の流れでございます。それを原資に交付される内容でございます。いわゆる一般財源という、特定財源ではなく、社会保障費に充てるんですけれども、補助金のような特定財源ではなく、どこまで行っても一般財源という扱いでございます。
○委員長(出川博一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) そうすると、公表すると今言われました。ということは前もやりましたけれども、普通の地方交付税と同じように、目的はなく、何にでも使えるということですね、確認ですか。
○委員長(出川博一君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 使途としてはそのとおりでございます。
○委員長(出川博一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) そうすると、今回大幅に1億8,000万上がっておりますが、これの使途というのは、使途というか、配分はこの予算の中に入っているという確認でよろしいわけですね。
○委員長(出川博一君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 特定財源ではないので、充当先というのはございませんけれども、広く一般財源として見込んでいるという回答になります。
○委員長(出川博一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) わかりました。
そうしたら、次、ページ、53ページの6目企画費。新公共交通システム、先ほども上がりましたけれども、この中で、パーソントリップ調査についてでございますが、これは以前にも調査やられましたが、これは何か新たなことというのはあるのか。それとも、前回と同じやり方、方法なのか、その辺をお伺いしたいんですが。
○委員長(出川博一君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) 基本的には同じやり方をしています。ただし、抽出率が少し下がっていますので、その辺の問題を今解消しようとしています。
○委員長(出川博一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) これは毎年やることなんでしょうか、お伺いします。
○委員長(出川博一君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) パーソントリップ調査自体については、実際、宮城県と仙台市でやってございますので、その状況を、我々としてはデータを活用しながらまちづくりに推進していくということでございます。
○委員長(出川博一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) 社会資本整備交付金というものを活用しているんですけれども、一般財源の持ち出しはあるのか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) 街路交通調査費としてのことで今調査してございますので、それ以外のところについては充当していると考えてございます。
○委員長(出川博一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) 毎年というのはどうなんでしょう。同じ傾向、恐らくそんなに出ないと思うんですけれども、出る場合もあるでしょうけれども、そんなに傾向、そんなに違いが出るとは思いませんけれども。もし、一般財源投入しているのであれば、もし断られるのであれば、隔年とか、そういうようなものに、小さいですけれども、できないものか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) これは、パーソントリップ調査のデータを活用してという部分はこれまでの取り組みと同じですけれども、今回は新たに基幹系のところをもっと掘り下げるために、いわゆるパーソントリップ調査、県と仙台市がやったもの、今年度まとめたものを、次年度、そのデータをもとに、富谷の交通基幹軸の件でそのデータを利用しながら富谷の可能性を含めての利用率を含めて、データを生かして計画を深掘りするということですので、これまでやったものとは全く違うものです。新たなものを、データをベースに取り組みますので、これこそ、これまで以上に実現に向けて重要な調査というふうに考えております。
○委員長(出川博一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) 今、市長、全く違うと言いましたけれども、全く違う、それだけ自信を持てる根拠というのはあるんですか。私は同じだと思うんですけれども。そんなに違いないと思うんですけれども、お伺いします。
○委員長(出川博一君) 企画部長。
○企画部長(木越養一君) パーソントリップ調査は、今年度、県と仙台市のほうで取りまとめる段階です。まだ正式にまとまっていません、データ的には、パーソントリップ調査自体は。今年度まとまるので、ことしは調査している内容をちょっと少しおかりして、実は公表されていないネタで今ちょっといろいろなものをやってまとめているというのが実態です。なので、最終的にまとまるのは今年度末なので、それを公表できるネタになったら、我々はそれをもらって、来年度、要は、公表、本当に使える数値を補完するといった内容のものをやりたいと。ですから、ちょっと、本当は1年おくれてやれば、ゆっくりやればいいんでしょうけれども、先取りして我々は勉強していっているという内容でございます。なので、来年もそれをやらないと本当の数字が出ないという形になりますので、来年も引き続きその調査をしたいということです。
よろしいですか、わかりますか。
○委員長(出川博一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) 私、以前、去年ですけれども、何かで富谷市のパーソントリップ調査の結果というか、経過も含めてなんでしょうけれども、見た記憶があったので、何でしょうね。じゃあ、わかりました。期待しておりますので、ひとつよろしくお願いします。
それでは、次に移ります。
54ページの6目企画費。これの主な事業の行政改革推進事業、これも先ほど同僚議員からも上がりました。小さな積み重ねというような部分ありましたけれども。これの計算方式というのは、そちらが正しいんでしょうけれども、分母に目標が出て、分子に減額が出ているんですけれども、本当は増減ではないのか。ちょっと、分子に増減じゃないのかなと思うんですけれども、分子はやっぱり削減金額なんですか。民間だと増減で普通表示するんですけれども、その辺、ちょっとお伺いしたいんですが。
○委員長(出川博一君) 行政改革推進室長。
○行政改革推進室長(西山高広君) 数字の出し方につきましてはいろいろあるとは思いますけれども、今回は増減ではなくて、削減額ということでの比較とさせていただいております。
○委員長(出川博一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) 今回、大幅に140%近く削減する予定になっております。その中でも、大きく200%近くも達成されたと、計算方式は別にしても。また、180%とかいろいろあります。ただ、そうは言っても、未達計画のところもありますので、ぜひ、これは今130ですので、まだ1年ありますので、もっと達成することをお願いしたいんですが、いかがでしょうか。
○委員長(出川博一君) 行政改革推進室長。
○行政改革推進室長(西山高広君) こちらの目標額につきましては、平成29年度の当初予算と令和2年度の当初予算の比較ということで出させていただいております。今後につきましては、削減の内容につきましては、令和3年度からになるんですけれども、通常の予算編成方針の中で削減に努めていきたいと考えてございます。
○委員長(出川博一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) それにしても、7億が10億ということで、すばらしい結果だなというふうに思います。
それでは、次に、103ページの3目。主な事業で、再生可能エネルギーでございます。これについても、きのうから、きょうから、いっぱい出ております。サイエンスキャッスル東北大会なんですが、私も去年のぞかせてもらって本当に感動しました。
教育長はいないので、市長に。
本当に、ぜひ富谷の中学生に総動員はかけられないんでしょうけれども、ぜひ、調査結果というか、発表を聞かせていただきたいなと。そのことによって、富谷から研究者なりいろいろ出ると思いますので、その辺の思い、市長から。ぜひ大勢連れていっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○委員長(出川博一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 委員のご意見等、私もごもっともでございます。昨年、サイエンスキャッスル東北大会、初めて開催をしまして、あれほどレベルの高い発表が、高校生、中には、ポスター発表では小学生から登場したわけですけれども。あのサイエンスキャッスルを富谷で開催できたというのは大変大きかったわけでございます。1年目だったので、あれほどのものというのは、正直、我々も想定していなくて、昨年開催して、やはり市民の皆さん、または富谷高校や地元の中学生なども参加したり、学校の先生方も参加した先生方がこんなすばらしいものはないということで、そういった声も受けて、今回、継続して、令和2年度もサイエンスキャッスルのみは開催をしたいということで、今、県のほうの補助金を申請して、それを活用して開催に向けて今努めているところでございます。
令和2年度につきましては、昨年度の結果を踏まえて、さらに地元の小・中、特にやっぱり中・高生の皆さんに積極的に参加してもらえるような事前の告知もしっかりと努めながら、富谷のサイエンス教育の向上に生かしていきたいというふうに考えております。
○委員長(出川博一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) それは、誘致は決まったんですね。まだわからないというのではなくて、誘致は決定なんですね。その辺をお伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 市民生活部長。
○市民生活部長(吉田尚樹君) 今、相談をさせていただいている段階です。予算議決をいただきましたら、早速、前向きに進めていきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
○委員長(出川博一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) ぜひ頑張ってください。
最後になりますけれども、39ページですけれども、39ページの22款3目臨時財政対策債、これについて、先ほど高橋課長のほうから説明がありましたので、ちょっと、100%戻ってくるというようなことだったので、返さなくてもいいのかどうかどうか。その辺ちょっと詳しくご説明いただきたいなと思います。
○委員長(出川博一君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) まず、こちらの性格、改めてなんですけれども、平成13年度からできた地方債でございまして、それ以前は、文字どおり、交付税の一部として自治体のほうに交付されていた部分でございます。それを13年度以降は、交付税の原資が、国のほうでお金のほうがないということで、一旦、地方に借金させて、その借金相当額を20年間かけて交付税で基準財政需要額に算入するというのが今回の臨時財政対策債でございますので、その意味でも、交付税の性格というものがありますので、借り入れをしても、しなくても、借り入れしたものとみなして交付税措置をするというふうなことでございます。(「わかりました。終わります」の声あり)
○委員長(出川博一君) ほかに質疑ございませんか。菊池委員。
○委員(菊池美穂君) 56ページの2款1項6目13節の委託料、地域おこし協力隊関連業務についてお伺いをいたします。
1,500万円の予算ということでございますが、地域おこし協力隊においては、総務省から出ている要綱によると、県から、特別交付税措置として県からの補助金は1人当たり400万円であったと思います。3名の定数であったとして1,200万円ですが、差額の300万円についてはどこから出ているものなのか、お尋ねをいたします。
○委員長(出川博一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) こちらの300万円の内訳でございますが、まず、200万円につきましては、地域おこし協力隊の募集に関する事務に要する費用でございます。また、100万円につきましては、本市での協力隊を考えている方向けの体験プロラムの開催に要する経費でございます。この300万円につきましては、必要に応じて執行をさせていただきたいというふうに考えております。
○委員長(出川博一君) 菊池委員。
○委員(菊池美穂君) 同じ総務省から出ている要綱には、補助金上限400万円のうち、一部の例外を除きまして、報償費については上限200万円、そして、報償費等以外の活動に要する経費についても上限200万円とございましたが、その報償費以外の活動に要する経費というものはどういった使い道なのか、お伺いをいたします。
○委員長(出川博一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) こちらの報償費以外の活動に要する経費の内訳でございますが、例えば移住をしてまいりますので、例えば住宅の借り上げ、それに係る費用、あとは日常の業務に使う作業用具ですとか消耗品の購入に要する費用、またはさまざまな研修会に参加をする費用、または、移住定住の先には起業・創業ということも考えておりますので、そういった外部のアドバイザーからの支援を受ける費用、そういったものが活動に要する費用として認められているところでございます。
○委員長(出川博一君) ほかに質疑ございませんか。安住委員。
○委員(安住稔幸君) 幾つかございますので、よろしくお願いいたします。
まず初めに、49、50ページ。2目文書広報費12節の役務費であります。先ほどのご説明ですと、公文書の廃棄云々というようなご説明があったと思うんですが、再度、よろしくお願いいたします。
○委員長(出川博一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) こちらは保存年限が切れたものについて、年1回、岩手県一ノ関市のほうで廃棄する事業所がございます。そちらに、事業所に運搬するに当たっての手数料等が含まれております。
○委員長(出川博一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) 昨今、公文書というか、そういったものの流出というものが何かあるとも聞いておりますが、この辺につきましてはどのように対応されておるんでしょうか。
○委員長(出川博一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 今申し上げた事業所において、職員も2名、法令担当の職員が随行して、溶解という処理をしてございます。間違いなく、紙ベースのものが全て溶かされた状態まで確認の上で作業終了というようなことで、確認の上で廃棄してございます。
○委員長(出川博一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) 続きまして、55、56。6目企画費の13節委託料になりますか。こちらに、ちょっと一応皆お聞きしたいんですが、誘客観光コンテンツ製作等業務の中身、しんまち活性化協議会運営業務の内容、人口ビジョン策定……。
○委員長(出川博一君) 一問一答です。
○委員(安住稔幸君) ということでありますので、まず、観光コンテンツ880万円についてお聞きいたします。
○委員長(出川博一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) こちらは、今年度から地方創生推進交付金を活用している事業の2年目となるものでございます。まず、観光コンテンツ製作等業務につきましては、具体的に、しんまち活性化協議会が立ち上がっております。その中でのさまざまな活動支援、具体的には、分科会が2つのグループ立ち上がっておりますので、そういった分科会での活動に係る経費、または、ワークショップの開催の支援経費、あとは情報発信ということで、しんまちのホームページが立ち上がっております。そのホームページの管理運営ですとか、内容の充実、または400年という記念の事業がございますので、そういったところでさまざまな映像を制作をしてさまざまな情報発信をしてまいりたいというふうに考えております。また、それに伴う情報誌の制作ですとか、そういったものが観光誘客コンテンツ業務として考えているところでございます。
○委員長(出川博一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) そうしますと、先ほどの話の内容ですと、令和2年度の話ではありますけれども、3年度も、4年度も内容的には続くような感じに思われますけれども、その辺についてはどのようにお考えなのでしょうか。
○委員長(出川博一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 地方創生交付金につきましては3カ年の事業ということで予定をしております。ですので、具体的には令和3年度までについては交付金を活用した事業ということで、現在のところは考えているところでございます。
○委員長(出川博一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) 先の話と言ったらちょっとあれなんですけれども、内容的にいきますと、やはりこれは例年ずっと続くものかなと、国からの交付金にかかわらず。ということで思っておりますけれども、この辺についてはどのようにお考えでしょうか。
○委員長(出川博一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 今回、しんまちの観光交流の拠点として観光交流ステーションが立ち上がります。行く行くはそういった観光交流ステーションでの業務というところへの移行ということも視野に入れながら考えてまいりたいと考えております。
○委員長(出川博一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) 今の下のほうであります。しんまち活性化協議会運営業務、これについても、もう少し詳しくご説明を。
○委員長(出川博一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) こちらにつきましても、現在、33名の構成員で活動をしております。新年度におきましても、協議会の開催、大体4回程度の開催、または先進地への視察、あとはさまざまな研修会、こういったことを事業の内容としては考えているところでございます。
○委員長(出川博一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) 続きまして、その下のほう、総合戦略・人口ビジョン策定業務、この内容と、いつごろまでに策定されるご予定なのか、お聞きします。
○委員長(出川博一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) こちらにつきましては、地方創生総合戦略の第2期ということで、総合戦略の策定を来年1年間をかけて行うものでございます。なお、後期計画の策定もございますので、それ等の内容と歩調を合わせながら、内容については検討してまいりたいと考えております。
また、人口ビジョンにつきましても、さまざま要因が人口の動態でございますので、そういったところを改めて分析をさせていただければというふうに考えております。
○委員長(出川博一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) 続きまして、57、58ページ。次の19節負担金になります。先ほども質問ありましたが、補助金で移住支援事業補助金、これは昨年も500万上がっております。お一人100万ということで。これはそうしますと、実績はいかがだったんでしょうか。
○委員長(出川博一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) この制度に適用される実績は、今年度はございませんでした。
○委員長(出川博一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) そうしますと、令和2年度についてはやはりこのように上げているということもございますので、意気込みとしては、お聞きしたいと思います。
○委員長(出川博一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) この事業につきましては、宮城県が、県の交付金を受けて実施をしている事業でございます。県内全体で200名ということで県のほうでは計画をしておりまして、今年度1年間の実績といたしましては、仙台市が3名、七ヶ宿町が1名、栗原市が1名、合計で5名という実績でございました。今後につきましても、県と連携をとりながら、周知をしてまいりたいと考えております。
○委員長(出川博一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) その下の情報化推進費、7目の。ここの需用費で、先ほど、修繕料としまして、ハードディスクの修繕というようなことでお聞きしたと思います。これは実際にどのような内容の修繕なのか、方法というか、その辺、お聞きします。
○委員長(出川博一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) こちらはあくまでもハードディスクに不具合が生じた際にということでの予算計上でございます。
○委員長(出川博一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) わかりました。
14節の使用料及び賃借料で、パソコンの547台とか、そういったものが話がございました。今現在、市のパソコン、ウインドウズ7が入っているものも結構あるかと思います。ウインドウズ7のサポートは1月で切れております。その辺につきましてはどのようにお考えなさっているんでしょうか。
○委員長(出川博一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) こちらは既にウインドウズ10に入れかえてございます。(3月9日に訂正発言あり)
○委員長(出川博一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) 庁舎内にあるものは全てそうですか。
○委員長(出川博一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 庁舎内のものは、昨年度、ウインドウズ10のほうに全て入れかえを終了しております。(3月9日に訂正発言あり)
○委員長(出川博一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) わかりました。全てなっているということですね。なっていないものもあるような気がしますけれども。もう一度、私、確認します。
続きまして、59、60ページ。やはり情報化推進費の中の19節の下のほうに中間サーバー負担金というものがございます。これは以前なかったと思うんですが、今回、この内容をご説明お願いいたします。
○委員長(出川博一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) こちらはマイナンバーの関係になってくるんですけれども、全国に2カ所、中間サーバーというものが設置されてございます。本市におきましては、東日本において関東圏に1カ所、中間サーバーというものが構築されておりますが、今後、この中間サーバーのシステムの改廃が今後予定されるということに伴いまして、それに係る負担金が、今回、負担金として618万円ほど計上させていただいているものでございます。
○委員長(出川博一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) そうしますと、令和2年のみの費用負担ということで考えてよろしいんでしょうか。
○委員長(出川博一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 今年度、各市町村の人口に応じてということで、令和2年度、本市においての負担すべき負担金として示された金額でございます。
○委員長(出川博一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) わかりました。
続きまして、61、62です。自治振興費の中の13節委託料、明石会館新築工事に伴う工事設計とかということであります。明石会館ののり面がこの前の雨で崩れておりました。それは町内会のほうのあれを出して、たしか、直されていると思います。こういうことでありますと、この辺については、市のほうの今後の介入につきましてはどのようになるんでしょうか。
○委員長(出川博一君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) まず、今年度につきましては、町内会所有の会館ということで、補助金ということで、市のほうで支援をさせていただいたというになりますが、今度、市所有の建物になった場合には、市のほうにおいて、町内会と分担するということも出てくるかもしれないですけれども、基本的には市所有のものについては、土地の面もおきまして、市の管理となります。
○委員長(出川博一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) そうしますと、今後、あのような大雨が降ったときには、被害が出たときは市が出す。そういったものにならないように、改修も先に市のほうで考えてやれるということでよろしいんでしょうか。
○委員長(出川博一君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) 今回ののり面ということに限ってということでお答えしてよろしいですか。そうしますと、基本的には、土地に被害があった場合というのは市の管理で考えていくことになりますが、ただちょっと、ケース・バイ・ケースで部分によっては町内会に持ってもらうということも発生するかもしれませんが、基本的には市でということで捉えていただければと思います。
○委員長(出川博一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) それでは、続きまして、127ページ、128ページ。商工振興費、2目であります。13節委託料、富谷宿観光交流ステーション運営業務というものがございます。
○委員長(出川博一君) 安住委員、これは所管外ですので。(「いや、いいんじゃない」の声あり)はい、わかりました。ごめんなさい。
○委員(安住稔幸君) 市のほうで初めは直営をされるような、一般質問ではされていたと思います。そうしますと、この817万7,000円の内容というか、どのような感じの運営方式になるのか、お聞きいたします。
○委員長(出川博一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 初年度につきましては直営方式での運営ということで考えております。この委託料817万7,000円の内訳でございますが、まずは、こちらが集客施設ということもありますので、より多くの集客を集めたいというふうに考えております。そういったところにつきましては民間の事業者の協力をいただきながら、いろいろな事業運営、仕掛けをしながら集客をしてまいりたいというふうに考えております。そういったところの委託料。そして、具体的には、営業時間については条例等でこれから定めることになりますが、夜間についての窓口業務、こういったものは委託をしていければなというふうに考えております。そういったところの費用を計上させていただいたものでございます。
○委員長(出川博一君) ほかに質疑ございませんか。安住委員。
○委員(安住稔幸君) 間もなく終わります。
131、132になります。これはずっと商工費できておりまして、負担金及び補助金の19節になります。132ページで、これは3つ上がっているんですが、産業の産建と重なる部分はちょっとはっきりしませんが、まず、創業支援資金融資等利子補給補助というものがございます。これはこちらでよろしいんでしょうか。違う。
そうしますと、この下のほうに、店舗取得改修促進事業、こちらも違う。わかりました。
そうしますと、先ほどのもので、産業交流ステーションで事業をされる、そういった方に対しての支援というか、そういったものはあるんでしょうか。
○委員長(出川博一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 今回、チャレンジ館ですとか古民家、土蔵のほうに出店していただく方がございます。そういった方への支援といたしましては、そのテナントに応じた内装工事ですとかさまざまな工事が、本来であれば出店者側で工事をするものがございますが、その一部につきましては、上限を決めて、市のほうで支援という形で工事をさせていただければというふうに考えているところでございます。
○委員長(出川博一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) 金融的なもの、多分、今の利子補給だとかそういったもの、利子補給とか金融関係の、そちらのほうの資金繰り関係の支援のほうはいかがなんでしょうか。
○委員長(出川博一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) そちらにつきましては、既存の制度の中で支援をさせていただければというふうに考えております。
○委員長(出川博一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) もう少し、市のほうもここまで創業支援とかいろいろやっていただいておりますので、そちらのほうも、どこかで規模というか、線を引かなければならないと思いますけれども、その辺についてはやっぱり検討する余地があるかと思いますけれども、いかがでしょうか。
○委員長(出川博一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 最終的には、条例を制定して、その中でいろいろな制度の枠組みを、体制をつくってまいりたいというふうに考えておりますので、その中でできる支援についても検討してまいりたいと考えております。
○委員長(出川博一君) 委員の皆様にお尋ねいたします。
さらに追加質問ある方。(「済みません、1件だけ」の声あり)ほかには。
それでは、続けます。金子委員。
○委員(金子 透君) 済みません。説明のときちょっと聞き漏らした件があるので、確認しながら質問させていただきます。
54ページ、一番下。後期計画策定に伴うアンケート調査業務、これ、いま一度、大変申しわけございません、ご説明願います。
○委員長(出川博一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) こちらは総合計画後期計画策定に伴う住民アンケートでございます。現在、考えている内容につきましては、対象者は18歳以上の市民で、無作為の抽出により2,000名を抽出をしましてアンケート調査を行いたいというふうに考えております。
○委員長(出川博一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) たしか平成28年の春でしたか、あれの同じようなものという理解でよろしいんでしょうか。
○委員長(出川博一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) そのように考えております。
○委員長(出川博一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) あのアンケートの結果が今のいろいろな事務事業、新規のこととかにかなり重きを置いて反映されたものと私理解しているんですけれども、設問の設定の仕方にやや疑義をちょっと感じるところ、アンケートが終わってしばらくしてから思ったんですけれども、あくまでも「何か必要なものはありますか」という設問を設けるのであれば、「何か必要ないものがありますか」みたいなニュートラルのような設問を設定してお聞きするべきと考えますが、いかがでしょうか。
○委員長(出川博一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 前回との、今回が、どのように住民の移行が推移をしているのかということを見比べるためには、ある程度、前回の内容を踏襲した形での設問ということは考えておりますが、今、委員からいただいたご意見についても検討させていただければと思います。
○委員長(出川博一君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
以上をもちまして本日の議事を終了いたします。
なお、あすの本委員会の開議時間は午前10時となります。
本日はこれにて散会いたします。
ご苦労さまでした。
午後2時02分 散会
○委員長(出川博一君) 皆さん、おはようございます。
本日の出席委員は17名であります。定足数に達しますので、直ちに本日の「予算審査特別委員会」を開きます。
○委員長(出川博一君) 議案第21号令和2年度富谷市一般会計予算を議題といたします。
なお、本日の日程は、一般会計のうち保健福祉部及び教育部の所管に属する予算について審議をいたします。
なお、本会議において議案の説明は受けておりますので、これから各担当課長等へ補足説明を求めます。
最初に、長寿福祉課長。
[長寿福祉課長、地域福祉課長、健康推進課長、子育て支援課長、教育総務課長、学校教育課長、学校給食センター所長、生涯学習課長、公民館長が予算書のとおり内容の説明を行った]
○委員長(出川博一君) 以上で説明を終わります。
この際、午前11時まで休憩いたします。
午前10時51分 休憩
午前11時00分 再開
○委員長(出川博一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより一問一答方式による質疑に入りますが、質問者及び答弁者は、要領よく簡潔な質問と答弁、そして、スムーズな議事進行にご協力くださいますようお願いいたします。また、質疑は、ページ、款項目を明示され行ってください。
それでは、質疑ございませんか。村上委員。
○委員(村上 治君) 147ページ、148ページ。10款1項、1節ですか、学力向上パワーアップ支援事業268万4,000円というものがございますが、これについて具体的に説明をお願いいたします。
○委員長(出川博一君) 学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) 学力向上パワーアップ支援事業でございますけれども、こちらに関しては、各学校で行っております学び合いの事業、そういった部分に対しまして、それを推進しようということで学び合い学習推進会議とか、それから学力向上フォーラム、または理科研究会、そういったものもございまして、そちらに対するお金でございますが、また、中学生の中学生サミットというものが開かれておりまして、こちらに関しては各中学校の生徒会の生徒が集まりまして、よりよい学校にするためにはどういうふうにしていったらいいんだろうかというような協議とか、会議とか、話し合いをいたしまして、毎年そういった部分も開いております。また、今回、新しい新指導要領に関しまして、授業にプログラミング教室の授業が入りますので、そちらに関する情報化推進リーダーの先生方の研修会、あとはプログラミング教室等の先生の費用弁償等、そういった部分がこちらのほうに入っております。
○委員長(出川博一君) 村上委員。
○委員(村上 治君) 続きまして、10款5項……。
○委員長(出川博一君) ページ数は。
○委員(村上 治君) 165ページ、166ページ。10款5項、166ページの協働教育推進事業413万9,000円について、具体的にご説明をお願いいたします。
○委員長(出川博一君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) こちらにつきましては、「地域・学校・家庭をつなぐ取組」と呼ばせておりますけれども、例えば小・中学校に対して、各公民館区が本部となって学習等の支援ボランティアを派遣する。または地域活動ということで、西成田コミュニティセンターを活用した地域ぐるみの支援体験活動であったりというものを例年行っている事業でございます。
○委員長(出川博一君) ほかに質疑ございませんか。菊池委員。
○委員(菊池美穂君) 162ページの10款4項1目幼稚園管理費の幼稚園施設型給付費給付事業9,746万円について、お伺いをいたします。こちらの事業は、平成30年度決算で約1,246万円ほど、平成31年度予算で約3,963万円ほどで、今年度9,746万円ということで、大きな増額が見られますが、こちらの理由を改めてお伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) こちらにつきましては、施設の増と子供の人数の増ということで、このぐらいの金額がふえているというところでございます。
○委員長(出川博一君) 菊池委員。
○委員(菊池美穂君) それでは、今後について、この金額はさらにふえていくのか、大体これくらいで横ばいで進んでいくのか、今後についてどのように分析されているのか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) こちらにつきましては、昨年度から大分ふえているということもございまして、今後も施設型ということで国でも推奨しておりますので、ふえるのではないかという見込みでございます。
○委員長(出川博一君) 菊池委員。
○委員(菊池美穂君) 続きまして、同ページの同じ欄に子育てのための施設等利用給付事業がございますが、こちらについてお伺いします。
先ほどの説明の中にもございましたが、この事業の中に含まれる内容、概要の説明をもう一度求めます。
○委員長(出川博一君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) こちらにつきましても無償化関係でございまして、まず、補助金関係の未移行園の副食費、扶助費といたしまして未移行園の保育料、未移行園の預かり料、あとは事務関係費と事務補助員関係というような内容になっております。
○委員長(出川博一君) 菊池委員。
○委員(菊池美穂君) それでは、最後に、この事業、同じ事業についてなんですが、先日の全員協議会にて配られた資料の中に、特定財源が2億6,029万円、そして、一般財源が8,665万円という内訳でしたが、こちらの金額で合っているか、再度、確認をお願いします。
○委員長(出川博一君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) 委員の言うとおりでございます。
○委員長(出川博一君) ほかに質疑ございませんか。佐藤委員。
○委員(佐藤浩崇君) ページが155、156ページ。10款2項になりまして、156ページの上段に当たります。教育用パソコンリース料6,900万の事業がありまして、これが前年ですと3,390万でございました。およそ2倍ぐらいになっているんですけれども、先日、担当課のほうへお訪ねして聞いたところ、先生方が使う校務用パソコン、再リースだったものを機器を入れかえて新たにリースを組むためが主なところで、さらに、タブレットの導入も含まれるということでありましたので、そのタブレットの導入の台数等々について、詳細な説明を求めたいと思います。
○委員長(出川博一君) 学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) まず、委員のおっしゃったとおり、今までは再リースということでこの金額でございましたが、今回は8校全てが令和2年から6年までの賃借料ということで契約をしております。タブレットの数でございます。教育用といたしましてiPad、児童用が全体で1,408台、それから教師用として158台を導入する予定になっております。
○委員長(出川博一君) 佐藤委員。
○委員(佐藤浩崇君) 同じく、155、156ページでして、ページの中段になります。小学校プール棟トイレ洋式化改修工事450万ほどの事業があるんですけれども、こちらが対象となる学校及び1校当たりの改修工事箇所について説明を求めたいと思います。
○委員長(出川博一君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) こちらにつきましては、学校名が、富ケ丘小学校、東向陽台小学校、あけの平小学校、日吉台小学校で、各校2カ所の男女の洋式化ということでございます。
○委員長(出川博一君) ほかに質疑ございませんか。渡邊委員。
○委員(渡邊清美君) ページ数、101ページ、102ページ。衛生費、予防費の中の感染症予防事業の中に今回のコロナウイルスの空気感染対策は含まれているのか、お伺いします。
○委員長(出川博一君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 今回の感染症予防の対策につきましては、コロナウイルス発症前の、感染拡大前の予算編成となりますので、含まれてございません。
○委員長(出川博一君) 渡邊委員。
○委員(渡邊清美君) 今後、コロナウイルスみたいな新種のウイルス、発生すると思うんですけれども、対策費として今後どのように考えているか、お伺いします。
○委員長(出川博一君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) これまでも新型インフルエンザ等感染症に係る経費ということで、毎年、予算については計上してはおりましたけれども、今回も約38万円ほどですが、計上してございました。ただ、こちらにつきましては、今回のコロナウイルス感染症の状況によりましては、予算については検討を要するかというふうには考えているところでございました。
○委員長(出川博一君) 渡邊委員。
○委員(渡邊清美君) 次のページなんですが、103ページ、104ページ。衛生費の中に高齢者肺炎球菌予防接種業務とあるんですけれども、平成29年度、30年度と対象者は1,000名程度で変わりないんですけれども、接種率が50%未満ということなんですけれども、どのように考えているか、お伺いします。
○委員長(出川博一君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 高齢者肺炎球菌ワクチン接種につきましては、過去に既に5年間を経過しまして、新たな接種者の分を対象という形になりますので、新たな方は65歳の方が全員対象という形となりますので、これらの接種率につきましては、かなり65歳は高いというような状況になっておりまして、ただ、全体で見ましても、確認しましたところ、国等と比べましても高い接種率になっているところになります。
○委員長(出川博一君) 渡邊委員。
○委員(渡邊清美君) 同じページの同じ項目なんですけれども、風しんワクチン接種業務とあります。これは令和元年4月から始まった事業だと思うんですけれども、接種率がどのようになっているか、お伺いします。
○委員長(出川博一君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) まだ、新規事業ということで、今年度の接種は3月末までございますので、そして、現在確認しているところでは、12月実施分までが請求来ておりますので、現在642人が抗体検査を受けて、そのうち111人がワクチン接種になっているというような状況ですので、今後、国で示された接種率についてはほど遠いというところになりますので、令和2年度、3年度の事業ということで、周知に努めてまいりたいと考えております。
○委員長(出川博一君) 渡邊委員。
○委員(渡邊清美君) 次なんですが、177ページ、178ページ。教育費の中で、東京オリンピック・パラリンピック開催記念事業、12月のときに説明いただいたんですけれども、私、そのときお伺いすればよかったんですけれども、パラリンピックというのであれば、障がい者部門というのは考えていなかったのか、お伺いします。
○委員長(出川博一君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 今回、ここでお示ししております東京オリンピック・パラリンピック開催記念事業1,000万につきましては、タイトルの考え方なんですけれども、まず、国が示している東京オリンピック・パラリンピックという名前を開催記念として位置づけたものでして、このハーフマラソンの大会経費になるんですけれども、実際、この中にはパラリンピックといった視点のものは含まれていないところでございます。
しかしながら、ここにはないんですけれども、スポーツ競技推進事業ということで101万2,000円計上しております。この中に新たに障がい者のスポーツイベントを今回組み入れてございますので、パラリンピックの視点につきましては、そちらの事業の新規事業のほうで対応していきたいと考えております。
○委員長(出川博一君) ほかに質疑ございませんか。藤原委員。
○委員(藤原 峻君) まず、78ページ。3款1項3目高齢者・障がい者交通対策事業に関しまして、昨年度804万4,000円だったものが545万5,000円という状況でして、ほかの事業ができたのではないかなということで、これから検討するというお話もあったんですけれども、タクシー券など、ガソリンの補助など、どういうふうな形で今検討が進んでいたのか、今回の予算には入っていないのか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) こちらの予算に関しましては、現状を鑑みた形の予算計上とさせていただいております。事業の拡大に関しましては、以前にもお答えさせていただきましたけれども、12月に行いましたアンケート調査の回答を今集計を行っているところなんですが、今後、分析をした中で、タクシーチケットの対象拡大、まずはそこをどのように行っていくかを検討してまいりたいというふうに考えてございます。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 関連しまして、デマンドタクシーとの関係性というのは、しっかり検討なされるのか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) デマンドタクシーの走る範囲とか、そういったあたりで障がいをお持ちの方がそちらのタクシーを利用できるというふうなことであれば、そこも検討になってくるかと思うんですが、そこはちょっと担当課とも話し合いをしながらという形になるかと思います。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 続きまして、次の質問に移ります。
82ページ、3款1項7目。子供の医療助成に関しまして、対象の子供の数はどのようになっているのか。昨年と比べて、今年度の対象はどの程度想定されていたか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 子供の数については、1年前と比べれば対象人数というのはかなり減っているというところでございます。ただ、子ども医療費に関しましては、子供の数ではなく、医療機関に通った回数ということが関係してきますので、インフルエンザの流行、それから、今回のコロナ、その辺がどう影響するかというところでの予算組みとなっております。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 続きまして、母子・父子家庭、同じページの下のところなんですけれども、母子・父子家庭医療費助成事業に関しましては、対象とした想定人数はどのぐらいだったのか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 済みません。詳細な数字というのはちょっと持ち合わせていないんですけれども、昨年よりも若干の増というところで見ております。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 予算に関しましては、平成30年が600万円ぐらい、平成31年が559万9,000円で、本年度かなり少ない見込みなんですが、利用者としてはふえる感じなのでしょうか、再度お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 対象としては、母子・父子家庭ふえているというところがありますが、やはり子ども医療費のほうが充実しておりますので、母子・父子家庭であってもそちらを利用するという家庭もございますので、こういった形になっております。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) では、母子・父子家庭の令和2年度の対象となる人数は何人くらいだったか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 申しわけございません。詳細な数字まではちょっと今持ち合わせないというところです。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 続きまして、次の質問に移ります。
84ページ、3款2項1目。認可保育所運営事業に関しまして、保育所、幼稚園のほうとも関連するんですが、待機児童の予測としては、今年度開始時としてはどういう状況なのか、お伺いたします。
○委員長(出川博一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) まだはっきりとしたところは言える段階ではございませんが、限りなくゼロに近づけているところでございます。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 待機児童に関しまして、子ども・子育てアンケートの中で、シングルマザーの方が、子供が5カ月だったそうなんですけれども、子供が預けられなくて、仕事を一刻も早くしなければならないというようなお話があるんですよね。これは本当に死活問題だと思いますので、そういう方たちへの対策というのは何か検討なされていたか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) ひとり親の家庭につきましては、優先順位、加点というのはかなり高いところがございますので、よほどのことがない限り、入れないということはないと考えております。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) そうしますと、このアンケートで書かれている方というのはその状況を知らなかったということなのか、それともタイミングが悪かったという状況なんですか。何か聞き取りというのはできたか、お伺いたします。
○委員長(出川博一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) こちらのほうで言えることは、ちょっと、直接こちらには話来ていないんですが、タイミングが悪かったというか、例えばゼロ歳、本当にどこもいっぱいだった、1歳がどこもいっぱいだったという形であれば、もしかしたらタイミング的にはそういうこともあるかもしれませんが、基本的には、ひとり親家庭の方でそういった小さいお子さんの申し込みがあれば、まずは第一、最優先に考えるところでございますので、こちらでの推測の話になりますけれども、そういった形になろうかと思います。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) そうしますと、優先度は高く設定しているということだと思うんですが、恐らくなんですが、途中で産まれて、ふえたということなのかどうなのか、わからないんですけれども、実際起きてしまっていることもあるので、そうなったときの対策もぜひ検討が必要かなと思うのですが、再度、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 恐らく年度途中でのお話かと思いますが、とりあえず、そういった急を要するであるとか、特別な事情があるといった方については、窓口で詳しくお話をお聞きして、できる限りの対応をとりたいというふうに考えております。
○委員長(出川博一君) ほかに質疑ございませんか。藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 同じページの放課後児童クラブに関しまして、先ほどの子育てアンケートでも、東向陽台のほうがかなり改善をしてほしいというような要望もあったりしたんですけれども、市として建てかえに関しては何か検討なされていたか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 当初予算での話ということになりますが、2年度の当初予算には計上はしておりませんが、検討のほうは進めているという段階です。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 86ページに移ります。3款2項の同じ目ではあるんですけれども、昨年、アンケートのほうが委託料に入っておりまして、その分析を今進めているところだと思うのですが、さまざま、私も先ほど引用していたんですけれども、いろいろな意見があったんですよね。それらの意見に対して、市としてはどのような形でそれに対応していくのか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 小学生の保護者、それから未就学児の保護者、それぞれの自由記載欄というところでの意見のことかと思いますが、それぞれどういった意見が多かったのか、何に関する意見が多かったのかというところを集約、まだ完全には集約はしていないんですけれども、集約して、多かった意見についてはそれぞれの検討になろうかと思います。
○委員長(出川博一君) ほかに質疑ございませんか。長谷川委員。
○委員(長谷川る美君) それでは、初めに、予算書78ページ。3款1項3目13節委託料の下から3つ目にヘルプマーク組立業務2,000円が計上されています。その内容についてお伺いします。
○委員長(出川博一君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) こちらは内部障がい等、見た目ではちょっと障がいがあるかわからない方が身につけて、例えば席のほうの優先していただくとか、そういったところのためのマークなのでございますが、これは今まで県のほうから支給を受けておりました。ただ、来年度からはその支給がないというふうなこともございまして、令和2年度からは材料を購入しまして、さらに、ここの委託料に組み立て業務というふうなことで入れさせていただきましたのは、障がい者就労支援事業の事業所のほうに委託をして組み立てていただこうというふうな形での予算の計上でございます。
○委員長(出川博一君) 長谷川委員。
○委員(長谷川る美君) 大体何個くらい組み立てる予定になっておりますでしょうか、お伺いします。
○委員長(出川博一君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) 今までの実績を鑑みまして、200個を考えております。
○委員長(出川博一君) 長谷川委員。
○委員(長谷川る美君) それでは、同じ78ページ。主な事業名及びその金額の上から6つ目に地域生活支援事業があるんですけれども、その中に障がい者利用促進研修啓発事業というものがあると思うんですけれども、ことしの2月9日、イオンモールで開催されまして、私も参加させていただいたんですけれども、お買い物ついでということだったり、また、障がいに対する理解ということで、とても重要な大切な取り組みだったと思いますけれども、令和2年度はこの事業について開催の予定がありますでしょうか、お伺いします。
○委員長(出川博一君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) 2月の際には、議員の皆さんにおいでいただきまして、大変ありがとうございました。
理解促進事業に関しましては、今までは主に研修会というふうな形で市民の皆様に障がいの理解を深めていただくというふうな取り組みを行ってまいりました。今年度、初めて、商業施設をお借りして、ああいった形でのイベントというふうなことを行いました。今回初めてということもございますので、今回のような形がいいのか、あるいは研修というふうな形がいいのかというふうなところは、今後、今回、障がい者就労支援事業者の方々にもかなりお手伝いをいただいたところもございますので、事業所の方からのご意見等も踏まえながら検討させていただきたいというふうに考えております。
○委員長(出川博一君) 長谷川委員。
○委員(長谷川る美君) 次に、92ページ。3款2項4目13節委託料に、子ども子育て支援システム改修等業務112万7,000円が入っています。その内容についてお伺いします。
○委員長(出川博一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) こちらは幼児教育・保育の無償化に対する残った分、今年度に改修する分となります。
○委員長(出川博一君) 長谷川委員。
○委員(長谷川る美君) そうしますと、昨年度は使用料及び賃借料の区分に子供子育てシステム使用料として330万円余りが計上されていますが、その違いについてお伺いします。
○委員長(出川博一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) そちらにつきましては、途中で委託料のほうに組み替えまして、改修というふうになっております。今年度は当初から委託料のほうに載せたということでございます。
○委員長(出川博一君) 長谷川委員。
○委員(長谷川る美君) 続きまして、ページ数、180ページです。10款6項2目13節委託料の欄にテニス教室運営業務、年代別スポーツ教室運営業務、そして、次のページに行きまして、182ページ、バドミントン教室運営業務、トレーニング講習会運営業務、トレーニング指導業務、学校スポーツ指導者派遣業務、この6つなんですけれども、この事業はtotoの補助金を活用している事業でしょうか。totoの事業を活用している事業でしょうか、お伺いします。
○委員長(出川博一君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) toto助成を活用しているかというご質問でしょうか。直接これにはtoto助成の資金は入っているものではありません。
○委員長(出川博一君) 長谷川委員。
○委員(長谷川る美君) そのほかのもので何かというものはありますでしょうか、お伺いします。
○委員長(出川博一君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 生涯学習課でtotoの助成金が関係するとするならば、総合運動公園の中のトレーニング機器を購入、更新する際にtotoの助成の一部組み入れているというところはございます。
○委員長(出川博一君) 長谷川委員。
○委員(長谷川る美君) 最後の質問になります。
182ページ、主な事業及びその金額についての一番下の欄です。学校給食センター運営・維持管理事業5億4,758万2,000円となっておりますが、昨年度は5億786万3,000円となっております。業務委託することになっておりますけれども、運営・維持管理事業が増額となったその理由についてお伺いします。
○委員長(出川博一君) 学校給食センター所長。
○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 給食調理の委託が主な増でございまして、総額ではマイナスの1,180万円ほどの計上になっております。
○委員長(出川博一君) ほかに質疑ございませんか。青柳委員。
○委員(青柳信義君) それでは、154ページ。説明欄で市立小学校コンピュータ教育事業でございますけれども、こちら、1人1台ということで、教えるのは担任の先生が教えることになるのか、それとも、専門の方が教えるようになるのか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 教育次長。
○教育次長(二階堂浩一郎君) 担任の先生が指導することになると思います。
○委員長(出川博一君) 青柳委員。
○委員(青柳信義君) 担任の先生も若い方ですと得意な方もいらっしゃいますし、苦手な方もいらっしゃると思いますが、その辺の指導者に対しての教育をどのようにお考えか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 教育次長。
○教育次長(二階堂浩一郎君) こちらのほうにつきましては、各学校に情報化推進リーダーという先生を指名してございます。この先生は、特にその学校の中でも情報教育に明るい方となります。その先生を核として情報推進リーダー会というものを結成し、それを教育委員会が支援しながら研修を組んでまいります。
○委員長(出川博一君) 青柳委員。
○委員(青柳信義君) それでは、156ページ。説明欄の2段目、バス借上料、小学校で224万3,000円、中学校で1,418万5,000円でございますが、これの具体的なバスの使用用途をお伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) 各種県大会とか、音楽祭等とか、そういった方面で利用しております。
○委員長(出川博一君) 青柳委員。
○委員(青柳信義君) それでは、158ページ。説明事項の一番右の一番下、中学生海外研修派遣事業、こちらのほうの各中学校の応募状況、応募の人数をお伺いたします。
○委員長(出川博一君) 学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) 令和2年に関しましては、これからですので、今の状況ではまだ応募はしておりません。
○委員長(出川博一君) 青柳委員。
○委員(青柳信義君) 令和元年度でお伺いしたいと思います。
○委員長(出川博一君) 学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) 失礼いたしました。男性が16人、それから女生徒が43名に応募になっております。
○委員長(出川博一君) 青柳委員。
○委員(青柳信義君) ということは、59名の応募に対しまして行かれる方が25名ということで、倍以上の応募があるということで、今後、各中学校5名、これを拡大していく考えはないのか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) 以前、同じような質問がございまして、そのとき市長のほうからの答弁がありまして、今現在、25名というのが、やはり事業の効果を最大限に活用して効果が上げられるような人数規模ということになっておりますので、今の時点ではこのままの人数と考えております。
○委員長(出川博一君) 青柳委員。
○委員(青柳信義君) それでは、160ページ。説明事項の工事請負費、向陽台中学校バスケットゴール修繕660万円、昨年も富谷中……。
○委員長(出川博一君) 150ページ……。
○委員(青柳信義君) 160ページ。160ページの説明欄の15節工事請負費の真ん中あたりに、向陽台中学校バスケットゴール修繕工事660万。昨年、富谷中で265万9,000円だったんですが、この660万の工事の内訳をお伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) こちらにつきましては、大分年数がたっているということで、毎年点検しているんですけれども、取りかえのほうがいいということもございまして、ゴールを全て取りかえるという工事でございます。
○委員長(出川博一君) 青柳委員。
○委員(青柳信義君) ゴールというのは、バスケットですと2面ですかね。その2面で660万かかるということなのか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) おっしゃるとおりでございます。
○委員長(出川博一君) 青柳委員。
○委員(青柳信義君) それでは、172ページ。説明欄、一番右端の民俗ギャラリー運営・維持管理事業、こちらの今年度の来場者見込みと、あとは入場料の見込みをお伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 2月末現在で、大体2,200名来館いただいております。入場に係る来場者の料金でございますけれども、市内の方は取りません。市外の方は取りますので、およそ300名程度を見込んでおりますので、3万円程度になろうかと思います。
ちょっと今コロナウイルスの関係で施設をとめていますので、少し影響は出ようかと思いますが、およそ今申し上げた金額でおさまるのではないかなと考えております。
○委員長(出川博一君) 青柳委員。
○委員(青柳信義君) それでは、162ページ。先ほど菊池委員の質問で、一番右端、子育てのための施設等利用給付事業、こちらのほうは……。済みません、その上ですね。幼稚園施設型給付費給付事業9,746万、これは幼稚園児がふえたという答弁だったと思うんですが、再度、このふえた理由をお伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) まず、施設のほうがふえまして、施設がふえたことによって利用者数がふえたということでございます。
○委員長(出川博一君) ほかに質疑ございませんか。浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) まず、交付金のことについて、歳入のところでお伺いをしたいと思います。
ページ数、30ページになりますけれども、15款1項1目民生費国庫負担金のところにあります説明文のところで、児童福祉費のところと、今の質問にもございましたけれども、交付金につきまして、子育てのための施設等利用給付交付金、これについて、昨年度はこういうような項目はなかったと思います。今説明がありましたのでわかるんですけれども、この交付金について、もうちょっと詳しく説明を求めたいと思います。
○委員長(出川博一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) こちらにつきましては、無償化に伴いまして、さまざまな、幼稚園、それから保育所等以外の利用、例えば認可外保育施設であるとか、その他の例えばファミリーサポートセンターの利用であるとか、そういった場合の無償化に対応するための交付金ということでございます。
○委員長(出川博一君) 浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) そうしますと、この交付金というのは、当然、申請をしての交付金になるわけなんですけれども、認定こども園なんかが大きな特徴になるのかなと思うんですけれども、大体の施設の内訳というものは今あったんですが、大きく占める割合がどうなのかというところをちょっと知りたいのですが、認定こども園等、教えていただければと思います。質問いたします。
○委員長(出川博一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 認定こども園ではなく、認可外保育園というふうになります。ですので、保育所、認定こども園、幼稚園等は保育料が無料になるということですが、認可外保育所等は、申請していただいた上で、上限を決めての補助ということになりますので、一番数的に大きいのは認可外保育施設かなというふうには思っています。
○委員長(出川博一君) 浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) そうしますと、ページ数、32ページの同じところにもなりますけれども、16款、ここのところの今同じような質問になります。説明部分のところになりますが、県支出金のところにもなりますけれども、これも同じような理解でいいということでよろしかったでしょうか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) そのとおりで、国の負担分、県の負担分ということでございます。
○委員長(出川博一君) 浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) そうしますと、国の負担分というのは2分の1、県が4分の1という考えでよろしかったでしょうか。
○委員長(出川博一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) そのとおりでございます。
○委員長(出川博一君) 浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) ページ数変わりまして、歳出のほうに行きます。
96ページになります。96ページの3款4項1目生活保護総務費に関することですが、生活困窮者自立支援促進費がありまして、1,850万3,000円というところで実績が載っておりました。今、ひきこもりの支援事業なんかもあるんですが、これはこの中にも入るという認識でよろしかったでしょうか。
○委員長(出川博一君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) 自立促進事業の中に引きこもりの事業というふうな形で組み入れているものではございませんが、生活困窮者の相談の中で、そういった方々が対象というか、相談者の中にそういう方々が入っているというふうなことは現状としてございます。
○委員長(出川博一君) 浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) そうしますと、65歳以下の方の支援というものが、今市内の中では多いのか、増加しているのか、少なくなっているのか、そこのところを質問いたします。
○委員長(出川博一君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) 生活保護ではなく、生活困窮者のほうの相談という形でよろしいでしょうか。相談者数は年々ふえておりまして、65歳以下というふうなことになりますと、ちょっとお待ちください。令和元年度、今まで過去28年からずっと行ってまいりまして、約594名の方の相談を受けてございます。その中で、65歳以上の方といいますのが89人というふうなことになりますので、それ以外は若い方たちというふうな認識でございます。
○委員長(出川博一君) 浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) それでは、ページ数変わりまして、102ページになります。先ほど出ました4款1項2目の予防費のところの感染症予防のところでございました。コロナに対しては、国のほうでもしっかりと補助を出す、補助を確保というところもございますので、いいんですけれども。これからやはり、今までもそうですが、インフルエンザ等の接種に関しましては、やはり高齢者に対しては今1,000円のお支払いをいただいているというような状況もございますけれども、やはりそういったところはしっかりと無料にできるような予算編成になるといいのかなと思っておりますけれども、今後にそういった検討というのはあったのかどうか、お伺いをいたします。
○委員長(出川博一君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) インフルエンザのワクチンにつきましては、1,500円の自己負担とういことになってございますけれども、毎年、かかるという、接種していただくということも鑑みて、ある一定の自己負担はお願いしているというようなところでありますので、現在、そういった無料というところでは検討はしていないところでございます。
○委員長(出川博一君) 浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) 最後の質問になります。
私、今、「1,000円」の負担ということをお話をしました。訂正させていただいて、「1,500円」というふうに訂正をさせていただきたいと思います。
ページ数、148ページになります。9款1項2目事務局費というところで、説明文のところで、教育のところ、下から3つの事業のみやぎ子どもの心のケアハウス運営支援事業があります。引き続き、県の継続というところもありまして、またそれに組んで富谷市もしっかりとそこを継続していただくというところでございました。一部、市の負担というところもございますけれども。このところでは、サポートの部分、支援員の方々の拡充というものは昨年と同じなのか。ここに付随するものは、何かこのことについて、事業に対して、プラスになるような今回の事業内容というものはあるのか、お伺いをいたします。
○委員長(出川博一君) 学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) 今まで、支援員さんですが、1回、1日4時間ということの活動の時間をお願いしておりましたが、やはり、いろいろ検討いたしまして、学校の必要性も出てきたということで、予算もございますので、4時間を5時間、1時間ふやすということに今回は計上しております。
○委員長(出川博一君) ほかに質疑ございませんか。藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 先ほども質問していた続きなんですが、84ページの3款2項1目に関しまして、待機児童で、やっぱり働けないという方がいたときの、市としてもすごく頑張ってくれている、預ける場所もふえているという状況はわかるんですけれども、万が一、そうなってしまったときに働けないと、そうなったときの幾らか的な金銭的な支援を実施している自治体があるんですが、そういうことは検討されたことはあったのか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) そちらにつきましては、課内、担当内での話というところでの、こういう制度もあってもいいかなという程度の話での検討というところではございますが、それを部長、上、さらに市長のほうに通してというところまでの検討はまだでございます。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 続きまして、88ページ。3款2項2目児童手当支給事業に関しまして、国のほうで年6回支給に変わるというような話があったかと思うのですが、令和2年度では、富谷市の支給というのはどういう状況になっていたか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 今年度に関しては、済みません、まだ実績のほうをまとめていないという状況でございます。
○委員長(出川博一君) 回数。
○子育て支援課長(星 英樹君) 申しわけございません。回数は4回ですね。(休憩後訂正発言あり)
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 厚生労働省のホームページを見ると年6回となっていたような気がするんですけれども、富谷市の場合は4回という状況だったのでしょうか。再度、確認を、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 児童扶養手当のほうではないですか。児童扶養手当であれば、はい。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 大変失礼いたしました。
続きまして、92ページ。3款2項5目、児童発達支援・放課後等デイサービスに関しまして、利用者数はふえているということなんですけれども、こちらの予算もふえておりますけれども、体制というのは、今年度何か支援をするようなものはこの中に入っているのでしょうか、その事業者さんに対して。
○委員長(出川博一君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) 特に市独自で事業所に対して何か支援をするということではなく、あくまでも支給量に対して、給付のお金を提供するというふうな形になってございます。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 聞き取りなどに関しては、小まめにしっかり今年度も行うような形で考えられていたか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) 済みません、聞き取りといいますのは、どういった部分での……。(「事業者さんへの」の声あり)事業者さんへの、そこら辺に関しましては、自立支援協議会という、市だけではなくて黒川郡内の自治体と福祉事業所等が集まって行われる施策の会議がございますので、そういった中でも情報交換等は行っておりますので、そういったことを今後も引き続き行ってまいりたいというふうに考えております。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 94ページの3款3項1目。高齢者・障がい者交通対策事業につきまして、先ほども障がい者のほうで言ったんですけれども、デマンドタクシーとの「とみパス」との関係性について、どのように考えればいいのか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) さっき、まだデマンドは検討中だということで、それでも回答を求めますか。藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 済みません。
では、98ページに移ります。3款4項2目、生活保護扶助事業につきまして、毎年やはり増額という状況、平成30年が1億1,695万3,000円、平成31年が1億1,933万4,000円、ことし、やはり増額ということで、先ほども利用者といいますか、該当者がふえるということだったんですけれども、どのぐらいの増を想定されているのか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) 生活保護費の扶助費に関しましては、人数が1人ふえたら幾らふえるというふうな計算の仕方ではございません。生活保護を受給される方が持っている資産というふうなものもございますし、お一人なのか、何歳の方なのかというふうな、家族の人数や保護を受ける方の年齢等によって最低生活費が定められますが、それに対してご本人の資産がどの程度あるかによって扶助費の支給が考えられるというふうなことになってございますので、何名程度ふえるかというふうなことについては、ちょっとお答えにくいところではございますが、昨今の傾向としまして、やはり、高齢化が、高齢者の方の保護受給率がかなりふえてきているということもございますので、医療費ですとか、介護の扶助費とか、そういったあたりもふえてくるかなというところと。高齢者の有料老人ホーム等に入られる方も結構いらっしゃいますので、そういった意味で、住宅扶助のほうも年々少しふえてきている傾向にあるというふうなことでございます。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 以前にも質問はしたのですが、富谷市の場合、対象となる世帯がほかの自治体に比べてかなり少ないという状況がありまして、しっかりと把握ができているのか、すごく不安に思うところがあるんです。特に母子・父子家庭の方とかでも、母子家庭の半数ぐらいは貧困状態にあるというようなお話もありましたりもしますので、そういう捕捉といいますか、適切に必要な人に行き渡るような情報をどういうふうに得ているのかということでお伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) 委員のおっしゃるように、富谷市におきましては県内で一番保護率が低いというふうな状況にございます。ですが、だからといって、相談数が少ないかというと、そういったわけではございません。富谷市の市役所内の全庁的な部分におきましても、そういう窓口の中で生活困窮に当たるのではないかというふうに思われた方に関しては、地域福祉課に紹介をしていただくようにお願いをしておりますし、生活保護に至る前の生活困窮者に関しましても、委託をしております自立相談支援事業の業者のほうで、地区に赴いていろいろな形で地域の方々にお話を伺いながら、必要なサービスを提供しているというふうな形でございます。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 続きまして、152ページ。10款1項3目、奨学金貸付事業につきまして、こちらは予算のほうが年々減っている状況でして、平成30年1,920万7,000円、平成31年1,860万7,000円、来年度が1,800万7,000円という状況なんですけれども、これはどのような状況でこのようになっているのか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) 今までの実績に基づいての計上でございます。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 奨学金事業に関しましては、先日、一般質問でも述べたんですけれども、やはり私立大学の授業料は本当に高くなっているんですよね。1980年と比べて3倍ぐらいになっていると。これは本当に時代に合わせて変えていかなければいけない部分だと思いますが、内部でどのような検討をされていたか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) 一般質問でもいただきまして、そのとき答弁をいたしましたが、それと内容は同じでございます。やはり大きな課題がまだございますので、今までのとおりということで、一応検討はしておりますが、変化はございません。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 次の質問に移ります。
154ページ、10款2項2目。コンピュータ関係に関しまして、推進する上でも、支援体制についてはほかの委員からもいろいろ出ていたと思うのですけれども、それ以外のところで、私ちょっと気になっているところが、コンピュータプログラミング教育というのも重要なのかもわからないんですけれども、それとあわせて、やはり創造性とか感性とかを鍛える授業、さらには価値ある形に情報をまとめるような、そういうイノベーション教育とかのほうが子供たちの未来にとっては大変重要なんじゃないかなと思うんです。
というのも、スティーブ・ジョブズとか、IT企業の社長なども子供の時代にはそういうものに余り触らせないというようなことも逆に出ておりますので、本当に必要な教育というものを内部で検討していっていただきたいなというふうに感じますが、見解をお伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 教育次長。
○教育次長(二階堂浩一郎君) その内容につきましては、新しい学習指導要領の中でも情報教育の考え方、あるいは今ご指摘の点の教育についても述べられてございますので、学習指導要領に沿った形で進めてまいりたいと思っております。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) あと2問であります。
162ページ。10款4項1目、子育てのための施設等利用給付事業につきまして、歳入のほうで聞いたほうがいいのかもしれないんですが、国からの予算というのが、どうも最初言っていたものよりも市の負担が多くなるような状況になってくるのではないかと思うのですけれども、そこら辺、大丈夫なのかどうか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) まず、先ほどもお話ししたように、子育て推進課長が話したように、国のほうで2分の1、県で4分の1、市町村4分の1ということでございまして、若干は市の支出もふえるかと思いますが、今のところは十分な内容ではないかと思っております。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 本来であれば、国が主導してやると言っていたものなので、市が負担するというのは……。皆さんに言うのもあれなんですけれども、国に対して、しっかりと払ってくれということも要望としてしっかり出していく必要があるのではないかと思うのですが、見解をお伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) その辺も今後検討していきたいと思います。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 最後の質問になります。
182ページ。10款6項2目の工事請負費のエアコン設置工事に関しては、これは具体的にはどこのエアコン設置なのか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) こちらにつきましては、総合運動公園武道館内にありますトレーニング室でございます。議員さんからも要望がありましたけれども、やはり、昨今の熱中症対策ということで、個別のエアコンを設置するということでございます。
○委員長(出川博一君) ほかに質疑ございませんか。
この際、午後1時まで休憩します。
午前11時58分 休憩
午後 1時00分 再開
○委員長(出川博一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
藤原委員の質問に対する答弁で発言の訂正の申し出がありますので、発言を許可します。子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 午前中の藤原委員の質問で、児童手当の支払い回数、「年4回」と申し上げましたが、「年3回」でございますので、発言の訂正をお願いします。
○委員長(出川博一君) ほかに質疑ございませんか。菅原委員。
○委員(菅原福治君) それでは、二、三お伺いいたします。
ページ、83ページの3款民生費。主な事業で言えば、放課後児童クラブでございます。今回2,300万ほど増額になっておりますが、保育指導員等々の増員ではないかなとは思いますが、今回も一部の児童クラブにおきまして児童を預かれないというクラブがありましたが、その状況について、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 増額に関しては委員おっしゃるとおりの増額でございます。
複数の学校で定員超過ということにより、新年度から1.65平米というものが厳格化されますので、入れなかった学校が出ましたが、教育長初め教育委員会のご理解、ご協力を得まして、各学校で教室を放課後お借りできるという状況で今話を進めていますので、状況的には今話を進めているというところでございます。
○委員長(出川博一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) 今、回答にもありましたように、ぜひ、学校の教育、教育委員会の協力を得まして、ぜひ、今後におきましても放課後児童クラブの待機児童がないようにしていただきたいと思いますが、よろしくお願いいたします。
次でございます。
101ページの2目の予防費について、それと住民検診の中の脳検診についてお伺いいたします。今年度より対象を70から拡充いたしまして75までということになりますが、これの効果はどのように見ているのか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 75歳に拡大した効果につきましては、年齢を引き上げるときに、専門医のほうの見解をお伺いしに行きましたところ、75歳でもそういう所見が見られたときには十分治療が可能であるというようなご意見を頂戴いたしましたので、そういったところで、健康に留意されてお過ごしできるようになるということで、そういった効果はあるかと思っております。
○委員長(出川博一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) これは私も調べて見たんですけれども、ほぼ、余りないんですね、ほかの自治体で。珍しいことなので、脳検診ですから、脳梗塞とか、結構年をとればあるんですよね。ぜひよろしくお願いしたいと思います。
その中で、助成額1万円は変わらないとは思うんですけれども、伺いたいのは、同じ病院でも自己負担額が検診する月によって違うんですかね。前半と後半によって自己負担がというか、検診する価格というのですか、違うのはなぜなのか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 検診費につきましては、月ごとに変化するというふうな設定とはなっておりません。
○委員長(出川博一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) 住民からの問い合わせだったんですけれども、私も調べてみますけれども。月、何か違うと言うんですよ。いいですか。
○委員長(出川博一君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 助成額については1万円ということで決まっていまして、ただ、病院によって、検診の内容等々についてはさまざま、設定、オプション等々も含めまして行っていらっしゃいますので、病院によって違うということもあります。
あとは、令和元年度については、10月からの消費税が上がったということで、その分では、最初に受けられた方と10月以降に受けられた方では若干異なってきたかというふうに考えます。
○委員長(出川博一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) 同じ病院で違っていたんですけれども、そういう関係ね、わかりました。
それでは、同じく2目の予防費。104ページの予防費の高齢者肺炎球菌の予防接種、これも市民からだったんですけれども。5年間有効と先ほども話ありましけれども、5年間有効ということですが、公費負担で1回接種します。そして、2回目、その方は毎年来るのかと思っていたということなんですけれども、その辺の周知を考えていただきたいなと思いますけれども、いかがでしょうか。
○委員長(出川博一君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 高齢者肺炎球菌ワクチンにつきましては、5歳刻みで対象年齢が決められておりまして、一度受けた方については接種対象外というふうな形になりますので、5年後にもう一度というふうに2回目の接種を希望される場合には、かかりつけの先生とご相談していただいて自己負担で接種していただくというふうな形となります。
また、2回受けることでのさまざまな弊害についてとか、効果については、国のほうの委員会のほうで検討されているかというふうに承知しております。
○委員長(出川博一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) 5年有効というのは、私は知っておったんですけれども、その方は毎年というような……。パンフレットにも書いてあるとは思うんですけれども、その辺の周知いただきたいなと。その方だけなのか、間違っているのは。その辺、周知いただきたいなと思いますけれども。
○委員長(出川博一君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 5年に1回、一度きりというふうな、生涯に一度というふうな形での接種対象になりますので、漏れなく受けていただけるように周知徹底してまいりたいと思います。
○委員長(出川博一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) それでは、次に、147ページの10款教育費2目の事務局費。主な事業として、いじめ関連なんですが、スクールカウンセラー事業等々のいじめ関連についてお伺いいたします。
私は、いじめの原因は大きく2つあると思っています。後で確認させてもらいます。家庭のしつけ、それと家庭内のコミュニケーション不足、これが1つと。あと一つは、小学校低学年のときの学校の対応によって高学年になっていじめが発生するというようなことだと思っております。それで大まかでは間違いないんでしょうか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 教育次長。
○教育次長(二階堂浩一郎君) 今、委員からご指摘いただいたこと、2つございましたけれども、このほかにもございますけれども、これも入っていると考えております。
○委員長(出川博一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) ぜひ、大きくはこの2つで半分以上は占めるんじゃないかなというふうに思います。徹底していただきたいことは家庭のしつけということですが、学校からPTAも含めて、家庭への通信欄においては、通信、パンフレットとかにおいては、子供とのコミュニケーションの必要性、それを何度も繰り返して発信していただきたいなと。恐らくこれが大きな原因ではないかなと思いますので、何度も繰り返し発信していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○委員長(出川博一君) 教育次長。
○教育次長(二階堂浩一郎君) 新入学のお子さんを持つお母様、お父様方に対して、毎年、県教委のほうから文書が届いておりまして、今ご指摘のコミュニケーションのことについて大変重く取り上げてございます。ただ、これは1年生に入るときのみでございますので、ほかの学年についても、これから各学校で働きかけをしていただくように、こちらのほうでも指導してまいります。
○委員長(出川博一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) よろしくお願いします。
もう一つの心配なのは、小学校の低学年、今これから新しい新学年始まりますので、その対応ですが、小学校の低学年のプロブレムというふうに言うそうですが、プロブレム問題として、教師の指示が聞けずに、自己中心的に行動とか、自分の思いどおりにならなければパニック状態になる等々の、高学年になって、低学年のとき、そのときの経験がそういうふうなことにつながるということを聞いていますけれども、その辺は間違いないというんですか、事実なんでしょうか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 教育次長。
○教育次長(二階堂浩一郎君) 小学校におきましては、特に1年生、2年生のあたりですけれども、幼稚園と違いまして、集団での学習という場面になってまいります。それより前の段階であれば遊びということなんですけれども、集団での学習になりますと、どうしてもなかなか集団の中でそうした学習になじめないというお子さんが出てまいります。このあたり、スタートプログラムというものを各学校策定しながら進んでおるところでございますけれども、「小1プロブレム」という言葉もございますので、そちらの予防に努めてまいりたいと思います。
○委員長(出川博一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) 具体的なことなんですけれども、低学年のときに先生に無視され……。
○委員長(出川博一君) 菅原委員に申し上げます。予算を中心にお願いしたいんですけれども。
○委員(菅原福治君) 無視されたということで、自己肯定感が薄れたというような部分も原因にあるようなんですが、それについてもお伺いしたいんですが。
○委員長(出川博一君) 教育次長。
○教育次長(二階堂浩一郎君) 今お話しいただいたことにつきましては、本来あってはいけないことであると捉えております。なおそういったことの予防に努めてまいりたいと思います。
○委員長(出川博一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) であれば、スクールカウンセラー、心理面の部分がありますので、ぜひ、スクールカウンセラーを今後、若干予算少ないようですので、この部分をふやしていただきたいなというふうに思いますが、いかがでしょうか。
○委員長(出川博一君) 学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) ここに計上しておりますスクールカウンセラー事業でございますが、本来、各学校に配置されているスクールカウンセラーは県からの予算で活動しております。ここの予算は富谷中学校にあります心のケアという心の教室の講師の先生の分でございます。
○委員長(出川博一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) スクールカウンセラーは現在であれば何人いらっしゃるんですか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) 小・中学校1名ずつは配置しております。
○委員長(出川博一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) その人数をもっとふやしていただきたいということでございます。お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) 今の時点では、県の事業ということで、こちらのほうに配置をしておりますので、それ以外であれば、市の一財とかそういった部分も必要になってくると思いますので、今後、状況を見て検討をしていくことになろうかとは思います。
○委員長(出川博一君) ほかに質疑ございませんか。金子委員。
○委員(金子 透君) 74ページ。下のほう、民生費の74ページの説明で、民生委員推薦等事務というところの欄なんですけれども、これは各行政区というか、町内会にご協力いただいている民生委員の関係でよろしいのでしょうか。
○委員長(出川博一君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) そのとおりでございます。
○委員長(出川博一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) ここに予算計上してある金額、これ、教えていたただきたいのですけれども。
○委員長(出川博一君) どういう意味ですか。
○委員(金子 透君) この金額は何の金額ですかということです。民生委員の方に支払われる金額なのか、それとも、ほかの事業をいろいろ行ったものの金額なのか、そこら辺。
○委員長(出川博一君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) 先ほどもご説明のほうをさせていただきましたが、内容といたしましては、民生委員推薦等事務467万4,000円、プラス、民生委員・児童委員協議会に対する活動費でございます。
○委員長(出川博一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) 民生委員になられている方への費用の弁償等々も入っているという理解でもよろしいわけですね。
○委員長(出川博一君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) 入ってございます。
○委員長(出川博一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) 私の周りだけのなかどうか、なかなか民生委員さんの……。
済みません。その前に、民生委員さんの年齢の構成比というのは、大体のところでわかりますか。
○委員長(出川博一君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) 大体でございますが、平均いたしますと60代後半ぐらいになるかというふうに考えてございます。
○委員長(出川博一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) 民生委員さんが行っている仕事の内容からすれば、なかなか若い方はちょっと難しいのかなという理解でそういうような年齢になるんでしょうけれども、その次に引き継ぐときになかなか交代の担い手がいない。
私、2年前か3年前ぐらいに、予備民生委員みたいな形で、いろいろな町内会長、行政区長の協力も得て、今度こういう方をうちのほうで推薦したいので、いろいろ民生委員という仕事について、育成ではないんですけれども、そういう育成みたいなそういう事業もやるべきではないでしょうかということで、前向きの検討という答弁をいただいたのを覚えているんですけれども、どのような検討になっているでしょうか。
○委員長(出川博一君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) ちょっと、私、その辺は詳しく承知してございませんが、それぞれ、例えば今まで教職をやってこられた方については教職についての知識というようなところがございますでしょうし、社会福祉に従事していた方であればそのような知識ということもあると思いますので、その年齢に達するまで培われてきた情報等を生かしていただければというところでございます。
○委員長(出川博一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) じゃあ、この件について、最後にもう1点だけ。
私言っているもの、ちょっと余り理解していただけないんじゃないかなと思っているのは、やっぱりある程度の年齢に達すれば、いろいろな活動をするのも困難な体力的にもいろいろなことが出てくると思うんですけれども、その次の引き受け手、担い手が地域でなかなか育っていないという実情があると思うんですよ。恐らく欠員が仮に今いなくて十分な活動になっていたとしても、最終的にやってくれる方は出てくるでしょうけれども、そうなるまでの紆余曲折はなかなか大変なところがあると思うので、そういうところをきちっと、人材育成なりなんなりやっていただくことを考えていただいたほうがよろしいのではないかということの意見であり、それに対しての考え方であります。
○委員長(出川博一君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) 委員おっしゃるとおり、推薦につきましては、町内会長、行政区長さんを通して行っておりまして、大変苦労をおかけしているということは承知してございます。ですので、こちらといたしましても、なかなか見つからないんだというときにつきましては、こちらのほうでも、なるべくといいますか、人材の発掘に努めていきたいというふうに考えてございます。
○委員長(出川博一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) じゃあ、この件については以上です。
次、82ページ。上から6つ目の事業、地域と施設の支え合いモデル事業委託業務とありますけれども、私、この事業名、今年度初めて見たような気がするんですけれども、事業内容等々お知らせください。
○委員長(出川博一君) 保健福祉総合支援センター所長。
○保健福祉総合支援センター所長(高橋弘美君) こちら、地域と施設の支え合いモデル事業につきましては、昨年6月の定例議会のときに補正予算で計上させていただいた事業でございます。
○委員長(出川博一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) 済みません。内容をいま一度、お願いいたします。
○委員長(出川博一君) 保健福祉総合支援センター所長。
○保健福祉総合支援センター所長(高橋弘美君) こちらの事業につきましては、地域の方々で、施設サポーターと、それからコーディネーターという方を養成させていただきまして、その方々が市内にある6つの特別養護老人ホームと老人保健施設のほうに出向いていただき、寄り添いボランティアというふうなことで事業展開をしているものでございます。
○委員長(出川博一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) 了解いたしました。
次です。
174ページ、公民館費でございます。公民館費総額で1,727万9,000円の増となっておりますけれども、先ほどの説明で、あけの平の駐車場300万、富ケ丘の机、椅子140万、全体の蔵書、書籍300万、700万ちょっとを引いても1,000万円の増額に、純増になっておりますけれども、その内訳についてお願いいたします。
○委員長(出川博一君) 教育部長。
○教育部長(荒谷 敏君) こちらにつきましては、積み上げの部分が大きなところを占めておりますが、修繕もかなりアップしております。それぞれの公民館における修繕が老朽化対応でかなりいっております。例えばあけの平公民館でどんちょうの改修をいたすのに100万円、そのほか非常用発電機とかそういったものが消防点検で不備が発生しましたので、そういったところも東向陽台、富谷中央公民館等で約百何十万ほどの増額となっております。そのほか、任用職員制度の変更によりまして、公民館の管理業務をシルバーセンターのほうに委託しているんですが、そこにおける人件費も高騰しておりまして、その分の委託費がアップの要因となっております。
○委員長(出川博一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) 必要な増額であったという理解でよろしいですか。
○委員長(出川博一君) 教育部長。
○教育部長(荒谷 敏君) これにつきましては、予算査定等も受けておりまして、必要な部分、そして、1年間の活動に要する経費として、公民館活動に支障のない範囲内で今回要求をして通ったものでございます。
○委員長(出川博一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) それじゃあ、次、179、180。総合運動公園費、これも1,600万円の増額となっておりますけれども、今、教育部長話していただいたような説明でお願いいたします。
○委員長(出川博一君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) まず、増額の内訳という形で申し上げさせていただきます。総合運動公園の工事請負費でございますけれども、182ページでございます。こちらにございます、まず、エアコンの設置工事、こちらも新規でございます。駐車場整備工事、こちらは障がい者の方の対応を利便性よくするというところの工事、これは純新規でございますので、この2つ、まず大きいところで増額要因となっております。あわせて、以下のABグラウンドのBSO板設置工事、これは野球の得点掲示板的なもの、武道館のモニター設置工事、こちらも新規でございます。ですので、714万6,000円は新規の増額要因と、まず一つ捉えていただきたいということ、あわせて、備品購入費でございます。18節備品購入費にございます庁用器具費等793万8,000円、こちらはイベントで汎用的に使えるプロジェクター、生涯学習課だけではなく全庁的に使えるプロジェクターを新規で購入します。この分、委託事業の委託費が少し抑えられるということで、新規でございます。あわせて、機械器具費で400万、こちらの経費についても、純新規でグラウンド整備のトラクターを更新します。これ合わせるとおよそ1,600万となると思っております。
○委員長(出川博一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) 丁寧な説明、ありがとうございます。
じゃあ、最後にいたします。
その下、学校給食センターなんですけれども、学校給食センターの説明の一番下、運営・維持管理で前年比4,000万円の増額になっておきながら、給食センター全体では1,000万円の減額、これはどこかで5,000万円が減額になっていなくてないとこの筋のつじつまは合わないと思うんですけれども、そこら辺の要因をご説明ください。
○委員長(出川博一君) 学校給食センター所長。
○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 説明欄のその上にございます給食に要する経費でございますが、今年度の予算、約7,000万でございます。そこから、市の調理員がここから来年度抜けるということになりますので、約5,000万からのマイナスが発生するということでのマイナス1,100万の減という格好になります。
○委員長(出川博一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) では、幾つか質問させていただきます。
181ページ。10款6項3目給食センター管理費であります。2節でしょうか、給料に職員3人分の給料が予算立てされてありますけれども、その3人を配置し、調理部門については民間委託になっても職務内容等変わりがないのか、まずお伺いします。
○委員長(出川博一君) 学校給食センター所長。
○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 委託に係る職員につきましては、調理に関する市の調理員はおりませんけれども、事務につきましてはそのまま3名残って、施設の維持管理、こちらにつきましては、今までと変わらず、市で運営ということになりますので、この3名ということになります。
○委員長(出川博一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) 今も出ましたけれども、現場の調理員、職員として配置された現場の調理員はゼロということでよろしいですね。
○委員長(出川博一君) 学校給食センター所長。
○学校給食センター所長(郷右近 衛君) そのとおりでございます。
○委員長(出川博一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) 従前、給食センター配送業務ということで委託した経緯がありますけれども、今回、調理業務等業務の中にその内容も入っているのか、伺います。
○委員長(出川博一君) 学校給食センター所長。
○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 済みません。もう一度、お願いしてよろしいでしょうか。
○委員(若生英俊君) 給食センターの配送業務。
○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 配送業務も調理業務等の「等」に入ってございます。
○委員長(出川博一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) そうしますと、従前、シルバーさんで何年来やってきたんですけれども、民間業者さんのもとでもシルバーさんの配送というふうなあたりは想定されていますか。
○委員長(出川博一君) 学校給食センター所長。
○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 当初の業者の予定では、常勤の職員ということでは考えていたようでございますけれども、配送業務につきましても、調理業務もですが、なれた方ができればという話が協議の最中に出てまいりました。それで、シルバー人材センターで今までもお願いしていたので、いかがなものかということで、来年度、多分4名ぐらいがシルバー人材センター、そのまま継続するというような格好になります。
○委員長(出川博一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) それでは、調理、今までパート職員さんとして調理業務に従事していた人数をお願い申し上げます。
○委員長(出川博一君) 学校給食センター所長。
○学校給食センター所長(郷右近 衛君) まずは、パート職員40名でございます。それから、市の調理員が7名、それから、配送といたしましてシルバー人材センターのほうから7名ということで54名、そういう体制でございました。
○委員長(出川博一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) それでは、正規職員7名は入らないということですので、パート職員40名で、令和2年度以降継続の意思を示されている方はわかりますでしょうか。
○委員長(出川博一君) 学校給食センター所長。
○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 継続かどうかにつきましては、センターの裁量はございませんけれども、大体の方が残るというような内容というような感じで聞いております。
○委員長(出川博一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) そうしますと、全員ならばゼロということなんでしょう。新たに採用予定ということも業者から聞いていますか。
○委員長(出川博一君) 若生委員に申し上げます。これから民間になるわけですから、そこには市のほうではいろいろ何もできないというふうに、先ほどの答弁で私は理解したんですけれども。
若生委員。
○委員(若生英俊君) そのようなことで雇用の継続というふうな観点から、お聞きをしたところです。
賃金水準ということについては、維持、現状を、あるいはそれ以上の賃金水準という内容になっていますか。
○委員長(出川博一君) 委託ですから、民間のあれには市の意向はなかなか難しいと思いますけれども。
若生委員。
○委員(若生英俊君) 業務委託の内容に積算されるものではないんですか。そういう立場からお聞きしました。
○委員長(出川博一君) 学校給食センター所長。
○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 積算の中でもその数字は出ておりまして、大体、同水準の動きということで把握しております。
○委員長(出川博一君) ほかに質疑ございませんか。高橋委員。
○委員(高橋正俊君) それでは、2点ほど。
ページが40ページですね。21款3項1目2節の災害援護資金貸付金元利収入の646万2,000円の件ですが、先ほど、人数が54人という報告がありましたけれども、これは残高はまだどのぐらい残っているのか、お伺いしたいです。
○委員長(出川博一君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) 貸し付けの残高でよろしいですか。2月末現在で7,324万余となってございます。
○委員長(出川博一君) 高橋委員。
○委員(高橋正俊君) 余り詳しくはお話しできないと思うんですけれども、延滞している方は何人ぐらいいるんですかね。
○委員長(出川博一君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) 26件ございます。
○委員長(出川博一君) 高橋委員。
○委員(高橋正俊君) それでは、94ページ。3款3項1目19節の敬老祝い事業補助金についてでございますが、敬老会、27年から30年まで見ると三十何%なんですけれども、元年度は何%だったか、お伺いします。
○委員長(出川博一君) 高橋委員に確認いたします。三十何%というのは参加率のことなんですか。高橋委員。
○委員(高橋正俊君) こちらでちょっと調べたところ、27年が37.5%、28年が35.6%、29年が34.7%、30年が37%というパーセントになっているんですけれども、元年のものが載っていないので、何%か。(「何のパーセントなの」の声あり)これは参加者です。ごめんなさい。
○委員長(出川博一君) 長寿福祉課長、参加率でお願いします。
保健福祉総合支援センター所長。
○保健福祉総合支援センター所長(高橋弘美君) 元年度の参加率につきましては、まだ、実績のところの取りまとめのほうはこれからになります。
○委員長(出川博一君) 高橋委員。
○委員(高橋正俊君) ちょっと、補助金出すのに参加者が少ないような気がするんですよ。せっかく出すんですから、もう少し上げる方法というのは何かないんでしょうか、お伺いします。
○委員長(出川博一君) 保健福祉総合支援センター所長。
○保健福祉総合支援センター所長(高橋弘美君) こちらの敬老祝い事業につきましては、各行政区さんのほうに補助金というふうな形でお渡しをさせていただいております。各行政区のところで、世代間交流というふうなところで、対象者の方だけではなく地域の若い方なども引き込みながらということで、それぞれに取り組んでいただいていると認識しております。
○委員長(出川博一君) ほかに質疑。畑山委員。
○委員(畑山和晴君) 107、108ページ。4款1項5目の主な事業名及びその金額の欄で、特定不妊治療事業があります。昨年度500万の予算で、今年度300万だったんですが、昨年度だと見込み人数40名程度ということで設定したと思うんですが、今年度300万に対してどれぐらい見込んでいるのか、お伺いします。
○委員長(出川博一君) 子育て支援センター所長。
○子育て支援センター所長(猪股純子君) 本年度300万にしました理由としましては、昨年度500万でしたけれども、実施していく中で、それほど多い数ではなかったので、途中で補正で下げさせていただいたところで、今年度の実績に基づいて300万というふうに上げまして、20名から30名というところで上げております。金額もありますので。
○委員長(出川博一君) 畑山委員。
○委員(畑山和晴君) 昨年度の実績人数というのがまだ出てきていないんですけれども、現時点でお願いします。
○委員長(出川博一君) 子育て支援センター所長。
○子育て支援センター所長(猪股純子君) 2月末の時点で13名の方が申請をされまして、助成を済ませていただいております。
○委員長(出川博一君) 畑山委員。
○委員(畑山和晴君) 国の少子化対策支援の事業なんですが、どうしても体外受精、顕微受精ということで、当然、特定不妊治療なので、決まってはくるんですけれども、市独自としての、もう少し補完する、もっと不妊治療に対して、特定じゃない不妊治療に対して予算計上というところまではできないのかどうか、お伺いします。
○委員長(出川博一君) 子育て支援センター所長。
○子育て支援センター所長(猪股純子君) 現時点では、まず県の申請を受けられて、その上乗せという形でやっておりますので、今後の検討ということはありますが、現時点では今年度と同様の形で進めさせていただきたいと思っております。
○委員長(出川博一君) 畑山委員。
○委員(畑山和晴君) では、次に移ります。
147、148ページの10款1項2目の報酬のところのいじめ問題対策連絡協議会、21万円ということで、先ほど菅原委員のほうからもありましたが、この協議会のほうの構成員としての計上だと思うんですが、ここで、学識経験者等ではなく、もう少し保護者の委員としての参加というところまで広げられないのかどうか、お伺いします。
○委員長(出川博一君) 学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) まず保護者の代表ということで、PTAの連合会の保護者の方が来ておりますが、内容がどうしても個人的な内容ということに踏み込むような会議でもありますので、一保護者ということではなく、PTA代表ということで構成しております。
○委員長(出川博一君) 畑山委員。
○委員(畑山和晴君) どうしても、こういった協議会、第三者委員会ということになると、なかなか、やっぱり実際の現場の声を拾い上げられないという現実が全国的に見られます。やはりそういった現実的な声を聞いて、それを実際に実行、運営していくためには、もう少し、保護者というか、PTA会長1人だけじゃなくて、連合会長だけじゃなくてというところの枠を広げてもいいんじゃないのかなと思うんですが、その辺について伺います。
○委員長(出川博一君) 学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) どうしても、今、過剰にプライバシー侵害とか人権の侵害ということで、大変保護者のほうからも別な案件でいろいろ問題提示をされている状況ですので、ここは慎重に行っていきたいと思っております。
○委員長(出川博一君) 畑山委員。
○委員(畑山和晴君) ただ、この審議会、守秘義務もありますので、やはり多くのいろいろな意見を反映させるべきだと思うのですが、改めてその点踏まえ、お伺いします。
○委員長(出川博一君) 学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) やはりPTAを代表、保護者を代表するというPTA会長のほうにある程度の情報収集とかそういった部分をきちっと聞き取りをしていただいて、現場の状況とかもしっかりとこちらのほうで把握をしながら行ってまいりたいと思います。
○委員長(出川博一君) 畑山委員。
○委員(畑山和晴君) では、155、156ページの小学校費の工事請負費2,637万円、富ケ丘小学校エレベーター修繕工事、もろもろあるんですが、昨年の予算と比べると、昨年は東向陽台小学校エレベーター修繕料で338万円で、非常に、修繕工事というのが今回2,600万ほど上がっているんですが、これは今後もこういった形で予算として使われていくのか、修繕工事等が行われていくのか、お伺いします。
○委員長(出川博一君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) 今年度に関しましては、昨年度、エアコンの設置ということもございましてある程度抑えたところがございまして、今年度はこういったふうに上げさせていただいたところでございます。ある程度の年次計画を持ちまして適切な施設の運営ということで実施していきたいと思っています。
○委員長(出川博一君) 畑山委員。
○委員(畑山和晴君) 160ページ。同じく中学校の工事請負費なんですけれども、やはりこれも昨年604万円で、ことし4,111万4,000円かかっているんですけれども、やはりこれも今の小学校の工事請負と同じ考えでよろしいんでしょうか。
○委員長(出川博一君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) 先ほどの小学校の答弁した内容と、プラス、老朽化によって、毎年点検しているんですけれども、点検業者から、この辺はそろそろかえたほうがいいんじゃないかと言われた部分も上げておるところでございます。
○委員長(出川博一君) 畑山委員。
○委員(畑山和晴君) 小学校、中学校のやっぱり老朽化というところは、非常に今後特に費用としては負担が大きくなると思うんですけれども、現段階で、今年度と同じような予算になる可能性のある学校というところはどのぐらいを見込んでいるのか、お伺いします。
○委員長(出川博一君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) 修繕関係等々につきましては、今年度と来年度、学校施設等の長寿命化計画、今策定しているところでございまして、そちらのほうを活用いたしまして、ある程度の修繕の流れといいますか、そういったものをつくっていって対応していきたいと思っております。
○委員長(出川博一君) ほかに。安住委員。
○委員(安住稔幸君) それでは、109ページ、110ページになります。保健衛生費の13節委託料になりますか。上のほうであります。産婦健診事業200万がございます。具体的にどのように進められるか、お聞かせ願います。
○委員長(出川博一君) 子育て支援センター所長。
○子育て支援センター所長(猪股純子君) こちらの200万の内訳でございます。実施が10月からということで、年度の後半分として、出生に係る妊婦さんの数を半分としまして、200とした場合に、2週間目に5,000円までの助成と1カ月目に5,000円の助成というところで、200に1万円をかけた数でございます。
○委員長(出川博一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) 続きまして、産後ケア事業につきましても具体的に事業の進め方というか、どういうぐあいに進めるか、お聞きいたします。
○委員長(出川博一君) 子育て支援センター所長。
○子育て支援センター所長(猪股純子君) 今回、こちらの予算を計上する際に参考としましたのは、毎月行っております母子手帳交付時に妊婦さんの情報、そして、その中でハイリスク妊婦さんになり得る数というところで上げますところ、厚生労働省も言っています約1割の妊婦さんに産後鬱というところで予防が必要というところですので、後半、200のうちの1割ということで20名というふうに考えております。
○委員長(出川博一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) 産後ケアにつきましても、実施は10月からということで……。
○委員長(出川博一君) 子育て支援センター所長。
○子育て支援センター所長(猪股純子君) 10月からの実施と考えております。
○委員長(出川博一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) 続きまして、147、148ページになります。教育総務費の事務局費の中で、右側の備考というか、事業名の中で、社会科副読本作成事業というのが241万1,000円で上がっております。これはこれから、GIGAスクールということで、こういったものでもデジタル教科書というのか、デジタル教材、またはDG、こういったものをつくるお考えはあったでしょうか。
○委員長(出川博一君) 学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) こちらでございますが、今、社会科副読本のCD-ROMというものがあるんですけれども、こちらはパソコンに対応して授業をできるというようなものも今現在もございます。
○委員長(出川博一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) そうしますと、それをパソコンに入れて、それをiPadで見ることもできるという考えでよろしいんでしょうか。
○委員長(出川博一君) 教育次長。
○教育次長(二階堂浩一郎君) 現段階でございますけれども、技術的には、先生方が使用するノートパソコンのほうにインストールして、それをプロジェクターで映したり、大型ディスプレーで映して見せるというような形態になると思っています。
○委員長(出川博一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) そうしますと、特に、iPadをどこまで、どう使うかということが一番かなと思うわけでありますけれども、iPad、今の整備計画でいきますと、中学校から、高学年からだんだん下のほうにおりていくというような内容になっております。3クラスに1クラスということで考えますと、やはり同時に使うことはできない、ほかのクラスが。そうしますと、授業の中身でのiPadの使い方をいろいろ検討されてこれからいくということでよろしいんでしょうか。
○委員長(出川博一君) 教育次長。
○教育次長(二階堂浩一郎君) 授業の中でのiPadの活用でございますが、現時点で、小学校では子供たちの3分の1の台数ということになります。ですので、この状態であれば、1人1台環境を1日のうちに2回は体験することができるレベルの水準と考えております。授業の中で、グループで使用したり、あるいは、時には学習内容によっては1人1台環境で勉強するということが想定されてございます。
○委員長(出川博一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) 再度お聞きしますけれども、3クラス、4クラスくらいでしょうかね、大体普通ですと。その中で、各教科が違っても、iPadを同時に使うということはあり得るんでしょうか。
○委員長(出川博一君) 教育次長。
○教育次長(二階堂浩一郎君) 十分想定されてございます。
○委員長(出川博一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) 別なページになるかもしれませんけれども、そうしますと、例えばいろいろな対応が、子供たちへの運用にも使うということでありますと、やはり、DGとか、デジタル教科書、デジタル教材、そういったものを含めて、DGを含めて、やはり行っていく方向がよろしいんじゃないかと思いますけれども、その辺について、お考えはいかがでしょうか。
○委員長(出川博一君) 教育次長。
○教育次長(二階堂浩一郎君) 委員ご指摘のとおりだと思っております。これからプログラミング教育なども始まってまいります。また、「ロイロノート」と言いまして、子供たちが共同で学ぶのに使うアプリなども今回標準で入っておりますので、そういったことを活用しながら学習を深めてまいりたいと考えております。
○委員長(出川博一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) 続きまして、167、168ページになるかと思います。これは社会教育費の19節負担金、補助及び交付金ということで、いろいろ、団体に補助金が出ております。本年5月に富谷のユネスコ協会が設立される予定です。市の教育委員会の中に事務局も置かれるということであります。こちらのほうに対しての市のほうの補助というものについては何か考えていらっしゃるんでしょうか。
○委員長(出川博一君) 教育次長。
○教育次長(二階堂浩一郎君) お答えいたします。
今、事務局は、ご指摘のとおり、教育委員会の中に置かせていただいておりますけれども、あくまでもお手伝いという立場でございます。まだひとり立ちはしてございませんが、5月に設立し、自主運営という形でまずは進んでいく予定と伺っております。
○委員長(出川博一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) それはもちろんよくわかる話でございます。しかしながら、実際に、例えばほかの団体でも、市としてそういった文化団体、教育団体のほうに補助金として出しているところが実際にございます。やはり、この辺はぜひ、金額の多い少ないは別にしましても、やはり市としても応援していくというか、その辺の気持ちは必要なのかなと思いますけれども、いかがでしょうか。
○委員長(出川博一君) 教育次長。
○教育次長(二階堂浩一郎君) こちらのほうにつきましては、これからの計画ですとか、あるいはそれをもとにした申請などを見ながら検討してまいりたいと考えております。
○委員長(出川博一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) 続きまして、171、172ページ。文化財保護費についてお聞きいたします。この中で、報酬として文化財発掘調査員お一人分、また、重機オペレーターや資料集荷運搬業務等々がございます。そうしますと、何かしら予定というか、何かそういった具体的なものがあっての予算組みなんでしょうか。
○委員長(出川博一君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 今のお話のあった経費につきましては、特別ということではなくて、これまでも通常どおり計上されている経常経費でございます。ですので、市を挙げてどこかを発掘するということではなくて、通常の民地の開発であったり、個人住宅の拡張であったり、そういう場合に必要な経費として用意しているものでございます。
○委員長(出川博一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) そうしますと、今まで、本年度も含めて、実績はいかがだったんでしょうか。
○委員長(出川博一君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 実績というと、今年度であれば10件までいっていないと思います。10件までいっていないと思うんですけれども、例えばひより台にあるトヨタさんの入ってきた土地の発掘調査であるとか。また、民地、住宅メーカーさんが開発するというところは適宜やってまいりますので、その程度の回数を想定はしているところでございます。
○委員長(出川博一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) そうすると、実際、高く評価できるような文化財的なものが今のところ発掘されたというものは現時点であるんでしょうか。
○委員長(出川博一君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 今年度、これまでもですけれども、そういう一般的には住宅地が多いんですけれども、そういう中で、埋蔵文化財ですごく貴重なものが出ているというケースはございません。
○委員長(出川博一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) わかりました。
181ページ、182ページであります。総合運動公園費のほうでお聞きします。15節の工事請負費です。真ん中あたりです。先ほど、駐車場整備工事で障がい者用というようなお言葉があったような気がしますけれども、これについてもう少し詳しい説明をお願いいたします。
○委員長(出川博一君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 総合運動公園第1駐車場です。皆様よく使われる第1駐車場に現在も数台、二、三台の障がい者用のスペースを用意しております。ただ、時もたつにつれ、やはり障がい者の方の利用頻度だとか導線をしっかり見ていくと、もう少し手前のほう、エントリーしやすいような形での設置が望ましいと考えましたので、利便性の高い位置の調整ですとか、もうちょっと面的な拡大を考えているというところでございます。
○委員長(出川博一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) 私は前にも議会で何度か質問させてもらっていますけれども、やはり障がい者駐車場のほうには屋根はつけるべきと私は思っております。この辺については、ご検討いかがでしょうか。
○委員長(出川博一君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 今回の内訳の中には屋根の設置までは入ってございません。ただ、今、職員がとめている武道館の裏側の駐車場があるんですけれども、こちらのほうにも状況によっては障がい者の方を誘導しております。極力屋根のかかっている部分に近いところにも駐車できるようなスペースは今もございますので、それは臨機応変に対応してまいりたいと考えております。
○委員長(出川博一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) そうしますと、例えば階段、上に上がるところの、あの下ということなんでしょうか。
○委員長(出川博一君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 屋根のかかっている真下ということではないんですが、すぐ横のところに障がい者用のちゃんとマークもつけて、1台ですけれども、用意してございますので、そこは活用していきたいなと考えております。
○委員長(出川博一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) ぜひとも屋根の検討をお願いしたいと思いますけれども。
この中で、同じ武道館液晶モニター設置工事というものがございます。これにつきまして、もう少し説明を。
○委員長(出川博一君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) こちらは武道館入ってすぐのフロアに、今はホワイトボードつきの行事予定表を用意しております。そこに職員ないし臨時職員で日程を記載しておるんですけれども、やはり今回のような臨時的休館ですとか臨時的なイベント、そのようなものにやっぱり対応しにくくなってきていると考えております。ですので、モニター式にして、お客様にレスポンスよく施設の利用状況が把握できるように工事をすると、目に見えてわかりやすいところに設置するというところでございます。
○委員長(出川博一君) 皆さん、お諮りいたします。議事運営上、これからまだ追加質問する方はどのぐらいおいででしょうか。(「最後に1点だけ」の声あり)安住委員。
○委員(安住稔幸君) それでは、最後になります。
同じページで、学校給食センターのほうのお話、13節委託料。済みません、ページ数が違う。183ページです。183、184です。学校給食センター、13節委託料で、調理業務で上がっております。この内容から見ますと、改めて確認ということもあるのですが、食材の調達等につきましては、これは市で行うということでよろしいんでしょうか。
○委員長(出川博一君) 学校給食センター所長。
○学校給食センター所長(郷右近 衛君) そのとおりでございます。
○委員長(出川博一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) そうしますと、実際に委託先のほうには、調理業務、あと配送もありますか、調理業務と配送だけで、そのほかのものは、栄養士も3人、こちらのほうで雇うような形になっていますので、メニューとかそういったものについて考えるのも、全て委託業者のほうは調理と配送だけということで考えてよろしいんでしょうか。
○委員長(出川博一君) 学校給食センター所長。
○学校給食センター所長(郷右近 衛君) そのとおりでございます。
ただ、委託費は、主に1億1,000万の中身といたしましては、主なる経費としては、人件費が主なところでございます。ただ、四十何名、五十何名の職員を扱うところでございますので、福利厚生とかそういうふうな付随した経費も含まれた数字での委託金額でございまして、あくまでも調理と配送だけをやるという部分だけの人事管理というようなイメージでございます。
○委員長(出川博一君) この際、午後2時10分まで休憩します。
午後1時58分 休憩
午後2時10分 再開
○委員長(出川博一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
ほかに質疑ございませんか。若生委員。
○委員(若生英俊君) 166ページ、10款5項1目13節委託料であります。図書館整備支援業務、この額、計上されておりますけれども、詳細な内容について伺います。
○委員長(出川博一君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) こちらにつきましては、現在予定しております市民図書館整備を進めるに当たっての、まず、コンサルティング的な側面の業務でございます。大きく捉えればそういうところでございます。あわせて、市民向けのワークショップ的なものも考えております。計画からすれば、設計のほうにアプローチをしていてもいい時期ではございますけれども、今回、スイーツステーションとの関係も出てきておりますので、その辺の情報なんかも、市内部でしっかり議論したものを市民の人たちに伝えていくようなワークショップなども考えているというところでございます。
○委員長(出川博一君) ほかに質疑ございませんか。金子委員。
○委員(金子 透君) 済みません。私から1件だけ。
28ページ。使用料の6節の総合運動公園使用料というところでちょっとお伺いいたします。504万円計上されておりますけれども、料金ではなくて、占有している日時というか、時間というか、市内の方と市外の方と、大体どのぐらいになっているんでしょうか。
○委員長(出川博一君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 総合運動公園の30年度の実績で申し上げますと、全ての施設、全施設合わせますと、年間で約20万人の方にお使いいただいております。そのうち、市外の方は2万人程度というように把握してございます。
○委員長(出川博一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) 20万に対して2万ですか。そうすると、市外の方は約1割程度。じゃあ、実質の人数ではなく、稼働日数というか、実質使っている時間に対しての割合は大体どのぐらい、やっぱり10対1ぐらいの割合ですか。
○委員長(出川博一君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 件数で見た場合、どのくらいの件数で入っているかというと、大体先ほどの人数を件数に落としますと、3,000件の使用なんですね。市外の方ですと300件ですから、やっぱり1割程度ということにはなっております。
○委員長(出川博一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) それでは、料金の設定、市内の方と市外の方とどのような設定になっておるんでしょうか。
○委員長(出川博一君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 総合運動公園の施設、基本的には、屋外施設、グラウンドのみ、市外の方が使う場合は3倍の料金を頂戴するということです。それ以外は基本、市内・市外は共通でございます。
○委員長(出川博一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) さほどの歳入増とかということではないんでしょうけれども、整備するとき、国・県の財源もいただいて整備したというのは事実ですから、そんなに閉鎖的なこともできないのでしょうけれども、維持管理については100%自主財源でやっているわけですから、屋内の施設であれば同じというのは、なかなか、どうかなということはあるので、そこら辺もやっぱり市内の方と市外の方ときちっと差別化して、近隣自治体で、例えばどこかの自治体で、その自治体外の方に貸しているときの料金設定、いろいろ近隣自治体ありますよね。そこら辺と富谷と比べて、今大体どういう感じなんでしょうか。
○委員長(出川博一君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 委員さんのご質問の趣旨としては、やはり市民の方にとっての施設であろうから、市民の方にしっかり使っていただきたいという視点だと思っております。私どもも、教育長も含めた中で、極力市民の方に使っていただける料金体系であるとか、貸し出しの手法を検討しております。実は、検討した時期もありました。その際に、仙台管内の自治体の料金設定を見ますと、富谷市は本当に中間です。ですので、著しく高いということでもなく、安いというわけでもないんですけれども、平均的な数字としての施設使用料にはなっております。
○委員長(出川博一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) 最後の質問です。
あえて団体名は出しませんけれども、補助金をいただいて遠くのほうに遠征して練習に行くなんていう団体のことも聞いておりますと、本末転倒のような気がいたします。自前で立派な施設を持ちながら、市外の人が使っていたり、そこら辺を是正すべきということで積極的に取り組んでいただきたいなと考えております。いかがでしょうか。
○委員長(出川博一君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) これまでも市民の団体、スポーツ少年団、スポーツ協会、その他文化的な団体も含めて、極力、年間行事予定は優先的な配慮をした上で1年間の稼働をスタートしております。改めて委員さんのご意見も伺いながら、皆さんの目線に沿った、目線とあと実情に応じた活動に幾らでも協力できるような施設運営を努めてまいりたいと思います。
○委員長(出川博一君) ほかに質疑ございませんか。渡邊委員。
○委員(渡邊清美君) ページ数、39ページ、40ページの中の民生費2節の災害援助金なんですけれども、先ほど同僚議員がお伺いしたときに延滞件数が26件ということだったんですけれども、これは実態調査とかされているのか、お伺いします。
○委員長(出川博一君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) 滞っている方につきましては、電話ですとか、それから、電話でやりとりできない方につきましては赴いて相談等を行っているところでございます。
○委員長(出川博一君) 渡邊委員。
○委員(渡邊清美君) 貸し倒れにならないように、救済措置とかは考えていないのか、お伺いします。
○委員長(出川博一君) 長寿福祉課長。救済措置がないのかという質問だそうです。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) 救済措置といいますと、例えば自己破産者については、この前の条例の一部改正したとおり、納める必要がないといったところで、国の指導によって今検討されている最中だというふうに承知してございます。
○委員長(出川博一君) ほかに質疑ございませんか。
渡邊委員、先ほどの質問、ちょっと論理的に矛盾があるので、その訂正お願いしたいんですけれども、いかがでしょうか。
○委員(渡邊清美君) 「貸し倒れ」と言ったこと、訂正させていただきます。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 3件だけ、質問させていただきます。
148ページ、10款1項2目。いじめ問題対策に関しまして同僚委員から何件か質問があったんですけれども、いじめの低学年化という問題が起きているんですが、それとあわせて、やはり学校の中で荒れているというような話も私聞いているんですね。その問題が何で起きているのか、どのように分析しているか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) ちょっと予算に関した質問でないような。質問を変えていただきたいと思います。藤原委員。
○委員(藤原 峻君) では、予算ということで、別の質問に移ります。
178ページ、10款6項1目。これは予算に入ると思うんですが、東京オリンピック・パラリンピック開催記念事業に関しまして、1,000万円、こちら、あるんですけれども、予算ということで、こちらの事業をどのように行うのか。また職員さんがたくさん出て疲弊してしまうというような状況、これは大変問題だと思うので、しっかり業者にお願いするのかどうか。ここら辺どのように検討されていたか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 教育部長。
○教育部長(荒谷 敏君) こちらにつきましては、一度、全員協議会のほうでご説明しておりますけれども、運営については、まず、実行委員会を富谷市と大和町でつくります。そして、マラソンは結構人数が必要になります。委員おっしゃるとおり、職員の動員もあるかもしれませんが、できるだけそうならないように、今、ボランティア組織をいかようにか公募いたしまして、そういった部分を補っていきたいと思っているところです。
○委員長(出川博一君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
以上をもちまして本日の議事を終了いたします。
なお、3月9日の本委員会の開議時間は午前10時となります。
本日はこれにて散会いたします。
午後2時19分 散会
○委員長(出川博一君) 皆さん、おはようございます。
本日の出席委員は17名であります。定足数に達しますので、直ちに「予算審査特別委員会」を開きます。
日程に入るに先立ち、3月5日の本委員会におきまして、安住委員からの質問に対しての回答で、総務課長より発言訂正の申し出がありますので、発言を許可します。総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) おはようございます。
先週の総務常任委員会におきまして、安住委員よりご質問いただいたパソコンのウインドウズ7より10への切りかえについてというご質問に対し、私のほうより既に更新済みであるという回答を申し上げましたが、なおその後、確認をさせていただいた結果、現在更新中であるということでございます。
全て完了時期につきましては本年6月を目途とし、現在、更新作業に努めているところでございましたので、ご訂正のほう、よろしくお願いいたします。
○委員長(出川博一君) 議案第21号令和2年度富谷市一般会計予算を議題といたします。
なお、本日の日程は、一般会計のうち経済産業部及び建設部の所管に属する予算について審議をいたします。
なお、本会議において議案の説明を受けておりますので、これから、各担当課長等への補足説明を求めます。
最初に、産業観光課長。
[産業観光課長、農林振興課長、都市整備課長、都市計画課長が予算書のとおり内容の説明を行った]
○委員長(出川博一君) 以上で説明を終わります。
これより一問一答による質疑に入りますが、質問者及び答弁者は、要領よく簡潔な質問と答弁、そしてスムーズな議事進行にご協力くださるようお願いいたします。また、質疑は、ページ、款項目を明示され行ってください。
それでは、質疑ございませんか。菊池委員。
○委員(菊池美穂君) それでは、質問させていただきます。
134ページの8款2項2目、市道除融雪事業についてお伺いをいたします。
まず初めに、除雪車、融雪車がそれぞれ1台出動すると大体どれぐらいかかるのか、金額をお伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) これは1日当たりということでしょうか。除雪車につきましては、1時間当たりになりますけれども、約2万3,000円程度になります。それから、融雪車につきましては、1時間当たり約1万円程度になります。
○委員長(出川博一君) 菊池委員。
○委員(菊池美穂君) 承知しました。
それでは、ここ数年の出動回数の推移をお伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 大変申しわけありません。ただいま資料を持ち合わせておりませんでしたので、後ほどご回答させていただきたいと思います。
○委員長(出川博一君) 菊池委員。
○委員(菊池美穂君) 私の記憶が正しければ、今年度は除雪車が1台も出ていないということだったと思いますが、確認のためお願いいたします。
○委員長(出川博一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) そのとおりでございます。
○委員長(出川博一君) 菊池委員。
○委員(菊池美穂君) 除雪車が1台も出ていないということでしたが、そうなると委託先の損失はなかったのかなと思います。除雪車はいつでも出動できるように、地点、地点でいつでも準備していると思います。そういった場合、除雪のほうで委託先に支払われた業務以外のそういった金額はあるのかどうか、お伺いをいたします。
○委員長(出川博一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 除雪の出動は、今年度、今のところはまだございませんでしたけれども、この機械につきましては、市としてはリース料という形で業者さんにお支払いをしているところでございます。
○委員長(出川博一君) 菊池委員。
○委員(菊池美穂君) 承知いたしました。
それでは最後に、今後も異常気象や温暖化はさらに進むと思われます。さらに、気象庁が出している21世紀末の積雪の予測でも、日本の多くの地域で平均的な年最深積雪は減少すると見込まれております。8,020万円という予算は前年度とも同額でございましたが、この金額は固定でこの先も考えているのか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 当面はこの額で進めてまいりたいと考えております。
○委員長(出川博一君) ほかに質疑ございませんか。長谷川委員。
○委員(長谷川る美君) 134ページ、8款2項2目15節工事請負費の中の富ケ丘地区市道舗装修繕工事1,000万円についてお伺いします。
これは去年と同額になっておりますけれども、令和2年度はどの場所を予定しておりますでしょうか、お伺いします。
○委員長(出川博一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 令和2年度につきましては、今後、北部、それから南部両町内会長様とご協議をさせていただいて決定してまいりたいと考えております。
○委員長(出川博一君) 長谷川委員。
○委員(長谷川る美君) 確認ですけれども、去年はどの箇所の工事がありましたでしょうか、お伺いします。
○委員長(出川博一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 今年度につきましては、あけの平三丁目地区内の6メートル道路になります。この道路につきましては、以前から大和リサーチパークへの朝の通勤車両の交通渋滞、それから、本市水道の管の更新が必要なところということで、その路線を選定させていただいております。
○委員長(出川博一君) 都市整備課長、あけの平と言ったんですけれども、回答、間違いないですか。訂正じゃないですか。
○都市整備課長(高橋隆美君) 失礼いたしました。
○委員長(出川博一君) 富ケ丘でよろしいですか。
○都市整備課長(高橋隆美君) 富ケ丘の今年度の施工箇所でございますけれども、大和リサーチパーク工業団地がございます。そちらへの通勤車両が富ケ丘三丁目地区内の路線を多く通り、朝も渋滞を招いている路線だということで、舗装も著しく老朽化をしていたと。水道のほうも、そちらに漏水が頻繁に発生していたということで、水道管の更新も行ったということでございました。
地元の町内会長様からもぜひその路線を最優先に修繕をしてもらいたいという、そのようなご要望をいただいたものですから、今年度はその路線を修繕をかけたということでございます。
○委員長(出川博一君) 長谷川委員。
○委員(長谷川る美君) 1,000万円の予算でどのぐらいの距離といいますか、どのぐらいの整備ができますでしょうか。
○委員長(出川博一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 設計ベースにおきまして、おおよそ200メートルになります。
○委員長(出川博一君) 長谷川委員。
○委員(長谷川る美君) 対象路線に水道やガス管などが埋設されて、入れかえ工事が必要な場合、そのような場合はどのように工事が進められるのでしょうか、お伺いします。
○委員長(出川博一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 基本的には延伸も同じ財源でございますので、必要最小限の経費で舗装の修繕が終われるようにということで進めてはおります。
ただし、どうしても舗装の状態が思わしくなく、周辺の住民の方々にもご迷惑をおかけしているような路線につきましては、地元町内会長様等のご要望をいただき、優先順位を上げる必要があるというふうに考えております。
○委員長(出川博一君) 長谷川委員。
○委員(長谷川る美君) 続いて136ページ、8款2項5目15節工事請負費、新田橋長寿命化修繕工事9,500万円についてお伺いします。この工事の期間についてお伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 工事の期間につきましては、当事業は交付金事業ということもございまして、国のほうからの内示をまずはいただき、その後に発注の手続をとる予定でございます。これからのスケジュールでいきますと、ゴールデンウイーク明けぐらいに入札という流れになるかなと思います。工事期間につきましては、年度内いっぱいを予定しております。
○委員長(出川博一君) 長谷川委員。
○委員(長谷川る美君) その工事の内容についてお伺いします。
○委員長(出川博一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 新田橋につきましては、車道本線の橋梁が1つと、それから、両サイドに歩道橋がございます。この橋梁は別々な橋梁として存在をしておりまして、実は3橋の修繕という、同じ新田橋でありますけれども3橋という修繕になっております。
本線の車道のほうにつきましてはコンクリート橋でございますけれども、上部工の床版、それから下部工の橋台、こちらのほうにひび割れ等が発生しているものですから、そのひび割れの補修をいたします。また、橋面、車両が通る表面になりますけれども、こちらも老朽化しておりますので舗装の打ちかえをいたします。その他、橋梁の伸縮装置等につきましても修繕を行う予定でございます。
○委員長(出川博一君) 長谷川委員。
○委員(長谷川る美君) 最後の質問になりますが、工事の期間中の交通への影響などについてはどのようになりますでしょうか、お伺いします。
○委員長(出川博一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 今後、請負業者が決定次第、施工業者と協議を行っていきたいとは考えております。仮設の橋をつくって迂回路を設けるというのは非常に経費もかかると思いますので、できるだけ本線を片側交互にしながら交通に支障のないような、また、通勤時間帯にかからないような時間帯での施工を考えております。
○委員長(出川博一君) ほかに質疑ございませんか。渡邊委員。
○委員(渡邊清美君) 117ページから118ページ、労働費の19の中のシルバー人材についてお伺いします。
昨年の登録者数は515名だと記憶していましたが、現在何人の登録者数がいますか。
○委員長(出川博一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 503名でございます。
○委員長(出川博一君) 渡邊委員。
○委員(渡邊清美君) 済みません、その中で平均年齢を教えていただけませんか。
○委員長(出川博一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 平均年齢はちょっとわからないんですけれども、割合ということでちょっとお話をさせていただきたいと思います。65歳から69歳までで22.9%、70歳以上で72.4%という数字でございます。
○委員長(出川博一君) 渡邊委員。
○委員(渡邊清美君) 最近なんですけれども、近隣市町村で事故がふえているということを聞いたんですけれども、富谷市では昨年度どのくらい事故があったかをお教えください。
○委員長(出川博一君) 経済産業部長。
○経済産業部長(奥山育男君) 昨年度でございますか。ことしの状況ですか。(「ことしです」の声あり)いずれも把握しておりますのでご回答申し上げますと、昨年、平成30年は5件でございましたが、ことしは、現状、4月から現時点で16件という数字をいただいております。
○委員長(出川博一君) 渡邊委員。
○委員(渡邊清美君) 事故がふえているようなんですが、対策とかは立てられているんですか。
○委員長(出川博一君) 経済産業部長。
○経済産業部長(奥山育男君) もちろんでございますが、年に1回、安全就業大会というものを設けながら、会員皆様の意識啓発に努めているとともに、ことしに入りましてこのような事故が、主に除草業務での飛び石が主なところでございますが、安全作業班等も随時パトロールしながら、あるいは機会を捉えては安全な活動についての注意喚起をして指導を行っておるところでございます。
○委員長(出川博一君) 渡邊委員。
○委員(渡邊清美君) 済みません、次の質問に入ります。
135ページ、136ページ、15款工事請負費なんですけれども、あけの平6-56線、先ほど抑制対策ということをお伺いしましたが、具体的な内容をお伺いします。
○委員長(出川博一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) こちらの事業につきましては、これまで長年、このあけの平から大清水に抜けていくこの道路の交通量問題あるいは速度超過、速度対策、諸問題がございました。国土交通省のほうから、生活道路安全対策の路線の指定をいただきまして、新年度から交付金対象事業として実施する運びになりました。
工事の内容につきましては、まず、6メートル幅員の道路がございます。そちらの道路の交通量の縮減を目的といたしまして、ポストコーンを片側に設置いたしまして、片側交互でしか車が通れないような箇所を予定では5カ所ほどつくる予定でございます。そのようなことで、あえて通りづらい道路という形をつくり一般車両の通行量の縮減を図ってまいる、そういった目的で行ってまいります。
○委員長(出川博一君) ほかに質疑ございませんか。藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 118ページの5款1項1目、先ほどのシルバー人材に関しまして、同僚議員から質問があったんですけれども、保険対応がされなくなっているような自治体があるというような話も伺っていたんですけれども、要は事故がふえてしまって、保険に入ることがなかなか難しくなるよというような状況を伺ったことがあったんですけれども、そういうようなことというのは想定されていたかお伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 経済産業部長。
○経済産業部長(奥山育男君) そのようなことは、こちらのほうではお聞きしてございませんでした。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) けがをしたときの対策としては、やはり、保険に入っていて、それに対応されるという状況だったか確認をお願いいたします。
○委員長(出川博一君) 経済産業部長。
○経済産業部長(奥山育男君) 会員皆様のそういった保険がございますので、入ってございますので、今、委員のおっしゃられているような対応がなされているものと認識しております。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 続きまして、次の質問に移ります。
120ページ、6款1項3目農作物有害鳥獣等駆除事業につきまして、こちらの詳細な説明について、もう少し具体的にどのような形で処遇改善と資格取得の支援など行われるのか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) まず処遇改善等につきましては、これまで、金額で申し上げますと850円という金額でございましたけれども、新年度につきましては1,050円ということで、なぜ1,050円にしたかということにつきましては、これまでは資格を持っている方ではない形でのこちらの臨時職員等の基準を参考にしておりましたので、今回、いろいろ免許等資格をお持ちという方たちが皆さんですので、そういった1,050円の部分に上げたということでございます。
あと、新たなICとかの取り組みのことでよろしいでしょうか。新たなIC技術による捕獲の技術につきましては、今回、囲いわなというものを1基購入と、あとくくりわなのセンサーのついたわなを10基、あとカメラを3基ということで、捕獲について充実を図っていくというところでございます。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 前向きにどんどん進めていっていただいていることをうれしく思います。
続きまして、126ページの6款2項1目、森林環境整備基金というものが新しくできているかと思うのですが、こちらは何に活用されるような基金なのか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) こちら、説明の中でもちょっと申し上げましたけれども、簡単に申し上げますと森林整備、また木材の利用促進、そういったものに活用ということでございまして、今現在、本市でも各町村の情報を収集しながら、本市に一番適した活用方法について調査、協議中ということで進めているところでございます。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 続きまして、128ページなんですけれども、7款1項2目、街道まつりなどもあるかと思うのですが、町内でさまざまなイベントと職員のかかわりなどについては、今後、再考が必要かなと思うのですが、その見解についてお伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 街道まつりも含めて、各種イベントにつきましては職員の協力をいただきながら実施をしているところでございます。
イベント等につきましては、組織的な課題ということにもなるかと思いますので、その辺につきましては、総務担当部署とも連携をしながら進めていければというふうに考えてございます。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 一般質問でも述べていたんですが、代休などはしっかり、こういう大型イベントがあるときには100%とれるようにしっかり管理を行うのか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 当然、休日に出勤をしたということになれば、振りかえ休日、代休というふうな措置をしっかりととる必要がございますので、そちらはしっかりとるような形でお話をしていきたいというふうに考えてございます。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 続きまして、130ページの7款1項2目、とみやスイーツラボに関しまして、新商品開発コンテストなど行うということだったんですけれども、新商品開発を行う設備といいますか、機器に関しては、どのようなものを想定されていたのか。例えば乾燥機であるとか製粉機、オーブンとか、そういう機材がないと、なかなか新商品開発は大変なのではないかなと思うのですが、そこら辺の機材に関してはどのように考えられていたのか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) スイーツラボにつきましては、今年度実施をしたいというふうに考えてございます。
委員さんのほうからは、今、機器というふうなお話がございましたけれども、基本的には、新商品開発のための考え方であったりとか、そういったアイデアというふうな話になると思いますので、機器については、今のところは考えてはございません。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) アイデアももちろんとても大事なんですけれども、基本的に今、世界的にいろいろ新商品開発をやるときのトライ・アンド・エラーでも、試作品をつくっていくということが大変重要だと思うんですけれども、それは実際につくっていく、実際につくっておいしいかどうか確認するというのはどういう形でやっていくのか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 現在、当然、公民館等にもそういった施設がございますので、そういったところを活用したりということでは考えてございます。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 続きまして、132ページ、7款1項2目です。店舗取得改修促進事業補助金に関しましては、何件の利用を見込んでいたかお伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 店舗取得の予算上の見積もりでございますけれども、こちらにつきましては、店舗取得1件、店舗改修で1件、それから家賃の賃貸が3件ということで見積もってございます。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) こちらに関しては、新しく取得する場合だけのものなのか、それとも既存の店舗の改修というのには使えないのか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) こちらにつきましては、現在、空き店舗であったり空き家であるところに新たに出店をして、起業を行うというふうなことが対象となりますので、もともといた方が改修するというふうな場合については、対象とはなりません。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 続きまして、同じ目の小規模事業者経営改善資金利子補給補助金などあるかと思うのですが、今回、コロナの影響を受けている中で、中小企業の皆さんへの支援というのはこういうものを活用する形なのか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 今回の利子補給につきましても、当然、コロナの影響で経済については停滞している状況がございます。大変お困りな中小企業の方々がたくさんいらっしゃいますので、当然、こちらの利子補給が非常に効果があるというふうには考えてございます。
なお、あわせて、国のほうでもセーフティネットなどを公表しまして、全国的には、宮城県でいうと99.8%が中小企業、そして、そのうち84.4%が小規模企業でございます。経済の底、土台をつくっているのが中小企業でございますので、そちらについての対策については、国の制度並びに本市の制度も活用していただいて、今後、進めていっていただければなというふうに考えてございます。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) それに関しまして、県のほうで「新型コロナウイルス感染症の影響を受けた中小企業者の皆様へ 県制度融資による資金繰り支援をご案内します」というようなものがもう出ておりまして、こちら、県・市町村・商工会議所または商工会に認定の申請を行うとあるのですが、こういう制度があるんですよというのをしっかりと周知していただきたいと思うのですが、見解をお伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) セーフティネットの関係につきましては、既にホームページ上に掲載しておりますので、そちらのほうで周知をしていきたいと考えてございます。
○委員長(出川博一君) この際、午前11時5分まで休憩します。
午前10時54分 休憩
午前11時05分 再開
○委員長(出川博一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
菊池委員の質問で答弁を保留していた件について、都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) それでは、先ほど保留にさせていただいた件、ご回答させていただきたいと思います。
除融雪業務委託の委託料のこれまでのかかった経費の推移でございます。100万円単位でもよろしいでしょうか。それでは、平成30年度7,200万円です。平成29年度8,100万円です。平成28年度1億1,900万円です。平成27年度8,900万円です。平成26年度1億2,400万円でございます。過去5年でよろしいでしょうか。よろしくお願いいたします。
○委員長(出川博一君) ほかに質疑ございませんか。藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 先ほどの質問の続きなんですけれども、さまざまな補助金を市のほうでつくってはいると思うのですが、今回、本当に非常事態だと思うんです。私の知り合いのお店も実は倒産することになっておりまして、消費税増税のときにも知り合いの店が倒産していたという状況で、本当にダブルパンチで、本当に大変な状況なんです。
なので、今回、予算としてはつけてはいるんですけれども、もしその予算がなくなった場合に、補正なりでしっかり対応していただけるのか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 今回のコロナの状況で、中小企業につきましては大変な状況になっているかと、こちらでも認識をしてございます。
今回の予算につきましては、当初予算ということで計上させていただいております。今後の状況を見ながら、予算の増額等々につきましては判断をさせていただければというふうに思っております。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 例えば建築業界ですと中国から資材が入らないとか、本当に大変な状況を伺っておりまして、本当に一刻を争う状況だとは思うんですけれども、例えば商工会であるとか、経済団体であるとか、情報を密にやりとりしていただいて、必要な施策をしっかりと打っていただくということ、これに関しての見解をお伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) まさに現在、国難の状況かと思います。国のほうでも中小に無利子・無担保融資を行うなどという国の方針も示されたところでございます。そういった国の動向、そしてまた、くろかわ商工会、近隣市町村等々とも連携をしながら、必要な対策を図っていければというふうに考えてございます。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) また同じ130ページの7款1項2目なんですけれども、中小企業振興資金融資等利子補給補助金に関しまして、こちらは補助の割合が少なくなっているという状況なのでしょうか、確認、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 中小企業振興資金融資等利子補給補助金が前年度より少なくなっているのではないかというお話でしょうか。こちらにつきましては、融資残高が減少したことに伴います利子補給額の減少でございます。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 各利子補給の補助金に関しましても、今までの上限よりも補正対応ということになるかもしれないんですけれども、上限を上げるなどの対策も必要なのではないかなと思うのですが、そちらのほう、検討していただけるかお伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 今後の経済状況等々も踏まえて検討させていただければというふうに思います。
○委員長(出川博一君) ほかに質疑ございませんか。菅原委員。
○委員(菅原福治君) まず1点確認なんですけれども、今回の予算では、台風19号の被害を受けた農業関連、これについては補正でやっていますので一切載っていないということで、そういう確認でよろしいんですよね。
○委員長(出川博一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 今回の補正で繰り越しということにしておりますので、そのとおりでございます。
○委員長(出川博一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) それでは、まず初めに、115ページの5款1項1目労働諸費、労働雇用対策事業についてお伺いいたします。
これはシルバー人材さんと連携して、富谷茶復活プロジェクトも関係しておるんですが、高齢者就業の部分ではわかるんですが、富谷茶復活の方向性というか見通しについてお伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) シルバー人材センターに今取り組んでいただいております富谷茶復活プロジェクトにつきましては、引き続きこちらで連携、支援をしながら進めていくというところでございます。
○委員長(出川博一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) その中で、今回、市長の方針にもありましたように、市内農家で2,000本の作付をするというのと、前回、シルバーさんで1万本依頼しているという部分の関連についてお伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) シルバー人材センターにつきましては、この2,000本とは別に、今ある既存のものと、あと3カ所、シルバー自体が植栽したというところをメーンに取り組んでいただくというところでございまして、この2,000本については生産者に委託、栽培のほうをお願いしていくというもので、1万本については5年間で1万本という数字でございます。
○委員長(出川博一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) それはわかっているんです。2,000本は専用の農家、あとシルバーさんは1万本というのはわかっているんですけれども、合わせると1万2,000、そういう意味じゃないんですか。
○委員長(出川博一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) シルバー人材さんは1,100本を植栽済みということで、そちらの管理のほうを今やっていただいているということです。
○委員長(出川博一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) 去年1万本と言われていましたよね、執行部のほうで。1万本植えつけするんだと。それと、今回の専業農家の2,000本と、どこか関連性があるのかなという意味でございます。
○委員長(出川博一君) 経済産業部長。
○経済産業部長(奥山育男君) シルバーの1万本といいますのはなくて、1万本といいますのは、原木の苗木を復活させましょうということで、年2,000本ずつ、それを5年間で1万本を目指した取り組みを市のほうで行っております。
シルバーのほうにつきましては、既存の茶畑、原木とかあるいは静岡、狭山のほうから苗木を買って、今、栽培をしております取り組み、そちらの既存の分が500平米弱で1,100本ぐらい。あとそのほかに、静岡、埼玉から買って、今栽培していますのが約1,000本ぐらいですかね。シルバーのほうでは合わせて2,000……。失礼しました。事実、シルバーさんのほうでは原木プラスもともと在来種としたありました茶木も管理しながら、静岡、埼玉のほうから購入した1,100本の苗木を栽培しています。あと三、四年ぐらいですかね。四、五年の間で茶木として栽培をしているというような状況でございますので、1万本といいますのは、一般の農家さんのほうに5年かけて栽培した苗を育てたものを栽培してもらうと、今後栽培していただくというふうな取り組みのものでございますので、ご理解ください。
○委員長(出川博一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) いずれにしても、先ほど見通しを聞きましたけれども、お茶に関しては、専用農家をふやしていかないと、見通しというのはどうなのかなということなんですが、その辺についてはいかがでしょうか。
○委員長(出川博一君) 経済産業部長。
○経済産業部長(奥山育男君) 農家の皆さんにぜひこの富谷茶の栽培をということで、昨年来呼びかけをいたしまして、ことし、令和2年度につきましては、お二方に約1,000本ずつですので、面積的には2反歩ですかね。2,000平米でもって栽培していただくということになってございます。
また、その後も、次の年に向けましても、今新たな栽培をしたいという方もいらっしゃいますので、これからそういった取り組みを、啓発をどんどんしながら、栽培者を募って広げていければというふうに思ってございます。
○委員長(出川博一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) それでは、よろしくお願いいたします。
それでは、次は119ページですね。農業振興費の認定農業者育成でございますが、来年度の認定者の計画についてお伺いいたします。何世帯何人なのか、予定をお伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 認定農業者数につきましては、17件、1法人の計18件でございます。
○委員長(出川博一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) 久々に意欲的な数字でないかなと思うんですけれども、この効果というのはどういうふうに考えられているのか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 効果等につきましては、集約・集積化ということ、または法人化ということがございますけれども、そちらのほうに、皆さんいろいろな研修会、そういった場でも勉強しながら、そういった方向に向けて進めているというところでございます。
○委員長(出川博一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) ぜひお願いなんですが、おんないん会等々の活動は知っているんですが、本市は仙台の代表田を構えておりますので、ぜひ専業農家でも経営ができる支援をいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○委員長(出川博一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 委員おっしゃるとおり、私たちも農家の方々の所得向上等、さまざま振興を進めているというところでございますので、引き続き向上を目指して取り組んでいきたいと思います。
○委員長(出川博一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) 次に、127ページの企業誘致についてお伺いいたします。
今回、企業誘致の中で、奨励金のことしの見込みと来年度の計画についてお伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) こちらの企業立地促進奨励金ということでよろしかったでしょうか。令和2年度につきましては、企業数が2社でございます。今年度の見込みも2社でございます。
○委員長(出川博一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) 以前は、この辺はもっとあったんですが、これは一般質問でも取り上げましたが、ぜひともこれから戦略的な、攻撃的な企業誘致、予算を相当とっても構わないと思います。この辺は我が市の生命にかかわっている部分でございますので、ぜひ戦略的に今後取り組んでいただきたいと思います。
それでは、次に127ページの商工振興費、先ほども出ていましたコロナの問題ですけれども、5,900万円の融資の金額があるわけですが、これは資金繰り云々もいいんでしょうけれども、その他いろいろあると思いますけれども、名目というんですか、融資の種目というんですか、それについてお伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 中小企業の振興資金につきましては、従来から運転資金であったり設備資金、こういったものに対して融資が可能となってございます。
先ほど来お話をしております新たな小規模事業者についての利子補給につきましても、連帯保証人がなくあるいは信用保証料がない、あるいはその預託金もないということで、非常に小規模事業者については融資を受けやすいような内容のものを新年度から実施できればなというふうに考えているところでございます。
○委員長(出川博一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) これは限度額というのは内容によって違うんでしょうけれども、限度額というのは最高で幾らなんですか。
○委員長(出川博一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 限度額2,000万円でございます。
○委員長(出川博一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) ぜひ本当に大変な事態だと思いますので、ぜひ対応をお願いしたいなと思います。
同じく127ページの商工振興費の空き店舗取得、これは先ほども出ました。合わせると5件ということなんですけれども、1件、1件、3件の具体的な内容をちょっと教えていただきたいんですが、改装云々、改装はわかるんですが、その辺のちょっと具体的な例を挙げて説明いただきたいんですが。
○委員長(出川博一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 今回3件ということで予算計上させていただいております。これは、具体的にその取得をする方、改装する方が決まっているのかということからすれば、決まっているわけではございません。
現在、市内においても空き店舗、空き家等々ございますので、そちらを活用した地域振興、商工振興ができればということで、期待を込めて3件ということで予算計上しているところでございます。
○委員長(出川博一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) これは融資でなくて補助金なわけですよね。確認いたします。
○委員長(出川博一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 補助金でございます。
○委員長(出川博一君) ほかに質疑ございませんか。金子委員。
○委員(金子 透君) 済みません、繰り返しの質問になるんですけれども、確認の意味も含めましてお願いいたします。
130ページ、説明の一番下、利子補給補助金、これに関して、来年度と本年度と前年度と、それぞれの補給する利率の違いを確認いたします。
○委員長(出川博一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 利率につきましては同じでございます。(「うそでしょう。利子、違うさ」の声あり)
○委員長(出川博一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) 利子補給する分のことでございます。戻す分というか。手続していただきますよね、中小企業のお借りしていた分の利息の補充する分、補充していただきますよね、手続して。それの分の変動をお聞きしたつもりです。
○委員長(出川博一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 利子補給につきましては、以前は1%でございましたけれども、平成30年度からは0.5%ということで算定してございます。
○委員長(出川博一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) この件もなんですけれども、その次の中小企業の原資ということで4,600万円ありますけれども、先ほどの課長の答弁によりますと、今回のコロナの件を鑑みれば、恐らく資金ショートしてくる中小企業さんはかなり出てくると思うんです。情勢を見て、それから勘案したのでは、もう手おくれの遅い状態に陥る企業さん、中小の事業者さんは間違いなく出てくると思うので、いつでも即応できるように構えておくべきだと思うんですけれども、その辺の考え方、改めてお願いいたします。
○委員長(出川博一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 現在、くろかわ商工会さんとも連携をとってございます。くろかわ商工会さんのほうにも確認をしたところ、4件ほど相談があるというふうなことも伺ってございます。
また、国のセーフティネットの関係の減額の認定を、こちらのほうに申請してこられている中小企業の方々も数件ございます。
現状、非常に売り上げ等々が落ちているというふうなことはこちらのほうでも認識してございますので、当然、市として何ができるのかということも、今すぐにでも検討していかなければならない状況だということは認識してございますので、先々行うということではなくて、できることは速やかに行ってまいりたいなというふうには考えてございます。
○委員長(出川博一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) この件に関して、最後に質問いたします。
消費税増税後、GDPの実質年率が発表されましたけれども、年間マイナス6.何%という数値がたしか公表されたと思うんですけれども、それに耐え得る地元の商店主さんとかというのは、もうなかなか大変だという思いが一番なんです。
それで、先ほど、補給の利率が0.5%削減された今現状という理解なんですけれども、そこら辺をまだ富谷市独自にでも戻すとか、優遇策と言えるかどうか、本当に今回は行政の手助けがないと、もう大変な緊急事態になるだろうという私の認識なんですけれども、改めて考えをお聞かせください。
○委員長(出川博一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 現在の状況について、大変な状況だというのは委員と同様でございます。
今回、市としましても新たな利子補給の制度なども設けさせていただきました。
現在、国のほうのセーフティネットが各中小企業のほうに周知されてございます。その中で、もう既に、我々、そのセーフティネットの減少額について認定をしております。その対応をしてございますので、当然、これからもそういった方々いらっしゃると思いますので、相談に乗りながら対応してまいりたいというふうに思ってございます。
○委員長(出川博一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) 委員長、大変申しわけございません。今の件に関しては、かなり決定的なところもあるので、市長でないとなかなか踏み込んだお答えをいただけないのかなと思いますので、市長、どうぞお考えのほうをちょっとお願いいたします。
○委員長(出川博一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) ただいま課長が申し上げましたように、これまでの融資、支援とあわせて、今回、商工会さんから要望いただいたマル経融資の新たな制度も融資制度として新年度から、令和2年度から設けたところでもございます。
なお、あとこういう状況ですので、先ほど委員さんがご心配されている、枠がいっぱいになるということはありませんので、とにかくそういった申請があって、ある一定の条件が整っていれば、それはしっかりと全て対応して支援をしていくという体制でとっていきたいというふうに思っております。
○委員長(出川博一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) よろしくお願いします。
私からあと2件質問いたします。
134ページ真ん中、委託料、街路樹剪定業務3,500万円とあります。この街路樹の剪定3,500万円でどの範囲まで、富谷市全域なのか、それとも部分的なのか、わかる部分でお知らせください。
○委員長(出川博一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 市内全域でございます。
○委員長(出川博一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) 1つの考え方なんですけれども、市内全域3,500万円というのは、毎年3,500万円かかっているということだと思うんですけれども、街路樹は切ってなくすわけにはいかないんですか。
○委員長(出川博一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 実は、この3,500万円の予算につきましては、街路樹が植えてあるところの除草の経費も一緒に含んでおる予算でございまして、また、樹木につきましては、支障となってくるような樹木については、今後、整理が必要かなというふうに考えております。
○委員長(出川博一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) 木ですから、毎年大きくなって手入れしなければならないのは理解するんですけれども、毎年、これ、本当にもったいないなと思います。
1つの考え方としてですけれども、例えば街路樹そのままやっていると、歩道がぼこぼこになって不陸になっている。街路樹以外の部分でも別な費用がかかるということもたびたび見ているわけですけれども、例えばですけれども、富谷市の庁舎の周りでいえば、あの松の木で随分平板がぼこぼこになったのを何年か前にも直していると思うんですけれども、そこを1本置きぐらいに撤去して、花を植えて蜂蜜の蜜源にするとか。
○委員長(出川博一君) 一問一答でお願いします。
○委員(金子 透君) はい。そういう考え方には至らないでしょうか。
○委員長(出川博一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 街路樹も低木と中木、高木とさまざま種類がございまして、委員おっしゃられているのは恐らく高木の支障になってくることかなというふうに思っております。
こちらにつきましては、確かに根っこの徒長によりまして舗装が持ち上げられ波打つという、また落ち葉の問題、諸問題、多々ございます。これはこれからも道路管理上におきましていろいろ検討していく課題かなというふうに感じております。
○委員長(出川博一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) 柔軟な考え方で事に当たるというのも非常に大切でないかなと私は考えております。
次、最後の質問といたします。
142ページ下段のほう、工事請負費、西沢住宅3工区となっておりますけれども、これの積算、ここに金額2つ分出ていますけれども、積算根拠をちょっと教えていただきます。
○委員長(出川博一君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 現況を確認しまして、一番は外壁と屋根という形になってきますので、そちらの面積をまず算出いたしまして、その後、見積もりとあとは県の複合単価という形のもので安いものを使っているという形のもので、この3年間やってきております。
○委員長(出川博一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) 現年度の補正が本議会初日の日に出ましたけれども、たしか同じだと思うんですけれども、減額補正がなされたと思うんですけれども、全体の金額からすると30%ぐらい減額されたように私は記憶しているんですけれども、積算の積み上げと落札価格の開きはどういうところにあるんでしょう。
○委員長(出川博一君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) やはり、公共事業という形のものと補助金という形のものがございまして、経費という形のもので、うちのほうですと1.8という形のものでとっているんですけれども、業者さんのほうが頑張っていただいて、それを低く見ているという形のもので思っているところでございます。
○委員長(出川博一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) 予定価格についてはお聞きしませんけれども、最低価格の設定は、この工事、お幾らになっているんでしょうか。
○委員長(出川博一君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 財政課のほうの基準もあるんですけれども、塗装のほうについては、最低基準は設けていないという形で聞いております。
○委員長(出川博一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) 物品納入であるならばできた商品を納入するわけですから、これはお安いにこしたことはないという部分もあるんですけれども、塗装とかとなると、そこに技術的な面も加わったときに、最低価格の設定がないということは、安ければ一番安いところに落札して発注するという理解ですか。
○委員長(出川博一君) 最低価格は財政課なんですよ、財政課。金子委員。
○委員(金子 透君) 済みません。では、ひょっとしたら品質の劣るものが納品されるというおそれがあると、最低価格がないということは、そのように私は捉えたんですけれども、そこについて、こういう工事の専門家としての考え方をお聞きします。
○委員長(出川博一君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) うちのほうで仕様書という形で出しまして、そちらが相当のものを使うかどうかということで提出してもらって、そちらのほうで認めて、それを使っていただいているという形にしておりますので、そちらのほうはしっかり確認しておるところでございます。
○委員長(出川博一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) ちょっと考え方が違うんですけれども、その仕様書は入札のときの仕様書であったり、納品いただいたときの竣工検査であったりしたときにわかることであって、実際、落札業務が行われるときに、果たしてこの仕様書のとおりの価格で入れたかどうかという確認はどのようにするか、甚だ疑問なんですけれども。
○委員長(出川博一君) 西村副市長。
○副市長(西村一慶君) 工事の落札、入札に関しては、一定の仕様書に記載して、その技術水準に達したところが応札しているわけです。
価格の競争なわけで、一番安いところがとる。余りに低い価格で入札された場合には、その中身を全て確認をした上で、できるかできないかというところを一つ一つ業者と確認した上で決定していますので、技術的にはしっかりできるということを確認した上で事業を発注しております。
○委員長(出川博一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) 言っていることは理解します。であるならば、誰が見てもわかるように、この線から下回ったのはだめですよねという、この線をきちんと明らかにすべきと思うんですけれども、そこいら辺で、担当課の思惑が入ったり排除されたりというおそれがあるのではないかなと。
○委員長(出川博一君) 西村副市長。
○副市長(西村一慶君) 委員の言っていることもそのとおりだと思うんですけれども、価格でその線を縛るということはしておりませんので、あくまでも技術的にできるかどうかの確認はしっかりします。それが価格でできるというものではないので、ご理解をいただければと思います。
○委員長(出川博一君) ほかに質疑ございませんか。畑山委員。
○委員(畑山和晴君) それでは、127、128ページ、先ほどから出ています中小企業制度融資事業に関してなんですけれども、これは市長のほうにお伺いしたいんですけれども、利子補給のほうも、先ほど同僚議員から0.5%になって、またさらに戻してほしいというお話もありました。限度額が2,000万円ということで、この限度額を、こういうコロナの状況ですので、3,000万円ほどぐらいにまで引き上げての対応ということはできるのかどうか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) この融資の限度額2,000万円という形をとってございますけれども、こちらにつきましても、各銀行さん並びに信用保証協会との協議の上で定めている金額にもなってございます。現状では3,000万円というふうなお話がございましたけれども、そういった協議がないとなかなか金額の変更はできないということでご理解をいただければというふうに思います。
○委員長(出川博一君) 畑山委員。
○委員(畑山和晴君) 状況が今までの状況と全く今違うので、やはり、その協議というものを早急にして、いざ融資が足りない、必要だという人に渡せるような対策はもうとっておくべきだと思うんですけれども、そこについてお伺いします。
○委員長(出川博一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) まず、ご理解をいただきたいのが、本市の振興資金につきましては2,000万円を上限としてございますけれども、他の自治体を見ますと2,000万円までいっていない、1,000万円程度の自治体が多いというのもご認識をいただければなというふうに思います。
その上で、国のほうでも、先ほど来申し上げておりますけれども、無利子・無担保の融資を行うということで公表しておりますので、そういったものも活用していただきながら企業の立ち直りを支援していければなというふうに考えてございます。
○委員長(出川博一君) 畑山委員。
○委員(畑山和晴君) やはり、手厚い対応をしてあげることが行政の仕事だとも思いますので、改めて市長に融資に関して見解をお伺いしたいと思います。
○委員長(出川博一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 融資限度額につきましては、先ほど課長が申し上げましたように、上限2,000万円というのも若干ほかの市町村よりは高目で設定しているところでもございます。
さらに今後、こういった社会情勢を含めて、最大限支援できるメニューなり支援体制を検討していきたいというふうには考えております。
○委員長(出川博一君) 畑山委員。
○委員(畑山和晴君) 次の質問に移ります。
119ページ、120ページ、6款1項3目の、事業名で特産品定着推進事業、昨年度が30万円の予算で、今年度が392万6,000円になっております。イチジク、シャインマスカット、ぽろたん栗、ラズベリー、お茶等で定着品、特産品をということなんですけれども、これは生産者の方が生産をしてくれるということで了解を得てふえていった金額なんでしょうか。
○委員長(出川博一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 委員おっしゃるとおり、今年度、富谷茶復活プロジェクト関係の事業費系でふえたというところでございまして、委員がおっしゃったとおり、生産者2名おります。その方の支援分も含んでこの金額というところでございます。
○委員長(出川博一君) 畑山委員。
○委員(畑山和晴君) その生産者2名の方がほぼほぼ生産していくという理解でよろしいんでしょうか。
○委員長(出川博一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) いえ、今後は生産者をふやしながら広げていくということで考えております。
○委員長(出川博一君) 畑山委員。
○委員(畑山和晴君) この特産品については、ずっと一般質問等でも私のほう取り上げていましたので、生産者の方を広げていくというのは、もう見込みとしてはあるということでよろしいんでしょうか。
○委員長(出川博一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) そのほかにも数名の方からお話をいただいておりますので、今後、そういった方たちの植える部分とかも調整しながら取り組んでいくという予定でおります。
○委員長(出川博一君) 畑山委員。
○委員(畑山和晴君) では、次の質問に移ります。
129、130ページの、先ほども出ましたがスイーツラボの件に関してなんですが、市民、学生等をということだったんですけれども、TOMI+の富谷塾生の方々だと、ほぼほぼこのメンバーに当てはまるような気はするんですけれども、TOMI+の塾生との関係というのはどういうふうに考えているんでしょうか。
○委員長(出川博一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 委員のおっしゃるとおり、富谷塾にはスイーツ部というのもあって、そういった方々との連携なども当然できるのかなというふうに思ってございます。
そういった富谷塾生あるいはそのほかの生産者であったり、そういったこれからもスイーツを広めていく力になる方々と連携を進めていきたいなというふうに考えてございます。
○委員長(出川博一君) 畑山委員。
○委員(畑山和晴君) このスイーツラボの研究開発の中で、ご年配の方、何でご年配の方というかというと、秋保のおはぎがあれだけ全国的にはやってきているというところで、やはり、広い幅でいろいろな意見を得るべきだというふうに思うんですけれども、そういった本当に幅広い、特にご年配の方々を募集して考えていくというようなところまでは考えているんでしょうか。
○委員長(出川博一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 委員がおっしゃるとおり、シニア世代の方々のご意見というのも非常に大切だというふうに考えてございますので、あらゆる多様な方々のご意見をいただきながら進めていければというふうに考えてございます。
○委員長(出川博一君) ほかに質疑ございませんか。浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) 34ページになります。
歳入のところでお伺いをいたします。
16款2項4目1節農業費補助金のところで、農業次世代人材で150万円という数字が出されておりましたけれども、これは人数の件数、何件なのかお伺いをいたします。
○委員長(出川博一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 新規就農者に対します支援事業でございまして、1名の方に対してでございます。
○委員長(出川博一君) 浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) 先ほど来、質問が出ておりますが、132ページ、7款1項2目21節の貸付金についてお伺いをさせていただきます。4,695万円という数字が先ほど出ておりました。これは、上限が2,000万円ということでございましたけれども、今現在2,000万円の方々の貸し付けは何件数あるのかお伺いをいたします。
○委員長(出川博一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 2,000万円以上の貸付者の人数ということでしょうか。済みません、ただいまちょっと人数まではデータがございませんので、後ほどお話しさせていただきます。
○委員長(出川博一君) 浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) これは支払い期間というのは何年になっておりましたでしょうか。
○委員長(出川博一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 運転資金が据え置き1年以内で、運転資金については7年、設備資金につきましては10年以内で、運転、設備併用の場合につきましては7年以内ということでございます。
○委員長(出川博一君) 浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) これは、例えば2,000万円借りましたと。そして支払いもしていきますよね。そうすると、また2,000万円までの残りの分も借りられるような状況だったでしょうか。質問でございます。
○委員長(出川博一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) そのとおりでございます。
○委員長(出川博一君) ほかに質疑ございませんか。藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 136ページ、8款2項3目、通学路交通安全対策工事に関しまして、詳細な説明のほうをお願いいたします。
○委員長(出川博一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) こちらの対策工事の予算につきましては、毎年1回、市の交通安全プログラムというプログラムに基づきまして、学校関係者と通学路の安全点検を行っております。その中で、さまざまな通学路内で危険箇所等があった場合におきましては、年度内にしっかりと安全対策を対応していくということで経費を計上させていただいているところでございます。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 私も一般質問で質問した後に、かなりさまざま取り組んでいただいているなというふうには感じているんですが、実はひより台幼稚園近くでも小学生が事故に遭ってしまったというお話も伺っておりまして、今後もしっかりと推進を進める上で、やはり、予算の拡充ということ、会議をさらに多くするということも検討することが必要ではないかなと思うのですが、その点についてはどのように考えていたかお伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) この安全対策につきましては、近年、非常に重要な事業になってきておりますので、今後、検討してまいりたいと思っております。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 138ページ、8款4項2目、大亀山森林公園につきまして、平成30年も1,900万円ぐらい、前年が1,998万5,000円ということで、大体2,000万円前後、1,900万円ぐらいで大亀山森林公園のほうの管理費がかかっているかと思うのですが、パッケージとしてどこかに委託をして、例えば1,500万円で管理から企画部からそういうことまで、そういう募集をするというようなことというのは検討できないのか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 先ほど説明したとおり、展望台とか、あと今後、大亀山森林公園のやすらぎパークとかの使い方もありますので、あり方という形のほうで検討していかなくてはいけないと思いますので、あわせまして検討してまいりたいと思います。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 最後の質問になります。
142ページ、8款5項1目、いつも質問しているんですけれども、市営住宅に関しまして、ある方の声を紹介しますと、アパートに住んでいらっしゃった方、年金が少なくて、もうアパートでも暮らしていけないと。ただ、もう借りかえもできない。そうなってしまうと、市営住宅、公営住宅に入らざるを得ないんですが、富谷市にないので泉区のほうに移り住んだと。今まで富谷市で友達をつくってきたという方ですので、そういう方が晩年、富谷市でないところに移り住まざるを得ないという状況、これはやはりすごく残念なことだと思いますので、市営住宅の整備というものをしっかりと進めていかなければならないのではないかと思うのですが、見解をお伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 市としましても、多いという形では考えておりませんけれども、例年100戸という形のことで適切な管理をして運営をしてまいりたいと考えております。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 数としては近隣自治体から比べると本当に圧倒的に少ない状況です。さらに、県営住宅に関しましても、県としては新しいものをつくる考えはないということだったんですが、県内の市で唯一富谷市だけないという状況ですので、今後もしっかり求めていく必要があるのではないかと思いますが、見解をお伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 県営につきましては、引き続き要望のほうをしてまいりたいと考えております。
○委員長(出川博一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) 122ページ、6款1項3目委託料であります。
前のページに特産品定着推進事業とありまして、富谷茶復活プロジェクト業務ということとなりますけれども、それについて質問をいたします。
先ほど2人ということでありましたけれども、お二人のそれぞれの栽培をする方の地区はどこでしょうか。
○委員長(出川博一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 大童と志戸田地区でございます。
○委員長(出川博一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) それぞれに栽培適地というものがあるのではないかなというふうに思います。そのような中で、土壌診断とか専門家の診断等を経た経緯はありますか。
○委員長(出川博一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 1月に専門家の方々に診断等もしていただいております。土壌検査もしております。
○委員長(出川博一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) それでは、この事業が委託というふうな形でこのような予算が計上されてありますけれども、ちょっとイメージがいま一つ湧かないものですから、どのような形で、予算の内訳ということで質問させていただきます。
○委員長(出川博一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 内訳につきましては、メーンが日本紙通商に対しましての在来種の挿し木苗の委託ということでございまして、そのほか、通常のシルバーさんにお願いしている管理委託等も含んでいるというものでございます。
○委員長(出川博一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) そうすると、お二方の栽培者にはどのような支援ということになりますか。
○委員長(出川博一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 栽培者に対しましては、まず、苗木の部分でいいますと、委託の部分で全てこちらで持つと。ただ、一部ご負担はいただくという予定ではおります。
またそのほかに、今回、補助に対しまして、土壌改良ということで、そちらのほうの委託も含んでいるものでございます。
○委員長(出川博一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) そうしますと、具体的にお一方当たりどれぐらいの額の支援額になりますか。
○委員長(出川博一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 土壌診断と苗木を含めますと、約五、六十万円になるのではないかと思ってございます。失礼いたしました。約100万円ぐらいでございます。
○委員長(出川博一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) お一人当たりということで質問したんですが、お一人当たり100万円ということでよろしいですか。
○委員長(出川博一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) はい、1人当たりそのぐらいの額になります。
○委員長(出川博一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) それでは、2つ目です。
136ページをお願いいたします。
8款2項4目13節委託料です。市道穀田線詳細設計修正業務ということとなります。セブンイレブンから大清水方向に向けてということだと思いますけれども、未整備区間の件をこのような業務、予算立てということになろうと思いますが、その詳細をお願いいたします。
○委員長(出川博一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 市道穀田線につきましては、これまで道路の歩道設置の改良事業を進めてまいりました。用地の買収におきまして、ちょっと反対、ご同意をいただけない地権者の方がおったわけなんですけれども、今般、一地権者さんにおきまして、もうちょっと設計のほうを工夫していただければ、この改良事業に同意できると、そのようなご回答をいただいたものですから、ご要望に極力お答えできるような形で設計を修正いたしまして、この穀田線の拡幅を完了させていきたいと、そのように考えております。
○委員長(出川博一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) 今の説明で、一地権者というふうなこととなったわけですけれども、もうお一方の地権者の合意形成というか、一般的に考えると、そういったことの合意形成を受けて、こういった業務を進めるというふうなことが考えられますけれども、もうお一方の動向、動静というのはいかがなものですか。
○委員長(出川博一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 現在のところは、大変難しい状況でございます。
○委員長(出川博一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) そうしますと、お一方だけでもというふうな進め方もあろうかと思います。そうした場合に、この業務をした上で改修が前進するというふうな方向性が見えての今回の予算立てということでよろしいですか。
○委員長(出川博一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) そのとおりでございます。
○委員長(出川博一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) それでは、その他、着手して今年度の予算に入り切れなかったということの路線があろうかと思います。その1つの中に、西成田コミュニティセンター入り口の郷田線についての経過、今後の予定というようなことはいかがでしょうか。
○委員長(出川博一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 市道郷田線の改良の予定につきましては、今後検討でございます。
○委員長(出川博一君) ちょっと議事進行上、皆さんにお諮りいたします。
あと質問をされる方、追加で質問される方、何人ぐらいおいでですか。2人ですか。皆さんどうですか。続けて質問して……。若生委員は何件ぐらいですか。2つぐらい。じゃ、お昼を過ぎますけれども、続けて進めさせていただきたいと思います。
○委員長(出川博一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) もう一つ、今泉地区の深苗代線についても同様の質問をさせていただきます。
○委員長(出川博一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 深苗代線につきましても、今年度、相続登記が問題がございまして買収ができなかったところの2筆、今年度、買収させていただきまして、契約を完了させていただきました。
本線の改良工事につきましては、郷田線同様、今後検討させていただきたいと思っております。
○委員長(出川博一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) それではもう一つの質問です。
8款3項1目、同じページです。8節報償費、河川維持管理事業ということとなります。
それぞれ市で管理している河川、沼田川以下何河川か、確認をさせていただきます。
○委員長(出川博一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) この河川費の報償金の扱いにつきましては、県管理河川、赤石川、それから西川の除草、それから、市が管理している河川、沼田川、刈又川、穀田川、こちらの除草を行っていただいているところでございます。
○委員長(出川博一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) 管理区分ということで市と県の違いがあると、先ほど市が管理というようなことで申し上げましたけれども、訂正をさせていただきます。
竹林川の堤防部分というのはなかったでしょうか。
○委員長(出川博一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 失礼いたしました。竹林川、県管理部分と、それから宮床川、こちらのほうも愛護団体の皆さんに除草していただいているところでございます。
○委員長(出川博一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) 長年、地元で労力奉仕をもって奉仕作業ということでやってきた経緯があります。そのような中で、河川愛護団体、9団体、11団体、どちらかだったでしょうか。確認をさせていただきます。
○委員長(出川博一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 現在は9団体でございます。
○委員長(出川博一君) 若生委員、まだございますか。
○委員(若生英俊君) この件で。
○委員長(出川博一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) そんなことで、お一人当たり出面で5,000円というふうなことで、助成補助をしていただいている経緯があります。
そのほか、地元の区長さんによれば、別枠でもう少し助成補助されているんだというふうなこともお聞きしたところです。その内容について説明をお願いいたします。
○委員長(出川博一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) この河川愛護につきましては、市が事務局になりまして、県からの報償金をお預かりする形で、これまで昭和40年代後半からさせていただいております。
実は、昨年度、この市でお預かりしている報償金につきまして、額が80万円ほどになってきたものですから、このまま事務局で管理をするというのもいかがなものかということで、昨年度末、この団体の皆様にお集まりをいただきまして、この扱いについてご協議をさせていただきました。
その結果といたしまして、5年でこの団体の活動をされている方々に還元をしていくということで決定いたしました。お一人当たり600円程度、それから、除草の延長1メートルにつき4円という、そういった考え方で行っているところでございます。
○委員長(出川博一君) ほかに質疑ございませんか。安住委員。
○委員(安住稔幸君) それでは、まず歳入のほうで、21、22ページでございます。
2款地方譲与税森林環境譲与税が262万4,000円上がっております。これらの使い道というか、これが充当される事業は何でしょうか。
○委員長(出川博一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 充当につきましては積立金のほうになりまして、現在、他市町村の取り組みですとか、あと森林組合等関係者と協議をしておるところでございます。
本市に適した活用について情報収集等も行いながら今進めて、検討しているというところでございます。
○委員長(出川博一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) 続きまして、129ページ、130ページ、上のほうの委託料の部分になります。公式キャラクターグッズ製作、昨年もっと大きい金額が上がっていたわけでありますが、これにつきまして、もう少し詳細をお願いいたします。
○委員長(出川博一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 令和2年度のグッズの製作につきましては、シール1,000枚を予算計上しているところでございます。
○委員長(出川博一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) 観光交流ステーションとかTOMI+もそうですが、そういったところでキャラクターのグッズについての販売というのはいかがお考えなんでしょう。
○委員長(出川博一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 要綱上、そういったこともできるというふうなことを想定してつくってございますので、観光交流ステーションのほうでも販売が可能であれば行っていければなというふうに考えてございます。
○委員長(出川博一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) 続きまして、その下のほうのとみやスイーツPR用ポスター等作成業務について詳細をお願いいたします。
○委員長(出川博一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) こちら、昨年度まではとみや国際スイーツ博覧会ということでポスターを作成させていただいておりました。とみやスイーツ全体のPRをするポスターというのは今まで作成をしていなかったものですから、新年度については、とみやスイーツをPRする全体的なポスターを作成できればというふうに考えて予算計上してございます。
○委員長(出川博一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) そうしますと、ポスターの掲示場所なんですが、市内は当然なんでしょうけれども、市外についてはどのようにお考えなんでしょうか。
○委員長(出川博一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 当然、市内の施設等々はもちろんでございますが、市外につきましても、確実に今現在で決定しているところではございませんけれども、周知をするために必要なところに郵送してまいりたいというふうに考えてございます。
○委員長(出川博一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) 以前、泉中央の地下鉄の地下道に張ってあったのを、何の件かちょっと忘れましたけれども、そういったものがありました。そちらのほうなんかの交渉もぜひいいかなと思いますけれども、いかがでしょうか。
○委員長(出川博一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 委員の意見を参考に進めてまいりたいというふうに考えてございます。
○委員長(出川博一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) 続きまして、その下のほうのとみやスイーツラボ、とみやスイーツコンテストでございます。
ラボですと、そのものの商品の開発もそうなんですが、パッケージなんかも非常に大事かと思います。ここら辺については、よく東京なんかのほうに、関東圏におられる方のそういった専門のコーディネーターというか、そういった方との連携というのが大事かと思いますけれども、いかがでしょうか。
○委員長(出川博一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 富谷塾にはさまざまなそういったノウハウのある方々がたくさん入塾しております。そういった方々のノウハウあるいはその力をかりながらも進めていけるのではないかなというふうに考えてございます。
○委員長(出川博一君) 安住委員、あと何問ぐらいですか。
○委員(安住稔幸君) あと二つ、三つで終わりかと。
○委員長(出川博一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) 同じところで、スイーツコンテスト事業業務とあります。そうすると、スイーツコンテストも行われるということでよろしいんでしょうか。
○委員長(出川博一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) スイーツラボでさまざまなファンを育成していきたいというふうに考えてございます。
その新しい新商品なども開発をしていければなというふうに考えてございますので、そういった出口として、とみやスイーツコンテストも実施をしてまいりたいというふうに考えてございます。
○委員長(出川博一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) あと2件です。
その下のほう、19節負担金のほうで補助金、昨年までみやぎまるごとフェアというのがあったんですが、今回これが計上されておりません。理由をお願いいたします。
○委員長(出川博一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) みやぎまるごとフェアにつきましては、新年度は行われないということでの減額計上でございます。
○委員長(出川博一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) 最後になります。131、132ページの上のほうであります。店舗取得改修促進事業補助金、先ほどもお話がありましたが、これは全市内を対象ということでよろしいでしょうか。
○委員長(出川博一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) そのとおりでございます。
○委員長(出川博一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) これの限度額とか、その補助金額、その辺の詳細な制度についてお聞かせください。
○委員長(出川博一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) まず、ちょっとそれを申し上げる前に実施期間のほうを申し上げたいと思います。こちらの実施期間につきましては、令和2年4月1日から令和5年3月31日までの3年間ということになります。
補助の関係でございますが、店舗取得につきましては、こちらは初年度のみということで、補助率については2分の1以内の額ということで、上限が100万円でございます。改装費につきましても、こちらも初年度のみということで2分の1以内の額で、こちらも上限100万円。店舗の賃貸の関係でございます。月額の2分の1以内の額で、上限が2万円ということで、こちらにつきましては、契約の月から36カ月間、補助が出るということで、補助の上限額につきましては年額で24万円ということになっております。
中には、複数の経費が該当する場合がございますけれども、複数の内容が該当する場合であっても、補助額の上限につきましては100万円ということで進めたいというふうに考えてございます。
○委員長(出川博一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) 最後です。
そうしますと、この制度、すばらしい制度だと思いますので、これの周知ですね、周知方法。もちろんホームページ等にはきちんと載せていただきまして、目を引くような、そういったインパクトのあるような周知方法が必要かと思います。その辺についてのお考えをお聞きいたします。
○委員長(出川博一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) まず、広報4月号にこちらについての記事を載せたいというふうに考えてございます。あわせて、各行政区の方々にもわかっていただくために、行政区長さん宛てにもこちらのほうの周知のチラシをお配りをさせていただければというふうに考えてございます。
○委員長(出川博一君) 先ほどの浅野直子委員の質問で答弁保留とした件で、産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 先ほど、振興資金で2,000万円を借りている方が何人いらっしゃいますかというふうなお話でございましたけれども、現在、貸付金額2,000万円を借りている方につきましては24名でございます。
○委員長(出川博一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) 今の市内だけでの周知のようなお話なんですが、今のお知らせですね。広報とみや、そしてまた行政区長の皆様ということで。やはり、市外に対して出すものが大事かと思いますけれども、いかがでしょうか。
○委員長(出川博一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 当然、ホームページのほうにも掲載させていただきますので、そのほかにも、市外の方々にも知っていただくようなことを考えていければなというふうに考えてございます。
○委員長(出川博一君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
これより議案に対する討論を省略し、採決したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
○委員長(出川博一君) 異議なしと認めます。よって、これより採決をいたします。
議案第21号令和2年度富谷市一般会計予算について、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○委員長(出川博一君) 起立多数と認めます。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上をもちまして本日の議事を終了いたします。
なお、明日の本委員会の開議時間は午前10時となっております。
本日はこれにて散会いたします。
午後0時12分 散会
○委員長(出川博一君) 皆さん、おはようございます。
本日の出席委員は17名であります。定足数に達しますので、直ちに本日の「予算審査特別委員会」を開きます。
○委員長(出川博一君) 初めに、議案第22号令和2年度富谷市国民健康保険特別会計予算を議題といたします。
なお、本会議において議案の説明を受けておりますので、これから担当課長へ補足説明を求めます。健康推進課長。
[健康推進課長が予算書のとおり内容の説明を行った]
○委員長(出川博一君) 以上で説明を終わります。
これより一問一答方式による質疑に入りますが、質問者及び答弁者は、要領よく簡潔な質問と答弁、そして、スムーズな議事進行にご協力くださいますようお願いいたします。また、質疑は、ページ、款項目を明示され行ってください。
それでは、質疑ございませんか。藤原委員。
○委員(藤原 峻君) それでは、まず、228ページ。1款1項1目のオンライン資格確認対応業務というものが新しく出ておりまして、新しいものだと先ほど言っていたんですけれども、具体的にはこれはどういったものなのでしたか、確認をお願いいたします。
○委員長(出川博一君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) オンライン資格確認につきましては、マイナンバーカードが被保険者証として利用可能となるものになりまして、令和3年3月からの運用というふうな形となります。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 続きまして、221ページ。6款2項1目財政調整基金繰入金に関しまして、平成30年予算では1億6,000万円ぐらい、昨年少しふえたところから大分上がっているかなと思うんですけれども、この要因というのはどういったところだったのか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 財政調整基金につきましては、被保険者の減少による保険税の減、また、納付金額につきましては、令和元年度同等の額が見込まれるということで、その差額を補塡しているというような形となったために増額というふうな形となりました。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 先ほど、加入について少なくなっているということだったんですが、令和2年度はどのぐらいの世帯数を想定されていたのか、被保険者数もあわせて、お願いいたします。
○委員長(出川博一君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 被保険者数につきましては、年々減少傾向にあり、約1年間で200人程度減ってくるということで、8,100前後というふうなところで見ています。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) では、現時点での世帯数としてはどのぐらいなのか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 世帯数につきましては、約4,930世帯となっております。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 被保険者についてはいかがでしょうか。
○委員長(出川博一君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 8,180人となっております。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 昨年の予算で確認したときは5,038世帯ぐらい、被保険者が8,483人ということで、かなり減ってきている状況だなと思います。200人よりも減っているのかなというような感じもするんですけれども、この微減傾向といいますか、減る傾向というのは続いていくのか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 昨年5,000世帯というようなお話、今ありましたけれども、それらにつきましては税のほうの算定するための基礎数値というふうな形となりますので、資格のほうの管理とは若干人数は異なるかというふうには思いますけれども、減少傾向は変わらないというふうなところとなっております。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 減少傾向の続いている要因としましては、昨年度も説明があったかと思うんですが、後期高齢者への加入が一番多い移動だったのか、その要因としてはどのようなものがあったのか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 後期高齢者医療への加入がやはり一番多いというふうなところになっております。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 社会保険に加入して国保から抜ける方たちもいたと思うのですが、その方たちというのはどのぐらいいらっしゃったか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 令和元年の12月時点になりますけれども、939人となっております。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 次の質問に移ります。
軽減対象世帯数に関しまして、平成31年1月……。
○委員長(出川博一君) 何ページでしょうか。
○委員(藤原 峻君) これに関しましては、ページが……。いつもまとめて質問していたのですが、お願いいたします。
○委員長(出川博一君) いやいや、何ページですかと聞いているの。
○委員(藤原 峻君) ちょっと待ってください。ちょっと確認してから、また質問していいですか。
○委員長(出川博一君) ほかに質問ございませんか。高橋委員。
○委員(高橋正俊君) 1点だけ、お聞きします。
222ページですね。5款1項1目利子及び配当金の分で、財政調整基金というのがありますけれども、これの残高、幾らあるのか、お伺いします。
○委員長(出川博一君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 令和2年度当初繰り入れ後の基金保有額につきましては、11億3,000万というところになっております。
○委員長(出川博一君) 高橋委員。
○委員(高橋正俊君) 11億3,000万もあるということなので、一般会計と同じように、債券運用なんかを利用して利子の積み上げはできない基金なんですか、お伺いします。
○委員長(出川博一君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 済みません。もう一度、お願いしてよろしいでしょうか。
○委員長(出川博一君) 高橋委員。
○委員(高橋正俊君) 一般会計と同じように、債券運用して利子の積み上げはできない基金なのかということをお伺いしているわけです。
○委員長(出川博一君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 運用につきましては、規定によりそういったことができないようなところになっております。
○委員長(出川博一君) ほかに質疑ございませんか。藤原委員。
○委員(藤原 峻君) では、別な質問に変えたいと思います。ちょっとどの款項目に該当するのか、よくわからなかったので、ほかのところを質問します。済みません。
歳入に入ってくるかと思うのですが、219ページ、1款1項1目、国民健康保険税のところになるかと思うんですけれども、対象としている世帯の人たちの入ってくる国保税、それを軽減しているかと思うんですけれども、軽減している世帯数というのがどのくらいいたのか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 税務課長。
○税務課長(泉川潤哉君) 昨年も同じ質問いただいておりまして、私、ちょっと議事録見ましたら、言い間違いをしておりました。昨年は2割世帯が「213」と申しておったみたいなんですが、「713」の間違いです。5割が865、7割が1,306と、昨年申し上げたところです。
ことしは、直近の1月末現在で2割が729、5割が895、7割1,301となっております。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 済みません。7割世帯、7割軽減のところが、済みません、今、後ろでせきがあってそこがちょうどかき消されてしまって。もう一度、お願いいたします。済みません。
○委員長(出川博一君) 税務課長。
○税務課長(泉川潤哉君) 1,301世帯です。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) この軽減世帯の状況というのは、5割世帯ではふえている、2割世帯でもふえている状況みたいなんですけれども、生活がかなり厳しい、所得が少ないような状況の方がふえているという考えでよろしかったか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 税務課長。
○税務課長(泉川潤哉君) 軽減世帯がふえているというのは、基準も緩和されまして、そういったものでふえているというのが要因でして、所得も実際、平均所得としては若干減っているような状況にはありますが、大きなところは基準が緩和されたというところだと思います。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) では、平均所得は、令和2年度の時点ではどのくらいの平均所得の方たちが多いのか。平均所得というのはどれぐらいなのか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 税務課長。
○税務課長(泉川潤哉君) 2月の月割時点で145万8,789円となっております。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 所得が下がっている中で、やっぱり負担が大きい子育て世代への支援策というのは何か検討されていたか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 子育て世帯への支援策というのは、特にそのものに対してという支援策というのは特に考えていなかったところです。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 子育て世代の均等割の軽減について、以前質問して、検討するというようなお話もあったかと思うのですが、それについては今回の予算では入っていなかったのか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 今回の予算については含まれていないところになっております。ただ、検討については前年度から引き続き行っているというところで、進めているところとはなっております。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 続きまして、219ページのこれも歳入に結局入るのかなと思うんですけれども、結局、短期証というものの発行、1款1項1目に入るのかなと思うんですけれども、短期証の発行、平成31年度予算の時点で確認したときには、1カ月証、2カ月分のもので42件、3カ月証47件、6カ月証21件だったということなんですけれども、令和2年度予算時点での短期証の発行というのはどういう状況なのか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 徴税特別対策監。
○徴税特別対策監(佐藤健一君) 直近の数字となりますけれども、1カ月証が36件、3カ月証が50件、6カ月証16件の合計102件となっております。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 1カ月証の発行に関して、昨年度も申し上げたんですけれども、3自治体のみというような中で、そろそろ再考してみてはどうかなと。やはり、毎月とりに来なければいけないという本当に大変な状況もありますので、その検討状況について、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 徴税特別対策監。
○徴税特別対策監(佐藤健一君) 1カ月証の発行につきまして、3自治体というのは、市で発行している団体数になります。短期証あるいは資格証といったものについては、折衝の機会を得ることを目的としておりまして、本市では資格証のほうの発行はしておりませんが、県内の市では9市が発行しております。どちらか、滞納している方との折衝の機会を得ることを目的としておりまして、納付がなくても保険証を発行しておりますので、引き続き、このまま継続したいと考えております。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) それでは、今回の歳入の予算立てをするときに、収納率の算定では何%と見ていたか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 税務課長。
○税務課長(泉川潤哉君) 現年分に関しましては、収納率90%、滞繰分は15%で算定しております。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 平成30年度の収納率は幾らだったか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 税務課長。
○税務課長(泉川潤哉君) 決算ベースですけれども、平成30年度は現年95.7%、滞繰が27.42%でした。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 滞納のほうが大分ふえているというのはどういう状況なのか、お伺いたします。
○委員長(出川博一君) 税務課長。
○税務課長(泉川潤哉君) 適正な滞納整理を行った結果です。特に昨年はよい数字であります。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) では、例年に比べると、その収納率というのは今回どういうふうな状況になるのか、お伺いたします。
○委員長(出川博一君) 税務課長。
○税務課長(泉川潤哉君) 直近、1月末で現年79%、前年比0.34ポイントの増、滞繰分が21.45%、前年比マイナス2.2ポイントとなっております。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) かなり頑張っていただいているんだなというふうに感じております。
収納率に関しまして、財政調整基金を使える部分があるのではないかなとも思うのですけれども、保険税の引き下げに関しては何か活用というのができないか、検討はなされていたか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 財政調整基金を使って保険税を引き下げられないかというようなご質問だったんですけれども、これらにつきましては機会あるごとに答弁させていただいておりますが、先ほども保険税の減収、納付金の額の推移などを考慮しますと、基金を使って保険税を引き下げるということにつきましては、今後、その差が増加していく見込みもありますので、そこは大事に基金のほうは活用していきたいというふうに考えておりますので、被保険者の大きな負担増とならないように、今後も活用していきたいというふうに考えております。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 財政調整基金は使えないということだったんですが、結局、収納率、算定する段階では90%だけれども、実際の収納率としては、平成30年度で95.7、平成29年度で96.19で大体95%以上、5%以上の開きがある中で、結局、利用者さんに負担がかかっているのではないかと思うのですけれども、これをもう少し実態に近づけるというようなことは検討されていたか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 税務課長。
○税務課長(泉川潤哉君) あくまで予算で設定する収納率になるんですけれども、結果として、決算ベースで昨年度は95%行きました。ただ、今現在、騒がれておりますコロナウイルス等で経済活動が低迷続いたりしますと、これは収納率に直結していくわけで、本当にすぐ、これは収納率が落ちていきます。そういったことも考えますと、決して90%という設定は低いほうではないと考えております。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 今お話が出ました、本当にコロナに関しましては、生活状況が急激に悪化する方もいらっしゃると思いますので、本当に生活が成り立たなくなったようなときの支援策、これは大変重要だと思うんです。そちらに関しては、市としてはどのように考えていたか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) コロナに関してと特化したわけではありませんけれども、非自発的な失業というようなところにつきましては、それなりの軽減やそういった助成とかについてはございますので、そういったものを適用させるということになります。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) これも歳入にかかわると思うんですが、2款1項1目。滞納整理の状況だと思うんですけれども、滞納整理をしている状況というのは今どのくらいあるのか、現状をお伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 徴税特別対策監。
○徴税特別対策監(佐藤健一君) 現状の滞納整理は、督促や催告といったものだったり、各種財産の滞納処分、あるいは不納欠損などございまして、滞納整理が進んだ結果、現況の予算となっております。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) ちなみに、県には滞納整理は何人引き継いだ状況だったか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 徴税特別対策監。
○徴税特別対策監(佐藤健一君) 上期・下期合計で、令和元年度の分として49件、国保の分については27件となっております。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) その額については、滞納整理のほうに引き継いだ合計額というのはどのぐらいだったのか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 徴税特別対策監。
○徴税特別対策監(佐藤健一君) 令和元年度で、国保の分として950万1,800円となっております。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) こうして見ますと、昨年の予算のときよりも5件ふえ、お金としても300万ぐらいふえているという状況なんですけれども、かなりふえているんですけれども、これはどういったような感じなのか。払えるのに払えないのか。それとも、本当にお金がなくて払うのに苦労しているのか。どういうような状況なのか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 徴税特別対策監。
○徴税特別対策監(佐藤健一君) 金額がふえたというところは、件数としても、昨年度は国保の分として20件、今回27件ということで、件数がまずふえている部分がございます。それから、どんな人を滞納整理機構のほうに引き継ぐかというところにつきましては、その年度、その年度で対象者が変わってきますので、一概に所得がということはちょっと言えないかと考えております。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 滞納整理に関しては、やはり市民の生活状況を見るということが大変重要だと思います。ですので、県のほうにだけ出すのではなくて、市のほうで、やっぱり市の職員さんが責任を持ってしっかりと対応していくということが必要なのではないかなと思いますが、そのことに関して、見解をお伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 徴税特別対策監。
○徴税特別対策監(佐藤健一君) 滞納整理機構のほうに、国保のほうでは27件引き継いでおりますけれども、1月末現在での国保の滞納者は576件ございまして、27件というのはそのうちのほんの一部になります。ただ、滞納者で言えばその数字になりますけれども、今現在、滞納がなくても、おくれながら支払っている方とかという方も合わせますと、大多数は市のほうで徴収しておりますので、滞納者だけじゃなく、納税者の実態の把握にも努めております。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) あと3件でございます。
では、滞納整理機構への、市の職員さんは名人ぐらい県に派遣してきているのか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 徴税特別対策監。
○徴税特別対策監(佐藤健一君) 8名派遣しております。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) この職員のノウハウに関しては、どのように活用しようと考えていたのか。例えば人事異動になってしまったら、そのノウハウは使えなくなってしまいますので、そのノウハウの活用策について、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 徴税特別対策監。
○徴税特別対策監(佐藤健一君) 委員のおっしゃるとおり、滞納整理機構に行って徴税のノウハウを身につけた職員であっても、やはり人事異動だったり、あるいは昇格というようなものもあって、いつまでも税務課にいられるわけではございませんので、徴収技術を継承していくためには、ノウハウを持った職員を今後もふやしていけるようにしたいと考えております。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 最後に、県単位化2年目におきまして、予算全体でなんですけれども、予算書で工夫してきたところとか、苦労したところなどありましたら、お伺いしたいと思います。
○委員長(出川博一君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 令和2年度につきましては、都道府県単位化となって3年目というふうな形となります。予算においての予算編成などで工夫や苦労した点につきましては、歳出で大きく占めます保険給付費や国保保険事業費等納付金について、推計の段階から県と協議を重ね、十分な準備をしてきたところになります。また、保険者として、安定的に運営していくために、保険者努力支援精度を活用して最大限財源の確保に努めてきたとともに、次年度の交付金獲得のための国保事業を実施するための予算編成としたところが、工夫や苦労した点となっております。
そのほかには、毎年、国保につきましては制度改正が行われ、令和2年度においては、先ほどご質問にもありましたオンライン資格確認制度が導入されるということになりますので、それらの準備につきましても必要な予算を組んでおりまして、次年度につきましてはその準備について漏れなく進めていくというふうなところになろうかというふうに考えております。
○委員長(出川博一君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
○委員長(出川博一君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
議案第22号令和2年度富谷市国民健康保険特別会計予算について、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○委員長(出川博一君) 起立多数と認めます。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
○委員長(出川博一君) 議案第23号令和2年度富谷市介護保険特別会計予算を議題といたします。
議案の説明は受けておりますので、これから担当課長へ補足説明を求めます。長寿福祉課長。
[長寿福祉課長が予算書のとおり内容の説明を行った]
○委員長(出川博一君) 以上で説明を終わります。
これより一問一答による質疑に入ります。それでは、質疑ございませんか。藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 2件ぐらいだけ、質問いたします。
261ページの1款1項1目。400万円増ということ、先ほど、被保険者の増ということだったんですけれども、どのくらいの増を見込んでいたのか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 税務課長。
○税務課長(泉川潤哉君) 少々お待ちください。
400名ちょっとでございます。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 続きまして、266ページ、8款1項1目。低所得者保険料軽減繰入金に関しまして、昨年度の予算だと408万7,000円だったんですが、3,000万円を超える形にいきなりふえているという印象なんですけれども、これはどういった状況なのか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) 介護保険料の軽減につきましては、第1段階から第3段階までの保険料について、消費税の増税に伴いまして、今年度と令和2年度の2カ年をかけて段階的に軽減をしているところでございまして、令和2年度につきましてはその最後の年度となりまして、軽減率が最大となることから、増額となったところでございます。
○委員長(出川博一君) ほかに質疑ございませんか。長谷川委員。
○委員(長谷川る美君) ページ数、276ページ、3款3項3目。主な事業名の欄の上から5つ目、地域ケア会議推進事業67万4,000円となっております。この事業の内容について、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 保健福祉総合支援センター所長。
○保健福祉総合支援センター所長(高橋弘美君) 地域ケア会議推進事業につきましては、国のほうで地域ケア会議、5つの機能というふうなところで示してございまして、地域包括支援センターと、それから、保健福祉総合支援センターにおいて個別課題の解決や地域包括支援ネットワークの構築など取り組んでございました。今回、昨年度よりも若干計上しているというふうなところにつきましては、多職種をアドバイザーに入れる自立支援型の地域ケア個別会議というふうなことを開催する予定でございまして、その経費を計上したものでございます。
○委員長(出川博一君) 長谷川委員。
○委員(長谷川る美君) ただいまの答弁の中で多職種というのがありましたけれども、具体的にはどのようになっておりますでしょうか、お伺いします。
○委員長(出川博一君) 保健福祉総合支援センター所長。
○保健福祉総合支援センター所長(高橋弘美君) 多職種として想定しておりますものは、理学療法士や作業療法士などリハビリテーション職種と、それから、栄養士、歯科衛生士、薬剤師、そして必要に応じて医師を想定しております。
○委員長(出川博一君) 長谷川委員。
○委員(長谷川る美君) この会議なんですけれども、年何回というふうに決められて開催するのか、それとも、その都度といいますか、必要に応じてといいますか、どのように開催されるのか、その辺についてお伺いします。
○委員長(出川博一君) 保健福祉総合支援センター所長。
○保健福祉総合支援センター所長(高橋弘美君) 国のほうから明確に何回というふうなことではないんですけれども、年4回程度を想定しております。
○委員長(出川博一君) 長谷川委員。
○委員(長谷川る美君) 推進ということで、今後の検討で何か、推進について何か今後について検討していることがありましたら、お伺いします。
○委員長(出川博一君) 保健福祉総合支援センター所長。
○保健福祉総合支援センター所長(高橋弘美君) 個別で行う地域ケア個別会議につきましては、自立支援型というふうなところでございますので、支援者が自立支援に着目した質の高い支援が提供できるようスキルアップを図ることを狙いとしております。多職種の専門職が入ることにより、より多面的な視点を持って自立支援につなげることを狙いとしておりますので、ここで上がってきたものが各圏域のほうに浸透していって、より高いケアマネジメントが展開できるというふうに、それを狙いとしております。
○委員長(出川博一君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
○委員長(出川博一君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
議案第23号令和2年度富谷市介護保険特別会計予算について、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○委員長(出川博一君) 起立全員と認めます。ありがとうございました。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
○委員長(出川博一君) 議案第24号令和2年度富谷市後期高齢者医療特別会計予算を議題といたします。
議案の説明は受けておりますので、これから担当課長へ補足説明を求めます。健康推進課長。
[健康推進課長が予算書のとおり内容の説明を行った]
○委員長(出川博一君) 以上で説明を終わります。
これより一問一答による質疑に入ります。それでは、質疑ございませんか。藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 302ページ、1款1項2目。普通徴収保険料滞納繰越分に関しまして、昨年度の予算では76万円という状況だったんですけれども、今回ちょっと少なくなっているんですが、これは何人分ぐらいを想定していたのか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 徴税特別対策監。
○徴税特別対策監(佐藤健一君) 後期高齢者医療保険の普通徴収保険料につきましては、1月末現在で48名の滞納者がございます。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 今48名の方が納められていないということだったんですけれども、繰越調定見込み額の何%ぐらいを納めてくれるというふうに想定していたのか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 徴税特別対策監。
○徴税特別対策監(佐藤健一君) 15%を想定しております。
○委員長(出川博一君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
○委員長(出川博一君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
議案第24号令和2年度富谷市後期高齢者医療特別会計予算について、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○委員長(出川博一君) 起立全員と認めます。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
○委員長(出川博一君) この際、午前11時5分まで休憩します。
午前10時59分 休憩
午前11時10分 再開
○委員長(出川博一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
○委員長(出川博一君) 議案第25号令和2年度富谷市下水道事業会計予算を議題といたします。
議案の説明は受けておりますので、これから担当課長へ補足説明を求めます。上下水道課長。
[上下水道課長が予算書のとおり内容の説明を行った]
○委員長(出川博一君) 以上で説明を終わります。
これより一問一答による質疑に入ります。それでは、質疑ございませんか。藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 327ページの1款1項2目。ストックマネジメント計画策定等に1,577万円あるのですが、このストックマネジメント計画というのは、いつぐらいまでにできて、どういった内容のものなのか、詳細な説明をお願いいたします。
○委員長(出川博一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(齋藤英夫君) ストックマネジメントにつきましては、施設のリスク評価を踏まえ、施設管理の目標及び長期的な改築事業のシナリオを設定し、点検・調査計画及び修繕・改築計画を策定するものでございます。令和2年度中でございます。
○委員長(出川博一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) それと関係しまして、322ページに、耐用年数に関して、建物や構築物は50年、機械及び装置は20年というふうに書いてあるんですけれども、こちらの考えをもとにしたようなストックマネジメントということでよろしいんでしょうか。それとはまた別なんでしょうか。
○委員長(出川博一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(齋藤英夫君) それとはまた別です。
○委員長(出川博一君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
○委員長(出川博一君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
議案第25号令和2年度富谷市下水道事業会計予算について、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○委員長(出川博一君) 起立全員と認めます。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
○委員長(出川博一君) 議案第26号令和2年度富谷市水道事業会計予算を議題といたします。
議案の説明は受けておりますので、これから担当課長へ補足説明を求めます。上下水道課長。
[上下水道課長が予算書のとおり内容の説明を行った]
○委員長(出川博一君) 以上で説明を終わります。
これより一問一答による質疑に入ります。それでは、質疑ございませんか。藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 1件だけ、確認なんですが、353ページ。1款1項1目で、給水収益が1,095万8,000円下がっているということなんですが、富谷市、世帯数自体はふえている印象なんですけれども、明石台の宅地も販売されているという状況で、そういうものが順調に売れていったことなども含めた想定だとしてもこういう状況なのか、お伺いいたします。
○委員長(出川博一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(齋藤英夫君) 成田地区なんですけれども、あの1件、大手の企業の方が井戸水になってしまったということが主な原因でございます。
○委員長(出川博一君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
○委員長(出川博一君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
議案第26号令和2年度富谷市水道事業会計予算について、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○委員長(出川博一君) 起立全員と認めます。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上をもちまして、本委員会に付託されました全ての審議が終了いたしました。
暫時休憩をいたします。
午前11時18分 休憩
午前11時19分 再開
○委員長(出川博一君) 休憩前に引き続き委員会を開きます。
予算審査特別委員会における審査結果を議長に報告することになりますが、その報告書はお手元に配付のとおり報告したいので、内容を朗読いたします。
[委員長が予算報告書のとおり朗読した]
○委員長(出川博一君) ここでお諮りいたします。
予算審査結果につきましては、各種会計予算とも討論を省略し、採決の結果、各事件とも多数の賛成によって原案のとおり可決すべきものと決定されました。よって、お手元に配付の報告書を本定例会最終日に議長宛て報告したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
○委員長(出川博一君) 異議なしと認めます。よって、予算審査結果につきましてはお手元に配付のとおり議長宛て報告することといたします。
各委員のご協力によりまして予定どおりの審議が行われたことに対し、敬意を表するものでございます。
以上をもちまして、4日間にわたる予算審査特別委員会を閉会いたします。
大変ご苦労さまでした。
午前11時23分 閉会
令和2年3月12日(木曜日) 午前10時00分 開議
日程1 | 会議録署名議員の指名 | ||
日程2 | 議案第 1号 | 富谷市協働のまちづくり推進審議会条例の制定について | |
日程3 | 議案第 2号 | 富谷市議会議員の職にあった者の礼遇に関する条例の一部改正について | |
日程4 | 議案第 3号 | 富谷市民バス条例の一部改正について | |
日程5 | 議案第 4号 | 富谷市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例の一部改正について | |
日程6 | 議案第 5号 | 職員の給与に関する条例の一部改正について | |
日程7 | 議案第 6号 | 議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について | |
日程8 | 議案第 7号 | 特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正について | |
日程9 | 議案第 8号 | 富谷市固定資産評価審査委員会条例の一部改正について | |
日程10 | 議案第 9号 | 富谷市復興産業集積区域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部改正について | |
日程11 | 議案第10号 | 富谷市国民健康保険条例の一部改正について | |
日程12 | 議案第12号 | 富谷市道路占用料等条例及び富谷市公共物管理条例の一部改正について | |
日程13 | 議案第13号 | 富谷市道路の構造の技術的基準等を定める条例の一部改正について | |
日程14 | 議案第14号 | 富谷市下水道事業の設置等に関する条例等の一部改正について | |
日程15 | 議案第16号 | 令和元年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第4号) | |
日程16 | 議案第17号 | 令和元年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第4号) | |
日程17 | 議案第19号 | 令和元年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号) | |
日程18 | 議案第20号 | 令和元年度富谷市水道事業会計補正予算(第4号) | |
日程19 | 議案第27号 | 富谷市道路線の認定について |
議事日程のとおり
午前10時00分 開議
○議長(渡邊俊一君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
お手元に議案の正誤表を配付しておりますが、その内容の説明について、発言を許します。総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 今般お配りしております議案書の目次のところでございますが、議案第4号並びに議案第5号のところの表記につきまして、誤記がございました。まず、議案第4号につきましては、「条例の一部を改正する条例について」という表記になっておりますが、正式には「条例の一部改正について」ということと訂正をさせていただきたいと思います。あわせて、議案第5号につきましては、最後のところ、「ついて」のところに「・」が含まれておりましたので、そこのところにつきましてもあわせて訂正をよろしくお願いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。
○議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、14番出川博一君、15番浅野直子君の2名を指名いたします。
日程第2 議案第1号 富谷市協働のまちづくり推進審議会条例の制定について
○議長(渡邊俊一君) 日程第2、議案第1号富谷市協働のまちづくり推進審議会条例の制定についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。議席番号をお願いします。16番安住稔幸君。
○16番(安住稔幸君) 今回のこの条例の制定につきまして、市のほうというか、執行部のほうとしましては、まちづくり推進懇話会や市民協働セミナーなどいろいろ開催しておるわけでありますが、今回、この条例の制定、ルールの策定でというようなことでも聞いておりますが、もう少し、制定の目的につきましてお聞きしたいと思います。
また、この委員についてでありますが、これにつきまして、どういう内容で、こちらのほうを見ますと識見を有する方、また、市長が認める方ということになっておりますが、もう少し具体的なものをお示しいただきたいと思います。
また、開催日数につきまして、どの程度を予定されているか、お聞きしたいと思います。
以上でございます。
○議長(渡邊俊一君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) まず、1つ目、制定の目的ということでございます。こちら、目的につきましては、協働のまちづくりを推進するに当たりまして必要なご審議をいただくための機関として設置するものでございますが、まずは、新年度におきましては、まちづくりの基本となるルールの策定についてご審議をいただいてまいりたいと考えております。また、その後につきましては、協働の推進に関して重要な案件がございましたら、必要な都度ご意見を頂戴していくということで考えております。
次に、委員につきましては、具体的には今回条例をお認めいただいてからということにはなるんですけれども、現時点で想定していますのは、学識経験者、それから、関係機関、関係団体、それから、公募枠の設定ということで考えております。
最後、3つ目なんですけれども、開催日数につきましては、現時点では6回の予算計上をさせていただいているところでございます。
○議長(渡邊俊一君) ほかに。16番安住稔幸君。
○16番(安住稔幸君) ルールの策定にまずはとりあえずということであります。ルールの策定につきまして、確認も含めてなんですが、いつの策定を予定されているのか。そしてまた、やはり、こういったまちづくりの基本となるものかと思いますので、ルールの策定におきまして、やはりパブリックコメント、こういったものがやはり必要かと思っております。パブリックコメントの仕方なんですが、今までですと、ホームページのほうに載せているだけのような気がするんですが、やはりこういったまちづくりの基本的なものでありますので、例えば広報とみやに載せるなり、そういったものでじっくりと市民の皆様からご意見をいただくようなことも必要かと思います。その辺につきましてお聞きいたします。
○議長(渡邊俊一君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) それでは、まず1点目、いつの策定を予定しているかということにつきましては、まず、令和2年度内、新年度内の策定ということで進めてまいりたいと考えております。
それから、2点目、ルールの策定につきまして、パブコメの実施につきましては、実施する方向で考えておりまして、ハブコメだけではなく、わくわく市民会議など、広く市民の皆さんの意見を聴取しながら進めてまいりたいと考えております。
また、パブコメの実施方法につきましては、ホームページのみならず、広報でお知らせしながらということで進めてまいりたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。13番菅原福治君。
○13番(菅原福治君) それでは、関連なんですけれども、スタートは、たしか、新年度入ってから審議会スタートすると思うんですが、協働を進めるための制度やルール、これは先ほどもありましたけれども、令和2年度内に終了するということでいいのか、確認でございます。
それと、公募枠、これは組織の中に入っていないんですが、一般質問でも回答いただきましたが、公募枠は10人枠の中で決めるのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) まず、スタートについては新年度に入ってからということでございますが、まず、準備段階として、今年度から素案づくりということで進めてきているところではございます。最終的には、令和2年度中にこのルールの策定というところまで進めてまいりたいと考えております。
それから、公募枠につきましては、この10名の中での、枠の中での設定ということで考えております。
○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 今回の審議会の委員に関しまして、先ほど、関係団体ということでお話、説明があったかと思うんですけれども、例えば教育であるとか福祉関係の方も入っていくのか。幅広い多様な分野がありますので、幅広い方が集まるのかが、まず1点。
それと、ぜひ、若い人も委員に入れていただければなというふうに考えていまして、やっぱり50代、70代・80代ぐらいの方だとちょっと情報も古いということももちろんありますので、若い人の委員もぜひ入れていただけるとありがたいかなと思うんですが、見解をお伺いたします。
○議長(渡邊俊一君) 藤原議員、大丈夫ですか、今の発言で。もし何だったら、訂正できるんだったら訂正していたほうがいいですよ。じゃあ、もう一度、認めますから。
○6番(藤原 峻君) 済みません、訂正いたします。
若い方の意見もしっかりとやっぱり組み込んでいく必要があると思いますので、若い委員が入るのかどうか、そういうことも検討、年齢バランスも考えているのかどうか。
最後に、追記で、宮城大学が一番近くにある大学ですので、ぜひ、連携が必要かなと思いますので、その宮城大学との関係についてなど、どのように検討しているかなど、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) まず、1点目、関係団体につきまして、議員のおっしゃるとおり、多様な分野の方を選任するような方向で検討を進めてまいりたいなと考えております。
それから、若い人も委員の中にということにつきましては、今年度実施しました協働のまちづくりの懇話会の中でも委員の方からご意見として頂戴しているところでございましたので、こちらのほうも前向きな検討というか、積極的に委員のほうに含めるような方向で考えてまいりたいと考えております。
それから、宮城大学との連携ということでございますが、今年度の懇話会におきましても、宮城大学の准教授の先生に、座長のほうをご委嘱申し上げまして連携の中で進めてまいりました。また、「とみやわくわく市民会議」につきましても、宮城大学との連携という中で進めてきているところでしたので、引き続き、この連携を大切にしながら進めてまいりたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 今、答弁の中で、まちづくり推進懇話会というお話が出まして、今年度2回ほど開催しているかと思うんですけれども、その方たちのメンバーはちょうど10名なんですけれども、その方たちがシフトするのか、それとも、今各議員から出た話を踏まえて変えるのか、その辺のところについて、ちょっと感触的なところをお願いしたいなと思います。
それから、これは市長の諮問によって会議が開催されるわけですけれども、先ほどのお話だと、ルールの策定ということが諮問の内容になるのか。あるいは、それは最初のスタートであって、今後、こういう形まで持って行きたいんだというような形で、市長の諮問という形で提出されるのかどうか、お尋ねします。
それから、令和2年度の予算書の中で、先ほど回数が6回ということで、これは多分、協働総務費の4万3,000円が該当するんだろうと思いますけれども、そのほかに推進事業として61万2,000円が計上されておりますけれども、この中身もこれに関連することだろうと思いますので、お尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) まずは、1点目、懇話会のメンバーがそのまま引き続きになるのかどうかということにつきましては、基本的には、そのまま全ての方が引き続きということではなくて、まずは改めて人選のほうをしてまいりたいということでございます。その中で引き続きになる方もいらっしゃるかもしれないんですけれども、基本的には、まずは審議会は審議会で人選を進めていくということで考えております。
それから、市長の諮問機関として、まずはルールの策定ということについて諮問していくのかということにつきましては、まずは新年度はそのような形でルールの策定そのものを諮問していくという形で考えております。
それから、令和2年度の予算、こちらにつきましては、審議会6回の開催のほかに、わくわく市民会議の開催、それから、セミナーの開催の分につきましても、あわせて協働推進事業の中に予算計上しているところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) さっき市長の諮問機関ということでというお話がございまして、初年度はルールの策定ということなんですけれども、ある程度、いわゆる市が目指すものというか、そういうものも最初のときに市長の諮問という形でお出しになるご予定があるのかどうか、その点について、お尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) 済みませんでした。
市が目指すものを示すのかどうかということにつきましては、まずは、今年度、ルールの素案ということで策定を進めておりますので、こちらを踏まえた形で諮問をさせていただくということで考えております。
○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第1号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第3 議案第2号 富谷市議会議員の職にあった者の礼遇に関する条例の一部改
正について
○議長(渡邊俊一君) 日程第3、議案第2号富谷市議会議員の職にあった者の礼遇に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第2号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
○議長(渡邊俊一君) 日程第4、議案第3号富谷市民バス条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 提案理由にあります、利便性の向上ということで8月14日から16日までの3日間を運行しないということなんですけれども、これはあれでしょうか、ある程度、10月から検討されるデマンド型交通運行を意識した改正なのかどうか、その点についてお尋ねします。
それから、市民バスの運行業務について、令和2年度では5,392万2,000円を計上されていますけれども、これはその委託料の中には、8月14日から3日間運行しないということで、それを織り込んでの額なのかどうか、お尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) まず、1点目でございますが、10月の改正に意識して行うのかということでございますが、意識して行うこととしてございます。
2点目の委託料でございますが、それもある程度含んだ格好で検討しているということでございます。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) さっきの答弁でデマンドを意識したというふうな答弁だったんですか。わかりました。
それから、これについては、多分、工事時期がまだ先ですけれども、公営墓地との絡みとかその辺のところは、いわゆるそこに対するバスの運行とか、それはまだ3年ぐらい先の話ですけれども、そういうものもある程度織り込んだのかどうか。
(休憩後に撤回発言あり)
○議長(渡邊俊一君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) 今後、検討したいと考えてございます。
○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ございますか。11番長谷川る美君。
○11番(長谷川る美君) 今回、利便性の向上ということで、改正によって利便性の向上につながると思いますが、今まで何回か出てきましたけれども、土曜日の運行については、今現在、何か検討なさっていることがありますでしょうか、お伺いします。
○議長(渡邊俊一君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) その件に関しましても、今後検討していく予定としてございます。
○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第3号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第5 議案第4号 富谷市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例の一部改正について
○議長(渡邊俊一君) 日程第5、議案第4号富谷市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第4号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第6 議案第5号 職員の給与に関する条例の一部改正について
○議長(渡邊俊一君) 日程第6、議案第5号職員の給与に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。13番菅原福治君。
○13番(菅原福治君) それでは、今回の内容は4級と5級を明確にしたわけですが、まさかでございますが、この切りかえによって不利益というか、給料が下がるということはないでしょうけれども、そこを確認したいと思います。
それと、次に、考課と号俸の関係でございますが、考課によって、最高は何ランクの号俸が上がるのか、標準では幾らなのか等々が明確に示されているのか。それも公表されているのか。その辺をお伺いしたいと思います。
それと、今回7級を設けたわけですが、これによって全体的に何となく給料が上がった感じが見えますが、部長級の号俸が今まで80号俸から61と減っておりますが、これは人事院の考え方なんでしょうけれども、もしわかれば、その辺の考え方がわかれば、お伺いしたいと思います。
以上です。
○議長(渡邊俊一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 今回の給与改定に伴っての不利益があるかということでございますが、結論から申し上げれば、ございません。あくまでも現給保障をしながらも、俗に「わたり」という言い方をしますが、その際には現給保障するところに号俸は落ちるというような考えでございますので、そういったことはございません。
また、考課というようなところで号俸が上がるのはどれぐらいかというお話でございますが、これにつきましては、毎年、人事考課というものに取り組んでございます。それに基づきまして、最高で6号俸、最低ではアップなしということもございますが、あくまでも評価に応じてということでございます。標準は4号俸ということでございます。
あとは、考え方というところではございますが、今回の級制に伴う職責を明確にすることによって、特に4級から5級につきましては、主幹または課長補佐級がこれまで混在していたところについては整理されたのかなというふうに考えております。
○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。
○13番(菅原福治君) あと1点だけです。
やはりやりがいを発揮するためには、何歳で主査・主任、何歳で課長、部長になるには定年の何歳まで等々が明確にある程度目安があれば本当はいいんでしょうけれども、もしなければ、この機会にお示しをいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 部長職等につきましては、あくまでも市長による権限でございます。また、1級から、例えば2級への昇級というようなことについては、また、2級から3級というようなところについては、ある程度、高校卒、また、短大卒、大学卒、あとは既卒というものがいろいろございますけれども、それらに応じて、在職年数に応じて、2級へ、さらには3級へというようなふうには定まりはございます。
○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 今回、級のほうがふえたということで、大変近隣自治体に近いということで私は評価しているんですけれども。ただ、号俸の始まりによって、給料が大分自治体によっても変わってくるというようなお話も伺っておりまして、やはり優秀な人材を今後も継続して確保するためにも、その見直しというものも今後必要ではないかなと思うのですが、見解をお伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 号俸の始まりというのは、初任給のことをおっしゃっているんでしょうか。初任給取り扱いについても、本市だけではなく、定めに基づいて決定しているものでございますので、これはどこの自治体も同様かと思います。
○議長(渡邊俊一君) ほかに。14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 今回の改正の大きなところは、別表第2にある級別職務分類表、これに従来、4級のところに5級まで入っていたものが、新たに1つのランクというか、級が設けられたということなんだろうと思うんですけれども、その中で、現状は、条例、例規集に出ているあれで確認していくと、例えば1級で、臨床心理士、学芸員が追加になっていたり、3級では、主査、技術主査とかが追加になったり、5級では、室長補佐が追加になったりというような、従来の分類表にはなかったものが出ているんですけれども、その辺についての説明をお願いしたいと思います。
それから、これまで3級と4級の間に新たに別枠で明確な4級が入ったという、この考え方、先ほど、混在していたというお話があったんですけれども、単にその整理だけなのかどうか、お尋ねします。
それから、15ページ以下の附則のところ、附則の2と3、この内容が読んだだけではちょっとよくわからない。つまり、附則の2で職務の級の切りかえ、それから、附則の3で号俸の切りかえとありますけれども、これらについてもう少しわかりやすく説明いただきたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) まずは職制についてでございます。今までの、こちらの給料表につきましては、全員協議会でもご説明申し上げたかと思いますが、18年の制定でございます。18年当時においてその職になかったものは、今、15年を経て新たな職が出てまいりましたので、この機会を捉えて整理をさせていただきたいというものでございます。
あとは、4級、どうしたということでございますが、これまで、この級には、特に主幹職と課長補佐職が混在しておりました。その中においては、主幹職の職員であっても課長補佐職より上回る給料の職員も出るというようなことの逆転現象というようなことも起きていたのも事実でありますし、さらには、主幹職の方で、年齢に伴いまして最高号俸に到達するような方が既に想定されておりましたことから、この機会で、4級、5級ということで区分けし、その辺のところの整理を図ったものでございます。
あとは、附則の2号でございます。級の切りかえというところであったかと思いますが、これまで、従来であれば3級の方については、附則別表第1のところにお示ししておりますけれども、現在3級職にある者は新級においては3級もしくは4級のほうに、4級職であった者は4級もしくは5級のほうにということで切りかわりますというような意味合いでございます。
あと、3号の号俸の切りかえについてということで、附則別表第2のところで、4ページほどにまたがってございます。例えば最初の縦軸の旧号俸のところの真ん中あたりで15号俸というあたりをごらんいただければと思うのですが、例えば5級20号俸、旧号俸でごらんいただきたいのですが、5級20号俸の方の場合については、次の切りかえとしては6級の11号俸に変わりますよという見方ですが。それでは、一番下のところの31号俸、31と書いてある、一番下に31と、表のところ、ページ数で申し上げますと……。失礼しました。17ページの一番下のところの29号俸と表記されているところをごらんいただきたいのですが、ここは旧号俸を29号俸で、5級の29号俸の職員は次の切りかわりでは6級の14号俸に切りかわりますよという表の見立てになります。
そのことを一応この3号でご説明をさせていただいているということでございます。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) これは後で窓口に行ってよく確認させていただきます。
それでは、その中で、別表第2の級別職員分類表の中の3級のところから、最後の文言のところに、「長が規則で定める職の職務」という一文が3級以上のところに全部入っているんですけれども、この規則というのが、ちょっと例規集を見たんですけれども、見つからなかったので、どのようなことなのか、お尋ねしたいと思います。
それから、附則2号、3号のここにそれぞれ最後の文書のところで、「市長の定めるところにより」あるいは「市長の定めるところにより、必要な調整」とあるんですけれども、この内容をもう少しわかりやすくご説明いただきたいと思います。
それから、今回、給料表で7級が新たに新設されたわけですけれども、これは各自治体の判断でいかようにでも設定できるものなのか、これについてお尋ねします。
それから、ちょっと違和感があったのは、7級の新設された中で、ここに、15ページの一番最後のところに、この表の最後に、再任用職員で7級職35万6,800円とあるんですけれども、これは、なかなか今の現状の再任用制度、あるいはその方たちが担っている仕事の内容とかを見ますと、単純にここに7級を再任用で新設していいのかどうか、ちょっとその辺のところの見解をお尋ねします。
○議長(渡邊俊一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) ちょっと済みません。ご質問の前後するかと思います。
まず、級制の切りかえについて、市町村の判断なのかというご質問であったかと思いますが、おっしゃるとおりでございまして、その時期を見て、ですので、その市町村に応じて級制は定められてございます。市になったから7級、8級ということでは決してございません。
規則、別表第2の分類表に伴う規則の内容ということでございますか。それぞれの各級制の職務についてはこの別表第2にお示しのとおりでございますが、今度は、各それぞれの職制に応じた業務内容を規則に応じて定めてございます。今ちょっと手元に規則はございませんが、特に専門職についてのそれぞれの事務所掌と業務内容についてを定めたものとなってございます。
再任用職の7級における35万6,800円という設定についてというご質問であったかと思いますが、こちらも同様に、この給料表につきましては人事院勧告に基づいて定められているものでございます。再任用職員につきましても同様でございます。仮に7級職の再任用職が今後出るやいなやというところではなく、定められた人事院勧告表に基づいて、今回、制定をさせていただくものとなっております。
あとは……。(「市長の定めるところ」の声あり)失礼しました。号俸の関係で、「市長の定めるところによる」というお話でございます。こちらにつきましても、定例な形としてはこの表に基づくものとなっておりますが、これによらないイレギュラーな場合が出てくるケースが考えられます。さらに、懲戒処分等を課す職員が今後出ることも考えられます。そういったときにはこれによらずというようなところで、市長の定めるところにより協議の上で決定するというようなケースも想定し、このような表記としているものでございます。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) そうすると、今度の4月1日でこれが施行されると、4級以上の方全員が新しい給料表になるということかどうか、その辺の運用についてお尋ねいたします。
それから、先ほどの答弁にありました再任用職の7級35万6,800円、これは人事院で決めたものだからということなんですけれども、であれば、今の現状の再任用されている方の運用上は、例えば課長職であればそのまま5級のところの28万9,700円にシフトしていくのか。あるいは職務の内容によってその辺は運用上で調整している部分があるのかどうか。
その2点についてお尋ねします。
○議長(渡邊俊一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 再任用職につきましては、最終的な職階に応じて級制については設定をさせていただいているところでございます。
基本的には4月1日以降、今回級制が切りかわる職員については全て変わります。
○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第5号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第7 議案第6号 議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について
○議長(渡邊俊一君) 日程第7、議案第6号議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 平成28年10月に報酬改定されたんですが、そのときの附帯決議として「定期的な審議を踏まえ」と書いてあったんですが、その定期的な審議ということに関して、市としてはどのような形で検討されていたのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 定期的なというよりも、そのタイミングを見計らっての審議の開催が必要か有無かというようなところについては内部でその都度検討はしてまいりました。
○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託を省略することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定をいたしました。
本案については、富谷市議会会議規則第51条の規定に基づく発言通告がなされておりますので、これより討論を行います。6番藤原 峻君の発言を許します。
○6番(藤原 峻君) 議案第6号について、反対の立場から表明をさせていただきます。
平成28年10月に報酬が改定されております。改定時の特別職給料等審議会による答申には、附帯決議として、給料及び報酬額については、市制施行後、行政需要等を勘案し、段階的及び定期的な審議を踏まえ、類似団体を基準とし、将来的に改定することが望ましいと示されております。
今回の富谷市特別職給料等審議会の議事録を拝見しました。厳正な議論の中で出た結論であり、中身については議会としても重く受けとめなければいけないと考えております。ただ、その中で、施行日が、令和元年10月に発生した台風19号の被害が甚大であることから、市民感情や財政状況等を勘案し、令和2年11月1日にするとあります。
現在、新型コロナウイルスの感染拡大が金融市場を直撃し、コロナ暴落という様相を呈しております。さまざまな感染封じ込めの対策で業績の悪化は避けられておりません。実際に友人の店も3月の歓送迎会のイベントが軒並み中止となり、閉めることになりました。建築業界では中国から資材が入ってこない状況です。また、一斉休校等により、フリーランス、非正規雇用の方を中心に大きな損害を受けております。
9日の日経平均の終値が先週末比1,050円99銭安の1万9,698円76銭で、下げ幅は2018年2月6日以来です。日経平均は、最近の高値をつけた2月6日からの約1カ月で17%を超える大幅安となっております。東証一部の時価総額524兆4,560億円と昨年末比で約123兆円も減少、内閣府が9日に発表した2019年10月から12月期の国内総生産の改定値が年率換算で7.1%減と、速報値から大幅に下降修正をされております。これにコロナによる下方修正が入り、とてつもない状況になるかと思います。
年金基金の運用も間違いなく損失が今後膨らむという社会情勢です。
このような生活状況が悪化している中ですので、議員みずから身を切る改革の一環として、時期の見直しを検討する必要があると考え、反対をいたします。
○議長(渡邊俊一君) ほかに討論はありませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより議案第6号を採決いたします。この採決は起立によって行います。
本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(渡邊俊一君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第8 議案第7号 特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正について
○議長(渡邊俊一君) 日程第8、議案第7号特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託を省略することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定をいたしました。
本案については、富谷市議会会議規則第51条の規定に基づく発言通告がなされております。
これより討論を行います。5番渡邊清美君の発言を許します。
○5番(渡邊清美君) 私は、議案第7号特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正について、反対します。
前回の給料等審議会の審議から4年が経過しました。今回の給料等審議会では、市長10%、副市長10%、教育長5%と答申が出されています。しかし、議案では、市長の給料は改定されず提案されています。前回の特別職の給料引き上げ時にも市長の改正はありませんでした。審議会の議事録を見ましたが、その中で、宮城県平均から見ても市長の給料は大きく下回っており、増額してもよいのではないか。他自治体と比べると市長の給料が低く、果たしてこれでいいのだろうかという意見が出されています。
市長は重責を担い、休みなく市民のために働いています。市長給料を10%アップしても89万3,600円と、他自治体と比べても高いわけではありません。最低でも全国水準の給料が必要だと思われます。昨年の台風19号、今回の新型コロナウイルス感染症など、予測のできない事態が続いており、改正の時期を再検討しながら、給料等審議会の方針に従い特別常勤職の給料及び旅費の改定を求め、反対討論とします。
○議長(渡邊俊一君) ほかに討論ありませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより議案第7号を採決いたします。この採決は起立によって行います。
本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(渡邊俊一君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第9 議案第8号 富谷市固定資産評価審査委員会条例の一部改正について
○議長(渡邊俊一君) 日程第9、議案第8号富谷市固定資産評価審査委員会条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第8号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第10 議案第9号 富谷市復興産業集積区域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部改正について
○議長(渡邊俊一君) 日程第10、議案第9号富谷市復興産業集積区域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 1件だけ、質問いたします。
復興に、震災から10年たってきたということで、国としては区切りというような話も出てきているころなんですけれども、この条例改正というのはいつぐらいまで続いていくものなのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 税務課長。
○税務課長(泉川潤哉君) 令和2年度が、令和2年中の取得が最後になるのではないかと聞いております。
○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第9号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第11 議案第10号 富谷市国民健康保険条例の一部改正について
○議長(渡邊俊一君) 日程第11、議案第10号富谷市国民健康保険条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 今回、現行と改正で、被用者保険等保険者を代表する委員が削除になっているんですけれども、被保険者の方の声が届きにくくなるのではないかと思うのですが、見解をお伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) こちらの被用者保険の保険者を代表する委員というふうなところでは、社会保険に加入されている方のそちらのほうから見た意見をいただくという形でこれまで行ってきたもので、被保険者の意見につきましては、被保険者代表の方を委員のほうに含めておりますので、その方から意見をいただくということで可能かというふうに考えております。
○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第10号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第12 議案第12号 富谷市道路占用料等条例及び富谷市公共物管理条例の一部改正について
○議長(渡邊俊一君) 日程第12、議案第12号富谷市道路占用料等条例及び富谷市公共物管理条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 改正条例第1条、第2条とも、道路占用料等条例と公共物管理条例なんですけれども、この改正なんですけれども、適用される具体的な事例について、わかりやすいようにちょっと説明をいただきたいなと思います。
それから、多分、電柱なので継続使用ということになるんでしょうけれども、その他の方もいると思うんですけれども、この辺の周知期間は間に合うのかどうか。例えばきょうの議決で、4月1日から施行ということですので、その辺についてお尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) まず、適用される具体的な事例ということでございますが、道路占用許可につきましては、こちらの占用料金の大半が電柱による占用料金になってございます。一部個人の方の占用許可もございますけれども、それにつきましては、雨水管等の埋設管というような内容になってございます。
また、公共物の使用料金につきましても、こちらも約使用料金の半分程度が電柱による公共物使用という形になっておりまして、それ以外のものにつきましては、個人の方もしくは企業様の通路として公共物の敷地を使用するというような許可の内容になってございます。
それから、周知の期間につきましては、道路占用料金につきましては、9割方が民間企業様の許可になっておりまして、こちらにつきましては全国的な3年に1回程度の改正という形になっておりますので、企業様におきましてもそのようなことは想定されているのかなということで考えてございます。また、公共物の使用許可者の方々につきましては、この条例が可決いただきました後にしっかりと周知をさせていただきたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑はありませんか。14番出川博一君。
○14番(出川博一君) これの使用料については、令和2年度の当初予算では占用料等条例の部分は944万4,000円、それから、公共物に関しては28万円という予算計上されておるんですけれども、これは来年度の増収はどのぐらいになるのか、お尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 改正後の料金で試算をさせていただきましたところ、道路の占用料金につきましてはおよそ1,000万円程度になるものと考えてございます。それから、公共物の使用料金につきましてはおよそ29万弱くらいを見込んでいるところでございます。
○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第12号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
この際、午前11時10分まで休憩をいたします。
午前10時57分 休憩
午前11時10分 再開
○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
出川博一君より発言の申し出がありましたので、それを許可いたします。14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 先ほど私の質問の中で、議案第3号富谷市民バス条例の一部を改正する条例につきまして、後段部分で、ちょっと錯誤した質問をしてしまいましたので、そこのところを削除願いたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 議事録から削除するということで提案がありましたので、許可します。
日程第13 議案第13号 富谷市道路の構造の技術的基準等を定める条例の一部改正について
○議長(渡邊俊一君) 日程第13、議案第13号富谷市道路の構造の技術的基準等を定める条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第13号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第14 議案第14号 富谷市下水道事業の設置等に関する条例等の一部改正について
○議長(渡邊俊一君) 日程第14、議案第14号富谷市下水道事業の設置等に関する条例等の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第14号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第15 議案第16号 令和元年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)
○議長(渡邊俊一君) 日程第15、議案第16号令和元年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)を議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 議案書77、78ページ。第6款第1項1目の保険基盤安定繰入金、それから、その下の同じく保険者支援分についてお尋ねします。
一昨日の令和2年度の当初予算の答弁の中で、いわゆる保険税の軽減分ということで、2割から7割軽減まで入れると2,925人という答弁がございまして、それに対し、加入世帯が何世帯なのか。そして、その場合、軽減対象比率、これをお尋ねしたいと思います。そういう意味で、多分、これは従来は50%を切っておったんですけれども、今はどんどん高くなって6割近くなってきているというふうに思いますけれども、その認識でいいのかどうか。その2点についてお尋ねします。
○議長(渡邊俊一君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 加入世帯につきましては、令和2年1月末で4,953世帯となってございます。
○議長(渡邊俊一君) 税務課長。
○税務課長(泉川潤哉君) 国保税の予算、これは補正の審議なんですけれども、予算の推計の仕方というのが、過去3年等の調定額とそれに収納率を掛けて算定しているもので、その中に軽減世帯がどのぐらい含まれているかというのは加味しておりません。
○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「軽減率が毎年どんどん高くなっているんじゃないかというふうなことについての答弁をお願いいたします」の声あり)
税務課長。
○税務課長(泉川潤哉君) 先日の予算特別委員会でもお話ししたとおり、今回といいますか、毎年なんですけれども、2割軽減世帯ですと、平成30年度基礎控除額33万円、プラス50万円、掛ける被保険者数という計算だったものが、令和2年度からは、基礎控除、プラス51万と、1万ほど上がっております。5割軽減に関しましても5,000円ほど上がっておりますので、そういった基準の緩和によって増加していると、そういうふうな見方をしております。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) この制度そのもの、これはいわゆる一般会計からの繰り入れ分ということなんですけれども、これは補正後のもので見ると、保険税軽減分で約1億1,800万、それから、保険者支援分で見ますと6,300万ぐらい。両方入れると1億8,000万ぐらいになると思うんですけれども、仕組みとすれば、このうちの4分の3はいわゆる補助金、国・県支出金で補助金として入ってきて、4分の1、市が負担しなくてはならないと思うんですけれども、この負担額が毎年上がっていくということにつながるのかどうか。その辺のところを確認いたしたいんですけれども。
○議長(渡邊俊一君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 国・県の負担割合と市の負担割合については、規定により変更するということはございません。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 変更することはないということになれば、その分、いわゆる軽減者がふえるということは、市の一般財源からの繰り出しが多くなるというふうに見込まれますので、そういう意味で、2年前、30年度から県単位化になったんですけれども、今後の方向として、いわゆる後期高齢のように、全県同じ保険料になるというような動き、この辺についての見通しといいますか、現在、県でどの程度検討が進んでいるのか、お尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 保険税の軽減や保険者支援分のそういった保険基盤安定繰り入れにつきましては、負担割合は変わりはありませんが、制度上、改定がございますので、また、国保の年齢構成としまして高齢者世帯がふえるということで、毎年ふえている傾向にはございます。県単位化になりまして、国保税や保険料の統一については、まだ明確に協議されているわけではなく、新たに再来年度からの国保の県の運営方針において、どこまで盛り込むかということをこれから県内市町村と県とで協議をしていくというふうなところになりますので、まだ、いつの時期に統一化が進められるかというところまでは、はっきりしないところでございます。
○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第16号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第16 議案第17号 令和元年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第4号)
○議長(渡邊俊一君) 日程第16、議案第17号令和元年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第4号)を議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第17号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第17 議案第19号 令和元年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)
○議長(渡邊俊一君) 日程第17、議案第19号令和元年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第19号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第18 議案第20号 令和元年度富谷市水道事業会計補正予算(第4号)
○議長(渡邊俊一君) 日程第18、議案第20号令和元年度富谷市水道事業会計補正予算(第4号)を議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 議案書143ページの予算実施計画明細書のそれぞれ補正予定額が記載されておりますけれども、これらの内容について詳細な説明をお願いしたいと思います。1回は聞いたんですけれども、大ざっぱな説明だったものですから、その内容についてお尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(齋藤英夫君) それでは、収入のほう、雑収入のその他雑収益22万円につきましては、6件の損害賠償金、内訳としましては、配水管破損事故が2件、給水管の破損事故が4件でございます。長期前受金の91万8,000円につきましては、平成30年度高屋敷土地区画整理事業及び明石台四丁目の開発で配水管及び給水管施設の寄贈を受けたものでございます。
続きまして、支出のほうですね。5項の貸倒引当金繰入額443万4,000円につきましては、これは不納欠損に要する準備金でございます。減価償却費の800万7,000円につきましては、監査委員から指摘がありましたことにつきまして固定資産台帳等を見直し、訂正するものでございます。
以上です。
○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ございませんか。(「答弁漏れています」の声あり)何ですか。固定資産税の関係ですか。(「除却費8万5,000円の説明が」の声あり)固定資産除却費。
○上下水道課長(齋藤英夫君) 8万5,000円につきましては、固定資産の……。済みません、後でちょっと答弁させていただきます。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 支出の部で貸倒引当金繰入額443万4,000円、これについて、これは引当金ですので、いわゆる過去の貸倒実績率はどのような数字になっているのか。それから、これは繰り入れて来期に準備するという話なんですけれども、であれば、今の水道料金の未収金の残高、これは幾らになっているのか、お尋ねいたします。
それから、減価償却費の800万7,000円、これは監査委員の指摘ということなんですけれども、結局、これはどのような内容で減価償却費の増額をしたのか。私は、多分これは除却損でなければならないんじゃないかなと思うんですけれども。いわゆる資産計上されているものを資産でなくするという考え方ではなかったのかなと思います。
それから、資産減耗費、これについて、この前のページ、139ページをちょっとごらんいただきたいんですけれども、ここのところで、多分構築物でいわゆる補正前と比較すると減額されている。あと、車両運搬も減額されているということで、いわゆる貸借対照表上では確認できるんですけれども、ただ、そういった場合に、特に車両運搬具減価償却累計、これが補正前と変わらず同じ額だということが、ちょっと複式簿記の考え方からしてよくわからないのでそこのところを説明いただきたいなと思います。
○議長(渡邊俊一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(齋藤英夫君) それでは最初、滞納額ですね。滞納額につきましては、現在、4,041万8,000円ほどございます。
車両のほう、運搬具減価償却累計額につきましては、これは以前に公用車のほう、そちらのほうを償却した減価償却費分を差し引いた額でございます。(「貸倒実績率はどのくらいということになるのか」の声あり)
過去についてはちょっと把握しておりませんので、後で答弁させていただきます。
○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑……。(「まだ。減価償却費は除却損ではないかというふうに思うんですけれども、この辺のところについては」の声あり)
○上下水道課長(齋藤英夫君) 800万7,000円につきましては、今回、見直ししてこの計上をしたものでございます。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 減価償却の具体的な内容、どういう内容なんですか。
それから、資産減耗費の車両部分、既に減価償却の分は差し引いていますということは、会計処理として非常におかしいと思います。減価償却の分だけ外してあって、今回、いわゆる5万9,000円だけ車両運搬費から減額している。これは一体でなければおかしいと私は思うんですけれども。その辺の経理処理についてもう少し厳密な処理をしていただきたいなと思いますけれども、その辺の見解をお尋ねします。
○議長(渡邊俊一君) 休憩入れて聞いたほうがいいですか。保留の分とかあるもので、出川議員、休憩を入れて、ちょっと調べて、詳細に調べて、答弁もらったほうがいいですか。それとも、その件については、今、資料というか、内容をつぶさに提示できないということであれば、後から窓口に行ってというか、課に行ってお示ししてもらってもいいですか。(「担当課に行ってお聞きします」の声あり)そうですか、わかりました。
ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第20号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
○議長(渡邊俊一君) 日程第19、議案第27号富谷市道路線の認定についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第27号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
これで本日の日程は全て終了いたしました。
なお、あす3月13日の本会議は、午後1時30分からの開会といたします。
本日はこれにて散会いたします。
ご苦労さまでございました。
午前11時33分 散会
令和2年3月13日(金曜日) 午前10時00分 開議
日程1 | 会議録署名議員の指名 | ||
日程2 | 議案第21号 | 令和2年度富谷市一般会計予算 | |
日程3 | 議案第22号 | 令和2年度富谷市国民健康保険特別会計予算 | |
日程4 | 議案第23号 | 令和2年度富谷市介護保険特別会計予算 | |
日程5 | 議案第24号 | 令和2年度富谷市後期高齢者医療特別会計予算 | |
日程6 | 議案第25号 | 令和2年度富谷市下水道事業会計予算 | |
日程7 | 議案第26号 | 令和2年度富谷市水道事業会計予算 | |
日程8 | 議案第28号 | 富谷市職員定数条例の一部改正について | |
日程9 | 議案第29号 | 富谷市分担金徴収条例の一部改正について | |
日程10 | 議案第30号 | 令和元年度(仮称)富谷宿観光交流ステーション整備工事請負契約の変更について | |
日程11 | 議案第32号 | 令和元年度富谷市一般会計補正予算(第9号) | |
日程12 | 議案第31号 | 教育委員会教育長の任命につき同意を求めることについて | |
日程13 | 請願第 1号 | 県営上工下水道をコンセッション方式で民営化する「公営企業の設置等に関する条例の一部を改正する条例」案は、当面の宮城県議会では可決せず、計画の精査と県民・市町村に対する説明責任を果たすよう宮城県に求める請願 | |
日程14 | 請願第 2号 | 介護予防施策のさらなる推進を求める請願 | |
日程15 | 富谷市選挙管理委員の選挙 | ||
日程16 | 富谷市選挙管理委員補充員の選挙 | ||
日程17 | 発議第 1号 | 富谷市民図書館に関する調査特別委員会の設置について | |
日程18 | 陳情について | ||
日程19 | 議員派遣の件 | ||
日程20 | 閉会中の各委員会調査について |
議事日程のとおり
午後1時30分 開議
○議長(渡邊俊一君) 皆さん、こんにちは。
ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
日程に入るに先立ち、諸報告をいたします。
議長諸報告は、お手元に配付のとおりであります。
なお、関係資料については事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
これで諸報告を終わります。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。
○議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、16番安住稔幸君、17番畑山和晴君の2名を指名いたします。
日程第3 議案第22号 令和2年度富谷市国民健康保険特別会計予算
日程第4 議案第23号 令和2年度富谷市介護保険特別会計予算
日程第5 議案第24号 令和2年度富谷市後期高齢者医療特別会計予算
○議長(渡邊俊一君) 日程第2、議案第21号から日程第7、議案第26号まで、富谷市議会会議規則第35条の規定により、一括議題といたします。
次に、富谷市議会会議規則第39条の規定により、予算審査特別委員会委員長に審査結果の報告を求めます。
予算審査特別委員会委員長出川博一君、登壇願います。
○予算審査特別委員会委員長(出川博一君) 予算審査特別委員会審査結果報告書。
令和2年度富谷市一般会計を初めとする各種会計予算につきましては、去る2月20日の本会議において、その予算審査のため、議長を除く議員全員で構成する予算審査特別委員会が設置されました。
予算審査特別委員会は、3月5日、6日、9日、10日の4日間にわたり、議案第21号令和2年度富谷市一般会計予算、議案第22号令和2年度富谷市国民健康保険特別会計予算、議案第23号令和2年度富谷市介護保険特別会計予算、議案第24号令和2年度富谷市後期高齢者医療特別会計予算、議案第25号令和2年度富谷市下水道事業会計予算、議案第26号令和2年度富谷市水道事業会計予算について、それぞれ慎重に審議を行いました。その結果、全議案とも賛成多数により、原案のとおり可決すべきものと決定されました。
以上、予算審査特別委員会の報告といたします。
令和2年3月13日、予算審査特別委員会委員長、出川博一。
○議長(渡邊俊一君) これより、採決に当たっては逐次議題といたします。
日程第2、議案第21号令和2年度富谷市一般会計予算を議題といたします。
質疑を省略し、討論に入ります。
本案については、富谷市議会会議規則第51条の規定に基づく発言通告がなされております。
これより討論を行います。
まず、原案に反対者の発言を許します。5番渡邊清美君。
○5番(渡邊清美君) 私は、議案第21号令和2年度富谷市一般会計予算に反対します。
令和2年度一般会計予算は138億1,500万円と、前年比8.3%の増、2年連続の増額になっています。3年ぶりの財政調整基金からの繰り入れも行うも、基金の残高は前年と同じく最高水準となっています。財政力指数も0.82と健全財政を保っています。歳出では、清掃センター焼却炉の解体工事、小・中学校のコンピュータ教育の充実、会計年度任用職員制度にかかわる人件費、幼児教育・保育の無償化による扶助費の増加が主な要因です。
今後は、高齢化に伴い、後期高齢者の増、高齢者の生活保護の増も見込まれます。市長の施政方針に、ことし10月からの子ども医療費助成で小学校4年生以上の所得制限の撤廃が検討されています。子育て世代の負担が軽減されることは市民から喜ばれます。しかし、病院窓口での500円の負担になっているという声も聞かれます。県内で窓口負担を実施している自治体は、仙台市、名取市、利府町と富谷市の4市町しかありません。今後は、窓口での一部負担をなくすことを検討すべきだと思います。
母子支援事業の産婦健診の充実、産後ケアの事業が10月から実施されます。富谷市は他の自治体から移り住んだ若いお母さんが多くいます。核家族化が進み、相談ができる人がいない。育て方がわからない、協力者がいない、ワンオペ育児になりがちです。産後ケア事業の充実により産後鬱、子供への虐待を未然に防げると思います。今後、デイサービスだけではなく、宿泊もできる支援なども考え、母親たちの要望を酌み、いつでも母親たちが助けを求められる場所の確保が必要だと思われます。
昨年10月から幼児教育・保育の無償化で、全国的に待機児童の増加、保育の質、保育士の確保が問題になっています。東向陽台幼稚園の民営化により、障がい児や問題のある児童の対応が全て富谷幼稚園での対応になります。今後、障害時や問題のある児童の対応はどのようにしていくのかを考えなければなりません。待機児童の増加、成田地区への住宅の増加による児童の増加も考え、公立保育所、認可保育園をふやす取り組みも必要だと思います。
障がいがあっても住みなれた地域で安心して暮らせるためには、親なき後の備えとして、障がい者用のグループホームの整備が急がれます。また、市内での就労支援事業所の充実、親なき後の地域で安心して暮らせるよう、一人一人に寄り添った支援の充実を求めます。
高齢者・障がい者外出支援「とみパス」の交付率の向上が必要と考えます。最寄りの出張所で入金、チャージができるようにしてほしいという利用者の声を受けとめ、検討すべきです。市民の生活に寄り添ったきめ細かい支援の充実を求めます。
職員の働き方についてですが、働き方改革の中で、長時間の改善、時間外労働の上限規定、有給休暇の消化義務などが明記されています。10月には富谷宿開宿400年記念事業、東京オリンピック・パラリンピック開催記念ハーフマラソン大会など大きなイベントが続きます。サービス残業は違法であり、絶対あってはなりません。法令の遵守を求め、職員が代休を確実にとれるような体制の構築を求めます。
昨年、消費税が10%に増税され、さらに今回の新型コロナウイルス感染症の発生で、中小企業に大打撃、営業廃止が続いています。今後もさらなるきめ細かい支援が急務です。
内閣府が9日に発表した2019年10月から12月期の国民総生産(GDP)は前月比、7月期から9月期比で1.8%の減、年率換算で7.1%の減に大幅に落ち込んでいます。GDPの5割を占める個人消費は実質で前年比2.8%の下落と、消費増税が暮らしと日本の経済の打撃になっていることを浮き彫りにしています。
1月以降の新型コロナウイルス感染症の拡大が日本経済を一層落ち込ませています。安心安全に暮らせることを目指し、住民の福祉増進の立場から以上のことを述べ、反対討論とします。
○議長(渡邊俊一君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。1番菊池美穂君。
○1番(菊池美穂君) 議案第21号令和2年度富谷市一般会計予算案に賛成の討論をいたします。
令和2年度一般会計の当初予算の概要は総額138億1,500万円で、対前年度比で10億5,700万円、8.3%の増となっておりますが、総合計画体系の各編、各章における主要事業の継続、拡充、新規事業は、行うべき施策と考えます。
総合計画体系における各編、各章の主な拡充、新規事業の歳出について。
空き店舗を活用し、新規創業者を支援する店舗取得改修促進事業によって、商業振興及び雇用の創出に努め、今年度策定を進めている都市・地域総合交通戦略基本計画を踏まえ、利便性向上に向け市民バスの再編を行い、さらに、市内東部・北部沿線の交通空白地域を対象に実証運行を行うデマンド型交通運行事業では、市民バスの代替路線となる新たな交通網形成を目指しています。
富谷宿開宿400年を迎える記念の年である本年、地方創生拠点整備交付金を活用し整備を進めている(仮称)富谷宿観光交流ステーションが誕生します。歴史的資源や背景を生かし、富谷市まちづくり産業交流プラザと連携した起業創業の実践、チャレンジの拠点、地域経済活性化に資する基礎とし、ことしが本祭りとなる富谷宿街道まつりの開催とあわせ、本市の新たな魅力の発信とにぎわいの創出に期待をいたします。
市民から要望が多かった町民体育祭の後継事業として、大和町と共催される東京オリンピック・パラリンピック記念事業(仮称)七つ森ハーフマラソン大会の開催も予算化されております。
前年度からの継続事業に加え、拡充といたしまして、市立小学校・中学校コンピュータ教育事業にてICT教育の環境整備も進めていくこととなります。
また、子育て支援事業として、妊娠期からの切れ目ない支援で、新たに産婦健診費用の助成と産後ケア事業が行われることとなります。
感染症予防事業では、定期接種化によるロタウイルスの追加助成を行い、継続として各種予防接種に対する助成が行われます。
地域生活支援事業では、障がい者ニーズに寄り添い、拠点整備と相談窓口の拡充を図っております。
住民検診事業では、脳検診の対象年齢を75歳まで引き上げ拡大されます。
ほかにも、農作物有害鳥獣等駆除事業、中小企業制度融資事業など、きめ細やかな福祉策を講じ、市民の安心安全、健康、豊かな生活を守りながら、積極的に産業、観光、商工業振興にてシティブランドの確立、向上、市民協働、財政確保に努める本市の取り組みは評価するものであります。
歳出の主な増加要因として、長きにわたり懸案となっていた清掃センター焼却棟の解体工事、ICT教育や子育て支援の充実に加え、市道三ノ関線の整備や橋梁修繕などの投資的事業に重点配分されたこと、また、幼児教育無償化に伴う扶助費の増加や会計年度任用職員制度創設に係る人件費の増加は、適切に対応したものです。これら全ては、将来を見据えた重要施策と考えます。
さらに、基金残高は過去最高水準を維持し、臨時財政対策債の今年度末の残高は、平成28年度決算以降4年連続の減少を達成する見込みです。各種補助金を有効活用し、「住みたくなるまち日本一」の実現のため、4つの基本方針に基づく重要施策に重きを置いた適切な予算措置であると考えます。
昨今、感染が拡大している新型コロナウイルス感染症のような未曾有の事態にも速やかに対応できる体制を継続し、今後も市民からの血税を無駄にすることのない健全な財政運営に努めることを申し添え、賛成討論とさせていただきます。
以上です。
○議長(渡邊俊一君) これで討論を終わります。
これより議案第21号を採決いたします。この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は可決すべきものであります。委員長の報告のとおり、本案を可決することに賛成議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(渡邊俊一君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第3、議案第22号令和2年度富谷市国民健康保険特別会計予算を議題といたします。
質疑を省略し、討論に入ります。
本案については、富谷市議会会議規則第51条の規定に基づく発言通告がなされております。
これより討論を行います。
まず、原案に反対者の発言を許します。6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 議案第22号に反対の立場から討論を行います。
令和2年度富谷市国民健康保険特別会計予算は41億5,205万円、平成31年度42億2,455万円との比較で約4,000万円の減額、基金は繰り入れを除いても約11億円もあるという状況でした。減額の主な要因は、後期高齢への加入が一番大きく、加入者数が減っているということが大きく影響しているという説明でありました。
全国的に国保料は上がり続け、加入世帯の所得は下がり続けているのが日本全体の状況です。日本全体で見れば、国保料は1991年1人当たり6万5,284円から、2016年度には1.4倍にもなっております。世帯によっては協会けんぽの2倍になる人もおります。加入世帯の平均所得138万8,000円と、約半分になっております。
富谷市でも国保加入者の無職世帯や非正規労働者世帯の割合は8割、世帯平均所得も約145万円と昨年度に比べて3万円も減少していますが、2年前と比べると6万円近くも減少しております。年々生活が苦しくなっている状況が見えてきます。
国保税の平等割は所得に関係なく定額に賦課されるため、低所得者に大きな負担となっております。また、均等割は年齢や所得に関係なく一律に賦課されるため、子供の数が多い子育て世代の負担がふえてしまいます。
仙台市は、子供の均等割に3割軽減を独自に行っております。昨年の予算で確認した数字ですと、子供の数に応じた交付金を差し引いても267万円の軽減で済みます。子供の軽減は、富谷市も前向きに検討するということですが、一日も早い実現が望まれます。富谷市の国保加入世帯の子供の数は683人、約400世帯ということで、昨年と比べても子供の数は減っておりますので、負担としては、また、少なくなっているかと思います。
また、仙台市のような法定2割減免をさらに減免するのに1,374万円、仙台のような法定2割減免に該当しない一定所得以下の低所得者世帯に向けた減免対象世帯、574万円、974万円で実現可能であり、基金を使い軽減措置を図っていくことを求めます。
また、富谷市は資格証明書の発行はしていないことは、大変評価すべきことだと考えております。しかし、短期証については102人に出されており、1カ月証36人、3カ月証50人、6カ月証が16人という状況でした。市役所内にとめ置かれた方も多くいたと聞きます。保険証がないために病院に行くのがおくれ、重症化し死亡する人が全国で後を絶たない状況でもあります。これまでも納付相談につなげるためとして来庁してもらうという説明でしたが、納付相談とは別に速やかに交付すべきと考えます。
また、基金繰り入れや激変緩和により急激な上昇は防ぐとありますが、今後の国保税の増税が想定されており、対策が必要と考えます。これを解決するためには、もともと50%あった国庫負担金割合が現在半分程度になってしまったという状況の改善が必要であり、抜本的に引き上げることが重要です。市長も、国に継続的に働きかけていくと答弁をいただいておりますが、知事会でも、市長会でも、国に引き上げの要望を出しております。今後も強力に引き上げを求め、国保加入者の負担軽減を図るようにしなければならないと考えます。
さまざまな形で国保加入者の負担軽減のために力を尽くすよう求め、反対討論といたします。
○議長(渡邊俊一君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。3番村上 治君。
○3番(村上 治君) 私は、議案第22号令和2年度富谷市国民健康保険特別会計予算について、賛成の立場で討論をいたします。
国民健康保険は、市民の生命と健康を支える重要な社会保障制度であります。富谷市は、特定健診、各種がん検診、国保データヘルス計画に基づく疾病予防事業等に取り組み、市民の健康づくりを図っています。
国民健康保険税は、加入者が減少して、前年比約2,600万円の減で6億2,300万円と厳しい状況にあり、財政基金からの繰入金は前年比約3,300万円の増で2億100万円となっています。財政調整基金を取り崩して国保税の引き下げ等の意見がありますが、毎年、財政調整基金から繰入金により国保加入者の負担軽減に取り組んでおります。今後も国民健康保険の目的を果たすために、長期的な財政基盤の安定を求められています。
この国民健康保険事業が国保加入者に対して反復継続的に保険給付サービスが提供されることにより、市民の健康保持増進が図られること期待いたしまして、賛成いたします。
○議長(渡邊俊一君) これで討論を終わります。
これより議案第22号を採決いたします。この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は可決すべきものであります。委員長報告のとおり、本案を可決することに賛成議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(渡邊俊一君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第4、議案第23号令和2年度富谷市介護保険特別会計予算を議題といたします。
質疑を省略し、討論に入ります。討論ございませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより議案第23号を採決いたします。この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は可決すべきものであります。委員長の報告のとおり、本案を可決することに賛成議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(渡邊俊一君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第5、議案第24号令和2年度富谷市後期高齢者医療特別会計予算を議題といたします。
質疑を省略し、討論に入ります。討論ございませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより議案第24号を採決いたします。この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は可決すべきものであります。委員長報告のとおり、本案を可決することに賛成議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(渡邊俊一君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第6、議案第25号令和2年度富谷市下水道事業会計予算を議題といたします。
質疑を省略し、討論に入ります。討論ございませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより議案第25号を採決いたします。この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は可決すべきものであります。委員長報告のとおり、本案を可決することに賛成議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(渡邊俊一君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第7、議案第26号令和2年度富谷市水道事業会計予算を議題といたします。
質疑を省略し、討論に入ります。討論ございませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより議案第26号を採決いたします。この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は可決すべきものであります。委員長報告のとおり、本案を可決することに賛成議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(渡邊俊一君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第 8 議案第28号 富谷市職員定数条例の一部改正について
日程第 9 議案第29号 富谷市分担金徴収条例の一部改正について
日程第10 議案第30号 令和元年度(仮称)富谷宿観光交流ステーション整備工
事請負契約の変更について
日程第11 議案第32号 令和元年度富谷市一般会計補正予算(第9号)
日程第12 議案第31号 教育委員会教育長の任命につき同意を求めることについ
て
○議長(渡邊俊一君) 日程第8、議案第28号から日程第12、議案第31号までを富谷市議会会議規則第35条の規定により、一括議題といたしたいと思います。
ここで、市長より提案理由の説明を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、令和2年第1回富谷市議会定例会に追加提出いたします議案についてご説明を申し上げます。
議案第28号富谷市職員定数条例の一部改正につきましては、次年度の市長の事務部局における職員数が定数を上回るため、今後の業務の弾力的運用も考慮し、定数の一部改正を行うものでございます。
あわせて、監査委員事務局の職員数を併任から一部併任とする改正を行うものでございます。
議案第29号富谷市分担金徴収条例の一部改正については、昨年10月に発生いたしました令和元年東日本台風被害に伴う農地農業用施設災害復旧事業を実施するに当たり、受益者より分担金を徴収するため、所要の改正を行うものでございます。
議案第30号令和元年度(仮称)富谷宿観光交流ステーション整備工事変更契約については、土蔵の追加改修工事により、契約金額の総額が1億5,000万円以上となることから、議会の議決を求めるものでございます。
議案第31号教育委員教育長の任命につき同意を求めることについては、菅原義一教育長が令和2年3月31日をもって退任することから、新たに及川芳彦さんを教育長として任命するに当たり、議会の同意を求めるものでございます。
なお、このたびの菅原教育長の退任は、任期途中となることから、新たな任期は令和3年10月14日までとなります。
議案第32号令和元年度富谷市一般会計補正予算(第9号)につきましては、新型コロナウイルス感染症に係る中小企業支援策として1,500万円を増額し、歳入歳出それぞれ156億7,609万6,000円とするものでございます。
なお、補正予算議案につきましては、引き続き財政課長より補足説明をさせていだたきます。
私からは追加議案の概要は以上でございます。慎重にご審議を賜りご可決くださいますようお願いを申し上げます。
○議長(渡邊俊一君) 次に、補足説明を求めます。財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、別冊、3月12日付、追加議案書1ページを改めてお願いいたします。
議案第32号令和元年度一般会計補正予算(第9号)は、次に定めるものでございます。
第1条、補正の規模でございます。歳入歳出にそれぞれ1,500万円を追加いたしまして、補正予算の款項の区分は、「第1表 歳入歳出予算補正」のとおりでございます。具体の内容としましては、財政調整基金を財源に保証料補給金を計上しております。
続いて、第2条、繰越明許費の追加でございます。本事業、中小企業制度融資につきましては、第2表のとおり、全額、繰越明許費を設定してございます。
以下、具体の保証料補給金の内容につきましては、昨日の全員協議会での説明のとおりでございます。
どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(渡邊俊一君) これより、審議に当たっては逐次議題といたします。
日程第8、議案第28号富谷市職員定数条例の一部改正についてを議題といたします。
これから、質疑に入ります。質疑ございませんか。14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 議案第28号につきましては、追加提案ということで、この間、説明がございました。本来であれば定例会の始まる前に提案すべきものかと思いますけれども、追加提案になった要因の一つとして、職員の採用の事情を挙げておられました。新聞とかニュース等で、技術職を中心として人員不足あるいは採用の困難さということが報道されておりますけれども、本市、富谷市の職員採用事情の現状をお尋ねいたします。
2点目として、令和2年度当初予算編成において会計年度任用職員制度の創設は織り込んでおりまけれども、現状の市長部局定数275名で策定したと思われますので、それに、今回の改定により人件費率は何%ぐらいになるのか、お尋ねいたします。
それから、3点目として、1年前の平成31年4月1日現在では7部2局21課6室337人、これは市長、副市長、教育長を除いた人数ですけれども、というふうに思いますけれども。本年4月1日の予想される職員数は何人なのか、お尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) まず、1件目の新採職員の現状はということでございますが、今年度につきましては、最終決定は建築の初級職でございました。2月26日が最終の合否の決定ということで新採職員を確定したところでございます。これまで、上級行政、あとは保健師、保育士、または土木というような多岐にわたる職種についての採用をこれまで公募してきたところでございます。来年度につきましては、現状17名ということで見込んでいるところでございます。
会計年度任用職を含めた人件費率ということでございますが、これまでと同様、おおよそ20%ちょっとぐらいになるかということで見込んでおります。
あとは、3問目は……。(「4月1日の人数」の声あり)失礼しました。総職員数で346名でスタートする予定としております。
○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑。14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 採用に非常に時間を要したということがよくわかりましたけれども、平成27年当時に、いわゆる中途採用、前倒しなのか、ちょっとその辺はわかりませんけれども、そういう形で3名ほど採用されたというケースがあったんですけれども、その辺も踏まえて、今後、やっぱり採用するのはなかなか、すぐ仙台市があって、そこと、政令都市の職員の給与水準とかそういうものと比べられると非常につらいものがあるので、そういう形で中途採用を考えることを検討する意向があるのかどうか、お尋ねします。
それから、2点目としては、人件費率が20%ぐらいになるということで、これは平成29年度、30年度の決算書のベースで見ますと17%台だったんですよね。今度はいわゆる会計年度任用職員の問題があるので、それは、比率は上がるのはわかるんですけれども。それにしても、さらに昨日の職員の給与条例の改定があれば、それも踏まえるともうちょっと上がるのかなというふうなイメージがするんですけれども、その辺のところについて、もう一度、お尋ねいたします。
それから、3点目につきましては、今回の改正で市長部局が25名増の300人ということになるんですけれども、逆な立場から見れば25人の枠が確保できた、定員数の位置づけからいうと。そういった場合に、今後の人事、人員計画の中長期的な計画は策定されているのかどうか、お尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) まず、1件目、中途採用の状況はということでございます。数年前にも前倒しがあったという議員からのご意見がございましたが、今年度につきましても、保健師と社会福祉士について前倒し採用をしてございます、2名でございます。今後についても、その状況に応じて、職員が途中の自己都合による退職というようなケースも、十分、今後についても年度当初では考えられます。そういった状況に応じてその辺は弾力的な運用に努めてまいりたいと思います。
人件費の20%程度、もう少し上乗せになるのではなかろうかというご質問でございます。今後について、今議員おっしゃったとおり、会計年度任用職について人件費がふえますので、今後についてもある程度の上乗せは見込まれるというふうに思っております。
市長部局300名とすることで……。失礼しました。(「25人の枠が広がったものを、これからどういう計画でその後ふやしていくのか、あるいは減らしていくのか。その辺の計画は策定されているのか」の声あり)現実的な何年に何名という計画は策定はしてございませんが、これまでも議会の中でもお答えしておりましたけれども、原則はあくまでも退職者の補充程度ということをベースとしながら、その状況に応じて人員の採用確保に努めていきたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 採用の状況によってということなんですけれども、去年の4月と比べると、今度は346名の体制ということですから、これで9名ふえるということになります。ですから、そういう面でいくと、これはある程度計画を立てて、人員の総体の中での計画を立ててやっていかないと、財政規模も130億だから、1億の人件費の増がぐっと比率を上げてしまう。つまり、先ほど言ったように、決算書ベースですけれども、29、30年度は17%台だった構成比が20%にはね上がってきているということを踏まえ、また、さらに令和3年度は退職手当組合の負担がこれからまた出てきます。そういうことを考えていくとやっぱりある程度、私もこれを言うのは非常に自己矛盾を感じるんですけれども、職員さんは皆さん一生懸命やっておられますし、その辺はラスパイレスだって92前後でほかの類似団体より5ポイントも低いんですよ。ですから、そういう面で、職員の皆さんは、「給料低いわね」とかいうそういう思いは胸の中にはあるんだと思います、口には出さないですけれども。ですから、そういうものを考え、なおかつ、ただ、そうはいいながら、人件費が上がってしまうということを考えると、やっぱり今度の総合計画の後期計画の中に、後期基本計画の中にそういうものを一部織り込んだ、行革は今年度で一応一段落ということでしょうから、そういう計画をしていかないと、なかなか、厳しい行政運営になるんじゃないかなと思いますので、その点について、再度お尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) この件については、総務部長、よろしいですか。総務部長。
○総務部長(山田 豊君) ご質問のとおり、職員の計画的な採用というのは当然必要なことだと思ってございます。ただ、今後、2040年をめどに高齢者がピークアウトするという状況も迫ってまいりますし、片や、AIであったり、RPAだったり、そういうふうな人でなくてもできる分野も広がってくるという状況を十分に鑑みまして、今後、総計に盛り込むかどうかというのはちょっと議論が必要だと思いますけれども、定員の適正化計画という中で慎重に議論をしてまいりたいと考えてございます。
○議長(渡邊俊一君) ほかに。13番菅原福治君。
○13番(菅原福治君) 私は1点だけなんですけれども、職員の方が減るというのは、必ずしもいいことではなくて、やっぱりあちらこちらでいろいろ主張なんかもありますけれども、聞こえてきますけれども、マンパワー不足になっていろいろ支障を来す場合がありますので、その辺の可能性がありますので、できれば、その辺、マンパワー不足にならないようにも考えていかなければならないというふうにも思いますので、その辺についてはいかがでしょうか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 今、菅原議員、職員が減ると言ったんですか。もし何でしたら、もう少し質問の中身をちょっと、職員が減るというのに対して今ふえる枠をつくろうとしているわけですから、減る議論には値しないと思うんですけれども、その辺、何か含みがあるんでしたら、ちょっともう一度、そのままで結構ですから、お話ししてください。
○13番(菅原福治君) 全体の、市長部局だけじゃなくて、教育長部局等々も入るので、その辺全体を比較した場合にはどうなのかも含めてちょっと、マンパワー不足にならないようにということで質問したんですけれども、
○議長(渡邊俊一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 先ほどの部長の答弁と重複するところはあろうかと思いますが、マンパワーだけではなく、業務内容によってはアウトソーシングということもありますし、部長、申し上げたとおり、ロボティクスというような発想もあろうかと思います。今後についての行政の手法についてはそういったところを研究しながら、マンパワー不足を生じるところについてはそういったもので補完できるような体制づくりに努めてまいりたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) よろしいですか。ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第28号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第9、議案第29号富谷市分担金徴収条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第29号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
この際、午後2時30分まで休憩をいたします。
午後2時21分 休憩
午後2時30分 再開
○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
日程第10、議案第30号令和元年度(仮称)富谷宿観光交流ステーション整備工事請負契約の変更についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。11番長谷川る美君。
○11番(長谷川る美君) 今回、工事期間が3カ月ほど延びることになりましたけれども、当初のスケジュールなどで何か変更になった点などがありますでしょうか、お伺いします。
○議長(渡邊俊一君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) ことしの10月オープンに向けまして、関係者、出店者とかとしっかりとした調整を図っておりますので、その影響という形のものはないと考えております。
○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 1件だけなんですけれども、今、コロナの問題で資材が入ってこないというような話もいろいろ伺っていたりするんですけれども、その影響で、もし、さらに延びるというようなときには国から了解がもらえるのか、その確認をしているのかどうか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 何が延びるというんですか。
○6番(藤原 峻君) 工期です。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 今回の整備に当たりましては、国の地方創生拠点整備交付金を活用しております。先日の全員協議会でもご説明をいたしましたが、繰り越すことについての国の了解については既にとっております。さらに延長ということになりますと、またそれは、コロナの影響ということでの延長になるかと思いますけれども、さらに国との協議で認めていただくというような方向で調整はさせていただきたいと思っております。
○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第30号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第11、議案第32号令和元年度富谷市一般会計補正予算(第9号)を議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。13番菅原福治君。
○13番(菅原福治君) 新型コロナウイルスの感染症に対しての早い対応ということで感謝します。
1点だけなんですけれども、売り上げの減少の見方についてお伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 産業観光課長。(「いや、もう少し続きます」の声あり)もっとあるのですか。(「はい、済みません」の声あり)
○13番(菅原福治君) 3カ月連続でなければならないのかと、売り上げ減少が正確に2割減でなければならないのか。また、売り上げ減少が、一部、コロナウイルス以外、自分の努力不足とかも入っての売り上げ減少はどう見るのか。その辺、お伺いしたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 失礼しました。
産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) まず、売り上げの減少の見方ということでございますけれども、基本的には、主な書類としましては、試算表であったり、売り上げ台帳、あるいはその他確認ができる資料であれば柔軟に対応してよろしいということになっております。また、こういった状況でもございますので、必要以外の書類についてはできるだけ要求しないようにというふうな、そういった話も出ているところでございます。
それから、3カ月の考え方でございますけれども、まず、1カ月につきましては実績ということになります。例えば、前1カ月の分が前年の同時期と比べてどうなっているかというふうな見方を1カ月します。残りにつきましては見込みという形になります。残りの2カ月が前年の同時期と比べてどういう状況かというふうなものを見ることになります。トータル3カ月、その三月で見たときにどういった減少になっているかというふうなことでの判断ということになります。
あとは何でしたか。(「コロナウイルスの……」の声あり)
○議長(渡邊俊一君) 2割減という基準の、要するにコロナウイルスでないんですけれども、減じた場合にはどういうふうに見るんだと。(不明瞭発言あり)その場合どういうふうに見るんだと。
○産業観光課長(神田能成君) 言われているのは、今回については災害のような、ぱっと見て形でわかるものではないでしょうということで、そこはその対象者の聞き取りをしながら、売り上げの減少の原因なども含めて調査をするというふうなことでございます。
○議長(渡邊俊一君) 課長、先ほどの答弁の中で、申請の月、その月、例えば3月と4月とかと出てきますよね。その月から2カ月後の見越しということでいいんですよね。その辺、もう一度、ちょっと。
○産業観光課長(神田能成君) 例えば3月に申請をするということであれば、例えば3月であれば、3月の下旬に申請をするのであれば、3月の分については実績という形で見られると思います。ただ、それが3月の1日に申請をするということになれば、実績ということになればその前の月から見るということになりますので、そこは申請をする時期によっても変わりますけれども、まずは申請する一月前を見るというふうな形が通常の実績の見方になります。
○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。
○13番(菅原福治君) そういった意味で6月までというふうな形になっているんですよね。それが1点と。
結果的、そうはいっても市長の確認がいるということなんでしょうけれども、その辺の確認をお願いをしたいということと。
それと、それらも含めて手続の流れについてもお伺いしたいなと思います。
○議長(渡邊俊一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) まず、6月というのは、セーフティネット保証の指定期間というものが国のほうでお示しをしてございます。セーフティネット保証の4号であれば2月18日から6月1日までですよ、ということでの6月1日ということになります。5号につきましては3月31日までが指定ということになりますので、その期間ということになります。
それから、手続でございますけれども、まず、申請から補給までの流れについて、一通り、ちょっとご説明をさせていただきます。
まず、セーフティネットの保証をする指定期間内にセーフティネットの4号または5号の認定申請を企業のほう、あるいは個人事業主が市のほうに申請をしていただきます。
市のほうでは、その内容を見て、前年度と比較をして、売上高の減少額を試算表だったり、売り上げ台帳等の確認書類によって確認をして、認定するべきものであれば認定をするということになります。
認定を受けた後に、認定書の有効期間というのが30日ということで決まってございますので、その有効期間内に認定書のほうを添えて、金融機関または保証協会に保証の申し込みとあわせて経営安定資金の融資の申し込みのほうを行う形になります。保証審査の結果、保証が承諾ということになれば保証料が支払われ融資が実行されるということになります。
補助金を受けようとする方については、市のほうが指定をする補助金の交付の申請書を市長宛てに提出をして、審査の上、交付すべきと認めた場合については補給金のほうが交付されるといった流れになります。
○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 今回、素早い対応、本当にありがたく思います。
これと関連しまして、もちろん中小企業への支援策も大事なんですけれども、国のほうで今所得の支援というほうも検討しているかと思うのですが、市のほうにそういう情報というのは入ってきていたか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) どこに求めればいいのか、それは。今のこの議案件に対しては全然関係するところでありませんから。(不明瞭発言あり)全然違いますね。納得してください。
ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第32号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
質問者、よく考えて質問してくださいね。
日程第12、議案第31号教育委員会教育長の任命につき同意を求めることについてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
これから議案第31号を採決いたします。
この採決は無記名投票により行います。
議場の出入り口を閉めます。
〔議場閉鎖〕
○議長(渡邊俊一君) ただいまの出席議員は、議長を除き17名です。
次に、立会人を指名いたします。
富谷市議会会議規則第31条第2項の規定によって、立会人に8番青柳信義君、9番浅野武志君、10番若生英俊君の3名を指名いたします。
投票用紙を配付いたします。
〔投票用紙配付〕
○議長(渡邊俊一君) 念のため申し上げます。
富谷市議会会議規則第72条の規定により、本案を可とする議員は賛成と、否とする議員は反対と記載願います。
なお、投票による表決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは、富谷市議会会議規則第73条の規定により否とみなし取り扱います。
投票用紙の配付漏れはございませんか。(「なし」の声あり)
投票用紙の配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。
〔投票箱点検〕
○議長(渡邊俊一君) 異状なしと認めます。
ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を呼び上げますので、1番議員から順番に投票願います。
〔事務局長点呼、投票〕
○議長(渡邊俊一君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
開票を行います。8番青柳信義君、9番浅野武志君、10番若生英俊君、立ち会いをお願いいたします。
〔開票〕
○議長(渡邊俊一君) 投票の結果を報告いたします。
投票総数17票
有効投票 17票
無効投票 なし
有効投票のうち
賛成 17票
反対 なし
以上のとおり、賛成が全員であります。したがって、本案は同意することに決定をいたしました。
議場の出入り口を開きます。
〔議場開鎖〕
日程第13 請願第1号 県営上工下水道をコンセッション方式で民営化する「公営
企業の設置等に関する条例の一部を改正する条例」案は、
当面の宮城県議会では可決せず、計画の精査と県民・市町
村に対する説明責任を果たすよう宮城県に求める請願
○議長(渡邊俊一君) 日程第13、請願第1号県営上工下水道をコンセッション方式で民営化する「公営企業の設置等に関する条例の一部を改正する条例」案は、当面の宮城県議会では可決せず、計画の精査と県民・市町村に対する説明責任を果たすよう宮城県に求める請願を議題といたします。
請願第1号については、令和元年第4回定例会において産業建設常任委員会に付託し、閉会中の継続審査とされていましたが、紹介議員及び請願者より請願取り下げ願い出書が提出されております。
お諮りいたします。
請願第1号の取り下げについては、富谷市議会会議規則第19条の規定により、承認することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、請願第1号の取り下げについては承認されました。
日程第14 請願第2号 介護予防施策のさらなる推進を求める請願
○議長(渡邊俊一君) 日程第14、請願第2号介護予防施策のさらなる推進を求める請願を議題といたします。
請願第2号については、令和元年第4回定例会において教育民生常任委員会に付託しておりましたが、再度、閉会中の継続審査申出書が提出されておりますので、申出書のとおり、閉会中の継続審査といたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、教育民生常任委員会の閉会中の継続審査とすることに決定をいたしました。
○議長(渡邊俊一君) 日程第15、富谷市選挙管理委員の選挙を行います。
お諮りいたします。
選挙の方法については、地方自治法第118条第2項及び富谷市議会先例集48の規定により、指名推選にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、選挙の方法は指名推選で行うことに決定をいたしました。
お諮りいたします。
指名の方法については議長が指名することにしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議長が指名することに決定をいたしました。
選挙管理委員には小松春子君、佐々木 智君、高桑 博君、相澤良悦君を指名いたします。
お諮りいたします。
ただいま議長が指名した方を選挙管理委員の当選人と定めることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、ただいま指名いたしました小松春子君、佐々木 智君、高桑 博君、相澤良悦君が選挙管理委員に当選されました。
○議長(渡邊俊一君) 日程第16、富谷市選挙管理委員補充員の選挙を行います。
お諮りいたします。
選挙の方法については、地方自治法第118条第2項及び富谷市議会先例集48の規定により、指名推選にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、選挙の方法は指名推選で行うことに決定をいたしました。
お諮りいたします。
指名の方法については議長が指名することにしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、議長が指名することに決定をいたしました。
選挙管理委員補充員には武田勇孝君、遠藤光雄君、大草俊夫君、佐藤高紀君を指名いたします。
お諮りいたします。
ただいま議長が指名した方を選挙管理委員補充員の当選人と定めることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、ただいま指名いたしました武田勇孝君、遠藤光雄君、大草俊夫君、佐藤高紀君が選挙管理委員補充員に当選されました。
次に、補充の順序についてお諮りいたします。
補充の順序は、ただいま議長が指名した順序にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、補充の順序はただいま議長が指名した順序に決定をいたしました。
日程第17 発議第1号 富谷市民図書館等に関する調査特別委員会の設置について
○議長(渡邊俊一君) 日程第17、発議第1号富谷市民図書館等に関する調査特別委員会の設置についてを議題といたします。
提出者、出川博一君に説明を求めます。出川博一君、登壇願います。
○14番(出川博一君) 発議第1号。
富谷市議会議長渡邊俊一殿。
提出者、富谷市議会議員出川博一。賛成者、議長及び提出者を除く全員です。
富谷市民図書館等に関する調査特別委員会の設置について。
上記の議案を会議規則第14条の規定により、別紙のとおり提出します。
富谷市民図書館等に関する調査特別委員会の設置に関する決議。
下記のとおり、富谷市民図書館等に関する調査特別委員会を設置するものとする。
記
1.名称、富谷市民図書館等に関する調査特別委員会。
2.設置根拠、地方自治法第109条及び富谷市議会委員会条例第5条。
3.目的、富谷市民図書館等に関する調査。
4.調査項目、(1)富谷市民図書館建設等に関する調査、(2)(仮称)富谷市スイーツステーション建設等に関する調査、(3)その他目的達成に関する事項の調査。
5.委員定数、17名。議長を除く全議員。
6.調査期間、当該調査終了まで閉会中も調査することができる。
令和2年3月12日。富谷市議会議員出川博一。(「日付を間違いました」の声あり)
○議長(渡邊俊一君) ちょっと待ってください。
14番出川博一君、訂正ですか。
○14番(出川博一君) 決議、提出日……。
○議長(渡邊俊一君) そのままでいいはずですから。
○14番(出川博一君) わかりました。
○議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから発議第1号を採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
この際、富谷市民図書館等に関する調査特別委員会の委員長及び副委員長を専任していただくために暫時休憩といたします。
午後3時04分 休憩
午後3時04分 再開
○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
富谷市民図書館等に関する調査特別委員会の委員長及び副委員長が専任されましたので、その結果をご報告いたします。委員長に出川博一君、副委員長に金子 透君、同じく副委員長に菅原福治君が選任されました。
○議長(渡邊俊一君) 日程第18、陳情についてを議題といたします。
陳情1件が提出されております。陳情第1号学校給食の公費負担(無償化や一部負担)と給食の改善を求める要請書。
陳情については、その写しを皆さんの議席に配付しておりますので、各議員において調査、審査されるようお願いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 日程第19、議員派遣の件を議題といたします。
お諮りいたします。
富谷市議会会議規則第167条の規定により議員派遣の件については、お手元に配付のとおり、議員を派遣いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、議員派遣の件については配付のとおり派遣することに決定をいたしました。
お諮りいたします。
議員派遣日程のほか、議案の審査または調査及び議会において必要があるものへの議員の派遣を決定するに当たっては、議長に一任することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、日程に記載のないものについては、議長に一任することに決定をいたしました。
○議長(渡邊俊一君) 日程第20、閉会中の各委員会調査についてを議題といたします。
各委員会から、所管事務のうち富谷市議会会議規則第111条の規定によって継続調査の申し出があります。
お諮りいたします。
各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
ここで、令和2年3月31日をもって退任なされます菅原教育長より挨拶の申し出がありましたので、それを許可いたしたいと思います。菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) このような挨拶の機会をいただきましたことに、まず感謝を申し上げます。
省みれば10年と6カ月、富谷町、そして、富谷市の教育行政を担ってまいりました。この期間になし得たことは、当然のことでございますが、多くの皆様とのつながりの中で協働で行ったものでございます。特に課題や間違いを指摘し正してくれた方々が常に周りにおられたこと、この恵まれた環境で過ごすことができたことに大変幸せを今感じております。
議員の皆様には、常に温かく、時には厳しく、示唆に満ちたお言葉をいただきましたことに深く感謝を申し上げております。
富谷市、富谷市議会のますますのご発展と皆様のご健勝をお祈りし、御礼の言葉といたしたいと思います。長い間、大変お世話になりました。ありがとうございました。(拍手)
○議長(渡邊俊一君) 議員の皆様にお願いをいたします。全員起立をもって、教育長のご労苦に対し拍手を送りたいと思いますけれども、ご同意を願いたいと思います。
〔全員起立、拍手〕
○議長(渡邊俊一君) ご着席願います。
令和2年度第1回富谷市議会定例会は、終始熱心な審議を経て全ての議案を議決いたしました。執行部におかれましては、各議員から出されました意見を十分に尊重し、市政を執行されますよう強く要望いたしまして、閉会の挨拶といたします。
これで本日の日程は全て終了いたしました。会議を閉じます。
令和2年第1回富谷市議会定例会を閉会いたします。大変ご苦労さまでございました。
午後3時11分 閉会