更新日:2019年09月19日
第1日目 6月18日(火) | ||
市長提出議案の概要説明 | ||
議案第 3号 | 財産の交換、譲与、無償貸付け等に関する条例等の一部改正について | |
議案第 4号 | 富谷市高齢者・障がい者外出支援乗車証条例の一部改正について | |
議案第 6号 | 富谷市地域活動支援センター条例の一部改正について | |
議案第 7号 | 富谷市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について | |
議案第 8号 | 富谷市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について | |
議案第 9号 | 富谷市水道事業布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準を定める条例の一部改正について | |
議案第15号 | 和解及び損害賠償額の決定について | |
議案第 1号 | 富谷市議会議員及び富谷市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の制定について | |
議案第 2号 | 富谷市森林環境整備基金条例の制定について | |
議案第 5号 | 富谷市心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正について | |
議案第10号 | 令和元年度富谷市一般会計補正予算(第2号) | |
議案第11号 | 令和元年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第1号) | |
議案第12号 | 令和元年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第1号) | |
議案第13号 | 令和元年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第1号) | |
議案第14号 | 令和元年度富谷市水道事業会計補正予算(第1号) | |
第2日目 6月20日(木) | ||
一般質問 | 11番 菅 原 福 治 議員 | |
1 | 高齢者・障がい者外出乗車証「とみぱす」の制度拡大について | |
2 | 高校生の通学交通費の補助について | |
12番 出 川 博 一 議員 | ||
1 | 保育・子育て支援施策の充実を | |
2 | 行政改革と第三次財政計画を問う | |
16番 山 路 清 一 議員 | ||
1 | 富谷市内土砂災害警戒区域等について | |
2 | 16年目を迎えたごみのポイ捨て条例 | |
13番 浅 野 直 子 議員 | ||
1 | 市民を守る安全対策は万全ですか | |
2 | 市民交流施設整備を | |
第3日目 6月21日(金) | ||
一般質問 | 4番 長谷川 る 美 議員 | |
1 | 子供たちの安全を守るためには | |
2 | 本市における認知症対策は | |
15 佐 藤 克 彦 議員 | ||
1 | 富谷市のスポーツ振興策は | |
5番 畑 山 和 晴 議員 | ||
1 | 成田二期東・西土地区画整理事業について | |
2 | エコーズの練習場所確保について | |
3番 若 生 英 俊 議員 | ||
1 | 富谷市まちづくり産業交流プラザ(とみぷら)運営の経過と成果について問う | |
2 | 富谷市民図書館の規模の見直しと規模に見合う事業費確保について改めて問う | |
19番 安 住 稔 幸 議員 | ||
1 | 子育て支援事業の休日開催について | |
2 | 交通対策について | |
3 | 高校生の通学費の助成について | |
第4日目 6月24日(月) | ||
一般質問 | 8番 佐 藤 聖 子 議員 | |
1 | 自衛隊への名簿提供は個人情報保護から問題 | |
2 | 行政区長制度と自治会としての町内会のあり方を問う | |
3 | 平和学習のために教育予算の拡充が必要では | |
7番 藤 原 峻 議員 | ||
1 | 図書館建設費の再考が必要では | |
2 | まちづくり、市民協働を問う | |
3 | 子ども医療費の所得制限の撤廃を | |
6番 齊 藤 秀 行 議員 | ||
1 | 富谷市民の老後の保証 | |
14番 高 橋 正 俊 議員 | ||
1 | 外国人労働者の市役所の対応は | |
2 | 明石台 宮沢ー根白石線の道路整備について | |
10番 西 田 嘉 博 議員 | ||
1 | SDGsへの取り組みについて | |
第5日目 6月28日(金) | ||
議案第 3号 | 財産の交換、譲与、無償貸付け等に関する条例等の一部改正について | |
議案第 4号 | 富谷市高齢者・障がい者外出支援乗車証条例の一部改正について | |
議案第 6号 | 富谷市地域活動支援センター条例の一部改正について | |
議案第 7号 | 富谷市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について | |
議案第 8号 | 富谷市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について | |
議案第 9号 | 富谷市水道事業布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準を定める条例の一部改正について | |
議案第15号 | 和解及び損害賠償額の決定について | |
議案第 1号 | 富谷市議会議員及び富谷市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の制定について | |
議案第 2号 | 富谷市森林環境整備基金条例の制定について | |
議案第 5号 | 富谷市心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正について | |
議案第10号 | 令和元年度富谷市一般会計補正予算(第2号) | |
議案第11号 | 令和元年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第1号) | |
議案第12号 | 令和元年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第1号) | |
議案第13号 | 令和元年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第1号) | |
議案第14号 | 令和元年度富谷市水道事業会計補正予算(第1号) | |
発議第 1号 | 富谷市議会議員政治倫理条例の制定について | |
発議第 2号 | 富谷市議会委員会条例の一部改正について | |
議会活性化調査特別委員会委員長報告 | ||
陳情について | ||
閉会中の各委員会調査について |
第1日目 6月25日(火) 総務常任委員会付託 | ||
議案第 1号 | 富谷市議会議員及び富谷市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の制定について | |
第1日目 6月25日(火) 教育民生常任委員会付託 | ||
議案第 5号 | 富谷市心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正について | |
第1日目 6月25日(火) 産業建設常任委員会付託 | ||
議案第 2号 | 富谷市森林環境整備基金条例の制定について |
第1日目 6月27日(木) | ||
議案第10号 | 令和元年度富谷市一般会計補正予算(第2号) | |
議案第11号 | 令和元年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第1号) | |
議案第13号 | 令和元年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第1号) | |
議案第12号 | 令和元年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第1号) | |
議案第14号 | 令和元年度富谷市水道事業会計補正予算(第1号) |
令和元年6月18日(火曜日) 午前10時00分 開会
日程1 | 会議録署名議員の指名 | ||
日程2 | 会期の決定 | ||
日程3 | 提案理由の説明 | ||
日程4 | 議案第 3号 | 財産の交換、譲与、無償貸付け等に関する条例等の一部改正について | |
日程5 | 議案第 4号 | 富谷市高齢者・障がい者外出支援乗車証条例の一部改正について | |
日程6 | 議案第 6号 | 富谷市地域活動支援センター条例の一部改正について | |
日程7 | 議案第 7号 | 富谷市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について | |
日程8 | 議案第 8号 | 富谷市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について | |
日程9 | 議案第 9号 | 富谷市水道事業布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準を定める条例の一部改正について | |
日程10 | 議案第15号 | 和解及び損害賠償額の決定について | |
日程11 | 議案第 1号 | 富谷市議会議員及び富谷市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の制定について | |
日程12 | 議案第 2号 | 富谷市森林環境整備基金条例の制定について | |
日程13 | 議案第 5号 | 富谷市心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正について | |
日程14 | 議案第10号 | 令和元年度富谷市一般会計補正予算(第2号) | |
日程15 | 議案第11号 | 令和元年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第1号) | |
日程16 | 議案第12号 | 令和元年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第1号) | |
日程17 | 議案第13号 | 令和元年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第1号) | |
日程18 | 議案第14号 | 令和元年度富谷市水道事業会計補正予算(第1号) |
議事日程のとおり 午前10時00分 開会
○議長(相澤 榮君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、ただいまから令和元年第2回富谷市議会定例会を開会いたします。
この定例会は、市長から、富谷市議会議員及び富谷市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の制定についてなどの事件議案が提出されることになっております。慎重に審議を尽くされ、市民の負託に応えられますようご期待を申し上げますとともに、議会運営につきましてもご協力をお願いいたしまして、開会の挨拶といたします。
本日は傍聴人がおられます。傍聴人の方々に申し上げます。
富谷市議会傍聴規則第8条では、録音機、カメラ、ビデオなどによる撮影等は、議長の許可を得た場合以外は禁止になっております。また、携帯電話、スマートフォンをお持ちの方は、電源をお切りになるか、マナーモードに切りかえて、静粛を保ち傍聴されますようお願いをいたします。
日程に入るに先立ち、諸報告をいたします。
議長諸報告はお手元に配付のとおりです。
なお、説明員の出席報告ほか関係資料については、事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
これで諸報告を終わります。
ここで、富谷市市長に挨拶を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) おはようございます。
本日ここに、令和元年第2回富谷市議会定例会が開会されるに当たり、開会の挨拶にあわせ、富谷市総合計画に掲げたまちづくりの将来像「住みたくなるまち日本一」の実現に向けた現在の取り組み概要についてご説明申し上げます。
初めに、5月1日に天皇陛下がご即位され、新元号令和のもとに新しい時代がスタートし、1カ月余りが過ぎました。平成の後半から続く少子高齢化や若年層を中心とした首都圏への人口流出の増加は、地方の人口減少に拍車をかけており、今後においても地方の基礎自治体を取り巻く環境は厳しさを増すものと予想されております。
このような状況の中でも、本市は、地方創生の意義を改めて認識するとともに、市総合計画の推進と行政改革を両輪とし、未来に向けて持続可能で住民に選ばれる自治体を目指してまちづくりに取り組んでまいりますので、議会の皆様には、今後ともなお一層のご指導、ご協力を賜りますようお願いを申し上げます。
それでは、富谷市総合計画の4つの基本方針と前期基本計画の体系に基づき、各種施策の実施状況について申し上げます。
まず、「基本方針-1 暮らしを自慢できるまち」に関する主な施策について申し上げます。
初めに、商工業・雇用関連施策について申し上げます。
企業誘致及び立地企業支援として、市内立地企業と行政の参加による「富谷でつながるビジネス交流会」を8月22日に開催いたします。企業が抱える課題などの情報交換を行い、交流会を通した市内企業のネットワークの構築と新たなビジネスの創出につなげてまいります。
次に、企業支援関連施策について申し上げます。
富谷市まちづくり産業交流プラザTOMI+で実施しております富谷塾については、第2期として、4月21日に開塾式を開催いたしました。塾生の登録者数は、5月末日現在で、男性35名、女性46名の合計81名となっております。今年度は、「出会いと学び」をテーマに、新たに金融機関等との連携や富谷市創業支援資金融資利子補給制度の啓発など、起業創業の加速化を図るための取り組みを強化してまいります。
TOMI+の入居状況については、5月末日現在で、ブース席5社、フリー席7社の入居となっております。今年度は各企業が持つ先進の技術やアイデアと富谷塾生とのマッチングなど、新たなビジネス創出に向けた取り組みも展開してまいります。
次に、農業関連施策について申し上げます。
本字の令和元年産の米の生産については、宮城県農業再生協議会による生産の目安をもとに、生産数量を1,620トン、面積換算で312ヘクタールとして、地域水田農業推進協議会を通し、生産者の皆様にお示しをしてきたところですが、4月末段階で取りまとめた結果、316ヘクタールへの作付となっており、4ヘクタールの超過となっております。
一方、生産調整対応関係については、国の助成対象となっている大豆や多収性品種の飼料用米等の作付とあわせて、ブルーベリーや新果樹、お茶についても、市の補助事業による作付誘導を行い、国の産地交付金の助成対象となるよう、あさひな農業協同組合と一層の連携を図りながら支援をしてまいります。
なお、あさひな農業協同組合におきましては、7月1日より宮城県北部の5つの農協が合併し、新みやぎ農業協同組合としてスタートいたします。引き続き、連携を図りながら農業振興に努めてまいります。
とみやはちみつプロジェクト推進事業については、今年度、第1回となる採蜜式を5月15日に開催し、6月6日現在では5回の採蜜を行い、蜂蜜約160キログラム、平均糖度82.1%と大変質のよい蜂蜜を採取できております。引き続き、協議会や市民サポーターの方々と連携しながら、蜂蜜を使った農商工連携による新たな特産品づくりを推進してまいります。
富谷茶復活プロジェクト事業については、再生技術協力をいただいている日本紙通商株式会社に対し、富谷茶の原木から苗2,000本の育成を依頼しており、来年の開宿400年記念事業の一環として、原木苗の植栽に向け準備を進めてまいります。
つきましては、本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いを申し上げます。
直売活動に取り組んでいるおんないん会では、インショップによる直売活動を現在2店舗で展開しておりますが、新たに上桜木地区に7月オープン予定のスーパーでのインショップの直売も決定しており、さらなる直売活動の拡充を期待するところです。引き続き、都市型農業の促進を図るため、支援・協力を行ってまいります。
農作物有害鳥獣対策については、宮城県鳥獣被害防止総合支援事業交付金を活用し、今年度は、イノシシによる農作物被害が多発している明石、石積地区を対象に物理柵の設置を計画しております。現在、事業実施に向け両地区の行政区長と打ち合わせを行っており、今後、具体的に事業を進めてまいります。
次に、観光・地域振興施策について申し上げます。
本市の特産品であるブルーベリーを使ったブルーベリースイーツフェアについては、今年度で10回目を迎えます。7月4日のTOMI+でのキックオフイベントを皮切りに、7月6日から21日までの期間で、フェアを開催し、富谷産ブルーベリーの販路拡大と富谷スイーツのブランディングを進めてまいります。
また、現在の地方創生総合戦略の最終年度として実施いたしますとみや国際スイーツ博覧会については、10月19日、20日の開催に向けて、4月17日に第1回実行委員会を開催いたしました。今年度は9月5日にプレイベントとして、市役所市民交流ホールを会場にパティシエの技術向上を目的とした東北ブロックコンテストが宮城県洋菓子協会主催で開催されることとなっており、今後とも「スイーツのまち=とみや」を推進してまいります。
次に、公共交通関連施策について申し上げます。
新公共交通システム推進事業については、昨年度策定しました富谷市公共交通グランドデザインに基づき、引き続き、国土交通省の街路交通調査費補助金を活用し、富谷市都市・地域総合交通戦略・基本計画の策定に向けて、関係機関とさらなる連携を図りながら取り組んでまいります。
次に、道路関連施策について申し上げます。
仙台北部道路の富谷ジャンクションのフル化及び4車線化の実現については、会長として期成同盟会を代表し、6月5日に中央要望を行ってまいりました。
当日は、首相官邸で菅内閣官房長官に、自由民主党本部では萩生田幹事長代行に直接お会いをし、整備促進に向けた要望書を提出してきたところです。あわせて、国土交通省道路局局長、財務省主計局長のほか、東日本高速道路株式会社建設部長にも直接要望書を提出してまいりました。
仙台北部道路の富谷ジャンクションのフル化及び4車線化の実現は、本市の交通ネットワークを形成する上でも重要な課題でありますので、今後も効果的な要望活動を展開してまいります。
道路改良事業については、社会資本整備総合交付金を活用し、昨年度から穀田三ノ関線改良工事に着手しており、現在、今年度の工事の発注に向けて準備を進めております。
また、橋梁維持管理事業についても、社会資本整備総合交付金を活用して実施する5年に1回の橋梁点検業務及び点検結果に基づいて実施する長寿命化工事の発注に向けた準備を進めております。
次に、土地利用関連施策について申し上げます。
仙塩広域都市計画第7回定期見直しにおいて、昨年、市街化区域に編入された住居系の明石台東地区は、本年3月に土地区画整理組合の設立認可を受け、5月から樹木の伐採に着手しました。今後は、7月から本格的な造成工事に着手する予定であり、令和3年4月に第1期の宅地販売を目指しております。
また、5月17日には、成田二期東地区と成田二期西地区が市街化区域に編入されましたので、今後、土地区画整理組合の設立認可に向けた手続を進めてまいります。
次に、住宅・公園・上下水道関連施策について申し上げます。
都市公園については、利用者の安全を確保するため、30年以上経過した遊具の交換工事を計画的に実施しております。今年度はあけの平二丁目公園とひより台一丁目南公園で実施することとし、新たに設置する遊具は、より多くの方に利用していただけるように、町内会と相談をして選定をいたします。
上下水道事業については、鷹乃杜浄水場のり面保護工事を平成30年度からの3カ年事業として計画しております。現在進めている繰越工事は6月末の完成を目指しております。
また、来年度の工事予定箇所については、一部民地を含み、用地測量が必要となることから、本定例会の補正予算に必要な経費を計上しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いをいたします。
公営墓地の整備事業につきましては、(仮称)やすらぎパークとみや整備基本設計等業務について、6月11日にプロポーザル方式により委託業者が決定いたしましたので、今後、契約を締結することとしております。
続きまして、「基本方針-2 教育と子育て環境を誇るまち」に関する主な施策について申し上げます。
初めに、教育・青少年健全育成関連施策について申し上げます。
この春、市内の小学校には573名、中学校には701名が入学し、児童総数は3,908名、生徒総数が2,066名、児童・生徒の総数は5,974名となりました。
2つの市立幼稚園には39名が入園し、園児総数は107名となり、園児、児童・生徒合わせて6,081名の子供たちが新しいクラス、学年で夢と希望に満ちた新年度をスタートいたしました。
また、安全・安心な学習環境の整備に基づくエアコン整備については、幼稚園が3月に設置を終え、小中学校については、当初の予定どおり、6月の完成、7月からの稼働を見込んでおります。
不登校防止対策については、スクールカウンセラーや心のケア支援員、スクールソーシャルワーカーを引き続き配置するとともに、2年目となる子ども心のケアハウスのスーパーバイザーを2名に増員するなど、支援体制をより充実させ、不登校の未然防止と不登校児童生徒一人一人に寄り添った支援により一層力を入れて取り組んでまいります。
幼児教育・保育の無償化については、子ども・子育て支援法の改正法案が成立しましたので、10月1日の施行に向けて、国の動向を注視しながら制度を適正に運用してまいります。
つきましては、本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いを申し上げます。
市立幼稚園の民営化については、さきの全員協議会において、ご説明申し上げましたとおり、東向陽台幼稚園民営化に係る公募型プロポーザルを実施し、民間による認定こども園の開園に向けて、鋭意取り組んでまいります。
次に、教育・国際交流関連施策について申し上げます。
今年度で3年目となる中学生海外研修派遣事業については、定員25名を大きく上回る60名の申し込みがあり、抽せんによって派遣生徒を決定いたしました。先月5月24日には、訪問予定先となる台湾桃園市私立有徳雙語中小學から中学2年生49名が来日し、市内2つの中学校生徒との交流活動とホームビジット等の交流を行い、相互交流に発展しております。これらの交流を通して、これまで以上に有徳中学生と友好的な交流が図られることを期待し、安全面に細心の注意を図りながら、本事業の目的が達成されるよう取り組んでまいります。
なお、本事業については、保護者説明会や事前研修を重ねた上で、さらなる相互交流の実現に向け、今年度は私が団長を務め、7月31日から3泊4日の日程で実施をいたします。
次に、図書館整備関連について申し上げます。
図書館の整備に向けては、継続的に市民との対話を重ねるとともに、昨年度策定した富谷市民図書館整備基本計画に基づき、令和4年の開館に向け、現在はクラウドファンディングを初めとした外部資金調達、整備管理運営計画の策定、設計プロポーザルの実施要領の検討などを進めております。
これまで同様に、市民の皆様のご意見を伺いながら、市民協働の視点に立った取り組みを進めてまいります。
次に、芸術・文化関連施策について申し上げます。
富谷市民俗ギャラリーについては、昨年7月1日のリニューアルオープン以降、多くの方々にご来館いただき、平成30年度の来場者数は2,539人となりました。今後も来年の富谷宿開宿400年祭を見据え、歴史的価値の高い建築物の保全や工夫を凝らした企画展等の取り組みを進め、しんまち地区の活性化とあわせて多種多様な展開を図ってまいります。
次に、子育て支援関連施策について申し上げます。
初めに、保育所待機児童対策については、昨年に続く2年連続での待機児童ゼロとはなりませんでしたが、来年度の待機児童ゼロの達成とその継続に向けて、引き続き、保育士確保と施設の整備に努めてまいります。
子ども・子育て支援事業については、富谷市子ども・子育て支援事業計画の第1期計画を策定するに当たり、5月に子育て事業に関するニーズ把握のためのアンケート調査を実施し、現在、調査結果を集計分析しております。これらを基礎資料に、日本ユニセフ事業検証モデル自治体として、「子どもにやさしいまちづくり」推進に向けて、子供の声を直接取り入れた計画策定を進めてまいります。
新規事業の富谷市特定不妊治療費助成事業については、5月末現在、11件の問い合わせがある状況です。今後も、不妊治療を受けているご夫妻に対し、経済的・精神的な負担の軽減を図るため、広く周知をしてまいります。
続きまして、「基本方針-3 元気と温かい心で支えるまち」に関する主な施策について申し上げます。
初めに、高齢者支援関連施策について申し上げます。
昨今の介護人材不足に対応するため、市民の方が施設サポーターとして高齢者福祉施設を支援する取り組みをこれまでも展開してまいりましたが、さらに対象施設を広げ、施設サポーターも広く募集し、事業の拡大を図るため、地域と施設の支え合いモデル事業として実施をいたします。
本事業は、県内でも初の試みで、地域の方々と施設の協働により、施設ケアの資質の向上及び地域住民の支え合いの取り組みの支援体制を構築するものです。事業実施に先立ちまして、5月24日に市内6カ所の高齢者福祉施設及び富谷市社会福祉協議会と協定書調印式をとり行いました。
現在は、今後の方向性等について、介護ボランティアの育成、派遣に取り組むNPO法人仙台敬老奉仕会の吉永理事長にご指導をいただきながら、本市に見合った体制を構築しているところです。
持続可能な体制を図るためには、施設サポーターと施設のお互いのニーズを調整するコーディネーターの役割が重要となることから、施設サポーターのほか、コーディネーターも含めた研修及び活動体制の充実に努めてまいります。
つきましては、本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いを申し上げます。
次に、健康・保健関連施策について申し上げます。
健康づくりの推進については、5月29日から市内公民館を会場に、特定健診及び大腸がん検診等の各種住民検診を開始しております。およそ半年間にわたる各種検診等の機会を活用し、健康推進員の協力を得ながら、本市の健康課題となっている高血圧・高血糖予防のPRを行ってまいります。
また、成人男性を対象とする風疹の追加的対策については、今年度の対象者約2,200人(訂正発言あり)に対して、3月末に無料クーポン券を発送いたしました。今後、風疹の抗体保有率の向上のために、抗体検査及び予防接種を受けていただくよう周知に努めてまいります。
つきましては、本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いをいたします。
次に、障がい者支援関連施策について申し上げます。
ことし4月にひより台地区に就労継続支援A型事業所「グローリー富谷」が、太子堂地区に就労継続支援B型事業所「アメハレ」が開所し、市内の就労継続支援事業所は6事業所となりました。
各所独自の持ち味を生かした就労の場として、これまで就労意欲に結びつかなかった方や身近に通える場所がなく、市外の就労支援事業所に通われている方にご活用していただければと思っております。
本市といたしましても、これらの就労支援事業所の周知を図るとともに、今後もさらなる障がい者雇用促進に努めてまいります。
次に、障がい者・高齢者支援関連施策について申し上げます。
高齢者・障がい者外出支援乗車証「とみぱす」事業については、今年度の受付を5月28日から30日までと7月9日から11日までの2回に分けて実施をいたします。それぞれの最終日は受付時間を午後7時まで延長し対応してまいります。昨年10月から運用を開始いたしました重度障がい者等福祉タクシー利用券助成事業については、本年度分も4月から申請を受け付けており、5月末日現在で76名の方に申請をいただいております。
今後も、さらなる事業の浸透を図りながら、公共交通機関を利用することが困難な方の外出支援に努めてまいります。
続きまして、「基本方針-4 市民の思いを協働でつくるまち」に関する主な施策について申し上げます。
初めに、防災・救急・消防関連施策について申し上げます。
防災関連については、これから梅雨や台風に伴う出水期に当たることから、6月27日に河川管理者である国、市、水防団等と重要水防箇所の合同巡視を行うこととしております。既に、九州や西日本では局地的な大雨による被害が発生していることから、本市の水防活動においても、合同巡視で得られた情報を有効的に活用し、今後の水防活動に生かしてまいります。
また、非常備消防については、6月9日に富谷小学校を会場に富谷市消防団消防演習が開催され、日ごろの訓練の成果を披露していただきました。
なお、議会の皆様には、ご参列を賜り、出場選手に温かいご声援を頂戴いたしましたことに、改めて感謝を申し上げます。
次に、防犯・交通安全・消費者保護関連施策について申し上げます。
防犯関連については、防犯灯の照度の向上と二酸化炭素排出量の削減、電気料金の縮減を図るため、平成29年度から3カ年かけて、市内に設置されている防犯灯約3,000灯のLED化交換工事に着手しております。最終年度となる今年度は、市内12地区において防犯灯816灯の交換工事に着手し、9月末の完了を目指しております。
交通安全関連については、春の交通安全県民総ぐるみ運動が5月11日から20日までの10日間展開され、本市では、人身事故の約6割以上を占める追突事故の防止を重点項目に加え、推進をいたしました。
運動開始日前日には、議会の皆様を初め、交通安全関係機関、各種団体の皆様約260名にご参集いただき、富谷市出動式を開催をしたところであります。
また、平成30年8月以降、死亡事故ゼロが続いておりましたが、6月9日に大清水一丁目の国道4号で交通死亡事故が発生いたしました。ここに心よりお悔やみを申し上げます。本市といたしましては、今後も関係機関の皆様方のお力添えのもと市民皆様の交通安全対策に取り組んでまいります。
次に、人権尊重・男女共同関連施策について申し上げます。
本市の審議会等の委員に占める女性の割合は、国の調査によれば、平成30年4月1日現在、46.5%となり、全国の市区町村で3位となっております。このことは、内閣府のホームページにおいて公表されておりますほか、5月4日の新聞報道にも大きく取り上げられたところです。
また、いわゆる女性活躍推進法が全面施行されてから3年が経過いたしますが、本市においては、女性の管理職登用やワーク・ライフ・バランスの推進など、着実に取り組んでまいりました。引き続き、富谷市男女共同参画基本計画に基づき、総合的かつ計画的に男女共同参画の推進に努めてまいります。
次に、環境衛生関連施策について申し上げます。
環境美化については、その一環として、4月14日に市内一斉清掃活動「春のクリーン作戦」を実施いたしましたところ、約1万人の市民の皆様のほか、市内事業所の皆様にもご参加をいただき、住みよい環境を維持することができました。改めて市民の皆様、事業所の皆様に感謝を申し上げます。
空き家対策事業については、「空き家等対策計画~空き家の利活用促進に向けて~」に基づき、空き家等の利活用の促進、適正管理を図るため、宮城県宅地建物取引業協会、全日本不動産協会宮城県本部、富谷市シルバー人材センターと6月4日に協定を締結いたしました。今後、協定内容の周知を図るとともに、制度の活用等について情報を発信してまいります。
次に、省エネルギー・再生可能エネルギー関連施策について申し上げます。
環境省公募事業「地域連携・低炭素水素技術実証事業」については、今年度が事業期間3カ年の最終年度となりますが、このたび、環境省の事業期間が2021年度まで延長する方針が示されました。現在取り組んでいる本実証事業についても、2カ年の延長を視野に入れ、今年度は、事業の目的である民生用水素利用の実現のため、さらに関連データの収集と分析を進めながら、全体の事業性、経済性、社会的な意義、二酸化炭素削減量などについて評価・検証を行うこととしております。
みやぎ環境交付金・市町村提案型を活用して開催する「未来・水素エネルギーフォーラム in 富谷」については、12月13日、14日の2日間の日程で進めてまいります。フォーラムは、3つのプログラムを軸に展開し、次世代科学人材育成として中・高校生を対象とした研究発表会、新たな実証研究の種をつくる「超異分野学会」の開催、そして、水素を身近に感じてもらうための親子フェスタ及び産業展を予定しております。
また、みやぎ環境交付金を活用した道路照明灯LED交換工事については、富ケ丘地区及び明石台地区の106灯の交換工事を行い、8月末の完了を目指しております。
次に、住民参加・協働関連施策について申し上げます。
とみやわくわく市民会議については、今年度も広く市民の皆様に参加をいただきながら、4回開催してまいります。
テーマについては、「市民協働」、「国際交流」、「子どもにやさしいまちづくり」、「農業」を予定しており、第1回は、「とみやの市民協働について~わたしたちが描く理想のカタチ~」をテーマとして、7月27日にTOMI+を会場に開催を予定しております。
また、かねてより新設の準備が進められておりました明石台第九町内会が4月1日に明石台第六町内会から分離し、新たに設立され、本市の町内会数は47となりました。
次に、行財政経営関連施策について申し上げます。
新年度の執行部体制については、さきの第2回臨時会の際も申し上げたとおり、任期付職員を含む12名の新規採用職員を加えた総勢340名の職員体制と7部2局21課6室の組織体制でスタートいたしました。
また、東日本大震災沿岸被災自治体の復興支援といたしまして、今年度より東松島市へ職員を派遣するとともに、新たに公立大学法人宮城大学地域連携センターへ職員を2年間派遣し、多様化する行政課題に果敢に取り組むことができる人材の育成を図ることといたしました。
今後も引き続き、国や県を初めとした関係機関との連携を図りながら、職員一丸となって、行政運営に取り組んでまいります。
選挙関連については、7月の第25回参議院議員通常選挙を初め、8月に市議会議員選挙、10月に宮城県議会議員選挙がそれぞれ執行されることとなっております。周到に準備を進めるとともに正確な選挙事務の執行に努めてまいります。
また、3月15日に議会の皆様からご要望いただいておりました選挙公営制度、いわゆる選挙運動の公費負担については、お金のかからない選挙の実現や立候補の機会均等、候補者間の選挙運動の機会均等を図る手段として公職選挙法で認められていることから、本定例会に関係条例の制定案及び補正予算を提出しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いをいたします。
市税については、市民の皆様には日ごろより納税に対しましてご理解とご協力を賜り、深く感謝を申し上げます。5月には市・県民税の特別徴収分、固定資産税及び軽自動車税の納税通知書を、今月は市・県民税の普通徴収分を送付させていただきました。1円たりとも無駄にすることなく、大切に使わせていただきますので、引き続きのご理解とご協力をお願いを申し上げます。
最後に、ことし8月に任期満了に伴う市議会議員選挙が執行されるに当たり、本定例会が議会の皆様にとって任期中で最後の定例会となります。この4年間、常に市民の福祉向上と市勢発展のためにご尽力いただきましたことに対し、市民を代表し、心より感謝を申し上げます。
特に、平成28年10月10日の市制施行という、本市においても大変大きな歴史の扉を議会の皆様のご指導、ご協力のもとに開くことができましたことに重ねて感謝を申し上げます。
改正後の議員定数条例に基づき執行される最初の選挙となりますが、選挙に臨まれる皆様方におかれましては、ご健闘を心よりお祈りを申し上げます。
以上、令和元年第2回富谷市議会定例会が開会されるに当たっての挨拶とさせていただきます。
○議長(相澤 榮君) これから、本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。
○議長(相澤 榮君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、18番浅野幹雄君、19番安住稔幸君の2名を指名いたします。
○議長(相澤 榮君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
本定例会の会期は本日から6月28日までの11日間にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本定例会の会期は本日から6月28日までの11日間に決定いたしました。
○議長(相澤 榮君) 日程第3、提案理由の説明を議題といたします。
議案等の提案理由の説明を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) 議案の提案説明に先立ちまして、先ほどの挨拶の中で、お手元の挨拶文の8ページにあります下段の成人男性対象とする風疹の追加的対策については、今年度の対象者約「3,200」人に対してというのを、先ほど私「2,200」と申し上げてしまいましたので、訂正をお願い申し上げます。
それでは、議案の説明をさせていただきます。
令和元年第2回富谷市議会定例会に提出しております議案について、ご説明を申し上げます。
議案第1号富谷市議会議員及び富谷市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の制定については、立候補の機会均等及び候補者間の選挙運動の機会均等を図るため、公職選挙法に基づき、候補者の選挙運動に係る費用の一部負担について必要な事項を定めるものでございます。
議案第2号富谷市森林環境整備基金条例の制定については、森林整備施策の充実を図るため、今年度より交付される森林環境譲与税による基金条例を制定するものでございます。
議案第3号財産の交換、譲与、無償貸付け等に関する条例等の一部改正については、消費税法及び地方税法の一部改正に伴い、施設使用料や手数料等につきまして所要の改正を行うものでございます。
議案第4号富谷市高齢者・障がい者外出支援乗車証条例の一部改正については、60歳以上の運転免許証返納者を交付対象者に追加するとともに、消費税法及び地方税法の一部改正に伴う所要の改正を行うものでございます。
議案第5号富谷市心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正については、高齢者の医療の確保に関する法律及び宮城県心身障害者医療費助成事業補助金交付要綱の一部改正に伴い、精神障害者保健福祉手帳1級所持者を助成対象とする所要の改正を行うものでございます。
議案第6号富谷市地域活動支援センター条例の一部改正については、障がい者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。
議案第7号富谷市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正については、放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準の一部改正に伴い、放課後指導員が履修すべき研修の見直しに関して所要の改正を行うものでございます。
議案第8号富谷市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正については、家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準の一部改正に伴い、連携施設を確保しないことができる期間の延長及び連携施設の追加に関して所要の改正を行うものでございます。
議案第9号富谷市水道事業布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準を定める条例の一部改正については、学校教育法の一部改正及び水道法施行規則の一部改正に伴い、布設工事管理者の資格要件及び試験科目の見直しに関して所要の改正を行うものでございます。
議案第10号から議案第14号については、令和元年度各種会計補正予算でございます。
議案第15号和解及び損害賠償額の決定については、市管理緑地の樹木が強風により倒木し、隣接地フェンスを破損したことに伴い、和解及び損害賠償額を決定するものでございます。
以上、予算外議案10件、予算議案5件の概要を申し上げましたが、議案審議の際には詳細にご説明いたしますので、慎重にご審議を賜り、全案件ご可決くださいますようお願いを申し上げます。
○議長(相澤 榮君) ここで執行部入れかえのため、午前10時50分まで休憩します。
午前10時40分 休憩
午前10時50分 再開
○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
日程第4 議案第 3号 財産の交換、譲与、無償貸付け等に関する条例等の一部改正について
日程第5 議案第 4号 富谷市高齢者・障がい者外出支援乗車証条例の一部改正について
日程第6 議案第 6号 富谷市地域活動支援センター条例の一部改正について
日程第7 議案第 7号 富谷市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について
日程第8 議案第 8号 富谷市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について
日程第9 議案第 9号 富谷市水道事業布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準を定める条例の一部改正について
日程第10 議案第15号 和解及び損害賠償額の決定について
○議長(相澤 榮君) 日程第4、議案第3号から日程第10、議案第15まで、富谷市議会会議規則第35条の規定により一括議題といたします。
本案は、朗読を省略し、日程順に内容の説明を求めます。
議案第3号財産の交換、譲与、無償貸付け等に関する条例等の一部改正について、内容の説明を求めます。財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) おはようございます。どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、議案書8ページ、お願いいたします。
議案第3号財産の交換、譲与、無償貸付け等に関する条例等の一部改正について、ご説明申し上げます。
提案理由ですけれども、消費税法及び地方税法の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。
本条例につきましては、先週の議員全員協議会でも概要をご説明申し上げたとおりですけれども、第1条の当該条例の一部改正、こちらから、ページで言いますと22ページになります。22ページの給水条例の一部改正、こちらまで12件の条例について、提案理由が同一の趣旨ということで、まとめ条例としてご提案させていただいております。
まず、第1条につきましては、行政財産の目的外使用について。現行税率100分の「108」を「110」に改める内容でございます。
なお、この規定です。行政財産の目的外使用に係る消費税の転嫁ですけれども、通常、土地の貸し付けについては、消費税法に基づき、非課税とするというのが原則ですけれども、一月未満の土地の貸し付けなどに関しては、例外規定に基づき消費税を賦課して貸し付けを行っているということから、今般、税率を改正するものとなってございます。
以下、第2条につきましては、鷹乃杜防災センターの料金改定。10ページ、第3条については、福祉健康センターと続きまして、ページのほう飛びまして、16ページのほうのこちらをお願いいたします。
第9条です。第9条、富谷市文化創造の森条例については、大黒澤苑の料金規定となっておりまして、次のページ、第10条は、総合運動公園の施設使用料、主に施設に関係する使用料の改定となっております。
ちなみに、ここまで、第1条から第10条までの今回の料金改定に伴う今年度の影響額を申し上げます。10月以降の引き上げ分、2%相当ですけれども、金額としては約9万8,000円というふうに試算しております。
続いて、22ページ、お願いいたします。
第11条については下水道使用料の改定、第12条については水道使用料の改定を規定しておりまして、同様に2%分の影響額を試算いたしますと、上下水道合わせ、今年度の影響額としては940万円ほどと見込んでおります。
23ページ、お願いいたします。
附則の第1条、施行期日については、10月1日ですけれども、経過措置を第2条から第4条に規定しております。
第2条については、施行日の前までに使用の許可を受けていれば、従前の税率8%が規定される旨の規定です。
第3条については下水道使用料、第4条については水道使用料の経過措置の規定ですけれども、具体に申し上げますと、料金の検針自体が毎月ではなく、2カ月に一度行っているという関係で、施行期日の10月1日をまたいで継続利用される世帯への10%の適用というものについては本年12月以降の最初の検針に基づく料金から適用します、というのが経過措置の内容でございます。
ただし、9月、10月ということで基準日をまたがない方、10月以降の新規の利用の申し込みの方、この方については検針月が11月であっても10%課税されるという規定でございます。
説明のほうは以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) 議案第4号富谷市高齢者・障がい者外出支援乗車証条例の一部改正について、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) 議案書25ページをお願いいたします。
議案第4号富谷市高齢者・障がい者外出支援乗車証条例の一部改正について、ご説明いたします。
提案理由といたしましては、消費税法及び地方税法の一部改正のほか、交付対象者の追加に伴い、所要の改正を行うものでございます。
それでは、改正点につきまして、新旧対照表にてご説明いたします。
26ページでございます。
第4条は、「とみぱす」の交付対象者について定義してございますが、第4条第2号の「70歳以上の者」の次に、「60歳以上70歳未満の者で運転免許証を返納した者」を交付対象者に加える改正を行うものでございます。
また、第5条第3項で、「とみぱす」の交付手数料を示しておりますが、「とみぱす」については、仙台市のicscaを利用し実施していることから、消費税法等の一部改正に伴い仙台市において当該交付に係る手数料が改正されたことにより、本市の交付手数料においても1枚につき「1,400円」から「1,430円」に、再交付手数料については「1,910円」から「1,950円」にそれぞれ改正するものでございます。
次のページをお願いいたします。
附則といたしまして、この条例は、令和元年10月1日から施行するものでございます。
なお、準備行為といたしまして、この条例による改正後の富谷市高齢者・障がい者外出支援乗車証条例第5条の規定による乗車証の交付等の申請の行為及びこれらに関し必要な行為は、この条例の施行前において行うことができるとするものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) 議案第6号富谷市地域活動支援センター条例の一部改正について、内容の説明を求めます。地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) よろしくお願いいたします。
それでは、議案第6号富谷市地域活動支援センター条例の一部改正について、ご説明申し上げます。
議案書32ページをお願いいたします。
提案理由は、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。
新旧対照表にてご説明申し上げます。
33ページをごらんください。
第2条、富谷市地域活動支援センターの設置について書かれているものでございます。地域活動支援センターは、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律の第5条で規定されている定義に基づいているものでございます。
今回、この第5条、これは障がい福祉サービスの定義を示しているものなんですが、ここに新たに就業定着支援と自立生活援助の2つの定義が加わったことにより項ずれが生じたものでございます。
附則といたしまして、この条例は、交付の日から施行するものでございます。
以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) 議案第7号富谷市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、内容の説明を求めます。子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) それでは、よろしくお願いいたします。
議案書34ページをごらんください。
議案第7号の富谷市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、ご説明いたします。
提案理由といたしまして、放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。
35ページの新旧対照表をごらんください。
第10条第3項、「都道府県知事」の後ろに「又は地方自治法第252条の19第1項の指定都市の長」を加えるもので、これまで都道府県が行っていた放課後児童クラブの支援員研修について、政令指定都市でも開催を可能とする改正でございます。
なお、附則といたしまして、改正後の本条例は、公布の日から施行するものでございます。
以上となります。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) 議案第8号富谷市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、内容の説明を求めます。子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) よろしくお願いします。
では、議案書36ページをお願いいたします。
議案第8号の富谷市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、ご説明いたします。
提案理由といたしまして、家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。
次のページ、新旧対照表をごらんください。37ページです。
第6条第3項の後ろに、ごらんのとおり、第4項と第5項を追加いたしております。
内容といたしましては、第4項については、連携施設を確保しないことができる経過措置の延長について記載しております。
第5項については、卒園後の児童の受け皿として企業主導型保育事業や自治体が独自に運営支援を行っている民間保育施設から確保できるようにするための方策の検討を進め、努力を行うものというところをうたっております。
39ページをごらんください。
一番左上ですね、第45条に第2項を追加するもので、いわゆる事業所内保育所について、連携施設を確保しないことができる経過措置の延長についてでございます。
なお、そのほかに文言の整理等が入っております。
附則として、改正後の本条例は、公布の日から施行するものでございます。
以上となります。よろしくお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) 議案第9号富谷市水道事業布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準を定める条例の一部改正について、内容の説明を求めます。上下水道課長。
○上下水道課長(齋藤英夫君) それでは、説明書の41ページをお願いします。
議案第9号富谷市水道事業布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準を定める条例の一部を別紙のとおり改正するものです。
提案理由としましては、学校教育法の一部改正及び水道法施行規則の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。
本年4月から専門職大学制度の創設に伴い、専門職大学の前期課程の修了者を短期大学の卒業者と同等の者として取り扱うため、改正するものです。
また、技術試験の第2次試験科目が見直され、選択科目であった水道環境が上水道及び工業用水道に統合され、水道環境が廃止されるため、改正するものでございます。
それでは、42ページをお願いします。
対照表で説明します。改正箇所につきましては、下線の引かれた部分でございます。
現行第2条、「布設工事監督者が監督業務を行うべき」を改正後は削除。
第3条、「布設工事監督者が有すべき」を改正後は削除。
3号、「(同法による専門職大学の前期課程を含む。)」、「(同法による専門職大学の前期課程にあっては、修了した後)」を改正後追加する。
8号、「上下水道」を「上水道」に改正し、「又は水道環境」を改正後は削除するものでございます。
次のページをお願いします。
第4条、「水道技術管理者が有すべき」を改正後は削除。
2号、「(学校教育法による専門職大学の前期課程にあっては、修了した後)」、「(同法による専門職大学の前期課程にあっては、修了した者)」を改正後に追加。
4号、「(学校教育法による専門職大学の前期課程にあっては、修了した後)」を改正後追加するものです。次のページをお願いします。現行、「学校の卒業者」を改正後は「学校を卒業者した者」に改正。現行、「学校の卒業者」を改正後は「学校を卒業した者(同法による専門職大学の前期課程にあっては、修了した者)」に改正。現行、「学校の卒業者」を改正後は「学校を卒業した者」に改正。
5号の「(学校教育法による専門職大学の前期課程の修了者を含む。)」を改正後は追加するものです。
附則、1項、この条例は、公布の日から施行するものでございます。
2項、この条例の施行前に行われた技術士法第4条第1項の規定による第2次試験のうち上下水道部門に係るものに合格した者であって、選択科目として水道環境を選択したものは、この条例による改正後の富谷市水道事業布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準を定める条例第3条第8号の規定の適用については、同法第4条第1項の規定による第2次試験のうち上下水道部門に係るものに合格した者であって、選択科目として上水道及び工業用水道を選択したものとみなすものでございます。
以上でございます。よろしくお願いします。
○議長(相澤 榮君) 議案第15号和解及び損害賠償額の決定について、内容の説明を求めます。都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) よろしくお願いします。
議案書の45ページをお願いします。
議案第15号和解及び損害賠償額の決定について。
市有地(大清水二丁目地内)緑地からの倒木による隣接バス待機場のフェンスの損傷事故について、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により、下記のとおり和解及び損害賠償額の決定ができるものとするものでございます。
1、損害賠償額は、6万4,800円です。
2、和解の相手方は、宮城交通株式会社です。
3、和解の内容につきましては、市は相手方に損害賠償額6万4,800円を支払うこととし、相手方はその余の請求を放棄するものでございます。
この事故につきましては、令和元年5月18日に発生した強風により大清水二丁目地内の緑地の樹木(ナラの木、高さ18メートル、幹周50センチ)が途中から折れて倒れたことにより、隣接する宮城交通バス待機場の外周フェンス延長4メートルを損傷したものでございます。
以上でございます。よろしくお願いします。
○議長(相澤 榮君) ただいま一括にて説明ありました提出議案に対する質疑は、申し合わせにより、後日の議案審議で行うこととします。
日程第11 議案第 1号 富谷市議会議員及び富谷市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の制定について
日程第12 議案第 2号 富谷市森林環境整備基金条例の制定について
日程第13 議案第 5号 富谷市心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正について
○議長(相澤 榮君) 日程第11、議案第1号から日程第13、議案第5号まで、富谷市議会会議規則第35条の規定により一括議題といたします。
本案は、朗読を省略し、日程順に内容の説明を求めます。
議案第1号富谷市議会議員及び富谷市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の制定について、内容の説明を求めます。総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) それでは、よろしくお願いいたします。
富谷市議会議員及び富谷市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の制定について、ご説明を申し上げます。
議案書の1ページをお願いいたします。
提案理由は、公職選挙法の規定に基づき、選挙公営について必要な事項を定めるため、本条例を制定するものでございます。
さきの議員全員協議会におきまして概要についてご説明申し上げておりましたが、第1条におきましては、富谷市議会議員及び富谷市長選挙において、選挙運動用自動車の使用、ビラ・ポスターの作成に関し公費負担する旨の趣旨を規定してございます。
この規定の適用に当たりましては、第3条、第7条、第10条のそれぞれに選挙運動用自動車の使用、ビラ・ポスターの作成に係る相手方との間において有償契約を締結の上で、その旨を委員会に届け出ることを規定してございます。
第2条から第5条にかけては、選挙運動用自動車の使用に伴う公費負担に関し規定しており、第2条には、候補者の届け出のあった日から当該選挙期日の前日までの日数に6万4,500円を乗じた金額の範囲内において無料で使用できる旨を規定してございます。
ただし、当該候補者におきましては供託物没収点以上の得票数を得た場合に限るとし、選挙運動用ポスター並びにビラの作成においても同様に、第6条、第9条にこれを準用する旨をうたってございます。
第4条には、選挙運動用自動車の使用に関し、前条で契約する区分に応じた当該候補者が契約締結した相手方からの請求に基づき支払う金額を規定してございます。
まず、第1号には、一般運送契約の場合、選挙運動用自動車として使用した各日にそれぞれ6万4,500円の合計金額を、第2号には、一般運送契約以外で選挙運動用自動車の借入れ契約の場合、1日1台に限り、使用した各日にそれぞれ1万5,800円の合計額を、選挙運動用自動車の燃料の供給に関する契約の場合、候補者の届け出のあった日から当該選挙期日の前日までの日数から契約が締結されている日数を除いた日数に7,560円を乗じた金額を、選挙運動用自動車の運転手の雇用に関する契約の場合にあっては、1日1名に限り、選挙運動用自動車の運転業務に従事した各日にそれぞれ1万2,500円の合計金額としております。
第5条には、同日の日につき、前条第1号と第2号に定める契約を締結した場合において、いずれかの契約についてのみ適用する旨を規定しております。
第6条から第8条にかけては、選挙運動用ビラの作成に関する公費負担について規定しております。
まず、第6条には、第8条で算定した金額の範囲内において無料で作成できるものとし、1枚当たりの作成単価を7円51銭に法第142条第1項に定める枚数の範囲内の枚数に乗じて得た金額を作成業者に支払うものとしております。
第9条から第11条にかけては、選挙運動用ポスターの作成に関する公費負担について規定しております。
その負担額は、第11条に、選挙運動用ポスター1枚当たりの作成単価に作成枚数を乗じて得た金額として作成業者に支払うものとしております。1枚当たりの作成単価につきましては、525円6銭に当該選挙ポスター掲示箇所数を乗じて得た金額に31万500円を加えた金額を当該選挙ポスター掲示箇所数で除して得た金額としております。
第12条には、この条例の施行に関し必要な事項は委員会が定めることと規定し、附則といたしまして、この条例は、公布の日から施行し、同日以後にその期日を告示される選挙から適用することとしております。
なお、この条例に基づき定められる公費負担の上限額でございますが、市長選挙における候補者においては92万2,626円、市議会議員選挙候補者につきましては83万2,506円が公費負担の上限額となる見込みでございます。
説明は以上でございます。
○議長(相澤 榮君) 議案第2号富谷市森林環境整備基金条例の制定について、内容の説明を求めます。農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) よろしくお願いいたします。
議案書6ページをごらん願います。
議案第2号富谷市森林環境整備基金条例の制定につきまして、ご説明を申し上げます。
起案理由といたしましては、森林環境譲与税を原資に、森林の整備及びその促進に関し市が実施する施策に要する経費に充てるため、富谷市森林環境整備基金を設置するものでございます。
次のページをごらん願います。
富谷市森林環境整備基金条例でございます。
第1条、設置につきましては、森林の整備及びその促進に関し市が実施する施策に要する経費に充てるため、地方自治法第241条第1項の規定に基づき、富谷市森林環境整備基金を設置するものでございます。
第2条、積立てにつきましては、基金として積み立てる額は、予算で定める額の範囲内とするものでございます。
第3条、管理につきましては、基金に属する現金は、金融機関への預金その他最も確実かつ有利な方法により保管しなければならないとするものでございます。
第4条、運用収益の処理につきましては、基金の運用から生じる収益は、一般会計歳入歳出予算に計上して、この基金に編入するものでございます。
第5条、処分につきましては、基金は、第1条に規定する基金の目的を達成するために必要な事業の実施に要する経費に充てる場合に限り、処分することができるものでございます。
第6条、繰替運用につきましては、市長は、財政上必要があると認めるときは、確実な繰戻しの方法、期間及び利率を定めて、基金に属する現金を歳計現金に繰り替えて運用することができるものとするものでございます。
第7条、委任につきましては、この条例に定めるもののほか、基金の管理に関し必要な事項は、市長が別に定めるものでございます。
附則といたしまして、この条例は、公布の日から施行するものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) 議案第5号富谷市心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正について、内容の説明を求めます。地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) よろしくお願いいたします。
それでは、議案書28ページをお願いいたします。
議案第5号富谷市心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正について、ご説明いたします。
提案理由は、高齢者の医療の確保に関する法律及び宮城県心身障害者医療費助成事業補助金交付要綱の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。
それでは、新旧対照表によりご説明いたしますので、29ページをお願いいたします。
初めに、現行第2条第1項、心身障害者の定義につきましては、先日、議員全員協議会でご説明させていただいたとおり、福祉サービスにおける3障害の均衡を図るために新たに精神障害者保健福祉手帳1級の方も対象に加えるとするものでございます。
次に、30ページをごらんください。
こちらは高齢者の医療の確保に関する法律の改正によるものでございます。現行第3条第1項第3号、助成対象者につきまして、改正後は下線を引いた部分を加えるものでございます。これは国民の高齢期における医療に要する費用の適正化を図り、高齢者医療制度の運営が健全に行われるよう措置を講ずるものでございます。
国保、後期の適用は住所地で行うこととしておりますが、施設等に入所し住所が移った方について、その施設所在地で適用を受けることとした場合、施設の所在地の自治体が保険者となり、その財政的負担が過大となり得るため、一定の施設等への入所により他の広域連合から転入した者については、前住所地の広域連合が保険者となる特例を設けております。
今回の改正により、後期高齢者医療制度加入時に既に対象施設に入所等をしている場合で国保の住所地特例を受けている被保険者は、その入所等が継続する間、前の住所地の広域連合が保険者となるよう見直しがかかったものでございます。
附則でございます。
第1項、この条例は、令和元年10月1日から施行するものでございます。
第2項、この条例による改正後の富谷市心身障害者医療費の助成に関する条例の規定は、施行日以後に受けた医療に係る医療費の助成について適用するものとし、施行日前に係る医療費については、従前の例によるものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) ただいま議題となっております議案第1号は総務常任委員会に、議案第2号は産業建設常任委員会に、議案第5号は教育民生常任委員会に付託いたします。
日程第14 議案第10号 令和元年度富谷市一般会計補正予算(第2号)
日程第15 議案第11号 令和元年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
日程第16 議案第12号 令和元年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第1号)
日程第17 議案第13号 令和元年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第1号)
日程第18 議案第14号 令和元年度富谷市水道事業会計補正予算(第1号)
○議長(相澤 榮君) 日程第14、議案第10号から日程第18、議案第14号まで、富谷市議会会議規則第35条の規定により、一括議題といたします。
本案は、朗読を省略し、日程順に内容の説明を求めます。
議案第10号令和元年度富谷市一般会計補正予算(第2号)について、内容の説明を求めます。財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) それでは、別冊予算書2ページをお願いいたします。
議案第10号です。令和元年度富谷市一般会計補正予算(第2号)について、ご説明いたします。
第1条です。まず、第1条ですが、こちらは改元に伴う予算名称の改正の表示となってございます。
本年4月2日付でございます。総務省からの通知に基づくこちら規定でございますが、改元日以降の補正予算だけではなく、平成31年度予算全体、当初予算にもさかのぼって令和元年度予算というふうに呼称するための規定でございます。
なお、今回、補正予算を編成している特別会計におきましても同様の規定を置いておりまして、後期高齢者医療特別会計についてのみ、次の補正予算の機会に同様の規定を盛り込むこととしてございます。
続いて、第2条です。歳入歳出とも1億7,273万5,000円を追加いたしまして、補正後の予算額を129億3,602万9,000円とするものでございまして、補正の内容につきましては、第1表に整理のとおりでございます。
続いて、第3条については繰越明許費、第4条については債務負担行為の設定でございます。
ページ、5ページのほうをお願いいたします。
繰越明許費の追加でございます。
記載の特産品定着推進事業ですけれども、具体の予算計上を申し上げます。ちょっとページ飛びますけれども、27、28ページのほうをお願いいたします。中ほどでございます。
6款1項3目の農業振興費ですけれども、この委託料、記載がある「とみや茶復活プロジェクト業務」でございまして、本業務の成果品の納入、お茶の苗木の育成、こちらは年度を越えるということで繰越明許費を設定してございます。
なお、こちら記載の150万何がしの予算ですけれども、あわせて、1ページめくって、30ページのほうを、関連しますので、お願いいたします。上から3つ目となります。2目の商工振興費の13節、こちらの13節のほうを減額いたしまして、予算のつけかえ、いわゆる所管がえというものを行った上で、差分をプラスしたところでございます。
ページ戻りまして、6ページをお願いいたします。
こちらは債務負担行為の設定でございます。今回6件計上してございますけれども、表の一番上の固定資産台帳システム使用料から、下から2つ目、GISシステム使用料まで、こちらの5件に関しては、いずれも消費税の引き上げに伴い、現在の契約額に増税分の2%を上乗せて契約を変更するため、債務負担行為としての限度額を追加しているところでございます。
最後、一番下の地域と施設の支え合いモデル事業運営業務ですけれども、こちらは今年度から3カ年事業として実施するため、来年度分、それから再来年度分の事業費を債務負担行為ということで設定してございます。
こちらも今年度分の具体の歳出計上部分を申し上げます。ページのほう飛びまして、21、22ページになります。
3款民生費1項5目保健福祉総合支援センター費の委託料、こちらが今年度分の事業費となっておりまして、債務負担行為と合わせますと3カ年の事業費では680万円を見込んでおります。
なお、財源でございますけれども、同じく21ページ、特定財源のその他ということで記載しておりますけれども、長寿社会福祉基金からの繰入金というものを全額充当してございます。
では、引き続き、事項別明細書に基づき、歳入歳出の主な内容について説明を続けさせていただきます。
まず、歳入です。ページのほう、戻りまして13、14ページをお願いいたします。
2款4項1目森林環境譲与税については、本市への配分見込額を計上してございます。
次の14款です。14款国庫支出金2目1節社会福祉費補助金、地域生活支援事業補助金ですけれども、こちらは幼児教育・保育の無償化に対応するため、障がい者福祉費に計上しております障がい児通所支援システム改修業務に対する財源となってございます。
次の2節、児童福祉費補助金の1つ目です。子ども・子育て支援交付金、こちらの707万2,000円に加え、同じページの県補助金ですけれども、15款2項2目2節に、同じく子ども・子育て支援交付金を同額で計上してございまして、補助率は国、県とも3分の1ずつとなってございますけれども、これらを財源としまして、認定こども園の運営法人に対し、地域子育て支援拠点事業補助金を交付するための予算を計上してございます。
戻りまして、2節です。同じような名称です。子ども・子育て支援事業費補助金715万円、それから、7目教育費国庫補助金の3節幼稚園費補助金に同じく子ども・子育て支援事業費補助金471万2,000円を計上してございます。この2つの補助金については、今申し上げました地域生活支援事業補助金と同様に、幼児教育・保育の無償化に対応するためのシステム改修費などの財源となってございます。
続いて、3節の老人福祉費補助金、保険料軽減交付金589万1,000円と同じく、5つほど下にあります民生費県補助金の3節、保険料軽減交付金294万6,000円につきましては、こちらは介護保険特別会計への繰出金の充当財源というふうになってございます。
次の3目衛生費国庫補助金1節保健衛生費補助金については、風疹の対策でございます。予防費の感染症予防事業の財源というふうになってございます。
その次の6目でございます。6目土木費国庫補助金1節道路橋梁費補助金、こちらについては市道穀田三ノ関線道路改良事業の補助対象事業費の確定に伴うもので、歳出についても補正計上してございます。
ページ、15、16ページをお願いいたします。
基金繰入金については、債務負担行為のところでも申し上げましたが、地域と施設の支え合いモデル事業への充当財源でございます。
ちなみに、こちらの基金の残高でございます。30年度末2億3,800万円、約2億4,000万円ほどの残高を現在保有してございます。
最後の諸収入、雑入ですけれども、こちらちょっと細かいんですけれども、内訳、(1)、(2)、(3)ということで詳細を申し上げたいと思います。総額167万7,000円の減額でございますけれども、まず、(1)としまして、マイナス分がございます。一般コミュニティ助成事業の確定に伴うマイナス分が180万円ございます。(2)としては、プラス分になりますけれども、臨時職員の採用に伴う雇用保険料の本人負担分、こちらが3件、合わせて1万4,000円。それから、(3)でございます。こちらもプラス分ですが、養護老人ホームへの入所に伴う費用徴収10万9,000円が含まれておりまして、合計しますと、(1)マイナス180万円、(2)でプラス1万4,000円、(3)プラス10万9,000円でございまして、合計が記載の金額ということでございます。
続いて、歳出でございます。
ページ、17、18ページをお願いいたします。
歳出の関係ですけれども、本日の説明につきましては、先週10日の議員全員協議会で配付してございます資料、6月補正予算の概要、こちらのほうで触れていない部分を主にご説明させていただきたいと思います。
まず、人件費でございます。人件費については、記載の議会費から給食センター費まで各科目に計上してございますけれども、参考までに内訳を申し上げますと、本年4月の人事異動に伴う過不足の調整というものがマイナス506万2,000円でございます。それとは別にプラス分ということで、こちらですと18ページの中ほどにございますプレミアム付商品券事業、こういったものに伴う職員の時間外手当、それから、各種選挙費の報酬などを合わせ129万2,000円をプラスで計上してございまして、結果、マイナス377万円というのが今回の一般会計に係る人件費の内訳でございます。
では、17、18ページですけれども、2款1項2目です。文書広報費の掲示板設置工事、こちらにつきましては明石台第九町内会館への新設となってございます。
続いて、10目自治振興費、19節の補助金でございます。今年度のこちらの補助金の内訳を申し上げますと、あけの平一丁目町内会へ200万円、それから、日吉台三丁目町内会へ120万円、こちらの助成が確定しましたので、当初予算計上額の500万円と320万円との差額を減額してございます。特定財源のその他については、先ほど説明したとおりの雑入となってございます。
19、20ページ、お願いいたします。
下段でございます。戸籍住民基本台帳費の一番下でございますけれども、臨時職員の雇用に関する経費として賃金を計上してございます。細かいんですけれども、こちら19ページ、特定財源その他というところの記載している数値については、雇用保険料の本人負担分ということでございます。
21、22ページ、お願いいたします。
上段の選挙費でございます。2目の参議院議員選挙費については、その財源として国庫支出金、3目県議会議員選挙費については、県支出金というものをそれぞれ財源に記載の内容の補正を計上してございます。
23、24ページ、お願いいたします。
中ほどの4目保育所費です。13節と14節ですけれども、幼・保無償化に対応するシステム改修費等について、当初予算ベースでは14節に計上しておりましたけれども、今回、13節の委託料に予算の組み替えを行うとともに事業費を追加してございます。
なお、この追加に伴う改修経費も含めまして、歳入の説明でも申し上げましたけれども、23ページの特定財源にあるように、全額、国費で賄われるものとなってございます。
続いて、下段です。老人福祉費の20節扶助費ですけれども、養護老人ホームへの措置入所に伴う所要額を計上しております。
なお、財源内訳です。特定財源その他については、雑入のところでも申し上げましたが、入所者の本人負担というものでございます。
25、26ページ、お願いいたします。
一番上の災害救助費ですけれども、災害援護資金の貸付期間が1年延長になったことにより、計上してございますけれども、具体の貸付先というものが現時点であるわけではございませんので、いわゆる科目存置としての予算措置となってございます。
続いて、中段です。衛生費の5目母子保健費の18節備品購入費ですけれども、「とみここ」で使用している身長体重計が経年劣化したことによる更新でございます。
続いて、下段、2目のごみ処理費ですけれども、こちら、ページをめくっていただきまして28ページ、上から2つ目、15節の工事請負費ですけれども、4月の大雨により粗大ごみ処理施設ののり面が一部崩れたため、その復旧経費を計上しております。
次に、6款1項農業費5目農地費の19節、補助金ですけれども、県補助金を財源に新たに一ノ関地区への補助金を計上しております。補助率のほうは4分の3となってございます。
29、30ページをお願いいたします。
中ほどでございます。8款土木費4目の道路改良費ですけれども、歳入のほうでも触れておりますけれども、社会資本整備総合交付金、こちらの補助額確定に伴い事業費を追加してございます。
同じく8款土木費2目の公園費ですけれども、先ほど説明もございました本定例会議案第15号に係る賠償金を計上してございます。
説明の最後になります。31、32ページ、お願いいたします。
一番上の教育費、2目の事務局費の7節ですけれども、臨時職員採用に係る賃金を計上しておりまして、財源内訳のその他については、先ほどと同様、雇用保険料の本人負担分でございます。
私からの説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) 議案第11号令和元年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について、内容の説明を求めます。健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) それでは、補正予算に関する説明書42ページをお願いいたします。
議案第11号令和元年度富谷市国民健康保険特別会計の補正予算(第1号)は、次に定めるところによるものでございます。
第1条は、「平成31年度富谷市国民健康保険特別会計予算」の名称を「令和元年度富谷市国民健康保険特別会計予算」と表示するものでございます。
2項、令和元年度の富谷市国民健康保険特別会計予算中の平成31年度以降の元号表示を「令和」と表示するものでございます。
第2条、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ352万円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ42億2,103万1,000円とするものでございます。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表の歳入歳出予算補正によるものでございます。
それでは、補正予算事項別明細書のほうでご説明いたします。51ページをお願いいたします。
まず、歳入となります。
6款1項1目一般会計繰入金、352万円を減額するものです。こちらは定期昇給及び人事異動によるものでございます。
次に、53ページをお願いいたします。
歳出です。
1款1項1目一般管理費、24万6,000円を追加するもの。こちらは定期昇給等によるものでございます。
次に、1款2項1目賦課徴収費、376万6,000円を減額するものです。こちらは人事異動等によるものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) 議案第12号令和元年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第1号)について、内容の説明を求めます。
○上下水道課長(齋藤英夫君) それでは、58ページをお願いします。
議案第12号、令和元年度富谷市の下水道事業特別会計の補正予算(第1号)は、次に定めるところによるものでございます。
元号の表示につきまして、第1条、「平成31年度富谷市下水道事業特別会計予算」の名称を、「令和元年度富谷市下水道事業特別会計予算」と表示するもので、2項、令和元年度富谷市下水度事業特別会計予算中の平成31年度以降の元号を「令和」と表示するものでございます。
第2条、歳入歳出の総額に歳入歳出それぞれ391万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ8億3,420万2,000円とするものでございます。
2項、歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
63ページをお願いします。
歳入予算につきまして、4款1項他会計繰入金、391万3,000円を追加しまして1億3,558万4,000円とするもので、一般会計からの繰入金となっております。
69ページをお願いします。
歳出予算につきまして、1目下水道総務費、56万8,000円を減額し7,030万7,000円とするもので、主なものとしましては、職員の手当等の調整でございます。
2目下水道維持費、448万1,000円を追加しまして1億6,926万円とするもので、11節需要費は、成田第1汚水中継ポンプ場非常用発電機装置の修繕料でございます。
以上でございます。よろしくお願いします。
○議長(相澤 榮君) 議案第13号令和元年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第1号)について、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) それでは、議案第13号についてご説明申し上げます。
説明書74ページでございます。
令和元年度富谷市の介護保険特別会計の補正予算(第1号)は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、元号の表示でございます。「平成31年度富谷市介護保険特別会計予算」の名称を「令和元年度富谷市介護保険特別会計予算」と表示するものでございます。
2項、令和元年度富谷市介護保険特別会計予算中の平成31年度以降の元号表示を「令和」と表示するものでございます。
第2条、歳入歳出予算の補正でございます。歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ68万9,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ28億7,199万8,000円とするものでございます。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
それでは、83ページをお願いいたします。
初めに、歳入でございます。
1款1項1目第1号被保険者保険料は、1,200万円を減額するもので、本年5月21日の議会臨時会において承認をいただきました介護保険条例の一部改正により、第1段階から第3段階までの保険料率を軽減したことに伴い、減額分を見込んだものでございます。
8款1項1目一般会計繰入金は、1,131万6,000円を追加するもので、主な理由といたしましては、ただいまご説明いたしました保険料の減額に伴い、その減額相当分について一般会計から繰り入れるものでございます。
8款2項1目介護給付費準備基金繰入金は、5,000円を減額するもので、財源調整でございます。
85ページをお願いいたします。
歳出でございます。
1款1項1目一般管理費は、46万5,000円を減額するもので、介護保険担当職員3名の人事異動に伴うものでございます。
3款3項1目一般管理費は、22万4,000円を減額するもので、地域包括支援センターの職員3人の人事異動に伴うものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) 議案第14号令和元年度富谷市水道事業会計補正予算(第1号)について、内容の説明を求めます。上下水道課長。
○上下水道課長(齋藤英夫君) それでは、90ページをお願いします。
議案第14号令和元年度富谷市水道事業会計補正予算(第1号)。
元号の表示。第1条、「平成31年度富谷市水道事業会計予算」の名称を「令和元年度富谷市水道事業会計予算」と表示するもので、2項、令和元年度富谷市水道事業会計予算中の平成31年度以降の元号表示を「令和」と表示するものでございます。
第2条、令和元年度富谷市水道事業会計の補正予算(第1号)は、次に定めるところによるものでございます。
第3条、予算第3条に定めた収益的収入及び支出の予定額を次のとおり補正するものでございます。
収入。第1款水道事業収益、4万8,000円を減額し、11億4,435万8,000円とするものでございます。
支出。第1款水道事業費用、1,126万2,000円を追加し、11億4,942万6,000円とするものでございます。
第4条、議会の議決を経なければ流用することができない経費としまして、職員給与費14万5,000円を減額し、4,255万9,000円とするものでございます。
それでは、105ページをお願いします。
令和元年度富谷市水道事業会計補正予算実施計画明細書により、詳細について説明させていただきます。
収入につきまして、先ほど申し上げました水道事業収益の4万8,000円減額につきましては、一般会計補助金で児童手当補助金の減額となっております。
続きまして、支出につきましてご説明申し上げます。
1款1項3目配水及び給水費、1,083万1,000円を追加し2億4,411万8,000円とするもので、給料から法定福利費までは職員人件費の調整額で、委託料1,124万円は鷹乃杜浄水場のり面改修工事に要する経費としまして935万円、内訳としましては、一部民地が含まれていることから、測量業務等を実施するための経費でございます。システム改修189万円は、下水道事業会計が一部企業会計適用となるため、システム改修業務委託費でございます。
4目業務費は、16万円追加し3,510万8,000円とするもので、法定福利費は、職員人件費等の調整額で、備消耗品費4万4,000円、手数料4万1,000円、修繕料4万9,000円、保険料2万6,000円、雑費7,000円は、主に公用車1台購入に伴う費用でございます。
5目総係費は、27万1,000円を追加し2,267万8,000円とするもので、職員人件費等の調整額となっております。
以上でございます。よろしくお願いします。
○議長(相澤 榮君) ここでお諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第10号から議案第14号については、富谷市議会委員会条例第5条及び富谷市議会先例集96により、議長を除く議員全員で構成する予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、議案第10号から議案第14号については、予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定いたしました。
この際、予算審査特別委員会の委員長及び副委員長を選任していただくために暫時休憩いたします。
午前11時49分 休憩
午前11時49分 再開
○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
予算審査特別委員会の委員長及び副委員長が選任されましたので、その結果をご報告いたします。
委員長に山路清一君、副委員長に青柳信義君が選任されました。よって、本案件は予算審査特別委員会の議題といたします。
ここで、お諮りいたします。
議案調査のため、あす19日を休会にいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、あす19日を休会とすることに決定いたしました。
なお、6月20日の本会議は、午前10時からの開会といたします。
これで本日の日程は全て終了しました。
本日はこれにて散会いたします。
午前11時50分 散会
令和元年6月20日(木曜日) 午前10時00分 開会
日程1 | 会議録署名議員の指名 | ||
日程2 | 一般質問 | 11番 菅 原 福 治 議員 | |
1 | 高齢者・障がい者外出乗車証「とみぱす」の制度拡大について | ||
2 | 高校生の通学交通費の補助について | ||
12番 出 川 博 一 議員 | |||
1 | 保育・子育て支援施策の充実を | ||
2 | 行政改革と第三次財政計画を問う | ||
16番 山 路 清 一 議員 | |||
1 | 富谷市内土砂災害警戒区域等について | ||
2 | 16年目を迎えたごみのポイ捨て条例 | ||
13番 浅 野 直 子 議員 | |||
1 | 市民を守る安全対策は万全ですか | ||
2 | 市民交流施設整備を |
議事日程のとおり 午前10時00分 開会
○議長(相澤 榮君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
欠席の通告があります。青柳信義君から欠席の通告がありますので、報告します。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。
○議長(相澤 榮君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、1番金子 透君、3番若生英俊君の2名を指名いたします。
○議長(相澤 榮君) 日程第2、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) 皆さん、おはようございます。よろしくお願いいたします。
若生市長は、3月の2期目の市政運営に当たり、これまで以上に市民の声を大事に、特に小さな声、声なき声こそ、しっかりと耳を傾け、市民の幸せ、そして、市の発展のためにこれからも誠心誠意取り組むとしております。
施策の柱として、1つは、市長の一丁目一番地であります公共交通の利便性の向上。2つ目は、仙塩広域都市計画、土地利用計画の着実な推進。3つ目は、大幅な税収を目指すための企業誘致。4つ目は、市民図書館の設置、それと待機児童ゼロの継続など、子どもにやさしいまちづくりと教育と子育て環境の充実。5つ目は、「とみぱす」などによる高齢者・障がい者支援の充実。6つ目は、富谷宿・開宿400年記念事業や富谷塾の取り組み等を通じてまちづくりによるシティブランドの向上。この6つの施策を柱としており、あわせて総合計画や行政改革に取り組む中で「住みたくなるまち」を目指すとしております。
そこで、今回の私の質問は、この6つの施策の市政運営の中から、高齢者・障がい者支援の「とみぱす」支援の充実と教育と子育て環境の充実、この2つについて質問をさせていただきます。
まず、1点目の高齢者・障がい者外出支援乗車証「とみぱす」の制度拡大について、お伺いいたします。
3年前、総合計画と地方創生戦略に取り組む中で、本市には鉄道などがないことから、市民に交通アクセスの大きな負担をかけていたということから、市長の強いリーダーシップのもとで、市制移行と同時に「とみぱす」を実現した経緯がございます。
制度の内容と目的については、対象者として70歳以上の高齢者、または障がい者手帳を取得している18歳以上の障がい者として、路線バス・地下鉄等の交通費を年間2万円まで助成するとなっております。
高齢者や障がい者が積極的に外出することによって、身体や精神面でよい影響がもたらされ、結果として、介護費・医療費などのコスト削減と地域活性化や消費拡大などの効果が得られ、よって、高齢者や障がい者の福祉向上にもつながっております。
そんな中、早くも、この制度の取っかかりとなった地方創生戦略がことしで最終年度の節目を迎えます。制度導入3年目を迎えることから、制度導入の目的や意味を再確認し、あわせて、最近の免許証の返納問題も含めて、さらに前へ進めなければなりません。そこで、今後の制度拡大の方向性についてお伺いいたします。
1つ、高齢者や障がい者の外出支援の効果について。
2つ目、外出支援「とみぱす」利用者の評価について。
3つ目、現在の対象者と利用者人数について。
4つ目、現状の課題と今後の取り組みについての1つ目、高齢者の移動手段について、2つ目、地域の格差について、3つ目、制度の目的について。
5つ目として、今後、制度拡大など方向性と前向きな検討についてをお伺いいたします。
次に、高校生の通学交通費の補助について、お伺いをいたします。
この件につきましては、平成27年5月に540名の市民の署名・要望が町に提出され、市民の関心も高く、また、これまで多くの同僚議員からも質問されており、検討課題になっておったところです。
本市では、「教育と子育て環境を誇るまちづくり」を計画に挙げており、高校生に対しての通学交通費の補助に理解をいただき、本市の未来を担う子供の成長と子育て家庭の経済的な負担の軽減を図り、さらに安心して子育てができる環境をつくっていただきたいと思っております。
特に、仙台市に通っている高校生の親御さんからは、高校授業料が無料となり、それはそれで大変ありがたいとは思っておりますが、それよりも通学交通費のほうが高いとも言われております。
確かに仙台市内の高校までですと、富谷市内からは1カ月2万円から3万円くらい、平均して2万5,000円ぐらいかかっていると聞いており、年間では30万円ぐらいの家計負担になっているようです。さらには、家族が朝晩、泉中央までの送迎をすることもあり、親の心の負担と経済的負担が重くのしかかっております。
現在、本市の高校生は2,000名程度で、そのうち、1,700名程度が富谷市以外の高校に通っており、また、そのうち、1,300名程度が仙台市内の高校へ通っております。なかには、仙台の高校に通っている生徒で、親の家計負担を考えて自転車で通学しており、好きな部活もできず、我慢しなければならない生徒もおり、経済的な理由で夢を諦めなければならないハンデを抱えながら学んでいる生徒もおります。
このように、経済的に困難な家庭がふえてきており、高校生が安心して充実した学校生活を送れるよう支援体制が求められます。
そのような生徒に対して、より幅広く就学しやすい支援の充実を図り、どこへでも行きたい学校へ行かせられる施策、また、親の経済的理由で行きたい学校を諦めることのないようにしなければなりません。
本来であれば、このことは教育の平等という観点からは国・県も一緒になって考えていかなければならない課題だとは思いますが、ここでは、少しでも市民の近くにいる行政での検討が必要かと思います。いかがでしょうか。
それでは、質問に移ります。
1つ、平成31年度春、市内中学校の卒業者数と高校進学者数について。
2つ目、そのうち、仙台市内の高校、富谷高、黒川高、利府高に通う生徒数について。
3つ目、市長への手紙等、要望についての受けとめ方について。
4つ目、これまでの各自治体の事例を参考にした検討状況について、お伺いいたします。
以上でございます。
○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) おはようございます。
それでは、ただいまの菅原福治議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の高齢者・障がい者外出支援乗車証「とみぱす」の制度拡大についての問い1、高齢者や障がい者の外出支援の効果についてでございますが、高齢者や障がい者が外出し戸外の刺激を受けることで心身がともに活性化されます。高齢者におきましては、公共交通機関を利用することで、歩く機会がふえ、筋力低下を防止し、介護予防の一助となることが期待されております。また、障がい者におきましては、外出頻度の増加や外出先の拡大等から心身の機能低下防止等の効果が期待されております。
問い2の「とみぱす」の利用者評価につきましては、現在、申請時やチャージする際にアンケートをとり、今後の事業の参考としているところでありますが、市民の皆様からは、市長への手紙でも「とみぱす」を活用し外出して健康増進に努めていますといった感謝の言葉をいただいております。また反面、申請の簡便さや増額を求める声も上がっております。今後の「とみばす」の評価につきましては、関係部署と連携を図りながら一体的に検証を行ってまいります。
問い3、本年3月末現在の対象者数は、高齢者5,636名、障がい者1,325名、計6,961名となっております。交付者数につきましては、高齢者2,154名、障がい者296名、計2,450名で、交付率につきましては、高齢者が38.2%、障がい者が22.3%で、高齢者と障がい者を合わせますと35.2%となっております。
問い4の現状の課題と今後の取り組みについての(1)高齢者の移動手段について、(2)の地域の格差について、(3)の制度目的についてをあわせてお答えをさせていただきます。
第7期介護保険事業計画を策定する際に実施をした実態調査において、65歳以上の方を対象とした買い物、通院、食事など使用目的で出かける交通手段は、自家用車の利用が最も多く、次いで宮城交通バス、市民バスの順となっている状況であります。また、「とみぱす」の交付率につきましては、地区によりゼロ%から54.7%と地域格差が生じている現状となっております。
次に、本事業の目的は、交通の利便性のみを求めるのではなく、高齢者・障がい者の外出を促し、閉じこもり防止、介護予防の一助として実施しているものであります。
以上のことから、現状の課題としましては、運行本数が少ない路線や運行時間帯、交通空白地域への対策のほか、運転免許証返納者への支援策の拡充などが考えられます。このため、今後の取り組みといたしましては、本事業の趣旨普及に努めるとともに、現在策定作業を進めております富谷市都市地域総合交通戦略基本計画におきまして、関係事業者とも連携を図りながら、関連施策の調査研究を進めてまいりたいと考えております。
問い5、今後、制度拡大など方向性と前向きな検討につきましては、「とみぱす」は地方創生総合戦略の施策の1つに位置づけており、これまでも検討を重ねてまいりました。来年度からの改善点といたしましては、本定例会で議案第4号として上程をしておりますが、交付対象要件に60歳以上の運転免許証返納者も加えて、拡大運用してまいりたいと考えております。
質問件名2の高校生の通学交通費の補助についての問い1と問い2については関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
平成31年春の卒業者数は688名、高校等進学者数は、うち685名でございます。31年春の進学者数のうち、仙台市内の高校生が426名、富谷高校が110名、黒川高校が91名、利府高校が15名で、合計642名となっております。
問い3と問い4についても関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
高校生の交通費助成につきましては、近隣自治体で実施していることや市民の皆様からの要望の多さは、私自身も認識をしているところであります。
なお、各自治体の事例を参考とした通学交通費助成の検討状況につきましては、近隣の大和町の昨年度実績額が約600万円に対しまして、同じ条件で試算いたしますと、本市においては約9,500万円の経費となり、現状では厳しい状況であるものと考えております。今後も引き続き本市の課題の1つとして捉え、調査研究を行ってまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) それでは、「とみぱす」について再質問をいたします。
本市の交通の最大の課題は一にも二にもバスやマイカーが主体になっていることであり、高齢者については、高齢者にはいつも聞くことですが、いつまで車を運転させるのかと。また、本人はいつまで車が運転できるのかということで不安を抱いております。このところ、毎日のように高齢者の関係する交通事故が多発しており、それが必ずといっていいほど児童生徒を巻き込んでおり、そのことが新聞テレビで報道されております。
今回、高齢者障がい者外出支援乗車証の先ほどありました一部の条例改正案が先ほど市長から説明ありましたが、60歳代の免許返納者に対しての対策が今提案されました。しかしながら、内閣府の報道によりますと、全国の運転免許の自主返納者が、昨年、42万人になり、前年よりも8万人ふえたそうです。その中でも75歳以上の返納者が何と7割に当たる30万人、昨年よりも10万人ふえて過去最高の更新をしたということです。また、70歳以上の運転者に対してのアンケート調査では、これからも外出時には車を運転するかという問いに対しては70歳代の人で45.7%、約半分、80歳代の人でさえも26.4%、4人に1人がこれからも車を運転すると答えており、本市の場合も恐らくこのような、同じようなデータが出てくるのではないかと思います。
そのようなことからいえば、今回の60歳代の返納対策については、70歳代以上にスポットを当てなければならなかったと思います。はっきり言いまして、返納対策の効果は余り期待できないのではないかと思います。しかし、そうはいっても、今、運転免許証の返納問題が起きていることから、返納が促されることは事実ではないかなというふうにも思います。本市は、これからも高齢者ドライバーがますますふえてくると予想されております。免許証の返納問題がさらに大きくなってくるのではないかと思います。
そこで大切なことは、1つには、これからいかにして公共交通の整備を進めていくのかと、2つ目には、免許返納者も含めて高齢者に対しての受け入れ体制をどのように講じていくのか、どのような対策を打っていくのかだと思います。この2つが大事だと思います。従来の「とみぱす」の考え方から、新たな免許証の返納問題も含めて、この2つの問題を同時に解決するには、確かに予算措置は必要ではございますが、外出支援乗車証の増額を検討する必要があると思います。
既に仙台市は、交通網も確かに違いますが、返納が進んでいると聞いております。敬老乗車証等の目的は仙台市も同じだとは思いますが、余りにも水準の違いが出ております。確かに仙台市の場合は、助成した運賃は交通局の収入になりますので、内部でお金が流れるシステムになっておりますので、手厚い助成が可能だとは思います。一面、仙台市と比べるのはちょっと酷かもわかりませんが、いずれにしても大きな差がございます。
次に、生活における外出の重要性について伺います。
先ほど、市長からもありましたけれども、外出は、特に自発的な外出、これは人とのコミュニケーションを通じて地域住民との交流も図られ、生活の質の向上につながるとも言われております。逆に、外出の頻度が減ると地域社会の交流が減り、行動範囲も狭く、どんなに強い精神力の持ち主であっても、1週間も外出しないで生活していれば必ずといっていいほど精神的な不調を来して、高齢者の閉じこもりの予備軍につながるとも言われております。
そこで伺います。
今回の60歳代の返納対策は、今の時代背景、先ほど言いました70歳代以上が車を手放せないということの中で、60歳代の返納対策は今の時代背景に合っているのかということ、60歳代の考え方についてお伺いいたします。そのときの予算措置についてもお伺いしたいと思います。
また、従来の「とみぱす」の目的から、昨今、免許証返納問題も出てきていることから、この問題を同時にやっぱり解決するには予算措置は必要ですが、「とみぱす」の増額を検討する必要があるのではないかと思いますので、お伺いいたします。
次に、総合計画においては「とみぱす」の利用者状況を勘案しながら制度の円滑な運用をこれから図っていくとしておりますが、また、この間の市長の2期目の市政運営からも高齢者・障がい者、「とみぱす」の充実を挙げられておりました。さらに、昨今の免許証返納問題、ひきこもり問題も多くなっていることから、やはり最低でも増額の検討をしていただけないか、お伺いしたいと思います。
次に、高校生の交通費の補助についてですが、これも総合計画に、教育と子供の環境の充実とあります。当然のこととして、この高校生の通学援助もそのことには入っているかと思います。本市の場合、さまざまな制度内容の中で高校生の年代がエアポケットになっているのではないかという気がいたしますが、いかがでしょうか。
高校生の交通費の補助を設定することによって希望の高校へ進むことができ、将来立派に育ち、地元で頑張る人材になっていただければいいのではないかというふうにも思います。さらに、これからは全国的に人口減少が進む中では、本市のように小さな自治体が生きて存続していくには、交通費の補助のような定住促進が必要かと思います。これから子供を産み育てていくという意味においても、教育にかかわる負担を軽減することは非常に重要なことだと思います。
本市の場合、隣の大和に比べればどうでしょうか。大和は生徒数は確かに少ないとはいえ、上限1万円、先ほど市長から9,500万と600万との差、ありがとうございます。9,500万と600万の実績ということで大差が確かにありますが、そうはいっても、実行していることは事実でございます。少しでも家計の負担の軽減につなげていただきたいと思います。
それでは、再度質問をいたします。
教育と子育ての充実、イコール、私はまちづくりだと思うんですね。教育と子育てはまちづくりそのものだと思います。また、あわせて教育にかかわる出費、これは全てが先行投資だと思うんですね。これは誰もが異論はないと思いますが。その中で考えていただかなければならないと思います。その辺の考え方の見解についてお伺いいたします。
次に、総合計画において教育の環境を誇るまちづくりと、さらに、市長の2期目にも教育と子育て環境をうたっております。ぜひともこの制度の新設と、少なくとも方向性について再度検討していただきたいと思います。
あわせまして、試算についてお伺いいたします。先ほど、大和方式での試算、大和方式で交通費総額1カ月1万円以上を超えて、その額の半額、その上限1万円の場合の試算が出されましたが、あわせまして、月額上限7,000円、月額上限5,000円、3,000円も含めて、この3つの試算だよという提案をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
以上です。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) まず最初に、「とみぱす」に関して問い1、問い2、問い3という形で分けてご質問ありましたが、一括してご答弁させていただきたいというふうに思います。
まず、近年の高齢者の連日報道されている事故にあわせましての免許証返納がふえているという認識は、同様に私たちも認識をしているところでございまして、そんな関係で、今回、60歳以上の免許証返納者も「とみぱす」の対象といたしたところでございます。
また、あわせてこれからの高齢者のいわゆる交通のアクセス、足の確保という部分に関しましては、現在、昨年度、国土交通省の補助金で公共交通グランドデザインの基本構想を策定をさせていただきまして、今年度、引き続き交通戦略の基本計画を今策定しているところでございますが、その計画の中で、確実にすぐできること、中期的、長期的というものがありますので、その辺、すぐできることの中で、やはりまずはそういったことの対策をしっかりとこの計画の中で盛り込んでいきたいというふうに考えておりますので、もう少々お時間をいただければというふうに思っております。
また、その「とみぱす」の増額につきましては、先ほど来、ご意見ありましたが、現実、今仙台市の場合は、議員のご意見の中でもありましたように、格差があるというのは事実でございます。ただ、仙台市の場合は、自前の交通局の運営でございますので、ある意味、財布が同じでございますので、ある意味、出てもすぐ入ってくるというところの違いがあるということをご理解いただきたいということと。
あとは、2万円といえども、この「とみぱす」の制度を導入しているのは、宮城県ではまず富谷だけでございます。ほかの自治体では導入されておりません。そこは先進的に、仙台市以外では富谷が導入しているということで、まずはご理解いただきたいということと。
その拡大につきましては、高齢者の今対象者が毎年ふえております。富谷も高齢化率低いといいながらも、年々、高齢化率は高まっておりまして、対象人数も年々かなりの割合でふえていくわけでございまして、その割合にあわせてさらに増額となると財政負担も膨らむわけでございますので、その辺、慎重に状況を確認しながら検討をしてまいりたいというふうに考えております。
2つ目の高校生の交通費助成につきまして、まさにご意見にありました教育はまちづくりにつながるという、そこは私も同感でございます。そういう意味では、富谷におきましては、子育て支援というものを積極的に教育にもしっかりと取り組んできた背景があるわけでございます。そういった意味で、交通費の助成の問題につきましてもいろいろな検討をさせていただきました。
ただ、先ほども答弁でも申し上げましたように、大和町と同じ方式をやると、大和町の場合は600万が富谷の場合で試算すると9,500万、明らかに金額がかなり違うというのが現状でございまして、大和町と富谷、予算がさほど変わっていない、余り変わりがない財政状況でございますので、そういう意味では、その辺、財政負担を含めてかなり厳しい状況にあります。ただ、その部分に関しましても、今後、今、交通戦略の基本計画を策定しておりますので、その中で対策を検討していきたいというふうに考えております。
また、最後に、先ほどは大和町と同じ1万円を上限とした場合の試算で9,500万円ということでご報告しましたが、それ以下の場合の試算で申し上げますと、1万円を7,000円とした場合は約9,100万円、月額で5,000円とした場合は約8,000万円、月額3,000円とした場合は約5,500万円ということで、意外に上限額を1万から減らしたとしても、財政負担はそのように半分、3分の1というふうにはならないのが現状でございますので、その辺も含めてご理解いただければというふうに思います。
以上です。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) 次に、確かに2つの質問とも、毎年、恒常的な財政の裏づけが必要なものばかりでございます。先ほどから財政が厳しいという見解が続いておりますので、若干ですけれども補足説明をさせていただきますと、まずは、誰でも、私もそうです、誰でも将来に、子供や孫にツケを残す、大きな借金を残したいと思っている親はいないと思います。それが大前提でございます。そういった中で、市民の思いとしては、市制移行という大事なときに生きたお金の使い方をしていただきたい。市民がこの2つの施策を十分望んでおります。このときに、必要としているときに生きたお金を使っていただきたい。市長の言われるように、市民の声に耳を傾けていただきたいというのが市民の声でございます。
そこで、私なりに本市の財政指標として3つの指標、29年度の経常収支比率と実質公債費比率、財政力指数について見てみました。確かに、本市は、人件費、公債費などの経常経費、経常収支比率は93%となっており、80%にはほど遠く、高どまりになっているという状況を見ました。しかし、公債費の財政負担などの実質公債費比率においてはマイナス2.1%と県内でも最上位に位置し、まだまだ低い水準を維持しておりますし、また、自前の財政力を示す財政力指数は0.81と1%に近く、何よりも人口が一貫して今も伸び続けておりますし、しかも、若い人が多いのが特徴でございます。どこから見ても、富谷が苦しい、貧しいということはないでしょうけれども、苦しいというふうに見ている方は少ないんではないかと思います。本市は、私は思っている以上に財政力があるのではないかというふうに見ております。引き続き注視していかなければならない点だと思います。
さらに、今現在進めている行政改革なり、あとは総合計画なり、経常経費の抑制もさらに進めていく中で財政健全化に努められているということからいえば、本当に甘いと言われるかもしれませんけれども、まだまだ力があるんではないかなというふうにも思います。
結論として、「とみぱす」の拡大や高校生の通学交通費の補助などで本当に生きたお金を使っていただきたい。実施することによって、今後の市政運営においても本当に富谷は揺るぎない成長発展を遂げるのではないかなというふうにも思いますので、よろしくお願いいたします。
それでは、「とみぱす」についてお伺いをいたします。
いずれにしても、「とみぱす」の活用ですが、高齢者の生活環境からしても、基本的には家庭内での生活になっておりまして、外出がある場合でも、よく聞くのは病院や近場に限られているということを聞いております。だから、本来の目的である外出支援にはなっていないのが実情ではないかなというふうにも思います。
現在、先ほど市長から言われました格差の問題、ゼロ%から50%強の問題がありますが、しかし、これも宮城交通なり、仙台市バス、地下鉄、JRの仙台エリア、仙石線、仙山線、これも含めて利用価値はまだまだあるはずなんですね。だから、ゼロ%というのは近くにバス停がないというような部分だと思うんですが、その辺の拡大をすることによって、もっともっとお年寄りが外出する機会、本当に楽しめる機会が多くなるのではないかなということでございます。
そこで、お伺いしたいのが、本来であれば外出支援としては、楽しい外出支援、おいしい外出支援につなげるためのものだと思いますが、それには本当にあと1万円増額していただいたらいかがかなと思います。今年度、扶助費に年間3,200万計上されておりますが、この1万計上することによって、幾らの予算がアップになるのか、幾ら計上されることになるのか、これについてもお伺いをいたします。
また、格差の問題ですが、何回も同じことを言うようですが、石巻、山形方面にもこの「とみぱす」は使えるんですね。だから、その辺の広報というんですか、普及というんですか、されたらゼロ%というのは恐らくなくなると思います。やっぱり格差というような問題というのはあってはならないと思います。片や50%、片やゼロ%の地域があるというのはやはり私から見ても異常でございますので、やっぱり予算はかかりますが、その辺の普及も易しく丁寧に広報されたらいいかと思います。
次に、高校生の交通費補助ですが、これまでの市長の答弁からも、私でも素直に市長ができるものであればと、何とかしたいという思いは伝わってはきます。しかし、ぜひとも何らかの方法で実現をしていただきたい、最低でも方向性を確認していただきたいというふうに思います。
そこで、これまたお伺いいたします。この件は、市民も十分前から要望もしておりますし、恐らく避けては通れないと思います。先ほどの試算、確かにびっくりする試算ですけれども、なかなか額を減らしても予算が減らないというようなデータが出ましたが、ただそうはいっても、この件は避けては通れないんではないかなと思います。特に本市は定住対策の観点からも必要だと思います。本市の人口ビジョンは40年後に目標達成となっております。子育ての部分、高校生、大学生を含めて、人口流出の抑制も考えていかなければならない。2060年までの6万人目標達成は、こんなことでもやっていかなければ、やっぱり生半可ではできないと思います。一つ一つ進めなければ6万人も難しくなるのではないかと思いますので、ぜひ検討をお願いしたいと思います。
また、本市に1つの高校しかありません。どうしても本市以外の高校に行って学びたいという現状に対して、交通費の支援の金額の、これは大小ではないと思うんですね。本市としても、そういったところに補助なり援助なりをすることによって、そういった姿勢を見せることによって、自治体間の競争、大和に負けていると言いましたけれども、600万ですから確かに全然違いますけれども、でも、マイナスだと思うんですよ、これに関してはですよ。だから、やっぱり一つも手を抜くことなく、予算はかかりますが、進めていただきたい。何回も言うようですが、これについても方向性だけはしっかり示していただきたいなと思いますので、回答をお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) まず最初に、「とみぱす」の関係で、生きたお金の使い方というご意見でございます。その中で富谷の財政状況の話ありましたが、これは今回行革に取り組む際に、なぜ今行革が必要かというのをあのときにお示しをさせていただきました。富谷は本当に財政状況いい状況で過ごしてきておりましたが、ここ数年、10年、ここ近年になって、かなり義務的経費、扶助費もかかってくるという状況の中で、年々、財政状況が本当に悪くなってきたのが状況でございます。このままであれば財政調整基金も底をつく方向、そしてまた借金もふえる状況という、そういう財政状況の見通しの中で今しっかりと見直さなければいけないということで行財政改革に取り組んだときのことを思い出していただければと思うんですけれども、ちょっとでも財政状況がいいからと緩めたら、市町村の財政状況というのは一気に悪化をするものでございまして、そこをそうならないようにということで今回行革に取り組んだ結果が、今の富谷の財政状況がほかの市町村よりもある意味安定した状況に至っているということでございます。今後もこの状況は、今余裕があるから、ほかの市町村と比べて実質公債費比率マイナス0.2というのは多分県内ではほとんどない、全国的にも少ないというような実情でございます。ただ、だからといって、どんどん使い始めたら切りがないわけでございますので、そこはしっかりとご理解をいただきたいというふうに思いますし、生きたお金という意味では、そういう意味では、「とみぱす」は少なくとも私が就任してから、市制施行にあわせて、しっかりとこれはほかの市町村が取り組んでいないものを仙台市の交通局の全面的なご協力で実現できたものでございます。
また、あわせて高校生の補助金の部分についても、交通費補助はすぐにいかないまでも、18歳までの医療費無料化ということで、その家計の支出を抑えるという意味でそこは取り組んだ経緯がありますので、そこは少なくとも生きたお金の使い方ということで取り組んできているところでございますので、どうかご理解をいただければというふうに思っているところでございます。
また、「とみぱす」の1万円増額した場合の試算につきましては、後ほど、担当のほうから答弁させていただきますが、今後、そのことも含めて、決して今のまま現状を固持するということではありません。いろいろな皆さんのご意見をいただきながら改善はしていきたいというふうに考えておりますので、増額も含めて、また、あとは制度の見直し等も含めて検討は継続して行っていきたいというふうに思います。
なお、地域格差につきましては、やはり現実、公共交通、宮城交通の路線が走っていない地域のところでは利用者がやっぱり少ないのが現状でございます。その辺のいわゆる平等に高齢者が交通状況を利用できる環境をつくるには、先ほども答弁しましたように、現在進めております交通戦略の基本計画の中でしっかりと取り組んでいきたいというふうに考えているところでございます。
2つ目の高校生のいわゆる助成の問題につきましては、先ほども申し上げましたが、かなり財政負担が、9,500万、それを7,000円にしても9,000万ということで、大きなこれが毎年固定経費としてかかっていくという事実でございます。このお金が、そしてなおかつ、高校生の場合は選択された方の決定によっての進学先でございますので、これは平等に皆かかっている負担ではないということをご理解いただきたいというふうに思います。そういう意味では、公平な支出負担というふうには捉えられないので、やはりそこは難しいところでもありますので、その辺、ただ、その分、家計の支出の負担軽減になればということで18歳までの医療費無料化を取り組んだわけでございますので、ただ、さらなる今後もそういった支援の制度設計に向けてもいろいろ検討はしていきたいというふうに思いますが、現状の中ではそういった状況でございますので、どうかご理解いただければというふうに思います。
○議長(相澤 榮君) 次に、長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) それでは、ただいまの現在より助成額を1万円増額したときの試算について、お答えいたします。
本年度の当初予算をベースに積算いたしますと、あくまで概算でございますが、4,700万円となります。本年度の当初予算が3,200万円ですので、1,500万円程度の増額となります。
○議長(相澤 榮君) 次に、12番出川博一君。
○12番(出川博一君) おはようございます。
それでは、私からの一般質問に入ります。
まず、1点目については、保育・子育て支援施策です。
幼児教育・保育の無償化を実現する改正子ども・子育て支援法が5月10日成立しました。10月に予定される消費税率の引き上げによる財源を活用し、子育て世帯を応援し、社会保障を全世代型へ抜本的に変えるため、これまで段階的に推進してきた幼児教育の無償化を一気に加速することになりました。
幼児教育の無償化は、生涯にわたる人格形成の基礎を培う幼児教育の重要性や幼児教育の負担軽減を図る少子化対策の観点などから取り組まれるものです。
現在、10月からの幼児教育・保育の無償化を目指し、国において制度の検討が行われており、1つ目として、3歳から5歳までの全ての子供及びゼロ歳から2歳までの住民税非課税世帯の子供についての幼稚園、保育所、認定こども園の費用を無償化し、2つ目として、認可保育所に入ることができない待機児童がいることから、保育の必要性のある子供については認可外保育施設等を利用する場合でも無償化の対象とするとされております。
本市では、6月17日月曜日のホームページでこの制度の概要の情報提供がありました。ただ、その内容は、内閣府からの「幼児教育・高等教育無償化の制度の具体化に向けた方針」これは平成30年12月28日、関係閣僚合意のPDFが主な情報として掲載されておりました。
そこで、幼児教育・保育の無償化における制度設計等について、お伺いいたします。
本市において、対象外となる施設はあるのか。
給食費(実費)負担への対応について。
自治体の財政負担の懸念がありますが、本市の負担増の試算について。
待機児童が増加すると懸念されますけれども、その対策について。
それから、市立保育所の民営化へのシフト及び統廃合の考え方について。
次に、平成30年2月13日、富谷市立幼稚園運営審議会から答申のありました富谷市立幼稚園の今後のあり方について、6月10日の議員全員協議会で説明がありました。
東向陽台幼稚園は令和4年4月、民間による認定こども園の開園を目指すとしています。この市立幼稚園の民営化への推進状況について、お伺いいたします。
また、放課後児童クラブの整備事業では、富谷小学校の学校敷地内建設が進められております。運営に当たっては、サテライト実施に伴う補正予算が本議会に提出されております。
そこで、東向陽台小学校児童クラブ棟、これは現在のプレハブの仮設になっておりますけれども、この建物の今後の対応についてお伺いいたします。
次に、大きな2点目として、行政改革と第3次財政計画についてです。
「行政改革実施プラン進捗管理シート2018」に係る行政改革懇談会が2月下旬に開催され、この1年間の取り組みに対して委員から非常に高い評価であったというふうに感じております。
公表された議事録を読んでみますと、大きな期待のもとにさらに高みを望む意見とか提言があったように思われます。懇談会で出された意見や提言について、今後の行政改革にどのように反映しているのか、お尋ねいたします。
1として、自治体経営に当たって、ICTやAI活用への検討状況について。
2つ目として、事務処理マニュアルと自治法に定められた内部統制への関連性についての認識について。
3つ目として、わくわく市民会議は施策につながっているのか、お伺いしたいと思います。
4つ目として、統一的な基準による地方公会計整備における日々仕訳。今は一括仕訳でやっているんですけれども、これを毎日仕訳するという日々仕訳の導入について。
それでは、最後にローリング方式で総合計画第3次実施計画と3年間分の財政計画がそれぞれ3月に策定され、公表されました。
計画的で強い推進意思が感じられると敬意を表するものです。しかし、総合計画第3次実施計画は、2019年度の事業費は予算額として積算されていますが、2019年から2021年までの3年間の事業費見込み額として、3年間の合計額での記載で、年度ごとの事業費がわかりません。片や、第3次財政計画では、年度ごとの主要な財政推計は計上されていますが、個別の大型事業の内容については不明で、どのような計画が組み込まれているのかわかりません。
そこで、第3次財政計画(2019年から2021年)に予定されている大型事業の内容についてお伺いいたします。
事業費と財源。
それから、事業期間と支払い計画。
最後に、維持管理費の推計額は試算されているのか、お尋ねいたします。
以上が私からの質問です。よろしくお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの出川博一議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1の保育・子育て支援施策の充実を問うの問い1でございます。
幼保無償化についての(1)本市における対象外施設はあるのかにつきましては、現在のところ、幼稚園におきましては公立・私立とも対象となり、保育施設におきましても公立・私立の保育所、認定こども園、小規模保育所、家庭的保育事業が対象となる見込みであります。
(2)の給食費の実費負担への対応について、幼稚園につきましては、これまでどおり、実費負担での対応とする予定であります。保育所、認定こども園の3号認定児につきましても、これまでどおり、保育料に含みますので、変更はございません。
主な無償化の対象となる2号認定児につきましては、実費負担をいただきたいと考えておりますが、負担額につきましては、現在、検討しているところであります。早急に算出し、保護者にお知らせをし、ご理解を得たいと考えております。
(3)の自治体の財政負担の懸念があるが、本市の負担増の試算につきましては、2号、3号の保育認定児については、認定こども園への支出増が5,000万円程度、保育料の減収分が8,000万円程度、無償化に伴う国・県の負担額増が5,000万円程度と試算しております。幼稚園に関しましては、無償化により1,000万円程度の負担増が見込まれ、差し引きで申し上げますと、本市の実質的な負担増は9,000万円程度と考えております。
なお、今年度につきましては国が負担することとなっており、本市においても負担増はありませんが、今後も引き続き、全国市長会等で自治体の負担減に向けて国への要望を続けてまいりたいと考えております。
(4)の待機児童が増加すると懸念されているが、その対策につきましては、今回、無償化の対象となるのは、主に2号認定児、いわゆる3歳以上児でありますので、急激に需要が伸びるとは考えておりません。しかしながら、議会初日の挨拶で申し上げました東向陽台幼稚園の民営化による認定こども園の開園と小規模保育園の新設により保育枠の拡充と保育士の確保に努め、待機児童ゼロを目指してまいりたいと考えております。
(5)の市立保育所の民営化につきましては、検討を進めている段階であり、現時点でお答えできる状況ではありません。また、統廃合につきましては、今後の需要を踏まえて検討してまいります。
問い2、市立幼稚園の無償化への進捗状況につきましては、今月10日の議員全員協議会におきまして富谷市立幼稚園民営化の進捗状況についてご報告申し上げたところですが、まずは、東向陽台幼稚園の民営化を実施し、富谷幼稚園につきましては入園状況等を検証しながら民営化の時期を検討してまいります。
なお、東向陽台幼稚園の民営化につきましては、富谷市立幼稚園運営審議会の答申を基本に幼保連携型認定こども園で進めてまいります。
問い3、東向陽台小学校児童クラブ棟につきましては、施設面でも大きな問題はなく、活動にも支障ありませんので、当面は現状での運用を考えております。しかしながら、明石台八丁目の分譲と明石台東地区のさらなる造成、分譲が控えておりますので、今後の児童数、需要数等の予測を踏まえて検討を進めてまいりたいと考えております。
質問件名2の行政改革と第3次財形計画を問うの問い1、自治体経営に当たってICTやAI活用への検討状況でございますが、本市におきましては、人口増加や市民ニーズの多様化、高度化により、事務量は質、量ともに増加する傾向にあります。限られた職員で今後も市民サービスの維持、向上を図るためには、ICTやAIを活用した事務の効率化は欠かせないものと考えております。
ICTの活用につきましては、これまでも市税等のコンビニ収納、各種証明書のコンビニ交付を初め、県内初となる村田町との基幹系システムのクラウド化、ライン@アプリを活用した市政情報の発信強化などに取り組んでおります。
また、AIの活用につきましては、一部の自治体で実証事業が進められ、事例は少ないものの活用の広がりを見せておりますので、先進事例を参考に費用対効果を検証しながら検討を進めてまいりたいと考えております。
問い2、事務処理マニュアルと自治法に定められた内部統制の関連性への認識につきましては、内部統制制度は平成29年12月の地方自治法の一部改正に伴い、その体制整備が義務づけられたものであります。業務の見える化や標準化に基づく自主点検など自律的な取り組みにより、人口減少社会においても安定した行政サービスを提供できる地方行政体制の確立を目的として、都道府県及び政令指定都市において令和2年度からの施行が課せられたものであります。
本市におきましては、平成29年度より行政改革に取り組み、翌年度に作成しました行政改革実施プランには事務処理マニュアルの作成推進を掲げ、財務会計や文書等、共通する事務処理をマニュアル化することで正確な事務執行を鋭意推進しております。さらに、昨年度末には、事務処理フローを可視化できるよう業務手順書を作成するなど、行政経営能力の一層の向上に努めているところであります。
こうした本市の取り組みは、財務に関する事務等につきPDCAサイクルを継続的に繰り返すことで、各部署におけるリスクの低減を図るという内部統制制度と同様のものと認識をしております。
問い3、わくわく市民会議につきましては、私が就任以来、市民の思いや願いを自由に意見、提案できる、市民の声が届く市政運営を推進するために実施してまいりました。参加された方の意見やアイデアは、これまで、とみここの設計やTOMI+及び民俗ギャラリーの整備計画などに反映させていただいております。現在、検討を進めている開宿400年記念事業やしんまち地区の整備、歴史ガイドの育成などにおいても積極的に生かしてまいりたいと考えております。
また、昨年度からは市民協働の視点を織りまぜ、市と市民の情報共有、市民同士の情報交換、交流の機会と位置づけて開催をしており、参加された皆様の自主的な活動にもつながっているものと認識をしております。
今後もさまざまなテーマ設定のもと、多様な視点から意見やアイデアをいただき、各種施策等を検討する際の参考とさせていただくとともに、市民協働につながる機会として市政運営に生かしてまいりたいと考えております。
なお、今年度は富谷市行政改革懇談会でいただいたご意見を踏まえ、会議内容を全庁的に共有し施策等に反映するよう努め、その後の反映状況を市民の皆様にも周知してまいりたいと考えております。
問い4の公会計の導入に当たりましては、日々の会計処理及び仕訳処理に係る各課職員の事務負担や財務会計システムの改修に係る経費負担を考慮し、国の低廉なシステムを活用しながら財政課職員による期末一括仕訳方式での集計を行っております。しかしながら、公会計導入から2年が経過し、これまで以上の推進と利活用が求められておりますので、新たな財務会計システムでの日々仕訳の導入や活用策について、費用対効果及び他自治体の状況を確認しながら具体的に検討してまいります。
問い5の第3次財政計画(2019年から2021年)に予定されている大型事業の内容についてということでございます。
第3次財政計画に計上している大型事業5つの投資的事業につきまして、当初予算計上額を除いた事業費財政等を申し上げます。
1件目としましては、(仮称)やすらぎパークとみや整備事業です。令和2年度から2カ年での整備を予定しており、2年度には8,000万円、3年度には9億9,000万円、事業費総額は10億7,000万円と見込んでおります。財源は、市債借り入れ6億4,200万円、基金繰り入れ3億2,600万円としております。
なお、市債借り入れのうち、5億8,000万円は市営墓地の永代使用料の充当を予定しております。
2件目としましては、清掃センター焼却棟解体事業です。事業費は4億円で、事業期間は令和2年度の単年度で、財源は市債の借り入れも可能ではありますが、その償還について交付税措置がゼロであることから、一般財源での実施を予定しております。
3件目としては、市道穀田三ノ関線道路改良事業です。本事業につきましては、平成30年度から3カ年事業として整備を進めており、事業最終年となる令和2年度には事業費5,600万円、財源としては国庫補助金2,800万円、交付税措置のある市債借り入れ2,500万円を予定しております。
4件目としまして、橋梁維持管理事業です。令和2年度から2カ年での整備を予定しており令和2年度は2億1,800万円、3年度は9,600万円で、事業費総額は3億1,400万円を見込んでおります。財源は国庫補助金1億7,000万円、交付税措置のある市債借り入れ1億2,500万円を予定しております。
5件目としましては、図書館整備事業です。事業期間としては令和2年度から2カ年での整備を予定しており、2年度は実施設計費等に5,000万円、3年度には本体工事費として8億円を見込んでおります。財源としては、外部資金の調達も含め全額基金繰り入れとしております。
なお、各事業費については、あくまでも本年3月の財政計画策定時の金額であり、今後の個別計画の進捗によっては事業費が修正される場合があるということにご理解をお願いいたします。
また、ご質問にある施設完成後の維持管理費につきましては、維持管理費の発生が第3次財政計画の計画期間外である2022年度、令和4年度以降となることから、本計画には計上しておりませんが、今後の実施計画のローリングにあわせて財政計画にも反映いたしたいと考えております。
以上です。
○議長(相澤 榮君) この際、午前11時15分まで休憩します。
午前11時03分 休憩
午前11時15分 再開
○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
これより出川博一君の質問は一問一答により行います。12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 先ほどの答弁の中で、いわゆる保育が必要のない幼稚園児相当の1号認定については食材料費は実費徴求という答弁がありましたけれども、その内容についてお尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) 食材料費等につきまして、食材料費とその他の保育料以外に関しましては実費徴収ということでございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) その額は幾らでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) 各幼稚園によって違いますので、一概には何円というふうにはちょっとお答えできないところでございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) そうすると、それはいわゆる授業料と別建てで徴求しているということでよろしいんでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) 私立幼稚園に関しましては、食材料費とかも含めて保育料というところもございまして、そういったところがございますので、一概にはちょっと言えないというところでございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 私が聞いているのは公立幼稚園のお話でございまして、私立幼稚園については多分個々のいわゆる通園の送迎費とか、あるいは行事費だとか、食材料費だとか、そういう形で現在全ての私立幼稚園で実費徴求しているのかどうか、お尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) 富谷市立幼稚園に関しましては、保育料とまた別にいろいろな教材費等とか、給食費とかは別個にいただいているというところでございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 今私聞いたのは私立ですよ、富谷市ではなくて。民間の幼稚園に通っておられる1号認定者の方の場合、実費徴収はどのような形になっていますかとお尋ねしているんですけれども。
○議長(相澤 榮君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) 実費ということで、食材料費なり、行事費、保育料、現在、徴収されているということでございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) その場合、国で例示しています食糧費については3,000円、副食費については4,500円という、食材料費徴求の世帯は何世帯ぐらいあるのか、おわかりでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) 副食費、4,500円の食材料費の補助ということでございまして、ちょっと世帯数はあれなんですが、190人ほどというふうに見込んでおります。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) その中で、いわゆる無償化によってゼロになるというふうに思っている世帯が多分あろうかと思うんですけれども、そういう形で実費徴収になる世帯数、児童数はどのぐらいになるんでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) 保育料、各幼稚園で保育料の料金がさまざまでございますので、一概に実費徴収となる世帯数ということではちょっと把握はしておりません。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) いわゆる国のほうでも、そういう無償化でゼロになるんだと言われながら、食料費で例えば7,500円徴求されるとか、そういうケースについて非常に危惧しておるわけですけれども、その辺について富谷市としてはどのような対応をとるおつもりでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) 既に5月末に保護者宛てに今回の制度の概略のほうをチラシということで回させていただきましたし、食料費関係につきましても、今後、詳細のほうはお知らせしたいというふうに思っております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) それでは、次に、保育園児相当、いわゆる2号認定の3歳から5歳児の方のいわゆる公立保育園、富谷市立保育園での材料費はどのような形で徴求しているのか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 公立保育所では、主食費として保育料と別に月1,000円いただいております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) それでは、認可保育園等の食材料費の実費徴収の状況についてお尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 私立、公立とも主食費として月1,000円、一律でいただいている状態でございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) そういった場合に、今後の10月以降の対応については、従来どおり1,000円の主食費ということで、同じ額で実施する予定かどうか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) そちらにつきましては、副食費というところは、先ほど市長の答弁にもあったように、いただくように考えております。ただ、金額については、今後民間の保育所のほうとも話をさせていただいて決めていきたいなというふうに思っております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) ということは、今までは取られていない、国の例示では4,500円なんですけれども、その額にはね上がる世帯、児童数がいるという理解でよろしいんでしょうか。その人数もお尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 例えば、今3,000円の保育料というところが実費徴収で今度から月4,500円になりますと、そういう話ではちょっと本末転倒になりますので、その辺も踏まえて最低でも現在より少なくなるというふうにしていきたいと思っております。
それから、世帯数については、ちょっと児童数でしか把握していないんですが、540名ほどの対象児童というふうになろうと思います。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) そういう意味では、今まで1,000円だけだったものが4,500円にはね上がるという可能性もあるということなんですけれども、それについてはこれから他の自治体の動向を見ながらということなんですけれども、それはいつごろまでに決める予定なんでしょうか。今回の補正予算では計上されていなかったように感じるんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 少なくとも7月、8月、お盆前には決めたいなというふうに思っております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) それは補正予算に絡む問題ではないという捉まえ方なのかどうか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 民間の保育所については、国の指針によると園の歳入というふうにするということになっていますので、市のほうには関係ございません。
ただ、公立の保育所については、市の歳入というふうになりますので、そこら辺については、歳入の補正というのは出てくるかと思います。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) それでは、待機児童の増加の懸念という観点でお尋ねします。
兵庫県の明石市で16年度から独自に無償化を先行して実施した結果、待機児童が急増したと。本市ではその懸念はないかどうか。先ほどの市長の答弁では、3歳から5歳児なので、それほど影響はないというお話なんですけれども、その辺も踏まえてお尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) あくまで予測ですが、今回、無償化の主な対象となるのが3歳から5歳、保育所のほうも3歳、5歳、3歳はちょっとあれですけれども、4、5はまだかなりあきがありますので、その辺はそれほど心配するほどのことでもないかなというふうには思っております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) ただ、利用する立場とすれば、同じ無償であれば、今短時間で8時間保育といいますか、それでやって
いるケースを標準時間の11時間にまで移行していこうという懸念もあるんですけれども、その辺の見通しについてはどのように考えておられるのか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 保育認定の短時間と標準時間については保護者の月の勤務時間で決められておりますので、短時間の方が標準時間にしてくれと言ってできるものではございません。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) いやいや、そうじゃなくて、つまり、親のほうで今まで短時間勤務だったものを、いわゆるフルタイムなりに延ばしていくというケースが考えられるんではないでしょうかとお尋ねしているんですけれども。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 例えばそこがふえたというところであっても、8時間、短時間のお子さん、それから標準時間のお子さんでも、それほど保育士数に違いはございませんので、ふえてそれほどの問題になるようなところではないかと思っております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 私、多分、それによって保育士の増員が必要になって、それでもって保育士が不足するんじゃないかというふうに想定したんですけれども、その懸念はないというふうな捉え方でいいのかどうか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) ご存じのように、保育士数、1人で何人の子供が見られる、年齢ごとによって違いますけれども、そこの辺、各年齢ごとに担任の先生ついております。もちろんフルタイムの先生ついておりますので、たとえ多少ふえたとしても、パートの保育士さん数名というところで間に合うのではないかなというふうに考えております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 先ほど、待機児童の減少ということに関して市長の答弁があったわけですけれども、ただ、東向陽台の認定こども園とかそういうものは令和4年4月のことですので、それまでの間のいわゆる施策について、その辺について、もう一度お尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 今年度に関しては、小規模保育室を整備するところで前向きに検討を進めているところでございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) それはある程度めどが立っているというふうに捉えてよろしいのか。というのは、昨年度は待機児童ゼロだったわけですけれども、今年度は残念ながらちょっと待機児童が出たということで、市の執行部の考え方とすれば、また待機児童ゼロにしたいという思いがあるんだろうと思いますけれども、ただ、その施策だけではちょっと足りないような気がしたので、ちょっとお尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) これまでも何度かお話ししていますけれども、まず、やはり保育士、枠というよりも保育士の数というところのほうが今回も問題になっておりますので、枠を小規模保育室で広げつつ、なおやっぱり保育士の確保というところが大事になってくるかと思います。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) それでは、自治体の財政負担増の懸念についてお尋ねします。
先ほどの答弁で、富谷市立幼稚園については授業料の分が原資になる、1,000万円ぐらい原資になるということで。それは、原資になるということは、固定主義は変わらないわけで、その分、市の負担がふえるという理解でいいのかどうか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) そのとおりでございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) それからあと、公立の保育園と認可保育園の保険料、大体、29年、30年をちょっと試算してみたんですけれども、両方で約3億円ぐらいだと思いますけれども、この中での原資はどのぐらいになるのか、お尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 保育料ということで考えますと、公立保育所のほうで4,000万円強、それから、私立の認可保育所のほうで3,000万円強という、あくまで概算での試算になりますが、というところです。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) それはあれでしょうか。そうすると、先ほど市長答弁の中で、幼稚園も含めて約実質9,000万円ぐらいの減収というか、負担増になるということの中の7,000万円と捉えていいのかどうか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) そういうことになるかと思います。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) それでは、市の財政負担の問題について、ちょっとお尋ねいたしますけれども、保育園の運営に関しては、私立の場合の施設では、本年度は違いますよ、本年度は100%ですけれども、国負担ですけれども、平年度、来年度からは国が2分の1、県が4分の1、市町村が4分の1負担となるということでよろしいのかどうか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) そのとおりでございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 富谷市立、いわゆる公立の施設については市町村が10分の10、つまり全額負担ということになりますけれども、その理解でいいのか、お尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 現在のところの情報ではそうなろうかと思います。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) そうすると、単純な計算でいくと、公立の、いわゆる富谷市立の施設を持つということは、こういう、あるいは維持のために、富谷市としては4分の3だけ大きく負担をするということになるというふうな計算でいいのかどうか、お尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 言い方なんですけれども、負担増というか、保育料の分、減収という考えになるかと思います。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) そうすると、これはちょっと市長にお尋ねしたいんですけれども、子供が多くて、財政規模が大和とも余り変わらないという先ほどのお話がありました。約130億から40億の本市にとって、非常に9,000万円というのは大きな、いわゆる黙っていて発生してしまうという意味では大きな問題になると思うんですけれども、その辺の認識についてお尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) ご意見のとおりでございます。そもそも今回の幼保無償化につきましては、国の、いわゆる政府が突然と決めて決定した政策でございます。その当初は、全て国が持つという前提でこの幼保無償化が決定したわけでございますが、その後に、財務省とのやりとりとの中で、いや、国が全額負担するのではなくて、これまでどおり、国2分の1、県4分の1、市町村4分の1という方針が示されて、それに対しまして、市長会といたしまして、市長会の会長を先頭に猛烈に反発をさせていただきました。国が勝手に決めたことを今さら基礎自治体である市町村に負担を課すというのは明らかに約束違反じゃないかということで、かなり猛反発をいたした結果、先ほど答弁で若干申し上げましたが、今年度につきましては国が全額負担をするという経過になったところでございます。
私どもとしましては、さらに継続して、今回のこの幼保無償化につきましては政府が勝手に決めたことでございますので、ある意味、これは国でちゃんと責任を持ってもらわなければいけないという主張をまずは当面主張して、来年度も継続して国に全額負担していただくように市長会として運動を進めていく方向で今考えているところでございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) その認識に立った上で、それは要請してもらって、改善してもらうということは当然なんですけれども、その認識の上に立って、公立保育園の民営化へのシフト、この辺のところはどのような課題となるのかお尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 市長の答弁のほうにもございましたが、まず、検討はしている段階でございます。ただ、民間の保育所としては、やはりこちらとしても運営コストは圧縮できますし、こちらとしても公立を民営化することによって、保育士の確保、その分を保育士をほかの保育所に回せますので、よいところはあるんですが、まだちょっと具体的なというところではございません。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 今の富谷市立の保育園が4カ所あるわけですけれども、これを統廃合するという考えについてはいかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 統廃合というところに関しては、現在のところ、ちょっと考えておりません。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) それでは、続きまして、幼稚園のほうの民営化、これについてお尋ねいたしますけれども、去年の答申の中で、審議会の答申の中で、3つの附帯事項が付加されたというふうに思いますけれども、その検討状況についてお尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) こちらの答申をもとに、今回の東向陽台幼稚園の民営化に係る公募型プロポーザルの実施要領のほうにも反映しているというところでございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 支援を必要とする子供の保育に関して、受け入れ人数の目安はあるんでしょうか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) 年度によりまして、そういった支援を必要とする子供の数は変わることでございますが、事業者の考えもございますけれども、できるだけ多くの子供を受け入れていただきたいというふうに考えております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) その審議会の中での議論として、結局、民間だと断られちゃうんですよねというような意見がかなり強く出されておりました。その辺を踏まえると、人数なのか、割合なのか。その辺、審議会の意見を踏まえた上で、今現時点でどのような考え方なのか。そういう方がいれば全部受け入れますよということなのか。やっぱり民間の部分が入るので、制限せざるを得ませんということになるのか。その辺についてお尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) こちらといたしましては、人数なのか、割合なのかということではなくて、先ほども申しましたが、多くの子供さんを受け入れていただきたいということで協議してまいりたいというふうに思っております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) それは、民間に委託ということで方針としては決まって、プロポーザルで実施要項も示されておりますけれども、その中で、例えば入りたいというお子さんがいて、ところが、民間だから、ちょっと難しいですよということで絞られるとした場合に、市としてそこに補助金でもってある程度支援するという考えは、今のところあるんでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) 補助金で支援というところにつきましては、今後検討していきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 今度の計画は定員135人程度ということで、その中で、先ほどの子育て課長の答弁にも3歳から5歳児というのはそんなに待機児童のことは問題にならないということなんですけれども、いわゆる未満児の受け入れについて、特段の要請をする考えなのかどうか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) その辺につきましても、そちらの担当課のほうと調整いたしまして、協議していきたいというふうに思っております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 本市には既に認定こども園が1園あるわけですけれども、杜乃橋のこども園、これの定員と現状の年齢別児童数をお知らせいただきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 認可定員と利用定員というのがあるんですけれども、認可定員が、保育定員が90名、幼稚園の定員が45名となっております。利用定員が、保育定員が80名、幼稚園のほうが、1号のほうが15名というふうになっております。5月末現在での児童数なんですが、ゼロ歳児が3名、1歳児が12名、2歳児が18名、3歳児19名、4歳児が29名、5歳児が8名、合計89名となっております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 今の話は杜乃橋の実態なんですけれども、プロポーザルの実施要項には例示的にゼロ歳児9人、1歳児・2歳児18人としておりますけれども、大分杜乃橋の現状と比較すると乖離があるようなんですけれども、この辺についての見通しについて、お尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) あくまでも目安ということでございまして、民間のほうの考えもございますので、その辺も、先ほども申しましたように、担当課のほうとも協議して、この人数に関しては協議していきたいというふうに考えております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) それでは、放課後児童クラブの点について質問させていただきます。
富谷小学校の、今、放課後児童クラブ新築しているわけですけれども、これで児童クラブの学校敷地内の整備が完了するということで認識していいのかどうか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 富谷小学校が敷地内にできれば、全ての小学校で敷地内に児童クラブ棟があるという状況になります。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) この中で、いわゆる仮設でない建物は何カ所ということになるでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 新築、それから、余裕教室の改修等で仮設でないということであれば、東向陽台小学校以外全てという形です。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 先ほどの市長の答弁には、広さも十分だし、それほど維持費もかかっていないということで、当面はプレハブで我慢してほしいという風聞ではなかったですけれども、結論から言うと、我慢してほしいというお話だったんですけれども、この中で、東向陽台小学校区の明石台八丁目、これについて、今20世帯ほど入居しているんですけれども、計画戸数は何戸なのか、お尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 建設部長。
○建設部長(伊藤 正君) 申しわけございません。ちょっと今その資料ございませんので、後ほど提示させていただきたいと思います。(追加発言あり)
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 多分、二百四、五十世帯ということになるんじゃないかなというふうに、いわゆるあの辺の地図の区割りを見たときそう思ったんですけれども、それだけの世帯が入ってくる。そして、さらに、私、きのう実は昨夜の明石台東地区の造成工事の説明会に参加しました。その中で、計画戸数は823戸、計画人口は2,880人、第1期は2021年の4月に分譲開始、最終的には第4期で2024年4月の分譲予定なんですけれども、ここの学校の区割りはどのようになるんでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) まだ確定ではないというような話でございますが、東向小が約7割ほど、明石台小学校3割ほどではないかというようなお話は聞いておりますが、まだ確定ではございません。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) そういう中で、東向陽台小学校の、多分、放課後児童クラブにお世話になる子供がふえていくということが確実に、確実にですよ、想定されるわけですから、多分、業者はセールストークではないんですけれども、優良な教育環境ということで明石台東地区を売り出すことになるんだろうと思うので、そういう意味では、市とすれば、教育環境の整備の観点から、早期の新築が必要ではないかなと思いますけれども、これについては、じゃあ、市長に答弁いただきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 議員のご指摘のとおりだというふうに考えております。なので、先ほども答弁で申し上げましたが、今後、八丁目、または明石台東の造成状況を見据えながら、今後、やはり子供たちに大事なのは、学習環境をしっかりと保障していくというのが我々行政の責任だというふうに思っておりますので、しっかりその辺は対応していきたいというふうに考えております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) それでは、次に、行政改革懇談会に出された意見についてお尋ねしたいんですけれども、これについては非常に、議事録を拝見させていただいたんですけれども、高い評価、よくここまで頑張ってやりましたねということだったんですけれども。それがゆえに、富谷市は、何とか、若い職員も多いし、これから伸び盛りだという委員の皆さんの思いもあるんでしょうけれども、例えばこれから、先ほど答弁にありましたけれども、いわゆる職員1人当たりの住民数が富谷の場合、平成29年で170人、市町村の平均は116人ということで、約5割増という中で皆さんにお仕事をしていただいているわけですけれども、そういう意味では、やっぱりここにいわゆる投資をすべきだというふうに私は思っているんですけれども、その辺についての見解をお尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 行政改革推進室長。
○行政改革推進室長(西山高広君) そちらの住民1人当たりの職員というふうなことで、本市のほうの抱えている人数は大変多いということはご承知かと思います。その中で、プランの中でもこれからの富谷市を担う職員として育成するというふうなプログラムも組まれておりますので、今後そちらのほうにも力を入れていきたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 物の本によると、RPA、いわゆる人が行うパソコン作業の一部を代行してくれるソフトなんですけれども、これを国も推進しておりまして、この辺についての研究はされているのかどうか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 行政改革推進室長。
○行政改革推進室長(西山高広君) RPAにつきましては、AIの中のごく一部の部分ということでございますけれども、RPAも今の業務を、定型的な業務をプログラミングすることによりまして働き方改革にもつながるといった、また、業務改革にもつながるといった観点から、今後はそういったものも視野に入れながら検討を進めていきたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 検討を重ねていきたいということなんですけれども、このシステムについてはどのぐらいの投資になるのか、概算、研究したことはあるんでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 行政改革推進室長。
○行政改革推進室長(西山高広君) RPAにつきましてはいろいろなソフトがいろいろな業者のほうから出ております。そのソフトの内容によりますと、ピンキリでございまして、どのようなものをRPAで行わせるかといったところにもよりコストが違いますので、そこの部分についても今後研究が必要かと考えております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) それでは、最後に、財政計画といいますか、3年間の大型事業についてなんですけれども、先ほどここに5つほど、これからやらなければならないといいますか、検討していることがあるということで、それらを足すと約二十六、七億になるかと思うんですけれども、この辺についてのものは発行している財政計画の数字と合うのかどうか、お尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 先ほど申し上げた5つの事業については、財政計画の中でそれら所要額を見込んでおります。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) その中で、この資料の中にある、例えば市道三ノ関大崎線道路改良事業、これは見込まれていないんですけれども、この辺のところについてお尋ねしたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 5つのほうには穀田三ノ関線、市道三ノ関大崎線も概算ではありますけれども、事業費としては見込んでおるところでございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) でも、多分これは先ほどの説明では5,000万円ぐらいの投資だということだったんですけれども、市道三ノ関大崎線はもう少し、1億超の投資になるんじゃないかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 財政計画で先ほど言ったのは穀田三ノ関線の3月時点の数字でございます。それはその時点では5,600万ぐらい。市道三ノ関大崎線は、確かにおっしゃる当時の事業費としてはその金額で財政計画上は所要額を見込んでおるところでございます。
なお、細かい事業費はその後変更があるので、既に変動しているというような状況でございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) でも、ただここには、なお、新たな行政事業として市道三ノ関大崎線道路改良事業の所要額を見込んで算定していますとありますけれども、これは見込まれた数字ということであれば、30億を超える投資になると思うんですけれども、その辺のところはどうでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 足し込みますとそのようにはなります。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) そうすると、この三ノ関大崎線は、いわゆる21年度までしなくていい事業ということになるんでしょうか。もし、その中でやらなくてはならないのであれば、これにプラス1億6,000万とかそういう数字になって、30億近いということになるかと思うんですけれども、その辺のところについて、お尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) そのとおりでございます。ただ、先ほど市長の言った5つの中には三ノ関大崎線は入っていないので、ただ、財政計画では三ノ関大崎線も見ていますので、事業費の、今言っている違いはその部分なので、議員のご指摘のとおりで問題ございません。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) そうすると、会計年度任用職員制度、これについては平年ベースで1億ぐらいかかるということになろうかと思うんですけれども、これも含まれているということで理解してよろしいんでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) そのとおりでございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) そういう意味では、退職手当組合負担金、これは今1,000万円程度の非常に低い水準なんですけれども、これも従来ベースであれば2億という額になるんですけれども、その大きな額もこの中に含まれていると、それは積算されていますよということでいいのかどうか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) そちらは当時、平成33年度というところには、計画上は1億8,000万という金額で見込んでございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 具体的な数字をお示しいただいて、なおかつ、基金の取り崩し、この辺のところもお聞きしました。そうすると、やっぱり基金は今ふだふだにというか、16億とかあるんですけれども、そういうものはこれにほとんど使われてしまうというふうに理解したんですけれども、その理解でいいのかどうか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 計画上で、やすらぎパークと、それから、図書館の5億を足すと、十四、五億というふうな計算になります。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) そうすると、前、私、議会、この場で質問して、ちょっと、基金、貯金し過ぎなんじゃないのとお話ししましたけれども、もし、この計画どおりであれば、そこそこの水準に将来的には落ちついていくというか、そういう財政運営なのかどうか、最後に市長にお尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 議員ご指摘の今ご意見のとおりでございます。今後、これまでも申し上げているように、今回、行政改革でしっかりと無駄をなくし、なおかつ、財政計画をしっかりと立てた上で計画的な財政運営に取り組んでいるところでございます。先ほど来ご意見いただいたように、そういう意味では、今後もこの基本的な財政計画に基づいて、安定した財政運営に取り組んでいきたいというふうに思いますし、なお、基金もそういう意味では活用していきたいというふうに思っております。
ただ、先ほども答弁で申し上げましたが、総額20億、30億という金額だけがひとり歩きしないように申し上げますと、全て、ある意味、とは言いながらも、道路整備につきましても、あらゆる国の補助金だったり、あとは補助される交付金で見ていただける市債の借り入れだったりを活用ながら、極力、市単独の事業費を使わずに、なるべく国や県のお金も活用しながら、今後も財政運営に取り組んでいきたいというふうに考えております。
以上です。
○議長(相澤 榮君) この際、午後1時まで休憩します。
午前11時57分 休憩
午後 1時00分 再開
○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
出川博一君の一般質問で答弁保留した件について発言を許します。建設部長。
○建設部長(伊藤 正君) 午前中にご質問のございました明石台八丁目地区の計画戸数についてお答えいたします。
計画戸数は241戸でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 私は今回、一般質問通告書により大きく2点について質問いたします。
まず1点目、富谷市内土砂災害警戒区域等について質問いたします。
鷹乃杜浄水場のり面保護工事が、本年6月末の完成を目指して進められており、土砂災害特別警戒区域、別名レッドゾーン解除に向けた富谷市の取り組みに関係住民は安心・安全とともに、落ち葉が少なく景観が明るくなることに対し、感謝と期待を込めて見守っています。実際には、先週行ってきたんですけれども、工事のほうはある程度完了していました。
令和元年第2回富谷市議会定例会市長挨拶、「基本方針-1 暮らしを自慢できるまち」の(8)住宅・公園・上下水道関連施策についての項目に、以下のように述べられております。「上水道事業については、鷹乃杜上水場法面保護工事を平成30年度からの3カ年事業として計画しております。現在進めている繰越工事は6月末の完成を目指しております。また、来年度の工事予定箇所については、一部民地を含み、用地測量が必要となることから、本定例会の補正予算に必要経費を計上しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いします」と、述べられていて、鷹乃杜浄水場のり面保護工事に対して、富谷市の真摯で前向きな取り組みに感謝いたします。
さて、平成30年第4回定例会において市側から、宮城県仙台土木事務所の現地調査については来年度で終了する見込みですとの答弁がございました。その後、宮城県仙台土木事務所より指摘された富谷市内今年度の調査区域、また、新たに指定された土砂災害警戒区域について、関係する課題なども含め、質問いたします。
1つ、令和元年現時点において、新たな調査対象地域を伺います。
2つ、平成31年3月の告示により、新たに土砂災害警戒区域に指定された地域をお伺いいたします。
次に、大きな2点目として、16年目を迎えたごみのポイ捨て条例について質問いたします。
平成15年4月1日より、「ごみのないきれいな町」を合い言葉に、ごみのポイ捨て及び犬のふん放置を条例で禁止してから16年になります。平成15年当時は道路、公園等に犬のふんの放置や空き缶のごみの散乱が後を絶たない状況にあり、当時の富谷町は罰則を規定した「富谷町環境美化の促進に関する条例」を改正し、現状に至っているものと思います。
16年前と比べると、投棄されているごみは放置禁止看板等や担当職員の巡視、そして、各町内会の取り組みにより減少傾向にあるものと思え、特に粗大ごみに関しては、以前のような古タイヤ・家電等の不法投棄は、たまに見受けられますが、やはり減少しているように思います。しかし、反面、犬のふん放置については改善されているようには思えません。全国的な大きな課題であり、他市町村では犬の散歩マナーの啓発に取り組んでいる所も多く見受けられます。
犬のふんを片づけることは飼い主にとって最低限のマナーです。ふんだけでなく、尿についても同様です。私は犬を飼っていませんので、詳しいことはわかりませんが、なぜ散歩時に排便させるのか。排尿は犬の本能で仕方ないにしろ、家でトイレを済ませられるよう訓練できないものなのか。
犬のふん放置防止策としてイエローチョーク作戦を取り入れて成果を上げている市町村が近年多く見受けられております。イエローチョーク作戦とは、路上に放置されている犬のフンを減らす方法として、フンの周囲を黄色のチョークで囲い、飼い主に警告する取組です。
やり方としては、放置されているフンの周囲をイエローチョークで丸をつける。発見日時を書く。ふんは片づけずに1週間程度様子を見る。これは放置されているふんを強調することで飼い主に警告することが目的です。再度犬のふんの放置があったときには同じことを繰り返す。
また、砂地や砂利・芝生などイエローチョークを使用できない場合は、牛乳パック作戦があります。この方法は牛乳パックを放置されているふんの横に、風などで飛ばされないように重しを入れ、牛乳パックの背に、発見日時を記入、そして、ふん放置者へのメッセージ、例として「ふんは必ずお持ち帰りください」などを記入する方法です。実績を挙げている市町村もあります。
また、イエローチョーク作戦は富谷市の一部町内会においても行っているとお聞きいたします。
市長挨拶にもありましたが、富谷市総合計画には、まちづくりの将来像として「住みたくなるまち日本一」の実現に向け取り組んでいますとあります。「住みたくなるまち日本一」の基本は、住んでいる人の心と、そして、住んでいるまち、地域にごみがないきれいなまちが基本ではないでしょうか。
そこで、質問いたします。
1つ、条例制定当時と現在を比較して投棄ごみは減少しているのか、お伺いいたします。
2つ、投棄されているごみの多い種類をお伺いいたします。
3つ、犬のふん放置について現状をお伺いいたします。
4つ、粗大ごみの投棄状況について、お伺いいたします。
5つ、投棄禁止看板設置等、現状と今後の対策についてお伺いいたします。
6つ、罰則が適用されたことはあるのか、お伺いいたします。
以上、大きく2点についてお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの山路清一議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1、富谷市内土砂災害警戒区域等についての問い1でございます。
令和元年現時点において、新たな調査対象地につきましては、今年度、県が予定していた調査対象地は、一ノ関、穀田、原、今泉、大亀、明石、西成田、ひより台の8地区23カ所でございますが、本年1月から3月に前倒しで調査が実施され、昨年度で完了をしましたので、現時点において新たな調査対象地はございません。
問い2、平成31年3月29日付宮城県告示第325号及び326号で指定された地域は、熊谷、町上、町下、二ノ関、原、ひより台、とちの木、富ケ丘、鷹乃杜、あけの平、東向陽台の11地区22カ所でございます。
質問件名2の16年目を迎えたごみのポイ捨て条例についての問い1と問い2及び問い4につきましては関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
条例制定当時の数量は把握できませんが、平成23年度に巡視員を配置し定期巡回を行った結果、配置前の平成22年度と比較すると、粗大ごみやポイ捨てごみの回収量は3分の1程度に減っている状況でございます。巡視による散乱ごみの早期発見、早期回収により一定の効果が得られているものと考えております。種類としては、民家の少ない道路脇や退避所等を中心に、紙くず、ティッシュ、雑誌類、缶類、ペットボトル、弁当のプラスチック容器、たばこの吸い殻などが多く投棄されている状況にあります。
問い3及び問い5につきましても関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
一部の心ない飼い主による犬のふんの放置問題については、例年、数件の苦情が寄せられております。市では、狂犬病予防集合注射時のチラシの配布や、ふん害が多く見られる場所約230カ所へ看板を設置するなど、飼い主に対しマナーアップを呼びかけているところであります。
今後は、昨年、東向陽台地区で試験的に実施いたしましたイエローチョーク作戦を他の行政区に紹介し、実施に向けた支援を行うこととしております。また、啓発看板についても、状況に応じて入れかえを行うなど、周囲の目、住民が迷惑していることを放置する飼い主に知らせることで、啓発、マナーアップにつなげたいと考えております。
問い6、環境美化条例第15条に規定する罰則につきましては、これまで適用されたことはございません。
以上でございます。
○議長(相澤 榮君) これより山路清一君の質問は一問一答により行います。16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 通告書による質問項目順にお伺いいたします。
まず初めに、ちょっと論旨でも述べましたが、市長挨拶の中にもありました鷹乃杜浄水場のり面保護工事について、今回、南側の繰越工事が完成しますが、当初指定されていた土砂災害特別警戒区域、別名レッドゾーンは、これは解除されるのかどうか。また、土砂災害警戒区域、イエローゾーンになるのかどうか。または、土砂災害警戒区域も全て解除されるのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 建設部長。
○建設部長(伊藤 正君) 鷹乃杜浄水場ののり面保護工事につきましては、土砂災害警戒区域等における対策工事のマニュアルに基づいて実施されております。今後、県のほうでは、既に警戒区域に指定しました箇所の見直しを今後実施していくというふうに聞いております。この見直し作業の中で安全性が確認されれば、鷹乃杜浄水場のり面の土砂災害特別警戒区域、いわゆるレッドゾーンについても解除されることになると思います。
なお、今回の水道事業が実施しております工事は、地形を変えるものではございませんので、土砂災害警戒区域、いわゆるレッドゾーン(訂正発言あり)は解除されないということになります。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) レッドゾーンが解除されないんですか、今工事をやっても。レッドゾーンは解除されるんじゃないですか、レッドゾーン解除されないとなると大変なことになりますので。その辺についてお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 建設部長。
○建設部長(伊藤 正君) 県のほうで実施した箇所を再度調査を行いまして、安全性を確認されれば解除されるということですので、今回、そういった対策マニュアルに基づいて実施されておりますので、解除されるものというふうに考えております。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) そうしますと、対策に適応した設計、多分していると思うんですね。その設計どおりやるので、あくまでも100%解除されるかどうかとは言えないにしろ、99%なり、98%は解除されるものと見込んでよろしいのか、再度お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 建設部長。
○建設部長(伊藤 正君) 私のほうでは解除されるものというふうに考えております。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) そうしますと、今後、今回は南側だったんですけれども、今度、東側のほうに今年度から移ると思います。そちらのほうも同様の考えでよいのかどうか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 建設部長。
○建設部長(伊藤 正君) 東側のり面につきましても南側と同じような考え方で対策工事を実施いたしますので、そちらについても、工事が完了しますとレッドゾーンが解除されるだろうというふうに考えております。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) じゃあ、ちょっとしつこいようなんですけれども、南側の土砂災害特別警戒区域、レッドゾーン解除ということで今考えているんですけれども、県のほうでレッドゾーン解除ですよという許可出るのはいつごろなのか、予定がわかればお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 建設部長。
○建設部長(伊藤 正君) 県のほうでは新たな見直し作業のほうを令和2年度から実施したいというふうに聞いております。実際、2年度から新たにそういった対策工事が行われたところの調査を行った上で、専門機関のほうにその内容を審査を依頼しまして、その結果を受けてレッドゾーンの解除の手続を行うというふうに聞いております。そのため、解除までには多分1年前後かかるのではないかというふうに考えております。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) そうしますと、あと1年前後くらい、令和2年までは今の状況でもって、例えば、土地の販売とか、いろいろな規制があるということで考えてよろしいでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 建設部長。
○建設部長(伊藤 正君) 県は令和2年度に調査及びそういった解除の手続を行うというふうに話しておりますので、来年度の終わりころになるのではないかというふうに思われます。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 続きまして、日吉台一丁目のほうなんですけれども、現地調査が昨年行われまして、調査結果が今年度、令和元年10月ごろに答弁をいただきますという話いただいていますけれども、この件について、詳細についてお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 仙台土木事務所さんのほうからいただいている情報によりますと、今年度の8月から9月にかけて調査結果の説明会を実施する予定ということで聞いております。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 調査結果をお話しするという話なんですけれども、これはどちらのほうで住民のほうにお話しするのか、その辺についてお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) まだ場所は確定してはございませんが、いずれかの公共施設を使用してということになるかと思います。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) そうしますと、当然だと思うんですけれども、今関係している日吉台一丁目の住民、結構いらっしゃると思うんです。実際に日吉台一丁目の会館等も含まれていますので、その辺も含めて、関係住民のほうには全ての方にお知らせするように、ひとつ、その辺を確認いたします。
○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 基本的には調査対象区域に該当する住民の方々へのお知らせにとどまるかと思いますけれども、最低でも、行政区長様のほうにはお知らせできるようにしていきたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) ひとつ、漏れのないようによろしくお願いいたします。
続きまして、1つ目の質問でございました。先ほど、23カ所、一ノ関、穀田、原とございまして、8地区、話あったのが。8地区の調査地で合計23カ所だと思いますが、各地区の調査戸数をお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) それでは、地区ごとの調査箇所数をお伝えさせていただきたいと思います。
一ノ関地区が1カ所、穀田地区1カ所、原地区1カ所、今泉地区4カ所、大亀地区12カ所、明石地区1カ所、西成田地区2カ所、ひより台地区1カ所、以上合計8地区23カ所の内容でございます。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) この23地区の中で住宅が近接している地区がございましたら、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 調査対象地につきましては、現状で土石流危険箇所または急傾斜地危険箇所に位置づけをされておりますので、住宅1軒以上が近接をしております。そのようなことから、全地区で住宅が近接しているという状況でございます。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) その中でも、やはり住宅が密集しているというように考えられるのは、ひより台地区なんかはそう考えられるんですけれども、この中の特に密集している地区というのはどの地区でしょうか。
○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 今回のこの23カ所の地区におきましては、特段、特化して住宅が密集している地区はございませんでした。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 大亀が12カ所と今お話ございました。その他多いところで今泉というお話あったんですけれども、この中で、やはり調査先の住民のほうから問い合わせ等があったのかどうか。あれば、どのような問い合わせか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 今のところ、市に対しての問い合わせはございません。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 続きまして、2つ目の平成31年3月の告示により新たに土砂災害警戒区域に指定された箇所についてのお話の中で、答弁のほうでは22カ所で11地区ということでありましたけれども、この数字をちょっと確認いたします。
○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 箇所数につきましては22カ所、地区におきましては11地区になります。内訳といたしましては、まずは熊谷地区、こちらが6カ所、続いて、町上地区が1カ所、町下地区が1カ所、二ノ関地区が1カ所、原地区1カ所、ひより台地区2カ所、とちの木地区1カ所、富ケ丘地区1カ所、鷹乃杜地区4カ所、あけの平地区2カ所、東向陽台地区2カ所の合計11地区の22カ所という内容でございます。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) これは先ほどの話とはまた違って、結構、住宅が密集しているところがあると思うんですけれども、これのほうで住宅密集している地区というのはどの地区か、どういう場所か、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) このたび指定をされた地区の中で住宅の密集している地区におきましては、ひより台地区、それから、鷹乃杜地区、あけの平地区の3地区でございます。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 指定された区域なんですけれども、レッドゾーン、イエローゾーン等に近接している住宅というか、それはどのように区分になっているのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 先ほど申し上げました3地区につきましては、イエロー及びレッドゾーン、全箇所で対象になっております。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) イエローゾーンだったらいいというわけじゃないですけれども、レッドゾーンはどの地区でしょうか。
○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) レッドゾーンもこの3地区全て指定されております。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 3地区といいますと、もう一回確認しますけれども、ひより台、鷹乃杜、あけの平でよろしいんですか。
○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 特に住宅が近接している地区ということで、この3地区で間違いございません。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) レッドゾーンに指定されると大変なことになります。私がそこの住民であれば、非常に今後のいろいろな問題がありますので、すぐに担当課なりに行って話を聞くなりしますけれども。この地区の、今、3地区のほうから、レッドゾーンに指定されて、何かそういうような相談とかございましたか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 現在のところ、あけの平地区になりますけれども、市のほうで管理をしております団地外周部の自然緑地、こちらののり面に関連をいたしまして、自宅がイエローゾーンの範囲内になったという、その住民の方からゾーン解除の要望というものは1件あったと伺っております。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 鷹乃杜地区が4カ所という話ございました。これは地区的に言うと、鷹乃杜の今4号線沿いの部分なのかどうか、その辺について、その地区の詳細をお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 鷹乃杜地区につきましては4カ所ございますけれども、国道4号側で3カ所、それから、鷹乃杜住宅地の西側の調整池側で1カ所の合計4カ所になっております。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 私も前に鷹乃杜に住んでいましたし、課長も鷹乃杜に住んだ方ですので、わかると思うんですけれども、4号線を通ると、あそこは建築ブロックちゃんと積んであるんですよね、きれいに。あのようなきれいなブロックを積んだ擁壁もレッドゾーンに入るんですかね。その辺、私ちょっと土木のほうは本職ではありませんけれども、ちょっとその辺が疑問に残るんですけれども、どのような関係でその辺がひっかかってくるのか、多分、詳細まではわからないと思いますので、概要だけでも結構ですので、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 建設部長。
○建設部長(伊藤 正君) 土砂災害警戒区域に指定するための基準と、それから、あとは開発行為に伴ってそういったのり面をつくる場合の基準と、2つございます。その基準が一緒であれば特に問題ないんですが、開発の基準で特に問題がないというような構造であっても、土砂災害警戒区域のほうがもう少し厳しい基準になっておりますので、開発して整備したところでも、そういうレッドゾーン、もしくはイエローゾーンになる可能性があるということでございます。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 広島で大きな事故が発生したから、このようなことが起こったと私は認識しております。特に広島空港から広島市内に向かうとき、リムジンバスなんですけれども、見ると、山の中腹を削って造成しているようなところがございます。富谷とまるっきり違った造成の仕方だと私は見てきました。
その中で、例えば、鷹乃杜も今まで地震を2回ほど、私も宮城沖地震を経験しております。そのとき、あの場所、今4号線の場所に関しては、崩れたと私は見たことないんですけれども。多分、あれは岩を削って建築ブロックを積んだのではないかと私は思っています。その辺をボーリングまでしてちゃんとやったのかどうか。多分、宮城県のほうでしっかりやったと思うんですけれども、その辺はちょっと市のほうで確認しているのかどうか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 建設部長。
○建設部長(伊藤 正君) 鷹乃杜地区の開発の際にはまだそういった開発に関する基準がまだなかった時代でございます。当時、ボーリング調査をした上でああいった構造にしたのかというものについては、そういった資料は残っておりませんけれども、現在、あそこのところ、ブロックの裏側をちょっと見たことがありますけれども、ほとんど岩の状態で、そこを切ったところに、表面にブロックを積んだような形ですので、ブロック積みであののり面を押さえているのではなく、のり面自体が安定しているような構造になっているというふうに認識しております。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) それを規定する関係は、前にもお聞きしましたけれども、角度関係とかそういうことで、のりの角度関係とかで規定されると私は思っているんですけれども、造成当時に施工業者が、造成業者がその辺を確認したかどうかわからないという話聞きましたけれども、実際に県のほうで調査したときにはボーリングはしているのかどうか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 建設部長。
○建設部長(伊藤 正君) 土砂災害警戒区域の指定に当たりましては、ボーリング調査とかを行うのではなく、現在の地形を見た上で判断するということになります。高低差が5メートル以上、それからのり面の傾斜自体が30度を超えるかどうか、その基準両方を超えたものがそういった警戒区域になってくるということになります。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 私も昔のことで、詳しいことはちょっと忘れましたけれども、45度の角度で行って2メートルのバックを設けてということで、傾斜地の造成関係、私ちょっと頭に入っていますけれども。今、これから例えば造成する場合、今、富谷のほうでも、先ほど同僚議員からもいろいろ話ありましたけれども、今後の開発に関して、富谷市のほうではどのような対応をとっていくのか、この辺について。非常に買い主に対しては大きな問題だと思うんです。その辺をお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 建設部長。
○建設部長(伊藤 正君) 土砂災害防止法が指定されて以降、そういった新たな開発に伴いまして、開発上は問題がなくても、そういった土砂災害防止法のレッドゾーン、イエローゾーンにかかる可能性がある場所については、そういった、最低でもレッドゾーンにかからないような形での整備というものをお願いしているところでございます。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 造成関係に対しまして、開発指導要綱というものがありますよね。その辺で、開発指導要綱関係を使って、はっきりとその辺をうたっていただいて、今後このようなことのないようにやるように、ひとつ、その辺について再度お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 建設部長。
○建設部長(伊藤 正君) 開発指導要綱の見直しにつきましては、そういった技術面での見直しというものも今後検討していきたいというふうに考えております。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 続きまして、16年目を迎えたごみのポイ捨て条例ということでお伺いいたします。
先ほど、条例制定当時と現在ではごみは削減しているかということで、数量は把握していないけれども、平成23年度、巡回とかいろいろなことをやっているということで、3分の1ほどに減少しているということなんですけれども、この辺に対して、家庭の最近5年間くらいのごみは、家庭のごみは私はふえているのかと思うんですけれども、この辺についてお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) 家庭ごみにつきましては、平成26年度が1万3,506トン、27年度が1万3,383トン、28年度が1万3,152トン、29年度が1万3,343トン、30年度が1万3,095トンということで、ほぼ横ばいの状態でございます。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 巡視員の方が巡回しているという話をお聞きしました。この巡視員の巡回回数なんですけれども、どのように巡視しているのかどうか、詳細についてお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) 巡視員につきましては、5.5時間のパートでございまして、週4日の年間約200日の勤務となってございます。業務につきましては、放射線量の測定ですとかごみ集積所の巡回、不法投棄監視パトロールなど、全て現場作業となりますので、市内一円を回る中でポイ捨てや不法投棄を発見した際は早期回収するようにしております。このことから、巡回日数としては約200日というところで考えてございます。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 放置されているごみの件につきましては、紙ごみとかティッシュ、雑誌、弁当箱、空き缶、それからペットボトルという話がございました。私は富谷市に住んでいる住民が捨てているとは余り考えたくもないし、思いたくもないんです。実際に、車の中からポイ捨てしていく人は、私、数回、何度か見ております。この辺について富谷市のほうで把握しているのかどうか、この辺についてお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) 特に民家の少ない道路脇ですとか、あとは退避所等に捨てられるケースが多いものでございますから、道路に面してごみの散乱が多い状況ですので、市民以外に通過車両からの投棄もあることと認識しているところでございます。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 市のほうもちょっと認識しているという話なんですけれども、富谷市以外の通過車両への富谷市内へのポイ捨て禁止条例等ありますよというような認識の方法というか、何かで、横断幕とか、のぼりとか、早く言えば、これはちょっと大げさかもしれませんけれども、その辺に関して、市のほうでは考慮したことはございますか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) 議員のおっしゃる横断幕ですとかのぼり等は、特に行っていない状況でございます。条例の周知は特に行っていないんですけれども、看板の設置により、市民以外の通過車両等も含めて、巡視員の早期発見、早期回収により、ごみの散乱が新たなごみの投棄を生まないように努めているところでございます。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 看板の設置に関しては、先ほど二百数カ所という話ございました。私も看板、いろいろな看板を見ております。やはり、ごみのポイ捨ては、看板の設置してあるところは、非常に粗大ごみ関係が捨てられるような場所には、看板は設置してあります。ただ、車からのポイ捨てはなかなかその辺は難しい。やはり、車が走っていきますと、一番ひどいのは、私が見たのは、信号の交差点でとまって、そこで吸い殻をばらばらとまいていった人も確認はしております。その辺のやはり富谷のほうで条例がありますよと。罰金がありますよということを今後その辺を何らかの方法で、私はやっぱり知らせるべきじゃないかと思うんですけれども、その辺について、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) 看板の種類もさまざまございまして、今現在、市のほうでは7枚ほどの種類で行っているところでございます。確かに罰金について記載してある看板もございますので、そちらも含めて、今後、検討していきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) それは私もわかるんですけれども、要は、私が今言っているのは、通過車両に対して、通過車両の見えるところに、見えやすいように看板なり何らかの方法を考慮していただけないかということで私今質問しているところでございます。それについて、再度お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) その件につきましても、のぼりとか、議員さんのほうからありました横断幕等も含めて検討をさせていただきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) じゃあ、今後、ひとつよろしく検討のほどをお願いいたしたいと思います。
続きまして、ふんの放置についてです。犬のふんの放置。
犬のふんのほうもなんですけれども、放置されている場所、やはり多い場所、多分あると思うんですけれども、これはどのような場所にやっぱり多く捨てられているのか。市のほうで把握している範囲で結構ですので、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) 一般的に散歩しながらのふんの放置ということになりますので、やはり道路上ですとか、歩道、あと、公園等が多く目立つ状況でございます。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 犬のふんも、そのままふんを、その場で用を足していくというのもありますし、ビニール袋に入れたまま置いていくというのも何度か見かけております。ひどいのは、大きなビニール袋に小分けのビニール袋に入って数個入っていました。五、六個入っていました。そういうこともありますので、この辺は把握しているのかどうか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) 持ち帰らずに、そのままビニール袋に入れて放置しているというところも何件か確認しているところでございます。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 犬のふんの放置防止についてなんですけれども、先ほど答弁のほうでもございましたイエローチョーク、私の論旨でも話したんですけれども、この件について、東向陽台で何かやったと話聞きましたけれども、これのまず初めに、どのような成果があったのか、その辺についてお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) 昨年の10月中旬から約1カ月間実施いたしまして、結果としては、期間中に放置があった件数は55件、それで再確認の際に回収が確認できたのは19件と、回収率は約35%でございました。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 結構な、やはりやったかいがあったのかなと私は考えますけれども。犬のふんについてもそうなんですけれども、猫のふん、結構、私の庭なんかでも同じところに猫のふんがあるんですね。この辺について、猫のふんについて、市のほうの取り組みというか、市の考え方もちょっとお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) 猫のふんの苦情につきましても、年数回、何件かある状況でございます。原則、猫につきましては保健所が対応することとなりますが、市のほうに問い合わせがあった場合は、忌避剤の使用ですとか、猫が寄りつかない方法、また超音波発生器の使用などを紹介しているところでございます。
また、猫につきましては、犬のように登録制ではないため、買い主の限定がとても難しい状況にありますので、野良猫も含めまして、苦情等の対応は保健所と連携しながら行っている状況でございます。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 今後の大きな課題かなということで私は考えます。猫も今放し飼いということで家から出していますけれども、いろいろなネットなんかで調べますと、家の中で飼ってくださいというようなことも今話されていますので、この辺も将来的に市のほうでも考えるべきことじゃないのかなと考えております。
続きまして、市内での犬の飼育状況というか、犬の注射をやっていますので、その辺は把握していると思いますので、この辺をちょっとお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) 登録件数になりますけれども、5月末現在で3,223頭となってございます。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 3,223頭という今お話ございました。これは数年来、余り変わっていないのか。この辺の犬の飼育状況に増減があるのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) 登録件数につきましては、若干減ってきてはいるんですけれども、また新しい団地等が開発されてきまして、新しく入った住民の方が飼い始めて、昨年に比べれば登録件数はふえている状況にございます。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 次は、4つ目の粗大ごみの放置状況についてということでお伺いいたします。
粗大ごみの種類についてお伺いいたします。以前は古タイヤとか家電の電気製品関係、自転車等、いろいろなものが放置されてあったんですけれども、今現状としてはどのような粗大ごみが多いのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) 平成30年度になりますけれども、やはり古タイヤ、自転車、テレビ、冷蔵庫、畳等がございますけれども、いずれもごく少ない量ですので、さほど、以前に比べれば多くない状況でございます。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 非常に担当課というか、富谷市を挙げていろいろ取り組んでいるので少なくなったと思うんですけれども、今後とも、やはり少なくなることを願うばかりでございます。
続きまして、清掃センターに搬入された粗大ごみのここ5年間、わかれば、3年から5年くらいの間でどのようなごみの量になっているのか、粗大ごみについてお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) 放置されている粗大ごみの量でよろしいでしょうか。集積所に出されたルール違反ごみを含めた量となりますけれども、平成26年度が7.28トン、27年度が4.63トン、28年度が4.68トン、29年度が4.62トン、30年度が5.04トンとなってございます。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 放置禁止の看板、5つ目の質問だったんですけれども、放置禁止看板等の設置状況ということ、今後の対策についてということでいろいろお話ございました。イエローチョークに関しまして東向陽台ということでお話ししたんですけれども、イエローチョークを今後啓発していきたいと考えていますけれども、これは各自治区、町内会のほうに今後どのようにやっていただくのか、その辺の計画があればお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) イエローチョーク作戦につきましては、5月に開催された環境衛生推進員会議のほうで推進員さんのほうに紹介させていただいたところでした。今度、7月に開催されます行政区長会議のほうでも改めてご紹介させていただいて、市のほうでできる支援等々を含めましてご説明させていただいて、今後積極的に紹介していきたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) これと同様に、先ほど私論旨でも話しましたけれども、牛乳パックということで、イエローチョークはあくまでも平たんな地、舗装されたところとか、そういうふうにイエローチョークで書けるような場所しかできないので、やはり、芝とか、砂利とか、砂とか、そういうところには私はできないと思います。それで、それと含めてやはり牛乳パックの方法も考えるべきじゃないかと思うんですけれども、この件についてもお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) 議員さんのおっしゃる牛乳パックの件も含めて、砂利とか、砂とか、その辺の場所で実施できるようなものについても今後検討していきたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 罰金が適用されたことはないというような話ですけれども、罰金まではいかないが、注意勧告とかいろいろなことがあると思うんですけれども、その辺について、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) ここ5年の状況でございますが、実績は特にございません。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 16年前に配布しましたもの見ますと、3万円以下の罰金とかということで、富谷市内の道路、公園等の公共の場所及び他人の土地に空き缶、空き瓶、紙くず、たばこの吸い殻、チューインガムのかみかす等のごみを捨て、回収命令に従わないとき。また、犬を散歩させる者が富谷市内の道路、公園等の公共の場所及び他人の土地にふんを放置、回収命令に従わないときとあります。
また、5万円以下の罰金は、これは自動販売機なんですけれども、容器入りの飲料を販売するところが、場所に空き缶等を回収する容器を設置せず、勧告に従わないときとありますけれども、これは今現在でもこのような考えでよろしいのか、結びになりますが、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) 3万円以下の罰金、5万円以下の罰金の適用につきましては、議員さんのおっしゃるとおりで、現在も変わらない状況でございます。
○議長(相澤 榮君) この際、午後2時まで休憩します。
午後 1時46分 休憩
午後 2時00分 再開
○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
山路清一君の一般質問に対する答弁に関し、訂正発言を求められていますので、発言を許可します。建設部長。
○建設部長(伊藤 正君) 先ほどの山路議員の再質問の際、本来ですと土砂災害警戒区域、いわゆるイエローゾーンとご説明すべきところをレッドゾーンと申し上げた部分がございましたので、訂正させていただきます。
○議長(相澤 榮君) 一般質問を続けます。13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 私は、通告に従い2件質問させていただきます。
まず初めに、「市民を守る安全対策は万全ですか」と題し、質問いたします。
新しい元号令和の時代を迎え、引き続き平和への歴史を刻み始めました。
日々の生活においては、安全で安心して暮らせることがごく当たり前であるはずなのに、テレビの画面からは痛ましい、悲しい事故や事件が報道されております。児童・生徒を脅かす事件、交通ルールを守らない運転者、記憶に新しい池袋の高齢者ドライバーが暴走して12人が死傷した事故、園児の列に車が突っ込み2人の園児が死亡、川崎市では悲惨な事件も発生し、また、工事関係者を装い教室に侵入するなど信じがたい報道ばかりです。規則や法律があっても一瞬のうちに加害者や被害になってしまう。とても残念なことです。
池袋の事故では、ご遺族の方のコメントに「最愛の妻と娘を突然失い、涙することしかできず、絶望しております。私たちの未来は一瞬で奪われてしまいました。悔しくて悔しくて仕方がありません。妻と娘のような被害者と私のような悲しむ遺族を絶対に出してはいけない」と。この報道に多くの国民が涙しました。世間の反響も大きい。
友人からも高齢の父に運転免許証返納を勧めたという話を聞きました。
本市は、大動脈の国道4号が走り、商業施設などの活性化もあり、車の往来や交流人口も大変多くなり、混雑する箇所もふえてまいりました。各地域においてさまざまな取り組みが行われ、努力されていることもうかがえますが、市民や特に高齢者の移動手段にデマンド交通の導入や運転技術を維持・向上するための対策推進と今回の議案に条例改正で運転免許証返納者への支援が示されておりますが、さまざまな角度から交通事故防止策を講じ、早期に協議すべきと思います。
また、通学路については、安全対策を改善するため、ガードレールや防護ポールなども積極的に設置をすべきであると考えます。
そして、地震や豪雨災害など今後も懸念され、一昨日も新潟で6強の地震があり、一瞬、東日本大震災の恐怖がよみがえりました。今後も防災・減災に積極的に取り組む必要があるという観点から、これまで危険箇所の改善を求める要望に対する対策を問います。
そして、不審者情報も頻繁に発信されております。内容の重複はあるにしても、より一層の安全対策は必要です。
みやぎ学校安全推進計画の学校安全3領域では、災害安全、交通安全、生活安全として進められております。特に、東日本大震災後は災害に対する強化が進められました。そして、生活安全では、防犯カメラなどの設置等が求められ、本市においても防犯カメラ設置が進められております。放課後児童クラブを利用する子供たちも多いことから、防犯教育などの充実、危険を回避する取り組みなど、さらなる強化が急務であると考えます。学校施設の安全対策面から学校敷地内への侵入については、現在の状況で問題はないのか。門扉などの施錠についてお伺いをいたします。
1、町政から市政に施行し、市民の命を守る安全対策の環境整備と支援拡充はどのように変化しましたか。
2、安全対策への成果と課題を伺います。
3、これまでの点検で改善が必要とされながらも、未整備となっている箇所についての今後の対策は。
4、学校安全計画に校門の門扉や施錠などの対策が盛り込まれていると思いますが、富谷市の現状と対策についてお伺いをいたします。
5番につきましては、午前中の質問に答弁をいただておりますけれども、再質問を準備をしておりましたので、通告どおり、5番として、全国的に支援が広がる運転免許証返納者への支援拡充を求め、質問をいたします。
2問目は、「市民交流施設整備を」と題し、質問をいたします。
図書館整備や公営墓地とパークゴルフ場の新設に向けて、それぞれが市民の切望する取り組みであり、積極的な市政運営であると評価できます。
そのような中で、常に市民の声として上がっているのは全天候型の市民交流施設です。
地域経済の活性化と観光需要の創出を目的に産直販売所、地元活用レストラン、子育て支援施設等を併設した富谷市ならではの交流拠点整備は、まち・ひと・しごと創生総合戦略として情報発信にもつながり、年齢問わず、コミュニティーが生まれ、市民の活力にも大きな役割を果たします。そして、国道4号や三陸自動車道へのアクセスもよく、地の利を生かした形で市外・市民の緊急避難所としての役割を果たせるような交流施設を求めるものです。
持続可能で魅力的なまちづくりの推進を図るために、特に子育て世代の多い本市には欠かせない施設となることから、以下、質問をいたします。
1、全天候型の遊び、健康増進、食事など市民が市内で交流できる施設の整備を求め、今後に向けた取り組みをお伺いいたします。
2、まち・ひと・しごと創生事業と子ども・子育て事業など、連携を図り、総合戦略として取り組むべきであると思いますが、ご所見をお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの浅野直子議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1、市民を守る安全対策は万全ですかの問い1と問い2については関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
市民の命を守る安全対策につきましては、町政、市政にかかわらず、町政懇談会、市政懇談会、市長への手紙、メールなどさまざまな機会を通してご意見を頂戴しており、最重点項目の一つとして、その都度、環境整備を含めた対策を講じてまいりました。
また、通学路の安全につきましては、毎年、通学路における安全施設整備要望調査を実施をしており、大和警察署を初め、関係団体のご協力をいただきながら所要の改善を図っているところであります。
また、報道でご承知のとおり、先月、大津市で発生した保育園児らの列に車が突っ込んで16人が死傷した事故を初め、全国でとうとい命が失われるという大変痛ましい事故が多く発生をしております。
本市といたしましても、同様の事故が発生しないよう、危険箇所の点検、安全運転励行の周知等に努めてまいります。また、信号機や一時停止などの交通規制に関しましては、大和警察署を通じて宮城県公安委員会に対し継続要望をしてまいります。
次に、不審者対策につきましては、昨年度、各中学校区ごとに1台ずつ防犯カメラを設置をし、これまでのところ一定の成果を上げているところであります。今年度も引き続き各中学校区ごとに1台ずつ増設することとしておりますので、市民の安全・安心に資するものと考えております。
問い3、これまでの点検で改善が必要とされながらも未整備となっている箇所につきましては、ご質問にありました防火水槽ネットの張りかえに係る今後の対策につきましては、昨年度、防風ネットで応急補修を行いましたが、本年度予算で、破損部分だけでなく全面を張りかえる修繕工事を行い、今月13日に完成をしております。
また、大清水から、あけの平に抜ける市道の安全対策につきましては、本年5月27日に国土交通省東北地方整備局仙台河川国道事務所と改めて協議を行い、今後、安全対策に係る意見交換を開催することといたしました。
なお、市単独で対応できない事案については、関係機関と情報を共有するとともに要望活動を継続するなど、改善に向け努力してまいりたいと考えております。
問い4、学校安全計画についての富谷市の現状と対策につきましては、各学校では、新年度ごとに学校を取り巻く地域性や環境など実情に応じた教育計画を策定しており、その教育計画に沿って学校運営を行っております。教育計画の中には、学校の安全管理についても盛り込まれており、校舎等の施錠や来校者の確認方法など事細かな対応策を定め、児童生徒が安心して安全に学校生活を送れる体制を整え、対応しているところであります。
問い5、運転免許証返納者への支援策といたしましては、運転免許証を自主返納された60歳以上の方を対象に、申請に基づき市民バスの無料乗車証を交付しております。
なお、昨年12月に規則の改正を行い、年齢要件を65歳から60歳に拡充しております。また、高齢者・障がい者外出支援乗車証「とみぱす」につきましては、菅原福治議員の答弁でも申し上げましたとおり、本定例会議案第4号に上程しておりますが、来年度より交付対象要件に60歳以上の免許返納者も加えて拡大し、運用してまいりたいと考えております。
質問件名2の「市民交流施設整備を」の問い1でございます。
子供たちの遊び場を含めた全天候型の施設につきましては、これまでも要望いただいており、必要性については十分に認識をしているところであります。一方で、今後は図書館などの施設整備が行われ、その後の施設運営費用など、市全体の歳出が増加することが見込まれていることから、本市の課題の一つとして受けとめ、引き続き検討を続けてまいりたいと考えております。
問い2、本市の地方創生総合戦略におきましては、基本目標3として、未来を担う子供たちを育てる環境のさらなる充実を掲げており、これは国の総合戦略の基本目標、「若い世代の結婚、出産、子育ての希望をかなえる」に対応した目標となっております。本市では、具体的な施策として、(1)待機児童ゼロの実現に向けた保育施設の整備、(2)子育て世代包括支援センターの整備、(3)全小学校敷地内への児童館または児童クラブ室の整備、(4)子ども医療費助成の対象年齢を18歳まで拡大などについて取り組むこととし、特に子育て支援関連の事業について、これまで着実な取り組みのもと成果を上げてきたものと考えております。
現在、国におきましては、第2期の総合戦略策定作業が行われておりますが、国における現在の基本目標は大枠で維持されるものと推察されます。本市の総合戦略におきましても、国の基本目標である若い世代の結婚、出産、子育ての希望をかなえるための施策は引き続き不可欠であると認識しております。
ご提案の施設整備につきましては、現在のところ、総合戦略に明記することは想定しておりませんが、課題の一つとして他の自治体の事例などの情報収集を継続してまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 市民の安全面につきまして、今ご答弁をいただきました。安全対策におきましては、市民、また、地域、警察、行政、さまざまな連携が一番重要ではないかと思います。
団地におきましては、高齢化の進んでいるところで、支援をしたいけれども、という気持ちは多くあるんですけれども、なかなかそういったところに自分がボランティアとして入れなかったり、そういった方々もたくさんいらっしゃいます。安全面について、団地の格差においての支援の仕方、このことをどのように考えていらっしゃるか、お伺いをいたします。
それから、交通関係については、さまざま今ご答弁をいただいたんですけれども、やはり運転免許についてのところにおきましては、返納につきましては、自家用車を利用する方が多いということがまずこの富谷市では大変数字として出ておりますので、この今まで自家用車を利用していた方々が今後高齢化となり運転ができなくなった、そのときの対策として、やはり今からしっかりと、デマンド交通であったり、さまざまな支援の施策というのは大事ではないかと思います。
条例改正、今回の議案の中に出てきておりますけれども、60歳からということでありましたけれども、果たして60歳からの方々の人数というのはどれぐらいの幅になるのかなというところも考えます。そうしますと、やはり、先ほど午前中のお話にもありましたけれども、やはり高齢者に対する支援というのはもっと充実すべきではないか。また、運転免許の返納について、もっともっと市民の足、移動手段、そういったものに特化した施策の推進というのは必要ではないかというふうに思います。
それから、学校敷地についてのお話でございました。例えば一例を申しますと、あけの平小学校におきましては車どめが正門の前にございます。そして、当然のことながら、どの学校におきましても児童クラブが併設となっているわけなんですけれども。こういった児童クラブの子供たちへの守り、見守り、そして、これからの帰宅時間、そういったところにおいて必ずしも親御さんが迎えにくるということではないようでございますので、そこら辺の安全対策についてはどのような周知をしているのか、指導をなさっているのか、そのこともお伺いをさせていただきたいと思います。
それから、2問目のところの全天候型の施設につきましてですけれども、戦略の中にはというところのお話がございました。しかしながら、やはり先輩議員や同僚議員がこの間ずっとこの施設においての要望がたくさんございました。だけれども、やはり図書館建設や墓地、パークゴルフ場、それとはまた違う形で、やっぱり当然予算の必要なことでもありますので、大変予算がかかるということもわかります。だけれども、地方創生の中で交付金を使えるのであれば、特化して、そして何かとタイアップをするというのは先ほど論旨の中で申し述べさせていただきましたけれども、国道4号を走る車、また、そういった方々の避難場所となるのもいいのではないかと。それから、市民の皆様がやはり公民館等だけではなくて、市民の皆様がやっぱりここに集ってよかったと。そして、人の交流があれば、仕事もそこに生まれますし、集えると。ですので、やはりまち・ひと・しごと創生事業と、その施設の合体といいますか、有効な施設のつくり方、道の駅に特化するのではなくて、もっと幅広い形の戦略ができないものか。再度、このことについてもお伺いをさせていただきたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) まず、1件目の最初の団地内における安全対策、議員のご意見にありましたように、やはり、今、開発が早い団地におきましては、確実に高齢化も進んでおりますので、しっかりとそういった安全対策は必要だというふうに考えておりますので、しっかりと対応をしていきたいというふうに考えております。
2つ目の免許証返納者への対策につきましては、午前中の質問でも若干お答えをさせていただきましたが、今回は、まずは60歳以上の免許証返納者に対して「とみぱす」の対象者に含めるという拡大をさせていただきますが、なお、そのほか、今年度策定しております交通戦略の基本計画において、やはりまずすぐできることということで、市民バスだったり、あとはそれ以外の地域においては、ご意見にありましたデマンドも含めながら、さまざまな形で今、今年度、計画策定に取り組んでいるところでございますので、そういったところでしっかりとそういった高齢者の方々、免許証返納者の方々の足の確保というものを最大限対応しいけるように努力していきたいというふうに考えております。
3点目の児童クラブの安全対策。これはご意見のとおり、しっかりと対応しなければいけないところでございまして、定期的に、今、児童クラブの運営につきましては、それぞれ民間の専門の法人にそれぞれ委託をしておりますが、それぞれ定期的に運営管理者の会議等も行っておりますので、そういったところでしっかりと意見交換をしながら、安全対策に引き続き努めていきたいというふうに思います。
2件目の全天候型のいわゆる交流施設ということで、防災上含めて必要性につきましては改めて私も認識をしているところでございます。財政的な部分もありますし、いろいろな部分あります。今のところはまだ計画に入っておりませんが、きょうのご意見を踏まえて、またいろいろと今後の対応につきましては他自治体の取り組み状況等を含めながら調査検討をしていきたいというふうに思っております。
以上です。
○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) やはり地域の安全というのは、本当に市民の命を守るというところにおいては、これでもか、これでもかと、本当に対策を講じていかなければいけないなというふうに思います。どういう場合においても加害者になったり、被害者になったりというところがあります。そういうことを聞くたびに心が締めつけられてしまいますので、やはり、これで万全ということはないと思いますが、さらなる努力を求めたいと思います。
もう一つ、済みません。学校関係のところの施錠につきましてなんですけれども、これは施錠はつけなくてもいいと。確認といいますか、施錠はつけなくてもいいのか。車どめだけの対応で大丈夫なのかというところをまず確認をとっていきたいと思います。
そして、裏門もございますけれども、そういったところは自由に出入りができます。そのことについて、夜間の出入りもあるわけなんですが、そういったところにおいての安全対策というのはいいのか。
施設内での、施設の敷地内での安全対策というのは万全であるのかというところを問いたいと思います。ここのところはしっかりと、やはり施設の窓ガラスが割れたりということもあったりするわけなので、非常に学校敷地内も財産でございます。ましてや、子供の命を守る、しっかり、そこがまた子供たちの活動の場所でもございますので、施錠を求めたいと思います。
そして、インターホンの設置などというのは、門扉のところには要らないのか。そのことも確認をさせていただきたいと思います。
それから、全天候型の施設についてなんですけれども、やはり5万人都市の5万人の市民が集える場所というのが余りにも市内には少ないと思います。そして、図書館整備とか、先ほども申し上げましたが、パークゴルフ場、墓地といいましても、それはそれなんです、やはり。やはり市民にとっての雨天時に、「じゃあ、どこに行くの」、「雨天時に商業施設に行ってお金を使うの」と。そういう施策ではやはり納得はいかないですよね。やっぱり、市民が健康や食育、そして、交流の場、本当に集える場所というのは、市になりましたときからもずっと施策の机上の上に持つべきではなかったなと、少し遅いのではないかなという気がいたします。このことを再度、避難所も含めた、そういう対策を講じた施設が絶対必要であるというふうに思いますので、このことについてのご所見をお伺いをいたします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 学校の施錠関係につきましては、後ほど担当のほうから答弁をさせていただきたいというふうに思います。
安全運転の、これは運転する側、いわゆる被害者、加害者、お互いにならないように最大限努力していきたいというふうに考えております。
2件目の再々質問でいただいた全天候型施設、ある意味、今回、ハード事業につきましては、当初、市制施行を迎えるに当たって、総合計画、やはり市になることが目的ではなくて、どんな市をつくっていくかが大切であるということで、市民の皆さんにアンケート調査をさせていただき、または地区懇談会等を繰り返し行って、総合計画を策定をさせていただきました。
その際に、アンケート調査の中で、必要な施設等の調査の中で、実は図書館等を、いわゆる優先的に上位の、高かったところから実は総合計画に加えさせていただいて、重点施策として取り組んでいるところでございまして、その際に、議員のご提案の全天候型の市民の集える施設というのがそこには入っていなかったものですから、新たな視点ということになりますので、その辺は今後の課題として捉えさせていただきたいというふうに思います。
まずは、今のところは総合計画の中で、市民の皆さんからいただいた優先順位の高かったものから取り組みをさせていただいているということでご理解いただければというふうに思います。
○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) 車どめ関係の敷地内の施錠とか、そういった部分については、取り決めというか、決まったことがございませんので、先ほど答弁にありましたとおり、その学校の実情に合わせて学校がしっかりと安全な部分での計画というか、策定をして、それに沿ってやっております。
それから、インターホンの関係ですけれども、全ての学校が玄関を閉め切っておりますので、来客対応ということで、チャイムとか、インターホンとか、そういったものは設置しておりましたので、そちらで対応をしている状況でございます。
○議長(相澤 榮君) 次、2番青柳信義君でありますが、本日、欠席の通告があり、会議規則第62条第4項の規定により、通告の効力を失うこととなっておりますので、これをもちまして本日の一般質問を終わります。
これで本日の日程は全て終了しました。
本日はこれにて散会いたします。
お疲れさんでした。
午後 2時27分 散会
令和元年6月21日(金曜日) 午前10時00分 開会
日程1 | 会議録署名議員の指名 | ||
日程2 | 一般質問 | 4番 長谷川 る 美 議員 | |
1 | 子供たちの安全を守るためには | ||
2 | 本市における認知症対策は | ||
15番 佐 藤 克 彦 議員 | |||
1 | 富谷市のスポーツ振興策は | ||
5番 畑 山 和 晴 議員 | |||
1 | 成田二期東・西土地区画整理事業について | ||
2 | エコーズの練習場所確保について | ||
3番 若 生 英 俊 議員 | |||
1 | 富谷市まちづくり産業交流プラザ(とみぷら)運営の経過と成果について問う | ||
2 | 富谷市民図書館の規模の見直しと規模に見合う事業費確保について改めて問う | ||
19番 安 住 稔 幸 議員 | |||
1 | 子育て支援事業の休日開催について | ||
2 | 交通対策について | ||
3 | 高校生の通学費の助成について |
議事日程のとおり 午前10時00分 開会
○議長(相澤 榮君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。
○議長(相澤 榮君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、4番長谷川る美君、5番畑山和晴君の2名を指名いたします。
○議長(相澤 榮君) 日程第2、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 皆さん、おはようございます。
通告に従いまして、2問、質問いたします。
質問件名1、子供たちの安全を守るためには。
5月28日、川崎市の住宅街でスクールバスを待っていた小学生ら20人を男が襲撃し、包丁で次々に刺す凄惨な事件が起きました。小学6年生の女子と別の子供の父親の2人が命を落とし、児童16人と保護者1人の計17人が重軽傷を負いました。今回の事件で亡くなられた方の恐怖、被害者の家族の皆様が受けた心身の深い傷を思うと、言葉もありません。改めて深い哀悼の意をささげるとともに、心よりお見舞いを申し上げます。
また、その現場にいた数十人の児童は、凄惨な光景を目の当たりにしたと思いますが、そのことによる心の傷が心配です。支援チームを送る神奈川県や川崎市は、全力で学校を支えてもらいたいと思います。
学校の安全対策自体は、大阪教育大附属池田小学校で2001年に起きた児童殺傷事件以降、強化されました。現在では、100%近い学校が学校安全計画を策定し、防犯カメラの設置が進み、侵入者への対応訓練も行われるようになったと思います。
しかし、犯罪から子供を守り抜くのは容易ではありません。通学路の安全はたびたび問題になっています。
一昨年、千葉県松戸市で、登校中のベトナム国籍の小学生が殺害されました。昨年5月にも、新潟市で下校中の女児が犠牲になり、文部科学省は改めて学校に通学路の点検を求めていました。
登下校の安全対策の基本は、子供を一人にしないことです。集団登下校は子供を守る手段です。そのためには、地域防犯体制のより一層の充実も図らなければなりません。子供の登下校時には、警察官が集中的に巡回するほか、街頭の防犯カメラの増設、警察による地域住民を対象にした防犯教室や防犯診断などの充実や、教員に加えて警備員を配置するなど、地道な努力を重ねる必要があります。
不審者の情報などを学校と地域と警察が共有し、子供の命は何があっても守るというかたい決意で犯罪の未然防止に努め、さらに身近なところから取り組むことも必要であると考え、以下質問いたします。
1、今回の事件を受け、本市における登下校時の防犯対策の現状をどう認識していますか。
2、昨年5月、新潟市で下校途中だった小学2年女児が殺害された事件を受け、政府は通学路安全強化策「登下校防犯プラン」をまとめましたが、本市での対策は。
3、学校や警察と連携して今回のような事件を防ぐ対策は。
4、近年、地域の防犯ボランティアの担い手が不足し、子供が一人で歩く見守りの空白地帯が生じています。防犯ボランティアの現状と空白を解消するための方策は。
5、本市では今回の事件を受け、どのような心のケアがなされましたか。
次に、質問件名2、本市における認知症対策は。
政府は、5月16日、認知症対策の強化に向けて新たに策定する大綱素案を示しました。内容は、団塊の世代が75歳以上になる2025年までを対象期間とし、認知症の有病率を下げる数値目標を掲げたのです。発症の予防や発症後の進行をおくらせる対策を強化することが柱で、70代の人口に占める認知症の方の割合を6年間で6%減らすことを目標としていました。誰もが認知症になり得るという考え方のもと、認知症の方やその家族の支えになる認知症サポーターを20年度末までに1,200万人養成するなどの目標も掲げてられておりました。
ところが、根本 匠厚生労働大臣は、今月4日の記者会見で認知症対策の新大綱に盛り込む予定だった予防に関する数値目標を取りやめる考えを正式に表明しました。数値目標の設定に反対している認知症の方や家族から、「頑張って予防に取り組んでいながら認知症になった人が、落第者になって自信をなくしてしまう」という意見を真摯に受けとめたと理由を説明しました。目標ではなく、予防の取り組みの結果として目指すと表現を修正すると述べました。
医療の発達、栄養状態や衛生環境の改善などによって、人生は100年時代を迎えています。認知症になった方が尊厳を保ち、安心して暮らせる社会をつくり、官民で取り組みを加速させなければなりません。
できるだけ長く健康でありたいと願う気持ちは誰にもあります。しかし、認知症の治療・予防法は確立されておりません。認知症は発症の原因がまだ解明されておらず、国内で承認されている認知症治療薬は4種類ありますが、いずれも認知症自体を改善することはできず、進行をおくらせる効能にとどまるものです。
私は、認知症になっても安心して暮らせる社会への道は途上だと思います。認知症サポーターはふえたけれども、実際に認知症の方とかかわる人は少ないといった課題や、家族の介護のために仕事をやめる人も少なくありません。
そのためにも、認知症になっても安心して暮らしていける社会保障制度を整備することが自治体の役割ではないでしょうか。認知症の人の暮らしを支えるには、医療・介護だけでなく、地域住民による見守り活動の支援や認知症の人が買い物や移動をしやすいまちづくりを行うなどの多面的に行政と地域の緊密な連携が重要だと考え、以下の質問をいたします。
1、本市における認知症対策の現状と課題、そして、今後の取り組みについては。
2、認知症に理解ある地域づくりの進捗状況と今後のあり方について。
3、ことしの夏、新たに策定する認知症の大綱によると、認知症の方が住みなれた地域で暮らし続けられる共生と、さらに発症や進行を抑える予防にも重点を置くとされていますが、本市の方向性は。
4、認知症SOSネットワークシステムの周知については。
以上です。よろしくお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) おはようございます。
それでは、ただいまの長谷川る美議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1につきましては、後ほど、教育長より答弁をさせていただきます。
私からは質問件名2、本市における認知症対策はについて答弁をさせていただきます。
まず、問い1、本市における認知症対策につきましては、各圏域地域包括支援センターに認知症地域支援推進員を配置するなど、身近な相談窓口の整備や専門医による認知症専門相談及び認知症初期集中支援推進事業など、医療連携も含めた相談事業を実施をしております。
認知症の方への直接的な支援につきましては、各種介護保険サービス等の利用により、日常生活の介護やご自宅で介護されているご家族等の負担軽減に努めております。
また、認知症の予防を含めた閉じこもり予防、介護予防の取り組みといたしまして、「とみぱす」、街かどカフェ、ゆとりすとサロンなどを実施するなど、予防対策を講じております。
課題といたしましては、認知症に対する偏見や認めたくない思いから早期相談や受診につながらない方もいることから、認知症に対する理解促進や意識の改革が必要となります。
今後の取り組みといたしましては、引き続き認知症地域支援推進員などによる予防教室や啓発活動により、早期の相談や受診ができるよう、支援に努めてまいりたいと考えております。
問い2、認知症に理解ある地域づくりの進捗状況と今後のあり方については、認知症に理解ある地域づくりを目的とした認知症学びの講座の受講者は、昨年度末におきまして1,963人の登録となりました。また、第7期介護保険計画における認知症サポーター養成の取り組みについては、重層的かつ継続的な展開を計画しております。
その一環として、今年度は教育委員会と連携をとり、中学生を対象とした講座を予定しており、若い世代から関心を持っていただけるよう取り組んでまいります。
問い3、本市におきましては、引き続き、認知症学びの講座を通して市民の理解を深める取り組みを行い、裾野を広げてまいります。また、認知症サポーターの底上げを目的にフォローアップ研修を実施し、さらなる充実を図ります。
さらに、認知症予防として、閉じこもり予防や居場所づくり、また、認知症を引き起こす可能性のある糖尿病や高血圧予防事業に継続して取り組んでまいります。
問い4、認知症SOSネットワークシステムにつきましては、大和警察署が事務局となり、黒川管内のSOSネットワークシステムが構築されております。過去にはこのネットワークにより防災無線で近隣住民の方々に呼びかけを行い、さらに消防団にご協力をいただいた結果、無事発見し、一命を取りとめた事案がございました。また、昨年は8件のSOSネットワークの発動があり、全て無事発見に至っております。
このことから、この事業は、高齢者の大切な命を守る重要な役割を担っていると認識をしております。周知につきましては、各地域包括支援センター等におきまして徘回を心配される方々に対して啓発を行っており、平成28年度では登録者が7名でしたが、現在は21名となっております。今後も周知啓発に努め、ご家族のご協力のもと事前登録者をふやし、早期発見に貢献できるよう関係機関と連携をしてまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(相澤 榮君) 次に、菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) それでは、私のほうから第1問目、子供たちの安全を守るためにはのご質問にお答えを申し上げます。
まず、問い1でございます。
今回の事件を受け、本市における登下校時の防犯対策の現状をどう認識しているかでございますが、今回の川崎の事件につきましては、理不尽にとうとい命が奪われ、深い憤りを感じております。教育委員会としましても、学校、家庭、地域の皆様及び関係機関等との密な連携強化のもと対策強化を図っていく必要があると認識しているところでございます。
問い2と問い3については関連がございますので、あわせてお答えをいたします。
登下校防犯プランの概要としましては、1、地域における連携の強化、2、通学路の合同点検及び環境の整備・改善、3、不審者情報等の共有及び迅速な対応、4、多様な担い手による見守りの活性化、5、子供の危険回避に関する対策の促進が挙げられております。
これまでも教育委員会では保護者やスクールガードリーダー、地域の皆様のみならず、交通安全協会など多くの関係機関、団体と連携を図りながら未然防止に取り組んできております。また、通学路の点検調査と対策の実施や情報の共有においては、学校、教育委員会、警察、児童クラブ等、関係機関との連携を図っております。
しかしながら、今回のような凶悪な事件を受け、これまで以上に連携強化と児童生徒へは自分の身を守るためのそれぞれの実情に応じた安全教育の徹底を図る必要があるというふうに考えております。
問い第4でございます。防犯ボランティアの現状と空白を解消するための方策はというご質問でございます。
児童の登下校時には、学校教諭や保護者、安全サポーター、スクールガードリーダーによる街頭指導を実施しておるところでございます。また、個人、地域、団体の皆様にもさまざまな場面で見守り等のご協力をいただいているところです。
しかし、全ての児童生徒に目を行き届かせるには限界があり、困難な状況にありますが、市の防犯協会等さまざまなチャンネルを通してさらなる連携を図り、安全への防止策を進めてまいります。また、学校では、登下校はもちろん、帰宅後においても一人の行動を避けるなど、安全指導の徹底を行い、家庭や地域へも今後も協力をお願いし、ともに未然防止に取り組んでまいります。
さらに、不審者対策としまして、昨年度、各中学校区ごとに1台ずつ防犯カメラを設置し、今年度も引き続き、各中学校区ごとに1台ずつ増設することとしております。
5問目、当市では今回の事件を受け、どのような心のケアがなされたかのご質問でございますが、教職員全体で共通理解を図り、児童生徒に対して遭遇した場合の対処方法や遭遇しないための対応など、落ちついた雰囲気の中で安心感を持たせながら指導を行うなど、適切な心のケアに努めております。
また、児童生徒からの不安感の訴えや相談があった場合には、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーにつなぐなど、各学校がそれぞれの状況に応じ対応しているところでございます。
以上でございます。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) それでは、再質問いたします。
初めに、子供たちの安全を守るためにはについてですが、学校において児童生徒が安全で安心な環境で学習活動などに取り組むことができるようにすることはもちろん、そのほかにも登下校時においても同様に児童生徒の安全が確保されなければなりません。児童生徒の安全を守るには、学校、家庭、地域社会がそれぞれの状況を勘案し、適切な役割分担のもと連携を図りながら学校の安全体制を整備し、行われているものと思われます。
6月5日、富ケ丘小学校サポーター対面式が体育館で開催されました。これは児童生徒と地域ボランティアの交流会でお互いの顔がわかる関係づくりを進めていく上でも重要な取り組みだと思います。その後、校長室で行われた情報交換会の場で、私は今回の事件を受けて、学校とPTA、サポーターの皆様の話し合いの場を設けてはということを提案させていただきました。
連携による取り組みを進めていくためには、連携する学校、家庭、地域ボランティアなどの関係機関が同じ目標を共有し、それぞれの活動が自主的に行われ、互いのコミュニケーションが図られることが重要です。そのためには今回のような事件があったタイミングを捉え、それぞれが同じテーブルに着き、今までの活動の振り返りや学校での児童生徒の状況、今回の事件を受けての意見や学校での指導の内容、また、今後についての話し合いなどを行い、子供たちを守る知恵を結集することが連携の強化につながり、重要であると考えたからです。このことについて、市はどのようにお考えになりますか、お伺いします。
続いて、登下校防犯プラン4には、多様な担い手による見守りの活性化とあり、(1)では多様な世代や事業者が日常活動の機会に気軽に実施できる「ながら見守り」推進とあります。児童生徒が犯罪などの危険にさらされることなく、安全安心に生活していくためには、地域の見守りの目は大変重要であると考えます。
さまざまな凶悪事件が発生している現状の中、東京都では、平成27年7月、「ながら見守り連携事業」を実施し、地域に密着した事業者である一般社団法人東京都信用金庫協会や日本郵便株式会社東京支社と協定を締結しました。日常業務をしながら子供たちを見守ってもらい、安全・安心に暮らせる地域づくりに取り組んでいます。
本市においては、ボランティアの方々による防犯パトロールや登下校時の見守り活動が活発に行われていますが、まだまだ担い手が不足しているのが現状と思われます。必要だとわかってはいても、仕事や子育て中でなかなか難しいと感じてしまう人も多いと思いますが、ながら見守り活動は誰でも行うことができる日常生活にプラスアルファの防犯活動で、防犯の視点をもって子供を見守る活動です。
また、静岡市は、今月11日、川崎市の事件を受け、通勤や買い物などの外出時に地域の見守り活動に参加してもらう市民ボランティア「しずおか防犯パトロール」実施することを決めました。18歳以上で市内在住か市内に通勤通学している人を対象に、6月下旬から市の電子申請サービスで300人を募集するということです。
誰しも子供を見守る意識は持っていると思いますが、子供を取り巻く環境が悪くなっている今だからこそ、改めて意識することや市民へ協力を呼びかけることは大切なことだと思います。本市における取り組み状況と課題についてお伺いします。
次に、児童生徒への自分の身を守るための安全教育の徹底についてお伺いします。
私は、富ケ丘小学校の安全サポーターとして、朝、ココス富谷店の前で街頭指導させていただいております。いつも感じることなのですが、ココスと消防署の間にある横断歩道を渡る児童生徒の姿に全く緊張感がないということです。友だちと楽しく話しながら自分のペースで歩き、中には、話に夢中になって信号が点滅しても急ごうともしない児童生徒もいます。右折や左折をしようと停止している車もさまざまで、十分距離をとって待っている車は少なく、比較的近い距離で待つことが多く、中には、待っている間も少しずつ前進してくる車もいます。そうかと思えば、渡っている児童生徒が途切れたそのすきを縫って走り去っていく車もあり、一瞬ひやりとすることが何回もあります。
私たちサポーターも黄色い旗を出し、時には「とまってください」と大きな声を出すこともあります。また、渡っている児童生徒に急いで渡るように声がけをすることもあります。自分の身は自分で守るという意識のもと、危険を予測して回避する力を身につけることの重要性を強く感じます。
今述べたことに対する市の見解と、安全教育を徹底するための指導についてお伺いします。
次に、認知症対策についてです。
答弁の中に、認知症の予防も含めた取り組みの中に街かどカフェの実施がありました。認知症に対し先進的な取り組みをしている町田市に2018年7月、教育民生常任委員会で視察にお伺いしました。認知症を見える化した認知症カフェは市内スターバックスコーヒーを回って実施され、若者、主婦、ビジネスマンなどさまざまな人の中にごく普通に認知症の方がお茶をすることで、無意識のうちに住民の意識を変えていこうという取り組みで、高く評価されております。認知症カフェは2016年時点で47都道府県1,029市町村で4,267運営されています。この数は、国が把握している数であり、また、現在の拡大の動きなどを考えれば実際に運営されているカフェはもっと多いと考えられます。
また、本市の課題となっている、偏見や認めたくないという思いから早期相談や受診につながらない方もいるという、いわゆる認知症初期の大問題の解決を期待されているのが認知症カフェです。認知症カフェと本市独自の街かどカフェそれぞれ目的も異なるとは思いますが、本市の街かどカフェが認知症に特化しなかった理由について、お伺いします。
第7期介護保険事業計画によると、認知症サポーターとは、認知症に対する正しい理解や認知症の方に対する接し方を学んだ方のことをいい、認知症サポーターが地域のさまざまな場面においてそれを実践する担い手のこととあります。
また、新オレンジプランの中では、認知症サポーター養成講座を修了した者がさらに学習機会を深めるとか、より上級な講座を受講していただいて地域あるいは職場の実情に応じた取り組みを推進することに今後は重点が置かれることになっています。
答弁の中に、今後の課題は認知症サポーターの底上げを目的としたフォローアップ研修とありましたが、さらにそれらを終えた方たちのさまざまな場面での活用については、どのようにお考えでしょうか。今後、増加が見込まれる認知症の方を支える支援体制にサポーターの方を組み込むなど、視野に入れる必要性を感じますが、見解をお伺いします。
認知症に理解のある地域づくりを目的とした認知症学びの講座の受講者数の増加は目に見える成果であると思います。先ほどの答弁の中に、今年度は中学生を対象とした講座を予定しているとありましたが、私は、小学校からの講座の検討を考えていただきたいと思います。現代はさまざまな情報が簡単に手に入るようになりましたが、その分、間違った情報もたくさんあります。今後、増加する認知症の方たちの助けになるためには、やはり早いうちから認知症に対する正しい理解が必要だと感じます。また、あらゆる世代で高齢者や認知症ケアに関心を持つことが、結果として、地域のサポーターの向上にもつながるのではと考えますが、市の見解をお伺いします。
最後になります。
SOSネットワークシステムを通して過去に一命を取りとめた事案があったということでしたが、ここ最近の状況はどのようになっているのでしょうか、お伺いします。
また、第7期介護保険事業計画には、今後の取り組みとして、早期発見のために当市内にも介護事業関係機関等を含めたネットワーク立ち上げとありますが、その進捗状況についてお伺いします。
○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) それでは、第1問目に関する3点のご質問について、私のほうからお答えを申し上げます。
まず初めに、議員におかれましては丘小サポーターの活動を日々、子供たちの安全安心のためにしていただいていることに、まず感謝を申し上げたいというふうに思います。
1点目の、いわゆるサポーターに関する、名前は学校ごと違いますので、見回り隊とかいろいろな名前がございますが、どこの学校でもこのような組織を持って、地域の皆さん、それから、保護者の皆さんの連携のもとに実施しているというところはございます。議員のご指摘のとおり、今後、情報交換とか、意見交換とか、やはりより密にしながら、この活動の密度を高めていくということはこれからやっぱり重要なことだというふうに思いますので、ぜひ、学校のほうと協議をしながら進めてまいりたいというふうに思います。
2点目の「ながら見守り」、いわゆる担い手に関する多様な結集ということに関してですが、今も犬の散歩とか買い物に出られる方は、このステッカーとかこれをつけて、ぜひ子供たちの安心・安全の見守りを兼ねてやってくださいという取り組みは行ってございます。しかし、これもやはりもう少し、事業所においてとか、この活動もより広めていく方向もまた学校と協議をしていきたいと思います。
もう一つ、この間、防犯に関するある専門家がある報道の中で出てきて話していたことなんですが、その場ボランティアということが今とても重要になっているんじゃないかという指摘をなさっていました。というのは、ボランティアを幾ら組織しても、そういう事件とかの場に遭遇するということはなかなかない、いわゆる未然防止という意味では大変効果がございますが。ですから、そういう事件とか事案に遭遇した場合はそこにいた方がすぐボランティアになる、担い手になるという、そういうことが必要じゃないかということを指摘されておりました。この辺についても、今後の取り組みとして進めてまいりたいというふうに思います。
3点目の安全教育でございますが、これもまさに議員のおっしゃるとおりで、基本的には自分の身は自分で守る。そういう子供たちのいわゆる自助精神というものをきちんと培っていくという方向で指導は繰り返し行ってはございます。しかし、緊張感とか危機感というものを、あおるという言葉は余り適切じゃないんですが、そうするとそれはやはり不安感とか恐怖感になっていきますので、そこは子供たちの心のケアを十分に考えながらやっていきたいというふうに思います。
私は、基本的には、危機感とか緊張感がなく、子供たち同士が楽しく話しながら友だちと軽いふざけでもいいですが、そういう状況をしながら登校できるのが一番本当は望ましいんだと思うんです。ですから、そういう環境が日本から徐々に失われていくとすれば大変残念なんですが、しかし、状況に合わせた防御策はしっかり講じていきたいというふうには思ってございます。
○議長(相澤 榮君) 次に、保健福祉総合支援センター所長。
○保健福祉総合支援センター所長(高橋弘美君) 街かどカフェの富谷市が認知症カフェにしなかった理由についてでございますが、本市における街かどカフェは認知症に特化せず、地域において幅広い方が集い出会える場、情報発信など多様な機能を有する地域の居場所として地域の方々との協働により支え合える地域づくりの推進を目的に実施しております。
街かどカフェには、地域包括支援センターの認知症地域支援推進員等が定期的に参加し、介護予防教室や学びの講座の開催を初め、各種の情報提供や相談などを行っております。今後の展開については、開催が4地区であるために、今年度さらに1カ所の開催を目標としております。
今後増加が見込まれる認知症対策として、認知症サポーターの活用についてというところにつきましては、認知症サポーターは、認知症について正しく理解し、認知症の人やそのご家族を見守り支援する応援者を地域にたくさんつくることを目的としております。今後は、認知症学びの講座を受講し認知症サポーターとなられた方を対象としたフォローアップ研修の開催を検討しておりまして、その後の活躍のところについては今後の課題とさせていただきたいと思います。
3番目にご質問のありました認知症学びの講座の小学生に対する取り組みにつきましては、今年度は中学生を対象に置いているんですけれども、その理由としましては、学んで行動に移せる可能性が高い世代として中学生を想定しておりました。また、低学年の場合においては、テキストだけでなく、寸劇などの補助的な媒体の工夫も必要であることから、まずは中学生から実施していくことを考えております。
4番のSOSネットワークについて、最近の事案としましては、昨年度は8件のSOSネットワークが発動しております。取り組みにつきましては、現行として、大和警察署内のSOSネットワークにより実際の捜索、実践等が図られておりますが、新たに市内ネットワークの構築に向けて、保健福祉総合支援センター運営協議会において検討を重ねており、現在は大和警察署との調整の段階です。今後、市内各施設、団体等への協力を求め、構築していく予定であります。
以上です。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) それでは、最後の質問、2問させていただきたいと思います。
子供は、国の社会経済の将来的な基盤を担う存在であり、地域の宝であると言われます。全国的に少子化が進む中で、その子供たちを犯罪から守ることは重要な社会的問題となっております。本市におきましても、「住みたくなるまち日本一」の将来像に向け総合計画の6つの基本理念の1つ、「守る」の中にそのことが記され、各種施策が展開されております。
川崎の事件を受けて、私自身、一人の安全サポーターとして、事件をよそ事として捉えるのではなく、何かあってからでは遅いという意識のもと、どのような目線で動けばよいのかなど、改めて考えさせられました。知らず知らずのうちになれが出てしまっているのではないかと反省し、身の引き締まる思いでした。また、いつも私と一緒に立ってくださっているサポーターの方は、今回の事件後、子供たちへの注意と周りへの注意の割合を今までの3対7から1対9にしたと話され、大変参考になりました。
犯罪から子供を守るためには、さまざまなボランティアなどによる地域ぐるみの取り組みが大変重要です。また、それと同時に、子供たちが安全で健やかに成長できるまちづくりを進めるためには、見守る大人だけでなく、子供たちを含めて地域でつながりを持ち、時には防犯の取り組みとして子供たちの協力を得ることも大切であると考えます。
先ほども質問いたしましたが、守られるだけでなく、子供自身の安全意識や対応力を高めることも大切であると考えます。子供にしか見えないこと、子供だからこそできること、子供の力を信じることによって実現できることがあるのではと考えますが、この点について、市長のお考えをお伺いします。
次の質問です。
今回、認知症のことについて質問するきっかけになりましたのは、富ケ丘・日吉台圏域地域包括支援センターのダンダンの会に参加させていただき、認知症の方を介護している家族の方のお話をお聞きしたり、それを聞いて涙を流している他の家族の姿を目にしたからです。人は、同じ境遇になって初めてその方の思いを真に理解できるものだと思います。その中の一人の方が、「富谷市は子育て支援にばかり力を入れているように感じる」と話されました。新聞の記事などを通してそのように感じていらっしゃったのかもしれません。皆さんの生の声をお聞きできたことは大変勉強になりましたし、よかったと思います。また、今回、認知症のことを取り上げさせていただいたことにより、その方たちの気持ちが少しでも軽くなることを願います。
本市における第7期介護保険事業計画の認知症施策の推進状況は、28年度においてほぼ達成されており、認知症に優しい地域づくりに向け確実に歩んでいるものと思います。そのような中、大阪府阪南市では、「認知症にやさしい図書館」づくりに取り組み、神戸市では、2018年4月1日、全国に先駆けて「認知症の人にやさしいまちづくり条例」を施行しています。
団塊の世代が75歳以上となる2025年には認知症の方は700万人前後に達するとも言われる日本は、国を挙げて、それぞれの自治体を挙げての対策は待ったなしの状況だと言われています。繰り返しになりますが、ダンダンの会の方たちのためにも、認知症対策への市長の意気込みや今後の対策などについて、再度、お考えをお伺いします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) まず、最初の1点目でございます。
富谷は子供の多い地域でございますので、これまでも子育て支援、しっかりと行ってきたわけでございますが、同様に、やはり守るというのは重要なことでございますので、市を挙げて子供をしっかりと安全に守る環境づくりをしっかりと行っていきたいというふうに思いますし、これまでも学校、家庭、そして、安全ボランティアの皆さんが連携をしながら子供を守ってきたところでございますし、さらにこれからもしっかりと守っていきたいというふうに思います。
また、そういった子供たちがみずからそういう守るということを学ぶというご意見もありました。これにつきましても、先ほど教育長も答弁いたしましたが、小中学校の保健体育、または学級活動の中で、小・中学生みずからがやはり自分たちの危険を察知して学ぶということも教育の中に取り組んでいるところでございます。そういう意味では、これからも子供たちみずからがそういうみずから危険を察知して、みずからがどういうふうに行動するかというところを含めて、教育の現場、あとまた、地域の中でも育てていきたいというふうに考えております。
2点目の認知症の問題でございます。
私も実際、祖母が長年認知症で、家族で抱えていた時期がありますので、本当に認知症を抱える家族のご苦労というのは、みずから体験しておりますので、大変だというのは十分に自分自身も認識しているところでございます。
先ほどお話ありました富ケ丘の家族会、ダンダンの会につきましては、包括支援センターの富ケ丘圏域のイチノイさんが運営をして行っている家族会でございますが、そういった活動は、これからも富谷市といたしましても、これまでも認知症学びの講座だったり、そういった機会はつくってまいったわけでございます。今後もさらに、先ほど答弁で申し上げましたように、大切なのは、認知症を地域で皆さんが同じように知るということ、早期発見につなげていくということが大事だというふうに思っておりますので、その辺をしっかりと取り組んでいきたいというふうに考えておりますし、第7期介護保険事業計画においても、ともに支える地域づくり認知症施策の推進を掲げておりますので、これからも学びの講座や早期発見に努めていきたいというふうに考えております。
以上です。
○議長(相澤 榮君) ここで、執行部入れかえのため、午前10時55分まで休憩します。
午前10時42分 休憩
午前10時55分 再開
○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
15番佐藤克彦君。
○15番(佐藤克彦君) おはようございます。
私は富谷市のスポーツ振興策について質問します。
本県には今プロバスケットボールチーム1チーム、サッカーではベガルタ仙台、ベガルタレディースの2チーム、そして、野球の楽天イーグルスがあり、県民に見せるスポーツの楽しさやスポーツを行う楽しさ、すばらしさを見せています。
また、本年は、ラグビーのワールドカップが行われ、岩手県釜石市でも試合が行われます。そして、来年の夏、国民全体が待ち望んでいた2020年東京オリンピック・パラリンピック大会が開催されます。これを期に本市においてもスポーツ振興策を見直し、多くの市民がスポーツなどに親しみ、参加できる対策の必要を感じます。
本市でも、平成23年4月に平成23年度から10年間を計画期間とする富谷町スポーツ基本計画を策定し、各種施策を実施し、スポーツの環境づくりを目指していると思います。また、総合型地域スポーツクラブが平成23年4月に設立し、現在、市と地域の連携で生涯スポーツの発展に取り組んでいると見ています。
しかし、近年の社会環境において日常的に運動やスポーツを行ったり、親しむ機会が減少しているとも感じています。先週、腰痛のため接骨院に行き、治療を受けるときの問診票で、「週1回以上スポーツを実施していますか」との調査項目がありました。仕事で体は使いますが、スポーツと言われ、戸惑いましたが、「ゼロです」と答えました。運動をしていないとつくづく思いました。
生涯にわたり誰もが気軽にスポーツ、レクリエーションに親しむ社会にすることが大切と感じました。平成29年3月の富谷市の公共施設等総合管理計画を見ると、富谷市のスポーツ施設は新耐震基準以降に建設され、まだ築30年以下の施設ですが、今後の整備計画が必要です。また、平成30年度教育要覧、富谷市の教育の中で、富谷市教育振興基本計画、基本目標4、生涯スポーツの推進で、1、生涯スポーツを楽しむ機会の充実、2、指導体制の充実、競技スポーツの普及、3、生涯スポーツを支える体制・環境の充実、(1)スポーツの拠点施設の充実、(1)ウォーキングに関する環境整備、(2)スポーツ施設・設備の計画的な整備、(2)生涯スポーツを支える体制の充実では、(1)(仮称)「富谷市スポーツ推進計画」の策定、(2)組織間の連携強化等の基本目標が書かれていますが、現状から、大変難しい計画と考えられます。
このようなことから、次の質問をします。
1、スポーツ施設の改修計画はどのようになっていますか。グラウンド、体育館等です。
2、プールの設置計画はありますか。
3、本市における市全体で行うスポーツ大会の開催計画は。
4、学校におけるスポーツ教育に対する考え方。(1)小学校の体育指導、(2)中学校のクラブ活動について。
5、地域スポーツクラブの今後の運営のあり方について。
6、スポーツ少年団に対する指導援助は。
7、スポーツ少年団等の指導者に対する指導助成等は。
以上質問します。
○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの佐藤克彦議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名、富谷市のスポーツ振興策はの問い1でございます。
スポーツ施設の改修計画のグラウンド、体育館、関連しますので、あわせてお答えをさせていただきます。
本市におけるスポーツ施設、グラウンド及び体育館につきましては、財政的な視点も含め、現在、大規模な改修計画はございません。しかしながら、昨年度においてはスポーツセンターの屋根塗装修繕工事を実施するなど、利用者の安全面に配慮した取り組みを行っております。今後も、富谷市公共施設等総合管理計画に基づき、適正な施設管理に努めてまいります。
問い2のプールの設置計画につきましては、これまでも議会、市民の皆様からご要望を頂戴しているところであります。しかしながら、財政的な側面及び適地選定等、実現には課題が多い状況であります。現在保有しているスポーツ施設についても老朽化が進み、その維持管理経費が増加しております。このことからも、プール設置については将来的な取り組みとしまして継続的に検討を進めてまいります。
問い3、市全体で実施するスポーツ大会につきましては、平成28年度で終了した町民体育祭以降、新たな取り組みにつきまして検討を重ねてまいりました。本年度中にはその内容と実施時期等についてお示しする予定としており、現在、マラソンを軸に事業内容について精査している段階でございますので、ご理解いただければと考えております。
問い4、学校におけるスポーツ教育に対する考え方の(1)と(2)については関連がありますので、あわせてお答えをいたします。
2020年から順次実施となります新学習指導要領では、生涯にわたって心身の健康の保持・増進と豊かなスポーツライフの実現が重視されております。小学校段階では、体を動かすのが楽しいと感じる授業づくりを目指しております。中学校では、スポーツに親しむことに加え、部活動も始まります。部活動は学校教育活動の一環として、同じスポーツや文化に興味と関心を持つ同好の生徒が学級や学年を超えて自主的、自発的に参加することにより、責任感や連帯感を育むことを目指しております。
なお、昨年度、富谷市内の全ての中学校におきましては、部活動での指導ガイドラインを策定いたしました。今年度は心身の発達に配慮した活動となるよう取り組んでいるところであります。
問い5、総合型地域スポーツクラブ、一般社団法人とみやスポーツクラブにつきましては、平成25年に活動が開始され、平成28年度の法人化以降も多様なスポーツ活動を展開しております。今後については、継続性が高く、財政的にも安定したクラブ経営を目指していくものと思われますが、ソフト面の展開やサービス内容等については適宜助言を行うなど、本市主催のスポーツ事業との連携、協力を進めてまいります。
問い6と問い7につきましては関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
現在、本市のスポーツ少年団は31団体が登録しており、10種目において活発な活動を行っております。スポーツ少年団に対する指導、援助につきましては、毎年、結団式、指導者講習会を開催しているほか、活動補助金として全団体に対して総額508万9,000円を交付するなど、その支援に努めております。
スポーツ少年団指導者に対する取り組みといたしましては、今年度、新たにユニセフが提唱する子どもの権利とスポーツの原則に全加盟団体が賛同し、指導者としての資質向上に努め、子供の健全な発達と成長を支えるスポーツ環境の実現を目指すことを誓いました。
指導者に対する直接的な助成制度はございませんが、引き続き、本市スポーツ協会や仙台北地区スポーツ少年団連絡協議会等と連携し、スキルアップにつながるよう必要な支援を行ってまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(相澤 榮君) 15番佐藤克彦君。
○15番(佐藤克彦君) 再度質問します。
スポーツセンター基本構想、ずっと昔あったんですよね、今から30年かな、40年ぐらい前。あの構想の中にはプールとかそういうものがあるんですが、今は全然、その構想さえなくなったのでしょうか。要は、施設の整備基本計画ができていないからかなと私は思うんです。再度、施設の整備計画を早急につくる必要を感じています。
また、スポーツセンターグラウンドの駐車場ですが、水はけが大変悪いんですね。そのおかげで駐車場のスペースを上手に使えないということもあります。この整備も早急に必要と思います。これについても答弁を求めます。
次に、大亀山の森林公園の中にウオーキングコース、たしか、あったとは思うんですが、もうちょっときれいに整備したらいかがかなと。大亀山森林公園の遊歩道というのは、大自然の中を歩く、その醍醐味があるんですよ。そういうことを考えて、これも再度答弁を求めます。
プール、確かに財政的に大変です。ですが、基本計画を立ててゆっくり準備して、将来、何十年後、10年後、20年後、そういう計画は絶対必要だと思います。その中において、今の答弁が生きてくると思います。絶対、そういうことを考えながら、再度、プールということを考えてください。それも答弁を求めます。
28年度まで、町民運動会ということでいろいろなことがありました。今回、マラソン大会をやるということで、私も初めて今聞いて、ああ、いいことですねと。町民全体が盛り上がれるスポーツ、その必要性を私常に思っております。どうか、いいスポーツ、マラソン大会になるように、そのはしりだけでもここでお知らせください。
小学校、中学校ですが、小学校の子供の運動会を見学に行くと、走り方の悪い子が多いんですね。要は、乳幼児から幼児時代の運動不足等が考えられます。それを基本にいろいろなことをやっぱり指導して、少しでも運動のできる、そして、運動を楽しく感じられる子供を育ててほしいと思います。
また、中学校のクラブについては、現在、教員の働き方改革、部活の時間の問題、定休日等、そして、専門指導員の不足等を感じています。本市の対応はどのようになっているか、再度質問します。
地域スポーツクラブですが、財源不足、指導者不足の問題があると思います。今後、市はこのような大切な地域スポーツクラブにどのような対応を行うのか、再度質問します。
現在、富谷市におけるスポーツ少年団は31団体あります。この中で、監督の表彰規程はあるんですが、コーチ等の表彰規程はないんです。同じボランティアをやっていて、監督はたしか10年だと思ったんですが、あるんです。コーチは20年やろうが、30年やろうが、表に出てこないんです。こういうことをもう一度見直しして、表彰規程の見直しを考えてはいかがと思いまして、再度質問します。
最後になりますが、(仮称)富谷市スポーツ推進計画、これはどうなっているか。そして、できたら、これの概要をお知らせください。
以上質問します。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) まず、小学校の小学生の走り方と中学校のクラブ、あとはスポーツ推進計画については、担当のほうから後ほど答弁させていただきたいというふうに思います。
私のほうからは、まず、最初にあった基本構想の中での部分につきまして、新たな基本計画をという部分でございますが、その辺は、今後、改めて内部で検討させていきたいというふうに考えております。
2つ目のグラウンドの水はけの問題、これまでもご意見いただいております。ただ、かなり抜本的な下の改修が必要なので、かなりの費用もかかるということでなかなか実現できていないわけでございますが、今後の課題として受けとめさせていただきたいというふうに思います。
3つ目の大亀山のウオーキング路の整備ということで、やはり今回、大亀山、富谷の誇るべき観光資源だというふうに思っておりますので、今回、(仮称)やすらぎパークを今進めておりますけれども、これの整備にあわせて、大亀山の整備もあわせて連担するように検討していきたいというふうに考えておりますので、その辺もあわせて整備も含めて検討していきたいというふうに思っております。
プールにつきましては、先ほど答弁をさせていただいたとおりでございますが、なかなか、本当に財政的な、あと維持管理も今老朽化に伴ってかかっている状況でございます。民間のプールの運営会社等の誘致も含めて検討していきたいというふうに考えております。
あと、町民体育祭にかわる市民皆さんが参加するイベントというか、大会につきましては、先ほど若干、マラソン大会を軸にという答弁をさせていただいたところでございます。現在、多くの市民の皆さんが誰でも参加できるという部分、または、今マラソン愛好者が大変ふえておりますので、そういう意味では、市民の皆さんが参加できるものとして、今、マラソンを軸に内容の詳細検討に入っているところでございます。後ほど、時期が来ましたら、ご説明をさせていただきたいというふうに思っております。
また、地域スポーツクラブの運営支援につきましては、先ほど、答弁申し上げましたが、今後、市主催の事業なり、そういったところと連携しながら支援につなげていければというふうに考えております。
あと、コーチの表彰、監督の規程はあってコーチの表彰規程がないという部分につきましても、あわせて内部でちょっと検討させていただきたいというふうに思います。
私からは以上です。
○議長(相澤 榮君) 次に、教育次長。
○教育次長(二階堂浩一郎君) 小学校の運動会などを見ると、走る姿が思わしくないというようなお話いただきました。議員の皆様には、運動会などでたくさん応援をいただいて、ありがとうございます。
その中で、やはり目が覚めるようなきれいな走りをするお子さんもいれば、あらっと思う場面もあろうかと思います。その中で、学校のほうでポイントを置いておりますのは、やはり走ることの楽しさですとか、体を動かすことの楽しさ、おもしろさに目を向けさせるというポイントでございます。
今回の改定でもう一つ大事なポイントが、自分の課題に気づくというところでございます。自分の健康課題に結びつけて、それが先ほど議員ご指摘のとおり、自分の健康づくりに役立つというような流れを小学校、中学校というふうにつくっていくのが体育科の狙いの一つとなっております。
中学校のほうの部活で、働き方改革のほうに目を向けていただいてありがとうございます。この点につきましては、先ほどのガイドラインの中で、部活動をしない日というものが設定されることになっております。全て、毎月、この日はしませんということでリストをこちらのほうでいただいて、こちらのほうでも共有しているというところでございます。幾らかなりとも、それで改善が図られればと思っております。
○議長(相澤 榮君) 次に、教育部長。
○教育部長(荒谷 敏君) 私のほうから、整備計画につきましてご回答させていただきたいと思います。
議員のおっしゃるとおり、総合運動公園の整備計画はかつてございました。昭和61年・62年度に策定されたものでございまして、それに基づきまして、スポーツセンターであったり、テニスコート、グラウンドが整備されてきております。その中には、絵柄としてはプールの整備計画も入っておりますが、そのほか、専用グラウンド、野球場の整備も入っておりましたが、これは使いながら、現代、時代におかれましていろいろ利用者の皆さんと協議した結果、グラウンドについては、やはり多目的のほうがよくて、スポーツ少年団の皆さんだと4面とれたり、ソフトボールもできたりということで、それに基づいて、あとはグラウンド機能ということで、市長が申し上げたとおり、町民体育祭もあそこで行ってまいりましたので、そういった多目的性が重要視されている時代に入りましたので、そういった活用をさせていただいております。
それにあわせまして、現在では、どちらか整備というよりは、既存の施設の維持管理を徹底して長持ちさせるというような制度に変わってきておりますので、現在、プールの整備も含めまして、長期的なちょっと観点になるかもしれませんが、検討を進めてまいりたいと思っております。
そのほか、先ほど、市長が申し上げました表彰制度でございますが、現状におきますと、指導者の表彰というくくりで表彰させていただいております。その中で、推薦をいただいて、それを審査会にかけて表彰するという流れでございまして、決して、監督さんだけというわけではないんですが、どちらかというと、団体の皆さんはやはり監督さんの推薦を上げてこられるので、この辺については、十分、各団体のほうに制度の内容を申し上げて、指導者全員が対象になっておりますので、そういった普及に努めながら、スポーツ功労表彰という形で表彰させていただいてまいりたいと思います。
そのほかは、細かいところは課長のほうから答弁させていただきます。
○議長(相澤 榮君) 次に、生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) では、私のほうから、スポーツ推進計画についてお話をさせていただきたいと思います。
議員様のほうからご質問ありましたけれども、これまではスポーツ振興計画でした。今後のあり方はということと理解しております。現在、スポーツ推進計画ということで、令和5年までの計画を内部で手続が完了しつつございます。こちらにつきましては、平成30年度にスポーツ推進審議会という会議の中で1年間かけて内容を精査してまいりました。こちらの中身につきましては、内部手続とりましたら、ホームページ等を通じまして市民の皆様に周知を図ってまいりますので、よろしくお願いいたします。
以上でございます。
○議長(相澤 榮君) 15番佐藤克彦君。
○15番(佐藤克彦君) 最後の質問にします。
スポーツ振興対策に必要なものは、まず、時間、金、施設等です。そして、指導者です。これは大変私は重要だと思っています。また、施設は整備計画を立てて、そして、順番にやっていく、これが大変重要だと思います。これが富谷市民の健康を支える重要な施策であるスポーツ振興のための方法だと思います。
再度、市長の考えと決意を聞かせていただきまして、質問とします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 今、お話ありましたスポーツ、いわゆる整備計画につきましては、スポーツのみならず、いわゆる市制施行におきまして、市になることが目的ではなくて、どんな市をつくるかということで、市民の皆さんからご意見をいただいた中に、いわゆる文化施設、スポーツ施設、あらゆるご意見をいただいた中で、今回、総合計画を策定したところでございますので、その辺をまずは今重点施策に盛り込みながら進めているところでございます。その都度見直しをかけていくわけでございますので、その際に、スポーツに関連しての整備、スポーツ施設の整備等につきましても、皆さんのご意見をいただきながら検討してまいりたいというふうに考えております。
○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) それでは、私から2件の質問をいたします。
まず、成田二期東・西土地区画整理事業について質問します。
本市は、急激な人口増により5万人に達し、市制移行しました。現在は、横ばいでありながらも、明石台東地区などの開発により、また、成田二期東・西の造成により、今後さらなる人口増加は確実なものになります。特に成田二期東・西地区においては、成田北部工業団地への布石でもあり、非常に重要な事業となります。
この事業により、高齢化が進んできている成田地区においても切れることなく子供たちの元気な声が引き続き聞こえるというのは、本市にとっても、成田地区にとっても非常に喜ばしいことだと思います。また、成田北部工業団地が進んでいけば、今後懸念される人口減少、少子高齢化対策にもなり、本市目標人口の6万人達成に向けて、成田二期東・西地区の区画整理事業は、本市の未来にとって、確実かつ慎重に進めていかなければなりません。
3月27日に成田公民館で行われた住民説明会において多くの意見が出されました。そこには、現住民と事業者との間に意見の乖離があり、特に山際の人々は、「山を削ることは聞いていない」や「この景観がよくて購入したのに」や「隣が森林だったのに、すぐ隣に家が建つなんて」などの意見が出されました。その後、私も対象となる地域の人々から意見を聞きました。造成は仕方ないが、何とか森林を残した形で造成はできないかという意見がほとんどでした。ただ、一部の人は、成長した木々が影響し日照不足になっているので、木々がないほうがいいという方もいました。
富谷らしい、成田らしい、自然があふれているよき環境を残し造成していくことが、本市にとっても、成田地区にとっても、今住んでいる人々にとっても、これから住む人々にとっても大きな魅力になるのではないでしょうか。
現住民の人々と事業者との意見の違いがあるまま進めていくのは果たして適切なのかどうか、以下質問します。
1、計画は従来どおり進みますか。
2、第1回の説明会後の進捗状況は。
次に、2件目の質問をいたします。
エコーズの練習場所確保についてです。
本市は、マーチングバンドのまちであり、各学校の金管バンドにも補助金を出しています。その中で、エコーズは、小学生から大人までがメンバーであり、毎年、全国大会へ出場し賞をとるなど、全国でも有名なバンドとなっています。その活躍は本市の知名度アップにもつながっていると思います。
エコーズは、小学生にとっては憧れの団体であり、さらには、遠方から団員として通っている人もいるほどすばらしい団体です。世代が違うメンバーがいることも、特に小中学生にとっては、いろいろな世代との交流があるということは、コミュニケーション能力を上げられることに、教育という観点からも非常に大きな効果のある活動だと思います。
団員や保護者の皆さんと話をしますと、ほとんどの人が「練習場所の確保が大変」と口をそろえます。市内での練習場所の確保が難しく、県内、さらには県外まで練習のためだけに遠征をしなければならないのが実情であり、負担となっています。
本市からはエコーズに250万円の補助金が出ています。その補助金が移動代として使われるのではなく、もっと有効に使われるべきであり、行政側としては、補助金だけでなく、練習場所を確実に確保する手助けが必要であると思い、質問します。
1、練習場所についての団員及び保護者の声は届いていますか。
2、これまで練習場所の確保で行政側が動いたことはありますか。
3、補助金も大切です。しかし、それ以外でもしっかりフォローすべきであると思いますが、見解は。
以上です。
○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの畑山和晴議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1の成田二期東・西土地区画整理事業についての問い1と問い2については関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
本年3月27日に成田公民館を会場に、成田にお住まいの皆さんに対して、成田二期東地区と西地区の土地利用計画をお知らせするための説明会を開催いたしました。出席者の方々からは北側の山林を残してほしいという意見が多数寄せられましたが、事業の収支や技術的な問題から即答できなかったため、開発予定者が山林に隣接するお宅を回り説明するとともに、再度、説明会を開催することとなりました。
現在、開発予定者が既存の宅地と新たに開発する宅地との関係がわかる図面などを作成し、丁寧に説明を行っているところであります。また、これから開催を予定している説明会なども通してご理解とご協力が得られるよう努力し、計画的な土地利用を図り、安心・安全なまちづくりに取り組んでまいりたいと考えております。
質問件名2のエコーズの練習場所確保についての問い1と問い2についても関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
マーチングエコーズの練習場所の確保が大変という声は私のところにも届いております。これまでも同様の相談を受け、スポーツセンター、武道館の年間利用調整会議時にマーチングエコーズの要望を優先し、練習場の確保に努めてまいりました。また、毎週火曜日については、スポーツセンターの夜間開放をマーチングエコーズのみに限定し、ご利用いただいており、定期的な練習場所として提供をしております。このような配慮につきましては、市内各種スポーツ団体等の理解があり、現在に至っておりますので、限られた施設での有効活用について、引き続き、各種団体との相互理解を深めながら支援を行ってまいりたいと考えております。
問い3、これまでもマーチングエコーズ側とは練習場所の提供や補助金交付だけでなく、演奏会等に対するサポートも行ってまいりました。今後につきましては、学校開放の活用も含め、適宜情報を共有し、支援に努めてまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(相澤 榮君) これより畑山和晴君の質問は一問一答により行います。5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) 成田二期東・西土地区画整理事業の新たに今作成しているという段階のその図面の、以前、1回目の説明会と提出したところで、変わりがある場所というのはどこになるんでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 先ほど市長のほうから答弁のありました図面につきましては、全体計画ではなく、隣接される方の隣の造成計画、隣がどのような形になっていくかという形のものをつくりまして、その隣接者の方々に丁寧に説明している状況でございます。
○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) だとすると、最初の計画どおりの流れで進んでいくと考えてよろしいんでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 現況では、当初の計画のままでご説明を申し上げている途中でございます。
○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) 説明会のときに山際の住民の方々に一軒一軒回って説明するということで、多分、今始まっているとは思うんですけれども、それが終わるのはいつぐらいの予定ですか。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 今始まっておりまして、7月中には隣接する全世帯に回りたいということで考えておりました。
○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) 今、説明受けて、説明している家の方で、どういった意見がそれに対して出ているんでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) お話を伺いますと、やはり、議員がおっしゃるとおり、聞いていないとかいう話もあるんですけれども、その辺のところで、やっぱり少しでもいいから残していただきたいという話をいただいておりますので、その辺のところを全部聞きまして、集約して、後、また開発のほうと協議をしていきたいと考えておりました。
○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) 説明会のときも、結局は山を削ることは聞いていないという声がほとんどだったんですけれども、ただ、事業所さんのほうでは、結局、契約書のほうには記載してあるということだったんですけれども、その辺の住民と事業者との調整というか、その辺の双方の理解というのは、どういうふうに進めていくものなんでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 説明会の中でそういった形で話をいただいておりまして、その辺含めまして、現地のほうに赴いて説明を今やっているという状況でございます。
○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) やっぱり、成田は自然が多くて、あそこの北側、西側のほうが、山がなくなってしまうと、やはり風防というか、風が入ってきてしまうという声もありましたし、やはり景観が何よりも崩れてしまうというのが一番大きいと思います。その辺、どうしても事業者さん主体とはなってはしまう、販売の部分もあるとは思うんですけれども、どうにか、少しでも自然を残すという方向では、話を住民説明した後に、もう一回、その声を聞いてまとめてデザインするというか、そういう方向というのはかなり難しい状況なんでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) やはり、収支のバランスという形のものとか、事業が成り立つかどうかという形のものもございますので、その辺は慎重に取り扱っていかなければいけない形だと思っております。
○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) 私、最初、その造成が始まるという話を聞いたときに、素直に、人口がふえて、すごい喜ばしいことだなと思ってはいたんですが、やっぱり山際の方と、あと、私が住んでいる三丁目の道路沿いのほうの方との受け取り方の違いというのは非常に大きくて、やはり、成田地区全体に対してもある程度、説明会に来ない方もいらっしゃるので、成田地区全体としての景観というところもかかわってはくると思うので、その辺、もう少し広く周知はできないのかなと思うんですが、質問します。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) この間、3月27日に開催したところですけれども、第一、第二、第三という形のことで、一応回
覧で皆さんに参加を呼びかけたという形のことだったんですけれども。全員で62名の方が出席されて、70%が山際の人だったという形で、やっぱり関心にあったのはやっぱり山際の人なのかなという形でありましたので、まず、山際の方々の言っている森林保全という形のものの説明会を一度開催して、さらに工事前には全体で説明会を開催しまして、皆さんにお知らせできるような形をとっていきたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) その中で懸念されるのが、やっぱり聞いていなかったという方々が多かったので、事業自体が反対になってしまうというおそれも多少はあると思うんですけれども、そうなった場合、そうならないためにどういった方向性を持って計画をしているのか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 先ほど議員が言うとおり、とても大事な事業という形の認識をしておりますので、まずは地元の方のご理解、ご協力を努力しまして、実施できるような形で、絶対できるような形で頑張っていきたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) その計画の中で、新しく造成される地域から、ほぼ1カ所だけしか、東公園のところを通って道路に出られないという図面で、それもやっぱり、もうちょい、道路に出られる道路をふやしてほしいという声もあったとは思うんですけれども、その辺の計画というのも従来どおりで、何通路か出られるような図面変更というのはあったんでしょうか。そして、これからあるんでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 道路の接続について、メーン道路が東公園の部分という形のものと、あとは区画道路を通って接続するような形のものと、あとは歩いて通るという形もございますので、その辺のところをもう少し、皆さんの利便性が高くなるような形で検証をしていくという形のところは考えておりました。
○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) バス停に行くのもかなり、一番端を買った人になると非常に遠いという話もあったと思うんですけれども、その辺のバス路線の部分という、人のバス停まで行く動線というか、その辺の、あの図面から見るとちょっと遠いなとは思うんですけれども、その辺の改善策というか、そういった部分での考えはどうなんでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 先ほど、ちょっとダブるかもしれませんけれども、バス停まで行く間につきましては、特殊道路、車は通れないんですけれども、人とか、あと自転車が通れるような形の道路を奥は設けているような形なんですけれども、その辺の動線を見ながら計画していきたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) では、エコーズのほうに移ります。
エコーズの練習場所確保、優先的に富谷総合体育館のほうをとっているということは伺ってはいるんですけれども、ただ、その中でも、やっぱり例えば中新田のバッハホールに借りて行くとか、県外、山形のほうまで足を運んで、本当に練習のためだけに行くというのは非常に大変なことだなというふうに思います。
エコーズの例えば年間計画に沿って、一応、優先的にはやっている、貸し出しはしていると思うんですけれども、ただ、やっぱりそこでもなかなかとれないという状況があるというのはどういうことなのか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) ご質問の内容については私も重々承知してございます。
確かに、私どものエコーズの活動場所というのはスポーツセンターがメーンになっておるわけなんですけれども、先ほどの答弁にもあったように、いわゆるスポーツの利用団体さんとの兼ね合いというのが一番大きいところかなと理解しております。
と言いながらも、利用団体さんの方々もやっぱりエコーズの方の活動、活躍を十分認識してございますので、極力、エコーズさんのほうに配慮した場所の提供というところにつながってはいるんですけれども、やはり、さらにエコーズ側としては、さらにレベルアップしたい、しっかりとした演奏をしたいという思いから遠方に行っているというのも承知しております。
でございますので、それにかかわらず、やはり大会が近くなってきた場合は、団長さんと連絡を今密にとって、スポーツセンター全体でなくても、部分的な利用であっても貸し出しできるように配慮しておりますので、そこは適宜その状況に応じた貸し出しを考えているというところでございます。
○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) 遠征となると、団員の方よりも父兄の、保護者の負担というのが非常に大変だという声があります。そういった部分で、保護者の方々と改善策とかそういった話し合い、ミーティングというのは、したことはあるんでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 直接、保護者の方々、幅広い支援する方いらっしゃると思います。直接、意見交換の場というところはございませんが、先ほど申し上げましたように、毎週火曜日は定期的な練習会場を提供してございます。その際には、極力、私なり、スポーツセンターの職員がエコーズの利用、この先どうなっていくというようなことは、極力、情報交換は進めているところではございますが、直接の保護者、支援者の方々との対話の場というのはなかなかないというところが現状でございます。
○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) 保護者の方々のルートだったり、そういった部分で、意外と「あそこ使えるよ」、「あそこあいているんじゃない」というような情報というのが保護者からとれる場合も非常にあると思いますので、その辺、再度、その場所の確保と保護者からの情報提供という部分でミーティングが必要なんじゃないかというところを含め、質問します。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 保護者、支援者の方々とは、ご意見にあるとおり、今後、意見交換進めていくということは全然問題ないのかなと思っています。ただ、会議室とか、その辺を支援者の方々が使っていろいろなサポートするという会も年間かなり回数がございますので、そういう場合にはこちらもどういう状況ですかということは話をさせていただいておりますので、その延長線の中で対応していきたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) 私、結構大きく懸念しているのが保護者の負担で、結局、子供がエコーズに入りたくても保護者が大変だから入らない。スポ少なんかも、今、子供たちが集まらない理由というのが、保護者の負担が大きいからというようなところがあると思います。中学校の部活にしても、結局は、保護者が大変だというので、楽な部活に入るというような流れもあります。やっぱり、その辺の保護者負担というところも考えれば、練習場所の確保、なるべく富谷市内、もしくは県内近いところという部分で何か行政側で動いてあげられることはないのかなというふうに思うんですが、その辺、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 公共施設、私どもが管理している公共施設にかかわらず、市内にもいろいろなホール的な民間さんが持っているような施設もございます。実は、そういうところも活用可能であるのかどうなのかというようなところについては探りを入れて、可能な範囲で情報収集もやっているというこれまでの取り組みはございます。しかしながら、どうしてもエコーズさんは音がメーンで外に出てしまいます。そういう兼ね合いから、やはり活動できる場所がどうしても限られるという側面もございますので、その辺は、私どもも慎重に引き続き対応していきたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) 小中学校の体育館を使えないんですかということをお話ししたら、今、富谷小学校だけの体育館しか使えないというお話をいただきました。どうしても、今おっしゃられたとおり、音の問題があるとは思うんですが、そこを何とか近隣の住民の方々と話し合いをして、少しでも広げられるようなことはできないのか質問します。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 学校開放の体育館につきましては、エコーズにかかわらず、例えばバスケットのドリブルの音、中で取り組んでいるスポーツのもろもろの音のレベルでも、既に市民の方からいろいろなご意見を頂戴している状況にございます。その辺は、やはり近隣住民の方の理解があって学校の開放ができているという部分もございますので、確かに、富谷小学校地区は周辺環境のこともあってエコーズの活用にはつながっているところではございますが、その辺の状況はご理解いただければなと思っております。
○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) 一番、私が今回この質問をすることで考えたのが、やっぱり学校の体育館が一番市としても動けるし、優先的に確保できるんじゃないかというところを思ってはいました。13校、小中学校ある中で1校だけというのは、やはりそれが県外だったり、遠方に練習の場所確保のために動いているということにつながっているんじゃないかなという、いろいろな人の話も聞いて、現状も聞いて、そう思ったんですが。そこを、今富小だけ、それを富中だったり、あとは近隣の余り住宅地がないというところになると厳しいとは思うんですけれども、少しでも、1校、2校でも、そこを何とかふやすことができれば、充実した練習環境、そして、遠征の負担というものがなくなるんじゃないかと思うんですが、ぜひ、その辺、努力して、何とか富小以外の体育館確保に向けて声がけ、努力していただければと思うんですが、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 学校開放で今使用が可能になっている体育館、富小以外使えないということではございません。先ほどの答弁にもあったように、学校開放の使い方については可能性は当然探っていく必要はあるなと思っております。
また、エコーズについては、音を出すだけではなくて、動きの部分であったり、いろいろな多様な兼ね合いでマーチング全体が構成されていますので、その辺をどう切り分けて、例えば活動ができるのかとか、あとは面的な問題ですね。スポーツセンターのようにしっかり大きいスペースであれば全体練習ができるんですけれども、学校体育館などでどの程度のものが可能なのか。その辺は、エコーズ側と協議をしながら可能性を探っていきたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) 最後の質問になります。
エコーズから、マーチングバンドということで本当に全国で有名になりました。今後もマーチングバンドのトップランナーという形になってほしいというふうにすごい思いがありまして、再度、練習場所の確保、充実について、市長はどのように思っているのか、お伺いして終わります。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) エコーズの練習場所、本当に、先ほども答弁でも申し上げましたが、団員の人たちが本当に、そして、ご家族も苦労されて、遠く遠方、県外まで行かれているのというのは私も認識しているところでございまして、何とかしたいという気持ちは議員と同じでございます。
先ほど来、答弁しているように、学校開放の部分も含めて教育委員会のほうにご相談もさせていただいております。また、今、エコーズが160人を超す団員数ということで、人数も多くなってきているので、なおさら、そうすると練習場所も限られているという状況もありますが、富谷の私は本当にシンボルであり、誇りだと思っておりますので、市を挙げてこれからもしっかりと支援をしていきたいというふうに考えております。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) 私は、地方創生に取り組む今後のあり方と市民図書館整備基本計画の見直しを求め、次の2つの質問をいたします。
1つ目は、富谷市まちづくり作業交流プラザ(TOMI+)運営の経過と成果について。2つ目は、富谷市市民図書館の規模の見直しと規模に見合う事業費確保についてであります。
政府は、11日に2020年から2024年までの5カ年に取り組む施策の方向性を示した第2期に当たる「まち・ひと・しごと創生基本方針2019」を公表いたしました。これには、引き続き、東京一極集中の是正を最重要課題と位置づけ、将来的な地方移住にもつながる、新たに「関係人口」の創出・拡大が明記されたところであります。報道では、大きな効果が期待できる新規施策は見出せないのが実態だとも報じております。
本市においては、総合計画の推進と地方創生の具現化に取り組んでいるところでありますが、地方創生の諸施策が富谷市の地域特性を十分勘案されているものなのか、また、地域に浸透しない表面的な施策になるのではないかと危惧するところであります。
この指摘は、私が個人的な主観を述べているわけではなく、「まち・ひと・しごと創生総合戦略2018改訂版」においても指摘されているものであります。
そもそも、地方創生は目新しいものではなく、その狙いは、東京一極集中の是正に加え、従前から講ぜられてきた地域経済・雇用対策や少子化対策が抱える5つの課題解決のための施策であります。
この改訂版によりますと、従来の政策の検証として5つの課題が挙げられております。5つのうちから2つほど引用いたします。
1つは、地域特性を考慮しない全国一律の手法を挙げており、各府庁の個別補助金政策は、個別の政策目的の観点から実施されるため、使用目的を狭く縛ってしまうことが多く、結果として、地域特性や地域の主体性が考慮されないことが多い。また、公募型事業等では、全国から多数の申請が出され、小粒で似たような事業が全国で多数展開される傾向がある。
もう一つは、地域に浸透しない表面的な施策を挙げ、この中には従来の施策の中には、対症療法にとどまり、構造的な問題への処方箋としては改善の余地があったものが多い。地方で起きている社会経済現象は有機的に絡み合っており、各分野の施策を構造的に組み立て、深みのある政策パッケージを立案・推進する必要がある。しかし、表面的で単発の施策が多いと指摘しております。
同じ轍を踏まないためには、地方創生の取り組みに当たっては、本市にとって一定程度集積している地域資源は何かや、どこに何を集積させるかを見きわめることが重要であると考えます。
「まち・ひと・しごと創生基本方針案2019」から、これまた引用いたします。人口減少などの制約条件下にあっても成長を継続するためには、新たな価値を生む原動力となる交流を支え、生み出す地域づくりを進めることが重要である。
具体的には、人口増に伴い市街地が拡大してきた高度成長期のまちづくりを人口減少時代に対応したものへと転換するため、中心市街地、郊外住宅地、中山間等の地域特性に応じて、コンパクト化とネットワークの形成に取り組む。
中枢・中核都市については、地域資源が一定程度集積している強みを生かしつつ、都市再生に民間投資を呼び込み、多様な都市機能を充実し、東京圏への人口流出を抑止する機能を発揮するための機能強化を図るとしています。
私は、5万人単独で市制施行した本市にとっては、多様な都市機能の集積・充実が成長を継続させるためには不可欠な要件であると考えております。
また、富谷市の人口の減少段階は、これも先ほどの資料によりますけれども、老年人口が増加し、年少・生産年齢人口が減少する人口減少段階の第1段階に当てはまる、富谷市はこの第1段階に当てはまるものと思います。これは、老年人口はふえるものの、人口減少にはない段階ということになります。
この資料によりますと、地方は既に高齢者数も減少する第2・第3段階の人口減少段階になっていると分析しております。とりわけ、地方創生事業の取り組みの成果として、この第2・第3段階にある自治体の事例が取り上げられているようですが、富谷市においては、特に第3段階にある過疎地域の取り組みを参考にするのではなく、第1段階に見合った政策が必要であると考えます。
私は、地方創生の施策を進めるに当たり、地域資源が一定程度集積している強みを生かしつつ機能強化を図っていくことが本市にとっては必要と考え、今、本市が取り組むべきは図書館を含む都市機能の強化充実であり、地域資源の集積を図る時期だと考えます。
TOMI+の整備に伴い、その先にしんまち活性化事業が進められようとしている一方、図書館の規模と事業費は、ネットワーク型図書館を理由としても、センター館は余りにも小規模と言わざるを得ません。市制施行した富谷市の風格にもつながる図書館整備が今のまま進められるのであれば、都市機能の充実強化にはつながらず、将来に大きな悔いを残すものとも考えるところであります。
富谷市には、市民の文化・知的水準を示す、周辺自治体にはないシンボリックな図書館を建設するチャンスでもあります。
これまで、図書館整備の経過を見てみますと、構想計画に基づいた事業費の積算の根拠が先延ばしされ、昨年11月に計画案の中で示された規模と事業費の小ささがこれまで議論となってきたところであります。
地方創生等の補助金、交付金がない事業であっても、泉区北部、黒川圏域からの利用者数が見込まれることにより新たな交流人口とにぎわいが生まれるとともに、本市の住民の教養文化水準の高さを示す図書館には一定規模以上の延べ床面積とセンター館に集約された蔵書数が必要であります。せっかく建てるのなら、「5万人の人口規模に見合う図書館を」が市民の多数の声である一方、「中途半端な図書館なら建てなくてもいい」という声も市民の常識的な判断であります。パークゴルフ場も「18ホールなら、つくらなくてもいい」という声があるのと同じであります。これはまさに市民の金銭感覚であると私は考えます。
また、地方創生の名のもと、しんまち活性化事業として進める先の広がりは限定的との見方は的を射た指摘ではないでしょうか。いわゆる「ヒト・モノ・カネ」を幾ら投資しても、効果は限定的であることは明らかであると思います。
交付金・補助金とはいえ、国民、市民の税金であります。公共公益を担う役所の事業に、活性化名目とはいえ、無駄があってはなりません。全国的に見れば、地方の人口減少が深刻さを増す中にあっても半世紀にわたり人を呼び込み5万人規模の都市に成長した富谷市の人口増を継続するには、名をとるより実をとることに注力すべきであり、厳しい財政環境の中で選択と集中の原則に立ち、交流人口の拡大が確実に見込まれ、利便のよさから、成田エリアに一定規模以上の図書館を建設することにより都市機能の充実が図られ、人口増を伴う本市の発展につながるものと確信をいたします。
質問に入ります。
TOMI+が開所し一年が経過し、本施設は「創業支援・起業家育成」、「就労支援・キャリア開発」、「にぎわいづくり・しんまち活性化」の機能を有する施設と位置づけされており、総合計画第1編第1章1-2、起業支援事業として、平成31年度、TOMI+運営・維持管理事業に3,600万円余が充てられております。
市の財政負担をゼロとするTOMI+自立運営には、収益事業の拡大がかぎを握ると思われます。
以下、通告した質問項目を申し上げます。
1つ、平成31年度当初予算で、TOMI+運営管理費の委託料として2,000万余が計上されておりますが、期待される成果と業務内訳ごとの事業費は。
2つ、上記のうち、富谷塾運営に係る業務内訳と事業費は。
3つ、富谷塾の塾生は、起業する方、ソーシャルビジネスに興味ある方、地域で何かやってみたい方とあります。それぞれの塾生の構成割合は。
4つ、本市の地方創生総合戦略の地域再生計画には、平成30の数値目標として、起業創業の実現3件としておりますが、平成30年度は何件ですか。
5つ、TOMI+の収益事業は進んでおりますか。
6つ、総務省の「ふるさとテレワーク推進事業」を活用した「まちごとテレワーク推進支援業務」の進捗状況は。
7つ、サテライトオフィスの誘致実績は。
8つ、富谷宿開宿400年記念しんまち地区活性化計画に基づく、しんまち活性化構想策定業務の進捗状況は。また、今後のスケジュールは。
9つ、市政運営全般にわたるコンサル委託料が過大ではないか。TOMI+含む起業創業、しんまち活性化、スイーツの駅、公共交通、図書館、やすらぎパークとみやに係るそれぞれの委託料総額と財源内訳は。
次に、市民図書館に関しては、富谷市民図書館の基本計画が示され、当初の計画では、2019年度着工、2021年度開館を予定しておりましたが、諸事情により開館を2022年度としたところであります。
開館が延期されたのを機に、改めて規模と蔵書数、事業費、センター館と分館を一体整備するこの計画には多くの市民に疑問の声があります。
5万人単独で市制施行した富谷市には、5万人に見合う図書館、先ほども申し上げました黒川郡内、仙台市北部エリアの方の利用を視野に入れた富谷市のシンボリックな文化施設としての図書館に計画内容を修正できる最後のチャンスではないでしょうか。
過大な施設を望むものではなく、本市の図書館建設に当たり、標準的な指標や基準を満たす、まさにオーソドックスな規模であってほしいと願うものであり、市民の福祉増進に将来にわたって寄与する文化施設であることを市民は求めております。
よって、富谷市民図書館の規模の見直しと規模に見合う事業費確保について、通告した質問項目を申し上げます。
1つ、日本図書館協会の基準冊数は約30万冊のようですが、蔵書数を20万冊とした理由は。
2つ、図書館をセンター館に機能を集約する考えは。
3つ、目安としてお示しをいたしますが、庁舎の市民交流ホールは約500平米ほどだったと思います。文科省や日本図書館協会では図書館の延べ床面積の基準を定めており、1,700平米ほどの図書館では基準の半分程度であります。この面積にした合理的理由は何ですか。
4つ、文科省や日本図書館協会が定める5万人規模の人口を擁する図書館の標準的な規模と蔵書数を有する図書館とした場合、延べ床面積と事業費は幾らと試算しましたか。
5つ、総事業費8億円のうち、外部資金3億円を調達する手法として、富谷市市民図書館基金、企業版ふるさと納税、ガバメントクラウドファンディングを活用することとしておりますが、資金調達の見込みは。また、現在高は。
6つ、市民は、建設をするなら、中途半端な規模としないで、図書館の名にふさわしい相応の規模と機能を持ったものにしてほしいとの声であります。現行計画の見直しを求めますが、市の見解は。
以上、伺います。
○議長(相澤 榮君) この際、午後1時まで休憩します。
午後 0時05分 休憩
午後 1時00分 再開
○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
若生議員の質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、私から若生英俊議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1、富谷市まちづくり産業交流プラザ(TOMI+)運営の経過と成果について問うの問い1と問い2については関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
初めに、業務内容とその事業費につきましては、富谷塾の運営に関する業務として約1,270万円で、主な業務内容としては、各種スキルアップセミナーやハンズオン支援等を実施するものであります。次に、IT企業等誘致業務として約290万円で、マッチングイベントへの出展や企業へのフォローアップ等を実施いたします。それから、施設管理者の人件費として約470万円であります。
なお、財源としましては、事業費の2分の1が地方創生推進交付金が充当されます。TOMI+に期待される成果につきましては、にぎわいの創出と地域に根差した新たなビジネスが創出され、地域経済や地元企業の活性化につながるものと考えております。
また、富谷塾につきましては、昨年度の塾生が75名で、そのうち、女性が43名、今年度は現時点で82名、うち、女性が47名と、初年度から女性を中心に多くの市民の方々に入塾いただきました。特に、もっと地域をよくしたい、地域課題を解決したいと考えている方々がこれだけ多く参加し、学び合いとコミュニティー形成が図られているということは大きな成果であるものと認識をしております。
そして、初年度より、この出会いと学び合いを通して、「住みたくなるまち日本一」の実現につながるさまざまな活動が生まれております。自分の思いを起業して実現した方、塾生主体のマルシェや十宮夜市、しんまち地区のにぎわいを創出しようと活動する市民グループ、さらには、TOMI+入居企業とのマッチング事業など、市民、塾生とサテライトオフィス企業と行政との連携協力により、さまざまな地域課題の解決に向けた取り組みが行われており、まさにヒトづくり、モノづくり、コトづくりの地方創生プラットフォームとしての役割を担っているところであります。
問い3、富谷塾の塾生のそれぞれの塾生の構成割合につきましては、富谷塾は、自分のアイデアで地域をよくしたいという思いが集いつながることで起業機運を醸成し、新たなビジネスを生み出すことを目指しております。募集に当たりましては、対象を富谷が大好きな方としており、起業意思のある方や地域をよくしたいなどさまざまな思いをお持ちの方々などが入塾しております。このことから、塾生には主体性を持って活動することをお願いし、それぞれの思いを実現するために多面的な支援を行うことを富谷塾のスキームとしております。
したがいまして、塾生自身が学び合いを通して自分に合った方向性に進むスタイルであり、塾生の構成は区分しておりません。
問い4、本市の地方創生総合戦略の地域再生計画には平成30年の数値目標として起業創業の実現3件としているが、平成30年度は何件かにつきましては、平成30年度は4件でございます。
問い5、TOMI+の収益事業について進んでいるかにつきましては、平成30年7月1日の開所以降、公益社団法人富谷市シルバー人材センター及びくろかわ商工会富谷事務所に入居いただいているほか、現在、ブース席に5社、フリー席に7社入居しております。
また、民俗ギャラリーには多くの方々が来場しており、市外の来場者からの収益も含め、収益事業は予定どおり進んでおります。
問い6、まちごとテレワーク推進支援業務の進捗状況につきましては、平成31年第1回議会定例会においてご説明をさせていただいたとおり、総務省の交付金制度が変更されたことに伴い、旧民俗ギャラリーを活用した整備は見直すこととしております。テレワークの推進につきましては、TOMI+への入居状況も踏まえ、空き家対策等と連動したテレワーク機能の整備を推進し、地域で雇用を生み出し、地域に根づく企業の受け皿を構築していくこととしたところです。
現在は、TOMI+入居企業との情報交換を行いつつ、地域環境や地域特性を踏まえたモデル地域の選定、ターゲット業種の絞り込みなど、効果的な推進に向けて必要な作業を整理しながら具体的な仕様書を固めているところでございます。
問い7、サテライトオフィスの誘致実績につきましては、昨年度におけるTOMI+へのサテライトオフィスとしての入居は10社でございます。
問い8、しんまち活性化構想策定業務は、開宿400年を見据えた地域活性化プロジェクトとして今年度進めているところです。現在は、業務委託先をプロポーザルにて選定し、6月1日付で委託契約を取り交わしたところであります。今後は、しんまちの活性化に向けたビジョンを策定していくため、しんまち地区を初めとする住民の方々、富谷塾生、学識経験者などで組織する協議会を設立しまして、将来のしんまち地区の活性化に向けたビジョンを策定してまいります。あわせて、しんまち地区や富谷宿400年の誘客PRを行う情報発信コンテンツを整備してまいります。
問い9、事業ごとにコンサル委託料総額とその財源内訳につきまして申し上げます。
まず、TOMI+については、総額は545万4,000円であり、財源は一般財源となっております。
次に、しんまち活性化については、本年度予算において1,644万5,000円を計上しており、財源は国の地方創生推進交付金と一般財源が2分の1ずつとなっております。
次に、スイーツの駅については、本年度予算を含む総額は1,088万6,000円であり、財源は国の地方創生加速化交付金及び地方創生推進交付金が682万円、一般財源が406万6,000円となっております。
次に、公共交通については、本年度予算を含む総額は3,921万8,800円で、財源内訳は、国の地方創生推進交付金及び街路交通調査費補助金が1,095万4,452円、一般財源が2,826万4,348円となっております。
次に、図書館については、本年度予算を含む総額は1,240万9,200円であり、財源は一般財源となっております。
次に、やすらぎパークとみやについては、本年度予算を含む総額は6,044万3,000円であり、財源は一般財源となっております。
なお、これらの業務委託に係る経費につきましては、コンサルの有する専門的な知識・経験を生かすとともに、多様な課題解決など、本市が行う事業について最大限成果を上げるためにも必要なものと認識しております。また、その場合でも、可能な限り、国・県の交付金等の活用に努めているところであります。
私からは以上で、質問件名2につきましては、教育長より答弁をさせていただきます。
○議長(相澤 榮君) 次に、菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) それでは、私から第2問目の富谷市民図書館のご質問についてお答えを申し上げます。
まず、第1問でございます。
本市が目指す図書館の整備規模を勘案し、20万冊としたところでございます。今後、蔵書のニーズに対して乖離することのないよう、富谷市民図書館整備管理運営計画の策定を進める中でさらに詳細を検討してまいります。
なお、指標の30万冊は努力目標であり、蔵書数につきましては市町村の裁量で決定できるものと認識してございます。
2問目でございます。
富谷市民図書館整備基本計画でお示ししているとおり、本市では、センター館と分館や地域の施設をつなぐネットワーク型図書館の構築を目指しておりますので、現段階で機能を集約することは考えてはございません。
3問目でございます。
富谷市民図書館は、センター館、分館及び他施設と連携したネットワーク型図書館を目指しております。分館としてリノベーションする既存の公民館図書室を中心とした面積に新築センター館の面積を加え2,927平米とするもので、トータルとして必要な面積は確保しているものと認識してございます。
4問目でございます。
日本図書館協会の基準で算出した場合、本市の人口規模における延べ床面積は3,237平米となり、それに係る事業費は約14億5,665万円と試算しております。また、蔵書30万冊に係る費用につきましては約6億円と試算しております。
なお、文部科学省において日本図書館協会が作成した目標数値につきまして、ここで示した数値を参考にしながら、各図書館においておのおのが選定した指標に係る数値目標を定め活用することが望まれると規定されていることから、あくまでも参考数値であるというふうに認識しております。
5問目でございます。
既にふるさと納税については、富谷市民図書館基金に積み立て可能となっており、図書館整備に対するふるさと納税及びその他寄附の総額は現在341万5,779円となっております。また、ガバメントクラウドファンディングについては、委託業者、アカデミック・リソース・ガイドと連携のもと、7月をめどにスタートする予定であります。今後、企業版ふるさと納税も含め、目標額達成に向けて積極的に取り組みを進めてまいります。
6問目でございます。
現状としましては、基本計画でお示ししているとおり図書館整備を行う予定でございますが、規模等に対して拡大を求める意見も承知しているところではございます。今後につきましては、昨年度実施しましたサウンディング調査の結果や今年度策定実施する管理運営計画及び設計プロポーザルにおいて、さらなる図書館整備の可能性を検証してまいりたいと思います。
以上でございます。
○議長(相澤 榮君) これより若生英俊君の質問は一問一答により行います。3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) それでは、質問いたします。
最初に、ハンズオン支援という言葉、初めて聞いたように思うんですけれども、どのような支援の形態なのか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 寄り添い支援ということでございます。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) 塾生に寄り添うというふうなことだろうと思いますけれども、今までもそのような方法でやってこられたと思いますが、承知いたしました。
入塾生、去年とことしの数値も出ました。男女比も出ました。その中で、昨年退塾した人はどれぐらいの人数なんでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 退塾した人はおりません。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) そうしますと、去年が七十数名、ことし82名ということですから、全員、去年と繰り越されて、プラスアルファで82になったということですか。
○議長(相澤 榮君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 基本的には、毎年、毎年の募集というふうな形で行っておりますので、1年ごと完結型ということでございます。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) 同じ顔ぶれの方が継続したというふうな受けとめでよろしいのでしょうか、改めて。新たに、去年……。82名の内訳はいかがですか、継続された方と新規というふうなことで。
○議長(相澤 榮君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 今年度新規の方が32名、継続者が50名でございます。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) 起業創業、実現3件という目標に対して4件というふうな答弁でありました。事業者名とその事業の内容、お知らせをお願いします。
○議長(相澤 榮君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 事業者名というか、事業の内容でちょっとお知らせをさせていただきたいと思います。
養蜂の関係が1者、それから医療コンサルが1者、それから税理士事務所が1者、それからインターネットを利用した小売りビジネスが1者でございます。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) この企業創業4者は、事業所としてはどこを拠点に、TOMI+内なのか、それとも別なのか、お聞きします。
○議長(相澤 榮君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 全てTOMI+でございます。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) TOMI+の収益事業というふうなことを焦点に質問としたところであります。そのような中で、収益事業、民俗ギャラリーの収益も上がっていますというふうなことでありました。有料入館者ということになろうかと思いますけれども、2,539名の平成30年度3月末までの数字だと思います。有料入館者数の比率はいいかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) おおよそ年間収益金ですと3万円程度の収入決算を見込んでおりますので、全体3,000として、1割ぐらいは市外の方々が入ってきているというふうには見ております。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) 2,500名ほどの入館者の中の1割というふうなことで、その1割の収益が3万円ぐらいですということでよろしいんでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) そうですね、1割弱ということになろうかと思います。そういう考え方でございます。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) 大きな柱だと思いますので、大半の市内居住者含め無料にしている経緯がありますので、こちらのほうの取り組みもぜひ強化していただきたいというふうに思います。
TOMI+につきましては、各自治体におけるKPIの立て方が求められておりました。効果検証のあり方など、これは先ほどの紹介した国の機関が述べているもので、恣意的、意図的にならないよう工夫が必要であるとの指摘があります。TOMI+運営においても、効果検証に当たって、恣意的、意図的にならないようにするためには、やっぱり外部の、こういったTOMI+運営といいながらも、外部の第三者を入れるなど必要ではないかなというふうに思いますが、いかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) KPIにつきましては、実績を上げるということでございます。外部でなくても十分に把握できる内容かというふうに考えてございます。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) それでは、次です。
テレワーク事業でありまして、31年度予算化されたものとして質問に上げたわけですけれども、交付金制度が変更されたために空き家を活用してというようなことに切りかえたという答弁だったように思いますけれども、交付金制度の変更の内容というのは、どういう経緯で、どのような内容の変更になったのか、お伺いをいたします。
○議長(相澤 榮君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) テレワーク事業につきましては、平成30年度に総務省のまちごとテレワーク調査に国のほうから選定をされまして実施をされております。これは本市を含めて全国で12団体ということになります。
この流れからいうと、平成30年度については、まちごとテレワーク推進事業、10分の10が継続して行われるだろうというふうに考えておったところでございます。しかしながら、財務省のほうで、地域IoT実装推進ロードマップに基づく一律の対応が求められたところでございます。そのことから、10分の10というふうに考えていたテレワークにつきましても、例外なく補助率2分の1となったということでございます。
当初は10分の10で旧民俗ギャラリー整備を前提としたものでございましたが、2分の1になったことによって、旧民俗ギャラリー活用を前提とした整備ではなくて、空き家とテレワークを結びつけるための調査を行うというふうにしたところでございます。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) 旧民俗ギャラリーがあのようにあいた状態だということで、テレワーク事業に取り組みますという大変いい取り組みだなというふうに思っておったんですが、10分の10から2分の1になったために、そこは諦めた、切りかえたということなんですかね。半分があるのであれば、半分を補っても、旧民俗ギャラリー、予定していた、準備していた事業の継続的取り組みができたのではないかなというふうに答弁をお聞きして思うんですが、いかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 新たな、今回のテレワーク事業によって上限が定められました。前のテレワーク推進事業では上限がなかったわけでございますが、今回、上限が定められたためにかなりの市の持ち出しが生じてしまうということで、今回の対応に至ったというところでございます。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) 今のような答弁でありますので、市の持ち出しがかなりの額ということで、出たから云々ではないんですけれども、市の持ち出し額というのはどのぐらい見込まれたんでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 具体的に最終的な設計を行っているわけではありませんので、正確な数値ということは出ません。ただし、現行の上限額を超えることは間違いないだろうというふうな判断のもとで変更したというところでございます。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) 数字が具体的に出ないということについてはちょっと、多少不満が残りますけれども、次に参ります。
サテライトオフィス10社ということであります。これも同じように事業者名、事業内容、概略で結構ですので、お願いいたします。
○議長(相澤 榮君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) まず、事業者名ということでございますが、こちらについては、事業内容ということでちょっとお話をさせていただきたいと思います。
サテライトオフィスでは、IT企業が6社になります。それから、コンサル系が3社、それから、営業が1社ということでございます。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) 全てTOMI+内でというふうなことだと思いますけれども、承知いたしました。
次に入ります。
委託業者、富谷宿のしんまち活性化構想策定業務ということになります、委託業者と委託の金額はどれほどになりますか。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) こちらにつきましては、委託事業者につきましては株式会社ソノベでございます。委託金額につきましては1,644万円でございます。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) 何を委託したかということは、先ほど、答弁の中で概略多少ありましたので、省きますけれども、成果品はいつまでということになりますか。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 業務といたしましては、今年度いっぱいの業務としておりますので、今年度中の成果品の提出ということを見込んでおります。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) しんまち活性化について、論旨でも多少触れたところです。異論はあろうかと思いますけれども、やはり見きわめ、見定めが大事ではないかと。過去の事例、国の補助金交付金事業の事例等を見た中でも、そうなっては困るわけですから、その轍を踏まないようにというようなことも含めました。
そのような中で、けさほどの新聞に、地域商圏、いわゆる購買者数ということでしょうか、衰退が鮮明という縦見出しで出ておりました。県内14商圏あるんだそうですけれども、そのうち、仙台以外の9商圏で買い物数が減少したという内容のようです。
県では、6月12日、この調査結果を既に発表しておりまして、気仙沼が15.5%の大幅減少というふうなこと出ましたけれども、県の公表数値を見ますと、その上に富谷商圏がありまして、減少幅が最大であると、17.5%という数字を見て、また驚いたところです。
そのような中で、このような足元、これは去年の10月調査というふうなこと、3年に一遍とかというふうなこともありましたけれども、TOMI+運営、しんまち活性化においては、効果はやはり見きわめて、くれぐれも過剰な投資には慎重であるべきだというふうに考えますけれども、見解を伺いたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) まず、TOMI+でございますが、TOMI+につきましては、昨年の7月オープンということで、旧庁舎という誰からも親しまれたいわゆるまちのレガシーを最大限活用する施設ということで建設を行ったと。現在、毎日、私もTOMI+に行ったりしますけれども、駐車場がほぼ常に満杯状態になっているということで、かなりしんまちの活性化につながっているというふうに考えております。さらには、1年目からシェアオフィスがほぼ満室状況にあるということで、かなり活性化につながっており、大きな成果になっているんではないかなというふうに考えてございます。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) しんまち活性化の拠点というふうなことで、拠点施設でというふうな位置づけもあるわけですので、今、課長の答弁がありましたように、このようなことの継続というふうなことで、世情とあわせて、にらみ合わせながら、ぜひ活性化の推進にお取り組みをいただきたいと、このように思います。
コンサル料、6つほどでしょうか、TOMI+からやすらぎパークまで挙げまして、それぞれの一般財源と交付金、補助金というふうなことで数値が出ました。それぞれ、この6つの領域、6つに限った委託料となりますけれども、合計した金額は幾らになりますか。委託料の合計です。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 済みません、ちょっと計算をさせていただきたいと思いますので、後ほど回答させていただいてよろしいでしょうか。(追加発言あり)
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) 後ほどというと困るんですけれども、ざくっと言えば、1,060万円を1,000万とこういうふうな取り上げ方をすると1億3,000万円を超えるんではないでしょうか。そのような中で、交付金、補助金の額の合計は、ざざっと積算していきますと2,300万ほどかなというふうに思うんですが、概算、そのように受けとめて、次の質問に入ってよろしいでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 交付金につきましてはもう少しあるのかなと思いますが、そのような認識でよろしいかと思います。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) じゃあ、交付金の数字だけ、もう一回、おっしゃっていただけませんか。もう少しとおっしゃるなら、そごがありますので。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) まず、しんまち活性化につきましては約500万。スイーツの駅につきましては682万円。公共交通につきましては1,095万円。図書館につきましては全て一般財源です。やすらぎパークにつきましても全て一般財源です。以上のような内容です。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) 私の積算がひょっとしたら間違っているかもしれません。後ほど、交付金の合計額ということでお示しをいただきたいというふうに思います。
コンサル総額は1億3,000万ほどかなというふうな認識で質問をいたしております。そのような中で、コンサルに関して、専門性を生かす、庁内職員にない知恵を有料で受けるというふうな、そのような意味合いを否定するものではありませんけれども、やはり、同じように、先ほどの総合戦略の有識者会議においても指摘がされております。地方版総合戦略の検証については、策定に際して、丸投げでなくても、8割以上の自治体が何らかの形で外部委託をしているということから、自治体が主体性を発揮しているのかという指摘がなされています。
ここでやっぱり大切なのは、自治体の主体性と言っていますけれども、自主性、自立性であると私は思います。そのように思います。主体性を発揮するためにも、コンサル委託料を少しでも減らして委託料の軽減に努めるべきではないかというふうに考えますけれども、市の見解をお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) コンサルの委託料につきましては、先ほどの答弁にもありましたとおり、やはりその委託業務の内容によりましては、どうしても専門的な知見、専門的な経験、そういったものが必要になってくるところがあります。その中で、職員の持っている能力であったり、それを補って、市として全体としてよりよい計画の策定のためにはどうしても必要な部分が出てくると思いますので、その辺につきましては、今後も必要の都度、検討させていただきまして、必要な対応をさせていただければというふうに考えております。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) そのように返ってきましたけれども、極力、やはり皆さんの知恵、職員の知恵を、そういう場を通して、経験を通して得る、そしてまた、地域をよく知るという意味では、私は市職員以上の立場を持っている人以外ないと思うんですよね。そこはやっぱり知恵の総和をもってして、知恵の出しどころというふうな、勘どころというようなことにもなろうかと思いますので、よもや丸投げなんていう言葉を私は使いたくはないですけれども、使いませんけれども、そのようなことでないような取り組みがやはり、この事例にかかわらず、今後とも引き続き必要ではないかなというふうに思います。
図書館のほうに入ります。
図書館は、論旨でもいろいろな角度から申し上げました。いろいろな経緯もありました。構想計画、いろいろな皆さんの声をということで、繰り返し、何十回、何百人というようなことになろうかと思いますけれども、そういう構想計画の延長上にこのぐらいの規模、一般的に描く規模と、出てきた予算規模といいますか、センター館は譲らない、センター館ゆえに5億、プラス3億、8億ですとかという規模も、1,700、トータル込み込みで図書室機能をリノベーションしてというふうなことで、いろいろ紆余曲折があるんですけれども。ぜひ、一般的な、標準的なというふうなあたりで、先ほど、最後に拡大を求める意見もあるということも答弁にありました。市民の声、声の聞き取りというのはいろいろだと思います。しかしながら、どう見ても、私もいろいろな経緯はありますけれども、図書館の持つ意味、5万人都市としての市制をしいた富谷市に必要な施設、図書館、この辺についてはやはり譲れないものがあるんだなというふうなことに至って今の質問になったわけでございます。
次、図書室機能を残したまま、センター館としてぜひ標準的な3,000平米を超える延べ床面積、そしてまた、標準規模であれば14億、15億前後というふうなあたりの数値を目標にしながら、ここ1年、繰り下げたわけですから、そういった財政的な側面が課題であるのであれば、ぜひ、数年先、延ばしてでも、そういったことを予定する計画にすべきではないかというふうにも考えます。この点については、市長からお伺いをいたします。市長にお願いいたします。市長にお願いします、議員として求めます。
○市長(若生裕俊君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 最初から私が答弁すればよかったですね。
この図書館の問題につきましては、これまで時間をかけていろいろな市民の皆さんのご意見をいただきながら進めてきた結果が、この基本構想、そして基本計画に至ったところでございます。
以上です。
○議長(相澤 榮君) 次に、19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) それでは、私の一般質問をさせていただきます。私は2件について一般質問いたします。
初めに、子育ての支援事業の休日開催についてであります。
子供への虐待や育児放棄など、痛ましい事件が後を絶ちません。
子供がおなかにいるときには、どんな子が生まれてくるのか、こんな子に育ってほしいなど、不安の中、将来に向かって希望に満ちた日を過ごされていると思います。しかし、子供が生まれると、育児、子育ては大変です。毎日、悩みながら子育てをされていると思います。特に母親の思いはいかばかりかと思います。
そうしたことをサポートするのが、市で行っている各種の子育てサポート事業であると思います。子供は生まれてよちよち歩きですが、親も初めての経験で同じくよちよち歩きなのであります。保育士さんや、また子育て中のほかの母親などからのアドバイスを受けながら、子育てができると思います。市の行っている事業の重要性非常に大きいものであります。
乳幼児の子育て世帯で、夫婦ともに就労している世帯が多いのではないでしょうか。その就労先の多くの会社は休日が土曜、日曜であると思われます。子育て支援につきまして、以下質問いたします。
1、とみここや子育てサロン等の子育て支援サポート事業を土曜、日曜、休日に実施できないかであります。
2番目の交通対策についてです。
人々の往来が多くなり、そこで交流が生まれ、市ができ、まちが形成されていく。まちの活性化、発展、興隆には人々の往来が活発であることが基本と思います。
富谷市は、鉄道がなく、バスや自家用車での移動がほぼ全てという状態です。交通の利便性の確保が今後の富谷市の発展に欠かせないものであり、これのみが富谷市を発展させるキーポイントと言っても過言ではないと思います。
富谷市総合計画では、目標とする将来像に「住みたくなるまち日本一」を目指し、交通関連施策の方向性では、第1編3-1の公共交通として、施策目標は「あらゆる立場・世代の方々でも安全で自由に動けるまちづくり」であり、「利用者のニーズに対応した市民バスの効果的な運行、市内から泉中央駅までの交通利便性の確保、公共交通グランドデザインの策定」としています。
また、富谷市公共交通グランドデザイン、都市・地域総合交通戦略の基本構想の策定の趣旨には、「自家用車の依存することなく各関係機関が連携し、適切な役割分担のもと望ましい都市像の実現を図るため、本市における過年度調査を踏まえ、交通関連事業とまちづくりが連携した総合的かつ戦略的な交通施策の推進に向けた富谷市公共交通グランドデザインを策定するもの」とあります。
市長は、18日の市長挨拶の中で、「新公共交通システム推進事業については、昨年度策定しました富谷市公共交通グランドデザインに基づき、引き続き、国土交通省の街路交通調査費補助金を活用し、富谷市都市・地域総合交通戦略・基本構想の策定に向けて、関係機関とさらなる連携を図りながら取り組んでまいります」と述べられております。
富谷市公共交通グランドデザイン及び交通対策について、以下質問いたします。
まず、富谷市公共交通グランドデザインについてであります。
1、富谷市公共交通グランドデザインの実現への今後の取り組みについてをお聞きいたします。
2番目に、市バスについて。
1、市民バスの増便についてお伺いいたします。
2、病院や買い物等への利便性の向上についてお伺いいたします。
3、ノンステップ車両の導入についてお伺いいたします。
外出支援乗車証「とみぱす」についてお伺いいたします。
1、各公民館での手続はできないか、お伺いいたします。
次に、重度障がい者等福祉タクシー利用券助成についてお伺いいたします。
1、助成対象者の拡大はできないかについてお伺いいたします。
それでは、大きな3つ目であります。高校生の通学費の助成についてであります。
富谷市公共交通グランドデザインの計画区域には、市街地を含む市内全域や仙塩都市圏の北部地域など市域外に及ぶ広域交通も視野に入れて計画策定を行いますとあります。家庭における経済的な負担の軽減とともに、公共交通の利用促進が図られる高校生の通学への助成を行うべきと考え、以下質問いたします。
1、富谷市総合計画及び富谷市公共交通グランドデザインにおける高校生の市外の学校への通学に関しての位置づけはどのようになっておりますでしょうか。
2、通学費に助成はできないか、お伺いいたします。
以上でございます。
○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの安住稔幸議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の子育ての支援事業の休日開催についての問い1、とみここにつきましては、子育て世代包括支援センターとして、妊娠期から子育て期まで切れ目のない相談及び事業を展開しております。各種乳幼児健診や講座等の実施に当たりましては、複数の小児科医や歯科医師、看護師、大学の講師等に委託しており、土・日、休日の実施は難しい状況にあります。しかしながら、今後につきましては、プレママ・プレパパ学級等の父親も参加しやすい教室において、土日開催の要望を把握し、検討してまいりたいと考えております。
また、西成田コミュニティセンター子育てサロンにつきましては、現在でも土曜日は開所をしております。平日と土曜日の1日当たりの平均利用者数はほぼ同じであることから、当面は現状のまま運用してまいりたいと考えております。
質問件名2の交通対策についての問い1でございます。
富谷市公共交通グランドデザインの実現への今後の取り組みにつきましては、今年度は、国土交通省の街路交通調査費補助金を引き続き活用し、富谷市都市・地域総合交通戦略・基本計画の策定作業を進めているところであります。
本業務につきましては、富谷市の公共交通グランドデザイン基本構想の実現に向け、施策の具体化や事業プログラムの検討等を行い、将来像の精査を図りながら基本計画を策定するものであります。
今後、基本構想で設定した施策を基本とし、関係機関との協議、調整を踏まえ、施策の内容や実施時期等について、具体化及び精査を行いながら基本計画を策定してまいります。
問い2、市民バスにつきましては、富谷市公共交通グランドデザイン基本構想に基づき、まずは市民バス再編の取り組みを進めてまいります。具体的には、市民の皆様の利用実態を見据えた路線や時刻の見直し等を図り、増便の必要性も判断しながら、病院や買い物等への利便性の向上に努めてまいりたいと考えております。
また、ノンステップ車両の導入につきましては、今後、運行受託事業者に対しまして、導入を検討していただくようお願いをしてまいりたいと考えております。
問い3、「とみぱす」の申請等の手続につきましては、専用のシステムにより高齢者と障がい者に分けて長寿福祉課、地域福祉課、それぞれの課において管理をしております。出張所での入金申請のご要望もいただいておりますが、残高の確認や有効期間内での申請回数など進捗管理を伴うため、市役所でのみ受け付けとさせていただいております。
申請される皆様にはご足労をおかけしますが、高齢者・障がい者の外出を支援することを目的に実施している事業ですので、何とぞご理解のほどをお願いいたします。
なお、先ほども申し上げましたが、市民バスにつきましては、入金の手続、利用する時間も考慮した運行時間の検討など、できる限り、利便性を高められるよう努めてまいりたいと考えております。
問い4、重度障がい者等福祉タクシー利用券助成事業につきましては、昨年10月1日から運用を開始し、本年度分も4月から申請を受け付けており、5月末日現在で76名の方に申請をいただいております。
なお、来庁の際に、助成対象の拡大を求めるご要望も数件いただいております。本年度実施します第6期障がい福祉計画策定に伴う実態把握調査におきまして、公共交通機関を利用できないと思われる方々の実態把握と分析を行う中、検討してまいりたいと考えております。
質問件名3の高校生の通学費の助成についてでございますが、問い1、問い2については関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
まず、富谷市総合計画及び富谷市公共交通グランドデザインにおきまして、高校生の通学に関しての位置づけはございません。また、通学費の助成につきましては、菅原福治議員の答弁で申し上げましたとおり、大和町の事例で試算しますと、約9,500万円の経費となり、財政負担が大きく、現状では厳しい状況であるものと考えております。
今後も引き続き本市の課題の1つとして捉え、他自治体の事例も参考としながら調査研究を行ってまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(相澤 榮君) これより安住稔幸君の質問は一問一答により行います。19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) それでは、再質問させていただきます。
まず、子育て支援のほうの話でございますが、今、大体、夫婦ともに就労されている世帯、およそ何世帯ぐらいと市のほうでは調べていますでしょうか。お願いします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 詳しい数値というのはないんですが、保育所にはいっている数等から推計になりますが、約40%、短時間も含めれば約40%から50%くらいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 今、40%くらいというふうな話、そうしますと、今、保育所の定員、ざっと900人くらいでしょうかね、富谷市内。その大体半分近くの数字が世帯ということでありますと、今市長のほうからもご答弁いただきましたけれども、広報とみやの6月号、例えば見ますと、子育て支援の事業、本当にたくさんございます。本当にいろいろなことをしていただいているということで思っております。しかしながら、これを見ますと全て平日ということでありまして、働いている方々は、子供の子育て支援、そういったものについてのサポートを受けられないというような状況でございます。こういった状況は、富谷としてやはり改善していかなければならないと思いますけれども、この辺についての、どのように意識を持っていらっしゃるか、お聞きいたします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援センター所長。
○子育て支援センター所長(猪股純子君) お答えいたします。
健診につきまして、やはり平日行っております。ただ、この集団健診を平日に行っている理由といたしまして、1つ目は、集団健診において小児科医師、歯科医師による健康診査とともに、育児中の困り事相談や子育ての悩みを解消できるなど、多角的な支援ができるという利用者にとっての利点がございます。
2つ目といたしましては、児童虐待予防の観点からでございます。集団の健診の場において対面して親子の様子を直接確認し、子育ての状況を把握し、育児の悩みを丁寧に聞いて対応することができるという点でございます。
3つ目といたしましては、子育て中のママと同年齢、月齢のお子さんたちが出会い、知り合う機会の一つとも捉えております。
以上のことから、集団健診の機会を大切に捉えているところでございます。
○議長(相澤 榮君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 健診のほうはよくわかりました。いろいろなお医者さんのこともありますので、そう簡単にはいかないというふうなお話ということであります。
まず、健診についてなんですが、確かにそのとおりだと思います。ただ、やはり、他の自治体では実際に日曜日等やっているところもあると私はちょっと認識しております。数は余りないようでありますけれども。やはり、住民の子育てへの支援ということで考えますと、先ほど言いましたけれども、子育てについて非常に悩むわけであります。そういったものがありまして、最近の虐待とか、育児放棄とか、そういったものがやはり出てきているのかなと、ちょっと思うところであります。
今の健診の話はわかったんですが、私は、ちょっと聞きたかったのは、健診はわかりました。例えば、いろいろなすくすく相談とか、そういった何かいろいろなものがありますね。赤ちゃんとママのおしゃべりサロンとか子育て講座、あそびのひろば、大分前の話ですとちょっとあれですけれども、例えば私も、これなんかは絶対出たかったなと思うんですけれども、怒鳴らない子育て講習とか、こういったようなものがいろいろございまして、やはりこういったものが平日しかやっていない。やはり、こういうところが非常に富谷の場合はまだまだなのかなと思っております。この辺についての認識についてお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援センター所長。
○子育て支援センター所長(猪股純子君) お答えいたします。
とみここで実施しております各教室、講座、幾つかございます。そちらについて、土日開催の検討が今後可能かどうかということを考えてまいりまして、とみここで実施しております各教室については、とみここの職員が中心となり企画運営している事業でございますが、やはり、在宅のパートの助産師さん、それから、保健師、栄養士などにもスタッフとして依頼しているところでございまして、土日開催につきましては、今後、要望の数を把握いたしまして、ニーズに応える形で見きわめ、検討してまいりたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 例えば、ちょっと健診の話になりますけれども、例えば妊婦健診、これなんかですと病院で受けるわけでありますけれども、そうしますと、大体、働いている方は土曜日あたりをその産婦人科の病院のほうに行かれて受けているようなことであります。土曜日だけでも、やはりこういったものを開いていただきますと、その辺は何とか都合をつけて、もちろん、今は母親だけが子育てというわけではありませんが、やはり夫婦ともにそういった講座に出て子育てを勉強するというか、そういったものをご支援いただけるようになるかと思いますけれども、この辺についてはいかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援センター所長。
○子育て支援センター所長(猪股純子君) 昨今の子育て世帯の多くは共働きであるということ。また、子育ては夫婦で理解、協力し合って行うことが望ましいということから、今後、とみここで行う妊娠期から子育て期までの学びの機会について、参加しやすい形ということを模索してまいりたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) そして、先ほど、意識調査というか、何か、ご意見とかを聞くということでありますが、こういったものも、アンケートというか、そういったようなものを何かしらできないものかと思っておりますけれども、この辺につきましてはいかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援センター所長。
○子育て支援センター所長(猪股純子君) 現在も講座もしくは教室、健診などにおいでいただきました利用者の方には、アンケート、もしくはご意見などをいただいているところでございます。今後、参加可能な曜日、または開催を希望する曜日などということも設問の中に入れまして、把握してまいりたいと考えます。
○議長(相澤 榮君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) よろしくお願いいたします。
続きまして、富谷市公共交通グランドデザインと交通対策についてお聞きいたします。
今後、基本計画策定を進めるということであります。ことしの3月にできました交通戦略の基本構想によりますと、目標年次というところに、短期的には3年、その次、5年、そして、長期的に10年というような目標の中で計画が上がっております。
その目標となる将来像実現に向けて取り組む施策について、例えば新たな軸となる基幹公共交通の整備、本市の新たな骨格となる公共交通の軸として、泉中央駅から明石台地区、成田地区、大清水地区を結ぶ新たな基幹公共交通の導入を目指しますというようなことが書いてあります。これにつきまして、今の目標年次、3年、5年、10年とありますが、この辺については、いつのときに大体こういったものを明確にお示しいただけるんでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) 一応、短期、中期、長期ということで今回出させていただきますが、実際には、各専用車さん、それからバス事業者さん等々とのいろいろな調整が必要でございます。それで、想定として、3年、5年、10年ということでやっていますが、それらについてある程度明確になった時点で、これについては幾ら……。ですから、今回の基本計画の中においては、一番すぐできるのは何なのというと、例えば我々として見れば、市民バスのダイヤ改正等についてがすぐできるであろうというふうに思ってございまして、それらについてはやっていきたいなというふうに思ってございます。それ以外の実際の公共交通の、例えば軌道系の話とかという話になりますと、これについては長期でも厳しいかというところでございます。
○議長(相澤 榮君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) この基本構想を見ますと、非常に何とも、市民から見ると、私もですけれども、何か夢が持てそうな気もしますが、しかしながら、10年以内にこれだけのもの作成されるとなると、そこまで、実際、富谷だけでできるものではないと思いますので、非常に難しいのかなと危惧しているところでございます。
そして、施策の2に基幹交通の拠点となる交通結節施設の整備ということであります。その中に、回遊機能、交流機能、環境機能、防火機能など、多様な機能を導入することにより、人々が集まり、交流するにぎわいのある場の形成を目指しますということでありますけれども、これも、こういったような形になっていますと、何かしらのものができるのかなと非常に期待をするわけでありますけれども、この辺についてはいかがなんでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) その件に関しましては、交通結節点の事業として、どういうところにバス停をつくって、それから、バスの運行状況はどうなんだというようなことを多様に検討させていただきながら、今後、決めていきたいとは思っております。ただ、今、要は、交通だけがすいすい流れたのではまちづくりがちょっとできなくなってしまうということもございますので、あくまでも富谷としてのまちを、どのようにこれからまちづくりを進めていくんだというような観点も加味しながら、今回のグランドデザインの基本計画の中で検討していきたいというふうに考えてございます。
○議長(相澤 榮君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) そして、施策の4としまして、公共交通の速達性、定時性向上に資する都市計画道路の整備ということで、ここに都市計画道路の宮沢根白石線、穀田大沢線、また、将来的には七北田西成田線の名前も出ております。どれについても、今現在、非常に難しいものという、私の個人的な認識でありますけれども、こういったものも掲げているということを考えますと、やはりそれらについて具体的に話を進めていくというような方向性でよろしいんでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) 都市計画道路の場合、やはり10年、20年かかるというのが通常でございまして、それらに向けて、公共交通的な軌道系のものがいいのか、バスがいいのかというようなものを踏まえまして、それに接続するような時期的なものも加味した上で検討してまいりたいというふうに考えてございます。
○議長(相澤 榮君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) わかりました。
非常に、このとおり進むと、富谷の、先ほども私論旨で述べましたけれども、やはり人の往来というか、やはり、特に富谷につきましては交通の利便性の向上が非常に、まちづくりのというか、発展につながると思いますので、鋭意努力していただきたいと思っております。
続きまして、市民バスにつきましてでありますけれども、市民バスの増便、これも私、なぜ上げたかと言いますと、市民バスが満員で乗れないという方が、ちょっとお二人ほどお話を聞きまして、ちょっと私もそういう認識はちょっとなかったんですが、また、そういうときもあるんだということでありまして、その辺につきまして、市のほうでは認識されておりますでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) そのたびに、実際、現地を見て、状況について把握してございます。
○議長(相澤 榮君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) そうしますと、満員で乗れないこともあるということを認識されているということですね。
ですので、今度、市民バスのダイヤのほうを一部改正されたようでありますけれども、ぜひとも、この辺、やはり改善をお願いしたいところでございます。
あと、病院や買い物等の利便性の向上ということでありまして、もちろん、そのとき、そのときの乗られる方が、やはりちょっと病院の近くに、ぜひとも、とまれると本当に利用しやすいのにというふうなお話もお聞きいたしまして、そういったことで、皆さんのご意見を皆聞くとまちの中全てバス停だらけになるのかなと思うところもありますけれども、ただ、やはりその辺聞いて、皆様からのご要望を聞きながら、アンケート調査もしているとは聞いておりますけれども、具体的にそういったものをかなえられるような方策というものをやはりしっかりとっていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) 市民バスだけで全てが満足いくような状態というのはなかなか厳しいかなと。周辺の市町村を見ますと、やはり最近流行のデマンド的な話もございますので、そういった別な交通の流れ的なものも加味しながら、何が富谷にとって一番いいのかというものを検討してまいりたいというふうに考えてございます。
○議長(相澤 榮君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 先ほど、ノンステップバス、交通業者のほうに、事業者のほうにお願いするというようなお話ございました。お話聞いていたんですが、私も見ていたこともあるんですが、非常に足の不自由な方ですと、あのステップ、一歩上に上るだけすらできない。介助者がおられれば、それでも何とかというような状況でございますので。このノンステップバス、これは交通グランドデザインにもはっきりと書かれておりますので、この導入につきまして、ただ結構お高いものかなとは思いますけれども、ぜひとも、利用されてこその市民バスと思いますので、その辺、ぜひとも積極的に進めていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) ノンステップバスにつきましては、私も含めてなんですが、非常にステップがあるとひどいということでございますので、それにつきましては、次の、例えば委託業者のほうにお願いする際に、「ノンステップバスの導入もいかがですか」というような問い合わせをかけながら、本当にできるもの、できないものということも踏まえまして検討してまいりたいというふうに考えてございます。
○議長(相澤 榮君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 続きまして、「とみぱす」についてでございます。
先ほどのお話ですと、一番ネックになっているのが残高確認かなとちょっと思ったんですが。残高確認ができないので、その場ですぐに発行できないのかなということで、ちょっと思いました。一番最初は、一番初めに申請する方は、確かにそれなりの確認というかも必要だと思いますけれども、例えば2回目以降とか継続して使われる方ですと、いわば各公民館で申請をし、後で郵便で送るなり、そういったものもできるかと思いますけれども、この残高確認というのは、やはりその機械というか、そういったもので簡単にというか、できないものなんでしょうか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) 残高確認につきましてはシステムにより確認しているところでございまして、ただいまですと市役所本庁舎のみという状況でございます。
○議長(相澤 榮君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 設備関係でネックだということでありますけれども。それと、私ちょっとその機械は見たことないからわからないですけれども、そういう、よほど大きなものというか、そういうふうな機械なんでしょうか、発行するに当たっての機械。
○議長(相澤 榮君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) システム自体といいますか、普通のパソコンタイプのものでございます。
○議長(相澤 榮君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) そういうもので、ちょっと金額どうのはわかりませんが、実際にああいった、icscaとかいろいろなカードがございますけれども、チャージできるもの。それは普通、私の知っている範囲内でありますと、ちょっとした機械でパソコンですぐちらっと見られるという程度のものでございまして、そんなにすごい機械というわけでもないわけでありますけれども。やはり各公民館でちょっと確認、発行というか、2回目以降というか、継続されている方ですと、申請して、その場でいただいてくるような状況のようでありますけれども、例えば、それを郵便で後で送るなりするなり、そして、近くの公民館というか、出張所で手続できるようなものというのはやはり全く難しいんでしょうか。もう一度お聞きします。
○議長(相澤 榮君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) 「とみぱす」につきましては、残高の確認というのももちろんございますが、有効期間内での申請回数など、市長答弁でも申し上げましたが、そういった部分もございます。また、こちら、「とみぱす」の目的でございます外出の支援という面もございますので、今の体制を今後もというようなところで考えてございます。
○議長(相澤 榮君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 外出支援ということでありますので、やはり外出できない方はというのはわからないことはないんですが、それでも、公民館とか出張所には来るわけですので、その辺、ぜひ、また検討をお願いしたいと思います。
そして、続きまして、「とみぱす」につきまして、先ほど、バスに乗るときの話を今しました。介助がなければちょっと乗れないような方がやはりいらっしゃいます。そうしますと、そういう方は、「とみぱす」を持っている方はいいんですが、それを介助する方が一緒に乗ってきますと、その方が70歳以上の方でありましたら、「とみぱす」の対象者であればそれはそれでいいのかなと思いますけれども、申請していなかったり、そういうことを考えますと、介助者に対しても「とみぱす」の発行というものはやはり必要ではないかなと思いますけれども、この辺についてはいかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) 「とみぱす」につきましては、バスを利用できてというところもございますので、その辺を考えますと今の体制でというところになるかと思います。
○議長(相澤 榮君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 今のちょっと課長の答弁ですと、次の重度障がい者のほうのタクシーのほうのちょっと話に絡んでくるかなと思います。
これは先ほど市長のほうから、対象の拡大ということで、こういうご要望も来ているような話でございます。私もいろいろお話をそういった利用された方に聞きました。また、申請しに行って断られた方のお話なども聞きました。この対象が身体障害者手帳の障害程度が1種1級または1種2級に該当し、障がいの部分が上肢、下肢及び体幹並びに移動機能障がい単独で1級または2級に該当する方とか、いろいろ書いてありますけれども。この辺、今言ったように、介助してもらっても、非常に一般のバスに乗るには非常に辛いというか、難しいというような方もいらっしゃるわけであります。そういう方で、今書いたような、1級とかそういったものに該当しない方も結構いらっしゃるようであります。ですから、この辺につきまして、対象者の拡大というのはやはり今後必要ではないかと思いますけれども、この辺についてはいかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) 議員さんのおっしゃるとおり、まず、普通の公共バスに乗れない対象として、こういった該当の身障手帳が1種1級といったような条件をまずつけさせていただいたところでございます。ただ、実際に運用していく中で、やはり窓口等でなかなか、そういう対象としてふやしてもらえないかといった声が多く上がっていたところも事実ではございます。そういったところもございまして、先ほど市長の答弁にもございましたように、今後、計画策定に向けてのアンケート調査の中で、もっと具体的にどういった方々が、1級該当にならないまでも、そういったバスにはちょっと難しい、介助がないと乗れないという方々がどのような形でいらっしゃるのかということを、私たちの中で想定している部分もございますが、想定していないところで思われている方もいらっしゃると思いますので、まず、そこを確認させていただきたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 透析なんか本当に受けられた後なんかは、とてもじゃないけれども、立っていられないというようなくらいでありまして、やはり、そういった方もバスに乗るのはきついというような話も聞いております。こういった方も、ぜひともその検討過程の対象の中に入れていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) 透析を受けられている方で身障手帳をお持ちの方は当然その調査の対象に入ってまいりますので、そこはお伺いすることになるかと思います。
○議長(相澤 榮君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) これもちょっと入れて検討していただきたいと思いますが、今議会に上程されております富谷市心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正についてでございます。今回、これにおきまして、精神のほうが一部医療費助成の対象として加えるということになっております。やはり、こういった方は一般のバスに乗るというのも結構厳しいのかなと私なりには思うわけであります。大体の方はご家族で送迎されているかなというような感じはいたします。こういった方々もぜひともその検討の対象に入れられるように検討していただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) 実際、ご要望いただいた中に、やはり精神手帳をお持ちの方もいらっしゃいましたし、当然、今回の調査の対象としてもそういった方々が含まれておりますので、検討の課題というか、席には上がってくるかと思われます。
○議長(相澤 榮君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) それでは、続きまして、高校生の通学費の助成についてお伺いいたします。
昨日もこの件につきまして同僚議員の質問がございました。今回、市長のほうからお話ししまして、富谷総合計画または富谷市公共交通グランドデザインにつきまして、高校生の通学に対しての位置づけがないというようなご答弁がございました。先ほど論旨で述べましたが、やはり、あらゆる立場というか、あらゆる方々が公共交通の利用に浴するということで考えますと、この辺につきまして、私たち、子供たちというか、高校生も多い市でございますので、この辺をきちんと位置づけを今後していくべきではないでしょうか。いかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) 今後、その辺の検討もしていきたいなというふうに考えてございます。
○議長(相澤 榮君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 今、市長から、きのうも、きょうもでありますけれども、大体、大和方式ですと9,500万ほどというような金額がかかるということであります。
富谷市外に通っている高校生の人数というのは、おわかりでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) 市長の答弁でも申し上げましたとおり、仙台市内の高校に通う仙台市内が426名、富谷高校に通っている生徒が110名、黒川高校が91名、利府高校が15名となってございます。
○議長(相澤 榮君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 単純に考えると大体3倍かなということで、概算ですけれども、そうしますと約1,600人ほどになります。1,600人の子供たちが市外に行っているわけでありまして、そういうことを考えますと、すごいことだなと思います。私がちょっと思うんですけれども、単純に、私のあくまで概算ですけれども、9,500万ほどというようなことで、大和町さんとの例を出しますと、実際に父兄、保護者の皆さんは多分それの3倍から4倍くらいの金額を負担されている。通学費だけで3億、4億というような金額を負担されているような逆算の仕方があるのかなと思います。それだけ市として、市が負担させているわけではありませんが、そういったことを考えますと、何かしらの考え方を持ってもいいのかなと思っています。大和町さんのように、その方式をすっかりまねしろということではありませんが、やはり何かしらのものは考えるべきだと思っております。
例えば「とみぱす」を活用するということなんかはできないんでしょうか。たしか、icscaで定期券を発行しております。ちょっと私も詳細、ちょっと今まだつかめてはおりませんが、そういったようないろいろなことも考えることができるんではないかなと思うんですけれども、その辺についてはいかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) いろいろな考え方ございますので、今、議員さんがおっしゃったとおりで、そういったことも検討材料の一つに入れて、今後調査してまいりたいというふうに考えてございます。
○議長(相澤 榮君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) きのうも同僚議員のほうからありましたけれども、よく、何か子供の支援の政策のお話をしますと、これだけのものがかかりますということで執行部のほうからお話いただきます。確かに富谷は子供の多いところでありますので、子供の少ないところと比べたら、そのかかりようは桁違いなわけであります。しかしながら、いつも皆さんも言われているように、子供は宝でございます。多いのにこしたことはないという言い方はちょっとよくありませんが、少ないよりは多い、子供たちがたくさんいるというこのまち自体を誇りに自慢すべきものだと思います。それについて、かかるものはかかるものでありますから、それはしっかりと子供は宝として、特に教育なんかですと、教育への投資は未来への投資ということでございますので、ぜひとも、きちんとその辺も踏まえて将来にわたって考えていただきたいと思います。この辺につきまして、市長のご決意というか、そういうところをお願いしたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 議員のご意見は大変よく理解できているところでございます。ただ、昨日来、ご説明、答弁をさせていただいているとおり、何せ、かなり負担が大きくなるのも事実でございます。そして、なおかつ、実は、今回、小中学生であれば義務教育ですので、統一したある意味支援というものが通じるわけでございますが、高等学校の場合は、ある意味、その高等学校をその方が選択をして入学をされているということでございますので、そういう意味では不利益が、いわゆる選択したことの結果で通学の距離が発生しているところもありますので、その通学費を短くしたいのであれば、極力、地元なり、泉区の近い場所を選択されるということも可能なところでございますので、その辺は負担を一概に、じゃあ、市で、行政で、年間9,500万というもの負担するというのは現実的にはかなり厳しいところでもございます。その分、18歳までの医療費の拡大をして、幾らかでも子育て中の方の家計の負担軽減につながればということで行っているところでございますので、その辺、何とかご理解いただければというふうに思います。
○議長(相澤 榮君) 先ほどの若生英俊君の一般質問に対する答弁で保留した件について、発言を許します。企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 先ほどの若生議員からのコンサルの委託料について答弁をさせていただきます。
委託料の総額といたしまして1億4,485万6,000円でございます。そのうち、財源としての交付金の合計額が2,599万6,952円でございます。
よろしくお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 関連して、私、答弁をさせていただきたいというふうに思います。
ただいまの1億4,000万という額ですが、今回、総額でそういうふうに言われると大きな金額にとらわれがちですけれども、職員の名誉も含めて答弁させていただきますと、補足させていただきますと、やはり、今回の大半の大きな半分ぐらいが、まず、やすらぎパークの部分でございます。やすらぎパークの技術的な部分を職員が補えるか……。(「いいから」の声あり)いいからじゃない、ちゃんと言いますよ。そういう技術的なものが発生するもの。または公共交通の問題についてもやはり技術的なものなので、職員がやれるものではないという部分で、専門的な知識ですから、一概に総額で捉えられると、(「総額を言ってもらえればいいから」の声あり)何ですか。(不明瞭発言あり)そういう捉え方もありますので、どうかご理解いただければと思います。(「わかりました」の声あり)
○議長(相澤 榮君) これをもちまして本日の一般質問を終わります。
これで本日の日程は全て終了しました。
本日はこれにて散会いたします。
お疲れさまでした。
午後 2時22分 散会
令和元年6月24日(月曜日) 午前10時00分 開会
日程1 | 会議録署名議員の指名 | ||
日程2 | 一般質問 | 8番 佐 藤 聖 子 議員 | |
1 | 自衛隊への名簿提供は個人情報保護から問題 | ||
2 | 行政区長制度と自治会としての町内会のあり方を問う | ||
3 | 平和学習のために教育予算の拡充が必要では | ||
7番 藤 原 峻 議員 | |||
1 | 図書館建設費の再考が必要では | ||
2 | まちづくり、市民協働を問う | ||
3 | 子ども医療費の所得制限の撤廃を | ||
6番 齊 藤 秀 行 議員 | |||
1 | 富谷市民の老後の保証 | ||
14番 高 橋 正 俊 議員 | |||
1 | 外国人労働者の市役所の対応は | ||
2 | 明石台 宮沢ー根白石線の道路整備について | ||
10番 西 田 嘉 博 議員 | |||
1 | SDGsへの取り組みについて |
議事日程のとおり 午前10時00分 開会
○議長(相澤 榮君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。
○議長(相澤 榮君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、6番齋藤秀行君、7番藤原 峻君の2名を指名いたします。
○議長(相澤 榮君) 日程第2、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) おはようございます。
私は、3件について質問いたします。
1件目は、ことし3月の予算調査特別委員会でも問いましたが、富谷市が自衛隊に対して募集適齢者の名簿を提供している件についてです。
安倍首相が、ことし、2019年2月10日、自民党大会で「都道府県の6割以上が自衛隊員募集に対して協力を拒否している」、「憲法に自衛隊を明記して自衛隊違憲論に終止符を打とう」と発言し、それをメディアが一斉に報じました。2月25日、朝日新聞によれば、宮城県内では、閲覧含め全市町村が協力し、富谷市を含めた16市町村が名簿を提供しているとありました。
2018年5月、防衛大臣が各地方自治体に自衛隊員募集対象者の4情報、氏名、出生年月日、性別、住所のことですが、この4情報を紙媒体または電子媒体で提供するよう依頼したという経緯があります。
情報提供の法的根拠とされているのが、自衛隊法の97条「都道府県知事及び市町村長は、政令で定めるところにより、自衛官及び自衛官候補生の募集に関する事務の一部を行う」とするものと、自衛隊法施行令120条「防衛大臣は、自衛官又は自衛官候補生の募集に関し必要があると認めるときは、都道府県知事又は市町村長に対し、必要な報告又は資料の提出を求めることができる」としているものが挙げられています。
しかし、自衛隊法施行令120条は、防衛大臣が市町村長に対して資料の提出を求めることができる、つまり、協力要請できるとしているだけのものであり、これを根拠にするのは無理があるだろうと言われています。
現に、2003年4月23日、衆議院・個人情報の保護に関する特別委員会で、宇田川政府参考人が、「市町村長に対しまして適齢者情報の提供を依頼しているところでありまして、あくまで依頼でございます」としています。また、当時の石破防衛大臣も「市町村は法定受託事務としてこれを行っているわけでございます。私どもが依頼をしても、応える義務というのは必ずしもございません」と、答弁しています。これによって自衛隊募集について市町村が依頼に応える義務がないという政府解釈がはっきりしているものと考えます。
富谷市は対象者の名簿を作成し提出していましたが、仙台市は、個人情報保護に違反しないかなど名簿提出の課題を検討しているが、現時点では難しいだろうと、2月25日の朝日新聞にありました。以下5点、質問します。
第1に、自衛隊法施行令は情報提供について防衛大臣が要請できるとありますが、自治体が、これまで述べたとおり、応じる必要はありません。富谷市が名簿を提供できるとした法的根拠を明示するよう求めます。
第2に、提供に関し、協定書の締結はあるのでしょうか。
第3に、個人情報保護など庁内でどのような議論・検討をしたのか、お尋ねします。
第4に、2018年度の自衛官募集、提供についての現状を問います。対象年齢、総人数、提供時期、媒体の種類。
第5に、今後の対応ですが、せめて閲覧にとどめるべきではないかということです。自衛官募集適齢者の名簿を閲覧に戻したとしても、個人情報保護はできるというわけではありません。高校生が対象ということであれば、時期によっては18歳未満の未成年という人たちが含まれることになります。慎重さが必要です。さらに、個人情報保護を検討することも求められるのではないでしょうか、お尋ねします。
2件目の質問です。
行政区長制度と自治会としての町内会のあり方について問います。
町内会は、隣同士の挨拶から始まり、つながりが自然にできる、日常的にはもちろんですが、災害発生時で万が一、いざというときに力を発揮することになるものと考えています。富谷市は人口が5万2,500人を超え、出身地も考え方もさまざまな人たちが住んでいます。町内会加入世帯も未加入世帯もあります。町内会は、市から要請を引き受けることも多くあります。この点について、以前、一般質問で取り上げていますが、組織する会員数に見合った、一律ではない役員体制と事業のあり方について、真剣な検討が必要な時期に来ているものと思われます。行政区長会議は、市の主催で行われますが、町内会の交流会、情報交換会こそ実施すべきで、そのことによって町内会の意義とあり方が見えてくることになるのではないでしょうか。
富谷市の場合、町内会長を行政区長に委嘱するという制度になっており、行政区長の任務を6項目定めています。(1)に、議会だより、県政だより及び広報誌の配布に関すること。(2)市の執行機関の依頼をする文書の配布に関すること。(3)町内会等の区域の行政事務に関すること。(4)市長が特に指示する調査に関すること。(5)市と町内会の住民との連絡協調に関すること。(6)その他市長が特に必要と認める事項に関することとし、行政区長には報酬が支払われています。
自治会とは、広辞苑によれば、「同一地域の居住民が地域生活の向上のためにつくる自治組織」とあります。現行の富谷市の町内会長を行政区長に委嘱するやり方は、町内会長の任務と行政区長としての任務が相反することも生じてくることは容易に想像できます。自治会としての町内会に発展できるような、市と特に市民協働課の援助が必要になると思います。以下、2点質問します。
1つは、行政区長の任務の徹底についてです。区長であるという意識が行動につながると考えますが、これをどのように行っていますか。
2つ目は、今後の町内会は、住民の自治組織と発展することがあるべき姿と考えますが、富谷市の認識、今後、町内会のあり方をどうあるべきと考えているのか、見解を問います。
第3件目の質問は、平和学習のために教育予算の拡充が必要ではないかということでお尋ねします。
昨日、6月23日は、沖縄県が条例で定める「慰霊の日」でした。追悼式の様子がテレビで中継され、沖縄県の玉城知事が平和宣言の中で「平和を愛する沖縄の真心を子や孫に伝えなければならない」と述べました。小学6年生の山内玲奈さんが、自作の詩「本当の幸せ」を朗読し、戦争のない平和な世界を呼びかけていました。それに対して、安倍首相は、米軍基地の集中的な負担、その負担軽減に向け確実に結果を出す決意を挨拶で述べましたが、県民投票で反対の意思表示が7割を超えた辺野古基地移設には触れませんでした。
沖縄、摩文仁の丘に平和祈念資料館があり、その設立理念は、「沖縄戦の歴史的教訓を正しく次代に伝え、全世界の人々に私たちの心を訴え、もって恒久平和の樹立に寄与する」とあります。
戦争状態の中で生まれ、成長していく、戦争しか知らないという子供たちが世界にはいるという現実があります。平和は日々の努力なしに与えられるものではありません。日本国憲法はその前文で政府の行為によって再び戦争の惨禍を繰り返さぬことを誓い、ユネスコ憲章では、「戦争は人の心の中に生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」云々とあります。国際人として世界で活躍できる人間になるために、子供たちに平和の学習を積んでほしいと強く思います。
第二次世界大戦から74年、当時を知る人々は高齢化し、逝去する人たちもあり、戦争体験を生で聞くことも難しくなっていますが、市内の戦争体験者や戦争に送り出した家族の話などを語ってもらう取り組みができないか。年間を通じ、学年に合わせた平和学習の取り組み、そのための環境整備・予算の拡充が必要であると考え、以下3点、質問します。
第1に、平和学習の必要性をどのように考えていますか。
第2に、世界を視野に入れた学習・教育を進める必要性があると考えますが、そのために小学校、中学校それぞれで特に平和学習として取り組んでいることは何ですか。
第3に、第二次世界大戦で原子爆弾が投下された広島、長崎に中学生を平和大使として派遣する取り組みをしている自治体があります。富谷市としても派遣を検討するよう求めて質問します。
○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) おはようございます。
それでは、ただいまの佐藤聖子議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の自衛隊への名簿提供は個人情報保護から問題ではの問い1と問い3については関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
自衛官募集事務につきましては、地方自治法第2条及び同法施行令第1条により法定受託事務と規定されており、自衛隊法第97条及び同法施行令第120条で、防衛大臣は、自衛官又は自衛官候補生の募集に関し必要があると認めるときは、都道府県知事又は市町村長に対し必要な報告または資料の提供を求めることができるとされております。
本市といたしましては、関係法に基づく地方協力本部長及び防衛大臣からの依頼に応じ、また、市の個人情報保護条例関連規定に基づいて、庁内判断をし、紙媒体での提出に応じたものでございます。
問い2、協定書の締結につきましては、協定書はございません。
問い4、2018年度の自衛官募集についての現状につきましては、対象は平成12年4月2日から平成13年4月1日までに生まれた男女で、総人数は716名であります。平成30年5月23日付、富防第23号にて紙媒体で提出をしております。
問い5の「今後、自衛官募集適齢者の名簿提供ではなく、閲覧にとどめるべきでは」との問いにつきましては、今年度より閲覧での対応としております。
質問件名2の「行政区長制度と自治会としての町内会のあり方を問う」の問い1、行政区長の任務の徹底につきましては、行政区長の皆様には、毎年4月に開催しております第1回行政区長会議において、富谷市行政区長に関する規定に基づき、その任務についてご説明し、ご理解とご協力をお願いをしております。とりわけ、任務の一つである広報誌等の配布につきましては、月ごとに依頼文書を添えるなど、市との連携を密にしながら、速やかな対応に努めていただいております。
問い2、自治会としての町内会の発展につきましては、近年、社会構造や価値観が大きく変化する中、全国的な傾向として、町内会の課題は複雑化、深刻化していると言われており、町内会においては新たな時代に対応できる持続可能な運営や活動への変革に向けてさまざまな検討や取り組みがなされているものと認識をしております。
このことから、昨年の第3回定例会において、議員のご提言にもありましたとおり、市といたしましても、改めて行政区長及び町内会の負担軽減を図る必要があるものと考え、事務事業見直しの一つの視点として取り組みを進めているところであります。
今後も、本市が持続的に発展していくためには、地域コミュニティーの中核である町内会との連携、協力は欠かせないものであります。町内会が住みよい地域づくりのために自主、自立的な住民組織として発展していくことは誰もが住みよいまちづくりの実現につながるものと考えております。
質問件名3につきましては、教育長より答弁をさせていただきます。
私からは以上です。
○議長(相澤 榮君) 次に、菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) それでは、私のほうから、質問件名3、平和学習のために教育予算の拡充が必要ではのご質問に対してお答えを申し上げます。
問い1、平和学習の必要性をどのように考えていますかについてでございます。
学校における平和学習につきましては、学習指導要領に基づき、主に国語科や社会科、特別の教科道徳などで、児童生徒の発達の段階に応じて指導しております。令和2年度から順次実施される新学習指導要領では、その前文に持続可能な社会のつくり手の育成を目指すことが明記され、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うことなど、平和教育の充実を図る必要があるものと考えております。
今後とも、各学校において、学習指導要領に基づき平和学習が着実に実施されるよう働きかけてまいりたいと思います。
問い2でございます。
平和学習については、国内で完結するものではなく、グローバルな視点で考えていく必要があるとも考えております。なお、市内の全ての小中学校は、昨年度、ユネスコスクールに登録され、世界的な学校間ネットワークの一員となりました。現在、学校の実情に合わせて平和に関する課題を含む17の持続可能な開発目標を関連づけながらESDの推進に取り組んでいるところでございます。
ユネスコ憲章の前文には、「人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」という理念が掲げられております。教育委員会といたしましては、学校内にとどまらない、国内外とのユネスコスクールとの交流を通して、文化の多様性に気づき、相互理解が図られるよう支援してまいりたいと思います。
3問目でございます。
平和学習の一環として長崎等へ中学生を派遣している自治体があることは承知しております。一方で、派遣している生徒数は県内自治体の例でも10名程度であり、波及効果にも一定の限界があると思われます。市内の小学校で使用している国語の教科書には、親の世代から学び続けられている「ヒロシマのうた」があり、広島に投下された原爆がもたらした悲劇について物語を通して全ての児童が学ぶ機会を得ております。
今後も、国語科や特別の教科道徳などで平和について考える学習を丁寧に進めるよう働きかけてまいります。
以上でございます。
○議長(相澤 榮君) これより佐藤聖子君の質問は一問一答により行います。8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 自衛官募集の名簿提出依頼というのは、毎年、防衛大臣、宮城地方協力本部長から出されているということなのでしょうか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 今年度は二人から来ております。昨年は、協力本部長のほうから来ております。年によって異なっているかと思っております。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 自衛官の募集に関する富谷市の担当課はどこになっているのか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 防災安全課のほうで担ってございます。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 協力要請があって担当しているのは課長のところだと。そうしますと、自衛官募集に関する富谷市の決裁、これはどなたがするのでしょうか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 決裁規程に基づいて、課・部長、市長ということで決裁順になってございます。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) そういうふうに課から市長のところまで行くわけですが、その時々に必要な検討だとかするわけだと思うのですが、それ自体はどのように行われてきたのでしょうか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 自衛隊法と関連の規定に基づきまして、所管であります防災安全課のほうで起案をさせていただいて、説明をしながら決裁をいただいております。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) そうしますと、その検討の記録というのはつくってあるということですか。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 起案の中にこういった理由でしますということで掲げさせていただいて、決裁をいただいております。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 2019年のこのことがあってから、個人情報の保護ということで、かなり問題視されてきているわけですよね。ことしから閲覧にすることに切りかえたということですが、それまでは、特に受託事務で要請があったからということで、特段の検討とかというものもなく決裁文書をつくり、起案して回していたということなのでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 自衛隊法並びに個人情報保護の関係で国のほうにそういった提供をしてもいいというふうになってございますので、そういう中で名簿のほうを提出させていただいておりました。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 市民が議事録等の行政文書、この公開を求めた場合、当然それについては応じるということでよろしいですよね。確認したいと思います。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 議事録としては残ってございませんので、あくまでも起案文書として決裁をいただいた文書が残っているということでございます。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 自衛官募集についてですが、長年やってきたんだと思うんですが、いつの時点から名簿を提供しているのか。または、閲覧だったら、その時期、それはいつからでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 現在、確認できるところでは、平成21年から名簿は提出しているというふうな形になってございます。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) それ以前については全くわからないということですか。なぜ、わからないようになっているのか。提供していなかったということなのか。そのあたりはどうなっていますか。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 保存年限関係がございますので、その関係上、21年とわかっているのも、パソコンの中のデータの中でそういう記事がございましたので、今お話をさせていただいておりますけれども、それ自体がそこまであるということではございません。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 先ほど、2018年の自衛官の募集、提供について伺いましたが、高校3年生という対象、18歳というよりも高校3年生ということなのでしょうか。年齢なのでしょうか。改めてお尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 年齢でございます。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 年齢であるとすれば、どの時期に、どの年齢ということで対象者を挙げているのでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 先ほど市長が答弁しましたけれども、平成12年4月2日から平成13年4月1日までに生まれた男女ということになってございます。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) そうしますと、そこの中には、論旨のところで申し上げましたように、提供する時期によっては18歳未満ということもあり得るわけですよね。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 高校を3月末で卒業見込みの方の範囲というふうに一応考えてございます。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 2018年は名簿を作成して、それで提供したわけですよね。そのときの根拠というのは、先ほどもお話しになりましたが、地方自治法と自衛隊法、受託事務ということですが、これに尽きるということになりますか。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) ご質問のとおり、それで対応させていただいております。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 自衛隊法の97条についてですけれども、これについては法定受託事務のところ、自衛隊の募集業務は市町村の法定受託事務とされているが、同条は、市町村長が行う募集事務の内容を具体的に定めるものではなく、例えばポスターの掲示や資料をとり置く、さまざまな事務遂行の方法が考えられるもとで、プライバシーや個人情報保護に抵触するおそれがある年齢者情報の提供という特定の事務遂行方法を根拠づけるものではないという見解もありますが、この点についてはご承知でしょうか。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) あくまでも自衛隊法並びに施行令のほうの120条、先ほど、求めることができるというふうになっておりますけれども、提出依頼がありましたので、それに基づいて提出してございます。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) そうしますと、個人情報のことで、これだけ多くの人たちが自分の情報は出さないでという若者もいる中でやるということについては、ことしからは名簿提供から閲覧にしたということで、一定の評価はできると思うのですが、住民基本台帳の、その際ですが、書き写しが行われているということなのでしょうか。提供ではなくて、住基台帳の書き写しが行われているということになるわけですね。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 先ほど市長が答弁したとおり、閲覧ということですので、あくまでも書き写しをしているということでございます。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) それは、先ほどありました、ことしのことで言えば、平成12年4月2日から翌年の4月1日までの分の全体をそこの中から移すのですか、それとも抽出したものを提供して、それを移すんですか。どちらでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) あくまでも準備しているものから閲覧をするということでございます。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 準備しているものというものはどういうものですか。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 閲覧用に市民課のほうで準備しているものから閲覧をするということです。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) つまり、基本台帳からその年齢のものを抽出したものを書き写すということなのですか。正確にお答えいただきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 繰り返しますけれども、閲覧用に台帳がございますので、そこから閲覧をしているということでございます。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) それでは、確認します。
抽出したものではないということは、ここの場ではっきりご答弁いただけるということですか。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 繰り返しになりますけれども、閲覧用のものから閲覧をしているということです。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 先ほど、提供したものについての協定はないということでありましたが、自衛隊に提出した名簿、渡った名簿というものの利用はどのように行われ、保存年限はあるのか。廃棄されるということはあるのか。このあたりについてはどのようになっているのか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 活用した後、廃棄されるものと思ってございます。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) それは、市の担当として、それを確認できているのでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 口頭でお知らせはいただいているところでございます。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) それでは、相手方を信用してということになるわけですが、もし廃棄されないとなると膨大な個人情報が自衛隊に蓄積されることになります。そのことは非常に大きな問題だと思いますので、もう一度、再確認して、使った翌年には廃棄するように求める必要があると思いますが、これについては対応をどのようにしますか。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 今の質問に基づいて、確認をしたいというふうに思います。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 自衛隊は今約24万5,000人の膨大な自衛隊員がいる本当に大きな組織です。2015年9月19日、安保法制成立後、専守防衛の自衛隊ではなくなったと。自治体が自衛隊に若者の名簿を提供すること、安倍政権による戦争をする国づくりの策動と切り離しては考えられないのではないか。むしろ、その具体化の一環だと私は思っています。安保法制によって自衛隊は変わったという認識があるのか。これについては市長にお尋ねをしたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 特別、これまでと方針としては変わっておりません。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 海外に派遣され、集団的自衛権の行使が可能になったということが自衛隊の応募減少につながっているのではないかと思いますが、このあたりについては、担当課としてはどのように考えていますか。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 答弁する立場にはないと思っております。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) それでは、防衛大学校の任官が拒否されるということについては、事実としてはあるわけですが、その点についてはお認めになりますか。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 承知はしてございます。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 市民に対して、自衛隊に名簿を提供していると、閲覧によって名簿が向こうに渡っているということを情報として市民に出さなければならないと思うのですが、この点の対応をどのようにするのか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 閲覧等の要請に基づいて閲覧をしていただいてございますので、その事務の範囲でお知らせをするような形になろうかと思います。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) インターネット上で、ごらんになっていると思うんですが、ダイレクトメールが自衛隊から来たときに、「赤紙が来た」というふうに驚いたということがあるんですね。どうして自分の名前があるんだろう、どうして自分のところにそのダイレクトメールが来たんだろうということがあったりしまして、やはり正確に市民にはお知らせするように求めます。今、課長がそのように対応するとおっしゃいましたので、そのことで、どうぞよろしくお願いいたします。
どこかの時期に、何らかの、例えば富谷高校などを使って周知してくださるのでしょうか、最後にお尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) そういった周知が事前に必要かどうかも含めて、確認をしたいというふうに思っております。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 町内会長と行政区長の問題のところで、再質問いたします。
行政区長としての任務、先ほど(1)から(6)まで述べたわけですが、この任務全て、行政区長が理解し、この方向で行政区の中で滞りなく行われているということでいいのか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) 行政区長には、こちらの任務をご理解いただいた上で、円滑な業務を遂行していただいているものと捉えております。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) (1)の一番最初にある区長の任務ですが、議会だより、県政だより及び広報誌の配布に関すること。これは各地域によって、区長ももちろんなさっているところもあるかもしれませんが、班の班長だとかがそのお手伝いをしている、あるいはポスティングによって行われているというのも以前伺いました。これについては、もし非会員があったときの対応などはどのようにしているのか、担当課としては把握できているのでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) 全てではございませんが、把握しております。
まず、基本的にはしっかり行政区長にお願いしているということでありますが、地区によっては、行政区長が全て非会員の方も含めて配布しているところもあれば、一部、町内会の協力をいただいて非会員の方のところも配布していただいているというところもございます。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 行政区長の任務の一番最初に、議会だより、県政だより及び広報誌の配布に関すること、これが挙げられているということは、市のこれから目指す方向、今現在取り組んでいるもの、こういうものをしっかりと各市民にお伝えするということだから、ここに一番にあると思うんですね。これがアパートの住人だとか、もしかして、会員になっていない世帯に届かないということがあれば、これはかなりの問題だと思います。そういうことをしっかり把握して漏れのないように配布するように、行政区長の任務の一番ですから、この点については対応をお願いしたいと思いますが、どのようになさるか、再度、お尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) まず、これまでも、先ほど市長の答弁にもございましたとおり、行政区長会議、それから、広報配布に関しましては、毎月、依頼文書を添えて依頼をしているところでございますので、引き続き、町内会に入っている、入っていないなどを問わずに、地区の皆さんに確実に毎戸に配布していただくよう依頼をお願いしてまいりたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 5万人を超える市民が、本当に47都道府県、ましてや外国からもということもありまして、本当に自治組織として、お隣同士がつながり合う、本当に何かあったときに助け合う、こういうことが必要だと思います。このことは前の質問のときにも述べたわけですが、この自治組織としてのあり方といいますか、今後の町内会についてはどのような構想を持っているのか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) まず、どのような構想ということなんですけれども、初めに、本市の町内会を取り巻く地域特性というところで考えますと、本市の場合ですと、持ち家率の高さということと相まって、各公民館を中心に地域コミュニティーが形成されてきたという背景がございます。まずは、その歴史をしっかりと踏まえながら、今後も引き続き、富谷市の場合は全域に、全ての地区に町内会が設立されておりますし、大小問わずに今でも活発に活動が続けられておりますので、こういった活動がしっかりと続けていただけるような形の住民自治組織として発展していくということを描いていかなければならないと考えております。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) これは以前にも申しましたが、やはり行政区長と町内会長、一緒なんですが、きょうは行政区長の集まりじゃないよと、町内会のことをみんなでもう少し共有しようという、そういう集まり、会議といいますか、集まりが必要だと思うんですね。このことを検討してみる、どこかの時点でやってみるというようなことは考えているのか。そのあたりについてはいかがでしょうか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) 前回も議員からは、やはり町内会の交流の場ですとか、情報交換の場ですとか、今回もご提言いただいたわけでございますけれども、市としてもやはりそこの必要性というのは非常に考えておりまして、昨年度1月に市民協働セミナーというものを開催いたしました。その中では、町内会の取り組みにつきましても活動報告をしていただきまして、皆さんでその取り組みを共有させていただいたところでございます。わくわく市民会議でも、町内会の活性化についてということで、昨年、話し合いをしていただきましたが、そういったつながりの場というところも、今後は積極的に市としてもつくってまいりたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 3件目の質問ですが、平和学習、平和教育ということでお尋ねします。
先ほどもありましたように、ユネスコスクールに加盟したということは、本当に世界を視野に入れた取り組みになると。この点については、そうだなということを思います。そのために、先ほど答弁にあったわけですが、各広島、長崎に派遣するとしても、そこの人数は本当に少ないんだというお話がございました。確かにそのとおりだろうと思います。ただ、その広島、長崎に中学生、小学生を平和大使として派遣している取り組みをしている自治体、これについては個々に調査をなさったのでしょうか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 県内の自治体については、調査はしてございます。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 私も聞き取りをしましたが、気仙沼市は長崎市に、8月に行われる平和式典に3人を代表派遣しているということで、受け入れは長崎市の事業のピースフォーラムで、2002年から実施されているということでありました。これもまた、行く前、行ってからということで生徒たちがそれぞれ発表するというような機会もありまして、これはこれですばらしいと思います。
そしてまた、大崎市ですが、小中学生の平和の意義を高めるために、2年に1回、広島と長崎の平和式典の参加を交互に実施していると。そして、選考は作文コンクールの入賞者だということですが、これもやはり人数としてはそんなに多くないということがあります。
美里町ですが、これも長崎の平和式典に参加しています。2018年は、厚生労働省のメニューで被爆伝承者派遣事業を実施し、各中学校で授業を展開したということを教えてもらったわけです。
確かに、出かけることも、私は、出かけていったら、空気だとか、この暑い中でこういう悲惨な体験をしたおじいちゃん、おばあちゃんがいるということがわかるので、それはそれで大切にしていきたいと思うわけです。そのために何とかできないかなと思うわけですが、この点について、今回、私が見たところでは3つの自治体ですけれども、これについての市の感想を求めたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 私もやっぱり本物が持つ迫力といいますか、そういうものは十分に認識してございます。確かに、読み物資料であるとか、いろいろな写真とか、そういう視聴覚資料を通して学ぶということが多いわけですが、やはり実際にその資料館とかに出向いて本物から受けるインパクトというものの大きさは認識しているところではございますけれども、やはり子供たちを派遣するとなると、主に代表派遣となると、夏休みとかそういう休業中の期間を利用する。今、台湾のほう、中学生は行っているわけでございますが、やはり学校の全体的な教育活動のバランスも考えていかなければなりませんので、将来的な課題としては認識してございますが、今現実的にはその協議はまだ進めているところではございません。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 私などは、無謀にも、広島、長崎に修学旅行があればいいなというふうにも思ったりもしますが、この点については全く検討の外にあるのかどうか、そのあたりはどうなんでしょうね、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 修学旅行は、いわゆる教育課程の中で行われる全員参加の教育活動でございますので、全員参加ということを踏まえれば、中学3年生の修学旅行の候補地として適当かということもまず一つあるんですね。つまり、距離的な問題とか、規模的な問題で、2泊3日で今実施していますので、そういう点もありますので、もちろん親御さんの全ての同意も必要ということもございますので、かなり、やはり時間をかけて検討していく内容だなというふうには思っています。現在はまだ、最終決定は学校で行いますが、学校のほうからの情報でもそこも検討しているということはまだ情報としては聞いてはございません。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 市長にお尋ねしたいと思います。
市長の著書「感動交響曲」を手にすることができ、感動を持って読みました。中でも、アジアは一つじゃないか、ピースフェスティバル物語の章は、行動に気迫すら感じ、ここに今いらっしゃる市長の原点を見た思いがしました。
被爆者署名というものがあり、今、被爆者署名、集められていますが、富谷市長も署名し、ポスターに顔写真が掲載されています。市長の平和への思いの行動の原点を、ぜひこの場でお聞かせいただきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 私も先ほど来、議員からご意見いただいた平和教育の重要性については認識をしております。その背景には、ただいまご紹介いただきましたが、私自身、青年活動時代に平和運動に取り組んだ活動家の一人として、やはり平和のとうとさというものをしっかりと語り継いでいかなければいけないというふうに認識しているところでございます。
ただ、それを学校現場の中でどう取り入れていくかということにつきましては、先ほど来、教育長が答弁したとおりの事情もあるわけでございますので。ただ、私個人としては平和教育というものの重要性は認識をしておりますので、今後もいろいろな機会を通じながらしっかりと取り入れていければというふうに考えております。
以上です。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 今、台湾に各校5人の生徒が行っています。やはり、台湾と日本の関係というのも戦争抜きには語れないということもわかります。こういうことからも、やはり平和教育、地道に積み上げていかなければならないものだと思います。
これも市長に答弁をお願いしたいと思いますが、平和教育は学校教育委員会のみが行うものではなく、気仙沼のピースフォーラム派遣事業は総務課が、美里町の事業はまちづくり推進課が担当しています。自治体ごとにさまざまな取り組みがあっていいと思います。世界を視野に入れた富谷の子供たちが平和を学ぶための富谷市のあり方を検討し、そこには予算づけもして確実に実施することが必要だと思いますが、この点については、市長はいかがお考えでしょうか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 平和教育のあり方というのは、確かに、現地に派遣をすること、現地で生の声を聞くという、その大きな効果は十分に理解できるところでございますが、それにこだわらず、やはり例えばそういった体験者を迎える機会だったり、あらゆる機会、方法があるかというふうに思いますので、富谷市として可能な範囲の中で平和教育というものを取り入れていければということで、ほかの自治体の取り組み等も参考にさせていただきながら、今後、検討していきたいというふうに考えています。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 最後になりましたが、教育長は、先ほど、広島、長崎の修学旅行もまるっきり検討しないわけではないという旨の答弁をなさいました。市長も同じように、現地の声を聞く、そして、被爆者の、あるいは戦争体験者の声を聞くという、生で触れ合うことを大切にしているということを私は受けとめました。ぜひ、この機会にその検討がなされるようにお願いしたいところです。
教育長に再びお尋ねします。この点について、ぜひ、教育委員会として、そして、学校長会議などで、このことも議題の一つとして取り上げていただけないかどうか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 先ほども申し上げましたが、新しい学習指導要領は持続可能なつくり手としての子供たちの育成ということを第一にまず目指しておりますので、その根本原理はやはり平和な社会が持続可能な社会だというふうに、その認識は議員も、それから、学校の関係者も、私ら教育委員会も一緒でございます。
ただ、何度も言いますように、教育課程の中で、どのような行事を、どのような方向で実施するかは、やはり学校の自主性というものが第一でございますので、まず、その辺のところをいろいろ、教育委員会としても学校に働きかけながら平和教育のより一層の充実を図っていきたいというふうには考えてございます。
○議長(相澤 榮君) この際、午前11時まで休憩します。
午前10時51分 休憩
午前11時00分 再開
○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) それでは、通告に従いまして、3件の質問をさせていただきます。
質問件名1、図書館建設費の再考が必要では。
ユネスコ公共図書館宣言では、「公共図書館が教育、文化、情報の活力であり、男女の心の中に平和と精神的な幸福を育成するための必須の機関」と表明しています。富谷市における教育、文化、情報を育む大変に重要な施設です。
本市成田の連合会町内会の平成30年度行政懇談会提出議題に、「成田公民館の増設ではなく多賀城のような規模を希望する(複合文化施設)」とあります。多賀城市立図書館は、複合施設で当初の総事業費は52億4,000万円、図書館の予算は約20億円、図書館の延べ床面積4,054平米でした。成田の何人かからお話を伺いましたけれども、共通するのは「1,500平米という数字ではよくわからず、多賀城のような規模のものができるんじゃないですか」というような認識だったことです。情報の共有が不足しているのかなと思います。
前の議会で財政的に豊かな自治体だという答弁もありましたけれども、富谷よりも人口も財政も少なくとも、しっかりしたセンター館を建てている自治体は多くあります。富谷市の基金は過去最高、財政指数はほかの自治体と比較しても良好です。これから成田二期北の開発もあります。富谷よりも財政状況が少ない自治体でも富谷市よりもしっかり予算化をしている例を、以下お示しさせていただきます。
三重県菰野町、人口4万1,731人、一般会計約128億円。図書館は2008年に竣工され、延べ床面積2,600平米、建設費は9億4,500万円。千葉県富里市、人口5万127人、一般会計約142億円。図書館は2002年竣工で延べ床面積3,788平米、建築費は13億1,500万。静岡県函南町、人口3万8,363人、一般会計は88億4,400万円。函南町立図書館は2012年竣工で延べ床面積2,167平米、建設費は10億円。沖縄県西原町、人口3万5,146人、一般会計は112億4,200万円。2004年竣工、延べ床面積3,217平米、建設費は約11億円ということです。これらの建設費以外に、電気工事や水道、さらには土地代なども追加されているそうです。
富谷市は、人口5万2,678人、一般会計は約120から130億ぐらい。図書館の建設費に関しまして、分室のリノベーション費用を含め8億円、センター館の延べ床面積は1,700平米、分室と合わせて全体で3,000平米を超すと答弁もありますけれども、どの自治体を見ても、分館があったとしてもセンター館はしっかりしたものをつくっております。しかも、今回の建設費用8億のうち、3億円は外部資金であり、集まらなかった際には一体どのようなセンター館になっているのか予想しているのでしょうか。
ここで重要なこととしましては、図書館の規模と図書館費は単純に相関しているとは言えないそうです。図書館費の中での主要な経費、人件費と資料費ですが、施設規模とはこちらは相関するわけではありません。例えば1,500平米が2,500平米に変わったとしても、これらの2つは直接の影響はありません。施設規模と直接かかわるのは施設維持費と水光熱費ですけれども、せいぜい全体の図書館費用の2割程度だそうです。例えば、自主財源を5億円から10億円に引き上げ、3億円を外部資金とするような計画に再考すれば、より市民の要望に合ったような図書館が実現可能だと考えております。
今までの図書館建設に関しては、積み上げ方式ではなくて、延べ床面積、予算が前提で進められておりました。国内の類似自治体を見ても、富谷市のセンター館が現実的な図書館建設なのかは疑問であります。
図書館は富谷市における知の拠点です。ほかの自治体を見ても、図書館以外の公共施設の10倍は利用されております。また、知的インフラとも言われているものでもあります。隣の市の図書館が近いからと言いますけれども、例えば隣の自治体は水道を引いているから富谷市の予算は少なくしようという理論はやはり成り立たないと考えます。20万冊という目標を達成し、市民の従来の公民館活動をさらに充実させ、学習スペースの確保、そして研究発表など富谷の文化をどのように考えているのでしょうか。富谷市の館長候補が決まったこともあり、再度、精査を求めてまいります。
質問項目に移ります。
富谷市の8億円、これは積み上げ方式ではなく、予算と面積ありきで考えられてきました。しかし、富谷よりも財政規模が少ない自治体ですら予算化をもっとしております。予算の再検討が必要ではありませんか。
2、8億円の根拠は何なのでしょうか。
3、分室に幾ら予算を使う予定なのでしょうか。
4、外部資金が集まらなかった際にはどのような図書館になるのでしょうか。
5、財政課としては、どの程度予算は出せると考えておりますか。
続きまして、質問件名2、まちづくり、市民協働を問うに移ります。
まちづくりにおいて、市民協働が重要であると考えております。人が自発的に問題意識から主体的に役割を果たし、その中で人と人のつながりが生まれ、ソーシャルキャピタルとして、社会の資源として蓄積されていきます。富谷市も富谷市以外から移り住んできている方が9割くらいいるということで、大変人のつながりというのは重要になってくるかと思います。富谷市としても公益のある活動に対してはさらなる支援が必要ではないでしょうか。
例えば、日本は非正規雇用が多く、想定的貧困率15.6%、子供の貧困率は13.9%と、先進国の中で高い状況にあり、フードバンクの需要もふえております。富谷市内にあるふうどばんくAGAINの平成29年度事業報告書によりますと、フードバンクへの需要はふえておりました。この報告書によりますと、病気で働くことが困難27%、就職難14%、精神障害があり働くことが困難が10%、シングルマザー、障がい、借金、DV、ホームレスなど多様な支援の理由が存在しております。また、21歳から64歳の働き盛りの世代が58%と、何と全体の6割にもなるそうです。食糧支援数は1,200件と前年に比べ200件増、延べ1万3,025人、これは3,000人ふえたそうです。それらの方へ支援をし、マスコミ掲載は39回、講演活動11回と飛躍的に取り上げられる機会もふえているそうです。しかし、非営利であるため財政的に厳しい状況が続いているという声を伺ってまいりました。
食品ロスの削減を推進する法律が日本でも成立され、フードバンク支援も明記されています。行政が担うべき役割の部分を民間で身銭を切り、ぎりぎりの中で支援をしてくれているという状況で、富谷市としてどのような支援をしていくのでしょうか。
また、まちづくりには多様な分野があります。市民協働で重要なのは情報の共有です。福祉の情報の整理と発信、人のつながりを育む子ども食堂などへの支援、TOMI+のソーシャルビジネスを含むまちづくり補助金、地域の自主防災を支援するための地域防災の整備など必要であると考え、質問します。
項目に移ります。
情報を得られなければ適切な支援は受けられません。富谷市の障がい福祉計画の108ページには、サービスなどの情報の提供が記載されております。しかし、富谷市のホームページを見ると更新が羅列されているだけで、仙台市などに比べ、情報が構造化されておりません。また、仙台市には各区役所にラックがあり、各種団体のパンフレットがあります。富谷市にはありません。必要では。
2、仙台市のようなふれあいガイドブックのように、より詳細なガイドブックが必要では。ホームページへの掲載もすべきでは。
3番、地域福祉課に困窮者窓口があると広報するパンフレットを公営施設に置く必要があるのでは。
4、食品ロスの削減を推進する法律が成立されました。「地方自治体は、食品ロスの削減に関し、……地域の特性に応じた施策を策定し、及び実施する責務を有すること」、「相互の協力をするよう努める」、「計画を定めるよう努める」とあります。また、「教育及び学習の振興、普及啓発」を講ずるものとあります。富谷市としてどのように検討し、実現していくのでしょうか。一過性の支援ではなく、継続的にフードバンク団体と連携を密にする必要があるのではないでしょうか。
5番、フードバンク事業は非営利のため、財政的な課題から事業継続に苦しむ民間団体は多いです。「活動を支援するために必要な施策を講ずるもの」とあります。群馬県前橋市は業務委託を全面的にしております。京都市はフードバンク等活動支援助成金制度を創設しております。富谷市としても、フードバンク活動支援助成金やまちづくり補助金も含め財政的な支援の検討が必要では。関連して、ふるさと納税から資金的援助ができないですか。
6、通称、子ども食堂通知で学校や行政が連携の通知が出されています。子ども食堂への支援では、県内で仙台市など、子ども食堂助成金を出しております。富谷市でも財政的な支援、広報への協力、学校教育課との連携などが必要と考えます。
7番、東向陽台第一町内会が町内会館に防災倉庫の整備を求めております。町内会館は一時避難所になりますが、富谷市地域防災計画にはまちの役割として、施設の整備、避難所の設備及び資機材の配備、分散備蓄体制の整備、機材等の確保が記載されております。また避難所の開設も記載されています。富谷市として整備の検討が必要では。
3問目に移ります。子ども医療費の所得制限の撤廃を。
子ども医療費の所得制限がある家族の方から、「該当にならないけれども、子供が3人もいて、医療費以外にもたくさんお金がかかってしまい、本当に大変です。医療費は他の子供と同じように無料化できないものでしょうか」と声をいただいております。また、別の方からは「親の所得によって区別されるのはどういうことか」という声もあります。所得制限内、所得制限外でも、医療費無料化により生活水準が逆転する世帯もいると思います。また、貧困世帯にとって一部負担金も大変という実情もあります。
子ども医療費の無料化を18歳まで引き上げたことは県内自治体でも早く、子供の多い富谷市として大変評価するところです。しかし、県内35自治体中、所得制限を撤廃している自治体が約3分の2を占めている状況です。富谷市として、所得制限の撤廃、一部負担金の廃止を検討してはどうでしょうか。
質問項目に移ります。
1、18歳以下の子どもの数は。
2、所得制限を撤廃した場合の新たな撤廃分の試算額は。
3,一部負担金を撤廃した場合の試算額は。
4、分け隔てなく子育て世代を応援するために、一部負担金、所得制限を撤廃する考えはないのか。
5、さらなる国、県への働きかけが必要では。
以上です。
○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの藤原 峻議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1、図書館建設費の再考が必要ではの問い1と問い2及び問い5については関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
まず、本市の予算措置の状況を民間の調査データをもとに申し上げますと、全国の市区を合わせた815の自治体の中で、人口1人当たりの歳入及び歳出額が全国一少ない状況にあります。このことは、言いかえますと、現状の行政サービスを受けるために市民1人当たりが負担している額も全国で一番少ないことを意味しますが、大規模事業への過分な投資と、その後の維持管理費の発生が新たな住民負担につながる可能性もございます。
こうした状況を踏まえ、これまでもご説明してまいりましたが、本市の目指す図書館像は、新築のセンター館と既存の公民館と図書室を活用したネットワーク型図書館とするものでああります。予算の根拠につきましては、総面積2,927平米をベースに市の将来的な財政負担を考慮し、5億円の自主財源に3億円の外部資金を加えた建設費8億円とし、地方自治の原則である最少の経費で最大の効果を上げるよう取り組んでまいりますが、センター館につきましては、建設予定地において必要な面積及び整備手法等、可能性を継続的に探ってまいります。
なお、県内市部の図書館における維持管理費を参考までに申し上げますと、多いところでは年間3億円、少ないところでも6,000万円を要しております。
問い3、分館に幾ら予算を使う予定なのかにつきましては、昨年度実施しました設計業者対象のサウンディング型市場調査を参考にし、設計プロポーザル業務の中で精査してまいりたいと考えております。
問い4、基本計画におきましては、外部資金が集まらなかった際は柔軟に対応することとしておりますが、まずは、外部資金調達の多様なツールを駆使し、財源の確保に努めてまいりたいと考えております。
質問件名2、まちづくり市民協働を問うの問い1と問い2につきましては関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
本市では、サービスの概要を掲載した障がいサービスガイドブックを作成し、新たに手帳を取得した方にお送りすることでサービス利用につなげております。しかしながら、今後もわかりやすく使いやすいガイドブックの作成を目指し、内容を精査しながら、各出張所等にも配置していきたいと考えております。
ホームページにつきましては、議員ご指摘のとおり、ガイドブックを掲載するとともに、内容についても今後定期的に見直しを図ってまいりたいと考えております。
なお、各種団体等のパンフレットに関しましては、地域福祉課窓口のラックにてご紹介をさせていただいております。
問い3、地域福祉課に困窮者窓口があると広報するパンフレットを公営施設に置く必要があるのではとの問いにつきましては、市制施行に伴い地域福祉課内に富谷市自立相談支援センターを設置し、生活困窮者の支援を行っております。当該センターの運営は、一般社団法人パーソナルサポートセンターに委託しております。当該センターでは、パンフレットを作成し、本庁及び各出張所に配置するとともに、市内及び近隣の事業所や民生委員等に配付しておりますが、今後も配置漏れ等のないよう定期的に確認をしてまいりたいと考えております。
問い4と問い5につきましては関連がありますので、あわせてお答えいたします。
食品ロスの問題につきましては、私自身、町長就任前から世界の国際運動にかかわっており、非常に大きな問題意識を持っておりました。本市といたしましては、これまでも3010運動の推進や県内で初めてフードボックスを設置するなど、積極的に取り組んでまいりました。
今回、食品ロス削減推進法が成立したことにより、食品ロスの解消に向けた取り組みが全国的に展開されるものとうれしく思っております。この問題の解消に向け、本市としても引き続き取り組んでまいります。
また、フードバンク団体との連携につきましては、市内2カ所の法人と防災備蓄食糧の有効活用に関する協定等を結び、市が備蓄する食糧、飲料を無償で提供することで、団体の活動が円滑に行われるよう支援をしているところです。
財政的支援に関しましては、宮城県からフードバンク活動支援事業補助金が支給されており、引き続き、国、宮城県、県内市町村とも連携を図りながら支援をしてまいります。
なお、ふるさと納税からの資金援助ということですが、援助が必要かどうかも含め、検討をしていく必要があるものと考えております。
問い6、富谷市でも財政的な支援、広報への協力、学校教育課との連携などが必要と考えます。また、広報への掲載なども必要ではとの問いでございますが、前に述べました宮城県のフードバンク活動支援事業補助金が子ども食堂の活動にも対応可能でありますので、現状では市から財政支援は行っておりませんが、状況を見て今後の判断をしてまいります。
今後、教育委員会を含め、連携をとり、必要であれば広報への掲載等の協力は行ってまいりたいと考えております。
問い7、一時避難所としての町内会館への防災備蓄倉庫の整備については、行政区長会議にて自治総合センター及び宮城県で行っている設備助成の活用を繰り返し紹介をしております。また、東向陽台第一町内会より相談、申請があれば対応してまいります。
質問件名3の子ども医療費の所得制限の撤廃をの問い1、本年3月31日時点で、子ども医療費の対象となる満18歳未満の児童数は1万1,094名となっております。
問い2と問い3につきましては関連がありますので、あわせて回答をいたします。
所得制限を撤廃した場合は1,300万円程度、一部負担金を撤廃した場合は2,600万円程度と試算をしております。
問い4、一部負担金につきましては、初診時に一定の負担をいただくことにより過度な受診を抑制し、適正な医療機関の受診につながる側面もあります。また、撤廃することによる本市の財政負担も大きいため、今後も継続する方向で考えております。しかしながら、所得制限につきましては、宮城県の対象年齢の引き上げや近隣自治体の動向、さらに、子育て世帯の経済負担軽減の観点から、本市でも撤廃を念頭に前向きに検討をしているところであります。
問い5、現在も宮城県市長会を通じて対象年齢の引き上げ等の要望を出しております。また、私が所属しております全国市長会社会文教委員会においても働きかけに努めているところでございますが、さらに強く要望をしてまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(相澤 榮君) これより藤原 峻君の質問は一問一答により行います。7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) まず、成田の連合町内会からの要望というのを私も実はついこの間初めて知りまして、そういうような要望も出ているということで、成田在住の方にお話を伺いましたら、皆さん、図書館のそういうデザイン会議とかには参加していないけれども、そういうものができるんだろうというような認識だったりするんですよね。ですので、そこら辺、しっかりと情報の提供といいますか、こういうものを描いているんだよというものをもうちょっとわかりやすく提示していく必要もあるかと思いますが、見解をお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 今のご質問の件につきましては、私ども準備室のほうでも積極的にSNS等を通じて情報を発信しているところでございます。ただ、そういうご意見もあろうということでございました。さらにわかりやすく、幅広い人たちに情報が発信できるような取り組みをさらに進めてまいりたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 先ほども要旨のほうで述べさせていただいたんですけれども、図書館の規模と図書館の費用というのは余り相関がないということがありまして、図書館費の中での主要な経費は人件費と資料費なんですけれども、施設規模とは余り関係がないそうで、1,500平米から2,500平米ぐらいにふやしてもそんなに変わらないというようなお話も伺っておりまして、どちらかというと、光熱水費であるとか維持費ではあるんですけれども、そこまで富谷よりも財政が少ない町村、町とかでもあるんですけれども、そういう自治体でもより大きいものを、もう少し財政を出していたりもしていますので、せっかく館長候補が新しく来ているという状況ですので、今の状況で富谷にふさわしいものなのかどうかということも含めて精査をしていくことが必要ではないかと思い、再度、伺います。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) まずは、先ほど市長が答弁したとおり、これまで市民の皆様から意見を伺い、それを極力反映させるような形で計画等をつくってまいりました。また、新たな館長候補も本年度から着任しているというところでございます。答弁の中にもありましたが、特にセンター館に対してのご要望というのは、私どもも受けとめておりますし、承知しているところでもございます。限られた財源の中でどの程度までの発展性が見込めるのか、そのようなものについては、可能な限り、精査をして追求してまいりたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) さまざま試算もされていたんだとは思うんですけれども、その試算をされた中で、例えばランニングコストがどのぐらいの大きさであればかかるのかというのは、幾つかそういうシナリオを検討されていたのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 当然ながら、近隣自治体であるとか県内の図書館の状況、類似団体における図書館に係るランニングコストがどの程度のものかという情報は収集してございます。
ただ、当然、その配置する職員の数であるとか、非常勤の方のサポートの体制、もろもろの要素で、当然、変動してくる場合がございます。そういうような多様性も含めて、継続的にそこは調査研究は進めているという状況でございます。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 例えばなんですけれども、自主財源、ほかの自治体を見ましても、大体10億円ぐらい、13億円ぐらいかければ3,000平米近くのものが建てられるということなんですけれども。富谷でも自主財源を例えば5億から10億に引き上げて、例えば3億円を外部資金で何としても確保するというようなことでありますと、なかなか住民の要望に応えたような図書館になるのかなと。何も40億円かけろというふうには私も思っておりませんが、やはり、富谷も外から来ている方も、所得も多い方ももちろんいますし、知識人の方もたくさんいらっしゃるんですよね。大学の先生とかもたくさん、私お会いしていますし、本当に富谷にふさわしいもの、知の拠点にふさわしいものを、再度、館長候補の方にいろいろ、もう一度、精査していただくという考えがあるか、これは市長にお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 今回の図書館の件につきましては、これまでも答弁させていただいておりますが、市民の皆さんのご意見をいただきながら、基本構想を、あらゆる機会、または視察等も含めて、時間をかけて積み上げてきた結果として基本構想、そして、基本計画を練り上げたところでございまして、富谷市の財政規模を含めた中で、やはりこれは本当に家計に合わせれば、もちろん、先ほど議員からお話しあった同じぐらいの規模の自治体でもっと図書館にお金をかけていますというところは例を出していただきましたが、じゃあ、その自治体がほかの全体の予算の中で、そして、今現在どういう状況かとかというものを含めれば、決してそんなに、やはり限られた財源での、自主財源全て使うわけでございますので、そういう意味では、その辺も将来にツケを残さないような安定的な財政運営を考えていくときに、過度な投資というのはいかなるものかというふうに考えているところでございまして、そういったところを含めて総合的に考えて積み重ねてきた経過として、基本構想、そして、基本計画の中で、富谷におきましては、そういう意味では、ネットワーク型図書館ということで、センター館をある程度充実させたものをつくりながら、まずはそれぞれの公民館の図書室をリノベーションをして、身近にある分館、そしてまた、センター館との連携をしながら、人や本が、それが全て市内全体にネットワーク型の図書館が設置されるという基本構想にまとめられたところでございます。
しかし、今回、基本計画の中で示された1,700平米というのが、何かその数字だけがひとり歩きしているようでございますが、決して、それは単純に予算のところから出した数字の中での示された面積でございますので、その辺につきましては、先ほど来、答弁をさせていだたいておりますが、サウンディング調査等を含めて、今後、可能な限り、その辺の面積等を含めて、これまでいただいたご意見、反映させられるところは、決して、かたくなにこの面積にこだわっているわけではないので、その辺は可能な限りいろいろな意見を含めながら、今回、新たに館長候補のすばらしい方もお迎えさせていただきましたので、いろいろこれからも最大限、すばらしい図書館づくりに向けて努力していきたいというふうに考えております。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) やはり歳出歳入が1人当たり本当に少ない自治体だという中でということではあると思うんですけれども、さまざまやはりその中でもいろいろなことを実現してきて、それに関しては本当に率直にすごいなというふうに思っております。ただ、やっぱり公営墓地も10億円ぐらいかかるということもありますので、やっぱり10億円ぐらいは出せるんじゃないかなというふうにも思うんですけれども、再度、市長、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 我々、やっぱり行政で億単位の予算を議論していると麻痺してしまうところがあるんではないかなというふうに思うんです。やはり1億のお金の重みというのは大変大きいので、8億円を、先日も15億円と簡単に倍の金額を言う同僚の議員さんもいましたが、7億、8億という金額がどれほど重い金額かというものを、我々はやはり1円たりとも、税金というのは市民の皆さんから預かっているお金でございますので、やはり、その預かっているお金を、もちろん図書館に思いを持っている方にとっては物足りないという気持ちはあります。ただ、そのほかにもっと行政としてサービスを求めている方々というのはたくさんいるわけでございます。図書館よりももっとこちらに充実させてほしいという声も実際にあるわけでございますので、私のほうには、正直、図書館よりも、図書館に何億使うお金があったら、こういうことに行政でお金を使ってほしいという声もしっかりたくさんいただいているのも現実でございます。そういう意味では、ある意味、1円たりとも無駄にしない。そして、将来にツケを残さないように過度な投資は控えながら、その辺は、といいながらも、先ほど言いましたように、決して、だからといって不備な図書館をつくるつもりはございません。最少の投資で最大の効果を生むようなすばらしい図書館づくりに向けては努力していきたいというふうに思いますが、単にやっぱりお金の感覚だけは、やはり1億、1円たりとも無駄にしないというその感覚だけは、我々、お金を預かっている身なので、しっかりと重く受けとめながら予算執行、予算と計画を行っていきたいというふうに思っております。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) もちろん無駄にしないというのは大前提だと私ももちろん感じてはおります。ただ、やはり行政運営において公平性、客観性、透明性とよく言われるんですけれども、例えば公営墓地、もちろん欲しいという、必要だという方々が7割ぐらい、たしかアンケートでもいたと思います。これは大変重要だと思いますし、私もこれは求めてきました。ただ、それでも、そこを使用される人口と図書館を使われる人口というのは、恐らく何倍、下手すると何十倍も変わってくるというところですので、これは決して過度な投資というわけではないということで私も提案しております。そこについて、再度、見解をお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 先日は、コンサル料がかかり過ぎるとかどうのこうのと、やすらぎパーク、先ほど来、お話ありました10億という金額だけが何かひとり歩きしておりますが、これは最終的には受益者負担で、いわゆる永代使用料、いわゆる墓地を求める方から最終的にはその分返していただくので、最初、初期で必要な予算として示している金額でございまして、実質、こちらからの持ち出しとしては、いわゆる併設するパークゴルフ場なり、付随の関連の部分が一般財源からの必要経費でございますが、基本的に公営墓地の部分に関しては受益者負担ということでご負担をいただきますので、その辺はしっかりと誤解のないようにご理解いただければというふうに思います。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) その受益者負担分に関しては、確かに今私も答弁が抜けていたと思います。大変失礼いたしました。
それ以外でも、とみここも、あれも大変重要な施設ですけれども、大体5億円ぐらいだったかと思うんですけれども。多分、利用率としてはその何倍にもなると思うんですよね。もちろん、もともとの金額、想定されていた金額はとてつもない金額だったので、それを適正な規模に落としたというふうに考えれば、これもすばらしいことだと思うんですけれども。そちらでやはり5億で、やっぱり利用率が10倍以上ある施設も5億というのは、これに関してもどうなのかなと。もう一度、見解をお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) これは本当に図書館を求める声、公営墓地を求める声、パークゴルフ場を求める声、あらゆる声が、5万2,600人の市民の皆さんの声を私たちは受けながら、そして、行政運営をさせていただいているわけでございますので、そして、預かっているお金を無駄にしないように、あらゆる全ての人たちに最大限、これは全ての人に満足した政策というのは難しいわけでございますが、やはりそのとき、そのとき、必要ないわゆる施策に結びつけていくということが我々の責任だというふうに思っております。そういう意味では、本当に今、最大限、皆さんの声をいただきながら丁寧に進めているところでございますので、どうかご理解いただければというふうに思いますし、図書館につきましては、何度も言うようでございますが、最大限、これからもいい、すばらしい図書館づくりに向けて努力をしていきたいというふうに考えております。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 次に、外部資金の話なんですけれども、こちら、どの程度、めどがついているのか、これはお伺いしたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 外部資金、実質、7月をめどにガバメントクラウドファンディング、こちらのほうに着手したいと考えております。トータル3億円というかなり大きい金額ではございます。そのうち、今、めどがどの程度かということはなかなか申し上げられないのはご理解いただけるのかなと思いますが、ガバメントクラウドファンディングだけではなくて、ふるさと納税だとか、企業様へのお願いだとか、それをいろいろなものを組み合わせて何とか目標値を達成したいと考えているところでございます。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 外部資金に関しまして、何としても確保していくんだということで、その確保策というので、現在、どのように具体的に動いているのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) まず、ガバメントクラウドファンディング、今一番精査しているところでございます。日本の中には多種多様な業者さんがあって、私どもの取り組みに一番近い、合意できるような業者さんがまずどこであるのかというものを精査しているところ。また、全国に情報を発信しますので、富谷市の図書館づくりに対してどのような賛同を得ることができるのか。つまりはストーリーづくりであるとか、そのようなところを今詰めておりますので、極力、全国に幅広く発信して、多くの方から支援を募れるという手法を検討しているところでございます。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 万が一に、それが、私もそれ、ガバメントクラウドファンディングのものを見たんですけれども、1億円とか、数千万とかぐらい、下手すると数百万ぐらいのところも結構ありまして、本当に集まるのかというのは、これは皆さん本当に心配しているところだと、正直なところ心配していると思います。皆さんも多分不安じゃなんじゃないかなと思うんですけれども。もしも集まらなかったときに柔軟に対応するということだったんですけれども、やはり、今ある基金だけで一括で払おうとするのではなくて、起債も含めて、本当にたった今使うというような施設ではないですので、ある程度の起債も含めての柔軟な対応というものの検討も必要ではないかと思うのですが、見解をお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) 教育部長。
○教育部長(荒谷 敏君) この件につきましては、今ご答弁させていただいたとおりでございますが、今始まって、ようやくスタートラインに着きました。これから我々の目標はその3億円をめどにいろいろなチャンネルを開いて、営業活動で回ったり、市内にある企業の皆さん、そういったところからも広く周知をさせていただきながら、数多くの皆さんにご協力をいただきながら、あるいは市民の皆さんのご協力もいただくといった、そういった手法も考えながら、これから取り組んでいくところでございます。
これから令和4年に向けての開館に向けて、まずはこの準備資金、これを調達するのが現在大きな課題となっております。また、あわせて、よりよい図書館づくりへ向けての協議も進めていくと。そういった2本柱で進めながら取り組んでまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 続きまして、大きい第2項目のまちづくりのほうに移らせていただきます。
フードバンクへの支援に関しまして、行政における管轄はどちらになるのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) 以前、フードバンクさんのほうで食糧を集める際には、地域福祉課が窓口となっていたところではございます。生活困窮者のための食糧支援ということであれば地域福祉課が窓口になるかと思われます。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 仙台市ですと、環境のほうとかでもたしかやっていたと思うんですけれども。フードバンクと行政が密に連絡することによって、フードバンクへの信頼性も高まるということでより寄贈も受けやすくなるということも言われておりまして、仙台市では、課を越えて情報共有対応を行っているそうです。例えば、富谷でも社協や民生委員、地域包括、さらには子供、高齢、生活保護課などを集めての情報共有会議が必要ではないかと思います。
市長、こちらに対して見解をお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) これまでも、一応フードバンクは地域福祉課ということで担当させていただいておりますが、あらゆるほかの施策も、決して、窓口はその担当課を位置づけておりますが、施策につきましては全庁挙げて協力体制をとりながら行っておりますので、フードバンクに関しても、何か支援が、または何か協力できるということがあれば、それは地域福祉課のみならず、全庁的に連携をとりながら、情報を共有しながら一つ一つ丁寧に応えていきたいというふうに考えております。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 先ほど、広報についてのお話もあったかと思うのですけれども、やはり周知するのに広報というのも一つ大事なことだと思います。そして、私お話伺いに行ったときも、そういうことで取り上げていただけると助かるということではお話しされていました。
また、そのフードボックスに関しましても、やはり県内で一番最初にやったということで、これは大変すばらしいことだと思うんですけれども、仙台の場合だと、今、複数回やっていたりもするんですね。富谷でももう少し定期的に、もしくは通年でもいいと思うんですけれども、そういうことの検討はできないのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) 前回、フードボックス設置に関しましては、それぞれ法人の方とも協議を密にさせていただいていたところでございます。その際に今後の体制についても話し合いは行われたわけですが、今年度に関してといいますか、今後のことについては特に明確には示されなかったということで、前回、1カ月でのフードボックスの配置ということになっております。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) では、逆に、フードバンク側からそういう要望があれば検討していくというようなことだったのか、確認をお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) 私たちが取り上げますところですと生活困窮者に対する支援というふうなところで、そちらの目的と法人さんの思うところ、あと、地域福祉課としてのやれる部分ですとか、そういったところもあわせて考えた上で必要であればというふうなことになるかと思います。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 世界でSDGsなど言われているんですけれども、例えばその項目の中で、日本は達成にはほど遠いと言われている項目がありまして、それは目標12の持続可能な消費と生産パターンを確保するというところなんです。そのターゲットにおいては、世界全体で食料廃棄物を半減させるとありまして、例えばユネスコスクールでも、SDGs、ESDは、これは密接に関係しているというふうに文科省のホームページなどに掲載しておりまして、ユネスコスクールに取り組む富谷としても、フードロスの活動に関して本当に前向きに積極的に行動していくという考えがあるのかどうか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) 3Rの1つであるリユースにつきましても、これまで広報誌、あとホームページ等で啓発してまいりましたので、引き続き、今後、食品ロスの法制定もなりましたので、そちらのほうも含めて、今後一層取り組んでいきたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 学校との連携はいかがでしょうか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) 学校のほうでも、やはり食育とかそういった部分での授業、それから、ほかの課との連携をしながら、子供たちに対してそういった部分の教育、指導をして行っております。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 教育のほうでも、実際、フードバンクがどういう活動されているかの視察とか研究も含めて、押しつけになってはもちろんだめだと思うんですけれども、そういうSDGsと絡めて富谷の中でこういう活動をしている施設がありますという紹介もしていけるのではないかと思いますが、見解をお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) 富谷市におきまして、平成28年度からユネスコスクールのユネスコスクール推進委員会というものが発足をしております。その中で、全ての学校におきまして、年間計画の中で、そういったユネスコの目標に掲げているいろいろな要素を教育に、授業に取り入れて行っている状況であります。その中でも、やはり、持続可能生産というような確保というような、そういうものもあわせてユネスコの理念の中の大きなくくりとして、いろいろ学校で取り組んでいける部分はしっかりと授業に反映をしてやっている状況でございます。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 先ほど、財政的な支援というような、例えばふるさと納税などのお話もしたんですけれども。例えばなんですけれども、市民からの寄附を基金化してまちづくりに関する助成を行っている自治体というのが幾つか、結構あるみたいでして、例えば地域貢献に結びつける山形県山形市のコミュニティファンド、群馬県みどり市のふるさと思いやり寄附金、地域のつながりや人のつながりを大切にした兵庫県洲本市の洲本市つながり基金などあるんですね。
富谷市としてもふるさと納税や寄附などをそういうまちづくり関係に特化させた基金などとしても検討していく必要があるのではないかと思いまして、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 現在、本市におきましては、ふるさと納税の使い道といたしまして、寄附者のほうから選択していただける選択肢といたしまして、個別の事業といたしましては、図書館建設基金事業、そして、富谷スイーツ基金事業、この2つの基金事業を個別の事業として掲げさせていただいております。
ご質問のご提案のフードバンクの支援につきましても、市としてこういった基金事業を立てて支援していくことが必要なのかどうか、そういったことを総合的に鑑みながら検討していければというふうに考えております。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) さらに言いますと、まちづくり基金に関しましては、フードバンクだけに限らず、例えばまちづくりにおいて、例えば先ほども言った人と人とのつながりをつくる取り組みであるとか、まちの景色、景観を守る。例えば富谷でいいますと、TOMI+で始まりました梅林を守ったり、花を植えたりする、これは大変大事な事業だと私も思っています。そういうようなまちづくりに関して市民の皆さんが何かやりたいと思ったときに、財政的にちょっと足りないとき、例えば何か、草刈り機、借りなければいけない。それも借りればいいという話もあるかもしれないんですけれども。例えばですけれども、そういう何かやりたいと思ったときにすぐ支援ができるような基金というものの検討、TOMI+で事業を起こしたいという方への支援も含めての検討を、こちら、市長、検討をできないかお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 今回、TOMI+をオープンさせて、あわせて人づくりということで富谷塾を開塾させていただいて、その塾生たちが積極的にさまざまな、起業創業のみならず、まちづくりに積極的に取り組んでいただいておりまして、そういった支援は、全庁挙げて支援を行っていくという方針で、特に2期生、今82名、一生懸命頑張っていただいておりますが、2期生につきましては、いろいろな市、全庁挙げて支援をするということで体制をとっているところでございます。そういった活動費の支援につきましても、いろいろな方策を検討しながら、具体的に取り組んでいる部分もありますが、きょうのご意見をいただきまして、さらにそういった支援の体制をつくっていきたいというふうに考えております。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 現場で働いている方、すごい、本当にすぐ動いてくれて、本当にベンチャー企業並みにありがたいというようなお話も私実際伺ったりもしていますので、本当に人的には本当にすばらしいと思っています。ぜひ、財政的な支援も、その寄附の中でまちづくりの中に使うような形での選択肢というのは必要かなと思いますので、ぜひ検討をお願いいたします。
次の質問に移ります。
琉球新報のほうで、子ども食堂が保護者にどう影響を与えたかというような新聞記事がありまして、いらいらや不安を子供にぶつけるというのがとても減少したと。親の孤立感の減少、これは沖縄県の調査だそうなんですけれども、利用前と現在を比べた結果、具体的に言いますと、「不安、いらいらなどの感情を子供に向けることがある」に「当てはまる」と回答した割合が利用前と比べ18.5ポイントも下がった、そして、13.1%になった。「子供を育てるために我慢している」に「当てはまる」と回答した割合が8.4%減の11.8%。さらに、「自分一人で育てているという圧迫感を感じる」に「当てはまる」と回答した割合が9.7ポイント減少して11.8%、すごい半減していまして、要は、やっぱり富谷市もそうだと思うんですけれども、核家族化して、外からも来て、つながりがない。そうなると、自分一人で抱え込んでしまって、気分的にも、やっぱり産後鬱というようなものもあったりもすると思うんですけれども、子ども食堂、居場所をつくるということが、子供にとっても、親にとっても、大変重要なものだと思いますので、そういうことも含めて、財政的な支援であったり、例えば夏休みも開いて子供たちが集まれるようにしたいというようなお話も伺っておりまして、例えばそういうものをしっかりと告知していくというようなところでのご協力など、財政的な支援と、そういう告知への支援、何かできないか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 子ども食堂につきましては、今お話しあったとおり、いろいろな状態のお子さんが来るというふうに認識しております。例えば虐待であったりとか、貧困であったりとか、それから居場所がないということがあったりとか、いろいろなことがございます。富谷のほうでも活動されている方々いらっしゃいますけれども、その内容、どういった内容で子ども食堂というか、その寺子屋的なものをご利用になっているのか。その辺の内容もちょっと吟味させていただいて検討ということになるかと思います。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) もちろん、子ども食堂といいますと、本当に貧困な方が通うというイメージもあるかと思うんですけれども、そうではなくて、社会的なそういう関係性の貧困的な考えもあると思います。先ほどの人とつながることで、子供を育てるのに我慢しているであるとか、その圧迫感というものがやはり軽減されるというような、そういう意味での社会的に本当に豊かにしていくという大変重要な取り組みでもあると思いますので、そこら辺も含めて検討をされるか、再度、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 先ほど、議員のほうから、沖縄での事例を紹介していただきましたが、富谷のほうでも、現在どういった内容でなっているかというところ、その辺も確認させていただきたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 障がい者の施策に関しましても、相談窓口ができたりであるとか、私も前進していると本当に思っております。ただ、その障がい者の施策につきまして、仙台市で2016年に仙台市障害を理由とする差別をなくし障害のある人もない人もともに暮らしやすいまちをつくる条例というものが施行されまして、宮城県のホームページを見ましたら、2018年12月27日に宮城県障害者施策推進協議会にて、障害のある人もない人も共生する社会づくり条例、この骨子案というものが出ておりました。
富谷市の総合計画にも、障がい者も自立して地域とともにつながるまちづくりの中でも、障がい者の就労や自立に向けた支援の推進に努めるとともに、地域活動への参加しやすい環境の整備を図ります。また、障がいに配慮する地域の理解向上を進め、ともに集える環境の整備を図りますとあります。
富谷市としても、共生する社会づくりに向けての施策の検討というのはいかがなものかと、市長、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 富谷市におきましても、本当に障がい者の方々、とにかく、今気をつけるのは、とにかく全ての皆さんの特に声を受けとめながらということで、特に声なき声、小さな声に耳を傾けながらということを大切にしております。
そういう意味では、あらゆるきめ細かな、そういった方々の声に応えられるような施策を推進していきたいというふうに考えております。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 県のほうでもやっぱり条例をつくるということですので、これに関しては富谷でもぜひ前向きに検討してはどうかと思いますが、再度、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 条例の制定となると、またいろいろ必要要件等いろいろなことを慎重に取り組まなければいけないので、その辺は担当課含めて、いろいろな他自治体の事例も参考にしながら検討させていただきたいというふうに考えております。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 防災倉庫の質問に移ります。
防災倉庫の設置自体にはどのくらいお金がかかるか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 手元に資料は持ってきていないですけれども、300万円前後を超えるお金はかかるかと思います。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 私も以前にお話を伺いに行ったときに大体300万ぐらいだったと思います。地域防災計画の市の中での位置づけをお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 地域防災計画の中では、指定緊急避難所、一時避難所、いろいろな分かれての指定がございます。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) その中で、防災倉庫などの防災マップを見ますと、やっぱりあるところとないところと結構あったりしているかと思うんですけれども、どのような今後の設置を進めていくかという計画などがあるのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 東日本大震災後は指定緊急避難場所に設置をしております。人が多く集まるということで、そこは基づいて建てて、一応全部建て終わったというところでございます。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 一時的に避難をするような場所には設置はしていかないのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 今のところ、一時避難所的なところについては、市のほうでは設置予定はございません。先ほど、市長からもお話があったとおり、県・国の助成、そういったものを利用していただきながら各町内会、自主防災組織で設置をお願いしたいというふうに思っております。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 市がお金を出して設置したところも富ケ丘であるというところもあると思いますので、自治体の実情に応じて、要望としてある場合には、やはりもし大災害が起きてしまったときの、本当に大規模なものが起きてしまったときには恐らくインフラも全てぐちゃぐちゃになると思うので、それぞれの分散した形での配備というのは必要になると思います。一時避難所などに含めての検討を今後していただけるか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 町内会館全て一時避難所というふうになってございます。四十何カ所ということでございますので、現実的に、全てに同じように設置というのはちょっと難しいというふうに思っております。あくまでも、多く人が集まる指定緊急避難場所、そちらに基づいて整備をしているというところでございます。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 補助金とかで、じゃあ、そういう形で、市としては、それぞれの地域で買ってもらうという考え方なんですよね、再度、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 先ほどもお話ししたとおり、ほかで補助制度があれば、そういうものにおつなぎしたりとか、そういうのは相談に乗らせていただきたいなというふうには思っております。ただ、市のほうで、先ほど言ったように、全ての一時避難所につぶさに設置は難しいというふうに考えてございます。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 私も全ての場所に、何もなく勝手にぽんぽんぽんと建てろというのは全く思っておりませんで、ただ、やっぱり東日本大震災のときに一時避難所となっていたところにかなりの人が来ていたというお話も伺っておりまして、やっぱり実情としてどうなのか、必要としているのか、必要としていないのかも含めての聞き取りというものも必要ではないかと思うんですが、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 一時避難所につきましては、全て避難できるようにという形でなっていますので、ここが急いで、ここが急ぎでないというふうな、そういう色づけはなかなか難しいと思います。なので、今のところ、先ほど答弁したとおりの内容で考えてございます。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 地域防災計画に関しましてホームページで調べてみたら、ひっかからなかったんですけれども、掲載というのはどのようになっておりましたでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) ホームページのほうに今現在載せておりませんでしたので、今、見直し、今年度やっていますので、その見直しした後、どこまで載せる、載せないというものを検討させていただいて対応したいというふうに考えてございます。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 地域防災計画は、本当にこれは防災の核になる計画だと思いますので、新しい計画になったならば速やかに掲載をしていく必要があるかと思います。再度お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 先ほどもお話をしたとおり、今後そういったところも踏まえながら検討をさせていただいて進めたいというふうには考えてございます。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 3問目の子ども医療費の所得制限の撤廃に移らせていただきます。
前向きに検討していただけるということで、驚きをもっておるんですけれども、ちなみに、所得制限で医療費の無料化が受けられない世帯数というのがどのくらいいたのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 昨年の定時登録時のデータというふうになりますが、全世帯数6,489世帯のうち、所得制限かかっていたのが930世帯、児童数でいいますと1万1,503人中、1,353名というふうになっております。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 大体、全体で受けている方たちの1割ぐらいだということだったんですけれども、先ほど、前向きに検討するということでお話をいただいたんですけれども、どのぐらいの時期までに検討していくのかということでお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 市長が前向きに検討というところでございますが、時期も含めての検討ということでございます。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 最後の質問になるんですけれども、本当に子育てにやさしいまちづくりとしての表明として、これは一つのすばらしい看板にもなると思います。これはぜひ頑張って検討していただきたいと思いますが、市長、見解をお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 先ほども答弁したとおり、所得制限につきましては撤廃を念頭に前向きに検討していきたいというふうに考えておりますので、ご理解いただければと思います。
○議長(相澤 榮君) この際、午後1時まで休憩します。
午後 0時00分 休憩
午後 1時00分 再開
○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) 皆さん、こんにちは。
私は、富谷市民の老後の保障と題し、介護保険制度について論じたいと思います。
現在の日本は、「人生100年時代」と言われ、元気でたくましい高齢の先輩方が安心して暮らせる豊かな国です。しかし、6年後の2025年、大きな社会問題に直面します。2025年問題、それは75歳以上の後期高齢者、すなわち1947年から1949年生まれの団塊の世代が全人口に対し20%を超えることをいいます。つまり、5人に1人が後期高齢者になるのです。
それの何が問題なのか。それは少子化という社会情勢に重ねて考えると、年金制度が立ち行かなくなる可能性があるということです。その真偽は別として、メディアを騒がせている年金2,000万円不足問題は今まさに検証しなければならない将来リスクです。
問題はそれだけではありません。高齢化はさまざま問題を引き起こします。高齢者の要介護期間が長引くことで社会保障費が膨れ上がり、財政を圧迫します。少子化の影響による介護人材不足や、社会資源である介護施設が足らなくなることで、介護保険制度自体が機能しなくなり、高齢者は適切な介護サービスが受けられなくなってしまいます。
いずれにしても、年金制度のスキームは崩れかけており、医療費もかなりの勢いで膨張しています。また、2025年問題のみならず、さらに15年後の2040年には、1971年から1974年生まれの団塊ジュニア世代が後期高齢者となる年です。一般的に、日本では65歳以上が高齢者とされていますが、実際に要介護の状態になる人がふえてくるのは75歳以上の世代です。
このことを具体的な比率であらわしてみます。内閣府の「2018年度版高齢社会白書」によれば、1950年当時65歳以上の高齢者人口と15歳から64歳までの生産年齢人口の比率はおよそ1対12でした。つまり、高齢者1人を12人の現役世代が支えていたわけです。ところが、2017年時点における比率はおよそ1対2であり、高齢者1人を2人の現役世代で支えているという形になっています。いずれは高齢者1人を1人の現役世代で支えることになることも。
2015年の国勢調査では、日本の人口は1億2,709万人ですが、2040年には9,913万人、2060年には8,674万人と予測されています。少子化に関しては、1975年に出生率が2.0を割って、現在では1.4程度になっており、今のところ、これといった解決策はありません。
最新の「平成30年度版高齢社会白書」によれば、平成29年10月1日時点における高齢者の数は3万5,015万人で、65歳以上の人口が総人口に占める割合である高齢化率は27.7%になっています。高齢化率は、出生数が減少しつつある中、今後さらに上昇していくと見られ、同白書によれば、2025年には30%、2040年には35.3%、2065年には38.4%になる見込みとなっております。
そのため、団塊の世代が75歳以上となる2025年以降は、要介護者数は一気に増加すると予想されています。また、同白書によると、2025年には、認知症高齢者の総数が730万人を超えるとの予測値もあり、老老介護のみならず、介護者と要介護者の両方が認知症になる認認介護の世帯もふえていく見通しです。
高齢化の背景には、寿命の長寿化があります。日本人の平均寿命は年々上昇しており、2017年時点において、男性が81.09歳、女性は87.26歳となっています。
1950年ごろに比べると寿命が20歳以上延びており、将来的にはさらに延伸していく見込みです。しかし、平均寿命が延び続けている一方で、その人が健康な状態でいられる期間を示す健康寿命との間に差があることが指摘され、問題視されているのも事実です。
少し数字は古いのですが、2013年時における日本の平均寿命およそ81歳に対し健康寿命は、男性が71歳、女性が87歳に対して74歳で、当時の健康寿命と平均寿命の差は男性で約10年、女性で13年となります。平均寿命と健康寿命の差は、これはすなわち介護や医療ケアが必要な期間ということです。この差を縮めていかない限り、幾ら平均寿命が延びても、介護が必要な高齢者がふえていき、社会保障費がふえ続けていくことになります。
そもそも、介護保険制度は高齢者が医療にばかり頼らず、日常生活を自立して送れるように介護をする目的で制定されたものです。しかし、運用が始まってから課題も多く、問題点が数多く指摘されています。
なかでも、介護の重度化が深刻な問題になってきます。医療の進歩などで寿命が延び、要介護期間も延びています。介護を利用しているうちにアルツハイマー型認知症などの進行性の疾患や加齢によるADLの低下により、最終的に重度の要介護となり施設入所へ移行するケースがふえています。介護は医療のように治療が施されるのとは違い、現状維持のみにとどまっているものが大半で、高齢者の介護をする上で介護度の重度化は避けて通ることはできません。
国のために働き、税金を納め、今の日本を築いてくださった先人らの老後の保障はどうなっていくのでしょうか。
そんな混沌とした世情において、富谷市の施策は真新しく際立った数少ないよい報道として取り上げられることが多く、一市民としても大変誇らしく思います。しかし、その背後には、先ほど述べたような社会保障バブルが潜んでいます。新たな施策のみならず、その背後に潜む社会保障リスクを予見し、策を講じ、解決・回避することで、高齢者にとっても、また、次の高齢者になるべき団塊ジュニアの同輩らも安心し、希望を持って生活を営むことができます。そこに市長が望む「住みたくなるまち日本一」の実現があると確信しています。新たな時代令和において、ほかの自治体から羨望のまなざしで見られるように、社会保障問題にもすべからく対応できるシステム構築が必要だと考えます。
そこで、富谷市民の老後の保障と題し、3要旨10項目の質問をいたします。
まずは、質問要旨1の必要な社会資源整備の根拠として。
1番、富谷市民平均年齢の推移。
2番、65歳以上の高齢者の推移。
3番、65歳以上の高齢者数の介護対象者数の推移及び割合の推移。
4、重度要介護者数の推移。
5、その推移についての見解についてお答えください。
次に、質問要旨2の必要な社会資源の予見として緩和型通所介護につき質問いたします。
現在、要介護になる前の介護予防施策に関し、その方向性として、住民参加型のコミュニティーに高機能化を図り、具体的にはPT、ST、OT、看護師、柔道整復師などの専門職を配置し、より生活全般の質の向上を推進するようにシフトしていると思われます。
富谷市でも、市民協働の総合事業緩和型2拠点、認知症学びの講座、ゆとりすとクラブ・サロンの推進により、元気な段階から介護予防に関する知識の共有並びに自助・互助、共助の活性化を図る取り組みを展開しています。
そこで、私は、近隣の市区町村の取り組みとして、仙台市の現状を調査しました。仙台市では、地域支援事業を29拠点に委託し、運動、口腔、栄養等のプログラムを取り込んだ元気応援教室を展開しています。3カ月を1クールとして、送迎つきで展開し、1クール終了後、地域包括支援センターが主体的に行う介護予防教室、または地域の自助グループの取り組みにつなげていく。もくしは基本チェックリスト25項目からなる豊齢力チェックリストの調査により該当した方を適切な介護予防マネジメントを行い、緩和型通所介護事業に移行、卒業をイメージしたアウトカム指標に基づき、要介護状態にさせない取り組みを平成30年度から推進しています。現在では全市で40カ所の緩和型通所介護事業を展開し、現行相当の通所介護事業所とのすみ分けを図っているようです。
そこで、富谷市の介護予防施策の方向性として。
1、健康寿命対象者の把握方法を問う。
2、健康寿命が延びたと判断する基準を問う。
3、厚生労働省の方向性として住民参加型コミュニティーに高機能化を図り、具体的には専門職を配置し、より生活全般の質の向上を推進するとあるが、富谷市での取り組みを問う。
4、将来予見される社会保障の問題点を問う。
以上4点につき質問いたします。
最後に、質問要旨3の介護ボランティアの育成についてです。
2019年5月25日付河北新報オンラインによりますと、富谷市は特別養護老人ホーム(特養)などの入所者らを日常的に支える介護ボランティアの育成に乗り出す。県内初の取り組みで、人手不足が続く現場に市民の力を生かし、介護の質を高めるのが狙い。施設のサポーターとコーディネーターとして計約40人を育成し、8月をめどに市内各施設への派遣を始めるとあります。
また、富谷市は、単発の慰問ではなく、お年寄りのお話し相手や施設行事のお手伝いなどに継続してかかわる寄り添いボランティアを育てる。育成は地域と施設の支え合いモデル事業として実施。24日、事業推進に向けた協定書の調印式が市役所であり、市内にある特養と介護老人保健施設の全6施設と市社会福祉協議会の計7団体と連携して取り組むことを確認したとあります。
この革新的な取り組みに対し、2点お伺いします。
1番、育成実施に向け、予想されている予算は。
2、育成講座の頻度等、具体的な内容は。
を答弁願います。
○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの齊藤秀行議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名、富谷市民の老後の保障についての問い1でございます。
必要な社会資源整備の根拠としての(1)富谷市民平均年齢の推移(過去5年分)につきましては、平成26年度末では39.81歳、27年度末は40.18歳、28年度末は40.69歳、29年度末は41.17歳、30年度末は41.68歳でございます。
(2)65歳以上の高齢者数の推移(過去3年分)につきましては、平成28年度末は9,571人、29年度末は1万18人、30年度末は1万399人であります。
(3)65歳以上の高齢者数の介護対象者数の推移及び割合の推移(過去3年分)につきまして、要介護、要支援認定を受けた65歳以上の方の人数及び割合は、平成28年度末1,303人、13.6%、29年度末は1,356人、13.5%、30年度末は1,351人、13.0%であります。
(4)重度要介護者数の推移(過去3年分)についてでございます。要介護認定3から5以上を計上しており、平成28年度末は471人、29年度末は495人、30年度末は502人であります。
(5)その推移に対しての見解につきましては、本市は、宮城県内一若い自治体ではありますが、着実に高齢化が進んでおり、限りある財源の中で効果的な地域包括ケアシステムの進化、推進を図ってまいります。
問い2の必要な社会資源の予見としての(1)健康寿命対象者の把握方法につきましては、健康寿命とは、ある健康状態で生活することが期待される平均期間と規定されており、複数の指標を総合的に分析し算出されているため、対象者の把握は困難であります。しかしながら、日常生活動作が自立している平均期間のみで把握するのであれば、要介護2から5に認定された方以外を健康な状態であると考えられます。
(2)の健康寿命が延びたと判断する基準につきましては、県において厚生労働省科学研究班による健康寿命の算出プログラムを用いて、県及び市町村の健康寿命を算定しております。その算定結果により、各年の健康寿命を比較し、健康寿命の延伸について判断しております。平成28年の健康寿命は、男性では81.04歳で、前年から0.74歳延びております。また、女性では84.15歳で、前年から0.23歳延びております。
(3)本市におきましては、総合事業の取り組みの一環として、通所型サービスについては緩和した基準によるサービスをリハビリテーション等の専門職を活用した2つの指定事業者により実施をしております。
また、このサービスでは、運動サポーターが参加し、地域支え合いの理念のもと活動しております。
(4)将来予見される社会保障の問題点につきましては、少子高齢化及び生産年齢人口の減少により社会保障費が大きな負担となることが懸念されます。本市では、地域の支え合いの取り組みに重点を置きながら、介護予防事業や健康づくり事業を推進し、健康寿命の延伸を図ってまいります。
問い3、介護ボランティアの育成についての(1)育成実施に向け予想されている予算につきましては、本定例会補正予算に計上しておりますが、活動費を含めた費用として、今年度は181万3,000円を計上しております。
(2)育成講座の頻度等、具体的な内容につきましては、施設サポーター及びコーディネーター養成研修は、それぞれ3日間の講座にて高齢者の特性やボランティアの基本について学ぶ研修を予定しております。講師については、現在、調整中でありますが、介護ボランティアの育成に積極的に取り組んでおられるNPO法人仙台敬老奉仕会のご支援をいただきながら実施する予定としております。
以上です。
○議長(相澤 榮君) これより齊藤秀行君の質問は一問一答により行います。6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) それでは、質問に入ります。
まず、軽度対象者、要支援から介護度1・2に対して、平成33年度、ごめんなさい、令和になっていますからあれですけれども、平成で換算した場合に平成33年、平成36年の法改正による影響はどのようなことが懸念されますでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) 現時点で、厚生労働省からの法改正についての情報がないため、お答えはできませんが、ただ、財務省の財政制度分科会におきまして、介護サービスの提供体制について審議されており、今後の改定の際には軽度者へのサービスを地域支援事業へ移行していく改革の方向性が示されているところです。
○議長(相澤 榮君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) 仙台のほうで行われた事業説明会のほうで、いわゆるこれからの方向性としては、総合支援事業のほうに移行、フェーズが変わっていくというところで、いわゆる軽度の対象者というのと、一般に本当にそういった意味では重度として介護が必要な場合のまず線引きがある程度される。その上で、重度介護者のくくりの部分と軽度の国の部分のすみ分けのいわゆる介護保険費の部分というのは加算によって埋められるというような、ちょっと話を聞いてきたんですけれども、実際にはそういう情報は何にも入っていないですか。
○議長(相澤 榮君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) 今のところ、私のところには入ってございません。
○議長(相澤 榮君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) それでは、続きまして、市のほうで介護計画、これは3年置きにつくられていると思うんですが、今、なかなか、介護事業者においても法改正が3年ごとに入ってくると、なかなか事業計画というものが長期で立てられないという状況になっています。そういった中では、事業から撤退する会社であったり、当然、経営がうまくいかなくなってしまって破綻するような会社も散見されますが、法改正の部分というのは、どういうタイミングで富谷市のほうには国のほうから入ってくるんでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) タイミングというところでございますが、全国の課長会議の結果というものが、随時、本市にも流れてきているような状況でございます。
○議長(相澤 榮君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) そうすると、国の例えば改正があったときに、全国の課長会議等々があって、その内容に基づいて富谷市のほうで計画を起こすという考え方でよろしいんでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) まずは全国課長会議の情報が流れてきて、それから、県の情報であったりというところで、それらをなるべく早くこちらで読み解いて対応していくというところでございます。
○議長(相澤 榮君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) もちろん、国の方向性と逆を向けということではないんですけれども、結局、介護保険とか、いわゆる社会保障という部分というのは、各自治体によって多分物すごい差があるものだと思うんですね。富谷市は、そういった意味では、かなりそれでも、先ほど答弁で市長が言われたように、平均年齢も若いというところではまだ比較的安定しているところではあると思うんですが。そういった中では、やはり冒頭、論旨のほうで述べた介護対象者のどうしても重度化というものが物すごく今問題になっていまして、例えて言うのであれば、まず、特養、老健の施設というのはこのままでは足りなくなるというふうに私は思っております。実際には、デイサービスで楽しく、要は、時間を楽しく過ごすことができる機能を持っている方が、当然、これは介護度が重くなってきて、当然、デイサービスでの受け入れが厳しくなってくる。そうなってきた場合には、当然、これはグループホームだったり、特養、老健のほうにと移行しなければいけないわけです。ところが、長寿命化によって、受け入れ施設のキャパがどうしても足らなくなってしまう。それは、国の法改正によって3年に一遍変わるような計画ではちょっと事足りないのではないか。もう少し、速効性というか、きちんとその自治体の情勢を把握した上で計画を変更していかなければいけないのではないかと思うのですが、その辺の見解をお願いします。
○議長(相澤 榮君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) ただいまは、介護保険事業計画、3年ごとに見直しを行っているということでございますが、その3年ごとにこだわることなく、必要に応じて改正していく部分は改正していきたいというふうに考えてございます。
○議長(相澤 榮君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) ありがとうございます。
実は、今、ある施設でなんですけれども、デイサービスを経営している会社で、ところが、そこに電話問い合わせが来たときに、認知症が入っているんですけれども、受け入れてもらえますかというような質問をケアマネジャーから受けるそうです。それは、逆を返せば、認知症が入っているとデイサービスのほうで受け入れないという事実あるということだと私は認識しています。
実際には、例えば特養、老健においても、認知症が進み過ぎて基本的には言葉の会話がまるで意味をなさない。実際には、その中でADLとしては身体的な能力は高いので、とにかく暴れまくる、徘回しまくる。そういった場合には、デイサービスにおいても、グループホームにおいても受け入れられないんですね。介護度は軽いけれども、実際には特養、老健に入って、実際にはそこが最終的な居場所になるというケースがどうもやっぱり散見します。
実際に、教育民生委員会のほうで視察、特養に行ったときも約1割のご利用者様が認知症だけで特養に入れるレベルというお話を聞いています。それはかなり大変です。実際、そういった介護の現状をどのように考えられますか。
○議長(相澤 榮君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) 国が示しております指定介護、指定通所介護の取り扱い方針というものがございます。認知症である要介護者に対しては必要に応じてその特性に対応したサービスの提供ができる体制を整えるよう定めているものでございます。
よって、本市の考えといたしましても、全てのデイサービスにおいて認知症を受け入れられるものであるという認識でございます。
○議長(相澤 榮君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) それが通常なんですけれども、実際の介護の現場においてはそうなっていないという事実がやっぱりあるんですね。そういったところを考えると、やはり富谷市民、本当に、先ほど示されたとおり、平均年齢も、微増ではありますが、どんどん上がっていきます。それに対して、重度の比率のほうもやっぱり上がっていますよね。実際、28年度から重度介護者数の推移で見ますと、471名から3年間で502名まで、約30人上がっています。ただ、じゃあ、この3年間でこの30人、しかも、重度の方々を受け入れられる施設がふえているんですか。答弁願います。
○議長(相澤 榮君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) 特別養護老人ホームとして、アルシュというのが明石台のほうにできてございますので、そちらの分は増ということとなってございます。
○議長(相澤 榮君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) 実は、そこを教育民生委員会のほうで視察してまいったんですが、実際にはそこも、箱のキャパシティーとしてはあります。しかし、介護人材不足において受け入れられない状態というところで現状を把握しております。
実際には、これは今回、今、きょうに始まったことではなくて、これからこの先ずっと将来続いていくことなんですよ。その部分について対策を講じていかなければ、結局は、重度の人たちを受け入れる施設がなくなってしまう。そういう現状が目に見えていると思うんですが、いかがお考えでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) 介護従事者につきましては、国のほうでも今後処遇改善等の加算を見込んでいるというようなところでございますので、そちらでもって対応していくというところでございます。
○議長(相澤 榮君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) 今出た助成金の絡みの件も含めてなんですけれども、たしか、介護福祉士の資格を持って10年間勤続している人間に対し、国のほうで約8万円ぐらいの助成金を出すというような、多分、認識だったんですが、それで間違いないでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) おっしゃるとおりでございます。
○議長(相澤 榮君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) しかし、介護者の平均の勤続年数は6年なんです。実際には、10年を超えて働いている介護人材というのは限りなく少ないです。しかも、これは加算の取り扱いでよくあるケースなんですけれども、その助成金額、8万円という金額というのは、直接、個人に振り込まれるものではなくて、必ず会社を経由しなければいけない。そうすると、会社のほうで、要は勤続年数10年以上の介護士に対し8万円の給料を上げているということが物すごく表に出にくい部分だと思いますが、その辺は、市のほうとして何か指導、もしくは周知方法というのは考えられているのでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) 市のほうに施設のほうから、年1回、処遇改善の関係で提出する書類がございまして、その辺、今回の8万円の使い道といったあたりでも、その際に聞き取りしているような状況でございます。
○議長(相澤 榮君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) この手の質問は多分尽きないので、ちょっと次に移りたいと思います。
続きまして、緩和型の介護予防施策の方向性としての部分で、いわゆる緩和型デイサービス、富谷市のほうでは2拠点やっているということで、私自身ももちろんこれは把握しておるんですけれども。これは介護計画、3年間ごとにつくり出される、によって数量が定められるものなんでしょうか。それとも、その時々によって柔軟にふやしたりということが可能なものなのでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) 今のご質問につきましては、計画の中で定めてございます。
○議長(相澤 榮君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) 先ほどのちょっと質問の中では、重度に特化した質問だったんですが、今回、こちらは逆に言うと軽度のほうです。
実は、いろいろ介護事業者からの相談の中で、いわゆるデイサービス、小規模のデイサービを行っている事業所なんですけれども、とてもすばらしい夢のような世界です。おやつも皆で利用者さんと一緒につくり、和気あいあいとみんな笑顔で過ごす、すばらしいデイサービス。ところが、実際には、その中身の利用者の中身を見ますと、要支援から介護度1、そこで結局経営ができない。要は報酬単価が低いので、それでは採算に合わないということなんです。実際には、土日・祝日は休み、要は、基準最低限の3人で回さなければ対応ができない。ところが、5年、10年働いてくれるスタッフに対して、給料も報酬単価が低いために上げてやることができない。そういう現状の中で、どこかで介護という部分を少し切り離して、健康寿命が延びるように考えなければいけないと思うんですね。それがいわゆる緩和型デイサービスの整備というものに私はなっていると思うんですが。ごめんなさい、そこにちょっと認識の違いがあってはあれなので、その見解を示していただければ結構です。
○議長(相澤 榮君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) 今後ふえると見込まれております社会保障費等を勘案して、国のほうで早い段階から余り重くならないうちにサービスを提供して、少しでも健康寿命をというようなところと考えてございます。
○議長(相澤 榮君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) では、次、ボランティアのほうに移ります。
まず、中核となるボランティアセンターというものは社会福祉協議会で運営されるものなのでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 保健福祉総合支援センター所長。
○保健福祉総合支援センター所長(高橋弘美君) 中核となるべきボランティアセンターのほうなんですけれども、社会福祉協議会においてボランティアセンターはありますが、本事業についてはモデル事業であるために、ボランティアセンターへの委託ではございません。
○議長(相澤 榮君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) 本当に今、介護人材は本当に少なくなっている中で、介護ボランティアの育成というのは物すごく意義がある内容だというふうに私は理解しています。ただ、反面、やっぱりいろいろなリスクをはらんでいるのも、これは事実であって、実は、私、前に教育民生委員会の所管事務調査のほうで岡山のほうに行ったときに、介護予防ポイント事業というものを視察して勉強させていただきました。その中身を見たときには、まだまだ総合特例の交付金を受けるに当たってはいろいろなハードルが高く、これは富谷市にはそぐわないというふうな思いで私は帰ってきたんですが。今回のように、ボランティアというものがもっと身近に、しかも、市民の皆さんの力をかりてということであれば、その中身、内容というのはかなり充実させていかなければいけないのではないかなと、そのように思います。
まず、例を挙げていえば、1つは、例えば何か事故とか、けがとかをした場合の保険の適用がどうなるかとか。あとは、少なくともボランティアに行った人間だけがけがをするわけではないんです。介護施設の中でよくあるのが、やっぱりボランティアさんが来てくれる事業所というのは結構あるんです。ただ、学生だったり、もちろんその中にはお子さんもいらっしゃいます。高齢の方もいらっしゃいます。ただ、その方が風邪を引いて、結局入ってきた。それが伝染性の疾患だった。インフルエンザにかかってしまいました。罹患率2名以上だと、これは県のほうに報告しなければいけないんですよ。そうなってきた場合に、そういったリスクヘッジも含めて、もちろんボランティアさんのほうにはいろいろな指導をしていかなければいけないと思うんですけれども、その辺の内容というのはある程度決まっているんでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 保健福祉総合支援センター所長。
○保健福祉総合支援センター所長(高橋弘美君) まず、ボランティアの保険につきましては、サポーター、コーディネーターとともにボランティア保険の加入を予定しております。そちらのほうは傷害とか損害賠償保険というふうな中身になっております。
○議長(相澤 榮君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) これはすごくいい取り組みだと思うので、障がいのほうの適用もしてもらいたいんですけれども。いわゆる障がいの施設のほうでもボランティアとかそういった必要性というのは物すごく高いんですね。ごめんなさい、報道というか、ニュースを見る限りは、高齢者のほうに特化しているように私は思えたんですが、その辺の方向性を示していただければと思います。
○議長(相澤 榮君) 保健福祉総合支援センター所長。
○保健福祉総合支援センター所長(高橋弘美君) 今回は、モデル事業ということで本事業のほうを行っていく予定なんですけれども、なので、特別養護老人ホームと、それから、介護老人福祉施設のほうを対象とさせていただいております。
○議長(相澤 榮君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) もちろん、介護施設は、特養、老健だけではありませんし、もちろん、もっともっとやっぱり機能的に楽しめる、要は、傾聴ボランティアを望む人たちというのは、逆に言うと、特養、老健よりもデイサービスとか、そういった、要は楽しめる能力とかがあるほうがもしかするとニーズが高いかもしれません。その辺はもう少し、いろいろ介護の現場の状況をきちんと見定めながらそういった配置をしていただいたんですが、その辺はいかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 保健福祉総合支援センター所長。
○保健福祉総合支援センター所長(高橋弘美君) まず、今回のモデル事業の効果を検証しまして、その後、検討してまいりたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) では、最後に、ちょっと市長にお伺いしたいんですが、例えば警察は市民の安全を守り、医者は市民の命を守り、私は、政治家とか行政というのはその市民の未来を守らなければいけないものだというふうに思っております。今、本当に富谷市というのは物すごく急激なスピードで成長し、どんどん変わり続けていく中で、やはりどうしても後に控えている問題、特に社会保障費については、本当に国は余り当てにならないというか、自治体ごとである意味策を講じていかなければならない段階に来ているように思います。
ぜひ、市長に、やはり民間の事業経営をしていたという経験に基づくところで、例えば条例の改正等々も含めて、これから目の前に迫っている高齢者問題、社会保障バブルというものを見据えたところで、どのようにその危機を乗り越えていくか、そこの気持ちをお聞かせいただければと思います。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) これからの市民の皆さんの未来に向けてという、その未来を守るというのは、私も同じ意見でございます。ただ、富谷の場合は、先ほど来、議員のご意見にもありましたように、今のところ、全国の自治体の中でもまだ高齢化率が低い。とはいいながらも、急激に高齢化率が急激に進んでいるというのも事実でございますので、ただ、富谷のいいのは、ほかの事例を、いわゆるこれからあらゆる広い範囲で情報を収集することによって、早目の対策を打っていけるということでございますので、その辺は、早目、早目で的確に、いわゆる社会保障費の限られた部分のところもありますので、そういったところをしっかりと踏まえて適切に行っていきたいというふうに考えております。
その上では、やはり国に役割を担って、まずは国が、やはり国民の高齢福祉につきましては、社会保障につきましては、国がある程度方向を示し、その上で県、そして、基礎自治体である我々市町村の役割というものがあるわけでございますので、その中でのしっかりと役割分担を明確にしながら、なおかつ、そういった中で富谷市として取り組んでいけるものを、ある意味、全国のモデル的なものを参考にしながら取り組んでいきたいというふうに思っております。
そんな中で、今回のボランティア養成のモデル事業というのは、これは大きな新しい取り組みでございまして、市民が市民でお互いに地域の中で支え合っていくということでございますので、そういった取り組みも先進的に取り組みながら、しっかりと市民の皆さんの社会保障含めて、しっかりと守っていきたいというふうに考えております。
○議長(相澤 榮君) 次に、14番高橋正俊君。
○14番(高橋正俊君) それでは、私の一般質問を始めます。
第1問目は、外国人労働者の市役所の対応についてであります。
厚生労働省がことし1月に発表した資料によると、2018年10月時点の外国人労働者が146万463人と過去最多を更新したと発表しましたが、景気の回復傾向も背景に深刻な人手不足が続いているようです。ことし4月には、外国人労働者の受け入れを単純労働分野にも拡大する新制度が始まり、5年間で最大約34万人が見込まれております。
ただ、技能の海外移転を目的とした現状の外国人技能実習制度、発展途上国などに日本の技術や知識を習得して母国に帰ってから役立てもらう趣旨の制度であります。この制度では、賃金未払いや違法な長時間労働などの問題もあり、労働環境の改善などを企業へ指導強化が求められているようです。
現在、146万人の労働者を国別で見ますと、1位が中国で38万9,117人、2番目がベトナムで31万6,840人、3番目がフィリピンで16万4,006人で、以下、インドネシアなどが続いているようです。
外国人労働者が多くなれば、言葉の違いや文化の違いなどによるトラブルの相談に市役所を訪れる機会もふえるのではないかと思い、次の質問をいたします。
1番目、現在、富谷市に外国人労働者と言われる人は住んでいるのか。いるとすれば何人ぐらい住んでいるのか伺います。
2番目に、富谷市内の企業の中で、外国人を受け入れている企業はあるのか。あるとすれば何件ぐらいあるのか。
3番目、富谷市に住んでいる外国人の主な出身国をお伺いします。
4番目、今まで市役所において外国人が困り事の相談や助けを求めてきたことはないのか、お伺いします。
5番目です。今後、市役所の窓口で外国人にも対応できるような体制を強化していく必要があるのではないか、伺います。
次に、2番目でございます。
宮沢根白石線、明石台と泉松陵をつなぐ道路整備について質問します。
明石台八丁目の開発・販売も進み、今なお明石台では造成が進んでおり、市内でも大きく環境がかわる地域の一つでもあります。ここの道路については、幾度となく議員から質問があったことは私の記憶にもあるところでございます。また、隣接する成田地区も住宅・工業団地造成が進み、今後、ますます人口がふえていくとともに交通量もふえていくと思っております。
この道路については、仙台市も富谷市でも主要幹線道路の1つだと認識しているとは思います。ここは市民の生活面を担う効果だけでなく、産業・経済面でも整備の効果が大きい道路であり、県にとっても同様だと思いますので、次の質問をします。
1、宮沢根白石線の明石と泉松陵をつなぐ計画が県にあると聞いていますが、本当にあるのか伺います。
2、明石台・東向陽台地区の混雑・渋滞についてはどう考えているのか、お伺いします。
以上です。
○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの高橋正俊議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まずは、質問件名1の外国人労働者の市役所の対応についての問い1、本年3月末の外国人の数は211名となっており、そのうち、就労可能な在留資格を有する方は199名であります。
問い2、市内で外国人を受け入れている事業所は、昨年10月末現在で6事業所と把握をしております。
問い3、市内在住の外国人211名のうち、最も多い国籍は韓国が69名、次いで中国が54名、ベトナムの37名であり、89%がアジア圏となっております。
問い4、今まで市役所において外国人が困り事の相談や助けを求めてきたことはについてでございますが、確認できる範囲では、これまで市役所窓口において、ご質問のありました事例はございませんでした。
問い5、今後、市役所の窓口を外国人にも対応できるような体制を強化していく必要があるのではないかとの問いでございますが、現在は、多国籍の方へ対応できるツールとしてさまざまな多言語音声翻訳アプリケーションが開発をされており、行政機関や商業施設、観光地等において活用されております。本市におきましても、今後の導入に向けて多様な通信アプリの調査研究に努めてまいりたいと考えております。
質問件名2の明石台、宮沢根白石線の道路整備についてでございますが、問い1と問い2については関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
宮沢根白石線は、昭和48年に宮城県により都市計画決定された都市計画道路であり、仙台中心部と北部エリアを結ぶ仙台都市圏における重要な幹線道路であると考えております。また、明石台地区や東向陽台地区と県道仙台三本木線を結ぶ道路の渋滞緩和にも資するものであり、整備の必要性は十分認識をしているところであります。
しかし、計画ルート上には山林など起伏の激しい場所があり、整備には莫大な事業費がかかることから、本市での整備は非常に難しい状況にあります。つきましては、宮沢根白石線が有する広域性、幹線道路としての重要性から、県道に位置づけていただき、宮城県による整備を要望していくこととしております。
以上です。
○議長(相澤 榮君) この際、午後2時5分まで休憩します。
午後 1時54分 休憩
午後 2時05分 再開
○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより高橋正俊君の質問は一問一答により行います。14番高橋正俊君。
○14番(高橋正俊君) 外国人が韓国、中国、ベトナムということでありますけれども、この労働者の保険というのはどういうふうになっているのか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) 保険というふうなお話がございましたけれども、まず、外国人労働者を雇用したりする場合においては、全ての事業主に外国人労働者の雇い入れ、離職時に、氏名であったり、在留資格、在留期間などを全て確認をしてハローワークのほうに届け出るということが義務づけられてございますので、そういった形でございます。
○議長(相澤 榮君) 14番高橋正俊君。
○14番(高橋正俊君) 医療機関で、全国で未払い金が発生しているという報道などもありまして、富谷に住んでいる方々の保険のトラブルというのは起きていないのか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 外国人の方の医療に係るトラブル等については、本市におきましては、現在、そういったところは聞いていないところであります。
○議長(相澤 榮君) 14番高橋正俊君。
○14番(高橋正俊君) それでは、今回、新たな外国人受け入れ制度でありますけれども、何らかの地方自治体の負担とか何かがふえると思うんですけれども、国で支援などの対策はあるのか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 産業観光課長。
○産業観光課長(神田能成君) まず、議員からお話しのありますいわゆる外国人労働者の出入国管理及び難民認定法の規定に基づき、平成30年12月25日に特定技能の在留資格に係る制度の運用に関する基本方針が閣議決定をされております。その中で、法務省並びに厚生労働省については、外国人の適正な在留管理、適正な労働条件の確保及び雇用管理の改善を図ることとされてございます。
賃金であったり労働時間、安全衛生、労働条件の確保等々、こういったものが適正に図られるように、都道府県の労働局であったり、労働基準監督署並びにハローワークを通じて、外国人を雇用する会社であります特定技能所属機関に指導監督をすることとされてございます。
一義的に外国人労働者の受け入れについては、ハローワークと受け入れ機関が各種行うということとされてございますけれども、市のほうにも相談がある場合については、ハローワークへのつなぎなりを行いながら適宜行ってまいりたいというふうに考えてございます。
○議長(相澤 榮君) 14番高橋正俊君。
○14番(高橋正俊君) 今回の外国人労働者受け入れ制度に大変期待をしている業界もありまして、例えば特別養護老人ホームなどでは、地域によってはあきがあるのに、人材が集まらず、所定の職員数が確保できないため受け入れられないケースもあるようですが、富谷市内でこういう施設はあるのか伺います。
○議長(相澤 榮君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) 私の耳には入ってございません。
○議長(相澤 榮君) 14番高橋正俊君。
○14番(高橋正俊君) それでは、今後、外国人が多くなると認識しているところでございますけれども、今後、職員採用にちょっと工夫をして、外国語が話せる、通訳ができるような、一つのポイントとして、そういう人を人材確保していくのも、時間かかると思うんですが、その辺を検討してはいかがと思うんですが、市長にお伺いします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 国際化が進む中で、また今回の外国人の労働者受け入れの制度の改正も含めて、今後ふえるというのは予想されるわけでございます。今後に向け、先ほど同僚議員にも答弁で申し上げましたが、いわゆる翻訳のアプリ等、今進んでもきておりますので、そういったものを活用するなり、また、その上で、職員の専門の職員というところまではなかなかいかないと思いますけれども、語学力の高い職員も現在もおりますし、今後もそういった職員のスキルを生かすところも含めながら対応をしていきたいというふうに考えております。
○議長(相澤 榮君) 14番高橋正俊君。
○14番(高橋正俊君) いわゆる専用、専門の職ということじゃなくて、一般職の採用の際に、一つのポイントとして、外国語がしゃべられる人がいればそれも一つの採用のポイントかなというふうに思います。
それから、先ほど市長の答弁にありますけれども、明石台の道路、前に進めるのには県のお力をかりてということで、県道に昇格するというような意味だと思うんですけれども、私も全くそう思っているわけですが、県に相談をしているのか、今後やっていくのか、その辺の進みぐあいというか、内容をもう少し説明、お願いします。
○議長(相澤 榮君) 建設部長。
○建設部長(伊藤 正君) 宮沢根白石線の整備につきましては、これまでもいろいろな機会を使いまして要望のほうを行っているところでございます。
○議長(相澤 榮君) 14番高橋正俊君。
○14番(高橋正俊君) この道路は、やっぱり早く進めるのには、県にお願いして県道に昇格してもらうことが一番早いのかなと、私もそう思っております。ぜひ、これは富谷市として、前に質問された議員の中で100億ぐらいかかるという答弁があったようですけれども、到底、富谷市の財政ではできることではない。今後、これをぜひ市長の人材の広い、おつき合いの広いところで、これを本当に強行に前に進めていただきたいというふうに思いますけれども、市長の考えを伺います。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 明石台のいわゆる宮沢根白石線につきましては、議員のご意見と同様でございます。やはり、先ほども答弁で申し上げましたが、市単独で行える事業ではないわけでございますので、県に対して、県道への昇格、そして、県による整備促進に向けて力強く要望活動も含めて推進をしていきたいというふうに思います。
○議長(相澤 榮君) 次に、10番西田嘉博君。
○10番(西田嘉博君) それでは、通告に従い、次の質問をいたします。
質問件名、SDGsへの取り組みについて。
平成30年度第4回定例会において、同僚議員よりSDGsに対する取り組みについての質問がなされていますが、改めて私から視点を変えて質問をいたします。
SDGs、持続可能な開発目標は、2015年9月の国連サミットで採択され、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標です。世界が持続可能な開発を達成する道筋を実現するための17のゴール(目標)を具体的な数値目標などを入れてつくられました。169のターゲット・達成度を適宜モニタリングしていくためのフレームワーク、230の指標から構成された三段構えがSDGsの特徴と言われています。そして、地球上の誰一人として取り残されないことを誓っています。
17のゴール(目標)のテーマは、1、貧困をなくそう。2、飢餓をゼロに。3、全ての人に健康と福祉を。4、質の高い教育をみんなに。5、ジェンダー平等を実現しよう。6、安全な水とトイレを世界中に。7、エネルギーをみんなに、そしてクリーンに。8、働きがいも経済成長も。9、産業と技術革新の基盤をつくろう。10、人や国の不平等をなくそう。11、住み続けられるまちづくりを。12、つくる責任、使う責任。13、気候変動に具体的な対策を。14、海の豊かさを守ろう。15、陸の豊かさを守ろう。16、平和と公正を全ての人に。17、パートナーシップで目標を達成しよう。以上17がゴール(目標)のテーマです。
目標となっている「持続可能な開発」とは、未来の世代を犠牲にすることなく、現在の要求を満たす開発と定義づけられます。経済成長が必要なことは誰もが理解していますが、その負の側面と環境や人々の幸福とのバランスを考慮する必要があります。そして、持続可能な開発目標に沿って企業が経済成長を求めて活動することにより、人々は働きがいのある仕事につけます。環境を損なわない新たな技術革新を生み出し、世界のどこにいても不可欠な栄養のある食事がとれるようになります。誰もが差別されることなく質の高い教育を受けることにより、ジェンダーの平等が図られると考えます。
SDGsは、発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むべき普遍的なものであり、日本としても積極的に取り組んでいると伝わっています。政府においては、2016年の第1回会合で、総理を本部長、官房長官・外務大臣を副本部長、全閣僚を構成員とするSDGs推進本部が設置されました。また、SDGs推進本部の下に、広範囲な行政、NGO・NPO、有識者、民間セクター、国際機関、各種団体などが集まり意見交換を行うSDGs推進円卓会議も設置されています。そして、SDGs実施指針が策定されています。2018年にはSDGsアクションプラン2019が決定し、実施されました。
SDGsアクションプラン2019のポイントは、1、SDGsと連動するSociety(社会)5.0の推進。概要は、大企業や業界団体に加え、中小企業に対してもSDGsの取り組みを強化すること。SDGs経営イニシアティブ(率先)を推進する。気候関連財務情報開示タスクフォースの提言を踏まえ、企業の取り組みを促進する。中小企業ビジネス支援事業を通じた途上国におけるSDGsビジネスの支援。科学技術イノベーション(STI)の推進とされています。
2、SDGsを原動力とした地方創生、強靱かつ環境に優しい魅力的なまちづくり。概要は、SDGsを原動力とした地方創生に、SDGs未来都市の選定、地方創生SDGs官民連携プラットフォームなどの推進。2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会、2025年大坂・関西万博を通じたSDGsの推進。ICT(情報通信技術)など先端技術を活用した地域の活性化。スマート農林水産業の推進。強靱かつ環境に優しい循環型社会の構築。国内外における防災の主流化の推進。質の高いインフラを通じて連結性を強化。海洋プラスチックごみ対策を含む持続可能な海洋環境の構築。地域循環共生圏づくりの推進。日本の技術・経験を生かした気候変動対策への貢献。省エネ・再エネ等の推進とあります。
3、SDGsの担い手として次世代・女性に発展や改革に必要な力をつける、いわゆるエンパワーメント。概要は、次世代のSDGs推進プラットフォームを始動し、国内外における具体的な取り組みを推進。女性活躍のための方途について議論。国内で幼児教育から高等教育まであらゆる段階において質の高い教育を実施。G20関連会合や第7回アフリカ開発会議を通じ、日本の経験を共有しつつ国際教育協力やUHC(ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ)を推進と、大きく3つのカテゴリーが示されています。
日本のリーダーシップとは、G20サミットにおける議論を踏まえつつ、基礎教育に加えて中等教育以上や職業訓練などにも注力する。
(1)持続可能な成長に向けた質の高い教育。基礎学力の保障、学びの改善など。(2)イノベーションを含む教育。産業、特にSTI(科学技術イノベーション)を担う人材育成。(3)強靱で包摂的な未来をつくる教育。女性・障がい者などへの教育、紛争・災害下の教育支援。
これらの取り組み・発信を通じて一層の普及・啓発活動を行い、全国津々浦々までSDGsの認知度を上げる。SDGsを具体的な行動に移す企業・地方を政府の各種ツールを活用して後押し。官民の実践を通じて得られたSDGs推進の理念・手法・技術を国内外に展開する。そして、SDGsが創出する市場・雇用を取り込みつつ、国内外のSDGsを同時に達成し、日本経済の持続的な成長につなげていくとされています。
報道によると、宮城県は本年度、震災復興計画(2011から2020年度)終了後の10年間の県政運営の指針となる次期総合計画(2021から2030年度)の策定に着手しました。今年の4月に県幹部でつくる県SDGs推進本部を設置し、SDGsの基本理念である誰一人取り残さない社会の実現という方向に賛同し、「ジェンダー平等」、「クリーンなエネルギー」、「働きがいも経済成長も」、「住み続けられるまちづくり」、「貧困の解消」など、SDGsが掲げる17項目の世界各国が抱える問題に対応する国際指標の視点を取り入れ、幅広い課題の包括を目指し、ポスト復興を見据えた地域像を定める総合計画に取り入れることとしています。
内閣府の調査報告によると、本市の審議会などの委員に占める女性の割合は46.5%に上り、全国の全市区町村で3位になりました。2018年4月現在で、本市の13審議会などの委員129人のうち、女性は60人を占め、全国平均(市区28.1%、町村22.2%)を大幅に上回りました。小中学校のPTA会長や市の管理職などの女性の比率も高く、男女共同参画社会が一歩進んでいると言えます。
また、本市は、男女共同参画基本計画(2019から2025年度)を策定して、防災分野を含めた一層の女性登用方針や管理職の女性割合を35%以上に高めるなどとする数値目標を掲げました。令和という新しい時代の担い手に次世代のエネルギーを考えてもらおうと、富谷高校の水素エネルギー学習を支援するプロジェクトも始まっています。利用時に二酸化炭素(CO2)を排出しない、地球温暖化対策に有効とされる水素エネルギーを、実習や関連施設の視察機会を設けて意欲を高め、今後の利活用策を研究してもらえるものと考えます。
また、創造性豊かな教育環境整備の一環としてユネスコスクールの取り組みを推進し、「つながろう地域と つなげよう未来へ」をテーマにした志教育、将来を見据えた教育活動も始まっています。
地域では、往時の名物を今に生かそうと、江戸時代に生産が盛んだった銘茶「富谷茶」の復活を、2018年に始まった事業の一環を市民が取り組み、奥州街道の宿場町「富谷宿」の開宿400年を迎える2020年に向け、栽培経験を重ね、商品化を目指して取り組みもしています。
変化を生み出していこうとするとき、現状からどんな改善ができるかを考えて、改善策を積み上げていくような考え方をフォアキャスティングと言っていますが、それに対して、未来の姿から逆戻って現在の施策を考える発想をバックキャスティングと言っています。フォアキャスティングは現状を考えた改善的なアプローチ、バックキャスティングは創造的破壊を生み出すアプローチとも言えます。そんな構造的な背景も踏まえると、組織内でSDGs的な政策を形にしていこうと思うと、創造的破壊を起こすようなリーダーシップやイノベーションといった動きを加速させる仕組みも必要と言われています。
本市の取り組みは、結果が示すように、まさにSDGs的であると捉えております。そこで以下の質問をいたします。
1、市長は、SDGsについてどのような評価をしているか。
2、東松島市はSDGs未来都市に選定されていますが、本市はSDGsに対し、どのように取り組んでいく考えなのか。
3、本市は先進的な取り組みで多くの実績を上げています。今後、SDGsという枠組みの中で、富谷市総合計画とリンクさせることにより、市民によりわかりやすくなるのではないかと考えますが、いかがか。
本市のまちづくり将来像・基本理念である「住みたくなるまち日本一」は、SDGsの先取りと考えています。今後とも市民ファーストの政策実現に向けオール富谷で取り組まれることを期待し、答弁をいただき、私の質問といたします。
○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの西田嘉博議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名、SDGsへの取り組みについての問い1でございます。
市長は、SDGsについてどのような評価をしているかにつきましては、議員からもありましたとおり、SDGsは2015年9月の国連サミットにおいて全会一致で採択された「誰一人取り残さない持続可能な社会」の実現のための2030年を年限とする国際目標でございます。ここに掲げられた17の目標は、持続可能な社会を実現するための普遍的な目標であり、先進国を含めた全ての国が実現に向けて行動することは大変大きな意義があるものと受けとめております。
問い2、東松島市が選定されたSDGs未来都市は、SDGsの理念に沿った取り組みを推進しようとする地域の中から、特に経済、社会、環境の3側面における新しい価値創出を通して持続可能な開発を実現するポテンシャルが高い都市、地域として選定されるものであります。
本市の総合計画に基づく取り組みは、その一つ一つがSDGsが目指すゴールに結びつくものと認識をしております。本市の取り組みの代表的な事例としては、教育の分野では、幼稚園を含めた全小中学校が加盟したユネスコスクールが推進するESD(持続可能な開発教育)の推進やユニセフが提唱する「子どもにやさしいまちづくり」の自治体宣言とその実現を目指した取り組み、環境分野では、民間企業と共同で取り組んでいる環境省 地域連携・低炭素水素技術実証事業などが挙げられ、まさにSDGsが掲げる目標の実現に向けて取り組んでいるものでございます。
本市といたしましては、まずは総合計画の着実な推進を図ることが肝要と考えておりますが、並行してSDGs未来都市についても調査研究を行ってまいりたいと考えております。
問い3、SDGsの推進に当たっては、行政のみならず、企業、金融機関、教育機関、NPOなど各種団体、そして、市民の皆様との連携が欠かせないため、基礎自治体としてSDGsの基本的理念を市民にわかりやすく伝えることが市の役割の一つと捉えております。今回の西田議員のご提案は、総合計画を策定する上での貴重なご提言として受けとめさせていただき、今後、策定する後期基本計画においては、SDGsと市の施策との関連性を明記しながら、市民の皆様への普及啓発に努めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
○議長(相澤 榮君) これをもちまして本日の一般質問を終わります。
ここで、お諮りいたします。
議案調査のため、あす25日から27日までの3日間を休会にいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、あす25日から27日までの3日間を休会とすることに決定いたしました。
なお、6月28日の本会議は、午前10時から開会といたします。
これで本日の日程は全て終了しました。
本日はこれにて散会いたします。
お疲れさまでした。
午後 2時39分 散会
○委員長(青柳信義君) 皆さん、おはようございます。
本日の出席委員は6名であります。定足数に達しましたので、「総務常任委員会」を開会いたします。
去る6月18日の本会議におきまして、本委員会に付託されました案件は、『議案第1号』「富谷市議会議員及び富谷市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の制定について」であります。慎重な審議をお願いいたしまして、開会の挨拶といたします。
直ちに本日の会議を開きます。
議案第1号 富谷市議会議員及び富谷市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の制定について
○委員長(青柳信義君) 議案第1号富谷市議会議員及び富谷市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の制定についてを議題といたします。
なお、本会議において補足説明まで受けておりますので、これより質疑に入りますが、本委員会は委員については一問一答方式で行い、委員外議員については、委員の質疑が終わった後に、一括方式で1人につき3回までとし、審議を進めたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(青柳信義君) 異議なしと認めます。よって、委員については一問一答方式により、委員外議員については一括方式で質疑を行うことといたします。
なお、質問者及び答弁者は、要領よく簡潔な質問と答弁、そして、スムーズな議事進行にご協力くださるようお願いいたします。
これより質疑に入ります。それでは、質疑ございませんか。畑山副委員長。
○副委員長(畑山和晴君) まず、この制度をつくるに当たり、どこを参考にしたのかお知らせください。
○委員長(青柳信義君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) こちら選挙公営制度導入に当たりましては、宮城県の選挙管理委員会においても同様に施行されておりますので、県選管のほうを参考とさせていただいております。なお、他市の状況も含めてということでご理解ください。
○委員長(青柳信義君) 畑山委員。
○副委員長(畑山和晴君) そうすると、県内のこの限度額というのは同じと考えてよろしいんでしょうか。
○委員長(青柳信義君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 公職選挙法施行令に基づきまして、ポスターの掲示箇所数とかというところで多少の誤差はございますが、法定基準額を運用するというところにおいては、他市と同様であると理解しております。
○委員長(青柳信義君) 畑山委員。
○副委員長(畑山和晴君) この公費負担、有効投票数に達しなければ、自己負担となるということの理解でよろしいんでしょうか。供託金のほうも当然没収はされるんですけど、それと一緒に公費負担のほうも自己負担になるという理解でよろしいんでしょうか。
○委員長(青柳信義君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) おっしゃるとおりです。
○委員長(青柳信義君) 畑山委員。
○副委員長(畑山和晴君) そうですね、そうなると非常に負担が大きくなるということにはなると思うんですけれども、しょうがないのかな。はい。
その辺の何か援助というか、まるっきり自己負担になるというのは結構厳しいんじゃないのかなというふうに思うんですけれども、その辺についてはしょうがないのかなと思うんですけど、どうなんでしょうか。
○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。安住委員。
○委員(安住稔幸君) 今の供託金の没収というようなお話がありまして、それによってこの公費負担のほうも、公費負担にならないということで、現時点でのこの供託金没収となる没収点というんでしょうかね、大体何票ぐらいになるということで、今現時点のものではどのように算出されているんでしょうか。
○委員長(青柳信義君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) あくまで票数ということが基準になりますので、大体というのは、ここでお示しすることはちょっと難しいかなと思います。
○委員長(青柳信義君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) わかりました。前回の例といいますと、そうですね、それはわかりました。
それで、今回、ビラにつきまして公費の負担をするということで、改めて決まったようであります。ビラのこっちを見ますと、2種類ということで書いてあります。この2種類というのは、たしか前回、市長選のほうの、若生市長のときのちょっとビラを見させていただきましたら、両面で1枚のものがございました。ですから、両面のものが1枚で、もう1種類というような考え方でよろしいんでしょうか。いかがでしょう。
○委員長(青柳信義君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) こちらも規定は決まってございまして、今議員おっしゃるとおり、両面印刷が可能となっております。それにおいての2種類以内ということになります。
○委員長(青柳信義君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) あと、これ今回、私ども市になりまして、市議会になりまして初めてということでございまして、これから説明会というものが開催されると思いますが、こういったことにつきまして、急に詳しいというか、本当にわかりやすいようなものの資料作成というか、そういった説明会でできるような、していただきたいと思いますけど、その辺についてはいかがでしょうか。
○委員長(青柳信義君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 今後、市議会議員選挙の立候補者の方々への説明会を予定しております。来月を予定して、24日を予定しておりますが、そこの席上におきまして、今回の選挙公営に関するガイドブックというものをお配りしたいと思っております。
○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。佐藤委員。
○委員(佐藤克彦君) 最初に、一般契約車の一般運送契約車の中に、看板及びマイク、そういう類いのものは入るんでしょうか。
○委員長(青柳信義君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 今回の公費負担につきましては、あくまで車両のみということで、立て看板、マイク等は対象外となります。
○委員長(青柳信義君) 佐藤委員。
○委員(佐藤克彦君) 燃料の供給契約に関するものですが、市内業者とかそういう特定はしているんでしょうか。
○委員長(青柳信義君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) これはあくまでも立候補者と相手方との契約でもって成り立つ相手業者ということでございますので、市内外問わずとさせていただきます。
○委員長(青柳信義君) 佐藤委員。
○委員(佐藤克彦君) 最後に、選挙ポスターですが、富谷は今、看板77ですね。じゃあ77枚と計算したいんですが、途中で破損とかした場合、取りかえますね。そのような場合は枚数をふやして印刷できるんでしょうか。
○委員長(青柳信義君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) あくまでもポスター掲示箇所数の枚数のみということでご理解いただければと思います。
○委員長(青柳信義君) 佐藤委員。
○委員(佐藤克彦君) 選挙ビラですが、これはどこまでも選挙告示当日から配布してよろしいんですか。それとも、前の日とか配布は絶対だめということではっきりしているんでしょうか。
○委員長(青柳信義君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) ビラの取り扱いにつきましては、選挙運動用という、あくまでもその運用に当たってのビラの活用ということになりますので、事前ということはご遠慮いただければと思います。
○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。金子委員。
○委員(金子 透君) この条例制定に当たりまして、議会のほうからの要望に基づいて制定するということの理解でよろしいでしょうか。
○委員長(青柳信義君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 正式には議会からのご要望を頂戴し、具現化させていただいたものでございます。
○委員長(青柳信義君) 金子委員。
○委員(金子 透君) 先ほど、ほかの委員から質問がありましたが、候補者の説明は、そういう機会で説明するということでしたが、公費負担の原資はあくまでも市民の皆さんからお預かりしたお金が財源であるはずですので、市民の皆様への説明はどのように果たされるのでしょうか。
○委員長(青柳信義君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) あくまでも今回の説明会においての公費負担の説明をさせてはいただきますが、それをもって立候補いただく皆様方も市民の代表であるというご理解で今回の制度について市民の皆様方への浸透を図れればなと考えております。
○委員長(青柳信義君) 金子委員。
○委員(金子 透君) 議会でこういうのが制定されました、云々かんぬん、広報等とかでもよくお知らせしていると思うんですけれども、内容を十分にわかるような形で市民の皆様にも広く周知すべきと私は考えるのですが、いかがでしょうか。
○委員長(青柳信義君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 議会の議案の結果、議決内容につきましても広報等でお示しをさせていただいておるところでありますので、そのところにでも若干触れさせていただければと思います。
○委員長(青柳信義君) 金子委員。
○委員(金子 透君) 仮に、本条例が制定されたとみなしたときに、細かい運用、いろんな運用するに当たってのことが、余りまだ明記されていないように感じられるのですが、その辺はどのようにお考えでしょう。
○委員長(青柳信義君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 先ほども申し上げたとおり、説明会までの間に手引きというものをご用意させていただき細かい詳細のQAも含めてご説明できるようなものをご用意させていただこうと思います。
○委員長(青柳信義君) 金子委員。
○委員(金子 透君) 先ほども申したように、市民の皆様からお預かりしたものが原資である公費の負担でありますから、厳正なる運用をもって当たるべきと考えておりますけれども、その辺の考え方、改めてお聞きしまして、私、終わります。
○委員長(青柳信義君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 委員おっしゃるとおりでございます。大変大きな公費を負担することとなります。その審査に当たっては、厳密に審査の上で、この制度を立候補いただく皆様方にご利用いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。出川委員。
○委員(出川博一君) まず最初に、先ほども質問ありましたけれども、供託金の没収点ということで、この数式に当てはめると、例えば6月末で4万2,000の有権者がいるということで、そして、それを18人で割って10分の1と、それを計算しますと234票という理解でいいのかどうかお尋ねいたします。
○委員長(青柳信義君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) そのような計算になろうかと思います。
○委員長(青柳信義君) 出川委員。
○委員(出川博一君) そうすると、投票率が例えば50%だというふうに想定すると、167票をとれば没収というか、供託金はそうですけれども、この制度は該当するというふうに理解してよろしいのかどうかお尋ねします。
○委員長(青柳信義君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 116票になりませんか。(「ああ、そうか、ごめん計算違いだ。失礼しました」の声あり)
○委員長(青柳信義君) 出川委員。
○委員(出川博一君) それでは、ちょっと公費負担の限度額の詳細のほうに入りたいと思うんですけれども、全員協議会で示された資料の中で、自動車の使用ということで、1と2に区分が分かれておりまして、この1と2の区分の中、これ両方使うという候補者いると想定しているのかどうかお尋ねします。
○委員長(青柳信義君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) あくまでもどちらかの選択になろうかと。万が一、両方となった場合には、いずれか片方の契約のみを対象とさせていただくこととなります。
○委員長(青柳信義君) 出川委員。
○委員(出川博一君) 全員協議会の説明の中で、議員については上限が83万2,506円というふうな説明を受けましたけれども、ということは、この自動車の使用の中で一番高い1、公費負担45万1,500円、これを足した想定に基づいての上限という捉え方でいいのかどうかお尋ねします。
○委員長(青柳信義君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 83万何がしというのは、今委員おっしゃるとおりでございます。車両については1番の45万1,500円、さらにはビラでの市議選挙の立候補の方については3万40円、あとポスターにつきましては35万966円をそれぞれ足し込んだ合計額ということでございます。
○委員長(青柳信義君) 出川委員。
○委員(出川博一君) 選挙運動用ポスターの作成の公費負担の限度額なんですけれども、これ1枚4,558円という例規になっているんですけれども、現実的には多分1枚1,000円以下だろうと思うんですけれども、それでもなおかつこの限度額を決めたという根拠についてお尋ねいたします。
○委員長(青柳信義君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) こちらはあくまでも公職選挙法の施行例に基づいた算式でございます。そして、あくまでも予算の範囲内ということでご理解いただければと思います。
○委員長(青柳信義君) 出川委員。
○委員(出川博一君) 先ほどの委員の質問の中で、他の市と同水準だということだったんですけれども、県内、富谷市を除いて13市、これについては全て公費負担の制度が導入されているのかどうかお尋ねいたします。
○委員長(青柳信義君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 県内、本市を含めて14市、全てこの制度は導入されてございます。
○委員長(青柳信義君) 出川委員。
○委員(出川博一君) それで、今回の補正予算で市議会議員選挙費として2,871万1,000円、非常に突出したというか、この補正の中では目立つ数字かと思います。ですから、先ほど同僚委員からのもこの額についてというお話がございましたけれども、これは想定上は何人立候補してという想定なのかお尋ねいたします。
○委員長(青柳信義君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) こちらは、前回の選挙の立候補者数29名でございましたので、30名での積算でございます。
○委員長(青柳信義君) 出川委員。
○委員(出川博一君) ということは、先ほどの車両の限度額とか、あるいはポスターの4,000円という単価とか、その辺を含めるとかなり予算の執行残が残ると思われるんですけれども、言ってみれば、我々の立場からすると、公費でこれだけ負担をさせてしまうということに関して、後ろめたさというのはないんではないんですけれども、非常に内心、心配するところがございますので、そういう意味ではこの執行残がどのぐらいになるかというめどはあるのかどうかお尋ねしたいと思います。
○委員長(青柳信義君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) あくまでも30名と積算させていただいたのは、何によるところがございませんもんで、前回の立候補者数をひとつ参考に、前々回の2回の選挙においても同様ぐらいの立候補者数でございましたので、そこのところに数字を寄らせていただいたということでございます。
○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(青柳信義君) 質疑なしと認め、これで委員の質疑を終わります。
これより委員外議員の質疑に移ります。
質疑は一括により行います。
それでは、質疑ございませんか。若生議員。
○議員(若生英俊君) 初めてなもんですから、一括の質問の後、再質問ってあるんですか。
○委員長(青柳信義君) 冒頭に3回と申し上げました。
○議員(若生英俊君) 失礼しました。
それでは申し上げます。
この選挙運動費用の公費負担、あるいは選挙公営制度というふうな使われ方がされているようです。そのような中で、この公費負担の適用になるのは、私は、市長、そしてまた市議会議員であると認識しておるんですけれども、全協での説明資料を見ますと、市町村長、あるいは市町村議会議員と、このようにそれぞれ町村の長と町村の議員が含まれるという表現となっておりますが、これでいいのかどうかということが1つであります。私は、市長と市議会議員に該当する制度でないかなと思いますが、そこについての確認をさせていただきます。
2つ目は、少し細かいんですけれども、7円51銭という表記、円銭の表記ですね、がある一方で、525.06円という表記になっておりますので、これはやはり統一されたほうがいいのではないか。525円6銭と表記の統一をされたらいいのでないかと思います。
3つ目は、先ほども出ましたけれども、ぜひこれは市長、あるいは市議会議員、そしてこの目的がこのようにはっきりとしているわけでありますので、ぜひ胸を張ってその他の13市も含めて制度が導入されています市議会議員の選挙についてはこういう制度、公選法上の制度がありますというようなことでの説明とあわせて、他の、ネット上で見ますと、ある自治体ではホームページ、本当に総務課の資料に沿った形でわかりやすく市民に伝わるのではないかなと思う資料がそれぞれありますので、そのホームページ上での掲載を工夫をしていただき、なるべく早く掲載の準備をしていただきたいと、この3点であります。
○委員長(青柳信義君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) まずは、この選挙公営制度につきましては、今回、市となり初めて見聞きする機会は出てまいりますが、厳密に申し上げれば、町村レベルの選挙においてもこの選挙公営というのは該当してまいります。ただし、あくまでも立候補者に該当するものではなく、その選挙を執行するに当たっての公費負担というようなことでのものでございますので、対立候補者向けの負担ということではございません。今回、初めて市となり、市長選挙、あとは市議会議員選挙というようなところで立候補者の方々に向けての公費の負担が可能であるというようなことでございますので、制度自体は広く導入されているという制度でありますので、その辺のそういうご理解をいただければと思います。
あと、単価の表記につきましては、なお確認をさせていただければと思います。
あとは、この制度の周知につきましては、今議員おっしゃっていただいたとおり、さまざまな機会をもって皆様方にご理解をいただき、広く、均等に、どなたでも立候補できるような制度でもありますので、その辺のところは周知に努めてまいりたいと思います。
○委員長(青柳信義君) 若生議員。
○議員(若生英俊君) 町村も該当しますということなんですけど、この公費負担制度と同じスタイルなんでしょうかね。公選法141条、前段省略しますけれども、後半のほう「市の議会の議員または町の選挙について、市はそれぞれ前項の規定」括弧は省略します、「に準じて条例で定めるところにより公職の候補者の第一項の自動車の」これ自動車規定です、「自動車の使用について無料とすることができる」という条文なんですけれども、先ほどの説明、町村にも云々というふうなことと、この公選法の141条8項、そごはないのかどうかというの、もう一回確認させていただきたいと思います。
○委員長(青柳信義君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 選挙運用に当たっては、こういう県選管のほうで発行されている選挙の知識という小冊子がございます。その中で、公費負担に関する一覧表というのを示されているものがございます。国政選挙を初めとした町村選挙に至るまで、今回の選挙公営制度に該当するものというのが一覧で示されております。
具体的に申し上げれば、例えば、通常はがきの交付につきましては、公営という取り扱いとなっており、町村での選挙についても該当となっております。そういった意味で、この制度は、各立候補者の方々ご自身での負担を一部公費で投入するという以外にも、公費は投入されている制度であるということでご理解いただければと思います。
○委員長(青柳信義君) 若生議員。
○議員(若生英俊君) 確かに2,000枚とかという公営はがきありましたけど、あれ条例による定めではなかったのでないでしょうかね。公選法上の定めということだと思いますけれども、改めてこの条例を制定するに当たっては、市長と市議会議員の選挙の公営ということだというふうに改めて思うんですが、そのことを最後に確認をさせていただきたいと思います。
○委員長(青柳信義君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 今回の条例の内容につきましては、議員おっしゃるとおりで、市長選挙、市議会議員選挙についての公営ということでありますが、その中で、先ほどのこちらの選挙の知識の中で表記ございますが、これまでは該当としなかったものが、市となり該当とするものが新たに加わってございます。それを改めて今回条例化をさせていただいたという内容でございました。その一つとして選挙運動用の自動車の使用であり、また、ビラの作成であり、ポスターの作成というようなところが、今回市となり対象となる各立候補者がご準備いただく一部を公費を投入できるような制度となるということを条例化させていただいたということでご理解いただければと思います。
○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。菅原議員。
○議員(菅原福治君) ほとんど出たんですけど、私からは、先ほど委員から出たんですけど、ポスターの件なんですけど、これは上限定められておりまして、枚数も77枚ということなんですけど、これは委員会の確認ということになっていましたけど、これは委員会で確認されるんですか。委員会の確認、そうそう、単価、委員会の確認をしたものに限るとなっていますけど、その辺はどうなのか。単価です。
○委員長(青柳信義君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) ポスターの単価でございますか。委員会に確認と……。委員会の定めるところによりということですか。括弧書きのところですかね。選挙管理委員会のことをここでうたわせていただいていましたので、選挙管理委員会においてこの旨を確認、承認をいただいた単価をここに表記をさせていただいているということです。
○委員長(青柳信義君) 菅原議員。
○議員(菅原福治君) 大体そうだと思うんですけど、単価確認とか云々というのじゃないですよね。
2点目でございますけど、大体出たので、もしわかればですけど、この公費いただくには、確認というのは契約書とか当然必要だと思うんですけど、証明書とか、届け出書類、仕様書があると思うんですよね。その辺の説明は、今ここではできないんですか。時系列的に順番に、今もちろん仕様書はないんですけど、その辺の説明はしていただけないのか。それとも、それは立候補予定説明のときにするのか、その辺お伺いしたんですが。
○委員長(青柳信義君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) あくまで説明会のときに全てご説明はさせていただこうと思います。
○委員長(青柳信義君) 菅原議員。
○議員(菅原福治君) これもまたわかればでいいんですが、関連なんですが、前の町議会選挙と違いまして、警察との、ちょっと公費とはちょっと、若干違うんですけど、車、選管持ち込まなくてもいいというようなのを一部ちょっとお聞きしたんですけど、その辺は情報として入っているのかお伺いしたいんですが。もしわかれば。
○委員長(青柳信義君) 今の質問は、選挙カーを警察で事前審査を受けるのを、市議会になれば要らないという情報があるんだけれどもという内容でよろしいですか。総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) その情報はこちらとしては確認はしておりません。
○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。浅野直子議員。
○議員(浅野直子君) 3ページのところの条例の、ちょっと確認がございます。アのところなんですが、ここ確認なんですが、2台以上の選挙運動用の自動車が使用される場合には、当該候補者が指定するいずれか1台の選挙運動用自動車に限るとなっておりまして、その前項のところで、「借入契約がある場合もそれぞれにつき」って、このそれぞれにつきというところですけれども、これ1台の選挙運動用自動車に限るというところですけれども、「もそれぞれ」というのは、これは文言としては、何ですかねこれ、ちょっと確認だったんです。ちょっとよくわからなかったんですが、再度説明お願いしたいと思います。ごめんなさい。
○委員長(青柳信義君) 浅野議員、今のは第4条の(2)のアの部分でよろしいですか。(「そうです」の声あり)総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) この表現は、1日1台に限りという意味でのそれぞれですので、各日において、月曜日、火曜日、水曜日という、それぞれについて1台という意味合いでございます。
○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。山路議員。
○議員(山路清一君) 先ほど説明もありましたけれども、この後にQ&A出るような話を聞いています。また、先ほどの議員ですね、契約関係の話も今後あるという話なんですけれども、ちょっと先もってお話を聞きたかったのは、この関係の契約に関して、市のほうと議員本人のほうが契約するのか、また、運転手関係のお支払いもございますよね、ポスターだと印刷会社、これ会社自体と契約するのか、それから、本人との市との契約なのか、その辺について、今後わかることなんですけれども、ここでちょっと聞きたいと思います。
それから、もう1点は、ガソリンのなんですけれども、ガソリンは、これも1社のガススタンドのほうと契約なのか、それとも選挙で回ったときに、ここでガソリン切れたということで、領収書もらって、そういう領収書でもって済むのかどうか、その2点目。
それから、もう1つは、ハイヤー・タクシーの件、ハイヤー・タクシーを借り上げた場合は、これは運転手のほうの1万2,500円、この辺はどうなるのか。
3点についてお伺いいたします。
○委員長(青柳信義君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) まず、運転手の雇用ということでございますが、あくまでも立候補者とその相手方との契約ということでございます。選挙管理委員会との契約ということでは決してございません。そしてまた、団体との契約と、例えば、法人との契約であるだとか、そういったものは想定はしてございませんので、あくまでも個人との契約ということを想定してございます。
あと、2点目の燃料につきましては、給油箇所については、おのおのについての契約を必要とします。その必要なものとしては、給油ごとの領収書というものが発行されるかと思うので、最終的にはそれも提出をいただくこととなりますので、保管をいただくようになります。
あとは、車両に抱き合わせた運転手ということでございますけれども、こちらは契約の1番に該当するイメージなのかなと。その辺のところはちょっと、直接はお話を聞き取りさせていただきながら、車両の1に該当するのか、2に該当するのか、その辺のところはその審査の段階で聞き取りをさせていただき、判断をさせていただこうと思います。
失礼しました、印刷につきましては会社との契約となります。
○委員長(青柳信義君) 山路議員。
○議員(山路清一君) 私、聞いたのは、ハイヤー・タクシーの場合は、これはあくまでも運転手が含まれているのかどうか。ですから、例えば運転手のほうの支払い関係は、この件については運転手のほうの支払いは入らないと、できないということでいいのかです。
○委員長(青柳信義君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) ハイヤーということの意味合いであれば、その運転手については、それは該当とはなりません。あくまで車両についての契約ということになります。
○委員長(青柳信義君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) ハイヤー・タクシー、それで一式という考えで、(「運転手つきでいいの」の声あり)そうですね。
○委員長(青柳信義君) 山路議員、挙手の上、お願いします。山路議員。
○議員(山路清一君) ハイヤー・タクシーはあくまでも運転手つき、ですから、当然その運転手のやつは別では請求はできないということでよろしいわけですよね。
○委員長(青柳信義君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) はい、議員おっしゃるとおりでございます。
○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。佐藤聖子議員。
○議員(佐藤聖子君) 無投票当選ということもあり得ると思うのです、競争相手がいなかったら、で、そのときのビラを初めとした公費負担は、一体どうなるのかということがあります。
それから、車の借り上げについてですけど、候補者本人は、自分の所有するものはどうなるのか、家族の場合はどうなるのか、このあたりはどういう手続が必要なのかお尋ねします。
あと、ビラについてですけれども、事前に作成しておかなければいけないですよね。作成して、どの時点で、1週間しかないわけで、その配布を1週間とすると、事前にしなければいけないわけで、何日から何日までの間にそれを受け付けるということはできるのか、お尋ねしたいと思います。そのときに、このごろは自分たちでパソコンを使ってビラをつくったりということがありますが、その際は印刷する印刷所の、その印刷代だけが公費で認められるということになっていくのかお尋ねします。ポスターも同様に、自分たちでデザインしてつくって、印刷するものについてそこの会社と契約するということになるのでしょうか。
以上です、お尋ねします。
○委員長(青柳信義君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 今、議員から細々とご質問いただきましたが、今まだ協議中のものも幾つかございますが、例えば、最初にいただきました無投票の場合というような場合ですが、そのときには告示日の1日のみが対象となります。
あと、車両の活用に当たって、ご家族、あとはまた親族、そういった方につきましては、生計を一にする方の場合については対象外となります。
あとは、ビラ・ポスターみずから作成の場合というお話でございました、ちょっとこの辺のところは今協議をしているところでございます。
○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子議員。
○議員(佐藤聖子君) きょう、さまざまわからないところもあったりして、なかなかそれを理解すると、7月24日に説明会があるということですが、それまでわからないままにしているというのも非常に不安なところもありまして、どこかの時点でもう少しこの条例を補完するような手引書、この作成が必要ではないかと思うんです。24日以前にそれはできるでしょうか。ぜひお願いしたいと思うのですが、いかがでしょうか。
そしてまた、供託金については、これはどのように規定されているものなのかお尋ねします。
○委員長(青柳信義君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 手引書の作成につきましては、先ほど申し上げたとおり説明会での配布を予定しておりますので、ご理解いただければと思います。
あと、供託金の取り扱いにつきましては、あくまでもこれは選挙後という取り扱いにもなりますので、これについても投票結果後において対象になる方々へのお声がけをさせていただくこととなります。
○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(青柳信義君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し、採決したいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(青柳信義君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
議案第1号富谷議会議員及び富谷市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の制定についてについて、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○委員長(青柳信義君) 起立全員と認めます。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上をもちまして本委員会に付託されました議案の審議が終了いたしました。
暫時休憩をいたします。
午前10時40分 休憩
午前10時41分 再開
○委員長(青柳信義君) 休憩前に引き続き委員会を開きます。
○委員長(青柳信義君) 総務常任委員会における審査結果を議長に報告することになりますが、その報告書はお手元に配付のとおり報告したいので、内容を朗読いたします。
[委員長が報告書のとおり朗読した]
○委員長(青柳信義君) ここでお諮りいたします。
議案第1号の審査結果につきましては、討論を省略し、採決の結果、多数の賛成によって原案のとおり可決すべきものと決定されました。よって、お手元に配付の報告書を本定例会最終日に議長宛て報告したいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(青柳信義君) 異議なしと認めます。よって、議案審査結果につきましては、お手元に配付のとおり、議長宛て報告することといたします。
委員各位のご協力によりまして、予定どおり審議が行なわれたことに対し敬意を表するものでございます。
以上をもちまして本委員会を閉会いたします。
大変ご苦労さまでした。
午前10時44分 散会
○委員長(菅原福治君) 本日の出席委員は7名であります。定足数に達しますので、「教育民生常任委員会」を開会いたします。
去る6月18日の本会議におきまして、本委員会に付託されました案件は、『議案第5号』「富谷市心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正について」であります。慎重な審議をお願いいたしまして、開会の挨拶といたします。
直ちに本日の会議を開きます。
議案第5号 富谷市心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正について
○委員長(菅原福治君) 議案第5号富谷市心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
なお、本会議において補足説明まで受けておりますので、これより質疑に入りますが、本委員会の委員につきましては一問一答方式で行い、委員外議員につきましては、委員の質疑が終わった後に、一括方式で1人につき3回までとし、審議を進めたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(菅原福治君) 異議なしと認めます。よって、委員につきましては一問一答方式により、委員外議員につきましては一括方式で質疑を行うことといたします。
なお、質問者及び答弁者は、要領よく簡潔な質問と答弁、そして、スムーズな議事進行にご協力くださるようお願いいたします。
これより質疑に入ります。それでは、質疑ございませんか。直子副委員長。
○副委員長(浅野直子君) 説明受けたわけなんですが、実は、この療育手帳につきまして、実績報告の中では人数が平成29年度でAの方が56人、Bの人数が83人ということでございました。現在につきましての療育手帳の人数はどのようになっているか、まずお伺いをいたします。
○委員長(菅原福治君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) 平成30年度の療育手帳をお持ちの方の人数でございますが、Aの方では60名、Bの方ですと89名ということになってございます。
○委員長(菅原福治君) 浅野直子副委員長。
○副委員長(浅野直子君) この条例が精神障害の1級に限定した、このことについてはどういうふうな判断でこの1級って限定したということになりますでしょうか、お伺いいたします。
○委員長(菅原福治君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) 精神保健福祉手帳をお持ちの方といいますと、やはり精神障がいがあって、身の回りのことがほとんどできないか、日常生活に著しい制限を受けており、常時補助を必要とするという程度の方という決まりがございます。心身障害手帳の1級、2級あるいは療育手帳Aという方もやはり重度のというふうなことになりますので、それと合わせた形になるかと思います。
○委員長(菅原福治君) 浅野直子副委員長。
○副委員長(浅野直子君) 精神手帳をお持ちの方が平成29年度実績報告書では209名となっておりました。確かにそのとおりでございます。だけど2級の方につきましては就労ができるという範囲でございますけれども、しかしながら、就労ができますけれども、こういった方々も通院などによってなかなか賃金が滞ったりする場合もあるのではないかと思われます。そういったところの支援については、この検討はなさったのかお伺いをいたします。
○委員長(菅原福治君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) まず、宮城県で今回の心身障害者医療費助成の拡大について検討されたときに、やはり全国的に見てまず障害者保健福祉手帳1級の方がまず該当になっているところがほとんどだったということと、あと通院に関しましては、今でも自立支援医療のほうで皆さん該当になられている方は1割負担という形でお受けしておりますので、そういったことになるかと思います。
○委員長(菅原福治君) 浅野直子副委員長。
○副委員長(浅野直子君) 条例ですね、3条のところですね、ここのところの3のところの文言が整理されたところなんですけれども、ここのところについて、再度説明をちょっとお伺いしたいと思います。
○委員長(菅原福治君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) こちらは、国の法改正に基づいて条例の改正をさせていただいたところになります。今までですと障がいをお持ちの方で高齢になられた場合、後期高齢になられた場合、もともとは富谷に住んでいらした方が県外の施設に入られたといった場合に、どこがお金を支払うのかといったところで、今までですと施設がある住所地のところが医療保険者となるという形でございましたけれども、そうなりますと施設がある自治体のほうが非常に負担が大きいだろうということもありまして、もといたところ、前住所地がそこを見るという形に条例としても変えさせていただいたところでございます。
○委員長(菅原福治君) 浅野直子副委員長。
○副委員長(浅野直子君) そうしますと、この人数というのは増加傾向にあるというふうな認識でよろしかったですか。
○委員長(菅原福治君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) 県外で施設に入られている方というのは、富谷の場合では、今お一人もございません。
○委員長(菅原福治君) ほかにございませんか。齊藤秀行委員。
○委員(齊藤秀行君) 今の質問の流れでなんですけれども、要は、結局負担する自治体というのは、出生地というのが障がいの場合は前提になっているという解釈でよろしいんでしょうか。
○委員長(菅原福治君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) もともとのところは、住所地でというところだったんですが、今回の改正に基づいては、ちょっと私の説明も足りなかったかと思うんですが、もともと施設に入られて、例えば65歳、後期高齢になる前に施設に入られて、ずっとそこで暮らされているうちに後期高齢の対象になりましたといった場合は、国保の場合でも前住所地で見るんですけれども、そのまま後期高齢も前住所地、前に住んでいたところの自治体でという形になります。
○委員長(菅原福治君) 齊藤委員。
○委員(齊藤秀行君) そうすると、後期高齢、今75歳以前に住んでいた方は、75歳以上になったときに自分の自治体の中に、例えば自分が入るべき施設がなかったといって県外に行った場合には、その県外の自治体のほうで面倒を見るということになるのかな。
○委員長(菅原福治君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) 今までですと、75歳到達により保険者が市の住所地の後期高齢に入るという形になっておりましたけれども、もともと入所されているときの前の住んでいたところの自治体が後期高齢になっても保険者になるという形になります。
○委員長(菅原福治君) 齊藤委員。
○委員(齊藤秀行君) 私の認識ですと、高齢者の場合は、介護の場合というのは、現住所地が全て負担するような感じになりますよね、住民票が移せる状態であれば。ところが、障がいの支援費の請求というのは、その今住んでいるところではなくて、出生地の自治体のほうにその請求を行うという、実務上そういうふうになっているんですけれども、ただ、今の話というのはあくまでも後期高齢者になったときにという前提に基づく話なんですか。
○委員長(菅原福治君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) ちょっと説明させていただくんですが、国保と後期の適用に関しては、住所地で行うことを原則としているんですが、施設に入られたということで住所が移った方に関して、その施設住所所在地で適用を受けるということにした場合は、施設所在地の自治体が保険者となるとすると財政負担過大となるので、そうではなくて、一定の施設等の入所によりほかの広域連合から転入した者については、前住所地の広域連合が保険者となるという説明なんですけれども、おわかりいただけますでしょうか。
○委員長(菅原福治君) 齊藤委員。
○委員(齊藤秀行君) そうなってくると、各自治体の中にきちんとしたそういった障がい者を受け入れられるような施設整備というのは、これは逆に言うと課題になってくるかと思うんですが、その辺の見解はどのように考えていますか。
○委員長(菅原福治君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) 確かに施設があるところの自治体の負担というのが今まであったということで、今回のこの改正になったかと思います。それと同時に、障がいをお持ちの方が入られる場所がどこの自治体にもあるというのは、確かに必要なことだというふうには考えております。
○委員長(菅原福治君) 齊藤委員。
○委員(齊藤秀行君) 結構これよくあることで、生活保護の方とかも、やっぱり今まで税金を払っていないところから、例えば介護が必要になって住所を移した場合に、結局公費負担というのは逆に移ったところの自治体が負担しなければいけない。結構問題になっているのが、東京とかですと、東京にもう施設がないんですよ。なのでみんな東京外の施設にやっぱり施設を求めて行く。ただ、結果的に言えば、その施設のほう、その施設がある所在地というのが、結局公費負担だけがどんどんふえていってしまっているという、やっぱりいろんな問題点があるかと思うんですが、そうすると、この障がいの部分についても同じような捉え方で今後進んでいくと考えてよろしいんでしょうか。
○委員長(菅原福治君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) この考え方といいますのが、今回のこの後期高齢の分は前自治体で、前住所地で見るということになりますと、その施設の自治体に負担がかかるというふうにはならないかと考えます。
○委員長(菅原福治君) ほかにございませんか。佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) この仕組みですけれども、医療費の支払いについては高額になる場合もあるかと思うんですが、そういうときに子ども医療費のように現物支給みたいなのは要望されているということはないのでしょうか、お尋ねします。
○委員長(菅原福治君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) 昨年、県のほうで今回の改正の話し合いをされたときに、各自治体のほうからも話し合いの席に着きまして、やはり自治体側としても現物支給についての課題というのは検討に上げられていたところではございます。ただ、それに直すに当たりましては、例えば一つの自治体が現物支給をしますという形になりますと、一つの自治体でいろんな病院に行かれる方が、仙台市に限らず、富谷の方でも仙台市に限らず、名取や岩沼のほうまでも医療機関にかかられている方がいらっしゃるという現実の中で、実際に迷うというのが、医師会の方たちが非常に困惑するであろうというところもございまして、もし現物支給等を行う場合には、やはり県下一律にという形で話し合いが進んでいたようでございます。
○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) その現物支給については、いつでも論議される状況になっているのか、県のあたりではどうなっているんでしょうか、お尋ねします。
○委員長(菅原福治君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) 課題としてはもちろん当然上げられているものなんですが、それに伴いましてやはりシステムを改修するとか、いろいろな負担というか課題が残されているということもございまして、今回は対象者をまず拡大するというところで決まったという形で考えております。
○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 今、先ほど浅野委員のほうから療育手帳A、Bの話がありました。ここの中で富谷市としてですが、大体これぐらい負担軽減になるというような試算はできているんでしょうか。負担軽減になっていくというようなのは療育手帳だけじゃなくて、全体、この条例の一部改正によってどのような影響が出てくるかという構想というか、それはあるのでしょうか。
○委員長(菅原福治君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) 今回改正するのに当たりまして、精神保健福祉手帳1級ということになりますので、その方たちがどのぐらい医療機関をご利用になるかというところで予算が変わってくるかと思うんですが、その話でよろしいでしょうか。
なかなか積算するのに非常に難しいところがございまして、といいますのは、身体の方ですとか、知的障がいをお持ちの方のように医療機関をご利用になるのか、通院されるのか、あるいは入院になるのかというところを考えたときに、精神の方はどちらかというと入院が長引く傾向にあるかなというところもございまして、そのときの積算の仕方は非常に難しいところではあるんですが、今現在、医療助成を行っている方たちの金額と、あと件数を除して、1人当たりの助成額というのを出させていただいた上で、1級相当の方の人数を掛けたところですと、大体630万円ぐらいの金額になるかと考えております。
○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 説明書の中に、5番のところに所得制限と限度額があります。これ従前のとおりと書いてあるんですが、これをいま一度お知らせください。
○委員長(菅原福治君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) 限度額は今までと特に変わらないので、挙げさせていただいていなかったところなんですが、特別児童扶養手当の所得制限と同じという形にはなるんですが、まず、手当てを、助成を受けられる方が20歳未満かそうじゃないかによっても所得制限が変わってきます。実際一緒にお住まいの方の扶養に入られているかどうか、あと、一緒にお住まいの方が何人扶養されているかによっても所得制限が変わってくるんですが、お一人お一人の所得を見て、その所得制限より上回っていないかどうかを確認して、全員上回っていないという場合は該当になるという形になっております。一人一人表にするとわかりやすいんですけれども、例えば、20歳未満の方ですと保護者の方の所得を見るんですが、扶養親族が0人の場合は459万6,000円、対象者本人の場合で扶養親族がゼロの場合は360万4,000円、あと配偶者、ご親族の場合は628万7,000円という形で所得制限がかかっております。そのほかに扶養親族が1人、2人、5人ぐらいまでふえたと見越して、若干少しずつ所得制限が上がっていくような形になってございます。
○委員長(菅原福治君) ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(菅原福治君) 質疑なしと認め、これで委員の質疑を終わります。
これより委員外議員の質疑に移ります。
質疑は一括により行います。
それでは、質疑ございませんか。藤原議員。
○議員(藤原 峻君) 全協のほうで説明もあったんですけれども、手帳、その精神障害者福祉手帳を配っている方が今回組み込まれるということで、その具体的に助成対象となった項目を確認だけなんですけれども、お願いいたします。
○委員長(菅原福治君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) まずは通院ですね。あとは入院の費用ということになりますが、どちらも保険証を使って適用になった部分の医療費ということになります。そのほかに入院の場合ですと、食事療養費の半額が助成になるということになります。そのほか、医療保険の中で使われるものとして訪問看護とか、そういったものも対象になってきております。
○委員長(菅原福治君) ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(菅原福治君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(菅原福治君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
議案第5号富谷市心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正について、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○委員長(菅原福治君) 起立全員と認め、よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上をもちまして本委員会に付託された議案の審議が終了いたしました。
暫時休憩をいたします。
午前11時18分 休憩
午前11時19分 再開
○委員長(菅原福治君) 休憩前に引き続き委員会を開きます。
○委員長(菅原福治君) 教育民生常任委員会における審査結果を議長に報告することになりますが、その報告書はお手元に配付のとおり報告したいので、内容を朗読いたします。
[委員長が報告書のとおり朗読した]
○委員長(菅原福治君) ここでお諮りいたします。
議案第5号の審査結果につきましては、討論を省略し、採決の結果、全員賛成によって原案のとおり可決するものと決定されました。よって、お手元に配付の報告書を本定例会最終日に議長宛てに報告したいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(菅原福治君) 異議なしと認めます。よって、議案審査結果につきましては、お手元に配付のとおり、議長宛てに報告することといたします。
委員各位のご協力によりまして、予定どおりの審査が行なわれましたことに対し敬意を表するものでございます。
以上をもちまして本委員会を閉会いたします。
大変ご苦労さまでございました。
午前11時21分 散会
○委員長(山路清一君) 皆さん、こんにちは。
本日の出席委員は6名であります。定足数に達しますので、「産業建設常任委員会」を開会いたします。
去る6月18日の本会議におきまして、本委員会に付託されました案件は、『議案第2号』「富谷市森林環境整備基金条例の制定について」であります。慎重な審査をお願いいたしまして、開会の挨拶といたします。
直ちに本日の会議を開きます。
○委員長(山路清一君) 議案第2号富谷市森林環境整備基金条例の制定についてを議題といたします。
なお、本会議において補足説明まで受けておりますので、これより質疑に入りますが、本委員会は、委員については一問一答方式で行い、委員外議員については、委員の質疑が終わった後に、一括方式で1人につき3回までとし、審議を進めたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(山路清一君) 異議なしと認めます。よって、委員につきましては一問一答方式により、委員外議員については一括方式で質疑を行うことといたします。
なお、質問者及び答弁者は、要領よく簡潔な質問と答弁、そして、スムーズな議事進行にご協力くださるようお願いいたします。
これより質疑に入ります。それでは、質疑ございませんか。藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 今回の課税対象はどうなっていたでしょうか、お伺いいたします。
○委員長(山路清一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 住民税課税される方になっております。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) ちなみに、均等割への一律枠の上乗せというのもあるということでよろしかったか、確認お願いいたします。
○委員長(山路清一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 均等割と別に一律で1,000円を課税ということになります。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 一律枠の上乗せということなので、住民の方皆さんということだと思うんですけれども、低所得者の方への負担はちょっとあるのではないかなと思うのですけれども、そういう負担感に関してはどのように検討されたかお伺いいたします。
○委員長(山路清一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) そういった方、実は、森林環境税及び森林環境譲与税に関する法律の中におきまして、非課税という方で該当しないという方を記載されているという部分がございます。例えば、生活保護を受けている方、また障がい者、未成年者というのは課税されないということで明記されているところでございます。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 非課税世帯の方とか、障がいを持たれている方は税金がかからないということだと思うんですけれども、それにあわせて低所得者の方向けの、そういう減免措置というのは何か検討されていたかお伺いいたします。
○委員長(山路清一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 今のところそういった検討はしておりません。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) そのような検討も今後必要ではないかと思うのですが、お伺いいたします。
○委員長(山路清一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) あくまでも国税ということで、一人一人平等に納付という観点から、今のところ検討の予定はちょっとないというところでございます。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) ちなみにこの集められた税金というのは、富谷に対してはどのくらい配分される予定なのかお伺いいたします。
○委員長(山路清一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 今回の補正予算にも計上しておりますけれども、今年度につきましては、262万4,000円の配分見込みという額になっております。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) この262万円の、その具体的な活用というのはどのように検討されていたのかお伺いいたします。
○委員長(山路清一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 活用等につきましては、改めて、今回できた制度でございます。
今も各町村ともその辺を今模索、検討しているという状況ですので、本市におきましても、他の町村と、また関係機関との情報連携等を図りながら、情報交換しながら、あと具体に考えていくというところでございます。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) では、富谷の中での具体的な支援対象となるような方たちどういった、どういう団体であるとか、そういうものはどういう形なのかお伺いいたします。
○委員長(山路清一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 富谷市の支援ということでは、特に想定はございません。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 例えば、間伐、人材の育成、担い手の確保、木材利用の促進、普及啓発等の森林整備及びその促進に関する費用としてあったと思うんですけれども、例えば黒川森林組合とか、SCRさんであるとか、そういう方たちは対象になるのか、再度お伺いいたします。
○委員長(山路清一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) そういった方たちには業務としての対象になると。また、SCRさんについてはそういった事業について該当になるというところでございます。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) では、今回のこの税金を集めることに関しまして、私もその森林管理に関してはやはり今後も整備は進めていかなければならないと思っています。もちろんそれは思っております。今回のその税を取るに当たりましての、富谷市としてこういう効果が得られるよというものがどういうものか検討されていたか、想定されていたかお伺いいたします。
○委員長(山路清一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) その辺も今後、県と効果等を見ていくというところでございますけれども、使途等につきましては、委員さんがおっしゃられたように、森林整備や木材整理の促進と、また公共施設等の木質化等についても活用ができると。ただ、本市についても子供が大変多いというまちになっておりますので、森林とか木材等を利用した体験教室のようなものなど、そちらのほうについては積極的に取り組んでいけたらなと考えているところでございます。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 大変いい使い方だと思います。その使い方に関しましては、予算の使い方に関しましては、何か協議会的なものといいますか、検討するような会議というものは設置されるのかお伺いいたします。
○委員長(山路清一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 今のところそういったことはちょっとまだ検討していないというところですけれども、例えば郡内4町村、黒川森林組合の関係から、そういった中での協議会というものを設置してはどうかという、ちょっと話とかは今出ているというところでございます。
○委員長(山路清一君) ほかに質疑ございませんか。渡邊委員。
○委員(渡邊俊一君) 大変すばらしい税の計画だと、こういうふうに思って聞かせていただきました。やはり今現在、林業農家大変苦労している。そして、山林が荒れたことによって今日騒がれているイノシシの問題等々が当然あるもんですから、ぜひそういったこの条例を活用した中で、やはり森林の整備を進めていかなければならないんだろうなと、こんなふうに思っている一人でもあります。ただ、今ちょっとお聞きしますと、全体的に国税だということで、国から市のほうに助成されていると、助成されてくるというようなことを今聞かされました。金額も262万4,000円を一応見込んでいるんだということでありますけれども、富谷の森林の面積、とりあえずどのくらいあるかお聞かせを願いたいと思います。
○委員長(山路清一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 森林の面積につきましては、約2,089ヘクタールでございます。
○委員長(山路清一君) 渡邊委員。
○委員(渡邊俊一君) 大分多い面積でありますよね。その中で、やはり整備をしていくということになりますと、果たしてその262万4,000円だけで進められても十二分に、十二分にというのはなかなか難しいでしょうけれども、新たな企画でありますから、それはそれとしても、やはりこれと全く別な状況の中で、市としても何かこの金額にプラスしたような内容で、やはりこういった事業をもう少し拡大した中で進め方ということは考えられるんですか。
○委員長(山路清一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 環境税譲与額につきましては、資料の中でお話し、ご説明をさせていただきましたが、年々増加していくということになっております。したがいまして、この中で状況に応じて、これから計画を策定していきますけれども、その中で例えば、森林整備には幾らと、あと教育のほうには幾らということで、積み立てをしながら取り組んでいくということができますので、そういった形でまずは検討していきたいと思います。
○委員長(山路清一君) 渡邊委員。
○委員(渡邊俊一君) 改めて聞きますけれども、市としてこの国税からの助成以外で取り組む姿勢というものがちょっと今見えていないんですけれども、その辺について、市長、どうですか。
○委員長(山路清一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 今後この使途につきましては、これから計画をつくっていくわけでございますが、その上で必要に応じて市のいわゆる財源も活用しながらということも、場合によってはそれはあり得るかというふうに思っております。
○委員長(山路清一君) 渡邊委員。
○委員(渡邊俊一君) 私は、森林の保全というものは、これは大変必要性の高い、やはり今、局部的集中豪雨なんか降りますと、いろいろな問題が起きている環境の中でありますから、それらの状況なんかも鑑みた場合に、やはり森林の保全、これは待ったなしの状況でないかというふうに思いますので、その辺を加味をした中でお聞きしたわけであります。
また、やはり担い手といってもこれはなかなか難しい問題であります。じゃあ基本的に林業農家で生活できるかといったら、まず100%と、富谷の場合はですよ、100%と言って過言ではないくらい、これは生活できないと思います。ただ、基本的に森林の保全のためには、やはりそれなりの対策がぜひ必要なものでありますから、この条例を制定した中で、やはり粛々と市のほうでもこの環境の整備というような観点からして、全力でやっぱり取り組むというような姿勢を見せる必要性があると思いますけれども、改めて市長の見解をちょっと求めさせていただきたいと思います。
○委員長(山路清一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 委員のご意見のとおりだと思っております。やはりこの緑豊かな環境、そして森林を守っていくというのは大切なことでございますので、しっかりと今回の環境税を活用しながら、さらに市を挙げてしっかりと守っていきたいと思っております。
○委員長(山路清一君) ほかに質疑ございませんか。若生委員。
○委員(若生英俊君) それでは、資料の2ページですけれども、制度設計のイメージということで、元年度、そして6年度からということでの以下の計画が書いてあります。納税義務者が全国で6,200万人、都市部の山間地域も含めてということだと思いますけれども、この基金の条例を制定するというのは、その受け皿をつくるという意味で、全自治体のどれくらいの、全ての自治体で受け皿をつくるというのが義務化されているのか、まずそこをお聞きします。
○委員長(山路清一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 今のところ県内の状況で申し上げますと、仙台市だけが積み立てをしないかなという状況ですけれども、それも状況に応じてかなというところでございます。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) それでは、1ページのほうです。譲与基準というところで、それぞれ総額の云々とあります。私有林人工林面積に応じて10分の5でありますということなんですけど、私有林という使い方、私有林人工林というふうな表記とありますけれども、私有林と私有林人工林というのの差はありますでしょうか。
○委員長(山路清一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 私有林については、あくまでも私の個人の私有林と、人工林につきましては、人の手を加えた、人工造林であるとか、天然の森林伐採、それらを手を加えたということで人工林という形になっています。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) それでは、先ほど2,089でしたか、5,000ヘクタール弱のうちの2,000ヘクタール強ということになりますけど、それは全て私有林人工林というくくりで捉えているのでしょうか。
○委員長(山路清一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) はい、そうでございます。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) 私有林人工林面積というのは……。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 失礼いたしました。いえ、違います、私有林人工林面積といいますと、別にございます。509ヘクタールでございます。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) それでは、4分の1、4掛ける5は20ですから4分の1程度ということになりましょうか、それに見合う譲与額が決定されるということで理解してよろしいでしょうか。
○委員長(山路清一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) そのとおりでございます。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) それでは、林業就業者数は10分の2の配分比率ということになりますけど、富谷市における林業就業者というふうにくくられる従事者数はどれくらいでしょうか。
○委員長(山路清一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 2名でございます。
○委員長(山路清一君) ほかに。若生委員。
○委員(若生英俊君) それの中で、富谷の民有林の現状というふうなことで、先ほど同僚委員が言いましたように、荒れぐあいと、そしてまた、そこに未整備ゆえにさまざまな影響が及んでいると。農作物等への影響も考えられるというようなことで、大事な取り組みになるのではないかと思いますので、その辺のところについて取り組みの、ごめんなさい、2ページの市町村の取り組みということで、黒丸で3つほど出ておりますけれども、その辺の3つの事業等含めて、今現在、描く姿についてお話をお願いいたします。
○委員長(山路清一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) この部分につきましても、専門的知識を持っております森林組合等々と協議をしながら進めていくということでございます。今のところ具体的に内容的には決まっていないというところでございます。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) それでは、3ページです。一番下のほうですけれども、林野率という比率がありまして、2区分、85%以上と、75%以上85%未満とありますけれども、富谷の市におきましては、この林野率、どちらに該当するんでしょうか。
○委員長(山路清一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 該当はいたしません。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) 林野率、該当しないということは、林野率はどれくらいの比率ということなんですか。
○委員長(山路清一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 42%でございます。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) この林野率、2つに該当しないので、結果割り増しはないと、このような受けとめでよろしいでしょうか。
○委員長(山路清一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) はい、そのとおりでございます。
○委員長(山路清一君) よろしいですか。ほかに質疑ございませんか。藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 富谷における森林環境税の状況としてはどうなっておりますでしょうか。お伺いいたします。
○委員長(山路清一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 環境税ということは、これから。まだ課税がないんです。6年からになります。
○委員長(山路清一君) よろしいですか。藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 各地方自治体で独自に導入しているような、そういう森林環境税のことなんですけれども、富谷ではどういった状況だったでしょうか。
○委員長(山路清一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 当市ではございません。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 各地でつくられているものに関しては、法人などにも課税しているような状況らしいんですけれども、今回のものに関しては法人税に関しては課せられないという理解でよろしかったかお伺いいたします。
○委員長(山路清一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 法人税には課せられないということです。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 法人も環境保全であるとか、森林の公益的な機能の受益者でありますので、そういったところも今後検討できないかお伺いいたします。
○委員長(山路清一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) その辺は検討、ちょっと考えておりません。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 先ほど予算の拡充のお話もちらっと出たと思うんですけれども、やっぱり国の一般会計における林業予算の拡充なども含めて、よりもうちょっと安定的に充実した形でのものを国に対しても求めていくことができないか、お伺いいたします。
○委員長(山路清一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) ここですね、資料でもご説明させていただきましたけれども、4ページ、全協の際の4ページでございますが、環境税と既存の施策の両者による森林整備ということでございまして今ある既存の施策についてもそのまま継続ということですので、その辺についてはそういった形でございます。
○委員長(山路清一君) ほかに質疑ございませんか。若生委員。
○委員(若生英俊君) 先ほど、私有林人工林509ヘクタールということとなりましたけれども、この市域、どの辺に固まりがあるのか、例えば、何地区に30ヘクタールとか、そういったデータは手元にありますか。
○委員長(山路清一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) そういったデータはちょっとございませんが、東側が里山というか、そういったのが多いという状況でございます。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) 東北道を境にということでしょうかね、仙台三本木線というふうなことでしょうかね。市街化調整区域内にあるというふうなことと受けとめますけれども、理解いたしました。
もう一つだけ、先ほどの山林面積2,089ということですけれども、そこには私有林、私ですね、富谷市の市有林、県有林、国有林、4区分ぐらいされるかと思いますけれども、その区分はいかがでしょうか、区分ごとの面積ですね。
○委員長(山路清一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 本市には県有林しかございませんで、県有林については56ヘクタールでございます。その他については私有林と、民有林ということ。(「富谷市は幾ら」の声あり)約92ヘクタールでございます。失礼しました、82ヘクタールでございます。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) 県有林56、市有林が82ということとなりました。その両者ですね、県有林、市有林、これが私有林人工林に全て該当しますか。
○委員長(山路清一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 該当いたします。
○委員長(山路清一君) ほかに質疑ございませんか。浅野委員。
○委員(浅野武志君) 大変いい制度だと思うんですけれども、これは整備するのに対して、現況の把握とか、調査とか、そういうものはどうなっていますか。
○委員長(山路清一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) そういったことも行う予定でございます。
○委員長(山路清一君) 浅野委員。
○委員(浅野武志君) これから調査ということなんでしょうけれども、そういうものを調査して、やはり計画性を持って取り組んでいったほうが、今から自然災害とかそういうのが発生しますので、順次取り組んでいっていただきたいと、そういうふうに思いますが、いかがですか。
○委員長(山路清一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 委員のおっしゃるとおり、計画を適切なものを策定いたしまして取り組んでいくということで考えております。
○委員長(山路清一君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(山路清一君) 質疑なしと認め、これで委員の質疑を終わります。
これより委員外議員の質疑に移ります。
質疑は一括により行います。
それでは、質疑ございませんか。出川議員。
○議員(出川博一君) 先ほどの説明で基金条例として基金を設置しない可能性も否定はされなかったんですけれども、であれば、この議会であえて条例制定しないで、3月の補正とかそういう形で、まあ税としては入ってきて、それを第5条でいう処分について、今の話を聞くとほとんど何も決まっていないというような中で、基金だけつくるというのはいかがなものかなと思いますけれども、その点についてまず1点です。
それから、これは参考資料の2ページに、市町村の責務としてインターネットの利用等により使途を公表するとございますけれども、ということは、令和元年の使途の報告については基金に262万4,000円を積み立てましたという形の報告を公表するということか。
この2点についてお尋ねいたします。
○委員長(山路清一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 基金の必要性につきましては、先ほど来申し上げているとおり、まだ新たな取り組みということでございまして、これから市内の森林全てについて調査等をしていくというところでございます。それによって意向調査等ということで、今度は森林所有者に対して調査を行うと。それをもとに計画を策定と。また、その計画を策定した結果、それをまたお返しして、それに対してまたどのような回答が来るかということで、かなり時間を要するということになっておりますので、他の町村についても基金を創設して取り組むという予定での状況になっております。
使途の公表につきましては、あくまで使途の公表ということですので、使途がないということで、まだ公表は今のところ考えていないというところでございます。
○委員長(山路清一君) 出川議員。
○議員(出川博一君) 使途、使わないから公表しないということでよろしいんでしょうか。基本的には財として入ってきたやつを基金にプールしているわけですから、それは、例えば、じゃあ今課長の説明を聞いていると、少なくとも3年、5年先に、初めて基金を使うということになろうかと思うんですけれども、それまでは何らインターネット等で公表せずに、そのまま積み立てだけをしていくということなのかどうかですね。
それと、これはこのタイミングで譲与税が入ってくるんですけれども、あえて何も今のタイミング、この6月議会で基金条例を制定しなくても、もう少し状況を見ながら3月の補正でも十分年度内でできるわけですから、そういうことは検討されなかったのかどうかお尋ねいたします。
○委員長(山路清一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) まず、使途等につきましては、他の市町村等の公表の仕方と、その辺も参考にしながら検討してまいりたいと思います。
あと、今回の6月でなくてもということにつきましては、法律の中で9月と3月に譲与するという形になっておりますので、今回9月を受けるということで、上程したというところでございます。
○委員長(山路清一君) 出川議員。
○議員(出川博一君) 譲与税として入ってきてもそれはいいんです。ただ、いいんだけれども、まだ何も決まらない中で、ただ条例だけつくって、そこにぶち込んでおくというのは、ちょっと、何といいますか、行政サイドとすれば、これは国策でやったので、正直言えば各自治体とも困った、困ったということはないんでしょうけれども、何らかの手当てをしなければならないということで、基金条例をつくるんだろうというのが大勢だと思うんですけれども、そういうことでなくて、やっぱりもう少し行政として主体的な取り組みをして、今慌ててつくらないで、半年あれば方向性もある程度見えてくるわけですから、他の市町村の、そういうやつを加味しながらでもいいんじゃないですかということについて、最後質問させていただきます。
○委員長(山路清一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) この環境譲与税、なかなか使途関係がちょっと難しいということでございまして、この基金制定につきましても、県等からのお話をいただいて、各市町村制定していくというところがございますので、ご理解いただきたいと思います。
○委員長(山路清一君) ほかに質疑ございませんか。浅野直子議員。
○議員(浅野直子君) 条例のところで、第3条のところなんですが、保険その他の最も確実かつ有利な方法により保管しなければならないという、現金のことなんですが、この保管というところにおいての年数というのは、ちょっと決まっているのか、この年月においてのところ、問いたいと思います。
○委員長(山路清一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 年数については定めておりません。
○委員長(山路清一君) 浅野直子議員。
○議員(浅野直子君) ちょっと重複するかもしれませんが、6条のところにおきましても振替と運用という言葉が出ておりました。ここのところについて市の考え、今言えることを説明を求めたいと思います。
○委員長(山路清一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) この関係につきましても、基金を市に歳入歳出に属する現金に振り替えるというふうに規定するというものでございます。
○委員長(山路清一君) ほかに質疑ございませんか。佐藤聖子議員。
○議員(佐藤聖子君) この森林環境税ですけど、これまでの復興で皆さんが納めていた分のつけかえだというようなことだと思うんですね。本当に必要があってというのであれば、先ほどほかの委員からもありましたように、やっぱり本予算の中でするべきだと思うんです。そのことについては、どう捉えたかをお尋ねします。
そしてまた、この配分の仕方ですけれども、さっきの林業関係が2人ということで、その10分の2ですよね、この分は。人口割で、それは10分の3ですよね。ところが、大都市あたりは人口多いけど林野もないというところもあるわけで、だけどそこのところにたくさん行きますよね。この不都合というのはあるんじゃないかと思うんですけど、これについてはどのように考えているのか。このあたりはやっぱり実態に見合った譲与のやり方って必要だと思うんです。今、どこでも山は荒れ放題というところがありまして、富谷の中でこれからと、これから全体を見て計画するというんですけど、本当にこの必要なものが、必要手当てされて、山の奥のほうからイノシシが来てというのは、本当に富谷市民、それから農業に従事している方たちも大変なんですね。だから、この割合の方法がいいのかどうかということについても、やっぱり訂正を求めていくというか、是正を求めていく必要もあるのではないかと思うんです。市長におかれまして、市長会で、あとは国へ行ったときに、こういうやり方では長続きしないのではないかというようなこともぜひ発言してほしいなと思いますが、そのあたりについてはいかがでしょうか。
○委員長(山路清一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) まず、東日本の関係でございますが、そちらにつきましては、東日本関係のところが落ちついたというところで、今回このような形に変わったというところでございます。
基準の差につきましては、こちらのほうやはり国のほうで定められたというところでしかまずは今のところお答えできないというところでございますので、ご理解いただきたいと思います。
都市部の使い方等につきましては、やはり都市部、人口割が高いということにはなりますけれども、基準がやはりそのような形で国のほうで決められたものですので、その辺でご理解をいただきたいというところでございます。
○委員長(山路清一君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) これから市長会の中で多分こういった今後の計画づくりなどを進めていく中でふぐあい等出てくれば、皆さんで市長会等で協議をしながら、国に対して是正を求めるべきことが見えてくれば、その場合にしっかりと市長会で提言をしていきたいと考えております。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子議員。
○議員(佐藤聖子君) 参議院、衆議院の委員会の中でも、この点については賛成する委員からも異論があったというふうに聞いていますので、ぜひ見合った額が来るように、ぜひ働いてほしいと思います。そして、ことし、262万円という金額ですけれども、これで一体何をするのか、メーンは何なのか、ここのところを定める必要があると思うんです。使途についてはさまざまなものが書かれていますが、じゃあ富谷で一番何が今求められているかということについては、やっぱりそこの農林振興課が定めるといいますか、そういうことをしなかったら、あっちにも少し、こっちにも少しということになりはしないかと思いますが、その対応をどのようにするのかお尋ねします。
○委員長(山路清一君) 経済産業部長。
○経済産業部長(奥山育男君) ただいま議員のほうからいろいろご意見、ご提言いただいているわけですけれども、そもそも今回基金のほうに、基金を創設して積み立てていくといいますのは、やはり今回この国のほうの税制改正大綱の関係でこのような制度ができました。これを適切に運用していくためには、やはりその市町村の森林行政等の実情、そういったところを調査しながら、そしてより適切な手当てをしていくというところで、一定の時間をかけて、それで計画的に整備に当たっていくというところでございますので、入ってきてすぐにじゃあ事業をしましょう、起こしましょうといっても、それはちょっと現状に対して適切な対応かといえば、それはまた疑問があると思います。その辺、市町村ではそういった実態を調査しながら、それに合わせて必要な施策が何なのかといったところを、間伐であったり、担い手の対応だったり、人材育成だったりその辺のを見きわめながら、時間をかけて計画的にこの基金、この譲与税を生かしてくというようなスタンスで今おりますので、ご理解いただきたいと思います。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子議員。
○議員(佐藤聖子君) もう一つですけど、県有林が56ヘクタールということになっていますが、こちらの県有林も含めて入ってきたもので、あるいは富谷市全体のものとして整備だとか、その間伐だとか、そういうものに充てるということなんですか、これにはまた別の何かしら税金、譲与税みたいなのとかというのはあるものなんですか。それはどうなんでしょう。
○委員長(山路清一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 県有林に対しては特に別にというものはございません。
○委員長(山路清一君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(山路清一君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し、採決したいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(山路清一君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
議案第2号富谷市森林環境整備基金条例の制定についてについて、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○委員長(山路清一君) 起立全員と認めます。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上をもちまして本委員会に付託された議案の審議が終了いたしました。
暫時休憩いたします。
午後1時38分 休憩
午後1時38分 再開
○委員長(山路清一君) 休憩前に引き続き委員会を開きます。
○委員長(山路清一君) 産業建設常任委員会における審査結果を議長に報告することになりますが、その報告書はお手元に配付のとおり報告したいので、内容を朗読いたします。
[委員長が報告書のとおり朗読した]
○委員長(山路清一君) ここでお諮りいたします。
議案第2号の審査結果につきましては、討論を省略し、採決の結果、全員賛成によって原案のとおり可決するものと決定されました。よって、お手元に配付の報告書を本定例会最終日に議長宛てに報告したいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(山路清一君) 異議なしと認めます。よって、議案審査結果につきましては、お手元に配付のとおり、議長宛てに報告することといたします。
委員各位のご協力によりまして、予定どおりの審議が行なわれましたことに対し敬意をあらわすものでございます。
以上をもちまして本委員会を閉会いたします。
大変ご苦労さまでございました。
午後1時40分 散会
○委員長(山路清一君) 皆さん、おはようございます。
本日の出席委員は19名であります。定足数に達しますので、「予算審査特別委員会」を開会いたします。
去る6月18日の本会議におきまして、『議案第10号』「令和元年度富谷市一般会計補正予算(第2号)」、『議案第11号』「令和元年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)」、『議案第12号』「令和元年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第1号)」、『議案第13号』「令和元年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第1号)」、『議案第14号』「令和元年度富谷市水道事業会計補正予算(第1号)」の審査のために本委員会が設置されました。慎重な審議をお願いいたしまして、開会の挨拶といたします。
直ちに本日の会議を開きます。
予算審査特別委員会の日程について
○委員長(山路清一君) 本委員会の審査日程につきまして、お手元に配付の次第のとおりといたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(山路清一君) 異議なしと認めます。よって、本委員会の審査日程は、次第のとおり行うことに決定いたしました。
なお、本会議において全議案補足説明まで受けておりますので、本委員会では説明を省略いたします。
質疑については、慣例により一問一答方式により行いたいと思いますが、異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(山路清一君) 異議なしと認めます。よって、一問一答方式により質疑を行うことといたします。
なお、質問者及び答弁者は、要領よく簡潔な質問と答弁、そしてスムーズな議事進行にご協力くださるようお願いいたします。
○委員長(山路清一君) 初めに、議案第10号令和元年度富谷市一般会計補正予算(第2号)を議題といたします。
なお、これより一般会計のうち市長公室、企画部、総務部、市民生活部、会計課、議会事務局、監査委員事務局、経済産業部及び建設部の所管に属する補正予算について審議をいたします。
これより説明を省略し、質疑に入ります。質疑はページ、款項目を明示され行ってください。
それでは、質疑ございませんか。佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) では、補正予算書の13、14ページです。(「マイクお願いします」の声あり)済みません。補正予算書の13、14ページです。
ここの中に寄附金がありまして、この寄附金の中で先日、湯船沢のという説明があったわけですが、これについてもう少し詳細に説明をお願いします。
○委員長(山路清一君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) この寄附金につきましては、湯船沢地区の住宅地の造成に係るものでございまして、計画戸数が28戸にごみ処理の単価を掛けまして、288万9,000円というところでございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 土木費寄附金があります。770万7,000円、こちらのほうの説明はここで聞いてもいいですか。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(齋藤英夫君) これは、湯船沢地区の開発に係る下水道施設整備負担金でございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 28戸ということでしたけれども、その全体の面積は幾らになりますか。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(齋藤英夫君) うちのほうは面積じゃなくて戸数で、1戸当たり27万8,800円、あと受益者負担金納入済みが9万8,472円を引いた金額で770万7,000円となっております。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) そこの湯船沢の開発のところで全体でお尋ねしたいのですが、どれくらいの広さが今開発されているのか、お尋ねします。
○委員長(山路清一君) 都市整備課長。もとい、都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 湯船沢の開発のほうですけれども、1ヘクタール弱の9,891平米で住宅の開発を実施しております。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) この開発はいつ終わりますか。
○委員長(山路清一君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 今年度末を目指して、今実施中でございます。
○委員長(山路清一君) よろしいですか。藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 28ページの4款2項……。済みません、間違えました。6款1項3目、とみや茶復活プロジェクトに関しまして、大変おもしろい事業だなと思うんですけれども、こちらの短期的な目標といいますか、長期的な目標、どのぐらい将来的に植えていくのかというところを、どういう目標があるのかをお伺いいたします。
○委員長(山路清一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) とみや茶復活プロジェクトに係ります栽培の目標等につきましては、将来商品化を目指していくということでございまして、今のところ年計画2,000本ということで今回、日本紙通商さんのほうに技術提携委託ということで、市長のほうからの冒頭の挨拶でも述べておりますが、今年度は2,000本ということでございますが、そういった形で将来、目標としましては商品化を目指し取り組んでいくというところでございます。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) そうしますと、もう少し、もっともっと本数をふやしていって、産業ベースにできるだけ乗れるように、例えばお菓子に使ったりとか、お茶として使うというような考え方でよろしいのか、再度お伺いいたします。
○委員長(山路清一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) そのような形で考えております。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) この間視察に行ってまいりまして、お茶を大変栽培しているというところだったんですけれども、景観もかなり売りにしておりまして、やはり一面お茶畑という状況、富谷も本当に北部のほうになりますと、かなり景色が本当によくて、お茶畑もどこにどう植えていくのかであるとか、そういう景観のところまで計画できていくのか、まだこれからだとは思うんですけれども、そういうようなちょっとしたそういうところも含めて検討を今後なされるのか、最後お伺いいたします。
○委員長(山路清一君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 今現在、まず栽培地につきましては、今農地の有効利用ということで、水田の活用等を視野に検討しているというところでございますので、まとまって栽培ということはやはり景観上はよろしいかと思いますけれども、現状としては栽培者によるその場所によってちょっと異なるということになります。
○委員長(山路清一君) よろしいですか。佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 予算書ですけれども、17、18ページのところで、プレミアムつき商品券のことでお尋ねします。
ここにあります時間外手当というのがありますが、これはどういうことでの時間外手当を想定しているのか、お尋ねします。
○委員長(山路清一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 今回のプレミアムつき商品券につきましては、今後、さまざまな事務が出てまいります。その中で商品券の個別の周知用の通知の発送業務ですとか、そういったさまざまな業務が出てまいりますので、そういったところでの時間外勤務ということを想定しております。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) これで対象になる範囲といいますか、決まっているんですが、その人の人数ですね。これはどのように今把握していますか。
○委員長(山路清一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 今回の対象者につきましては、低所得者ということで住民税非課税者が対象になっております。また、3歳未満の子供が属する世帯の世帯主ということで対象者が決まっておりますので、合わせて大体約7,000名前後というふうに見込んでおります。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) そうしますと、個人に通知がされるということですが、そのほかに何か周知の手だてというのは考えていますか。
○委員長(山路清一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 広報等での周知も考えております。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 同じところに、清算取次業務というのがありましたが、これについてはどういうことが想定されているんでしょうか。
○委員長(山路清一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) まず、今回の商品券の委託料としまして、販売業務と清算取次業務がございます。販売につきましては、市内の郵便局での販売というのを予定しておりますので、その販売に係る委託料になります。また、清算取次につきましても、商品券が使われた事業者が郵便局に持ち込んでいただいて清算をすると、換金のための清算をすると、そういう取次業務ということで考えております。
○委員長(山路清一君) ほかにございませんか。佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 予算書の29、30ページです。今現在行われております市道穀田三ノ関の道路改良工事ですが、今、「仮の橋をつくっています」という表示がありまして行われていますが、今の時点でここのところまで進んでいますという進捗率ですね。進捗のぐあいをお知らせください。
○委員長(山路清一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 5月末現在の進捗率でございますが36%になっております。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 手前のその橋をつける部分と、それから給食センターのところ、いよいよという感じなんですが、それと合わせて36%ということですか。
○委員長(山路清一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 県道の整備につきましては別な事業となっておりますので、そちらの進捗率はちょっとこちらでは掌握しておりません。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) そうしますと、この328万円、これについては今、市が行おうとしているものについて、どこの部分の328万円の増額補正なのでしょうか。
○委員長(山路清一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) これにつきましては、今年度の交付決定額、当初1億6,000万円で見込んでおりましたけれども、実際の交付決定額が1億6,328万円となりましたために、328万円分の増額補正という形になっております。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 同じページで一番下のところに公共下水道ありまして、特別会計へ繰り出すわけですが、この繰り出す391万3,000円、これについてのその詳細をお知らせください。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(齋藤英夫君) 下水道事業で不足する分を繰り入れするものでございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 不足する部分というのについては、具体的には下水道のほうにいけばそれが出てくるんですけれども、具体的に今ここでお知らせください。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(齋藤英夫君) この不足する分につきましては、成田第一汚水中継ポンプ場の非常用発電機装置の修繕料でございます。
○委員長(山路清一君) ほかにございませんか。若生委員。
○委員(若生英俊君) それでは、22ページ、上段となりますけれども、19節負担金、補助及び交付金の負担金であります。選挙運動公費負担金2,869万6,000円ということであります。これの内訳、自動車、ビラ、ポスター、どのような内訳費用と見積もっておられるか、お願いいたします。
○委員長(山路清一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) こちら、まずは自動車の使用に関しての負担金は6万4,500円の7日間の30名分で1,354万5,000円、ビラの作成につきましては7円51銭の4,000枚の30名で90万2,000円、あと選挙運動用ポスター作成負担金として4,558円の77カ所の30名分として1,052万9,000円、あとは選挙運動用のはがきの負担分として、今回市議立候補者方の分が2,000枚となっておりますので、その分の30名分として372万円という予算計上でございます。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) 条例の施行によりまして、制定によりまして、選挙運動費用の公費負担、無料というふうなことと相なります。選挙用はがきについては今回2,000枚となりますということなんですが、町議時代、これは公費負担ということでこれは継続されることと思います。枚数が増加されるわけでありますが、町議時代のはがきの負担というのは幾らだったのでしょうか。
○委員長(山路清一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 申しわけございませんでした。町議時代におきましては800枚でございます。こちらに係る費用につきましては、800円の1枚当たりのはがき62円という計算になります。今回それが2,000枚というふうになります。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) それで、交付負担の拡大ということの意味合いも今回の条例の施行により、このような負担金をもって選挙の公営化ということと相なることであります。私は大賛成でありますので、これらについてまた条例の制定の折に別な形で討論したいというふうに思います。
2つ目ですけれども、公選法上、いわゆる法定選挙費用、公職選挙法上の法定選挙費用の上限というのは、市議の場合ですと幾らになりますでしょうか。
○委員長(山路清一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 選挙運動費用ということでよろしいでしょうか。はい。こちらにつきましては、市議会議員の場合、人数割が501円、それに固定額が220万円となります。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) 額をお聞きしたかったんですけれども、結果として、結果としてというか、6月1日現在、登録者数が4万1,537人という数字が出ております。それを18人で割って、掛ける今おっしゃった501円を掛けると115万円、プラス220万円ということで335万円ほどになろうかと思います。その金額でよろしいでしょうか。
○委員長(山路清一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 算式につきましては議員おっしゃるとおりでございます。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) では、改めまして今回の公費助成の拡大ということで、公選法上、市長並びに市議会議員というふうなことと相なります。町村についてはこれらは条例等で定められる。できないというふうなことであります。したがいまして、もう一つ確認させていただきますけれども、町議選、仮に富谷が市制をしかないで4万1,000、この登録者数で町議の場合でしたら、町議選挙の場合の法定の選挙費用の上限ということでお尋ねをいたします。
○委員長(山路清一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) こちらも算式については同様でございますが、人数割が町議選の場合だと1,120円、あとは固定額が90万円となります。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) では、これも同じように今単価が出ましたので、4万1,537人割る18人掛ける1,120円で258万円、約です。プラス固定費ということで90万円、348万円とこうなります。したがいまして、町議選でやった場合は348万円、市議選でやった場合は335万円という数字でありますけれども、この数字に間違いないでしょうか。
○委員長(山路清一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 計算どおりであれば、その数字になろうかと思います。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) それでは、1人当たりの上限額、最後となりますけれども、82万円何がしというふうに請求した場合の公費負担の上限額ということで、端数も含めてお願いいたします。
○委員長(山路清一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 83万2,506円でございます。
○委員長(山路清一君) ほかに質疑ございませんか。出川委員。
○委員(出川博一君) それでは、6ページの債務負担行為についてお尋ねいたします。
一番最後のところに「地域と施設の支え合いモデル事業運営業務」ということで、2年度から3年度にかけて501万円ということなんですけれども、これについて令和2年度の予算は181万3,000円かと思いますけれども、その確認をしたいと思います。あ、そうか。教育。(「教育民生」の声あり)福祉。
○委員長(山路清一君) よろしいですか。では、別のやつをお願いします。出川委員。
○委員(出川博一君) 失礼しました。それでは、14ページ、先ほど質問のありました寄附金でございますけれども、これにつきましては、いわゆるこれは開発負担金の要綱に基づいたものかと思いますけれども、この先ほどお話しになられた単価、下水に関しては27万8,800円、あるいはごみに関しては10万3,200円、これは従来どおりの1戸当たりの負担額なのかどうか、お尋ねいたします。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。もとい、都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) これまで利用してきた金額と同額でございます。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) これは以前特別委員会を開催して、この内容についていろいろ2期にわたって議論をしたんですけれども、その中でこの開発要綱というのはなかなか時代にそぐわなくなってきているのかなというようなお話もございましたけれども、その辺についての見解をお尋ねいたします。
○委員長(山路清一君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 指導要綱につきましては、56年という形のほうに改正して、一部内容を変えている項目もございますが、金額、こういった負担金という形のことにつきましては、開発者のほうからご協力をいただきまして、市のほうへという形のものになってきていますので、このまま少し続けていきたいということで考えております。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) これから開発、それぞれ今回の線引きで拡大されるわけですけれども、その中で明石台東、あるいは成田の東西、これらについてもこの要綱に基づいた形で要請する考えなのかどうか、お尋ねいたします。
○委員長(山路清一君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 明石台東、成田2期の東、西という形のことで、この要綱に基づいた形で負担金をいただくことで協議をしております。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) かつての特別委員会で、条例化が必要ではないかというような意見もあったんですけれども、この辺についての検討状況はいかがでしょうか。
○委員長(山路清一君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 水道のほうにつきましては、既に条例化という形のもので、あと下水道、ごみのほうなんですけれども、そちらのほうにつきましては、今のところ協力という形のことで要綱でやっていきたいと思っております。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) それでは、続きまして、18ページの先ほど質問のありました企画費の中のプレミアムつき商品券事業、これにつきましては、額面を幾らの額面で発行し、それを実売価格は幾らで販売するのか、お尋ねいたします。
○委員長(山路清一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) こちらにつきましては、1セット当たり5,000円分の商品券を4,000円で販売するという形で、割引率について20%ということになっております。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) そうすると、5,000円の割引ということになると、2万5,000円の額面ということになるんですか。それとも、そうでなくて1万円について20%の割引ということになるのか、その辺についてお尋ねいたします。
○委員長(山路清一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) まず、こちらの商品券につきましては、1セット5,000円分の商品券を4,000円で購入できるという形になっております。お一人について最大5セットまで、額面で2万5,000円までの商品券を2万円で購入できるという形になっております。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) 先ほどの答弁では、7,000冊をつくるということだったんですけれども、差し支えなければその中で非課税と3歳未満児の人数、大ざっぱな人数で構いませんけれども、お願いしたいと思います。
○委員長(山路清一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) まず、住民税の非課税者については約5,000名、そして3歳未満の子が属する世帯の世帯主については約1,700名、プラスアルファで300名ということで、合計で7,000名ということで想定しております。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) それでは、30ページの土木費に関連して、今回の補正で検討されたかどうかについてお尋ねしたいんですけれども、小学校周辺のブロック塀、これについてはさきの鶴岡の地震とか、さらには2018年の大阪府の北部地震、これで女の子が亡くなったわけですけれども、そういうやつを踏まえて県で調査をしまして、富谷市については要改修箇所が48カ所、それから要解体が8カ所ということなんですけれども、これについての進捗状況をお尋ねしたいと思います。
○委員長(山路清一君) 都市整備課長。もとい、都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 昨年10月から12月にかけまして、小学校8校のスクールゾーン500メートルやりまして、それでうちのほうで危険度の多分恐らく2と言われているのが52カ所、そして3というのが8カ所という形のことがございまして、こちらのほうにつきましては、8カ所のほうにつきましては結構ぐらぐらしているという形のことから、所有者のほうに連絡をしまして、既に解体していただいたところが4カ所ございまして、あと4カ所についてはちょっと今交渉中という形のものでございます。あと52カ所につきましては、通知をして、そちらのほうで注視していくということで、例えばことし通知しておりますので、来年、再来年にもう一度現地を確認したりという形のことで設備を進めていくような形にしております。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) これについては、非常に子供の通学に関することで、その対応を急がなければならないと私は思うんですけれども、その中で塩竈市では、従来15万円だった補助金を30万円に倍増してその整備促進を図ったということが公表されておりますけれども、そのような考えに基づいて少し改修を早めていただくような努力というのはこれからどのように考えておられるのか、お尋ねします。
○委員長(山路清一君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) その辺につきましては、まずは現在現況をお知らせしたという形のことがございますので、そちらのほうの反応、反響を見ながら、その辺も検討していきたいと思います。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) 今の答弁を聞くと、従来のスタンスで、通知をして、当然民地のものなので、なかなか行政としては直接的には携われないという部分があるかと思いますけれども、やはりそういう意味で費用的なやつで足踏みをしているような方には、そういう意味ではやはり制度としてはあるんですけれども、それについて早めるために補助金を増額するという考えがあるのかどうか、お尋ねします。
○委員長(山路清一君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) そうですね、そういった形もありますけれども、やはり皆様のお話を聞き取りまして、それをもってあと中で協議しながら、そういったところも検討していければと思っております。
○委員長(山路清一君) ほかに質疑ございませんか。安住委員。
○委員(安住稔幸君) 22ページであります。参議院選挙費についてであります。(「マイクお願いします」の声あり)参議院選挙の日程が昨日決まったということで、押し迫ってから決まったものですから、以前議会のほうで取り上げられまして、期日前宣誓書を入場券のほうに印刷するというようなお話でありました。これは今回の参議院選挙のほうから実施されるのでしょうか。
○委員長(山路清一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 今回の選挙から導入を予定しております。
○委員長(山路清一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) あと、全協のときにお話があったんですが、投票時間の繰り上げにつきまして、そのときは予定ということで今回の参議院選挙からということで1時間繰り上げということでありますけれども、これに対しまして周知、その辺については時間がなかったものですから、どのようにお考えなんでしょうか。
○委員長(山路清一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 入場券へのまずは記載をさせていただこうと思っております。それとあわせて、当然ながらホームページ等も活用しながら周知に努めていこうと考えております。
○委員長(山路清一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) 今からで間に合わないですかね。やはり市の広報、市の広報も入ったところあったのかな。その辺周知がやはりしっかりなされていないと、勘違いして遅く、21日の話ですからね。大丈夫かな。ただ、周知のほう、徹底お願いいたします。
あと、掲示板の設置、仙台市なんかは先行してやっていたようでありますけれども、本市におきましては準備のほうはいかがなんでしょうか。
○委員長(山路清一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 本日から順次、設置作業に入っていただいております。
○委員長(山路清一君) ほかに質疑ございませんか。佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 同じ選挙のところですけれども、委託料がありまして、選挙管理システム導入業務とあります。導入業務といった場合のこれはどういうことをするのか、お尋ねします。
○委員長(山路清一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) 今回の参議院選挙におきましては、特定枠制度というのが新たに導入されます。それに伴いまして、開票作業が複雑化となることに伴いまして、システムを新たにその特定枠制度に対応できるようなバージョンアップを図るというものでございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) そうしますと、これを買って活用するというのではなくて、あくまでも委託すると。その際にその特定枠に対応できるようにということで、この金額が出ているということなのですか。
○委員長(山路清一君) 総務課長。
○総務課長(菅原俊司君) あくまでシステムにつきましては、購入としながらも、それについて当日、開票について事業所の方も立ち会いのもとで滞りのないシステムの運用となるような対応をいただけるようにということでの委託料でございます。
○委員長(山路清一君) ほかに質疑ございませんか。若生委員。
○委員(若生英俊君) 先ほどの公費負担の件でありますけれども、委員会付託にした関係で質疑なしの討論ということとなりましたので、確認をさせていただきます。
県内13市の条例施行については、当方で確認しておりまして、全市全て条例制定していますということなんですが、全国の市あるいは区でしょうか。条例制定状況というのはつかんでおりますでしょうか。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) 何カ所、何自治体というところまでは把握はしてございませんが、おおむねほとんどの市の自治体におきましては導入している状況は確認しております。
○委員長(山路清一君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(山路清一君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
ここで執行部入れかえのため、午前10時50分まで休憩いたします。
午前10時34分 休憩
午前10時50分 再開
○委員長(山路清一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより一般会計のうち保健福祉部及び教育部の所管に属する予算について審議をいたします。
これより説明を省略し、質疑に入ります。それでは、質疑ございませんか。出川委員。
○委員(出川博一君) 先ほどは間違えまして、大変失礼いたしました。
それで、6ページ、債務負担行為の一番下にあります「地域と施設の支え合いモデル事業運営業務」、これ令和2年と3年度で501万円という計上になっております。この内容についてお尋ねしたいと思います。
○委員長(山路清一君) 保健福祉総合支援センター所長。
○保健福祉総合支援センター所長(高橋弘美君) 令和2年度から令和3年度までの2カ年を501万円としておりまして、各年度ともに250万5,000円の計上をしております。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) 今、両年度にわたって250万5,000円ということで、まさに半分ずつを予算配分したというようなことですけれども、実際22ページの3款民生費の中の5目保健福祉総合支援センター費、ここでは181万3,000円の計上になっているんですけれども、これは、この違いは何なのか、お尋ねいたします。
○委員長(山路清一君) 保健福祉総合支援センター所長。
○保健福祉総合支援センター所長(高橋弘美君) 今年度は181万3,000円を計上しておりまして、今年度は9カ月分ということで計上しておりますので、その月数の違いによっての金額でございます。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) ということは、令和3年度には約320万円の支出ということになるのか、お尋ねいたします。
○委員長(山路清一君) 保健福祉総合支援センター所長。
○保健福祉総合支援センター所長(高橋弘美君) 今年度は181万3,000円なんですが、令和3年度は250万……。令和2年度は250万5,000円を計上しております。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) それでは、続きまして、22ページのこのモデル事業の委託料が計上されております。先ほどの181万3,000円ですけれども、この委託先についてお尋ねいたします。
○委員長(山路清一君) 保健福祉総合支援センター所長。
○保健福祉総合支援センター所長(高橋弘美君) 委託先につきましては、これから選定委員会を経てというふうなところになりますけれども、社会福祉協議会を想定しております。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) そうすると、これは委託先については債務負担で2年間の、そうか。3年間の予算を立てておりますけれども、3年にわたって同じ委託先になるのかどうか、お尋ねいたします。
○委員長(山路清一君) 保健福祉総合支援センター所長。
○保健福祉総合支援センター所長(高橋弘美君) その想定でおります。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) それでは、34ページ、社会教育費の中で、社会教育総務費で、ここに職員の管理職手当61万2,000円が追加計上になっておりますけれども、この中身についてお尋ねしたいと思います。
○委員長(山路清一君) 総務……。(「委員長」の声あり)出川委員。
○委員(出川博一君) いや、総務というお話なんですけれども、この議案について質問するときには、当然総務であれば総務課長に残ってもらって答弁させるべきだと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○委員長(山路清一君) 教育部長。
○教育部長(荒谷 敏君) こちらにつきましては、今年度の人事異動によりまして、部長職が勤務箇所が生涯学習課、スポーツセンターのほうになりましたので、その分の管理職手当の増ということで計上されております。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) それは当初予算の段階では想定できなかったことなのかどうか、お尋ねいたします。
○委員長(山路清一君) 教育部長。
○教育部長(荒谷 敏君) これは恐らく総務のほうの人事の関係で、当初予算では計上できずに今回の補正対応ということで処理されていると思います。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) これはちょっとお願いなんですけれども、今のように例えば特別委員会でした場合に、全体について関連する担当課長には当然残って答弁させるべきだと思うんですけれども、その辺についての見解をお尋ねします。
○委員長(山路清一君) 誰に。出川委員。
○委員(出川博一君) いや、取り下げます。
○委員長(山路清一君) いいの、取り下げ。はい。その他ございませんか。菅原委員。
○委員(菅原福治君) それでは、教育民生委員として1点だけ質問させていただきます。
24ページの放課後児童クラブの運営事業についてお伺いいたします。
これ、ほかの4校については設置しないのは、設置しなくても間に合っているということなのか、お伺いいたします。
○委員長(山路清一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 定員数よりも登録数が下回っているということで、そういうことでございます。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) 設置する4カ所の児童クラブには、この夏休みの限定利用の児童も含めて待機児童がいるという考え方でいいのか、お伺いいたします。
○委員長(山路清一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 今回、4カ所で補正のほうを上げさせていただきましたが、実際その夏休みの利用予定等を鑑みまして、2カ所、成田小学校と日吉台小学校のほうで学校のほうをお借りするということになりましたので、そちらのほうについては夏休み、長期学校休業中の登録がございますので、その辺についての措置ということでございます。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) そうすると、今、成田とどこだったっけ。日吉台が小学校を借りてということでしたが、あと富ケ丘と富谷は、これは教室じゃないということなんでしょうか、お伺いいたします。
○委員長(山路清一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 富ケ丘と富谷については、現存の施設で夏休み中も大丈夫ということです。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) わかりました。この夏季休暇、夏季休業期間の長い一日なんですけれども、子供さんたちがどういうふうに過ごすのかということでございますが、この通常の学校から児童クラブに行くときと、今回の夏休みの休業期間のときの利用時間はかなり違うと思うんですね。利用する子供の時間が。その辺で、その長い時間を過ごす児童クラブにおいては、子供の安全とか、勉強を教えるとか、遊びをしてあげるとか、そういった部分でその辺も求められると思うんですが、その辺の見解ですね。相当学校にいるときよりはかなり長いと思うんですね。だから、その辺の考え方というんですか、その辺の配慮も含めた考え方についてお伺いいたします。
○委員長(山路清一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 特に夏休み中とかは、ふだんよりも6時間程度長くなるということが考えられます。学校によってちょっと違いはあるんですけれども、プールに行ったりであるとか、それから涼しい時間になりますけれども校庭があいている時間で校庭で遊ぶとか、それから成田小学校については、図書室も使えるということですので、読書の時間というところもあったりとかということで考えています。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) 5時間、6時間長いということは、30日計算になっていますけれども、相当長い時間なんですね。今回の予算で1,400万円弱になっておりますけれども、この予算の恐らくほとんどが人件費だと思うんですけれども、何人ぐらい増になるのか、それぞれ教えていただきたいんですが。
○委員長(山路清一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 基本的に富谷と富ケ丘が3名ずつ、それから日吉台と成田が6名ずつというふうに考えております。ただ、これはこちらでマックスで出した数字ですので、先ほど申し上げたとおり、富谷と富ケ丘については何とか現存施設で間に合うということですので、今のところは成田と日吉台の分ということになります。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) あしたの第7号議案にも関係するとは思うんですけれども、やはり毎日のその児童の生活なんですけれども、やはり人員体制なり設備なり、その辺をきっちり対応していただいて預かっていただきたいなと思いますけれども、再度お伺いいたします。
○委員長(山路清一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 議員のおっしゃったとおり、子供の安全をまず第一に考えていきたいと思いますので、そこを見ての今回の人件費相当の補正ということになります。ただ、きのうやはり児童クラブの代表者の方ともお話ししたんですが、保育士同様、支援員の方も最近なかなか集まらないということですので、どなたかお知り合いがいればぜひよろしくお願いします。
○委員長(山路清一君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(山路清一君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し、採決したいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(山路清一君) 異議なしと認め、これより採決いたします。
議案第10号令和元年度富谷市一般会計補正予算(第2号)について、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○委員長(山路清一君) 起立全員と認めます。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
ここで執行部入れかえのため、11時10分まで休憩いたします。
午前11時02分 休憩
午前11時10分 再開
○委員長(山路清一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
議案第11号 令和元年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
○委員長(山路清一君) 議案第11号令和元年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
これより説明を省略し、質疑に入ります。それでは、質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(山路清一君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し、採決したいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(山路清一君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
議案第11号令和元年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○委員長(山路清一君) 起立全員と認めます。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
議案第13号 令和元年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第1号)
○委員長(山路清一君) 議案第13号令和元年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
説明を省略し、質疑に入ります。それでは、質疑ございませんか。出川委員。
○委員(出川博一君) 介護保険84ページのところです。(「マイク使ってください」の声あり)済みません。84ページ、これは多分保険料の減額、それから繰入金の追加というようなことで、過般の3月の専決で議案とされた介護保険料の軽減分ということでの関連と理解していいのかどうか、お尋ねします。
○委員長(山路清一君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) そのとおりでございます。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) そうすると、国が2分の1、県・市が4分の1ずつということなんですけれども、それでいきますと、それに対していわゆる1款の保険料の中で1,200万円の減額ということなんですけれども、これは繰入額と比較すると21万9,000円、保険料の減収を多く見ているというこの件についてはどういうことなのか、お尋ねします。
○委員長(山路清一君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) 一般会計の歳入の予算につきましては、国の内示によりまして額を計上してございます。こちら、介護特会のほうにつきましては、それより若干額は多くなってございますが、実情に即してというところでございます。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) これは2月の当初予算で決めた額が21万9,000円、今の段階で少なくなるというのは、ちょっと腑に落ちないといいますか、その辺についてもう一度お尋ねいたします。
○委員長(山路清一君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) 先ほど国の内示によるというところでお話しさせていただきました。国のほうに申請した際には、ほぼ同じような額でもって、人数でもって申請のほうをさせていただいておりまして、内示に来たときについてはその人数より若干減らされているというような状況でございます。
○委員長(山路清一君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(山路清一君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し、採決したいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(山路清一君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
議案第13号令和元年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第1号)について、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○委員長(山路清一君) 起立全員と認めます。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
議案第12号 令和元年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第1号)
○委員長(山路清一君) 議案第12号令和元年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
これより説明を省略し、質疑に入ります。それでは、質疑ございませんか。佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 69、70ページのところです。
修繕料がありまして、448万1,000円、先ほど伺いましたときに、非常用発電機だということですが、非常用発電機の分だけですか、この分については。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(齋藤英夫君) 非常用発電機の装置の修繕料でございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) どういうその修繕が行われるのか、大まかで結構ですが、答弁ください。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(齋藤英夫君) この交換につきましては、いろいろタイマーとか、そういった部品ですね。小さな部品の交換をするものでございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 非常用ということですから、常用で使っているものもあるわけですね。その非常用と常に使っているものとの関係みたいなというか、その非常用は何台あって、どういう使われ方をしているのか、お尋ねします。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(齋藤英夫君) これはあくまでも発電機でございますので、ポンプ場につきましては発電機1台が非常用でございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 成田のその汚水中継ポンプ場ですけれども、さまざまなふぐあいを予算上で見たりするのですが、ほかの点については修理が必要な箇所とかというのは今現在はないんですか。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(齋藤英夫君) 今のところはございません。
○委員長(山路清一君) ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(山路清一君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し、採決したいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(山路清一君) 異議なしと認め、よってこれより採決いたします。
議案第12号令和元年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第1号)について、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○委員長(山路清一君) 起立全員と認めます。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
議案第14号 令和元年度富谷市水道事業会計補正予算(第1号)
○委員長(山路清一君) 議案第14号令和元年度富谷市水道事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。
これより説明を省略し、質疑に入ります。それでは、質疑ございませんか。佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 105ページです。
委託料がありまして、そのときの説明で測量業務というように聞いたんですが、これはこのとおりで間違いないですか。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(齋藤英夫君) 測量等でございまして、業務につきましては地図訂正、土地分筆登記業務、あと不動産鑑定評価業務が含まれております。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 場所についてはどこでしょうか。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(齋藤英夫君) 鷹乃杜浄水場の東側のり面でございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 105、106ページにかけてですが、これを見ますと自家用車といいますか、車を1台購入するという説明がありましたが、購入金額については幾らですか。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(齋藤英夫君) まず、公用車1台購入に伴う経費としまして、16万7,000円でございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) すると、購入するという金額はここの中にはないということですか。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(齋藤英夫君) 平成31年度予算で購入費は計上しております。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) そうしますと、それでもう間もなく車が来て登録するというところまで来ている。それでこの予算が補正で出されているということですね。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(齋藤英夫君) そのとおりでございます。
○委員長(山路清一君) ほかに質疑ございませんか。出川委員。
○委員(出川博一君) 105ページの同じ委託料で、システム改修189万円とありますけれども、これはどのようなシステムの改修になるんですか、お尋ねいたします。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(齋藤英夫君) 下水道事業会計が一部企業会計適用となるためのシステムを改修する業務でございます。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) そうすると、これはいわゆる水道事業の中ではなくて、下水道事業にかかわるシステム改修ということになるのかどうか、お尋ねします。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(齋藤英夫君) そのようになっております。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) ということは、下水道特別会計からこの189万円は戻されるということになるのかどうか、お尋ねします。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(齋藤英夫君) この費用につきましては、平成30年度に預かっております。
○委員長(山路清一君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(山路清一君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し、採決したいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(山路清一君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
議案第14号令和元年度富谷市水道事業会計補正予算(第1号)について、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○委員長(山路清一君) 起立全員と認めます。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上をもちまして、本委員会に付託された全ての審議が終了いたしました。
暫時休憩いたします。
午前11時21分 休憩
午前11時22分 再開
○委員長(山路清一君) 休憩前に引き続き委員会を開きます。
予算審査特別委員会における審査結果を議長に報告することになりますが、その報告書はお手元に配付のとおり報告したいので、内容を朗読いたします。
[委員長が報告書のとおり朗読した]
○委員長(山路清一君) ここでお諮りいたします。
予算審査結果につきましては、各種会計補正予算とも討論を省略し、採決の結果、各事件とも多数の賛成によって原案のとおり可決すべきものと決定されました。よって、お手元に配付の報告書を本定例会最終日に議長宛て報告したいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(山路清一君) 異議なしと認めます。よって、予算審査結果につきましてはお手元に配付のとおり議長宛てに報告することといたします。
委員各位のご協力によりまして予定どおり審議が行われたことに対し、敬意をあらわすものでございます。
以上をもちまして、予算審査特別委員会を閉会いたします。
大変ご苦労さまでございました。
午前11時25分 散会
令和元年6月28日(金曜日) 午前10時00分 開会
日程1 | 会議録署名議員の指名 | ||
日程2 | 議案第 3号 | 財産の交換、譲与、無償貸付け等に関する条例等の一部改正について | |
日程3 | 議案第 4号 | 富谷市高齢者・障がい者外出支援乗車証条例の一部改正について | |
日程4 | 議案第 6号 | 富谷市地域活動支援センター条例の一部改正について | |
日程5 | 議案第 7号 | 富谷市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について | |
日程6 | 議案第 8号 | 富谷市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について | |
日程7 | 議案第 9号 | 富谷市水道事業布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準を定める条例の一部改正について | |
日程8 | 議案第15号 | 和解及び損害賠償額の決定について | |
日程9 | 議案第 1号 | 富谷市議会議員及び富谷市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の制定について | |
日程10 | 議案第 2号 | 富谷市森林環境整備基金条例の制定について | |
日程11 | 議案第 5号 | 富谷市心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正について | |
日程12 | 議案第10号 | 令和元年度富谷市一般会計補正予算(第2号) | |
日程13 | 議案第11号 | 令和元年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第1号) | |
日程14 | 議案第12号 | 令和元年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第1号) | |
日程15 | 議案第13号 | 令和元年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第1号) | |
日程16 | 議案第14号 | 令和元年度富谷市水道事業会計補正予算(第1号) | |
日程17 | 発議第 1号 | 富谷市議会議員政治倫理条例の制定について | |
日程18 | 発議第 2号 | 富谷市議会委員会条例の一部改正について | |
日程19 | 議会活性化調査特別委員会委員長報告 | ||
日程20 | 陳情について | ||
日程21 | 閉会中の各委員会調査について |
議事日程のとおり 午前10時00分 開会
○議長(相澤 榮君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
日程に入るに先立ち、諸報告をいたします。
議長諸報告は、お手元に配付のとおりです。
なお、関係資料については事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
これで諸報告を終わります。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。
○議長(相澤 榮君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、8番佐藤聖子君、9番浅野武志君の2名を指名いたします。
日程第2 議案第3号 財産の交換、譲与、無償貸付け等に関する条例等の一部改正について
○議長(相澤 榮君) 日程第2、議案第3号財産の交換、譲与、無償貸付け等に関する条例等の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 消費税法の一部改正に伴い所要の改正を行うものとされ、1条から12条まであります。1年当たりについて市民への影響額をお尋ねします。それは先日配付されました一覧表によって影響額をお知らせくださると非常に助かります。
この中で消費税を納付しなければならないものは何なのか、納付を必要としないものは何々かも明らかにしてください。使用料に消費税分を上乗せする、転嫁すること自体は、使用料についてですね、自治体の判断でできると思われますが、そうではないのですか、お尋ねします。
市内の小売店の売り上げや年金生活者の様子など、富谷市内の景気、経済状況の判断についてどのように捉えているのかお尋ねします。
10月に消費税が10%になれば、富谷市民への影響が出てくると思いますが、現在、それをどのように見ているのかお尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) それでは、幾つか答弁させていただきます。
まず、条例ごとの影響額というところでございますが、では、一つずつ申し上げさせていただきます。
今年度部分の影響額ということで、まず、第1条関係は、約5,800円ほどでございます。第2条、鷹乃杜防災センターは3,200円ほどと。3条、4条、福祉健康センター、それから公共物管理条例、さらには道路占用条例、こちらの影響は納付のほうが見込まれないということで影響はゼロというふうに見ております。都市公園条例の関係は約1万7,000円、公民館関係でございます。中央公民館2,300円ほど、富ケ丘公民館1,200円、東向陽台公民館3,200円、それから、あけの平公民館が2,600円、日吉台公民館450円、成田公民館6,600円、西成田コミュニティセンター1,600円、大黒澤苑が1,400円ほどと、総合運動公園でございますが5万3,000円ほどということでございます。上水道、下水道関係、下水道のほうが360万円、水道のほうは580万円と。こちらが2%部分の引き上げということで試算した数字でございます。
それから、納付の関係でございますけれども、こちらは、消費税法の特例がございまして、公営企業の関係については消費税があります。
一般会計も納付の対象にはなっているんですけれども、売り上げにかかる消費税と、それから仕入れにかかる消費税、こちらが同額であるという消費税法の規定がございまして、差額が発生しないという特例があるので、申告納付の義務はないということでございます。
影響ですが、市民への、今言ったのが直接的な影響でございます。市民の方がどこで消費税を消費するかというふうなこともあるので、市全体での影響というのはなかなか難しいんですけれども、今回の改正では、国においてはそういった試算を持っておりまして、全体では2兆円ぐらいの影響が出るだろうと。ただし、予算措置を講じまして、2兆3,000億円ぐらいですか、特別な予算措置をするので、今までの消費税の改正に比べれば影響額が恐らく一番少ないだろうというふうには見込んでございます。
対策なんですけれども、プレミアム商品券もありましたけれども、それも直接景気の回復策ということで、予算ベースで申し上げますと、7,000人に2万5,000円ということなので、1億7,000万円以上は短期間に消費されるというような、そういったさまざまな対応がとられていると理解しております。
○議長(相澤 榮君) ほかに質疑ありませんか。8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 確認したいと思いますが、そうしますと、使用料の消費税分を転嫁しない、自治体の判断でできると申し上げましたけど、それについては水道料、下水道料以外についてはその判断が市でできるということでいいのか、再度お尋ねします。
それから、ただいま12本の条例の提案になっていますが、消費税納付の義務があるものと、自治体の判断で消費税増税分を転嫁しない選択肢もあるものをそれぞれの議案にして審議する必要があったと、私は思います。そのほうが適切な審議ができるし、下水道、それから上水道については、これは仕方のないものかなという判断もあり得るわけですが、一本にすることによってその判断がなかなか慎重にできないということがあるということを思いましてお尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 消費税、条例でご提案させていただいておりますので、今議会の議決が必須ということで、それぞれの自治体の判断というのは、それは間違いございません。ただし、これまでもなんですけれども、国のほうから消費税の引き上げの都度、公の施設の使用料あるいは料金等については適切に消費税を転嫁するようにというふうな自治法に基づく技術的な助言といったものも、まず一般会計のほうにはなされております。
あと、公営企業のほうにも同じように、公営企業等における消費税率引き上げへの対応についてということで、県を通じて国から適切な対処をするようにというふうな指導もありますので、今回ご提案させていただいているところでございます。
あと、一括で提案している理由ですけれども、今申し上げたように、根っこが同じ根拠の規定でございますので、こういった場合はまとめて、前回もそうでしたけれども、ある程度まとめられるものはまとめてご審議させて、ご提案させていただいているというところでございます。
○議長(相澤 榮君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託を省略することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
本案については、富谷市議会会議規則第51条の規定に基づく発言の通告がなされておりますので、これより討論を行います。
まず、原案に反対者の発言を許します。8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 私は、議案第3号財産の交換、譲与、無償貸付け等に関する条例等の一部改正に反対します。
ことし10月に消費税が8%から10%に引き上げられることを前提に、機械的に使用料等に転嫁するものです。12条からなっていますが、納付の義務づけがあるものは下水道、水道でございます。その影響額については下水道が360万円、水道が580万円ということでありました。審議の中で、自治体の判断で使用料に消費税増税分を転嫁しなくてもいいことがはっきりしました。自治他は住民の暮らし、福祉を守る防波堤の役割を担うのが役割です。その自治体が機械的に使用料等を転嫁することは住民の負担をふやすことになります。それは避けなければならなかったと考えます。
昨日、補正予算でプレミアム付商品券事業の審議がありました。非課税世帯等の消費税引き上げによる影響緩和のためのものですが、これは一時的な対応でしかありません。過去に消費税10%の引き上げが延期されたことを踏まえれば、定例会での消費税の引き上げを見越した条例改正は時期が適切だったかどうかということも言わなければなりません。
また、消費税納付義務のあるものと、自治体の判断で消費税増税分を転嫁しない選択肢のあるものを一本にまとめて提案することにも問題があることを述べ、反対します。
○議長(相澤 榮君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 私は、議案第3号財産の交換、譲与、無償貸付け等に関する条例等の一部改正について、賛成の立場から討論いたします。
消費税の制度について改めて申し上げますと、消費税は国が徴収する消費税分と、地方に配分される地方消費税に分かれており、この地方消費税に関しては、地方消費税交付金として自治体に対し再配分され、本市においても今年度の当初予算ベースにおいて8億5,000万円を見込んでおり、貴重な財源になっています。
また、今回の消費税引き上げ分については、今年度から実施される幼児教育の負担軽減を図る少子化対策を趣旨とする幼児教育・保育の無償化などの財源に充当するとして準備が進められています。
なお、先ほどの説明で地方公共団体によって消費税が円滑かつ適正に転嫁されるよう、国から要請されていると説明がありました。
以上のことを踏まえて、本件、条例改正については、国の税率引き上げに伴う取り組みであり、実質的な料金の見直し、引き上げではないとの観点から賛成するものであります。
以上です。
○議長(相澤 榮君) ほかに討論ありませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより議案第3号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(相澤 榮君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第3 議案第4号 富谷市高齢者・障がい者外出支援乗車証条例の一部改正について
○議長(相澤 榮君) 日程第3、議案第4号富谷市高齢者・障がい者外出支援乗車証条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 以前に議案の説明の中でこの改定、第5条の料金の改定ですけれども、これにつきましては、仙台市のicsca(イクスカ)の改定によるものだという説明がございましたけれども、同額の引き上げなのかどうかお尋ねします。
2点目として、第4条の(2)の運転免許証を返納した者の確認方法はどのようにするのかお尋ねいたします。
以上です。
○議長(相澤 榮君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) icsca(イクスカ)と同額かというところでございますが、これにつきましては、同額ではございません。本市の場合については、仙台市との契約により1,300円プラス消費税分というところで結んでおります。説明の際に仙台市の改定によりといった部分につきましては、手数料の部分でございまして、こちら本年の2月に仙台市では改定されておりますので、その改定を受けて本市のその額に応じて改定するものでございます。
免許の確認方法でございます。確認方法につきましては、運転経歴証明書、または自主返納した際に交付される運転免許取消通知書により行いたいと考えてございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 仙台icsca(イクスカ)の金額とは違うということなんですけれども、例えば、交付手数料税抜き1,300円、それから、再交付手数料1,770円と思われるんですけれども、それで10%にした場合、この額になるのかどうかお尋ねいたします。
それから、確認についてなんですけれども、それは、その窓口に持ってきて提示をして確認をするということなんですか。それとも、そういうのを郵送等の手続もできるのかどうかお尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) 10%にした場合は130円となります。また、申請の手続については、窓口と考えてございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 1,770円の10%で1,950円となるのか、再度確認いたします。
○議長(相澤 榮君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(浅場 悟君) 再交付手数料の1,950円といいますのは、「とみぱす」カードの実質カード代ということになるかと思いますけれども、これの部分で、ただいまは1,400円になっておりますが、10%ということで1,430円に、それから、それプラス、再交付手数料として仙台市のほうで510円から520円に変更されておりますので、1,430円プラス520円ということで、1,950円となってございます。
○議長(相澤 榮君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第4号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第4 議案第6号 富谷市地域活動支援センター条例の一部改正について
○議長(相澤 榮君) 日程第4、議案第6号富谷市地域活動支援センター条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 1点だけ確認です。説明のときに定義が2つ追加されたという説明があったかと思うのですけれども、この追加された2つというのは何だったか、確認をお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(狩野悦子君) 追加されましたものは、就労定着支援というものと、自立生活援助の2つになります。
○議長(相澤 榮君) ほかに質疑はありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第6号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第5 議案第7号 富谷市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について
○議長(相澤 榮君) 日程第5、議案第7号富谷市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) ここのところに下線が引かれてある部分があるわけですが、これを加えることの意味はどういうものなのかお尋ねします。
そして、このことによって富谷市への影響といいますか、効果などはどのようになるのかおお尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 上位法の改正により、これまで都道府県で行ったものを政令指定都市で行うことができるというところの改正でございます。これまでは県のほうで研修を行っていましたが、なかなか定員がいっぱいになって受けられないということもございましたので、仙台市独自で行うことにより、仙台市の枠が一番大きいですから、その分、他市町村の研修が受けやすくなるということが考えられます。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) そのときに、多数受けられることになれば、富谷市でもその研修を受けた人たちが採用が広がるという可能性は大きいということで受けとめていいですか。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 基本的には、今働いている方で資格を持っていない方を中心に行っていただいているところでございますが、もちろん仙台市で受けた方を富谷市で採用、もしくは仙台市で働いていた方を採用ということにもつながると思っております。
○議長(相澤 榮君) ほかに質疑はありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第7号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第6 議案第8号 富谷市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について
○議長(相澤 榮君) 日程第6、議案第8号富谷市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 富谷にはこちらの連携施設の確保に関する対象というのは何施設ほどあるのか。
富谷で確保は、その連携施設の確保が困難な場所はあるのかどうか。
また、その安全面に関しまして、連携施設の確保がとれないことによる安全面への影響はないかどうか。
それと、経過措置の延長に関しまして、5から10年と倍になっているんですけれども、どのように決まったのかお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 対象となる施設につきましては、今、小規模保育施設が3カ所、それから、保育ママが3名ということで行っております。
現在のところ富谷市内では全部連携保育施設を設定してやっております。
安全面についても巡回等を行って問題ないものと認識しております。
それから、経過措置についてですが、国の上位法の改正によるところでございますが、特に富谷市においては関連するところはございませんけれども、国の調査によって自分の居宅以外で行っている家庭的保育事業等について、自園調理等ができないところが実情であるというところを踏まえて5年間の経過措置の延長と聞いております。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 現状でないということでしたので、今は関係ないのかなと思うんですが、もし将来的にふえたときなどに影響はあるのかどうか。
その連携施設の確保に関して、市として何か支援をしていらっしゃるのかどうかお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 富谷市においては、小規模、保育ママにつきましては、連携保育施設は必ず設定するような形で今後も運営していきたいと思っております。
それから、済みません、もう一つの質問、もう一度よろしいでしょうか。
○議長(相澤 榮君) そのままで。
○7番(藤原 峻君) 確保のための支援をどのように市がされているのかお伺いいたします。
○子育て支援課長(星 英樹君) 今、富谷市に公立保育所が4カ所ございます。その辺を中心として支援していきたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) ほかに質疑はありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第8号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第7 議案第9号 富谷市水道事業布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準を定める条例の一部改正について
○議長(相澤 榮君) 日程第7、議案第9号富谷市水道事業布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) この改正ですが、何を目的だと説明されているのかお尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 上下水道課長。
○上下水道課長(齋藤英夫君) 本年4月からの専門職大学制度の創設に伴い、専門職大学の前期課程の修了者を短期大学の卒業者と同等の者として取り扱うためと、技術試験の第2次試験科目が見直され、選択科目であった水道環境が上水道及び工業用水道に統合され、廃止されるための改正でございます。
○議長(相澤 榮君) ほかに質疑はありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第9号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
○議長(相澤 榮君) 日程第8、議案第15号和解及び損害賠償額の決定についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第15号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第9 議案第1号 富谷市議会議員及び富谷市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の制定について
○議長(相澤 榮君) 日程第9、議案第1号富谷市議会議員及び富谷市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の制定についてを議題といたします。
次に、富谷市議会会議規則第39条により、総務常任委員会委員長に審査結果の報告を求めます。
総務常任委員会委員長青柳信義君、登壇願います。
○総務常任委員会委員長(青柳信義君) 総務常任委員会審査結果報告書。
議案第1号富谷市議会議員及び富谷市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の制定についてにつきましては、6月18日の本会議において、その議案審査が総務常任委員会に付託されました。
総務常任委員会は、6月25日に開催し、議案第1号富谷市議会議員及び富谷市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の制定についてについて、それぞれ慎重に審議を行いました。その結果、賛成全員により原案のとおり可決すべきものと決定されました。
以上、総務常任委員会の報告といたします。
令和元年6月28日、総務常任委員会委員長、青柳信義。
○議長(相澤 榮君) これより、質疑を省略し、討論に入ります。
本案については、富谷市議会会議規則第51条の規定に基づく発言通告が出されておりますので、これより討論を行います。
原案に賛成者の発言を許します。3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) 議案第1号富谷市議会議員及び富谷市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の制定について、賛成の立場から討論いたします。
本条例は、公職選挙法141条8項、142条11項、143条15項に基づくものであり、市議会議員や市長の選挙について条例を定めることにより一定の範囲で立候補者の選挙運動費用の一部を公費で負担する条例を定めるものであります。
公職選挙法141条8項には、都道府県の議会の議員または長の選挙については、都道府県は市の議会の議員または長の選挙については市はそれぞれ前項の規定に準じて条例で定めるところにより公職の候補者の第1項の自動車の使用について無料とすることができると規定されております。
選挙運動用自動車の使用のほかに、142条11項の選挙運動用のビラの作成、143条15項の選挙運動用ポスターの作成も条例により選挙運動費用を公費で負担できる内容を規定しております。従前の町議会議員の選挙においては、通常はがき800枚の交付のみ公費負担でありましたが、本条例は選挙公営制度の拡大を導入する条例であるとも言えるものであります。
選挙運動費用の公費負担は、一般的に立候補しやすい環境を整えることを目的に、候補者の負担を減らし、資産の多少にかかわらず立候補や選挙運動の機会を持てるようにするものと言われております。これは、市議会議員であっても、町議会議員であっても同じだと思いますが、現行では公職選挙法上、市議会議員と市長の選挙においてのみ本条例を定めることにより、選挙運動費用の公費負担が可能となるもので、町議会議員の選挙には、これらは公営では行われていないものであります。
なお、全国町村議会議長会では、市と同様の選挙公営の拡大を要望していることからも、本来は市議会議員選挙であれ、町議会議員選挙であれ、ひとしく望まれることだと考えるところであります。
議長会の要望の趣旨からそのまま引用いたしますが、町村議会議員選挙は、供託金制度がないことや、一般的に選挙運動区域が狭く、選挙運動期間も短い等の理由で選挙公営の対象となっていない。しかしながら、議員を志す多様な人材を幅広い層から確保することは市も町村も同様である。
また、近年の議員のなり手不足問題や町村合併で選挙運動区域が拡大した町村もあること等に鑑み、町村議会議員選挙においても市と同様、条例により選挙運動用自動車の使用、選挙運動用ビラの作成、選挙運動用ポスターの作成を選挙公営の対象とすべきであると要望しているところであります。
本市の場合、町から合併を経ないで単独で市制に移行したことから、選挙運動区域は変わりませんが、選挙運動期間が5日から7日間に、新たに供託金制度、市議会議員は30万円であります、が導入されることなどの外形的な変化と公職選挙法に基づく条例の制定により、新たな財政負担とはなりますが、本条例は富谷市が市制執行したことによって条例制定が可能となったものであり、意欲のある人や政治に多様な民意を反映させる観点から、若い世代や女性の立候補を促す環境整備につながるものと考え、賛成するものであります。
さて、本市の法定選挙費用の上限額は、6月1日現在、選挙人名簿登録者数が4万1,537人でありますので、これをもとに法定選挙費用、市議会議員の場合ですと4万1,537人割る定数18掛ける501円、115万円、全て概数です、定額分220万円を加えますと、約335万円であります。公費負担上限額は83万2,506円と答弁がありましたので、法定選挙費用に占める公費負担割合は約4分の1程度となります。仮に町議会議員選挙として執行された場合の法定選挙費用は4万1,537人割る定数18掛ける1,112円、250万円ほどです。それに定額分90万円を足し合わせますと、約348万円となり、全額自己負担であります。
本条例に賛成する理由として、次の4点であります。
1つ目、本条例第2条ただし書きにあるように、供託物没収点に達する得票を得られない場合は、公費負担は得られないとの歯どめがあること。市議会議員については有効得票総数を議員定数18で除した数の10分の1となりますので、仮に有効得票総数1万人当たり約56票が供託金没収の目安となり、合わせて公費負担も得られないこととなります。
2つ目、県内13全ての市で既に条例を制定し、選挙運動費用の公費負担、選挙公営制度が実施されていること。全国のほとんどの市で条例制定していることを確認しているとの答弁があったこと。
3つ目、選挙運動費用の公費負担額の妥当性については、公職選挙法施行例で定める上限額はそれぞれ109条の4、109条の8、110条の4に規定されている額としていること。
4つ目、費用は候補者に直接支払われるのではなく、あらかじめ候補者と契約した業者等を市選挙管理委員に届け出をし、3条、7条、10条に規定されております当該契約業者等が市へ請求する仕組み、これも4条、8条、11条に規定されている仕組みとなっていること。つまり、支払いを候補者にするのではなく、契約業者等にすることで、透明性が確保されていることであります。
8月25日執行の市議会議員選挙が初めての適用となりますが、可決後速やかに、またわかりやすく市民候補者に選挙運動の公費負担制度の趣旨と内容を十分周知され、理解を得るよう努めていただきたいと思います。
また、市民から不適切使用などの指摘がないよう、十分留意して施行・運用されることを求め、議案第1号富谷市議会議員及び富谷市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の制定について賛成をいたします。
○議長(相澤 榮君) ほかに討論はありませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより議案第1号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は可決すべきものであります。委員長報告のとおり本案を可決することに賛成議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(相澤 榮君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。
日程第10 議案第2号 富谷市森林環境整備基金条例の制定について
○議長(相澤 榮君) 日程第10、議案第2号富谷市森林環境整備基金条例の制定についてを議題といたします。
次に、富谷市議会会議規則第39条により、産業建設常任委員会委員長に審査結果の報告を求めます。
産業建設常任委員会委員長山路清一君、登壇願います。
○産業建設常任委員会委員長(山路清一君) 産業建設常任委員会審査結果報告書。
議案第2号富谷市森林環境整備基金条例の制定についてにつきましては、去る6月18日の本会議において、その議案審査が産業建設常任委員会に付託されました。
産業建設常任委員会は、6月25日に開催し、議案第2号富谷市森林環境整備基金条例の制定についてについて、それぞれ慎重に審査を行いました。その結果、賛成全員により原案のとおり可決すべきものと決定されました。
以上、産業建設常任委員会の報告といたします。
令和元年6月28日、産業建設常任委員会委員長、山路清一。
○議長(相澤 榮君) これより、質疑を省略し、討論に入ります。
討論ございませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより議案第2号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は可決すべきものであります。委員長報告のとおり本案を可決することに賛成議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(相澤 榮君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。
日程第11 議案第5号 富谷市心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正について
○議長(相澤 榮君) 日程第11、議案第5号富谷市心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
次に、富谷市議会会議規則第39条により、教育民生常任委員会委員長に審査結果の報告を求めます。
教育民生常任委員会委員長菅原福治君、登壇願います。
○教育民生常任委員会委員長(菅原福治君) ご苦労さまです。
教育常任委員会審査結果報告書。
議案第5号富谷市障害者医療費の助成に関する条例の一部改正については、去る6月18日の本会議において、その議案審査が教育民生常任委員会に付託されました。
教育民生常任委員会は、6月25日に開催し、議案第5号富谷市心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正について、それぞれ慎重に審議を行いました。その結果、賛成全員により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上、教育民生常任委員会の報告といたします。
令和元年6月28日、教育民生常任委員会委員長、菅原福治。
○議長(相澤 榮君) これより、質疑を省略し、討論に入ります。
討論ございませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより議案第5号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は可決すべきものであります。委員長報告のとおり本案を可決することに賛成議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(相澤 榮君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。
この際、午前10時55分まで休憩します。
午前10時44分 休憩
午前10時55分 再開
○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
日程第12 議案第10号 令和元年度富谷市一般会計補正予算(第2号)
日程第13 議案第11号 令和元年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
日程第14 議案第12号 令和元年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第1号)
日程第15 議案第13号 令和元年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第1号)
日程第16 議案第14号 令和元年度富谷市水道事業会計補正予算(第1号)
○議長(相澤 榮君) 日程第12、議案第10号から日程第16、議案第14号まで、富谷市議会会議規則第35条の規定により、一括議題といたします。
次に、富谷市議会会議規則第39条により、予算審査特別委員会委員長に審査結果の報告を求めます。
予算審査特別委員会委員長山路清一君、登壇願います。
○予算審査特別委員会委員長(山路清一君) 予算審査特別委員会審査結果報告書。
令和元年度富谷市一般会計補正予算(第2号)を初めとする各種会計予算につきましては、去る6月18日の本会議において、その予算審査のため、議長を除く議員全員で構成する予算審査特別委員会が設置されました。
予算審査特別委員会は、6月27日に開催し、議案第10号令和元年度富谷市一般会計補正予算(第2号)、議案第11号令和元年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)、議案第12号令和元年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第1号)、議案第13号令和元年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第1号)、議案第14号令和元年度富谷市水道事業会計補正予算(第1号)について、それぞれ慎重に審査を行いました。その結果、全議案とも賛成全員により、原案のとおり可決すべきものと決定されました。
以上、予算審査特別委員会の報告といたします。
令和元年6月28日、予算審査特別委員会委員長、山路清一。
以上です。
○議長(相澤 榮君) これより、採決に当たっては逐次議題といたします。
日程第12、議案第10号令和元年度富谷市一般会計補正予算(第2号)を議題といたします。
質疑を省略し、討論に入ります。
討論ございませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより議案第10号を採決いたします。この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は可決すべきものであります。委員長報告のとおり、本案を可決することに賛成議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(相澤 榮君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。
日程第13、議案第11号令和元年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
質疑を省略し、討論に入ります。
討論ございませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより議案第11号を採決いたします。この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は可決すべきものであります。委員長報告のとおり、本案を可決することに賛成議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(相澤 榮君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。
日程第14、議案第12号令和元年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
質疑を省略し、討論に入ります。
討論ございませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより議案第12号を採決いたします。この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は可決すべきものであります。委員長報告のとおり、本案を可決することに賛成議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(相澤 榮君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。
日程第15、議案第13号令和元年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
質疑を省略し、討論に入ります。
討論ございませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより議案第13号を採決いたします。この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は可決すべきものであります。委員長報告のとおり、本案を可決することに賛成議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(相澤 榮君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。
日程第16、議案第14号令和元年度富谷市水道事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。
質疑を省略し、討論に入ります。
討論ございませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより議案第14号を採決いたします。この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は可決すべきものであります。委員長報告のとおり、本案を可決することに賛成議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(相澤 榮君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。
日程第17 発議第1号 富谷市議会議員政治倫理条例の制定について
○議長(相澤 榮君) 日程第17、発議第1号富谷市議会議員政治倫理条例の制定についてを議題といたします。
提出者安住稔幸君に説明を求めます。安住稔幸君、登壇願います。
○19番(安住稔幸君) それでは、発議第1号富谷市議会議員政治倫理条例の制定について。
富谷市議会議員政治倫理条例を別紙のとおり制定する。
提出者安住稔幸、賛成者金子 透、賛成者青柳信義、賛成者若生英俊、賛成者長谷川る美、賛成者畑山和晴、賛成者齊藤秀行、賛成者藤原 峻、賛成者西田嘉博、賛成者浅野武志、賛成者佐藤聖子、賛成者菅原福治、賛成者出川博一、賛成者浅野直子、賛成者高橋正俊、賛成者佐藤克彦、賛成者山路清一、賛成者渡邊俊一、賛成者浅野幹雄でございます。
富谷市議会会議規則第14条の規定により、上記議案を別紙のとおり提出いたします。
提案理由につきましてでありますが、議会活性化調査特別委員会の調査結果に基づき制定するものでありまして、目的、第1条の朗読をもって提案理由といたします。
この条例は、富谷市議会議員が市政に関して市民の厳粛な信託を受けていることを認識し、市民全体の代表者として人格及び倫理の向上に努め、自己の地位による影響力を不正に行使して自己の利益を図ることのないよう、必要な措置を定めることにより、市政に対する市民の信頼に応え、公正で開かれた市政の発展に寄与することを目的とするものであります。
附則といたしまして、施行期日につきましては、この条例は令和元年7月1日から施行いたします。
そして、経過措置といたしまして、施行日において議員である者に対する第3条及び第4条の規定の適用については、第3条中任期開始の日とあるのは、この条例の施行の日と、第4条中、毎年5月31日とあるのは、この条例の施行の日から30日とするものであります。
以上、よろしくお願いします。
○議長(相澤 榮君) これから質疑に入ります。
質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから発議第1号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第18 発議第2号 富谷市議会委員会条例の一部改正について
○議長(相澤 榮君) 日程第18、発議第2号富谷市議会委員会条例の一部改正についてを議題といたします。
提出者青柳信義君に説明を求めます。青柳信義君、登壇願います。
○2番(青柳信義君) それでは、発議第2号について申し上げます。
発議第2号富谷市議会委員会条例の一部改正について。
富谷市議会委員会条例の一部を別紙のとおり改正する。
提出者青柳信義、賛成者金子 透、賛成者若生英俊、賛成者長谷川る美、賛成者畑山和晴、賛成者齊藤秀行、賛成者藤原 峻、賛成者佐藤聖子、賛成者西田嘉博、賛成者浅野武志、賛成者菅原福治、賛成者出川博一、賛成者浅野直子、賛成者高橋正俊、賛成者佐藤克彦、賛成者山路清一、賛成者渡邊俊一、賛成者浅野幹雄、賛成者安住稔幸でございます。
提案理由といたしましては、平成30年12月13日に改正しました富谷市議会議員定数条例の一部改正に伴い、各常任委員会の定数を改正するものでございます。
新旧対照表をごらんください。
総務常任委員会は現行のままとし、教育民生常任委員会及び産業建設常任委員会の委員定数をそれぞれ7名から6名に改めるものであります。
附則といたしましては、この条例は令和元年9月11日から施行するものであります。
以上、提案理由の説明でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) これから質疑に入ります。
質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから発議第2号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
○議長(相澤 榮君) 日程第19、議会活性化調査特別委員会委員長報告を議題といたします。
富谷市会議規則第39条の規定により、委員長に調査結果の報告を求めます。
委員長安住稔幸君、登壇願います。
○議会活性化調査特別委員会委員長(安住稔幸君) それでは、議会活性化調査特別委員会の調査結果を報告いたします。
富谷市議会議長相澤 榮殿。
議会活性化調査特別委員会委員長安住稔幸。
富谷市議会基本条例の前文には、富谷市議会は市民の福祉の向上と富谷市の発展を議会運営の基本に据え、市民の付託に応えるべく市民の立場に立ち、議会として最良の意思決定の役割を担う重大な責任を負っている。さらに、地方分権の進展に伴い、議会の使命は一層重要性を増しているところから、議会みずからが活性化を図るとともに、改革をしていかなければならないとうたっています。
社会経済情勢等の変化により、新たに生じる市政の課題に適切かつ迅速に対応するため、議会の役割はますます重要となってきています。議員の資質向上はもとより、監視機能の強化とともに、市民にわかりやすい議会運営などが求められています。
富谷市議会は市民の付託と信頼に応えられる議会活動、議員活動の実現に向け、平成27年第3回定例会において議会活性化調査特別委員会を設置し、調査・検討・協議を重ね、委員会の開催回数は延べ88回に及びました。
調査結果の内容につきましては、まとめを朗読し、報告といたします。
まとめ。
議会は、昭和38年の町制施行から約54年間に及ぶ町議会から平成28年10月10日の市制施行により富谷市議会となりました。
議会活性化調査特別委員会は、町議会から市議会への移行に向け、また、住民の付託に応えられる議会議員を目指し、改革と活性化を進めてきました。
本委員会の成果としては、市議会への移行に当たって、会議規則を標準市議会会議規則を基本的に全面改訂し、関係条例等を改正し、市議会としての体制を整えました。
昨今、政務活動費に関した不祥事事件等が報道されており、富谷市議会としても政務活動費の見直しを行い、使途の明確化を図るため、富谷市議会政務活動費運用指針を策定し、議会ホームページで政務活動費の支出領収書の公開も行いました。
また、東日本大震災での経験を踏まえ、大災害時における議会及び議員の行動を示し、市の災害対策支援、市民生活の早期の復旧等に寄与するものとして、富谷市議会災害行動指針を策定しました。そして、議員としての公平・公正な立場を明確にしたものが富谷市議会議員政治倫理条例の制定です。富谷市議会議員が市民の厳粛な信託を受けていることを認識し、人格及び倫理の向上に努め、市民の付託、信頼に応えるものです。
そのほか、毎年行われております議会報告会の開催や、議会全般についての調査・検討・協議を行いました。
議会活性化調査特別委員会は、前述の調査・検討・協議を行い、所期の目的は一定程度達成され、成果もおさめることができたものと考えます。しかし、当初の調査項目で、調査に至らなかった項目もあり、また、新たに調査項目に加えるべきものも示されました。来期での議会においても引き続き調査・検討・協議を求めるものです。
議長におかれましては、下記項目についての調査・検討・協議を来期の議会への申し送りの取り計らいを要請します。来期への申し送り項目は記載のとおりでございます。
以上、議会活性化調査特別委員会の調査結果報告といたします。
以上です。
○議長(相澤 榮君) お諮りいたします。
委員長報告では、所定の調査を経て、ここに終了することとなっております。委員長報告のとおり、本調査特別委員会の調査を終了とすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、本調査特別委員会については、調査終了することといたします。
○議長(相澤 榮君) 日程第20、陳情についてを議題といたします。
陳情3件が提出されております。
陳情第5号辺野古基地建設の即時中止と普天間基地の沖縄県外、国外移転について国民的議論により民主主義及び憲法に基づき公正に解決するべきとする意見書の採択を求める陳情。
陳情第6号米軍普天間飛行場の辺野古移設を促進する意見書に関する陳情。
陳情第7号日本政府に対して国連の沖縄県民は先住民族勧告の撤回を求める意見書の採択を求める陳情書。
以上、3件です。
陳情については、その写しを議席に配付しておりますので、各議員において調査、審査されるようお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) 日程第21、閉会中の各委員会調査についてを議題といたします。
各委員会から、所管事務のうち富谷市議会会議規則第111条の規定によって継続調査の申し出があります。
お諮りいたします。
各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
令和元年第2回富谷市議会定例会は、終始熱心な審議を経て全ての議案を議決いたしました。執行部におかれましては、各議員から出された意見を十分に尊重し、市政を執行されますよう強く要望いたしまして、閉会の挨拶といたします。
これで本日の日程は全て終了いたしました。会議を閉じます。
令和元年第2回富谷市議会定例会を閉会いたします。
午前11時18分 散会