富谷市

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令和元年第3回富谷市議会臨時会(開催日:8月13日)

更新日:2019年11月18日

令和元年第3回富谷市議会臨時会(開催日:8月13日)

会議録目次

臨時会会議録第1号

令和元年第3回臨時会目次

第1日目 8月13日(火)
市長提出議案の概要説明
会議録署名議員の指名
会期の決定
議案第1号 令和元年度富谷市一般会計補正予算(第3号)

令和元年第3回臨時会議事録(第1号)

令和元年8月13日(火曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 金 子 透 君
  • 2番 青 柳 信 義 君
  • 3番 若 生 英 俊 君
  • 4番 長谷川 る 美 君
  • 5番 畑 山 和 晴 君
  • 6番 齊 藤 秀 行 君
  • 7番 藤 原 峻 君
  • 8番 佐 藤 聖 子 君
  • 9番 浅 野 武 志 君
  • 10番 西 田 嘉 博 君
  • 11番 菅 原 福 治 君
  • 12番 出 川 博 一 君
  • 13番 浅 野 直 子 君
  • 14番 高 橋 正 俊 君
  • 15番 佐 藤 克 彦 君
  • 16番 山 路 清 一 君
  • 17番 渡 邊 俊 一 君
  • 18番 浅 野 幹 雄 君
  • 19番 安 住 稔 幸 君
  • 20番 相 澤 榮 君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 市長 若 生 裕 俊 君
  • 副市長 西 村 一 慶 君
  • 企画部長 木 越 養 一 君
  • 総務部長 山 田 豊 君
  • 市民生活部長 吉 田 尚 樹 君
  • 保健福祉部長兼福祉事務所長 中 山 高 子 君
  • 経済産業部長 奥 山 育 男 君
  • 建設部長 伊 藤 正 君
  • 企画部企画政策課 松 原 誠 君
  • 企画部財政課長 高 橋 弘 勝 君
  • 建設部都市計画課長 高 田 浩 幸 君
  • 教育長 菅 原 義 一 君
  • 教育次長 二 階 堂 浩 一 郎 君
  • 教育部長 荒 谷 敏 君

事務局職員出席者

  • 事務局長 富 澤 裕
  • 次長 高 橋 直 美
  • 主事 大 村 峻 史

議事日程 第1号

令和元年8月13日(火曜日) 午前10時00分 開会

市長提出議案の概要説明
日程 1 会議録署名議員の指名
日程 2 会期の決定
日程 3 議案第 1号 令和元年度富谷市一般会計補正予算(第3号)

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり 午後10時00分 開会

○議長(相澤 榮君) ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、ただいまから令和元年第3回富谷市議会臨時会を開会いたします。
この臨時会は、市長から、令和元年度富谷市一般会計補正予算の事件議案が提出されることになっております。慎重に審議を尽くされ、市民の負託に応えられますようご期待を申し上げますとともに、議会運営につきましてもご協力をお願いいたしまして、開会の挨拶といたします。
日程に入るに先立ち、諸報告をいたします。
議長諸報告はお手元に配付のとおりです。
なお、説明員の出席報告ほか関係資料については、事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
これで諸報告を終わります。
ここで、富谷市市長に、提案理由を含め挨拶を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) おはようございます。
本日ここに、令和元年第3回富谷市議会臨時会が開会されるに当たり、提出議案の説明にあわせて一言ご挨拶を申し上げます。
議会の皆様には日ごろより市勢発展のためご尽力をいただいておりますことに改めて感謝を申し上げます。
長引いていた梅雨も先月末には明け、連日、暑い日が続いております。昨年とは一転して、7月は低温と日照不足が続き、農作物への影響を心配しておりましたが、梅雨明け後は好天に恵まれ、これまでのおくれを取り戻せるのではないかと期待をしているところです。
また、7月31日から8月3日にかけて、3年目となる中学生海外研修派遣事業を実施いたしました。5月に、研修先である台湾桃園市私立有得雙語中小學の中学生が本市にお越しになり、ホームビジットを行うなどの相互交流に発展しましたことから、今年は私が団長を務め、台湾を訪問し、現地の中学生との交流を深めてまいりました。本事業を通じて、生徒の皆さんの成長が目に見えて実感でき、次代を担う中学生の皆さんを非常に頼もしく感じたところでございます。
さて、本臨時会につきましては、先日6日の議員全員協議会でご説明させていただいたとおり、地方創生拠点整備交付金を申請しておりましたが、国から申請額に対して満額の内示を受けましたことから、しんまち地区の新たな交流拠点となる施設の整備等に係る補正予算のご審議をお願いしたく、招集させていただいたものでございます。
しんまち地区の活性化につきましては、今年度の地方創生推進交付金を活用した「しんまち活性化プロジェクト」が、先月10日に市民の皆様を中心とした「富谷しんまち活性化協議会」を設立してスタートいたしました。現在はワークショップなどを実施しており、今後、市民の皆様としんまち地区の将来に向けた活性化ビジョンを策定してまいります。今回の補正予算を活用した新たな施設整備は、来年迎える富谷宿開宿400年記念事業の一環として、しんまち地区の活性化、さらには本市の新たな魅力の創出に資するものと考えております。
議案審議の際には、詳細にご説明いたしますので、慎重にご審議を賜り、ご可決くださいますようお願いを申し上げます。
なお、地方創生内閣府特命担当大臣の片山さつき様が、今回のしんまち活性化プロジェクトに関心を寄せていただいていることから、8月16日に本市を訪問される予定となっております。当日は、本日ご審議をいただく地方創生拠点整備交付金を活用して整備する施設の計画地であるしんまちのしょうゆ工場跡地に加え、昨年、同交付金を活用してオープンした富谷市まちづくり産業交流プラザ「TOMI+」をご視察いただく予定となっております。
特に、TOMI+では、富谷塾の取り組みや塾生によるプロジェクトなどを紹介し、片山大臣からは入居企業・団体や塾生の皆さん、そして、集まっていただいた地域の方々へもご挨拶をいただく予定となっておりますので、しんまちの活性化や起業創業に向けた機運をさらに高める大変よい機会になればと期待をしております。
最後に、今月25日に市議会議員の選挙が執行されることに伴いまして、本臨時会が改選前の議員の皆様とは最後の本会議となります。6月定例会の冒頭挨拶でも申し上げましたが、猛暑の中での選挙となりますことから、選挙に臨まれる皆様方におかれましては、お体をご自愛いただき、ご健闘を心よりお祈り申し上げます。
以上、令和元年第3回富谷市議会臨時会が開会されるに当たっての挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

○議長(相澤 榮君) これから、本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。


日程第1 会議録署名議員の指名

○議長(相澤 榮君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、10番西田嘉博君、11番菅原福治君の2名を指名いたします。


日程第2 会期の決定

○議長(相澤 榮君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
本臨時会の会期は本日の1日間にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本臨時会の会期は本日の1日間に決定いたしました。


日程第3 議案第1号 令和元年度富谷市一般会計補正予算(第3号)

○議長(相澤 榮君) 日程第3、議案第1号令和元年度富谷市一般会計補正予算(第3号)を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) それでは、よろしくお願いいたします。
では、議案書1ページをお願いいたします。
議案第1号令和元年度富谷市一般会計補正予算(第3号)についてご説明いたします。
第1条でございます。予算の規模でございます。歳入歳出とも2億227万4,000円を追加いたしまして、補正後の予算額を131億3,830万3,000円とするものでございます。
ページのほう、4ページをお願いいたします。
こちらは地方債の補正でございます。上段、新たに総務債ということで計上する一方、下段になりますけれども、臨時財政対策債を同額減額することで市債の残高を抑制しておるところでございます。
ページ、10ページ、11ページ、お願いいたします。
歳入でございます。
14款の国庫支出金、拠点整備交付金から、こちら記載の21款市債まで、こちらが今回の補正の財源となってございます。
なお、こちらの19款の繰越金、こちらで補正全体の財源を調整してございます。
12、13ページ、お願いいたします。
歳出でございます。
こらら、6目企画費については、先週の全員協議会で説明した内容となりますけれども、(仮称)富谷宿観光交流ステーション整備、こちらに係る事業費を計上してございます。
最後、12款でございます。公債費については、今年度の元金の償還額の確定を受け、財源を調整するため計上してございます。
説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

○議長(相澤 榮君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) おはようございます。
それでは、まず市長に、これまでの市長の地方創生交付金を分捕るというか、かち取る意欲なり努力には、本当に感謝申し上げます。本当にありがとうございます。
それでは、質問でございますが、7月10日に市民中心の富谷しんまち活性化協議会をつくられたということでございますが、このメンバー構成についてお伺いしたい。また、現在、ワークショップを実施しているということですが、これらの経過についてお話をいただきたいなと思います。

○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) 今回、地方創生推進交付金を活用いたしまして、富谷しんまち地区の活性化プロジェクトを立ち上げたところでございます。メンバーの構成といたしましては、市民の代表ということで、主にはしんまち地区中心の方が委員になっていただいております。あわせまして、顧問といたしまして、町上・町中・町下の行政区の会長、そして、宮城大学の教授、あとは地元の内ヶ崎酒造店の社長、こういった方にも顧問として参画をしていただいております。総勢で33名の構成となっておるところでございます。
今後の展開なんですけれども、7月10日に立ち上げて1回目のワークショップを実施しております。そして、さらに7月の末に第2回のワークショップということで、まずはしんまち地区を改めて見てみようということで、まち歩きということで、しんまち地区を皆さんで歩いて、改めて歩いて確認をさせていただいたというところでございます。
今後なんですけれども、第3回目のワークショップを今月末に開催をいたします。また、先進地の視察といたしまして、秋田県の五城目町、こちらのほうにも先進地の視察として参りたいというふうに考えておるところでございます。
以上です。

○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) しんまち中心というのは理解できますが、やっぱり富谷市の施設でございますので、やっぱり全体の話も聞いていただきたかったと思います。それについてお伺いしますとともに、確かにしんまち地区は本市にとって大変重要な拠点になっております。また、事を進めるにはやっぱりチャンスとタイミングというようなものも必要なことは理解できます。しかしながら、今回の事業は、全体構想が示されていない中で、例えば観光交流とかと出てきます。いきなり出てくるんですね。観光交流の拡大、それはどのような規模なのか。また、さらにはTOMI+との関係、今現在、TOMI+がどういう課題なり、ふぐあいとは言いませんが、そういうようなものがあるのか。それをどのように補完するのかとか、その辺の丁寧な説明がない中での取り組みでございますので、その辺についてお伺いしたいなと思います。

○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) まず、先ほど活性化協議会の構成ということで申し述べましたが、当然、その中には市民の代表ということで、しんまち地区の方はもちろんですけれども、そのほかにも団地部、成田地区、明石台地区、こういった団地部の方からも市民代表として参画をいただいておりますので、そういった方のご意見も参考にしてまいりたいというふうに考えております。
あとは、各種団体ということで、富谷塾の塾生の皆様にも入っていただいておりますので、そういったところで、また、あと各種団体ということでシルバー人材センターですとか、あとは商工会、こういったところからも参画をしていただいておりますので、こういったところからいろいろな意見をいただければなというふうに考えております。
また、今回の観光交流というところなんですけれども、やはり富谷におきましては、観光という部分がやはり弱い部分があるのかなというふうに考えております。外から人を呼び込むという施策が若干弱い部分があるのかなというふうに考えております。これまでもスイーツですとかいろいろな取り組みはされておりますけれども、常設的に外から人を呼び込むというような施策に今回つながればいいのかなというところで、しんまち地区という歴史のある地区、そういったことを活用いたしまして広く外からも人を呼び込む。その結果、しんまち地区だけではなくて、富谷市全体として活性化につながると。そういった施設になればというふうに考えております。
また、TOMI+との関連なんですけれども、TOMI+につきましては起業創業の拠点といたしまして、2年目は100名を超える塾生の皆様が参加をしていただいて、いろいろ活動をしていただいております。その中でいろいろな独自のプロジェクトなんかも生まれてきておりますけれども、実際の起業というところの受け皿というのがやはり課題になっているのかなというふうに考えております。これからその富谷塾も活動する中で、塾生の方の起業の受け皿というところに、具体的な場所として今回の施設がそういった対応ができればというふうに考えております。そういった中で、あわせて起業創業の盛り上がりというのを生み出していければというふうに考えております。
あわせまして、今回の活用させていただく土地が本市の偉人であります内ヶ崎作三郎先生の生誕の地というところもございますので、その地を活用させていただいて、作三郎先生の記念館を設置いたしまして、作三郎先生の功績を広く市内外、そして、後世に伝えていくと、そのような施設整備を考えていきたいというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) 最後ですが、説明すればそういうことになるんでしょうけれども、ただ、いま一つ苦しさがあるのではないかなというふうにも思います。ただ、本市の場合、予算が限られているだけに、こういうふうにスポット的な補助金を活用するという方法もひとつ理解はできるところでございます。
また、最後になりますけれども、この施設の、わかればでいいんですが、わからなければ後でつくっていただきたいんですが、年間来場予測とか経済効果、または年間の維持費、これなども明確にしていただきたいと思いますし、また、大和宿でブームになりました「殿、利息でござる!」がございますが、現在、大和宿は余り活用されていないというふうに聞いておりますが、今後、本市のこの事業につきましての市民全体への理解をお願いしたいということと、本当にブームに終わらせていただきたくないということで、徹底した取り組みをお願いしたいなということでございます。いかがでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) 維持管理に係る経費につきましては、今後、運営形態なども精査をしてまいりますので、その中で精査をしてまいりたいというふうに考えております。
また、来場者数につきましては、今回の施設整備の交付金の申請書の中でこちらのほうで目標を立てている人数につきましては、1年目が約1万5,000人、2年目が3万人、3年目が3万2,000人といった目標数値を掲げさせていただいているところでございます。
また、大和町の吉岡宿との連携につきましては、当然、今回の奥州街道の宿場町、富谷宿があって大和宿があるというところですので、そういった連携も図りながらいろいろな事業の展開を考えていきたいというふうに考えております。特に、富谷塾の塾生の中にも大和宿にいろいろと事業としてかかわっていらっしゃる方もいらっしゃいますので、そういった方との連携も含めながら、富谷宿、大和宿、相互の連携を図りながら事業の展開も考えられるのかなというふうに考えております。
また、市民全体の周知につきましても、今後、今回、議会のほうでご同意をいただきましたら、広報誌ですとか、そういったいろいろなさまざまなものを通して、今回の施設整備の内容、目的等について周知をさせていただいて、ご理解をいただいてまいりたいというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) ほかに。7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 私も以前、滞在型の店舗をここで提案していたことはありましたので、今回の動きは、大変その想像を超えておもしろい方向に行くのではないかなと期待しております。
では、質問に移ります。
もともとTOMI+のほうでキッチンの要望も出ていたかと思うのですが、今回、新たにこういう形でシェアキッチンができたということで、大変喜ばしいと思うんですけれども、この内容に関して、協議会の方たちの意見というのは、どういうふうに集め、どういうふうに反映されていったのか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) 今回、この交付金の申請をするに当たりまして、今回、7月10日に立ち上げました協議会の前身となるような位置づけなんですけれども、市民の方、有志による設立準備委員会みたいなものを事前に立ち上げさせていただきました。その中でいろいろな意見をいただきまして、TOMI+での事業運営の経験ですとか、あとはTOMI+で起業創業をする上でこういった施設もあればいいねというようなさまざまな意見を頂戴して、今回、この計画の中に反映をさせていただいております。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) では、再質問に移りますけれども、今後もしっかりと意見を集めて、それを反映する。例えば運営に関してもそうだと思うんですけれども、そういう形で考えられているのかがまず1点と。
今後の運営形態といいますか、それはどういう形になるのかなと。指定管理とかそういう形で、やっぱりそういう専門家の運営がないとなかなか厳しい施設なのかなというのは私感じていまして、それがどういう形態になるのかが2点目。
それと、3点目としまして、完成イメージ、ちょっと今のものだとまだわからないので、できればもうちょっと具体的な、今回、議会で決定してからだとは思うんですけれども、それは提示していただけるのかが3点目と。
あと、以前、説明ありました店舗A・B、これは常設なのか、お伺いいたします。もし常設だとしたならば、やはりここは大変重要な場所になると思うので、どういった店舗の方にお願いをするのか。本当に魅力的な方でないと、なかなか人も来ないでは本当に残念な結果になってしまうので、ここはどのように考えられていたのか。
そして、最後に、やはり内ヶ崎氏の記念館をつくられるということなんですけれども、資料の収集と、そして、整理を今後どのように推進をしていけるのか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) まず、管理運営の部分なんですけれども、今回、活性化協議会を立ち上げましたので、その中でもさまざまなご意見をいただきながら、例えばこういった業種の店舗が入っていただけるといいよねとか、あとはそういった地域の方のご意見もいただきながら、運営については考えてまいりたいというふうに考えております。
そして、運営の形態については、指定管理ということがございましたが、今回、事前に議会の皆様にも説明させていただいた資料の中にも指定管理ということを考えていくということにさせていただいておりますが、いずれにしましても、一番効率的な方法というところで、効率的な施設の運営形態について検討してまいりたいというふうに考えております。
また、施設全体のイメージについては、今後、イメージパースなどもつくりたいと思いますので、それができた段階で議会の皆様にも改めてお示しをさせていただきたいというふうに考えております。
そして、店舗のA・B、こちらは基本的には常設という形になります。ですので、こちらにつきましては、常設ということからも、広くいろいろな方にお越しいただける施設、内容、業種ということが望まれますので、その点につきましてもいろいろな方のご意見をいただきながら選定をしてまいりたいというふうに考えております。
また、作三郎先生の記念館につきましても、資料の収集ということなんですけれども、今回、こちらも作三郎先生の生誕の地ということで、母屋ですとか蔵につきましてはご寄附をいただくということになっておりますので、その中にはかなり作三郎先生の由来の物品、そういったものも多くありますので、そういったものも寄贈を受けながら、よりよい記念館の内容というふうにさせていただきたいというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 3点だけ、それでは、質問させていただきます。
例えば指定管理の条件などをどのように考えられていたのか、お伺いいたします。
2点目としまして、内ヶ崎氏の由来の物品ということで、これは大変貴重な資料、恐らく本当に壊れてしまったりしたら、散逸してしまったら、二度と手に入らないようなものだと思いますので、くれぐれもしっかり、保存も含めていろいろ情報を把握して、それを整理して、例えばデータ化をしていくということも今後推進されていくのか。
それと、最後の質問なんですけれども、夜市のほうが毎回人がふえているという、前回も、前々回も私参加したんですけれども、三、四倍ぐらい、もしかするともっとふえているなという感じもしておりまして、そこの夜市と連携をして、今後、運営を進めていけるといいのかなというふうに感じたのですが、ご意見をお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) まず、指定管理の条件ということなんですけれども、管理運営形態については、指定管理も含め、これから具体的に検討してまいりますので、その中で条件についても指定管理ということであれば詰めてまいりたいというふうに考えております。
また、作三郎先生の物品につきましては、今ご意見のありましたとおり、大変貴重な品でございますので、その辺の保存、整理についてもしっかりと取り組んでまいりたいというふうに考えております。
また、夜市ということなんですけれども、確かにかなりの多くの方がいらっしゃって、多くのにぎわいが生まれております。今後、この施設ができれば、夜市自体、富谷塾の方が中心となって運営をしていただいておりますので、この施設ができた折には、そういった方々とも相談をさせていただきながら、よりよいイベントとなるように努めてまいりたいというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) ほかに質疑ありませんか。12番出川博一君。

○12番(出川博一君) この事業に特に異論があるわけではないんですけれども、ちょっと、今までの質疑を聞いておりますと、いわゆる全体の計画というか、その辺の計画性、この辺が余りしっかりと感じ取れなくて困惑しております。特に維持管理費とか指定管理についてもこれから検討すると。やっぱり事業を始める前に、始めてしまうととまることはできないわけですから、その辺のところの組み立て方といいますか、これはいつごろから計画されたのかも含めて、1点、お尋ねいたします。
2点目として、拠点整備交付金ですから、当然、KPIがあると思うんですけれども、これは交流人口の拡大という、先ほどの1万5,000人、3万人、3万2,000人という目標なのかどうか確認いたします。
それから、最後に3点目として、非常に工期が短過ぎると思います。10月にスタートして、3月25日には竣工しなくてはならない。もしそれができなければ交付金も出ない。逆に言うと、何か不測の事態が発生したら、追加負担が発生するんじゃないか。どうしてもそこまでにやってしまわなくてはならないという、こちらは非常に切迫した立場になるわけで、その辺のところの懸念についてお尋ねいたします。

○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) まず、今回の計画に至った経緯でございますが、先ほど市長からもご説明がありましたが、今回は特に400年の記念事業の一環として、まずはこの事業を位置づけて行いたいというふうに考えております。その中で、今回は民間の土地をまずは取得をすると、民間の土地の活用ということもありました。その中での協議というのもございました。あわせまして、民間の土地の活用と施設整備については、拠点整備交付金を使っての、一財だけではなくて交付金を活用しての整備ということを前提としておりましたので、最終的に市として決定したのは、4月下旬に推進交付金の通知が来て、それに申請をするというふうに決めたのが最終的に市として今回の計画について実施しようと決めたところでございます。
確かに、議員おっしゃるとおり、計画性の部分についてということはありますが、今回、ここにまで来るに当たってもいろいろと内容は詰めてきております。工期の関係につきましても、ご心配の点はこちらもありますが、今回は簡易型プロポーザルということで、設計業務と工事の施工、これをあわせて行うと、一体的にプロポーザルを行うという手法をとらせていただきました。そういったところでも工期の短縮が図られるのかなというふうに考えております。そういったところでも工期の短縮に向けた工夫はしておりますので、この工期で、この内容で進めてまいりたいというふうに考えております。
また、KPIにつきましては、今回の施設整備計画の中でKPIにつきましては大きく3つのKPIを定めさせていただいております。まず、1つ目といたしましては施設の売上金額。こちらにつきましては5年間で約2億500万円。そして、KPIの2つ目といたしましては入場者数。先ほど3年目までということでお知らせをしましたが、5年間というところで、延べでは11万1,000人。そして、KPIの3つ目といたしまして新規開業者数ということで、5年間で18件の開業ということでKPIを定めさせていただいております。
以上でございます。

○議長(相澤 榮君) ほかに。12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 例えば先ほどのお話ですと、設計と建設事業を一緒にするということで、連合体ということでプロポーザルの公告に出ておりましたけれども、その中で、実際、8日に多分ホームページでアップしたと思うんですけれども、現在までで、照会とかそういうものが実際あるのかどうか、お尋ねいたします。
それから、KPIについてですけれども、売上金額、5年で2億500万円、あるいは新規事業者で18店舗といいますか、18件といいますか、こういう計画がある中で、であれば、事業計画の全体像は我々にある程度事前に提示することはできたんじゃないでしょうか。ともかく議案を先に通して、それからだというような姿勢が見えるので、その辺について、ちょっとその辺のそごの問題といいますか、それについてもお尋ねしたいと思います。
あと、例えば作三郎先生の遺贈品だとかそういうものの中で不測の事態が発生して、イメージとしては、私は簡単にどんどん壊していって新しい店舗をつくるとか、そういうイメージだったんですけれども、ますますそうなると工期が本当に大丈夫かという点が非常に心配です。その点ついても再度お尋ねいたします。

○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) まず、今回、プロポーザルということで公告をさせていただきました。現在のところ、数件、問い合わせ等はあるところでございます。
また、今回、KPI、先ほどご説明をさせていただきましたが、そういったところにつきまして、事前に議会の皆様のほうにお示しできる部分についてお示ししなかったというところについてはおわびを申し上げさせていただきたいと思います。計画上はこのような計画を定めさせていただいておりますので、KPIについては、今回の施設整備についてできるだけ達成をしていきたいというふうに考えているところでございます。
また、今回の施設整備につきましては、確かに解体をする部分がございます。その解体をする中で、かなり古い建物ということもありますので、どういったものが出てくるのかというところは、心配はされる部分は確かにある部分ではあるんですが、今回、事前にいろいろな解体業者さんなんかの見積もりの中でも、できるだけこの工期の短い期間ではありますけれども、何とか設計業務と解体、そして、新築、そういったところを同時並行で行っていくというところで、できるだけ工期を短縮して適切にやっていければなというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) ほかに。

○企画政策課長(松原 誠君) 済みません。
今回、参加していただく事業者の方については事前に現場を見ていただくというような機会も設けておりますので、その中で現状を見ていただいて、この工期で完成をするというようなご提案をぜひいただければというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) ほかにございませんか。3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) 予算書13ページ、土地の購入費に関してであります。4,832万7,000円が計上されております。面積で割りますと平米単価が1万6,800円弱と、こうなろうかと思いますけれども、鑑定評価による平米単価は幾らだったでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) 不動産鑑定による平米単価は2万100円でございます。

○議長(相澤 榮君) 議席番号を言ってください。3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) それでは、全協でも6,000万円ほどのというふうなことの説明があったと思いますけれども、そういう鑑定評価と実売の契約ということに2割ぐらい差があろうかと思いますけれども、鑑定評価の8掛けぐらいかなというふうに思います。その経過といいますか、売りと買いとありますので、その辺はどのような形でこの金額に折り合いに至ったのか。それについてお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) 今回、所有者の方とはこの売買金額についてこれまでも協議を重ねてまいりました。その中で、最終的に合意に至った内容につきましては、平米単価につきましては、本市で行いました不動産鑑定評価の2万100円、そして、そこから、今回の購入する平米数を掛けます。そこから、今回、解体ということで、既存の施設の解体に要する費用が発生をいたします。その解体費用につきましては本市のほうで行うという形をとらせていただきましたので、その解体に要する費用を差し引かせていただきまして、最終的に今回ご提示をさせていただいた金額で売買ということで所有者の方と合意に至ったところでございます。

○議長(相澤 榮君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第1号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
令和元年第3回富谷市議会臨時会は、終始熱心な審議を経て全ての議案を議決いたしました。
これで本日の日程は全て終了いたしました。
この際、本日が任期満了の最後の議会となりましたので、先例に従い一言ご挨拶を申し上げます。
この4年間を省みますと、任期当初より議会活性化調査特別委員会を立ち上げ、市制移行への調査研究、市議会への対応を進める中、平成28年10月10日、町制53年間に幕を閉じ、単独で市制に移行するという富谷にとって歴史的な瞬間に議会人として携わることができ、これから始まる市議会人としての決意を新たにしたところでございました。
さらには、議会基本条例の目的とするところの開かれた議会としての市民の負託に応え、もって市民福祉の向上と富谷市の発展に寄与することを達成するため、市議会への対応を図るべく、会議規則の全文改正や議会議員政治倫理条例の制定、政務活動費運用指針の見直しに伴い情報開示の充実など、積極的に議会改革に取り組んでまいりました。
今期をもってご勇退される議員におかれましては、長年にわたる議員活動のご労苦に対し心より敬意を表します。今後は、議会に対し、ご指導、ご助言を賜りますようお願いを申し上げ、あわせてご活躍をお祈りいたします。
また、次の選挙に立候補を予定されている議員におかれては、ぜひともご当選され、再びこの議場に参集されますよう、ご健闘をお祈り申し上げます。
最後に、皆様におかれましては、円滑な議会運営にご協力をいただいたことに心から感謝を申し上げ、閉会の挨拶といたします。
会議を閉じます。
令和元年第3回富谷市議会臨時会を閉会いたします。ご苦労さまでした。


午前10時41分 閉会

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議会事務局 代表