更新日:2019年12月10日
第1日目 9月24日(火) | ||
市長提出議案の概要説明 | ||
議案第 4号 | 富谷市保育所条例の一部改正について | |
議案第 5号 | 西成田コミュニティセンター子育てサロン条例の一部改正について | |
議案第 6号 | 富谷市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について | |
議案第 9号 | 富谷市給水条例の一部改正について | |
議案第16号 | 和解及び損害賠償額の決定について | |
議案第10号 | 令和元年度富谷市一般会計補正予算(第4号) | |
議案第11号 | 令和元年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第2号) | |
議案第12号 | 令和元年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第2号) | |
議案第13号 | 令和元年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第2号) | |
議案第14号 | 令和元年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) | |
議案第15号 | 令和元年度富谷市水道事業会計補正予算(第2号) | |
認定第 1号 | 平成30年度富谷市一般会計歳入歳出決算の認定について | |
認定第 2号 | 平成30年度富谷市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について | |
認定第 3号 | 平成30年度富谷市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について | |
認定第 4号 | 平成30年度富谷市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について | |
認定第 5号 | 平成30年度富谷市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について | |
認定第 6号 | 平成30年度富谷市水道事業会計利益処分及び決算の認定について | |
議案第 1号 | 富谷市自然環境等と再生可能エネルギー発電設備設置事業との調和に関する条例の制定について | |
議案第 2号 | 富谷市非常勤消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正について | |
議案第 3号 | 富谷市印鑑登録及び証明に関する条例の一部改正について | |
議案第 7号 | 富谷市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について | |
議案第 8号 | 富谷市下水道条例の一部改正について | |
第2日目10月7日(月) | ||
一般質問 | 13番 菅 原 福 治 議員 | |
1 | 総合計画前期基本計画(住みたくなるまち)について | |
2 | 宮城交通路線バスの深夜増便について | |
8番 青 柳 信 義 議員 | ||
1 | マイナンバーカードの普及の取り組みについて問う | |
2 | 通学路の安全確認及び高齢者運転免許証自主返納について | |
7番 金 子 透 議員 | ||
1 | 本市の消防力整備を問う | |
2 | 市営住宅のあり方を問う | |
15番 浅 野 直 子 議員 | ||
1 | 地方創生拠点整備交付金施設整備について | |
2 | 新生児聴覚検査の助成と受付にタブレット導入は | |
第3日目10月8日(火) | ||
一般質問 | 5番 渡 邊 清 美 議員 | |
1 | 市営住宅の整備、応募資格の見直しを問う | |
2 | 幼児教育、保育の無償化を問う | |
6番 藤 原 峻 議員 | ||
1 | 通学路などの安全対策を問う | |
2 | 交通政策の充実を | |
3 | 都市の土台である農業への支援策の強化 | |
11番 長谷川 る 美 議員 | ||
1 | 富谷市市民図書館について | |
10番 若 生 英 俊 議員 | ||
1 | 富谷市議会議員選挙について | |
2 | 富谷市民図書館の規模の見直しと開館の延期について | |
3 | 公共施設の「敷地内」完全禁煙は十分検討して実施されたのか問う | |
3番 村 上 治 議員 | ||
1 | 広域指定避難場所の防災機能について | |
第4日目10月9日(水) | ||
一般質問 | 5番 塩 田 智 明 議員 | |
1 | 未来に不安のない財政運営の見通しは | |
2 | 子育て支援について | |
14番 出 川 博 一 議員 | ||
1 | 富谷宿しんまち活性化の今後は | |
2 | 窓口納付動向と今後の対応は | |
16番 安 住 稔 幸 議員 | ||
1 | 賑わい交流拠点整備を問う | |
17番 畑 山 和 晴 議員 | ||
1 | 成田二期東・西土地区画整理事業について | |
2 | 児童虐待防止について | |
14番 高 橋 正 俊 議員 | ||
1 | 市の公共施設の管理状況について | |
2 | 今後の空き家対策について | |
第5日目10月11日(金) | ||
議案第 1号 | 富谷市自然環境等と再生可能エネルギー発電設備設置事業との調和に関する条例の制定について | |
議案第 2号 | 富谷市非常勤消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正について | |
議案第 3号 | 富谷市印鑑登録及び証明に関する条例の一部改正について | |
議案第 7号 | 富谷市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について | |
認定第 1号 | 平成30年度富谷市一般会計歳入歳出決算の認定について | |
認定第 2号 | 平成30年度富谷市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について | |
認定第 3号 | 平成30年度富谷市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について | |
認定第 4号 | 平成30年度富谷市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について | |
認定第 5号 | 平成30年度富谷市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について | |
認定第 6号 | 平成30年度富谷市水道事業会計利益処分及び決算の認定について | |
諮問第 1号 | 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて | |
発議第 3号 | 議会活性化調査特別委員会の設置について | |
閉会中の各委員会調査について | ||
決算審査特別委員会 | ||
第1日目 9月27日(金) | ||
認定第 1号 |
平成30年度富谷市一般会計歳入歳出決算の認定について |
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第2日目 9月30日(月) | ||
認定第 1号 | 平成30年度富谷市一般会計歳入歳出決算の認定について (保健福祉部長寿福祉課、保健福祉部地域福祉課、保健福祉部健康推進課、保健福祉部子育て支援課、教育部教育総務課、教育部学校教育課、教育部生涯学習課) |
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第3日目10月 1日(火) | ||
認定第 1号 | 平成30年度富谷市一般会計歳入歳出決算の認定について (経済産業部産業観光課、経済産業部農林振興課、建設部都市整備課、建設部都市計画課、建設部上下水道課) |
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第4日目10月 2日(水) | ||
認定第 2号 | 平成30年度富谷市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について | |
認定第 4号 | 平成30年度富谷市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について | |
認定第 5号 | 平成30年度富谷市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について | |
認定第 3号 | 平成30年度富谷市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について | |
認定第 6号 | 平成30年度富谷市水道事業会計利益処分及び決算の認定について |
令和元年9月24日(火曜日) 午前10時00分 開会
日程1 | 議席の変更 | ||
日程2 | 会議録署名議員の指名 | ||
日程3 | 会期の決定 | ||
日程4 | 提案理由の説明 | ||
日程5 | 議案第 4号 | 富谷市保育所条例の一部改正について | |
日程6 | 議案第 5号 | 西成田コミュニティセンター子育てサロン条例の一部改正について | |
日程7 | 議案第 6号 | 富谷市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について | |
日程8 | 議案第 9号 | 富谷市給水条例の一部改正について | |
日程9 | 議案第16号 | 和解及び損害賠償額の決定について | |
日程10 | 議案第10号 | 令和元年度富谷市一般会計補正予算(第4号) | |
日程11 | 議案第11号 | 令和元年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第2号) | |
日程12 | 議案第12号 | 令和元年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第2号) | |
日程13 | 議案第13号 | 令和元年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第2号) | |
日程14 | 議案第14号 | 令和元年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) | |
日程15 | 議案第15号 | 令和元年度富谷市水道事業会計補正予算(第2号) | |
日程16 | 認定第 1号 | 平成30年度富谷市一般会計歳入歳出決算の認定について | |
日程17 | 認定第 2号 | 平成30年度富谷市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について | |
日程18 | 認定第 3号 | 平成30年度富谷市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について | |
日程19 | 認定第 4号 | 平成30年度富谷市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について | |
日程20 | 認定第 5号 | 平成30年度富谷市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について | |
日程21 | 認定第 6号 | 平成30年度富谷市水道事業会計利益処分及び決算の認定について | |
日程22 | 議案第 1号 | 富谷市自然環境等と再生可能エネルギー発電設備設置事業との調和に関する条例の制定について | |
日程23 | 議案第 2号 | 富谷市非常勤消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正について | |
日程24 | 議案第 3号 | 富谷市印鑑登録及び証明に関する条例の一部改正について | |
日程25 | 議案第 7号 | 富谷市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について | |
日程26 | 議案第 8号 | 富谷市下水道条例の一部改正について |
議事日程のとおり 午前10時00分 開会
○議長(渡邊俊一君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しますので、ただいまから令和元年第3回富谷市議会定例会を開会いたします。
この定例会は、市長から、富谷市自然環境等と再生可能エネルギー発電設備設置事業との調和に関する条例の制定についてなどの事件議案が提出されることになっております。慎重に審議を尽くされ、市民の負託に応えられますようご期待を申し上げますとともに、議会運営につきましてもご協力をお願いいたしまして、開会の挨拶とさせていただきます。
本日は傍聴人がおられます。傍聴人の方々に申し上げます。
富谷市議会傍聴規則第8条では、録音機、カメラ、ビデオなどによる撮影等は、議長の許可を得た場合以外は禁止になっております。また、携帯電話、スマートフォンをお持ちの方は、電源をお切りになるか、もしくはマナーモードに切りかえて、静粛を保ち傍聴されますようお願いをいたします。
ここで、富谷市市長に挨拶を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) おはようございます。
本日ここに、令和元年第3回富谷市議会定例会が開会されるに当たり、開会の挨拶にあわせ、決算を迎えた本市の平成30年度の財政状況並びに富谷市総合計画に掲げたまちづくりの将来像「住みたくなるまち日本一」の実現に向けた現在の取り組み概要についてご説明を申し上げます。
議会の皆様には、日ごろより市勢発展のためご尽力をいただいておりますことに改めて感謝を申し上げます。
初めに、平成30年度の財政状況について申し上げます。
平成30年度についても、さまざまな取り組みを実施してきたところですが、特に昭和58年に取得して以降35年もの長きにわたり未利用の状態が続いていた市有地を鑑定評価額を大幅に上回る金額で売却したことや、近年増加が続いていた人件費の抑制等により、財政指標が大きく改善をいたしました。一例を申し上げますと、8年ぶりに一般会計の市債残高が減少したことや7年ぶりに実質単年度収支が黒字に転じたことに加え、昨年度に引き続きプライマリーバランスと基金残高双方の黒字を達成をいたしました。
今後も引き続き、行政改革基本方針・実施プランの着実な推進のもと、健全な財政運営に努めてまいります。
次に、仙台北部道路の富谷ジャンクションのフル化及び4車線化に関連してご報告を申し上げます。
去る6月5日に首相官邸での菅官房長官のほか自由民主党本部、そして、関係省庁などへ整備促進に向けた要望書を提出したところでありましたが、このたび、国土交通省社会資本整備審議会道路分科会第35回国土幹線道路部会において、仙台北部道路が暫定2車線区間における4車線化の優先整備区間に選定されましたので、ご報告を申し上げます。このことにより国におきましても仙台北部道路4車線化の必要性が正式に判断されたことから、今後は、フルジャンクション化とあわせた4車線化の早期事業化を目指して、引き続き粘り強く効果的な要望活動を展開してまいります。
次に、今年度の地方創生推進交付金及び拠点整備交付金を活用したしんまち地区の活性化に向けた取り組み状況についてです。
しんまち地区の活性化については、7月10日に市民や市内各種団体の代表者で組織する富谷しんまち活性化協議会を設立し、これまでワークショップや先進地視察などを行い、活性化に向けたビジョンの策定に取り組んでいるところです。
また、さきの第3回臨時会において補正予算の議決をいただいたしんまち地区のしょうゆ工場跡地を活用した(仮称)富谷宿観光交流ステーション整備については、8月下旬に土地の売買契約を締結しました。先日、施設整備事業者が決定したことから、10月には工事に着手する予定となっております。本施設は、本市の偉人、内ヶ崎作三郎氏の生家を活用し、その功績を伝える記念館、そして、富谷塾の塾生など本市で起業を志す皆様の実践の場、さらには、市民を初めとする多くの皆様の交流の場として整備を行い、本年度末の完成と開宿400年を迎える来年10月のオープンを目指して準備を進めてまいります。
このように、しんまち地区活性化に向けたソフトとハードの両面から富谷発展の原点であるしんまちが未来に続き、人が行き交いにぎわう魅力的なしんまちの創造を目指して、市民の皆様と取り組んでまいります。
また、念願でありました成田地区への郵便局設置については、いよいよ11月5日にヤマザワ富谷成田店敷地内に開局される予定です。これまで開局に向けてご尽力いただきました議会の皆様を初め、成田地区行政区長の皆様、そして、住民の皆様のお取り組みに心より感謝を申し上げます。私といたしましても、地域に密着し、多くの皆様に愛され、利用される郵便局となるよう期待をしております。
10月1日から実施するプレミアム付商品券事業は、この成田郵便局を加えた市内5カ所の郵便局で販売を開始いたします。商品券の購入対象となる方には、順次、購入する際に必要な引きかえ券の送付を開始しておりますので、来年3月までに多くの方にご利用いただければと考えております。
それでは、富谷市総合計画の4つの基本方針と前期基本計画の体系に基づき、各種施策の実施状況について申し上げます。
まず、「基本方針-1 暮らしを自慢できるまち」に関する主な施策について申し上げます。
初めに、商工業・雇用関連施策について申し上げます。
企業誘致関連施策については、8月2日に東京で開催した宮城県企業立地セミナーに参加し、多くの企業関係者に直接本市の魅力をPRしてきたところです。今後も、高屋敷地区や高屋敷西地区、成田二期北地区への企業立地に向けてトップセールスを実施してまいります。
また、8月22日には、市内立地企業の情報交換等を図る機会として、「富谷でつながるビジネス交流会」を開催いたしました。45社、71名の皆様にご参加をいただき、第1部では、各種支援メニューのご紹介のほか、企業の皆様からのPRタイムを設け、第2部の交流会では、情報交換を通じて参加者同士のネットワークが形成されるなど、大変有益な機会となりました。
今後も、市内企業のビジネスチャンスの拡大につながるよう取り組んでまいります。
次に、企業支援関連施策について申し上げます。
富谷塾の活動については、7月6日に3回目となりました十宮夜市が14店舗の参加のもと、開催されました。十宮夜市は、回を重ねるたびに参加店舗がふえ、しんまち地区の新たなにぎわいの創出につながっております。
また、7月13日には、宮城大学理事副学長の風見正三先生を講師にお招きし、TOMI+の1周年記念事業を行いました。57名の富谷塾生等が参加し、起業マインドの醸成につながる機会となりました。
さらに、8月23日から25日の3日間は、「まちも自分もワクワクする社会起業を、3日間で立ち上げる!」をキャッチフレーズに、塾生等による社会起業プランの具体化を目指す起業体験プログラム、通称「OMO」を実施いたしました。OMO最終日には、チームごとにさまざまな分野に関する事業についてのプレゼンテーションが行われ、金融機関やベンチャーキャピタルなど専門的視点からの審査により、最優秀賞等が授与されました。
なお、塾生については、8月末日現在で、男性42名、女性62名の合計104名となっております。
次に、農業関連施策について申し上げます。
水稲の生産については、6月、7月の日照不足や8月上旬の高温など、天候不順による生育不良が心配されたところでありましたが、東北農政局からの8月30日の作況指数の予測発表では県内全域で「やや良」という状況となっております。
今後は、水田農業の経営安定化を図るため、経営所得安定対策等による支援交付金の申請手続を進めてまいります。
市の特産品であるブルーベリーについては、収穫前の日照不足等による天候不順により全体での収穫量が平年に比べやや低下しましたが、旬の時期での生食用の販売量としては平年並みを確保することができました。今後もブルーベリーの産地拡大に努めてまいります。
とみやはちみつプロジェクト推進事業については、養蜂を開始してから4年目となる今年度の収穫量が昨年度を94キログラム上回る240キログラムとなり、これまでで最も多くなりました。蜂蜜は、「とみやスイーツ」や農商工連携による蜂蜜を使ったお土産品の原料としているほか、「とみやハチミツ」として、「とみや国際スイーツ博覧会」等での販売を予定しています。また、個人養蜂家についても、養蜂家育成事業等の支援を行いながら推進してまいります。
農作物有害鳥獣対策事業については、今年度、国の交付金を活用した物理柵設置を計画していた石積、明石地区については、10月末までに提供できる運びとなっております。引き続き、被害拡大防止と被害防止対策を推進するため、電気柵等設置助成や物理柵の設置等に対する支援・協力を行うとともに、富谷市有害鳥獣実施隊等による捕獲にも努めてまいります。
つきましては、本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。
次に、観光・地域振興関連施策について申し上げます。
今年度で10回目を迎えた「ブルーベリースイーツフェア」については、7月4日にTOMI+で開催したキックオフイベントを皮切りに、7月6日から21日までの期間でフェアを開催いたしました。総売上げは昨年度を上回るとともに、スタンプラリー参加者も増加しており、市外からの参加者が45%となるなど、交流人口の拡大にもつながっております。
今後とも交流人口拡大や富谷産ブルーベリーの販路拡大、そして、「とみやスイーツ」のブランディングに努めてまいります。
次に、公共交通関連施策について申し上げます。
これまで宮城交通株式会社と継続的に協議を進めておりました泉中央駅から市内への深夜バス運行に関して、去る7月17日に直接要望書を手渡したところでありますが、このたび、10月より、市内一部ではありますが、平日の最終便が22時台から23時台へと延長される実証運行が実施されることとなりました。引き続き、宮城交通と課題の共有を図りながら、市民の皆様の交通利便性の向上に向けて取り組んでまいります。
次に、道路関連施策について申し上げます。
橋梁維持管理事業については、社会資本整備総合交付金を活用し、5年に1回実施が義務づけられている橋梁点検業務を実施するほか、今年度から橋梁の長寿命化修繕工事に着手します。
今年度改修を計画している2カ所の橋のうち、成田地区の桜木大橋については、現在、修繕工事を実施しており、しんまち地区の御所橋については、10月6日の街道まつりの終了後に工事着手の予定となっております。
次に、土地利用関連施策について申し上げます。
ことし3月に設立許可を受けた明石台東土地区画整理組合については、令和3年4月の第1期宅地販売を目指し、7月から本格的な造成工事に着手しました。
また、5月に市街化区域に編入した成田二期東地区と成田二期西地区については、周辺にお住まいの皆様のご理解を得ながら、土地区画整理組合の設立認可に向けて手続を進めてまいります。
保留地区に位置づけられた工業系の成田南地区については、来年5月の市街化区域編入を目指して手続を進めております。
同じく工業系の高屋敷西地区と成田二期北地区については、宮城県とともにトップセールスによる誘致活動を実施し、早期の事業化に努めてまいります。
次に、住宅・公園・上下水道関連施策について申し上げます。
公営墓地整備事業については、(仮称)やすらぎパークとみや整備基本設計等業務の契約を締結し、現在、土地所有者等のご理解を得ながら測量調査を行っているところでございます。
なお、来年度の実施計画とあわせて発注を予定しておりました地質調査等の業務について、基本設計の精度を高めるため、今年度に前倒しして実施したいと考えております。
つきましては、本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほどよろしくお願いをいたします。
続きまして、「基本方針-2 教育と子育て環境を誇るまち」に関する主な施策について申し上げます。
初めに、教育・青少年健全育成関連施策について申し上げます。
小中学校のエアコン整備については、予定どおり、7月1日に稼働を開始しております。稼働初日には富谷小学校を会場に富谷市立小中学校空調設備稼働式を開催し、児童とともに工事の完成を祝ったところです。
また、第4回中学生生徒サミットを6月24日に開催し、昨年のサミットで行った「富谷市いじめゼロ宣言」の1年間の各学校での取り組みとその成果を報告し、今年度は「よりよい学校づくりのための生徒会活動」をテーマに積極的な話し合いが行われ、今後も「いじめゼロ」に向けて、各学校生徒会が中心となり積極的に取り組んでいくことを確認し合いました。今後も中学生自身による主体的な活動を支えてまいります。
次に、幼児教育・保育の無償化が10月1日よりスタートいたします。この制度は、人格形成の基礎を培う幼児教育の重要性や幼児教育の負担軽減、少子化対策の観点などから取り組まれるものであり、本市といたしましても国の制度に沿って取り組んでまいります。
つきましては、本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。
次に、学校給食センターの調理等業務委託について申し上げます。
学校給食センター運営の効率化を図るため、来年4月からの調理等業務委託に向け、現在、プロポーザル方式により優先交渉者等を選定し、委託契約締結に向けて準備を進めております。委託先事業者が決定しましたら、議会の皆様へご説明をさせていただきます。
次に、生涯学習並びに図書館整備関連について申し上げます。
図書館整備関連については、令和4年度の開館に向けて、市民のご意見を伺う機会として「図書館カフェ」を定期的に開催するなど、市民との対話を重視し、市民皆様とつくり上げる図書館整備を目指した取り組みを継続的に進めております。
今後も引き続き、情報発信に努めながら、市民協働の視点に立った取り組みを進めてまいります。
次に、芸術・文化関連施策について申し上げます。
富谷市民俗ギャラリーについては、7月20日から9月1日までの間、特別企画展として開催した「太古の宮城を探れ・宮城の化石展」には、期間中632人と多くの方々にご来場いただきました。
今後は、来年の富谷宿開宿400年を見据え、本市における歴史的価値の高い建築物の保全や、工夫を凝らした企画展、郷土の偉人内ヶ崎作三郎先生に関する資料の収集など、より一層の取り組みを進めてまいります。
次に、子育て関連施策について申し上げます。
放課後児童クラブについては、現在、市内8つの小学校のうち、唯一学校敷地外で活動している富谷小学校児童クラブ専用棟の学校敷地内建設工事に着手しましたので、年度内に整備できるよう進めてまいります。今後とも全児童クラブの子供たちが安心・安全な利用ができるよう委託法人と密な連携を図ってまいります。
子どもにやさしいまちづくり事業については、昨年10月に日本ユニセフ協会から委嘱を受けた「日本型子どもにやさしいまち」のモデル検証作業参加自治体として、その意義を共有する職員研修会を8月6日に全国5つの参加自治体の中で初めて開催し、庁内関係各課において、子供が主体的に考え参画できるまちを目指すことを確認しました。引き続き、各課連携のもと、検証作業に向けて取り組んでまいります。
続きまして、「基本方針-3 元気と温かい心で支えるまち」に関する主な施策について申し上げます。
初めに、高齢者支援関連施策について申し上げます。
地域と施設が支え合いの理念に基づいて、高齢者福祉施設入居者や地域住民の健やかで安心した生活の一助となることを目的とした、地域と施設の支え合いモデル事業については、12名の施設コーディネーターと17名の施設サポーターを養成し、8月20日に開始式を実施しました。その際に参加者全員で事業の愛称を「とみサポ こころね」と命名し、今月上旬から事業が順調にスタートしております。
本事業は、令和4年3月までのモデル事業であることから、活動状況・事業効果を随時検証しながら円滑な運営に努めてまいります。
ゆとりすとクラブ・サロン事業については、9月12日に成田公民館において全体交流会を実施し、500人を超える皆様に参加いただき、各地区サポーターのご協力のもと盛会裏に終えることができました。
今後とも、高齢者の交流と介護予防を推進するため、地域の高齢者を地域で支える支え合いのまちづくりを支援してまいります。
次に、健康・保健関連施策について申し上げます。
平成30年7月に健康増進法の一部を改正する法律が成立したことに伴い、受動喫煙ゼロを目指した取り組みが強化されることになりました。本市においては、改正法に対応するため、7月1日より市が管理する施設において施設内全面禁煙をスタートしております。
引き続き、周知啓発に努め、市民の皆様のご理解とご協力をいただきながら、望まない受動喫煙を防止するための取り組みを推進してまいります。
次に、障がい者支援関連施策について申し上げます。
本市の障がい福祉事業の指針である「第5期障がい福祉計画・第1期障がい児福祉計画」の終期が来年度までとなっていることから、次期計画を策定するため、今年度に実態把握調査を実施し、富谷市障がい者施策推進協議会委員の皆様のご意見をいただきながら、計画策定の準備を進めてまいります。
地域活動支援センターTOMOTOMO・YOUYOUについては、5年間、富谷市社会福祉協議会が指定管理者として運営を行ってまいりました。今年度が最終年度となりますので、来年度から令和6年度までの5年間の指定管理業務について、本定例会の補正予算の債務負担行為を計上しておりますので、ご審議のほどよろしくお願いをいたします。
次に、高齢者・障がい者支援関連施策について申し上げます。
高齢者・障がい者外出支援乗車証「とみぱす」事業については、今年度の新規受け付けを5月と7月の2回に分けて実施し、高齢者356名、障がい者41名、合わせて397名の申請を受け付けております。申請された皆様には、10月1日から利用できるよう、既にカードをお届けしております。
また、重度障がい者等福祉タクシー利用券助成事業については、8月末日現在、88名の方に申請をいただき、21.6%の交付率となっております。
両事業とも、さらなる事業の浸透を図りながら、高齢者及び障がい者等の外出支援に努めてまいります。
続きまして、「基本方針-4 市民の思いを協働でつくるまち」に関する主な施策について申し上げます。
初めに、防災・救急・消防関連施策について申し上げます。
防災関連については、今年度の富谷市総合防災訓練を11月19日に実施する予定としております。今回は、これまでの公民館区を単位とした訓練が地域を一巡したことから、市役所職員の役割の確認を主な目的に、市役所に災害対策本部を設置する内容で目下準備を進めているところです。
今年も九州北部に大きな被害を及ぼした記録的な大雨や千葉県を中心として被害のあった台風15号によりとうとい命が失われました。改めてご冥福をお祈りいたしますとともに、被害を受けられた方々に心からお見舞いを申し上げます。本市では、これらの災害に対する日本赤十字社災害義援金募金箱を市役所及び各出張所に設置いたしましたので、市民の皆様の温かいご支援をお願いいたします。
毎年繰り返し襲いかかる自然災害の前に人間の非力さを感じざるを得ませんが、日ごろの予防活動はもとより、一旦有事の際には命を守ることを最優先に適切な減災行動がとれるよう引き続き努めてまいります。
また、通学路の安全対策として、県とともに実施した通学路内の危険ブロック塀調査については、危険度が大きいと判断されたブロック塀が8カ所ありましたが、そのうちの6カ所は、所有者のご協力により既に撤去などの対策が講じられております。引き続き、危険なブロック塀の除去等の促進に努めてまいります。
次に、防犯・交通安全・消費者保護関連施策について申し上げます。
交通安全関連につきましては、9月21日から30日までの10日間、追突事故の防止を重点項目に加え、秋の交通安全県民総ぐるみ運動が展開されております。本市においても、9月20日に富谷市出動式を挙行するとともに、翌21日には成田公民館を会場に黒川地区交通安全宣言大会が開催されたところであり、交通安全意識の普及を図りながら交通事故防止に向けた取り組みを推進しております。今後も引き続き、交通死亡事故ゼロを継続すべく、皆様方のお力添えをお願い申し上げます。
防犯関連施策については、今年度、805灯の防犯灯LED交換工事を実施し、8月に完了いたしました。平成29年度から3カ年をかけて進めてきた市内の防犯灯2,815灯のLED化が全て完了をいたしました。
空き家対策事業については、6月4日に空き家等の利活用促進協定を締結し、その協定に基づき7月19日に協会参加者である不動産事業者様向けの説明会を実施したところであります。今後、空き家所有者への制度周知を図るとともに、空き家の利活用に向け円滑な運用を図ってまいります。
次に、省エネルギー・再生可能エネルギー関連施策について申し上げます。
環境省公募事業、地域連携・低炭素水素技術実証事業については、令和3年度まで期間が延長されたことから、引き続きデータ取得を行い、評価・検証を重ねているところです。
また、12月に開催を予定する「未来・水素フォーラムin富谷」については、中高生の研究発表会に地元の富谷高校の生徒が参加いたします。現在、水素関連施設の視察を初め、発表に向けて準備を進めているところです。
次に、住民参加・協働関連施策について申し上げます。
市民の声が届くまちづくりの推進などを目的として開催しております「とみやわくわく市民会議」については、今年度1回目として、「とみやの市民協働について~わたしたちが描く理想のカタチ~」をテーマに7月27日に実施いたしました。2回目は、「国際交流について~とみやらしい国際交流とは~」をテーマとし、9月28日にTOMI+を会場に実施することとしております。
市民協働の推進については、昨年度に引き続き、市民協働の意識醸成を図る機会として、11月10日に市民協働セミナーを開催する予定で準備を進めております。講義やワークショップ等を通して、本市にふさわしい市民協働のあり方について市民の皆様とともに考え、来年度に予定している「まちづくりの基本となるルール」の策定につなげてまいります。
町内会活動の拠点となる町内会館の整備については、(仮称)杜乃橋二丁目会館新築工事が当初の計画どおり年内完成に向けて順調に進んでおります。
また、老朽化に伴い建てかえを予定している(仮称)西成田会館については、既に地質調査、設計等に着手し、来年度の建設に向けて鋭意取り組んでいるところです。
次に、行財政経営関連施策について申し上げます。
令和元年富谷市功労者表彰式については、11月4日の開催を予定しております。長年にわたり富谷の発展に寄与されました功労者の方々に対し、これまでのご尽力とご功績に感謝の意を込めて、議会の皆様を初め、ご来賓の皆様とともにお祝いしたいと存じますので、よろしくお願いを申し上げます。
次に、職員採用について申し上げます。
令和2年度の職員採用については、7月28日に実施いたしました上級行政及び保健師、建築、土木の第1次試験には74名が、9月22日に実施しました中級保育士、初級行政の第1次試験には55名が受験いたしました。今後は、採用に当たり十分に検討協議を重ねながら、有為な人材の確保に努めてまいります。
また、来年4月1日より、非正規労働者の格差是正を図る「同一労働同一賃金」を背景に地方公務員の臨時・非常勤職員の適正な任用を目的とした地方公務員法及び地方自治法の一部改正が施行され、新たに「会計年度任用職員制度」が運用されます。これに伴い、現在、本市におきましても行政運営の一翼を担う臨時・非常勤職員の任用に関する制度整備に鋭意取り組んでいるところであります。
次に、市税について申し上げます。
改めまして、市民の皆様には納税に対しましてご理解とご協力を賜り、深く感謝申し上げます。
今年度の当初課税を全て終え、市税における当初課税総額は56億7,000万円となり、昨年度当初との比較で1億5,100万円の増加となりました。
最後に、市制施行周年事業については、去る9月14日に、富谷市スポーツセンターを会場に、NHK仙台放送局との共催による「NHKスポーツパーク 松岡修造のテニスパークin富谷」開催いたしました。当日は、ジュニアの育成とテニス界発展のためにご尽力されている松岡修造氏を講師にお迎えし、市制施行3周年を市民の皆様とお祝いするとともに、松岡氏によるテニスのご指導をいただきました。
また、昨年に引き続き、10月10日の市制施行記念日には、協賛いただく皆様のご協力のもと大輪の花火を夜空に打ち上げ、市民の皆様とお祝いしたいと考えております。議会の皆様もぜひごらんいただければと存じます。
以上、令和元年第3回富谷市議会定例会が開催されるに当たって、私からのご挨拶とさせていただきます。
○議長(渡邊俊一君) 日程に入るに先立ち、諸報告をいたします。
議長諸報告はお手元に配付のとおりであります。
なお、説明員の出席報告ほか関係資料については、事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
これで諸報告を終わります。
これから、本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。
○議長(渡邊俊一君) 日程第1、議席の変更についてを行います。
変更後の議席は、ただいま着席の議席を変更後の議席に指定いたします。
○議長(渡邊俊一君) 日程第2、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、3番村上 治君、4番塩田智明君の2名を指名いたします。
○議長(渡邊俊一君) 日程第3、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
本定例会の会期は本日から10月11日までの18日間にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は本日から10月11日までの18日間に決定をいたしました。
○議長(渡邊俊一君) 日程第4、提案理由の説明を議題といたします。
議案等の提案理由の説明を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、令和元年第3回富谷市議会定例会に提出しております議案についてご説明申し上げます。
議案第1号富谷市自然環境等と再生可能エネルギー発電設備設置事業との調和に関する条例の制定については、近年、再生可能エネルギー発電設備設置に伴い景観の阻害や自然災害の誘発等が懸念されていること等を背景といたしまして、本市の自然環境等及び市民の安全・安心と再生可能エネルギーの利用との調和を図るため、必要な事項を定めるものでございます。
議案第2号富谷市非常勤消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正及び議案第8号富谷市下水道条例の一部改正については、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の交付に伴い、欠格条項より成年被後見人及び被補佐人の規定を削除する所要の改正を行うものでございます。
議案第3号富谷市印鑑登録及び証明に関する条例の一部改正については、住民基本台帳法施行令の一部改正に伴い、印鑑登録証明書への旧氏の併記を可とするものでございます。
議案第4号富谷市保育所条例の一部改正並びに議案第5号西成田コミュニティセンター子育てサロン条例の一部改正については、子ども・子育て支援法の一部改正に伴い、保育所においては満3歳以上保育認定こども園内の保育料の上限を、西成田コミュニティーセンター子育てサロンにおいては当該法律で定める要件を満たす就学前児童の利用料の上限を、それぞれゼロとするものでございます。
議案第6号富谷市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正については、特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。
議案第7号富谷市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正については、児童福祉法の一部改正に伴い、引用条項の変更について所要の改正を行うものでございます。
議案第9号富谷市給水条例の一部改正については、水道法及び水道法施行令の一部改正に伴い、指定給水装置工事事業者の指定更新制度の導入とともに、新たに指定更新料等を設定するものでございます。
議案第10号から議案第15号については、令和元年度各種会計補正予算でございます。
議案第16号和解及び損害賠償額の決定については、富ケ丘保育所において、保育中の児童が投げた石が駐車していた車両に当たり破損したため、和解及び損害賠償額を決定するものでございます。
諮問第1号については、人権擁護委員が任期満了を迎えるため、候補者の推薦をお願いするものでございます。
認定第1号から認定第6号については、平成30年度の各種会計決算についてその認定をお願いするものでございます。
以上、予算外議案10件、予算議案6件、人事案件1件、決算認定6件の概要を申し上げました。議案審議の際には詳細にご説明いたしますので、慎重にご審議を賜り、全案件ご可決くださいますよう、お願いを申し上げます。
○議長(渡邊俊一君) 日程第5、議案第4号富谷市保育所条例の一部改正についてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) おはようございます。よろしくお願いします。
では、議案第4号富谷市保育所条例の一部改正についてをご説明いたします。
議案書14ページをお願いいたします。
富谷市保育所条例の一部を別紙のとおり改正するものでございます。
提案理由として、子ども・子育て支援法の一部改正に伴い、所要の改正を行うものです。
次のページ、15ページの新旧対照表をごらんください。
富谷市保育所条例の一部を改正する条例の第3条第2項の次に第3号を追加するものでございます。
これは10月からの幼児教育無償化に伴い、2号認定児、3歳以上児の保育料をゼロ円にするというところを明文化したものでございます。
附則として、この条例は、令和元年10月1日から施行するものでございます。
以上となります。ご審議よろしくお願いいたします。
○議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第4号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第6 議案第5号 西成田コミュニティセンター子育てサロン条例の一部改正について
○議長(渡邊俊一君) 日程第6、議案第5号西成田コミュニティセンター子育てサロン条例の一部改正についてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) では、議案第5号西成田コミュニティセンター子育てサロン条例の一部を改正する条例についてです。
議案書16ページをごらんください。
西成田コミュニティセンター子育てサロン条例の一部改正についてです。
提案理由は、子ども・子育て支援法の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。
次のページ、17ページの新旧対照表をお願いします。
西成田コミュニティセンター子育てサロン条例の第7条に第2項を追加するものでございます。
第2項、子ども・子育て支援法第30条の4第2号又は第3号に掲げる者の利用料は、同法第30条の11の規定により取り扱うものとする。
これは一時預かり保育で限度額を超えない範囲で利用料を無償化するものでございます。
附則として、この条例は、令和元年10月1日から施行するものでございます。
以上となります。よろしくお願いいたします。
○議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 今回の改正によって、どのぐらいの一時預かり料の減収になるのか。そして、それに対する財源的な補塡はどのようになるのか、お尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) これまでの西成田コミュニティセンターの利用状況等を見て、実は改正はしたところでございますが、それほど影響はないものと思っております。(「財源の補塡は」の声あり)予算的なところで、影響がないものというふうに見ております。
○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わらせていただきます。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第5号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第7 議案第6号 富谷市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について
○議長(渡邊俊一君) 日程第7、議案第6号富谷市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) では、議案第6号富谷市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正についてご説明いたします。
議案書18ページをごらんください。
富谷市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正です。
提案理由として、特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準の一部改正に伴い、所要の改正を行うものです。
次ページからの新旧対照表をごらんください。
富谷市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の新旧対照表です。
改正後のほうでございます。第2条第1項各号は、上位法の改正により呼称を追加するものでございます。7つほど追加されております。また、今後、新旧対照表は38ページにわたり、ボリュームがあるところでございますが、文言改正、それから、矛盾点をなくす等のところが主なものでございますので、無償化に伴い変更になった主な点をご説明させていただきます。
27ページをごらんください。
第13条第4項第3号に、次の(ア)から(ウ)を追加するものでございます。これは低所得世帯からの食費を徴収しないもの。また、これまでの比較的安価な保育料の方から食費を徴収することにより料金の逆転を防ぐもの。それから、第3子からの食費の徴収について定めたものでございます。
43ページをごらんください。
第42条第1項の次に2項と3項を追加するものでございます。小規模保育所等での連携保育施設の設置をしないことができるとするものでございます。富谷市においては、全施設に連携施設を設置しており、今後も設置する方向ですので、必要はないところではございますが、上位法の改正があるため、今回改正したものでございます。
以降につきましての改正については、無償化による条例等の矛盾点をなくすもの、それから、文言整理が主なものとなりますので、割愛させていただきます。
以上、簡単ではございますが、ご説明といたします。
なお、附則として、この条例は、令和元年10月1日から施行するものでございます。
よろしくお願いいたします。
○議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 27ページの給食費などに関しまして、7万7,101円というのが、年収に換算すると大体どのくらいの年収になるのか。そして、360万円未満の世帯というのが全体の対象世帯の中でどのぐらいいるのか。それと、やはり今回の主食・副食費などの実費徴収などにおきましては、給食における公的責任の後退となるのではないかと思いますが、見解をお伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) まず、7万7,100円というところでございますが、申しわけございません。ちょっと資料を持ってきておりませんでした。後ほどご説明させていただきます。(休憩後に追加発言あり)
それから、5万7,700円というところですが、10%に満たない程度かと記憶しております。
それから、申しわけございません。最後、ちょっと聞き取れなかったんですが。
○議長(渡邊俊一君) 藤原議員に申し上げます。
座ったままでもう一度質問してください。
○6番(藤原 峻君) 主食や副食材の実費徴収が給食における公的負担の後退となるのではないかということで、見解をお伺いしたかったということです。
○子育て支援課長(星 英樹君) あくまで実費徴収ということになります。学校給食費、それと同等のものというふうにこちらでは考えてございます。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 10%に満たない程度だということなんですけれども、今回の改正に関しましては、高所得者世帯ほど恩恵を受けるというような状況もありまして、低所得者世帯は消費税増税による家計の負担もかなり大きくなります。低所得者世帯への補助などの検討は行ったのかを伺いたいなと思います。その試算などはなされたか、確認させていただきます。
○議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) おっしゃるとおり、保育料が高い世帯ほど無償化の恩恵を受けるというところはございます。本市でも副食費、主食費の取り扱いについては検討したところでございますが、国からの通達、それから、近隣町村、無償化しているところもございますが、その辺、勘案させていただきまして、実費は徴収、それから、軽減措置についても現行というか、当面、このままいくというところで決定したわけでございます。
○議長(渡邊俊一君) ほかに。子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 副食費、主食費を無償化した場合の試算額というのは計算はしております。
○議長(渡邊俊一君) よろしいですか。6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 無償化、例えば減免も含めて、今後さらなる検討が必要ではないかと思います。具体的には、無償化した場合の予算としてはどれぐらい必要になるのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 今回、無償化の対象となる児童の主食費、それから、副食費を全て市のお金で賄うとした場合、大体4,000万円前後、4,000万円から5,000万円程度の支出になるという形の試算が出ております。
○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 非常に難解な条例改正でありまして、確認なんですけれども、いわゆる副食費の4,500円を超えない範囲に改正したという理解でよいのか。その1点だけについてお尋ねします。
○議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) そこの部分も改正してございます。
○議長(渡邊俊一君) よろしいですか。ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第6号を採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
○議長(渡邊俊一君) 日程第8、議案第9号富谷市給水条例の一部改正についてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。
○上下水道課長(齋藤英夫君) それでは、議案書の64ページをお願いします。
議案第9号富谷市給水条例の一部改正について。
富谷市給水条例の一部を次のとおり改正するものでございます。
提案理由につきましては、水道法及び水道法施行令の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。
次のページをお願いします。
富谷市給水条例の一部を次のように改正するもので、下線が引かれた部分で第31条第1項1号、現行「1万4,000円」を「1万3,000円」に改正し、2号「更新する場合は1万円」と追加するものでございます。
第34条第1項の「第5条」を「第6条」に改正するものでございます。
次のページをお願いします。
附則、第1項、この条例は、令和元年10月1日から施行するものとします。
2項、この条例による改正後の富谷市給水条例第31条の規定は、この条例の施行日の以後になされる指定の申し込みに係る手数料について適用し、施行日前になされる指定の申し込みに係る手数料については、なお従前の例によるものとします。
以上でございます。よろしくお願いします。
○議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第9号を採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
○議長(渡邊俊一君) 日程第9、議案第16号和解及び損害賠償額の決定についてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) では、議案第16号です。
67ページをごらんください。
和解及び損害賠償額の決定についてです。
提案理由といたしまして、富ケ丘保育所所庭で保育中の児童が保育所南側駐車場に投石し、駐車中の車両が損傷したため、これを賠償するものでございます。
損害賠償額として、16万3,296円。
和解の相手方は、記載のとおりでございます。
和解の内容として、市は相手方に損害賠償額16万3,296円を支払うこととし、相手方はその余の請求を放棄するものでございます。
よろしくお願いいたします。
○議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 園児が石をぶつけたということなんですけれども、それにしては、16万3,296円で額が多過ぎる気がするんですけれども、その損傷の状況について具体的に説明願います。
○議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 投石した石が車両の天井部分に当たり、天井部分がへこんだものでございます。そこの板金、それから、塗装ということになっております。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) かなり大きい石だったんですか。小さい子供が投げる石というふうな理解だと、ちょっと余りにも額が大き過ぎるのではないかなと思うんですけれども、もう一度お尋ねします。
○議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 大きさについては、園児が握れる大きさですので、それほど大きくはないんですが、見積もりを見るところ、やっぱり一度天井を外して、内部を外してという見積もりになっておりますので、板金も加わり、そのような金額になるのかなというところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 出川議員、よろしいですね。(「はい」の声あり)
ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
なければ、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第16号を採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
この際、11時15分まで休憩をいたします。
午前11時00分 休憩
午前11時15分 再開
○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
日程に入る前に、議案第6号の藤原 峻君の質問に対し答弁保留した件について答弁をさせます。子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 市町村民税所得割額7万7,100円というところの年収相当分でございますが、年収360万円相当というところでございます。
日程第10 議案第10号 令和元年度富谷市一般会計補正予算(第4号)
○議長(渡邊俊一君) 日程第10、議案第10号令和元年度富谷市一般会計補正予算(第4号)を議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) それでは、よろしくお願いいたします。
では、別冊の補正予算書2ページをお願いいたします。
議案第10号令和元年度富谷市一般会計補正予算(第4号)についてご説明いたします。
まず第1条でございます。補正予算の規模を規定してございます。
第1項、歳入歳出とも7億6,821万3,000円を追加いたしまして、補正後の予算額を139億651万6,000円とするものでございます。
第2項、歳入歳出予算の款項の区分及び補正後の金額については、別紙第1表のとおりとなってございます。
続いての第2条については債務負担行為の追加、それから、第3条については地方債の補正ということで、市債発行額の追加と変更を規定してございます。
ページのほう、3ページ、4ページ、お願いいたします。
ただいまの第1条で規定しております補正予算に係る第1表というものがこちらになってございます。歳入、それから、歳出に係る款及び項でございます。款項目といろいろありますけれども、款と項の補正額並びに補正前、それから、補正後の金額を表にまとめておりますのが、こちら第1表でございます。
ここで、改めて予算に関しまして、議会の議決といったことについて申し上げさせていただきますと、議決の対象というものについては、2ページの予算の、こちらは総則という言い方をします。総則、それから、3、4ページの第1表、それから、5、6ページになっていますけれども、第2表、そして、7ページの第3表、一応、ここまでが法律上、予算議決の対象ということになっておりまして、9ページから、今回24ページまでございますけれども、こちらは予算に関する説明書、厳密にいいますと参考資料という位置づけになってございます。
引き続き、3、4ページ、お願いいたします。
見開き左側、3ページでございます。3ページが歳入、4ページが歳出というつくりになっておりまして、補正予算額の欄の合計、ごらんいただきますと、当然、予算ということで当たり前のことなんですけれども、歳入と歳出とも、今回の場合、合計が7億6,800万円とそれぞれイコールになるように、その都度、何らかの調整というものを施しております。こうした歳入と歳出をイコールに合わせるような作業なんですけれども、歳出のほうで調整する場合と、歳入側で行うという場合に、大きく分かれます。ちなみに、今回の補正では、歳入のほうで行っておりまして、なお具体に申し上げますと、こちら19款の繰越金というもので全体の調整を講じたところでございます。
5ページ、6ページをお願いいたします。
2ページの総則第2条で定めております第2表債務負担行為の補正というものになります。こちらの債務負担行為については、通常の歳出予算とは異なる予算措置云々ということを先週の全員協議会でもご説明させていただきましたけれども、歳出予算との違いというものについて、もう少し詳しくご説明させていただきます。
6ページの下から8つ目、こちらも先週の全協で概要説明した市立小中学校コンピュータ教育事業、こちらをごらんいただきたいと思います。規定している内容ですが、債務負担行為として定める期間は令和元年度から6年度まで、限度額が3億4,850万円ということで、予算としての意味合いは、令和6年度までの期間で、こちらの総額3億4,850万円の範囲内で、事業を執行していいかどうかというご審議をいただきたいという意味でございまして、通常の予算では、当該年度の執行、単年度限りの執行を予定しておりますので、このように複数年での事業執行、こういったものをあらかじめ予定している場合には、原則として債務負担行為の予算議決を受ける必要があるということでございます。
関連しまして、ページのほう、31ページ、ごらんいただきたいと思います。
なお、本日の説明ですけれども、説明の都合上、予算書のページ、進んだり、また戻ったりといったことを繰り返すようになってしまいますけれども、どうぞよろしくお願いいたします。
こちら、31ページから32ページまでが第2表に規定しています債務負担行為の詳細をそれぞれ記載しておりまして、小学校コンピュータ教育事業については33ページですね。33ページ、こちらも下から8つ目の項目ですが、限度額の年次割というものを、当該年度以降の支出予定額の欄、こちらにあらわしておりまして、さらには年度ごとの財源内訳といったものも記載してございます。
当該事業については、ごらんのとおり、6年間を期間としては設定してはございますけれども、初年度、元年度については、2年度以降に向けての契約行為といったものを行うため、支払いがゼロ、実質的には5年間での執行を予定しているということでございます。このように設定初年度の債務がゼロの債務負担行為のことを、財政上の用語では「ゼロ市町村債」という言い方をしたり、または単に「ゼロ債」というふうに呼ぶことがございます。
また、歳出予算との大きな違いということですけれども、ページのほう、5ページに戻っていただきまして、左の上、一番上と2番目の項目、こちらをごらんいただきたいと思います。どちらも議会関係の業務ですけれども、限度額欄、ごらんください。現時点において、上限額を把握できない場合など金額での表示が困難な案件というものについては、債務負担行為については、こちらにあるように、金額ではなくて文言で記載するといったことが許されております。この辺が大きな違いとなってございます。
続いて、7ページ、お願いいたします。
予算総則の第3条に定める第3表地方債の補正というものでございます。
上段、900万円の追加でございます。こちらの充当事業ですが、本市としては新たな起債メニューでの発行となります。括弧書きにありますように、公共施設等適正管理推進事業債というメニューでございまして、今年度の充当事業、充当先としましては、既に事業費は歳出予算に計上してございますけれども、富ケ丘地区の歩道の舗装修繕工事、こちらに充当することとしております。
下段のほうです。下段の変更については穀田三ノ関線と橋梁修繕事業、こちらの2つの事業費の増減に伴い、所要の補正を講じております。
地方債に関連しましては、ページ、34ページをお願いいたします。
改めて、34ページ、こちらは市債の残高の推移というものをあらわしておりまして、ごらんのとおり、過去2年間の残高、それから、現時点での今年度末の見込みを表にまとめております。市債の残高について、こちらも先週の全員協議会におきましてご説明させていただきましたけれども、平成29年度末と平成30年度末の残高合計、比較しますと30年度が29年度よりマイナスというふうになっておりまして、この残高比較マイナスというのは実に8年ぶりということでございます。
また、合計の1つ上の欄にございます臨時財政対策債、こちらについても先週、3年連続で残高を抑制しているという旨ご説明させていただきましたけれども、この3年間どのように抑制してきたかということですけれども、今年度の金額で申し上げますと、元利償還の見込み額、表でいいますと右から2列目になりますけれども、今年度の臨財債の償還見込み額が、ここにあるとおり1億7,593万7,000円となっておりますので、この額よりも新規の発行額、借り入れが1円でも少なければ残高はプラスに転じるということはございませんので、こうした考えで平成28年度以降、財政運営といったものを続けてきたところでございます。今年度もこちらの臨財債、臨時財政対策債については、少なくとも前年度に比べ残高がふえることのないように取り組んでいきたいというふうに考えております。
また、あわせまして、現状ではかなり高いハードルとはなりますけれども、一番右側です。元年度末の市債残高についても平成30年度末の残高を大幅に超えないよう、可能であれば若干でもマイナスとなるように今後の補正予算を通じさまざまな取り組みを進めたいというふうに考えてございます。
では、ページのほう、戻っていただきまして、13、14ページをお願いいたします。
先週の全員協議会のほうでは、主に歳出について重点的にご説明させていただきましたので、本日の説明につきましては、歳入と、それから、財源の充当について、こちらを重点的にご説明させていただきます。今申し上げましたが、ページ、説明の都合上、進んだり戻ったりとなってしまいますけれども、どうぞよろしくお願いいたします。
まず、中ほどになりますね。14款2項7目の教育費国庫補助金3節の幼稚園費補助金、幼稚園就園奨励費補助金、こちらについては幼児教育・保育の無償化に伴い役割を終えまして、新たに、一番上の項目になります、14款1項2目教育費国庫負担金7,800万円、それから、中ほどの県支出金です、15款1項3目教育費県負担金3,900万円を受け入れるということになりまして、歳出については、ページのほう進みます。25ページ、26ページのほうをお願いいたします。25、26ページの幼稚園管理費の19節、20節、こちらで所要の予算の組み替えといったものを行っております。
戻りまして、14ページでございます。
右側説明欄、上から2つ目、しばらく順番にご説明いたします。上から2つ目の項目、母子家庭等対策総合支援事業補助金122万7,000円となってございますけれども、内訳ございまして2つに分かれます。72万円と、それから、50万7,000円と2つに分かれます。まず、72万円のほうでございますけれども、こちらの充当については17ページのほうをお願いいたします。2款1項7目情報化推進費の特定財源の欄をごらんいただきたいんですけれども、こちらに72万円を充当してございます。こちらの補助金の補助率は3分の2ございまして、マイナンバーに係るシステム改修の財源となってございます。
なお、今回、補正額、最初のほうの補正額ゼロとなってございますが、歳出の予算のほうは既に計上済みですので、今回の補正では、財源更正といったものになってございます。
内訳の2つ目の50万7,000円でございますけれども、こちらはページ、20ページの右側説明欄の下から2つ目の項目になります。未婚の児童扶養手当受給者に対する臨時特別給付、こちらの財源になってございまして、補助率は10分の10ということでございます。
また、ページ、14ページのほうに戻っていただきまして、上から3つ目でございます。保育対策総合支援事業費補助金57万3,000円でございます。こちらについても歳出は20ページをお願いいたします。20ページのほうの説明のほうです。下から3つ目の補助金になります。富谷市保育所等業務効率化推進事業補助金86万1,000円の充当財源というものになってございます。
引き続き、14ページでございます。戻っていただきまして、上から4つ目になります。説明欄4つ目の71万5,000円でございます。こちらのほうの歳出については、ページ、21ページ、お願いいたします。21ページの3款4項1目生活保護総務費の特定財源の欄に71万5,000円とあるように、右側です。13節委託料、システム改修業務の充当財源というふうになってございます。
また戻りまして、14ページ、上から5番目でございます。92万8,000円についても、歳出については21ページになります。中ほどになります。4款衛生費です。1項5目の母子保健費の、こちらも13節委託料の充当財源となってございます。
また戻りまして、14ページ、上から7番目の項目になります。国民年金事務費委託金については、歳出は20ページになります。中段になりますけれども、3款民生費1項2目国民年金事務費の13節の委託料の充当財源でございまして、こちらもシステムの改修を実施するという内容でございます。
続いて、14ページにまた戻りまして、15款県支出金3項1目の総務費委託金といったところ、細かいものを計上してございますけれども、全て統計関係に係る過不足の調整というものでございます。
16款財産収入です。16款財産収入については、黒川森林組合からの配当金の受け入れ、こちらを計上しております。
18款です。繰入金については、それぞれ特別会計からの受け入れとなってございます。
15、16ページお願いいたします。
19款繰越金については、今申し上げたとおり、補正予算全体の財源をこちらの繰越金で調整しております。
次の20款雑入の1億4,000万円でございますけれども、こちらについては、プレミアム付商品券事業の売上額相当といったものを予算計上しております。
次の共済等保険金については、先ほど議決を頂戴いたしました議案第16号の賠償金支払いに対する保険金の受け入れとなってございます。
最後、市債については、ただいま説明したとおりの内容でございます。
17ページ以降、歳出予算ですけれども、こちらは先週の全員協議会での説明となりますので、具体の内容については省略させていただきますけれども、予算の説明資料の関係、見方、人件費の関係で改めて1点だけ、ご説明させていただきます。
ページのほうは27ページをお願いしたいんですけれども。27、28ページ、こちらに給与費明細書というタイトル、説明資料でございまして、特別職、それから、一般職の人件費に関連しまして予算の増減があった場合、こちらの資料の作成が義務づけられておりまして、こちらの資料の見方でございますけれども、一例を挙げますと、27ページ、特別職の報酬の欄をごらんいただきたいと思います。さらに比較のところ、その他特別職でマイナス54万4,000円とあります。実はこれに内訳がございまして、3件の報酬の積み上げがマイナス54万4,000円となっておりまして、そちらをちょっと詳しくご説明させていただきます。
まず、ページでいいますと、18ページ、お願いいたします。
下段になります。2款5項2目商工統計調査費の1節です。1節報酬、棒読みしますけれども、マイナス、こちら461というふうになります。それと、20ページの上から2つ目の1節でございます。報酬、全国家計構造調査員、マイナスの97。それから、同じく4目農林統計調査費の1節の報酬、こちらはプラスの14でございますけれども、これら報酬の3件を合計しますと、27ページのマイナス544という数字になります。
同様に、27ページ、今度は一般職のほうの比較でございます。27ページ、一般職の比較で、職員手当等5,000円、プラスとなってございますけれども、こちらも予算のつくりとしましては内訳がございます。それぞれプラスとマイナスがありまして、こちらも18ページ、お願いします。2目商工統計調査費、下段の3節でございます。職員手当等、マイナス27。それから、20ページ、説明欄、上から3つ目にございます3節職員手当等、プラス7。そして、4目です。農林統計調査費の3節職員手当等、プラス25ということで、これらの3つを合計しますと、27ページの一般職の比較、5,000円とイコールとなるというふうなところでございます。
私からの説明は以上となります。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 大分詳しい説明を受けたわけでありますけれども、これから質疑に入ります。質疑ございませんか。13番菅原福治君。
○13番(菅原福治君) それでは、私から、ページ、6ページの債務負担行為の計上をされている、ただいま詳しく説明ありました小学校コンピュータ教育事業について、お伺いをいたします。
これは、先ほど説明あったように、令和6年までICTの環境の整備を進めることになっておりますが、この取り組みはタブレットの端末だとか、インターネットとか、学校のネットワーク等を活用して進めているわけですが、導入目的から見て、導入目的あったわけですが、これまでに、子供たち、生徒のこれまでの成果なり、この部分が進んだとかというような部分、成果なり、また、教員についてもこの辺が削減されたとか、そんな部分がありましたら回答いただきたいんですが、よろしくお願いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) まずもって、先進的な試しというか、明石台小学校におきましてタブレット100台のほうを導入いたしまして、そこでそのタブレットをいろいろ学習に活用していろいろなことを試してやってみようというものを行いました。それに関して、明石台小学校だけでやりましたが、ほかの学校の教員のほうにも全てそういうような情報とか、それから、研修会とか、そういったものも波及いたしまして、子供たちも、もちろん教師も、そういったものをフルに活用できるような環境ということで行った経緯がございますので、まず、それを一つの土台として新しく今度整備を行って、それをますます一歩前進したものを全ての小学校のほうに整備をして、先生方も子供たちもしっかり活用できるような状況にできる一つの土台ということで2年ほどかけてそういったものをしております。
○議長(渡邊俊一君) 質問者に申し上げますけれども、ページ数とか、款項目も示していただければと思います。13番菅原福治君。
○13番(菅原福治君) ページ6ページ、先ほど申し上げました。
今先ほど事例ありましたけれども、コンピュータ、ICTの整備につきましては、本市は全国レベルなのか、県レベルなのか、それと比べたらどの位置づけにあるのか、その辺もお聞かせいただきたいと思いますが。
○議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) まずもって、国からお示しされております2018年から2022年までの5カ年にかけてのICTの整備をこのぐらいしなさいという部分に関しましては、中学校におきましては、1台について1台3人までというようなものはクリアしておりますが、小学校に関しては、どうしても、今、六、七人に対して1台というような整備になっておりますので、こちらに今回上げました債務負担行為におきましては、目安といたしましては2.7人ほどぐらいの子供に対してタブレット1台というような整備を行うということで、そうしますと、国の学習者用コンピュータ、3クラスに1クラス分程度の整備を行うということはクリアできている。それから、授業を担当する教師にも1人1台というような国のお示しも、これも今回についてはクリアできるような状況になっております。それから、各教室で大型の投影機等、特別教室、そういった部分もできるだけ国の指針に向けて近づけていけるような形にしていきたいという形で今回上げております。
○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。
○13番(菅原福治君) この事業は、先ほども説明ありましたように、限度額、あと5年で3億4,850万円ほどあるんですが、年間にしますと予定額が6,970万円ということで、先ほども回答ありましたけれども、2.71人ということですが、全国レベルまでに達するにはこの金額で達せられるのか、お伺いしたいと思います。
それと、次に、ページ、17、18ページ。2款1項6目13節の委託料、地域おこし協力隊採用について。これ、前回の臨時議会であったとは思うんですが、再度、確認のために、この協力隊は何名の予定で、どのような内容なのか、お伺いいたします。この協力隊は、新たに採用ということでしょうが、内部の職員で検討できないものかもお伺いいたします。
同じく、観光ステーション、このページでございます。観光ステーションの業務についてですが、このテナント、これは何店舗、これも前回あったとは思うんですが、確認のために、何店舗を予定しているのか、お伺いいたします。
次に、ページ、21、22ページの4款1項3目13節の委託料、やすらぎパークとみやの整備についてお伺いいたします。これは当初、この計画は、設計は5,450万円の設計委託でございましたが、1,400万円、2割5分ぐらいの削減を図ったんですが、これはなぜこのような差異が生じたのか、お伺いいたします。
それと、この工事、当初計画が、概算工事費ですけれども、9億円が見込まれておりました。計画されておりましたが、今回の基本設計や地質調査、地下水の調査、不動産鑑定等々を入れて、最終的には、やすらぎパークとみや事業費として総事業費は幾らぐらいになるのか、お伺いいたします。
それと、最後に、今後のスケジュールについてもお伺いいたします。
多岐にわたって申しわけございません。よろしくお願いします。
○議長(渡邊俊一君) 初めに、学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) まずもって、全国レベルという部分に関しましては、あくまでも国からお示しのある方針に沿ってこちらのほうで整備していくという状況ですので、全国的なレベルに関してはちょっと状況はわかりません。ただ、近隣市町村に関しては、やはり今回の富谷市の整備においては一番国のほうに近づいているのではないかと思っております。
○議長(渡邊俊一君) 次に、企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) それでは、地域おこし協力隊採用業務と(仮称)富谷宿観光交流ステーション運営企画支援業務について、ご説明をさせていただきます。
まず、地域おこし協力隊採用業務ですが、本市におきましては、具体的な採用については来年度から、来年4月以降の採用を考えております。ですので、今年度につきましては、来年度の採用に向けたPRですとか募集事務、または富谷市に実際来ていただいて、お試しで体験をしていただくような、そういった来年度の採用に向けた準備の業務ということで、委託業務ということで考えております。
現在、考えておる業務につきましては、しんまちの活性化ということで今取り組んでおりますので、そういったしんまちの活性化に資するような業務、そういった業務についていただければということで想定はさせていただいております。人数についてもこれから具体的にその辺は検討させていただければというふうに考えているところでございます。
また、職員での代替ということなんですけれども、この地域おこし協力隊につきましては、首都圏からの地方への移住・定住政策、それと地域の地域振興という2つの政策あわせ持った国の取り組みでございます。また、この経費につきましても基本的には100%交付税に算定されるということにもなっておりますので、こういった意欲のある方、能力のある方というものを積極的に採用させていただいて、地域の振興、にぎわいづくりに活躍をしていただければというふうに考えているところでございます。
また、観光交流ステーション、この運営支援業務につきまして予定しているテナント数については、現在8テナントを予定しているところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 次に、生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) まず、予算で5,450万円ということであったのが、実際3,960万円というところの請差でございますけれども、こちら、実際、測量調査等、一般の基本設計、実施設計につきましては2カ年で予定しておりまして、入る時期等々の関連で調整いたして予算に上げたところでございます。その結果、3,960万円ということで請差が生じたところでございました。
また、9億という概算経費、造成経費につきましては、基本計画の中で全ての事業、総事業費として9億を定めておりますので、こちらの実際の基本設計、実施設計に伴いまして今のところ変わってくるものでございますので、今のところ、9億のところで今現在捉えているところでございます。
開始時期につきましては、供用開始は、一応、予定どおり令和5年度中の供用開始を行うものでございます。
○議長(渡邊俊一君) 質問、答弁は簡明にお願いします。
ほかに質問ございませんか。5番渡邊清美君。
○5番(渡邊清美君) ページ数、18ページなんですが、プレミアム付商品券事業なんですけれども、対象者人数と、市内で使える店舗数は何店なのか、教えてください。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 今回のプレミアム付商品券事業につきましては、対象者は、非課税者、そして、3歳未満の児童がいる世帯の世帯主ということで、合計で約7,000名を予定しているところでございます。
そして、市内で使える店舗数なんですけれども、現在のところ、市内134店舗で使えるというところで予定をしているところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 優しくなく、大きい声で、「議長、5番」だったら、「議長、5番」と大きい声で言ってください。5番渡邊清美君。
○5番(渡邊清美君) 済みません。プレミアム付商品券は、低所得者が対象ということだったんですけれども、2万円ということで、一括で払うのは大変というお声が聞こえているんです。それで、買いやすい方法というのは考えていなかったのかということをお聞きします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 今回の購入できる限度額が2万円で、商品券としては2万5,000円分の商品券が購入できるという制度になっております。また、1回に購入できる商品券については5,000円分、これを分割して購入することもできますし、一括して購入することもできるという制度になっているところでございます。
○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ございませんか。17番畑山和晴君。
○17番(畑山和晴君) ページ数、6ページ及び33ページの市立小学校コンピュータ教育事業に関してなんですが、3人に1台というのが達成できるということは非常に結果としてすばらしいなと思います。ただ、更新して、また5カ年、債務負担行為ということなんですが、これは業者さんは新たにプロポーザルか何かで決定するのか。それとも、今までどおりにいくのか。まず1点、お伺いします。
2点目が、通信環境なんですけれども、Wi-Fiで行うということを聞いていたんですが、多分、この台数だとWi-Fiではパンクしてしまう。使えなくなると思うのですが、その辺、どういった対応をとっていくのか。
この2点、お伺いします。
○議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) まず、プロポーザルについてなんですけれども、業者のほうは、今のところプロポーザルということで予定をして進めているところです。
○議長(渡邊俊一君) 教育次長。
○教育次長(二階堂浩一郎君) 後半の部分についてお答えいたします。
Wi-Fiについては、最近、技術も向上してきて、この台数をカバーすることも可能でございますけれども、先ほど課長から説明がありました明石台小学校の実践の例もございます。今後の普及のことも考え、一定数、LTEモデルも導入することを検討しております。
○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。16番安住稔幸君。
○16番(安住稔幸君) それでは、19、20ページの3款2項1目児童福祉総務費の19節の補助金で、未婚の児童扶養手当受給者に対する臨時特別給付金というのがございます。これにつきまして、もう少し詳しい内容と、やはりこれの周知というか、どういうものなのか、その辺について、手続につきましてお示しください。
○議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) こちらにつきましては、消費税引き上げに伴う貧困対策として未婚の児童扶養手当受給者に対して特別給付金を支給するものでございます。予定数としては29名を見込んでいるところでございます。数的にも29名と少ないところから、個別の通知ということになっております。
○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。
○16番(安住稔幸君) それでは、ちょっとページが戻りまして、17、18ページの2款総務費の6目企画費の中で委託料、地域おこし協力隊採用業務というようなことで先ほどもありましたが、これにつきまして、1年から3年ほどの期間を持つとか、また、自治体としての受け入れ体制をきちんととらなければいけないとか、いろいろ自治体としてもそれなりにきちんと取り組むような内容ということになっているわけでありますけれども、この辺につきまして、例えば住居の手当てというのでしょうか、手配とかその辺、そういったもろもろあるかと思うんですが、その辺について、詳しいというか、内容的なものにつきましてはどのように今後されていくのか、お聞きいたします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 地域おこし協力隊については、今年度はあくまで募集に関する事務ということで予定しております。そういった来年度以降のそういった賃金的なものですとか居住に係る経費、そういったものについてはいろいろ手法がありますので、自治体での直接雇用なのか、あとは委託という形での業務委託なのか、いろいろな手法がございますので、そういった手法も今年度検討させていただきまして、具体的な経費につきましては来年度の当初予算で計上をさせていただければというふうに考えております。
○議長(渡邊俊一君) あと質問どのくらいありますか。
この際、午後1時まで休憩をいたします。
午前11時58分 休憩
午後 1時00分 再開
○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
引き続き、質疑を行います。
質疑。6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) まず、18ページの2款1項6目、富谷宿観光交流ステーション運営企画支援業務に関しまして、先ほど地域おこし協力隊のほうをそちらに配置するというようなお話だったんですけれども、さまざま収益事業などの検討であるとか、企画、マネジメント力が必要になるかと思うのですが、これは地域おこし協力隊だけにお任せするのか、それとも業務委託をお願いして運営するのかをお伺いいたします。
2点目としまして、24ページ。6款1項3目農作物有害鳥獣等駆除事業につきまして、市長挨拶にもあったんですけれども、有害鳥獣実施隊の捕獲推進策、これは具体的に何かこの中に盛り込まれていたのか、お伺いいたします。
そして、3点目なのですが、ページをまたぐんですけれども、14ページの14款幼児教育・保育の無償化、そして、こちらは歳入なんですけれども、歳出として、26ページの10款4項、この市の負担というのは、結局、今回の幼児教育・保育の無償化で負担がふえているのか、確認をさせていただきたいと思います。
そして、もう一点としまして、公立保育所などの無償化経費は、全額市町村の負担となっているのか、確認をお願いいたします。
そして、3点目としましては、議案の6にも出ていたんですけれども、多子減免の対象というのが何世帯いて、費用はこの中でいえばどのぐらいになっていたのか。市の持ち出しはどのぐらいだったのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 初めに、企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) まず、地域おこし協力隊の予定している業務でございますが、観光交流ステーションの運営を前提としているものではなくて、しんまちの活性化ということに現在取り組んでおりますので、その一部分を担うような業務を担っていただければということを想定しているところでございます。よろしいでしょうか。(「観光ステーションの運営について」の声あり)
また、観光交流ステーションの運営につきましては、今回の支援業務の中で、例えば直接業務の委託であるとか指定管理での委託ですとか、そういったコスト計算なんかもしまして、最終的に判断してまいりたいというふうに考えております。
○議長(渡邊俊一君) 次に、農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 有害鳥獣関係の施策につきましては、今回、交付金によりまして物理柵の設置ということで、そちらに対しての作業賃の支援ということがございます。
あともう一点については、個人の農地を守るということでの物理電気柵の助成ということを盛り込んでいるというところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) 幼児教育・保育の無償化ということでございまして、今年度に限りましては6カ月間の国での補助ということもございますので、市町村としての増加は余りないのかと思いますが、令和2年度からにつきましては若干ふえるのではないかというふうな推計でございます。
○議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 無償化に伴う市町村の負担ということですが、ただいまの答弁と同じく、今年度に関しては国が全額持ち出すという形になっております。来年度以降、まだはっきりとはしておりませんが、基本的には4分の1が市町村負担になるのかなというところでございます。
それから、多子減免の世帯数なんですが、実際、何世帯という具体的な数字はちょっと今持ち合わせておりませんが、15%から20%程度が多子減免の対象になるかと思います。
歳出の内訳につきましては、ただいまの公費負担と同じく、今年度に関しては国が全額ということで、来年度以降は4分の1程度が市町村の負担になるのかなというふうに考えております。
○議長(渡邊俊一君) 課長に申し上げます。
15から20%という話ですけれども、後でで結構ですから、今の質問者、藤原議員にあとお伝えください。
ほかにございますか。6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 18ページの2款1項6目13節の富谷宿観光交流ステーション運営に関しまして、来年度からということで、なかなかスケジュールが大変なところがあるかと思うんですけれども、本当に重要な施設になると思いますので、本当に能力のある、デザイン能力のある、企画力のある、マネジメント能力のある方にぜひとも代行していただけるような形で検討されているのか、こちら、確認させていただきます。
そして、24ページ、農作物有害鳥獣等駆除事業につきまして、やはり白石のほうでも急速にイノシシがふえているという状況もありまして、イノシシが回ると農作物がだめになってしまう。これは本当に致命的なところだと思います。富谷でもイノシシの捕獲数がふえているということですので、ぜひ、そういう実施隊、猟友会の方への支援といいますと、ほかの自治体ですともうちょっと支援を額として出しているということもあるので、改善ができないのか、お伺いいたします。
そして、最後になんですけれども、先ほどの多子減免に関してなんですが、小学3年生以下の場合がその多子のたしか対象になるかと思うのですが、子供をお持ちのお母さんから、「子供3人いるんだけれども、今、大学生がいて、対象にならなかったです」と、15歳ぐらい年が離れていたりするということだったんですね。ですので、市の持ち出しとして大体4分の1ぐらいということだったのですが、小学3年生というのをせめて18歳ぐらいまで引き上げるというような形で検討ができないのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 今回の施設につきましては、議員ご指摘のとおり、運営に関するマネジメント能力というのは大変重要な視点でございますので、今回のこの運営計画策定の中で、そういった視点を大切にしながら業務を行ってまいりたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 議員のおっしゃるとおり、実施隊、今大変活動のほう積極的にやっていただいておりますので、来年度に向けまして、その辺の充実なり等々を今検討しているということでございますので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 市単独での支援ということになってきますとやっぱりなかなか難しいところがあると思います。何年か前のデータになりますが、当時、小学校未就学児というところで、県内では唯一女川町だけが独自に18歳までのお子さんをカウントするというふうになっておりました。今回、新制度、無償化ということで、またなお調査もしたいと思いますが、なかなかやっぱり子供の多い富谷市でございますので、市単独でというのはなかなか難しいかと思います。
それから、先ほどの15%、20%というところですが、今保育所、保育施設に入っているお子さんが約1,000人程度ということになりますので、そのやっぱり20%程度というところでございます。
○議長(渡邊俊一君) ほかに。6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 済みません。(「3回目」の声あり)3回目ですか、これで。
○議長(渡邊俊一君) 大丈夫です。私が指名したんですから、どうぞ。
○6番(藤原 峻君) 先ほど、全額を補助してしまうと4,000万円から5,000万円かかるということだったかと思うんですけれども、やっぱり、多子減免のほうで考えれば、そのうち、本当に少ない額になると思うので、こちらの試算だけでも後で提示していただけないか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 計算のほうはもちろん可能ですので、試算したいと思います。
○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑。議席番号を大きく言ってください。10番若生英俊君。
○10番(若生英俊君) 2点お願いいたします。
18ページ。2款2項2目13節の委託料であります。国土調査成果図修正業務、この業務内容についてお伺いをいたします。
2つ目は、24ページ。8款2項3目15節工事請負費、緊急安全点検対策工事、説明によれば、大津市の事故にあわせて緊急安全点検をしたと。その結果の工事だと思われますけれども、どの場所のどのような工事内容となるか、お伺いをいたします。
○議長(渡邊俊一君) 税務課長。
○税務課長(泉川潤哉君) 測量及び登記業務ということになります。
○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 未就学児の交通安全合同点検につきまして、8月26日月曜日に合同点検を実施をいたしました。場所につきましては、成田地区にございます民間の保育園のほうから、集団で移動する場所につきまして危険な箇所かあるということで、合同で立ち会いをいたしました。成田のファミリーマート前の交差点が対象ということになっております。
○議長(渡邊俊一君) ほかに。10番若生英俊君。
○10番(若生英俊君) 1項目でありますけれども、業務内容は、簡単に今説明がありました。どのような経緯で、たしか、とちの木一丁目の個人の所有地というような説明があったかと思いますけれども、どのような経緯の中で修正業務に至ったのか、お伺いいたします。
そしてまた、緊急安全点検工事のほうにつきましては、今、場所等ありました。そのほかに順次このような緊急安全点検に伴う対策工事が必要となる場所、その候補地といいますか、対象となる場所、あるのかどうか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 税務課長。
○税務課長(泉川潤哉君) この案件は、昭和56年当時に国土調査を行いまして、平成2年一括して国調の成果ということで登記を行ったわけなんですが、その平成2年の登記の際に、一部登記漏れがあったということで、それが所有者のほうからの指摘からわかりまして、今回、改めて測量をしまして登記をやり直すということになりました。以上です。
○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 未就学児のみならず、今後、小学生児童等の通学路等におきまして、危険な箇所等が数カ所、こちらのほうでも掌握しておりました。また、今後、その児童等との通学路の合同点検をこれから学校とともに、また、警察とともに実施してまいりますので、その中で、特に交差点部におきまして危険な箇所がございましたら対応していきたいと考えているところでございます。
○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ございませんか。14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 17、18ページ。2款総務費1項総務管理費6目企画費13節委託費、(仮称)富谷宿観光交流ステーション運営計画支援業務321万2,000円とあるんですけれども、この業務について、議決前なのに簡易公募プロポーザル公告が9月12日付で公表されています。なおかつ、その公告には事業費まで、321万2,000円以下と金額の明示までされております。このような対応はいかがなものか、見解をお伺いいたします。
それから、21ページ、22ページで、4款衛生費1項保健衛生費5目母子保健費13節委託料、ここに総合健康管理システム改修業務とございますけれども、この445万3,000円の改修内容を詳しくお尋ねいたします。
それから、3つ目として、債務負担行為について、これはちょっと、私、31ページのほうで見てきたので、そちらをお願いしたいと思います。
こちらの下段から32ページの上・中段にかけて検診業務があるんですけれども、平成30年8月の補正のときには、財源内訳、特定財源その他に計上がありましたけれども、今年度は記載がないということで、計上の考え方、あるいは記載漏れなのかどうか、お尋ねいたします。
それから、32ページ、同じ債務負担行為ですけれども、中段に地域活動支援センター指定管理業務とありまして、債務負担額限度額1億691万円とありますけれども、これの算定根拠をお尋ねいたします。
それから、最後に33ページ。中段ぐらいに西成田コミュニティセンター施設整備業務ということで、施設整備業務592万5,000円の限度額ということの、この業務内容についてお尋ねいたします。
以上で、お願いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 初めに、企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 今回の観光交流ステーションの運営計画支援業務につきましては、プロポーザルといたしまして9月12日に公告をさせていただきました。同日9月12日に施設整備の設計業者と施工業者のプロポーザルを行いまして決定をしたというところで、今回の施設整備につきましては設計業務と運営業務というものを連携しながら進めていきたいというふうに考えております。そういったところで、できるだけ早期にこちらの運営計画の支援業務についても発注をさせていただければということで、このような形をとらせていただいたところでございます。
なお、今回のプロポーザルの内容、ただし書きといたしまして、その他といたしまして、本プロポーザルにつきましては、予算が成立しなかった場合、また、その他やむを得ない事情により事業の実施が不可能となった場合は中止しますというようなお断り書きもさせていただいておりますので、そのあたりはご了解をいただければというふうに思います。
よろしくお願いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 子育て支援センター所長。
○子育て支援センター所長(猪股純子君) お答えいたします。
母子健康法の改定に伴うマイナンバー対応による総合健康管理システムの改修ということになっております。こちらは厚労省が令和2年度6月から導入する方向で進めておりまして、システムの改修を求められているものでございます。
○議長(渡邊俊一君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 債務負担行為の検診業務につきましては、昨年度まで特定財源ということで、その他の欄に自己負担額相当を計上させていただいておりましたが、今年度につきましては、自己負担額は予算限度額のほうから既に差し引いた形で計上していることから、今年度はその他の欄には掲載しておりませんので、記載漏れ等ではございません。
○議長(渡邊俊一君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) 地域活動支援センターの指定管理料の算定根拠でございますが、今現在、指定管理を請け負っております富谷市社会福祉協議会から参考見積もりをとらせていただいて記載させていただいたものになってございます。5年間の指定管理ということでございまして、年間、増減はもちろんございますけれども、1年間2,138万円ぐらいの金額になるかと思います。主には人件費、あとはそのほか施設管理費ということで、消耗品ですとか通信運搬費等々を含んだ額でこの金額ということになっております。
○議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 西成田コミュニティセンターのこちら、警備の関係でございます。機械警備ではなく人的警備の内容でございまして、年間180日程度、目安としては金曜日、土曜日、日曜日、あとは小学校の夏休みとか冬季休暇に合わせて人的警備を配置するものですので、長期継続契約という形ではなくて、債務負担行為という形で計上させていただいているものでございます。
○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑。14番出川博一君。
○14番(出川博一君) それでは、最初に、観光交流ステーションの件について。この案件、8月13日の臨時議会で本体工事の議案が提案されました。これも議決前だったんですけれども、これは6カ月の工期、短い工期の中でやらなくてはならないということで、その辺の状況をしんしゃくして、我々も、了とはしないんですけれども、やむを得ないだろうということで対応したわけですけれども。今回の業務委託に関しては、緊急性はないというふうに私は思うんですよ。ですから、そういう意味では、見方を変えれば、議決後の委託でも十分間に合うはずなのに、言ってみれば、議会軽視というようなそしりを免れないかなと思いますけれども、その辺について見解を求めます。
それから、総合健康管理システム、これは先ほどの説明だと、マイナンバーとの絡みということなんですけれども、ということは、これはほかの健康保険、いわゆる国民健康保険とか後期高齢保険の関連性もあるのかどうか、お尋ねいたします。
それから、債務負担行為に関してなんですけれども、先ほどの検診業務の中で、自己負担の分は除きますというお話で、それはわかりましたけれども、だとすれば、30年度の一般財源部分が限度額だと思われるんですけれども、例えば胃がんとか子宮がん、高齢者予防接種等で非常に大きな乖離がある。去年と比べると大幅な増額になっているケースとかありますので、その大きな差異は何なのか、お尋ねします。
それから、地域活動支援センターの指定管理についてなんですけれども、これは社協に参考見積もりをというお話がございましたけれども、これを調べてみますと、平成22年から26年度、5年間で8,325万円、次の5年間は、27年から令和元年、ことしまでなんですけれども、9,000万円ということで8%アップです、この5年間の中で。ところが、今次計画では、令和2年からのものでは1億691万円ということで12%アップになっております。先ほどの説明の中で、答弁の中で、主たるものは人件費だということであれば、10月から懸念される消費税アップの影響は軽微なものと思われますが、どうしてこれだけ大幅なアップになったのか。そして、30年度決算では1,790万9,000円としてやれたものが、令和2年度では2,038万2,000円ということで大幅に200万円超増額になっている理由。
さらに、これまで10年間、先ほど説明した平成22年から今年度まで、これについては大体例年定額で推移していた。それが今回のいわゆる年次別債務負担行為を見ると毎年50万円ずつ上がっている。この考え方は何なのか、これについてお尋ねいたします。
それから、西成田コミュニティセンターの施設整備に関してなんですけれども、答弁の中で、人的警備で180日ほどということなんですけれども、これは30年度の限度額では412万9,000円、これが今回43%、いきなり大幅なアップ、この要因は何なのか、お尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 初めに、企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 今回の施設整備につきまして、早速、実施設計の業務にこれから入っていくようになります。その中で、今回の運営支援業務として、テナントの募集ですとかさまざまな運営計画を策定していくようになります。ですので、場合によっては、今回の運営支援の業務が実施設計の内容にも反映する可能性もあるということも想定をさせていただきまして、できるだけ早期にこの業務を発注したいというふうに考えまして、議会での予算の承認に先んじて、今回のプロポーザルを公告をさせていただいたところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 子育て支援センター所長。
○子育て支援センター所長(猪股純子君) 現在使用しております総合健康管理システムの中で、母子システムとしまして妊産婦健康管理、乳幼児健康管理の部分をしております。その部分が追加されるものでして、今回、導入のスタートが決定して、具体的な国庫補助金金額や率、それから、検査項目やフォーマットなどが示されましたのがこの2つについてというところでしたので、さらに補助金の申請の期日も迫っていましたことから、今回、補正に上げさせていただいたというところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 検診や予防接種の債務負担行為の特定財源につきましては、昨年度につきましても限度額から自己負担額を差し引いた形で計上させていただいていたものになりますので、大きく今年度と前年度の差異はほとんどないというふうになっているところであります。
○議長(渡邊俊一君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) まず、債務負担の今回のとり方について、まずちょっとご説明を差し上げたいと思います。
今後5年間の指定管理を請け負っていただく事業者への、今回、上限額の設定という形で、5年前の、今現在の運営規則にのっとった形で、定員数ですとか、職員数ですとか、運営事業内容をそのままを踏襲した形での上限額をまず参考見積もりとして出してもらったという経緯がございます。その際に、今回5年間の中で、人件費が、宮城県の最低賃金が2回ほど上がってきたというふうなところもございましたが、その5年間の今までの指定管理料の中に賃金の増額については含まれていなかったということもありましたので、今回の人件費の中にそういったところの部分も含めた形での金額として設定されていたというところがございます。年間50万円ほど上がってきているというのも、パートさんの賃金ですとか、常勤職員の賃金ですとか、そういったところで若干増減があるだろうというふうなところを踏まえた上での金額というふうな形になっております。
ただ、現在、これから指定管理、公募していく形になるんですが、現在、5年前と比較して、少しずつではあるんですけれども、障がい福祉サービスのほうも市内に徐々にふえてきているというふうな現状も鑑みて、運営規則、運営内容ですとか、定員数ですとか、そういった中をもう少し精査したもので金額のほうも厳密に考えていきたいというふうには今図っているところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 議員ご指摘のとおり、今回の限度額についてはかなり大幅な上昇となっております。その大きな理由としましては警備内容、警備の1時間当たりの単価でございます。昨年度は1,320円、今回の設定につきましては1,800円ということで、昨今の経済情勢であるとか、警備員を確保するためのマンパワーを充足するための単価というところの上昇がここに響いているものと考えております。
○議長(渡邊俊一君) ほかに。(「2問目の質問で国民健康保険と後期高齢医療保険と関連あるのかどうかという部分についての答弁をいただいてません」の声あり)
健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 今回の母子保健のほうのシステムの改修には国民健康保険や後期高齢者の健診については含まれていないというところで、今後、そういった厚生労働省等からそのシステムについてというようなことで示された場合には、またそういった予算措置は必要かと思いますけれども、現在のところ、一切そういったことは国からは示されていないところとなっております。
○議長(渡邊俊一君) よろしいですか。14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 観光交流ステーションについてなんですけれども、これについては8月13日の臨時議会で本体工事の質疑の中で、維持管理費も含め、ある程度の検討はしているとの答弁をいただいているんですけれども、何で今さら業務委託するのか、その辺のところがよく解せないと思いますので、その辺についてお尋ねいたします。
それから、総合健康管理システムについてなんですけれども、これについては、内訳を見ますと、補助金、国庫負担があるんですけれども、これがもし、システムそのものが400万円以上のものがかかるんですけれども、これについて余りにも国庫負担が少な過ぎるというふうに考えるんですけれども。例えば今回の保育無償化の問題については全額国費負担でシステム改修をしたと。そういうようなことを踏まえると、これもどちらかというと国策の部分が多いので、これの補助率のアップをぜひ要請すべきだと思うんですけれども、その辺についてお尋ねします。
それから、債務負担について、検診の増減は余りないということ答弁ありましたけれども、実際比較してみるとかなり振れがあります。ぜひ、これは債務負担行為ですから、令和2年度の本予算、当初予算策定のときにはもう一度しっかり精査をお願いしたいというふうに思いまして、その点について質問いたします。
それから、地域活動支援センターの指定管理の件なんですけれども、今まで最低賃金のアップだとか、パート職員の賃金のアップだとか、そういうふうな答弁でございましたけれども、これまでもそれはあったわけでございまして、10年間の中でそれはあったわけでございますので、その辺を踏まえると、果たして、この見積もりがもう一度精査する必要があるなと思いますので、これはいずれ、指定管理者の指定に関してですから議決事項となります。ですから、そこに至る前によく精査をして、納得のいくような形でぜひご提案をいただきたいなというふうに思いますので、その辺についても見解をお尋ねします。
それから、最後に、西コミの施設整備なんですけれども、これについては、利用者の動向を見ますと、25年から27年度は9,800人前後で推移しておりました。ところが、30年度の実績報告書を見ますと7,502人に減少しています。ここに関しては毎年約1,000万円の維持管理費がかかっておりますので、その辺を考えると、これからの効率的な利活用についての検討状況についてお尋ねします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 今回の支援業務につきましては、この施設について、例えば指定管理方式による施設の運営ですとか、そういったさまざまな条件を考慮しながら、コストの計算ですとか運営事業の形態について検討をしていきたいというふうに考えております。
来年10月のオープンを目指して、適切に施設管理を運営するために必要な業務と考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 子育て支援センター所長。
○子育て支援センター所長(猪股純子君) 今回、示されていましたのは、数年前からなんですが、厚労省がやはり令和2年からということでスタート、始まっているのが妊産婦の部分と乳幼児の部分なんです。こちらについてどのような活用があるのかといいますと、転居時に市町村間で引き継がれる内容とか、それから、個人でいいますと、マイナンバーポータブルを活用しまして個人の健康検査の結果などを一元的に確認できるというのがあります。昨今の乳幼児の痛ましい事件などもありますので、そこで急がれたのではないかなと推察されるところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 今回、債務負担につきましては限度額を定めるということで、一定の想定した検診単価や対象者数、あと受診率の伸び率などを勘案して積算したものでありますので、当初予算につきましてはさらに精査して計上していくこととしておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) 地域活動支援センターは、社会とつながることが難しい障がいを持った方々の居場所づくりの場でもあります。先ほどの答弁でも少しお話しさせていただきましたが、年々、障がい福祉サービスの受け皿もふえてきているというふうなこともございまして、地域活動支援センターのあり方、求められる役割等も変化していくべきものなのかなというふうに感じているところです。
今現在、指定管理を請け負っている事業所等とも話をしまして、今後、地域活動支援センターとしてどういった形で運営していくのが望ましいのかといったところも含めて、金額的なところもあわせてということにはなりますけれども、精査してまいりたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 西成田コミュニティセンターの今後の考え方でございますが、確かに年間で見た場合の利用者数というのはちょっと減少傾向でございます。しかしながら、西成田コミュニティセンターを会場に開催している自然ふれあい学校などは、キャパシティーの問題があって、定員オーバーの数多くの申し込みをいただいております。心苦しい中お断りしている状況もあって、利用していただいた方々の満足度は非常に高いものだと私は理解しております。しかしながら、経費の面につきましては、日々検討を重ねながら、無駄のないように努めていきたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第10号を採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
ここで、執行部入れかえのため、暫時休憩をいたします。
午後1時38分 休憩
午後1時43分 再開
○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
日程第11 議案第11号 令和元年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
○議長(渡邊俊一君) 日程第11、議案第11号令和元年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) それでは、令和元年度の富谷市国民健康保険特別会計補正予算について、補正予算に関する説明書の36ページからご説明いたしますので、よろしくお願いいたします。
議案第11号令和元年度富谷市国民健康保険特別会計の補正予算(第2号)は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,899万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ42億4,002万8,000円とするものでございます。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
第2条、地方自治法第214条の規定により債務を負担する行為をすることができる事項、期間及び限度額は、「第2表 債務負担行為」によるものでございます。
それでは、39ページをお願いいたします。
第2表債務負担行為でございます。事項、国保関係システム保守業務でございます。国民健康保険事業の実績報告や調整交付金交付申請書作成システム保守業務、国民健康保険連携システム保守業務、国保高額算定データ作成業務を委託するため、債務負担行為をするもので、期間、限度額は記載のとおりとなりますので、よろしくお願いします。
それでは、内容につきまして、補正予算事項別明細書にてご説明いたします。
45ページをお願いいたします。
まず、歳入となります。
6款2項1目財政調整基金繰入金、1,027万7,000円を減額します。財源調整によるものでございます。
7款1項1目その他繰越金、2,927万4,000円を追加するもので、前年度国保特別会計決算剰余金を繰り越すものでございます。
次のページをお願いいたします。
歳出となります。
まず、3款国民健康保険事業費納付金の1項1目一般被保険者医療給付費分、150万6,000円を追加するもので、国民健康保険事業費納付金の各決定通知により額が確定したため追加するものでございます。
6款1項1目財政調整基金積立金、1,713万8,000円を追加するもので、前年度決算剰余金の2分の1を財政調整基金に積み立てするものでございます。基金保有額につきましては令和元年度の予算編成後で約12億7,000万円となります。
8款1項5目保険給付費等交付金償還金です。35万3,000円を追加するもので、前年度の保険事業及び特定健康診査等の額確定により、特別交付金を返還するものでございます。
以上となります。よろしくお願いいたします。
○議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) まず、37、38ページなんですけれども、先ほど基金が12億7,000万円ということだったかと思うのですが、最終的に年度末どのぐらいになっているかという見込みがわかれば教えていただければと思います。
2点目としまして、納入率の現時点、それと最終的に年度末ではどの程度いくのか。それと、以前の議会の中で国保の子供への減免、前向きに検討すると答弁があったんですけれども、今回の補正などでは上がってはいないのか。いつからなのか。検討状況、何か進展などありましたら、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 財政調整基金につきましては、30年度の末でよろしかったでしょうか。今年度末の見込みでよろしかったでしょうか。(「今年度末」の声あり)今年度末につきましては、現在、先ほど説明させていただきまして、令和元年度の予算編成後で約12億7,000万円ということでお示しさせていただきましたので、ここは流動的ではございますけれども、今のところ、この額ということでよろしくお願いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 収納率の現時点と最終的な見込みをお伺いいたします。
それと、先ほども質問したんですが、国保の子供への減免の検討状況はどうなっていたか、進展をお伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 税務課長。
○税務課長(泉川潤哉君) 現時点、令和元年の現時点ということになりますけれども、先ほど現年分とおっしゃったと思うんですが、現年に関しましては、現在のところ、収納率が24.21%となっております。今年度の見込みなんですが、次回の決算のときの話にはなるんですが、決算が、平成30年度決算が86.02%、これは現年、滞繰、合わせてなんですけれども、これを目標にこれより上回るように努力したいと思っております。
○議長(渡邊俊一君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 子供に対しての保険料の減免につきましては、現在、市当局のほうで検討を重ねておりまして、現在、今後の税率改正の検討にあわせながら子供の国保税の減免についても検討する予定としておりまして、具体的なところについては今後というふうな形となるというところにございます。
○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑はありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第11号を採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第12 議案第12号 令和元年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第2号)
○議長(渡邊俊一君) 日程第12、議案第12号令和元年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。
○上下水道課長(齋藤英夫君) それでは、50ページをお願いします。
議案第12号令和元年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第2号)について。
令和元年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによるものでございます。
第1条第1項、歳入歳出の総額にそれぞれ2,507万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ8億5,928万円とするものです。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
59ページをお願いします。
初めに、歳入につきまして、4款1項1目一般会計繰入金、276万8,000円を追加し、1億3,835万2,000円とするもので、5款1項1目繰越金は2,231万円を追加し、2,281万円とするものであります。これは平成30年度の繰越金が確定したものでございます。
次のページをお願いします。
歳出につきまして、1款1項1目下水道総務費、2,552万4,000円を追加しまして、2億6,509万1,000円とするもので、これは水道事業へ公共下水道使用料徴収業務委託料として支払うものでございます。
2款1項2目利子、44万6,000円を減額し、4,049万6,000円とするもので、長期累計起債額が確定したため減額するものでございます。
以上でございます。よろしくお願いします。
○議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第12号を採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第13 議案第13号 令和元年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第2号)
○議長(渡邊俊一君) 日程第13、議案第13号令和元年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) それでは、説明書64ページ、議案第13号について、ご説明申し上げます。
令和元年度富谷市の介護保険特別会計の補正予算(第2号)は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ4,572万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ29億1,772万6,000円とするものでございます。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
第2条、地方自治法第214条の規定により債務を負担することができる事項、期間及び限度額は、「第2表 債務負担行為」によるものでございます。
67ページをお願いいたします。
第2表債務負担行為でございます。
介護保険システム運用支援は、保険料算定処理、月割賦課処理等運用支援にかかわるものでございます。今年度からの準備により円滑に運用できるようにするために債務負担行為をするもので、期間、限度額は記載のとおりでございます。
続きまして、補正予算について、事項別明細書にてご説明いたします。
73、74ページをお願いいたします。
歳入でございます。
8款2項1目介護給付費準備基金繰入金につきましては、590万2,000円を追加するもので、財源調整でございます。
9款1項1目繰越金につきましては、3,982万6,000円を追加するもので、平成30年度の剰余金の繰り越しでございます。
75、76ページでございます。
歳出です。
4款1項1目介護給付費準備基金積立金は、平成30年度の剰余金3,982万7,000円のうち、2,000万円を介護給付費準備基金に積み立てるものでございます。
6款1項2目償還金については、2,068万1,000円を追加するもので、平成30年度介護保険給付費及び地域支援事業費の負担金の精算に伴う国・県支払基金への返還金でございます。
6款2項1目一般会計繰出金につきましては、504万8,000円を追加するもので、平成30年度の市負担金の介護給付費負担金事務費繰入分等について、実績により一般会計へ戻し入れするものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第13号を採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第14 議案第14号 令和元年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
○議長(渡邊俊一君) 日程第14、議案第14号令和元年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) それでは、補正予算説明書の78ページをお願いいたします。
議案第14号令和元年度富谷市後期高齢者医療特別会計の補正予算(第1号)は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、「平成31年度富谷市後期高齢者医療特別会計予算」の名称を、「令和元年度富谷市後期高齢者医療特別会計予算」と表示するものでございます。
2項、令和元年度富谷市後期高齢者医療特別会計予算中の平成31年度以降の元号表示を「令和」と表示するものでございます。
第2条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,020万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ3億6,283万8,000円とするものでございます。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
第3条、地方自治法第214条の規定により債務を負担する行為をすることができる事項、期間及び限度額は、「第2表 債務負担行為」によるものでございます。
81ページをお願いいたします。
第2表債務負担行為でございます。後期高齢者医療システム運用支援業務、後期高齢者医療システムの変更等に対応し円滑なシステム運用にするため、債務負担行為をするもので、期間、限度額は記載のとおりとなっております。
それでは、内容につきまして、補正予算事項別明細書にてご説明いたします。
87ページをお願いいたします。
歳入となります。
4款1項1目繰越金、1,020万4,000円を追加するもので、前年度後期高齢者医療特別会計決算剰余金を繰り越しするものでございます。
次のページをお願いいたします。
次に、歳出となります。
2款1項1目後期高齢者医療広域連合納付金、898万1,000円を追加するもので、前年度保険料繰越分を後期高齢者医療広域連合に納付するものでございます。
4款2項1目一般会計繰出金、122万3,000円を追加するもので、前年度事務費の剰余金を一般会計に繰り出しするものでございます。
以上となります。よろしくお願いいたします。
○議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第14号を採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議事の区切りのいいところまで進めさせていただきます。
日程第15 議案第15号 令和元年度富谷市水道事業会計補正予算(第2号)
○議長(渡邊俊一君) 日程第15、議案第15号令和元年度富谷市水道事業会計補正予算(第2号)を議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。
○上下水道課長(齋藤英夫君) それでは、92ページをお願いします。
議案第15号令和元年度富谷市水道事業会計補正予算(第2号)について。
令和元年度富谷市水道事業会計の補正予算(第2号)は、次に定めるところによるものでございます。
第2条、予算第3条に定めた収益的収入の予定額を次のとおり補正するものでございます。
第1款、水道事業収益、2,552万3,000円を追加し、11億6,988万1,000円とするもので、この追加した分は下水道事業特別会計からの負担金分でございます。
第3条、予算第8条の次に次の1条を加えるもので、第9条、債務負担行為をすることができる事項、期間及び限度額を次のとおり定めるものでございます。
水道用計装設備保守点検業務、令和2年度、791万円。
水道監視システム保守管理点検業務、令和2年度、75万円。
受水用配水池兼送水ポンプ場他保守管理点検業務、令和2年度、233万円。
自家用電気工作物保安管理業務、令和2年度、102万円。
以上の債務負担行為につきましては、履行期間を令和2年4月1日から令和3年3月31日とするためでございます。
以上でございます。よろしくお願いします。
○議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第15号を採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
この際、2時20分まで休憩をいたします。
午後2時05分 休憩
午後2時20分 再開
○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
日程第16 認定第1号 平成30年度富谷市一般会計歳入歳出決算の認定について
日程第17 認定第2号 平成30年度富谷市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
日程第18 認定第3号 平成30年度富谷市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
日程第19 認定第4号 平成30年度富谷市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
日程第20 認定第5号 平成30年度富谷市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
日程第21 認定第6号 平成30年度富谷市水道事業会計利益処分及び決算の認定について
○議長(渡邊俊一君) 日程第16、認定第1号から日程第21、認定第6号まで、富谷市議会会議規則第35条の規定により一括議題といたします。
初めに、平成30年度各種会計の決算概要について、会計管理者から説明を求めます。
○会計管理者(矢田 守君) よろしくお願いいたします。
それでは、平成30年度一般会計決算の概要をご説明させていただきます。
別冊、平成30年度富谷市各種会計決算書の2ページをお願いいたします。
認定第1号平成30年度富谷市一般会計歳入歳出決算の認定について。
地方自治法第233条第3項の規定により、監査委員の意見を付し議会の認定をお願いするものでございます。
次に、7ページ、8ページ目をお願いいたします。
歳入につきましては、歳入合計、予算現額139億1,990万3,000円に対し、収入済額は136億4,619万1,400円となり、対前年度比3億5,296万9,459円、2.5%の減となり、予算現額に対し98.0%、調定額に対して97.0%の収入率となっております。不納欠損につきましては1,613万4,953円で、市税が99.5%を占めております。収入未済額は3億9,497万3,614円となっており、そのうち、国庫補助金で2億1,047万5,000円、市債で3,720万円、合わせて2億4,767万5,000円が繰越明許に伴う未収入特定財源となっているものでございます。
次に、11、12ページをお願いいたします。
歳出につきましては、歳出合計、予算現額139億1,990万3,000円に対し、支出済額は124億5,290万7,388円となり、対前年度比7億8,164万7,614円、5.9%の減となり、予算現額に対する執行率は89.4%となっております。
道路改良事業や小中学校空調整備事業などの翌年度への繰越額が8億8,429万円で、不用額は5億8,270万5,612円となっております。
その結果、歳入歳出差引残額は11億9,328万4,012円となったものでございます。
次に、143ページをお願いいたします。
実質収支に関する調書でございます。歳入歳出差引額から翌年度へ繰り越すべき財源3億1,031万5,000円を差し引いた残額8億8,296万9,012円が実質収支額となり、対前年度比約45.4%の増となったものでございます。
なお、例年出納閉鎖直後に行っていた財政調整基金への積み立てにつきましては先ほどの補正予算のほうに計上して採用することとされたため、実質収支全額を令和元年度への繰越金として処理行ったところでございます。
次に、財産に関する調書についてご説明いたします。
236、237ページをお願いします。
公有財産の土地及び建物を区分ごとに集計したものでございます。
土地については、ひより台二丁目グラウンド跡地の売却等による減、建物については、穀田会館と明石台第九会館の新築などによる増が主な増減内容となっております。
次に、238ページ、239ページをお願いいたします。
同じく公有財産の無体財産権、有価証券、出資による権利、物品、債権及び基金について集計したものでございます。物品につきましては、運動公園で使用する体育用器具類や公用車の増となっております。債権につきましては、貸付金等のうち、納入期限が決算年度以降に到来する金額を記載しており、今年度から新たに急傾斜地崩壊対策事業分担金と生活保護徴収金の項目を追加しているところでございます。基金につきましては、出納整理期間がございませんので、3月末での現在高を記載しており、5月の出納整理期間中における予算繰り入れ積み立てによる増減は備考欄に記載しております。
240ページをお願いいたします。
基金運用状況報告書でございます。定額運用基金に区分される土地開発基金、国民健康保険高額療養費貸付基金及び国民健康保険出産資金貸付基金の運用状況を記載しております。高額療養費貸付基金につきましては、基本額の減額に伴う700万円の減、出産資金貸付基金につきましては、基金廃止に伴い残高はゼロとなったものでございます。
次に、241ページから243ページをお願いいたします。
こちらにつきましては、平成30年度末で未償還となっている一般会計の市債一覧を記載させていただいております。
以上、平成30年度一般会計歳入歳出決算の概要をご説明させていただきました。
なお、予算執行状況の概要につきましては、決算審査特別委員会において所管各課よりご説明させていただきますので、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(渡邊俊一君) 認定第2号平成30年度富谷市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、概要の説明を求めます。健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) それでは、決算書の144ページをお願いいたします。
認定第2号平成30年度富谷市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について。
地方自治法第233条第3項の規定により、別紙のとおり、監査委員の意見を付して議会の認定をお願いするものでございます。
初めに、国民健康保険は、高齢化等に伴う医療費の増などから厳しい状況が続いていることから、国保財政への安定的な運営を図ることなどを目的としまして、平成30年度より国保の都道府県単位化がなされました。この大きな転換の初年度に当たる平成30年度富谷市国民健康保険事業についてご説明いたします。
国保の被保険者数は、平成30年末で8,325人、世帯数では4,971世帯と、前年度に比べ減少となっております。また、本市全人口に占める被保険者の割合も15.9%と減少しております。平成30年度におきましても、近年同様に、被保険者の減少傾向及び前期高齢者の増加傾向は続いている状況でございます。
次に、145ページをお願いいたします。
145ページから150ページにかけての歳入歳出決算書に基づき決算額の概要についてご説明いたします。
歳入については、収入済額が38億5,528万6,329円、歳出については支出済額が38億2,101万2,210円となっており、前年度比では、歳入が12.2%の減、歳出が10.8%の減となっております。歳入、歳出ともに減となっている要因は、国保都道府県単位化により予算科目の構成が一部変更になったことに伴い増減幅の大きい予算科目が複数発生したことによるものでございます。歳入歳出差引額、実質収支につきましては3,427万4,119円となりました。この額につきましては、令和元年度に繰り越しとするものでございます。
続きまして、歳出については、保険給付費が歳出全体の67%を占め、前年度比5.8%の減となり、1人当たりの医療費が減少しております。要因としましては、高額療養費や入院費や外来医療費などが減少していることが挙げられております。
また、国保税につきましては、国保都道府県単位化に伴い賦課方式を4方式から3方式に変更しております。
また、収納率につきましては、全体で86%と、前年度比3.7ポイントの増となっております。
最後に、平成30年度末の国民健康保険財政調整基金保有額につきましては13億8,000万円ほどで、前年度末からおよそ5,800万円の減額となっております。
決算の概要説明は以上となりますが、予算の執行状況につきましては、決算審査特別委員会にて説明させていただきますので、ご審議についてよろしくお願いいたします。
以上となります。
○議長(渡邊俊一君) 認定第3号平成30年度富谷市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、概要の説明を求めます。上下水道課長。
○上下水道課長(齋藤英夫君) それでは、176ページをお願いします。
認定第3号平成30年度富谷市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について。
地方自治法第233条第3項の規定により、監査委員の意見を付し議会の認定をお願いするものでございます。
次のページをお願いします。
歳入につきまして、予算現額の合計8億9,887万1,000円に対し、収入済額の合計は9億966万2,009円で、対前年度比1.2%の増となっております。
次のページをお願いします。
歳出につきまして、予算現額の合計8億9,887万1,000円に対し、支出済額の合計は8億8,685万1,458円で、対前年度比1.3%の減となっております。
それでは、189ページをお願いします。
実質収支に関する調書についてご説明申し上げます。
歳入総額9億966万2,000円、歳出総額8億8,685万1,000円、差引額2,281万1,000円については令和元年度への繰越金となるものでございます。
以上、平成30年度富谷市下水道事業特別会計の決算の概要でございます。
慎重審議の上、認定賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(渡邊俊一君) 認定第4号平成30年度富谷市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、概要の説明を求めます。長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) それでは、決算書190ページをお願いいたします。
認定第4号平成30年度富谷市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について。
地方自治法第233条第3項の規定により、監査委員の意見を付して議会の認定をお願いするものでございます。
初めに、平成30年度の介護保険事業状況について申し上げます。本市の高齢化率につきましては、平成31年3月末現在で19.8%となっており、第1号被保険者につきましては1万391人と前年度より375人の増加となっております。要支援、要介護の認定状況につきましては1,399人となっております。また、第1号被保険者に対する要介護認定者の出現率は13.0%となっております。
それでは、191ページから196ページにかけての歳入歳出決算書に基づき、決算額の概要についてご説明申し上げます。
歳入については、収入済額が25億6,375万3,449円、歳出については、支出済額が25億2,392万5,932円となっており、前年度比では、歳入が2.5%、歳出が1.6%、それぞれ増加となっております。歳入歳出差引額につきましては、3,982万7,517円となったところです。それぞれ増加となりました主な要因でございますが、歳入については第1号の被保険者の増加に伴います保険料の増加に加えまして、歳出の保険給付費等の増加に伴い国・県支出金等が増加したことによるものでございます。
歳出につきましては、施設介護サービス給付費の増加等によるものでございます。介護保険料の収納率につきましては、現年度分と滞納繰越分を合わせて98.55%となり、前年度比で0.1ポイントほどアップしてございます。
最後に、平成30年度末の基金保有額は3億5,600万円ほどとなってございます。
説明は以上となりますが、予算の執行状況の概要につきましては決算審査特別委員会にてご説明させていただきますので、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。以上でございます。
○議長(渡邊俊一君) 認定第5号平成30年度富谷市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、概要の説明を求めます。健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) それでは、決算書222ページをお願いいたします。
認定第5号平成30年度富谷市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について。
地方自治法第233条第3項の規定により、別紙のとおり、監査委員の意見を付して議会の認定をお願いするものでございます。
初めに、平成30年度の後期高齢者医療制度運営事業状況につきましては、被保険者数につきまして、平成30年度末で4,276人と前年度より269人の増加となっております。医療費の給付状況につきましても、被保険者数の増加に比例し医療機関での受診件数や医療費も年々増加傾向を示しておりますが、平成30年度の1人当たりの医療費は前年度比4.8%の減少となっております。
それでは、223ページから226ページにかけての歳入歳出決算書に基づき、概要についてご説明いたします。
歳入につきましては、収入済額が3億5,193万7,487円、歳出につきましては、支出済額が3億3,920万835円となり、前年度比では、歳入が7.5%、歳出が6.7%、それぞれ増加となっております。歳入歳出差引額実質収支につきましては、1,273万6,652円となり、令和元年度に繰り越しするものでございます。
歳入、歳出ともに増加となった主な要因につきましては、被保険者数の増加に伴う保険料収入の増によるもので、保険料につきましては後期高齢者医療広域連合納付金として支出するというふうな形となってございます。後期高齢者医療の保険料の収納率につきましても、全体で98%となっている状況でございます。
決算の概要説明は以上となりますが、予算の執行状況につきましては、決算審査特別委員会にて説明させていただきますので、ご審議についてよろしくお願いいたします。以上です。
○議長(渡邊俊一君) 認定第6号平成30年度富谷市水道事業会計利益処分及び決算の認定について、概要の説明を求めます。上下水道課長。
○上下水道課長(齋藤英夫君) それでは、247ページをお願いします。
認定第6号平成30年度富谷市水道事業会計利益処分及び決算の認定について。
地方公営企業法第32条第2項及び第30条第4項の規定により、監査委員の意見を付し議会の認定をお願いするものでございます。
市民にとって欠かすことのできないライフラインとして安全安心な水の供給に努めてきたところでございます。
259ページをお願いします。
まず初めに、業務量についてご説明いたします。
表の中ほどにあります年間給水量531万5,015立方メートルで、前年度比1.3%の増となりました。年間有収水量につきましては448万6,283立方メートルで、0.7%の減となり、やはり老朽管の漏水が原因と考えております。
258ページの下のほうに記載してあります富ケ丘地区・鷹乃杜地区の配水管更新工事を実施し、水道施設の維持や漏水防止に努めてきたところでございます。
248ページをお願いします。
収益的収入の決算額は税込み11億5,515万637円で、前年度比で2.2%の増となりました。
支出の決算額は税込み11億2,876万8,420円で、前年度比で3.7%の増。
次のページをお願いします。
資本的収入の決算額は770万844円で、湯舟沢地区と上桜木地区の開発負担金となっております。
資本的支出の決算額は1億7,141万8,916円となり、不足する1億6,371万8,072円は損益勘定留保資金と消費税及び地方消費税資本的収支調整額で補塡しております。
次のページをお願いします。
損益計算書。
総収益が10億7,854万461円に対しまして、総費用10億5,800万2,842円となり、下から3行目にございますが、差し引き2,053万7,619円が当年度の純利益となってございます。
以上、平成30年度の富谷市水道事業会計決算の概要でございます。慎重審議の上、認定賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。以上でございます。
○議長(渡邊俊一君) ここで、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定により、市長に平成30年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率について報告を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) 地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定に基づき、平成30年度決算における健全化判断比率と資金不足比率についてご報告をいたします。
平成30年度行政実績報告書の10ページをごらんください。
まず、市財政全般にわたる健全化判断比率ですが、10ページ下段(2)健全化判断比率にありますとおり、実質赤字比率、連結実質赤字比率、将来負担比率の3つの指標については、今年度も数値が算定されておりません。うち、将来負担比率については、仮にマイナスの値でお示しいたしますと、マイナス132.5と県内の市の中では最も健全な数値となっております。また、実質公債費比率についても、マイナス2.0と引き続きマイナスの値となっており、こちらも同様に県内の市の中では最も健全な数値となっております。
次に、公営企業の資金不足比率ですが、こちらも数値自体の計上がなく、引き続き健全経営に努めてまいります。
あわせまして、平成30年度末の基金残高及び市債残高の状況をご報告いたしますと、特定目的基金の残高が市債残高を上回っている状況にあります。このことは東日本大震災に起因する特別な基金を除いて分析しますと、県内の市の中では本市のみとなっております。
以上、報告とさせていただきます。
○議長(渡邊俊一君) 次に、代表監査委員に平成30年度決算審査意見書の内容について説明を求めます。代表監査委員眞山巳千子君、登壇願います。
○代表監査委員(眞山巳千子君) それでは、審査意見書をお手元にお願いいたします。
平成30年度富谷市各種会計決算及び基金運用状況審査、富谷市健全化判断比率及び資金不足比率審査をいたしましたので、意見を述べます。
1ページ、お願いいたします。
平成30年度富谷市一般会計、特別会計歳入歳出決算審査意見でございます。
審査の対象といたしましたのは、平成30年度富谷市一般会計歳入歳出決算ほか4つの特別会計歳入歳出決算の証書類、歳入歳出決算事項別明細書及び実質収支に関する調書、平成30年度富谷市財産に関する調書でございます。
審査の結果といたしまして、いずれの会計も関係法令に準拠して作成されており、かつ、それらの計数は証書類と符合し正確であり、予算執行状況についてもおおむね適正であると認められました。
審査結果の概要を述べます。
次のページ、2ページ、お願いいたします。
一般会計決算についてです。金額につきましては千円単位で読み上げさせていただきます。
一般会計の歳入歳出の決算概況であるが、歳入決算額は136億4,619万1,000円で、前年度に比べ2.5%、3億5,296万9,000円の減少となった。主な要因は、財産収入で3億4,517万4,000円、市税で6,526万4,000円増加したが、繰入金で3億3,588万7,000円、国庫支出金で2億5,712万4,000円、市債で1億3,260万円の減少によるものであります。
歳出決算額は124億5,290万7,000円で、前年度に比べ5.9%、7億8,164万7,000円の減少となった。主な要因は、労働費で3億4,828万9,000円、民生費で2億9,069万1,000円、総務費で2億1,347万3,000円の減少となった。
その結果、形式収支11億9,328万4,000円、実質収支8億8,296万9,000円の黒字となった。また、当年度実質収支から前年度実施収支を差し引いた単年度収支は2億7,572万5,000円の黒字であり、実質単年度収支において3億4,774万3,000円の黒字決算で、7年ぶりのことである。
収入未済額については、国庫支出金と市債を除いた収入未済額は1億4,729万8,000円となっており、市税は減少しているが、諸収入において災害援護資金貸付金元利収入が増加しているので、一層の縮減に努められたい。
不納欠損については、市税において1,605万8,000円となり、前年度より297万9,000円の減少となった。負担の公平性及び歳入確保のため、引き続き不納欠損処分の慎重かつ厳正な取り扱いを望むものである。
次に、一般会計における主な指標を見ると、財政力指数は平成30年度は0.82で、前年度0.81に比べ0.01ポイント向上している。経常収支比率は91.8%で1.3ポイント改善された。実質公債比率は、三角2.0%と健全な水準が維持されている。現在進められている行政改革を通し歳出削減を図り、今後とも計画的な財政運営に努められたい。
特別会計につきましては、4会計の合計で、歳入決算額は76億8,063万9,000円で、前年度に比べ5.3%、4億2,889万5,000円減少し、歳出決算は75億7,099万円で、前年度に比べ4.7%、3億7,709万8,000円減少した。
その結果、形式収支は1億964万8,000円、実質収支1億711万6,000円の黒字であり、単年度収支では5,232万円の赤字となっている。収入未済額については1億9,832万2,000円となっており、1,491万円減少し、不納欠損額については1,045万6,000円となっており、前年度より3,191万1,000円の減少となった。
国民健康保険特別会計においては、国保財政の安定化を図るため、平成30年度から県が市町村と共同で運営することになった。今後も被保険者の健康づくりに尽力し、医療費適正化への取り組みを推進されたい。
下水道事業特別会計が令和2年度より地方公営企業法適用となる企業会計に移行することから、資産評価と法適用に向けての事前手続及び企業会計システムの運用について最新の注意を払い移行されたい。
改善を要する指摘事項です。
1、会計事務処理に係る事項。支払い事務処理において支払い遅延が認められた。支払いに当たっては、遅延が生じないよう適正かつ迅速に行うことが重要であることから、支払いの時期については政府契約の支払遅延防止等に関する法律を遵守されたい。
債権管理に係る事項についてです。東日本大震災の被災者に係る災害援護資金の貸付件数は67件で総額9,804万4,000円である。そのうち、平成30年度末までに5件が完済されており、残り貸付件数は62件となっている。この貸付金において特例措置にて6年の据置期間があり、7年間で償還することになっており、平成29年度より納期が到来して償還が開始され、令和3年度までに全員が納期到来することになる。平成30年度元金の未償還額が対前年度で352万6,000円増加となっており、納期到来者の増加に伴い回収事務がますます増大すると考えられるので、なお一層の債権管理の強化に努められたい。
総括といたしまして、歳入の根幹となる市税の収納率が前年度と比べ0.1ポイント上昇の98.0%となった。国民健康保険税及び介護保険料においても前年度と比べ収納率は上昇しており、昨年に引き続き評価する。また、水道料金、給食費等の私債権については、平成31年3月に富谷市私債権対応マニュアルを策定し全庁的な私債権管理体制の強化にも努められており、今後に期待するものである。
他自治体で道路照明灯の電力契約を解約し忘れた問題が報道された。その報道を踏まえ、本市において詳細に調査中である。防犯灯の一部において未確認の現状にあり、調査後、適正な事務処理体制の確立を求めるものである。
行政改革については、平成30年3月に策定された行政改革実施プランに職員一丸となって取り組まれ、一定の成果を上げており、高く評価する。特に未利用地の売却、ふるさと納税の推進及び効果的な基金運用による歳入確保や事務事業の見直しによる歳出抑制が図られている。また、学校給食センターの民間委託や東向陽台幼稚園の民営化に道筋をつけられ、民間活力の導入に向け前進している。今後とも引き続き行政改革を通して業務の効率化や働き方改革を推進され、効率的で効果的な行政サービスの提供に努められたい。
限られた予算と人材で施策を展開するために全ての職員が先例にとらわれることなく柔軟に対応し、市民の満足度を高めるよう期待するものである。
次に、52ページ、お願いいたします。
平成30年度富谷市基金運用状況審査意見。
審査の対象としましたのは、平成30年度富谷市土地開発基金、平成30年度富谷市国民健康保険高額療養費貸付基金、平成30年度富谷市国民健康保険出産資金貸付基金であります。
審査の結果といたしまして、基金の運用状況を示す書類はそれぞれ運用状況を適切に表示しており、その計数は正確であると認めました。
54ページ、お開きください。
平成30年度富谷市水道事業会計決算審査意見です。
審査の対象といたしまして、平成30年度富谷市水道事業会計決算に関する証書類、事業報告書、キャッシュフロー計算書、収益費用明細書、固定資産明細書及び企業債務明細書です。
審査の結果といたしまして、審査に付された決算諸表は、地方公営企業法及び関係法令並びにこれに基づいて定められた会計諸規定に準拠して策定作成されており、その計数は正確であり、経営成績及び財政状態を適正に表示しているものと認めました。
審査結果の概要を述べます。
決算の概況です。
本年度の水道事業収益は11億5,515万円で、前年度と比較して2,567万5,000円の増加となる。水道事業費用は11億2,876万8,000円で、前年度と比較して4,108万3,000円の増加となった。損益計算書(消費税及び地方消費税を除く)において、営業収益から営業費用を差し引いた1億1,114万円が営業損失となったが、営業外損益において1億2,533万4,000円の収益があったことにより、経常利益は1,419万4,000円となった。また、特別損益において634万3,000円の計上となったことから、当年度純利益は2,053万7,000円となった。
この結果、前年度繰越利益剰余金3,723万2,000円に当年度純利益を加えた当年度未処分利益剰余金は5,777万円となった。
次に、資本的収支では、資本的収入額は開発負担金770万円である。資本的支出額は1億7,141万8,000円で、建設改良費8,041万1,000円、企業債償還金9,100万7,000円となり、1億6,371万8,000円の資金不足が生じ、この不足額は過年度分損益勘定留保資金で補塡している。
改善を要する指摘事項です。
1、減価償却事務に係る事項。平成29年度決算で調査を求めた固定資産台帳の見直しの結果、過年度損益修正益656万4,000円、資産減耗費7,068万3,000円の計上を余儀なくされた。今後、固定資産の現物管理と適切な減価償却処理に努められたい。また、固定資産の減価償却事務において、更新工事分の除却が適切に処理されていないケースが確認された。埋設整備の更新の際、既存の埋設構築物の除却処理が未了であったことから、これまでの更新工事内容を確認し是正されたい。
2、未収金に係る事項。
下水道使用料徴収事務委託料の請求時期を次年度3月に行っている。富谷市下水道使用料徴収事務委任に関する協定書において負担時期は甲乙協議の上決定するとあり、現在の運用に特段の問題があるわけではないが、企業会計が求めているのは期間損益の明確化である点を勘案すると、当年度に発生した費用に対する請求は当年度に行うほうが会計上適切と考えられることから、今後、改善されたい。
総括といたしまして、水道事業の経営は、収益の大きな柱である料金収入が節水意識の浸透や節水型の家庭器具類の普及により、水需要が伸び悩む傾向にあることから厳しい状況にある。また、施設の老朽化が進む中、漏水への早期対応や施設の適切な維持管理と効率的利用による有収率の向上等、改善に向けた取り組みが求められる。
水の供給に必要な施設については、維持管理業務を徹底しているが、今後、大規模な修繕や更新を必要とする時期を迎え、安定的、効率的かつ適切な維持管理に努め、さらに既存施設の延命化を図ることが重要である。
経営基盤の強化のためには、事業費の平準化とライフサイクルコストの低減を図っていくことが求められる。また、水道施設の長期的な更新計画策定に向けて、既存の施設に係る中長期的な課題について提言等を進めていく必要がある。
水道は、市民の日常生活にとって必要不可欠であり、今後とも安全・安心で安定的な供給を継続するため、長期的視点に立ち、より一層経営の効率化を図り、安定した経営の推進を望むものである。
80ページをお開きください。
平成30年度決算に基づく富谷市健全化判断比率審査意見。
審査の対象といたしまして、平成30年度決算に基づく健全化判断比率で、実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率、上記比率及びその算定の基礎となる事項を記載した書類です。
審査の結果といたしまして、審査に付された実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率及び将来負担比率は、いずれも適正に作成された書類に基づき正確に算定されていると認めました。下の表のとおり、各比率とも早期健全化比率を下回っております。
82ページ、お願いいたします。
平成30年度決算に基づく、富谷市資金不足比率審査意見です。
審査の対象は、平成30年度決算に基づく資金不足比率、富谷市下水道事業特別会計、富谷市水道事業会計、上記各事業の資金不足比率及びその算定の基礎となる事項を記載した書類です。
審査の結果といたしまして、審査に付された資金不足比率はいずれも適正に作成された書類に基づき正確に算定されていると認めます。下の表に記載のとおり、資金不足額が生じておらず、指数は発生しておりません。
審査意見につきましては以上でございます。
○議長(渡邊俊一君) これより決算審査意見書に対する質疑に入ります。質疑ございませんか。6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) まず、不納欠損について、前年度より約300万円減少した状況をどのように評価しているのか。1点目です。
2点目としまして、平成31年3月に富谷市私債権対応マニュアルの策定されたんですけれども、こちらに関しまして具体的にどのように評価をされていたのか伺います。
3点目としまして、富谷市の実質公債費比率、県内他自治体と比較したときの状況はどのように評価をしているのか、お伺いいたします。
そして、最後の4点目です。国民健康保険税の収納率の推移をどのように評価をしているか伺います。
○議長(渡邊俊一君) 眞山代表監査委員。
○代表監査委員(眞山巳千子君) それでは、1点目の不納欠損につきまして、300万円減少した状況をというところでございますが、負担の公平性及び歳入確保の観点からよい結果でありまして、適正な徴収事務を行った結果によるものと思っております。
2点目の富谷市私債権対応マニュアルに関してでございますが、各債権の所管部署でこれにつきましては基準が異なっておりまして、全庁で統一した対応ができていない状況でありました。そのため、富谷市私債権対応マニュアルを策定し、基礎的事項を十分理解した上で統一的に運用を行うことにより、全庁的な私債権管理体制の強化が図られたものでございます。
3点目の実質公債費比率につきましてですが、30年度につきましてもマイナス2.0%と早期健全化基準25%を大きく下回っておりますので、健全な財政運営を行っていると思っております。
4点目の国民健康保険税の収納率の推移というところでございますが、現年分、滞納繰越分を合わせた国保全体収納率につきましては、平成23年度以降、毎年上昇しておりまして、平成30年度につきましても3.7ポイントの増となっており、86%を示しております。これにつきましても適正な徴収事務を行った結果と捉え、評価したところでございます。
以上です。
○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
ここでお諮りいたします。ただいま議題となっております平成30年度富谷市各種会計決算の認定については、富谷市議会委員会条例第5条及び富谷市議会先例集96により、議長を除く議員全員で構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、平成30年度富谷市各種会計決算の認定については、決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定をいたしました。
この際、決算審査特別委員会の委員長及び副委員長を選任していただくため暫時休憩をいたします。
午後3時09分 休憩
午後3時09分 再開
○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
決算審査特別委員会の委員長及び副委員長が選任されましたので、その結果を報告いたします。
委員長に金子 透君、副委員長に出川博一君が選任されました。よって、本案件は決算審査特別委員会の議題といたします。
この際、午後3時20分まで休憩をいたします。
午後3時10分 休憩
午後3時20分 再開
○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
ここで、暫時休憩をいたします。
午後3時20分 休憩
午後3時21分 再開
○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
日程第22 議案第1号 富谷市自然環境等と再生可能エネルギー発電設備設置事業との調和に関する条例の制定について
日程第23 議案第2号 富谷市非常勤消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正について
日程第24 議案第3号 富谷市印鑑登録及び証明に関する条例の一部改正について
日程第25 議案第7号 富谷市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について
○議長(渡邊俊一君) 日程第22、議案第1号から日程第25、議案第7号まで、富谷市議会会議規則第35条の規定により一括議題といたします。
本案は、朗読を省略し、日程順に内容の説明を求めます。
議案第1号富谷市自然環境等と再生可能エネルギー発電設備設置事業との調和に関する条例の制定について、内容の説明を求めます。生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) それでは、よろしくお願いいたします。
議案書1ページをお願いいたします。
議案第1号富谷市自然環境等と再生可能エネルギー発電設備設置事業との調和に関する条例の制定について、ご説明申し上げます。
提案理由につきましては、再生可能エネルギー発電設備の設置について必要な事項を定めることによりまして、本市の緑豊かな美しい景観、脈々と受け継がれる自然環境及び安全安心な生活環境を保全するため制定するものでございます。
先日の議員全員協議会でもご説明いたしましたが、再生可能エネルギーを利用した発電設備につきましては、環境意識の高まりやFIT等の国の施策によって全国的に設置が進んでおるところでございます。一方、森林伐採等によりまして景観を損ねるとともに、土砂災害の発生や自然環境、生活環境等への影響が懸念されているところでありまして、このことから、本市の歴史や現状、政策を考慮した発電設備の設置が図られるよう、独自の条例を制定することとしたものでございます。
それでは、2ページをお願いいたします。
第1条は、本条例の目的を定めたものでございます。
第2条は、基本理念を定めたものでございます。
第3条は、条例で使用する用語を定義しているものでございます。
次に、3ページでございます。
第4条は、市の責務を定めておりまして、本条例の適切かつ円滑な運用を図ることとしておるものでございます。
第5条は、事業者の責務として、関係法令、本条例の遵守と本市の景観、自然環境、生活環境に配慮し、住民等と良好な関係を保つよう努めることとしておるものでございます。
また、設備及び事業区域の適正な維持管理とともに、廃棄物等の適正処理、廃止後の土地の原状回復に努めることと定めておるものでございます。
第6条は、市民の責務を定めておりまして、基本理念にのっとり、市の施策、本条例に定める手続の実施に協力することとしております。
第7条は、本条例の適用を受ける事業を定めております。発電出力10キロワット以上の事業が本条例の適用を受けることとなりまして、増設で10キロワットを超える場合も同様となります。ただし、太陽光発電設備につきましては、建築物の屋根または屋上に設置する事業、次条の抑制区域以外に設置する発電出力50キロワット未満の事業、市街化区域に設置する事業につきましては除くこととしているものでございます。
次に、4ページをお願いいたします。
第8条、抑制区域は、事業を行わないように協力を求める区域としているものでございます。抑制区域は規則で定めることとしているものございます。
第9条、協議は、事業者による事業着手前の市との協議の実施について、第10条、住民等への説明会は、住民説明会の開催について定めているものでございます。
次に、5ページをお願いいたします。
第11条は、協議会について定め、第12条は市長による協議終了の通知と必要に応じて意見をすることができることと定めておるものでございます。
第13条は、事業者による事業着手等の届け出義務を、第14条は、市による届け出があった際の現地確認実施について定めております。
第15条は、市による事業者への報告、資料の提出、立ち入り調査や質問の権限などを定めておるものでございます。
第16条は、市長による助言、指導、勧告の実施について定めてございます。
次に、6ページをお願いいたします。
第17条は、勧告に従わない場合の公表について定めているものであり、第18条は、本条例施行に関し必要な事項は、規則で定めることとしているものでございます。
最後に、附則といたしまして、この条例は、公布の日から施行するものでございます。
以上、よろしくお願いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 議案第2号富谷市非常勤消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正について、内容の説明を求めます。防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) それでは、よろしくお願いいたします。
議案書7ページをお開き願います。
議案第2号について、ご説明申し上げます。
富谷市非常勤消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正について、ご説明いたします。
提案理由といたしましては、成年被後見人等の権利の制限に関する措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の公布に伴い、所要の改正を行うものでございます。
それでは、8ページの新旧対照表にてご説明申し上げます。
第4条中、第1号、「成年被後見人及び被保佐人」を削除し、第3号中、「免職」を「懲戒免職」に改め、第2号以降を1号ずつ繰り上げるものでございます。
附則、この条例は、公布の日から施行するものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 議案第3号富谷市印鑑登録及び証明に関する条例の一部改正について、内容の説明を求めます。市民課長。
○市民課長(渡邊美智子君) それでは、よろしくお願いいたします。
議案書9ページをお開き願います。
議案第3号富谷市印鑑登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例について、ご説明申し上げます。
提案理由でございますが、住民基本台帳法施行令の一部が改正されたことに伴い、印鑑登録証明書に現在の氏名と旧氏、いわゆる旧姓の併記を可能とするための改正であり、改正の趣旨といたしましては、社会において旧姓を使用しながら活動する女性が増加する中で、さまざまな活動の場面で旧姓を使用しやすくするという女性活躍推進を図るものでございます。
なお、併記希望者は、申請が必要となるものでございます。
内容につきまして、10ページの新旧対照表によりご説明申し上げます。
まず、2条です。第2条は、印鑑登録ができるのは、住民基本台帳に記録されているものであることを規定するものでございます。
第3条第2項第1号及び第2号は、登録できる印鑑に「旧氏」が追加されたものでございます。
第3条第3項は、次のページをごらん願います。従来、「記録」と表記していた文言を「記載」とするもので、住民票に関する場合を「記載」とし、磁気ディスクに関する場合を「記録」と整備されたもので、事務処理上、従来と取り扱いが変わるものではございません。
第5条の2第1項第3号は、住民票に旧氏の記載がされている場合は、それらの事項で登録し、印鑑登録原票を備えるものでございます。
第5条の2第3項は、磁気ディスクの定義について、第3条第3項でうたっているため、「磁気ディスク」以降の記載を削除したものでございます。
第13条第2項第3号は、氏については、旧氏を含むとしたものでございます。
第14条第1項、次のページをごらん願います。第1号は、印鑑登録原票の内容で証明書を作成するとしたものでございます。
なお、附則といたしまして、この条例は、令和元年11月5日から施行するものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 議案第7号富谷市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、内容の説明を求めます。子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) よろしくお願いします。
では、議案書58ページをお願いします。
議案第7号富谷市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてでございます。
提案理由として、児童福祉法の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。
次のページ、新旧対照表をごらんください。
富谷市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例。
第23条第2項第2号中、「第34条の20第1項第4号」を「第34条の20第1項第3号」と改正するものでございます。これは上位法の改正によって条項ずれが生じたものでございます。
なお、附則として、この条例は、公布の日から施行するものでございます。
以上となります。よろしくお願いいたします。
○議長(渡邊俊一君) ただいま一括にて説明のありました提出議案に対する質疑は、申し合わせにより、後日の議案審議で行うこととします。
○議長(渡邊俊一君) 日程第26、議案第8号富谷市下水道条例の一部改正についてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。
○上下水道課長(齋藤英夫君) それでは、60ページをお願いします。
議案第8号富谷市下水道条例の一部改正について。
富谷市下水道条例の一部を別紙のとおり改正するものでございます。
提案理由としましては、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の公布に伴い、所要の改正を行うものでございます。
この法律につきましては、成年被後見人及び被保佐人の人権が尊重され、成年被後見人等であることを理由に不当に差別されないよう、成年被後見人等に係る欠格条項等の適正化を図るための関係法律の整備に関する法律が成立しまして、公布されました。
では、次のページをお願いします。
富谷市下水道条例の一部を次のように改正するもので、改正後と現行についてご説明申し上げます。改正する箇所は下線が引かれた部分でございます。
第8条の2第3項1号現行「ニまで」を「ホまで」に改正するもので、第8条の3第1項4号イ、「成年被後見人若しくは被保佐人又は破産者で復権を得ないもの」を「破産手続開始の決定を受けて復権を得ない者」に改正し、「ニ 精神の機能の障害により排水設備等の新設等の工事の事業を適正に営むに当たって必要な知識、判断及び意思疎通を適切に行うことができない者」を追加し、改正するもので、ホを、「ニまで」に改正するものです。
次のページをお願いします。
第8条の8第2項1号を改正し、3号を追加改正し、「第3項 責任技術者又はその法定代理人若しくは同居の親族は、当該責任技術者が精神の機能の障害を有することにより認知、判断及び意思疎通を適切に行うことができない状態となったときは、市長にその旨を届け出るものとする」を追加するものでございます。
第8条の13第1項下線の部分を追加するものでございます。
次のページをお願いします。
附則としまして、この条例は、令和元年10月1日から施行するものとします。
以上でございます。よろしくお願いします。
○議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 1点だけです。62ページの3番、「責任技術者又はその法定代理人若しくは同居の親族は、当該責任技術者が精神の機能の障害を有することにより認知、判断及び意思疎通を適切に行うことができない状態となったときは、その旨を市長に届け出る」とあるんですけれども、これは届け出なかったらどうなるのか。罰則規定などはないのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(齋藤英夫君) 特に罰則規定はございません。
○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑はありませんか。(「なし」の声あり)
なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第8号を採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
ここで、お諮りいたします。議案審査のため、あす25日から、当初、10月3日までと皆さんに報告しておりましたけれども、10月6日までを休会にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、あす25日から10月6日までを休会とすることに決定をいたしました。
なお、10月7日の本会議は、午前10時からの開会といたします。
これで本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。どうもご苦労さまでした。いたします。
午後 3時39分 散会
富谷市議会決算審査特別委員会は、富谷市議会議場に招集された。
○委員長(金子 透君) 皆さん、おはようございます。
本日の出席委員は17名であります。定足数に達しますので、決算審査特別委員会を開会いたします。
去る9月24日の本会議におきまして、『認定第1号』「平成30年度富谷市一般会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第2号』「平成30年度富谷市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第3号』「平成30年度富谷市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第4号』「平成30年度富谷市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第5号』「平成30年度富谷市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第6号』「平成30年度富谷市水道事業会計利益処分及び決算の認定について」の審査のために本委員会が設置されました。
決算認定制度の意義と重要性を改めてご認識いただき、慎重な審議をお願いいたしまして、開会の挨拶といたします。
直ちに本日の会議を開きます。
最初に、本委員会の日程についてを議題といたします。
本委員会は、本日9月27日、30日、10月1日、2日の4日間にわたり付託事件の審査を行い、各開催日の審査事項については、次第のとおりといたしたいと思いますが、これに異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(金子 透君) 異議なしと認めます。よって、本委員会の日程は、本日より10月2日までの4日間とし、審査事項については次第のとおり行うことに決定いたしました。
認定第1号 平成30年度富谷市一般会計歳入歳出決算の認定について
○委員長(金子 透君) 初めに、認定第1号 平成30年度富谷市一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
なお、本日の日程は、一般会計のうち市長公室、企画部、総務部、市民生活部、会計課、議会事務局及び監査委員事務局の所管に属する決算について審議をいたします。
これから各担当課長等へ内容説明を求めます。最初に、市長公室長。
[市長公室長、企画政策課長、財政課長、総務課長、防災安全課長、市民協働課長、市民課長、税務課長、生活環境課長、会計管理者、議会事務局長が決算書のとおり内容の説明を行った。]
○委員長(金子 透君) 以上で説明を終わります。
この際、午前11時15分まで休憩します。
午前11時04分 休憩
午前11時15分 再開
○委員長(金子 透君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより質疑に入りますが、決算審査特別委員会は、慣例により一問一答方式により行いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(金子 透君) 異議なしと認めます。よって、一問一答方式により質疑を行うことといたします。なお、質問者及び答弁者は要領よく、簡潔な質問と答弁、そしてスムーズな議事進行にご協力くださるようお願いいたします。
これより質疑に入ります。質疑はページ、款、項、目を明示され行ってください。
質疑ございませんか。菊池美穂委員。
○委員(菊池美穂君) 質問させていただきます。行政実績報告書の45ページの下のほうですが、地域活動、地域福祉を支え、担う人材の育成を推進していきますとあります。そして、114ページの事業名(1)自治振興事業の1番、事業の趣旨(目的)、各町内会の事業活動への支援を行い、地域住民相互の親睦融和と人材育成を図るとございますが、こちらの人材育成の方法など、具体的に決まっているのか、お尋ねいたします。
○委員長(金子 透君) 一問一答方式ですので、再度、1問の質問でお願いいたします。
○委員(菊池美穂君) では、45ページの下部、地域福祉を支え、担う人材の育成を推進していきますとありますが、こちらの人材育成の方法を具体的に教えてください。
○委員長(金子 透君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) 初めに、こちら、自治振興事業を通して人材育成ということで、まず、町内会に補助金を交付しております。その中で、町内会の中で、地域の中で人材育成をしていただくということで取り組んでいるところでございます。また、あわせまして、こちらに、地域活動に金額、決算額の大きいものがこちらに計上されているような形なんですけれども、それ以外にも福祉の分野で地域活動の育成ということで、人材育成ということで取り組んでおりますので、さまざまな形で人材育成に取り組んでいるというところでございます。
○委員長(金子 透君) ほかに質疑ございませんか。藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) それでは、実績報告書の59ページなんですけれども。
○委員長(金子 透君) マイクお願いします。
○委員(藤原 峻君) 済みません。
記者会見のほうで、メープルシロッププロジェクト……。
○委員長(金子 透君) 藤原委員、最初からお願いいたします。
○委員(藤原 峻君) 済みません。
実績報告書の59ページ、お願いいたします。
記者会見の中で、メープルシロッププロジェクトであったり、富谷茶復活プロジェクト、記者発表されているかと思うのですが、こちらのプロジェクトに関しては今後どのような形で推進をしていくのか。一過性のものなのか、それとも今後さらにどんどんふやしていくのかなど、今後の計画はどういう形だったのか、お伺いいたします。(「メープルだから、産建だ」の声あり)
産建ですか、大変失礼いたしました。じゃあ、別の質問。済みません、大変失礼いたしました。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 失礼いたしました。また別の質問させていただきます。
それでは、70ページの市民バスの運行状況なのですが、北部黒川病院線がどうも利用者が減ってきているような状況なのですけれども、結構病院までのバスが欲しいという方が結構いらっしゃったんですが、この減っていった要因というのはどのような形で分析されていたか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 北部黒川病院線につきましては、便数を1便ふやしております。ただ、全体的には減っているというところでございます。これにつきましては、1便当たりの利用者数が減っているというところで、全体的に減になっているのかなというふうに考えております。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 71ページの一番下の委託料のところなんですけれども、昨年だと運行経費というのがあったんですけれども、これは実証期間が過ぎたから運行経費は要らなくなったということでよかったのか、こちらは確認だけをお願いいたします。
○委員長(金子 透君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) こちらの乗り継ぎ運行につきましては、昨年度は実証運行ということで、市役所を経由をしていただいて、市役所を経由する便も運行しておりました。実績を踏まえまして市役所を経由する便につきましては廃止をしたことから、その経由に係る運行経費が削減になったというところでございます。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 続きまして、86ページの職員健康管理事業に関しまして、昨年の決算のときにも質問したんですけれども、有給取得の状況、昨年が、たしか、平均7.7日だったかと思うのですが、平成30年度はどのような状況だったか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 日数ということでよろしいでしょうか。(「平均」の声あり)平均日数9.8日になっております。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 9.8日にふえたということで、しっかり職員の方も有給をとれるような体制ができていけているのかなと思いますが。やっぱり、有給というのは大変重要なものだと思います。心身ともにリフレッシュしたり、外に出かけていろいろな見聞を深めるという意味で大変重要だと思います。
市長にお伺いしたいのですが、この有給につきまして、さらなる活用をするような体制をとれないか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 職員の有給含めて、あと残業も含めて、極力そういった機会を計画的にとりながらということで、負担が極力少なくなるように全庁挙げて努めているところでございます。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 続きまして、109ページの防災用備蓄物品等整備事業に関しまして、以前、フードバンクとの連携をして、期限が近くなったものに関しては寄附をするというようなことがあったかと思うのですが、今後もそういうことは行われていくのか、どういうふうに考えているのか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 2つの事業所と協定をしておりますので、そういったものがあれば有効利用ということでしていきたいというふうに考えてございます。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 続きまして、114ページ。自治振興なのですが、これは毎年、予算と決算額が大体半分ぐらいと、何か、どうもここだけ大幅に毎回違っているような気がするんですけれども、自治振興費の予算と決算の差というのは毎年どのような形で出てきているのか、確認をしたいと思います。
○委員長(金子 透君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) 済みません。こちら、まず、予算と決算の差ということなんですが、今年度もございますが、翌年度の繰越額というものが会館の新設の関係でございます。このことが影響して差が出ているというところでございます。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 続きまして、117ページに関しまして、(2)相談内容の建物が14件と、構成比として22.6%、かなりふえているのですけれども、これはどういった内容の相談内容だったのか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) 主な内容としましては、点検商法に関するトラブルでございます。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 点検商法といいますと、具体的にどういったような相談だったのか、済みませんが、もう少し具体的に教えていただけると。
○委員長(金子 透君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) 相談の内容につきましては、ちょっと具体的なところまで踏み込んでのご説明はできないんですけれども、例えば屋根ですとか、そういったところの点検というところで、必要ですよというところで伺った折にそこで契約をしてしまうというような、そういったトラブルでございます。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 120ページの住民基本台帳に関しまして、毎年なんですけれども、転入と転出で大体転出のほうが多くなっていると。世帯数も富谷市はふえているんですが、人口は減ったりしているときもあるというような状況がありまして、多分、大学生とか学生が外に行っているのか、単身赴任なのかなと思うのですが、この差といいますか、転出の主な要因というのは、具体的にどういうふうに市として分析しているのか、お伺いをいたします。
○委員長(金子 透君) 市民課長。
○市民課長(渡邊美智子君) 30年度の富谷市における転入・転出なんですけれども、委員のおっしゃるとおり、転出のほうが転入を上回るということで、これはまず社会減という部分がございます。それから、出生が死亡を上回っておりまして、自然増というふうなことでずっと推移してきたところなんですけれども、今回、その相殺で、通常ですと微増というところではございますが、今回は社会減が自然増のほうを上回ってしまったために前年度比減というふうにはなっております。
委員のおっしゃるとおり、若い層を中心といたしまして、首都圏への人口流出の増加というのもやっぱり拍車をかけている要因の1つではないかというふうには私は見ております。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 124ページの外国人人口が毎年少しずつふえているというような状況だと思うのですが、窓口などで何か対応が困難なことなどが起きていないか。言語的な対応などはどのようにされているのか、課題などをお伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 市民課長。
○市民課長(渡邊美智子君) 外国人の方の転入の場合には、ほとんどの場合、通訳の方がいらっしゃいます。それから、例えば配偶者の方が日本人であるので、お話しすることに不都合はないというふうな状態がほとんどでございまして、特段、窓口で問題になるようなことはございません。スムーズに事務のほうは処理をしている状況でございます。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 続きまして、133ページの不納欠損処分の状況なのですが、国民健康保険税の処分額が、平成28年、平成29年度に比べますと、不納欠損処分の額が急激に少なくなっている。3,000万円ちょっとの減少という状況なんですけれども。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員、特別会計です。
○委員(藤原 峻君) そちらですね。わかりました。じゃあ、済みません。別の質問に移らせていただいて、このままで大丈夫でしょうか。済みません。
続きまして、これもここのなのかな、ちょっとわからないんですが、137ページの東日本大震災関連事業の固定資産税課税に関しましては、こちらでよろしいですかね。
こちらに関しましては、毎年、免除額がふえているという状況なんですけれども、企業誘致もしておりまして、企業がふえているからこういうふうになってきているかと思うのですが、今後、いつぐらいまで免除というのは続いていくのか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 税務課長。
○税務課長(泉川潤哉君) 国のほうでも法律のほうを毎年更新していっているような状況です。平成31年3月31日、昨年度まで取得したものに関しましては国の補塡率が10分の10ということだったんですが、今年度取得しているものに対しては4分の3という状況になっております。それ以降のものに関しては、まだ国のほうでも補助率のほうが決まっていないような状況なんですけれども、今後もこれは継続していくものと考えておりますので、各市町村の条例のほうもその都度改正していくような形になると思います。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 今の質問に関しまして、今後、4分の3になっていたり、市の負担が出るような状況も、もしかすると出てくるということだと思うのですが、国のほうに、国のやっぱり法律、方針でやっているものですので、国が10分の10しっかり出すようにということで意見を出していくことが必要ではないかと思うのですが、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 税務課長。
○税務課長(泉川潤哉君) 富谷市になりまして、県内の市長会の税務部会がございまして、そちらのほうでも県内の市としての税務部会として、そういった要望は国のほうにしていくようになっております。
○委員長(金子 透君) ほかに質疑ございませんか。青柳信義委員。
○委員(青柳信義君) 何件か質問させていただきます。
まず、決算書の60ページ。備考欄のコミュニティ助成事業、これは明石台の六丁目ということで音響映像キャビネットというふうにありますが、これはカラオケでよろしいか、ちょっとお伺いします。
○委員長(金子 透君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) こちらはカラオケではございませんで、プロジェクターですとか、あとはパソコンですとか、そういったものでございます。
○委員長(金子 透君) 青柳信義委員。
○委員(青柳信義君) 具体的にそのプロジェクターとかパソコンというものを町内会ではどのような使い方をなされているのか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 市民協働課長。課長、マイクに入るように発言お願いいたします。
○市民協働課長(高橋加代君) まずは基本的には町内会の活動でご使用いただいておりますけれども、町内会の中では、子供会ですとか、そういった地域の団体がご使用になっているかと思いますので、そういったお子さん方対象にもご使用なさるということで、今回採択を受けているところでございます。
○委員長(金子 透君) 青柳信義委員。
○委員(青柳信義君) 今回、富谷市への申し込み団体、これは何団体くらいあったのか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) こちらは10団体ございました。
○委員長(金子 透君) 青柳信義委員。
○委員(青柳信義君) 10団体のうち、県のほうに申請出すわけでございますが、県のほうの申請は何団体推薦なされたのか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) こちら、平成30年までの申請枠が10団体ございましたので、10団体、そのまま申請しております。
○委員長(金子 透君) 青柳信義委員。
○委員(青柳信義君) ということは、10団体出しまして、1件が認可されたという解釈でよろしいでしょうか。
○委員長(金子 透君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) そのとおりでございます。
○委員長(金子 透君) 青柳信義委員。
○委員(青柳信義君) それでは、次に、行政実績報告書の113ページ。113ページの2番に、とみやわくわく市民会議あるわけですけれども、昨年4、ことしも4、参加人数が47名ということで、1町内会当たり、1回当たり10人、12人程度でございますけれども、これは非常に少ないかなと思うんですが、それに対する対策とかそういったものをなされているのか、お伺いします。
○委員長(金子 透君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) まず、わくわく市民会議の定員なんですけれども、10名程度ということで募集をかけて実施しております。その理由といたしましては、やはり限られた時間、1時間半の時間の中で、お一人お一人にしっかり発言、ご意見していただくという中では、10名程度というのが最適かと考えて、その定員数にして実施しているところでございます。
○委員長(金子 透君) 青柳信義委員。
○委員(青柳信義君) そうしますと、私もちょっと認識あれですけれども、これは各自治会、町内会ごとに区切ってやっているものか、そうじゃないというものか、ちょっとお伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) こちらわくわく市民会議につきましては、地域ごとということではなく、テーマごとに市民の方を募って開催しているものでございます。
○委員長(金子 透君) 青柳信義委員。
○委員(青柳信義君) わかりました。
次に、行政実績報告書の70ページ、先ほども同僚議員から話があったんですが、2の1の市民バスの運行状況、こちら北部黒川病院のみならず、南部線、東部、大亀山、こちらのほうも延べの利用者数が減少傾向にあるんですが、こちらのほうの減少の要因など、分析なされているのか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 大亀山森林公園線につきましては、朝につきましては富谷小学校へのスクールバス機能も担っております。また、主な利用者といたしましては、そのほか高齢者の利用が主な利用者でありますので、そういったところの利用者が減になっているのかなというふうに捉えています。
○委員長(金子 透君) 青柳信義委員。
○委員(青柳信義君) 高齢者の利用が減になっているということでございますが、その辺の市民バスにかわるオンデマンド交通なり、そういったものも今後ご検討なさるのか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 市民バスにつきましては、現在、公共交通のグランドデザインの基本計画の策定に取り組んでいるところでございますので、市民バスも含めた市内の公共交通の充実につきましても現在検討をしております。現在取り組んでいる基本計画の中で新たな施策につきましても盛り込んでいければというふうに考えております。
○委員長(金子 透君) 青柳信義委員。
○委員(青柳信義君) 2番の西部循環線、こちらのほうが、無料乗車証が利用者が3万3,532人ということですが、これは杜乃橋二丁目の児童の学校までのバス利用ということで解釈してよろしいか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 委員おっしゃるとおり、杜乃橋の児童、そのほか高齢者の利用ということで考えています。
○委員長(金子 透君) 青柳信義委員。
○委員(青柳信義君) 多分、杜乃橋始発の1便がほとんどだと思うんですが、その1便に児童が集中して、ほかの一般のご高齢の方とかが乗れなかったとか、そういったクレームというのは特段なかったのか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) そういった状況については、こちらとしても把握はしております。
○委員長(金子 透君) 青柳信義委員。
○委員(青柳信義君) どのような状況で報告があったのか、具体にお伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) こちらにつきましては、バス会社のほうから、そういった状況があれば報告をいただくことになっております。
○委員長(金子 透君) ほかに質疑ございませんか。菅原福治委員。
○委員(菅原福治君) それでは、私から、総務関連の質問をさせていただきます。
まず最初に、実績報告の71ページ、お願いいたします。
新公共交通システムの推進について、お伺いいたします。これまで、富谷市総合交通検討委員会が3回、開議されておりますが、この会議の内容について簡単にお答えいただきたいと思います。
○委員長(金子 透君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 今回、総合交通のグランドデザインの策定業務に取り組んでおりますので、そのグランドデザインの策定に係る素案の審議ですとか、最終的な成案のご審議というところでいろいろご意見をいただく機会として、交通検討委員会を開催をさせていただいております。
○委員長(金子 透君) 菅原福治委員。
○委員(菅原福治君) 確かに、今、グランドデザインについて話し合っているとは思うんですが、その中で一番重要になってくるのは、仙台市の考え方がより重要になってくるのではないかなというふうに思います。ここ最近の仙台市の姿勢というか考え方、以前取り上げたときには、新聞なんかには、冷淡というような、ちょっと、そういった項目もあったんですけれども、最近の姿勢、お答えにくいとは思いますが、回答をお願いしたいと思います。
○委員長(金子 透君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 先ほどご質問のありました検討委員会にも、オブザーバーという形で仙台市の都市整備局の担当の方も入っていただいております。また、仙台市と富谷市で構成します仙台市富谷市広域行政協議会、こちらのほうの総会でも、富谷市の公共交通に関する取り組みについて、情報共有ということで資料を提出をさせていただいておりますので、そういったところでは、まず、富谷市の取り組みについて仙台市にも情報の提供をして、共有をしていただいているというところに努めているという状況でございます。
○委員長(金子 透君) 菅原福治委員。
○委員(菅原福治君) オブザーバーということで発言ができないのかもわかりませんけれども、本当にこれを進めるのにはやっぱり仙台市のスタンスがより重要になってきます。仙台市との関係は、「とみパス」を見れば私も順調にいっているのかなというふうには推察いたしますが、事、地下鉄とかになれば若干異なってくる部分もあるのかなというふうに思いますので、今、情報交換しているんだというようなことありますけれども、今後も仙台市単独とするのか、それとも、国・県なり入れるのか、こういった拡大の会議も必要ですが、ぜひ、仙台市に絞ったというか、県なり国も入れて、これからも情報共有を図って事務レベルで検討していただきたいなと思いますが、いかがでしょうか。
○委員長(金子 透君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 確かに、委員おっしゃるとおり、いろいろな機関の方のご参加というのが大変重要になってくると思います。現在も宮城県の交通部門の担当課長、こういった方にも入っていただいておりますので、そういった関係機関の参画についても今後進めてまいりたいというふうに考えております。
○委員長(金子 透君) 菅原福治委員。
○委員(菅原福治君) そのときに、それこそポイントになるのが、今後のことなんですけれども、仙台市にとってこれから20年後、2040年ですけれども、そのころには人口が100万を割るという新聞情報もございますので、どうしても地下鉄の利用者が恐らく減るだろうということになりますので、そのことが地下鉄北進の大きな要素にもなりますので、その辺は、市長、どのように考えられているのか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) この公共交通問題につきましては、やはりこれまでもご説明しているように、仙台市さんの協力なしには進められないというふうに思っているところでございます。
そのためには、信頼関係を大切にしながら、まずは今のところは独自で富谷が今進めている公共交通グランドデザインの基本計画、今年度取り組んでおります交通戦略、これをしっかりと固めて、先ほど来、企画政策課長からも説明ありましたように、今はオブザーバーとはいえ、会議にご参加をいただけるようになったり、協議会の中でもその進捗状況を報告をさせていただけるようになったりということで、ある意味、最初から門前払いみたいな拒否反応は今示されておりませんので、その辺はしっかりと信頼関係を大切にしながら、ゆっくりとこの計画を進めていきたいというふうに思っております。
○委員長(金子 透君) 菅原福治委員。
○委員(菅原福治君) 再度お伺いいたしますが、オブザーバーとして今やっているわけですが、ぜひ、正式な会議の場で、仙台市と事務レベルの検討をしていただきたいんですが、それについてはいかがでしょうか。
○委員長(金子 透君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 形じゃなくて、これは本当に慎重に進めなければいけないので、これは仙台市さんのいろいろな状況とか、その辺はかなり慎重に事を進めていかなければいけないと思っておりますので、その辺、時間はかかりますけれども、どうかご理解いただければというふうに思います。
○委員長(金子 透君) 菅原福治委員。
○委員(菅原福治君) わかりました。
それでは、次に、次のページの73ページの行政改革推進事業についてお伺いいたします。
行政改革推進プランについて、取り組み状況については、この進捗のとおり、相当進んでおります。この取り組みについて、私記憶するに広報に載りました。行政改革の取り組みということで広報に載りましたが、これからもより多くの市民に周知していただきたいなと。こういったいい実績も出ていますので、より多くの市民に周知をいただきたいんですが、それについてはいかがでしょうか。
○委員長(金子 透君) 行政改革推進室長。
○行政改革推進室長(西山高広君) 取り組み内容につきましては、今後とも広報等を活用いたしまして発信させていただきたいと思います。
○委員長(金子 透君) 菅原福治委員。
○委員(菅原福治君) 行政改革実施プランですが、ぜひ、この実施プランに至った経緯とか、見直しの経緯とかについてもしっかりと市民に説明をしていただきたいんですが、その辺も含めて、再度お願いいたします。
○委員長(金子 透君) 行政改革推進室長。
○行政改革推進室長(西山高広君) その取り組み内容につきましては、広報でも一度お知らせしておりますけれども、再度検討させていただきたいと思います。
○委員長(金子 透君) 菅原福治委員。
○委員(菅原福治君) それでは、決算書の55ページをお願いいたします。
55ページの7目、情報化推進についてお伺いいたします。これは先ほどの課長の説明ですと、300万円ほどアップしたんだという説明がありましたが、この要因は、村田との自治体のクラウドが全てなのか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) もちろんそちらについても同様でございますが、それ以外には元号の改修に伴うものもこの中には含まれてございます。
○委員長(金子 透君) 菅原福治委員。
○委員(菅原福治君) その中で、情報化推進の中で、マイナンバーに関しては昨年より1,600万円ほど大幅な増加となっておりますが、その要因についてもお伺いしたいんですが。
○委員長(金子 透君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) こちらにつきましては、先ほど申し上げたとおり、マイナンバーカードに記載事項が旧氏を記載することができるということとなっておりますので、それに対応するがためのシステム回収費ということでございます。
○委員長(金子 透君) 菅原福治委員。
○委員(菅原福治君) それと、その情報セキュリティーの対策ですが、300万円ほどで前年より半分ぐらい削減されておりますが、これは自治体クラウドの成果なのか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) こちらにつきましては、まずは情報クラウドの構築というのが29年度にございました。さらには、外部監査の対象化の相違というようなことで、これまで外部監査、セキュリティー対策について外部監査を必要としております。それらについて、個人情報を取り扱う課についておのおの外部監査を対象としておりますが、一昨年は3課、昨年については2課というようなことの対象課となっておりますので、そういったことが主な要因となってございます。
○委員長(金子 透君) 菅原福治委員。
○委員(菅原福治君) 今回、クラウドを入れたんですが、自治体のクラウドがさらにふえれば、コストは削減、後乗りというようなことを書いておりましたけれども、これはコストの削減は相当図られるんでしょうか。お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 現状につきましては、まだ、想定では、今のところはおおよそ7%程度ということとはなってはございますが、今委員おっしゃるとおり、加盟自治体がふえれば、その分負担額は減っていくというような内容となっております。
○委員長(金子 透君) 菅原福治委員。
○委員(菅原福治君) 行政改革にも匹敵するんですが、これは行政というか、富谷市としては、後乗りをふやすといっても、単体で営業するのか、それとも、どういうふうな仕組みになっているのか。後乗りをふやすといっても、その辺はどういうふうにしていくのか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) こちらにつきましては、クラウド化については、宮城県がまず主となって情報の共有の場がございます。そこにおいて、本市、さらには村田町も含めて、現状の取り組みをご紹介させていただきながら各自治体の情報を探るというような場もございますので、その中でほかの自治体の加盟団体を募っていければなと考えております。
○委員長(金子 透君) 菅原福治委員。
○委員(菅原福治君) 次に、実績報告の113ページ。市民協働推進事業についてお伺いいたします。
市民協働を進めるに当たっては、私はまちづくり基本条例が必要だと思っております。本市は、これまで、まちづくり基本条例はまちづくりの基本条例と考えているということで、早い段階で策定に着手したいというふうに今まで考え方を述べておりましたが、これについては変わらないのか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) まず、まちづくりの基本となるルールにつきましては令和2年度までに策定するということで、こちらは総合計画の中でも位置づけているところでございます。まずは、これに沿ってルールづくりというものを進めてまいりますが、形に関しては、条例という形にこだわらずに、市民の皆さんのご意見を伺いながら進めてまいりたいと考えております。
○委員長(金子 透君) 菅原福治委員。
○委員(菅原福治君) 令和2年というご説明がありました。2年といえば来年ですけれども、私はこの基本条例を進めるに当たっては、やはりこれから高齢化に向かって、税収なり減収する中で、これから逆に、子供さんなり高齢の福祉にも負担が多くなっていく。こういう中にあって、これからは行政といえども、行政だけでは回していけないというような部分になります。そして、その陰には、いいことに、団塊の世代、これが、団塊の世代の退職者が控えております。これらの元気な高齢者が社会貢献を今、待っているというか、やりたくてしようがない部分もあるわけですね。そういうような部分を活用していくわけですが、そのときにルールがないと、それが基本条例なんですね。それについてはいかがでしょうか。その考え方についてはいかがでしょうか。
○委員長(金子 透君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) まず、委員のおっしゃるとおり、少子高齢化という背景の中で元気な高齢者が多くいらっしゃるという、この富谷市の状況につきましてはとても大きな富谷市の強みだというふうに捉えております。その中で、今の地域共生社会ということも言われておりますが、そういったところをしっかり踏まえながら市民協働というものを進めていかなければならないと考えておりますし、その中で、やはり条例という形は別として、そのルール、共通のルールというものは必要なものと考えておりますので、予定どおり、令和2年度に策定できるように進めてまいりたいと考えております。
○委員長(金子 透君) ほかに質疑ございませんか。渡邊清美委員。
○委員(渡邊清美君) 実績報告書の59ページなんですけれども、4番のところに、広報掲示板の整備事業とあるんですけれども、これからも増設とか修繕の予定があるか、お伺いします。
○委員長(金子 透君) 市長公室長。
○市長公室長(須藤弥生君) 今後も新しい町内会館ができたときに新設するようにしておりますし、あとは、災害等で被害があった場合には補修のほうは当然していく予定になっております。
○委員長(金子 透君) 渡邊清美委員。
○委員(渡邊清美君) ページ数変わるんですが、133ページの宮城県地方税滞納整理機構への引き継ぎの方、44名いらっしゃるんですけれども、これの内訳、多い項目を教えていただきたいんですけれども、よろしくお願いします。
○委員長(金子 透君) もう一度、発言お願いします。
○委員(渡邊清美君) 133ページの宮城県地方税滞納整理機構へ引き継ぎの方が44名、平成30年度いらっしゃるんですけれども、これの内訳、多い項目とか教えていただければと思ったんですけれども。
○委員長(金子 透君) 徴税特別対策監。
○徴税特別対策監(佐藤健一君) 地方税滞納整理機構に移管した内訳として一番多いのが市県民税で41件となっております。
○委員長(金子 透君) ほかに質疑ございませんか。出川博一委員。
○委員(出川博一君) それでは、実績報告書72ページ。地方創生総合戦略の取り組みについてなんですけれども、これについて、地方創生推進事業は何年度から始まったか、確認したいんですけれども。
○委員長(金子 透君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) こちらにつきましては、国の制度の創立とあわせまして平成27年度から開始をしたものでございます。
○委員長(金子 透君) 出川博一委員。
○委員(出川博一君) 27年度からというと、当該事業については全て評価指数KPIが設定されているのかどうか、お尋ねいたします。
○委員長(金子 透君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 済みません。全てKPIは設定しております。
○委員長(金子 透君) 出川博一委員。
○委員(出川博一君) 多分、評価指数KPIは有期、期限が切られているかと思うんですけれども、それは大体3年程度の期間というふうに見ておればいいのかどうか、その辺について確認いたします。
○委員長(金子 透君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 今回の総合戦略につきましては、基本的に5年間の戦略ということで策定をしておりますので、基本的には今年度までのKPI、目標指数として設定をしております。
○委員長(金子 透君) 出川博一委員。
○委員(出川博一君) ただ、そう言いながら、実際、30年度も新たな活性化資金も含め出たわけで、これについてもKPIは当然設定されていると思うんですけれども、その辺については、これもやっぱり5年という期間になるのかどうか、お尋ねします。
○委員長(金子 透君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 確かに、地方創生の推進交付金、この交付を受けますと最大3年間の事業計画をすることができますので、推進交付金として交付を受けた事業につきましては最大3年間の期間ということで設定をさせていただいております。
○委員長(金子 透君) 出川博一委員。
○委員(出川博一君) 27年からのものを調べてみますと、それぞれ5年で切れるもの、あるいは新たに推進交付金という形で延びるもの、なおかつ、その中で当初のKPIとは違う数字になっているもの、そういうものが見受けられるんですけれども、その辺についての表記の仕方といいますか、その辺ちょっと工夫いただけないかなというふうに思いますけれども。
○委員長(金子 透君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) こちらの実績報告書のほうに掲載をさせていただいておりますものについては、基本的に全て総合戦略に規定をしているものですので、今年度までの計画内容となっております。
また、さきに行われました全員協議会でご報告申し上げたものにつきましては、地方創生の交付金を活用した事業として、その進捗状況についてもお知らせをさせていただいているところでございます。そういったところで、総合戦略での進捗状況、交付金を活用した事業の進捗状況というところで、両方ご報告をさせていただいているところでございます。
○委員長(金子 透君) この際、午後1時まで休憩いたします。
午前11時59分 休憩
午後 1時00分 再開
○委員長(金子 透君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑ございませんか。浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) 決算書のページ数、56ページになります。
2款総務費、そして、摘要のところでございますが、地域情報化推進事業のところで、昨年度もここはホームページのリニューアルということのご説明を伺っておりました。毎年、いい形でホームページがリニューアルになっていくわけなんですけれども、今回の地域情報化推進事業におきましては、どういったところ、これからもっとこういった、先ほどの予算が増減するようなお話もございましたけれども、もっとこういったところにはどのように重点を置いていくのかというところをお聞きしていきたいと思います。
○委員長(金子 透君) 市長公室長。
○市長公室長(須藤弥生君) ホームページに関してですけれども、現在のホームページの契約のほうが来年度末までということになっておりますので、当分、今のホームページの形式で、それをさらに見やすくするようには努力してまいります。
あと、それ以降に関しましては、今後、内容のほうの精査をしながら、どういうふうにしていくかは検討していくようになります。
○委員長(金子 透君) 浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) ページ数、済みません、前に戻りまして、50ページになります。2款1項1目の一般管理費のところで、備考の欄に防災総務事務が21万ほど載っておりました。これは昨年度、この項目というのはありましたかしら。これはちょっと見当たらなかったんですが、その説明を求めたいと思います。
○委員長(金子 透君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) これまでは総務事務の中に合わせて入っていたんですけれども、課が分かれているということで、分けての事業評価になっております。
○委員長(金子 透君) 浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) それでは、実績報告書になります。143ページ。狂犬病のところの予防についてでございます。こちらのほうの注射率というところで、毎年、大体同じような平均が出ているようなんですが、同じようなパーセンテージが出されているんですけれども、これは登録によっての期間というのがあるのか、わかりませんが、これは100になることというのはあるんでしょうか。ちょっと、ここら辺がわからないんですけれども、説明を求めたいと思います。
○委員長(金子 透君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) 登録につきましては、注射ですけれども、生後90日を過ぎないと接種できないことになっておりますので、このデータ上100になることはないというところで認識をお願いいたします。
○委員長(金子 透君) 浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) 90日ということでございました。
登録外の犬の頭数といいますか、そういったところというのは、市のほうでは把握できるものでしょうか。答えを求めたいと思いますが。
○委員長(金子 透君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) 新規登録になりますけれども、昨年でいいますと237頭ありまして、生後90日となると、そのうちの約4分の1ぐらいじゃないかなというところで認識しております。
済みません。登録外の件数といいますと、新規登録をしていない件数ということでしょうか。となりますと、市のほうでちょっと把握はできないので、住民からの情報をいただいた都度、保健所等と一緒にその辺は把握して動いている状況にあります。
○委員長(金子 透君) 浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) そうしますと、下のほうの3番目のところに犬のしつけの教室というのがありますけれども、これは大和町の体育館でやっているようなんですが、この数字というのは、富谷市からの参加者が49名ですよということの認識でよろしかったですか。
○委員長(金子 透君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) こちらにつきましては、黒川圏内の1市3町村、こちらの全ての区域が対象となっておりますので、富谷市以外も含まれております。
○委員長(金子 透君) 浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) そうしますと、富谷市は何人だったんでしょうか。
○委員長(金子 透君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) ちょっと市内の状況は把握しておりませんので、後で市内の状況についてはお示ししたいと思います。
○委員長(金子 透君) 浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) 富谷市の方々の参加と犬の頭数ぐらいはわかっていたほうがいいと思いますね。
それから、5番目のイエローチョーク作戦、試験的にやるということでございました。実施なさっていたようですけれども、どうでしたでしょうか、この実績といいますか、どのような結果になったのかお知らせをお願いいたします。
○委員長(金子 透君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) 昨年、東向陽台第一町内会の協力を得まして、イエローチョーク作戦をやりまして、ある程度実績を上げたところでございました。また、それ以外にも、昨年は鷹乃杜町内会のほうも独自に取り組んでいただきまして、効果があったという報告をいただいているところでございます。
○委員長(金子 透君) 浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) 犬・猫の殺処分についての市の考えというのは、どのような推進といいますか、どのようにお考えなのか、そこら辺のところの30年度の取り組みというか、何かそういったことはどのように推進なさったのか、考えがあればお聞かせいただきたいと思うのですが。
○委員長(金子 透君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) 済みません。もう一度お願いできますでしょうか。前段の部分、少し。
○委員長(金子 透君) マイクに向けてお話しください。
○委員(浅野直子君) 済みません。市の考えとして、犬・猫の殺処分についての市の考えといいますか、ここに合うのか、合わないのか、ちょっとあれだったんですが。何か今社会的に問題になっておりますものですから、市としての何か、推進といいますか、考えというのか、あればお聞かせいただければなと思ったんですが。30年度どういった考えがあっての対応をしたのかなというところだったんですけれども。
○委員長(金子 透君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) 基本的に、犬・猫の殺処分につきましては、特に市で取り組んでいるものでもございませんので、県のほうの管轄になりますので、ちょっとわからない状況です。
○委員長(金子 透君) 浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) 当然県の、そういうことになりますけれども、これぐらいの頭数がありまして、さまざま生き物でございますので、何らか、市の考えというものもひとつあってもいいのではないかなと思うんですが。市長のお考えを求めたいと思いますが。
○委員長(金子 透君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 私も個人的には犬も猫も飼っていたので、今は犬は亡くなってあれですけれども、愛情を持っていますので、命のとうとさというのは感じております。ただ、この殺処分につきましては、やはり先ほど課長が申し上げましたように、県のほうの管轄で、いわゆるルールに基づいて行われていることでございますので、そこについて、なかなか我々市としての考え方というのは表明しづらいところでございます。ご理解いただければと思います。
○委員長(金子 透君) ほかに質疑ございませんか。菊池美穂委員。
○委員(菊池美穂君) 質問させていただきます。
行政実績報告書の25ページ、第3章3番の市民バス運営事業について質問させていただきます。継続の事業内容及び成果の部分に、市内6路線、バス5台とありますが、私のほうにもバスの本数が少な過ぎるという声が聞こえてきています。市民ニーズとして、現時点の台数、路線数で足りているのか疑問に感じているところでございます。
今後の取り組みといたしまして、総合的な再編の検討を進めるとありますが、バスの台数、路線の追加、時間的な問題もあるでしょうから、循環制ではなく、拠点と拠点を結ぶ形の路線の形成など、検討内容に含まれているのか、お尋ねいたします。
○委員長(金子 透君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 市民バスにつきましては、今年度の契約事業者が3年間ということで今年度で切れるような形になります。また来年度からは新たな契約ということで事業者の選定から始めますので、そういったところでも、市民バスの再編についてただいま取り組んでおりますので、そういったニーズも十分把握しながら市民バスの再編には取り組んでまいりたいと考えております。
○委員長(金子 透君) 菊池美穂委員。
○委員(菊池美穂君) もう一点。どの地点で、どれぐらいの乗車率であるか、そして、利用者の年齢層や乗車目的など細かいデータを把握するために、そして、利便性のためにもICカードなどの導入を検討されるべきかと思いますが、そちらも今後の取り組みに入っているのか、お尋ねいたします。
○委員長(金子 透君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 現状、市民バスにつきましては、設備の整備の関係で、事業者のほうで、そういったICカードというふうになりますとイニシャルコストなんかもかかりますので、その辺はなかなか難しい状況があるのかなというふうには考えておりますので、その辺につきましては今後の検討課題とさせていただければと思います。
○委員長(金子 透君) ほかに質疑ございませんか。長谷川る美委員。
○委員(長谷川る美君) 行政実績報告書72ページ。3の表ですけれども、富谷市地方創生総合戦略取組状況についての中段、基本目標に、スイーツなどによる「とみやシティブランド」の確立で、交流人口1万人以上に対し4万500人増加とあります。これは29年度と比較して約4,000人の増となりますけれども、大きい数字なんですけれども、その増加の要因についてお伺いします。
○委員長(金子 透君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) こちらにつきましては、昨年開催をいたしましたとみや国際スイーツ博の来場者数ということで掲載をさせていただいております。昨年でスイーツ博が3回目ということになりましたので、そういったところで国際スイーツ博の認知度も上がってきてのこういった来場者の数値になったのかなというふうに捉えております。
○委員長(金子 透君) 長谷川る美委員。
○委員(長谷川る美君) 来場者数をどのようにして把握なさっておりますでしょうか、お伺いします。
○委員長(金子 透君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) こちらにつきましては、会場への入場時にカウントをしているものと捉えております。
○委員長(金子 透君) 長谷川る美委員。
○委員(長谷川る美君) たしか、初回のときはカウントするカチカチっていう、そういうものでというのがあったように思うんですが、毎回そのような感じでというのでよろしいんでしょうか。確認でお願いします。
○委員長(金子 透君) 長谷川委員、産業建設常任委員会の、所管外の質問でございます。
長谷川る美委員。
○委員(長谷川る美君) それでは、行政実績報告書113ページです。市民協働推進事業、とみやわくわく市民会議についてなんですけれども、先ほども質問がありまして、人数は時間の関係でふやせないということであれだったんですけれども。私は、この目的というのが市民の声が届く市政運営を進める必要があるということであれば、やはり、例えばなんですが、今4回開催しているのを回数を1回でも2回でもふやして少しでも多くの方にとか、そういうことも必要ではないかと思うのですが、そのことについてお伺いします。
○委員長(金子 透君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) こちらのわくわく市民会議の回数につきましては、以前も委員からご提言をいただいたところでありますが、内部で検討した結果なんですけれども、やはり毎回、こちら10名程度の募集ということで、一般市民公募という形でやっているわけなんですけれども、現状としましては、どの回とも定員には達していないという状況もございまして、そういう点からということと、あとは30年度に市民協働セミナーという形で新たな事業も開始いたしましたので、そういったところを鑑みながら、30年度は4回で、また令和元年度も4回という形で回数を決めたところでございます。
○委員長(金子 透君) 長谷川る美委員。
○委員(長谷川る美君) テーマについてなんですが、とても重要な部分だと思うんですけれども、どのようにして決めていらっしゃるのか、以前お聞きしたと思いますが、もう一度お願いします。
○委員長(金子 透君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) まず、テーマにつきましては、以前は市役所内部で決定していたというところもあるんですけれども、この議会を通していろいろご意見をいただきました中で、30年度から市民の方からアンケートをとりまして、テーマを設定したというところでございます。まず、30年度に関しましては、実績報告書にあります8月26日の地域のコミュニティについてというところ、こちらにつきましては、アンケートの結果、ご意見が多かったので取り上げさせていただいたというところでございます。また引き続き、今年度もそういった市民の方のご意見、それから、議会でいただいたご意見なども踏まえながらテーマを設定したところでございます。
○委員長(金子 透君) 長谷川る美委員。
○委員(長谷川る美君) テーマなんですが、例えばなんですけれども、ターゲットを絞って、今回はこのターゲットでとかというふうなことについての検討はございますでしょうか、お伺いします。
○委員長(金子 透君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) まず、平成30年度につきましてはターゲットというところでは設定しないで実施したんですけれども、令和元年度、今年度につきましては、11月開催のわくわく市民会議につきまして、「こどもにやさしいまちづくり」を踏まえたテーマにしておりますので、こちらに関してはお子さんを対象にということで現在検討を進めているところでございます。11月の広報で詳しくご案内を差し上げる予定としております。
○委員長(金子 透君) 長谷川る美委員。
○委員(長谷川る美君) ちょっと確認なんですが、先ほど、市民協働推進事業がわくわく市民会議と研修会とセミナーと3つあるというふうな説明だったと思うんですけれども、これを見ますと2つというか、2の研修会の中に、研修会とセミナーとあるんですけれども、2つということでよろしいんでしょうか。確認でお願いします。
○委員長(金子 透君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) こちら実績報告書にありますとおり、研修会としては2回の開催ということにしております。10月に開催しました研修会のほうにつきましては、こちらは市の職員を対象にして開催したものでございます。また、1月の市民協働セミナーにつきましては、市民の方を対象に開催したということで、どちらにつきましても新規の事業ということになります。
○委員長(金子 透君) 長谷川る美委員。
○委員(長谷川る美君) 参加人数がそれぞれ研修会のほうが157人、そして、セミナーのほうが63人という人数になっておりますけれども、それについてどのようにお考えでしょうか、お伺いします。
○委員長(金子 透君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) まず、職員対象の研修会につきましては、午前と午後の2回という形で、同日に2回という形で実施いたしまして、このような150名の参加ということに結びついております。それから、1月の市民協働セミナー、こちらに関しましては広報で周知しましたほか、町内会長さんにご案内を差し上げたり、それから、わくわく市民会議のこれまでの参加者の方にご案内を差し上げたりして、結果的にはこの60名ほどのご参加ということになったものでございます。
○委員長(金子 透君) ほかに質疑。若生英俊委員。
○委員(若生英俊君) それでは、質問をさせていただきます。
1つ目は、決算書の65、66であります。実績報告書95ページです。選挙管理委員会運営事務ということに関して質問をいたします。実績報告書の94ページ、明るい選挙に関するポスター標語ということでありますけれども、去年と比べても数字にばらつきはあるようですけれども、どのような方法で周知、公募されているのか、その件についてまずお伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) こちらのほうは市内の学校のほうに毎年お願いしているところでございます。選挙に関する意識づけの一環としてご協力をいただいているものでございます。
○委員長(金子 透君) 若生英俊委員。
○委員(若生英俊君) 事業の趣旨に、29年度事業趣旨と30年度事業趣旨、読み比べてみましたならば、選挙への投票参加という表現が入りました。大変いいことだなというふうに思います。明るい選挙というテーマと、やはりそれはどう見ても候補者側に課せられた課題か、有権者側に課せられた課題かな。もう一つは、投票参加という意味では、やっぱり行政なり、選管なりの取り組みというふうなあたりが必要でないかなというふうに思ったところです。
審議事項の中に、投票参加というようなあたりの様子が、表記が見えないところでありましたが、どのような形で投票参加、選挙管理委員会の中で協議、そしてまた取り組み策がなされたのか。その件についてお伺いをいたします。
○委員長(金子 透君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 選挙の有権者の対象者が10代というようなこともありますということで、選挙制度も大幅に変わりました。今後については、選挙について、やはり広く皆様方にもご周知いただけますようにというようなことで、こちらのほうの出前講座も含めてですが、10代の方を対象として昨年度は実施したものと認識しております。
○委員長(金子 透君) 若生英俊委員。
○委員(若生英俊君) 従前の明るい選挙、私の子供のころからということとなります。やはり、時代の変遷とともに、投票率、それぞれの選挙の種類によって投票率違います。富谷の市議会、我々の直近の選挙で50%弱というようなところと相なりました。やはり、今後は投票参加というあたりが、我々選ばれるほうの側も、執行者も、選管もというふうなことで、ともども共通の課題として取り組む必要があるように感じるところです。
出前講座の実施ということで、富谷高校生、前年に引き続きテーマを設けてやられたようでございますが、どのような内容なのか、概略をお願い申し上げます。
○委員長(金子 透君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 公職選挙法に基づいた制度の概略と、あわせて模擬投票ということも体験をしていただくということで、選挙になじんでいただくというような意味合いのものでございます。
○委員長(金子 透君) 若生英俊委員。
○委員(若生英俊君) やはり投票所に足を運んでいただく。あるいは、期日前もあります。告示翌日から土曜日までというふうなこともあります。そういったことの周知啓発、何にも増して、明るい選挙、選挙というのはこういうことだというようなことを頭で理解するのみならず、やはり投票者、有権者に行動を起こしていただくということが最も必要なことかなと、時代に合わせて必要だなというふうに思います。
最後となりますけれども、18歳の投票率、今回の市議選に当たりまして18歳の投票率はいかがでありましたでしょうか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 今回、30年度の決算審査ということもありまして、今回、実施した内容については手持ち資料を持ち合わせておりませんので、後ほどお知らせしたいと思います。
○委員長(金子 透君) 若生英俊委員。
○委員(若生英俊君) そうきましたならば、じゃあ、直近の18歳で投票率という、何の選挙の何をというようなことで答弁いただけるかどうか、いただけるとしたら、お願いいたします。
○委員長(金子 透君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 今現在、手持ち資料はございません。
○委員長(金子 透君) 若生英俊委員。
○委員(若生英俊君) 後ほどお願い申し上げます。
○委員長(金子 透君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) (不明瞭発言あり)本年度から正式には10代の方が参加となっておりますので、昨年度までについては対象外となっております。
○委員長(金子 透君) ほかに質疑ございませんか。畑山和晴委員。
○委員(畑山和晴君) では、決算書の56ページの新公共交通システム推進事業。実績報告書の71ページになります。先ほど、同僚議員からも細かく質問はありました。その中で、2番の実施内容及び実績の(3)の(6)残る課題と今後の展開に向けた方策の検討ということで、具体的な取り組み、どういうふうにしているのか、お伺いします。
○委員長(金子 透君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 現在、公共交通グランドデザインの基本計画を策定しております。その中で、昨年策定いたしました基本構想の中で、将来に向けて取り組む施策として具体的な施策12項目を設定しております。その12項目について、今後の実施プランについて今年度具体的なものを策定していければというふうに考えております。
○委員長(金子 透君) 畑山和晴委員。
○委員(畑山和晴君) 先ほど、人口の減少が懸念されるという質問もありました。確かに人口減というのは大きな問題になると思います。さらに、高齢化で生産人口の減少も考えられます。そこで、例えば自動運転とか、今後、多分そういった時代になってくるとは思うんですけれども、そういった自動運転、IT系のそういったシステムというか、そういうものは検討には入っているんでしょうか。
○委員長(金子 透君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) まだ具体的な検討までには至っておりませんが、そういったIT事業者ともさまざまな形での情報交換というものは取り組ませていただいているところでございます。
○委員長(金子 透君) 畑山和晴委員。
○委員(畑山和晴君) 実績報告書の2番の検討委員会の構成の中で、IT業者とかは入ってはいないんですけれども、やはり新たな発想とか新たな取り組み、新しい取り組みということじゃないとなかなか公共交通システムというものはいい形で進んでいかないというふうに私は思ってはいるんですけれども、この検討委員会の中にそういったIT業者だったり、いろいろな今ベンチャー企業が頑張っているので、そういった企業さんの参画というのも必要なんじゃないかと思うんですが、どういう考えをお持ちでしょうか。
○委員長(金子 透君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) まずは、先ほども申し上げましたが、情報交換ということで取り組ませていただければと思います。そういった方の検討委員会への参画については、今後の課題とさせていただければと思います。
○委員長(金子 透君) 畑山和晴委員。
○委員(畑山和晴君) では、次の質問にいきます。決算書90ページの空き家対策事業。実績報告書の142ページになります。昨年、空き家の実態の調査をしたと思うんですけれども、その後の進捗状況、どういうふうな方向性で持っていくのか、お伺いします。
○委員長(金子 透君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) 空き家の実態調査につきましては、平成29年度に行っておりまして、昨年は基本計画の策定のために実施はしていない状況にございます。
○委員長(金子 透君) 畑山和晴委員。
○委員(畑山和晴君) 基本計画作成し、その後、どういうふうに空き家対策という形で考えているのか。基本構想に沿ってだとは思うんですけれども、もし具体的にあれば、お伺いします。
○委員長(金子 透君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) 基本計画に基づきまして、6月4日に関係の団体と空き家の利活用及び管理に関する協定を締結いたしましたので、今後、維持管理ですとか、あと利活用に関する業者登録とか、あと、今後、実際に計画ができましたので、もう一度、所有者への意向調査ですとか実態調査のほうをしていきたいと考えております。
○委員長(金子 透君) 畑山和晴委員。
○委員(畑山和晴君) 最後になるんですけれども、富谷の場合、中古物件もなかなか買い手がいないという話を聞いたことがあります。どうしてもまだ新築がニーズがあるので、中古物件ということで売り出してもなかなか決まらないという実態もあるというふうに不動産業者さんのほうから聞いています。
その中で、やはり空き家対策として、まずその個人の方が売るということが一番考えられることじゃないかなとは思うんですけれども、そこは所有者の方の意見、考えにはよると思うんですけれども、やはりそこでなるべくその地域を活性化するために、空き家をなくすために、いろいろな不動産関係の方、まちづくりの方ということで協議をしていくべきであるというふうに思います。それがその地域をまた新たに復活させるような形に持っていくことが今後の富谷にとっては非常に重要なんじゃないかとは思うんですけれども、そのあたりの不動産業者だったり、地域の方々だったりとの連携というものは、どういうふうに考えているでしょうか。
○委員長(金子 透君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) 協定の中では、不動産業関係の協会に登録されている市内の不動産業者さんとの協定も生きておりますので、そちらのほうで不動産業者さんとの連携については行っていけるものと考えております。
今現在、登録のほうを進めておりまして、今後、所有者様の意向のほうを確認して、そちらの登録された業者さんのほうに照会等を行っていく段階になります。
○委員長(金子 透君) ほかに質疑ございませんか。安住稔幸委員。
○委員(安住稔幸君) それでは、まず決算書。
○委員長(金子 透君) マイクお願いいたします。
○委員(安住稔幸君) 決算書55、56ページのところでありまして、企画費の右のほうの摘要のところでお話を聞かせていただきます。上の段のほうで、真ん中あたりにふるさと納税推進事業というのがございます。これに905万円ほどありますが、この内訳をお願いいたします。
○委員長(金子 透君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) まず、ふるさと納税の返礼品と、これは送料も込みでございます。これに約650万円、そして、ふるさと納税のポータルサイトの利用料、これが約5万円、そして、ふるさと納税返礼品の送付等に係る手数料、これが230万円ということになっております。
○委員長(金子 透君) 安住稔幸委員。
○委員(安住稔幸君) 返礼品が650万円ほどで、それを送る手数料が230万円ということでしょうか。再度、お願いいたします。
○委員長(金子 透君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) そうですね。そのような形になっております。
○委員長(金子 透君) 安住稔幸委員。
○委員(安住稔幸君) 随分手数料がかかるものだなとちょっと思ったんですが、この辺については、なぜこのようにかかるのかなと。お示しください。
○委員長(金子 透君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) こちらにつきましてはポータルサイトを利用しておりますが、そのポータルサイト利用する際の基本的な料金というのが定額でかかります。そのほか、その実績に応じて、その寄附額の何%という形で手数料がかかってまいりますので、そういったところでの支出というところになっております。
○委員長(金子 透君) 安住稔幸委員。
○委員(安住稔幸君) そうしますと、ちょっと実績報告書のほうになるんですけれども、66ページにふるさと納税寄附実績というのがあります。今約1,570万円ほどと考えますと、それに対して900万円ほどの費用がかかっている。実質、手取りという言い方はあれですけれども、約600万円くらいなのかなと。大体このくらいの割合でずっと、ふるさと納税の金額がふえたとした場合、これくらいの割合くらいで、占める割合で推移していくのかなと、その辺についてお聞かせいただきたいと思います。
○委員長(金子 透君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 基本的にはこのような割合で推移していくのかなというふうに考えております。
○委員長(金子 透君) 安住稔幸委員。
○委員(安住稔幸君) もちろん、全くないよりはあったほうがいいので、わかりました。
続きまして、実績報告書のほうからいきます。まず、ちょっとページ戻りますけれども、49ページであります。49ページの3番で再生可能エネルギー推進事業の中で、この中にみやぎ環境交付金を活用し、学校で云々というのがあります。学校での水素学習実験キットを使用して云々というのがあります。これは何校でされたのでしょうか、幾つの学校で。
○委員長(金子 透君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) 昨年につきましては、東向陽台小学校の6年生3クラス94名、あと東向陽台中学校の3年生5クラス155名に対して行いました。
○委員長(金子 透君) 安住稔幸委員。
○委員(安住稔幸君) 一応、今年度というか、31年度というか、令和元年度についてはどのようなことを考えておったのか、お聞かせ願います。
○委員長(金子 透君) 決算に関する質問に徹してください。安住稔幸委員。
○委員(安住稔幸君) それでは、その下の4、環境省公募云々という水素実証事業で、この中で、実証によるデータの収集と分析を実施し、課題解決に取り組んだと出ております。これについての内容をお示しください。
○委員長(金子 透君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 水素実証事業につきましては、29年度に国の採択を受けまして、具体的には昨年8月、9月から実証事業を開始しております。こちらにつきましては、再生可能エネルギーを活用して水素を製造して、それを一般家庭等の民生利用というところの一連のサプライチェーンの構築を目指しているものでございます。その中で、前年度につきましては、これを将来的に普及させるための事業性ですとか経済性、そして、CO2排出の削減、そういった社会的意義の評価ですとか、定量的な評価を行うためにさまざまなデータを収集して分析をして、現在も継続しているというところでございます。
○委員長(金子 透君) 安住稔幸委員。
○委員(安住稔幸君) 課題解決に取り組んだということですと、今現在も取り組んでいる最中ということですね、取り組んだというよりもね。わかりました。
続きまして、50ページ、広報・広聴事業で1番の、全国広報コンクールに推薦されたという文言がございます。これについてお示し願います。
○委員長(金子 透君) 市長公室長。
○市長公室長(須藤弥生君) こちらは例年行われております広報コンクールになってございまして、昨年度につきましては、広報「とみや」4月号、平成30年4月号をこちらのほうで応募しましたところ、全国広報コンクールのほうに宮城県から推薦ということでされたことでございます。
○委員長(金子 透君) 安住稔幸委員。
○委員(安住稔幸君) 県のほうとして推薦ということ、全国のほうで何かあったんでしょうか。
○委員長(金子 透君) 市長公室長。
○市長公室長(須藤弥生君) 県からの推薦ということで、全国のほうでの入賞はちょっとかないませんでした。
○委員長(金子 透君) 安住稔幸委員。
○委員(安住稔幸君) わかりました。
同じところで、広聴事業では、「ちょっと聞いて、私の声」を実施し云々というのが書いてあります。やはり非常に、市民参加、市民協働のまちづくりには必要な部分かなと思います。ただ、これの実績内容が59ページには出ているんですが、メールですと平成30年度68件があったということで、ただ、ホームページを見ますと、今現在、記載されているのか5件ございまして、それが、28年4月当時のものが載っております、私が一応調べた段階のものでは。この辺につきまして、今はどのような状況になっているんでしょうか。今はというか、どのようにお考えになっていたんでしょうか。
○委員長(金子 透君) 市長公室長。
○市長公室長(須藤弥生君) 内容の表示ということでよろしいでしょうか。
現在、ちょっとその内容については掲載はしておりませんけれども、今後、その内容についても掲載していくつもりではございます。
○委員長(金子 透君) 安住稔幸委員。
○委員(安住稔幸君) やはり、市民の皆様の声がこのように届いているという、それを感じられるというのがやはり一番、市民とともにつくるまちづくりというものには欠かせないものだと思っております。もちろん、皆が皆、載せていいものかどうかはちょっとわかりませんが、やはり積極的に載せている自治体もございます。年間何十件というものを載せているところもあります。そうしますと、やはりこういったものにつきまして、できる限り、市民の皆様のお声がこういったように市政に反映しているというようなものを示していただければやはりより一層いいのかなと思いますけれども、この辺について、再度、お聞きします。
○委員長(金子 透君) 市長公室長。
○市長公室長(須藤弥生君) 委員のおっしゃるとおりだと思いますので、今後、善処してまいります。
○委員長(金子 透君) 安住稔幸委員。
○委員(安住稔幸君)続きまして、59ページ。これについても、済みません、ちょっと細かい話であれなんですが、59ページに、6に記者会見がございます。市長、本当に小まめに記者会見のほうもされているということで。ただ、記者会見をされている内容ですので、大体というか、市民の皆様に公表できるものと私は思ってはいるんですが、これも非常にアップが遅いというか、今現在ですと8月末のものが上がっている状況かと思います。この辺ももう少し改善できるものがあるのかなと思いますけれども、いかがでしょうか。
○委員長(金子 透君) 市長公室長。
○市長公室長(須藤弥生君) こちらも委員のおっしゃるとおりですので、早急にアップできるように努力してまいります。
○委員長(金子 透君) 安住稔幸委員。
○委員(安住稔幸君) 続きまして、88ページに例規集関係が載っております。これも、これはちょっとどこがどう担当なのか、わかりませんが、今、ホームページに載っています例規集のあれが、たしか4月現在の内容となっております。4月現在だったと思いますけれども、この辺につきまして、これはいつ最新のものに変えられるのか、お聞かせ願います。
○委員長(金子 透君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 内容のほうを確認次第、更新させていただきます。
○委員長(金子 透君) 安住稔幸委員。
○委員(安住稔幸君) 続きまして、90ページになります。90ページの情報化推進の真ん中あたりに、実施内容及び実績の1で、6、職員向け震度情報配信、これも前に何か、大分前に質問したことがあったような気がするんですけれども、これにつきまして、詳細をお示しください。
○委員長(金子 透君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) こちらにつきましては、地震の揺れを感知した段階で、登録している職員のメールのほうにその内容について情報を提供するという内容のものでございます。
○委員長(金子 透君) 安住稔幸委員。
○委員(安住稔幸君) 私たしか前も同じことを質問したような気はするんですけれども、今、私も市の安全安心メール登録させていただいております。また、近隣自治体のものも幾つかありまして、特に仙台市さんは非常に早くメールで来ます。こういうことを考えますと、そういった、こう言ってはあれですけれども、そちらのほうを利用すれば、特に職員向け云々というのは改めて設ける必要はないのかなと思っているんですが、その辺についてはいかかでしょうか。
○委員長(金子 透君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 情報のツールというのは広く配信しながら、どのツールにおいても職員が逐一、瞬時に把握できるような体制づくりというような一環として継続しているものでありますので、ご理解いただければと思います。
○委員長(金子 透君) 安住稔幸委員。
○委員(安住稔幸君) その辺、今後検討していただければと思います。
続けて、95ページになります。選挙についてであります。これも新聞のほうに出ていたんですが、投票所入場券の性別の記載についてであります。今、例えばSDGsというのでしょうか、持続可能な開発目標、それにはジェンダーについて取り上げられております。市としても、そういったものの方向性に乗ってやっていると思いますけれども、入場券についての性別の記載については今後どのように考えていらっしゃるのでしょうか、お伺いします。
○委員長(金子 透君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) これまでは男女性の表記はしておりましたが、今後について、直近においては、次回、宮城県議会議員選挙より、そちらの表記についてはなくすという方向で今内容を検討しております。
○委員長(金子 透君) 安住稔幸委員。
○委員(安住稔幸君) 最後になります。141ページの下のほうの防疫薬剤配布事業になるのかどうか、ちょっとはっきりわからないんですが、環境衛生全体というようなことで、三ノ関のほうで、産業廃棄物というのでしょうか、そういったものを何かされている方がおられます。そのところが管理がうまくできていないんでしょうか。非常に夏になるとハエがすごいということで、以前にも市のほうに対応をお願いしたこともありますけれども、これにつきましてもう少し積極的なものという対応はできないのか、お聞きいたします。
○委員長(金子 透君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) 委員のおっしゃる三ノ関の件につきましては、塩釜保健所が現在動いている状況でありまして、市のほうもそれと連携しながら動いている状況にあります。逐次、動きがありましたら、保健所のほうから情報が入ることになってございます。
○委員長(金子 透君) 安住稔幸委員。
○委員(安住稔幸君) ずっと継続しておる話と聞いておりますので、そういう状況で、積極的にもう少し市としても当たっていっていただきたいと思いますけれども、最後にそれだけお聞きいたします。
○委員長(金子 透君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) 保健所のほうと、積極的にというか、その事業者さんのほうと報告を求めたり、動いている状況にあります。また、市のほうも保健所等と、今後、委員のおっしゃるとおり、積極的な方向で動いていきたいと思っております。
○委員長(金子 透君) ほかに質疑ございませんか。浅野武志委員。
○委員(浅野武志君) 1点だけ伺います。実績報告書の107ページ。消防ポンプの小型動力消防ポンプなんですけれども、ここに記載されている班以外、明石班と穀田班が残っているかと思うんですけれども、その2班に対する考え方、お伺いします。
○委員長(金子 透君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 穀田班については、今年度、市道の脇に一応設置ということで、もう少しで竣工を迎えるところでございます。あと、明石につきましては、会館の関係がございますので、ちょっとその辺の関係で、もしかしたら、続けてやるのが難しいかもしれない。ただ、できるだけ早目に設置に向けてということで動いていきたいというふうに考えてございます。
○委員長(金子 透君) ほかに質疑ございませんか。藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) まず、実績報告書の65ページなんですけれども、水素……。
○委員長(金子 透君) 藤原委員、ページ数とかはっきりおっしゃってください。
○委員(藤原 峻君) 65ページ、水素実証事業関係なんですけれども、富谷市として、水素を進めていくということもあるかと思うのですが、東北電力さんなんかも再生可能エネルギーが結構普及してきていまして、まだ、これからほかの自治体でも風力発電を導入するというような計画もあります。
今回の実証事業も、うまくいっているのかどうか、今の状況としては、今の段階でどのような状況になっているのかをお伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 本実証事業につきましては、3年間の実証期間ということになっておりまして、基本的には今年度が最終年度というところになっておりますけれども、環境省のこの事業自体、2年間延長ということになりましたので、共同事業者であります日立製作所、丸紅、みやぎ生協、そして本市富谷市で協議をいたしまして、来年度以降もこの実証事業につきましては継続をしていければというところで今考えております。そういったところで、この実証事業の将来的に民生利用、一般的に利用するというのが最終的な目標ですので、そういった目標に向かっていろいろなデータの蓄積に今後も努めていきたいというふうに考えております。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 先ほど東北電力のお話とかもお話したんですけれども、やはり日本の今の、例えば九州のほうなんかも100%超えてしまって捨ててしまっているような状況もありまして、東北電力でもそのうちそういうような状況も出てくるということもありますので、何か東北電力さんとあわせてこういうような水素の実験なんかできないものなのか、そういうことは何か検討できないか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) まずはこの実証事業をしっかりと取り組んでまいりたいというふうに考えております。その次のステップとしていろいろな形が考えられるのかなというふうに考えております。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 続きまして、64ページになります。一番下の町内会要望に関しまして、交通安全対策など、回答書を現地調査を行った上で作成したというふうに載っております。なかなか回答といっても、管轄が、例えば国道だったら国であり、信号であったら県になったり、なかなか大変なところも、なかなか難しいところもあるかと思うのですが、この間、議員のほうに配付していただいた、安倍首相が交通安全対策を強化するようにというお話あったんですけれども、それ以前から出ていた国のほうからの通知の、交通安全をしっかり進めるためのPDCAサイクルをしっかり進めるようにというふうに出ておりまして、こちらの100ページのほうの大和警察署交通課長より交通安全に携わる皆さんとの懇談会を開いたということなんですが、このような形でさらに国土交通省であったり、市の担当者なども含めた、現場を調査をして、実際行動を起こして、その担当課がしっかりいる、その担当者、意思決定ができる人たちがいる状況で、問題を抱えている人たちが意思をちゃんと伝えられるような、そういうような場というものをつくっていけないのか、そういう場所というのはつくっていたのか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) どなたに答弁を求めますか。交通安全のことですか。
○委員(藤原 峻君) 交通安全。
○委員長(金子 透君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 交通安全の通学路の安全点検のプログラム関係だと建設部の都市整備課のほうの管轄で、そちらでちょっとそういうプログラムのあれをつくっていますので、そちらに聞いていただければ一番、そういう組織とかそういったところはわかるかと思います。
なお、あくまでもそういう要望とかが来たときは、大和警察署に立ち会っていただいたり、都市整備課、合同で行って、必要なものについては上のほうに要望するというふうな形では変わらずやっておりますので、やっていないわけではございませんので、その都度、協議をさせていただいているというご認識でお願いしたいと思います。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) お話をしていないとかではなくて、毎回ちゃんとしっかり伝えていただいているというのはこちらも把握しておりますので、その点に関しては本当にすばらしいことだと思うんですが、何か問題を抱えている人たちが市のほうでせっかく言っても動いてくれないような感じに勘違いをされていると困ってしまうなと思いまして、やはりその意思決定をしっかりできる、例えば信号であったら、警察の方とその問題を抱えている人たちの中での共通の会議の場というものを持てないのか。例えば柵であれば、国道だとか国土交通省で、富ケ丘と上桜木の国道沿いのところにも柵をつくるときには一緒に見てもらったというようなお話も伺いましたので、そのような形で今後もしっかり推進していけるかどうか、再度お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 全てというわけにはいかないかもしれませんけれども、できる限り、とにかく意見についてはうちのほうにとどめることなく、ほかの機関と打ち合わせをしながら進めるというふうにしていますので、ご理解願いたいと思います。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 最後の質問になります。142ページ、再生可能エネルギー推進事業に関しまして、再生可能エネルギーに関しまして、例えば太陽光を富谷市に導入する考えはないのか、そこら辺、市長のほうにお伺いしたいなと思います。
○委員長(金子 透君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 市といたしましても再生可能エネルギーの普及には取り組んでいるところでございます。具体的に太陽光を設置できる場所につきましては設置をさせていただいておりまます。
なお、今先ほど答弁ありました水素、富谷においては、やはり再生可能エネルギーでも、地熱や風力に恵まれない中で、やはり水素というのが一番可能性を持っているということで、今回、環境省の実証事業を採択を受けて、先ほど答弁したように、これは富谷のプロジェクトが実は環境省から高い評価を得て3年、これは全額環境省持ちでございますが、3年間が2年延長してはということで、環境省からのそれほど期待されているということでございますので、そういったところでしっかりと推進していきたいというふうに考えております。
○委員長(金子 透君) 決算に関連のある質問に完結、お願いいたします。
藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) その水素のほうももちろん高い評価を得ているということで大変すばらしいことだとは、それは思います。ただ、やはり水素をつくる、その電気をどうしていくかというところで、やっぱり太陽光発電というのも一つの考えとなるとは思います。ましてや、生協さんのほうもそのように実施されております。
ほかの自治体で、予算ゼロで公共施設の駐車場に、カーポートにソーラー発電をつけたというような自治体もありまして、そういうようなものを今後検討していけないか、最後、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) ほかの自治体でそういった事例があるということですので、ちょっと研究していきたいなとは考えております。
○委員長(金子 透君) 出川博一委員。
○委員(出川博一君) 1点だけ。
○委員長(金子 透君) マイク。
○委員(出川博一君) ごめんなさい。
行政実績報告書の79ページ。入札に関してお尋ねいたします。簡易公募型プロポーザルというのは、一般競争入札に入るのか、指名競争入札に入るのか、お尋ねいたします。
○委員長(金子 透君) 財政課技術参事。
○財政課技術参事(柴田康紀君) プロポーザルに関しましては、各課所管による随意契約となりますので、こちらには記載してございません。
○委員長(金子 透君) 出川博一委員。
○委員(出川博一君) 30年度の簡易型公募プロポーザルは何件あったか、お尋ねいたします。
○委員長(金子 透君) 財政課技術参事。
○財政課技術参事(柴田康紀君) 5件でございます。
○委員長(金子 透君) 出川博一委員。
○委員(出川博一君) 5件あったということで、これが随意契約だということなんですけれども、入札制度といいますか、一般競争入札並びに指名競争、これは税の効率的で有効な活用という観点から、競争をさせて、幾らかでも低い価格で同じ仕事をしてもらいましょうというようなことでやっているわけで、プロポーザル、簡易型のプロポーザルは、既に金額も決めて、そして、いわゆるその提案に対しての評価をするということで、そういう意味では、税の有効活用といいますか、競争原理が働かないことになるのではないかというふうに非常に危惧するわけですけれども、この辺について答弁願います。
○委員長(金子 透君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 必ずしもそういうわけではなくて、予定価格を決める段階で吟味して、結果、入札の請差を見越して金額を設定するといった場合もありますので、必ずしもプロポーザルそのものが税の有効活用というものを否定するものというものでは受けとめてはおりません。
○委員長(金子 透君) 出川博一委員。
○委員(出川博一君) 最後です。であれば、30年度に実施したプロポーザルの中で、いわゆる金額を明示してやった中で、それを下回った提案をしてきた件数は何件なのか、お尋ねいたします。
○委員長(金子 透君) 西村副市長。
○副市長(西村一慶君) 一つ説明させていただきますけれども、プロポーザルというのは、価格の競争じゃなくて、中身の競争をするものなので、価格で優劣を競うのは一般競争入札なり指名競争入札。プロポーザルというのは、あくまでも金額を設定して、その金額に対するすばらしい提案をしてくださいと。価格で競争できない、中身で競争するというものなので、その中身の優劣を競うということで、税の有効活用というものをしっかりしているというふうに認識しております。
○委員長(金子 透君) 委員の皆様にお聞きします。まだ質問のある方、挙手お願いいたします。
高橋正俊委員。マイクお願いいたします。
○委員(高橋正俊君) 実績報告書の78ページの公有財産維持管理費の中に、公共施設の除雪業務というのがありますけれども、これ、29年度と30年度と比べると大分大幅な減少があるんですけれども、これは理由は、まずどういう理由でこういうふうになったのか、お聞きします。
○委員長(金子 透君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 行革の一環もありまして、29年度まではおおむね10センチ以上というふうなときで除雪を行っていたんですけれども、30年度からは15センチということで、基準を引き上げて回数を減らして、結果、金額も少なくなったということでございます。
○委員長(金子 透君) 高橋正俊委員。
○委員(高橋正俊君) 要するに職員に負担もかかっているということになるんでしょうかね、これは。お伺いします。
○委員長(金子 透君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 今までも少ない雪の場合、10センチ未満の場合はもちろん職員でやっておりましたので、若干そこの部分では確かにそういった面も否定はできないかなというところでございます。
○委員長(金子 透君) 高橋正俊委員。
○委員(高橋正俊君) それでは、2点目です。実績報告書のとみや市政懇談会。
○委員長(金子 透君) 何ページでしょうか。
○委員(高橋正俊君) 64ページです。とみや市政懇談会の内容ですけれども、ちょっとこれは人数が私は少ないと思うんですけれども、市のほうではどういう判断しているのか、お伺いします。
○委員長(金子 透君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) こちらにつきましては、昨年から、各公民館等を回るという形でやっております。その前は、総合計画の策定の機会ですとか、そういった機会を捉えて全公民館を回って行っておりました。例えば前回、総合計画策定時、28年に各公民館で行っておりますけれども、そのときの人数と比べて、確かにほぼ同数の会場もあれば、若干低くなっているというところもあります。そういったところで、今回、今年度につきましても、市政懇談会、開催をしますので、まずは多くの方にこういう機会があるんだというところで知っていただくための広報周知に努めて、参加人数につなげていければというふうには考えております。
○委員長(金子 透君) 高橋正俊委員。
○委員(高橋正俊君) できるだけ、市民に声をかけていただいて、多くの市民からの声を聞くような形で、せっかくやるんですから、そういうふうに努力をしていただきたいと思いますが、その辺お聞きします。
○委員長(金子 透君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) そのように取り組んでまいりたいと考えております。
○委員長(金子 透君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(金子 透君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
以上をもちまして、本日の議事を終了いたします。
本日はこれにて散会いたします。
午後2時04分 散会
富谷市議会決算審査特別委員会は、富谷市議会議場に招集された。
○委員長(金子 透君) 皆さん、おはようございます。
本日の出席委員は17名であります。定足数に達しますので、直ちに本日の決算審査特別委員会を開きます。
認定第1号 平成30年度富谷市一般会計歳入歳出決算の認定について
○委員長(金子 透君) 認定第1号 平成30年度富谷市一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
なお、本日の日程は、一般会計のうち保健福祉部及び教育委員会の所管に属する決算について審議をいたします。
それでは、これから各担当課長等へ内容説明を求めます。最初に、長寿福祉課長。
[長寿福祉課長、地域福祉課長、健康推進課長、子育て支援課長、教育総務課長、学校教育課長、学校給食センター所長、生涯学習課長、公民館長が決算書のとおり内容の説明を行った。]
○委員長(金子 透君) 以上で説明を終わります。
この際、午前11時5分まで休憩いたします。
午前10時52分 休憩
午前11時05分 再開
○委員長(金子 透君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより一問一答方式による質疑に入りますが、質問者及び答弁者は要領よく、簡潔な質問と答弁、そしてスムーズな議事進行にご協力くださるようお願いいたします。また、質疑はページ、款、項、目を明示され行ってください。
それでは、質疑ございませんか。菊池美穂委員。
○委員(菊池美穂君) 質問させていだたきます。
決算書の92ページ備考欄、経観児ケア事業、また実績報告書の236ページ、事業名3番の経観児ケア事業について、お伺いいたします。
実施内容及び実績の自閉症勉強会、平成29年度までは学校・幼稚園・保育所などの支援者も対象としていたが、平成30年度はそれら支援者を除き保護者に対象を絞って開催し、内容も保護者向けのものとしたとありますが、対象を保護者向けに絞った理由をお聞かせください。
○委員長(金子 透君) 子育て支援センター所長。
○子育て支援センター所長(猪股純子君) それでは、経観児ケア事業についてお答えいたします。
発達に課題があるお子さんと保護者を対象に、発達の特徴を共有したり、それから、子供に合わせたかかわりができるように発達相談や遊びの教室などを催しているものです。そこに勉強会などの開催が含まれております。
先ほどのご質問の29年度まではという話につきましては、以前は保育士、それから学校の先生、発達に課題のあるお子さんにかかわる支援者も含めた形の勉強会にしておりましたが、やはりこちらの支援者についてはほかにも学ぶ機会があるんですけれども、お母さんに寄り添うということを重要視してというか、そちらを丁寧にかかわっていこうということ、そして、支援者と、それから日々お子さんにかかわっている保護者の課題も変わっているということ、問題点が違うということなので、それぞれ分けた形でということになっておりまして、支援者についてはほかの勉強会で学んでいただくという形になりました。
以上になります。
○委員長(金子 透君) ほかに質疑ございませんか。藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 156ページ。
○委員長(金子 透君) 何のですか。
○委員(藤原 峻君) 済みません。実績報告書156ページになります。その中の保健福祉総合センター運営に関しまして、高齢者の相談件数、こちらが包括センター設置に伴い、個別相談がふえたということなんですけれども、こちらに関しまして、どういった内容のご相談が多かったのか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 保健福祉総合支援センター所長。
○保健福祉総合支援センター所長(高橋弘美君) 保健福祉総合支援センターの相談件数に関しましては、平成30年10月に3つ目となります地域包括支援センターの設置に伴い、ケースの移管ということで、そういった連絡調整もたくさんふえてございます。また、基幹型、機能強化型として各地域包括支援センターのバックアップや居宅支援事業所のサポートなどのスーパーバイスにより、1事例当たりの相談回数が多くなり、このような数になっております。複雑なケースの場合だと、1回の相談で終わるものは少ないために、1事案に対し複数回の相談対応を要しております。
以上です。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) きめ細かくなったということなんですけれども、相談内容については、具体的にはどういったものがあったのか。
○委員長(金子 透君) 保健福祉総合支援センター所長。
○保健福祉総合支援センター所長(高橋弘美君) 主な内容につきましては、虐待対応もございますので、そういった虐待件数に対する相談が主になります。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) やはり緊急相談ということで何か本当に緊急に対応しなければいけない事案が生じたようなときに、本当に、例えばご家族の方がなかなか対応が難しいような状況のときの対策というのは、こちらで何かとれるような状況になっていたのでしょうか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 保健福祉総合支援センター所長。
○保健福祉総合支援センター所長(高橋弘美君) 夜間の緊急時対応につきましては、隣接しております特別養護老人ホーム杜の風のほうに、夜間の相談を入れられるようにしております。それからまた、権利擁護事業としまして、NPO法人宮城福祉オンブズネット「エール」への委託というふうなところで、支援体制のほうを講じております。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 続きまして、157ページ。
○委員長(金子 透君) 何のですか。
○委員(藤原 峻君) 実績報告書157ページの認知症専門相談というところで、こちら、1件当たりの相談に例年よりも時間を要して、1回当たりの受け付け人数が限られたというふうにあるんですけれども、丁寧な対応というのはとても大事だと思いますので、ただ、それによって相談がなかなかできない方、都合がつかなかった方もいるかと想像しているんですけれども、こちらに関して何か課題など、どのように考えていられたか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 保健福祉総合支援センター所長。
○保健福祉総合支援センター所長(高橋弘美君) 毎月、広報とみやのほうで認知症専門相談を広報させていただいております。予約はあったのですが、ご家族の都合でキャンセルになったり、あるいは予約はしていたんですが、その後、病院受診にスムーズにつながったというふうなこともあり、今回の7回というふうな回数になっております。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 続きまして、実績報告書の163ページです。(3)の緊急通報システム事業に関しまして、毎回取り上げているんですけれども、保証人をなくすような検討、例えば北海道の自治体ですと、保証人が要らないというような形で行っておりますので、富谷市で今年度に関しましてそのような検討はなされていたか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 保健福祉総合支援センター所長。
○保健福祉総合支援センター所長(高橋弘美君) 保証人というか、協力員のことでよろしいでしょうか。富谷市では、現在、協力員を2名ということでお願いをしております。今後、その協力員のあり方につきましては検討をしていきたいと思います。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 県外から来ていらっしゃる方で、旦那さんを亡くされて本当にこちらのほうに知り合いが全くいないという方もいらっしゃいまして、私のほうにも相談があったりもしましたので、ぜひ、こちらはしっかりと検討していただけるか、再度、確認いたします。
○委員長(金子 透君) 保健福祉総合支援センター所長。
○保健福祉総合支援センター所長(高橋弘美君) 民生委員児童委員のご協力とかもいただきながら対応していけるように検討してまいりたいと思います。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 続きまして、実績報告書の174ページ。下の(3)地域ケア会議に関しまして、平成29年度、9回開催されていたものが、3分の1の3回に減っているんですけれども、こちら、情報交換の場として大変重要なのではないかと思うのですが、この減少の理由として何かあったか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 藤原委員、特別会計になっておりました。
藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 続きまして、実績報告書の181ページ、182ページにまたがっているんですけれども、相談窓口が週2回ふえたということで、181ページの相談支援事業として見ますと、かなり来所されている方がふえているという状況でして、このサービスを行ったことによる効果として、どのようなことを分析されていたか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) まず、181ページにございます相談件数に関しましては、地域福祉課の職員が対応している相談実績ということになります。182ページの相談支援事業の業務委託に関しましては、昨年から1カ所、事業所を追加しまして、週2回、相談員の方が配置されるような形になっております。その相談支援事業の業務委託に関しましては、やはり障がいをお持ちの方がサービスを利用するに当たって、自分が何を使いたいか、何を使えるのかというふうなところをまず悩んでいるところから相談を受けていただける、具体的にこういうサービスがあるよというだけではなく、事業所の紹介ですとか、そこまでなかなか至らない方でも一緒に寄り添いながら、訪問等も重ねていただいているところもありますので、より具体的に実際的な相談を受けていただいているかというふうに捉えております。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 実績報告書の182ページに関しまして、4番、障害者手帳所持者数に関しまして、平成28年で1,128で平成30年で1,155と、増加傾向として見られます。そして、(2)の療育手帳所持者数のほうも平成28年度で133から149までふえているという状況で、今後、障害を持たれている方が今後もふえていくのか、どのように分析されていたか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) まず、身体障害者手帳の所持者数のほうなんですが、以前、介護のほう、例えば脳梗塞を起こされたりとか、片麻痺になられている方々、以前ですと余り身障手帳の交付までは至らなかったんですが、最近、ドクターのほうからも「身障手帳、とれるよ」というふうなことのお話があるようで、そういった方々の交付が最近ふえてきているかなという感じはいたしております。
療育手帳に関しましても、発達の課題を抱えているお子さんに対しての支援も十分にできてきているところもありまして、療育手帳をとられることに対しての抵抗感も少なくなってきているのかなというふうに感じております。なので、今後もふえていくのではないかというふうに感じております。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 実績報告書の194ページに移ります。こちらの生活困窮者自立支援促進事業に関しまして、こちらの相談に来る方たちの年代の構成というのはどういった状況になっていたか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) まず、一番多いのが30代の方で、全ての方に、相談に来られた方に全て年代をお聞きしているわけではないので、不明の方が一番多いんですけれども、その中で、年齢を確認できた人の中で一番多かったのは30代、あと65歳以上の方が多く、20代の方や40代、50代の方も来られているという状況になっております。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) さまざまな形でご相談があるかと思うのですが、この中で、病気、健康等の相談としては、具体的にどういったような形が多いのか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) やはり病気を抱えられていらっしゃる方は仕事になかなかつくことができない。また、仕事をされていたんですけれども、おやめになって、次のお仕事を探すまでに体調的なところもあってなかなか就労に結びつかないといったあたりでのご相談だったかと思います。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) なかなか病気で就職に結びつかないような場合、本当に仕事を急に、例えば鬱になってやめざるを得なかった場合の生活、本当に大変な状況だと思うんですが、そこから、例えば本当に就職が厳しいというような状況のときは生活保護のほうを紹介するというようなことはされていたのか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) 生活困窮者の相談と生活保護の同じ課にありますので、もちろんご相談いただいた方の生活状況、あと、家族がどの程度支援していただけるのかとか、そういったところも踏まえまして生活保護が適当だというふうなことであれば、面接相談のほうにつなげていっておりました。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 実績報告書の196ページになるのですが、生活保護に関しまして、平成29年が1.40パーミル、平成30年度は1.68パーミル、ただ、少しふえてはいるんですけれども、宮城県の保護率からしますと10分の1ぐらいというような状況がありまして、この状況というのがどういうことでこういう差が生まれてきていると分析しているのか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) 生活保護に関しまして、町から市に変わったときに福祉事務所という形で生活保護が県からおりてきた形になっております。そのときの件数から比べると今の現在の保護者数は減ってきているんですが、具体的になぜ減ってきているか、今現在の状況からしますと、ケースワーカーがお一人お一人の家庭に綿密に赴きまして、その方が持っている力、仕事ができるのであれば就労を進めるとか、健康状態に関しても非常に事細かに相談に乗ってきている状況でございます。それができる人数というところでもございますが、そういったことを踏まえて、自立に向けて保護から脱却された方が今まで何人かいらっしゃったというふうなところで受けとめております。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 若い世代であれば、急に首になったときに就職先を確保するというのは大変重要だと思うのですが、ハローワークさんとの連携はどのようにされていたか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) 当然、ハローワークさんからもいろいろ就労の情報等を毎月いただいておりますし、もちろんその都度連絡をとりながらというふうな形で連携は図っておりました。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 世帯累計別件数に関しまして、母子家庭がどうも減ったというような状況、高齢者の方がふえているというような状況が見えるのですけれども、こちらの母子家庭のほうに関していいますと、富谷市でも相当数いらっしゃるはずなんですが、例えば母子家庭の方の半数が貧困状態にあるというような調査研究もあったりしますが、この数字から見ると、やはりもっと対象になる方は本来いるのではないかなと思うのですが、そこら辺についての、どういうふうに分析しているか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) 母子家庭の方の貧困状況というところでは、ちょっと現状としてまだ地域福祉課のほうで把握できているとは言えないところがございます。児童扶養手当お持ちの方に対して、その方々がこちらとして所得が低いとか、収入が低いということではなくて、あくまでもご本人が生活が成り立たない、立ち行かないというふうなことであれば、もちろんこちらに相談にいらしていただけるのではないかなと思うところもございますので、そういった意味では、生活困窮者自立支援制度に関して、地域福祉課だけではなく、全庁的にそういった方がもし窓口にいらした場合は、地域福祉課の相談支援のほうを勧めていただくように情報提供させていただいているところですので、実際にそういう方が窓口にいらした場合は相談に乗っていきたいというふうに考えております。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 続きまして、実績報告書の204ページに移ります。令和元年のときから、後期高齢者医療被保険者が有料になる項目があるということで、本年度はどのような検討でこの有料化をすることになったのか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 藤原委員に申し上げます。後期高齢者医療特別会計になっております。所管外であります。
藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 大変失礼いたしました。
続きまして、教育振興に関しまして、こちらの奨学金貸付事業に関しまして何度も取り上げていたんですけれども。
○委員長(金子 透君) 何ページでしょうか。
○委員(藤原 峻君) 済みません。実績報告書の295ページになります。こちらの奨学金貸付事業に関しまして、奨学金貸付金額が減っているというような状況もあるんですけれども、こちら、やはり宮城県の平均で見ますと借りている方たちの平均が例えば大学生で5万円、富谷市だと3万円という状況で、やはりなかなか額として、現状、低いという状況があるかと思います。こちら、増額の検討というのは再度なされたか、お伺いいたします。
○委員(藤原 峻君) 学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) 以前もそのような同じ質問というか、ございましたけれども、そのときもお答えしたように、やはり高額に借りることに関して、それを返済していかなければならない。その返済がやはり滞るような形であればその方に対して負担になってしまいますということでお答えしました。その中で、改めて選考委員会のほうで一度そのお話をさせていただいて、選考委員会の方々からもご意見をいただきました。やはり、今の状況であればふやすことに対して、返却を迫るときにやはり負担が大きくなるので、現状のままでよろしいのではないかというようなご意見を多数いただいておりましたので、今の段階では増額ということは考えておりません。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 返済に関しまして、富谷市の場合は無利子のもので、これは大変すばらしいものだと思うんです。ただ、こちらを借りないので、ほかの例えば有利子のものを借りたというときに、その利子の返済だけで数百万円になったりするというような方もいらっしゃったりします。逆にそちらのほうがやはり返済大変だと思うんです。そういう意味で、しっかりと市として検討していく必要があるかと思いますが、再度お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) まず、国のほうの制度におきまして、やはり無償ということで、無利子で返済しなくてもいいというような制度もいろいろ国のほうも行っておりますので、そういうものといろいろ合わせながら利用していただければよろしいかなと思っております。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 実績報告書の313ページだと思うのですが、具体的な項目がちょっとあれなので、ちょっと不明確なんですけれども。
公民館にありますピアノに関しまして、市民の方に開放してほしいというような要望があったりしたんですけれども、市としては、何かそういう声があって検討などはされていたか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 公民館長。
○公民館長(荒谷 敏君) 30年度に関してはそういう要望はありませんでしたけれども、今回、最近、そういうお話を伺っております。しかしながら、一般の個人の方への貸し出しも含めて、教室等へのメーンのピアノとか、オルガンとかになっておりますので、そういったものについてはご遠慮させていただくと。そういう規定もありませんでしたので、そういったものも含めて、今後については、そういう声もいただいていることは間違いありませんので、少し柔軟な対応もできるかどうかも検討していこうかというような現在の状況になっております。
○委員長(金子 透君) ほかに質疑ございませんか。浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) それでは、決算書76ページになります。3款1項7目、子ども医療助成になるんですが、備考の欄のところに、未熟児の療育医療費助成事業がございます。532万8,123円になりますが、昨年度に比べまして大分ふえているようなんですが、ここのところの説明をちょっと詳しくお願いいたします。
○委員長(金子 透君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) こちらにつきましては対象となるお子さんの病状、それから、どういった医療を行うのかというところによって金額が変わってきますので、そういったことが要因になっているかと思います。
○委員長(金子 透君) 浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) 対象人数がふえたということではないのですね。確認でございます。
○委員長(金子 透君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 対象人数も5名ほどふえております。
○委員長(金子 透君) 浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) そうしますと、全員、総数といいますか、何人が対象になったんでしょうか。
○委員長(金子 透君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 行政実績のほうにも載せておりますが、対象は20名というふうになっております。
○委員長(金子 透君) 浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) ページ数が、同じ決算書の136ページになります。10款6項1目です。保健体育の総務費の中で、備考欄にございますスポーツ団体育成・人材育成の事業がございます。こちらの事業につきましては、28年度から随時減額になっているようなんですが、この要因といいますか、これはどうして、大変スポーツの育成というのは大事な部分ではないかと思うんですが、こちらは毎年、昨年度に比べましても低くなっておりますが、ここのところをご説明求めたいと思います。
○委員長(金子 透君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) こちらの事業費の推移につきましては、実際、スポーツに関係している方々が大きく減っているわけではございません。ただ、スポーツにかかわる専門家の派遣事業ですとか、そういう部分で、なかなか先方との折り合いがつかなかったというようなことの部分で、若干、回数が減ってくるというところはあるんですが、相対的にはスポーツ振興のほうでは大きく後退しているということではございません。
○委員長(金子 透君) 浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) 実績報告書に入ります。ページ数が153ページになります。こちらのほうに民生委員さんの活動がございます。そして、その中で、下のほうの定例会と地域活動のところでございますが、定例外の活動のところに、ひとり暮らし・二人暮らし高齢者実態把握というところがございました。ひとり暮らし・二人暮らしの富谷市の今の現状の世帯数がわかれば、お願いいたします。
○委員長(金子 透君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) ちょっとお待ちください。
お待たせいたしました。30年8月の数字でございますが、ひとり暮らしの世帯が830、それから二人暮らし世帯75歳以上ということになりますが、352世帯となってございます。
○委員長(金子 透君) 浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) それでは、ページ数、実績報告書のページ数になります。154ページになります。5番のところの避難行動の要支援名簿がございました。こちらのところに登録状況と1番、そして、155ページの次のページの上のほうに個別計画の策定状況がございました。登録の30年度の人数につきましては同じ実数でございます。そしてまた、154ページにおきましては、重複しているところもあるということでございました。156ページにつきましては、行政区長と民生委員という三者での協議ということになりました。実際、もし、30年度に被害が起きたときの避難行動の要支援名簿というのは、こちらの個別計画でいかれるのか、この内訳のところですよね。高齢者だったり、要介護だったり、方々だったりさまざま書いてございますが、この数字というのはどちらをしっかりとお知らせするような形になるんでしょうか、重複しているほうなのか、それとも、個別で計画しているほうが対応となるのか、ここのところを確認したいと思います。
○委員長(金子 透君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) 155ページの上段の表でございますが、声がけ、安否確認といいますのは、本当に緊急のときにお声がけする程度。それから、個別計画策定というのは、声がけ、プラス、実際にご自身の保身が一番大事でございますので、それでもって余裕がある場合につきましては、お声がけですとか、援助ですとか、そういった方、人数が個別計画策定済みの人数というふうに捉えてございます。
○委員長(金子 透君) ほかに。浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) じゃあ、そうしますと、さまざま災害があったときの避難行動に載せる数字というのは、こちらのしっかりとした個別計画のこの状況が、この数字が、これでもって公表になるという形でよろしかったですか。庁内でもしっかりと確認する人数というのはこちらのほうでよろしかったでしょうか。
○委員長(金子 透君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) そのとおりでございます。
○委員長(金子 透君) 浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) ありがとうございます。
それでは、実績報告書の164ページになります。福祉健康センターのところにおきましての健康増進についてなんですが、さまざま教室がございますが、こちらの昨年度に対しましてかなりマイナスの教室がふえているように思いますけれども、この要因はどうしてなのか、人数、さまざま制限があるのか、ここのところを説明求めたいと思います。
○委員長(金子 透君) 保健福祉総合支援センター所長。
○保健福祉総合支援センター所長(高橋弘美君) 福祉健康センターの各種事業につきましては、本年度、事業運営の見直しというふうなところで、内容変更をしておりまして、その結果、参加者数のほうが減少というふうなことになっております。
○委員長(金子 透君) 浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) 最後の質問になります。実績報告書、ページ数、186ページになります。先ほどもちょっとあったかと思うんですが、2番のところの障がい福祉サービスのところで、ちょうど真ん中のところ、自立訓練、宿泊型自立訓練というところで、パーセンテージがかなりふえております。今後、平成30年度におきましては、このようにふえておりますが、これからの支援というもの、また、こういった自立訓練に対しての宿泊型の支援については、30年度を踏まえてどのように捉えられたのか、まず、そこのところをお聞きしたいと思います。
○委員長(金子 透君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) まずは、宿泊訓練の請け負っていただける場所がふえてきたというところも一つあるかなと思います。精神の疾患をお持ちの方で、なかなか家族で離れて暮らすというのはなかなか難しいという方々が、ひとり暮らしの練習のためにというか、あるいはグループホームに行く前の生活訓練という形で使われることが多いんですけれども、今後もできる限り一人で暮らせるようにということで、そういう訓練が受けられる対象の方がいらしたならばぜひ使っていただきたいというふうには考えているところです。
○委員長(金子 透君) 浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) そうしますと、宿泊型ですと、最長でどれぐらい、何カ月の単位になるのか、年単位になるのか、そこのところをお伺いいたします。最後になります。
○委員長(金子 透君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) 最高で2年間の期限ということになります。
○委員長(金子 透君) ほかに質疑ございませんか。畑山和晴委員。
○委員(畑山和晴君) 決算書の76ページの備考欄の下から4番目、認可保育所運営事業。実績報告書だと221ページ、222ページになります。昨年度7億3,203万7,510円の決算額で、今年度、30年度が8億850万4,428円で、7,000万円ほどアップになっているんですが、この理由というのはどういった理由でしょうか。
○委員長(金子 透君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 30年度4月に小規模保育園が2カ所、開所していますので、そこにつきましての委託料は当然ふえております。
○委員長(金子 透君) 畑山和晴委員。
○委員(畑山和晴君) その委託料分として7,000万円という考えでよろしいでしょうか。
○委員長(金子 透君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) トータルでの人数によって、もちろん変わってはきますが、その小規模保育園2園の委託料、ほぼ大体そんな感じかなという感じでございます。
○委員長(金子 透君) 畑山和晴委員。
○委員(畑山和晴君) では、続きまして、決算書82ページの備考欄の下から2番目、ひとり親家庭等自立支援事業、実績報告書だと223ページ。やっぱりこれも、28年度289万2,000円の決算額が、30年度464万8,780円、200万ほどアップしているんですが、この理由というのはどういう理由になりますでしょうか。
○委員長(金子 透君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) ひとり親家庭の就労のための訓練等の事業でございます。行ける学校等は限られてはいるんですけれども、そこに要した費用、それから人数によってもかなり金額が変わってくるというところでございます。
○委員長(金子 透君) 畑山和晴委員。
○委員(畑山和晴君) そうすると、ひとり親家庭がふえたという感覚の捉え方でよろしいんでしょうか。
○委員長(金子 透君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 数がふえたというよりも、利用している方がふえたという捉え方でお願いします。
○委員長(金子 透君) 畑山和晴委員。
○委員(畑山和晴君) そのひとり親家庭の実態というところを、調査はしているとは思うんですけれども、その利用する、しないという数と実際のひとり親家庭というのは、違いというか、数字の実際のひとり親家庭の数字と利用している方の数字というのが違うということでよろしいんでしょうか。
○委員長(金子 透君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) ひとり親家庭の保護者の方が必ずしも利用するというものではなくて、特定の教育機関等に行きたいというお申し出があって、申請をして通うという形でございます。
○委員長(金子 透君) 畑山和晴委員。
○委員(畑山和晴君) では、次に、決算書122ページ、実績報告書が282ページになるんですけれども、282ページ、283ページですね、実績報告書。市立小学校維持管理事業の空調設備整備事業のところで、これは中学校、あと幼稚園にもかかわってはくるんですけれども、エアコン整備について、稼働しましたが、メンテナンスの部分というのは今回の決算の中には入っているんでしょうか。
○委員長(金子 透君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) 30年度につきましては特に入っておりません。
○委員長(金子 透君) 畑山和晴委員。
○委員(畑山和晴君) やはりいろいろなメンテナンスをしっかりやらないと、いろいろな、ぜんそくだったり、そういったいろいろなものが懸念されると思います。やはり定期的なメンテナンスの内容が30年度に入っていなかったというのは、やはり稼働してからその辺は計画を立てていくのか、お伺いします。
○委員長(金子 透君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) 31年度に関しましても、初めて稼働ということでございますので、そちらのほうは保証というような形でございまして、令和2年度からは保守料金のほうを計上させていただくという予定でございます。
○委員長(金子 透君) 畑山和晴委員。
○委員(畑山和晴君) それは定期的に、例えば何月、何月というような感じで話し合いをしているということでしょうか。メンテナンスの時期ですね。年に1回なのか、2回なのかというところで。
○委員長(金子 透君) 畑山委員に申し上げます。決算に関連する質問に徹してください。
畑山和晴委員。
○委員(畑山和晴君) そういった内容の今回の決算にあわせて、そういう予定の話というのは実際は出たんでしょうか。
○委員長(金子 透君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) 当然、エアコン、利用していくわけでございますので、今後も、そういったお話は出ております。
○委員長(金子 透君) ほかに質疑ございませんか。長谷川る美委員。
○委員(長谷川る美君) 決算書120ページ、備考欄一番下の欄です。みやぎ子どもの心のケアハウス運営支援事業、実績報告書ですと、31ページになります。これについてお伺いします。30年度の学年別の通所者数についてお伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) 済みません。学年別につきましては、小学校、中学校ではある程度あるんですが、学年別についてはまだ数字のほうは持ち合わせておりません。後からお示ししたいと思います。(休憩後追加発言あり)
○委員長(金子 透君) 長谷川る美委員。
○委員(長谷川る美君) どのような指導といいますか、ケアを通して不登校解消につなげていらっしゃいますでしょうか、お伺いします。
○委員長(金子 透君) 学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) まず、支援の内容でございますが、来所支援、それから学校支援、家庭支援ということで、児童生徒が来所して、そこで学習支援とか心のサポートをしながらやっているのが1つと、あとは、やはり学校のほうに、中学校のほうに支援員を配置しておりますので、そこで別室登校者に対してのやはり心の相談とか学習支援、あとは、アウトリーチになりますが、家庭に出向いて家庭の保護者、それからひきこもりがちの児童生徒に対してのサポートというようなものを支援をしております。
○委員長(金子 透君) 長谷川る美委員。
○委員(長谷川る美君) 30年度1年を通してどのような課題がありましたでしょうか、お伺いします。
○委員長(金子 透君) 学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) 課題というか、やはり一番、1年目でございましたので、それぞれの支援員、コーディネーター、そういった方々が、学校とかそういった関係機関との連携をしっかりと構築していくという部分では、やはり30年はそういう部分の課題があった部分かなとは思っております。あと、学校によっては、やはりそういったケアハウス関係の協力体制とか、そういった部分をしっかりとお示しして、お知らせして連携をとるという部分では、やはり30年度は、いろいろ課題もありながらも、しっかりと連携をとる部分で協力体制をしいたと思っております。
○委員長(金子 透君) 長谷川る美委員。
○委員(長谷川る美君) 決算書126ページ、備考欄上から4行目、中学生海外研修派遣事業。実績報告書は32ページとなります。こちらなんですが、30年度は29年度よりも180万円ほど減額になっておりますけれども、その原因について、理由についてお伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) 済みません、外国青年招致でよろしかったでしょうか。(「海外研修」の声あり)失礼しました。お待ちください。
29年の最初の年ですけれども、台風によりまして1泊多くなりました。その分が加算されておりますが、30年度に関しては通常どおりの日程でこられましたので、その分が低くなっております。
○委員長(金子 透君) 長谷川る美委員。
○委員(長谷川る美君) 参加者、25名だと思うんですけれども、1人当たりの費用と自己負担の額をお伺いします。
○委員長(金子 透君) 学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) まず、自己負担が1人5万円ということになっております。あとは、委託料の中では大体15万4,000円ほどという形になっております。
○委員長(金子 透君) 長谷川る美委員。
○委員(長谷川る美君) 実績報告書の今後の課題の中で、スケジュールの見直しというふうに書いてあったんですけれども、何をどのようにというか、具体的なところを教えていただけると助かります。よろしくお願いします。
○委員長(金子 透君) 学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) まず、30年度におきまして、いろいろ課題というか、スケジュール見直しというような話がありました。その辺において、今年度に関しては、30年度の反省とか課題をベースにいたしまして2つほど変わりました。1つは、まず、あちらの有得雙語中小學との交流の日程なんですけれども、30年度は2日目ということでやったんですけれども、今回は、子供たちがそういう一番緊張する部分が後の日程になると、どうしても1日目とかがしっかり楽しめない、集中できないということになりましたので、有得雙語中小學との交流の日にちをまず前に持ってきて、それを前に持ってきました。もう一つは、大学生が見学とかをしながら、いろいろいろんなところを一緒に回って見るんですけれども、そのときに一旦お昼は全員が1カ所に集まってお昼を食べて、それから行ったんですけれども、そうすると時間がどうしても足りないということになりましたので、それぞれのグループごとにお昼をその部分で食べるということになって、そこの部分が短縮をして十二分に時間がとれたという、2つの部分を修正をいたしました。
○委員長(金子 透君) 長谷川る美委員。
○委員(長谷川る美君) 充実した研修内容とするために30年度はどのようなことに留意されましたでしょうか、お伺いします。
○委員長(金子 透君) 学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) やはり、先ほど申し上げましたようなスケジュールの変更をいたしまして、子供たちがより十二分に楽しめるように、十二分にしっかりと自分たちの目的が果たせるようにというような気持ち的な余裕を持たせるという部分があります。それから、やはり安全安心ということが大事ですので、そういった部分では、あちらでお世話をしていただける大学生とか支援の人たちに対してのしっかりとしたことをお願いしたということと、それから、事前研修が一番大事ですので、事前研修においては、あちらの予備知識とかそういった部分はしっかりと子供たちに対して行ってまいりました。
○委員長(金子 透君) 長谷川る美委員。
○委員(長谷川る美君) 最後の質問になります。決算書78ページ、備考欄下から2つ目、放課後児童クラブ整備事業でございます。実績報告書は37ページになります。平成30年度に設計業務を終えた富谷小学校児童クラブ棟の規模と設計内容についてお伺いします。
○委員長(金子 透君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 富谷小学校児童クラブの新築に関しましては、設計の委託料が213万8,400円というふうになっております。それから、地質調査として27万円かかっております。定員規模は120名程度を想定しております。
○委員長(金子 透君) 長谷川る美委員。
○委員(長谷川る美君) これまでの施設と比較しまして、機能面で何か改善されたところとかございましたでしょうか、お伺いします。
○委員長(金子 透君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 建物の広さとしては、富ケ丘小学校の児童クラブとそれほど変わりませんが、今回、児童クラブの支援員の方々の意見もお聞きして、支援する方が使いやすいような設計にしております。
○委員長(金子 透君) ほかに質疑ございませんか。渡邊清美委員。
○委員(渡邊清美君) 実績報告書の187ページなんですけれども、高齢者・障がい者交通対策の障がい者の部分なんですけれども、障がい者に対する交付率が低いようなのですが、これは何か対策とかは立てておりますか。
○委員長(金子 透君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) 昨年に比べれば交付率は上がってきているというふうに感じておりますので、今後も必要な方には声がけ等をさせていただきたいと考えております。
○委員長(金子 透君) この際、午後1時まで休憩します。
午前11時55分 休憩
午後 1時00分 再開
○委員長(金子 透君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
長谷川る美委員の質問で答弁保留いたした件で発言を求められておるので、発言を許可いたします。学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) 先ほど、心のケアハウスの通所による学年別の人数ということでございます。小学校2年生が2名、小学校4年生が1名、小学校6年生が2名、中学校1年生が1名、中学校2年生が1名、中学校3年生1名でございます。
以上です。
○委員長(金子 透君) それでは、質疑ございませんか。渡邊清美委員。
○委員(渡邊清美君) 実績報告書の193ページなんですけれども、真ん中のところに放課後デイサービスとあります。こちらはどのような障がいの方が多く通われていますでしょうか。
○委員長(金子 透君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) 自閉症の方ですとか発達障害を抱えた方が多く使われているかと存じております。
○委員長(金子 透君) 渡邊清美委員。
○委員(渡邊清美君) 28年度、29年度、30年度と15%ずつふえている状態です。これからどういうふうに対応していくか、事業所とか足りているか、お伺いします。
○委員長(金子 透君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) 事業所の数ですけれども、富谷市内の放課後児童デイサービスの数はまだ7カ所ということではあるんですが、市外の放課後児童デイサービスのほうもご利用いただけますし、そういった意味では、一人の方が複数の事業所を利用されているというふうなこともございますので、今のところ、30年度におきましては児童クラブに通えないとかというようなご相談はいただいていないので、足りているのかなというふうに感じております。
○委員長(金子 透君) 渡邊清美委員。
○委員(渡邊清美君) 実績報告書の206ページです。風疹の追加対策なんですけれども、クーポン券発送に3,228人の方に送ったみたいなんですけれども、接種率というのはどうなっていますでしょうか。
○委員長(金子 透君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) この風疹の追加的対策につきましては、平成30年度は、令和元年4月1日から風疹の抗体検査や予防接種を受けていただくような事業となりまして、30年度はクーポン券を発送したのみという形で、現在、4月から順次受けていただいているというところで、現在、まだ接種率については今後ということになるかと思います。
○委員長(金子 透君) ほかに質疑ございませんか。青柳信義委員。
○委員(青柳信義君) 2件ほど質問させていただきます。
実績報告書の226ページ、お願いします。中段に放課後児童クラブ運営事業がございます。それの大きな2番の2番目、委託法人への委託料ありますが、これ、1児童クラブ当たり1,800万でございます。これが均等になっているわけでございますが、例えばYMCAファミリーセンター5,400万、YMCAの放課後児童クラブ登録人数を見ますと、日吉台189、あけの平166、富ケ丘148、非常に突出して多いわけですが、委託料がほかの2つの虹の架け橋と子ども劇場も同じということで、この辺の人数と委託料のところを検討なさったのか、今後検討する余地があるのか、お尋ねします。
○委員長(金子 透君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 以前、議会のほうでも聞かれたところでございます。当初こちらで想定していた人数がほぼ同じというところで委託料のほぼ大多数を占める人件費というところが同額になっているという算定でございますが、ご指摘のとおり、特に日吉台、とてもお子さん多くなってございます。今年度、前回の議会でも補正をさせていただきましたところで、最低限、必要な人数分というものを上乗せして契約変更というところも今検討しているところでございますので、31年度、令和元年度の決算においてはそこがちょっと違う金額が出てくるのかなというふうに考えております。
○委員長(金子 透君) 青柳信義委員。
○委員(青柳信義君) そうしますと、今の答弁では、確かに人数多いと職員の方の人数もふえますので、それに見合った形で補正を組まれるということでよろしいかどうか、お伺いします。
○委員長(金子 透君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 補正については、前回の議会のほうで可決いただいております。それに合わせまして、最低限必要な支援員の数、それから、身辺自立はできているものの、どうしても加配が必要なお子さんであるとか、そういったところで必要な人員の配置というものをしていただいて、その金額を算定して契約変更するというところでございます。
○委員長(金子 透君) 青柳信義委員。
○委員(青柳信義君) 次に、実績報告書の301ページ、お願いします。301ページ、中学生海外派遣旅行で、302ページにまたがりますが、こちらのほう、各中学校5名ということでございますが、各中学校、申し込み者は大体どのくらいあったのか、各中学校ごとにお伺いします。
○委員長(金子 透君) 学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) 富谷中学校が9名、富谷第二中学校が8名、東向陽台中学校が21名、日吉台中学校が7名、成田中学校が14名です。
○委員長(金子 透君) 青柳信義委員。
○委員(青柳信義君) そうしますと、倍率的には倍から、多いところで4倍ということでございまして、これは県内にとっても非常に先進事例でございまして、今現在5名なんですが、今後、拡大する予定があるのかどうか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) 今の段階では、拡大する予定はございません。
○委員長(金子 透君) ほかに質疑ございませんか。菅原福治委員。
○委員(菅原福治君) それでは、私から教育民生所管の質問をさせていただきます。
まず初めに、実績報告の160ページのゆとりすと・サロンの参加者なんですが、ちょっと見ますと、大事な高齢者の取り組みなんですが、軒並み大幅に各地区減っております。例えば明石台一丁目のサロンを除くと300名ほど一気に減ったというような感じになりますけれども、これの要因についてお伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 保健福祉総合支援センター所長。
○保健福祉総合支援センター所長(高橋弘美君) ゆとりすとクラブ・サロンの出席者数についてですけれども、開催回数自体を各地区にお任せしているところがございまして、風邪の流行の時期ですとか、それから悪天候で休会をされるということがございました。その結果、各地区によって大幅に減少しているというふうなところがございます。また、あわせて、参加者の年齢の高齢化というふうなところもございますので、体調不良にて欠席される方もおりますが、体調に合わせてそこは自己判断でというふうなところもあろうかと思いますので、こういった結果になっております。
○委員長(金子 透君) 菅原福治委員。
○委員(菅原福治君) 多分に天候の関係もあるんでしょうけれども、この分野は高齢者、非常に楽しみにしている人もおりますし、社協さんのほうにお任せしているという部分も見受けられますので、ぜひとも目を通して、参加者の部分も目を通して、この辺をチェックというか、チェックというのは好きでないですけれども、確認もいただきたいなというふうに思いますが、いかがでしょうか。
○委員長(金子 透君) 保健福祉総合支援センター所長。
○保健福祉総合支援センター所長(高橋弘美君) 社会福祉協議会と連携を密にとりながら、今後も支援してまいりたいと思います。
○委員長(金子 透君) 菅原福治委員。
○委員(菅原福治君) 同じく、そのゆとりすとなんですけれども、各地区ではいろいろ聞きますと、さまざまなすばらしい取り組みもされているというのは聞くんですけれども、その辺の取り組みの平準化というんですか、いいものは取り入れたり、そういった活動というのは社協さんのほうもその辺理解しているのか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 保健福祉総合支援センター所長。
○保健福祉総合支援センター所長(高橋弘美君) 社協のほうも各地区でどういったことをやっているのかというのは情報を全て集めておりますので、そこは社協のほうでも把握しております。それから、代表者会というものを定期的に行っておりまして、そこの中で、各地区でどういった取り組みをしているのかというふうな情報交換を行っている機会もございますので、そちらで平準化が図られるものと思います。
○委員長(金子 透君) 菅原福治委員。
○委員(菅原福治君) 30年ですと、代表者会議は廃止になっていなかったでしょうか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 保健福祉総合支援センター所長。
○保健福祉総合支援センター所長(高橋弘美君) ゆとりすとクラブ・サロン代表者会議は、実績報告書161ページにもございますが、実施しております。
○委員長(金子 透君) 菅原福治委員。
○委員(菅原福治君) 申しわけございません。
それでは、実績報告、変わりまして、206ページの高齢者肺炎球菌感染対策についてお伺いいたします。この事業は、26年から高齢者肺炎球菌ワクチン定期接種として開始されましたが、65歳から5年刻みが対象になっていますが、これは一見、見ると46.3ということで低いわけですが、この状況についてはどういうふうに思われているのか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) こちらの感染症対策につきましての接種率46.3%という数字、一見少なく見えるかとは思いますけれども、こちらについては接種対象者の意向によって接種するというものになっていまして、また、B型感染症になっているもので積極的な勧奨とかをするような予防接種でもないということから、市では対象者に対して個別に予診票等をお送りしながらその勧奨をするというところでとどまっておりますが、その中でも46%受けられているというのは高いのではないかというふうに考えています。
○委員長(金子 透君) 菅原福治委員。
○委員(菅原福治君) 高いという認識ですか。
○委員長(金子 透君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 約半数の方が受けていただいているということは高いというふうに感じております。
○委員長(金子 透君) 菅原福治委員。
○委員(菅原福治君) 私もこの辺の計算が、5年刻みで半分になっていますので、高いのか、低いのか、ちょっと私も、低いという認識で質問しているんですけれども。ただ、これにつきましては、これから本市も高齢化になっていきます。そんなときに、高齢者の病気に対してさまざまな重症化が起きる感染症なんですね。重症化、病気に対してさらにのしかかってくるという心配がされるわけですけれども、その重症化を防ぐためにも、今後は、四十幾らではちょっとどうかなと、もう少し上げる努力、啓蒙を行わなければならないんじゃないかなというふうに思いますが、いかがでしょうか。
○委員長(金子 透君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 対象者のほうが2,000人ということで、半数ということが高いか低いかというふうになりますけれども、まだあと半数の方が受けていらっしゃらないという状況になりますので、引き続き、個別に予診票を送付しながら、広報等でも接種勧奨、あと、高齢者が集う場所などでも、これまでも啓発等はしてきましたけれども、今後も引き続き啓発しながら接種を高めていけるように努めていきたいと思います。
○委員長(金子 透君) 菅原福治委員。
○委員(菅原福治君) この接種には市から4,000円の接種の助成がされております。私の場合も1,500円負担で1回受けさせていただきましたけれども、これだけ助成をしているにもかかわらず、まだまだ半分以下というのはどうなのか、その辺も、ちょっと問題意識をお伺いしたいと思います。
○委員長(金子 透君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) こちらの高齢者の肺炎球菌ワクチンの接種、1回、お一人当たりなんですけれども、8,000円ちょっとかかりまして、その約半分を市が助成しているというような状況になっておりますので、こちらの助成率とするとかなり高いのかなというところではあるんですけれども、ただ、かかりつけ医と相談の上、受けていただくというような形となっておりますので、こちらについては、先ほども述べさせていただきましたけれども、接種のほうを勧めるように努めていきたいと思います。
○委員長(金子 透君) 菅原福治委員。
○委員(菅原福治君) これから冬になりますので、ぜひとも徹底のほうをお願いいたします。
それでは、次に、社協さんに指定管理として委託している業務2件についてお伺いいたします。
まずは、ページ、実績報告の164ページの福祉健康センター管理、先ほども出ていたようですが、これを見ますと、本当に高齢者の健康管理についてさまざまな取り組みをされております。なかなか表に出ないんですけれども、この評価、今までの取り組みで評価がありましたら挙げていただきたい。同時に、評価と課題ということで、課題がありましたら挙げていただきたいなというふうに思います。
○委員長(金子 透君) 保健福祉総合支援センター所長。
○保健福祉総合支援センター所長(高橋弘美君) 済みません、失礼いたしました。
福祉健康センターの目的というか、実施目標としましては、指定管理2年目というふうなところもありまして、年3回、富谷幼稚園との交流会とか、年3回の東北文化学園大学の介護予防教室で大学生との交流など、新たな世代間交流の事業を開催しております。足腰教室の運動機会の提供として、センターの健康運動クラブを11月より新たに始めて定期的な運動の機会を提供するなど、介護予防に努めてまいっております。
課題としましては、センターの課題としましては、施設の老朽化もしてきているというふうなところなので、引き続き施設の維持管理を定期的に図りながら進めてまいりたいと思っております。
○委員長(金子 透君) 菅原福治委員。
○委員(菅原福治君) それでは、次に、これも指定管理なんですけれども、ページ、191ページ、地域活動支援センターの運営事業、先ほども何かありましたけれども、TOMOTOMO・YOUYOUというようなことで取り組まれているわけですけれども、これについても社協さんに指定管理されているということで、なかなか目立たない部分もありますので、これにつきましても評価すべき点なり課題がありましたら挙げていただきたいんですが。
○委員長(金子 透君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) 地域活動支援センターは今回の債務負担行為のときにもちょっとお話をさせていただきましたけれども、就労まで結びつかない障がいをお持ちの方の居場所づくりということで、以前は市が自前でというか、自分たちで運営をしていたところでしたが、より専門的に活用できるというか、支援できるというところで指定管理をお願いしているところでございます。
TOMOTOMO・YOUYOUに関しましては、居場所づくりということで、いろいろ創作的な活動、生産活動の機会を提供するというだけではなく、休日には余暇支援ということで、ふだん就労支援事業所に通われている方々も土日の居場所、地域でなかなか集まれる場所がないというふうなこともあって、そういったところの場所の提供もしているところでございます。今、風のアート展ということを庁舎内でもやっておりますので、ぜひごらんいただければと思いますが、そういった意味で、その人たちの持っている力というものを最大限発揮できるようにというふうな形での支援を行っているところでございます。
課題としましては、もともと作業場で富谷で運営していたときからずっと通われている方々もおりまして、そういったところでほかのサービスの事業所につなげられる人がいないかなというふうなところの見直しですとか、余暇支援に関しましても、今、障がい福祉サービスの中でほかに使えるものとかもふえてきているところもございますので、そういったほかのサービス事業者との連携ですとかそういったところも含めてもっと深めていくことができればというふうには考えているところです。
○委員長(金子 透君) 菅原福治委員。
○委員(菅原福治君) それでは、次に、実績報告292ページ。教育関連についてお伺いいたします。いじめ問題、292ページです。いじめ問題対策推進についてお伺いいたします。まず初めに、ここに載っておりますいじめ問題対策連絡協議会の構成メンバーについてお伺いいたします。どんなメンバーが入っているのか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) いじめ問題対策連絡協議会のほうです。まず、関係行政機関職員といたしまして、大和警察署の職員、それから、県の人権擁護職員、また、富谷市の民生委員、それから、宮城県中央児童相談所の家庭支援の職員、それから、富谷市の青少年育成会議のほうからの会長、それから、市の学校の教員ということで小中学校の校長会の代表、それから、児童または生徒の保護者ということで、富谷市のPTAの連合会の推薦の会長、また、子育て支援課の市の職員ということで課長、そのほか、富谷市のスクールソーシャルワーカー、それから、富谷市の教育相談、あとは、学識といたしまして富谷市の社会教育委員の東北大学の教授関係が入っております。
○委員長(金子 透君) 菅原福治委員。
○委員(菅原福治君) 相当メンバーが多いんですけれども、これは変な話なんですけれども、町のときはこれだけ多く入っておりましたか、私ちょっと記憶なんですけれども、地域なりPTAさんというのは町のときは入っていなかったと思いますが、これは市になって新たに入れたということなんでしょうか、ちょっとお伺いします。
○委員長(金子 透君) 学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) ちょっと町の、申しわけございません、私の認識不足ではありますけれども、一応、行政関係の区分といたしましては、市の職員、それから、保護者関係、PTA関係ですね。それから、市の学校の校長、あとは関係行政機関というような部分での大きなくくりは決まっておりますので、その人数の上限はございますが、委託の区分は変わっておりません。
○委員長(金子 透君) 菅原福治委員。
○委員(菅原福治君) その辺ちょっとはっきりしないんですけれども、何を言いたいかといいますと、いじめというのは直接的な子供さん同士の要因だけじゃなくて、間接的な要因、要は地域なり社会なりも絡んでくるわけですので、ぜひ、地域を巻き込んでいただきたい。その中でも、やっぱり学校・家庭・地域、これはここのいじめ問題の目的にもありますけれども、やっぱり学校・家庭・地域、それぞれの役割というものをやっぱりはっきり具体的に打ち出すことが重要かと思いますが、その辺についてはいかがでしょうか。いじめに対して地域においてやっぱり明確にはっきり具体的に役割を出すべきだという私の思いですが、いかがでしょうか。
○委員長(金子 透君) 教育次長。
○教育次長(二階堂浩一郎君) 私のほうからお答えさせていただきます。
いじめ問題対策推進法という法律ができまして、その中で、そういった区分けが明示されておりまして、それぞれの役割に沿って取り組みましょうという性格のものでございまして、先ほど、説明、課長のほうからありました区分はそこから生まれてきているものでございます。
委員ご指摘のとおり、地域を巻き込んでみんなで取り組んでいくということ、とても大事だと認識しております。
○委員長(金子 透君) 菅原福治委員。
○委員(菅原福治君) それでは、教育長にお伺いしますが、この間、新聞に載っておったんですけれども、文科省がいじめ、虐待に対応するため、スクールロイヤーというような制度の配置を決めたそうですが、仙台市は昨年の9月に3人の学校弁護士を配置したそうでございますが、恐らく、いじめ云々というのはこれから法的な部分も絡んでくると思いますので、仙台の隣の子供が多いまちとして、これからぜひ、国でも取り組んでおりますし、仙台の隣町、子供も多いという観点から、ぜひこの辺も検討に入れていただきたいなというふうに思いますが、いかがでしょうか。
○委員長(金子 透君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 結論から申し上げれば、現在、検討をしているところではございます。国のほう、それから県のほう、それから近隣の仙台市含めた市町村の調査研究のほうも進めておりますので、ぜひ、当市の中でも今後に向けて検討を深めていきたいというふうには思ってございます。
○委員長(金子 透君) 菅原福治委員。
○委員(菅原福治君) 富谷の位置づけということからいえば、ぜひ検討をしていただきたいなというふうに思います。
それでは、次に、実績報告301ページ。これは先ほども出ておりました中学生の海外派遣事業でございます。これにつきまして、私は本当にこれは国際感覚を養う最高の教育の場だなというふうに思っておるわけですが、ただ、本当に拡大という点で、最高の倍率で4.2倍、東向陽台中学校、成田中で2.8倍、ほかの3校も1.4倍以上になっています。これだけの倍率があるわけですから、先ほどちょっと私聞き漏らしたんですけれども、三、四十人の恐らく涙をのんでいる生徒さんいるわけですが、その辺がありますので、ぜひ、拡大を、次年度になりますけれども、検討していただきたいなというふうに思います。
○委員長(金子 透君) 質問ですか。(「はい」の声あり)
学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) 先ほど、今の段階では拡大の予定はございませんと申し上げましたが、海外派遣を、出発というか、実施する上におきまして、たくさんの教職員、それから、ほかの関係者の方々に協力をいただきまして事前研修をしっかりと行っている状況です。その中で、やはり、実施が夏休みに入っておりますが、その夏休みの前に実施研修をして、そして夏休み実施ということなんですが、その上で、やはり今の人数におきまして、それをまた拡大するにおいては、協力者とか教職員の協力体制をもう少ししっかりときちっと体制を整えた上でないと、なかなか拡大するのが難しいという課題がございますので、今の段階では今の状況ということでございます。
○委員長(金子 透君) 菅原福治委員。
○委員(菅原福治君) 拡大、難しいということですが、私はあと2人というか、1校当たり7人で総枠で10人ふやしていただきたいなと。30人、40人の人が行きたくてもいけないというような状況は本当にもったいないなということでございます。やっぱり人づくり、富谷の本当に礎づくりだと思うんですね。教育というのは本当に将来に対しての投資ですから、経費的な部分もあるとは思いますが、ぜひ、その辺、理解していただいて、10名、枠をふやしていただきたい、検討していただきたいなというふうに思いますが、再度お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 海外派遣事業につきましては、先ほど委員から評価をいただきまして、ありがとうございます。
私も今回3回目、一緒に団長として訪問させていただきました。やはり、確かに応募に対して、行けない中学生さんがいるというのは大きな課題ではあるかと思いますけれども、やはり、まずは研修の内容を一人一人しっかりと充実させるものにするには、今のやはり5校5人ずつの25名というのが、ちょうど団体としての、いわゆる研修事業としては行き届くベストな、そしてあと、いろいろな現地でのバス移動だったり、いろいろな意味ではすごく効果的な人数かなというふうには今のところは思っております。
これもまだ始まったばかりで、今回3回目でございますので、もう少し今の形でしっかりと整えて、もう少し余裕が出てきたら増員ということも考えられるかと思いますけれども、当面、もう少しは引き続きこの人員体制でやっていくことが、逆に、人数をふやすことによって研修の中身が薄くなることのほうがかえってマイナスにつながる可能性もありますので、まずはしっかりと参加した25名、おかげさまで、参加した子供が次の年、生徒会の会長だったり、生徒会の役員になって活躍してくれたりということで、やっぱりこの各5人が戻ってきてから、その中学校でしっかりと活躍をしていただいている。それが学年、学校に波及しているという効果もありますので、その辺しっかりと見きわめながら、今後の課題として受けとめさせていただきます。
○委員長(金子 透君) ほかに質疑ございませんか。安住稔幸委員。
○委員(安住稔幸君) それでは、質問させていただきます。
実績報告書のほうから質問させていただきます。まず、37ページであります。37ページの7に経観児ケア事業がございまして、この継続の中に発達検査や所属集団への助言等を含め、発達相談を実施したということで記述があります。これについてもう少し説明をよろしくお願いいたします。
○委員長(金子 透君) 子育て支援センター所長。
○子育て支援センター所長(猪股純子君) それでは、発達検査や所属団体への助言等を含めた発達相談についてお答えします。
発達検査は、お子さんの気になる、それから、保護者のちょっとこの辺が心配なんですということに対して、早急に1つの検査だけで結果を出すということではなくて、幾つか段階を経ております。最初は遊びの中で様子を見るとか、あとは、さらには臨床心理士に見ていただくとか、そういうところです。
そして、所属団体への助言といいますのは、最近は小さいお子さん、保育所とか、幼稚園とか、経観ではありますが、入所、入園されているお子さんがいます。その場合に、とみここの地域担当の保健師も一緒にその集団での様子も見ながらというところの支援を丁寧に行っているというところで、幼稚園、保育園もしくは支援の施設、そういうところにも足を運んで、お子さんの様子を共有しながら支援を行っているというような内容になります。
○委員長(金子 透君) 安住稔幸委員。
○委員(安住稔幸君) 236ページのほうにその内容的なものは載っておりますが、先ほど、今の話ですと、先ほども質問ありましたけれども、学校、幼稚園、保育所などの支援者も対象としていたが、今回は保護者に対象を絞ってということだったものですから、その辺の記述がもう少し、実績報告書のほうに詳しく出ているとよかったのかなと思いましたので、今後よろしくお願いいたします。
続きまして、41ページであります。41ページの下のほうの1、地域医療、救急体制の充実についてでありますけれども、こちらに、継続のところに休日当番医というのがございます。これ、ちょっと最近の事例ではあったんですが、休日に熱を出し行ったところ、玄関先で医者がいないのでということで、休日当番医ですよ、断られたという例がございました。これは実際に医療機関とどのような内容でこの休日当番医というものを決められていたか、説明をお願いいたします。
○委員長(金子 透君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) こちらの休日当番医事業につきましては、黒川医師会のほうに委託するという形になっておりまして、黒川医師会の事務局のほうで市内、また黒川郡内の病院のほうを輪番制として当番を決めているというふうなところになっております。
○委員長(金子 透君) 安住稔幸委員。
○委員(安住稔幸君) 多分、これも市として幾らか、委託するに当たっての費用というか、かかっているかと私は思うんですけれども、そういう状況が実際にありましたので、今後、医師会のほうときちんとその辺ご協議をしていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
○委員長(金子 透君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) そういったご意見等については黒川医師会のほうにも申し添えて、今後の対策なども連携していければというふうに考えます。
○委員長(金子 透君) 安住稔幸委員。
○委員(安住稔幸君) 続きまして、154ページになります。154ページ、155ページに絡みます避難行動要支援者名簿云々につきましての話ですけれども、多くの方に登録していただいて計画書もつくっていただいているようでありますが、これも以前、ちょっとお話しさせていただいたんですが、やはり実際の避難訓練というのでしょうか、こういったものをやはり徐々にでも取り組んでいくことが必要かと思います。実際にやはり実体験をしていただくというか、実際にそういうような行動をしてもらう。これによって初めて万が一のときにつながるものと思いますけれども、この辺につきまして、どのように検討されたんでしょうか。
○委員長(金子 透君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) 先ほどの浅野議員への答弁でも申し上げましたとおり、要支援者というところにつきましては、ご自身でもってのご自身の安全確保、それから、それに加えて家族での安全確保というところが第一でもって、それでもって余力のあるといいますか、そういった方々が個別のこの要支援者の方々のところに訪問して避難所等に避難させるというような内容となってございます。
ですのでといいますか、それぞれの行政区でもってということではなかなか先頭に立ってというところも難しいかと思いますので、市の防災担当のほうでやっております防災訓練の機会等を利用して計画的にやっていただければなというふうに考えてございます。
○委員長(金子 透君) 安住稔幸委員。
○委員(安住稔幸君) もちろん、各行政区で云々というのは独自でやるのは難しいと思います。ですから、こういう状況だということで防災訓練関係で、今回はこの地域においてこういった方にお声がけ、またはご家族の方も含めて一緒に実際にそういった避難行動の訓練をしていただくというようなことが、やはりそういった積み重ねにおいて初めて実際のそういう万が一のときにお役に立てるのかなと思いますけれども、その辺もう少し突っ込んで、こちらのほうから、担当課のほうからも、やはりそういった地域を定めてでも少しずつでもやっぱりやっていくべきだと思いますけれども、再度お聞きいたします。
○委員長(金子 透君) 保健福祉部長。
○保健福祉部長(中山高子君) この避難行動要支援者名簿につきましては、平成30年度におきまして防災訓練、富ケ丘で実施いたしましたけれども、そのときにこの避難行動要支援者名簿を利用しまして、民生委員、行政区長さんも交えまして、富ケ丘限定ではございましたけれども、実施して行った経緯がございます。また、今年度につきましては、また避難行動要支援者名簿、あと個別プランにつきまして、行政区長さん、あとは民生委員、あと市と三者で話し合いのほうを持っておりますので、それぞれの行政区のほうで防災訓練を行うときにこの避難行動要支援者名簿を利用しながら活用していただくようにお話はしてこれからもいきたいと思っております。
○委員長(金子 透君) 安住稔幸委員。
○委員(安住稔幸君) 続きまして、157ページになります。認知症学びの講座ということでございまして、以前、30年度を見ますと、地域、住民、そういったような方々が多いのかなと思っておりますけれども、学校関係で、子供たちにこの認知症学びの講座というようなものを実施したようなちょっと記憶がございますけれども、こういったものにつきましては、学校関係につきましては、どのようにお考えだったのでしょうか。
○委員長(金子 透君) 保健福祉総合支援センター所長。
○保健福祉総合支援センター所長(高橋弘美君) 学校関係に関しましては平成30年度は実施しておりませんでしたが、令和元年度、今年度につきましては既に1校開催をしております。学校、教育委員会とも連携をしながら、校長会でPRをさせていただいて、既に申し込みもございます。そういった状況です。
○委員長(金子 透君) 安住稔幸委員。
○委員(安住稔幸君) ぜひとも若い方にもよろしくお願いしたいと思います。
続きまして、ちょっと確認なんですが、204ページです。204ページに住民検診事業がございます。これは対象者が、例えば胃がん検診ですと3万5,000人ほどの方ということになっております。これと働いている方とか、お勤めになっているところで社会保険関係とか、こういった方等の数字というのはこれに入っているんでしょうか。
○委員長(金子 透君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) この対象者数につきましては204ページの下段のほうに書いてありまして、がん検診についてはその年の4月1日現在の富谷市にお住まいの方を対象とするということになっておりますので、働いている方も含まれております。
○委員長(金子 透君) 安住稔幸委員。
○委員(安住稔幸君) そうしますと、よく社会保険関係でこういった検診を受けられている方もおられると思います。たしか検診のご案内が来ると、ちょっと私のうちの話ですけれども、そういった職場で受けているとか、そういったようなことで丸をつけるというようなところもあったようだと思いますけれども。そうしますと、この対象者数というのは正確な数字という考え方とちょっと違うのかなと思ったりもするんですけれども、ちょっとこの辺について、どのようにお考えなんでしょうか。
○委員長(金子 透君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) この検診の対象者数の捉え方になりますけれども、国のほうで全国で統計をとっている地域保健という統計がございまして、その統計の基準というものが住民票がある方を対象にするというふうな形になっておりますので、これは国のほうに報告している数値となっております。ただ、実際には職場のほうでの検診、胃がん検診、さまざまながん検診を受けられている方については市のほうの検診は受けないということになりますので、その本当の受診率というところは、現在、捉えようがないというような状況にはございまして、国のほうでも職域におけるがん検診の考え方については、現在、検討を進められているというところにあります。
○委員長(金子 透君) 安住稔幸委員。
○委員(安住稔幸君) 一番下に書いてあります国保加入者の参考資料ということで、これでいきますと受診率が約63%ということで、費用的なものもありますので単純な比較はできないと思いますけれども、そうしますと、結構な割合で今よりは受診率がこれより上がると大体思うことができると思いますけれども、この辺については、そのほかの国保以外の方の上のほうに書いてある受診率はこれよりはやはり上がっているともちろん考えられるんですけれども、その辺についてはどのようにお考えなんでしょうか。
○委員長(金子 透君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) がん検診等については、職場で検診を受けている方も含めますとここに記載ある以上に受けていただいているというようなことは推測できるところにあります。また、国のほうで、今、検討されているところにはなりますけれども、胃がん検診を受けた方ですとか肺がん検診や大腸がん検診を受けている方の勤め先で受けている方というのが半数ぐらいいるというようなそういう資料等々もありますので、恐らく富谷市にお住まいの方たちもそういった職場で受けている方が多いというふうに考えていますので、今後、その捉え方については国のほうからまた示されるかと思いますので、そちらに沿いながら受診率は算出していきたいと考えます。
○委員長(金子 透君) 安住稔幸委員。
○委員(安住稔幸君) 続きまして、231ページであります。231ページ、保育所の部分の下のほうでありますけれども、給食食材の放射性物質濃度測定についてということでございます。これは30年度で見ますと2品目が測定結果としてあらわれた。29年度も同じ、2品目が出ておりました。これでちょっと思ったんですが、学校給食のほうももちろん検査されているわけでありますけれども、学校給食のほうではそういった記述、記載がありませんので、多分なかったのだろうと思うんですが、これはやはり食材の仕入れの仕方というか、その辺の違いによってこういったものが出てきているのかなと思ったりもするんですけれども、これについてご説明をお願いいたします。
○委員長(金子 透君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 給食センターとの比較ということになるんでしょうか、学校給食センターのほうは仕入れ先が幾つかあろうかと思いますが、保育所の食材については、公立の保育所については市内の1カ所のほうから一括で納入させていただいております。そういったところで仙台の青果市場等から来るものが多いかと思いますけれども、基本、ここで基準値を上回ったものについては、前もって検査に出せますので、使わない。代替品を使うということにさせていただいておるところでございます。
○委員長(金子 透君) 安住稔幸委員。
○委員(安住稔幸君) もちろん検査するのは当然かと思っていますけれども、それもそれなんですが、やはり大丈夫なものという言い方は、何ていうかわかりませんけれども、初めから検査にひっかからないようなものを納入していただくというか、そういったものを仕入れるというようなことというのはできないものなんでしょうか。
○委員長(金子 透君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 私たち、ふだん買っているスーパーでも皆さんやっぱり検査をしないで食べていると思うんですが、基本的には青果市場から購入したものでございますので、そこで買ってきたものでございます。もちろん全品検査というのは市場に出回るものでも不可能だと思いますので、その辺も含めましてこちらのほうでも入ってきたものをもう一度検査させていただいているというところでございます。
○委員長(金子 透君) 安住稔幸委員。
○委員(安住稔幸君) 学校給食のほうですと相当な数が仕入れされておって、それについていわば検出されていない。こちらは量的にも非常に少ない中でのこういった検出されている。今の課長のお話わかりますけれども、私たち食べているものも決して検査しているわけではありませんが、だからといって、いいというものではないのかなと私は思いますので、やはり保育所、仕入れの仕方がよくわからないところでの話になりますけれども、やはり出なくて当たり前という考えにやっぱりなっていくべきではないかなと思いますけれども、いかがでしょうか。
○委員長(金子 透君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) もちろん、それは出ないにこしたことはございません。基本的には、繰り返しになりますけれども、市場で売っているものをこちらでは購入しているものでありますので、それをさらに厳格にこちらのほうで内部で検査して食材に使用するというところでございますので、その辺については、ふだん我々が食べているものよりも安心なものを出しているというところでございます。
○委員長(金子 透君) 安住稔幸委員。
○委員(安住稔幸君) ぜひ、本当に出なくて当たり前だと思いますので、その辺、これからも検討お願いいたします。
続きまして、283ページです。小学校管理費でいろいろ、右のほうでありますけれども、主な修繕ということでいろいろ出ております。まだ現場はちょっと確認していなかったんですが、ちょっとお聞きしたいと思いまして、富ケ丘小学校の体育館、一部雨漏りするところがございました。昨年の話でありましたけれども、この辺について、学校総務課のほうでどのように認識されて、対応はどのようにされたのか、お聞きいたします。
○委員長(金子 透君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) 富ケ丘小学校から雨漏りというようなお話もあって、一応、現場のほうは見させていただいております。なかなか特定が難しいところもございまして、台風とか雨の向きとかいろいろありまして、その辺も含めて現状、そういった台風みたいなあれじゃないとないときもあるということでございまして、まだ現場のほうを今見守っているところでございます。
○委員長(金子 透君) 安住稔幸委員。
○委員(安住稔幸君) 昨年11月29日に金管バンドの富ケ丘の壮行会がございまして、そのとき、結構な雨が降りまして、雨漏りしているのを見たのですが、その場所を避けて子供たちがそういった演技をしたり、何かしていたということもありまして、確かに雨漏り、わかりづらいところはあるんですが、やはり早急な手当てをしないと、子供たちの授業というかそういったものに大分支障が出ると思いますので、今後早急にそういったものに手当てをすべきかと思いますけれども、いかがでしょうか。
○委員長(金子 透君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) 学校からいろいろ雨漏り以外も修繕等々のご依頼ございますので、その場合に逐次早急に対応するようにしておりますので、今後も十分対応できるように努めてまいりたいと思います。
○委員長(金子 透君) 安住稔幸委員。
○委員(安住稔幸君) 次は、290ページ、いきます。290ページ下のほう、スクールカウンセラー事業がございます、中学校の。どういう状況なのかお聞きしたいなと思いまして。スクールカウンセラーの件数が学校によって結構まちまちであります。じゃあ、生徒の数に対して比例しているのかなと思ったら、そうでもない。成田中学校、東向陽台中学校、富谷第二中学校ですと大体500前後、日吉台、富谷中ですと200から300ということで考えますと、大分ばらばらで、特に成田中学校などはほかと比べたら10分の1くらいに相当な数で少ないわけであります。この辺についてどのように分析されているんでしょうか。
○委員長(金子 透君) 学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) やはりその学校によってはさまざまに問題の生徒とかそういった部分では差が出てくるのは仕方ない部分もあるのかなと思うんですけれども、スクールカウンセラーに限らず、相談窓口というのが富谷市は十分多いので、カウンセラー以外にでも相談をしているという件数もございますので、これに関して、少ない、多いからというような部分ではないかなと思っております。
○委員長(金子 透君) 安住稔幸委員。
○委員(安住稔幸君) 今の話ですと、学校の環境にもよるのだろうけれども、ほかでも相談を受けているので、多分そんなに差はないんじゃないのかなというお話かなと思ったんですけれども、特に成田中学校が極端に少ないものですから、こういった言い方はあれなんですけれども、成田中学校のお子さんは非常にそういった問題が余りなく、教育環境が特にいいのかなと思ったりしているんですけれども、そういった件でこういった差があるというわけではないということで、もう一度、確認いたします。
○委員長(金子 透君) 学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) 学校によってのばらつきがあるということに関して、成田中学校が少ないその理由ということに関しては、優秀だからとか問題がないからというようなそういうような観点ではなくて、先ほど申し上げましたが、相談業務の窓口もいろいろありますので、そちらを活用したりとか、あとはやはり学校によっては、スクールカウンセラーに相談する前の初期対応とかそういった部分でもそれぞれ頑張って対応しておりますので、そういった効果も一部出ているのは確かかなとは思います。
○委員長(金子 透君) 安住稔幸委員。
○委員(安住稔幸君) ぜひとも、本当に勉強に励めるような学校環境づくりをよろしくお願いいたします。
続きまして、303ページであります。303ページ、学校給食センター管理でございまして、アレルギー対応食のことでお聞きいたします。これを見ますと、昨年より、例えば中学校でいきますと、29年度が328で、30年度は1,173ということで、すごいふえ方をしているのかなということで見ておりますけれども、この辺について、内容をご説明願います。
○委員長(金子 透君) 学校給食センター所長。
○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 食数の関係というか、対象者の関係でございまして、年間約170回ほどでございますので、その関係でこの数値が出てきたというようなことになります。
○委員長(金子 透君) 安住稔幸委員。
○委員(安住稔幸君) 食数の関係といいますと、単純にいけば29年度も30年度も同じ食数と、普通は年間と考えればそうですけれども、そうすると、年間の中で大分、例えば半年間だけアレルギー対応食で、残りの半年は普通の一般のもので済ませたとか、その反対かな、ということなんでしょうか。
○委員長(金子 透君) 学校給食センター所長。
○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 体質改善も当然ございますので、当初、アレルギー用を食しておりましても、中盤から通常食に戻すというお子さんもおりますので、そういうふうな変動ということにもなります。
○委員長(金子 透君) 委員の皆様にお聞きいたします。まだ質問のある方、挙手願います。
それでは、引き続き、質疑ございませんか。安住稔幸委員。
○委員(安住稔幸君) 私も二、三問で終わりますので。
今の話ですと、実際にはふえているので、体質改善云々というのは、逆に、いわば対応食が必要になってきているのかなということでちょっと思っておりますけれども。じゃあ、そういうことで。もう一度、ちょっとその辺、今現在、実際ふえているようでありますけれども、その辺について、もう一度ご説明をお願いします。
○委員長(金子 透君) 学校給食センター所長。
○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 29年度と30年度、比較しますと、対象者が7名と2名という5名の差がございます。その差がこういう数字、年間の食数で出ているということになります。
○委員長(金子 透君) 安住稔幸委員。
○委員(安住稔幸君) わかりました。今後、学校給食センターのほうが民間に移るようなことで、今市として動いているわけでありますので、しっかり対応をお願いしたいということで思っております。
続きまして、これは、最後になります。306ページになります。真ん中あたりの2、生涯学習活動推進、放課後子ども教室ということで、この中に多くの子供たちが安心して活動できる居場所づくりという言葉が出ております。これについて、もう少し説明をお願いいたします。
○委員長(金子 透君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) こちら、放課後子ども教室の内容ということで理解していますけれども、学校が終わった後、学校が終わって放課後の時間、わかりやすく言えば、その時間帯に公民館、地区ごとの公民館を使って、何かしらの自由来館であるとか、何かしらの文化活動に親しむというところの場の提供ということでご理解いただければと思います。
○委員長(金子 透君) ほかに質疑ございませんか。藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 実績報告書の224ページ、富谷市児童等虐待防止連絡協議会におきまして、相談件数が平成28年91件、平成29年126、平成30年が168と、どんどんふえている状況なんですけれども、これは一体どういう状況でふえていると分析しているか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) こちらのほうで考えておりますのは、やっぱり昨今いろいろな虐待の悲しい事故が相次いでおりますので、近隣の住民であるとか、そういった方からの通報というのが多くなっています。それが件数の増加につながっているという面もあると思っております。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) その内容に関して、実績報告書の227ページのほうに相談状況として、父母間のDVや離婚の問題に起因するものが多かったと。また、家庭の事情による養育の問題等があったとあるのですが、この家庭の事情というと具体的にはどういったことだったのか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) この件数、一言にご説明できるものではないんですが、やっぱりそれぞれ個々の事情がございます。それによって、ネグレクトだったり、そういったものに発展していくというところがございますので、一概にこれがというところではちょっと、申しわけありません、答えられないところです。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) DVとか離婚の問題なんですけれども、離婚も大体7割ぐらいが、たしかDVが原因だったりとか、それが経済的な状況に起因するというような、そういうような論文もあったかと思うんですけれども。実態の把握といいますか、貧困状況の把握というのは今されているのか、今後される予定があるのか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 特にそれに関しての調査というものを積極的に行っているわけではないんですが、保育所に入所されているご家庭、100弱、80、90ぐらいの世帯があるんですが、そのご家庭についての状況、階層別の状況というところではデータはとってございます。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) また本当に命をなくすというようなことだけはなくしていただきたいなと。対策が本当に必要だなと思うんですけれども、緊急のときには、何かこちらでも連携をすると、警察や児童相談所などと連携をしているみたいな例はあるんですけれども、その保護といいますか、そういうところに関しても迅速に何か問題があったときには対応できるかどうか、状況を伺いたいと思います。
○委員長(金子 透君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 私どもの勤務体系からいって、24時間ではもちろんございませんので、緊急に命に関係するような本当に緊急な案件があれば、まずは警察に通報していただくというところです。それから、我々で対応できる時間帯であれば、児童相談所と、それから警察等と連携して対応策について協議していくというところでございます。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 続きまして、実績報告書の231ページの一番上の障がい児保育状況に関しまして、昨年度同様、やはり公立の保育所のところで9割というような状況があるかと思います。この公立保育所の重要性に関して、障がい児を受け入れるということに関しての重要度について、市としての見解をお伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 基本的に誰でもという形ではないんですが、可能な限り、保育が必要なお子さんであって、保育ができるという状況であれば公立のほうで受け入れる方向で進めていきたいと思っております。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) なかなか民間ですと厳しいところもあるので、こちらはしっかりと対応していっていただけたらと思います。
続きまして、実績報告書の304ページになります。給食に関しまして、地場産品の使用率、平成29年度が13.1%だったんですけれども、平成30年度はどうだったか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 学校給食センター所長。
○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 8.7%になっております。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) こちら、減った要因としましてはどういったものだったのか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 学校給食センター所長。
○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 地元産品のトウモロコシを期待していたところでございますけれども、害虫による食害が発生したということで急遽納品できないということでの率の低下ということになります。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 学校給食に関連しまして、残食の状況として、昨年度より減っているという状況、提供自体が減っていることからだと思うんですけれども、学校でのSDGsなどユネスコスクールの取り組みとあわせて、この残食対策に関して何か検討ができないか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 学校給食センター所長。
○学校給食センター所長(郷右近 衛君) ユネスコのほうになりますと、ちょっと私の分野から遠ざかるかと思いますけれども、こういう残食の状況を教育委員会のほうでも把握しているわけでございますので、その辺を広めていただければというふうに思っております。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 最後の質問になります。地場産品が減っているという、なかなか、イノシシ被害という問題も出ているという状況ではあると思うんですけれども、今後、調査、業務委託をするというような状況だったかと思うのですが、地場産品の利用に関しては、この業務委託で増減などは何かあるか検討されていたのか、調査されていたか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 学校給食センター所長。
○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 委託になりましても、現状の状態で、仕入れの仕方、変わりませんので、地場産品ありますかということで、あさひなさん、今はJA新みやぎですけれども、そちらにお願いして探していただくということでは変わりませんので、現状のままでございます。
○委員長(金子 透君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(金子 透君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
以上をもちまして、本日の議事を終了いたします。
本日はこれにて散会いたします。
ご苦労さまでした。
午後 2時09分 散会
富谷市議会決算審査特別委員会は、富谷市議会議場に招集された。
○委員長(金子 透君) 皆さん、おはようございます。
本日の出席委員は17名であります。定足数に達しますので、直ちに決算審査特別委員会を開きます。
認定第1号 平成30年度富谷市一般会計歳入歳出決算の認定について
○委員長(金子 透君) 認定第1号 平成30年度富谷市一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
なお、本日の日程は、一般会計のうち経済産業部及び建設部所管に属する決算について審議をいたします。
それでは、これから各担当課長へ内容説明を求めます。最初に、産業観光課長。
[産業観光課長、農林振興課長、都市整備課長、都市計画課長、上下水道課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]
○委員長(金子 透君) 以上で説明を終わります。
これより一問一答方式による質疑に入りますが、質問者及び答弁者は要領よく、簡潔な質問と答弁、そしてスムーズな議事進行にご協力くださるようお願いいたします。また、質疑はページ、款、項、目を明示され行ってください。
それでは、質疑ございませんか。菊池美穂委員。
○委員(菊池美穂君) 質問させていただきます。
決算書の108ページ、側溝整備事業について。実績報告書の262ページでございます。太子堂、富ケ丘、鷹乃杜、とちの木の側溝有蓋化工事、4地区それぞれの進捗状況、必要な箇所全体の何%が終わっているのか、現時点の分、お尋ねいたします。
○委員長(金子 透君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) それでは、進捗率につきましてお答えさせていただきたいと思います。
まず初めに、太子堂地区でございます。30年度末の進捗率でございますが、85.1%でございます。それから、富ケ丘地区でございますが、こちらにつきましては36.3%でございます。こちらは北部と南部の町内会、2つに分かれておりまして、これまでにも議論としてそれぞれの進捗率をお答えさせていただいておりますので、ここでお答えさせていただきます。富ケ丘北部地区につきましては26.6でございます。富ケ丘南部につきましては44.4でございます。続いて、鷹乃杜でございます。こちらは14.7%でございます。とちの木地区につきましては74.8%でございます。市道太子堂線の側溝整備工事、こちらにつきましては40%でございます。
進捗率は以上でございます。
○委員長(金子 透君) 菊池美穂委員。
○委員(菊池美穂君) 結構差があるように感じるのですが、工事を進める優先順位などありましたら、お教えください。
○委員長(金子 透君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) まず、太子堂地区、それから、鷹乃杜、とちの木、市道太子堂線につきましては、こちらは市のほうで危険と思われるような箇所、または過去に水害が発生しておりまして早急な対策が望まれるような箇所を優先的に進めているところでございます。その際は、地元の町内会長様のほうに今年度の計画をご相談をした上で、ご了解いただいて進めさせていただいているところでございます。
富ケ丘につきましては、町内会が2つあるものですから、その年度ごとの施工場所につきましては、両町内会長様とご相談をさせていだたいて施工場所を決定しているという流れで進めているところでございます。現在のところ、南部地区に比べまして北部地区の進捗率が少ないものですから、これまでのご相談の中では南部地区に追いつくところまでは北部地区をやってはどうかということで、現在事業を進めているところでございます。
○委員長(金子 透君) 菊池美穂委員。
○委員(菊池美穂君) 昨年度と比べますとだんだんと予算が減っているように感じるのですが、その理由をお尋ねいたします。
○委員長(金子 透君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 予算につきましては、基本、太子堂、富ケ丘、鷹乃杜につきましては、年間2,500万の事業費ということで進めているところでございます。また、とちの木地区につきましては、やはり進捗率をもう少し上げたほうが住民のためにはなるのではないかということもございまして、こちらにつきましては今年度からまた若干の増額をして進捗率を高めているという状況でございます。
○委員長(金子 透君) 菊池美穂委員。
○委員(菊池美穂君) やっぱり早く直してほしいという声がこちらにも聞こえてきておりますので、今後の取り組みといたしまして、予算の再編などを検討されるのかどうか、改めてお尋ねいたします。
○委員長(金子 透君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 予算、財源の確保につきましては、担当課のみでお答えすることは非常に難しいことでございますので、今後、進捗率を高めていくために、予算につきましては財政当局とも検討を重ねてまいりたいと思っております。
○委員長(金子 透君) ほかに質疑ございませんか。畑山和晴委員。
○委員(畑山和晴君) 決算書の98ページ。TOMI+、産業交流プラザ運営・維持管理事業で3,331万3,062円かかっておりますが、これに対する収益というのはどれぐらいあったんでしょうか。
○委員長(金子 透君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 歳入の労働使用料の中でもちょっとお答えさせていただいております。269万69円でございます。
○委員長(金子 透君) 畑山和晴委員。
○委員(畑山和晴君) 収益を求めるという施設ということでもないとは思うんですけれども、やはり、何でも建物というのは維持管理費がかかってきますので、その収入と維持管理費のバランスという部分を考慮していかなければならないと思うんですが、その辺の考えというのはどうでしょうか。
○委員長(金子 透君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 平成30年度につきましては、初年度ということもございまして、ブース入居者は1年間無償という形をとってございます。31年度、令和元年度からは収入ということで確保しておりますので、ほぼ維持管理については、収入・支出、いいところにいくのではないかなというふうに考えてございます。
○委員長(金子 透君) 畑山和晴委員。
○委員(畑山和晴君) では、次の質問に移ります。決算書100ページの備考欄の6行目。ブルーベリー産地拡大事業。昨年度の決算と大幅に減額になっているんですけれども、この理由というのは何でしょうか、お伺いします。
○委員長(金子 透君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 減の理由につきましては、29年度まで、ブルーベリー産地拡大事業の中に産業観光課分のブルーベリースイーツフェア関係等の業務が含まれておりまして、実際、農林振興課分ですと約半分ぐらいが支出になっていたということでの減でございます。
○委員長(金子 透君) 畑山和晴委員。
○委員(畑山和晴君) だとすると、産地拡大事業については、特に変わらず、事業としては運営されていくということでよろしいんでしょうか。
○委員長(金子 透君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) そのとおりでございます。
○委員長(金子 透君) 畑山和晴委員。
○委員(畑山和晴君) では、次の質問に移ります。決算書114ページ。備考欄の2段目、住宅宅地震災対策事業費、これが大幅に決算としてあるんですけれども、詳しい内容をお伝え願います。
○委員長(金子 透君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) こちらのほうにつきましては、住宅の長寿命化計画ということで、うちのほうで西沢住宅のほうから建築が始まりまして20年がたつという形のことで、屋根及び外壁の工事のほうを1,000万ほど、工事を30年度からやっておりますので、その分による増という形のものでございます。
○委員長(金子 透君) 畑山和晴委員。
○委員(畑山和晴君) ほかの市営住宅含め、この決算額ということで今後推移していくという感覚でよろしいんでしょうか。
○委員長(金子 透君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 今後も長寿命化計画という形のことで、西沢から宮ノ沢までですかね、全体的に事業をやっておりますので、同じような形で推移していくという形のことで考えていただいて結構でございます。
○委員長(金子 透君) ほかに質疑ございませんか。浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) 実績報告書になります。241ページになります。今ありました2番目のところの富谷市まちづくり産業交流プラザの来場者数が出ております。各人数が掲載されております。このことにつきまして、ほぼ予定どおりだったのか、それともよかったのか、悪かったのか、ここのところの評価をどのように捉えていらっしゃるか、お伺いをいたします。
○委員長(金子 透君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) TOMI+の来場者数につきましては、予定が2万人でございましたので、予想を超えている状況ということでございます。
○委員長(金子 透君) 浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) これは各さまざまな6番まで出ておりますが、これはそうしますとほぼ目標達成といいますか、商工会とかそういったところ、シルバー人材さんところはちょっとあれですけれども、街道まつりだったりギャラリーだったり、そういったところにおいてはほぼ大丈夫というところでよろしかったんでしょうか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 当然、人数については目標をクリアしているというふうに考えてございます。人数につきましても、実はこのほかにも名簿に記載していない方も恐らくいるんだろうと思いますので、本当はさらにプラスになるというふうに考えてございます。
○委員長(金子 透君) 浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) それでは、実績報告書の243ページでございます。下の段のところの企業立地促進奨励金についてなんですが、こちらのほうの内容、3,595万円ほど上がっておりましたが、こちらのほうのちょっと内容を求めたいと思います。
○委員長(金子 透君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 企業立地促進奨励金でございます。こちらについては、記載のとおり、株式会社丸和運輸機関さんのほうに3,595万ほど支出をしてございます。
内容につきましては企業立地促進奨励金、こちらについては、投下固定資産が3,000万円以上で、常に雇っている従業員が15名以上の場合に対象となるものでございます。そちらの償却資産分として約2,600万ほど、それから建物の賃借料ということで739万ほどの支出がされております。もう一つは雇用促進奨励金ということで、1年以上雇用している本市に住所を有している従業員の数に10万円を掛けて支出をしてございます。こちらについては25人対象ということで250万円の支出でございます。合わせて3,595万ということでございます。
○委員長(金子 透君) ほかに質疑ございませんか。若生英俊委員。
○委員(若生英俊君) それでは、実績報告書。
○委員長(金子 透君) マイクをお願いいたします。
○委員(若生英俊君) 失礼しました。
241ページ、そしてまた244ページとなります。今の質問にもありましたけれども、まず最初に、244ページ、街道まつりの来場者数1万8,399人とありますが、この数字はどのような方法で計測されたのか、まず伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 街道まつりの人数のカウントにおきましては、各ポイントに人数カウント班というものを配置をしております。そこでの人数の集計ということでカウントしているものでございます。
○委員長(金子 透君) 若生英俊委員。
○委員(若生英俊君) じゃあ、そのようにいたしますと241ページ、富谷街道まつり、交流プラザのTOMI+の来場者数ということで2万9,000余を示しておりますけれども、その内訳の5番目、1万8,399、そのままを来場者数とカウントしていることについては適切かどうか、お伺いをいたします。
○委員長(金子 透君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 街道まつりにつきましては、TOMI+をメーン会場としてございますので、産業交流プラザにカウントすることについては適切であるというふうに考えてございます。
○委員長(金子 透君) 若生英俊委員。
○委員(若生英俊君) これは主観の相違ということで返されるかどうかというようなこともあります。私はやっぱりおかしいと思いますね。どのようにしても来場者数、そして、今も答弁の中に、2万人、(不明瞭発言あり)ちょっと待ってなさいよ。来場者数が2万人の目標を大きく超えました。さらにまた、名簿に記載がないものをというようなことまでおっしゃる中で、やはりこういった数字の捉え方、記載の仕方というのは、さらにまた役所ゆえに厳密さを求められるものと思います。一考を要すると思いますが、いかがでしょうか。
○委員長(金子 透君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 全く問題ないと思っております。
○委員長(金子 透君) ほかに質疑ございませんか。長谷川る美委員。
○委員(長谷川る美君) 実績報告書26ページです。3の主要幹線市道舗装修繕事業、これは本当に安全な通行のために大切な事業だと思います。そして、そのところで、今後の取り組みとして、交付金の採択基準の見直しにより、一部路線が交付金事業の対象外となったため、新たな道路舗装個別修繕計画を策定し、令和2年度からの交付金事業採択を目指すというふうに今後の取り組みにあるんですけれども、これについて、もう少し詳しく内容の説明を求めます。
○委員長(金子 透君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) まず、国の交付金の採択基準が変更になった、変わった件をまずお伝えします。これまでは、幹線道路と呼ばれる、通常は車道2車線、それから歩道もついており、交通量もあるという路線を主要幹線道路と位置づけておりまして、そのような位置づけの路線であれば舗装修繕の対象路線として採択をされてきたわけなんですけれども、この規定が、そういった路線であったとしても、舗装の構造が簡易舗装という舗装路盤が非常に薄い、そういった道路の舗装構造の路線については対象外とするということになったものでございます。
そのようなことから、平成30年度からにつきましてはそういった路線が対象外になったということでございます。
○委員長(金子 透君) 長谷川る美委員。
○委員(長谷川る美君) 先ほどのまだ続きなんですけれども、済みません。一部路線が対象外というふうにあるんですけれども、どちらの路線になりますでしょうか。
○委員長(金子 透君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 計画路線として国のほうに提示をしていた路線の中で、具体的に路線名を申し上げますと、市道成田環状1号線という路線になってまいります。成田のヤマザワ前の路線、円を書くように一周している路線でございますけれども、その路線が対象外になったということでございます。
○委員長(金子 透君) 長谷川る美委員。
○委員(長谷川る美君) ありがとうございます。
それでは、次に、実績報告書242ページです。中ほどにありますけれども、観光振興事業、(2)ですね。公式キャラクター「ブルベリッ娘&ブルピヨ」PRグッズ作成なんですけれども、スプーンとクリアファイル、29年度には作成あったようなんですけれども、30年度はどのようになりましたでしょうか、お伺いします。
○委員長(金子 透君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 済みません、お待たせしました。
済みません、購入のほうですよね。(「記載はないんですけど取り扱いの個数、残りの個数とか」の声あり)
○委員長(金子 透君) 長谷川委員、いま一度質問をお願いいたします。よく理解していないようですので。
○委員(長谷川る美君) 30年度はスプーンとクリアファイルのほうの記載がないんですけれども、先ほどお示ししたところに。なので、取り扱いなどは、まだ、販売というか、作成はされておりますでしょうか。
○委員長(金子 透君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 済みません。
こちら、公式キャラクターのグッズ作成ということで、30年度で75万3,000円記載してございます。こちらについては、ピンバッジ、縫いぐるみ、デザイン代、それからシールということで、購入した分がこちらに記載しているものでございます。スプーンはつくってございません。
○委員長(金子 透君) 課長、もう一回、はっきり。
○産業観光課長(神田能成君) こちらに記載のないものについては、在庫がまだあるということで、作成はしてございません。
○委員長(金子 透君) 長谷川る美委員。
○委員(長谷川る美君) 先ほど縫いぐるみというふうにありましたけれども、30年度、縫いぐるみを作成した、その個数と1個の縫いぐるみの金額についてお伺いします。
○委員長(金子 透君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 購入した数につきましては100個でございます。金額が3,100円でございます。
○委員長(金子 透君) 長谷川る美委員。
○委員(長谷川る美君) 縫いぐるみの次に、デザイン、そしてシールというのがあるんですけれども、それについて、どのようなものというか、デザインはデザインですかね、シールとかについて、説明を求めます。
○委員長(金子 透君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) シールにつきましては、ノベルティーでございます。デザインは、こちらのグッズを制作する上での全体のデザイン料ということでございます。
○委員長(金子 透君) この際、午前11時5分まで休憩します。
午前10時55分 休憩
午前11時05分 再開
○委員長(金子 透君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑ございませんか。菅原福治委員。
○委員(菅原福治君) それでは、私から産業建設所管の質問、二、三、質問させていただきます。
まず初めに、実績報告の240ページの労働雇用対策。シルバー人材センターについて、1問だけお伺いいたします。シルバー人材センターは、恐らく業務、仕事の広がりを見せていると思いますが、そこでいつも問題なり課題になるのは人手の確保だと思いますが、業務量と人材のバランスについて課題はないのか、その1点、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 現在、シルバー人材センターの正会員は500名ということでございます。それに対して、受注件数につきましては1,786件の受注があるということになってございます。人材確保ということでございますが、事業計画におきましては490名の事業計画で立ててございますので、その計画を上回ってございますので、人材については一定の確保ができているのではないかなというふうに考えてございます。
○委員長(金子 透君) 菅原福治委員。
○委員(菅原福治君) わかりました。
それでは、次に、実績報告書の19ページと240ページ。まちづくり産業プラザの運営についてですが、19ページのほうにはブース席5社、それとフリー席が7社の入居があったというふうに記されておりますが、これは何カ月ぐらいだったのか。それと現在もその会社は続いておるのか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 基本的には現在も継続して入居いただいているのがほとんどでございます。ただ、一部、交代している企業さんもございます。
○委員長(金子 透君) 菅原福治委員。
○委員(菅原福治君) その継続している会社の業種別、ざっくり、わかれば教えていただきたいんですが。
○委員長(金子 透君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) IT企業、それから医療コンサルさん、それから農業法人、それから農業関連事業者でございます。フリー席については、多くはサテライト企業ということで、ITであったりコンサルさんでございます。
○委員長(金子 透君) 菅原福治委員。
○委員(菅原福治君) それと、起業創業ということで4件になっておりますが、どのような業種というか、どのような仕事内容の会社なのか、立ち上げたのか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 内容的には、農業法人、養蜂でございます。それから、医療コンサル、それから、インターネットを活用したビジネス、それから、税理士事務所でございます。この4つでございます。
○委員長(金子 透君) 菅原福治委員。
○委員(菅原福治君) 最後でございますが、次に、実績報告の243ページの企業誘致についてお伺いいたします。セミナー、東京、名古屋、150ということで記されておりますが、セミナー実施後の追跡取り組み等々についてお伺いいたします。どのような取り組みをされたのか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) まず、企業立地セミナーにつきましては、そちらに記載のとおり、名古屋並びに東京でのセミナーを行ってきたところでございます。その後でございますが、まず、当日から申し上げますと、当日については、東京セミナーのほうでは24社とコンタクトをとってございます。名古屋セミナーとしては12社とのコンタクトをとってございます。その後には、いろいろ各担当であったりが実際に企業訪問なども行っております。昨年度については35件の企業訪問を行っているということで、当然、担当のほうでのアポイントとりであったり、必要に応じては市長のトップセールスということでお願いしているというふうな状況でございます。
○委員長(金子 透君) 菅原福治委員。
○委員(菅原福治君) この報告が余りにも行数が、行数というか、取り組みが少ないもので、何となく心配になるんですよね。やっぱり年2回もセミナー、毎年やっていますしね、かなりのデータ量になっていると思うんですが。蓄積、相当あると思うんですね。そのような中で、やっぱり企業誘致というのはもう少し、行数というのもおかしいですけれども、多種多様な取り組みがあって、今聞けば三十何件の追跡の取り組みもされているということでございますので、その辺はきっちり載っけたほうが、予算に入っていないのかもわかりませんけれども、お金かかっていないかもわからないですけれども、その辺は記してもらったほうがいいと思うんですが、今後についてなんですが、いかがでしょうか。
○委員長(金子 透君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 次年度、その辺の記載について考えたいというふうに考えてございます。
○委員長(金子 透君) 菅原福治委員。
○委員(菅原福治君) 関連なんですけれども、それにしても企業誘致の予算が、先ほどの奨励金を除けば、三千幾らの奨励金を除けば、微々たる百何万の出費にしかなっていないんですよね。これから本市が本当に伸びていく生命線だと思うんですよ。このことを繰り返していかないと、うちは恐らく通常の自治体と同じような格好になっていくと思いますので、この繰り返し、ずっとこれ繰り返していかないと恐らく伸びは期待できないと思いますので、その辺、ぜひ積極的な力強い取り組みを今後いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。市長にお伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 委員のご意見のとおり、私も重要な、一番大きなところだと思っておりますので、日々、先ほど課長からも答弁ありましたように、企業立地セミナーでコンタクトのとれた企業、追跡で各担当に訪問させていただき、タイミングを見て、私自身がトップセールスということでお邪魔をさせていただいたりしております。
やはり、この企業誘致は、でもなかなか、本当にかなり脈があるなと思って足を運んでいってもなかなか実現に至らなかったりするものですから、とにかくいろいろな条件、向こうもやはり企業立地については大きな投資が発生するものですから、やはり慎重に、時間がかかるのも現実でございます。ただ、これは手を緩めることなくしっかりと進めていくことが結果につながるというふうに思っておりますので、これまで以上に、これは予算とかどうのこうのじゃなくて、足を運び、幾らコンタクトをとっていくかという日常の積み重ねだと思っておりますので、逆に議会の皆様方にも、もしそういった情報等がありましたら我々にお伝えいただければ、すぐに担当者なり私がすぐ足を運ぶということもありますので、そういう意味では、議会の皆様方、いろいろな情報が大変重要だと思っておりますので、ご支援、ご協力いただけばというふうに思っております。
○委員長(金子 透君) ほかに質疑ございませんか。藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) まず、実績報告書の247ページ、有害鳥獣駆除事業に関しまして、捕獲頭数が本当に平成29年度から比べまして10倍を超えているというような状況なんですけれども、白石のほうでも、たしか平成24年に60頭ぐらいだったのが、今1,000頭を軽く超えているというような状況になっておりまして、富谷市も今後急速にふえるのではないかというふうに懸念しているんですが、イノシシの今後の推移といいますか、どういう状況になっていくと予想しているか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 今回、29年度から30年度までには頭数が大きくふえたということでございますが、こういった状況につきまして、物理柵を里山と地域との間に設置をしたということによりまして、ある程度、柵の外側にイノシシが集中してきたのかなというところで捕獲数がふえたという状況がございます。したがいまして、今後も各地域でこれから計画的に物理柵を設置していくということになりますので、その状況に合わせて、わな等の設置をふやすことによってふえるのではないかということでは考えております。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) わなに関しましては、何か計画みたいなものを立てている状況はあるのか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 現在50基保有しておりますけれども、今後、実施隊と協議いたしまして、わなをふやしていくということで考えているところでございます。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) ちなみに捕獲時の処理というのはどういう形に今なっているか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 処理というのは、捕獲した後の。埋葬または地権者の同意を得まして解体と埋葬ということで、解体した分については焼却処分ということで行っています。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 何十キロ、下手すると100キロを超えるというような個体もたまにいたりするというお話なんですけれども、原則としては、県のイノシシ計画を見ましても、持ち帰りが原則だというようなことで書いてあったりするんです。何か埋めたりするとやっぱり掘り返されたりしてしまう。そういうふうな問題もあるかと思うんですけれども、今後、処分場についても検討する必要があるのではないかと思いますが、検討などはされていたか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 処分場につきましては、まだそこまでではないと考えておりますので、状況等を見きわめながら検討していくという事項だと思っております。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) やはりイノシシが通ってしまうと、農作物ににおいがついてしまったりして本当に食えない、それは販売することができないというお話を伺ったりしているんですけれども、そういうようなイノシシ被害、例えばさっきも給食センターでトウモロコシがやられてしまったというようなお話も出ていたと思うんですけれども、そういうような被害が出たときの補償というものを何か検討できないか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 今の現状ですと、被害を受けた作物につきましては、個人で加入されている農業共済、そちらのほうとかを活用していただくという状況で今対応していただいているところでございます。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) わなに関しましては、今後も50基といわず、どんどん随時ふやしていくということなのか、確認、お願いいたします。
○委員長(金子 透君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) ふやしてまいりたいと思います。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 大変重要な問題なので、今後もしっかりお願いいたします。
次に移ります。実績報告書の250ページ。とみや地産地消推進事業に関しまして、やっぱり地産地消を進めるという中で、この中にはちょっと書いていないんですけれども、やっぱり地元の飲食店との連携、飲食店マップであったり、呼びかけ、市長もスローフードの活動をずっと取り組まれていたかと思うんですけれども、やっぱり地元でつくったものを地元で食べるという、そういう体験をしっかり富谷で提供していくということ、これは大変重要だと思うんですけれども、そういうようなことは検討されていたか、今後検討できないか。これは市長にお伺いしたいと思います。
○委員長(金子 透君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 地産地消の視点で、やはり地元でとれたものを地元の飲食店で利用いただくというのは大変効果的だというふうに思っております。それは店の方も多分望んでいると思いますので、その辺しっかりとこれからつなぐ役割を我々行政が担っていければというふうに思っております。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 実は、il mio campoさん、本当に市外からもいっぱい来るお店なんですけれども、イチジクのそういう生で食べられるメニューをこの10月にイベントをやったりとかもするんですけれども、なかなかそういうものが知られていなかったりするんですよね。あと、ほかの場所でもイチジクを、例えば小松さんは、ことしから、ちょうど出るということなんですけれども、スイーツもできるし食べ物もできる。しかも、生で食することがなかなかないらしいんですよね。そういう意味では、本当に貴重な体験が富谷でできるということで、例えばそういうようなフェアみたいなことを検討したりとか、より強力に飲食店の皆さんとの連携を本当に図っていただけないか、再度、決意をお願いいたします。
○委員長(金子 透君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) il mio campoさん、奥様はもともと野菜ソムリエで、私もスローフード時代からおつき合いがありますので、大変お店としてもすばらしいお店をやられているなというふうに思っております。今のご意見踏まえて、積極的に行政でつなぐ役割であったり、そういった支援をしていきたいというふうに考えています。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 最後の質問になります。実績報告書の240ページのハローワークの求人情報の週1回の提供という形をとっていらっしゃるんですが、こちらというのはどういう形で提供されていたか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) ハローワークの求人情報ということで、こちらに記載のとおり、本庁と出張所窓口にその求人情報を指定の場所にストックして誰でも見られるような状態にしておくということと、それから、ホームページ上にも記載をしているところでございます。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 週1回だと、新しい情報、新しい情報という形ではなかなか厳しいところも、もしかするとあるのかなと思うんですが、ハローワーク自体を富谷に誘致するということは、これは難しいのでしょうか、検討されていたりしたのか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) ハローワーク自体の誘致ということですよね。だとすると、今までも検討した経緯があるんだと思います。なかなか現実にはされていないというところでございますが、実は、令和元年度、今年度、県の委託事業がございまして、わく・わーく支援事業というのがございます。そちらについては女性の方、高齢の方を特に、それだけではないんですが、特に女性・高齢者を中心に相談を受けますよというふうな事業がございます。その事務所が富谷の富ケ丘に設置をされましたので、ハローワークとの連携が密になっているというふうな状況でございます。
○委員長(金子 透君) ほかに質疑。安住稔幸委員。
○委員(安住稔幸君) それでは、実績報告書のほうから質問いたします。20ページ。これはほかのものにも関連してのことでありますが、まず、20ページのブルーベリーの産地拡大で、30年度は3,200キロ収穫できたということであります。ブルーベリーでの総売り上げというのでしょうか、ブルーベリーに関していろいろな方が、多くの方がやっていらっしゃいますけれども、売り上げについてどのように認識されているか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 売り上げにつきましては、ちょっと把握している部分はございますけれども、金額的には、まずはちょっと控えさせていただきたいと思いますが、例年、横ばいの今状況ではございますが、運営には支障のないような状況での販売がされているというところで見ております。
○委員長(金子 透君) 安住稔幸委員。
○委員(安住稔幸君) そうしますと、一種のなりわいということで成り立っているということで考えてよろしいんでしょうか。
○委員長(金子 透君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) そのとおりでございます。
○委員長(金子 透君) 安住稔幸委員。
○委員(安住稔幸君) そうしますと、下のほうですと、ブルーベリーのスイーツフェア事業ということでありますけれども、ブルーベリーのスイーツというよりは「スイーツのまち」ということで富谷が今進めているわけでありますけれども、こういったことに関しての売り上げの推移というかそういったものについては、富谷市内のお店、そういったものを含めてどのように認識されているんでしょうか。
○委員長(金子 透君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) ブルーベリースイーツフェア並びに国際スイーツ博覧会を含めて、市内のスイーツ事業者についての売り上げは確実に伸びてきているというふうに認識をしてございます。
○委員長(金子 透君) 安住稔幸委員。
○委員(安住稔幸君) 今度、21ページ。隣のはちみつプロジェクトでございますが、今、市のほうから補助金などを出して養蜂家の育成などもされておりますけれども、これにつきましても大分収穫がふえてきているということでありますけれども、この辺につきまして、商業ベースというのでしょうか、こういったものに対してどのようにお考えなのか、お聞きいたします。
○委員長(金子 透君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 今、はちみつプロジェクトにおきましては、市のほうから60万円ということで助成をしております。基本的にはその60万円をもとに運営をしていただいているということでございますので、今後も今のところはそういった状況で継続していくのかなというところで考えています。
○委員長(金子 透君) 安住稔幸委員。
○委員(安住稔幸君) そうしますと、将来的にはもちろん収穫をどんどんふやしていって、いわば商業ベースというのでしょうか、そういったものにのせていくということで今進めていらっしゃるということで、再度確認しますけれども、よろしいんでしょうか。
○委員長(金子 透君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) そのとおりでございます。
○委員長(金子 透君) 安住稔幸委員。
○委員(安住稔幸君) また、23ページのほうになるんですけれども、スイーツ博のほうに昨年は4万500人の方が来ていただいている。その前は3万、大体ですね。こういうことでありまして、繰り返しになるかもしれませんけれども、いわば、そういったスイーツ関係での販路拡大というか、そういったものがやはり結びついていると認識されておるんでしょうか。
○委員長(金子 透君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 国際スイーツ博覧会でございます。昨年度も国際スイーツ博覧会のほうにEIGHT CROWNSさん、モンキーマジックさんですけれども、出ていただきました。モンキーマジックさんが行っているEIGHT CROWNSについては、養蜂を行って、その蜂蜜を販売していたりもいたします。今、さらにその蜂蜜を市内のホテルとの提携をして、さらに販売をふやしていこうということで、そういった協議もございますので、かなりスイーツ博、スイーツフェアによって販路は拡大されてきているんではないかなというふうに考えてございます。
○委員長(金子 透君) 安住稔幸委員。
○委員(安住稔幸君) 済みません。隣の22ページのほうに戻りますけれども、とみや地産地消促進事業で、インショップということで「おんないん会」の皆様によるインショップ、今回から、31年度ですと3カ所にふえているということになりますけれども、この辺につきましての売り上げというか、その辺についてはどのように認識されているんでしょうか。
○委員長(金子 透君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 売り上げにつきましては、年々伸びているという状況でございます。
○委員長(金子 透君) 安住稔幸委員。
○委員(安住稔幸君) 続きまして、249ページです。先ほどもありましたが、特産品定着推進事業についてでありまして、イチジク、シャインマスカットということで取り組んでいただいておりますけれども、これらにつきましては、先ほどのお話にもありましたけれども、実際の商品への利用というか使用につきまして、具体的なものを幾つか教えていただければと思います。
○委員長(金子 透君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) イチジク、シャインマスカット等につきましては、スイーツ店の食材として活用をいただいているというところでございます。ぽろたん栗、ラズベリー等については、まだ収穫に至っていないという状況ですので、今、2作物についてそのような形で活用しているというところでございます。
○委員長(金子 透君) 安住稔幸委員。
○委員(安住稔幸君) 最後になります。257ページになります。緑づくり事業でございます。これの補助金の補助の状況を見ますと、28年度からずっとゼロで30年度まで来ております。今の都市整備課のほうでとみやロードサポート制度というものを、31年度の話になりますけれども、始めまして、実際にそれを活用されているところもあると聞いております。やはり、こういった花、今の蜂蜜のほうも花を植えるほうに力を入れていくということでお話がありましたけれども、やはり、この補助金をうまく活用できるか。例えば花、花壇版のとみやロードサポート、ロードではありませんけれども、フラワーサポートというのでしょうか、わかりませんけれども、そのようなものもやはり検討に値するんではないかと思いますけれども、その辺につきましてどのようにお考えでしょうか。
○委員長(金子 透君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) こちらにはちょっと記載されてはおらないんですけれども、緑化委員会の事業といたししまして、草花助成ということで、花壇等を植えた場合1万円まで助成するという事業がございますので、そちらで花壇なりで地域のほうに置いていただいて、それも蜜源という形に今取り組んでいるところでございます。
○委員長(金子 透君) 安住稔幸委員。
○委員(安住稔幸君) そうしますと、257ページのほうの緑づくり事業のほうの話になりますけれども、こちらのほう、補助金の、もちろんあるから使うというわけではありませんけれども、そういったような考え方も、私が今お話ししたものもできるんじゃないかと思いますけれども、その辺についてはいかがお考えでしょうか。お願いします。
○委員長(金子 透君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 実は、こちらの緑づくりの補助事業のゼロというほうにつきましては、要綱上、樹木のほうをメーンとしておるような状況がございまして、ということで、この記載前については、各地域の公園等に桜の木とかそういったものが植樹されておったというところなんですけれども、近年、整備等が進んできたということで、それもちょっと今、樹木の植栽等については利用がないという状況でございます。
○委員長(金子 透君) 安住稔幸委員。
○委員(安住稔幸君) 済みません。再度ですけれども、繰り返しますけれども、花の植栽とかそちらのほうにやはりもう少し力を入れてもよろしいんではないかと思いますけれども、この辺について、もう一度だけお聞きいたします。
○委員長(金子 透君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 委員のおっしゃるとおり、参考にさせていただきまして、今後、補助金の内容等の見直し等も含めて、状況に応じて考えてまいりたいと思います。
○委員長(金子 透君) 若生英俊委員。
○委員(若生英俊君) 決算書100ページ、実績報告書248ページであります。ブルーベリーの産地拡大事業であります。栽培面積の拡大にこの間取り組んでいるわけであります。栽培面積を見ますと1年当たり1,000平米、ちょうど1,000平米という感じなんでしょうか、28、29、30の推移を見ましてもプラス1,000平米と相なっております。改めて確認いたしますけれども、この5万3,672平米、栽培者はどれくらいの人数でありますか、確認いたします。
○委員長(金子 透君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 29名でございます。
○委員長(金子 透君) 若生英俊委員。
○委員(若生英俊君) それでは、2番の実施内容及び実績の欄を見てみます。単位「円」とありますけれども、これは「千円」の間違いなのではないでしょうか。まず1つですね。単位を千円と見て、質問を申し上げます。ブルーベリー専任アドバイザー、マイスター・ブルーベリー成木育成事業から入りますけれども、前年度比半減とか、あるいは大幅減というふうなこととなりますけれども、この辺の経緯についてお伺いをいたします。
○委員長(金子 透君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) ブルーベリー、まずアドバイザーにつきましては、1名の方にブルーベリーに係る研修であるとか、市内の公共施設に植えられていますブルーベリーの樹木などの維持管理もお願いしているというところでございます。それとあわせまして、成木育成事業のほうについても、補助金を活用するという方がいた場合、生産組合のほうで事前に苗を購入いたします。その購入した分を育成していただくという形になっておりますので、その本数等によって活動日数等も減るということで、ちょっと金額等が変動あるということでございます。
あと、済みません、「円」のほうについては「千円」の間違いでございます。
○委員長(金子 透君) 若生英俊委員。
○委員(若生英俊君) その次、前年度の実績報告書を見ますと、ブルーベリーサポーターズ事業(14名参加)というふうに、6万3,000円とありました。そうしますと、3段目と4段目が、3、4が区分けされて、事業費のほうが、事業が事業費となって6万3,000円と相なっております。この2つに分けたことと、前年度との整合性ということで質問させていただきます。
○委員長(金子 透君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) まず、事業費でございます。参加数については、そのまま申し込みいただいた方の数でございまして、事業費につきましては、謝礼といたしまして、29年度まではブルーベリーの苗木2本、謝礼としてお渡ししておったものを、30年度から1本ということで、ちょっと削減させていただいた関係での減でございます。
○委員長(金子 透君) 若生英俊委員。
○委員(若生英俊君) そうしますと、4段目の参加人数は何名となりますか。
○委員長(金子 透君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 参加人数がこの15名でございます。
○委員長(金子 透君) 若生英俊委員。
○委員(若生英俊君) どちらにしましても、成木を育成する、富谷の地に合う品種というふうなこととなろうかと思います。十分研究をされて、長年、専任アドバイザーあるいは成木育成事業にこの間取り組んでいただいている方がおります。まさにプロ中のプロではないかと思いますので、こういった方のノウハウといいますか、知恵を十分活用して、さらなる面積拡大に取り組んでいただきたいと思いますけれども、取り組みの方向性についてお伺いをいたします。
○委員長(金子 透君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) ブルーベリーのさらなる産地拡大事業に向けまして取り組んでまいりたいと思います。
○委員長(金子 透君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(金子 透君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(金子 透君) 異議なしと認めます。よって、これより採決をいたします。
認定第1号 平成30年度富谷市一般会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○委員長(金子 透君) 起立全員と認めます。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
以上をもちまして本日の議事を終了いたします。
本日はこれにて散会いたします。
お疲れさまでした。
午前11時37分 散会
富谷市議会決算審査特別委員会は、富谷市議会議場に招集された。
○委員長(金子 透君) 皆さん、おはようございます。
本日の出席委員は17名であります。定足数に達しますので、直ちに決算審査特別委員会を開きます。
認定第2号 平成30年度富谷市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
○委員長(金子 透君) 認定第2号 平成30年度富谷市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
これから担当課長へ内容説明を求めます。健康推進課長。
[健康推進課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]
○委員長(金子 透君) 以上で説明を終わります。
これより一問一答方式により質疑に入りますが、質問者及び答弁者は、要領よく簡潔な質問と答弁、そしてスムーズな議事進行にご協力くださるようお願いいたします。また、質疑はページ、款、項、目を明示され行ってください。
それでは、質疑ございませんか。出川博一委員。
○委員(出川博一君) それでは、行政実績報告208ページを中心にお尋ねいたします。208ページの下段のほうに保険給付の状況についてということで、29年度と比べると約2億円の給付費がマイナスになっている、減少しているということで、この内容の分析についてお尋ねしたいと思います。
○委員長(金子 透君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 平成30年度につきましては、人口構成については、記載のとおり、前期高齢者がふえていて、医療費も増加するような予測をしておりましたが、結果、決算で見ますと1人当たりの医療費が減少しているというようなところになっておりまして、全体的には高額な医療にかかる方が29年度よりも少なかったというようなことで、最高額につきましては、前年度800万円を超える方が数人いらっしゃいましたが、ことしは最高でも600万円台ということで、疾病の治療の状況によっても毎年異なるのかなというふうに思っているところになります。
○委員長(金子 透君) 出川博一委員。
○委員(出川博一君) 1人当たりの費用額が減ったという答弁なんですけれども、ただ、この209ページの医療給付の診療別状況、(3)になりますけれども、これで見ていくと、いわゆる入院・入院外・歯科・調剤、食事療法等はちょっと余り関係ないかと思いますけれども、この4つの科目において、それぞれ大幅な減となっていますけれども、1人当たりだけではちょっと説明つかないような気がするんですけれども、全体として、どのような施策の結果、こういう成果に結びついたと考えておられるのか、お尋ねします。
○委員長(金子 透君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 入院や入院外についても減少しているということで、全体的には被保険者の減少とともに診療報酬の改定の影響もあったかとは思いますけれども、医療疾病ごとに見ますと、昨年度、循環器系の疾患が最も多かったというような、医療費全体では多かったところになりますけれども、今回は循環器の疾患のほうが医療費全体では減っているというふうなことで、皆さん、かかりつけの病院等できちんと医療を先生のもとで治療を続けられているということで、日々の健康管理に留意されていただいた結果もあるかなというふうに思います。
○委員長(金子 透君) 出川博一委員。
○委員(出川博一君) 事業の趣旨のところにあるんですけれども、いわゆる特定健康診査等の実施とか、あるいはデータヘルス計画の推進に伴って、いわゆる循環器系のものを大分改善するように、市とすれば施策を打った結果だというふうな理解でよろしいんでしょうか。
○委員長(金子 透君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 行政実績報告の210ページ、211ページのほうに国保の保健事業のほうを記載させていただいておりますが、特に循環器系の疾患につきましては、市として多くの方にPRをさせていただいたりですとか、糖尿病の予防ということで、階層的に健診の結果から受診勧奨、また特定保健指導、あと重症化予防ということで透析に移行しないような予防事業等を行っているところになりますので、そういった積み重ねの結果ということも言えるかなというふうに思います。
○委員長(金子 透君) 出川博一委員。
○委員(出川博一君) これまでの保健施策についての結果だというふうに高く評価したいと思うんですけれども、これをぜひ今後も続けていくようにお願いしたいと思いますとともに、この保険給付、30年度の2億円減ったという保険給付は、これは令和2年度の納付金、これに影響してくるのかどうか、お尋ねいたします。
○委員長(金子 透君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 納付金につきましては、医療費の水準等も加味されることになりますので、一部影響はあるかと思います。
○委員長(金子 透君) 出川博一委員。
○委員(出川博一君) いずれというか、いわゆる保険者努力支援制度、これもあるわけですから、この中での評価も当然あってしかるべきだと思うので、これは令和2年度の納付金にどの程度影響があるものなのかどうか、お尋ねいたします。
○委員長(金子 透君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 保険者努力支援制度につきましては、県への努力支援への交付金、あと各市町村への努力への交付金というふうに2種類に分かれておりますので、当然、市町村が積み重ねてきた事務事業の見直しや収納の状況、あと保健事業含めて総合的な保険者機能が加味される形になりますので、当然、納付金のほうは県に交付されたものについては影響があるというふうに思いますし、市のほうについては、直接、市への交付金という形で特別交付金で交付される形となります。
○委員長(金子 透君) 出川博一委員。
○委員(出川博一君) それでは、続きまして、212ページ、213ページのところでお尋ねしたいんですけれども、212ページの中段ぐらいに1人当たり調定額の状況ということで、平成30年度合計で10万2,095円、そして、213ページの下段のところのいわゆるこれは納付金のほうですけれども、これについては1人当たり14万2,417円ということで、いわゆる調定額と納付金のところに約4万円の違いがあるんですけれども、これはいわゆる基金からの拠出でカバーしたというような理解でいいのかどうか、お尋ねします。
○委員長(金子 透君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 納付金の額と1人当たりの調定額の差につきましては、市にあります基金において補塡するという形で埋めているところになります。
○委員長(金子 透君) 出川博一委員。
○委員(出川博一君) ということは、いわゆる1人当たりの保険料の4割増しでいわゆる納付金として払っているということからすると、非常に基金の役割が大きいというふうに感じておりますけれども、そのような理解でいいのかどうか、お尋ねします。
○委員長(金子 透君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) ただいま基金からというふうな限定的に申し上げましたけれども、基金以外にも特別交付金、先ほどのご質問ありました保険者努力支援制度で交付される交付金等々も含まれての、それでも不足する分については基金で補塡するという形となります。
○委員長(金子 透君) 出川博一委員。
○委員(出川博一君) いわゆる厚労省で平成30年度国民健康保険料等の動向の取りまとめということで、去年の12月21日にプレス発表しているんですけれども、この資料について、ちょっとお尋ねいたします。この資料の中で、宮城県の市町村別の内訳も出ておりますけれども、この資料によりますと、富谷市の場合、1人当たりの保険料の調定額が7万9,990円というふうな表示になっておりまして、ただ、212ページの1人当たりの調定額、これは市のものでは10万2,095円ということで、大きな差額があるんですけれども、この内容についてお尋ねいたします。
○委員長(金子 透君) 税務課長。
○税務課長(泉川潤哉君) こちら厚労省の数字ですけれども、あくまで一番上に書いてあるとおり、参考値ということになっております。これは全体の調定額を単純に全被保険者数で割り戻した数字じゃないかと思われます。うちのほうの行政実績の数字は、医療分、支援分、あと介護分も、介護分を支払う方は一部ですので、そういったおのおのの調定額をおのおのの被保険者数で割ったものを最後に足して出したものが合計となっておりますので、そこでの差が出てきているのじゃないかと思います。
○委員長(金子 透君) 出川博一委員。
○委員(出川博一君) ということは、医療分とか支援分は多分余り影響しないんだろうと思うんですけれども、介護分をいわゆる被保険者で割ったがために、厚労省のものは2万ほど低く出たという理解でよろしいんでしょうか。
○委員長(金子 透君) 税務課長。
○税務課長(泉川潤哉君) そのように思われます。
○委員長(金子 透君) 出川博一委員。
○委員(出川博一君) この資料の中で、各市町村ごとの保険料税率、あるいは定額の平等割とか平均割が出ているんですけれども、この中の平等割、この数字が富谷市の場合4万800円と出ておりますけれども、これは県内の14市の中で高いほうなのか、低いほうなのか、お尋ねします。
○委員長(金子 透君) 税務課長。
○税務課長(泉川潤哉君) 高いほうであります。
○委員長(金子 透君) 出川博一委員。
○委員(出川博一君) 高いほうというのは、かなり高い、一番高いという水準なんですか。それとも、高いほうの部類に属するという部分なんでしょうか。お尋ねいたします。
○委員長(金子 透君) 税務課長。
○税務課長(泉川潤哉君) このデータでいけば、介護分も入れれば2番目に高いということになります。
○委員長(金子 透君) 出川博一委員。
○委員(出川博一君) 多分この平等割は1世帯につきという賦課方法だと思うんですけれども、これを引き下げる余地はあるのじゃないかと私は思いますけれども、特にそれによって基金への影響というか、それほど私は負担になるものではないと思いますので、突出して高い平等割をぜひ引き下げるべきだと思うんですけれども、その辺についてのご検討はどうなのか、お尋ねします。
○委員長(金子 透君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 平等割につきましては、今、答弁がありましたとおりに、県内のほうでも高い位置にありますけれども、今後、応能や応益の割合、バランスを見ながら、税率の改正等は今後考えていかなければならないところに来ているかと思いますので、それにあわせながら、税率改正の中でバランスをとりながら改正していきたいというふうに考えております。
○委員長(金子 透君) 出川博一委員。
○委員(出川博一君) 税率改定については検討しなくてはならないという答弁なんですけれども、ただ、これは県単位化になって30年度から始まった制度で、その中で、例えば来年度のところで対応するとか、そういう時限性についてはどのようにお考えなのか、お尋ねいたします。
○委員長(金子 透君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 現在、県でも将来の保険料の水準の統一というところで検討をなされているところになります。そうなりますと、現在、本市においての国保税というのは県内でも低い税となっておりますので、全体で平均的に見ましても、そうなりますと上昇するということが懸念されるところになります。そういった状況においては、直近で引き下げとかという形での検討は今のところは考えていないところで、先ほども述べましたように、応能や応益のバランス、そこを調整しながら、被保険者の方々のご負担に行かないような形で改正を考えているというところになります。
○委員長(金子 透君) 出川博一委員。
○委員(出川博一君) 今の答弁は、私はあくまでも納付金の問題だと思うんですよ。ですから、それとは別に、今の水準でも基金とすれば12億から13億あるわけなので、その辺のところは、富谷市は国保税に関してはある程度余裕があるというふうに私は思っているんですけれども。その辺について、納付金は別にして、そういう意味で基金のさらなる持ち出しといいますか、補塡というのをぜひ検討すべきと思いますけれども、いかがでしょうか。
○委員長(金子 透君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 財源不足につきましては、同水準で推移していくというふうに考えてみますと、基金を全額繰り入れることになれば令和8年度まではもつような試算とはなっておりますけれども、一気に上げるということは不可能かというふうに考えておりますので、被保険者のご負担にもなるということで、そこについては当面、本市にあります財政調整基金を毎年繰り入れをしながら、この税を維持していきながらというふうに考えているところになります。
○委員長(金子 透君) ほかに質疑ございませんか。藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 実績報告書の208付近を中心にいきます。こちらには載ってないんですけれども、国保世帯に占める無職世帯、そして、非正規労働者世帯などの割合、平成31年3月議会では100世帯を抽出し、無職が39世帯、被用者40世帯の計80世帯と、全体の8割ぐらいという状況だったかと思うのですが、大体このような数字なのか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 平成31年3月議会の一般質問でもお答えしたとおりの世帯の数ということで、今直近で把握しているのはその世帯数となっております。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) それでは、続きまして国保加入者の平均所得、こちらは平成29年度の決算のときに87万8,106円で、平成28年度よりも1万5,000円上昇したという状況だったそうなんですけれども、平成30年度はどのような状況だったか。平均所得についてお伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 税務課長。
○税務課長(泉川潤哉君) 87万2,904円、前年比マイナス5,202円です。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) そのマイナスの要因はどのように分析されていたか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 税務課長。
○税務課長(泉川潤哉君) 被保険者が減っているというところもありますけれども、それなりの収入のある方が国保から抜けて被用者保険のほうに加入したり、より所得の低い方が国保に残ったというのが一番の要因ではないかと考えております。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 続きまして、国保加入者の年代ごとの人数に関しまして、平成29年度の決算のときには20代が838人、30代が438人、40代847人、50代734人、60代3,115人、70代1,865人とあったんですけれども、これらの平成30年度の加入者の年代ごとの人数がわかればお願いいたします。
○委員長(金子 透君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 20歳未満は822人、20歳代が396人、30歳代が652人、40歳代が841人、50歳代が701人、60歳代が2,893人、70歳代が2,020人となっております。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 今の数字を見ますと、予想よりも若い年代も多いというような状況だと思うんですけれども、例えばこの20代、30代ぐらい、未満の方たちも含めて、そういう方たちというのは働いている方が多いのか、それとも、被保険者といいますか、そういう形なのか、どういう状況なのか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 若い方につきましては昨年度よりも減少傾向にあります。若い方については、お仕事を離職されまして国保に加入され、また就職されて、また国保を抜けるというような方の多い形となりますので、恐らく、残って今人数として出ている方については、お仕事されていない方も多いかとは思いますけれども、実際の人数とかについては、現在は把握していないところになります。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) やはり、今までのお話を聞いていますと、かなり低所得者の方たちがふえてきているのかなというのは思うんですけれども、70代もふえているという状況もありますし、その中でも、国保の中で、議会で取り上げていたんですけれども、均等割のほうに関しまして、子供は、当たり前のことなんですけれども働くことはできませんが、しかし、均等割というと子供の数によって負担がふえるという点においては、やはり子育て支援に逆行しているということで減免をしている自治体がありまして、国保法の第77条に基づく減免措置、これは国も認めているところです。仙台市も子供の均等割の軽減をしていまして、3月議会でこの均等割の減免について質問をしました。子供の均等割、3割減免の場合694万円、子供の均等割の減免を前向きに検討すると3月議会で答弁があったんですけれども、その後の調査状況といいますか検討状況は今どうなっていたか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 子供の均等割の減免につきましては、本市でも検討している状況とはなっております。しかしながら、この減免を実施するには大きなシステム改修を要するというような経費が一定以上かかるというようなところになっております。そういった財政上の面から見ても、今まだ検討中というところとなっております。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) ちなみに、そのシステム改修はどのぐらいというような、大まかな試算ではどのぐらいかかっているのか、お伺いします。
○委員長(金子 透君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 現在、システム改修の会社のほうに見積もりを徴取しているところですが、かなり困難な形でなかなか見積もりも出せない状況にあるということになっておりますので、恐らく高額になるんじゃないかなというふうに推測されます。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) ほかの自治体の状況も調べるというお話だったかと思うんですけれども、当時の答弁で。ほかの自治体の実現している自治体があります。あのときに挙げた例だと仙台市だったんですけれども、ほかにももちろんあります。ほかの自治体ではどういう状況だったのか、把握されていたか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) まず、仙台市さんは公表されて、実際にされているということははっきりしております。また、近隣町村におきましても実施されるというふうなところは聞いてはおりますけれども、現在実施しているほかの自治体については、今ないというところでおりましたので。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) それでは、ほかの自治体も、今後も含めて、また検討していただけるか、再度お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 引き続き検討させていただきます。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) それでは、軽減世帯に関しまして質問させていただくんですけれども、7割軽減世帯、5割軽減世帯、2割軽減世帯、平成29年度決算のときには、7割軽減世帯が1,285世帯、5割軽減世帯が796、2割軽減世帯が687という状況だったんですけれども、平成30年度の状況がわかればお願いいたします。
○委員長(金子 透君) 税務課長。
○税務課長(泉川潤哉君) 昨年の7割軽減世帯、「1,285」とおっしゃいましたけれども、これは「1,185」となっております、昨年は。ことしが、今回が7割が1,182、5割が820、2割が682という数字となっております。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 軽減世帯、やはりかなり多いということで、一番最初のほうにもお話しいただいたんですけれども、かなり低所得の方が多いという状況がわかるかと思います。この中で、1カ月証、3カ月証、6カ月証、それぞれの世帯数、平成30年度ではどうなっていたか。昨年の3月議会のときに確認した数字ですと、2月時点で1カ月証が33人、3カ月証が9件、6カ月証は全て交付という状況だったかと思うのですが、今わかる数字でお願いいたします。
○委員長(金子 透君) 徴税特別対策監。
○徴税特別対策監(佐藤健一君) ことしの8月20日現在で、1カ月証が29、3カ月証が38、6カ月証が21、合計88件となっております。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) そういう状況を見ますと、大体、6カ月証の方であるとか3カ月証の方の減少が、やっぱり多いという状況なのかなと、恐らく、来年といいますか、過ぎたときにそういう状況になるかなと思うんですけれども、1カ月証、3カ月証、6カ月証の違いというのは、どういうものがあったのか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 徴税特別対策監。
○徴税特別対策監(佐藤健一君) まず、短期証につきましては、納期限から6カ月経過した未納があって、かつ、未納額の合計が10万以上であるというのが条件になりますけれども、6カ月証につきましては納付に継続性があるもの。3カ月証につきましては納付に継続性がないもの、1カ月証につきましては納期限から1年間以上納付がないものということになります。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) こちらも先ほどのお話になるんですが、やはり、本当に所得がない方たちがふえているという状況の中で、1カ月証の方たち。恐らく一番支払いに困っている人たちだと思うんですよね。そういう方たちほど残ってしまっているという状況ではないかなと思うのですが、この状況に関してどのように分析されていたか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 徴税特別対策監。
○徴税特別対策監(佐藤健一君) 預貯金だったりいろいろな財産調査等をしておりますけれども、財産が見つからず、あとは、こちらからいろいろな督促状だったり催告書だったりを送っておりますけれども、反応がない方ということで考えております。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 1カ月証に関しましては、県内市でも3市しかないという状況があるかと思うんですけれども。県も市町村によって極端な違いが出ないようにとしているんですけれども、この1カ月証の撤廃というのは検討されたか、お伺いいたします。3月議会の中では、来ていただいて、その中で相談に結びつけたいというお話もあったかと思うのですが、やはり、本当に困っている方たちだと思うので、やっぱりなかなか来られないというところでのなかなか難しいところもあるかと思いますが、伺います。
○委員長(金子 透君) 徴税特別対策監。
○徴税特別対策監(佐藤健一君) 3月定例会のときにも回答させていただいておりますけれども、国保税を滞納されている方との折衝を図るための機会と捉えております。それから、県内の市では3市ということなんですけれども、市町村までいきますと13市町村、約3分の1の市町村が1カ月証を継続して使っておりますので、今のところ見直す予定はございません。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 町を含めると13あるという状況なんですけれども、やはり富谷市になりましたので、次のステージに移るという意味でも、これ、再度やはり検討していく必要があるんではないかなというふうに思います。やはり市の中では1カ月証を発行しているところは少ないという状況ですので。先ほどからも何回もお話ししているんですけれども、やはり、本当に一番困っている方たち、しかも、なかなか来られないということで相談にも乗れないという本当に一番困っている方たちへの対応でもあると思います。そして、短期証の件で受診がおくれて亡くなってしまうという方も全国で77人以上いたという状況もありましたので、再度、撤廃に関して、今後、検討していただけないか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 徴税特別対策監。
○徴税特別対策監(佐藤健一君) 本市では、1カ証を出しておりますけれども、資格者証のほうは、現在、停止しております。県内ですと、12市町村、市でいいますと資格者証を出していないのは5市だけになっておりますので、このあたりで、どちらもないという状況はちょっとまずいかと思いますので、1カ月証のほうを継続させていただきたいと考えております。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) それでは、とりに来られない1カ月証の方たち、結構、本当に多いと思うんですけれども、そういう方たち、来られない方たちへの経済状況の把握というのはどのような形でされていたか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 徴税特別対策監。
○徴税特別対策監(佐藤健一君) 窓口にいらっしゃった方、あるいはこちらから出向いて直接お会いできた方につきましては、収入支出状況を聞き取りしております。その中で、納税できる額がないのかというところで検討させていただいております。折衝がない方につきましては、住民税の所得情報で把握しております。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) ちなみに、その中で生活相談などほかの課につなげたという方はいらっしゃったか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 徴税特別対策監。
○徴税特別対策監(佐藤健一君) 窓口に来ていただいて、納税相談をした結果として、収入支出状況が芳しくない方、税金を納めるのもなかなか難しいのかなという方につきましては、福祉部門のほうの窓口につないでおります。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 適切につないでいただければと思います。
差し押さえに関してなんですけれども、対応方針として、法律に定められた禁止規定に準じた取り扱いを行うなど個人の事情を考慮して適切に対応するというふうにあるんですけれども、これも法に従ってきめ細やかに生活環境、労働状況などを把握して行っているのか、こちらに関してもお伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 徴税特別対策監。
○徴税特別対策監(佐藤健一君) 例えば預貯金ですけれども、全て何でもかんでも差し押さえするというものではなくて、絶対的禁止財産、生活保護の扶助費であったり児童扶養手当とかにつきましてはもちろん考慮しますし、条件付差押禁止財産ということで給与とか年金がございますけれども、こちらについても、当然、差し押さえ可能額というのを計算した上で、その範囲内で差し押さえを実行しております。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 適切に運営していただけているのかなというふうには感じております。
続きまして、収納率に関しては、目標とした数字があったか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 徴税特別対策監。
○徴税特別対策監(佐藤健一君) 前年並みの徴収率を考えております。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 続きまして、国保税とほかの税金などを合わせて滞納している世帯はどの程度いたのか、把握されていたか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 徴税特別対策監。
○徴税特別対策監(佐藤健一君) 世帯で捉えた資料というのは持ち合わせておりませんけれども、地方税滞納整理機構のほうに30年度に移管した中の構成比ということでお話しさせていただきますと、30年度44人中20人が国保の滞納ありということで、約半数が両方の滞納がある方ということで考えております。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 滞納に関しまして、やはり半数ぐらいの方が複数滞納しているという状況があるかと思います。本当に生活が苦しいという状況などもあるかと思うんですけれども、この重複して滞納している方たちの要因をどのように分析されていたかをお伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 徴税特別対策監。
○徴税特別対策監(佐藤健一君) 国保税が課税されている方というのは、国保税だけではなく、そのほかの市税も課税されている方がかなりいらっしゃいます。市税と合わせて納めていただくというときに収入的に負担が難しいという世帯もあるかとは思うんですけれども、収支を聞いておりますと、支出の配分だったり、あるいは優先順位が、本来優先すべきところはどこなのというところを間違えていらっしゃる方も滞納している方には大分いらっしゃるので、そのあたりが要因なのかなと考えております。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) いろいろと支払いのお金の管理もできない方も、もしかするといるかもしれないんですけれども、実際、本当に苦しいというような状況の方もやっぱりいらっしゃると思いますので、寄り添った対応を今後もしていただけるか、最後にお伺いして終わりにしたいと思います。
○委員長(金子 透君) 徴税特別対策監。
○徴税特別対策監(佐藤健一君) これまでもそのような対応をしておりますけれども、今後も同じように、納税者に寄り添った対応をしていきたいと考えております。
○委員長(金子 透君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(金子 透君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(金子 透君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
認定第2号 平成30年度富谷市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○委員長(金子 透君) 起立多数と認めます。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
この際、午前11時まで休憩いたします。
午前10時49分 休憩
午前11時00分 再開
○委員長(金子 透君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
認定第4号 平成30年度富谷市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
○委員長(金子 透君) 認定第4号 平成30年度富谷市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
これから担当課長へ内容説明を求めます。長寿福祉課長。
[長寿福祉課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]
○委員長(金子 透君) 以上で説明を終わります。
これより一問一答方式による質疑に入ります。質疑ございませんか。藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 実績報告書の167ページ、認定者数の状況なんですけれども、昨年度よりも7人減ったというような状況で、要介護の4と5が、5は微増ですけれども、4がかなりふえているという状況はあるんですが、そこまでの要支援1から要介護3までがかなり減っているというような状況がありまして、これというのは、要介護2はふえてはいるんですけれども、例えば要支援1になった後にそれから改善するという方もいらっしゃるという状況なのか。それと、要介護の4のほうに移行するようにやっぱり重度化するような、介護予防がうまくいっている方と重度化していく層という形で分かれている状況なのか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) 認定者数の状況でございますが、167ページの中段にございます表のとおりとなってございまして、今回の特徴的なところといたしましては、要支援1・2、特に要支援1が減少となっているというような状況でございます。この状況につきましては、総合事業というものが始まってございまして、その導入によりまして介護の認定を受けなくてもサービスを利用できるようになったというところで、下がったのではないかというような分析でございます。
それから、要介護4の者がふえたというところにつきましては、全体的に今回は施設のサービス利用者もふえてございますので、そういった方々が施設のサービス利用に移行したというところでございます。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) その下の(3)認定者数の推移につきまして、合計で減っておりまして、計画値よりもかなり低く抑えられているという状況なのですけれども、これは介護予防の対策がうまくいったということなのか。どのように分析をされていたか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) 先ほども申し上げましたとおり、総合事業というものが始まってございまして、それによりまして、介護の認定を受けなくてもサービス利用できるという状況となったことから、数字で証明するということはできませんけれども、感触として、そういったところの効果が出ているのかなというところでございます。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) そうしますと、166ページのこの調査状況に関しては、微減しているというような状況であったりとか、認定調査等費の推移、これらが減っているというのもそういうようなところが要因となっているということなのか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 保健福祉総合支援センター所長。
○保健福祉総合支援センター所長(高橋弘美君) 介護保険の認定申請に関しましては、やはり総合事業に移行して、認定を受けなくても利用することができるというふうなところで認定者数のほうは少なくなってございます。
ただ、対象者数もふえているというふうなところで、実際のところは微減というふうな結果でございます。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 要介護・要支援認定審査会がその下に、これは黒川行政事務組合なんですけれども、審査回数はふえているんですが、認定件数が減っているというのも、これはどういった状況と考えているのか、お伺いします。
○委員長(金子 透君) 保健福祉総合支援センター所長。
○保健福祉総合支援センター所長(高橋弘美君) 審査回数につきましては、富谷市単独ではなく、黒川地区全体での審査会になっておりますので、富谷市だけではなく、ほかの大和町、大衡村、大郷町も入った審査会になっておりますので、こういった回数で開催しております。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 余りよくわからない説明だったんですけれども、総合事業に移ったということで、認定を受けないで受けられるというような状況あるかと思うのですが、サービスを受けられている方の声として、いい点と、何かメリット、デメリットみたいなところで、どういう声が出ていたか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 保健福祉総合支援センター所長。
○保健福祉総合支援センター所長(高橋弘美君) 済みません、少しお待ちください。
失礼いたしました。まず、総合事業のメニューにつきましては、訪問型サービスというものと、それから通所型サービスと、それから一般介護予防事業のサロン、寄り合いというふうな事業のほうが総合事業として展開してございます。
利用者の方の声としましては、通所型の方からのお声をいただいているんですけれども、やはり毎週決まった曜日に運動することが生活のめり張りになっているとか、利用者同士でのお茶飲みやコンサートに行くなど活動範囲の拡大につながっているなど、自分自身の健康について自信がついてきたというふうなお声をいただいております。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) やはりいろいろな病気に関しましても、外出であったりとか、そういうもので健康というのは影響するというような状況もありますので、今後もこのサービスに関しましては、介護のほうに、どんどん介護度が悪くならないように充実していくような考えがあるか、最後お伺いして終わりにしたいと思います。
○委員長(金子 透君) 保健福祉総合支援センター所長。
○保健福祉総合支援センター所長(高橋弘美君) 今後も引き続き介護予防の充実に努めてまいりたいと思います。
○委員長(金子 透君) ほかに質疑ございませんか。出川博一委員。
○委員(出川博一君) 行政実績報告書の167ページ。一番下のところにあります第1号被保険者に対する認定者の出現率の推移。ここのところ、大幅に低下しているといいますか、非常に喜ばしいことではあるんですけれども、この辺のところの分析はどのようにされているのか、お尋ねします。
○委員長(金子 透君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) 先ほど藤原委員にも答弁いたしましたとおり、総合事業の導入によりまして、介護の認定を受けなくてもサービスを利用できるようになったというところが要因かというふうに考えてございます。
○委員長(金子 透君) 出川博一委員。
○委員(出川博一君) いやいや、総合事業じゃなくて、これは認定者ですよ。認定者の割合が減っているわけですから。だって、その上の(3)の認定者数の推移についてだって、現実的には1号被保険者で3人減っているわけですから、ですから、全て総合事業ということで繕うというのはおかしいんじゃないかなと思うんですけれども、その辺について、もう一度、見解をお尋ねします。
○委員長(金子 透君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) まず、総合事業の導入というところでお話しさせていただきました。極端なところを言えば、65歳以上の方全て要介護の有無にかかわらず受けられるサービスができたということでございます。そのような効果で、それを利用して、本来であれば要介護認定に至ったケースであっても、それが予防されて認定者数が減ったというような見方でございます。
○委員長(金子 透君) 出川博一委員。
○委員(出川博一君) つまり、認定されなくても、総合事業でいろいろのケアなり運動ができるということで、そういう結果として出現率が大幅に低下したということでいいのか、もう一度確認いたします。
○委員長(金子 透君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) それが全てというわけではございませんが、一つの大きな要因というふうに考えてございます。
○委員長(金子 透君) 出川博一委員。
○委員(出川博一君) そうすると、これは総合事業に変わったことによって大幅にこれからも低下していくという見通しを立てていいのかどうか、お尋ねいたします。
○委員長(金子 透君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) まだ総合事業自体始まったばかりの制度でございますので、ここ何年かの推移を見ながら判断していかなければならないというふうに考えてございます。
○委員長(金子 透君) 出川博一委員。
○委員(出川博一君) この辺のところが介護保険の中で一番大きなポイントになるところだと思うので、もう少ししっかり、いわゆる出現率なりが下がった点についてもう少し深く分析すべきだと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○委員長(金子 透君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) 今後もこの辺の要因につきまして研究していきたいと考えてございます。
○委員長(金子 透君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(金子 透君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(金子 透君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
認定第4号 平成30年度富谷市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○委員長(金子 透君) 起立全員と認めます。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
認定第5号 平成30年度富谷市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
○委員長(金子 透君) 認定第5号 平成30年度富谷市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
これから担当課長へ内容説明を求めます。健康推進課長。
[健康推進課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]
○委員長(金子 透君) 以上で説明を終わります。
これより一問一答方式による質疑に入ります。質疑ございませんか。藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 後期高齢というところなんですけれども、204ページの後期高齢者健診に関して、一般会計のほうで質問したときにこちらだと言われたので、こちらのほうで質問させていただくんですが、平成30年度は健診につきまして詳細なもの、心電図、貧血、眼底検査などは無料だったか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 平成30年度につきましては、自己負担等はございません。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) ちなみに平成30年度では何人、こちら受けられていたか、わかればお伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 後期高齢者の健診は1,812人が受診されております。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) かなり多くの方が受けられていると思います。これら3つの検査に関して、市の持ち出しというのは幾らだったか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 約500万円となっております。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 安心安全を担保するという上でも大変大事な健診だと思います。この健診を受けられていたという方から、令和元年になったら有料化になったということで大変驚いたと。本当にこれからこの検査を受けられないんじゃないかということで不安を抱いている方がかなり、お金がなくて受けられないという方がいらっしゃったんですけれども、どういった判断を平成30年度中にして有料化になったのか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 後期高齢者健診につきましては、平成30年8月の全員協議会においても30年以降に継続検討した事務事業の見直しの概要についてもご説明させていただいたところになりますけれども、後期高齢者健診につきましては、後期高齢広域連合からの委託事業ということで市が委託されて実施している健診となっております。そのために、実施した委託金につきましては、国で特定健診の基準に定めた健診内容の実施した分についてだけ健診委託金としてこちらのほうに委託料として歳入となっているものになりますので、実際には、詳細な健診と言われるものにつきましては、法律等で基準、定められているものではないものになりますので、検討事項については、その詳細な健診については、国で標準的な健診等のプログラムで定められている基準にのっとって、さまざまな検査結果、前年度の結果や、あと医師の判断、総合的に見て必要な検査は受けていただけるようにということで実施したところとなっております。また、医師が認めない方でも、ご自分でその検査を受けたいんだというような方、ご希望の方には実費でという形で、オプションという形で検査をできるような形を市のほうでは便宜させていただいたというところとなっております。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) 確認なんですけれども、医師の必要だというものがあったときにはこれは無料だったか、確認をさせていただきたいと思います。
○委員長(金子 透君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 医師が必要と認められたというような方には無料というか、検査項目がプラスされて健診を受けていただいております。
○委員長(金子 透君) 藤原 峻委員。
○委員(藤原 峻君) こちらに関しまして、私のほうにもかなり本当に困ったというような声を実は伺っておりまして、医師の判断という客観的な診断があれば無料で受けられるということ、これは大変重要な指標だと思うんですけれども、今まで手厚くやっていたものですので、今後のことにはなりますけれども、また無料化にするような方向で検討ができないか、検討だけでもできないか、お伺いいたします。
○委員長(金子 透君) 藤原委員に申し上げます。決算に関連した質問に徹してください。今後のことではございません。
ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(金子 透君) 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(金子 透君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
認定第5号 平成30年度富谷市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○委員長(金子 透君) 起立多数と認めます。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
認定第3号 平成30年度富谷市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
○委員長(金子 透君) 認定第3号 平成30年度富谷市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
これから担当課長へ内容説明を求めます。上下水道課長。
[上下水道課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]
○委員長(金子 透君) 以上で説明を終わります。
これより一問一答による質疑に入ります。質疑ございませんか。出川博一委員。
○委員(出川博一君) 行政実績報告276ページ。6の業務委託、ここの2行目にありますストックマネジメント計画策定業務委託、この内容についてお尋ねいたします。
○委員長(金子 透君) 上下水道課長。
○上下水道課長(齋藤英夫君) これにつきましては下水道施設全体を一体的に捉えた下水道施設のリスク評価を踏まえまして、施設管理の目標及び長期的な改築などを設定しまして、点検調査計画及び修繕改築計画を策定するものでございます。
○委員長(金子 透君) 出川博一委員。
○委員(出川博一君) ということは、これについては長期的な計画とかそういうものが記載された文書はできているんでしょうか。
○委員長(金子 透君) 上下水道課長。
○上下水道課長(齋藤英夫君) 修繕計画と改築計画はございます。
○委員長(金子 透君) 出川博一委員。
○委員(出川博一君) それでは、その下にあります流域関連公共下水道効率化事業計画策定業務委託、これについてもその内容についてお尋ねします。
○委員長(金子 透君) 上下水道課長。
○上下水道課長(齋藤英夫君) これにつきましては、下水道法とあと都市計画法の認可をとる業務内容となっております。
○委員長(金子 透君) 出川博一委員。
○委員(出川博一君) これはそうすると、一応効率化事業計画となっているんですけれども、そういうものじゃなくて、いわゆる認可をとるためだけの資料ということになるんですか。
○委員長(金子 透君) 上下水道課長。
○上下水道課長(齋藤英夫君) そうです。
○委員長(金子 透君) 出川博一委員。
○委員(出川博一君) ストックマネジメント計画にはいわゆる長期的な計画とか修繕計画も含めて検討されたものがあるということなんですけれども、この下の7の工事請負のところを見ても、下水道の工事は最低で5,000万円、大体、暗渠なんかをやると1億を超えるという非常に多額な工事費になりますので、このいわゆるストックマネジメントの計画については、まとめたものを我々議員側にも配付して、今後の財政支出の状況とかその辺のところを早目に知らしめておく必要があると思うんですけれども、その辺についての考えはいかがでしょうか。
○委員長(金子 透君) 上下水道課長。
○上下水道課長(齋藤英夫君) これにつきましては補助メニューの対象となっておりまして、一応計画は立てているんですけれども、それをもって補助申請して、補助がついた場合実施するというような形でございますので、一応、議員の皆様には提出はちょっと無理なのかなと思います。
○委員長(金子 透君) 出川博一委員。
○委員(出川博一君) いや、そうじゃなくて、結局、その補助メニューといいながらも、こういう形でこれから進めていきたいとかそういう大まかな計画については、当然、議員にも知っておいてもらって、我々も、今後、下水道で税の投入があるんだよとかそういうことは踏まえた財政計画なりを検討していかなくてはならないと思うので、その辺について、もう一度お尋ねいたします。
○委員長(金子 透君) 上下水道課長。
○上下水道課長(齋藤英夫君) 検討しまして、提出するような形で検討します。
○委員長(金子 透君) 出川博一委員。
○委員(出川博一君) 時期的にはいつごろを考えておられますか。
○委員長(金子 透君) 上下水道課長。
○上下水道課長(齋藤英夫君) 年度内に提出します。
○委員長(金子 透君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(金子 透君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(金子 透君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
認定第3号 平成30年度富谷市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○委員長(金子 透君) 起立全員と認めます。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
認定第6号 平成30年度富谷市水道事業会計利益処分及び決算の認定について
○委員長(金子 透君) 認定第6号 平成30年度富谷市水道事業会計利益処分及び決算の認定についてを議題といたします。
これから担当課長へ内容説明を求めます。上下水道課長。
[上下水道課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]
○委員長(金子 透君) 以上で説明を終わります。
これより一問一答による質疑に入ります。質疑ございませんか。出川博一委員。
○委員(出川博一君) それでは、257ページ。先ほど説明ありました決算の概況なんですけれども、この下の段のほうにその結果、資本的収支において1億6,371万8,072円の不足が生じましたが、過年度損益勘定留保資金1億5,837万5,464円及び消費税調整額で補塡しましたとありますけれども、この過年度損益勘定留保資金、これの現在残高はお幾らになるんでしょうか。
○委員長(金子 透君) 上下水道課長。
○上下水道課長(齋藤英夫君) 内部留保資金につきましては6億3,860万円ほどございます。
○委員長(金子 透君) 出川博一委員。
○委員(出川博一君) これはどこかに具体的な数字としては出ているんでしょうか。
○委員長(金子 透君) 上下水道課長。
○上下水道課長(齋藤英夫君) 具体的には記載はしておりません。
○委員長(金子 透君) 出川博一委員。
○委員(出川博一君) この6億3,800というのは、そうするとどこから出てきた数字なのか、お尋ねいたします。
○委員長(金子 透君) 上下水道課長。
○上下水道課長(齋藤英夫君) 内部留保資金と減価償却費等の現金支出を伴わない費用となってございます。
○委員長(金子 透君) 出川博一委員。
○委員(出川博一君) これから資本的支出について多額になる可能性もあるわけですから、やっぱり、過年度損益勘定留保資金、これの残高推移というのはどこかに表示すべきだと私は思うんですけれども、この辺についてはいかがでしょうか。
○委員長(金子 透君) 上下水道課長。
○上下水道課長(齋藤英夫君) ちょっと内部で検討をさせてほしいと思います。
○委員長(金子 透君) 出川博一委員。
○委員(出川博一君) というのは、わかりにくいから内部で検討、それとも、数字そのものを出したくないということなんでしょうか。
○委員長(金子 透君) 上下水道課長。
○上下水道課長(齋藤英夫君) その辺、出すか、出さないかなどをちょっと内部で検討させていただきたいと思います。
○委員長(金子 透君) 出川博一委員。
○委員(出川博一君) であれば、この文章というのを使うわけにはいかないんじゃないですか。補塡するという表現をしながら、その残高が幾らあるのかわからない中で、あるいはないもので補塡していると言われても、結局は議会側として精査できないと、そういうことになろうかと思うんですけれども、その辺についてもう一度、お尋ねいたします。
○委員長(金子 透君) 上下水道課長。
○上下水道課長(齋藤英夫君) 前向きに検討したいと思います。
○委員長(金子 透君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(金子 透君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(金子 透君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
認定第6号 平成30年度富谷市水道事業会計利益処分及び決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○委員長(金子 透君) 起立全員と認めます。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
以上をもちまして、本委員会に付託された全ての審議が終了いたしました。
この際、暫時休憩いたします。
午前11時50分 休憩
午前11時51分 再開
○委員長(金子 透君) 休憩前に引き続き委員会を開きます。
決算審査特別委員会における審査結果を議長に報告することになりますが、その報告書はお手元に配付のとおり報告したいので、内容を朗読いたします。
[委員長が報告書のとおり朗読した。]
○委員長(金子 透君) ここでお諮りいたします。以上のとおり審査結果報告書を本定例会最終日に議長宛てに報告したいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(金子 透君) 異議なしと認めます。よって、決算審査結果につきましては、このとおり報告いたします。
以上をもちまして、延べ4日間にわたる決算審査特別委員会を閉会いたします。
委員各位のご協力に感謝いたします。
大変ご苦労さまでした。
午前11時52分 閉会
令和元年10月7日(月曜日) 午前10時00分 開会
日程1 | 会議録署名議員の指名 | ||
日程2 | 一般質問 | 13番 菅 原 福 治 議員 | |
1 | 総合計画前期基本計画(住みたくなるまち)について | ||
2 | 宮城交通路線バスの深夜増便について | ||
8番 青 柳 信 義 議員 | |||
1 | マイナンバーカードの普及の取り組みについて問う | ||
2 | 通学路の安全確認及び高齢者運転免許証自主返納について | ||
7番 金 子 透 議員 | |||
1 | 本市の消防力整備を問う | ||
2 | 市営住宅のあり方を問う | ||
15番 浅 野 直 子 議員 | |||
1 | 地方創生拠点整備交付金施設整備について | ||
2 | 新生児聴覚検査の助成と受付にタブレット導入は |
議事日程のとおり 午前10時00分 開会
○議長(渡邊俊一君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。
○議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、5番渡邊清美君、6番藤原 峻君の2名を指名いたします。
○議長(渡邊俊一君) 日程第2、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。13番菅原福治君。
○13番(菅原福治君) 皆さん、おはようございます。それでは、よろしくお願いいたします。
さて、市議会選挙も終えまして40日が過ぎました。主権者意識が問われる投票率につきましては48.72%と、前回の2015年と比較して4ポイント近く下げ、過去最低ではないかと思います。仙台市議選においては36%台まで下げましたが、本市も都市型になってきていることに少し不安を感じております。
これから県議選を控えており、歯どめとしても50%はキープしなければならないと思っており、主権者意識をどう啓発していくのか考えていかなければならないと思います。
もう一点、気づいたことでございますが、市民の声でございました。今回、市内を回る中で見えてきたものは、富谷に住む人々の暮らしの姿、そして新しい富谷の未来の姿でした。つまり、それは一人の声を聞かなければいけないということでした。市の現状を称賛される人、また一方で市の将来に課題を抱いている方々、ふだんでは聞けない潜在的な声を聞くことができました。
その中で、市民から伺った疑問につきましては、その都度、対応してきましたが、中には我々が対応できない課題もありましたので、それにつきましては行政にこれからお願いしたいなと思いますので、対応をよろしくお願いいたします。
いずれにしましても、このような自治につきましては、市の職員だけではなく、我々議員も含めて真剣に、積極的に取り組むことがこれからは特に大切だということを改めて感じた次第でございます。
それでは、通告に従いまして質問をさせていただきます。
まず第1点目は、総合計画前期基本計画について、お伺いいたします。
さて、本市は、10月10日に市制施行3周年を迎えます。3年前、富谷市としてスタートし、同時に富谷市総合計画を策定いたしました。今回は、前期基本計画第1編、暮らしを自慢できるまちづくりと第2編、教育と子育て環境を誇るまちづくりについて、最重点プロジェクトと成果目標を中心に、進捗状況も含めてお伺いいたします。
総合計画基本構想は、2016年(平成28年)から2025年(令和7年)までの10年間を計画期間としており、そのうちの前期基本計画として2016年(平成28年)から2020年(令和2年)が計画終了となっており、残り1年半を残し、計画の仕上げ完成に向けて今いるところでございます。
この総合計画を策定する際には、市民、行政職員、また我々議員も間接的ではありますが参加をしたわけで、まちづくりに参加したことは自治にとっては大事なことだと思います。そういう意味からしても、総合計画の実施状況や事業の達成状況については、市民に積極的に公開しながら今後の計画に反映していかなければならないと思っております。
さて、これまでの前期計画三、四年の進捗に当たっては、市長のアイデアと発想力、また職員とのタッグによる市役所屋上での蜂蜜、また富谷茶復活、旧役場改修での起業家支援・まちづくり産業交流プラザのオープン等に取り組み、また、水素エネルギーの供給を目指し、実証実験などにも着手いたしました。
さらには、2023年度市民図書館の開館、各学校施設内での放課後児童クラブの整備事業、2018年度待機児童ゼロの達成、2023年公営墓地、パークゴルフ場の一体化整備、ユニセフ事業の国内初参画、小中学校へのエアコンの設置等々、市政3年目としては大きな足跡を残し、大いに評価をいたしたいと思います。
それでは、まず初めに、商工業・雇用・企業支援についてお伺いいたします。
本市は、このまま伸び続けていかなければなりません。市民のため、毎年、前年比・前年対比を追い求めていかなければなりません。そのためには、企業誘致による新規の雇用をつくっていかなければならないと思います。企業誘致についてお伺いいたします。
次に、成田二期西・東地区の土地整備についてお伺いします。
住民はこの土地整備に異論を唱えているわけではなく、私は開発業者とのしっかりとした説明をする中で理解されるものと思っておりますので、行政としてもそのことが行われるように側面からの働きかけをいただきたいと思います。一部要望も含めて、お伺いいたします。
次に、本市の人口増加と急激な高齢化に伴って、このところ、墓地について前倒しの声が高まっております。お年寄りの心理として、結局、早く墓地の確保をして将来に備えたい、準備をしたいという心理が働いているのだと思いますので、ぜひ、墓地計画の前倒しについてお伺いをしたいと思います。
次に、教育関連として、昨今、中学生の通学かばんが重過ぎるのではないかとの報道がありましたので、ぜひ調査を実施していたただき、交通安全や健康面からも適切に対応をしていただきたいと思っております。
最後に、生涯学習としての市民図書館整備事業の拡充についてお伺いいたします。
昨今、近隣自治体にはすぐれた図書館が相次いで開館しておりますが、本市としても多くの市民に支持される、将来に禍根を残さない図書館にしなければなりません。図書館の基本計画について、お伺いをいたします。
また、子育て支援としての待機児童ゼロの実現についてもお伺いいたします。
それでは、質問いたします。
1つ、基本計画第1編、暮らしを自慢できるまちづくり、第2編、教育と子育て環境を誇るまちづくりについて、成果と今後の課題について。
2つ、平成26年度を基準として、新規誘致・創業企業数と新規雇用者数は。そのほか、市のサポートによる起業支援による起業、創業数は。
3つ、市内交流人口拡大の3年間の推移について。
4つ、市街化区域に編入された成田二期西・東地区のこれまでの取り組み経過と今後の考え方について。
5、公営墓地の前倒しを図り、早い段階での分譲を行い、詳しい内容の公表を。
6つ、教育関連として、昨今、中学生のかばんが重過ぎるのではないかとの報道がありますので、本市の実態調査を。
7番目、図書館の整備については、現在、クラウドファンディング等に取り組んでおりますが、改めて基本計画(延べ床面積・蔵書の冊数等々)について、基本的な考え方をお伺いいたします。
8つ、待機児童ゼロに向けた現状の取り組みについてお伺いいたします。
質問の大きな2つ目でございます。
公共交通、宮城交通の路線バスの深夜増便についてお伺いいたします。
今回、一部の路線でバスの実証運行がされることになりました。今回は、通告に従って質問をさせていただきます。
本市は、県内14市で唯一鉄道の駅がなく、バス路線も限られていることから、公共交通システムの整備が重要課題になっております。多くの自治体が過疎化で悩む中、本市に限っては人口はふえ続けており、そのようなまちだからこそ、バス交通に関しての課題を抱えていると言っても過言ではありません。
交通の利便性の確保については、市政移行に当たっての住民意識調査、まちづくりアンケートにおいては断トツのトップでございました。この深夜バスの増便については、どこに行っても住民の方々の要望があり、富谷の全体的な課題にもなっておりました。
そのような中で、地下鉄延伸については、仙台市からは、現状、反応はありませんが、内部におきましては公共交通のグランドデザインの策定等々、進捗を見ております。その中で、市長は、現実的な交通問題から取り組んでおり、市民バスと宮城交通との連結、市役所への宮城交通の乗り入れ等を実施するなど、現在は仙台市のicscaを使用した高齢者の外出乗車証「とみパス」の導入に取り組み、近々、増額にも取り組まれるものと思います。
しかしながら、課題は現状のバス路線でございます。地下鉄東西線開業時には泉中央から成田に平日でも最終便が24時台に接続がありましたが、現状においては22時台でございます。また、土日におきましても、最終便23時台に接続されておりましたが、現状、21時台となり、9時40分が最終になっております。そうしますと、例えば勾当台公園9時10分に地下鉄に乗らないと泉中央での乗り継ぎバスがありません。
会社での残業の場合、深夜、友だちとの懇親会などがあった場合には、泉中央からタクシーか家族の方の迎えが必要になり、とても市民の移動実態、生活実態に合わせた路線網にはなり得ておりません。この状況は、成田に限ったことではなく、明石台、あけの平、富ケ丘等、富谷全体の課題にもなっておると思います。
これまで、市民は恐らく地下鉄に接続する深夜バスがあったからこそ、地下鉄沿線に準じたライフスタイルを送れるとのことで本市に住居を構えた方が多かったと思います。多くの地区で最終バスの時間帯を繰り上げており、住民にとっては大きなショックになっております。
このバス問題は、宮城交通だけの問題ではなく、仙台市営バスにおいても運転手の需要が高まり、採用、待遇の難しさがあるとは聞いておりますが、ぜひ、このことを克服して富谷方面の最終バスダイヤを市民の移動実態、生活実態に合わせていただき、繰り下げていただきたいと思います。
それでは、質問いたします。
1つ、各地域の平日、休日ダイヤ、ともに深夜最終便が早くなっておりますが、見解を。
2つ、生活実態を踏まえた公共交通のあり方について見解を。(市民の移動実態、生活実態に合わせた路線網・便数の増加・運行の時間帯)
3つ、市政移行後、各年ごとの富谷市から仙台市への転出者の人数は。また、その年代は。
4つ、公共交通(泉中央駅から富谷市内への)利便性に向け、バスの利用実態やニーズに関するアンケート調査の実施を。
5つ、宮城交通、町内会、市で構成する「バス交通に関する推進協議会」を発足させ、バス交通に関する課題の議論の把握をお願いしたいと思います。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(渡邊俊一君) ただいまの菅原福治君の質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) おはようございます。
それでは、ただいまの菅原福治議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の総合計画前期基本計画についての問い1でございます。
基本計画第1・第2編の成果と今後の課題につきまして、現在、前期基本計画の4年目であり、各施策は順調に進捗をしております。その中で特に成果を上げている取り組みを申し上げますと、まず第1編、暮らしを自慢できるまちづくりにつきましては、既に成果目標を達成している企業誘致の実現による新規雇用者の創出、地方創生拠点整備交付金の満額採択により富谷市まちづくり産業交流プラザを整備した最重点プロジェクト「起業・創業にチャレンジしやすいサポート体制の整備」、また、国の交付金などの財源を確保して、平成28年度から開催し、毎年、目標人数を大きく超え、大きな成果を上げております最重点プロジェクト「とみや国際スイーツ博覧会の継続開催」、及び昨年5月、宮城県の仙塩広域都市計画第7回定期見直しにより、住居系、工業系、それぞれ3地区が市街化区域または保留地区に位置づけられました。安全で安心な土地利用の推進、そして、令和5年度の供用開始に向けた基本設計の実施など、(仮称)富谷やすらぎパークとしてパークゴルフ場の一体的な整備に着実に取り組んでいる最重点プロジェクト「公営墓地の整備検討」などが挙げられます。
課題としては、市民バスの充実など、市内における公共交通の利便性向上を図る必要があり、今年度はその実現に向けて重点的に取り組んでいるところであります。
次に、第2編、教育と子育て環境を誇るまちでは、平成29年度から実施している中学生海外派遣研修事業の取り組みや、昨年、全ての市立幼稚園・小中学校がユネスコスクール加盟承認を受けた最重点プロジェクト「国際理解教育の推進」、富谷市民図書館の整備に向けて基本計画を策定し、現在は、外部資金調達としてガバメントクラウドファンディングを実施するなど、令和4年度の開館に向けて取り組みを進めております。
最重点プロジェクト「生涯学習拠点の整備」、また、議会の皆様のご理解を賜り、今年度全ての幼稚園及び小中学校へエアコンを整備できたことも安心して学べる教育環境整備としての大きな成果と考えております。
子育て支援では、平成29年にオープンした最重点プロジェクト「とみや子育て支援センター『とみここ』の整備運営」や全ての小学校敷地内への放課後児童クラブ設置を進めている子供たちの安全で安心な居場所づくりなどが挙げられます。
課題としましては、昨年度に待機児童ゼロを達成しましたが、本年度再び待機児童が生まれたことから、今後の待機児童ゼロの実現を目指してしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。
問い2、平成26年度を基準として、新規誘致・創業起業数は7社、新規雇用者数は918人となっており、いずれも成果目標を達成しております。
そのほか、市のサポートによる起業・創業数は、昨年度末現在で4社となっており、いずれも富谷塾の塾生であります。なお、現時点での起業・創業数は8社となっており、今後もふえていくものと期待をしております。引き続き、起業・創業にチャレンジしやすいサポート体制を整備するとともに、それぞれの価値観に即した働き方ができるよう支援を行ってまいります。
問い3、市内交流人口拡大の3年間の推移につきましては、富谷市地方創生総合戦略においてスイーツ等による「とみやスイーツ」ブランドの確立を目指し、交流人口1万人以上の増加を数値目標として掲げております。3年間の推移を申し上げますと、平成28年度から開催しておりますとみや国際スイーツ博覧会の入場者数は、平成28年度は2万9,650人、平成29年度は3万6,200人、昨年度は4万500人となっており、成果目標値を上回っている状況であります。さらには、「街道まつり」や「とみやブルーベリースイーツフェア」を実施するなど、交流人口拡大を図っております。
問い4、市街化区域に編入された成田二期西地区と成田二期東地区のこれまでの経緯と今後の考え方につきましては、成田二期地区は、既存の成田一期地区の構想段階から一体的に整備する計画となっておりましたが、規模の問題などにより分割され、一期地区が先行して整備されたものであります。
そのため、一期地区のライフラインの一部には二期地区の事業を考慮して整備が行われているものもあります。二期地区につきましては、一期地区の土地利用の動向を確認しつつ、線引き見直しのたびに市街化区域への編入を要望してきましたが、実現には至りませんでした。しかし、今回、30年越しで市街化区域編入の候補地区に位置づけられたことから、関係機関と協議、調整を図り、都市計画の手続を踏み、ことし5月15日に市街化区域に編入することができました。
今後は、周辺にお住まいの皆様のご理解を得ながら、土地区画整理事業の実施に向けて努めてまいります。
問い5、公営墓地計画の前倒しをにつきましては、公営墓地整備につきましては、パークゴルフ場として一体的に整備するものであり、現在、造成に向けた測量調査、基本設計策定を進めております。来年度以降、実施設計、造成工事に着手いたしますが、用地買収や各種許認可、申請手続、関係機関協議、自衛隊による部外土木工事の協力時期の調整など、順調に進むことを想定しても、計画の令和5年度中の供用開始になると考えており、前倒しは難しい状況であることをご理解いただきたいと思います。
また、分譲につきましては、供用開始のおおよそ半年前には分譲予約の受け付け等を行いたいと考えております。なお、内容の公表につきましては、基本設計、実施設計の各段階で完成イメージをお示しできるものと考えております。
問い6、通学かばんが重過ぎるのではないかとの報道がありますが、富谷の実態はどうなっているのかにつきましては、昨年9月の議会定例会におきまして、同様の質問があり、お答えをいたしましたが、各学校ごとに教科によって副読本や資料集、実技教科で使用する道具などを教室やロッカーに置かせ通学時の軽減を図っているなど、状況と対応について答弁をしたところであり、現在も学校ごとに継続して実態に応じた対策を講じております。
また、国より、児童生徒の携行品に係る配慮についての通知があり、校長会におきまして児童生徒への必要に応じた適切な配慮について重ねて伝達をしております。
問い7、昨年度策定した富谷市民図書館整備基本計画では、新たに成田公民館敷地内に建設するセンター館と各公民館図書室をリノベーションした分館が連携するネットワーク型図書館として令和4年の開館を予定しており、事業費は8億円規模、総延べ床面積2,927平方メートル、蔵書目標冊数20万冊を目指しております。
なお、事業費のうち3億円につきましては、現在、ガバメントクラウドファンディング及びふるさと納税により外部資金の調達に努めております。
今後も、市民との対話、協働を基本姿勢に取り組みを進めてまいりますが、基本計画にありますように、図書館の規模等につきましてはさらなる可能性を継続的に検討してまいります。
問い8、待機児童ゼロに向けた現状の取り組みにつきましては、ことし4月1日現在の報告待機児童数は、待機児童ゼロを達成した昨年4月1日時点とほぼ同数の児童が入所できておりますが、申し込み者数が昨年より上回った結果、27名となっております。
現在、来年度の待機児童ゼロの達成に向けて、安心こども基金を利用した小規模保育園開園につきまして、県と協議をしており、施設面の充実とあわせて、引き続き保育士確保に努めてまいります。
質問件名2の宮城交通路線バスの深夜増便についての問1でございます。
泉中央駅から市内への深夜最終便につきましては、平成27年12月の平日午前0時台及び土曜22時台、平成28年10月の平日23時台の減便以降、市民の皆様から復活を求める要望を数多くいただいております。市といたしましても改善の必要性を強く認識していることから、宮城交通に対し、深夜便の復活について継続的に強く要望、協議を実施してまいりました。
このような中、今月1日より泉中央駅発泉ケ丘大富線及び新富谷ガーデンシティ線の2路線について、23時32分発の平日深夜バスの実証運行が実施されることとなりました。本市としましては、実証運行後もダイヤが維持され、さらに拡大されるよう周知広報を行い、市民皆様の利用促進に努めてまいりたいと考えております。
問い2と問い4につきましては関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
現在、都市地域総合交通戦略基本計画の策定に取り組んでおりますが、公共交通のあり方としての具体的な施策を検討する上で、利用者である市民の生活実態を把握することは大変重要な視点であると考えております。そのため、本市では、平成28年11月に公共交通利用に関するアンケート調査を実施し、また平成29年10月に実施された第5回仙台都市圏パーソントリップ調査での集計結果や例年10月に実施しております市民バスアンケート調査を踏まえ、市民の皆様の生活実態の分析を進めているところであります。
あわせて、路線バスの利用実態やニーズの把握に努め、現在策定中の都市地域総合交通戦略基本計画の中で各施策の具体化を図ってまいりたいと考えております。
問い3、本市から仙台市への転出者数につきましては、平成28年が653人、平成29年が744人、平成30年が722名で推移しております。なお、転出者の占める割合は20代が最も多く、全体の3割程度を占め、同様に仙台市への転出も20代が3割を占めている状況となっております。
問い5、宮城交通、町内会、市で構成するバス交通に関する推進協議会を発足させてはにつきましては、現在、本市におきましては市民バスの再編協議を行う富谷市地域公共交通会議が策定作業を進めております都市地域総合交通戦略基本計画を審議する富谷市総合交通検討委員会を設置しております。また、宮城交通とは定期的に地域の課題を共有し、連携を図るため意見交換を実施しているところでありますので、まずは既存の委員会や宮城交通との意見交換におきまして地域の皆様からいただいたご意見やご要望などを共有し、バス交通に関する議論を深めてまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(渡邊俊一君) これより菅原福治君の質問は一問一答により行います。13番菅原福治君。
○13番(菅原福治君) それでは、企業誘致について再質問をさせていただきます。
本市は、人口の増加と人口をつなぎとめるためには、特に私は中核企業の誘致と新規雇用を図っていかなければならないと思っております。特に本市においては中核企業の掘り起こしがこれから本当に大事になってくるのではないかなというふうに思いますが、その考え方についてはどのように思われているのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 市長、原課に指名してよろしいですか。
○市長(若生裕俊君) はい。
○議長(渡邊俊一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) まず、企業誘致でございます。本市につきましては、企業誘致については、東京あるいは名古屋セミナー等々において企業誘致を行っております。また、それとは別に、アポイントをとりながらの企業訪問ということで毎年実施をしているところでございます。
議員のほうから、中核となる企業の誘致が必要ではないかということでのお話でございます。全く同様の考えでございます。本市につきましては、継続的な人口増、あるいは経済の活性化、産業の活性化を図るためには中核の産業が必要だろうということで、これからも企業誘致のほうを進めてまいりたいというふうに考えてございます。
○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。
○13番(菅原福治君) 今、回答にもありましたように富谷を支えているのは、これまでも、これからも、中小の企業だと思うんですね。さきの決算委員会でも、市長より、企業誘致については議会も含めて全員で取り組んでほしいという答弁がございました。私はそのことを本当に形にしていかなければならないと思いますので、その取り組みについてはいかがされるのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 企業誘致につきましては、決算特別委員会のときも答弁したように、我々、もちろん私自身、トップセールスとしていろいろな情報をとりながら、また東京事務所に職員を派遣しておりますので、向こうからの情報も密に連携をとっております。また、全庁挙げて、そういった企業情報につきましては敏感にすぐに対応するようにしておりますが、企業誘致、いろいろな企業、移転先等の情報というのは幅広いアンテナがあればあるほど情報のキャッチはしやすいということでございますので、議員の皆様方におかれましても、幅広い日常政治活動を行っておられるわけでございますので、そういった中で何かしら情報を得られた場合には、ぜひ我々のほうにお伝えいただき、連携をしながら、ともに企業誘致にお力添えいただければということで今も考えているところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。
○13番(菅原福治君) 今、答弁にもありましたように、我々も含めてしっかり取り組んでいかなければならないわけですが、このことはややもすると産業観光課だけに任せるんじゃなくて、私はプロジェクトなりをつくって本当は進めなければならないのではないかなと。他県にはそういう事例がたくさんございます。そのためには、副市長なり、担当部長なり、トップになって、組織立ったプロジェクトをつくって力強く進めていかなければならないと思いますが、その提案についてはいかがでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 組織体制がどうのこうのということじゃなくて、もし、そういった体制が必要な場合には、必要に応じてそういった組織立ても行っていきたいというふうに思いますが、現状の中では今の体制でしっかりと進めていきたいというふうに考えております。
○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。
○13番(菅原福治君) よろしくお願いいたします。
それでは、成田の北部工業地帯、今、造成しておりますが、企業誘致に関することですが、現在、東京・名古屋の企業立地セミナーにおきまして、恐らく成田北部の工業地帯をメーンとしてお勧めしていると思うんですが、その際、一部あそこの地域が、工業地帯、オーダーメードになっておりますので、私も単純に考えれば、そのオーダーメードを一部解除してでも、造成してでも企業誘致したほうが進むんではないかなというふうに単純に思いますが、いかがでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 議員のご意見のとおり、現状の中ではオーダーメード方式ということで、やはりそういう意味では、メーンとなる、あの面積の工業用地の開発となるとそれなりに大きな企業が立地に向けて動かないと難しいというのが今の大きな課題にもなっているところでございます。議員のご意見にもありましたように、部分的なところも含めてという部分に関しましては、そこも含めて今いろいろ内部で検討をさせていただいておりますので、その辺、可能性はいろいろなところに模索しながら今後進めていきたいというふうに思っております。
○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。
○13番(菅原福治君) それでは、よろしくお願いします。
次に、交流人口についてお伺いいたします。
昨日も交流人口、最大の成果であります「街道まつり」があったわけですが、私の一つの考え方ですけれども、交流人口というのは、極端に言えば大きなイベント、きのう行われました街道まつりとかスイーツ博などを、できれば、除くことはないんですけれども、でも、除いた考え方で、交流人口というのは1年を通してその場所を活用できるとか、時間を共有できるとかというような部分もあると思うんです。本当は除かなくていいんですが、だだ、それくらいの気持ちで交流人口というものをカウントしていくなり、そういう施設をつくるなりしていく、そのことに関してはいかがでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 私もイベントはあくまで手段だというふうに考えております。国際スイーツ博につきましても、やはり富谷をスイーツのまちとして全国、世界に発信することを目的として地方創生の交付金を活用して開催しておりますので、これがイベントが目的にならないようにというのは常々話をしております。今回の街道まつりにつきましても、来年の開宿400年に向けての機運を高める、そして、発信をするということが目的で開催をしているところでございます。あわせて、しんまちの活性化が目的でございまして、そこにつきましては活性化推進協議会を設立し、今、活性化に向けて取り組んでいるところでございまして、あくまで私も今の議員のご意見と同様で、イベントが目的ではなくて、イベントはあくまで手段として今開催をしているものでございます。しっかりと、常に足を運んでもらえる、交流人口を拡大する、そういったところの理想に向けて努力をしていきたいというふうに考えております。
○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。
○13番(菅原福治君) きのうも、私も観光ステーション、あそこを中心に見させていただきました。以前、道の駅構想ありましたけれども、道の駅構想が、交流人口では本当に進め方としてはいいんではないかなと思いますので、この道の駅構想について、専門コンサルタントに調査依頼などして国・県も巻き込んだ検討をするというふうになっておりましたが、その状況についてはいかがなんでしょうか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 道の駅構想について、通告ありますか。
○13番(菅原福治君) 関連で。
○議長(渡邊俊一君) どういった関連ですか。
○13番(菅原福治君) 交流人口。
○議長(渡邊俊一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 交流人口に関して、道の駅という、スイーツステーション、またはスイーツの駅、または道の駅という形で調査検討をさせていただいております。決算の委員会のときにも申し上げましたように、基本構想につきましては、今定例会中にまずは今の現段階で出されたものをお渡しする予定にしておりますので、今後に向けてはいろいろな可能性を模索していきたいというふうに考えております。
○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。
○13番(菅原福治君) 次に、成田二期西・東の土地整備についてお伺いいたします。
論旨でもお話ししましたが、住民はこの整備に反対しているわけではなく、住民、市民に対して説明がしっかりとされれば、私は理解されると思っております。説明責任は基本的には開発業者だと思っておりますが、しかしながら、そこは住民に一番近いところにいる行政も側面から働きかけをしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) この件につきましては、今も住民のほうと話し合いをしているところなんですけれども、そういった住民の意見を聞きつつ、開発者と協議調整を図っていきたいと思っております。
○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。
○13番(菅原福治君) 住民の一番の心配は、この開発によって居住する住居を構えた中で、その環境にどのような影響を与えるかというのが一番心配ではないかなと思います。それに対してもいろいろディスカッションはしておるんですけれども、住民に対して丁寧に説明をしていただくよう行政からも働きかけをしていただきたい。その働きかける場合に、どのように働きかけをするのかをお伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 隣接する樹木を伐採して山を造成するような形になりますので、環境変化は必ず出てくるという形になってきます。その中で、開発区域の周辺につきましては、緑地30メートルほど残しまして、風、騒音、ほこりを低減させるという形のこともございますので、その辺も含めて、開発者のほうにしっかり住民の皆様に話ができるような形でやっていきたいと思っております。
○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。
○13番(菅原福治君) よろしくお願いいたします。
次に、この施設が整備されることによって、現在の公共施設であります保育所なり幼稚園、小中学校、公園等の施設が安心して供用できるのかどうかについても住民は恐らく心配があると思います。
そこで、そういった市で今知り得ているデータ、人口動態だとか、子供さんがふえる、ふえないの人口動態なんかも、今持っているデータを本当にオープンにしていただいて、安心していただたけるように働きかけをしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 公共施設の共有化という形のものになってくると思うんですけれども、公園、緑地につきましては森林法等を上回るような形の用地確保という形のものと、あと、小学校とか保育所につきましては関係課と協議をいたしまして、小中学校につきましては、現況の成田地区の年齢構成をもとといたしまして生徒の推計をした結果、新たな学校のほうは必要ないというような判断をしているものと。保育所、幼稚園につきましては、先ほど市長からも答弁があったとおり、待機児童ゼロとすべく、保育士の確保とか民間との連携をしながら、これから保育の環境に努めていくという形にしていきまして、また、データのほうにつきましては、公表できるものについては公表していきたいという形で考えております。
○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。
○13番(菅原福治君) 次に、市長にお伺いいたしますが、住民の気にしている最大の課題は、山裾に住居する方の問題ですが、今、山裾に住んでいる住民は隣の雑木林を利用した住宅設計になっております。それがこの開発によりまして、山裾にダイレクトに住宅が建つことによって、環境の悪化の心配されているわけですが、それについて緑道の話が今あるわけですが、それについて市長はどのような考え方をしているのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 山際に現在お住まいの方々のご要望、そしてまた緑道設置につきましても、私自身、要望書もいただいております。先日も行政区長さんと住民代表の方もおいでいただきまして、意見交換をさせていただいたところでございます。やはり緑道、やはり地域の皆さんの理解なくして開発を進めるべきではないというふうに思っておりますので、その辺はしっかりと要望に最大限応えていただくようにということを開発者のほうには要望をさせていただいておりますし、緑道の設置に向けても、私自身も積極的に開発者のほうにお願いをしていきたいというふうに思っております。
○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。
○13番(菅原福治君) よろしくお願いいたします。
次に、公営墓地についてお伺いいたします。
先ほどもお話ししましたが、お年寄りの心理として、早く墓地を確保して将来に備えたいという心理が働いております。私の知っている方でも、奥様のお骨を自宅で預かって市の墓地ができるのを待っている方もおります。そういった方もまたそのほかにもいると思います。先ほど、前倒し、ちょっと難しいということでございますが、少しでもいいですので、本当に若干でもいいですので、本当に前倒ししてオープンに公表していただきたいなと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) 先ほど市長のほうからの答弁もありましたとおり、難しいところではございますが、少しでも早目に内容等の公表ができるようにしていきたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。
○13番(菅原福治君) 次に、中学生のかばんについてでございますが、東松島では調査をしたと。富谷も調査したということを伺っておりますが、適切に処理されているということでございますが、再度、ちょっと聞き漏らしたと思いますが、どういうふうに、今現在どういうふうな状況になっているのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) まずもって、かばんに対しての重いものに対しての被害とかそういった部分は、現在は一人の児童生徒もおりません。
それから、各学校ごとの状況に合わせまして、授業に対して問題がないようにとか、それから、児童生徒の発達段階とか、あと学習上の必要に合わせての、それぞれの学年ごとに置いていってもいいもの、それから、これは持ってくるもの、そういったリストの作成をいたしまして子供たちに指示をしている。それから、また夏休みとか長期の休みの前には大変荷物が多くなりますので、それは計画的にきちっと運ぶような、そういった指示を出しています。
○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。
○13番(菅原福治君) 置いていっていいということで指導、確かにあると思います。ロッカーは恐らく間に合っているとは思うんですが、私の心配しているのは、やはり置いていっていいとなりますと、やはり過大解釈して、いろいろなものを全て置いていくというような、私もそれは心配なんですけれども、その辺はどういうふうに指導されているのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) 先ほど申し上げましたが、各学年ごとに先生が集まりまして、置いていっていいものリスト、そういったものをきちっと作成をして、それを子供たちに指示をしているということ。それから、例えば次の日の学習のプログラムとかを見て、次の日は使わないのでこれは置いていっていいようにとか、家庭学習の勉強にこれは使うのでこれは持っていきなさいとか、そういった細かい指示を出しているということです。
○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。
○13番(菅原福治君) きめ細かく指導されているということで安心をいたしました。
次に、図書館整備についてお伺いをいたします。
図書館整備につきましては、恐らく私もびっくりしているんですけれども、行政もびっくりしていると思うんですが、これだけ市民の声や反応が大きくなっていることについては、そのことについてはどのように思われているのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 確かに、市民皆様からの図書館整備に関するご意見については多く寄せられておりまして、確かに、重点プロジェクトとして市で打ち出している時点から、やはりニーズとしてやっぱり高いものと当然理解していました。当然それもありますし、やはり富谷市として初めて図書館ができるというプロジェクトでございますので、やっぱり多種多様な意見が寄せられていると、現状に関してはそのようなことであると理解しているところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。
○13番(菅原福治君) 具体的に2つ質問しますが、市民の心配は2つでございまして、1つは延べ床面積でございます。センター館を1,700平米に計画しておりますが、これは日本図書館協会の3,400平米のちょうど半分になっておりますが、これはさまざまな図書館の状況を各地で見られたと思いますが、本市の位置づけや図書館の役割からして妥当なのか、お伺いをいたしたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 本市の目指す方向性につきましては、センター館に集約すると、全て集約するというスタイルではなくて、これまで各地域、富谷市の文化面を支えてきた各公民館の図書室を活用していくと。それを総合的に加えて2,927平米の規模館を確保したというところでございます。センター館に全て集約することではないネットワーク型という側面からこのような導き方をしたということでございます。
○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。
○13番(菅原福治君) そういうふうになっていますが、2,927でございますが、それにつきましては、センター館と今ある分館の広さも含めての2,927になっていると思っております。これにつきましても3,400にはほど遠いわけですね。これも先ほどと同じように、本当にこれで本市の位置づけとか図書館の役割からして本当にいいのか。3,400というのは1カ所の建物のイメージではないのか、その辺をお伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 確かに望ましい基準で公表されている数値というのは、おおむね1つの建物という想定がされているのかなという認識は当然ございます。繰り返しにはなりますが、富谷市としては、これまで公民館、文化教養の中核を担っておりましたので、身近な図書館というところをしっかり捉えて、センター館と合わせての総面積という考え方になっているところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。
○13番(菅原福治君) それでは、冊数についてお伺いいたします。センター館と合わせて20万冊を目指すとしておりますが、現在、分館には6万冊ほどがございますので、それを除けば14万冊ということになりますが、この蔵書数、図書館協会ですと29万というふうな大きな数字になっておりますが、これにつきましても図書館の役割からして妥当なのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 議員のおっしゃるとおり、望ましい基準と本市の目指す20万冊の乖離している部分が当然ございます。全国的に見ても、望ましい基準値、それを完全にクリアしているという状況に全てがあるわけではなくて、かなり高い水準での望ましい基準がセットされているというふうに認識しています。しかしながら、開館時においては20万冊を数値的な目標としておりますが、一定数は確保してサービスの提供に努めたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。
○13番(菅原福治君) 日本図書館協会の団体をどういうふうに受けとめているか。私は、総理大臣の指定を受けて日本図書館の成長と発展に寄与されたというふうに調べてはいるんですけれども、そのことについて、日本図書館協会というものをどういうふうな団体に受けとめているのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 私どもの受けとめ方としては、基本的には図書館行政に関しては文部科学省が所管しているものと理解しております。その中で、総合的に助言なりを行う機関として日本図書館協会があって、具体的な数字基準につきましても、文科省のほうがそれを参考として使っているところなんですが、あくまでも地域の実情、人口、立地、いろいろなものを総合的に考えて、その数値基準を使っていいですよというふうに書かれておりますので、そのような認識に立っております。
○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。
○13番(菅原福治君) いろいろいずれにしてもいろいろおっしゃいましたが、図書館においてはやっぱり床面積と本の冊数が生命線であります。この先、確かに費用、維持費はかかるとは思いますが、私はやっぱりこれから人口6万を目指しておりますので、その中で、後で禍根を残したというふうにならないように、そのことだけ主眼において取り組んでいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 議員のおっしゃるとおり、現在は基本計画というところまでお示しさせていただいておりました。ただ、基本計画の中にも文言でうたっておりますけれども、特にセンター館に対するニーズ、ここに関しては当然私どもも受けとめております。今後、設計プロポーザル等、順次、追って取り組みを進めてまいりますが、面積等の可能性については引き続き検討を進めてまいりたいと考えています。
○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。
○13番(菅原福治君) よろしくお願いいたします。
それでは、待機児童についてお伺いいたします。
今回の幼児教育・保育無償化で、これまで経済的な理由によって通えなかった子供さんが今回通えるようになるということで、子供の数がふえると予想されますが、今後の方向性や対応についてお伺いをいたします。
○議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 先ほど市長のほうからもありました。ことしの4月1日、27名の待機児童ということでございますが、4歳児・5歳児の待機児童はございませんでした。3歳以上が基本的に無償化の対象ということになりますので、今現在でも4歳・5歳、あきのある施設がございますので、その辺は今後の対応も含めてですが、今のところはそれほど大きな問題にはなっていないかなと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。
○13番(菅原福治君) 最後の項目になります。公共交通について、お伺いいたします。
今回、2路線におきまして実証運行、割増料金ということでありますが、11時台に繰り下げられたということで、大きな通過点として、私は宮城交通さん、行政ともに大きな評価をさせていただきたいと思います。相当苦労されたと私も思います。この辺のこの経緯に至った状況をもう少し詳しく述べていただきたいんですが、いかがでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) こちらの宮城交通の深夜バスにつきましては、平成26年から順次、24時台ですとか23時台のバスが減便なされてまいりました。こちらにつきましては、宮城交通からは運転者不足ということで随時報告を受けておりました。その間、市民の方からも深夜バスの復活を望む声が数多くございました。市といたしましても、そういった市民の声を受けまして、事務レベルではもちろんですが、市長も宮城交通の社長に機会あるごとに直接要望をさせていただいて、今回、このように、深夜バスの一部ですが、復活になるというふうに認識をしております。
○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。
○13番(菅原福治君) そうしますと、現在、見方によっては一部割増料金になっておりますが、これが正式なダイヤに取り上げられた場合はこの100円は取り消しということになるんでしょうか、お願いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 現在、実証事業ということで来年3月いっぱいまでの期間ということで実施をしておりますので、宮城交通といたしましても、その状況を見て、それ以降についてどのようにされるのかということについては、市側とも協議をしながら、今後については検討をしてまいりたいというふうに考えております。
○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。
○13番(菅原福治君) そのような中、私も実証運行を必ず成功させなければならないというふうに思っております。そんな中で、成功させるために、やっぱり町内会なり、行政なり、タッグを組んでPRに努めないとやはり利用者が少ないとなりますので、行政のこれからのPRをお聞きしたいんですが。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 確かに多くの方にご利用いただくということにつきましては、まず、深夜バスについて一部復活されたということをまず知っていただくということが何よりも大事かというふうに考えております。市のほうでも、10月号の広報でも掲載をさせていただきました。また、フェイスブックのほうでも周知のほうをしております。また、今月、行政区長会議がございますが、その席でも深夜バスの復活についてはお知らせをして、町内会のほうでも周知をしていただいて、より多くの方にご利用していただくように周知に努めてまいりたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。
○13番(菅原福治君) 私は泉中央に行きまして確認してきましたら、そういった時間帯のダイヤがきちっとなっておりました。ぜひ成功させなければならないと思います。
本市から仙台への転出者、先ほど、若い方が多いんだと、20代が3割いると。やっぱりそういう、きっと理由もあると思うんですね。やっぱり、私のお知り合いの息子さんも結婚と同時に、生活サイクルが合わないということで成田を離れて旭ヶ丘に引っ越しました。これは事実でございます。特にこれでは人口流出をとめて人口をふやすということにはマイナス効果になりますので、ぜひ、このことを踏まえて、正式ダイヤに格上げしていかなければならないと思いますが、その人口流出の件についてお伺いしたいと思いますが。
○議長(渡邊俊一君) 市民生活部長。
○市民生活部長(吉田尚樹君) ただいまの質問ですけれども、流出自体全てがそういう理由ではないと、県外への流出、転出もございますので。ただ、今議員さんがおっしゃったとおり、交通的な部分での、どうしても富谷から転出せざるを得ない、そういう方も当然いようかと思います。ただ、転出理由については、申しわけないんですけれども、全て把握しているわけではございませんで、届け出の中にもそういう理由の記載はございません。ただ、一般的、常識的に考えますと、いろいろな理由があって、どうしても20代の転出が多いというふうにうちのほうでは捉えている状況でございます。
○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。
○13番(菅原福治君) 最後でございます。
このことを成功させて、次は深夜便の休日ダイヤにつきましてもやはり手を加えていかなければならないんじゃないかなと。それにしては、やっぱり平日を成功させないと休日にいかないと。成田もやっぱり平日6時台から8時台までは22本運行しておりますが、そのうち7時台が10本運行しておりますが、その中で明石台に乗れない人が結構いるということを聞いています。明石台で乗れなくて家族に送っていってもらう。このことは確認しているんでしょうか。確認しているのであれば、その対応をお願いいたしたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) そういった状況につきましては、宮城交通のほうからも連絡を受けておりますので、ぜひ、そういった部分につきましても改善がされるよう、市といたしましても要望をしてまいりたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) よろしいですか。(「はい」の声あり)
この際、11時10分まで休憩をいたします。
午前11時01分 休憩
午前11時10分 再開
○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
一般質問を続けます。
8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) 通告に従い、2件の質問を行います。
1件目として、富谷市におけるマイナンバーカードの普及の取り組みについて質問いたします。
マイナンバー制度については、2013年に成立した社会保障と税の共通番号(マイナンバー)法、正式名称「行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律」に基づき、地方自治体が2015年10月から住民へ通知を始め、2016年から運用が開始されました。
マイナンバーは、住民の所得、納税、保険料納付などの情報を一元化することで、税金・保険料徴収の効率化、年金や医療など社会保険関係の給付の適正化、各種申請の簡素化などに役立てる狙いがあるとされています。
また、内閣府のホームページ、「~もっと便利に暮らしやすく~」の「どうしてマイナンバーが必要なの?」の説明では、社会保障、税、災害対策の3分野で、複数の機関に存在する個人の情報が同一人の情報であることを確認するために活用されています。
これまでも、例えば福祉サービスや社会保険料の減免などの対象かどうかを確認するため、国の行政機関や地方公共団体などの間で情報のやりとりがありました。しかし、各機関内では住民票コード、基礎年金番号、健康保険被保険者番号など、それぞれの番号で個人の情報う管理しているため、機関をまたいだ情報のやりとりは、氏名、住所などでの個人の特定に時間と労力を費やしていました。
社会保障、税、災害対策の3分野について、分野横断的な共通の番号を導入することで、個人の特定を確実かつ迅速に行うことが可能になります。
マイナンバー制度が目指しているのは、「便利な暮らし、よりよい社会」です。マイナンバーの導入前後でどのように行政手続が変化したのでしょうか。従来は行政手続に当たり多くの書類を行政側で審査するために時間がかかりました。マイナンバー制度導入後は行政側が膨大な書類を見る必要がなくなり、事務処理もスムーズになり、市民の手続時間も短縮されます。
さらに、行政の支援は、本当に必要な方に届くようにすることが重要で、従来は書類だけで判断するのが難しかったケースにおいても、マイナンバー制度導入後は判断が容易になり、必要な人に必要な支援を行うことが速やかにできるようになりました。
このように、マイナンバー制度導入後において行政手続の省力化など利便性の向上について説明されております。
しかし、実際のマイナンバーカードの交付率の状況は、総務省発表の2019年4月1日現在、全国では約1,656万7,000枚の交付で、人口に対する交付率は13.0%、政令指定都市を除く全国の市では交付率は12.4%になっております。そして、宮城県では12.1%の交付率です。
国は交付枚数をふやそうとしていますが、地方自治体においても交付枚数をふやすことには苦心している状況と言えます。マイナンバーカードの交付申請がふえない要因としては、本年3月18日の東京新聞からの引用でございますが、「昨年秋の内閣府の世論調査では、53%が『カードを取得する予定がない』と回答。うち、26.9%が取得しない理由を『個人情報の漏えいが心配』と答えており、不信感は根強い」と記載されております。このことからも、普及には国民のマイナンバーに対する不信感の払拭と利便性の向上、日常生活における必要性が求められているのではないかと思われます。
国のロードマップでは、2021年3月にマイナンバーカードの健康保険証としての本格運用により普及を一気に図る施策が示されております。
自治体において、これからもマイナンバーカードとさまざまな制度とのひもづけが多くなり、普及はこれからも自治体として努力していかなければならないことであると思われます。
よって、富谷市におけるマイナンバーカードの普及の取り組みについて質問いたします。
1、平成31年3月末日、本市におけるマイナンバーカードの交付枚数と交付率をお伺いします。
2、本市におけるマイナンバーカードの交付枚数と交付率の目標をお伺いします。
3、マイナンバーカードを利用したコンビニでの住民票など各種証明書の発行枚数の実績をお伺いします。
4、マイナンバーカードを持つことによる住民にとってのメリットはどのようなものがあるのか、お伺いします。
5、マイナンバーカードの交付を多くすることによる行政側のメリットをお伺いします。
6、マイナンバーカードに対する市民からの苦情などありましたら、お伺いします。
7、2021年3月実施予定のマイナンバーカードが保険証がわりになる制度による交付率の向上策及び交付率の目標をお伺いします。
8、今後、マイナンバーカードの申請をより普及するための取り組みをお伺いします。
2件目として、通学路の安全確保及び高齢者運転免許証自主返納について質問いたします。
最近は、悲惨な交通事故の記事を見ない日はないくらいに運転手の不注意による交通事故が多発しています。秋の交通安全県民総ぐるみ運動の重点施策として、子供と高齢者の安全な通行確保と高齢運転者の交通事故防止が1番目に掲げられております。
高齢運転者対策の推進を図るための規定の整備として、平成29年3月より、高齢者による交通事故を防止するため認知症などに対する対策などが強化されました。高齢者のみならず、運転免許証は各種手続などで身分証明書としてさまざまな場面で活用されてきました。
現在は免許証を自主返納すると、希望により、有料ですが、運転経歴証明書が発行され、身分証明書としても使える制度があります。
また、高齢者が免許証を自主返納したくても、公共交通が不便な地域やデマンドタクシーが未整備のため自主返納をちゅうちょするという話も聞こえてきます。
よって、次の質問を行います。
1、本市の小中学校の通学路危険交差点の把握状況をお伺いします。
2、本市の小中学校の通学路危険交差点のガードパイプなどの危険防止策をお伺いします。
3、本市の高齢者運転免許証自主返納について、現状をお伺いします。
4、本市の高齢者運転免許証自主返納支援について、今後の取り組みをお伺いします。
5、運転経歴証明書の交付手数料費用負担助成に関して、市の見解をお伺いします。
6、富谷市公共交通グランドデザイン(基本構想)において、高齢化による移動手段を失う人々の増加に備え、高齢化社会に対応可能な交通体系の整備に早期着手するとありますが、具体的な内容をお伺いします。
7、高齢者を対象とした乗合タクシー運行計画の有無をお伺いします。
以上、質問いたします。
○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの青柳信義議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1のマイナンバーカードの普及の取り組みについて問うの問い1、本市における3月末のマイナンバーカードの交付枚数は5,820枚で、交付率は11.1%でございます。
問い2と問い7及び問い8につきまして関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
現在、本市における交付枚数及び交付率に対する目標は設定しておりませんが、普及への取り組みや周知啓発に努めているところであります。今後は、国よりマイナンバーカードの健康保険証としての利用開始時期や保険者ごとの被保険者のカード取得促進について示されたことから、交付率は向上していくものと考えております。また、目標についても、国では令和5年3月末までにはほとんどの国民がカードを取得していると示しており、それが目標値になるものと考えております。
なお、本市の取り組みにつきましては、ことし2月より庁舎内にマイナンバーカード申請機能付き自動証明写真機を設置しており、市民課窓口で申請の勧奨案内を行っております。
問い3、昨年度、マイナンバーカードを利用してコンビニで交付された証明書の件数は820件であり、内訳は、住民票関係が335件、印鑑証明が303件、戸籍関係が91件、税務関係が91件となっており、対前年度比33%の増となりました。
問い4、マイナンバーカードを持つことによる住民にとってのメリットにつきましては、現状としまして、コンビニエンスストアで夜間や休日に住民票の写しなどの各種証明書が取得できるほか、公的な身分証明書としてマイナンバーカードが利用できます。また、マイナンバーカードに登載された電子証明書を利用し、e-Taxなどインターネットによる確定申告が可能となっております。
問い5、現状期待できる効果としましては、マイナンバーカード取得者が増加することで証明書のコンビニ交付の利用が高まり、窓口業務の負担軽減が図られ、他業務のサービス向上につながるものと考えております。
問い6、本市の取り扱いに対する苦情は特段ございませんが、マイナンバーカードの作成は地方公共団体情報システム機構が行い、申請から交付までおおむね1カ月程度の期間を要することから、これらの制度に対するご意見をいただくことはございます。
質問件名2の通学路の安全確保及び高齢者運転免許証自主返納についての問い1、小中学校通学路の危険な交差点の現状把握状況につきましては、毎年、通学路の安全確保のための調査を各学校に依頼をして実施をしており、学校が家庭・地域と連携し、新たに点検を行い、交差点に限らず、危険と思われる箇所につきまして報告を受けております。
なお、報告のありました危険箇所につきましては、教育委員会と防災安全課、都市整備課など関係課及び大和警察署と連携し、安全確保に努めております。
今後とも現場確認を実施しながら対応策の協議を行ってまいります。
問い2、本市における通学路交差点のガードパイプなどの危険防止策につきましては、車両が歩道に乗り上げるのを防止し、歩行者の安全を確保するため、車両用のガードパイプやガードレール、車どめ等の設置を推進しております。
このような中、学校や警察とともに実施している通学路安全点検で指摘のありました箇所につきましては、市道に関する部分においては全てガードパイプ等設置が完了しております。
今後も点検等において指摘を受けた場合には、早急に対策を講じてまいりたいと考えております。
問い3、宮城県警察本部による運転免許自主返納件数によりますと、本市の件数は、昨年度1年間で74件となっております。内訳といたしましては、70歳未満が11件、70歳以上で63件となっております。
問い4、本市の高齢者運転免許証自主返納支援について、今後の取り組みにつきましては、まず、市民バスにつきましては、昨年12月に対象年齢の拡充を行い、運転免許証を自主返納された60歳以上の方を対象としまして申請に基づき市民バスの無料乗車証を交付しております。また、高齢者障がい者外出支援乗車証「とみぱす」におきましては、来年度より交付対象要件に60歳以上の運転免許証自主返納者も加え支援してまいりたいと考えております。
問い5、運転経歴証明書の交付手数料助成につきまして、現在、具体的な検討に至っておりませんが、高齢者社会の進展に伴い免許証返納者が増加することが考えられるため、まずは他市町村の事例など、調査研究を進めてまいりたいと考えております。
問い6と問い7につきましては関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
早期着手の具体的内容といたしましては、現在、策定作業を進めております富谷市都市地域総合交通戦略基本計画の中で、市民バス再編の取り組みを実施しております。また、再編作業とあわせ、民間事業者と連携を図りながら、公共交通空白地域への乗合タクシー等の導入検討を視野に入れ、高齢者の利用に配慮したきめ細かな運行体制等について、現在、調査研究を進めております。
以上です。
○議長(渡邊俊一君) これより青柳信義君の質問は一問一答により行います。8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) それでは、マイナンバーカードから質問させていただきます。
先ほどの答弁で、本市のマイナンバーカードの交付率が11.1%、5,820枚ということですが、本年4月1日、法務省のホームページ、マイナンバーカードの市区町村別交付枚数、こちらのほうを参照しますと、富谷市は県内の仙台市を除く13市の中で7番目の交付率になっております。交付率の高い順から、塩竈市13.9、多賀城市13.8、東松島市13.2、角田市12.4、名取市11.8、気仙沼市11.3、そして富谷市の11.1、ちょうど真ん中の位置に位置しているわけでございますが、執行部といたしまして、この交付率11.1%をよしとしているのか、また不足と認識しているのか、その辺の見解をお伺いします。
○議長(渡邊俊一君) 市民課長。
○市民課長(渡邊美智子君) 11.1%から徐々にはもちろん毎月、毎月上がってはおりますけれども、依然、結果的には11%台はまだ抜けていないというふうな状況ではあります。ですが、富谷市はほかの地区とは違いまして、子供の数も大変多い市でございます。人口で割り込んでいきますと、どうしても低い値というふうなものは見えてくるというふうに感じております。ですので、決してこれが低いというふうには、絶対低いというわけではないですけれども、極端に低いというふうな数字ではないというふうに考えています。
○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) 確かに、子供が多いというのはパーセントが低いというのは確かに納得できました。そうしますと、未成年者の取得率とか、年代別に分けてデータなどおとりになっているのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 市民課長。
○市民課長(渡邊美智子君) 細かい数字ではございませんけれども、19歳までの交付率とそれ以上というところなんですが、ゼロ歳から19歳までといいますと4.1%しか交付されていないというふうな状況はございます。
○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) 私も、4.1%、19歳以下、これは大変勉強になったところでございます。また、取得率でございますけれども、取得率の高い自治体では何らかの工夫を行っているかと思いますが、そういったところの工夫を見習ったりしているのか、その辺もちょっとお伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 市民課長。
○市民課長(渡邊美智子君) 最近ちょっとお伺いしたのが塩竈市でございました。塩竈市は、富谷市と違いまして出張所がございません。そうしますと、住民票とかそういった証明書をとる場合なんですけれども、結局、塩竈市の窓口で普及促進のために周知する段階で、こういったものを持つと、出張所がない塩竈市なので、コンビニでも交付が可能になる、便利になるんですよというふうなお話をするというふうなことは聞いておりました。ですので、富谷市は出張所のほうが充実しておりますので、そういった形で、やはりそういったものはとる必要がないというふうな方も多いのではないかというふうに考えています。
○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) これも確かに市民の方からも言われるんですが、富谷市は歩いていける距離で出張所があるので、非常に恵まれていますねということで言われますので、それもなるほどなというふうに理解させていただきました。
2番目のマイナンバーカードの交付枚数と交付率の目標でございますけれども、先ほどの答弁で特に目標は設定していないということでございますが、国の目標値とは別に、富谷市として交付枚数なり交付率を年次別に設ける考えはないのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 市民課長。
○市民課長(渡邊美智子君) 特にございません。
○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) それでは、普及の取り組みで周知啓発しているという答弁の内容だったと思いますが、具体的にどのような周知啓発をなさっているのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 市民課長。
○市民課長(渡邊美智子君) まず、市役所本庁舎におきましては、先ほど市長答弁でもございましたように、マイナンバー機能付きの証明写真機があるので、そちらのほうですぐに申請もできますしというふうなご案内はいたします。
それから、各出張所のほうでも、当然、そのようなお話というのは随時させていただきます。転入のときというのは、当然そういったお話はするような形になります。
それから、前からやっておりますけれども、ほかの課の事業だったりそういったところでも周知のほうをさせていただいているところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) 次に、マイナンバーカードが健康保険証がわりになるという件でございますが、さきの答弁で、ほとんどの方が、国民が取得されるのではないかというふうに答弁がありましたけれども、今まで、マイナンバーカードは国の施策で、地方自治体も一生懸命やっているんですが、なかなか思うように伸びないというような現状もあります。今回、私もかなりの確率でいくのかなと思うんですが、国の目標とはまた別に富谷市自体として年次別の目標などを設定したほうがよろしいかと思いますが、その辺の考えをお伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 市民課長。
○市民課長(渡邊美智子君) 国の目標値を参考にさせていただきたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) マイナンバーカードの普及の取り組み、今後ということなんですが、先ほども、写真、そういったものを1階に設けたということですが、例えばそういった物理的な啓発手段もあると思うんですが、マイナンバーの普及の取り組みに関しまして、例えば交通安全協会、また警察署、免許証を返納して、証明書がわりに免許証を発行してもらえるんですが、マイナンバーカードも写真つきでそういった身分証明書にもなるかと思います。そういった、マイナンバーカードを証明書としても使えますよとか、あとはそういったパンフレットを用意したりとか、広報などで広く市民にマイナンバーカードはこういった使い方ができますよと。免許証返納者でも身分証明書でも使えますよとか。そういった身分証明書としての利活用に関して、執行部の見解をお伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 市民課長。
○市民課長(渡邊美智子君) 今後、検討してまいりたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) ぜひ、前向きなご検討をお願いしたいというふうに思います。
それと、コンビニ交付でございますけれども、820件で33%増加していますということでございますけれども、これはマイナンバーカードがふえることと比例してふえてきているのか。その辺のデータをどのようにお考えなのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 市民課長。
○市民課長(渡邊美智子君) 確かにマイナンバーカードがふえるに従ってふえてきているというのもありますが、コンビニで交付できるようになったのは平成29年からでございまして、徐々に周知されていって浸透してきているというふうな部分がやはり大きいのではないかというふうには考えております。
○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) ぜひ、非常に、出張所なり市の窓口業務の軽減にもなりますので、ぜひしっかりやっていっていただきたいというふうに思います。
そのコンビニ交付でございますけれども、データ、わかれば教えてほしいんですが、市内で交付した枚数、または単身赴任先でとったとか、そういった市内と市外で交付した枚数の割合等、わかればお伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 市民課長。
○市民課長(渡邊美智子君) 平成30年度で申し上げますが、平成30年度は全部で820枚交付をしております。そのうち、市内での方が463枚、そして、市外が357枚というふうになっております。
○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) 市外だと357枚、私が思っていたよりはるかに多い市外での交付なんですが、この市外の取得というのはどのような方がどのような目的で取得されているのか、その辺、分析されていくのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 市民課長。
○市民課長(渡邊美智子君) 特段分析はしておりませんけれども、関東圏が多いというふうには見ております。ですので、若い方たちが何らかの提出物というふうな部分で、臆測になりますが、例えばバイト先に出すとか、そういうふうなところもあるのかなというふうには見ております。
○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) 私も多分バイト先とか、単身赴任で行ってというふうなあれですけれども、非常に多いのかなというふうに思っています。
次、マイナンバーカードを持つことによる住民のメリットでございますが、先ほどの答弁だと、社会保障、税、災害の3分野以外にも、保険証も今度ありますし、先ほど電子証明書、e-Tax、こういったものにも、確定申告にも使えるというお話でございますけれども、今後、マイナンバーというのはどのような制度に一番、健康保険証なのか、e-Taxなのか、税なのか、その辺、見通しといいますか、見解をお伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 市民課長。
○市民課長(渡邊美智子君) やはり健康保険証というふうな部分だと思います。
○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) 健康保険証では本当に一気に上がるといいなというふうには思っています。
マイナンバーカードで最後の質問になりますけれども、先ほどの答弁で、コンビニ交付、あとは窓口業務が削減が図られるということでございますけれども、ことし5月に開かれました国の財政制度等審議会におきまして、地方財政について、財務省は、地方公務員の人数に関し、人口減少を反映して抑制することを柱とした改革案を提示しております。職員が減る中で、住民サービスを維持するため、人工知能(AI)導入や業務広域化を通じて事務を効率化すべきというふうに指摘しております。
改革案は少子高齢化に伴って、官民ともに労働力が不足して、地方公務員の採用も難しくなるというふうに分析しております。将来の人口動態の推計をもとに、92万人だった全自治体の一般行政部門の職員を2025年に3万人減らしても人口当たりの職員数は一定に保てるという試算も開示されております。
このような時代の流れ、人口減少、業務の効率化、国の施策といった意味から、マイナンバーカードは今後非常に大きなウエートを占めてくると思われます。執行部といたしまして、マイナンバーカードの位置づけをどのようにお考えなのか、質問させていただきます。
○議長(渡邊俊一君) 市民生活部長。
○市民生活部長(吉田尚樹君) マイナンバー制度自体は、議員のほうからもお話ありましたとおり、既に各機関との連携ということで情報のやりとりが既にできておりますので、そういう意味では行政間の利便性、それから、利用者、住民の方の利便性は間違いなく向上しているというような状況にあるかと思います。
ただ、一方で、マイナンバーカードにつきましては、やはりカードを持つことに対してどこまで持った人が利便性が上がるのかというところがどうしても見えづらいところがあって、全国でも13%ということで1割ぐらいの数字にしか至っていないというのが現状かなというふうに思っています。一番は、やっぱり身分証明書、それから、コンビニで証明書がとれますよというところ、この2つが今その普及に大きく寄与しているんだろうなというふうに考えておりますので、今後、健康保険証として皆さんが利用され、それが履歴として資格喪失、資格等も国のほうで管理できるようになれば、マイナンバーカードの交付は間違いなく上がっていくんだろうなというふうに思っておりますので、そこに期待しているというような状況にございます。
○議長(渡邊俊一君) 一問一答でありますから、質問も答弁も簡明にお願いをいたします。
8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) 次に、2番目の交通安全のほうでございますが、1番目の本市の小中学校の危険交差点でございますが、学校と連携をとってほとんど解消していますということでございましたが、全体で何カ所ぐらいあったのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) 毎年、学校のほうから危険と思われる箇所について、交差点に限らず、報告を受けております。まず、その中で、本年度においての交差点については7カ所ほどの学校からの危険箇所ということで報告が来ております。
○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) それでは、危険交差点でございますけれども、先ほどの答弁で防災安全課、あとは都市整備課、警察署、教育委員会でやっていますというようなお話でございましたが、私もカーブミラーを取りつけてほしいとか、横断歩道のカラー化とかそういったものをよく市民の方から言われるんですが、そういったところの窓口といいますか、一番最初、どちらのほうに相談をすればよろしいのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 相談窓口でございますが、その場所がもし通学路でございましたら、まずは学校教育課のほうにご相談をいただければと思います。通学路でない場合につきましては、道路でございますので、都市整備課のほうでお願いしたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) 先ほどのガードパイプの件でございますけれども、指摘のあったところは全てガードパイプ設置完了というお話でございましたが、ガードパイプ設置完了した箇所は何カ所あったのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) まず、昨年度の実績でございますが、昨年度は2カ所でございました。それから、29年度は1カ所、28年度は3カ所ということで整備を行ってきた次第でございます。
○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) 課長にも前にお願いしておったんですが、日吉台小学校の北側、丁字路交差点のガードパイプも数カ月前にお願いしておりますが、こちらのほうは大体いつくらいのご予定か、わかれば教えていただきたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 今年度中を予定しているところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) 次に、高齢者運転免許証自主返納でございますが、70歳未満の方が11件ということでございましたが、その11件の方の自主返納の理由など、開示できる範囲内でわかれば教えていただきたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) こちらにつきましては、昨今の高齢者の運転による事故、そういったことを懸念されての自主返納というものもあろうかと思いますが、詳細な分析については、今後も警察とも連携をしながら分析をしてまいりたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) 自主返納に関しての今後の取り組みなんですが、来年度から60歳以上の免許証返納者に対して「とみパス」の発行を行うということでございますけれども、こちらの対象者の方は大体何名くらい予測していらっしゃるのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) 対象者につきましては70から80名程度となると考えてございます。
○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) 次に、運転経歴証明書でございますけれども、交通安全協会に加入の方が免許証を返納、運転経歴証明書、これを希望する場合には手数料1,100円が免除になるというふうな制度もあるというふうに聞いておりますが、富谷市はそういった助成、支援対象の地区になっているのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 富谷市も対象の地区になっております。
○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) 対象になっているのであれば、私もちょっと広報とか見落としているかもわからないんですが、広報等でその辺を広くPRしていったほうがよろしいかと思いますが、その辺、見解をお伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 広報を含め、あらゆる機会で周知広報に努めてまいりたいと考えています。
○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) 公共交通グランドデザインでございますが、先ほど、高齢化社会に対応可能な交通整備ということで、市民バスの再編というような答弁でございましたが、具体的にどのように市民バスを再編なさるのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 市民バスにつきましては、現状、6路線について運行しております。今回、契約しております事業所と今年度までの契約となりますので、来年度からは新たな契約となりますので、それを踏まえまして、路線関係、あとは路線ごとの便数、こういったものについて見直しを図ってまいりたいというふうに考えております。そして、市民の方の利便性の向上に努めてまいりたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) さきの決算委員会におきまして、市民バスの乗車数が減少しているというような質問に対しまして、高齢者の増加に伴い減少していますというような答弁がありましたけれども、その辺も含めて市民バスの再編を行っていくのか、再度、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 利用者の実態というものも、その辺は十分加味をしながら、よりよい公共交通ということで取り組んでまいります。
○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) 市民バスの運行、再編もそうですけれども、デマンドタクシーの検討も早急にしなければならないかと思いますが、執行部の考えをお伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 確かに市内におきましては、宮城交通等の路線が敷かれていない、そういった地域もございますので、そういった地域におきましてどういった公共交通の体系が必要なのか、そういったところも視野に入れて、デマンドでの乗合タクシー、そういったものの導入についても検討してまいりたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 8番青柳信義君。
○8番(青柳信義君) 最後の質問になります。
デマンドタクシーでございますが、以前、同僚議員も、なかなか市民バスのバス停まで来るのが不自由な方のためにもやったほうがいいんじゃないかと。大和町でもデマンドタクシーが300円、東松島市でも免許返納者の方が300円から100円まで減額というような事例もございますけれども、本市でもぜひそういったことも検討していただきたいと思いますが、それを質問いたしまして、最後の質問とさせていただきます。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 今後、検討してまいりたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
午前11時54分 休憩
午後 1時00分 再開
○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
一般質問を続けます。
7番金子 透君。
○7番(金子 透君) 通告どおり、私から2件質問いたします。
1件目として、本市の消防力の整備を問うであります。
本件を質問するに当たり、消防庁告示の消防力の整備指針についてお話をさせていただきます。この指針は、昭和36年8月1日制定、告示された「消防力の基準」から始まり、幾度となく改定され、平成23年3月11日に発生した東日本大震災における教訓や近年の消防を取り巻く環境の変化に的確に対応すべく、平成26年10月に一部改定され、さらに平成29年2月と平成31年3月に改定され現在に至っております。
この指針の内容で、これから質問することに関連する部分を原文どおり読み上げてみたいと思います。
消防力の整備指針。
第1章 総則。
(趣旨)
第1条、この指針は、市町村が火災の予防、警戒及び鎮圧、救急業務、人命の救助、災害応急対策その他の消防に関する事務を確実に遂行し、当該市町村の区域における消防の責任を十分に果たすために必要な施設及び人員について定めるものとする。
2、市町村は、この指針に定める施設及び人員を目標として、必要な施設及び人員を整備するものとする。
(定義)
第2条、この指針において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。
1、市街地。建築物の密集した地域のうち、平均建ぺい率(街区(幅員4メール以上の道路、河川、公園等で囲まれた宅地のうち最小の1団地をいう。以下同じ。)における建築物の建築面積の合計のその街区の面積に対する割合をいう。以下同じ。)がおおむね10%以上の街区の連続した区域又は2以上の準市街地が相互に近接している区域であって、その区域内の人口が1万人以上のものをいう。
2、準市街地。建築物の密集した地域のうち、平均建ぺい率がおおむね10%以上の街区の連続した区域であって、その区域内の人口が千以上1万未満のものをいう。
3、署所。消防署またはその出張所をいう。
市街地について簡潔に説明いたします。建築物の密集した地域で人口が1万人以上とのことであります。
第2章 施設に係る指針。
(署所の数)
第4条、市街地には、署所を設置するものとし、その数は、別表第1(積雪寒冷の度の甚だしい地域(以下「積雪寒冷地」という。)にあっては、別表第2。以下この条において同じ。)に掲げる市街地の区域内の人口について別表第1に定める署所の数を基準として、地域における地勢、道路事情、建築物の構造等の特性(以下「地域特性」という。)を勘案した数とする。
となっております。富谷市は左側の別表第1であります。第2章についてはお配りしているものであります。
それでは、本題に入ります。
本年8月末現在、本市の人口は約5万2,500人で、その8割以上の約4万2,400人が南部に集中しております。仮に東北自動車道を中心に2つの市街地があるとすれば、東部は成田、明石台、東向陽台地区で約2万1,500人であります。さらに、現在着工している明石台東の計画人口2,720人と、近いうちに着工するであろう成田二期東の1,280人、成田二期西の458人の合計4,458人のことも考慮すべきと考えます。次に、西部の富ケ丘、鷹乃杜、あけの平、大清水、日吉台、杜乃橋、上桜木地区、合計で約2万400人になります。この西部地区について補足をすれば、消防行政は黒川地域行政事務組合事業でありますので、黒川地域南西部との考えも必要であり、大和町のもみじケ丘、杜の丘の人口もプラスされて約2万8,400人となることも考慮せねばなりませんが、ここは富谷市議会の場でありますから、富谷市のみの本年8月末現在の人口で、東部地区2万1,500人と西部地区の約2万900人で議論を始めたいと思います。
それぞれ別の市街地と考えれば、西部地区には現在、富谷消防署があります。東部地区には消防施設の整備はなされておりません。また、東西2つの市街地を連続した1つの市街地と考えると、2万1,500足す2万900で合計4万2,400人となり、4万人以上の市街地には2つの署所を設けるべきとの指針との整合性がとれておりません。人口ベースで考えるなら、どちらの場合でも1つ消防施設が足りていないというのが現状であります。
次に、救急業務についてお話しいたします。
平成30年1月から12月までの1年間の富谷市内への救急出場件数は、全体で1,684件となっております。そのうち、成田地区へは250件、全体の14.85%、明石台地区へは182件、全体の10.81%、東向陽台地区へは84件、全体の4.99%となっており、3地区合計で本市全体の30.64%となっております。参考までに、旧富谷町の南部6地区の明石、西成田、今泉、大亀、石積、大童、6地区の合計では46件となっております。本市南東部合計で全体の約3分の1となっております。平成31年度上半期においてもその比率はほぼ変わらないような状態であります。
本市南部の救急対応は、ほとんどが富谷消防署からの出動となっております。消防業務についても同様であります。緊急時の消防や救急活動においては、現場により早く到着し、より早く活動することが求められております。
また、緊急車両の配備、運用は、1つの施設に同じ車両を複数配備することではなく、分散配備、運用して、より広範囲をカバーすべきであるということは自明の理であります。
以上のことから、次の質問をいたします。
1つ、本市南東部の消防力の現状の認識と今後の考えをお伺いします。
2つ、早急に黒川行政事務組合にて正式な議論を開始すべきと思うが、その考えをお聞きいたします。
次に、2件目として、市営住宅のあり方について質問いたします。
公営住宅の目的の、現在、大部分は、低所得世帯の方々へ安価にて住居を提供することと思います。であるならば、市内全域にバランスよく市営住宅は整備されるべきと考えます。本市の現状はどうでしょうか。皆様ご承知のとおり、富谷小学校区に整備されておるだけであります。富谷小学校区以外の賃貸住宅はほぼ全て民間の賃貸住宅と言っていいくらいであります。富谷小学校区以外で市営住宅の入居条件を全て満たしていながら、仕事や学校の都合でどうしても市営住宅に入居できない方、また、市営住宅に申し込んだが当選せず、やむを得ず民間の賃貸住宅で生活されている方など、かなりの世帯がおるのではと考えております。
先ほどの当選の件でありますが、当選倍率は年々上昇し、平成30年度は2回募集し、その当選倍率は平均で10.5倍、実質倍率でも5.2倍であります。市営住宅の数が不足しているのは明らかであります。また、新たな市営住宅の建設を行わないことはたびたび表明しておられます。
以上のことから、質問いたします。
市営住宅の不足分を補う意味合いでも、みなし市営住宅などの制度設立をすべきと考えますが、その見解を伺います。
以上、私からの質問であります。
○議長(渡邊俊一君) ただいまの金子 透議員の一般質問に対しての答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの金子 透議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の本市の消防力整備を問うの問い1と問い2については関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
消防行政については、富谷市、大和町、大郷町及び大衡村で構成している黒川地域行政事務組合で行っております。本市の南東部の消防力につきましては、黒川地域行政事務組合消防本部における消防施設整備計画実態調査(平成24年4月1日現在)では、南部地域の市街地、富谷市東向陽台、明石台、成田で1署所が不足していると判断したことから、平成26年9月、同組合の議会全員協議会において消防力整備計画についての協議がなされました。しかしながら、具体的な結論までには至らず、継続検討することとなりました。その後、私が就任後、まずは南部地域の消防力強化のため、富谷消防署に救急車1台を追加配備し、救急車2台体制としていただきました。また、市制施行にあわせて平成28年10月1日より黒川消防署富谷出張所を富谷消防署に昇格し、体制の強化も図っていただいたところであります。
今後、新たに消防施設を設置するには、設置市町村にて用地の確保が必要になります。また、平成27年関東・東北豪雨の際に一時機能不全に陥った消防本部の移転問題も含めて、組合理事会等において引き続き具体的に協議をしてまいりたいと考えております。
続きまして、質問件名2、市営住宅のあり方を問うの問い1、みなし市営住宅などの制度設立をすべきと考えるが、その見解につきましては、本市の市営住宅につきましては、昭和40年前後に人口減少対策の1つとして、西沢、湯舟沢、清水沢、宮ノ沢の4地区で整備が行われました。なお、建設場所につきましては、住宅に入居される方に配慮し、当時、人口が集中し、小中学校のある富谷地区に整備されたものと思われます。しかし、その後、昭和40年代後半から、大規模な宅地開発が行われ、世帯数が増加したことから、市営住宅の整備は行われておりません。
公営住宅の入居者につきましては、全国的に高齢者の入居割合がふえているため、将来的に本市の市営住宅でも同じような傾向を示すものと考えております。
みなし市営住宅等の制度につきましては、市営住宅に入居できない住宅確保要配慮者世帯に対しまして、市営住宅に入居した場合の家賃と現在住んでいるアパート家賃との差額分を補塡する補助制度であります。市営住宅の事業として実施する場合には、市営住宅に応募できる人を全て対象としなければなりません。なお、富谷市公営住宅等長寿命化計画において試算した本市の住宅確保要配慮者世帯は約1,000世帯となっております。仮に市内のアパートの平均家賃を月5万円とすると、市営住宅の平均家賃2万2,000円との差額を補塡するための予算は約3億円を超えることとなります。本当に補助を必要としている低所得の高齢者世帯や子育て世帯に対して補助をするためには、公営住宅法以外の法令や制度の活用、そして、財源の確保が必要となることから、社会情勢や他市町村の動向も確認しながら検討してまいりたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 7番金子 透君。
○7番(金子 透君) それでは、再質問させていただきます。
まず、消防の件ですが、富谷市には富谷消防署、先ほど私が仮にと言った縦貫道西部のほうに1つあるだけであります。東向陽台、明石台等々から119番の受電があり、出場しようとするときに、仮にほかの地区でもよろしいんですけれども、出場準備のために約1分から2分かかるそうです、受電してから。これはどこに行くにしても同じでありますから、その部分は差し引いてお話しします。
東向陽台、明石台の一丁目、消防署から一番遠い部分のところですね。純粋に移動時間に約8分前後かかるそうです。これは消防署で私が聞き取ってまいりました。その時々の道路の状況、季節によっても若干プラスマイナスはあるとのことですが、約8分前後だそうです。
次に、救急救命率というのがあります。約1分ごとにいろいろなデータがあります。あと、蘇生率という言葉もございます。一般的に救急救命率、1分経過すると約10%低下するそうです。8分到着時間がかかっていたら80%という話ではございません。3分から5分経過すると加速度的に低下いたします。ということは、最後までものを申し上げなくてもおおよそおわかりいただけるのではないかと思います。
今現在も不都合が発生している状況ではないのかなと私は理解しております。その点、市長のお考え、改めて求めます。
次に、同じ消防署のことですけれども、黒行の業務でありということを先ほど市長はおっしゃられました、本部庁舎の件もあるということで。本部庁舎の件は黒川行政全体の話でありますから、ここではちょっと置いておいたとしても、仮に本部庁舎の件、指針に照らし合わせた1つ署の足りない件、あと今、盛んに言われている女性職員に対する対応、それの不備の件。黒行の中でやるべき消防業務は山積しているわけです。しかし、今ここは富谷の議会ですから、私はあえて富谷の市民の皆さんの生命、財産の安心安全のより確立すべき姿を議論したいと考えております。
であるならば、富谷市東部に消防施設、指針のとおり、施設整備を急ぐべきではないかと考えております。何よりも、この先、明石台東、今大きく開発始まって、山も丸裸のような状態で、数年後には新しい富谷の仲間となってくれる人たちを迎え入れると思います。成田二期東・西にしても新しい富谷の仲間を迎え入れるわけであります。そこに、救急車の到着時間が7分、8分かかるところに、「住みたくなるまち日本一」ですよ、どうぞ来てください。どうしても私は座視できないところであります。かなりきつい言葉だと思いますけれども、そこの辺も含めて、改めて市長にお答え願います。
消防業務ですから、財源とかいろいろな問題、必ず出てきます。事の案件に関して、ない袖は振れないという言い方は大変申しわけないんですけれども、財源が伴っての話であります。全てそうであります。いろいろなこと、市長の公約している公共交通のこと、いろいろなこと、利便性のこと、福祉のこと、360度にわたって、行財政運営は、それは一番大切な肝であると私は理解はいたします。しかし、事これは市民の皆様の生命、財産にかかわることであります。そして、この消防業務、10年先、20年先、劇的な変化をもたらして必要なくなるかというふうには私はとても考えられません。10年先、20年先も今の現行のような体制が続いて、市民の皆様の生命、財産の安心安全が図られるものだと私は考えております。であるならば、少し大きく起債をしてでも今の不都合をすぐにでも正すべきと考えております。
前に一般質問で健全な行財政運営にむやみやたらに起債するものではないみたいな話もしたと思います。この新庁舎が無起債で建てられたことを大変評価した一般質問を私やったのを自分で覚えております。しかし、これは将来、次の世代も、その次の次も、20年も30年にもわたって今の体制は変わるものではないと私は考えております。起債をして、長期的な起債でやって長い世代で平等に負担をする。まさにこれこそそういう行政の考え方が当てはまるのではないかなと考えております。
先ほど市長もおっしゃったとおり、黒行理事会、4理事の合意形成がなされないうちは物事は動き出さない。施設整備をするに当たっては、用地は設置される自治体が賄う。その取り決めも私も存じております。正式な議論もないのに用地もない、基金の積み上げもない。それもわかりますけれども、やっぱり一度正式な議論のテーブルに上げて、先ほど言った、黒行さんがやらなくてはならない消防の今山積みされた業務を計画的に一つずつこなしていくというのが非常に大切ではないかと考えます。
全部関連する質問、3つ、4つでありますので、改めてまとめて、市長、ご答弁いただければと思います。
次に、市営住宅の件であります。
1,000人以上の数ですか、市営住宅応募された方全員に手当てをすると3億からの財源が必要だということで、全部を全てカバーするというのは確かに難しいのではないかなと、私そういう感触は持っております。もう一つの考え方として、市営住宅を申し込みました。厳正なる抽せんの結果、外れてしまいました。また次回申し込んでくださいと言って、月3万円ぐらいの家賃の差、年間36万円、「大変申しわけありません。次回また申し込んでください」という一言で片づけるのもいかがなものかなという考え、私の個人的な中にはございます。
その方全員に全て補塡をするというのではなくて、今回、消費税10%に上がったのは、政府が言っているのは、10%に上がった、2%上がった分の半分は子育て関連に使いますよ。そのように言って今現在動き出した子育て支援の事業ありますけれども、本市でも、そういうような考え方で、例えば、母子家庭で納税されていない方、そこら辺に限定するとか、例えば母子家庭で保育所、幼稚園にお子さんを通わせていながら非課税世帯である方、そこら辺に限定して、まず小さいくくりの中から始めて、あとはいろいろな財政的なことも勘案して、だんだん制度として大きくしていくのはありではないかなと思うんです。
前に「とみパス」の介護タクシーのときに、答弁で、最初はみんなに知っていただくために小さいところで始めましたという答弁をいただいたのを私覚えているんですけれども。障がい者の1級と2級、あと要介護の4と5かな、重度の方だけに制限しました。それをもうちょっと広げたらどうですかという質問に対して、いや、今はこういう制度をつくったというのを知っていただいて、後々、広げていければよろしいかなという考えだという答弁をいただいたのを覚えております。
それと同じような考え方をもってして、本当に助けの必要な方から、まず最初、そこら辺を抽出して、恐らく母子家庭の非課税世帯の方、もしくは保育所、幼稚園にお子さんを通わせている母子家庭、片親世帯で非課税世帯の方というふうな形に限定すれば、かなり人数は絞られてくるのではないかと考えております。
実際問題として、市営住宅を新たに建設して、維持管理して市民の皆様に提供する財政的な金額を考えれば、みなしとして民間が整備したものを借り上げて家賃の補塡をするとしたら、財政負担はかなり圧縮されるはずだと思うんですよね。
そういうことを総合的に考えれば、決して、近隣市町村の状況等々を鑑みながらどうのこうのという話ではなくて、せめて制度設計するための予備的な調査とかぐらいは、私としてはやるべきだなと考えております。前向きな考え方で本当に困っている人をすくい上げる。公平公正が行政の大原則でありますけれども、もう一つの側面に弱者救済という考え方もあると思います。そこら辺も含めて、改めて市長のご答弁、お願いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) まず最初に、消防力の件でございます。
議員のご意見にありました東部エリアに対しての救急体制、例として挙げていただきました救急の構成率について、確かに今現状の中では、西部エリアと格差があるという部分は大きな課題であるというふうに考えております。その認識は同じでございます。
ただ、先ほど来、本部の問題は本部というお話でございましたが、ただ、やはり消防行政、出どころは一緒でございまして、なかなか富谷はとにかく富谷の東部エリアを何とかしてくれと、富谷市だけがやはり自己主張だけをするわけにはいかないというところもありまして、その辺はやっぱり先ほど答弁で申し上げましたように、やはり現実問題、今、消防本部が実際数年前の、答弁でも先ほど申し上げましたように、機能不全に陥ったという状況、また老朽化の問題含めて、あと黒行の議会でも話題になっておりますシステムの切りかえ時期も間近に迫っているという部分では、やはり本部のあり方というものをまずは優先しなければいけないという事情もある中で、そこ等を踏まえて、富谷の東部エリアの消防力の問題も、これはやっぱり出どころ、組織は一緒なものですから、そこはお互いに全体に配慮しながら計画を考えていかなければいけないというふうに思っているところでございます。
ただ、先ほどお話ししたように、まずは私ども富谷の、まずはとは言いながらも、市民の皆さんの命を守る、生命、財産を守るというのは何よりも大切な使命でございますので、救急体制の整備等含めましては、あらゆる方策を検討しながら努力をしていきたいというふうに考えております。
2つ目の市営住宅の件につきましては、先ほど答弁申し上げました今の現状、みなし市営住宅等の制度を活用すると、どうしても対象者が先ほどの数の対象者に陥ってしまうというふうになってしまう現状で、その中で、なかなか本当に補助を必要としている人との区別をどう区切るかというのが難しい状況でございますので、先ほど金子議員からご意見のあったように、本当に救済が必要な、先ほど答弁で申し上げましたが、本当に補助を必要としている低所得の高齢者世帯や子育て、そういった方々に支援できるような、そんな環境を内部では検討をしていきたいというふうには考えております。
○議長(渡邊俊一君) 7番金子 透君。
○7番(金子 透君) 市営住宅の件に関しては努力目標ということで、一応、これで終わらせていただきます。
やっぱり、救急体制のことなんですけれども、8分という、例えば富谷消防署からあけの平に出動要請があっても、活動開始するまでにやはり三、四分かかる。どこに行くにしたって、三、四分、5分ぐらいはかかるわけなんですね。だから、ほかの地域に行っても三、四分、5分かかる。こちらには8分かかるよと。その差をあえて3分ぐらいの差とかと軽く受けとめてもらいたくはないんですよね。3分、5分過ぎると、救命率というのは加速度的に低下していきます。8分、9分になるとほとんど救命率は発揮できないのではないかなというデータもございます。
今、富谷の議会なんですけれども、あえて消防本部の話出ましたので、少しだけさわらせていただきますけれども、確かに指令システムの更新と建物の更新を同時にしないと十何億ぐらいの無駄な財源を必要としてしまうので、緊急の指令システムと建物を同時に更新して、無駄なくということを考えれば、今黒行の消防本部の議論がなされていないのであれば、システムの更新は数年後です。そうすると、そのシステムの更新というのはさらに十何年後ですからね。消防本部に手をつけられるのは、今議論がなければ既に十何年後にしか手をつけませんよと言っているのに等しいと私は考えるんですよ。
であるならば、その間に、確かに、富谷の市長が富谷のことを強く大きな口で言うのもいささか、というのはありますけれども、富谷市民の生命、財産の安心安全の最終責任者は市長であります、間違いなく。そこは理事同士間のコミュニケーション、余り衝突のないコミュニケーションも大切だというのも理解はします。しかし、市民のいろいろな意味での最終責任者としての市長の立場においても、よく、強く頑張っていただきたいなということであります。
話戻りますけれども、消防本部が十何年後にしか取りかかれないのであれば、その十何年間の間にほかの山積みの事業を一つ一つこなしていくという時間的な余裕ができたと私は考えるんですね。今の不都合な状態がわかっていながら議論も始まらない。これから、仮に東部地区に消防署をつくるという議論がまとまったとしても、実際でき上がって活動するまで、3年とか5年とかかかると思うんですよ、私は。であるならば、総合的なこれからの黒行の議会で消防、富谷市も当然全部含めてです。例えば10年計画なり20年計画で、一つ一つ着実に前進させていくのが富谷市の市民の皆さんの最高の責任者である市長のお務めだと私は考えています。きつい物言いになって大変申しわけないんですけれども、私も市民を思う熱い気持ちのあらわれだということの理解で、最後、もう一度、ご答弁いただきまして、終わります。
○議長(渡邊俊一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 消防本部のシステムの切りかえと本部の移転につきましては、十何年後に先送りというのはまだ確定していたわけではないと、また私も認識しておりまして、今現在、理事協議会の中では、やはり現実問題として、今やはりシステムの問題を2年後に控えていて、消防本部の場合は、基本的に積み立てとかということじゃなくて、一気に起債をしてやる形になりますので、そういう意味では、決して、今の今度の切りかえ時期に消防本部の移転問題というのは早急に検討しなければいけないという、今理事会の中ではいろいろ協議という形では行っているところでございますので、まだ十何年後に先送りしたというところではないので、そこは誤解をまだされないでいただければというふうに思います。
そういう意味では、今、本当に喫緊の課題としては実は消防本部の問題が大きな課題としてなっているのはまずはご理解いただければと思います。
そしてまた、救急体制につきまして、私も本当に市民の皆さんの命を守るという部分では議員と同じ思いでございます。とはいいながらも、やはり消防本部の今の体制の喫緊の課題のところを考えると、今、富谷のことを先行してというのはなかなか難しいところもあるかなというふうに思っております。仮に、救急体制だけを東部エリアにという話も選択肢の中ではあるかもわかりませんけれども、ただ、救急体制だけでも、この間、富谷消防署に救急車を1台配備追加するだけでも、救急車の車と人の分がかかわるので、かなりそれもまた大きな体制の労力を、財政的な部分も含めて必要な部分でもありますので、その辺、しっかりと検討しながら努力をしていきたいというふうに思います。
なお、現在の黒川4市町村の理事は大変信頼関係がしっかり整っておりますので、そういう意味では、いい意味で協力体制はとれると思いますので、必要なところには必要なものとして私も主張はしていきたいというふうに考えております。
○議長(渡邊俊一君) 次に、15番浅野直子君。
○15番(浅野直子君) 通告に従い、2問質問いたします。
初めに、地方創生拠点整備交付金施設整備について質問いたします。
これまでも地方創生交付金を活用して産業交流プラザを新設し、新たな富谷市、しんまち地区の活性化が図られました。このことは地方創生戦略として、まち・ひと・しごとの環境整備、好循環について評価できることだと思います。
8月の臨時議会で可決された(仮称)富谷宿観光交流ステーション整備も地方創生拠点整備の交付金を活用した施設となることから、本市において画期的な、また一つ新たなしんまち活性化につながると考えます。そして、交流人口をふやし、確実に起業家を育て、後世に残すことのできる伝承館を兼ね備えた施設になるものと期待をしているところです。昨日も街道まつりが盛大に行われ、会場において富谷しんまちリノベーションワークショップも開催されましたが、参加できなかったため、通告していますので、改めてお伺いをいたします。
総合戦略においては、地方創生を確実に実現するために5つの政策原則として(自立性・将来性・地域性・直接性・結果重視)に基づき推進する必要があるとされています。
今回の交付金を活用した施設整備では、しんまち地区の宿場町としての歴史的な魅力を伝え保存し、本市の偉人をたたえ、文化的な財産を後世に伝える意義と起業・創業家の創出を展開し、地域資源の活用でコミュニティー拠点につながるものと捉えております。
全国的に見ても地方創生交付金を活用して各自治体において特産物の利活用で拠点整備への取り組みや雇用促進事業、地域観光資源を生かし交流人口の増加へ事業の展開が示されております。また、新聞報道によりますと、最近では、働き方改革で海辺のリゾート地や観光地滞在型で仕事をする一歩進んだワーケーションなども、今後広まる予感として自治体なども注目をしていると掲載されておりました。ほとんどが観光地での話題になっておりますが、宮城県の中央部に位置し、仙台市へも近い本市は滞在型のワークを富谷市でと発信をし、市内外の観光地めぐりなど情報提供しながら、豊かな発想で起業家活性化にも一翼を担えるような支援ができるようになればと思います。
そして、何よりも全市民の皆様が集える施設として、バリアフリー支援の充実についてはどのような内容になっているのかもお伺いをいたします。
議会だよりもこの2年間、富谷市の文化・歴史的有形文化財などを表紙に掲載されましたが、歴史の残る場所の発信と民俗ギャラリーとの連携、今後の図書館整備と伝承館との連携で富谷市ミュージアム構想なども視野に入れていただき、今後に向けた取り組みをお伺いいたします。
本市の(仮称)富谷宿観光交流ステーション整備施設は、明年に迎える富谷開宿400年に合わせオープンすることとお伺いいたしましたが、早期の工事日程になっていることもあり、ソフト面についての内容をお聞きして、市内外からの交流人口や誇れる施設になることをご期待申し上げて、以下、質問いたします。
1、施設の主軸はどのような内容になりますか。
2、起業家への支援体制をどのように考えています。
3、民俗ギャラリーとの連携、富谷市ミュージアム構想は。
4、子供、障がい者、高齢者へのバリアフリー支援は。
5、目標に向けた来場者の集約をどのように考えていますか。
6、最近、観光地ではワーケーション誘致に向けた取り組みがありますが、本市を拠点にワーク、市外の観光地めぐりなどの情報共有できる取り組みなどを伺います。
2問目は、新生児聴覚検査の助成と受付にタブレット導入はと題し、質問をいたします。
新生児聴覚検査の助成については、以前にも質問をさせていただきました。早期発見により適切な支援で言語の発達に大きな効果があり、またコミュニケーションがうまくとれるなど支援の重要性が認められています。
厚労省では、2016年に全国の自治体に公費助成を積極的に図ることを通知しております。以前にもお話をさせていただきましたが、国立成育医療センターの研究で、新生児聴覚検査を受けた子供は、早期療育に至る確率は受けていない子供よりも20倍も高くなり、コミュニケーション能力は3倍以上にも上昇するという研究結果が出ております。
人とのコミュニケーションは、孤立を防ぎ、その後の人生を大きく左右することになります。だから、早期発見が必要なんです。そのためには自治体の支援が欠かせない。本市の年間の出生数も平成30年度の実績報告書には平成29年1月から12月までの参考数値として405人と報告がありました。大切な人生を歩む支援にもつながります。
先日の新聞報道に、新生児聴覚スクリーニングの普及により先天性難聴が出生直後に発見できるようになり、重度難聴であっても早期に人工内耳手術を行えば十分に音声言語獲得ができるようになると報じております。静岡県では、全市町で費用助成が実現し、受診率は93.7%に上るそうです。本市においても、子育て支援のさらなる拡充が必要です。
そして、難聴者に対する受け付けにタブレット導入を求めるものです。私は、UDトークを開発し自治体や民間に導入している会社を訪問させていただき、実際のやりとりを見学をいたしました。画面を通して伝えたいことや手続の案内など、福祉の充実と拡充にはすばらしい取り組みです。
システム改修や費用面での課題等はありますが、せめて受け付けにタブレット導入で難聴者の伝えたいことに支援ができるのであればそのような方向性も探っていくべきであると考え、支援につながるよう求め、質問をいたします。
1、新生児聴覚の検査についての見解を求めます。
2、子育て支援の最初の一歩と捉えることが大事ではないかと思い、助成を求め、質問をいたします。
3、総合窓口や地域福祉課などへタブレット導入を求め、質問いたします。
○議長(渡邊俊一君) ただいまの浅野直子議員の一般質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの浅野直子議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1の地方創生拠点整備交付金施設整備についての問い1、施設の主軸はどのような内容になりますかにつきましては、今回の(仮称)富谷宿観光交流ステーションは、国の地方創生拠点整備交付金を活用し、2020年、宿場町富谷開宿400年記念事業として、また、しんまち地区の活性化を推進する事業として行うものであります。整備用地は、しんまち地区においても特に意義深い本市の偉人内ヶ崎作三郎氏の生誕の地である内ヶ崎醤油店跡地を活用することから、歴史文化伝承館として、同氏の牧師、教育者、政治家としての功績を広く市内外に、そして後世に伝える内ヶ崎作三郎記念館及び富谷市まちづくり産業交流プラザTOMI+と連携した起業・創業の実践、チャレンジのための施設とするチャレンジ館を施設の主軸として位置づけ、施設全体として観光交流の拠点化を図ってまいります。
問い2、起業家への支援体制をどのように考えていますかにつきましては、TOMI+で昨年8月に開校した富谷塾において、継続的かつ積極的な支援を行っており、2期生となる今年度は既に110人を超える多くの塾生が仲間と出会い、学び合いながら、地域に根差した市民活動や起業家を目指しております。また、起業家の育成に当たっては、スキルやノウハウのみならず、チャレンジしやすい環境の整備も重要であると考えており、当該施設にはこうした実践の機会を提供できる機能も備えることで、さらに富谷塾としての効果を高めていきたいと考えております。
問い3、民俗ギャラリーとの連携、富谷市ミュージアム構想につきましては、歴史文化伝承館につきましては、本市の偉人内ヶ崎作三郎氏の功績を市内外に広く、そして、後世にも伝える内ヶ崎作三郎記念館として整備するものであります。民俗ギャラリーとは展示内容が重複しないよう内ヶ崎作三郎氏に関する資料は歴史文化伝承館に集約する予定ですが、隣接した立地状況にありますので、連携を図りながら、本市の民俗、歴史文化伝承等の取り組みを進めてまいります。
富谷市ミュージアム構想につきましては、具体的な内容を持ち得ておりませんが、今回の整備により、しんまち地区全体が本市の民俗、歴史文化に関する情報発信の拠点として機能していくものと考えております。
問い4、施設整備に当たりましては、宮城県のだれもが住みよい福祉のまちづくり条例に準拠することとしておりますので、バリアフリーやユニバーサルデザインに配慮し、障がい者や高齢者など全ての方が利用しやすい施設として整備してまいりたいと考えております。
問い5、目標に向けた来場者の集約をどのように考えていますかにつきましては、今議会において(仮称)富谷宿観光交流ステーション運営計画支援業務に係る補正予算を承認いただきました。本業務は、施設運営に係るコスト計画を策定するほか、テナント募集計画の策定、そして、事業計画として集客イベント等の提案も行いますので、本業務を通して来場者の集約に資するテナントの誘致や各種集客イベント等の企画立案を行い、施設全体として来場者の集約に向けて取り組んでまいります。
問い6、働き方改革の一環として、休暇を取得しながら短時間の就業を行うワーケーションを導入している企業が増加していることは認識をしております。本市では、ご承知のとおり、富谷市まちづくり産業交流プラザにおいて、1階チャレンジスペースを開放しており、仕事や打ち合わせ等でどなたでもご利用いただくことが可能となっております。
なお、富谷市まちづくり産業交流プラザは、テレワークを活用した働き方改革の全国展開であるテレワーク・デイズ2019に登録しており、ワーケーションとしての利用にもつながっているものと認識をしております。
また、本市では、仙台・宮城観光キャンペーン推進協議会に加入しており、市外での観光PRや観光地案内冊子の作成等に取り組み、広域観光の活性化に努めるとともに、富谷市まちづくり産業交流プラザにおきまして県内の観光案内パンフレット等を提供するなど情報発信に努めております。
質問件名2の新生児聴覚検査の助成と受付にタブレット導入はの問い1と問い2につきましては、関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
新生児聴覚検査につきましては、現在、全額自己負担にて希望者が受ける検査として実施され、当市の受診率は85.9%という状況であります。聴覚の障がいを早期に発見し治療や療育につなげることで、障害の影響を最小限に抑える意義は大きいものとして認識をしております。そのため、検査実施状況の把握及び要支援児への療育に対する適切な支援を行っているところであります。
また、公費負担実施につきましては、他の子育て支援関連事業も含めて、ニーズや優先度を見きわめながら段階的に検討してまいりたいと考えております。
問い3、総合窓口や地域福祉課などへのタブレット導入につきましては、聴覚障がい者の方の窓口における相談の際にお互いの意思疎通を図る手段としてタブレット等のICT情報通信技術を活用することは非常に有効であると考えております。しかし、障がいの程度や手帳取得に至った年齢、通信環境等により使いやすいICTの種類も異なってくると思われますので、ICTの導入に関しましては、聴覚障がい者おのおのの抱えるニーズ等を把握していくことから検討してまいりたいと考えております。
以上でございます。
○議長(渡邊俊一君) この際、午後2時5分まで休憩をいたします。
午後1時52分 休憩
午後2時05分 再開
○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより浅野直子君の質問は一問一答により行います。15番浅野直子君。
○15番(浅野直子君) まず初めに、議会でいただきました図面は、多少の変更はあるとの説明はあったと思いますけれども、きのう、富谷の街道まつりで配布されました富谷しんまちリノベーションワークショップでの紙面がちょっと図面とはちょっと異なっておりました。このことについては、どちらのほうを優先とされるのか、まず、ここのところをお伺いしたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 今回の施設整備につきまして、議会の皆様に最初お配りした図面につきましては、拠点整備交付金の計画として国に提出をさせていただいたものでございます。それを受けて議会のほうで予算について承認をいただきまして、今回、設計事業者と施工業者についてプロポーザル方式で決定をさせていただきました。現在、実施設計を担う事業者からよりよい施設の活用ということで提案をいただいたのが、昨日、皆様にお示しをさせていただいた内容でございます。現在につきましては、昨日お示しした、お配りした内容で整備を進めていければというふうに考えているところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。
○15番(浅野直子君) そうしますと、さまざまな今までのいろいろな要望だったりというところは、しっかりと盛り込まれた図面になっているといいますか、配置になっているというような捉え方でよろしかったでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 現時点で考えられる内容についての図面になっております。今後もいろいろな方のご意見をいただいて、できるところについてはそういった意見も取り入れながら、よりよい施設整備に努めてまいります。
○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。
○15番(浅野直子君) そうしますと、大体、最終的に仕上がるといいますか、最終的にこれでいこうというようなところというのは、いつの時期を見込んでいらっしゃるのでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 実施設計として、まずは固めなければいけないというスケジュールがありますので、その辺については、11月の上旬、中旬くらいには具体的な設計が固まるものと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。
○15番(浅野直子君) 11月の中旬ぐらいにできましたら、ぜひ全議員にも配付をしていただければと思いますが、そのことについて、ご答弁をお願いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) そのようにさせていただきます。
○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。
○15番(浅野直子君) かなり魅力的な、本当に5つの交流ゾーンがありまして、本当に楽しみな施設になると思います。また、偉人をたたえる大切な記念館もありますし、どのブースもバランスのとれた事業でなければいけないというふうに思いますけれども、どのような努力目標を掲げていらっしゃいますでしょうか、お伺いをいたします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) まずは、こちらの施設につきましては観光交流の拠点ということで、しんまち地区の活性化とあわせ、本市における観光の拠点として整備をしてまいりたいというふうに考えております。ですので、より多くの市民の方はもちろんですけれども、市外からも多くの方にお越しいただけるような、そのような施設整備を目指してまいりたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。
○15番(浅野直子君) そうしますと、TOMI+とはまた違う観光交流ステーションになるわけですので、1つぐらいは何かまた違う取り組み、今おっしゃった説明もよくわかりますけれども、ここは、ここのところは力を入れているぞということがあれば、そのこともちょっとお伝えいただければと思いますけれども、ご答弁をお願いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) こちらにつきましては、まず、先ほども市長のほうから施設の主軸ということでご答弁がございました。まずはここは本市の偉人内ヶ崎作三郎先生の生誕の地ということもありますので、まずは作三郎先生の功績をたたえる、伝える記念館をしっかり整備をしてまいりたいと考えております。
あわせまして、TOMI+で今富谷塾の塾生がさまざまな活動をしております。そういった富谷塾の塾生であったり、あとは本市で起業したいと、そういう志を持った方の何か受け皿となるような、そういうチャレンジ的な施設にもなればということで施設整備を進めてまいりたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。
○15番(浅野直子君) 起業家支援に、よくふるさと納税を使っての支援のプロジェクトがあるわけなんですが、そういったことというのは考えていらっしゃるんでしょうか。そのことはこのステーションには盛り込まれているのか、お伺いをいたします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 今回、ふるさと納税を活用した何かここの施設での事業というものについては、現状は検討はしていないところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。
○15番(浅野直子君) 起業、起こす方々に対しての支援というものについても、そこのところは導入をしないという形でよろしかったでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) ふるさと納税を活用した支援というのは、現状、検討はしていないというところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。
○15番(浅野直子君) それでは、女性の方への起業支援というのは、今、大変女性の方の起業家が多いわけで、富谷市においてもそのようなんですけれども、そういった支援についてもご検討はされているのか、お伺いをいたします。
○議長(渡邊俊一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 基本的には、現在、TOMI+のほうで起業家支援という形で行っております。当然、その起業家支援の中には、割合でいいますと女性のほうが多い現状にございます。そういった起業を志す方々が実際に起業をする場が必要だということになったときにこの観光交流ステーションについて活用いただけるのではないかなというふうに考えてございます。
○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。
○15番(浅野直子君) この店舗数について、4つぐらいありましたかしらね。この起業家の支援につながりますけれども、事務所だけ、例えば交流人口を持たない、例えば事務所をお借りして、シェアいたしまして事務所だけをお借りするというような、そういったこともこのチャレンジ館においては、これはオーケーという形でよろしかったでしょうか。ちょっと細かい話になりますけれども、ここのところはチャレンジ館はよろしいんでしょうか。事務所だけお借りするような形というのもいいのかどうか。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 基本的には、こちらのほうは店舗としている箇所につきましては、事務所ではなくて、何か人を呼び込めるような店舗機能を有した施設として活用してまいりたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。
○15番(浅野直子君) そうしますと、今、富谷塾の方々はやはりそういった志のある方がすごく多いというようなことで、安心して、このブースが埋まるのかなというふうに今認識をしたところだったんですが、そういった理解でよろしいかどうか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 議員おっしゃるような、そのような方向で活用してまいりたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。
○15番(浅野直子君) 8月のときにちょっと質問が出たか、ちょっと定かではないので、質問させていただきますが、施設の周りには、駐車場はしんまち公園があるわけなんですけれども、この施設の近く、最も近いところの近隣での駐車場の確保というのはあるかどうか、お伺いをいたします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 基本的には、こちらのほうにも駐車場は付設はしますが、台数は限られておりますので、現状では、しんまち公園の駐車場ですとか、あとは、きのうの街道まつりでも駐車場になりましたSEIYUの駐車場ですとか、あとは何か近隣のそういったスペースの活用性についても検討してまいりたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。
○15番(浅野直子君) この施設は大変本当に期待をしますし、とてもよかったと思っております。でき上がることをすごく楽しみにしているんですけれども、やはり高齢者や障がい者の方への本当に配慮というのは大事であると思いますね。そして、先ほど、当然、市長の言葉の中にもバリアフリーはしっかりとというところがございました。一歩踏み込んで、やはり障がい者の就労支援というところにおいてもやはりここの場所を活用できればなというふうな認識でおりますが、この観光交流ステーションというのはそういった福祉の就労支援というものには、雇用促進につながるような支援というのはあるのか、できないのか、ちょっとお伺いをしたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 現状では、そういった就労支援の施設ということでは検討はしていないところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。
○15番(浅野直子君) せっかくのすごくいいチャンスでございますので、そういったことも前向きに検討していただいて、やはり一部だけではなく、いろいろな方がここに集えるような環境整備というのは大事じゃないかなと思いますけれども、再度、質問をさせていただきます。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) まずはご意見としてお伺いさせていただければと思います。よろしくお願いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。
○15番(浅野直子君) 伝承館におきましては、大変、本当にすばらしいものができるなというふうに感じております。こういったところに行きますと、もちろん福祉の関係におきましてはさまざまな音声案内ですとか、展示とか、さまざまあるわけなんですが、ここのところで力を入れている福祉の支援があれば、お教えいただければと思います。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) まず、この施設の整備に当たりましては、先ほど市長からもご答弁がございましたが、宮城県で条例を制定しておりますだれもが住みよい福祉のまちづくり条例、こちらの条例が公益的施設の構造ですとか設備の整備に関しまして、高齢者、障がい者等が円滑に利用できるようにするために必要な基準を定めた条例でございます。本施設におきましても、整備する際はこの条例に準拠するということで定めておりますので、そういったバリアフリーですとかユニバーサルデザイン、あとは障がい者、高齢者の利用にも配慮した施設として整備をしてまいりたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。
○15番(浅野直子君) 市内に点在いたします歴史文化財等の連携、先ほど民俗ギャラリーとの、まだ特色のあるものだというようなことで、連携もしていくんだというご答弁もいただきました。やはり今いろいろなところで過去・現在・未来の富谷市を例えば見据えたアーカイブなんかを作成して、市民がいつでも見られるような、そういった取り組みといいますか、何かそういったことはできないか、このステーションを中心にそういった取り組みといいますか、施策といいますか、そういった環境はできないか、お伺いをいたします。
○議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 今回の歴史文化伝承館と既存の民俗ギャラリーという施設がございます。民俗ギャラリーについて、富谷市における民俗であるとか考古学、そのようなものの歴史的な文献なり資料なりの収集、調査分析をするのが民俗ギャラリーの仕事でございます。そして、それを展示して、市民の方々に広く後世に伝えていくという側面がございますので、今回の記念館の趣旨であります内ヶ崎作三郎氏についても、当然、連携を図っていきますし、アーカイブという表現もございましたけれども、その辺については、この先、予定している図書館との連携も視野に入れた取り組みになっていこうかと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。
○15番(浅野直子君) 午前中の質問にもありましたけれども、来場者の目標値についてはという話がございました。交流人口、イベントだけではないというようなお話で、市長も当然そのとおりだというご答弁でございました。8月の議会のときに年間の目標値というのが11万1,000人で示されました。このイベントのスタジオやステージなどもあるわけなんですけれども、ただ、やはり季節を問いますと、冬場の1月、2月の集約というのは、集積といいますか、そこのところが大きな課題になってくるのではないかと思いますけれども、こういった月例での目標値といいますか、集約をどのように考えていらっしゃるのか。特に冬場の集約についてのお取り組みをお聞きいたします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) そういった集客に関する事業とか、そういったことにつきましては、今回、補正予算でご承認をいただきましたステーションの運営計画支援業務の中で、さまざま集客が見込めるような事業展開、そういったところについてもご提案をいただくことになっておりますので、そういった四季折々のそのときならではの事業、集客イベント、そういったものについても検討をしてまいりたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。
○15番(浅野直子君) 来年は、東京オリンピック・パラリンピックの開催がありまして、本当に同じ年にこうやって開宿400年を迎えるというのは大変意義深い、また、市民にとってもすごく記念する年になると思います。このこともありますので、内外に発信するためにも、やはりこのオリンピックのときに少しプレオープンみたいな形というのはとれないのか。そこのところをお伺いをいたします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) そういったことについてもこれから検討してまいります。
○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。
○15番(浅野直子君) この質問については最後になりますが、ワーケーション事業につきまして、先ほどテレワーク、TOMI+が既にその拠点となっているというようなお話もございました。でも、やはりもっと、ご存じの方はそういった形であそこの場所でも結構でございますが、せっかくこういったいい交流ステーションができるわけですので、もっともっとワーケーション事業というのは展開をして、そして、広く各市町村、自治体においても、全国においても発信すべきだと思いますけれども、このワーケーション事業について、お伺いをいたします。
○議長(渡邊俊一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) ワーケーションにつきましては、市長がご答弁したとおり、TOMI+のほうでのブースにおいて仕事をしながら、県内、県外も含めて観光することが可能な施設になってございます。本市のTOMI+につきましては、テレワーク・デイズというふうなことで登録をさせていただいておりまして、これは県内でも2つの団体しか登録しておりません。宮城県に来て、県内の富谷で仕事をしながら、例えば松島であったり、鳴子に行って観光する。そういったことも現状可能だというふうなことでございます。
○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。
○15番(浅野直子君) それでは、2問目の質問のほうに再質問させていただきます。
先ほど、答弁の中に検診が85.9%でしたかしら、あるというようなことがございました。これほど、やはり保護者にとっては心配だからこそ、こうやって検診も行うんだろうというふうに思っております。であるならば、やはりこういった新生児における難聴の助成というのはすごく大事ではないかと思いますけれども、再度、質問をさせていただきます。
○議長(渡邊俊一君) 子育て支援センター所長。
○子育て支援センター所長(猪股純子君) 乳幼児期の音的なやりとりというのは、本当に生まれてすぐ間もなくから始まります。その際に周囲の音を聞く、「誰々ちゃん」とお名前を呼ばれたり、「かわいいね」とたくさん笑顔を寄せられるというところから始まると思うんですね。目と目を合わせるというところから、それから、周囲の音、声を集めるという、やっぱり聴覚というのはとても大切な器官でありますし、十分理解していますというところではあります。
厚労省の出しております新生児聴覚検査の実施についてというところも十分把握しておりまして、十分大切なことで、早期が有効であるということから、やはり出生後間もなく検査に至り、その後、ちょうど「うんうん」「こうこう」というような喃語を発するような2カ月ぐらいのお子さんがおくれを出さないようにというところで、まず、3カ月までには次のリファーというか、再検をしましょうということになっております。その次に、「まんま」「うんうん」というようなちょっと確実な言葉につなぐようなやりとりが始まるのが7、8カ月ぐらいですかね。そのためにも6カ月ぐらいまでにはさらにしっかりした精密検査を受けるようにというような流れが確立しておりますので、それに合わせて、現在、「とみここ」にいます保健師、地域も回っております保健師が、乳児健診が終わった新生児訪問のときにしっかり聞き取りもしておりますし、支援が必要なお子さんにつきましてはその後の支援をしているところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 申し上げます。答弁者、簡潔簡明に答弁をお願いします。
15番浅野直子君。
○15番(浅野直子君) すごく丁寧にありがとうございました。
聴覚、私の求めているものは新生児の聴覚検査でございますので、本当に1週間の中で、生まれた子供が3日間のうちに検査を行うものでございます。これは全国的には、昨年度までに37%の自治体で助成を行っておりますので、受診も大変伸びているというような状況でございます。ですので、今、課長のおっしゃったお話はその後の子供の成長に準じた答弁だったかと思うんですけれども、新生児の聴覚検査というのは大変重要なところでございます。再度、こういったところをより詳しくお調べをいただきまして、助成ができる方向に行っていただければなと思いますが、再度、答弁をお願いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 子育て支援センター所長。
○子育て支援センター所長(猪股純子君) 富谷市では85.9%ということで先ほど申し上げました。それは昨年度、29年度の84.2%よりは上がっております。県と比較しましても、29年度68%から今年度81%というところで、富谷市としては、皆さん高い確率でしっかり受けていただいているというところで、今後は前向きに検討したいというところでよろしくお願いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 15番浅野直子君。
○15番(浅野直子君) 市長に最後の答弁をお願いしたいと思います。
大変重要な、やはり生まれて、本当に母子ともにさまざま家族も心配をするわけなんですけれども、この新生児の聴覚検査、大変重要なところでございます。前向きなご検討を原課でお願いをして、子育てナンバーワンの市になりますように、市長の決意をお伺いしたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 新生児の聴覚検査につきましては、大変、効果というか、大きな意味を持っているというのは議員のご意見のとおり、我々も同じ認識でございます。なので、実際に今自己負担の中でも85.何%という、85.9、約86%の方が受診をされておりまして、そこで見つかった子供さんに対しては療育に努めているところでございます。
なお、補助制度につきましては、ほかにもやはり新生児含めて今必要とされている検診関係が幾つかあるものですから、その辺、優先順位を見きわめながら支援を段階的に進めていければというふうに思っておりますので、ご理解いただければと思います。
これをもちまして本日の一般質問を終わります。
これで本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれにて散会をいたします。
ご苦労さまでした。
午後 2時29分 散会
令和元年10月8日(火曜日) 午前10時00分 開会
日程1 | 会議録署名議員の指名 | ||
日程2 | 一般質問 | 5番 渡 邊 清 美 議員 | |
1 | 市営住宅の整備、応募資格の見直しを問う | ||
2 | 幼児教育、保育の無償化を問う | ||
6番 藤 原 峻 議員 | |||
1 | 通学路などの安全対策を問う | ||
2 | 交通政策の充実を | ||
3 | 都市の土台である農業への支援策の強化 | ||
11番 長谷川 る 美 議員 | |||
1 | 富谷市市民図書館について | ||
10番 若 生 英 俊 議員 | |||
1 | 富谷市議会議員選挙について | ||
2 | 富谷市民図書館の規模の見直しと開館の延期について | ||
3 | 公共施設の「敷地内」完全禁煙は十分検討して実施されたのか問う | ||
3番 村 上 治 議員 | |||
1 | 広域指定避難場所の防災機能について |
議事日程のとおり 午前10時00分 開会
○議長(渡邊俊一君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。
○議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、7番金子 透君、8番青柳信義君の2名を指名いたします。
○議長(渡邊俊一君) 日程第2、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。5番渡邊清美君。
○5番(渡邊清美君) 皆さん、おはようございます。
通告に従い2件の質問を行います。
第1問目として、市営住宅の整備、応募資格の見直しについてお尋ねします。
市営住宅の住民から、「家族がふえて部屋が手狭になった」、「お風呂に追いだき機能がついていれば経済的に助かる」という要望がありました。入居時と世帯構成が変わり、子供がふえた、子供が独立し家族の人数が減ってしまったということがあります。世帯の構成が変わった場合の、特に人数がふえたときの対応が大切だと思われます。民間での市内賃貸アパートの平均が、1LDKから2DKで5万円、2LDK・3DKで6万2,000円になっています。市営住宅の家賃は、収入に応じて決められているので、かなり安く入居できています。せっかく市営住宅に入居し、子供にも恵まれていながら、狭いために住みづらくなったという声が聞かれました。
民間住宅への転居が難しい低所得者世帯、高齢者世帯の市営住宅への住みかえができるよう、応募資格の見直しを検討してはどうですか。
富谷市は、市営住宅が100戸しかないという現状であり、県内で最も整備がされておりません。今後、高齢者の増加に伴い、ひとり暮らしの高齢者が住宅の維持管理が難しくなり、市営住宅への住みかえを希望される方もふえると思われます。市営住宅を増築、県営住宅の誘致、空き家の活用の積極的検討もすべきではないでしょうか。
市営住宅の入居者の高齢化、障がい者の入居の希望の増加も見込まれます。住居内の段差の解消、出入り口、お風呂場、トイレなどへの手すりの設置、外部への非常通報ブザーの設置などにより、入居者が安全に生活できるよう居住環境の整備が必要と思われます。
2019年4月から9月までの5カ月間で、県内の熱中症の救急搬送人数が1,342人、そのうち高齢者が681人でした。一番の発生場所は家の中ということでした。高齢者になると気温に対する反応が鈍くなり、気づいたときは熱中症が重症化していることもあります。エアコンの利用により熱中症の重症化の軽減も見込まれます。エアコンには暖房器具としての役割もあり、火を使わないことにより火事の発生が防げると思います。
次のことを質問します。
1、入居時からの世帯構成に合わせた市営住宅の住みかえができるようにすべきではありませんか。
2、風呂の追いだき機能の要望への対応はどのように考えていますか。
3、熱中症対策だけではなく、火を使わないことによって火災の発生も防げるエアコンの常設をすべきではありませんか。
4、高齢者、障がい者の入居者の増加も見込まれます。バリアフリー化の必要について、認識を問います。
5、県営住宅の誘致の働きかけ状況について問います。
6、連帯保証人は、市内に住む方に限られていますが、なかなか見つからない、引き受け手がいないということもあり、現状に合った改善が必要ではありませんか。
次に、第2問として、幼児教育・保育の無償化についてお尋ねします。
10月から、消費税10%増税に伴い、幼児教育・保育の無償化が始まりました。対象は3歳から5歳までで、小学校入学までの3年間になります。年収300万円以下世帯の副食費も免除対象となります。
今まで保育料に含まれていた副食費、おかず代が公的給付の対象から外され、実費徴収になります。富谷市内での対象者が543名、副食費の負担増になるのは473名、完全な無償化の対象は70名しかいません。保育士の不足もあり、保育の質の維持が困難である中、徴収事務に人手をとられ、長時間労働、過密労働に拍車がかかるのではありませんか。これが保育の質の低下を招くことにつながるものではありませんか。
これまでは、滞納があっても認可保育園の運営に影響はありませんでしたが、10月からは食材費の不足という形で日々の給食に影響を与えることになります。保育園の給食は、国の保育指針においても保育の一環と位置づけられており、給食費を払える、払えないという保護者の経済状況は子供の責任ではありません。もともと低所得世帯には保育料の免除があり、無償の効果がなく、高所得者が恩恵を多く受けることになります。
富谷市の待機児童は、平成30年10月で45人、現在は27名と聞いています。無償化になるなら短時間保育から標準時間保育へ移行したい、無償化なら入園させたいという保護者もいるはずです。入園希望者、待機児童の増加が見込まれます。
富谷市として安心して子育てができるよう副食費の無償化、保護者の負担軽減を検討してはどうでしょうか。
以下のことを質問します。
1、副食費、おかず代の負担については、全国的に無償化、軽減に取り組んでいる自治体がありますが、市としては把握していますか。
2、市内全体での幼児教育・保育無償化の対象が543人、副食費、おかず代の負担は473人と見込まれますが、市独自の軽減の実施は行わないのですか。
3、保育士の不足もあり、保育の質が維持できていない中、徴収事務に人手をとられ、長時間労働、過密労働に拍車がかかるのではありませんか。徴収事務はどのように考えていますか。また、実費徴収により滞納があった場合はどのように対応するのですか。
4、無償化に伴い入園希望者の増加になった場合の市の対応をどう考えていますか。
以上になります。
○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) おはようございます。
それでは、ただいまの渡邊清美議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まずは、質問件名1の市営住宅の整備、応募資格の見直しを問うの問い1でございます。
世帯構成に合わせて市営住宅の住みかえにつきましては、本市の市営住宅は、平家建てと2階建てがあり、間取りもいろいろありますが、入居できる世帯の定員は、住宅の面積に応じて1人から3人、2人から4人、3人以上の3つに区分しております。現在、定員を超えて入居している世帯は2世帯となっております。
なお、定員を超えている世帯が住みかえを希望する場合、事前にご相談いただければ、大きな住宅にあきが出た際に特定入居の手続が可能となっております。
問い2、お風呂の追いだき機能の要望への対応につきましては、市営住宅に設置されている温水器は、騒音や火災等に考慮して採用したものであります。現在、給湯器の性能も向上し、騒音や安全性に配慮したものも出ておりますので、既存の温水器の状況を確認しつつ、交換の際にどのようなものを採用すべきか検討してまいりたいと考えております。
問い3、エアコンは常設にという問いにつきましては、市営住宅に入居する際、エアコンは整備していないことを説明しており、多くの世帯が自費でエアコンを設置しておりますので、公平性を保つことから、設置することは難しい状況にあります。
問い4、バリアフリー化の必要性につきましては、市営住宅は整備時期の法令に基づいて段差の解消や手すりの設置など、一般家庭と同等の整備を図っております。
問い5、県営住宅の誘致につきましては、宮城県に対し、市内に県営住宅建設の要望をしているところであります。県としましては新たな県営住宅の建設や建てかえを行う計画はなく、将来的には廃止も視野に入れて事業を進めているとのことでございます。
問い6、連帯保証人につきましては、本市の市民は市外や県外から転入された方が多いため、市内に親族等がいないことも想定されますので、今後、連帯保証人に関する条例の改正が必要であると考えております。当面は、市内に親族等がいない場合には、特別の事情とみなし、3親等内の保証人を立てていただくようにしております。
質問件名2の幼児教育・保育の無償化を問うの問い1、副食費の負担についてでございますが、県内自治体につきましては、県からの情報提供により、8月現在の状況を把握しており、4町村が自治体負担の方向であると認識をしております。全国レベルでは、無償としている自治体についてはおおむね把握しております。
問い2、市独自の軽減につきましては、現行の保育料と副食費負担の逆転現象が起こらないよう配慮をしており、対象全世帯で費用負担が軽減されますので、市独自の軽減策は現時点では考慮しておりません。
問い3、徴収実務と実費徴収分に滞納があった場合の対応につきましては、公立、私立とも、各施設での直接の徴収となります。
なお、施設ごとの徴収となり、施設の収入となることから、納付におくれがある場合には保護者へ直接声がけを行います。もし滞納が生じた場合には、施設と子育て支援課が連携し対応することとしております。
問い4、無償化に伴い、入園希望者の増加になった場合の対応につきましては、今回、主な無償化の対象となるのは2号認定児3歳以上のお子さんとなります。施設にもよりますが、まだ入所に関しては余裕のある年齢層となっております。令和4年度には東向陽台幼稚園が民営化し認定こども園に移行する予定でありますので、現行の施設とあわせて対応できるものと予測をしているところであります。
以上です。
○議長(渡邊俊一君) これより渡邊清美君の質問は一問一答により行います。5番渡邊清美君。
○5番(渡邊清美君) 1問目の1番目、入居時から世帯構成に合わせた市営住宅の住みかえができるようにすべきではないかという質問なんですけれども、県住宅供給公社の公共住宅の入居者は新たにほかの公共住宅に申し込みを行うことは原則として行われないと書いてはいたんですが、特別な事例がある場合は例外があるということで、出産により2人以上ふえた場合、2DKを超えたところに入居した後に単身になった場合とありますが、こういうのは富谷市でも事例がありますか。
○議長(渡邊俊一君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 事例はまだございませんので、そういった子供さんがふえた場合とかという形のことで定員を超えている場合につきましては、特定入居という形でできますので、前もって、先ほど市長も話したとおり、ご相談いただければと思いますので、よろしくお願いします。
○議長(渡邊俊一君) 5番渡邊清美君。
○5番(渡邊清美君) 2番目に移るのですが、家族の多い方で、やっぱり入浴の時間に時間差があって、お湯が熱いのを出してもやっぱり冷めてしまう、特に冬場ということだったんですけれども、交換時期のときとかに追いだき機能がついているものというのは考慮していただけないでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 要望ですか。
○5番(渡邊清美君) 済みません。検討していただけないか、質問します。
○議長(渡邊俊一君) 了解です。できるだけ、要望でなくて、質問という形でまとめてください。
都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 先ほど市長のほうからも話あったとおり、建て方から20年たっておりまして、温水器のほうも20年たっているという形のところがございますので、それは、支障事項であれば、検討しながらやっていきたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 5番渡邊清美君。
○5番(渡邊清美君) 3番目ですが、近年、高温や異常気象により熱中症の救急搬送がふえています。富谷市でも、危険な事例はまだ出ていませんが、やっぱり特別な例ではなくなっていくと思うんですが、やっぱりエアコンの設置をしていただいて市営住宅として貸し出す時期にはなっているとは思うのですが、どういうふうにお考えですか。
○議長(渡邊俊一君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 市営住宅の根本的なものが、住宅の困窮した方に住宅を提供するという形のことが一番だと考えておりますので、エアコンにつきましては、先ほどもあったんですけれども、入居時にそういう形で設置いただいているという形のことがございますので、今のところ、まだエアコン設置まではちょっと考えづらいのかなと考えておるところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 5番渡邊清美君。
○5番(渡邊清美君) 4番に移ります。仙台市の市営住宅で1階部分が障がい者・高齢者用の住宅になっている棟があります。出入り口、トイレ、お風呂場などに手すりが設置されていたり、バスタブを低く設置したり、外部への非常通報ブザーが設置されている部屋があります。市として、公営住宅のバリアフリー化とか安全性の認識をお伺いします。
○議長(渡邊俊一君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 市営住宅につきましても、手すりとか、あとは段差の解消とかも、玄関はちょっとされていないんですけれども、お風呂場とかそういったものについては考慮しているという形のものになっておりますので、一般家庭よりもちょっとすぐれたような形のバリアフリーになっているのかと感じておりますので、現況の形で使っていただければと感じております。
○議長(渡邊俊一君) 5番渡邊清美君。
○5番(渡邊清美君) 5番に移ります。昨年の6月議会で一般質問でも同僚議員が質問しましたが、県営住宅の誘致のその後の状況はどのようになっていますか。
○議長(渡邊俊一君) 先ほど市長が答弁していますので、それで今の質問に対してよしとできませんか。5番渡邊清美君。
○5番(渡邊清美君) 済みません。6番に移ります。市営住宅の連帯保証人が市内の住民とありましたが、特別な事情があった場合、市外の方でも大丈夫とお聞きしました。ホームページや広報とみやなどで周知が必要ではありませんでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 入居募集という形のときに、前もお話あったんですけれども、入居募集の中にもそういった形のことで、市内で立てられない場合ご相談いただきたいという形のものと、ホームページでの募集の際もそういった形の対応を今させていただいているところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 5番渡邊清美君。
○5番(渡邊清美君) 2問目の幼児教育・保育に移ります。
1問目の副食費、おかず代の負担については、全国的に無償化、軽減に取り組んでいます。2019年10月1日時点で県内13の市町村が減免措置をしております。丸森町では第2子について副食費を全額助成することになっておりますが、これを富谷市で行った場合の試算はどのくらいになりますか。
○議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 富谷市では3歳以上の第2子が現在47名、8月末で47名入所しております。ここの副食費、それから主食費、1年分ということで計算いたしますと約300万から350万ぐらいになるかと思います。
○議長(渡邊俊一君) 5番渡邊清美君。
○5番(渡邊清美君) 市全体での対象者が543人、おかず代、副食の負担が437人で、70人しか無償になっていないんですけれども、市独自の軽減を実施して保護者の負担軽減を考えてはいただけないでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 質問者は実施するべきだということで質問しているようですから、答弁してください。子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 先ほどの市長の答弁にもございましたとおり、9月までの負担よりもどの家庭でも負担は軽減されるということでございます。国の制度というところもございます。お子さんの少ない自治体では自治体が負担しているというところもございますけれども、今のところ、富谷市では市独自の軽減というのは考えておりません。
○議長(渡邊俊一君) 5番渡邊清美君。
○5番(渡邊清美君) 3番に移ります。徴収事務なんですけれども、実費徴収が発生することによって保育士さんに徴収事務の仕事がふえているようなのですが、市のほうとしては対策とかは立てていないのですか。
○議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 公立保育所に関しましては、直接とは言っておりますが、割賦等で納められますので、公立については特に負担増はないと思います。私立の認可保育所、それから、こども園についても、今現在も主食費として9月までも徴収していたところでございます。それぞれ私立のほうには事務員さんがいらっしゃいますので、保育士の手をとられるということはないと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 5番渡邊清美君。
○5番(渡邊清美君) 実費徴収になるということだったんですけれども、滞納があった場合、内閣府では副食費の滞納がある場合、世帯の保育の利用を中断する可能性を示しております。富谷市としては、こういう中断をするというか、やめなければならないという状況になった場合の対応を考えていますか。
○議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 基本的に、保育のサービスを受けて、それに伴う食費を払うというところですので、基本的には払っていただいて当たり前の金額と考えております。どうしても事情があってお支払いできないという世帯があった場合は、私ども子育て支援課を交えて、保育所と保護者の方と話し合いを持ってというふうに考えております。
○議長(渡邊俊一君) 5番渡邊清美君。
○5番(渡邊清美君) 4番目に移ります。無償化に伴い、入園希望者の増加になった場合はどのように対応しますか。
○議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) これも市長の答弁にもあったと思うんですが、今のところ、まだ4歳、5歳児、余裕のある、あきのある施設もございます。ことしの4月にも4歳、5歳の待機児童はありませんでしたので、その辺もあわせて、特に今回3歳以上ということですので、急に増加するということは、なお考えづらいのかなというふうに考えております。
○議長(渡邊俊一君) 次、6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) それでは、3件、通告に従いまして質問させていただきます。
質問件名1、通学路などの安全対策を問うです。
日本全国で登下校中の児童生徒が巻き込まれる事故が相次いでいるように、子供の安全が脅かされております。
富谷市在住の保護者の方の声をご紹介させていただきます。「子供が通学するときに事故が多い場所があり、本当に心配で、防護柵をつけてほしいと学校にも言いに行っております。たとえクレーマーと思われたとしても子供の命を守りたいのです」という、本当に切実な声だと思います。子供の命はかけがえのない宝であり、安全性を高めるための対策、こちらは急務だと考えております。
文部科学省と国土交通省、警察庁が、平成28年11月28日に「通学路の交通安全確保に向けた取組の更なる推進について」におきまして、(1)緊急合同点検に基づく対策の着実な推進をすること、(2)通学路の交通安全確保のための定期的な合同点検と対策の実施、対策効果の把握及びそれを踏まえた対策の改善・充実を一連のPDCAサイクルとして実施をし、通学路の交通安全確保について継続的な取り組みを推進することと通知しております。また、「未就学児が日常的に集団で移動する経路等の交通安全確保について」では緊急安全点検、対策案を取りまとめております。
議会でも配付をされましたが、「未就学児等及び高齢運転者の交通安全緊急対策」(令和元年6月18日)では、緊急安全点検を本年9月までに実施をし、本年度中に順次対策に着手するというふうに述べられております。
また、国土交通省の生活道路対策エリアの取り組みとしては、ハンプ、スムース歩道、狭窄、ライジングポラード、交差点カラー塗装、路面標示など、全国でも対策を行っている事例が紹介をされております。富谷市としても今までさまざまな対策を進めております。今後、さらに連携体制の強化、危険箇所の確認や対策を立てるPDCAサイクルの構築など、さらなる安全対策強化の体制づくりを求めて質問をいたします。
(1)明石台は特に宅地開発も進んでおり、子供が多くおります。しかし、明石台六丁目、七丁目におきまして信号未設置の歩道や手押し信号での渋滞や危険運転が見られます。明石台小学校から下の信号におきましては、向かい側の右折表示がないために渋滞が起き、また危険な運転が見られております。保護者から通学が心配という声があります。安全対策を伺います。
2点目としまして、ひより台の国道沿いセブンイレブン前交差点について保護者から心配という声があり、安全対策として車両用防護柵の設置を求めてはどうか、伺います。
3点目、静岡県浜松市は通学路の安全を推進するために「浜松市通学路交通安全対策連絡会」を国土交通省中部地方整備局、静岡県警察、浜松市教育委員会、浜松市関係部署で組織をしております。そして、幼稚園、小学校、中学校、地元自治会、PTA、静岡県交通安全協会とも連携をし、推進体制の構築、合同点検の実施、安全確保のためのPDCAサイクルの実施。さらには対策を報告、効果検証、次年度作業計画の策定を行っております。富谷市でも「通学路交通安全対策連絡会」の設置など学区ごとの推進体制構築が必要ではないでしょうか。
4点目です。通学路において、車の速度を抑えるのに効果的なハンプ設置に向けて対策の検討を通学路交通安全対策連絡会などで必要ではないでしょうか。
5点目です。通学路等の生活空間における交通安全対策として、防災・安全対策交付金の重点配分があります。こういうものの活用などの検討はどうでしょうか。
6、東向陽台など熊の出没を危惧する声が多くあります。「潜んでいたらと思うと怖い」、「子供が襲われないか心配です」という声があります。熊対策としては草刈りが効果的というふうに言われております。草刈りが必要ではないでしょうか。
7、東向陽台ウィンマート前の交差点を高齢者の方が渡るのに大変という声があります。手押し信号設置の要望を求めるなど対策を求めます。
8、成田公民館前のアンダーパスに関して、勾配が急であり、雨や雪で滑りやすく、低学年の子供が血だらけになってしまったという事件を伺っております。「特に小さい子供は本当に危ないです」と保護者の方から伺っております。安全に通るためには地上に歩道をつけるべきではないでしょうか。
質問件名の2点目に移ります。交通政策の充実を。
2019年9月6日の河北新報に「高齢者が運転をやめると要介護リスクが倍になる」という研究結果が記事として掲載をされておりました。介護予防の観点からも「とみパス」が大変重要なことが示唆をされております。これまで感謝の声とともに多くの要望が出されている「とみパス」について質問をいたします。
「とみパス」の交付率は、平成30年度で38.2%。交付目標は50%としていますが、まだ足りておりません。利用希望者に「東向陽台から市役所への往復と申請で4時間以上かかります」、さらには「出張所で申し込みできないのか」という声、何度も伺っており、議会でも取り上げてまいりました。市としては、外出支援であるため、外出できることを確認したいとのことですが、出張所でも確認ができることです。また、以前の質問でも仙台のシステムを借りているためとの答弁でしたけれども、業者立ち会いで新規の台帳を作成するとしても、交付申請書の中身に関して出張所で確認できないところはありませんし、お金の交付の確認が必要だとしても、支所で本人確認できます。利用目標に達していない現状を見ましても、申し込みしやすさも改善が必要と考えます。
また、多様なライフスタイルがある中で、最終便が早過ぎるという声が多くあり、日本共産党の議員団と中島 簾県議とともに宮城交通のほうに申し入れをさせていただきました。その中で、人員確保の課題としまして、夜間体制をとると、労働基準の関係から忙しい朝の時間帯には運転ができないという状況があり、新たに2から3人の人員確保できれば1路線が確保できるというような状況などを伺っておりました。
今回、市の要望などにより3月まで試験的に延長を行うという話を伺いました。しかし、赤字などでせっかくの実現が泡と消えることがないような対策が必要と考えます。市として公益的役割を担っている企業に対する援助も検討ができるのではないかと考え、質問をいたします。
(1)「とみパス」の額の拡充ができないか。
2、タクシー券の対象者の拡充が必要であり、身体障がい者2級の方も対象にすべきではないでしょうか。
3、「とみパス」対象の人でも、タクシー券のほうが活用できるという声もあります。どちらかが対象であればどちらでも選択できるようにする必要があるのではないでしょうか。
4、「とみパス」の申し込みを事前に出張所で必要書類の作成を行い、申し込み期間中に市役所で入力するなど改善が市民から求められておりますが、改善策はないか。
5、バスの最終便の延長に対する宮城交通への支援策の検討は。
続きまして、質問件名3に移ります。都市の土台である農業への支援策の強化を求めます。
農業は食、つまり命の土台です。東日本大震災では、たった一つのおにぎり、みそ汁が本当にありがたかったことを今でも覚えております。命を守ってくれている産業だと感じます。安心して農業を続けていくことができる施策は、地域の安定・安心の基盤ともなります。そして、農業を中心とした環境保全や文化の継承などにもつながります。国として見たときにも食料安全保障として大変重要なものです。地域の安心安全のためにも、ぜひ農業への支援、これは必要だと考えます。富谷市のアンケートでも自然環境が豊かだから住んだという人が多くおりますが、富谷の豊かな風土を守るための施策をさらに強化していくこと、これは今後の富谷にとっても宝になると確信をしております。
世界的には食料安全保障の観点から農家への所得補償、特にヨーロッパ、アメリカなどでも6から8割、9割のところもあります。日本においては、森林保全なども合わせて2割程度と著しく脆弱であり、農家を続けることの厳しさが増しております。日本全体でも平均年齢は平成28年で約67歳、今は70歳を超えたというふうに言われております。農業従事者、2020年には2000年の約6割になるとも言われており、実効的な支援が必要です。
また、イノシシ被害に関して、宮城県では平成8年に初めて100頭を超えると平成20年度に1,000頭を超え、平成25年以降は5,000頭前後まで急激にふえております。白石市でも、平成24年度にイノシシの捕獲が85頭だったものが平成29年度には1,318頭、平成30年度は1,500頭ほどを捕獲をしている状況です。富谷市の実績報告書でも、平成30年度のイノシシの捕獲が58頭、前年の10倍を超えており、急激な増加を危惧し、早急な対策が必要だと考えます。このイノシシの対策などに関して、農家にとってまさに死活問題だと考えます。
耕作放棄地の問題やイノシシなどの有害鳥獣の被害、特産品の開発や市場確保など、これからの富谷の農業政策を問います。
(1)富谷市の農業従事者数と平均年齢、5カ年の推移は。
(2)このままの状態で農業従事者が2030年にはどうなると推計をしておりますか。
(3)「イノシシはにおいがきつく、農産物ににおいが移ると販売できなくなります。農業をやめざるを得ない状況が生まれてしまいます」と、農家の方から伺っております。イノシシを積極的に駆除する必要があり、富谷市有害鳥獣実施隊に対する補助の充実が必要ではないでしょうか。
4、イノシシの処分場が設置はできないか。
5、イチジクなどの特産品の開発とあわせた、さらなる広報活動の推進など市場確保の支援は。
(6)新規就農の誘致策は。
7、環境のよいまち富谷、蜂蜜のまち富谷として、環境保全型農業、有機農業をふやす支援策の強化が都市ブランディングにも重要であり、施策の検討をしてはどうか。
8、フランスのパリなど5都市で天然成分以外の農薬の使用が禁止されております。1月15日には安全性が問われている除草剤「ラウンドアップ」と関連商品の販売を禁止したそうです。世界的には裁判でラウンドアップのためにがんになったという人々が訴訟を行い、次々に勝訴しているという状況です。また、発がん性の危険から規制が進んでおりますが、なぜか日本だけが緩和をしている、そういう異常な状態があります。化学物質過敏症に前向きに取り組み始めた富谷だからこそ、農薬のあり方を考える機会の提供や制限などを検討していく必要があるのではないでしょうか。
9、地産地消を進める施策をどのように考えているのか。
以上、伺います。
○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの藤原 峻議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1、通学路などの安全対策を問うの問い1でございます。明石台六丁目、七丁目の安全対策につきましては、ご質問の信号機の設置や改修につきましては、既に東向陽台・明石台地区連合協議会からも要望があり、所管している宮城県公安委員会に対し、大和警察署を通じて継続的に要望をしております。
問い2、通学路の安全対策についてのご質問でありますが、子供たちの登下校時における安全を確保することは大変重要であると考えております。今回のご指摘のひより台地区の交差点につきましては、朝夕、交通量の非常に多い国道4号を横断する通学路となっており、PTAや地域の方々に街頭指導協力をいただき安全に通学している現状です。改めて通学路の危険箇所点検を進めながら、警察及び関係部署と連携し、防護柵の設置等を要望してまいります。
問い3、富谷市でも通学路交通安全対策連絡会の設置など、学区ごとの推進体制構築が必要ではないかなど、通学路の安全対策につきましては、本市におきましても平成27年6月に通学路交通安全プログラムを策定し、国や県などの関係機関と連携を図るための富谷市通学路安全対策推進会議を設置し、浜松市と同様の取り組みを既に行っております。
問い4、通学路の通行車両の速度抑制対策につきましては、本市の通学路交通安全対策推進会議においてもハンプの設置を初めハードとソフトの両面において各種検討し、対策を講じる努力をしております。
問い5、防災安全対策交付金の活用につきましては、来年度に実施を計画している交通安全対策事業に対しまして、議員ご指摘の重点配分交付金を活用するため、ことし6月に概算要求を行っております。
問い6、議員のご質問のとおり、熊対策として草刈りを行い環境に変化を与えることは、警戒心のある熊には一つの対策になり得ると考えられます。しかしながら、熊の出没場所や行動等については予測が難しい状況であることから、これまでに市内に出没した際の対策としましては、注意喚起として、広報車による広報、注意看板の設置、警察の協力による巡回や広報などを行っております。また、予防対策としまして、富谷市有害鳥獣実施隊による巡回やラジオの設置などを行っています。
なお、人的被害の可能性が高い場合や農作物が継続的に被害を受けることが想定される場合など捕獲要件を満たす場合には、県の許可を受けることにより捕獲対策を行っております。
今後も、宮城県、警察、有害鳥獣駆除実施隊など関係機関との連携を図りながら、被害防止を図るための対策を講じてまいります。
問い7、東向陽台ウィンマート前の信号機につきましては、これまでも市長への手紙で設置要望が出されていることから、宮城県公安委員会に対し、大和警察署を通じて継続要望をしております。
問い8、新富谷アンダーパスにつきましては、4車線道路である市道七北田西成田線の将来交通量が増加することを考慮し、車両と歩行者が安全に通行できるよう市道富ケ丘明石線を地下化したものであります。そのようなことから、地上に横断歩道を新たに設置することについては、現在のところ、考えておりません。
なお、地下歩道の階段部の安全性につきましては、今後、雨天時等に調査を行ってまいります。
質問件名2の交通政策の充実をの問い1、「とみパス」の額の拡充ができないかにつきましては、現行の額は、外出するきっかけづくりとして、また、今後見込まれる高齢者人口の増加により事業費が増大していくことなども考慮した上で決定したものでございますので、今後も慎重に検討してまいりたいと考えております。
問い2、タクシー券の対象者の拡充につきましても、現行制度では富谷市住民基本台帳に登録されており、かつ、在宅の18歳以上の方で、身体障害者手帳の障害程度が1種2級に該当し、障がいの部分が上肢、下肢及び体幹並びに移動障害単独で2級に該当する方も含まれております。助成対象の拡大に関しましては、今年度実施します第6期障がい福祉計画策定に伴う実態把握調査におきまして、公共交通機関を利用できないと思われる方々の実態把握と分析を行う中で検討してまいりたいと考えております。
問い3、「とみパス」につきましては、高齢者、障がい者の外出を支援し、閉じこもり・介護予防の一助となることを目的に、公共交通機関が利用できることを条件として交付しているものに対して、また、タクシー券につきましては、介助を必要とする重度の障がい者等の方々の日常生活の利便性及び社会活動の拡大を目的として交付しているものであります。それぞれ目的が異なる事業でございますので、「とみパス」とタクシー券は別々に考えるものであるという認識でございます。
問い4、「とみパス」の新規申請に関しましては、ただ単に申請書を受理するだけではなく、対象要件の確認や写真撮影の関係、また、利用方法や入金手続に関する説明、質疑応答などがあることから、市役所でのみ実施しているところであります。申請される皆様にはご足労をおかけしますが、ご理解のほどをお願いをいたします。
問い5、宮城交通バスの最終便に関しましては、菅原福治議員の答弁で申し上げましたとおり、今月1日より、平日23時台の深夜バスの実証運行が実施されておりますので、本市といたしましては、実証運行後もダイヤが維持され、さらに拡大されるよう、広報やホームページのほか、さまざまな媒体や機会を捉えて周知啓発を図り、宮城交通と連携を深めながら、市民皆様の利用促進に努めてまいりたいと考えております。
質問件名3の都市の土台である農業への支援策の強化についての問い1でございます。本市の農業従事者数と平均年齢の5カ年の推移につきましては、例年実施しております農業経営意向調査の結果をもとに申し上げます。平成26年度は920人、58.46歳、平成27年度は923人で平均59.13歳、平成28年度は912人、59.69歳、平成29年度は918人、59.91歳、平成30年度は816人で61.85歳となっております。
問い2、2030年の農業従事者数につきましては、農業経営意向調査の数値をもとに推計しますと、2030年の農業従事者数は540人、平均年齢は67.04歳と見込まれます。
問い3、富谷市有害鳥獣実施隊に対する補助の充実が必要ではないかとの問いにつきましては、イノシシの出没、農業被害が拡大してきている中、その被害防止と駆除対策は喫緊の課題として捉えております。駆除対策といたしましては、本市の鳥獣被害対策実施隊により捕獲活動を強化しております。
一方で、実施隊の活動頻度も増し、現場での負担が大きくなってきているのも事実として捉えております。このような状況を踏まえ、実施隊の増員を目指し、有害鳥獣駆除に係る免許取得研修会を開催するなど確保策にも努めております。また、活動手当等につきましても、現状を踏まえ検討してまいりたいと考えております。
なお、現在まで、イノシシによる集荷拒否事例の報告等はありませんが、今後も関係機関と連携し、情報交換を行いながら駆除対策に努めてまいります。
問い4、イノシシの処分場を設置できないかの問いにつきましては、本市では捕獲したイノシシの処分につきましては、現在、2つの方法により対応しております。1つ目といたしまして、地権者の同意を得た上での埋葬、2つ目といたしまして、仙台市に委託し焼却処分をしております。ここ数年、捕獲頭数が増加しておりますが、その処分に当たりましては、処分費用等を勘案した中で、現状、処分場を喫緊に必要とする状況にはないものと考えております。
今後につきましては、捕獲頭数の推移や周辺自治体の取り組み等を注視しながら、本市の状況に応じた適切な処分方法等について検討してまいりたいと考えております。
問い5、イチジクなどの特産品の開発とあわせたさらなる広報活動の推進など、市場確保の支援につきましては、ご案内のとおり、本市ではイチジクなど6品目について、新たな特産品として生産を奨励しております。収穫する特産品につきましては、スイーツやお菓子の原材料として提供し、農商工連携による商品開発を進め、商品として販売につなげております。また、農協との連携による市場出荷や各種イベントでの販売など、市場確保に向け、関係者と情報交換し、協議を行っております。
今後も、農協や県農業改良普及センター等の協力のもと、特産品の安定供給に努める一方で、特産品のPRや商品販売所等に関する情報を広く発信し、特産品として定着化に努めてまいります。
問い6、新規就農の誘致策につきましては、現在、本市では2人の新規就農者が農作業に日々汗を流し、安定した農業経営を目指し取り組んでおります。新規就農につきましては、国や県からの資金等、経済支援や経営技術指導などの支援があります。また、本市においても農業委員会による農地のあっせんや市独自にビニールハウス設置助成事業等の支援を行っております。
今後も、就農に関する各種支援メニューの案内や有益な情報発信・提供に努め、農業の担い手となる新規就農者の誘致、応援に取り組んでまいりたいと考えております。
問い7、現在、農協のあさひな地区のブランド米として推進しております環境保全型農業による環境保全米の特別栽培米が、本市では今年度38.9%の作付となっております。また、地場産野菜の直売活動に取り組んでいる生産者においても、本市で提供している完熟堆肥の「郷の有機」を使用し、減化学肥料、有機肥料による野菜の栽培に取り組んでいる方がふえてきております。さらには、食の安全安心に関心を寄せる消費者ニーズも高まっており、環境負荷の軽減に高い意識を持つ生産者がふえてきているものと認識をしております。
今後も、生産者や農協、関係機関等との連携を図りながら、環境に配慮した安全安心な栽培により、より安全性の高い作物の生産を奨励し、ブランド価値を高めていく取り組みを推進してまいりたいと考えております。
問い8、除草剤のラウンドアップ使用に関する影響や制限等に関しましては、現在のところ、国・県など関係機関からの通達は入っておりません。しかしながら、食の安全安心や自然環境の保全に関する市民の関心は高まっており、農薬が人体や自然に与える影響については、大変重要な問題であると認識をしております。
本市では、とみやはちみつプロジェクト事業を初め、養蜂事業を奨励しています。ミツバチは環境指標生物と言われ、きれいな環境の中でしか生きることができません。そこで、本市では、稲作やゴルフ場で使用する農薬について、ミツバチの負担や影響を及ぼすことが懸念されるため、環境への影響やプロジェクト事業の取り組みをご理解いただき、ミツバチに影響のあるネオニコチロイド系の農薬の使用を控え、影響のない農薬散布をお願いしております。
本市といたしましては、今後も環境に優しい農業、ミツバチが飛び交える自然環境の保全を図るため、情報収集や情報交換に努めながら、安全安心につながる取り組みについて考えてまいります。
問い9、地産地消を進める施策につきましては、本市では、大きく5つの施策に取り組み、地産地消を推進しております。
1つ目には、地場産農作物の直売に取り組んでいる「おんないん会」による地の利を生かした生産からインショップによる販売までの一体化に取り組んでおります。なお、直売が好調であり、ことし7月には2店舗から3店舗にふえております。
2つ目には、都市型農業の取り組みによるとみや地産地消推進事業に加入の67名の農家の方々を対象にしました各種イベントでの地場農産物等の販売等を行い、地場野菜等のPR等を行っております。
3つ目には、学校給食に地場野菜を活用していただくことにより、給食を通して地場産の野菜などをお知らせしております。
4つ目には、本市の食育推進計画のもと、栽培から収穫までの地場産野菜づくりの体験授業を行い、地場農産物を知っていただくための情報発信や提供を行っております。
5つ目には、特産品であるブルーベリーやイチジク、蜂蜜など、新たな特産品づくりにおきまして、スイーツ博やスイーツ店での商品販売など、今後の富谷茶の復活も含め、一次産業の活性化も図りながら、地産地消を推進してまいりたいと考えております。
以上でございます。
○議長(渡邊俊一君) この際、午前11時10分まで休憩をいたします。
午前10時56分 休憩
午前11時10分 再開
○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
一般質問を続けます。
これより藤原 峻君の質問は一問一答により行います。6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) それでは、先ほど、富谷市の推進会議、交通安全プログラム、進めているということ、私もそれは議事録というか表紙のほうは見て、大和警察署さんも入っているというのは拝見したんですけれども、浜松市さんのほうだと、現場のほうに実際見に行って、ここは危険箇所だねというのを関係者みんなで確認をして、改善をするかどうするかというPDCAサイクルを回しているんですけれども、富谷だと、そういうふうに現場を見て改善をするということを一緒にやっているのか、こちら、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 関係者と集まって現場を見る部分と中で決める部分と、両方ありますけれども、ケース・バイ・ケースで対応してございます。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 重点度などいろいろと取り組み、ここは必ず見に行かなければならないところとか、そういう分け方があるのかもわからないんですけれども、やはり、皆さん、命にかかわることですので、できるだけ現場を見ていただいて、例えば国道だったら国土交通省になってしまいますし、信号だったら警察のほうになってしまうという中で、市のほうにもたくさん要望が行くとは思うんですけれども、やっぱり権限のある方たちに現場を見ていただいて、より多く見ていただいて改善をしていくことが必要だと思うんですけれども、そちらについて見解を、再度、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 通学路の合同点検におきましては、学校のほうから危険箇所ということで提示をしていただき、関係機関、教育委員会、それから、道路管理者である都市整備課、それから、防災安全課、また、大和警察署、場所によりましては、国道につきましては国土交通省、県道につきましては仙台土木事務所の立ち会いを求めて合同で点検を実施し、改善を図る努力をしているところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) それでは、小学校以外の幼稚園などに関しては同じようにされていたか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 未就学児の集団で歩く歩道の安全対策の点検につきましては、このたび初めて国のほうから点検を行うよう指導されて、8月26日に行ったものでございます。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 未就学児が日常的に集団で移動する経路等の、当然、安全確保については今年度以前にも出ていたものです。本当に皆さん心配されているのは、もし事故が起きてしまって、本当にかけがえのない命、かえようがないものですので、これからのこととして、さらにしっかりと検査、確認をしていく、そして改善をしていくという考えがあるか、再度、確認をいたします。
○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) こちらは子育て支援課とも連携を図りながら対策に努めてまいりたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) ハンプ設置に関しまして質問いたしましたが、サポーターの方から、やはりスピードを出していて急に曲がってきた車がいて、本当に危ないことがあったというお話、こちらは富ケ丘で実はあったんですけれども、国も可搬式のハンプ、取り外しできるような実験をするというようなことで、こちら予算を出していたかと思うのですけれども、そういうような情報提供など、サポーターの方であるとか、町内会のほうであるとか、情報提供が必要ではないかと思いますが、見解をお伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) ハンプの対策におきましては、市内各所からさまざま対策の案ということでご要望等はいただいている状況ではございます。一つの対策ではございますけれども、今後、そのような地域のほうに情報提供することは可能かなというふうには考えております。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 明石台小学校下の信号に関しまして、内藤県議が実は県警のほうに確認していただいたんですけれども、年度内に対策を行うということも伺っております。明石台地域、要旨でも述べたんですけれども、皆さんももちろん、釈迦に説法のような感じではあるんですけれども、団地が今できてきて子供たちが本当に多い状況で、団地が新しくできているので、信号の未整備の状況もある中で、やはり重点地域としてしっかりと対策を立てていくということを求めていく必要があるのではないかと思いますが、見解をお伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 交通安全については、どこここということでなくて、やはり市内全部の地域で啓発を行いながら事故を減らすというふうな形で努めてまいりたいというふうに考えております。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) もちろん要望も多いですし、全ての地域が命を守るという意味では本当に大変あれだと思います。ただ、やはり新しい団地造成という特殊事項でもあると思うんです。新しい団地なので、本当に歩道のところに信号がついていないということとかもあるんです。明石台小学校下の信号のその先のほうとか、団地に入るところに信号もないというような状況もありますので、再度、こちらしっかり確認をして警察のほうにも申し入れていただけるか、再度、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 明石台地区につきましては、連合の協議会、町内会のほうから要望をいただいて、今回もおりました。継続的な部分が多かったわけですけれども、全て警察のほうに現地立ち会いをしていただきながら要望は繰り返しということでさせていただいてはいるところです。ただ、警察のほうでは、優先でないというところもあり、なかなか対応まではいっていないというところではございますけれども、これからも継続的に要望はしてまいりたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 続きまして、ひより台のセブンイレブン前交差点に関しまして、実は保護者の方から、事故を2回ここで目撃したことがあるということをお伺いしまして、本当にあそこは国道沿いですので、本当に危ないところだと思います。管轄としては国にはなってしまうかと思うんですけれども、本当に危ないところ、車のスピードが速いところですので、さらなる安全対策を国に対して求めていただけないか、再度、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) 答弁にもございましたように、要望をしてまいりたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 成田公民館前のアンダーパスについてに移ります。雨や雪で、アンダーパスで例えば滑ってけがをしたというときには、この責任というのは市にはあるのか、ないのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) そのときの状況によるものと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 今の答弁ですと、責任として市側にあることもあり得るということで、雨が降ったとき、雪が降ったとき、先ほど確認していただけるということもあったかと思うのですが、例えば変質者が出たというようなお話もあったり、お伺いしているんですけれども、そういう防犯対策としてもアンダーパス以外でもうちょっと人の目があってしっかり通れるような歩道、こちらは先ほどなかなか厳しいような答弁だったかと思うのですが、再度、こちらは検討できないか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 成田公民館前の地下歩道につきましては、七北田西成田線という市道の交通量が将来的にふえるということによりまして地下化しているものでございますので、地上を横断歩道を設置して通すよりも、地下を通したほうがより歩行者は安全に通行できるものと考えているところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) アンダーパスを通らずに上を通ってしまうという方もかなり多いという状況も伺っておりまして、上の歩道に関して、柵が、最近なんですかね、できたということで、ただ、そのできた脇をまた通り始めている人も多くいるそうなんです。ところが、車はスピードも本当に速くて危ないという状況もあるんですけれども、ちょっとアンダーパスが危ないので上を通ってしまうという方もいて、逆に上も危ないという、そういう状況もありまして、市としては、その件に関してはどのように考えているか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 地下歩道の防犯対策につきましては、防犯カメラも設置をされているものと認識しております。
また、上を通る歩行者につきましては、こちらで確認をしているところでは、富谷高校の学生が自転車で横断をしていくという、そのようなことでできるだけ、その横断を防止をさせるようにということで、先般、中央分離帯のほうに柵を設置したところでございます。富谷高校につきましては、横断をしないように学校のほうにお話はしておるところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) アンダーパスに関しては、高校生もそうなんですけれども、血だらけになったのが小学校低学年の子供だったそうでして、結構、坂が急で危ない、雨で滑って危ないという状況ですので、安全対策、しっかり検討なされるか、再度、この問題に関しては最後、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 地下歩道の階段の構造につきましては、勾配25%という構造でつくられておりまして、これにつきましては立体横断施設の基準にのっとった形で構造的にはつくられているものでございます。ただ、現状、議員のご指摘のとおり、もしかしたら危険な箇所が存在している場合もあるかとも思いますので、今後、調査をしていきたいと思っております。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 大きい質問件名2の交通政策の充実についてに移ります。「とみパス」に関しましては、今後、高齢者の増加であるとか、慎重に検討していきたいということだったんですけれども、試算というのは、こちら、例えば5,000円を増額したら幾らとか、どのぐらいかかるか、1万円を増額したらどうなるかという試算というのはしていたか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) 1万円を増額したときの試算はしてございます。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) では、1万円だと幾らになるか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) 本年度の当初予算ベースでいきますと、当初予算が3,200万となりますが、1万円増額すると約1,500万円増となります。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 例えば5,000円増だった場合とかは750万円ぐらいで済むということだと思うんですけれども、その額に関して、やはり多くの方が今の状況だとすぐに本当になくなってしまうという状況もありまして、介護予防という観点からも大変重要なものだと思います。そういう意味でも、増額、今後もしっかりと検討していただけないか、市民の皆様の声をどのように受けとめていくのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) 「とみパス」の制度設計につきましては、今後見込まれる高齢者数の増加や受益者負担も勘案しながら検討してきたものでございます。今後、高齢者数の増加が見込まれること、また、市が国・県等の補助金なしで実施している事業でございますので、継続していくためには慎重に検討していく必要があると考えてございます。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 市長、増額に関しまして何とかならないか、本当に多くの方から要望が出ているものですし、市長のほうにもたくさん本当に声が届いていることだと思いますので、再度、お伺いしたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 「とみパス」の増額につきましては、先ほど課長から申し上げたとおりでございます。あくまでこれは外出支援のきっかけづくり、外出支援によって健康維持につながればということの目的でやっておりますので、今後、確実に対象者はふえていくわけでございますので、その歳入に関しては全て市の自主財源のみで行っているものでございます。ちなみに、このサービスを行っているのは全国で富谷市だけですので、それがあるだけでもどうか評価をしていただければと思います。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 以前も、仙台市の例で、仙台市の場合は交通局があるので、交通局でお金が回るという状況もあるので、なかなか厳しいかと思いますが、やはり皆さんも期待しているものですので、可能性は今後も追求していただきたいと思いますが、その点に関して、この点に関しては最後、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) 今後も慎重に検討してまいります。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 先ほど、「とみパス」対象の方でもタクシー券を活用できないかということで質問を最初にしていたんですけれども、病院に通いたいというときに、バスが病院の前を通らないので、どうしてもタクシーを使わざるを得ないというような方も実際おりまして、そういうような本当に必要としている方がどうしても必要としているときになかなか使えないというような状況もあったりします。そういう点に関しまして、もう少し何か例外規定といいますか、本当に必要としている場合にはどちらか選べるというような、そういう制度設計を検討できないか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) タクシーチケットの対象を考えたときに、まず、移動がご自分でなかなか難しいというふうなところで、公共交通機関を利用できない方というふうな対象にさせていただいております。バスが近くにとまらないというふうなことではなくて、あくまでもご自身の身体状況が公共交通機関を利用できないというふうなことに絞らせていただいておりますので、今のところはそのままそういったことで検討していきたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) タクシー券、「とみパス」に関しましては、額としてはどちらかで2万円という状況だと思いますので、もう一度、本当に必要としているところでなかなか使えないという方もいるので、制度設計に関しては、再度、本当に検討ができないか、もう一度、再度、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) タクシーチケットのほうをまず、始まってまだ1年というふうなところもございますが、皆様からの声をお聞きして対象者のことをもう一度確認をしようということで、今回、計画のための実態把握調査において皆様のご意見をもう一度確認したというふうなところから、今検討を始めているところですので、まずそこをご理解いただければと思います。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 続きまして、高齢者障がい者外出支援乗車証の入金申請書とか、申請に当たっての申請書があるんですけれども、これを見ますと、性別であるとか、本人確認証とかはあるんですけれども、そんなに特別なものは必要がないというような状況だと思います。これは例えば先ほど写真が必要だというお話もあったかと思うんですけれども、支所でも写真は撮れると思うんです。本当に4時間、5時間かけて行って帰ってきてというのは、これは本当に大変な状況だと思いますので、こちらの改善、しっかりと検討していただけないか、再度、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 質問者に申し上げます。余り論旨を入れないで、質問に徹してください。
長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) 先ほど市長が答弁したとおりでございますが、写真撮影の部分で申し上げますと、仙台市に提出するのはデータでの提供となってございます。でございますので、本人確認を兼ねてその場で写真を撮らせていただいているというところですとか、今後の利用方法や入金の手続に関する説明、質疑応答等につきましても専門的な知識が必要であることから、本庁舎でのみ実施しているところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 入金などに関しても、別に支所でもできるかと思うのですが、具体的にもう少し、どこが難しいところになっているのか、再度、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) ただいま申し上げたとおり、一番大きいところは、写真をデータで仙台市交通局に提供しなければならないという部分でございます。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 本人確認をして写真を撮るのも別に支所で何も問題ないかと思うんですけれども、この問題は最後、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) 失礼いたしました。
「とみパス」の入金申請の手続につきましては、専用のシステムにより高齢者と障がい者に分けて長寿福祉課、地域福祉課、それぞれの課において管理してございます。出張所での入金申請のご要望もいただいてございます。ただ、残高の確認ですとか有効期間内での申請回数など進捗管理を伴うため、市役所のみ受け付けさせていただいてございます。
ただ、出張所での入金申請に関しましては、現在、システムの改修ですとか他課との連携等改善に向けた検討をしているところでございます。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 続きまして、実証運行が宮城交通さんのほうで始まったということで、私も大変喜んでおります。この間、早速、利用してみました、試しにどういうものなのかということで。結構、やっぱりまあまあ乗っておりました。今後もぜひやっぱり続けてほしいという思いは先ほどの答弁でも確認はしたんですけれども、例えば人員確保の面では、ちょっとどうしても赤字になってしまう。ある程度の利用者はあるんだけれども、なかなか厳しいというようなときに、市として何か財政的な補助というのは、議論といいますか、会議の中で何か検討していけないか、そういうところも今のうちから想定はできていけないか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) こちらの制度につきましては、10月1日からスタートした制度でございますので、市といたしましては、まずは多くの方にご利用いただけるようにということで、市長のほうからもありましたが、周知啓発という面で支援をさせていただければというふうに考えております。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 周知をして、その先の議論としては、何か支援策としては検討ができないのかということではどうでしょうか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) この制度につきましても、宮城交通とは常に協議というか、事務レベルでの情報交換も努めております。そういったところで特に具体的に宮城交通からもそういったお話のほうは出てきておりませんので、市といたしましては、まずは、先ほども申し上げましたが、周知啓発という点で支援をさせていただきたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 宮城交通に申し入れに行ったときには、やはり人員確保であったりとか、赤字の部分というところも課題としておっしゃっておりましたので、今後、検討していただけたらなというふうに思います。表に出せないところもあるのかなと思いますが。
次の質問に移ります。市民バス、そして、バスが運行していないという状況だと、例えば「とみパス」の話、質問していたんですけれども、「とみパス」が使えない。圧倒的に山間部ですとデマンドタクシーのほうがコストが安いというような研究もありまして、デマンドタクシーなどの導入コストいうのは富谷市では何か検討されていたか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 確かに議員おっしゃるとおり、富谷市内におきましては公共交通、宮城交通の路線が敷かれていない地域もございます。こういった交通空白地帯におきましては、現在、グランドデザインの中で、乗合タクシー等の導入についても、そういった可能性についても検討はさせていただいているところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) そこら辺の試算なども議員のほうに、できれば出していただけるか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 検討させていただきたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 続きまして、大きい3問目に移らせていただきます。農業に関しまして、農家戸数が平成30年度に434戸とふえており、認定農業者もふえているということ、実績報告書のほうで確認しました。ただ、イノシシの捕獲がかなりふえているという状況もありまして、やはり従来柵をつくっていくという、そういう政策、これも一定程度やはり効果が出ているというお話もいただいております。ただ、やはり捕獲への支援の強化というものが必要と考えます。この点に関して、再度、市からの見解をお伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 今議員のおっしゃられたとおり、支援等さまざまやっておりますけれども、引き続き、実施隊の協力を得ながら駆除等に取り組んでまいりたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 猟友会の高齢化に関しまして、こちら問題になっているというお話も私のもとに届いてきたんですけれども、高齢化しているというような状況はあるのでしょうか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) そのような状況は見られると考えております。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 危険な銃の取り扱いに関しても、やはり以前もテレビで見ましたけれども、イノシシと誤って人を撃ってしまったというような、そういうことがないように、やはり世代交代が必要だと思うんですけれども、そういうような世代交代をしていく若い方に、そういう猟友会といいますか、そういうものに入っていただくための支援策というのは、市としてどのようにされていたか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 市の支援策といたしましては、わなとか銃の免許取得、そちらに対しての助成であるとかということで支援を行っております。また、実施隊、猟友会、駆除隊の募集等も、今回、農協の青年部等を通じまして研修会等をして行ったということで、そういった形でふやそうということに今取り組んでいるところはございます。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 銃の免許の取得に関しましては補助が出ているということなんですが、わなに関しても補助が出ていたか、再度、確認いたします。
○議長(渡邊俊一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) わなの取得に対しましても新規取得者、ただ、要件に実施隊ということはございますけれども、支援はいたしております。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 銃とわなの免許取得に関しての補助金なんですけれども、知らない方がおりまして、私のほうでも「これ出ていないよ」というようなことでお話が、実は言ってくる方がいたんです。ですので、やはりもうちょっと告知といいますか、こういうことで支援策をしっかりとしていますということでPRといいますか、告知をさらに強化していく必要があるかと思うのですが、見解をお伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 支援につきましては、必要な経費についてはお出ししているという状況ですので、引き続き、ただ、PR等についてはちょっと不足しているところがあるのかなと思いますので、PR等に力を入れながら取り組んでまいりたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 次の質問に移ります。処分場に関しては、今のところは状況を見て、考えてはいないということだったと思うんですけれども、論旨でも述べたんですが、白石市、平成24年度には85頭だったのが、平成30年度には1,500を超えたというような状況もありまして、私、富谷も本当にこれから急激にふえるんじゃないかなというふうに心配しておりました。そうなったときの処理として、やっぱり処分場は必要ではないかなと思いますが、今後、経過を見てしっかり検討していただけるか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 議員のおっしゃるとおり、今後、状況等を見ながら検討してまいりたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 富谷市ではミツバチのほうを支援を始めているんですけれども、養蜂をされている方が熊に3基壊されてしまったというお話も伺っております。忙しくて柵を張れなかったという事情もあったかと思うんですけれども、やっぱり、そういう農作物の被害に関しまして何かしら補償といいますか、そういうことを検討していくことはできないか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 今のところ、個人的に農業共済等、そういった保険のほうをご活用いただくということで考えております。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) この熊の対策に関しては、やっぱり蜂蜜をやるとかなり寄ってくるというような状況もあるというものですので、この対策に関しても、お金の面で渡すだけではなくて、もうちょっと、忙しくてできないというのであれば、設置までを含めた補助金の枠組みとかできないのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 今、電気柵等の助成を行っているということでございまして、それに伴う作業等についての今ご質問かと思いますので、そちらにつきまして、状況等をちょっと見ながら考えてまいりたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 続きまして、イノシシ対策として、耕作放棄地の対策をしている自治体もあるんですけれども、富谷市としては、現状の耕作放棄地をどのようにイノシシ対策をしていくのか、整備をしていくのか、お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 耕作放棄地につきましては、今のところ、地域を囲むという形での物理柵の設置に対しての支援ということで、今取り組みながら、そちらを推し進めていくというところで考えております。
○議長(渡邊俊一君) 6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 特産品に関しまして、市長の言うオールとみやで、スイーツのほうは確かに重点的にされている印象はあるんですけれども、さらに飲食店、富谷市外からもかなり集客できるお店があると思います。例えば緒さんしかり、Cafe hito no waさんしかり、あとil mio campoさんしかり、本当にそういうところがあるかと思うんですが、例えばイチジクに関しては、1カ月くらいしか旬がないというところもありまして、そういうようなところで、旬の時期に富谷の市の方にもっと食べてもらうように、市内飲食店との連携というものを今後しっかりと強化していけないか、これは市長にお伺いしたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) この件につきましては、決算委員会のときにもご答弁させていただいておりますが、私は有効な施策だと思っておりますので、今後、地場の生産者と地元のいわゆる飲食店の方々とのつなぐ役割も担っていければというふうに思っております。
○議長(渡邊俊一君) 次に、11番長谷川る美君。
○11番(長谷川る美君) それでは、通告に従いまして、1問、質問いたします。
富谷市市民図書館について。
私たちを取り巻く社会は、産業・経済構造の変化や人口減少と少子高齢化の進行、国際化や高度情報化社会の進展など、かつてないスピードで大きく変化してきています。また、個人の価値観やライフスタイルの多様化に伴い、心の豊かさや生きがいを求めるといった人生の質の向上への市民の意識の変化も見受けられ、余暇時間を利用した生涯学習活動への参加意欲の高まりと重要性が再認識されています。
図書館は、図書を初めとする資料・情報の蓄積を基盤として、市民の知る権利や学習する機会を保障する公共施設として認識されてきています。また、子供からお年寄りまで、市民の誰もが利用できる生涯学習の基本施設として、その機能とサービスのさらなる充実や時代の変化と多様化する市民ニーズへの柔軟な対応が求められています。
加えて、他の機能と組み合わせた複合的施設の事例も見受けられます。さらに高度情報化に関連する技術革新が進み、インターネットや携帯電話などの情報機器から入手できる情報が飛躍的に増加しており、膨大な情報から有益で必要な情報をみずから取捨選択する必要性が生じています。そのため、図書館の紙媒体の資料とweb上の情報や電子媒体の資料を同じ空間で自由に使いこなせる場を用意し、より高度なサービスを提供するハイブリッド図書館を目指す動きも出てきています。
加えて、地方分権が進む中で、市民がみずからの判断で物事を決め、その責任を負うという自己決定、自己責任の考え方が社会に定着してきています。このため、生活の向上や職業上の技能向上、自己の充実を目指し、みずから進んで学んでいくための情報収集、学習活動の場として図書館に対する期待がさらに高まってきていると言えます。
そのような中、全国814市区で図書館のない市は本市を入れて9市であります。参考までに申し上げますと、北海道夕張市、青森県黒石市、茨城県桜川市、千葉県いずみ市、千葉県富津市、大阪府守口市、兵庫県養父市、鹿児島県奄美市であります。このたび、本市が図書館のない市からの脱却に向けて歩み出したことは、「住みたくなるまち」の大きな要素と魅力につながることだと私も考えます。
また、現在、学校に行くことに困難を抱えている児童生徒のよりどころとしての機能にも大いに期待しているところです。
私は今まで、平成30年7月に開催された富ケ丘地区デザイン会議や8月開催の成田地区デザイン会議、平成31年2月開催のデザイン会議などに参加いたしました。特に2月17日開催のデザイン会議では、「計画案では狭い、障がい者もゆとりを持って使えるようにすべきだ」という声や「長年利用する図書館にしては事業費が少ない」など、多くの意見が出され、市民の皆様の関心の高さを感じました。これに対し、教育長は、「本や人との出会いの場として心地よく過ごせる空間になるよう、寄せられた意見を生かしたい」と述べておられましたが、基本計画において予算や施設規模についての市民の声は反映されたのでしょうか。
9月11日夜7時より、成田にあるふうどばんく東北あがいんにて、「富谷市民図書館を応援する会」の代表の方や、同じく会のメンバーであけの平小学校や明石台小学校の図書室の司書をなさっている方からお話を聞きました。会の方たちは、今回、本市に図書館ができることに大変感謝され、応援をしたい、せっかくつくるのであれば、長く利用される、市民に愛される図書館をという思いから活動されています。応援する会では、センター館を2,500平方メートル、12億円程度の建設予算が必要と考え、署名活動を行っています。杜乃橋一丁目地区では趣旨に賛同した行政区長さんが署名用紙を回覧で回すことになったと聞いています。
9月30日には、応援する会の代表の方とメンバーの方たち、図書館を考える会の代表の方、明石台の1人の行政区長さんも加わり、同じ思いで話し合いを持つことができました。
これらのことを通しても、私は決して人口に見合った適正規模の図書館を求める思いは一部の声ではないと受けとめています。
また、応援する会のメンバーである元宮城県図書館協議会会長の齋藤雅英氏にお伺いして、お話をお聞きすることができました。齋藤氏は、今まで図書館を持たない富谷市民が宮城県図書館を利用する実態は群を抜いていることを述べられ、半端な図書館をつくってしまっていつまでも他館の世話になり続け、多くを他館任せの図書館サービスでは、基本構想に掲げた富谷市民の要請に応える情報拠点たり得ない。そして、図書館相互協力活動において富谷市民図書館に期待される対外的責務は果たせませんとお話しされました。
図書館については、今まで何度も議論されてきました。繰り返しになる部分もあるかと思いますが、仮に建設されてしまってからでは、当然ながら遅く、将来に禍根を残さないためにもとお話しされている方も多くいらっしゃいます。十分過ぎるほどの議論と検討を重ねることが、今一番求められていることと感じます。
繰り返しになりますが、決して一部の声ではなく、声が少しずつ、少しずつ確実に広がっている、そのように私は受けとめています。市民の、市民による、市民のための、市民の声でつくる図書館に向けて計画を進めていくことを望むとともに、時期的にも早いほうがよいという思いから、今回、再度質問いたしました。
以下、質問いたします。
1、複数の市民の方から、図書館建設の予算や規模が小さいのではという声をお聞きしますが、市のほうには届いていますか。また、それをどのように受けとめていますか。
2、図書館建設の財源についてですが、公的自主財源の5億の根拠について、市民の方からの声もあり、改めてお伺いします。また、外部資金3億円のうち、ふるさと納税とガバメントクラウドファンディングを通してどの程度目標値に達しているのか、企業版ふるさと納税の今後のスケジュールついてお伺いします。
3、図書館にとってやはり蔵書は命とも言えるべきものです。たびたび議論されていますが、蔵書冊数は図書館の質を保障するものです。図書館が世界の知的到達点への入り口としてその役割を果たす上でも蔵書冊数は軽視できないと思います。また、今後の財政状況やさまざまな要因でその計画もどうなるかわからない場合も考えられます。少なくとも、開館時に20万冊は必要であるという声を真摯に受けとめ、その努力をする必要を強く感じますが、市の見解をお伺いします。
4、図書館をよくするのも、悪くするのも人だと言われています。どれだけ専門的なスタッフを採用して配置できるかが図書館のサービス水準を決めるとさえ言われていますが、この点について、市の見解をお伺いします。
5、今後さまざまな自然災害が予想される中、図書館は常に多数の利用者があり、開架室の積載荷重が大きいので、地震に対する備えは可能な限り行っていく必要があると思います。耐震性の確保について、市としてはどのようにお考えでしょうか、お伺いします。
以上、よろしくお願いします。
○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し答弁求めます。菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) それでは、ただいまの長谷川議員の富谷市民図書館についてのご質問について、答弁をいたします。
まず1問目、予算や規模についてのご質問でございますが、予算や規模に関しては、そのような声があることは認識してございますが、本市が目指しているネットワーク型図書館について評価と理解をいただいている状況にもございます。市民協働の視点から、市民皆さんの意見を継続的に伺いながら、現在策定している基本計画を軸にさらなる可能性について検討を進めてまいりたいというふうに考えてございます。
第2点目、財源についてのご質問でございますが、予算の根拠につきましては、総面積2,927平方メートルをベースに市の将来的な財源状況を考慮し、5億円の自主財源に3億円の外部資金を加えた8億円としたものでございます。
また、外部資金の調達状況ですが、10月8日現在、ふるさと納税は昨年度323万5,779円、本年度56万円で合計379万5,779円、ガバメントクラウドファンディングでは194万7,000円のご寄附をいただいているところでございます。
なお、企業版ふるさと納税の実施につきましては、内閣府による地域再生計画の認定が必要であるため、来年3月の認定を目指して、現在、準備を進めているところでございます。
第3問目、いわゆる蔵書の冊数についてのご質問でございますが、富谷市民図書館整備基本計画では、将来的な蔵書冊数を目標20万冊として、各年次における財政状況を勘案しながら段階的に整備を進めることとしてございます。
本市としましても、図書館開館時には一定数の蔵書を整備することが必要と認識しておりますので、開館時における蔵書冊数については現在策定を進めている富谷市民図書館整備管理運営計画において詳細を検討してまいりたいと思います。
第4問目、いわゆる、人、職員体制のご質問でございますが、市民図書館の職員体制につきましては、今年度から館長候補者を採用したところでございます。また、専門的職員である司書を含めた開館時の職員体制につきましては、一定水準の専門性と適切な配置人数の必要性を十分認識しておりますので、現在、策定を進めている富谷市民図書館整備管理運営計画において、引き続き検討してまいりたいと思っております。
5問目、耐震性の確保というご質問でございますが、図書館は図書を多数所蔵する書庫を含むことや日常的に多くの方々が利用する施設であることから、一般的な建築物よりも高い耐震性能が求められる施設と認識しております。今後、予定している基本設計及び建築工事の中で適切な耐震性が確保されるよう必要な取り組みを進めてまいりたいというふうに思ってございます。
以上でございます。
○議長(渡邊俊一君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
午前11時57分 休憩
午後 1時00分 再開
○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
11番長谷川る美君。
○11番(長谷川る美君) それでは、再質問をいたします。
図書館の規模を考えましたときに類似自治体、例えば名取市や瀬戸内市では、基本計画の段階から各スペースの面積の目安が示されております。各部門別の機能と面積、例えば瀬戸内市の場合、エントランス約200平方メートル、開架スペース約1,000平方メートル、児童開架スペース350平方メートルなど、各スペースそれぞれどのぐらいの広さかを示し、それを積み上げたものが全体の広さとなっています。
それに対し、本市では、基本計画22ページ、センター館の機能及び面積の目安として、まず、一つ一つのスペースごとの面積が示されておらず、抽象的な内容になっていると思います。一つ一つのスペースが不明なまま全体の面積は1,700平方メートルと決まっていますが、本来、各スペースそれぞれどのぐらいの広さかを示し、それを積み上げ、合計したものが1,700になるのではと思いますが、見解をお伺いします。
先ほどの基本計画22ページの表では、エントランス、交流スペース、集いのスペース、カフェが1つの区分に記載されていますけれども、それぞれの広さを示すためにも区別して記載する必要があるのではというふうに感じました。そこのあたりの説明と、各区分に示されたスペースが新築部分につくるのか、成田公民館につくるのかも不明です。基本計画の段階から詳細に計画を立てていく。まずは基本、もとになるものだと思いますので、そのような取り組みが大切だと思いますが、市の見解をお伺いします。
また、他自治体の計画や実際に建設された図書館を参考として、本市では必要な機能から面積を積み上げると少なくとも2,500平方メートルは必要であるという声がありますが、どのように受けとめられますでしょうか、見解をお伺いします。
次に、財源についてですが、外部資金3億というのは大変大きな数字ですし、寄附ですので、一応締め切りの日にちや目標の金額を設定しても予想はなかなかつきにくいと思われます。先ほど寄附の金額をお示しいただきましたが、先は見えない状況なのかなということを感じました。資金計画がはっきりしなければ計画はなかなか前へ進むことは難しい、そのように思います。
基本計画28ページ、財源の確保では、資金調達が目標値に達しなかった場合には計画の見直しを行うなど、柔軟に対応するとの記載があります。今現在、一日でも早い目標達成のために何か取り組んでいることがありますでしょうか、お伺いします。
また、市民の皆様は一日も早い開館を心待ちにしていると思います。その思いに寄り添い、もっと早い段階からの計画の見直しが必要ではとも感じますが、市の見解をお伺いします。
次に、クラウドファンディングで支援をした人にはその金額に応じてAからKのコースが設定をされております。例えばAコースは3,000円で、寄附金受領証明書とサンクスメール。Eコースですと2万円で、さきに述べたAコースの2つに加え、富谷市ホームページにお名前掲載、お名前を掲載した図書館だより第1号、限定デザイン図書館利用カード発行に加え、ドキドキの夜の図書館イベント参加券がついてきます。図書館法で定められている無料が原則の図書館建設のために寄附をしたその金額に応じて、イベント参加券がついてきたり、感謝状が贈呈されることに、私を初め多くの人たちは違和感を感じています。市のほうにそのような声は届いておりますでしょうか、お伺いします。
皆の図書館であるべきですし、その観点からも今後検討していく必要があるのではと感じますが、市の見解をお伺いします。
次に、蔵書についてですが、基本計画の3ページ、宮城県図書館利用の現状と課題の中で、富谷市民が宮城県図書館を利用する割合は高く、その理由の一つとして、多くの本との出会いを求める市民が多いことが反映されていると記されています。市立図書館はより敷居が低く、地域に住む人々のそういったニーズに応える図書館であるべきです。日本図書協会によると、この20年、図書館数はふえたのに、1館当たりの本や雑誌などの購入費は4割近くも減っているとのことです。このような状況も踏まえ、本市の財政状況が健全で安定しているこの時期に、先送りせずに、やはり開館時に20万冊をそろえる。ここは一番大切な部分だと思いますので、市の見解を再度お伺いいたします。
最後に、人についてですが、図書館司書の状況ですが、日本図書館協会刊行の「日本の図書館統計と名簿」によりますと、図書館設置自治体数はふえているものの、2018年時点での図書館司書数は、専任が4,000名、兼任が61名、非常勤が5,510名というのが現状となっています。同じ統計を2013年と比べた場合、専任が4,492名、兼任が72名、非常勤が5,057名となっており、非常勤での図書館司書が約500名近く増加している現状です。また、専任の図書館司書を置かないという図書館も増加の傾向が見られるということです。
このような傾向についての市の見解と、よりよい図書館にするためにも専門的なスタッフの確保について検討の段階から十分な配慮と対応が必要だと思いますが、この点についても再度お伺いします。
以上です。
○議長(渡邊俊一君) 長谷川議員、答弁漏れありましたら、その場から座って、答弁漏れを指摘してください。
菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) まず、第1点目のいわゆる手法についてのご質問でございますが、瀬戸内の図書館を私も実際訪問して、館長であります嶋田さんからもいろいろ詳しく聞き取ってきたところではございます。
しかし、手法というのは、一つだけではございませんので、いろいろな手法がございますので、私らは今年度中にいわゆる設計のプロポーザルの中で、今、議員さんが申し上げられたいろいろなスペースをどのように区分けしていけるかという可能性をこれからしっかり探っていきたいと。それでも十分やっていけるというか、きちんとしたものができていく、制度設計ができていくというふうに認識をしてございます。
それから、第2点目のいわゆる面積でございますが、これは一番初めから、一つのコンセプトの中で言ってきたことなんですけれども、歩いて行ける場所に図書館があるというのが私らの最も基本的な考えでございます。ですから、どこかの場所に大きいものをつくれば、やはり遠い、それから、近いという、かなりの差が出てまいります。しかし、私たちが考えた、いわゆるセンター館を入れた6館のネットワーク型というのは歩いて行ける方がたくさんいる。つまり、おおむね歩いて行けるところに図書館があるという考えに基づいて、このネットワーク型図書館というものをつくりましたので。例えば議員さんが挙げられたいろいろな大きい図書館の例ということから比べれば、ネットワーク型図書館というのは富谷市民図書館の一つの大きな特徴であるのかなというふうに思っています。
それから、外部資金については、やはり目標達成について力をきちんと尽くしていきたい、あらゆる努力をしていきたいというふうに思います。来年度から企業版のふるさと納税も始めますし、過日行われました街道まつりにおいても、うちの職員がきちんと図書館についてのいわゆる資金調達のほうのご理解をいただく行動というものもきちんととっておりまして、かなり手応えもあったというふうなところでございます。
それから、クラウドファンディングについての市民の反響について、これは後ほど課長のほうからお答えをいたします。
それから、冊数でございますが、きのうもいろいろと議員さんの中から出ましたが、いわゆる日本図書館協会が決めた基準というものが、広さ、冊数にはございますが、あれは図書館協会そのものも見解として申し上げておりますし、あれは2011年にできたものなんですが、その翌年にできた検討委員会、それが8月にできて、その同じ年の12月に文部科学省のほうからきちんとその基準についてという通知文が出ておりますが、それに共通して書かれていることは、あの基準はあくまで参考ですよと。あらゆる市町村において、それぞれ実情というものがあるわけですから、その実情に応じて、それから、指標があるわけですから、それに基づいて独自の数値目標をきちんと立てなさいというふうな記述、取り扱い留意事項になっております。ですから、20万冊というご質問ではございますが、やはりいろいろ順次積み上げていって、最終的なその辺の目標に近づくという方向を考えていきたいというふうに思っています。
それから、最後の人ですが、やはりこれはマンパワーというのが図書館のいろいろな面で最も大きな資源になってまいりますので、いわゆる研修をしながら育てていくという、そういう方向をとりながら、きちんと人材については確保していきたいというふうに思ってございます。
○議長(渡邊俊一君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 今回取り組んでおりますガバメントクラウドファンディング、そちらで金額ごとに用意しているリターンの部分、返礼品的な部分のご質問だと思います。本来、ガバメントクラウドファンディングにつきましては、返礼品ということではなくて、ご寄附をしていただいた方がその事業なり、プロジェクトなりが実現することで、その対価を得られるというような趣旨でございます。もともと返礼品という考え方はないんですが、市としては、対価というか、サービスとして、ソフト面として、お心ばかりの気持ちを用意したということでございます。通常のふるさと納税のような返礼品という趣旨ではございません。そういうことを理解していただきたいと思います。
また、なお、この部分について、一部市民の方からその辺の考え方を確認するような問い合わせはありました。その辺はこちらのほうも認識をしております。
○議長(渡邊俊一君) 11番長谷川る美君。
○11番(長谷川る美君) それでは、最後の質問を市長にさせていただきます。
富谷市の図書館整備の実現に向けて多くの市民が期待を寄せております。特に図書館を考える会の方たちは、その実現に向け、2015年から、よりよい図書館のあり方や図書館の必要性などについて専門家を招いて勉強会を重ねてきたそうです。会の方から、富谷市図書館整備に関する申し入れが議会、教育委員会へ提出されております。また、富谷市民図書館を応援する会では、図書館の建設費増額のための署名を集めております。
どちらの会の方たちも、そして、多くの本との出会いを求める市民の方たちも、今回、市長が図書館建設に着手していただいたことに大きな感謝と敬意をあらわしていると思います。その上で、よりよい図書館にしてほしい、より市民ニーズに応えるものにしてほしい、そのような考えから活動されているのだと思います。
市長のご尽力により、本市の財政状況は一般会計決算において7年ぶりの黒字決算となるなど健全財政であると言えます。その努力に私からも心から敬意をあらわしたいと思います。ちょうどそのような時期ですので、図書館建設計画はタイミング的にもよいのではと思います。基本計画の中に規模や財源など示してありますが、声なき声にまで耳を傾けるという姿勢を貫いていらっしゃる市長が、今回、市民の皆様の声をどのように受けとめていらっしゃるのか、ぜひお聞かせいただきたいと思います。計画は、あくまで計画として進めていくのか。今後も規模や財源について柔軟な対応や新たな展開も視野に入れていらっしゃるのでしょうか。
本日は、図書館を考える会の代表の方たちも来ていらっしゃるので、ぜひ、そのところをしっかりとお聞かせいただき、私の質問といたします。
○議長(渡邊俊一君) 通告では、教育長に答弁を求めているわけでありますけれども、改めて市長の答弁を許させていただきたいと思います。若生市長。
○市長(若生裕俊君) まずは、このたび図書館建設に向けて着手したということに対して評価をいただき、ありがとうございます。長年、歴代の皆さん方は、県立図書館があるのでということで図書館建設には全く着手しなかったわけでございます。そんな中で、私は公約にも掲げさせていただいた経緯もありまして、今回、就任早々から、図書館の建設に向けて意向調査等いろいろな意向も含めまして、今回、市民図書館の建設に向けて着手をして、時間をかけて取り組んできた背景でございます。その中では、先ほど話ありました図書館を考える会の勉強会にも私自身も参加をさせていただき、皆さんの声もいただきながら準備に着手しているところでございます。
そういった中で、かなり時間をかけてこれまで段階的に取り組みをしてきた中で、基本計画として最終的におさまったのが、富谷においては、やはり県立図書館が近くにあるというこの立地条件もフルに生かした中で、そしてまた富谷の、今、公民館が各地域の中で拠点としていろいろなコミュニティーの中核となっている。そして、図書館の利用率も高いという富谷の特徴をあらゆる角度で包括した上で、今回の基本計画の中では、最終的に、一つの大きな図書館をどんとつくる。大きな図書館を、ほかの市の図書館は何十億でつくって、蔵書何十万冊ですという、その競争をするのではなくて、富谷の場合は、いわゆる先ほど教育長が答弁したように、誰もがまずは歩いて行ける図書館が身近にあり、そして、センター館があり、そしてまたそのセンター館を中心に、あらゆる県立図書館だったり、各分館とのネットワークによる、いわゆるネットワーク型の図書館というのが、富谷の新たなこれは、逆に言えば、全国に誇るべき新しい取り組みだというふうに私は認識をしているところでもございます。
何か、どうしてもセンター館の規模にすごく注目されておりますが、センター館の面積につきましては、先ほども答弁で申し上げましたように、これまで答弁で申し上げているように、ある意味、ある一定の基準で、予算の中で単純に計算すると千何百平方メートルという、基本計画の中で示されてはおりますが、あくまでサウンディング調査等を通しながら、今、あらゆる可能性を模索しているのも実情でございます。そういう意味で、今後、皆さんの声をいただきながら、最大限、皆さんの声を反映できるようなものをつくり上げていきたいというふうに思っております。
財源につきましても、これは先ほど決算のお話がありましたが、これも今回、平成29年度、全ての事務事業を見直し、全職員皆様と議会の皆様のご理解、市民の皆さんのご協力をいただいて行政改革に取り組んだ結果、この財政状況が改善されたわけでございまして、行革なくしてではもっと財政状況は悪かったし、図書館建設どころではなかったかもわからないわけでございます。そういった取り組みがあってのことでございますので、あるから、これ全部、じゃあ、図書館に使ったらというのは、それはまた違うことでございますので。
その辺は、家を例えば、例えとして適しているか適していないかは別として、やはり払える規模に合った、家計に合ったものを……。大きな家を建てたいからということで、自分の持っている財政規模と見合わないものをつくって破綻したら元も子もないわけでございます。そこで、家族が、家計が崩壊しては身もふたもないないわけでございますので。
ある意味、図書館も大事、でも、ほかのことも大事なわけでございます。まずは市民の皆さんの安心、社会保障も含めてあらゆるものを全部継続して補っていかなければいけないわけでございますので、そういった全体を把握した上で、財政も予算を組んでいかなくてはならないので、その辺もご理解いただければというふうに思います。
なお、最後に、声なき声、私は十分に声なき声、もちろん図書館の規模を拡大してくれという、それは逆に大きい声でございます。強い声としてどんどん届いています。それは十分認識を。ただ、逆に、声なき声の中には、図書館にお金を使うよりは、こういう今生活で切実にこういうことに困っているんだという声もあるのも事実です。そこはわかっていただきたいというふうに思います。市民の皆さん全てが大きい図書館をつくってくれという声ではなくて、別な声もたくさんあるということは議員もご理解いいただければというふうに思います。
以上です。
○議長(渡邊俊一君) ここで、執行部入れかえのため、暫時休憩をいたします。
午後1時20分 休憩
午後1時22分 再開
○議長(渡邊俊一君) 引き続き会議を開きます。
一般質問を続けます。
10番若生英俊君。
○10番(若生英俊君) 私は、8月25日に行われた市議会議員選挙において18人の議員の皆さんとともに当選をさせていただき、引き続き4年間、市勢発展と住民福祉の増進のため、議会に求められる役割を果たすべく務めてまいりたいと思います。
今回の一般質問において次の3項目を質問いたします。1つ目は、富谷市議会選挙について。2つ目は、富谷市民図書館の規模の見直しと開館の延期について。3つ目は、公共施設の敷地内完全禁煙は十分検討して実施されたのかを伺うであります。
初めに、富谷市議会議員選挙についてであります。
市制施行後初めての市議会議員選挙が行われ、定数18人に21人が立候補し、7日間の選挙戦の後、投開票が行われ、当選人が決定いたしましたが、議会議員選挙の投票率としては初めて50%を下回りました。ちなみに、前回平成27年は52.63%、前々回平成23年は55.21%でありました。また、直近の国政選挙や知事選挙の本市の投票率を見ますと、平成28年7月の参議院選は55.88%、平成29年10月の衆議院選は56.35%、同時に行われた知事選は56.93%、令和元年、先ごろの参議院選は53.63%であります。これは全国の平均が48.8%、過去2番目に低い投票率だそうです。など、いずれも本市は50%を超えており、富谷市民の投票参加意識はおおむね高いと言えると思います。
選挙直後の定例会ですので、今回の投票率50%割れを踏まえ、今後の各種選挙において投票に行ってもらうための方策、具体的には投票率向上策を検討する機会につながればと思うところであります。
同じ日に行われた仙台市議選の投票率は36.07%で過去2番目に低い投票率との報道もありました。投票率が高い・低いはいろいろな要因が絡み合うと思いますが、全体として投票率が伸びない、あるいは低下傾向にあることは全国的に指摘されているところでもあります。投票率はより高い数値であることにこしたことはありませんが、私たち選ばれる側に立つものとして、最低限の全有権者の過半数となる50%を超え、ならば60%前後の選挙であってほしいと期待して選挙戦に臨んだところであります。
市議会議員に立候補しようとする方の多くは自己の資金を使い、相当の労力とエネルギーを投じ、有権者から1票を投じていただきたく、当選にこぎつけるための最善の努力を尽くします。私たち議員は市民を代表して市政の一翼を担い、あわせてこれからの4年間、公益のために働くという重い責務を担うこととなりました。
私は今回の選挙を通して、投票率が低下傾向にある中で、選挙啓発の取り組みによっては投票率の向上は可能ではないかという考えから、以下、質問項目を申し上げます。
1つ、市議会議員選挙の執行、開票、選挙事務全般に関して、市及び選管はどのように総括していますか。
2、ポスター掲示板の設置数や設置場所は適切ですか。ポスター掲示場の設置は選挙が近々あることを有権者に知らせる効果が期待されると思われます。現在77カ所の設置数や設置場所が適切かを含め、その検討がなされているか伺います。
3つ目、全体の投票率は48.7%でありました。年代別の投票率はいかがでしたか。
4つ目、市議会議員の投票率を上げるため、どのような啓発がなされましたか。
5つ目、期日前投票者数が4,000人を超えました。したがいまして、南部地区にも期日前投票所を設置することにより投票率向上につながると考えるところでありますが、検討がなされておりますか。
6つ目、選挙公報は、投票する際の重要な判断情報と思われます。配布を業者に委託するなど、全有権者に一定期日に配布する方策の検討はなされていますか。
7つ目、不在者投票や郵便による投票の啓発は十分でしたか。
8つ目、選挙運動費用の公費助成総額と選挙運動用自動車、選挙運動用ビラ、選挙運動用ポスターの助成内訳は。
最後です。9つ目、選挙運動期間前後に有権者から選管にどのような声が寄せられましたか。
2つ目の質問であります。富谷市民図書館の規模の見直しと開館の延期についてであります。
市民図書館の準備が進められている中、富谷市民図書館を応援する会が21人の市議会議員立候補者に公開質問を求め、9人の方が回答し、現在、公開されております。質問項目は、図書館の必要性、規模、事業費、3億円の外部資金調達、その他意見の5項目でありました。
私は、富谷市の図書館は市民の多数を占める都市住民が必要とする整備優先度の高い都市的文化施設であると認識しております。したがって、人口規模に見合う規模、規模に見合う事業費を充て、将来にわたって本市の中核となる都市施設として誇れる図書館建設を主張してまいりました。
町制から市制になる条件として、人口5万人以上であることに加え、宮城県条例には「図書館、博物館、公会堂又は公園等の文化的施設を2つ以上有すること」が規定されております。当時、宮城県との協議の中で公民館図書室を図書館機能とみなすことで、新たな図書館を建設しないで富谷市制に移行できた経緯があります。
市民図書館整備基本計画によりますと、建設場所は成田公民館に隣接した1,500平米規模の新築建物と成田公民館図書室部分の200平方メートルを合わせた1,700平方メートルの図書館をセンター館とし、5カ所の公民館図書室を分館とするもので、蔵書数は6館合わせて20万冊、事業費は8億円、うち3億円は寄附金、5億円は市の一般財源を充てるとしております。
私は、団体の公開質問に対し、市民の声をお聞きしながら次のように回答いたしました。
1つ、成田に建設するセンター館を人口5万人規模に見合う最低でも3,300平方メートル、蔵書数は30万冊、事業費は15億円規模の図書館にすべきで、現行規模は中途半端であること。
2つ目、5万人規模の人口と市民の高い知的要求の水準に応えるには、中途半端な規模の図書館では悔いを残すこと。
3つ目、開館時期がおくれることがあっても、市の計画に市民の声を反映させ、議会で議論を深め、市の計画に対案を出すよう働きかけます。
以上が回答内容であります。
私は、6月定例会でも質問をいたしましたが、基本計画によれば、令和2年度には基本設計・実施設計に入る時期ですので、改めて、計画にある機能を満たす規模、事業費確保の観点から、寄附金3億円が集まるまで開館の延期を検討する時期ではないかと考えます。
計画されているセンター館規模では標準の半分であることから、計画にある機能を配置するとした場合、面積を半分にするか、一部機能を省くかの選択になるのではないでしょうか。抜本的な見直しをする最終リミットが迫っているのではないかと思います。
団体の「予算ありきに映る図書館の整備計画は未来に禍根を残す」との指摘は、図書館整備事業の一翼を担う議員として思いを同じくしているところであります。せっかく建てるのなら、市民や周辺から人が集う「人を呼べる施設にしてもらいたい」との市民の声に耳を傾け、開館時期の延期の検討も含め、以下、質問いたします。
1つ、センター館となる1,500平方メートルの建物の機能区分ごとの面積の目安はいかがですか。
2つ目、センター館と5つの分館のリノベーション、改修ということでしょうか、リノベーションに8億円を充てるといたしておりますが、センター館とリノベーションのそれぞれの事業費内訳はいかがですか。
3つ目、1,500平方メートルの図書館の建築単価、一般的な建築単価の標準額は幾らですか。
4つ目、外部資金3億円の寄附金の調達方法や件数をどのように見込んでおりますか。また、現在高は幾らでしょうか。
5つ目、センター館を日本図書館協会の数値基準の半分程度となる1,700平方メートルとした理由をここで改めてお伺いをいたします。
6つ目、3億円の寄附が集まらなければ、基本計画によりますと計画を見直すとしており、さらに規模が小さくなることが懸念されるところであります。3億円の寄附が集まるまで開館を延期してはどうでしょうか。
3つ目として、公共施設の敷地内完全禁煙は十分検討して実施されたのか伺うについてであります。
本市では、7月1日から、改正健康増進法において第一種施設の公共施設地内を完全禁煙とし、3カ月が経過いたしました。
受動喫煙防止をより徹底するため、原則屋内禁煙、原則敷地内禁煙、敷地内全面禁煙の方向性については異論は全くありません。ただし、本市のとりました敷地内完全禁煙についてでありますが、来庁者のうち、用件の短い来庁者には今回の変更であってもストレスは小さいものと思われますが、数時間以上庁舎等で過ごす市民や職員、議員などの喫煙者への配慮があってもよかったのではないかと感じるところです。
なぜならば、喫煙習慣のある方は一定時間以上の禁煙は相当の苦痛とストレスになるのではないかと思うからであります。たばこの種類を問わず、駐車場の車中でも禁止となり、私の周辺では車を役所駐車場から移動して喫煙しているとの声も聞かれるところであります。
今回の敷地内完全禁煙は、改正健康増進法の一部施行を根拠としておりますが、法律の趣旨は、喫煙者を排除するのではなく、吸う人も吸わない人もお互いの配慮の中で受動喫煙防止をより徹底する改正であることから、誰もが来庁をおっくうがらず、あるいは使用しやいす施設として、まずは期間を設定しながらでも、例えば屋上や庁舎裏側などに特定屋外喫場所を設置した上で敷地内禁煙にとどめることはできないのかと考え、以下、質問をいたします。
1つ、敷地内完全禁煙にした検討の経緯は。
2つ、県内自治体のうち、行政機関の庁舎で敷地内完全禁煙を実施している自治体は。
3つ、喫煙場所として、国が示している「施設を利用する者が通常立ち入らない場所」に灰皿を移すなどして、これまでどおり、室内禁煙を徹底し、受動喫煙防止と一定の喫煙者への配慮が必要であったと考えますが、今後、再考する考えはありますか。
4つ、たばこをやめたい人への禁煙支援や未成年者・妊産婦の喫煙防止の啓発策はいかがですか。
以上であります。
○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの若生英俊議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1、通告では市長宛てといただいたんですけれども、議員も十分ご理解だと思いますけれども、市長は選挙には関与できませんので、後ほど書記長より答弁をさせていただきます。
私からは、質問件名2の富谷市民図書館の規模の見直しと開館の延期についてから答弁をさせていただきます。
まずは、問い1、問い2については関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
センター館の機能区分及び面積、センター館と分館リノベーションのそれぞれの事業費につきましては、現在、策定を進めております富谷市民図書館整備管理運営計画及び今後実施する設計プロポーザルを経て、設計業者との協議によって決定する予定としておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
問い3、図書館建築における単価の標準額は、厳密に定められていないため、明確には申し上げられませんが、サウンディング調査において把握した額は、平米単価で申し上げますと、おおよそ27万円から50万円であり、建築内容により変動するものと認識をしております。
問い4、外部資金の調達につきましては、現在、ふるさと納税、ガバメントクラウドファンディングを実施しております。特にガバメントクラウドファンディングにつきましては、インターネットサイトだけではなく、振込用紙も用意し、関係団体にも広く周知を行っております。また、今後、内閣府が実施する企業版ふるさと納税制度の活用も予定しておりますので、多様なツールを組み合わせ、継続的に3億円の調達に向け取り組みを進めてまいります。
なお、これまでの調達額につきましては、10月8日現在、今年度のふるさと納税による寄附額が32件、56万円、昨年度分と合計し、182件、379万5,779円、ガバメントクラウドファンディングについては117件、194万7,000円で、合計299件、574万2,779円となっております。
問い5、富谷市民図書館は、新築するセンター館に蔵書や機能を集約する方向性ではなく、身近な公民館図書室を最大限活用したネットワーク型を目指しております。このことから、センター館のみで数値基準を満たす考え方ではなく、センター館と分館の面積をトータルとして考え、必要な面積を2,927平方メートルとしたものですが、センター館の規模等につきましては、基本計画にもありますように、さらなる可能性を継続的に検討をしてまいります。
なお、面積等の数値基準につきましては、努力目標であり、市町村においては当該数値を参考としながら地域の実情に応じ整備できるものと認識をしております。
問い6、まずは、外部資金の調達を着実に進めるとともに、昨年度実施したサウンディング調査の結果等を参考にしながら、基本計画に沿ったスケジュールに基づき取り組みを進めてまいります。
質問件名3の公共施設の「敷地内」完全禁煙は十分検討して実施されたのか伺うの問い1と問い3については関連がありますので、あわせてお答えをいたします。
改正健康増進法では望まない受動喫煙の防止を図ることを目的としていることから、多くの市民の皆様が利用される行政機関の施設は、敷地内を全面禁煙としております。なお、特定屋外喫煙場所を設置することは可能とされておりますが、庁舎敷地内には厚生労働省が示す設置基準を満たす場所はないと判断をして設置しないこととしたものであります。このため、現時点において再考する予定はございません。
問い2、ことし7月1日現在で申し上げますと、本市のほか、塩竈市、岩沼市、美里町、柴田町の計5自治体です。
なお、宮城県庁では、来庁者用の喫煙所は設けておらず、庁舎屋上に職員用喫煙所のみを設けている状況であります。
問い4、たばこをやめたい人への禁煙支援につきましては、禁煙への動機づけとして、35歳以上の基礎健診から特定健診、後期高齢者健診の受診者全員に市内及び黒川郡内の禁煙外来実施医療機関一覧を配布しております。また、特定保健指導において対象者へ禁煙支援を行っております。未成年者につきましては、小中学校において保健体育などの授業で喫煙の害と健康について学習しております。さらに中学校では、薬剤師を講師に招き、喫煙や飲酒、薬物乱用が未成年者に及ぼす影響などについても学習をしております。妊産婦については、母子手帳交付や乳幼児健診時に喫煙や児童喫煙が胎児や乳幼児に与える影響について啓発をしているところでございます。
以上です。
○議長(渡邊俊一君) 選挙管理委員会書記長。
○選挙管理委員会書記長(菅原俊司君) それでは、私からは、質問件名1につきましてお答えさせていただきます。
初めに、問い1でございます。
選挙執行に当たりましては、安全で正確な選挙事務の執行が最優先であると捉えてございます。このたびの市議会議員選挙におきましては、立候補予定者説明会より立候補届け出予備審査、告示日での届け出受理、期日前投票及び投開票、当選証書付与、さらには今回より導入となりました選挙公営制度の取り扱い等、非常に多岐にわたりました。
全国的に選挙事務の誤りに関する報道がある中、今回、大きな混乱もなく執行できたことに関しましては、安全かつ正確という使命を果たすことができたという点において一定の評価をしているところでございます。
問い2でございます。ポスター掲示場並びに設置箇所数につきましては、その都度、宮城県選挙管理委員会との協議を経て決定しているものでございまして、適切であると認識してございます。直近では、平成29年10月執行の宮城県知事選挙執行時において明石台九丁目会館前に1カ所追加をしており、今後も造成に伴う住宅の連担状況を見きわめながら増設について検討してまいりたいと思います。
問い3でございます。年代ごとに申し上げます。10代35.04%、20代27.37%、30代35.24%、40代43.04%、50代52.55%、60代64.62%、70代71.65%、80代以上が51.16%でございます。
問い4でございます。市ホームページやフェイスブックによる発信はもとより、選挙前日から当日にかけての広報車による呼びかけを実施しております。さらに、ことしの5月23日には宮城県富谷高等学校におきまして、宮城県選挙管理委員会との合同による選挙出前講座を開催するなど、10代有権者への呼びかけも行ったところでございます。
問い5でございます。平成15年12月の期日前投票制度導入以後、本市の議員選挙は3回執行されてございます。毎回、期日前投票者数は増加してはいるものの、最終投票率は減少しております。このことから、期日前投票所の増設が投票率向上に最も有効な施策であるかどうかについてはさらなる検証を要するものと考えております。
問い6でございます。告示日の午後5時に選挙立候補者が確定し、選挙公報の作成に入ります。納品後は印刷業者より行政区長から各世帯への配布をお願いしているところで、今回は8月21日に納品となり、行政区長には23日までの配布をお願いしたところでございます。今回より選挙期間が2日間延長とはなりましたが、今後もあくまでも限られた時間での配布作業となります。したがいまして、有権者の皆様にはご不便をおかけいたしますが、何とぞご理解をいただければと思います。
問い7でございます。期日前投票制度以前より制度化されております不在者投票や郵便等による投票は、指定する医療及び介護施設等に入所する方や一定の障がい等による在宅の方、長期市外滞在者等を対象とした選挙制度で、その利用に当たっては、市ホームページや広報とみや等を介し啓発に努めております。既に多くの有権者に浸透しているものと認識しております。参考までに、今回の市議会議員選挙におきましては32件の不在者投票がございました。
問い8でございます。総額、概算となりますが、973万3,250円。その内訳となる選挙運動用自動車442万1,472円、選挙運動用ビラ36万4,235円、選挙運動用ポスター494万7,543円でございます。
問い9でございます。告示前には、選挙の事前運動の是非と商標看板の設置について、告示後においては、選挙運動用自動車からの音量と選挙運動用ビラの具体的な取り扱いについてのご意見が多数を占めてございます。
以上です。
○議長(渡邊俊一君) 議員の皆様、それから執行部の皆様にお伝えをいたします。
少し暑くなってきていますので、自由に上着を脱いで結構でありますから、上着を脱いで審議してもらって結構であります。
この際、午後2時まで休憩をいたします。
午後1時48分 休憩
午後2時00分 再開
○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
10番若生英俊君。
○10番(若生英俊君) それでは、図書館のほうから入りたいと思います。
基本計画、きのうときょう、質問して、また、答弁を受けて、重なる部分があるところでありますけれども、きょうまでの現在の答弁からすれば、富谷市の図書館像、ネットワーク型図書館にするというその辺が各答弁で出ております。これは富谷市らしさ、そしてまた、今までの市民の声を受けて、それがまた富谷市の特色ある図書館像だというふうな、従来からといいますか、そういったことと受けとめたところであります。
これまでの検討の経過を振り返ってみますと、出だし、次世代型図書館ということが表に出ておりました。次世代型図書館というのはどんなものだろうかというふうなことで、余り聞きなれないこともありまして、議会でも、私初め議員の質問があったかと思います。そこから始まりまして、構想、計画、ネットワーク型の図書館にすることとしましたと。その中で、あの計画の中に織り込まれた極めてすぐれた内容だというふうに思われ、こういう図書館ができるのだというイメージの中で、センター館、プラス、5分館、歩いていける図書館というふうなことも、きょう、答弁にありました。ここまでは、皆さん誰しも納得、満足いく内容でなかったかなというふうに思います。大いに期待も膨らみ、新たな図書館できたら行ってみたいも含め、どんな図書館になるんだろうかというふうなことだったと思います。
それが、事業費が8億円、その中でまた、一般財源から5億円、寄附で3億円。私どもの経験値からすると、寄附の3億円というのはかつて経験したこともないものですから、どうだろうかなというふうな思い。そしてまた、計画の中には寄附金額が目標に達しなければ計画の見直しもという一文があったりして、どのようになるものやらというふうなことを思いながら現在に至ったところです。
結果として、このようにセンター館、プラス、分館5館、そして6館体制、そして、事業費がこの額でというようなこととなれば、そして、その中にはリノベーション費用も含みますというのが従前の答弁だったように思います。そうしたならば、センター館なり、分館なりに投ぜられる事業費は何がしかということも議論がなされたところでした。
結果として、センター館の規模と、さらに機能を縮小し、言ってみれば、小規模分散型、これは私が表現するんですけれども、なるのではないかというふうに大変危惧をいたします。私のみならず、私の周辺といいますか、私が勝手に一人で言っていることではなくて、市民の皆さんとのお話の中でそのようなことも感じたところでした。
公民館図書室、これも従前質問いたしました。公民館図書室、今のままでいいのではないですか。あえて改修費、リノベーションすることなくという。しかし、ネットワーク型だということだから、それは除外できないというふうなことの答弁でありましたけれども。もう一回言います、公民館図書室には事業費との兼ね合いもありますから、図書室をそのまま児童書を中心として、お母さんが子供を連れ立っていく従前の図書室スタイル。そして交通手段の移動困難な方には移動図書館とか配送サービスで十分対応できるのではないかと。このようなことからもってすれば、やっぱりセンター館に重点を置いたらというふうなことの主張もしてきたところでした。
今まさにいろいろな意味で、タイミング的に、設計プロポーザルも始まろうというふうなこのタイミングの時期に、やはり決めどころといいますか、基本計画のさらなる可能性を継続的に検討するというような答弁でした。従前は、整備手法を継続的に検討するというふうなことでありましたけれども、これは規模の拡大も含めて検討することなのか、ちょっと言葉としては受けとめ方、私自身は受けとめかねているところです。
改めて見解をお伺いいたしますけれども、センター館、先ほど3,300と申し上げましたけれども、3,000平米、富谷市5万人規模に見合う、過大なとか、贅沢なとか、華美なではないんですね。標準的な、一般的な、皆さんが描く標準的なセンター館を中心とした図書館であってほしいというような思いから、単独で3,000平米。坪単価45万という数字出ましたけれども、50万、計算しやすくすればですね、三五、十五、15億円程度の事業費を確保した中で、そのような計画に、先ほどの可能性を継続的に検討するというふうなことの中に織り込めていただけるのかどうか。この辺について、1つ目、お伺いをいたします。
2つ目は、やはり寄附の問題です。さまざま努力されている様子は、皆さんの答弁やら取り組み、そしてまた、ホームページ等々から見てわかるところであります。きょう現在の574万という先ほどの答弁だったと思います。9月の初めには、全戸回覧スタイルで市民に寄附を求めますということで、全戸回覧をもって初めて目にしたところでございます。3億円を目標とするというふうなことの中で1,038万、富谷という語呂合わせかなとも勝手に思っていますけれども、今の現在の現在高、そして、最終的には3億円を目標に外部資金の調達を着実に進めるという答弁でありますけれども、本当に残された期間の中で3億円を調達する手法、企業版云々というようなこともありましたけれども、私は今までの経験からしか物を申し上げられませんけれども、3億円の寄附の調達は不可能だというふうに思います。そのような中で、5億円プラス、8億円の事業規模になるのか。5億円、プラス、寄附金のプラスアルファでの事業規模がなるのか、その辺も大変曖昧なところでありますので、改めて明確にお示しをいただければというふうに思います。
先ほどの1,038万、寄附募集プロジェクトということで11月7日までの期限を切っているようです。何か11月7日に意味があるのか。一般的ですと、ずっとというか、1円でもというふうなことからすれば、事業完了あるいはその後も含めて取り組みもあるんだと思いますけれども、とりあえず11月7日としておりますけれども、その日時を区切った理由は何ほどのものか、お伺いを申し上げます。
次に、禁煙のほうに入ります。7月1日、私、しばらく、20年、30年ほどたばこは休んでおりますけれども、たばこを吸わない者からして、夏休み中のエアコン工事業者さん、富谷中学校の校門前に車座になって飲み物を飲み、たばこを吸っている姿を見ました。校地内全面禁煙ということの中でこうされているんだなというふうにも思いました。
仙台市の市内、勾当台公園あたりを通った折に、勾当台公園の東側、県庁正面に向かって行くやや上り坂の道路ですね、あそこの左側にいわゆる音楽堂といいますか、建屋がありますけれども、売店がある、あの辺のとろに何十人と人が昼休み時間帯集まっている様子、歩道を歩きながらも、その姿だけではなくて、たばこの煙が感じられると。恐らく服にもというようなことだろうと思うんです。
そういう事態を目にするに当たって、本当に喫煙者、そしてまた禁煙者、受動喫煙防止というふうなことの立場もあるわけでありますので、この富谷の庁舎敷地内、広大な敷地内の中に特定の喫煙場所を設けることができなかったのか。厚労省の設置基準も改めてざっと見てみましたけれども、どうも今のベランダやらテラスも含めて、従前のベランダ、テラス等含め喫煙ができる原則屋内禁煙。したがって、そういう仕切りがあったり、テラス、ベランダ等については喫煙できますというふうなものを目にしますと、そういったことも含めて、全面、敷地内全てを禁煙にし、敷地の外、道路上の歩道であったり、近場のここから車で出て、どこかで吸ってくるというようなことも、この3カ月間、我々の身近なところでも話題になるといいますか、お聞きするところです。
本当に、そういったことからして、たばこ税とくっつけるべきじゃないんですけれども、たばこ税も2億7,000万ほどということのようです、収入済みが。そのような、喫煙者と禁煙者のバランスといいますか、排除と配慮というようなあたりのバランスが十分とれていたものかどうかということであります。
禁煙については、厚労省基準に照らしても喫煙場所が確保できると思います。答弁は、設置基準を満たす場所がないと判断したということでありました。返すようで申しわけないですけれども、厚労省基準からすれば、喫煙場所の確保はできるというふうに私は読み取るところでありますけれども、厚労省基準、どのような基準であったのか、お伺いをいたします。
次、選挙についてでありますけれども、選挙については、きれいな選挙、委員会の質問にも取り上げましたけれども、従前からのきれいな選挙というふうなことで取り上げられてきました。それは当然のこととしてというようなことで、やっぱり今からは投票所に足を運んでもらう、そういった啓発が必要でないのかなということを今回の議会議員選挙を通して思ったところです。
掲示板も、公選法とか公選法施行令の111号でしょうか、その辺ぐらいまで確認をいたしましたけれども、それぞれ有権者数に面積等あわせて、結果としては掲示板数が決まるというふうなことでありました。富谷市におきましては、現在77カ所、最大1,000人から5,000人規模のというところは9カ所という設定場所もあるようですので、最大限、どれぐらい場所を、掲示板数がとれるものか、それについて個別に、数字でありますけれども、お願い申し上げます。
2つ目は、我々選ばれる身として、開票の状況は極めて本気になって、真剣になって、はらはらしながら見聞きしているところです。9時半発表で、700票台が15人、600票台が5人と発表されました。自分がどの位置にいるのか、大変はらはらした状況でした。10時の時点では、700票15人のうち、一番手の方は1,500を超えというふうな、1,500から710までの範囲がありました。600票台の方は600票台の幅で数十票というふうな差での最終確定と伺っております。このような発表が、やはり私ども待つほうの身からすれば大変心配であったわけですけれども、これは当初から予定された発表スタイルであったのか、何かの、各票が、手順が手間取ったために700を15人横並びでというふうになったのか、その辺についてお伺いをいたします。
掲示板は見やすい場所ということが公選法上、あるいは富谷の条例上、そう決めているようです。多くの人が目にする場所ということもまず大変大事なことだと思いますので、設置場所も含め、新設も含め、移動も含め、十分これを機会にご検討いただけたらなおよろしいかというふうに思います。
期日前投票所の設置ということであります。やはり、投票所が近い、投票機会が多いというふうなことが投票率を上げる一つの策だと思いますので、このように南部地区4,000人、何か最終日は1,000人を超えるというようなこともお聞きしましたので、期日前投票所の設置、成田の出張所あるいはイオンとか、そういったところでの設置の検討も必要ではなかろうかというふうに思います。
最後に、広報ですけれども、8月21日に業者から地元の町内会に渡るということで、そこを省略して、金曜日までということではなくて、8月21日に印刷仕上がったとすれば、そのまま配達業者さんに渡して、21日には全戸に配られるというふうなあたりの取り組みができないものか、そこについてお伺いをいたします。
○議長(渡邊俊一君) 図書館に関して、若生市長。
○市長(若生裕俊君) ただいまの若生英俊議員の再質問にお答えする前に、先ほど若生英俊議員が質問の際に、市制要件のときに図書館が必須条件で公民館図書室を代替施設として認めてもらったという発言がありましたが、全く違う話でございますので、そこは訂正を願います。あくまで県条例におきましては、図書館は、必要な要件ではなくて、文化施設の例示として、図書館、博物館、公会堂等ということでの例示の中に入っているだけで、これは図書館は必須条件ではないので、訂正してください。
それでは、答弁を申し上げたいというふうに思います。
まず、1つ目のネットワーク型図書館の、そして、センター館の可能性についてということでございますので、可能性につきましては、先ほど来、これまでも答弁申し上げておりますとおり、サウンディング調査といわゆる基本計画をもとに、あくまで規模については、先ほど申し上げましたが、単純に予算額と合わせてそれぐらいの規模になるだろうということでの目安でありますので、その辺は今サウンディング調査等を含めて、可能性におきましては、規模等も含めて可能性を今継続して検討しているということでございますので、そこはいわゆる実施設計を発注する前の段階までに、ある程度、その辺、可能性を追求していきたいということでございます。その中では、もちろんリノベーションの分館にどれぐらいという、その辺の割合も含めて検討している最中でございますので、そうご理解いただければというふうに思います。
2つ目の寄附金についてでございます。大変ご心配いただいて、大変ありがとうございます。ただ、今回、企業版ふるさと納税につきましては初めての取り組みでございますので、3億円、大きな金額ではございますが、今回、そのために内閣府が実施するいわゆる企業版ふるさと納税の、今、申請を、手続を行っているわけでございます。そういう意味では、企業版ふるさと納税制度を活用することによって企業からの高額な寄附金が期待できるということで、今回、基本計画に位置づけたものでございますので、我々は計画にあるとおり、3億円の、総額ですね、今回のガバメントクラウドファンディングも合わせてトータルで3億円を、何とか目標に今皆さん一生懸命応援していただいて集めている最中ですので、そこに水を差すような意見は言わないでください。最後まで頑張りますので。
3番目の完全禁煙、喫煙場所は設けられなかったのかということにつきましては、英俊議員、法の趣旨をもう少し理解していただきたいと思います。受動喫煙防止というのもあるんですけれども、たばこの害そのものを今日本が論じているわけですよ。たばこの害、今日本で一番死亡原因のうち最も多いのがたばこと言われているのは議員もご理解だと思うんですけれども、たばこを極力減らす、たばこの喫煙者も減らしていくというところがあるわけでございますので、その法の趣旨からすれば、決して、抜け道を探して、厚生労働省の言う設置基準はどうだとかどうのこうのではなくて、この後、設置基準については担当から申し上げますので、あくまで法の趣旨は、健康を、市民の、国民の命を守るために喫煙を減らそうということでの取り組みでございますので。あと、設置基準については担当から申し上げます。
以上です。
○議長(渡邊俊一君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) では、法の関係、健康増進法の関係で、一番我々も危惧したところは、施設を利用する者が通常立ち入らないような場所というところがひっかかりまして、例示で、例えば建物の裏や屋上など、喫煙のために立ち入る場合以外、通常、当該施設の利用者(労働者を含む)が立ち入ることのない場所であればというのは確かにあります。一番考えられるのは、ぱっと見、屋上ということで、先ほど市長の答弁にもありまして、屋上というものであればそういった場所になるのかなというふうなことでは検討しましたけれども、本市の場合、屋上はミツバチのプロジェクトがございますので、たばこを吸う職員以外の方もそちらのほうには入りますので、屋上という選択肢がなくなりました。それから、外側については、無風の場合は14メートルとか、細かい基準はあるんですけれども、風が吹いて、たばこをやめた方、喫煙していてやめた方だとなおさら敏感になるかと思うんですけれども、そういったことで、ちょっと通りすがった方が煙くさいねというふうなことになれば施設の管理上は問題があるということで、今回、全面禁煙とさせていただいたところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 選挙管理委員会書記長。
○選挙管理委員会書記長(菅原俊司君) まず1つ目でございます。ポスター掲示の設置箇所の最大値ということでございますが、こちらにつきましては、本市においては12投票区ございまして、この法律に基づけば92の設置が可能となっております。ただし、本市も含め、県内35市町村全てにおいてその箇所数を減ずる協議を認められております。例えば、その減ずる理由といたしましては、集落が特定地域に集中している箇所である場合であるだとか、あとはその投票区の面積と、あとはそこの選挙人の名簿登録者数が相当数いらっしゃる、要は集中している箇所ということにはなりますが、そういったところから、必要以上に設置する必要はないというようなことで県選挙管理委員会からもご指導いただいておるところでございまして、これに基づきまして、現在77カ所となっているところでございます。
2点目でございますが、速報の発表の仕方ということでございます。こちらは、今回の開票につきましては大変票が拮抗しました。速報値の発表の時間は、大よそは事前には決めては臨みますが、なかなかそこでどのタイミングで差をつけるかというところが毎度至難するところでございます。今回につきましても、相当数、発表数につきましては、候補者の皆様方にご迷惑はおかしましたが、今後ともその発表については、重々注意しながら速報値を公表してまいりたいと思います。
あとは、ポスターの設置場所、箇所につきましては、先ほどと同様、県選挙管理委員会の協議のもとで今後決めてまいりたいと思います。
あと、期日前場所の増設というようなことでございます。先ほどお答え申し上げましたが、それも一つのツールにはなろうかと思いますが、必ずしも、それがベストかとなると、その費用対効果もございます。そういったもろもろのことも検討しながら臨んでまいりたいと思います。
あとは、選挙公報の配布方法について、業者から各行政区長へ直接お願いできればというお話を頂戴しました。あくまでも立候補者が決定するのは18日、告示日の5時です。その後、条例に基づきまして、5時半より、公報に乗せる順番を決めるくじを開くがための選挙管理委員会を行います。ですので、業者への発注というのはどうしても当日の夕方もしくは夜になってしまう。ただし、候補者の方の中には予備審査の段階で既に原稿を頂戴している方もいらっしゃいます。多くの方は予備審査の段階において原稿を頂戴し、既に待機をしている状態ではあるんですが、中には整わずに当日告示日になってお持ちいただく方もいらっしゃることも事実でございます。(不明瞭発言あり)
○議長(渡邊俊一君) 3回目の質問ですか。静粛にしてください。今答えていますから。
○選挙管理委員会書記長(菅原俊司君) そういったことで原稿をまず取りまとめ、その後、順番を決める作業もございます。それから正式に初めて印刷業者へ発注をかけるということで、どうしてもその段階で時間がかかってしまいます。その後、印刷業者へ当日発注はするものの2日程度の時間を要し、業者から直接行政区長への配布を依頼しているところでございましたので、なかなかここのところはシビアなところではありますが、最大限努力しながら皆様方にご協力をいただこうという努力はしているつもりでございます。
あわせて、なかなかお手元に届かない選挙公報につきましては、前回より、ホームページのほうにもいち早く掲載させていただき、ホームページをごらんにいただける環境の方につきましてはそういった形で立候補者の方々の周知にも努めたところもあることもあわせてご報告をさせていただきます。
○議長(渡邊俊一君) 10番若生英俊君。
○10番(若生英俊君) 公報については、業者さんが印刷を終えた後に区長に行くのではなくて、業者から配布業者さんにできませんかという質問をしたんです。
2つ目、図書館について、このように現状、延期もしない、予定どおり進めるというふうなことですから、(不明瞭発言あり)ちょっと待ってください。議長の指示で動いていますから。
建設のイメージの骨格が決まらない中で時間が経過するばかりであります。市長の改めての見解、予定どおりこの8億円規模で進めるのかどうか。これについてお伺いをいたします。
あともう一つは、Q&Aで、禁煙の件です。屋上、テラス、ベランダ等について、ちょっと省略します、時間の関係で。特定屋外喫煙場所を設置することは可能ですという、こういう文言がありますけれども、これについての見解をお願いいたします。
以上3つです。
○議長(渡邊俊一君) 選挙管理委員会書記長。
○選挙管理委員会書記長(菅原俊司君) 業者からのポスティングということでしょうか。こちらにつきましても検討はいたしましたが、費用面のことも考えながら、時間と費用を考えれば行政区長の皆様方にご尽力をいただいたほうがいいという判断をさせていただき、区長にご協力を頂戴したところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) ベランダとかというのは、その後、承知はしたところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 図書館の今後の進め方について、8億円で予定どおり進めるのかにつきましては、今現在、基本計画が示された中では、8億円という予算規模で今計画の中では位置づけられておりますので、もちろん、何度もこれまで答弁させていただいているように、サウンディング調査等いろいろな基礎調査をやりながら、今後変わる可能性はありますけれども、ただ、基本的には今は8億円というのを基本的な考え方として事業規模としては考えているということでございます。
○議長(渡邊俊一君) 3番村上 治君。
○3番(村上 治君) それでは、早速、通告に従い質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
近年、地震を初め、台風による直接的な風水害はもちろん、線状降水帯による大規模な水害、竜巻などさまざまな災害が国内において頻発しております。このような災害は起きないことが一番ですが、発生しないとは言い切れない上、いつ発生するかもわからないというのが現実でございます。
私は、富谷市が一丸となって推し進めている「住みたくなるまち日本一」を目指す大切な施策の一つに災害発生時の防災機能が挙げられると考えています。
文部科学省が本年8月28日に、「避難所となる公立学校施設の防災機能の関する調査の結果について」、本年4月1日現在の状況を取りまとめて報道発表をしております。この発表によると、富谷市というところまでは発表されておりませんが、宮城県において指定されている小中学校が559校ございます。このうち、非常用発電機等に関する機能を有する小中学校が490校、87.7%、備蓄倉庫に関する防災機能を有する小中学校は526校、94.1%、飲料水に関する機能を有する小中学校が478校、約85.5%、LPガス等に関する防災機能を有する小中学校が414校で約74.1%、災害時利用通信に関する防災機能を有する小中学校が462校で82.6%、断水時のトイレに関する防災機能を有する小中学校が364校で約65.1%となっております。
ところで、本年9月の台風15号による千葉県での大規模停電は記憶に新しいところでございます。この大規模な停電に伴い、熱中症により亡くなったと見られる方もいらっしゃいました。災害発生時に避難される住民の皆様はお年寄りから乳幼児まで幅広い年齢層であり、中には必ずしも体調がすぐれない方も考えられます。このことを踏まえ、富谷市の広域指定避難場所での熱中症対策は不可欠だと考えております。
そこで、小中学校以外にもございます富谷市で指定している広域指定避難場所が保有する防災機能のうち、可搬式発電機や太陽光発電設備、風力発電設備、その他もろもろの再生可能エネルギー設備等及び蓄電池、自家発電装置等に代表される非常用電源装置により一部の部屋でもエアコン等を稼働することができる広域指定避難所が何カ所あるか。または、非常用発電装置がなく、協定等により発電設備を優先して利用可能な場合は、その発電設備により同じくエアコン等を稼働することができる広域指定避難場所が何カ所あるか。その現状をどのように認識されているか。また、今後の整備計画についてお伺いをいたしたいと思います。
あわせて、同じく指定避難所になっております鷹乃杜防災センターには、エアコン等すら整備されていないのが現状でございます。他の広域指定避難場所と同様に、エアコン等の整備と、その運転のための電源確保は必要だと考えておりますが、見解を求めます。
以上でございます。
○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの村上 治議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名、広域指定避難場所の防災機能についての問い1でございます。
富谷市指定避難所22施設の発電機等の現状についてご回答をさせていただきます。小型発電機については、各防災倉庫に35台整備しているほか、防災拠点施設けやき館に31台、計66台を整備しております。また、太陽光発電施設が11施設、自家発電設備は火災時用を除くと2施設となっております。なお、不測の事態も想定し、黒川商工会富谷事務所など複数の関係機関と災害協定を締結しております。
問い2、鷹乃杜防災センターへのエアコン等整備につきましては、鷹乃杜防災センターにつきましては避難所ともなっていることから、エアコン設置の必要性はあるものと認識をしております。しかしながら、当センターは、現状、エアコン用電源がなく、南側が排煙窓となっており、壁取りつけ型のエアコン設置が難しいことから、今後、設置場所や工法、維持管理等につきまして検討をしてまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(渡邊俊一君) 3番村上 治君。
○3番(村上 治君) 回答ありがとうございます。
さらに、夏季における災害発生を考慮いたしますと、この発電機でエアコンが果たして動かせるのかどうか。全体を冷やす必要はないと考えております。ただ、ぐあいが悪くなった方ですとか小さいお子さん、老人の方、やっぱり自分で体の体温調整が難しい方々は、ある程度、エアコン等のある部屋で避難していただく必要があると考えております。
先ほど申し上げました千葉県の停電では、千葉県の防災ポータルサイトを見てみますと、9月8日、台風上陸前日、この日から約62万1,000件の停電が始まり、停電が回復したのが9月25日11時の発表の中でやっとゼロになった。これまで18日間、最大、停電続いております。
このことから、一定期間、発電機が利用できる必要性はあるのではないかということで、発電機があるのはわかりましたが、どのくらいの期間、手持ちで発電ができるのか。また、もしなくなったときに優先的に給油をさせてもらえる、そういう協定があるかどうか。それについて回答を求めます。
○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 現在、指定避難所については、エアコンまで動かせる電源はちょっと配備はなっていない状況でございます。市で、先ほど市長からも答弁ありましたけれども、六十数台の整備については100ボルト用ですので、例えば扇風機とかそういったものは可能になりますけれども、エアコン、大きい、学校で整備した200ボルトのエアコン等については稼働できないものになってございますので、どうしてもという場合は、そういう扇風機等をまず回していただきながら、そういう方への対応をというふうに、今後、検討課題というふうにさせていただければと思います。
なお、給油関係につきましては、協定先もございますので、そういったところと話をさせていただきながら、優先的にそういう最低動かせるところに給油できるようにということで体制を進めておりますので、その辺を確認をこれからもしてまいりたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 3番村上 治君。
○3番(村上 治君) ありがとうございます。
ただ、先ほども申しましたとおり、扇風機だけではかなり無理があると思っております。今後、200ボルトの発電機等、お金のかかる話ではございますが、整備していっていただけるかどうか、ご検討いただけるかどうか、ご回答をお願いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 試算もしていないので、はっきり申せませんけれども、多額の費用がかかるかと思いますので、対策の一つということで、意見としていただくということでとどめたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) これをもちまして本日の一般質問を終わります。
これで本日の日程は全て終了しました。
本日はこれにて散会いたします。
ご苦労さまでした。
午後 2時38分 散会
令和元年10月9日(水曜日) 午前10時00分 開会
日程1 | 会議録署名議員の指名 | ||
日程2 | 一般質問 | 4番 塩 田 智 明 議員 | |
1 | 未来に不安のない財政運営の見通しは | ||
2 | 子育て支援について | ||
14番 出 川 博 一 議員 | |||
1 | 富谷宿しんまち活性化の今後は | ||
2 | 窓口納付動向と今後の対応は | ||
16番 安 住 稔 幸 議員 | |||
1 | 賑わい交流拠点整備を問う | ||
17番 畑 山 和 晴 議員 | |||
1 | 成田二期東・西土地区画整理事業について | ||
2 | 児童虐待防止について | ||
12番 高 橋 正 俊 議員 | |||
1 | 市の公共施設の管理状況について | ||
2 | 今後の空き家対策について |
議事日程のとおり 午前10時00分 開会
○議長(渡邊俊一君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましてはお手元に配付のとおりであります。
○議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、9番浅野武志君、10番若生英俊君の2名を指名いたします。
○議長(渡邊俊一君) 日程第2、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。4番塩田智明君。
○4番(塩田智明君) おはようございます。
通告に従い、2件質問いたします。
最初に、未来に不安のない財政運営の見通しは。2つ目は、子育て支援についてです。
本定例会の市長挨拶で、平成30年度の財政状況についてさまざまな取り組みを実施したことにより、8年ぶりに一般会計の市債残高が減少したことや、7年ぶりに実質単年度収支が黒字に転じたことなどの報告がありました。このことは、行政改革に職員一丸となって取り組まれた結果の大きな成果であり、高く評価いたします。
平成29年3月、「富谷市公共施設等総合管理計画の公共施設の維持管理・更新等に係る中期的な経費の見込み等」では、公共施設及びインフラ資産の改修・更新に係る将来費用の総額は、約1,298億円と推計され、年間(年平均)に係る費用は約32億円とあります。本市の平成31年度予算127億円と比較しても、大変大きな費用です。
富谷市総合計画に掲げた「住みたくなるまち日本一」の実現に向けては、未来に不安のない財政運営が必要です。富谷市総合計画には公営墓地の整備や市内から泉中央駅までの交通利便性の確保に向けた新公共交通システムの導入検討など、大規模な公共事業をうたっています。それらの構築にかかわる費用と運用、維持を考えたとき、かなり大きな歳出が発生するものと推測します。
また、本市の平成27年度11月人口ビジョンでは、今後の2040年まで年少・生産年齢人口の減少と老年人口が増加すると示されています。これからは市税の増収が期待できず、高齢者の増加により介護関連の費用が増加することを表しているものと推測します。
富谷市総合計画第3次実施計画や富谷市第3次財政計画には、2019年度から2021年度までの3カ年の財政計画が示されていますが、10年先、20年先の財政に不安がないか、以下の質問をします。
(1)公共施設等総合管理計画で試算した将来費用を踏まえ、中長期的な財政の見通しをどのように想定していますか。
(2)中長期的な財政課題は何ですか。
(3)今から何をなすべきか、現時点でどのような取り組みが必要と考えていますか。伺います。
次に、子育て支援について質問します。
宮城県で仙台市に次いで待機児童が多いことを知ったときから、強く関心を持って、何とかしなければと考えていました。ですから、平成30年度4月に富谷市待機児童ゼロ宣言を発表したときには、一市民として、すごい、ついにゼロになったかという思いでした。今年度も4月1日時点では待機児童ゼロだったと思うのですが、入園申し込み終了後の6月以降になると、現在は待機児童ゼロではないという市民の声もあります。
また、保護者の方が病気などで急を要する際に家で子供を見ることが難しいなどの際に、一時保育をお願いしたいが、富谷市で実施している一時保育のお休み日が一緒で利用できない日があるという声もあります。
先般、令和元年8月13日、富谷市立東向陽台幼稚園民営化にかかわる公募型プロポーザルの公告があったことを知り、急遽一般質問に加えました。このことから、詳細を把握できておらず、認識違いの質問箇所もあると思いますが、以下について質問いたします。
(1)昨日の同僚議員の質問で、現在の待機児童は47名と伺いました。その待機児童は、行政区または地区ごとに言いますと何名になるんでしょうか。
(2)待機児童が発生した要因(保育士不足)などは何でしょうか。
(3)一時保育を必要とするときは、本市のどこかで利用できる体制になっていますか。また、一時保育が対応できる施設をふやす計画はありますか。
(4)令和元年8月13日、富谷市立東向陽台幼稚園民営化にかかわる公開プロポーザルの公告には、施設の規模として定員135名と示されています。明石台東地区の約830世帯の増加を見込んだ定員となっていますか。伺います。
○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) おはようございます。
それでは、ただいまの塩田智明議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1の未来に不安のない財政運営の見通しはの問い1と問い2及び問い3については関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
まず、平成29年3月に策定しました富谷市公共施設等総合管理計画における中長期的な経費の見込みにつきましては、実際の施設の現状から積み上げた事業費ではなく、総務省の試算ソフトを活用したもので、標準的な耐用年数と単価をもとに建てかえ等の更新時期を一律に設定し、試算したものであります。このことから、実際に必要な費用とは大きな開きが生じることにご理解を願います。
なお、それぞれの施設ごとに施設の老朽化の状況調査及び現状を踏まえた個別管理計画を策定するなど、施設の長寿命化及び維持管理コストの縮減に努めております。
次に、中長期的な財政課題につきましては、全国共通の課題である人口減少や少子高齢化のもと、インフラの維持管理や行政コストの効率化などに取り組む必要があると認識をしております。
このような状況を踏まえ、現在行政改革基本方針と実施プランに取り組んでおり、8年ぶりに一般会計の市債残高が減少したことや、7年ぶりに実質単年度収支が黒字に転じたことなど、一定の成果もあらわれております。
質問件名2の子育て支援についての問い1でございます。待機児童数、毎年4月と10月での状況を県に報告しております。公式な発表をするとなりますと、10月につきましては現時点でまだ算出しておりませんので、正式な公式での直近の数値で申し上げますと、4月1日現在で申し上げさせていただくことをご理解いただきたいと思います。4月1日現在では27名の待機児童数となっており、地区別で見ますと成田5名、明石台、東向陽台、とちの木、旧富谷地区がそれぞれ3名、大清水、上桜木、三ノ関がそれぞれ2名、成田、富ケ丘、鷹乃杜、杜乃橋がそれぞれ1名の計27名となっております。
問い2、待機児童が発生した要因につきましては、昨年度と比較して申込数の増加、特に出生数が増加したことによる育児休暇明けの1歳児の申し込みが多かったことと、議員のご指摘のとおり、やはり保育士が不足しているという、この2点が大きな要因になっていると考えております。
問い3、一時保育につきましては、現在市内では公立の成田保育所、富ケ丘保育所、私立の明石台わか葉保育園、上桜木果樹園の森こども園で一時保育を行っております。また、西成田コミュニティセンター子育てサロンと、シルバー人材センターが運営する子育てサロン・ほっと育く、ファミリーサポートセンターでも一時預かりが可能となっております。それぞれの施設において利用枠にあきがある施設もあることから、当面はこれらの施設を利用していただきたいと考えております。
問い4、東向陽台幼稚園民営化に係る施設の規模につきましては、全体で定員135名程度としており、各認定区分の定員も「程度」と表現をしております。この定員につきましては最低の基準と考えており、将来的には待機児童解消や明石台東地区等の世帯数も考慮した人数で運営してまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(渡邊俊一君) 4番塩田智明君。
○4番(塩田智明君) 富谷市総合計画及び公共施設等総合管理計画等を踏まえ、中長期的財政計画を作成する必要があると考えますが、いかがでしょうか。
また、現在市の予算と事業について、広報とみやに掲載するなど市民に広く情報発信をしております。中長期財政計画につきましても広報とみや等で情報を発信し、住民の気づきと前向きな行動を促すことが必要と考えます。市民への中長期財政計画の情報発信を行うことについて、今後の検討を含めどのように対応するか伺います。
○議長(渡邊俊一君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) まず、財政計画、それから総合計画というものを今進捗を管理しておりまして、今の総合計画ができる前は財政計画そのものの公表というものも全く行っていない時代がございまして、今は財政計画、とりあえず実施計画とあわせて3年ということでスタートしてございますので、まずはそこは今までと大きく違って、短い期間ではありますけれども、財政フレーム、それから実施計画というものをお示ししているということをまずご理解いただきたいと思います。
あと、ご質問のあった中長期というものについて、それよりも長いスパンということだとは思いますけれども、そちらは総合計画の改定なり、あるいは今実施計画が3年で、それにあわせて財政計画を3年というふうにしてございますので、そこはセットで考えさせていただきたいというところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 広報関係は。
○財政課長(高橋弘勝君) 財政計画の広報、その中長期の広報ということであれば、そのときにあわせて検討させていただきたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 4番塩田智明君。
○4番(塩田智明君) 先ほど、一時保育を頼みたいときには成田を含め4施設、それと西成田等で対応しているというご説明でしたけれども、急にその一時保育を頼みたいというときに西成田は月曜日がお休みだと。ほかも月曜日がお休みで預けられないという声がありましたけれども、それぞれの施設については休みがずれて、どこかを探せば預けられるようになっているのか伺います。
それと、これだけ情報化が進んでいる時代です。ほとんどの子育て世代はスマホ等で情報を入手している状況です。検索時点で保育施設の一時保育等の対応可否情報を富谷市ホームページ上で市民に情報提供することによって、市民の利便性が向上すると考えます。これについて、今後の検討を含め考え方を伺います。
○議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) まず一時保育についてですが、日曜日、祝日以外はどこかは開いているという状況になります。以前、認可外ですけれども、日曜祝日もやっている保育施設、今はもう閉めてしまったんですが、ありました。そのときの状況を見ると、日曜日、祝日のかなり利用率は低いというところでのお話もありますので、今のところはこういった状況になっております。
それから、空き状況というところですが、いろいろとちょっと難しいところもあると思います。やはり急にキャンセルがあったりとかそういったところもあると思いますので、各施設それからシルバー人材センター等との兼ね合いもありますので、こちらのほうでお話をしてできるできない、それを含めて話をしていきたいと思っております。
○議長(渡邊俊一君) ホームページに関して質問ありました。
○子育て支援課長(星 英樹君) ホームページのほうもそちらの話とあわせて、そちらは情報があればできないということはないと思いますので、そちらの話の進みぐあいによるかと思います。
○議長(渡邊俊一君) 次に、14番出川博一君。
○14番(出川博一君) それでは、私からの一般質問に入りたいと思います。
まず、1点目は富谷宿しんまちの活性化に向けた施策についてです。
広報とみや2019年9月号に「富谷宿誕生から間もなく400年 新時代の宿場町像を求めて」の特集が掲載されました。昨年10月、やってみなくちゃわかんないとして開催された街道まつりだったんですが、今にして思えば計画的にじわじわと機運を盛り上げ、ここまで何げなく事を進めた執行部のしたたかさに脱帽するばかりであります。
しかし、本事業の全てにおいて随意契約である簡易公募型プロポーザルでの執行であったことが気にかかります。しんまち活性化プロジェクトの動向及び地方創生推進交付金事業、さらに総合計画における前期の最重要プロジェクト「宿場町富谷開宿400年記念事業」に向けた検討状況をお伺いいたします。
1つ、しんまち活性化プロジェクトの概要について。
2つ目、本年度の当初予算計上のしんまち活性化構想策定業務について。
3つ目、(仮称)富谷宿観光交流ステーション整備事業について。
4つ目、同じく同ステーションの運営計画支援業務について。
5つ目、来年予定されている宿場町富谷開宿400年記念事業の実施に当たり、その検討状況についてを質問いたします。
次に、2点目として、平成30年度決算を踏まえたコンビニ収納動向と窓口での納付動向、そしてその対応についてお伺いいたします。
平成29年4月から市税等のコンビニ収納が開始されました。これは住民サービスの向上と同時に収納率の改善を目指した施策であると思います。しかし、コンビニ納付へのシフトに伴い、出張所窓口での取り扱い件数が大幅に減少するとともに、コンビニ収納に係るランニングコストの費用対効果の問題を提起しています。コンビニ収納に係る平成29年度及び30年度の利用状況をどのように分析され、来年度の施策に生かそうとしているのか、お伺いいたします。
1つ、出張所を含む窓口での納付状況及び利用者数の動向は。
2つ目、出張所での取扱業務。現在37種類に及びますけれども、その年間所要時間はどのくらいか。
3つ目、コンビニ収納・交付に係るシステム開発費と、ランニングコスト及び支払い手数料の推移について。
4つ目、コンビニ収納・交付状況を踏まえた来年度2020年4月の市民課での人員配置計画はどうするのか。
最後に、本庁及び成田出張所での窓口延長時間に関して、その利用状況の分析と他市町村の動向を踏まえた今後の取り組み方針はどのようにするのか。
以上、私からの質問です。よろしくお願いいたします。
○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの出川博一議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の富谷宿しんまち活性化の今後はの問い1と問い2については、関連がありますのであわせてお答えをさせていただきます。
まず、しんまち活性化プロジェクトにつきましては、かつて宿場町として栄えたしんまち区を文化的、歴史的な地域資源として最大限に活用し、本市の新たな観光ブランドとしての構築を目指す取り組みであります。
また、しんまち活性化構想策定業務につきましては、別に予算化をしている誘客観光コンテンツ政策等業務とあわせ、しんまち活性化プロジェクトの具体的な業務として、国の地方創生推進交付金の採択を受けて実施するものでございます。
現在は、市民代表、市内各種団体等で構成する富谷しんまち活性化協議会を設立し、その専門部会としてしんまち活性化計画案を策定するしんまち活性化ビジョン検討部会、しんまちの魅力等を広く発信する情報発信部会、そして地域の新たな資源の掘り起こしを行うアートコミュニケーション部会の3部会を構成し、官民連携による共同プロジェクトとして取り組んでおります。
問い3、(仮称)富谷宿観光交流ステーション整備事業についてでございますが、本事業は国の地方創生拠点整備交付金を活用し、2020年開宿400年記念事業として、また、しんまち区の活性化を推進する事業として、(仮称)富谷宿観光交流ステーションを整備するものでございます。
本ステーションは、本市の偉人内ケ崎作三郎氏の生誕の地である内ケ崎醤油店跡地を活用し、同氏の牧師、教育者、政治家としての功績を広く市内外に、そして後世に伝えるため、歴史文化伝承館として内ケ崎作三郎記念館を設置するとともに、この地域の歴史的な資源や背景を生かした観光交流の拠点として、さらには富谷まちづくり産業交流プラザと連携した起業・創業の実践、チャレンジの拠点として整備するもので、来年10月のオープンを目指して取り組んでおります。
なお、9月29日には、TOMI+においてしんまち地区の方々を対象に施設整備説明会を開催し、参加者からは施設の完成を期待する声をいただくなど、施設整備についてご理解、ご賛同をいただいております。
問い4、(仮称)富谷宿観光交流ステーションの運営に当たっては、観光、集客施設の運営という専門的な見地からの検討が必要なことから、今回、運営計画支援業務として外部委託をすることとしております。具体的には、施設運営コストの調査、テナント募集計画の策定、事業計画として集客イベント等の提案、そして開設に向けた各種支援として業務委託するもので、施設整備後の開設に向けた準備と、その後の円滑な管理運営に向けて取り組むものでございます。
問い5、2020年宿場町富谷開宿400年記念事業の実施についてでございますが、2020年の富谷宿開宿400年を契機に、かつて宿場町であった富谷の魅力を広く市内外に発信するため、昨年度よりプレイベントとして富谷宿街道まつりを実施しております。過日実施いたしました今年度の街道まつりは、熊野神社例大祭との同日開催としたところであります。これは、かねてからの地元要望を踏まえ、熊野神社奉賛会同神社総代会における内部協議を経て、まつりのにぎわいと相乗効果等を期待し、実現に至ったものでございます。
なお、ことしは2万368人と、昨年を上回る皆様にご来場いただき、盛会裏に終えたところでございます。
2020年の本まつりの開催に向けては、これまでの実施内容を踏まえ、本市の歴史や伝統、文化を伝承する機会として、また、今年度に開宿400年記念事業として整備をいたします(仮称)富谷宿観光交流ステーションを活用するなど、飛躍と発展を象徴づける事業としてさらなる内容の充実に努めてまいりたいと考えております。
さらに、2017年度から開始しておりますとみや茶復活プロジェクト事業など、ソフトとハードの両面から取り組んでいるところでございます。
質問件名2の窓口納付動向と今後の対応はの問い1でございます。出張所を含む窓口での納付状況及び利用者数につきましては、平成29年度のコンビニ納付開始以来減少している状況にあり、利用者数は平成29年度が対前年度比25.9%減少し、昨年度は対前年度比24.1%減少している状況にあります。
問い2、出張所における年間所要時間は多種多様の業務を行っており、集計できない状況にありますので、主な業務の所要時間でお答えをさせていただきます。各種証明書の交付は5分程度、収納業務では3分程度、家族で転入届の手続となりますと、住民票や印鑑登録、国民健康保険や学校関係などの手続が必要となるケースがあり、1時間以上かかる場合もございます。
問い3、コンビニ交付及び収納システム開発費は、合わせて7,503万円であります。また、交付システム保守点検業務に要するランニングコストについては、5年間は毎年1,300万円の定額となっておりますが、支払い手数料は導入初年度は295万円、前年度は398万円と、利用者数に応じて増額となっております。今後も利用者数の増加とともに、支払い手数料も緩やかに増加するものと見込んでおります。
問い4、次年度の人員配置については、組織全体の配置等を勘案しながら検討してまいりたいと考えております。
問い5、他市町村に例を見ない窓口延長時間を実施する本市におきまして、平成29年度よりコンビニ収納及び交付サービスを開始したことで、確実に利用環境が向上し、変化している状況にあります。しかしながら、窓口延長時間帯での成田出張所の利用件数は減少傾向にあるものの、本庁においては市民課、総合窓口での利用件数は微増傾向となっております。このことから、引き続き本庁舎及び成田出張所での窓口延長時間における利用者の動向に注視していきたいと考えております。
以上です。
○議長(渡邊俊一君) これより出川博一君の質問は一問一答により行います。14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 出張所に関するコンビニ納付の件に関しては、去年もこの同じ時期に質問をさせていただきましたので、最初に出張所の納付状況についてお尋ねいたします。
コンビニ収納開始前の平成28年度と開始2年目の昨年度、平成30年度との収納率の動向についてお尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 税務課長。
○税務課長(泉川潤哉君) 行政実績報告書にも示しておりますが、28年度と30年の比較で、市税では0.33ポイント向上しております。また、国保税では5.4ポイント向上しております。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) そうすると、そういう意味では非常に収納率、収納の面では貢献しているというふうな理解でいいのか。あと、もし下水道がわかれば下水道もお願いしたいんですけれども。
○議長(渡邊俊一君) 税務課長。
○税務課長(泉川潤哉君) ちょっと下水道のほうは、私お答えできません。
収納率の向上に関しましては、税務課といたしましてコンビニ納付を開始したことによって収納率にダイレクトに影響しているという考えはございませんで、そもそも納税環境を向上させるために開始したものですので。ただ、納期内納付を促すことによりまして現年分収納率が上がれば、滞繰分の滞納整理、そちらのほうに余った力を注いでいくと。それによって収納率が向上していくのではないかと、間接的には向上していくのではないかとは考えております。
○議長(渡邊俊一君) 出川議員、今の質問でありますけれども、下水道に関して当事者、出席しておりませんので、後日、出川議員に直接今の質問の内容の状況をお示しさせますので、お願いします。
14番出川博一君。
○14番(出川博一君) コンビニ収納開始前の平成28年度と30年度との比較で、窓口納付の動向はどうなっているのか、お尋ねいたします。これは総合窓口と出張所、両方についてお尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 市民課長。
○市民課長(渡邊美智子君) 窓口納付につきましては、平成28年度から見ますと30年度は大体4割強の減少というふうになっておりまして、やはりコンビニで納付ができるようになったということに加えて、平成30年度から児童クラブの利用料、こちらのほうも30年度、1年おくれですけれどもコンビニ納付というふうになったというふうな影響は大きいと思われます。(「総合窓口に対して」の声あり)
総合窓口についても4割強減っている状況でございます。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) そうすると、コンビニ収納を入れたことによって、間接的ではあるけれども収納率のアップに貢献していると。それと同時に、窓口での受け付け件数は4割ほど大幅に減少しているという認識で理解いたしますけれども、それでは、出張所で収納の次に多い事務、これは多分行政実績報告を見ると証明書の発行だと思いますけれども、30年度の実績について、お尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 市民課長。
○市民課長(渡邊美智子君) 30年度の実績は、全部で3万5,984件でございました。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) それは、毎年大体そのくらいの水準になるというふうに考えてよろしいのかどうか、お尋ねします。
○議長(渡邊俊一君) 市民課長。
○市民課長(渡邊美智子君) 28年度からの減りぐあいからすると、そのくらいで経過するのではないかというふうには考えております。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) それでは、次に出張所の取次業務についてお尋ねしますけれども、先ほど37種類の取次業務あるいは受付をしているけれども、その中で大きいものだけについてお話ししますということだったんですけれども、昨年度、30年度ですね、新たに追加になった地域福祉課の生活保護事務、これはいわゆる私はかなり難しい業務だろうと思うんですけれども、出張所窓口で簡単に説明あるいは取り次ぎができるものなのかどうか、この辺についての担当課としての見解をお尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 市民課長。
○市民課長(渡邊美智子君) 実績報告書の中にこれまでも取扱事務ということで業務内容は記載してございますが、この生活保護事務について、ちょっと抜けていたというふうな経緯がございまして、この事務自体はこれまでも取り扱ってきていたところでございます。業務内容といたしましては、収入申告書の提出であったりとか診療依頼書の発行であったりというふうな部分を担っているという内容でございます。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) これは結構、いわゆる家族で転入転出したというようなケースと同じくらい時間がかかるのか。それとも、いや、物によっては10分、15分で終わりますよという事務なのか、お尋ねします。
○議長(渡邊俊一君) 市民課長。
○市民課長(渡邊美智子君) それほど多くの時間を要するものではございません。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 先ほど、いわゆる生活保護事務については、記載漏れがあったので30年度に追加したというようなお話があったんですけれども、そうは言いながらかなり広範な業務を扱っているわけなんですけれども、いわゆるここの出張所の職員の皆さん、この業務の習熟度というのは、かなりレベルが高いというふうに理解していいのかどうかをお尋ねします。
○議長(渡邊俊一君) 市民課長。
○市民課長(渡邊美智子君) ひとまず他課から承っております取扱事務については、各出張所ともその内容で事務は間違いなく行われておるところなんですが、出張所でもしわからないというふうなものがございました場合には、原課のほうと連携をとって事務処理をしているところでございますので、大丈夫でございます。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) それでちょっと視点を変えて、仙台市及び合併した県内の6市を除いた、富谷も除きますけれども、6つの市の中で出先機関を持つ自治体はどこどこなのか、お尋ねをいたします。
○議長(渡邊俊一君) 市民課長。
○市民課長(渡邊美智子君) 塩竈市と角田市でございます。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) その2つの自治体の出先機関での取扱業務はどういうものなのかをお尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 市民課長。
○市民課長(渡邊美智子君) 証明発行業務です。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) そうすると、大方の市あるいは出先機関を持つ2つの市においても、業務上を見ると、せめて証明書の発行というような内容かと思いますけれども、本市の出張所での証明書発行のみに絞り込む考えはないのかどうか、お尋ねします。
○議長(渡邊俊一君) 市民課長。
○市民課長(渡邊美智子君) 現状ではその考えはございません。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) わかりました。
では、続いて、いわゆる先ほどの費用対効果の問題でお尋ねしたコンビニ収納に係る保守とあるいは支払い手数料、これは合計で昨年度で約1,700万かかると。そして、多分これからコンビニへのシフトが続けば、それに伴って手数料はまた昨年度と去年を比べると100万ふえたと。そういう形で増加が見込まれるわけですけれども、窓口収納が減少する中でこのままでよいのかどうか、その辺についての見解をお尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) コンビニ収納につきましては、今議員おっしゃるようにランニングコスト年間約1,700万、今後についても緩やかな増が見込まれると、市長のご答弁あったとおりでございます。
ただ、住民サービスという視点から申し上げれば、なかなか経費だけでははかり得ない行政サービスというのもあると認識しております。そういったことから申し上げれば、一定の費用はかかりながらも、住民の満足度を高めていくという点においては、ある程度の経費は、捻出はいたし方ないと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 私、去年の今の時期、定例会においてある1つの提案をしたんですけれども、それは何かといいますと、東向陽台出張所とあけの平出張所、それから富ケ丘出張所と日吉台出張所のそれぞれ2つずつをグループ化して午前、午後での窓口業務のシフト制の検討をどうでしょうかというアイデアをお出ししたんですけれども、これについての検討が進んでいるかどうかお尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) こちら前回、昨年の9月議会においてご質問いただいた内容において、こちらでお答えした内容であったかと思いますけれども、その際、あくまでも参考とさせていただくというふうに申し上げたかと思います。現状においては、利用者数のまずは推移を見きわめていきたいというような方向性については変わりはございません。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) なかなかガードがかたいんですけれども、であれば、取扱件数がどのくらいになったときに検討するというような考えなのかどうか、その辺のところは。例えば半分あるいは6割くらい減ったらそれについてちょっと問題として検討していきたいというふうな、その辺のところの感触についてお尋ねします。
○議長(渡邊俊一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) こちらも本年3月議会において同様のご質問をいただいた際にお答え申し上げた内容でありますが、今の利用者数に加えて今後の出張所のあり方につきましては、これから高齢化社会を迎えるに当たって、やはり地域に親しまれる施設としては十分その必要性はあろうかと考えております。まずそのことを前提としながら、利用者数の動向を見きわめていきたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) それで開庁時間、いわゆる窓口を開けている時間の延長についてお尋ねしたいと思いますけれども、県内14の市のいわゆる窓口を開けている時間の現状について、どのようになっているのかお尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 市民課長。
○市民課長(渡邊美智子君) 富谷市以外は恒常的に行っている市はないというふうに見ております。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) この件についても去年と同じ感じにはなるかと思うんですけれども、去年私の質問に対して業務時間の延長実施は15年経過していると。去年の段階で。今では16年になりますけれども。その中で、働き方改革の推進やコンビニ交付サービスの実施等、社会情勢は大きく変化していると。その中にあって、窓口業務の民間委託とあわせ窓口延長時間についても繁忙期や通常期の利用動向を多角的に検証し、適切に判断してまいりたいという答弁だったんですけれども、民間委託については行革の会議の中で費用対効果やあるいは住民サービスの観点から見送りますよという結論にはなったかと思うんですけれども、30年度の決算状況を見て、窓口の延長について来年度からの施策について見解を求めたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) こちらにつきましても同じような回答になろうかとは思いますが、やはり住民の方々、さまざまな勤務形態が多様化している現状もあります。そういった中での延長窓口の必要性ということも十分に捉えておるところでもございますので、引き続きの利用者数の動向の注視に努めていきたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) これまでの答弁を聞いていますと、なかなか難しい問題だなというふうには理解いたします。ただ、そうは言いながら、コンビニ収納に伴って窓口納付が確実に減少していくというのは、これは多分ある程度の時期までそれが続くんだろうと思いますので、それを踏まえてどのようなスタンスで、いわゆる実績を精査していくのか。その辺についてお尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 現段階では詳しいことは申し上げられませんが、収納業務については確かに減少傾向でございます。ただ、それ以外の業務につきましては、これまでと変わらずという傾向も出ておりますので、その他の業務について内部での協議の必要性は今後出てくるかと思っております。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) それでは、しんまち活性化についてお尋ねいたします。私もちょっと市のホームページで富谷しんまち活性化プロジェクト、これのウエブサイトを見ているんですけれども、これはTOMI+の塾生が作成したものなのかどうか、お尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) こちらのウエブサイトにつきましては、TOMI+の塾生ではなく、今回しんまち活性化ということでしんまち活性化プロジェクトの企画運営業務を受託している事業者において、作成をしていただいたものでございます。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 今現在の富谷しんまち活性化プロジェクトで開催中の情報発信力向上セミナーとの関連性について、お尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) こちらの情報発信力向上セミナーにつきましては、やはりウエブサイトでの情報発信というのは、それなりのノウハウというか経験が必要なのかなというふうに考えております。まずはそういったところで、情報発信のノウハウを習得するような人材育成ということで、このセミナーの開催をしております。行く行くはこのセミナーの受講者が今回の作成しましたウエブサイトの運営ですとか、そういったところも担っていただけるようなことも踏まえてセミナーを開催しております。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) このウエブサイトの中でしんまち活性化プロジェクトのビジョン検討部会、これが情報量が大変豊富だなというふうに思って見ておりますけれども、このサイトへの誘導策はどのようにしているのか。特に手だては考えていないということなのかどうか、お尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) このサイトにつきましては、9月2日に立ち上げ、運用をさせていただいております。現在、ビジョン検討部会でもさまざまなワークショップが開かれ、議論がされておりますので、そういった情報につきましても、市民の皆様への周知ということで、順次このサイトへは掲載をしてまいりたいというふうに考えております。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) それと同時にというか、広報とみやに一緒にかわら版がここのところ1号、2号と入っておりますけれども、これも先ほど言った委託業務の範疇なのかどうかお尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 今回の委託業務の範囲内で発行していただいているものでございます。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 私も最初見たとき、あれ、これ何だろうとびっくりしたんですけれども、このかわら版への反響はどのようなものなのか、わかる範囲でお尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) このかわら版につきましては、今回しんまち活性化ということで取り組んでいる、そういう状況につきまして、市民の皆様にお知らせをするものでございます。こちらに入ってきている状況としましては、しんまちの活性化ということで楽しみにしているというようなお声はいただいているところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) それは、かなり大きい声なんですか。それとも小さい声なんですか。感触についてお尋ねします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 小さくはないと思いますけれども、今後もこういった情報発信をする上で、そういった期待感というのは大きくなっていけばいいのかなというふうに、こちら側としても期待をしているところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) それでは本題に入っていきたいと思いますけれども、しんまち活性化構想策定業務、これについては簡易公募型プロポーザルでの委託公告となっていましたけれども、この企画提案を提出した事業者は何者あったのか、お尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 提案をしていただいた事業者は2者でございます。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) その2者というのは、それなりにいわゆる企画提案の中で甲乙、何といいますか、こっちのほうがいいというふうに明らかにわかるようなものだったのかどうか、その辺についての感触をお尋ねします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) やはり、提案ということでよりよい提案をしていただいた事業者に決定を、(「格差があったのか」の声あり)はい、両者ともこちらの仕様のものについては提案をしていただいておりますが、(「甲乙つけがたいのか」の声あり)済みません、そうですね、甲乙つけがたかったようなところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) これは価格まで出して、その中で出してくる提案のいいやつ、具体的にこういう提案があってここだったらお願いしたいなというような思いで決めるんだろうと思うんですけれども、その辺についてのもう少し明快な答弁をお願いしたいんですけれども。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 済みませんでした。今回、決定をさせていただいた事業者につきましては、提案の内容といたしまして、他社と比較をいたしまして、やはりしんまち活性化の機運を高める手法ですとか、あとはしんまちの歴史、物語、住民の営み、こういったものも可視化をしながらプロジェクトとして発信する、そういった手法が特にすぐれているというふうに感じたものでございます。
また、今回のプロジェクトにかかわっていただく有識者、こういったところの提案についても充実した提案だったというところで、決定をさせていただいたところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) その結果として最終的に委託先はどこになって、いわゆる提案金額、業者らのほうからですね、これは仕様書では1,644万5,000円となっていたんですけれども、あちら側の提案金額は幾らだったのか、お尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 最終的な委託者は株式会社ソノベでございます。提案金額につきましては、1,644万1,937円でございます。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) そうすると、仕様書で示した金額よりも4,000円低額の価格提示だったということでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) はい、そのとおりでございます。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) これは、地方創生推進交付金対象事業であるわけですけれども、重要業績評価指数、いわゆるKPIの項目と数値目標をお示しいただきたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) KPIにつきましては、3項目ございます。まず1つが、しんまち地区への訪問者数3年間で7万人、次に情報発信ウエブサイト閲覧者数10万人、次に情報発信ウエブサイトの作成数、こちらが3種類というKPIでございます。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) その中でしんまち地区への訪問者数、3年で7万人としたわけですけれども、平成30年度実績で約3万人。今年度の目標は2万人ふやして5万人という目標かと思いますけれども、それについての見通しについてお尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 3年目で7万人という目標でございます。この目標につきましては、今回拠点整備交付金を活用しまして(仮称)富谷宿観光交流ステーションの整備に取り組んでおりますので、そういったステーションでの集客数ということも見込んでの数値とさせていただいております。
○議長(渡邊俊一君) この際、午前11時10分まで休憩をいたします。
午前10時59分 休憩
午前11時10分 再開
○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
14番出川博一君。
○14番(出川博一君) KPIの項目で情報発信ウエブサイトの閲覧者、3年間で10万人ということなんですけれども、今年度の目標は3万人ということかと思いますけれども、これについて勝算はあるのかどうか、お尋ねします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) こちらホームページにつきまして、9月2日に立ち上げを行いましたが、昨日までの閲覧者数が8,256となっておりますので、今後も閲覧者数がふえるように努めてまいりたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) たしかこのサイトには3つのパターンがあったと思うんですけれども、それらが立ち上がると3万人は優に行きそうだという見方でいいのかどうか、お尋ねします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) そのようになるよう、内容の充実に努めてまいります。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 2019年度の地方創生推進交付金の金額はお幾らだったかお尋ねします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 2019年度につきましては、合計で3つの事業について推進交付金を交付していただいております。継続事業が2事業、新規事業が1事業、合計で4,186万2,000円となっております。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) いわゆるこの地方創生の交付金の中で、このしんまち活性化構想に関するやつだけだと幾らになるのでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 今回、このしんまち関係の交付金の中には、あわせて街道まつりに関する費用も掲載がされております。合わせて1,072万2,000円になっております。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 多分、これは予算書で見ると全体としては2,144万5,000円かと思いますけれども、そうしますとその差額約1,100万については、これは一般財源の持ち出しというふうに考えてよろしいのかどうか、お尋ねします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) そのとおりでございます。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) これはたしか2年、3年の計画が出されて、その中での推進交付金の金額の申請もあったかと思いますけれども、2020年度以降の推進交付金の見込み額はお幾らくらいですか。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 今回のプロジェクトにつきましては今年度から3年間の事業ということで、まずは実施計画ということで国のほうには提出をさせていただいております。来年度、再来年度の交付金の見込み額といたしましては、3,362万5,000円でございます。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) そうすると今年度、いわゆる2019年から3年間、21年までの事業経費とすると、合計で8,860万くらいになるのかなと思いますけれども、そのうち交付金は多分2分の1ですから、そういう意味では一般財源でことしも含めて3年間で4,400万の一般財源の投入ということになるのかどうか、お尋ねします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 今現在の国へ提出している実施計画書ベースで行きますと、議員おっしゃるとおりの金額で見込んでおります。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) それでは、交流ステーションの整備事業についてお尋ねいたします。これも同じ簡易公募型プロポーザルということでの委託公告なんですけれども、この企画提案書を出した事業所は何者あるのかをお尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 参加事業者は2者でございます。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) これもさっきと同じに最終的に決まった委託者と、あとあちらからの提案金額についてお尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) まず、設計業務につきましては関・空間設計と、工事施工につきましては阿部建設になります。それぞれの金額につきましては、設計業務につきましては990万円、工事施工業務につきましては1億4,999万6,000円でございます。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) これは仕様書では設計で1,000万、工事で1億5,000万という仕様書だったんですけれども、そうすると設計で10万円少ない、あと工事ではこの1億5,000万という巨額の中で4,000円だけ低いということで間違いないかどうか、お尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) はい、そのとおりでございます。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 企画書を出した2者の中で、具体的な仕様書以外でのすぐれた提案というのはどういうことだったのか、お尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 今回採択をさせていただいた事業者につきましては、例えば土地の形状を生かしたしんまち通りとつながる5つの交流ゾーンの提案ですとか、こちらの土地がかつてしょうゆ工場というような土地でもございましたので、そういったしょうゆ製造所の歴史ですとか、現在も残っている製造所のそういった施設も生かした提案というところが、すぐれた提案でございました。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 確かにこの間の街道まつりでしょうゆ屋さんのところで関・設計事務所のお話を聞いて、なるほど、余り壊さないというか有効に使う設計をするんだなということだったんですけれども、ただ、それはきのう、おとといか、同僚議員も質問していましたけれども、我々に提示されたやつとは違っているので、それについては11月くらいにお出しするということだったので、ぜひその辺のところと、あとこれは工期について議案審議のときもお話ししたんですけれども、かなりタイトなスケジュールかと思いますので、その辺の見通しについてお尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) こちらにつきましては、交付金上今年度に完成するということが国のほうからも求められておりますので、その辺はしっかり取り組んでまいりたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) これは地方創生拠点整備交付金事業であるわけですから、これもKPIの項目と目標値があると思いますので、それをお示しいただきたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) こちらにつきましては、3つのKPIを設定しております。まず1つが施設の売上金額、こちらが5年間で2億500万。施設の入場者数、こちら5年間で11万1,000人。そして3つ目が新規開業者数、こちらが5年間で18件。このように設定をさせていただいております。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 施設の売上金額、5年間で2億500万ということなんですけれども、これはまだ実際どういう店舗が入るのかもわからない中で非常に難しいかと思いますけれども、大体1人当たりの客単価というのはどれくらいで見ているんでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 1人当たりの客単価ということではなく、このときの積み上げの金額といたしましては、1店舗当たり大体月50万くらいの売り上げということでの積算でございます。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) これから出店者を探すということになろうかと思うんですけれども、そういう点で月50万というのは、それほど高い目標ではないと思うんですけれども、その辺のところについての認識をお尋ねします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 今回この施設整備とあわせまして、この施設の運営計画の支援業務についても現在発注をしております。その中で集客の見込めるテナント、そういったところの募集計画も策定してまいりますので、そういったところでより集客のある、売り上げの見込める、そういったテナントについても検討してまいりたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 今、売り上げの話があったんですけれども、これはいわゆるリピーターを中心にするのか、それとも回遊性の中で新規客を、どちらのほうにウエートを置いて計画されるおつもりなのか、お尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) こちらは、両方見込んで集客をしてまいりたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 多分そういう答弁になろうかなと思っていたんですけれども、ただ、そうはいってもやはり地元の人が中心になるよねとか、あるいはコストコに来るお客さんとかそういう方たちに何とかして回ってもらって回遊してもらってというような、いわゆる事業ベースとして努力するほうはどちらなのかということをお尋ねしたいんですけれども。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) まずは、こちらの施設に一度は来ていただくというところで、新規の方にまずは来ていただいて、その来ていただいた方が何度も足を運んでいただけるような、そのような施設になっていけるように取り組んでまいりたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 続いて交流ステーションの運営計画の支援業務についてなんですけれども、これについても簡易型プロポーザルだったので、企画提案書を提出した事業者は何者かお尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 1者でございます。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 1者だということは比較のしようがないといいますか、その辺のところの審査についてお尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 1者でございましたので、まずはこちらが見込んでいる仕様ができるのかどうかというところで、100点満点で基準を60点ということに設けさせていただきまして、その60点をクリアしているのかどうか、そういう提案かどうかというところで審査をさせていただいて、最終的に決定をさせていただいたところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) これは、そうすると最終的なというか1者しかないわけですから、その委託先と、あちら側の提案金額についてお尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 委託事業者につきましては、株式会社百戦錬磨でございます。金額につきましては321万2,000円でございます。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 済みません、金額についてもう一度お願いしたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 321万2,000円でございます。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) そうすると、いわゆる市側で仕様書として出した金額321万2,000円、これはぴったり同額ということで、なおかつ1者だということで、なかなかこれではこの簡易公募型プロポーザルというのは、本当にいわゆる随意契約の中でこれをこれからも続けていっていいのかどうか、その辺のところに非常に疑問を感じるんですけれども、その辺についてお尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 西村副市長。
○副市長(西村一慶君) 私が業者選定委員会の委員長を務めている関係なので、私のほうから回答させていただきます。
簡易プロポーザルを単純に続けていくという考えはございませんが、市の発注の業務は一般競争入札として指名競争入札、あと随意契約という手法がございます。その中で、業務の中身が単純に価格競争でははかれない、業務の企画内容を重視して発注するというものについてプロポーザル形式での発注をしたいというふうに考えておりますので、今後その発注する業務の中身によって、その形態については判断していきたいというふうに考えております。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) わかりました。
それで、この支援業務については非常に仕様書自体が、いわゆる3月の予算で決まった金額、それらとそれに伴う総務省に提出したであろう計画書と、それが何か丸投げだというふうに私の目には映るんですけれども、その辺についての認識についてお尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 今回の運営支援業務につきましては、特にこの観光交流ステーションという施設の性格上観光ですとか誘客ですとか、そういった施設でございますので、やはりそこには専門的な見地が必要という判断のもと、そういった知見の持っている事業者というところでプロポーザルをさせていただいたところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) ただ、公告の仕様書にはこう書かれてあるんですよ。本事業は国の地方創生拠点整備交付金で整備した施設の運営であり、その交付金申請内容の目的を達成するための計画策定が前提となる、と要求しておりますので、これはいわゆる計画として総務省に出したやつを、それを受けてそれに合うような形で、いわゆるなぞるようなやつで運営方針を決めてくれないかというふうに読めるんですけれども、私の読み方がちょっと間違っているかどうか、その辺についての見解をお尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 国のほうにはKPIとかそういったところでお示しをしておりますが、そのKPIを達成するためには、やはりさまざまな運営形態、どういった形態が適しているのか、または運営にかかるコスト計算、そういったものはどのような費用がかかってくるのか。また、実際の集客につきましても集客施設でございますので、どういった計画でどういったところに集客、テナントを募集をしていくか、そういったところが実際のKPIを達成するためのさまざまな部分が大変重要なのかなというふうに考えておりますので、そういったところについて今回専門的な事業者の支援をいただいて、具体的な計画を策定していきたいというふうに考えたところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) では、別なテーマでお話ししたいんですけれども、この仕様書には業務概要として運営コストの計画、先ほど市長の答弁にもありましたけれども、あるいはテナントの募集計画だとか、そのほかに施設の維持管理費算定、それから施設の使用料設定調査というような項目まであるんですけれども、これは私はいわゆる予算措置をした中でする事業としては、余りにも後追いでという懸念を抱くんですけれども、逆に言えば総務省への申請の基礎調査はおざなりだったのかという懸念も抱くんですけれども、その辺についての見解をお尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 昨年度行いました基礎調査につきましては、この施設整備に向けての基本設計業務ですとか、あとはどういった機能を持った施設が必要か、そういった基礎的なところを調査をしたものでございますので、具体的な施設運営に係るコスト計算ですとか、そういったところまでは昨年度行いました基礎調査の中では行っておりませんでした。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) そして、その後も続く地域おこし協力隊、これについての公告に関してもプロポーザル方式だということで、何か全てが簡易公募型プロポーザル一色でこの事業そのものが進められているというふうに思うんですけれども、先ほどの副市長の答弁ではその都度その都度ということなんですけれども、そうは言いながら余りにも偏り過ぎているという感触を持つんですけれども、その辺について担当課としてはどのような立ち位置なのかをお尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) プロポーザル方式につきましては、やはりその事業をよりよい成果を上げるために提案というものに重きを置いたものでございますので、今後につきましてもその事業の内容を精査をしてプロポーザルにするのかどうするのか、判断をしてまいりたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) そして、その中で地域おこし協力隊3名募集しますという内容だったんですけれども、その中で来年、令和2年4月1日で採用予定の地域おこし協力隊2名が中心になるのかどうか、この記念事業についてその2人が中心になっているのかどうか、お尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 来年度、採用できればというふうに考えております2名につきましては、まずはこのしんまち活性化プロジェクトにかかわっていただける人材、あとは今回整備を進めております観光交流ステーションのPRですとか、そういったプロモーションの部分でかかわっていただける人材ということで現時点では想定しておりますので、400年記念事業の中心ということではないものと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 一連のしんまち活性化プロジェクトの動きを注視すると、全ての委託業務が随意契約である簡易公募型プロポーザルの発注で、非常に私自身懸念を持つんですけれども、それと同時に時限性があるがゆえに事務方が何か後追いでばたばたしているのかなというような一面も、これは私の感じですけれども見受けられます。
そういう中で、先ほど副市長の答弁にありましたけれども、簡易公募型プロポーザル、この発注を拡大する意向なのかどうか、この辺のところについてケース・バイ・ケースという先ほどのお話なんですけれども、とは言いながら今までは余りなかったやつがここにきてどっと出てきている、その辺のこれからの進め方、この辺について見解をお尋ねしたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 西村副市長。
○副市長(西村一慶君) 先ほども申し上げましたが、安易にふやすということは全くございません。ただ、業務の中身がその価格競争ではなく、企画提案、業務の中身で発注するという業務がふえてきているというのが実態なんだろうというふうに思います。なので、単純にふやすということではございませんが、傾向としてそういう傾向があるかもしれませんが、あくまでも業務の中身を見ながらきちんと判断していきたいというふうに考えております。
○議長(渡邊俊一君) 時間がまいりました。これで出川博一君の一般質問は終わりにします。
次に、16番安住稔幸君。
○16番(安住稔幸君) それでは、私の一般質問をさせていただきます。私は1問でございます。
賑わい交流拠点整備を問うであります。各地で賑わい交流拠点が整備されております。賑わい交流拠点は地域資源や交流・連携や移住・定住の促進を図ることを目的として整備されております。本年4月に角田市に賑わい交流拠点として、道の駅かくだがオープンしました。角田市の賑わい交流拠点施設整備基本計画では、快適な休憩と道路及び地域情報を発信する場、市民が集い交流する場、多くの来訪者が訪れ、市内外の人々が交流する場、地域の活性化を広げる場、地場産業の振興に寄与する場、安定した賑わいが続く活動の場、地域の安心を担う防災拠点の場として、7つの役割を賑わい交流拠点として設定しております。
また、白石で進められております農産物等販売施設や地元食材活用レストラン、6次産業化加工施設などの農商工振興施設と、大型遊具や交流スペースなどを備えた子育て支援・多世代交流複合施設をあわせた農商工連携を核とした賑わい交流拠点、しろいしSunParkの整備が進められております。
しろいしSunParkは、平成32年のグランドオープンに向けて各施設のさらなる魅力の向上に努め、施設同士の連携、相乗効果を図りながら、宮城県南地域の一大交流拠点となるよう整備を進めております。新聞報道によりますと、しろいしSunPark内の屋内遊戯施設「こじゅうろうキッズランド」の来場者数が、開館1年間で10万人に達したとの報道がありました。そのうち8割が白石市外の仙台などからの来場者であります。入館料1人300円を徴収しておりますので、3,000万円の収益があったということになろうかと思います。こじゅうろうキッズランドは当然ではありますが、多くの来場者があり、併設されている農産物等販売施設も土日は大変な人が訪れ、にぎわっているようであります。
富谷市総合計画基本構想前期基本計画の観光地域振興において、「1年を通して富谷を感じていただける施設、市民にも豊かな時間を継続的に提供することのできる拠点の創出が求められております」としております。
また、道の駅の整備検討を最重点プロジェクトに掲げ、「交流人口の拡大による地域活性化を図りながら、観光客や市民がスイーツを核とした豊かな時間や体験を継続的に享受できる拠点となるオリジナル道の駅「スイーツの駅」の整備に向けて、規模や建設予定地等の検討をしていきます」と記載されております。
また、富谷シティブランドの確立として、「スイーツのまちとしてのシティブランドを確立していくほか、新たな特産品づくり、歴史や伝統の面影を残す「宿場町富谷」、子育てや教育、生活環境、協働のまちづくり活動など、本市の魅力をとみやシティブランドとして確立し、全国に発信していく活動を強化していきます」とも記載されております。
国際スイーツ博覧会は平成28年に第1回が始まりまして、2万9,650人の集客がございました。29年の第2回におきましては3万6,200人、昨年第3回は4万500人で大いに「スイーツのまち=とみや」を宣伝できたものと思っております。
また、街道まつりにつきましても昨年は1万8,399人、ことしは2万368人ということで、本当にこれにつきましても大いにこの富谷をアピールできたのかなと思っております。
また、県は、現在仙台市の宮城野原地区に広域防災拠点の整備を進めており、そして県内を7つの圏域に分け、圏域防災拠点の整備にも取り組んでおります。富谷市は県内7カ所の圏域防災拠点には含まれておりませんが、富谷市には高速道路で太平洋沿岸部と内陸部をつなぐ接続点があり、交通の要所でもあります。富谷市としての防災拠点としての位置づけも必要ではないかと思います。
また、昨年、若生市長と私と浅野直子議員とで国交省を訪れ、富谷市長を当時の石井国交相大臣にご案内し、仙台北部道路の4車線化と富谷ジャンクションのフル化の整備促進に関する要望書を石井大臣に直接提出させていただきました。
国交省は、先月9月に仙台北部道路が暫定2車線区間における4車線化への優先整備区間に選定いたしました。このことは、さらに東北縦貫自動車道、仙台南部道路、仙台東部道路との一体化が強固になり、経済産業基盤を支え、富谷においても産業・経済・交流人口の促進に寄与するものと思います。富谷ジャンクションのフル化をより一層強く、市としても推し進めるべきと思っております。
富谷における観光・地域振興は、地域商圏を生かした広域交流拠点の整備が重要と考えます。富谷における賑わい交流拠点は雇用を創出し活力あふれる、そして地域資源の活用でにぎわいを生む、そして市内外から訪れる人が気持ちよく過ごせる、例えばスイーツステーション、そしてまた産業経済の交流促進拠点、起業・創業支援機能も持ち、そして防災拠点としての位置づけ、また、子育て支援施設の併設、市内外の交流促進機能もあわせ持つ施設であると私は思います。
地域商圏を生かした広域複合交流拠点として新たな雇用やにぎわいの創出、地域経済の活性化を図り、農業・商業・観光や防災・子育て・まちづくりの推進等が連携する、また交流できる施設として、スイーツの駅を基本とする多機能な富谷ならではの賑わい交流拠点、施設が必要と考えます。
施設は、やはり往来の多い4号線沿いが適地であると私は思います。産直市場、手づくり市、就業体験施設、アート工房、子供の遊戯施設等、農・商の枠にとらわれず、広く連携・交流できる場所であると思います。
また、コミュニティービジネスを展開することにより、地域の問題解決のために新しいビジネスの場を提供し、地域における創業の機会や、地域の雇用を拡大する効果が生まれるものと思っております。これらのことが、地域経済の活性化や市内外の人々の交流促進につながることももちろん期待できます。
明年、開宿400年にあわせ、(仮称)富谷宿観光交流ステーションが整備されることになりました。地域商圏を生かした広域交流拠点の整備を掲げ、新たな雇用やにぎわいの創出、地域経済の活性化を図り、農・商・観光の各産業が有機的に連携、交流する拠点として、また富谷の魅力をさらに高め、移住・定住の促進をも進めるために、賑わい交流拠点の整備が欠かせないと考えております。
市の賑わい交流拠点、スイーツの駅、スイーツステーションの構想、整備計画について以下、質問いたします。
スイーツの駅構想と整備計画について。
2つ目に産業・経済の交流促進拠点について。
3つ目、起業・創業支援機能について。
4、防災拠点としての位置づけについて。
5、子育て支援施設の併設について。
6、市内外の交流促進機能についてでございます。
よろしくお願いいたします。
○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの安住稔幸議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名、賑わい交流拠点整備を問うの問い1でございます。スイーツの駅構想と整備計画について。昨年度に策定業務を行いました富谷市(仮称)スイーツステーション基本構想策定業務においては、本市が指定する候補地を基本に比較検討を行ったものでありますが、具体的な整備計画を実施するに当たりましては、財政状況等を勘案しながら市有地等の活用も含め、市域全体でより採算性、効果性、実現性の高い箇所を検討した上で、整備計画を策定したいと考えております。
なお、富谷市(仮称)スイーツステーション基本構想につきましては、本定例会中に議員の皆様方に配付することで準備をしております。
問い2から問い6については関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
富谷市(仮称)スイーツステーションにつきましては、スイーツ文化創造発信拠点、スイーツ創業拠点、スイーツ交流拠点としてスイーツの力で富谷の未来を創造することを基本理念としております。したがいまして、富谷市(仮称)スイーツステーションは、スイーツによる産業・経済の交流拠点にもつながるとともに、スイーツによる起業・創業支援機能や交流促進機能にも資するものと捉えております。
また、当該施設を防災拠点とすることや子育て支援施設との併設など複合的な施設として拡充することは、財政状況等の側面から慎重な判断が必要であると考えております。
なお、今年度に策定を予定しております基本計画におきましては、議員のご意見も参考とさせていただきたいと思います。
以上です。
○議長(渡邊俊一君) これより安住稔幸君の質問は一問一答により行います。16番安住稔幸君。
○16番(安住稔幸君) まずお聞きしたいことは、「住みたくなるまち日本一」というフレーズで今いろいろ取り組んでおります。この道の駅、オリジナル道の駅というような名称でなっておりますけれどもスイーツの駅につきましては、この「住みたくなるまち日本一」に対しましてどういうような位置づけとして考えてらっしゃるかお聞きします。
○議長(渡邊俊一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) まず、スイーツステーションでございますけれども、住みたくなるまちとの関係性ですけれども、スイーツといえば富谷と言われるようにスイーツ……。
○議長(渡邊俊一君) もとい、若生市長。
○市長(若生裕俊君) 今回、今議員のご質問ありました、「住みたくなるまち日本一」に向けてのスイーツステーションの位置づけということでございますが、今回、「住みたくなるまち日本一」という総合計画または地方創生総合戦略を策定する中で、大きな柱の中にスイーツのまちづくりという位置づけを柱立てさせていただいております。その一環として、いわゆるスイーツのまち、そしてその付随関係の拠点としてスイーツステーションの構想を立てているところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。
○16番(安住稔幸君) まず、スイーツの駅だけで「住みたくなるまち日本一」というのは、やはりちょっと余りにも飛躍しているかなと思っております。やはりこういったスイーツの駅、いわば道の駅ではないかもしれませんけれども道の駅のような、そういったようなものであれば、もちろんスイーツ関係のものもありますけれども、やはり多くの方が交流できるような施設ですと、やはり「住みたくなるまち日本一」の1つに考え方としては入ってくるのかなと思ったものですから、確認の上でお話しさせていただきました。
あと、そのスイーツの駅の今の市長のお話ですと、今後についてはまだちょっと決まらないような話ではありますけれども、第1回定例会の予算審査特別委員会で大体3年から5年くらいのスパンの事業ではないかというようなお話がありました。この辺につきまして、そのスケジュール感、今はどのようにお持ちなんですか。あるのであればお聞きしたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 安住議員に申し上げますけれども、質問件名が賑わい交流拠点整備を問うですから、それに特化して質問をしてください。産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 本定例会中に基本構想の策定の内容、お示しをさせていただきますけれども、現時点では基本設計、実施設計などを単年度ごとに進めた場合は、令和4年以降の施設オープンが見込まれるところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。
○16番(安住稔幸君) 質問もそうですし、要旨のほうにもこのスイーツステーションについてはしっかりと通告として入れておりますので、よろしくお願いいたします。
続きまして、やはり今のお話だと令和4年、大分後のということで、今現在国際スイーツ博覧会をしておりますが、今後このスイーツの駅とこの国際スイーツ博覧会等、どういう状況になっていくのか、この辺についてお聞きいたします。
○議長(渡邊俊一君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) まず、国際スイーツ博でございますが、議員もご承知のとおり、年々来場者数がふえてきている状態でございます。そんな中でスイーツの駅については、一過性のイベントではなく常設が必要であろうと。常設によって交流人口もさらにふやせるのではないかというふうなことで進めているわけでございます。今後は国際スイーツ博覧会を経て、スイーツステーションのほうに進んでまいりたいなと考えてございます。
○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。
○16番(安住稔幸君) 子育て施設の併設または防災拠点につきましては、非常に予算的なものもあり、ちょっと難しいのではないかというお話でありましたけれども、先ほども白石のしろいしSunParkのお話をさせていただいたように、全て有料化すればいいと私は思っておりませんが、一応白石の例を見ますと、やはりそれなりの収入を上げて成り立っているということ、収入もあるということを考えますと、決して無駄ではないというか富谷をアピールし、また本当にぜひ富谷に来たくなるようなそういった施設になっているのかなということで思っております。やはりこの辺を入れないと、先はどうなるかわかりませんけれどもスイーツ関係だけの道の駅ですと、やはりそれは一過性に終わるのかなということもちょっと危惧されるわけであります。
やはりそういったものを考えますと、こういった集客能力といったらあれですけれども皆様が来たくなるような施設というのは、やはりぜひ併設がないと望めないのかなと思います。この辺についてはどのようにお考えでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 子育て支援も加味しておりますので、市長から答弁よろしいですか。若生市長。
○市長(若生裕俊君) 白石の施設につきましては、有料でということを私も認識しております。白石の場合は我々と同じように地方創生拠点整備交付金を活用している関係で、最終的には自立しなければいけないということで、いわゆるしっかりと収入を得てある段階で自立というところがあるので、しっかりと有料で運営をしていると認識をしているところでございます。
富谷におきましても今後、先ほど担当課長が答弁しましたように、今回の基本構想を踏まえて今後計画を実施設計等を進めていくわけでございますが、その計画に当たりまして、先ほどいただいた子育て、いわゆる複合施設の必要性につきましても十分理解もできます。
ただ、予算規模等、いろいろなあと敷地の問題だったり、限られた条件の中で計画を進めなければいけないかというふうに思いますので、その辺の中でご意見はご意見としていただきながら今後進めていきたいというふうに考えております。
○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。
○16番(安住稔幸君) あと、続きまして防災についてでありますが、やはり、私の思いではありますけれども、やはり4号線沿いが適地なのかなということで、やはり人通りの多いということで。そうしますとやはり防災についても今の道の駅で、特に東京、東京に限らずですけれども、東京近郊におきましては将来的な大きな大地震に対応するために道の駅が防災拠点として着々と今整備されつつあります。やはり富谷としても今けやき館のほうにいろいろありますが、やはりそういったものに限らずこの辺の地域の拠点ということでそういったこともぜひ考えることができるかと思いますけれども、その辺についてもう一度お考えをお願いします。
○議長(渡邊俊一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 道の駅ということで議員の今のご意見で、4号線沿いが適地ではないかというご意見をいただいたところでございますが、私どもこの計画、これまで進めていく中でいろいろ調査している中で、4号線沿いというのもいろいろ調査の課題として想定して国交省なりに問い合わせ、指導等も伺ったところでございますが、道の駅の場合、4号線の場合は交通量に比例して、特に防災拠点を整備するとなると、その交通量に対しての面積、駐車場のスペースだったり防災施設が必要になるということで、国道4号線も実は交通車両が大変多い車両台数なものですから、かなり広い面積を要するというのが実は大きな課題になっております。立地条件からすれば議員のご意見のとおり4号線沿いが適地だと思いながらも、ただ、4号線沿いだとその部分の大きな面積を要するという部分で、大きな、逆にそれがハードルになっているところもありますので、その辺も踏まえて今後検討していきたいというふうに考えております。
○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。
○16番(安住稔幸君) あとは何問かで終わりますので、このまま続けさせていただくとありがたいんですが。
○議長(渡邊俊一君) それは私の判断ですから。
○16番(安住稔幸君) はい、済みません。ですから、きちんとした道の駅というのはやはりそれは非常に難しいとわかっております。ですので、こういったものをつくって、スイーツの駅をつくったときに、やはりそういったものとして活用できるようなものということで今お話をさせていただいておりますので、ぜひその辺の検討を今後していただければと思います。
あと、今ずっといろいろお話がいろいろほかの議員からも出ておりましたけれども、しんまち活性化協議会というのが7月に設立され、今活性化プロジェクトが動いております。そして、明年の10月に合わせて、開宿400年に合わせて観光交流ステーションができるわけであります。こういったものとの絡みにつきましてはどのようにお考えなのか、お聞きいたします。
○議長(渡邊俊一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) スイーツステーションと今進めております(仮称)富谷宿観光交流ステーションにつきましては、富谷宿観光交流ステーションはあくまで来年度迎える開宿400年記念事業として位置づけておりますので、そこは切り離して考えているところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 16番安住稔幸君。
○16番(安住稔幸君) 観光交流ステーションと考えますと、富谷全体のことかなということも考えているわけであります。しんまちだけのことではないと思いますので、やはりこの辺が非常に関係してくるのかなと思いますけれども、もう一度お聞きいたします。
○議長(渡邊俊一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 大変貴重なご意見だというふうに思います。今後、(仮称)富谷宿観光交流ステーションを進めていく上で、いわゆる観光交流という意味では共通する部分もありますので、その辺は今後の検討材料としてお受けしたいというふうに考えております。
○議長(渡邊俊一君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
午後0時00分 休憩
午後1時00分 再開
○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
17番畑山和晴君。
○17番(畑山和晴君) 皆さん、こんにちは。先日行われました街道まつり、本当に大盛況で、市長を先頭に職員の皆様、本当にお疲れさまでした。
それでは、私から2件の質問をいたします。
まず、1件目。成田二期東、西土地区画整理事業について質問します。
6月定例会において、同件名の質問をしました。6月定例会では、ことし3月27日に成田公民館にて行われた第1回住民説明会のその後について伺い、今回は7月28日に成田三丁目会館で行われた第2回住民説明会後の本市の対応について、質問します。
本市は来年、富谷宿開宿400年を迎えます。この富谷宿を中心に緑豊かな環境の中で田園、住宅地、商業地がバランスよく配置され、また仙台市にも隣接していることから、とても住みやすいまちとなっています。成田地区においては1988年に造成が始まり、現在では住宅戸数3,100戸、人口約9,400人を数える本市でも有数の住宅地であると思います。
今回の区画整理事業は、1988年第1期事業開始時から構想されているものと聞いています。1988年以降の時代の変遷は極めて急激であり、環境重視となった現在の時代、環境を守りながら造成していかなければならず、戸数ありきでの開発は時代背景に合致していないと考えます。
以上のことから、成田二期東、西土地区画整理事業は時代背景に沿った方向を目指さなければならず、住民の方々が納得した上で進めていかなければなりません。
また、この事業は、成田の北部工業団地造成へとつながっていく点からも見れば、本市全体にとっても大変重要なポイントとなる事業です。第2回の住民説明会において、第1回の説明会よりもさらに多くの意見が出ました。住民の方々との意見の相違があるまま進められるのか、妥協点はあるのかないのかを踏まえ、以下質問をします。
1、第1回住民説明会後、町内会からの要望書が提出されましたが、その対応は。
2、宅地とともに豊かな緑地、緑道、公園を設定していくことが、住みたくなるまち日本一への道の未来像となるのでは。
3、東地区の開発業者との話し合いの進捗状況は。
次に、児童虐待防止について質問します。
今、ニュースを見れば、全国では虐待による悲しい事件が毎日のように流れています。本来は、子供が一番安心でき、信頼できる場所が家庭であり親でなければなりません。どんなことがあっても自分の子供は命をかけてでも守らなければならない。子供の逃げ場所、頼れる場所、甘えられる場所で、自己中心的な理由で虐待が行われている現実に、悲しいという言葉しか浮かびません。
報道の内容やその他いろいろと調査していくと、よく出てくるフレーズが、学校の対応が悪い、児童相談所の対応が悪い、などです。確かにこういった報道がある中でも、実際本当に一生懸命対応している自治体も多くあります。ただ、法的に難しいところもあり、対応がどうしても遅くなってしまう側面はあります。いじめ問題と同様に未然に防ぐこと、早期に発見することが重要であり、多くのアンテナを張っておかなければなりません。そこには、教育委員会、警察、児童相談所などの確実かつ行動力のある情報共有が必要であり、さらに地域の方々で見守る体制、周知が必要です。
本市には、富谷市児童虐待防止連絡協議会設置要綱があります。第5条では、協議会が円滑に機能するように協議する、第6条では、要保護活動を行っている者の知識経験を要保護者の支援等に反応させるため協議する、第7条では、相談や通告のあった具体的な情報交換や支援方法等について協議するとあります。
しかし、この協議会での内容が見えてきません。個人情報等の問題もあるかもしれませんが、虐待は大きな社会問題であり、虐待が行われていることの発見が難しい側面があることから、全市民に協議会の取り組みを示さなければならないと強く思います。このことが抑止力にもつながると考えます。
虐待防止法の基本理念にのっとり、子供たちの大切な命を守る観点から、この富谷市児童虐待防止連絡協議会をさらに深め、そして、虐待を未然に防ぐためにも条例設置が必要であると考え、以下質問します。
1、連絡協議会では、平成30年度に7回ほど各会議が開かれていますが、その内容が伝わっていません。未然防止につなぐためには周知したほうがよいのでは。
2、平成30年度の虐待相談件数が168件、そのうち保護児童が23人います。その後どういう対応をとり、指導をしているのですか。
3、保育所や学校以外での活動の中での暴言等による心理的虐待については、どう対応するのですか。
4、教育委員会、警察、児童相談所と情報共有等を行い対応したということですが、どこまでそれぞれが立ち入ることができるのですか。
5、多くの自治体では児童虐待防止条例が施行されています。本市でも条例制定が必要なのではないでしょうか。
以上です。
○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの畑山和晴議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1、成田二期東、西土地区画整理事業についての問い1、第1回説明会後、町内会から要望書が提出されましたがその対応につきましては、成田二期東地区及び西地区に隣接する成田第一町内会から環境への配慮や開発区域との境に緑道を整備してほしいなどの要望をいただいております。要望事項には、本市で回答できるもののほか、開発者でなければ判断できないものも多くあるため、町内会との話し合いの場を設けて要望内容の確認をさせていただいております。現在、開発者が要望事項への対応を検討しておりますので、間もなく回答できるものと考えております。
問い2、成田二期東地区及び西地区は、既存の成田地区と一体となるような宅地整備を計画しており、仙台北部道路沿いなどの地区周辺に公共緑地として山林を残し、自然環境の保全と良好な住環境の整備を図ることとしております。
森林法では、住宅団地を造成する場合、既存の森林面積の20%以上の森林や緑地を確保するように定めておりますが、東地区では約31%、西地区では約35%と、いずれも基準を大きく上回る緑地を確保することとしております。
問い3、東地区の開発業者さんとの話し合いの進捗状況につきましては、町内会との話し合いの場で要望を確認しました。既存宅地と開発地の間の緑道整備につきましては、本市からも開発者に対して緑道整備を要請をしており、現在技術的、経済的にどのような対応が可能か、開発者側で検討を行っているところであります。
質問件名2の児童虐待防止についての問い1、連絡協議会につきましては、児童相談所、警察、保健所、保育所、幼稚園、学校、民生委員児童委員協議会、人権擁護委員等の職員で構成しております。なお、取り扱う内容は個人情報となっており、協議会の開催事実を報告することはできますが、その内容についての公表は慎重な検討が必要と考えております。
児童虐待防止につきましては、社会全体で取り組むべき課題であり、特に11月は児童虐待防止推進月間となっています。不幸な事件を防止するため、広報やポスター掲示、チラシ配布などで虐待を受けていると思われる児童を発見した場合は、ちゅうちょすることなく市町村や児童相談所に通告していただくことや、24時間対応の児童相談所全国共通ダイヤル189「いち早く」についての周知啓発を図り、未然防止に努めてまいります。
問い2、要保護児童の中には、児童相談所が主担当となり支援しているケースが大半を占めております。市が主担当の場合は保護者や児童と面接を行い、経過を確認することが大事となっております。保護者が病気を抱えていたり、子供の持つ特性からかかわりにくさを感じていたりすることもあり、虐待をしているという認識がない場合もあります。指導の内容といたしましては、子供とのかかわりの中で保護者自身の大変さを認めながらも、子供の人権を尊重して対応することや、子供の安全を守ることの重要性について助言等を行っております。
問い3、保育所や学校以外での活動の中での暴言等による心理的虐待についてはどう対応するのですかにつきましては、保育所や学校以外にもさまざまな場面で虐待と思われることが想定されますが、例えばスポーツ少年団における活動内での虐待に関することにつきましては、日本スポーツ協会や日本スポーツ少年団などの指導のもと各種取り組みを進め、暴力、各種ハラスメント、差別など、不適切な行為の根絶に向け、全国的な取り組みが進められております。
本市においても、ことし5月11日のスポーツ少年団結団式において、全ての団の指導者の方々が、子どものスポーツの権利を尊重するユニセフの子どもの権利とスポーツの原則に賛同し、子どものためのスポーツ宣言に署名をしたところであります。
なお、この取り組みにつきましては高い評価をいただいており、来週15日から18日までドイツのケルンで開催されますCFCIサミットにて、富谷市のこの取り組みが発表されることにもなっております。
また、広く周知啓発を図り、保育所や学校、スポーツ少年団以外の活動での虐待防止に努めてまいります。
問い4、それぞれの機関が保護者または子供からの聞き取りを行っており、その時々の判断で対応するため、どこまでという明確な線引きは困難であります。要保護児童対策地域協議会の調整機関である子育て支援課では、支援が適切に実施されるよう状況を的確に把握し、必要に応じて関係機関等と緊密な連絡調整を実施して、ケースの進捗管理を行うため各関係機関と情報を共有します。
虐待疑いの情報や相談につきましては、一般住民のみならず通報を受けた警察や通告を受けた児童相談所から提供される場合もあります。また、市で持ち合わせている情報があれば提供をし、情報を集約して判断や今後の対応の検討を行っております。
問い5、富谷市でも条例制定が必要なのではとの問いにつきましては、全国の児童相談所における虐待相談件数が毎年増加している中で、次世代を担う全ての子供たちが健やかに安全に育つためには、地域社会が一体となって児童虐待防止に取り組むことが重要であります。
児童福祉法の平成28年の改正において、児童は適切な養育を受け、健やかな成長、発達や、自立が図られることなどを保障される権利を有することを総則の冒頭第1条に位置づけております。その上で国民、保護者、国、地方公共団体がそれぞれこれを支える形で児童の福祉が保障される旨が明確化され、さらに令和元年の改正では親権者等による体罰の禁止について明確化されました。
なおかつ、懲戒権のあり方についても、政府は改正法の施行後2年を目途として民法第822条の規定について検討しております。
このように法改正が今後も予想される状況でございます。また、要保護児童対策地域協議会においても研修や進捗管理をしっかり行い、虐待の早期対応に努めておりますことから、市での条例制定にこだわることなく、国の動きに合わせて広く市民に周知啓発を図っていくことなどにより、なお一層地域全体での意識向上に努めてまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(渡邊俊一君) これより畑山和晴君の質問は一問一答により行います。17番畑山和晴君。
○17番(畑山和晴君) それでは、成田の造成のほうから始めます。
高田課長のほうで実際説明会に出席していただいて、いろいろな要望を実際聞いていると思いますが、造成自体には住民の方々は反対はしていないということはおわかりだとは思うんですけれども、やはり確実にその緑道の部分、緑を残すという部分で、その進みぐあいによっては進む、おくれるということがあると思うんですけれども、その辺の進め方というところでいかないといけないと思うんですが、その辺についてお伺いします。
○議長(渡邊俊一君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 先ほど市長のほうから話があったんですけれども、私も説明会後2回ほど町内会と話をしまして、隣接する部分のところがやはり宅地になるという形がございましたので、そこの切実な訴えは聞いておりますので、開発者のほうに対して緑道なり公共緑地という形のことで整備が図られるよう努めてまいりたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 17番畑山和晴君。
○17番(畑山和晴君) 西地区のほうは緑地を残すということに協力的ではあるんですけれども、その西地区の業者と東地区の業者さんとの話し合いというか、双方の詰め寄り方というのは、何か話としてはあるんでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 西、東という形で事業が別という形のこともございまして、個々にやはり市としても西、東と開発者のほうと話をしまして、西のほうにつきましては積極的なお話をいただいておりまして、東のほうにつきましては今ちょっと先ほど話をしたとおり、経済的という形のものと技術的という形のほうの2点で話をしておりますので、別々に話をさせていただいているところではございます。
○議長(渡邊俊一君) 17番畑山和晴君。
○17番(畑山和晴君) 論旨でも述べたんですけれども、今回その計画が出された中で、これは当初、第一期の工事が始まる時点でもうああいった図面はできていたんでしょうか。お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 当初ですね、第一期が250という形のことで、全体的に500ヘクタールでしようという考えでございましたので、面積の関係から半分に減らして第一期事業を行われたわけですけれども、その後北部道路の計画がございまして、その観点から少し見直しをしまして、北部道路の南側を住宅系、そして北側を工業系という形のことに土地利用がされておりますので、少し土地利用が変わったということはございました。
○議長(渡邊俊一君) 17番畑山和晴君。
○17番(畑山和晴君) やはり成田の特にその山際の住民からすれば、自然を残してほしいということで要望があります。時代背景、やはり森林を残す、そしてSDGsの考えにものっとれば、やはり自然環境というものを残しながらの開発というのが時代に沿っていく開発にはなると思うんですけれども、開発業者さんの計画を云々というのはなかなか難しいとは思うんですが、やはり今後ともそういったような森林を残していく開発の変更というのは、やはり考えられないものなのでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 富谷市の特徴でもある自然を生かしながらの宅地整備という形もございますので、あと森林法とか基準という形のこともありますので、その辺の整合をとりながら宅地森林整備のほうに努めてまいりたいと思っております。
○議長(渡邊俊一君) 17番畑山和晴君。
○17番(畑山和晴君) 1回目も2回目もなんですけれども、話し合いの中でやはり計画後に工事の予定だったりいろいろな車両の動きだったりというところで質問があって、結局は計画ができて実際始まらないとなかなか提出できないということだったんですけれども、やはり理解を得るためには、その辺ももうあらかじめ大体予定をしたとしても示すべきではあると思うんですが、その辺をお伺いします。
○議長(渡邊俊一君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 工事の面につきましては常識的な範囲で工事車両のルートとか、例えばなんですけれども保育所の前とか、そういった、あと子供たちが通行するようなところは歩かせない、あとは時間帯をずらすとかという形のことははっきり言えるところがあるんですけれども、工事の業者が決まらないとつなげられないこともございますので、その辺は区別しながらしっかりとした説明ができるような形でやっていきたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 17番畑山和晴君。
○17番(畑山和晴君) その辺をしっかり、例えばという形でもいいのである程度の理解できるような説明というのは前回のその説明会のときに自分なりには思ったんですけれども、それにあわせて、やはり北部道路から来る騒音だったりという部分に関しても明確な数字を出してほしいということだったんですが、その辺も次の説明会がまたあるとは思うんですけれども、本当に細かくそういった部分も住民の方が100%ではなくても、それに近いくらい納得できるような数字として出していただきたいんですが、その辺についてお伺いします。
○議長(渡邊俊一君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 北部道路、そういった形の騒音の基準という形のことに関しては基準を守らなくてはいけないというのがありますので、実際何デシベル以下という形のことがあったりとかして、今推計では30とかという形で数字が出ておりますので、その辺を図面もしくは資料にして、しっかりとしたものを出していきたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 17番畑山和晴君。
○17番(畑山和晴君) では、1問目の最後の質問を市長にお伺いしたいんですが、住民の方々は開発には反対していないというのも市長はご存じだとは思うんですけれども、ただ、その1回目、2回目の住民説明会の中で、要望書も実際上がっているというところで、どこまでその要望をしっかり酌み取って実行していただけるのか。本当に成田にとっても本市にとっても必ず成功させていかなければならない今回の造成だと思うんですけれども、こういったところの市長の思い、そしてどういうふうに深く考えているのか、お伺いします。
○議長(渡邊俊一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 今回、やはり最初の段階での説明不足もあったかというふうに思います。その部分に関しましては開発者側にもその辺は踏まえていただいて、前回の説明会も踏まえて、今住民の皆さんから開発のものにつきましてはまずはご理解をいただける方向になっている部分でございます。ただ唯一、やはり緑道を整備していただきたいという部分に関しては強い要望をいただいておりますので、そのことについては何とか対応できるようにということで、しっかりと今開発者のほうに私からも要請をさせていただいているところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 17番畑山和晴君。
○17番(畑山和晴君) では、次に虐待のほうに移ります。
いろいろな虐待の悲しいニュースの中で、ほかの自治体から転居をしてきた子供が実際はその前の地で虐待を受けていた、それが引き継がれてなかったりということがありました。本市にとっては、そういった部分の扱い方というのはしっかりなっているんでしょうか。お伺いします。
○議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) こちらのほうで要保護等がかかっている児童の転出等については、間違いなく担当者から担当者へ引き継ぎのほうをしております。もちろん、こちらに転入されてきたというお子さんについても情報はいただいておりますが、いただかない場合はわからないという場合ももしかしたらあるかもしれません。ただ、転入転出もこちらのほうでは適切に処理をしております。
○議長(渡邊俊一君) 17番畑山和晴君。
○17番(畑山和晴君) 行政側が必要な情報として判断するだけではなく、警察とは密に情報共有というのはしているんでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 警察、それから児童相談所のほうとは情報を共有しております。
○議長(渡邊俊一君) 17番畑山和晴君。
○17番(畑山和晴君) その中でも、やはり実際虐待があるとわかっている家があった場合、どうしても家に立ち入ることができなくて見逃してしまう、見過ごしてしまうということが本当に多くいろいろ調べると出てきますし、実際報道もされています。その辺の深入りというか、どこまで行政としてできるのか。課長としての考えとして自分はここまでできればという思いがもしあればお伺いします。
○議長(渡邊俊一君) 畑山議員に申し上げます。課長としての考えではなくて、今執行部に対して一般質問しているわけですから、通告は基本的には市長でありますのでその辺は割愛してください。
子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 昨今やはりそういう事件事故が多くありますので、昨年、一昨年あたりから、やはり近隣住民の方からの泣き声通報であるとか、そういった案件がかなりふえております。やはりこちらとしても48時間の安全確認というところを遵守してやっているわけでございます。ただやはり、どうしても通報があってすぐ、だけど会えないというところもありますので、その辺もどかしさは感じるところではあります。やはりできれば強制的でも会って、そのお子さんの安全を確認できればと思うところは正直あります。
○議長(渡邊俊一君) 17番畑山和晴君。
○17番(畑山和晴君) 110番通報があった場合というのは、直接お巡りさん、警察のほうに連絡があった場合というのは、すぐその警察のほうからは情報としてはおりてくるものなんでしょうか。お伺いします。
○議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) やはり身体に危険が及ぶ場合、事件性がある場合というのはまず110番が一番かと思います。実際、警察のほうからこちらのほうに、きょうこういった案件がありましたというところは、件数までは今は控えておりませんけれどもかなりの数はございます。
○議長(渡邊俊一君) 17番畑山和晴君。
○17番(畑山和晴君) この虐待があると、身体的虐待であれば発見することはできるんですけれども、学校での虐待把握というのは、当然担任の先生も注意しなければならないことなんですけれども、そこに関するスクールソーシャルワーカーの役割とかという部分はあるんでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) もちろんスクールソーシャルワーカーもそういった部分では密接に関係をしております。
○議長(渡邊俊一君) 17番畑山和晴君。
○17番(畑山和晴君) 身体的虐待であれば発見するということはできるとは思うんですけれども、その心理的虐待というところでなかなか発見しづらい部分はあるとは思うんですけれども、その心理的虐待の見つけるための方法、取り組みというのはどういうふうにしているんでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) やはり学校では児童生徒の日々の観察をきちっと怠らずにやるということと、それからいじめのアンケートもとっておりますが、その中ではその生徒自身の思いとかそういった部分もきちんと書き取る部分もございますので、そういった面からもまれに浮き彫りになる部分もございます。あとは、やはり本人からの申し出もあることもございます。
○議長(渡邊俊一君) 17番畑山和晴君。
○17番(畑山和晴君) スポ少とかで、やはり昨年、子どもの権利を守る宣言をスポ少のほうに通達し、実際評価されているということなんですけれども、やはりスポ少とか外の団体となると見えない部分が当然出てきます。そのスポ少の本来の理念にのっとっていないスポ少も見られるということも耳に入ってきますし、そこの部分のスポ少とかその外部の団体に対する対策というのは、何か考えとしてはあるんでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 教育部長。
○教育部長(荒谷 敏君) こちらにつきましては、スポーツ少年団等につきましては、まず指導者講習会、そういったことを通してそういった暴言とか体罰、そういったものを含めて徹底指導はしております。また、あわせて各団体によってはその上層部の機関によってコンプライアンス委員会が設置されております。そこへ直接保護者のほうから通知を出したり、案件の報告が行ったりして、そこはそこでコンプライアンスの規定にのっとって、指導者の剝奪とか重い場合はそういったところまで行っている事例もありますので、教育委員会としてもその辺を徹底するように今後も指導者育成のほうで生かしていきたいと思っております。
○議長(渡邊俊一君) 17番畑山和晴君。
○17番(畑山和晴君) その保護者のほうから通報があるということが本当に大事で、結局スポ少のその首脳陣、監督、コーチに対して保護者はどうしても目をつぶる部分が出てきてしまいます。やはり保護者のほうにも同じように指導者研修の内容というものを伝え、そういった虐待防止、暴言防止というところまで持っていくのが、子供たちの本当に人権を守るほうに全体としてつながっていくんじゃないかなと思うんですけれども、その辺の取り組みについていかがお考えでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 教育部長。
○教育部長(荒谷 敏君) これまでどちらかというと指導者中心にそういう規定なりなんなりを説明してきましたが、議員のおっしゃるとおり、今回、今年度も1件ございまして、それは市長への手紙という形で、事例は申し上げると特定されますので申し上げられませんが、そういった手紙という形でもいただいております。そういったことを踏まえますと、親の会、保護者の会、そういったところへも何らかの形でこういった制度なり趣旨を伝えていける場を今後設けていきたいと思っております。
○議長(渡邊俊一君) 17番畑山和晴君。
○17番(畑山和晴君) 児童相談所の全国共通ダイヤル、先ほど市長のほうから「いち早く」で189番というのが答弁でありました。その189、私が目にする場面て、例えば会館だったり公民館だったりということで、実際これって学校で配布はしているものなんでしょうか。お伺いします。
○議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) 児童相談所のパンフレットとかそういうものが学校に来れば、それはきちんと配布していると思います。
○議長(渡邊俊一君) 17番畑山和晴君。
○17番(畑山和晴君) それだと、その教育委員会のほうとしてはその配布というのは学校に直接来るので、どういう対応をしているのかわからないという考えでいいのでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) 学校に直接来るものもあれば、教育委員会を通してのものもございます。
○議長(渡邊俊一君) 17番畑山和晴君。
○17番(畑山和晴君) これに関しては、学校で必ず配布しなければならない一番身近なダイヤルだと思いますし、あと町内会の全戸配布という形でも、やはり地域全体としてこういった虐待というのはなくしていかないといけないと思いますので、学校プラス地域全体に189番というのを知ってもらうのは非常に大切だと思うんですが、その取り組みについてはどうお考えでしょうか。
○議長(渡邊俊一君) 今2つ質問されていますので、困っています。だから、やはりその学校教育のほうに特化するんだったらそっちで1回質問して、その後にまた質問してもらったほうがいいですね。
学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) 学校に確認をいたしまして、もし配布がされていないものがあれば、早急に配布をするようにこちらのほうで手配をしたいと思っております。
○議長(渡邊俊一君) 17番畑山和晴君。
○17番(畑山和晴君) では、改めてその町内会全体に全戸配布という形で考えられるんでしょうか。お伺いします。
○議長(渡邊俊一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 児童相談所、それから189について詳しく書いてある資料、限りがありますので全戸回覧という形であれば多分いけるかと思います。なるべく多くの方に知っていただきたいというところはございますので、より多くの方の目につくような形でいろいろ考えたいと思います。
○議長(渡邊俊一君) 17番畑山和晴君。
○17番(畑山和晴君) では、最後に市長にお伺いします。
虐待に対して、やはりいじめと一緒でなくならせるというのは難しいとは思うんですけれども、やはり虐待をしない、早期に発見できるまちづくりというのを子供がいっぱいいるまちですので大切にしていかなければならないんですけれども、市長の虐待に対する取り組み方や思いをお伺いして終わりにします。
○議長(渡邊俊一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 児童虐待につきましては、議員のご意見のとおりだと思います。特に富谷は子供の多い自治体でございますので、未来を担う子供たち、そういった不幸なことに陥らないようにしっかりと目配り、そして情報を共有しながら、とにかく早期発見、そして早期保護という形で対応を今後も強化をしていきたいというふうに思います。
なお、やはり今虐待の問題は子供のみならず、いわゆる高齢者だったり障がい者に対する虐待も今大きく、またはDVだったり配偶者に対してのことも身近なところで起こっているわけでございますので、そういったところも含めて、やはりそういったことのないようにしっかりと行政として果たせる役割を担っていきたいというふうに思っております。
○議長(渡邊俊一君) 次、12番高橋正俊君。
○12番(高橋正俊君) それでは、私の一般質問を始めます。
1問目ですが、市の公共施設の管理状況についてであります。今回、市内をくまなく回り、公共施設、道路、公園、住宅などさまざまな場所を見ていろいろと感じることがありました。まずは公園の除草、公衆トイレの清掃、道路脇の除草など、市の管理がよく行き届いているということであります。また、自然のまま緑豊かな山々があり、きれいに造成された団地に新しい住宅が建ち並び、子供たちの元気な声が響く。そして新たに住宅地の造成工事中のところもあり、改めて富谷市はたくさんの夢にあふれ、希望の持てるまちであると感じました。
しかし、その反面、早急に手を加え、整備をしなければならないと感じた場所もありました。その1つは富ケ丘公民館であります。クリーム色の外壁は水あかやコケなどが黒く付着し、外観をぱっと見た印象として古くて汚いと感じたところであります。公民館は市民の憩いの場として、またさまざまなサークル活動を通してたくさんの市民が集い、利用する場所でもあります。そのことを踏まえ質問いたします。
富ケ丘公民館が建設されてから何年たつのかお伺いします。
建てかえの予定はあるのか、お伺いします。
外装工事(外壁塗装)などは何年前に実施されたのか伺います。
富ケ丘保育所を含む富ケ丘公民館の外装工事が必要と考えますが、見解を求めます。
次に、2問目でありますが、今後の空き家対策についてでございます。今議会の冒頭で、市長の挨拶の中に空き家対策事業の内容で説明がありましたが、改めて富谷市でも重要な問題の一つであると確信したところであります。今回、私も市内を回り、空き家の多さに驚きました。特に鷹乃杜と富ケ丘に多く、鷹乃杜に関しましては空き家のほかにも道路の狭さを感じたところであります。団地内には幼稚園もあり、朝にはマイクロバスが何台も通り、通学のために歩いている学生もたくさんおります。そこで、次の質問をします。
1番目。市内において、現在空き家は何件ほどあるのか、お伺いします。
2、そのうち富ケ丘地区と鷹乃杜地区には何件ほどあるのかを伺います。
3、空き家の所有者とは連絡はとれているのか、お伺いします。
4、全く連絡がとれない空き家はあるのか伺います。
5、納税状況をお伺いします。
6、今後空き家問題をどのように考えているのか、お伺いします。
7、鷹乃杜の道路の狭さをどのように考えているのか、伺います。
8、今鷹乃杜において進めている側溝工事は本当に有効な工事なのか、お伺いします。
以上です。
○議長(渡邊俊一君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの高橋正俊議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の市の公共施設の管理状況についての問い1でございます。富ケ丘公民館につきましては、昭和57年3月に竣工、4月に開館した施設ですので、築37年が経過しております。
問い2、建てかえにつきましては平成29年3月に策定しました富谷市公共施設等総合管理計画でお示ししておりますが、一般的に鉄筋コンクリート造の建築物の場合は、築30年程度で大規模改修が必要となり、築60年程度が経過すると建てかえが必要と言われております。しかしながら、市の財政状況や施策の優先度などを踏まえて検討することとしております。現在、富ケ丘公民館を初め他の公民館も20年を経過する施設が多く、施設の延命対策を重点的に行い、適切な維持管理、修繕に努めております。
このようなことから、現時点での建てかえ予定はありませんが、今後施設の耐久度などを検証しながら市全体の公共施設管理計画に基づき、検討してまいりたいと考えております。
問い3、富ケ丘公民館においての外装工事、外壁塗装は行っておりません。
問い4、富ケ丘保育所を含む富ケ丘公民館の外装工事につきましては、問い2でお答えしましたように今後施設の耐久度などを検証しながら、本市全体の公共施設等総合管理計画に基づき、検討してまいりたいと考えております。
質問件名2の今後の空き家対策についての問い1と問い2については、関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
昨年度末現在の市で把握している空き家件数は146件であり、そのうち富ケ丘地区は28件、鷹乃杜地区は26件という状況にあります。
問い3と問い4についても関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
空き家の所有者につきましては、空き家等対策の推進に関する特別措置法の規定により、固定資産税の情報を取得することが可能となっており、所有者の住所等を把握し連絡をとれる状況にあります。しかしながら、一部通知が届かない方もおりますので、その場合は関係自治体へ必要な情報の提供を求めることとしております。
問い5、納税状況につきましては、空き家等対策措置法により空き家の所有者に関する情報として固定資産税の課税情報の内部利用が可能とされています。しかしながら、納税状況の内部利用については認められておりませんので、把握してはおりません。
なお、納税に限ったことではありませんが、ふぐあいが生じるケースとして、空き家の一部には、所有者が死亡し相続登記されない、いわゆる未登記物件となるケースが発生しており、所有者を特定するまでにかなりの時間を要する場合があります。
問い6、空き家問題につきましては、空き家対策を講じなければ少子高齢化や核家族化を背景に今後ますます増加することが予測されます。しかしながら、本市は住宅需要が旺盛な地理的条件を備えていることから、去る6月4日に関係団体と締結した空き家の利活用協定、維持管理に関する協定の円滑な運用を図るなど空き家の利活用を推進することで、空き家の抑制を図ってまいりたいと考えております。
問い7、鷹乃杜の道路の狭さにつきましては、鷹乃杜につきましては昭和47年に開発が許可された団地であります。区画道路の多くは幅員が5メートルに満たない路線であり、その両側にはふたのない側溝が設置され、電柱や標識なども立っていることから、近年整備された団地と比較した場合、道路幅が狭いと認識をしております。
問8、現在鷹乃杜で進めている側溝整備事業につきましては、平成24年度から工事に着手し、公共施設や未就学児が通う施設の周辺から整備を開始いたしました。その後、大雨の際、たびたび水害が発生していた団地の東側及び西側の最下流部の整備に着手し、昨年度でおおむね終了したところでございます。今年度からは、路面と側溝との高低差が大きく、過去に転倒事故などが発生し、歩行者の安全を最優先させる必要のある坂道区間の整備に着手したところでございます。
このように側溝整備事業は、雨水を適切に処理するとともに歩行者の歩行空間を確保する目的を持っておりますので、特に道路幅員の狭い鷹乃杜においては道路の安全性を確保する有効な事業であると考えております。
以上です。
○議長(渡邊俊一君) これより高橋正俊君の質問は一問一答により行います。12番高橋正俊君。
○12番(高橋正俊君) それでは、再質問させていただきます。
公民館施設のコンクリートの耐用年数60年くらいということでありましたが、富ケ丘公民館については外装工事、外壁塗装なんかはしていないということなんですけれども、そろそろやらなくないのではないかなというふうに思っておりますが、その辺をお伺いします。
○議長(渡邊俊一君) 教育部長。
○教育部長(荒谷 敏君) 確かに議員のおっしゃるとおり、外壁一部汚れているところもございます。しかしながら、先ほども市長が答弁したとおり、塗装となると足場を組んで相当な経費もかかりますし、現在ではどちらかというと保全型を目指しておりまして、何とか維持管理を徹底して延命措置を図りながら学習環境を整えていくということで、利用者のほうに迷惑をかけないようにすることが最優先かなと思っておりますので、今後その公民館のリフレッシュ計画なども含めて、改めてご意見を伺いながら検討する必要があるかとは思っております。
○議長(渡邊俊一君) 12番高橋正俊君。
○12番(高橋正俊君) ほかにもこういう施設があるわけでございますけれども、私が見たところ、外観が一番汚れているのか汚いのかなというふうに富ケ丘公民館、そう思ったんですけれども、ほかにもこういう状況の公民館とか学校を含めた施設はあるのかお伺いします。
○議長(渡邊俊一君) 2つの質問でなくて、一問一答ですから1つずつにしてください。もう一度、どっちなんですか。
○12番(高橋正俊君) 公民館のほうだけ。
○議長(渡邊俊一君) 教育部長。
○教育部長(荒谷 敏君) どちらかというと先ほど公民館も富ケ丘が一番古くて築37年、次が東向陽台34年、富谷中央公民館が32年、あけの平が28年と、相当30年に近い建物も多くあります。ほかは建物の色ぐあいもあるんですけれども、一番住民の方が目にする通りにあるのが富ケ丘公民館で、ほかは幾分駐車場の関係とか目立たないところにもあるんですけれども、それなりにやはり修繕がふえてきているのも事実でありますので、そういったものも含めて公民館のあるべき姿を今後、やはりこういった機会をいただきましたので、検討して何とかもちこたえていけるような手法をとってまいりたいと思っております。
○議長(渡邊俊一君) 通告にはありませんけれども学校関係許しますので、学校関係質問してください。
○12番(高橋正俊君) 学校なんかもそういうのがあるんですか。お伺いします。
○議長(渡邊俊一君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) 学校施設に関しましては、年度年度計画を立てながら、例えば来年度どこどこ中学校の屋根の塗装とか、そういった計画的には進めているところもございます。なお、30年度、元年度、2カ年にわたりまして、学校施設の長寿命化計画の策定ということも実施しておりまして、通常手をかけているというところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 12番高橋正俊君。
○12番(高橋正俊君) ちょっと富ケ丘公民館、しつこいようですけれども、富ケ丘公民館の隣に北部会館という立派な新しい建物があってですね、その並びに公民館があるものですから、特に私は感じたわけでございますけれども、今学校を修繕するということで計画的にやっているということなんですけれども、公民館もやはり耐用年数があって37年過ぎているので、その辺の経過している公民館もあるので、計画的に今後維持管理をできないのか、お伺いします。
○議長(渡邊俊一君) 教育部長。
○教育部長(荒谷 敏君) こちらも先ほど市のほうの公共施設総合管理計画がございまして、その中で施設によって個別計画を立てるということになっております。公民館は現在そういう計画を立てておりませんでしたので、この機会を経まして、確かに30年も超しておりますのでしっかりとした、どちらかというとそういう塗装とかも含められますけれども、どちらかというと老朽化対策を含めてできるだけ長く使えるような施設にしていくというふうな計画を立ててまいりたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 12番高橋正俊君。
○12番(高橋正俊君) 例えば、これを外装工事するとなれば、大体でいいんですけれども、あの規模で外装塗装をした場合には予算というのはどのくらい大体かかるのか、わかる範囲内でよろしいですけれどもお伺いします。
○議長(渡邊俊一君) なかなか難しい質問ですね。(「じゃあ、わかりました」の声あり)ええ、視点を変えてください。
12番高橋正俊君。
○12番(高橋正俊君) 済みません。それから2問目でございますけれども、空き家対策です。この空き家対策の問題については家族が残してくれたその土地に、(「もう少し大きく言ってください」の声あり)はい。家族が残してくれた土地、そこに若い人たちが家を建てた場合に、新しい家を建てて、隣に古い放置してある空き家があったら、せっかく新しい家を建ててもやはり少し評価が下がるというんですかね、周りの環境で。そういう考えを持って私はこの質問をしたわけでございますけれども、富谷市が30年、50年たったときにそういうものを放置していれば、周りの価値も下がってしまうのではないかなと思っているんですけれども、市ではどういうふうに思っているかお伺いします。
○議長(渡邊俊一君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) 空き家の発生につきましては、空き家を今後発生させないということで、ことし1月に空き家対策計画を策定しました。それにのっとりまして、今後空き家等を発生させないように利活用、あと維持管理に向けた対策を講じていきたいと思っております。
○議長(渡邊俊一君) 12番高橋正俊君。
○12番(高橋正俊君) ぜひ、この問題、法的な問題も多分出てくるとは思うんですけれども、これはぜひ力を入れてやっていただきたいと思うんですけれども、再度お伺いします。
○議長(渡邊俊一君) 要望でなくて質問ですね。(「はい、そうです。質問です」の声あり)生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) 空き家の対策計画にも上げていますように、副題として上げていますように、富谷市は空き家の利活用に対して取り組むということにしておりますので、空き家の協定も締結いたしまして、今後啓発等に努めながら空き家をなるだけ出さないようにしていきたいと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 12番高橋正俊君。
○12番(高橋正俊君) それでは、鷹乃杜の市長の答弁の中にもありましたが、道路を、せっかく側溝を工事してあの電柱、どうにかならないのかなと私は思っているんですけれども、その辺をお伺いします。
○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 側溝整備が終わった後の電柱等の対応でございますが、なかなか移転場所が見つからないというのが現状でございまして、なおかつ道路敷地に立っていた電柱を道路敷地じゃない民地に移転をかけた場合には移転費用がかかるということもございまして、現状はそのままの位置で側溝整備をさせていただいているところでございます。
○議長(渡邊俊一君) 12番高橋正俊君。
○12番(高橋正俊君) 今、課長からの答弁で民有地に電柱を移すという話がありましたけれども、私が住んでいる成田も決して道路、物すごく広いわけではないんですけれども、道路に電柱がないんですよ。皆電柱は民有地に入っているわけです。ですから、確かにせっかく工事するんですからその辺も民有地の方々とも、難しい問題だとは思うんですけれども努力する必要はあるのではないかなと私は思っておりますが、再度お伺いします。
○議長(渡邊俊一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) できるところを努力してまいりたいと思っております。
○議長(渡邊俊一君) これをもちまして本日の一般質問を終わります。
ここでお諮りいたします。議案審査のため、あす10日を休会としたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、あす10日を休会とすることに決定いたしました。
なお、あさって11日の本会議は、午前10時からの開会といたします。
これで本日の日程は全て終了しました。
本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでした。
午後 2時03分 散会
令和元年10月11日(金曜日) 午前10時00分 開会
日程1 | 会議録署名議員の指名 | ||
日程2 | 議案第 1号 | 富谷市自然環境等と再生可能エネルギー発電設備設置事業との調和に関する条例の制定について | |
日程3 | 議案第 2号 | 富谷市非常勤消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正について | |
日程4 | 議案第 3号 | 富谷市印鑑登録及び証明に関する条例の一部改正について | |
日程5 | 議案第 7号 | 富谷市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について | |
日程6 | 認定第 1号 | 平成30年度富谷市一般会計歳入歳出決算の認定について | |
日程7 | 認定第 2号 | 平成30年度富谷市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について | |
日程8 | 認定第 3号 | 平成30年度富谷市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について | |
日程9 | 認定第 4号 | 平成30年度富谷市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について | |
日程10 | 認定第 5号 | 平成30年度富谷市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について | |
日程11 | 認定第 6号 | 平成30年度富谷市水道事業会計利益処分及び決算の認定について | |
日程12 | 諮問第 1号 | 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて | |
日程13 | 発議第 3号 | 議会活性化調査特別委員会の設置について | |
日程14 | 閉会中の各委員会調査について |
議事日程のとおり 午前10時00分 開会
○議長(渡邊俊一君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
日程に入るに先立ち、諸報告をいたします。
議長諸報告は、お手元に配付のとおりです。
なお、関係資料については事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
これで諸報告を終わります。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。
○議長(渡邊俊一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、11番長谷川る美君、12番高橋正俊君の2名を指名いたします。
日程第2 議案第1号 富谷市自然環境等と再生可能エネルギー発電設備設置事業との調和に関する条例の制定について
○議長(渡邊俊一君) 日程第2、議案第1号富谷市自然環境等と再生可能エネルギー発電設備設置事業との調和に関する条例の制定についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。13番菅原福治君。
○13番(菅原福治君) おはようございます。(「マイクをお願いします」の声あり)
それでは、お伺いいたします。
第7条で、この条例は発電出力10キロワット以上で適用されるというふうにありますが、最近、災害などに備えて自分の家だけで電力量を賄うために大きな太陽光を今導入している家が、最近であれば明石台の新しい団地なんかは見受けられます。そういったときに、市街化区域ということで、この発電に限っては50キロ未満となっておりますが、この50キロ未満で果たして大丈夫なのかどうか。それ以上は考えられないのか、お伺いいたします。
それと、もう一点でございますが、トラブルということがよく言われますが、そのトラブルというのは、事業の初めであっても事業がスタートしてからも結構あることを聞いておりますが、いずれにしてもこれは通年で助言とか勧告ができるようになっていると思いますが、それで間違いないのかお伺いいたします。
以上です。
○議長(渡邊俊一君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) まず初めに、50キロ未満というところで大丈夫かというところなんですけれども、こちらにつきましては、電気事業法の中で50キロ未満であれば低圧連系、一般の電気工作物、以上であれば事業用の電気工作物というくくりがございます。低圧連系になりますが50キロ未満でありまして、50キロ以上になりますと高圧連系となり、電力会社との事前協議や設備の設置が必要になる。また、50キロ未満の低圧連系につきましては、電力会社は購入を拒めないというところでくくっているものでございます。こちらのほうで、その50キロ未満と以上というところでくくっているところでございます。
もう一つですけれども、事業後のトラブルにつきましては、こちら、設置に当たりましても維持管理、また廃棄物等の管理徹底ということを確約書ということでとるようにしていますので、そちらのほうでその後も助言とか指導とかはできるものと考えております。
○議長(渡邊俊一君) 13番菅原福治君。
○13番(菅原福治君) 1点だけ確認なんですけれども、その太陽光の場合なんですけれども、太陽光の場合のことで聞いているんですけれども、最近見られる新しい団地、私も何回も見たりするんですけれども、明石台なんかは通常家庭用ですと10キロ未満なんでしょうけれども、あれは全然大丈夫というふうに認識してよろしいんでしょうか。お伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) 屋根の上とか屋上ですので、災害のリスクが少ないというところで想定しております。
○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。14番出川博一君。
○14番(出川博一君) それでは3ページの第5条3項、先ほどの課長の答弁の中にあったんですけれども、もう一度確認の意味で、この中で事業廃止をしようとするときは、再生可能エネルギー発電設備を放置することなく速やかに撤去とありますけれども、これはこの条例制定前に既にできた設備についても適用になるのかどうか。
もう一点につきましては、資料として頂戴した抑制区域の範囲について。これは太陽光発電と太陽光発電以外、2種類それぞれ抑制区域が示されておりまして、両方の中で若干違うところがあるんですけれども、その辺のところについてお尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) まず1つ目、廃棄物につきましてですけれども、FITの法の中で、こちら廃棄物につきましては事業終了後は適正に処分するようにということで決まっております。その中で、FITの調達価格の中に、その中でいいますとその廃棄物を処分する費用を積み立てるという努力義務が設定されています。また、こちらにつきましては、まず第三者というところに積み立てということも検討されているようですので、そちらのほうで対応となる予定でございます。
もう一つ、太陽光以外と、あとバイオマス等の太陽光とそちらの関係ですけれども、太陽光につきましては比較的家庭の屋根とか屋上とかですね、比較的広く広まっておるものですから、そちらのほうで2つに分けて考えております。
○議長(渡邊俊一君) 資料についての質問がありましたよね。座ったままでいいですから、もう一回その資料に関して質問してやってください。
○14番(出川博一君) 全員協議会の席上で資料1、資料2として抑制区域の範囲、これについて太陽光発電の場合と太陽光発電以外の抑制区域が違う表記になっておりますけれども、そして実際場所も違っておりますので、その辺の違いのところについてお尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) はい、申しわけございません。
こちらですけれども太陽光発電につきましては、適用を受ける事業として挙げております50キロワット以上、あと市街化区域とかですね、こちらにつきまして適用を受けないということになっておりますので、若干土砂災害警戒区域ですとか特別警戒区域等が外れているものでございます。
○議長(渡邊俊一君) よろしいですか、はい。14番出川博一君。
○14番(出川博一君) 先ほどの答弁の中で第5条について回答があったわけですけれども、ただ、この第三者の積み立てというやつについては、いわゆるこの条例の中で確認をするというところまで踏み込むことができるのかどうか、お尋ねいたします。
○議長(渡邊俊一君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) こちらにつきましては、大元のFIT法の中で検討しているものでございまして、この条例の中には組み込んではいないものでございます。
○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 2点だけ質問させていただきます。
助言・指導または勧告に関してなのですが、何か従わない事業者の氏名及び住所並びに……。
○議長(渡邊俊一君) 藤原議員、もしなんでしたらページ数を。
○6番(藤原 峻君) ページ数、5ページの第16条の助言・指導または勧告に関しまして、必要であるときには助言または指導を行うことができる、そして勧告をすることができるとあるのですが、こちらは強制力はあるのか、まず1点。
そして、強制力がない中で、果たして市民の皆さんの環境、意向を踏まえた保全及び活用が図られるということがしっかりと実現できるのか、こちら見解をお伺いいたします。
○議長(渡邊俊一君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) こちらにつきましては、助言・指導または勧告と進むわけでございますが、その下に公表ということでございます。公表ということで弁明の機会を与えるわけすけれども、ある一定の強制力というか、そちらのほうをお願いということでありますので、事業者に対しては強制的なものではございませんが、ある程度の礎にはなるとは考えております。
○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。12高橋正俊君。
○12番(高橋正俊君) 1点だけ。この3ページの5条の3の事業廃止する場合に、この20年後のことは誰も想定というか、順調にいってうまく撤去することもいいんですけれども、ただ、この条例に当たって、その20年後に例えば業者に保証料というか、終わったときのために協力を求めてその保証料みたいなのを条例でできなければ要綱というような形でですね、何か上手に廃止できなかった場合のことも含めて検討はできないのか、これ本当に大丈夫なんですかという質問です。
○議長(渡邊俊一君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) 先ほど言いましたとおり、FIT法の中で積み立て等も検討しているようですので、国のほうのものになりますので、市のほうではそちらのほうは組み込まないこととしております。
○議長(渡邊俊一君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第1号を採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第3 議案第2号 富谷市非常勤消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正について
○議長(渡邊俊一君) 日程第3、議案第2号富谷市非常勤消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第2号を採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第4 議案第3号 富谷市印鑑登録及び証明に関する条例の一部改正について
○議長(渡邊俊一君) 日程第4、議案第3号富谷市印鑑登録及び証明に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第3号を採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第5 議案第7号 富谷市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について
○議長(渡邊俊一君) 日程第5、議案第7号富谷市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第7号を採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第 6 認定第1号 平成30年度富谷市一般会計歳入歳出決算の認定について
日程第 7 認定第2号 平成30年度富谷市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
日程第 8 認定第3号 平成30年度富谷市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
日程第 9 認定第4号 平成30年度富谷市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
日程第10 認定第5号 平成30年度富谷市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
日程第11 認定第6号 平成30年度富谷市水道事業会計利益処分及び決算の認定について
○議長(渡邊俊一君) この際、お諮りいたします。日程第6、認定第1号平成30年度富谷市一般会計歳入歳出決算の認定について、日程第7、認定第2号平成30年度富谷市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第8、認定第3号平成30年度富谷市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第9、認定第4号平成30年度富谷市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第10、認定第5号平成30年度富谷市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第11、認定第6号平成30年度富谷市水道事業会計利益処分及び決算の認定については、富谷市議会会議規則第35条の規定により、一括議題にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、日程第6、認定第1号から日程第11、認定第6号までを一括議題とし、富谷市会議規則第39条の規定により、決算審査特別委員会委員長に審査結果の報告を求めます。決算審査特別委員会委員長金子 透君、登壇願います。
○決算審査特別委員会委員長(金子 透君) 決算審査特別委員会審査結果報告書。
平成30年度富谷市一般会計を初めとする各種会計決算の認定につきましては、去る9月24日の本会議におきまして、その決算審査のため、議長を除く議員全員で構成する決算審査特別委員会が設置されました。
決算審査特別委員会は9月27日、30日、10月1日、2日の延べ4日間にわたり、認定第1号平成30年度富谷市一般会計歳入歳出決算の認定について、認定第2号平成30年度富谷市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第3号平成30年度富谷市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第4号平成30年度富谷市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第5号平成30年度富谷市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第6号平成30年度富谷市水道事業会計利益処分及び決算の認定について、それぞれ慎重に審議を行いました。
その結果、全議案とも原案のとおり認定すべきものと決定されました。
なお、認定第1号、認定第3号、認定第4号、認定第6号については全員賛成により、認定第2号、認定第5号については賛成多数により、原案のとおり認定すべきものと決定したことを申し添え、決算審査特別委員会の報告といたします。
令和元年10月11日、決算審査特別委員会委員長金子 透。
以上であります。
○議長(渡邊俊一君) これより、採決に当たっては逐次議題といたします。
日程第6、認定第1号平成30年度富谷市一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
本案については、ただいま決算審査特別委員会委員長より報告のありましたとおり、賛成全員により認定すべきものとの決定いたしておりますが、富谷市議会会議規則第51条の規定に基づく発言通告がなされておりますので、これより質疑を省略し、討論に入ります。
まず、原案に反対者の発言を許します。6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 平成30年度富谷市一般会計歳入歳出決算について、反対の立場から意見を表明いたします。
初めに、若生市長そして職員の皆さんが市政の改善を日々進めている中で、決算審査特別委員会の審査にて賛成の立場を示しておりました。しかし、精査をした中で課題があると考え、反対討論をさせていただくことを決めてまいりました。今回反対することを大変申しわけなく考えております。
では、中身に移ります。
平成30年度は、まちづくり産業交流プラザの建設や認定こども園建設費補助の終了などによる歳出の減、国庫支出金などの減による歳入の減があり、歳入が約136億4,619万円、歳出が約124億5,290万円、歳入2.5%の減、歳出5.9%の減となりました。この歳入歳出差引額が11億9,328万円、実質収支額は8億8,297万円の黒字決算でした。経常収支比率は93.1、また財政力指数は0.82であり、年々財政力が強くなる状況にあると考えております。実質公債費率も県内で最もよいという説明もあり、さらに基金は過去最高水準という状況です。
これらを、市長が堅実な財政運営を基本に据えた結果であると受けとめております。健全財政を目指しながらも多くのことを実現しております。TOMI+の整備による起業・創業支援、人のつながりからさまざまなプロジェクトが実現しております。また、やすらぎパークとみや整備に向け、着実に調査を進めている状況。さらには平成30年4月より不登校傾向及びいじめなど学校生活に困難を抱える児童生徒への支援拠点、富谷市子どもの心のケアハウス、ぽんぽこ広場Tomiyaの設置。平成30年10月には日本ユニセフより富谷市子どもにやさしいまちモデル検証作業参加自治体の委嘱を受け、富谷市子どもにやさしいまちづくり宣言を行っております。また、新たに高齢者・障がい者交通対策事業として、重度障がい者等福祉タクシー利用券助成事業が実現しております。障がい者の人向けの相談窓口も充実するなど、本当に多くのことが改善、実現されていると感じております。市長のリーダーシップとともに職員の皆さんの日々のご尽力に敬意を表します。
しかし、市民の皆さんが市政にさまざまな要求を持ち、実現させたいと望んでおります。今の富谷市の財政状況であれば、より多くのこと、市民要求の実現ができたのではないかという立場から、是は是、非は非とする態度表明が必要と考え、以下反対する理由を幾つか述べます。
自治体の仕事として、福祉の増進は大変重要です。市営住宅は100戸と県内で最も整備率が低く、さらには県営住宅も唯一ない市という状況です。また、精神障がい、知的障がいをお持ちの人向けのグループホームの整備も含め、住まいの支援はまだまだ足りておらず、整備が必要と考えます。
市民生活でいいますと、道路の傷みがひどいという道路整備に関する要望が多いです。路面の補修や側溝有蓋化など交付金活用などで進んでいる部分もありますけれども、時間の経過とともに、さらに道路はほかの箇所は傷んでまいります。さらなる予算確保が必要と考えます。
また、待機児童対策を進めておりますが、いまだに待機児童はいるという状況です。団地開発もあり、子供が多い富谷で特に大変なところではあると思います。最近の課題として保育士の確保が挙げられておりますが、保育士確保に向けた支援策の強化が必要であると思います。
学校の進学期における負担、これも高まっておりますが、いまだに奨学金の増額や給付型奨学金に関しては検討が進んでおりません。
とみぱすの増額、申し込みの利便性向上に関して多くの市民からも要望があります。
また、重度障がい者福祉タクシー券助成事業に関して、より多くの方に使っていただけるように対象者の枠を拡大する必要があると考えております。
また、富谷市民図書館建設に関しては、人口そして富谷の良好な財政状況から考えても、規模も予算も小さ過ぎると考えております。
まだまだ課題もあり、是々非々の立場から反対を表明させていただきます。
○議長(渡邊俊一君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。9番浅野武志君。
○9番(浅野武志君) 私は、認定第1号平成30年度富谷市一般会計歳入歳出決算について、賛成の立場で討論をいたします。
初めに、認定第1号は、決算審査特別委員会において全員賛成でありましたが、反対討論がありますので賛成討論をします。
平成30年度は猛暑、酷暑から子供たちを守るため、市内全ての市立幼稚園、小中学校へエアコンを設置して、環境の整備を図りました。
また、地方創生推進交付金を活用した起業塾、富谷塾を開設して75名が入塾し、起業家育成を含む次世代を担う人材育成に取り組みました。
また、富谷宿が2020年に開宿400年を迎えるに当たり、富谷宿街道まつりを開催し、1万8,399人が来場し、しんまち地区の活性化と市民の交流を図りました。
継続事業としてスイーツのまち・とみやの実現のため、とみや国際スイーツ博覧会を開催し、4万500人の来場者でにぎわい、6次化の推進を図るとともに、ブルーベリーを含めた1次産業の特産品の推進を図り、また、市民の安全安心を守るため、居住環境の整備として側溝整備を含む市道の維持管理事業、防犯灯の整備、維持管理事業に取り組みました。
また、高齢者・障がい者も安心して暮らせる環境づくりや、安心して子育てができるよう保育所の運営・子育て支援、子ども医療費助成、放課後児童クラブ運営等々、支援体制に取り組みました。
また、財政面では、35年もの長きにわたり未利用地だった市有地を鑑定評価額を大幅に上回る金額で売却したこと、8年ぶりに市債残高が減少したこと、7年ぶりに実質単年度収支が黒字になることなど、事業全般も含め、高く評価するところです。
行財政改革の着実な実施と、「住みたくなるまち日本一」の実現と、市民が安心して暮らせる諸施策を期待し、平成30年度富谷市一般会計歳入歳出決算について賛成いたします。
○議長(渡邊俊一君) ほかに討論はありませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより認定第1号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長報告のとおり、本案を認定することに賛成議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(渡邊俊一君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり認定することに決定いたしました。
日程第7、認定第2号平成30年度富谷市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
質疑を省略し、討論に入ります。
本案については、富谷市議会会議規則第51条の規定に基づく発言通告がなされておりますので、これより討論を行います。
まず、原案に反対者の発言を許します。6番藤原 俊君。
○6番(藤原 峻君) 私は平成30年度富谷市国民健康保険特別会計歳入歳出決算に反対をいたします。
平成30年度決算では歳入が約38億5,528万、歳出が約38億2,101万円でした。歳入歳出差引額は3,400万円程度となります。前年に比べ、歳出が4億6,301万円減少しましたが、加入世帯は41世帯の減です。説明によりますと、高額医療におきまして800万円を超える人がいたのが平成30年度は最高でも600万円という状況だったという要因という説明でした。
加入世帯の平均所得に関しましては87万2,904円と、平成29年度から5,000円程度も下がっております。平成30年度決算実績報告書によりますと、国保税の収納率は現年分で95.7%、平成29年度比0.5ポイントの減、滞納繰越分が27.1%と前年度比で8.3ポイントの減(休憩後に訂正発言あり)と改善されております。
1人当たり調定額は前年比で医療費が917円の減、支援分で9円の増、介護分で386円の増、合計で523円の減となっております。
実績報告書で滞納による短期被保険者証は、前年度から11世帯の100世帯に交付されておるそうです。9月25日時点で滞納者の短期被保険者証25世帯分が市役所に当面置かれたままになっているそうです。全国には保険証が手元になく、受診がおくれ死亡した多くの事例があります。資格証を発行していないことは大変評価すべきであり、納付相談も大変重要なことです。しかし、保険証はまさに命綱であり、国保加入世帯に対してしっかり交付すべきと考えます。
国保財政調整基金残高に関しましては、平成30年度末は約13億8,082万円、平成29年度で約14億3,956万円という状況でした。この間の説明では、基金は毎年2億円程度減るという説明でしたけれども、現実は大きく乖離している状況と感じております。
国保基金の活用を検討すべきと考えます。例えば、均等割で子供の多い世帯の負担がふえておりますので、子供の均等割減免、多子世帯の国保料の減免、低所得者世帯への減免を行う自治体も各地で出てきております。富谷市でも検討が必要です。
国保法第77条には、特別な事情がある場合、市町村の判断で国保料を減免できることを規定しております。また、法のもと適正な執行を今後も求めてまいります。
国保の負担が大きいのは、全国的に国保加入者の約7割以上が無職者、不安定雇用労働者、進む高齢化の中で国保負担金が下げられたということが、大きな要因です。市として、国や県に拡充を今後も求めていく必要があるかと思います。
国保加入者の所得に占める世帯当たりの平均所得に占める国保税の割合、昨年度と同じ11.6%という状況ですが、これは年間の1カ月分の給料が大体消えてしまっているという本当に負担が重いものです。全国的に平成27年の協会けんぽ7.5%と、国保の負担の約6割程度しかありません。また、組合健保では5.7%と、2分の1の負担となっています。国保税の負担感は余りにも重いのです。
平成26年の全国知事会社会保障常任委員会も、国保の構造問題に対して所得水準が低く、保険料負担が重いと言及しております。さらに平成29年4月27日、平成30年度国の施策並びに予算に関する提案、要望(社会保障関係)におきまして、国保への定率国保負担の引き上げ、子供の医療費無料化の国の制度創設、子供の均等割の軽減、障がい者、障がい児、ひとり親家庭などを含む自治体の医療無料化の取り組みに対するペナルティーの全面中止などが求められております。
国保は社会保障であり、日本が誇る皆保険制度を下支えする役割を果たしています。社会保障である国保が都道府県単位化という新制度によって国保税の増税で暮らしを圧迫させることは、あってはならないと考えております。
これらのことを指摘して、反対討論といたします。
○議長(渡邊俊一君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。13番菅原福治君。
○13番(菅原福治君) 私は認定第2号平成30年度国民健康保険特別会計歳入歳出の決算に賛成討論をいたします。
国民健康保険を取り巻く状況は、高齢化等に伴う医療費の増加などから依然として厳しい状況が続いていることから、市民の健康と医療を守るため、国保財政の安定的な運営を図ることなどを目的として、平成30年度より国保の都道府県単位化がされました。
市は、これまでにない大きな転換期であるこの制度改正に当たって、県を初め関係機関と検討を重ね、十分な準備を進めた結果、大きなトラブルもなく県単位化の初年度を経過いたしました。
実施に当たっては、国保の財政基盤となる国保税の県単位化に伴い、賦課方式を4方式から資産割を廃止し、3方式に変更しており、その変更の際には、他の税目に切りかえて賦課することにより税収の確保に留意し、税制改正による被保険者の負担増を最小限にとどめることといたしました。
その結果、収納率は全体で86.0%と前年から3.7ポイント増加し、高い収納率を維持し、国保財政の財源確保に努めました。
県単位化に伴って、国保事業費納付金を納付することにより、平成30年度はおよそ10億1,700万を県に納付しておりますが、国保税の収納額や国県からの交付金等の差額については、国民健康保険財政調整基金の一部を活用し、市独自の措置を図りました。
保険給付費の状況においては、前年比でおよそ1億5,800万円の減となっており、そのことは被保険者の減少や診療報酬の改定の影響なども一因ではあると思われますが、1人当たりの医療費がおよそ1万2,000円の減となっていることから、特定健診や疾病の重症化予防、ジェネリック薬品の利用促進及び医療費の適正化などに取り組んできた成果であると評価しております。引き続き、被保険者の健康増進と医療費の適正化及び国保税の収納率の向上に努めていただきたいと思います。国民健康保険は、国民皆保険制度最後の砦として極めて重要な役割を担っており、今後においても適正な財政運営についてのご努力をお願いして、賛成討論といたします。
○議長(渡邊俊一君) ほかに討論はありませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより認定第2号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長報告のとおり、本案を認定することに賛成議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(渡邊俊一君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり認定することに決定いたしました。
日程第8、認定第3号平成30年度富谷市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
質疑を省略し、討論に入ります。討論ございませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより認定第3号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長報告のとおり、本案を認定することに賛成議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(渡邊俊一君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり認定することに決定いたしました。
日程第9、認定第4号平成30年度富谷市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
質疑を省略し、討論に入ります。討論ございませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより認定第4号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長報告のとおり、本案を認定することに賛成議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(渡邊俊一君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり認定することに決定いたしました。
日程第10、認定第5号平成30年度富谷市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
質疑を省略し、討論に入ります。
本案については、富谷市議会会議規則第51条の規定に基づく発言通告がなされておりますので、これより討論を行います。
まず、原案に反対者の発言を許します。6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 私は、平成30年度後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算に反対の立場から意見を述べさせていただきます。
後期高齢者医療被保険者数は平成30年度で4,276人、平成29年度が4,007人、平成28年度3,757人と、平成29年と平成30年を比べますと6.7%の増で年々増加している状況にあります。それに伴いまして、平成30年度医療費の給付状況の費用額、これは平成30年度32億1,400万、平成29年度31億6,349万円、平成28年度28億4,372万円と増加している状況です。また、平成30年度は、平成29年度と比べまして1.6%の増という状況です。
滞納者は、平成30年度で41人、平成29年で16人、平成28年で10人となっている状況です。現年分の普通徴収分の収納率は97.3%と、例年よりも0.9%低くなっているそうです。全国的には滞納処分が2017年度までの9年間で約8倍にふえているそうです。担当課に確認をさせていただきましたが、法に基づき富谷市では執行しているそうですが、差し押さえに関しては平成30年度では1件、平成29年度はゼロという状況だったそうです。そして、短期被保険者証の発行はしていないという点は、これは大変すばらしいことだと感じております。
今回の反対に関しましては、後期高齢者健診におきまして、平成30年度には無料であった心電図、眼底、貧血の検査におきまして医師の判断のない方の検査を有料にしたという判断についてであります。平成30年度でそれらの検査費用約500万円程度、平成31年度に有料化になり、多くの方から会場に行ったら突然有料になりびっくりした、なぜ急に有料になったのか、という声をいただいておりました。
仙台市は今もこれらの検査は無料という状況ですので、検査を受けて安心をしていくこと、これは大変重要なことと考えておりまして、その判断に関して反対をさせていただきました。
○議長(渡邊俊一君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。15番浅野直子君。
○15番(浅野直子君) 私は、認定第5号平成30年度富谷市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について、賛成討論いたします。
後期高齢者医療制度は、高齢者の医療の確保に関する法律に基づいた医療制度であり、県内全ての市町村で構成する宮城県後期高齢者医療広域連合が保険者となって医療費の給付を行い、市町村は保険料の徴収と被保険者からの各種申請等の身近な窓口業務を行うなど、事業分担をしながら円滑に、また効果的に運営されております。そして、広域連合との連携で将来にわたる安定的な医療の供給を図ることにもつながってまいります。
保険者である広域連合では、増加する医療費の動向などを踏まえ、広域連合の基金を繰り入れ、平成30年度から2カ年の保険料を引き下げております。
また、本市の収納率については、平成30年度も前年度と同様に98%台を維持しております。
広域連合から委託された後期高齢者健診も、積極的な受診に関する啓発活動の取り組みで、前年より受診率は2.1ポイント増加の47.8%となりました。県内2番目の受診率となり、高く評価できます。
また、広域連合の長寿健康増進事業の補助金を活用し、健康づくりの推進にも努めてまいりました。
後期高齢者医療制度の目的は、将来にわたって安心して医療を受けることができるように、被保険者も含めて社会全体で支え合うということです。これからも市民の健康増進のために、さらなる推進を期待いたします。
以上のようなことから、宮城県後期高齢者医療広域連合との連携、協力体制の円滑な運営を評価し、私は認定第5号平成30年度富谷市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について、賛成いたします。
○議長(渡邊俊一君) ほかに討論はありませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより認定第5号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長報告のとおり、本案を認定することに賛成議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(渡邊俊一君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり認定することに決定いたしました。
日程第11、認定第6号平成30年度富谷市水道事業会計利益処分及び決算の認定についてを議題といたします。
質疑を省略し、討論に入ります。討論ございませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより認定第6号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長報告のとおり、本案を認定することに賛成議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(渡邊俊一君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり認定することに決定いたしました。
この際、午前11時10分まで休憩をいたします。
午前10時53分 休憩
午前11時10分 再開
○議長(渡邊俊一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
藤原 峻議員より、認定第2号の反対討論で発言の訂正を求められておりますので、発言を許します。6番藤原 峻君。
○6番(藤原 峻君) 済みません、平成30年度実績報告書によると、点々と続きまして滞納繰越分が27.1%と前年比で8.3ポイントの減と改善されましたというふうに述べてしまったのですが、8.3ポイントの増でした、というふうに訂正をしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
日程第12 諮問第1号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて
○議長(渡邊俊一君) 日程第12、諮問第1号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、諮問第1号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてでございます。
人権擁護委員の候補者として下記の者を推薦することについて、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の同意を求めるものでございます。
住所は記載のとおりでございます。氏名、石岡國男氏、生年月日は記載のとおりでございます。
提案理由につきましては、人権擁護委員新沼喜久子氏は令和元年12月31日をもって任期満了となるためでございます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
○議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
これから、諮問第1号を採決いたします。
この採決は無記名投票により行います。
議場の出入り口を閉じます。
〔議場閉鎖〕
○議長(渡邊俊一君) ただいまの出席議員は議長を除き17名であります。
次に、立会人を指名いたします。
富谷市議会会議規則第31条第2項の規定によって、立会人に2番佐藤浩崇君、3番村上 治君、4番塩田智明君の3名を指名いたします。
投票用紙を配付いたします。
〔投票用紙配付〕
○議長(渡邊俊一君) 念のため申し上げます。
富谷市議会会議規則第72条の規定により、本案を可とする議員は賛成と、否とする議員は反対と記載願います。
なお、投票による表決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは、富谷市議会会議規則第73条の規定により否とみなし、取り扱います。
投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票用紙の配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。
〔投票箱点検〕
○議長(渡邊俊一君) 異状なしと認めます。
ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を呼び上げますので、1番議員から順番に投票願います。
〔事務局長点呼、投票〕
○議長(渡邊俊一君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
開票を行います。2番佐藤浩崇君、3番村上 治君、4番塩田智明君の立ち会いを願います。
〔開票〕
○議長(渡邊俊一君) 投票の結果を報告いたします。
投票総数17票
有効投票 17票
無効投票 なし
有効投票のうち
賛成 17票
反対 なし
以上のとおり、賛成が全員であります。したがって、本案は可決されました。
議場の出入り口を開きます。
〔議場開鎖〕
日程第13 発議第3号 議会活性化調査特別委員会の設置について
○議長(渡邊俊一君) 日程第13、発議第3号議会活性化調査特別委員会の設置についてを議題といたします。
提出者、畑山和晴君に説明を求めます。畑山和晴君、登壇願います。
○17番(畑山和晴君) 発議第3号。
富谷市議会議長渡邊俊一殿。
提出者富谷市議会議員畑山和晴。賛成者議長及び提出者を除く全員です。
議会活性化調査特別委員会の設置について。
上記の議案を会議規則第14条の規定により、別紙のとおり提出する。
議会活性化調査特別委員会の設置に関する決議。
下記のとおり、議会活性化調査特別委員会を設置するものとする。
記
1.名称、議会活性化調査特別委員会。
2.設置根拠、地方自治法第109条及び富谷市議会委員会条例第5条。
3.目的、議会活性化に関する調査。
4.調査項目、(1)議会活動の活性化に関する調査、(2)議会に関する広報、広聴に関する調査、(3)その他目的達成に関する事項の調査。
5.委員定数、17人。議長を除く全議員。
6.調査期間、当該調査終了まで閉会中も調査することができる。
令和元年10月9日。富谷市議会議員畑山和晴。
○議長(渡邊俊一君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、これから発議第3号を採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
○議長(渡邊俊一君) 日程第14、閉会中の各委員会調査についてを議題といたします。
各委員会から、所管事務のうち富谷市議会会議規則第111条の規定によって継続調査の申し出があります。
お諮りいたします。各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(渡邊俊一君) 異議なしと認めます。よって、各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
令和元年第3回富谷市議会定例会は、終始熱心な審議を経て、全ての議案を議決いたしました。執行部におかれましては、各議員から出された意見を十二分に尊重し、市政を執行されますよう強く要望いたしまして、閉会の挨拶とさせていただきます。
これで本日の日程は全て終了いたしました。会議を閉じます。
令和元年第3回富谷市議会定例会を閉会いたします。
ご苦労さまでした。
午前11時25分 散会