富谷市

『住みたくなるまち日本一』をめざして

令和元年第4回富谷市議会定例会(開催日:12月3日~12月12日)

更新日:2019年12月12日

令和元年第4回富谷市議会定例会(開催日:12月3日~12月12日)

会議録目次

定例会会議録第1号

定例会会議録第2号

定例会会議録第3号

定例会会議録第4号

予算審査特別委員会会議録第1号

定例会会議録第5号

令和元年第4回定例会目次

令和元年第4回富谷市議会定例会会議録目次
第1日目12月3日(火)
市長提出議案の概要説明
議案第 1号 富谷市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の制定について
議案第 2号 地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について
議案第 3号 富谷市予防接種健康被害調査委員会設置条例の制定について
議案第 4号 富谷市下水道事業の設置等に関する条例の制定について
議案第 5号 職員の給与に関する条例等の一部改正について
議案第 6号 職員の給与に関する条例の一部改正について
議案第 7号 議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について
議案第 8号 特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正について
議案第 9号 富谷市手数料条例の一部改正について
議案第10号 富谷市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について
議案第11号 災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正について
議案第12号 富谷市地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律第9条第1項の規定に基づく準則を定める条例の一部改正について
議案第13号 富谷市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の全部改正について
議案第15号 令和元年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
議案第16号 令和元年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第3号)
議案第17号 令和元年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第3号)
議案第18号 令和元年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
議案第19号 令和元年度富谷市水道事業会計補正予算(第3号)
議案第20号 指定管理者の指定について
議案第21号 和解及び損害賠償額の決定について
議案第22号 和解及び損害賠償額の決定について
議案第23号 和解及び損害賠償額の決定について
議案第24号 和解及び損害賠償額の決定について
議案第25号 和解及び損害賠償額の決定について
承認第 1号 専決処分の承認を求めることについて(令和元年度富谷市一般会計補正予算(第5号))
議案第14号 令和元年度富谷市一般会計補正予算(第6号)
第2日目12月5日(木)
一般質問 13番 菅 原 福 治 議員
1 総合計画前期基本計画について
2 台風19号の教訓と、今後の減災および耐震の取組みについて
8番 青 柳 信 義 議員
1 会計年度任用職員制度の導入について問う
10番 若 生 英 俊 議員
1 令和元年台風第19号による大雨被害ととみや国際スイーツ博覧会中止について
2 とみや茶復活プロジェクトについて
1番 菊 池 美 穂 議員
1 鷹乃杜の側溝有蓋化工事を問う
2 穀田線の道路渋滞を問う
第3日目12月6日(金)
一般質問 15番 浅 野 直 子 議員
1 あけの平団地北入口からの歩道改修は
2 子育て支援の連携は
11番 長谷川 る 美 議員
1 災害時における対策について
2番 佐 藤 浩 崇 議員
1 ワクチン接種費用の助成について問う
3番 村 上 治 議員
1 脳検診事業について問う
12番 出 川 博 一 議員
1 来年度の予算編成方針は
2 組織機構の見直し検討 必要では
第4日目12月9日(月)
一般質問 5番 渡 邊 清 美 議員
1 農業用ため池、水路、農道の整備を問う
2 市道十ノ宮線、市道大童今泉線の補強、整備を問う
6番 藤 原 峻 議員
1 地域内経済循環を問う
2 図書館建設の再考を
16番 安 住 稔 幸 議員
1 防災・減災の取り組みを問う
4番 塩 田 智 明 議員
1 富谷茶復活プロジェクトについて
2 富谷市地域防災計画について
第5日目12月12日(木)
議案第 1号 富谷市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の制定について
議案第 2号 地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について
議案第 3号 富谷市予防接種健康被害調査委員会設置条例の制定について
議案第 4号 富谷市下水道事業の設置等に関する条例の制定について
議案第 5号 職員の給与に関する条例等の一部改正について
議案第 6号 職員の給与に関する条例の一部改正について
議案第 7号 議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について
議案第 8号 特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正について
議案第 9号 富谷市手数料条例の一部改正について
議案第10号 富谷市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について
議案第11号 災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正について
議案第12号 富谷市地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律第9条第1項の規定に基づく準則を定める条例の一部改正について
議案第13号 富谷市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の全部改正について
議案第15号 令和元年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
議案第16号 令和元年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第3号)
議案第17号 令和元年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第3号)
議案第18号 令和元年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
議案第19号 令和元年度富谷市水道事業会計補正予算(第3号)
議案第20号 指定管理者の指定について
議案第21号 和解及び損害賠償額の決定について
議案第22号 和解及び損害賠償額の決定について
議案第23号 和解及び損害賠償額の決定について
議案第24号 和解及び損害賠償額の決定について
議案第25号 和解及び損害賠償額の決定について
承認第 1号 専決処分の承認を求めることについて(令和元年度富谷市一般会計補正予算(第5号))
議案第14号 令和元年度富谷市一般会計補正予算(第6号)
議案第27号 令和元年度富谷市一般会計補正予算(第7号)
議案第26号 監査委員の選任につき同意を求めることについて
請願第 1号 県営上工下水道をコンセッション方式で民営化する「公営企業の設置等に関する条例の一部を改正する条例」案は、当面の宮城県議会では可決せず、計画の精査と県民・市町村に対する説明責任を果たすよう宮城県に求める請願
請願第 2号 介護予防施策のさらなる推進を求める請願
陳情について
閉会中の各委員会調査について

富谷市議会予算審査特別委員会会議録目次
第1日目12月10日(火)
議案第14号 令和元年度富谷市一般会計補正予算(第6号)

令和元年第4回定例会議事録(第1号)

令和元年12月3日(火曜日)

出席議員(18名)

  • 1番 菊 池 美 穂 君
  • 2番 佐 藤 浩 崇 君
  • 3番 村 上 治 君
  • 4番 塩 田 智 明 君
  • 5番 渡 邊 清 美 君
  • 6番 藤 原 峻 君
  • 7番 金 子 透 君
  • 8番 青 柳 信 義 君
  • 9番 浅 野 武 志 君
  • 10番 若 生 英 俊 君
  • 11番 長谷川 る 美 君
  • 12番 高 橋 正 俊 君
  • 13番 菅 原 福 治 君
  • 14番 出 川 博 一 君
  • 15番 浅 野 直 子 君
  • 16番 安 住 稔 幸 君
  • 17番 畑 山 和 晴 君
  • 18番 渡 邊 俊 一 君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 市長 若 生 裕 俊 君
  • 副市長 西 村 一 慶 君
  • 代表監査委員 眞 山 巳千子 君
  • 企画部長 木 越 養 一 君
  • 市民生活部長 吉 田 尚 樹 君
  • 保健福祉部長兼福祉事務所長 中 山 高 子 君
  • 経済産業部長 奥 山 育 男 君
  • 建設部長 伊 藤 正 君
  • 市長公室長 須 藤 弥 生 君
  • 企画部企画政策課長 松 原 誠 君
  • 企画部財政課長 高 橋 弘 勝 君
  • 総務部総務課長兼情報化推進室長 菅 原 俊 司 君
  • 市民生活部市民課長兼東向陽台出張所長兼富ケ丘出張所長兼あけの平出張所長兼日吉台出張所長兼成田出張所長 渡 邊 美 智 子 君
  • 市民生活部生活環境課長兼清掃センター所長 安 藤 司 君
  • 保健福祉部長寿福祉課長 浅 場 悟 君
  • 保健福祉部地域福祉課長 狩 野 悦 子 君
  • 保健福祉部健康推進課長 菅 原 順 子 君
  • 保健福祉部子育て支援センター所長 猪 股 純 子 君
  • 経済産業部産業観光課長兼まちづくり産業交流プラザ所長 神 田 能 成 君
  • 建設部都市整備課長 高 橋 隆 美 君
  • 建設部都市計画課長 高 田 浩 幸 君
  • 水道事業上下水道課長(建設部上下水道課長) 齋 藤 英 夫 君
  • 教育長 菅 原 義 一 君
  • 教育次長 二 階 堂 浩 一 郎 君
  • 教育部長兼教育部生涯学習課富谷中央公民館長兼富ケ丘公民館長兼東向陽台公民館長兼あけの平公民館長兼日吉台公民館長兼成田公民館長 荒 谷 敏 君
  • 教育部教育総務課長 渡 邉 正 弘 君

事務局職員出席者

  • 事務局長 富 澤 裕
  • 次長 高 橋 直 美
  • 主事 大 村 峻 史

議事日程 第1号

令和元年12月3日(火曜日) 午前10時00分 開会

日程1 会議録署名議員の指名
日程2 会期の決定
日程3 提案理由の説明
日程4 議案第 1号 富谷市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の制定について
日程5 議案第 2号 地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について
日程6 議案第 3号 富谷市予防接種健康被害調査委員会設置条例の制定について
日程7 議案第 4号 富谷市下水道事業の設置等に関する条例の制定について
日程8 議案第 5号 職員の給与に関する条例等の一部改正について
日程9 議案第 6号 職員の給与に関する条例の一部改正について
日程10 議案第 7号 議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について
日程11 議案第 8号 特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正について
日程12 議案第 9号 富谷市手数料条例の一部改正について
日程13 議案第10号 富谷市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について
日程14 議案第11号 災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正について
日程15 議案第12号 富谷市地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律第9条第1項の規定に基づく準則を定める条例の一部改正について
日程16 議案第13号 富谷市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の全部改正について
日程17 議案第15号 令和元年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
日程18 議案第16号 令和元年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第3号)
日程19 議案第17号 令和元年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第3号)
日程20 議案第18号 令和元年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
日程21 議案第19号 令和元年度富谷市水道事業会計補正予算(第3号)
日程22 議案第20号 指定管理者の指定について
日程23 議案第21号 和解及び損害賠償額の決定について
日程24 議案第22号 和解及び損害賠償額の決定について
日程25 議案第23号 和解及び損害賠償額の決定について
日程26 議案第24号 和解及び損害賠償額の決定について
日程27 議案第25号 和解及び損害賠償額の決定について
日程28 承認第 1号 専決処分の承認を求めることについて(令和元年度富谷市一般会計補正予算(第5号))
日程29 議案第14号 令和元年度富谷市一般会計補正予算(第6号)

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり 午前10時00分 開会

○議長(渡邊俊一君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しますので、ただいまから令和元年第4回富谷市議会定例会を開会いたします。
この定例会は、市長から、富谷市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の制定についてなどの事件議案が提出されることになっております。慎重に審議を尽くされ、市民の負託に応えられますようご期待を申し上げますとともに、議会運営につきましてもご協力をお願いいたしまして、開会の挨拶といたします。
本日、傍聴人がおられます。傍聴人の方々に申し上げます。
富谷市議会傍聴規則第8条では、録音機、カメラ、ビデオなどによる撮影などは、議長の許可を得た場合以外は禁止になっております。また、携帯電話、スマートフォンをお持ちの方は、電源をお切りになるか、マナーモードに切りかえて、静粛を保ち傍聴されますようお願いをいたします。
ここで、富谷市市長に挨拶を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) おはようございます。
本日ここに、令和元年第4回富谷市議会定例会が開会されるに当たり、開会の挨拶にあわせ、富谷市総合計画に掲げたまちづくりの将来像「住みたくなるまち日本一」の実現に向けた現在の取り組み概要についてご説明を申し上げます。
議会の皆様には、日ごろより市勢発展のためご尽力をいただいておりますことに改めて感謝を申し上げます。
初めに、先日発生をした令和元年台風19号による豪雨災害について、ご報告を申し上げます。
台風19号及びその後の大雨により関東・甲信、そして、東北地方など7つの県で合わせて74河川、140カ所で堤防決壊が発生するなど、全国でお亡くなりになられた方が98名、いまだ3名の方が行方不明となっており、現在も多くの被災者が避難所での生活を余儀なくされている現状にあります。
今回の災害により亡くなられた方々に対しまして心よりご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様方にお見舞いを申し上げます。また、一日も早い復旧・復興を遂げ、平穏な暮らしを取り戻すことができますようお祈りを申し上げます。
台風19号については、本市でも甚大な被害を受けておりますので、本市の災害対応について申し上げます。
台風19号は、10月12日夜半から13日明け方にかけて最接近が予想されたことから、12日正午にゼロ号配備として警戒本部を設置しました。その後、暴風や大雨警報、土砂災害警戒情報の発表が予想されたことから、早目、早目に対応し、午後2時30分には2号配備に引き上げ、特別警戒本部を設置するとともに、警戒レベル3避難準備・高齢者等避難開始情報を発令し、日中の明るいうちに避難をしていただけるように対策を講じました。
その後、国土交通省北上川下流河川事務所長などからのホットラインによる情報をもとに、午後6時には3号配備に引き上げ、災害対策本部を設置するとともに、三ノ関・志戸田地区の一部と土砂災害警戒区域及び土砂災害特別警戒区域の方を対象に警戒レベル4避難勧告を発令し、対応に当たりました。
被害状況については、人的被害はなかったものの、11月末現在、住宅等の被害が53件、河川・道路で65件、農林施設で297件等、合計446件の被害が発生しており、現在もなお、被害状況の把握に努めているところでございます。
なお、復旧作業に迅速に対応するため、本復旧経費については、11月1日付補正予算3億2,300万円を専決処分させていただき、本定例会の補正予算にも所要額を計上しておりますので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。
また、農地・農林施設の復旧事業については、現地調査結果に基づく事業費の精査によりさらなる事業費の追加を要することなどから、本定例会の会期中に補正予算を追加提案させていただきますので、重ねてよろしくお願いいたします。
被災された市民の皆様には、改めてお見舞いを申し上げますとともに、各種の税や保険料、医療機関での一部負担金を免除するなど、被災者の皆様に寄り添い、でき得る限りの支援を行ってまいります。
また、ご承知のとおり、県内各地においても甚大な被害を受けたところであり、本市といたしましても、災害支援要請を受け、大郷町に水道施設修繕のため職員2名を2日間、丸森町に給水支援として職員2名を2日間、さらに、被災住民の健康調査のため延べ10名の保健師を4日間派遣いたしました。
今後も引き続き、被災自治体の一日も早い復旧・復興の後押しとなるように支援を行ってまいります。
なお、10月19日、20日に実施を予定しておりました「とみや国際スイーツ博覧会」については、開催に向け準備を進めておりましたが、台風19号による被害が甚大であり、災害復旧対応を最優先する必要がありましたことから、熟考の結果、中止することを決断いたしました。判断に当たりましては、出店に向けて準備を進めていただいておりました関係者の皆様のお顔や経過を思い浮かべながらの苦渋の決断でありました。
中止措置への対応といたしましては、各メディアや市ホームページ、そして、新聞折り込みにてお知らせするとともに、19日及び20日の両日は、できる限り多くの皆様に市内スイーツ店が準備した本市の特産品を使用したスイーツを購入していただけるよう周知に努めたところであります。
なお、中止の措置によりまして、18日からの大雨による警戒レベル3避難準備・高齢者等避難開始情報の発令に対し、6カ所の避難所を迅速に開設するなど、住民の生命・財産を守るための的確な対策を講じることができました。
ご理解・ご協力を賜りました各スイーツ店及び生産者の皆様には、この場をおかりして御礼を申し上げます。
以上、台風19号による災害関連について、ご報告申し上げました。
それでは、富谷市総合計画の4つの基本方針と前期基本計画の体系に基づき、各種施策の実施状況について申し上げます。
まず、「基本方針-1 暮らしを自慢できるまち」に関する主な施策について申し上げます。
初めに、商工業・雇用関連施策について申し上げます。
企業誘致関連施策につきましては、11月14日に、名古屋市で開催された宮城県企業立地セミナーに参加し、多くの企業関係者に直接本市の魅力をPRしてきたところです。今後も引き続き、高屋敷西地区や成田二期北地区への企業立地に向け、トップセールスに努めてまいります。
また、高屋敷工業団地内に立地する日本ファインセラミックス株式会社富谷営業所の第2工場及び第3工場の建設に伴い、11月18日に代表取締役社長足立 茂様を初め、日輝ホールディングス株式会社の代表取締役社長COO石塚 忠様、日輝グローバル株式会社代表取締役社長村元徹也様、日輝株式会社代表取締役社長山田昇司様などが出席され、地鎮祭が行われました。工場の構造及び面積は、鉄骨造平屋建ての2,792平方メートルで、来年6月末の完成予定となっております。今後の富谷営業所における生産力増強を期待するところです。
次に、起業支援関連施策について申し上げます。
富谷塾については、多様な受講者ニーズや起業への熟度等に合わせ、10月後半から11月後半にかけ、さまざまな内容で講座を4回実施し、これまで受講に至らなかった塾生の参加にもつながったところです。
また、11月9日には、富谷塾生が主体的に開催しております第4回「十宮夜市」が開催されました。当日は、市内外から多くの皆様が訪れ、しんまちの魅力に触れる機会につながるとともに、にぎわいが創出されました。
なお、富谷塾生については、11月末現在で男性50名、女性73名の合計123名となっております。
次に、農業関連施策について申し上げます。
東北農政局より8月30日に発表されたことしの稲作の作柄状況については、県内全域で「やや良」となっております。しかしながら、新みやぎ農協あさひな地区本部管内に当たる本市内のうるち米の買入状況は、11月8日現在、3,374トンとなり、昨年より229トン減少しております。
また、1等米比率も31.47%と、昨年に比べ大幅に低い出来高の状況となっています。このことについては、出穂期以降の高温による実の入りがよくなかったことなどが要因とされるところであります。
今後は、認定農業者や集落営農組織等への経営所得安定対策による収入減少影響緩和交付金、いわゆるナラシ対策による水田農業の安定経営に向けた支援等について、情報収集を行ってまいります。
また、農作物有害鳥獣対策については、イノシシ対策として物理柵を購入し、明石地区に1.3キロメートル、石積地区に7キロメートルを支給しており、2月中に設置を完了する予定となっております。引き続き、農作物の被害拡大防止に取り組んでまいります。
つきましては、本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いをいたします。
次に、観光・地域振興関連施策について申し上げます。
10月6日に開催した富谷宿「街道まつり」については、天候が心配されたところでしたが、多くの皆様の思いが天に届き、朝までの雨が開催式時には晴れ渡り、家族連れなど多くの方々にご来場いただき、にぎわいと活気の中で開催することができました。
今年度も富谷市まちづくり産業交流プラザをメーン会場とし、しんまち通りでは、まつりの見どころの一つである時代行列が行われ、ことしは100名を超える市民の皆様にご参加いただきました。おかげさまで宿場町であった往時の歴史を実感していただける祭りとなりました。
また、今年度は熊野神社例大祭との同時開催により、しんまち通りでの神輿渡御も行われ、祭りのにぎわいにもつながったところです。
関係者の皆様方のご理解とお力添えとともに、多くの議員の皆様にも多数ご出席をいただきました。改めて心から感謝を申し上げます。
しんまち地区の活性化については、11月16日、17日の2日間にわたり、富谷しんまちアートイベントを開催いたしました。
地域の皆様の多大なるご協力のもと、写真家の浅田政志様が地域の皆様の生き生きとした表情を写真におさめた作品をしんまち地区の各所に展示するともに、旧脇本陣の奥座敷、旧内ヶ崎醤油店の蔵を会場とした「しんまち問答」を行いました。当日は、しんまち地区の皆様やしんまち地区出身の方、市内外からも多くの方に訪れていただき、大変有意義なイベントとなりました。
11月23日には、宮城学院女子大学教授宮原育子様を講師にお招きし、地域資源を生かしたまちづくりをテーマにした講演会を開催するなど、今後もしんまちの活性化に向けてしっかりと取り組んでまいります。
また、(仮称)富谷宿観光交流ステーションの整備については、10月中旬から解体工事等に着手し、現在は、建物の新築・改修工事に取り組むなど、順調に進捗しています。引き続き、開宿400年記念事業として、来年10月のオープンに向けて取り組んでまいります。
次に、公共交通関連施策について申し上げます。
多くの皆様から強いご要望のありました深夜帯の宮城交通バスの運行については、10月1日から地下鉄泉中央駅を発車地点とする新富谷ガーデンシティ線と泉ケ丘大富線の2路線において、平日23時32分発の実証運行が開始されました。運転手不足などから多くの地域で深夜帯の運行が減便される中、今回の措置は、本市のみの取り組みとなっており、市民の方々からは、早速、大変ありがたいとの声が届いております。本市といたしましても、多くの皆様に利用していただき、来年4月以降も今回の取り組みが継続され、さらには他路線へも拡大されるよう、引き続き、周知啓発に取り組んでまいります。
また、新公共交通システム推進事業については、国土交通省の街路交通調査費補助金の交付決定を受け、「富谷市都市地域総合交通戦略・基本計画」の策定に着手しており、まちづくりと一体的に戦略的な交通施策を展開してまいります。
次に、道路関連施策について申し上げます。
道路改良事業については、社会資本整備総合交付金を活用して進めている市道穀田三ノ関線道路改良事業について、昨年度からの繰越工事に続いて、今年度分の工事にも着手いたしましたので、さらなる事業の推進を図ってまいります。
次に、土地利用関連施策について申し上げます。
仙塩広域都市計画第7回定期見直しにおいて、工業系の保留地区に位置づけられた成田南地区については、10月に都市計画変更案の説明会を開催いたしました。来年の3月に県の都市計画審議会が開催され、5月には市街化区域に編入される予定となっています。
次に、自然環境・公園緑地関連施策について申し上げます。
大亀山森林公園については、展望台の現況調査業務が完了いたしました。この展望台は、平成元年のふるさと創生事業の交付金を活用して整備し、建設から30年になろうとしています。今後も皆様に安全に利用していただくためには大規模な改修と多額の修繕費用が必要となることが明らかとなったことから、展望台の撤去及び跡地の活用方法等について検討してまいります。
続きまして、「基本方針-2 教育と子育て環境を誇るまち」に関する主な施策について申し上げます。
初めに、教育・青少年健全育成関連施策について申し上げます。
東向陽台幼稚園民営化に関する進捗状況については、ことし10月に公募型プロポーザルを実施し、審査の結果、事業者を学校法人杜栄学園に決定をいたしました。
今後は、民営化スケジュールに基づき、令和4年度の開園を目途に、事業者と協議を進めながら鋭意取り組むとともに、進捗状況等についても適時議会の皆様へご報告いたします。
次に、教育・国際交流関連施策について申し上げます。
今年度で3年目となる中学生海外研修派遣事業については、11月8日に報告会を実施いたしました。報告会は、2回にわたる事前研修を経て、4日間の研修を体験した生徒の大きな成長が実感できるもので、生徒からは「人とのつながりを感じた4日間だった」、「自分自身の変化に気づいた」などの感想がありました。今後、この貴重な体験を通して得た多くの学びや気づきを他の生徒へ伝えるなど、参加した生徒が国際教育推進のリーダーとして活躍することを期待するとともに、参加した生徒たちが力強く成長していくことを願っております。
今後もESD(持続可能な開発のための教育)の一環として、本事業を通して国際理解を深め、グローバル化する社会の中で、国内外で活躍する人材を育成していくために継続して取り組んでまいります。
次に、学校給食センターの調理等業務委託について申し上げます。
初めに、業務委託に関する予算について、議会への上程がおくれましたことについて、おわびを申し上げます。
現在の経過につきましては、さきの議員全員協議会でお示ししたとおり、優先交渉者を決定するためのプロポーザル審査を実施し、その後、職員体制や備品・消耗品などの経費を協議、精査し、委託契約締結に向けて準備を進めております。
つきましては、本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いいたします。
図書館整備関連については、令和4年度の開館に向けて、鋭意準備を進めております。特に外部資金調達に新たな取り組みとして実施いたしましたガバメント・クラウドファンディングについては、8月9日から11月7日までの90日間で407万9,800円のご寄附を頂戴いたしました。
市民の皆様を初め、全国各地から寄せられたご厚意に感謝するとともに、本市の図書館建設に対する期待の高さを改めて感じたところでございます。
今後は、通常のふるさと納税に加え、来年度から制度内容が拡充される見込みの企業版ふるさと納税の活用に向けて、認定に必要な手続を進めるとともに、効果的な関連企業へのPR活動を積極的に進め、外部資金目標金額達成へ向けて取り組みを加速してまいります。
次に、スポーツ・レクリエーション関連施策について申し上げます。
来年度は、宿場町富谷宿開宿400年となる記念の年を迎えるとともに、世界的なスポーツイベントである2020東京オリンピック・パラリンピックも開催される年となります。
本市に対する注目度とあわせ、スポーツ施策に対する機運が高まる中、町民体育祭にかわる新たな市民参加型のスポーツ祭典として、来年度、マラソン大会を開催したいと考えております。
開催に当たっては、折しも、大和町が町制施行65周年の記念となる年となることから、両市町の記念の年、そして、東京オリパラ開催記念として、大和町との共同開催により、両市町をまたぐコースを設定し、「(仮称)富谷・大和七ツ森ハーフマラソン大会」として実施する予定です。
開催時期については、来年11月を予定しており、開催に向けた警察関係との協議に必要な準備経費として、本定例会の補正予算に計上しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いをいたします。
なお、詳細につきましては、今後、適時議会へご説明をさせていただきます。
次に、子育て関連施策について申し上げます。
残念ながら、2年連続しての待機児童ゼロは達成できませんでしたが、来年度の待機児童ゼロの達成を目指し、来年4月開所に向けた小規模保育所運営事業者を11月19日に2者選定いたしました。今後、事業者と連携を密にし、年度内の完成及び来年4月の運営開始に向けて、鋭意努めてまいります。
次に、子どもにやさしいまちづくり関連について、11月14日に東京で開催された「日本型子どもにやさしいまちモデル検証作業報告フォーラム」において、全国5自治体のモデル検証作業自治体の一つとして、本市のこれまでの取り組みについて中間報告を行いました。
また、今年度3回目となる「とみやわくわく市民会議」については、世界こどもの日に合わせて11月20日に市内8小学校の6年生16名の児童に参加いただき、「とみやわくわく子ども会議」として実施をいたしました。「子どもにやさしいまちづくりについて~子どもにやさしい地域づくり~」をテーマに小学生ならではの視点で新鮮なアイデアや意見をいただきました。
引き続き、子供もが主体的に考え、参画できるまちを目指すとともに、有効的な検証作業を実施してまいります。
続きまして、「基本方針-3 元気と温かい心で支えるまち」に関する主な施策について申し上げます。
初めに、高齢者支援関連施策について申し上げます。
地域と施設の支え合いモデル事業「とみサポこころね」が、9月から市内6カ所の高齢者施設で順に開始され、現在、定期的な活動を展開しております。
事業が始まって3カ月を経過したところであり、今後も、その都度、課題を確認しながらよりよい支援が図れるよう取り組んでまいります。
次に、健康・保健関連施策について申し上げます。
市の健康課題である高血圧や高血糖の予防を推進するため、10月31日に高血圧セミナーを開催したところ、定員を上回る111名の市民の皆さんに受講いただきました。セミナーでは、野菜に含まれるカリウムの摂取が高血圧予防に効果があることから、参加者全員に黒川地域で収穫された野菜を配るなど、野菜摂取と地元の野菜のPRにも取り組んだところです。
また、11月16日には産官学医連携により、イオンモール富谷を会場に「知ってお得な健康情報&塩エコキャンペーン」を開催し、子育て世代から高齢者の方まで広く市民の皆様へ健康づくりの重要性を訴えてまいりました。引き続き、市民の皆様の健康づくりを推進してまいります。
次に、障がい者支援関連施策について申し上げます。
障がい者相談支援業務については、現在、週3日、地域福祉課内に窓口を設置しているところですが、相談件数の増加やニーズの多様化等に対応するため、今後は相談窓口を週5日にふやし、相談支援の充実を図ってまいります。
つきましては、本定例会の補正予算に債務負担行為を計上しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いいたします。
次に、地域コミュニティ関連施策について申し上げます。
民生委員児童委員及び主任児童委員については、3年に一度の一斉改選期を迎え、昨日、委嘱状の交付式をとり行いました。今回は、新しい町内会の発足及び高齢化が進む地域の迅速な対応を図るため、定員を4名増員の71名とし、新任委員20名を含む69名体制でスタートいたしました。これからも地域における身近な相談者として大いに活躍されることを期待をしております。
続きまして、「基本方針-4 市民の思いを協働でつくるまち」に関する主な施策について申し上げます。
防災関連については、現在、富谷市地域防災計画の改訂を今年度中に完了すべく、パブリックコメントにより提出されたご意見等を十分に考慮しながら、作業を進めているところです。
消防関連については、11月9日から15日までの7日間、全国一斉に秋の全国火災予防運動が展開され、本市消防団及び婦人防火クラブにより、地域における火災予防啓発活動に取り組んでいただいたところです。
また、宮城県とともに実施した通学路内の危険ブロック塀調査において危険度が大きいと判断されたブロック塀のうち、撤去などの対策が講じられていなかった2カ所についても、撤去の方向でご協力いただけることとなりましたので、ご報告いたします。
次に、防犯・交通安全関連施策について申し上げます。
交通安全関連施策については、かねてより要望のありました明石台公園東側交差点の信号機について、信号サイクルが12月上旬ごろから変更されることとなりました。明石台五丁目側からの車両と明石台六丁目側からの車両が同時通行しない3現示式となることから、今後、当該地域の安全対策につながるものと考えております。
なお、大和警察署の依頼により、既に「広報とみや」や周辺地区へのチラシによる周知を実施しております。
今後も引き続き、交通安全意識の普及・啓発を図りながら、交通事故防止に向けた取り組みを推進してまいりますので、皆様方のさらなるお力添えをいただきますようお願い申し上げます。
次に、人権尊重・男女共同関連施策について申し上げます。
男女共同参画の推進については、宮城県主催の「みやぎの女性活躍促進サポーター」養成研修会を12月17日に本市との共催により市役所を会場に実施いたします。本事業の開催を通して、本市における男女共同参画及び女性活躍推進の一層の普及啓発に努めてまいります。
次に、省エネルギー・再生可能エネルギー関連施策について申し上げます。
11月5日、自治体、大学、研究機関、企業が参画するプラチナ構想ネットワークにおいて、第7回プラチナ大賞最終審査発表会・表彰式が開催されました。本市が現在進めている「富谷市低炭素水素プロジェクト~とみやから始まる未来の暮らし~」が最終審査にノミネートされ、私みずからプレゼンテーションを行い、審査の結果、「優秀賞 新しい時代のインフラ賞」を受賞し、あわせてプラチナシティの認定を受けました。
プラチナ大賞は、未来のあるべき社会像として描く「プラチナ社会」のモデルを示すことを目的に創設された大変名誉ある賞です。
本市といたしましても、今回の受賞を励みとして、現在取り組んでいる低炭素水素技術実証事業を共同事業者とともにさらに押し進め、日本の中での水素先進都市として、低炭素なまちづくりを牽引していきたいと考えております。
なお、今月13日、14日には成田公民館を会場に、「未来・水素フォーラムin富谷」を開催いたします。
13日開催の「超異分野学会」では、研究者、ベンチャー、企業など異なる立場での視点やアイデアを織りまぜながら、さまざまなセッションを行い、最終的には、「富谷から全国につながる次の一歩がここから始まる」を命題に、まず一歩目の取り組みとして、どのようなことができるのかを描いてまいります。
14日開催の「サイエンスキャッスル」では、地元の富谷高校も参加し、次世代を担う中高生による研究発表を中心に、最先端の技術や研究に触れ、市民との交流を通して、次の研究テーマや仲間を見つけられる場、地域ぐるみでエネルギー社会を考える場としてまいります。
また、同日午後4時からは、プラチナ構想ネットワーク会長であり、東京大学第28代総長である小宮山 宏様に特別講演をいただくこととなっております。
ぜひ、議員の皆様におかれましても、ご聴講いただきますようご案内を申し上げます。
次に、住民参加・協働関連施策について申し上げます。
「とみやわくわく市民会議」については、今年度4回目として、12月21日に「とみやの農業について~市民交流と地産地消~」をテーマに開催をいたします。
市民協働の推進については、これまでのセミナー等で市民の皆様からいただいたご意見、ご提言などを来年度に策定を予定している「まちづくりの基本となるルール」づくりの参考とさせていただき、今後、具体的な検討及び作業を進めてまいります。
町内会館の整備については、杜乃橋二丁目会館新築工事が当初の予定どおり11月末に完了いたしました。
また(仮称)西成田会館の設計及び地質調査業務も順調に進んでおり、来年中の本体工事完成を目指して、本定例会の補正予算に建設に係る関連経費を計上しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いをいたします。
次に、行財政経営関連施策について申し上げます。
非正規労働者の格差是正を図る「同一労働同一賃金」を背景として、地方公務員の臨時・非常勤職員の適正な任用を目的とした地方公務員法及び地方自治法の一部改正が来年4月1日から施行され、新たに「会計年度任用職員制度」が運用されることとなります。本市では、これまでに他自治体との意見交換を重ねるとともに、庁内の情報共有を図り、パート職員等への説明会を開催するなど、鋭意準備を進めてまいりました。
つきましては、関連条例の制定について提案しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いいたします。
最後に、さきの9月議会でもお知らせいたしましたが、去る11月5日に、簡易郵便局を含めると市内7局目となる成田郵便局が、ヤマザワ富谷成田店敷地内に開局をいたしました。振り返れば、平成22年8月に郵便局株式会社東北支社長に対して、成田地区5,878名の方々の署名とともに要望書を提出し、以来、継続的に要望活動を行ってまいりました。
このたび、皆様の願いが9年越しに実を結ぶこととなり、改めてこれまでの地域の皆様のお取り組みに感謝を申し上げます。今後、地域に密着した郵便局として、多く利用されるよう期待をしております。
以上、令和元年第4回富谷市議会定例会が開会されるに当たりまして、私からの挨拶とさせていただきます。

○議長(渡邊俊一君) 日程に入るに先立ち、諸報告をいたします。
議長諸報告はお手元に配付のとおりです。
なお、説明員の出席報告ほか関係資料については、事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
これで諸報告を終わります。
これから、本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。


日程第1 会議録署名議員の指名


○議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、13番菅原福治君、14番出川博一君の2名を指名いたします。


日程第2 会期の決定


○議長(渡邊俊一君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
本定例会の会期は本日から12月12日までの10日間にいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本定例会の会期は本日から12月12日までの10日間に決定いたしました。


日程第3 提案理由の説明


○議長(渡邊俊一君) 日程第3、提案理由の説明を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、令和元年第4回富谷市議会定例会に提出しております議案について、ご説明を申し上げます。
議案第1号富谷市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の制定については、地方公務員の臨時及び非常勤職員の適正な任用を目的として、地方公務員法及び地方自治法の一部が改正され、令和2年4月1日より新たに会計年度任用職員制度が運用されることに伴い、給与等の支給に関する所要の事項を定めるものでございます。
議案第2号地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定については、地方公務員法が一部改正され、会計年度任用職員が新たに明文化されたことに伴い、関係条例の文言整理等について所要の改正を行うものでございます。
議案第3号富谷市予防接種健康被害調査委員会設置条例の制定については、本市で行った予防接種による健康被害の適正かつ円滑な処理に資することを目的に、調査及び事後対策を行う機関を設置するに当たり、所要の事項を定めるものでございます。
議案第4号富谷市下水道事業の設置等に関する条例については、令和2年4月1日より、下水道事業に地方公営企業法の財務規定を適用するに当たり、所要の事項を定めるものでございます。
議案第5号職員の給与に関する条例等の一部改正については、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の公布による地方公務員法及び印鑑登録証明事務処理要領の一部改正に伴い、欠格条項等を削除する所要の改正を行うものでございます。
議案第6号職員の給与に関する条例の一部改正については、国の一般職務の給与改定に準じて、本市の一般職の職員の給与を改定するものでございます。
議案第7号議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正及び議案第8号特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正については、一般職員の給与改定に準じて所要の改正を行うものでございます。
議案第9号富谷市手数料条例の一部改正については、受益者負担の適正化を図るため、各種証明手数料の一部改正を行うものでございます。
議案第10号富谷市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正については、受益者負担の適正化を図るため、一般廃棄物収集運搬等許可手数料の見直し等所要の改正を行うものでございます。
議案第11号災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正については、災害弔慰金の支給等に関する法律及び災害弔慰金の支給等に関する法律施行令の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。
議案第12号富谷市地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律第9条第1項の規定に基づく準則を定める条例の一部改正については、国からの同意を得た基本計画に基づき、区域の範囲について所要の改正を行うものでございます。
議案第13号富谷市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の全部改正については、企業職員の会計年度任用職員の給与等の基準等を定めるとともに、企業職員の給与等の基準を一般職員の規定の例によるものとするため、所要の改正を行うものでございます。
議案第14号から議案第19号については、令和元年度各種会計補正予算でございます。
議案第20号指定管理者の指定については、地方自治法第244条の2第6項の規定により、富谷市地域活動支援センターの指定管理期間の満了に伴い、次期指定管理候補として社会福祉法人富谷市社会福祉協議会と決定いたしましたので、議決を求めるものでございます。
議案第21号から議案第23号の和解及び損害賠償額の決定については、10月22日に市道明石積線で発生いたしました3件の自動車の損傷事故について、和解及び損害賠償額を決定するものでございます。
議案第24号の和解及び損害賠償額の決定については、市営湯船沢住宅28号棟の給湯設備の故障による水道料及び下水道使用料の過量について、和解及び損害賠償額を決定するものでございます。
議案第25号和解及び損害賠償額の決定については、10月12日に発生いたしました台風19号により成田九丁目1号緑地内の土砂が崩れ、隣接する民有地のフェンスを破損したため、和解及び損害賠償額を決定するものでございます。
議案第26号監査委員の選任につき同意を求めることについては、眞山巳千子監査委員が令和元年12月23日をもって任期満了となることから、監査委員の任命について議会の同意を求めるものでございます。
以上、予算外議案20件、予算議案6件、概要を申し上げました。議案審議の際には詳細にご説明いたしますので、慎重にご審議を賜り、全案件ご可決くださいますようお願いを申し上げます。
なお、あわせて台風19号被害に関する予算を専決処分いたしましたので、ご承認いただきますようお願いを申し上げます。

○議長(渡邊俊一君) ここで執行部入れかえのため、午前10時55分まで休憩をいたします。


午前10時42分 休憩


午前10時55分 再開


○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


日程第 4 議案第 1号 富谷市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の制定について
日程第 5 議案第 2号 地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について
日程第 6 議案第 3号 富谷市予防接種健康被害調査委員会設置条例の制定について
日程第 7 議案第 4号 富谷市下水道事業の設置等に関する条例の制定について
日程第 8 議案第 5号 職員の給与に関する条例等の一部改正について
日程第 9 議案第 6号 職員の給与に関する条例の一部改正について
日程第10 議案第 7号 議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について
日程第11 議案第 8号 特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正について
日程第12 議案第 9号 富谷市手数料条例の一部改正について
日程第13 議案第10号 富谷市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について
日程第14 議案第11号 災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正について
日程第15 議案第12号 富谷市地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律第9条第1項の規定に基づく準則を定める条例の一部改正について
日程第16 議案第13号 富谷市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の全部改正について
日程第17 議案第15号 令和元年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
日程第18 議案第16号 令和元年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第3号)
日程第19 議案第17号 令和元年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第3号)
日程第20 議案第18号 令和元年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
日程第21 議案第19号 令和元年度富谷市水道事業会計補正予算(第3号)
日程第22 議案第20号 指定管理者の指定について
日程第23 議案第21号 和解及び損害賠償額の決定について
日程第24 議案第22号 和解及び損害賠償額の決定について
日程第25 議案第23号 和解及び損害賠償額の決定について
日程第26 議案第24号 和解及び損害賠償額の決定について
日程第27 議案第25号 和解及び損害賠償額の決定について
日程第28 承認第 1号 専決処分の承認を求めることについて(令和元年度富谷市一般会計補正予算(第5号))


○議長(渡邊俊一君) 日程第4、議案第1号から日程第28、承認第1号までを富谷市議会会議規則第35条の規定により一括議題といたします。
本案は朗読を省略し、日程順に内容の説明を求めます。
議案第1号富谷市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の制定について、内容の説明を求めます。総務課長。

○総務課長(菅原俊司君) それでは、よろしくお願いいたします。
議案第1号富谷市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の制定につきまして、ご説明申し上げます。
1ページをお願いいたします。
起案理由といたしまして、地方公務員法及び地方自治法の一部改正に伴い、令和2年4月1日から新設される会計年度任用職員の給与、費用弁償等の支給に係る規定を整備するものでございます。
このたびの法改正は、多様化する行政需要に伴い増加傾向にある臨時・非常勤職員の適正な任用を図るため、新たに会計年度任用職員制度を創設し、任用や服務等を整備するとともに、改めて特別職非常勤職員及び臨時的任用職員の任用要件の厳格化を行うことで、会計年度任用職員への必要な移行を図るものとなっております。
それでは、2ページ、お願いいたします。
第1条、趣旨でございます。この条例は、地方公務員法、地方自治法、地方公営企業法の規定に基づき、新地方公務員法第22条の2第1項に規定する会計年度任用職員の給与及び費用弁償並びに会計年度任用単純労務職員の給与の種類及び基準に関する必要事項を定めるものとしてございます。
第2条には、会計年度任用職員には、常時勤務をすべき標準的な業務量がある職をフルタイム会計年度任用職員、これに満たない職をパートタイム会計年度任用職員とする旨を定義づけ、それぞれの給与を第3条に規定してございます。
第4条から第6条にかけましては、フルタイム会計年度任用職員の給料について、職員の給与に関する条例第4条第1項の規定を準用し、職種により別表に定める等級別基準職務表による級を定め、規則で定める基準により号俸を決定する旨を明記してございます。
第7条には、その給与計算期間や支給日、そして、新たな職員の給料起算日の規定については、給与条例各条項を準用するものとし、週休日は勤務時間条例第3条第1項、第4条及び第5条に規定する週休日及び振替休日を当該フルタイム会計年度任用職員の週休日と読みかえることを規定してございます。
第8条から第15条にかけましては、地域手当及び通勤手当、時間外勤務手当、休日勤務手当、夜間勤務手当、宿日直手当、そして、期末手当に関し、給与条例各関連条項を準用する旨を規定してございます。
第16条には、勤務1時間当たりの給与額の算出について明記してございます。
6ページをお願いいたします。
第17条には、フルタイム会計年度任用職員の給与の減額について規定しており、定められた勤務時間中に欠勤や育児休暇等が生じた場合、1時間ごとに給与額を減額する旨を規定してございます。同様に第26条におきましても、パートタイム会計年度任用職員の給与の減額について規定してございます。
第18条から第28条までは、パートタイム会計年度任用職員に関する給与等を規定してございます。
まず、第18条ですが、パートタイム会計年度任用職員の報酬について、月額及び日額、時間額で報酬を定める額の算定について規定してございます。
第19条から第21条にかけましては、パートタイム会計年度任用職員に支給となる時間外勤務及び休日勤務、夜間勤務に係る報酬額の算定について規定しており、第25条にそれぞれの区分に応じた報酬額を規定してございます。
9ページになります。
第23条、任期について、6月以上のパートタイム会計年度任用職員を対象として期末手当を支給する旨を規定してございます。
10ページの下になります。
第27条及び第28条には、それぞれに通勤と旅費に係る費用弁償について規定しており、第29条には、給与から控除すべき事項についてを定め、第30条では、清掃作業員等の会計年度任用単純労務職員の給与について規定してございます。
また、この条例にかかわらず、市長が必要と認める会計年度任用職員の給与につきまして、任命権者が定める旨を規定してございます。
第32条では、この条例の施行に関し必要な事項は、規則で定めることを規定してございます。
附則といたしまして、第1号、この条例は、令和2年4月1日から施行するものでございます。
第2号、経過措置といたしまして、この条例施行の前日まで非常勤職員として任用されている職員にあって、施行日において1年間の任期で引き続きパートタイム会計年度任用職員として任用された本条例の適用を受ける場合においては、施行日前日に受けていた1時間当たりの賃金に達しない場合は、令和2年4月1日から令和7年3月31日までの間、報酬時間額にその差額相当額を加算した額を報酬として支給するものとなっております。
要は、時間当たり賃金額が制度導入後におきまして、現給を下回る場合、その場合においては5会計年度まで現給保障をするという内容でございます。
第3号、給料表改定の効力発生時期の特例といたしまして、給料表の改定が行われるときにおけるフルタイム会計年度任用職員の給料についての当該改定の効力は、当分の間、当該改定に係る条例の規定にかかわらず、当該条例施行の日の属する月の翌年度の初日から生じるものとしております。
こちらは人事院勧告の準拠に当たり、年度当初に遡及するものではなく、あくまでも翌年度より反映するという内容でございます。
説明は以上となります。よろしくお願いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 議案第2号地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について、内容の説明を求めます。総務課長。

○総務課長(菅原俊司君) それでは、よろしくお願いいたします。
議案書13ページをお願いいたします。
議案第2号地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定につきまして、ご説明申し上げます。
起案理由といたしまして、地方公務員法及び地方自治法の一部改正に伴い関係条例について整備を行うものでございます。
このたびの法改正につきまして、関連する12の条例について文言等の整備を図るものでございます。
次のページをお願いいたします。
第1条、富谷市職員定数条例の第1条につきまして、臨時職については第22条の3第4項に規定される常時勤務を要する職に欠員を生じた場合とする臨時的任用職員に限ると改正するものでございます。
第2条、富谷市職員の分限に関する手続及び効果に関する条例の第3条第5項に会計年度任用職員の任期は、任命権者が定める範囲内と改正してございます。
第3条、富谷市職員の懲戒の手続及び効果に関する条例の第3条に規定の減給の対象となる給料は、富谷市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例第18条第1項から第3項からなるパートタイム会計年度任用職員の報酬とする旨を改定するものでございます。
第4条、富谷市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の第18条、「非常勤職員」を「会計年度任用職員」と文言を改正するものでございます。
第5条、富谷市職員の育児休業等に関する条例の第7条第2項及び第8条は、パートタイム会計年度任用職員は除くものとするもので、第17条の第2号は、新地方公務員法に基づく旨を規定してございます。
17ページをお願いいたします。
第6条、公益的法人等への職員の派遣等に関する条例の第2条第2項第3号は、条項整理によるものでございます。
第7条、議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例につきましては、会計年度任用職員制度導入に当たり、給料支給の対象となる会計年度任用職員の補償基礎額につきまして、常勤職員の公務災害補償額に係る平均給与額の例によることとする旨を新たに規定するものでございます。
第8条、富谷市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の第3条、常勤職員はフルタイム会計年度任用職員を除くこと規定してございます。
第9条、特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の第1条は、条ずれによる条項整理によるものでございます。
19、20ページの別表につきましては、今回の法改正に伴いまして、非常勤特別職から除かれる職名等を削除したものでございます。
第10条、職員の給与に関する条例の第22条、「臨時又は非常勤職員」を「会計年度任用職員」とし、第1項は、その職の給与について規定し、2項及び第3項につきましては、それに伴い削除するもので、第23条の2第4項につきましては、同法改正に伴い削除するものでございます。
第11条、富谷市職員等の旅費に関する条例の第2条に規定する職員につきまして、再任用職員の短時間勤務の職にある者とフルタイム会計年度任用職員を含む旨を規定してございます。
第12条、富谷市交通安全指導員条例、このたびの法改正に伴いまして、非常勤特別職の対象とならなくなる本職に関する条例を廃止する旨を規定してございます。
なお、附則といたしまして、第1号、この条例は、令和2年4月1日より施行するものでございます。
第2号、この条例による改正後の議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例第5条の規定は、この条例の施行の日以後に発生した事故に起因する公務上の災害または通勤による災害に係る補償について適用するものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 議案第3号富谷市予防接種健康被害調査委員会設置条例の制定について、内容の説明を求めます。子育て支援センター所長。

○子育て支援センター所長(猪股純子君) それでは、よろしくお願いいたします。
議案書23ページをお願いいたします。
議案第3号富谷市予防接種健康被害調査委員会設置条例の制定につきまして、ご説明申し上げます。
提案理由といたしましては、先般の全協にてご説明申し上げましたとおり、富谷市で実施しております定期予防接種により健康被害が生じた場合、昭和53年より要綱に規定された内容で運営してまいりましたが、このたび、地方自治法と地方公務員法の一部改正により、条例の整備が必要となり、制定するものでございます。
それでは、条例の内容についてご説明申し上げます。
次のページをお願いいたします。
この条例は、第1条から第7条で構成されております。
第1条は、設置について定めております。予防接種法に規定する予防接種による健康被害の適正かつ円滑な処理に資するために予防接種健康被害調査委員会を設置することを定めるものでございます。
第2条は、所掌事務について定めております。委員会は、市長の諮問に応じて、調査、事後対策、その他の必要事項をつかさどることを定めているものでございます。
第3条は、組織について定めております。委員会は、委員5人以内で組織し、市長が委嘱または任命することを定めるものでございます。
第4条は、任期について定めております。委員の任期は2年とし、再任を妨げないことを定めるものでございます。
第5条は、委員長及び副委員長について定めております。委員会に委員長及び副委員長を1名置き、委員の互選により定めるものでございます。
第6条は、会議について定めております。会議の招集及び議決に関することを定めるものでございます。
25ページをお願いいたします。
第7条は、委任について定めております。その他委員会の運営に関し必要な事項の取り扱いについて定めるものでございます。
附則といたしましては、公布の日から施行するものでございます。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 議案第4号富谷市下水道事業の設置等に関する条例の制定について、内容の説明を求めます。上下水道課長。

○上下水道課長(齋藤英夫君) それでは、26ページをお願いします。
議案第4号富谷市下水道事業の設置等に関する条例の制定について。
富谷市下水道事業の設置等に関する条例を別紙のとおり制定するもので、提案理由としまして、下水道事業に地方公営企業法の財務規定等を適用するため、本条例を制定するものでございます。
次のページをお願いします。
第1条は、趣旨について定めております。この条例は、地方公営企業法の規定に基づき、下水道事業の設置等について必要な事項を定めるものでございます。
第2条は、下水道事業の設置について定めております。
第3条は、下水道事業に地方公営企業法の財務規定等を適用する旨を定めております。
第4条は、経営の基本として、下水道事業の運営方針及び事業規模について定めております。
第5条は、資産の取得及び処分について、予算に定める必要がある場合を定めております。
第6条は、下水道事業の業務に従事する職員が富谷市に損害を与えた場合における当該職員の賠償責任の免除について、議会の同意が必要となる場合を定めております。
第7条は、負担付きの寄附または贈与の受領並びに富谷市の義務に属する損害賠償の決定について、議会の議決が必要となる場合を定めております。
28ページをお願いします。
第8条は、上半期及び下半期の業務状況説明書の作成期日及び記載事項等を定めております。
附則としまして、第1項の施行期日につきましては、この条例は、令和2年4月1日から施行するものとするものでございます。
第2項は、本条例の制定に伴い、下水道事業特別会計条例を廃止するものでございます。
以上でございます。よろしくお願いします。

○議長(渡邊俊一君) 議案第5号職員の給与に関する条例等の一部改正について、内容説明を求めます。総務課長。

○総務課長(菅原俊司君) それでは、よろしくお願いいたします。
議案書29ページをお願いいたします。
議案第5号職員の給与に関する条例等の一部改正につきまして、ご説明申し上げます。
起案理由といたしまして、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化を図るための関係法律の整備に関する法律の公布による地方公務員法及び印鑑登録証明事務処理要領の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。
本法は、成年被後見人等であることを理由に不当に差別されることのないよう、成年被後見人等を資格、職種、業務等から一律に排除する規定等を削除するものでございます。
それでは、新旧対照表にてご説明申し上げます。
30ページをお願いいたします。
条例改正につきましては、第1条から第3条によりご提案申し上げます。
第1条、職員の給与に関する条例の一部を次のように改正するもので、第19条第1項から第23条第5項にわたり、失職に関する条文を削除するものでございます。
33ページをお願いいたします。
第2条、富谷市職員等の旅費に関する条例の一部を次のように改正する。
第3条第3項、地方公務員法第16条第2号から第5号にかけて、各号とし、欠格条項に関する条文を削除するものでございます。第6項は、文言の整理。第7項では、旅費の支給を受けることができる者として、「(その者の扶養親族の旅行について旅費の支給を受ける場合には、当該扶養親族を含む。)」とする文言を加えるものでございます。
次のページをお願いいたします。
第3条、富谷市印鑑登録及び証明に関する条例の一部を次のように改正する。
第2条第2項、「成年被後見人」を「意思能力を有しない者」と改正するものでございます。
附則といたしまして、この条例は、本法公布日である6月14日より起算し6月を経過する日となる令和元年12月14日から施行するものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 議案第6号職員の給与に関する条例の一部改正について、内容の説明を求めます。総務課長。

○総務課長(菅原俊司君) それでは、よろしくお願いいたします。
36ページをお願いいたします。
議案第6号職員の給与に関する条例の一部改正につきまして、ご説明申し上げます。
起案理由といたしまして、国の一般職の職員の給与改定に準じて本市の一般職の職員の給与を改定するものでございます。
初めに、事前にお配りしておりました別紙議案第6号関係資料についてご説明申し上げます。
国の一般職の職員の給与改定につきましては、令和元年人事院勧告に基づく国家公務員の一般職並びに特別職の給与に関する法律等の一部を改正する法律が11月15日に可決されております。このことに伴いまして、改正を行うものでございます。
令和元年人事院勧告は、1つには、民間給与との格差0.09%を埋めるため、初任給及び若年層の俸給月額の引き上げ、2つに、いわゆるボーナスの支給割合を0.05月分の引き上げ、あわせて住居手当の支給額の下限を引き上げ、その原資をもって手当額の上限額を引き上げる内容でございます。
給与勧告制度の基本的な考え方につきましては、お示しのとおりでございます。ご参照願います。
給与改定等の内容でございます。
まず、月例給につきましては、民間の初任給との間に差があること等を踏まえまして、大学卒業程度の一般職の初任給を1,500円、高校卒業の一般職につきましては2,000円を引き上げ、30歳代半ばの職員が在籍する号俸について所要の改正となるものでございます。
ボーナスにつきましては、期末勤勉手当の支給月額を現行の「4.45月」から「4.5月」と0.05月分を引き上げるもので、12月の勤勉手当に上乗せをするものでございます。
また、次年度以降につきまして、期末手当及び勤勉手当について、6月と12月を平準化し、期末手当はそれぞれ1.3月、勤勉手当はそれぞれ0.95月とするものでございます。
それでは、議案書にてご説明申し上げます。
37ページのほうをお願いいたします。
今般の条例改正につきましては、施行期日等が異なりますことから、第1条及び第2条によりご提案申し上げます。
第1条、職員の給与に関する条例の一部改正につきまして、新旧対照表にてご説明申し上げます。
第20条第2項第1号は、勤勉手当0.05月の引き上げを12月支給の勤勉手当で行うこととし、12月に支給する割合を「100分の92.5」から「100分の97.5」に改定するものでございます。
38ページから40ページにかけて、行政職給料表を新たに定めたものでございます。
次のページをお願いいたします。
第2条、職員の給与に関する条例の一部を次のように改正するものでございます。
第11条の3、住居手当は、月額基準額を「2万3,000円」から「2万7,000円」に改め、下限額を「1万2,000円」から「1万6,000円」に、控除額の2分の1を「1万6,000円」から「1万7,000円」と改正するものでございます。
42ページをお願いいたします。
第20条第2項第1号の勤勉手当、令和2年度より「100分の95」に改め、6月及び12月における支給月数を同一とするものでございます。
附則といたしまして、第1号、この条例は、公布の日から施行するものでございます。ただし、第2条の規定は、令和2年4月1日より施行するものでございます。
第2号、第1条の規定は、平成31年4月1日から適用するものでございます。
第3号、給与の内払は、改正後の給与条例の規定を適用する場合においては、第1条の規定による改正前の職員の給与に関する条例の規定に基づき支給された給与は、改正後の給与条例の規定による給与の内払とみなすことを規定するものでございます。
第4号、住居手当に関する経過措置につきましては、第2条の規定の施行の日の前日において同条の規定による改正前の職員の給与に関する第11条の3の規定により支給されていた住居手当の月額が2,000円を超える職員の場合、令和3年3月31日までの間、改正後の同条規定にかかわらず1号及び2号に該当する職員にあっては改正前の旧手当の支給を受けるものとすることを規定しております。
第5号として、前項に定めるもののほか、同項の規定による住居手当の支給に関し必要な事項は、規則で定めることを規定しております。
第6号、委任は、前3項に定めるもののほか、この条例の施行に関し必要な事項は、規則で定めることを規定してございます。
以上でございます。

○議長(渡邊俊一君) 議案第7号議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について、内容の説明を求めます。総務課長。

○総務課長(菅原俊司君) よろしくお願いいたします。
議案書45ページをお願いいたします。
議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正につきまして、ご説明申し上げます。
起案理由といたしまして、一般職員の給与改定に準じて所要の改正を行うものでございます。
これは令和元年人事院勧告に伴う一般職の国家公務員の給与改定に準じた一般職員の給与改定及び特別職の国家公務員の給与が改定されたことに伴い、本条例の一部を改正するものでございます。
新旧対照表にてご説明申し上げます。
次のページ、お願いいたします。
条例改正につきましては、職員の給与に関する条例同様、施行期日が異なりますことから、第1条及び第2条によりご提案申し上げます。
第1条、議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を次のように改正するもので、第5条第3項、期末手当について、期末手当基礎額に乗ずる割合を12月に支給する場合において、特別職の国家公務員の特別給が0.05月分引き上げられたことに準じ、「100分の167.5」を「100分の172.5」に改定するものでございます。
第2条、議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を次のように改正する。
第5条第3項は、第1条で期末手当基礎額に乗ずる12月の割合を「100分の172.5」と改正したものを次年度の令和2年度におきましては「100分の170」に改め、6月及び12月における支給割合を同一とするものでございます。
附則といたしまして、第1号、この条例は、公布の日から施行するものでございます。ただし、第2条の規定は、令和2年4月1日より施行するものでございます。
第2号、第1条の規定は、令和元年12月1日から適用するものです。
第3号、期末手当の内払は、新条例の規定を適用する場合においては、第1条の規定による改正前の議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の規定に基づき支給された期末手当は、新条例の規定による期末手当の内払とみなすことを規定するものでございます。
以上でございます。

○議長(渡邊俊一君) 議案第8号特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正について、内容の説明を求めます。総務課長。

○総務課長(菅原俊司君) よろしくお願いいたします。
議案書48ページをお願いいたします。
議案第8号特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正につきまして、ご説明申し上げます。
起案理由といたしまして、一般職員の給与改定に準じて所要の改正を行うもので、一般職の国家公務員の給与改定に準じた一般職員の給与改定及び特別職の国家公務員の給与が改定されたことに伴いまして、本条例を一部改正するものでございます。
次のページをお願いいたします。
新旧対照表にてご説明申し上げます。
こちらも同様に、第1条及び第2条によりご説明申し上げます。
第1条、特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を次のように改正する。
第4条第2項、期末手当について、期末手当基礎額に乗ずる割合を12月に支給する場合において、特別職の国家公務員の特別給が0.05月分引き上げられたことに準じ、「100分の167.5」を「100分の172.5」に改正するものでございます。
次の第2条、特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を次のように改正する。
第4条第2項は、第1条で期末手当基礎額に乗ずる12月の割合を「100分の172.5」と改正したものを、次年度の令和2年度においては「100分の170」に改め、6月及び12月における支給割合を同一とするものでございます。
附則といたしまして、第1号、この条例は、公布の日から施行するものでございます。ただし、第2条の規定は、令和2年4月1日から施行するものでございます。
第2号、第1条の規定のうち、期末手当の規定については、令和元年12月1日から施行するものでございます。
第3号、期末手当の内払は、新条例の規定を適用する場合においては第1条の規定による改正前の特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の規定に基づいて支給された期末手当は、新条例の規定による期末手当の内払とみなすことを規定するものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 議案第9号富谷市手数料条例の一部改正について、内容の説明を求めます。市民課長。

○市民課長(渡邊美智子君) それでは、よろしくお願いいたします。
議案書51ページをお開き願います。
議案第9号富谷市手数料条例の一部を改正する条例について、ご説明申し上げます。
提案理由でございますが、さきの議員全員協議会でもご説明いたしましたとおり、手数料の改正については、行政改革の実施プランに掲げる受益者負担の見直しにおいて検討を重ねてまいり、その結果、受益者負担の適正化を図るため、各種証明手数料の一部改正と、あわせて文言整理を行うものでございます。
手数料の改定は、平成29年4月にコンビニ交付に係る手数料について既に300円に改正しておりますが、窓口手数料の引き上げは、昭和60年4月の100円から200円に改正した以来となるものでございます。
それでは、新旧対照表により内容の説明をさせていただきます。
52ページをお開き願います。
富谷市手数料条例につきましては、表記載の14項目の手数料について改正を行うもので、現行手数料「200円」を「300円」とするもので、現行の6、身分に関する証明書の交付と13の除かれた戸籍の附票の写しの交付については、統一を図るため、「300円」に引き下げし、8の住民票の写しの交付については、人数に関係なく「300円」に統一するもので、現行10の除かれた住民票の閲覧については、既に閲覧制度が廃止されていることによる項目削除でございます。
また、現行7の住民票補助簿の閲覧については、事務取扱要領で「住民基本台帳の一部の写し」の閲覧と表記されておりますので、同じ文言で統一するものでございます。
なお、附則といたしまして、この条例の施行期日は、令和2年4月1日から施行するものでございます。
経過措置といたしまして、この条例による改正後の富谷市手数料条例の規定は、この条例の施行日以降に申請を受理するものから適用し、同日前までに申請を受理したものについては、なお従前の例によるものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 議案第10号富谷市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について、内容説明を求めます。生活環境課長。

○生活環境課長(安藤 司君) それでは、よろしくお願いいたします。
議案書56ページをお開き願います。
議案第10号富谷市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について、ご説明申し上げます。
提案理由につきましては、一般廃棄物処理業許可申請等の際に徴収する手数料について、受益者負担の適正化を図るため、現状の所要経費に合わせまして所要の改正を行うものでございます。
先日の議員全員協議会でもご説明したところでございますが、行政改革に掲げる受益者負担の見直し、並びに申請書類の審査等に係る人件費の相応分の負担を求めること、また、近隣市町村と比較して低い額であるため、バランスを合わせることが背景としてございます。
新旧対照表にてご説明申し上げます。
57ページをごらん願います。
第15条、許可手数料につきましては、一般廃棄物収集運搬業、同じく処分業の許可申請等の際に納付しなければならない手数料の額を定めておるところでございます。
第1号、第2号は、新たな許可を申請する際の手数料について、現行「3,000円」を「1万円」に改正するもの。また、第3号、第4号につきましては、許可の更新をする際の手数料について、現行「3,000円」を「1万円」に改正するもの。また、第5号、第6号につきましては、事業の範囲の変更の許可を受ける際の手数料について、現行「2,000円」を「1万円」に改正するものでございます。
附則といたしまして、この条例につきましては、令和2年4月1日から施行するものでございます。
以上、よろしくお願いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 議案第11号災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正について、内容説明を求めます。長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(浅場 悟君) それでは、議案書59ページをお願いいたします。
議案第11号災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正について、ご説明申し上げます。
提案理由につきましては、災害弔慰金の支給に関する法律及び災害弔慰金の支給等に関する法律施行令の改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。
今般の主な改正内容につきましては、災害援護資金の取り扱いについて、償還金を支払うことが困難な場合は支払い猶予が可能であることを明確化したことや、破産の場合、死亡等と同様に免除が可能としたこと。また、免除等のため、市町村に資産、収入を調査する権限を付与したことなどが挙げられます。
今回の法律及び法律施行令の条項の改正につきましては、ただいまの内容となるよう、それぞれ追加、削除等が行われておりまして、法律につきましては、第13条が新設となったことで、「第13条」が「第14条」に、「第14条」が「第15条」に変更となり、また、「第16条」も新たに加えられております。
このことを受けまして、本条例につきましても所要の改正を行うものでございます。
改正内容につきまして、新旧対照表にてご説明申し上げます。
次のページでございます。
第15条第3項について、現行、「償還免除、一時償還、違約金及び償還金の支払猶予については、法第13条第1項、令第8条から第11条までの規定によるものとする」とあるものを、「償還金の支払猶予、償還免除、報告等、一時償還及び違約金については、法第13条、第14条第1項及び第16条並びに令第8条、第9条及び第12条の規定によるものとする」に改正するものでございます。
附則といたしまして、この条例は、公布の日から施行するものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 議案第12号富谷市地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律第9条第1項の規定に基づく準則を定める条例の一部改正について、内容の説明を求めます。産業観光課長。

○産業観光課長(神田能成君) それでは、よろしくお願いいたします。
議案書61ページをお願いいたします。
議案第12号富谷市地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律第9条第1項の規定に基づく準則を定める条例の一部改正につきまして、ご説明申し上げます。
提案理由につきましては、地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律第4条第6項の規定により同意された基本計画に基づき、所要の改正を行うものでございます。
法改正の背景といたしましては、地域の特性を生かして高い付加価値を創出し、地域の事業者に対する経済的波及効果を及ぼすことにより地域経済を牽引する事業を促進し、地域の成長発展の基盤強化を図るため、事業者等が作成をいたします当該事業に係る計画を承認する制度が創設され、計画に係る事業を支援する措置を講ずることとされたもので、法第4条に基づき、宮城県及び県内市町村が共同で作成をいたしました基本計画が国の同意を受けたことから、本市における工場立地特例対象地域について、緑地及び環境施設のそれぞれの面積の敷地面積に対する割合に関する事項を条例で定めるものでございます。
それでは、改正内容につきまして、新旧対照表でご説明を申し上げます。
次のページをお願いいたします。
第3条、見出しにつきまして、現行「区域の範囲」とあるものを「区域」に改め、第3条、現行「区域の範囲並びに当該区域の範囲」とあるものを、「区域及び当該区域の範囲並びに当該区域」に改め、第3条別表中、現行、区域の範囲において、成田九丁目及び上桜木九丁目(訂正発言あり)で指定している区域を、区域の範囲の左に、「区域」を追加をし、「高屋敷工業団地」、「成田二期北工業団地」、「成田南工業団地」、「高屋敷西工業団地」の指定した区域の範囲に改め、対象区域における緑地の面積の敷地面積に対する割合を「100分の10以上」、環境施設の面積の敷地面積に対する割合を「100分の15以上」に改めるものでございます。
附則といたしまして、この条例は、公布の日から施行するものでございます。
済みません。今、説明の中で「上桜木九丁目」と申し上げたかと思いますけれども、「上桜木二丁目」でございますので、訂正方、よろしくお願いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 議案第13号富谷市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の全部改正について、内容の説明を求めます。上下水道課長。

○上下水道課長(齋藤英夫君) それでは、66ページをお願いします。
議案第13号富谷市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の全部改正について、ご説明申し上げます。
提案理由としましては、企業職員の給与の基準を一般職員の規定の例によるものとして統一することによって整合性を図るとともに、会計年度任用職員制度においても統一した対応を図るものでございます。
次のページをお願いします。
第1条、趣旨につきましては従前どおりで、第2条第1項と第2項は従前どおり、第3項の手当の種類は職員の給与条例と同様で、第3条、給与の基準は職員の給与条例の規定によるものとし、第4条、退職手当は一般職員の例によるものとし、第5条、会計年度任用職員についても一般職員の例によるものとするものでございます。
68ページ、お願いします。
第6条、委任については、管理規定の委任とするものでございます。
附則としまして、この条例は、公布の日から施行するものとし、ただし、第5条の規定は、令和2年4月1日から施行するものとします。
以上でございます。よろしくお願いします。

○議長(渡邊俊一君) 議案第15号令和元年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)、内容の説明を求めます。健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) それでは、令和元年度各種会計補正予算及び補正予算に関する説明書のほうで説明させていただきます。
議案第15号令和元年度富谷市国民健康保険特別会計の補正予算(第3号)は、次に定めるところによるものでございます。
補正予算の42ページをお願いいたします。失礼いたしました。
第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ251万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ42億4,254万5,000円とするものでございます。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
第2条、債務負担行為の追加は、「第2表 債務負担行為補正」によるものでございます。
45ページをお願いいたします。
第2表債務負担行為補正でございます。
初めに、国保オンライン資格確認対応業務につきましては、令和3年3月から運用開始となるオンライン資格確認制度の導入に伴い、医療保険の資格情報などを一元管理する資格確認対応業務を委託するため債務負担行為をするもので、期間、限度額は記載のとおりとなります。
次に、特定健康診査等業務につきましては、令和2年度特定健康診査業務を円滑に進めるため債務負担行為をするもので、期間、限度額は記載のとおりとなります。
それでは、内容につきまして、補正予算事項別明細書にてご説明申し上げます。
51ページをお願いいたします。
歳入となります。
まず、3款1項2目国民健康保険制度関係業務事業費補助金、102万1,000円を追加するもので、外国人在留資格情報を国保情報集約システムに連携するためのシステム改修費用の国庫補助分となります。
次に、3款1項3目社会保障・税番号制度システム整備補助金130万6,000円を追加するもので、オンライン資格確認等の導入に係るシステム改修費用の国庫補助分となります。
6款1項1目一般会計繰入金につきましては、19万円を追加するもので、人事院勧告による給与改定に伴い一般会計から繰り入れするものです。
次のページをお願いします。
歳出です。
1款1項1目一般管理費、244万3,000円を追加するもので、2節から4節については、人事院勧告による給与改定に伴い一般会計から繰り入れするものです。
13節委託料につきましては、外国人在留資格情報連携及びオンライン資格確認対応するためのシステム改修業務を委託するものでございます。
1款2項1目賦課徴収費、7万4,000円を追加するもので、一般管理費と同様に、人事院勧告による給与改定に伴うものでございます。
以上となります。よろしくお願いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 議案第16号令和元年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第3号)、内容の説明を求めます。上下水道課長。

○上下水道課長(齋藤英夫君) それでは、58ページをお願いします。
議案第16号令和元年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第3号)は、次に定めるところによるもので、第1条、歳入歳出予算の総額にそれぞれ29万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ8億5,957万3,000円とするもので、第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
67、68ページをお願いします。
歳入につきまして、4款1項1目一般会計繰入金、29万3,000円を追加し、1億3,864万5,000円とするものでございます。
次のページをお願いします。
歳出につきまして、1款1項1目下水道総務費、29万3,000円を追加し、9,612万4,000円とするもので、下水道担当職員4人分の人件費となっております。
以上でございます。よろしくお願いします。

○議長(渡邊俊一君) 議案第17号令和元年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第3号)の内容の説明を求めます。長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(浅場 悟君) それでは、議案第17号について、ご説明申し上げます。
説明書74ページでございます。
令和元年度富谷市の介護保険特別会計の補正予算(第3号)は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ39万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ29億1,811万8,000円とするものでございます。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
第2条、債務負担行為の追加は、「第2表 債務負担行為補正」によるものでございます。
77ページをお願いいたします。
第2表債務負担行為補正でございます。
一般介護予防事業は、基本チェックリストに該当した方々を含め、一般の高齢者も対象とした通所型サービス事業であるサロン「より愛」と、各圏域地域包括支援センターで実施する介護予防事業の委託業務でございます。
生活支援コーディネーター配置業務は、生活支援介護予防サービスの提供体制の構築に向けた調整機能を果たす役割を担う生活支援コーディネーターを各圏域地域包括支援センターに配置を行うための委託業務でございます。
次の2つの認知症初期集中支援推進事業は、専門職がチームを組み、認知症の早期発見、早期治療に向けて、相談から継続治療につなげるもので、対象となる方の状況に合わせ、認知症疾患医療センター連携型と認知症サポート医療連携型として、2カ所の医療機関に業務委託するものでございます。認知症地域支援推進員配置業務は、認知症に関する企画・調整を担う認知症地域支援推進員の資格を持つ専門職を各圏域地域包括支援センターに配置を行うための委託業務でございます。いずれも今年度からの準備により円滑に運用できるようにするため債務負担行為をいたすもので、期間、限度額は記載のとおりでございます。
続きまして、内容について事項別明細書にてご説明いたします。
83、84ページをお願いいたします。
歳入でございます。
3款2項4目事業費補助金、61万円の追加は、介護報酬改定等に伴う介護保険システムの改修費に対する国からの補助金でございます。
3款2項5目災害臨時特例補助金につきましては、31万7,000円を追加するもので、福島原発避難者の利用者負担減免と保険料減免に係る国庫補助金でございます。
8款1項1目4節職員給与費等繰入金、20万1,000円の追加は、介護保険担当職員3名分について、人事院勧告により給与改定するものでございます。
8款2項1目介護給付費準備基金繰入金、73万6,000円の減額は、財源調整をするものでございます。
85、86ページをお願いいたします。
続きまして、歳出でございます。
1款1項1目一般管理費、20万1,000円の追加は、介護担当職員3名分の給与改定によるものでございます。
3款3項1目一般管理費、19万1,000円の追加につきましては、保健福祉総合支援センター専門職3名分の給与改定によるものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 議案第18号令和元年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)の内容の説明を求めます。健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) それでは、補正予算説明書の90ページをお願いいたします。
議案第18号令和元年度富谷市後期高齢者医療特別会計の補正予算(第2号)は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ38万5,000円を追加し、歳入歳出の予算総額を歳入歳出それぞれ3億6,322万3,000円とするものでございます。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
それでは、99ページをお願いいたします。
歳入となります。
3款1項1目事務費繰入金、38万5,000円を追加するもので、後期高齢者医療システムサポートの延長に要する費用を一般会計から繰り入れするものでございます。
次のページをお願いいたします。
歳出となります。
1款1項1目一般管理費、38万5,000円を追加するもので、歳入と同様に後期高齢者医療システムのサポート終了に伴う保守延長に係る業務を委託するものでございます。
以上となります。よろしくお願いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 議案第19号令和元年度富谷市水道事業会計補正予算(第3号)の内容の説明を求めます。上下水道課長。

○上下水道課長(齋藤英夫君) それでは、104ページをお願いします。
議案第19号令和元年度富谷市水道事業会計補正予算(第3号)。
第1条、令和元年度富谷市水道事業会計補正予算(第3号)は、次に定めるところによるもので、第2条、予算第3条に定めた収益的支出の予定額を次のとおり補正するもので、第1款水道事業費用、123万5,000円を追加しまして、11億5,066万1,000円とするものでございます。
第3条(議会の議決を経なければ流用することができない経費)、職員給与費、46万7,000円を追加し、4,302万6,000円とするものでございます。
119ページをお願いします。
実施計画明細書にてご説明します。
1款1項3目配水及び給水費、12万8,000円追加につきましては、職員3人分の人件費となっております。
4目業務費、94万6,000円の追加は、職員2人分の人件費とパート職員2人分の賃金、メーター検針員9人分の委託料となっております。
5目総係費、16万1,000円の追加は、職員2人分の人件費となっております。
以上でございます。よろしくお願いします。

○議長(渡邊俊一君) 議案第20号指定管理者の指定について、内容の説明を求めます。地域福祉課長。

○地域福祉課長(狩野悦子君) それでは、議案書69ページをお開きいただきたいと思います。
議案第20号指定管理者の指定に関して、ご説明いたします。
提案理由としましては、地方自治法第244条の2第6項の規定によりまして、指定管理者の指定をしようとすることにつき、議会の議決を求めるものでございます。
公の施設の名称は、富谷市地域活動支援センターでございます。この施設は、障がいをお持ちの方々に創作的活動または生産活動の機会の提供、社会との交流の促進等の便宜を図ることにより、障がいをお持ちの方々が地域生活の促進を図ることができるようにとすることを目的としているものでございます。
指定をしようとする団体は、富谷市富谷西沢13番地、社会福祉法人富谷市社会福祉協議会でございます。
指定の期間は、令和2年4月1日から令和7年3月31日までの5カ年でございます。
これまでの経過について簡単にご説明いたします。
募集要綱に基づき、広く公募を行いました。公募期間は、10月3日から16日までの14日間とし、応募資格を宮城県内において市町村から地域活動支援センターの指定管理を受け、運営実績を5年以上有する団体、または地域の障がい者のための援護施策として通所による援護事業の実績を5年以上有する団体といたしました。申し込み状況につきましては、社会福祉法人富谷市社会福祉協議会からの申請が1件でございました。その後、提出書類の確認を行い、11月18日に提案書を踏まえた簡易公募型プロポーザル審査を実施しまして、社会福祉法人富谷市社会福祉協議会が指定管理候補者として選定されたものでございます。
以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

○議長(渡邊俊一君) この際、午後1時まで休憩をいたします。


午前11時57分 休憩


午後 1時00分 再開


○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
議案第21号和解及び損害賠償額の決定について、内容の説明を求めます。都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) それでは、よろしくお願いをいたします。
議案第21号和解及び損害賠償額の決定について、ご説明申し上げます。
議案書70ページをお願いをいたします。
市道明石石積線における自動車の損傷事故について、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により、下記のとおり和解及び損害賠償額の決定ができるものとするものでございます。
損害賠償額は3万2,879円で、和解の相手方は記載のとおりでございます。和解の内容につきましては、市は相手方に損害賠償額3万2,879円を支払うこととし、相手方はその余の請求を放棄するものでございます。
この事故につきましては、令和元年10月22日午後6時ごろ、明石地区の市道明石石積線において、富谷方面から利府方面へ向けて走行していた相手方の軽自動車が路面の水たまりを通過した際、長さ約1メートル、幅約50センチメートル、深さ約7センチメートルほどの舗装の穴に車輪を落とし、左側前輪のタイヤ及びホイール1本を損傷したものでございます。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 議案第22号和解及び損害賠償額の決定について、内容の説明を求めます。都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) それでは、議案第22号和解及び損害賠償額の決定について、ご説明申し上げます。
議案書71ページをお願いいたします。
市道明石石積線における自動車の損傷事故について、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により、下記のとおり和解及び損害賠償額の決定ができるものとするものでございます。
損害賠償額は7万9,056円で、和解の相手方は記載のとおりでございます。和解の内容につきましては、市は相手方に損害賠償額7万9,056円を支払うこととし、相手方はその余の請求を放棄するものでございます。
この事故につきましては、令和元年10月22日午後6時30分ごろ、明石地区の市道明石石積線において、富谷方面から利府方面へ向けて走行していた相手方のワゴン車が路面の水たまりを通過した際、長さ約1メートル、幅約50センチメートル、深さ約7センチメートルほどの舗装の穴に車輪を落とし、左側前輪のタイヤ及びホイール1本を損傷したものでございます。
なお、事故の年月日及び発生場所につきましては、前号議案と同様でございます。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 議案第23号和解及び損害賠償額の決定について、内容の説明を求めます。都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) それでは、議案第23号和解及び損害賠償額の決定について、ご説明を申し上げます。
議案書72ページをお願いいたします。
市道明石石積線における自動車の損傷事故について、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により、下記のとおり和解及び損害賠償額の決定ができるものとするものでございます。
損害賠償額は6万848円で、和解の相手方は記載のとおりでございます。和解の内容につきましては、市は相手方に損害賠償額6万848円を支払うこととし、相手方はその余の請求を放棄するものでございます。
この事故につきましては、令和元年10月22日午後10時ごろ、明石地区の市道明石石積線において、富谷方面から利府方面へ向けて走行していた相手方の普通乗用車が路面の水たまりを通過した際、長さ約1メートル、幅約50センチメートル、深さ約7センチメートルほどの舗装の穴に車輪を落とし、左側前輪のタイヤ及びホイール1本を損傷したものでございます。
なお、事故の年月日及び発生場所につきましては、前号議案と同様でございます。
説明は以上でございます。どうかよろしくお願いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 議案第24号和解及び損害賠償額の決定について、内容の説明を求めます。都市計画課長。

○都市計画課長(高田浩幸君) 議案書の73ページをお願いします。
議案第24号和解及び損害賠償額の決定について。
市営湯船沢住宅28号棟の給湯施設の故障により水道料金及び下水道料金使用料が増加したことについて、地方自治法の規定により、下記のとおり和解及び損害賠償額の決定ができるものとするものでございます。
損害賠償額は1万7,108円で、和解の相手は記載のとおりでございます。和解の内容につきましては、市は相手方に損害賠償額1万7,108円を支払うこととし、相手はその余の請求を放棄するものでございます。
これまでの平均使用料水量に比べまして約50立方メートル増加しておりますので、その分を賠償するものでございます。
説明は以上でございます。

○議長(渡邊俊一君) 議案第25号和解及び損害賠償額の決定について、内容の説明を求めます。都市計画課長。

○都市計画課長(高田浩幸君) 次のページ、74ページをお願いします。
議案第25号和解及び損害賠償額の決定について。
令和元年10月12日・13日に発生しました台風19号の大雨の影響により、成田九丁目1号緑地内の土砂が崩れ、隣接する民有地、鴻池運輸のフェンスを破損したことについて、地方自治法の規定により、下記のとおり和解及び損害賠償額の決定ができるものとするものでございます。
損害賠償額は55万円で、和解の相手は記載のとおりでございます。和解の内容につきましては、市は相手方に損害賠償額55万円を支払うこととし、相手はその余の請求を放棄するものでございます。
今回、緑地のり面の2カ所で土砂崩れが発生し、既存フェンス高さ2メートル、延長15.5メートルを破損したものであります。撤去し、新設する費用でございます。
以上で説明を終わらせいただきます。よろしくお願いします。

○議長(渡邊俊一君) 承認第1号専決処分の承認を求めることについて(令和元年度富谷市一般会計補正予算(第5号))の内容の説明を求めます。財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) それでは、議案書76、77ページ、お願いいたします。
承認第1号専決処分の承認を求めることについて。
地方自治法第179条第1項の規定に基づき、提案理由のとおり専決処分いたしましたので、その承認をお願いするものでございます。
この専決処分を行った補正予算の内容、こちらにつきましては、78ページ、お願いいたします。
富谷市一般会計補正予算(第5号)となります。
第1条、歳入歳出予算の総額に3億2,334万9,000円を追加し、補正後の予算額を142億2,986万5,000円とするもので、歳入歳出予算の款項の区分等につきましては、第1表に記載のとおりでございます。
第2条については、今回の補正額のうち、災害復旧費、災害復旧の部分については繰越明許費を設定しておりまして、第3条、地方債については、復旧経費の財源として新たに市債の借り入れを行うこととしてございます。
ページ飛びまして、87、88ページをお願いいたします。
歳入になりますけれども、一番上の14款国庫支出金から一番下の21款市債まで、こちらが今回の補正予算の財源内訳となってございます。
なお、災害復旧に係るいわゆる一般財源の持ち出し部分というところですけれども、本市の場合は、こちらに記載のとおり、前年度の決算剰余金となります。19款の繰越金、こちらのほうで対応したところでございます。
89、90ページ、お願いいたします。
歳出になります。
まず、一番上の10目自治振興費、補助金、こちらについては、明石会館の敷地のり面の復旧経費に関しまして補助金を交付するものでございます。現状、明石会館については、建物、土地ともに町内会の所有の財産ということであるため、市が直接復旧工事を行うことができませんので、規定に基づき補助金の支給ということになります。
次の6款農林水産業費5目農地費については、原材料費を追加計上してございまして、補正前と合わせて400万円の事業費ということでございます。
9款消防費については、災害対応に従事した職員に対する時間外手当を計上してございます。
以下、11款災害復旧費については、こちらに記載のとおりでございまして、また、財源措置等々については、先週の全員協議会での配付資料のとおりでございます。
なお、1点だけ補足させていただきますけれども、この中の2項公共土木施設災害復旧費の1目、それから、2目の財源内訳の一般財源の欄、三角表示、マイナス表示というふうになっておりますのは、こちら、予備費からの充用額、これを復旧経費に含め財源を組み立てておりますので、予算書上はこのように表記されますけれども、いわゆる過充当というような性質ではないということを念のため申し上げさせていただきました。
説明のほうは以上でございます。よろしくお願いいたします。

○議長(渡邊俊一君) ただいま一括にて説明のありました提出議案に対する質疑は、申し合わせにより、後日の議案審議で行うことといたします。


日程第29 議案第14号 令和元年度富谷市一般会計補正予算(第6号)


○議長(渡邊俊一君) 日程第29、議案第14号令和元年度富谷市一般会計補正予算(第6号)を議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) それでは、一般会計12月補正予算の内容について、ご説明させていただきます。
別冊補正予算書になります。2ページをお願いいたします。
議案第14号令和元年度一般会計補正予算(第6号)については、次に定めるものでございます。
第1条です。歳入歳出にそれぞれ5億4,998万8,000円を追加し、予算総額を147億7,985万3,000円とするもので、補正の款項の区分等については、「第1表 歳入歳出予算補正」のとおりでございます。
第2条については繰越明許費の追加、第3条については債務負担行為の追加、第4条については地方債の追加をそれぞれ規定してございます。
ページ、5ページをお願いいたします。
繰越明許費2件の追加でございます。
まず、上のほうです。内部情報システムの運用事業、こちらについては、先週の全協での説明、地方自治法の施行規則の改正に関連いたしますけれども、歳出科目7節賃金を予算科目から削除するための所要のシステムの改修経費となります。
次の、(仮称)西成田会館新築工事、こちらについては、現在の公会堂建設工事から48年ほど経過してございまして、建てかえ費用を計上してございます。
なお、この2つの経費ですけれども、令和2年度の当初予算での歳出計上というものも可能ではございましたけれども、現在、予算編成してございまして来年度の当初予算での財源を他の事業に充当するということのため、前年度からの繰越金を有効活用して、こちら、予算調製を行ったところでございます。
続いて、6ページをお願いいたします。
債務負担行為、ごらんの17件追加してございます。
このうち、一番上の市民バスの運営事業については、新たに令和4年度までの運行業務の委託を予定してございますけれども、バスの台数をふやしまして、ダイヤも見直すということから、これまでの3年間と比較しますと予算のほうは大きくふえているというところでございます。
それから、下から4つ目の給食センターの調理等業務の外部委託、こちらの経緯については、先週の全員協議会での説明のとおりということでございます。
7ページ、お願いいたします。
市債の追加でございます。
なお、こちらの充当先については、農林施設災害復旧費ということでございます。
では、引き続き、事項別明細書にて説明を続けさせていただきます。なお、本日の説明ですけれども、先週の全協で説明していない項目を中心に説明のほうを進めさせていただきたいと思います。
ページ、13、14ページをお願いいたします。
歳入になります。
まず、一番上の地方交付税ですけれども、こちら、補正前、ごらんのとおり、13億円計上済みですけれども、内訳を申し上げますと、13億のうち、10億円が普通交付税、3億円が特別交付税ということの内訳となってございまして、今回の補正額については、普通交付税の今年度の額の決定を受けまして、その一部を補正計上してございます。
ちなみに、今年度の交付決定額は12億1,700万円でございます。10億の予算に対して12億1,700万円となってございますので、今回の補正額との差額、1億9,800万円ほどございますけれども、こちらについては今後の補正財源として活用することとしてございます。
続いて、14款の国庫支出金、それから、15款県支出金ですけれども、こちらについては幼児教育無償化に係る国費と県費の間での科目更正、あるいは国費、こちらにあります災害復旧費国庫補助金の追加補正となってございます。
ページめくって、15、16ページ、お願いいたします。
18款繰入金ですけれども、こちらが繰上償還の充当財源となってございます。
次の19款繰越金でございます。繰越金については、今回の補正額をもちまして前年度の決算剰余金を全額活用することとなります。
それから、最後は、20款諸収入1目雑入、マイナス117万6,000円となってございます。こちらは子育て支援課の所管となりますけれども、保育所の主食費の歳入科目をこちらに置いていたんですけれども、幼児教育無償化に伴いまして、こちらの雑入ではなくて、負担金という科目で徴収するための科目更正を行ってございます。
次の共済等保険金については、ただいま説明のありました市道明石石積線の事故3件に係る賠償金支払いに対する保険金収入となってございます。
次の2目過年度収入1節・2節ありますけれども、こちらはどちらとも地域福祉課の所管となりますけれども、障がい者の自立支援給付に係る過年度の収入ということで計上してございます。
続いて、歳出になります。
歳出についても、全協以外の説明項目で、なおかつ、金額の大きい部分についてのみ、ご説明をさせていただきます。
17、18ページをお願いいたします。
まず、中ほどでございます。
6目企画費、右側の説明欄、ふるさと納税推進事業については、現時点での寄附額が前年度を上回っておりまして、さらに年末に向け寄附の増加というものが見込まれることから、内訳としましては、8節の報償費、返礼品、それから、12節の役務費、ふるさと納税専用のポータルサイト、こちらの利用に係る手数料のほうを増額計上してございます。
続いて、7目です。7目情報化推進費、こちらの右側の欄、説明欄、マイナンバー制度対応事業というふうには書かれてはおりますけれども、金額はブランクとなってございます。このブランクとなっている理由なんですけれども、こちらは17ページのほうに目を移していただきまして、こちらの17ページの特定財源のところ、国・県支出金の欄に金額が計上されているように、歳出のほうは計上が既に終わっておりまして、それの財源更正というふうなことでございますので、今回は歳入のみの予算計上になってございます。
同じく13節委託料については、今申し上げた繰越明許費、こちらは繰越明許費を設定してございます。
ページ飛びまして、21、22ページ、お願いいたします。
下段です。
民生費1目児童福祉総務費で、放課後児童クラブ運営事業という700万円ほどの金額でございますけれども、こちらは、さらにページをめくっていただきまして、具体には24ページの一番上でございます。19節補助金の支出になります。支給区分の見直しに伴い、今回、追加計上をしてございます。なお、こちら、財源、国・県からの3分の1ずつの補助金、歳入については今後の補正対応というものを予定してございます。
続いて、またページ飛びまして、29、30ページのほうをお願いいたします。
下段です。
10款教育費の1目幼稚園管理費、右側の説明欄、下から2つの事業になりますけれども、幼稚園施設型給付費給付事業、それから、子育てのための施設等利用給付事業、こちらの2つについては、幼児教育無償化に伴い、国・県の補助金を財源に扶助費等を追加計上しております。
続いて、31ページになります。
31ページの5目公民館費です。公民館費の説明欄、公民館維持管理事業については、大きく、日吉台公民館の施設修繕、非常用放送設備の修繕、こちらが99万円。それから、富ケ丘公民館の備品購入が主な補正内容となっておりまして、備品購入費については公用車の購入になります。2004年式、平成16年2月に購入した公用車、軽自動車の更新費用を今回、車検前になりますけれども、車検前ということで更新費を計上してございます。
説明の最後となります。
ページ、33、34ページ、お願いいたします。
一番下の予備費でございます。
予備費、当初予算において、ごらんのとおり3,000万円計上しておりましたが、今回の台風被害に関連しまして、現状で2,500万円ほどの予備費充用というものを行う見込みでございまして、場合によっては、今後の状況によっては、予備費がこのままであると枯渇するおそれがございましたので、今回、異例の予算措置ではありますけれども、予備費を追加計上させていただいたところでございます。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。

○議長(渡邊俊一君) ここで、お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第14号については、富谷市議会委員会条例第5条及び富谷市議会先例集96により議長を除く議員全員で構成する予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上審査したいと思いますが、ご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、議案第14号については、予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上審査することに決定をいたしました。
この際、予算審査特別委員会の委員長及び副委員長を選任していただくために、暫時休憩といたします。


午後1時25分 休憩


午後1時25分 再開


○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
予算審査特別委員会の委員長及び副委員長が選任されましたので、その結果を報告いたします。
委員長に畑山和晴君、副委員長に安住稔幸君が選任されました。よって、本案件は、予算審査特別委員会の議題といたします。
これで本日の日程は全て終了いたしました。
ここでお諮りいたします。議案審査のため、翌4日を休会にいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、翌4日を休会とすることに決定をいたしました。
なお、12月5日の本会議は、午前10時からの開会といたします。
本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでございました。


午後 1時26分 散会

令和元年第4回定例会議事録(第2号)

令和元年12月5日(木曜日)

出席議員(18名)

  • 1番 菊 池 美 穂 君
  • 2番 佐 藤 浩 崇 君
  • 3番 村 上 治 君
  • 4番 塩 田 智 明 君
  • 5番 渡 邊 清 美 君
  • 6番 藤 原 峻 君
  • 7番 金 子 透 君
  • 8番 青 柳 信 義 君
  • 9番 浅 野 武 志 君
  • 10番 若 生 英 俊 君
  • 11番 長谷川 る 美 君
  • 12番 高 橋 正 俊 君
  • 13番 菅 原 福 治 君
  • 14番 出 川 博 一 君
  • 15番 浅 野 直 子 君
  • 16番 安 住 稔 幸 君
  • 17番 畑 山 和 晴 君
  • 18番 渡 邊 俊 一 君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 市長 若 生 裕 俊 君
  • 副市長 西 村 一 慶 君
  • 企画部長 木 越 養 一 君
  • 市民生活部長 吉 田 尚 樹 君
  • 保健福祉部長兼福祉事務所長 中 山 高 子 君
  • 経済産業部長 奥 山 育 男 君
  • 建設部長 伊 藤 正 君
  • 企画部企画政策課長 松 原 誠 君
  • 企画部財政課長 高 橋 弘 勝 君
  • 総務部総務課長兼情報化推進室長 菅 原 俊 司 君
  • 総務部防災安全課長 横 田 利 雄 君
  • 市民生活部生活環境課長兼清掃センター所長 安 藤 司 君
  • 保健福祉部長寿福祉課長 浅 場 悟 君
  • 保健福祉総合支援センター所長兼地域包括支援センター統括監 高 橋 弘 美 君
  • 保健福祉部地域福祉課長 狩 野 悦 子 君
  • 保健福祉部健康推進課長 菅 原 順 子 君
  • 経済産業部産業観光課長兼まちづくり産業交流プラザ所長 神 田 能 成 君
  • 経済産業部農林振興課長兼農業委員会事務局長 鴇 幸 浩 君
  • 建設部都市整備課長 高 橋 隆 美 君
  • 建設部都市計画課長 高 田 浩 幸 君
  • 企画部企画政策課参事兼行政改革推進室長 西 山 高 広 君
  • 教育長 菅 原 義 一 君
  • 教育次長 二 階 堂 浩 一 郎 君
  • 教育部長兼教育部生涯学習課富谷中央公民館長兼富ケ丘公民館長兼東向陽台公民館長兼あけの平公民館長兼日吉台公民館長兼成田公民館長 荒 谷 敏 君

事務局職員出席者

  • 事務局長 富 澤 裕
  • 次長 高 橋 直 美
  • 主事 伊 藤 亨 太

議事日程 第2号

令和元年12月5日(木曜日) 午前10時00分 開会

日程1 会議録署名議員の指名
日程2 一般質問 13番 菅 原 福 治 議員
1 総合計画前期基本計画について
2 台風19号の教訓と、今後の減災および耐震の取組みについて
8番 青 柳 信 義 議員
1 会計年度任用職員制度の導入について問う
10番 若 生 英 俊 議員
1 令和元年台風第19号による大雨被害ととみや国際スイーツ博覧会中止について
2 とみや茶復活プロジェクトについて
1番 菊 池 美 穂 議員
1 鷹乃杜の側溝有蓋化工事を問う
2 穀田線の道路渋滞を問う

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり 午前10時00分 開会

○議長(渡邊俊一君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。


日程第1 会議録署名議員の指名

○議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、15番浅野直子君、16番安住稔幸君の2名を指名いたします。


日程第2 一般質問

○議長(渡邊俊一君) 日程第2、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。13番菅原福治君。

○13番(菅原福治君) 皆さん、おはようございます。
まず最初に、間もなく2カ月がたちますこのたびの台風19号によって被災されました皆様に心よりお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い復旧をお祈り申し上げます。
私も被災地に出向きましてボランティアをしてまいりましたが、特に丸森町では、一日中泥上げ作業が中心でしたが、テレビで見ている以上のひどい惨状でございました。いずれにしても、すさまじかったですし、水の勢いのすごさというものを知らされたわけです。全町で被害を受けており、復旧にはまだまだ相当の時間がかかるんではないかなと思います。何はともあれ、一日も早い復旧をお祈り申し上げたいと思います。
次に、10月から市内の一部路線で始まりました深夜バス運行、実証運行ですが、私も先月、成田線を体験させていただきました。車内は満席で座れない方が大勢おりまして、つり革にぶら下がっておりました。やっぱり深夜便があれば利用される方が多いんだなということを実感をさせていただきました。
それでは、私のほうから通告に従いまして質問をさせていただきます。
まず、第1点は、前回に引き続きまして、総合計画前期基本計画についてお伺いいたします。
前回、市長より、前期計画は4年目を迎えており、各施策とも順調に推移しているということでございました。今回は、前期基本計画第3編の元気と温かい心で支えるまちづくりと、第4編の市民の思いを協働でつくるまちづくりについて、質問をさせていただきます。
まず最初に、県が3月末にまとめた高齢者人口調査についてですが、65歳以上の高齢化率が30%以上の市町村は、今回、亘理町が加わりまして22市町村となり、県全体では、前年同期比0.6%上昇し、27.5%になったということでございました。
特に今回は、丸森町が40%を超え、県の南部地区を中心に高齢化率が進んでいることと、対照的に、本市や大和町、利府町、名取市など、仙台市近郊の市町村は比較的に低い状況であることが浮き彫りになったということでした。その中でも富谷市が一番高齢化率が低いまちでございました。
また、県全体として、高齢者夫婦のみの世帯がふえており、その中でも一人世帯の方が大幅に増加してきており、高齢者全体の19.3%に当たり、地域での見守り活動の強化が必要とまとめられておりました。
本市においては、これまで高齢化率が低かったことが、逆に、これから高くなりますが、これから高齢者夫婦世帯やひとり暮らし世帯もふえ、さらには認知症等々の高齢者もふえることと思われます。
そこで、高齢者支援として、高齢者が住みなれた地域で元気に暮らすために、住民主体のボランティアによる「ゆとりすとクラブ・サロン」など、多種多様な事業者の参加による地域づくりや介護予防の推進をしなければならないと思います。
また、障がい者についても同様で、自立した社会生活が送れるような支援についてもお伺いしたいと思います。
次に、子供から高齢者まで、「あらゆる世代が元気に暮らす、健康なまちづくり」や富谷市健康推進計画についてもお伺いいたします。
また、3年が経過いたしましたが、高齢者・障がい者外出支援「とみパス」の外出支援乗車証の増額についてもお伺いいたします。
次に、「とみサポこころね」についてお伺いいたしますが、この間、社会福祉協議会主催の地域福祉フォーラムにおきまして、NPO法人仙台敬老奉仕会(富桜会)の吉永理事長の話を伺い、感銘いたしました。このことについても少しお伺いしたいと思います。
次に、「とみやからはじまる未来のくらし」として全国に先駆けて取り組んでいる低炭素水素プロジェクトの取り組みが、「プラチナ大賞」を受賞いたしました。日本が目指す「プラチナ社会」として、「新しい時代のインフラ賞」、プラチナ賞を受賞したということは、今後の富谷市にどのような意味があるのかについてもお伺いいたします。
さらに、これまでの行政改革の取り組みによって財政基盤がより強固になりましたが、さらに、今後の行政改革の取り組みについてもお伺いいたします。
それでは、質問いたします。
1つ、高齢者・障がい者支援の現状と課題について。
2つ、富谷市健康推進計画策定の趣旨は。
3つ、外出支援乗車証「とみパス」の増額について。
4つ、「とみサポこころね」の目指すものは。
5つ、今後取り組まれる行政改革の項目について。
6つ、本市が目指す「プラチナ社会」の取り組みとは。
次に、台風19号の教訓と今後の減災及び耐震の取り組みについてをお伺いいたします。
10月12日夜半から13日明け方にかけて起きた台風19号は、長野、福島、宮城におきまして川の堤防が決壊し、濁流が住宅街に押し寄せ、浸水で家屋に取り残された住民がヘリコプターなどで救助される映像が流れ、東日本大震災を思い起こされました。
本県におきましても、本市、大郷町、丸森町、大崎市においても大きな被害が発生いたしました。
本市においては竹林川や西川などで、4年前の豪雨と同じ場所で水があふれ、直近のまとめで、床上浸水が6件、床下浸水、同様6件、また、農林施設関連、河川、道路、土木関連、住宅施設等の合計446件の大きな被害が発生をいたしました。
最近の台風は、温暖化によって勢いを増しながら東北に向かってくる傾向が強く、災害のたびに対策や情報発信の方法等、新たな課題も発生しており、特に、地域や小単位での対策や災害情報の発信方法、支援方法などを含めて、防災、減災のあり方を考える必要があるのではないかと思います。
今回、気象庁は、最大級の警戒として「大雨特別警報」を出し、数十年に一度の甚大な被害が起きる危険性と住民は命を守る行動をとること等々を呼びかけられ、みずからの身を守るために防災力を求められる時代だということを理解したところでございました。
このように、災害に対しては新たな段階に入り、これまでの安全がこれからの安全を保障するわけではなく、これからはこれまでの災害の検証を行って次の事態に備えなければならない時期に来ているのではないかと思います。
今回は、情報が早く、全国情報と同様に本市の情報もエリアメールで頻繁に発信されました。しかしながら、一部、避難と言われてもどのようにすればいいのかというところも、正直、戸惑ったところでございます。
本市においては、短時間に多くの雨がもたらされ、13日までの24時間の降水量は、大童観測所で356ミリなど、恐らく観測史上最高の記録だと思います。
このように記録的な雨量や大規模自然災害から市民の命と財産を守るために多くのことが浮き彫りになったのではないかと思います。この災害を教訓に、被害を最小限に押さえるため、各地域に合った防災減災対策を強化する必要があると思います。
4年前に実施した、市の目指すまちづくりの方向性に関する住民意識調査においては、「防災・防犯に優れたまち」を目指すということが上位に挙げられておりました。
また、1978年、41年前に起きた宮城県沖地震から33年後に東日本大震災が発生しました。最近言われているように、地震の平均周期発生率は38年だそうですが、あれから既に8年、9年が経過しようとしております。今後の地震発生確率は50%を超えたそうでございます。
そこで、今後の風水害、地震など新たな課題に対しての対策や情報発信等、地域防災計画、いわゆる赤本の整備も含めて、いま一度検証を行い、次の事態に備えなければなりません。
そこで、本市の防災・減災について、何点か、お伺いいたします。
1点、台風19号の被害状況と被害額は。
2つ目、本市のこれまでの台風対応と19号との違いは。
3つ、激甚災害の対象はどの場所で、どの部分の措置がされるのか。
4つ、特に氾濫した竹林川周辺地区の今後の整備について。
5つ、富谷市(当時、町)地域防災計画の修正見直しについては。
6つ、ボランティア確保のため、自治体間協定と一般ボランティアの受け入れ体制は。
7つ、自主防災会に対する支援体制の強化について。
8つ、今後の減災、耐震などの取り組みについてをお伺いいたします。
以上でございます。

○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) おはようございます。
それでは、ただいまの菅原福治議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1の総合計画前期基本計画についての問い1、高齢者や障がい者支援の現状と課題について。
まず、高齢者支援の現状といたしましては、各圏域地域包括支援センターにおける事業や福祉健康センターの取り組み、ゆとりすとクラブ・サロンなどにより介護予防の推進に努めております。また、認知症の理解を推進するため、認知症学びの講座を開講し、認知症サポーターの育成に努めているところであります。さらに、地域における担い手の育成を推進するため、市民の方々に向け、生活支援員、地域サポーター、運動サポーター、そして、とみサポこころねの施設コーディネーター、寄り添いボランティアである施設サポーターなどの養成研修を実施しております。
課題といたしましては、本市においても高齢化率がことし6月末で20%となり、今後の高齢化の進行に伴い、介護や支援を要する方がふえていくことか挙げられます。
次に、障がい者支援の現状といたしましては、自立した社会生活を送るために必要な相談体制の整備や就労に対する支援の充実を目指し、事業所への情報提供等に努めてまいりました。その結果、総合計画策定時に比べ、市内に指定特定相談支援事業者が3カ所、就労支援事業者が3カ所増加しております。そのほか、おのおのの障がいに合わせた細やかなサービスの展開が求められていることから、本市だけではなく、富谷市・黒川地域自立支援協議会等の広域での支援体制のあり方を検討しております。
課題といたしましては、施設入所者の高齢化や重度化が進み、施設職員の対応が難しくなってきていることや、在宅の障がい者を介護されているご家族の高齢化が進んでいることなどが挙げられます。
いずれにいたしましても、地域の支え合いや高齢者、障がい者それぞれのニーズに合ったサービスを提供することにより、今後も住みなれた地域で安心して暮らし続けられる仕組みづくりの充実に努めてまいりたいと考えております。
問い2、富谷市健康推進計画策定の趣旨につきましては、富谷市総合計画が目指す将来像を踏まえ、10年後も市民一人一人が健康に過ごすことを目指して、「あらゆる世代が元気に暮らす健康自慢のまちづくり」を基本理念に掲げております。また、健康寿命の延伸を基本目標とし、市民の皆様が生涯にわたって健康な人生を送ることができるように、健康を支える地域環境の整備やライフステージに対応した健康づくりなどの施策と市民の行動指針を示しております。
問い3、外出支援乗車証「とみパス」の増額についてでございますが、「とみパス」の現行の額につきましては、外出するきっかけづくりとして、また、今後も高齢者人口の増加により事業費が増大していくことなども考慮した上で決定したものであります。これまでの決算額を見ますと、平成29年度が2,200万円、昨年度が2,477万円と1年で300万円ほど増加しており、この傾向は今後も続くものと考えられますので、増額につきましては慎重に検討する必要があると考えております。
問い4、地域と施設の支え合いモデル事業「とみサポこころね」の目指すものは議会開会の挨拶でも申し上げたとおり、9月より各施設において実施しているところであります。この事業の効果といたしましては、1つ目は、施設入居者が寄り添いボランティアやコーディネーターとかかわることにより楽しみのある生活や趣味活動など、自分らしい生活が続けられること。2つ目は、寄り添いボランティアやコーディネーターが活動の場を得て、自身の元気が培われること。3つ目は、施設の人材不足の一助となり、また、地域の方がボランティアに入ることにより住民の方々との交流が図られ、質の高いケアにつながると考えております。これらのことにより高齢者施設が地域の中でもう一つの我が家となり、市民の方々が健やかで安心した生活に資することを目指しております。
問い5、今後取り組まれる行政改革の項目につきましては、来年度、平成29年度に策定した行政改革基本方針及び実施プランの最終年度となります。まずは残りの期間、実施プランに掲げた各項目をしっかりと進めてまいりたいと考えております。
今後取り組む行政改革の項目につきましては、現行の実施プランの評価、検証を行い、項目の洗い出しを行う予定としております。
問い6、本市が目指す「プラチナ社会」の取り組みにつきましては、「プラチナ社会」とは、自治体、大学、研究機関、企業等が参画する「プラチナ構想ネットワーク」が提唱する、高齢化・環境・産業と雇用の3つの側面から問題解決を目指す新しい社会像であります。議会開会の挨拶でも申し上げましたとおり、先月5日、「プラチナ構想ネットワーク」において、第7回プラチナ大賞最終審査発表会表彰式が開催され、本市が現在進めている「富谷市低炭素水素プロジェクト~とみやからはじまる未来のくらし~」がプラチナ大賞「優秀賞・新しい時代のインフラ賞」を受賞し、あわせて、「プラチナシティ」の認定を受けたところであります。このことは、まさに本市が進めている低炭素水素プロジェクトがプラチナ社会に寄与する取り組みとして認められたものでありますので、現在取り組んでいる低炭素水素技術実証事業を実用化に向けて共同事業者とともにさらに推し進め、低炭素なまちづくりに取り組むことが、本市が目指すプラチナ社会の取り組みと考えております。
質問件名2の台風19号の教訓と今後の減災及び耐震の取り組みについての問い1、台風19号の被害状況につきましては、さきの議会全員協議会でご説明申し上げましたが、11月末現在で、住宅等で53件、農業施設で297件、道路河川で65件など、合計446件となっております。また、被害額といたしましては、復旧関連経費を含めると約7億1,700万円となっております。
問い2、本市のこれまでの台風対応と19号との違いにつきましては、これまでの台風におきましては、竹林川、新田橋水位観測所の水位をもとに避難準備情報等を発令しておりましたが、今回の台風19号では、竹林川の水位だけではなく、国土交通省北上川下流河川事務所長や宮城県仙台土木事務所長、また、仙台管区気象台からのホットラインによる情報も参考にしまして、明るい時間帯に避難できるよう、早目、早目の対応に心がけ、必要な発令を行ったところであります。
問い3、激甚災害の対象につきましては、ことし11月1日、政令第142号付で宮城県が激甚災害による被災区域に指定されたことから、本市も対象区域となっております。このことにより公共土木施設や農地等復旧に対する国庫補助率のかさ上げ措置が講じられることとなっております。
問い4、今後の整備について。竹林川についてはこれまでも国に対して改修等を要望してきております。なお、台風19号通過後の10月19日に地元選出の国会議員と本市の被災状況を確認した際、国土交通省北上川下流河川事務所長にも立ち会っていただき、河川改修等の対応をお願いしたところです。また、先月22日に開催されました鳴瀬川等大規模氾濫等の減災対策協議会におきまして、早期に対策を講じていただくよう、竹林川を所管する国土交通省北上川下流河川事務所に要望してまいりました。
次に、馬場沢下地区の冠水に関しましては、大和町に対しまして町道を横断する管渠の改良をお願いしておりましたが、未改修であることから、今後、改めて申し入れを行うこととしております。
問い5、富谷市地域防災計画の改定につきましては、ことし8月30日に第1回富谷市防災会議を開催し、関係機関の皆様からさまざまなご意見をいただいております。また、10月28日から11月18日まででパブリックコメントを実施いたしました。これらのいただいたご意見を十分に考慮しながら、今年度中の完了に向け、現在、作業を進めているところであります。
問い6、ボランティア確保のため、自治体間協定と一般ボランティアの受け入れ体制につきましては、まず、自治体間協定につきましては、現在、愛知県長久手市と締結しております。他の自治体との協定につきましては、同時に被災しないなどの地理的条件等を勘案しながら検討を進めているところであります。
次に、一般ボランティアの受け入れ体制につきましては、富谷市社会福祉協議会のボランティアセンターと連携を図りながら進めております。なお、今回の台風19号に関しましては、浸水被害があった住民の方より支援要請がありましたので、富谷市社会福祉協議会に依頼をし、ボランティアセンターを通じて迅速に対応していただいたところであります。
問い7、自主防災会に対する支援体制の強化について。町内会や自主防災組織につきましては、自分たちの地域は自分たちで守るという共助の意識、連帯感に基づき、市民の方々の安否確認、避難誘導、避難所運営等の役割を担っていただいているところであります。なお、支援体制につきましては、本市より自主防災組織等への助成を行うとともに、自治総合センターや宮城県の助成事業などの積極的活用を促すなど、支援体制の強化を図っております。
問い8、今後の減災、耐震などの取り組みについて。減災につきましては、地域防災計画の基本方針に位置づけ、必要な対策を推進することとしております。まず、宮城県による本市内の土砂災害警戒区域の指定が今年度中に完了するとともに、県管理河川の洪水・浸水想定区域図が公表されることから、その情報をもとに、今後、ハザードマップを作成し周知を図っていくこととしております。また、あわせて、(仮称)わが街ガイド(ハザードマップ)をホームページで閲覧できるようシステムの構築に努めてまいりたいと考えております。
次に、耐震につきましては、既に学校の耐震補強は平成20年度までに完了しており、他の公共施設についても耐震対策を講じております。なお、昭和56年以前に建築された戸建て木造住宅については耐震診断や耐震改修工事、並びに危険ブロック塀の除去等に対して助成を行っているところであります。
今後も各種事業を推進し、災害に強いまちづくりを進めてまいりたいと考えております。
以上です。

○議長(渡邊俊一君) これより菅原福治君の質問は一問一答により行いますが、議長の采配により、直接原課に答弁を求めることがあります。
市長、それでよろしいですか。(「はい」の声あり)
それでは、再質問に入ります。13番菅原福治君。

○13番(菅原福治君) それでは、再質問をさせていただきます。
まず初めに、高齢者・障がい者支援についてお伺いいたしますが、ゆとりすとクラブなどを見ますと、恐らくどこの開催地も同じだと思いますが、男性会員が圧倒的に少ないという課題がございますが、そのことについてお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 保健福祉総合支援センター所長。

○保健福祉総合支援センター所長(高橋弘美君) ゆとりすとクラブの男性の参加についてでございますが、平成31年度現在で男性が21%、女性が79%になっております。ただ、10年前、平成21年の男女比は男性16%、女性84%ということで、徐々にではありますが、男性の参加率が伸びてきており、また、地域特性に合わせて、地域ごとにその率は異なっております。ゆとりすとクラブ・サロンは、女性に偏りがちではありますが、当該事業のみならず、福祉健康センターの事業や老人クラブ、演芸クラブなど、多様な事業や地区活動により閉じこもり予防や介護予防が図られることと考えております。ゆとりすとにつきましては、引き続き、地域の意向を伺いながら、男性参加が伸びている地区と情報交換を図るなど、引き続き地域サポーターの皆様とともに対応策を考えてまいりたいと考えております。

○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。

○13番(菅原福治君) ただいまも回答ありましたが、なかなか男性が出てこない、出てこられないんですね。やはり、私は戦後を頑張ってきた男性には、ぜひこのことを問題視して取り上げなければならないなと思います。
サポーターが、先ほども回答ありましたけれども、少ないということなので、ぜひ、サポーターをふやす方策、やはり、民生委員さんが中心になっておりますので、ぜひ、そうじゃない男性サポーターをふやす方法ないのか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 保健福祉総合支援センター所長。

○保健福祉総合支援センター所長(高橋弘美君) サポーターをふやすために地域サポーターの養成研修というものを毎年開催しておりまして、そちらのほうで、それを開催することでふやしていきたいというふうに思っております。

○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。

○13番(菅原福治君) そうですが、現状では、サポーターをふやせと言われても、やっぱり人の善意に頼っている部分が多いんですね。だから、そういった意味で、取り組みの重要性からしても、できれば、なかなか難しいとは思いますけれども、制度的なものでふやしていけないのか、その辺についてはいかがでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 保健福祉総合支援センター所長。

○保健福祉総合支援センター所長(高橋弘美君) 制度的なところというか、多分、他の自治体のほうでボランティアポイント制というふうなところの取り組みをされている自治体もあろうかと思いますが、本市におきましては、今の状態で地域とともに支え合うというふうなスタンスで検討していきたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。

○13番(菅原福治君) 何とかしてサポーターをふやしていかなければならないのではないかなと思います。
障がい者支援についてお伺いいたしますが、先ほども自立したということがございました。やはり、そのためには、家族の部分も大事ですし、障がい者同士の情報交換、交流というものも大事だと思いますので、今まで、今以上にふやしていただきたいんですが、その思いはあるのか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(狩野悦子君) 障がい者の方々がそれぞれ社会とのつながりを持つという中で情報交換というのは行われていくかと思うんですが、そういった機会の提供ということに関しては、障がい者の方だけでなく、市民の方に対しても理解促進といったあたりでの研修会を行ったりとか、あとは、地域活動支援センターでの余暇支援の中でもそういう情報交換等が行われるように、今も、現状もなっておりますが、今後も重ねて検討してまいりたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。

○13番(菅原福治君) 先ほどもありましたが、次に、健康推進計画について、来年がこの計画の中間年に当たりますので、先ほども若干ありましたが、再度、中間年に当たりまして、現状についてお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) 来年度、令和2年度に中間の年度が来るということで、評価のほうをすることとしておりますが、現在、市民の皆さんの健康状態につきましても、計画の目標達成状況とか、毎年度、確認しておりますが、ある一定の高血圧や高脂血症などの有病者のほうの減少なども見られているというような現状もありますので、さらに中間評価では詳しく評価をしながら、最後、後半の計画に備えていきたいというふうに考えています。

○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。

○13番(菅原福治君) 中間年過ぎましたら、ぜひ、概要版、詳しい概要版を出していただきたいな。今現在も出ているんですが、なかなか、現代風といえば、そうではないのかなと。数値化した現代版を出していただきたいなと。健康寿命を延ばすためにも具体的な数値化した現代版を出していただきたいなと思いますが、いかがでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) 現在も概要版を出させていただいておりますけれども、それに加えて、健康推進員の定例会などでも健康課題について、データを示しながら研修を実施し、また、お便りなどでも市民の皆さんに周知啓発するためにデータをお示しさせていただいているところではありますけれども、さらに、市民にわかりやすい健康に関するデータについて、広報や地区の健康教室など、そういったさまざまな機会に概要となるようなデータなどを示して周知啓発に努めてまいりたいと考えております。

○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。

○13番(菅原福治君) よろしくお願いします。
次に、「とみパス」についてですが、現在、「とみパス」は3,000名弱、2,900名の利用がされておりますが、高齢者の3分の1に当たりますが、まだまだ利用者が少ないと思います。先ほど、予算がかかるというようなこともありますが、計画に対してどのように見ているのか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(浅場 悟君) ただいまの交付率につきましては、高齢者が38.8%、障がい者が23.3%、合わせて35.9%となっているところでございます。目標に掲げております50%というところまでにはちょっと開きがございますが、これまでも、個別通知を初めとして、広報、ホームページ、また各事業の折にPRするなど、事業の周知に努めてきたところでございます。今後もさまざまな機会を捉えて事業の周知に努め、目標に近づけるよう頑張っていきたいと考えてございます。

○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。

○13番(菅原福治君) 「とみパス」は、本当に皆さんから確かにありがたいということで、助かりますというふうに言われておるのは事実です。ただ、一方で、現在の支援額であれば利用しなくても自分で自力でやっていくんだという方もおりますからね、申し込んでいない方には。だから、そういう、陰で利用しないで頑張っている人もいますので、できれば、多少予算はかかります。でも、せっかくの制度ですから、ぜひ、もう少しふやしていただけるように努力をしていただきたい。50%目標だということでございますが、確かに予算はかかりますが、その辺の頑張りをお願いしたいんですが、質問といたします。

○議長(渡邊俊一君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 今、議員からご意見ありましたように、利用していただく方からは大変喜んでいただいております。なお、まだ目標とする50%に利用率も高まっていないところでございますので、さらに利用していただくように、これからも推進をしていきたいというふうに思っているところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。

○13番(菅原福治君) 市長、ありがとうございます。
今後の「とみパス」についてでございますが、この間、アンケートを実施したいと。市民ニーズをその中で把握したいんだということがありましたが、それについてはいかがですか。その内容についてお伺いしたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(浅場 悟君) 今回、アンケートとして実施いたしますのは、介護保険の事業計画策定に係る基礎調査の中で、「とみパス」の関連の質問を設けたいというふうに考えてございまして、質問の内容といたしましては、外出する際の移動手段ですとか、運転免許の返納についての考え、「とみバス」の利用申請の有無、申請をしない理由や申請後の利用状況についてなどを考えてございます。

○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。

○13番(菅原福治君) そうすると、内容によっては拡大することも考えられるという解釈でいいのか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(浅場 悟君) 今回の調査、利用者の意向を捉えることによりまして今後のサービスの向上につなげるということでございます。

○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。

○13番(菅原福治君) 次に、とみサポこころねにつきまして、1点だけ、お伺いいたします。
本当にこの取り組みが仙台や近郊の自治体に先駆けて取り組んでいるということに感銘を受けました。本当に、先ほど市長からもありましたように、介護に寄り添ったという部分もございますので、これは始まったばっかりでございますが、これについては今後どのような支援なりをされるのか、その思いについてお伺いしたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 保健福祉総合支援センター所長。

○保健福祉総合支援センター所長(高橋弘美君) とみサポこころねにつきましては、今後、2年半のこれはモデル事業になっておりまして、令和4年3月31日までということで、このモデル期間で実施してみて、そして、課題を検討し、修正を重ねながら、今回、検証に努めていくというふうな所存でございます。

○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。

○13番(菅原福治君) 確認ですが、この施設は6施設ということは全て整ったのか。それとも、体制でございますが、コーディネーター2名、サポーター各3名ということでございますが、これで体制的には完了したというふうに見ていいのか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 保健福祉総合支援センター所長。

○保健福祉総合支援センター所長(高橋弘美君) 市内の特別擁護老人ホームと老健施設につきましては6つの施設がございますので、6つの施設でのモデル事業ということで、施設についてはこの施設でやっていきたいというふうなところでございます。
それから、コーディネーターとサポーターにつきましては、債務負担で予算計上のところでも、人数的なところにつきましては、コーディネーターは当初から12名というふうなところで満たしております。ただし、サポーターにつきましては、さらに人数の拡大というふうなところを進めてまいりたいと思いますし、モデル事業の終了した後というふうなところも見据えて、今後、検証というか、育成のほうに努めてまいりたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。

○13番(菅原福治君) 市長にお伺いしたいわけですが、本市もこれから超高齢化社会を迎えます。今後、公共施設などを含めた公的サービスのあり方等々、持続可能な地域づくりが必要とされますが、市長の見解をお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 先ほどもありましたように、富谷は、県内はもとより、全国的にも高齢化率の低い自治体でございますが、ただ、間違いなく、今、議員のご意見にありますように、富谷も超高齢化社会に向かっているわけでございます。ただ、そういう中では、ほかの全国の自治体よりは若干遅目に超高齢化社会を迎えるという意味では、少なくとも他の自治体の先進的な取り組みを参考にできるというのが富谷の多分大きな利点だと思っておりますので、やはりまずはアンテナを高くして、全国の先進的なすばらしい事例を参考にしながら、富谷に取り入れていきたいというふうに思いますし、なお、今できることは、まずは市民の皆さんが、やはり、総合計画の中でもうたっているように、掲げているように、いかに健康で居続けられるか、健康寿命の延伸というのは大きなところでございます。
そういう意味では、今回の先ほどご意見あったゆとりすとクラブ・サロンだったり、とみサポこころねだったり、さまざまなそういう福祉ボランティア、福祉活動を初め、まずは元気なうちはそういう活動に参加をしていただく、地域の中で男性の皆さんにもより参加していただくことが、私はやはり支え合い、そしてまた健康寿命に、生きがいの部分でもつながるかというふうに思いますので、そういった活動もしっかりと推進をしていきたいというふうに思いますし、今、そういったことも含めながら、富谷らしい超高齢化社会に対応したまちづくりを、富谷は比較的コンパクトな地域でもございますので、目の届く、声の届く範囲の中でしっかりと対応していきたいというふうに考えております。

○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。

○13番(菅原福治君) よろしくお願いいたします。
それでは、「プラチナ社会」について、1点だけ。
この賞をいただいたということは、これからこの賞にかかわる、特に高齢化や環境、そして、産業とか雇用等々にかかわることに何か本市が、恐らく考えられていると思うんですけれども、何かもらって終わりじゃないんですね。プラチナ社会に向けて、富谷の市長のことですから、恐らく考えていると思うんですけれども、また、考えなければならないと思いますけれども、その辺はどんなことを考えられているのか、お伺いしたいんですが。

○議長(渡邊俊一君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 今回、「プラチナ大賞」を受賞して、「プラチナシティ」に認定されたというのは大変大きな、私はこれが結果ではなくて、まず第一歩だというふうに思っております。今回、プラチナシティに認定されたことによりまして、全国のいわゆるプラチナシティのネットワークに参画することになりました。そういう中では、プラチナネットワークの中で今取り組んでいるさまざまなプロジェクトがあります。その中には、例えば中学生を対象にした研修会だったり、さまざまな取り組みがありますので、そういったものに参加をしながら、そのネットワークに加わることによって、さらに富谷がプラチナ社会の実現に向けて進んでいけるんだというふうに思っております。

○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。

○13番(菅原福治君) それでは、次に、台風19号についてお伺いをいたします。
今回、大童観測所において1時間に54ミリ、降り始めから356ミリという記録をしたわけですが、雨の強さも強い雨、非常に激しい雨、さらには強烈な雨とどんどん強くなっていきましたし、レベルも2時30分にはレベル3で、23時31分にはレベル最高の5ということで、緊急避難指示が立て続けに出たわけですが、想像するんですけれども、そのときの警戒本部の状況について、もしわかればお伺いしたいなと思います。

○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) それでは、警戒レベルの発令関係について、私から答弁させていただきます。
市のほうでは、やはり台風が大きいということで、事前にああいう天気予報とかいろいろなところから情報が来ておりまして、それをもとにということで、12日のお昼に、まずはゼロ号配備ということでさせていただいたところです。
ゼロ号配備の後、やはりどんどん大きさが、情報が来ておりまして、12時半にレベル3避難準備・高齢者等避難開始情報を発令させていただきました。こちらは市内全域にということで、明るいうちに高齢者の方も避難できるようにということで発令しております。以前ですと、竹林が2.3メートルの水位のときに発令しておりましたけれども、そのときはまだ75センチということで、水位が上がらないうちに出させていただいたということで、市長からもありましたけれども、早目、早目の対応ということで、到達で言いますと、6時間前には発令を行うことができたという結果になってございます。
あと、その後も関係機関から早目に対応するようにというホットラインもございましたので、17時15分に警戒レベル4避難勧告ということで、そのときも竹林の水位はそこまで、1メートル10センチくらいということで、いっていない水位でございましたけれども、発令をさせていただいて、早目に周知を図ったというふうな対応をさせていただいております。

○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。

○13番(菅原福治君) 職員の方は、恐らくうちにも帰られなかった方が多かったんではないかなと思います。本当にご苦労さまでございました。
一部わかりにくかったのは、緊急エリアメールが頻繁に入りまして、避難、避難ということだったんですが、そのときの避難場所として公民館や各学校になっておりますが、その辺の徹底はどういうふうにされたのか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) 今回の指定避難場所といたしましては、各地区ごとに公民館がございますので、公民館を指定避難所と指定させていただきまして発令をさせていただいているところです。先ほど言ったように、2時半の発令ということもございますので、早目に、早目に、移動していただくということで出させていただいているところでございます。そういった形で出させていただいたというところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。

○13番(菅原福治君) 緊急避難指示ということで、今回、89名の方が避難されたわけですが、この89名というのは、多いのか、少ないのか、どういうふうに見られているのか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) 多いか、少ないかと言われると、ちょっとデータがございませんのでお話しすることはできませんけれども、やはり家にいて不安のあった方、いろいろ、やっぱり、裏にそういう状況があると、そう思われた方が、その人数、避難されたのかなというふうに思っております。今泉のほうで、車が流されて中央公民館のほうに避難された方も1名ということで含んでいる人数でございます。

○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。

○13番(菅原福治君) 恐らく、89名ということは、私から見て、少ないなとは思ったんですけれども、そのことは裏を返せば、避難指示が徹底されていたのかなというふうにも思います。
89名の公民館への避難があったわけですが、その対応は万全だったのか。例えば食料だったり、毛布だったり、その辺はどうだったのか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) 発令も早いこともございましたので、毛布、食料等、必要な方は持っていただいてということで発令をさせていただいております。なお、やはりお持ちでない方もおりましたので、市のほうの備蓄のほうから毛布等は提供させていただいて、対応してございます。なお、食料につきましては、一晩ということもございますので、各自準備をしていただいて対応していただいたというところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。

○13番(菅原福治君) それでは、災害の原因についてですが、今回も堤防の越水ということで起きたわけですが、この原因は国や県の河川管理と言ってしまえばそれまでなんですが、やはり、吉田川や竹林川流域の河川管理がこれまでどうだったのか。どういうふうに市では見ているのか。同じように毎回繰り返されているので、その辺はどういうふうに見ているのか、お伺いをいたします。

○議長(渡邊俊一君) 建設部長。

○建設部長(伊藤 正君) 国が管理します竹林川、それから、県が管理しております西川等につきましては、これまでにも河川改修等の要望をしてきたところでございますけれども、今回の被害を受けまして、先ほど市長からもご説明もあったとおり、国会議員の先生が来られた際にそういった要望をしたりとか、国のほうの管理者のほうにお願いしたりということをしております。また、県に対しましても、今回、西川が越水したということで、管理しております仙台土木事務所長のほうに要望書のほうを提出して、今後そういった被害が発生しないようにということでお願いをしてきているところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。

○13番(菅原福治君) たびたび同じ場所で起きていますが、三ノ関の住民の方に聞きますと、問題は下流にあるんだということですが、とりあえずは竹林川の川底を掘ってもらえないかと。本木橋の整備なり、その周辺の堰を取り除くなり、整備していただくことがとりあえずやるべきことではないかなということを今言われております。そのことについてはいかがでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 建設部長。

○建設部長(伊藤 正君) 竹林川につきましては、国のほうで関東・東北豪雨の後、下流側のほうでそういう河床の掘削等を実施していただいたという経緯がございます。河川の幅を広げるといいましても、なかなか簡単にできるものではございませんし、さらに堤防の撤去ということに関しましては、堤防については、河川管理者のものではなくて、占用物件ということで別に設置者がいるということから、国が独自に撤去することは難しいというようなお話をいただいているところではございますけれども、そういった堤防が一つの原因になっている可能性もあるということから、何かしらの対応をお願いしてきているというような状況でございます。

○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。

○13番(菅原福治君) そのときの対応の仕方なんですけれども、災害対応にしても、やはり同じ場所で同じところがやられているわけで、また災害、雨が降ればまた同じようなことが起きるわけですね。だから、現状以上の復旧をお願いしたいということを言われております。改修・復旧対策を実施してほしいということで、現状以上、また同じことが起きないように、ぜひ対応をお願いしたいということです。例えば、ぜひお願いしたいのは、ダブりますけれども、竹林川の底をぜひ掘っていただきたいと、その辺、言われておりますが、確かに難しいんでしょうけれども、その辺について、再度お願いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 先ほど、答弁とすれば部長が申し上げところでございますが、やはり、まずは今回、国のほうも、県も、やはり4年前に起こったところが、同じところがまた今回、国管理、県管理、同様に起こったということはかなり重く受けとめていただいております。そういう意味では、もちろん4年前の関東・東北豪雨の際に起こってから、遊水池事業を今取り組んでいたところでございますが、それがまだ間に合わなかったという部分もあるんですけれども、その遊水池事業をしっかりと継続して早急に進めるということとあわせて、今回の竹林川についても、かなり何とかしなければいけないという認識は4年前と、全然、今回、受けとめ方も違っていますので、しっかりと早急に対策をとってもらうように、こちらも強く、これからも引き続き要望してまいりたいというふうに思いますし、あわせて、県管理の西川についても、県の土木事務所もやはり重く今回受けとめていただいておりますので、しっかりと対応していただくように努めていきます。

○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。

○13番(菅原福治君) よろしくお願いします。
今回、激甚災害が適用になりますが、どのような対応になるのか。内容、場所、金額も含めて、まずは河川と農業に分けてお伺いいたします。まずは、河川についてお伺いをしたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 激甚災害におきまして、河川等の公共土木施設につきましては、これまでの国庫補助率、平均しますと約70%の国庫補助率だったものが、今回、83%にかさ上げされるということで来ております。
以上でございます。

○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。

○13番(菅原福治君) 同じことだと思いますが、農業に関してもお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 農林振興課長。

○農林振興課長(鴇 幸浩君) 農業関係につきましては、通常ですと平均して60から65、それに対しまして、激甚ということで、今のところ平均値ということで、まだ確定した補助率は示されておりませんけれども、平均しまして95%以上になろうかというところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。

○13番(菅原福治君) 先ほど市長からも強い意気込みが感じられましたけれども、もう一回、市長にお伺いします。
減災・防災は、住民にとって一番身近な問題ですので、先ほどもありましたが、国に対しての再度、交付金の別途要望なり、改修なりをぜひ対応していただきたいんですが、その辺についてお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 今回の件につきまして、竹林川、西川につきましては、先ほど答弁したとおりでございます。なお、全体として、やはり今回、中央要望も二度ほど、今回、緊急要望ということで、国のほう、国土交通省、財務省等、お邪魔させていただきまして、しっかりと対応していただくようにということで強くお願いをしております。そしてまた、いわゆる復旧のみならず、やはり対策ということで、防災対策を強化するという意味で、しっかりと予算も含めて支援をしてもらうようにということで要望してまいります。

○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。

○13番(菅原福治君) 次に、地域防災計画、いわゆる赤本についてお伺いいたします。
この赤本の目的というか趣旨は、やはり災害時にいかに効果を出すかということだと思います。災害時に初動で動くのは何といっても地域です。地域が動きやすいような災害情報なり、被害者への支援のあり方なりをぜひ地域防災計画に反映していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) 地域防災計画については、市の防災関係の骨格となりますので、まず、そこでいろいろな法令、あと、国・県の改正点等を修正させていただきながら、あと、詳細についてはまた別の計画、そういったところで進めるというふうな形で捉えてございます。
なお、いろいろそういうこれまでの自然災害等で改正とか、いろいろそういったことがございますので、そういった中で地域の地域力の強化というものは入っておりますので、そういった文言は今回も入れさせていただいたところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。

○13番(菅原福治君) 今回、町内会なり自主防災会が、民生委員さんの協力を得まして、要介護の安否確認なり、救助体制に入った町内会がありますが、全町内会の確認はできているのか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) 全地域でそういった方を対象にということで、民生委員さんが活動していただいて把握は毎年更新はしているところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。

○13番(菅原福治君) これから災害が起きた場合に、近隣自治体として、特に仙台市などの支援を求めることも予想されますが、仙台市との連携はできる状態にあるのか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) 支援物資等については、担当のほうに連絡等をして応急的にいただいたりというふうなことは可能とは考えてございます。

○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。

○13番(菅原福治君) 次に、地域防災計画については、今、パブリックコメント中だということでございます。恐らく町当時のものだと思いますが、新たに地域防災計画の概要版を新たなハザードマップも含めて全戸配付をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) まず、ハザードマップについては、先ほど市長からも答弁ございましたけれども、県のほうの土砂災害警戒区域等のほうの最終が来年1月7日に説明会が開かれるということで通知が来てございます。それをもとに来年度の予算で作成を計画しているところでございます。
なお、概要版といたしましては、今作成しておる中で、説明を皆さんにしたほうがいい部分等を、今後、今検討させていただきながら、発行するかどうかについてこれから進めたいというふうに考えてございます。

○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。

○13番(菅原福治君) 順番が逆転したんですが、次に、ボランティアについてお伺いいたします。
私もボランティア、丸森に行ってきましたが、あの災害にしてはボランティアの数が圧倒的に少ないなと。やっぱり災害のときはああいうふうになるんですね。本当に、町なり、社協の職員も苦労しておりましたが、大きな場所だったんですけれども、ボランティアの方が少なかったということで、本当に。ただ、ボランティアをやっぱり期待だけしていたのではどうなのかなというふうに思います。ぜひ、日ごろからその辺のボランティアはどうするべきかという部分も検討されているのか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(浅場 悟君) ボランティアの常日ごろの訓練等というようなお話でございますが、ボランティアにつきましては、ただいま社会福祉協議会を通じて、ボランティアセンターという形で登録のほうを進めさせていただいてございます。その場においてそういったことも盛り込みながら進めていきたいというふうに考えてございます。

○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。

○13番(菅原福治君) ボランティアに関連したわけですが、災害相互自治体応援協定というようなものもございます。先ほども市長からありましたけれども、長久手さんもいいんですが、遠いですので。宮城県の自治体、結構、山形県とやっているんですね。本市に近い、上山、天童、東根、尾花沢等々の自治体と、市長、トップセールスも含めて、ぜひ検討いただきたいなと思いますが、いかがでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 先ほども答弁で申し上げましたように、現在は愛知県の長久手市と防災協定を結んでおります。そしてまた、同時に被災しないということが条件で、大変、そういう意味では、近いところで同時に被災しないということで、山形の具体的に今議員のお示しいただいた地域というのは対象になるかと思います。今後、ご意見も参考にさせていただきながら、しっかりと協定先を検討していきたいというふうに考えております。

○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。

○13番(菅原福治君) 大郷町で今回本当に被害がなかったというか、犠牲者がいなかったということ、新聞に載っておりましたが、これから学ぶものは何だったのか。本当に過去から災害、河川については問題視していたということもありましたけれども、行政なり、消防の取り組みも何か一段とよかったというふうに聞いております。これから学ぶものを教えていただきたいんですが、お願いします。

○議長(渡邊俊一君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 今回の大郷の件につきましては、やはり、中粕川地区、あのエリアの方々が長年日常的な防災訓練というものをしっかりと徹底していたのが今回の死亡者をゼロに抑えたという、先日も町長の報告を会議でお伺いしたときに、しっかりと日ごろの防災、例えば2つの旗があって、赤と緑の旗があって、今避難しましたというものと、助けてくれという、求める旗を各家庭がしっかりとそれを日常的に訓練をしていて、それに対応する消防団だったり地域の行政区の役員、皆それぞれに、あと、行政がしっかりと役割を担っていたわけですけれども、その根底はやはり日常的に危機感を持って、日ごろの訓練の結果が今回の成果につながったと思います。そういう意味で、防災訓練の意義というものが大きく、今回学ばなければいけないなというふうに思ってところです。

○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。

○13番(菅原福治君) 耐震の改修については先ほどありましたが、今度、宮城県沖地震で大きな問題だったのがブロック塀でございます。この辺のこれからの、生け垣の……。

○議長(渡邊俊一君) 時間が参りました。これで終わります。
この際、午前11時15分まで休憩をいたします。


午前11時06分 休憩


午前11時15分 再開


○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
一般質問を続けます。
8番青柳信義君。

○8番(青柳信義君) 私は、通告に従い、令和2年4月1日から導入される会計年度任用職員制度の導入について質問いたします。
近年、地方公務員の臨時・非常勤職員は、全国で、平成28年4月現在で約64万5,000人と増加しており、平成18年の45万6,000人と比較しますと11年で18万9,000人増加、比率としては141%と増加傾向にあります。
また、教育、子育て、高齢者福祉などの拡充化、各種制度の高度化などにより、行政需要の増大化、また、地方行財政の厳しさが増していることや安易に正規職員の定員をふやすことが困難な背景により、臨時・非常勤の職員が全国的に増加しております。
このような中、臨時・非常勤職員が行政の重要な担い手となって、増大する行政需要にそれぞれの自治体が対応しているという現状があります。
今回の会計年度任用職員制度については、平成29年度法律第29号「地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律」により、各地方公共団体によって臨時・非常勤職員の任期・勤務条件がまちまちであった現状を改善するため、国で統一的な取り扱いを定め、来年度に施行される会計年度任用職員制度の基盤を構築することにより、各地方公共団体における臨時・非常勤職員制度の適切な運用を確保することが目的とされております。
具体的な臨時・非常勤職員の処遇の変更点としては、一定以上の勤務実績のある者に対し、期末手当、退職手当、地域手当の支給、業務評価による昇給制度や社会保険及び労働保険の適用などが挙げられます。この会計年度任用職員制度が導入されることにより、現在、臨時・非常勤で勤務されている方々の待遇、処遇の制度化による身分の地位向上につながる改正であると思われます。
また、それに伴い、会計年度任用職員は、常勤職員と同様、地方公務員の服務に関する規定が適用され、常勤職員と身分をともにすることから、職務義務違反、職務懈怠、全体の奉仕者としてふさわしくない行為に対しては、免職、停職、減給、戒告の懲戒処分が適用されることになり、さらに分限処分の対象ともなります。
1件目の危惧される課題としては、会計年度任用職員制度が本格的に導入されることにより、本市におけるこれまでの行政サービスの質の維持、向上の懸念が挙げられます。会計年度任用職員については、1会計年度の採用を前提としており、これまで市役所の現場で継続して市職員を支えてきた臨時・非常勤職員の知見、ノウハウで維持されてきたものが中断される懸念により、行政サービスの低下、遅延の発生などのしわ寄せによる市職員の業務量の増大、過度な時間外勤務が予想されることであります。
2件目として、臨時・非常勤員の処遇が改善されることにより、期末手当、地域手当が制度化され、人件費の増加につながり、財政への圧迫が挙げられます。それらに係る経費については国庫補助は想定されておらず、令和元年7月30日、政令都市市長会において、国に対し、期末手当等人件費やシステム関係経費等の所要金額について財政措置の要望書が提出されております。
本市においては、行財政改革が進む中、国が全国の自治体に統一的に行う制度であることで、逸脱した適用はできないことはもちろんであります。
確かに、地方自治体の財政状況が逼迫する中、各種制度の拡充、高度化など、増大する行政需要に対応するため、現在では自治体職員の3人に1人は臨時・非常勤職員によって自治体運営が支えられているという現状であると言われております。本市においては、急増する人口に対応した人員の増加はやむを得ない状況であることは理解いたします。
職員と同等な職務に対して「同一労働・同一賃金」の原則がこの会計年度任用職員制度の根幹にあります。
本市としては、今後、市民が必要とする自治体の行政サービスにいかに応えていくのか。また、正規職員の労務環境の維持改善、職員を支える臨時・非常勤職員の処遇の課題、そして、それを担保する財政運営など、この制度がもたらす自治体運営の難しさは理解するものがあります。
以上を踏まえ、令和2年4月から導入される会計年度任用職員制度について、以下のとおり質問いたします。
1、本市の臨時職員・非常勤職員・パート職員の過去5年間における職員数の推移をお伺いします。
2、会計年度任用職員においては広く公募による募集をすることとされておりますが、募集の時期、採用方法についての検討状況をお伺いします。
3、会計年度任用職員の予定採用人数、補助職員、保育士など職種別採用予定数をお伺いします。
4、新制度に向けた臨時・非常勤への制度内容説明の実施状況をお伺いします。
5、会計年度任用職員移行に伴い予想される経費、報酬、地域手当、期末手当などの内訳と合計額及び前年度比の金額をお伺いします。
6、会計年度任用職員の昇給に関する人事考課など勤務評定についての執行部での検討内容をお伺いします。
7、関係条例(案)の議会への上程、並びに関係規約の制定改廃の時期についてお伺いします。
8、人事・給与システム改修の進捗状況をお伺いします。
9、総務省自治行政局公務員部の事務処理マニュアルでは、「簡素で効率的な行政体制の実現として、ICTの徹底的な活用、民間委託の推進等による業務改革を進め、簡素で効果的な行政体制の実現を求められる」とあります。本市において、今後の取り組みについてお伺いいたします。
以上、質問いたします。

○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの青柳信義議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名、会計年度任用職員制度の導入について問うの問い1でございます。
本市の臨時職員・非常勤職員・パート職員の過去5年間における職員数の推移につきましては、各年度4月1日現在で申し上げさせていただきます。平成27年度315名、平成28年度319名、平成29年度276名、平成30年度274名、平成31年度280名となっております。
問い2、会計年度任用職員においては広く公募による募集をすることとされていますが、募集の時期、採用方法についての検討状況につきましては、ことし7月3日付で宮城県市町村課より発出された問答集には、客観的に証明できる人事及び能力評価を導入している場合においては、評価結果を活用し、公募を行わず、再度の任用を行うことが可能と解されると示されております。
このことから、本市におきましては、現在の臨時・非常勤職員に対する人事評価を実施した上で、再度の任用を基本とし、万が一、欠員が生じた場合についてのみ、1月よりハローワークやホームページ等を活用しながら広く公募する予定としております。なお、採用方法につきましては、各所属長において能力実証を実施することとなります。
問い3、会計年度任用職員の予定採用人数、補助職員、保育士など職種別採用予定につきましては、ことし5月31日現在、26の職種で265名の臨時・非常勤職員を雇用しております。来年度の雇用人数につきましては、現在、雇用協議書により精査中ではありますが、今年度と同程度の雇用人数を予定しております。
問い4、新制度に向けた臨時・非常勤職員への制度内容説明の実施状況につきましては、11月12日から15日の4日間にわたり、職種ごとに7回開催し、201名の方にお集まりいただきました。説明会では、会計年度任用職員制度の概要や来年度以降の雇用内容についてご説明をさせていただいております。
問い5、会計年度任用職員移行に伴い予想される経費、報酬、地域手当、期末手当などの内訳と合計額及び前年度比の金額につきましては、まず、1、給料、報酬、3億1,683万円で、前年度比3,767万円の減でございます。2、地域手当1,900万円、前年度比1,900万円増、これは新たな手当となる関係です。3、通勤手当812万円、前年度比136万円の減。4、期末手当4,461万円、前年度比4,461万円、これも新たな手当として発生するので増になります。5、社会保険料5,395万円、前年度比1,132万円の増。6、雇用保険料157万円、前年度比14万円の減。合計4億4,410万円で、前年度比6,479万円の増となります。
問い6、会計年度任用職員の昇給に関する人事考課など勤務評定についての執行部での検討内容につきましては、今回の制度導入に当たりましては、総務省より、昨年10月に会計年度任用職員制度の導入等に向けた事務処理マニュアル(第2版)が発出されております。その中で、給料または報酬の水準につきましては、定型的、補助的な業務等に従事する事務補助職員については、一般行政職の常勤職員の初任給基準額を上限の目安とすることなどが考えられると示されております。
本市では、これに基づき、常勤職員の各種職等で定める初任給を上限額の目安として、現給を下回ることのないように任用時の号級を決定したいと考えております。また、会計年度任用職員の人事考課につきましては、再度任用に当たっての客観的な能力実証として活用するため、各所属長による能力評価を実施することとしております。
問い7、関係条例(案)の議会への上程、並びに関係規約の制定改廃の時期についてでございますが、富谷市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例及び地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例を本議会に上程をしておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いいたします。
また、関連する規則等につきましては、会計年度任用職員制度の施行日となる来年4月1日までに整備していく予定であります。
問い8、人事・給与システム改修の進捗状況につきましては、これまで臨時・非常勤職員の給与等の支払い処理は、各所属課において行っておりましたが、制度運用後におきましては、事務の効率化を図るため、総務課が一元的に取り扱うこととしております。現在、常勤職員の給与支払い事務を委託している事業者とシステム改修について協議を進めているところであります。今後は、年度末のテストを経ながら、来年度からの速やかな稼働への準備を鋭意整えてまいりたいと考えております。
問い9、総務省自治行政局公務員部の事務処理マニュアルについてでございますが、議員もご承知のとおり、本市では、平成29年度に策定いたしました行政改革基本方針及び実施プランに現在取り組んでおります。その中で、既に来年度からの学校給食センターの調理等業務委託や令和4年度開園を想定した東向陽台幼稚園の民営化等、鋭意準備を進めております。
また、昨年12月からは市公式LINEを開設して、市内のイベント情報や災害に関する緊急情報等を効果的に配信するなど、ICTを活用した情報発信力の向上と情報の共有を推進しているところでもあります。
今後もICTの活用と民間委託の推進等による業務改革を進め、より一層、簡素で効率的な行政体制の構築を模索してまいりたいと考えております。
以上です。

○議長(渡邊俊一君) これより青柳信義君の質問は一問一答により行います。8番青柳信義君。

○8番(青柳信義君) まず、一般質問通告後に全員協議会でこちらの資料をいただきましたので、重複する数字の部分等、大変、ご説明ありがとうございました。
まず、1件目でございますが、先ほどの答弁から、27年の315名から平成31年、職員数が280名ということで、減少傾向にある答弁だったと思いますけれども、本市の人口の動向といいますか、大体横ばいになってきまして、今後、急にふえるというものもなくなってくると思います。今後、本市における臨時・非常勤の職員の動向といいますか、ふやしていくのか、それとも横ばいでいくのか、その辺、どのように考えておられるのか、質問させていただきます。

○議長(渡邊俊一君) 総務課長。

○総務課長(菅原俊司君) こちらにつきましては、先ほど、議員のご質問の9番の中身と若干重複するところあろうかと思いますが、今後の業務の取り扱いについては、民間委託の推進、また、ICTの徹底的な活用ということが冒頭うたわれた上での雇用という話でございますので、本市につきましても、今後、業務の内容につきましては、これらに従いまして業務の内容を見詰めながら、それを補完するような形で非常勤職員の雇用に努めてまいりたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。

○8番(青柳信義君) それに関連してでございますが、先日いただいた資料によりますと、ことしの5月末で275名の一般非常勤職員、これが来年度には265名と10名減となっておりますが、この10名減による住民サービスの低下であったり、あとは一般職職員の方に負担がかからないのか。その辺は大丈夫かどうか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 総務課長。

○総務課長(菅原俊司君) こちらにつきましても、現在、雇用している方々向けの説明会において、職員と同等であるということとあわせ、服務規程に該当するというようなご説明もさせていただいているところでございます。今後におきましては、職務に対する責任というようなところにおきましてはこれまで以上にお取り組みいただけるものと期待しているところです。

○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君、どうぞ。

○8番(青柳信義君) 次の質問に移ります。
現在勤務されている臨時、あとは非常勤職員でございますが、これまでの評価をもとに本人の希望があれば面接の上、いろいろな試験的なものもあるでしょうけれども、本人の希望があればそのまま採用していただけるものなのかどうか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 総務課長。

○総務課長(菅原俊司君) こちらにつきましては、能力実証を進めながら、本人のご希望も確認し、また現状の所属長の評価のもとで次年度以後の採用というようにつなげていきたいと考えております。

○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。

○8番(青柳信義君) 逆に、能力の面でこの方はちょっとどうかなという方も出てくると思うんですが、そういった方は出る可能性があるのかどうか。そういう方がいた場合には採用はされないのか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 総務課長。

○総務課長(菅原俊司君) これから制度運用となります。また、能力実証についてもこれから取り組んでいくことともなりますので、まずは、現状、今雇用している方々を来年度に向けて任用することとあわせ、今後につきましては、その動向を十分確認しながら原課と協議してまいりたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。

○8番(青柳信義君) 3番目でございますが、一応、確認の意味で、この書類では令和元年、本年5月末で275名ということだったんですが、さっきの答弁では265名というような答弁と私は聞いたんですが、その辺ちょっと確認させてください。

○議長(渡邊俊一君) 総務課長。

○総務課長(菅原俊司君) こちらにつきましては、本年5月末現在において一般職非常勤職に属する方が275名というようなことでございます。それを新たに新制度を導入した場合におきましては265名に精査されるというような数字のあらわし方となっています。

○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。

○8番(青柳信義君) ということは、精査した後で265ということなんですかね。再度、ちょっとお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 総務課長。

○総務課長(菅原俊司君) 失礼しました。こちら、精査し、新制度を導入した場合に推計される数字として265名ということでございます。

○議長(渡邊俊一君) いいんですか。

○総務課長(菅原俊司君) 265名でございます。

○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。

○8番(青柳信義君) それはそれで。次ですけれども、今週月曜日の河北新報によりますと、臨時・非常勤職員、この問題を河北新報で取り上げていまして、臨時・非常勤職員は事務職員、教員、保育士が多いという記事がありましたけれども、雇用人数が多い職種、ベスト3くらいの人数をお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 総務課長。

○総務課長(菅原俊司君) 事務補助員が一番多く46名でございます。次には保育士が37名となっています。あとは、特別支援の教育支援員が35名というところが多い職種となっております。

○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。

○8番(青柳信義君) 特別教育支援ですか。35名ということだったんですが、具体的な職務の内容をお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 教育次長。

○教育次長(二階堂浩一郎君) お答えいたします。
特別支援教育支援員ということなんですけれども、教室の中にいて、集団の中で一緒に学習する上でなかなかなじめないお子さんですとか、あるいは横で注意喚起をすることでより学習が促進されるお子さん、そういったお子さんについて、計画に基づいて横について指導しているということでございます。

○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。

○8番(青柳信義君) 私のイメージとしては、教職員の方は教員免許を持って正職員でやられているのかなと思ったんですけれども、そういった特別支援の方というのは、結構非常勤の方が多いのか。そして、他の自治体としてもやはり同じような傾向なのか。再度お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 教育次長。

○教育次長(二階堂浩一郎君) この制度でございますけれども、国の施策としても行われているものでございまして、全国的にどちらの学校でも今導入されているものと理解しております。本市におきましては、平均大体3名ぐらいのところの配置、1校当たり3名ぐらいの配置でございます。もちろん免許を持っている支援員の方もいらっしゃるんですが、1人で教室を持ってどうのということではございません。あくまでも支援員でございますので、担任の先生方と打ち合わせをしながら支援に当たっているという内容でございます。

○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。

○8番(青柳信義君) 保育所でございますけれども、保育士、先ほども三十数名というお話ありましたが、富谷、非常に小さいお子さんがふえておりまして保育士の確保が非常に難しい。仙台市もやはり難しいという話を聞いていますが、そういった意味で、保育士の確保に関するそういった具体的な行動なりなされているのか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 保健福祉部長。

○保健福祉部長(中山高子君) やはりご存じのように、保育士の確保というのはすごく難しい問題となっておりますので、本市におきましても、やはりいろいろなところで、ホームページなり、あと、特に派遣会社のほうに今委託してやっているというふうなことが昨今の状況でございます。

○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。

○8番(青柳信義君) 次、4番目の説明会に移りますけれども、過去に7回実施されたということでございますが、実施状況で、具体的にこういったところが不安だとか、参加された方の悩み事といいますか、具体的にこういった相談がありましたとか、わかる範囲でお示しいただければと思います。

○議長(渡邊俊一君) 総務課長。

○総務課長(菅原俊司君) 一番多くいただいたご意見としては、扶養に入れるかどうかというようなことで、年収ベースのことでご確認等をいただいたケースが多数ございました。

○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。

○8番(青柳信義君) 被扶養範囲ですと103万の壁、130万の壁とありますが、多分その辺かなと私も推測したわけでございますけれども、そういった方にはどういった説明をなされたのか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 総務課長。

○総務課長(菅原俊司君) 今回、説明の中では、あくまで月収だとこの職種であれば大体これくらいになりますので、年収だとおおよそこれぐらいが想定されますというようなご説明にとどめております。扶養に入れるかどうかというようなところについてのご意見は頂戴はいたしましたが、そこのところについて調整するというような内容の説明までは今回はしてございません。

○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。

○8番(青柳信義君) その範囲内でやる、やらないというのは相手の方の問題ですから、それ以上は言えないというのはわかります。
私、懸念しているのは、扶養の範囲内で働きたいので、これが期末手当が入ってくると超えてしまうと。その部分、時間を短縮して働きたい。そうなった場合に正職員にどうしても負担が行く可能性がありますので、そういった場合の可能性についてどのようにお考えか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 総務課長。

○総務課長(菅原俊司君) これらにつきましては、各所属課において雇用している方々と協議をしていただいた上で、ご納得をいただいた上で、今後についての雇用というふうにつながっていくものと考えております。

○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。

○8番(青柳信義君) 次に、会計年度任用職員の人件費試算、いただいた資料でございますが、こちらの令和元年度307名、そして、令和2年度265名、42名の減。これに対して報酬も3,767万4,000円の減、これは理解するところでございますけれども、42名の減、これは給食センター業務委託に伴う職員及び報酬の減を含むとこうありますが、給食センターで何名、それ以外の職種、この職種で何名というものを、わかればお示しいただきたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 総務課長。

○総務課長(菅原俊司君) 先ほどの市長の答弁の中にもございましたけれども、26種についてということとなってございます。全て申し上げたほうがよろしいのでしょうか。あくまでも想定される職種についてということなんですけれども。

○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。

○8番(青柳信義君) 職種ではなく、42名が減になりますよと。給食センターは、例えば20名で、そのほか、大きなところで、この職種で5名、大きなところだけで結構でございますので、お尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 総務課長。

○総務課長(菅原俊司君) 失礼しました。給食センターのところで46名の減という換算となっているのが一番大きな要因でございます。

○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。

○8番(青柳信義君) 給食センターだけで46名。ありがとうございます。
それでは、次に、人件費で来年度6,479万2,000円ふえるということですが、論旨でも申し上げましたが、国のほうで、今後、財政措置なりしていただける可能性というのはあるのかどうか。今現在でおわかりになる範囲でお答えいただければと思います。

○議長(渡邊俊一君) 総務課長。

○総務課長(菅原俊司君) 現時点でそういった情報は今のところ入ってございません。

○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。

○8番(青柳信義君) 今回の会計年度任用職員の採用は、1年更新、その名のとおりなんですけれども、民間ですと1年更新で最大で3年までというようなこともあるんですが、この場合は、年度更新やっていけばずっとやっていける制度なのか、その辺をお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 総務課長。

○総務課長(菅原俊司君) 今回の制度につきましては、1会計年度が任用期間となってございます。その最大値というのは改めて示されてございませんので、今回、その任用期間については、5年とか10年とかという区切りではございません。

○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。

○8番(青柳信義君) 再任、4月から新しい制度で任用になるわけでございますが、考え方として、今までやっていた仕事をそのまま継続してやったほうが効率的には非常にいいと思うんですね。今までなれた仕事をやる。そういった形で今までの仕事を継続してやるのか。もしくは、違うところでやっていただくのか。その辺の考え方をお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 総務課長。

○総務課長(菅原俊司君) 専門職につきましては、やはり専門職として任用している関係上、その職場においてお勤めいただくという考えでございます。ただし、事務補助員につきましては、今後、所属先の配置転換というようなことも示されておりますので、そういったことも今後検討していく課題であろうかと考えております。

○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。

○8番(青柳信義君) 会計年度職員の評価については、公平、公正なものでマニュアルを作成しますというふうにもありましたが、このマニュアルはいつくらいまでに策定するのか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 総務課長。

○総務課長(菅原俊司君) あくまでもこちらにつきましては、今回、総務省から示された事務処理マニュアル、まずはこちらのほうを十分内容の精査しながらということで、今後、検討していきたいと思っております。

○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。

○8番(青柳信義君) 会計年度任用職員におかれましては、待遇面が改善するに当たり、いろいろな、先ほども論旨で申し上げましたが、懲戒とか、そういったものが厳しくなってきます。こういった説明会はいつの時点で大体行うのか、多分、今まで行っていないと思うんですが、今後いつくらいに行うのか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 総務課長。

○総務課長(菅原俊司君) 懲戒とかに特化した説明会ということですか。

○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。

○8番(青柳信義君) 先ほど、私、論旨で申し上げましたとおり、待遇面が改善されて、その反面、職務違反、常勤職員と身分をともにすることは、職務義務違反、職務懈怠、全体の奉仕者としてふさわしくない行為に対しては免職、停職、減給、戒告の懲戒処分が適用されますよと。この間いただいた資料のそのとおりでございますが、こちらのほうも新しい任用される職員に説明する義務があると思います。その辺をいつくらいの予定でやるのか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 総務課長。

○総務課長(菅原俊司君) 任用期間に入った段階において辞令のほうを発令することとしております。辞令の発令のときに、懲戒、服務規程等についての説明もあわせてする予定としております。

○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。

○8番(青柳信義君) 次に、8番でございますが、人事・給与システム改修に係る経費というのは、先ほど、CCサービスさんだったと思いましたけれども、大体どのくらいかかるのか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 総務課長。

○総務課長(菅原俊司君) こちらは来年度の当初予算のほうに計上させていただく予定としておりましたが、総額で41万8,000円を見込んでおります。

○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。

○8番(青柳信義君) これも、多分だめでしょうけれども、国の財政措置など見込みがあるのかどうか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 総務課長。

○総務課長(菅原俊司君) 現状では未定でございます。

○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。

○8番(青柳信義君) 最後の質問になりますが、9番目の今後ICTを使いこなして効率よくというような政府の方針も出ていましたけれども、富谷市において、やはりICT、そういったリテラシーを使いこなせる職員なりがやっぱり今後リーダーとしてやっていかなければならないと思いますが、それに対して執行部の考えをお伺いして、最後の質問といたします。

○議長(渡邊俊一君) 総務課長。

○総務課長(菅原俊司君) 現在、県のほうにもITアドバイザーというような方もいらっしゃいます。そういったことも一つ参考にしながら、今後の研究課題とさせていただこうと思います。

○議長(渡邊俊一君) この際、午後1時まで休憩をいたします。


午前11時54分 休憩


午後 1時00分 再開


○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
一般質問を続けます。
10番若生英俊君。

○10番(若生英俊君) 私は、1つ目に、台風19号による大雨被害ととみや国際スイーツ博覧会中止について、2つ目には、富谷茶復活プロジェクトについて、質問をいたします。
初めに、台風により犠牲になられた方に心からご冥福をお祈りするとともに、被災された皆様方には心よりお見舞いを申し上げます。
さて、本市におきましては、10月12日の台風19号による大雨により、市内において家屋の床上、床下浸水、道路、農業施設等に大きな被害が発生いたしました。
お隣、大和町鶴巣では運転中の58歳の女性が、深夜、車ごと県道から小西川の濁流に流され、犠牲になられました。通いなれた通勤先から帰宅途中、自宅を目前にして亡くなられたことに衝撃を覚え、防ぐ手だてはないものかと思った次第であります。
このことを大雨時の災害防止の教訓とし、とうとい命が失われることがないよう対策を講ずる必要性を強く感じた次第であります。
新聞報道によりますと、12日午後11時20分ごろ、亡くなられた奥様からご主人に「水が入りエンジンがとまった。車が浮いて流されている」という電話でのやりとりがあり、13日午前2時20分ごろ、「消防が助けに来てくれる。危ないからお父さんは来なくてもいいから」という電話でのお二人の会話が最後となり、13日午後4時半ごろ、小西川に沈んだ車内から女性は発見されたとの内容でありました。
本市においても、今泉地区の市道鶴巻線では、12日深夜、大童地内の西川の堤防を越え水田を流れた濁流が、市道を走行していた泉方面に向かうと思われる名古屋ナンバーの乗用車を水田の中を150メートルほど西に押し流し、西川の流路まであと100メートル付近の水田にかろうじてとまり、一命を取りとめる事例があったところであります。このことは、大雨時、とりわけ深夜の時間帯の車での走行は極めて危険であることが実証された事例と言えると思います。
台風19号による死者は、13都県で90名を超え、行方不明者は3名、亡くなった方と行方不明者のうち、3割弱が車を運転中か同乗中と見られ、車中死を含め、避難や見回りなどで自宅の外にいて被災したのは4割であったということであります。
また、JAFによれば、「一般的な乗用車は水深30センチメートル程度で車内に浸水が始まり、危険を察知した時点で既にエンジンが動かなくなっていて、立ち往生する可能性がある」と指摘しています。
また、ある専門家は、「特に水害時の避難には自動車は非常に脆弱で、夜間で暗かったり、強い雨で視野が遮られたりして、運転中に道路の陥没や浸水に気づかないことも多く」、また、「夜間に風雨が強まった場合、土砂災害のおそれがない場所では2階以上に逃げる垂直避難が最もリスクが低い」と指摘しております。
大雨が深夜にわたる場合、避難は戸外に出ず2階以上に避難することや、通行中の車両には道路冠水箇所を事前に通知し、通行規制をかけるなどして、車中死を未然に防止する手だてを徹底する必要があると痛感したところであります。
今回の大雨災害を検証し、富谷市地域防災計画に反映し、犠牲者を出さないための具体的な施策の提案と減災に役立てるための質問であります。
あわせて、大雨被災に関連して、10月19日、20日開催のとみや国際スイーツ博覧会が、急遽、開催中止の決定がなされました。開催日まで中3日と迫った中にあって、15日夕方、中止の連絡を受けたものの、開催する方策はないかとも考えたところであります。1年がかりで準備を進め、メディアを通して予告PRをしてきた中にあって、参加業者さんや代表者の落胆ぶりなど、中止決定の通知を聞きながら考えたところであります。
予測困難な気象状況や感染症の流行などが頻発化する中にあって、事業の計画実施に当たり、中止の判断基準や中止リスクの低減を想定しておくことも必要と考えます。
以下、質問項目を申し上げます。
台風19号による大雨被害についてに関しては、1つ、今回の大雨で通行どめの措置を講じた路線と箇所数は。
2つ、走行中に車両が浸水し、走行不能となった車両数は。全て市内であります。
3つ目、走行中に車両が流された路線と車両数は。
4つ目、大雨時に通行規制が必要な路線と規制箇所の検討は。
5つ目、大雨・洪水時の通行規制箇所を地域防災計画等に反映し、事故防止につなげる取り組みが必要と考えますが、今後の市の対応を伺います。
とみや国際スイーツ博覧会中止についてに関しては、1つ、中止による参加業者さんへの対応は。
2つ、事業は中止となりましたが、事業に要した経費は。
3つ、事業中止により失った事業成果はありますか。
4つ目、今回の事業中止により、来年度開催への影響はいかがでしょうか。
質問の2つ目は、富谷茶復活プロジェクトについてであります。
産業建設常任委員会所管事務調査として、11月1日、「特産品による産業振興について」、公益社団法人富谷市シルバー人材センターに伺い、富谷茶復活プロジェクトの説明と茶畑視察を行いました。
本事業は、シルバー人材センターが「富谷茶による地域活性化と会員就業機会創出事業」として進めておりますが、生産量の推移、年間延べ作業時間、茶葉の商品化、今後、商業ベースを目指すかなどについて調査をいたしました。
現状は、栽培面積は3カ所合わせて455平米、茶の木は1,111本、平成30年は茶葉を5,000グラム摘み取り、製茶にできた量は1,000グラムとのことです。令和元年、今年については、茶の木保護のため茶葉の摘み取りを控えたため737グラムでありました。会員等に支払った謝金・配分金は約40万円であったとのことであります。
商品化するためには、一定以上の茶葉を生産し、経営として成り立つことが期待されるところであります。今後、シルバーにかわって栽培の担い手となる農業者を育て、茶葉の増大と商品化を図るには茶の生産農家と栽培面積の増大が不可欠と思われますが、採算が厳しい茶葉生産を手がける農家をどう支援育成するかが課題であると考え、以下質問いたします。
1つ、茶葉の商品化の検討は。
2つ、富谷茶復活プロジェクトの今後のスケジュールは。
3つ、今後の方向性として商業ベースを目指すのか。
4つ、茶の生産に取り組む農家の育成と支援策は。
5つ、公益社団法人であるシルバー人材センターではこれまで以上の取り組みは困難と思われますが、市の見解を伺います。
以上であります。

○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの若生英俊議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1、令和元年台風第19号による大雨被害ととみや国際スイーツ博覧会中止についての問い1、台風19号による大雨被害についての(1)今回の大雨で通行どめの措置を講じた路線と箇所数について。
市道の通行どめにつきましては、三ノ関大崎線の1カ所となっております。また、国道4号で通行どめの措置がとられるとともに、県道においては、西成田宮床線が清水中地区で冠水したことから、現地において迂回指示を行っております。
(2)と(3)については関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
本市で把握しているところでは、走行中に走行不能となった車両は6台であります。また、走行中に車両が流された路線と車両数については、国道4号の三ノ関で4台、市道鶴巻線で2台となっております。
(4)大雨時に通行規制が必要な路線と規制箇所の検討につきましては、台風19号で広範囲に冠水した市道は、(1)でお答えした市道三ノ関大崎線のほか、三ノ関地区の三ノ関寺前線、及び二・三ノ関線、志戸田地区の三志戸田線、穀田地区の穀田線、原地区の大童今泉線、大童地区の新八乙女線、今泉地区の鶴巻線の計8路線で、いずれも河川や農業用水路が隣接している路線であります。
また、このほかで大雨の際に冠水を警戒している箇所としましては、成田地区の新富谷アンダーパス、明石地区の新富谷大橋の2カ所であります。
今後、これらの路線を含め、大雨時の市道における通行規制の方策について警察等の関係機関と協議する必要性があると考えております。
(5)交通規制につきましては、地域防災計画、風水害等災害対策編の中で、基本的大綱の1つとして示しております。実際の交通規制については、そのときの状況に応じて判断し、実施することとしており、冠水しやすい市道三ノ関大崎線などについては、注意して監視しております。
今後の取り組みにつきましては、県管理河川の洪水・浸水想定区域図が公表されることから、その情報をもとにハザードマップを作成し、危険箇所の周知を図ってまいりたいと考えております。
また、ホームページ等を活用し、大雨の際の運転について、注意すべき情報の提供に努めてまいります。
問い2、とみや国際スイーツ博覧会中止についての(1)中止による参加業者への対応につきましては、議会開会の挨拶でも申し上げましたが、とみや国際スイーツ博覧会につきましては、開催に向け準備を進めてきたところでしたが、台風19号による被害が甚大であり、災害復旧を最優先に対応する必要がありましたことから、熟考の結果、中止を決断をいたしました。
判断に当たりましては、出店に向けて準備を進めていただいておりました各スイーツ店や生産者の皆様には多大なご迷惑をおかけすることとなりますことから、関係者の顔や経過を思い浮かべながらの苦渋の決断でありました。
参加業者への対応といたしまして、市内スイーツ店の参加業者につきましては、中止の判断に至る経緯について、各店舗を直接訪問し、説明をさせていただきました。また、市外スイーツ店につきましては、とみや国際スイーツ博覧会の委託事業者より連絡し、ご説明をしております。また、既に仕込み作業も始まっているスイーツ店もありましたことから、19日及び20日の両日について、市内スイーツ店に足を運んでいただけるよう、でき得る限りの周知に努めたところであります。
(2)事業は中止となったが、事業に要した経費につきましては、とみや国際スイーツ博覧会につきましては、地方創生推進交付金の対象事業として2,500万円で委託契約を締結しておりますが、中止したことにより、現在、変更契約に向けた協議を行っているところであります。
(3)とみや国際スイーツ博覧会を中止したことにより、会場でのスイーツ販売や会場に足を運んでいただく機会は失いましたが、博覧会開催に向けた取り組み、例えばスイーツ店による新たな商品開発や農家等によるスイーツの原料となる果樹等の生産等は、博覧会開催と同様にしっかりと成果が上がっております。また、博覧会の開催と富谷スイーツをPRするテレビ番組が県内外で放送されたほか、仙台市で開催された夏祭りで富谷スイーツをPRしたことにより、「スイーツのまち=とみや」を多くの方に浸透させることができたのも大きな成果と考えております。
(4)とみや国際スイーツ博覧会につきましては、スイーツ等によるとみやシティブランドの確立及び本市のさらなる魅力づくりと確かな観光資源への定着に向け、平成28年度より実施してまいりました。来年度につきましては、現在、作業をしております当初予算編成の中で、今後の事業展開を含め判断してまいりたいと考えております。
質問件名2の富谷茶復活プロジェクトについての問い1、茶葉の商品化の検討についてでございます。
富谷茶復活プロジェクトにつきましては、来年迎える富谷宿開宿400年という歴史的な節目を契機に、旧藩政時代、日本茶の一大生産地として名をはせ、奥道中歌にも詠まれるほどの茶どころだった史実を強みに富谷茶の復活を目指すものです。
ご案内のように、本市は、「スイーツのまちとみや」をシティブランドとして掲げており、特にお茶は甘い物のお供となり、スイーツの素材にもなります。現在、シルバー人材センターとともに取り組んでいる実績等を踏まえながら、煎茶はもとより、飲料水やスイーツ、お菓子の原料等として商品化を目指し、専門家のご指導を賜りながら、今後の取り組み等について検討を重ねているところであります。
問い2と問い3については関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
まず、スケジュールにつきましては、本年2月20日に日本紙通商株式会社と締結した茶苗の生産技術協力による協定に基づきまして、今年度は富谷茶の在来種の茶苗2,100本の育成を業務委託しております。来年度は、この茶苗を作付農家に提供し、栽培につなげていく計画としております。
今後につきましては、各年2,000本の茶苗の再生と育成の委託を予定し、令和6年度までの5年間で在来種の富谷茶の茶苗1万本の栽培を当面の目標として考えているところであります。
作付面積といたしましては、2,000本当たり約1,000平方メートルが目安とされておりますので、全体では約5,000平方メートルを見込んでおります。
収穫につきましては、植栽から4年ないし5年を要すると言われておりますので、令和6年ないし7年度ごろから順次収穫できるものと考えております。収穫量につきましては、一般的な例によりますと、茶木2,000本当たり生茶葉約500キログラムから最大で2,000キログラム、製品茶葉の量としてはその約2割前後と言われております。商業ベースを目指す上では、飲料水の商品化を例に考えた場合、紙パック200ミリリットルの製造最低ロット数が5万から10万パックとも言われております。茶木の栽培目標1万本につきましては、これらを見据えた中で設定したものであります。
問い4、富谷茶復活の取り組みにつきましては、在来種の茶苗の育成とそれを栽培していく生産農家の確保が重要になります。そのためにも、これから取り組もうとされる方に対する情報の提供やさまざまな支援が大事になってきます。生産者の育成に当たりましては、専門家の皆さんのご協力を得ながら、作付する圃場の整備指導を初め、栽培技術の習得に向けた視察研修や講習会等を積極的に開催してまいりたいと考えております。
また、安定した経営に向け、生産組合の立ち上げや農業法人の設立など、生産者や関係機関等との連携を図りながら、生産者の増加や栽培面積の拡大、新商品の開発につながるよう、支援に努めてまいります。
問い5、シルバー人材センターにおかれましては、平成29年度から今年度まで、地域就業機会創出拡大事業の補助制度を活用し、富谷茶の復活に向け市内3カ所で約1,000本のお茶を栽培し、富谷茶復活を牽引していただいております。センターの皆様には、来年度以降も引き続き植栽していただいたお茶の栽培管理を継続していただくとともに、これまで培ったさまざまな経験やノウハウを生かし、今後新たに取り組む栽培農家に対し、栽培管理の指導や摘み取り、製茶等の支援にもご協力をいただきたいと考えております。
以上です。

○議長(渡邊俊一君) これより、若生英俊君の質問は一問一答にて行います。10番若生英俊君。

○10番(若生英俊君) 市内の全域にわたっての冠水というふうなこととなりましたが、先ほど路線名等ありましたが、団地部等で、新富谷大橋もいつもの場所でというふうなところも聞き及んでおりますけれども、団地部での冠水場所というのはあったのでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) 個別にどこというのは、ちょっと把握まではできておらない状況でございました。

○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。

○10番(若生英俊君) そのうち、通行どめは三ノ関大崎線、いつもの場所ということになりますけれども、あの場所での通行どめ、冠水の深さと、通行どめは何時ごろから始まりましたか。

○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 冠水の開始時間は、10月12日の19時30分でございます。この直前に水位を約20センチから30センチ程度確認をしたため、通行どめといたしました。

○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。

○10番(若生英俊君) 趣旨でも申し上げましたけれども、すぐお隣であのような事故になってしまったというようなことが今回の質問のきっかけであります。ぜひ、これを教訓にして、事前防止というふうなことで進めてまいりたいと思いますけれども、19時半、7時半というふうなことで、20センチから30センチということだったんですが、もう少し早目の通行どめというふうなあたりの措置、この辺の検討はなされたんでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 三ノ関大崎線におきましては、毎回の大雨で必ずと言っていいほど冠水する箇所でございましたので、都市整備課といたしましても、午後3時からパトロールを開始しまして随時監視をしていたところでございます。本来であればもう少し遅い時間での通行どめを想定したわけでございますけれども、この日は大事をとりまして、とにかく早目に通行どめをするということで対応したところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。

○10番(若生英俊君) 車両が流された今泉の鶴巻線ということになるんですけれども、旧斎藤商店前とよく呼んでおりますあそこら辺で20センチ、深苗代という沢から流れてくるのが20センチというふうなことで、そしてまた、富谷の隣の幕柳、その延長ですね。県道三本木線と県道が交差するあたりが40センチほどというふうなことのようでした。消防車、車高の高い消防車はその程度で通行できたんだけれども、救急車等に類する車両は通行が困難であったと。このような消防署からのお知らせもいただいたところでした。
そのような中で、見知らぬ方が道路を通る。地元の人は、「そんなばかなことはしないよ」というふうな言いぶりです。当然のことながら、しません。しかしながら、道路は常に走行している日常よもやというところが30センチ、40センチ冠水したというような事例からして、やはり、今後、そういった今回の冠水場所を十分に洗い出しをして、事後の対策につなげておいていただきたいというふうに思います。
富谷市の地域防災計画、パブコメが終わって、今その次の段階に入っていようかと思いますけれども、水害と道路冠水について、パブリックコメントに寄せられた声はありましたか。

○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) 地域防災計画のパブコメでは、いろいろな内容で1名の方から質問のほうは受けておりまして、今、いろいろ確認作業をしておるところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。

○10番(若生英俊君) 防災計画を流しといいますか、目を通してみますと、事前の防止策というあたりが表現としてはすごく弱いと感じました。ぜひ、どこもそうだと思います。大雨・洪水時というようなことはあるんですけれども、災害が起こってからの対応というのではなくて、今回の事象を検証するならば、事前に大雨等についての記載が必要ではないかなというふうに思いますけれども、その辺についてはいかがでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) 地域防災計画の中では、大綱ということで、文書でさせていただいておりますので、今後は、個別のハザードマップとかそういったところで、いろいろ色づけ等もしながらお知らせをしていきたいというふうには考えてございます。

○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。

○10番(若生英俊君) ぜひ、浸水箇所のハザードマップというふうなあたりも検討に入れていただきたいと、このように思います。
国道4号線が、真夜中、12時、大清水から富谷の源内まで通行どめにしたという、その後、第11報で、大衡まで拡大しましたということでした。河川事務所によりますと、迂回路を案内しながら通行どめ措置をとりました。河川国道に通行どめ基準はあるんですかという質問をしてみたんですけれども、「特にはないです。地元の警察の規制が最初にあって、それに合わせてあのような報道になりました」というふうな説明を受けたところですけれども、その辺についての情報は、市に届いておりましたでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 国道からの情報は、確認はしておりませんでした。パトロールにおきまして、私も、ちょうど零時ごろ、国道4号源内区間を走行しておりまして、水位は約20センチほど冠水をしていたところでございました。危険と思いましたので、今後、そのような情報に注視していきたいと思っております。

○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。

○10番(若生英俊君) 車に焦点を絞っているわけですけれども、やっぱりタイヤがほぼ沈むと、まだ浸水しない間は浮力をもってして流れるというふうな記載もあります。軽自動車だともっと、少し、内径というか、直径が小さいんだと思いますけれども、40、45、50、60というようなあたりの冠水をもってして、車の気密がよければそのまま濁流の勢いで横流しされる。今泉の場合は、先ほど申し上げましたように、市道から150メートルほど西の田んぼにそのまま重量とあわせてとまったと。あわせて、西川まで間もなくというふうなところであります。
国交省の基準がないのだというようなことをきっかけに、西日本のあたりの情報がまたありまして、例えば過去の災害を参考に、連続雨量などによる通行どめ基準を既に定めている事例があるということがわかりました。恐らく西日本豪雨の教訓から来ているんだと思いますけれども、連続雨量200ミリ、ある路線については130ミリという基準もあります。または、こういう事例やら、もう一つは、総雨量160ミリ、かつ、時間雨量40から45ミリ、こんなふうなことをもって通行規制、通行どめをする基準雨量としているようです。
12日の大童の観測所が356ミリの累計、午後10時の時点で総雨量170ミリ、時間雨量45ミリというふうな、西日本の基準に合わせると、既に10時の時点では通行どめの基準に合致するというか、リンクすることになります。

○議長(渡邊俊一君) 若生議員に申し上げます。一問一答でありますから、簡明に質問をお願いします。

○10番(若生英俊君) このようなことをあわせて、雨量基準、通行規制、通行どめをするにあわせて、雨量基準を検討するお考えはいかがでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 路線数がたくさんございますものですから、今後、その路線を限定した形でどのようなことができるか、研究してまいりたいと思っております。

○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。

○10番(若生英俊君) 前段、少し長くて申しわけないんですけれども、同じく、総務省の事例で、浜松市や西宮市の事例がありました。要するに、路面に塗色する。例えば新富谷アンダーパスであれば、進入注意とか、冠水注意とかという、そういったことのようです。同じように、路線もあわせて、大雨冠水注意とか、あるいは冠水時進入注意とか、このような看板として表示してある事例があります。そのようなことについて、私は大変有効だと思いますけれども、今回のことを教訓にしながら、有効だと思いますけれども、その辺の検討についてお伺いをいたします。

○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) アンダーパスにおきましては全国的にもそのような対策をとられているところが多いようでございます。本市におきましても成田地区に新富谷アンダーパスという施設がございますので、こちらも今後そのような対策が必要かどうか、研究してまいりたいと思っております。

○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。

○10番(若生英俊君) 検討して、ぜひ実現につなげていただきたいというふうに思います。どちらにしましても、道路冠水、事前にやはり、申し上げましたけれども、通行する人は地元の人のみならず、地域環境がわからない。とりわけ夜間については大変危険であるということが今回証左、証明されたことと思います。そういう意味で、事前にそれぞれ交通安全の標識、市独自でさまざま工夫して取り組んでまいりましたけれども、そういったものの取り組みとあわせて、道路の冠水、今回の冠水マップ、こういったものをホームページ等への掲載も検討が必要でないかと思いますけれども、いかがでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 私が確認したところですと、岩沼市では冠水箇所ということでマップをホームページに公表しているようでございましたので、今後、防災安全課とも連携を図りながら、どのようなことが本市としてできるか研究してまいりたいと思っております。

○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。

○10番(若生英俊君) ぜひ、強い取り組みをお願い申し上げたいと思います。
じゃあ、2つ目の後半のほうでありますけれども、間もなく、スイーツ博の中止決定から2カ月を経過しようとしておりますけれども、変更契約について、今、交渉中というふうに答弁をお聞きしたわけですけれども、中止によって、変更契約の内容、どのような内容を今検討されておるのでしょうか。さらにまた、この時期でありますので……

○議長(渡邊俊一君) 若生議員、一問一答ですから、そこで一回区切ってください。

○10番(若生英俊君) この時期でありますので、変更契約の……

○議長(渡邊俊一君) 一回区切ってください。

○10番(若生英俊君) 了解です。
内容についてお願いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 産業観光課長。

○産業観光課長(神田能成君) 変更契約の関係でございますが、現在、業務委託契約書において、悪天候による中止とした場合、変更契約ができるということにしてございますので、それに基づいて、内容について受託先と協議を進めているところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。

○10番(若生英俊君) そうすると、悪天候による場合というようなことも含めて契約条項に入っていたということですね。

○議長(渡邊俊一君) 産業観光課長。

○産業観光課長(神田能成君) そのとおりでございます。

○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。

○10番(若生英俊君) そのような中で、契約条項ですから、突然というふうなこと、あるいは中3日というふうなことで相当の準備も含めて進んでいたように思います。そのような中での中止ですので、委託業者さん、あるいは参加業者さん、ともどもいろいろな思いがあろうかと思います。委託業務契約の双方の主張に食い違いは今あるのでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 産業観光課長。

○産業観光課長(神田能成君) 協議を進めておりますけれども、その中でお互いに食い違いがあるということはございません。

○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。

○10番(若生英俊君) 交付金を得てというようなことでこの間進めてきたわけですけれども、このような中止の場合であっても交付金の交付には影響がないというふうに考えてよろしいですか。

○議長(渡邊俊一君) 産業観光課長。

○産業観光課長(神田能成君) 開催を中止をしたということになりますので、今後、変更の申請を国のほうに行ってまいるという形になろうかと思います。

○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。

○10番(若生英俊君) 当然、変更契約というのは額の変更もあり、その変更に基づいた額を交付申請すると、このように受けとめてよろしいわけですね。

○議長(渡邊俊一君) 産業観光課長。

○産業観光課長(神田能成君) 委託契約の金額云々というよりは、実施計画の内容において変更が生じるということになりますので、その実施内容の変更に基づいた変更の申請を行うということでございます。

○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。

○10番(若生英俊君) いつごろまでにその変更契約を終え、交付申請の変更というふうなことになるんでしょうか。そのスケジュールについてお願いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 産業観光課長。

○産業観光課長(神田能成君) スケジュール感につきましては、現在、国、それから、企画政策課と協議をしている段階でございます。今現在、ちょっといついつというのは申し上げられませんけれども、年明けごろには変更申請する形になろうかとは思います。

○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。

○10番(若生英俊君) 交付金による開催は今年度というふうなことで私は受けとめてきたんですけれども、開催を今年度までするというふうに。業者さんの一部にはスイーツ博はことしを最後にするんだよというふうに受けとめてこの準備をしてきたという声も耳にしますけれども、その認識は違うということでよろしいですね。

○議長(渡邊俊一君) 産業観光課長。

○産業観光課長(神田能成君) 市長答弁にもございましたけれども、次年度、来年度につきましては、今後の事業展開を協議をして、その中で予算措置をしていくということでございます。

○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。

○10番(若生英俊君) 答弁の中に、市内業者さんにはいろいろな形で取り組みを答弁いただいたんですけれども、市外業者さんには委託業者さんを通してというふうにお聞きしたんですが、それ以上に、実行委員会やら、市やら、そういった形での連名等といいますか、文書での、訪問なくしても、文書等での中止に至る経緯とか、おわびとかというようなことを含めて、送信、送達された事実はありますか。

○議長(渡邊俊一君) 産業観光課長。

○産業観光課長(神田能成君) 文書において、市内・市外のスイーツ店のほうには中止の経緯などもご説明をさせていただいております。

○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。

○10番(若生英俊君) それは当然ながら、発信元は、実行委員会、プラス、富谷市の連名ということですか。

○議長(渡邊俊一君) 産業観光課長。

○産業観光課長(神田能成君) こちらは、とみやスイーツ博覧会実行委員会並びに市長の連名でございます。

○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。

○10番(若生英俊君) やむを得ざる中止というふうなことと受けとめますけれども、やはり大きな行事、このようなことで、契約も含め、相手方がいるというようなこと含めて、今後、完成書等も含め、かつての事例もありますから、ぜひそういった面も含めて、事業の組み立ての折にはお願いをしたいと思います。
富谷茶復活プロジェクトのほうに入ります。
2,000本、私ども産建の委員会でお聞きし、茶畑も見る機会がありました。令和2年から2,100本、2,000本単位で5年がかりで植えつけていくということとなりますけれども、現時点で、植えつけ場所、年明けしますと栽培の季節に入るわけですから、植えつけの時期に入りますので、植えつけ場所とか栽培の適地、適・不適あろうかと思いますけれども、そういった選定とかの作業は進んでおりますか。

○議長(渡邊俊一君) 農林振興課長。

○農林振興課長(鴇 幸浩君) 栽培地等につきましては、今、栽培者のほうを募っているという状況の中におきまして、何名かの方がそういった形に賛同いただいているということがございまして、そういった中で、今回技術協力いただいております日本紙通商さんの専門家の協力をいただきまして、その方々の圃場を現地調査ということで確認をいたしまして、適地、適しているだろうということで、問題ないということでの判断はいただいているところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。

○10番(若生英俊君) 何名かのということで、2人、3人、複数、それ以上を期待しますけれども、農家の皆さんの率直な反応というのはいかがなものでしょうか。新しく始めようとする皆さんの意気込みなり、意欲なり、茶の栽培、市の方向性、市で音頭をとって進めている今の茶の栽培についての農家の皆さんの反応をお聞かせいただきたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 農林振興課長。

○農林振興課長(鴇 幸浩君) 農家の反応につきましては、現在、各農業関係の会議等の場面におきましても、富谷茶復活プロジェクトにつきましては、周知、PRを行っているということでございまして、昔から富谷にあったお茶の栽培については大変興味を持っている方も多くおりまして、会議等、また、視察研修、そういったときには、ぜひやってみたいなという話はいただいているということでございますので、反応はよろしいのかなというところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。

○10番(若生英俊君) それでは、当座2,100本の植栽というふうなこととなりますので、茶の木でありますので、時期を逃さず、植栽のほうを進めていただきたいと思います。
商品化、採算がとれるかというようなあたりは当委員会でも話題になったところでありました。商品化と、採算がとれる、採算ベースに合うかというようなあたりは、両者が合致する場合もありますし、違う場合も、採算は悪いんだけれども商品化できるとか、商品化はできるんだけれども、その逆ですかね、どちらにしても、どちらかが欠けるというような場合があろうかと思います。商品化と採算、採算がとれない、これ、否定で申しわけないんですけれども、採算がとれないような事業であっても商品化というのは可能なものなのでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 農林振興課長。

○農林振興課長(鴇 幸浩君) まず、始まっていないという状況ですので、採算がとれないということは、はっきりちょっと言い切れないというところがございます。なおかつ、こちらでは、いろいろ専門家等のお話、情報等をいただきながら、可能な限り収益につなげるということで、今後、協議しながら栽培なりを取り組んでいくということで考えておりますので、商品化、そういったものもあわせて協議をしながら、商業化ベースに乗せていきたいと目指していくところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。

○10番(若生英俊君) ぜひ、そのスケジュールと、大変難しいことの案件だとは思いますけれども、粘り強く取り組んでいただきたいと、このように思います。
2,000本ずつ植えつけ始まって、商業ベース、商品化できるのは1万本ぐらいからとれる茶葉なり、生茶量というふうなこととお聞きしますが、それでよろしいですか。

○議長(渡邊俊一君) 農林振興課長。

○農林振興課長(鴇 幸浩君) あくまで一般的な参考といたしましてこちらで調べたところ、1万本から、例えば商品化目指しております飲料水等々の製造につきましては十分満たせるというところで考えているところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。

○10番(若生英俊君) 2,000本近く、5年間で1万本植えるという、そこからまた茶葉をとるには四、五年かかるということとなりますので、それを見ますと、2,000本の植え終わるのは5年先、そしてまた、順調に生育して、1万本から収穫できる、茶葉が摘み取れるというのは令和10年から、10年以降というふうなことでよろしいですか。

○議長(渡邊俊一君) 農林振興課長。

○農林振興課長(鴇 幸浩君) 1万本につきましては、令和10年ごろからということだと。

○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。

○10番(若生英俊君) そのようなことで、我々、当委員会の報告書、報告をしたわけでありますけれども、後半のほうで、「事業として取り組むためには小規模生産体制では採算がとれないようです」という、後、おっしゃってください。委員会としての報告、議長宛に報告したものです。「この先、収益事業として行うためには、行政からの大きな資金援助等々、事業の継続を含めた判断が必要と感じました」という議長への委員会報告になっておりますけれども、こういった行政の資金援助というふうなことも含めて、最小化というようなあたりを念頭に置きながらぜひ事業の推進に努めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 要望ですか。

○10番(若生英俊君) いえ、要望ではありません。

○議長(渡邊俊一君) 質問であれば、一問一答ですから、一つずつ質問してください。お願いします。

○10番(若生英俊君) 行政からの大きな資金援助等々というふうなことでありますので、そういったものの最小化を目指しながら取り組んでいっていただきたいと考えますけれども、見解をお願いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 農林振興課長。

○農林振興課長(鴇 幸浩君) 今後、議員のご意見を参考に進めてまいりたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) よろしいですか。
この際、午後1時55分まで休憩をいたします。


午後1時45分 休憩


午後1時55分 再開


○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
一般質問を続けます。
1番菊池美穂君。

○1番(菊池美穂君) それでは、通告に従い2件の質問をいたします。
まず、1件目は、平成24年に着手され、今でも継続されている鷹乃杜の側溝有蓋化工事についてです。今まで、先輩議員の皆様が何度も議論されておることも承知しております。重複する部分もあるかと思いますが、市民からの声がある以上、議論、対話は繰り返されるべきであると思います。
私は、決算審査特別委員会でも同件における質問をいたしました。そのときにいただいた答弁の中では、有蓋化工事必要地区の30年度末の進捗状況、太子堂85.1%、とちの木74.8%、富ケ丘36.3%(北26.6%、南44.4%)、そして、鷹乃杜14.7%でございました。また、その後、担当課に伺った令和元年度末の進捗率は、太子堂90.7%、とちの木77.9%、富ケ丘38.0%(北30.4%、南44.4%)、そして、鷹乃杜が16.7%でございました。
鷹乃杜地区だけ大幅におくれているのが数字においても明らかです。それは住民の方々も肌をもって感じているようで、町内の皆様とお会いするたび一番多く聞かれるのがこの有蓋化工事についてで、「早く直してほしい、いつ直るのか」、「なぜ鷹乃杜だけこんなにおくれているのか」などと疑問、要望の声が高くございます。なかなか工事が進まないことで、市への不信感を持ち始めている方もいらっしゃるようです。
鷹乃杜の人口は、令和元年10月分のデータによると全体で2,607人。年齢の内訳といたしまして、50歳以上が1,295人(49.6%)、60歳以上が1,012人(38.8%)、70歳以上が619人(23.7%)です。子供の多い富谷市ですが、ほかの地域よりもご高齢の方の割合が大変高くございます。
また、さらに、坂の多い地区でございます。私は先日、工事に詳しい方に教えていただきながら現場調査をいたしました。鷹乃杜三丁目4から16街区の高低差、延長より勾配を算式したところ、勾配9.77%ということでした。勾配とは10%で10メートル進んで1メートルの高低差だそうです。10%になると、滑りどめなど舗装の構造を変えなければならない規定があるほど大変厳しい勾配であるとのことでした。
高齢で運転ができない、足腰の悪いおじいちゃん、おばあちゃんが多く住まわれているのに、鷹乃杜はこのような急勾配の坂だらけでございます。地元の住民からは、「ただでさえ坂が多くて歩きづらく、外出するのがおっくうであるのに、ふたが閉まっていない側溝につまずくのが怖くて、週に一度行われている街かどカフェに行ったり、買い物に出かけることもためらわれる」との声がございます。高齢者引きこもりの誘発につながると言っても過言ではないと感じます。そういった声が届いているのは私のもとにだけではないと思っております。
国際社会共通の目標であるSDGs(持続可能な開発目標)にも、11番、住み続けられるまちづくりをと掲げられ、本市においても「住みたくなるまち日本一」を目指しておるところでございます。住み続けるという意思は住みやすいにつながってくるものだと考えます。
本市は、新興住宅が拡大し、人口増加率が全国でも上位であったり、若年層の入居率も高くございます。しかし、新しい団地にばかりスポットライトが当たり、鷹乃杜のような歴史、伝統のある古い団地が取り残されるようなことがあってはならないと心配をしております。
団地内の区画道路も計測をしたところ、約3.8メートルで、その両側にふたの閉まっていない側溝があり、電柱や標識も立っており、より狭さを感じます。軽自動車ですれ違うのがやっとというところで、普通乗用車では困難でございます。果たして、災害時、緊急時にこの狭さで、救急車や消防車など緊急車両の通行などさまざまな対応がスムーズに行えるのか、甚だ疑問であります。
歩行者の歩行空間、道路の安全性を確保するため、また、緊急時の車両の通行を考えた道路幅を確保するためにも、当工事は大きな意味を持っていると考えます。
ご高齢の方ばかりではなく、鷹乃杜には幼稚園があり、また、各小中学校に通う児童生徒の通学路もございます。令和を生きる子供たちの安全のためにも、一刻も早く工事が進むことを期待し、また、今より少しでも多く予算を割り当てていただけることを期待いたしまして、以下質問をいたします。
(1)鷹乃杜における側溝有蓋化工事の重要性について、市の見解は。
(2)各地域の進捗状況に大きく差がありますが、鷹乃杜だけ大幅におくれている理由は。
(3)これまで側溝にかかわる転倒など、事故の件数、けが人の人数は。
(4)老朽箇所の把握は、市の点検によるものですか。または住民からの苦情で把握しているのですか。
(5)市内全体で工事か必要な場所は、距離として残りどれくらいですか。
(6)鷹乃杜の令和元年度末工事進捗率は16.7%とのことですが、距離として残りどれぐらいですか。
(7)市内全体で側溝工事に係る予算はどれくらいですか。その中で鷹乃杜にかかる予算はどのくらいですか。また、双方の推移は。
(8)10メートル工事を進めると経費はどのくらいかかりますか。
(9)工事の優先順位、予算の振り分けをどのように決定していますか。
(10)各学校の通学路は、優先順位の決定に関係していますか。
(11)市内全体の工事完了まであと何年かかると見込んでいますか。
(12)工事遅延の理由を知らない住民が多くいますが、これまでの周知・情報提供の方法は。
続きまして、2つ目の、穀田線の道路渋滞について質問をさせていただきます。
市役所から国道4号線に抜けるルートの一線である穀田線は、多くの車が行き交い、現在、大変混雑しています。特に、曜日や時間帯により、市役所から南に向かい富ケ丘明石線に出る交差点は、右折レーンがないため、なかなか右折車が曲がれないことと、富谷高校に通う学生の通学による横断で何十台もの渋滞が発生しています。近道をしようと途中の商業施設内駐車場の間を横断する車や信号無視をする車も少なくなく、大変危険です。
現在工事中で、令和元年11月末で進捗率47.0%、令和2年度に工事完了を目指す穀田三ノ関線の開通はさらなる穀田線の渋滞を加速させると考えられ、早急な対応が必須であると思われますので、以下質問をいたします。
(1)穀田線の現在の混雑状況、穀田三ノ関線開通後に見込まれる渋滞についての市の見解は。
(2)当路線の渋滞緩和を図るため、道路を拡幅し右折レーンの設置を検討してはいかがか。
(3)現在、穀田線から富ケ丘明石線へ出る交差点の信号機の信号制御方法の種類は、定周期制御、または感応式制御(半感応式・全感応式)のどちらですか。
(4)曜日、時間帯ごとに最適な交通量となるよう信号の時間間隔の変更を検討してはいかがですか。
(5)右折レーンの設置、信号の時間間隔の変更のほかに対策は検討されていますか。
以上です。よろしくお願いします。

○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの菊池美穂議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1の鷹乃杜の側溝有蓋化工事を問うの問い1でございます。
鷹乃杜地区の側溝整備工事につきましては、平成24年度から工事に着手し、防災センターや未就学児が通う幼稚園の周辺及び大雨時に道路の冠水や越水が発生していた箇所を優先的に整備をしてきたところであります。今年度からは路面と側溝との高低差が大きい坂道区間の整備に着手しており、本市といたしましては、水害対策とあわせ、生活道路の安全性を確保する有効な事業と考えております。
問い2、着手年度が最も近い富ケ丘地区と比較しまして、整備延長に対する進捗率の差が大きい理由といたしましては、水害対策のため富ケ丘地区の側溝より排水断面の大きい側溝と排水管を使用した施工を実施したことにより工事費がかさみ、整備延長の進捗率に差が生じているものでございます。
問い3、これまで側溝にかかわる転倒など事故の件数、けが人の人数につきましては、近年、側溝にかかわる転倒など管理瑕疵による損害賠償が生じた事故はございません。なお、報告されない事故やけがについての把握は難しいところでございます。
問い4、老朽箇所の把握につきましては、本市では通常の道路パトロールや大雨時のパトロールなどのほか、市内の郵便局や生活ごみ収集運搬業者にもご協力いただき、道路施設の老朽箇所や損傷箇所の把握に努めておりますが、目が行き届かない箇所もあるため、住民の皆様の情報提供は老朽箇所等を把握するための大きな力となっております。
問い5と問い6につきましては関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
現在、側溝整備工事として事業化している太子堂地区、富ケ丘地区、鷹乃杜地区、とちの木地区、市道太子堂線の未整備区間の延長は、道路延長で約17キロメートルとなっております。そのうち、鷹乃杜地区の未整備区間は約8.2キロメートルとなっております。
問い7、現在、市内全体で事業化している側溝有蓋化工事の予算は年間約8,000万となっており、そのうち、鷹乃杜地区の予算は年間2,500万円となっております。なお、予算につきましては、全て補助がつかない一般財源でもあり、当面は現行の予算額の確保が限界であると考えております。
なお、現在着工している太子堂、富ケ丘、鷹乃杜、とちの木等、市道太子堂線、全ての工事、全額合わせると全てで約21億円で、そのうち、鷹乃杜地区の工事が10億1,200万円という想定でございます。なお、ほかにあけの平地区を今後やるとすれば、全てで44億円となります。
問い8、10メートル工事を進めると経費はどれくらいかかりますかとの問いでございますが、鷹乃杜地区の側溝整備工事につきましては、今年度の工事では、道路延長10メートルで両側の側溝を整備した場合の工事費は約124万円となります。
問い9、側溝有蓋化工事の優先順位については、開発完了の古い順番で工事に着手をしてまいりました。予算の配分につきましては、地区ごとに整備すべき延長は異なりますが、太子堂、富ケ丘、鷹乃杜の3地区については、同額を配分することとしております。その他の地区については、規模や緊急性等を考慮して配分を決定しております。
問い10、通学路については、児童生徒の安全性を確保する必要があるため、できる限り優先して整備を進めております。
問い11、市内全体の工事完了まであと何年かかると見込んでおりますかにつきましては、工事単価が変動せず、現在の予算規模を継続した場合、事業化している地区の全てが完了するまでの年数は約42年と試算しているところでございます。
問い12、鷹乃杜地区の工事につきましては、水害対策を考慮し、限られた予算の中で整備を進めている関係で時間がかかっておりますが、年度ごとの計画どおり、工事は進んでおります。
また、工事の周知や情報提供につきましては、まずは、町内会長に説明を行い、回覧用の資料提供などの要望があった際には対応をしてまいりました。そのほか、工事箇所に隣接する住民の皆様へも周知と情報提供を行ってきたところでございます。
質問件名2の穀田線の道路渋滞を問うの問い1、問い2、問い5については関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
市道穀田線につきましては、特に夕方の帰宅時間帯に渋滞が発生していることは本市でも把握をしております。議員ご指摘のとおり、市道穀田三ノ関線が開通した場合、さらに交通量が増加し、渋滞の悪化も想定されることから、右折レーン設置の検討も進めていたところでございます。現在発生している渋滞につきましては、今後、交通量調査を実施し、渋滞の原因を把握する中で最適な方策を検討してまいりたいと考えております。
問い3と問い4については関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
まず、当該信号機の種類は、定周期制御となっております。ただし、昨年3月より、富ケ丘ニュータウン入り口交差点からフジ・コーポレーション本社営業部前交差点まで、宮城県交通管理センターエリアとなっていることから、単独での制御ではなく、エリア内信号機と連動する信号機となっております。
また、信号の時間間隔の変更につきましては、信号機を所管している宮城県公安委員会に対し、大和警察署を通じて調整が可能かどうかの確認を含めて要望をしているところでございます。
以上です。

○議長(渡邊俊一君) 1番菊池美穂君。

○1番(菊池美穂君) それでは、再質問をさせていただきます。
以前の決算審査特別委員会では、危険箇所を優先的に側溝工事を進めるとのご答弁がございましたが、区画道路、道路幅約3.8メートルということですが、3.8メートルは十分危険ではないでしょうか。例えば団地内で火災が起きて消防車を呼んだ、命の危険が迫り救急車を呼んだとなると、この普通乗用車がすれ違うことですら困難である約3.8メートルの道路幅では緊急車両がスムーズに走行できるとは思えません。
鷹乃杜は、先ほど論旨でも申し上げたとおり、ご高齢の方が多く住まわれております。一刻を争う命の危険にかかわることですので、万が一のことが起きてからでは遅いと考えております。側溝を有蓋化することだけでも約3.8メートルだった道路幅が約4.5メートルほどまで拡幅するのではないでしょうか。せめてそこまでは早急に手を打つべきかと思います。改めて市の見解をお尋ねいたします。
もう一点、情報提供の方法についてですが、ただいまご答弁をいただいた方法だけでは住民に広く伝わっていないという現状がございます。実際に住民の方々から私に一番多く要望があったのがこの側溝工事についてであり、その多くが詳細を知らない方ばかりでした。聞いたところによると、工事を行う路線沿いのお宅2列目までには、チラシ配布とともに1軒1軒お宅へお邪魔して説明をしているとのお話がございましたが、間違いないでしょうか。そうであったとして、その2列のお宅の方にしか伝わっていない。きちんとその地区全体の住民の理解を得ようとするならば、まずもって全体に知っていただかなければならないと考えています。鷹乃杜に限ったことではないと思いますが、市のホームページや広報、SNSなどを使って、わかりやすく、広く、工事の経過や予定など、せめて公開するべきなのではないかと考えておりますが、この情報提供の方法について、再質問をさせていただきます。
もう一つ、通学路についてですが、優先事項に入るとのご答弁がございましたが、鷹乃杜にしかれている富ケ丘小学校の通学路である、例えば鷹乃杜幼稚園の裏ですとかは全く手がつけられておりません。サポーターの方から、そういった箇所で側溝につまずき転んでしまう子供たちがいるとのお話を聞きました。通学路が優先順位に入るのでしたら、登下校時の子供たちやご家族、親御さんの不安を取り除くためにも、もう一度、優先順位を踏まえ調査し直し、行政区長さんや町内会とも協議をし、早急に対応をしていただければと考えますが、市の考え方をお尋ねいたします。
質問件名2の道路渋滞。穀田線の道路渋滞についてですが、前向きなお答えをいただき、安心しております。これからもよろしくお願いします。

○議長(渡邊俊一君) 2問目のものはよろしいですね。(「はい」の声あり)
都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) まず、ご質問の1点目でございます。
舗装幅員で3.8メートルの道路の優先的に側溝整備していただきたいというご質問でございます。道路の担当課といたしましては、その3.8メートル幅員の道路が坂道であれば、転んだときに大きなけがを発するおそれがあるということで、そこは優先的にさせていただきたいと思っております。ただ、そこが平地だった場合、どうしてもやはり坂道のほうが人が転倒した場合の危険性が生じますので、平たん地の場所につきましては、大変申しわけございませんが、優先順位は低くなってくるというところをまずはご理解をいただきたいというふうに思っております。
それから、2点目の情報提供の方法に関する件でございます。
議員おっしゃるとおり、工事周辺への住民の皆様へのお知らせにつきましては、間違いのないことでございます。
今後、広く周知をしていくための方法といたしましては、町内会長様とご相談をさせていただきながら、鷹乃杜の全班に例えば回覧で回したほうがよろしいかとか、そのようなことをご相談を来年度からさせていただき進めさせていただきたいと思っております。
また、ホームページ等を使って、こちらも幅広く周知をということでございますが、こちらはまず、鷹乃杜地区の工事に限定をしたことで広く発信をすることが妥当なことかどうかということも含めまして、ちょっと検討させていただきたいというふうに思っております。
それから、3点目の通学路についての優先度でございます。
こちらにつきましては、さらにもう一度、鷹乃杜地区内の通学路をこちらとしても学校のほうとも連携を図りながら調査をさせていただきまして、もう一度、その優先順位の再検討をさせていただきたいというふうに思っておりますので、ご理解をよろしくお願いしたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 1番菊池美穂君。

○1番(菊池美穂君) 前向きなご答弁をいただきまして、大変ありがたく思っておりますが、最後にもう一点だけ、市長にご答弁いただければと思います。
しつこいようですが、鷹乃杜の住民の方々の多くにとって、一番身近で関心のある行政にかかわる問題はこの側溝有蓋化工事と言ってもおかしくないのでございます。その点をさらに理解していただきまして、当工事をスムーズに進めること、速やかに進めていくことを前向きに検討していただけるものかどうか、最後になりますが、再度、市長にご答弁をお願いいたしまして、私からの質問を終わりとさせていただきます。お願いします。

○議長(渡邊俊一君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 側溝有蓋化工事につきましては、これまでも本当に同僚議員、先輩議員から毎回いろいろな形でご質問、ご意見をいただいてきたことでございまして、その地域の方々にとっては切実な課題であるのは十分に理解をしております。
ただ、先ほども答弁で申しましたように、何せ、国からも県からも支援がなく、全て一般財源、自主財源で補っている関係で、全体の予算の中でこの側溝有蓋化にやはり使える予算が、最大限、今、年間8,000万というのが最大の今予算でございまして、それをある意味、事業化されている地域である程度平均的に予算を組みながら今行っている状況でございますので、そこは何とかご理解をいただきたいというふうに思います。
なお、今後もなるべく最大限ご要望にお応えしたいという気持ちは十分にあるんですけれども、実情、限られた予算の中で行っていかなければいけないということでございますので、そういった中で、少なくとも、先ほどご意見いただいた優先順位をしっかりと、地域の行政区長さん初め、地域の皆さんのご意向をいただきながら、効果的な工事進行に努力をしていきたいというふうに考えております。

○議長(渡邊俊一君) これをもちまして本日の一般質問を終わります。
これで本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれにて散会をいたします。
ご苦労さまでした。


午後 2時24分 散会

令和元年第4回定例会議事録(第3号)

令和元年12月6日(金曜日)

出席議員(18名)

  • 1番 菊 池 美 穂 君
  • 2番 佐 藤 浩 崇 君
  • 3番 村 上 治 君
  • 4番 塩 田 智 明 君
  • 5番 渡 邊 清 美 君
  • 6番 藤 原 峻 君
  • 7番 金 子 透 君
  • 8番 青 柳 信 義 君
  • 9番 浅 野 武 志 君
  • 10番 若 生 英 俊 君
  • 11番 長谷川 る 美 君
  • 12番 高 橋 正 俊 君
  • 13番 菅 原 福 治 君
  • 14番 出 川 博 一 君
  • 15番 浅 野 直 子 君
  • 16番 安 住 稔 幸 君
  • 17番 畑 山 和 晴 君
  • 18番 渡 邊 俊 一 君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 市長 若 生 裕 俊 君
  • 副市長 西 村 一 慶 君
  • 企画部長 木 越 養 一 君
  • 市民生活部長 吉 田 尚 樹 君
  • 保健福祉部長兼福祉事務所長 中 山 高 子 君
  • 経済産業部長 奥 山 育 男 君
  • 建設部長 伊 藤 正 君
  • 企画部企画政策課長 松 原 誠 君
  • 企画部財政課長 高 橋 弘 勝 君
  • 総務部総務課長兼情報化推進室長 菅 原 俊 司 君
  • 総務部防災安全課長 横 田 利 雄 君
  • 市民生活部生活環境課長兼清掃センター所長 安 藤 司 君
  • 保健福祉部長寿福祉課長 浅 場 悟 君
  • 保健福祉部健康推進課長 菅 原 順 子 君
  • 保健福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセンター子育てサロン所長 星 英 樹 君
  • 保健福祉部子育て支援センター所長 猪 股 純 子 君
  • 建設部都市整備課長 高 橋 隆 美 君
  • 水道事業上下水道課長(建設部上下水道課長) 齋 藤 英 夫 君
  • 教育長 菅 原 義 一 君
  • 教育次長 二 階 堂 浩 一 郎 君
  • 教育部長兼教育部生涯学習課富谷中央公民館長兼富ケ丘公民館長兼東向陽台公民館長兼あけの平公民館長兼日吉台公民館長兼成田公民館長 荒 谷 敏 君
  • 教育部学校給食センター所長 郷右近 衛 君
  • 教育部学校教育課長 相 澤 美 和 君
  • 教育部生涯学習課長兼総合運動場所長兼民俗ギャラリー館長兼図書館開館準備室長 小 山 温 君

事務局職員出席者

  • 事務局長 富 澤 裕
  • 次長 高 橋 直 美
  • 主事 大 村 峻 史

議事日程 第3号

令和元年12月6日(金曜日) 午前10時00分 開会

日程1 会議録署名議員の指名
日程2 一般質問 15番 浅 野 直 子 議員
1 あけの平団地北入口からの歩道改修は
2 子育て支援の連携は
11番 長谷川 る 美 議員
1 災害時における対策について
2番 佐 藤 浩 崇 議員
1 ワクチン接種費用の助成について問う
3番 村 上 治 議員
1 脳検診事業について問う
14番 出 川 博 一 議員
1 来年度の予算編成方針は
2 組織機構の見直し検討 必要では

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり 午前10時00分 開会

○議長(渡邊俊一君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。


日程第1 会議録署名議員の指名

○議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、17番畑山和晴君、1番菊池美穂君の2名を指名いたします。


日程第2 一般質問

○議長(渡邊俊一君) 日程第2、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。15番浅野直子君。

○15番(浅野直子君) おはようございます。
私は、通告に従い、2件質問をさせていただきます。
1件目は、あけの平団地北入り口の歩道改修はと題し、質問をいたします。
さきの台風19号による災害では、全国的にも多くの方々が被災され、お亡くなりになられました。心からお見舞いとご冥福をお祈りいたします。
富谷市においても、446件の被害件数が報告をされております。
私は、今回、かねてより通学路となっているあけの平団地北入り口の歩道、特にあけの平北入り口バス停留所手前の歩道改修についてお伺いをいたします。
この付近は、以前、のり面から絶えず茶色い水が流れ、歩道をぬらしておりました。2回の改修工事で安全確保につながったと思ったのですが、今回の台風によりかなりの水量が噴出し、市の被害状況には舗装盤の破損と明記してありました。現在では、水が流れている状況ではありませんが、舗装盤も剝がされ、砂利道になっております。
今回の台風19号では、市内全体の被害も多いため、懸命な対応をしてくださっていると思いますが、この場所は、小中学生の通学路であり、高校生の自転車通学、また、市民の皆様の利用もあるため、道路の凍結や砂利道の危険性なども考慮し、いち早く対応を求めるものです。
あけの平団地北入り口の近くにはあけの平調整池があり、住民の方々からは不安な声も聞かれます。40年を超える団地にもなりましたので、調整池付近の調査なども必要ではないかと思い、以下質問いたします。
1、あけの平団地北入り口からの歩道の安全確保について。
2、これまでの工事はどのような内容でしたか。
3、あけの平調整池の調査が必要ではないですか。
4、今後の計画は。
次の2問目は、子育て支援の連携はと題し、質問いたします。
11月は、児童虐待防止推進月間でした。オレンジリボン運動として、2004年に小山市の幼い兄弟が虐待により死亡したことから、市民団体が立ち上げました。さまざまな環境の中で子供たちは生活を送ります。子供を取り巻く事件や事故は後を絶たず、国や県、自治体と連携を図りながら支援体制は進められております。
全国では、2018年の児童相談所への相談件数は約16万件、2017年度より2万件多くなっております。ちなみに、宮城県の2018年度の相談対応件数は894件と報告をされております。件数の多いことを問うものでもなく、さまざまな角度から相談され、情報共有され、支援の手が差し伸べられることが大事であると捉えております。
全国的に小さな命をしっかり守る取り組み、出産後の未満児虐待につながらない産後ケア、育児放棄のネグレクト支援、また、不登校に対する虐待など見過ごせない事案など絶対にあってはならないことですが、本市における事案発生した場合、どのような対応と連携になっているのかを問います。
児童相談所の管轄は県の対応になりますが、児童虐待の通報や相談を24時間受け付ける厚生労働省の全国共通ダイヤル「189」が12月3日より通話無料となりました。「189」は最寄りの児童相談所へつながり、相談員と話ができます。その他の相談については、有料となりますが、専用ダイヤル0570-783-189で受け付けております。
最近の情報では、全国で月2万件の相談のうち、約5,000件が児童相談所につながっております。そのようなこともあり、本市における「189」の周知活動の取り組みを問います。
そして、不登校支援の取り組みについてもお伺いをいたします。
本市においても100人を超える子供たちが、理由はさまざまでありますが、不登校であると報告をされております。
国では、2016年12月に、教育機会確保法が策定されております。不登校は、悪いイメージに捉えられそうになりますが、そうではありません。この法律の基本指針となるものは、「児童生徒の最善の利益を最優先に」、そして、「多様な学習活動の実情を踏まえ、個々の不登校児童生徒の状況に応じた必要な支援」、また、「支援に際しては、登校のみを目標にするのではなく、児童生徒がみずからの進路を主体的に捉えて社会的に自立することを目指す」ことなど、ほかにも明記をされております。
私は、この質問をするに当たり、教育機会確保法の法律に携わり、フリースクール創立をされた東京シューレの奥地圭子理事長の話を聞きました。子供の居場所づくりも大事であると感じました。
子供の不登校に悩む保護者の方も多く、本市の取り組み支援など教育民生常任委員会でも視察調査もさせていただきました。
教育現場では、教育長初め、先生方も大変熱心に支援していただいていることも大変理解をしております。ただ、その一方で、不登校を出さない支援の取り組みも大事であると感じております。
不登校になる原因にはさまざまな要因がありますが、学習面のおくれなども大きな要因となっております。支援員の補充や民間の力をかりた支援体制などを求め、質問いたします。
また、今回の通告に4番目の質問として「みやぎ子どもの心のケアハウス運営支援事業が2020年で終わる予定」と文言を入れておりますが、通告後に県のほうから回答をいただき、継続するということでございました。しかしながら、大事な支援ですので、通告どおり質問をさせていただきます。
1、全国において、児童相談所へ約16万件の相談があります。本市の子供の相談に対するこれまでの対応・連携はどのように取り組まれているのか、お伺いをいたします。
2、「189」、いちはやくのダイヤル啓発は。
3、不登校の子供たちへの支援の取り組み状況は。
4、みやぎ子どもの心のケアハウス運営支援が2020年で終わる予定ですが、今後に向けた考え、支援体制は。
以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) おはようございます。
それでは、ただいまの浅野直子議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1のあけの平団地北入り口からの歩道改修はの問い1でございます。
あけの平団地北入り口からの歩道の安全確保についてでございますが、今般、台風19号の影響により、市道あけの平12-1号線の歩道の舗装盤が破損いたしました。原因につきましては、以前から発生しておりました湧水が大雨により増大し、舗装盤を持ち上げる形で破損に至ったものと考えております。
現在、砕石による仮復旧状態となっておりますが、児童生徒や一般歩行者の安全な通行を確保するため、一刻も早く本復旧するよう努めてまいりたいと考えております。
問い2、これまでの工事はどのような内容だったのかにつきましては、当該歩道周辺の湧水対策工事といたしましては、のり面方向から発生していると思われる湧水を排水するため、集水ますの新設や暗渠排水管の新設、増設を行ってまいりました。工事後におきましては、設置した排水管の経過観察を行い、排水機能を果たしていることを確認していたところでございます。
問い3、問い4につきましては関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
あけの平調整池につきましては、現状において雨水の排水調整機能に異常は見られないことから、現時点で調査の必要はないと考えております。そのほかの湧水の発生原因といたしましては、雨水管の漏水が考えられることから、まずは、被災現場周辺の道路に埋設されている雨水管と雨水マンホールの漏水調査を実施することといたします。
舗装の復旧につきましては、砕石舗装をアスファルト舗装で仮復旧し、歩行者の通行の安全を図ります。その後、漏水調査の結果をもとに必要な対策を検討し、本復旧工事を実施してまいりたいと考えております。
質問件名2の子育て支援の連携はの問い1でございます。
本市の子供の相談に対するこれまでの対応、連携につきましては、相談の内容に応じて対応も違ってまいりますが、まずは子供の安全確保が第一となります。子供が学校等に所属していない場合には、家庭訪問を行い保護者の話を聞くとともに、子供の様子を確認しております。また、子供が学校等に所属している場合には、所属機関での子供や保護者の状況について確認を行っており、市内小中学校に在籍している場合につきましては、緊急の場合を除いて、教育委員会を通して学校と連携を図っているところでございます。
特に本市単独での対応が困難な場合やリスクが高いと判断した場合には、児童相談所や警察等に連絡し、情報の共有を図りながら連携をとっております。
なお、本市では、要保護児童対策地域協議会を兼ねた富谷市児童等虐待防止連絡協議会の実務者会議を多種多様な関係機関の皆様のご協力をいただきながら、定期的に実施をして連携を図っているところであります。
問い2、「189」いちはやくのダイヤル啓発につきましては、まず、毎年11月が児童虐待防止推進月間となっております。その時期に合わせて厚生労働省で啓発リーフレットやポスターを作成しており、市内小中学校、高校、保育所、幼稚園、児童クラブや出張所等の公的機関、町内会、医療機関へ配布、掲示等による広報啓発を行っております。また、リーフレットの市内全戸回覧を行い、広報紙への掲載も行っております。なお、市役所、出張所の窓口等では、啓発ティッシュの配布による周知啓発を図っております。
問い3、不登校の子供たちへの支援の取り組みにつきましては、現在、市内全ての小中学校で実践しております学び合い授業は、児童生徒がお互いの意見しっかり聞き合う協同の学びであります。この学び合いを通してお互いが理解し合う人間関係ができ、学力向上のみならず、不登校の帽子や改善にもつながる、学びが楽しくなる学校づくりに取り組んでおります。
また、不登校やその傾向にある児童生徒や家庭に対し、学校やスクールカウンセラー、ソーシャルワーカー、教育相談員、心のケアハウス、教育委員会及びけやき教室等の関係機関が連携をしながら、ケース会議及び教育相談の実施、別室登校などの支援を行っております。
問い4、みやぎ子どもの心のケアハウスの今後に向けた考え、支援体制につきましては、本市では、昨年度からみやぎ子どもの心のケアハウス「ぽんぽこ広場Tomiya」をけやき館に設置し2年目となりました。これまでさまざまな要因により心のケアが必要な児童生徒及び不登校傾向やいじめ等により学校生活に困難を抱える児童生徒への来所支援、学校支援、家庭支援を行ってまいりました。現在、スーパーバイザー2名、支援員6名、事務員1名の体制で運営しており、事業経費は10分の10の県補助金を活用しております。
議員のご指摘のとおり、補助金については、来年度まではこれまでどおりの補助率であること。それ以降につきましては、県においても国からの方針が出されていないため見通しが立たない状況であると説明を受けております。
本市といたしましても支援を必要とする児童生徒のみならず、その保護者等への重要な支援の場と捉えておりますので、国・県の動向を注視しながら継続の方向で検討してまいりたいと考えております。
以上です。

○議長(渡邊俊一君) これより浅野直子君の質問は一問一答により行います。15番浅野直子君。

○15番(浅野直子君) まず最初に、北入り口のほうの歩道について、説明を求めたいと思います。あけの平団地北入り口の歩道についてですけれども、以前、茶色の水、茶褐色の水が流れておりました。2回目の工事で、これは抜本的に、先ほどの市長の答弁にもありましたけれども、今はそういったこともなく安全が確保されておりましたけれども、このときの工事で、今回の舗装盤の剝がされた状況とかというのは、今回の台風によっての被害では防げなかったのか。あの工事はかなりしっかりとした工事だったと思うんですけれども、そういったことはできなかったのか、まず、お伺いをいたします。

○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 前回の工事におきましては、赤水が大量に発生していたということもございまして、暗渠排水管を設置し、その対策をとったものでございました。ただ、今回のこの台風19号における湧水の量が、これまで以上の量が発生していたということで、舗装盤が破壊されたという状況になっております。

○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。

○15番(浅野直子君) 先ほど、早急に仮の舗装をするようなお話もいただきました。のり面の亀裂とかそういったことの原因は一切ないというふうに認識してもよろしいでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) のり面につきましては、緑地ということで都市計画課さんのほうが管理をしておりまして、毎年、除草等を行っているわけですけれども、その中で亀裂とかがあるという報告はいただいておりませんので、そのようなことはないと思っております。

○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。

○15番(浅野直子君) 先ほど、仮の工事というところでございました。通学路でもございますけれども、この日程というのは決まっているのか、お伺いをいたします。

○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 仮復旧のアスファルト舗装につきましては今月中に行います。

○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。

○15番(浅野直子君) そのときの通学路は、あの歩道を通らないと学校のほうには行けない。下の4号線のところの信号を渡って対面のところの歩道を通学するようになるのか。それとも、今のところの歩道が工事になった場合の通学路の確保というのは、どのような状況になりますか。どのような方向で通学路を想定していらっしゃるのか、お伺いをいたします。

○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 通学路につきましては、現状の通学路のままで行いたいと思っております。工事につきましては、登下校時間を避けて、児童生徒の通学に支障のないように行ってまいる計画でおります。

○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。

○15番(浅野直子君) 雨水管の破裂等のことも、ちょっと亀裂等のこともございました。今後に向けた調整池においてのさまざまな欠点はないというふうなお話でもございましたけれども、この調整池なんですけれども、40年の団地なんですが、調整池の危険度という言い方はちょっとあれなんですが、調整池においての調査というのはどういったことが一番大事であるのか、そこのところだけお伺いをしたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 調整池につきましては、毎月第3水曜日に河川パトロールということで準用河川と、それから、市内の調整池のパトロールを行っております。その中で、特に調整池につきましては、やはり水位の変化がどのようになっているかということを重視してパトロールの点検項目にしておるところでございます。
あけの平の調整池につきましては、毎月のこの点検におきまして、水位におきましては平常を保っているものですから、漏水等をしているということには値しないことかなということで考えているところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。

○15番(浅野直子君) 調整池の耐用年数と言っていいのか、ちょっと質問、耐用年数といいますか、劣化が激しくなるといいますか、その年数というのは大体どれぐらいを想定していらっしゃるのか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 耐用年数につきましては、非常に難しいところでございまして、どのような構造物でつくられているのかということもございます。例えば、コンクリートの構造物でつくられているとすれば、80年とか、100年ぐらいになるのかなとは思っておりますけれども、はっきりしたところはこの場では申し上げられないところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。

○15番(浅野直子君) この件についての質問は最後になります。
先ほど仮の工事をするということでございましたので、ここのところの住民への周知、また、学校への周知、さまざまあるかと思いますけれども、しっかりとここのところは取り組んでいただきたいと思いますけれども、質問にかえさせていただきます。

○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 学校、それから、関係する町内会のほうへは情報提供させていただきたいと思っております。

○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。

○15番(浅野直子君) 2問目の子育ての支援についての連携について、再質問させていただきます。相談の時間外、この時間外についての対応はどのようになさっているのか、お伺いをいたします。

○議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 相談が夕方、例えば4時半とか5時ごろに来て、それが時間外にずれ込むということはよくあることでございます。基本的には、こちらへの相談というのは役所の子育て支援課の職員がいる時間帯ということにはなります。ただ、緊急で守衛さんから電話が来るという場合もあるかと思います。

○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。

○15番(浅野直子君) その場合の対応はどのようになさっていらっしゃるんでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 今のところ、そういった事例はないんですが、連絡網がございますので、私のほうに連絡が来て、それから、その担当のほうに連絡をとっての対応ということになるかと思います。

○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。

○15番(浅野直子君) 児相への、内容はともかくとしても、そういった連携というのは今までもあったかと思うのですが、子供のしっかりと命は守られている、確保されているというふうな認識でよろしかったでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 命にかかわるような案件であれば、当然、警察、それから児童相談所と連絡を密にして対応していきたいと思っていますし、そのようにしております。

○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。

○15番(浅野直子君) 今、相談は電話でやっていらっしゃると思うんですが、この社会の中でメールの相談というものを行っていないというのは、これは何か課題があるのか、お伺いをいたします。

○議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) やはりいろいろな案件というか、内容がございます。メールですと、やはりどうしても一方通行、来るのも一方通行、返すのも一方通行ということになります。電話ですと、やはり言葉でのやりとりということになりますので、そのほうがやっぱり案件のスムーズな形での進行ができるのかなというふうには考えています。

○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。

○15番(浅野直子君) 当然、それが一番対話的にはいいだろうと思います。しかしながら、やはり相談をするに当たりまして、話せない、会話ができないような状況の中においてはメールがすごく助かる場合もあるという、相談をする側ですね、相談をされる側ではなくて、相談する側の気持ちになってみると、メールでの相談もやっぱり取り入れるべきではないかと思いますけれども、そのことについて、再度、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) これまでもメールでの相談がなかったかといえば、それは当然今までもあったわけでございますけれども、子育て支援課としてのアドレスが今1つですので、その場合においてはやはり独立したアドレスを持ったほうがいいという考えがありますので、その辺はちょっと内部での検討になるかと思います。

○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。

○15番(浅野直子君) 市長にお伺いいたします。今この社会におきまして、メールというのは大変、皆さんが使っていらっしゃることでございます。先ほど1本しかないということでございました。来年度の予算もありますけれども、しっかりと、こういった未来への投資というのは私は削減するべきじゃないと考えておりますので、こういったアプリだったり、しっかりと、そこのところにメールが入って対応できるような対応をとっていただきたいと思いますけれども、市長のお考えをお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 基本的には先ほど課長が申し上げたとおりだというふうに思います。直接お話をすることで直接感じられるものというのが一番大事だと思います。ただ、議員のご意見にあるように、やはり言葉にできない方もいるのも事実だと思いますので、そういった場合は、メールだったり、そういった形も必要かと思いますので、その辺、担当課のほうで調査、ほかの自治体の事例なんかも参考にしながら検討してまいりたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。

○15番(浅野直子君) 角田市だったり、さまざまやっているところもございますので、そこら辺の確認をお願いしたいと思っております。
そして、この情報共有に関してなんですが、相談に対しての情報共有というのはどこら辺の位置までやっていらっしゃるのか。執行部におかれましての位置づけみたいなところ、どこのところまで、課長どまりなのか、どういったところまでが情報を共有していらっしゃるのか、お伺いをいたします。

○議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) まず、相談があって、受理会議を開いた場合については、担当、それから、私のほう、それから、福祉事務所長、保健福祉部長までが情報のまず共有というふうになります。それから、先ほども申しました、内容により、やっぱり緊急度、危険度というものが出てきますので、それによって、やっぱり市長までという場合も出てきますが、まずは、課長、部長までというところになるかと思います。

○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。

○15番(浅野直子君) 専門職の導入というところにおいては、やはり今すごく、富谷市においてもいらっしゃるわけなんですけれども、こういった方々の位置づけといいますか、そういった方々もしっかりと確保していただいて、今、全国的にも大変専門職の確保というのは難しいんですけれども、やはり、そういったところの考えもしっかり取り入れていただいて、いろいろな方々のご意見も聞きながら、しっかりと対応していただきたいと思いますけれども、そういった専門職への相談、位置づけというところにおいては、どのような形になっておりますでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 今非常勤で資格職の方、2名いらっしゃいます。ただ、やはり内容が本当にさまざまな内容、相談内容がございます。何の専門職がいいのかというところも、正直難しいところでございます。やはり、一番いいのは児童相談所のOBであるとか、そういった方がいれば一番ありがたいなとは思うんですが、やっぱりどこの自治体でも同じ悩みは抱えているところで、増員する、しないというところもありますので、その辺も今後の相談状況によって内部検討ということになるかと思います。

○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。

○15番(浅野直子君) 「189」の啓発につきましては、先ほど市長のほうからさまざまやっていらっしゃるという答弁をいただきました。しかしながら、保護者への説明という部分におきましては、「189」をどこまで知り得ているのかということで、少し調査をさせていただきました。しかしながら、保護者からは説明はないと、新聞等で知ったということもありました。さまざまな施設にいろいろリーフや発信をされていると思いますけれども、やはり、学校からしっかりと説明なり、また、保護会等でもそうですし、いろいろな形でやはり学校からの発信というのが大きな力になっていくんではないかと思いますけれども、ここのところをお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 学校のほうでも折に触れてそういった情報提供のほうはいろいろな形でしておりますので、再度、またそういうところを重視しながらやっていくようにということで指導したいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。

○15番(浅野直子君) 不登校問題につきましてなんですが、教室に入れない、学校の校門をくぐれない、やはりこれからは学校以外、今、保健室登校だったり、さまざまあるわけなんですが、居場所づくり、学校外での居場所づくりというものも求められていると思います。不登校が悪いわけではございませんので、教育を受けるのは子供の権利でございます。居場所づくりについて、今後の学校の考えをお聞かせいただければと思います。

○議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 今現在、居場所づくりというだけに特化するのではなくて、学校への復帰というような形を中心にケアハウス等を行っております。それから、教室に入れない児童生徒に関しては、別室登校ということで、空き教室とか保健室とか校長室を開放したりとか、そういった部分におきまして、なるべく子供たちが通いやすい環境、それから、改善しやすい環境ということでは試みをしている状況でございます。

○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。

○15番(浅野直子君) 不登校の子供を学校のほうに戻す努力、これは当然だと思います。しかしながら、それだけが子供の成長ではないと思っております。今、フリースクールだったり、さまざま民間の力をかりて子供たちの教育というのはされているところはございます。学校だけが子供の居場所ではないというふうに、不登校の子供、親に対しては、やはりそこのところは大変きついところでございます。
富谷市におきましても、本当に、昨年、子供と一緒に本当に生きていていいのかと思うと、そういうような生きていていいのかと思うぐらい悩んだという親もおりました。だけれども、そういったところの支援というのは、すぐ学校に戻す体制ではなくて、子供がやはり生きる力、社会に出る力を育む、そこのところの支援も学校の教育の中の一環だと思いますが、こういったところの居場所づくりではなくて、戻すことなんだということをおっしゃいました。だけれども、まず取っかかりは居場所づくりではないかと思います。そこのところをお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 基本的には今議員がおっしゃったとおりでございます。登校刺激というものを与える、それが有効な子供ももちろんおりますけれども、登校刺激を与えることがかえってその場合のケアにつながらないという場合も当然ございますので、一人一人の子供たちのやはりニーズ、必要性をしっかり見きわめた上で対応していくということがすごく大事になってまいります。
今の私らが行っている心のケアハウスなんですけれども、あれは来所の支援ももちろん一つ入っていますけれども、いわゆる家庭に出向いていっての支援、いわゆるアウトリーチ事業というものが主な事業の中に入っていますので、ぜひ、家庭のお一人お一人の子供たちが抱えた環境をしっかり見きわめた上で、一人一人に合った、今の議員のおっしゃったいろいろな外部的な機関も含めた家庭の支援というものも当然その中に入れていって、今取り組んでいるところではございます。

○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。

○15番(浅野直子君) そうしてきますと、新たな不登校生を生まないというこの取り組みが大事かと思いますね。このことについてはどのようにお考えでいらっしゃいますか。

○議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 先ほど市長のほうの答弁にもございましたが、今私ら小学校8校、中学校5校、全ての学校で取り組んでいる学び合いの授業ですけれども、これは言いかえますと、やさしい学び合いということです。
どうしても、わかる、わからないとか、できる、できないというのは子供には必ずあります。そして、できることの多い子もいるのも確かですし、わからないことの多い子供もいるのも事実です。しかし、これを私はやっぱり個性だと思うんですね。一人一人の子供の個性だと捉えていますので、いわゆるわからない、できない子供たちを孤立させないということですね。ですから、そういう子供たちをひとりぼっちにしないという授業がこの学び合いなんですけれども、ですから、やっぱり授業の中で、このことはどうなんだろうという、ちょっと疑問に思ったことをすぐ隣にいる子供たちが、そのつぶやきに対して、どうなっているのかなというのに対して、そこはこのように考えたらいいんじゃないのというふうに、このようにお互いの子供たちの関係づくりを今つくっております。ですから、わかる子が教えてやるからという上からの目線ではなくて、わからない子、できない子のそれを多く個性として抱えている子供たちをしっかり孤立させない、落とさない、そういう授業づくりを取り組んでいますので、これはやっぱり不登校を生まない、学校に来づらくなるというものを取り除いていけるんではないかなというふうには思っております。

○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。

○15番(浅野直子君) 本当にいいと思います。これは秋田県の学校は大変教育がナンバーワンでございますけれども、成績優秀なところにおきましては、まさに今のその取り組みがなされているというふうにも伺っておりますので、そのことは大変いいことだと思います。
本当に新たな不登校を生まない、このことが大事であって、そして、今、本当に富谷市は児童クラブの設置が学校の敷地内にあるということで、大変恵まれているなと思います。この児童クラブの施設を何とか不登校の子供たちの支援につながるような施設にならないものか、そこのところは難しいでしょうか。午前中とか、今保健室登校があると思いますが、なかなか学校の教室というところに入れないという子供たちにおいては、すぐ近いですので、そういった支援というのはできないのか。児童クラブの午前中のその施設の使い勝手というのはどのようにお考えでいらっしゃるか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 今議員から大変貴重なご提案をいただいたというふうに認識しております。今、担当のほうは子育てのほうに移っておりますが、やはり同じ子供たちを取り扱う部署ですので、しっかり連携というか、今後協議を、そのことも含めて協議を進めてまいりたいというふうには思っております。

○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。

○15番(浅野直子君) 最後のみやぎ子どもの心のケアハウスについての答弁もいただきました。やはり、教育民生でも、常任委員会でも視察をさせていただいて、本当に一生懸命やってくださっているというのは本当に感じました。議員全員がそのように思いました。
ただ、これから人数がふえた場合において、あの場所は狭いのではないかと思ったり、あと、もうちょっと、視察をしましたときに電話相談で目いっぱいだというふうなお話もございました。であるならば、市で、県ではなくて、市のほうからしっかりとそういったサポーター員を人員配置といいますか、増員していただいて、子供の支援につなげていただければと思っておりますけれども、このことについて、見解を求めたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 市長のほうからも継続の方向で検討してまいりたいという答弁をいたしておりますが、やはり今議員の指摘のとおり、私らも非常に重要な施策だというふうに思っておりますので、その継続については力をしっかり尽くしていきたいというふうに思っております。

○議長(渡邊俊一君) 次に、11番長谷川る美君。

○11番(長谷川る美君) 通告に従いまして、私のほうからは、災害時における対策についてを1件、質問いたします。
初めに、さきの台風19号において犠牲になられた皆様に心より哀悼の意を表しますとともに被災された皆様におかれましても心よりお見舞いを申し上げ、一日も早い復興を願っておりますことをお伝えさせていただきます。
10月の記録的な雨をもたらした台風19号の影響により、広い範囲で河川の氾濫や土砂崩れなどが相次ぎ、死者・行方不明者は11月14日のNHKのニュースによりますと、全国で死者93名、行方不明者3名となっております。
今回の台風は、短時間で多くの降雨をもたらしました。10月12日から13日までの24時間降水量は、最大で宮城県丸森町筆甫で588ミリ、福島県川内村で441ミリ、岩手県普代村で437ミリを記録するなど、各地で観測史上最大となりました。本市におきましても、大童観測所において356ミリを記録し、平成27年9月に発生した関東・東北豪雨の記録を超える豪雨となりました。
気象庁は最大級の警戒を呼びかける大雨特別警報を13都県に発表し、特別警報が2013年に新設されて以来最大の規模となりました。特別警報は十数年に一度の甚大な災害が起きる危険性が高い際に発表されますが、それが頻繁に出されているということは、豪雨災害がいつどこで起きても不思議ではないということではないでしょうか。市民は自分の身を守るため、みずからの防災力向上が求められる時代と言えます。
ハード面の対策には限界があります。日本はハード防災対策を重視してきた歴史的な経緯があるのですが、どうしてもハード防災ですとお金がかかってしまいます。例えば建物を耐震補強しようとすると何百万円などかかりますし、ダムの建設となると数百億や数千億かかることもあります。このように、ハード防災対策は割高なのですが、一方で、速効性が高く、工事が完成してしまえばすぐに防災としての機能を発揮すると言えます。
一方、ソフト防災対策は、最近になって注目度が増してきていると言えます。その理由として何よりも挙げられるのが、費用がそこまでかからないからです。防災訓練は外部のコンサルタントを入れれば防災計画の作成なども含めて数百万かかることがありますが、自分たちで防災訓練をすればコストはかかりません。防災情報を発信するシステムについても、既存のよくあるシステムを採用するのであれば数百万でつくることができ、保守運用も十数万円程度で行うことができます。このようにソフト防災対策は費用が比較的にかからないことから、これからの防災のあり方として注目を受けています。
これからは、さらに避難の意識を高めるなど、ソフト面の対応とハード面の対応を組み合わせることが重要となります。ハード防災対策にはソフト防災対策にはないメリットがあり、ソフト防災対策にはハード防災対策にはないメリットがあると言えます。そのためにお互いのよいところと問題点をしっかりと把握した上で、ソフト面とハード面のそれぞれのよさを引き出す形で防災対策を行う必要があると言えます。
台風や気象が激化している中で、従来の防災・減災の仕組みを再考することの必要性も感じ、以下質問いたします。
1、今回、水が襲った被災地の多くは、自治体が公表しているハザードマップで浸水想定地域に指定されていました。住む地域の特性をふだんから知っておくことが大切ですが、本市における周知方法は。
2、長野県や福島県の被災地では、浸水地域がほぼハザードマップの予想どおりで、有効性が改めて裏づけられましたが、今回の台風被害による本市ハザードマップの有効性は。
3、避難所の受け入れ体制や職員の配置、情報発信のあり方などを再検証すべきと考えますが、市の方針は。
4、台風19号の被害の検証を通して、それを生かした今後の取り組みと、防災・減災のまちづくりの強化に対する市の考え方は。
5、地域の防災力向上を図るためにも、一日も早い全ての町内会における自主防災組織の設置を望みますが、未設置の地区とその主な要因は。
以上、よろしくお願いいたします。

○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの長谷川る美議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名、災害時における対策についての問い1、本市におけるハザードマップの周知方法につきましては、本市では、「広報とみや」平成19年5月号におきまして、富谷町洪水ハザードマップ(保存版)を掲載するとともに、ホームページで周知を図っております。また、平成28年6月に国管理河川の竹林川洪水浸水想定区域図が告示、公表された際には、三ノ関、志戸田地区に洪水浸水想定区域図を提供し、周知を図ったところであります。
問い2、今回の台風被害による本市のハザードマップの有効性につきましては、本市においてもハザードマップの「災害の危険性が高い」、「災害の危険性がある」とした地域において、溢水や大雨等に伴う被害が多く発生していることから、有効性は高いと考えております。
問い3と問い4については関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
まず、避難所につきましては、暴風大雨警報、土砂災害警報情報の発表が予想されたことから、市内公民館6館を指定避難所として早目、早目の対応に心がけ、警戒レベルを用いた避難準備、高齢者等避難開始情報を発令いたしました。
また、竹林川、吉田川への対応につきましては、三ノ関、志戸田地区の一部及び土砂災害警戒区域の方々に対し、公民館6館と町内会長のご協力のもと、太子堂会館、志戸田会館を避難所として警戒レベルを用いた避難勧告等を発令いたしました。
次に、情報発信につきましては、全てのチャンネル、市ホームページ、防災行政無線、緊急速報メール、エリアメール、安全安心メール、LINE、フェイスブック、ジェイコム専用端末で情報発信をしております。
なお、本市では、地域防災計画の目的にもあるとおり、災害の発生を完全に防ぐことは不可能であることから、災害時の被害を最小化し、被害の迅速な回復を図る減災の考え方を防災の基本方針としております。今後、台風19号での対応を検証するとともに、ハザードマップによる周知を行うなど、減災に向けた取り組みを進めてまいりたいと考えております。
問い5、自主防災組織の未設置の地区につきましては10町内会となっており、全て旧地区となっております。その主な要因は、契約講や地区神社の祭りなど昔からお互い助け合うならわしなどがあり、既に共助の形成ができていることから、改めて自主防災組織としての規約等の整備が進まないものと考えております。
なお、本市では、富谷市総合計画にて全地区に自主防災組織の設置を目標としていることから、今後も設置に向け推進してまいりたいと考えております。
なお、未設置地区においても、避難行動要支援者避難支援プランに基づき、避難行動要支援者名簿を作成し、また、個別計画作成するなど、防災・減災活動に取り組んでいただいております。
以上です。

○議長(渡邊俊一君) この際、午前11時まで休憩をいたします。


午前10時51分 休憩


午前11時00分 再開


○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
11番長谷川る美君。

○11番(長谷川る美君) それでは、再質問いたします。
初めに、ハザードマップについてですけれども、ハザードマップというのは、皆さんご存じかと思いますが、一般的に自然災害による被害の軽減や防災対策に使用する目的で被災想定区域や避難場所、避難経路などの防災関係施設の位置などを表示した地図とされています。防災マップ、被害予測図、被害想定図、アボイド(回避)マップ、リスクマップなどと呼ばれているものもあります。また、ハザードマップを作成するためには、その地域の土地の成り立ちや災害の素因となる地形・地盤の特徴、過去の災害履歴、避難場所、避難経路などの防災地理情報が必要となります。
このように、ハザードマップは災害から避難する便利なツールであり、日ごろから備えておくことや自分の住んでいる危険箇所を事前に把握することもできます。先ほどの答弁にもありましたが、ハザードマップの有効性は高いという認識でした。けれども、一般的にはその認知度は低いというのが現状と言われています。その周知方法について、答弁の中では、平成19年、町の時代に広報5月号にて掲載とありました。台風や気象が年々激化する中で、他の自治体で甚大な自然災害が発生している現状をしっかりと受けとめ、積極的な周知に市が主体性を持って取り組む必要性を強く感じます。
確認しましたところ、ハザードマップを次年度配布予定ということで、ようやくという思いもありますし、今後に大いに期待するものです。配布予定のハザードマップについてお伺いします。
前回は、広報誌の紙面に掲載され、保存版とありましたが、それには余り適していないようにも感じられました。やはり、マップ独自に作成され、形態も、例えば冷蔵庫に張れるぐらいのサイズにして、日ごろから見てもらえるような工夫が大切だと思います。材質も防水紙などにして長く保存に耐えられるものや、配布漏れがないように、転入された際には窓口で必ずお渡しするなどの検討についてはいかがでしょうか。
また、ハザードマップに目的の記載が必要ではと思います。例えば、「日ごろから危険な箇所や避難場所を確認しましょう」など、市民の皆さんに具体的な行動を起こさせるためのメッセージを記載することも重要だと考えます。また、配布時や防災訓練のときに説明会を実施するなど、ハザードマップが市民に認知、理解され、効果を発揮するための継続的な取り組みが必要と考えますが、市の見解をお伺いします。
次に、避難所についてですが、答弁にありました指定避難所とは、災害の危険性があり避難した住民などを災害の危険性がなくなるまで、必要な間滞在させる大切な場所です。いまだ被害が尾を引いている状態の台風19号ですが、他の自治体の一部の避難所では、避難所自体が水害を受けるなどもありました。また、ホームレスの受け入れ拒否やペット同行避難の難しさ、利用時のマナーなど、さまざまな問題が浮き彫りになっております。
本市において、指定避難所となる公民館の大ホールなど大きなスペースを使う場合には、パーソナルスペースを確保できる区画をつくる。ペット同行専用のスペースとアレルギーなどの持病がある人が避難するスペースを大きく離して設置するなど、専用のスペースを分けて設置するといった細かい指示、そして、利用に対するルール決めと周知が必要となるでしょう。
避難所の受け入れ体制や職員の数や配置など、それらのもととなる避難所運営マニュアルについてお伺いします。
本市では、避難所運営マニュアルは平成25年改訂版となっています。ホームページには掲載されておらず、必要であれば申し出ていただければということでした。いつ何どき、どのような災害が発生するかわからないという意識のもと、日ごろからの備えが大切であると考えます。また、このマニュアルをひな形とし、地域ごとの避難所運営マニュアルの作成ができるよう働きかけると記してあります。積極的な情報の発信ということからも、見たいときにすぐ見ることができ、確かめられる。やはり、今後、ホームページの掲載は必要ではと考えますが、いかがでしょうか。
また、実際に避難所運営を行う上では、地域の土地柄やそこに住む方々の状況などによって避難所ごとに重要なとなるポイントが異なる場合があります。地域の実情を反映した地域版避難所運営マニュアルの作成を進める上で、市はどのような働きかけを行っていますか、お伺いします。
担当課に確認いたしましたところ、避難所運営マニュアルも見直されるということですが、地域防災計画には、女性(特に妊産婦や乳幼児の母親)、高齢者、障がい者などの意見を反映した避難所運営マニュアルの整備とあります。それについてはどのようになっていますか。
岩手県滝沢市の避難所運営マニュアルには、第6章が「考慮すべき事項」となっており、1、男女共同参画への配慮、2、介助・介護が必要な配慮、3、障がい者への配慮、4、難病、慢性疾患などを持つ方への配慮、5、妊産婦・乳幼児への配慮、6、子供への配慮、7、外国人への配慮と分かれており、大変きめ細かいものになっていると思いました。ページ数も83ページで、本市の22ページと比較すると約4倍近くの内容が盛り込まれているものになっております。本市における見直しのポイントと作成状況について、お伺いします。
次に、避難所受け入れの中で女性の果たす役割は大きいと思います。地域防災計画にも、避難所の運営に女性の参画を推進し、男女双方の視点に配慮できるよう、事前に運営体制を検討しておくこととあります。では、実際、どのような検討がなされているのか、具体的な取り組みが大変重要であると思います。
神奈川県川崎市では、男女共同参画の視点で作成された避難所運営ガイドというものがあります。被災時の男女のニーズの違いなど男女双方の視点への配慮を行うとともに、地域防災計画における女性の参画推進など男女共同参画の視点を取り入れた防災体制の確立に努めるため、具体的に地域で取り組むとしたらどんなことができるのか、一緒に考えるために作成されたものです。
また、2019年2月7日の北国新聞社の記事によりますと、富山県高岡市は新年度、女性防災士をふやす取り組みを始めるとありました。記事によりますと、災害対応や災害訓練の中心となる防災士は、市内では9割以上が男性で、女性は10人しかいない。被災した場合、女性ならではの悩みを抱えることがあり、市は、避難所運営などに女性の視点を反映させるということで取り組むことになったようです。
本市においては、地域防災計画の中に地域の防災リーダーとなる宮城県防災指導員の増進を推進するとあります。さらに、地域の防災力向上のためには、女性の参画が重要であることから、女性の宮城県防災指導員養成を強化すると記されています。実際に女性の指導員は今現在、本市において何名ぐらいいらっしゃいますか。それは全体の何割ぐらいに当たりますか。また、今後強化するために、具体的にどのような取り組みが必要と考えていらっしゃるのか、市の見解をお伺いします。
次に、情報発信の中の防災行政無線についてお伺いします。
台風のような風雨を伴う天候の場合、屋外スピーカーによる情報伝達は相当の制約が出ます。特にことしは豪雨、台風による水害が頻発し、既存の防災無線への不満、肝心なときに聞き取りづらい、気づかないとの声がさらに増加しています。そのような中、手元のスマートフォンから防災無線放送を聞きたいとの要望がふえてきており、防災行政無線の配信手段の多様化の必要性が高まっていると言われています。
このような現状から、防災無線放送をスマホに流せるアプリの提供が、去年4月1日から開始されています。実際、長野県の宮田村で、ことしの6月に導入されているということでした。村の災害対策事業の一環で、上伊那地方で始めての採用とのことです。システム導入により、防災無線放送が届きにくい家庭だけでなく、村外への通勤や買い物、旅行などで家を離れている人にも防災無線放送を知らせることができるようになったり、実家を離れて暮らす人も家族がいる村の状況を知ることができるというわけです。また、スマートフォンを持っていない単身高齢者のお宅に近所の持っている方が情報を知り、助けに行かれたという事例もあったそうです。
11月18日月曜日夜7時35分からのNHKニュース全国版でも取り上げられ、それを見ていた市民の方からの問い合わせが私のほうにも数件あり、関心の高さを感じました。以前から防災無線の聞き取りにくさについてはたびたび取り上げられています。コストの面からも手ごろであり、検討の余地があるのではと考えますが、市の見解をお伺いします。
再質問最後となりますが、自主防災組織についてです。
自主防災組織とは、地域住民が協力、連携し、災害から自分たちの身は自分たちで守るために自主的に活動することを目的に結成する組織のことですが、旧地区においては昔から助け合うならわしなどがあり、共助の形ができているという答弁でした。防災、減災活動も取り組んでいるということで、旧地区の地域性も踏まえ、確かに総合計画には自主防災組織の全地区の設置とありますが、そのあたりについてはどのようにお考えでしょうか。現状に応じた柔軟な対応ということも時には必要だと思いますが、改めて市の見解をお伺いします。
以上です。

○議長(渡邊俊一君) 質問者に申し上げます。できれば、やはり質問項目に沿って質問していただくと大変ありがたいんですけれども、大変質問内容が幅広いものですから、議長としてどちらに指名したらいいか、迷う部分があります。よって、担当課については、ぜひ自分のところがその答弁するところだということであれば、挙手をしていただきたいと思いますけれども、まずもって、防災安全課長に答弁させます。防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) ちょっとお待ちください。ちょっと長くて、済みません。
それでは、一番最初、ハザードマップの関係でありましたので、させていただきます。
ハザードマップにつきましては、28年に国交省のほうの河川の告示、あと、ことし、県の河川の告示がある予定ですので、一応、それを盛り込みながら、あと、土砂災害警戒区域のほうの指定も今年度終了というふうな見込みになってございますので、そういった情報を全て入れた形で、来年、作成する予定としてございます。
基本としては毎戸配布で、冊子型で、ちょっと工夫をしながらということで、現在、考慮しながら、予算のほうを確保ということで、来年度に向けてということで進めさせていただきますので、いろいろ気をつけないといけない事項、あと警戒レベル表記、そういったものも入れながら作成したいというふうに思っていますので、ひとつ、よろしくお願いをしたいなというふうに思います。
続きまして、避難所の関係なんですけれども、避難所につきましては、やはり指定避難所においても、各施設において施設の大きさ、いろいろ部屋の数も変わってきますので、その辺を工夫しながら進めていきたいなというふうに思っております。現在、レベル表記等もございましたので、そういったものも勘案しながら、基本的な部分だけは一応つくらせていただいて、あと、各施設ごとについては、また別途、今後進めていかないといけないかなという部分で考えているところでございます。(「ホームページの……」の声あり)

○議長(渡邊俊一君) ちょっと待ってください。まだ答弁中ですから。

○防災安全課長(横田利雄君) あと、運営マニュアルのホームページにつきましては、これまでしてはいませんでしたけれども、外部に見せて、問題はございませんので、前回も議員の皆様にはお示ししているということで聞いてございますので、広く見ていただけるような形で、今後いろいろなものを対応していきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いしたいというふうに思います。
あと、県の防災指導員の養成研修会につきましては、22年から継続してございます。今年度も一応計画させていただいておりますし、ことし、申し込みということで各町内会長にお願いをしておりましたけれども、今回、婦人防火クラブの方の代表の方に、会長、各地区の会長のほうにもご案内をさせていただいて、女性が多く受けていただけるようにということで工夫をしながら、今募集をかけているところでございます。
現在の指導員の人数につきましては、女性が14名で、現在登録されている方が194名ですので、7%か8%くらいかなという人数でなってございます。ただ、募集の場合、男性、女性関係なくどちらでも受けられるようにということでは間口はしてございますので、結果として、少ない人数の今のところ受講というふうな形になってございます。
あと、活動しやすくするようにということで、県のほうで28年度に腕章をつけていただいて、地区で活動するときに設置していただきながら、講習会を受けた人だということで意思表示できるようなものも配られておりますので、そういったところを活用していただきながら、地区のほうで活動していただければいいかなというふうに思っております。
あと、防災無線につきましては、ご指摘のとおり、聞きにくい、特に雨とか、密閉したときに鳴らすと聞きにくいというのは、こちらでも承知をしているところではございますけれども、今回はあくまでも外にいる方がいるかもしれませんので、情報発信の一つのツールとして使わせていただいているところでございます。
アプリ関係でスマホのほうに転送をということで、秋田県もあったかと思うんですけれども、本市でも5月にその業者から情報はとっております。ただ、そのほかにもいろいろな情報を出すツールがございますので、検討の中の一つということでは捉えさせていただいておりますけれども、現状、安心安全メール、そちらのほうで同じ内容を発信させていただいておりまして、12月号で登録をぜひしてほしいということで広報掲載もしておりますので、アプリに直接音声がという部分については今後の課題というふうにさせていただきたいというふうに思います。
あと、自主防災組織の最後に、旧地区で全て設置できていない。地元でいろいろな形で古くからあるので、柔軟な対応をということでお話がありました。その辺のことにつきましては、現在、総合計画の中で全て設置ということで目標とさせていただいておりますので、そのような形で進めさせていただきます。今後、見直し等があったときに、またどのような状況が必要か、そういったものも検討しながら、その際にはいろいろまた議論していきたいというふうに考えてございます。
以上です。

○議長(渡邊俊一君) 避難所におけるペット並びに女性、それから、障がい者に対する話がありましたけれども、その辺も答弁願います。

○防災安全課長(横田利雄君) 避難所運営マニュアルにいろいろそういった項目までということで、いろいろお話もあったかと思うんですけれども、そちらについてはあくまでも基本的な部分だけということで今回させていただく予定としておりましたので、ちょっとそこまでのマニュアル化までは、ちょっと今のところ考えていないところではございます。
なお、各避難所においてどういう対応ができるか。ペットとかそういった部分については、いろいろ入れるものを持ってきていただかないといけないものなのか。そういう別なところが用意できるのか。いろいろ施設にも限りもございますので、検討させていただきたいというふうに思います。

○議長(渡邊俊一君) 私もちょっとメモっているんですけれども、論旨と質問がどこからどこまで論旨で、どこからどこが質問なのか、ちょっとわからない部分いっぱいあるものですから、もし、答弁漏れがありましたら、座ってで結構でありますから、改めて答弁漏れを指示してください。いいですか。11番長谷川る美君。

○11番(長谷川る美君) それでは、最後の質問を1問いたします。市長に対してです。よろしくお願いいたします。
今回、日本各地に大きな爪跡を残した台風19号でしたが、地球温暖化によって、気温、海水温が上昇し、エネルギー源である海水の蒸発量がふえ、それによって大気中の水蒸気量も増すことで台風が強大化することが予想されます。台風に詳しい名古屋大学教授の坪木和久氏の試算によりますと、地球温暖化が進むと最大風速が毎秒65メートル以上の極めて強い台風、通称「スーパー台風」は、60年後、14年間に12個という高頻度で日本に近づくということです。坪木教授は、台風被害のリスクはふえると訴えています。
このような現実を直視し、危機感を持って防災、減災対策に取り組んでいく必要があると思います。12月2日から13日まで、スペインの首都マドリードで地球温暖化を話し合うCOP25が開催されており、注目されているスウェーデンの環境活動家、16歳のグレタさんも参加しています。ご存じだと思いますが、彼女は2018年8月、彼女が15歳のときにスウェーデン語で「気候のための学校ストライキ」という看板を掲げて、より強い気候変動対策をスウェーデン議会の外で呼びかけるという学生時代を過ごし始めたことで、よく知られるようになりました。私は、たった一人で始めた彼女の活動に深い感動を覚えました。地球温暖化という人類の大問題について、一人一人がどう思うか、どう取り組むか、今真剣に問われていると感じています。
そのような中、11月29日の河北新報によりますと、福島県郡山市では市内の二酸化炭素の排出量を2050年に実質ゼロとする数値目標を発表したと記されていました。国内の自治体で10番目、東北の市町村では初めての取り組みということです。
本市の「広報とみや」12月号コラム「創生」の中で、市長は、「とみやから始まる未来のくらし」と題して、コラムを書かれています。その中で、本市が「プラチナシティ」として認定を受けることになったこと。そして、今後も地球環境への貢献につながる取り組みを進めていきたいと述べておられます。
深刻化している地球温暖化による気候変動を防ぐためにも、具体的な対策を本市においても早急に講じる必要があると思いますが、市長のお考えをお伺いします。

○議長(渡邊俊一君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 私もかつて食と環境の活動家の一人だったものですから、ただいまの話、答弁させていただくと30分ぐらい答弁をさせていただきたい気持ちはあるんですけれども、簡潔にという議長のご指示がありますので、まずは簡潔に答弁をさせていただきます。
今のまさに災害、今回の台風にありますように、まずは今本当に想定外のことが起こることが想定内として対応しなければいけないというふうに思っております。特に台風、これは地球温暖化、まさに議員のご意見にありましたように、海水の気温が上がったことによって、かつては東北に来る途中で海温で低気圧に変わっていたんですけれども、これが今は海水の気温が上がっていることによってそのまま上陸するという状態になっているのが今回の台風の特徴だというふうに言われております。
そういう意味では、かつては沖縄、九州方面のほうは既に台風が直撃するという前提で、河川だったり、堤防だったり、そういう環境を整えているわけですけれども、東北とか、特に関東以北に関してはそういう想定をしてこなかったという部分で今まであったわけですけれども、今回、国のほうとも、今、中央要望等を繰り返して、やはりこれからは今回のように、関東、東北に直撃、それもスーパー台風が直撃するという想定で、国管理の河川、県管理の河川も含めて、そういうハード面の体制をいわゆる国土強靱化を通してやっていただかなければいけないということは要望をさせていただいたところでございます。そういう意味で、国・県にそういったハード面で対策をとっていただくこと。あとは、地域の中でやれることというのは、先ほど来、お話ししているように、対応していきたいというふうに思います。
そしてまた、最後にグレタさんの話ありましたけれども、環境面でまさにこれは、富谷は今、低炭素水素サプライチェーンということで「~とみやから始まる未来のくらし~」、これは率先して、先日も低炭素、プラチナ大賞の優秀賞をとったということで、そういう意味では、富谷は全国の中でも先駆けて低炭素社会の実現に向けて取り組んでいるわけでございますので、それをしっかりと今後も取り組んでいきたいというふうに思っております。
以上です。

○議長(渡邊俊一君) 次に、2番佐藤浩崇君。

○2番(佐藤浩崇君) それでは、通告に従いまして、1件質問させていただきます。
まず初めに、今日の富谷市の発展のためにご尽力をいただいている若生市長初め、執行部の皆様に心より感謝申し上げます。市民1人当たりにおける歳入歳出額が全国の市の中で最少という限られた予算で行政運営がなされている中、大東建宅調査による「街の住みここちランキング」で県内1位、ダイヤモンド社調査による「宮城県の本当に魅力ある自治体」で県内1位という第三者評価が得られたことは、皆様の日々のお取り組みのたまものと存じます。
さて、今回、私は、ワクチン接種費用の助成について質問させていただきます。
ワクチンは、感染症の蔓延や重症化を予防するものとして大きな効果が期待されます。定期接種のものと任意接種のものがあり、自己負担で受ける任意接種のものとして、現在、ロタウイルス、おたふく風邪などがあります。このうち、ロタウイルスについては、来年10月から定期接種化されることが決まりました。重症化すると死に至ることもあるという危険性の高さや、ワクチン接種費用が総額2万から3万円程度かかるという経済的負担の大きさがあったことから、定期接種化は大変喜ばしいことと思いました。
しかし、おたふく風邪については任意のままです。重症化した場合、後遺症として難聴になることもありますし、ワクチン接種費用として1回当たり7,000円から8,000円程度の経済的負担となっています。この経済的負担は、子育て世帯にとっては重く、「お金がもったいないから受けない」という声も聞かれます。
ワクチンが感染症の蔓延や重症化を予防するものとして期待できるという側面、また、任意のワクチン接種費用を助成している自治体もあるという背景を鑑み、どの世帯でも、どの子供でも、ワクチン接種を受けられることが望ましいと考え、以下質問いたします。
1つ、現在、任意接種となっているおたふく風邪について、本市で助成を実施した場合にどれくらいの予算が必要になるか、試算したことはありますか。
2つ、任意のワクチン接種費用の助成を実施している自治体もありますが、本市の見解を伺います。
以上でございます。

○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの佐藤浩崇議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名、ワクチン接種費用の助成について問うの問い1でございます。
任意のおたふく風邪ワクチン予防接種につきましては、費用助成の具体的内容が決定していないため現時点での試算には至っておりませんが、定期接種化され、標準的な年齢別に2回接種した場合には、概算でありますが、1,300万円ほどかかるものと考えております。
問い2、任意のおたふく風邪ワクチン予防接種につきましては、議員ご指摘のとおり、宮城県内で一部助成を実施している自治体があることは承知をしております。しかしながら、平成25年より厚生労働省の審議会において、ワクチン接種による予防効果と副反応が発生するリスク等を比較し、定期接種化するかどうかの議論が継続的になされており、現時点においても定期化の方向性が打ち出されていない現状にあります。本市といたしましても、副反応による健康被害のリスク及びその補償制度を考えた場合、より安全で、必要性が高い定期接種に位置づけられた状態での公費助成にしたいと考えております。
以上です。

○議長(渡邊俊一君) 2番佐藤浩崇君。

○2番(佐藤浩崇君) 内容、承知いたしました。ありがとうございます。
本日、これ以上の答弁は求めないんですけれども、市民の生命を守ること、子育て世帯の経済的負担を軽減することに向けまして、今後も引き続き、ご検討、お取り組みのほうをご期待申し上げまして、私からの質問を終わらせていただきます。

○議長(渡邊俊一君) 佐藤議員にお願いをいたします。質問に変えて改めて質問してください。

○2番(佐藤浩崇君) 実際、県内で任意のワクチン接種について助成をしているという自治体があるという現実があるんですけれども、今後、同じように、そういった自治体については、ある程度安全性を認識して助成をしているというお考えなのかなと思うんですけれども、その点についてのお考えを1点、お伺いをしたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 子育て支援センター所長。

○子育て支援センター所長(猪股純子君) 県内で一部助成している自治体は20カ所ぐらいあるかなというところで認識しております。近隣では、仙台市、それから、大崎市、東松島市などが一部助成で実施しております。富谷市としましては、先ほど市長が答弁したとおり、安全性が確立されているというところを重視しておりますので、というところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 次に、3番村上 治君。

○3番(村上 治君) 皆様、こんにちは。
通告に従い質問させていただきます。よろしくお願いいたします。
本市では、「総合計画第3編 元気と温かい心で支えるまち!」施策の1つとして、さまざまな住民検診事業を行っています。この住民検診は、市民の方々に対し各種事業を実施することで、その検診そのものの必要性について啓発すること、市民の受診環境を整えることで疾患の早期発見・早期治療につなげること、これにより市民の方々の健康保持・増進を図ることだと認識しております。
ところで、日本人の死因の上位で患者数もふえ続けている脳卒中、その多くが前ぶれもなく突然発症し、たとえ救命できても後遺症が残るなど、要介護の主要因とも言われ、社会復帰・家庭復帰が難しい病気の一つと言われています。また、超高齢社会になった現在、将来の脳卒中などに起因する認知症への不安も市民の方々の大きな関心事となっていると聞いております。脳卒中予防のための取り組みは、健康で豊かに生きるために欠かせないものとなっています。日常の自己管理はもちろん、定期的な検診による早期発見・早期治療が何よりも大切だと思います。無症候性脳梗塞・未破裂脳動脈瘤などの有無を見つけ、脳卒中を予防するための取り組みとして有力なのが脳検診です。
本市における脳検診の助成事業は、周辺自治体に先駆け、平成15年から対象者を45歳から70歳までの5歳刻みとし、1万円を助成することとして始まりました。その後、16年と17年度に検診の実施期間の延長が行われ、さらに、平成25年度に対象者を5歳引き下げ、40歳から70歳までの5歳刻みに拡大され、現在に至っております。私もこの取り組みについては、常々すばらしいことだと思っておりました。
さて、平成26年度から平成30年度の脳検診受診状況とその結果として再検診や経過観察となった人の受診者に対する割合を見ると、平成30年度の全受診者が493人、このうち、再検査や経過観察と診断された方が179人でした。このうち、40歳の方は受診者数21名、再検診者数3人、その割合が14.3%、45歳の方は受診者52名、再検診等が9人、割合が17.3%、50歳の方の受診者は73人、再検診等が7人、割合が9.6%、55歳の方は受診者64人、再診等が17人、割合が26.6%、60歳で68名の受診に対し、再診17人、割合が25%、65歳の方は受診者77人、再診等が36人、46.8%、70歳の方は受診者138人、再診等が90人、割合が65.2%となっています。
平成26年度から30年度までの全受診者で見てみると、受診者が2,510名、再検診等が838人。このうち、特に60歳の方は受診者数が376人、再診126人、割合が33.5%、65歳の方は受診者数537人、再検診等が238人、割合が44.3%、70歳の方は受診者519人、再診等が300人、割合が57.8%となっています。
このような現在の受診状況、再検診、経過観察の状況を見ますと、どのように分析されていて、その結果を今後どのように生かしていくのですか。また、平成15年に助成を開始するに当たり、45歳から70歳までの5歳刻みと、25年に対象者を40歳から70歳までとした経緯や理由、または根拠についてお尋ねします。
以上です。

○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) ただいまの村上 治議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名、脳検診事業について問うの問い1でございます。
昨年度の受診状況につきましては、先ほど議員のご意見にありましたように、493人が受診し、受診率は9.3%、経過観察や精密検査等が必要と判定された受診者は36.4%でありました。また、55歳から70歳の受診者につきましては約46%が経過観察などを必要と判定されており、受診者が早期に予防や治療につなげられたことは評価しております。しかしながら、脳血管疾患による死亡率はいまだ悪性新生物に次いで高いことから、引き続き、多くの市民の皆様に脳検診を受けていただくよう、周知、啓発に努めてまいりたいと考えております。
問い2、本市の脳検診事業につきましては、近隣市町村に先駆けて、平成15年度に開始をした事業であります。対象年齢の決定等については、その当時、脳検診を実施していた医療機関の専門医の見解を参考に上限を70歳としたところであります。
また、平成25年度に対象年齢を45歳から40歳に引き下げた理由につきましては、脳血管疾患の危険因子となる検診結果の有所見率が40代から増加傾向にあり、若い年代からの生活習慣の改善などの予防及び早期治療が重要であることから、対象者を拡大したものであります。
以上です。

○議長(渡邊俊一君) 3番村上 治君。

○3番(村上 治君) 私なりにいろいろ調べてみましたところ、「脳卒中治療ガイドライン」2009年で、未破裂脳動脈瘤の破裂リスクから考察すると、原則として患者の余命が10年から15年以上である場合で、かつ、未破裂動脈瘤の大きさなど総合的に見て治療を検討するということで推奨をしております。
また、ある病院での治療の結果でございますが、「75歳以上高齢者無症候性未破裂脳動脈瘤は治療すべきか?」という論文が出ておりまして、これまで未破裂脳動脈瘤治療の転帰において年齢による影響が検討されてきたが、そのほとんどが60歳もしくは65歳以上を高齢者として見ています。そこで、75歳以上の無症候性未破裂動脈瘤患者、17症例ですけれども、これを対象として、同時期に入院加療した75歳未満の無症候性未破裂動脈瘤患者93例と、動脈瘤の部位・大きさ、術後CTにおける有害事象の発生の有無、退院時の患者の状態、入院日数等を比較検討しております。
それによりますと、75歳以上のグループも全例、後遺症がないか、わずかに障がいを残すが、もとの生活に戻れている。独歩にて自宅に帰宅し、75歳未満のグループと統計学的には有意差はなかったとしております。また、この結果を受け、高齢者における未破裂動脈瘤治療成績は、若年者と比較して遜色なかったと結論づけております。
現在は、先ほども申し上げたとおり、超高齢社会と言われております。厚生労働省が発表している平成30年簡易生命表により平均余命を調べたところ、男性は、70歳で15.84年、75歳で12.29年、80歳で初めて10年を切りまして9.06年となっております。女性に至っては、70歳で20.1年、75歳で15.86年、80歳でも11.91年の余命があると言われております。
このことを踏まえ、脳検診の補助をする年齢を75歳まで引き上げてはどうかというふうに考えますが、いかがお考えですか。お答えをお願いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) 脳検診の対象者につきまして、今現在、70歳までということでありますが、市民の皆様からのご意見で、75歳まで引き上げてはどうかというようなご意見も頂戴しているところは実際にございます。現在、それに対しましては、引き続き、専門医の見解や助言を聞きながら、伺いながら、現在も調査研究しておりますけれども、引き続き調査研究を続けて検討してまいりたいというふうに考えております。

○議長(渡邊俊一君) 出川議員、論旨だけで切ってしまったら、ちょっとまずいでしょうから、午後からにしますからね。
この際、午後1時まで休憩をいたします。


午前11時49分 休憩


午後 1時00分 再開


○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
一般質問を続けます。
14番出川博一君。

○14番(出川博一君) それでは、私から2点について質問いたします。1つは、来年度の予算編成方針について、2つ目は、組織機構の見直し検討についてです。
まず最初に、来年度の予算編成方針について伺います。
9月27日、令和2年度予算編成方針が通知されました。この方針の中で、国の予算編成は、「経済財政運営と改革の基本方針2019」で示された「新経済・財政再生計画」の枠組みのもと、本格的な歳出改革に取り組む。地方行財政改革の基本的な考え方は、歳出改革等の加速、拡大に取り組む中で、臨時財政対策債等の発行額の圧縮、債務の償還に取り組み、財政健全化につなげるとされています。
これに対し、富谷市としての予算編成方針では、「特に、令和2年度については、令和3年度に向けて「(仮称)市民図書館」の建設などの大型の事業が予想されており、また、会計年度任用職員への移行など、義務的経費の増加が見込まれることから、新たな歳入の確保についての検討や、現状の財政状況に見合う事業の見直しについて積極的に取り組むものとする」として、歳入については、市税、保険料、各種料金の未収金対策を進め、徴収率の向上に努めること。歳出については、事業の必要性、緊急性、事業効率などから優先順位をつけ、将来の財政負担も考慮することとしております。
そこで、来年度の予算編成方針について質問いたします。
1つ、大型事業の主なものと予算配分の考え方は。
2つ目、公共施設等総合管理計画における長寿命化計画への予算配分の考え方は。
3つ目、義務的経費の増加要因とは何か。
4つ目、給食センターの調理等業務委託での削減効果は。関連して、栄養未充足改善の値上げ、及び給食費無償化の動きへの対応について。
5つ目、高水準の財政調整基金は必要かということで、国民健康保険税の見直しの検討についてお尋ねいたします。
次に、組織機構の見直し検討について、伺います。
平成28年10月10日、市制に移行し、3年が経過しました。市制移行時、5部2局17課3室309人でスタートしました。翌平成29年4月には、本格的な組織改変と定数改正が実施され、企画部から分離独立した経済産業部を創設、総務部から分離独立した市民生活部を創設し、7つの部、2つの局、21の課、5つの室、335人の職員体制になりました。今年度は、平成31年4月1日現在で7部2局21課6室337人の体制となっています。
さらに、先ほど申し上げました来年度の予算編成基本方針にも「歳入については、市税、保険料、各種料金の未収金対策を進め、徴収率の向上に努めること」とされていることを踏まえ、組織体制について質問いたします。
1つ、保健福祉部は大所帯だが、庁内での検討課題になっているのか。
2つ目、来年度から下水道事業の会計処理が変わりますが、どのような体制にするのか。
3つ目、上下水道料金及び貸付金等私債権の管理体制は。
以上が私からの質問です。よろしくお願いいたします。

○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの出川博一議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1の来年度の予算編成方針はの問い1、大型事業の主なものといたしましては、3カ年事業の最終年度となる市道穀田三ノ関線道路改良事業や図書館整備に係る実施設計業務に加え、やすらぎパークとみや関連事業については、特別会計を設置した上での予算計上を予定しております。なお、その他の事業につきましては、現在、予算編成の作業中であることから、来年度当初予算の提案にあわせ、改めてお示しさせていただきたいと考えております。
問い2、公共施設等総合管理計画における長寿命化計画への予算配分につきましては、原則、施設の現況と個別の長寿命化計画の策定状況及び財源措置を踏まえ対応することとしております。しかしながら、施設利用者への安全性が損なわれるおそれがある場合や、個別の計画策定を行ったとしても財政的なメリットが見込めない施設に対しましては、今後とも柔軟な予算措置を講じ、必要な修繕を実施してまいりたいと考えております。
問い3、義務的経費の増加要因としては、当初予算の編成上、本定例会に条例案を提出しております会計年度任用職員制度に係る費用が義務的経費を増加させる要因であると考えております。
なお、これまで臨時・非常勤職員を雇用する場合の賃金については、財務の分析上、物件費として扱われ、いわゆる義務的経費には分類されておりませんでしたが、今後は正職員同様、義務的経費である人件費として分類されることとなります。
問い4、給食センターの調理等業務委託での削減効果につきましては、パート調理員等が会計年度任用職員へと移行した場合で比較しますと、人件費など3年間で約3,400万円の削減が見込まれます。
なお、関連質問の給食費改定による栄養価につきましては、主要12項目を前年度と比較して、小学校で5から9項目、中学校は3から5項目の充足に改善しております。また、給食センター運営審議会における給食費改定時の審議では、給食の栄養価に加え、家庭での食事との連携や保護者の負担増の観点も踏まえ、さらに各校PTAに慎重に協議していただき、急激な負担増は回避した上で、未充足の栄養価については、きめ細かな情報を家庭に提供し、家庭との連携も深めながら、家庭とともに改善を図っていくという審議でありました。
今後も低目の栄養価の充実、過剰な脂質や塩分摂取にならないよう、献立の調整に努め、また、家庭への情報提供にも努めてまいります。
給食費の無償化につきましては、現在、保護者の皆様にご負担いただいているのは、食材費のみであり、施設の維持費や光熱水費、人件費などは全て市が負担していることから、当面は現状のとおり、ご負担いただくことでご理解をお願いするものでございます。
問い5、国民健康保険税の見直しにつきましては、先日、宮城県より来年度国保事業費納付金の仮算定の概要が提示されまして、現在のところ、昨年度と同水準の額となることが見込まれております。本納付金の財源は、国保税や県からの公費、保険基盤安定負担金など一般会計からの基準内繰り入れとなりますが、被保険者数の減少による国保税の減収や、公費の減額が見込まれ、財源が不足することが確実であることから、来年度当初予算においても、昨年度及び今年度と同様に、国保財政調整基金を取り崩し補塡することで対応することとしております。
今後もこの傾向は続くものと予想されていることから、国保税率についてはこれまでと同様に、財政調整基金を激変緩和財源として活用することで現状を維持してまいりたいと考えております。
質問件名2の組織機構の見直し検討、必要ではの問い1でございます。
保健福祉部につきましては、母子保健から高齢者福祉に至る多様な行政サービスを担当しており、今年度の所属職員は112名と職員全体の32.9%を占めております。
なお、市制施行を見据えた平成28年4月には新たに地域福祉課を創設し、効果的な業務管理体制に努めてまいりました。現在、保健福祉部の組織体制につきましては、検討課題とは捉えておりませんが、今後も時代に即した効果的な行政体制の構築を模索してまいりたいと考えております。
問い2、下水道事業の会計につきましては、総務省より人口3万人以上の市区町村は来年度までに公営企業会計を適用する旨の要請があり、本市下水道事業においても来年度より地方公営企業法の財務規定等を適用し、会計方式のみを公営企業会計にすることとし、体制等については今までどおりと考えております。
問い3、上水道料金及び貸付金等、私債権の管理体制につきましては、本市の行政改革基本方針による持続可能な財政運営を図るため、昨年度私債権管理の調査研究のための私債権ワーキンググループを設置し、年度末には私債権対応マニュアルを策定いたしました。現在、本マニュアルに基づき、私債権にかかわる各課において私債権徴収計画を作成の上で、未納額の減少と債権管理に対する職員の意識向上に努めております。
以上です。

○議長(渡邊俊一君) これより出川博一君の質問は一問一答により行います。14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 最初に、予算編成についてお尋ねいたしますけれども、今回、補正予算、追加で出されましたけれども、台風19号による被害の復旧関連予算は今年度で終息の方向ということなのかどうかをお尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) その予定で、2月補正で若干、微調整というものは予定はしておりますけれども、予算措置については今年度で終わらせたいと思っております。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) ということは、来年度のいわゆる総額予算、大体140億ぐらいの総体の予算になるかと思いますけれども、それには大きく影響しないと捉えてよろしいかどうか、お尋ねします。

○議長(渡邊俊一君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) 若干細かいところで新年度ならないと調査ができないというものも、ちょっと今予算要求が上がってきているものはあることはありますけれども、大きくは、先ほど申し上げたとおり、今年度の補正予算の中で処理したいと考えてございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 来年度のビックイベントとしては富谷宿開宿400年記念事業があろうかと思いますけれども、今年度、街道まつりとして約600万ほどの当初予算だったんですけれども、その辺についての来年度の予算配分はどのようにお考えなのか、お尋ねします。

○議長(渡邊俊一君) 経済産業部長。

○経済産業部長(奥山育男君) お話のように、来年度、富谷宿開宿400年、まさに記念の年でございます。そうしたことから、イベント内容、そういったところも趣向を凝らしながら充実を目指し、今検討をしているところでございます。予算規模的にも、所管課的にはそのようなことから、今年度の予算規模を上回る規模を見込みながら、今、内容を検討してございます。ただ、予算的には全体的な総予算額の中で調整が図られるものと認識しておりますので、今進めております予算編成の過程の中で、改めて今後お示しできるようになるかと思っております。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 全体の市の建物の中で、新たに富谷宿観光交流ステーション、これが今年度末に引き渡しを受けて来年度からスタートといいますか、維持管理が付加されるというふうに思いますけれども、この辺のところについての予算配分については、今どのような検討状況なのか、お尋ねします。

○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) 観光交流ステーションの維持管理費用につきましては、現在、内容について精査をさせていただいておりますので、詳細につきましては、当初予算の提案時にお示しを、ご説明をさせていただければというふうに考えております。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) そう言いながら、ふえることはふえるので、大ざっぱ3,000万なのか、5,000万なのか、その辺のところは今の段階である程度つかんでおられるんじゃないでしょうか。もう一度、お尋ねします。

○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) その辺の規模感につきましても、現在、精査をしておりますので、改めてお示しをさせていただきたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 前回の第3回定例会の質疑の中で、観光交流ステーションのいわゆる出店店舗についての議論があったんですけれども、その中で、実はこれからその辺のところは委託をしていろいろ相談をしながら進めていきたいというお話だったんですけれども、私、議論を聞いていて、これは出店のために補助金を出してあげないと、なかなか来年の10月スタートは、開所は難しいんじゃないかなと思いますけれども、その辺の検討についてはいかがなんでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) 確かに、出店をしていただく方というのは、まずは来年の10月オープンを目指しておりますので、出店していただくというのが大変重要になってくると考えております。そういうことも含めまして、出店をしていただく方への支援につきましても現在検討させていただいているところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) わかりました。
先ほど、大きな大型事業の中ということで、最初に穀田三ノ関線のお話が出ましたが、これは事業規模としてはどのぐらいなのか、お尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 事業規模といたしましては、来年度約2億円を予定しているところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) ということは、去年の6月の定例会で穀田三ノ関線のいわゆる令和2年度の事業規模としてはいかがなんですかということで質問したときに、5,600万という回答だったと思いますけれども、それが大幅に増加したというふうに理解してよろしいんでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) これまで社総交の要望を毎年行ってまいりましたけれども、こちらの想定どおりには予算がつかなかった、国費がつかなかったこともございまして、来年度、最終年度ということで、約2億という額になっております。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) それは、そうすると、補助金として半分、社会交付金がつくというふうな理解でよろしいんでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 現在、本要望を済ませたところでございます。半分つくかどうかは、これから県・国のほうでご検討いただくことになっております。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 穀田三ノ関線については、令和2年度中に供用開始という、当初お話があったかと思いますけれども、その辺のところは変更なく、令和2年度供用開始というふうに理解してよろしいんでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 現在、令和2年度末の供用開始を目指して取り組んでいるところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 大型事業として、先ほど、図書館整備に関しての実施設計に入るというようなご答弁がございましたけれども、これについての予算規模はどのぐらいを想定しておられるのか、お尋ねします。

○議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) 次年度につきましては、設計の予定としております。現在、予算要求としまして、建設費、自主財源部分の一定割合を想定した中で予算要求をしております。詳細につきましては、これから査定される中で確定してくるものと認識してございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 図書館整備に関して、新聞報道では、建設費の増額を求める要望書が提出された。内容的には、今市の考えている8億で1,700平米では足りないよと。その5割増の12億の、面積も2,500平米が必要じゃないかという要望書が提出されたと報道されていますが、これについてはどのように対処するのか、お尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) ご質問のとおり、11月28日、要望書のほうは受け取って、市長のほうに要望書が提出されたところでございます。こちらの内容につきましては、今お話あったとおり、私どもの基本計画をちょっと超える予算規模とセンター館の面積を要望されておりますが、それは真摯に市民の方々の声ですということで受けとめはしますけれども、また、別な側面では、現在、私どもが掲げている計画についてもご理解をいただいているという側面もございますので、そこはやはり丁寧に受け取りますけれども、私どもの基本計画、それをベースにしながら、どの程度それを織り込めるか、その可能性は引き続き検討していきたいと考えています。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 実施設計に入るに当たって、いわゆるその規模感とか、その辺のところを決めないとなかなかその先進めない。たとえやったとしても、後で変更というのはかなり税の無駄遣いといいますか、ということになろうかと思いますので、その辺についての方向性はいつごろお決めになるのか、お尋ねします。

○議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) 確かにいろいろなご意見を頂戴している中で、作業のほうは当然進めていかなければいけない。そんな中で、やはり基本計画で定めたスケジュール、基本的にはそれに沿っていきたい。ただし、今回やっぱりこのような要望活動があるということもあって、若干、設計のプロセスに関しては少し幅を持たせたスケジュール感のほうで微調整させていただいております。新年度予算、これが確定、設計の予算を確定していく中で詳細なスケジュールについては精査してまいりたいと考えております。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) この計画については、3億円の寄附を集めるというようなことで、3億円というのはかなり巨額な財源でございますので、私、今の現時点では確保できるかどうか不透明であると思うんですよ。その動向を見きわめる必要があろうかと思いますけれども、見解を求めたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 教育部長。

○教育部長(荒谷 敏君) ただいまのご質問につきまして、これは議会冒頭で市長のほうからご挨拶で申し上げているところでございますが、担当部署といたしましては、図書館整備基本計画に基づいて鋭意進めているところでございます。
そのような中、今回のクラウドファンディングを実施いたしまして、それも含めてふるさと納税もいただいておるところもありまして、現在約960万ほどいろいろな方から支援をいただいております。
今後につきましては、企業版ふるさと納税を全面的に活用するということで、これは国のほうで今回まち・ひと・しごと創生の方針の第2期、令和2年から入りますが、その中で企業版ふるさと納税を拡充すると、地方への資金の流れを飛躍的に高める必要があるということで大幅にこれは拡充される見通しとなっております。そのために、事前に先日上京いたしまして、関連している企業10社ほどを回ってこちらのPRをさせていただきました。おおむね制度内容を承知している企業さんもおりましたが、全くわからなかった企業さんもあります。そういったところで、できるだけ拡充した制度をもとに今回の富谷が進めている図書館整備の理解を求めながら、ぜひ、ふるさと納税を我が市へということで現在からPR活動をさせていただいております。
例として国のほうから示されておるのが、100万円寄附すると、法人税関係において最大90万円の税控除があるというような、最大限、企業にとっても有益なところもありますので、そして、こちらの市の図書館の整備の、みんなでつくる図書館ということを、ぜひ、企業の皆さんからも支援をいただくためにPR活動を進めながら、その中において結果的な見通しをいずれ立てていかなくてはいけないかなと思っておりますが、今はそういった制度を活用するために極力PRをさせていただきたいと思っております。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 答弁はなるだけ手短にお願いしたいと思います。
今、部長のお話を聞いて、既に行動を開始しておられるということで非常に感銘するところなんですけれども、とは言いつつ、10社ほどお話しされた企業のほうの感触はいかがだったんでしょうか。その中で、その制度そのものも、拡充するということも知らないということは、多分、部長がお会いになった方はある程度関心を持っている企業先だと思うので、その辺のところについてお聞かせいただきたいんですけれども。

○議長(渡邊俊一君) 教育部長。

○教育部長(荒谷 敏君) こちらにつきましては、先ほど申し上げたとおり、制度内容をPRしていくと。おおむね企業のほうも税対策を考えているところもあるというお話もいただいております。特に、この件につきましては市の企業誘致と酷似しているところもありますので、そういったところ、他部署の協力も得ながら進めていく必要があろうかと思っておりますので、そういったところも使いながら、できるだけ企業の方が理解できるようにPRを進めていくのが現段階かなと思っております。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 先ほど、市長の答弁の中に、大型事業については特別会計を利用したいというようなお話がございましたけれども、この図書館整備についてはそれに該当するのかどうか、お尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) 図書館のほうは一般会計でと考えてございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) ということは、特別会計というのはやすらぎパークの整備についてなのかどうかをお尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) やすらぎパークの特に墓地会計の部分というふうに今検討しているところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 今、やすらぎパークの墓地会計というお話が出ましたけれども、この中で、やすらぎパークの、多分今年度、基本計画に入っているわけですけれども、大体、来年度の事業計画というものも読めるんじゃないかなと思いますけれども、その点についてお尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 生活環境課長。

○生活環境課長(安藤 司君) 来年度は、まず地下水調査を行いまして、基本設計を4月末をめどに完成させる予定でございます。また、引き続き実施設計を取り組む計画でございまして、本年度中に行う不動産鑑定をもとに用地買収のほうを行う予定でございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) そうすると、用地買収というのはある程度地権者も固まっているだろうと思いますので、額的にもこの場でお話しできる状況かどうか、お尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 生活環境課長。

○生活環境課長(安藤 司君) 今年度中に行う不動産鑑定をもとに試算いたしますので、まだ確定した額はお示しできない状況にございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) それでは、公共施設等総合計画の次の内容に入りたいと思いますけれども、ことしの6月3日に担当課のホームページ上に長寿命化個別計画ということで、それが掲載されまして、令和2年には3億9,700万、実にこれはことしの2.7倍になります。ことしが、これは予算も同じだったんですけれども、大体1億4,500万ということで、基本的には、この事業、交付金が2分の1、社会資本交付金が2分の1ということで、今年度の場合は7,000万ほどの自主財源でよかったんですけれども、それは起債も含めてですけれども。ただ、来年、令和2年の計画では約4億、その半分2億が一般財源ということになろうかと思いますけれども、この捻出は大丈夫なのかどうか、お尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) 確かに6月時点では約4億という数字で公表させていただきましたけれども、現在、予算の査定、次年度の事業費を精査している段階で、速報ではありますけれども、大体2億ぐらいの事業費に圧縮する予定でございますので、約半分というので今計画しているところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 半分ほどに圧縮するということなんですけれども、ただ、この計画の中には、大きい項目としては橋梁修繕の2億1,600万、それから、舗装修繕の1億800万という大型事業が、改修が掲げられておりましたけれども、そうすると、どういう規模に変更になったのか、お尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 現在の予定でございますけれども、先ほどもお答えさせていただきました穀田三ノ関線の事業費の関係もございまして、今年度、宮城県との概算要望、それから、本要望の場におきまして、各市町村ごとにそれぞれのシーリング的な金額が設けられているということもございますので、突発して次年度大きな事業の要望はなかなか難しいということもございまして、舗装修繕の事業につきましては穀田三ノ関線を終わらせた令和3年度から要望をすることにいたしまして、1億800の公表でございましたけれども、こちらにつきましては富ケ丘地区舗装修繕の1,000万という形でこれから予算の要望をしてまいりたいと考えているところでございます。また、橋梁の修繕におきましては、当初は令和2年度、旧4号線でもあります市道仏所太子堂中線にかかっております富谷橋、それから、新田橋の2橋を予定をしておりましたけれども、そのようなことから新田橋1橋に絞り込んだ予算ということで、2億1,600を約1億程度の予算要求を今後してまいりたいと考えているところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 半分にしたということはわかりましたけれども、ただ、基本的には、整備計画の長寿命化の中では計画的に修繕をして寿命を長くもたせるという発想かと思いますので、そういう意味では、計画から外したということについては特に問題ないのか。まだある程度補強すれば長くもたせることができるということで、今すぐ危険があるということではないということはわかるんですけれども、その辺の計画性についてちょっとお尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 特に橋梁の修繕におきましては、昨年度までの5カ年の中で橋梁点検を行い、その中で判定が悪かった橋梁について今年度からの5年間で修繕を終わらせるということになっております。そのような意味から、令和3年度から、また残された橋梁の修繕をしっかりと手当てをしていくと、そのような計画で考えております。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) それでは、義務的経費に移りたいと思います。
先ほどの答弁の中で、会計年度任用職員による増加分ですよということですけれども、これはこの間、全協で示された平年ベースで6,500万ほどふえるという数字と捉えてよろしいんでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 総務課長。

○総務課長(菅原俊司君) そのとおりでございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) この会計年度任用職員制度については、経験年数に応じて昇給するというような1項もあったかと思いますけれども、この辺のところについては、富谷市としてはどう対処するつもりなのか、お尋ねします。

○議長(渡邊俊一君) 総務課長。

○総務課長(菅原俊司君) こちらにつきましては、常勤職員の各職種に応じた初任給を上限の目安として、任用後においては給与設定を考えておりますので、その後の昇給ということは、あえて今の段階では検討はしてございません。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 今現在、宮城県市町村職員退職手当組合の負担金、これが減免されております。これはかなり大きな額で年間にすれば1億5,000万ぐらいの額になろうかと思いますけれども、これは来年度以降、この減免は続くのかどうか、お尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 総務課長。

○総務課長(菅原俊司君) こちらは30年度より3カ年度減免という取り扱いとなっておりますので、来年度までは減免対象の年度となっております。以後については、その後、協議がなされるものと考えております。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) ということは、以後については復活といいますか、負担金の比率も含めて変わるということで、そういった場合には非常に富谷市にとっては大きな負担になると思いますけれども、その辺についてのいわゆる会議での発言といいますか、その辺のところについての感触をお尋ねしたいんですけれども。

○議長(渡邊俊一君) 総務課長。

○総務課長(菅原俊司君) まずは、担当課レベルでの研究会というものがございます。年内にも一度そういう会合の場を予定されておりますので、その辺のところで本市が不利益をこうむることのないようなことで話を進めさせていただければと考えております。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) それでは、続いて、給食センターの削減効果についてお尋ねしたいと思うんですけれども、その前に、ことしの5月23日付でいわゆる調理業務等について民間委託をするというプロポーザル公告が出されましたけれども、債務負担行為とこの中には明記してあります。その時点で議会での議決はあったのかどうか、お尋ねします。

○議長(渡邊俊一君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) さきの全員協議会でもおわび申し上げましたとおり、私の確認不足によりまして、その時点では債務負担行為を上程していない状況でございました。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) この公告と同時に提示された実施要項には、その中で明記された委託料については見積もり限度額3億6,000万ということで、今の所長の答弁を聞くと、この3億6,000万で債務負担限度額として議決を得るべきだったということなのかどうか、お尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) そのとおりでございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) このときに技術提案書の提出も求めまして、さきの全員協議会の中では6者の提案があったということでございますけれども、この見積提示額、多分これは3億6,000万が上限だと思いますけれども、一番低いところで幾らぐらいの金額を出された方がいるのか、お尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 見積算定におきましては、こちらから人数とか、それから、消耗品などの数量は指定しておりませんので、その業者、業者でノウハウによった算定で、統一した算定の数値ではございませんけれども、その段階での見積書の提示額でございますけれども、一番低いところで3年間税抜きでございます、3億2,227万2,000円でございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) わかりました。
8月30日、審査が行われ、プレゼンテーションの結果、最優先交渉先として株式会社東洋食品と公表されておりますけれども、現在、その東洋食品さんとの協議の進捗状況はいかがなんでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) まずは、4月開始に向けますというのが最終的な目標でございますので、その前段といたしまして、どういう段階で打ち合わせをするか、あとは、現在のパート職員をどういうタイミングで採用するのかとか、その辺のスケジュールを決めながら進めているところでございまして、あと、なおかつ、そういう運営だけでなく、事務的なところもございます。作業工程表などさまざま様式がございまして、その様式がどういうふうな場面でこの様式でいいかどうか、悪いかという、そういう様式の統制、それから、確認なども進めるということで段取っているところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) いろいろこれから詰めていかなくてはならない部分はあろうかと思うんですけれども、担当課ベースとすれば、契約締結の予定時期はいつごろと見ておられるんでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 今回の債務負担行為補正のご可決をいただきました後でございますので、できれば年内中というふうに考えてございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 今現在、給食センターで正規職員は現状10名かと思いますけれども、来年度は何名にする予定なのか、お尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) この10名でございますが、現在、事務職が3名、市の調理員が7名でございます。調理を委託するということでは、その7名につきましては別な部署の配置というようなことになります。実際、正規職員として残りますのは3名でございます。ただ、委託したからといってすぐ2人とかに減るというものではございませんで、やっぱり4月からの運営を業者と市側でいろいろ確認しなければならないものですから、現状の事務職3名ということで考えております。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) その調理担当の7名の職員は、いわゆる教育委員会部局から市長部局へ配属がえということになるのかどうか、お尋ねします。

○議長(渡邊俊一君) 総務課長。

○総務課長(菅原俊司君) 人事にかかわることでございます。今後の検討とさせていただきます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) この民間委託をするに当たって、当然、担当課とすれば、来年度から始まる会計年度任用職員制度を当然頭に入れておかれたと思うんですけれども、これによって軽減する額は幾らなのか、お尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 市長答弁にもございましたけれども、3年間での合計では3,400万ほどということでございますけれども、その内訳といたしまして、2年度につきましては約2,000万、令和3年・4年につきましては2,500万という数字が出ます。ということでございます。

○議長(渡邊俊一君) 計算上合わないな。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 済みません、最初の3,450万につきましては、会計年度任用職員の負担額と委託額と相殺した場合の金額が3,400万でございまして、実際の会計年度任用職員がそのまま存続した場合ということでの来年度2,000万、3年・4年度が2,500万という数字になってでございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 今臨時職員の方がいわゆる今度の新しい委託会社に行くのかどうか、その辺のところの雇用の関係はどのようになるのか、お尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) プロポーザルの仕様書の中にもうたっておりますけれども、現在働いておりますパート職員につきましては優先的に雇用をするという条件をつけております。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 現在は、配送はシルバー人材センターに委託しているわけですけれども、委託後についてはどのようになるのか、お尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) シルバー人材センター、ただいま7名のお願いしているところでございますけれども、この調理の業務委託というところに全て網羅されますので、現在のシルバー人材センターとの契約はなくなります。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) ということは、いわゆるシルバー人材センターの方が委託によって、いわゆる再雇用されるのかどうか、その辺のところの見通しというのはいかがなんでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 受託者側、優先交渉者の話ではございますけれども、やっぱりなれた方がいると助かるというのがまず一つ根底にあると思います。シルバー人材センターからの人を雇用するかどうかにつきましては、東洋食品とシルバー人材センターで協議していただくというような格好になります。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) それでは、ちょっと話が変わりまして、いわゆる仙台市の給食費値上げが今回答申されたという記事がありました。その値上げの理由は栄養不足解消のためということですけれども、本市の栄養価充足、先ほどの答弁では改善されたと。小学校は5から9、中学校は3から5、改善されたという答弁だったんですけれども、悪化したところはなかったんでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 前年度と比較しましては悪化したところはございません。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) その中で、いわゆる厚生労働省かどこかで提示された基準となる栄養価充足率、栄養価というのはあるかと思いますけれども、その辺のところについてはいかがなんでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 文科省で出しております栄養価の基準でございますけれども、一般的には1日当たり総栄養価の3分の1ということでの割り算で済むわけでございますけれども、全国で4,700の調査客体なんですけれども、そこで調査した結果、食事状況調査というものがございます。その数値がちょっと大きく影響しているのかなと思いますのが、1食、3分の1につきまして、例えばカルシウムが家庭では余りとられていないということで1.5倍になっております。いわば1食で1日の半分を栄養価としてという数値を出しているところでございます。仮にカルシウムが90%という数字が出た場合でございますけれども、1.5倍の90%ですから1.35倍はとるということになりますので、3分の1以上の摂取はしているということでございますけれども、やっぱり栄養士からすれば、育ち盛りの子供たちには何とかして栄養価を上げたいということで工夫しておりますけれども、先ほど、市長答弁にもありましたように、脂質と塩分の過剰摂取が非常に気になるということで、余り充足率にこだわり過ぎるとそういうふうな障害、食育を担っている栄養士の立場からしても、ちょっと余りにも上げるのは難しいというところで、今、標準以上にはなっているところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 標準以上にはなっているけれども、基準には達していないという答弁かと思いますけれども、これについては、仙台市の場合はそれを踏まえてさらに充足する値上げをしたということだったんですけれども、今現在、本市の賄い材料費への公費負担はあるんでしょうか。お尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 4月からの改正によりまして、現在のところというか、公費の負担はない状態で進めたいと思っております。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 昨年のこの時期にいわゆる栄養不足の問題が出まして、補正予算として1,000万の賄い材料費の計上をしたわけなんですけれども、今のお話を聞くと、基準が高いがために達成していないという中で、令和2年度、賄い材料費への公費負担の予算措置は考えているのかどうか、お尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 栄養価をそのまま維持するためには、今の給食費でも大丈夫かと思いますが、そのほかの材料費ということでは、最近はやっておりますインフルでクラス閉鎖とかさまざま、あとは台風で臨時休校ということで、どうしても、食べないのに保護者に負担していただくということはできませんので、その分につきましての予算措置はさせていただきたいというふうに思っております。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) それでは、ちょっと給食無償化のニュースについて、ちょっとお尋ねしたいと思うんですけれども、名取市では、記事では、公立中学校、中学3年生760名を給食費全額免除するということで、市の負担額とすれば、これは名取市の場合ですよ、4,200万ということでしたけれども、本市で中学校3年生を免除したとした場合、あくまで場合の試算額はお幾らでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 本市の現在の中学校3年生でございますが、約690名でございます。それに給食費を掛け合わせますと約3,600万ほどになります。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 利府町では、小学校6年生と中学校3年生、計約800名の給食費を無償化して、ここは生徒数が少ないということもございまして、町の負担額として4,200万ということなんですけれども、同じ要件、つまり、小学校6年、中学校3年を無償化した場合の試算額はお幾らなのか、お尋ねします。

○議長(渡邊俊一君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 利府町さんのように、市外通学者の分までという数字ではございますけれども、今回の場合はその数字は捉えておりませんので、食数だけで申し上げます。小学校6年生で690人の3,300万、約でございます。先ほど言いましたけれども、中学校3年生で3,600万、合わせまして約6,900万というところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 今の試算を踏まえた中で、本市での検討余地はあるのかどうか、お尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 昭和29年に学校給食法制定されまして、非常に歴史ある運営をしているところでございます。その中でですが、やっぱり受益者負担の原則ということは銘打っておりますので、当面の間はこのままで運営させていただきたいというふうに考えております。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) これまで一般質問等で高校生の通学に係る補助金制度を求める質疑がありましたけれども、名取市の中学校3年生の給食費無償化、この辺のところは検討に値することなのかなと思いますけれども、これは多分市長じゃないと答えられないと思いますので、市長に見解を求めたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 富谷におきましては、先ほど給食センター所長が答弁したとおり、いわゆる受益者負担の原則に基づきまして、これまでどおり食材原価のみにつきましてはご負担いただくという方針に変わりはないというふうに考えております。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) それでは、最後というか、1問目の最後ですよ。
国民健康保険税の見直しについてお尋ねしたいんですけれども、30年度の決算時点で剰余金を入れて基金残高は14億3,500万、当初予算の繰入額1億6,800万円を差し引いても12億6,000万あるというこの水準で間違いないのかどうかをお尋ねします。

○議長(渡邊俊一君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) そのとおりでございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 先ほど市長の答弁の中で、納付金の負担、これは3億から、多分来年度あたりは3億5,000万ぐらい負担しなくてはならないのかなと思いますけれども、とは言いつつ、いわゆる保険税というものの考え方をすると、基金をこれだけ持って、何年間、5年、6年で充当していくというのは、果たして、保険税という考え方から私は非常に疑問があると思うんですけれども、その辺の見解をお尋ねします。

○議長(渡邊俊一君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) 確かに基金残高についてはかなり多額というようなところはございますけれども、現在、国保税につきましては、県下でも下位のほうにあるというようなところもございまして、これを基金を繰り入れながら、今後の納付金の求められた額などにも入れ込みながら、補塡しながら、運営をしていくというような考えでございますので、このまま、市長の答弁にもありましたけれども、被保険者数は減少で税収が減る、あと、納付金は同水準でというふうになりますと、この差が広がっていくというところからも、この基金はこれからも確保しながら、被保険者に過度な負担は与えないような形で運営していきたいというふうに現在は考えています。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) それでは、2問目の質問に入ります。
2問目最後のところからいきます。時間もなくなっていますので、答弁は手短にお願いいたします。いわゆる私債権の管理体制なんですけれども、税を除く下水道使用料、保険料、災害援助資金貸付金、水道料金、奨学金、給食費、過年度納付金、これらの30年度における収入未済額が2,995件、1億3,440万7,000円ということで、さらに29年度からいわゆる過年度分として未収になっているのが465件、8,768万5,000円と、非常に憂慮すべきかなと私は思うんですけれども、その中で収入未済額が多い上下水道、これについての、ここは過年度分の未収額が約300件で6,000万あるということで、この収納方策はどのように手を打つのか、お尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 上下水道課長。

○上下水道課長(齋藤英夫君) 未済額につきましては、再調査あるいはまた確認しまして、回収不能となった場合につきましては不納欠損処理をするかを検討していきたいと考えております。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) ほかの課の部分では、いわゆる災害援助資金貸付金、これがまだ貸付残高として8,181万3,000円ありまして、これは多額な貸付債権ということになります。29年度の延滞債権は45万円だったんですけれども、30年度には約10倍になりまして426万円と急増しております。この先が思いやられる大きな問題だと思いますけれども、この対処方法についてお尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 保健福祉部長。

○保健福祉部長(中山高子君) 災害援護資金貸付金の滞納対策につきましては、私債権でございますので、平成30年度に作成されました私債対応マニュアルに準じて未納額の減少に努めてまいりたいと思います。具体的には、特に滞納者の状況を電話とか訪問にて行って、支払い能力が高くない方については少額返済を償還していきたいと思っております。また、随時、返済意思がない方については、困難事例として本市の弁護士に相談しながら、的確なアドバイスを受けるなどしてケースに対応してまいりたいと考えておるところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) それでは最後に、現在の徴収体制というか、それでは、私債権に関して、守秘義務等の観点から、いわゆる課をまたいで、例えば今の長寿福祉課とか、上下水道課とか、いろいろ分かれまして組織的な対応ができないという問題点があろうかと思います。そういう意味で、公金全般にわたる徴収、債権の管理を一元化して、情報共有して効率的に徴収できるような収納課とか徴収課をつくるべきではないかと、そういう体制をとるべきではないかと私は思いますけれども、それについての見解を求めます。

○議長(渡邊俊一君) 総務課長。

○総務課長(菅原俊司君) 今議員おっしゃるように、私債権と、また公債権というのがあろうかと思います。それぞれに意味合いが若干異なりますので、なかなかそれを一元化というのは難しいんですが、私債権においてはその考え方につきましては参考とさせていただきます。

○議長(渡邊俊一君) これをもちまして本日の一般質問を終わります。
これで本日の日程は全て終了しました。
本日はこれにて散会いたします。
ご苦労さまでした。


午後 2時05分 散会

令和元年第4回定例会議事録(第4号)

令和元年12月9日(月曜日)

出席議員(18名)

  • 1番 菊 池 美 穂 君
  • 2番 佐 藤 浩 崇 君
  • 3番 村 上 治 君
  • 4番 塩 田 智 明 君
  • 5番 渡 邊 清 美 君
  • 6番 藤 原 峻 君
  • 7番 金 子 透 君
  • 8番 青 柳 信 義 君
  • 9番 浅 野 武 志 君
  • 10番 若 生 英 俊 君
  • 11番 長谷川 る 美 君
  • 12番 高 橋 正 俊 君
  • 13番 菅 原 福 治 君
  • 14番 出 川 博 一 君
  • 15番 浅 野 直 子 君
  • 16番 安 住 稔 幸 君
  • 17番 畑 山 和 晴 君
  • 18番 渡 邊 俊 一 君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 市長 若 生 裕 俊 君
  • 副市長 西 村 一 慶 君
  • 企画部長 木 越 養 一 君
  • 市民生活部長 吉 田 尚 樹 君
  • 保健福祉部長兼福祉事務所長 中 山 高 子 君
  • 経済産業部長 奥 山 育 男 君
  • 建設部長 伊 藤 正 君
  • 企画部企画政策課長 松 原 誠 君
  • 企画部財政課長 高 橋 弘 勝 君
  • 総務部総務課長兼情報化推進室長 菅 原 俊 司 君
  • 総務部防災安全課長 横 田 利 雄 君
  • 市民生活部税務課長 泉 川 潤 哉 君
  • 市民生活部生活環境課長兼清掃センター所長 安 藤 司 君
  • 経済産業部産業観光課長兼まちづくり産業交流プラザ所長 神 田 能 成 君
  • 経済産業部農林振興課長兼農業委員会事務局長 鴇 幸 浩 君
  • 建設部都市整備課長 高 橋 隆 美 君
  • 水道事業上下水道課長(建設部上下水道課長) 齋 藤 英 夫 君
  • 企画部財政課技術参事兼検査官 柴 田 康 紀 君
  • 教育長 菅 原 義 一 君
  • 教育次長 二 階 堂 浩 一 郎 君
  • 教育部長兼教育部生涯学習課富谷中央公民館長兼富ケ丘公民館長兼東向陽台公民館長兼あけの平公民館長兼日吉台公民館長兼成田公民館長 荒 谷 敏 君
  • 教育部生涯学習課長兼総合運動場所長兼民俗ギャラリー館長兼図書館開館準備室長 小 山 温 君

事務局職員出席者

  • 事務局長 富 澤 裕
  • 次長 高 橋 直 美
  • 主事 伊 藤 亨 太

議事日程 第4号

令和元年12月9日(月曜日) 午前10時00分 開会

日程1 会議録署名議員の指名
日程2 一般質問 5番 渡 邊 清 美 議員
1 農業用ため池、水路、農道の整備を問う
2 市道十ノ宮線、市道大童今泉線の補強、整備を問う
6番 藤 原 峻 議員
1 地域内経済循環を問う
2 図書館建設の再考を
16番 安 住 稔 幸 議員
1 防災・減災の取り組みを問う
4番 塩 田 智 明 議員
1 富谷茶復活プロジェクトについて
2 富谷市地域防災計画について

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり 午前10時00分 開会

○議長(渡邊俊一君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。


日程第1 会議録署名議員の指名

○議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、2番佐藤浩崇君、3番村上 治君の2名を指名いたします。


日程第2 一般質問

○議長(渡邊俊一君) 日程第2、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。5番渡邊清美君。

○5番(渡邊清美君) おはようございます。
通告に従い2件の質問を行います。
1点目として、農業用ため池、水路、農道の整備について質問します。
ことし10月12日の台風19号に伴い、関東地方、甲信地方、東北地方で記録的な大雨に見舞われ、甚大な被害がもたらされました。災害援助法適用の自治体は11月1日現在で14都県、391市町村であり、東日本大震災を超えた過去最大の適用になっています。12月5日現在、全国での死者が98名、行方不明者3名、宮城県では死者19名、行方不明者2名、343人の方が避難所生活をされています。
富谷市では三ノ関、志戸田の一部に警戒レベル5の避難指示が出され、全世帯で避難準備情報が出されました。人的被害がなかったものの床上浸水6棟、床下浸水6棟、河川、道路等でののり面の崩壊、土砂の流出が多数見られました。
農家の方から、今回の台風の後「昔山の上にため池があったはず、今は田んぼもつくっていないし、誰も手入れしていないから、大雨が降ったときにはあふれないか心配」との声も聞かれました。
ため池は、全国で約16万7,000カ所に上ります。所有者の情報が登録されている受給面積が50アール以上のため池は9万6,000カ所以上です。全体の7割以上が江戸自体以前につくられており、施設周辺の地盤、施設の素材、構造等が不明であるものが少なくありません。
政府は、ことし4月に、ため池管理保全法を制定し、都道府県に対し、警戒が必要な特別農業用ため池(これは決壊した場合、浸水区域に家屋や公共施設が存在し人的被害を与えるおそれのため池です)を指定し、補強などを急ぐよう指導しました。所有者や管理者は12月末までに県に届けを出す必要がありますが、思うように進んでいないのが現状です。
今泉のため池を管理している農家の人は「昔はもっと多くのため池があり、小さいため池を1カ所にまとめ、今は管理している」と話されていました。昭和30年代の富谷市では、市内の農業用ため池は74カ所ありました。現在市が把握しているため池は63カ所です。
富谷市の台風19号の被害は、今泉の洞谷場、明石台の万作が大きく決壊し、ほかのため池や堰で17カ所、農道で51件、水路で87件の被害も発生しました。地元の水利組合、土地改良区、集落、農家などが清掃や堰の管理をしているものの、農家の減少、高齢化から管理が行き届かず、水路では砂が蓄積し、そこに流木、ごみなどがひっかかり、水の流れをせきとめ、大雨が降ったときは決壊の原因にもなるとのことでした。
田んぼを委託している農家は「全てお願いしているのだから、工事費用の負担も委託先にお願いしたい」と考えている農家もいるそうです。委託先では「負担がふえれば続けられないので、返還も考えている」という声も聞かれました。「そうなればますます農業が衰退してしまうのでは」との心配の声もあります。
近年大雨、豪雨が多発しております。想定外の災害が増加していることから、整備の強化を求め質問します。
1、今回の台風被害での農家への支援はどのようになっていますか。
2、来年の田植えに間に合うか、農家は心配しています。今回決壊、崩落した農業用ため池、農道の工事をどのように進めますか。
3、職員が巡回して農業用ため池、水路、農道の確認を全てにわたってしていますか。
4、農家の高齢化や離農によって管理ができなくなった場合のため池はどのようにするのですか。
5、国保税、介護保険料の免除は床上浸水が対象となっていますが、床下浸水にも対象を広げるべきではありませんか。
2件目は、市道十ノ宮線、市道大童今泉線の補強、整備について質問します。
初めに、市道十ノ宮線は、起点は日吉神社より鷹乃杜一丁目までの総延長1.9キロの市道です。もともとは山に沿うように荷車が通れる程度の道があったそうです。
昭和44年ごろ、地元の地権者5人が町に寄附する形で住民のための道路として整備されました。道幅が狭く最小幅員が3.9メートルであり、自動車がすれ違うこともできません。住民から「すれ違うのに苦労した」「誤って田んぼに落ちた車があった」「大きな車両が通行するときに騒音がすごい」という声も聞かれました。もともと田んぼだった土地に道路がつくられたため、地盤が緩く路面の剝離、ひび割れが多く見られます。雨の日などは水たまりもできております。剝離部分からの小石が飛ぶこともあります。日中は散歩される方も多くおられ、水たまりで車だけではなく人の往来もままならない場所もあります。6トン制限の橋があり、積載オーバーの車両が通行していることもあります。重量制限の標識が橋の近くにあり、間違って進入すれば道路幅が狭くUターンすることもできません。
次に、市道大童今泉線について質問します。
総延長2.2キロメートルの市道で、途中まで拡幅工事がされていますが、富谷南部生産組合穀類乾燥調製施設から遺跡奈良木城下までの市道は幅員が狭くカーブになっております。遺跡奈良木城下の山沿いには、U字側溝が入っていますが有蓋化もされていません。「すごいスピードで通過する車がいる」「左側のタイヤが側溝に脱輪して車がとまっていた」と話す住民もいます。見通しが悪いにもかかわらずスピードを出して通行する車両も多く、避け切れない車両が側溝に脱輪したり、事故も発生しております。対策が必要と考え質問します。
1、市道十ノ宮線の舗装の修繕、改善が必要と考え対応を問います。
2、市道十ノ宮線の道幅は狭く対面通行ができません。待避所の設置が必要ではありませんか。
3、橋の近くにある標識を適切な場所に設置するべきではありませんか。
4、市道大童今泉線の拡幅工事が中断されていますが、今後どのように進めるのか質問します。
5、市道大童今泉線には片側に側溝があります。側溝に有蓋化することが幅員を広げることになります。有蓋化を実行するべきではありませんか。

○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) おはようございます。
それでは、ただいまの渡邊清美議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1の農業用ため池、水路、農道の整備を問うの問い1、今回の台風被害での農家への支援につきましては、今回の災害は激甚災害に国が指定し、その対応に当たることとされました。本市では、被災した農地や農業用施設等の一日も早い復旧に努めながら、被災された農家の皆様には復旧に係るご負担をできる限り軽減するべく支援をしてまいります。
具体的には、1点目は、個人または法人の所有する農地や農業用施設が被災し、国の補助金等の対象事業は、本市が復旧工事を実施いたします。
また、対象外となる小災害事業は、本市の単独補助事業として復旧を支援してまいりたいと考えております。いずれの場合にもできる限り個人負担が軽減されるよう配慮に努めてまいります。
また、小規模な被災で、個人等が主体となり復旧対応する場合にはこれまでどおり材料支給により支援を行ってまいります。
2点目は、農地等に堆積した稲わら等の処分についてですが、本市が管理する農道や水路等の回収については、他市町村に先駆けて回収を開始しております。
また、農地等に堆積し、焼却処分等が困難な状況にあるものにつきましても、本市が回収をいたします。
3点目は、資金関係でありますが、新みやぎ農協が運転資金等の支援策として、台風19号被害特別資金貸付制度を創設するとのお話がありました。今後、本市では借り入れに係る利息分の1%分の利子補給を支援する方向で考えております。そのほか、農業経営に対する運転資金への各種農業制度資金貸し付けに対する国の支援等についても周知に努めてまいりたいと考えております。
問い2、来年の田植えに間に合うのかにつきましては、国の補助事業により実施する復旧工事につきましては、国が行う災害査定等の手続の関係もあり、来年3月末までに工事が完了できず、繰越事業となるものも相当数考えられます。この場合におきましても、農家の皆さんと協議をし、田植え等の農作業にはできる限り支障を来さぬよう工事を進めてまいりたいと考えております。
なお、農道や小災害復旧工事等につきましては、基本的に来年3月末までの工事完了を目標に進めてまいりたいと考えております。
問い3、本市が管理する農道や水路、ため池等につきましては、台風19号が通過した翌10月13日、14日と連日担当職員がパトロールし、状況確認を実施いたしました。
また、翌週18日の大雨の際にも被害拡大が懸念されましたことから、翌19日、20日の両日もパトロールを実施し、被害状況を確認しております。加えて、各行政区長を初め、農家の皆様に情報提供をお願いし、その都度現地確認を行い、被害状況の把握に努めてきたところでございます。
問い4、農家の高齢化や離農によって管理できなくなった場合のため池につきましては、現状では管理等ができなくなっているという具体的な相談はありませんが、農家の高齢化等により管理等が行き届かなくなっていることも想定されます。
なお、本市では農地等の維持管理を担い手農家のみならず地域の協働活動により適切に保全、管理を推進すべく国の支援制度である多面的機能支払交付金事業を活用し、現在6地区で、維持管理等の事業に取り組んでいただいております。他の地域につきましても、状況に応じ、地域の協働活動による適切な維持管理に向け、ご理解とご協力をお願いしてまいりたいと考えております。
問い5、国保税、介護保険料の免除対象を床下浸水にも対象を広げるべきではとのご意見でございますが、今回の台風19号により被災した被保険者に係る国民健康保険税及び介護保険税の減免につきましては、国の基準にのっとり、床上浸水以上を減免対象としております。減収分は財政措置されることになります。また、宮城県後期高齢者医療広域連合との整合性を図る必要がありますので、現在のところ床下浸水まで対象を広げることは難しいと考えております。
質問件名2の市道十ノ宮線、市道大童今泉線の補強、整備を問うの問い1、日吉台入り口と富ケ丘四丁目を結ぶ市道十ノ宮線につきましては、路線の中間付近のレクリエーション農園から唐竹沢橋までの約150メートル区間の舗装の劣化が進行していることは本市としましても認識しており、部分補修で対応をしておりました。これまで地元町内会からの要望に当該路線の舗装補修は含まれておりませんでしたが、今後地元町内会とも調整を図り、修繕時期の検討を行ってまいりたいと考えております。
問い2、市道十ノ宮線への退避所の設置につきましては、特に道幅の狭い南側の区間はほぼ直線道路となっており、対向車両を見通すことができるため譲り合いながら、道幅が若干広いところですれ違っている状況であります。このようなことから、熊谷地区の生活道路である市道十ノ宮線につきましては、当面は現状の幅員で管理を行っていきたいと考えております。
問い3、橋の近くにある標識につきましては、橋を通過する車両の重量制限を表示するものであり、橋の前後の適切な場所に設置されております。今後重量制限を超える車両が通過しているとの情報が寄せられた場合には通行制限を表示する予告看板等の設置を検討してまいりたいと考えております。
問い4、市道大童今泉線の拡幅工事事業が中断している理由といたしましては、協力をいただかなければならない土地の所有者の所在が不明になっているためであります。今後定期的に登記簿を調査しながら、その所在を確認してまいりますが、それでも確認できない場合は、平成30年に施行された所有者不明土地法等を活用し、所在を確認してまいりたいと考えております。
問い5、山側に設置されているふたのない側溝につきましては、山側から流れてくる雨水を効率よく受けるためのものであり、有蓋化した場合は、雨水を受ける能力が低下し、雨水が道路を横断し、河川側の路肩やのり面に悪影響を及ぼすおそれがあります。このようなことから、道路幅員の問題はございますが、道路本体を保全するためにも現状において有蓋化の実施は考えておりません。
以上でございます。

○議長(渡邊俊一君) これより渡邊清美君の質問は一問一答により行います。5番渡邊清美君。

○5番(渡邊清美君) 1点目の農業用ため池と水路のことについてお伺いします。
現在、台風19号の農家の被害状況の調査が進めば、今後も被害がふえるのかお伺いします。

○議長(渡邊俊一君) 農林振興課長。

○農林振興課長(鴇 幸浩君) 現在把握しているところでございますけれども、今後もふえるのではないかということもあろうかと考えているところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 5番渡邊清美君。

○5番(渡邊清美君) 水路の管理について、農家にお願いしている状況なのですが、市として計画的な水路の清掃が必要ではないかお伺いします。

○議長(渡邊俊一君) 農林振興課長。

○農林振興課長(鴇 幸浩君) 水路につきましては、基本的に議員のおっしゃるとおり、地域の方々に維持管理のほうはお願いしているというところでございますので、引き続きその辺についてはご協力、ご理解をいただきながら、お願いしていくというところで考えております。

○議長(渡邊俊一君) 5番渡邊清美君。

○5番(渡邊清美君) ため池のほうなんですが、ため池の受益者、使用者が減っていくことが考えられます。そうすると利用者の負担がふえると思いますが、その対応をどのように考えているかお伺いします。

○議長(渡邊俊一君) 農林振興課長。

○農林振興課長(鴇 幸浩君) 答弁の中でも申し上げておりますけれども、今現在、各地区ごとに共同活動ということでやっているところもあれば、そういうところがないところにつきましては、共同活動により皆さんで力を合わせて管理等をお願いしたいということで考えておりますので、引き続き、そのように進めるような形でお願いしていきたいと思っております。

○議長(渡邊俊一君) 5番渡邊清美君。

○5番(渡邊清美君) 農業の方からだったんですけれども、やっぱり兼業の方がふえて、水の管理がすぐできない。大雨が降りそうになってもすぐできないということを聞かれました。やっぱりこれからも高齢化や離農が進んでいくんですが、危険の伴う水の管理はどのようになるのか考えているのかお伺いします。

○議長(渡邊俊一君) 農林振興課長。

○農林振興課長(鴇 幸浩君) 水の管理につきましては、一番は、堰等が考えられるかと思いますが、堰等につきましては、天気予報等を事前に確認いたしまして、台風等が来るという場合には、事前に区長さん、水利組合等を通しまして、堰の管理ということで水がたまらないようにお願いをしているということで、そういったところにお願いをしていくところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 5番渡邊清美君。

○5番(渡邊清美君) 今回の台風19号の被災状況なんですけれども、国の補助負担率はどのようになっているのかお伺いします。

○議長(渡邊俊一君) 農林振興課長。

○農林振興課長(鴇 幸浩君) 今回激甚災害ということでございまして、通常50%から60%ぐらいの補助率になりますけれども、今回については上がるということですけれども、今現在、まだ国のほうから確定等ございませんので、見込みとしましては、95%以上になるかというところです。

○議長(渡邊俊一君) 5番渡邊清美君。

○5番(渡邊清美君) 市道十ノ宮線のことについてお伺いします。
整備なんですが、部分だけの整備とか補修だけではなく計画的な整備が必要だと思われますが、認識を問います。

○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 市道十ノ宮線につきましては、通常の交通量等も考えますと、全体的に幅員を広げるというような整備は考えていないところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 5番渡邊清美君。

○5番(渡邊清美君) 仙台市では、道路の長寿命化に向けた取り組みをしております。市の道路の長寿命化をどのように考えるのかお伺いします。

○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 本市におきましては、道路の長寿命化という道路全般にわたってというよりも舗装の長寿命化につきましては、昨年度、計画を策定いたしまして、これからしっかりと取り組んでいくということでございます。

○議長(渡邊俊一君) 5番渡邊清美君。

○5番(渡邊清美君) 市道大童今泉線なんですが、1件の方、所有者が見つからなかったということですが、それがうまく進めば、今後は計画をやり直すというか、拡幅工事が進むかお伺いします。

○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) まずは問題になっているところがそのようなことでございます。そのことをまずクリアをするということがまず前提かと思います。その上で、やはり補助の採択を受けてのやはり事業が一番本市におきましては、望ましいかと思いますので、補助採択にまた適用するような事業としてまた今後考えて検討していきたいというふうに思っております。

○議長(渡邊俊一君) 5番渡邊清美君。

○5番(渡邊清美君) 同じく大童今泉線なんですが、あそこは工事の中断であれ、中止であれ、地権者の方に説明会をされていると思うんですが、現状どうなっているのかわからないことだったのですが、説明などはされていないのかお伺いします。

○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 公に説明会等を設けてというような形での説明はいたしておりませんので、今後地元の町内会長、行政区長さん初め、関係者の方々に説明を行いたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 5番渡邊清美君。

○5番(渡邊清美君) 今泉線のちょうど遺跡の下のあたりにある側溝のところに山からの土砂、落ち葉などが堆積して、道路と区別がつかない危険な場所があります。市の整備はどのようになっているのかお伺いします。

○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 側溝の堆積物につきましては、こちらとしましても管理上、そのようなものがあるということは確認しておりましたので、今後できるだけ早い時期に撤去を行ってまいりたいと思っております。

○議長(渡邊俊一君) 次、6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) それでは、通告に従いまして2件の質問をしたいと思います。
1件目です。地域内経済循環を問う。
日本弁護士連合会によりますと、公契約法・公契約条例とは「国や地方自治体が公契約を締結する際に民間企業や民間団体に対し、国や地方自治体が定めた賃金額よりも高い賃金をそこで働く労働者に支払うことを義務づけるというもの」とあります。
野田市が平成21年9月に全国で初めて「公契約条例」を制定いたしました。野田市の公契約の手引には「地方公共団体の入札は、低入札価格の問題によって下請の事業者や業務に従事する労働者にしわ寄せがなされ、労働者の賃金の低下を招く状況になってきています。」「本市は、このような状況をただ見過ごすことなく先導的にこの問題に取り組んでいくことで、地方公共団体が締結する契約が豊かで安心して暮らすことのできる地域社会の実現に寄与することができるよう貢献したい」と決意を表明して、「公契約に係る業務の質の確保及び公契約の社会的な価値の向上を図る」としております。
また、一般社団法人CSOネットワークによりますと「日本の自治体の公共調達においては、総合評価一般競争入札における環境、福祉、男女共同参画、厚生労働などの社会的価値を盛り込む動きが広がっている」また「地域の持続可能性の観点から入札における地域内企業への配慮も増加傾向にある」と指摘をしているように、公契約条例の制定は平成30年7月時点で47自治体までふえております。富谷市の総合評価技術資料調書でも、技術力、社会性、地域性などの加点があります。「持続可能な開発」に向け、地元企業を応援する仕組みを先進的な自治体に学び、改善を行うことが必要ではないでしょうか。
あわせて、地域内経済循環の観点からこれまで何度も取り上げてきました中小企業振興条例、そしてこれから開発が行われるしんまちの「富谷宿観光交流ステーション」の整備、乾杯条例などについて問います。
質問に移ります。
1、市としては地域内経済循環、持続可能な開発に関してどのように考えておりますか。
2、中小企業振興条例の進捗状況は。
3、入札の総合評価において改善点の要望は出ていますか。
4、総合評価技術資料調書の技術力の企業評価において「表彰」の規定がありますが、中小企業だと表彰を国や県から受けるのが困難であるということです。仙台市には独自の表彰制度があります。富谷市も検討してはどうでしょうか。
5、横浜では横浜型地域貢献企業を認定し、成長・発展を支援する制度を設けています。富谷市でも検討してはどうか。
6、堺市では、建設工事の総合評価について、下請及び資材調達における市内業者の活用について一定の基準を満たす場合、加点をしています。また、神戸市でも地域貢献度の評価項目として市内企業比率、地元下請率の加点があります。富谷市でも検討してはどうでしょうか。
7、成田2期北工業団地の開発も行われる予定ですが、地元中小企業が下請を行う際の最低限の価格を規定し、地元中小企業を守るための公契約条例を制定してはどうでしょうか。
8、環境負荷削減の項目も検討してはどうでしょうか。
9、しんまちの「富谷宿観光交流ステーション」において、3月に完成予定、オープンまで1年を切っている状況です。今後のコンテンツ内容の確定や運営における必要物品の扱いなど管理運営契約はどうなっていくのでしょうか。店舗の誘致や運営は既に関連している部分であり、早急なる検討が必要ではないでしょうか。
10、富谷宿観光交流ステーションの整備に関するヒアリングは十分でしょうか。
11、海外でも高く評価され、県内最古の酒蔵である内ケ崎酒造は富谷市にとっても宝と考えます。乾杯条例の制定を考えられないでしょうか。
質問件名2に移ります。図書館建設の再考を。
図書館建設は富谷の未来に大変重要なものと考えます。図書館というのは知の拠点、文化の核として老若男女のあまねく市民が恩恵を受けるものであり、市民生活に豊かさを与えてくれるものだからです。子供の読書の効果は言うまでもなく、読解力は学力の基礎となります。海外では起業・創業時に大きな役割を果たしております。また、認知症などに関していいますと東北大学スマートエイジング学際重点研究センター副センター長の瀧氏が、「認知症予防で最も大事なのは運動、コミュニケーション、好奇心の3つであり、その他有効とされている方法はあくまで、これらの土台があってこそ」と指摘しているように、図書館の読書を核としたコミュニケーション、そして好奇心の充足など、まさに図書館が重要な役割を果たすと言えます。人と交流する核として考えたときに、図書館以外の公共施設の少なくとも10倍は利用されます。集客の観点からもさまざまなコラボが行われるなど、多岐にわたる効果が期待されます。特に富谷は移住者が外から来ている方が多く、核としての役割としては大変重要なものがあります。地方自治法にもあるように自治体は住民福祉の増進が基本にあります。住民福祉の増進に図書館は大変重要な働きをする核になります。将来への投資という観点からさまざまな波及効果も念頭に置きながら、財政状況もしっかりと検討し、富谷市にふさわしい図書館をつくる必要があると考え、以下に質問をいたします。
成田の連合町内会から図書館に関する要望も出ておりましたが、富谷市民図書館を応援する会が結成されたそうです。8月から署名活動が行われ、11月時点で市民約1,000筆集まっているという状況、市民の興味関心も大変高いということがわかります。これは河北新報にも掲載されておりました。この署名活動の内容は、予算と規模が富谷市の人口規模からすると非常に小規模であり、30年以上にわたって多くの市民が利用する図書館において適正規模を求めているものです。具体的に少なくとも12億円程度の予算と2,500平米程度の面積が必要という要望でした。
生活ガイド.comによりますと、全国815の市の中で富谷市の1人当たりの歳入及び歳出額は全国一少ない状況にあると言いますが、さまざまな要因を検討しなければならず、単純に割って出しても余り意味はありません。富谷市が1人当たり歳出も歳入も全国一少ないという前に、そもそも1人当たりが多い、少ない自治体がどのような状況なのかを把握し、傾向を把握する必要もあります。
具体的に調べてみました。1人当たりの歳出に関しまして、上位35、下位35自治体を総務省の平成29年の決算カードをもとに調査をし、その結果、上位に関しては東日本大震災の被災地は復興の予算が入っているため除きましたら、結果としておもしろいことがわかりました。最も歳出が少ない自治体の35自治体を見ますと、人口平均約16万人、1人当たり歳出は約28万5,000円、1人当たりの歳出が多い自治体35自治体、被災地を除いた自治体を見ますと、平均2万5,000人、1人当たり歳出が約95万2,000円。これだけ見ると1人当たり歳出が少ない自治体、これは財政は弱いと思われるかもしれません。しかし、財政力を見る財政力指数を見ますと、下位の自治体が0.85、上位の自治体0.25、これはつまり1人当たりの歳出が少ないと思われている自治体のほうが、圧倒的に財政力があることが明らかになりました。
これはどういうことかといいますと、1人当たりの歳出が多い自治体は財政力が弱く、国からの普通交付金が多い、さらに人口規模が小さいために1人当たりで見たときの歳出規模が大きくなっているということを意味しております。例えば財政破綻をしたことで有名な夕張も上から5番目に位置をしており、1人当たりの歳出が大きくなっております。自治体裁量で使えるお金の比率と言われる実質収支比率では下位のグループでは6.6、上位は4.5と、これを見ても、下位自治体のほうが多いことを示しております。また、借金返済の負担度を示す実質公債費比率でも、下位の自治体は平均3.2、上位は11.9と、借金返済の負担度も下位グループのほうがありません。同じように将来負担比率に関しましても、下位のグループは15.98、上位は65.6と、将来の負担も1人当たりの歳出が少ない自治体のほうが明らかに多い状況です。
これらのことを総合してみますと、1人当たりの歳出費で見てもその自治体の状況は何も見えないということです。逆に1人当たりの歳出が少ない自治体の中では、やはり健全財政であるということがよく見えてきました。
富谷市の将来負担比率はゼロ%、マイナスという状況ということですけれども、全国1位、実質公債費比率マイナス2.1%、これは全国21位、財政力指数は0.81と上位から218位、財政指数は他自治体と比較しても良好であり、健全財政であり、平成30年度の実績報告書では自由に使える基金約40億円、また、実質収支を見ても、富谷市は6.7ありましたが、財政分析の第一人者大和田一絋氏の「これならできる市町村財政分析」によりますと「通常、黒字幅は3から5%が望ましいとされています。何度も5%以上の余剰が出ている自治体は、本来計画すべき費用を使わなかったとしてその計画性が問われたり、住民の軽減に充てるべきとされています」と指摘しています。これらのことから富谷市として市民要望の図書館を建てることは全く過度なものではないと考えます。
以前の議会でも取り上げましたが、図書館の規模と図書館費は単純に相関しているとは言えないそうです。つまり、建物を建てる予算と運営費は別途検討が必要なことと考えます。図書館建設の予算としても財政調整基金は財政運営上のやりくりに使われる貯金ですが、平成30年度の実績報告書によりますと財政調整基金約40億円あり、多賀城と比較すると倍あります。ユーマイタウン施設整備基金も平成30年度決算では17億円、ほかの自治体の図書館にかける予算を見ても、市民の要望に沿った規模の図書館を建設しても過度なものではないと思います。再度述べますが、図書館の規模とその後の運営費は相関していないということを考えていくことも必要であると思います。
富谷市の財政を見ましても、市民アンケートの優先度を見ましても、今回の書面を見ましても、最低12億円程度の予算をつけることを考える必要があり、富谷市の図書館に対する位置づけは余りにも低いのではないかと考え、以下質問をいたします。
1、富谷市民の署名に対してどのように受けとめておりますか。
2、図書館は何年使うことを考えていますか。
3、平成29年度の財政調整基金は36億2,070万円あり、多賀城と比較しても倍あります。ユーマイタウン施設整備基金も17億円以上あります。これらの活用は考えられないのか。
4、仮に12億円を拠出した場合の将来負担比率などに影響は出ないと考えるが。
5、建設予算と運営予算との関係性をどのように考えているのか。
6、図書館の規模、予算は富谷市民の思いに応え再考が必要ではないでしょうか。
7、寄附に頼らず、しっかりとした予算化をすべきと考えますが、見解を伺います。
8、長期的に使われるものであれば起債も考えるべきではないでしょうか。
以上です。

○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの藤原 峻議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1、地域内経済循環を問うの問い1と問い2については関連がありますのであわせてお答えをさせていただきます。
まず、地域内経済が循環するためには、行政のみならず市内企業や市民の方々が地域内のあらゆる資源を有機的に融合させることにより地域内資源を活用した商品、サービスの価値が高まり、または新たな価値が創出されるものと理解をしております。その結果、地域内循環にも結びつき、地域経済の発展や持続可能な企業経営が構築されていくものと考えております。
中小企業振興条例の進捗状況につきましては、現在、くろかわ商工会及び黒川圏域市町村において、制定に向けて協議を重ねているところであります。今後はさらに宮城県中小企業家同友会黒川富谷支部などとも意見交換を実施しながら、良好な地域内経済循環につながる効果的かつ実効性のある条例の内容等につきまして引き続き研究協議を進めてまいりたいと考えております。
問い3、入札の総合評価においての改善要望につきましては、市内業者と市側の利益を勘案して、除雪業務委託契約を加点基準とする見直しを実施した経緯があります。
問い4、優良工事表彰制度につきましては、宮城県、仙台市を含め県内約4分の1の自治体で独自の要綱に基づき実施しておりますが、表彰者の対象に市外の業者を含めるか否かなど、統一した基準が設けられておりません。また、客観的な基準と公平性の確保にも配慮する必要があり、現状、本市において要綱の制定には至っておりませんが、制度の問題点や必要性も含め、今後の検討課題とさせていただきたいと考えております。
問い5、横浜型地域貢献企業支援事業につきましては、本業及びその他の地域活動により、地域貢献活動に取り組んでいる企業を一定の基準のもとに認定するもので、地域や社会を意識し、地域貢献の視点を持って、社会的事業に取り組み、地域とともに成長、発展を目指す企業と定義されております。CSR(企業認証)につきましては、横浜市のほか宇都宮市、さいたま市、川口市で行われておりますが、認定企業の業種に偏りが出ている等の課題も指摘されており、当面は先行自治体の状況を注視してまいりたいと考えております。
問い6、本市の総合評価落札方式では、市内に本社を有することや災害協定を締結していることなどの地域貢献項目が既にあります。また、さらには市内業者限定での指名競争入札も実施していることから、ご質問にある評価項目を追加する予定はございません。
問い7、公契約条例につきましては、国の基準によらず、自治体が独自に最低賃金を定める必要があり、最低賃金法との整合性に課題があることから、制定する予定はございません。
問い8、公共工事における環境負荷削減への取り組みにつきましては、本市としましても重要な課題であると認識しておりますので、まずはプロポーザル方式における業者選定の際に、採点要素に加える方向で検討してまいりたいと考えております。
問い9、(仮称)富谷宿観光交流ステーションの管理運営につきましては、現在運営計画、支援業務の中で、運営コストやテナント募集計画、施設運営事業など、開所に向けた運営計画を策定中です。その中でコンテンツや運営における必要な物品などの提案を受け、来年度の運営事業者を選定するための条件や方針を今年度中に決定する予定であります。加えて、テナントの誘致につきましては、チャレンジ館という特性からも富谷塾生に対して出店の意向調査を実施し、個別に入居条件などについてヒアリングしているところであります。引き続き、来年10月の開所に向けて取り組みを進めてまいります。
問い10、(仮称)富谷宿観光交流ステーション整備に関するヒアリングにつきましては、工事着手前の9月26日に、富谷しんまち活性化協議会の皆様を対象に同29日にはしんまち地区住民の皆様を対象に説明会を開催し、事業概要の説明やご意見をいただく機会を設けたところです。また、活性化協議会のワークショップや分科グループにおいて、継続的にご意見をいただいているところです。あわせて、10月6日に開催した街道まつりでは、整備場所を会場に、宮城大学と連携した富谷しんまちリノベーションワークショップを実施し、お越しいただいた市内外の皆様に整備概要を説明し、ステーションに欲しい機能などのご意見をいただくなど、整備に向けたヒアリングは十分に行っているところであります。
問い11、乾杯条例の制定につきましては、内ケ崎酒造店の歴史は、1661年に創業され、県内屈指の歴史と伝統を誇り、高い評価を得ておりますことから、本市が誇るべき酒蔵であることは言うまでもありません。乾杯条例の制定につきましては、2012年12月以降、乾杯条例を定める自治体が広がりを見せたことは承知しているところであります。条例の立案に関しましては、行政課題となっている社会的自立及び法的手段の妥当性等が必要であるとともに、平等原則や公益性も求められるものと認識しております。内ケ崎酒造店は市が誇るべき地酒ではありますが、条例制定につきましては、十分な検討が必要であるものと考えております。
質問件名2の図書館建設の再考をの問い1でございます。
富谷市民図書館を応援する会が主催となって集めた署名約1,000筆につきましては、11月28日に市長室にて応援する会から直接受け取りまして、要望事項についても伺ったところであります。富谷市民図書館建設に対する市民の皆様の関心が高いという状況を改めて認識するとともに、寄せられた署名につきましては、富谷市民図書館を応援していただく方々のご意見として真摯に受けとめているところであります。
問い2、図書館は何年使われることを考えているのかにつきましては、富谷市公共施設等総合管理計画では、公共施設は一般に建設後30年で大規模改修を行い、建設後60年で建てかえを行うとしております。また、図書館につきましては、蔵書の増加や新しい情報環境等のサービスに対応する必要性から、近年の県内の市立図書館では、40年程度での建てかえの事例が複数あります。このような状況を踏まえ、適切な維持管理を行いランニングコストの圧縮を見据えながら、長期間の使用を想定しているところであります。
問い3、ユーマイタウン施設整備基金の図書館整備事業に対する活用につきましては、今年度末の基金残高見込額16億8,000万円のうち、図書館建設の自主財源部分に5億円を活用することに加え、設計等関係経費を含めると基金全体の約3分の1を取り崩すこととなります。また、当該基金は、やすらぎパークとみやの整備や、スイーツの駅整備など、最重点プロジェクトの財源にも活用を予定していることから、図書館整備のみに活用することは難しい状況にあることをご理解をお願いいたします。
問い4、ご説明にある12億円の財源を何に求めるのかにもよりますが、一般的に将来負担比率の算式において、地方債の借り入れや基金からの借り入れを行う場合には、数値に影響が生じます。ちなみに昨年度決算をもとに12億円分の影響額を申し上げますと、将来負担比率は約14ポイント悪化することとなります。
問い5、建設予算と運営予算の関係性につきましては、一般的に建設予算が大きければ、より規模の大きな図書館となり、それに見合った運営予算が必要と考えられますので、これらを関連づけて制度設計することは健全財政を継続する上で重要な取り組みであると考えております。
問い6と7につきましては、関連がありますのであわせてお答えをさせていただきます。
まず、規模や予算につきましては、現在お示ししている基本計画に沿って取り組みを進めておりますが、サウンディング型調査や設計者との協議、市民の皆様のご意見も頂戴しながら、継続的に図書館整備の可能性を検討してまいりたいと考えております。
なお、予算における寄附金等の外部資金につきましては、自主財源とのバランスを考慮しながら財政負担軽減につながる活用に努めてまいりたいと考えております。
問い8、図書館整備に対する起債につきましては、制度上活用は可能ですが、補助事業によらず単独事業での整備の場合は、起債の元利償還金に対する交付税措置はございません。このことから慎重な対応が必要であると考えており、現在のところ起債活用の予定はございません。
以上です。

○議長(渡邊俊一君) この際、午前11時まで休憩をいたします。


午前10時52分 休憩


午前11時00分 再開


○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより藤原 峻君の質問は一問一答により行います。6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) まず1問目のほうからお伺いしたいと思います。
中小企業振興条例につきましては、平成30年第1回定例会の中でも市長挨拶の中で振興のために制定に向けて協議を進めているということで伺っておったんですけれども、ただ、1年以上たっているということで、その後どういうふうに、何がネックになっているというか今進んでいるのかどうかがちょっとよく見えていない状況でして、状況をもう少し説明していただけるとありがたいなと思います。

○議長(渡邊俊一君) 産業観光課長。

○産業観光課長(神田能成君) まず中小企業については当然経済を支える基盤となるものでございますので、その振興に向けて進めておるところでございますが、毎年市長の答弁にもございましたとおり、黒川圏域の市町村並びにくろかわ商工会とその制定に向けて協議を行っているところでございます。何がネックになっているかというところでございますけれども、やはり実効性のある振興によりつながるような条例制定に向けての協議を進めているところでございまして、年明けにも改めての協議を行うということで予定しているところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) 地域内の経済循環というのは市としても大変重要なものであるというふうに考えは伝わってはいるんですけれども、ちなみにその実効性といいますと、例えばどういうような内容でお話が出ているのかお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 産業観光課長。

○産業観光課長(神田能成君) 当然条例は他の自治体の条例を見てみますと、理念的な条例内容になってございます。それをいかに基本計画的なものに盛り込むかということが非常に大事なのかなというふうに考えてございます。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) 制定に向けて今後ともしっかりと検討していただきたいと思います。
次の質問に移ります。
総合評価に関しまして、私も商工会のほうにヒアリングのほうに伺っていました。その中で、表彰に関しまして富谷市にはないので、これがあるとありがたいというようなお話も伺っておりまして、やはり地元企業にどんどん仕事を回す。もちろん先ほどおっしゃっていたように市内限定の入札もあるということだったんですけれども、さまざまな事業に関しまして、より市内の企業に仕事を回せるような形でこれは検討できないか、加点として検討できないか再度お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) 表彰制度については、やはり先ほど市長の答弁のとおりで、若干問題もありつつもご質問の趣旨も踏まえながら検討課題とさせていただきたいというふうなのが一つございまして、あと市内の業者には、仕事を回すということについても先ほど答弁にありましたとおり、市内に本社を持っている企業限定での入札というものを意図的にそういったことをやっているという状況でございます。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) またその総合評価におきまして、地元雇用を項目にしている自治体もあったりするんですけれども、やっぱり若者が、働き口がなくて、市外に行ったりしてしまうということもこれかなりあることですので、ぜひ地元で雇用を多くしてくれた自治体に対する加点なども検討できないかお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) そういった状況も踏まえて今後の検討課題とさせていただきたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) 先ほど環境負荷削減に関しまして、プロポーザルのほうで採点に加えることを検討していただけるということで、これは大変先進的だなというふうに感じております。今やはり気候変動は本当に生きるか死ぬか、正直言いますと、未来の子供たちに本当に安心した地球環境を残せるかどうかという本当に瀬戸際に立っているという状況ですので、ここの環境負荷軽減に関しまして、どういう形で検討していくのか方向だけでも市長にお伺いできればと思います。

○議長(渡邊俊一君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 具体的には今後検討する段階で見えてくるかと思いますけれども、やはり基本的には今環境にいかに配慮した事業に、工事に取り組むかというのが大変大事でございますので、その辺配慮したものを検討していきたいと考えております。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) やはり富谷市に移住してこられる方も環境が気に入っている方が大変多いですので、その環境に対してはしっかりと検討していただきたいと思います。
次の質問に移らせていただきます。
しんまちの観光交流ステーションにつきまして、これは確認なんですけれども、チャレンジショップに関してはコンセントとかは設置される予定なのか確認いたします。

○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) コンセント、もちろん設置のほうはいたします。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) 済みません。ちょっとかんでしまいました。
続きまして、確認なんですけれども、シェアキッチンに関しましては、保健所の販売許可といいますか、保健所の許可というのはとれるような形になっているのか、これも確認させていただきます。

○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) さまざまな活用の形態も想定をしまして、保健所の許可もとれるような仕様ということで考えております。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) 観光交流ステーションにつきましては、そろそろ運用に関しましても検討していかなければいけないような段階だと思うんですけれども、今後その指定管理をするにしても、どういうようなスケジュール感で今動いているのか、指定管理をする方とかがどういうふうな形になっているのかお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) 現在運営業務、支援業務の中でそういった運営管理形態、コスト、さまざまな点から検討させていただいております。具体的には、来年の10月オープンということを見据えておりますので、それに間に合うようなスケジュール感ということで、そういったスケジュール感についても現在調整をさせていただいているところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) こちらの運営に関しては、誰がいつぐらいから具体的に進めていくような計画だったのか再度お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) ただいま検討しているところにつきましては、指定管理業者での管理運営、または委託業務での管理運営、さまざまな形態が考えられるところでございます。そういったところもあわせまして、現在どういった方法が一番いいのかというところについて検討をさせていただいているところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) 10月からオープンということで、それまでしっかりとした運営がなされるように検討していただきたいなというふうに思います。やはりお金も大変かかっていますので、もちろん交付金出ますけれども、多額ですので、しっかりと失敗することのないようにやっていただきたいと思います。
続きまして、先ほどの乾杯条例に関してなんですけれども、日本酒の消費量、実は1975年をピークに40年以上にわたって減少しているというような状況なんです。最盛期の3分の1まで減っているという状況です。さらに酒蔵も大分減っているという状況もあります。日本の文化である稲作の最高の結晶、英知の塊でもあると思います。海外でも今もちろん取り入れられているんですけれども、富谷市としてはどのような形で支援をしていくのか。コミュニケーションを内ケ崎酒造さんとしっかりととれているのかお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 産業観光課長。

○産業観光課長(神田能成君) 内ケ崎酒造店が、本市が誇る酒蔵であるということは、まさに議員と同じ認識でおります。どういった形で振興していくかということでございますけれども、毎年行っております街道まつり等々でも内ケ崎酒造店の酒を提供し、PRなども行っているところでもございます。また、ふるさと納税の返礼品としても機会を捉えて周知を図っているところでもございます。先日も内ケ崎酒造店さんのほうにお邪魔をさせていただいて、これからの支援も含めていろいろと協議を行ったところでもございます。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) 日本酒、町内会でも飲む方がいらっしゃったりして、町内会の行事で、例えばどんと祭とかでも日本酒を振る舞い酒にしたりするんですけれども、それが県外のお酒だったりすると、ちょっとだけ残念な気持ちになってしまうんですが、そういうときにはやっぱり地元の酒を買えるように、多分値段で選んでいるんだろうと思うんですけれども、ちょっとだけほんのちょっと補助をするとか、そういうようなことも検討できないかお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) なかなか難しい。若生市長。

○市長(若生裕俊君) 地元の誇るべき内ケ崎酒造店は、いろいろな機会に支援をしていきたいというふうに思います。
なお、今ご意見がありました富谷市内でいろいろな会合でほかの地域のお酒を出すというのは、逆にこれ富谷の特徴でもあるんですよね。いろいろな全国各地から富谷においでいただいて、その方々が地元のこれ地酒なんだということで持ち寄る方がたくさんおるので、それはそれで私は富谷らしさもあると思いますので、そこは大事にしながら、地域間交流というのも大事にしながら、地酒をしっかりと支援していきたいというふうに考えています。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) 続きまして、図書館への質問に移ります。
先ほど真摯に受けとめるということでお話があったんですけれども、具体的にはどのような形で受けとめて、今後さまざまな計画あるかと思うんですけれども、例えば設計プロポーザル管理運営計画の策定、これは予定どおり行われるのか、もし、市民の声を受けて、もし変えるところがあるのであれば、恐らくこれはおくれてしまうとは思うんですけれども、もしそこら辺の受けとめといいますか、それはどういう状況なのかお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) 今回要望であるとか、署名が提出されました。当然それを受けとめて、全て今まで私どもがつくって進めてきた基本計画等を大きく直していくかどうかというところは、やはりこれまでの方向性は守っていきたいなというところは当然あります。しかしながら、やはりセンター館の手狭感というところを大きくお伝えいただいておりますので、これまでも議会の中でも市長であるとか、教育長が答弁していますように、可能性の部分としては限りなく追求していくということを考えております。
その中で、現在設計プロポーザル、本来であればもうそのような時期に入っているところでございますけれども、ちょっと若干その辺はスケジュール感に幅を持たせて、どの程度の調整幅をもたせられるのか、現実的にどの辺が落としどころなのかというところを今想定しているところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) 市民の声を受けとめてということだったんですけれども、具体的には今の検討している段階としてはどのような点を変更しようとしているのか。例えば規模の面であったりとか、例えばほかの施設をつくるというような話も先ほど、それに期待をするというお話もあったんですけれども、例えば市民が求めている規模を求めるために、どのようなことで変更できるような余地があるのか、これは市長からお伺いしたいんですが。

○議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) 先ほど私が答弁したのと繰り返しになってしまうと思います。やはり私どもの図書館の整備の計画、特に財源の部分に関しましては、やはり類似されている比較されている自治体と図書館建設を求めるための特定財源の部分に大きな差がございます。本市はやはり5億円というところ、ほぼ一財、全て一財でございます。ほかの自治体さんはやはり国の交付金であったり、復興関係の資金であったりと多様なものが組み合わさっておりますので、一概に比較できないというところがあります。しかしながら、やはり繰り返しになりますが、センター館の部分でどの程度可能性があるのかということは継続して考えていきたいと思っております。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) 1円も無駄にしないという考えというのは大変大事だと思ってはおりますけれども、やはり図書館は長期的に先ほどだと大体40年ぐらい使われるということだったと思います。先ほど将来負担比率、もし12億円出した場合の14%ぐらい悪化すると。現在マイナスという状況でありまして、全国的に見ましても、先ほどの示しました1人当たり、人口当たりの歳出が少ない自治体の平均、大体これが、将来負担比率が16%ぐらいなんですね。富谷市の場合だと財政調整金、これは本当にかなり多くあるという状況でして、これは14番目に実は多かった、35団体のうちでも14番目に多かった。かなり多くあると、財政調整基金というのは自由に使えるお金だということで、これは間違いないかお伺いします。

○議長(渡邊俊一君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) 自由にということではなくて、財源調整のために使うので、決して無制限に使うという認識は全く持ってございません。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) 自由に使えないとしても図書館に幾らかこれは使えない財源なんでしょうかお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) はい、特に使途の制限というのはないので、その意味においてはおっしゃるとおり使ってはだめだということではないということは確かです。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) 先ほどからも何回も言っていますけれども、やっぱり長期的に使うものですので、適切な起債というのも必要ではないかなと思います。私たちも家を買うときや車を買うとき、これはやはり借金をします。それは当たり前のことだと思います。借金が全くないわけではないですけれども、負担比率がないという状況ですので、やはり将来的にも見据えた建設というのが必要ではないかと思いますが、見解を再度お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 教育部長。

○教育部長(荒谷 敏君) 先ほどからいろいろ答弁させていただいているとおり、将来にツケを回さないために、基本方針につきましても十分議論をして、これについても今までも市民の皆さんのご意見を伺いながら基本方針を定めてきております。そうして今回、応援する会の皆さんからいただいたのもその一つとして考えておりますので、そういったものを含めながら、図書館だけが市の行事でございませんので、総合的にいろいろなものも取り組みながら、その中で先ほどから出ている基金の充当につきましても、これも十分議論していかないと、それこそ将来にツケを回すようなことになっていくことも想定されますので、そういったものを含めて現在慎重に取り扱っているというのが現状でございますので、よろしくお願いしたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) 先ほどの管理運営のところで、建設費に関しまして、相関はある程度はもちろんあるんですけれども、事務経費であるとか、図書購入費であるとか、そこは結構柔軟な、それぞれの自治体間のやりとりがあります。その建設費に関しては、例えば今5億円を予定しているものを10億円にしたとしても、そんなには何も富谷市の今の財政状況を客観的に見ますと、その問題はないのではないかと思いますが、それもやはり市民の皆さんの思いに沿った図書館にしていく必要があると思うんですけれども、再度これをお伺いします。

○議長(渡邊俊一君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) ちょっと現状5億円、財政のほうなので、それは少なければ少ないほうがいいので何とも申し上げにくいんですけれども、今要求が財政へのオーダーとしては自己資金5億円、外部資金3億円というふうなスケジュールを示されているだけでございますので、ちょっとなかなかコメントがしづらいです。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) では、質問の方向性を変えてみますが、地方交付税の中で図書館費、これは図書館のあるなしにかかわらず、毎年各自治体に支払われているものという認識でよろしかったかお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) そういった費目は確かにございます。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) 図書館費の積算内訳、2017年度のもので、標準団体人口10万人で大体歳出計約8,000万円出ているということで、これは人口で割り当てられるものらしいので、富谷市の人口は大体5万人ぐらいでしょうか。毎年図書館があってもなくても4,000万円ぐらいを使うことを見越して想定はしているということで、これはそういう考えでよろしかったかお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) 確かに交付税上、おっしゃるとおり8,200万円ほどの今年度も措置があるので、半分の措置というものは確かにはありますけれども、ちょっと誤解があるので説明をさせていただきますけれども、この交付税の標準団体、図書館に関しては確かに実際になくても措置されているというのは間違いございませんけれども、この予算と実際の交付税算入との乖離というものにちょっと着目してしまいますと、一方で公民館費というものがございます。こちらをちょっとあわせてご紹介したいんですけれども、図書館はさっき言った8,200万円、公民館費というのが大体10万人で6,000万円ぐらいなんですけれども、そうしますと半分で約3,000万円程度の算定になります。実際にこの3,000万円の算定に対して、うちのほうは図書館機能の部分でもっていただいておるということもございますので、予算ベースでいいますと1億8,000万円ぐらい令和元年度なんですけれども、実際措置しておりますので、やっぱり交付税とその予算をリンクしてしまうとちょっと窮屈な議論になるかなというふうに思ってございます。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) 今のお話ですと公民館費として出ているというお話でしたけれども、もちろん富谷市には今図書館はないので公民館の中で機能を担ってるということだとは思いますが、でも、それはやはり公民館として考えるべきであって、図書館は図書館の中で考えるべきものだと思います。外からやはり移住してくる方も多い富谷市です。やはり外から来たときに、顔なじみがなかなかつくれないというときの核にもなるかとも思います。そういうコミュニティーの核としての図書館、これは大変重要なものだと思いますし、先ほど要旨の中でも述べましたけれども、認知症予防の効果も大変あると。本当に多岐にわたる創業、起業にも大変効果のある人生を豊かにしてくれるそういう図書館ですので、市民の要望に沿った図書館に本当に検討していけるのか。予算のところが変わらなければ余りどうしようもないような気がするんですけれども、果たして、改善する方向で検討は進んでいるのかどうなのか、そこのところを再度お伺いしたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 図書館に特化した質問と捉えていいんですね。教育部長。

○教育部長(荒谷 敏君) こちらのほうは何度か議会のほうでも申し上げているとおり、当面基本方針に沿って今担当部署としては進めております。その中でさまざまなご意見も出てきていることも間違いございませんので、そういったものを含めて、現在実施設計のほうに入る段階になっておりますので、その中で可能性を追求していくということではなっております。しかしながら、財源につきましては、やはり先ほど申し上げたとおり、教育部署だけでも抱えているのがかなりこれから登場するのが前の議会でも申し上げましたが、維持管理費のうちで昨日もスポーツセンターの暖房機が故障しまして、それを本当に入れかえると数億円かかっていくと。あと各公民館も30年以上経過しておりますので、いよいよ建てかえ大規模改修が控えている状況でございます。あわせて小中学校の学校についても老朽化が進んでおりますので、教育費としてもこれからどんどんかさんでいく状況になっておりますので、今回図書館を建てないという話じゃなくてつくっていく方向で今ここまで来ておりますので、そういった総合的なものを含めて教育委員会としてもぜひ対応していくというようなところでご理解いただければと思っております。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) 真摯に受けとめるというお話はあったんですが、結局今の段階では余り状況が見えないというのが正直なところなんです。
例えば1人当たりの歳出額の少ない自治体で富谷市と似たような千葉県富里市というところが5万人の自治体、富谷市の財政規模が90億円ぐらいで、この自治体は91億円ぐらいという状況です。財政指標も大体似ていまして、将来負担比率ぐらいですね、違うのは。あとは基金も違う、基金は富谷のほうが全然多いんですけれども、ここの図書館は、大体3,778平米、13億円ぐらいということなんですね。やはり富谷市の5億円という金額が余りにも少な過ぎると思うんです。こちらに関しては本当に注目が集まって、より人が集まってきたときに窮屈になってしまって、何だこの状況はというふうなことも本当に考えられるものですので、予算の再考に関しては、いま一度しっかりと検討していただきたいと思います。これを最後にお伺いします。

○議長(渡邊俊一君) 藤原議員、今5億円とおっしゃったんですが、5億円、8億円ですから、富谷の今の予定は。(「富谷市の」の声あり)今お話をしたのは5億円という……。(「自主財源」の声あり)自主財源ね。教育部長。

○教育部長(荒谷 敏君) ただいまの質問につきましては、議員のおっしゃるとおりのところもございますけれども、先ほどから申し上げているところもご理解いただきたいと思っているんですが、再考につきましては、いただいたご意見をまず真摯に受けとめるということで、その場でも私も同席させていただいていろいろなご意見をいただいております。その点で基本方針を定めるに当たってもかなりいろいろな会合もして、ここまで積み上げてきたものでございますので、そういった市民全体の皆さんのお考えを尊重するというのも行政のこれからの方向性も大事でございますので、できるだけ与えられた金額、内容によって私どもが工夫を重ねていきたいと思っておりますので、これからの実施設計に向けて十分検討させていただきたいと思っております。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) 検討するというのはもう改善されるということがちゃんと前提となっているんですか。それをお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 教育部長。

○教育部長(荒谷 敏君) 改善するということ、検討するということは改善も含めて、またはこれまでの経過も含めてという総合的なところを判断してということになっております。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) 結局改善がなされなければ真摯に受けとめたと言いつつ、結局何も変わらないということになってしまうと思うんですけれども、これはしっかりと改善をする方向で検討しているのかどうかお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 教育部長。

○教育部長(荒谷 敏君) これにつきましては、先ほどから申し上げているとおりでございますので、教育委員会部署だけでは進められない部分もありますので、市長部局、特に財政サイド、そういったところとも協議を進めながら、あとはあらゆる手法を考えておりますので、例えば合築でできるのか、あとは成田公民館とどのように使っていくのか、そういったものを含めて総合的に考えるということでご理解いただきたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 次に、16番安住稔幸君。

○16番(安住稔幸君) それでは、一般質問をさせていただきます。
私は1問でございまして、防災減災の取り組みを問うであります。
10月12日の午後から翌13日の明け方にかけて、令和元年台風19号による記録的な大雨により甚大な被害となりました。特に県内において被害が大きかった大郷町、丸森町に富谷市議会として災害見舞金を贈らせていただきました。改めて亡くなられた方に哀悼の意を表し、被害に遭われた方々にお見舞いを申し上げます。一日も早くふだんの生活に戻られますよう祈念いたすものでございます。
今回の豪雨により富谷市内でも床上、床下浸水や道路の冠水、のり面の崩れなど被害が出ました。私は4年前の豪雨災害、平成27年9月関東・東北豪雨のときに夜間、雨の降っている最中でありましたが、公民館や太子堂会館等に伺い、避難者の受入状況について調査させていただきました。今回の台風19号においても12日の夜9時ごろから深夜の0時ごろまででありますが、4年前の平成27年9月の関東・東北豪雨で被害のあったところや避難所として開設された6つの公民館と志戸田会館、太子堂会館の様子を見て歩きました。各避難所とも避難者は多くありませんでした。避難された方々の状況といいますと、自宅が危険と感じ、避難された方はどちらかというと少なく、自宅は大丈夫と思うが、高齢者のひとり暮らしで1人では不安なので来られた方や、ご主人が留守で不安になって来られた方が多いように思われました。自宅は安全と思われても、あれだけの大雨でございます。誰であっても不安になると思っております。
本来の避難所としての役割とは違うと思いますが、避難所開設はありがたいものだと思っております。職員の不眠不休での対応、また町内会役員の皆様の対応に敬意を表するものでございます。
国連の持続可能な開発目標(SDGs)は、貧困に終止符を打ち、地球を保護し、全ての人が平和で豊かさを享受できるようにすることを目指す普遍的な行動の呼びかけをしております。SDGsを通して豊かで活力ある未来をつくるSDGsは人間の尊厳を奪う貧困へのグローバルな取り組みです。この活動年限は1990年からの国際防災の10年であり、これを提唱したものが、これは日本が提唱したもので、それを経て2000年にスタートしたミレニアム開発目標MDGsの後継となる目標です。SDGsの第1の目標は貧困への終止符です。このようにSDGsは災害による貧困の根絶、すなわち防災への取り組みの流れをくんでいるものであります。国内において大きな自然災害が多く発生しております。この頻発する自然災害で国の貧困にすぐつながるとは思えませんが、首都直下型地震や南海トラフ地震などの自然災害が連続して起きた場合は、また台風等による豪雨災害も頻発しておりますので、危惧をしております。
また、大事な視点として、これらの自然災害によって東日本大震災のように地域経済の衰退があらわれてきております。また、国民が、特に高齢者が被災したときは、生活の再建は難しいことは容易に想像できます。現実に被災者の多くがいまだにもとの生活に戻られずにいることからもうかがえます。
これからは国もでありますが、地方においても防災の主流化への施策の推進が求められていると考えます。原形復旧ではなく、改良復旧へ施策の転換が必要です。この考え方はハード面だけでなく、私たち防災への意識においても当てはまることであり、さらに意識を高めていかなければなりません。
このように想定を超える自然災害が多発する日本では誰でもが被災者となるのであります。被害をなくす「防災対策」から被害を軽減する「減災対策」、そして今「縮災対策」というものが提唱されております。被害から早く抜け出す縮災対策に考え方を変えていく必要があります。命は守れても、もとの生活を取り戻すためには長期間を要するため、生活再建が難しくなります。単なる被害軽減対策ではなく、もとの生活に早く戻るための縮災対策、復旧対策・早期復旧が重要と言われております。災害の発生に備えハード等の整備は強化、既に発生したときからの回復力の強化が縮災対策です。縮災対策を講じていれば、災害を避けることはできなくてもその後復旧・復興、そして生活の再建が進むものと考えられます。
富谷においても防災・減災はもとより、縮災への取り組み、施策の推進をすべきです。
台風19号に伴う記録的な大雨により甚大な被害がもたらされました。4年前の豪雨災害でも富谷市は大きな被害に遭いました。この4年前の教訓は生かされていたのでしょうか。今後の防災、減災の取り組みについて質問いたします。
1、防災・減災の取り組みの強化が必要ではないか、今後の対策について質問します。
2、被害総額と内訳を質問いたします。
3、4年前の平成27年9月関東・東北豪雨から防災、減災の対策は進んだか質問いたします。
4、三ノ関大崎線の冠水、三ノ関会館の浸水対策について伺います。
5、道路の冠水、河川の水位、溢水等は把握できていたのか。住民への周知はどのようになっていたかお伺いいたします。
6、やすらぎパークとみやの整備における豪雨対策を質問いたします。
7、鷹乃杜地域の道路側溝整備の推進を図るべきではないかと質問いたします。
8、地域版ハザードマップの作成についてお伺いいたします。
9、被災者への市の上乗せ補助の検討について伺います。
10、富谷市地域防災計画の主な改定点を質問いたします。
今回の定例会で既に同趣旨の質問がなされておりますが、答弁をよろしくお願いいたします。
以上でございます。

○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し答弁求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの安住稔幸議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名、防災・減災の取り組みを問うの問い1と問い8について、関連がありますのであわせてお答えをさせていただきます。
防災・減災への取り組みにつきましては、県による本市内の土砂災害警戒区域の指定が今年度中に完了するとともに、県管理河川の洪水、浸水想定区域図が公表されることから、その情報をもとに今後ハザードマップを作成し、周知を図っていくこととしております。
また、あわせて(仮称)わがまちガイドハザードマップをホームページで閲覧できるようシステムの構築に努めてまいります。
問い2、被害額につきましては、さきの議会全員協議会において11月22日現在の状況をご説明申し上げましたが、復旧関連経費を含めると11月末現在で約7億1,700万円となっております。また、内訳といたしましては、道路、河川で1億3,500万円、農業施設で5億5,000万円、農作物で370万円などとなっております。
問い3、4年前の平成27年9月関東・東北豪雨から防災・減災対策は進んでいたのかにつきましては、平成27年関東・東北豪雨では、国管理河川の竹林川が溢水し、三ノ関地区等が広範囲で冠水をいたしました。これを受け、本市では国に対して竹林川の改修要望を継続して行ってまいりました。また、本市の防災・減災対策としては、自治体による公助を強化するとともに、自助、共助による取り組みも強化し、被害を最小限に抑えることとしております。そのための情報といたしまして、これまでホームページのみでお知らせしていた土砂災害危険箇所やそのほか役立つ情報を掲載した防災タウンページを平成28年10月に全戸配布し、災害時の行動を促すよう取り組んでまいりました。
また、自主防災組織の育成強化のため、県防災指導員養成講習やフォローアップ講習を富谷市や黒川地域で開催するよう働きかけるとともに、自治総合センターや県の助成事業など積極的活用を促し、体制の強化を図っているところでございます。
問い4、市道三ノ関大崎線の冠水や三ノ関会館の浸水対策につきましては、竹林川の水位上昇が影響していることから、河川改修や固定堰の構造変更等について国土交通省北上川下流河川事務所に要望を行ってまいりました。本市としましては、来年度から社会資本総合整備交付金を活用して、道路改良工事を実施し、冠水対策として道路のかさ上げと水路の改修を計画しております。
問い5、道路の冠水につきましては、職員や市消防団の巡回などにより情報収集いたしました。また、河川の水位、溢水につきましては、国管理河川では、竹林川の水位計及び市消防団の巡回により把握しております。県管理河川では3カ所に危機管理型水位計が設置されておりますが、ポータルサイト川の水位情報を開けず、確認することはできませんでした。また、溢水については、職員の巡回により確認いたしました。
なお、住民の方々への周知については、国管理河川の竹林川、吉田川につきましては、警戒レベルを用いて避難勧告等を発令し、早目の避難を呼びかけております。県管理河川の西川、明石川の合流地点の大童地区の方々には昨年12月、大童町内会防災訓練の際、平成27年関東・東北豪雨の資料をもとに、早目の避難や垂直避難などの行動について説明をしております。
今後さらなる情報の収集と情報伝達に努めてまいりたいと考えております。
問い6、やすらぎパークとみやの整備における豪雨対策につきましては、本事業の予定地内に市の準用河川である沼田川が流れていることもあり、施設整備による周辺地域への影響及び施設利用者の安全上重要であると認識しております。対策につきましては、現在対策を進めている基本設計業務において対象流域の水量計算を行い、あわせて沼田川から西川に接続するまでの流末調査を実施することとしておりますので、調査結果に基づいて必要な対策等を講じてまいりたいと考えております。
問い7、鷹乃杜地域の側溝整備については、大雨時の水害対策を優先的に実施したことにより、道路の冠水や宅地内への雨水の流入が改善されたことで苦情が寄せられることもなくなりました。このことは鷹乃杜地域の防災、減災に大きな効果をもたらしているものと考えております。今後の側溝整備においても生活の安心安全のために着実に事業の推進を図ってまいりたいと考えております。
問い9、今被災者への市の上乗せ補助につきましては、現在上乗せ補助はありませんが、独自支援として農業用施設災害復旧に係る国の補助金等の対象とならない場合、小災害復旧事業としまして、市の単独補助事業により復旧を支援しております。
また、小規模な被災で個人等が主体となり復旧する場合には、復旧用資材の支給により支援を行っております。
次に、床上浸水家屋を対象とした業者による消毒作業を実施しております。
また、被災ごみについては、罹災証明をとり、連絡をいただいた被災者につきましては、業者による個別回収をこれまで11月末現在18件、延べ21回実施をしております。
問い10、富谷市地域防災計画の主な改定点といたしましては、水防法、土砂災害防止法の改正に伴う要配慮者利用施設への情報伝達体制の強化や避難体制の強化、住民等への普及啓発としまして、食料と飲料水など、「3日分」から「最低3日間、推奨1週間」への変更や、土砂災害警戒区域及び土砂災害特別警戒区域の追加、避難勧告等に関するガイドラインの見直しに伴い「避難準備情報」を「避難準備高齢者等避難開始情報」に、「避難指示」を「避難指示緊急」に、また5段階の警戒レベルの導入、国土交通大臣が行う指定河川洪水予想の吉田川を追加などとなっております。
以上です。

○議長(渡邊俊一君) これより安住稔幸君の質問は一問一答により行います。16番安住稔幸君。

○16番(安住稔幸君) それでは、再質問をさせていただきます。
まず、防災・減災の取り組みの強化が必要ではないかということで今市長のほうからご答弁をいただきましたけれども、その防災・減災についての取り組みで、いろいろな政策の話を今最後のほうで聞きましたけれども、市としてどのような思いの中で取り組んでいくか、その辺をもう一度市長からお聞かせいただけますか。

○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) やはり身を守るということでは、事前に情報を知って、自分で行動していただいて、まず自助が一番大切ということで今後も進めながら、共助も高めていって、あと公助もあわせてというふうな形でしていきたいというふうに考えてございます。

○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。

○16番(安住稔幸君) 今自分の身を守る。確かに今回こういうふうな情報というか、避難勧告とか、いろいろ出まして、命を守る行動をしてくださいということでありまして、確かにそうだなとは思います。しかしながら、やはりハード面なんかは特に、ハード面といいますか、やはりそれも公助以外という言い方ではありませんけれども、公助がメーンになるかと思います。この辺につきましては、やはり今後どのように考えていらっしゃるのかハード面お伺いしたい。

○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) ハード面につきましては、やはりどこをどこまでというのはなかなか難しい問題でもございますので、関係機関、課等とも協議しながら進めていきたいなというふうには考えております。まずはハードよりはソフトを優先したいというふうには考えてございます。

○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。

○16番(安住稔幸君) 確かにハード面といいますと、やはり普通考えますと国とか、そういうことになるのかと思います。ソフトのほうがメーンになるかなということで思っておりますけれども、それで、この3番目の問いになりますけれども、4年前と比較して防災・減災対策は進んでいたのか。今のお話ですといろいろどちらかというとソフト面ということが非常に可能だと思っております。しかしながら、4番目のほうの話になりますけれども、三ノ関大崎線、また三ノ関会館の浸水対策ということを考えますと、やはりハード面ということが大事かなと思っています。今の答弁の中で、三ノ関大崎線のかさ上げということで、確かに予算も補正も組んでありましたので、具体的にどのようなものになるのかお示しいただければと思います。

○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 現在、詳細設計を進めている最中でございます。現状の一番低いところから約1メートルから2メートル程度道路を上げる予定でいます。

○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。

○16番(安住稔幸君) 1メートルから2メートルぐらいかさ上げということで、そうしますとこの三ノ関会館なんですが、台風19号では三ノ関会館の敷地でのお話ですけれども、地面から約1.2メートルほど上がりまして、4年前より20センチほど上に上がったようだというような町内会長のお話でございました。そうしますと、三ノ関会館とのその関係というか、どのようになっていくんでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) まず、道路につきましては、一般通行の安全をまず確保しなければならないということで、かさ上げを考えております。会館につきましては、特定の方々が利用される施設ということで、こちらとしましては道路を上げた分、あの三ノ関会館の敷地は車両等が出入りできるような据えつけということで現在のところは考えているところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。

○16番(安住稔幸君) 三ノ関会館、そうするとその道路と同じ高さに三ノ関会館の敷地もかさ上げになるというようなことで思ってよろしいんでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 会館の件につきましては、こちらではお答えできないところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。

○16番(安住稔幸君) 私は質問の中で三ノ関会館の浸水対策ということは述べておりまして、ご答弁いただける方はいらっしゃらないですか。よろしくお願いします。

○議長(渡邊俊一君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 今回、いわゆる市道三ノ関大崎線の冠水対策ということで工事を進める上で、もちろん道路だけかさ上げしてそのことによって会館が浸水するようなことはないようにその辺の対策はしっかりと考えながら工事のほうの計画を立てていきたいと思っております。

○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。

○16番(安住稔幸君) 本当に4年前も今回も床上浸水になり、本当に地域の皆様が翌日でしたか、本当に総出で清掃というか、そういったものをされておりました。電気製品やら何やらもまただめになりました。あそこに消防団の軽積載車の車庫もございます。そういったことも鑑みますとやはり何かああいった大雨があったときだけ皆さんで何かするというのは非常に地域の方にご苦労をおかけするのかなと。この辺やはり根本的に市として考えていくべきではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) 喫緊といたしましては、あそこが浸水、冠水するということで太子堂会館を活用させていただいて避難所ということでさせていただいて、町内会のほうのご理解をいただきながら、これまでもしておりますので、そういった形で実施していきたいなというふうに思っています。なお軽積載車の格納庫も実際ございます。そちらのほうは消防団が1.8メートルになりましたら警戒ということで当たっていただくということで、あそこの車庫からは車は移動していただいて、地区の巡回をしていただけるというふうな形になっておりますので、そういった形で対応を今現在はしているところでございます。
なお、太子堂会館につきましては、議員からお話がありましたけれども、今現状といたしまして、そういった形でほかの会館を活用させていただきながら、呼びかけているところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。

○16番(安住稔幸君) 大雨ということで避難というか、そういったときは三ノ関会館を使わずに太子堂会館、それはよくわかる話でありますが、先ほども言いましたように、先ほど市長の答弁ではそういったようなことがないようにするというお話ではあったんですが、やはり大雨が降るたびに皆様で出てそういった対応をするいうのは本当に、先ほど言いましたようにご苦労をおかけするのかなと思いますので、その辺もきちんと、市長のご答弁でありますので間違いないかと思いますけれども、再度その辺、確認の上でちょっとご回答をお願いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 安住議員、さっきの答弁で理解してもらったんでないかなと思うんですけれども……。(「わかりました」の声あり)なお、次の質問に移ってください。16番安住稔幸君。

○16番(安住稔幸君) ぜひよろしくお願いいたします。
それで、道路の冠水、河川の水位、溢水等を把握できていたのかということで、前のほかの同僚議員の質問でもきちんと把握、掌握できていたというようなお話を聞きました。しかしながら、住民への周知というか、そういったものについては、実際どうだったのかなということで思っております。私がちょっと市内、それなりに気になるところをずっと歩きましたら、ほぼ道路が冠水、また河川の、例えば穀田川でございますけれども、9時過ぎあたりに通ったときは大体上から60センチぐらい下に下がったところのあたりの水面だったので、ああ思ったほどでもないのかなと思いましたが、0時近くになりましたら、あの穀田線があふれていたような状況でございまして、本当に車はちょっと、ちょうどそこを通ったんですけれども、やはりちょっとこれ以上は無理だなという感じて通っていました。そういったようなものがありました。
そしてまた、例えば富谷小学校の北側、また清水仲でしょうか、あの辺におきましてもやはり相当なもの、そしてセブンイレブンの前のあたりも相当なものの冠水が上がっておりまして、こういった例なんですが、こういったものがあの辺が通行どめというか、通れなくなっているという住民への周知というか、情報ですね。皆さんもうまくできていなかったのではないかなと思います。私のメールにはそういったものが通行どめになったというものが一切入ってきておりません。この点につきましてどのように対応されておったのかお聞きしたい。

○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) 通行どめにつきましては、ホームページ等を活用しながら、実施はさせていただきました。今回の状況を、対応を検証しながら、より多くのツールで情報発信をするようにということで進めていきたいというふうに考えてございます。

○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。

○16番(安住稔幸君) 改めて市のほうの19号の情報ということで見ますと、市道三ノ関大崎線は、12日の19時30分に通行どめということになっているそうであります。しかしながら、私の市のほうの安全防災メール、あれのほうにも一切、以前は何か流れてきていた記憶はあるんですが、今回はそういったものがありませんでしたので、やはりこういったものを場合によっては、地名とか路線名だけではわかりませんので、同じホームページにもし載せるのでしたらフェイスブックなんかのほうがいいでしょうか。簡略的な地図で結構ですからこの地域の道路は通れないというようなものが結局表示されるようなものになりますと、地元の者以外の者もここから通ったら危ないのかなということでわかるかと思いますけれども、この辺についてはいかがでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) 安心安全メールではちょっと難しいですけれども、ホームページのほうで掲載する際にできるかどうか、その辺は今後運用のほうで確認をしていきたいというふうに思います。

○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。

○16番(安住稔幸君) そして、言いましたようにあちこちが非常に車の通行が危ないようなところがありました。そうしますと、私、ちょっと思ったんですが、いわばこの市役所、この庁舎が水没とか冠水するというのはまず地理的に見てあり得ないと思いますけれども、この市役所の庁舎につながる道路がいわば冠水で通れなくなる、いわば孤立化するのではないかなと思っております。この辺につきましてどのような見解をお持ちかお聞きいたします。

○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) 今穀田三ノ関線脇が工事中ですので、旧国道のほうに通り抜けが可能になっております。あそこも水没はなかなかないかなというふうに思っていますので、市役所を中心としては交通網としては大丈夫かなというふうには考えてございます。

○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。

○16番(安住稔幸君) 確かに穀田三ノ関線が開通すれば、幾らかは安心できるのかなと思っておりますけれども、じゃあその北のほうの今出ていた志戸田方面ですと、今回もあの辺が冠水をして、また南のほう、県道のほうに行きましても、やっぱりそういう状況でありますので、やはりそういったものを広域的にきちんと見た上での道路の冠水というか、市庁舎の孤立化対策というか、そういったものもぜひ検討していくべきではないでしょうか。いかがでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) 国道4号線、今冠水等については、市のほうでなかなか対策は難しいことかと思います。あと県道も今回通行どめは1カ所も出されておりませんけれども、そちらも市のほうで通るための対策はなかなか難しいというところではございますので、情報の発信というところでは、できるだけ進めたいというふうには考えております。

○議長(渡邊俊一君) この際、午後1時まで休憩をいたします。


午前11時58分 休憩


午後 1時00分 再開


○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
16番安住稔幸君。

○16番(安住稔幸君) それでは、続けて再質問をさせていただきます。
それで、先ほどその市庁舎、ここの孤立化対策についてであります。
三ノ関穀田線が開通すれば、それの危惧も大分和らぐとは思っております。ただ、やはり将来的な検討課題ということだと思いますけれども、万が一のその孤立に関しまして、それに備えて、将来的な話でありますけれども、そういった場合に対応できるようなものを、そういったものをやはり計画しておくというか、検討しておくというのが必要ではないかと思いますけれども、その辺についてはいかがでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) 現状道路等の通行、交通を確保するということはやはり道路のかさ上げなり、いろいろなことが関係してきますので、とにかく今現状としましては、そういったところを確認したらまずお知らせをするというところでご理解いただければというふうに思います。そういうちょっとハード的な準備、そういったところはなかなかこういう計画をということで県道、国道いろいろなところございますけれども、難しいかと思っております。

○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。

○16番(安住稔幸君) ちょっと聞いていることと、私の質問が悪かったせいか。万が一、この市庁舎が孤立しては大変だということなので、それを防ぐためというか、そういったことに備えて何かしらの方策を検討しておくということが大事でないかということを聞いたわけでございます。その辺についてはいかがでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) 市役所が孤立というふうな形になりますと、もうほかの道路、そういったところもいっぱい被災が大きいというところになりますので、とにかく情報発信をするのが一番かなと。繰り返しになりますけれども、そういういろいろな代替をというふうな形ですけれども、道路の代替というと結局行くためには道路が必要という形になりますけれども、結局幹線道路、そういったところの整備につきましては県道、国道、そういったところを通らなければいけなくなりますので、繰り返しにはなりますけれども、啓発、道路管理者のほうと話をしながら、よりよい改修ができればというところではございますけれども、そういった形で説明させていただきます。

○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。

○16番(安住稔幸君) 私のちょっと質問、意図しているところの回答が違うんですが、万が一市の庁舎が孤立した場合に備えてというか、あってはならないことでありますけれども、万が一に備えてそれを検討しておくというような言い方をしているわけですけれども、検討してみてはいかがでしょうかねということを言っているわけでございまして、いかがでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) その辺は職員の行動等も確認をしながらいろいろそういったところも状況の確認も含めながら検討していきたいというふうに思います。

○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。

○16番(安住稔幸君) 続きまして、やすらぎパークとみやの整備についてでございます。
あの大雨が降った次の日ですか、やすらぎパークとみやのほうにちょっと行ってまいりました。沼田川がございまして、あそこにその造成予定地のところに木の橋がございました。総務常任委員会のほうで一遍見に行って、総務常任委員の皆さんわかっていると思いますけれども、そこにやはり多くの流れてきたものが大分ひっかかっておりまして、結構な浸水があったんだなということで思っておりました。あそこ傾斜があり、大亀山森林公園のほうから多分大雨というか、あと川もそうですけれども、流れてくるのかなと思いまして、この辺につきまして実際に造成するに当たり、造成というか整備するに当たり、どのようにお考えになっているかお聞きいたします。

○議長(渡邊俊一君) 生活環境課長。

○生活環境課長(安藤 司君) やすらぎパークとみやの整備につきましては、今現在、基本設計のほうを策定中でございまして、もちろん今のような木の橋ですとか、そういうことも解消されるものですけれども、今後基本設計の策定に伴いまして、調査結果を踏まえて対策を講じていきたいと考えております。

○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。

○16番(安住稔幸君) 確認なんですが、今現在のある要は地面の高さというか、グラウンドの高さで考えますと、そこにもあふれていたということで考えますと、やはり今現在の地盤よりは高いというか、かさ上げしたような状況で整備をしなければならないのかなと私は思うんですけれども、この辺についてはどのようにお考えなんでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 生活環境課長。

○生活環境課長(安藤 司君) 議員のおっしゃるとおり、施設用地のかさ上げ、また調整池機能、あとまた水路の幅とか、そこを検討しながら設計のほうを組み上げていきたいと考えております。

○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。

○16番(安住稔幸君) 続きまして、鷹乃杜地域の道路側溝についてお聞きいたします。
あのとき本当に鷹乃杜のところも見てまいりまして、もうやはり側溝、特に傾斜がきついものですから、噴水のように至るところでなっておりまして、そういうことを考えますと、やはりその今本当に富ケ丘も北部、南部も含めて側溝整備、もちろんとちの木、太子堂もやってもらっていますが、やはり先週の一般質問でもありましたけれども、特に鷹乃杜がその進捗率というのでしょうか、一応低いものでありますので、やはりこういったことで考えますと今回の大雨なども見ますと、本当にほかの地域より、非常に優先度は高いのかなと、私個人的にはそのように思いました。ですので、ほかの予算を減らすというのもちょっと私もそれはちょっとなという気もしないでもないことありませんので、やはり重点的に配分して鷹乃杜のほうを早めて整備していくというようなお考えはいかがでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 財源的な問題はなかなか難しい部分ではございますが、少しでも早く進捗が図られるようにやってまいりたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。

○16番(安住稔幸君) そしてもう一度繰り返しになりますけれども、本当に今現在鷹乃杜のほう、側溝整備、ふたがけしていただきまして、本当に私、月2回鷹乃杜の安全パトロールということで夜間歩かせていただいておりますけれども、そのときに本当に感じるのは、やっぱり側溝のふたがけをしますと道路がえらく広くなったという、本当にそういうイメージになります。やはりそういったことを考えますと、やはりほかの地域と同じというよりは、再度の質問になりますけれども、最重点にして進めるということが大事かと思っております。その辺を今すぐの回答というか検討したほうがいいんじゃないかと思いますけれども、その辺についていかがでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 今後坂道、それから通学路等をまずは最重点ポイントといたしまして、何とか早く整備が図られるように努力してまいりたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。

○16番(安住稔幸君) 次に、地域版ハザードマップの作成についてでございます。
これも今定例会でもいろいろと出ました。また、ことしの第1回定例会で浅野直子議員もこれについて質問をしておりました。やはり私も質問しておりますけれども、何回も繰り返すようでありますけれども、地域とともにハザードマップというか、そういったものをつくってこそ生かされていく、地域の実情を知っていくというのがやはり最大のハザードマップの意味合いなのかなと、私はそのように思っています。確かにハザードマップという、危険度、そういうところをあらわすということもそれはそれで大事でありますけれども、それよりもやはり地域の皆様が自覚というか、認識しながらやっていくというのがやはり大事だと思います。この辺につきましてどのようにお考えなのかお聞きいたします。

○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) ハザードマップ、一応市のほうとしては来年策定予定としております。地域のほうの今回の写真とか、そういったのもちょっと撮らせていただきながら反映をしたいなというふうに思っておりますので、その辺はちょっと今後進める上で検討ということでさせていただければと思います。

○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。

○16番(安住稔幸君) 今の話、市のほうのハザードマップはわかるんですが、やはり地域とともに市は市でハザードマップをつくっていただきまして、それを基本にして、地域地域でのハザードマップというか、そういったものの作成というものをやっぱり市として、地域で促していく、そういったものがやはり大事かと思いますけれども、この辺についていかがでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) 先ほども言いましたけれども、進める上での一つの検討ということにさせていただきたいというふうに思います。

○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。

○16番(安住稔幸君) 続きまして、被災者への市の上乗せ補助について質問をいたします。
床上浸水が6棟、床下が6棟、また雨漏り等が10棟ということで、報告のほうではお聞きしております。以前いただいた資料によりますと台風19号ですね。東日本大震災のときの話であれなんですが、やはりあれだけ広範囲ということもありまして、一部損壊の方に対しても市というか、当時町でしたけれども、独自の補助もしております。一部損壊程度の被害を受けた方に対して10万円を限度に業者に対して支払うということでありますけれども、それが申請件数で1,445件、当時でありますけれども、9,335万円の事業費としてあったということであります。今回このような自然災害、それも激甚災と言われたような大きい災害です。もちろん今回の災害は量的にいったら東日本大震災より非常に数字から見れば少ない数字であります。しかしながらやはりこれはもう自助努力ではどうしようもないことでございます。何とかこういったような感じの制度を常設化というか、制度化するというものも必要ではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 建設部長。

○建設部長(伊藤 正君) 東日本大震災のほう、ただいまお話しあったようにそういった制度を設けております。ただ、常設となりますとなかなか難しいのかなというふうにも思いますので、そのときの状況を考慮して、震災並みの状況になった場合にはその都度検討をさせていただく必要があるのかなというふうには思っております。

○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。

○16番(安住稔幸君) 先ほど執行部からの答弁で、市長からですね、床上の場合の消毒費用、消毒の実施ということで、これは本当に非常にありがたいものだと、私も思っております。ただ、本当に三ノ関のあの地域などを考えますと、やはり河川の改修とかで将来的にちょっともちろんよくはなっていくのではないかと思うんですが、やはりこういった住宅の基礎のかさ上げとか盛り土とか敷地のこういったものにつきまして、やはり場合によってはその一部を市として助成というか、そういったものについてもやはり検討すべきではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 先ほどの市長の答弁で納得できませんか。若生市長。

〇市長(若生裕俊君) ご意見いただきましたので、改めて検討はさせていただきたいと思いますけれども、とりあえずは先ほど答弁申し上げましたように、そういった床上浸水につきましては措置されますけれども、床下につきましてはなかなか対応しにくい事情もありますので、その辺、ちょっともう1回検討はさせていただきたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。

○16番(安住稔幸君) それでは、続きまして地域防災計画についてでございます。
私もずっと防災計画のホームページに上がっていたものをずっと見させていただきました。いろいろな部分で改定されている部分が多いなと思いました。それで、その中にデジタルサイネージというものを、デジタルサイネージというとどこになるのかな。TOMI+にもありますよね。あとここにもあるか。ああいったものを利用してやはりそういった避難所というか、公民館での情報発信というか、そこに来た方に対しての情報というものが迅速にできる。そういったものがやはり必要かとは思っております。今回、その改定内容としてこういったものも含まれているようでありますけれども、この辺につきまして今後どのように進められるかお聞きします。

○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) 地域防災計画につきましては、やはり防災計画の根幹というところでもございます。今後、あらゆる方法を使いながら啓発、伝達、そういったものをしていくというふうなことで、今後いろいろ進めていきたいというふうに思っております。

○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。

○16番(安住稔幸君) そしてあと同じくこれは前からちょっと確認で、私も知りませんけれども、ピクトグラムってございますね、意味を簡素化した絵ということでありますがピクトグラム、よく逃げるときのあれがピクトグラムなんでしょうかね、緑色の、ああいったものをやはりその防災計画の中に書いてあります。こういったものをやはり道路なり、そういった避難路のないようなところに掲示していくことも大事かと思っています。この辺についてはどのように進められるかお聞きいたします。

○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) 指定避難所につきましてはそういったのも優先的にということでちょっと検討はさせていただいているところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。

○16番(安住稔幸君) あとちょっと話が前後しますけれども、新富谷大橋も歩いてみました。もう冠水というか、通行どめになる一歩手前でございました。これも相当前にもやはり新富谷大橋が冠水して車が動けなくなっていたという状況が多分10年ほど前、もっと前かな、ありました。今回これにつきましてどのように対策を考えていらっしゃるか伺います。

○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 新富谷大橋につきましては、大雨、それから集中豪雨等の際に冠水することがこれまでにも多かったものですから、こちらとしてもパトロールを重点的に行っているところでございます。また、成田にございます交番とも連携を図りながら、危険が想定されるときは警察のほうで通行どめ、また誘導をしていただくという形でこれまで行ってきております。
今後におきましては橋りょうの点検の際に、修繕が必要になった際にまた配水管の数、それから配水管の大きさ等をさまざま検討しながら、そのときに適切な修繕を図ってまいりたいと考えているところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。

○16番(安住稔幸君) 間もなく終わります。
たしか防災アドバイザーという、ちょっと正確かどうか記憶は曖昧なんですが、ホームページのほうにそういった方の募集をかけておりましたよね。防災アドバイザー的な方を、その方は採用になったんでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 総務課長。

〇総務課長(菅原俊司君) 1件応募をいただきました。今後面談をして会議の決定につなげたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。

○16番(安住稔幸君) その方の行われるお仕事というか、どういう部門で、どういうところに活用されるのかお聞きします。

○議長(渡邊俊一君) 総務課長。

〇総務課長(菅原俊司君) 地域防災マネジャーという立場でありますので、市における防災強化または関係機関と連携というようなところについて重責をお願いする方として期待しているところです。

○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。

○16番(安住稔幸君) 最後になるかと思います。
それで、先週の一般質問の中で防災資格の有資格者数ということだと思いますけれども、194人いらっしゃるということで、ここで見ますと、私も防災士の資格を持っていますし、浅野直子議員も防災士の資格を持っておるわけでありますけれども、これだけの方がいらっしゃるんでしたら、やはり今回のこの防災に計画やら、また地域の防災の強化に対しまして、例えば防災士の皆様に協力していただく、そして地域の防災力を上げていくというようなことができるかと思いますけれども、この辺についてはどのようにお考えでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。

〇防災安全課長(横田利雄君) さきに回答させていただいたのは、宮城県の養成講習を受けた方ということでお伝えさせていただいております。また、防災士ということで別な資格をお持ちの方もおりますけれども、その方はうちのほうで非公開として、どのくらいの方が受けて、持っているというのはデータはいただいておりますけれども、あくまでも取り扱い注意ということで、協会のほうからいただいておりますので、それをちょっと前面に出すのは難しいかなというふうに思っております。なお、その方が宮城県のほうに申請すると、防災養成講習を受けた者と同等とみなしてもらえますので、そういった形でそちらのほうに登録をしていただきながら、地域のほうに行って、活動をお願いしたいなというふうには思っております。

○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。

○16番(安住稔幸君) そうしますと、宮城県防災指導員の人数ということで、先週194人ですか、私もそのメンバーに一応入らせていただいております。
それで、その防災士の方、もちろん指導員の方で本当に結構でございます。その方たちが集まって、防災士会、地域の防災士会というものを立ち上げまして、これが地域の防災力の強化に結びつくということでございます。やはり市としてそういったものに持って行って、そして防災での協働のまちづくりというか、こういったものが実現できるかと思います。この辺について非常に有効な手段かなと思っています。この辺につきまして、市長お考えはいかがでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。

〇防災安全課長(横田利雄君) 市としましてもやはり地域のほうの強化ということで、リーダー的な形で担っていく方というふうに位置づけておりますので、今後とも地域のほうに受講された方のお名前をお話ししたり、情報を提供したり、いろいろな形で情報を提供させていただいて、地域の防災力の向上に努めさせていただきたいというふうに思っています。

○議長(渡邊俊一君) 次に、4番塩田智明君。

○4番(塩田智明君) それでは、私から2件質問いたします。
最初に、富谷茶復活プロジェクトについて、2つ目は、富谷市地域防災計画についてです。この質問につきましては、さきの同僚議員の一般質問と一部重複する内容もありますが、通告に従い質問いたします。
初めに、富谷茶復活プロジェクトについての質問です。
江戸時代宿場町だった富谷市で盛んに生産されていた富谷茶の復活は、茶葉の商品化というだけではなく、富谷市の歴史、文化を生かした魅力ある新たな特産品になるものと市民は大いに期待しております。富谷市総合計画に掲げた農業分野の新たな誇りを育む特産品づくりは、平成30年度から富谷茶復活プロジェクトとして動き出しました。平成30年度は、シルバー人材センターによる富谷茶復活プロジェクトにより、市内3カ所に埼玉県、静岡県から購入した茶苗約1,000本の植栽を行うともに、富谷茶案内人の育成や街道まつりでの試飲・提供、地域住民参加体験として富谷中学校の生徒さんによる茶摘みを行うなど、事業周知にも積極的に取り組んできました。
平成30年度の行政実績報告書では、今後の取り組みとして「栽培面積の拡大や生産者の増加を目指していく」とされています。また、さきの同僚議員の質問では、「今年度は、茶苗2,000本の育成、来年度はこの苗を農家に提供し作付、令和6年度まで1万本の栽培を当面の目標とする」との答弁がありました。しかし、富谷茶復活にかかわる実行計画書が示されておらず、茶葉の生産拡大やスイーツのまちづくりに向けた新たな特産品づくりの計画が明確になっていません。
富谷の茶木は、1609年ごろ宇治から取り寄せたと言われています。産業建設常任委員会では「特産品を生かした観光地域づくりについて」をテーマに、今年の6月30日に宇治茶の約45%を生産している京都府の和束町に事務調査を行いました。調査の終わりには和束町の議長から富谷茶の復活に対し「電話待っているよ、全面的に協力するよ」との一言があったそうで、「今後とも富谷茶の復活に対し、和束町と継続した交流が持てる状況をつくりたく思った」と報告書にまとめています。
私も同僚議員と「特産品を生かした観光地域づくりについて」をテーマに、10月24日、和束町に政務活動調査に行きました。政務活動調査には、和束町の堀町長を初め議長、担当職員の方も多数出席していただき、町長からも富谷茶復活の取り組みに協力する旨の言葉がありました。富谷茶復活で魅力ある新たな特産品づくりと強い情報発信が必要です。富谷茶復活プロジェクトについて、実行計画書はつくっていなくても何らかの計画はあるものと思います。計画を議会と執行部が共有し、オール富谷で富谷茶復活をぜひとも成功させたいとの思いを込めて、以下について質問します。
問い1、「富谷宿開宿400年に向けて富谷茶復活を目指します」としていますが、実行計画が策定されていません。富谷市総合計画、基本構想の後期基本計画が始まりますが、この機会に中長期計画を市民に示し、市民全体の意識向上を図り、達成に向けて取り組む必要があるのではないでしょうか。
問い2、現時点での富谷茶を使ったスイーツとしての特産品づくりの企画検討の開始予定時期、特産品としての発表予定時期など、スケジュールをお聞きします。
問い3、富谷茶の復活では茶葉の生産拡大のみならず、魅力ある新たな特産品づくりと強い情報発信が大事と考え、見解を求めます。
2つ目の質問は、富谷市地域防災計画についてです。
東日本大震災発生時、宮城県仙南仙塩広域水道の送水管破損などにより、仙南仙塩広域水道を利用している東向陽台、明石台、成田地区では、断水が約1カ月続きました。その間、市の給水車は来たものの、1世帯当たりペットボトル2本と制限され、飲料水確保で苦労し、水洗トイレが使えず、風呂にも入れない状態が続きました。また、市の広報車や防災行政無線の放送は、聞こえづらく、住民に情報が伝わらないことが多々ありました。今般、富谷市地域防災計画改定案のパブリックコメントの手続があり、地域防災計画の水道施設の耐震強化、通信、放送施設の確保について確認しましたが、現行と同様の内容でした。さらに、災害時の地域防災リーダーの養成に取り組んでいるものの、宮城県防災指導員と認定された後の定期的な講習や避難訓練、避難所運営等での役割が明確化されていないため、災害発生時、力を発揮できるのかどうか危惧されます。
今般の富谷市地域防災計画改定案では、東日本大震災の教訓をどのように生かされているのか見えてこないため、以下の質問を行います。
問い1、富谷市で仙南仙塩広域水道を利用している地域は長期の断水となりましたが、明石台に隣接する仙台市泉区明石南では1週間程度で水道が使えるようになりました。富谷市で断水が長期化した理由と、明石南との水道復旧で大きな差が出た理由をお聞きします。
問い2、富谷市で仙南仙塩広域水道を利用している地域の水道設備を強化するため、複数ルートでの給水を望む声が寄せられています。仙台市の水道設備と連携することなど早い時期に給水ルートの複数化対策が求められます。具体的な対策についてお聞きします。
問い3、広報車や防災行政無線を屋外スピーカーの放送を聞きやすくするのは限界があります。広報車は避難所や各町内会館を経由して広報資料を掲示、または手渡しするなど、手渡ししながら走るなど、具体的な改善策をマニュアル化するなどの検討をしていますか。
問い4、長野県宮田村では、村の防災行政無線を村民のスマートフォンに瞬時に転送するシステム「地域防災コミュニケーションネットワーク」を導入しています。本市でも災害時の情報伝達の強化策として検討する価値があると考えますが、見解を求めます。
問い5、宮城県防災指導員の富谷地域防災計画への位置づけについて見解を求めます。

○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの塩田智明議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の富谷茶復活プロジェクトについての問い1でございます。
富谷茶復活の取り組みにつきましては、議員のご指摘のとおり、市総合計画の平成27年度から平成32年度を期間としている前期計画及び実施計画の中には具体的な明記はしておりませんでした。本プロジェクトは、富谷宿開宿400年記念事業の一つとして位置づけ、歴史的事実を強みに、本市の特産品として復活させ、本市の新たな農商工連携による産業振興とあわせて自然環境の保全にもつなげてまいりたいと考え、取り組みをスタートさせた事業であります。今後につきましては、富谷茶復活プロジェクトとしまして、富谷市総合計画後期基本計画及び実施計画に具体的にお示ししていくとともに、広く情報発信し、市民や企業の皆様にも応援していただけるよう取り組んでまいりたいと考えております。
問い2、富谷茶は誇りを育む特産品とみやスイーツの原料として大いに期待されるところであります。お茶の栽培につきましては、安定的に収穫が可能となるまで4年から5年を要するとされており、具体的なスケジュールに関してはお茶の生育状況やスイーツ原料としての可能性、各店舗の意向などを見きわめながら検討していくこととしております。
また、この付加価値の高い富谷茶に関しては、市内スイーツ店でも注目しており、富谷茶を使った新商品の開発に向けて既に自宅で富谷茶を栽培している店舗もございます。今後は、引き続き店舗等との連携を強化しつつマーケティングやブランディングといった専門的な知見を加えた研究も進めていくこととしております。
問い3、新たな特産品づくりや情報発信の取り組みの必要性につきましては、議員の認識と同じであります。富谷茶復活は、当時の名残である在来種の富谷茶原木の新芽から容器内挿し木技術により、その再生に取り組んでおります。現在日本茶は世界的ブームにも後押しされ、煎茶はもとよりスイーツや料理などに幅広く生かされております。本市でも富谷茶が持つ歴史的ブランド力を生かし、まずは富谷茶そのものを本市の特産品として成長させ、その上でさまざまな形で富谷茶のPRや情報発信に努めながら、スイーツ等の新商品の開発に取り組んでまいりたいと考えております。
質問件名2の富谷市地域防災計画についての問い1、東日本大震災時、宮城県仙南仙塩広域水道事務所が管理している水道送水管2,400ミリが破損し、富谷配水池への送水が停止したため、約3週間断水してしまい、市民の皆様には大変ご迷惑をおかけました。なお、仙台市泉区明石南地区の水道は仙南仙塩広域水道水ではなく、仙台市水道局福岡浄水場からの送水のため復旧が早く、差が出たものでございます。
問い2、現在、広域水道の接続等につきましては、宮城県企業局が主となり検討しているところであります。また、市、町間では大和町と配水管3カ所を接続しており、緊急時に協議し、対応を図ることとしております。
なお、仙台市水道局とは以前から連携のための協議を行っているところであり、継続して協議してまいりたいと考えております。
問い3、議員のご指摘のとおり、防災行政無線の屋外スピーカーの放送を聞きやすくすることは気密性の高い住宅、地域的な差異及び周囲の状況などにより限界があると認識しております。このことから、ホームページ、緊急速報メール、安全安心メール、LINE、フェイスブックなど、できる限り多くのツールを活用し、情報伝達に努めているところでございます。
また、広報車については、市の災害時職員行動マニュアルで住民への広報活動に活用することとしておりますが、台数も限られていることから、その運用方法については今後の課題とさせていただきたいと考えております。
問い4、宮田村が導入した地域防災コミュニケーションネットワークは、情報伝達の多重化に有効な手段であると認識しております。本市でも情報伝達の多重化が重要であると考えておりますが、さまざまな手段があることから、他の自治体の導入状況を把握し、本市にとって最も効果がある手段を選定したいと考えております。
現在、本市ではJアラート避難準備高齢者等避難開始情報や防犯情報などを市民の皆様へ伝達するため、安全安心メールへの登録を広報とみやで呼びかけております。
問い5、県防災指導員につきましては、地域防災力の向上を目指すリーダーとして活躍する方であることから、本市地域防災計画では、町内会や自主防災組織の共助力の向上を図るため、災害対策を推進するリーダーとして位置づけております。
以上です。

○議長(渡邊俊一君) 4番塩田智明君。

○4番(塩田智明君) 通告順に再質問をさせていただきます。
富谷茶復活関連の問い2、これの特産品づくりの企画検討について、検討開始時期はいつごろからとお考えでしょうか。
富谷茶復活の問い3につきまして、和束町の政務調査で行ったときに、スイーツで使うお茶は煎茶では使えないというようなお話を聞いてまいりました。スイーツ、お菓子に使うお茶はてん茶といいまして、玉露ですかね、で使うようなお茶の葉となるそうです。それで、現在、茶苗を植えているものは、煎茶だけと理解しているんですが、スイーツに使うお茶、てん茶というのでしょうか、そういったものについての計画はどうなっているのか伺います。
続きまして、地域防災計画についてです。
宮田村で導入している地域防災コミュニケーションネットワーク、この導入についての考え方については承知しました。本市でもいろいろと、いろいろな方法で市民への情報伝達をしているということですけれども、東日本大震災のときと、何が変わったか、追加されたか、よくなったかといったところをお伺いしたいと思います。
それと、先ほど宮城県防災指導員の富谷市地域防災計画への位置づけについて答弁をいただきましたけれども、実は私もその宮城県防災指導員の一人になっております。ただ、養成研修を受けた後でフォローアップ研修を受講しましたけれども、その後数年何も研修も避難訓練も携わっていないと、実際その場になったときにどう動いていいかわからないというのが正直な気持ちでございます。このことについて、せっかくこういう形で地域防災のリーダーとして任を担ってもらうという、活動してもらうというような趣旨であるならば、指定しているのは宮城県かもしれませんけれども、富谷市においてそれを活用するということを検討してもいいんじゃないかと思います。
以上、再質問をさせていただきました。よろしくお願いします。

○議長(渡邊俊一君) 初めに、経済産業部長。

○経済産業部長(奥山育男君) 富谷茶の関係、2点ございましたので、私のほうからご回答させていただきます。
初めに、特産品づくりの検討の時期ということでございます。これは先ほど市長が答弁で申し上げましたとおり、まずは原料となる富谷茶、こちらの生産、栽培、こちらのほうをまずはしっかりと取り組みながら、それと並走するような形で専門家のご意見なり、あとは市内のスイーツ店関係者等の声も聞きながら、スイーツあるいは料理の原料とかさまざまな富谷茶の使い道があるようでございますので、検討させていただければと思っております。ですので、時期的なところはまだ明確にいつごろというのは申し上げられない状況でございます。
もう1点、和束町の先ほどのお話でございました。こちらについては私のほうもいろいろ情報をお聞きしているところでございます。その中で、スイーツの原料というところでは煎茶というところではなくて、今お話をいただいたてん茶、これは玉露と言われるものは、お茶の中でも最上級の茶の種だそうでございます。そんなところから、私のほうでは、まずは富谷茶の復活に向けた茶葉の生産、そちらに重点を置きながら、またさらにスイーツの飲料水とかそのような茶葉の利活用、利用につきましては、これからいろいろ、先ほども申し上げたように、専門家のご意見を聞きながら研究を進めてまいりたいなというふうに考えてございます。

○議長(渡邊俊一君) 次に、防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) それではまず1点目、東日本大震災後どのように変わったかということでございます。まず、東日本大震災のときは、広報手段がなかったということで、職員が町内会長、あと指定避難所等にチラシ等を持っていきながら情報啓発をしたというような形でしておりました。その後、平成24年6月にツイッターのほうを開始、平成24年の11月にフェイスブックを開始、安心安全メールのほうが平成24年の12月に開始、防災行政無線のほうにつきましては平成25年4月ということで、東日本大震災のときの情報発信不足ということで、それを踏まえて今お話しした内容のものが開始されております。
なお、ちょっと開始時期はあれですけれども、LINEのほうでも開始をして情報発信をしたというような形でいろいろな情報発信に努めているというところでございます。
もう1点、宮城県防災指導員の受講はしたけれども、どのような仕事をということでの問いでございますけれども、先ほど市長のほうから答弁あったとおり、地域の防災力の向上のために受講していただきたいということで、市のほうとしては毎年開催のほうを働きかけているところでございます。平成28年度に、活動しやすいようにということで県のほうで腕章を準備していただいて、受講者皆様のほうに一応こちらで平成29年2月に送付をしてございます。
なお、一応毎年フォローアップ研修ということで広報も変わりましたので、現在そういったところで受講された皆さんに再度という形でお知らせをしておりますので、お受けをお願いしたいなというふうに思います。
あと今年度から地域実践アドバイザー派遣事業ということで、県のほうで、そういう資格を持った方が地域で活動しやすいようにということでそういう派遣事業もありますので、そういったところを周知しながら、せっかく受講していただきましたので、地域のほうで活動しやすいようにということで働きかけをしていきたいというふうに思っております。

○議長(渡邊俊一君) 4番塩田智明君。

○4番(塩田智明君) それでは、順番を変えて再々質問をしたいと思います。
地域防災計画のほうを先にお聞きしますと、1点、今回本日の答弁で主な改正点はということについてお聞かせいただきました。飲料水の備蓄を3日分から推奨7日分に変更するなどの、そのほか何点かの変更があるというふうなご説明をいただきました。そこで、各町内会の自主防災計画は、富谷市は地域防災計画と整合性を図ってつくるようにしております。今回のパブリックコメント、260ページ、70ページあるところを修正箇所はアンダーラインが引いてありますけれども、あれを見ながら、各町内会の地域防災計画を修正するというのはかなりな負担になります。なので、先ほどご説明をいただいた今回の改正点の主な内容、要約版をつくって各地域の行政区長宛てに配布をお願いしたいと思います。それについて考え方を伺います。
それと富谷茶について、最後の質問です。この富谷茶の最後の質問は、できれば市長にお答えを、答弁をお願いしたいと思います。富谷宿開宿400年という歴史的な節目のこの富谷茶の茶木は宇治から取り寄せたと言われております。現在、平成30年度は1,000本、今年度は2,000本ですかね、苗木を送っていただいておりますけれども、これは埼玉と静岡から入手している。取り寄せて植えている。先ほど冒頭にも和束町でも産建常任委員会での視察とかいうことをちょっと公表させていただきましたけれども、この富谷茶復活を大々的にアピールするためにも、宇治茶の生産地から苗木を取り寄せて植えたり、またはお茶の協定を結ぶなどで強い情報を発信したほうがいいと思いますが、見解をお聞かせいただきたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) 初めに、若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、最初の改定版の要約版につきましては、担当課のほうから答弁させていただきます。
私は2点目の富谷茶について、まずは塩田議員には富谷茶に対して大変大きな期待と前向きに捉えていただいておりますことを心より感謝申し上げたいというふうに思っております。今大変富谷茶の復活プロジェクトについては、多くの方が期待を寄せていただいておりますので、その期待にしっかりと応えていきたいというふうに考えております。
その中で、やはり私も今回富谷茶復活の一番大きな価値は、かつて伊達政宗公、仙台藩主政宗公が宇治から取り寄せたお茶、それで仙台藩に推奨したのが、その中で富谷がお茶どころとして栄えたという、その在来種の富谷茶、いわゆる奥州宇治茶とも言われた400年の歴史に近いその富谷茶が、今回茶畑が残っていて、その在来種をもう一回復活させるということに大変大きな価値があるわけでございます。その価値をしっかりとブランド力として生かしていくために、今、実は在来種の富谷茶をふやすには、実生とか、なかなか挿し木ってすぐに簡単に苗木を育てるのが難しいという大きな壁があって、シルバー人材センターさんでは一旦狭山とか、2カ所から苗木を取り寄せた経緯があるわけですけれども、その後に日本製紙、日本紙通商さんが富谷茶復活プロジェクトのニュースを聞いて、我々の技術力でもし協力できるのであればということで、今回容器内挿し木技術という特殊な技術で在来の富谷茶の芽を持ち帰って、その容器内挿し木術で苗木の再生に成功したという経緯があります。それを踏まえて、ことしは2,100本、来年から2,000本ずつ毎年、最終的には1万本の苗木を供給していただきまして、それを市内に定植をしていくという作業で今進めているところでございます。そういう意味では、ぜひ今回、奥州宇治茶と言われた宇治から政宗公が取り寄せたという背景もありますので、そういう意味ではこれから情報交流だったり、いろいろ技術指導だったりいただいていきたいというふうに思っておりますし、その辺はいろいろ積極的に交流も図っていきたいというふうに考えておりました。
ただ、あと宇治茶、いわゆる茶の苗木については、やはりせっかく在来の富谷茶という、その400年の歴史ある富谷茶をもう1回容器内挿し木技術で復活させるという在来種の富谷茶というのが大きな私は価値があると思っておりますので、そこにしっかりと取り組んでいきたいと考えております。

○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) 改正地域防災計画の概要版ということに答弁させていただきます。
改正点が、広域というか細部にわたりますので、今後前向きに概要版作成ということで進めたいなというふうに思います。よろしくお願いします。

○議長(渡邊俊一君) これをもちまして本日の一般質問を終わります。
ここでお諮りいたします。
議案調査のため明日10日から11日までを休会といたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、明日10日から11日までを休会とすることに決定をいたしました。
なお、しあさって12日の本会議は午前10時からの開会といたします。
これで本日の日程は全て終了しました。
本日はこれにて散会をいたします。
ご苦労さまでした。


午後 1時56分 散会

予算審査特別委員会会議録第1号

令和元年12月10日(火曜日)

出席議員(17名)

  • 委員長 畑 山 和 晴
  • 副委員長 安 住 稔 幸
  • 委員 浅 野 直 子
  • 委員 出 川 博 一
  • 委員 菅 原 福 治
  • 委員 高 橋 正 俊
  • 委員 長谷川 る 美
  • 委員 若 生 英 俊
  • 委員 浅 野 武 志
  • 委員 青 柳 信 義
  • 委員 金 子 透
  • 委員 藤 原 峻
  • 委員 渡 邊 清 美
  • 委員 塩 田 智 明
  • 委員 村 上 治
  • 委員 佐 藤 浩 崇
  • 委員 菊 池 美 穂

欠席委員(なし)

職務のため出席した者の職氏名

  • 議長 渡 邊 俊 一

説明のため出席した者

  • 市長 若 生 裕 俊
  • 副市長 西 村 一 慶君
  • 企画部長 木 越 養 一
  • 企画部企画政策課長 松 原 誠
  • 企画部企画政策課参事兼交通政策推進室長 近 藤 正 範
  • 企画部財政課長 高 橋 弘 勝
  • 総務部総務課長兼情報化推進室長 菅 原 俊 司
  • 総務部防災安全課長 横 田 利 雄
  • 総務部市民協働課長 高 橋 加 代
  • 市民生活部長 吉 田 尚 樹
  • 市民生活部市民課長兼東向陽台出張所長兼富ケ丘出張所長兼あけの平出張所長兼日吉台出張所長兼成田出張所長 渡 邊 美 智 子
  • 市民生活部税務課長 泉 川 潤 哉
  • 市民生活部生活環境課長兼清掃センター所長 安 藤 司
  • 保健福祉部長兼福祉事務所長 中 山 高 子
  • 保健福祉部長寿福祉課長 浅 場 悟
  • 保健福祉総合支援センター所長兼地域包括支援センター統括監 高 橋 弘 美
  • 保健福祉部地域福祉課長 狩 野 悦 子
  • 保健福祉部健康推進課長 菅 原 順 子
  • 保健福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセンター子育てサロン所長 星 英 樹
  • 経済産業部長 奥 山 育 男
  • 経済産業部農林振興課長兼農業委員会事務局長 鴇 幸 浩
  • 建設部長 伊 藤 正
  • 建設部都市整備課長 高 橋 隆 美
  • 建設部都市計画課長 高 田 浩 幸
  • 水道事業上下水道課長(建設部上下水道課長) 齋 藤 英 夫
  • 教育長 菅 原 義 一
  • 教育次長 二 階 堂 浩 一 郎
  • 教育部長兼教育部生涯学習課富谷中央公民館長兼富ケ丘公民館長兼東向陽台公民館長兼あけの平公民館長兼日吉台公民館長兼成田公民館長 荒 谷 敏
  • 教育部教育総務課長 渡 邉 正 弘
  • 教育部学校教育課長 相 澤 美 和
  • 教育部生涯学習課長兼総合運動場所長兼民俗ギャラリー館長兼図書館開館準備室長 小 山 温
  • 学校給食センター所長 郷 右 近 衛

事務局職員出席者

  • 事務局長 富 澤 裕
  • 次長 高 橋 直 美
  • 主事 大 村 峻 史

午前10時00分 開会

○委員長(畑山和晴君) 皆さん、おはようございます。
本日の出席委員は17名であります。定足数に達しますので、「予算審査特別委員会」を開会いたします。
去る12月3日の本会議におきまして、『議案第14号』「令和元年度富谷市一般会計補正予算(第6号)」の審査のために本委員会が設置されました。慎重な審議をお願いいたしまして、開会の挨拶といたします。
直ちに本日の会議を開きます。


予算審査特別委員会の日程について


○委員長(畑山和晴君) 本委員会の審査日程につきまして、お手元に配付の次第のとおりといたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

○委員長(畑山和晴君) 異議なしと認めます。よって、本委員会の審査日程は、次第のとおり行うことに決定いたしました。
なお、本会議において補足説明まで受けておりますので、本委員会では説明を省略いたします。
質疑については、慣例により一問一答方式により行いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

○委員長(畑山和晴君) 異議なしと認めます。よって、一問一答方式により質疑を行うことといたします。
なお、質問者及び答弁者は、要領よく簡潔な質問と答弁、そして、スムーズな議事進行にご協力くださるようお願いいたします。


議案第14号 令和元年度富谷市一般会計補正予算(第6号)


○委員長(畑山和晴君) 初めに、議案第14号令和元年度富谷市一般会計補正予算(第6号)を議題といたします。
なお、これより一般会計のうち市長公室、企画部、総務部、市民生活部、会計課、議会事務局、監査委員事務局、経済産業部及び建設部の所管に属する補正予算について審議をいたします。
これより説明を省略し、質疑に入ります。質疑はページ、款項目を明示され行ってください。
それでは、質疑ございませんか。安住委員。

○委員(安住稔幸君) それでは、質問させていただきます。
説明書の39ページでございます。
債務負担行為の中でお聞きいたします。39ページ、債務負担行為で一番上のほうにあります市民バス運営事業、これ、今までですと、今年度になりますと、令和元年度ですと4,017万6,000円という金額になっております。こちらは令和元年度からということでいきますと年間5,742万円、1.4倍ということになっております。この辺につきまして、どのような内容というか、なるのか、お聞きいたします。

○委員長(畑山和晴君) 交通政策推進室長。

○交通政策推進室長(近藤正範君) この金額につきましては、昨年度作成いたしました公共交通のグランドデザイン等の中でもうたってございますが、交通の今のバス自体の見直しを今やろうとしてございまして、その中においてバスがやはり1台足りないと、市民からの声もいろいろそういうことをおっしゃっている方も非常に多いものですから、そういった意見にある程度対応するように、もう一度バスのルートの見直しとともに1台ふやしたいということで検討してございます。

○委員長(畑山和晴君) 安住委員。

○委員(安住稔幸君) バスの増車とルートの見直し、こういったものは、やはり市民の皆様からのアンケートというか、年1回くらいやっているようですけれども、こういったものはもちろん生かされてのという感じになるんでしょうか。

○委員長(畑山和晴君) 交通政策推進室長。

○交通政策推進室長(近藤正範君) 1台ふやすことによって皆様方へのサービス水準も上がるということで、再検討することにしてございます。

○委員長(畑山和晴君) 安住委員。

○委員(安住稔幸君) そうしますと、1台増車ということでございますと、今までですと満員で乗れなかった方、そういったルートもあるわけであります。そういったところでの台数の増加ということで、再度、済みません、確認ですけれども、よろしく頼みます。

○委員長(畑山和晴君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 今回の増額は、今現在、交通戦略の基本計画、戦略を今取りまとめております。その中で、すぐやれることというものの中で、やはり市民バスのいわゆる見直しというものを想定しておりまして、その計画が今年度でき上がりますので、それを見据えた中で、やはり1台増車も含めながらということで、今回、増額での債務負担行為を提案させていただいているところでございます。

○委員長(畑山和晴君) 安住委員。

○委員(安住稔幸君) 済みません、そうしますと、1台ふやしていただけたら、非常に本当に住民サービスが上がるのかと思っております。特に大きなルートの見直しとかそういったものについては、今のところお考えなんでしょうか。

○委員長(畑山和晴君) 交通政策推進室長

○交通政策推進室長(近藤正範君) ルートの見直しにつきましても、今現在、検討している最中でございます。

○委員長(畑山和晴君) 安住委員。

○委員(安住稔幸君) バスについて、もう一度だけ、済みません。
そうしますと、私もちょっと議会で一般質問で取り上げさせていただいたんですが、例えばノンステップバスの導入とかこういったものにつきましては、検討されたのかどうか、お聞きいたします。

○委員長(畑山和晴君) 交通政策推進室長。

○交通政策推進室長(近藤正範君) その辺のステップ等につきましても今回の費用の中には含んでございます。

○委員長(畑山和晴君) 安住委員。

○委員(安住稔幸君) 続きまして、同じページの2つ下の地方税共通納税サービス利用料というものがございます。これ、多分今までなかったと思うんですが、ちょっと私が認識不足だったらあれなんですけれども、なかったと思うんですが、この辺の説明をお願いいたします。

○委員長(畑山和晴君) 税務課長。

○税務課長(泉川潤哉君) ことしの10月から共通納税システム運用開始になりまして、特に、主に特別徴収分、大規模法人の、その特別徴収を1カ所の銀行で集めまして、それを各自治体のほうに振り分けて納税するというシステムになっていまして、ことしの10月から始まっております。来年、毎年、今のところは単価が変わるんではないかということで、単年度の債務負担ということで年度内に契約を済ませて、4月からそのまま運用できるようにということで今回上げさせていただいているところです。

○委員長(畑山和晴君) 安住委員。

○委員(安住稔幸君) 済みません。もう一度、もう少し詳しくご説明をお願いしたいんですけれども、よろしいでしょうか。

○委員長(畑山和晴君) 税務課長。

○税務課長(泉川潤哉君) 通常ですと、各法人は社員のお住まいのところに特別徴収ということで住民税を納めるような形になっているんですけれども、それを軽減させるために、1カ所の委託先の銀行みたいなものですよね、そこに一度納めまして、そこから各自治体に振り分けるということで、そちらの手数料等もかかるんですけれども、今後、そういった運用で、あと、法人税に関しましてもそういった運用になっていくんではないかということで、今後、そういうふうになっていきます。

○委員長(畑山和晴君) ほかに質疑ございませんか。藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 39ページの債務負担行為に関しまして、障がい者相談支援事業のほう、こちら充実されるということだったかと思うんですけれども、こちらに関しまして職員体制の充実に関してはどのように検討されていたかをお伺いいたします。

○委員長(畑山和晴君) 教育になります。(「そうですね、済みません、後で」の声あり)藤原委員。

○委員(藤原 峻君) あ、これも午後か……。済みません、後で。

○委員長(畑山和晴君) ほかに質疑ございませんか。菅原委員。

○委員(菅原福治君) 1点だけお伺いします。

○委員長(畑山和晴君) マイク、お願いします。

○委員(菅原福治君) 1点だけ、お願いします。
ページの33、34。1項、12款の公債費、23節の償還金について、繰上償還についてですが、お伺いしますが、この繰上償還に至った考え方というか、経緯についてお伺いしたいんですが。

○委員長(畑山和晴君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) 昨年度の決算で久方ぶりに市債の残高が減りました。その流れを踏襲するためということで、今回、繰上償還ということに取り組もうということで、予算計上したところでございます。

○委員長(畑山和晴君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) 本当に、本市みたいな、本市みたいなというのは失礼ですけれども、税金というか、市税等々に頼っている自治体にとってはこういう考え方が本当にすばらしいなと。今までもやってきたんですけれども、これで800万ほどの、民間であれば売り上げ、利益ですけれども、本当に税収というか、800万もの税収を生むわけですから、本当にすばらしいことだなというふうに思うわけです。これからも、借金を借金で返すような部分ありますけれども、これからもぜひこういったことを続けていただきたいと思いますが、その辺についてもお伺いいたします。

○委員長(畑山和晴君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) 考え方は、委員のおっしゃるとおりなので。ただ、財源が伴いますので、その都度考えていきたいと思っております。

○委員長(畑山和晴君) ほかに質疑ございませんか。浅野直子委員。

○委員(浅野直子君) ページ数、24ページになります。4款1項3目の19節、合併処理浄化槽の補助金が出ておりますけれども、この説明を求めたいと思います。

○委員長(畑山和晴君) 生活環境課長。

○生活環境課長(安藤 司君) こちらになりますけれども、当初、7人槽が5基で予定しておったものですけれども、一応、そちらが10人槽のほうに切りかわるなりして、また、1基増加したことによって今回補正するものでございます。

○委員長(畑山和晴君) 浅野直子委員。

○委員(浅野直子君) それはどちらの場所になりますか。場所といいますか、地域はどちらになりますでしょうか。

○委員長(畑山和晴君) 生活環境課長。

○生活環境課長(安藤 司君) こちら、10人槽に変わったのは明石地区のところでございます。

○委員長(畑山和晴君) 浅野直子委員。

○委員(浅野直子君) 追加ありますか。これはこれで終わりということになりますでしょうか。追加はありますでしょうか。

○委員長(畑山和晴君) 生活環境課長。

○生活環境課長(安藤 司君) 今、1基追加がございまして、ちょっとそちらのほうも少し変化があるようですので。ただ、今回補正に上げておりますのは今現在の状況ですので、また補正がある可能性はございます。

○委員長(畑山和晴君) 浅野直子委員。

○委員(浅野直子君) そうしますと、補正予算の金額というのはこの91万5,000円ぐらいの金額になるような予定になるのか、お伺いいたします。

○委員長(畑山和晴君) 生活環境課長。

○生活環境課長(安藤 司君) この補正を上程した後にちょっと変更がかかるものですから、そちらも含めて、2月補正あれば2月補正のほうに上げさせていただく予定でございます。

○委員長(畑山和晴君) ほかに質疑ございませんか。藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 先ほどは済みませんでした。
26ページの農林水産業費の6款1項3目農業振興費の中で、農作物有害鳥獣等駆除事業があるんですけれども、市長挨拶のほうでもありました。明石地区、そして、石積地区への物理柵ということだったんですけれども、以前、議会で取り上げた猟銃に関する補助などに関してはこの中に含まれていたか、確認をしたいと思います。

○委員長(畑山和晴君) 農林振興課長。

○農林振興課長(鴇 幸浩君) この中には含まれておりません。

○委員長(畑山和晴君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 猟銃や箱わなの免許に関しまして補助ができるよというのは、その後、告知みたいなものはされていたかをお伺いいたします。

○委員長(畑山和晴君) 農林振興課長。

○農林振興課長(鴇 幸浩君) 実施隊を通じまして周知はしておったところでございます。

○委員長(畑山和晴君) ほかに質疑ございませんか。渡邊清美委員。

○委員(渡邊清美君) 18ページのマイナンバー……。

○委員長(畑山和晴君) マイク。

○委員(渡邊清美君) 18ページのマイナンバー制度対応事業についてお伺いします。
政府は、2022年までに全保有を想定しています。取得率が低いのですが、今後どのようにして取得率を上げていくか、お伺いします。

○委員長(畑山和晴君) 市民課長。

○市民課長(渡邊美智子君) 国の施策でいつまでにどのくらいというのは決まっておりますけれども、それに向けて周知はもちろんですけれども、窓口の対応も含めて検討のほうはしておりますので、その内容に沿って事務事業のほうは整えていきたいと思っております。

○委員長(畑山和晴君) ほかに質疑ございませんか。浅野武志委員。

○委員(浅野武志君) ページ、32ページのマーチングバンドの全国大会出場の補助金なんですけれども……。

○委員長(畑山和晴君) 教育民生のほうになります、後半の。
ほかに質疑。出川委員。

○委員(出川博一君) それでは、6ページ。
債務負担行為の補正なんですけれども。先ほども質問が出ましたけれども、市民バス運行についてなんですけれども。これはあれでしょうか。限度額については、これは税込みなのかどうか、お尋ねいたします。

○委員長(畑山和晴君) 交通政策推進室長。

○交通政策推進室長(近藤正範君) この金額につきましては税込みで検討してございます。

○委員長(畑山和晴君) 出川委員。

○委員(出川博一君) 今度10%ということで、多分その分の上乗せがあるんだろうとは思いますけれども。とはいいながら、前回、28年12月に債務負担行為ということで、当時の議決では1億2,675万ということだったんですけれども、例えばそれが8%の時代、10%になったとしても、余りにも1億7,226万というのは多額過ぎる。先ほど、バス1台買うんだという説明もございましたけれども。それらを踏まえても多額過ぎると思うんですけれども、その辺について、さらに内容についてお尋ねしたいと思います。

○委員長(畑山和晴君) 交通政策推進室長。

○交通政策推進室長(近藤正範君) バスの値段だけではなくて、やはり毎月の費用等、運転手の費用等、皆、総体的には上がってございますので、そういう計画の中で対応していきたいということで、この金額は上げてございます。

○委員長(畑山和晴君) 出川委員。

○委員(出川博一君) バス1台というのは、これは市が所有するんでしょうか。それとも、バス会社さんが所有するという形になるんでしょうか、お尋ねします。

○委員長(畑山和晴君) 交通政策推進室長。

○交通政策推進室長(近藤正範君) 一応、バス会社で所有するということでございます。

○委員長(畑山和晴君) 出川委員。

○委員(出川博一君) ということは、ある意味、リースのようなイメージで考えればいいんでしょうか。それとも、市の負担とすればですね。そうなったときに、果たして1,500万というのが、総体だとの答弁だったんですけれども、とはいいながら、単年度で約1,500万ふえると、これが本当に適正な増加額なのかどうか非常に疑問に感じるところなんですけれども、もう一度、お願いいたします。

○委員長(畑山和晴君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 先ほども私答弁させていただきましたが、今回、増額につきましては、現在、国交省の補助金をいただいて策定を進めておりますいわゆる公共交通グランドデザインの総合戦略が今年度中にまとまりまして、その中で、まずすぐ取り組めることはすぐやるということで、その中ですぐやれるという部分がまずは市民バスの再編でございますので、それに対応できるようにということで、今回、増額しての債務負担行為で捉えているところでございます。

○委員長(畑山和晴君) 出川委員。

○委員(出川博一君) であれば、あえて3年の期間でもって債務負担行為を起こす必要はないのかなと。例えば、今検討中なので、公共交通に関する指針がまとまった段階で、その段階で、なおかつ、市民バスは増強が必要だねというようなことになるのか。あるいは、利用人数の少ない路線もあるわけですから、そういうところはデマンドのタクシーにするとか、そういうような総合的なものが全部できた段階で、その上で3年の期間でというのだったらわかるんですけれども。今の答弁をお聞きしますと、今検討中のもので、多分これはそんなに時間を置くわけにいかないと思いますので、あと1年、そのぐらいではある程度の指針が出るんだろうと思うんですけれども、その辺のところについてのお考えはいかがかどうか、お尋ねいたします。

○委員長(畑山和晴君) 交通政策推進室長。

○交通政策推進室長(近藤正範君) これは一応本年度中にある程度の方針は出したい。今、委員おっしゃったように、デマンド系の形もいろいろなパターンとかそういったものを考慮した上でのグランドデザインの検討をしてございますので、その中での対応になると思っております。

○委員長(畑山和晴君) 出川委員。

○委員(出川博一君) ますます、今の答弁を聞くと、何で3年での債務負担行為を起こす必要があるのか、単年度でいいのではないかと私は思うんですけれども、その辺についてお尋ねいたします。

○委員長(畑山和晴君) 交通政策推進室長。

○交通政策推進室長(近藤正範君) 当初の3年もそうでしたけれども、要は、リースするにしても、車が相当傷んでしまうということもございまして、3年ぐらいである程度の買いかえ等も生じるというふうに、リース会社というか、今の委託業者から聞いてございますので、そういったものも踏まえまして3年ということでやってございます。

○委員長(畑山和晴君) 出川委員。

○委員(出川博一君) ちょっと、過去にさかのぼってちょっと調べてみたんですけれども、以前はパノラマ観光バス、それが26年度から仙台富士交通さんということで、今の委託先ですけれども、そのときの債務負担の上程時期が、25年9月に債務負担行為を上程して、その次の年に、つまり26年度にバス会社さんが変わったということで、あくまでも、やっぱり変更するためには、変更するというか、ある程度の準備期間がないと、同じ入札をしても手を挙げる人は少なくなるんじゃないかなというふうに思いますので、その辺のところの過去の経過を踏まえて、今回の債務負担行為を3年で計上していたというその辺のところについて、もう一度、お尋ねしたいんですけれども。つまり、仙台富士交通さんありきではないのかというふうに思うんですけれども、その辺についてのご見解をお願いいたします。

○委員長(畑山和晴君) 交通政策推進室長。

○交通政策推進室長(近藤正範君) 富士交通ありきとかではなくて、3年につきまして、来年度、できるところからやっていくということなので、なるべく早くということですから、目標は来年度早々ということで、その中においての今回の債務負担行為の上程となってございます。

○委員長(畑山和晴君) 出川委員。

○委員(出川博一君) ということは、これが議決された場合においては、公共交通システムなりが本年度にまとまったとしても、それはそのまま、この市民バスについては3年間運用していくんだと、変わらず運用していくんだということであれば、必ずしも、意見を踏まえた上で体系をつくり直すということとはちょっと若干違った意味合いになるのかなと。そう思うんですけれども、いかがでしょうか。

○委員長(畑山和晴君) 交通政策推進室長。

○交通政策推進室長(近藤正範君) 考え方としては、委員おっしゃったとおりの部分もございますが、やはり市民ニーズ等々を考えていきますと、そのような考え方として、我々としては市民アンケート等も踏まえましてこういうふうにありたいということで成果を出したいというふうに考えてございます。

○委員長(畑山和晴君) 出川委員。

○委員(出川博一君) それでは、同じ債務負担の中で、令和元年度台風19号農業被害特別対策貸付金利子補給とあるんですけれども、これのいわゆる453万1,000円と出た根拠をお尋ねしたいんですけれども。

○委員長(畑山和晴君) 農林振興課長。

○農林振興課長(鴇 幸浩君) 根拠といたしましては、年利1.975%となっておりますので、そのうち1%を行うということで、借入額、10名を想定しまして、個人の限度額500万ということに想定しております。

○委員長(畑山和晴君) 出川委員。

○委員(出川博一君) そうすると、貸出額は5,000万で、適用金利が1.975、利子補給額が1%ということの答弁をいただきましたけれども、これは期間的には何年で450万という試算になったのか、お尋ねします。

○委員長(畑山和晴君) 農林振興課長。

○農林振興課長(鴇 幸浩君) 15年でございます。

○委員長(畑山和晴君) 出川委員。

○委員(出川博一君) それでは、続いて16ページ。16ページの、先ほども質問ありましたけれども、ここの繰入金、減債基金繰入金2億円と、それに関連して、34ページの繰上償還金2億5,000万、これの繰り入れしようとする当該の市債権はどの部分に該当するのか、お尋ねいたします。

○委員長(畑山和晴君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) 済みません。債権……。(「市のいわゆる借金、臨財債に入れるのか、どこに入れるのか」の声あり)
臨財債でございます。平成23年度に借り入れした臨財債の一部、繰上償還を予定してございます。

○委員長(畑山和晴君) 出川委員。

○委員(出川博一君) この繰り上げによってどのぐらいの利息軽減額になるのか、お尋ねします。

○委員長(畑山和晴君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) ざっと860万ほど予定してございます。

○委員長(畑山和晴君) 出川委員。

○委員(出川博一君) 最後のところにあります残高の見込み、41ページですけれども。41ページで見ますと、この繰り入れをしないとすれば約8億円の借り入れ増になるということになろうかと思いますけれども、この突出し過ぎるものを意識して繰上償還するということなんでしょうか。

○委員長(畑山和晴君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) そのとおりでございます。

○委員長(畑山和晴君) 出川委員。

○委員(出川博一君) そこまではっきり言われると、私も……。
それでは、続きまして、18ページ。18ページの1項、2款、7目の情報化推進費の中の13節委託料なんですけれども、これについては、財務システムで07、つまり、賃金の節を削除する対応だということで繰越明許になっておりますけれども、ただ、官報の記載は、31年3月29日付の官報に既にその方針は出ておりまして、何でこれを繰越明許までして延ばしていかなくてはならないのか、その辺についてお尋ねします。

○委員長(畑山和晴君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) いずれにしてもシステムの改修が必要でございまして、そのために取り組むんですけれども、繰越明許する理由としては、最初に説明も差し上げたかと思いますけれども、当初予算で計上する方法と今回の繰越明許、どちらでも可能ではございました。ただ、金額が、業者、システム会社のほうからの積算金額が出そろったタイミングで、今回、上程させていただいたということでございます。

○委員長(畑山和晴君) 出川委員。

○委員(出川博一君) 確かに、来年度は削除をして、そこは空欄にして、その後、令和2年に、その07をすっかり項目から外すという形で進めるということなんですけれども、そこまで、1年置かなくてはならないという理由は何なのか、その辺についてお尋ねしたいんですけれども。

○委員長(畑山和晴君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) 改修ができないという業者の判断でございます。

○委員長(畑山和晴君) 出川委員。

○委員(出川博一君) 改修ができないというのは、ちょっとよく、システム的な中身は私わからないんですけれども、だって、07は確かに今年度までは必要な節ですので、それは当然でしょうけれども、来年度はそれがなくなる、会計年度任用になってそれがなくなるということなので、であれば、来年度には対応できるんじゃないかと私は思うんですけれども。その辺についての内部的な事務の手順というのはわからないので、もう少しわかるようにご説明いただきたいんですけれども。

○委員長(畑山和晴君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) 改修の時間が足りないという説明を受けておるところでございます。物理的に、予算書上とか決算書上、外側に出るものは見かけ上はできるんですけれども、内部の執行上で二重の、内部は28節で行って、皆様に議会の審議のときは27節というような対応しかできないということでございましたので、1年間、そこの部分を先送りするという二重のスタンダードというのが業者の提案でございましたので、そちらはちょっとかえって混乱するので、1年、空白の1年間を置くということにさせていただきました。

○委員長(畑山和晴君) 出川委員。

○委員(出川博一君) ただ、いわゆる官報には既に載っておって、既に準備はできるわけですから、そういうことを考えると、24項目を持つという理由がよく理解できないんですけれども。いま一度、もう一度、説明をお願いしたいと思います。

○委員長(畑山和晴君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) おっしゃるとおり、できる自治体があるというのも承知しておりますけれども、今契約しているベンダーではできませんというふうな説明でございましたので、やむなくこのような措置をとったところでございます。自治体によって、おっしゃるとおり、来年の4月に向けて今実際に改修しているところもあるというふうなことは伺っておりますけれども、うちのように、1年間空白を置くという自治体もあるというふうな情報もつかんでございます。

○委員長(畑山和晴君) 出川委員。

○委員(出川博一君) その当市のような対応によって不都合はないんでしょうか。いわゆる予算書並びに決算に向けての内部的な事務処理の上でそういう不都合はないのかどうか、お尋ねします。

○委員長(畑山和晴君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) 内部的には、ブランクになるだけでございますので、内部的な混乱は逆に今やろうとしているほうが少ないというふうに判断させていただきました。

○委員長(畑山和晴君) 出川委員。

○委員(出川博一君) それでは、最後に34ページの第1項予備費、13款の予備費なんですけれども、これについては3,000万使い切ったということなんでしょうか。

○委員長(畑山和晴君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) こちらについては、まだ全部使い切っているわけではありませんけれども、2,500万円ほど災害に関して使う予定であるということから、今回、1,000万円の追加をさせていただいたところでございます。

○委員長(畑山和晴君) 出川委員。

○委員(出川博一君) 予備費に関してはいわゆる支出の制約というのはあるんでしょうか。どの項目には使ってはだめだとか、そういうものはどうなのか、財務規則上どうなのか、お尋ねします。

○委員長(畑山和晴君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) 使途の制限は特にございません。

○委員長(畑山和晴君) ほかに質疑ございませんか。藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 先ほどの26ページの、農作物有害鳥獣等駆除事業に関しまして、実施隊を通じてお話いただいたということで、これは大変ありがたい、すばらしいことだなと思うんですけれども、実施隊だけですと、やはり限定されてしまうかと思います。農家の方から、以前、言われたんですけれども、やっぱりそれは知らなかったというお話もありましたので、せめて、農家の皆さんとか、町内会での回覧板等を回すこと。あとは広報やホームページでの告知もすべきではないかなと思いますが、見解をお伺いいたします。

○委員長(畑山和晴君) 農林振興課長。

○農林振興課長(鴇 幸浩君) 今後、PR等に努めてまいりたいと思います。

○委員長(畑山和晴君) ほかに質疑ございませんか。

(「なし」の声あり)

○委員長(畑山和晴君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
ここで執行部入れかえのため、午前10時45分まで休憩といたします。


午前10時35分 休憩


午前10時45分 再開


○委員長(畑山和晴君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより一般会計のうち保健福祉部及び教育部の所管に属する予算について審議をいたします。
これより説明を省略し、質疑に入ります。それでは、質疑ございませんか。浅野武志委員。

○委員(浅野武志君) 32ページの中段にあります補助金のマーチングバンドの全国大会出場補助金なんですけれども、エコーズ、富ケ丘小学校、成田東小学校ということ、3団体なんですけれども、内訳、お願いいたします。

○委員長(畑山和晴君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) 内訳について申し上げます。とみやマーチングエコーズ分で200万、富ケ丘小学校で98万、成田東小学校で114万円、合わせて412万円というところでございます。

○委員長(畑山和晴君) 浅野武志委員。

○委員(浅野武志君) これの算出基準とかそういうものありましたら、お願いします。

○委員長(畑山和晴君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) こちらにつきましては、青少年文化活動事業費補助金交付要綱に基づきまして支出をしております。算出根拠につきましては、各団体50名まで1人2万円と、50名を超えた分1万円ということでございます。その上で、上限額を200万円ということで設けさせていただいております。以上のような根拠に基づきまして支出をお願いしているところでございます。

○委員長(畑山和晴君) ほかに質疑ございませんか。藤原委員。

○委員(藤原 峻君) まず、22ページの3款2項1目、放課後児童クラブ運営事業に関しまして、こちらは富ケ丘小学校分だったかと思うんですけれども、全体的に放課後児童クラブの利用、かなりあるということを伺っていたんですけれども、それぞれの運営者から何か要望などは出ていたか、お伺いいたします。

○委員長(畑山和晴君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 金銭的なところで言えば、加配の分であるとか、どうしても支援員が足りない分であるところの人件費というところでの話は出ております。

○委員長(畑山和晴君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 人件費のほうもちょっとかなり厳しいというようなお話もあるのかもしれないんですけれども、そういうところに対する人員の加配も含めた支援というのは何か検討されていたか、お伺いいたします。

○委員長(畑山和晴君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 既に補正をさせていただいておりますので、それについて、例えば加配必要な分、それから、どうしても人が足りないというところで、それなりの理由がついた場合にはそこについて補塡という形にしております。

○委員長(畑山和晴君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 続きまして、24ページに移ります。3款2項5目、障がい児通所支援事業に関しまして、詳細な説明のほうをお願いいたします。

○委員長(畑山和晴君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(狩野悦子君) こちらのほうは、国と県のほうから放課後児童デイサービスの部分で昨年度中に補助金のほうをいただいているんですが、それの30年度実績に合わせた分の償還金ということになってございます。

○委員長(畑山和晴君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 児童デイサービスに関しましても、何か要望などは事業者さんの皆さんから出ているところありましたでしょうか、お伺いいたします。

○委員長(畑山和晴君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(狩野悦子君) 事業所の方たちとのお話の中では、やはり国の処遇改善の部分での加算が減ってしまったというところでは、皆さん、それぞれご苦労なさっているというお話は伺っております。

○委員長(畑山和晴君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 児童デイサービスの利用者数というのはふえているという認識でよろしかったか、お伺いいたします。

○委員長(畑山和晴君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(狩野悦子君) 利用者さんもふえておりますし、利用日数の要望もふえてきているという状況にございます。

○委員長(畑山和晴君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 利用者数も利用日数も要望としてふえている、実際にふえているということで、国からの点数も減ってしまって、私も事業者さんから本当に大変だというようなお話も伺っておりまして、何か市としての支援が検討できないか、こちらをお伺いいたします。

○委員長(畑山和晴君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(狩野悦子君) そちらに関しましては、全国的なところでもございますので、国や県に対しての要望ができるチャンスを捉えましてお話をしていきたいというふうに考えております。

○委員長(畑山和晴君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 続きまして、32ページ。10款5項1目、図書館整備事業につきまして、こちら、詳細な説明をお願いいたします。

○委員長(畑山和晴君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) こちら、図書館整備事業75万3,000円につきましては、これまで取り組んできましたガバメントクラウドファンディングを実施してまいりました。その際に事業者でありますREADYFORさんと契約する中で、17%の手数料をお支払いするという契約を取り交わしておりますので、それに基づいた金額でございます。実績値、400万近いお金が入っておりますので、それに対する17%というところでございます。

○委員長(畑山和晴君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) そのガバメントクラウドファンディングに関しましては、実績値としては400万円で打ちどめという状況だったか、お伺いいたします。

○委員長(畑山和晴君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) 3カ月の期間を設けて実施しました最終的な金額としまして409万4,800円というところが最終的な数字でございます。

○委員長(畑山和晴君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) もともと1,080万円を目標にしていたかと思うのですが、その差額、足りなかった分というのはどういうふうに考えるのか、お伺いいたします。

○委員長(畑山和晴君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) 確かに目標額には至らなかったというところは、もう少し頑張るべき、努力すべき部分もあったかなというふうに思うところもございます。また、その反面、これだけの金額、人数にしますと236人の方々、全国の方々からこういうようなご厚意を寄せられておりますので、やはり寄せられた金額をしっかり受けとめて、次の設計なり、建設につなげていきたいと考えております。

○委員長(畑山和晴君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 図書館に関しまして、一般質問でも少し聞いたんですけれども、計画に関してちょっと幅を持たせるということだったんですけれども、今後のスケジュール的なところでの変更というのは今何か検討されていたかを、再度、お伺いいたします。

○委員長(畑山和晴君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) スケジュールにつきましては、これまでも議会の中でお話をしておりますけれども、基本的には現在の基本計画をベースには考えております。しかしながら、次年度予定している設計までの期間、ここを最大限、少し弾力的に考えまして、業者の選定でありますとか設計プロポーザル、この辺につきまして少し時間的な余裕、余り本当にトータルとしては余裕はないんですけれども、そこを最大限、どの程度の工夫ができるかというところで考えているところです。

○委員長(畑山和晴君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 署名もかなりたくさん出ていたという状況ですので、しっかりと受けとめて、延ばすべきところは、ある意味では、しっかりと受けとめて延ばすべきだと思いますので、再度ご見解をお伺いいたします。

○委員長(畑山和晴君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) まずは基本計画のスケジュール感、これは大切にしたいと考えておりますので、その中で工夫を凝らしてまいりたいと考えております。

○委員長(畑山和晴君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 続きまして、同じ10款5項1目のマーチングバンドに関しまして、以前も質問していたかと思うのですが、子供が多子の世帯の方ですと負担がかなり多くなるというようなお話を伺っておりまして、それぞれのお金を出しているところに対してのそういう聞き取りというのは、何か対策というのも含めて何かしていたか、お伺いいたします。

○委員長(畑山和晴君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) これまでも議員さんからそのようなご質問をいただいております。私どもも、特にマーチングエコーズにつきましては、活動拠点がスポーツセンターということもありまして、関係の方とお話しする機会は常々持っています。とはいえ、市の公費から出します補助金でございますので、一定のルールに基づいた支出に努めていくというところでございます。

○委員長(畑山和晴君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 続きまして、39ページの債務負担行為の中の地域生活支援事業につきまして、障がい者相談支援事業、こちらの相談窓口の日数をふやすということで、充実するということで、大変すばらしいことだと思うのですが、その職員体制というのはどういうような形になるのか、お伺いいたします。

○委員長(畑山和晴君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(狩野悦子君) ただいま障がい者相談支援事業のほうは、大和町にございます宮城県社会福祉協議会のぱれっとよしおかと、地域福祉課内に相談窓口を開いておりますピアリンクセンターここねっとの2事業者に委託をしているところでございます。
来年度に関しましては、ピアリンクセンターここねっと、現在1名の職員が配置されておりますが、そこを3日から5日間にふやすということ、ぱれっとよしおかのほうは今3名の職員体制ですが、2名にするということで委託を予定しております。

○委員長(畑山和晴君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) その配置される方というのは専門家なのか。これは確認だけ、お願いいたします。

○委員長(畑山和晴君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(狩野悦子君) 当然、相談員の研修を受けている者でございます。

○委員長(畑山和晴君) ほかに質疑ございませんか。浅野直子委員。

○委員(浅野直子君) 質問させてください。
22ページになります。3款1項3目13節委託料のところに、金額は少ないのですが、意思疎通支援事業というものがございます。13万5,000円になっておりました。ここのところ、説明を求めたいと思います。

○委員長(畑山和晴君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(狩野悦子君) 済みません。もう一度、お願いします。

○委員(浅野直子君) 22ページの3款1項3目13節委託料、意思疎通支援事業13万5,000円というのが載っております。この説明を求めたいと思います。

○委員長(畑山和晴君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(狩野悦子君) こちらは代読代筆ヘルパーと手話通訳の派遣についての事業でございます。今までも行っていた事業ではございますが、こちらに関しての10月に消費税改正に伴ったところで要綱改正を行ったということが一つと、今までの要綱を見ましたときに、交通費のほうが最初に始めた当初の金額のまま変わらずあったというところで、実際ヘルパーさんが支援に赴いたところまでの距離数ですとか、かかる交通費となかなかちょっと乖離が出てしまっていたところがございましたので、そこも含めて見直しをさせていただいた額ということになります。

○委員長(畑山和晴君) 浅野直子委員。

○委員(浅野直子君) そうしますと、この人員というのは何人になっているのか、お伺いいたします。

○委員長(畑山和晴君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(狩野悦子君) 人員といいますのは、ご利用されている方ということでございますか。少々お待ちください。利用されている方は、3名の方がご利用いただいております。

○委員長(畑山和晴君) 浅野直子委員。

○委員(浅野直子君) そうしますと、対応なさっている方は1名という形になりますか、2名になりますでしょうか。

○委員長(畑山和晴君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(狩野悦子君) 済みません。社会福祉協議会のほうに委託をしておりますので、たしか2名ぐらいだったかと思います。

○委員長(畑山和晴君) ほかに質疑ございませんか。渡邊清美委員。

○委員(渡邊清美君) 30ページの教育費の説明の欄なんですけれども、子育てのための施設等利用給付事業についての説明をお願いします。

○委員長(畑山和晴君) 教育総務課長。

○教育総務課長(渡邉正弘君) こちらにつきましては、無償化に伴います、まずは負担金、補助及び交付金未移行園の副食費の補足給付ということと、あとは扶助費でございまして、施設の利用費が主な内容となっております。

○委員長(畑山和晴君) ほかに質疑ございませんか。青柳信義委員。

○委員(青柳信義君) それでは、22ページ。3款2項1目、一番下でございますが、放課後児童クラブ運営事業731万2,000円、これは3事業所あるわけでございますが、その3事業所の内訳をお伺いいたします。

○委員長(畑山和晴君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 申しわけありません。ちょっと詳しい内訳持ってきていないんですが、全部合わせてで8支援単位ふえたというところで、その分のキャリーアップの補助金ということでございます。

○委員長(畑山和晴君) 青柳委員。

○委員(青柳信義君) 8支援単位というのは、今、8校でございますよね、小学校。という意味合いでございますかね。

○委員長(畑山和晴君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 1つの児童クラブに支援の単位というのが2つ、3つという場合も出てきます。1つの単位を20人として、それによって部屋等、仕切り等あれば、その支援の単位というふうに認められるということでございます。

○委員長(畑山和晴君) 青柳委員。

○委員(青柳信義君) 私聞きたかったのは、預かっている児童さんの児童数に応じた案分になっているのかどうかをお伺いしたわけでございますけれども、その辺、再度お伺いいたします。

○委員長(畑山和晴君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 児童クラブによって、その部屋の数ももちろん違うわけでございます。それから、支援員の数というのも必要になってきますので、支援の単位が多ければ、やっぱりその分手厚い児童の生活ができるということですので、その部屋の間取りを含めて、なるべく細分化したというところでございます。

○委員長(畑山和晴君) ほかに。金子委員。

○委員(金子 透君) 32ページ。説明の一番下、公民館維持管理事業、これの内容説明、お願いいたします。

○委員長(畑山和晴君) 教育部長。

○教育部長(荒谷 敏君) 公民館維持管理事業につきましては、事業費トータルでございますので、富ケ丘公民館の公用車購入、備品費とかそういったものが入っております。あと、職員手当とかそういったものも含めての額となっております。

○委員長(畑山和晴君) 金子委員。

○委員(金子 透君) 公用車購入、備品購入ですか。改めて。

○委員長(畑山和晴君) 教育部長。

○教育部長(荒谷 敏君) 備品購入が149万、富ケ丘公民館の公用車購入となっております。

○委員長(畑山和晴君) 金子委員。

○委員(金子 透君) 公用車は動かなくなったんですか。使用不能な状態ですか。

○委員長(畑山和晴君) 教育部長。

○教育部長(荒谷 敏君) 一度故障して停車しております。あわせて、こちらの公用車については、16年2月の登録でございまして、現在11万2,000キロ走っております。近距離ですと何とか走っているんですけれども、限界近づいているということで、部品交換もままならない状態でしたので、今回、補正ということで対応させていただいております。

○委員長(畑山和晴君) 金子委員。

○委員(金子 透君) そういう公用車等はよほどのことがない限り、当初予算で枠組みするべきだと私考えるんですけれども、部品の対応が可能であればそうすべきではなかったのかなと。予算の執行の考え方についてです。もう一度お願いします。

○委員長(畑山和晴君) 教育部長。

○教育部長(荒谷 敏君) これは委員のおっしゃるとおり、当初予算でも考えておったんですけれども、故障が頻繁に起こりまして、路上でも停車した状態になっております。現在は、職員の安全も含めて、財政当局と相談いたしまして、緊急を要する案件ということで、何せ車ですので、運転する者もそうですし、もしかすると対向車、そういったものの方々へも危機を及ぼすこともありますので、今回、補正で対応させていただいたものでございます。

○委員長(畑山和晴君) 金子委員。

○委員(金子 透君) 同じ項目というか、22ページ。説明欄中ほどより下、3款5項の総合支援センター維持管理事業176万円、これについても説明お願いします。

○委員長(畑山和晴君) 保健福祉総合支援センター所長。

○保健福祉総合支援センター所長(高橋弘美君) こちらのほうは、保健福祉総合支援センターの避雷器及び区分開閉器のA種設置抵抗値が過大となり、高圧機器の故障や停電のおそれがあるというふうに指摘されたためです。

○委員長(畑山和晴君) 金子委員。

○委員(金子 透君) 済みません、よく聞こえなかったんですけれども。何かの不都合の指摘があったということだったんでしょうけれども、もう一度、お願いいたします。

○委員長(畑山和晴君) 保健福祉総合支援センター所長。

○保健福祉総合支援センター所長(高橋弘美君) 自家用電気工作物の点検業務のほうを行っていただいた際に、年次点検により指摘されたものでございます。

○委員長(畑山和晴君) 金子委員。

○委員(金子 透君) 電気設備工事の年次点検の際の業者さんからの指摘において、更新しないとまずいよということですね。確認します。

○委員長(畑山和晴君) 保健福祉総合支援センター所長。

○保健福祉総合支援センター所長(高橋弘美君) 定期点検の際に、高圧機器の故障や停電の可能性があるということで交換を求められたものです。(「何の交換」の声あり)避雷器及び区分開閉器になります。

○委員長(畑山和晴君) 金子委員。

○委員(金子 透君) 済みません、一つ一つつつくような質問で。私が言いたかったのは、全ての施設の維持管理、補正で約1億計上されているわけなんですよね。そうすると、本来なら前の財政課長あたりがいるときに質問すればよかったんでしょうけれども、施設がこちらに類するものですから、市長にお聞きすればよろしいのか。
適正に維持管理を見込んでいかないと、こういうことを毎年やっていると、補正で何億、何億、何億というふうになっていくと、これからいろいろな施設がふえていくときに、見込み違いで補正でいっぱい維持管理が出ましたよというのでは、いろいろな事業の計画案に対して我々なかなか賛成しかねる部分も出てくるのかなと。経年劣化により必ず維持管理更新が必要になるというのは事前にきちっと見込んで、当初予算で組み込んで、それで必要なかったら補正で減額するとか、逆に、そういう考え方をもって予算の枠組みすべきと思うんですけれども、そこら辺の考え方、ちょっとお願いいたします。

○委員長(畑山和晴君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) ある意味、委員のご意見のように、ある程度、その辺の想定をした中で予算を組むというのも考え方かと思いますけれども、ただ、やはり先ほども担当の所長から申し上げましたように、先ほど、公民館の車もそうですけれども、突然、想定外に故障したりとか、点検によって切りかえがというふうに指摘された場合は、そこはやはり当初の中で見ていなかった部分でございますので、こういう形で補正での措置になる部分はやむを得ないということで、どうかご理解いただければというふうに思います。

○委員長(畑山和晴君) 金子委員。

○委員(金子 透君) 済みません。最後の質問です。こういう施設、建物の場合は、対症療法的な維持管理でなく、根治療法を目指して維持管理しないと、長寿命化がかえってつまずくような感じになると思うんですよ。まだ使える、ぎりぎりまで引っ張ったからいいという結果には必ずしもならないと思うので、そこら辺、ちょっと改めて考え方、お伺いします。これで終わります。

○委員長(畑山和晴君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) ある程度はしっかり当初予算を組むときに想定して予算は組んでいるところでございます。とはいいながらも、やはり限られた予算の中で予算編成するものですから、余り大きく想定をしながらというのも限界があるものですから、そこはその辺、今の委員のご意見をしっかりと踏まえながら、今後、予算編成、次年度、今、予算編成取り組んでいるところなので、その辺はご意見いただいたことを踏まえながら、今後、最大限気をつけるようにはしたいと思います。

○委員長(畑山和晴君) ほかに質疑ございませんか。菅原委員。

○委員(菅原福治君) 33、34ページの教育費。東京オリンピックについて、関連の、オリンピックではないか。記念ハーフマラソンについてお伺いいたします。
大和町との共同開催は理解いたしました。県内にも仙台国際とか松島ハーフとかいろいろございますが、これは、この間の説明会であったのかどうか、わからないんですけれども、1年ぽっきりですか、それとも継続を考えているのか、お伺いいたします。

○委員長(畑山和晴君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) こちらの事業につきましては、まず、記念事業はちょっとまず1回やっていきたいというところはあるんですが、その実施の内容、また反響によっては、継続していくということも視野には入ってございます。

○委員長(畑山和晴君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) 今回、記念、記念ということで、3つも記念が重なっているんですけれども、もし継続であれば、やっぱり菊薫るの部分はメーンタイトルにして、何か参加を募る、くすぐるようなサブタイトルが欲しいんですが、いかがでしょうか。これから続ける場合ですけれども。

○委員長(畑山和晴君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) その辺は検討してまいりたいと思います。

○委員長(畑山和晴君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) これは、スタートは、両運動公園あるんですけれども、富谷がスタートになるんですか、お伺いいたします。

○委員長(畑山和晴君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) スタート、ゴールについてもそうなんですが、両市町、総合運動公園、どちらを起点にするかというのはいろいろな考え方があるんですね。ですので、現在のところは、必ずしもこれということではなくて、この調査をしながら、選手とか、選手目線でどうあればいいのかというところも含めて検討していきたいと考えております。

○委員長(畑山和晴君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) 確認ですけれども、これからスタート、ゴールを決めるということですね。

○委員長(畑山和晴君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) 最終的にはそのようになろうかと思います。

○委員長(畑山和晴君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) 選手だけで2,000名となれば、相当の人出というか、人数だと思うんですけれども、一番やっぱり心配されるのは交通問題、警備問題だと思いますけれども、その辺についてはどういうふうにお考えなのか、お伺いいたします。

○委員長(畑山和晴君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) 委員おっしゃるとおりです。まさに道路を使用する競技でございます。生活上の支障がないようにというところが当然大きな問題になりますので、これまでも先進地の視察であるとか警察関係との協議の中で、やはり今の部分、道路をどのように工夫して対応していくのかというのが問題になりますので、今回の経費を使いながら、スムーズに進む、円滑に進むような競技ができるように対応をしていくというところでございます。

○委員長(畑山和晴君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) 先ほども言いましたように、仙台国際ハーフとか松島ハーフございますけれども、どうせやるのであれば、経済効果を生むような大会にしていただきたいと思いますが、その辺は考えているのか、お伺いいたします。

○委員長(畑山和晴君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) 確かに、マラソン大会につきましては、スポーツの側面だけではなくて、経済効果をすごく全面的にうたった、工夫を凝らしたマラソン大会が全国各地にありますし、宮城県にも多くあるということは認識してございますので、この先の運営していく、実施が可能となって、その先の課題としてその辺は検討してまいりたいと考えております。

○委員長(畑山和晴君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) 今回の大会、ぜひこの機会に富谷、大和もそうですけれども、社会的な効果を高めていただきたいということで、富谷はユニセフに委嘱されていますので、ぜひ、ユニセフに参加料の一部なりを寄附等も考えて、やはり子供に優しいんだというふうな部分もアピールしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

○委員長(畑山和晴君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) マラソンの協議種目の中には、ファミリー層も当然視野に入っているところでございます。その辺の協賛であるとか、協力体制につきましては、いろいろな可能性を考えていきたいと考えております。

○委員長(畑山和晴君) ほかに質疑はございませんか。藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 39ページの学校給食センター調理業務等委託業務に関しまして、今回の委託で重視している点は何か、お伺いいたします。

○委員長(畑山和晴君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 今までの体制につきましては、パート職員、どのくらい残るかわかりませんけれども、留任していただくということで、ある程度の技術は引き継げるのかなと思いますけれども、その辺で、この間も言いましたけれども、手抜きの適当というふうな運営方法にはならないようにということで、その辺のチェック強化しながら、子供たちに対する安全、衛生を徹底していきたいというふうに思っております。

○委員長(畑山和晴君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 安心、衛生、これは本当に一番大事だと思います。ちなみに、県から来ている栄養士の方というのは、今回の委託でどういうような対応になるのか、お伺いいたします。

○委員長(畑山和晴君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 業務的には変わりはございません。献立を立てまして、それを業者のほうに作業指示書という形で流すということまでは変わっておりません。あとは、検収体制、物品の納品状況、その辺についても変わりませんので、ある程度は変わりはないというような状況でございます。

○委員長(畑山和晴君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) そうなりますと、確認なんですけれども、県から来ている栄養士の方はそのまま残るというようなことでよかったか、お伺いいたします。

○委員長(畑山和晴君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 残ります。学校のほうの教育のほうの指導のほう、そちらのほうを強化はできるかというふうに思っております。

○委員長(畑山和晴君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 続きまして、今回の委託によって会計年度任用職員から外れてしまう方というのは何人かいらっしゃるか、お伺いいたします。

○委員長(畑山和晴君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 現在、パートの調理員40名、それから、清掃員2名でございまして、42名が外れるというような格好になります。

○委員長(畑山和晴君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 不満も出るかと思うのですが、意見の聞き取りなどはしていたか、お伺いします。

○委員長(畑山和晴君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 来年度からの調理の委託につきましては、前もって、昨年度の12月末ころに皆さんに周知はいたしております。内容といたしまして、待遇につきましては一番重要なポイントかということで、極力今の待遇と同じような状態で採用していただくというか、頑張っていただきたいというふうな話では進めていたところでございます。

○委員長(畑山和晴君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 本当に一番心配するのが技術の継承のところも含めてなんですけれども、もともといた方が働いてくれるかということだと思うんですが、その見込みというのは現在どういうような状況なのか、お伺いいたします。

○委員長(畑山和晴君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 今後の動向につきましては受託者側の裁量によります。ただ、私としては、雰囲気といたしましては、このまま残りたいというようなイメージがちょっと強いかなというところでございます。

○委員長(畑山和晴君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 何かしら、しっかりと聞き取りのほうも進めていただきたいなと思うんですが、やはり大量に変わってしまうと技術の継承が難しくなるところでもありますので、もし、やめられる方がたくさん出てしまうような状況であれば何かしら対策も必要かと思うのですが、ご意見をお伺いいたします。

○委員長(畑山和晴君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) パート職員のほかに市の調理員がございます。そこで、どうしても言葉だけでは残りませんので、今までのやり方とかコツ、ございますので、その辺につきましては、データ化して何とか紙で引き継げるというような状況には整備しているところでございます。

○委員長(畑山和晴君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) こちらも説明あったかと思うのですが、栄養バランスの達成に向けてはどのような計画が今なされていたか、お伺いいたします。

○委員長(畑山和晴君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 給食費の改定に伴いまして、いろいろ栄養価、お話しする機会がふえたところでございますけれども、やっぱり栄養士の心情からいたしましても、家庭ではとりやすい脂質、塩分、これをスナック菓子からとかとりやすいということ、そういうものにつきましては、過剰な摂取というのはやっぱりちょっと考えて進めていきたいというふうな声がございます。

○委員長(畑山和晴君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) そういう話でいいますと、やっぱり、家庭で過剰にとりやすいものはちょっと低く抑えても、ほかの全体的なものはできるだけ充足するという方向でしっかりと申し送りをするということでよろしかったか、確認をお願いいたします。

○委員長(畑山和晴君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 献立自体は、現在の県の栄養士が立てるものですから、その辺につきましては、今までどおり、その辺に気をつけて運営していくというような格好になります。

○委員長(畑山和晴君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) そうなりますと、メニューの大幅な変更はそんなにはないというような考えでよろしかったか、お伺いいたします。

○委員長(畑山和晴君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) やっぱり何かかにか新しいメニューを取り入れようという工夫もありますけれども、まずは、今までやっていることも基本といたしまして、興味のあるようなメニューも考えているというようなところでございます。

○委員長(畑山和晴君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) やはり、続きまして、地産地消に関しましても、今までも進めていて、たまに大変なこともあったかと思うんですが、この地産地消に関しても今後もできるだけ検討していく、取り入れていくというような考えでよかったか、お伺いいたします。

○委員長(畑山和晴君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 今までとは変わりはございません。ただ、やっぱり、こちらでは何キロでも、10キロでも欲しいところでございます。JAさんのほうでいろいろ頑張っていただくのではございますけれども、なかなか生産物が集まらないというのが現状でございます。ただ、やっぱり、200キロ欲しいところですけれども、10キロでもいいですからという声はかけて、そのまま、そういう状態で地産地消は進めていくというふうな格好になるかと思います。

○委員長(畑山和晴君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 続きまして、一番衛生面に関してが心配なんですけれども、効率化しようとすると、どうしてもそこがおざなりになってしまうというような状況も、これが一番心配するところなんですけれども、衛生面の最低限の確保といいますか、それはどのような対策を立てるのか、お伺いいたします。

○委員長(畑山和晴君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 調理従事者につきましては、今も衛生講習は気づいたときとか、徹底してやらなければならないということでは指導しております。ただ、今度、受託者というか、委託になりますと、そこの業者の衛生管理の徹底ということがなおかつ強化されるような格好になろうかと思いますので、その辺は業者のノウハウにお任せしたいというふうに思っております。

○委員長(畑山和晴君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 今後、委託先が決定したときの契約が今後進んでくるかと思うのですが、その契約書の中に書かれているところで、特に安心、安全に関して、特に気をつけなければならないというか、記載されているようなものというのはどういうような感じで入っていたか、お伺いいたします。

○委員長(畑山和晴君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 契約はまだではございますけれども、契約書自体につきましては一般的な契約書でございます。それに添付いたします仕様書でございます。仕様書につきましては、プロポーザルの募集要項の際につけましたものを整理いたしまして、もう少し強化した内容で添付して、それで契約というような格好に運びたいと思っております。

○委員長(畑山和晴君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 最後の質問といいますか、要望といいますか、契約書に関しまして、仕様書に関しまして、後で議会のほうに出していただけないか、お伺いいたします。

○委員長(畑山和晴君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 整備いたしましたら、ちょっと考えさせていただきたいというふうに思っております。

○委員長(畑山和晴君) ほかに質疑ございませんか。出川委員。

○委員(出川博一君) それでは、私から、6ページ、債務負担行為補正の学校給食センター調理業務等委託業務3億3,890万4,000円、これについてちょっとお尋ねいたします。
この間の一般質問でもちょっとお話ししたんですけれども、これそのものは5月に公告を出している。その中では、3億6,000万という限度額ということであったわけですけれども、今次の提案では3億3,800万ということで、2つのいわゆる金額といいますか、出ておりますけれども、このあるべき姿というのはどちらのほうが正しいのか、お尋ねいたします。

○委員長(畑山和晴君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 本来でありますと、再三おわび申し上げているとおりでございますけれども、プロポーザルを公告する段階の前に、本来ですと債務負担行為計上すべきところではございましたけれども、そこで、もし3億6,000万の債務負担を上げていれば、そのままずっと進んでくるというふうな格好にはなります。今回の補正につきましては、一般競争とはちょっと性質が違うというところもございますので、そこで、優先交渉者と交渉した経過の契約が見込まれる債務負担行為の額で計上させていただいたというような格好になります。

○委員長(畑山和晴君) 出川委員。

○委員(出川博一君) ということは、5月の時点で、本来であれば債務負担行為ということで議案提案しなければならなかったものが、このタイミングまでおくれてしまったということで、それについては何回となくおわびはいただいているんですけれども、そういうあり方について、なぜそのようなことが起こったのか、その辺について、ちょっとお話しできる範囲でお願いしたいと思います。

○委員長(畑山和晴君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 本来ですと、ことしの当初予算には上げたいなということで、いろいろ参考見積もりとか資料とか集めてはおったんですが、各社、やっぱり算出根拠、算定根拠がちょっと見えないというところで、当初予算には間に合わないというような状態で進んだところでございます。
大体平準化した見積額を想定したのが5月ちょっと前ですけれども、その段階で、本来ですと、私の確認漏れがなければ6月補正で3億6,000万の債務負担行為を計上することができたというところでございましたが、そこで取り落ちしてしまったという状況でございます。

○委員長(畑山和晴君) 出川委員。

○委員(出川博一君) 6月でなくて、本当はあれなんでしょう。公告を出す時期をずらすべきだったということなんじゃないですか。もう一度、お尋ねします。

○委員長(畑山和晴君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) そのとおりでございまして、やっぱり金額がある程度、この程度だということが算定できました段階で提示いたしまして、その後のプロポーザルということの段取りではございました。

○委員長(畑山和晴君) 出川委員。

○委員(出川博一君) 今回の事案、これはあってはならないことなんですけれども、発生してしまったということを踏まえると、いわゆる部内、あるいは教育委員会内、あるいは富谷市の執行部の庁内でのダブルチェック体制がないのではないかという、非常に危機感を持つんですけれども、その辺の体制についてはいかがなんでしょうか。

○委員長(畑山和晴君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 今回の事案を踏まえまして、やっぱりこういうふうな事業につきましては、この債務負担行為という時期ということでは、教育部の一部にはなるかと思いますけれども、いろいろ話し合いまして、こういうことはないようにということで確認はしていたところでございます。

○委員長(畑山和晴君) 出川委員。

○委員(出川博一君) 前回の9月の議会でちょっとプロポーザルについて問題提起をしておったんですけれども、結局、入札であれば担当課並びに財政課が絡んで、そこのところで双方で中身を精査できる。ところが、プロポーザル方式だと、担当課で起案して、それなりに、当然、担当課もその見積額が欲しいわけで、ある業者とやっぱりある程度話を詰めていっている。その辺で、いわゆるダブルチェックというか、誰もほかの人の目が入らない。この辺のところの体制について、多分プロポーザルの選考委員長である副市長にご答弁いただきたいんですけれども、その辺のものを歯どめをかけるといいますか、そういう体制について、ぜひご検討いただきたいと思いますけれども、お願いいたします。

○委員長(畑山和晴君) 西村副市長。

○副市長(西村一慶君) 出川委員のおっしゃるとおり、その辺について、今後しっかり検討していきたいというふうに思っております。
ただ、現時点でもチェック体制できていないかということについては、財政課のチェックも入っていますし、しっかりやっているつもりではございました。ただ、実際にこのような事案が発生しておりますので、プロポーザルにつきましては、今年度中にガイドライン、これを今作成するということで準備を進めております。今、各部長が集まって議論している最中ですので、今年度末にはしっかりしたガイドラインを作成して、それに従って進めていきたいと思いますので、ご理解をいただければと思います。

○委員長(畑山和晴君) ほかに質疑ございませんか。塩田委員。

○委員(塩田智明君) 同じように、学校給食センター調理業務等委託業務について、関連して質問させていただきます。
まず、学校給食センターで給食を利用されているお客様数、団体数と、それと一日の食数を教えていただけませんでしょうか。

○委員長(畑山和晴君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 小学校・中学校につきましては6,400食でございます。利用者ということで、ちょっと手持ちはございませんけれども、約年間250から300ぐらいの方が試食にお見えになっているところでございます。

○委員長(畑山和晴君) 塩田委員。

○委員(塩田智明君) 学校のほうで、小中学校ということでお聞きしましたけれども、小中学校と、そのほかの方で、年間食事をとられる方、年間の食数というのは何食になりますでしょうか。

○委員長(畑山和晴君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) ちょっと、実績のほうに数字が載っているんですけれども、たしか100万食はちょっと超えている……、その前後でございます。

○委員長(畑山和晴君) 塩田委員。

○委員(塩田智明君) 先に質問の趣旨をお伝えしなかったので、なかなか答えにくかったと思うんですけれども、余りにも委託費が、3億何ぼといいますと、市民感覚として、それが妥当なものかどうか、ぴんとこないというのが正直なところだと思います。後ででも結構ですので、年間の食数、それと、3億3,800何がしの金額で全部食事の提供が、給食の提供できる数字なのか。
それと、これ以外に食事を提供するにかかわる……。

○委員長(畑山和晴君) 一問一答なので、1問に限って質問してください。
学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 先ほどの全体食数ですけれども、110万食、約、なります。3億3,000万からの金額とはなっておりますけれども、年間にいたしますと1億1,000万でございます。それで約現在の人件費相当額というような数字から、ちょっとプラスにはなるような格好でございます。金額的に、1億何千万の事業費の人件費等のほかに賄い材料費ということで3億3,000万ぐらい予算をいただいておりまして、各保護者、利用者からいただいているということで、それがプラスされるというような格好になります。あとそのほかに、維持管理費ですから、光熱水費とか含めますと5億5,000万から7,000万ぐらいのレベルで毎年運営しているというような格好でございます。

○委員長(畑山和晴君) 塩田委員。

○委員(塩田智明君) 1食当たりどれくらいのコストがかかっているのか教えていただけませんでしょうか。

○委員長(畑山和晴君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 総事業費、維持管理費も含めまして、1食当たりは461円ぐらいになります。

○委員長(畑山和晴君) ほかに質疑ございませんか。安住委員。

○委員(安住稔幸君) ただいまの学校給食センターについて、同じであります。
例えば給食センターを委託しますと、それに対して調理器具の更新やら、委託とは関係ありませんけれども、将来的には調理器具の更新、また、そのほかにも配送のトラックの更新とか、そしてまた、小さい小物の物品の取りかえるとか、足りないものを補充するとか、そういったものがいろいろ今後出てくると思うんですけれども、この辺につきましてはどのような委託でのお考えなのか、お聞きいたします。

○委員長(畑山和晴君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 委託となるとその辺が懸念されるというか、ほかのセンターを見ていますと、もしかしたら、受託業者の物品にかわるというようなこともあろうかと思います。ただ、やっぱり精査した上で、うちのほうでも各種在庫、取り扱っております。部品の果てから、いろいろ食器具類の在庫も若干ございます。壊れるからの在庫でございますけれども。それを業者にお任せしてしまいますと、安くてもいいですから、こちらに変えてくださいとなりますと、全体が変わっていくということになります。そうしますと、食器全体を更新するというような格好になってしまったりするものですから、あくまでも、基本であります今の体制をそのまま生かして、物品につきましてもそのまま在庫を生かしながら運営していくということで話を詰めていきましての精査、あと、車につきましても、こちらで全て車検から何からとりまして、整備のほうをした上で使っていただくというような格好になりますので、古くなれば更新は必要でございますけれども、あくまでも今までの体制とそうは変わらないというところでございます。

○委員長(畑山和晴君) 安住委員。

○委員(安住稔幸君) そうしますと、やはり受託業者と細かい話になりますかね、そういったものを、細かいものを一つ一つ取り決めをしながら、ここまでの分は受託業者のほうで持ってもらう、ここまでの分は市のほうで持つ、そういったものをきちんと取り決めして進めていくということでよろしいでしょうか。

○委員長(畑山和晴君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 大筋、そういうふうな格好になりますけれども、受託業者も事務室を設けるというような格好になります。そうしますと、事務室に関することにつきましては、うちらほうでの関知は一切ございませんので、その辺については全部業者だよと。あとは、先ほども言いましたように、在庫から物品に関しましても、ある程度は今までどおりということで、そういうふうに進めますので、今までの体制のチェックを強化していけば大丈夫な運営になるかと思っております。

○委員長(畑山和晴君) ほかに質疑ございませんか。

(「なし」の声あり)

○委員長(畑山和晴君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

○委員長(畑山和晴君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
議案第14号令和元年度富谷市一般会計補正予算(第6号)について、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

○委員長(畑山和晴君) 起立多数と認めます。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上をもちまして、本委員会に付託されました全ての審議が終了いたしました。
暫時休憩をいたします。


午前11時37分 休憩


午前11時38分 再開


○委員長(畑山和晴君) 休憩前に引き続き委員会を開きます。
予算審査特別委員会における審査結果を議長に報告することになりますが、その報告書はお手元に配付のとおり報告したいので、内容を朗読します。

[委員長が報告書のとおり朗読した]

○委員長(畑山和晴君) ここでお諮りいたします。
予算審査結果につきましては、討論を省略し、採決の結果、多数の賛成によって原案のとおり可決すべきものと決定されました。よって、お手元に配付の報告書を議長宛て報告したいと思いますが、ご異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

○委員長(畑山和晴君) 異議なしと認めます。よって、予算審査結果につきましてはお手元に配付のとおり議長宛てに報告することといたします。
委員各位のご協力によりまして予定どおり審議が行われたことに対し、敬意を表するものでございます。
以上をもちまして、予算審査特別委員会を閉会いたします。
大変ご苦労さまでした。


午前11時40分 散会

令和元年4第回定例会議事録(第5号)

令和元年12月12日(木曜日)

出席議員(18名)

  • 1番 菊 池 美 穂 君
  • 2番 佐 藤 浩 崇 君
  • 3番 村 上 治 君
  • 4番 塩 田 智 明 君
  • 5番 渡 邊 清 美 君
  • 6番 藤 原 峻 君
  • 7番 金 子 透 君
  • 8番 青 柳 信 義 君
  • 9番 浅 野 武 志 君
  • 10番 若 生 英 俊 君
  • 11番 長谷川 る 美 君
  • 12番 高 橋 正 俊 君
  • 13番 菅 原 福 治 君
  • 14番 出 川 博 一 君
  • 15番 浅 野 直 子 君
  • 16番 安 住 稔 幸 君
  • 17番 畑 山 和 晴 君
  • 18番 渡 邊 俊 一 君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 市長 若 生 裕 俊 君
  • 副市長 西 村 一 慶 君
  • 企画部長 木 越 養 一 君
  • 市民生活部長 吉 田 尚 樹 君
  • 保健福祉部長兼福祉事務所長 中 山 高 子 君
  • 経済産業部長 奥 山 育 男 君
  • 建設部長 伊 藤 正 君
  • 企画部企画政策課長 松 原 誠 君
  • 企画部財政課長 高 橋 弘 勝 君
  • 総務部総務課長兼情報化推進室長 菅 原 俊 司 君
  • 市民生活部市民課長兼東向陽台出張所長兼富ケ丘出張所長兼あけの平出張所長兼日吉台出張所長兼成田出張所長 渡 邊 美 智 子 君
  • 市民生活部生活環境課長兼清掃センター所長 安 藤 司 君
  • 保健福祉部長寿福祉課長 浅 場 悟 君
  • 保健福祉総合支援センター所長兼地域包括支援センター統括監 高 橋 弘 美 君
  • 保健福祉部地域福祉課長 狩 野 悦 子 君
  • 保健福祉部健康推進課長 菅 原 順 子 君
  • 保健福祉部子育て支援センター所長 猪 股 純 子 君
  • 経済産業部産業観光課長兼まちづくり産業交流プラザ所長 神 田 能 成 君
  • 経済産業部農林振興課長兼農業委員会事務局長 鴇 幸 浩 君
  • 建設部都市整備課長 高 橋 隆 美 君
  • 建設部都市計画課長 高 田 浩 幸 君
  • 水道事業上下水道課長(建設部上下水道課長) 齋 藤 英 夫 君
  • 教育長 菅 原 義 一 君
  • 教育次長 二 階 堂 浩 一 郎 君
  • 教育部長兼教育部生涯学習課富谷中央公民館長兼富ケ丘公民館長兼東向陽台公民館長兼あけの平公民館長兼日吉台公民館長兼成田公民館長 荒 谷 敏 君
  • 教育部教育総務課長 渡 邉 正 弘 君

事務局職員出席者

  • 事務局長 富 澤 裕
  • 次長 高 橋 直 美
  • 主事 伊 藤 亨 太

議事日程 第5号

令和元年12月12日(木曜日) 午前10時00分 開会

日程1 会議録署名議員の指名
日程2 議案第 1号 富谷市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の制定について
日程3 議案第 2号 地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について
日程4 議案第 3号 富谷市予防接種健康被害調査委員会設置条例の制定について
日程5 議案第 4号 富谷市下水道事業の設置等に関する条例の制定について
日程6 議案第 5号 職員の給与に関する条例等の一部改正について
日程7 議案第 6号 職員の給与に関する条例の一部改正について
日程8 議案第 7号 議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について
日程9 議案第 8号 特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正について
日程10 議案第 9号 富谷市手数料条例の一部改正について
日程11 議案第10号 富谷市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について
日程12 議案第11号 災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正について
日程13 議案第12号 富谷市地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律第9条第1項の規定に基づく準則を定める条例の一部改正について
日程14 議案第13号 富谷市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の全部改正について
日程15 議案第15号 令和元年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
日程16 議案第16号 令和元年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第3号)
日程17 議案第17号 令和元年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第3号)
日程18 議案第18号 令和元年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
日程19 議案第19号 令和元年度富谷市水道事業会計補正予算(第3号)
日程20 議案第20号 指定管理者の指定について
日程21 議案第21号 和解及び損害賠償額の決定について
日程22 議案第22号 和解及び損害賠償額の決定について
日程23 議案第23号 和解及び損害賠償額の決定について
日程24 議案第24号 和解及び損害賠償額の決定について
日程25 議案第25号 和解及び損害賠償額の決定について
日程26 承認第 1号 専決処分の承認を求めることについて(令和元年度富谷市一般会計補正予算(第5号))
日程27 議案第14号 令和元年度富谷市一般会計補正予算(第6号)
日程28 議案第27号 令和元年度富谷市一般会計補正予算(第7号)
日程29 議案第26号 監査委員の選任につき同意を求めることについて
日程30 請願第 1号 県営上工下水道をコンセッション方式で民営化する「公営企業の設置等に関する条例の一部を改正する条例」案は、当面の宮城県議会では可決せず、計画の精査と県民・市町村に対する説明責任を果たすよう宮城県に求める請願
日程31 請願第 2号 介護予防施策のさらなる推進を求める請願
日程32 陳情について
日程33 閉会中の各委員会調査について

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり 午前10時00分 開会

○議長(渡邊俊一君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
日程に入るに先立ち、諸報告をいたします。
議長諸報告は、お手元に配付のとおりです。
なお、関係資料については、事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
これで諸報告を終わります。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。


日程第1 会議録署名議員の指名


○議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、4番塩田智明君、5番渡邊清美君の2名を指名いたします。


日程第2 議案第1号 富谷市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の制定について


○議長(渡邊俊一君) 日程第2、議案第1号富谷市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の制定についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) 議案第1号に関しまして、12ページの等級別基準職務表に関しまして、1級と2級で給与の違いがあるのか。
また、昇給等の条件というのはどういうものがあるのか。
3点目として、今回、いろいろと改善されるということなんですけれども、国からの財源措置というのは、今現状どういう状況になっているのか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 総務課長。

○総務課長(菅原俊司君) こちら1級と2級につきましては、現在の職種に応じて、現在の支給している給与に応じてというようなことで考えております。
また、昇給についての基準というところでございます。前回も、関連のご質問の中でもお答えさせていただいておったかと思いますが、本市におきましては、昇給ということは現在考えておりません。あくまでも1年間、一会計年度においての評価をもって来年度の雇用の参考にさせていただくというような取り扱いとさせていただこうと考えております。
あと、済みません、3点目……。(「国のその辺についての財源措置」の声あり)財源措置は、この制度については一切ございません。

○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) さまざま改善されるというような内容だとは思うんですけれども、やっぱり国から言われているものなので、国の財源措置がなく、市だけの持ち出しというのは大変厳しいものだと思うんですけれども、国に対して、ぜひ、しっかりと要望を出していただけないかなと思いまして、これは多分、市長答弁になるのかなと思うのですが、ぜひお願いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 今回の件につきましては、我々も、市長会なんかでも話題になっておりまして、ほかの全ての自治体においてこの財源負担が生じるわけでございまして、大変大きな問題になっております。市長会のほうでも、ぜひ、国のほうに呼びかけはしていきたいというふうに考えております。

○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第1号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第3 議案第2号 地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について


○議長(渡邊俊一君) 日程第3、議案第2号地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。16番安住稔幸君。

○16番(安住稔幸君) それでは、こちらの22ページに第12条、富谷市交通安全指導員条例は、廃止するとなっております。今現在あります指導員条例を見ますと、目的や任務とかいろいろ書かれておりますが、この辺、これを廃止しますとこういった内容についてどのようになっていくんでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 総務課長。

○総務課長(菅原俊司君) 今回の法の改正に伴いまして、特別職には属さないということが明確に示されております。ただし、この業務の内容につきましては、本市のほうで引き続き同様の形でお願いすることとして考えております。

○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。

○16番(安住稔幸君) 同様でお願いするということではありますが、そうしますと、何か要綱的なものとか何か、そういったものはおつくりにならない方針なんでしょうか。やはりつくるべきではないかなと思いますけれども、いかがでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 総務課長。

○総務課長(菅原俊司君) 今回の法改正に伴いまして特別職から外れる職の方々については、今後は条例に基づかず、それぞれ各所属課において規程並びにまた要綱等の作成を予定しております。

○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑はありませんか。7番金子 透君。

○7番(金子 透君) 同じような質問になるかと思うんですけれども、消防団員の処遇について、現行と条例改正後でどのような違いが生じるのか、また、生じないのか。その辺ちょっと詳しくお知らせください。

○議長(渡邊俊一君) 総務課長。

○総務課長(菅原俊司君) 消防団につきましては、今回、明確に特別職ということがうたわれてございます。ですので、今回の制度の中において消防団の立ち位置が変わるというものはございません。今回、明確に法律に条文化されてございます。

○議長(渡邊俊一君) 7番金子 透君。

○7番(金子 透君) それでは、消防団員の身分というか、特別職で非常勤のものとしての身分は確立されたものとして今後は扱われるという理解でよろしいのか、再度、お願いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 総務課長。

○総務課長(菅原俊司君) 今回、新たに地方公務員法の3条3項第5号に、消防団が特別職として取り扱われる旨が明記されてございます。

○議長(渡邊俊一君) ほかに。6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) また大体関連してなんですけれども、今回規定から外れた方たちの公務災害の対応といいますか、そのほかの方たちは公務災害というのが規定されるようになると思うんですけれども、公務災害のような保険といいますか、そういう対応はどうなっておりましたでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 総務課長。

○総務課長(菅原俊司君) 保険の内容につきましては、こちらについても同様の形で保険を来年度予算化する予定としております。

○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。14番出川博一君。

○14番(出川博一君) それでは、まず、第1条に関しまして、定数条例ですけれども、これについては、会計年度任用職員は定数に入るのか、入らないのか。まず、お尋ねいたします。
それから、続いて19ページ。19ページの非常勤特別職報酬、これらを見ますと、今回の削減というか、非常勤特別職に該当しないということで多分報酬の表示がカットになったと思うんですけれども、この中で月額あるいは年額の職種が多いようなんですけれども、その辺の考え方について、お尋ねいたします。
以上です。

○議長(渡邊俊一君) 総務課長。

○総務課長(菅原俊司君) 会計年度任用職員について、定数条例には含まれません。
また、表の月額の考え方ということでございますが、今回外れる方の考え方ということなんでしょうか。これまで報酬として支給させていただいた額面を基準とし、引き続き同額程度を予定しております。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 先ほどの答弁の中で、外れる方は特別職ではないので、別な課ごとの規程なり要綱をつくって対処するということですけれども、その中にも、当然、報酬についても触れられるということと理解していいのか。そして、その水準は今と同じなのかどうか。それについてお尋ねいたします。それをお願いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 総務課長。

○総務課長(菅原俊司君) 支給に関しましては、これまで報酬であった形が、今後については報償という形に変わります。また、その金額につきましても、今年度までと同額程度で来年度も支給をする考えでおります。

○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。14番出川博一君。

○14番(出川博一君) それでは、18ページの第7条にあります、その中の第5条(5)、給料を支給される職員、これは例示をするとどういう方々なのか、あるいはどういう職種なのか、お尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 総務課長。

○総務課長(菅原俊司君) 済みません、何ページでしょうか。(「18ページ、第7条、(5)」の声あり)失礼しました。補償基礎額のところですか。(「はい」の声あり)こちらについて、給料を支給される職員というのは、会計年度任用職員も含めてということで考えております。

○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第2号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第4 議案第3号 富谷市予防接種健康被害調査委員会設置条例の制定について


○議長(渡邊俊一君) 日程第4、議案第3号富谷市予防接種健康被害調査委員会設置条例の制定についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。13番菅原福治君。

○13番(菅原福治君) この条例は、この間、全協で根拠法令等々お伺いしましたが、具体的な背景というんですかね、事例なりありましたら、お伺いしたいことと。
それと、このワクチンの対象は、当然ながら厚生労働省の承認を受けたものだけなのか、お伺いします。

○議長(渡邊俊一君) 子育て支援センター所長。

○子育て支援センター所長(猪股純子君) これまでの経緯というところで、これまでは要綱で定めた運用をさせていただきまして、現在、昭和53年からそのような事例はありませんでした。富谷市においてはありませんでした。昭和53年から実施しておりましたが、委員会を開催するような事例はありませんでした。(「かみ合ってないんじゃない」の声あり)

○議長(渡邊俊一君) 菅原議員、そのままで結構ですから、もう一回、ゆっくり質問してやってください。

○13番(菅原福治君) 全協で根拠法令聞いたんですけれども、根拠法令ですので、具体的な背景を聞きたいことと。
それと、ワクチン導入、日本はおくれているそうなんですか、この対象というのは、厚生労働省で認められたワクチンのみの対象なのか、お伺いします。

○議長(渡邊俊一君) 子育て支援センター所長。

○子育て支援センター所長(猪股純子君) 申しわけありません。
予防接種については、もちろん感染症が発生しないというところで行ってきた内容ではありますけれども、副反応という健康被害が不可避的に生じた場合というところでやっておりましたところで、これから、いろいろ副反応が出た場合に対応するというところで、国としては、健康被害委員会を立ち上げて予防接種法に基づき被害対策をしているというところです。というところで大丈夫ですか。
そして、富谷市においては、国が定めております定期接種のみというところで対応しているところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。

○13番(菅原福治君) その健康被害でございますが、これは過失にかかわらず救済するのか。それと、結果的に救済措置が認められた場合、どのような救済措置があるのか。例えば医療費の云々とか、いろいろ医療費でもあると思うんですけれども、その種類なりをお答えいただきたいんですが。

○議長(渡邊俊一君) 子育て支援センター所長。

○子育て支援センター所長(猪股純子君) 救済措置については、さらに国のほうで健康被害対策救済制度において因果関係等を調べて行っていくというところで、予防接種に係る被害に対する給付額などは、A類疾病の定期接種、B類疾病の定期接種というところで金額は変わっておりますが、医療費、それから、医療手当、障がいの養育年金、障害年金等の示しがございます。

○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。

○13番(菅原福治君) 因果関係と言いましたけれども、過失の有無にかかわらず出るのかと。それから、先ほど一時金と言いましたよね。一時金でも医療費、例えば死亡とか、遺族年金とか、その辺も対象になるのか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 子育て支援センター所長。

○子育て支援センター所長(猪股純子君) 過失といいますと、本当に不可避的に生じたというところが示されてはおりますが、死亡した場合の補償として死亡一時金、それから、葬祭料、介護加算などがございます。

○議長(渡邊俊一君) ちょっと、よくわかった、今の。因果関係と一時金についての話はわかったの。(「はい」の声あり)いいですか。
ほかに質疑ありませんか。11番長谷川る美君。

○11番(長谷川る美君) 1問なんですけれども、委員が5名以内というふうになっておりますけれども、それは何の基準に基づいてかということと、委員の待遇について、お願いします。

○議長(渡邊俊一君) ちょっと、もう少しマイク立ててくれないかな。あなた、背が高いから、顔を振るとマイクに入らないんだ。だから、ちょっと立てて、もう一回、質問して。

○11番(長谷川る美君) 委員が5名以内となっていますが、何の基準に基づいてかということと、その委員の方の待遇について、お伺いします。

○議長(渡邊俊一君) 子育て支援センター所長。

○子育て支援センター所長(猪股純子君) 委員は5名というところで、第1号選出委員から第4号選出委員まで……。なぜ、5人。各学識経験者と、あと医師、それから保健所の職員というところで構成しております。5人の根拠ですけれども、要綱に基づいて5人というところでしたので。

○議長(渡邊俊一君) もし要綱があるのだったら、その要綱を説明をしてやってください。

○子育て支援センター所長(猪股純子君) 要綱につきましては、5人をもってするというところです。その5人の根拠ですよね。国の定めによって、これまでも一部改正などをして、人数を確認しつつ改正していたところではありますが、5名以内というところで行っておりました。

○議長(渡邊俊一君) ちょっと補充分、ちょっと保健福祉部長にしていただきます。保健福祉部長。

○保健福祉部長(中山高子君) 補足させていただきます。
昭和53年にその要綱を制定したときに、他市町村のほうでの県からの指導を受けてという形になっておりますので、それをもとに組織のほうを構成しているような状況になってございます。

○議長(渡邊俊一君) よろしいですか。(「待遇について」の声あり)

○保健福祉部長(中山高子君) 処遇については同じ状況でございます。

○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)

質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第3号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第5 議案第4号 富谷市下水道事業の設置等に関する条例の制定について


○議長(渡邊俊一君) 日程第5、議案第4号富谷市下水道事業の設置等に関する条例の制定についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) 1点だけなんですけれども、今回、地方公営企業法の財務規定等を適用するということなんですけれども、具体的にこちらを適用した場合のメリットと、あと、デメリットが何かないかだけをお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 上下水道課長。

○上下水道課長(齋藤英夫君) まず、各年度の経営成績や財政状況を的確に把握し、中長期的な視点に立った経営戦略の策定や更新計画の策定を行うことができることでございます。

○議長(渡邊俊一君) よろしいですか。デメリット。

○上下水道課長(齋藤英夫君) デメリットのほうは今のところ考えておりません。

○議長(渡邊俊一君) よろしいですね。
ほかに質疑はありませんか。14番出川博一君。

○14番(出川博一君) それでは、私から2点、お尋ねいたします。
1点は、まず、これは、従来は一般会計の中で対処してきたかと思うんですけれども、今般の条例制定によって、いわゆる予算書とか決算書の中では水道事業と同じような形で別立ての体系になるのか、お尋ねいたします。
それから、この下水道事業の設置によって組織体制はどういう形になるのか。
この2点についてお尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 上下水道課長。

○上下水道課長(齋藤英夫君) 記載関係につきましては、この間、お話ししましたように、水道事業と同じでございます。
あと、一部適用でございますので、法適用前と同様に、職員は地方公務員法が適用されることになって、今と同じでございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 組織体系としてはどうなるのか。例えば水道事業であれば、市長、その下にすぐ上下水道課という形で組織立っているんですけれども、その中に、下水道の場合もそういう形になるのか。それとも、いわゆる市長、副市長、そして、上下水道課という、あるいは部長という体制になるのか、その辺について、お尋ねします。

○議長(渡邊俊一君) 上下水道課長。

○上下水道課長(齋藤英夫君) 今までどおりで、市長、副市長、部長、上下水道課長となっております。

○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第4号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第6 議案第5号 職員の給与に関する条例等の一部改正について


○議長(渡邊俊一君) 日程第6、議案第5号職員の給与に関する条例等の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第5号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第7 議案第6号 職員の給与に関する条例の一部改正について


○議長(渡邊俊一君) 日程第7、議案第6号職員の給与に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。6番藤原峻君。

○6番(藤原 峻君) 1点だけ、確認なんですけれども、職務の級に関しまして1級から6級まであるのですが、ほかの自治体ですともう少し等級に幅があるというふうにも伺ったのですが、そちらに関しては、改善などについては今後検討されるのか、今検討されているのか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 総務課長。

○総務課長(菅原俊司君) 号俸につきましては、その職制に応じてということでございますので、今後、検討をしていくこととなります。

○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 全協の中で、給与改定について、2,000円から順次30歳代半ばまでの在職する号数に所要の金額をということで説明があったんですけれども、確かに、給与表を見ると2,000円から、6級に至ってはゼロというようなことで、この辺のまず考え方と、なおかつ、1級の中の号俸の中でも1号俸は2,000円ですけれども、9号俸あたりから1,900円になって順次下がっていくというような形で、この辺の考え方といいますか、金額の張りつけの考え方について、お聞きいたします。

○議長(渡邊俊一君) 総務課長。

○総務課長(菅原俊司君) こちらにつきましては、議員おっしゃるとおり、1級あたりであれば2,000円程度、級が上がるほどにその差額は目減りしていくということとなっておりますが、この状況につきましては、今回のみならず、ここ数年来の特徴としてございます。
全協の中での資料にもお示しをさせていただいてはおりましたが、給与勧告の制度の基本的な考え方の中においては、民間給与との比較的較差というようなところを埋めるための今回の人事院勧告でもあり、その較差が今回0.09%と示されたところでございます。そして、さらに国家公務員につきましては、この人事院勧告については初任給及び若年層の俸給月額の引き上げというようなところがうたわれているところでございましたので、本市におきましてもこれを準拠する形で俸給表の見直しを行うものでございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) そうすると、各号、級数があるんですけれども、その中で民間との比較でということのお話を頂戴したんですけれども、ということは、いわゆる一番該当しそうなところを手厚くといいますか、そこまでは俸給を上げていくけれども、それ以上になると年数が長くても上げませんよというふうに読み取れるんですけれども、その辺についての考え方をお尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 総務課長。

○総務課長(菅原俊司君) 額面だけ見れば抑制がかかっているかというふうには見えますが、あくまでも号俸に応じて定期昇給の給与の見直しはなされているかと思います。その額面について、今回、若年層を中心にというようなものが今回の人事院勧告でもございましたので、それに準拠した形でございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) そうすると、見方とすれば、それぞれの職務の級があるんですけれども、標準的にいくとこういうところにいるようなというあたりを重点に、間差なりをつけて配分したというような考え方でよろしいんでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 総務課長。

○総務課長(菅原俊司君) おっしゃるとおりでございます。

○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第6号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第8 議案第7号 議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について


○議長(渡邊俊一君) 日程第8、議案第7号議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第7号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第9 議案第8号 特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正について


○議長(渡邊俊一君) 日程第9、議案第8号特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第8号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第10 議案第9号 富谷市手数料条例の一部改正について


○議長(渡邊俊一君) 日程第10、議案第9号富谷市手数料条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ありませんか。5番渡邊清美君。

○5番(渡邊清美君) 今回の改定により窓口での手数料収入の増収はどのくらいになるのか、お伺いします。

○議長(渡邊俊一君) 市民課長。

○市民課長(渡邊美智子君) 約400万程度になります。

○議長(渡邊俊一君) 5番渡邊清美君。

○5番(渡邊清美君) 今回の手数料改定の説明で、人件費1時間当たり327円というような説明がありました。人件費をもとに1件当たりを計算するのは果たして正しいのか、そこだけを抜き出してするというのは適切ではないと考えられるが、どのように考えているか、お伺いします。

○議長(渡邊俊一君) 市民課長。

○市民課長(渡邊美智子君) 経費につきましては人件費だけで計算しているものではございませんので、その部分だけということではございません。

○議長(渡邊俊一君) よろしいですか。
ほかに質疑ありませんか。16番安住稔幸君。

○16番(安住稔幸君) この前の全員協議会の資料によりますと、そういった住民票等の例えば写しの交付とかそういったもののもろもろでありますが、1件当たり439円の費用がかっているというようなご説明でありました。また、9月にありました決算のときに、コンビニ交付のほうが伸びてきておりまして、窓口交付が若干、その分かわかりませんけれども、減ってきている。そういうことを考えますと、市民の方がコンビニ交付のほうに、まだまだ数は少ないんですが、結構行かれている方も出てきているのかなと思っております。この辺の傾向につきましていかがお考えなのか、お聞きいたします。

○議長(渡邊俊一君) 市民課長。

○市民課長(渡邊美智子君) コンビニ交付のほうにつきましては、今後どんどんふえていくものと考えております。

○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。

○16番(安住稔幸君) 今回、コンビニ交付以外の話ですと、本当に昭和60年ぶりということでありまして、そういうことを考えますと、やはりこれだけのものが1件当たりかかっている、439円ということでありますけれども、今回、300円と決めた……

○議長(渡邊俊一君) 何かそこに置いていないですか。(「置いてない」の声あり)ちょっとマイク割れるんだけれども。(「そうですか」の声あり)

○16番(安住稔幸君) 今回、今まで経費を見ますと1件当たり439円ということで、今回300円ということで制定されるようでありますが、この300円の根拠というか、どのようなもので考えたのか、お聞きいたします。

○議長(渡邊俊一君) 市民課長。

○市民課長(渡邊美智子君) 今回の手数料につきましては、昭和60年4月以来というところで、平成29年度の人件費とかシステム費用等により算出した1件当たりの原価というのは、おっしゃるとおり439円というふうなところでございます。ここ10年ぐらいは1件当たりの原価が400円台というふうになってございまして、現状の所要経費に合わせて受益者負担の適正化を図るための改定でございます。
それから、近隣の市の状況も勘案いたしまして300円というふうにしたものでございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 手数料に関しての表を見ますと、市民生活部での手数料は大体300円に統一されてきたのかなと思いますけれども、その中で、現行350円で300円に引き下げするとしたのが2件、300円のまま据え置きになったのが3件ということで、この対応の違いは何なのか、お尋ねします。また、引き下げ2件と据え置き3件のそれぞれのコストの試算額についてお尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 市民課長。

○市民課長(渡邊美智子君) 350円のものが300円になったことにつきましては、例えば除かれた戸籍の附票の写しの交付については350円であったものですが、こちらの場合、原価計算しますと340円というふうになっておりますので、ここは300円にというふうにいたしました。
それから、身分証明につきましても、こちらの原価がかなり高くなりまして1,095円というふうな原価ではありますけれども、全てにおきまして件数でコストにどうしてもばらつきのほうが出てまいります。ほかの据え置きだったり、それから、上げるというふうな部分もそうなんですが、全てそれぞれのコスト、それから、どうしても件数というところでばらつきというのは全てに出ているものなんです。その中で、一番多い住民票に合わせたといいましょうか。そういうところに統一して、一番出るのが住民票というところがありましたので、そこの300円というふうなところに合わせての改定というふうに今回させていただきました。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 全てがコスト計算によるものでないというのはわかりましたけれども、この中で、手数料の中でいろいろばらつきはあるんですけれども、その中で、いわゆる戸籍法に関連したもの、これについては結構350円のものが残っているということで、この中で、350円なんだけれども、一番費用がかかっているというのは何で、お幾らぐらいなのか、お尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 市民課長。

○市民課長(渡邊美智子君) 先ほどもご説明いたしました身分証明につきまして、コスト的には1,095円というふうな計算になります。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) その中で、今回見直しをしなかった理由、その辺について、件数が少ないからコスト高くかかってもやむを得ないという判断なのかどうなのか。
それから、55ページにある33番目のその他証明、具体的に例示するとどういうものがそれに該当するのか。
あと、この件について市民への周知はどのような形でされて、それを徹底していくのか。あと3カ月しかないわけですから、その辺のところについて、お尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 市民課長。

○市民課長(渡邊美智子君) 手数料の中で改定をしなかった部分につきましては、これは戸籍関係ということになります。地方公共団体の手数料の標準に関する政令で手数料の標準金額ということで全国的に統一した金額となっておりますので、そこは手を加えることができませんので、そのままというところでございます。
それから、その他の証明なんですが、めったに出るということはございませんが、強いて言えば、独身証明というふうなものがございまして、そういったものかなというところと思います。出たのはちょっと私も記憶にはございませんけれども、その他とすると、そういうものが入ってくるというふうなことでございます。
それから、周知につきましては、やはりまず広報等でお示ししたいというふうには考えてございます。

○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託を省略することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定をいたしました。
本案については、富谷市議会会議規則第51条の規定に基づく発言通告がなされておられますので、これより討論を行います。
まず、原案に反対者の発言を許します。5番渡邊清美君。

○5番(渡邊清美君) 議案第9号富谷市手数料条例の一部改正について反対します。
ことし10月から消費税が10%に増税されました。食品が8%に据え置かれたものの、市民の生活はどうでしょう。家庭消費は低迷し、深刻な消費不況が続いています。ことし12月6日の総務省の発表の家計調査では、10月の消費の落ち込みは鮮明になっています。2人以上の世帯の消費支出は、前年度同月に比べて5.1%減って、落ち込み幅は前回の消費増税の2014年4月よりも大きくなっております。来年、2020年6月末にはポイント還元もなくなり、ますます家計の負担は大きくなると見込まれています。
子供世代の多い富谷市では、就学、就職と証明書の発行をする機会も多く、手数料の200円から300円の1.5倍の増は家計の負担になります。周辺自治体に合わせるのではなく、これまでどおりとすべきと考えます。
一律の手数料の値上げは、市民の負担軽減を求め、反対討論とします。

○議長(渡邊俊一君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。8番青柳信義君。

○8番(青柳信義君) 議案第9号富谷市手数料条例の一部改正について、賛成討論いたします。
富谷市における各種証明閲覧、写しの交付状況は、身分証明と除かれた戸籍の附票の写しの交付はおのおの350円となっており、その他の手数料は一律200円となっています。また、参考までに、人件費等費用とその他費用を合わせると1件当たりの費用は439円となります。
今回の改正は、昭和60年4月に「100円」から「200円」に改正して以来、34年ぶりで、提案理由は、行政改革の実施プランに掲げる受益者負担の見直しによる検討を行い、受益者負担の適正化を図るため各種証明手数料を一律「300円」に改正するもので、また、県内他市とのバランスを考慮したものであり、富谷市手数料条例の一部改正について、賛成いたします。

○議長(渡邊俊一君) ほかに討論ありませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより議案第9号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

○議長(渡邊俊一君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第11 議案第10号 富谷市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について


○議長(渡邊俊一君) 日程第11、議案第10号富谷市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) 近隣自治体の価格の状況が幾らぐらいになっているのかということと、富谷市における対象企業数をお願いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 生活環境課長。

○生活環境課長(安藤 司君) 近隣の状況ですけれども、黒川の3町は1万円程度、塩竈市、多賀城市につきましても1万円程度、仙台市につきましては1万2,400円等々、業務によってまた変わってございますが、1万円を超えている状況でございます。
今許可を出している対象ですけれども、4社5件となってございます。

○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) その対象の業者の方に対しての説明は行われたのかということと、もし聞き取りがされていたのであれば、どういうようなことでお話があったか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 生活環境課長。

○生活環境課長(安藤 司君) 対象の方については、更新ですので、今後、可決いたしましたらお話ししたいと考えております。

○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第10号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第12 議案第11号 災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正について


○議長(渡邊俊一君) 日程第12、議案第11号災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) 1点だけ、確認です。新しい改正のほうで、「報告等」というのが入っているのですが、これが新しくついていると思うんですけれども、これは具体的にどういった内容なのかのご説明お願いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(浅場 悟君) 免除等のために市町村に資産、収入を調査する権限を付与したことなどがその部分に該当するところでございます。

○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。14番出川博一君。

○14番(出川博一君) これは災害援助資金の貸付金にかかわるものがほとんどだと思いますけれども、これ、30年度決算では、このおくれているものが28件の426万ということでございました。現在はお幾らになっているのか、お尋ねします。
それから、この改正によって、先ほどの質疑の中で報告というものが新たに加わったということなんですけれども、回収業務に係る影響はどの程度なのか、お尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(浅場 悟君) まず、現在の額でございますが、10月31日時点となります。620万余でございます。
続いて、次の質問でございますが、回収業務に係る影響というところですが、滞納者の収入等の状況について、今回、もし、ご可決いただければ、調査できるということとなりますので、この権限を有効に活用していきたいと考えてございます。(「係る影響、事務負担とかその辺はどうなの」の声あり)

○議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(浅場 悟君) 事務負担というところでございますが、今後、毎年、毎年、少しずつ債務の額はふえて、対象者もふえていくというところとなりますので、事務的な負担については年々増すのかなというふうに考えてございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) そうですよね。31年3月で28件の426万が、半年で5割ふえているということで、200万ふえているということで、これは大変大きな問題になるかと思いますけれども。そういう中で、今おくれている方の中で、償還の免除とか、それから、支払い猶予、これを現在実施している件数、金額、それから、今後そうなる可能性があると思われる件数、金額について、お尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(浅場 悟君) 償還免除、支払い猶予の件数、金額というところでございますが、現在のところはございません。今後ということとなりますと、ただいまも所在不明等、何件かございますが、先ほど申し上げたとおり、今回、免除等のための収入等の調査が可能となったということもございますので、今後、調査等の結果を踏まえ対応していきたいと思ってございます。現在の件数については把握してございません。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) いわゆるこの資金については、支払い遅延であれ、県にお金を返さなくてはならないという制度立てだと思うんですけれども、いつの時点で、例えばおくれている人のもの立てかえをして県に償還することになるのかということと。
あと、先ほどのお話を聞いていても、この回収業務はかなり手のかかるものだし、なかなか厳しいのではないかというふうに思いますけれども、その中で、課としての対策はどのようにとるおつもりなのか、お尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(浅場 悟君) まず、償還、県に返済する時期ということでございますが、この件については県に確認はとってございませんというところで、それを前提としてお話をさせていただきますと、本市の滞納者については、29年度から発生してございますので、29年度からそのまま残ったという仮定の話でさせていただきますと、時効が10年ということもございますので、県に返還する時期としては令和10年あたりからになるのかなというふうに考えてございます。
それから、今後の対応ということでございますが、担当者の研修等によりまして、自己研さんを図っていくとともに、債権対応マニュアルに準じて未納額の減少に努めていきたいと考えてございます。

○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第11号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
この際、午前11時10分まで休憩をいたします。


午前10時57分 休憩


午前11時10分 再開


○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


日程第13 議案第12号 富谷市地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律第9条第1項の規定に基づく準則を定める条例の一部改正について


○議長(渡邊俊一君) 日程第13、議案第12号富谷市地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律第9条第1項の規定に基づく準則を定める条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ありませんか。6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) 今回の改正につきましては、工業誘致などにつきましてかなり機運が高まってきているということで考えてよいのかというのが1点と、やはり、皆さん心配されているのが、住環境が崩れないかどうか、渋滞に関しての対策は大丈夫なのかというところなんですけれども、そちらのほうの対策について見解を伺います。

○議長(渡邊俊一君) 産業観光課長。

○産業観光課長(神田能成君) まず、こちらのいわゆる未来法の法の趣旨でございますけれども、特徴としましては、成長分野への投資であったり、あるいはスピード感のある経営資源の集中投入というふうなものが法の趣旨にございます。今回、改めて、工業立地法に基づく特例を今から開発を進めようとするところを含めるということによって、さらなる機運は高まるというふうに考えてございます。
並びに、住環境の問題でございますが、本市としましては、「住みたくなるまち日本一」を掲げている中で、基本理念におきまして緑豊かな環境というものを重視してございます。そういったものを踏まえまして今回の緑地のパーセントなどを定めたというところでございます。(「交通渋滞について」の声あり)

○議長(渡邊俊一君) 交通渋滞……。住宅という話は聞いたけれども、交通渋滞というのは聞かなかったな。6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) 大変失礼いたしました。渋滞と言ったつもりだったんですけれども、住宅というふうに捉えられていたのか、私が言いそびれたのか、済みません。
関連しまして、交通渋滞に関しても、やはり市民の皆さんは本当に大変心配されておりまして、市長のほうも、フルジャンクション化というのも申し入れに行っていただいたりとか、かなり進んできているのかなというふうに思うんですけれども、そこら辺の渋滞対策というのは万全なのかどうか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 産業観光課長。

○産業観光課長(神田能成君) 進出する企業さんによって、いろいろ交通量の問題というのは変わってくるのかなというふうに思ってございます。その意味では、来る企業さんがある程度明確に当然なれば、その辺は関係課、あるいは国であったり、そういったところと協議をしながら対応していくというふうな形になろうかと思います。

○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第12号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第14 議案第13号 富谷市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の全部改正について


○議長(渡邊俊一君) 日程第14、議案第13号富谷市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の全部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第13号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第15 議案第15号 令和元年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)


○議長(渡邊俊一君) 日程第15、議案第15号令和元年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第15号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第16 議案第16号 令和元年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第3号)


○議長(渡邊俊一君) 日程第16、議案第16号令和元年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第16号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第17 議案第17号 令和元年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第3号)


○議長(渡邊俊一君) 日程第17、議案第17号令和元年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) 説明書の77ページなんですけれども、こちらも説明があったんですが、債務負担行為で確認なんですけれども、一般介護予防事業、一般高齢者の方への支援の委託費ということだったんですけれども、具体的にもう少し詳細な説明をお願いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 保健福祉総合支援センター所長。

○保健福祉総合支援センター所長(高橋弘美君) 一般介護予防事業につきましては、一般の高齢者も対象としました通所型サービス事業であります「サロンより愛」の委託費と、それから、各圏域の地域包括支援センターで実施しております介護予防事業の委託業務でございます。

○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第17号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第18 議案第18号 令和元年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)


○議長(渡邊俊一君) 日程第18、議案第18号令和元年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第18号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第19 議案第19号 令和元年度富谷市水道事業会計補正予算(第3号)


○議長(渡邊俊一君) 日程第19、議案第19号令和元年度富谷市水道事業会計補正予算(第3号)を議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第19号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第20 議案第20号 指定管理者の指定について


○議長(渡邊俊一君) 日程第20、議案第20号指定管理者の指定についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) 1点だけなのですが、かなり今地域活動支援センターの中でも業務がふえてきているのではないかなと思うのですが、今回指定をしようとしている社会福祉協議会さんのほうから、何か市のほうに要望みたいなものは出されていないのか、お伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(狩野悦子君) 今、指定管理を担っていただいております社会福祉協議会とは、それぞれ運営について話し合いのほうを行っております。特に要望ということではございませんが、現在、地域活動支援センターの事業が多いというふうなお話もございましたけれども、現在、当初、5年前に指定管理をお願いしてきたところと大分人数的にも変化が訪れてきているところもございまして、そういった意味では、今後さらに一緒に運営の仕方について検討を重ねていく必要があるというふうに考えております。

○議長(渡邊俊一君) よろしいですか。
ほかに。14番出川博一君。

○14番(出川博一君) まず、これらの債務負担に関して、ちょっと腑に落ちないといいますか、実はこれ、9月24日の議会で1億691万で議決されたものが、公告したのが10月3日なんですけれども、その10日足らずの間に8,000万ということで、2,700万の大幅減になっている。この辺のところについて、いわゆる債務負担の限度額について、指定管理料の算定の根拠が適切だったのかどうか、この辺について、まずお尋ねします。
それとあと、30年度の決算額では1,790万4,000円とございまして、今回の公告の中では、令和2年度、これは1,500万円でスタートするという公告内容、実施要項なんですけれども、ここのところで、30年度と比べて約300万円の大幅な減額、これの要因についてお尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(狩野悦子君) まず、債務負担の限度額の算定の根拠ということでございます。9月の議会で皆さんにお示しいたしました債務負担行為の金額に関しましては、現在の地域活動支援センターの施行規則にのっとった運営の仕方で算定した場合の定員数ですとか、業者の定員数ですとか、職員数、活動内容といった部分での算定根拠にしておりまして、その分での金額というふうに、上限額というふうに設定させていただいております。
10月に要項のほうにお示しした金額に関しましては、実は、先ほども現行の地域活動支援センターの指定管理を行っております社会福祉協議会のほうと協議をさせていただいたというお話をしましたが、その協議につきましては、いわゆる5年前、指定管理をお願いしたころと、障害福祉サービスが市内でもかなりふえてきているというふうなことがございます。以前ですと、平成27年のころには就労支援事業所が1カ所しかなかった状態でしたが、今現在6カ所にふえているということもございまして、以前でしたならば、支援学校卒業後は地域活動支援センターに入るというふうなことも選択肢の1つとして選ばれていたところでございますが、ほとんどの方が就労移行支援事業所のほうに行かれるというふうな現状で、これ以上、今の現状から大きく利用者数がふえるということが余り考えにくいというふうなこともございましたので、利用者の見直しですとか、定員の見直しですとか、運営内容の見直しというふうなところで社協と協議を重ねた結果、現状、現実に近い金額というところでお示しをさせていただいたところでございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 30年度の実績報告によると、7名体制で運営していましたと。正職員が2人で、パート職員は5名。この中に看護師さん1名という方もいるんですけれども。それが、今回公告された仕様書では、最低、正職員が2名でいいですよというふうに読めるんですけれども、その辺の見解についてお尋ねします。
それから、あと、運営基準額として示されている、令和2年度1,500万円でスタートして、毎年50万ずつ増額という、その根拠について、考え方についてお尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(狩野悦子君) まず、職員の人数、最低2名というふうなところでお示しをさせていただいたところですが、あくまでもこれはこの金額の中で、これから選定をさせていただく事業者さんのほうで2名以上必要であればその金額の中でやっていただくというふうな形になるかと思います。市としてこのぐらいの人数は必要だろうというふうなところでの2名という形でございました。これから年々50万ずつふえていくことに関しましては、やはり人数が少なくなるとはいえ、パート職員の方々の人件費がこれからアップしていくだろうというふうなこともありますし、また、先ほど、利用者数がこれから多くは見込めないだろうというふうなお話もしましたが、だからといって、地域活動支援センターを利用していただきたい方、在宅の障がい者の方で福祉サービスにつながっていない方も市内にはいらっしゃいますので、そういった方々に対してこれから新たに事業を展開していくというふうな形になってまいりますと、そういった部分で月1回なり2回なり、働いていただく方の人件費ですとか、あるいはそういった方が事業を展開する上での消耗品であったり需用費といった部分での金額を合わせると大体50万ぐらいというふうに見込んでおりました。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 今の答弁をお聞きしますと、例えば30年度、現在、31年度、令和1年度でやっているわけですけれども、それのものというのは、実は、現状からすれば過大ないわゆる指定管理料だというふうにも言えるかと思うんですけれども。その辺について、確かにこれは5年契約といいますか、5年間の指定管理なので、途中での現状が変わってきているのであれば、その中で変更契約とか結ぶことはできないのかどうか。その点がまず1点。
それから、先ほどの答弁の中で、人件費として50万ずつ上がるということなんですけれども、例えば3人、4人だとしても、年間で50万、例えば4人として、それで10万ずつ上がるかと。ちょっと世間一般には理解できない、解せない水準じゃないかと思いますので、その辺についてのご回答をお願いします。
それから、このプロポーザル、5年前は2者で提案をして、その中で選択をしたという経緯があるんですけれども、今回は1者のみだということで、何か、当初の債務負担額1億600万から8,000万、そして、その中でというこのような動きを見ていきますと、何らかの形で、このプロポーザルというものがそろそろ限界に来ているんじゃないかというふうな思いを強くするので、その辺のところについて見解をお尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(狩野悦子君) まず、過大な契約だったのではないかというお話に関しましては、やはり5年前は就労支援事業所がまず1カ所しかなかった。事業所がふえたというのもここ一、二年のというふうなところでございますので、そういった意味では、今までやってきたことが過大だったかというと、果たして、そうではなかったというふうに認識しております。
今いる方々に対して、人数は少ないながらも、丁寧にかかわっているという意味では、決して無駄なお金を出しているというふうなことではなかったかというふうに感じております。
年々これから上がっていく50万に関しましても、全て人件費というわけではございません。新たに展開していくであろう事業に対する需用費であったり運営費というふうなところ、あと、建物自体も少々年数がたっておりまして、軽微な修繕に関しては指定管理のほうで行うというふうなことも定められておりますので、その軽微な修繕が今後ちょっとふえていくかなというところも見越した上での額というふうな形でございます。
プロポーザルに関しましては、今回、1者のみだったということに関しては、私も何とも言えない部分ではございますが、今回、対象となる団体を前回のときよりもかなり広げて公告をいたしましたけれども、それでも、やはり手を挙げていただけるところがなかったということに関しましては、今後、福祉事業者さんたちが集まるような会ですとか、そういったところでの、皆さん、どのように感じられていたかといったあたりに関しては、お話を伺いながら、今後の検討課題とさせていただきたいと思います。

○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第20号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第21 議案第21号 和解及び損害賠償額の決定について


○議長(渡邊俊一君) 日程第21、議案第21号和解及び損害賠償額の決定についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。1番菊池美穂君。

○1番(菊池美穂君) 議案書70ページから72ページまでの市道明石石積線で起きた事故について、お伺いをいたします。
これは同じ場所で3件同様の事故が起こったということなのですが、なぜ、1件起こった時点で、その後に起こった2件を未然に防ぐことができなかったのかと思っております。車が気づかずに走行したということなので、すぐにはわからなかったのだとは思いますが、市が事故が起こったということを把握したタイミングはいつだったのかをお伺いいたします。
重ねまして、道路に穴があいたと思われる時期、そして、事故が起こった時期、通報があった時期、そして、路面の補修を行った時期を時系列的に詳しく教えていただければと思います。

○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) まず、同じ場所で3件の事故が発生をしたということでございます。この日におきましては、台風19号以降、雨も降り続いている日が多くあったということで、この日も雨の予報でございました。午前5時ぐらいから夜の7時、8時ぐらいまでは雨が降り続いておりまして、担当課といたしましても、台風19号の被災箇所の二次被災の確認と、それから、路面も弱体化しているということもございまして、担当職員、それから、私も含めて、午前、午後とパトロールをしたところでございます。
この市道明石石積線につきましては、午前1回、午後は15時ぐらいにパトロールをしたところでございました。その際は穴ぼこ等の確認はできませんで、穴はあいていなかったという状況でございました。1件目の事故が起こったのは18時ごろということでございます。18時30分ごろ、それから22時ごろということで、3件の事故が発生したという状況でございました。
この事故の報告におきましては、次の日、10月23日のお昼ぐらいに、直接市役所に、タイヤがパンクをしましたということでご報告をいただきまして、その後、その日のうちに、夕方までの間に全3件の被害に遭われた方からのご連絡をいただいて、3件の事故があったということを掌握したところでございます。補修におきましては、23日の午前中のうちに、こちらとしても穴があいていたということを気づきましたので、補修はしたところでございます。
そのようなところでよろしいでしょうか。

○議長(渡邊俊一君) 1番菊池美穂君。

○1番(菊池美穂君) 台風被害の後で大変な忙しいときだったとは思いますが、今後このようなケースをなるべく防いでいくために何か考えられないかと思いますが、見解をお伺いいたします。

○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) まず、パトロールを強化することはもちろんのことでございますが、路面の状況を把握をいたしまして、悪いところはしっかりと予算を使って補修を重ねていくということかと思っております。

○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第21号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第22 議案第22号 和解及び損害賠償額の決定について


○議長(渡邊俊一君) 日程第22、議案第22号和解及び損害賠償額の決定についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第22号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第23 議案第23号 和解及び損害賠償額の決定について


○議長(渡邊俊一君) 日程第23、議案第23号和解及び損害賠償額の決定についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第23号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第24 議案第24号 和解及び損害賠償額の決定について


○議長(渡邊俊一君) 日程第24、議案第24号和解及び損害賠償額の決定についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第24号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第25 議案第25号 和解及び損害賠償額の決定について


○議長(渡邊俊一君) 日程第25、議案第25号和解及び損害賠償額の決定についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第25号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第26 承認第1号 専決処分の承認を求めることについて(令和元年度富谷市一般会計補正予算(第5号))


○議長(渡邊俊一君) 日程第26、承認第1号専決処分の承認を求めることについて(令和元年度富谷市一般会計補正予算(第5号))を議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第1号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり承認されました。


日程第27 議案第14号 令和元年度富谷市一般会計補正予算(第6号)


○議長(渡邊俊一君) 日程第27、議案第14号令和元年度富谷市一般会計補正予算(第6号)を議題といたします。
本案について、富谷市議会会議規則第39条により、予算審査特別委員会委員長に審査結果の報告を求めます。予算審査特別委員会委員長畑山和晴君、登壇願います。

○予算審査特別委員会委員長(畑山和晴君) それでは、皆様のお手元に配付の報告書について、説明いたします。
予算審査特別委員会審査結果報告書。
令和元年度富谷市一般会計補正予算(第6号)につきましては、去る12月3日の本会議において、その予算審査のため、議長を除く議員全員で構成する予算審査特別委員会が設置されました。
予算審査特別委員会は12月10日に開催し、議案第14号令和元年度富谷市一般会計補正予算(第6号)について、慎重に審議を行いました。
その結果、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定されました。
以上、予算審査特別委員会の報告といたします。
令和元年12月12日、予算審査特別委員会委員長畑山和晴。

○議長(渡邊俊一君) 質疑を省略し、討論に入ります。
本案については、富谷市議会会議規則第51条の規定に基づく発言通告がなされておりますので、これより討論を行います。
まず、原案に反対者の発言を許します。6番藤原 峻君。

○6番(藤原 峻君) 第14号議案令和元年度富谷市一般会計補正予算に対して、反対の立場で討論をいたします。
まず、債務負担行為に出されていました学校給食センター調理業務等委託業務に関しまして、さまざまな懸念が解決しておらず、反対をいたします。
1954年に学校給食法が制定され60年以上がたちました。子供が6から9年にわたり毎日食べ続ける学校給食は、心身の成長や発達に与える影響は大きいものです。しかし、文部科学省が1985年に学校給食業務の運営の合理化を求める通達を出し、調理員のパートタイム化、センター方式の導入、調理業務の民間委託を進めることにより人件費などの維持経費の適正化を図ることを求めて、安上がりの学校給食へと大きくかじを切ることになっております。
富谷市もセンター方式の導入などを進めました。これが地産地消の足かせともなっていることは残念に思います。
今回の件に関しましては、学校給食センター調理業務等委託業務は年間で3億3,389万円出されておりました。説明では、今回の民営化でもパートなどの人員は技術引き継ぎなどのためにできるだけ残るようにということでありました。では、なぜ、民営化かといいますと、会計年度任用職員による国からの制度の変更により、人件費が上がることを抑制するために委託したということと認識をしております。
富谷市の給食で栄養が足りないことが発覚した際には補正予算等で予算をつけていることなど、大変評価しております。賄い材料費がふえているということも認識はしております。しかし、働いていた方たちの心情を考えれば、そのまま働いていれば収入が上がったものが、委託により安く使われるということ、これでは賛成はできません。
また、チェック体制や安全面、衛生面を重視するという答弁がありましたが、仕様書など、まだ決まっていないという状態であり、どの程度担保されるのかが不透明な状況と認識しております。
また、県からの栄養士はそのまま残るという説明でしたけれども、委託をした際に県の栄養士が直接指導できないという課題もあり、偽装請負に当たってしまうという指摘もあります。
最後に、給食に関しましては、富谷市の給食について、おいしいという保護者の声を届けさせていただきます。「引っ越した子供が、富谷市の給食はおいしいかったと言っていました。また、何が一番おいしいと聞いたら、サラダと言うので、えっと思いましたら、おんないん会さんの新鮮野菜を使っていると聞いて、なるほどと思っていました」という喜びの声です。
日々の給食の提供に敬意を表するとともに、今後も子供たちにおいしい給食、安心安全な給食を提供していただくこと、地産地消を進めること、また、米飯をふやす努力を望んでまいります。
また、図書館整備事業につきましては、補正が出された後に署名が出されておりました。ガバメントクラウドファンディングでも予算に届かず、予算がしっかりと確保されるのかという心配の声、これはあります。不安定な寄附に頼るのではなく、しっかりと予算化をすべきであると思います。今後の計画の検討について、抽象的な回答がまだ多く、改善がなされるのかが見えないというのが現実であり、市民の皆さんからの不安の声があります。
一般質問の中では合築のお話も出ましたけれども、恐らく検討してだめになったときに失望させてしまうということを懸念しているんだと思うんですけれども、できるだけ、市として改善に向けて具体的に検討しているということをその都度伝えていただければと思います。
最後に、農作物有害鳥獣等駆除事業につきまして、富谷だけでなく、東北でかつてないほど被害が広がっており、農業をやめるかもしれないという不安の声も伺っております。柵の補助などさまざまな改善が図られており、市民の安心のため動いてくださっていることに敬意を表します。猟銃やわなの免許取得に関する補助については実施隊に周知していただいたとのことですが、今後はさらに広く周知していただくなど、有害鳥獣対策をしっかりと推進していただくよう要望を申し添えまして、反対討論とさせていただきます。

○議長(渡邊俊一君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。15番浅野直子君。

○15番(浅野直子君) 私は、議案第14号令和元年度富谷市一般会計補正予算について、賛成討論いたします。
平成から令和へ年号が変わり、新しい歴史を刻む年となりました。富谷市も市制施行4年目を迎え、市民の安心安全を守る取り組み、しんまち地区活性化に向けた施策、また、明年の記念事業富谷宿400年祭への準備、図書館建設に向けた市民協働施策、交通対策、そして、防災力強化へ充実した予算執行が展開されていると思います。
しかしながら、自然界では地球温暖化が原因とされる災害が頻繁に起こるようになり、改めて命を守る取り組み、環境整備が求められております。
今回の補正予算では、歳入歳出で5億4,998万8,000円が追加となっております。主なものとしては、老朽化した町内会館の建てかえや、初めてとなる明年の東京オリンピック・パラリンピック開催記念事業のマラソン大会など、大きな期待が持てます。
また、マーチングバンドエコーズと小学校2校が全国大会へ出場を決める快挙をなし遂げるなど、支援が必要とされております。
そして、何よりも、何といっても、10月に発生いたしました台風被害への対応は、早急な復旧への対策として専決処分され、市民生活の安全確保と最小限の被害にとどめる対応や今後を見据えた国への要望など、高く評価できると思います。
交通対策においては、市民の実情に支援策を講じられるなど、理解するところです。
予算計上におきまして、学校給食センターの調理等業務委託についての説明が不十分であったことは否めませんが、将来を見据え、長期的な視点から一番重視されなければならない安全性の確保と衛生管理の徹底、専門的な技術、何よりも児童生徒の健康、栄養面において、富谷市のチェック体制も万全を期すなど、期待できると認識いたしました。
雇用については、現パート職員の方々へスムーズな対応ができますようお願いするものです。
そして、今後、学校給食費の無償化の検討も視野に入れた予算確保に努力されることを申し添えて、令和元年度一般会計補正予算に賛成いたします。

○議長(渡邊俊一君) ほかに討論はありませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより議案第14号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は可決するものであります。委員長報告のとおり、本案を可決することに賛成議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

○議長(渡邊俊一君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり可決されました。
この際、午後1時まで休憩をいたします。


午前11時54分 休憩


午後 1時00分 再開


○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


日程第28 議案第27号 令和元年度富谷市一般会計補正予算(第7号)


○議長(渡邊俊一君) 日程第28、議案第27号令和元年度富谷市一般会計補正予算(第7号)を議題といたします。
提案者であります市長より提案理由の説明を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、令和元年第4回富谷市議会定例会に追加提出いたします議案について、ご説明を申し上げます。
議案第27号令和元年度富谷市一般会計補正予算(第7号)を追加で提案するものでございます。本定例会の冒頭において申し述べさせていただきましたとおり、台風19号に関する現地被害調査による精査と稲わら処分等に要する農業用施設復旧費として、歳入歳出それぞれ2億129万7,000円を追加補正するとともに、11月専決補正予算の財源更正を行うものでございます。
追加議案の概要は以上でございます。なお、詳細につきましては、財政課長よりご説明をいたしますので、慎重にご審議を賜り、ご可決くださいますよう、お願いを申し上げます。

○議長(渡邊俊一君) 本案は、朗読を省略し、内容の補足説明を求めます。財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) それでは、別冊追加議案書のほうをお願いいたします。
まず、1ページ、お願いいたします。
議案第27号令和元年度一般会計補正予算(第7号)は、次に定めるものでございます。
第1条です。歳入歳出にそれぞれ2億129万7,000円を追加し、補正後の額を144億3,116万2,000円とするものでございまして、補正予算の款項の区分につきましては、「第1表 歳入歳出予算補正」のとおりでございます。
ページ進みまして、8ページ、9ページをお願いいたします。
今回の補正の財源でございます。
まず、具体には普通交付税、地方交付税、普通交付税ですけれども、普通交付税とその下の国庫補助金を財源に今回の補正予算を編成してございます。
続いて、10ページ及び11ページをお願いいたします。
台風19号被害に係る災害復旧費のうち、農林施設災害復旧費を追加計上してございます。こちら補正前の額ですけれども、今回の追加補正、補正予算(第7号)につきましては、12月の通常の補正予算(第6号)の議決を頂戴する前に追加提出している関係で、その6号の分の予算が、金額が反映されておりませんので、ここで改めて、これまでの予算措置の状況を申し上げさせていただきます。
まず、補正前の額1億8,000万円につきましては、11月専決処分の額、補正予算(第5号)の金額でございます。その後、先ほど議決をいただきました12月補正、6号補正となりますけれども、こちらでは1億5,200万円を追加してございまして、さらに今回の補正額、追加分を合わせますと、合計、農林施設災害復旧費につきましては5億3,400万円ほどの予算規模となってございます。
なお、その他の農林施設以外の公共土木等々の災害復旧費等々を含めました災害関連経費全体のこれまでの補正の合計としましては、今回の追加によりまして、あくまでも現時点での総額でございますけれども、6億7,600万円を超える規模となっておりまして、参考までに申し上げますと、4年前の9・11の豪雨災害、こちらの復旧経費と比較しますと、既に2倍以上、約2.5倍の予算規模というふうになってございます。
歳出の節等々につきましては、右側に記載のとおりでございます。
説明は以上でございます。

○議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ございますか。14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 今、財政課長からの説明がありまして、台風19号、非常に被害が甚大であったというふうに思います。中身を見てみますと、先ほどの説明のとおり、専決で3億2,300万、6号補正で1億5,200万、本件で2億100万ということで、先ほど財政課長が言ったように、6億7,600万という今の対策費になっているわけですけれども、この間の被害総額が7億1,600万ということですから、もう少し出るのかなという気がいたします。
ただ、それにしても、この中で激甚指定で国費で2億8,900万、借金2億6,000万、一般財源で1億2,700万と分析できるかと思うんですけれども、これ自体は、当市の一般的には130億足らずの財源の中では非常に大きな数字というふうに私は理解しております。もし、この災害がなければ、これまで同様に計画的な事業執行ができたと思うんですけれども、今年度以降の大型事業の執行への影響が大きいと思いますけれども、その辺について、見解を求めます。

○議長(渡邊俊一君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) 確かに一般財源、現状で1億2,700万ほど、地方債もおっしゃるとおりの金額で、2億6,000万を超える市債、あと国費と。ただ、国費は、今のところ、国費については一応最低の低い率で、実は12月と11月の部分は低い率で見てございますので、激甚の指定により引き上がる可能性がまだ残されております。ということになると、地方債の額もその分圧縮になりますし、さらには、歳出のほうはどうしても大き目に今予算を置いておりますので、一般財源、今1億2,700万ありますけれども、これも下振れするだろうというふうに見ておりますので、大きな災害ではありますけれども、これぐらいの規模であれば、今後の事業に支障が必ずしも生じるというふうなまでの金額ではないというふうに認識してございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) とはいいながら、6億7,000万ほどの財源ということで、これについては、もし、この災害がなければ、計画的に次年度の事業ということで、そこにある程度の一般財源なりを回せたというふうに考えたときに、これはやっぱり今後の、令和2年度以降の事業執行に大きく影響するのではないかなと思いますけれども、もう一度、見解をお尋ねいたします。

○議長(渡邊俊一君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) おっしゃるとおりです。小さな金額ではありませんけれども、まだ、令和2年度以降の予算についても、今、予算編成中でございますので、可能な限り、その影響を生じないように取り組んでまいりたいと考えてございます。

○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。

○14番(出川博一君) 先ほども話したように、当市の財政構造は市の税金に大きく依存しておりまして、それは確かに着実には増加しております。ただ、そうはいいながらも、やっぱり130億がベースだということを考えると、健全財政、先ほどの財政課長の話で、借金、市の市債の発行、これは減額できる可能性はあるというお話なんですけれども、とはいいながら、これまで何とか頑張ってきた健全財政の観点からすると、大型事業のある程度の足踏み、計画とすれば令和2年度でここまでやろうという計画が多分あったんだろうと思うんですけれども、それをちょっと抑え目で事業執行していかないと、ちょっと危ういのかなというふうな気がするので、その辺についての見解を求めます。

○議長(渡邊俊一君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) いただいたご意見を踏まえて、ちょっと予算編成に取り組ませていただきます。

○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第27号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第29 議案第26号 監査委員の選任につき同意を求めることについて


○議長(渡邊俊一君) 日程第29、議案第26号監査委員の選任につき同意を求めることについてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、議案第26号監査委員の選任につき同意を求めることについてでございます。
監査委員に下記の者を選任することについて、地方自治法第196条第1項の規定により、議会の同意を求めるものでございます。
氏名、眞山巳千子さんです。住所、生年月日は、記載のとおりでございます。
提案理由につきましては、監査委員眞山巳千子氏は、令和元年12月23日をもって任期満了となるためでございます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

○議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
これから議案第26号を採決いたします。
この採決は無記名投票により行います。
議場の出入り口を閉鎖します。

〔議場閉鎖〕

○議長(渡邊俊一君) ただいまの出席議員は議長を除き17名であります。
次に、立会人を指名いたします。富谷市議会会議規則第31条第2項の規定によって、立会人に5番渡邊清美君、6番藤原 峻君、7番金子 透君の3名を指名いたします。
投票用紙を配付いたします。

〔投票用紙配付〕

○議長(渡邊俊一君) 念のため申し上げます。富谷市議会会議規則第72条の規定により、本案を可とする議員は「賛成」と、否とする議員は「反対」と記載願います。なお、投票による表決において賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは、富谷市議会会議規則第73条の規定により「否」とみなし取り扱います。
投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)投票用紙の配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。

〔投票箱点検〕

○議長(渡邊俊一君) 異状なしと認めます。
ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を読み上げますので、1番議員から順番に投票願います。

〔局長点呼、投票〕

○議長(渡邊俊一君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)投票漏れなしと認めます。投票を終了いたします。
開票を行います。5番渡邊清美君、6番藤原 峻君、7番金子 透君、立ち会い願います。

〔開 票〕

○議長(渡邊俊一君) 投票の結果を報告いたします。
投票総数 17票
有効投票 17票
無効投票 なし
有効投票のうち
賛 成 17票
反 対 なし
以上のとおり、賛成が全員です。したがって、本案は同意することに決定をいたしました。
議場の出入り口を開きます。

〔議場開鎖〕


日程第30 請願第1号 県営上工下水道をコンセッション方式で民営化する「公営企業の設置等に関する条例の一部を改正する条例」案は、当面の宮城県議会では可決せず、計画の精査と県民・市町村に対する説明責任を果たすよう宮城県に求める請願
日程第31 請願第2号 介護予防施策のさらなる推進を求める請願


○議長(渡邊俊一君) 日程第30、請願第1号から日程第31、請願第2号まで、富谷市議会会議規則第35条の規定により、一括議題といたします。
日程第30、請願第1号県営上工下水道をコンセッション方式で民営化する「公営企業の設置等に関する条例の一部を改正する条例」案は、当面の宮城県議会では可決せず、計画の精査と県民・市町村に対する説明責任を果たすよう宮城県に求める請願及び日程第31、請願第2号介護予防施策のさらなる推進を求める請願は、お手元に配付の請願文書表のとおりであります。
産業建設常任委員会及び教育民生常任委員会に付託したので、報告いたします。
ここでお諮りいたします。
本日は、本定例会の最終日になっております。ただいま付託案件といたしました請願第1号及び請願第2号につきましては、付託いたしました常任委員会における閉会中の継続審査といたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、各常任委員会の閉会中の継続審査とすることに決定をいたしました。


日程第32 陳情について


○議長(渡邊俊一君) 日程第32、陳情についてを議題といたします。
陳情2件が提出されております。陳情第8号ライドシェア反対、地域公共交通の充実を求める意見書採択の要請、陳情第9号政府及び国会に対しライドシェアに関する意見書の提出を求める陳情書、以上2件です。
陳情については、その写しを議席に配付しておりますので、各議員において調査、審査されるようお願いいたします。


日程第33 閉会中の各委員会調査について


○議長(渡邊俊一君) 日程第33、閉会中の各委員会調査についてを議題といたします。
各委員会から、所管事務のうち富谷市議会会議規則第111条の規定によって継続調査の申し出があります。
お諮りいたします。
各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに決定をいたしました。
令和元年第4回富谷市議会定例会は、終始熱心な審議を経て全ての議案を議決いたしました。執行部におかれましては、各議員から出された意見を十分に尊重し、市政を執行されますよう強く要望をいたしまして、閉会の挨拶とさせていただきます。
これで本日の日程は全て終了いたしました。会議を閉じます。
令和元年第4回富谷市議会定例会を閉会いたします。どうもご苦労さまでした。


午後 1時25分 散会

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議会事務局 代表