富谷市

『住みたくなるまち日本一』をめざして

平成31年第1回富谷市議会定例会(開催日:2月21日~3月15日)

更新日:2019年07月03日

平成31年第1回富谷市議会定例会(開催日:2月21日~3月15日)

会議録目次

定例会会議録第1号

定例会会議録第2号

定例会会議録第3号

定例会会議録第4号

定例会会議録第5号

予算審査特別委員会第1号

予算審査特別委員会第2号

予算審査特別委員会第3号

予算審査特別委員会第4号

定例会会議録第6号

平成31年第1回定例会目次

平成31年第1回富谷市議会定例会会議録目次
第1日目 2月21日(木)
市長提出議案の概要説明
議案第 2号 富谷市地域福祉計画推進協議会条例の制定について
議案第 3号 富谷市職員の自己啓発等休業に関する条例の一部改正について
議案第 4号 富谷市税条例の一部改正について
議案第 5号 富谷市復興産業集積区域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部改正について
議案第 6号 災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正について
議案第21号 富谷市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について
議案第 1号 富谷市民図書館基金条例の制定について
議案第 7号 富谷市国民健康保険高額療養費貸付基金条例の一部改正について
議案第 8号 富谷市国民健康保険出産資金貸付基金条例の廃止について
議案第 9号 平成30年度富谷市一般会計補正予算(第6号)
議案第10号 平成30年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)
議案第11号 平成30年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第4号)
議案第12号 平成30年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第4号)
議案第13号 平成30年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
議案第14号 平成30年度富谷市水道事業会計補正予算(第4号)
議案第22号 土地の処分について
議案第23号 平成30年度市道穀田三ノ関線道路改良工事請負契約の変更について
議案第15号 平成31年度富谷市一般会計予算
議案第16号 平成31年度富谷市国民健康保険特別会計予算
議案第17号 平成31年度富谷市下水道事業特別会計予算
議案第18号 平成31年度富谷市介護保険特別会計予算
議案第19号 平成31年度富谷市後期高齢者医療特別会計予算
議案第20号 平成31年度富谷市水道事業会計予算
第2日目 3月4日(月)
一般質問 10番 西 田 嘉 博 議員
1 幹線道路の照明灯を問う
2 水道事業について
11番 菅 原 福 治 議員
1 若生市長の2期目を迎えたまちづくりと政治姿勢について
2 県上工下水道の民間委託について
16番 山 路 清 一 議員
1 交通安全ボランティア活動等を問う
2 開発事業担当室の設置を問う
17番 渡 邊 俊 一 議員
1 鉄道延伸について伺う
2 市道志戸田野田線の整備について伺う
5番 畑 山 和 晴 議員
1 富谷市総合運動公園グランド、トイレの洋式化について
2 化学物質過敏症の対応策について
第3日目 3月5日(火)
一般質問 12番 出 川 博 一 議員
1 二期目 4年間の市政運営は
2 これからの教育環境はいかに
2番 青 柳 信 義 議員
1 富谷市公共交通グランドデザイン(案)について問う
1番 金 子 透 議員
1 市道穀田三ノ関線開通後の新町は
2 市民協働への行政の関与は
13番 浅 野 直 子 議員
1 地区防災計画と備蓄について
2 期日前投票宣誓書と18歳選挙権周知について
3 待機児童支援について
第4日目 3月6日(水)
一般質問 8番 佐 藤 聖 子 議員
1 学校給食の民間委託方針を問う
2 子どもと保護者が安心できる施策を問う
9番 浅 野 武 志 議員
1 富谷宿・しんまち地区活性化について
3番 若 生 英 俊 議員
1 新たな軸となる基幹公共交通の実現可能性を問う
2 出張所のあり方の検討について
14番 高 橋 正 俊 議員
1 成田せせらぎ公園の今後の維持管理について
2 市が所有している土地の有効活用について
4番 長谷川 る 美 議員
1 放課後児童クラブと放課後こども教室について
第5日目 3月7日(木)
19番 安 住 稔 幸 議員
1 (仮称)やすらぎパークとみやについて
2 富谷市まちづくり産業交流プラザについて
15番 佐 藤 克 彦 議員
1 富谷市の農業振興策を問う
7番 藤 原 峻 議員
1 国保税の低所得者、子育て世代への支援を
2 化学物質過敏症に対する啓発・対策強化を問う
3 図書館建設に向け、市民の意見をどう反映させるのか
6番 齋 藤 秀 行 議員
1 社会資源を守る
第6日目 3月15日(金)
議案第 2号 富谷市地域福祉計画推進協議会条例の制定について
議案第 3号 富谷市職員の自己啓発等休業に関する条例の一部改正について
議案第 4号 富谷市税条例の一部改正について
議案第 5号 富谷市復興産業集積区域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部改正について
議案第 6号 災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正について
議案第21号 富谷市職員の勤務時間,休暇等に関する条例の一部改正について
議案第15号 平成31年度富谷市一般会計予算
議案第16号 平成31年度富谷市国民健康保険特別会計予算
議案第17号 平成31年度富谷市下水道事業特別会計予算
議案第18号 平成31年度富谷市介護保険特別会計予算
議案第19号 平成31年度富谷市後期高齢者医療特別会計予算
議案第20号 平成31年度富谷市水道事業会計予算
諮問第 1号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて
諮問第 2号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて
議案第24号 平成31年度富谷市一般会計補正予算(第1号)
議案第25号 副市長の選任につき同意を求めることについて
議員派遣の件
閉会中の各委員会調査について
予算審査特別委員会
第1日目 3月8日(金)
議案第16号 平成31年度富谷市国民健康保険特別会計予算
議案第17号 平成31年度富谷市下水道事業特別会計予算
議案第18号 平成31年度富谷市介護保険特別会計予算
議案第19号 平成31年度富谷市後期高齢者医療特別会計予算
議案第20号 平成31年度富谷市水道事業会計予算
第2日目 3月11日(月)
議案第15号

平成31年度富谷市一般会計予算
(市長公室、企画部企画政策課、企画部財政課、総務部総務課、総務部防災安全課、総務部市民協働課、市民生活部市民課、市民生活部税務課、市民生活部生活環境課、会計課、議会事務局、監査委員事務局)

第3日目 3月12日(火)
議案第15号 平成31年度富谷市一般会計予算
(保健福祉部長寿福祉課、保健福祉部地域福祉課、保健福祉部健康推進課、保健福祉部子育て支援課、教育部教育総務課、教育部学校教育課、教育部生涯学習課)
第4日目 3月13日(水)
議案第15号 平成31年度富谷市一般会計予算
(経済産業部産業観光課、経済産業部農林振興課、建設部都市整備課、建設部都市計画課、建設部上下水道課)

平成31年第1回定例会議事録(第1号)

平成31年2月21日(木曜日)

出席議員(19名)

  • 1番 金 子 透 君
  • 2番 青 柳 信 義 君
  • 3番 若 生 英 俊 君
  • 4番 長谷川 る 美 君
  • 5番 畑 山 和 晴 君
  • 6番 齊 藤 秀 行 君
  • 7番 藤 原 峻 君
  • 8番 佐 藤 聖 子 君
  • 9番 浅 野 武 志 君
  • 10番 西 田 嘉 博 君
  • 11番 菅 原 福 治 君
  • 12番 出 川 博 一 君
  • 13番 浅 野 直 子 君
  • 14番 高 橋 正 俊 君
  • 15番 佐 藤 克 彦 君
  • 16番 山 路 清 一 君
  • 17番 渡 邊 俊 一 君
  • 18番 浅 野 幹 雄 君
  • 19番 安 住 稔 幸 君

欠席議員(1名)

  • 20番 相 澤 榮 君

説明のため出席した者

  • 市長 若 生 裕 俊 君
  • 副市長 高 橋 義 広 君
  • 代表監査委員 眞 山 巳千子 君
  • 会計管理者兼会計課長 矢 田 守 君
  • 企画部長 種 市 優 君
  • 総務部長 山 田 豊 君
  • 市民生活部長 吉 田 尚 樹 君
  • 保健福祉部長 奥 山 育 男 君
  • 経済産業部長 荒 谷 敏 君
  • 建設部長 伊 藤 正 君
  • 保健福祉部次長兼保健福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター所長 中 山 高 子 君
  • 市長公室長 須 藤 弥 生 君
  • 企画部企画政策課長 松 原 誠 君
  • 企画部財政課長 高 橋 弘 勝 君
  • 総務部総務課長兼情報化推進室長 神 田 能 成 君
  • 総務部市民協働課長 高 橋 加 代 君
  • 市民生活部市民課長兼東向陽台出張所長兼富ケ丘出張所長兼あけの平出張所長兼日吉台出張所長兼成田出張所長 渡 邊 美 智 子 君
  • 市民生活部税務課長 泉 川 潤 哉 君
  • 市民生活部生活環境課長兼清掃センター所長 安 藤 司 君
  • 保健福祉部地域福祉課長 菅 原 俊 司 君
  • 保健福祉部健康推進課長 菅 原 順 子 君
  • 保健福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセンター子育てサロン所長 星 英 樹 君
  • 経済産業部産業観光課長 鴇 幸 浩 君
  • 建設部都市整備課長 高 橋 隆 美 君
  • 建設部都市計画課長 高 田 浩 幸 君
  • 水道事業上下水道課長(建設部上下水道課長) 浅 場 悟 君
  • 教育長 菅 原 義 一 君
  • 教育部長 佐 藤 英 樹 君
  • 教育部教育総務課長 渡 邉 正 弘 君
  • 教育部生涯学習課長兼総合運動場所長兼民俗ギャラリー館長兼図書館開館準備室長 小 山 温 君
  • 教育部生涯学習課富谷中央公民館長兼富ケ丘公民館長兼東向陽台公民館長兼あけの平公民館長兼日吉台公民館長兼成田公民館長 阿 部 雄 也 君

事務局職員出席者

  • 事務局長 富 澤 裕
  • 次長 高 橋 直 美
  • 主事 大 村 峻 史

議事日程 第1号

平成31年2月21日(木曜日) 午前10時00分 開会

日程1 会議録署名議員の指名
日程2 会期の決定
日程3 施政方針
日程4 議案第 2号 富谷市地域福祉計画推進協議会条例の制定について
日程5 議案第 3号 富谷市職員の自己啓発等休業に関する条例の一部改正について
日程6 議案第 4号 富谷市税条例の一部改正について
日程7 議案第 5号 富谷市復興産業集積区域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部改正について
日程8 議案第 6号 災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正について
日程9 議案第21号 富谷市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について
日程10 議案第 1号 富谷市民図書館基金条例の制定について
日程11 議案第 7号 富谷市国民健康保険高額療養費貸付基金条例の一部改正について
日程12 議案第 8号 富谷市国民健康保険出産資金貸付基金条例の廃止について
日程13 議案第 9号 平成30年度富谷市一般会計補正予算(第6号)
日程14 議案第10号 平成30年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)
日程15 議案第11号 平成30年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第4号)
日程16 議案第12号 平成30年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第4号)
日程17 議案第13号 平成30年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
日程18 議案第14号 平成30年度富谷市水道事業会計補正予算(第4号)
日程19 議案第22号 土地の処分について
日程20 議案第23号 平成30年度市道穀田三ノ関線道路改良工事請負契約の変更について
日程21 議案第15号 平成31年度富谷市一般会計予算
日程22 議案第16号 平成31年度富谷市国民健康保険特別会計予算
日程23 議案第17号 平成31年度富谷市下水道事業特別会計予算
日程24 議案第18号 平成31年度富谷市介護保険特別会計予算
日程25 議案第19号 平成31年度富谷市後期高齢者医療特別会計予算
日程26 議案第20号 平成31年度富谷市水道事業会計予算

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり 午前10時00分 開会

○副議長(安住稔幸君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達していますので、ただいまから平成31年第1回富谷市議会定例会を開会いたします。
本定例会につきましては、市長から、平成31年度富谷市一般会計予算などの事件議案が提出されることになっております。十分に審議を尽くされ、市民の負託に応えられますようご期待申し上げますとともに、議会運営につきましてもご協力をお願いいたしまして、開会に当たっての挨拶といたします。
本日は傍聴人がおられます。傍聴人の方々に申し上げます。
富谷市議会傍聴規則第8条では、録音機、カメラ、ビデオなどによる撮影等は、議長の許可を得た場合以外は禁止になっております。また、携帯電話、スマートフォンをお持ちの方は、電源をお切りになるか、マナーモードに切りかえて、静粛を保ち傍聴されますようお願いをいたします。
日程に入るに先立ちまして、諸報告をいたします。
議長諸報告はお手元に配付のとおりです。
なお、説明員の出席報告ほか関係資料については、事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
これで諸報告を終わります。
これから、本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。


日程第1 会議録署名議員の指名


○副議長(安住稔幸君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、4番長谷川る美君、5番畑山和晴君の2名を指名いたします。


日程第2 会期の決定


○副議長(安住稔幸君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
本定例会の会期は本日から3月15日までの23日間にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。したがって、本定例会の会期は本日から3月15日までの23日間に決定いたしました。


日程第3 施政方針


○副議長(安住稔幸君) 日程第3、施政方針を議題といたします。
ここで、平成31年度施政方針とあわせて議案等の提案理由の説明を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) おはようございます。
本日ここに、平成31年富谷市議会第1回定例会が開会されるに当たり、新年度の市政運営に取り組む私の所信と施策の大綱を申し上げ、市民の皆様並びに議会の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
さて、このたび、市長選挙におきまして無投票での再選となり、引き続き、二期目の市政運営を担わせていただくことになりました。
私は、平成27年の町長選挙で多くの市民の皆様からご信任を賜り初当選し、以来、一貫して「住みたくなるまち日本一」を目指して全力で取り組んでまいりました。
今回の当選は、この4年間、職員とともに取り組んだまちづくりの成果、そして、市民の皆様や議会の皆様のご理解、ご協力を賜り実現できた各種施策など、まさにオール富谷の取り組みについて評価をいただいたものと受けとめております。同時に、市民の皆様から寄せられた期待の大きさに改めて身の引き締まる思いでございます。
また、24年ぶりの無投票での再選ということからも、二期目の市政運営に当たりましては、これまで以上に市民の声を大事にし、特に小さな声、声なき声にこそしっかりと耳を傾けて、市民の幸せ、そして、富谷市の発展のため、これからの4年間、誠心誠意しっかりと取り組んでまいります。
さて、ことしは、平成が終わる時代の節目となる年でございます。富谷市は、昭和から平成にかけて、著しい人口増加を背景に、単独で市制施行を果たすなど、まさに飛躍的な発展を遂げた時代となりました。5月には元号も変わり新しい時代が幕を開けますが、本市にとりましては、緩やかでも発展と成長を続ける、充実と安定の時代を目指したいと考えております。
そして、二期目の4年間の市政運営においては、「公共交通の利便性向上」、「第7回仙塩広域都市計画の見直しで認められた土地利用に関する事業の着実な推進」、「企業誘致の実現」、「各幼稚園、小中学校へのエアコン設置、(仮称)富谷市民図書館の設置、待機児童ゼロの継続、ユニセフの子どもにやさしいまちに向けた取り組みなどの教育と子育て環境の充実」、「「とみぱす」の継続などによる高齢者・障がい者支援の充実」、「宿場町「富谷」開宿400年記念事業、富谷塾の取り組みなど魅力あるまちづくりの推進による、とみやシティブランド向上」の6つの施策を柱とし、あわせて総合計画に定めた各種施策と行財政改革をしっかりと取り組むことにより、「住みたくなるまち日本一」の実現を目指して全力で取り組んでまいります。
議会の皆様には、引き続き、ご指導、ご協力を賜りますようお願いを申し上げます。
それでは、新年度に実施する各種施策の概要について、ご説明を申し上げます。
初めに、平成31年度当初予算の概要について申し上げます。
まず、予算編成については、昨年と同様に、当初予算要求に係る債務負担行為を早期に設定し、実契約額と当初予算計上額との乖離が極力生じないよう調整を講じ、予算要求ベースに係る収支ギャップを詳細に把握した上で、市長レクチャー等を通じ、私みずからの政策判断に基づき、選択と集中を進めるとともに、平成30年度2月補正予算との連動を特に意識した編成を行ったところです。
具体的には、平成30年度の財政運営全般を通して生じた歳入予算の上振れと歳出予算の不用額を財源に、新年度の事業を2月補正予算に前倒し計上しております。
この前倒し計上した工事請負契約については、来月末までに契約を締結することで、消費税が引き上げられる本年10月以降に竣工した場合でも現行税率の8%が適用されるため、結果、経費の圧縮に寄与するものでございます。
こうした経緯を経た平成31年度一般会計当初予算は、総額127億5,800万円で、対前年度比4,200万円、0.3%増と2年ぶりの増額となったところですが、昨年度の35年ぶりに引き続き、財政調整基金からの繰入金を計上せずに当初予算を編成いたしました。
なお、昨年度、本市を除く県内全市町村で財政調整基金の当初繰り入れを行っており、2年連続で財政調整基金に頼らずに予算編成ができたのは、本市だけでございます。
関連して、2月補正予算において、財政調整基金繰入金の減額を一部達成したことに加え、今般新たに富谷市民図書館基金を創設し、積み立てを行うことにより、現時点における今年度末の基金残高は、過去最高の水準を見込んでおります。
続きまして、富谷市総合計画の4つの基本方針と前期基本計画の体系に基づき申し上げます。
まず、「基本方針-1 暮らしを自慢できるまち」に関して実施する主な施策について申し上げます。
初めに、商工業・雇用関連施策について申し上げます。
企業誘致関連施策については、引き続き、トップセールスを初め、企業誘致へ積極的に取り組むとともに、新年度からは、誘致した企業や地元中小企業の皆様との情報交換の場として、(仮称)富谷市内立地企業等懇談会を開催し、企業・商工会・経済界・行政とのネットワークの構築を図ってまいります。
次に、富谷市シルバー人材センターについては、引き続き、会員の確保対策へ取り組んでいただくとともに、富谷茶復活プロジェクトでは、日本製紙株式会社グループの日本紙通商株式会社様のご協力により、同社独自の容器内挿し木技術を活用し、本当の意味での富谷茶の原木を再生することで、名実ともに富谷茶を復活させるべく、昨日、協力協定締結式を執り行いました。開宿400年記念事業の一環としても大いに期待しているところでございます。
次に、起業支援関連施策について申し上げます。
起業創業支援施設として昨年オープンしたTOMI⁺については、おかげさまでサテライトオフィスを初め、起業家を目指す方々に入居いただき、活発な利用が展開されております。
特に、人材育成を行う富谷塾については、現在、72名の方に入塾いただき、起業・創業のほか、地域の活性化策など、塾生みずから積極的に活動を展開しております。
その取り組みの成果として、3月9日には、TOMI⁺を会場に「さぶみっと!ヨクスルin富谷」と題した塾生の発表会を予定しております。ぜひ、市民の皆様を初め、議会の皆様におきましても塾生の発表をお聞きいただきますようご案内を申し上げます。
TOMI⁺での活動を契機に新たなヒト・コトづくりとしての機能も着実に強化されてきております。こうした動きをさらに加速させるため、サテライトオフィス企業の定着と雇用創出も見据えたテレワークを推進し、誰もが場所や時間にとらわれない柔軟な働き方が可能な環境の整備も図ってまいります。なお、テレワークの整備に当たっては、空き家対策などと連動した効果的な取り組みを協議してまいります。
また、新たな起業・創業者支援として「富谷市創業支援資金融資利子補給補助金」を創設し、利子の一部支援を行うことで、起業・創業時の負担軽減と経営の安定を図ってまいります。
次に、農業関連施策について申し上げます。
米生産については、近年の消費量の減少とともに、米を取り巻く情勢はますます厳しい現状となっており、魅力的な米を生産し、消費拡大につなげることや、高収益性作物を栽培して収益をふやすことが重要になっております。
その取り組みとして、有機肥料の「郷の有機」を散布した環境保全米の栽培による付加価値のある米づくりの推進、「とみやはちみつプロジェクト」とも連動した地力増進作物の植栽による蜜源としての利用や、咲いた後は農地にすき込みを行い、高収益性作物の肥料として利用する循環型農業など、豊かな自然環境にも配慮した環境保全型農業にも取り組んでまいります。
近年、被害が拡大している有害鳥獣対策については、昨年と同様に電気柵等の設置に対する助成、捕獲免許の取得に対する助成、イノシシ捕獲に対する報償金等の支援を行ってまいります。
また、新年度は、宮城県鳥獣被害防止総合支援事業を活用し、明石地区で1.3キロメートルのワイヤーメッシュによる物理柵の設置を計画しており、農作物鳥獣被害の拡大防止に努めてまいります。
次に、観光・地域振興施策について申し上げます。
第4回とみや国際スイーツ博覧会については、10月19日・20日の2日間、総合運動公園で開催をいたします。地方創生関連事業として最終年度を迎えますので、KPIを検証し、今後の展開を検討してまいります。
また、「(仮称)スイーツステーション」の整備に向け、現在、策定中であります基本構想をもとに、新年度は中長期的な具体的スケジュールなど、実現に向けた基本計画の策定に取り組んでまいります。
「街道まつり」については、10月6日の日曜日に開催する方向で検討しておりますが、開催に当たっては、関係各団体や地域の方々などの意見等も伺いながら取り組んでまいります。
なお、開宿400年に当たる来年、2020年の街道まつりについては、市制施行4周年となる10月10日に開催をし、周年事業である記念花火の打ち上げとともに、この記念の年を新たな飛躍と発展につなげ、ふるさと富谷を改めて振り返るとともに、富谷シティブランドの発信につなげてまいりたいと考えております。
あわせて、富谷宿開宿400年に向けた事業の一環として、富谷発展の原点であるしんまち地区の活性化を目指し、地域の皆様等のご意見をいただきながら、しんまち地区の将来ビジョンの策定など、しんまち地区の活性化に向けて取り組んでまいります。
次に、公共交通関連施策について申し上げます。
新公共交通システム推進事業については、現在、本市の魅力ある将来都市像や交通体系の姿を示す「富谷市公共交通グランドデザイン」の取りまとめ作業を進めており、新年度に予定している「都市・地域総合交通戦略・基本計画」の策定に向けて、引き続き、関係機関と連携を図りながら、まちづくりと一体的に戦略的な交通施策を進めてまいります。
次に、道路関連施策について申し上げます。
市道穀田三ノ関線の整備については、今年度から、国の社会資本整備総合交付金を活用して工事に着手しましたので、平成32年度末の完成に向け、引き続き事業を実施してまいります。
歩行者の安全確保と排水機能の向上を目的とした側溝有蓋化工事については、富ケ丘、鷹乃杜、太子堂、とちの木の4地区と市道太子堂線において、引き続き実施をしてまいります。
市道の維持管理については、新年度から富ケ丘地区において、区画道路の舗装修繕事業を計画的に実施してまいります。
次に、土地利用関連施策について申し上げます。
仙塩広域都市計画第7回定期見直しにおいて、昨年5月に市街化区域編入した明石台東地区については、3月に土地区画整理組合の設立許可を取得し、5月から工事に着手する予定となっております。
また、特定保留地区に位置づけられた住居系の成田二期西地区及び成田二期東地区については、5月の市街化区域編入に向けて手続きを進めております。
次に、住宅・公園・上下水道関連施策について申し上げます。
下水道事業については、平成6年度に供用開始した明石台汚水中継ポンプ場の老朽化が進行し、施設の更新が必要となっていることから、国の社会資本整備総合交付金を活用して、新たな施設を建設するための詳細設計及び用地の取得を新年度に実施をいたします。
公営墓地の整備事業については、今年度「(仮称)やすらぎパークとみや整備基本計画」の策定が完了し、新年度には測量及び基本設計等に着手し、平成35年度の供用開始に向け取り組んでまいります。
続きまして、「基本方針-2 教育と子育て環境を誇るまち」に関して実施する主な施策について申し上げます。
初めに、教育・青少年健全育成関連施策について申し上げます。
幼稚園、小・中学校のエアコン設置については、先月の臨時議会で工事請負契約案件を可決いただき、ありがとうございました。
その進捗ですが、幼稚園については、予定より早く、年度内の設置が見込まれる状況です。また、小・中学校については、施行に関する打ち合わせを学校・業者を交え行っている状況です。引き続き、学校行事や授業に支障のないよう安全な施工を行い、6月中の完成、7月からの稼働に向けて取り組んでまいります。
次に、学校給食については学校給食の適正な栄養量の摂取及び給食費について、学校給食センター運営審議会に諮問し、それぞれの学校ごとのPTAの皆様のご意見も伺いながら、慎重に審議を重ねてきました。その結果、新年度からの給食費を小学校で1食当たり35円、中学校で1食当たり40円の増額をすることとなりました。栄養価改善の資料を添付したお知らせやホームページへの掲載などを通じて、なお一層の保護者の皆様への周知に努めてまいります。
また、学校給食センター運営の効率化を図るため、民間活力の導入についてさまざまな観点から検討した結果、さきの議員全員協議会でお示ししたとおり、調理業務の一部を委託することといたしました。新年度を準備期間として、平成32年度から民間委託へと移行いたしますが、今後も安全でおいしい学校給食の安定供給に取り組んでまいります。
次に、教育・国際交流関連施策について申し上げます。
小中学校における新学習指導要領の改訂については、小学校が平成32年度、中学校が平成33年度からのスタートとなりますので、引き続き準備をしてまいります。
ユネスコスクールについては、昨年、市内全小中学校の加盟を果たしたことにより、国内外のユネスコスクール・ネットワークの活用の実現や、これまでも取り組んでいる防災教育や国際理解教育などのESD活動の取り組みを発展させてまいります。その一環として、3年目となる中学生海外派遣研修事業では、台湾の中学生の教育旅行受け入れを市内中学校で行います。相互交流を通して、異文化を尊重する広い視野を持つ国際人の育成に取り組んでまいります。
次に、生涯学習関連施策について申し上げます。
第46回マーチングバンド全国大会におきまして、富ケ丘小学校が2年連続金賞受賞という快挙を達成するとともに、富谷マーチングエコーズも21年連続22回目の全国大会出場をなし得たことは、本市にとっても大変喜ばしく誇りであると思っております。今後も「マーチングのまちとみや」を全国に発信していけるよう支援をしてまいります。
図書館整備関係については、「(仮称)富谷市民図書館整備基本計画」の策定に向け、パブリックコメント、全体的なデザイン会議を実施いたしました。あわせて、本市が目指す図書館整備の方向性が市場においてどのように受けとめられているのかを把握し、図書館整備の実現性を高めるためにサウンディング型市場調査も実施したところです。
これらの状況を踏まえ、新年度については、外部資金調達に向けた取り組みを具体的に進めてまいります。つきましては、外部資金の受け皿となる富谷市民図書館基金条例の制定について上程しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いを申し上げます。
次に、スポーツ・レクリエーション関連施策について申し上げます。
平成28年度をもって終了した町民体育祭の代替事業については、市民参加、市民交流、行政区への負担軽減を視点に今年度検討を重ねてきました。町民体育祭は、昭和39年に東京オリンピック開催と体育協会発足を記念にスタートしている経緯もあることから、平成32年度の東京オリンピック・パラリンピック開催にあわせて記念事業を開催することとし、新年度中に具体的な事業内容をお示しいたしたいと考えております。
次に、子育て支援関連施策について申し上げます。
初めに、保育所待機児童対策については、昨年4月1日に待機児童ゼロを達成できたところですが、新年度に向けましては、申請児童数が増加していることや保育士不足などから、大変厳しい状況となっております。現在、市内保育所等関係機関と連携を密に調整を進めているところですが、引き続き、保育士の確保に向け働きかけを強化するなど、待機児童ゼロの継続に最大限努力をしてまいります。
放課後児童健全育成事業については、市内小学校のうち、活動場所が唯一学校敷地外となっておりました富谷小学校放課後児童クラブについて、クラブ棟建築設計業務が完了したことから、新年度のできる限り早い時期の供用開始を目指し、建築工事に着手してまいります。
また、新規事業として、不妊治療を受けているご夫婦に対し、経済的・精神的負担の軽減を図るため、特定不妊治療費の一部助成事業を実施してまいります。
本市の子ども・子育て支援施策推進の基本となります「子ども・子育て支援事業計画」については、平成31年度で計画期間が満了することから、平成32年度を始期とする第2期計画を策定してまいります。策定に当たりましては、昨年11月20日に宣言いたしました「子どもにやさしいまちづくり」を目指し、子どもを対象とするアンケート調査を取り入れ、子どもの声も反映させた計画策定を進めてまいります。
続きまして、「基本方針-3 元気と温かい心で支えるまち」に関して実施する主な施策について申し上げます。
初めに、今般の社会福祉法の改正により、地域における高齢者、障がい者、児童、その他の福祉に関し、各福祉分野の連携した取り組みを推進するため、これらの上位計画として「地域福祉計画」の策定が求められているところです。このことを踏まえて、本市では、さきの議員全員協議会でご説明したとおり、新年度から2カ年計画で策定に取り組んでまいります。
次に、高齢者支援関連施策について申し上げます。
高齢者支援事業の推進については、高齢者保健福祉計画に基づき、地域全体で高齢者を見守り、支えていく、地域共生型社会の実現に向けて、地域のご理解をいただきながら、高齢者の居場所づくりや地域住民の交流、情報交換などの場として、多様な機能を持つ街かどカフェやゆとりすとクラブ・サロンの充実を図ってまいります。
介護保険事業については、「第7期介護保険事業計画」の1年目が経過しますが、介護サービス給付の状況は、計画値に対し約91%の執行状況であり、おおむね計画どおりに推移していると認識しております。新年度においては、次期の「高齢者保健福祉計画・第8期介護保険事業計画」策定の基礎資料とするため、実態把握調査を実施するとともに、第7期事業計画の進捗管理と評価に取り組んでまいります。
次に、健康・保健関連施策について申し上げます。
健康づくりの推進については、各種検診の有効性などの情報提供を行い、受診率向上に努めるほか、さまざまな機会を捉え、関係団体と協力・連携を図りながら周知啓発事業を展開し、市民の健康保持・増進に取り組んでまいります。
次に、医療・保健施策について申し上げます。
国民健康保険事業については、被保険者が減少傾向にありますが、高齢者比率の上昇や医療の高度化等による医療費の増加が見込まれることから、平成31年度国民健康保険特別会計の予算規模については、約42億円を見込んでいるところです。保険者といたしましては、被保険者の健康の保持増進及び疾病予防に向け、データヘルス計画に基づきながら医療費の適正化を図り、引き続き、国保財政の健全化な運営に努めてまいります。
次に、障がい者関連施策について申し上げます。
3年を1期として国が策定する「障害福祉計画」並びに「障害児福祉計画」が平成33年度に第6期及び第2期計画として策定されることにあわせ、本市では、新年度より「富谷市障がい福祉計画・障がい児福祉計画」の策定に着手してまいります。
また、現在、準備を進めております地域生活支援拠点整備事業については、3月末に社会福祉法人「みんなの輪」と契約締結の運びとなっており、4月1日からの運用開始を予定しております。今後は、緊急時の受け入れ先が確保されることにより、障がいのある当事者はもとより、介護されるご家族等におきましても安心して日常をお過ごしいただけるものと考えております。
次に、障がい者・高齢者支援関連施策について申し上げます。
昨年10月より運用を開始した「障がい者等福祉タクシー助成券利用事業」については、1月末現在、81名の方に申請をいただき、26%の交付率となっております。新年度は、さらなる事業の浸透を図りながら、障がいをお持ちの方などの外出支援に努めてまいります。
次に、地域活動関連施策について申し上げます。
民生委員児童委員及び主任児童委員については、ことしが一斉改選の年となっており、適切な定員数の検討を行うとともに、候補者の推薦に当たっては、行政区長各位のご協力をいただきながら円滑に進めてまいります。
共同募金事業については、これまで行政がその事務局を担ってきたところですが、民間の強みを生かした柔軟な運営が期待されることなどから、県内他市町村同様に社会福祉協議会に移管する方向で進めております。
続きまして、「基本方針-4 市民の思いを協働でつくるまち」に関して実施する主な施策について申し上げます。
初めに、防災・救急・消防関連施策について申し上げます。
防災事業については、想定を超える大規模災害が各地で発生し、住民生活を脅かす憂慮すべき状況となっていることから、自助・共助・公助の考えに基づき、継続的に地域の防災リーダー育成を図るなど、防災体制の強化に努めてまいります。
非常備消防については、1月6日の富谷市消防出初め式にあわせ、原班への小型動力消防ポンプ軽積載車の配備を行いました。引き続き、火災時等における消防団の機動力向上を図ってまいります。
次に、防犯・交通安全・消費者保護関連施策について申し上げます。
今月17日をもって交通死亡事故ゼロ6カ月を達成したことから、今月19日に宮城県警察本部長より祝詞を頂戴いたしました。今後も交通死亡事故ゼロを継続すべく、関係機関と連携を図りながら、交通ルールの遵守と交通マナーの実践について、市民の皆様への働きかけを行ってまいりますので、引き続き、関係各位のお力添えをいただきますよう、切にお願いを申し上げます。
各中学校区の防犯カメラ設置については、今月末の設置に向けて、現在、作業を進めており、今後は、その効果検証を行いながら、より安全安心な地域づくりに資してまいります。
次に、人権尊重・男女共同関連施策について申し上げます。
男女共同関連施策については、さきの議員全員協議会でもご説明申し上げましたとおり、本市における男女共同参画社会の一層の進展を図るため、「富谷市男女共同参画基本計画」を年度内に策定することとしており、今後は、各分野における関連施策を着実に推進してまいります。
次に、環境衛生関連施策について申し上げます。
空き家対策事業については、先月、「空家対策等基本計画」の策定が完了し、現在、関係機関との協定締結に向けた協議を行っております。今後は、基本計画に沿った空き家の利活用促進に向けて取り組んでまいります。
また、廃棄物処理関連については、清掃センター敷地を2029年までに仙台市へ返還することになるため、施設の解体や今後の廃棄物処理等について検討していくこととなりますが、粗大ごみについては、さきの議員全員協議会でご説明申し上げたとおり、仙台市から受け入れていただけるとの回答をいただきました。
粗大ごみ以外の資源物等の処理については、今後の検討となりますが、まずは、平成17年度に稼働を停止した焼却棟を解体したいと考えております。
つきましては、本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いいたします。
次に、省エネルギー・再生可能エネルギー関連施策について申し上げます。
環境省公募事業「地域連携・低炭素水素技術実証事業」については、現在、実証設備が順調に稼働し、関連データの蓄積と分析に取り組んでいるところです。また、1月末現在で、国内外の企業を初め、エネルギー関連省庁、自治体など、24団体、159名の視察を受け入れており、国内外を問わず、本実証事業に対する注目度の高さがうかがわれます。今後も、共同事業者である株式会社日立製作所、丸紅株式会社、みやぎ生活協同組合と連携を図りながら、「とみやから始まる未来の暮らし」を合い言葉に、水素エネルギーの民生利用を目指して、本実証事業に取り組んでまいります。
また、昨年10月に申請しておりましたみやぎ環境交付金の採択を受け、新年度は、次世代を担う中学生・高校生や研究者、市民等の交流を通して、水素エネルギーへの理解を深める場として「(仮称)未来水素エネルギーフォーラム in TOMIYA」を実施することとしております。
次に、住民参加・協働関連施策について申し上げます。
市民の声が届く市政とするため、私が就任以来、毎年開催してまいりました「とみやわくわく市民会議」については、市政を身近に感じることができるとの評価をいただいており、新年度も引き続き、地域や世代を超えた市民同士の交流の輪を広げていただく機会として実施をしてまいります。
市民協働の推進につきましては、引き続き、市民向けセミナーなどを行うとともに、新年度には、外部の有識者等による検討組織を設置し、市民や団体、企業など多様な主体と市がともにまちづくりに取り組むための基本となるルールの策定に向け、具体的検討に着手してまいります。
老朽化に伴う成田地区(訂正発言あり)の会館整備については、新年度に実施設計を行い、平成32年度に建設する予定で進めることとしております。
なお、町内会館の維持管理については、経年劣化により、ひより台二丁目会館及び日吉台二丁目会館の屋根、外壁の修繕対策が必要な状況となっていることから、本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いをいたします。
次に、行財政経営関連施策について申し上げます。
今年度から取り組んでおります富谷市行政改革基本方針及び実施プランについては、「住みたくなるまち日本一」の実現に向け、富谷市総合計画の着実な推進と本市の将来にわたる安定した財政運営を見据え、今後とも気を緩めることなく、新年度も引き続きしっかりと取り組んでまいります。
その中でも行政改革実施プランに位置づけられておりましたひより台二丁目未利用地の売却について申し上げます。
さきの議員全員協議会でもご説明いたしましたが、当該未利用地については、昭和58年1月に、当時の富谷町西部土地区画整理組合から3億4,558万7,912円で買い求め、その後、平成3年12月に用途地域を変更し、共同住宅と寄宿舎の建設に限定した用地として管理するとともに、自動車関連産業の社員寮等の建設を目指し、誘致活動を展開してまいりましたが、実現に至らず、結果として、30年以上もの長期にわたり、維持管理費のみが発生してまいりました。
今般、売却に当たり、地区計画見直し前の条件で実施した不動産鑑定評価では、2億5,400万円の評価額であり、取得価格を大幅に下回るものでしたが、昨年12月の定例会において、当該用地に戸建て住宅も一部建設できるよう計画の変更を認めていただき、市場価値が高まったところです。
先月30日には、公募売却に係るプロポーザルを実施し、3億4,560万円での応札があり、今月5日の地区説明会を経て、トヨタホーム株式会社と仮契約を締結いたしました。
なお、計画によりますと、用地の北側にはトヨタ自動車関連企業の独身寮が、南側には戸建て住宅が建設される予定となっており、本計画概要については、地区説明会でもご理解をいただいております。
つきましては、本定例会に関連議案を提出しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いをいたします。
職員の人材育成については、新年度においても、限られた人的資源の中で、個々の職員が持てる能力を遺憾なく発揮でき、組織力の向上につながるよう、引き続き人材育成に注力してまいります。
市税については、市民の皆様の納税に対してのご理解とご協力を賜っておりますことに、改めて深く感謝を申し上げます。
市税の歳入については、新年度当初予算におきまして、対前年度比1億419万円増の59億4,861万円を見込んでおり、引き続き、公平公正な課税と自主財源確保のため、収納率向上と収入未済額の縮減に努めてまいります。
マイナンバーカードについては、今月、市民交流ホールに「マイナンバーカード申請対応自動証明写真機」を設置いたしました。撮影費用は自己負担となりますが、利用促進を図り、交付率向上に努めてまいります。
また、転入・転出の繁忙期を前に、総合窓口に「広告付き受付番号案内表示システム」を設置いたします。今月中のテスト運用を経て、3月からの本格稼働を予定しております。番号案内による、来庁者のプライバシーの確保とともに、スムーズな案内が可能となり、市民サービスの向上につながるものと考えております。
なお、これらの証明写真機、番号案内表示システムの導入費用及び維持管理費用については、設置者の負担となり、本市の負担は発生しないものとなります。
以上で、平成31年富谷市議会第1回定例会開会に当たり、私の所信と新年度の施策の大綱を申し上げ、挨拶とさせていただきます。
次に、本定例会に提出しております議案について、ご説明を申し上げます。
議案第1号富谷市民図書館基金条例の制定については、図書館施設の整備及び機能の充実を図るため、基金条例を制定するものでございます。
議案第2号富谷市地域福祉計画推進協議会条例の制定については、地域福祉計画の策定及び計画の変更等に関する事項について、調査及び審議する機関を設置するため、制定するものでございます。
議案第3号富谷市職員の自己啓発等休業に関する条例の一部改正については、学校教育法の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。
議案第4号富谷市税条例の一部改正については、社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための地方税法及び地方交付税法の一部を改正する法律等の一部を改正する法律及び地方税法施行令の一部を改正する政令等の一部を改正する政令の公布に伴い、所要の改正を行うものでございます。
議案第5号富谷市復興産業集積区域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部改正については、東日本大震災復興特別区域法第7条第1項に規定する認定復興推進計画において定められた復興産業集積区域内における固定資産税の課税免除の適用期間を1年延長するため、所要の改正を行うものでございます。
議案第6号災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正については、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律による災害弔慰金の支給等に関する法律の一部改正等に伴い、所要の改正を行うものでございます。
議案第7号富谷市国民健康保険高額療養費貸付基金条例の一部改正については、高額医療費における現物給付制度の普及に伴い、基金の額について、所要の改正を行うものでございます。
議案第8号富谷市国民健康保険出産資金貸付基金条例の廃止については、出産育児一時金における医療機関への直接支払制度等の普及に伴い、基金による貸し付けの必要性がなくなったことに伴い、貸付基金条例を廃止するものでございます。
議案第9号から議案第14号については、平成30年度各種会計補正予算でございます。
議案第15号から議案第20号については、平成31年度各種会計当初予算でございます。
議案第21号富谷市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正については、働き方改革を推進するための関係法令の整備に関する法律による労働基準法の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。
議案第22号土地の処分については、ひより台二丁目地内の未利用地を処分するに当たり、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議会の議決を求めるものでございます。
議案第23号平成30年度市道穀田三ノ関線道路改良工事請負契約の変更については、平成30年9月13日に議会の議決を経て契約を締結した平成30年度市道穀田三ノ関線道路改良工事請負契約について、請負契約を変更するため、地方自治法第96条第1項第5号の規定により、議会の議決を求めるものでございます。
諮問第1号及び第2号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、人権擁護委員の任期満了に伴い、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものでございます。
以上、予算外議案11件、予算議案12件、諮問2件の概要を申し上げましたが、議案審議の際には詳細にご説明申し上げますので、慎重にご審議を賜り、全案件ご可決くださいますようお願いを申し上げます。

○副議長(安住稔幸君) ここで、執行部入れかえのため、午前11時まで休憩いたします。


午前10時44分 休憩


午前11時00分 再開


○副議長(安住稔幸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
市長より、発言訂正の申し出がありますので、発言を許可いたします。若生市長。

○市長(若生裕俊君) 先ほど、老朽化に伴う会館整備につきまして、正しくは「西成田地区」と申し上げるべきところを「成田地区」と申し上げたようでございます。正しくは、「西成田地区」の会館整備について、新年度に実施設計を行いということでございますので、訂正をお願い申し上げたいというふうに思います。


日程第4 議案第 2号 富谷市地域福祉計画推進協議会条例の制定について
日程第5 議案第 3号 富谷市職員の自己啓発等休業に関する条例の一部改正について
日程第6 議案第 4号 富谷市税条例の一部改正について
日程第7 議案第 5号 富谷市復興産業集積区域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部改正について
日程第8 議案第 6号 災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正について
日程第9 議案第21号 富谷市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について


○副議長(安住稔幸君) 日程第4、議案第2号から日程第9、議案第21号までを富谷市議会会議規則第35条の規定により、一括議題といたします。
本案は、朗読を省略し、日程順に内容の説明を求めます。
議案第2号富谷市地域福祉計画推進協議会条例の制定について、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) それでは、よろしくお願いいたします。
議案書3ページをお願いいたします。
議案第2号富谷市地域福祉計画推進協議会条例の制定について、ご説明申し上げます。
提案理由は、地域福祉計画の策定及び変更等に関する事項について調査審議する機関を設置するため、制定するものでございます。
先日の議員全員協議会でもご説明いたしましたが、本計画は、地域における高齢者・障がい者・児童福祉分野の上位計画に位置づけられ、地域福祉推進の主体であります住民や社会福祉協議会、関係機関と協働し、福祉サービスや地域の福祉活動などの支援体制を総合的かつ計画的に整備するとともに、地域における今後の福祉コミュニティづくりの方針、方向性を住民に示す計画として策定するものでございます。
それでは、4ページをお願いいたします。
第1条は、設置について定めております。社会福祉法第107条に基づいて、計画の策定及び変更その他地域福祉の推進に関する事項を調査審議するために協議会を設置することを定めるものでございます。
第2条は、組織について定めております。協議会は、18人以内をもって組織し、委員の構成内訳は、学識経験者、福祉及び保健団体の代表者、地域団体関係者、公募による市民、その他市長が特に必要と認める者となってございます。
第3条は、任期について定めております。委員の任期は、3年とすることを定めるものでございます。
第4条は、会長及び副会長について定めております。協議会に会長及び副会長を置き、委員の互選により選任し、その職務について定めるものでございます。
第5条は、会議について定めております。会議の招集、議長及び議決方法に関することを定めるものでございます。
第6条は、委任について定めております。その他協議会の運営に関し必要な事項の取り扱いを定めるものでございます。
5ページをお願いいたします。
附則として、第1項の施行期日につきましては、この条例は、平成31年4月1日から施行するものでございます。
第2項は、特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正を行うものでございますが、本協議会設置に伴いまして、会長の日額6,000円並びに委員の日額5,800円を加えるものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。

○副議長(安住稔幸君) 議案第3号富谷市職員の自己啓発等休業に関する条例の一部改正について、内容の説明を求めます。総務課長。

○総務課長(神田能成君) それでは、よろしくお願いいたします。
議案書6ページをお願いいたします。
議案第3号富谷市職員の自己啓発等休業に関する条例の一部改正につきまして、ご説明を申し上げます。
起案理由といたしましては、学校教育法の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。
当該条例につきましては、地方公務員法第26条の5第1項、第5項及び第6項の規定に基づき、職員の自己啓発等休業に関し必要な事項を規定した条例でございます。
自己啓発等休業につきましては、職員としての在職期間が3年以上であり、かつ勤務成績が良好な職員が申請した場合において、公務の運営に支障がなく、かつ当該職員の公務に関する能力の向上に資すると認めるときは、大学等課程の履修または国際貢献活動のため休業することを承認することができるものでございます。
今般の改正につきましては、学校教育法におきまして、大学制度の中に位置づけられ、専門職業人の養成を目的とする新たな高等教育機関として専門職大学及び専門職短期大学の制定が設けられたことにより、条例の一部を改正するものでございます。
それでは、改正内容につきまして、新旧対照表でご説明申し上げます。
次のページをお願いいたします。
第4条第2項中、現行「第104条第4項第2号」とあるものを、平成31年4月より開設されます専門職大学及び専門職短期大学が新たに加えられたことに伴う項ずれにより、「第104条第7項第2号」に改正するものでございます。
附則といたしまして、この条例は、平成31年4月1日から施行するものでございます。
以上、よろしくお願いいたします。

○副議長(安住稔幸君) 議案第4号富谷市税条例の一部改正について、内容の説明を求めます。税務課長。

○税務課長(泉川潤哉君) おはようございます。
議案第4号について、ご説明申し上げます。
議案書8ページをお開き願います。
富谷市税条例の一部を別紙のとおり改正するものでして、提案理由といたしましては、平成31年10月より、軽自動車税の中に新たに環境性能割が導入されることとなるため、その非課税及び措置の特例について所要の改正を行うものです。
それでは、新旧対照表によりご説明申し上げます。
9ページをお開きください。
附則第15条の2の2ですが、軽自動車税の環境性能割非課税の例外規定でして、日本赤十字社の所有する軽自動車の場合の非課税の範囲を規定するものです。
次に、附則第15条の3ですが、こちらは環境性能割減免の例外規定でして、軽自動車税の環境性能割を減免する場合に自動車税の例に合わせる規定でございます。軽自動車税の環境性能割につきましては、当分の間、宮城県が賦課徴収を行いますが、市税である軽自動車税と県税である自動車税の規定を合わせることによりまして、県及び納税者の負担を軽減するものであり、こちらの改正につきましては、宮城県と既に協議済みでございます。
次のページをごらんください。
改正の附則でございますが、第1条で、施行日を平成31年10月1日と規定するものです。
第2条は、軽自動車税の環境性能割の経過措置の規定でございまして、軽自動車税の環境性能割に関する部分については、施行日以後に取得された軽自動車に対する環境性能割について適用するものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。

○副議長(安住稔幸君) 議案第5号 富谷復興産業集積区域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部改正について、内容の説明を求めます。税務課長。

○税務課長(泉川潤哉君) 議案第5号につきまして、ご説明申し上げます。
議案書11ページをお開き願います。
富谷市復興産業集積区域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部を別紙のとおり改正するものでございまして、提案理由といたしましては、東日本大震災復興特別区域法第7条第1項に規定する認定復興推進計画において定められた復興産業集積区域内における固定資産税の課税免除の適用期間を1年延長するため、所要の改正を行うものでございます。
それでは、新旧対照表によりご説明いたします。
次のページをごらんください。
第2条ですが、復興産業集積区域における固定資産税の課税免除について規定しているもので、施設設置期間を現行「平成31年3月31日まで」とあるものを「平成32年3月31日」と改め、期間を延長し、企業立地を促進するものでございます。
次のページでございます。
改正附則でございますが、この条例は平成31年4月1日から施行するものでございます。
よろしくお願いいたします。

○副議長(安住稔幸君) 議案第6号災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正について、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) それでは、議案書14ページをお願いいたします。
議案第6号災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正について、ご説明申し上げます。
提案理由は、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律による災害弔慰金の支給等に関する法律の一部改正等に伴い、所要の改正を行うものでございます。
主な内容につきましては、経済情勢の変化による市中金利を受けまして、災害援護資金の貸付金利を条例で引き下げることを可能とし、月賦払いや東日本大震災の特例により保証人がいない場合であっても貸し付けが認められたこと等を踏まえまして、被災者ニーズに応じた貸し付けを実施するようにしたものでございます。
それでは、改正内容について、新旧対照表にてご説明いたします。
15ページをお願いいたします。
第14条は、利率を定めたものでございますが、改正後は、見出しに「利率」の前に「保証人」を追加し、これまで必置義務でありました保証人に対しまして、保証人を立てなくても貸し付けを可能とするものでございます。
そのため、第1項につきましては、貸し付けを受けようとする者は、保証人を立てることができると規定し、第2項は、据置期間経過後の利率を定めるもので、現行は、保証人が必置で、その場合「年3%」の利率であったものを、改正後は、保証人を立てる場合は、「無利子」として、保証人立てない場合は、「年1.5%」に改めるものでございます。第3項は、保証人の責務について定めるもので、連帯して責務を負担すること、その保証責務は違約金を包含するものであることを定めるものでございます。
第15条は、償還金について定めたもので、償還方法について、現行の年賦償還、半年償還等に新たに月賦償還を加えるものでございます。
同条3項中、災害弔慰金の支給等に関する法律施行令の改正によりまして、令第8条にうたわれておりました保証人の記載が削除されたことによりまして、同項より「保証人」を削除し、また、条ずれにより「第12条」を「第11条」に定めるものでございます。
下段、附則第2項、東日本大震災の被災者に係る災害援護貸し付けの特例についての規定でございますが、次の16ページ中段、現行の下線部分の文言については、今般の改正によりまして本則の第14条第2項に規定しているため、削除するものでございます。
第3項につきましては、法律施行令の改正により保証人が削除されたことによる文言整理でございます。
附則第1項、施行期日につきましては、この条例は、平成31年4月1日から施行するものでございます。
第2項、経過措置について規定しているものでございますが、条例第14条及び第15条第3項の規定につきましては、平成31年4月1日前に生じた災害により災害貸し付けを受ける場合は、改正前の条例が適用となることを規定するものでございます。
以上でございます。

○副議長(安住稔幸君) 議案第21号富谷市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について、内容の説明を求めます。総務課長。

○総務課長(神田能成君) それでは、よろしくお願いいたします。
議案書22ページをお願いいたします。
議案第21号富谷市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正につきまして、ご説明申し上げます。
起案理由といたしましては、働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律による労働基準法の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。
背景といたしましては、長時間労働の是正措置としまして、民間労働法制におきまして時間外労働の上限規制等が導入をされ、本年4月から施行されることに伴い、国家公務員におきましても超過勤務命令を行うことができる上限を人事院規則で定められたことから、地方公務員法第24条第4項における均衡の原則により、超過勤務命令を行うことができる上限を定めるため、条例の一部改正を行うものでございます。
それでは、改正内容につきまして、新旧対照表にてご説明申し上げます。
次のページをお願いいたします。
第8条は、正規の勤務時間以外の時間における勤務を規定をしておりますが、第8条第3項として、「前項に規定するもののほか、同項に規定する正規の勤務時間以外の時間における勤務に関し必要な事項は、規則で定める」を加え、超過勤務命令の上限等は規則で定めることを規定するものでございます。
附則といたしまして、この条例は、平成31年4月1日から施行するものでございます。
以上、よろしくお願いいたします。

○副議長(安住稔幸君) ただいま一括にて説明がありました提出議案に対する質疑は、申し合わせにより、後日の議案審議で行うことといたします。


日程第10 議案第1号 富谷市民図書館基金条例の制定について


○副議長(安住稔幸君) 日程第10、議案第1号富谷市民図書館基金条例の制定についてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) では、よろしくお願いいたします。
議案書1ページ、2ページをお開きいただきたいと思います。
富谷市民図書館基金条例の制定についてでございます。
提案理由でございます。図書館施設の整備及び機能の充実を図るため、富谷市民図書館基金を設置するものでございます。
本市における図書館整備につきましては、2022年の開館を目指し、現在、基本計画の整備を進めているという状況でございます。その中で、財源につきましては、積極的な外部資金の活用というところをうたわせているところでございます。そのような中で、本年度、ふるさと納税という形で、プロゴルファーの大山志保さん初め、多くの方々から寄附は寄せられておりまして、320万円近くの寄附が現状寄せられている状況でございます。今後、寄せられる外部資金も含めて、財源を適正に管理し、図書館の整備、将来的な運営を円滑に進めるため、当該基金を設置するものでございます。
なお、本年度寄せられた寄附金につきましては、この後、審議をお願いしております2月補正予算に積立金として計上しておりますので、あわせてよろしくお願いいたします。
2ページ目をごらんいただきたいと思います。
第1条、こちら、設置についてでございます。富谷市の図書館施設の整備及び機能の充実を図るため、地方自治法第241条第1項の規定に基づき、富谷市民図書館基金を設置するものでございます。
第2条、積み立てについてでございます。基金として積み立てる額は、前条の目的のため寄せられた寄附金及び一般会計歳入歳出予算で定めた額とするものでございます。
第3条、こちらは管理について規定しております。
第4条、運用。
第5条につきましては、繰替運用について。
第6条につきましては、処分について規定しております。
第7条につきましても、こちら、委任ということの条項でございます。
附則としまして、この条例につきましては、公布の日から施行するということでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。

○副議長(安住稔幸君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) 私から1点だけ、ちょっと質問させていただきます。
図書館建設において、財源確保から来る基金の制定というのは大変重要だと私も思います。外部資金調達ということで3億円、今計画されているわけですが、今課長言われるように、ふるさと納税等で集めようとしているわけですが、開館が1年延びて22年ということで、期間的には実質3年。開館までですけれどもね、三、四年という時間がかかるわけですが、基本計画を見ますと、財源確保が難しい場合、目標に達しない場合というような部分がちょっと入っているんですね。計画の見直しを行うという部分が入っております。そういったことから、今回の富谷市の図書館の建設については、本当にこれ以上財源の縮小、それは考えられないと思うんですね。3億円を達成しない場合は縮小するということになりますので、いかなる方法をもって、具体的な方法をもって資金の調達をするのか。その考え方なり、見解を1点だけ、お伺いいたします。
以上です。

○副議長(安住稔幸君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) 外部資金の調達につきましては、具体的には新年度の取り組みとして積極的に進めてまいりたいと考えておるところでございますが、その手法としましては、県で進めているふるさと納税に加えまして、ガバメントクラウドファンディングという手法がございます。これはふるさと納税をさらに自治体が行う施策、プロジェクト的なものに積極的に支援を募るという手法がまずあります。それを一つ、活用したい。もう一つは、企業版ふるさと納税というものでございます。一般市民と全国の市民を対象にするものではなくて、企業様を対象にしたふるさと納税も活用すると。まず、この2つを大きな柱に据えて積極的に外部資金の調達を進めたいと考えております。

○副議長(安住稔幸君) ほかに。11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) そのことは計画に載っておりますので、もう少し一歩踏み込んで、これ以上、本当に財源縮小はできないので、今でも8億円となると規模は小さいというような一面ありますので、その辺、3億円を下回れば、本当に変な話、大変なことになりますので、3億円を集める意気込みなり、その辺の見解を伺いたいんですが、市長、お願いします。

○副議長(安住稔幸君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 3億円という金額を聞いて、多分、かなり高いハードルのように感じられるところもあるかと思いますけれども、私どもといたしましては、先ほど課長が申し上げましたように、多方面の手法をとりまして、しっかりと外部資金3億円は獲得していきたいということで考えております。今はそこを目指していくということで、必ずそこをなし遂げたいというふうに思っております。

○副議長(安住稔幸君) ほかにございますか。7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 富谷市の基金で言いますと、ユーマイタウンなどもある、施設整備のものもあると思うんですけれども、公共施設の。17億円ぐらいあったかと思うんですが、それではなくて、こちらをつくった理由と、ユーマイタウンの活用ができなかったのかがまず1点目なんですけれども。
2点目としましては、ガバメントクラウドファンディングということで、企業さんのほうに積極的にお願いに行くということが新年度以降必要になってくるのではないかなと思うのですけれども、それはどのように考えておられるのか、お伺いいたします。

○副議長(安住稔幸君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) ユーマイタウン施設整備基金との兼ね合いでございます。ユーマイタウン施設整備基金も特目基金でございますので、活用を排除しているわけではございません。まずは、図書館整備基金としては外部資金をしっかり確保していくということ、まずはそこを軸に据えて設置しました。当然ながら、一般会計からの入りというものも、これも排除されているものではございませんが、まずは外部資金をしっかり獲得していくということでございます。
そして、その外部資金の中で、企業様に向けどう対応していくかということでございます。全国に富谷出身、富谷にかかわりの深い企業家の方もたくさんおろうかと思います。そういうところのリサーチから始めて、積極的に外に出向きながら支援の輪を募っていきたいと考えているところでございます。

○副議長(安住稔幸君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) CSRなどもありますし、例えば海外の図書館ですと、大型の寄附をいただいた場合には名前のプレートを入れたりとか、そういうことも今後検討されていくのか、お伺いいたします。

○副議長(安住稔幸君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) その辺も検討してまいりたいと考えております。

○副議長(安住稔幸君) ほかにございませんか。12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 第2条で、寄附金及び一般会計歳入歳出予算で定める額とありますけれども、これまでの説明だと、ふるさと納税での積み立てという限定した発言かと思いますけれども、一般会計からの繰り入れ、例えば5,000万円とか、そういうロットでの繰り入れをする予定があるのかどうか。
それから、2点目として、第3条の預金その他最も確実かつ有利な方法とありますけれども、これは既に行財政改革で検討が進められているかと思いますけれども、どのような手法を使うのか。
この2点についてお尋ねします。

○副議長(安住稔幸君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) 第2条の規定でございます。この規定のとおり、寄附金だけではなくて、一般会計からの、当然、積み立ても可能な条項となってございます。しかしながら、一般会計からどの程度繰り入れていくかということにつきましては、自主財源5億円ということをお示ししている中で、この先の形式収支ですとか、実質収支のおさまりぐあいを見ながら、そこは財政側と協議しながら考えていきたいと思っています。まずは、しっかりと外部資金、今、目の前にある320万円程度はしっかりここにおさめたいというところが一つでございます。
あわせて、基金の管理の部分でございます。基金の管理につきましては、まず現行で想定しておりますのは、さきに制定されておりますスイーツ基金なども参考にしながら、まず、預金形態としては、普通預金あたりをまず参考に考えております。ただ、最大限、利息については効果的な運用ということは必要と認識しておりますので、財政なり、会計サイドと検討を進めていきたいと考えております。

○副議長(安住稔幸君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) その場合の第2条の件ですけれども、一般会計からの繰り入れということも、積み立てということも想定されるということなんですけれども、であれば、ふるさと納税で図書館用の積み立てですよという、寄附者からどの分野に向けたいですかという希望の欄があって、そこに多分表示されてくるんだろうと思うんですけれども、今後の積み立てについて、今回のものについては全て、先ほどの説明だといわゆる図書館向けのものというお話だったんですけれども、一般会計からのものもあるとなると、その中で、例えば1,000万円の積み立てという形で予算を組んだときに、そのときに、ふるさと納税の分が幾らというのはいわゆる議会側に対して明示していただくことはできるのですか。つまり、一般会計から幾ら入ったんだというものを明確にわかるような形で今後提示いただけるかどうか、お尋ねいたします。

○副議長(安住稔幸君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) その分については提示をさせていただきたいと考えております。

○副議長(安住稔幸君) ほかにございませんか。7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 逆に、3億円以上多く集まった場合、ポジティブなことかと思うんですけれども、期待値が本当に大きいような場合に、例えば平米数であるとか、冊数であるとか、そういうものがもし充実するという方向でこれをさらに改善するというような方向は検討できるのか、お伺いいたします。

○副議長(安住稔幸君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) まずは、外部資金3億円をしっかりと獲得していきたいというところでございます。

○副議長(安住稔幸君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 多く集まったときは、それはそれでうれしい話ですけれども。これでいきますと、3年間で3億円ということになると1年間で1億円は集めなければならないと。その雰囲気を醸成するために1年は時間がかかったとしても、残りのところで本当に3億円集められるのかなということがあります。集まらなかったときに、その計画自体どうなっていくのか。ここを見ると、センターになるところ、あとは分館になるところ、全部合わせて8億円しかないんですよね。こういう計画の仕方で本当にいいのか。ほかのところにも使える3億円というんだったらわかりますが、本体をつくるために、やっぱりきちっとしたどこにでも使えるようなものを確約しておくべきだと思うんですが、その取り組み方、3年間で3億円をどうやってやるのか。1年目にはどうする手だてなのか。そのあたりを伺いたいと思います。
きのう、テレビを見ていましたら、上田市で、やぐらの修復にといって10億円を寄附したという人がいました。やっぱりそれは前にテレビや何かで雰囲気が醸成されていて、これではなということだったと思うんです。寄附金を集めるためにはやはりそういう環境づくりが必要だと思いますが、その環境づくりを具体的にどのように進めていっているのか、お尋ねします。
そして、確固として余計集まるぐらいに取り組みをするというのであれば、その計画などもお知らせください。

○副議長(安住稔幸君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) まず、3億円を超えた先の計画というのは、現状、具体的には当然まだお示しはできていない状況でございますが、まず、3億円を獲得するために、次年度しっかり計画づくり、計画というのは、どのような手法で、ガバメントクラウドファンディングでどの程度の資金を集めるか。企業版ふるさと納税で、どの企業に、どのようなアプローチをしていくか。それをしっかり積み上げて、さらにこれまでも市民協働の視点でデザイン会議というようなもので、多くの方に富谷市の方向性をご説明して、ご理解していただいてきているプロセスがございますので、まず、これまでの市民協働というスタイルも含めながら、全国に富谷市の魅力ですとか、施策をしっかり発信しながら進めていきたいと考えております。

○副議長(安住稔幸君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑は終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第1号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第11 議案第7号 富谷市国民健康保険高額療養費貸付基金条例の一部改正について


○副議長(安住稔幸君) 日程第11、議案第7号富谷市国民健康保険高額療養費貸付基金条例の一部改正についてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) それでは、議案第7号富谷市国民健康保険高額療養費貸付基金条例の一部改正について、ご説明申し上げます。よろしくお願いいたします。
議案書18ページをお願いいたします。
提案理由といたしましては、高額療養費における現物給付制度の普及に伴い、基金の額の改定を行うため、所要の改正を行うものです。
内容につきましては、基金設置当初、基金の額は500万円でありましたが、その後、2回、200万円ずつ積み立てし、現在、900万円となっております。近年は、貸付基金の利用実績が皆無である状況を踏まえ、基金の額を200万円にするものです。
基金の額につきましては、積立金のうち、200万円は市民の方からの寄附金が原資であったこと、また、制度上、現物給付制度を利用できない被保険者の救済策を残しておく必要があることから、200万円は基金として残すものです。
700万円の返還先につきましては、基金の財源が一般会計繰入金であったことから、一般会計に返還するものです。
それでは、19ページのほうで新旧対照表にて説明いたします。
第2条、基金の額を、現行の「500万円」を「200万円」とするものです。
附則として、この条例は、公布の日から施行するものです。
以上となります。よろしくお願いいたします。

○副議長(安住稔幸君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。12番出川博一君。

○12番(出川博一君) この残高の、9月議会での30年5月末での残高が決算書には904万3,915円となっておりますけれども、現在残高についてお尋ねいたします。

○副議長(安住稔幸君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) 決算書のとおりの残高となっておりますが、今回、700万円を減額することに対しまして、利息等についての差異についてはそのまま基金に残すことと考えております。

○副議長(安住稔幸君) ほかにございませんか。8 番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 利用が皆無であったということで減額するということになっていますが、利用について、こういう制度があるということは市民がよく知っているものなのでしょうか。知らないから利用していない、利用できていないということはないのでしょうか。だとすると、支払いに困る話はよく聞きますが、周知のほうは、これからについてまだ200万円の基金があるわけで、これについての周知の方法はどうするのか。あとはまた、高額療養費を払って償還払いになっている人たち、この実態については、担当課でどれぐらいの割合なのか、わかりますか。お願いします。

○副議長(安住稔幸君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) 周知につきましては、ホームページ等でもお知らせしておりますし、あと、貸し付けの相談についても、近年は件数は若干ですが、ございます。そのときには償還払いの件ですとか、そういったところでご相談とかはきめ細やかにさせていただいているところにはなります。件数につきましては、10月診療分については、およそ200件は現物給付というふうな形になっておりますけれども、そのほぼ、高額療養費の割合としますと、90%以上が現物給付をしておりますので、そういった状況となっております。

○副議長(安住稔幸君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第7号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第12 議案第8号 富谷市国民健康保険出産資金貸付基金条例の廃止について


○副議長(安住稔幸君) 日程第12、議案第8号富谷市国民健康保険出産資金貸付基金条例の廃止についてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) それでは、議案第8号について、ご説明申し上げます。
議案書20ページをお願いいたします。
富谷市国民健康保険出産資金貸付基金条例の廃止についてでございます。
提案理由といたしましては、出産育児一時金における医療機関への直接支払制度等の普及に伴い、基金による貸し付けの必要性がなくなったことから、廃止するものです。
内容につきましては、出産資金貸付基金条例は、出産に係る費用の支払いに必要な資金を貸し付けするため、基金の額を120万円とし、平成13年4月、施行したものです。その後、被保険者の出産費用の支払いの負担軽減の観点から、直接支払制度及び受け取り代理制度が整備されております。これらの制度については無条件で利用できること。また、近年の基金の貸し付け利用実績が皆無である状況を踏まえ、基金の額全額を処分するものです。
基金の額120万円の返還先につきましては、基金の財源が一般会計繰入金であったことから、一般会計に返還するものです。
21ページをお願いいたします。
富谷市国民健康保険出産資金貸付基金条例を廃止する条例。
富谷市国民健康保険出産資金貸付基金条例は、廃止するものです。
附則として、この条例は、公布の日から施行するものです。
以上となります。よろしくお願いいたします。

○副議長(安住稔幸君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 先ほどの高額医療と同じような確認なんですけれども、29年度決算では、この残高が120万4,723円となっております。多分、先ほどと同じで、この残高は変わらないということなのかどうか確認したいということと。そうすると、先ほど高額医療で700万円を一般会計に繰り入れするということと、29年度決算での120万4,723円を一般会計に繰り入れする。つまり、今度の補正で出ている一般会計への繰出金820万5,000円と合致すると見ていいのかどうか、お尋ねします。

○副議長(安住稔幸君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) 29年度の決算書に記載のとおり、基金の残高は120万4,723円となっております。その後、利息等も含めまして、今回、全額処分ということで、120万5,000円を計上させていただいたところです。

○副議長(安住稔幸君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) そして、これ、補正予算にもなっていますので、公布の日については、いつを予定しているのか、お尋ねいたします。

○副議長(安住稔幸君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) この条例のほうのご承認をいただきましたら速やかに進めたいと思っております。

○副議長(安住稔幸君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第8号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第13 議案第9号 平成30年度富谷市一般会計補正予算(第6号)


○副議長(安住稔幸君) 日程第13、議案第9号平成30年度富谷市一般会計補正予算(第6号)を議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、議案第9号平成30年度富谷市一般会計補正予算(第6号)、こちらの内容につきまして、ご説明申し上げます。
補正予算書2ページ、お願いいたします。
平成30年度富谷市一般会計補正予算(第6号)は、次に定めるところでございます。
第1条、補正の規模でございます。2,125万5,000円の減額いたしまして、補正後の予算総額を137億2,782万9,000円とするものでございます。
なお、参考までに申し上げますと、昨年度、平成29年度の2月補正後の予算額でございますけれども、132億9,300万円ほどでございましたので、比較しますと、4億3,000万円ほど、今年度予算規模が拡大しているところでございます。こちらの大きな要因ですけれども、小中学校へのエアコン整備の補正に伴いまして、結果、予算総額規模が大きくなっておるところでございます。
続いて、第2条、繰越明許費の設定。それから、第3条、債務負担行為の補正及び第4条、地方債。こちらの補正につきましては、5ページ以降でご説明させていただきます。
では、5ページのほうをお願いいたします。
第2条、繰越明許費の設定でございます。こちらに記載しております21件、総額では3億3,500万円ということでございまして、地方自治法第213条第1項の規定により、予算と定めるものでございます。こちら、当初予算との前倒しということで、今回、大きな金額を積んでございます。
主な事業内容については、この後、事項別明細書、こちらを用いましてご説明させていただきたいと存じます。
続いて、第3条。
6ページ、お願いいたします。
債務負担行為の補正でございます。記載の4件につきまして、年度内に契約行為が必要なため、債務負担行為を設定してございます。
7ページ、お願いいたします。
第4条関係、地方債の補正でございます。1の道路改良事業債ですけれども、対象事業費及び国庫支出金の額の変更によりまして、充当財源である地方債の額も変更してございます。
同様に、学校教育施設整備事業債について、こちらは小中学校のエアコン整備の財源でございますけれども、契約により事業費が確定したということから、差額を減額してございます。
では、引き続き、事項別明細書を用いまして歳入歳出の主な内容について、ご説明を続けさせていただきます。
歳入関係でございます。
13、14ページのほうをお願いいたします。
まず、市税でございます。
1款1項市民税から4項市たばこ税まで、合わせまして、こちらは昨年度の2月補正とほぼ同じような規模でございますけれども、約1億5,000万円の増額補正を講じておるところでございます。
続いて、9款です。9款地方特例交付金及び10款の交付税。交付税のほうは、具体には普通交付税でございますけれども、今年度の交付決定により増額計上してございます。
なお、普通交付税ですけれども、今年度の当初の交付決定額11億7,600万円、これに合わせまして、これまでの補正の計上額との差額、こちらを今回補正で計上してございますけれども、今年度については、先週、15日付なんですけれども、さらに670万円ほどの追加交付が決定してございますので、今後の補正予算の財源として調整することとしてございます。
15、16ページをお願いいたします。
下から2つ目の項目です。5目教育費国庫補助金5節冷房設備対応臨時特例交付金、こちらについては小中学校エアコン整備に関しての財源ということで内示を受けてございますけれども、今回の補正では、実際の契約額に基づき、減額補正をしたところでございます。
なお、こちらの交付金については、今後、事業の進捗に合わせ、補助対象事業費というものが改めて精査確定されてまいりますので、現状の見込みとしてはさらに減額調整されるというふうに見込んでございます。
17、18ページをお願いいたします。
一番下の項目でございます。
16款財産収入2項不動産売払収入1目土地売払収入については、別途、議案審議をお願いしてございますけれども、ひより台二丁目の未利用地売却に関しまして、当初予算の計上額と、それから、今回の契約額との差額について、その差分を増額計上しておるところでございます。
19、20ページのほうをお願いいたします。
まず、一番上の寄附金、一般寄附金ですけれども、いわゆるふるさと納税で寄せられた寄附金について計上してございまして、今回の600万円のうち、図書館整備についてご寄附いただいた分を原資としまして、図書館基金を新たに積み立てを行うこととしてございます。
ちなみに、2月19日現在でございます。図書館整備に寄せられた基金の細かい額ですけれども、件数としては144件でございまして、金額としては315万7,000円というふうになってございます。
続いて、18款繰入金です。今回の補正予算に係る全体の財源調整によりまして、財政調整基金からの繰入金を減額してございまして、この結果、財政調整基金の今年度末の残高としましては、約ですけれども、38億8,000万円というものを見込んでございまして、前年度に比べますと2億6,000万円ほどの増加というものを見込んでおるところでございます。
続いて、21、22ページをお願いいたします。
こちら、小中学校エアコン分の減額で、補正後の借り入れ見込み額としてございますけれども、3億2,630万円というふうな借り入れでございますけれども、事業費の精査、今後行われてまいりますので、実際にはこちらの金額の範囲内、内数での借り入れを予定してございます。
市債に関連しまして、ちょっとページのほう進みまして、56ページのほうをごらんいただきたいと思います。
市債の借り入れの残高の推移と、それから、今年度の見込みをご説明させていただきます。
まず、28年度と29年度の残高の比較でございます。合計では若干のプラス、500万円ほどのプラスとなってございます。
続いて、29年度の残高と30年度の見込み額、こちらを比較しますと、1億9,000万円ほど増加するというのは、こちらの表からは読み取れるところでございますけれども、今申し上げましたエアコン整備に関する借り入れでございます。
こちらの表でいいますと、普通債の(5)教育債というところの30年度の起債見込み額に3億2,630万円というものを計上してございます。しかしながら、この借り入れは実際には繰越事業ということでございますので、31年度の借り入れというふうになりまして、30年度の決算からは除かれることになりますので、結果、30年度の借り入れの残高というものについては、29年度末を下回る65億2,500万円程度というものを現状見込んでおるところでございます。
続いて、歳出の主な補正の内容について説明を続けさせていただきます。
ページのほう、戻っていただきまして、23、24ページ、お願いいたします。
歳出のほうの説明ですけれども、今回の補正予算、当初予算の前倒し計上というものを含め、繰越明許費が大部分を占めてございますので、こちら、繰越明許費の新規設定項目を中心にご説明をさせていただきたいと思っております。
では、1目でございます。一般管理費の13節委託料でございます。こちら、繰越明許費第2表のほうの事業名では、人事給与管理事業ということでございますが、入退室・就業管理システム構築事業ということで予算計上してございます。職員の勤務時間等を管理するシステムでございまして、こちらの庁舎建設時から使用しておりまして、15年経過してございます。現状、本庁舎の職員のみ、システムで管理しておりますけれども、今般の更新にあわせ、出先に勤務している職員についても更新後のシステムを利用して管理することとしておるところでございます。
続いて、同じく24ページ、一番下のところでございます。
10款自治振興費の工事請負ですけれども、町内会館の屋根及び外壁の塗装工事を実施することとしてございます。
ページ進みまして、29、30ページ、お願いいたします。
下から2つ目の項目でございます。4目保育所費の工事請負については、東向陽台保育所の屋根と外壁の修繕工事を実施いたします。屋根については、既存の屋根の上に新しく部材を重ねる工法、カバー工法というものを予定してございます。外壁については、塗装を実施するものでございます。
33、34ページ、お願いいたします。
4款衛生費1項保健衛生費2目予防費でございます。34ページのほうの説明欄、感染症予防事業ということで、風疹予防に係る抗体検査及びワクチン接種を実施することとしてございます。
予算計上科目としましては、印刷製本費、それから、通信運搬費などに加え、委託料を計上してございまして、具体には、1枚めくっていただきまして、36ページ、説明欄のほう、上から4つ目の項目でございますが、風しん感染症予防ワクチン追加対策業務として委託料のほうを計上してございます。
同じく35、36ページでございます。
中段、4款衛生費2項清掃費2目ごみ処理費。清掃センター関係でございますけれども、こちらも繰り越し、3件設定しておりまして、11節需用費、修繕料については車両の重量を計測する機器ですけれども、こちら、トラックスケールの修理を実施いたします。
次の委託料については、現在使用していない施設、旧ごみ焼却施設ですけれども、今後、施設を解体撤去というものをするに当たりまして、解体に必要な事業費を把握するため、設計業務を発注することとしてございます。
次の備品購入費については、現在使用しているショベルローダー、こちらの更新費用を計上してございます。
続いて、39、40ページ、お願いいたします。
上段でございます。4目道路改良費13節委託料については三ノ関大崎線の改良工事を今後実施するに当たり、新たに測量及び設計業務を実施するものでございます。
次の15節ですけれども、穀田三ノ関線のほうでございます。現在、事業を執行しておりますけれども、施工箇所にコンクリートの破片、コンクリート殻というふうなことで呼んでおりますけれども、こちらが埋設されていたということから、その撤去費用を今回計上してございます。
次の22節補償金ですけれども、こちらは市道郷田線改良に伴う物件補償費のほうを計上してございます。
同じく40ページ。
公園費でございます。委託料です。下から2つ目の項目、展望台現況調査業務ですけれども、こちらは大亀山森林公園内の展望台について、経年劣化が進んでいるという状況から、現状を詳細に調査するということでございます。
1枚めくっていただきまして、41、42ページでございます。
42ページ。同じく公園費、上から2つ目、15節工事請負費ですけれども、遊具及び休憩施設の更新をそれぞれ実施いたします。
続いて、43、44ページ、お願いいたします。
中段、10款教育費2項小学校費、こちらの15節、それから、同じく下段、3項中学校費の15節空調設備整備工事、2つ合わせて、契約に伴ういわゆる請差として2億800万円ほどの減額をしてございますけれども、予算上、それぞれ1,000万円ほど事業費を確保した形で、今回、減額補正をしてございます。これについては、今後、事業の進捗によっては、工事内容の変更、または関連工事の可能性もあるということから、予算の枠を確保してございます。事業が進んだ結果、仮に減額せずに残している額について不用額相当が生じたという場合には、繰り越し事業については新年度の補正予算での減額補正というものを行うことができませんので、31年度の決算上の不用額というもので処理することを予定してございます。
続いて、45、46ページ、お願いいたします。
中段、10款5項社会教育費1目社会教育総務費の25節積立金でございますけれども、歳入の一般寄附のところで申し上げました。本日、議決をいただいております富谷市民図書館基金への積み立てを行う経費となってございます。
説明の最後でございます。
ページ飛びまして、47、48ページ、お願いいたします。
48ページ、中ほど。公民館費の15節工事請負費ですけれども、富ケ丘公民館に隣接するみんなの広場に新たにシェルター、日よけ施設を整備することで予算計上してございます。
私からの説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

○副議長(安住稔幸君) この際、午後1時まで休憩といたします。


午前11時57分 休憩


午後 1時00分 再開


○副議長(安住稔幸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。10番西田嘉博君。

○10番(西田嘉博君) それでは、32ページ、37ページ、お願いします。
8款2項2目15節工事請負費のうち、側溝整備事業の3地区の施工延長について伺います。

○副議長(安住稔幸君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) まず、太子堂地区につきましては約280メートルで計画しております。それから、富ケ丘地区につきましては約220メートルです。鷹乃杜地区におきましては約200メートルで計画をしているところでございます。

○副議長(安住稔幸君) ほかにございませんか。7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) まず、14ページの市税の補正といいますか、1億3,830万円の主な要因をお伺いいたします。
続きまして、10款1項1目地方交付税の追加されたもの、どういうものによって追加されているのか、お伺いいたします。
続きまして、28ページの3款1項3目扶助費の障がい者交通費助成に関しまして、こちら、タクシー券だと思うのですけれども、現状、やはり利用率が低いということで、その改善というのはどのように検討されているのか、お伺いいたします。
関連しまして、32ページの高齢者・障がい者交通対策事業が入っているんですけれども、この予算、予定よりも大分補正されているということで、こちらの改善のどのように検討されているのか、お伺いいたします。
敬老祝い事業に関しまして、200万円ほど減になっているのですけれども、こちらの要因をお伺いいたします。
続きまして、44ページの10款1項3目21節の貸付金、奨学金に関しまして、大分減額がされているかと思うのですけれども、やはり減額などをするよりも貸付金の増額などが検討が必要な時期に入っているのではないかと思います。見解をお伺いいたします。

○副議長(安住稔幸君) 税務課長。

○税務課長(泉川潤哉君) まず、大きいところで、個人住民税、あと法人、固定資産税というところですけれども、個人住民税に関しましては、当初予算で見込んだより義務者数が増加したというところ、あと、退職所得も実際のところがふえたというところで、退職所得に関しては、毎年、見込めないところから、大体でいつも置いているんですけれども、実際の収入額に合わせて増額補正をしたところであります。あと、法人税も増額補正しておるんですけれども、法人のほうは、事業所の業績がよかったということと考えております。あと、固定資産税に関しましては、評価がえによって、土地のほうで税収が増と。あと、償却資産のほうで新規取得が多かったというところで増加というところですね。それにあわせまして、収納率のほうも上げておりますので、そういったものが合わさりまして今回の補正額というところで割り出しております。

○副議長(安住稔幸君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) 今後、追加されるものということでご説明させていただきますけれども、交付税決定される際に基準財政需要額と収入額の差分ということで交付されるんですけれども、例年、それをさらに全国一律の調整率というものを掛けまして割落としされるのが通例でございます。今回、その割落としされた部分が675万5,000円というふうなことで当初決定されているんですけれども、その割落としが国の税収の上振れということで、今回は割落としは回避するという通知が先週あったことから、670万円ほど、さらに追加されるという内容でございます。

○副議長(安住稔幸君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) 3款1項3目の障がい者福祉費、扶助費の障がい者交通費助成についてというご質問であったかと思いますが、こちら、303万円ほどの減額とさせていただいております。
内容につきましては、タクシーチケットではございません。「とみぱす」に関してのチャージ利用についての扶助ということでございます。「とみぱす」の利用に当たっては、今年度22名の新規の方がお申し込みをいただいてはおりますが、全体としては、その分、想定していた新規数よりも下回ったことにより、チャージ数も減額を生じたというものでございます。

○副議長(安住稔幸君) 保健福祉部次長。

○保健福祉部次長(中山高子君) 「とみぱす」についての高齢者分の減額分でございますが、扶助費のところで1,200万円ほど減額しておりますのは、新規対象者が、一応600人見込んでいたところが330人というふうな形と、あと、チャージにつきましても、1,300人ほど見込んでいたところがちょっと少なくなっているという状況でございますので、今後につきましては、やはり広報等、あと個別に通知していくような形で周知徹底を図ってまいりたいと思っております。
敬老祝金につきましての200万円ほどの減額につきましては、当初、祝金につきましては630名ほどの節目の方々を予定していたところでございますが、実績として555名というふうな形になったことの減額でございます。

○副議長(安住稔幸君) 教育部長。

○教育部長(佐藤英樹君) 貸付金につきましては、申込者全員に本年度も貸し付けを行いました。額につきましては、選考委員会で今のところ適正ということで判断されております。

○副議長(安住稔幸君) ほかにございませんか。7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 市税などに関しまして、済みません、13ページの個人所得税などがふえているということだと思うんですけれども、今、人口もまたきょう見たらふえているというような状況で、今後もふえるような傾向にあるのか、お伺いいたします。
それと、28ページ、先ほどの障がい者交通費助成なんですけれども、こちらと32ページの高齢者・障がい者交通対策事業に関しまして、こちらはタクシー券の補正みたいなものは入っていなかったのか、再確認でお伺いいたします。
それと、32ページの敬老祝金に関しまして、やはり全協などで説明があった数と大分、どんどん変わってくるような状況もあるのではないかなと思います。なかなか予測というものも難しいものだとは思うのですけれども、今後、以前示された数、支給する人数、そして金額というもの、あれは変わるような状況なのかどうか、お伺いいたします。
そして、44ページの奨学金貸付事業に関しまして、こちらの県の奨学金などと比べても少し少ないというような状況もありますので、このあり方というのはやはり検討していく時期なのではないかなと思いますけれども、再度、見解をお伺いたします。

○副議長(安住稔幸君) 税務課長。

○税務課長(泉川潤哉君) 当然、人口がふえれば住民税のほうの増加が見込めるところです。またあと、明石台八丁目、今後、本格的に販売していくということから、固定資産税の増も見込めるところです。

○副議長(安住稔幸君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) 28ページの扶助費につきましては、この中には先ほど申し上げたとおり、タクシーチケットの減額は入ってございません。「とみぱす」のチャージに関してということでご理解いただければと思います。
ちなみにタクシーチケットにつきましては……
失礼しました。
28ページの扶助費、障がい者交通費助成の303万円の中にはタクシーチケットに関する減額というものは含まれてございません。
タクシーチケットに関しての現在の状況を申し上げますと、障がいに関しては、1月18日現在となりますが、交付率は42%ということで、おおむね、対象の方にはご利用いただき、なお増加の傾向にあるということをお知らせしておきます。

○副議長(安住稔幸君) 保健福祉部次長。

○保健福祉部次長(中山高子君) 敬老祝金につきましての人数でございますが、31年度につきましては、80歳、88歳、90歳というところでの見込み人数は、全協で示した数とほぼほぼ一致しておりますので、支給額についても行革で見直しの額でかけた額となってございます。

○副議長(安住稔幸君) 教育部長。

○教育部長(佐藤英樹君) 奨学金の貸付額につきましては、これからの世の中の情勢を見ながら、選考委員会のほうに毎年、毎年、判断を仰いでいきたいと思います。

○副議長(安住稔幸君) ほかにございませんか。16番山路清一君。

○16番(山路清一君) まず最初に、24ページなんですけれども、自治振興費の中で、ひより台二丁目会館屋根等改修工事、日吉台二丁目会館屋根等改修工事とありますけれども、劣化だと思うんですけれども、状況をお聞きいたします。
それから、40ページのほうの道路改良費についてなんですけれども、先ほど、コンクリート殻云々で、多分、これは議案第23号のほうの関連だと思うんですけれども、その辺の詳細についてお伺いいたします。
それと、42ページ、8款の土木費の中の住宅宅地震災対策事業費の中で、今回、42万4,000円減額になっておりますけれども、625万2,000円の予算がついています。これは平成30年度は何件あったのか、お伺いいたします。
以上です。

○副議長(安住稔幸君) 市民協働課長。

○市民協働課長(高橋加代君) それでは、まず、町内会館の劣化の状況ということでございますが、まず、ひより台二丁目会館、日吉台二丁目会館ともに経過年数26年、28年というところの中で、まず、屋根につきましては、全体がさびがあるという状況でございまして、こちらはどちらとも塗装を施しての改修が必要な状況となっております。あわせて、外壁につきましても、経年劣化によりまして塗装が必要な状況となっておりますので、今回、補正計上したものでございます。

○副議長(安住稔幸君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 市道穀田三ノ関線埋設物撤去工事の内容でございますが、まず、現在工事区間内で盛土材として再利用を考えていた場所の掘削を行うために試験掘削を本年1月7日に行いました。その結果、1月10日付でございますが、掘削試験の結果ということで、コンクリート殻、それから、アスファルト殻等が地中に埋まっていたというようなことがございました。
2月補正に向けて積算業務等を開始いたしまして、2月7日に塩釜保健所、それから、2月14日に塩釜保健所、大和警察署と現地のほうを確認をいただきまして、いつ、どの時期に埋設されたものかも不明であると。また、事件性も考えられないということで、これからまた事業を進めていくというようなことになっております。

○副議長(安住稔幸君) 都市計画課長。

○都市計画課長(高田浩幸君) まず、木造住宅耐震診断助成事業が当初予算が10件から実で6件という形にもなりまして、あと、危険ブロック除却事業のほうが5件から7件という形でプラスになっております。

○副議長(安住稔幸君) ほかにございませんか。16番山路清一君。

○16番(山路清一君) まず、24ページの会館の改修工事なんですけれども、今現在は雨漏りはしているのかどうか。さびが見えるという話だったんですけれども。あと、外壁の劣化という話なんですけれども、外壁の劣化というのは、塗装面の劣化か、それとも、今会館で使っているシーリング関係の劣化も含むのかどうか、お伺いします。
それから、40ページの穀田三ノ関線のほうの殻の件なんですけれども、実際、これは産業建設常任委員会でもちょっと見てきたんですけれども、結構新しいような殻なんですね、入っているのが。あと、給排水関係のほうの配管なども入っていたんですけれども、この辺について、どのくらいの量が入っているのかどうか、再度、ちょっとお伺いいたします。
それから、住宅の地震の災害対策なんですけれども、これで今お話あったんですけれども、対策事業関係、ブロック関係はわかるんですけれども、多分、うちのほうが今10件から6件に減ったというお話なんですけれども、この住宅関係のほうの耐震補強関係はどのような方法でやっているのか、耐震壁を設けるとかいろいろあるんですけれども、その辺について、詳細をお伺いいたします。

○副議長(安住稔幸君) 市民協働課長。

○市民協働課長(高橋加代君) まず、屋根につきましては、ひより台二丁目、日吉台二丁目ともに雨漏りはしていない状況でございます。それから、外壁につきましては、いずれも主に塗装面の劣化ということで、若干シーリングの劣化も見られるという状況でございます。

○副議長(安住稔幸君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 埋設されているコンクリート殻等の詳細なボリュームは、現在のところ、わからない状況でございます。
しかしながら、補正予算のほうにつきましては、約、面積におきまして400平米分の面積で積算をしているところでございます。

○副議長(安住稔幸君) 都市計画課長。

○都市計画課長(高田浩幸君) 今、耐震診断士のほうに依頼しまして、現地のほうを確認していただいて、それで報告書を作成していただいております。

○副議長(安住稔幸君) ほかにございませんか。16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 2点ほど、お伺いいたします。
今、会館なんですけれども、会館はこのほかにも各地区の会館関係が非常に傷んできているところが目にするんですけれども、これ、年間、大体、どのくらいの会館の、予算も含めて、どれくらい今考えているのか、お伺いいたします。
以上です。

○副議長(安住稔幸君) 市民協働課長。

○市民協働課長(高橋加代君) 会館の修繕の年間の予算ということでございますが、まず、平成30年度につきましては、小破修繕対策ということで150万円の予算を計上しておりまして、その中で、随時、修繕が必要な箇所につきまして行ってきている状況でございます。また、新年度につきましても、同じぐらいの予算で計上させていただいて、同様に進めてまいりたいと考えております。

○副議長(安住稔幸君) ほかにございませんか。8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 13、14ページのところで、市税ですが、先ほど納付率が上がったという話がありました。昨年と比較してどのくらい上がっているのか。最終、どこまで納付が上がっていくのか。その見通しはあるか、お尋ねします。
30ページです。下のところに行きまして、工事請負費、東向陽台保育所の屋根及び外壁改修があります。屋根をカバー工法でするということですが、これで大体何年ぐらいをもたせるというか、するのか。たびたび議題になりますが、東向陽台保育所の改築、移転、移設みたいなものは考えないのか。これで当面しのぐということなのか、その対応をお尋ねします。
44ページです。奨学金の貸付金についてです。先ほど、藤原議員からもあったんですが、ほかのところと比べて金額が低いということで、利用できないという人たちもたくさんいるはずで、富谷の学生たちを支援するというのであれば、やはり適切な提案が必要だと思うんです。そこの中で、選考委員会で適正と判断されているということでしたが、どういうことをもって適正と判断しているのか。そのあたりを詳しく説明してもらいたいと思います。

○副議長(安住稔幸君) 税務課長。

○税務課長(泉川潤哉君) 今回の補正におきましては、当初予算から、まだ決算迎えておりませんので、安全なところとして0.5%ほど上乗せしたというところでございます。ですので、当初予算では、市民税とか、固定資産税ですと、98%で見ておったものを98.5%で今回は算定しまして補正の額に上げております。29年度決算でいきますと、両方とも99%、現年分では超えてはおったんですけれども、今年度も何とかその数字までは、近いところまでは持っていきたいなと思っております。ただ、まだちょっと期間がありますので、はっきりしたことはまだ申し上げられません。

○副議長(安住稔幸君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 東向陽台保育所の屋根につきましては、何年もたせるというよりは、前回の議会でもご承認いただきまして、棟包みのほうがちょっと危ないということで、それの補修ということでの補正になっております。ただ、見積もりいただいたところでは保証が15年つくというところになっていますので。ただ、築、ことしで42年になりますので、あと15年はちょっと現実的ではないのかなということは、ちょっと思いますけれども、一応そういった形になっております。建てかえ等に関しては、東向陽台保育所、建ったときとやっぱり周りの状況も変わっております。敷地面積もかなり狭い、850平米ぐらいとなっておりますので、あの場所で建てかえというのはちょっと考えづらいのかなというふうには思っております。

○副議長(安住稔幸君) 教育部長。

○教育部長(佐藤英樹君) 昨年も額につきましてご質問、検討のほうの依頼がありまして、その場では今年度の選考委員会のほうで協議するというお話をさせていただいております。その際、協議につきましては、まず、今のところ、額についての増額の希望というのはないという情報も流しております。ただ、この額について適正化どうかというところについて、一つ一つ、各委員さんのほうに意見をもらう感じでは、現在のところはこの額でいいのではないか、返済がふえるというところも考えましてという意見もありました。
以上です。

○副議長(安住稔幸君) ほかにございませんか。8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 東向陽台保育所ですけれども、これからの子どもたちをどう預かるかということにもつながると思うので、計画としては着々と進めなければならないと思いますので、適切な時期に計画をするように求めるわけですが、その対応はどうなっているのか、お尋ねします。
44ページの奨学金ですけれども、これもまた一般質問とかで取り上げています。お金が合わせて約700万円用意ができているということであれば、これらを適切に使って給付型ということも考えられるし、本当に返済が大変だという話、もっともだと思うんです。ローンですから、貸し付けで返さなければならないものですからね。そういうことも全体として考えて、そして、審議会に資料提供して審議していただくということが必要なのではないでしょうか。給付型についてはどこのところまで検討が進んでいるのかもあわせてお答えください。

○副議長(安住稔幸君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 東向陽台、明石台地区につきましては、明石台東側についても造成が始まります。人口増をこれからも見込まれる地区でございますので、保育施設というところの面では、もちろんあったほうがいいということにこしたことはありません。ただ、ご存じのように、財政的な側面からというところもございますので、その辺、新しいものを建てたい、来年建てようという話ではございませんので、その辺は、財政サイド等と検討しながら進めていきたいと思います。

○副議長(安住稔幸君) 教育部長。

○教育部長(佐藤英樹君) まず、最初の給付型につきましては、国のほうの動向で、給付型のほうに踏み込んでおります。実際、富谷市で行っている奨学金の制度とはかなり違いますので、分けて、今後、給付型について研究していきたいと思います。
あと、額のほうがかなり余っているというところがあるんですけれども、これにつきましては、これまで同様、広く周知していきたいと思っております。

○副議長(安住稔幸君) ほかにございませんか。1番金子 透君。

○1番(金子 透君) 私からは1点だけ、質問させていただきます。
38ページ、下から2番目、委託料。除融雪業務1,500万円の追加補正になっておりますけれども、ことしの冬ぐらい雪が降らなくて道路の凍らない年は近年ないぐらいではないかと思われるのですけれども、この1,500万円の追加補正の内容をちょっと詳しくお示しください。

○副議長(安住稔幸君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 補正の事業におきましては、昨年の12月の天候の状況によりまして、前年度と比べまして約1,100万円ほど委託料がふえてしまったということがございました。この1月、2月、天候は今このような状況でございますけれども、その時点におきましてそのような額の前年度比増があったものですから、補正をさせていただいたというところでございます。

○副議長(安住稔幸君) 1番金子 透君。

○1番(金子 透君) 見通しが甘かったとかそういうことではなかったのでしょうかね。本当に、前年度に比べるとということは、おととしと比べるということの理解でよろしいわけですかね。

○副議長(安住稔幸君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 前年度比、それから、過去3年平均の委託料の額と比べまして、やはりこの12月の委託料の増の状況でありますと足りなくなる可能性が出てくるということで、補正をさせていただいているところでございます。

○副議長(安住稔幸君) ほかにございませんか。5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) 30ページの先ほどもありました東向陽台保育所の改修工事なんですけれども、42年築の建物に対して1,400万円の改修工事というのはかけ過ぎじゃないかというふうに思います。屋根、外壁だけじゃなくて、室内、例えばホールなんかは、ギシギシ、ギシギシ、床がいっている状態の中で、今後、また補修、補修となって予算がかかっていくとなると、累積として建てたほうが早いんじゃないかというふうに思うんですが、その1点だけ、お伺いします。

○副議長(安住稔幸君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 正直、高額な改修にはなっております。ただ、2回ほど棟包みが飛んで、今回、前回に関しては近隣の車をちょっと傷つけてしまったというところもございます。近隣、もし、これが人に当たっていたら、とても大変だということもございますので、まずは周囲への安全面というところも考慮しての改修というふうに考えております。

○副議長(安住稔幸君) 5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) 駐車場の問題も東向陽台保育所の場合すごくありまして、その辺の近所からのクレームというものもあると聞きます。やはり、その辺のトータル的な部分を考えると、やはり使い勝手という部分と、今後ますます経費がかかっていくということを考えて、やはり早目の移転、新築というものが必要だと思うんですが、再度、お伺いします。

○副議長(安住稔幸君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 繰り返しになりますけれども、あの場所ではやっぱりちょっと駐車場の確保というのは、若干傾斜地でございますので、というのもなかなか難しいというところがございます。そのほかの事情、いろいろございます。財政面だとかいろいろありますけれども、その辺、勘案して、明石台東地区のほう、造成間に合うように何とかしたいなというふうには考えております。

○副議長(安住稔幸君) ほかにございませんか。13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 36ページなんですけれども、済みません。
4款衛生費のところの風しん感染症予防ワクチン追加対策業務についての詳細、年齢等を求めたいと思います。

○副議長(安住稔幸君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) こちらの風しん感染症予防追加対策につきましては、対象者が昭和37年7月2日生まれの方から昭和54年4月1日生まれの方、男性の方ということで、現在39歳から56歳の年齢の男性の方を対象としているものです。国の施策として行うもので、3年間の対策事業ということで、4月1日から実施できるように、現在、国・県あわせまして準備のほうを進めている状況にあります。

○副議長(安住稔幸君) ほかにございませんか。11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) 1点だけです。42ページの上段の15節工事請負費、この工事の都市公園の交換工事の公園、何カ所なのかと、その下の東公園のパーゴラの工事は何基かあるんですけれども、今の状況と何基交換するのかについてお伺いします。

○副議長(安住稔幸君) 都市計画課長。

○都市計画課長(高田浩幸君) まずは、都市公園の遊具交換でございますが、あけの平二丁目公園とひより台一丁目南公園の2カ所という形になっております。
あと、成田東の公園のパーゴラにつきましては、延長で20メートルあるんですけれども、それをちょっと縮小しまして、10メートルという形のことで今計画しているものでございます。

○副議長(安住稔幸君) ほかにございませんか。11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) ということは、1基ですね。

○副議長(安住稔幸君) 都市計画課長。

○都市計画課長(高田浩幸君) パーゴラのほうにつきましては、4つほどを組み合わせてなっているものを今度は4つから2つという形で10メートルぐらいにしていくものでございます。

○副議長(安住稔幸君) 11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) 最後ね。確かに腐っているんですよね。ぜひ、耐久性のあるものに変えていただきたいということで、木材じゃなくて、樹脂製の材料に変えていただきたいという要望も出ています、町内から。それと、もう一つ出ているのは、耐久性を上げるために、屋根に格子状態のところに屋根をつけてほしいという要望も出ていますので、ぜひ、町内会役員と検討していただきたいなというふうに思いますけれども、質問でございます。

○副議長(安住稔幸君) 都市計画課長。

○都市計画課長(高田浩幸君) 議員のおっしゃるとおり、木のほうから、今回は柱を擬石にしまして、あとは屋根のほうは合成木材という形のことで、そういった雨に強いような形のもので整備するという形のものですね。あとは、そういった屋根とかというものにつきましては、既存であずまや1基とシェルターが2基ございますので、今回のパーゴラにつきましては、景観に配慮したものということもありますので、地元町内会と話をしながら今後やっていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

○副議長(安住稔幸君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) それでは、私から、歳入について3件、歳出で1件、質問いたします。
まず、20ページの財政調整基金繰入金1億5,700万円の減額になっておりまして、先ほどの財政課長の説明では、今年度の31年3月末では、財調の残高見込みが38億8,000万円ぐらいになるんじゃないかということの説明をいただきました。ただ、これ、当初予算編成したときに財調は入れないで予算編成をしたという経緯がございます。それで、実際には残高ベースでいくと4,200万円、財調を繰り入れしているという形になろうかと思いますけれども、これはあくまでもエアコンのための要因だけだというふうに理解していいのかどうか、お尋ねします。
それから、同じ20ページの雑入の中の5節過年度返納金、これについて91万4,000円の減額となっておりますけれども、これは私は幼稚園奨励費の補助金の返戻分だと思うんですけれども、現在での未回収残は幾らなのか、お尋ねいたします。
それから、次のページの22ページ。教育債についてなんですけれども、先ほどの説明では、地方債の残高としては繰り越しになるので、56ページの資料の68億5,000万円ではなくて、これよりこの分3億2,600万円減りますよという説明を受けたんですけれども、そうすると、29年度決算よりも1億3,600万円、30年度のいわゆる市債残高は減というふうな理解でよろしいのかどうか、お尋ねします。
それから、歳出について1点。いろいろ先ほどから議論出ています30ページです。東向陽台保育所の屋根、1,500万円ほどで緊急補修をしなくてはならないということは、よくわかりました。ただ、今後の方針についても、すぐ建てかえるとか、そういうことはちょっと今のところは考えていない。財政上の問題もあるという話なんですけれども。ここで、ただ、そうは言いつつ、築42年たって今後の対応についてどう考えているのか、お尋ねいたします。
以上です。

○副議長(安住稔幸君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) では、前半、私から2点、まず、財政調整基金の計算上4,200万円ほどということで、おおむね、今年度に限ってはエアコンの充当残といいますか、エアコンの整備に関して補助金と起債を入れた残りの金額に大体合致するところでございます。現状、ただ、4,200万円ですけれども、今後の補正ではさらにうまくいけばもう少し繰り戻しをできたかなというふうには考えているところでございます。
もう1点、地方債の残高については、議員のご指摘のとおりでございます。

○副議長(安住稔幸君) 教育部長。

○教育部長(佐藤英樹君) 私立幼稚園就園の補助金の返納につきまして、収納未済額につきましては381万7,900円でございます。

○副議長(安住稔幸君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 東向陽台保育所の場所につきましては、先ほどから申し上げているとおり、やっぱりちょっと敷地的にはちょっと狭いところがあるんじゃないかというふうには考えております。ただ、今後、新たに保育施設を整備するとなった場合、やはり公立よりも民間、私立という考えのほうが、ランニングコスト的にも、整備的にも、補助が大量に入ると、国・県の補助が入るということでございますので、そちらのほうで考えたときに、場所であるとかそういったところも含めて早いうちの検討が必要かなというふうには考えております。

○副議長(安住稔幸君) ほかにございますか。12番出川博一君。

○12番(出川博一君) それでは、財政調整基金のところについてですけれども、4,200万円ほど繰り入れしていますということで、先ほどの財政課長の答弁では、この4,200万円についても3月の専決で何とか消して、格好よく、財調は使わなかったというふうに持っていきたいという意図が見えたんですけれども、その辺について再度確認いたします。
それから、過年度返納金のところで、未回収残高が381万7,000円とお聞きしました。ただ、ここの30年度、今年度の当初予算では133万8,000円を計上しておりまして、それから91万4,000円減額ということで、ということは、実質改修できたのは42万円程度ということになるんですけれども、そういう中で、これについて、今後どういうふうに対処して380万円を回収する予定なのか、その辺についてお尋ねいたします。
それから、教育債、市債についてなんですけれども、これもいろいろ調べますと、いわゆる29年度決算で達成したとして大きくクローズアップされた正味プライマリーバランス、それと基金残高の増額ということをうまくできた、できる感じなのかというような、2年連続でそれを目指すことになるのかどうか、お尋ねします。
それから、歳出のところで、ここのところ、ちょっとこれからの質問、市長にお願いしたいんですけれども、保育所ですから、子育てなんですけれども。別な形では、東向陽台幼稚園が廃止という方針も出されております。その中で、先ほど、子育て課長の説明にもあるように、これからもまだ需要はあるでしょうということからすると、そろそろ認定こども園、この辺のところの方針といいますか、この辺を含めた答弁をいただきたいなと。
以上です。

○副議長(安住稔幸君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 東向陽台保育所の今回の改修費につきましては、これまで答弁しているように、周辺に危険性が伴うということで、まずは修繕が必要だということでご理解を賜れればというふうに思います。
なお、今後のいわゆる建てかえ等につきましては、やはり、先ほど、担当課長が申し上げたように、公立の場合はほとんど国の交付金の対象にならないわけでございまして、運営が逆に民営の場合はかなり補助等の手厚く国の交付金等もいただけるということで、もし建てかえ等を考えるのであればそちらのほうが財政的にも効果的だというふうに考えているところです。
なお、東向陽台幼稚園の今後の民営化につきましては、議員のご意見のとおり、やはり今後は認定こども園の流れが、このたび杜乃橋、初めて1校つくりましたけれども、ほかにも今後認定こども園の流れになっていくことは時代の流れに沿っているかというふうに思っております。

○副議長(安住稔幸君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) まず、財調の関係でございます。4,200万円ほどの繰り入れというのは、予算上、12月の追加で2億、今回、繰り入れの三角ということで、差分が4,200万円ほどの取り崩しとなるんですけれども、先ほど申し上げたとおり、全体では決算積み立てということで、予算に計上していない部分で既に3億500万円ほど積み立てしてございますので、既に2億6,000万円ほど、前年度と比較しますと、今年度ふえているというふうなまず状態でございまして、ですから、その意味では、残高については、今回の4,200万円が仮に消えなくても残高はふえるような状況になってございますが、できれば、4,200万円というものも消したほうが、見栄えというんですか、それはいいことは確かでございます。
もう一点、正味プライマリーバランス、こちらについては、今回、教育債、繰り越しするということに伴いまして、ほぼ2年連続での達成というのは見えているかなというところでございます。

○副議長(安住稔幸君) 教育部長。

○教育部長(佐藤英樹君) このお金につきまして、実際209世帯のうち、完納が終わったのが178世帯で、まだ未回収のところが31という現状でございます。そのうち、31世帯につきまして、分納等の計画書のほうの提出をお願いして、提出をしていただいているところがあります。まだその計画書のほうが提出されていないご家庭、あとは協議に応じないご家庭もちょっとありますので、今後、粘り強くしていきたいと思います。この件に関しましては、市の弁護士にも相談しながら慎重に取り組んでおりますので、今後とも、また回収のほうに努めていきたいと思います。

○副議長(安住稔幸君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) これは起こってしまったことなので、いわゆる幼稚園奨励金の問題なんですけれども、これは多分これからもかなり苦労するだろうと思います。今、部長の答弁にもありましたように、弁護士とも相談しているということで、やっぱりこれはある程度、当然、頑張らなくてはならないんですけれども、分納ということで、そうは言いながら、31年度、来年度の予算で120万円の計上しかできないということからすると、380万円ある中で120万円しか来年度できないということになると、まだまだ時間がかかる問題だというふうに思いますので、その辺の方針について、内々協議されておるのかどうか、その点についてもう一度確認いたします。

○副議長(安住稔幸君) 教育部長。

○教育部長(佐藤英樹君) 庁舎内でも検討していますし、引き続き、弁護士さんとも検討していきます。

○副議長(安住稔幸君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第9号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第14 議案第10号 平成30年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)


○副議長(安住稔幸君) 日程第14、議案第10号平成30年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)を議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) それでは、補正予算に関する説明書の58ページをお願いいたします。
平成30年度富谷市の国民健康保険特別会計の補正予算は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出の総額からそれぞれ367万2,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ41億8,052万7,000円とするものでございます。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
それでは、67ページをお願いいたします。
歳入からとなります。
1款1項国民健康保険税、941万円を追加するもので、徴収率及び調定額の変更によるものでございます。
2款1項1目手数料、18万円を追加するものです。
4款1項2目乳幼児医療費補助金、90万4,000円を追加するもので、補助金の額の確定によるものです。
6款1項1目一般会計繰入金、1,902万3,000円を追加するもので、保険基盤安定繰入金及び財政安定化支援繰入金等の額の確定によるものです。
次のページをお願いいたします。
6款2項1目財政調整基金繰入金、4,217万4,000円の減額、財源調整によるものでございます。
6款2項2目その他基金繰入金、820万5,000円を追加するもので、高額療養費貸付基金700万円及び出産資金貸付基金120万5,000円を処分に伴う繰り入れでございます。
8款1項1目一般被保険者延滞金、78万円を追加するものです。
次のページをお願いいたします。
歳出となります。
1款1項1目一般管理費、31万6,000円、通信運搬費の不用額及び高額療養費算定に係るデータ抽出業務の増によるものです。
1款2項1目賦課徴収費は80万円の減額となります。
3款国民健康保険事業費納付金1項医療給付費分、2項後期高齢者支援金等分、3項介護納付金分、これらにつきましては、補助金の額確定及び国保税保険基盤安定負担金額の変更に伴う財源更正となります。
5款1項1目特定健康診査等事業費、1,190万1,000円の減額です。特定健康診査完了による減となります。
次のページをお願いいたします。
8款1項償還金及び還付加算金、114万円を追加、過年度療養給付費等負担金及び高額医療費共同事業負担金の額確定により返還するものです。
8款3項1目一般会計繰出金、820万5,000円を追加するもので、高額療養費貸付基金及び出産資金貸付基金処分による繰り出しとなります。
以上で説明を終わります。よろしくお願いいたします。

○副議長(安住稔幸君) この際、2時まで休憩いたします。


午後 1時49分 休憩


午後 2時00分 再開


○副議長(安住稔幸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 67、68ページの6款1項1目1節保険基盤安定繰入金(保険税軽減分)こちらの詳細な説明をお願いいたします。
続きまして、69、70ページの2節保険基盤安定繰入金、こちらの詳細な説明をお願いいたします。

○副議長(安住稔幸君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) こちらの保険基盤安定繰入金の保険税軽減分につきましては、国保の被保険者の負担軽減を図るために税の軽減を行っているもので、県と市で補助を持ちながら支援している、繰り入れしているものになります。
同じように、70ページの保険者支援分については、国・県・市、それぞれの割合で支援するような形での繰り入れとなってございます。

○副議長(安住稔幸君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) まず、67、68ページの保険基盤安定繰入金に関しまして、こちらの軽減分の支援、7割・5割・2割のことだと思うんですけれども、こちら、現状どのような、どのぐらいの方たちが対象となっているのか。
続きまして、69、70の国・県・市のそれぞれの割合をお願いいたします。

○副議長(安住稔幸君) 税務課長。

○税務課長(泉川潤哉君) まず、税の2割・5割・7割の軽減内容でございます。これは1月末現在の数字でございます。世帯数で申し上げます。2割は713世帯、5割は865世帯、7割が1,306世帯となっております。

○副議長(安住稔幸君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) 保険基盤安定繰入金の保険税軽減分につきましては、県が4分の3、市が4分の1となります。同じく繰入金の保険者支援分につきましては、国が2分の1、県が4分の1、市が4分の1となっております。

○副議長(安住稔幸君) ほかにございますか。12番出川博一君。

○12番(出川博一君) それでは、70ページの財政調整基金繰入額で、3月末で財調の残高は幾らと見込んでいるのか、お尋ねいたします。

○副議長(安住稔幸君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) 現在、今回の2月補正分を加えまして13億4,700万円程度となる予定と見込んでいます。

○副議長(安住稔幸君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) これも30年当初では1億6,000万円ほど計上して、実際は9,300万円でおさまったという形になろうかと思うんですけれども、その中で、この13億4,700万円という財調の水準、これ、私は非常に高過ぎると思うんですよ。1年前にも保険料の改定のときももう少し保険料の上げを抑えるべきじゃないかという議論をさせていただきましたけれども、結局、そのときは、いやいや、まだ制度が始まっていないのでどうなるかわからないんだというお話だったんですけれども、約1年経過して13億4,700万円ということで、それほど大きく基金を使ってはいない。ですから、これは引き下げが可能なのじゃないかと私は思うですけれども、その辺についてお尋ねします。

○副議長(安住稔幸君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) 基金の残高につきましては、確かに額的には多額なものになるかと考えています。しかし、国・県における激変緩和措置につきましても、ある一定期間ということで決められておりますので、その期間につきましても1年度よりは2年度、2年度よりは3年度というふうに縮減傾向になるような措置となっております。今後、保険税のほうをこの税率で維持していくというふうになりますと、納付金の額との差異がどんどん広がってくるのは見込まれていますので、この基金を有効に活用しながら、市の独自の激変緩和措置を入れながら、被保険者の負担軽減を図ってまいりたいというふうに考えていますので、現在のところ、引き下げというふうなことは検討はしていないところになります。

○副議長(安住稔幸君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) ただ、これは税とは違って、いわゆる受益者負担が、受益を受ける人が保険料を払って、ほかの援助金もありますけれども、そういう形で運営されているわけですから、当然、その時代、時代で利用される方々が還元されるべきで、13億円も預金をためておく必要はないと。やっぱりそれはその時代、時代の人たちで平等に使っていってもらって、どうしても足りなくなったときは値上げをするという方策もあろうかと思うんですけれども、その辺の考え方についてお尋ねいたします。

○副議長(安住稔幸君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) この問題につきましては、これまでも何度も答弁させていただいているように、やはり激変緩和ということで、このことは、たまたま今回13億円という金額になっておりまして、これは一気に2年、3年で2億、3億という額が、多分今後、見通しとして、基金から繰り入れしながら現状の税額を維持していくような形になるかというふうに見通しております。そういう意味では、一旦下げてしまうと、さらにその額が一気に広がりますので、さらにその目減りが、年数が早くなってしまうので、下がったとしても2年ぐらいですぐに急激に上げなければならないという現象に陥る可能性もあるので、そういう意味で、現状をまずは2年、3年、多分、その先には間違いなく基金が底をつく可能性があると言われておりますので、そういう意味で、今の残高からすると、これほどあってというふうにどうしても思われがちなんですけれども、その辺、ご理解いただければというふうに思っております。

○副議長(安住稔幸君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第10号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第15 議案第11号 平成30年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第4号)


○副議長(安住稔幸君) 日程第15、議案第11号平成30年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第4号)を議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。

○上下水道課長(浅場 悟君) それでは、議案第11号について、ご説明申し上げます。
76ページをお願いいたします。
平成30年度富谷市の下水道事業特別会計の補正予算(第4号)は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ6,128万8,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ8億9,887万1,000円とするものでございます。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
第2条、地方債の変更は、「第2表 地方債補正」によるものでございます。
続きまして、内容について、事項別明細についてご説明いたします。
85、86ページをお願いいたします。
歳入でございます。
3款1項1目下水道事業費国庫補助金につきましては、社会資本整備総合交付金の交付額の確定に伴い減額するものでございます。
4款1項1目一般会計繰入金につきましては、歳入歳出予算の減額、追加等による調整により656万5,000円を減額し、合計を1億6,720万6,000円とするものです。
6款1項1目雑入につきましては、消費税の申告の更正により、平成26年度から平成29年度までの過年度分の消費税が減額されたことから還付金が生じたものでございます。
7款1項1目下水道事業債につきましては、吉田川流域下水道建設負担金が確定したこと及び社会資本整備総合交付金の交付額の確定により、それぞれ減額するものでございます。
次のページをお願いいたします。
歳出でございます。
1款1項下水道管理費につきましては、消費税額の確定及び請差等により減額するものでございます。
同じく2項、流域下水道費につきましては、吉田川流域下水道維持管理費負担金の増に伴い追加するものでございます。
同じく3項、流域下水道建設費につきましては、吉田川流域下水道建設負担金が確定したことにより減額するものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。

○副議長(安住稔幸君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第11号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第16 議案第12号 平成30年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第4号)


○副議長(安住稔幸君) 日程第16、議案第12号平成30年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第4号)を議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) それでは、議案第12号について、ご説明申し上げます。
別冊、補正予算の説明書90ページをお願いいたします。
平成30年度富谷市の介護保険特別会計の補正予算は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ325万2,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ27億7,594万2,000円とするものでございます。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
それでは、事項別明細書にてご説明いたします。
最初に、歳入でございます。
99、100ページをお願いいたします。
1款1項1目第1号被保険者保険料につきましては、300万円を減額するもので、65歳以上の第1号被保険者数の伸びが見込みより鈍化したことによる減でございます。
3款2項5目災害臨時特例補助金につきましては、48万4,000円を追加するもので、福島原発避難者の利用者負担減免2名分と保険料減免5名分の交付決定による国からの補助金でございます。
8款1項1目一般会計繰入金につきましては、193万8,000円を減額するもので、賦課徴収と介護認定に係る事務費繰り入れの減でございます。
2項1目介護給付費準備基金繰入金につきましては、120万2,000円を追加し、財源調整するものでございます。
次の101、102ページをお願いいたします。
歳出でございます。
1款2項1目賦課徴収費につきましては、44万円を減額するもので、納付書等の印刷製本の見積もり合わせにより単価が下がったことによる減でございます。
1款3項2目認定調査等費につきましては、149万8,000円を減額するもので、当初、施設入所者の認定調査を居宅支援事業所に年間委託する見込みでございましたが、雇い上げている調査員による調査で年内は賄い切れて、件数が多く見込まれる1月から3月までを委託することによる減でございます。
3款1項3目介護予防ケアマネジメント事業費につきましては、72万4,000円の追加で、総合事業利用者のケアプラン作成費が当初見込みより増加したことによるものでございます。
3款2項1目一般介護予防事業費につきましては、117万円を減額するもので、福祉健康センターで実施しております通所サービス事業、サロン・寄り合いの実施コースの減によるものでございます。
3款3項4目任意事業費につきましては、86万8,000円を減額するもので、システム変更により、10月からのリース契約したことによる介護給付費適正化システムの減と、死亡等により成年後見制度を助成対象者への報償費用の減によるものでございます。
以上でございます。

○副議長(安住稔幸君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第12号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第17 議案第13号 平成30年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)


○副議長(安住稔幸君) 日程第17、議案第13号平成30年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) それでは、議案第13号平成30年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算について、ご説明いたします。
104ページをお願いいたします。
平成30年度富谷市の後期高齢者医療特別会計の補正予算は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出の予算の総額から歳入歳出それぞれ694万6,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ3億4,960万円とするものでございます。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
第2条、地方自治法第213条第1項の規定により、翌年度に繰り越して使用することができる経費は、「第2表 繰越明許費」によるものでございます。
107ページをお願いします。
第2表、繰越明許費でございます。高齢者医療円滑運営事業費、繰越額372万円、後期高齢者医療保険料軽減特例の見直しに伴う後期高齢者医療システム改修業務であり、次年度の保険料情報をもとにしたテストなど、後期高齢者医療広域連合との連携作業が必要となるため、平成31年度に繰り越すものでございます。
113ページをお願いいたします。
歳入となります。
1款1項後期高齢者医療保険料、490万円の減額、当初見込みの調定額を下回ったことによるものでございます。
次、3款1項一般会計繰入金、204万6,000円の減額で、事務費執行残及び保険基盤安定繰入金の額の確定によるものでございます。
次のページをお願いいたします。
歳出となります。
1款2項1目徴収費、27万円の減額、賦課徴収に係る印刷製本費の執行残によるものです。
2款1項1目後期高齢者医療広域連合納付金、667万6,000円を減額するもので、保険料の減及び保険料軽減に係る納付金の額の決定によるものでございます。
以上で説明を終わります。よろしくお願いいたします。

○副議長(安住稔幸君) これから質疑に入ります。質疑はございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第13号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第18 議案第14号 平成30年度富谷市水道事業会計補正予算(第4号)


○副議長(安住稔幸君) 日程第18、議案第14号平成30年度富谷市水道事業会計補正予算(第4号)を議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。

○上下水道課長(浅場 悟君) それでは、議案第14号について、ご説明申し上げます。
説明書118ページをお願いいたします。
第1条、平成30年度富谷市水道事業会計の補正予算(第4号)は、次に定めるところによるものでございます。
第2条、予算第3条に定めた収益的収入の予定額を次のとおり補正するもので、収入の第1款水道事業収益で418万4,000円を追加し、合計を11億4,844万1,000円とするものです。第1項営業収益で同額分を追加するものでございます。
第3条、予算第4条に定めた資本的支出の予定額を次のとおり補正するもので、支出の第1款資本的支出で5,000万円を追加し、合計を3億1,447万5,000円とするもので、第1項建設改良費で同額分を追加するものでございます。
続きまして、実施計画明細書によりご説明いたします。
131ページ、最後のページでございます。
収益的収入でございます。
収入の1款1項2目その他営業収益の下水道負担金で418万4,000円を追加するもので、下水道使用料徴収事務負担金の精算に伴うものでございます。
資本的支出でございます。
支出の1款1項1目配水施設費の工事請負費で5,000万円を追加するもので、富ケ丘地区配水管更新工事を実施するものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。

○副議長(安住稔幸君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第14号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第19 議案第22号 土地の処分について


○副議長(安住稔幸君) 日程第19、議案第22号土地の処分についてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) それでは、議案第22号について、ご説明いたします。
議案書のほうでございます。議案書24ページ、お願いいたします。
議案第22号土地の処分について。
下記の土地を処分するため、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、議決をお願いするものでございます。
対象物件の所在地、面積、価格及び契約の相手方については、本文に記載のとおりでございます。
では、別途配布しております関係資料のほうをごらんいただきたいと思います。
こちらについては、先週14日に開催していただきました議員全員協議会での説明資料の抜粋を改めてご用意したところでございます。
1ページでございます。
本日午前中の市長の施政方針でも触れてございますけれども、昭和58年の取得時から先週13日の仮契約締結までの経緯、取りまとめてございます。
2ページ、お願いいたします。
今回の相手方、現在想定しております開発の具体のスケジュールを記載してございます。
3ページ、お願いいたします。
同じく、本物件の予定している団地開発の平面プランとなってございますけれども、前段のスケジュール同様、今後の関係機関との協議によりまして微調整というものが図られることとなってございます。
なお、全員協議会でもご説明させていただいてございますけれども、北側の集合予定地部分、現在、トヨタホームさんにおきましてグループ企業の社員寮の建設に向け誘致活動を展開しているというふうに伺ってございますけれども、仮にグループ企業から社員寮の建設の要望が寄せられなかった場合、つまりは集合系の建物の建設が見込めないという、社内でそういった判断をされた場合には、こちらの現在集合系となっているエリアについても、戸建ての建物が建設される可能性があるという点につきましては、改めてのご理解をお願いするところでございます。
また、この点、全体として戸建て住宅が建設される可能性というものについては、昨年、10月11日に開催してございます地区住民説明会において、この点もご説明させていただいておりまして、ご理解をいただいておるところでございます。
最後に、当該用地に係る維持管理経費について申し上げたいと思います。今年度の実績でございます。年間96万円ほど、除草の経費、年2回実施しておりますけれども、草刈りの経費が発生しております。当該経費については、売却後においては、当然、削減されるものということでございます。
私からの説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

○副議長(安住稔幸君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 3億4,560万円ほどで処分したんですけれども、以前買った値段とそんなに相違がなかったという話聞いております。この入札に何社が参加しまして、参考までなんですけれども、どのような価格が入ったのか、お伺いいたします。

○副議長(安住稔幸君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) プロポーザルの応札は2者でございまして、金額についてはどちらも3億4,560万円の金額でございました。

○副議長(安住稔幸君) ほかにございませんか。7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 30年間ずっとそのままだった維持費がかかっていたものが売れたということは大変いいことだと思っております。
施政方針の中であったんですけれども、不動産鑑定なんですが、計画の変更で市場価値が高まったというお話があったんですけれども、計画の変更によって不動産鑑定としてはかなり差が出る状況だったのかどうなのか、お伺いいたします。

○副議長(安住稔幸君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) 計画前の金額は2億5,400万円、同時にもし計画を変更して戸建てを建てられた場合ということで鑑定のほうをいただいてございますけれども、そちらの金額が2億8,200万円ほど、ですから、取得価格とそれでもなお大きな開きがあったという状況でございました。

○副議長(安住稔幸君) ほかにございますか。1番金子 透君。

○1番(金子 透君) 先ほど議員言いました、計画の変更によって約1億円近くの価値が上がったという言い方をすればよろしいのかな、そうだと理解するんですけれども、集合住宅のほうと戸建てのほうと約半々なんですよね。集合住宅のほうが見込めなくて、戸建てに変更しますよとなったときに、そこに1億円ぐらいの含み資産みたいなものがありますよね。同じように変更になって、半分が変更になって1億円近くが価値が上がったというふうに理解したら。そうすると、残りの半分、集合じゃなく戸建てでやったとき、隠れた部分というのは、それはどのように理解したらよろしいでしょうか。

○副議長(安住稔幸君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) 評価としては、今申し上げたとおりですけれども、価値としては、今の計画で業者と打ち合わせしておりますけれども、価値としては、集合系のまま売ったほうが、価値としてはあると。戸建てに直すよりは集合系の企業を見つけたほうが高く売れるだろうというふうな、今、試算でございます。

○副議長(安住稔幸君) ほかにございませんか。8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 近くの人と話したとき、この説明会に行ったということで。道路ですけれども、国道のほうから入ってぐるっと回ることになると。そうしますと、今住んでいるひより台二丁目の人たち、こちら側のほうには道路はつかないんだろうか。ここを通してくれという要望が出るんじゃないかという話だったんですけれども、これの道路については、これで確定なのでしょうか。その後の説明会みたいなものはすることになるのか。地域の人たちが非常に注目していますので、丁寧な説明が必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。

○副議長(安住稔幸君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) 実は、では、3ページのほうをごらんいただきたいんですけれども、向かって右側が東になりまして、確かに道路の取りつけは、向かって左側のほうに、西側に現状なっています。こちらは10月の実は11日に住民の方から要望で、東側のほうに接続されると、既に交通量が多いので、開発に当たっては、東側の接続はしないでいただきたいという要望を寄せられましたので、我々、公募する段階で、計画に当たっては東側の接続はしないようにというふうな条件で今回プロポーザルを実施しましたので、ですから、住民の方のご意向で、今回、西側への接続になった経緯でございます。

○副議長(安住稔幸君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) そういう話も聞きましたけれども、そこのところは地域の人たちも迷っているところもあるかと思うんです。だから、丁寧な説明というのは必要だなと。また説明会するんでしょうかねという話でしたので、折に触れながら、地域の了解を得るための説明会は必要だと思いますが、今後の予定はどうなっていますか。

○副議長(安住稔幸君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) こちらも売り払いの条件で、具体の開発になった場合は、業者主導になりますけれども、造成の前に説明をするようにということは条件づけております。道路に関しては、1カ所、防災無線のところがあるんですけれども、ここからやはり東側に歩行者専用道なりは必要だろうというのは、この間の住民への説明会でご意見もいただきたましたので、そこは今業者が持ち帰って、今後の開発のときに具体にどのようにするかということを今調整している最中でございます。

○副議長(安住稔幸君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 1つだけ、確認なのですけれども、説明資料の1ページのもともと学校用地として取得をした形から用途変更をしたというような、その経緯というものの詳細だけ、お伺いします。

○副議長(安住稔幸君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) 市長の挨拶、方針でも若干触れていますけれども、2番目のところかと思うんですけれども、学校用地として購入したんですけれども、その後、平成3年の当時、自動車関連産業が宮城に来るんではないかというふうな情報をもとに、その社員寮を限定して建築するために、学校用地から用途変更して、寄宿舎と集合住宅に限定したということでございます。

○副議長(安住稔幸君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第22号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第20 議案第23号 平成30年度市道穀田三ノ関線道路改良工事請負契約の変更について


○副議長(安住稔幸君) 日程第20、議案第23号平成30年度市道穀田三ノ関線道路改良工事請負契約の変更についてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) それでは、議案第23号について、ご説明いたします。
引き続き、議案書です。25ページ、お願いいたします。
平成30年度市道穀田三ノ関線道路改良工事請負契約の変更について。
平成30年9月13日議会の議決を得て契約締結をした本契約について、下記のとおり請負契約を変更するため、地方自治法第96条第1項第5号の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。
契約内容の変更については、契約金額を721万4,400円増額しまして、変更後の額を1億5,841万4,400円とする内容でございます。
続いて、別途配付しております関係資料のほうをごらんいただきたいと思います。
こちらの資料も全員協議会で配付している資料と同じものでございまして、朱書きの部分、こちらが変更後の数量となってございます。増工分としては、施工延長を10メートル延長するものでございます。
なお、変更の理由でございます。本工事については、国からの補助事業、社会資本整備総合交付金事業により実施しておりまして、この交付金を有効活用するため、補助額の限度まで事業費を引き上げるものでございます。
説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

○副議長(安住稔幸君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 1点、確認なんですけれども、ここに自治法第96条第1項第5号ということの規定が記載されておりますけれども、これについては、中身は、議決事件として、その種類及び金額について政令で定める基準に従い、条例で定める契約を締結することとあるので、これについては、富谷市の条例では1億5,000万円で一回既に議会の議決をいただいているわけなんですけれども、それでもなおかつ、変更があった場合でも、再度、議決が必要かどうか、その点について確認します。

○副議長(安住稔幸君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) 同条の規定を受けて、自治法180条というもので、市長の専決処分の条項がございまして、そちらですと130万円を超えない範囲のものについては、市長限りで専決することができるという規定がございますので、一度議決を得た工事で130万円を超えるものについては再度の議決が必要というふうに理解してございます。

○副議長(安住稔幸君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) これは酒田で、ちょっと議会の議決を経ないでどんどん金額を変更していったという事例があったものですから、確認したんですけれども。ということは、富谷市の場合は、1億5,000万円のもので一回議決をもらっても、変更のときは130万円を超える分については、再度、議会の議決を得るという形でこれからも運営するというふうに理解してよろしいでしょうか。

○副議長(安住稔幸君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) これまでもそうですし、これからもそのとおりでございます。

○副議長(安住稔幸君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第23号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第21 議案第15号 平成31年度富谷市一般会計予算
日程第22 議案第16号 平成31年度富谷市国民健康保険特別会計予算
日程第23 議案第17号 平成31年度富谷市下水道事業特別会計予算
日程第24 議案第18号 平成31年度富谷市介護保険特別会計予算
日程第25 議案第19号 平成31年度富谷市後期高齢者医療特別会計予算
日程第26 議案第20号 平成31年度富谷市水道事業会計予算


○副議長(安住稔幸君) 日程第21、議案第15号から日程第26、議案第20号まで、富谷市議会会議規則第35条の規定により、一括議題といたします。
本案は、朗読を省略し、日程順に内容の説明を求めます。
議案第15号平成31年度富谷市一般会計予算について、内容の説明を求めます。企画部長。

○企画部長(種市 優君) それでは、議案第15号平成31年度富谷市一般会計予算についてご説明いたします。
別冊、平成31年度各種会計予算及び予算に関する説明書2ページをお願いいたします。
平成31年度富谷市の一般会計の予算は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額は歳入歳出それぞれ127億5,800万円と定め、第2項、歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、「第1表 歳入歳出予算」によるものでございます。
第2条、繰越明許費については、地方自治法第213条第1項の規定により翌年度に繰り越しして使用することができる経費を第2表のとおり定めるものでございます。
第3条、債務負担行為については、地方自治法第214条の規定により債務を負担することができる事項、期間、及び限度額を第3表のとおり定めるものでございます。
第4条、地方債については、地方自治法第230条第1項の規定により起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還方法を第4表のとおり定め、それぞれ歳入予算に計上しております。
第5条、地方自治法第235条の3第2項の規定による一時借入金の借り入れの最高額を3億円と定めるものでございます。
第6条、歳出予算の流用は、地方自治法第220条第2項ただし書きの規定により歳出予算の同一款内での各項の経費の金額を流用することができる場合は、給料、職員手当及び共済費(賃金に係る共済費を除く)に係る予算額に過不足が生じた場合でございます。
3ページ、4ページをごらんください。
第1表歳入歳出の予算のうち、歳入予算について、款項の区分ごとに、1款市税から21款市債まで整理しております。
続いて、5ページ、6ページをお願いします。
同様に、歳出について、款項の区分ごと、行政目的別に整理しております。
7ページをお願いします。
第2表繰越明許費です。(仮称)やすらぎパークとみや基本設計等業務について、履行期間の関係から繰り越しを設定しております。
8ページをお願いします。
第3表債務負担行為です。こちらの9件について、期間と限度額を定めております。
9ページをお願いします。
第4表地方債について、発行の目的、限度額等を予算に定めるものでございます。
続きまして、先週14日に開催いたしました議員全員協議会での説明資料、平成31年度当初予算の概要に基づき、各担当部長より各部における主要事業についてご説明いたします。
初めに、企画部所管の主要事業についてご説明いたします。
2ページをお願いします。
企画部の平成31年度予算、歳入については、3項一般会計歳入予算所属別一覧にございますとおり、昨年度に比べ1億878万2,000円、3.2%減の33億60万2,000円でございます。
3ページをお願いします。
歳出につきましては、3項一般会計歳出予算所属別一覧にございますとおり、昨年度に比べ2,113万8,000円、2.8%増の7億6,890万3,000円でございます。
次に、5ページをお願いします。
中段、総合計画前期基本計画第1編第3章3の1に掲げております公共交通関連施策の主要事業の概要です。
まず、新公共交通システム推進事業です。現在、取りまとめております富谷市公共交通グランドデザイン基本構想の基本目標や交通の将来像の実現に向け、各種施策や計画を推進するための基本計画策定経費を計上しております。
なお、策定に際しましては、国の補助金を活用することで準備を進めております。
続いて、市民バス運営事業です。
本事業は、市内における交通不便地域の解消と公共施設などへの移動手段の確保のため、市民バスを運行するものです。また、全路線のバスが停車する中央公民館バス停には、降雨などに対応できるよう上屋を設置いたします。
最後に、市民バス乗り継ぎ運行事業です。本事業は、イオン富谷店を拠点とし、市民バスと路線バスの乗り継ぎ運行を行うものです。
以上、企画部の平成31年度当初予算の概要についてご説明申し上げましたが、詳細につきましては、予算審査特別委員会にて所管各課よりご説明させていただきますので、ご審議を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

○副議長(安住稔幸君) 次に、総務部長。

○総務部長(山田 豊君) それでは、平成31年度当初予算のうち、総務部所管の総務課、防災安全課及び市民協働課並びに議会事務局、監査委員事務局及び会計課における主な歳出予算の概要について、ご説明を申し上げたいと思います。
初めに、総務部に係る当初予算の規模についてでございますが、当初予算の概要3ページに記載のとおり、職員給与を除いて9億8,757万3,000円となっており、対前年度比で5,759万5,000円、6.2%の増となってございます。主な増の要因といたしましては、来年度執行が予定されております各種選挙や基幹系システムのクラウド導入に伴いまして、それまでの再リースから通常のリースに切りかえたことに伴う経費増が主な増要因となってございます。
それでは、当初予算書の43ページから62ページの総務管理費、69ページから76ページの選挙費、143ページから148ページの消防費及び当初予算の概要の10ページから11ページに沿ってご説明を申し上げます。
初めに、当初予算書43ページからの2款1項総務管理費につきましては、一般管理費として、人件費のほか職員健康管理事業、情報公開、個人情報保護事務、行政区長事務、市民協働推進事業など、また文書広報費といたしましては法令事務、文書等郵送事務など、そのほか、情報化推進費、交通安全対策費、防犯対策費、自治振興費、諸費などを計上してございます。
新年度、特に大きな新規事業はございませんが、主な継続事業といたしまして、一般管理費職員研修事業に313万円、職員健康管理事業に800万円、また、55ページの情報化推進費基幹系システム運用事業に1億1,871万9,000円、パソコンリース等事業に3,343万2,000円を計上してございます。
次に、59ページ、防犯対策費についてでございますが、今年度に引き続きまして、県の市町村振興総合補助金を活用いたしまして防犯カメラを設置するため、防犯設備整備事業に276万2,000円を計上してございます。
また、自治振興費、町内会館整備事業といたしまして、(仮称)西成田会館建設に向けた設計、地質調査費など422万6,000円を計上してございます。
次に、69ページからの2款4項選挙費でございます。来年度参議院選挙費として1,789万7,000円、県議会議員選挙費として1,232万4,000円、市議会議員選挙費として1,612万7,000円をそれぞれ計上してございます。
次に、143ページからの9款1項消防費につきましては、常備消防費、非常備消防費、消防施設費、水防費、災害対策費、防災センター管理費を計上してございます。新たに既存の地図情報にて消防水利情報を管理するための経費を計上したほか、小型動力消防ポンプ軽積載車の配備や格納庫の整備など、引き続き非常備消防の機動力向上のための予算計上としてございます。
次に、前後いたしますが、41ページ、1款1項議会費につきましては、議員及び事務局職員の人件費と政務活動費等の議会活動事業に係る経費について、また、51ページからの2款1項4目会計管理費につきましては、公金出納事務に係る経費について、また、75ページからの2款6項監査委員費につきましては、主に監査委員に係る報酬について計上してございます。
以上、総務部並びに議会事務局、監査委員事務局及び会計課関係の当初予算の概要についてご説明を申し上げました。
なお、各目節事業レベルにつきましては、予算審査特別委員会にてご説明をいたしますので、よろしくご審議を賜りますようにお願い申し上げます。
以上でございます。

○副議長(安住稔幸君) 市民生活部長。

○市民生活部長(吉田尚樹君) それでは、市民生活部所管の平成31年度当初予算について、ご説明をさせていただきます。
私のほうからは予算の概要に基づきまして説明をさせていただきます。
初めに、歳入についてご説明を申し上げます。
資料の12ページをお開き願います。
(1)一般会計歳入予算の表の上段になりますけれども、市税につきましてご説明をさせていただきます。市税の予算総額は59億4,861万円を計上しておりまして、市の予算を支える大きな柱となっておりまして、全体予算の46%を占めてございます。表の右側になりますが、前年度との比較では、1億418万9,000円、1.8%の増額計上としてございます。
増額となった主な要因につきましては、近年の収納実績を踏まえ、市税の約9割を占めます個人市民税及び固定資産税の収納率見込みを昨年度の98%から0.5ポイント引き上げまして98.5%としたことによるもの。並びに個人市民税につきましては、納税義務者の増、さらには所得の伸びを見込み5,990万円の増額計上としております。また、固定資産税につきましては、土地の負担調整による増分と家屋の新築による増を見込みまして、3,930万円の増額計上としております。
歳入は以上となります。
続きまして、歳出についてご説明いたします。
資料3ページにお戻り願います。
一般会計歳出予算所属別一覧の市民生活部につきましては、6億3,527万円の計上となり、前年度との比較で2,507万9,000円、3.8%の減額計上としてございます。減額となった大きな要因につきましては、生活環境課所管のごみ処理費になりますけれども、松森工場の共同整備事業負担金が松森工場の新築に係る起債の一部について元利償還を終えたことから、1億2,900万円ほどの減額となりました。部内では新規事業等もありますけれども、全体では減額となったところでございます。
次に、主要事業についてご説明をさせていただきます。
6ページをお開き願います。
第4章の4の2、住宅・公園・上下水道の3項目目に新規事業といたしまして(仮称)やすらぎパークとみや整備事業5,455万7,000円を計上してございます。これまでも説明してまいりましたが、公営墓地とパークゴルフ場を一体整備し、平成35年度の供用開始を目指すもので、測量及び基本設計等に着手するものでございます。
次に、11ページをお開き願います。
第2章の2-1、環境衛生の拡充事業といたしまして、再生可能エネルギー推進事業1,100万円を計上させていただいております。事業内容は、現在、環境省の採択を受け、低炭素水素サプライチェーン実証事業を行っておりますが、水素エネルギーへの理解をさらに深めていく必要があることから、みやぎ環境交付金1,000万円を財源といたしまして、「(仮称)未来水素エネルギーフォーラム in TOMIYA」を開催する計画としてございます。
その下には、継続事業といたしまして、ごみ処理関連3事業を掲載してございますが、内容については記載のとおりとなってございます。
以上、市民生活部の説明とさせていただきますが、予算特別委員会におきまして詳しい内容を説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。

○副議長(安住稔幸君) 次に、保健福祉部長。

○保健福祉部長(奥山育男君) それでは、保健福祉部が所管します当初予算概要についてご説明申し上げます。
同じく、平成31年度当初予算の概要をもとにご説明させていただきます。
説明に当たりましては、予算の規模及び特徴、対前年度比較、最後に主要事業の中から主な新規拡充事業について抜粋して申し上げさせていただきます。
概要書の2ページ、3ページをお開きください。
初めに、歳出予算の規模でございますが、3ページの歳出予算所属別一覧の保健福祉部欄をごらんください。
保健福祉部全体の合計額は、人件費を除き、53億6,010万3,000円の計上となってございます。対前年度比1億2,852万7,000円、2.5%の増となったところでございます。構成比は総計予算額の42%を占めている状況でございます。予算編成に当たりましては、市民の皆さんのご理解のもと、敬老祝い事業や住民健診事業等におきまして、経費の縮小や自己負担額の引き上げなどを行うとともに、引き続き事務事業の見直し、算定方法等の精査により削減に努めたところではございますが、一方で、子ども・子育て世代が多いことや高齢化の進行、障がい者支援の拡充が求められている中、社会福祉費や児童福祉費、老人福祉費関係事業の対象となる客体数が年々増加している状況でございます。そのため、対前年度比で増となっているものでございます。
主な大きな特徴といたしましては、保健福祉部所管事務事業の性質上、扶助費が合計で24億3,402万6,000円の計上となっております。対前年度比6,815万6,000円、2.9%の増。保健福祉部歳出予算額全体の45.6%を占めている状況でございます。
また、財源的には、国・県支出金等の特定財源の充当率が約半分を占めている状況でございます。
次に、歳入でございます。
ページ戻って、2ページをごらんください。
歳出がそれぞれ増加している中で、保健福祉部全体では2,365万7,000円の減となっております。特に子育て支援課分については、6,913万6,000円の減となったところでございます。これは、現在、認可保育園の施設から、ことし4月から、認定こども園に移行する園が2園ほどございます。制度上、認定こども園は、保育料を直接徴収することになりますので、歳入科目の12款1項2目民生費負担金におきまして、当該2園の保育料相当額分を減としておるものでございます。
また、先日、2月12日に閣議決定され、今国会に提出されております子ども・子育て支援法改正案に基づき、ことし10月から実施が予定されております幼児教育・保育の無償化に対応し、10月以降の保育料無償化分相当額についてもあわせて減としているものでございます。
しかしながら、当該保育料無償化分相当額につきましては、国から財源が手当てされることになっておりまして、9款地方特例交付金で2項子ども・子育て支援臨時交付金として計上していますので、申し添えさせていただきます。
最後に、主要事業、新規及び拡充事業について申し上げます。
8ページをごらんください。
初めに、4-1、子育て支援におきまして、新規に放課後児童クラブ整備事業として1億268万3,000円を計上しております。市長、冒頭申し上げたとおり、市内小学校のうち、活動場所が唯一学校敷地外となっておりました富谷小学校放課後児童クラブについて、専用棟を学校敷地内に整備するものでございます。このことによりまして、完成すると、全てのクラブ専用棟が学校敷地内に整備される運びとなります。
次に、特定不妊治療事業として500万円を計上し、不妊治療を受けられているご夫婦に対し、経済的、精神的負担の軽減を図るため、特定不妊治療費の一部助成事業を創設するものでございます。
次に、拡充事業についてですが、10ページをごらんください。
2-1、障がい者支援におきまして、生活支援事業として3,093万5,000円を計上してございます。その中におきまして、障がい者等の重度化や高度化、親亡き後に備え、障がい者やその家族が緊急時にも迅速かつ確実な相談支援や短期入所等の受け入れなどが可能となり、地域で安心して生活できるよう、黒川地域で連携し、地域生活支援の拠点を整備するものでございます。また、障がい者相談ニーズに的確に対応するため、市役所内に設置しております障がい者相談支援窓口をこれまでの週2回から週3回に拡充してまいります。
以上、保健福祉部の概要説明とさせていただきます。
なお、詳細につきましては予算審査特別委員会におきまして改めて担当課長のほうからご説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。

○副議長(安住稔幸君) 次に、経済産業部長。

○経済産業部長(荒谷 敏君) それでは、平成31年度経済産業部における産業観光課並びに農林振興課所管の当初予算に関する実施予定事業概要等についてご説明いたします。
資料につきましては、4ページから5ページ目に記載しております。
経済産業部当初予算編成方針につきましては、総合計画の目標達成に向けまして主に農林、商工、労働、企業誘致、各イベントなどの業務に加え、昨年オープンいたしました富谷市まちづくり産業交流プラザの運営に関して、富谷塾を中心に起業・創業支援に関する事業を予定し、「豊かな自然環境と活力ある地場産業を自慢と誇りにできるまち」、「暮らしを自慢にできるまち」の実現へ向けて、予算編成を行ったところでございます。
主な実施予定概要につきまして申し上げさせていただきます。
商工業雇用関係につきましては、TOMI⁺を活用し、創業支援事業に取り組むほか、シルバー人材センターと連携いたしまして、国の地域就業機会創出拡大事業として富谷茶復活プロジェクトに引き続き取り組んでまいるところでございます。また、市長施政方針で申し上げました日本紙通商株式会社様との技術協力をいただき、富谷茶原木から富谷茶1,000本の生産にも取り組んでまいりたいと思っております。
次に、企業誘致関連事業といたしまして、新たに進出企業や地元中小企業の皆さんとの情報交換の場をつくりまして、市内立地企業懇談会を開催し、行政からの情報提供や企業の皆さんからのご意見などを伺い、あわせて企業誘致活動へもつなげられるような取り組みを展開してまいります。
また、資料4ページ、中段の部分でございます。企業支援ふるさとテレワーク推進事業に関しまして、旧民俗ギャラリーの再利用と記載しておりますが、総務省交付金事業にこのたび制度変更があり、市町村へは3月末までにその概要を通達する旨の情報が先週末に届いたところでございます。つきましては、現時点では、全額交付金事業を見込み、テレワーク事業に着手する方向でしたが、総務省の示す新たな交付基準を確認した上で、その取り組み内容等につきましては、議会へ報告させていただきたいと存じております。
次に、農業関係につきましては、はちみつプロジェクトのさらなる推進を図るため、新たな養蜂家の育成への支援や蜜源の拡大事業に要する経費を計上させていただきました。また、近年、農作物への被害が拡大している有害鳥獣関係につきましては、その対策として、電気柵などの設置に要する経費、また、捕獲における免許取得への助成やイノシシ捕獲に対する奨励金などの支援策などの経費として約200万円ほどを計上させていただきました。全般的な対策を年度ごと、さらに推進し、安全で安心な農業環境の整備を進めてまいりたいと思います。
次に、観光地域振興関係といたしまして、2020年の富谷宿開宿400年へ向けまして、今年度の開催状況を踏まえ、しんまち地区の区長さんや実行委員会のご意見などから、開催日を10月6日の日曜日といたしました。
また、国際スイーツ博覧会につきましては、今回で4回目を迎え、地方創生総合戦略の最終年度を迎えますので、これまでの事業成果を検証し、今後の展開について検討してまいりたいと思っております。なお、来年度の開催時期につきましては、10月19日と20日の土日の2日間を予定しております。事業費につきましては、3,100万円を計上しており、うち、スイーツステーション基本計画の策定経費も含んでおります。
以上につきましてが平成31年度経済産業部所管の当初予算概要となっております。
なお、予算の詳細につきましては予算審査特別委員会において詳細をご説明させていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

○副議長(安住稔幸君) 次に、建設部長。

○建設部長(伊藤 正君) それでは、続きまして、平成31年度予算のうち、建設部に属します都市整備課、都市計画課及び上下水道課における歳出予算の概要について、31年度当初予算の概要をもとにご説明申し上げます。
3ページをお願いいたします。
建設部の平成31年度の一般会計予算の総額は8億8,093万7,000円であり、全体の約6.9%を占めております。平成30年度と比較して1億7,170万6,000円、16.3%の減額となっております。減額となった主な要因といたしまして、平成31年度に実施を予定しております事業の一部を平成30年度2月補正予算に前倒し計上したこと、また、社会資本整備総合交付金を活用して実施しておりました幹線道路の舗装修繕事業が平成30年度で完了すること、そして、下水道事業特別会計への繰出金が減少したことが主な要因となっております。
続きまして、主な事業の概要についてご説明申し上げます。
5ページをお願いいたします。
総合計画の第1編第3章、3-2の道路に関する事業としまして、市道穀田三ノ関線道路改良事業を実施いたします。この事業は、社会資本整備総合交付金を活用し、市役所東側の市道穀田三ノ関線を北に延伸し、旧国道4号であった市道仏所太子堂中線へ接続する全長約730メートルの道路改良工事であり、平成30年度から工事に着手しており、平成32年度中の完成を目指しております。また、次の段、新規事業としまして、富ケ丘地区舗装修繕事業を実施いたします。この事業は、特に舗装の傷みの進んでおります富ケ丘地区の区画道路について、平成31年度から継続して舗装の打ちかえ工事を実施するものでございます。
第4章、4-2、住宅、公園、下水に関する事業としまして、市営住宅維持管理事業を実施いたします。この事業は、社会資本整備総合交付金を活用し、公営住宅等長寿命化計画に基づいて、建築から20年以上経過した市営住宅の屋根及び外壁の塗装修繕とフェンスの設置を計画的に実施するものであり、平成30年度より西沢地区塗装工事に着手しているところでございます。
また、一般公園維持管理事業、及び、4-3、自然公園、公園緑地の大亀山森林公園維持管理事業につきましては、公園を安全に安心して利用していただけるよう適切な維持管理を実施するものでございます。
11ページをお願いいたします。
第4編第1章、1-2、防犯、交通安全、消費者保護に関する事業としまして、防犯灯整備事業を実施いたします。この事業は、既設の防犯灯をより明るいLED防犯灯に交換する工事であり、平成29年度に開始し、2カ年で2,010基の交換を行いました。今年度が最終年度であり、830基の交換を計画しております。
次の道路交通安全施設整備事業につきましては、道路の安全を確保するため、道路の附属施設の整備と適切な維持管理を実施するものでございます。
以上、建設部の説明とさせていだきます。
なお、予算の詳細につきましては、予算審査特別委員会において改めてご説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。

○副議長(安住稔幸君) 次に、教育部長。

○教育部長(佐藤英樹君) 続きまして、教育部に属します教育総務課、学校教育課、学校給食センター、生涯学習課及び公民館に関係します平成31年度予算の主な事業につきまして、平成31年度当初予算の概要に基づきましてご説明申し上げます。
予算の概要2ページをお願いいたします。
初めに、歳入についてご説明いたします。
教育部の一般会計予算の歳入総額は4億4,665万6,000円で、前年度の比較で10.4%の増で、4,200万7,000円の増額計上でございます。主な要因は、幼児教育無償化に伴う国庫支出金と県支出金でございます。ほか、学校給食摂取基準の適正な栄養量の摂取のため、小学校で1食当たり35円、中学校で1食40円の増額により、給食費納付金は増額計上となりました。
続きまして、3ページをごらんください。
教育部の歳出総額は、15億5,879万4,000円で、前年度と比較して0.7%の増で、1,028万5,000円の増額計上でございます。
6ページをお願いいたします。
教育部の総合計画体系別に主要事業の主な概要を新規や拡充しました事業を中心にご説明いたします。
第1章、1-1、教育、青少年健全育成について申し上げます。みやぎ子どもの心のケアハウス運営支援事業1,127万2,000円は、県の補助事業を活用して、不登校出現率の減少に取り組む事業です。概要としましては、昨年度開所した富谷市心のケアハウスによる学習支援とアウトリーチ、学校派遣の支援員を中心に、不登校児童生徒への支援体制、相談体制を強化充実するものです。
続きまして、1-2、教育、国際交流につきましては、教育総務事務1,143万2,000円のうち、学校施設等長寿命化計画の策定に803万円を予算計上しております。これは文部科学省より公立学校施設の個別施設計画を2020年まで策定するように義務づけられており、本市では、2カ年で策定するものであり、31年度分の予算計上でございます。
7ページをごらんください。
拡充事業といたしまして、学校給食センター運営維持管理事業5億786万3,000円の予算計上でございます。こちらは学校給食センターの運営維持管理に要するもので、31年度は歳入でも申し上げましたが、適正な栄養量の摂取の観点から、賄い材料費を増額計上したものでございます。
次に、第2章、2-1、生涯学習につきまして申し上げます。
新規事業といたしまして、図書館整備事業に関し、542万8,000円の予算計上でございます。2022年度開館に向けた外部資金調達の要請と管理運営計画の策定を進めてまいります。そのほか、幼稚園、小中学校、体育施設、公民館の維持管理事業及び外国指導助手活用事業、中学生海外研修派遣事業等、富谷市教育振興基本計画をもとに事業展開を行う予算の計上をしております。
教育部関係の事業概要につきましては以上でございます。
詳細につきましては、予算審査特別委員会におきまして担当課長よりご説明申し上げます。ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。

○副議長(安住稔幸君) この際、3時25分まで休憩いたします。


午後 3時13分 休憩


午後 3時25分 再開


○副議長(安住稔幸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
議案第16号平成31年度富谷市国民健康保険特別会計予算について、内容の説明を求めます。保健福祉部長。

○保健福祉部長(奥山育男君) それでは、議案第16号平成31年度富谷市国民健康保健特別会計予算について、ご説明申し上げます。
説明書206ページをごらん願います。
平成31年度富谷市国民健康保険特別会計の予算は、次に定めるところによるとするものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額は歳入歳出それぞれ42億2,455万1,000円と定めるものでございます。
第2項、歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、「第1表 歳入歳出予算」によるとするものでございます。
第2条、地方自治法第235条の3第2項の規定よる一時借入金の借り入れの最高額は2億円とするものでございます。
第3条、地方自治法第220条第2項ただし書きの規定により歳出予算の同一款内での各項の経費の金額を流用することができる場合は、給料、職員手当及び共済費に係る予算額に過不足を生じた場合と定めるものでございます。
国保事業につきましては、ご案内のように、平成30年度から国保都道府県単位化によりまして、県が財政運営の責任主体となり、現在の国保会計の形となって2年目を迎えることになります。
それでは、予算の概要につきまして、歳入歳出予算事項別明細書をもとにご説明申し上げます。
213ページ、214ページをお開き願います。
初めに、予算規模につきましては、冒頭申し上げましたとおり、42億2,455万1,000円、対前年度比で1億2,034万5,000円、2.9%の増を見込んでいるものでございます。
内訳について、歳出関係から申し上げます。
まず、保険者として運営の責任主体となります本県の状況について申し上げます。県全体の被保険者数については、年々減少傾向にあるものの、1人当たりの医療費は増加傾向にあることから、全体の医療費についても増加が見込まれているところでございます。
本市におきましても、被保険者数や医療費の動向につきましては、県と同様の傾向にあり、歳出の2款保険給付費については30億7,443万5,000円を計上し、1億3,130万9,000円の増を見込んでいるところでございます。
このような中、3款の国民健康保険事業費納付金につきましては、県に対する国の公費投入の増加が見込まれ、保険給付費の財源の一部とされます県全体の納付金所要額、必要額が減少となっておりますことから、本市が納付すべき納付金については408万4,000円の減となっておりまして、対前年度比においてほぼ横ばいとなっている状況でございます。
ページ戻りまして、211ページ、212ページをお願いします。
歳入につきましては、4款1項県補助金として31億5,395万4,000円を計上しておりますが、これは保険給付費の財源として県から交付されるもので、保険給付費の増に伴い増となっているところでございます。
順番が逆になりますが、一方で、1款国民健康保険税については、被保険者数の減少に伴い4,070万2,000円の減となったところでございます。
このような状況から、本来、納付金を賄うところの公費分を除き必要となる国民健康保険税分の不足相当額につきましては、6款2項基金繰入金により1億6,814万円を計上し、国保財政調整基金からの取り崩しにより財源調整を図ったところでございます。このことによりまして、国民健康保険財政調整基金の保有額の現在高につきましては、当初予算ベースで11億7,960万円となっておりますので、申し添えさせていただきます。
以上、概要とさせていただきます。
詳細につきましては、予算審査特別委員会におきまして改めてご説明申し上げますので、どうぞよろしくお願いいたします。
以上でございます。

○副議長(安住稔幸君) 議案第17号平成31年度富谷市下水道事業特別会計予算について、内容の説明を求めます。建設部長。

○建設部長(伊藤 正君) それでは、説明書246ページをお願いいたします。
議案第17号平成31年度富谷市下水道事業特別会計予算についてご説明申し上げます。
第1条、歳入歳出予算の総額は歳入歳出それぞれ8億3,028万9,000円と定めるものです。
第2項、歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、「第1表 歳入歳出予算」によるとするものです。
第2条、地方自治法第230条第1項の規定により起こすことができる地方債の起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法は、「第2表 地方債」によるものです。
第3条、地方自治法第235条の3第2項の規定による一時借入金の借り入れの最高額は1億円と定めるものでございます。
それでは、概要についてご説明いたします。
251、252ページをお願いいたします。
初めに、歳入でございます。
2款1項の使用料につきましては、5億8,731万円を計上するもので、これまでの実績に基づき、前年対比で1,491万8,000円の増額を見込んでいるものでございます。
3款1項の国庫補助金及び7款1項の市債の計上額につきましては、それぞれ対象となります歳出の公共下水道建設事業及び流域下水道建設事業費が前年対比で減となることから、関連して減とするものでございます。
4款1項の他会計繰入金につきましては、歳出の流域下水道費や公債費の減額により減とするものでございます。
次に、歳出でございます。
次のページをお願いいたします。
1款1項下水道管理費につきましては、下水道総務及び維持管理に要する経費でございまして、2億3,565万4,000円の計上としております。前年対比で1億22万8,000円の減としております。主な理由といたしましては、国庫補助対象事業の減によるものでございます。
同じく2項流域下水道費につきましては、2億6,596万円の計上で、吉田川流域下水道維持管理に要する経費で、負担金の減により前年対比で2,908万9,000円の減となったものでございます。
同じく3項流域下水道建設費につきましては、2,390万1,000円の計上で、こちらは吉田川流域下水道整備事業に要します経費で、建設負担金の増により前年対比で1,170万4,000円の増としているものでございます。
なお、詳細につきましては、予算審査特別委員会においてご説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。

○副議長(安住稔幸君) 議案第18号平成31年度富谷市介護保険特別会計予算について、内容の説明を求めます。保健福祉部長。

○保健福祉部長(奥山育男君) それでは、議案第18号平成31年度富谷市介護保険特別会計予算についてご説明申し上げます。
説明書274ページをごらんください。
平成31年度富谷市の介護保険特別会計の予算は、次に定めるところによるとするものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額は歳入歳出それぞれ28億7,268万7,000円と定めるものでございます。
第2項、歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、「第1表 歳入歳出予算」によるとするものでございます。
第2条、地方自治法第235条の3第2項の規定による一時借入金の借り入れの最高額は2億円と定めるものでございます。
それでは、予算の概要につきまして、歳入歳出予算事項別明細書に基づきご説明申し上げます。
予算書281ページ、282ページをお開き願います。
初めに、本市介護保険事業につきましては、現在、第7期介護保険事業計画に基づき事業を推進しているところでございます。平成31年度は、計画期間の2年目となります。予算編成に当たりましては、計画に基づきながら、1年目の実績等を踏まえ、一部事業の見直しを図り計上しているものでございます。予算規模につきましては、冒頭申し上げましたとおり、28億7,268万7,000円で、対前年度比1億5,596万6,000円、5.7%の増と見込んだものでございます。
それでは、歳出関係について申し上げます。
高齢化の進行とともに65歳以上の第1号被保険者数につきましては、年々増加が見込まれ、同時に要介護認定者数の増加が見込まれる中、2款保険給付費につきましては、計画に基づき26億4,936万円を計上、1億6,831万8,000円の増を見込んだところでございます。
3款の地域支援事業につきましては、対前年度比で1,140万4,000円の減としたもので、計画1年目の実績等を踏まえ、下方修正しているものでございます。
次に、歳入でございますが、ページ戻っていただきまして、279、280ページをごらんいただきたいと思います。
1款1項介護保険料につきましては、第1号被保険者の増加に伴い、2,065万2,000円の増を見込んだところでございます。
3款から5款につきましては、歳出の保険給付費及び地域支援事業費に係るそれぞれの法定負担分の計上でございます。
最後になりますが、昨年10月から富谷中央・あけの平圏域地域包括支援センターが開所し、平成31年度は3圏域全てに支援センターが設置されての初めての年度のスタートになります。保健福祉総合支援センターについては、基幹型機能強化型として3カ所の地域包括支援センターを統括するとともに、機能を充実させながら本市の地域包括ケアシステムの一層の推進、進化に努めてまいります。
以上、概要説明とさせていただきます。詳細につきましては予算審査特別委員会におきまして改めてご説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。

○副議長(安住稔幸君) 議案第19号平成31年度富谷市後期高齢者医療特別会計予算について、内容の説明を求めます。保健福祉部長。

○保健福祉部長(奥山育男君) それでは、議案第19号平成31年度富谷市後期高齢者医療特別会計予算についてご説明申し上げます。
312ページをごらんください。
平成31年度富谷市の後期高齢者医療特別会計の予算は、次に定めるところによるとするものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額は歳入歳出それぞれ3億5,263万4,000円と定めるものでございます。
2項、歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、「第1表 歳入歳出予算」によるとするものでございます。
第2条、地方自治法第235条の3第2項の規定による一時借入金の借り入れの最高額は5,000万円と定めるものでございます。
それでは、予算の概要につきまして、歳入歳出予算事項別明細書をもとにご説明申し上げます。
317、318ページをお開き願います。
初めに、予算規模についてですが、冒頭、申し上げましたとおり、3億5,263万4,000円で1,143万6,000円、3.4%の増を見込んだところでございます。
後期高齢者医療につきましては、ご案内のとおり、宮城県後期高齢者医療広域連合が運営の責任主体となっておりまして、保険給付費についても広域連合が担っております。本市の後期高齢者医療特別会計につきましては、被保険者の保険料の徴収とその保険料関係分について、広域連合納付金として納付するための会計が主なものとなってございます。
それでは、歳入についてですが、1款1項後期高齢者医療保険料につきましては、被保険者数の増加に伴い1,334万4,000円、5.1%の増を見込んでいるものでございます。
次のページをお願いします。
歳出におきましては、2款1項後期高齢者医療広域連合納付金について、3億3,240万4,000円を計上し、1,086万5,000円の増としているところでございます。これにつきましては、歳入の保険料の増によるところでございます。
以上、簡単でございますが、概要説明とさせていただきます。
なお、詳細につきましては、予算審査特別委員会におきまして改めてご説明させていただきます。よろしくお願いいたします。

○副議長(安住稔幸君) 議案第20号平成31年度富谷市水道事業会計予算について、内容の説明を求めます。上下水道課長。

○上下水道課長(浅場 悟君) 説明書328ページをお願いいたします。
議案第20号についてご説明申し上げます。
第1条、平成31年度富谷市水道事業会計の予算は、次に定めるところによるものでございます。
第2条、業務の予定量につきましては、主要給水件数が1万8,010件、年間総給水量が522万1,597立方メートル、1日平均給水量が1万4,267立方メートルを見込んでございます。
第3条、収益的収入及び支出につきましては、水道事業の経営活動の予定額でございまして、収入の第1款水道事業収益は11億4,440万6,000円で、ほぼ前年度並みを見込んでございます。これに対して、支出の第1款水道事業費用は11億3,816万4,000円、前年度比738万8,000円の増としてございます。
第4条、資本的収入及び支出につきましては、施設の整備等に係るもので、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額2億423万1,000円は、損益勘定留保資金で補塡するものでございます。
収入の第1款資本的収入は3,000円で、科目存置でございます。
支出の第1款資本的支出は2億423万4,000円で、ほぼ前年度並みを見込んでございます。
次のページをお願いいたします。
第5条、予定支出の各項の経費の金額の流用は営業費用と営業外費用の間のみ可能であることを定めたものでございます。
第6条、議会の議決を経なければ流用することができない経費は、職員給与費で4,270万4,000円とするものでございます。
第7条、他会計からの補助金については、一般会計から水道事業会計へ補助を受ける額を48万円とするもので、職員の児童手当に係るものでございます。
第8条、たな卸資産購入限度額については、限度額を1,242万8,000円とするもので、水道メーターや材料を購入するための費用でございます。
なお、詳細につきましては、予算審査特別委員会においてご説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。

○副議長(安住稔幸君) ここでお諮りいたします。
ただいま議題となっております平成31年度富谷市各種会計予算については、富谷市議会委員会条例第5条及び富谷市議会先例集96により、議長を除く議員全員で構成する予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査したいと思いますが、ご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。よって、平成31年度富谷市各種会計予算については、予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定いたしました。
この際、予算審査特別委員会の委員長及び副委員長を選任していただくために暫時休憩といたします。


午後 3時44分 休憩


午後 3時44分 再開


○副議長(安住稔幸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
予算審査特別委員会の委員長及び副委員長が選任されましたので、その結果をご報告いたします。
委員長に菅原福治君、副委員長に山路清一君が選任されました。よって、本案件は予算審査特別委員会の議題といたします。
ここで、お諮りいたします。
議案調査のため、明日22日から3月3日までの10日間を休会にしたいと思いますが、ご異議ございませんでしょうか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。よって、明日22日から3月3日までの10日間を休会とすることに決定いたしました。
なお、3月4日の本会議は、午前10時からの開会といたします。
これで本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでございました。


午後 3時45分 散会

平成31年第1回定例会議事録(第2号)

平成31年3月4日(月曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 金 子 透 君
  • 2番 青 柳 信 義 君
  • 3番 若 生 英 俊 君
  • 4番 長谷川 る 美 君
  • 5番 畑 山 和 晴 君
  • 6番 齊 藤 秀 行 君
  • 7番 藤 原 峻 君
  • 8番 佐 藤 聖 子 君
  • 9番 浅 野 武 志 君
  • 10番 西 田 嘉 博 君
  • 11番 菅 原 福 治 君
  • 12番 出 川 博 一 君
  • 13番 浅 野 直 子 君
  • 14番 高 橋 正 俊 君
  • 15番 佐 藤 克 彦 君
  • 16番 山 路 清 一 君
  • 17番 渡 邊 俊 一 君
  • 18番 浅 野 幹 雄 君
  • 19番 安 住 稔 幸 君
  • 20番 相 澤 榮 君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 市長 若 生 裕 俊 君
  • 副市長 高 橋 義 広 君
  • 企画部長 種 市 優 君
  • 総務部長 山 田 豊 君
  • 市民生活部長 吉 田 尚 樹 君
  • 保健福祉部長 奥 山 育 男 君
  • 経済産業部長 荒 谷 敏 君
  • 建設部長 伊 藤 正 君
  • 市長公室長 須 藤 弥 生 君
  • 企画部企画政策課長 松 原 誠 君
  • 企画部財政課長 高 橋 弘 勝 君
  • 総務部防災安全課長 横 田 利 雄 君
  • 経済産業部産業観光課長 鴇 幸 浩 君
  • 建設部都市整備課長 高 橋 隆 美 君
  • 建設部都市計画課長 高 田 浩 幸 君
  • 水道事業上下水道課長(建設部上下水道課長) 浅 場 悟 君
  • 企画部企画政策課参事兼交通政策推進室長 近 藤 正 範 君
  • 教育長 菅 原 義 一 君
  • 教育部長 佐 藤 英 樹 君
  • 教育部教育総務課長 渡 邉 正 弘 君
  • 教育部学校教育課長 相 澤 美 和 君
  • 教育部生涯学習課長兼総合運動場所長兼民俗ギャラリー館長兼図書館開館準備室長 小 山 温 君

事務局職員出席者

  • 事務局長 富 澤 裕
  • 次長 高 橋 直 美
  • 主事 伊 藤 亨 太

議事日程 第2号

平成31年3月4日(月曜日) 午前10時00分 開会

日程1 会議録署名議員の指名
日程2 一般質問 10番 西 田 嘉 博 議員
1 幹線道路の照明灯を問う
2 水道事業について
11番 菅 原 福 治 議員
1 若生市長の2期目を迎えたまちづくりと政治姿勢について
2 県上工下水道の民間委託について
16番 山 路 清 一 議員
1 交通安全ボランティア活動等を問う
2 開発事業担当室の設置を問う
17番 渡 邊 俊 一 議員
1 鉄道延伸について伺う
2 市道志戸田野田線の整備について伺う
5番 畑 山 和 晴 議員
1 富谷市総合運動公園グランド、トイレの洋式化について
2 化学物質過敏症の対応策について

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり 午前10時00分 開会

○議長(相澤 榮君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。


日程第1 会議録署名議員の指名

○議長(相澤 榮君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、6番齊藤秀行君、7番藤原 峻君の2名を指名いたします。


日程第2 一般質問

○議長(相澤 榮君) 日程第2、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。10番西田嘉博君。

○10番(西田嘉博君) 皆さん、おはようございます。
通告に従いまして2件の質問をいたします。
質問件名1、幹線道路の道路照明灯を問う。
2013年1月、ジュネーブにおいて「水銀に関する水俣条約」という国際条約が結ばれています。水俣病は、化学工場が公害廃液を海に垂れ流したことから水銀で海が汚染され、その海でとれた魚介類を食べた人に中枢疾患患者が出たことが原因でした。この症状は非常に重く、世界で患者数が2番目の公害事件と言われ、現在でもまだ続いている状態です。平成27年には、地球規模の環境汚染を防止することを目的に「水銀による環境の汚染の防止に関する法律」(水銀汚染防止法)が制定されています。また、「水俣条約」の締結国数が50カ国に達し、平成29年8月16日に「水俣条約」は発効しました。
本条約の発効により、水銀灯は2021年以降、製造や輸出入が原則禁止となります。あわせて、2011年の東日本大震災以降、電力供給不足となり、この震災を背景に照明機器の発光ダイオード(LED)化は急速に進んできています。以上の背景からも、水銀灯から発光ダイオードへの切りかえを早急に図るべきではないかと考えています。
特に富ケ丘団地内幹線道路の道路照明灯は、古い水銀灯で照度が低く、そのため、バス停留所から帰宅する際の横断には危険を伴うことがあります。通行車両の中には制限速度を超えて進入してくるものもあり、また、東京エレクトロン宮城の業績拡大により、夜間勤務のため通勤車両等が増加しています。安全面の見地からも早急に発光ダイオード化を行い、照度アップすべき地区ではないかと考えます。
ある市では、工事などに伴い道路照明灯を撤去したものの、東北電力への廃止手続を忘れていたものが1,800本もあったとの報道がありました。照明灯の発光ダイオード化にあわせ、全8万6,000基の管理台帳を新たに作成する過程で未廃止が判明し、電力契約が確認できない照明灯も1,300基あることがわかったとのことです。
そこで、以下の質問をいたします。
1、道路照明灯のLED化について、平成30年度にみやぎ環境交付金を財源として実施した内容(場所、基数、金額)及び一般財源で実施した内容について伺います。
2、市内全体の道路照明灯のLED化率と最もLED化が進んでいる地域を伺います。
3、富ケ丘地区の道路照明灯の現状認識とLED化の時期を伺います。
質問件名2、水道事業について。
都道府県に自治体運営水道の民営化を可能とする改正水道法が制定され、水道事業の広域事業のあり方を話し合う検討会の初会合が県庁であったと報道されました。設置した検討会は、事業統合や管理の一体化、施設の共同化など広域連携の手法を探るということです。また、民営化については、多くの民間業者が施設設備の視察等に訪れて検討しているとの報道もありました。
現在、宮城県は広域上水道と工業用水、流域下水道の3事業を一体化する「みやぎ型管理運営方式」の導入を目指すとしています。民営化するとコストが下がると言われますが、資金調達する際の金利は公営よりも民営のほうが高くなり、株主配当や役員報酬などの別の費用もかかります。トランスナショナル研究所(オランダ)の報告では、欧州を中心に、民営化後、料金が上がったり、水質の悪化などの理由で、再び公営に戻す自治体がふえ、2000年から2016年に少なくとも33カ国で267の水道事業が再公営化されたとのことです。
一説には、これからの水道事業をどうするかは自治の力にかかっていると言われています。自治体は議会や住民と開かれた議論を行い、目先の財政負担軽減だけではなく、命や生活にかかわる(安くて、安全、おいしい)水の確保に努めることが重要であると考えます。
3月18日に水事業の基礎講座「みやぎ型管理運営方式」について本市で開催されることは、開かれた市政運営の一環であると評価いたします。
そこで、以下の質問をいたします。
1、宮城県が目指している民営化までのスケジュールについて伺います。
2、宮城県の3事業が民営化された場合、本市の上下水道事業にどのような影響があるのか伺います。
以上の質問、よろしくお願いします。

○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) おはようございます。
それでは、ただいまの西田嘉博議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の幹線道路の照明灯を問うの問い1でございます。今年度のみやぎ環境交付金を財源として実施した事業につきましては、道路照明灯LED交換工事であり、成田地内において既設の照明灯104灯をLED仕様に交換をいたしました。請負金額につきましては654万4,800円であり、その財源としては、みやぎ環境交付金が646万1,000円で、一般財源が8万3,800円となっております。
問い2、市内の道路照明灯のLED化率につきましては、平成32年2月(休憩後に訂正発言あり)末現在、市内全体の約22%となっております。最もLED化が進んでいる地区につきましては、成田地区で約60%となっております。
問い3、富ケ丘地区の道路照明灯の現状認識とLED化の時期につきましては、富ケ丘地区の道路照明灯を調査いたしたところ、他の団地の幹線道路に比べてランプの照度が低いことを確認をいたしました。そのため、夜間の通行において若干暗く感じるものと思われます。
なお、道路照明灯に使われている水銀ランプにつきましては、順次製造が終了することとなっておりますので、夜間の道路通行の安全を図るためにも計画的にLED化工事を実施してまいりたいと考えております。
質問件名2の水道事業についての問い1でございます。宮城県が目指している民営化までのスケジュールについては、宮城県におきましては、昨年12月の水道法の改正を受け、みやぎ型運営方式による運営権者の募集を来年1月から3月まで行い、再来年6月または9月議会において運営権設定の議案を提案、議決し、再来年度中の事業開始を予定していると伺っております。
問い2、宮城県の3事業が民営化された場合、本市の影響につきましては、県ではみやぎ型運営方式を導入することでスケールメリットなどのコスト削減効果を反映し、今後の水道水の料金及び下水道の処理費用の上昇が抑制されることを期待していると伺っております。また、県から水道水を全量受水し、汚水の処理を全て県にお願いしている本市においては、その効果により今後見込まれる料金の上昇が抑制されればと考えているところでございます。
以上です。

○議長(相澤 榮君) 10番西田嘉博君。

○10番(西田嘉博君) それでは、再質問させていただきます。
1、生産が終了する水銀灯への対応を伺います。
2、みやぎ型管理運営方式の導入が図られた場合、各市町村の受水費の見直しにより値上げされる懸念がないのか、現時点での考えを伺います。
3、みやぎ型管理運営方式では、送水管の維持管理、更新工事については、県が管理する方向性と理解していいのか、この点について伺います。

○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) おはようございます。
それでは、1つ目のご質問にご回答させていただきたいと思います。
水銀ランプにつきましては、2021年以降の製造が禁止になっておりますことから、それ以降の対応につきましては、製造メーカーに問い合わせを現在行っているところでございます。現在のところ、既に製造を終了しているメーカーもございますけれども、一部のメーカーにおきましては、在庫を確保いたしまして交換部品として供給するというところもございますので、2021年以降も一定の期間は水銀灯の修繕が可能な状態であると考えているところでございます。

○議長(相澤 榮君) 上下水道課長。

○上下水道課長(浅場 悟君) それでは、質問の2つ目と3つ目についてお答えいたします。
まず、2つ目、みやぎ型運営方式導入が図られた場合、各市町村の受水費の値上げが懸念されるというところでございますが、今回のみやぎ型運営方式の導入の目的につきましては、民間の経営ノウハウ等の活用によりコスト削減を図り、今後の水量の減少による収入減や更新費用の増大で上昇が見込まれる料金や負担金の上昇を抑制するものであると、県では説明を行っているところでございます。
本市といたしましても、不当な値上げにつながらないように申し入れていきたいと考えてございます。
質問の3つ目でございます。
送水管の維持管理、更新工事については、みやぎ型になった場合、県が管理する方針、方向性と理解していいのかというご質問でございます。議員お見込みのとおりでございまして、送水管等管路の維持管理や更新工事につきましては引き続き県で行うと伺っております。

○議長(相澤 榮君) 10番西田嘉博君。

○10番(西田嘉博君) それでは、最後の質問は2問でございます。
今後、全体のLED化を早急に図るための考えはありますか。
2、水道事業は、官民問わず、安全な水を提供することは担保されなければならないと考えますが、この点については市長の見解を求めます。
以上です。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 1問目の今後のLED化への切りかえにつきましては、先ほども答弁申し上げましたが、しっかりと早急に計画的に進めていきたいと考えております。
2つ目の水道事業の民営化、県の今進めておる事業につきましては、議員のおっしゃるとおり、私も安全な水の提供が最も重要であると考えております。このことについては、県からはみやぎ型管理運営方式を導入してもこれまで以上に安全安心な水を安定的に供給できる体制を整えていくというふうに伺ってはおりますが、今後も、本市といたしましては、しっかりと安心安全な水が提供していただけるように、県のほうに強く申し入れを行っていきたいというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 次に、11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) 皆さん、おはようございます。
それでは、私のほうから質問させていただきます。
まずは、若生市長、このたびの市長選挙の無競争当選、再選、おめでとうございます。
4年前、町政刷新を訴えて以来、豊富な人脈を生かし、公約に対して、着手しているものも含めれば100点満点に近い成果を上げた実行力が評価されたものと思います。さらには、総合計画と行財政改革、アクセルとブレーキ、硬軟織りまぜた取り組みがこれまた評価されたものではないかなというふうに思っております。
市長には、これまでの経験を力に市政のかじ取り役としてこれからも活躍を期待しております。今後は、将来の富谷市がどのようにあるべきかを議論してまいりたいと思います。
それでは、私のほうから2点の質問をさせていただきます。
1点目は、この2期目を迎えた若生市政のまちづくりと政治姿勢、主な重点項目についてお伺いをいたします。
今回の市長の公約は、富谷市の未来の決意と表して、現在進めております「富谷市総合計画」を着実に進め、市民とともに新時代の富谷市にふさわしいまちづくりを進めるとしておりました。
概要は、総合計画と行財政改革を挙げて、「健全財政を維持し、市の発展に努める」として、詳細を見ますと、公共交通アクセスの改善や新たな市のブランドづくり、教育と子育ての環境の充実、また、産業基盤の確立、市民協働のまちづくり等々、数多くの政策を挙げておりました。
結果的に、初の市長選挙でございましたが、町政時代を含めれば実に24年ぶりという、対抗する候補者がなく、無投票の当選を果たされました。このことは、今後の富谷市政として、どのように捉えているのか、お伺いをしたいと思います。
また、市長は、同時に2期目の抱負として、これから富谷市は、これまでのような発展や勢いは望めなく、これからは新しいステージとして「充実と安定」を目指すと語られました。そのことについての考え方についてもお伺いしたいと思います。
次に、財政健全化についても伺います。
歳入と歳出の差である財政収支を改善し、借金を減らし、借入金なしでどれだけの事業なり、歳出を賄うことができるのか。いわゆるプライマリーバランスの考え方がありますが、そのような中で、昨年度に引き続きまして、財政調整基金からの繰入金をなしに今年度も予算を計上いたしました。このことは、大幅な増収が見込めない中で、歳出抑制を実施した結果ですが、これらを含めて財政健全化の今後の基本的な考え方についてお伺いしたいと思います。
次に、今回、公共交通の整備と利便性、仙台市地下鉄泉中央から富谷延伸が再びクローズアップがされました。本市は、ほかからいろいろな項目で注目されている一方で、都市基盤はまだまだ整備されておりません。そこで、地下鉄泉中央駅から富谷までの鉄軌道の延伸とあわせて日常の公共交通の改善についても、これからの超高齢化に備えて急がなければなりません。
本市の人の移動は、バス、マイカーが主体で、朝夕のラッシュ時には国道4号線と枝線の渋滞が慢性化し、特に高齢者は「いつまで車を運転させられるのか。また、運転ができるのか」という不安が残り、これから本当に本格的な高齢化が進んでいく際には、「住みづらいまち」に変貌してしまわないのかが心配でございます。
そこで、昨年公表された公共交通グランドデザイン(都市・地域総合交通戦略・基本構想)を早く現実のものとすべく急がなければならないと思います。
今年度、策定する基本計画においては、短期として2023年まで、中期は2028年までとしておりますが、それでは、長期というか、それはいつなのか。グランドデザインですから、確かに時間はかかりますが、何年に開業目標としているのか。つまり、泉中央駅から富谷延伸の事業化の目標時期を明示していただきたい。
さらには、グランドデザインの取り組みとして、国交省からの補助金を受けておりますが、これはどこまで見ているのか、これについてもお伺いをしたいなと思います。
次に、企業誘致と新規雇用創出の促進についてお伺いします。
よく、仙台市富谷区、富谷は仙台市のベッドタウンと言われておりますが、いち早く、このベッドタウンからの脱却を図り、地元の意識の高揚を図るためには、シティブランドを立ち上げなければなりません。そのシティブランドと産業基盤をいち早く確立していかなければベッドタウンからの脱却は図れないと思います。
シティブランドの取り組みとして、現在、富谷塾、また富谷宿・街道まつり等を進めておりますし、また、産業基盤としても、昨年、第7回仙塩都市計画の見直しによる住居系、工業系、各3カ所で開発がスタートしました。
富谷が本来求める「充実と安定」の領域に達するには、しっかりとしたシティブランドを育成していくことと、新たに地場産業を育成し、常用雇用者の創出を図っていくことだと思います。
それでは、市長の2期目の政治姿勢と総合計画における主な事業についてお伺いします。
1つ、無投票の当選結果について。
2つ、新たなステージとしての「充実と安定」の考え方について。
3つ、2年連続、財政調整基金からの繰り入れ計上なしに予算を作成しました。プライマリーバランス等、今後の財形健全化の基本的な考え方について。
4つ目、公共交通グランドデザイン・基本構想の中で、現在行われているパーソントリップ調査の具体的内容について。
5つ目、本市の産業基盤の現状と企業誘致に伴うあるべき雇用創出について。
それでは、2点目でございます。
県上・工・下水道事業の民間委託についてお伺いします。この質問に関しては、先ほど西田議員から関連の質問がございました。若干違う視点もございますので、質問をさせていただきます。
昨年12月、国において、水道事業の運営を自治体が民間企業に委託するコンセッション方式を促進する水道法改正案が可決されました。
そうした中で、県は、全国に先駆けて、広域上水道、工業用水、流域下水道の水道3事業を一括して民間に委ねられる「みやぎ型管理運営方式」PFI事業を検討しております。
こうした水道事業の民間委託の背景には、人口減少によって水需要の減少は確実に進んでおり、それに伴って料金収入も減少し、さらには、古くなった水道管の入れかえる費用もかさみ続けて、設備の更新が課題となっており、この水道事業の経費の効率化を図っていくためには、自治体が民間企業に委託する方式が有効な選択肢になり得るとしております。
当然のこととして、水道利用者である県民、市民の視点に立てば、民間委託によって料金の高騰を招かないのか。また、何よりも大事な水質の安全・安心に問題を起こさないのか。さらには、東日本大震災においても復旧に約1年の時間を要しましたが、災害時の対応はどのようになっているのか。県であれ、民間事業であれ、水道は、子や孫の代を超えて安心して飲み続けていかなければならない重要なインフラであります。このように、県民や市民生活に大きな影響を及ぼす水道事業に高い関心を持っております。
そうした中、この18日に県より説明の予定があるそうですが、水道事業に関しては、これからも詳細な情報提供と丁寧な説明が必要だと思います。
さらに、法改正に対する不安の要素として、外国の失敗例がございます。フランス、イギリスなどにおきましては、民営化によって高騰した水道料金に不満が高まり、2010年に再公営化がされたということも聞いておりますので、その辺の正しい動きについても伺いたいと思います。
今回の「みやぎ型管理運営方式」は、水道事業の効率化のために水道施設の所有権は自治体に残したまま、期間を定めて民間企業に運営権を売却する公設民営としており、県が最後まで事業主体として責任を持って運営することになっており、純粋な民営化とは違うといいます。しかしながら、このまま何もしなければ将来的には水道料金が引き上げられる可能性は高いと思います。また、これまでも現状として、県の浄化水槽、下水処理管理は20年以上も前から民間事業に任せられており、既に民間の力をかりて運営を行っております。そのことと、今回の方式とは、何がどのように違うのかについてもお伺いをしたいと思います。
私は、この間、県が主催する「水道の未来を考える」官民連携運営事業シンポジウムに参加させていただき、聞いてみますと初めて知ったことが多かったわけですが、多くのことが聞いてみて正しく理解することができたと思っております。
県は、今後、19年度に事業内容を策定し、21年度中には事業開始を目指すとしております。いずれにしても、県としては、これから人口減少が進み、水需要が減っていく中で、水道事業の存続を担保しながら、どのようにして安全な水を確保していくのか、県民、市民の不安払拭を晴らしていただきたいと思います。
それでは、伺います。
1つ、県が運営する上水道、工業用水、下水道の3事業と本市の関係について。
2つ、改正水道法の内容について。
3つ、これまで水道事業は一部民間事業者に任せられておりましたが、今回のみやぎ型管理運営方式との違いについて。
4つ、市民の不安について。モニタリング等、安心・安全について。それと2つ目、経営から来る水道料金の改定について。3つ目、災害時の対応について。
大きな5つ目、本市の対応とこれからの連携・メリットについてお伺いをいたします。
以上でございます。

○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの菅原福治議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1、若生市長の2期目を迎えたまちづくりと政治姿勢についての問い1でございます。無投票当選結果についてでございますが、今回の市長選挙で、私は無投票で当選をさせていただきました。これは、1期目の4年間、一貫して「オール富谷」を掲げ、市民、議会、事業所、行政が協働、協力、連携を図り、「住みたくなるまち日本一」を目指したまちづくりに取り組んだことが評価をいただいたものと受けとめております。
しかし、無投票ということで、市民の皆さんから直接審判を仰ぐことができませんでしたので、改めて気を引き締めて2期目の市政運営をスタートしたところでございます。これからもなお一層、市民の皆さんの声に耳を傾ける努力をし、特に小さな声や声なき声をしっかりと聞き、心を傾けながら皆さんの声の届くまちづくりを進めていきたいと思います。
問い2、新たなステージとして「充実と安定」の考え方については、本定例会冒頭の施政方針の中でも申し上げましたが、平成の30年は、本市にとってまさに飛躍的な発展を遂げた時代となりました。5月には新たな元号で新しい時代が始まりますが、全国的な人口減少、少子高齢化社会を迎える中で、本市においては、これまでのような急激な発展を望むのは難しいと考えております。昨年発表された国立社会保障・人口問題研究所による2045年までの将来推計人口においても、東北で唯一、人口増が見込まれているように、今後は緩やかにでも発展し続けるまちづくりを目指すため、総合計画を軸としたまちづくりに丁寧に取り組み、また、行政改革などを通して、これまでの取り組みの質を高めていくことで、市としての基盤づくりを図ってまいりたいと考えております。
問い3、財政健全化につきましては、昨年度の決算から一般的な分析指標としてのプライマリーバランスに加え、「正味プライマリーバランス」という独自の視点に基づき、より緻密な分析も行っております。
さらには、特定目的基金残高の増減を加味して分析を行った結果、昨年度は、9年ぶりに正味プライマリーバランスと基金残高の2つの値が黒字となった旨、お示しをさせていただきました。この2つの値については、今年度の小中学校へのエアコン整備といった緊急的な予算措置や今後の予算編成に左右されるものですが、今年度においても、正味プライマリーバランス及び基金残高は、昨年度に続き、黒字を達成する見込みでございます。今後とも行財政改革を通じ、健全な財政運営に努めてまいります。
問い4、現在、宮城県と仙台市におきまして実施をしている第5回仙台都市圏パーソントリップ調査につきましては、平成14年度の第4回調査から15年ぶりに行われた調査となります。本調査は、仙台都市圏域に居住されている方々の一日の移動状況を伺い、交通行動の実態を把握し、この実態データに基づき、交通計画の分析や評価などを行っており、前回調査では、仙台市地下鉄東西線の事業評価や仙塩広域都市計画区域マスタープランなどに活用されております。
また、調査には3年の期間と3億円ほどの経費を要する大規模な調査となっております。第5回となる今回の調査結果につきましては、先日、仙台市における移動交通手段の構成などの基本的な数値が新聞報道されており、新年度中には現況集計データが公表される予定と伺っております。
なお、今年度中の取りまとめを進めております公共交通グランドデザイン・基本構想の中においては、直近の第4回調査データに基づき評価指標の現況数値を算定している状況であります。したがいまして、新年度に予定しております基本計画策定にあわせて見直しを図り、宮城県や仙台市の協力をいただきながら、需要予測などの根拠データとして活用し、事業の深度化を図ってまいりたいと考えております。
問い5、本市の産業基盤の現状につきましては、サービス業を中心とした第3次産業が全体の約81.9%で、本市の稼ぐ力の大きなウエートを占めており、次いで第2次産業が17.8%、第1次産業が0.3%と、ほぼ宮城県と同様の傾向となっております。宮城県では、特に製造業を中心とした誘致を強化することで、雇用の創出とあわせて県民所得の底上げを目指していることから、本市といたしましても、企業の持つ個性や強みを生かせる生産、販売を行い、地域外からの所得を獲得するため、ものづくりの産業の集積と住民の生活を支える雇用者所得の獲得を目的として企業誘致に取り組んでおります。
また、新たな取り組みとして、起業・創業を目指す方々を発掘育成するために、TOMI⁺で富谷塾を初め、さまざまな支援事業を展開しております。あわせて、働き方改革の推進として、ITベンチャー企業にサテライトオフィスとして入居いただく誘致活動も展開しており、現在、10社と入居契約を行いました。今後は、こうした企業に地域に定着していただくよう支援を強化し、他の産業を巻き込み、地域を牽引して好循環を生み出す新産業の創出や6次産業の活性化などへも本格的に取り組み、雇用創出を図ってまいりたいと考えております。
質問件名2の「県上・工・下水道の民間委託について」の問い1、県が運営する上水道、工業用水、下水道の3事業と本市との関係についてですが、本市では、上水道は水道用水の全量を県から受水しており、公共下水道についても県の流域下水道に汚水処理の全てをお願いしております。このような状況において、県がみやぎ型運営方式を導入し、スケールメリットなどによるコストの削減を見込んでいることから、本市といたしましては、今後の水道水の料金や下水道の処理費用の上昇が抑制されることを期待しているところでございます。
問い2、改正水道法の内容につきましては、今までの水道法でも民間事業者が水道事業を行うことは可能でありましたが、その場合、地方公共団体が水道事業の認可を返上した上で、民間事業者が新たに認可を受ける必要があり、完全民営化としなければなりませんでした。今回の改正では、地方公共団体が水道事業者としての位置づけを維持しつつ、水道施設の運営権だけを民間事業者に設定することができるようになったものであります。
問い3、今回のみやぎ型管理運営方式との違いについては、これまで、県は県が運営する浄水場や汚水処理場の運転管理を20年以上前から民間事業者に委託してきましたが、現在でも安全・安心な水を安定的に供給し、または汚水を適切に処理しております。みやぎ型運営方式では、こうした水の製造や汚水の処理業務に加え、薬品の調達や労力費等の負担、電気や機械などの設備更新につきましても民間事業者ができるようになると伺っております。
問い4、市民の不安に対しての(1)安心・安全について、(2)の水道料金改定、そして、(3)の災害時の対応につきましては、現在、県では、上水道については水質検査計画に基づく検査を行い、結果をホームページで公表しております。県は、みやぎ型運営方式導入後も運営権者に対して現行の水質検査計画と同等以上の検査を求め、その結果や状況等をチェックすることにより、これまで以上に安心安全な水を安定的に供給できるように努めると伺っております。
また、料金改定については、みやぎ型運営方式となっても、今まで同様、市町村と調整し県議会での条例改正という流れに変わりはないとのことです。
災害時の対応については、県はこれまで主体的に運転管理業者や関係機関、市町村と連携し、迅速、的確な対応をとってきました。この体制はみやぎ型運営方式に移行しても継続することとし、これまでと同様の体制を構築すると伺っております。
なお、本市では、このみやぎ型管理運営方式について、より多くの方に知っていただくため、県に協力をいただき、今月18日、市役所において出前講座を開催することといたしました。開催に当たりましては、行政区長の皆様や議員の皆様にもご案内をさせていただきますし、市民の皆様にも広報とみややホームページで開催をお知らせし、多くの方にご参加いただきたいと考えております。
問い5、本市の対応とこれからの連携とメリットについてでございますが、みやぎ型運営方式は、将来にわたり安全で安心な水の安定供給と下水の適正処理のため、民間の経営ノウハウや技術力を最大限に活用し、大きなコスト削減効果を発現させようとするものと伺っております。
しかし、このような手法は全国初であり、事業を民間企業に任せた後の具体的な運営方法等も明らかになっていないことから、理解が十分進んでいないことも事実であります。本市といたしましては、引き続き県に対し、事業の実施に慎重を期し、計画の内容を随時公表するとともに適切な情報提供と丁寧な説明を求めてまいりたいと考えております。
以上です。

○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) それでは、再質問をさせていただきます。
今回、一括で質問させていただきますので、よろしくお願いします。
充実と安定についてお伺いをいたします。確かに、平成の30年間は、富谷市の人口、2.5倍にもふえましたし、本当に大きな飛躍を果たしたんじゃないかなというふうには思います。市長は、これから新しい時代を「充実と安定」の時代にしたいと言われましたが、富谷市が市になってまだ2年半、市としてまだ歴史は浅く、市長もまだ2期目に突入したばかりでございます。一気に「充実と安定」というのは少し踏み込み過ぎではないかなというふうに私は思っております。その辺についてお伺いしたいことと。
また、市民からすれば、「充実と安定」というのは、ほとんどの市民は、インフラ等々を含めて、名実ともに富谷に住んで本当によかったなという実感するときだと思います。たとえ年号が変わるときであっても、そのことの実感が今できるのか。今でなくても、新しい年号のときにできるのか。また、本市の最大の課題であります交通問題等なんかも本当に克服できるのか。また、騒がれております有蓋化、また、新たな課題も発生すると思います。これらに対しても、本当に「充実と安定」というような部分できるのか。
また、私、何でこのことにこだわるかというと、今言ったこともそうなんですけれども、本市がこれからも本当にさらに伸び続けなければならないと思うんですね。その伸びに我々も、職員さんも含めて、「充実と安定」と言ってしまえばブレーキがかからないのかなと。成長にブレーキがかからないのか、その辺が心配なのでお伺いをいたします。
次に、公共交通の、先ほど財政計画に対してはきちっと回答いただきましたので、用意はしているんですけれども、ダブりますので、やりません。
次に、公共交通グランドデザインについてお伺いいたしますが、これは市長の4年前の一丁目一番地でございます。仙台市地下鉄泉中央駅から富谷延伸について、本当に関心が高い政策ですから、これからも多くの時間がかかることは予想してはおりますが、しかしながら、グランドデザインでございますので、やっぱり市民のこれは要望でもございます、開業時期をしっかり示していただきたい。これは予定で結構だと思うんですね。イメージ的なものでも結構だと思うんです。今回、市民からの要望をいただきましたので、その辺にも回答をいただきたい。そういったことは、やっぱり、今後も公共交通、一番の課題ですから、責任を持って進めるという意味もありますので、目標時期をはっきりしていただきたいというふうに思います。
それと、先ほども回答あったと思うんですけれども、国土交通省からの補助金、今年度はいただけるよということですが、この10年間ずっといただけるのか。基本計画の中でずっといただけるのか。その辺はどうなっているのかについてもお伺いをしたいと思います。
次に、地場産業の育成と企業育成、新規雇用の創出について伺いますが、私は先ほど論旨でもお話ししましたが、本市はやっぱり自立した産業基盤が少なく、学生さんとかの人から見ても、市民の信頼の持てる企業が育っていないと。先ほど、市長から所得向上というようなこと、これも確かにそうだと思います。やっぱり、本当にこの辺の改善が、先ほど市長の言った「充実と安定」につながってくることだと思いますので、やっぱりこの辺にも力を入れて回答いただきたい。
それと、産業基盤の確立については、新たな高屋敷とか成田二期工事の誘致に対して、具体的な事業化の計画を進めていただきたいと思います。確かにこのことは、企業誘致、大変なことではありますが、やはり東京・名古屋企業立地セミナー、実施しておりますが、このことだけではないんですが、若干一辺倒に見えるんですが。新たに何かと思っておりましたら、今回、市内立地企業等懇談会を開催するという取り組みをいただきました。このことについて、私もこのことについては以前からお話ししておりましたが、今、行政で考えている懇談会の内容についてお伺いをしたいなというふうに思います。
次に、シティブランドについてお伺いいたします。
現在、一次産業の掘り起こしとしてスイーツなり、さまざまな果物、蜂蜜、富谷茶に至るまで多くのブランドの推進を行っております。しかし、これからは文化面においてもシティブランドを確立していかなければならないということで、今回は私は富谷塾と富谷宿についてお伺いをしたいと思います。
まず最初に、富谷塾についてお伺いいたしますが、現在、TOMI⁺を活用したチャレンジショップとして、先ほど市長からもありましたマルシェ関連が活躍しているわけですが、詳細は省きますが、現在、富谷に住んでいる女性同士が積極的に起業マルシェを行っております。このことは知っておりますが、このような活動を通じて、よく聞くことですが、地域で出会って、人に魅力を感じて、人生を転換させたというような成功した話はよく聞きます。そういった意味では、ぜひ、この富谷塾を通して人材の発掘なりをしていただいて、富谷全域にこのことを生かしていただきたいなというふうに思います。それが本来の今までずっと取り組んできた地方創生の取り組みではないかなというふうにも思います。
ここでお聞きしますが、取り組みの成功例、先ほども二、三ありましたけれども、さらにもう少し何か成功事例、もっとあると思うんですけれども、身近な成功事例などもありましたら、ご紹介をいただきたいということと、富谷塾を通して、先ほどもこれもあったと思うんですが、人づくりの思い、富谷塾は人づくりだと思うんですね。ぜひ、その思いを再度お伺いしたいと思います。
次に、富谷宿の開宿400年事業についてお伺いをいたします。1620年に富谷は宿場町として認められて、来年で400年に当たりますが、開宿400年事業については、本市の本当にシティブランドとして大変重要な取り組みだと私も思います。そんな中でありますが、昨年実施した、1回目ですから、街道まつり、これは多くの課題が散見されたと思います。これは本当にシティブランドですからね、立ち上げは。ブランドですから。それと、街道まつりという名前ですので、やっぱり誰から見ても、ブランドなり、重みなり、深みなり、威厳なり、その辺が感じられる祭りにしていただきたい。私だけなのか、わかりませんけれども、全くとは言いませんけれども、その辺が感じられなかった。その辺を、本当にシティブランドを立ち上げるのであれば、演出家なり、エージェントなりを入れて、本物のシティブランドに立ち上げていただきたいんですね。宮城県にもあります、こういう祭りのブランド。そういうものを最大限参考にして、よろいを着ていればいいというものでもないので、何か整然としたものも必要だったというようなことで、ちょっと口幅ったいんですが、その辺について、街道まつりの昨年の評価と今後どのようにしていくのかについてお伺いをしたいと思います。
次、水道の民営化についてお伺いしますが、先ほど答弁をいただきましたが、やっぱり不安の解消なんですね。県の事業ですから、私は安心しているんですけれども。やはり不安の解消が一番だと思います。みやぎ型管理運営方式導入後においても、先ほど、これまで以上にと市長は言われましたけれども、本当にその辺が担保されるのか、再度、お伺いをしたい。
というのは、ペナルティーを課すというようなことをちょっと書いているんですね。ペナルティーを課せばいいというものじゃないんですね。やっぱり、そういった問題を起こさないというのが1つだと思うので、ペナルティーを与えるというようなことになっていましたので、やはりそういうものじゃなくて、問題を起こさないというのが一番だと思いますので、その辺は県がどういうふうに話されているのか、お伺いしたいなと。
海外の例ですが、失敗例もございますので、本当に何で失敗したのか、何で再公営化したのかについても、再度、お伺いしたい。
それと、これも先ほどあったと思いますが、監視体制、第三者機関の監視、これについて、やはりしっかりと今まで以上にと先ほどもありましたけれども、この辺の今まで以上の部分を再度お聞きしたいなということで、2回目の質問とさせていただきます。
以上です。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの質問にお答えをさせていただきます。
まず最初に、「充実と安定の時代を」ということについての御質問でございますが、先ほども申し上げましたように、富谷はまさに平成の時代、あと二月残すところなくなったわけでございますが、平成のこの30年というのは本当に急激に発展をした時代でございました。人口も平成元年のときに2万1,000ちょっとだったものが今5万2,500、間もなく600というところに来ていますし、例えば行政区でも、当時24行政区が今は46、間もなく47、この春からなります。また、小学校4校、中学校3校が、今は小学校8校、中学校5校ということで、あらゆる、挙げたら切りがないほど、まさにこの平成の30年間、この短期間で、もちろん昭和からの発展があったわけでございますが、平成はやはり大きな、急激に発展をした時代だったというふうに思っております。
ただ、今度、新しい時代に入るに当たって、やはり平成のような急激な発展は望めないというふうに思っております。ご承知のとおり、全国的にいわゆる超高齢化社会、人口減少社会に直面している自治体がほとんどの中で、その中で富谷も急激なこれまでのような発展は望めないし、そこを目指すことは現実的ではない。ただ現状維持、ただ、誤解していただきたくないのは、決して、我々、充実・安定というのは、現状維持を目指すということではなくて、現状維持というのは、逆に言えば、私は停滞につながるというふうに思っておりますので、やはり新しい時代も、急激な発展は望めないとしながらも、緩やかながらもやはり飛躍と発展を私は続けなければいけないというふうに思っております。ただ、緩やかながら飛躍と発展をしながら、じゃあ、目指すとところは何なのかというときに、やはり市民、全体として充実と安定した時代にこれからの新しい時代を富谷は目指していきたいということで、その目指すための1つの指針が、今回の総合計画、そして、行財政改革をしっかりと進めていくことによって新しい時代の富谷が充実と安定の時代を目指していくということで、今回、掲げさせていただいたところでございますので、ご理解いただければというふうに思います。
また、公共交通グランドデザインの時期につきましては、これまで申し上げておりますように、今回、国からの国土交通省の補助金をいただいて、基本構想、公共交通グランドデザインの基本構想を策定をさせていただきました。そして、来年度、引き続き国土交通省の補助金を獲得して、基本計画づくりに平成31年度入らせていただきます。
そこにつきましては、ちょうどこのタイミングで、先ほどパーソントリップ調査のご説明をさせていただきましたが、実はパーソントリップ調査のデータが全て裏づけとなって、先ほどご答弁申し上げたように、仙台市の地下鉄の東西線につきましては、その前の南北線につきましてもパーソントリップ調査のデータが裏づけになって初めて事業化に向けての基礎データとして認められるわけでございまして、そういった中では、パーソントリップ調査のデータがないと事業化に向けて進められないというものもあります。そういった中で、先ほど話したように、期間が約3年、そして、費用も3億円かかるということで、これは実は県と仙台市が全て負担するもので、大きな費用がかかるということで、県は10年ごとに実はやっていきたいという方向でこれまで進めてきたんですけれども、仙台市の理解がないとなかなか進めないということで、お互い、県と市が合意がなされる期間が、実はこの期間かかって、今回15年ぶり。ただ、このタイミングでパーソントリップ調査を行っていただいたというのは、富谷がちょうどこの公共交通グランドデザインを策定しているタイミングでこのデータがとれるというのは、大きな、本当にタイミングとすればよかった、ありがたいというふうに思っております。なので、今回の基本構想につきましては、そのデータがまだなかったので、15年前の第4回のデータで想定しておりますが、今度、これから進める基本計画からは今回の新しい15年ぶりに行った第5回のパーソントリップ調査のデータを活用できるという部分で、大きなこれは力になるというふうに思っております。
なおかつ、今回、計画をつくることによって、今後の具体的な方向性なり、時期が示されるものというふうに思っておりますので、今の段階であと十何年後には地下鉄が通りますとか、軌道系の何々が通りますというのは、一概に私が答弁するわけにはまだいかないということで、まずは基本構想を今年度、そして、来年度の基本計画で、基本計画ではかなり具体的な中長期的な時期も示せるものというふうに思っておりますし、その辺をご理解いただければというふうに思います。
また、企業誘致につきましては、今回、おかげさまで第7回仙塩都市市街化調整区域の候補地見直しにおきまして、富谷は満額で住居系3地区、工業系も3地区認めていただきました。これは大変大きなことでございまして、その認めていただいた成田南、そして、高屋敷西・東につきましては、今事業化、編入に向けて今進めているところでございまして、そういう意味では、確実に、そして、企業誘致は実は内々でかなりいろいろな接触をしたり、進めている案件がかなりあります。ただ、これも表に出せない部分が大変多くて、歯がゆさを感じられることもあるんですけれども、そしてあわせて、しっかりと進めておりますし、そのことを来るべき発表できる段階で発表していきたいというふうに思っております。
なお、これまでもですけれども、これまで以上にしっかりと企業誘致、これはやはり脱ベッドタウンではないですけれども、いわゆる自立した都市基盤を確立する上で、やはりここは重要な位置づけだと思っておりますので、しっかりと取り組んでいきたいというふうに思いますし、成田二期の北地区についても、190ヘクタールという東日本最大規模のスケールメリットを最大限に生かして企業誘致、事業化に向けて取り組んでいきたいというふうに思っております。
4点目のシティブランドの確立の中で、富谷塾に関してでございます。富谷塾はこれまでもお話ししていますように、昨年7月1日に旧役場庁舎、15年放置されていた、そのままの状態だったものを、国の地方創生拠点整備交付金で認めていただいて、全面的に耐震、そして改修工事を行ってオープンをさせていただきまして、新たに富谷市の富谷市まちづくり産業交流プラザということで、通称TOMI⁺としてオープンしたわけでございますが、そのまちづくり産業交流プラザという意味では、やはりそこに人がいなければそれは実現できないだろうということで、人づくりを目指して富谷塾を開塾させていただいたところでございます。
そういった中では、かなり、おかげさまで、最初、これまでもご説明しておりますが、10人も集まればいいかなと思ったあの富谷塾に、現在、72名の塾生が参加をしていただき、なおかつ、半年たたずに積極的に塾生がみずからさまざまなプロジェクトに取り組んでいただいております。はにかむ富谷ということで、しんまちの梅林の再生だったり、富ケ岡公園の花いっぱい運動ということで、今、毎週、あと対話会とか、地元の町三区の方々と取り組んで、今、四、五十人、毎週日曜日集まって剪定作業だったり、樹名板づくりだったり、昨日はそのつくった樹名板を木につける設置作業を、毎回四、五十人、日に日に多く集まっているということで盛り上がっていますし、また、「十宮夜市」につきましても、これも塾生が中心になって、夜のにぎわいをということで試験的に始まった事業でございます。
また、あとは今回、富谷塾の大きな特徴が半分以上が実は30代、40代の女性の方々が、そして、なおかつ多くのママさんたち、子育て中の女性の方々がたくさん多く参加をいただいております。そのママさんたちが、今回、そこで、富谷塾で出会ったことによって新しい取り組みとして「マママルシェ」ということで、子供たちを連れてきて、お互いに子供の面倒を見ながら、昼間の時間、「マママルシェ」ということで、これもまさにほかの地域ではなかった新しい取り組みだというふうに思っておりますので、さらにどんどん富谷塾で出会い、そして、富谷塾のその出会いからさまざまなプロジェクトが進んでいますので、そこをしっかりと進めていきたいというふうに、行政としても全庁的に全庁挙げて支援をする体制をとっているところでございます。
また、開宿400年記念事業に向けての街道まつり、昨年第1回目を行ったわけでございますが、これはまさに、まずは一回やってみないと何も見えないだろうということで、昨年、初めて第1回目を行ったわけでございます。ご指摘のとおり、さまざまな課題が見えたのは事実でございます。何せ初めてのことですから、そして、あの限られた環境の中でどこまでできるかということで、とりあえず、まず一回やってみて、やってみたところで出た課題を今年度はしっかりとその課題を解決しながら、そして、本祭りは来年ですから、今回、2回目、1回目の改善をしっかり行って、それで、本祭りのちょうど来年は10月10日、施政方針のときにも申し上げましたように、ちょうど富谷市誕生の記念日の10月10日が土曜日に当たるので、そこの本祭りに合わせてしっかりと仕込んでいきたいというふうに思いますし、そこに向けて多くの方々を盛り上げ、そのことが、私は、富谷は新しいまちというイメージが大きいんですけれども、いや、違うよと。もともとは宿場町として開宿して400年の歴史がある、ここが富谷だという、やはり歴史を掘り起こすというのは大きな力になると思いますし、今回の富谷茶復活プロジェクトもそこに含まれていますし、さまざまな取り組みが今、大変、そういう意味では、開宿400年に向けてという、これも一つの富谷シティブランドの発信力に私はなっているかと思っておりますので。本祭りに向けてしっかりと取り組んでいきたいと考えておりますので、ご理解いただければと思います。
6点目の水道事業の民営化についてでございますが、市民の不安、これは我々もまだ具体的なところが、何せ初めての今回の方式でございますので、これはやはり誰もが不安に思われていると思っておりますし、我々行政としても、まだ具体的なことが示されていないので、その辺は、県は、大切な水の問題ですから、しっかりと安全を確保しますというふうには伺っておりますが、その辺はしっかりとこれから具体的なところを示された段階で、それを我々の責任はしっかりとチェックすること。そして、そのことをしっかりと市民の皆さんに説明をしていくことが大事だと思っておりまして、今回、来週、3月18日に行われる講座は、実は県内では初めてだと思います、このように積極的に市民の皆さんに説明の機会をということは。そういった機会を通じながらしっかりと説明をしながら、安全・安心のために努めていきたいというふうに思っております。
もちろん海外での失敗事例、先ほどの西田議員のご質問のときもご意見にもありましたし、ただいまの菅原議員のご質問にもありましたが、海外の失敗事例も十分に皆認識しているところでございますので、逆にその失敗事例をそのようなことのないようにしっかりと対応していただくように県には求めていきたいというふうに考えておりますし、監視体制をしっかりとその意味では整えていくようにお願いをしていきたいというふうに思っております。
以上です。

○議長(相澤 榮君) 次に、交通政策推進室長。(「企業懇談会は」の声あり)
若生市長。

○市長(若生裕俊君) 今いろいろな企業が富谷に進出していただいておりまして、ただ、ご縁があって富谷に来ていただいて、すばらしい企業がたくさん、研究機関も含めてたくさん来ていただいております。ただ、その人たちの横のつながりが実はできていなかったんですよね。なので、今回、そういった立地企業、そして、なおかつ、もともと富谷に起業されている、創業されている企業の皆さんと、そしてまたそれを目指す方々も含めて、そういった情報交流の場をつくることによって新たな起業創業につながればということで、そういった懇談会を、情報交換も含めた場を、新年度、設定したいということで予定しているところです。
以上です。

○議長(相澤 榮君) この際、午前11時25分まで休憩します。


午前11時10分 休憩


午前11時25分 再開

○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) それでは、最後、お願いします。
公共交通についてですが、このところのマイカーなりバスを前提とした交通のあり方が、限界が見えてきたのではないかなというふうに思います。市全体の高齢化率は確かに19%であっても、地域としては30%をはるかに超えている地域がございます。東向陽台、富ケ丘、鷹乃杜等々もそうだと思うんですが、ここに来て、そういう地域の方々からの運転免許証を返納する人がふえてきておりまして、やっぱり泉中央と市内を結ぶバス路線の減便で困っている人が多くなってきているということでございます。
やっぱり、人の動きというのは、富谷だけで動いているわけではございませんので、多くは泉中央なり仙台方面に出かけているということでございます。やっぱりまちの活力というのは公共交通の改善が欠かせないと思うんですね。そこで、現在行っている、先ほどのパーソントリップの調査ありましたけれども、3年、3億云々というのがありましたけれども、これを基本計画に生かすのはもちろんですけれども、今現在の交通問題にそれこそ生かせないのか。並行して基本計画と今現在の交通問題、今現在だと今現在の課題ですから、そこに生かせないのかなということでございます。その辺の市長の考え方をお伺いしたいなと思います。
次に、TOMI⁺に関してですが、民俗ギャラリー、この間、TOMI⁺で民俗ギャラリーと東北歴史博物館のコラボで行われました「富谷の歴史をたどる」の開催ですが、富谷に住んでいる以上、私も含めてですが、富谷の歴史というものをやっぱりいろいろさまざま知らなければならないということで行った企画ですが、私も参加して、本当に富谷でお茶をつくっているというのは大体わかっていますけれども、ただつくっているのかな、おいしいからつくっているのかなと思いましたが、やっぱりそうじゃないですね。いっぱいつくっている。そして、何でつくっているのかといったら、年貢として納めていたというようなことも、この間、行って聞いて、なるほどなというようなこともやっぱりわかりました。
今後、それと同時に勾玉なんてやっていますよね、勾玉づくり。古代の装飾品、昔の装飾品ですが、そういったことで、歴史の勉強会として140名の人が参加されたということで、これの評価と、今後の民俗ギャラリーというか、歴史関連の今後の生かし方、やり方についてお伺いしたいと思います。
それと、ユネスコスクールについてちょっとお伺いしたいと思うんですが、ユネスコスクール、本市の2月号にユネスコスクールの取り組みが載っておりました。市内3校の立派な取り組みが載せてありましたが、本市として、ユネスコスクールのネットワークを最大限に生かして教育を展開していくということですが、この持続可能な開発目標に向けた取り組みを進めるとありますが、具体的にどのような進め方なのか、少し詳しくお伺いしたいなと思います。
それと、最後でございますが、これは教育長にお伺いしたいと思います。1月23日に行われました志教育でございますが、成田中学校、志教育実践発表会で「つなげよう地域」と「つなげよう未来へ」というテーマで行われました。私も非常に感銘させていただきました。その中で、生徒から地域で志を持ってよりよい担い手として活躍していくんだという発表がございました。それと成田マルシェの増田さんからもやっぱり志を持って成長するには、大人の振る舞いが大事だというふうに講演がありましたので、この辺の志教育を今後、どのように、富谷市内に生かしていくのか、その辺の考え方についてもお伺いしたいなと思います。
以上です。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) まず最初に、公共交通グランドデザインでは、今やれることがないのかということで、これはもちろん、ご意見のとおりだというふうに思っております。今回、基本構想を策定して、新年度、基本計画を策定しますが、まずはすぐできること、いわゆる市民バスだったり、あとはいわゆる公共交通を担っていただいているバス路線の見直しも含めて、市民バスとの連携というのは、これは早い段階ですぐ取り組めるものだというふうに思っておりますので、そういったことを含めて、今回の基本構想から基本計画の中でしっかりと今できることはすぐに取り組んできて、取り組みながら改善していきたいというふうに、施策に取り組んでいきたいというふうに考えています。その上で、中期的、長期的なものも今度の基本計画の中でお示しできればというふうに思っております。
2つ目のTOMI⁺、先日の「富谷の歴史をたどる」。まさに本当に議員ご意見のとおり、今回いろいろご協力いただきまして、ありがとうございました。当日、140名という多くの皆さんにご参加をいただいて、会場があふれるくらい。また、勾玉づくりも40名を超す親子でご参加いただいてということで、大変大きな、反響も大きかったわけでございまして、これもやはり、あそこにTOMI⁺ができたことが大きな力になっているかというふうに思います。そしてまた、あそこに民俗ギャラリーも7月1日からオープンして、既に2,500人ぐらいでしょうかね。年間、今まで1,000人来るか来ないかという、旧民俗ギャラリーのときは数字だったのが、今は既に2,500人ぐらいの来場者が半年ぐらいで来ているというのは大きな効果だというふうに思っておりますので、今、2月末現在で2,667人来ているということで、これは本当に大きな数字になっているかというふうに思っております。
今後は、そのことを生かしながら、民俗ギャラリー、今、いわゆる特別展もテーマを変えながら行ったりしておりますので、さらに、今回、開宿400年を振り返るのとあわせて、あそこを発信拠点としてやはり生かしていきたいというふうに思っているところです。
3点目のユネスコスクールと志教育については教育長のほうから答弁をお願いしたいというふうに思います。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) それでは、志教育について、お答えを申し上げます。
これは議員のおっしゃるとおり、今年度、成田地区の小学校2校、中学校1校、高校1校の計4校で取り組んだものでございます。その成果と活動経過については、1月23日に成田小学校で発表したところでございます。
さまざまな成果、取り組みはございますけれども、私のほうから主なもの2点だけ、まずお答え申し上げたいと思います。
1点は、地域防災でございます。これまで成田中学校が中心になって地域防災活動に取り組んできましたが、今年度の志教育の指定を受けて、小学校2校と、それから富谷高校も参加し、校種間を超えた地域防災の深まり、継続が見られたということが1点でございます。
それから、もう一つは、他地域への広がりも見られたということも大きな成果だと思います。今年度、日吉台中学校区でこの取り組みを新たに始めておりますので、これから全市内の中学校区への取り組みというふうな一つの大きな手がかりが得られたのではないかなというふうに思います。
2点目は、国際理解ということでございます。これはユネスコスクールとも関連しますが、特に小学校と富谷高校の共同、コラボの活動が大変広がりを見せたということでございます。一つは、小学生に高校生が英語活動のコラボ共同活動が行われたということと、もう一つは、富谷高校がこれまで取り組んできたユネスコのいわゆる難民救済、これが「“届けよう、服のチカラ”プロジェクト」ということで、高校生と小学生のコラボ活動として大変進化しておりますので、この成果をこれから全市内のユネスコスクール及び教育全般に対して、やはり地域コミュニティの担い手としての主体者と、それがESD教育にもなりますのでしっかり伝えていきたいというふうに思います。
ユネスコスクールについては、部長のほうから改めてお答えします。

○議長(相澤 榮君) 次に、教育部長。

○教育部長(佐藤英樹君) では、ユネスコスクールについてお話しします。
ユネスコスクール、ESD活動につきましては、まず、未来まで営みを続けるために、環境、エネルギー、人権、平和等の地球規模の課題につきまして、富谷市の子供たちが一人一人自分の課題として捉えて、それを学び、それを改善するために行動するという目的で行っています。
活動の内容につきましては、2月の広報で、先ほど議員さんが言われたとおり、一部については広報させていただきました。今後の取り組みということなんですけれども、まず、2月に富谷市のESDユネスコスクール推進委員会のほうで、今年度の実践の取り組みを実践発表会を行いまして一つの冊子にまとめています。それをもとに次年度、活動するんですけれども、まず、3点、大きくその場でお話しさせていただきます。
1つは、カリキュラムの工夫、改善ということで、これまで全ての学校で行っているものについては、地域と連携しながら課題を解決するものがあります。今度は、地域との連携とともに、全校加盟という利点を生かして、学校間の横のつながりと、幼・小・中・高、縦のつながりを生かしたESD活動に取り組んでほしいということ。2つ目が、将来的に国内だけではなくて、海外との交流を進められればと思っています。そのためには、webカメラ等のいろいろな環境整備というものがありますので、将来的にはそちらにつなげていければと思います。
2つ目は、取り組んでいることを、保護者と地域にきちっと発信するということです。保護者、地域のほうにESD活動及びユネスコスクールの啓発ということで、学校だより、あとは児童生徒の活躍、成長を発信していくということ。ユネスコスクール専用のホームページがありますので、そこも活用していきたいと思っています。
3点目は、教える側、教職員のESD活動の研修を積むということで、来年度の教育計画に委員会のほうからESD活動の取り組みについての基本方針のほうを全校の教育計画にまとめるようにも発信しております。それをもとに、まず校内で研修を積んでもらいます。来年度、1月7日になりますけれども、全体のESD研修会を、この間、講話をいただきました見上宮城教育大学前学長をお呼びしまして研修を深めていきます。そのようにして、一つ一つ取り組んでいきたいと思っております。
以上です。

○議長(相澤 榮君) 次に、16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 私は今回、一般質問通告書により、大きく2点について質問いたします。
まず1点目、交通安全ボランティア活動等について質問いたします。
富谷市各小学校通学路の交差点等において、朝夕の通学時間帯に各種ボランティア活動団体や先生、PTAの父兄が交通誘導等を行い、児童の安全・安心に努めております。しかし、これはボランティア活動の一環で、法的な権限のある警察官や富谷市条例に定められた交通安全指導員ではなく、法的な権限はありません。言いかえれば、ドライバーはボランティアの交通誘導に従う義務はなく、それによる罰則もありません。
そのためか、交通誘導をしていてヒヤリ・ハットすることはたびたびあります。その都度ボランティア活動に対し大きな不安と疑問を感じる思いをするのは私一人だけではなく、携わっている方であれば誰でも思うことだと思います。
ボランティア活動の一環である交通誘導ですが、あくまでも小学生に対して黄色い誘導旗等で信号が赤のときや青の点滅時には子供たちが横断歩道を渡らないように静止するとか、青のときには子供たちが渡っていることをドライバーにわかりやすくするとかの行為です。
交通安全ボランティア活動に携わっている方は、富谷市にも多くの方々が個人的に朝夕の忙しい時間帯に奉仕されており、中には10年以上朝夕活動されている人もおります。
私ごとで恐縮ですが、退職してすぐにボランティア活動に入らせていただきました。交通誘導ボランティア活動に対し、感じたことをお話しいたします。
私は建築士として工事現場監督や工事安全管理の仕事を行い、実際に何度か労災事故を経験しております。また、労働基準監督署などから得たことが何かと交通誘導ボランティア活動ともつながる多くのことを学んできました。一つは危険予知活動です。もう一つは幾ら安全活動をしていても、統計学上、事故は必ず起こるということを学びました。そして、事故を起こさないためにはどのような活動をするべきかを、労働災害も、交通事故も、航空機事故も、医療事故等も共通することがあります。それはハインリッヒの法則です。
ハインリッヒの法則をご存じの方もいるとは思いますが、この法則は1930年代に、アメリカ
のハインリッヒ氏が労災事故の発生確率を調査したもので、1対29対300の法則と言われています。1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常、言いかえれば、ヒヤリ・ハットしたことがあるということです。いわゆる「ヒヤリ・ハット」の事象があるとするもので、実際、交通事故、航空事故、医療事故などの分野でも同種の経験に基づく安全対策が行われています。事故防止には、300のヒヤリ・ハットを減らすことです。交通誘導をしていて、ヒヤリ・ハットを誰もが経験していると思います。
そこで大きな1番として、交通安全ボランティア活動等について質問いたします。
1つ、富谷市においてここ3年間の小学生の交通事故数をお伺いいたします。
2つ、交通安全ボランティア活動は富谷市全ての小学校で行われているのか、お伺いいたします。
3つ、交通安全に携わっている団体等をお伺いいたします。
4つ、学校単位で交通誘導に携わっている人数をお伺いたします。
5つ、交通安全ボランティア団体等を対象に行っている事故防止対策の交通安全指導・教育等をお伺いいたします。
次に、大きな2点目として、富谷市役所内に商工業の開発に関しての開発事業担当室の設置について質問いたします。
富谷市市長選挙にあわせて、河北新報に「新市新時代へ」の題名で、2日間に渡って上下で掲載された「脱ベッドタウン」の文字が大きく目につきました。特に平成30年12月31日現在の人口が5万2,569名と前年を71名下回り、52年ぶりに減少したと報道されていました。この記事を見た方も多くいると思います。
富谷市の人口減は計画人口約4,500の新たな宅地開発やミニ開発を控えており、一時的な見方もありますが、現実です。富谷市には既に工業用地に指定された地域があります。今後の開発が大いに期待され、富谷の宝で、市民一丸となり取り組まなければならない課題です。
しかし、前回の仙塩広域都市計画第6回定期見直しにおいて、3工業地区が一般保留地区に指定されましたが、約200ヘクタールと他地域においても見受けられないほど大きな敷地の成田二期北工業地区は、1億3,000万円もかけ遺跡調査を終了していますが、何も手つかずで、昨年、平成30年5月15日に宮城県都市計画変更の告示により再度、高屋敷西地区・成田南地区を含めた3工業地区が一般保留地区に指定されました。
特にこれからの富谷の発展を大きく左右する3工業地区の早期開発を望み、質問いたします。
1つ、富谷市の開発等に関しての関係部署をお伺いいたします。
2つ、脱ベッドタウンについて市の考えをお伺いいたします。
3つ、商工業の誘致活動について現状をお伺いいたします。
4つ、市長をトップセールスとして、職員・議員・市民が一体となって取り組まなければならない大きな課題であり、市の取り組みをお伺いいたします。
5つ、気軽に情報提供や現況等確認をできる担当室の開設について考えをお伺いいたします。
以上、大きく2点について質問いたします。

○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの山路清一議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1の交通安全ボランティア活動等を問うの問い1、富谷市においてここ3年間小学生の交通事故数につきましては、市内での小学生の交通事故件数について大和警察署に確認したところ、平成28年が2件、平成29年7件、平成30年6件、合計15件となっております。
問い2、交通安全ボランティア活動につきましては、小学校におきまして教諭やPTA、安全サポーター、スクールガードリーダーによる登下校の街頭指導を実施しております。また、全ての小学校地区で個人、団体の皆様による交通安全ボランティアの活動が行われております。
問い3、交通安全に携わっていただいている団体等につきましては、春・秋の交通安全県民総ぐるみ運動の期間中、交通安全協会9支部及び市議会議員の皆様を初め、合わせて15団体の皆様に市内主要セーフティー交差点における街頭キャンペーンにご協力をいただいております。
なお、小学校の登下校においては、交通安全協会の支部、シルバー人材センターやPTAや地域の方々で組織している支え隊などの団体の方々にもご協力をいただいております。また、個人で活動していただいている方もいらっしゃいます。
問い4、学校単位で交通誘導に携わっている人数につきましては、新入学時や交通安全運動期間中など時期によって人数に変動がありますが、学校ごとに把握しております。1日に平均した場合の人数を申し上げます。富谷小学校は通常2人から3人ほど、富ケ丘小学校とあけの平小学校は10人ほど、東向陽台小学校は5から6人ほど、日吉台小学校と成田東小学校は3から4人ほどです。成田小学校は6人ほど、明石台小学校は2人ほどです。そのほかにそれぞれの学校職員なども加わっております。また、さきに申し上げたとおり、新入学時や交通安全運動期間中には多数のボランティアの方々に活動をしていただいております。
問い5、春・秋の交通安全県民総ぐるみ運動富谷市推進会議や黒川地区交通安全協会富谷支部長懇談会の際に、安全な街頭活動につきまして大和警察署より講話をしていただいております。また、各小学校においては、PTAなどに対して、けがなどをしないように安全に十分配慮し、登下校の街頭指導の活動を行っていただくようにお願いをしております。
なお、教育委員会におきましても、改めて安全対策を徹底して活動に当たっていただくように周知徹底を指示したところであります。
また、富ケ丘小学校では、年度始めに安全サポーター対象の交通安全指導研修会を実施しております。
さらに、黒川地区交通安全協会の富谷市内の支部の中には、支部単位の活動として総会や役員会の際に、大和警察署からの講話のほか、春・秋の交通安全運動の際等に交通安全指導員や支部長から指導伝達等を行っている支部もございました。
市といたしましても、今後も引き続き関係機関と情報を共有するとともに、機会を捉えながら指導啓発等に努めてまいりたいと考えております。
質問件名2の開発事業担当室の設置を問うの問い1でございます。富谷市の開発等に関して、担当部署につきましては、開発事業の許認可は都市計画法や都市区画整理法に基づいて行われることから、窓口は都市計画課に置いてあります。しかし、開発に当たっては、そのほかの法令や市の方針等との調整も図る必要があります。本市の国土利用やまちづくりの基本理念については企画部、防犯や防災などの市民の安全安心については総務部、環境の維持・整備については市民生活部、企業の誘致や林地開発については経済産業部、インフラ全般の技術的な指導・助言については建設部、教育や子育て、福祉や健康づくりについては保健福祉部と教育部が担当となり、本市全ての部署がかかわり取り組んでおります。
問い2、ベッドタウンについて市の考えにつきましては、私は平成27年の町長就任以来、一貫してベッドタウンからの脱却を目指してまちづくりに取り組んでまいりました。本市は、これまで仙台市に隣接する位置的優位性などにより、ベッドタウンとして発展してまいりましたが、今後は、これまでのような急激な発展は難しいことから、魅力ある自立した都市を目指し、いかにしてまちづくりに取り組んでいくかが重要であると考えております。そのためにも、まずは議員ご指摘のとおり、昨年の仙塩広域都市計画第7回定期見直しにおいて認められた高屋敷西地区、成田二期北地区など、工業系3地区の早期の事業化を目指して企業誘致を進め、産業面での充実・強化に積極的に取り組んでまいります。
また、あわせて、多くの皆様がふるさと意識を持って富谷に住んでよかったと心から感じていただけるような魅力あるまちづくりも大変重要であると感じております。そのためにも今後は、これまでのスイーツを切り口とした取り組みなどに加え、富谷宿開宿400年記念事業や富谷茶の復活、そして、TOMI⁺を中心とした市民主体のさまざまな活動などを通して富谷シティブランドの向上を図り、市民の皆様が誇りと愛着を持って住み続けていただけるような魅力あるまちづくりにも積極的に取り組んでまいりたいと考えております。
問い3と問い4については関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
まず、企業誘致事業につきましては、宮城県主催の企業立地セミナーやIT企業セミナー等に参加するとともに、職員の県東京事務所への派遣や個別に企業訪問を行うなど、誘致活動を積極的に展開しております。また、新年度新規事業として、市内立地企業や中小企業の方々との意見交換の場として立地企業懇話会を開催し、立地企業、地元商工会、経済界、行政等のネットワークの構築や新たな企業誘致やビジネス創出につなげていく取り組みを行うこととしております。
議員のご提案の議員、職員、市民が一体となった企業誘致活動につきましては、私自身も大変重要なことだと考えております。その上で、議員や市民の皆さんにもご協力をいただけるよう、オール富谷で本市の経済基盤づくりにご支援をいただけるような取り組みを考えてまいりたいと考えております。
問い5、情報提供や現況確認等に関する対応といたしましては、現在、関係課において十分な情報交換を行い、場合によっては、関係各課による協議の場を設けるなど、依頼者に対して遺漏のないよう慎重に進めております。
議員ご提案の担当室開設につきましては、大変貴重なご意見と受けとめさせていただきますが、問い合わせ内容によっては関係課が異なる場合もあり、一概に担当室設置でも解決できない場合も想定されます。現状では、このような案件に速やかに対応するため、全庁的な取り組みとして、関係各課を初め、関係機関と連携を図りながら、あらゆる課題解決や問い合わせに対応しております。このような方針のもとに企業立地を推進し、地域経済の活性化及び雇用機会の拡大を図り、市民生活の向上に努めてまいりますので、ご理解のほどをお願いを申し上げます。
以上です。

○議長(相澤 榮君) この際、午後1時まで休憩します。


午前11時54分 休憩


午後 1時00分 再開

○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
午前中に行われました一般質問、西田議員に対する答弁の訂正が若生市長より申し出てありますので、これを許可します。若生市長。

○市長(若生裕俊君) 午前中の西田議員のご質問に対しての質問件名1の問い2で、市内の道路照明灯のLED化率につきまして、本来であれば「31年2月」末現在と申し上げたつもりでおりましたが、先ほど確認したところ、「32年2月」と申し上げていたようでございますので、訂正をお願いを申し上げます。

○議長(相澤 榮君) これより山路清一君の質問は一問一答により行います。16番山路清一君。

○16番(山路清一君) お昼休みが入りましたので、ちょっと緊張感が薄れてきたんですけれども、頑張ってやります。
初めに、交通安全ボランティア活動等について質問いたします。
先ほどの答弁の中で、3年間の小学生の交通事故数なんですけれども、平成28年が2人、29年が7人、30年が6人、合計15人というお話がございました。警視庁のその統計によりますけれども、小学校において、小学生の事故においてなんですけれども、小学校1年生は6年生の約3.6倍あるというような報告がございます。この中の15件の中で学年別がわかるかどうか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) 28年は7歳の方が2件、29年が7歳の方が1件、8歳の方が2件、9歳の方が2件、10歳の方が1件、11歳の方が1件、平成30年度につきましては7歳の方が2件、9歳の方が1件、10歳の方が2件、11歳の方が1件となってございます。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) やはり、低学年のほうが若干多いなというような感じがいたします。その中で、小学校で登校時間帯でなく、放課後とか学校が休みのときに起こった事故もその中に入っているんでしょうか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) 詳細については、こちらでもちょっと把握をしていないんですけれども、午前か午後かという一応時間帯では教えていただいております。午前が5件、午後が10件という内容になってございます。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 午前が少なくて午後が多いなんていうふうな統計出ていますけれども、この辺について、担当のほうではどのように考えているのか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) 議員さんから最初に出たとおり、国のほうの統計、そちらでも1年生、2年生の方が事故が多いと。特に交差点内の事故が多いというふうな形で、こちらも情報はとっているところでございます。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) その統計学上も午後のほうが多いというような統計が出ているんでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) やはり午後は帰り時間、学年によりまちまちというところもありますし、学校から帰ってから、公園とかそういったところに遊びに行く機会も多くなるということで、出かける内容としてはいろいろなところにお子さんも自由に出かけておりますので、午後のほうが多いのかなというふうに思っております。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 続きまして、近隣で中学生が、重大災害と言ったらおかしいんですけれども、死亡災害が、10年ぐらい前になりますかね、起こっております。このような重大災害が今まで、富谷町の時代からこのような重大災害が起こったことがあるのかどうか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 私の認識ではございません。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 続きまして、3つ目の交通安全に携わっている団体等でございます。先ほどの答弁の中で、PTAを含めいろいろな団体名が出されております。富谷市も多くの団体や個人の方が携わっております。文部科学省で平成17年度から警察官OBのスクールガードリーダーの方が学校を巡回したり、警備のポイント等の指導、そして、学校や通学路で子供たちを見守る学校安全ボランティア、スクールガードなんですけれども、養成研修などを行う事業を実施していますが、次のことをちょっと質問いたします。
富谷市にもスクールガードリーダーがおりますが、何名いるのか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 富谷市では1名いらっしゃいます。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) スクールガードリーダーの配置なんですけれども、学校数によって違ってくるようなことが載っていますけれども、学校が5校につき1人と決まりはあるのかどうか、この辺についてお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 特定の学校への配属ではなくて、学校全域ということで安全指導を行っていただいております。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) そうすると、今、富谷には小学校8校ありますけれども、8校で1人ということですか。でも、問題がないということで考えてよろしいんでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 8校で1人というか、その学校の巡回という形で巡回をしていだいております。今のところはスクールガードリーダー1名ではおりますが、ほかにもボランティア活動の方がいらっしゃっておりますので、今のところは問題ないと考えております。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 基本的には5名というのがあるようなんですけれども、今8校に1人ということでお伺いしているんですけれども、8校で1人で、今、巡回してもらっている。そのほかにもそれに関連する人たちが巡回するという話なんですけれども、これはふやすつもりはございますか、ないんですか。今のままで、1人でよろしいということで実施していくのかどうか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) これから、状況を確認しながら、もし、やはり増員したほうがよろしいというような状況になれば増員を考えていきたいと思っております。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 続きまして、4つ目の学校内で交通誘導に携わっている人なんですけれども、少ないところで二、三人、多いところですと10人というお話がございました。ちょっと先ほど聞き逃したんですけれども、10名の多いところは、富ケ丘小学校は入っているんでしょうか。再確認いたします。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 富ケ丘小学校は平均ですけれども、10名ということになっております。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) これはやはり上桜木の児童が4号線を渡って来ていますけれども、そちらのほうの関係があるのか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 上桜木の子供たちも富ケ丘小学校ですので、そちらの10名の中に含まれていると思います。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 含まれているんじゃなく、やはりあそこのところ、非常に危険なところだと私思っています。議員の中でも、お手伝いというか、そちらに立って非常に危険なところで誘導なさっている方いらっしゃいます。それを含めて、あそこのところ、本当に私も衆参の選挙のときとか、あそこで朝立ったりなんかしていまして、非常に交通の激しいところで非常に危険だなという感じがしますけれども。その辺を含めて、危ないというところで、やはりあそこのところには非常に朝でも四、五人の方が立ったりなんかしています。それを含めての10人なのか、再確認いたします。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) あくまでも平均していての人数ということで、今回は学校のほうからの聞き取りをしております。富ケ丘小学校に関しましては、独自で安全サポーターという方が、登録制ではありますが、保護者、地域の方が組織をしておりまして、その方たちが毎日輪番で安全のそういう指導を、街頭指導を行っていただいているということです。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 続いて、5つ目の交通安全ボランティア、団体等を対象に行っている事故防止対策なんですけれども、先ほど、教育委員会のほうで指導しているという話を聞きました。教育委員会のほうではどのような指導をなされているのか、具体的にお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) まず、安全指導を行っていただいているPTAの方々に対しまして、やはり安全指導を行っているその方々たちの安全を確保しなければなりませんので、例えば車道のほうに出ないようにとか、それから、雨とか雪のときの視界が悪いときの足場をきちっと確保してくださいとか、あとは、小さいお子様をどうしても状況的にお連れしなければならない場合には、しっかりとお子様から目を離さないで、そういうものも含めて安全指導をお願いしますということでは、学校を通してPTAのほうに通知を出しております。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) それなんですけれども、教育委員会さんのほうなんかで、担当の方が朝実際にその辺確認していますか。その辺についてお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 確認といいますと、現場にということでありますれば、朝、春・夏の交通安全の運動のとき、それから折を見て行っております。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 一番、私たち、私もですけれども、立っていて気がつくんですけれども、やはりその点が徹底されていないんですよね。今聞くと、PTAの方たちにいろいろ指導していますという話なんですけれども、実際に現地にスリッパで来たり、それから、子供を抱きながら誘導していると、歩道から車道に出ているという方が多く見受けられます。その人たちに私もいろいろ注意はしているんですけれども、なかなかその辺が徹底されていないということで、この辺の徹底をひとつやっていただきたいということで、再度、この辺についてお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 教育部長。

○教育部長(佐藤英樹君) 徹底につきましては、今後したいと思いますが、まず1つ、地域の交通安全指導ボランティアとPTAの街頭指導は分けて考えております。PTAの交通安全ではなくて街頭指導としまして、交通安全も入りますけれども、現場での不審者からの見守りとか挨拶運動ということで、自分の子供が学校に通うためにというところで、子供たちがお世話になっている学校のために、または、事故がないようにということで立っているのがPTAの街頭指導です。交通安全ボランティアの方は交通安全を中心にボランティアをしていますので、その辺の線引きはしておるつもりです。
ですから、PTAの方々には補助的にそこに立ってもらっておりますので、中にはその後すぐ会社に行かなければいけないので、どうしてもつっかけで来たりという方もいますし、小さいお子様も持っておりますので、そこまでちょっと規制するとPTAの協力体制というのはちょっととれなくなりますので、今後、先ほど課長が言ったような自分の身も安全に守るような通知はしっかりと出して、定期的にPTAの街頭指導の方々がけがのないように、事故ないようには、改めて周知を続けていきたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 私、大和警察署のほうに行きましていろいろ話を聞きました。やはり旗を持って立って誘導するのもいいんですけれども、やはり素人の方が素人考えでやるのはやめてくださいということで、その辺は今後徹底していただきたい。それと、やはり横断歩道なり交差点に立っているんですけれども、旗を持って誘導するだけじゃなく、そういう方たちが立っているだけでドライバーのほうは十分気をつけるという話もお聞きいたしました。
続きまして、次に移ります。スクールガードリーダーについてお伺いいたします。
この件につきましては、文部科学省生涯学習政策課の資料に、スクールガードリーダーは、学校の安全体制に対する指導・助言、学校ごとで開催するスクールガード養成講習会での指導・助言、情報交換等での活動報告を行うほか、児童に対する安全教育等での講話や登下校の指導、地域安全マップを提供する際の指導・支援とあります。
このことを踏まえ、スクールボランティア活動に充実する各種団体に対して必要な知識の教育を行っていただくのも一つの方法かと思われますけれども、この辺について、市長のちょっと考えをお伺いしたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) その辺は、今後必要に応じてしっかりと対応できるように進めていきたいというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 続きまして、開発事業担当室の設置についてお伺いいたします。
先ほど、1つ目で富谷市の開発等に関しての関係部署なんですけれども、いろいろな部署が関係しているということでお話がございました。都市計画とか都市区画整理法の事柄は都市計画課、それから、安全・安心は総務部などで担当しているというお話でございます。そのほか、これらに関して消防とか警察なんかも関係しているのか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。

○都市計画課長(高田浩幸君) 開発事業につきましては、県警本部、あとは黒川消防とか、宮城県の関係といたしましては森林保全課とか、あとは河川課などとも協議を実施しているところでございます。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 県警本部とかその他のほうで、どのようなことに対して関係しているのか、具体的にはどのようなことなのか、ちょっとお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。

○都市計画課長(高田浩幸君) 県警本部につきましては主に道路の交差点協議を実施しまして、黒川消防とは消防水利、防火水槽とか消火栓の設置について協議します。また、県の森林保全課というところにつきましては林地開発についてしまして、河川課につきましては防災調整池等の設置等につきまして協議をしておるところでございます。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 2つ目の脱ベッドタウンについての市の考えなんですけれども、先ほど同僚議員のほうもこれについて同じような質問がございました。一貫してベッドタウンからの脱却を目指しまちづくりに取り組んできましたというお話でございました。
これに対して、工業3地区のそれぞれの具体的な取り組み、やはり3つの地区ちょっと違いますので、その辺の現状についてお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。

○都市計画課長(高田浩幸君) 工業系の成田南地区と高屋敷の西地区につきましては、地権者と協議調整を図りまして、ことしの5月に市街化区域編入申し出のほうを行いまして、引き続き事業の確実性を高めまして、来年5月に市街化区域編入していく予定としております。また、成田二期北につきましては、現在、宮城県とともに企業誘致を実施しておりまして、できるだけ早い時期に事業を着手できるよう事業を推進していきたいと思っております。
以上でございます。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 成田二期北なんですけれども、前回の6回目から含めて大分月日がたちます。これは余り動いていないんですけれども、その辺について市長をトップセールスとして非常に市のほうもその辺活発にやっていると思うんですけれども、この辺の今2つのほうは来年度云々という話聞きました。この一番大事な成田二期北に関して、今後どのように、はっきりまだ方向性出ないかもしれませんけれども、その辺について、ちょっとわかる範囲で結構ですので、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。

○都市計画課長(高田浩幸君) 先ほど言ったとおり、県のほうと一生懸命誘致活動をしておるという形のものと、200ヘクタールという形のことから、あそこの開発を半分とか、100ヘクタールにできないかとか、そういう形を今ちょっと研究しているような形でして、少しでも早く、そういった事業に着手できるような形で今準備しているところでございます。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 半分、いい考え方ですね。半分にする。3分の1でもいいんですけれども。それ含めて、あともう一つ大事なのは、市のほうで、これは今財政的に関係しましていろいろな問題があるかもしれませんけれども、ライフライン関係、ライフラインを引かないと非常に問題が出てくると思います。前にお話ししたように、あそこのところ、北部道路の中に、下に立派なカルバートが入っています。つなげばすぐ北部工業団地、成田二期のほうとつながるようなカルバートもできておりますので、その辺も含めて、今後の対応策について、再度、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。

○都市計画課長(高田浩幸君) 議員のおっしゃるとおり、ライフライン、道路もですし、下水もですし、たくさんいろいろ問題点があるんですけれども、その辺も含めて、市全体で考えて取り組んでいきたいと考えております。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) この辺については、市のほうだけじゃなく、我々議員も含め、また市民も含め、一緒に取り組んでいきたいと思います。
続きまして、仙塩広域都市計画第7回定期見直しが平成30年5月15日に宮城県都市計画変更の告示にて、工業地域の成田二期北、成田南、高屋敷は一般保留地区、そして、住居系の成田二期西・東は特定保留地区に指定されておりますが、一般保留地区と特定保留地区はどのように違うのか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。

○都市計画課長(高田浩幸君) 市街化区域に入れるための三原則という形のものがございまして、1つ目としまして、市街地形成の必要性があること。2つ目といたしまして、市街化区域の位置と規模が決定して、その妥当性があることという形のものと、3つ目といたしまして、市街化整備の開発とか、土地区画整理事業という形の確実であることというものがございまして、一般保留というのが、市街地形成の必要性があることということしか決まっていないものが一般保留地という形のものになってきます。特定保留というのが、その必要性があることという形のものとその妥当性。あと、まだちょっと確実性がないという形のものが特定保留になりまして、市街化区域になってから3年で事業ができることという形のことの、その違いで一般保留とか特定保留という形のものの違いになってくるところでございます。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) かなり難しい解釈なんですけれども、ちょっと頭の中整理できないんですけれども。例えば、前回、第6回定期見直しで成田二期北が工業地区に告示されております。また、今回も第7回でということなんですけれども、また今回何も受けなければ、再度、定期見直しのほうにかけるんでしょうか。先ほどの答弁も含めてその辺の関連性をお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。

○都市計画課長(高田浩幸君) 議員の言うとおり、次の定期見直し、今第7回なので、第8回までに事業の確実性が高まらずに市街化区域編入に至らない場合につきましては、再度、第8回で認めてもらうというような形の手続が必要になってきます。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) ぜひとも、2回も3回もとないようにひとつ、私たちも含めて努力したいと思いますので、一体となってその辺はやっていかなくてはならないと大きく感じた次第でございます。
続きまして、先ほど、市長のほうからも答弁あったんですけれども、3つ目と4つ目、商工業の誘致活動について、現況なんですけれども、これも同僚議員のほうとちょっとぶつかるところありますけれども、企業立地セミナー、東京・名古屋関係は毎年これはやっていて、よくこれは耳にしております。
まず初めに、宮城県の東京事務所への派遣の方行っていますけれども、この辺について、詳細をちょっとお聞きいたします。

○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。

○経済産業部長(荒谷 敏君) こちらの派遣職員につきましては、市としては産業観光課付の職員として県の産業立地推進課職員として派遣しております。その上で、そこから東京事務所においてまず勤務をしているというような形態になっております。その中で、当然、派遣元の県職員という立場で東京事務所に勤務しておりますので、富県宮城の実現に向けて県への誘致活動を行っているのが基本になっております。
その中で、市からの職員でもございますので、富谷市に、例えば関心を持った企業とか、そういったものの情報をいただきながら、それを受けて、我々が今度直接企業訪問をしたりしております。特に、派遣が終わって戻ったときには、県のほうで培った人脈とかそういう企業情報等をさらにフルに活用して企業誘致活動のほうに生かしているような状況となっております。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) じゃあ、宮城県の東京事務所のほうに派遣なされている方は、今、1名なんでしょうか。ちょっと確認いたします。

○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。

○経済産業部長(荒谷 敏君) 東京事務所のほうは1名となっております。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 先ほど部長からいろいろ報告関係ございましたけれども、報告というか、定期的に例えばコミュニケーションとか、打ち合わせ、企業関係の打ち合わせのときは月に何回かあるかと思うんですけれども、その辺の打ち合わせの回数とか、回数だけじゃなく、突拍子もないようなことが出ると思います。急にやらなくてはならないというような話もあると思いますけれども、実際的に月に何回かは報告とか、会議とかはなされているのか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。

○経済産業部長(荒谷 敏君) こちらのほうは、身分は県職員という扱いをされておりますので、県内で守秘義務とかそういったものもあることは間違いありませんが、こちらから市長が上京した際、市長の随行職員として企業訪問などを一緒に行っていただいたり、あとは東京セミナー、名古屋セミナーでそういった場面で情報交流、あとは定期的に産業観光課付ですので、そちらとの情報交換、そういったものも行っているような状況でございます。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) その他、個別的に企業訪問等をなされているという話聞きました。先ほど、同僚議員のほうにも答弁なさったと思うんですけれども、この辺について、再度、詳細についてお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。

○経済産業部長(荒谷 敏君) こちら、市長のほうからも申し上げているところでございますが、市長のトップセールスとあわせて、担当部署のほうで企業訪問をさせていただいております。その中で、特に富谷市に関心が及んでいるような企業の皆さんには、その企業が進出したいような条件、そういったものを見繕ってこちらのほうから情報提供を行ったり、例えばどういった土地を探しているとかというものは、小まめにそういった情報をお伝えしたり、あとは、最大は制度とかそういったもの、あとは雇用関係、最近、雇用不足ということが一番企業のほうでネックになっているようですので、豊富な労働力であったり、あとは交通網の整備、そういったものをPRとして伝えさせていただいているところでございます。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 現状として大変な仕事だと思いますので、ひとつその辺は頑張ってやっていただきたいと思っております。
続きまして、立地企業の懇話会、これについて、ちょっと具体的にお話お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。

○経済産業部長(荒谷 敏君) こちら、先ほど市長のほうからも答弁しておるところでございますが、今回、初の事業ということで、特に市内に立地する企業の皆さん、従来から活動を行っている中小企業の皆さんであったり、立地された企業の皆さんと、市長、いわゆる行政側と情報交換を密にするというのが最大の目的でございます。
その中において、最近、国のほうで頻繁に、融資制度であったり、企業の活動促進、そういったものが提供されておりますので、そういった情報をお伝えする場ということでも考えております。あわせて、働き方改革が今回推進されておりますので、そういったものの情報提供させていただきながらお話を進めていきたいと思っております。
また、現在でもですが、企業訪問をした際に、いろいろな実は悩みがある企業さんも多くあります。そういったところを広く企業間同士での問題解決もできないかとか、そういった部分を一堂に集まっていただきながら問題解決にもつなげていきたいと思っているところでございます。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) これも大変な仕事だと私は思います。これの追跡調査とか含めまして、今後、これも頑張っていただきたいと私は思っています。
オール富谷での市の経済基盤づくりということで、先ほどもお話あったんですけれども、これについて具体策をお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。

○経済産業部長(荒谷 敏君) これにつきましては、経済基盤づくりに向けた企業誘致ということでございます。現在、市長トップセールスとあわせて担当部署のほうで企業誘致のほうは積極的に行っておりますが、先ほど申し上げたとおり、さまざまな企業誘致に関しては問題が発生しますので、そういったところの情報共有をやはりオール富谷というより、庁舎内で共有をしながら、進出される企業のほうへ「ぜひ」というふうなお声をさせていただけるような体制を今もとっているところでございますが、今後については、やはり他自治体での先行事例、成功事例などもございますので、そういった場合、職員全員が営業マンであったり、議員の皆さんのご協力をいただいたり、市民の皆さんの協力をいただくという場も必要かと思いますので、そういったものは時期を見ながら検討させていただくようになろうかと思っております。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 富谷のベッドタウンからの脱却だけでなく、本当に富谷の今後の未来を開くためには、やっぱりこれが今一番大事かなと私常日ごろ思っているところでございます。本当にみんなで団結してこの辺について取り組んでいきたいと私は考えております。
続きまして、先ほど、最後の5つ目なんですけれども、気軽に情報提供や現況確認等できる担当室の開設なんですけれども、各課において十分な情報交換を行い、協議をしているというお話でございました。しかし、これについて、現状では、各部署との連携、支援体制により対応しているという話なんですけれども、実際に3工業地域が本格的に動き始めたら対応できないのかなと私感じますので、この辺について、今すぐじゃなくても結構なんですけれども、時期を見計らい、担当室の開設が私は本当に必要かなというような考えでございます。これについては、結びになりますけれども、市長の答弁をお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 議員のご意見にもありますように、いわゆる自立した都市基盤を確立する上で、今回、第7回で工業地として3地区がいわゆる指定、認めていただいたというのは大変大きな意味を持っているかというふうに思っております。そういう意味で、しっかりと3地区全て事業化進められるように、積極的にこれからも進めていきたいというふうに思いますし、必要に応じて、先ほど来、ご提案ありました担当室の設置につきましては、その推移の中で必要な場合はその辺も検討してまいりたいというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 次に、17番渡邊俊一君。

○17番(渡邊俊一君) 若生市長の2期目の当選、まことにおめでとうございます。心からお祝いを申し上げさせていただきます。
それでは、通告に従いまして、私からは2件、4要旨について質問をいたします。
まず、1件目として、鉄道延伸についてをお伺いをいたします。
この問題は、我が富谷市の将来の発展に欠かすことのできない大変重要な課題と捉え、私も機会あるごとに一般質問などにおいて泉中央より鉄道延伸について、議論、提案をさせていただいてまいりました。
平成28年4月1日から5月25日に行われましたまちづくりアンケートの結果に見受けられますように、新生富谷市として必要な施策についての回答において、回答者の74.6%の方々が泉中央までの交通の利便性の確保を挙げられており、第2位の病院などの医療施設の誘致41.1%を大きく引き離しており、改めて、我が市の交通問題の重要性を認識させられたところでもあります。私もこの問題に20年来取り組んできた一人として、泉中央よりの鉄道延伸について、一日も早く住民の要望、期待に応えられるよう、行政としての取り組みが必要であると考えます。
平成30年11月27日に示されました「富谷市公共交通グランドデザイン(案)(都市・地域総合交通戦略・基本構想)」において、富谷市の概況と策定趣旨に示されている内容から、2035年ごろまで人口は増加し続けることが見込まれ、基本理念として「住みたくなるまち日本一」を掲げ、公共交通の関連施策においては、自家用車に依存することなく、総合的かつ戦略的な交通施策の推進に向けた富谷市公共交通グランドデザインを策定するとうたわれております。
本年度において、公共交通グランドデザインを策定し、短期的な取り組みを5年後の平成35年、中期的な取り組みは10年後の平成40年を目標年次と設定した計画を取りまとめる予定とされております。この基本構想については、若生市長を先頭に、庁舎内はもとより、全市民の英知を結集し、取り組み、計画を達成しなければならないと考え、次の3問にて質問をいたします。
1つ、富谷市公共交通グランドデザイン(都市・地域総合交通戦略・基本構想)策定後、住民に幅広く示し、富谷市民全体の意識向上を図り、市民全体で計画達成されるような取り組みが必要ではないかと考えますが、市長の見解を求めます。
2つ、公共交通グランドデザイン(案)において、泉中央駅までのバスアクセスは、交通渋滞に伴い定時性が低下することから、基幹公共交通の導入を目指すと言われておりますが、鉄道または軌道系とはうたわれておりません。対外的な様相からしての記載と捉えていいのか、お伺いをいたします。
3つ目として、基幹公共交通の整備(鉄道延伸について)を目指すためにも、富谷市、黒川3カ町村、そして、大崎市を含めた交通網の対策が必要であり、富谷市を初め、黒川圏域、大崎市を含めた広域的な連携を持ち、仙台市並びに県、国の理解を求めていくことが大事と考えますが、若生市長の考えを求めます。
2件目の質問でありますが、市道志戸田野田線の整備について質問をいたします。
市内の側溝整備については、計画的に順次進めており、道路改良工事においても各年度内の予算において整備が進められておると推察いたしますが、厳しい財政予算の中で事業を進める上で、年次計画以外の整備についてはなかなか進めがたい工事事業だと思われます。しかし、各地域におかれましては生活に密着した道路インフラ整備であり、主要道路でなくても、住民の安全のため地域の要望に応えていかなくてはなりません。そのようなことから、次の質問をいたします。
志戸田地区の市道志戸田野田線において、国道の側道より志戸田町内会館、田子沢線までの間の路線について、側道からの入り口部分が狭く、乗用車がすれ違うことのできない部分の拡幅工事の整備を急ぐ必要性と、それに伴い、その先の側溝整備を行い住民の安全を確保することについて、どのように市長は考えておられるか、見解を求めます。
以上であります。

○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの渡邊俊一議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の鉄道延伸について問うの問い1でございます。現在、計画策定の取りまとめを進めております公共交通グランドデザイン・基本構想に関しましては、本市の目指す都市交通体系の将来像やその実現に向けた施策などの基本的な構想を取りまとめたものであり、昨年12月には、本計画案のパブリックコメントを実施し、市民の皆様へ広く周知を図ったところであります。
特に、議員のご指摘のとおり、私自身も交通網の整備につきましては、急務であることは強く認識しておりますので、計画達成に向けて基本構想に基づき関連施策の具体的な取り組みを進め、その進捗状況を段階的に市民の皆様へお示しをし、ご意見を伺いながら進めてまいりたいと考えております。
問い2、新たな基幹公共交通の導入につきましては、過年度調査において、地下鉄や小型地下鉄が優位との提案を受けておりますが、現在、宮城県及び仙台市で実施をしております第5回仙台都市圏パーソントリップ調査に基づく需要予測や事業の採算性など、総合的な観点の中での評価が必要となることから、仙台市を含む周辺自治体や交通事業者の意見を伺いながら、本市に適した基幹公共交通の導入に向けて検討を進めてまいりたいと考えております。
問い3、議員のご指摘のとおり、基幹公共交通を含む交通ネットワーク網の整備につきましては、仙台市を初め、仙台都市圏北部地域の自治体や国土交通省、宮城県、民間企業などさまざまな関係機関との連携が重要となってまいりますので、引き続き連携を密にし、ご理解とご協力を得ながら取り組んでまいりたいと考えております。
質問件名2の市道志戸田野田線の整備について伺うの問い1でございます。市道志戸田野田線につきましては、改めて現場を調査したところ、議員のご指摘のとおり、側道からの入り口部は有効幅員が約4.5メートルと狭く、乗用車のすれ違いが難しいことを確認をいたしました。しかしながら、現在の道路の利用状況などを考慮した場合、早期の事業化は難しく、今後の課題として調査検討してまいりたいと考えております。

○議長(相澤 榮君) 17番渡邊俊一君。

○17番(渡邊俊一君) 今回質問したテーマについては、将来の富谷の未来の問題がかかっておるものでありますし、政策的な問題でありますから、ぜひ市長と議論させていただきたいと思います。交通専門監もおいでですけれども、とりあえず、市長との議論を最優先でやらせていただきたいと思います。
実は、論旨にも述べましたとおり、私もこの問題については20年来取り組みをさせていただいてきた一人であります。ちょうど市長のお父さんであります若生照男、当時の町長といろいろ議論をさせていただいた。一番最初の当選のとき、一等最初にこの問題を取り上げさせていただいて、議論させていただいた記憶が今新たによみがえっておるわけでありますけれども。当時、照男町長は、やはりこの問題を将来の大きな課題だということで捉え、改めてこの問題を構築させるためには何をしたらいいか、やはり基本的にその地域の連帯性というか、枠組みを我が富谷だけでなくて、広域的な観点からこの問題を捉え、そして、県、国にやはり理解をしていただくというような状況の中で、黒川、当時の4カ町村で協議会を立ち上げ、今現在もそれがありますけれども、「緑の未来産業都市くろかわ建設推進協議会」という協議会の中で一等最初にこの問題を提起してまいりました。私も当時、その問題に大賛成であり、いろいろお話を聞かせていただいたり、そして、将来の大いなる夢を抱いた一人でもあります。
そして、長年、その問題をずっと調査活動してきた結果、あるところで、ちょうどその協議会を解散しようというような話もあったわけでありますけれども、私がちょうど議長の立場でありましたので、反対決議を申し上げ、そして、皆さんに賛同いただいて、今日まで継続してきているというような現状があるわけであります。
それが、やはり今回、皆さんもご承知のように、平成31年2月15日に河北新報に記事が連載されました。名取市でもやはり「新鉄軌道導入へ調査」というようなタイトルで記事が上がりました。やはり、この機会にそういった富谷を初め黒川3カ町村、そして、大崎、またはやはり千載一遇でありますから、名取市も入れた中で、そして、宮城県の大いなる交通網の広域的な部分での基本的な進め方を考えていく必要もあるのではないかと、私は思っております。その件について、今後の考えでありますけれども、市長の見解を求めるわけであります。
また、やはり仙台市に理解を得られなければどうにもならない、そういった部分が99%、100%でありますから、余り仙台市に刺激を与えず、過去にそういう刺激を与えて仙台市の議員たちから不満を述べられた経緯が私もあるのでありますけれども、余り刺激を与えず、仙台市との意見の交換をしながら、県、市の理解を求めていく。そして、我が市の今日の今の現状をやはり訴えながら、泉中央から鉄道の延伸を、我が市への鉄道の延伸に結びつくことが大事ではなかろうかと私は思っております。
幸いにも、今市長申し上げましたとおり、パーソントリップ調査、国の予算で今進めておる状況であります。仙台市も、今まではかたくなにこれを取り入れるような状況にはなかったわけでありますけれども、今回、同時にそれを進めているということで、やはり副市長の力も大きいですし、また、専門家の力、いろいろあらゆる執行部の結集の賜物かと、こんなふうには思っております。ぜひ、そういった意味で、これを一つの大きな起点にした中でのやはり今後の取り組み、そういった構想をぜひ市長がリーダーシップをとって、やはり市長一人ではなくて、市職員全員の英知を出してやはりこれに取り組んでいただきたい。これがやっぱり私たちが今望んでおる将来の富谷市の発展に大きく寄与するということでありますから、その点についてもぜひ市長の見解を改めて求めさせていただきたい。
当時、市長のお父さんは、将来富谷市は5万8,000から6万人の人口になるんだというような構想も立てておられました。それもその基本的な構想の根源というのはやはり鉄道の延伸があってこそであります。今ようやく5万2,000人を超しました。恐らく、私の個人的な考えでありますけれども、鉄道が延伸されれば、最終的にはこの地域が8万人の構想を掲げても十二分にやぶさかでないというようなそういった状況になるはずでありますから、ぜひ、そういったことでの考え方を改めて市長に求めるものであります。
また、2つ目の質問でありますけれども、志戸田地区の市道野田線においてであります。確かに、今の現状をつぶさに調査していただきました。私が思っているとおりの状況であるということを市長も確認していただいたようであります。ただし、今後の部分において、優先的な課題ではないなというような判断であろうかと思いますけれども、なかなか率直に言って、簡単にこれは優先的ですと、市長の口からなかなか言えないですよ、やっぱり。ほかにもいっぱいあるわけでありますから。それは私は十二分に理解します。
しかしながら、あの部分、結構側道をスピード出して、本来ならばスピード出してだめなんですよ。でも、スピード出してあるく車が結構いるわけでありますよ。もし、あの部分から子供さんがぴょっと飛び出した場合に大きな事故になります。先ほどもそういった話で議論している議員の方もおられましたけれども、これはゆゆしき的な問題であると私は捉えております。そういった意味からしても、道路そのものの整備については優先順位は低くても、子供たちの安全面から考えた場合に、これはもう少し前進するような検討が必要でないかと、こんなふうに私は思います。
その先の問題もそのとおりであります。側溝整備がなっていない。道路幅は結構あるんです。しかし、側溝整備がなっていないがためにその道路が有効的に道路幅が利用されるような状況でないということも現実的にあるわけであります。そして、その部分で、今の現状から見て、子供さんがその辺を歩いた場合に、もし道路から脇に落ちた場合になかなか人に見つけられないような状況も当然出てくるわけでありますから、そういったことからしても、その整備も十二分にやらなくてはならない。そういった、要するに一般的な行政からの目線でなくて、一般市民からの目線を考えながらやっぱり行政を運営していただきたい。こういうふうに私は思っておりますけれども、改めて市長の見解を求めさせていただきたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) まず、1点目の公共交通、特に鉄軌道の問題でございますが、20年前から渡邊議員が議会において延伸の必要性を訴え続けておることは十分に私も認識をしておりますし、そのころから理解をさせていただいているところでございます。また、先ほどお話あった緑の未来産業都市くろかわ建設推進協議会につきましても、これはこれで大きなやっぱり当時役割を担っていただいたというふうに思っております。これは一時期、先ほどあった解散という話もあったわけでありますが、それを引き続き残していただいたことについては、改めて感謝申し上げたいというふうに思います。
といいますのも、実は今回、私就任してこの公共交通問題着手するに当たって、まっさらの何もないところから実はスタートしたのではなくて、この緑の未来産業都市くろかわ建設推進協議会のいわゆる当時、それなりの金額を投じて調査・検討した実は資料を、これを無駄にしないようにということで、無駄にするべきではないと思ったものですから、実は1回目のあらあらの調査はそれを基礎とした、基礎資料として今回のこの公共交通問題の検討に入らせていただきました。そういう意味では、緑未来産業都市協議会のものが残っていたことが今大変大きな、私としてはありがたく感じているところでございます。
その上で、この問題、これまでも積み重ねながら行ってきたところで、少なくとも、平成30年、今年度、国土交通省から初めて補助金をいただいて、公共交通グランドデザインの基本構想を着手できたというのは大きいところだというふうに私は認識しております。これを踏まえて、来年度、次年度はいわゆる計画に進むわけでございます。そして、先ほど議員からもご意見いただいたように、ちょうどパーソントリップ調査のデータも利用できるという、最新のパーソントリップ調査のデータも活用できるという部分では、しっかりとこの計画を進めていきたいというふうに思っております。
あわせて、議員のご意見にありました、そういう意味では、広域的な自治体の連携、協力が必要ではないかという部分でございます。それは最終的に私も同感でございます。最終的には近隣自治体、広い、広範囲な自治体の協力、連携をしながら、やはりそのことによって、国なり県に対する力になっていくというふうに思っております。
ただ、今のところは、実は、これを最初から連携をしてというふうになるとなかなか大きな、余りにも大きなプロジェクトなってしまうものですから、まずは今回、富谷で実現可能なものをまずは計画をつくり上げて、それについてご協力をいただくという形で今回進めているところでございます。これは、最初から広範囲にすると、うちも、うちもということになるので、なかなかプロジェクトそのものが大規模になってしまうおそれがあるので、まずは今回、富谷で独自の可能性を追求し、実現、事業化に向けたものを確立をした上で、実は今回進めていければというふうに考えているところでございます。
名取の話もありました。南北、それぞれ隣接しているのでという、実はある機関からも連携したらというお話あったんですけれども、連携するとまた、それぞれ環境が違う課題を持っているものですから、また時間がかかってしまうことになりますので、ある意味、正直、富谷のほうが先行して既に調査検討を進めていたものですから、そこは富谷は独自の、まずは富谷が実現可能なものということで示させていただいて、最終的には連携をしていきたいというふうに思いますし、そのことが、先ほど議員ご意見にありました、言うまでもなく、仙台市の理解がなければ、ここは99%、100%、本当に仙台市の理解がなければ実現できないことで、逆に、変に早々と刺激をすることで、話が頓挫してしまうことが逆に気をつけなければいけないことでございますので、その辺を気を使いながら慎重に進めているところでございます。
もちろん全庁的に、そして、さまざまな皆さんのご協力をいただきながら、この事業をしっかりと形に、そして実現、事業化に向けて進めてまいりたいというふうに思いますので、まずは今は途中段階ということでご理解を賜れればというふうに思っております。
2つ目の志戸田野田線については、先ほど来お話ししましたように、必要性については十分に確認をさせていただきました。ただ、すぐにというのはなかなか今のところ言い切れないところでございますが、議員の、先ほど、市民目線での危険、何かあったときのことを含めて考えれば、重要性というのは十分に認識をさせていただいたところでございますので、きょうのご意見も踏まえて、今後に向けて調査検討を進めさせていただければというふうに思います。

○議長(相澤 榮君) この際、午後2時10分まで休憩します。


午後 1時59分 休憩


午後 1時59分 再開


○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
17番渡邊俊一君。

○17番(渡邊俊一君) 市長、本当に私の思いと全く同じような状況で今考えていただいているんだなと、こういうふうな気持ちでおります。やはり、先ほど来申し上げましたとおり、やはり広域的な部分というのは物すごく大事な部分であります。やはり広域で持っていったからいいものもありますし、そうでないものもあるということは私も十二分に理解しておりますけれども。やはり水面下で、市長も大崎市長、伊藤康志市長ともかなりの昔からの朋友な立場でありますから、そういった意味からしても、水面下でもやはり広域的な感覚で推し進めるために何をしたらいいか。そして、富谷と仙台がこういうような状況になってきた場合に、その近隣の市町村がどういうふうなバックアップ体制をとっていただけるような状況になるか。それを十二分に、言わなくても恐らくわかると思うんですけれども、その辺は重々理解している市長だと思いますけれども、あえて一般質問の中でありますから、そういった考え方のもとにやはりぜひ進めていただきたいと、こんなふうに思っております。
いずれにしろ、私どもが目の黒いうちに何とかこの問題を解決できるような状況をぜひつくらなくてはならないと、私も本気になってそういうふうな気持ちでおります。自分の孫子の時代にようやくそういうものができたなということになって、当たり前の話の状況が今ここで議論されるわけでありますから、ぜひ、そういった明かりの見えるような状況を市長にぜひこれからの活動の中で示していただけるようにお願いをするものでありますけれども、その件について、市長の見解を求めるものであります。
また、志戸田野田線について、再度、担当部署と十二分に検討していただいて、そして、何をどのようにしたらいいか。何かが弊害があるのであれば、地域の皆さんにそれを伝えて、その弊害を市の担当者からでなくても、地域の人たちで解決できるような状況もあるはずでありますから、その辺も十二分に理解した中で今後の進め方をどのように考えるかを検討していただけるような状況を模索するということでの検討をぜひやるべきだと私は思いますけれども、その件について、2つだけでありますけれども、答弁をお願いします。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 1点目の公共交通問題につきましては、議員のご意見のとおりだというふうに思っております。あらゆる形で広域的な関係機関、関係市町村との連携、協力をいただきながら、ご意見にあったように、ただ、表に出ると刺激を与えてしまうことにつながりますので、あくまでも慎重に、水面下も含めて、あらゆる機会、あらゆる関係性を強力に生かしながら、最大限、いざというときにしっかりと広域的な範囲、国・県全て、もちろん仙台市含めての、何よりも仙台市、最大には仙台市でございますが、皆さんのご理解とご協力をいただけるようにしっかりと準備を進めてまいりたいというふうに思っております。
2つ目の志戸田野田線につきましては、ただいまのご意見を踏まえて、担当課等含めて、今後に向けて検討をさせていただきたいというふうに思います。
以上です。

○議長(相澤 榮君) この際、午後2時20分まで休憩します。


午後 2時03分 休憩


午後 2時20分 再開

○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) それでは、私から2件の質問をいたします。
まず、富谷市総合運動公園グラウンドのトイレの洋式化について質問します。
このトイレの洋式化、つまりは老朽化にもつながっていくのですが、富谷市には多くの公衆トイレがあります。成田地区でいえば、成田東公園、成田西公園のトイレについても傷みが目立ち、また和式ということもあり、町内会からも修繕や改善の要望が出ていると思います。全体を通して見れば、和式のところ、洋式のところ、両方あるところ、さまざまです。
そこで、富谷市総合運動公園グラウンドのトイレです。このグラウンドは、A、B、C、Dと4つのグラウンドがありますが、どのグラウンドも利用者が非常に多いグラウンドとなっており、野球やサッカーなどさまざまな競技に使われております。富谷市民だけではなく、県内外の方から利用されています。
昨年、私の息子のスポ少の野球の大会である光景を目にしました。C・Dグラウンドにあるトイレで、「うんちができない」と訴えていました。つまり、男性トイレは和式のみだったのです。今はほとんどの家庭や公共施設では洋式のトイレです。今の子供たちは和式での大便の方法がわからないのです。多分、そのお子さんは体育館のほうか、コンビニエンスストアに行ったことでしょう。
また、私の息子が保育所にいたときの遠足での出来事です。遠足で川崎杜の湖畔公園に行きました。トイレに子供たちが並ぶのですが、そこは洋式のトイレです。和式のトイレもありましたが、和式があいているにもかかわらず使わない。正確には使えないのです。
こんな状況の中で、総合運動公園A・Bグラウンドのトイレは、男性女性全て和式、C・Dグラウンドのトイレは、男性は和式のみ、女性は洋式と和式の両方があります。
そして、ことしは、県スポーツ少年団軟式野球交流大会、通称ジャンボ大会が黒川支部担当で行われます。今まで以上に総合グラウンドの利用数は大幅にふえると予想されます。富谷は市になり活気あふれているのに、トイレは和式と思われてしまいます。
そこで、和式から洋式へと変更する工事をした場合、大体40万から50万円くらいと業者さんか伺いました。利用者数、利用頻度を考えれば、決して高くない工事だと思います。そして、検討することなく、実行に移さなければならないことだと思います。
「子どもにやさしいまち」として宣言したからには、時代に合う施設づくりを考えていかなければなりません。
それでは、質問します。
1、富総グラウンドトイレの現状の認識は。
2、洋式トイレにしてほしいという要望はあったか。
3、早急な洋式化が必要であるが、見解を求めます。
次に、化学物質過敏症の対応策について質問します。
数年前から、この化学物質過敏症について多く報道されています。なじみのない言葉かもしれませんが、香りの害と書いて「香害」という言葉は聞いたことがあるかと思います。この「香害」という言葉が特に注目され、花粉症のように突然発症することがあります。人工的な香りが健康への影響となることが多く、例えば教室などに多くの人がいて、ある程度囲まれた空間や温度が高くなって揮発すると影響が多くなると言われています。
全国でこの「香害」によって苦しんでいる方が多くいることは余り知られていません。なかなか理解されにくく、それによって苦しんでいる方が多くいるのです。また、発症していても気づいていない可能性のある人もいます。全国で「香害」によって不登校になった事例もあり、富谷市内で理由のない不登校の子供の中には、もしかして化学物質過敏症が隠れている可能性もあるかもしれません。
この「香害」については、多賀城市、名取市、仙台市の議会でも一般質問されており、また、塩竈、岩沼の今回の定例会でも取り上げられる予定になっております。仙台市では、以前から化学物質過敏症についての対応を行っております。また、平成25年の国民生活センター発表の資料にも「あなたの香り 迷惑かけていませんか」というタイトルで書かれています。
全国には約700万人の推定患者数がいると言われており、先日、日本テレビで化学物質過敏症を発症したお子さんについて放映されました。その苦悩といったら、胸が苦しくなる思いでした。
今回、この質問をすることで、いち早く教員への対応を指示していただけたことにうれしく思っております。また、保育所では、以前から、香りの強いタオルや保護者への香水等の香りへの注意、また、保育士に対しても同様に指導していると聞きました。子供の嗅覚に対してもですが、「香害」に対してもしっかりと対応していることに感謝します。
「香害」や化学物質過敏症で本当に苦しんでいる人は声に出せないでいます。声なき声を聞くためにも、行政の立場からしっかりと啓発してもらい、化学物質過敏症の認知度を上げ、発症者をふやさないで予防していくためにも、苦しんでいることを苦しいと言え、それを受け入れられる社会をつくらなければなりません。
どんな病気でも早期発見・早期診断が大切です。この化学物質過敏症も発症から確定診断までは短いほうが早く改善すると言われています。
認知度が低く、人はなかなか言えない苦悩。その声をしっかりと聞き理解するためにも、特に子供の環境に対しての対応、対策は必要であり、早急に周知させていくことが必要であると強く思います。また、子供の環境だけではなく、広く富谷市として対応策を考え実行すべきであると思います。
「子どもにやさしいまち富谷」として早急な対応を望み、質問します。
1、富谷市で化学物質過敏症のお子さんはいますか。
2、「香害」について学校現場で相談を受けたことはありますか。
3、「香害」についての研修会及び保護者への周知は必要では。
4、「香害」が広がる前に、教育委員会としても喚起その他の対策は今からやっておくべきでは。
以上です。

○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、私から畑山和晴議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1、富谷市総合運動公園グラウンドトイレの洋式化についての問い1と問い2及び問い3については関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
問い1のグラウンドのトイレにつきましては、A・Bグラウンドに1棟、C・Dグラウンドに1棟、トイレ棟を設置しております。それぞれ男性用、女性用を用意しておりますが、女性用は洋式、男性用については和式のみとなります。なお、C・Dグラウンドのトイレ棟については、車椅子用トイレとして洋式トイレを併設している状況でございます。
問い2の要望につきましては、洋式トイレが必要であるとの声は伺っておりますが、一方で、成人者においては和式トイレを求める声もあります。
問い3の早急な洋式化につきましては、冬期の閉鎖期間により屋内施設に比べ稼働率が低いことや、武道館やスポーツ交流館に洋式トイレが設置されている状況を踏まえ、既存施設の利用をお願いしてきた経緯がございます。しかしながら、近年の洋式トイレの普及等を考慮し、C・Dグラウンドにつきましては、洋式化されている車椅子用トイレを誰でもトイレとして供用することで、幅広い活用と洋式トイレのニーズに対応してまいりたいと考えております。
なお、男子用の和式トイレにつきましては、1基のみのため、現状のままご利用いただき、当分の間、誰でもトイレの供用の状況を注視してまいりたいと考えております。
A・Bグラウンドにつきましては、スポーツ交流館のトイレを引き続きご利用いただければと思います。
私からは以上です。
質問件名2につきましては、教育長より答弁をさせていただきます。

○議長(相澤 榮君) 次に、菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) それでは、私のほうから質問件名2、化学物質過敏症の対応策についてのご質問についてお答えを申し上げます。
問い1、富谷市で化学物質過敏症のお子さんはいますか。問い2、「香害」、香りの害でございます。香害について、学校現場で相談を受けたことがありますか。この問い1と問い2については関連がございますので、あわせてお答えを申し上げます。
現在、本市で化学物質過敏症の児童生徒につきまして、市内の小中学校に再度確認いたしましたが、対象者はおりません。また、「香害」の相談件数は、消臭スプレーによる頭痛が1件あり、消臭スプレーを使用する際は無香料のものを使用するように指導し、改善しております。
問い3、香害についての研修会及び保護者への周知が必要では、問い4の香害が広がる前に教育委員会としての喚起その他の対策は今からやっておくべきではという2つのご質問についても関連がありますので、あわせてお答えを申し上げます。
子供の学ぶ環境整備のためにも、議員のご提案は重要なものと認識してございます。つきましては、「香害」の調査、研究を進めていくとともに、「香害」についての情報の共有、発信などを行い、今後とも子供たちの安心・安全な学習環境の整備に努めてまいりたいというふうに考えてございます。

○議長(相澤 榮君) これより畑山和晴君の質問は一問一答により行います。5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) では、トイレのほうについてお伺いします。
A・Bグラウンドのほうは特に老朽化も激しくて、老朽化があって建物を維持していくことが難しくなってきているので、管理棟のほうを利用していく方向という考えで思っていてよろしいんでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) 確かにA・Bグラウンドのトイレにつきましては、昭和61年代からの施設でございます。老朽化も激しいということでございます。ただ、グラウンドへの隣接という部分のメリットもまだございますので、使える限りはまだ使っていく、併用していくという考えでございます。今、交流館がございますので、そこにつきましては、外側から入れるトイレも用意してございますので、併用しながら、ただ、老朽化、そこについては安全面もしっかり確認しながら将来的なことを考えていくと考えているところでございます。

○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) Aグラウンドはトイレがすぐ、管理棟にしてもトイレもすぐなんですけれども、Bグラウンドのほうがやっぱり距離があって、大人だったらまだ我慢できる距離ではあるんですけれども、小さいお子さんとなるとやっぱり遠いですし、そこでA・Bグラウンドの場合、例えば和式が使えない子がいて、管理棟まで行くとなると階段を駆け上がらなくては行けないという現状ありますので、A・Bグラウンドに関しては、やはり、和式を利用したいという声があったとしても、今の時代、そして、これからの時代ということを考えれば、やはり洋式化というのは必要不可欠なんじゃないかなとは思うんですが、質問します。

○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) 私の考えも、議員さんと当然方向性は同じでございます。今のA・Bグラウンドの既存のトイレが老朽化、いずれ更新という状況になった場合には、当然ながら洋式化を視野に入れながら対応していくということが望ましいかと考えております。

○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) うちの子供たちが野球をやっているというので、本当に多く利用するんですが、やはりほかの地区だったりから来る方だと、まず、トイレを探すという行動も目にすることがあります。それはA・B、C・D、どちらのグラウンドもなんですけれども。多目的トイレということで、C・Dグラウンド、利用していくということなんですが、わかっている方はわかっていると思うんですけれども、ただ、そこを本当に使っていいものなのかどうかという、まだ認知度というものがゼロだと思うんですけれども。その辺、いつぐらいに、そういった誰でも使えるトイレということをわかりやすく設置してくれるのか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) 確かに議員がご指摘のとおりでございますので、既に内々には表示、いわゆるピクトと呼ばれる部分をしっかりわかりやすく利用者の方に周知できるような方策を今考えているところでございますし、また、あわせて、先ほど、ジャンボ大会というような大きい大会が本市の施設を利用されるということ、これまでもありましたけれども、その利用に当たっても、利用者のほうにトイレの状況をしっかりお伝えしながらこの先の利用を進めていきたいと考えております。

○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) 以前に同僚議員からもトイレが間に合わないというような質問があったかと思うんですが、本当、保育所の、実際自分が体験した事例ではないんですけれども、和式トイレの使い方がわからない子供がいて、和式に座る向きも逆だったり、あと、ズボンを脱いでも、結局、仕方がわからなくて服を汚してしまったりとかということも実際にあります。やっぱり、「子どもにやさしいまち」として宣言したからには、やはりどこを優先的に目線を持っていくべきなのかというところは、おのずと答えとしては出るんじゃないのかなと思うんですが。洋式化ということなんですけれども、再度、そこについて早急にお願いしたいというところがあるんですが、再度、市長にお伺いします。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 現状、先ほど答弁したところでございますが、今、昨年、ユニセフから「子どもにやさしいまちづくり」のいわゆる検証自治体として選んでいただきましたので、これから本格的に子供の目線で「子どもにやさしいまちづくり」というものを、今まで、子供の目線で果たして見ていたかというと、そこがなかったわけでございますので、今回、「子どもにやさしいまちづくり」の検証自治体として、子供の目線で必要な施策をしっかりと行っていかなければいけないというふうに思っております。その子供の目線において、今回のトイレの問題というのはやはり重要な課題になるかというふうに思いますので、あわせて検討していきたいというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) 和式については、今回、総合グラウンドに限っての質問ですが、やはり全体の公園を見ても和式だけというところもありますし、その辺の全体としての検討ということも必要になってくるんじゃないのかなとは思うんですが、1件目の質問に対して、最後、そこをお伺いしたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 「子どもにやさしいまちづくり」というのは、市全域を含めて、さまざまな施設も含めて、これから検証していくわけでございますので、全てのいわゆる公園のトイレも含めて対象になるかというふうに思っております。

○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) 通告してなかったので、済みません、失礼しました。
それでは、2件目の「香害」について質問いたします。
学校のほうで早急に対応していただけるということだったんですが、大体、例えば「香害」についての文書だったり、そういう部分をいつぐらいに周知させていく予定というのは、考えはありますでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) まず、子供の学習環境ということを考えまして、その学習環境の阻害するものとか、障害になるものに対してはやっぱり学校と十分協議しながら、本当に早急に対応を考えていくというのが私らの役目であるというふうにまず思っております。
この「香害」については、本当に議員からご指摘をいただいて、私らの取り組みがやっぱり遅かったなというふうに今反省しているところもございますので、やはりなかなか声を上げにくいという状況もあるとすれば、しっかり、そういう悩みを持っているご家庭に寄り添う形で、まず、本当に掘り起こしといいますか、そういう悩みをまずしっかり聞いていくというところの方策を学校としっかり協議してまいりたいというふうに思います。

○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) それであれば、例えば、においに関して、香りに関して、子供に対してのアンケートだったり、あと、保護者に対してのアンケートだったり、そういうアンケートをとって、「香害」、香りについてどういうふうな認識を持っているかということも、また一つの手段、方法だと思うんですけれども、その辺については、いかがでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 具体的には、今議員がおっしゃったような方向がまず効果的かなというふうに思ってございます。やはり、各家庭の皆さんに本当にこういう悩みがある、なかなか声が上げにくいという状況があるとすれば、やっぱりそれをしっかり聞いていくという、そのためにはアンケート等も有効な手段かなというふうには思ってございます。

○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) 今回、その質問をするに当たって、私も保護者のほうからいろいろな声は伺いました。一番多かったのは給食着。やっぱり給食着は一回家に持ち帰って、その家庭で洗濯して給食の時間に着るという、その給食着の香りはねという話は出るんですが、やっぱりそれが何かしらの影響が出ているということは、多分、声としては上がってきていないんですけれども、やはりそういった声なんかも拾い上げてほしいなと思うんですけれども、それに対して、どういうふうな対応を考えられるか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 早急に対応してまいりたいと思います。私も、今、洗濯というと、古い人間でして、洗濯というのは石けんぐらいしか思いつかないでいましたら、いわゆる柔軟剤とか、多様なやっぱり化学物質を主成分としたものが今使われている状況にあるということもわかってまいりましたので、今言ったように、給食着を洗濯する場合に使われるいろいろな何々剤というものに対しても、十分、家庭の皆さんのほうとしっかりと情報交換しながら、早急に本当に進めていきたいというふうに思います。

○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) 非常に力強い答弁ありがとうございます。「香害」というところをいろいろ深く調べていくと、やはり富谷の場合ですと、でも、全国的ですかね。不登校の原因が、本当にいじめが理由じゃない原因というのは非常に多くなってきているという現実がある中で、やはりいろいろな要素があると思うんですね。不登校になっている子供たち、富谷は七十何名でしたか、その子たちの中から、やはりその子たちからも、どういう理由でとかというところで聞き取りをすると、もしかして、この「香害」というものも絡んでくるのかなというふうにも思ってはおりますので、不登校の子供たちに対しても、何らかの説明だったり、聞き取りというのは大事じゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 議員のやっぱりおっしゃるとおりだと思います。不登校の子供たちに対してもいろいろな要素をしっかり聞き取っていきながら、やっぱり一つ一つのプレッシャーというか、重荷を解決していかないといけませんので、その中に「香害」という要素があるかどうかという視点が、多分、今の状態では学校のほうの取り組みもおくれているというのが現状だと思いますので、学校のほうにしっかり情報を発信しながら、不登校の各家庭への聞き取りの中にしっかり含めていきたいというふうに思います。

○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) やっぱり「香害」というのは本当に認知度が低くて、多分、皆さんも違う方の車に乗ったときの芳香剤のにおいで車酔いしたりということは経験したことがあるとは思うんですが、やはり「香害」についての講習会といいますか、そういう知らせるというような講演会、講習会というものが必要な時期ではあると思うんですが、その辺まで、早急にできるのかどうか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 各学校の養護教諭の会といいますか、養護教諭部会というものを定期的に開催し、今のような子供たちの健康状態であるとかそういうものを話し合う機関を今定期的に持っておりますので、まず最初、養護教諭部会等にその問題を提起しながら、学校の中でそのことについての討論というか、調査、研究を進めるような、そういう方向は早急にとれるかなというふうに思っております。

○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) 7月から、富谷市でエアコンが全校設置で稼働しますが、やはり、新しいエアコンの香りだったり、使っていけば、今度、エアコンのにおいだったり、古いにおいだったりというものも今度また問題としては出てくるとは思うんですが、やはりそこのエアコンの稼働前に、ある程度というか、確実に認知をさせておかなければならない。それは子供に対しても、保護者に対してもだと思うんですが。それまでにぜひ、周知、認知、「香害」というものはどういうものか、お伝えしてほしいと思うんですが、その辺についてお伺いします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 教室の空気については定期的な検査ということも当然ありますけれども、今の議員からご指摘受けたように、やはりエアコンをすると、当然、今、夏は全てオープンでがんがん風を入れないと暑くてなかなか対応できないので、そういう状況にはあるわけですけれども、やはり気密性はより深まるということは想定されますので、今、議員から提案いただいたようなことを含め、早急にやはり考えていきたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) 富谷市では、SNSでのいろいろな情報を発信するのが非常に大きくて、ホームページ、フェイスブック、ツイッター、インスタグラムなど、本当、ほかの自治体ではやっていないことを実行していると思います。やはりそれを有効的に使えるんじゃないかとは思います。それだと、例えばあした、あさってもでも、「香害」についての危険性だったり、そういったところを発表できるとは思うんですが、それを利用しての公表というのはどういうふうに考えていますでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 役所のホームページ等については、総務課が担当しておりますので、担当課としっかり協議をさせて進めていきたいというふうに思います。

○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) では、最後に、市長にお伺いします。
やはり、「子どもにやさしいまち」も、きょう、4回目、5回目ですけれども、本当に「子どもにやさしいまち」を宣言したからには、子供の学校環境、健康のために取り組んでもらわなければならないことはもちろんなんですけれども、やはり、この「香害」については、市全体として取り上げて、しっかり周知、広めていかなければならないというふうに強く思うんですが、市長の考えを、最後、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 今回、この議会に当たって、通告を受けて、正直、私どもも初めてこの化学物質過敏症、「香害」について認識を改めて重く受けとめさせていただいたところでございます。先ほど、教育現場におきましては、教育長が答弁したとおり、速やかに行うべきことを行っていきたいというふうに思います。
市全体としてという部分に関しましては、私もこれまで就任以来、市民の皆さんの声に耳を傾けて、そして、声なき声、逆に声の出せない声に耳を傾けるということを大事にしてきましたし、今回、2期目スタートするに当たっても、職員の皆さんに、いわゆる小さな声、声なき声に耳を傾けてくださいというお願いをしたところで、まさにこの声なき声がいわゆる化学物質過敏症の方々だというふうに思っておりますので、こういった方々のために市全体としてしっかりと認識をしていただくという、これを広めることも大事だし、そのことをみんなで共有しながら、市全体としてこの問題に取り組んでいきたいというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) これをもちまして本日の一般質問を終わります。
これで本日の日程は全て終了しました。
本日はこれにて散会いたします。
ご苦労さんでした。


午後 2時51分 散会

平成31年第1回定例会議事録(第3号)

平成31年3月5日(火曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 金 子 透 君
  • 2番 青 柳 信 義 君
  • 3番 若 生 英 俊 君
  • 4番 長谷川 る 美 君
  • 5番 畑 山 和 晴 君
  • 6番 齊 藤 秀 行 君
  • 7番 藤 原 峻 君
  • 8番 佐 藤 聖 子 君
  • 9番 浅 野 武 志 君
  • 10番 西 田 嘉 博 君
  • 11番 菅 原 福 治 君
  • 12番 出 川 博 一 君
  • 13番 浅 野 直 子 君
  • 14番 高 橋 正 俊 君
  • 15番 佐 藤 克 彦 君
  • 16番 山 路 清 一 君
  • 17番 渡 邊 俊 一 君
  • 18番 浅 野 幹 雄 君
  • 19番 安 住 稔 幸 君
  • 20番 相 澤 榮 君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 市長 若 生 裕 俊 君
  • 副市長 高 橋 義 広 君
  • 企画部長 種 市 優 君
  • 総務部長 山 田 豊 君
  • 市民生活部長 吉 田 尚 樹 君
  • 保健福祉部長 奥 山 育 男 君
  • 経済産業部長 荒 谷 敏 君
  • 建設部長 伊 藤 正 君
  • 保健福祉部次長兼保健福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター所長 中 山 高 子 君
  • 企画部企画政策課長 松 原 誠 君
  • 企画部財政課長 高 橋 弘 勝 君
  • 選挙管理委員会書記長 神 田 能 成 君
  • 総務部防災安全課長 横 田 利 雄 君
  • 総務部市民協働課長 高 橋 加 代 君
  • 保健福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセンター子育てサロン所長 星 英 樹 君
  • 保健福祉部子育て支援センター所長 狩 野 悦 子 君
  • 経済産業部産業観光課長 鴇 幸 浩 君
  • 建設部都市計画課長 高 田 浩 幸 君
  • 企画部企画政策課参事兼行政改革推進室長 西 山 高 広 君
  • 企画部企画政策課参事兼交通政策推進室長 近 藤 正 範 君
  • 教育長 菅 原 義 一 君
  • 教育部長 佐 藤 英 樹 君
  • 教育部教育総務課長 渡 邉 正 弘 君
  • 教育部学校教育課長 相 澤 美 和 君
  • 教育部生涯学習課長兼総合運動場所長兼民俗ギャラリー館長兼図書館開館準備室長 小 山 温 君

事務局職員出席者

  • 事務局長 富 澤 裕
  • 次長 高 橋 直 美
  • 主事 大 村 峻 史

議事日程 第3号

平成31年3月5日(火曜日) 午前10時00分 開会

日程1 会議録署名議員の指名
日程2 一般質問 12番 出 川 博 一 議員
1 二期目 4年間の市政運営は
2 これからの教育環境はいかに
2番 青 柳 信 義 議員
1 富谷市公共交通グランドデザイン(案)について問う
1番 金 子 透 議員
1 市道穀田三ノ関線開通後の新町は
2 市民協働への行政の関与は
13番 浅 野 直 子 議員
1 地区防災計画と備蓄について
2 期日前投票宣誓書と18歳選挙権周知について
3 待機児童支援について

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり 午前10時00分 開会

○議長(相澤 榮君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。


日程第1 会議録署名議員の指名

○議長(相澤 榮君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、8番佐藤聖子君、9番浅野武志君の2名を指名いたします。


日程第2 一般質問

○議長(相澤 榮君) 日程第2、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 皆さん、おはようございます。
質問に入る前に、市長にお喜びを申し上げます。24年ぶりの無投票での再選、まことにおめでとうございます。心からお喜び申し上げます。
それでは、私から、1つは2期目の市政運営と31年度予算について、2つ目は教育環境について、伺います。
2期目の4年間の市政運営について、市長は、1つ、公共交通の利便性向上。2つ目、第7回仙塩広域都市計画の見直しで認められた土地利用に関する事業の着実な推進。3つ目として、企業誘致の実現。4つ目として、各幼稚園、小中学校へのエアコン設置、(仮称)富谷市民図書館の設置、待機児童ゼロの継続、ユニセフの子どもにやさしいまちに向けた取り組みなど、教育と子育て環境の充実。5つ目として、「とみぱす」の継続による高齢者・障がい者支援の充実。6つ目として、宿場町「富谷」開宿400年記念事業、富谷塾の取り組みなど魅力あるまちづくりの推進によるとみやシティブランド向上の6つの施策を柱とし、あわせて、総合計画に定めた各種施策と行財政改革にしっかり取り組むことにより、「住みたくなるまち日本一」の実現を目指して全力で取り組んでまいりますと、施政方針で表明されました。
施政方針等についてお伺いいたします。
1つ、それぞれの施策6点について、年ごとの大まかなトピックスとスケジュール感をお尋ねいたします。
2つ目、平成31年度予算の目玉は何か。5つ挙げるとすれば何々か。
3つ目、まちごとテレワーク推進支援業務の内容は、どのようなものなのか。
4つ目、2年連続で財政調整基金からの繰り入れゼロとしたが、その意味するところは何なのか。
5つ目、行財政改革の推進状況についてお尋ねします。
次に、子供の教育環境について伺います。
富谷市は、昨年10月29日に日本ユニセフ協会から、全国5つの自治体の1つとして、「子どもにやさしいまちづくり事業検証作業モデル自治体」の委嘱を受けました。これは、子供の意見を施策に反映しているかや子供の人権に配慮しているかなどを、2年がかりで評価・改善し、全国展開につなげるものです。
子供を社会の一員として扱っているかや子供のための政策、条例、事業、予算を執行しているかなどを評価し、自己分析に基づき、改善点が見つかれば随時導入する一方、全国展開に向けたチェックリストに役立てると認識しています。
また、市の2月1日のホームページによると、平成31年度の学校給食費について掲載がありまして、その中では、平成21年度の改定以来10年間据え置いてきた点が1点。さらに、学校給食摂取基準に対して複数の栄養価で基準を下回っている状況、これらを踏まえて、給食センター運営審議会に諮問し、その答申を受け、1食当たり、小学校35円、中学校40円の値上げをする旨、教育委員会において決定したとありました。
子供に関連する以下の3点についてお伺いします。
1つ、「富谷市子どもにやさしいまちづくり」の具体的な事業とは何か。
2つ目、いじめ事案の現状について。
3つ目、給食費値上げで必要な栄養価は充足されるのか。
以上が、私からの質問です。よろしくお願いいたします。

○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) おはようございます。
それでは、ただいまの出川博一議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1、2期目4年間の市政運営はの問い1、それぞれの施策6点について、年ごとの大まかなトピックスとスケジュールについての、まず、(1)でございますが、公共交通の利便性向上につきましては、現在、取りまとめを進めております公共交通グランドデザイン・基本構想に基づき、新年度において国の街路交通調査費補助金の活用を予定し、「都市・地域総合交通戦略・基本計画」の策定を進めてまいります。引き続き、基本構想にお示しした基本目標や交通の将来像実現に向けて、関連施策の事業展開を図ってまいります。
(2)仙塩広域都市計画第7回定期見直しにつきましては、市街化区域編入候補地として住居系3地区、工業系3地区が認められました。住居系の明石台東地区は、昨年5月に市街化区域に即時編入し、本年3月に土地区画整理事業の認可を受け、6月ごろから工事に着手する予定であり、2021年4月に第1期の宅地販売を目指しております。成田二期西・東地区は、本年5月に市街化区域に編入する予定であります。成田二期東地区は、8月の事業認可に向けて手続を進めており、10月の工事着手を目指しております。成田二期西地区は、少し時期をずらして開発の手続を進めていくこととしており、住居系は着実に事業が進んでおります。
工業系の成田南地区及び高屋敷西地区は、地権者と関係機関との協議・調整を図り、本年5月に市街化区域編入申し出を行う予定であり、引き続き、事業の確実性を高め、来年5月の市街化区域編入を目指してまいります。成田二期北地区については、現在、宮城県とともに企業誘致活動を実施しており、できるだけ早い時期に事業着手できるようトップセールスにより事業を推進してまいりたいと考えております。
(3)企業誘致の実現につきましては、宮城県主催の企業立地セミナーやIT企業セミナー等に参加するとともに、職員の県東京事務所への派遣や個別に企業訪問を行うなど、誘致活動を積極的に展開をしております。また、新年度、新規事業として市内立地企業や中小企業の方々との意見交換の場として立地企業懇話会を開催し、立地企業、地元商工会、経済界、行政等のネットワークの構築や新たな企業誘致やビジネスの創出につなげていく取り組みを行うこととしております。
今後も引き続きトップセールスによる事業の展開し、宮城県と連携を図りながら積極的な事業展開を進めてまいりたいと考えております。
(4)まず、各幼稚園、小中学校へのエアコン設置につきましては、昨年度の猛暑を鑑み、子供たちの安全・安心な学習環境の整備について、県内いち早く設置を決断し取り組んだところであります。スケジュール感につきましても、幼稚園は年度内設置が見込まれ、小中学校につきましても本年6月完成、7月稼働を目途に鋭意取り組んでおり、他自治体よりスピーディーに実施できているものと感じております。
次に、富谷市民図書館の設置につきましては、新年度の業務内容といたしまして、これまで取り組みを進めてきた基本構想、基本計画の内容、方向性を踏まえ、(1)外部資金調達、(2)開館後のサービス内容となる富谷市民図書館整備・管理運営計画策定、(3)設計プロポーザルの実施の3項目について重点的に取り組みを進めてまいります。
なお、(1)、(2)につきましては通年、(3)につきましては年度後半の本年12月以降を予定しております。新年度においても、市民協働の視点から、適宜、市民の皆様と情報を共有し、図書館整備を進めてまいりたいと考えております。
次に、待機児童ゼロの継続に関しましては、議会初日に申しましたとおり、大変厳しい状況でございますが、公立・私立の保育所と連携を密に調整に努めているところです。引き続き、保育士確保を最優先に最大限努力してまいります。
次に、「子どもにやさしいまちづくり」に関しましては、いよいよことしから2年間かけてユニセフから委嘱を受けました「子どもにやさしいまちづくり」モデル検証作業に取り組んでまいります。
(5)「とみぱす」につきましては、新年度、仙台市交通局と協議しながら消費税の引き上げに伴う見直しとともに、これまでの3年間の取り組みを検証し、2020年度以降の事業の取り組みについて検討を行ってまいります。
また、新たに策定する福祉分野の上位計画である地域福祉計画及び高齢者・障がい者の各個別計画につきましては、いずれも2021年度からの開始に向け、新年度から実態把握などに着手し、高齢者及び障がい者等の支援の一層の充実に努めてまいります。
(6)「富谷宿」開宿400年記念事業につきましては、今年度、名称も「街道まつり」へ変更し、初めてしんまち通りで開催をいたしました。まずはしっかりと検証し、来年度への企画につなげてまいりたいと考えております。その中で、かねてより町三区の方々や実行委員会から、富谷宿と歴史をともに歩んできた熊野神社の秋の例大祭と合同での開催を望まれておりましたが、このたび同一日時での開催が調い、まさに開宿400年を契機としてより一体となったブランディングが期待されることとなりました。
また、昨年オープンしたTOMI⁺での富谷塾も順調に塾生がふえ、現在、70名を超える方々がさまざまな思いを持ち活動を展開されております。あわせて、TOMI⁺に入居されているサテライトオフィスや起業家の方々も15社と、旧役場庁舎は15年ぶりに活気を取り戻しております。
また、先般、富谷茶復活プロジェクトとして日本紙通商株式会社との栽培技術協力の締結を行い、在来種としての富谷茶原木から1,000本の苗木を育てていただき、2020年の開宿400年記念事業の一環として、奥州街道富谷茶の復活へも取り組んでいくこととなりました。
このような状況をぜひ「富谷宿」開宿400年記念事業へ結びつけてまいりたいと考えております。古きよきしんまち地区の歴史、伝統、文化を継承していくとともに、記念事業の企画立案等においては、しんまち地域の方々を初め、富谷塾生や市民の方々にも参画いただけるような組織を立ち上げ、検討を進めてまいります。このことにより、魅力あるしんまち地区と富谷シティブランドの向上を図ってまいります。
問い2、当初予算での重点施策5事業につきましては、ただいまの問い1の答弁で申し上げました新公共交通システム推進事業と市民図書館整備に向けた取り組みに加え、3点目としては、(仮称)やすらぎパークとみや整備事業であります。今年度の基本計画の策定を踏まえ、造成工事等に必要な測量及び基本設計に着手をいたします。4点目としては、放課後児童クラブ整備事業であります。現在、公民館で行っている富谷小学校児童クラブを児童の安全性に配慮し、小学校敷地内で実施するため、国・県の補助金を活用して新たな施設専用棟を建設いたします。これにより全ての小学校敷地内に児童クラブ室が整備されることとなります。5点目は、再生可能エネルギー推進事業であります。本事業は、環境省の採択事業である地域連携・低炭素水素技術実証事業に連携しての取り組みですが、新年度につきましては、市民と全国の中学生、高校生、そして、研究者との交流を通して水素エネルギーへの理解を深めるため、「(仮称)未来水素エネルギーフォーラム in TOMIYA」を開催いたします。
なお、本事業につきましても、財源としてみやぎ環境交付金(市町村提案型)、上限1,000万円の採択を受け、予算を編成をしております。
問い3、まちごとテレワーク推進事業につきましては、予算概要説明で申し上げましたとおり、当初、総務省の交付金を活用し、旧民俗ギャラリーを再利用して整備する方向でおりました。しかしながら、このたび、総務省交付金制度に変更があり、交付率が10分の10から2分の1になるとともに、上限も3,000万円から2,000万円に減額となる旨の事前連絡がありました。この詳細につきましては、3月末までに制度設計に関する通知がなされることになっております。新たな交付金制度では国からの交付金が相当減額されることが見込まれることから、総務省が示す新たな交付基準を確認した上で今後の取り組みの方向性等を検討してまいります。
テレワークセンターの整備につきましては、TOMI⁺での活発な活動や働き方改革推進の観点からも必要な取り組みであり、総務省の示す新たな枠組みを検証しながら、あわせて、市内空き家へのテレワーク機能整備も含めて十分な検討を行った上で、議員各位へお示ししたいと思っております。
問い4、2年連続で財政調整基金からの繰り入れゼロとしたが、その意味するところにつきましては、直近5年間の当初予算編成時の財政調整金の繰り入れ状況を改めて申し上げますと、平成27年度8億5,500万円、28年度8億505万円、29年度5億900万円と多額の当初繰り入れを計上しており、また、さらに年次をさかのぼりますと、平成23年度には約12億円、26年度には14億円もの当初繰り入れを計上した年もございましたが、30年度及び31年度については当初繰り入れゼロでの予算を編成しております。
この結果、平成31年度末の財政調整基金の残高は、私の就任直後の平成26年度末に比べ、現時点において2億7,000万円ほどの増加を見込んでおります。この基金残高の増加は、全庁挙げて取り組んでいる行財政改革の大きな成果を意味するものであり、今後の施策推進の貴重な財源として活用をしてまいります。
問い5、行財政改革の進捗状況につきましては、全庁挙げて前年度末に策定した行政改革実施プランに基づき、全38プランに取り組んでいるところでございます。進捗状況については、事業見直しによる歳出抑制やふるさと納税の充実、未利用地の利活用など、プラン全体の9割で順調に進んでおります。先月22日には、行政改革懇談会を開催し、委員の皆様から高い評価をいただくとともに、これまでの取り組み状況を踏まえ、参考となる事例や情報など多くのご意見を頂戴したところでございます。
なお、各プランの進捗概要については、改めて、本定例会会期中の議員全員協議会でお示しをさせていただきたいと考えております。
私からは以上です。質問件名2につきましては、教育長より答弁をさせていただきます。

○議長(相澤 榮君) 次に、菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) それでは、私のほうから、質問件名2、これからの教育環境はいかにのご質問についてお答えをさせていただきます。
問い1、富谷市子どもにやさしいまちづくりの具体的な事業はのご質問ですが、「子どもにやさしいまちづくり」を推進していくためには、子供にかかわる大人たちが子供の権利や子供に優しい視点について考え、理解していくことが大切であると考えております。そこで、本市においては昨年5月に設置しました「子どもにやさしいまちづくり推進庁内連絡会議」を引き続き開催し、まずは職員間での理解を深めるとともに、現在、関係各課で実施しているさまざまな事業において、子供の視点を取り入れていく方向で検討を重ねてまいります。
具体の取り組みとしましては、市長が施政方針の中でもご説明申し上げましたが、第2期子ども・子育て支援事業計画策定に当たり、教育委員会としても、富谷市子ども・子育て会議との連携を密にしながら、子供の意見を反映させるべく、子供を対象としたアンケート調査を実施していく予定としております。
質問件名2、いじめの事案の現状はについて、お答えを申し上げます。現在、本市の小中学校におきまして、児童生徒に対して定期的にいじめアンケート調査を実施しております。保護者に対しても同様にいじめアンケート調査を行っており、内外からの情報提供や聞き取りなどを行い、積極的に実態の把握に努めております。また、日ごろから児童生徒の観察や声がけを行いながら、児童生徒が心を開きやすい関係性を築くことで、いじめの防止や早期発見につなげております。
しかしながら、いじめの事案は全国的にも年々増加しており、本市においても増加傾向にあります。その1つの理由は、国の法改正により、いじめの新たな定義が示されたことによるものです。さらに、ネット環境の普及により、SNSなど関連した事案の増加が見られます。これらのことから、スクールカウンセラーやソーシャルワーカー、教育相談員や子どもの心のケアハウス、地域の協力者等との協力体制を強化し、学校のケース会議を通して密な情報共有を行い、総合的な組織体制を構築し、解決につなげられるよう努めております。
質問件名3、給食費改定による栄養価の充足につきましては、小学校で35円、中学校で40円の値上げの算定結果、主要12項目中、適正な栄養価を満たす項目は、小学校で10項目、中学校で8項目でございます。今回の改正に当たっては、給食センター運営審議会において、給食の栄養価に加え、家庭の食事との連携や保護者の負担増の観点も踏まえた議論を行い、さらに各PTAごとに協議していただき、慎重に審議した結果、急激な負担増は回避した上で、未充足の栄養価についてはきめ細かな情報を家庭に提供し、家庭との連携により改善を図っていくということになったところでございます。
以上でございます。

○議長(相澤 榮君) これより出川博一君の質問は一問一答により行います。12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 大変ご丁寧な答弁をいただきまして、深く感謝いたします。ところが、私の持ち時間がなくなりますので、これからの私の質問には端的に、簡明に答弁を願いたいと思います。
それでは、6つの施策の中で、教育環境の充実に関連して、総合計画に掲げている小中学校のICT機器、タブレットの1台当たりの使用人数の成果目標値は幾らになっているのか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 1台につき3人ということの目標になっております。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 現状での小中学校のICT、タブレットの1台当たりの使用人数は何人なのか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 小学校におきまして6人(休憩後に訂正発言あり)ほど、中学校におきましては目標値の3人ということになっております。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 小学校の教育用PCのリース料、30年度は4,800万円、29年度と比較して1,450万円の減です。31年度、今度の予算案では3,390万円ほどで1,430万円の減、これはどうしてなのか、お尋ねいたします。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 小学校におきましては、再リースということで契約を結ぶ予定の金額でございます。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 27から29年度までは約6,270万円ほどでの同額だったんですけれども、減額予算の計上、再リースということですけれども、中学校5校の場合28年度に再リースをして、翌29年にはタブレット500台を含む905台として導入いたしましたけれども、小学校は、また再リースする。2年も続けるということでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 一応、その関連で再リースということで、ただ、明石台小学校の契約の月日のお尻のほうと合わせて、次、更新するときには全部の8校全て更新ということで考えておりました。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) でもね、小学生の高学年の知識の吸収力、成長は著しいものがあると思うんですけれども、その認識はあるのか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 確かに、そういう認識はございますが、ただ、そのタブレットを使いこなす教師の先生方の研修をきちっと積みまして、今ある部分で最大限の効果が出るような使い方をしていただくということで努めているところでございます。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) でもね、1年おくれれば、その分、本市の小学生にとって非常に不幸なことだと私は思うんですけれども、その認識はあるんでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 確かに1年というのは小学生にとっては大きい部分かもしれませんけれども、やはりどうしてもいろいろな部分で再リースという結果になった以上は、その部分を、しっかりと今持っている部分を指導をきちっとしていくという、内容を充実させて子どもたちに教育をしていくというような形で先生方にもお願いをしております。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 29年度の第1回議会での市長の答弁で、「小中学校の児童や生徒たちにも情報化社会に主体的に対応する能力を身につけることの必要性がますます高まっています。ICT教育は、単にICTになれ親しむという側面のみならず、学習への興味、関心を高め、わかりやすい授業や子供たちに深く考えさせる授業を実現する上で効果があります。多様な学びの手段としてのICTを活用することにより、教育の質そのものを向上させるためにも重要と認識しています」という答弁をされておりますけれども、であれば、31年度、小学校に導入するとして、小学校のPCリース料はどのぐらいになるのか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 確認をさせていただきたいと思います。少々お時間をいただいてよろしいでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 時間がなくなりますので、大変済みませんけれども、多分、中学校5校で500万円、1校当たり100万ぐらいの増加だったと私は記憶しておりますので、そういう意味では、小学校のリース料は多分7,000万円ぐらいになると思います。そういう意味では、確かにエアコンの設置とかで教育部門で多額の財政支出をしておりますけれども、ICT教育を1年先延ばしにしていいのか、これは市長にお尋ねしたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) ICT教育の重要性につきましては、以前答弁したとおり、認識は変わっておりません。なので、中学生については先行して目標値の1台3人等を達成したところでございます。その後、ちょうど29年度、全ての事務事業の見直しを行い、行政改革も取り組んだところでございまして、その中で、先ほど答弁にありましたが、明石台小学校のリース期間がちょうど、合わせて8校一斉に切りかえをしたほうが効果的な結果につながるということで、その分、その期間、補塡するために、先ほど課長が答弁したように、先生方にご努力をいただき、台数での満たしていない部分をちゃんと補完して、不利益が発生しないように現場では努力をしていただいているところでございます。その後、エアコンの設置もあったりということで、限られた財源の中での運営でございますので、そこはご理解をいただければというふうに思います。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 限られた財源ということなんですけれども、これからあと、財政調整基金の残高についてご質問しますけれども、その辺を踏まえれば、私は、確かに行財政改革、それは必要ですけれども、子供たちに対する投資、これを怠ってはいけないと思います。貯金をため過ぎるのは、私は考えものだと思いますけれども、いかがでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 決して、貯金をため続けるわけではなくて、今後必要な経費が見通しがあるものですから、その辺も含めて総合的に考えて予算を編成しておるところでございまして、先ほど申し上げましたように、今回は明石台小学校の切りかえのときと合わせてやることが総合的にトータルとして効果的だということで、この期間、ちょっと不便かけますけれども、ご理解いただければというふうに思います。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) これから財政需要があるんだというお話は、多分それはあるんだろうと思うんですけれども、我々には見えてこない。その中で、39億とか40億の財調をそのまま持って運営していくと、2年間続けて取り崩さないでやっていけるということは、それ自体はいかがなものかなと思いますけれども、もう一度、お尋ねいたします。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 財政調整基金につきましては、本当に全市町村、今、やはり市町村の財政運営が大変厳しい状況です。年々、社会的な扶助費が高まっている、義務的経費が高まっていく中で、やはり将来展望を見たときに財政基盤をしっかりと確保しておくというのは重要なことでございますので、必要なものは切りがなく、理解できるわけでございますが、この時期、効果的に財政運営を行っていく上での時期でございますので、先ほど来、何度もお話ししているように、効果的な財政運営のために明石台小学校の切りかえ時期と合わせて8校一斉に切りかえをしたいということでの判断でございますので、ご理解いただければと思います。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) この質問はこれで終わりにします。
これから4年間使い続けるであろう「住みたくなるまち日本一」、このフレーズに関して、「住みたくなるまち日本一」の実現を目指すとあるんですけれども、これは概念的で比較が難しい。日本一を目指す上での指標、いわゆる目安はあるのかどうか、お尋ねいたします。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 指標というよりは、「住みたくなるまち日本一」は、施策全てを網羅した形で、目指すところとして、「誰もが住みたくなるまち日本一」を目指すための一つ一つの施策が今回の総合計画に盛り込んだ施策でございますので、数値というふうな具体的なところで示せるものではないと考えております。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 東洋経済新報社で調査している「住みよさランキング2018」の順位は何番だったのか、お尋ねいたします。

○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) 2018年度のランキングでは54位ということでランキングをされております。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 市制施行した2017年度、「住みよさランキング2017」の順位は何番だったんでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) 2017年度は49位ということでランキングされておりました。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 814都市の比較だと思うんですけれども、その中で見れば横ばいと見られるかとは思うんですけれども、5つ、ランクを落とした要因は何であると分析しているのか、お尋ねいたします。

○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) 今回のランキングにつきましては、2017年度から若干ランキングの指標が変わっております。例えば、安心度ですとか利便度、あとは快適度、富裕度、住居水準充実度、こういった5つの指標をもとに細かい数値化されておるんですけれども、その中で、例えば利便度というところの指標が若干変わっているというところで、このような数値になったのかなというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) そのほかに民間で調査している住民が地域の元気度合いを評価する地域元気指数調査での指数動向はどのように解釈しておられるのか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) こちらのほうは民間の調査会社が行っている調査ですが、今年度につきましては、全国の市で8位ということでランキングをされております。昨年度が3位ということでランキングをされております。こちらも若干数値としては下がっておりますが、依然として1桁ということでの数値で、この調査自体、実際にそこの地域にお住まいの方の生の声が反映されているという調査ですので、そういったところは大変貴重な調査であるのかなというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) どちらの数値もかなり高い数値で歓迎されることかとも思うんですけれども、今後は、「住みたくなるまち日本一」というフレーズ、これを考えるときにメルクマークとして何か考えているのか、その辺についてお尋ねいたします。

○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) 確かにそういった指標的なものは必要なのかなというふうに考えております。こういった、今ご紹介をさせていただきました民間調査会社のそういったランキングも一つの指標になるのかなというふうに考えております。
また、総合計画策定時において住民の方へのアンケートというものも行っておりますので、そういったアンケート調査での市民の皆様のご意見、そういったものも指標として参考になるのかなというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 観念的なフレーズで「住みたくなるまち日本一」、聞こえはいいんですけれども、見えるような、可視化できる、誰でもわかるような数値が必要だと思うんですけれども、その辺についての考えをお尋ねいたします。

○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) 数値化につきましては、先ほど市長のほうからもありましたが、なかなかちょっと数値化をするというのは難しいのかなというふうに考えておりますが、総合計画での施策、そういったものを一つ一つ丁寧に進めていくことが最終的には「住みたくなるまち」ということにつながっていくのかなというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 私、東洋経済新報社の「住みよさランキング」、これはそれぞれ公表されている公的な統計書を使った比較ですので、この辺を一つの目安にすべきだというふうに私は思うんですけれども、その辺についての見解を求めます。

○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) こういったものは確かに一つの参考になるので、今後もこういったものも指標の一つとしては活用してまいりたいというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) それでは、次に、財政調整基金の水準と残高について、これまで私、平成27年第4回の一般質問で確認してきたところなんですけれども、財政調整基金の適正規模の一般的な見解についてお尋ねいたします。

○議長(相澤 榮君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) 27年にも同様の質問をいただきまして、調査している新聞社なりですと財政規模の10%を一応多い団体、少ない団体という指標を最近出ておりますけれども、必ずしもそれが目標というふうにはなっていないというのが今のお答えでございます。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 標準財政規模の10%、平成29年度の決算で本市の標準財政規模は約90億円、その10%ということは9億円だと思いますけれども、29年度の財政調整基金の残高は幾らだったか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) 約36億2,000万円でございます。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 先ほど、話のあった一般的な適正規模との比較では、約27億円多いと思うんですけれども、多過ぎではないでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) 先ほども申しました10%を目安にして線引きをされているというのは確かにございますけれども、必ずしもそれがおっしゃられたとおり、標準にはならないというふうになっているところでございます。

○議長(相澤 榮君) 暫時、休憩します。


午前10時42分 休憩


午前10時43分 再開


○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
12番出川博一君。

○12番(出川博一君) それでは、30年度、本年度の財政調整基金の残高見込みは幾らになるでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) 今のところ38億8,000万円ほど見込んでございます。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 先ほど、答弁にもございましたけれども、平成25年から29年度の財政調整基金の水準は約30億から40億で推移していると思われます。ただ、従来は、当初予算編成時に10億円前後の取り崩しがあって、その年度スタートでは10億減らすから、25億から40億に減少したという理解でいいのかどうか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) 当初予算では繰り入れを計上しておりまして、年度によってはゼロにした年度も、27年度とかは当初計上して決算ではゼロにしたという年もございました。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 当初予算では10億近く減っているということなんですけれども、30年度、31年度に関しては当初予算で財政調整基金からの繰り入れを計上しておりません。ということは、年度スタート時から約39億円の基金残高だと思うんですけれども、間違いないのかどうか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) そのとおりでございます。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) これはちょっと古いんですけれども、最新のデータがまだ出ていないので、平成28年度の財政状況類似団体比較カードでの人口1人当たりの財政調整基金残高、本市と類似団体とではそれぞれ幾らか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) まず、類似団体ですが、3万6,000円ほどでございます。本市の場合6万8,000円ほどでございます。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) ということは、本市の残高水準は、類似団体の比較で1.86倍、約2倍ということになるんですけれども、そのような理解でいいのかどうか、お尋ねいたします。

○議長(相澤 榮君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) 数字の単純比較ではそのようになります。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 私、財政調整基金というのは従来ずっと財源調整との位置づけと思っておりましたけれども、その中では多過ぎる残高だと思うんですけれども、いかがでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) 財政調整基金なんですけれども、2年前の実施計画と財政計画のときは31年度末で既に20億円ぐらいに減ってしまうという財政計画をお示しさせていただいたところでございまして、その後、全庁挙げた取り組みを踏まえて、今残高が回復しているというような状況でございます。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 私、平成27年第4回の定例会で、財政調整基金をもう少し取り崩して事業を進めるべきだと質問いたしましたけれども、当時は否定的な答弁でありました。今も同じかどうか、お尋ねいたします。

○議長(相澤 榮君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) 必ずしも取り崩しがいけないとかというふうな思いはございません。たまたま30年度と31年度については結果的に取り崩しをしないで編成できたということでございまして、取り崩しが必ず悪いというふうな認識は持ってございません。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) とはいいつつ、いわゆる多額の財政調整基金、ちょっとこれは私からすればため込み過ぎだとも言えるんじゃないかなと思うんですけれども。本市の全体の財源を見ると、自主財源半分ですから、その中は、それはとりもなおさず、住民の納税なんですよ。税金なんですよ。ということからすれば、いわゆる納税者が得られるであろう公的サービスをいわゆる未充足、低下というふうなことも意味すると思うんですけれども、その辺についての見解を求めます。

○議長(相澤 榮君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) いずれ、今、次の財政計画を策定しておりまして、今週金曜日に改めてご説明の機会をいただきたいと思っておりますので、その中で今後の財調のあり方についてお示しさせていただきたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 私、決して放漫財政でやってくださいと言っているのではなくて、私は、従来からも言っていますけれども、健全財政を堅持する立ち位置にあります。ただ、とはいいながら、バランスというようなことも大切かと思います。結局、税金で集めたものをそのままためておいて事業に使わない。これではやっぱり住民のサービスという観点からすればちょっとバランスを欠いているんじゃないかなというふうに思いますけれども、これについて市長の見解を求めます。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 決して、いただいた税金をそのままため込んでいるわけではなくて、今、今回、先ほど財政課長も申し上げましたが、今回、なぜ行政改革に取り組んだかというと、当時、このままいったら財政調整基金が底をつくのが目に見えてしまうという大変な状況になるという、ここをやはりまず一旦しっかりと見直さなければいけないということで、平成29年度、全ての事務事業の見直しを行って行財政改革に取り組ませていただいたところでございます。そして、あわせて、財政改革基本構想、そして、実施プランを策定させていただいたところでございます。それが平成30年、31年、32年、3年間で、まずはここは一旦、しっかりと無駄をなくして効果的に行政運営を進めていくという上で、一旦、ここはつくり上げた構想と実施プランに基づいて、その結果が、今回、財調からの繰り入れなしの予算に結びついたということでございますので、今後についてはしっかりと適正な形で必要なところには必要な予算を組んでいくべきものと思っておりますので、ただ、そこが今の段階で、それが決して不利益を発生しているかというと、そうではないというふうに私は考えております。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 確かに行財政改革のたまものであろうとは思いますけれども、ということは、逆に言えば、今まではそういうことに切り込まなかったがために、財調で5億、10億という取り崩しで当初予算を組んでいたということもできるわけで、今それをしなくてもいいということは、もう少し、住民の福祉の向上のために税という歳出ができるんじゃないかと私は思うんですけれども、もう一度、お願いいたします。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 大変、今本当に市町村、議員もご理解しているかと思いますけれども、市町村の今、財政状況というのは大変厳しい状況で、ちょっとでも緩めたら一気に本当に大変な状況に陥るというのが今の市町村の財政運営でございますので、一旦、ここはしっかりと無駄をなくして、しっかりと締めるところを締めて、ここからやはり改めて効果的な財政運営をしっかりと進めていきたいというふうに考えておりますので、そこはご理解いただければと思います。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) いよいよ持ち時間がなくなってきましたので。
それでは、いじめ事案の現状についてお尋ねいたします。
2017年4月から10月の上半期のいじめの認知件数、小中学校別に何件か、お尋ねいたします。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 2017年度でございます。小学校が13件、中学校が11件、合わせて24件です。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) それでは、その同じ時期の2018年の上期のいじめの認知件数、小中学校別々にお願いいたします。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 2018年は、小学校が30件、中学校が23件、合わせて53件です。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 2017年と2018年の対比で、小学校で2.3倍、中学校で2.1倍ということでよろしいかどうか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) はい。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 増加した要因をどのように分析し、どのような対策をとられているのか、お尋ねいたします。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) まず、毎月、小学校、中学校のほうでアンケート調査を行っておりますが、このアンケート調査につきまして見直しを行いました。回数、それから、子供たち、児童生徒が訴えやすい、書きやすいような内容にアンケート調査を見直したものです。それから、教職員等のやはり児童生徒に対しての声がけとか、観察とか、そういった部分を、あとは情報交換をきちっと行って、積極的に認知をきちっとしたという部分でございます。そういう部分になります。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) ただ、県教委、県の教育委員会のまとめでは、仙台市を除く県内の公立小中学校のいじめ認知は4割減と報道されておりますけれども、本市は逆に増加したということなんでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 件数では増加をしております。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 多分、同じ基準での報告・集計だと思うんですけれども、なぜ、このような結果になったのか、お尋ねいたします。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) やはり、子供たちからの訴えとか、それから、周りからの訴え、そういった部分に対しての数がきちっとそれを学校で拾い上げて、そういった部分を認知をしたという経緯になると思います。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) そうすると、県でも多分同じ統一基準だと思うんですけれども、ほかの市町村はその拾い上げがちょっと弱かったというふうに理解していいのかどうか、お尋ねいたします。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) ほかの市町村も富谷市と同じように基本方針に沿って行っておりますので、同じだと思います。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) という説明であれば、何で富谷だけ突出して、片や4割減ですよ。それなのに、富谷はそれぞれ2倍強の増加になったのか、お尋ねいたします。

○議長(相澤 榮君) 教育部長。

○教育部長(佐藤英樹君) 28年の件数から倍以上ふえていますけれども、平成29年度のときに当初に、これまで複数月に1回やっていたアンケートを毎月行うように変えました。アンケートの回数がふえたことによって、子供たちの訴えが大きくなったと思います。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) それは、そうすると、県教委の同じような指示とかそういう内容でそういうふうにされたのか、富谷市独自により深掘りしようとしてあえてそのようにしたのかどうか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 教育部長。

○教育部長(佐藤英樹君) いじめアンケートについては県からの指示はありません。各市町村によって、学期に1回、年に3回するところもありますけれども、富谷市に関しては、大体3カ月に1回ぐらいやっておりましたが、それではちょっと足りないということで、毎月行うようになりました。あとは、保護者にもアンケートをとるようになりました。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 先ほど、国でのいじめ防止基本方針等の改定があったようですけれども、本市での改定予定はあるのかどうか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 本市では改定済みでございます。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 改定の内容で主なものについてお尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 改定の主なものでございます。7点ほどございます。
1つは、いじめの定義が、広く捉えるということになりまして、今まではけんかとか、そういった悪ふざけとかそういった部分は除外されておりましたが、けんかでも、悪ふざけでも、相手が苦痛を感じたとしたならばいじめと捉えることができるというような部分でございます。
それから、(「大きいやつだけ、影響があるところだけ」の声あり)あとは家庭と連携をしなさいというところでございます。
それから、県警でネットパトロールというものがあるんですが、そういったところとの連携、活用を行いなさいというところです。
あとは、全ての教職員に対しましてやはり校内での研修の実施を求められております。
それから、早期発見、あとは事案の対処といたしまして、やはり情報の迅速な共有。
それから、アンケート調査、聞き取り調査をきちっと行って把握するようにというところです。
それから、いじめの解決に至ったとしても3カ月はきちっと見るようにということです。あとは、重大案件に関してはきちっと調査報告するようにというような、大きなところでございます。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) その改定によって、富谷市の教育委員会内でいじめの事案が、件数の増加が予想されるのかどうか、お尋ねいたします。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) やはり予想されると思います。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) それでは、給食費についてお尋ねいたします。
今回の給食費の値上げに対する父兄の声、反響はどのようなものなのか、お尋ねいたします。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) ご理解をいただいていると思います。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) ということは、全然、苦情めいた話とかはなかったというふうに理解してよろしいんでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 教育委員会、学校等に関してのそういったお声は聞かれておりません。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 引き上げ後の料金、これは近隣市町村と比較して高いほうに位置することになりましたけれども、教育委員会としての見解はどのようなものなのか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) やはり今までの経緯とか、それから、全体的な部分を考えまして、妥当な金額だと思っております。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 先ほどの答弁にありましたけれども、大幅な値上げをしたんだけれども、摂取基準の栄養価が必ずしも全部達成されてはいないということなんですけれども、であれば、全ての栄養価を達成するための料金試算はしておられるんでしょうか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) シミュレーションは行っております。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) ちなみにその額をお願いしたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 小学校におきましては1食300円、中学校におきまして1食355円です。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 栄養価が未達成だということで、昨年の12月補正で1,000万円の賄い材料費を計上しました。ことしの1月8日から3月20日に提供される給食に充当するということだったんですけれども、この1,000万円のものでどの程度、栄養価の改善があったのかどうか、お尋ねいたします。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) ほぼ、栄養価の改善は見られたところでございます。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 1月分のサンプルメニューを見ると、麦ご飯の提供が目につきましたけれども、残食の状況はいかがでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 余り変わらない状況にあるということです。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) ということは、白いご飯と麦ご飯でも残食は変わらないということなんですけれども、率にしてどのぐらいでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 済みません、今その率は手元にございません。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 賄い材料費、改定前と改定後の予算額はどのぐらい増加するのか、お尋ねいたします。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 賄い材料費に関しましては、約4,000万円くらいの増加になります。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 31年度予算の雑入、来年度予算ですけれども、これは給食納付金の値上げを織り込んだものなのかどうか、お尋ねいたします。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 織り込んでいる状況です。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 30年度予算と31年度予算の比較でどのぐらい増加になったのか、お尋ねいたします。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) お待ちください。946万円ほどの増になっております。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) いや、それは違うでしょう。3,000万円増加すると思うんですけれども、もう一度、確認いたします。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 済みません、雑入、給食納付金……。計算しますので、お待ちください。
失礼しました、約3,000万円ほどです。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 3,000万円増加、そして、賄い材料費で4,000万円増加ということで、大体、これはいわゆる父兄負担分がそのままスライドしたという見方をしていいのかどうか、お尋ねいたします。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 父兄のほうは賄い材料費のみの負担をいただいております。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 10月に消費税の変更が予想されるんですけれども、その場合、また再度値上げするのかどうか、その辺も含めてお尋ねいたします。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 値上げの見込みはしておりません。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) そうすると、消費税がアップした場合、それは公費負担となるという理解でよろしいんでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 公費負担ではなくて、ある程度の見込んでの値上げになります。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) ということは、10月に消費税が上がるであろうということを想定して今回の値上げを決定したという理解でよろしいんでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) そうです。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 学校給食法には、給食について、保護者負担であることを踏まえれば、私はやむを得ないと理解しているんですけれども、そういう父兄が現実に多いというような教育委員会の見解なのかどうか、お尋ねいたします。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 今回、各学校の保護者の方々に学校ごとに意向を取りまとめていただいておりますので、保護者の方のご意向ということで、理解をいただいていると思います。(「時間切れで終わります」の声あり)

○議長(相澤 榮君) この際、午前11時20分まで休憩します。


午前11時06分 休憩


午前11時20分 再開


○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 通告に従い、昨年12月に公表されました「富谷市公共交通グランドデザイン(案)都市・地域総合交通戦略・基本構想」について質問いたします。
以下の論旨では、「グランドデザイン(案)」と略させていただきます。
このグランドデザイン(案)は、序章、富谷市公共交通グランドデザイン策定の趣旨等、第1章、交通の現状と課題、第2章、富谷市の目指す将来像、第3章、将来像実現に向けて取り組む施策、第4章、「公共交通グランドデザイン」の実現に向けてと、大きく4章に分けられて構成されております。
序章、策定の趣旨等におきましては、富谷市の状況、策定の趣旨などから、これまでの富谷市の発展、人口増加をしてきた要因、そして、今後においては、現在は県内一高齢化の低いまちでありますが、2045年には住民の3分の1が65歳以上になることが見込まれることから、基本理念としている「住みたくなるまち日本一」を掲げ、これからの少子高齢化の進展、環境問題の深刻化や公共交通に関し、現況の課題の改善を求める住民の声を反映させて、これからの富谷市の公共交通体系のあり方について4つの交通関連施策の指標を掲げ、目標とする将来像「住みたくなるまち日本一」の実現に向けて、目標年次を定めた上で全体の方向性を示しております。
第1章、交通の現状と課題におきましては、総人口、富谷市の昼間人口の推移、将来の年齢別人口推移、総人口は1970年と比べ10倍以上に増加していること。昼間人口もふえてきていること。そして、2045年においては65歳以上の高齢者人口が3割を占めることが分析されております。
富谷市民自宅外就業者・通学者のうち、市外に通勤・通学する人の利用交通手段割合は、自家用車が66.5%で最も高く、鉄道、乗合バス等の公共交通手段の割合は17.8%となっています。
富谷市民のマイカー依存度は高い傾向にあり、富谷市民の滞留人口では午前中に1万6,000人程度、仙台市へ流出し、うち、8時台まで1万1,000人が流出していると分析しています。そのため、仙台市将監トンネル付近において通勤・通学時に慢性的な渋滞が顕著であり、仙台市泉中央方面へのアクセス性を低下させる要因となっております。
また、交通渋滞は、追突事故、騒音、大気汚染など、問題の要因となっていること。富谷市の自動車保有台数は平成23年時点で2万9,000台であったのが、平成30年時点で3万5,000台と年々増加傾向にあることも分析されております。
第2章は、富谷市の目指す将来像について書かれており、基本目標として「住みたくなるまち日本一」にふさわしい交通環境を掲げ、あるべき交通の将来像を挙げられております。
第3章は、将来像実現に向けての取り組む施策として、1、幹線交通の強化、2、フィーダー交通の充実、3、公共交通利用のしやすさの向上、4、移動しやすい交通環境の整備、5、環境負荷の軽減に向けてと、5つの施策を設けています。
第4章は、「公共交通グランドデザイン」の実現に向けて、富谷市総合交通検討委員会を通じた進捗管理、PDCAサイクルによる進捗管理と計画推進、計画の改善、見直し、進捗を図ることとなっております。
この53ページに及ぶグランドデザイン(案)の感想としては、将来の富谷市の公共交通のあり方を分析されており、これからの富谷市において避けて通れない非常に大切なことで、このままの公共交通のあり方を放置していては、「住みたくなるまち」から「住みにくくなるまち」になりかねない行政課題を投げかけているように思えます。
市長の掲げる人口ビジョン、2060年時点で人口6万人を達成する上においても、非常に重要な施策であることは間違いありません。現在の富谷市の地理的環境、そして、経済、教育、文化を仙台市に依存している状況と公共交通体制、特に通勤、通学者を中心として、必ずしも富谷市の人口に見合っていないこと。そして、将来、高齢化に伴う交通弱者がふえることを踏まえ、脱マイカーからさまざまな手段により公共交通の選択に応えられる行政運営のあり方が求められると思われます。
そして、このグランドデザイン(案)の実現により、富谷市民の生活スタイルの転換、仙台都市圏北部地域を含めた仙台市へのアクセス向上、富谷市民の移動の速達性、定時性の向上、経済的負担の軽減、都市インフラ整備・維持・管理に係るコスト負担軽減につながり、市民、行政、民間を含めたトータル的なシステムを大転換する構想であると認識しております。市民より新たに負託を受けた市長のリーダーシップのもと、この構想が進まれることを期待し、質問いたします。
1、年次目標の短期的取り組み、中期的取り組み、長期的取り組み、それぞれの取り組みについて、どのようなことに取り組むのか、具体的事例をお伺いします。
2、市外に通勤・通学する人の利用交通手段割合が、自家用車が66.5%と高くなっている要因をどのように分析し、今後どのように改善していくのか、お伺いします。
3、仙台市方面への公共交通において、泉中央駅まで、積雪時には1時間以上を要することがあります。終発時刻の早い路線も存在しています。路線バスの利用者は年々減少と現状分析していますが、それらの課題に対して、執行部の考え及び解決策をお伺いします。
4、「過度にマイカーに依存する必要のない利便性が高く、環境負荷の小さい地域を形成することのできる交通体系を形成することが必要となり、そのためには、公共交通が持続可能となるよう地域で支えることが重要になります」とありますが、公共交通が持続可能で地域で支えるための方策をどのように考えているのか、お伺いします。
5、公共交通の利便性向上による市民の利用意向について、「泉中央駅までのバス運行本数がふえるなど、使いやすくなり、その他の公共交通が整備された場合、利用したいと思いますか」との問いに対して、「利用したいと思う」が42%、「運行の内容によって利用してもいいと思う」が26.4%と、利用に対し前向きな答えが多くあります。その声に対し、市としては、宮城交通に依存するところが大きいのか、市民バスの体系を見直すのか、あるいは他の方策を考えているのか伺います。
6、「多核連携型都市圏構造の実現」に向けてとありますが、富谷市においての具体的な考えをお伺いします。
7、パーク・アンド・ライド用駐車場候補について、大清水と明石台が挙げられていますが、具体的な候補地をお伺いします。
8、公共交通の軸として、都市軸、都市副軸から離れる地域についての公共交通のあり方について、どのように考え、改善するのか伺います。
9、将来像実現に向けて取り組む施策のフィーダー交通の充実において、特に市東部や北部地区が課題と分析されていますが、解決策としてのオンデマンド交通の導入について検討されているのか、お伺いします。
10、公共交通に係る啓発(モビリティ・マネジメント)及び低炭素型まちづくりの推進について、住民意識の転換による一人一人が意識し実行することにより、公共交通の利便性の向上、環境負荷の低減を図ることが必要と考えますが、市民に対する啓蒙・啓発についての考えをお伺いします。
11、平成28年度富谷市新交通システム導入方向性検討調査業務、利用実態調査業務に要した期間と経費をお伺いします。
12、平成29年度富谷市新交通システム導入、総合都市交通体系調査業務、軸形成に向けた検討調査業務に要した期間と経費をお伺いします。
13、富谷市公共交通グランドデザイン(案)作成に要した時間と経費をお伺いします。
以上、質問いたします。

○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの青柳信義議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名、富谷市公共交通グランドデザイン(案)について問うの問い1、目標年次の短期的取り組み、中期的取り組み、長期的取り組み、それぞれの取り組みについてでございますが、現在取りまとめを進めております公共交通グランドデザイン・基本構想において、都市交通体系の将来像の実現に向けて短期的に取り組む施策目標を5年後、新たな施策や具体化に向けた整備計画など十分な検討を要するものを中期的に取り組む施策目標として10年後に設定したものであります。そして、長期的な取り組みにつきましては、事業化に向けて関連施策の見直しを図りながら市民の皆様へ段階的にお示しをしてまいりたいと考えております。
また、それぞれの具体的な取り組み事例とのことでございますが、基本構想に示す施策メニューで申し上げますと、短期的には市民バスの再編やバス路線網の再編に関する施策などを、中期的には新たな軸となる基幹公共交通や拠点となる交通結節点施設の整備計画などの取り組みが考えられます。いずれにいたしましても、基本構想で示しております施策に関しましては、新年度に策定を予定する都市・地域総合交通戦略・基本計画において、目標年次や実施主体など、関係機関と協議・検討を図りながら取りまとめを進めてまいりたいと考えております。
問い2、自家用車の利用が高くなっている要因といたしましては、本市と市外を結ぶ公共交通機関が路線バスのみであり、目的地までの道路の容量不足から渋滞を招いており、速達性や定時性の確保のため、通勤・通学される方々の自家用車の利用が多いものと考えております。特に自家用車への依存は交通渋滞の原因ともなりますので、これらを改善していくためには、公共交通の利便性を高めることが不可欠と考えております。そのため、公共交通グランドデザイン・基本構想では、基幹交通の強化、フィーダー交通の充実、公共交通利用のしやすさの向上などを柱とした関連施策を位置づけ、今後、具体的な取り組みを進めてまいります。
問い3、路線バスの利用者が年々減少傾向にあるが、その課題に対しての考え及び解決策については、問い2でもお答えしましたとおり、本市と仙台市泉中央駅区間との慢性的な交通渋滞により、民間路線バスにおいても速達性や定時性に支障が生じております。また、今後、本格的な高齢化社会の到来が見込まれ、公共交通の重要性はこれまで以上に高まってくるものと考えており、市民の皆様の移動支援の観点からも公共交通の利便性の向上は不可欠でありますので、基本構想に基づく関連施策について交通事業者と一緒に取り組んでいくことで課題の解消に資するものと考えております。
問い4、公共交通が持続可能で、地域で支えるための方策をどのように考えているかにつきましては、現在、公共交通の重要性が高まりつつある反面、自動車利用の進展は公共交通の利用者数減少や事業運営の採算性低下などに結びつき、公共交通の維持が次第に困難な状況になりつつあります。こうした状況のもと、将来にわたって公共交通を維持・運営するためには、交通事業者と利用率を上げるための取り組みを行うとともに、地域に合った交通網の整備を進めることが重要となってまいります。引き続き、関連部署と連携しながら地域に根差した公共交通をさまざまな機会を捉えて市民の皆様のご意見を伺いながら、ともに支える仕組みづくりについて調査、研究を進めてまいりたいと考えております。
問い5、公共交通の利用拡大を図っていくためには、個々の運行路線のサービスを高めるだけではなく、市民バスと民間路線バスおのおのが持つ役割を分担しながら、それぞれの路線がうまく結びつき、交通ネットワーク全体で機能することが重要であると考えます。そのためにも、個別の事業者に依存するのではなく、双方が一体となり望ましいネットワークの形成を目指すことが必要と考えておりますので、関係事業者と連携しながらバス路線網の再編を図ってまいりたいと考えております。
問い6、まず、多核連携型の都市圏構造とは、さまざまな機能を持った拠点が都市圏内に分散配置され、かつ、それらの持っている機能の連携を通じて多様な機能を享受することのできる都市圏の構造であります。本市においては、市外に通勤、通学する方々の居住地や商業施設及び医療施設の立地、大規模工場等が立地する産業の集積地が近隣にあるなど、多様な機能を有しており、こうしたさまざまな機能を生かし都市圏の魅力を向上していくためには、周辺地域とのアクセス性を向上させることが重要と考えております。このため、基本構想においては幹線交通の強化を位置づけ、宮城県における地域中心核である仙台市泉中央地区と大和町、大衡村など南北方向の連結の強化を図る軸を位置づけ、関連施策を進めてまいりたいと考えております。
問い7、パーク・アンド・ライド用の駐車場につきましては、比較的大規模な駐車スペースを有する商業施設を候補地として想定をしております。具体的な候補地につきましては、新年度に策定する基本計画におきまして商業施設や交通事業者との協議、検討を進めてまいりたいと考えております。
問い8と問い9については関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
本市内の交通利便性を高め、基本目標である「住みたくなるまち日本一」にふさわしい交通環境の実現を図るためには、都市軸、都市副軸の強化を図るとともに、これらの軸から離れた市東部や北部地区とのアクセスを機能的に結びつけることが重要であると考えております。このため、議員よりご指摘がありましたオンデマンド交通の導入につきましては、民間事業者と連携し取り組んでいる自治体の先進事例を参考としながら、施策の展開を図ってまいりたいと考えております。
問い10、公共交通利用に関する市民の皆様への啓蒙・啓発に関しましては、広報とみやや市のホームページでの周知や関係部署と連携を図り、地域のイベント等において広報、PRを進めるとともに、他自治体での導入実績等を参考にしながら、モビリティ・マネジメントの導入についても引き続き調査、研究を進めてまいりたいと考えております。
問い11と12及び13については関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
なお、各業務の期間と時間に関しましては業務の工期にて、経費につきましては委託金額によりお答えをさせていただきます。
まず、平成28年度富谷市新交通システム導入方向性検討調査事業の工期につきましては6カ月間で、委託料が187万9,200円。また、富谷市公共交通等利用実態調査業務の工期につきましては6カ月間で、委託料が359万6,400円となっております。
続きまして、平成29年度富谷市新交通システム導入等総合都市交通体系調査業務の工期につきましては6カ月間で、委託料が237万6,000円。また、富谷市公共交通軸形成に向けた検討調査業務の工期につきましては9カ月間で、委託料が540万円。
続きまして、平成30年度富谷市公共交通グランドデザイン策定業務の工期につきましてはことし3月末までの10カ月間で、委託料が1,035万8,000円でございます。
なお、平成28年度及び29年度につきましては国の地方創生推進交付金を、今年度は国の街路交通調査費補助金を活用し、策定業務を進めております。
以上です。

○議長(相澤 榮君) これより青柳信義君の質問は一問一答により行います。2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) それでは、再質問させていただきます。
まず、問い1の短期、中期、長期の取り組みでございますが、具体例については、グランドデザイン後に来年度作成する基本計画ということでございますけれども、現段階で考えられる具体的な取り組みについて、再度、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。

○交通政策推進室長(近藤正範君) 市長の答弁にもございましたように、基本的な構想、基本計画に至るまでの間は、市民バスの再編に関する施策等でございます。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) その市民バスの再編の内容を教えていただきたいと思います。お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。

○交通政策推進室長(近藤正範君) 内容につきましては、基本計画の中でバス事業者、民間事業者等とのお話し合いの中で決まっていくことでございますので、富谷市だけで走れるものでもございません。なので、その辺についてはご理解いただきたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) そうしますと、民間バス業者とバス路線の再編ということなんですけれども、現時点では、今、交通政策推進室では、どのような交通体系が、その再編が望ましいということを考えているのか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。

○交通政策推進室長(近藤正範君) 現段階におきましては、我々としては、民間バス事業者のフィーダーバス化、それに伴う市民バスの利用促進についての状況が市にとっての位置づけとしては一番いい計画かなというふうに考えてございますが、これについての実際については、民間バス、特に宮交さんですが、宮交さんとの話し合いの中で今後決まっていくものと考えております。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) それでは、長期取り組みまで10年ほどかかるわけでございますけれども、市民の今後の年齢動態の変化や急激な高齢化も進むわけでございます。もっとスピード感を持って進めることができないのか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。

○交通政策推進室長(近藤正範君) 先ほどの繰り返しになりますけれども、富谷市だけでの、我々だけでの計画というわけではございませんので、ある程度、民間事業者との話し合いの中で、先生の今おっしゃった内容について十分理解した上で、我々もその辺についての調整を図りながら進めてまいりたいというふうに考えてございます。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 富谷市の行政改革も18年から20年で、3年スパンで非常に取り組んで目覚ましい実績も出しているわけでございます。確かにいろいろな諸般の、宮城交通さんであるとかいろいろな関係あるかと思いますけれども、もうちょっとやっぱりスピード感を持ってできないのか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。

○交通政策推進室長(近藤正範君) 最終的に軌道系の話とかそういったものを計画しようといたしますと、やはりそれなりの時間がかかるということですので、それについてはご理解いただきたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 今、軌道系の話が出ましたけれども、このグランドデザイン(案)を見る限りでは軌道系が触れられていないような感じでございますけれども、その件に関してお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。

○交通政策推進室長(近藤正範君) 今回のグランドデザインの中におきましては、一応、宮城県さん、それから、仙台市も含んだ格好のいろいろな調整を含む中で、都市計画的な観点で今回の宮城県さんからいただいたいろいろの資料の中で、正解法の中でございますが、その中において、ある程度、仙台圏北部の交通については、一応基本的な交通はバスだということで一応うたってございますので、それについての調整をさせていただいたということでございます。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) それでは、次に、2番目、交通手段が自家用車66%と高い傾向にあるということで、人口の増加とともに自動車の保有台数も年々ふえていることがわかります。必然的に自動車、マイカーによる市外への通勤、通学もふえることは容易に想定されることと思われます。現在の富谷市における公共交通体系は、移動手段として市民における潜在的公共交通に対する需要、バスですね、そういった交通政策の部分で十分に応えることができていないという認識でよろしいでしょうか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。

○交通政策推進室長(近藤正範君) 公共交通の利便性をもう少し高めるために、こういった調査をいろいろやってございまして、それを受けて、次年度に計画している計画の中でその辺を打ち出していきたいというふうに考えてございます。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 私が聞いているのは、今時点で市民が望むそういったバスの深夜便であるとか、日中の時間帯であるとか、朝の増便であるとか、そういったところがまだまだ足りていないというところを認識していらっしゃるのか、お伺いしたわけでございます。再度、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。

○交通政策推進室長(近藤正範君) 今おっしゃいましたとおり、深夜便の関係とか、事あるたびに宮交さんのほうにも申し入れをしているということもございますので、我々としては非常にそういった実現を図ることに対していろいろやっているということだけは理解いただければと思います。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 今、宮交さんにいろいろ働きかけているということなんですけれども、自家用車への過度な依存は交通渋滞でございますけれども、喫緊の課題に対しまして交通政策推進室が取り組んだ事例、そういったものありましたら、お伺いしたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。

○交通政策推進室長(近藤正範君) 今、我々が取り組んでいるのは、泉中央地区の渋滞ということもございますので、いずれ仙台市さんのほうといろいろな調整の中で、いろいろ我々の意見等との仙台市の意見も含めていろいろ研究会をやっている最中でございます。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) ちょっと3番に関連しますので、3番に移ります。
路線バスの利用者が年々減少する課題への考えでございますけれども、交通体系が改善されれば公共交通を利用したい、利用してもいいという方が70%ほどあるわけでございますけれども、交通手段の見直しに対して市民は非常に前向きな返答をしているわけでございます。関係機関に、富谷にバスを走らせれば需要がありますよというような働きかけを交通事業者に行って協力を仰ぐことが非常に重要な施策と思われますが、これに関して執行部の考えをお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。

○交通政策推進室長(近藤正範君) 公共交通そのものをやはりいかにして活用するかという部分におきまして、泉中央までの積雪のときについては、皆様方もよく理解していると思うんですが、少し朝早く起きて行きましょうみたいな、そういう流れになるんですが、実際には泉中央付近の交通渋滞が招いている理由もございますので、やはりそちらのほうから順次対応していくことが重要であろうというふうに、私としては考えてございます。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) これまで、今、担当室長が答弁させていただいておりますが、我々といたしましても、今のいわゆる公共交通の不便さを感じている、それが幾らかでも利用しやすくなれば利用したいというご意向はしっかりと認識をしております。それで、今公共交通グランドデザインの基本構想、そして、今度、基本計画を策定するわけでございますが、まず今すぐやれることという部分で、先ほど答弁したように、まずはバス路線の再編、そして、市民バスといわゆる民間事業者のバス路線の再編ということで、利用しやすい環境をまずはつくり上げるということに取り組みたいということで、それをまずできることからということで、今、準備を今度の計画づくりにあわせてやっていきたいということでございます。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 市長のおっしゃることももっともでございますし、先ほど泉中央付近の渋滞が非常に起きて、そのためにという話なんですが、例えば私が住んでいます日吉台、隣の杜乃橋地区、大和町と隣接して、ちょうど団地の真ん中を宮城交通さんのバスが走っているわけでございますけれども、グランドデザイン(案)の資料によりますと、日吉台地区3,470人、杜乃橋地区2,560人、合計すると約6,000人が住んでいるわけなんですね。道路1本隔てた大和町のもみじケ丘、杜の丘には7,500人の人口があります。トータルで1万3,500人が住んでいる団地なんですけれども、大和町を合わせた、こういった1万3,500人、もう少しバスの利便性がよくなれば乗りたい、杜乃橋の方も乗りたい、マイカーで行く必要がないんだという話も出ているんですね。こういった働きかけを宮城交通さんなりに積極的にやっていくのが政策推進室の本来の姿かと思うんですが、その辺の執行部の考えをお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) その辺を含めて、これから取り組んでいきたいということでございます。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) それでは、これも何度も言っているんですけれども、終発便、最終便なんですが、今、午後の10時台でほとんど、全部なくなりまして、以前は、市制移行前ですと12時半という便があったんですが、これも何度か私も質問しているわけですけれども、これについて、便が復活したとか、そういったものがあったのか。あとは、今後、この問題に対してどのように執行部として取り組んで、喫緊の課題として、長期のものはわかるんですが、やはり今塾の子供さんたちも10時くらいまで塾でやっているわけです。それから親御さんが迎えに行ったり、あと、サラリーマンも残業して、10時過ぎた場合にはタクシーに頼らざるを得ないというような環境でございますので、そういったものの喫緊の課題に対して執行部としてどのように取り組むのか、お伺いしたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。

○交通政策推進室長(近藤正範君) これも繰り返しになりますが、宮交さんとの協議の中で、毎回のようにお願いをしているということでございまして、確かに人が、運転士がいないという状況もあるんでしょうけれども、やはりその辺を踏まえた上での我々としてのお願いとしては、こういう話が出ているということで、何とかお願いしたいということで今頑張っています。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 宮城交通さんの運転士がいないとか、経営状態がどうのこうのというものもわかるんですが、やはり、市民ファーストといいますか、市民の利益を一番先に考えるのがやはり執行部なり、議会だと思いますので、ぜひ、そういったところを念頭に置いていただきたいと思いますし、この課題というのは多くの市民が不満を持っているわけなんですね。長期的なグランドデザイン、これは非常に私も読んで、53ページに及ぶ非常にすばらしいものだと私は思います。ただ、喫緊の課題に対しまして、一気にではなくていいんですね。今回は1便、例えば昼間の時間帯に1便ふやしましたよとか、10時最終便だったのが11時になりましたよと。これが明石台とかいろいろありますけれども、1本だけでもいいんです。こういったことをやりましたよと。やはり長期と喫緊の課題と両輪で回すような施策が必要と思いますが、その辺、執行部の考えをお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 本当に、夜便の件につきましては、これは本当に、先ほど室長からも何度もお話しさせていただいて、答弁させていただいているとおり、毎回お願いをしております。現に私自身も実は宮城交通の社長とお会いするたび、その話をお願いをさせていただいているところでございます。本当に、議員のご意見のとおり、私も本当に喫緊の課題として重くこのことは捉えておりまして、これは1年といわず、一日も早く、とにかくしっかりと1便でも復帰をしてもらえるようにということでお願いをしておりますので、しっかりとその部分は形にしていけるように、さらに努力していきたいというふうに思います。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) それでは、次、4番目の公共交通が持続可能で地域で支えるための方策に移りますけれども、こちらのグランドデザイン(案)にありますマイカーの進展、交通利用者の減少であるということで、まさに富谷の現状は、公共交通整備の集約型、都市型の実現シナリオの表がありましたけれども、これのまさに負のスパイラルに陥っていると思うんですね。やはり、交通整備がうまくいっていない、自動車がふえる、そのために不満が多いので公共交通に頼れない。マイカーでやる。その負のスパイラルに対しての対策をお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。

○交通政策推進室長(近藤正範君) 負のスパイラルに落ち込んでいるということでございますが、やはり、道路の容量さえふえればいいのかという問題でもなくて、周辺の迂回路的な道路も含めていろいろな整備について、富谷市だけでは当然できませんので、仙台市さんのほうにもいろいろな面でお願いをしているということでございます。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) さっきの答弁ですと、仙台市なり関連部署との調査研究というような答弁だったと思いますけれども、現時点で具体的なそういった内容についてお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。

○交通政策推進室長(近藤正範君) 実際には、仙台市との協議の中において、要は仙台市さんの考え方というのが泉中央は渋滞していないという考えになっておったんですよ、最初は。誰が見たって渋滞していますよねということで今理解をいただいて、やっと理解をいただいたところでございますので、そのままの状態で今後調整を進めていきたいというふうに考えてございます。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 泉中央、どの時間帯で渋滞していないのかというのは私もわからないんですけれども、誰が見ても感じているのが、やはり7時から9時台は渋滞しているかと思うんですけれども、その辺、執行部としてどのような対応をとられたのか、お伺いしたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。

○交通政策推進室長(近藤正範君) 要は、現時点で交通容量をふやすわけにも当然いかないということもございますので、バスの本数が例えばふえると、そうするとそれもまた渋滞の一因になってしまうということもございますので、単純にバスをふやせばいいという問題ではないというふうには考えてございますが、その辺を理解した上で、どのように交通渋滞を減らすかという部分について検討してまいりたいと考えております。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 5番目に移りたいと思います。
公共交通の利便性による利用意向ですけれども、交通事業者と市民バスをネットワークで結ぶことによりまして、公共交通の利便性を高めるといったような内容だったと思いますけれども、従来どおり、交通事業者は宮城交通さんが幹線を担って、市民バスはフィーダー的役割で考えているのか、その辺をお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。

○交通政策推進室長(近藤正範君) おっしゃるとおりでございます。

○議長(相澤 榮君) この際、午後1時まで休憩します。


午後 0時00分 休憩


午後 1時00分 再開

○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
出川議員の質問に対する答弁で、学校教育課長より訂正の申し出がありますので、発言を許可します。学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 先ほど、出川議員の質問の中に、小中学校のパソコン1台についての人数を聞かれましたときに、小学校「6人」とお答えいたしましたが、「8人」で訂正をお願いいたします。申しわけございませんでした。

○議長(相澤 榮君) 青柳議員の一般質問を継続します。2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) それでは、問い7のパーク・アンド・ライドに移りたいと思います。候補地についてはまだ決まっていないということですけれども、一応、大清水、明石台の具体的な選定まではまだ至っていないということでございますが、需要の予測としては大体何台くらいと予想しているのか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。

○交通政策推進室長(近藤正範君) 台数につきましても、基本計画の中で打ち出していく予定でございますが、過去に明石台地区でバスのパーク・アンド・ライドの調査をやったという経緯が県のほうでありましたので、それらを参考にしながら、ちょっと研究していきたいと思っております。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) その駐車料金に関しましては、具体的に検討をなされているかどうか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。

○交通政策推進室長(近藤正範君) 詳細の検討についてはまだしてございません。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) そうしますと、大清水、明石台にパーク・アンド・ライドをつくるわけですけれども、そうなった場合の大清水から泉中央、明石台から泉中央までの交通はどのようなものを考えているか、お伺いたいします。

○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。

○交通政策推進室長(近藤正範君) 現時点におきましては、一応バスということで考えてございます。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) バスの、宮城交通さん、ほかのバスもありますけれども、具体的なバス運営会社を検討しているのであれば教えていただきたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。

○交通政策推進室長(近藤正範君) 具体的なことについてはまだ検討してございません。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 8番目の都市軸、副都市軸から離れる地域の公共交通は、昨日、先輩議員が質問していますので、割愛します。
10番目のモビリティ・マネジメントでございますが、グランドデザイン(案)に対してのパブリックコメント、これは何件あったか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。

○交通政策推進室長(近藤正範君) 今回のグランドデザインにつきます意見等については1件でございます。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) モビリティ・マネジメントに関しましては、いかに市民に理解していただくかというのが大変な重要なことだと私は思っています。日常生活において自動車を移動手段とするメリット、デメリット、公共交通機関のメリット、整備促進、充実がグランドデザイン(案)に示されております。ただ、これだけ大きな課題に対してパブリックコメントが1件しかないということに関して、どのように考えていられるのか、執行部の見解をお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。

○交通政策推進室長(近藤正範君) 1件といいましても、内容が多岐にわたってございまして、ほとんど全ての内容についての意見をいただきました。ですから、その意見について、今後、我々も調査研究してまいりたいというふうに考えてございます。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 多岐にわたるという内容だったんですが、私が見た限りでは4件だけだったと思うんですが、その辺ちょっとお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。

○交通政策推進室長(近藤正範君) 1人から4件ということでございます。あくまでも人数的には1人でございます。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 先ほどの答弁で、多岐にわたる質問があったということで、私は4件だけじゃないですかという質問をしたので、それに対しての返答をお願いします。

○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。

○交通政策推進室長(近藤正範君) 内容がほとんど全ての部分について記載されてございましたので、それで、一応多岐にわたるという言い方をさせていただきました。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) パブリックコメントはどのような方法で周知したのか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。

○交通政策推進室長(近藤正範君) インターネット等によりまして募集いたしました。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) インターネットといいますと、ホームページからフェイスブックからツイッターから、いろいろあるわけですけれども、その辺の具体的な媒体をお願いします。

○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。

○交通政策推進室長(近藤正範君) ホームページ上でございます。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 確かにホームページ上だけだと私も認識しています。ただ、モビリティ・マネジメントは、市民の啓発、啓蒙、そういった理解がなければ進んではいかないというふうに思われます。自動車から公共交通手段に変えるメリット、もっと市を挙げて啓発すべきだと私は考えております。そうした場合には、市の広報であるとか、ホームページ、先ほどおっしゃった、また、SNS、イベントの実施、グランドデザインのダイジェスト版を発行するというようなものも考えられると思いますが、その辺の執行部の考えをお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。

○交通政策推進室長(近藤正範君) そのとおりだと思っておりますので、いろいろな面で、いろいろな場面においてわかるような、PRできるような部分で考えていきたいというふう考えてございます。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) ぜひ、せっかくいいものをつくったわけですので、ぜひ積極的にPRしていただきたいというふうに思います。
次、問い11、12に移りますが、経費、大変恐縮でございますが、平成28年から29年度までにかかった経費の合計を改めて教えていただきたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。

○交通政策推進室長(近藤正範君) 合計につきましては1,822万140円でございます。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 1,800万。私、単純に計算しますと1,325万1,600円だったかと思うんですが、再度、確認いたします。

○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。

○交通政策推進室長(近藤正範君) 今申した金額で確認、もう一度、年度ごとで申し上げますと、187万9,200円が28年度で、また、28年度につきましては公共交通の利用実態調査もやってございますので、それが359万6,400円、29年度が237万6,000円、公共交通に向けた調査検討業務の交付金につきましては540万円、平成30年度につきましては1,036万8,000円となってございます。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 私、最初に聞いたのは、28年、29年の合計金額を聞いたわけで、これですと、先ほど1,800万何がしというお話だったんですが、28年、29年、合計金額だけを再度確認いたします。

○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。

○交通政策推進室長(近藤正範君) 私申し上げましたのは全ての金額……。ちょっとお待ちください。
1,325万でございます。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 1,325万1,600円だと思います。30年度が先ほどの答弁ですと1,036万8,000円、といたしますと2,360万円、これが新公共交通システムに関した費用と考えてもよろしいんでしょうか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。

○交通政策推進室長(近藤正範君) そのとおりでございます。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) この2,360万円は先ほどの話ですと、交付金というようなお話でございましたけれども、一般財源からの持ち出しはなかったのか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。

○交通政策推進室長(近藤正範君) 一応、国の交付金等を活用してということでございますので、一般財源も一部活用したかとは思いますが、とりあえず、その考え方としては交付金等を利用したということで考えてございます。

○議長(相澤 榮君) 高橋副市長。

○副市長(高橋義広君) 交付金ですけれども、大体700万円ぐらい、3年間で交付額ということで出ておりますので、それ以外、除いた分が一般財源という形でございます。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 平成31年度、来年度の予算案は1,545万3,000円で、さらに再来年、2020年以降も関連した経費計上は続いていくのか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。

○交通政策推進室長(近藤正範君) おっしゃるとおりでございます。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 来年度は本当に基本計画に取りかかるわけでございますけれども、スピード感を持ってぜひ取り組んでいただきたいと思います。
最後に、市長にお伺いいたします。
このグランドデザイン(案)の実現は、富谷市にとってさらに、まさにビックプロジェクトと言って過言ではないと思います。市内の公共交通体系の整備によりまして、市民生活の住環境の利便性の向上、市内地域がつながることによる地域ごとの活性化、交通弱者に対する交通手段の確保、温暖化ガス排出量の低減、市内外に対する富谷市のブランドイメージががらりと変わるプロジェクトだと私は思っております。
都市交通の調査研究にこれだけの先行投資を行いまして、集められたデータはまさに将来の富谷市を見据えた財産になっていくというふうに思います。これまでの知見を重ねた上で、ぜひ市長の英断で実行していただきたいというふうに思います。ただ、このプロジェクトの実現には執行部または関連機関との連携、交渉による公共交通手段の整備と市民へのモビリティ・マネジメントの周知、浸透が不可欠になってまいります。まさに、これは政策を進めていく上で大変重要な課題となっています。これまで執行部における取り組みを含めまして、市長として考える富谷市の公共交通体制のあり方、または富谷市の将来ビジョンをどのようにお考えなのか、お伺いして、最後の質問といたします。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 公共交通問題は、これまでも答弁、いろいろな機会にお話をさせていただいておりますが、私にとりまして就任当初からの大きな、最大、一番最も重要課題として捉えておりますし、重要施策として取り組んできた政策でございます。
といいながらも、なかなか交通計画含めて、お金のかかる部分もあるわけでございますが、昨日お答えした部分ありましたが、なるべく費用をかけないような努力もしながらこれまで進めてまいりました。その背景には、以前、いわゆる緑の未来産業都市くろかわ建設推進協議会でつくったデータを活用させていただいたりということで、極力費用もかけないように努力をしながら積み重ねてまいったわけでございますが、ただ、大事なのはこれをいかに実現していくか。そして、なおかつ、これまでも議員のご意見にもありましたように、高齢化も進む、また、富谷の場合は地域的な格差も、環境が全然違っている部分もありますので、市民の皆さんが全てが網羅されるような形で、その地域に合った、そして、市民の皆さんが、全てが移動するに当たって移動しやすい公共交通のシステムをしっかりと構築していくということが一番大事だというふうに思っております。
また、あわせて、今回、市民図書館も今計画を進めておりますが、本が動く、人が動くという、そういった市内での移動の体制もつくっていくことが重要だと思っておりますので、今回の公共交通グランドデザインの基本構想、そして、次年度つくる基本計画と進めていくわけでございますが、しっかりとこの施策を進めていくことが「住みたくなるまち日本一」の実現につながるというふうに思っておりますので、あらゆる面で、あわせて、先ほど来ご意見いただきました市民の皆さんにもしっかりと理解をしていただく努力も、日々、あわせて進めながら、公共交通問題、しっかりと取り組んでいきたいというふうに思いますので、ご協力いただければというふうに思います。

○議長(相澤 榮君) 次に、1番金子 透君。

○1番(金子 透君) 私から2件、質問を行います。
まず最初に、市道穀田三ノ関線開通後の新町はであります。
今年度、市道穀田三ノ関線は本体工事に着手し、予定どおりに工事が進めば平成32年度末に竣工し、直ちに供用開始されることと思っております。予定どおり完工されるよう願うものであります。
私が議会にて初めての一般質問で取り上げた件で、富谷小学校周辺の交通環境の改善及び子供たちの通学の安心・安全を図るべきと質問をいたしました。当時の町長及び当局も必要性を認め、県への働きかけも行い、県道の改修工事も実施され、同時に供用開始されるのだという認識であります。
富谷小学校周辺の朝夕の交通渋滞は緩和され、子供たちの通学時の安心・安全がより確かなこととなり、本事業について評価するものであります。
この穀田三ノ関線、新しく道路が整備されることを別の視点から考えてみますと、現在の車両の流れは、皆様もご存じのとおり、富谷小学校脇の市道か新町をほとんどの車両が通行しております。通過車両でしんまちを通行する車両もあります。新町を通り、新町を見て、少しでも気にとめていただくきっかけになることもあるのではと思っております。
市道穀田三ノ関線が竣工し、県道と市道の交差点で西成田方面からの右折レーンが設けられ、信号機によって車両の動きが制御され、スムーズな車両の流れが確保されれば、ほんとんどの車両は新しい道路を通行するのではと思っております。
新町は通過車両さえ通行しなくなり、気にとめていただくきっかけさえなくなり寂れるのではと危惧しております。昨年7月より旧富谷町役場庁舎を活用して創業・起業支援施設TOMI⁺が開所されました。民俗ギャラリーも併設されており、また、シルバー人材センター、くろかわ商工会富谷事務所も入所しており、それぞれに活動しております。TOMI⁺近辺は確かに人の動きなども見られ、新町の活性化にとってよい方向に向かっているのだなと感じることができます。事業がスタートして1年もたたない施設に過大な成果を求めてはいけないとも思っております。
さて、この新町に関するもう一つの事業であります街道まつりがあります。来年は「富谷宿」開宿400年祭を予定しており、いろいろな催しにこれまで以上ににぎわうのだろうと大いに期待しておるところであります。富谷の発信や交流人口拡大を目指すツールとしてのイベントの重要性は十分に理解しておるつもりであります。しかし、イベントはそのとき限定で一過性であるということは否めない事実ではないのでしょうか。
365日いつでも行ける施設の整備の検討は必要と考えます。先ほどのTOMI⁺について、新町の中の1つの施設であり、1つの点であります。さらに点をふやし、点と点を結び線となり、やがて大きな輪となるようなまちづくりの考え方も必要ではないでしょうか。それこそが今後の富谷の発展、新町の活性化に重要であると考え、次の質問をいたします。
来年、開宿400年祭ですが、その後の考えをお伺いします。
2つ、富ケ岡公園の現状の認識と今後の考え。
3つ、TOMI⁺と新町の関連を今後どのように展開するのか、具体的な考えは。
4つ、新たな施設整備の考えは。
次に、市民協働への行政の関与について質問いたします。
市民の方々がみずからの思いや考えで自主的に団体を立ち上げいろいろな活動を行っております。地域の活性化のための活動や子育て支援に関する活動など、目指すところはさまざまですが、全て共通して言えるのは、ふるさと富谷のため、地域のため、ボランティア精神のもとでの活動と思っております。
現在活動している方たちは、みずからの考えでその活動の輪を広げようと努力したり、企業から支援をいただいたりして活動している団体もあります。時には活動に係る物、資金が自腹の場合もあるのではと思っております。活動のリーダー的な人たちは、富谷においては市民協働の先駆者であり、また、それぞれの地域に戻ればその地域においても牽引役を担う前向きな人たちと考えております。そのようなアクティブな人たちが何がしかの理由で活動不能のような状態にでもなれば、あの人たちですらできないのなら私たちにできるわけがないと考えて、後に続く者がいなくなり、市民協働の動きが萎縮するのではと危惧するところであります。
今定例会冒頭で示された施政方針で、市民協働について、ともにまちづくりに取り組むための基本となるルールの策定に向け、具体的検討に着手すると述べられました。前向きであると理解しております。富谷では、市民協働についての考え、活動が少しずつではありますが、盛り上がりつつある状況ではと思っております。この状況がさらによい方向へ向かい、加速するためにも、行政として何がしかの形でかかわるべきと考え、次の質問をいたします。
1つ、市民協働に対し行政はどうあるべきか、その考えは。
2つ、人的、物的、財政的支援の考えは。
以上、私からの質問であります。よろしくお願いします。

○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの金子 透議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の「市道穀田三ノ関線開通後の新町は」の問い1でございます。「富谷宿」開宿400年記念祭につきましては、施政方針の中でも開催日を2020年10月10日の市制施行記念日とあわせて開催することとし、また、しんまち地区とともに歩んできた熊野神社の秋の例大祭と同日の開催とすることで、しんまち地区の皆様と富谷市全体、まさにオール富谷での取り組みとして展開をしてまいりたいと考えております。
その後の開催につきましては、現在、しんまち地区活性化プランの策定も進められており、あわせて来年度と2020年の400年祭の開催状況などを十分に検証させていただき、しんまち地区の皆様を初め、関係者のご意見を伺いながら検討してまいりたいと考えております。
いずれにしましても、来年度、そして、2020年の記念祭につきまして、皆様のご支援、ご協力をいただきながら、すばらしい事業となるように取り組んでまいりたいと考えております。
問い2、富ケ岡公園の現状の認識と今後の考え方につきましては、富ケ岡公園は、明治24年に内ケ崎本家の所有地を切り開いてつくられた歴史ある公園であります。以前は、毎年恒例の桜まつりも開催され大いににぎわいを見せており、ふだんも住民の憩いの場となっていましたが、時代の流れとともに公園を訪れる人も減り、以前のようなにぎわいがなくなり、寂しく感じているところであります。
一方、富谷塾の塾生が中心となって、「はにかむ富谷」という団体をつくり、富谷市の原点であるしんまち地区の活性化を図るべく活動を行っており、富ケ岡公園を花でいっぱいにするプロジェクトも計画され、現在、周辺の環境整備が進められております。これらの活動は、本市が掲げるしんまち地区の活性化にも通じるものがありますので、支援していきたいと考えております。
本市としましては、七ツ森や泉ケ岳、船形山の眺望を楽しむことができる、多彩な樹木とともに四季を感じることのできる公園としての魅力を発信していきたいと考えております。
問い3、TOMI⁺としんまちの関連につきましては、TOMI⁺では富谷塾の塾生による対話会を通して、起業・創業やまちづくりなどについての課題やアイデアをもとに塾生みずからが「十宮夜市」や「富マママルシェ」、「和文化交流会」などの各種イベントを開催しております。
塾生の中には、既に地域の方々との連携も図りながら、当時のしんまちのにぎわいを取り戻し、次の世代へつなげていきたいとの思いから、「はにかむ富谷」を結成し、梅林の整備などの活動も広がってきており、今後の展開に期待するところであります。
引き続き、富谷塾や入居しているサテライトオフィス企業との連携を図りながら起業・創業支援及びまちづくりへの取り組みを進めてまいります。その中で、現在、しんまち活性化プラン等の検討が進められており、TOMI⁺の地域に果たす役割や活動などがしんまちにおいてどのような位置づけや期待が込められるのかなどを考慮しながら、TOMI⁺の運用及びしんまち活性化に向けた取り組みを展開してまいりたいと考えております。
問い4、新たな施設整備の考えにつきましては、しんまち地区においては、昨年7月、起業・創業の拠点として、また、しんまち地区活性化に資する施設として、富谷市まちづくり産業交流プラザ(TOMI⁺)がオープンをいたしました。このことをきっかけに、富谷塾の塾生によるさまざまな活動やイベント、そして、民俗ギャラリーでの企画展や歴史講座の開催など、TOMI⁺を中心とした活動の輪が広がり、新たな人の流れも生まれるなど、大きな成果を上げているところです。今後については、このような動きを大切にしながら、まずは、TOMI⁺を中心とした事業の展開に取り組んでまいります。また、あわせて、地域の皆様のご意見を伺いながら、富谷塾の塾生の起業の実践の場として、空き家、空き店舗の活用など、しんまち地区の活性化に向けた新たな施設整備についても検討してまいりたいと考えております。
質問件名2の「市民協働への行政の関与は」の問い1でございます。
市民協働に対して行政はどうあるべきかにつきましては、本市におきましては、市民皆様の郷土愛とボランティア精神のもと、町内会を初め、各種ボランティア団体、NPOなどさまざまな形で公益的な活動が行われ、本市の発展に大きく貢献いただいてまいりました。
私自身もさまざまな場面で市民の皆様の熱心なご活動を拝見させていただくにつけ、心打たれる思いは議員と同じ思いでございます。改めまして、市民の皆様に感謝を申し上げますとともに、引き続きのご協力をお願いいたしたいと思っております。
多様化、複雑化する地域課題や市民ニーズに対応するため、行政が十分に財源と職員を確保し、全てを担っていくことは自治体の経営資源が縮小、制約される情勢のもとでは、非常に困難なものとなってきております。
このような観点から、本市では、行政改革基本方針及び実施プランの中で市民協働を位置づけ、推進していることにつきましては、議員各位初め、市民の皆様にもご理解いただいているものと思っております。市民協働のまちづくりを進めていくに当たり、行政は市民が市政に参画しやすい環境づくりに努め、市民による主体的かつ公益的な活動をさらに進めていただくため、的確な支援が必要であると考えております。
また、昨今では、市民と行政の協働のみならず、市民と市民、市民と企業の協働も活発になり、協働の形態が多様化しております。このことは市民や地域を取り巻く問題が複雑多様化する中で、個々の活動が横につながり連携して対応する必要性の高まりが背景にあるものと思われます。今後、行政には、個々の団体の活動を理解し、活動の多様性や形態の変化に対応した柔軟な支援がより一層求められるものと考えております。現状では、市内の多種多様な公益的な活動を市が十分に把握しているとはいいがたい状況にありますので、今後できるだけ早く、活動団体や活動内容の把握に努め、広く共有化を図りながら個々の活動のネットワークづくりにも取り組んでまいりたいと考えております。
問い2、人的、物的、財政的支援につきましては、市民の皆様が公益的な活動を継続していく上で、活動資金や人材の確保は重要な課題の一つとなっております。このことから、市といたしましては、従来からの補助金交付や使用料などの減免のほか、総合的な窓口となる市民協働課の設置、ソーシャルビジネス支援を行うTOMI⁺及び社会福祉協議会による富谷市ボランティアセンターなど、活動拠点の整備とコーディネーターの配置を通して、人的、物的、財政的な支援を行ってきたところであります。今後も引き続き、自立的かつ持続的な活動の実践につながる支援を行ってまいりたいと考えております。
また、今後、市民協働の一層の推進を図るためには、活動の多様性や発展段階に即した柔軟な支援も求められるところでありますので、再来年度に予定しております協働のまちづくりの基本となるルールの策定の検討の中で、公益的な活動の一層の促進につながる支援のあり方につきましても、市民の皆様とともに検討してまいりたいと考えております。
以上です。

○議長(相澤 榮君) 1番金子 透君。

○1番(金子 透君) それでは、再質問いたします。
「穀田三ノ関線開通後の新町は」と題して最初質問したわけでありますが、あえてどこの自治体という名前は言いませんけれども、大概の自治体はいろいろ交通の利便性等々を考えて新しい道路をつくる、バイパスをつくる。とすると、旧市街地の部分が大体皆寂れていってしまう。そういうような現状を目の当たりにして見えてくるわけなんですよね。そうすると、確かにTOMI⁺という施設はかなり有効な施設であるのだという理解はしますけれども、やはり点なんですよね、あれはね、一つの。そうすると、1つの施設、1つの点で、あそこから広がり、もう少し見られるようになって、新町、端から端まで全体へ影響力を及ぼすような、そういうような施策は必要なのでないかなと。これは常々私思っているんですけれども、以前、まちづくりの考え方として、水面に石を投げたときに波紋が均等にきれいな輪を描いて広がるような、そういうまちづくり、何で昔できなかったのかなということを一度話ししたことがあると思うんですけれども。やっぱり1つの点において活性化といってもなかなか難しいところがあるのではないかなと。ならば、点を余計に設ければいいと、単純な話なんですけれども、なかなか新たなものを設けるというのは財政的にもきついところがあるのかなという理解もします。しかしながら、1つの点に、交流人口の増を目指すときに、何回も来ていただけるまちになるだろうかと。魅力のあるまちになるだろうかという、そこはうんと危惧しているというか、心配しているところですよね。
であるならば、これは実は新町のことについて、去年の3月、同じようなテーマで質問しているんです、ちょうど1年前に。1年間でそうそう変わるものではないというのは当然わかっておりますけれども、穀田三ノ関線が供用開始されて車の流れががらっと変わったときのことを思ったときに、はてよと、立ちどまってもう一度考えるべきだなということで、今回、また同じようなテーマを取り上げさせていただきました。
先ほども言ったように、思っていただけるようなきっかけもなくなるわけですよ。ひょっとしたら、富谷に全然用事がない方でも、車で通って、「あれ、あれ何だべな」みたいな感じで、「あ、こういうものができたんだ。今度、休みのときちょっと来てみようかな」とか、そういう知っていただくきっかけすらなくなるわけですね、通過しなくなるわけですから。だから、そのきっかけづくりのために、1つの点ではやっぱり弱い、新たな点を設けるべきである。点はいっぱい設けて線とするべきだと思うし、その線がやがて端と端が結ばれて、これも昨年の3月、市長の答弁にありました。周回性をもって楽しんでいただく観光拠点まちづくりを考えるという答弁をいただきました。本当にいい考えだなということで、あえて私のほうの言葉としてまた取り上げさせていただきました。
その周回性を持ったまちづくり、これもなんですけれども、本市のホームページを見ると、やっぱり寂しいです、あれだけでは。まず、そういった考え方で取り組んでいただきたいということを改めてお聞きします。
次に、富ケ岡公園のことなんです。富ケ岡公園の現状、先ほどお答えいただいたとおり、昔は桜まつりだったり、何だり、いろいろあって、遊具もいっぱいあって、決して遊具がある公園がいい公園だ、充実している公園だと私は思っていないところもありますので、特にあれなんですけれども。今の現状を見れば、桜の古木がこちょこちょとあるぐらいで、あれは何年かしたら、何もなくなったただの芝生の公園になってしまうのではないかなと。せっかく富ケ岡公園に富谷茶の茶畑を設けたわけですから、もっと周辺環境を整備して、子供たちが富谷茶で学ぶこともできるような周辺の自然環境の整備もうんと必要だと思います。改めて、これもお聞きいたします。
新たな施設整備の考えはということも全部共通するんですけれども、これは私の思いなんですけれども、例えば富ケ岡公園から清水屋さんのほうに自然公園みたいなものをつくったとすれば、あそこで周回性を持って迎えることができるわけですよ。民間資金の活用ということもありますけれども、つくり方、維持管理の仕方に、例えばあそこ、耕作放棄地がずっと並んでいまして、すごくひどいような状況ですよね。例えばあの整備をやると考えるときに、一つの方向性に向かってやるだけじゃなくて、あそこの整備をすることによって水路の適正管理ができますよね。水利組合は、あそこは有名無実化していますから。あと、緑地の適正な管理もできますよね。つくり方によっては、子供たちの自然の学びの場にもなりますよね。あと、平成27年の豪雨のときの清水仲地区の大出水、約50センチぐらい冠水しました。私、消防団であそこをパトロールしておりましたので。こういうものの治水の管理にもなりますよね。あと、交流人口の拡大にもつながりますよね。1つの事業で5つぐらい成果を求められる、こういうような事業の展開というものがこれから必要なんじゃないかと思います。まさに一石五鳥です。こういうような考え方で基づいて施設整備とかも図るべきではないかなと私考えます。
整備するに当たって、よく民間資金の活用ということを市長は言われるんですけれども、例えば、水路を「○○建設の水辺」とか、道をつくったら「何とか商店の小道」とか、お茶畑のところをうまくやったら「何とか会社の茶畑」とか、ネーミング、売れるものは何でも売って資金にかえてやればそんなに財政的な負担もなくできるのでないかなと私は考えます。そこら辺、ちょっと前向きな調査研究もすべきであると思います。
次に、市民協働に関してなんですけれども、先ほど答弁いただいたもの、まさにそのとおりだなと、私も同じような考えです。ただ、行政としても何かかかわらなくてはならないというのは、今、皆さん、気持ちが熱く熱しています。熱い気持ちで一生懸命やっています。使命感というか、そういう気持ちの中で。少しぐらい不足しても、「では、私たちで何とかしましょう」ということで何とかなっているかもしれない。それがだんだん、「何とかしなければならないのですか」というような感じになってきてからでは遅いと思うんですよ。そうならないように、本当に難しいと思うんですけれども、かかわり過ぎてもだめだと思います。うまく言えば、見ないふりして見ているというか、そういうような距離感を持って、ある意味、積極的に、ある意味、一歩引いてかかわわるべきだと私は考えております。
以上、こういった私の考え方について、再度、ご答弁お願いいたします。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) まず、しんまちの活性化につきましては、昨年も同じように、先ほどご意見いただいたように、私は、やはりしんまちというのは富谷の原点、今回、開宿400年というもの、きょうこの場で言ったわけではなくて、市制施行の次のその段階で同時進行で、実は次の、ある意味、ポイントは開宿400年というものが一つの私はポイントだというふうに思っていましたし、そして、それを機会にやはり富谷の原点であるしんまちをしっかりと活性化させるという、発信をするということが重要だというふうに、施策として取り入れて考えてまいりました。
その一つが、いわゆる旧役場庁舎、ずっと15年間放置されていたままの手つかずの状態だったものを、地方創生の拠点整備交付金で全面改修をして、昨年7月1日にオープンして、まだ1年たたないわけですけれども、確実にあそこは、先ほど議員からもご意見あったように、まさに、少なくともあそこができただけで、かなり今いろいろな新たな人たち、しんまち以外の、いわゆるこれまでしんまちに足を運んでこなかった新興住宅地にお住まいの特に若い方々、今回、塾生が72名今いますけれども、富谷塾で出会った市内の若い、特に女性の方々が積極的にかかわってきて、子供を連れながら一緒にかかわってきていただいたり、あとは、その人たちのネットワークが逆に市外の人たちまで巻き込んで、今、毎週、本当に四、五十人、「はにかむ」のあれだけでも集まってきていたりとか、ほかにも民俗ギャラリー含めて、あとはシルバーさん、商工会関係、あらゆる機関、あとシェアオフィスの関係でいろいろな人たちが、少なくともこの7月1日以降だけでもかなり流れができたというふうに、私は大きな力になっているかというふうに思います。
ただ、議員がご意見あったように、まさに今は点でしかないと思います。点をいかに線にして、円に、丸に、面にしていくかというのがこれから大事な課題だというふうに思っておりますが、それはやはり、これから開宿400年という、そこを見据えた上で、これから時間をかけて進めていく。そのための今年度の、平成31年度、そして、来年度の2020年に私は確実につなげていくべきものだというふうに考えております。
今回、穀田三ノ関線ができることによって通過車両が減るかもという懸念がございましたが、私はそのことよりも、逆に、しんまちそのものがしっかりともう一回魅力を取り戻すことによって、しんまちを求めて人が来るような環境を、私は今回の開宿400年という一つのターニングポイント、一つの大きな節目を私は発信をして、それに向けて活性化を進めながら、しんまちを求めて、目指して来る人たちを確実にふやす施策を、市民の皆さん、取り組んでいきたいというふうに思っております。
あわせて、その一つの大きな魅力となるのが富ケ岡公園。2つ目の質問でございましたが、富ケ岡公園も私はそういう意味では引き付ける大きな一つの資源だというふうに思っておりますので、富ケ岡公園、今回、「はにかむ富谷」の人たちが富ケ岡公園の花いっぱい運動も最終的には取り組むということで、今、まず、梅林の再生から、次に富ケ岡公園の花いっぱい運動に取り組むという方向で今スタートしたわけでございますので、この市民の皆さんの動きとあわせて、行政も全面的に協力をしながら富ケ岡公園の整備も開宿400年にあわせて積極的に私は取り組んでいくべきと考えておりますので、そこもあわせて積極的に私は取り組んでいくべきと考えておりますので、そこもあわせて、取り組んでいきたいというふうに考えております。
また、3点目の新たな施設整備、これも今回、開宿400年記念事業という形で、今、国のほうにも地方創生の新たな新規事業で今申請の準備を進めておりまして、しっかりとこの開宿400年記念事業の一環として、TOMI⁺の次の新たな拠点整備、または既存の今残っている空き店舗だったり、空き家だったり、そういった部分の使えるものをさらに磨きをかける。もう一回、復活させることによって、しんまち全体の点を線にして、線から面にして、しんまちを訪れる人たちをふやしていき、富谷の新たな観光資源として私は生かしていきたいというふうに思っているところでございます。
そういった中では、先ほどいただいた清水屋さんの脇の、今、耕作放棄地になっているあの地域も、全体を見据えながら、あらゆる可能性を追い求めながら、検討していきたいというふうに思っております。
その上で、4点目の市民協働についてというご質問にお答えする形ですけれども、これを実現するには、やはり行政だけ旗を振っていても、やはりそれは限界があるわけで、いかに住民、市民の人たちと一緒に取り組んでいくか。まさにこれは市民協働の実現によって大きな力になっていくものというふうに思っております。
今、実際、熱い思いを持って、最近よく聞くのは、富谷ラブが多いよねというふうに、富谷を本当に思って活動している人たちが最近すごくいろいろなところで多いですよということを耳にするようになりました。それはやはり、そういったいろいろな活動に積極的に参加する人たちが、きっかけは小さいんですけれども、活動に参加したことによってだんだん富谷に対する思いが熱くなってそういった活動につながっているかと思っておりますので、その思いが冷めることなく、さらにみんなどんどん盛り上がっていく。やはり、活動してやはりそれが形になっていくことが、やはり市民活動にかかわっている人にとっては大きな力になるかと思います。
私自身、実際、青年団から始まって、30年以上、市民活動、あらゆる活動にかかわってきた一人として、やはり行政と市民活動の連携のあり方というのは十分に理解をしている一人だと思っておりますので、その市民活動に参加している市民の方々の思いを裏切ることなく、逆に、やりがいを持って、さらに強い思いで連携できるような環境づくりを、行政として、しっかりと足並みをそろえてやっていきたいというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 1番金子 透君。

○1番(金子 透君) それでは、2件、再質問させていただきます。
富谷の新町へ行こうという目的を持ってきていただけるようなまちづくり、これから第2弾、第3弾、副案、恐らく市長の腹の中というか、頭の中ではプランはある程度できているんでしょうけれども。できる、できないはちょっと置いておきまして、今度、穀田三ノ関線、供用開始になって新しい道路ができますね。今の新町は宮床鳥屋線という県道ですよね。何か、市独自に考えてやろうと思っても、県の許認可が必要だったり何だったりするとなかなか大変じゃないのかなと。
例えば、穀田三ノ関線が旧4号線まで行って、旧4号線、仙台のほうに向かっていって、宮床鳥屋線と合流するところがありますよね。あそこまで、県のほうで受け取っていただいて県道にして、今の新町の中を市道として交換するとか、なかなかいろいろ難しいところもあるんでしょうけれども、方法として可能か、不可能かは別として、そういう考えに基づいて調査して検証する、調査・研究するというのはうんと大切だと思うんですよね。そういった考え方で新たなものを生み出していくんだというスタンスで新町にも取り組んでいくべきだと考えております。その点、もう一度だけ、最後、お聞かせください。
それから、市民協働についてなんですけれども、いろいろなときに不足のものであったり、はっきり言えば、お金であったり、必ずというか、不測の事態がどこかで生じてくると思うんですね。行政が支援するとなったときに、誰が見ても、誰が聞いても、当然、支援は公金で支援するわけでありますから、これは応援してやって当然ですよね、間違いないですよねというものを市民の皆さんが共有できるような仕組みをつくってしっかりと支援していくべきでないかなと私は考えます。行政だけの目線で、この事業はよくて、この事業はだめでとかと、そういうようなふうな線引きをするのではなくて、市民の皆さんも巻き込んで、例えばわくわく市民会議の中で、プレゼンでも何でもいいんですけれども、こういう事業がいっぱいありますよと。年間、例えば3事業なり5事業を主として採択して、上限を幾らにして、期限をつけて財政的な支援をするとか、そういうふうな枠組みをつくらないと、先ほども言ったように、今、本当にみんな熱い気持ちで頑張っているんですね、若い人たちが。だんだん気持ち、熱いままで3年も5年も活動できるかというと、なかなか無理ですよね。だんだん、こういうふうになるのが、せっかく盛り上がった機運が何がしかでそうなったときに後に続く者がいない。堂々と公金を使って支援してやるんだと、胸を張って支援するんだという仕組みづくりを、市民協働の団体は既に動いています。私の耳に財政的な支援、市のほうで考えてくれればいいのにねというのは直接届いております。スピード感を持ってそういうような制度の枠組みをつくって、市民協働の考え方から、ふるさと富谷のため、地域のためやっている活動ですから、このくらい年間出しますという、胸を張って言えるような制度設計を急ぐべきと考えます。
以上、2点について、市長のお考えお聞かせください。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) まず、1点目の県道の部分に関しましては、今、富谷市は、副市長も来ていただいている関係もありますし、県と本当に常に日常的にいろいろな情報も共有させていただいておりまして、新町の道路につきましても、いわゆるほかの県道も含めてですけれども、いわゆる何かあれば、市道だから、県道だからというよりも、こういうことでこういうふうにしたいんですけれどもという話をすると、それは積極的にかかわっていただいております。逆に、県道であるからこそ県の予算でつけていただけるということもありますので、新町のあそこの通りの県道につきましても、かなり、この2年、3年前からいろいろな相談をさせていただいておりますので、その辺はしっかりと、県道だからということで、障害は全く、逆にそのことを生かしながらあそこの整備を有効に活用していきたいというふうに考えているところでございます。
2つ目の市民協働につきましてのいわゆる財政的な支援、私、やはり常に一番やっていけないのは個人の感覚だったり、感情だったりで、公金をこちらには出して、こちらには出さないという、市民の皆さんが見て、何であちらに出て、こちらに出ないんだろうという、これは絶対あってはいけないというふうに私は思っておりますので、誰が見ても公平に、公金でありますので、しっかりと誰が見ても当然のように必要な、これは当然だよねという、その仕組みづくりは大事だというふうに思っておりますので、そのルールづくりを早急に、今後、市民協働のルールづくりもあわせて行っていきますけれども、早急にそういったルールも適切、適時に行っていきたいというふうに思っております。
なお、私自身、毎回、市民活動、富谷塾以外でもいろいろな市民の皆さんの事業、行事には、極力ちょっとでも顔を出すようにして接するように日々努力をしております。そのことによって、いろいろな思いだったり、いろいろな相談もいただいておりますので、そのことを持ち帰って、すぐに担当課の人たちと共有しながら受けとめて対応できるようにはしているところでございます。

○議長(相澤 榮君) この際、午後2時10分まで休憩します。


午後 1時55分 休憩


午後 2時10分 再開

○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 本日最後でございます。よろしくお願いいたします。
私は、通告に従い3件、質問いたします。
1件目は、地区防災計画と備蓄について伺います。
東日本大震災から8年を迎えます。時の流れは早いと感じているところでございます。風化と風評に戦い続ける方々、避難生活者はいまだ5万人とも言われております。それでも、復興に力強く歩み出し、新たなインフラ整備やまちづくり、また文化交流も進みました。
「3月11日、あの日を忘れない」、その思いは、あらゆる防災の仕組みを根底から見直す機会になりました。そして、8年間の中で、防災計画の充実、市民協働の防災に向けた取り組みなどきめ細やかな組織づくりも拡充されました。
私は、今回、町内会や団体など地域で活動をする組織の地区防災計画について伺います。昨今の豪雨災害、台風、地震、火山噴火など自然災害の怖さを余りにも身近に感じ、先日の報道でも、今後、東北で起こり得る地震の確率なども発表され、ますます自助努力と共助が大切だと感じました。従来から、国の「防災基本計画」があり、自治体が立てる「地域防災計画」があります。それに加えて、町内会やマンション管理組合など地域コミュニティが防災時の避難方法などを立案する「地区防災計画」が東日本大震災の教訓から2014年に創設されています。
本市においては、自主防災組織として約30の行政区で災害に対する何らかの活動が実施されておりますが、本当にこれで住民の安全は確保できるのか。本市においても、豪雨のとき、避難所指定の会館周辺が浸水が激しくて、避難どころか、危険で外に出られないという状況も生まれました。団地では、ひとり暮らしの高齢者もふえ、ますます地区防災計画の重要性が指摘されますが、住民の声、情報が反映された計画になっているのか。自助・共助・公助と言われますが、自助努力7割、「自分の命は自分で守る」、共助2割、公助1割と言われる中で、自助、共助はいかに大事かということになります。その意識が実は身近にできる防災対策、家族防災会議や地域での地区防災計画につながり、公助の連携につながるからでございます。
富谷市の特異的な密集する団地形成、市外への勤務による人口の動向、子育て世代、高齢者世代の動きなど地区防災計画は非常に大事な取り組みであり、絵に描いた餅にならないように、住民の意識向上につながるように求めるものです。なぜなら、地区防災計画は地域のコミュニティで防災力を高める役割があるからです。
現在、災害時の乳児支援に液体ミルクの普及が進められています。新聞報道によりますと、災害が起きたとき、衛生管理が乏しく、消毒ができないなど課題もあり、液体ミルクの普及は赤ちゃんの命をつなぐ貴重な栄養源となります。
2016年4月に起きた熊本地震でフィンランドから液体ミルクが救援物資として届けられ、その必要性が認められました。昨年の西日本豪雨では東京都より海外からの緊急輸入体制の協定を生かして、岡山県や愛媛県に提供されました。しかし、北海道胆振東部地震では、救援物資として届けられても、受け取った自治体や被災者に知識がなく、不安や安全性などが指摘されました。正確な情報発信や乳児健診、防災フェスタなどで紹介するなど、ふだんから使いなれてもらうことが必要です。
以前から日本乳業協会や市民団体からの要望がある中で、2017年3月、厚労省の審議会で規格基準の策定に向けた議論がスタートして、昨年の8月に国内での製造・販売が解禁となりました。国内メーカーでは、今2つのメーカーでございますけれども、研究が進み、春ごろに液体ミルクが店頭に並ぶ見通しであると報じております。平常時でも常温で保管でき、手軽に簡単に授乳ができることから、育児ノイローゼ、例えば育児ケアについて、育児の手間の軽減や男性の育児参加を促す効果も期待できます。
東京の文京区では、全国に先駆けて避難所に国産液体ミルクを備蓄する方針を発表しております。本市でも防災備蓄にもぜひ加えていただくことを求めるものです。今後の液体ミルクの情報への取り組みや、また、さまざまな備蓄品の期限切れ間近なものについての取り扱い、備蓄品の管理についても伺います。
以上のことから、以下質問いたします。
1、町内会などで策定される地区防災計画の普及状況を伺います。
2、地域コミュニティが主体的に取り組み、公助の仕組みと連携させることで実効性が高まると考えますが、見解を伺います。
3、災害発生時は近隣住民の情報などが有効であり、要支援者への対応について、避難誘導、生活、医療支援など計画の進捗状況を伺います。
4、個人情報の扱いと情報伝達の課題を伺います。
5、福祉避難所の取り組みについて伺います。
6、災害時に赤ちゃんへの液体ミルクの普及が進められていますが、自治体などで知識が浅く、昨年の被災地では救援物資として届けられても活用されないという現実がありました。液体ミルクの知識、啓発も必要と考えますが、見解を伺います。
7、期限切れ間近の備蓄品の取り扱いと今後の備蓄品の管理について伺います。
8、災害支援協定を締結している企業等をお伺いいたします。
2件目の質問として、期日前投票宣誓書と18歳選挙権周知についてお伺いをいたします。
ことしは選挙イヤーと言われていますが、富谷市においても今後3件の選挙が行われます。近年、全国的にも期日前投票の投票率が増加傾向にあります。富谷市は人口増加で投票所をふやしております。
期日前投票の場合は、本庁での投票になるわけですが、前回の期日前投票者数は2,500人を超えております。投票所で宣誓書に記載をしてから投票する流れになっておりますが、県内の他の自治体でも入場券の裏面に宣誓書が印刷してあり、事前に自宅で記入するなどしてスムーズな対応を図っております。
また、高齢者や障がい者、初めて期日前投票をされた方からは、「受付で緊張する。嫌だね。待たされるしね」などの声も受けました。また、家族人数分のはがきを封書で郵送されている自治体もありますが、なるべくスムーズなシステムで対応できる取り組みを求めるものです。
そして、18歳の選挙権が執行されていますが、対象者への周知など、どのような啓発をされているのか、お伺いをいたします。
1、期日前投票宣誓書の入場はがき記載についてお伺いいたします。
2、入場券を家庭単位で封書送付し対応しているところもありますが、見解をお伺いいたします。
3、高齢者・障がい者への配慮についての対応をお伺いいたします。
4、18歳の選挙権対象者への周知はどのように啓発をされているのか、お伺いをいたします。
3件目の質問は待機児童についての支援についてでございます。
私は、前回の平成30年第4回定例会でも質問いたしましたが、子育て世代の多い環境では待機児童の支援は厳しい状況にあるのではないかと思われます。昨年4月1日に待機児童ゼロ宣言がなされました。しかしながら、その後は、なかなか厳しく、住民からも「全然あきがない」などの声も聞かれ、申請だけはなるべく早く行ったほうがいいのではないでしょうかと、お話もさせていただきました。
ことしは厳しい状況であると市長の挨拶の中でもありましたし、努力をされていることも伺いました。全国的にも待機児童の問題は喫緊の重要課題として取り上げられ、国の施策でも保育の受け皿の拡充や保育士人材確保に賃金の引き上げなど盛り込まれております。
本市においても、認定こども園の開所や民間への移行など、将来的な施策も計画されておりますし、子育て支援の拡充に理解もいたします。その上で、今後の支援体制も保育士確保の処遇改善手当や施設整備など、待機児童問題にどのような取り組みをされているのか、今後の状況についてお伺いをいたします。
1、待機児童の状況について伺います。
2、保育士確保の処遇改善手当は必要ではないですか。
以上でございます。

○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの浅野直子議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1の地区防災計画と備蓄についての問い1でございます。地区防災計画につきましては、災害対策基本法の一部が改正され、平成26年4月1日より施行されたもので、現在のところ、富谷市地域防災計画に定めているものはございません。また、宮城県の地区防災計画の策定状況等調査によると、県内では1市が策定している状況であります。
なお、自主防災組織がつくる自主防災マニュアル、自主防災実施要綱などの自主防災計画につきましては、自主防災組織を設置していただいている25団体、31町内会において策定していただいております。
問い2、議員ご指摘のとおり、市では自助・共助・公助の連携が大切と考えており、富谷市地域防災計画第1章総則の第1節計画の目的と構成の中で、自助・共助・公助が適切に役割分担されている防災協働社会の形成による減災の観点に立ち、防災・減災体制を推進することとしております。
問い3、避難行動要支援者に対する計画の進捗状況につきましては、平成27年度に避難行動要支援者名簿を作成し、民生委員・児童委員の協力のもと毎年更新しており、総合防災訓練においても、名簿を活用し運用につなげているところでございます。
また、避難行動要支援者名簿のうち、避難するときに一人では避難できず、どなたかの協力が必要である方につきましては、昨年度において、市、行政区長、民生委員・児童委員の三者で協議をし、個別計画を作成をいたしました。この個別計画には避難支援者、避難情報伝達者、避難場所や避難経路、避難誘導手段、避難支援体制等を記載しております。また、有事の際に活用していただくために、行政区長、民生委員・児童委員、支援者に配付しております。
なお、今後も定期的に更新作業を含め、三者間で情報交換し、個別計画の有効性を高めてまいりたいと考えております。
また、医療機器を必要とする在宅酸素療法や人口呼吸器装着等、難病の方々につきましては、障がい担当の地域福祉課で把握し、名簿を作成しております。運用に当たりましては、平時から当事者やその家族と連絡をとり合い、有用な情報を提供するとともに、有事の際は、必要な支援を市が直接行うこととしております。
問い4でございます。個人情報の扱いと情報伝達の課題につきましては、避難行動要支援者名簿登録の際においては、災害対策基本法に基づき、本人の同意を得て町内会長、民生委員・児童委員、富谷市社会福祉協議会、黒川消防署に提供し、情報の共有を行っております。
名簿情報の提供を受けた者に守秘義務を課すとともに、情報の漏えい防止に細心の注意を払っているところであります。
また、情報伝達の課題としては、避難行動要支援者名簿及び個別計画に関し、町内会を初めとする避難支援関係者との情報の共有と連携、名簿の取り扱い等に関する認識の徹底等が挙げられます。
問い5、福祉避難所につきましては、平成25年12月に市内及び近隣で高齢者施設等を運営している7法人と災害時における要支援者の緊急受け入れに関する災害協定を締結いたしました。その後、平成28年1月に市内の老人保健施設が廃止になったことから、現在は6法人となっております。また、毎年、要支援者の緊急受け入れ可能人数の照会を行いまして、最新の受け入れ可能人数を確認しております。
今後は、市内に新たに設置された高齢者施設とも協定を結び、受け入れ施設の拡充に努めてまいりたいと考えております。
問い6、液体ミルクにつきましては、議員ご指摘のとおり、地震や豪雨災害などの大規模な災害時に支援物資として提供されたものの有効活用されなかったケースがあるようでございます。今後、本市で提供を受けることがある場合には、平時から周知、啓発に努め、有効活用ができるようにしてまいります。
なお、液体ミルクにつきましては、昨年8月8日から乳及び乳製品の成分規格等に関する省令などが改正施行され、輸入液体ミルクの販売が可能になるとともに、国内においても赤ちゃん用の液体ミルク製造や販売が解禁になったところでございます。本年1月31日には、株式会社明治、江崎グリコ株式会社が液体ミルクの製造承認を取得しております。このように、国内メーカーによる製品化が始まったことにより、より身近なものとして認知されるものと期待しております。
今後、市といたしましても、乳児健診等の際、乳児用のミルクの一つとして周知してまいりたいと考えております。
問い7、期限切れ間近の備蓄品の取り扱いにつきましては、協定しておりますフードバンク等と協議をしながら有効な活用に努めております。
なお、本市といたしましては、富谷市食料備蓄計画等に基づき、備蓄品の管理を行うとともに、各種事業者、団体等との応援協定を積極的に進めることとしております。
問い8、災害支援協定を締結している企業等については、災害時における水道応援、物資調達、燃料供給、輸送、放送、備蓄食料の有効活用など、現時点で約63団体、47件の協定を締結しております。
質問件名2につきましては、後ほど選挙管理委員会より答弁をさせていただきます。
続きまして、質問件名3、待機児童支援についての問い1でございます。待機児童の状況につきましては、2月末現在で36名のお子様が入所先未確定となっております。大変厳しい状況ではありますが、引き続き、関係機関と連携を密にし、待機児童ゼロの継続に最大限努めてまいりたいと考えております。
問い2、現在、私立の認可保育所に勤務されている保育士の処遇改善につきましては、国・県、市が負担し、保育所運営に要する費用の中に組み込んで手当てしているところでございます。さらに市独自による上乗せとなると、近隣自治体との兼ね合いや財政的な面もあり、慎重な検討が必要と考えております。
なお、保育士確保時の処遇改善につきましては、宮城県が県社会福祉協議会に委託して行っている就学資金貸し付けや再就職準備金貸し付け事業がございます。どちらも一定期間、県内の保育所に勤務すれば返済は不要となりますので、新たに保育士を目指す場合や、いわゆる潜在保育士の方々に周知を図り、利活用の啓発をしていきたいと考えております。
以上です。

○議長(相澤 榮君) 次に、選挙管理委員会書記長。

○選挙管理委員会書記長(神田能成君) 質問件名2の期日前投票宣誓書と18歳選挙権周知につきまして、ご答弁をさせていただきます。
問い1でございます。入場券への期日前投票宣誓書の記載につきましては、投票環境改善の一つとの手段であることは認識してございます。このことから、これまで県内の市で構成いたします宮城県都市選挙管理委員会連合会等におきまして情報収集し検討を行ってきたところでございます。検討を重ねた結果、入場券への期日前投票宣誓書記載はスムーズな入場が可能となるなど、投票環境の向上図る有効な方策であることから、今後は期日前投票宣誓書を加えた入場券に改善をしてまいります。
問い2の入場券を家族単位で封書送付し対応しているところもありますが、見解をにつきましては、本市の入場券の形式につきましては、現在、個人単位での発送としているところでございますが、世帯単位で発送している自治体があることは承知しているところでございます。世帯単位での発送につきましては、郵便料金負担軽減というメリットがある一方、世帯で一斉に投票しない場合に混乱が生じることも多いなどにより、世帯単位から個人単位での発送に戻している自治体も見受けられるところでございます。投票につきましては、個人一人一人の権利であることから、経済性を超えた慎重な対応が必要であるものと認識してございます。このことにより、個人ごとでの発送を今後とも継続してまいりたいと考えてございます。
問い3の高齢者・障がい者への配慮についての対応につきましては、体が不自由で字を書くことが困難な方につきましては、投票所従事職員の補助による代理投票による対応をしてございます。また、投票所には車椅子を配備するとともに車椅子用記載所の設置や点字投票用紙の交付など、高齢者や障がい者でも円滑な投票ができるよう、投票環境に配慮しているところでございます。
今後とも、高齢者並びに障がい者への配慮を徹底し、良好な投票環境に努めてまいりたいと思います。
問い4の18歳選挙権対象者への周知はどのように啓発されているかにつきましては、平成27年6月19日に公職選挙法の一部を改正する法律が公布され、18歳選挙権が適用されてからこれまで既に4回の選挙が実施されたところでございます。この間、広報とみやによる周知、ポスターの掲示、町内会への回覧等を実施をし、啓発を行ったほか、毎年、富谷高等学校におきまして新しい有権者のための選挙出前講座を行うなど、対象者への周知を図ってございます。
今後とも、投票率向上に向けた啓発活動を行ってまいりたいと思います。
以上でございます。

○議長(相澤 榮君) これより浅野直子君の質問は一問一答により行います。13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) まず、地区防災については、地域防災の中にあって県内では1カ所しかつくっていないということで、富谷市においては自主防災として活動しているというようなことのご答弁なんですけれども、やはり行政区、46あるわけなんですけれども、今、31のところで自主防災等の組織があるということでございました。防災という観点からいきますと、やはり、行政区全てにおいてこのことはつくらなければいけないと、その意識がやっぱり高く持たなければいけないと、こういう認識でございますけれども、このことについて、ご答弁を求めたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) それでは、議員の質問に対してご回答させていただきます。
市のほうとしても大切と考えておりまして、全町内会設置に向けてということでこれからも推進していきたいというふうに考えてございます。

○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) ぜひ、そのような取り組みをお願いしたいと思います。
実は、阪神淡路大震災のときも、倒壊家屋から救出をされた方々の統計を見ますと、8割の方、その方々の命を救ったのは近隣の方々なんですね。消防とかは違うんです。2万7,000人の方々が救出されておりまして、消防とかの救出によるのは8,000人だったということでございました。およそ8割の方々が近隣の住民の方々の救出により命が救われたということでございました。
こういうことからも見ますと、やはり地域防災という、地区防災という富谷市では自主防災だったりということなんですけれども、そういったことというのは物すごく大事なことではないかと思います。
改めて、こういったことの発信というものをどのようになさるのか、お伺いをしたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) 私のほうも大切と考えておりまして、行政区長会議、そういったところでもお話をしておりますし、防災訓練、そういったときに参加していただいている自主防災町内会につきましては、安否確認、そういったものもぜひ取り入れてということで、そういった推進もしておりますので、そういったものを踏まえながら、全ての町内会にということで、形は違うかもしれませんけれども、自主防災組織というような自主活動、そういったものは推進していきたいというふうに思っております。

○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 防災では、自分の命を自分で守る、まずこれは基本なんですね。その意識が高ければ、家族の防災会議というものができるわけなんです、実は、みんなが。市民の皆さんが自分の命は自分で守るよという意識が高ければ、自分の家族の中で、じゃあ、もし災害が起きたときはどうする、こうするということの会議もできますし、意思決定もできますし、情報の共有もできます。そういったことが基本だと思うんですね。
ですので、先ほど、自助努力ということを論旨の中で述べさせていただいたんですが、この自助努力のところが、やはり実は自主防災につながる、そこの原点ではないかと思うんですね。そういったことも踏まえて、やはり意識、家族で話ができるような体制も行政のほうに、町内会さんのほうに、お話をどんどんしていくような、そういった、やはりシステムだったり、そういった何かの役員会、総会のときにでも、そういった話がどんどん出るような形をとっていただきたいと思うのですけれども、こういったことについてのご見解を求めたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) 市制の記念の防災タウンページということで、電話加入等の方に全世帯に配布させていただいておりまして、そういった中にも、防災のとき、このような形で動いてくださいというようなものを市民向けに一応啓発としてしております。
なお、やはり、議員さんのおっしゃるとおり、自分の身は自分で守るというところが基本となりますので、ぜひそれは市のほうとしても推進していきたいというふうに思っております。

○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 町内会なので自主防災計画があるわけなんですけれども、これの計画といいますか、そういったものについては、その地域の方々の子供だったり、高齢者だったり、市民の方々の声というのは反映されているというふうにご認識をされておりますでしょうか。そこのところをお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) 各地区で作成はしていただいているところで、毎回、防災訓練とかをやっていただいていたりしておりますので、その中で、毎年、その地区ごとにいい方向に見直しをしていただいているものと、こちらとしては考えているところでございます。

○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 当然、それは、見直しは毎年、毎年、やっていかなければならないと思います。災害、社会情勢においては当然のことだと思うんですけれども、そうではなくて、そのもの自体、最初となる部分においては、市民の声というものは反映されているのか。例えば、今成田のほうでは中学生を中心にした防災の取り組み等がありますけれども、やはりその地区、地区によっては高齢者の世帯が多かったり、さまざま団地によっては全然違ってきますよね。なので、そういったことについて、市民の声というのはしっかりとそこに反映されていると思われますか。そして、見直しがされていると思われますか。そこの原点のところ、基本になるところというのはどのような取り組みになっているのか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) 地区の計画につきましては、相談を受けたところについては私たちも入っておりますけれども、多くは地区のほうで役員さんとかいろいろ集まっていただいてつくっていただいて、今現在ございますので、そういった意味では、地区の皆さん、どこまでかというと、私のほうで把握はしておりませんけれども、入った中での計画としてなっているものと認識はしております。

○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 市長に答弁をお願いしたいのですが、やはり、防災についてはこれは本当に防災づくりができているところはまちづくりもしっかりとした安全ができておりますので、ここは基本だと思います。わくわく市民会議等でもこういった防災について、前にもあったんですけれども、やはり毎年、このわくわく市民会議でも防災についてはやっぱり取り上げていただいて、市民の声を吸い上げていただいて、そういうふうな計画づくりをしていただければと思うのですけれども、市長の見解を求めたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 先ほど来、課長も答弁していますように、市といたしましても、地域防災組織というのは重要な役割を担っていただいて、今も担っていただいておりますし、その辺やっぱり全ての町内会で、やはり地区防災組織が必要だというふうに認識しておりますので、その設立に向けて、体制づくりに向けて、全力で取り組んでいきたいというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) ハザードマップの作成についてなんですけれども、このハザードマップについては、消防、さまざまなところで意見をすり合わせて、また、地域の実情を合わせたつくりとなっていると思うんですけれども、このハザードマップをつくるに当たって、やはり、町内会でこの取り組みといいますか、こういうハザードマップも町内会でみんなで意見を出し合ってつくったらいかがですかとか、そういった提案というのはされているのか、お伺いをいたします。

○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) ハザードマップというか、危険箇所マップ、要はブロック塀があるとかそういうものについては、各町内会のほうで手がけていただいているかとは思っております。PTAとかそういったところで危険箇所のマップとかもあるかと思います。市のほうでいうハザードマップについては、要は土砂災害だったり、水防だったりというふうになると、またこれは町内会の意見というか、それよりは土砂災害であれば県の指定、そういった部分になりますし、水防であれば県・国の管理の計画というか、そういうハザードマップになりますので、県のハザードマップについては、ことし5月、6月あたりに発表というところもありますので、そういったもの注視しながら確認をしてまいりたいというふうに思っております。

○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) そうなんです。ハザードマップとなってくると、そういうふうに大きく、自治体だったり、さまざまなところがなってくるわけなんですが、私の言うハザードマップというのは、地区のハザードマップとして、それは危険箇所だったり、そうかもしれませんが、じゃあ、防災のとき、災害が起きたときにどのようなルートで避難をしていくのか。だけれども、このルートを通ったらここには道路が細くなっていて、側溝もあって、ここは危険ですよとか、そういった住民が、そこに住んでいる方々が一番わかる、危険箇所がわかる。そして、避難するのにはこのようなルートが一番いいだろうという、安全がわかる。そういうふうに、ハザードマップというのは生かされなければハザードマップではないんです。ですので、やはりそこのところは地区で、町内会でつくるハザードマップとしての取り組み、その作成についてもっと啓発をしていただければと思うんですけれども、そこら辺のことについては、再度、お伺いをしたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) 議員のお話のとおり、啓発に努めたいと思っています。
なお、県の防災養成講習のほうを受けた方については、その知識というか、講習の中に、そういったもののつくり方、そういったものも入っておりますので、各地区のほうで受けている方もいるかと思いますので、そういったものもお知らせをしながらしていきたいというふうに思っております。

○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 講習を受けた方、存じております。生かされなければ何にもならないわけなんですね。そういった生かされるもの、しっかりとそれが生かして安全につながるもの、そうでなければいけないと思います。ですので、やはり、地区でそういう方がいらっしゃるといっても、やはり、いろいろな形でもっと基盤となるところをしっかりと押さえたつくりというものをやっぱり求めたいと思いますけれども、再度、お伺いをいたします。

○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) 繰り返しにはなりますけれども、必要とは思いますので、周知のほうを図ってまいりたいというふうに思います。

○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) よろしくお願いいたします。
熊本地震では、ペットなどの避難において、車中泊が多かったとお伺いしております。そして、やはりエコノミークラス症候群になられた方も多くて、やっぱり車中泊というのはよくないというふうな認識でございました。このペットを飼っていらっしゃる方々の避難誘導、この指示については、執行部としてはどのような対応をとっていらっしゃるのか、お伺いをしたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) やはり、ペットというのは、アレルギーを持っている方がいたり、いろいろというところもございますので、やはり課題の一つということでは認識はしておりますけれども、これでどうするというところまではまだいっていないところでございます。そういう回答で申しわけございませんけれども、よろしくお願いします。

○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 今、富谷市内でもペットを飼っていらっしゃる方が大変多うございます。本当に被災になったときにペットと離れられないという方が大変多うございました。それで車中泊になったわけなんですね。ましてや、避難所ではペットは飼えないというようなこともございます。ですので、避難所においては特別にそういった場所を設けるとか、そういった対策をとったところもたくさんございました。また、さまざまペットを飼っていらっしゃる方々には、餌等、また、しつけ等の指示もしておりました。災害が起きてからでは困るんですね。やはり事前の備えというものが一番大事かと思います。再度、このペットを飼っていらっしゃる方々への災害時の対応についてもう少し真剣に取り組んでいただければと思いますけれども、このことについて、再度、お伺いをいたします。

○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) 繰り返しにはなりますけれども、施設、そういった、例えば体育館一つの中でどういうふうにとか、いろいろその施設、施設でいろいろな対応は出てくるかと思いますので、その辺は今後の課題とさせていただきたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 2016年から高齢者、乳幼児、妊婦、病弱者、外国人旅行者など、こういった方々のことを災害時要配慮者と呼ぶようになりました。このような方々、要支援者については当然できているわけなんですけれども、こういった要配慮者と言われる方々についての対応についてはどのようになっているのか、お伺いをしたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) 法令改正で、要配慮者と要支援者の名前が法令でたしか変わったと私認識しているんですけれども、呼び名として、今までやっていたのが改正とともに変わったということではなかったかと思うんですけれども。よろしくお願いします。

○議長(相澤 榮君) 保健福祉部長。

○保健福祉部長(奥山育男君) ただいま議員のほうからお話ありました要配慮者、これは災害対策基本法の8条の2ということで、避難行動要支援者の方とはまた別に定義されております。要配慮者への対応でございますが、まずは、要配慮者のうち、その中でも避難行動が大変な方、いわゆる同じ高齢者といいながらも障がいの程度とかもいろいろあると思います。そういったところから、今は、避難行動要支援者に対する避難の計画についてはこちらのほうでいろいろ進めておりますが、その上の要配慮者となりますと、範囲が余りにも広いので、そちらのほうにはまだ手をつけている状況ではございません。

○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 今後の取り組みとして求めたいと思いますけれども、要支援者について、行動マニュアル等さまざま、名簿等の作成があったわけなんですけれども、これをつくるに当たりまして課題になったことというのはあったでしょうか、お伺いをいたします。

○議長(相澤 榮君) 保健福祉部次長。

○保健福祉部次長(中山高子君) 要支援者の個別計画につきましては、29年度に民生委員・児童委員と行政区長、あと市の三者で協議をいたしまして、個別計画を初めて作成したわけでございますが、やはりその中で課題となりましたのは、高齢化率の進んでいる地区におきましては、その協力する方、実際に避難できない方の協力者をどうやって見つけるかというところが一番大きな課題となったところでございます。

○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) このことについて、やはり出てくる言葉が個人情報ということだと思うんですね。個人情報のしっかりした取り決めというのはあると思うんですけれども、しかしながら、この個人情報があえてまた支援を妨げるという場合もございます。こういったところについて、大変難しいところだと思うんですけれども、じゃあ、どこまでおろすのかということになります。こういったことについて、やはり、再度、毎回、見直しをかけていかれるわけなんですけれども。今、民生委員さん、あと町内会長だったりというところがしっかりとそこは把握していると思うんですけれども。ただ、やはりその方々が、じゃあ、常にいらっしゃるかというとそうではないというようなことも出てまいります。こういった要支援者の名簿についての、個人情報についての取り決め、取り組みというのは、さらなる拡充と言ったらいいのでしょうか、その取り組みをもっと地域の皆さんの1人に対する人数の、支援者が1人ではだめだから、何人か必要になってきますけれども、そういったこと。高齢化も進んでいく。そこのところについてはもっと進んで検討されているのか。どういうふうなことが一番望まれるのかということについては、どうお考えになっていらっしゃるのか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 保健福祉部長。

○保健福祉部長(奥山育男君) ただいまの議員のお話の件なんですけれども、避難行動要支援者名簿という、初めの名簿については、今のような情報も、支援者名もお一人とか、そういったところのレベルなんですけれども、さらに進んだ個別計画、本当に他人の手をかりないと避難できない、そういった方については、複数名の要支援をしてくださる方のリストアップも本人の同意を得ながらいただいて、私のほうで台帳を整備しております。ただ、個人情報のほうの関係がありますので、いろいろとそれも法律に基づいて運用を徹底してございますので、その辺でご理解いただきたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 町内会に入っていらっしゃる方々の情報というのはすぐわかるわけなんですけれども、入っていらっしゃらない方々についての情報というのはどのように把握をし、また、どのような支援ができるか。ここのところをお伺いをしたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 保健福祉部次長。

○保健福祉部次長(中山高子君) 町内会の未加入者につきましても、要支援者の行動の名簿とか、個別計画につきましては、把握していくような形で民生委員さんとかから訪問していただいて、1つのリストにつくっていくというふうな形になってございます。

○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 福祉避難所についてなんですけれども、先ほど、市長の答弁の中で、今6法人というところでの契約というふうな形になっているということでございました。この6法人につきまして、何施設あるのか。これは6法人で6ということではないですよね。6法人、1つの法人が幾つも施設を持っているわけなんですけれども、その6法人で幾つの施設が福祉避難所になっているのか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 保健福祉部次長。

○保健福祉部次長(中山高子君) 30年10月1日現在で、6法人、16施設というふうな形になってございます。

○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) これでこの富谷市の今さまざまな要支援と言われる方々については間に合うという認識でよろしかったでしょうか、お伺いをいたします。

○議長(相澤 榮君) 保健福祉部次長。

○保健福祉部次長(中山高子君) 避難行動要支援者名簿の中から、福祉避難所を希望されている方が53名ほどおりまして、その方々をどこの16施設のところにマッチングさせるかというところの優先順位というのはちょっとまだしていないところでございますし、まだ福祉避難所につきましても、もっと協定を締結して拡充していかなければいけないものと考えております。

○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 液体ミルクについてお伺いいたします。先ほど啓発をしていただけるという回答をいただきました。本当にこの液体ミルクは大変有効でございまして、ましてや、国産となりますと、しっかりとした対応ができるわけなんですね。この啓発につきましては、ぜひ、「とみここ」だったり、また、今本当にさまざまTOMI⁺だったり、人の集まるところに商品を置いていただいて、手に入りましたら、商品を置いていただいて、こういったものが防災として、防災備蓄でもありますし、またふだんでも使えますよというような啓発になるような取り組みをお願いしたいと思いますけれども、そのことについてお伺いをいたします。

○議長(相澤 榮君) 保健福祉部長。

○保健福祉部長(奥山育男君) 液体ミルク、先ほど議員からご指摘いただいたとおり、災害備蓄用として、製造・販売の解禁の後、ことしになって、先日、ある新聞のほうにも、政府のほうで災害時に必要な物資の1つとして位置づけられたということもございます。そんなことも踏まえながら、今お話しいただいたような、「とみここ」を拠点としています子育て支援事業とか、妊産婦支援事業とか、そういったところで機会を捉えながら周知・啓発に努めていきたいと思っております。

○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 食品ロスの観点から、備蓄品についての、喫緊、賞味期限間近な消費については、フードバンク等を経由して支援を行っているというような回答をいただきました。この備蓄品につきまして、買いかえの時期にはなったかと思いましたし、また、いろいろなさまざまなところで協定を結んでいただいておりますので、本当に前向きな取り組みだったなと思っておりますが、備蓄について、1人分の3食の3日分というような、例えばそういった規定というのはあるかどうか。例えば、避難したときに、1人分確保するのに3日分の食料品が必要だというようなことがあるんですけれども、こういったものはしっかりと協定を結んだ中でも確保できるのかというところをお伺いしたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) 備蓄品と、あと協定ということで、生協、あとコストコさんとか、パンをいっぱいつくっておりますので、そういったところで、何万食というところでありますので、あとは近くにパン屋さん、製造しているところもございますので、そういったところと協定をしておりますので、連携を密にしながら対応できるようにというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 次の2件目に移りたいと思います。
大変、期日前の宣誓書につきましては、前向きな回答をいただきまして大変にありがとうございました。高齢者、障がい者の配慮についてのことにつきましても、テーブル等を低くしたりとか、さまざま支援をしていらっしゃるということでございました。投票所におきましては、これが全ての投票所でそのような支援が行われているという認識でよろしかったでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 選挙管理委員会書記長。

○選挙管理委員会書記長(神田能成君) そのとおりでございます。

○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 続きまして、待機児童についてでございます。
待機児童36人ということでお伺いをいたしました。でも、その期間、本当にさまざまな取り組みがあったということも大変承知をしておりますし、やはり、申請の時期というものもあったんだろうと思います。今後、やはり待機児童はふえるものだという認識ではおりますけれども、このことについて、今後ふえることについて、また、どのような支援していかれるのか。保育士等の賃金の手当ては今のところはないというようなことでございましたけれども、待機児童についての対応を求めたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 市内にある大きめの認可外施設も今年度で閉園するということで、そちらに入っていたお子さんも今年度はちょっとこちらのほうに申し込まれたということで、ことしの申し込み数が多かったのかなと思っております。来年度に関しましては、今のところ、当初予算等は組んでいませんので、小規模保育所等を建てるのかどうかということを検討するという段階にあるかなというふうに思っております。

○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 最後の質問になります。
やはり、子育て世代が大変多うございますこの本市でございますので、ぜひ待機児童問題につきましてはさまざまな施策を取り入れて改善に向けた取り組みをお願いしたいと思いますけれども、再度、このことについての見解を求めます。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 今年度、来年度、31年度、まだこれからも力は尽くしていくところですが、またさらに再来年度に向けてもゼロになるよう力を尽くしていきたいと思っております。

○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 市長の答弁も求めたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) この待機児童問題、私も就任したときに大きな課題として捉えまして、3年間で待機児童何とかゼロを達成することができたわけでございますが、それがまた2年目、継続するために努力してまいりましたが、大変今厳しい状況でございます。その背景には、これまでも説明していますが、いわゆる施設としては十分に受け入れられる施設の整備は終わったんですけれども、済んだんですけれども、ただ、それを受け入れるためのいわゆる保育士が不足しているというのが今最大の課題でございまして、保育士確保に向けて、今もまだ継続して努力しております。この36名を何とかゼロに近づけられるように今努力をしているところでございます。万が一、ことし、そのことが達成できないとしても、来年度、また、今後も引き続きゼロ継続に向けて、施設の整備も含めて、あらゆる施策を取り入れながら努力をしていきたいというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) これをもちまして本日の一般質問を終わります。
これで本日の日程は全て終了しました。
本日はこれにて散会いたします。
お疲れさまでした。


午後 3時04分 散会

平成31年第1回定例会議事録(第4号)

平成31年3月6日(水曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 金 子 透 君
  • 2番 青 柳 信 義 君
  • 3番 若 生 英 俊 君
  • 4番 長谷川 る 美 君
  • 5番 畑 山 和 晴 君
  • 6番 齊 藤 秀 行 君
  • 7番 藤 原 峻 君
  • 8番 佐 藤 聖 子 君
  • 9番 浅 野 武 志 君
  • 10番 西 田 嘉 博 君
  • 11番 菅 原 福 治 君
  • 12番 出 川 博 一 君
  • 13番 浅 野 直 子 君
  • 14番 高 橋 正 俊 君
  • 15番 佐 藤 克 彦 君
  • 16番 山 路 清 一 君
  • 17番 渡 邊 俊 一 君
  • 18番 浅 野 幹 雄 君
  • 19番 安 住 稔 幸 君
  • 20番 相 澤 榮 君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 市長 若 生 裕 俊 君
  • 副市長 高 橋 義 広 君
  • 企画部長 種 市 優 君
  • 総務部長 山 田 豊 君
  • 市民生活部長 吉 田 尚 樹 君
  • 保健福祉部長 奥 山 育 男 君
  • 経済産業部長 荒 谷 敏 君
  • 建設部長 伊 藤 正 君
  • 企画部企画政策課長 松 原 誠 君
  • 企画部財政課長 高 橋 弘 勝 君
  • 総務部総務課長兼情報化推進室長 神 田 能 成 君
  • 市民生活部市民課長兼東向陽台出張所長兼富ケ丘出張所長兼あけの平出張所長兼日吉台出張所長兼成田出張所長 渡 邊 美智子 君
  • 市民生活部税務課長 泉 川 潤 哉 君
  • 保健福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセンター子育てサロン所長 星 英 樹 君
  • 経済産業部産業観光課長 鴇 幸 浩 君
  • 建設部都市計画課長 高 田 浩 幸 君
  • 水道事業上下水道課長(建設部上下水道課長) 浅 場 悟 君
  • 企画部企画政策課参事兼交通政策推進室長 近 藤 正 範 君
  • 教育部長 佐 藤 英 樹 君
  • 教育部教育総務課長 渡 邉 正 弘 君
  • 教育部学校教育課長 相 澤 美 和 君
  • 教育部生涯学習課長兼総合運動場所長兼民俗ギャラリー館長兼図書館開館準備室長 小 山 温 君

事務局職員出席者

  • 事務局長 富 澤 裕
  • 次長 高 橋 直 美
  • 主事 伊 藤 亨 太

議事日程 第4号

平成31年3月6日(水曜日) 午前10時00分 開会

日程1 会議録署名議員の指名
日程2 一般質問 8番 佐 藤 聖 子 議員
1 学校給食の民間委託方針を問う
2 子どもと保護者が安心できる施策を問う
9番 浅 野 武 志 議員
1 富谷宿・しんまち地区活性化について
3番 若 生 英 俊 議員
1 新たな軸となる基幹公共交通の実現可能性を問う
2 出張所のあり方の検討について
14番 高 橋 正 俊 議員
1 成田せせらぎ公園の今後の維持管理について
2 市が所有している土地の有効活用について
4番 長 谷 川 る 美 議員
1 放課後児童クラブと放課後こども教室について

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり 午前10時00分 開会

○議長(相澤 榮君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
本日、菅原教育長より本会議欠席の届け出がありますので、報告いたします。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。


日程第1 会議録署名議員の指名

○議長(相澤 榮君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、10番西田嘉博君、11番菅原福治君の2名を指名いたします。


日程第2 一般質問

○議長(相澤 榮君) 日程第2、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) おはようございます。
まず初めに、若生裕俊市長の2期目の市政を担うことに祝意を申し上げたいと思います。市民は、行政サービスの向上を願っています。地方自治体の本旨である福祉の増進に向けた取り組みを期待いたします。
早速、質問に入ります。
第1問目として、学校給食の調理部門の民間委託方針についてお尋ねいたします。
富谷市学校給食センター調理業務等民間委託の基本方針が出され、平成32年4月を目途に実施するとあります。基本方針に、「学校給食は、児童及び生徒の心身の健全な発達に資するもの、食に関する正しい理解と適切な判断力を養う上で重要な役割を果たす。学校給食及び学校給食を活用した食に関する指導を行う。学校給食の普及及び食育の推進を図ること目的にしている」とあります。
さらに、学校給食の実施主体の記述があり、「学校給食の実施主体者は、学校の設置者たる市町村です」(学校給食法の第4条)とあります。続けて、学校給食の実施に必要な施設運営費、人件費等の経費は学校設置者の負担とされ、食材費等は児童生徒の保護者負担とすることが定められているとしています。これは学校給食法の第11条です。
さらに、基本方針は、「したがって、民間委託とは、いわゆる「民営化」ではなく、市の責任と主体性のもと、学校給食センターの調理等の一部業務を民間企業などへ委託して行うものです」と結んでいます。要は、学校給食の実施主体は富谷市だから、富谷市の責任と主体性のもとであれば委託しても構わないとするものです。
基本方針は、富谷市学校給食センターの民間委託は、行政改革基本方針の対象になっていることなどを理由に挙げ、文部科学省は「一定の条件のもと、地域の実情に応じた適切な方法により運営の合理化を推進する」と示して、県内の学校給食調理業務の直営施設は4市9施設であり、調理業務は民間委託の傾向だと示しています。
私は、学校給食法における学校給食の実施主体者というとき、「直営の原則」という読み方が正確な読み方だと考えます。
学校給食は、児童及び生徒の心身の健全な発達に資するものであり、教育としての学校給食、学校教育の一環として提供されるものであり、調理員もまた教育関係者であると考えます。
富谷市学校給食センターは、7,000食の調理が可能ですが、本来であれば、昼食時にいいにおいが漂ってくる自校方式での学校給食であったほうが教育的ではないでしょうか。地産地消も、食の教育も、自校方式では進みます。全国各地でその取り組みがあります。学校給食によって子供が変わった、学校が変わったとする事例もあります。経費削減、効率化のみを追い求めるための調理業務の民間委託であってはならず、学校教育という視点から対応すべきと考え、以下質問します。
1番目の質問です。学校給食の調理業務民間委託の最大の目的、これは何ですか。経費の削減なのでしょうか。
2番目の質問です。民間委託で見込まれる経費削減額、経費削減が可能になる理由は何ですか。
3番目の質問です。「業者選定はプロポーザル方式とし、富谷市請負業者選定委員会に諮り、公平、公正に審査する」としています。これによって学校給食が学校教育の一環としての位置づけが変わるものではないとする、この理由は何ですか。
4番目の質問です。学校給食の調理業務を民間委託したときの不利益、これを検討しましたか。仕様書で全て解決できると考えているのですか。職業安定法、労働者派遣法、食品衛生法などに抵触しない、その措置は確保できたのですか、お尋ねします。
5番目の質問です。学校給食の調理業務民間委託により、児童生徒が受ける利点、恩恵は何ですか。
6番目の質問です。民間委託で富谷市学校給食センターに働く全ての人たちの今後の処遇はどのようにする予定ですか。
7番目です。学校給食は学校教育の一環であり、これまで培った経験ややり方を継承するとともに、改善すべき点は改善を図りながら、直営で調理業務を実施すべきではないでしょうか、お尋ねします。
2番目の質問として、子供と保護者が安心できる施策を質問します。
保育所問題は、待機児童、保育士の確保、保育の質などさまざまな問題をはらんでいます。保育士不足と言われていますが、保育士資格があっても、処遇の悪さに職業として選択しない現実があります。民間の保育施設に伺ったときにも、保育士の確保の難しさに頭を悩ませていました。そして、「何とかしてください」と訴えられました。保育士確保の問題は全国で難航をきわめています。
仕事を続ける保護者たちに富谷市を選んでよかったと言ってもらえる施策が必要です。
平成30年4月、富谷市は高らかに待機児童ゼロを宣言しました。保育園等の協力を得て実現できたものでした。しかし、ことしはこれからも努力を継続するとしていますが、待機児ゼロは困難な様相を呈しています。
保育に欠ける子供たちに最良の環境が用意できるような、市として、まちづくりの視点として、保育計画が必要であり、近隣自治体と横並びでない独自の施策を打ち出すべきではないでしょうか。
消費税が8%から10%に増税される10月、幼児教育・保育の無償化が実施されることになっています。若いお父さんは、「無償化という言葉だけで全く内容はわかりません」と話し、あるお母さんは、「保育所の3歳未満児は保育料が高く、無償化を期待していたのに、無償化の対象は3歳から5歳児であり、肩すかしを食った」と話してくれました。ゼロ歳児から2歳児は住民税非課税世帯が対象であり、わかりやすい制度の説明、富谷市の進め方などの周知が必要ではないでしょうか。
無償化によって保育所入所希望者が増加するのではないでしょうか。定員割れで経営が成り立たないとされている富谷市立幼稚園の経過と今後についての説明を求めるものです。
子供を産み育てることは喜びです。しかし、少子化問題というとき、経済を支える人材としての扱いが目に余ります。子供たちは大きな可能性を持ち、未来に向かって生きていく存在です。病弱でも、障がいがあっても、それぞれがみんな大切にされるべき個人です。その子供たちに、保護者に、大丈夫だよと胸を張って言える施策を求め、以下質問します。
1番目の質問です。待機児童解消対策をどのように進めましたか。何が問題ですか。今後の取り組み方をお尋ねします。
2番目の質問です。保育士確保の課題をどのように捉えていますか。確保のために努力してきたことを示してください。
保育施設の環境整備を初め、保育士の配置基準の見直しなど、保育の質の改善は早急に実現させるべきと考えていますが、どうでしょうか。
4番目の質問です。子ども・子育て支援制度は、平成31年度までの5カ年計画であり、実態調査が必要ではないでしょうか。
5番目の質問です。幼児教育・保育の無償化について、保護者にわかりやすい説明が必要ではないでしょうか、お尋ねします。
6番目、幼児教育・保育の無償化による影響をどのように考えていますか。また、その対応はどのように行うのでしょうか。
最後の質問です。富谷市立幼稚園の現状と今後のあり方の説明を求めて質問にいたします。
○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) おはようございます。
それでは、ただいまの佐藤聖子議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1につきましては、後ほど教育部長より答弁をさせていただきます。
私からは、質問件名2の子供と保護者が安心できる施策を問うの問い1、問い2については関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
待機児童解消につきましては、保育士の確保が最重要課題と考え、今年度は市内の私立認可保育所と連携しながら県内保育士養成校に足を運び、公立、私立一体となって保育士の人材確保に働きかけてきたところでございます。その中において、保育所、小規模保育室、認定こども園の整備が各自治体で急速に進んでいることが近年の保育士不足にさらに拍車をかけているとのご意見もいただき、保育士不足が一番の問題であるものと私自身も認識をしております。
今後も引き続き、新たに保育士を目指す方やいわゆる潜在保育士と言われている方々に対しまして、一定期間、県内の保育所に勤務すれば返済は不要となる就学資金貸し付けや再就職準備金貸し付け事業の周知を積極的に行い、人材の育成、確保に努めてまいりたいと考えております。
問い3、本旨の保育施設の環境につきましては、床面積、園庭とも十分な広さがある園が多く、良好なものであるものと認識をしております。しかしながら、園庭が狭かったり、経年劣化が進んでいる施設も一部見られることから、児童の安全面には特に留意しながら運営してまいります。
保育士の配置についても、市内全ての保育施設で国の基準を満たし、もしくはそれ以上の配置で運営されておりますので、保育の質に関しては十分に確保していると認識をしております。
問い4、第2期子ども子育て支援事業計画の更新に関します実態調査の件につきましては、昨年の12月議会定例会において債務負担行為の議決をいただいたところであります。現在、今年度中の契約に向けて準備を進めており、新年度中に必要とされる調査、集計、分析を行い、第2期計画を策定してまいりたいと考えております。
問い5と問い6につきましては関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
まず、幼児教育・保育の無償化の保護者に対しての説明は、当然必要であると考えております。しかし、国において先月12日に子ども・子育て支援法改正案を閣議決定したものの、いまだ具体的な内容は示されておらず、今後、具体的な内容が通知され次第、適切な時期に周知に努めてまいります。
なお、無償化による影響をどのように考え、対応するかにつきましては、従来からの制度、手続が変わることにより、手続等の負担が予想されます。つきましては、他自治体の動向も踏まえ、保護者、幼稚園、保育施設の負担が少なくなるよう取り組んでまいりたいと考えております。
問い7、市立幼稚園の現状につきましては、以前にお話をしているとおり、東向陽台幼稚園を再来年度で閉園とし、民間事業者による運営を実施していただくため、園自体の譲渡について条件を検討しております。
なお、運営に関しては、認定こども園も含めた幼児教育が行える民間事業者で考えております。
また、富谷幼稚園につきましては、昨年9月議会の施政方針でも申し上げましたが、当面は現状のままとし、今後、実施される幼児教育・保育の無償化や入園状況等を総合的に検証しながら、民間事業者による運営の時期を検討してまいりたいと考えております。
以上です。

○議長(相澤 榮君) 次に、教育部長。

○教育部長(佐藤英樹君) おはようございます。
続いて、質問件名、学校給食の民間委託方針を問うにお答えさせていただきます。
問い1、富谷市行政改革基本方針にありますように、民間活力導入により効果的な組織体制を検証した結果となります。民間企業などの専門的な知識、技術を活用し、柔軟な勤務体制などによる業務効率の向上を図り、より充実した学校給食の提供と、栄養教諭等による食育指導の充実が図られることなどが最大の目的となります。
問い2、働き方改革における同一労働同一賃金に伴う費用対効果を見据え、経費削減が見込まれることの検証は行っております。コスト削減のための委託というだけではなく、人員不足による市独自の雇用が不安定なこともあり、弾力的で柔軟な雇用ができる委託業者の選定により長期的に給食の安定化を図ることに努めてまいります。
問い3です。プロポーザル方式は、業者を選定するために調理業務の専門的な知識、技術や手法等の企画提案の内容を審査するものでありますが、審査の際には食育など学校教育の観点も加味することで、これまでどおり、学校教育の一環としての学校給食の提供ができる事業者を選定いたします。
続いて、問い4です。他市町村の現状を参考に受託業者の責任者との打ち合わせや指示など、民間委託に関する課題及び対処方法の検証をしております。その上で、ご指摘いただきました関連法令に抵触しない措置につきましては、日常的、一般的な調理遂行のため、前日までには作業工程、食材の調達状況の詳細まで再確認することなどを仕様書及び契約書に記載することで解決できるものと考えております。
問い5、栄養教諭等が、民間委託によって栄養関係事務や調理が軽減されます。この時間で学校訪問による食育指導等の充実を図ることができます。
続いて、問い6です。パート調理員の方々につきましては、今までの給食調理のノウハウや経験があり、委託後の安心・安全な給食には欠かせない職員であることから、仕様書の中に優先的に雇用するよう条件といたします。また、雇用条件等の説明会や個別面談等を設けることを明記いたしますので、現在の勤務条件と同じような待遇で安心して働いていただける雇用といたします。
なお、市の調理員につきましては、適材適所への配置転換を行うことといたします。
最後、問い7です。さきの全員協議会でもご説明したとおり、県内の自治体、全国的にもほとんどが委託になっております。これまでに管理運営で培った経験とノウハウや信頼をもとに、民間の技術力と専門性を活用することにより、長期的に柔軟で機能的な運営ができることから、調理等業務の委託を実施するものでございます。
以上でございます。

○議長(相澤 榮君) これより佐藤聖子君の質問は一問一答により行います。8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 民間のノウハウとおっしゃいました。そして、そこの中でやるということですが、そうしますと、今までいた職員、なかなか定着しなかった。そこのほかにもありましたね、雇用の安定性とかという話がありましたけれども、今の中で直接雇用されている調理員は安定せずに、ずっとやめていく人があるということなのでしょうか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) そうです。定着せずに、ある程度の出入りはございます。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) そうしますと、民間委託すれば、そこのところの定着が図られるということなのですか。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) そういう部分で仕様書にも記載をして、契約を結びたいと考えております。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) ほかの市の例を見ますと、民間委託した場合に、そこで働く人たちの定着が非常に短いということは前の議会のときにも述べていますし、そういうことがあちらこちらで起きていて、本当に技術の継承が続かないということがあります。そういうことは調べてあるのでしょうか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) そこの部分もきちっと業者を選定する際に盛り込んで打ち合わせ等をしたいと思っております。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) なかなか、そういう直接雇用でもこれだけのことがあって定着しない中で、そういうことが本当に担保できるんだろうかという心配があります。
次に移りますが、経費削減、これについてもお尋ねしていますが、削減額はどれくらいと見込んでいるのでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) まだしっかりとした数字は出ておりません。検証中でございますが、大体、29年度の決算ベースを働き方改革ということで見込んだ場合には約2,000万円ほどの削減と、今のところの数字は出ております。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 平成29年の決算は5億1,865万2,321円が全体の決算でした。そこの中で、一般財源というのが2億2,329万1,000円ですよね、だったはずです。そうしますと、そこの中の2,000万円、これはそうするとどこの部分で削減できると考えているのですか。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) まず、人件費の部分が大きな削減となる見込みと考えております。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) そうしますと、調理部門で、今市が直接雇用している人、それから民間委託で調理業務をしたときに、その調理部門のところの人件費で2,000万円の削減ができるということで想定しているのですか。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 2,000万円以上でございます。そのほかにも運営、維持関係とかがありますが、委託することによって、また発生してくる経費もございますので、差し引きということで、全体額で2,000万円ほどと考えております。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 民間委託といいますか、それは1980年代に第2次臨時行政調査会、臨調行革と言いましたが、そこから始まったものとされています。そして、それが教育の場だったり、給食の場だったりというところになってきて、ずっと、行革、行革という対象に上がってきています。
しかし、子供の食、教育の一環として適用される、そういうものを削減の対象にして本当にいいと思っているのか。私としては、同じ人が同じようにつくっていく、こちらのほうこそ大切だと思いますが、そのあたりについてはどのように検討しているのか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 確かに、全体的に考えたときに、やはり子供たちのために一番いいあり方はどうかということで、今回、民間委託というか、業務を、調理の部門を委託するというような方向性にと考えました。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 論旨の中でも申し上げましたけれども、学校給食は自校方式であるべきだと思っています。ただ、富谷市の場合は7,000食という巨大なセンターになってしまっているので、地産地消もなかなか進まないと。私としては、それぞれの食材が本当に素材を大切に味わえるような、そういう給食が提供されてこそだなと思っています。
校長がいて、教職員がいて、学校の目標や経営方針が立てられて、そして、各教科だとか、生活指導だとか、給食指導だとかとさまざまあって、それが実施されて、今度はそれを点検する、反省する。そして、またもとに戻す。こういう繰り返しの中で行われる。それが学校教育だと思っています。その中に私は学校給食もあると思っていますが、これを切り離してしまう。民間に委託してしまう。この点については、担当の教育委員会としてはどのように考えているのか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 教育部長。

○教育部長(佐藤英樹君) 議員から言われております安全・安心な給食の提供、あとは学校教育の一環としての食育というのをきちっと継続できるかどうか。これが民間委託は無理なんじゃないかというお話なんですけれども、今のお話の1つ目の雇用の不安定さにつきましては、民間委託をしますと、その間、期間が長く、短いじゃなくて、インフルエンザの疑いがあったり、お子さんがインフルエンザとかになると、その方々はどうしてもお休みをするようになります。そうしますと、その分だけ人員は多いときでは5人または7人ぐらい、パートの職員が休むというのが今現状です。その際、栄養教諭、栄養職員の調理員が中に入って調理をしますので、それになりますと、安定的に各調理業務のところに補塡する人数がちゃんと図れなくなってしまいますので、それによって安全な給食というのはちょっと難しい状況になります。民間委託しますと、その辺の急なお休み等については対応していただけますので、そうしますと、給食をつくるローテーションも安心・安全なローテーションのままつくれるということでございます。
あともう一つ、委員会としての考えはということがあるんですけれども、この民間委託につきまして、各市町村のほうで民間委託しているところに問い合わせしたところ、特段問題はないところです。これは学校教育の中の給食として考えとして。
あとは、実際に2つの場所に実際に視察に行きまして、民間委託とか安全な給食についてはきちっと見ております。そういうところもありますので、民間委託のほうに進んでいきますが、あと、ことし1年間、県、あとは栄養教諭のほうと、1年間、面談のほうを定期的に行っています。その中で、先ほど言ったとおりに、急な人員不足というところが、安全・安心な給食ではできないのでというところがありましたので、そこに進んでおります。
あと、その分、調理に栄養教諭さん、栄養職員が入ってしまいますと、本来の学校でできる食育のほうがなおざりになってしまいますので、そのような流れで全体を考えまして、コスト削減だけではなくて、安全な安心な給食をということで民間委託のほうを考えております。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) ほかのセンターを見たということですが、しかし、私がたびたびこの議場から申し上げているように、偽装請負ということをたびたび申し上げています。そこの調理員に指示することができない。したがって、前日までに責任者と、指示したり、その検証をしたりするようにするという話があったわけです。しかし、当日になって、それだけでは間に合わないということもあるはずです。そういうことを考えれば、確かにインフルエンザのときは部長がおっしゃるようなこともあるかもしれません。しかし、年間を通して見たときに、そのことだけをもって民間委託だったら安定できるというのは違うのではないでしょうか。偽装請負についてのことはどのように解決するのか、解決したのか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) そこの部分なんですけれども、問い4のほうでも答弁の中にありますとおり、個々の従業員に対しては直接の指導はできないことにはなっております。しかし、責任者に対してはきちっとした打ち合わせ、協議をすることは問題ないとされておりますので、答弁に書いてあるように、しっかりとした打ち合わせを行って詳細確認するということで、緊急の場合はどうしても想定ができない部分もありますが、ある程度の想定を見込みながら、しっかりした打ち合わせをしていくということで解決をしていきたいと考えております。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) ほかの市の例ですが、偽装請負、違法だと知りながらも、やはりそういうふうに栄養士が中に入っていかなければならないということも聞いています。そういうことで安全な給食ができるというのであれば、何もわざわざ民間に委託する必要はないですし、何が長い間勤められないか、そこの改善こそが必要なのではないですか。そうやって安定的に給食をつくり続けることのほうが大切だと思いますが、その点についてはどのように検討したか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) パートさんを雇用いたしまして、なかなか入れかえがあるということなんですが、どうしてもお子さんとか、小さいお子さんを抱えているパートさんの募集が多いので、そういう部分では、何か家庭での問題とか、お子さんの問題とか、あとは健康面の問題とかでの入れかえがありまして、個人的な部分でのそういった入れかえということになっておりますので、組織的な部分での大きな問題があってのそういった入れかえではないと考えております。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 削減の中で民間のノウハウという話があって、それらも含めて全体2,000万円以上の削減ができるというふうに私は受けとめたわけですが、そうしますと、具体的にその削減ができる民間のノウハウとはどういうことですか。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) まず、こちらのほう、業者のほうでやはり雇用のときの人件費、そうしたものについては委託業務ということで委託しますので、そちらのほうが業者のほうはお願いできる部分になると思います。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) そのことは伺いましたが、そのほかのことではどんなことがあるんでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) ノウハウという部分では、やはり専門性を持って、責任を持って、そういった業者が、あと業者の横のつながり、そういった部分でも、やはり我々行政では持っていないアンテナとか、横のつながりとか、そういった部分を活用して行っていただくようになると思います。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 以前もこの議場で申し上げましたけれども、衛生面で非常に問題があるということを申しました。その点についての衛生面できっちり安全な給食がつくれるかどうか。そこのところでお金が削減されたら元も子もない話ですよね。食中毒になったり、そういうことだって考えられるわけですよ。市が直接責任を持たないということはそういうことにもつながるのではないかと思います。また、アレルギー対応食の誤配というようなことも以前ありましたよね。こういうものについてはどう検討していくのか、お尋ねしたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) あくまでも実施主体は富谷市でございますので、そういった責任は富谷市がきちっと衛生面でも管理をしていく形になると思います。それから、アレルギー対応に関しても、アレルギー対応の責任者はやはり栄養士の資格を持った者が要件という形にもなっておりますので、そういった部分ではきちっとした責任を果たせるかと思います。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) アレルギー対応食の誤配はほかの市の例ですけれども、そのあたりがうまく教育されていなくて間違って配達した。したがって、こういうことでは本当に命にかかわる問題ですからね。だから、別の栄養士を1人雇用することになったという話もあります。
本当に細心の注意を払わなければならない問題なんです。それを市が責任を持つからということで本当にいいのか。本当にそれが担保できると考えていいのか。私は直接雇用で、市が責任を持って教育の一環として給食は提供されるべきだと考えています。これは何が何でも、これからもっと金額では積み重なるのかもしれませんが、2,000万円以上の削減を見込んで、どうしても進めるという立場に立っているのか、再度、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 教育部長。

○教育部長(佐藤英樹君) アレルギー給食につきましては、富谷市のほうではそういうことがないようにいろいろ改善を図って取り組んでおります。実際に、先ほどの衛生面につきましては、調理部のほうの民間委託をしても各健康診断、保健所の立ち入り等の検査等はこれまでと同じように行います。そこで衛生面についてはクリアすると思います。
今後なんですけれども、先ほど教育委員会としての考えとしましては、コスト削減だけが目的ではないというところで、民間のノウハウの活用をしまして、おいしい給食をさらにおいしくしていくということ。あと、人員の安定的な確保、あとは食育についてもきちっと栄養教諭、あとは栄養職員の数は変わりませんので、そちらのほうがしっかりと調理部門についての指導を行って進めていきたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 何か繰り返しになりますけれども、民間のノウハウとおっしゃいます。しかし、富谷町から続いてきた富谷市の学校給食センターの中での技術の継承もありますし、そこの中で先輩調理員が若い調理員に教えるというようなこともあります。あったはずです。そして、そこの中で自覚を持ちながら進めてきたと思うんです。横のつながりということでお話しになっていますが、そうしますと、今の学校給食センター、7,000食調理可能なあそこの中で、一体どのくらいのことが民間になったときにその民間のノウハウが生かせて、これがどのくらいの金額の削減につながるのだという、そういう計算はできているのでしょうか、お尋ねしたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) まだ、正直、事細かいまでの試算は出ておりませんけれども、賄い費とか、それから、あくまでも委託するのは調理部門でございますので、そのほかに関しては市がやはりきちっと責任をもってやっていくという形ですので、委託で出てくるのは人件費が主なもの、それから、運営、維持管理費ということになります。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 昨日も給食の問題であったわけですが、値上げをすると、35円と40円ということになって。だけれども、これでも100%にはならないということがありました。家庭と協力してということを言っていますが、よくよく見ますと、カルシウムが足りないとか、繊維が足りないとか、これを家庭でどうぞよろしく、それは必要だと思います。しかし、100になるようなことがないのを前提として進める。これはいかがなものかと思います。私は前のときにも申し上げましたけれども、賄い材料費については保護者の負担ということになっています。しかし、自治体はそれに一部負担として支出するのは構わないということになっていると。そういうことも申し上げました。100になるように、自治体の負担として、これは保護者に対してはこの金額を認めていただきながら、100になるような手だてが必要ではないかと思いますが、その点については検討したのでしょうか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 各学校のほうから、そういった値上げ関係、栄養関係の意見を取りまとめていただきました。そして、運営審議会のほうに諮ったということでございます。その中で、やはり大きく値上げをすれば100%栄養価は保たれるけれども、やはり値上げをするということは保護者の方々へのご負担が大きくなるということでございます。ただ、それなので今回の金額に落ちついたわけでございますが、市が全くもって補充しないというわけではなく、ある程度の市の一般財源からの賄い費の補充もございます。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) それを増額して100にするような検討を求めたいと思います。
市長は、地産地消を初めとした食を大切に考えていらっしゃいます。地元の食材を何とか取り入れられないだろうかという努力もされています。トマトピューレだとかジャガイモのコロッケなども私は否定するものではありません。しかし、申し上げましたように、素材を生かした本当の給食でこそ子供たちが育つのではないかと思っています。
今は7,000食調理可能という大きなセンターですから、望むべくもありませんが、しかし、それにしても、やはり直接雇用の、調理を委託するのでない方法で継続していきたいと思っていますが、それについて、最後に市長にお尋ねをしたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 私も個人的な持論を申し上れば、自校方式があるべきだというふうには思っておりますが、ただ、富谷の教育環境、子供の数を考えれば、今現状、センター方式という形で供給している状況の中では、やはり今回、いろいろな議論、さまざまな議論をさせていただきました。その中で、やはり安全に確実にしっかりと給食を届ける。特にアレルギー対応という部分もありますし、そういった中で、やはり民間の持つノウハウというものもしっかりとやはりこれは生かすべきだというふうに思っております。現に今、県内の市町村でほとんどの市町村が民間委託をして行っておりまして、大きな問題も起こらず、安心・安全が保たれている中では、やはりセンター方式をしっかりと運営していく上では、民間のノウハウという部分に関しては、やはり専門性という部分を持っているしっかりとした民間業者さんにその部分を委託して安心・安全を確保していきたいというふうに考えております。
なお、給食費の栄養素のいわゆる賄い費の問題につきましては、これまでもご説明させていただいているように、基本、原理原則として、材料費だけは受益者負担ということで負担をしていただいているという考え方だけはこれまでどおり継承していきたいというところでございますので、ご理解いただければと思います。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) それでは、2問目の子供と保護者の環境整備ということでお尋ねします。
保育士確保が非常に大変だということがありまして、きのうの同僚議員の中にほかとの兼ね合いも考えてという話があったわけです。しかし、そう言っていると底上げができないと私は思います。保育士を確保しなければ自治体の保育責任を果たすことができないわけですし、富谷市独自の施策を行うことが近隣自治体の保育士処遇の改善につながるのではないかと思っています。この点についてはどうお考えでしょうか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 近隣自治体との兼ね合いというところでは、例えば富谷市が独自に賃金を値上げしましたと。こうなりますと、やはり一時的な効果はあるかと思いますけれども、近隣自治体でもそうなると値上げをせざるを得ないということで、結果的には富谷市自身の首を締めるということにもなりかねないということでの回答でございます。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 保育士の処遇がほかの労働者と比べて約11万円低いということは皆さん周知のことです。それを少しばかり上げたからといって、自治体の首を締める、そういう発言はないと思いますよ。やはり、本当に保育士にちゃんと仕事をしてもらう。そのためには、今の処遇ではだめだということで人が集まらないのではないですか。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 処遇に関しましては、国・県・市、ここ数年、以前とは比べものにならないほど運営費の上乗せがされております。その賃金、独自にというところの値上げに関しましては、やはり値上げ合戦になっていくというところで、結果的に他の職員に比べて賃金が安いという保育士の底上げになればそれはそれでということもございますけれども、結局、値上げ、値上げということになってしまうと、やはりなかなか近隣自治体でも難しいところが出てくるということでございます。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) きのうの同僚議員への回答で、2月末で36人の子供たちがまだ保育所、保育園に行く場所が決まっていないということでした。これをどのように対応するのか、めどはついているのか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 繰り返しになりますけれども、保育士の確保というところが一番になります。特に、1歳児と3歳児というところでございますが、なるべく多くの保育士を今からでも確保して、なるべく1人でも多くのお子さんに入所していただきたいと考えております。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 36人のゼロ、1、2、3、4、5の待機している子供の人数を伺います。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) まず言っておきたいのは、これは待機児童の数ではないということです。今のところ、まだ入所先をご案内できていない方の数字ということになりますので、イコール、待機児童ということではございませんので、誤解のないようにまず申し上げます。
内訳としましては、今のところ、ゼロ歳児は1名、1歳児が21名、2歳児が4名、3歳児が10名というふうになっております。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 去年は保育ママとか小規模施設に入れてもらって、ゼロ宣言したわけですが、このあたりの保育ママとか、それから小規模保育施設、これはどのように現在なっていますか。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 保育ママのほうは若干まだ、1人、2人ぐらいになると思いますが、余裕というか、あきがあります。小規模保育室のほうはほぼ満杯という形です。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 保育の質ということで、先ほど、市長から、おおむね広さもあるし、園庭でちょっと狭いところもあるというような話ではありました。しかし、この基準そのものが、国がずっと以前に、本当にずっと以前のものが踏襲されていまして、2015年4月、子ども・子育て支援制度ができたときに、3歳児が20対1から15対1に、ここのところで変わったというだけなんですね。だから、本当にこのままでいっているわけですよ。これで実際保育していて、保育士の皆さんはいいと思っているのかどうか。そういう意見を聞いたことはありますか。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 公立のほうは毎月になります。私立のほうは3カ月に一遍ということで、代表者会議のほうをしております。そのときの生の声を聞く限りでは、特にそういう話は、狭いとかそういう話は聞いたことがございません。というのも、公立、私立、ともに定員を定めておりますが、ある程度の余裕を持っての床面積ということになりますので、広さに関しては特に問題はないと考えております。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) それでは、保育士の配置については何か要望などはないのでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) もちろん、加配の保育士であるとか、フリーの保育士であるとか、そういったところがあれば、当然、そういうものがあるにこしたことはございません。今本当に特に公立のほうはかつかつでやっていただいている状態ですので、そこはもちろんこちらも一生懸命保育士の確保には取り組んでいるところです。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 保育士が配置されていて、施設にそれ相応の人が配置されているといっても、何か行事があると持ち帰りでこなすというようなことも聞いています。そういうこともあればなかなか勤め続けるのは大変かなという声もあるかと思うのです。そのほかに休暇の問題だとかもあるかと思います。この点を改善していかなければ保育士はますます集まらなくなると思うのですが、そういう項目について一つ一つ検討をするということはしているのでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 今ご指摘のとおり、やはり人的に余裕がないとなかなかローテーションでの振りかえ休日とか、そういったところもとりづらいところはございます。そこを改善するためにも、まず保育士の確保というところが急務になります。そのほか、個々の業務につきましては、なお所長のほうと確認をとりながら検討していきたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 子ども・子育て制度ですけれども、5年目を迎えるということで、これから分析が始まるということですが、その場合、認定こども園で資格と、それから免許の関係がありますね。幼稚園の教諭、保育士ということがあって、これは今特例が5年限りとなっています。このあたりについては何か今市が行わなければならないというものはあるのでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 4月から認定子ども園が3園になるというところで、保育士資格、それから、幼稚園教諭の資格、両方持っていなければいけないというところがございます。3園全て三矢会さんの運営ということになりますが、先日、お話ししたところでは、1名を除いて、今年度中には全員両方取る予定だということになっております。1名については、今後、一旦、保育所のほうに移動して、その間に取るということを考えているということで伺っております。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 特例の5年限りという、これの延長は必要ないでしょうか。私は、突然始まったといいますか、そういうことからすると5年だけではちょっと短いのかなというものもありまして、その延長については何か認定こども園のほうから必要があるというような話はないのでしょうか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 先ほど話した内容になりますので、人的に三矢会さんは十分大丈夫かというふうに話しております。今後について、例えば新たに認定こども園を設置するといった場合は、もちろんその資格を持った方の採用ということが前提になると思いますので、特に、今のところ、必要とは考えておりませんが、なお詳しくお話ししたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 幼児教育・保育の無償化についてですが、非常に、先ほど市長からもお話ありましたけれども、なかなか決まらない、通達がないということで。しかし、皆さんにはお知らせを少しずつ始めなければいけないと思うわけですが、これについて、今現在、幼児教育・保育の無償化はこういうものだという説明をまずお願いしたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 教育総務課長。

○教育総務課長(渡邉正弘君) ただいまの質問でございますが、幼稚園部門につきましては、ご存じのとおり、幼稚園関係、月額2万5,700円、3-5の幼稚園でございます。新制度の幼稚園につきましても保育料のほうは無償ということでございます。幼稚園の預かり保育に関しましても、上限というとで1万1,300円、利用料に応じて支給というようなことが、今大きなところではわかっているところでございます。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 保育のほうも本当にまだ詳細な情報が来ていないというところです。幼稚園のほうとあわせて、本当に詳細な情報がわかり次第、開示して進めていきたいというふうに思っています。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 3歳から5歳といったときに、幼稚園は3歳から受け入れる。その誕生月からオーケーだという話ですね。そして、保育園については4月から。このあたりも非常に紛らわしいところで、いや、これは大変だなと思っています。
それと、給食についてもさまざまなことがありました。この給食についてはどうなっているのか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 教育総務課長。

○教育総務課長(渡邉正弘君) こちらの給食、幼稚園部門に関しましては、給食は保護者の実費ということになっております。

○議長(相澤 榮君) 次に、子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 保育所のほうも一応実費という話は出ているんですけれども、その金額がちょっと余りにも大きいと。副食、主食、合わせて7,000円程度、7,000円を超えるぐらいの金額というふうになっていますので、そこはちょっと今後の情報、国の動向を見て、保育料、安くなった以上の給食費というのではちょっと話にならないということになりますので、そこは今後の情報を見て検討していきたいと思っております。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 認可保育園などは国・県などのお金が出るわけですが、公立についてはどのようになりますか。公立の保育所です。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 来年度の半年、それから再来年度に関しては国が全額負担すると、私立に関してはそういう話は来ております。公立に関しては、今のところ、詳しい情報入っておりませんが、やはり自治体負担というところが多くなるのかなというふうには思っております。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) このあたりが非常に問題で、財政措置されるからということで、10分の10、自治体負担になるということのようです。必要な財源は国の責任で全額国費で確保されるべきではないかと私は思います。そのように声を上げていくことが必要だと思いますが、その点についてはどうしますか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 保健福祉部長。

○保健福祉部長(奥山育男君) ただいまの件は、全国市長会を通じてそのような要望を出しながら、それで今回、31年度、32年度以降という部分での方向が示されたところでございます。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 10分の10、自治体が出さなければならないといったら、自治体は本当に大変ですよね。そうなると、公立の保育所が民営化になってしまう。こういう危惧があると思うのですが、そういう点の危惧はありますか。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) そうですね。ご指摘のとおり、国のほうでも民間のほうにシフトするという考えなのかなというところは、個人的には思うところです。ただ、やはり現実的に、各自治体とも公立より民間のほうが多いという実態になっております。うちの市に関しては、富谷市に関しては、公立が4カ所と比較的多い、比率的に多い構成になっておりますので、制度的にも民間を主とした制度なのかなというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 児童福祉法の24条の1で、保育に欠ける子供は、市町村が保育の実施義務を負うということになっています。そこからすると、絶対に公立の保育所をなくしてはいけない、そう思います。その点について、覚悟といいますか、決意を伺いたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 保健福祉部長。

○保健福祉部長(奥山育男君) 議員おっしゃるように、公立という部分に課せられた使命といいますか、そういったものは十分あるかと思います。また、先ほどの財政的な負担の関係もですけれども、そちらのほうは全額、10分の10、市町村だということではありますが、当然ながら、地方交付税の基準財政需要額の中に実費相当全額分を需要額のほうに見込んでもらうというふうなところも、今回の地方財政措置の方向で示されております。その辺を踏まえながら、やっぱり全部を認可、私立ということではすぐには向かないと思いますし、市の責任というものもございますから、その辺は十分に慎重を重ねながら、今後の方向についても検討してまいりたいと思っております。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 基準財政需要額の中に見込まれる。したがって、公立保育所は存続させていきたいという思いと私は受けとめました。ぜひ、そのように、公立保育所の意義をしっかりと引き続き認めながら続けてほしいと思います。
そしてまた、無償化よりも保育施設の充実のほうが先だろうという意見もありますが、この点についてはどのように考えていますか。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 保育施設に関しましては、なお、お子さんの、児童の数等を見ながら計画的に計画していきたいと考えております。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) やはり公立保育所でといったときに、障がいを持っているとか、虚弱だとかといった子供も、普通児といいますか、健常児と一緒になって生活の場所として必要だということで、ぜひ、この点については民営化などということはゆめゆめ考えることなく存続させていってほしいと思います。もう一度、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 保健福祉部長。

○保健福祉部長(奥山育男君) ただいまの件は、先ほど申し上げましたとおり、市としての公立という部分の使命、そういったところも十分にあると思っております。そんなところで、公立でなければできないというようなところもあろうかと思いますので、その辺は十分に慎重に検討しながら、今後の方向性についても検討してまいりたいと思っております。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 富谷市立幼稚園の件でお尋ねします。東向陽台幼稚園ですが、今、どのように譲渡の条件を決めるかということも考えているというお話でした。私、ここ、認可保育園ということは考えられないかと思っています。先ほど、認定こども園というお話でしたが、認可保育園にする、そこの中にゼロ、1、2歳、一番今行き先がなくて大変になっている子供たちが入れるようなものにしていくという考え方にしていったらどうだろうと。今、子供の声がうるさいということがあって、なかなか、迷惑施設にもなっている嫌いもあります。しかし、幼稚園のところに認可保育園というのは、そんなにみんなから違和感を持たれることもないのではないかと思います。この点については検討しているのか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 教育総務課長。

○教育総務課長(渡邉正弘君) 教育委員会といたしましては、以前にお答えしましたとおりに、審議会のほうで答申いたしまして出た内容につきまして、それを遵守して、一応、幼稚園部門もある認定こども園も含めた幼児教育が行える施設ということで今のところは考えております。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 私も本来であればそこのところに公立の保育所をという思いはあります。ところが、今の中でいきますと、なかなか国の交付金だとか、補助金だとかというものがつきづらい。それだったら、認可ということになってくると思いますし、確かに、審議会の中ではそういう意見もありました。しかし、この際、認定こども園というだけでなく、認可保育所の誘致なども考えるということはできないのか。その点について、再度、お尋ねしたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 教育部長。

○教育部長(佐藤英樹君) 課長が答弁しました幼稚園運営審議会の答申、それをとても大切に考えております。あと、議員さんの意見についても、来年度、再来年度に向けて参考にさせていただきたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 運営審議会の答申、それは尊重されるべきものだと思いますが、もう一度、答申し直す、今の東向陽台保育所の建てかえとも絡めながらね。そういうことで公立の保育所をつくっていくというようなことも検討してもらうというのはできないのでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 教育部長。

○教育部長(佐藤英樹君) 繰り返しになりますけれども、審議会の答申というものを重く受けとめて進めていきたいと思っております。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 4月末から5月の初めにかけて10連休があります。このときの保育の体制、富谷市ではどのようにとるのか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 今のところ、4月30日、5月1日・2日、この3日間を富谷市の保育所に通っているお子さんを対象に一時預かりというような形であける方向で話を進めているところです。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 期日も迫っていますので、速やかに周知されるようにお願いしたいと思いますが、どのようにして皆さんにお知らせしますか。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) まず、正式なところで、ゴーサインというか、決まったところで、まず、ホームページでのお知らせ、それから、4月の広報でお知らせをする形をとる形になるかと思います。全ての保育所ではなくて、一部の保育所をどこかあけるというような形にしていきたいというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) そうしますと、1カ所ということですか。大体どのあたりを考えているのか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) どこの保育所にするかというのはこれからの検討になってきます。

○議長(相澤 榮君) この際、午前11時15分まで休憩します。


午前11時05分 休憩


午前11時15分 再開


○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
9番浅野武志君。

○9番(浅野武志君) 私は、富谷宿・しんまち地区活性化について質問いたします。
富谷宿は、元和4年、1618年、伊達政宗が領地がえによって領土を北に広げたが、吉岡と仙台城下との距離が余りにも遠かったため、奥州街道の開通とともに大名の往来や旅人の休憩のため、富谷地点に宿場を設ける必要性が生じたため、伊達政宗が内ケ崎筑後に富谷に宿場を設けることを命じて検断に任命し、ここで名を内ケ崎筑後から内ケ崎織部と改めます。織部は、近隣の人々を招き、転居金を与えて田畑を開かせ、居住を奨励します。こうして元和6年、1620年、町の形も整い、宿場を新町と称するようになりました。
富谷新町は、奥州街道112駅の一つで、奥道中歌に「国分の町よりここへ七北田よ 富谷茶のんで味は吉岡」と歌われて、宿場として発展しました。
その後、明治22年、1889年、町村制が実施され富谷村となります。その後、町村合併促進法が施行され、宮城県町村合併促進審議会の計画に基づいて速やかに合併に応ずるよう行政指導があり、昭和32年、大沼宮城県知事、昭和35年、岸内閣総理大臣から勧告書が出されましたが、合併より単独村の道を選択し、自立自存に邁進し、昭和38年、1963年4月1日に富谷町となり、その後、団地造成が進み、人口の増加により、平成29年10月、富谷市となります。
市長は、2020年、開宿400年祭に向けて、施政方針で「富谷宿」開宿400年に向けた事業の一環として、富谷発展の原点であるしんまち地区の活性化を目指し、地域の皆様などのご意見をいただきながら、しんまち地区の将来ビジョンの策定など、しんまち地区の活性化に取り組みますと表明しました。私も同じ考えであります。
しかし、宿場町を思わせる建築物は、内ケ崎酒造・富谷宿・内ケ崎別邸等、また、宿場町の景観も少なく、閑散として寂しさを感じます。
昨年、開催した第3回「とみや国際スイーツ博覧会」には2日間で4万500人の来場者がありました。このイベントは、特産物の紹介、観光と地域振興を図るものであり、また、歴史と伝統のある富谷宿を情報発信する絶好の機会と思います。
今後は、市民はもちろんですが、県内・県外に宿場町の周知を図り、観光客がいつでも来ていただけるような宿場としてのしんまち町並み景観づくりに取り組み、活性化を図る必要があると考え、6項目、伺います。
1つ、地域の方々の合意形成について。
2、外観を維持するための修理・復元について。
3、景観に寄与する新築・改修等について。
4、伝統的な様式の建築物の指定について。
5、電線の地中化について。
6、景観条例の制定について。
以上です。よろしくお願いします。

○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの浅野武志議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名、「富谷宿・しんまち地区活性化について」の問い1から問い6まで、それぞれ関連がありますので、一括してお答えをさせていただきます。
まず、富谷発展の原点である富谷宿・しんまち地区の活性化につきましては、2020年の「富谷宿」開宿400年記念事業にあわせて重要な施策と位置づけて取り組んでまいります。この中で、しんまち活性化のハード面である町並み景観づくりに取り組む上では、議員のご質問にもあるとおり、地域の方々との合意形成が何よりも重要であると考えております。
特に、ご質問の外観を維持するための修理・復元、景観に寄与する新築・改修、そして、景観条例の制定については、地域の皆様の日常生活にも密接に関係することから、ご理解とご協力をいただきながら、行政と地域が一体となって取り組むことが必要であると考えております。
そのためにも、まずはしんまち地区の目指すべき将来像を地域の皆様と一緒に考え、合意形成を図りながら、行政の役割や地域の皆様にご協力をお願いすることなど、一つ一つ丁寧に整理をしながら検討してまいりたいと考えております。
次に、伝統的な様式の建築物の指定につきましては、しんまち地区においては、内ケ崎酒造店や「富谷宿」佐忠商店さんを初め、主に明治時代に建てられた歴史的景観を形成する建築物が残っている地域であります。この建築物は希少価値が高いものであることから、適切に保護していく側面を持ち合わせおります。平成22年度には、「富谷宿」佐忠商店さんから、登録有形文化財への指定について申し出があり、宮城県文化財保護課、文化庁と手続に関する協議を進めましたが、実現には至らなかった経緯があります。
また、しんまち地区においては、地域の方々が日常生活を営まれている状況から、建築物の保護だけを優先して文化財の指定などを行うことは他方面への影響も考えられるところであります。今後は、先ほどの町並み景観の保全と同様に、まずは地域の方々との合意形成に取り組みながら、適切な歴史的建造物の指定や保護の手法を継続的に検討してまいりたいと考えております。
次に、電柱の地中化につきましては、実施の方法や可能性等について、国や県、東北電力のご意見を伺いながら、事業に向けた課題の整理や無電柱化のための手法について調査・研究をしている段階であり、方向性が見えましたら、住民の皆様にもご意見を伺いながら進めてまいりたいと考えております。
以上です。

○議長(相澤 榮君) これより浅野武志君の質問は一問一答により行います。9番浅野武志君。

○9番(浅野武志君) まず、宿場町としての町並み景観について、現在、どのように見ているのか伺います。

○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) しんまち地区にあります建物につきましては、議員からもありましたように、内ケ崎酒造店ですとか、富谷宿、そして、内ケ崎酒造店の別邸、そういった歴史のある大変貴重な建築物がございますので、そういったところについては、市としても景観ですとか、建物については保全をしていきたいなというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 9番浅野武志君。

○9番(浅野武志君) 建築物の指定について伺いますけれども、富谷宿が登録有形文化財の指定にならなかったということですけれども、その内容について。

○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) その当時、佐忠さんからの申し出があって、県、文化庁ともすり合わせを行って、登録に向けて調整を行ったんですけれども、その後に震災等々もあって、少し条件が少し変わったといったところもあろうかと思います。ただ、最終的に、所有者様の申し出に沿ってこちらのほうは対応していきたいと考えておりますが、今後、またそういうお話が出てくれば、また改めて調整をしたいというところは考えてございます。

○議長(相澤 榮君) 9番浅野武志君。

○9番(浅野武志君) 現在ある建物で指定に該当するような建築物は何件ぐらいあると見ていますか。

○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) 今の答弁で申し上げたような佐忠さんの部分、あとは内ケ崎酒造さん、その辺はかなり古くからの建物でございますので、県の文化財保護課でも、保存してもいいよと、保存すべき建物ではないかというところではお示しもいただいているところでございます。

○議長(相澤 榮君) 9番浅野武志君。

○9番(浅野武志君) 民間でも何件か古い建物があろうかと思いますけれども、その辺については。

○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) 先ほど申し上げました建物以外にも確かに歴史のある個人の建物というものもございますので、そういったところの保存ですとか、そういったものについても、実際に住んでいる方、持ち主の方もいらっしゃいますので、そういった方ともお話をさせていただきながら、今後の方向性について一緒に考えていければいいのかなというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 9番浅野武志君。

○9番(浅野武志君) 富谷市での独自の指定というものは考えてはいないんですか。

○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) 市独自となれば、市指定文化財ということになろうかと思います。そうしますと、どうしても規制、いわゆる保存、規制のほうの側面が強くなりますので、先ほど申し上げましたような登録有形文化財というものであれば生活をしながらでも大丈夫。ただ、50年以上の歴史があるとか、そういう側面がありますので、どうしても、先に市が規制してしまうというところはちょっと生活のほうに影響が出ますので、そこは慎重に考えなければいけないと考えております。

○議長(相澤 榮君) 9番浅野武志君。

○9番(浅野武志君) せっかくある貴重な建物ですので、その辺も検討したいと思ってございます。
次に、地域の方々の合意形成について、これから取り組むのかと思うんですけれども、大体どのぐらいの時期にそういうものを開催する予定ですか。

○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) 地域の方々との合意形成ということでございますが、今、しんまち地区のほうにTOMI⁺ができまして、TOMI⁺の塾生を中心にさまざまな動きが出てきております。そういった動きもまずは大切にしたいなというふうに考えております。あわせまして、新年度予算のほうで、こちらも地方創生の交付金を活用した事業といたしまして、しんまち地区活性化構想策定業務という新規事業も新年度事業として計上をさせていただいております。その中で、まずはしんまちの活性化を目的とした将来構想について地域の方々と一緒に考えていくというのがメーンの事業になりますので、早ければ来年度、そういった交付金の採択もありますけれども、来年度から、新年度から、そういったことにも取り組んでまいりたいというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 9番浅野武志君。

○9番(浅野武志君) 来年度といいますと、31年度という理解ですか。400年祭がすぐ迫っていますので、早急にそういうものを進めていただきたいと思うんですけれども、構成メンバーとか、人数とか、そこら辺の考えはありますか。

○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) 基本的には、やはりしんまち地区にお住まいの、特にこれからの時代を担っていただくような若い方ということを考えておりますが、ただ、これにつきましては、やっぱり行政主導でということではなくて、行政と地域の方が一緒になって進めていくということが大事なのかなというふうに考えておりますので、そういった構成のメンバーとかについては、地域の方々とも一緒に考えながら今後検討してまいりたいというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 9番浅野武志君。

○9番(浅野武志君) これはしんまちの方々に協力をいただいて、やはり、しんまちの人たちがそこに住んでいますので、合意形成をつくって協力をいただかないとなかなか進まない事業だと思います。40年ぐらいには、七夕飾りもありましたし、朝市も、初売り、そういうものもあって大変にぎわっていたまちでもありました。その当時までの復元ということはなかなかならないかと思いますけれども、やはりそういうものもまちの人たちは望んでいるかと思いますので、そこら辺について早急に進めていっていただきたいと思いますので、再度、伺います。

○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) 議員がおっしゃるとおり、しんまちというのはまさに富谷発展の原点でありますし、しんまちのこれまで歩んできた歴史ですとか文化、そういったものは大変貴重な財産として今後も残していきたいというふうに思っております。
また、そういったものを市内外、富谷市においてもやっぱりそういったことは改めて着目して、市民の皆様にもお知らせをしていくということが大事だと思いますし、また、市外についても、広くそういったことを伝えて広めていきながら、地域の皆様と一緒にしんまちの活性化というものについて取り組んでまいりたいというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 9番浅野武志君。

○9番(浅野武志君) 電線の地中化についてですけれども、調査研究というような内容で伺いました。そこら辺の内容について、わかる範囲内で伺います。

○議長(相澤 榮君) 建設部長。

○建設部長(伊藤 正君) 電線の地中化につきましては、一般的には共同溝方式というものがございますけれども、地域の特性を考えますと、それ以外の方法ということで検討しているところでございます。方法としましては、自治体管路方式であったりとか、単独地中化方式、もしくは要請地中化方式などといういろいろな手法がございます。そのほかに、地中化を行わずに、例えば電線を裏側の道路のほうに回して、そちらから引き込むような形という方法もございます。実際、今後、どのような形であの辺のまちづくりを進めるか、その辺が決まりましたら、その辺の手法につきましても、もう少し具体的な方法を、どうすればいいかというものを検討していけるのかなというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 9番浅野武志君。

○9番(浅野武志君) 地中化も相当なお金がかかるかと思います。北裏、南裏という通りがありますので、それらの移設という先ほど話ありましたけれども、それもやっぱり検討の一つだと思います。それらについて、できるだけ早く、関係機関と調整して進めていただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 建設部長。

○建設部長(伊藤 正君) 地中化につきましても、やはり住んでいらっしゃる方の負担というものも発生してまいりますので、先ほど、まちづくりの話を今後進めていくということがございましたので、そういった中でもあわせて検討させていただければというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 9番浅野武志君。

○9番(浅野武志君) 地中化に対する補助事業みたいなものは検討されているんでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 建設部長。

○建設部長(伊藤 正君) 実施に当たりましては、地下に埋設するというような手法をとる場合には国のほうの補助を受けられる可能性がございます。ただ、そちらにつきましては、そういった位置づけを得るための手続も段階を踏まなければならないものがありますので、地下埋方式ということになれば、そういった手続を順次踏みながら可能な範囲で補助事業のほうも取り込んでいければというふうには考えております。

○議長(相澤 榮君) 9番浅野武志君。

○9番(浅野武志君) せっかくある補助事業ですので、有効に活用して、町並みの景観づくりに役立てていただきたいと思ってございます。
最後に、市長のほうに伺って終わりにしたいと思います。
富谷の原点はしんまち地区にあり、しんまち地区の活性化が必要であります。そのためにも開宿400年の歴史と伝統・文化のある宿場町の町並み景観整備が必要となってきます。市長の取り組みと決意を最後に伺います。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 今回の開宿400年というのは、これまでも答弁でお話しさせていただいておりますが、やはり富谷にとって大きな私はタイミングだというふうに思っておりますので、改めて富谷の歴史を振り返り、そして、新たな観光資源として、やはりこのしんまちを発信していきたいというふうに考えております。そのためには、やはり、議員からご意見もありましたように、まずは地元の地域の、しんまち地域の皆様方との合意形成、そして、それを踏まえて開宿400年の記念事業として、ソフト、ハード含めて、いわゆる景観の保護、またはつくることも含めて、あらゆる角度でハード、ソフト両面でこの機会を生かしていきたいというふうには思っております。最終的には、2020年に向けて全力で取り組んでいきたいというふうに思っておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

○議長(相澤 榮君) 次に、3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) それでは、一般質問をさせていただきます。
質問の1つ目は、新たな軸となる基幹公共交通の実現可能性を問うというところであります。
市長は、施政方針においては、2期目の市政運営において、「公共交通の利便性の向上」を6つの重点施策のトップに挙げております。
今定例会の一般質問においても、その実現に向けて並々ならぬ決意を述べており、全ての難題、課題を乗り越え、地下鉄、ライトレール開業の実現に向け、市民ともども大いに期待と関心を寄せているところであります。
また、基本方針の1つ目であります「暮らしを自慢できるまち」においては、公共交通関連施策の新公共交通システム推進事業については、本市の魅力ある将来都市像や交通体系の姿を示す富谷市公共交通グランドデザインの取りまとめを進めると述べております。
富谷市公共交通グランドデザイン(案)をそのまま引用いたしますが、「本市の新たな骨格となる公共交通の軸として、泉中央から明石台地区、成田地区、大清水地区を結ぶ新たな基幹公共交通の導入を目指します。
なお、具体的なルートや導入するシステムについては、必要なサービスや導入空間、事業採算性など総合的な観点を含め、具体的な再編内容については、関係事業者との協議の上、進めていきます」としておりますが、その内容と進捗状況について伺うものであります。
片側2車線の将監トンネルには、明石台方面から2車線分の車両と国道4号線からの1車線分、車両が流入するため、トンネル手前から渋滞が朝の通勤通学時間帯で常態化し、渋滞の解消または緩和を望む声は強いものがあります。
これらを解消するため、泉中央駅から地下鉄を富谷に延伸できないかという声は従前からあり、市長は地下鉄延伸、「ライトレール」計画を掲げ、今日に至っております。
平成29年3月、年度では平成28年度となりますが、富谷市における新たな交通システム導入に当たり、物理的条件と導入空間の面から交通システムの比較検討がなされ、「富谷市新交通システム導入方向性検討調査報告書」が出されたところであります。
報告書には、「総合すると、地下鉄または小型地下鉄が優位と考えられる。一方、物理的な制約や自動車交通への影響の観点から、LRT(ライトレールでしょうか)、BRT(バス専用レーンによる車両走行と受けとめます)は、優位性に劣ることが想定される」というものでありました。
その年の1月には、河北新報の記事には、「渋滞緩和には、コストを度外視すれば、地下鉄延長が最も効果が高い。導入コストを抑えるなら、路線バス強化に軍配が上る」と報じられましたが、そもそもコストを度外視した事業計画は、民間であれ、役所であれ、現実を直視し、計画の修正か断念するかだと思います。
公共交通グランドデザインの中で、案でありますけれども、将来像実現に向けて取り組む施策の幹線交通の強化として、新たな軸となる基幹公共交通の整備は、定時性の確保が見込めるBRTに近いバス専用レーン整備手法によるものと受けとめたところでありますが、現実を見きわめた施策変更ではないかと考えるところであります。
報告書で述べられているように、6つの基幹公共交通システムを比較すれば、現実問題として、新たな基幹公共交通の導入をBRTに近いシステムとし、早急に実現を図るべきと考えるところであります。
そもそも、先ほどの記事の中で、宮城大学の徳永教授が、「富谷市は既に自動車社会を前提とした町並みができ上がっている」との現状認識は私も同じとするところであります。今、現実を直視するのであれば、明石台から松陵につなぐ都市計画道路、宮沢根白石線などの道路網の整備を図ることにより、将監トンネルに集中する通行量を分散化する施策も必要ではないかと考えるところであります。
以下、グランドデザイン(案)に示された点について、質問をいたします。
1つ目、実現可能性の検討項目である都市交通の需要予測、路線計画、事業の採算性の進捗は。
2つ目、実現性を高めるための優先事項の整理と段階的整備・コスト削減等の方策の進捗は。
3つ目、事業スキームの検討として、仙台都市圏内の関係自治体や宮城県における事業化検討に向けた協議の段階的検討の進捗は。であります。
次に、質問件名2であります。出張所のあり方の検討について質問をいたします。
本市においては、現在、出張所を5カ所設置し、行政サービスを提供しております。新たに開発された団地が本庁舎所在地と距離があり、急増する転入・転出者の利便性に資するためには必要な出張所の設置でありました。
しかし、成田出張所設置からも既に15年以上経過し、市内50平方キロメートルのうち、10ないし15平方キロの範囲の市街化区域だと思われます。狭い地域に5カ所の出張所を今後も継続することについて、行政改革を推進する立場から検討をやはり開始する時期にあると考えるところであります。
また、この間、市民バスの運行や平成29年4月よりコンビニエンスストアでの納付・収納が実施され、また、住民票・戸籍請求などの各種証明交付などにより、利用環境は大きく変わり、利便性も格段と向上いたしましたが、一方では、市が負担するコストも新たに発生しております。
平成30年第4回定例会の議員の一般質問で、「事業見直しの検討は」の出張所に関しての答弁は、次のようなものでありました。
コンビニ等の交付実施により住民票や納税等の利用は減少しております。しかしながら、一定の利用者がいることも事実であり、また、今後確実に増加すると予測できる高齢者にとりましては出張所は安心して利用できる有益なサービス機能であることから、当面、現行体制を維持していくことと考えておるというふうな答弁でありました。
一定理解するところでありますけれども、現行体制の継続のままで本当にいいのかという観点から、改めて質問をするものであります。
そこで、出張所業務のあり方を見直すための検討組織を新年度にも立ち上げ、時代の趨勢に見合う出張所のあり方を市民合意のもと、一定の方向性を見出すべき時期であると考え、以下、質問をいたします。
質問項目の1つ目であります。納付・収納環境の変化に伴う、下記項目について現況や推移を伺います。
1つ目、公的サービスを取り扱うコンビニ数は市内何カ所ありますか。
2つ目、出張所で現金を納付・収納の取り扱いをしている業務の種類であります。
3つ目、平成29年4月から開始したコンビニエンスストアでの納付による収納状況の推移についてであります。
4つ目、コンビニエンスストアによる各種証明交付状況の推移であります。
5つ目、合併市を除く県内市町村におきまして、支所・出張所の配置状況はいかがか伺うものであります。
大きな2つ目、出張所で取り扱う事務のうち、インターネット申請に変えられるものはないか伺います。
3つ目、出張所のあり方を見直す検討をやはり開始すべきと考えますが、市の見解を伺います。
4つ目、出張所のあり方を検討する、これまた組織を設置する考えについて伺うものであります。
以上です。よろしくお願いいたします。

○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの若生英俊議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の新たな軸となる基幹公共交通の実現可能性を問うの問い1と問い2については関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
まず、路線計画につきましては、現在、取りまとめを進めております。公共交通グランドデザイン・基本構想において都市拠点として位置づけた明石台地区、成田地区、大清水地区と泉中央駅区間との軸を計画路線として、今後、事業の深度化を進めてまいりたいと考えております。
また、都市交通の需要予測、事業の採算性につきましては、現在、宮城県及び仙台市にて実施している第5回仙台都市圏パーソントリップ調査の結果などを活用し、分析、評価を行い、総合的な観点から検討を進めてまいりたいと考えております。
あわせて、優先事項の整理や段階的整備、コスト削減等の方策につきましても、先ほど申し上げた事業の採算性などを含めた検討が必要となりますので、段階的に調査研究を進め、整備してまいりたいと考えております。
問い3、基幹公共交通の導入に向けましては、仙台市を初め、仙台都市圏内の自治体や宮城県などの関係機関との連携がより一層重要となると考えており、現在は、仙台都市圏北部地域の関係市町村で構成している各種協議会にて、本市の事業に関する情報提供を行っているところであります。
また、公共交通グランドデザイン基本構想の策定に当たりましては、宮城県で今年度策定された仙塩広域都市計画区域の整備、開発及び保全の方針の内容との整合を図っております。
なお、本市事業を進める当たり設置している富谷市総合交通検討委員会にも宮城県及び仙台市からご参加いただいているところであります。今後も引き続き連携を密にし、ご理解とご協力を得ながら取り組んでまいりたいと考えております。
質問件名2の出張所のあり方の検討について、問い1、納付・収納環境の変化に伴う下記10項目について、現況や推移を伺うことの1つ目につきましては、市税等の納付及びマイナンバーカード利用の各種証明書の交付の取り扱いは、市内18カ所でございます。
2つ目につきましては、市が発行した納税通知書や納入通知書は全て取り扱いしており、具体的には、各種税金や水道料金、保育料や児童クラブ利用料、施設利用料などとなっております。
3つ目につきましては、昨年度における市税及び国保税、上下水道料金、保育料の全てを合わせまして、送付総件数の17.1%を占めております。また、今年度1月末現在では20.5%を占め、昨年度より利用者はふえております。
なお、今年度より開始した放課後児童クラブも合わせますと21.5%を占めている状況となっております。
4つ目につきましては、昨年度の交付実績が618件、今年度1月末までの交付数は644件と増加傾向にあります。全体証明件数5万2,427件の取り扱いの中では1%程度の現状にあります。
5つ目につきましては、合併した6市を除く29自治体の状況は、支所、出張所を配置している自治体が16団体で、過半数を占めている状況にあります。配置数については、1カ所が8団体、2カ所が3団体、3カ所以上が5団体となっております。
問い2、出張所で取り扱う事務のうち、インターネット申請に変えられるものはないかとの問いにつきましては、インターネット申請については平成22年7月から宮城電子申請サービスを既に開始しており、現在、市民課の住民票及び除票の写し交付申請、税務課の税の諸証明の交付申請など20項目の手続を可能としております。しかしながら、利用者はほとんどいない状況であり、項目をふやしたとしても出張所の事務量に影響を及ぼすことはないと思われます。
問い3と問い4については関連がありますので、あわせてお答えいたします。
平成30年第4回議会定例会におきましても同様の質問がございましたが、改めてご答弁させていただきます。出張所につきましては、公民館事業とあわせ、地域に根差した多様なサービスを提供しております。
また、コンビニ交付サービスの実施等により利用環境が確実に向上している状況にもあります。しかしながら、今後、確実に増加していく高齢者にとって市職員と対面方式で安心して利用できる出張所機能の役割はますます高まってくるものと認識をしております。このことから、当面、現行の出張所体制を継続してまいりたいと考えております。
以上です。

○議長(相澤 榮君) この際、午後1時まで休憩します。


午前11時54分 休憩


午後 1時00分 再開

○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) それでは、再質問をいたします。
地下鉄延伸、あるいはライトレール計画、まさに壮大な計画が公約として示されておるところであります。その実現に取り組むというふうなことの姿勢は評価するところでありますけれども、今回の報告書から、そしてまた、グランドデザインへということで構想が示され、これをもとに計画へと段階的にステップを踏んでいくというふうなことだろうと思いますけれども、どうしても、報告書からグランドデザイン構想の経緯を見ても、この先、本当に正しい政策選択なのかというふうなことの視点も含めて、質問させていただきたいというふうに思います。
余りにも膨大な建設コスト、当初から、従前から言われております。そしてまた、今後、社会全体が人口増加傾向からピークを打って、今後30年間、3割ほどの人口減の社会構造になるというふうな局面に入ったことは何度も何度も耳にするところであります。そのようなことになったことも、背景も含めて、具体的に質問申し上げます。
報告書で検討課題としました地下鉄、ライトレールなどの基幹公共交通システム実現可能性の検討ということに期待をしておったんですけれども、それが表記として、表現としてない。あるいは見送られたのではないかというふうに受けとります。そしてまた、もう一つのスキームであります事業スキームの検討において、これにおいては富谷市のグランドデザイン(案)の基本構想ということで示されたわけであります。公共交通の利便性の向上という表現になっております。
つまり、既存バスの利便性の向上ですから、今あるものを向上させるというふうに受けとめざるを得ません。そんなことの中で、既存バスのバス路線、市民バスとさらに有機的につなぐことによって利便性を向上するという表現に、まさに鉄軌道からトーンダウンしたのではないかなというふうに感じます。
そこで、報告書とグランドデザイン案に関して、幾つか質問を申し上げます。
グランドデザインの43ページに表記されておりますけれども、新たな軸となる基幹公共交通の整備は、定時性の確保を図る、BRT、バス専用レーンによる手法と受けとめていいのかどうか、まず1つ目、伺います。
2つ目、これは報告書です。総合すると、趣旨でも述べましたけれども、もう一度繰り返します。総合すると地下鉄または小型地下鉄が優位と考えられる。一方、物理的な制約や自動車交通への影響の観点から、LRTとBRTは優位性に劣ることが想定されると表現されております。このことについて、自動車交通への影響を回避するにはどのような方策があるのか、その検討の経過、方策があるのかについて伺います。
3つ目であります。報告書には導入ルート、A案からD案まで、富谷からだったり、あるいは4号線沿いであったり、あるいは将監、パークタウン経由だったりというようなことで4案示されておりました。グランドデザインにおきましては、都市の主軸という表現の中で、泉中央、明石台、大清水、成田を地下鉄、ライトレールの導入ルートと、Cとかぶさるわけでありますけれども、4つのAからDまでの4ルートのうち、基軸の基幹系公共交通軸というふうなことで、導入ルートはCに絞ったのかどうか、3点目、お伺いをいたします。
次に、第5回の仙台都市圏パーソントリップ調査が行われました。答弁にもありました。この調査は平成14年まで10年ごとに実施されておりましたが、第4回から9年目に当たる平成23年に東日本大震災によりまして状況が大きく変わったこと、そしてまた、平成27年に地下鉄東西線が開業したことを背景に、宮城県仙台市でひと・まち・活動に係る最新の現状を把握するために宮城県と仙台市により実施されたものであります。
この調査は、住民の移動実態を把握するもののようでありまして、どのような人が、いつ、どこからどこへ、どのような目的で、そして、どのような必要手段でというふうなことで、直接の調査項目に答えるというふうなことで集計集約されるもののようであります。
この調査結果、2月21日に仙台市では調査結果が既に概要を公表しております。新聞にも一部掲載されましたが、仙台市の移動手段、これで見ますと、65歳から74歳までの高齢者の自動車の利用が、平成14年が45%、平成29年、今回の調査では58%に伸びましたと。公共交通機関に頼らない生活実態を示す指標が出たと、このような内容の記事だと思います。さらに、休日には自動車の利用が63%にはね上がる。当然と言えば当然だと思います。自動車の利便性というふうなあたりを物語っているのではないかなというふうに思います。鉄道は8%、バスは2%、仙台市でさえ自動車の利用が高い比率でというふうなことで示されたというのが調査の概要から読み取ったところでございます。
そこで、4つ目の質問になりますけれども、この調査結果の概要から、富谷市の都市交通の需要予測は、パーソントリップによるというふうな答弁もありました。需要予測の参考となるデータがあればお示しをいただきたいと思います。そしてまた、計画に反映できるデータがあるのかどうか、伺いたいと思います。
そして5つ目であります。質問の3に関してでありますけれども、鉄軌道、LRT、専用軌道、BRTなどのいわゆる基幹公共交通システムの開業までの整備に関し、今どの段階にあるか。数年たっておりますので、どの段階にあるかということと、計画から開業まで何年程度を見込んでおるのか。一般的には20年から30年というのが、過去、かつての例から見て読み取れるわけでありますけれども、どの程度見込んでいるのか伺いたいと思います。
6つ目、公共交通の利便性の向上というのが今回のグランドデザインのメーンの表現です。まさに交通渋滞の解消につながり、市民には歓迎されるべきものだというふうに思います。使いでのある交通手段、移動手段としての公共交通バス、あるいはここ十数年、市民バスの運行に注力すると捉えていいのかどうか。その表現から注力すると捉えていいのかどうか伺いたいと思います。
次に、出張所に関する再質問でありますけれども、従前、現状を維持すると、当面維持しますというふうなことでありました。対面であることのメリット、行政サービスのメリットといいますか、あるいは高齢者の皆さん向けに、ますますふえる高齢者さん向けには必要度はさらに高まるのではないかというふうな答弁でありましたけれども、対面、どこの場であれ可能でありまして、公民館も職員として残るわけでありますので、一定、職員対応というふうなあたりは可能ではないのか。無人のところに行って無人のところで出したり、受け取ったりというようなことではなくてという意味では可能ではないかなというふうに思います。
まずは、納税、一番数として多い納税納付と、そしてまた証明書発行、この辺あたりを主張所業務から外して集約化する方法を段階的に検討していってはどうかというのが質問の趣旨であります。1カ所の出張所から試行的に行ってみてもいいのではないかというふうに思いますので、ぜひ、この検討と、市民参加の検討委員会の設置、現行どおりという、あるいは委員会設置の件はなかったように思いますけれども、検討すべきものと改めて思うところであります。現行体制の維持に変わりがないのか、そしてまた、検討委員会の設置について、改めて設置を要望し、見解をお伺いをしたいと思います。
以上でございます。

○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。

○交通政策推進室長(近藤正範君) では、ご質問の数点についてお答えいたします。
まず最初、BRTでいいのかというお話でございましたが、BRTがいいということは、基本的に報告書の中では一度も言っていなくて、あくまでも地下鉄もしくは小型地下鉄が優位であるという報告の結果になってございます。
2点目なんですが、今回の調査の中で、仙台市のほうで出したパーソントリップの結果でございますが、実際、県からはまだ出ていなくて、仙台市のみの地区内だけでの結果が22日、2月の日に新聞報道に載ったということでございます。PT調査につきましては、今、県のほうも含めまして、いろいろとそろそろ出てくるのかなというところで我々も非常に期待して現実待っていますけれども、実際には、5月過ぎぐらいに、県としての方針なんですが、各公共団体に対して報告が出せるように頑張っていきたいというお話は聞いてございます。
今回のPT調査そのものについて、27年のデータで、計画に反映できるのかということですが、この計画自体は、実際もっと細かい、実はデータの中にOD表という細かいデータがございまして、そのOD表の中で実際にそのデータを活用しながら、そういう調査についての細かいデータの解析をすればこのデータは相当使えるものだというふうに認識してございます。
A案からD案なんですが、この案についてはまだ確定はしてございません。実際に仙台市の東西線のお話を聞きましたけれども、実際にはこれからの話で、富谷のことをいろいろ考えていただいている中ででございますが、やろうとすると、まずは、今後、仙台市の東西線の例でいきますと、10年ぐらいに関しては、まちづくりと東西線をつくることによって相当にプラスになるものがあるのかどうかというような検討を仙台市ではしたようでございます。ただ、これからどのぐらいかけてやるかについてはまたちょっと話は別でございますが、そういった内容で仙台のほうはいろいろと検討してございます。それを受けた後に、平成10年以降ぐらいになりますと、本当に工事ということを考えまして、ボーリングをやったりとか、それから、車両基地の問題とかいろいろその辺を検討していったようでございまして、ですから、そこの段階まで来れば、ある程度、我々としてもいろいろなルートも含めて、こういったルートでどうでしょうかというものを公表できる状況になろうかというふうに考えてございます。
開業までにつきましては、まだ、あくまでもまちづくりと絡めた調査でございますが、これから実際にかかる、本当にボーリングとかいろいろな検討をしなければいけないということでございますので、現段階ではまだこれから相当の期間を要しながら、工事としてはかかっていくものだというふうに理解してございます。

○議長(相澤 榮君) 次に、企画部長。

○企画部長(種市 優君) ご質問の中で、BRT、LRTにした場合の既存の現況の交通への影響というご質問がございました。これにつきましては、ミニ地下鉄となると地下を行く構造がメーンになってきております。ただし、BRTとか、LRTとなると地上というのがメーンになる。そうすると、地上を並行して車道を専用につくらなければいけないということもございます。物理的にそれをあそこにつくれば問題ないんですけれども、それを既存の道路の幅員の中に設けようとすると影響が出てくるといったところでございます。
公共交通の利便性、市民バスとかを主体にした交通移動手段を考えているかということだったんですけれども、基本的には、今、泉中央から大清水までの軸を基本としまして、その他の大清水とか、明石台とかのアクセス、要するにフィーダー交通という形で呼んでいますけれども、それには市民バス、路線バスが有効だというふうに考えておりますので、必ずしもここでは市民バス等を主体にした交通利便性の向上を考えているわけではなくて、総合的な形で公共交通を考えているといったところでございます。

○議長(相澤 榮君) 次に、市民課長。

○市民課長(渡邊美智子君) 出張所業務、いろいろございますけれども、やはり多いのは納税というか、収納ですね。収納、それから、証明の部分になるかと思いますので、これを外すというのはちょっと現実的ではないというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 次に、総務課長。

○総務課長(神田能成君) 出張所のあり方ということでのご質問でございましたけれども、コンビニサービスができたことによって、サービスのツールがふえたということは明らかだろうというふうに思います。ただ、一方では、従前は、15歳までの年少人口の方が平成28年1月1日現在では18%ほどで65歳以上が17%であった人口の構成が、これが29年1月1日にはまさに逆転をして高齢者がふえていたと。まさに高齢者が徐々にふえてくるということは明らかだろうというふうに思っております。そんな中では、コンビニというふうなツールはふえたにしても、やはりタッチパネルを使って証明書等をとると、そういったことが果たして高齢者には違和感がないのだろうかと、利用しやすいのかどうかということを考えた場合、やはりなかなか難しいんだろうなというふうには思っております。
また、出張所機能は、当然、対面式でございますので、非常に高いサービスだということで、これが富谷市の住みやすさにもつながっているんだろうというふうに思っております。
そういったことから、効率性の観点は当然理解するところでございますけれども、一方で、住民理解というふうな一方の視点を考えた場合、なかなか難しいのかなというふうに思っております。そういったことから、現行体制で行っていくのがいいのではないかというふうに考えてございます。したがいまして、検討委員会の考えについては、今のところは考えていないというところでございます。

○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) 冒頭、政策選択というふうなことを申し上げました。ぜひ、実現に向けて取り組むというふうなことに、それに異論を唱えるものではございません。そこに費用と、そしてまた人的な部分も配置するわけですので、ぜひ、何十年単位のスパンというふうなことも理解するところでありますから、継続的な取り組みにつなげていただきたいと、このように思います。
報告書からグランドデザインへの構想に少しというか、いっぱいというか、質問する趣旨はそういうところが根っこにありました。ぜひ、そういうところを示した中で、報告書の内容を受けて構想に反映する、この辺のあたりのところを期待したところでした。ぜひ、基本計画、一歩進んだ、構想と計画、あるいは報告書と計画、このような関連、連関を持たせながら、市民に向けてもぜひ内容のある計画につなげて、一歩上がった計画につなげていただきたいと、このように思います。
最後となりますけれども、市長は、地下鉄、ライトレール、施政方針でも今後第一の課題として取り組むというふうな趣旨の発言がありました。ライトレール、地下鉄、実現可能と考え、引き続き施策として取り組む考えに変わりはないと思いますけれども、その決意を伺って終わりといたします。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 決意は全く変わっておりません。そのための、今回、公共交通グランドデザインの基本構想、基本構想から、これから基本計画に入って、段階的にこの事業を実現に向けて進めてまいりたいというふうに思います。

○議長(相澤 榮君) 次に、14番高橋正俊君。

○14番(高橋正俊君) それでは、通告に従い、一般質問を始めます。
まず、1問目ですが、せせらぎ公園の今後の維持管理についてです。
先日、せせらぎ公園で小さいお子さんを連れた若いお母さんとお話をする機会がありました。11月にこの近くに家を購入し移り住んできたとのことで、「このような環境で子育てができて大変うれしく思っています」と、おっしゃっておりました。
また、登米市から娘と孫に会いに来たというおばあさんの話ですが、「団地の中にこのような公園があるところはほかに見たことがない」と、大変感動していました。
このほかにも、公園を高齢者の方々がのんびりと散歩されていたり、ペットと一緒に散歩をしていたり、ランニングをする人、走り回って遊ぶ子供たちの様子を見ていると、改めて、せせらぎ公園は成田地区の市民を中心に多くの人々が安らげる憩いの場であり、また、子供たちが体を使い伸び伸びと遊べる場所でもあると思いました。
この公園のよりよい環境を守っていくには、大変大きな費用がかかっていることは承知しているところでありますが、「住みたくなるまち日本一」を目指している富谷市には避けて通れない問題の一つだと思います。そこで、維持管理について次の質問をします。
1、富谷市ではせせらぎ公園をどのように考えているのか、お伺いします。
2番目、30年度に公園の清掃を4回から3回にした理由を伺います。
3、公園の清掃の費用はどのぐらいかかっているのか、お伺いします。
4、4回から3回にして、費用の違いはどのぐらいなのか、お伺いします。
次に、今、市が所有している土地の有効活用についてお伺いします。
現在、富谷市が所有している土地は売却する方向で考え、ひより台にあった1万9,065平方メートルという大変広い所有地を売却決定したことは、今後の維持管理費などを考えればよい判断だったのではないかと改めて思うところであります。しかし、私は市の財産は市民の財産でもあることを忘れてはならないと思います。ですから、売却も一つの方法でありますが、地域の住民の声を聞きながら地域のために有効に使うのも一つの方法ではないかと思います。そこで、成田六丁目にある2カ所の市所有地について質問いたします。
1、そもそもこの土地は何のためにあったものなのか伺います。
2、この土地の今後の利用計画はあるのか、お伺いします。
3、地域の方々からの声があり、駐車場として利用することはできないのか伺います。
以上です。

○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの高橋正俊議員のご質問にお答えさせていただきます。
質問件名1の成田せせらぎ公園の今後の維持管理についての問い1でございます。せせらぎ緑道の維持管理につきましては、一般の緑道で行う除草や剪定のほかに、せせらぎ水路の清掃や水をきれいに保つためのろ材の交換、ポンプ施設の保守点検が必要であり、その維持管理に係る費用は電気料金などを含めると年間約700万円となっております。また、せせらぎ水路は整備から20年以上経過しており、機械設備の故障も懸念されるところであります。今後もせせらぎ緑道を適切に維持していくためには、維持管理費の縮減が大きな課題になることから、せせらぎ水路の新たな活用方法も含めて検討してまいりたいと考えております。
問い2、せせらぎ緑道につきましては、維持管理費を縮減するため、業務内容を精査し見直しを行っております。その中で、水路の清掃はこれまで6月、8月、11月、3月の年4回実施してきましたが、冬期の12月から3月の間は水路の流れをとめるため、11月の清掃を中止してもポンプ施設に影響を与えないことから、清掃を中止して年3回としたものであります。
なお、水路の落ち葉については、シルバー人材センターに依頼し清掃を実施しております。
問い3と問い4については関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
まず、せせらぎ水路の清掃費用は、年4回実施しますと約330万円かかりますが、年3回にすることによって約260万円となり、約70万円、22%の費用を削減することができます。また、シルバー人材センターに依頼した落ち葉の清掃業務は1回当たり約3万5,000円ですので、この業務を実施しても費用の削減となります。
質問件名2の市が所有している土地の有効活用についての問い1でございます。成田六丁目の2カ所の市有地でございますが、地番で申し上げますと、27番の2については集会所用地として、9番7については防災施設用地として所有しております。
問い2と問い3については関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
まず、集会所用地につきましては、将来的に成田第二町内会から新たな町内会が分離新設するとなった場合には集会所の建設を行うこととなります。また、防災施設用地については、昨年度に防火水槽の管理に必要な範囲を分筆を行いましたが、残りの部分の具体的な活用方法は現時点で決まったものはございません。
現在、行政改革の一環として、市有財産の有効活用を掲げており、未利用地については貸し付けも含めた活用を推進することとしています。つきましては、今回ご質問のあった土地についても町内会や近隣住民のご意見を踏まえ、駐車場利用を含めた活用方法の検討を進めてまいりたいと考えております。

○議長(相澤 榮君) これより高橋正俊君の質問は一問一答により行います。14番高橋正俊君。

○14番(高橋正俊君) ただいまの市長の答弁、大変私はいい方向に考えてくれているなというふうに解釈したところでございます。
まず、せせらぎ公園の質問ですが、これはどういうわけか、私ちょっとわからなかったんですけれども、将来、このせせらぎ公園をなくすというような、住民からそういうお話があって、今回この質問をしたわけでございますが、そういう話というのは本当にあったのかどうか伺います。

○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。

○都市計画課長(高田浩幸君) せせらぎ緑道につきましては、なくすという形のことはなくて、ちょっと維持管理がかかるんですけれども、ちょっとかかり過ぎているという形のことなので見直しをしていきましょうという形の話でございます。

○議長(相澤 榮君) 14番高橋正俊君。

○14番(高橋正俊君) 今回、4回から3回にしたことについては、私は何の不満も持っておりませんが、せせらぎ公園の川の汚れる原因として、花が散る時期や落ち葉の時期、夏に水温が上がって緑の藻が発生する時期などが考えられますが、その清掃する日にちはそういったことを考慮して今回3回にしたのか、その辺伺います。

○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。

○都市計画課長(高田浩幸君) 先ほど市長のほうからも話があったとおり、清掃の時期については、今、議員からお話のあったとおり、やっぱり藻対策という形のものと、落ち葉対策というのもあるんですけれども、落ち葉対策のほうにつきましてはシルバーさんとかに依頼をしまして、現地を注視しながら対応をしてまいりたいと思っております。

○議長(相澤 榮君) 14番高橋正俊君。

○14番(高橋正俊君) 地元の地域の方々がいつの時期に汚れて、掃除しなければならないとかということを、ぜひ相談しながらやってもらいたいと思います。
それから、せせらぎ公園の写真が市のパンフレットなどに使用されたり、富谷の代表的なスポットの1つだと思っていますが、この写真を載せることによって富谷市のイメージアップにつながっているのか、その辺をお伺いしたいです。

○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。

○都市計画課長(高田浩幸君) 現在、それにつきましてはホームページ等で載せておりまして、なかなかああいう施設はほかの市町村にもございませんので、いいPRになっていると思っています。

○議長(相澤 榮君) 14番高橋正俊君。

○14番(高橋正俊君) マイナスにはなっていないと私は思っているんですけれども。
ある住民の方から、車で走ってきて仙台から富谷市に入ると、町並みを見るとほっとするというお話しされた人もおるんですけれども、これは緑豊かで道路や街路樹などもきれいに整備管理されているからだと思います。これも、せせらぎ公園も一つに入ると思うんですけれども、道路や街路樹などもきれいに整備されて緑豊かな町並み、せせらぎ公園をもっときれいに維持管理していくことは、市民の財産の価値を守り、市民の心を豊かにし、「住みたくなるまち日本一」につながるのではないかと思いますが、市長の考えを伺います。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 議員のご意見のとおり、私も同感でございます。今回、市制に当たりまして、あの総合計画を策定するに当たりまして、市民の皆さん、住民の皆さんにアンケートをとったときに、「これからも富谷に住み続けたいですか」という中で、9割以上の方が「住み続けたい」。その理由の中で、「子育てのしやすさ」、そしてまた、もう一つが「緑豊かな環境」というものが大きな理由に挙げられていましたので、やはり富谷の緑豊かな環境というのは守っていくことが富谷の「住みたくなるまち日本一」の実現につながるものだというふうに思っておりますし、その代表的なシンボルがまさにせせらぎ緑道だと思っておりますので、これからもしっかりと大切に維持管理に努めていきたいというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 14番高橋正俊君。

○14番(高橋正俊君) それでは、次に、土地の有効活用について再質問させていただきます。
今後、成田以外の地域でも要望があれば土地の有効活用をする考えはあるのか、お伺いしたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) 土地の有効活用については、他の地域につきましても同じような考えを持ってございます。

○議長(相澤 榮君) 14番高橋正俊君。

○14番(高橋正俊君) 有効活用することにより維持管理費を減らすのにもつながると思いますが、見解を求めます。

○議長(相澤 榮君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) 議員のご指摘のとおりでございます。

○議長(相澤 榮君) 14番高橋正俊君。

○14番(高橋正俊君) 最後の質問です。
今後、新しい施設もいいのですが、今ある施設もきれいに維持管理をしていくことも考え、「住みたくなるまち日本一」を目指し、市長の2期目の市政運営をしっかりとやり遂げてほしいと思いますが、市長の見解を伺います。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 議員のご意見のとおりでございます。まずは、やはり既存の施設をいかに大切に、そして、効率的に維持管理をしていくかというのは大変重要だというふうに思っておりますので、長寿命化計画に基づき、適切にしっかりと既存の施設を有効に活用しながら大切に維持管理に努めていきたいというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 次に、4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) それでは、本日最後の質問をさせていただきます。
平成31年第1回定例会は、平成という元号の最後の議会となりました。新たな元号は何になるのか、マスコミなどでも盛んに取り上げられており、関心の高さがうかがえます。新しい元号になることは時代の流れを変えようとする試みとも言われ、大きな時代の節目の年と言えます。本市におきましても、皆さんご承知のように、平成28年10月10日、町から市へと変わり、そのことは富谷にとっても大きな節目の年であったと思われます。このような2つの大きな節目の年に議員という立場をいただいていることに感謝の思いでございます。
また、若生市長におかれましては、市民の皆様から寄せられた大きな期待のもと、無事2期目を迎えられ、さらに「住みたくなるまち日本一」の実現を目指して日々全力で取り組まれている姿勢に深く感謝申し上げます。
さて、近年、子供を取り巻く環境は、いじめや貧困、虐待など悪化の一途をたどっています。2月8日の河北新報によりますと、国連の子どもの権利委員会は、日本で子供への虐待の暴力が高い頻度で報告されていることに懸念を示し、政府に対策強化を求めたと記されています。
そのような中、本市では、昨年10月29日、日本ユニセフ協会から全国5自治体の1つとして、「子どもにやさしいまちづくり事業検証作業モデル自治体」の委嘱を受けました。これを受けて、「子どもの権利条例」に基づき、1、子供が大切に育てられ健やかに成長できるまち。2、子供が安全安心に暮らすことができるまち。3、子供が友だちと交流し楽しく遊び学べるまち。4、子供が地域社会の絆の中で役割を持ち生き生きと参加できるまち。5、子供の意見を聞きまちづくりに生かすまちの5つを柱として、昨年11月20日、国連が定める「世界子どもの日」に「富谷市子どもにやさしいまちづくり」の推進を宣言したことは大変意義深いことであると思います。
この5つの柱は、どれをとっても大変重要であり、本市の子供の権利を守ることに熱意を傾ける姿勢が強く感じられます。「子どもにやさしいまち」とは、全ての人にとってやさしいまちであり、住みたくなるまちであります。「子どもにやさしいまちづくり」を通して、子供の権利を承認、実現させることによって子供の生活を今以上に向上させ、そのことにより現在の、そして,未来のコミュニティをよりよい方向に変えていくのではと考えます。
さて、子供たちの安全安心な放課後の居場所となる児童クラブと放課後子ども教室についてです。放課後児童クラブは厚生労働省の管轄のもと、共働き家庭など保護者が昼間家庭にいない小学校に就学している児童に対して、学校の余裕教室や児童館などを活用して授業の終了後または長期休暇期間中に適切な遊び場や生活の場を与えて、その健全育成を図ることを目的とした事業です。
特に、児童の発達段階に応じた主体的な遊びや基本的な生活習慣を習得できる場としての機能を有し、放課後を安全安心に過ごすことができる居場所として、まさに家庭のような役割を担っている。その役目は大きく重要であると考え、今回も取り上げさせていただきました。
そして、放課後子ども教室は、文部科学省が管轄し、全ての子供を対象として安全安心な子供の居場所を設け、地域の方々の参画を得て、学習やスポーツ文化活動、地域住民との交流活動などの取り組みを推進するもので、地域の居場所をつくるという側面においては児童クラブと同じですが、生活の場というよりも、学習、体験の場という側面が強いということになります。
平成19年度に文部科学省が実施する「放課後子ども教室推進事業」と厚生労働省が実施する「放課後児童健全育成事業」(放課後児童クラブ)を一体的、あるいは連携して推進する「放課後子どもプラン」が創設され、本市におきましてもそれぞれの地区の実情に合った連携した取り組みが行われてきたと思われます。さらなる児童クラブの充実と子ども教室との連携が重要であると考え、以下、質問いたします。
(1)放課後児童クラブについて。
(1)平成31年度のそれぞれの定員に対しての申し込み人数は。
(2)登録している児童のうち、気になる児童の特性についてどの程度把握しているか。
(3)東向陽台放課後児童クラブの整備について今後どのように考えているか。
(2)放課後子ども教室について。
(1)事業の現状と本市のこの事業に対する評価と位置づけについて。
(2)今後の事業展開について。
以上、よろしくお願いいたします。

○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの長谷川る美議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名、放課後児童クラブと放課後子ども教室についての(1)放課後児童クラブについての(1)です。平成31年度のそれぞれの定員に対しての申し込み人数につきましては、2月6日現在の状況となりますが、それぞれ申し上げますと、富谷小学校児童クラブが定員100名に対し107名、学校長期休暇中が23名。同じく富ケ丘小学校児童クラブが定員120名に対し112名、長期休暇利用30名。東向陽台小学校児童クラブが定員180名に対し125名、長期休暇利用36名。あけの平小学校児童クラブが定員160名に対し112名、長期休暇利用35名、日吉台小学校児童クラブが定員160名に対し172名、長期休暇利用35名、成田東小学校児童クラブが定員150名に対し87名、長期休暇利用17名、成田小学校児童クラブが定員70名に対し91名、長期休暇利用20名、明石台小学校児童クラブが定員150名に対し77名、長期休暇利用26名となっております。
(2)登録している児童のうち、気になる児童の特性についてでございますが、日常生活で気になる面が感じられる児童については、児童クラブと小学校が直接話し合いを行い、児童の行動や特徴について共通認識を持つようにしております。市と児童クラブ運営事業者間では月に一度の情報交換会を行い、その都度、報告を受けております。また、特に必要な場合は随時話し合いの場を持っており、状況の把握をしております。
(3)東向陽台小学校児童クラブ棟については、現時点では利用者からの要望や施設面で活動に支障を来すような状況にないことから、当面は現状での運用を考えております。
問い(2)の放課後子ども教室についての(1)でございます。現在、本市における放課後子ども教室につきましては、「チャレンジキッズ」の名称で東向陽台を除く5公民館で実施をしております。地域に根づいた公民館を活用することにより、放課後において身近で安全に活動できる居場所の提供に寄与しているものと認識をしております。
また、公民館で差異はあるものの、地域のボランティアやシニアサークルなど地域の特色や人材を活用したさまざまな体験活動を通して、子供たちの健やかな成長につながる側面も持ち合わせており、継続して実施をしていく必要性が高い事業と考えております。
(2)今後の事業展開につきましては、核家族化や女性就業率の上昇に伴うさらなる共働き家庭の増加等が見込まれる状況から、時代に即した子供の居場所づくりが必要であると考えております。2月22日には、全公民館と生涯学習課が連携し、今後の放課後子ども教室のあり方について情報交換会を開催したところです。今後につきましては、全公民館での事業実施を目指し、地域の方々の理解と協力を得て公民館活動と連携した学習やスポーツ、芸術・文化活動などの多様な機会の提供に取り組むとともに、安心安全な環境づくりに努めてまいりたいと考えております。
以上です。

○議長(相澤 榮君) これより長谷川る美君の質問は一問一答により行います。4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 8つの児童クラブのうち4つ、富谷と富ケ丘、日吉台、成田で定員を上回る申し込み状況ということでしたけれども、市としては上回るということに対してどのように対応なさる予定でしょうか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 昨年、一昨年、平成29年、平成30年4月、それぞれの児童クラブの利用率を出したところ、全て47%から最大で63%の利用率というふうになっておりますことから、多少登録人数が上回ってもキャパを超えることはないという判断で、皆さん、入所のご案内をさせていただいております。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 31年度から一応定員ということを設けましたよね、数を。その中で、そういうふうに多くというところに対してどのようにお考えなのか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 今申したとおり、通常の平日において定員数を超えるということはまずあり得ないという考えでございます。学校長期休暇利用中についてはそれに近い数字が出てくるところもあろうかと思います。引き続き、余裕教室等を利用したところでサテライトができるかどうかというところを学校と協議していきたいと思っております。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 31年度、まだこれからも申し込みがあるかもしれないんですけれども、その場合はどのようになるでしょうか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 実際、新1年生が入って活動が始まってくるところ、日常の生活が始まるところで、その利用状況を見ての判断になってくるかと思います。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 利用率ということでしたが、いつの時期の利用率ということでしょうか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 先ほど言ったのは平成29年4月と平成30年4月の1日から30日までの平均利用率でございます。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 多くあれしても全員のお子さんはいらっしゃらないということであろうということなんですが、ロッカーとか下駄箱についてはどうなんでしょうか。一応全員分準備しなければいけないとか、そこら辺についてお伺いします。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) その辺につきましては、事業所さんと話をさせていただいて、どうしても足りなくなるであろうと予測されるところについてはほかの使っていない施設のロッカーを転用するであるとか、そういったところで対応していきたいと思っております。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 足りなくなるであろうと思われるところについて、具体的にお伺いします。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 現在のところ、もしかしたらロッカーが足りないかもというお話をいただいているのは日吉台小学校でございます。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 富ケ丘児童クラブなんですけれども、長期休暇のみの利用が30人という、その30人のためにということはないんですけれども、定員オーバーしているというふうになっていますけれども、そのことについてはどのように考え、どのような対応をお考えなのか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 同じ答えになろうかと思いますが、夏休み、例えば長期休暇中に使用しないであろう学校の教室、ことしからエアコンもつくということでございますので、使わせていただくように、教育委員会、学校とお話し合いをさせていただきたいと思っています。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) その場合には指導員の方はそちらにつかなければいけないというか、必要だということになるんですが、その他についてはどのようになっておりますでしょうか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 現在の支援員で足りなくなるという、目の届かないところでの活動、サテライトということになりますので、その辺は協議していただいて、どうしても足の出てくるというところについては、こちらも協議して補正対応をするということも出てくるかと思います。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 富ケ丘のほうは小学校の空き教室を利用してということでしたが、富谷と日吉台、成田についてはどのようになるんでしょうか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 基本的には、先ほどから申し上げているように、夏休み中等使用しない教室を使わせていただくということで考えております。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 利用率からしてということで、全員来ないだろうという中でというお話だったんですけれども、登録しているお子さんがそういう状況であっても、中にはちょっと気になるお子さんとかがいらっしゃって、そういうお子さんも受け入れているという状況の中で、ちょっと指導員の方の手が足りないというような現場の声もありますけれども、それについてどのようにお考えでしょうか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 基本的に、普通学級でいわゆる気になるお子さん、グレーゾーンのお子さんという方も相当数いらっしゃるということはお聞きしております。それについても、どうしても1人の支援員さんが目をかけていなければいけないという場合がある場合は、こちらのほうも先ほどとあわせて協議していただいてということになろうかと思います。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 一番気になる部分なんですが、もし仮に、どこまでというのはわからないんですが、お子さんが定員よりも多くとか何か、あるかないかもわかりませんけれども、そういった場合についての安全面とかについてはどのようにお考えでしょうか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 安全面ということですけれども、支援員の数についてはもちろん国の基準というものを遵守してやっていきたいと思っております。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 広さが決められている中で定員よりも多くという場合、そのお子さんたちの窮屈感とか、どうしてもお子さんたちというのは、狭いところにたくさんというか、多いお子さんが一緒にいるとトラブルとかそういうことが起こるのではないかなということからちょっとお聞きしたんですけれども、その辺についてお伺いします。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 先ほど申したとおり、1人1.65平米、日々の生活ではまず超えることはないだろうというところで、もし、そこを常時超えるというところが可能性としてはゼロではないというところですので、出てきた場合、そこはちょっとまた別個で考えたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) そうすると、今申し込みのお子さんたち全員受け入れるということで、待機は出さないですよという市の方針ということでよろしいんでしょうか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 保健福祉部長。

○保健福祉部長(奥山育男君) 今、課長が申し上げているとおり対応を考えておるんですけれども、今の気になるお子さんへの対応、安全面も含めまして、施設の面積的な部分については、定員を設けながらも実際の利用状況を踏まえながら、可能な中でやっております。
支援員さんについては、支援を要する児童の研修会等も年に何回か行いながら、気になるお子さんの対応、あるいはその安全面の確保、そういったところも踏まえて研修をして支援員さんの質の向上に努めておるところでございます。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) すみません、ちょっと先ほどの確認なんですが、待機は出さないということでの市の考えということで、再度、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 保健福祉部長。

○保健福祉部長(奥山育男君) 失礼いたしました。
その関係につきましては、やはり定員の中で登録された方の利用状況、そして、長期休暇のときの利用状況、そういったところから、当然ながら許容範囲を超えるようなこともうかがわれます。そのときには、課長申し上げたとおり、サテライトというような対応を考えております。その辺については、今の状況の中であらかじめ教育委員会のほうとは協議を進めながら、そういった状況に備えて対応を検討して進めてまいります。

○議長(相澤 榮君) この際、午後2時15分まで休憩します。

午後 2時00分 休憩


午後 2時15分 再開

○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) それでは、市長にお伺いします。
定員よりも多く受け入れるということは、必要としている保護者の方にとっては大変ありがたいことだと思います。けれども、今後、ただ私が思うのは、受け入れ人数というか、そういうものを考えますときに、果たしてそれが児童クラブに通っているお子さんたちにとってどうなのかというそういう考えが重要ではないかなと思います。児童クラブに登録しているお子さんは、大人の事情で児童クラブに通っているお子さんがほとんどだと思います。私は去年の猛暑の中、夏休み期間中、汗を拭き拭き児童クラブに通っているお子さんを目にしたときも、そのように感じました。
「子どもにやさしいまち」であるには子供の目線が重要だと考えますが、どのようにお考えでしょうか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 放課後児童クラブ、実はこれは、私、全国市長会で、今、教育民生委員会の役員で子ども子育て委員会に属しているんですけれども、これほど、放課後児童クラブ、ましてや全ての小学校敷地内にという全てに設置しているのは、実は全国的にかなり進んでいるということでございます。そこはまずご理解いただければというふうに思います。
これはやはり富谷なので子育て支援をということでしっかりと推進をした結果でございますし、その中で、いわゆる定員に合わせてということで、ある程度想定して、今回、児童クラブを設置をしたわけですけれども、現状、今、当初の想定よりも若干多目に登録いただいているというのも事実でございます。ただ、やはり今後も引き続き、先ほど来答弁していますように、最大限受け入れられるように、その環境、受け入れていくように最善の努力をしていきたいというふうに思っております。
定員なのでということでここで打ち切ったりすることのないように、最大限、いわゆる実質的な利用率というところで何とか受け入れを続けていきたいなというふうに考えております。その中で、いろいろご不安もあるかと思いますけれども、民間の事業者の方々が誠心誠意、情報も共有しながらしっかりと対応していただいておりますので、その部分に関しては大変我々も安心をして、信頼をしてお願いをしております。
なおかつ、常に毎月、情報交換会も行っていますし、課題についてはしっかりと情報を共有していますので、そこら辺は最大限、もちろん子供たちにとっての居心地のいい、安心して過ごせる児童クラブをしっかりと行っていきたいというふうに思っています。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 現場の方からは、忙しいとは思いますけれども、月に1回とか2カ月に一遍でもいいので、市のほうの方が、市の担当の方とかがちょっと現場のほうを見に来てほしいという声もあったりしますけれども、そのような声は届いておりますでしょうか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 定期的にということはございませんが、例えば何かどこかが調子悪いとか、そういったときは必ず担当のほうで行くようにしております。定期的なというところも、こちらに直接は届いていないんですが、ちょっと考えて定期的に行くような形もとりたいと思っております。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 他の自治体によっては、支援員のスーパーバイザー的な職員による児童クラブの巡回を実施されておりまして、支援員の方を支援しているというところもあるようですが、富谷にとってはこのことについてどのようにお考えでしょうか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 先ほど申し上げたとおり、月に一度、事業者の代表の方との意見交換会、情報交換会をしておりまして、その席に保育統括監等も同席しておりますので、何かそこでお聞きになりたいこととか、情報共有したいこととか、そういうことがあればその場で打ち合わせするようにしております。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 次に、気になるお子さんについてです。気になるお子さんの中には、子供たちの声がちょっと児童クラブの部屋だと響くようなところもありまして、学校とは違うということで、環境の中になかなかなじむことができなくて、事務室などで指導員の方と一対一で過ごすことによってようやく落ちついているんですという、そういうお子さんもいらっしゃるんですということをお聞きしたんですが、そういう報告などは受けておりますでしょうか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 繰り返しになりますけれども、月一度の情報交換会をしておりますので、そういった気になるお子さんの情報であるとかそういったところは、詳しかったり、詳しくなかったりというところはあるんですけれども、情報としてはこちらもいただいております。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 気になるお子さんの受け入れは、子供たちの心の成長ということからも本当に大切なことだと思います。どうしてもそのお子さんに手がかかるという現状の中で、決められた子供の人数に対する指導員の数ということで十分な活動ができるのかどうなのか、その辺どのようにお考えでしょうか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) これもちょっと繰り返しになるんですけれども、やはり、どうしても1対1でつかなければいけないとかそういった場合は、こちらのほうでも加配という形の支援員の増員とかそういったところも考えております。あと、こちらのほうでも、先ほど部長も答弁しましたが、年3回から4回程度、支援員の研修をというものを実施しております。今年度も支援を要する児童の基本的理解と援助ということで講演を行っております。また、来年度もその支援を要する、いわゆる気になるお子さんというところの対応というところでの講演を予定しておりますので、その辺の講演での成果というところも期待したいところでございます。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) ただいま加配を考えているというお答えでしたけれども、具体的なところというのはどのようになっておりますでしょうか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 加配を考えているというか、場合によっては加配をつけなければいけないというところですので、そこは事業者さんとの協議の上ということでございます。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 場合によってはということで、それは既にということでしょうか。それとも、新年度、それとも、もう少し先とかというあたり、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 現在、1対1というところでの支援を要しているお子さんというのはございません。これから、今年度に関してもほぼ1年やってきて、支援員の方もお子さんの常態がよくわかっているところでございます。今後、来年度、31年度に関して、ちょっとここは1対1じゃないと難しいとか、もしそういう話があったときに協議をするということでございます。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 児童クラブと学校との話し合いというのは大変重要だと感じます。ただ、先ほどもちょっとお話ししましたけれども、場所が変わったり、児童クラブの中でまた違ったお友だちというか、そういう人間関係がある中で、気になるお子さんの様子も、学校ともしかしたらちょっと違う部分があるかもしれないというふうなことも考えたときに、ちょっと専門家の方からの、以前もちょっと質問させていただきましたが、アドバイスとかそういうことも必要なのではないかと思いますけれども、その点について、再度、検討というお答えでしたけれども、その後、どのように検討されているか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 保健福祉部長。

○保健福祉部長(奥山育男君) そういったところで、今課長が申し上げましたとおり、支援員の研修会等を、専門の方の、例えばことし1月ですと宮城女子学院大学の教授をお迎えして、その辺お話をいただいたり、そういったことを市として主催して、あと、今運営事業者3者合同で研修会等も開きながら、そのようなお子さんに対する理解と対応をどのようにするか、そういったところの勉強もしながら現場のほうに対応しているところでございます。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 支援員さんとお話ししていますと、確かに、そういう研修とか、そういう机上といいますか、そういう知識も大事、そういうことも大事なんだけれども、そのお子さん、今接しているお子さんにどういうふうにしていったらいいかという、実際のところを知りたいという声が結構あるんです。なので、そういったところでそういう専門の方に入っていただいて、定期的に回っていただいたり何かしながらというところで、どうなのかなということでお聞きしたんですけれども、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 保健福祉部長。

○保健福祉部長(奥山育男君) 今後の研修のあり方とか、支援員さんのそういう研修支援、そういったところは、今お話しのような対応の方法も考えながら検討してまいりたいと思っております。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 次に、東向陽台放課後児童クラブのことについてお伺いします。プレハブを建築してから何年になるんでしょうか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 済みません、詳しい資料は持ち合わせておりません。たしか、平成20年ぐらいだったと思いますので、10年ほど経過しているかと思います。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 児童クラブが利用するようになってから何年になりますでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 平成27年度からでございますので、ことしで丸4年ということになるかと思います。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) リースの料金、金額はお幾らになっておりますでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 長谷川議員に申し上げます。前もって調査できる項目については一々ここで聞かないで、そのほうが効率よくいくと思います。時間ばかり進みますので。議員の皆さんもしっかりとそれは聞いていますし……。
それから、先ほども申し上げましたけれども、聞こえないという方もいらっしゃいます。だから、マイクもうまく調整しながら真正面に持っていって、そして、言葉尻をはっきりして質問してください。
子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 済みません、契約書等、詳しいところあれなんですけれども、200万弱、年間で190万円だったと思っています。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 年々、プレハブも老朽化していくと思いますし、以前は新たな建築の計画もあったということでしたが、立ち消えになったということも聞いています。現場の方からすると、ある程度、建てかえのめどといいますか、そういうものをお示ししていただけると仕事をしていく上での励みになるのではないかなというふうに考えたりするんですが、市長の考え、よろしくお願いいたします。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 東向陽台規模をもし建てかえるとしても、億単位の1億を超すぐらいのお金がかかります。今、先ほどお話ししたように、年間のいわゆるリース代を払っても、かなりこれは建てかえるとなるとそれなりの費用がかかりますので、その辺は、今現状、答弁でも先ほど申し上げましたように、現場においては、特に父兄さん、児童さんからふぐあいだったりという問題は届いておりませんので、そういう意味におきましては、今後も現状のままご利用いただければというふうに思っているところでございます。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 今現在利用している建物についてなんですが、昨年12月に、プレールームで遊んでいたお子さんが床に頭をぶつけて8針縫うという事故がありました。そのことについて、市はどのように受けとめておりますでしょうか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) まず、児童クラブですので、体育館と違って、暴れるというか、スポーツをしたりするという前提では立っておりませんので、遊び方に気をつけて遊んでいただければというふうな話を事業者さんとしたところでございます。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 現場の指導員の方たちは、遊び方といいましても、お子さんなのでなかなかそこら辺難しい部分もありますけれども。床のかたさ、それがちょっと、コンクリートにビニールを敷いてというところで、そういうものも原因の一つではないかというふうにお話がありましたけれども、それについてはどのようにお考えでしょうか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 児童クラブという性質上、保育所に準ずるという考えでいけば、当然、敷き物とすれば防煙のもの、軟化性のものを使わなければいけないというところでございます。そうすると、かなり費用的にもかさむところもありますし、子供の安全が第一というところを考えましても、敷いたところでちょっとやっぱり段差が生じたりとか、逆に危ないという事態も考えられますので、当面、激しい運動というところをするのであれば、例えば校庭で遊ぶであるとかそういったところで、室内で遊ぶときは遊び方に気をつけていただければというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) ただ、やっぱりけがをしたということを私は重く受けとめたいと思うんです。そういったところ、だから、何かしら、遊び方を気をつけて、外で遊ぶようにということであっても、やはり雨の日があったりとか、子供同士のことですから何が起こるかわからないという中で、やはり何か、それに対して対策というか、それは必要なのではないかと思いますけれども、再度、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) まず、床がかたいというところなんですけれども、まず、普通の教室、それから、廊下であっても、やっぱり転んで頭から落ちればやっぱりけがはすると思うんです。その辺、やっぱり、どういった形で遊べば大丈夫なのかとかその辺も含めて、児童クラブのほうで、それも一つの人間経験の一つではないかなというふうには思っていますので、そういったときの活動、それから雨で外で遊べない、きょうは室内で遊ばなければいけないときにどういう遊び方をすればいいのかというところでも、考えて活動をしていただければいいのかなというふうに思っております。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) そのことについての市と東向陽台放課後児童クラブでの話し合いというものは十分、協議といいますか、持たれたのでしょうか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 現場のほうは、私もかたいという話を伺って見に行きました。確かにかたいと、見た感じ、隣の部屋よりは若干もしかしたらかたいのかなというところは、正直、感じたところですが。ちょっと別の児童クラブで、学校の先生をやられた方に聞いてみると、「いや、教室はもっとかたいよ」という話もいただきましたので、通常の教室ぐらいのかたさという認識でございます。児童クラブ、事業者さんのほうにも、ちょっと当面、遊び方を考えて工夫していただいてというふうな話はしております。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) そうしますと、先ほどの市の課長からのお話に対して、現場の方たちはそれで納得というか、そのようにしていきますという形で一応お話は終わっているというか、一応、そういう受けとめ方をされているということでよろしいんでしょうか、再度、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) そのときは、まず見に行って、こういうものかというところで見させていただいて、それから、代表の方とのお話でそういった話になったということでございます。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 次に、同じプレールームの蛍光灯のカバーのことについてなんですけれども、カバーがないということで、ボールが当たったりすると蛍光灯が割れて危険な状況になるということで、前からそういう話が出ているということもありまして、今回、質問のほうにさせていただきたいと思って今お聞きしているんですけれども、これについて市はどのようにお考えでしょうか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) まず、先ほどから繰り返しになりますけれども、まず、児童クラブ、運動場ではございませんので、ボールを使うというところは想定してございません。さらに、飛散防止というところなんですが、保育所等でも使っております、若干値段は高くなるんですが、フィルムを張った飛散防止の蛍光灯というものがございますので、どうしてもボールを使いたいんだと、それは危なくない範囲でということにはなるんですけれども、飛散防止でということを考えるのであればそちらの蛍光灯に変えてという話はさせていただいております。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 遊び方、ボールを使う、使わないというのもありますけれども、やっぱり、子供たちの活動の中でそういったことも、これはだめとか、規制よりも、野放しにというわけにはいきませんけれども、活動の中でそういったことも出てくるのではないかなというふうに私は思います。それについて、担当というか、事業者さんとの話し合いというのは終わっているんでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 保健福祉部長。

○保健福祉部長(奥山育男君) そのような事故が日常茶飯事起きてはそれはまずいわけですけれども、そのようなことも、やっぱり子供たちがそういった環境の中で、危険、そういったものも、体験というものもその中で必要なことではあるんじゃないかなと。言葉は乱暴かもしれませんが、私はそう思います。先ほどの、転んで頭をぶつけてけがしたと、これも日常茶飯事そういったことが起きるのであれば、それは活動の中の指導員なり、事業所での指導のあり方に問題がありますし、その子供さんが超えてそのようなけがに至ったのであれば、それはけがしたことには大変お見舞い申し上げますけれども、そんなことを通じて、危険だとかそういったことを学ぶ、そういったものも児童クラブというものの中でも大切なことではないかなというふうに思っております。何でもかんでも守るといいますか、保護してあげると、それが全てよろしいのかといえば、私はそれはちょっと疑問じゃないかなというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 確かに、私も何もかにも全部守ればいいとかそういう考えではありません。やはり、自分の身は自分で守るというか、そういう考えも大事だと思いますけれども。ただ、先ほどの、ちょっと話戻りますけれども、8針というのは結構大きいんじゃないかなということもありましたし、安全対策というところもやはりきちんとやっていかないと、何か責任を問われたときにということも思いましたので、ちょっと確認の意味も込めて質問させていただきました。
次に、放課後子ども教室についてお伺いします。
先ほど、東向陽台で実施されなくなったという答弁でしたけれども、その時期と理由についてお伺いします。

○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) 東向陽台公民館でのチャレンジキッズにつきましては、28年度まで実施しています。ですが、29年度からはお休みということなんですが、その背景としては、チャレンジキッズにつきましては、議員もご承知のとおり、コーディネーターさんだとか安全管理員さん、ボランティアの方々に非常に中心になってご尽力いただいております。そういう方々の、ちょっと課題ではあるんですけれども、やっぱりそういう方々をうまく探し切れなかったという側面が一つ。もう一つ、やっぱり放課後児童クラブさんが学校のほうに移動されたということもあって、今その過渡期にあるのかなというふうに認識はしております。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) いつごろからまた再開とか、そのめどとか、そういうことについては立っているんでしょうか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) 先ほど、市長も答弁の中で、2月22日に全公民館と生涯学習課で、今後のチャレンジキッズのあり方について情報交換させていただきました。目指すところは全公民館でやりたいというところです。放課後児童クラブとは違いまして、預かりという側面はちょっと薄くて、多様な活動の提供、地域とのつながりというところが当然ございますので、何とか、ご協力いただける地域の方々を探して事業展開につなげていきたいと考えております。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 今の事業の現状というか、その中で、放課後児童クラブとの連携しているところというのはございますでしょうか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) 連携ということであれば、チャレンジキッズの活動だよりというようなものを作成、各公民館でしております。東向陽台公民館はやっておりませんけれども。そういう公民館は各児童クラブ宛にそういう文書をお渡ししております。学校のほうにも出しておりますので、お互い、事業の中身ですとか実施内容は承知しているのかなと考えております。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 富谷の中央公民館ではどういうふうな、児童クラブと子ども教室について、どのような活動をなさっておりますでしょうか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) 富谷中央公民館につきましては、現状、今の状態としては児童クラブさんもおりますので、かなり密接な状況の中で事業が展開されているというところでございます。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 富谷の放課後児童クラブは、今後、小学校に移った場合、移りますよね。移る予定になっておりますよね。その場合についてはどのようになるのか、何か、計画ということではないですが、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) 当然、先ほども申し上げた情報交換会の中で、クラブさんが移ってしまった先のことについては、どのようにアプローチをしていこうかということは既に中では検討済みでございます。ただ、私どものやっているチャレンジキッズ、これは放課後児童クラブの方だけを対象にしているわけではございません。児童全体を対象にしておりますので、幅広い視点を持った中で事業の展開を考えているところでございます。

○議長(相澤 榮君) これをもちまして本日の一般質問を終わります。
これで本日の日程は全て終了しました。
本日はこれにて散会いたします。
お疲れさまでした。


午後 2時42分 散会

平成31年第1回定例会議事録(第5号)

平成31年3月7日(木曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 金 子 透 君
  • 2番 青 柳 信 義 君
  • 3番 若 生 英 俊 君
  • 4番 長谷川 る 美 君
  • 5番 畑 山 和 晴 君
  • 6番 齊 藤 秀 行 君
  • 7番 藤 原 峻 君
  • 8番 佐 藤 聖 子 君
  • 9番 浅 野 武 志 君
  • 10番 西 田 嘉 博 君
  • 11番 菅 原 福 治 君
  • 12番 出 川 博 一 君
  • 13番 浅 野 直 子 君
  • 14番 高 橋 正 俊 君
  • 15番 佐 藤 克 彦 君
  • 16番 山 路 清 一 君
  • 17番 渡 邊 俊 一 君
  • 18番 浅 野 幹 雄 君
  • 19番 安 住 稔 幸 君
  • 20番 相 澤 榮 君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 市長 若 生 裕 俊 君
  • 副市長 高 橋 義 広 君
  • 企画部長 種 市 優 君
  • 総務部長 山 田 豊 君
  • 市民生活部長 吉 田 尚 樹 君
  • 保健福祉部長 奥 山 育 男 君
  • 経済産業部長 荒 谷 敏 君
  • 建設部長 伊 藤 正 君
  • 保健福祉部次長兼保健福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター所長 中 山 高 子 君
  • 保健福祉部長寿福祉課技術参事兼保健福祉総合支援センター所長兼高齢者施策専門監 安 積 春 美 君
  • 企画部企画政策課長 松 原 誠 君
  • 企画部財政課長 高 橋 弘 勝 君
  • 市民生活部税務課長 泉 川 潤 哉 君
  • 市民生活部生活環境課長兼清掃センター所長 安 藤 司 君
  • 保健福祉部地域福祉課長 菅 原 俊 司 君
  • 保健福祉部健康推進課長 菅 原 順 子 君
  • 経済産業部産業観光課長 鴇 幸 浩 君
  • 経済産業部農林振興課長 齋 藤 英 夫 君
  • 建設部都市整備課長 高 橋 隆 美 君
  • 企画部企画政策課参事兼交通政策推進室長 近 藤 正 範 君
  • 教育長 菅 原 義 一 君
  • 教育部長 佐 藤 英 樹 君
  • 教育部教育総務課長 渡 邉 正 弘 君
  • 教育部学校教育課長 相 澤 美 和 君
  • 教育部生涯学習課長兼総合運動場所長兼民俗ギャラリー館長兼図書館開館準備室長 小 山 温 君

事務局職員出席者

  • 事務局長 富 澤 裕
  • 次長 高 橋 直 美
  • 主事 大 村 峻 史

議事日程 第5号

平成31年3月7日(木曜日) 午前10時00分 開会

日程1 会議録署名議員の指名
日程2 一般質問 19番 安 住 稔 幸 議員
1 (仮称)やすらぎパークとみやについて
2 富谷市まちづくり産業交流プラザについて
15番 佐 藤 克 彦 議員
1 富谷市の農業振興策を問う
7番 藤 原 峻 議員
1 国保税の低所得者、子育て世代への支援を
2 化学物質過敏症に対する啓発・対策強化を問う
3 図書館建設に向け、市民の意見をどう反映させるのか
6番 齋 藤 秀 行 議員
1 社会資源を守る

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり 午前10時00分 開会

○議長(相澤 榮君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。


日程第1 会議録署名議員の指名

○議長(相澤 榮君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、12番出川博一君、13番浅野直子君の2名を指名いたします。


日程第2 一般質問

○議長(相澤 榮君) 日程第2、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。19番安住稔幸君。

○19番(安住稔幸君) おはようございます。
それでは、一般質問をさせていただきます。
その前に、市長、本当に2期目の当選おめでとうございます。期待しておりますので、よろしくお願いします。
それでは、一般質問をさせていただきます。私は、2件の一般質問をさせていただきます。まず1件目、(仮称)やすらぎパークとみやについて。
1月25日、総務常任委員会におきまして、(仮称)やすらぎパークとみや予定地の視察調査を行いました。予定地の現地視察により完成時の様子がうかがえました。公営墓地を議会で何度も訴えた者といたしまして、本当にこういった方向性、形ができましたことに、本当によかったなと思っております。
しかし、パークゴルフ場と墓地との間には植栽はされるようでありますが、何か設置されるわけではなく、違和感は拭えない状況でございます。何かしらの手だてを考えるべきでありまして、再考を促すものであります。
パークゴルフ場を利用される方々はここで休憩をしたり、昼食をとることもあると思います。墓参や納骨で来られる方もこの墓地を眺め、周辺を眺め、思いにふけることもあると思います。しかし、現在の整備計画では、そのような場所は計画に盛り込まれておりません。パークゴルフ場を利用される方々が昼食や休憩がとれるような大屋根の施設があることが望ましいとも考えます。墓参に来られた方々のための場所も必要と思います。この方々のための屋根のある施設をパークゴルフ場と墓地との緩衝に設置してはいかがでしょうか。
また、敷地内河川の護岸等を整備し、子供連れで楽しめるように整備してはいかがでしょうか。河川も市民の憩いの場としての活用も検討していただきたいものと思います。
パークゴルフ場、また公営墓地への市民の期待も大きいわけであります。以下、質問いたします。
1、管理棟南西側の全面を広場といたしまして、パークゴルフ場を利用される方が昼食や休憩をとるような大屋根の施設があることが望ましいと考えますが、いかがでしょうか。
2、敷地内河川の護岸等を整備し、河川も市民の憩いの場として活用してはどうか、でございます。
2問目に入ります。富谷市まちづくり産業交流プラザについてでございます。
富谷市まちづくり産業交流プラザ、TOMI⁺は、昨年7月1日にオープンいたしました。TOMI⁺は、新規創業支援、サテライトオフィス誘致支援、富谷市のビジネスチャンスを掲げ、まちづくりの拠点として活動しております。また、シルバー人材センター、くろかわ商工会富谷事務所、富谷市民俗ギャラリーも入っております。イベントも開催されており、さまざまな方々の交流の場として期待をしております。
しんまちを訪れた人が、「ここは何ですか」、「何をしているところですか」と聞かれることがあるようです。このような方々にぜひ立ち寄っていただくために、また興味を持ってもらうために、敷地入り口あたりに掲示板を設置してはいかがでしょうか。認知していただくには積極的なアピールは大事であり、必要であります。
また、しんまちの目的の店を訪れた人が、しんまちのほかの店や施設を知らずに、そのままほかに寄らずに帰られているとも聞いております。せっかくしんまちに来ていただいた方々に、しんまちのほかの店や施設、市内の店や名所旧跡に立ち寄ってもらうために、TOMI⁺の1階で観光案内はできないでしょうか。富谷のことをより知っていただけると考えます。
さて、富谷宿は、元和6年(1620年)に藩祖伊達政宗公より黒印状が交付され、正式に富谷宿として開宿いたしました。明年は、開宿400年を迎えます。私は、富谷生まれでもなく、富谷育ちでもありませんが、「富谷宿」開宿400年のこのときを、この地、富谷で迎えることに身震いがいたします。恐らくここにおられる方もそう感じられていると思います。
2月24日、TOMI⁺で「富谷の歴史をたどる」が開催されまして、富谷の歴史について講演がありました。清水学芸員は、市内の地域での発掘調査により、富谷宿が置かれる前から集落の痕跡が多数見られ、富谷では古墳は確認されていないが、今泉の北方向の大和町に鳥屋古墳がある。また、富谷には製鉄遺跡も発掘されており、北方を意識しての武器の材料にしていたのではないか。その中で、特に白鳥遺跡では窯で焼いた器や硯も出土しており、白鳥遺跡は住居跡ではなく、役場のような建物が建っていたのではないか。年代的に見ると多賀城とのつながりもあるのではないかと。蝦夷への防衛ラインが見てとれるのではないかと、清水学芸員は話をされておりました。
ひょっとしたら、富谷は当時において重要な地域であったのではないかと想像を膨らませております。大変おもしろく、わくわくしながら拝聴させていただきました。ほかのどの地域にも劣らない、富谷にはすばらしい歴史があるのだと改めて認識させていただきました。
このような歴史を改めて発見、認識する、誇りを持てるのも、発掘調査や出土品、当時の資料などがあればこそであります。これらのものがなければ歴史を知ることができず、富谷の歴史、過去の文化、生活の営みに思いをはせることはできません。民俗ギャラリーには、たくさんの出土品や貴重な資料が展示されております。ここでは、富谷の歴史に思いをはせることができます。
民俗ギャラリーには、約1,000万年前、富谷が海であったときのクジラの化石に始まり、縄文時代、中世代、江戸時代、近代、現代と多くの貴重な資料が展示されております。特に、吉川十兵衛が文政6年(1823年)に大童村を描いた「十兵衛絵図」など、貴重なものも展示されております。このようなものを間近で見ることはすばらしいことで、ありがたいと思います。
しかし、このような貴重なものが万が一にも破損や汚損、事故などにより消失などしたら、本当に取り返しのつかないことになります。そのほかにも、ほかのものにかえがたい、またかわりのないものもあります。私たちの目に触れさせていただけるのはありがたいことでありますが、さきに述べたとおり、貴重なものがあってこそ、当時の様子などに思いをはせることができるものです。ほかのものにかえがたいものは、レプリカ、複製品をつくってはいかがでしょうか。
富谷の歴史、当時の人々の営みを証明する貴重なものです。そのようなものが存在してこそ、富谷、そして、そこに住む人々がいたことを私たちに伝えているのです。それを現在の私たちが認識し、郷土に誇りを持てるということと思います。
また、遺跡の発掘調査の報告書は、データベース化をして、市のホームページに載せられないでしょうか。富谷のことを、歴史を知りたい方々も民俗ギャラリーに来ているとも聞いております。発掘資料のホームページアップに取り組むべきと考え、以下、質問いたします。
1、敷地入り口に、イベントや事業の告知、周知のための掲示板等を設置できないか。
2、1階に富谷市の観光案内ができないか。
3、民俗ギャラリーの展示品で、特に重要であり、ほかのものにかえがたい貴重な資料の保存のためにレプリカをつくってはどうか。
発掘資料の電子データ化をホームページで公開できないか。
以上でございます。

○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) おはようございます。
それでは、ただいまの安住稔幸議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の(仮称)やすらぎパークとみやについての問い1。本計画につきましては、これまでもご説明してまいりましたとおり、複合施設として、墓地とパークゴルフ場の一体整備を念頭に進めてまいりました。異なる性質のものを分離することなく、芝生墓地や植栽等により、景観には十分に配慮した中で融合していきたいと考えておりますので、ご理解のほど、お願いをいたします。
また、大屋根施設につきましては、基本計画の中で、管理棟西側は多目的広場として利用する計画であり、訪れた方々がさまざまな目的で交流できるスペースとして使うことを想定しておりますので、屋根の設置は難しいところではありますが、利用される方々の昼食や休憩スペースにつきましては、今後進めていく設計の中で確保していきたいと考えております。
問い2、河川も市民の憩いの場として活用してはどうかというご意見でございますが、本河川は、農業用水として使用されており、農繁期には堰がとめられることになり、水位や水量が変化し、当然、天候に左右される可能性もありますので、安全上の問題が生じることから、活用は難しいものと考えております。
質問件名2の富谷市まちづくり産業交流プラザについての問い1でございます。TOMI⁺入り口への掲示板等の設置につきましては、TOMI⁺での活動PRやイベントのお知らせ、また、講座等の募集など、TOMI⁺で活動する方々の情報発信の場として掲示板は重要なものと考えております。
昨年のTOMI⁺オープン以来、サテライトオフィスに誘致活動しているIT企業との間で、新技術による屋内外ディスプレー掲示板、電子掲示板の設置に向けて協議を進めております。この新技術による掲示板は、現在、富山市で実証実験を行っており、本市においてもTOMI⁺において実証実験を行っていただくよう働きかけております。
今後、設置が実現しましたら、最新の技術により夜間でも明るいディスプレー掲示となり、また、情報がすぐに変更ができ、新しい情報を伝えられ、さらに動画も配信することができるシステムとなります。このことにより、TOMI⁺で行われるさまざまな情報を屋内外で掲示することが可能となり、地域振興と施設PR効果は高まるものと思っております。ぜひ、設置に向けて積極的な活動を展開してまいりたいと考えております。
問い2、TOMI⁺での観光案内につきましては、昨年のオープン以来、富谷宿やしんまち巡り、富谷茶畑など、場所の確認にご来場される方々がふえてきている状況となっております。問い合わせの際には、1階事務所に従事しているTOMI⁺コンシェルジュや受付管理人において、観光パンフレットの配布や説明、道案内等を行っております。また、歴史に関する専門的な問い合わせに関しましては、民俗ギャラリーへ照会するなどの柔軟な対応を図っております。
今後は、TOMI⁺に常勤している受付管理人等を対象に観光案内や市政情報などをPRできるような研修を行い、また、観光パンフレットの充実など、まち歩きに訪れた皆さんに本市の魅力を伝えられるような取り組みを行ってまいりたいと考えております。
問い3、レプリカにつきましては、貴重な資料の保存方法としては有効な手法の一つであると考えております。レプリカであれば、資料の劣化や退色を気にすることなく保管できるメリットがあるほか、観覧者が直接手にとるなど、親しみやすい展示につなげることも可能となります。しかしながら、レプリカ作成を実施する上では、作成する資料の選定や作成費用等に考慮する必要がありますので、将来的な活用方法も含め、文化財保護審議会のご意見もいただきながら継続的に検討を重ねてまいりたいと考えております。
問い4、発掘資料の電子データ化、ホームページで公開できないかにつきましては、これまで本市におきましては、大きな発掘が行われた際に文化財の通知に基づいて報告書を作成し、現在5冊、刊行しております。刊行後は、富谷市内の公民館図書館や宮城県内外の主要な図書館において活用を図っているところであります。
本市では、インターネット等を用いた情報発信を積極的に進めていることから、既存の5冊を含め、今後の発掘資料につきましても電子化を進め、市ホームページにおいて公開できるよう取り組みを進めてまいりたいと思います。
以上です。

○議長(相澤 榮君) 19番安住稔幸君。

○19番(安住稔幸君) それでは、再質問させていただきます。
私の質問項目の中で、大方、前向きに検討していただけるということでありまして、市民の方も多分喜ばれることと思っております。
まず、パークゴルフ場、公営墓地、やすらぎパークとみやでありますが、こちらの多目的広場のところに屋根のもので考えていらっしゃるということではありますが、結構な人数の方が来ると、特にパークゴルフ場のほうですね。と思いますと、やはりそれなりのものということで大屋根という、私、表現させていただいたんですが、ということでちょっと思っております。ただ、そうしますと、ちょうど真ん中の広場のところに芝生墓地が、第2期、第3期でできる予定に計画としてはなっております。そうしますと、やはり場所的に考えますと、その広場を全て埋めるほどの大きな建物ということではありませんが、広場もあり、そしてまた建物もあるということを考えますと、ちょっと思ったんですが、2期、3期の部分をもうちょっと、今回、追加でつくって、将来的には駐車場スペースとかということで考えていらっしゃるようでありますけれども、追加で用地買収もする予定の場所もありますし、若干、のり面のほうを追加で造成すれば、芝生墓地のほうなんかは何とか数のほうの確保はできるのかななんて、私、素人判断でありますけれども、ちょっと完成予想図などを見まして思ったわけであります。
そして、そのようにすれば、南西側に広がります広場が、完全に広場として、一本、真ん中に入るというような形にすれば、非常に、墓地とパークゴルフ場をある程度分けるというか、分けることができるのかななんて思っております。その辺につきまして、改めて、これからの実施計画に向けての検討をすべきではないかなということで思っております。
続きまして、TOMI⁺のほうでありますけれども、掲示板につきましては、電子掲示板ということで、すごいものが今度できるのかなと思っています。
また、観光案内につきましては、研修などもされるということで、ぜひとも、改めて観光案内所とまでいかなくても、多くの方が気軽にまたお声がけできるような、そういった周知というか、入り口の案内というか、そういったものをぜひやっていただきたいということで思っていますので、その辺について、再度、お願いいたします。
また、レプリカについてでありますが、非常にやはり多分、相当金額的なものもかかるのかなとは私も思っております。私ちょっと思ったのですが、この辺の部分につきまして、寄附を募るというか、そういったようなものでやっていったらどうかななんて思っております。いろいろな、随分、今回は何度も、新しくギャラリーができてから行かせていただいておりますが、本当に、例えば最近の絵でありますと、最近描かれたというものでありますけれども、「奥州街道富谷新町絵図」とか、あれは古文書とかそういうことではありませんけれども、本当に多分あれは昭和の時代の富谷の新町の様子を描いた絵図とか、ああいうものは多分あれ一品だけだと思うんですよね。また、富谷小学校の木製の表札というのでしょうか、木のあれがありまして、また、富谷小学校旗、ちょっと今現在の小学校旗がちょっとわからないのであれなんですが、あと、西成田小学校旗も展示されております。ああいったものなんかは、聞きますと、西成田小学校旗はもちろん小学校の旗はそれ一つだけということで、本当に富谷のやはり村になってからの話になりますでしょうか、本当に富谷の歴史を示すやはり本当に大事なものと思います。
本当に自由にさわれるような状況になっておりまして、余りさわらないほうがいいんだろうとは思いながらも、ちょっとさわってみてしまうというということもありまして、やはり、万が一、ちょっとそういうつもりがなくても、誤って汚してしまう、壊してしまうということもあるのかなと思っております。
あと、いろいろ古文書もありまして、また、内ケ崎作三郎先生のいろいろなお手紙やら何やらも、多分あれも全て一品物というか、ほかのものにかえがたいものが展示されていると思います。
そういうことを考えますと、本当に万が一のことを考えますと、一斉に複製をつくるとかというわけではありませんが、やはりその辺を考えながら徐々に進めていくのもよろしいんではないかなということで思っております。その辺をぜひお考えいただきたいと思います。
明年は、開宿400年ではありますけれども、将来的には、その後も、どうなっていくかわかりませんけれども、極端なことを言えば、開宿1,000年もあるわけでございます。そう考えますと、1,000年に向けて富谷の歴史を残すというのは、今現在いる我々のやはり務めであり、責任かと思います。費用もかかるということもありますが、その辺をやはり考えて、徐々にでも、そういったものに手をかけていくというのがやはり大事かなということを思っております。その辺について、再度お聞きいたします。
以上です。市長、お願いします。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) まず、やすらぎパークとみやにつきましては、先ほど来お話しさせていただきましたように、これから実際の測量、設計に入りますので、十分にきょう議員からいただいたご意見を踏まえて、最大限、そういったスペースを確保できるように努力していきたいというふうに考えております。
2つ目のTOMI⁺につきましては、やはりこれから開宿400年という一つの記念すべき節目を新たな観光資源として最大限生かしていきたいというふうに思っておりますので、そういう意味では、観光、交流人口の拡大に向けて、これから、その受け入れ体制も含めて、あとは案内の質も高めるということも含めて、施設整備とあわせて迎える側の人の教育等も人材育成も含めて、積極的に取り組んでまいりたいというふうに考えております。
なお、レプリカにつきまして、確かにこれからまた先のことを考えれば、後世に残していくという意味では大変重要なことだというふうに私も認識をいたしているところでございます。レプリカ、寄附を募るというのも大変すばらしいご意見だというふうに思いますので、その辺も含めて検討をしていきたいというふうに思っております。
また、最終的に、その辺含めながら検討をしていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。

○議長(相澤 榮君) 19番安住稔幸君。

○19番(安住稔幸君) それでは、最後でありますけれども、TOMI⁺のホームページというのでしょうか、それが載っております。しかしながら、何と表現していいかわかりませんけれども、移動するようになっていまして、そこにTOMI⁺の部分が出てきます。じゃなくて、それはそれでいいんですが、ちゃんと張りつけてあるというか、そういうものがあるといいのかなと思います。
そしてまた、民俗ギャラリーのホームページというか、それもやはりそういったもので張りつけていただくと、富谷の歴史はそこをクリックすればずらっと、今までの資料、先ほどございましたいろいろな発掘調査の資料やらその他もろもろ、きのうも民俗ギャラリーのほうにお伺いいたしまして、いろいろな富谷の歴史やら発掘場所の云々とか、こういった資料をたくさんいただいてきました。こういったものがやはり見られるようになると、なおさら富谷に対して関心を持っていただける方が多いのかなと思いますので、その辺につきましてお考えをちょっと、これは担当部署のほうでよろしいかと思いますけれども、お願いしたいと思います。
そしてまた、前にもちょっと取り上げたことがあったんですが、優待クーポンというか、割引クーポンつきの施設や店のカード、そういったものもやはり、そういった観光案内のような場所ができるとなればそういったところに、商工会の皆様のご協力をいただきながら、そういったようなものもやはり将来結びつけていったほうがよろしいのかなと思っております。この辺につきまして質問いたします。
以上です。

○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。

○経済産業部長(荒谷 敏君) それでは、ただいまのホームページの関係についてお答えさせていただきます。
こちらにつきましては、TOMI⁺のほうにサテライトオフィスとして入居しているIT企業のご協力をいただいて、TOMI⁺のホームページをまずつくっております。そういった中で、運営については市のほうが行っているんですけれども、ただいまいただいたご意見を踏まえまして、何とかもっとよりよいものにさせていただきたいと思っております。
あわせて、民ギャラのほうもこれから、同じ建物にありますので、できればそういったところを協力しながら、皆様に見ていただけるようなホームページ、そういったものの展開を考えてまいりたいと思います。
ご意見いただきました商工会関係とかそういったものにつきましても、これからどんどん取り入れていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 次に、15番佐藤克彦君。

○15番(佐藤克彦君) おはようございます。
私は、富谷市の農業振興策について質問いたします。
ことしも2月下旬に平成31年産米の生産の目安が、JA、市等で構成された富谷市地域水田農業推進協議会で決定した生産の目安がJAより通知されました。目安は55.42%で、生産調整率は44.58%となり、前年より0.83%減反が強化されました。
農家では、44.58%の減反で、どのような作物を栽培してよいか、毎年悩んでおります。大豆、露地野菜、果樹との作付誘導政策がありますが、なかなか決定するまでには至っておりません。
平成30年産から始まった生産の目安は、集荷業者米の配分を実施する方式で、達成度により加算もなければペナルティーもありません。生産の目安の基準は集荷業者が販売可能な数量をもとに積算した数値であり、生産の目安を超えた数量は自己責任による対応が必要となります。だだ、生産の目安を超えた場合は米価の下落につながります。目安の達成が求められています。
また、米の消費量の減少も続いており、米の消費拡大の努力も多く求められています。近年、自然災害が多く発生しています。富谷市でも山林が開発され、森林の保水力が低下しています。調整池などで被害拡大の防止を図っていますが、古い団地では調整機能が劣っているところもあります。これらのことで被害を受けるのは農地が大部分であります。
農地における排水路は、農地に降る雨水に対応するためにつくった排水路が多いです。地区外の雨水を考えて水路をつくっていないのが現実です。市の応分の対応が求められます。
堰については、可動堰でなく、固定堰が多くあります。そして、老朽化しています。これらの改修も重要です。富谷市の水田では農業振興地域に編入し農用地指定を受けていない水田も多くあります。農家と協議する必要を感じています。有害鳥獣(特にイノシシでございますが)による被害も多くあります。市においても対応はなされております。ただ、一層の対策強化が大切です。
今、農家は高齢化と後継者問題、米の消費の減少、自然災害、有害鳥獣の被害など、多くの諸問題を抱えております。外圧により結んだ環太平洋経済連携協定(TPP)とEU欧州連合との経済連携協定(EPA)の発効で、農畜産物輸入の急増などで大変苦しく、先の見えない状況になっております。足腰の強い農業を育てるための本市の農業政策を質問いたします。
1、水田農業(減反等)の対策は。
2、園芸作物、果樹などの振興策は。
3、農業用施設(排水路等)の整備の対策は。
4、有害鳥獣対策は。
以上、質問いたします。

○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの佐藤克彦議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名、富谷市の農業振興策を問うの問い1でございます。水田(減反等)の対策につきましては、今年度から始まった全国の需給見通しや地域協議会でまとめた認定方針作成者ごとに積み上げた生産計画を踏まえ、宮城県地域再生協議会で設定した生産の目安に基づき生産配分を行いました。
本市での取り組みといたしまして、大豆や飼料用米作付などの対策を行うとともに、市独自の取り組みとして、作付しない水田を保全管理することを目的とした水田保全支援事業を実施しております。また、超過分の生産を海外への輸出用米として取り組むことを視野に農協と調整を図る予定でございます。
問い2、園芸作物、果樹の振興対策につきましては、本市における特産品のブルーベリーの振興を進めるとともに、新特産果樹の取り組みとして、シャインマスカット、イチジク、ぽろたん栗、ラズベリーの作付を推奨しており、今後は、富谷茶復活プロジェクトの取り組みにより富谷茶の作付も進めていきたいと考えております。また、農協と連携して曲がりネギを推奨するとともに、蜜源にもなる地力増進作物を作付して地力を回復させた後に高収益性作物の野菜などを作付する取り組みも推進してまいります。
問い3、農業用施設の排水路等は、基本的には受益を受ける水利組合または生産者で維持管理をしていただいております。
なお、受益者等の負担軽減を目的に破損修理及び整備を実施する場合には、農業用資材支給にて支援を行っております。
問い4、有害鳥獣対策につきましては、平成30年度宮城県鳥獣被害防止総合支援事業交付金を活用し、一ノ関、二ノ関、志戸田、明石、西成田地区におきましてイノシシ対策用のワイヤーメッシュ柵を各町内会の皆様に設置をしていただき、被害拡大防止に努めていただきました。新年度につきましては、明石地区の残り分と、現在協議中ではございますが、石積町内会を予定しております。今後もこの交付金を活用し被害防止に努めていきたいと考えております。
なお、設置していただいた町内会におきましては、イノシシ被害対策物理柵設置事業補助金を交付しており、設置における支援を行っております。また、農地へ設置する電気柵等におきましては、鳥獣被害防止電気柵等設置事業補助金を交付し支援しております。
現在、イノシシの目撃情報をもとに被害対策実施隊と現地を調査し、箱わな及びくくりわなの設置を行い、捕獲活動を実施しており、年々成果が出てきているところでもございます。
以上です。

○議長(相澤 榮君) これより佐藤克彦君の質問は一問一答により行います。15番佐藤克彦君。

○15番(佐藤克彦君) 最初に、他の市町村と富谷市の生産目安が異なるということは、私、大和町と富谷市の水田協の役員をやっているものですから、大和町は62%の生産ができるんです。富谷は55%しかできないんですよ。この差はどうしてこういうふうに生まれたのか、説明ください。

○議長(相澤 榮君) 農林振興課長。

○農林振興課長(齋藤英夫君) 米の配分につきましては、一律配分と傾斜配分というものがございまして、この傾斜配分の算定基準には、特別栽培米の作付割合や認定農業者数、担い手への集積割合を基礎としたポイント制で計算されております。富谷市ではこの割合が低かったために影響を受けているのが現状でございます。

○議長(相澤 榮君) 15番佐藤克彦君。

○15番(佐藤克彦君) 富谷ももっとつくれるようにするためには、認定農業者をふやしたり、環境保全米をつくればいいんですか。そうすると、もっと多くの米をつくることができるんですか、質問します。

○議長(相澤 榮君) 農林振興課長。

○農林振興課長(齋藤英夫君) 認定農業者は、今までのこの割合なんですけれども、今後、目安で来ていますので、多くつくってもよいというのではございませんが、一応目安で配分しております。

○議長(相澤 榮君) 15番佐藤克彦君。

○15番(佐藤克彦君) 水田農業を経営する後継者として生産団体や法人の育成が必要と思います。どのような育成対策を考えていますか。

○議長(相澤 榮君) 農林振興課長。

○農林振興課長(齋藤英夫君) 現在も行っておりますが、新規就農者支援事業ということで、そちらのほうで支援のほうをしております。

○議長(相澤 榮君) 15番佐藤克彦君。

○15番(佐藤克彦君) 新規就農者、この方で認定になれるんですか、現実問題として。一応認定の基準はあるんじゃないですか。新規就農で一発に認定になれるわけないですよ。そこのところ、もうちょっと詳しくお願いします。

○議長(相澤 榮君) 農林振興課長。

○農林振興課長(齋藤英夫君) 新規就農につきましては農業のほうの支援でございまして、認定農業者につきましては所得が年収480万円以上という条件がございます。

○議長(相澤 榮君) 15番佐藤克彦君。

○15番(佐藤克彦君) 最終的には法人とか、そういうふうに持っていかなくてはなかなか後継者として育っていかないと私は思っています。そこの中で、富谷市ではどのような生産法人等を育成し、何組織ぐらい考えていますか。

○議長(相澤 榮君) 農林振興課長。

○農林振興課長(齋藤英夫君) 生産組織につきましては、今現在、まず1つございまして、生産組合、そちらのほうが大体3つぐらいありますので、まず目標としましては5法人ぐらいだと考えております。

○議長(相澤 榮君) 15番佐藤克彦君。

○15番(佐藤克彦君) その組織の規模はどの程度の規模、水田面積でいいですので、教えてください。

○議長(相澤 榮君) 農林振興課長。

○農林振興課長(齋藤英夫君) 後でお知らせしたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 15番佐藤克彦君。

○15番(佐藤克彦君) じゃあ、次にいきたいと思います。
今、小学校5年生で稲づくりの学習を行っておりますよね。学校田を持ってやっている学校は何校ありますか。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 3つでございます。

○議長(相澤 榮君) 15番佐藤克彦君。

○15番(佐藤克彦君) 小学校5年生、将来の消費者であり、農業後継者なんですよ。もっとこの制度を大きくする必要があると思いますが、どう思いますか。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) まず、稲のほうの教育ということなんですが、そこの部分を、稲刈りとか田植えとかをできる、そういった部分を提供していただくような、そういうものとか、そういうできる環境にないとなかなかそれが実施できないでおります。

○議長(相澤 榮君) 15番佐藤克彦君。

○15番(佐藤克彦君) 私も学校田関係、一応携わっていますが、やっぱり学校とかから農家の方にお願いされたら、農家の方は嫌と言われないんです。だから、学校の先生方ともっと協議して、必要かどうか、それを認識しながら学校田という大切な機会です、子供たちが覚える。それを活用する方法を考えていただきたいんですが、どう思いますか。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) これから検討してまいりたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 15番佐藤克彦君。

○15番(佐藤克彦君) じゃあ、次にいきたいと思います。
日本農業新聞3月5日版でこういう記事がありました。
文部科学省の調査で、2018年は小中学校での米飯給食の実施回数が全国平均で3.5回にふえたことがわかっております。関係者は13年の和食の世界無形文化遺産登録などをきっかけに、和食文化の見直しが教育の現場でも広まっていると見て、学校給食での米消費拡大の取り組みが着実に進んでいると書いております。
また、日本料理の料理人らでつくる和食給食応援団の西居 豊事務局長は、米飯給食の回数がふえたことを大きな前進と評価し、背景に20年の東京五輪があると見て、五輪では日本の食文化の発信が掲げられています。第3次食育推進計画で食文化の継承が重点課題の1つとされていることも追い風となっております。和食は品目をバランスよくとれて健康によい。朝食や夕食でパンやパスタを食べている子供たちも多い中、せめて学校給食で週4.5回は米飯を行うべきと記事では書いております。
富谷市において、米飯給食の回数をふやす必要があると思います。どのように考えておりますか。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 現在、富谷市におきましては週3.5回ということで米飯のほうを提供しております。ただ、以前も他議員のほうからもそういった部分でご飯の提供を多くというようなお話をいただいておりました。ただし、やはりバランス的な部分とか、それから、食べ残しが少しでも多くならないようにというような子供たちの意見とかそういうもの、それから、栄養的な部分を考えて、今現在はこういった形で提供をしております。

○議長(相澤 榮君) 15番佐藤克彦君。

○15番(佐藤克彦君) 米飯給食、今、家庭ではパスタとか、パンとか、ふえているんですよね。日本の食文化が廃れるということを私は非常に感じております。我々でさえ、お昼にラーメンとか食いたいんだから、農家の私でも。せめて、子供たちに日本の食文化を教える、指導する、そういうものが学校の給食じゃないでしょうか。そして、地元でとれる農産品、多いに利用したい。それが学校給食の基本だと思います。
これは市長かな、市長、一言お願いします。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 私も議員と全く同感でございます。私就任してから、実は、米飯回数をふやすようにお願いをしました。その結果の中で、若干ふやしていただいて、ただ、先ほど課長が答弁したように、とはいいながらも、やはり残食率とかバランスを考えると、ということで、段階的にということで現在は3.5回の状況ですけれども、私も基本的には、やっぱり子供の時代、小学生なり、小中学生の段階でいかに日常的に米を食べるかというのが、それが習慣化することによって、成長してからも米を食べる習慣になると思いますので、やっぱりお米は日本の文化でございますので、そして、地元の生産者のいわゆる消費拡大も含めて、積極的に、それは可能な限り、今後も推進できるように努めていきたいというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 15番佐藤克彦君。

○15番(佐藤克彦君) 市長、どうぞよろしくお願いします。
次、富谷市でも圃場整備を必要として、整備ができる水田があると思います。農業振興地域を、農用地指定を見直し、整備を図る必要を感じています。市の対応はどのようになっていますか。

○議長(相澤 榮君) 農林振興課長。

○農林振興課長(齋藤英夫君) 今のお話なんですけれども、現在、該当する地域はございませんので、今後、該当するような地域がありましたら、県と協議しながら検討していきたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 15番佐藤克彦君。

○15番(佐藤克彦君) 該当する地域がないと。私いつも思うんですが、圃場整備、今がチャンスなんですよね。中間管理機構を利用してただでやれるんですよ。今が大変貴重なチャンスです。そして、最後だと思います。農振の農用地、圃場整備がされていない土地、借りる人がいますか、つくる人いますか。昔みたいに開発される、そういう考えはもう終わりました。私、そのころから何度もこれを言うんです。河川、排水路、用水路、田面を大きくする。私も1町歩以上の田んぼを5枚も6枚もつくっています。労働効率とかを考えたら絶対やるべきだと思います。市の指導がここで必要になると思います。どうぞ、再度、課長、答弁をお願いします。

○議長(相澤 榮君) 農林振興課長。

○農林振興課長(齋藤英夫君) まず、今のお話、中間管理機構関連農地整備事業ということで、これはあるんですけれども、まず、実施要件、そういうようなものを満たさなければちょっと無理かなという思いもあります。もしこの実施要件クリアできた場合、県の事業ですので、うちのほうも進めていきたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 15番佐藤克彦君。

○15番(佐藤克彦君) 今、課長が言ったけれども、課長、地元に行って説明会したことあるんですか、こういうこと。私、それが一番最初の第一歩だと思うんです。どうぞ、地元に行ってお話を聞いてください。つくる人がいるのかどうか。受け手があるのかどうか。そこから始まると思うんです。再度、答弁をお願いします。

○議長(相澤 榮君) 農林振興課長。

○農林振興課長(齋藤英夫君) そうですね。県と協議しまして検討していきたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 15番佐藤克彦君。

○15番(佐藤克彦君) 次に、作物誘導について質問します。作物誘導ということは、富谷市では、飼料米、露地野菜、果樹等が推奨されております。ネギと書いてあるんですが、ところが、曲がりネギしかだめとか、そういう制約がいっぱいあるんですよ。曲がりネギじゃなければ補助金を受けられないんですか。普通の長ネギじゃだめなんですか、質問します。

○議長(相澤 榮君) 農林振興課長。

○農林振興課長(齋藤英夫君) 地域振興作物ということで曲がりネギになっております。

○議長(相澤 榮君) 15番佐藤克彦君。

○15番(佐藤克彦君) ネギはつくれるけれども、曲がりネギは農地がかかり過ぎて、労働力が足りなくてつくれないという農家もいっぱい聞いています。再度、ここのところ検討してほしいんですが、どうでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 農林振興課長。

○農林振興課長(齋藤英夫君) まず、国の産地交付金、国からの補助でやっていますので、これにつきましては国との協議が必要になりますので、その辺、協議してみたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 15番佐藤克彦君。

○15番(佐藤克彦君) 次に、幹線排水路について質問します。幹線排水路は田んぼの水だけじゃないんですよね。山の水とか、宅地の排水なんかも行うために幹線排水路と呼ばれて整備されてきました。今後、今までは農家だけが負担していたんです。確かに資材いただきます。資材、そればかりで、山に降ってきたり、宅地の排水を農家がやるというのはどんなものでしょうか。やっぱり、これは市が主体的にやっていかなければ整備がおくれていくと思います。これに対して、市長、答弁お願いします。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 議員のご意見にありましたように、もともと農地、農業用水用に整備されているもので、それをあくまで受益者負担ということでご負担いただき、なおかつ、修繕等につきましては資材提供ということでこれまで取り組んできたところでございますが、なお、先ほどご意見にあった、いわゆる宅地造成だったり、いろいろな造成開発によって、ここの部分に関しましては、やはりその場合は、しっかりとその辺の対応も開発指導におきまして行っておりますので、一概にその水が全て農水に入っているかというと、そうとは言いがたいところもありますので、その辺はご意見も十分にわかりますけれども、その辺、逆にご理解いただきながら、もちろん、これまでも、これからも、いわゆる農業用水等の整備事業につきましては何かしら支援をしていきたいというふうには考えておりますので、ご理解いただければと思います。

○議長(相澤 榮君) 15番佐藤克彦君。

○15番(佐藤克彦君) 現在、この前の吉田川の氾濫で遊水池工事が善川水系と竹林水系で行われております。
昭和五十二、三年ごろかな、土地改良事業において土地改良区と建設省が等価交換やっているんですよ。それは竹林川の改修を早めるためにやった事業なんです。ところが、40年過ぎてもまださっぱり改修されておりません。市はこのことについてどう思って、どう対応するんでしょうか、質問いたします。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) この件につきましては、私も国土交通省に行って、当時の理事長さんと一緒にしっかりと対応していただきたいということで、当時の国土交通副大臣にも直接そのことを嘆願をしてまいりました。その際に、実は、早い段階で調査費を設けてということでお言葉をいただいたんですけれども、なかなかそれがまだ実現に至っていないというところでございます。さらに、これから国土交通省のほうに請願をするなりお願いをして、早くしっかりと改修に取り組んでいただくように努力していきたいというふうに思います。

○議長(相澤 榮君) 15番佐藤克彦君。

○15番(佐藤克彦君) 私も頑張りますので。とにかく竹林が改修しないと、まだまだ田んぼ、宅地に水が上がって大変なことになりますので、市長、よろしくお願いします。
次に、竹林川には2カ所の固定堰があるんです。北野堰と下北堰ですが、管理は両方の水利組合がやっていると思います。ところが、管理が不十分なんですよね。板がけなんだから、大水とか使わないとき、板を外すとか、そうやって管理してほしいんですが、なかなかその管理がされておりません。管理の徹底を富谷市でどういうふうに対応しておるか、お知らせください。

○議長(相澤 榮君) 農林振興課長。

○農林振興課長(齋藤英夫君) うちのほうでは一切管理はしておりませんが、大和町の産業振興課のほうへ連絡しまして、水利組合のほうへ適正な維持管理をしていただきますように伝えてもらいます。

○議長(相澤 榮君) 15番佐藤克彦君。

○15番(佐藤克彦君) 大和町の、私も言いました。富谷市からも言ってください。じゃないと全然対応が変わらないんです。この堰の前で河床が高くなって、土砂が堆積して、初めから水位が高い状態になっています。もっと、これは本当は都市整備だと思うんだけれども。答弁をお願いします。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) この問題につきましては私も十分に認識をしております。そういう意味では、水利組合のほうに市としてしっかりと要請をしてまいりたいというふうに思います。やはり、早い段階でしっかりと外していていただければ、逆に、水が必要な時期が過ぎれば外していただいて、そのことが逆に安全につながるかというふうに思いますので、そこ市からもしっかりと要請をしてまいりたいというふうに思います。

○議長(相澤 榮君) 15番佐藤克彦君。

○15番(佐藤克彦君) 次に、イノシシ対策について質問します。本市でもイノシシ対策はいっぱいやっています。私も二ノ関なものですから、メッシュで鉄筋を刺して柵をつくりました。3日、私も出てつくったわけです。ところが、このメッシュ、細いものですから、イノシシ100キロ級がぶつかるとメッシュが曲がったりするんです。一回中に入ったイノシシが帰るとき、逆に倒されるんですよ。その対応をするために、月に二、三回、見回りしなければならないんだっちゃ、この労力がすごく大変なんです。二ノ関はたかだか3キロですが、石積、今泉、これから設置するところ、まだまだ大変だと思います。この対応をどう考えていますか。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) このワイヤーメッシュの問題は、実は市町村長の中でも先日話題になりまして、このことはやはり富谷だけの問題じゃなくて、国からのこれは交付金を活用をいただいているので、やはりもう少し太目の、やはりほかの自治体でも弱いということで問題視されておりますので、その辺は市町村会なり、市長会なり、町村会と連携をとりながら、しっかりと国に対して要請をして、もう少し太いものを提供していただけるようにお願いをしてまいりたいというふうに思います。

○議長(相澤 榮君) 15番佐藤克彦君。

○15番(佐藤克彦君) 最後に、市長、メッシュは4から6ミリにお願いしますとともに、富谷市農業発展のため今まで質問して、市長にいっぱい言いました。政策の実行のための決意を一言お願いします。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 富谷のよさは、この緑豊かな環境が富谷に住み続けたいという理由の大きな理由に掲げていただいていることはこれまでもお話しさせていただいております。その緑豊かな環境を守っているのがやはり農地でございますので、そして、やはり農業というのは、我々生きる上で最も大事な食を生産していただいている方々ですので、やはり農地をしっかり守っていくというのは富谷市として大きな重要施策だというふうに思っておりますので、これからもあらゆる、課題の多い時期ではございますが、やはり都市型というこの立地条件も生かしながら、最大限、生産者の方々と一緒にしっかりと農地を守る。農地を守るためには、農業者、担い手含めて、農業法人も含めて、いわゆる生産者がしっかりと健全に農業を営むことができる環境をつくることが大事だというふうに思っておりますので、その辺、きめ細かな対応に努めながら努力していきたいというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) この際、午前11時15分まで休憩します。


午前11時02分 休憩


午前11時15分 再開


○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
佐藤克彦君の一般質問で答弁保留した件について発言を求められていますので、許可します。農林振興課長。

○農林振興課長(齋藤英夫君) 生産組織の面積につきましては、約50ヘクタールでございます。

○議長(相澤 榮君) 次に、7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) それでは、質問通告に基づきまして、以下3件の質問をさせていただきます。
質問件名1、国保税の低所得者、子育て世代への支援を。
自治体の国保は全国民が公的医療保険に加入できる国民皆保険制度体制を支える重要な制度です。しかし、国保料は上がり続け、加入世帯の所得は下がり続けています。1991年では1人当たり国保料6万5,284円だったのが、2016年度は9万4,140円に1.4倍に上がっている状況です。逆に、加入世帯の平均所得は276万5,000円から138万8,000円に半分に下がっています。高過ぎる国民健康保険料を払い切れずに保険証を取り上げられる人たちが多くおります。日本全体では、2017年6月現在の滞納世帯、これは加入者の15%を超える289万3,000世帯、滞納者の給料や年金などの差し押さえ処分は33万件を突破し、10年余りで3倍に激増している状況です。
厚生労働省の「国民健康保険実態調査報告2016年度」によると、自治体国保加入者のうち、65から74歳の高齢者が40.5%を占め、20年前の1.7倍という状況です。加入世帯の4割弱が無職、被用者が3割弱。自治体国保の加入世帯の8割近くが高齢者などの無職世帯と非正規雇用労働者の被用者世帯となっている状況にあり、加入世帯の所得水準は低くなっております。加入世帯のうち、所得のない世帯は28.4%、年100万円未満が28.7%と、両者を合わせると半数以上を占めています。世帯によっては国保料が協会けんぽの2倍にもなる世帯もいるという状況です。
このような中で、全国知事会は1兆円の財源確保を国に求めています。
国民健康保険の均等割・平等割保険料は、所得に関係なく一律に定額が賦課されるため、低所得者に大きな負担となっております。また、均等割は、年齢や所得に関係なく一律に定額に賦課されるため、子供の多い子育て世代の保険料負担が大きくなり、子育て支援と逆行してしまいます。
平成31年度の富谷市の所得割は8.9%と県内自治体で4番目に安い状況でしたが、均等割は3万9,500円と16位、特に平等割については県内ワースト2位と、低所得者世帯の負担が多いという、そういう状況です。
資産割が廃止されたために安くなる世帯ももちろんいますが、資産がない世帯は負担がふえおります。さらに、富谷市の軽減状況でいいますと、1月末で7割軽減が1,306世帯、5割軽減が865世帯、2割軽減が713世帯であり、国民健康保険がそもそも高過ぎるという設定になっていることもあらわしているかと思います。
このような中で、仙台市は独自に平成26年度から実施している低所得世帯減免(法定2割減免該当世帯をさらに減免する、法定2割軽減に該当しない一定所得以下の低所得者世帯の均等割及び平等割保険料の2割減免)、これを継続しております。また、子育て世帯減免の新設をしました。これは、子供の数に着目した交付金が交付されることを受け、独自に均等割保険料の一部、18歳未満の子供のみ3割減免するものです。対象は1万1,000世帯(約1万4,500人)を対象に、減免額は1億円です。
厚労省は地方自治の原則を完全には否定できずに、都道府県化実施後も「一般会計繰り入れは自治体の判断でできる」と答弁もしております。富谷市は基金が13億円以上もあり、高過ぎる国保に対する減免が必要であると考え、質問いたします。
1、均等割・平等割は所得に関係なく一定に定額が賦課されるため、低所得者にとって大きな負担となりますが、市の見解は。
2、高齢者などの無職世帯と非正規労働者の世帯割合は。
3、富谷で国民健康保険の子供の数、子供のいる世帯数は。
4、富谷市に交付されている子供の数に応じた交付金の額は。
5、子供の均等割の減免を行うとした場合の対象人数は。対象世帯、減免額の試算は。
6、法定2割軽減世帯数、さらには、2割減免を実施する予算はどの程度になるのか。実施に向け検討は必要ではないか。
7、仙台市のような法定2割に該当しない一定所得以下の低所得者世帯の該当数は。また、均等割及び平等割の2割減免に係る減免額は。実施に向け検討が必要ではないか。
8、国に国保予算の拡充を求めていく必要はあるのではないか。
続きまして、質問件名2です。化学物質過敏症に対する啓発・対策強化を問うです。
化学物質過敏症は、2009年に厚生労働省に正式に病名登録されました。化粧品、芳香剤、たばこ、食品添加物、殺虫剤などの微量の化学物質に反応し、息苦しさ、倦怠感、頭痛、吐き気、湿疹、不眠など様々な身体的・精神的に症状が出ます。
明治大学の寺田良一教授は、「現在、日本には、70万ないし100万人程度の化学物質過敏症患者がいると推計される」と述べています。ある日突然発症することもあり、重い症状では体調を崩してしまうため、仕事や家事などの日常生活にも支障が出てしまいます。
「いわてCSの会」の患者アンケートで、「外出できない」との回答が84%にも上ります。特に室内空気質による健康被害があり、原因物質から離れる必要がありますが、あらゆる場所で起こり得るため、周囲の理解と対応が必要となります。特に子供は体も小さく、大人よりも化学物質に敏感と言われています。
文部科学省も平成24年に「健康的な学習環境を維持するために-学校における化学物質による健康障害に関する参考資料-」を作成しました。厚労省の平成13年8月通知や14年4月通知で、各都道府県教育委員会等に対し室内空気中化学物質の室内濃度指針値等について周知し、学校環境衛生活動の推進について適切な対応をとるように指導をしています。
調布市は、平成17年7月「調布市立学校における室内化学物質対応マニュアル」を策定し、学校での配慮事項を定めています。江別市では平成25年に「シックスクール対策マニュアル」を策定しています。教育委員会として対策をマニュアル化する動きは全国で見られております。
また、宮城県や名取市では香害についてホームページに掲載され、多賀城では化学物質過敏症についての情報をホームページに掲載するだけではなく、教育委員会で、保護者に香料についてのお願いを配布しています。
富谷市としてどのように把握し、対策を行うのか。ホームページへの掲載や広報や講演会の開催、教育現場などへの周知が必要ではないでしょうか。
さきの同僚議員の質問では、市長も市全体として声なき声に耳を傾け早急に対策を立てると力強く言及されておりました。実際に、きのう、ホームページを見ましたら、3月5日、化学物質過敏症について掲載されており、素早い対応に心から敬意を表します。
学校へのアンケートに関しても言及がありました。参考になるのが新潟県上越市で2004年に4名の小学生児童が絵具や墨汁のにおい等で気分が悪くなり、じんましん、失神したりしてしまったために登校できなくなったという経緯から、2005年に上越市立小学校全児童を対象に、化学物質過敏症に関する研究、そして、発症者の反応化学物質と上越市立小学校児童1万名のCS関連症状調査が実施されました。空気中の化学物質の調査による原因物質が特定され、無記名アンケートの結果から全体の6%に症状が存在したことが明らかになりました。
また、2010年に市立の全小中学校の児童・生徒に広げた「児童・生徒(6~15歳)の化学物質過敏症様症状に関するアンケート再調査」では、症状を示す割合が12.4%と、5年前に比べて多くなったそうです。また、中学3年生へ学年が進むに伴い症状を示す児童・生徒の割合が増加傾向だったそうです。
化学物質過敏症は、さまざまな物質が原因になり個別多様な症状が出ること、適切な診断を下せる医師が少ないこと、特定しても認知されにくいという問題があります。さらには、外出などの社会的生活からの排除が起きてしまいます。化学物質への暴露を減らすことなど必要な対策をとること、市としても更なる対策の推進を求め、以下質問します。
(1)富谷市における化学物質過敏症の患者数は。
(2)ホームページ、広報や市民に向けた講演会の開催など化学物質過敏症の啓発が必要ではないでしょうか。
(3)「健康的な学習環境を維持するために」を参考に学校における対策を講じる考えは。例えば、児童生徒に影響の少ない教科書の対応、学校の室内空気中化学物質の室内濃度の調査の実施、保護者への通知、教職員研修などの検討は。
質問件名3、図書館建設に向け、市民の意見をどう反映させるか。
ユネスコ公共図書館宣言では、「公共図書館が教育、文化、情報の活力であり、男女の心の中に平和と精神的な幸福を育成するための必須の機関」と表明しています。
富谷市における教育、文化、情報を育む大変重要な施設であり、無料のため、誰もが利用できることからも、富谷市で豊かに暮らすために求められてきた施設です。
12月に開館した名取市を視察してきました。来館者は平日で1日1,000人、休日は1,500から1,800人、最大で想像を超える2,000人が来館し、座席は全部で250あるそうです。学習スペースも含めても全く足りないほどだったという状況もあります。
特に、富谷市のセンター館では、富谷高校、近隣の小・中学校が隣接するだけではなくて、成田・明石台・上桜木・あけの平などの多くの住宅地があり、これまでと比較できないほどの利用が見込まれています。
これまでパブリックコメントやデザイン会議を実施してきた中で、市民の意見をどう反映していくのか、予算の確保などを伺います。
(1)パブリックコメントではどのような意見がありましたか。
(2)デザイン会議にてどのような意見が出ましたか。
(3)上記の市民の意見をどのように反映させていくのか。
(4)託児施設の併設は必要ではないか。
(5)3億円の外部資金の獲得を達成するための方策は。
(6)サウンディング調査の結果はどうだったのか。どのように捉えているのか。
(7)予想する1日の利用者数(平日と休日)はどの程度か。
(8)従来の公民館の利用者が利用できない状況にならないのか。その根拠は。
(9)富谷市の図書館建設において、市の歴史的な資料、統計資料などの収集はしっかりなされているのか。
(10)司書の公募の状況と今後の配置予定は。
(11)蔵書の計画はどのようになっているのか。開館時の蔵書冊数と年間の蔵書購入冊数の予定は。
(12)雑誌の購入に関して、企業によるスポンサー制度の導入は。
(13)増設の可能性も盛り込んだ方がよいのでは。
(14)市民バスなど交通網の再編も考えるべきではないでしょうか。
以上です。

○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの藤原 峻議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の国保税の低所得者、子育て世代への支援をの問い1と問い2につきましては関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
まず、本市の国保世帯に占める無職世帯と非正規労働者世帯の割合ですが、平成30年度国保実態調査に当たり抽出した100世帯のうち、無職が39世帯、被用者が41世帯、計80世帯と、全世帯の8割を占めております。
議員ご指摘のとおり、国保はこれらの世帯を含めた低所得世帯が多いなどの構造的な問題を抱えていることから、均等割及び平等割の応益割については定額となっているものの、低所得世帯の負担軽減を図るため、保険基盤安定制度による財政支援に基づき、所得に応じて7割、5割、2割の軽減を行っているところであります。
このように、低所得世帯の応益分については、制度上、十分に負担軽減が図られているものと認識をしており、将来にわたり安定的に国保制度を維持していくためにも応益分の一定のご負担についてご理解をお願いいたします。
問い3と問い4及び問い5については関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
まず、本市国保における18歳未満の子供の被保険者数は772名、子供のいる世帯数は451世帯で、仮に子供の均等割の3割減免を行う場合の減免額は694万円と見込まれます。本市に交付されている子供の数に応じた交付金の額についてでありますが、当該交付金は、財政調整機能の強化を目的として設けられたもので、国の財政規模は100億円となります。この財源をもとに、各都道府県が市町村の子供の数に応じて算定した額を市町村ごとに事業費納付金から差し引くもので、本市の平成30年度納付金算定における額は427万円とされております。
このことを踏まえ、将来的に基金残高や納付金の状況に応じて必要となる税率改正にあわせて、子供の均等割の減免についても検討してまいりたいと考えております。
問い6と問い7については関連がありますので、あわせてお答えをさせていだたきます。
まず、法定2割軽減の対象世帯数は714世帯、さらに2割減免を実施する場合の減免額は1,374万円と見込まれております。また、法定2割軽減に該当しない一定所得以下の低所得者世帯の対象世帯数は574世帯、均等割及び平等割の2割減免に係る減免額は970万円と見込まれます。
これら、仙台市と同様の減免実施に向けての検討でありますが、仮に同様の減免を行うのであれば、同時に所得割について仙台市と同水準に上げるなどの検討も必要となり、課題は多いものと考えております。
先ほど申し上げたとおり、低所得世帯への軽減については公費による財源措置に基づき既に行っていることから、今後も本制度に従い負担軽減を図ってまいりたいと考えております。
問い8、国に対して国保予算の拡充を求めていくことにつきましては、既に国は国保に対し毎年3,400億円の財政支援を行っており、さらに、保険給付費に対する公費負担もほかの保険制度より手厚くなっているところではありますが、今後も国民皆保険制度が堅持されるよう、継続的な支援及びさらなる公費拡充について、市長会等を通じ、機会を捉えて国に働きかけてまいります。
質問件名2の化学物質過敏症に対する啓発・対策強化を問うの問い1と問い2については関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
化学物質過敏症の病態や発症のメカニズムにつきましては明確になっておらず、人によって反応する化学物質や症状がさまざまであることから診断が難しい病気であります。このことから、患者数について把握することも困難な状況にあります。しかしながら、身の回りにある微量の化学物質が原因でさまざまな症状があらわれる化学物質過敏症により日常生活に苦慮されている人が少なくないこと、また、誰でも発症の可能性がある病気であることは承知をしております。
これらのことを踏まえ、まずは市民の皆様に化学物質過敏症についてご理解していただけるよう、ホームページ等で周知・啓発を行ったところです。あわせて、講演会等の開催についても検討をしてまいりたいと考えております。
問い3、先日、畑山議員の質問に対して教育長より答弁いたしましたが、子供の学ぶ環境整備のためにも、議員のご提案と文部科学省作成の「健康的な学習環境を維持管理するために」の参考資料は重要なものと認識をしております。
また、本市で化学物質過敏症の児童生徒につきまして確認しておりますが、対象者はおりません。しかしながら、影響の少ない教科書対応や学校の室内空気中化学物質の室内濃度の調査等について、調査、研究を進めていくとともに、情報の共有、発信を行い、安全安心な学習環境の整備に努めてまいりたいと思います。
私から以上です。質問件名3につきましては、教育長より答弁をさせていただきます。

○議長(相澤 榮君) 次に、菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) それでは、私のほうから、質問件名3、図書館建設に向け、市民の意見をどう反映させるのかのご質問に対してお答えを申し上げます。
まず、1問目、パブリックコメントでどのような意見があったのかのご質問でございますが、富谷市民図書館整備基本計画策定に当たり、より実効性の高い内容とするため、基本計画(案)を公表し、幅広くご意見をいただけるよう、1月17日から2月6日までの21日間、パブリックコメントを実施し、7名の方からご意見が寄せられたところでございます。センター館、分館の建設時における財源の配分方法、開館後のサービス目標、市民との協働手法等、意見が寄せられたところでございます。
2問目、デザイン会議においてどのような意見が出たのかのご質問ですが、来年度策定予定の図書館整備管理運営計画に反映すべき内容として、資料や選書、本を選ぶ選書でございます。市民交流スペース等のサービス面を中心に意見交換を行い、方向性を共有いたしました。また、基本計画(案)でお示しした財源や整備面積についてもご意見が寄せられました。
質問件名3、上記の市民の意見をどのように反映させていくのかのご質問ですが、図書館整備管理運営計画策定に向け、方向性を共有した意見については反映に努めてまいりたいというふうに思います。
4点目、託児施設の併設が必要ではないかのご質問ですが、これまで開催してきたデザイン会議等においては、キッズスペースや子供同伴での利用については要望はありましたが、託児施設については具体的な意見はなかったというふうに認識してございます。
また、全国的にも託児施設を併設しているケースはほとんどないことから、基本的な図書館機能を優先し、設計業務等を進めてまいりたいというふうに思います。
5問目、3億円の外部資金についてでございますが、外部資金の調達方法といたしましては、企業版ふるさと納税、ふるさと納税、ガバメントクラウドファンディング等を利用していきたいというふうに考えてございます。市のホームページや民間のふるさと納税サイトを通じ、全国に本市図書館整備の情報を広く提供し、支援の輪を広げていきたいというふうに考えてございます。
6点目、サウンディング調査の結果についてでございますが、平成31年2月4日、サウンディング型市場調査を実施し、5者の民間企業が参加をいたしました。それぞれの企業から特色ある提案を頂戴し、本市が目指す図書館像の実現性について多様な角度から対話を行ったところでございます。今回参加した多くの企業が、本市の目指す方向性に対し前向きに受けとめていただいているものと感じております。特に分館のリノベーションについては多くのアイデアが提示されるなど、その可能性を十分に認識し、有意義な取り組みであったというふうに捉えてございます。
7点目、予想する1日の利用者数等はどの程度かのご質問ですが、新年度、図書館整備管理運営計画を策定する中におきまして、本市におけるこれまでの公民館図書室の状況、同規模自治体及び同規模面積の図書館の実態を参考にしながら、詳細を検討してまいります。
8点目でございます。基本計画(案)においてリノベーションスペースを具体的にお示しをし、公民館活動を損なわないことを前提としております。今後、設計業務から工事に移行していく過程の中で、リノベーションの計画を利用者と適宜共有し、理解をいただきながら、公民館活動に即した取り組みを進めてまいります。
9点目でございます。図書館整備に当たり、本市における歴史的資料の収集保管は重要な業務であると認識しております。図書館整備管理運営計画を策定する中で、民俗ギャラリーや文化財保護審議会と連携し、必要な資料の選定、収集方法等について検討を進めてまいります。
10点目、司書の公募の状況等でございますが、館長候補の司書につきましては、平成31年1月15日から公募を開始し、5名の応募がありました。現在、最終選考が終了し、平成31年4月1日から図書館開設準備室に配置をする予定でございます。
11と12については関連がありますので、あわせてお答えをいたします。
蔵書計画につきましては、センター館と分館に合わせて20万冊を目指すこととしておりますが、本市における財政状況等を勘案し、図書館整備管理運営計画の策定を進める中で詳細を検討してまいります。
なお、雑誌購入に対するサポーター制度につきましては、先進市視察でもその状況を認識しておりますので、外部資金調達の取り組みと連動しながら今後検討を進めてまいります。
13問目、増設の可能性とのご質問ですが、現段階においては未検討の部分ではありますが、将来的な人口推移や財政状況、図書館利用のシミュレーション等を踏まえ、その可能性を研究してまいりたいと思います。
14問目、市民バスなど交通網の再編についてのご質問でございますが、議員ご指摘のとおり、富谷市民図書館の開館に合わせた交通網の整備につきましては、大変重要であると私も強く認識しているところでございます。このため、新年度に策定を予定されております都市・地域総合交通戦略・基本計画において、市民バス路線などの再編の検討を進めていく中で、富谷市民図書館へのアクセスも含めた交通ネットワーク網の構築を担当部署と連携をし、目指してまいりたいというふうに考えてございます。
以上でございます。

○議長(相澤 榮君) これより藤原 峻君の質問は一問一答により行います。7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) ご答弁ありがとうございます。
先ほど、まず、質問件名1からなんですけれども、高齢者などの無職世帯、非正規労働者の世帯割合が全体で8割ぐらいということで、全国とそんなに変わらないような状況かと思います。ちなみに、国保加入世帯の平均所得に関してはどのようになっているか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 税務課長。

○税務課長(泉川潤哉君) ことし1月末現在課税ベースで、世帯の平均所得は148万1,000円となっております。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 全国平均よりは高い状況ではあるんですけれども、やはり低い状況、もちろん非正規雇用の方たちが多いですので。特に今回、子育て支援に関しまして取り上げたんですけれども、やはり子供の多い富谷の中で特に子供の世帯の方の負担がふえたというお話、私伺っていまして、その方は年収400万ぐらいで、子供が3人いらっしゃるんですけれども、5,000円ぐらいふえたと言っていまして、給食費も上がる中で、子供が多い中で、また負担がふえて、何かすごく大変だなと。その方はやはり持ち家がないので負担がふえているという状況です。やはり子供の世帯、特に子育て世帯に関しては、やはり社会で支援をしていく必要性があるかと思います。見解をお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) 先ほど、市長も答弁があったように、今回、国のほうでも公費のほうの拡充ということで、子供の 被保険者に対して見る公費を拡充したということもあり、本市におきましても、その額、427万円ほど、県に納める納付金から引かれるような形にはなっておりますけれども、427万円が間接的に交付されているというところもございますので、今後、国保税全体の税率改正なども見ながら研究し、子供の保険税についての減免についてもあわせて検討してまいりたいというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 先ほどのお話ですと、子供のいる世帯が451世帯で、子供の数が771人、大体694万円があれば3割減免ができるという状況で、交付金が427万円、大体267万円の差だけでこれは実施ができるという状況です。特に富谷市でいいますと、基金が13億円もある状況です。これは簡単に実現ができるのではないかと思いますが、前向きな検討がなされるか、再度、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) 差額については、今議員のほうからお話しあったとおりの額になってございます。ただ、子供の均等割につきましては、3割減免というようなご提案、仙台市さんがそういった3割減免というような形で今されているということで、報道もされておりますけれども、それにつきましては、均等割の方法というか、そういったものもさまざま自治体で取り組みされているようなところもありますので、そういったことも、今後、積極的に調査・研究しながら、前向きに検討してまいりたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) ちなみに、全国で100億円配分されていまして、宮城県に1億7,000万円、仙台市に7,000万円配分されて、3,000万円仙台が負担したという状況であります。この国保法第77条に基づく減免措置という形で行われたそうなんですけれども、減免措置への公費繰り入れ、国保運営方針に基づき計画的に削減、解消すべき赤字に含まれていないために続けてよいものだというふうに国のほうも答弁しておりまして、仙台もこの考えで減免措置を実施しています。
今、前向きに検討されるとお伺いしたんですけれども、どのぐらいに、どこまで検討していくのか、そのスケジュール感といいますか、そういうところをお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) 現在のところ、何年後にというようなところまでは、明確なところはお答えできかねるところではありますけれども、今後、納付金につきましても、国の激変緩和措置があと5カ年というようなところでありますので、そういった中で、国保全体の税のほうの改正等も考えながら、基金を活用したりですとか、公費を活用したりとか、さまざまなことを研究調査しながら、改正に向けては考えていきたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 市長、こちら、実現しようと思えばすぐできるのではないかと思いますが、見解をお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 先ほども課長から前向きに検討するという答弁をさせていただきましたとおりでございますので、担当課を通じながら、周辺自治体の情勢も確認しながら、検討していきたいというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 前向きな答弁、ありがとうございます。
本当に子育て世代が多い状況ですので、特に先ほどもお話ししたとおり、3人子供がいらっしゃって、ほかにもいろいろ学校のことやら何やらかにやら、本当にお金がかかるということですので、ぜひ、こちら、しっかりと検討していただければと思います。
続きまして、仙台市がもう一つやっております法定2割軽減世帯のさらに2割軽減実施など、こちらもどのぐらいやるかは自治体の判断になるかと思うのですが、こういうところに関してもご検討ができないのか、前向きな検討ができないのか、再度、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) 先ほど、市長の答弁にもありましたように、仙台市さんと同様なこういった独自の減免につきましては、所得割自体が仙台市さんと富谷では大きく差がありますので、実際に仙台市さんと同様の軽減を実際にやったといたしましても、やらない富谷市のほうが、結果、現時点では国保税は低いというような、ちょっと試算もしておりましたので、あわせて、そういった減免のところだけではなく、所得割、それぞれ応益、応能の割合ですとか、そういったものも含めて検討が必要かと思いますので、現時点では、国・県、あと市で負担している保険基盤制度を活用しながら、引き続きこの制度を運用して軽減を図ってまいりたいというふうに考えています。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 富谷市でいいますと、先ほど、論旨のほうで述べたんですけれども、やはり所得割は大分上のほう、安いほうではあるんでけれども、均等割が大分本当に県の中でも高いほうに属している状況ですので、平等割、さらに言うと、先ほどお話しした均等割に関しましては、やはり所得が低くてもかなりかかってきてしまう部分でもあります。軽減措置ももちろんあるんですけれども、さらなる一定所得以下の低所得者世帯への減免なども、こちらも再度検討できないか、再度、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 保健福祉部長。

○保健福祉部長(奥山育男君) ただいまの質問の件なんですけれども、先ほど課長のほうからも申し上げておりましたとおり、具体的に申し上げますと、1人当たりの調定額、こちら、この間、厚生労働省のホームページのほうにもアップされておりますけれども、1人当たり、富谷市が7万9,990円、それに対し、仙台市は8万9,036円ということで、1人当たりの調定額を比べましても、先ほどの所得割が仙台市が高く、富谷市のほうが低くというふうなところがこういったところにも反映されているのかなと思っております。
ちなみに、29年度については富谷市8万4,943円ということになっておりまして、これは県内自治体、35自治体の中で31番目の水準となっております。今、議員からお話しいただいたようなところでの低所得者への負担感の緩和という部分では、応能、応益の割合の中の応益の割合の中でも、平等割と均等割という部分がありますが、均等割という部分の割合の部分を少し考慮しながら、負担感の軽減にできるだけつながるような割合でもって税率の見直しを今後検討させていただきたいと思っております。

○議長(相澤 榮君) この際、午後1時まで休憩します。


午前11時54分 休憩


午後 1時00分 再開

○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 宮城県国民健康保険運営方針には、都道府県単位化に当たりましては、短期保険証及び資格証明書の発行について、市町村によって極端な違いが出ないようにとありますが、これに関しては把握されておりますか。宮城県国民健康保険運営方針ですね。

○議長(相澤 榮君) 税務課長。

○税務課長(泉川潤哉君) 私はその資料はまだ目にしておりません。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 県は、この運営方針で指針をつくるとしております。市町村と協議をするということなんですけれども、県内の市の短期証をどのように発行しているかを調べてみましたが、平成30年6月1日時点の資料によりますと、富谷市は1カ月・3カ月・6カ月証を発行しております。ほかの市では、3つのパターンでこの短期証をつくっているのは東松島だけで、ほかでは6カ月証だけの市が7自治体、3カ月証だけが2の市、3カ月証と6カ月証の2つがある市が2つで、1カ月証と6カ月の2つというところが1つです。短期証明が1種類のみの市が9あるという状況で、2種類は3市、3種類は2市という状況です。
富谷市は、これが3種類あるということで、しかも、1カ月証だという状況なんですけれども、この状況というのは認識されておりますでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 税務課長。

○税務課長(泉川潤哉君) 他市町村の状況については、ちょっと把握しておりませんでしたが、そのほかに資格証を出している市町村もあるかと思います。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 資格証に関しては、富谷市はこちらは発行していないので、大変すばらしい取り組みだと思います。
ちなみに、資格証を発行していない自治体としましては5自治体ありまして、富谷市以外の短期証が1カ月証を発行していない自治体でも発行していないという自治体もありますので、やっぱり1カ月証ですと、例えば年末年始とか、本当に病院にかかれなくて急変してしまうというような状況もありますし、ちょうどきょう、朝日新聞のほうに、経済的理由で受診がおくれ死亡した人が、民医連の関連の病院の調査で、昨年だけで77人いたという状況があります。11人が保険料滞納で有効期間が短い短期保険証しか持っておらず、2人は滞納で医療費が全額自己負担となっている人だったということですが、受診時には重度のがんになってしまって死亡した例もありまして、やはり自治体の責任としても、1カ月証というのはやはり改善していく必要があるのではないかと思います。見解をお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 税務課長。

○税務課長(泉川潤哉君) 他市町村で1カ月証を出しているところは、あと東松島市しかないということなんですけれども、富谷市としましては、滞納整理に際しまして、その生活の状況、健康状態も含めまして、状況を細部までお話しした上で聞き取りと、その上で、その後、預金調査と、勤めていればどのぐらいの給料をもらっているのかという調査を行っていく上で、情報収集のために、1カ月証ということで1カ月に一度はお越しいただいてそういった相談をさせていただくという場を設けておるところです。来まして、納税がなくても、相談をしていただければその場で交付しているような状況でありますので、まずは、体の調子が悪いとか、お金がなくて払えないといった状況も全てそういったことで相談していただきたいというところで、1カ月に一度、そういった場を設ける意味で1カ月証を交付しているような状況です。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 1カ月証に関しましては、なかなかとりに行けないという状況もあるかと思うのですが、昨年、今年度といいますか、現時点で渡せなかった方が何人ぐらいいらっしゃったのか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 税務課長。

○税務課長(泉川潤哉君) 2月時点になりますが、市役所のほうに残っている保険証が1カ月証で33件、3カ月証で9件、6カ月証に関しましては全て交付しているような状況でございます。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) なかなかやっぱり滞納しているということもあり、なかなか行きづらいという方もいらっしゃるかと思いますし、本当に死亡するようなことはやはりあってはならないと思いますし、重度化を防ぐという意味でも、これは大変重要な課題なのかなというふうに思います。やはり、とりに来られなかった方が33人、1カ月証だけでいらっしゃるということだったと思うんですけれども、やはり重度化しないために、ほかの自治体ですと郵送されていたりもしているんですけれども、富谷市として、今後、そういう郵送であるとか、1カ月証のあり方について、再度、検討されるかどうか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 税務課長。

○税務課長(泉川潤哉君) こちらのほうから、短期証を交付しますということで、まず通知を差し上げるんですが、それでお越しにならない方に関しましては、訪宅、訪問しまして納付相談等を行いたいのでということで、あと、おうちの状況とか、本人の健康状態とかを見られればということでおうちまで伺っております。そのほか、伺って、いない場合は、その後、電話でお話しとかできればということでそういったことも行っております。
その場では、一応、公平性の観点からも、保険証はお渡ししないで、一度役所のほうにお越しになってくださいということで、一度相談しましょうということでお話はしてくるんですが、それでもいらっしゃらない方で33件残っているというような状況でございます。
ですので、今後もそういったことで滞納整理のほうは行っていきたいと考えております。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) きめ細かい対応をされているというのは、お話を伺っていてもわかるんですけれども、やはり会えなかったりであるとか、連絡がつかないということもあるかと思いますので、そういう方たちで重症化してしまうというのは、これはやはり自治体としても、例えば本当に死んでしまったような事例が起きてしまえば自治体の責任問題にもなるのではないかなと思います。
市長、この件に関しまして、見解をお伺いたいします。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) この件につきましては、ただいま課長が答弁したように、ある意味、きめ細かな対応、そして、その方のやはり自立に向けてという部分で、いろいろなことも含めて、単に1カ月証をという、短い期間でということではなくて、1カ月ごとにしっかりと確認をして、お互いに前向きに課題解決に向けて取り組んでいくということでのきめ細かな対応をするための、今、施策として行っていることなので、そこは私は大事にしていきたいなというふうに思っておりますので、ご理解いただければというふうに思います。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 先ほどの宮城県の国民健康保険運営方針のほうで、それぞれの自治体でやり方に違いが出ないようにしたいと、そのために協議をしていくというような、今後、指針をつくっていくということだったんですけれども、やはり、1カ月証を発行しているのが市の中で3つの自治体だけという状況ですので、これもやはり県とも恐らく今後協議の内容になってくるかと思います。さらにいいますと、会えない方はやっぱりなかなか連絡がつかないという、これの状況はなかなか難しいところだとは思うのですけれども、やはり再度検討していく必要があるのかなと思います。
再度、見解をお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 税務課長。

○税務課長(泉川潤哉君) 宮城県、今年度から広域化になったわけですけれども、宮城県としての方針がそういったことで決まれば、そういったものには従っていこうとは考えておりました。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) それでは、次の質問に移ります。
宮城県地方税滞納整理機構が平成30年9月7日の業務連絡で、近年の判例等で地方自治体が実施した滞納処分が違法とされる事案が発生し、差し押さえを行う際の対応方針として、法に定められた差し押さえ禁止規定に準じた取り扱いを行うなど、個別の事情を考慮して適切に対応するとあります。
ことし1月9日の河北新報で、振り込まれた給与は8万円、これは全部差し押さえられてしまって、働いて、分割して払いますと。8万円しか収入がない中で8万円全部持っていかれてしまって、本当にどう生活していけばいいのかと。これはもちろん富谷ではないんですけれども、本当に自殺も考えたというような方もいらっしゃったそうです。それで、訴訟にまでなってしまったという中で、このようなことがないように、法に従って、きめ細やかに、生活環境であるとか、労働状況であるとか、そういうものを把握してのそういう差し押さえであるとかそういうものを行っていくのか、見解をお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 税務課長。

○税務課長(泉川潤哉君) 当然そのようにしております。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 続きまして、質問件名2のほうに移らせていただきます。
化学物質過敏症に関しまして、同僚議員の質問で、給食着の香料対策に関して言及されていたんですけれども、これは体育着についても同様に対策が必要なのではないかなと思います。見解をお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 教育総務課長。

○教育総務課長(渡邉正弘君) 先日、教育長のほうが答弁したとおりに、給食着だけでなくて体育着のほうも検討してまいりたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) アンケート実施についても言及されていたと思うのですが、上越市立小学校の取り組みなどが参考になるのではないかと思いますが、参考にしてはいかがでしょうか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 教育総務課長。

○教育総務課長(渡邉正弘君) その辺は参考にしていきたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 星野公子さんが2010年に出した「化学物質過敏症児に対する学習権の保障-全校体制による支援と自立活動の実践を通して-」という中で、学校における環境改善等、対応がありまして、その中でシックスクール対応の床ワックスにする。香料入りの石けんをやめ、無添加石けんを配置する。トイレ用洗剤を重曹に変更する。トイレの換気扇を回すことを徹底させるなどが述べられております。
私も質問の中に言いましたけれども、2012年に文科省が「健康的な学習環境を維持するために」も出しておりまして、仙台市は個別対応の基本的な留意点、重症度に応じた対応と対応例、日常の予防及び留意点をまとめたものがネット上でもありまして、富谷市でもそういう形で教育委員会としてひとつ取り組んでいくということを、再度、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 教育総務課長。

○教育総務課長(渡邉正弘君) まずは調査・研究を進めますとともに、情報の発信ということで考えていきたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 例えば保護者への通知に関しましては、江別市で参観日、運動会、学芸会などの学校行事では、化粧品などを控えるなどの理解とご協力を求めるというようなものがありまして、富谷市でも、保護者の方への通知の中で検討されてはどうか、見解をお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 教育総務課長。

○教育総務課長(渡邉正弘君) 関係機関と協議いたしまして、前向きに進めたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 先ほどの話の続きになるんですけれども、やはり教育委員会として、シックスクール関係であるとか、そういう対応マニュアルというものを、何か起きてからではやはり遅いところもあると思いますので、事前に、こういうケースが起きた場合はこのように対応するというようなマニュアルなどもつくってはどうかと思いますが、見解をお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 今、議員からご指摘いただいたマニュアルの作成も含め、前の議員さんの質問のときも答えましたが、やっぱり我々、取り組みがやっぱりおくれているなという認識を持っていますので、先進的取り組みを行っているところのものを十分に参考にしながら、富谷で実効性のあるプランというものをしっかりこれからつくっていきたいというふうに思います。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 学校以外のところでいいますと、例えばそういう啓発用のチラシであるとか、ポスターとか、協力してくれるお店があればそういうものを張り出すであるとか、庁舎にちょっとそういうものを張り出すなど、こういうことの検討はできないか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) 庁舎内ですとか、そういったことであればすぐ対応とかは可能かとは思いますけれども、民間のお店ですとかそういったところですと、また多くの方が来客というふうな形でお店のほうにも来られると思いますので、そういったところは、今後、こういった化学物質過敏症などの理解を進めていく中で徐々に進められればなというふうに思いますので、まずはできるところからやってまいりたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 例えば「とみここ」などでのそういう周知などとかできないか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) 小さな乳幼児がたくさん来庁される施設でもありますので、とみや子育て支援センターの所長ともよく協議をしながら進めさせていただきたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 次に、図書館のほうに移りたいと思います。
やはり、利用者、前回の議会でも私質問して、何回も質問しているなと思われるかもしれないんですけれども、やはり重要な施策ですので、再度、質問したいと思います。
利用者がほかの公共施設に比べて何倍、下手すると10倍ぐらいの利用率になるかと思います。センター館、今まで公民館として使っていた方たちが本当に使えないことがないような対策は果たして打てるのかというところを大変危惧しておりまして、そこに関しては市としてどのように対策を立てるのか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) 今ご質問あった部分というのは、確かに市民の方もその辺はかなり心配されている部分でもあろうかと思います。ただ、今回、ネットワーク型ということと、センター館を成田公民館につくるというところ、これは本当にサウンディング調査なんかもしますと非常に前向きに受けとめられているというものは実感しております。ですので、専門の設計業者さんなんかのアイデアも限りなく活用しながら、メリットの部分、どこにあるのかということを追求しながら、引き続き検討をしてまいりたいと考えております。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 図書館建設に関しましては、いろいろな考え方が本当にあるかもしれないんですけれども。やはり利用率が本当に大分上がる、さらにまた住宅地の開発もまた進むという中で、子育て支援施策としても大変重要なものになるかと思うんですけれども。やはりその資金、自己資金が5億円、そして、外部資金が3億円という中で、外部資金が、これも前回、市長答弁では決断だというようなお話をされていたんですけれども、本当にしっかりと集められるのか、どのように動いていくものか、再度、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) 今、ふるさと納税の集まり状況などはお知らせさせていただいているところでございます。新年度入りましたら早々に企業版ふるさと納税の道筋をつけて、内々に企業のアタックリスト的なものも内部で検討を進めておりますので、まずはできる限りのツール、外部資金を調達できるツールを可能な限り多様な方策で努めてまいりたいと考えております。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 富谷市は公民館を中心にして生涯学習活動が大変活発です。本当に活発だと思います。富ケ丘でもさまざまな活動がされていますし、ほかの公民館でも本当に活発に活動されていると思います。公民館機能の担保というものの市の考え、再度、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) 先ほども答弁しましたが、やはり公民館活動を損ないませんよということは基本計画のほうにしっかりうたってございます。ですので、このスタンスは当然崩すものではございませんので、ご理解いただければと思います。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 恐らく、想定よりも利用者数はかなりふえるのではないかなと私は思っています。黒川郡域の中でも、大崎まで行く前にこちらのほうに来る方もいらっしゃると思いますし、私本当にふえると思っているんです。本当に危惧しているところはスペースの問題でして、やっぱり図書館の研究でも、そのスペースに応じて人がいられる空間というのが大体規定されるというところもあります。さらに言うと、前回の議会でも取り上げましたけれども、学習室、名取なんかは本当に全然足りないような状況になってしまったということもありまして、この計画に関しまして、もう少し、スペース的な余裕というものを検討できないところなのか。あとは、ユーマイタウンの基金がかなりありますので、そういうものの活用はできないものなのか、再度、見解をお伺いいたします。
市長から。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 現在、今回、基本構想を踏まえて基本計画づくりを進めているところでございますので、まずは皆さんのご意見をいだたきながら進めている内容ですので、そこを尊重していきたいというふうに考えております。
なお、先ほどあった外部資金3億円というのは、皆さんにご理解とご協力をいただきながら、しっかりと確保していきたいというふうに思いますし、問題が起こらないように、やはり市民の皆さんにご利用いただけるような、そういった市民図書館をしっかりとつくっていきたいというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 司書の公募のほうに移るんですけれども、5名しか来なかったという状況かと思うのですけれども、館長候補にふさわしい方が果たして申し込んでこられたのか、告知は大丈夫だったのか、見解をお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) 5名の数をどう捉えるかというのはいろいろな見方があろうかと思います。私どもとしては、しっかり周知をかけて、私どもが求める人物像、キャリアを踏まえた方にお集まりいただいて、その中で選考を行えたというふうに認識をしてございます。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) それでは、その5名の中から館長候補という形で進めていくという考えでよかったのか、再度、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) そのとおりでございます。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 富谷市、住宅地の今後も開発されていきますし、実際、下を見ますと人口もふえているという状況です。成田二期北も控えているという状況がある中で、富谷にふさわしい図書館、途中で本当に手狭だなと思ったら、そこは柔軟に対応できるように、先ほども言ったんですけれども、増築の可能性はやはり今のうちから検討しておく必要があるのではないかと思いますが、見解をお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) 先ほど、教育長も答弁したというのが基本線でございます。やはり、基本計画の中でしっかりうたっているというものがベースとなるというのは、やっぱりそこのスタンスは崩さずに進んでまいりますが、現段階では何とも増築のところは想定されておりませんが、研究する可能性はあるというところで理解をしております。

○議長(相澤 榮君) 次に、6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) 皆さん、こんにちは。
富谷市議会における平成最後の一般質問ですので、もう少々おつき合いください。
まずは、先日の富谷市長選の結果につき、心よりお喜び申し上げます。今回の無投票という結果は、若生裕俊市長の市政運営が広く市民の理解を得たこと、また、市民の総意であることを示します。さらなる富谷市の可能性を追求し、市民の明るい未来を創造すべく、2期目の市長にご期待申し上げます。
さて、私は今回の一般質問において「社会資源を守る」という表題にしました。「何々を問う」や「何々について」と、質問形式が常套ではありますが、そうではなく、「守る」と言い切った形で題した理由は、現状の介護事情を正確に把握し、その対応策を求める強い意志からであります。
私は、過去の一般質問においても、空き家問題や介護問題について多く質問してきました。これは自治体の「リスク管理」を重要視しているからです。
警察官は市民の安全を守ります。医者は市民の命を守ります。それでは、政治家は何を守るのでしょうか。私は「市民の未来」であると思います。市民の負託を受けた政治家が守らなければならないもの、それは「市民の明るい未来」です。
市民の明るい未来を守るためにも、常に将来リスクに備える必要があります。富谷市の現状は大変すばらしいと思います。財政調整基金も潤沢にあり、先の一般質問では「ため過ぎるな」と提言されるほどに豊かに見えます。しかし、本当に大丈夫でしょうか。
今の富谷市の豊かさは、行財政改革を含め、市長の1期4年の成果です。では、富谷市とそれ以外の自治体の差は何なんでしょうか。現在、財政難にあえぐ自治体は何の努力もしなかったのでしょうか。環境の違いでしょうか。問題解決能力の差でしょうか。それは予想を超える財政リスクが原因だと思われます。
現在の介護事情はお先真っ暗です。明るい話題が何一つありません。テレビのニュースを見ても「少子高齢化」、「介護人員不足」、「介護難民」、「孤独死」、「虐待」等、耳を塞ぎたくなるような言葉のオンパレード。富谷市にもそのリスクが目前に来ています。
先日の同僚議員の一般質問の中で、待機児童に対する答弁がありました。入園施設がふえても保育士不足により希望が通らず入園できていない児童がいる。子供は大事です。対応策を考えなければなりません。
では、高齢者はどうなんでしょうか。障がい者は。先日、とある特別養護老人ホームに伺いました。施設の介護職員が足らず、稼働出来ないユニットがあるとのことでした。また予定していた介護サービスも提供できない。普通、これでは事業として成立しません。社会資源としての責任と経営者としての苦悩、その間にさいなまれる姿に私も一介護事業者として心が痛みました。
現在の日本は今までに類を見ない、未曽有の社会問題に直面しています。それは超高齢社会です。団塊の世代が75歳を超える2025年、国民の3人に1人が65歳以上となり、5人に1人が75歳以上となります。それに伴い、同年2025年には38万人もの介護職員の人員不足に陥るとも言われています。結果、介護難民がふえることは容易に想像できます。
また、問題は人員不足にとどまらず、高齢者がふえることでの社会保障費が大幅に増加し、その財源確保のための施策が必要となります。増税や介護保険料の増額のみならず、年金制度対象者が増加することで自治体の財政が破綻する可能性すらあります。
日本は現在、世界一の高齢社会と言われています。世界一と言わしめるその理由は、高齢化率です。これは、その国に住む人口に対する65歳以上の人口を占める割合のことで、平成28年には、日本は高齢化率が27.3%になりました。ちなみに、65歳以上の人口比率が7%を超えれば高齢化社会、14%を超えれば高齢社会、21%を超えれば超高齢社会となります。
日本の歩みに置きかえた場合、1970年に7%を超え、高齢化社会になりました。そのわずか24年後、14%を超え、高齢社会になっています。ほかの外国諸国では、高齢化社会から高齢社会に変わるのに、フランスは126年、スウェーデンは85年、イタリアは61年、アメリカは72年を要しています。日本の24年という数字は日本の高齢化の加速度が異常に速いことを示します。
また、平成28年の数字ですが、日本国内の100歳以上の長寿高齢者はおよそ7万人。これは、医療制度の充実とその技術の発展によるものですが、その社会保障の受け皿はどうなっていくのでしょうか。
高齢者の増加・長寿化により、医療、介護に当たる従事者の労働時間は相対的にふえていきます。よって、社会資源を担う事業者はより多くの人材確保が必要となります。しかし、少子化の影響による生産年齢人口の減少により適切な人員確保がかなわず、大きな社会問題となっています。
戦後の日本は、第一次ベビーブームのおかげで大きな経済発展を遂げ、豊かな日本を形成してきました。今、豊かな暮らしは団塊の世代の方々のおかげといっても過言ではないと思います。しかし、現在の日本の礎をつくってくれた先人を守れるべき若者の数が足りていないのです。保育士、介護士が足らないのは、待遇・給料のみならず、生産年齢人口の減少も大きな要因であると考えます。
そこで、この超高齢社会の背景を現在の富谷市に置きかえてみます。人口増により、村から町へ、町から市へ。6万人都市を目指す富谷市には、さきに述べた超高齢社会の大きなリスクが潜んでいます。財政面でいえば、子どもに優しい富谷市では当然教育民生にかける額が大きくなります。しかし、大学進学・就職と市外に出ていく子供たちも少なくはありません。高齢者についてはついの住みかとして富谷市に骨を埋めることでしょう。公営墓地の希望が多いのも当然だと思います。そこに長寿化である世情を鑑みれば、社会保障費としての歳出が増加するのは予見できます。
歳入確保策については、この4年間の市長の自治体運営に関する卓越したバランス感覚や才能に期待するとして、現在の社会保障崩壊リスクについて述べたいと思います。
まずは、要介護者数の推移についてです。高齢者数(老年人口)が増加する中、要介護認定者がふえなければ健康寿命が延びているというあかしになります。逆に、要介護者がふえていれば自治体としての高齢化加速度が増していると判断せざるを得ません。現状、介護現場における問題点を織り交ぜながら、要介護者数の推移として4項目につき質問いたします。
1、新規の要介護認定者数の推移(過去3年分)。
2、更新認定者数の推移(過去3年分)。
3、介護認定調査員数の推移(過去3年分)。
4、その推移に対しての見解。
次に、社会資源数の推移についてです。さきの同僚議員からの一般質問にもありましたが、保育士不足のために入所ができない子供たちがいるとの答弁がありました。介護の世界では、その何倍、何十倍もの高齢者が適切な介護を受けられない現状があります。社会資源数の充足、社会資源のあり方、社会資源と自治体との真の連携を図るため、社会資源数の推移として、3項目につき質問いたします。
1、高齢者介護事業所数の推移(過去3年分)。
2、障がい者支援事業所数の推移(過去3年分)。
3、その推移に対しての見解。
次も、同僚議員から災害時における支援方法について一般質問がありましたが、私は支援者を受け入れる側としての質問をしたいと思います。介護事業者は、時として刑法上の緊急避難的に要介護者を受け入れるケースがあります。介護者が疾患等で入院し介護不能になる場合、介護者のネグレクトにより要介護者の命が危ぶまれた場合などです。理由はさまざまです。しかし、現実の受け入れ施設は厳しく、短期入所にはあきがなく、施設入所も順番待ちが当たり前になっています。これが災害時ともなれば緊急性のレベルは一気に上がっていきます。そこで、災害時等における要援護者の緊急受け入れについて、2項目質問いたします。
1、東日本大震災後に介護事業者と協定を交わした経緯。これは災害時等における要援護者の緊急受け入れに関する協定書、この部分です。
2、協定を交わした事業者数の推移(初回協定から現在まで)。
こちらのほうを質問したいと思います。
以上です。

○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの齊藤秀行議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名、社会資源を守るの問い1でございます。
要介護者数の推移として、まず、(1)要介護認定の新規申請者数は、平成27年度313人、28年度283人、29年度336人でございます。
(2)要介護認定の更新申請者数は、平成27年度が1,025人、28年度1,110人、29年度は1,148人でございます。
(3)介護認定調査員は、過去3年間11名でございます。
(4)その推移に対しての見解につきましては、高齢者人口の増加に伴い要介護認定者数も年々増加しており、今後もこの傾向は続くものと推察しております。このような状況の中、介護認定調査件数も一層の増加が見込まれることから、適正な調査に資するためにも、今後は件数に応じた人員の確保にも努めていく必要があると認識をしております。
問い2、社会資源数の推移として、(1)市内の介護事業所数は、平成27年度37事業所、28年度38事業所、29年度37事業所でございます。
(2)市内の事業所数は、平成27年度35事業所、28年度が35事業所、29年度は39事業所でございます。
(3)その推移についての見解でございますが、介護事業所につきましては、介護保険サービスは、地域密着型サービスを除き、契約により市外のサービスも利用できることから、市内サービス事業所数は横ばいの状況と推察されます。今後もサービス利用ニーズを踏まえ、本市に指定権限のある地域密着型サービスについては整備計画を検討してまいりたいと考えております。
また、障がい者支援事業所につきましては、事業所数の緩やかな増加の背景には、同様に、過去3カ年の3障害者手帳の所持者数が82名増加していることや、障がい福祉サービス給付費が12.4%の増となるなど、人口に比例した障がい者ニーズの増加に起因しているものと推察をされます。今後もこの傾向は継続していくものと見込んでおり、事業所の参入を促していく必要があると認識しております。
問い3、災害時等における要援護者の緊急受け入れについての(1)でございます。先日の浅野直子議員の一般質問でもお答えしましたが、経緯につきましては、東日本大震災の教訓を受け、今後起こり得る大規模災害に備えて、自宅または避難所での生活が難しい要支援者の緊急受け入れの相互援助協力について、平成25年12月に市内及び近隣で高齢者施設等を運営している7法人と災害時における要援護者の緊急受け入れに関する災害協定を締結したところでございます。
(2)協定を交わした事業所の推移につきましては、当初は、協定は7法人14事業所と締結したところですが、平成28年には6法人13事業所、30年には6法人16事業所となっている状況でございます。
以上です。

○議長(相澤 榮君) これより齊藤秀行君の質問は一問一答により行います。6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) それでは、まず、要介護者数の推移について、今、市長より答弁いただきましたけれども、介護認定数の推移として、もちろん、今増加傾向にあるというような答弁をいただきましたが、これに対し、介護認定調査員数の推移としては横ばい。もちろん、これはそれに応じた、今、調査員の確保は必要だという答弁をいただきましたけれども。これによって、今現状起きている弊害もしくはクレームは何かありますか。

○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) 調査員の数は11名というふうな状況ですが、その終了日数のところでの調整で、この3年間は行ってきたというふうな経緯があります。調査から認定結果まで出すまでの間には、例えば調査、プラス、主治医意見書ですとか認定審査会というふうなところでの開催日数に合わせてという調整がございます。中には、少しおくれており、そのところの状況をお示しをして暫定プランを立てていただいているというふうなケースもございますけれども、このところで直接的なところでのこちらへのご相談というふうなところではございません。

○議長(相澤 榮君) 6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) 今、ちょっと答弁いただきましたけれども、介護事業者、特にケアマネジャーの中では、やはりかなり遅いと。要は認定調査の日程も決まらず、訪問日も決まらず、暫定プランになって、ご利用者様にいろいろ迷惑をかけるというふうな声がやっぱりかなり多く実際上がっています。それがクレームとして自治体のほうに入って来ずとも、それは現場のレベルの中ではかなり今問題になっておりますが、そこら辺の見解をいただきたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) 認定切れのところでは、やはり波がありますといいますか、集中する月とかもございます。というふうなところで、もしかしたらご迷惑をかけているのかなというふうなところを、今、議員のご指摘のところで感じているところでございます。
その方策のところで、認定調査員によらず、ことしからですけれども、一部、居宅支援事業者のほうに安定している施設の方々の調査を委託というような方法も講じておりますので、いろいろな方法を講じて、ご迷惑をかけないようにというふうに考えてございます。

○議長(相澤 榮君) 6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) 実はその答えをいただきたくて、委託を今まで富谷市はしてこなかったというところから、今回から委託をするというようなお話をいただいたので、とてもよろしいのかなと。ただ、実際には、認定調査員がふえればいいということでもなくて、実際にはその質が伴っていないとやはりかなり厳しいのではないかなと。
実は、私も、これは自身のことなんですが、うちのおばが認定調査を受けるときに、要は、認知症かどうかのチェックのテストというか、それを本人の目の前で認知症という文言が書いてあるにもかかわらず、それを見せながら行われた。実際、認知症の方というのは、自分が認知症かどうかというのはもちろんわからないわけですよ。普通は認めたくないです。ただ、そういうところではやはり質が伴っていないと、ただ数をこなして認定調査を行えばいいという趣旨ではなくなってきますので、その辺の見解もお願いしたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) 今、市でお願いしている調査員のところは基礎職、看護師であるとか、保健師であるとか、ケアマネジャーというふうな方々に調査をいただいております。プラス、調査の方法につきましては、当然、県の調査員研修を受けて、国の基準に沿った形で行っているものでございますけれども、今、ご指摘のあるようなところの調査があったとすれば、そこのところは再度、周知徹底をして適正な調査のほうに努めてまいりたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) 調査員は、当然、時間とか日程的な部分で本当に瞬間的な本人の状態しか見られないわけですよね。その中でもちろんチェックをしていかなければいけない。その中できちんとした介護度を、選定するのは別なんですけれども、そのチェックをしなければいけない。ただ、そういった場合に、やはり家族であったり、それに伴う介護事業者、あとはケアマネジャーの意見というものもやはりきちんと聞き入れた上で、あくまでも資格保持者であるということはわかってはいます。ただし、そこにきちんとした社会的な常識であったり、きちんとした介護としての理念がなければいい判定結果が出にくいというふうに私は思っておりますので、その辺の見解もお願いいたします。

○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) 研修あるいは情報の共有も含めまして、指導徹底をしてまいりたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) それでは、続きまして、社会資源の推移についてです。本当に介護士不足、本当にすごい。これは私も介護事業者として常々すごく考えるところなんですけれども、もちろん国や県やらで外国人労働者、介護従業者としてというところの取り組みはわかるんですが、実態としてはまだ何の意味もなしていない。
私の記憶では、たしか十二、三年ぐらい前ですかね、宮城県のほうで外国人の方にきちんとした日本の介護の技術を教えて、その方を輸入するという言い方はおかしいですけれども、そういった方に働いてもらうという、たしか動きはあったはずなんです。ただ、結果としては、その結果が何も出ていない、現状では。
そういうところでは、やはりこれは自治体として動くというのは厳しいのかもしれませんけれども、不足する介護人材をどうやったら埋められるかという今の見解をお聞きしたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) 資格をお持ちの介護職というふうなところでの確保はかなり厳しいというふうなお話は頂戴しております。養成研修所が数限られているわけですから、とり合いになっているというふうなところは承知しているところです。ただ、では、資格を持った方だけが介護スタッフになるのかというと、そうではございませんので、例えば資格がなくても入職をして、その後に資格を取るというようなところでも強化をというふうなところで、県のほうでも介護人材確保支援事業等も行っておりますので、そういった視点からも確保に努めていかねばならないと思いますし、本当に少しあいた時間、お手伝いできるというような地域の人材の方々がいれば、そういったところにも、ある一部の部分ですけれども、傾聴とかそういった部分でお願いをしてというふうなところは考えていかねばならないものと考えております。

○議長(相澤 榮君) 6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) なかなか、今本当に子供の部分というのは、やっぱり待機児童とかという部分で、もちろんこれはスキームというか、組み立てが違うので一概に一緒にはもちろんできないんですけれども、とかく守られやすいというか、施策を打ちやすい。ただ、高齢者、障がい者の部分についてはどちらかというと慢性的な問題で、取り上げられるけれども、具体的な策がないというところでは、すごく介護事業者としては本当に砂をかむような気持ちでずっとやりくりをしているような状態なんですね。そういう中で、やはり自治体との連携というもの、後の質問にも出てくるんですけれども、すごく必要になってくると思います。そういう中で、自治体の現場の動き、そういったものというのは執行部のほうではどれくらい把握しているのか。要は、実際に具体的に見に行ったりとかというような作業というのはあるんでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) 全てのところの施設を回っているわけではございませんが、例えば地域密着型であれば運営推進会議がございますし、特養であれば入所判定会議とかそういった機会もございます。そういったところで今の現状のところをお伺いしてというふうなところでの情報共有は図ってございます。
現に資格がない方を雇用してどのように育てていくかというふうなご相談をいただいて、県の介護人材確保事業のところを紹介して、これは10分の10補助事業なので、何とか研修に出して資格をというふうな流れにつないだというふうなところも何件かはございます。

○議長(相澤 榮君) 6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) たしか、厚生労働省のほうで2019年10月あたりに、10年間勤続の介護福祉士であったり、あとは10年間継続の事業所もですかね、そういった施策が出ているかと思うんですが、そういったものについての各事業所に対しての周知というのは行われるんでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) 処遇改善のところは事業者の運営者のところでもかなり敏感になっております。ですので、ただ、長期に10年間継続してというふうな実態のところではなかなか難しい、その前におやめになる方も多いのでというふうなところのお話は頂戴しているところではございます。

○議長(相澤 榮君) 6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) 実は、私もその部分が実は懸念しておりまして、勤続10年といっても、当然、指定申請の場合には、もちろん資格証明書もつけたりという形で、もちろん許認可をいただくんですが、その後というのは介護士数何人とか管理者何名というくくりでしか、多分把握できないんじゃないかなと思っていたので、できれば、その辺は社会資源を守るためにも、何かしら負担にならない程度でもちろん構わないので、そういった対策を講じていただきたいんですが、いかがでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) まだ把握し切れていないところもあるので、把握するというところに努めてまいりたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) 続きまして、障がい者支援事業所数の推移についてです。27年35、35、39ということで、全体的な対象者数が82名、12%増ということで今答弁いただきましたけれども、ある、ちょっと病院の先生とお話ししたところ、やっぱり障がい者の数がふえているというのは、基本的には病名がつきやすくなった。要は、今まではちょっとおかしい子だったなというので済んでいたところが、きちんとした病状としてつくようになったということがまず大きな原因だというふうに聞いてまいりました。
そういう中で、やっぱりさまざまな、やはり社会資源としての施設の種類がどうしても必要になってくるではないかなと。もちろん、乳幼児から就学児童、そして、成年になって就労、そして最後には介護保険と障がい者の保険、どちらを使うかという選択になっていてくというところで、やはり一貫したライフスパンの中できちんと対応できる組織をきちんと自治体としてはつくらなければいけないと思うんですが、まずそれが足りているかどうか。今後どういうふうな見解でいるのかというものをお示しください。

○議長(相澤 榮君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) 今現在、第5期の障がい者福祉計画に基づいて本市の事業を展開しているところです。その計画策定に当たりましては、実態把握調査ということで、重立ったハンディをお持ちの方、そのご家族の方にアンケートをとらせていただきました。何に今一番お困りになるのかというようなところで、一番最優先に上がったのは、「相談窓口がどこに行けばいいかわからない」。それが一番大多数のご意見でございました。それに応えるべく、本年度から、庁舎内に相談窓口を委託業者を招いて開設したところでありました。評判は、大変好評をいただいておりまして、来年度に向けては開設窓口日数をさらにふやすというようなことでなお強化を図っていきたいと考えております。
まず、そのご家族の方々がどういった窓口に行けばいいのかがわからないという、一番入り口の部分、その後、どういうサービスが必要なのか、適正なアドバイス、助言をいただく専門員の方の配置というようなところがまずは最重要課題であろうということで、現在取り組んでいるところです。

○議長(相澤 榮君) 6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) 私のほうでは訪問介護事業もしておりまして、そういう中では移動支援だったり、障がいの方々の支援のほうもさせていただいているんですが、やっぱり、ちょっと伺ってあれと思ってしまうのが、例えば子供のうちだったらというサービスの限定、あと、それがもし18歳を超えてとか二十歳を超えて、働き場所となったときにはなかなか一貫したサービスの相談ができないというふうなお話を伺っております。
確かに全て網羅できるような社会資源の体制ができているとはもちろん考えておりません。ただ、何が足りないのか。そういったものをきちんと把握することで、適切な配置もしくは誘致というか、そういったものが可能になるかと思うんですが、そちらの見解をお願いいたします。

○議長(相澤 榮君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) 先ほどのまた計画に戻りますけれども、やはり、目指すべきところ、今現在は親亡き後の体制づくりというようなところをスローガンとして掲げさせていただいております。そういうことを踏まえたところ、ご自宅で地域の皆様とともにお過ごしいただくことが最優先ではあろうかとは思うんですが、とは申せ、一方では、やっぱりご家族の方としては施設入所をご希望されているというご意見も頂戴しております。とはいいながら、やはり今議員おっしゃるように、その施設、求める施設が果たしていかほどあるのかというようなところで、近々の課題としてはある程度は把握しているところで、待機の状態でお待ちいただいている方が多数いらっしゃるという現状もございます。

○議長(相澤 榮君) 6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) では、その整備に努めていただきながら、あわせてなんですけれども、やはり、先ほど言われたように、親亡き後の子供の将来を考えた場合に、当然、法的な部分で後見制度とかそういったものがいろいろ出てくると思います。もちろん富谷市においてはそういったものも先駆的なやられているところもあるかと思うんですけれども、そういった体制をもっと具体的につくり上げていただいて、それを逆に、一般のそういった対象者家族に対してもやっぱり告知する必要があると思うんです。でないと、やはりなかなか、やっぱり自分が亡くなった後、もしくは入院した後というところの不安というものがどこのご家族も抱えていらっしゃいますので、そういった部分も含めてちょっと見解をお願いしたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) 障がい者施策というのは、議員も重々ご承知のとおり、本市だけで解決するのはなかなかしがたい大変難しい課題であろうかと思います。そういったことも踏まえて、今、富谷市黒川圏域において自立協議会というものを立ち上げてございます。その中には、福祉サービス事業所の方々にもお寄りいただいての意見交換の場を設けるであるだとか、あとは、一つの課題を挙げて、それぞれに取り組んでいただいている現状、また課題なんかを挙げていただきながら、解決に向けた方策なんかもそれぞれに挙げていただき、互いに連携し合うような形づくりも整えてきておる段階でございますので、なかなか、きょう始めたからあす結果が出るというものでは決してございませんが、長い目でお捉えいただければなと思います。

○議長(相澤 榮君) 6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) それでは、最後の項目のほうに移ります。
東日本大震災を契機にいろいろ災害時等における要援護者の緊急受け入れに関する協定書というものを、ごめんなさい、きのうの答弁だと6法人16施設というふうに、私、ごめんなさい、聞いた気がしたんですが、今経緯も含めてだと、現状で6法人16事業所ということなんですね。この選定理由というのは何でしょうか。

○議長(相澤 榮君) 保健福祉部次長。

○保健福祉部次長(中山高子君) 選定理由でございますが、市内に事業所がある法人という形と、あとは近隣ということで、和風園さんを抱えております宮城県社会福祉協議会さんも含めての協定書という形になってございます。

○議長(相澤 榮君) 6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) もちろん当事業所というか、私が経営していたデイサービスのほうでもそういうふうな状況になったんですけれども、そのときに、やっぱり私はひとつ、社会資源の役割として、当時、市のほうに「何かできることはありますか」というふうな投げかけをしたときに、「何もありません」と。「大丈夫です」。そういうようなお答えを受けました。ただ、現実で考えたときに、10人規模の小規模のデイサービスセンターで、結局、宿泊する場所がないということで、10人、そのままデイサービスに寝泊まりしているような状態でした。中には、訪問介護事業所のほかの仲間であれば、結局、在宅で、訪問介護でお宅に行ってもガスが使えない。調理で入っても調理ができない。うちはプロパンガスだったので、できればちょっとプロパンガスだけ使わせてほしいと。それこそ協力体制だと思いましたので、それを受け入れて、そういった形で本当に震災時、本当に厳しいとき、乗り越えてきました。
ただ、これが今現状を見るに、先ほども申し上げましたとおり、適切な介護を受けられない人というのが物すごくたくさんいるんです。しかも、介護事業所として本当に成立できないぐらいの、今、本当に運営困難な状況にまで陥っています。それこそ、今、災害時と同じなんですよ。助けなければいけない人はいっぱいいる。ただ、助けられる人がいない。そういった部分では、この協定書も、もちろん法人として受け入れが大きいところではあるかと思うんですけれども、そういうところに終止せず、やっぱりさまざまな業種業態のところに私は協定は結ぶべきだと思うんですが、そちらの見解をお願いします。

○議長(相澤 榮君) 保健福祉部次長。

○保健福祉部次長(中山高子君) 今、議員がおっしゃったように、やはり、最初のときには宿泊施設ができる施設、法人ということで協定書を結んだわけでございますが、やはり、それ以外にも通所ですとか、ショートステイですとか、訪問介護ですとか、さまざまやはり要支援者、要介護者のほうでは必要となってくるサービスでございますので、枠を広げて協定書のほうは結んで今後まいりたいと思っております。

○議長(相澤 榮君) 6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) それでは、そろそろ終わりにしたいと思います。
本当に今、先に明るい未来が全然見えていないんです、介護の部分、障がいの部分というのは。逆に不安ばかりです。そういったところでは、やはり自治体がともに、やっぱり力をかしていただかなければ、幾ら、法律上、民間事業所に移ったとしても、これは経営ができなくなります。しかも、大きい法人がもし潰れた場合に、今いる30人、40人という入所者の人たちが外に出されるという恐怖感はとてつもないです。
そういったところも含めて、自治体として、私は何か今のうちに方策を打たなければいけないというふうに強く考えますが、そちらの、できれば市長から答弁をお願いしたいなというふうに思います。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 議員のご意見のとおり、私も同じように認識をしているところでございます。介護現場において人材不足というのは本当に大きな社会問題でございまして、今後、いわゆるふえ続けるそういった方々に対してどう対応していくかというのは、本当に大きな問題であると私も認識をしております。また、災害時における受け入れ体制というものもまさにただいまご意見をいただいたとおりだというふうに思っております。
そのことを、やはり、議員のご意見にもありましたように、民間の事業者だけには限界があるかというふうに思いますので、その辺は行政として、連携を密にしながら、必要な部分をお互いに支援できる部分は支援をさせていただき、いわゆる官民連携をとりながら、そしてなおかつ、市民協働の今時代にこれから入っていくわけでございます。そういった地域の方々の協力だったり、そういう環境もつくりながら、そういった対応、体制づくりに取り組んでいきたいというふうに思っております。

○議長(相澤 榮君) 6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) 本当に今、介護現場は本当にきゅうきゅうとしておりまして、よく言われるのが、本当にその辺で転んでいる人を見て、誰も助けないのかと。助けて何が悪いんだ。そういうふうに考える方がやっぱり多いんです。特に介護をやる側はやはり困っている人を助けるのが仕事ですから。ただ、そのために、例えば人員オーバーしてしまったとか、そういったもろもろの、もちろんいろいろなやっぱり縛りがある中で、もちろん介護事業所を経営しておりますのでその縛りを守ることはもちろん当然です。ただ、今のこの世情を鑑みるに、今本当に緊急性が高い状態になっています。当然、それはきちんともちろん報告義務とかを課しながら、そこはある意味、特例であったり、障がいのケースとかはよくあるんですけれども、やはり個人に合った形でのサービス、そういったものも含めて、やはりそういったところをなるべく緩やかにと言ったらおかしいですけれども、事業所のやはり耳をきちんと、声を聞き入れで、やっぱり社会資源として頑張っていきたい(3月15日に訂正発言あり)と思うんですが、そちらのほうの見解もお願いいたします。

○議長(相澤 榮君) 保健福祉部長。

○保健福祉部長(奥山育男君) ただいま議員からお話出たとおり、やっぱり制度上の問題、そういったところも、確かに現場のほう、あるいは行政側のほうとの視点によっては矛盾したり、問題があるかと思います。その辺は、お話のように、事業所さんのほうと私のほうとも常に情報を共有したり、交換しながら、必要なものは市長会等を通じながら国・県のほうに要望なり意見を出していって、改善に向けたいと思っております。

○議長(相澤 榮君) これをもちまして一般質問を終わります。
ここで、お諮りいたします。
議案調査のため、あす8日から14日までの7日間を休会にいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、あす8日から14日までの7日間を休会とすることに決定いたしました。
なお、3月15日の本会議は、午後1時30分からの開会といたします。
これで本日の日程は全て終了しました。
本日はこれにて散会いたします。
お疲れさまでした。


午後 2時05分 散会

平成31年予算審査特別委員会(第1号)

平成31年3月8日(金曜日)

出席委員 19名

  • 委員長 菅 原 福 治
  • 副委員長 山 路 清 一
  • 委員 安 住 稔 幸
  • 委員 浅 野 幹 雄
  • 委員 渡 邊 俊 一
  • 委員 佐 藤 克 彦
  • 委員 高 橋 正 俊
  • 委員 浅 野 直 子
  • 委員 出 川 博 一
  • 委員 西 田 嘉 博
  • 委員 浅 野 武 志
  • 委員 佐 藤 聖 子
  • 委員 藤 原 峻
  • 委員 齊 藤 秀 行
  • 委員 畑 山 和 晴
  • 委員 長谷川 る 美
  • 委員 若 生 英 俊
  • 委員 青 柳 信 義
  • 委員 金 子 透

欠席委員なし

職務のため出席した者の職氏名

  • 議長 相 澤 榮

説明のため出席した者の職氏名

  • 市長 若 生 裕 俊
  • 副市長 高 橋 義 広
  • 市民生活部長 吉 田 尚 樹
  • 市民生活部税務課長 泉 川 潤 哉
  • 市民生活部税務課参事兼徴税特別対策監 佐 藤 健 一
  • 市民生活部税務課長補佐 高 橋 正 徳
  • 保健福祉部長 奥 山 育 男
  • 保健福祉部次長兼保健福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター所長 中 山 高 子
  • 保健福祉部長寿福祉課技術参事兼保健福祉総合支援センター所長兼高齢者施策専門監 安 積 春 美
  • 保健福祉部長寿福祉課長補佐 須 藤 敬
  • 保健福祉部健康推進課長 菅 原 順 子
  • 保健福祉部健康推進課長補佐 伊 藤 潤 哉
  • 建設部長 伊 藤 正
  • 水道事業上下水道課長 浅 場 悟
  • 水道事業上下水道課長補佐 千 葉 正 俊
  • 水道事業上下水道課長補佐 内 ケ 崎 考 一

議会事務局職員

  • 議会事務局長 富 澤 裕
  • 次長 高 橋 直 美
  • 主事 伊 藤 亨 太

午後1時30分 開会

○委員長(菅原福治君) 皆さん、ご苦労さまでございます。
本日の出席委員は19名であります。定足数に達しますので、「予算審査特別委員会」を開会いたします。
去る2月21日の本会議におきまして、『議案第15号』「平成31年度富谷市一般会計予算」、『議案第16号』「平成31年度富谷市国民健康保険特別会計予算」、『議案第17号』「平成31年度富谷市下水道事業特別会計予算」、『議案第18号』「平成31年度富谷市介護保険特別会計予算」、『議案第19号』「平成31年度富谷市後期高齢者医療特別会計予算」、『議案第20号』「平成31年度富谷市水道事業会計予算」の審査のため本委員会が設置されました。皆さんへ慎重な審議とスムーズな議事進行へのご協力をお願いいたしまして、開会の挨拶といたします。
直ちに本日の会議を開きます。


予算審査特別委員会の日程について


○委員長(菅原福治君) 最初に、本委員会の日程についてを議題といたします。
本委員会は、本日3月8日金曜日、11日月曜日、12日火曜日、13日水曜日の4日間にわたり、付託事件の審査を行い、各開催日の審査事項については次第のとおりといたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。


(「異議なし」の声あり)


○委員長(菅原福治君) 異議なしと認めます。よって、本委員会の日程は、本日より3月13日までの4日間とし、審査事項については次第のとおり行うことに決定いたしました。


議案第16号 平成31年度富谷市国民健康保険特別会計予算


○委員長(菅原福治君) 初めに、議案第16号平成31年度富谷市国民健康保険特別会計予算を議題といたします。
なお、本会議において概要説明を受けておりますので、これから、担当課長へ補足説明を求めます。健康推進課長。


[健康推進課長が予算書のとおり内容の説明を行った]


○委員長(菅原福治君) 以上で説明を終わります。
これより質疑に入りますが、予算審査特別委員会は、慣例により一問一答方式により行いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。


(「異議なし」の声あり)


○委員長(菅原福治君) 異議なしと認めます。よって、一問一答方式により質疑を行うことといたします。
なお、質問者及び答弁者は、要領よく簡潔な質問と答弁、そして、スムーズな議事進行にご協力くださるようお願いいたします。
質疑はページ、款項目を明示され行ってください。
これより質疑に入ります。それでは、質疑ございませんか。西田委員。


○委員(西田嘉博君) それでは、227ページお願いします。
2款2項1目、前年度に比較して2,804万5,000円増の計上となっていますが、その積算根拠について伺います。


○委員長(菅原福治君) 健康推進課長。


○健康推進課長(菅原順子君) こちら、高額療養費の積算につきましては、過去の給付率に基づき積算しておりまして、30年度から31年度にかけても給付率は上昇しているために、比較としてこの額が増額したということになります。


○委員長(菅原福治君) 西田委員。


○委員(西田嘉博君) この質問に関連しまして、限度額適用・標準負担額減額認定申請書についてはどのようになっているのか伺います。


○委員長(菅原福治君) 健康推進課長。


○健康推進課長(菅原順子君) 認定証につきましては、交付のほうが現時点で400件ほどとなっておりまして、昨年よりも数的にはふえているような状況となっております。


○委員長(菅原福治君) ほかに質疑ございませんか。藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 215ページの1款1項1目、国保税に関しまして、大分歳入が減っているという状況なんですけれども、昨年度の予算のときでは被保険者数、世帯数で5,042世帯、被保険者数で8,628世帯だったかと思うんですけれども、今年度はどの程度だったのか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 税務課長。


○税務課長(泉川潤哉君) 今年度予算算定時には、今年度というよりも平成31年度は5,038世帯の8,483人で見積もっております。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 去年も下がっていたということだったんですけれども、今後もこの微減傾向というのは続いていくと見込んでいるのか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 健康推進課長。


○健康推進課長(菅原順子君) 被保険者数につきましては、年々微減というふうな形となっておりますので、この状況は変わらずにいくのではないかというふうに推測しております。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) では、その国保加入者の中での軽減対象世帯数というのは何世帯だったのか。昨年度の予算では2,830世帯ということだったんですが、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 税務課長。


○税務課長(泉川潤哉君) 2月現在でございますが、2月の初旬ですから、1月末現在になりますね、2割が213世帯、5割軽減が865世帯、7割軽減が1,306世帯となっております。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) そうしますと、やはり昨年度よりもふえているという認識でよかったか、確認いたします。


○委員長(菅原福治君) 税務課長。


○税務課長(泉川潤哉君) そのようになっております。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) ちなみに、国保世帯の平均所得に関しまして、さきの一般質問のほうでは150万にいかないぐらいだったかなと思うんですけれども、これは下がってきているのか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 税務課長。


○税務課長(泉川潤哉君) 昨年、この場で平均所得のほうは151万5,872円、世帯当たりの平均所得ですね、今年度は148万1,887円と、少し大きく下がっております。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) やはり国保の中で所得も大分下がってきている中で負担がかなり大きくなってきたという状況もありまして、昨年度に関しましては、資産割がなくなったということだったので、資産がある方は負担がなくなったかと思うんですけれども、やはり子育て世代に関しての検討というのが、今どのように、予算の中では反映されていたか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 健康推進課長。


○健康推進課長(菅原順子君) 子育て世代につきましては、まだ反映はされていない状況となっております。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 平成31年度中には検討がなされていくのか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 健康推進課長。


○健康推進課長(菅原順子君) きのうの一般質問で答弁させていただきましたけれども、これから調査研究を重ねながらということで、また、それを始めるにはシステムなどの改修等とかさまざまな準備もありますので、今年度中というのはちょっと厳しい状況と考えております。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 続きまして、短期証の発行に関してなのですけれども、短期証の発行状況というのをお伺いたします。


○委員長(菅原福治君) 徴税特別対策監。


○徴税特別対策監(佐藤健一君) 保険税の納期限から6カ月を経過してもその保険税を納付せず、さらに滞納額で10万円以上ある場合に、短期証を発行する対象者として抽出します。1カ月証につきましては、2月分ですけれども42件、3カ月証が47件、6カ月証が21件、合計110件となっております。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 1カ月証の発行に関しましては、県内の市でいいますと3自治体ということで、ほかの自治体でもやっぱり少なくなっているという状況ですので、そろそろ再考していく時期ではないかなと思いますが、見解をお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 徴税特別対策監。


○徴税特別対策監(佐藤健一君) きのうも税務課長が申し上げておりますけれども、滞納者の担税力を見きわめるために折衝の機会を得ることを目的としておりますので、今のところ見直す予定はございません。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) やはり1カ月の方でも、やはりきめ細かく支援をしようとされているとは思うんですけれども、やはり来られない方は来られないんですよね、どうしても。なかなか、連絡をとろうとしてもとれない方もいらっしゃるという状況で、やはり病院に受けられないというようなことがありますと、やはり亡くなられる方もいらっしゃるので、いま一度検討はしていく必要があるのではないかと思いますが、見解を、再度、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 徴税特別対策監。


○徴税特別対策監(佐藤健一君) 来庁して折衝の席に着いて折衝していただければ、納付がなくても交付はしておりますので、このスタイルのまま続けたいと考えております。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 続きまして、収納率の算定の仕方に関しまして、こちらは本年度予算では何%と見て設定をされたのか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 税務課長。


○税務課長(泉川潤哉君) 現年度分に関しましては90%、滞繰分に関しましては15%で見ております。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 平成29年度の収納率というのは幾つだったでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 税務課長。


○税務課長(泉川潤哉君) 29年度は96.19になっております。滞繰分に関しましては19.14%となっております。


○委員長(菅原福治君) ほかにございませんか。出川委員。


○委員(出川博一君) 216ページ、先ほどの説明ありました……。


○委員長(菅原福治君) マイクちょっと立てていただけますか。


○委員(出川博一君) ごめんなさい。
4款1項の2節、特別交付金、先ほど保険者努力分もありますよということだったんですけれども、その額はどのぐらいか、お尋ねいたします。


○委員長(菅原福治君) 健康推進課長。


○健康推進課長(菅原順子君) 1,797万2,000円となっております。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それは30年度の予算と比べてどのぐらいふえたのか、お尋ねいたします。


○委員長(菅原福治君) 健康推進課長。


○健康推進課長(菅原順子君) 少々お待ちください。
約560万円ほど上がっております。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それは算式があるんだろうと思うんですけれども、ということは、やっぱり国保のいわゆる被保険者の健康管理とかその辺のところを進めていくと、その分、交付金が入るという仕組みかと思うんですけれども、そういう意味では、非常に本市の30年度の取り組みがよかったというふうに評価してよいのかどうか、お尋ねいたします。


○委員長(菅原福治君) 健康推進課長。


○健康推進課長(菅原順子君) 30年度の取り組みにつきましては、最大限努力した結果というふうに考えておりますので、それが反映されているかと思います。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それでは、224ページ。一般管理費のところで、13節委託料、800万円ほど計上されておりますけれども、昨年度の委託料の中で、高額医療費システムで330万円ほど計上しておったと思うんですけれども、来年度、31年度はその計上がないんですけれども、それは何かに包含されたのかどうか。システムとしてないわけはないと思うので、その辺についてお尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 健康推進課長。


○健康推進課長(菅原順子君) 高額療養費システムの保守関係になりますけれども、30年10月から基幹系システムがクラウド化を導入したことによりまして、給付のシステムもこの基幹系システムに導入したことによって、保守は一括で行われることになったために計上をしなくなったことになります。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) 同じく委託料の中で、国保の給付費扶養者減免見直し対応業務で287万8,000円ほどあるんですけれども、これは従来はなかったと思うんですけれども、ちょっとこの中身についてお尋ねしたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 健康推進課長。


○健康推進課長(菅原順子君) こちらにつきましては、社会保険などほかの国保以外の被用者保険のほうに加入されていた方で扶養になっていた方が、世帯主の方が75歳到達で後期高齢のほうに移行した際にはその扶養になられた方は国保のほうに加入するということになり、国保税が発生することになります。しかし、今まで保険料につきましては扶養になっていたために納めていなかったということで特別に軽減というふうなところで5割軽減されていたものが、今回見直しになりまして、加入してから2年間は5割、その後は一般被保険者と同じような形となるということでの見直しにかかわるシステム改修となっております。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) というと、中身を聞くと、本当に例外的というか、件数が少ないような気がするんですけれども、何件ぐらいあるのか、お尋ねいたします。


○委員長(菅原福治君) 健康推進課長。


○健康推進課長(菅原順子君) 現在のところ、47名ほどとなっております。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) 47名、これは流動的で毎月動くんでしょうけれども、とはいいつつ、そのために280万円のシステム改修費をかける必要があるんでしょうかね。もう一度、確認いたします。


○委員長(菅原福治君) 健康推進課長。


○健康推進課長(菅原順子君) こちらは国の制度の改正による見直しになりますので、必要なシステム改修と考えております。また、国のほうからの補助ということで支出金のほうも見込まれておりますので、今回、歳入のほうにも上げさせていただいております。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) 国から金が出るからということなんですけれども、大体、そういう制度を変えるたびにシステム改修ということでその支出を伴うわけなんですけれども、こういう件数の少ないものについては手計算ということはできないんでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 健康推進課長。


○健康推進課長(菅原順子君) 国保税の賦課をするために必要なさまざまな複雑な計算となっておりますので、手計算にすることにより間違いが、算定誤りがあってはいけないということもありますので、これは必要な改修と考えております。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) 手計算だって検証すればその誤りは防げるわけでしょうから、その辺のところは、だって、1人当たりにするとかなりの額のシステム改修ということになるので、その辺は何か工夫できないのか、もう一度、お尋ねいたします。


○委員長(菅原福治君) 税務課長。


○税務課長(泉川潤哉君) 賦課計算というのは、その後の納付書発行とか収納のほうのシステムにもつながっていくものでして、そういった連動的に見ますと、数は少ないんですけれども、そういった改修は必要だと考えております。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それでは、最後に、232ページ。5款1項13節、特定健康診査業務、これは4,849万円の計上があるんですけれども、昨年度の計上と比べると約800万円の減額ということなんですけれども、被保険者が減っているとはいいつつも、それにしては大きな減額ではないかと思うんですけれども、その辺についてお尋ねいたします。


○委員長(菅原福治君) 健康推進課長。


○健康推進課長(菅原順子君) 特定健康診査業務につきましては、この中に特定健康診査とまたその後の特定保健指導の2つの委託料が合算されているものになります。そして、特定健康診査につきましては、今、被保険者数が減少しているということ、昨年7,000人を対象と見ておりましたが、今回は6,500人ということで、またその中から受診率、目標値の63%を掛けて人数を割り出していたために、300万ちょっと、380万ほど減額となっております。
また、特定保健指導につきましても、同様に、発生率などを掛けまして、また、実施率のほうも、昨年は特定保健指導の計画最終年度が60%が実施率目標なんですが、そちらを掛けて積算していたんですが、今年度につきましては実績に限りなく近づけるために、今年度、31年度の計画値の30%の実施率で積算したために約400万ちょっと減額になったための830万の減額というふうな形となりました。


○委員長(菅原福治君) ほかに質疑ございませんか。佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 国保加入者の現状についてお尋ねしたいと思います。先ほどですが、加入者が減少しているということですが、これは徐々に減少しているわけですが、どういう理由で減少がなっているのか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 健康推進課長。


○健康推進課長(菅原順子君) 最も大きい理由としましては、後期高齢者への加入のほうが一番移動では多い事由となっております。その次に、社会保険のほうに加入というふうなことで移動されている方が多いです。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 後期高齢者はそうだと思うのですが、社会保険に加入して国保から抜けていくというのは、人数では大体どれぐらいが見込まれるのでしょうか。平成30年はどれくらいで、平成31年はどう見ているか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 健康推進課長。


○健康推進課長(菅原順子君) 申しわけありません、30年12月末現在の数はすぐに出るかと思いますので、そちらのほうでお答えさせていただきます。社会保険で国保の資格を喪失する方は12月末現在で984人となっております。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) それと今回、収納率90%と見たということですが、現在、平成30年ですけれども、どこまで納められているか。この数字をお尋ねします。平成30年の、はい、そうです。


○委員長(菅原福治君) 税務課長。


○税務課長(泉川潤哉君) 現年で申し上げます。85.14%となっております。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 例年と比べてどうですか。収納率は上がっているのでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 税務課長。


○税務課長(泉川潤哉君) 前年と比べますと、前年が85.58%となっております。若干下がっているような状況です。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) それにしても、この後頑張って納めてもらう人たちに声をかけてするわけで、90で見るということがちょっと、いつも言うことですけれども、低いのではないかと思うんです。そこの低いがために、財政調整基金ありますよね。これを1億6,000万円でしたか、数字、ごめんなさい、入れているということがあります。収納率を高くすると繰り入れ分、財調の部分がもう少し下がるわけです。そうすると、保険税の引き下げの分にもっと使えると、こういう発想になっていくと思うのですが、その点については計算しながら、あるいは考えながら、この予算はつくられたものかどうか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 税務課長。


○税務課長(泉川潤哉君) 初日の補正予算の際、国保税に関しましてですけれども、退職のほうでマイナス補正で一般のほうでプラス補正ということなんですけれども、大体、退職の納税が一般のほうに移ったような形で、実際は50万程度のプラス補正ということになっております。そうやって考えますと、当初、30年度も90%で見ておるんですが、90%の収納率で見まして、最終的に50万ぐらいの上乗せの補正予算しかできなかったということを考えますと、調定額ベースでは維持できたと考えておるんですけれども、収納率ベースではやはり96%とか95%、高い収納率で見ますと、調定額から収納額自体ももっと高い額になってきますので、もっとマイナスの補正に転ずる可能性もあるんですね。そういったところを予防するためにも90%というのが安全パイかなと考えて補正を組んでおります。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 歳入のところで、滞納している人たちからの、その分も減ったということを先ほど言われました。その数字としては具体的にはどうなっているのか、詳細についてお尋ねしたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 徴税特別対策監。


○徴税特別対策監(佐藤健一君) 滞納整理が進んで収納になった分、あるいは欠損になった分もございますけれども、その結果、滞納整理が進んだ結果となります。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 滞納整理ですけれども、今までとはやり方が、扱ってもらえる人の数が変わったということになって変わりましたということをこの間説明で伺ったわけですが、ことしについては、滞納整理機構に国保を初めとした税金のところで、どういう、平たく言うと、何人県のほうにお願いするということになるのか。その説明をお願いしたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 徴税特別対策監。


○徴税特別対策監(佐藤健一君) 上期・下期合計で、30年度につきましては44件、引き継いでおります。
国保につきましては20件を引き継いでおります。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) そうしますと、国保では20件で、ほかのものも入れて、上期・下期で44件ということだと思うんですが、これで全体として、それでは国保の分は幾らになるのか。合計では幾らになるのか。金額でお尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 徴税特別対策監。


○徴税特別対策監(佐藤健一君) 国保では653万7,300円、引き継ぎ額の合計としましては1,563万1,900円となっております。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) そういう人たちに、進んだということはそうかもしれませんけれども、市として、県にお願いするだけじゃなくて、やはり生活状態を見るというのは、毎年同じことを言いますけれども、やはり市のところで一番よくわかっているということだと思うので、これは県にお任せするのでなく、市としてノウハウも積んできているわけで、市が実施すべきだと思うのですが、その点についてはどうでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 税務課長。


○税務課長(泉川潤哉君) 機構に出向しましてノウハウを持ってきた職員がいつまでもそこに、税務課のほうにおれるわけでもございませんので、やっぱりそういったものを引き継いでいくためにも、今後も機構のほうには派遣して、そういったノウハウを蓄積した職員をふやしていくという考えでおります。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) これまで何人の人たちを県のところに派遣しながらしてきたのでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 税務課長。


○税務課長(泉川潤哉君) 済みません、たしか、7人だったかと思います。


○委員長(菅原福治君) 聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) その人たちに市としてやるべきこと、チームをつくって、課はそれぞれのところにいるかもしれませんけれども、せっかくの頭脳であるとすれば、それをそのまま生かさない手はないわけでね。何のために出向させたかということを考えると、この7人、ことしも出ていくとすれば、同じ人なのかどうか、わかりませんけれども、そういう知恵をかりながらするということは必要があるのではないですか。その点についてはどう考えているのでしょうか。(「国保の予算について」の声あり)いや、でも、市のところでやるべきだと。そのノウハウを持っている人たちがやるということだから、全く関係ないことではないんじゃないですか。


○委員長(菅原福治君) 市民生活部長。


○市民生活部長(吉田尚樹君) 機構経験者ということで、今7人ということでお話をさせていただきました。その方たちが人事の関係もあって、常に定着するというところには当然いかないわけで、やはりそれを、技術をきちんと次の人に残していくという作業をしてございます。その結果が、この今の収納率に結びついた結果だと考えておりますので、やっぱりそういう職員が、またいつの機会か、また徴収担当するという機会も当然ございますので、そこをうまくつないでいった形でこの向上を徴収率に結びつけていきたいなというふうに考えております。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 私としては、市民の生活状況を見る市の担当者、市の税金を扱う人たちがやるべきだということは重ねて申し上げておきたいと思います。そして、平成30年、今年度から県単位、県一本化になりました、単位化になりました。これまでずっと準備をしてきたわけですが、ことしやってみて、ここはこのとおりうまくいったなと。その総括、評価の上に立っての予算化だと思いますが、この予算がこういうところに生きていますというものをこの予算書の中で示してもらいたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 健康推進課長。


○健康推進課長(菅原順子君) 30年度、県単位化初年度ということで、大変、予算編成には見えないところで苦労して予算編成をした経緯がありましたけれども、31年度は2カ年目ということで、県のほうとも密に連携をとりながら、また、財政部会等でも意見を発しながら、この納付金算定のほうにも意見を反映させてきたというところでは、昨年とほぼ横ばい状態の納付金算定になって、また、保険給付のほうも安定的に県のほうから給付費ということで歳入があるというようなところでは、まず安定した予算編成になったなというふうには実感しているところではあります。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 今回、平成31年の予算で一番苦労して予算編成になったという点についてお聞かせください。


○委員長(菅原福治君) 健康推進課長。


○健康推進課長(菅原順子君) 31年度ということだけではないんですけれども、やはり国保は毎年度と言っていいくらいに制度の改正、見直しがされていますので、それに対応するための準備等々につきましては、意識も、尽力も尽くしてきたというようなところはあるかと思いますので、そういった予算編成の中では、保険者努力支援制度や市として歳入を確保できるものを最大限に活用しながら、予算の規模を拡大しないような形で努めるというところでは苦慮したところかというふうには考えています。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 232ページ、健診のところです。国保事業で保健事業がありますが、負担金補助及び交付金のところですね。補助金で、胃がん検診のことがあります。これは胃がん検診、カメラでぜひやってもらいたいという声をよく聞くのですが、この点については検討したのか。検討したかどうか、まずお尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 健康推進課長。


○健康推進課長(菅原順子君) こちら、胃がん検診につきましては、住民健診の中で一緒に受けていただいているというものに対しての補助金となっておりますけれども、現在、そういう胃カメラでの検診というものも、国のほうでも検証がなされて、効果的なものとか費用対効果みたいなところも今研究も進んでいるというふうなところで、検討していないわけではないんですが、そういう環境が今のところまだ整わないというところで、実現にはまだ至らないような状になっております。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) そうしますと、写真を撮って、再検査とかと言われると必ず胃カメラと、同じことを繰り返すのが嫌だということをよく聞くのですね。これについては、実施する方向で検討が今後進められるのかどうか。今回はしなかったということですけれども、その点についてはどうなのか、再度、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 健康推進課長。


○健康推進課長(菅原順子君) 近々で実現できるかというふうに言われますと、胃カメラにつきましては集団検診はできないものになりますので、消毒、感染症の問題とかありますので。そうなりますと、医療機関のほうに委託するという形になりますので、病院でそういった検診を受け入れてくれるかどうかというところが一番の課題となっておりますので。先ほども申し上げたとおりに、検診を受ける環境整備がどのくらい進むかというところにかかってくるかなというふうには考えております。


○委員長(菅原福治君) ほかに質疑ございませんか。浅野武志委員。


○委員(浅野武志君) 1点だけお伺いします。
当初予算の概要の中で、感染症予防事業ということで2,718万8,000円の説明があるんですけれども、どの部分に計上しているかだけ、お伺いします。


○委員長(菅原福治君) 健康推進課長。


○健康推進課長(菅原順子君) 一般会計のほうで計上させていただいております。


○委員長(菅原福治君) ほかに質疑ございませんか。


(「なし」の声あり)


○委員長(菅原福治君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し、採決したいと思いますが、ご異議ございませんか。


(「異議なし」の声あり)


○委員長(菅原福治君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
議案第16号平成31年度富谷市国民健康保険特別会計予算について、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。


〔賛成者起立〕


○委員長(菅原福治君) 起立多数と認めます。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
この際、午後2時半まで休憩といたします。


午後 2時18分 休憩


午後 2時30分 再開

○委員長(菅原福治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


議案第17号 平成31年度富谷市下水道事業特別会計予算


○委員長(菅原福治君) 議案第17号平成31年度富谷市下水道事業特別会計予算を議題といたします。
これから、担当課長へ補足説明を求めます。上下水道課長。


[上下水道課長が予算書のとおり内容の説明を行った]


○委員長(菅原福治君) 以上で説明を終わります。
これより一問一答による質疑に入ります。それでは、質疑ございませんか。浅野武志委員。


○委員(浅野武志君) 262ページ、お願いします。
1款1項15節の富谷1号汚水幹線人孔改築工事なんですけれども、29年が1,700万円、30年が2,000万、31年が2,900万ということですけれども、これは工事はいつまで続くのでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 上下水道課長。


○上下水道課長(浅場 悟君) 平成31年度が最終年度となってございます。


○委員長(菅原福治君) ほかにございませんか。出川委員。


○委員(出川博一君) それでは、256ページ、2款1項の使用料、これについては、昨年度、前年度は5億7,200万、そして、来年度予算では5億8,700万ということで、約1億5,000万ほどふえているんですけれども、ただ、この後の水道の事業会計のほうを見ると、使用料が、給水量が減る。給水量が減って、そうすると、それが結局下水に流れますから、その中で、給水量が減るのに使用料が1,500万ふえるというのはどういう積算なのか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 上下水道課長。


○上下水道課長(浅場 悟君) 大まかに申しますと、まず、消費税というところが要素として1つございます。それから、若干の収納率の上昇も見ているところでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) 先ほど、消費税のアップということで、消費税のアップ、多分10月から2%アップを見込まれたのかなと思うんですけれども。ただ、その前年、29年、30年対比で600万の収入増と、そして、今度の予算での30年、31年度では1,500万増という中で、さらに、いわゆる給水水量が減りますよということを考えて本当にこれが妥当なのかどうか、お尋ねいたします。


○委員長(菅原福治君) 上下水道課長。


○上下水道課長(浅場 悟君) 使用料の算定につきましては、過去の実績等を勘案いたしまして算定しているものでございまして、使用料のほうは若干減るということとなってございますが、収納率の若干の上昇等により今回の算定となったものでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) ということは、結局、消費税2%分だというふうに理解してよろしいんでしょうか。それにしては、ちょっと数字が違うんじゃないんですか。


○委員長(菅原福治君) 上下水道課長。


○上下水道課長(浅場 悟君) おおむね消費税分というところでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それでは、4款の繰入金、来年度の予算では約6,800万減ということなんですけれども、その大きな項目についてお尋ねいたします。


○委員長(菅原福治君) 上下水道課長。


○上下水道課長(浅場 悟君) 歳出の1款2項1目流域下水道費、261ページでございますが、そちらの額が今年度については2億6,596万に対して、前年度2億9,549万、約2,900万円の減となってございますが、このところが一番大きな要因でございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) ただ、一般会計繰り入れが約6,800万で、今の2,900万ということであれば、あと4,000万ほど減額になったという、その理由をお尋ねいたします。


○委員長(菅原福治君) 上下水道課長。


○上下水道課長(浅場 悟君) その要素に加えまして、263ページ、2款1項2目の利子、こちらが1,000万円の減、それから、下水道使用料については今回1,500万ほど増となってございますので、合わせたところでその金額になったというところでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) 使用料をプラスすると、使用料、関係あるんですか、ここに。一般会計の繰入金の中に使用料の増というのは関係あるんですか。


○委員長(菅原福治君) 上下水道課長。


○上下水道課長(浅場 悟君) ございます。歳入から歳出を差し引いた分を一般会計から繰り入れしていただいてございますので、歳入が大きくなれば、その分、一般会計から繰り入れする額も減るというところでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それでは、262ページ、1款1項17節の土地購入費、明石台汚水中継ポンプ場の用地購入ということで700万、計上ありますけれども、これは先ほどの説明では、老朽化したところを直すということだったんですけれども、今まであった面積とこれから買い足そうとする面積はどのぐらいなんでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 上下水道課長。


○上下水道課長(浅場 悟君) お待たせいたしました。
現在建っておりますポンプ場については、橋梁の下の部分ということですので、借りている箇所ということになります。今度、新設を予定している部分については1,550平米でございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) そうすると、今までは借りていたところを、今度は新たに購入するということになるんですけれども、今まで、そうすると、借りていた、それは地代とかは払っていたんでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 上下水道課長。


○上下水道課長(浅場 悟君) お待たせしました。
市道でございますので、賃借等については払ってございません。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) 市道、今のある場所は市の道路という位置づけなんですか。わかりました。
それでは、これについてはかなり大がかりな工事のようで、これは何年計画ぐらいの事業になるのか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 上下水道課長。


○上下水道課長(浅場 悟君) 供用開始につきましては、34年3月を予定してございます。


○委員長(菅原福治君) ほかにございませんか。藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 1件だけ、確認なのですが、263ページの公債費、2款1項2目利子に関しまして、平成29年度ですと6,000万円ぐらいで、前年度が5,100万円ということで、今年度が4,000万ぐらい、約、ということで、年々減っている状況なんですけれども、こちらというのは今後もこういう傾向になるのか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 上下水道課長。


○上下水道課長(浅場 悟君) そのような見込みでございます。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 260ページのところに、13節委託料が出ていまして、下水道事業、公会計になるわけですよね。会計が移行するというのがあって、ことしは814万6,000円、これまでにはどのぐらいだったのか。合計で幾らになるのか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 上下水道課長。


○上下水道課長(浅場 悟君) それでは、28年度分といたしまして356万4,000円、29年度で1,204万6,000円、30年度で767万4,000円、31年度が814万6,000円ですので、合わせまして3,142万8,000円となってございます。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) これについては今後も何かしらの事業があるのでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 上下水道課長。


○上下水道課長(浅場 悟君) 平成31年度までの事業でございます。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 今年度というか、平成31年が最後で814万6,000円。平成31年ですけれども、どんなことを主にする事業なんでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 上下水道課長。


○上下水道課長(浅場 悟君) 今年度につきましては、まず、法適用に伴う移行事務等支援というところで、職員の研修ですとか、条例、規則、規定等の策定、それから、新年度新予算の編成、もう一つ、会計システム構築に係るところでシステムの運用支援が主なものとなってございます。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 次のページ、262ページですけれども、ポンプ場だとかマンホールだとかという、こういう設計だとかさまざまありますが、今、このポンプ場、マンホールのところで、大まかでいいのですが、現状、富谷市はどんなぐあいになっているのかをご説明いただきたいのです。


○委員長(菅原福治君) 上下水道課長。


○上下水道課長(浅場 悟君) マンホール、ポンプにつきましては、年々、1カ所、2カ所というぐあいずつ改築等を行ってございますが、今後につきましても、状況を確認しながら進めていきたいと考えてございます。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 262ページですけれども、委託料と工事請負費でおよそ1億1,000万ということになるかと思うんですね。これでいくと、毎年これぐらいのことをしないと維持管理ができないということになっていくのか。そうではなくて、この結果を見て、もっとふえるということになっていくのか。その点については今どうでしょうか、お尋ねしたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 上下水道課長。


○上下水道課長(浅場 悟君) 今回、委託料につきましては、先ほどお話ししたとおり、明石台のポンプ場に係る経費も含まれてございますので、その部分を控除した部分が今後もかかっていくのかなというふうに考えてございます。


○委員長(菅原福治君) ほかにございませんか。


(「なし」の声あり)


○委員長(菅原福治君) 質疑なしと認めます。それでは、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。


(「異議なし」の声あり)


○委員長(菅原福治君) 異議なしと認めます。よって、これより採決をいたします。
議案第17号平成31年度富谷市下水道事業特別会計予算について、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。


〔賛成者起立〕


○委員長(菅原福治君) 起立全員と認めます。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。


議案第18号 平成31年度富谷市介護保険特別会計予算

○委員長(菅原福治君) 議案第18号平成31年度富谷市介護保険特別会計予算を議題といたします。
これから、担当課長へ補足説明を求めます。長寿福祉課長。


[長寿福祉課長が予算書のとおり内容の説明を行った]


○委員長(菅原福治君) 以上で説明を終わります。
これより一問一答による質疑に入ります。それでは、質疑ございませんか。西田委員。

○委員(西田嘉博君) それでは、295ページ、よろしくお願いします。
3款2項1目13節委託料、その次のページめくっていただきまして、つどいふれあいサロン事業863万2,000円の計上は前年度に対して48万3,000円の減額となっていますが、この内容について伺います。

○委員長(菅原福治君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) いずれも3コースで予定してございますけれども、自立通所というふうなところも考えておりまして、送迎費に係る部分が若干下がっているというふうなところでございます。

○委員長(菅原福治君) 西田委員。

○委員(西田嘉博君) よく理解できましたんですが、この事業は認知症予防と、それから、健康寿命に効果があると言われており、本当に推進を図ることが今後重要になってくると思いますが、その辺の点について対応策があるかどうか伺います。

○委員長(菅原福治君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) 一般事業として広く対象者を広げましたので、そういった予防的な効果の部分も含めまして、多様なといいますか、さまざまな事業の展開で、認知症、あるいは足腰も鍛えてというふうなところで、ダブル効果を狙っていきたいと思います。

○委員長(菅原福治君) ほかに質疑ございませんか。佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 290ページです。委託料がありまして、第8期に向けた計画のアンケートが実施されていますが、これはどのような手順で行われるのか、お尋ねします。

○委員長(菅原福治君) 保健福祉部次長。

○保健福祉部次長(中山高子君) 実態把握調査を行う形になってございまして、業者のほうを一般競争入札で行うような形になっております。

○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) これまで何回かこれをやっているわけですが、一般競争ということで、誰が主体になるか、受けるか、わかりませんけれども、これまでアンケート調査をしたときの業者といいますか、それはそれぞれその回ごとに違うのでしょうか。それとも、同じところが受けているのでしょうか、お尋ねします。

○委員長(菅原福治君) 保健福祉部次長。

○保健福祉部次長(中山高子君) 6期、7期については同じ事業所でございました。

○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) それでは、8期に向けてですが、どんなものを提案して一般競争入札にかけるかということですが、6、7、あるいは7期と大きく変えてその提案をするというようなことはあるのでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 保健福祉部次長。


○保健福祉部次長(中山高子君) 8期につきましては、7期のときよりも金額的にも物すごく、2分の1程度少なくなっているような状況でございまして、市のほうでアンケート内容も実際に考えながら、人数も本当に必要な人数をという形で考えているようなところでございます。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 295、296。介護予防・生活支援サービス、3款1項のところにありますが、1,560万減額になって、伸びが低かったという説明でした。この伸びが低かった理由についてはどのように把握しているのか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 高齢者施策専門監。


○高齢者施策専門監(安積春美君) こちらの地域支援事業のほうは、要支援1・2の方の相当サービス、今まで使っていた相当サービスと、新たに市が起こしました事業のところが両方載っているわけですけれども、それぞれ今まで使っていた方が新総合サービスのほうの移行が少なかったというふうなところでございます。これから事業の安定化を図ってまいりたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) そうしますと、実数として見積もっていたところと実態の乖離があった。それはどの程度だったのか。それを今度はどんなふうにしていこうとしてこの予算化なのか、お尋ねしたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 高齢者施策専門監。


○高齢者施策専門監(安積春美君) 例えば訪問サービスのところでありますと、大体半分ぐらいの移行が進まなかったというところがございますので、そこのところは31年度で減額をしてきたというところでございます。なかなか、今まで事業者サービスで使っていた方々が新しいサービスに移行というのは、正直、なれたところがいいというふうなところもございますので、難しいというところは実感しております。ただ、これから新しく認定を受けられてサービスを受けられる方々に対しては、自立支援というふうな視点を設けて事業のほうを展開してまいりますので、今の新しい事業をちゃんと周知していくというふうなところに力を入れていきたいというふうに考えてございます。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 街かどカフェの事業ですけれども、これは予算の中ではどこを見れば出てきますか。

○委員長(菅原福治君) 高齢者施策専門監。


○高齢者施策専門監(安積春美君) 一般会計のほうでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) 私から、大きく2点。
1点は、介護保険に関して、仮算定をしない、いわゆる本算定で一発でやるというような動きがほかの市にあるんですけれども、その辺のところについては、来年度予算では検討されたのかどうか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 税務課長。


○税務課長(泉川潤哉君) 今回、検討しておりません。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) 多分これはいろいろ功罪、1回でやれば、仮算定がなければ本算定で1回の事務処理でいいというメリットもあるんでしょうし、ただ、そうなることによって、納付回数をどうするかとか、これは国保にも関係あるんですけれども、そういうような問題があろうかと思うんですけれども、その辺について今後検討される予定があるのかどうか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 税務課長。


○税務課長(泉川潤哉君) 周辺の自治体の状況も加味しながら、検討の必要があれば検討していこうと考えております。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) 最後に、290ページ。先ほども質問がありましたけれども、委託料の中の第8期のアンケート調査なんですけれども、先ほどの答弁では、7期と比べれば金額も半分にしたし、内容も絞り込むということなんですけれども、これは以前、3年に一遍のこの事業計画については自前でやるべきじゃないかなという考え、あるいは行革の中にもそういう動きがあったかと思うんですけれども、その辺についての見解というか、今度の予算立てについてお尋ねいたします。


○委員長(菅原福治君) 保健福祉部次長。


○保健福祉部次長(中山高子君) 計画につきまして、計画の中に目標値を立てておりますので、その目標値の進捗状況を見るためにやはり実態把握調査というのは必要となってくるわけでございます。ただ、その中で、実態把握調査をどのようにしていくかとなったときに、自分たちで自前でするのにいろいろと印刷製本とかそういうものもとって比べてみた結果、やはりそちらの委託と比べてみた形ではやはり全体的に委託してやったほうが安いという形になりましたので、委託料を上げさせていただいたところでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) そうすると、従来、これに関しては、6期、7期とも1,000万円前後の委託料がかかっておったんですけれども、この辺のところは、そうすると、なかなか改善できない。いろいろ試算してみたけれども、自前ではできないという結論になっているのかどうか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 保健福祉部長。


○保健福祉部長(奥山育男君) ただいまの件でございますが、第8期を今度迎えるわけです。これまでにも、やっぱり事務方のほうでも積み上げてきた知識、ノウハウもございます。ただ、計画をつくる上では、アンケートの調査・集計・分析といいますと、これは行政のほうで効率的にやるのはなかなか難しい。この部分につきましては業者のほうに委託ということで、計画の策定、そういったところに向けては行革の一環、それも鑑みながら、経費を節減しながら職員のほうで努力して作成していくと、経験を生かして策定していくというような方向で考えてございました。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) 最後です。
ということは、31年度予算で、アンケートに関する部分についてだけは外部に委託するけれども、あとについては自前でやるというのが基本だと。ということは、多分32年度でもまたこの第8期について予算立てがあるかと思うんですけれども、そのときは計上しないで自前でやるというふうに理解していいのかどうか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 高橋副市長。


○副市長(高橋義広君) ただいまのお話ですけれども、先ほど保健福祉部長がお話ししたとおり、今回、行革の一環ということもあります。それは単純に経費を節減するということだけではなくて、職員の政策形成能力の向上という観点もありまして、実際に政策的な部分を記載する部分、そこの部分につきましては職員がみずから行うという形にさせていただきました。ただ、実際にそのバックデータをとる部分については、職員が自前でやるよりも外出しにしたほうが経費的にも安く済むということで、今回、調査部分については委託をさせていただいたということでございます。したがって、来年度、本体の作成の部分については予算要求する予定はございません。


○委員長(菅原福治君) ほかに質疑ございませんか。


(「なし」の声あり)


○委員長(菅原福治君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。


(「異議なし」の声あり)


○委員長(菅原福治君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
議案第18号平成31年度富谷市介護保険特別会計予算について、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。


〔賛成者起立〕


○委員長(菅原福治君) 起立全員と認めます。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。


議案第19号 平成31年度富谷市後期高齢者医療特別会計予算

○委員長(菅原福治君) 議案第19号平成31年度富谷市後期高齢者医療特別会計予算を議題といたします。
これから、担当課長へ補足説明を求めます。健康推進課長。


[健康推進課長が予算書のとおり内容の説明を行った]


○委員長(菅原福治君) 以上で説明を終わります。
これより一問一答による質疑に入ります。それでは、質疑ございませんか。佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 321、322です。普通徴収保険料のところでお尋ねしますが、滞納になっているところがありまして、その分、76万円とあります。これは実数で何人分なのか、まずお尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 徴税特別対策監。


○徴税特別対策監(佐藤健一君) 滞納繰越分は、現状、67名分になります。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 今、67人の方が納められていないということだと思うのですが、そうしますと、その中で大体何人、納税してくれるだろうという、保険料ですから、納めてくれるだろうということで76万円なのか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 徴税特別対策監。


○徴税特別対策監(佐藤健一君) 繰越調定見込額の15%を想定しております。


○委員長(菅原福治君) ほかにございませんか。藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 323ページの2款1項1目後期高齢者医療広域連合納付金に要する経費に関しまして、これは毎年、金額が上がっている状況かと思います。2年前だと2億8,622万2,000円で、昨年度は3億2,158万9,000円という状況なんですけれども、これは今後も納付金としては上がっていく状況なのか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 健康推進課長。


○健康推進課長(菅原順子君) こちらにつきましては、被保険者の保険料分と、また軽減分負担金のほうを計上しておりますので、毎年、250から280名ほど、これまでも被保者数は増加しておりますので、この負担金につきましては増加していくと推測しております。


○委員長(菅原福治君) ほかにございませんか。


(「なし」の声あり)


○委員長(菅原福治君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。


(「異議なし」の声あり)


○委員長(菅原福治君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
議案第19号平成31年度富谷市後期高齢者医療特別会計予算について、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。


〔賛成者起立〕


○委員長(菅原福治君) 起立全員と認めます。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。


議案第20号 平成31年度富谷市水道事業会計予算

○委員長(菅原福治君) 議案第20号平成31年度富谷市水道事業会計予算を議題といたします。
これから、担当課長へ補足説明を求めます。上下水道課長。


[上下水道課長が予算書のとおり内容の説明を行った]


○委員長(菅原福治君) 以上で説明を終わります。
これより一問一答による質疑に入ります。それでは、質疑ございませんか。山路委員。


○委員(山路清一君) 355ページの資本的収入及び支出の中の支出の減。まず、配水施設費なんですけれども、この中の鷹乃杜地区配水管更新工事でもって3,157万とございますけれども、これは鷹乃杜のどの辺の部分か、詳細についてお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 上下水道課長。


○上下水道課長(浅場 悟君) 鷹乃杜の四丁目地内だったかと思います。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) これは配水管のメートル数によるとどれぐらいのメートルあるんですか。


○委員長(菅原福治君) 上下水道課長。


○上下水道課長(浅場 悟君) お待たせいたしました。
管布設工事300メートルを予定してございます。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) 300メートルという今話でございましたけれども、鷹乃杜のほうの東と西に四丁目分かれていますけれども、どちらのほうでしょうか。両方でしょうか。


○委員長(菅原福治君) 上下水道課長。


○上下水道課長(浅場 悟君) 失礼いたしました。鷹乃杜の一丁目でございました。申しわけございません。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) 一丁目のどの辺でしょうか。一丁目も結構広いものですので。


○委員長(菅原福治君) 上下水道課長。


○上下水道課長(浅場 悟君) イオンから上っていきまして、すぐ西側のあたりでございます。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) 西側というと、鷹乃杜は道路が狭いんですよね。4メートル道路になっています。広い道路が少ないんですけれども、その狭い道路をやる場合に非常に住民のほうに負担がかかると思うんですけれども、狭い道路か、広い道路か、その辺の部分的なものを後で結構ですので教えてください。


○委員長(菅原福治君) 質問ですか。
上下水道課長。


○上下水道課長(浅場 悟君) わかりました。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) 続きまして、2番目の施設整備事業費でございます。この中で、鷹乃杜の浄水場ののり面工事が7,419万でございます。これは先日、2月24日、鷹乃杜のほうでこれと同じ物件なんですけれども、南側のほうの工事説明会がございました。そのときに話のあった東側の工事なのか、この辺について確認のため、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 上下水道課長。


○上下水道課長(浅場 悟君) 東側ののり面の工事でございます。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) そうしますと、そのときの説明で、今回、2回に分けて東側のものを出すという話だったんですけれども、今回は2019年、まだ平成なんですけれども、来年は2020年ということで、20年の工事も予定はあるのかどうか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 上下水道課長。


○上下水道課長(浅場 悟君) その予定でございます。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) これはこの予算の中には設計料も含まれた予算なのか、また、工事金額だけの予算なのか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 上下水道課長。


○上下水道課長(浅場 悟君) 設計のほうを行いまして、ほぼこの金額に近いものになるのかなというふうに考えてございます。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) そうしますと、設計は終わっているということで、これは工事だけの金額でよろしいんでしょうか。確認します。


○委員長(菅原福治君) 上下水道課長。


○上下水道課長(浅場 悟君) そのとおりでございます。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) この工事なんですけれども、南側の工事で工法等の説明がございました。東側も南側の工事と同じような工法でやるのか、確認いたします。


○委員長(菅原福治君) 上下水道課長。


○上下水道課長(浅場 悟君) 今のところ、ほぼ同じような工法でやると見込んでございます。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) 最後の質問になりますけれども、前回、南側につきまして、先ほど話したように、2月24日日曜日に鷹乃杜の防災会館のほうで説明ございました。この工事の件についても説明があるのか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 上下水道課長。


○上下水道課長(浅場 悟君) 時期を見て説明会のほうは行いたいと考えてございます。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) この工事の時期が、今1期工事で南側のほうの工事が始まるんですけれども、これはいつごろからの工事になるのか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 上下水道課長。


○上下水道課長(浅場 悟君) 今月から工期が6月28日まででございますので、その間の工期ということとなります。
ただいまの質問に対しての回答を訂正させていただきます。まだ時期のほうは確定してございませんが、平成31年度中というところでございます。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) そうしますと、工事の発注関係はいつごろになりますか。


○委員長(菅原福治君) 上下水道課長。


○上下水道課長(浅場 悟君) こちらのほうもこれからというところでございますが、平成31年度中というところでございます。


○委員長(菅原福治君) ほかにございませんか。金子委員。


○委員(金子 透君) 355ページ。先ほど質問のあった配水布設費、側溝有蓋化工事に伴う布設がえなのか、それとも単独の事業なのか、お聞きします。


○委員長(菅原福治君) 上下水道課長。


○上下水道課長(浅場 悟君) 鷹乃杜については配水、側溝の工事区間について、水道事業においても配水管の更新工事を行うものでございます。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) よくはっきりわからなかったんですけれども、側溝有蓋化工事があるために一緒に配水管の布設がえをする工事だという理解でよろしいですか。


○委員長(菅原福治君) 上下水道課長。


○上下水道課長(浅場 悟君) 側溝有蓋化の工事をする部分については配水管のほうも老朽化してございますので、一緒にというところでございます。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) じゃあ、次の件。
漏水調査業務、本年度、どのあたりを予定しているのでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 上下水道課長。


○上下水道課長(浅場 悟君) こちらにつきましては、前年度とほぼ同様でございまして、主に富ケ丘全地区、プラス、あけの平の一部地区ということとなってございます。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) 漏水調査なんですけれども、考え方なんですけれども、富ケ丘、鷹乃杜、太子堂については、ご存じのとおり、鉛管が入っていますよね。腐食による漏水もあるので、あれこそまさに経年劣化によって、調査して終わった地区でもまた来年漏水というのは事象として考えられるわけなんですよ。何回も同じようなところを調査やっているのであれば、調査にかけるのも必要ですけれども、一発で想定できる原因ありますよね、わかっていますよね。一発で布設がえというほうに持っていったほうが余計な費用をかけないで更新できるという考え方もあると思うんですけれども、その辺に対しての考え方、お聞かせください。


○委員長(菅原福治君) 上下水道課長。


○上下水道課長(浅場 悟君) 水道事業といたしましても、委員のおっしゃるとおり、なるべく広い範囲でもって行いたいということでございますが、こちらについても予算等もございますので、計画的に進めていきたいというふうに考えてございます。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) これも考え方だと思うんですけれども、どこの自治体も延び切った水道を更新するのに費用がないというのは、それは理解はします。「財源の都合があります」で先延ばししていい問題ではないと私は考えております。財源がなくても、いずれやらなければならないわけですから、こういうようなスケジュール感を持って、何とかしなければならないという方向性というか、計画だけでも構築しないと、万が一、何かあって、あちらこちらでぽんときたら、対応できなくなるような事態も考えられると思うんですけれども。その辺の考え方、今後の運営の仕方、更新の仕方というのは、根本的に考え方を見直さないと……。財源ないのは理解します。だけれども、それだけでは済まない問題が今後起きるのではないかなと私は考えております。どうですか。


○委員長(菅原福治君) 上下水道課長。


○上下水道課長(浅場 悟君) 委員のおっしゃる意見を参考に今後進めていきたいと考えてございます。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) おっしゃるとおり進めるのであれば、これこれこういう計画が紙できちっと示されることを期待するものでありますが、どうでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 上下水道課長。


○上下水道課長(浅場 悟君) そのように努めていきたいと考えてございます。


○委員長(菅原福治君) 金子委員、いいですね。
ほかにございませんか。藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 1件だけです。
353ページ、支出1款1項6目減価償却費、373万4,000円が前年度に比べまして高くなっているんですけれども、これは構築物の部分だと思うのですが、詳細な説明をお願いいたします。


○委員長(菅原福治君) 上下水道課長。


○上下水道課長(浅場 悟君) 建物、管路等の更新工事が行われない場合については、こちら、毎年減少ということとなりますが、今回につきましては、市道富ケ丘6-27号線の配水管の更新工事ですとか、富ケ丘地区の配水管の更新工事等を実施してございますので、その分増となっているというところでございます。


○委員長(菅原福治君) ほかにございませんか。出川委員。


○委員(出川博一君) それでは、328ページのここの第2条のところの年間総給水量522万1,597立米とあるんですけれども、これは去年のこの計画と比べて、多いのか、少ないのか、お尋ねいたします。


○委員長(菅原福治君) 上下水道課長。


○上下水道課長(浅場 悟君) 去年の計画ですと526万15立方メートルでございますので、マイナスの3万8,418立方メートル減となってございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) そうすると、340ページのところの給水収益で9億500万ということで、1,300万ほど、昨年比多いんですけれども、給水量が減っているのに、その分収入が多くなるということについて、説明をお願いいたします。


○委員長(菅原福治君) 上下水道課長。


○上下水道課長(浅場 悟君) その主な原因といたしましては、消費税が8%から10%に伸びたというところでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それでは、同じ140ページで、ここのところの2、営業費用の(2)受水費5億8,800万とあるんですけれども、これは隣にある339ページと比較すると、同じ項目で9,100万ほどふえているんですけれども、この増加要因、これは給水量が減っているわけですから、県から買う単価が上がったというふうに理解すればよろしいのかどうか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 上下水道課長。


○上下水道課長(浅場 悟君) こちらの339ページにございます平成30年度につきましては、平成30年度の決算を見込んでの数ということとなってございますので、それに対しまして、平成31年度については当初予算の段階の数ということでございますので、このぐらいの開きがあるというところでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) であれば、30年度の当初予算での受水費はお幾ら計上していたか、お尋ねいたします。


○委員長(菅原福治君) 上下水道課長。


○上下水道課長(浅場 悟君) お待たせいたしました。
税抜きで5億9,324万7,000円でございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) ということは、去年と比べると500万の減だということの理解でよろしいんですか。


○委員長(菅原福治君) 上下水道課長。


○上下水道課長(浅場 悟君) そのとおりでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それでは、351ページ。ここの中段、上下のところに特別修繕引当金繰入額6,300万という大きな数字が突如出てきたんですけれども、これについてお尋ねいたします。


○委員長(菅原福治君) 上下水道課長。


○上下水道課長(浅場 悟君) 特別修繕引当金繰入額につきましては、将来の大きな修繕に備えまして、工事を行う年度に向け、工事に係る費用を見込んで修繕する年度に合わせまして、毎年、同額を引き当てていくものとなってございます。
今回、対象の施設につきましては、館山配水池、富谷配水池、富谷第二配水池の3カ所を予定してございまして、館山配水池については平成40年度の改修に向けの引き当て、それから、富谷配水池につきましては平成44年度の改修に向けて、富谷第二配水池につきましては平成33年度の改修に向け、毎年引き当てしていくこととするものでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) ということは、当面の間、40年ぐらいまではこのぐらいの大きな6,300万という、多分これは定額で積み立てするんだろうと思うんですけれども、それぐらいの費用負担がこれから常に発生するというふうなことと考えていいのかどうか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 上下水道課長。


○上下水道課長(浅場 悟君) 富谷配水池につきましては平成33年度を予定してございます。ですので、こちらのトータルが1億6,680万ほどを見込んでございます。これを3年に振り分けてということになりますと5,562万4,000円ずつの振り分けということになります。ですので、33年度を超えて、34年度以降につきましては、上の館山配水池と富谷配水池に係る部分が同額でそのままいきまして、富谷第二配水池につきましては、平成33年度以降の15年後に向けて積み立てていくということになりますので、平成33年度以降については大分その引き当てする額は低くなっていくものと考えてございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) ということは、富谷第二については喫緊修繕しなくてはならないから急ぎ積み立てたということで金額は膨らんだけれども、33年以降は平準化しますよという理解でよろしいかどうか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 上下水道課長。


○上下水道課長(浅場 悟君) そのとおりでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それから、354ページ。支出の1款の2目消費税なんですけれども、ここで見ると、営業外費用で消費税が78万9,000円少なくなるという計上なんですけれども、その理由についてお尋ねいたします。


○委員長(菅原福治君) 上下水道課長。


○上下水道課長(浅場 悟君) 預かっている消費税から支払った消費税を差し引いたものというところでございますので、前年度と比較いたしまして、今回のところ、若干預かる消費税分が多くなるのかなという見方でございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) ただ、次のページの355ページの建設改良費で見ると、1,550万ほど工事費がふえるという見込みなんですけれども、十分、それを見込んでも消費税は出し入れで減額になるということなんでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 上下水道課長。


○上下水道課長(浅場 悟君) そのような見方でございます。


○委員長(菅原福治君) ほかにございませんか。藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 水道の管理に関しまして、長期計画を以前策定していたように思うのですが、長期計画は富谷では今どのようになっておりましたでしょうか。水道の管理に関しまして。


○委員長(菅原福治君) 上下水道課長。


○上下水道課長(浅場 悟君) 今年度までの期間でもって水道事業の計画のほうの策定のほうは進めてございます。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 策定ができましたら、議員に配付していただけますか。確認です。


○委員長(菅原福治君) 上下水道課長。


○上下水道課長(浅場 悟君) そのように考えてございます。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 有収率ですけれども、どの程度と見込んでいますか。


○委員長(菅原福治君) 上下水道課長。


○上下水道課長(浅場 悟君) ここ二、三年、86%台というところでございまして、平成31年度におきましてもそのぐらいなのかなというところでございます。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) どの程度まで引き上げたいと、年次も含めて、それをお尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 上下水道課長。


○上下水道課長(浅場 悟君) 私的には90%というところを目途としたいというところでございますが、ご承知のとおり、管路老朽化もというところもございますので、それに近づけていけるように努力していきたいと考えてございます。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 3月18日にみやぎ型の管理運営方式についての説明会があるということですが、平成31年にはこのような説明会は行われるのか、お尋ねしたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 上下水道課長。


○上下水道課長(浅場 悟君) それは県の予定ということでよろしいんですか。(「市」の声あり)今のところは、31年度につきましては未定でございますが、皆さんの要望多くというところであれば検討していきたいと考えてございます。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 3月18日に行われるのは、市が要請して県から説明を受けるということなのでしょうか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 上下水道課長。


○上下水道課長(浅場 悟君) そのとおりでございます。


○委員長(菅原福治君) ほかにございませんか。


(「なし」の声あり)


○委員長(菅原福治君) ほかになければ、質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。


(「異議なし」の声あり)


○委員長(菅原福治君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
議案第20号平成31年度富谷市水道事業会計予算について、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。


〔賛成者起立〕


○委員長(菅原福治君) 起立全員と認めます。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。
以上をもちまして本日の議事は終了いたします。
なお、3月11日の本委員会の開議時間は10時となります。
本日はこれで散会いたします。
ご苦労さまでございました。


午後 3時42分 散会

平成31年予算審査特別委員会(第2号)

平成31年3月11日(月曜日)

出席委員 19名

  • 委員長 菅 原 福 治
  • 副委員長 山 路 清 一
  • 委員 安 住 稔 幸
  • 委員 浅 野 幹 雄
  • 委員 渡 邊 俊 一
  • 委員 佐 藤 克 彦
  • 委員 高 橋 正 俊
  • 委員 浅 野 直 子
  • 委員 出 川 博 一
  • 委員 西 田 嘉 博
  • 委員 浅 野 武 志
  • 委員 佐 藤 聖 子
  • 委員 藤 原 峻
  • 委員 齊 藤 秀 行
  • 委員 畑 山 和 晴
  • 委員 長谷川 る 美
  • 委員 若 生 英 俊
  • 委員 青 柳 信 義
  • 委員 金 子 透

欠席委員なし

職務のため出席した者の職氏名

  • 議長 相 澤 榮

説明のため出席した者の職氏名

  • 市長 若 生 裕 俊
  • 副市長 高 橋 義 広
  • 会計管理者兼会計課長 矢 田 守
  • 市長公室長 須 藤 弥 生
  • 市長公室長補佐 高 清 水 英 樹
  • 企画部長 種 市 優
  • 企画部企画政策課長 松 原 誠
  • 企画部企画政策課参事兼行政改革推進室長 西 山 高 広
  • 企画部企画政策課参事兼交通政策推進室長 近 藤 正 範
  • 企画部企画政策課長補佐 横 田 善 和
  • 企画部財政課長 高 橋 弘 勝
  • 企画部財政課技術参事兼検査監 柴 田 康 紀
  • 企画部財政課長補佐 日 野 正 樹
  • 総務部長 山 田 豊
  • 総務部総務課長兼情報化推進室長 神 田 能 成
  • 総務部総務課長補佐 小 嶋 雄 悦
  • 総務部防災安全課長 横 田 利 雄
  • 総務部防災安全課長補佐 奥 山 晴 基
  • 総務部市民協働課長 高 橋 加 代
  • 総務部市民協働課長補佐 伊 東 大 助
  • 市民生活部長 吉 田 尚 樹
  • 市民生活部市民課長兼東向陽台出張所長兼富ケ丘出張所長兼あけの平出張所長兼日吉台出張所長兼成田出張所長 渡 邊 美 智 子
  • 市民生活部市民課長補佐 阪 元 伴 恵
  • 市民生活部税務課長 泉 川 潤 哉
  • 市民生活部税務課参事兼徴税特別対策監 佐 藤 健 一
  • 市民生活部税務課長補佐 瀧 田 謙 一 郎
  • 市民生活部生活環境課長兼清掃センター所長 安 藤 司
  • 市民生活部生活環境課長補佐 遠 藤 勝 彦

議会事務局職員

  • 議会事務局長 富 澤 裕
  • 次長 高 橋 直 美
  • 主事 大 村 峻 史

午前10時00分 開会

○委員長(菅原福治君) 皆さん、おはようございます。
本日の出席委員は19名であります。定足数に達しますので、直ちに本日の「予算審査特別委員会」を開きます。


議案第15号 平成31年度富谷市一般会計予算


○委員長(菅原福治君) 議案第15号平成31年度富谷市一般会計予算を議題といたします。
なお、本日の日程は、一般会計のうち市長公室、企画部、総務部、市民生活部、会計課、議会事務局及び監査委員事務局の所管に属する予算についてを審議をいたします。
なお、本会議において各部長より概要説明を受けておりますので、これから、担当課長等へ補足説明を求めます。まず最初に、市長公室長。


[市長公室長、企画政策課長、財政課長、総務課長、防災安全課長、市民協働課長、市民課長、税務課長、生活環境課長、会計管理者、議会事務局長が予算書のとおり内容の説明を行った。]


○委員長(菅原福治君) 以上で説明を終わります。
これより一問一答方式による質疑に入りますが、質疑者及び答弁者は、要領よく簡潔な質問と答弁、そしてスムーズな議事進行にご協力くださるようお願いいたします。また、質疑はページ、款項目を明示され行ってください。
それでは、質疑ございませんか。西田委員。


○委員(西田嘉博君) それでは、55、56ページ。よろしくお願いします。
2款1項7目13節委託料、これは次のページでございますが、主な事業名、その金額、マイナンバー対応事業2,292万2,000円について、詳細な内容の説明を求めます。


○委員長(菅原福治君) 総務課長。


○総務課長(神田能成君) こちらのマイナンバー制度対応事業の支出の主なところでございますけれども、マイナンバーの連携に係る標準レイアウト、こちらの変更に伴う改修が主なものとなってございます。


○委員長(菅原福治君) ほかに。西田委員。


○委員(西田嘉博君) 行政実績報告からちょっと年度別に拾ってみたんですが、この制度対応改修費は、27年度7,731万1,000円、28年度6,364万9,000円、29年度1,989万2,000円、30年度3,308万8,000円、31年度2,292万2,000円の計上となっていますが、この5年間の公費は多額であり、この点についてどのようなご所見をされているのか伺います。


○委員長(菅原福治君) 総務課長。


○総務課長(神田能成君) マイナンバーにつきましては、平成25年に交付されて全国的にスタートしたというところでございます。委員のおっしゃるとおり、非常に多額な公費を支出しているというふうな思いはございます。マイナンバーの改修に当たっては国からの補助もあるわけでございますが、ただ、補助におさまらないというふうなことで、かなりの財政負担を負っているというのが各自治体の状況かと思います。そんなところもあって、今年度、昨年度と市長会議へのいわゆる全額補助の要望を提案のほうをお願いしているところでございます。


○委員長(菅原福治君) 西田委員。


○委員(西田嘉博君) 続きまして、マイナンバーカードの交付状況について伺います。


○委員長(菅原福治君) 市民課長。


○市民課長(渡邊美智子君) 交付件数ですが、31年、ことしの2月末現在で5,706件の交付数となっております。交付率が10.84%というふうになっております。


○委員長(菅原福治君) 西田委員。


○委員(西田嘉博君) この制度は行政の効率化、また、特に本市ではコンビニ等の交付等と市民の利便性が向上すると思いますが、現状についての考えを伺います。
私は以上で質問を終わります。


○委員長(菅原福治君) 市民課長。


○市民課長(渡邊美智子君) マイナンバーの交付につきましては、27年度から始まっておりまして、確かに年々減少傾向であることは間違いないわけなんですが、ことし2月1日から交付率向上の取り組みといたしまして、市民交流ホールのほうにマイナンバーカードの申請対応機能がつきました自動証明写真機というものを設置いたしました。まだ始まったばかりではございますけれども、これによって幾らかでも交付率向上につなげたいというふうに考えております。


○委員長(菅原福治君) この際、午前11時5分まで休憩をいたします。


午前10時53分 休憩


午前11時05分 再開


○委員長(菅原福治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑ございませんか。青柳委員。


○委員(青柳信義君) それでは、若干質問させていただきます。
まず、54ページの説明欄の下から3行目、移住支援事業510万ございます。先ほどのご説明ですと、地方創生資金で就業、人材確保で、国50、県25で、5名ということだったんですが、これのちょっと具体的なもうちょうと詳しい内容を。例えば5名で済まない場合もあるかと思うんですが、その辺の内容もちょっと詳しく教えていただければと思います。


○委員長(菅原福治君) 企画政策課長。


○企画政策課長(松原 誠君) こちらにつきましては、先ほどご説明申し上げましたが、新年度から国の地方創生交付金を活用した県の事業として行われます。内容といたしましては、移住による就業や中小企業等の人材確保を推進するということで、主に東京圏からの移住希望者に対して100万円を交付するものでございます。
まず、支給の対象者といたしましては東京23区に在住している方、そして、就業先といたしましては県が対象として選定した中小企業ということで、製造業ですとか、宿泊、観光、医療、福祉。そういった県が指定した、該当する中小企業に就職をした方について、移住支援金として100万円を交付するものでございます。
こちらで掲げました5名につきましては、宮城県のほうで、1年度当たり、宮城県全体で200名ということで試算がされております。今回、その200名のうち、富谷市につきましては、人口規模ですとか事業所数、そういったものを勘案して機械的に試算をされて、4名という形で宮城県のほうからは試算がされております。それに1名を足して、5名ということで当初予算のほうは計上させていただいておりますが、当然、それを超えた場合には補正予算等で対応してまいりたいというふうに考えております。


○委員長(菅原福治君) 青柳委員。


○委員(青柳信義君) 理解しました。
それでは、同じ54ページのその1つ上の市民バス乗り継ぎ運行事業86万。これはイオンと泉中央間だと思うんですが、大体1日平均の乗客数というのは何名くらいか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 交通政策推進室長。


○交通政策推進室長(近藤正範君) 1日当たりが11.79人ということでございます。


○委員長(菅原福治君) 青柳委員。


○委員(青柳信義君) わかりました。
それでは、次の56ページの説明の部分で、しんまち活性化構想策定業務990万ありますけれども、これも地方創生交付金で開宿400年で行うということでございましたが、これもちょっと具体的な内容をお教えいただければと思います。


○委員長(菅原福治君) 企画政策課長。


○企画政策課長(松原 誠君) こちらにつきましても、来年度の400年記念事業に向けたしんまち活性化を目的とした事業でございます。具体的には、地域の皆様とまずはいろいろ活性化に向けた話をさせていただければということで、地域の方々を含めた、何か活性化に向けた協議会等の組織を設立をしまして、活性化に向けて具体的に話をできればというふうに思っております。
また、その中では、住民説明会であったり、ワークショップの開催、あとは今後、しんまちの将来像としてどういう方向に向かっていくのかというようなコンサルティング業務、あとはブランドの構築、そういったものにも取り組みたいというふうに考えております。
また、しんまちのこれまで歩んできた歴史について、それを写真ですとか記録、そういったものにもちゃんと残そうという歴史発掘の調査等々にも取り組んでまいりたいというふうに考えております。


○委員長(菅原福治君) 青柳委員。


○委員(青柳信義君) 理解いたしました。
開宿400年に向けて、ぜひいいものを期待するところでございます。
次、60ページの説明欄の下段のほうのコミュニティ助成事業500万あるわけでございますが、今年度は何団体で、どこの町内会が助成を受けたか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 市民協働課長。


○市民協働課長(高橋加代君) 平成30年度は1町内会、明石台第六町内会でございます。


○委員長(菅原福治君) 青柳委員。


○委員(青柳信義君) 助成金額は大体どのくらいだったか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 市民協働課長。


○市民協働課長(高橋加代君) 約250万ほどとなっております。


○委員長(菅原福治君) 青柳委員。


○委員(青柳信義君) それでは、最後の質問でございますが、74ページ。説明項目で市議会議員選挙の費用が1,612万7,000円。前回、4年前は町議会だったんですが、今回は市議会ということで、市になった場合に、選挙運動用自動車費用、あと車両レンタル、ガソリン代、運転者労務費、それとポスターも公費で賄えるというような規定があったかと思うんですが、そういったものを含んだ金額なのか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 総務課長。


○総務課長(神田能成君) いわゆる選挙公営に係る費用ということかと思いますけれども、本市につきましては、自家用自動車の使用、ポスターの使用、ビラの作成に係る費用、こちらについては選挙公営の条例ございませんので、こちらについての予算は計上していないというところでございます。


○委員長(菅原福治君) 青柳委員。


○委員(青柳信義君) そうしますと、その条例は策定する用意があるのかどうか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 総務課長。


○総務課長(神田能成君) 条例につきましては、検討している最中でもございます。今、この場で、条例を策定しますとはなかなか言いがたいですけれども、検討させていただいております。


○委員長(菅原福治君) 青柳委員。


○委員(青柳信義君) 社会一般的通念として、市になった場合に供託金30万もふえるし、大体の市、自治体はそういった条例なり適用しているかと思うんですが、その辺、適用なさる予定なのか。それとも、富谷市は今まで町と同じで、そういったものは見ませんよという考えなのか、お伺いしたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 総務課長。


○総務課長(神田能成君) 本市として、この条例、絶対提案しませんよということはなくて、近隣の自治体の状況なども踏まえながら決定していければなというふうに思ってございます。


○委員長(菅原福治君) ほかにございませんか。藤原委員。


○委員(藤原 峻君) それでは、まず、19ページの歳入の市税1款1項1目個人税、こちらは毎年ふえてきているという状況で、おととしでいいますと27億3,900万だったかと思います。そこから、毎年ふえてはいるんですけれども、この要因をどのように分析しているのか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 税務課長。


○税務課長(泉川潤哉君) 先ほどご説明申し上げましたとおり、納税義務対象者の増と、あと所得の増を見込んだものでございます。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 1階のほうで見ますと、やっぱり人口もふえてきているという、そういうところも要因としてあるのか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 税務課長。


○税務課長(泉川潤哉君) 予算を見込む上では、二十歳以上の人口を見込むわけでして、人口はちょっと停滞ぎみなんですけれども、二十歳以上の人口が伸びるというような推計であります。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 今後もこの傾向が続くように、どのように対応されているのか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 税務課長。


○税務課長(泉川潤哉君) あくまで予算の推計ですので、税務課では対応、特にしておりません。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 続きまして、同じページの滞納繰越分があるかと思うのですが、個人的に払えないと判断した場合の正確な情報の把握、これはどのように努められておるか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 徴税特別対策監。


○徴税特別対策監(佐藤健一君) 催告書とかそういうものを通じて来庁していただき、折衝した上で収入支出等の状況を把握して対応しております。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 支払い能力がないと判断された場合でありますとか、生活保護に該当するような世帯の方たちは適切に福祉部へつなげているというようなことはあるのか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 徴税特別対策監。


○徴税特別対策監(佐藤健一君) 収支状況を聞いて、生活保護も選択肢に入れないといけないという方については当然ご案内をしております。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 続きまして、54ページの新公共交通システム推進事業。これは毎年ふえているという状況で、おととし816万、昨年度が1,091万、本年度が1,545万、詳細を、説明をもう一度お願いいたします。


○委員長(菅原福治君) 交通政策推進室長。


○交通政策推進室長(近藤正範君) 前々年度まではやはり個別の部分的な、物理的な検討とか、そういった個別の検討を行っていましたが、今年度から一部、グランドデザイン的なそういった広範囲にわたる検討ということでございますので、それで増になったというふうに認識しております。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 昨年度、ほかの同僚議員も何回も質問、私も質問していると思うんですけれども、申し込みの日時であるとか、申し込みの場所であるとか、そういう改善点としてはどのようなところを検討されていたか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 交通政策推進室長。


○交通政策推進室長(近藤正範君) もう一度、申し込みというのはどういう状況……。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 各出張所での申し込みであるとか、そういう申し込み期間……。(「乗り継ぎ、とみぱすでしょ」の声あり)とみぱす。それは別ですか。大変失礼いたしました。変えます。大変済みませんでした。
ふるさと納税に関しまして、あります。同じページです。54ページの説明欄のほうです。こちらに関しまして、図書館のふるさと納税に関してどのように検討されていたのか、再度、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 企画政策課長。


○企画政策課長(松原 誠君) ふるさと納税につきましては、寄附者の申し込みの時点で市における使い道ということで選択をしていただいて、そのご希望を聞いております。主には総合計画の4つの基本方針を柱立てをして、それに加えまして富谷スイーツ基金事業、そして、12月から富谷市民図書館整備運営基金事業ということで柱立てをして使い道の選択ということで選択ができるような形にさせていただいたところでございます。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) こちらの告知に関して広く周知をするというのはどのように検討されていたかをお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 企画政策課長。


○企画政策課長(松原 誠君) ふるさと納税自体、主に市外の方が富谷市にふるさと納税をしていただくということで、告知につきましては、そのポータルサイトの中でこういった事業を設けたということで周知というか、お示しのほうをさせていただいたというところでございます。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 続きまして、54ページの先ほどもありましたが、説明欄の移住支援事業に関しまして、大変おもしろい事業だなと思うんですけれども、似たような、ちょっと違う事業ではあるんですけれども、地域おこし協力隊に関しても検討などはされていなかったのか。まちづくりに対してかなり、400万ほど最大で出るということで、効果的だと思うんですけれども、市長にちょっと見解をお伺いいたしたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 若生市長。


○市長(若生裕俊君) まちづくり協力隊につきましては、これまで実は富谷は対象外だったわけでございます。今回、若干規定が変わりまして、対象になる地域も出てきたということですので、まだ内部で検討しておりませんが、これから他の自治体の効果等も確認しながら検討してまいりたいというふうに思います。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 続きまして、しんまち活性化構想策定等業務に関しまして、私も一般質問でも質問していたんですけれども、統一したデザインであるとか、ブランディングの件に関しても先ほどお話しされていたと思うのですが、コンサルティングもそうなんですけれども、ブランディングという意味でのデザイナーなどの関与というのは、これはどのように検討されていたか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 企画政策課長。


○企画政策課長(松原 誠君) 確かにそういったブランディングといいますか、何かロゴマーク的なそういったものも、統一的なものも設けて活性化に向けて取り組んでいきたいなというふうに考えております。それに当たりましては、当然、そういったデザイナーの方ですとか専門家の方にご協力をいただきながら取り組んでまいりたいというふうに考えております。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 続きまして、60ページの2款1項9目防犯対策費の中の防犯灯整備事業に関しまして、3,000万円ほど出ているんですけれども、こちらの本年度何基ほど整備するのかというものをお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 産建。所管外ですね。藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 済みません。それでは産建のほうでお伺いいたします。
64ページの2款2項2目、説明欄にあります固定資産税賦課事業に関しまして、先ほども説明があったかとは思うのですが、倍ぐらいにふえておりまして、詳細な説明をお願いいたします。


○委員長(菅原福治君) 税務課長。


○税務課長(泉川潤哉君) 航空写真図作成・土地評価データ等修正及び画地認定業務としまして、来年度1,967万4,000円を計上しております。3カ年の契約でございまして、債務負担をとっておるものなんですが、今年度、平成30年度は783万3,000円、来年度が先ほど申しました1,967万3,000円、再来年度、平成32年度の契約額が359万7,000円と、3カ年で一番高い支出の年になってございまして、そういった状況の中、予算計上させていただいたところでございます。


○委員長(菅原福治君) ほかにございませんか。佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 32ページ、お願いします。
国庫支出金の中に自衛官募集事業、委託事業がありまして、2万5,000円、そして、市として出ていくもの4万5,000円というふうにあります。この件についてお尋ねしたいと思います。市が名簿の提出、これはどのように提出しているのか、具体的にお尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 防災安全課長。


○防災安全課長(横田利雄君) 名簿で一応提出させていただいております。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) それはいつのころからか、年代はわかりますか。


○委員長(菅原福治君) 防災安全課長。


○防災安全課長(横田利雄君) ちょっと把握は今現在しておりませんので、ここでは答弁、差し控えさせていただきます。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) どのような手順で具体的に名簿を提出しているのか、お尋ねしたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 防災安全課長。


○防災安全課長(横田利雄君) 自衛隊のほうから、自衛隊法、そういったものにのっとりまして、情報をいただきたいというふうな文書が来ております。それに対して、市のほうでその対象者の名簿を一応作成しまして、市長名で個人情報取り扱いの注意ということで、下のほうに注記をさせていただいて、それ以外には使わないようにと付して名簿をお渡ししております。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 防衛省が名簿提出を求める根拠としておりますのは、市町村が募集に関する事務の一部を行うと定めた自衛隊法、自衛隊法施行令では、市町村に募集に関し資料の提出を求めることができるとするものだと思いますが、この提出に応じる義務、これは明記されていないとなっていますが、それで正しいですか。義務は明記されていない、これで正しいかと思うのですが、どうでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 防災安全課長。


○防災安全課長(横田利雄君) 自衛隊法施行令のほうにも、委員さんお話しのとおり、ありますけれども、「都道府県知事又は市町村長に対し、必要な報告又は資料の提出を求めることができる」というふうに決まっております。その中で、富谷市では名簿のほうを出させていただいているというところでございます。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 住民基本台帳の閲覧ができるというような場合ですけれども、これは総務課長にお伺いしたいと思いますが、これはどのような手順で住民基本台帳が閲覧できるのでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 総務課長、市民課長……。(「失礼しました」の声あり)市民課長。


○市民課長(渡邊美智子君) 閲覧につきましては、申請によりましてというところになるんですけれども、申請がないことにはまず閲覧は当然させないということでございます。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) そうです。申請があって、その後に、個人情報保護条例に違反しないかということを担当が見るわけですよね。見ていくんだと思います。そのときにコピーをとることはできますか。


○委員長(菅原福治君) 市民課長。


○市民課長(渡邊美智子君) それはできません。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 普通の人たちが「住民基本台帳を見せてください」と言って、それが個人情報に抵触しないかどうかを見て、その後で自分が書き写すことは可能ですか。


○委員長(菅原福治君) 市民課長。


○市民課長(渡邊美智子君) 可能でございます。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) ただ、富谷市の場合は、自衛隊施行令などによって、そのようにしてリストにつくって出している。しかし、ほかの自治体ですけれども、新聞報道によると、16の市町村が名簿を提出しているとあります。富谷もその中に入っているわけですが、そこまでしなくてもほかのところは、35の市町村ですが、そこのところはそこまではしていないわけですね。やはり個人情報というものを普通だったら書き写すもの、自衛隊の大和駐屯所、大和から来て写すだとかいうのだったら、まだ個人情報にどうなのかということがあるかと思いますけれども、こういう優遇をするということについては、これは検討したほうがいいのではないかと。予算としては、たしか市が出すものについては4万5,000円だったかと思いますけれども、金額の多寡ではなくて、こういう個人情報の提出については考えるべきだと思うのですが、その点については、担当課としてはどのような経緯をもってここに予算も上げ、引き続き同じようにやろうとしているということなのか、お尋ねしたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 防災安全課長。


○防災安全課長(横田利雄君) 自衛隊につきましては、国防、災害時に救援等をしていただいております。実際、東日本大震災のときも皆さんの協力をしているわけですので、現状といたしましては、継続で協力したいというふうに考えてございます。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 朝日新聞の2月25日ですけれども、ごらんになっているかと思いますが、仙台市では、個人情報保護条例に違反しないかなど、名簿提出の課題を検討しているが、現時点で提出は難しいだろうと、このように答えているということで、やはりこういうところも、もう一回、確かに仕事としてやってもらった。きょうは3月11日でもありますし、そのことを思い起こすところですが、しかし、もう一度考えるべきではないでしょうか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 防災安全課長。


○防災安全課長(横田利雄君) 私も新聞記事は一応見させていただいておりますけれども、現状という意味では、今の現状のまま継続というふうに考えてございます。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) それでは、別のところに入ります。
財政調整基金についてです。これを繰り入れなしで予算編成をできたと、去年とことし。ということでしたが、繰り入れなし予算編成の意味するというところについては、担当課はどのように考えているのか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 財政課長。


○財政課長(高橋弘勝君) 去年から取り組んでいる行革の大きな成果であると認識してございます。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 行政改革で無駄なものを削減というのは当然だと思います。これがコスト削減を重視しているのではないかというふうに見えるわけですが、その点についてはどのような留意点をしながら編成したのですか、お尋ねしたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 財政課長。


○財政課長(高橋弘勝君) 行革に関してはプラン等々がありますので、そちらに基づいての編成でございましたので、その影響というのは最小限になっているんだろうなというふうに思って、編成のほうは取り組みました。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 補正予算で前倒し計上したということも中にありました。その点については、これまで側溝整備など7,500万でしたね。これだけのもの前倒しできるぐらい集めてというのは本当にすごいことだと思って、評価できる部分かなと思っています。
ただ、住民要求からすると、それはそれでやってもらいなから、平成31年度でも同じように、側溝整備などにもっと予算をつけてほしいというのが思いだと思うんですね。こういう点については、予算を抑えるということでしか見えないところがあるのですが、その点についてはどのような編成方針だったのか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 財政課長。


○財政課長(高橋弘勝君) 側溝整備については7,500万、当初に上げるか、補正に上げるかということで、いずれ必要事業量は確保しているものというふうに認識してございます。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 側溝整備については、多くの議員からもっと早く進めろと、もっとスピード感を持ってということがあって、それが要求だと思うんですね。これまで不用額など積み上げてきたときにかなり残っているものがあって、それを予算化するかしないかといったときに、今回のように目に見える形で前倒しでできたということはすごいことだと思うんです。それはそれで成果としておきながら、やはり住民の要求に応える。福祉増進ということであれば、当年度にもやはり促進させるための予算化が必要ではなかったかと思うのですが、そういう考えはなかったのか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 財政課長。


○財政課長(高橋弘勝君) 要求が、原課のほうから7,500万、今答えられるのは、それが来ての状況ですので、あとはちょっと、それ以上要求されるかどうかというのはちょっと私のほうから何とも、原課のほうの考え方があるので、ちょっときょうはなじまないものになろうかと思います。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) お尋ねします。やすらぎパーク、ごめんなさい、何ページでしたでしょうか。やすらぎパークの整備の上限についての……。


○委員長(菅原福治君) ページ、ちょっと言ってください。


○委員(佐藤聖子君) 済みません、ちょっと今見失ってしまったのですが。上限額とかというのは定めてあるのでしたでしょうか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 生活環境課長。


○生活環境課長(安藤 司君) それは造成の関係でしょうか。それとも来年の基本設計でしょうか。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 全体でということで、でき上がって、供用開始があるというところまでどのくらいなのかです。


○委員長(菅原福治君) 生活環境課長。


○生活環境課長(安藤 司君) 基本計画の中では、造成に係る部分ですけれども、一応、やすらぎパークの経費として全部で9億円を計画では上げているところでございます。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 失礼しました。
146ページです。災害対策についてお尋ねします。災害対策ということで計上がさまざまされていますが、宮城県自動車整備振興会と自治体が結ぶ災害時における応援車両整備等の支援協力に関する協定というものがあるということを、以前、課長に言いまして、そして、富谷市としては、これは協定を結ぶということは考えていますかということを尋ねておりましたが、その後、調べたでしょうか、まずお尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 防災安全課長。


○防災安全課長(横田利雄君) 確認はしておりますけれども、まだそこまで進んでいない状況でございます。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) これは災害時に、例えば富谷市の車両、行きますよね、給水車だとか、消防車だとか、それからさまざま応援車の車両、公用車も行くかと思うんですが、そのときに故障したというときにサービスを受けられるものを紹介するというものらしいんです。ところが、なかなかこれが進んでいなくて、全国では仙台、浜松、倉敷、明石、加古川、多摩市、狛江市、稲城市、小平市などとなっているということで、これを結んでおく必要がないのかなというようなことがありまして、ぜひ調査していただきたいと思いますし、今後、この検討も必要かと思いますが、どのように対応するのか。予算でどれくらいかかるのか。その次のときにでもお知らせくださるようにお願いしたいのですが、いかがでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 防災安全課長。


○防災安全課長(横田利雄君) 検討というか、調査を進めさせていただいて、どういうものか、市になじむものかも含めて、委員のほうにお知らせをしたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 44ページのあたりでお尋ねすればいいかと思うのですが、一般管理費で、職員がありまして、障がい者雇用についてお尋ねしたいと思います。これについて、4月1日、富谷市で雇用されるといいますか、採用される障がい者の採用についてはどのようになっているのか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 総務課長。


○総務課長(神田能成君) 新たな採用は、4月1日では予定されてございません。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) そうしますと、雇用率はどうなりますか。障がい者を雇用しなければならないという決まりありますよね。それについては現在どうなりますか。


○委員長(菅原福治君) 総務課長。


○総務課長(神田能成君) 雇用率については、5月1日時点での算定ということになります。昨年度でいいますと、雇用率のほうは達成してございました。31年度につきましては、5月1日現在の正規職員のみならず、パート職員等々も含む形になりますので、今現時点では何とも申し上げられません。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) それでは、去年、このことがありましてから現在まで、どのような努力をしながら雇用しなければならないという取り組みをしてきたのか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 総務課長。


○総務課長(神田能成君) 昨年度時点で、障がい者雇用率については、昨年度については達成したというふうなことがございました。次年度に向けて、新たな障がい者雇用を行ったほうがいいのかというのは、内部では検討していたところではございます。ただ、採用試験までは至らなかったということでございます。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 以前にも申し上げましたけれども、教育民生常任委員会が調査をしまして、習志野市のチャレンジ・ド・オフィスというものを行政が3年間期限つきで雇用して、正規職員として雇用したという例を紹介したのですが、こういうあたりも、今のところは達成しているということでおっしゃるかもしれませんが、しかし、達成したからといって、それで満足できるようなものでもないと思いますし、こういうあたりは検討が必要だと思いますが、その検討をした経緯はありますか。


○委員長(菅原福治君) 総務課長。


○総務課長(神田能成君) 委員がおっしゃるような内容での検討はしてはございません。


○委員長(菅原福治君) ほかに質疑ございませんか。藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 先ほどの質問で質問し忘れがありましたので、再度、質問させていただきます。
56ページ。しんまち活性化構想策定業務等に関しまして、やはり回遊性のまちづくりというものの検討も必要になってくるかなと思います。やはり、地域のエリアの価値を高めるということで、例えば開店支援であるとか、ショップの誘致、店舗のマッチングであるとか、チャレンジショップなど、そういうものの検討というものもこの中でされていくのか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 企画政策課長。


○企画政策課長(松原 誠君) 現在、しんまち地区におきましては、TOMI⁺が開所いたしまして、富谷塾の塾生の皆さんがさまざまな活動をされております。その中で、当然、そういった塾生の方の活躍の場の発掘というものもぜひ取り組んでいければなというふうに考えておりますので、そういった視点からもこの事業の中で検討していければというふうに考えております。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 関連しまして、54ページの移住支援の中で、やはり移住した方に富谷の魅力がわかるような、そういうパンフレットというか、そういう情報、「さぶみっと!ヨクスル in 富谷」さんのほうでも、そういうポータルサイトといいますか、情報が、まとめたものが必要なんじゃないかなというお話があったかと思うんですけれども、富谷のお店のマップであるとか、パンフレット、ホームページの整備など、そういうものを市としての支援が必要ではないかなとあわせて思うのですが、見解をお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 企画政策課長。


○企画政策課長(松原 誠君) 確かに、移住の支援も一つの選択肢としましては、どういった設備があるのか、観光地はどういったものがあるのか等々、やはり情報の提供というのは大事な部分になってきておりますので、そういった視点もあわせながら、移住支援事業にも取り組んでまいりたいというふうに考えております。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 最後の質問になります。
先ほど、地域おこし協力隊のお話をさせていただいたんですけれども、先進自治体ですと、例えば副職を認めていたりとか、本当に門戸を広げてやっている形があるんですね。本当に優秀な方がいらっしゃるので、これはぜひ前向きに検討されていってはどうなのかということを質問させていただきます。


○委員長(菅原福治君) 企画政策課長。


○企画政策課長(松原 誠君) 先ほど、市長のほうからもありましたが、検討してまいりたいというふうに考えております。


○委員長(菅原福治君) ほかに。佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 財政調整基金のあり方についてお尋ねします。財政調整基金の目的、これは何ですか。


○委員長(菅原福治君) 財政課長。


○財政課長(高橋弘勝君) 文字どおり、財源調整、あるいは災害等々で大きな減収があった場合の対応というふうに理解してございます。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 財政調整基金の現在高ですけれども、この間、38億というような数字聞いたように思うのですが、これで正しいですか。


○委員長(菅原福治君) 財政課長。


○財政課長(高橋弘勝君) 31年度末で38億を超える水準を見込んでございます。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 目的基金もありますが、目的基金とその38億円を足した場合にどれくらいの金額になるのか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 財政課長。


○財政課長(高橋弘勝君) これは先週の財政計画のときの資料をごらんいただければと思いますけれども、31年度末では67億を予定してございます。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 先日の同僚議員に、富谷市の場合、9億円ぐらいが適正というか、妥当な金額だろうということをお話しになりましたが、これで大体適正というのか、妥当というのか、そういう金額だと認識していいですか。


○委員長(菅原福治君) 財政課長。


○財政課長(高橋弘勝君) 済みません、もう一度、全協と同じ説明をさせていただいてよろしいでしょうか。ちょっと早口だったと思うんですけれども、全国、昨年度行った調査では、標準財政規模の一定規模を目標にしている団体は全国の2割程度、75%はそういった目標がなくて、決算の状況を踏まえて積み立てをしているという状況でございまして、本市の場合は後者に当たります。財政調整基金を目標にしている団体は、その中でいろいろ、10%だったり、20、30、40というような目標を立てているというのが最新の調査でございますので、10%というのは、調査結果から見るとやっぱりちょっと低いだろうなというふうなのが率直なところでございます。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) そうすると、担当課長としては、これぐらいがあればというような金額では、どの程度と見ているのか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 財政課長。


○財政課長(高橋弘勝君) なかなか、それが言えれば一番問題がないんですけれども、調査結果でお示しするように、やはりなかなか財調についてはやはり目標が立てにくいというのが全国の75%ぐらいの団体だろうなというふうなところで、ですから、目標というのはちょっとその時々の財政状況、この間まではうちのほうもプラスの計画でしたけれども、今年度からは、来年度以降、32、33年度は逆にマイナスするというふうな情報を示させていただいたところでございます。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 政府の財政諮問会議、これは議長は安倍晋三首相ですが、それは財務省の審議会などで新たな埋蔵金だと、このように問題視されていることはご存じだと思います。国から自治体へ交付する地方財源の削減につなげようとする動きがありますが、これについてはどのように思っているのか、考えているのか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 財政課長。


○財政課長(高橋弘勝君) それも十分承知しておりますけれども、財務省筋はそのよう考えている。ただ、一方、国の総務省ではやはりそういう考え方を否定しているという理解でございます。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 今、課長がおっしゃったように、その基金に関してですけれども、財務省などの議論に反論している総務省です。しかし、その一方で、基金は優先的に取り組むべき事業の活用を図るなど、適正な管理、運営に努められたいとしておりまして、2018年1月25日付の事務連絡があったと思います。積極的な活用を呼びかけているわけですね。
こういうことでいうと、先ほど、課長は32年、33年には減るというようなことでしたが、そうしますと、全体を見て、今、38億だということですが、その32年、33年の先の話になりますけれども、しかし、そのときの時点でどれくらいを削減しながら一般会計に入れていかなければいけないかという先の見通しについては、どのようになっているのか、お尋ねしたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 財政課長。


○財政課長(高橋弘勝君) こちらも先週の資料でお示ししたとおり、32年度は財調5億、33年度も現状5億の繰り入れというものを今のところは想定してございます。


○委員長(菅原福治君) ほかにございませんか。山路委員。


○委員(山路清一君) ページ数44ページ、2款の総務費の1の一般管理費の主な事業名の中で、職員健康管理事業で、前年度1,006万5,000円だったんですけれども、今年度800万、約200万ほど減っているんですけれども、この詳細についてお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 総務課長。


○総務課長(神田能成君) 職員健康管理事業でございます。こちらについては、前年度と比べますと200万ほど減額をしておりますけれども、これは予算の計上の仕方の問題になります。これは昨年度までについては、業者からの見積書ベースで予算を計上しておりました。しかしながら、実際入札をするとかなりの減額があるということで、平成31年度については実績を勘案した形で予算計上したことによって減額をしたというところでございます。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) ページ、46ページ。13節の委託料、喀たん検査なんですけれども、これは前年度は23万8,000円、今年度が13万3,000円、成人病健康診断が昨年度は312万6,000円、今年度が228万7,000円、人間ドックが同じく前年度が53万6,000円、今年度は35万8,000円になっています。この辺の減額になっていますけれども、これについての詳細をお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 総務課長。


○総務課長(神田能成君) 健康管理事業の予算の計上の仕方については、先ほどお話ししたとおりの内容でございます。今委員がおっしゃったように、喀たん検査なり、成人病の健康診断の金額であったり、そういったものを今年度については実績ベースで計上して、予算が前年と比べて若干異なっているというところでございます。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) そうしますと、受診されている方の人数というのは変わらないんでしょうか。減っているんでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 総務課長。


○総務課長(神田能成君) これは30年度の受診の見込み人数で計上しておりますので、平成31年度、今年度については30年度の実績を勘案して計上しているというところでございます。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) じゃあ、続きまして、ページ数、54ページの6目企画費。ふるさと納税関係で、今非常に全国的に問題になっております。その中で、今回、昨年度は420万ほど、今年度が596万3,000円ということでなっていますけれども、前年度325件ということで、話、前年度のときあったんですけれども、今年度は何件ぐらい見ているのか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 企画政策課長。


○企画政策課長(松原 誠君) ふるさと納税の2月末現在の実績ですが、件数で965件、金額につきまして、金額で1、522万7,000円となっておりますので、最終的には大体1,000件くらい、寄附金額で1,600万前後というふうに見込んでいるところでございます。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) 件数は大分ふえているように思いますけれども。返礼品なんですけれどもね、返礼品が今非常に問題になっています。富谷市のほうでは返礼品に関しては納付額の何%ぐらいの金額でやっているのか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 企画政策課長。


○企画政策課長(松原 誠君) 返礼品につきましては、国のほうから寄附金額の3割以内ということで指針が示されておりまして、本市につきましてはその指針の範囲内で運用をしているところでございます。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) 返礼品もいろいろな問題がございまして、できれば各市町村の中でのやっている商品ということで話がございますけれども、富谷市のほうではどのような商品を返礼品としてやっているのか、お伺いします。


○委員長(菅原福治君) 企画政策課長。


○企画政策課長(松原 誠君) ふるさと納税事業につきましては、やっぱり地域振興という、そういう側面もございますので、基本的には地域の事業所で、地域で加工、または生産された品物ということをまず第一に返礼品として設定をさせていただいておるところでございます。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) 例えば例としてはどのような商品か、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 企画政策課長。


○企画政策課長(松原 誠君) 一番、返礼品で選ばれているのが、本市におきましては牛タンの製造加工の本社事業所が2事業所ございます。そういったところで、やっぱり牛タンが返礼品として一番選ばれております。その次には、地元の内ヶ崎酒造店の鳳陽ですとか、そういったお酒。あとは特産品であるブルーベリー関係、そういったものが返礼品として選ばれております。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) 先ほど、同僚委員のほうからも質問ございましたけれども、市民バスの乗り継ぎ運行事業なんですけれども、昨年度の回答ですと約1日10人ほどということで、今回、11.79人という話でございました。金額についても、昨年度は71万1,000円、今年度は86万ということなんですけれども、これはふえている傾向にあるということで捉えてよいのかどうか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 交通施策推進室長。


○交通政策推進室長(近藤正範君) 増というふうに認識してございます。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) 最後になります。
ページ数、56ページの7目情報化推進費の13節委託料。常時SSL化対策事業に、今回初めてなんですけれども、17万3,000円とありますけれども、これは今までなかった項目なんですけれども、この点について詳細をお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 市長公室長。


○市長公室長(須藤弥生君) こちらにつきましては、委員のおっしゃるとおり、現在、常時SSL化は行っておりません。常時SSL化は、インターネット上でデータを暗号化して送受信する仕組みで、個人に関する情報を取り扱う情報が読み取られるのを防止しましたり、なりすまし防止、インターネットの安全・安心を支えるもので、今までなかったことがちょっと問題でしたので、今回、新たにというか、こちら、常時SSL化を来年度、予算化しまして実施していく予定でございます。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) インターネットの情報、SSL化、これは他市町村のほうではどのような対応をしているのか、近隣を含めてちょっとお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 市長公室長。


○市長公室長(須藤弥生君) こちらに関しましては、特に国とかのほうから、こういう義務化ということもございませんので、ちょっと他市町村のことまで調べておりませんでしたけれども、内容的に必要なことと認識しまして、来年度、実施することにいたしました。


○委員長(菅原福治君) この際、午後1時まで休憩します。


午前11時56分 休憩


午後 1時00分 再開


○委員長(菅原福治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
ほかに質疑ございませんか。畑山委員。


○委員(畑山和晴君) 62ページの説明文のところで、男女共同参画社会推進事業のところなんですけれども、基本計画の策定業務が終了したということでの9万4,000円の予算なんですが、この9万4,000分の使い道というのはどういうふうにお考えなんでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 市民協働課長。


○市民協働課長(高橋加代君) まず、今年度に引き続き、審議会1回分の経費を予定しております。ただ、こちらに関しましては審議会に諮問があった場合に使用するということになります。また、従来どおり、普及啓発事業ということで予算を措置しているところでございます。


○委員長(菅原福治君) 畑山委員。


○委員(畑山和晴君) 関連なんですけれども、44ページの市民協働推進事業、33万9,000円とありますが、もろもろの予算の使い道ということで説明はありました。ただ、ここで、男女共同参画の基本計画ができた中で、男女共同の進め方というのが具体的にちょっと基本計画書を見ても余り具体的な方向性というのがちょっとわからないんですが、もし具体的な形があればお願いします。


○委員長(菅原福治君) 市民協働課長。


○市民協働課長(高橋加代君) まず、市民の協働事業のほうということの中には男女共同参画の推進ということは含まれておりませんが、あくまでも予算上は男女共同参画推進事業の中で行っていくということの中で、まず、全般的な普及啓発につきましては、引き続きホームページ、広報等を通じて行っていくんですけれども、新年度は、まずは基本計画策定の内容を皆さんにお伝えすることで普及啓発に努めていくということでございます。
また、具体的な進め方につきましては、これまでもそれぞれの部署において男女共同参画につながる各種取り組みを行っておりますので、引き続きそちらを推進していただくという取り組みと考えております。


○委員長(菅原福治君) 畑山委員。


○委員(畑山和晴君) 基本計画の中で、女性進出社会ということを強くうたっている部分が強いんですが、やはり女性の方が進出していくと、男性が当然家事の負担だったり、一緒に共同でやっていくというところが必要になってくるとは思うんですが、その辺の男性の家庭に、家事に対する記載というものがほとんどないので、その部分に対してはどのように考えているのか。そして、予算の計上はないとしても、どのような形でその辺の啓発をしていけるのか、お伺いします。


○委員長(菅原福治君) 市民協働課長。


○市民協働課長(高橋加代君) まず、男性の家事・育児の部分につきましては、これまで同様、家庭生活という部分で趣旨普及に努めてまいりたいと考えております。


○委員長(菅原福治君) 畑山委員。


○委員(畑山和晴君) いろいろなDVだったり、そういった部分でやはり男性の家事に参加するということも理由としてあると、調べるとありました。やはりそこで、せっかくわくわく市民会議があるわけですから、市民会議の中でも、やはり男性か家事にというところで会議を開催してもいいのではないかと思うのですが、お伺いします。


○委員長(菅原福治君) 市民協働課長。


○市民協働課長(高橋加代君) 今委員からありましたわくわく市民会議での取り上げという部分につきましては、今後の検討とさせていただきたいと思います。
また、男性の家事・育児の推進というんですか、促進というんですか、そういったことにつきましては、子育てという部分でもつながってくるかと思いますので、そちらのほうでも引き続き啓発活動のほうを行っていただければと考えております。


○委員長(菅原福治君) 畑山委員。


○委員(畑山和晴君) この質問で最後なんですが、仙台市のほうで、今は多分違う名前でなっていると思うんですけれども、「ダンカジ大賞」というものを以前やっていまして、男の家事に参加するということで、仙台市内、仙台市外からも応募したとは思うんですけれども、そういったところで男性が家事に、子育てにという、子育てはちょっとあれですけれども、男性が家事に向かう男女共同というところで非常にいい取り組みをしているなと思うんですが、今後、予算の中では無理だと思うんですが、今後、そういったところで進めていくという考えはありますでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 市民協働課長。


○市民協働課長(高橋加代君) まず、男性が家事、子育てにかかわるという部分では、日本は非常に低い状況にあるということは共通理解で進めていかなければならないのかなという中で、本市におきましては、まず、市役所としてイクボス宣言を行いまして、率先して取り組みをするということにしております。そういった中で、市のみならず、企業さんにもご協力いただきながら、市全体、それから県内全体でその取り組みというものを盛り上げていければと考えておりますので、市独自の取り組みにつきましては今後の検討課題とさせていただきたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 畑山委員。


○委員(畑山和晴君) 次に、54ページ。市民バス運営事業のところなんですが、昨年度の予算審査のほうでも私が質問しました。市民バスに乗っている方が少ない中で、これだけの予算を使うべきなのかというところで、それは検討していって、路線の変更だったり、時間の変更だったりで調整していくという答弁だったと思うんですが、その辺について、今回、多少ですが、予算として上がっています。その辺についてお伺いします。


○委員長(菅原福治君) 交通政策推進室長。


○交通政策推進室長(近藤正範君) 現在の検討状況といたしましては、一応、来年度まで3カ年で今の市民バスの業者と契約を結んでいまして、なおかつ、金額というよりは市民サービスという面で、ある程度の無料乗車券の関係等がございますので、その辺でいろいろとルート的なものも含めての検討を来年度に行いたいというふうに考えてございます。


○委員長(菅原福治君) 畑山委員。


○委員(畑山和晴君) 先ほど、昼休みのときに、委員の皆さんと雑談の中で、ミニバスにしたほうがいいんじゃないかとか、バスの大きさ、人の利用者数ということを考えても、そのほうが予算的には抑えられるんじゃないかと思うんですが、その辺の検討についてはどうお思いでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 交通政策推進室長。


○交通政策推進室長(近藤正範君) 委員おっしゃるとおりでございますが、どうしても、朝晩ともバスの関係で、小学生のお子さん方がバスに乗れないというようなこともございますので、なおかつ、昼間だけ中型のバスでいいのかということもございますが、その辺は一応、要は2台ずつ必要になるわけですよね。そうすると、ますます費用的なものが上がってきますので、その辺も踏まえて、ある程度のルートも踏まえた上での検討を来年度していきたいというふうに考えてございます。


○委員長(菅原福治君) 畑山委員。


○委員(畑山和晴君) 運営事業の予算について、高いのか、安いのか、もしくは理想はどれぐらいなのか、担当課のほうではどういうふうに考えているのか、お伺いします。


○委員長(菅原福治君) 交通政策推進室長。


○交通政策推進室長(近藤正範君) 県内の水準から見ますと、低いほうだという認識を持ってございます。


○委員長(菅原福治君) ほかにございませんか。出川委員。


○委員(出川博一君) それでは、歳入のほうからいきたいと思います。
22ページ、8款の自動車取得税交付金。これに性能割も入ってということで先ほど説明はありましたけれども、昨年度は4,000万であったものが、両方足しても2,800万ということで、追加の分は補正で対応したいということなんですけれども、これはどの辺ぐらいまで見込んでおられるのか、お尋ねいたします。


○委員長(菅原福治君) 財政課長。


○財政課長(高橋弘勝君) 現在の試算値も県のほうから示されておりますが、それによりますと340万円ぐらいの額でございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) ということは、30年度よりもこの部分については交付金が下がるという見込みだということでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 財政課長。


○財政課長(高橋弘勝君) 現状ではそのとおりでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それでは、次に、24ページの総務負担金の3節。ここのところの選挙に絡んだもので、3節に富谷北部土地改良区総代選挙費負担金ということで、これは歳出にも同額計上されているんですけれども、この辺の仕組み、歳出で出して歳入でもらうという仕組みがどういうことなのか、ちょっとわからないので教えていただきたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 総務課長。


○総務課長(神田能成君) まず、土地改良区の総代の選挙でございますけれども、総代については、組合員が100人以上200人未満の場合だと、総代の定数というものが30人以上ということになります。今回、この富谷北部土地改良区の総代が任期満了での選挙ということでございます。ここで、歳出歳入両方同じ金額でございますけれども、かかる費用について負担金として納入されるということで、当然、この選挙については、選挙管理委員会が選挙を行うのは今回限りということになるんですけれども、こちらについてはかかる費用の分、全て歳入で賄っているというふうなものでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) ということは、市のほうでその選挙を代行するという位置づけなのかどうか、確認いたします。


○委員長(菅原福治君) 総務課長。


○総務課長(神田能成君) そのとおりでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それでは、26ページ。総務費の使用料1節の未利用財産使用料、これが昨年度と比べると200万ほど増額になっておるんですけれども、これは何か新たに貸し出しするというような、いわゆる行革絡み、収入を多くするという中の一連の動きなのかどうか、お尋ねいたします。


○委員長(菅原福治君) 財政課長。


○財政課長(高橋弘勝君) 予算比較で、去年計上した後に申し込みがあった部分を改めて計上しているところでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) ということは、来年度ではなくて、今年度の実績でもって計上したという理解でよろしいのかどうか。


○委員長(菅原福治君) 財政課長。


○財政課長(高橋弘勝君) おっしゃるとおりでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それでは、36ページ。16款2目1節利子で163万8,000円を計上しておられますけれども、これは昨年度と横ばいということで、行革で利子、いわゆる運用収益をふやしましょうということで動いたわけですけれども、結果としては、まだそこまで行かない。いわゆる従来どおり、定期預金とかそういう運用しか、今のところはまだできないということなんでしょうか、お尋ねいたします。


○委員長(菅原福治君) 会計管理者。


○会計管理者(矢田 守君) ただいまのご質問でございますが、基金利子につきましては、行革プランでも出しております債券運用、そちらのほうも幾分始まっております。ただ、定期預金につきまして、金利を優遇していただいている金融機関がございまして、それが昨今のマイナス金利のほうで年々下がってきているというところがございまして、そういうところの影響がございまして前年並みぐらいのものになっているという状況でございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) 多分、基金運用はいわゆる若干リスクの高いもので運用しようとすると、条例化をしないとなかなか執行部内だけでは判断できないという部分があろうかと思うんですけれども、その辺についての検討状況というのはいかがでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 会計管理者。


○会計管理者(矢田 守君) それらにつきましては、私どものほうの公金管理検討委員会のほうで、債券につきましては、国債とか、県債とか、そういう公共債のみの購入で運用するということを決めてやっております。昨年の途中からいろいろやっているというところもございまして、実績が余りまだ伸びていないところもございましたので、今回こういうふうになりましたが、実際に今度、31年度のほうで歳入のほうが出てくれば、財政課のほうと協議しながら、補正とかそういうもので対応させていただきたいと考えております。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) いわゆる役所の会計というのは、経過利子みたいな形での計上というのはしないで、あくまでも3年たって満期になって受け取った段階で計上するというような形なのかどうか、確認いたします。


○委員長(菅原福治君) 会計管理者。


○会計管理者(矢田 守君) それは運用のものによります。定期預金のように1年ごとにしか利息収入が入らないもの、債券のものについては半年収入とかいろいろございますので、その状況によると考えております。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) ということは、未経過利息のような形での計上はなじまないという考えでよろしいんでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 会計管理者。


○会計管理者(矢田 守君) そうですね、そういうふうに考えております。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それでは、歳出に入ります。
44ページ、ここの総務管理費の中で3節職員手当。この中の下から3行ほどに退手組合の負担金の額がありますけれども、大体去年と同じ額で、その前というか、29年度はここは2億ほどの計上だったんですけれども、3年ほどは今のままでいくというような説明は受けましたけれども、その後、何らかの検討とか動きがあるのかどうか、お尋ねいたします。


○委員長(菅原福治君) 総務課長。


○総務課長(神田能成君) こちらの退職手当負担金の関係でございますが、まず、3年間については減額ということで申請をして、認められているところでございます。今後ということについては、改めて協議の場を設けるということはお話受けておりますが、今のところはまだ協議の場はございません。今後、協議の場があろうかと思います。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) ということは、これは32年度予算に大きくかかってきて、また2億まで復活するとなると一気に財源が食われてしまうという問題があるんですけれども、その辺について、早目に情報を収集して対応するという考えがあるのかどうか、お尋ねいたします。


○委員長(菅原福治君) 総務課長。


○総務課長(神田能成君) 本市とすれば、こちらの減額措置については継続をお願いしたいということでは話はしていきたいと思いますけれども、全体の退職手当組合の中での協議となると思いますので、そこについては、こちらの意向はお伝えしつつも、明確な回答が来るかどうかというのはまたちょっと今の段階ではわからないというところでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それでは、46ページの12節役務費の中の広告料。1万8,000円という少ない額なんですけれども、これは内容的にはどのような内容で、なおかつ、これは単年度だけなのかどうか、お尋ねいたします。


○委員長(菅原福治君) 市長公室長。


○市長公室長(須藤弥生君) こちらについては、広告料は今まで新聞等に広告をする部分で計上しておりまして、これまで、部署のほうが企画費のほうに入っていたものなんですけれども、来年度から市長公室のほうで広告をするということで、今後も引き続き行っていく予定になっております。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) ということは、今までも企画費の中で計上されていたものが公室のほうで単独になったということの、ちょっとなかなか理解しにくいんですけれども、そこのところ、もう一度お尋ねいたします。


○委員長(菅原福治君) 市長公室長。


○市長公室長(須藤弥生君) そのとおりでございます。担当のほうの見直しでこのような形になりました。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それでは、同じ46ページの中で、委託料、ここのところ、昨年までは法律相談業務ということで、多分、これは弁護士会への委託で32万4,000円ほど計上しておったんですけれども、これは今後この事業についてはやめるということなのかどうか、お尋ねいたします。


○委員長(菅原福治君) 総務課長。


○総務課長(神田能成君) 昨年度、計上しました法律相談の委託でございますが、これは震災後に続いておりました無料の法律相談が満了になるということで、平成30年度に予算措置をしたんですけれども、それが震災特措法が延長になったということで、無料の法律相談が続くということになりました。したがいまして、今年度についても法律相談は行いますけれども、そちらについては無料だということで計上していないということでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) 無料だということは、どこからか補助金が何か出るというような理解になるんでしょうか。それとも、弁護士会で、国とかそういう機関から費用として費用弁償をもらうということなんでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 総務課長。


○総務課長(神田能成君) 震災特措法のほうで、希望がある自治体について、弁護士が弁護士会を通じて派遣されるということになりますので、こちらから手出しはないということでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) ということは、従来どおりというか、30年まであったような形で弁護士による法律相談があるという、それはそのままで実施するということでよろしいでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 総務課長。


○総務課長(神田能成君) そのとおりでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それから、48ページの19節。済みません、ちょっとお待ちください。
48ページ、19節の負担金のところで、先ほど説明があったんですけれども、いわゆる市長会の運営について何らかの動きがあって、今まで7万円程度だったものが96万まではね上がったと。これは2つでですけれども。これについて詳しくご説明をいただきたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 市長公室長。


○市長公室長(須藤弥生君) こちらに関しましては、これまで仙台市、あるいは塩竈市のほうが事務局となりまして、市長会のほうを運営しておったんですけれども、こちらの体制のほうが来年度以降正式に変わりまして、人件費、あるいは事務所も自治会館のほうに移動して運営するようになりましたので、その事務所の経費のほうで大分負担金のほうが多くなっております。
また、急遽な災害等に関しての市長会からの寄附、そのための基金も設立するということで、市長会に関しましては、トータルで1,600万の市長会の運営経費となりまして、その分が多くなってございます。東北市長会に関しましても、今度、事務局のほうが輪番制になりまして、各県回るということになったために人件費のほうが発生するということで、そちらの負担金のほうがふえているような状況でございます。
費用負担につきましても、これまでの負担割合のほうも変わったということもございまして、このような額になっております。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) ということは、これは毎年度変わる可能性があるという理解をしておかなければいけないのかどうか、お尋ねいたします。


○委員長(菅原福治君) 市長公室長。


○市長公室長(須藤弥生君) 来年度から変わるということで、それ以降は同等の形で進むと思われます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) 例えば仙台市が県の市長会の会長になったというような場合も、これは変わらない。いわゆる昔には戻らないということなのかどうか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 市長公室長。


○市長公室長(須藤弥生君) そのとおりでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それでは、50ページの11節需用費なんですけれども、印刷製本費。先ほど、広報とみやの分で少し減額になりましたということなんですけれども、これは単価が変わったということなんでしょうか。部数は多分ふえるはずだと思うので、その辺のところについてお尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 市長公室長。


○市長公室長(須藤弥生君) 部数のほうは変わらず、単価のほうが低くなったということでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) 部数が変わらずと、これから人口ふえるんじゃないんですか。31年度ではそこまでは影響がないという見方なんでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 市長公室長。


○市長公室長(須藤弥生君) 大きな影響として単価のほうということで、部数のほうも、もちろん若干ではありますけれども、ふえていく見込みではございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それでは、同じページの財産管理の14節。先ほど説明ございましたけれども、地方公会計標準ソフトウエア使用料、従来までは無料だったけれども、今度からは有料になったということなんですけれども。これは何か、私からするとだまし討ちになったような気がするんですけれども、この辺のところについて、市のほうとして何らかの申し入れとか、そういうことはしてはいないんでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 財政課長。


○財政課長(高橋弘勝君) 全国の情報だと、こちらの共通のサービスを利用するところ以外では自前で構築している団体もぼちぼち出てきているというふうなことで、今回から使用料を徴収されるということでございます。自前で構築するよりは、当面、こちらを利用したほうが経費的に下回るということで、今回こちらの選択をしたところでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) これまで多分独自だと思うんですけれども、富谷市の場合2年ほど公会計も実際に実施しているかと思うんですけれども。その辺のところは、このソフトを使うことによって影響はないのかどうか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 財政課長。


○財政課長(高橋弘勝君) 今までは無料で使っていたものをそのまま引き継ぎますので、影響としてはございません。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) そうすれば、今までの入っていたデータはそのまま使える。多分、それはクラウドだと思うので、であれば、そのデータをそのまま使って、これからも継続して早目に前年度の公会計が公表されるというふうに理解してよろしいんでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 財政課長。


○財政課長(高橋弘勝君) できる限り、早く決算分析するようにはしたいと考えてございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それでは、同じ52ページで、13節。先ほど説明がございました公共施設除雪等業務、先ほどの説明では30年度は計上しなかったんだけれども、決算ベースでは400万ぐらいかかるんだというお話がございましたけれども。これは行革の絡みでやめたのにもかかわらず、その業務が入ったという、その経緯についてお尋ねいたします。


○委員長(菅原福治君) 財政課長。


○財政課長(高橋弘勝君) まず29年度は400万ほどの決算でございまして、30年度のときは行革で職員対応というふうなことで判断はしたんですけれども、やはり冬期間の業務、特に成人式とか、あるいは祝賀会等々でやはり必要だろうというふうなことで復活したんですけれども、ただ、基準を一昨年度までは10センチ以上で運用しておったんですけれども、31年度についてはそれを、今年度からなんですけれども、15センチというふうなことで、一応経費面にも配慮しての予算計上でございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それでは、同じ13節委託料で、庁舎管理業務(設備保守、警備)。これに関して、31年度は約600万ほどふえておりますけれども、その要因についてお尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 財政課長。


○財政課長(高橋弘勝君) 庁舎経費でちょっとふえて、設備保守のほうで若干ふえておるんですけれども、非常用発電機のオーバーホールということで数年に一度の経費が発生することから、今回は若干ふえてございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) これは公共施設について、年一回、電源をとめてテストするというものなんでしょうか。以前、各自治体で問題になったケースと同じなんですか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 財政課長。


○財政課長(高橋弘勝君) 非常用発電機の点検は数年に一度、庁舎を、今のところたしか2年に一度ですけれども、それは行っていますけれども、これは別で、庁舎建設してから一度も設備そのものをオーバーホールしていなかった部分がございますので、そちらに対応する内容でございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それでは、56ページの上段にございます誘客観光コンテンツ製作等業務。これは補助金があるんだという説明なんですけれども、これについての内容についてお尋ねいたします。


○委員長(菅原福治君) 企画政策課長。


○企画政策課長(松原 誠君) こちらにつきましては、上段のしんまち活性化構想策定業務とあわせて行う業務と考えております。この内容につきましては、観光誘客ということで、多くの方がしんまちを訪れていただくという、そういう仕掛けをできればということで、主には専用のwebサイトの製作、あとはwebサイトの各コンテンツの製作、あとはさまざまな情報発信のための、そういう情報誌等の製作、そういったものも予定しているところでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) これはいわゆる誘客、お客さんを呼ぶための事業として、単年度でできることなんでしょうか、お尋ねいたします。


○委員長(菅原福治君) 企画政策課長。


○企画政策課長(松原 誠君) 今回、地方創生の推進交付金ということで申請を今させていただいております。その交付金につきましては、3年度間継続して事業ができるということになっておりますので、今の時点では3年度、事業費についてはちょっと減額になるのかもしれませんけれども、3年度継続した事業ということで考えているところでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) ということは、しんまち活性化と誘客観光コンテンツ、この2つについては3年度間の事業だということで、今後ともあと2年は続くという理解でよろしいでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 企画政策課長。


○企画政策課長(松原 誠君) 交付金の採択の状況にもよりますが、現時点ではそのように考えております。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) 交付金の採択によるということは、いわゆる一般財源を使ってやらなくてはならないという、そのウエートが高くなるという懸念もあるわけですけれども、その辺についての市としてのこれに対する取り組み、しんまちの活性化についても、来年が開宿400年ということで、それはそれなりに盛り上がっていくことは容易に想像されるんですけれども、その後、いわゆる本当にお客様を呼べる事業として、3年というのは、私は最低限の事業だと思うんですけれども、その後、いわゆる補助金がつかなくなっても、一般財源を費やしてずっと3年間続けるという覚悟があるのかどうか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 企画政策課長。


○企画政策課長(松原 誠君) まずは3年間の事業として、そういった基本的なツールですとか、コンテンツを3年間で整備ができればというふうに考えております。その後につきましては、できれば、今TOMI⁺のほうで富谷塾の塾生の皆様もさまざまな活動をしていただいております。そういった富谷塾の塾生ですとか、そこを巣立った方の活躍の場として、実際こういった事業もそういった方に何らかの形でやっていただけるような、そういう事業として自立ができるような、そういった仕組みというか、そういった方向に持っていければいいのかなというふうには今の時点では考えております。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) 3年ぐらい前まで、これは労働費を使って、富谷にある遺跡あるいはそれに類するものを調査して……。これは多分2,000万ぐらいかけて、いわゆるそれは補助金です。補助金を使ってやったんですけれども。その辺のデータもかなりのボリュームあると思うので、ぜひそれも活用するようにお願いしたいなと思いますけれども、いかがでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 企画政策課長。


○企画政策課長(松原 誠君) 確かに、過去の交付金を使ったさまざまな歴史的な資源の発掘ですとか、そういった事業もしておりますので、そういった成果品については、きちんと踏まえながら、活用の方向で取り組んでまいりたいというふうに考えております。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それでは、56ページ、58ページに絡みまして、情報化推進の中の委託費、電子計算機保守点検、これについては予算が倍増し、さらに14節の賃借料でもOA機器等の賃借料で5,300万から1億300万に増額になっておりますけれども、先ほどの説明では、リース期限切れで高くなったんだというふうな説明だったんですけれども、その部分だけなのかどうか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 総務課長。


○総務課長(神田能成君) まず、56ページの一番下の部分、電子計算機の保守点検業務、こちらが倍増になりましたということでございますが、こちらにつきましては、現在使っております庁舎ネットワーク、こちらは情報系、基幹系、LGWAN、これの本庁部分、それから、出先機関の基幹となる通信網でございますが、こちらが導入後7年を経過したということで、こちらについて再構築の必要性があるということで予算計上したことによる増額でございます。
もう一方でございます。58ページの使用料のOA機器の賃借料が倍増しましたということでございます。こちらにつきましては、30年度についてはクラウドの賃借料、こちらが10月からということで半年分の賃借料を30年度は計上していたと。今年度については、機器の賃借料でいうと1年間を通じた計上ということで、ここでは昨年度と比べると大幅に増額したというところでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) クラウド、共同化による村田町との事業に関して、当時、たしか2割から3割程度の経費節減になりますよということだったんですけれども、その辺の試算はどのようになっているのか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 総務課長。


○総務課長(神田能成君) 説明のときには1割から2割ということでお話をしたかと思います。その比較の仕方なんですけれども、今の機械の前、23年から28年度の総コストと、現在、契約をしているクラウドで比較をしますと7%の減額ということになります。ただ、クラウド型ではなくて、新たにクラウドをしない場合のコストとの比較で考えていくと13%ほどの減額が見込まれるというところでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) いわゆる経費節減の機微については私も間違いがあったかもしれませんけれども、ただ、そうはいいながら、一般的にはクラウドを使うと2割から3割減りますと。ただ、富谷の場合は、村田町との2つしか利用しない、2自治体しか利用しないので、余りその効果は出ないということなんでしょうけれども。そういう意味では、多分、富士通さんだと思うんですけれども、この辺でほかのところに働きかけをして経費節減を図るような動きはあるんでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 総務課長。


○総務課長(神田能成君) どこの自治体か、ちょっと申し上げられませんけれども、現在、本市と村田が行っているクラウドに参加を考えている自治体はあるというふうには伺っております。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それでは、同じ58ページの19節の一番最後のところ。単純に負担金として558万5,000円が計上されているんですけれども、これは去年から比べると大分増額になっていますので、この内訳をお示しいただきたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 総務課長。


○総務課長(神田能成君) こちらについては、昨年度210万ほどの予算化だったかと思います。今年度については、自治体の中間サーバー・プラットフォーム、こちらの次期システム構築のために負担金のほうが増額されたということで、昨年度からの負担金からの増額ということになります。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) こういう負担金については、もう少し、中身がわかっているわけですから、もっと丁寧な資料、予算計上していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 総務課長。


○総務課長(神田能成君) 今後、丁寧にご説明をさせていただきます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) 誰かないんですかね。
それでは、60ページの防犯対策の15節。ここのところに防犯カメラ設置工事、これ、264万円計上されておりますけれども、先ほどの説明では、中学校区ごとに3カ年計画でということなんですけれども。今までの進捗状況についてお尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 防災安全課長。


○防災安全課長(横田利雄君) 2月末に一応5カ所、設置は済んでおります。今、画面、映り方とか、そういったものもございますので、警察のほうからちょっと意見を聞きながらその調整を最終的にしたいというふうに考えてございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) であれば、31年度260万計上する必要はないんじゃないですか。設置済み。だって、中学校区というのは5つですよね。5カ所、そこに設置してあるわけですから、それで完了ではないですか。


○委員長(菅原福治君) 防災安全課長。


○防災安全課長(横田利雄君) 県の総合補助金がひもつきのものが継続しているということで、31年度も新たに5台、中学校区に1台ずつということで予算化をさせていただいております。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) ということは、多分、これは29年から31年度の事業だと思うんですけれども、その補助金がついたがためにもう1台、各中学校区に1台ずつ、計2台、各中学校区に設置ということなんですか、それとも3台になるんですか。


○委員長(菅原福治君) 防災安全課長。


○防災安全課長(横田利雄君) 30年度からの事業で中学校区に1台ずつしましたので、31年度、5台しますので、各中学校区ごとに2台。あとその後については、継続できるかどうかについてはちょっと確約はできないところではございますけれども、状況を確認させていただきながら進めるというふうに一応考えてございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それでは、66ページ。13節委託料で地方税共通納税システム導入委託費が計上されております。これの内容についてお尋ねいたします。


○委員長(菅原福治君) 税務課長。


○税務課長(泉川潤哉君) こちら、地方税ポータルシステムというものを利用しまして、企業の納税事務の負担の軽減と利便性向上を目的に、ことしの10月から運用開始となる納税システムです。法人税、あと個人住民税の特徴分、このまずは2つだけなんですけれども、それをまず一括で納め先が1つになって、そこのポータルシステムのほうで各自治体のほうに振り分けて納入するというような仕組みになっております。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) ということは、企業が1カ所に、多分クラウドだと思うんですけれども、1カ所にデータを流すと、それでもって自動的に各市町村に振り分けて納付する。そういうイメージで考えればよろしいでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 税務課長。


○税務課長(泉川潤哉君) そうでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) その下、14節の利用料。滞納管理システムクラウドサービス利用料、300万ほど計上ございますけれども、これについての内容についてもお尋ねいたします。


○委員長(菅原福治君) 徴税特別対策監。


○徴税特別対策監(佐藤健一君) 現行、滞納管理システムを運用しておるんですけれども、平成19年度に導入したもので、OSが更新されず、現行システムが使用できなくなるため、新たに導入するものです。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) 自前開発じゃなくてクラウドを利用することになった点について、どういう利点があるのかどうか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 徴税特別対策監。


○徴税特別対策監(佐藤健一君) クラウドを利用することを想定しておりますけれども、まずはデータの安全性の確保と、それから、今回導入するに当たってサーバー設置型と両方の見積もりをとって比較検討したときにクラウドということで予算計上しております。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) 同じページの14節で、上から2行目のところに家屋評価システム使用料、これは30年度と比べると大分大幅な使用料アップになっているんですけれども、システムとして使用するだけなのに、そんなに高くなるのかなと思うんですけれども、お尋ねいたします。


○委員長(菅原福治君) 税務課長。


○税務課長(泉川潤哉君) こちらも使用料のほうではクラウドのシステム使用料ということで計上しております。今まで自前のパソコンのほうにデータをためていたものを、より安全性を高めるためにクラウドを使用するということになりまして、やっぱりクラウドを使うことによって今までよりは高くなったような状況でございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) ただ、それほど、家屋評価だから、固定資産に使うというシステムということで、自前のものだったら22万で終わったものが、クラウドに変えることによって117万8,000円ということで大幅に増額になるわけですけれども、やっぱりそれを使わざるを得ないという状況なのかどうか、お尋ねします。

○委員長(菅原福治君) 税務課長。


○税務課長(泉川潤哉君) これまでのものは委託料のほうで一部払っておりました。それが今回、クラウドを使うことになって、使用料のほうで一本で117万8,000円という計上の仕方になっております。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) 大量の事務処理をするのに必要だと思うんですけれども、やっぱりどう考えても、システムにかなりのお金がかかっているというふうな現状がありますので、情報担当の総務課長にお尋ねしたいんですけれども、その辺のところはどういうふうな形でこれから見ていくというか、中身を精査していくのか、その辺のところについてお尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 総務課長。


○総務課長(神田能成君) システムに係る費用がかなり増大しているというところで、それをどういうふうに引き下げていくかというところかと思いますけれども、現在、クラウドもそうでございますけれども、いかにシステム費用を減額をさせるかということで、クラウド化を行ったり、あるいは再リースを行って、なるたけ費用がかからないようにということで、今、システムを運用しているところでございます。
ただ、一方では、システムについては自治体業務の基本となるところでございます。そういった意味では、それをおろそかにすると住民の方々にとんでもない不都合が生じてしまうという一面もございますので、そこはより適正な価格となるように業者とも協議をしながら、安定稼働に努めていきたいというふうに考えてございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) 同じ66ページの19節負担金で、今回、地方税共同機構負担金という形になったんですけれども、これは従来は電子化協議会からの変更というふうな理解でいいのかどうか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 総務課長。


○総務課長(神田能成君) 名称変更ということで、そのとおりでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) 名称変更というのは、組織は同じということなんですか。なぜ、そういう名称に変わったのか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 税務課長。


○税務課長(泉川潤哉君) 先ほどの共通納税システムが始まることによって名称変更というふうになりました。


○委員長(菅原福治君) ほかに。安住委員。


○委員(安住稔幸君) 39ページ、40ページあたりかなと思います。
ネーミングライツ、たしか、検討するようなお話が前あったと思います。あと、広告つきの封筒についても検討し、何かうまくいっていないのかな。あと、先ほど、ホームページのバナーということでありまして、大体、こういったことにつきまして、収入とかそういったもの、また、広告つき封筒でしたら、多分、広告つきで寄贈してもらうというふうな形かなと思いますけれども、この辺について、31年度はどのようになっているんでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 企画政策課長。


○企画政策課長(松原 誠君) まず、広告つき封筒につきましては、実際に事業所と契約を済ませておりまして、新年度から主に市民課の窓口での証明等を入れる封筒ということで予定をしているところでございます。
また、ネーミングライツにつきましては、昨年の12月に要綱を策定をいたしまして、そのネーミングライツについて事業者の方にご提案をいただくということで、ホームページのほうに公告を載せております。現在のところ、まだお問い合わせ等はございませんけれども、今後も引き続き、ネーミングライツの活用の可能性については求めていければなというふうに考えているところでございます。
また、ホームページへの広告掲載ということですけれども、こちらも昨年12月に広告代理店のほうを想定をしまして、その募集の公告を行いましたけれども、なかなか実際の募集までには至らなかったというような経緯がございます。新年度に当たりましては、市長公室のほうで直接そのホームページのほうにバナー広告の募集公告を上げて、広告を募っていければということで現在準備を進めているところでございます。
委員長(菅原福治君) この際、午後2時10分まで休憩をいたします。


午後 1時55分 休憩


午後 2時10分 再開



○委員長(菅原福治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑ございませんか。安住委員。


○委員(安住稔幸君) 先ほど、広告つき封筒ということでお話ありました。その封筒のサイズと数量、そしてまた、削減額、このくらいに該当するんじゃないかというものをお示しいただきたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 行政改革推進室長。


○行政改革推進室長(西山高広君) 数量のほう、ちょっと把握しておりませんけれども、大きさといたしましては、この程度の大きさでございまして……。


○委員長(菅原福治君) 議事録に残りません。(「定型郵便でしょう」の声あり)


○行政改革推進室長(西山高広君) 定型郵便ということで……。
削減効果のほうでございますけれども、約20万円程度を予定してございます。


○委員長(菅原福治君) 安住委員。


○委員(安住稔幸君) 同じ広告ということで考えますと、市の広報、広報とみや、こちらについてはどのようにお考えなんでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 市長公室長。


○市長公室長(須藤弥生君) 広報に関しましては、紙面の構成上との兼ね合いがございますので、今後、検討しながら進めていきたいと思っております。


○委員長(菅原福治君) 安住委員。


○委員(安住稔幸君) 続きまして、先ほども出ました54ページでありますけれども、移住支援についてお聞きします。東京圏からお一人100万円ということで、この100万円というのは、特に使途、例えば100万円、そのままその方にぽんとお渡しされて、自由に使えるという考え方でよろしいんでしょうか。例えば引っ越し費用やらいろいろもろもろあると思いますけれども、そういったもので自分が決めて使用できるような内容になっているんでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 企画政策課長。


○企画政策課長(松原 誠君) こちらは移住支援金ということですので、委員からもありましたような引っ越しに係る費用ですとか、そういうもろもろの費用ということで、特に制限等はないものでございます。


○委員長(菅原福治君) 安住委員。


○委員(安住稔幸君) 続きまして、59、60ページ。9目防犯対策費の中で、事業名のところで防犯活動推進団体助成事業というものがございます、110万円。防犯協会のほうの支出ということだと思いますが、よろしいでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 防災安全課長。


○防災安全課長(横田利雄君) そのとおりでございます。


○委員長(菅原福治君) 安住委員。


○委員(安住稔幸君) 防犯協会の皆様、ジャンパーのほうを支給していただいたりなんかしていただいているんですが、そして、活動されております。富谷も市になりまして3年目を今迎えております。ジャンパーにそのまま今でも「富谷町」ということでなっております。やはり、3年目でもありますので、この辺をやっぱり防犯協会ということの考えになるかどうか、わかりませんが、市のほうでこの辺やはり「富谷市」ときちんと入ったものをやはり支給というか、そうしたものを考えるべきではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 防災安全課長。


○防災安全課長(横田利雄君) 「町」に入っているからといって、そういう防犯の活動で注意喚起ができないというわけではございませんので、予算の範囲内で、昨年も各地区町内会3着ずつお渡ししておりますし、順次、チョッキだったり、そういったものを少しずつ準備をさせていただいているところでございます。


○委員長(菅原福治君) 安住委員。


○委員(安住稔幸君) 確かに予算もかかるということ、わかるんですが、やはり本当に市になって3年目でありますので、その辺はやはり早目に進めるとかそういった考えは必要じゃないかと思いますけれども、再度、お願いいたします。


○委員長(菅原福治君) 防災安全課長。


○防災安全課長(横田利雄君) 繰り返しにはなりますけれども、予算の範囲内で少しずつ整備をしたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 安住委員。


○委員(安住稔幸君) ぜひとも、本当にその辺は市民の皆様のお感じになっていることのお話でございますので、今後、検討していただきたいと思います。
続きまして、61、62であります。ここで、12目の諸費の中で、これも事業名でいきますと人権教育・相談事業ということで88万5,000円、そしてまた、13節の委託料で街道まつりで人権ステージ設置業務というものがございます。人権教育というか、この人権ステージにつきまして、どのような内容をお考えになっているか、お示しください。


○委員長(菅原福治君) 市民協働課長。


○市民協働課長(高橋加代君) こちら現在の予定では、主にお子様、それから、若い世代の方々への啓発活動の一環ということで、キャラクターショーなどを通じて普及啓発に努めるということで考えております。


○委員長(菅原福治君) 安住委員。


○委員(安住稔幸君) ぜひとも、本当にやさしいまちづくりということを考えますと、やはりこれは大事な部分だと思いますので、よろしくお願いいたします。
続きまして、107、108ページになります。13節委託料のところです。環境衛生費になりますか。これで空き家関連等GISシステムデータ更新業務とか、下のほうに使用料、14節で空き家関連GISシステム使用料というものがございます。テレワークのほうが今のところ、また再度検討し直すということでお話もありますが、やはり今後につきまして、空き家の有効活用というものが積極的に展開が必要かと思います。これにつきまして、今後、どのように31年度は考えていらっしゃるか、お聞きいたします。


○委員長(菅原福治君) 生活環境課長。


○生活環境課長(安藤 司君) 空き家対策計画が完成いたしまして、31年度につきましては、シルバー人材センターと、また不動産業協会等との協定を結びまして、空き家の有効活用について、あとまた管理についての協定のほうを結び、また、停止しておりました空き家のデータにつきましても、このGISシステムのほうに入れていく形を考えております。


○委員長(菅原福治君) 安住委員。


○委員(安住稔幸君) TOMI⁺というか、産業観光部のほうに該当するかもしれませんが、やはり今富谷塾を中心にいろいろまちづくりということで進められております。富谷塾さんでいろいろされております。これらにつきましても、やはり空き家のGISというか、空き家活用について、その辺の関係というか、連携につきましてどのようにお考えかお聞きいたします。


○委員長(菅原福治君) 生活環境課長。


○生活環境課長(安藤 司君) しんまち地区の活性化に伴う空き家の活用等につきましては、産業観光課等と連携しながら考えていきたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 安住委員。


○委員(安住稔幸君) それでは、最後になります。
同じページで、13委託料で水素フォーラム運営等業務ということで約1,000万弱が計上されております。いろいろなものを計画はされたようでありますが、今現在、どのようなものをお考えか、お示しいただきたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 生活環境課長。


○生活環境課長(安藤 司君) 内容といたしましては、中高生による水素エネルギー、また、化学研究発表を予定しておりまして、またもう一つ、水素エネルギーを生かす上についての研究者ですとか企業、学生等のディスカッション、また、基調講演、また、規模はそれほど多くないんですけれども、水素産業展、あと親子の体験型のフェスタというところを考えているところでございます。


○委員長(菅原福治君) 若生委員。


○委員(若生英俊君) それでは、質問をいたします。
41ページ、42ページ。42ページの4節共済費ということでありますけれども、たしか、議会議員の共済会負担金ということで、何年か前から継続しているものと思います。去年よりも87万4,000円減額された2,400万何がしということであります。今後、いつまでこの負担金が続くことであるのか、確認をいたします。


○委員長(菅原福治君) 議会事務局長。


○議会事務局長(富澤 裕君) いつまでといいますか、こちら、いただいている方がいる限り続くということで認識しておりますが。


○委員長(菅原福治君) 若生委員。


○委員(若生英俊君) そういうことでしたがね、30年、40年スパンということでしたがね。そうすると、今まで負担金の支払いの総額ということは、金額はつかんでいますか。毎年、このぐらいの金額でずっと推移してきたと思いますけれども。


○委員長(菅原福治君) 議会事務局長。


○議会事務局長(富澤 裕君) ちょっと手元には押さえておるものはございません。(3月12日に追加発言あり)


○委員長(菅原福治君) 若生委員。


○委員(若生英俊君) それでは、43、44ページ。44ページの1目2節、3節、4節ということで、職員体制に絡むということとなりますけれども。31年の準備進んでいるところかと思いますけれども、31年の職員数、30年度と比較してというふうなことも含めて、お願いいたします。


○委員長(菅原福治君) 総務課長。


○総務課長(神田能成君) 平成31年度につきましては、特別職を除きまして、341名で算定をしております。30年度については342でございました。


○委員長(菅原福治君) 若生委員。


○委員(若生英俊君) 公務員への応募者数の減というようなことも近ごろ耳にするところです。民間企業の好況によるというふうなことでしょうか、就職状況がよろしいというようなことを耳にするわけでありますけれども。富谷市におきましての、いわゆる職員採用試験への応募状況と今年度の採用数をお願いいたします。


○委員長(菅原福治君) 総務課長。


○総務課長(神田能成君) 申し込み状況ということで申し上げさせていただきますと、上級行政でいいますと72名の申込者がおりました。今年度の採用の状況でございますけれども、新規採用職員が、図書館の館長候補等々も含めますと12名ということになります。


○委員長(菅原福治君) 若生委員。


○委員(若生英俊君) そうしますと、機構改革等は特に予定していないというふうなことの受けとめでよろしいでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 総務課長。


○総務課長(神田能成君) 現時点では予定してございません。


○委員長(菅原福治君) 若生委員。


○委員(若生英俊君) これに関する最後の質問でありますけれども、30年度の採用数決まりましたので、それに見合う退職者数、その内訳、定年等も含め、内訳も含めてその数をお願いいたします。


○委員長(菅原福治君) 総務課長。


○総務課長(神田能成君) 退職者数ですね。済みません、ちょっとお待ちください。
済みません、お待たせしました。定年退職者6名ということでございます。


○委員長(菅原福治君) 若生委員。


○委員(若生英俊君) 退職者の総数が6名で、定年退職者も6名ということなの……。定年退職含めて、退職者数の総数は幾らなんでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 総務課長。


○総務課長(神田能成君) 退職者の、これは再任用を更新しないとか、そういったものも含めて申し上げますと、退職予定者が……。ちょっとお待ちください。再任用者も含めますと、10名の減でございます、退職でございます。


○委員長(菅原福治君) 若生委員。


○委員(若生英俊君) 退職者総数が10名ということですか、ちょっとくどいようですけれども。10名、この数値、なかなか今言ったように、再任用等もあってというようなことあろうかと思いますので、何か一覧にしたものをまとめて、新年度、人事異動の配置とあわせてお示しをいただけますでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 総務課長。


○総務課長(神田能成君) 現在、退職が内示でお知らせしている部分だけではございませんので。今この場で、例えば一覧にしてお示しするというのはなかなかできない状況でございますので、ご理解いただければと思います。


○委員長(菅原福治君) 若生委員。


○委員(若生英俊君) もう一つ、そうであるならば、任意退職といいますか、自主退職というか、その辺の数はどうなっていますでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 総務課長。


○総務課長(神田能成君) 自己都合退職については1名でございます。


○委員長(菅原福治君) 若生委員。


○委員(若生英俊君) それでは、次に入ります。
53、54ページ。54ページの13節委託料ということとなります。地域都市云々策定事業ということで、事業名は新公共交通システム推進事業1,500万有余ということとなります。委託するに当たって、この委託料の算定をするに当たっては、この委託内容がそれぞれ項目ごとにあろうかと思いますけれども、委託内容のその項目についてお願いいたします。


○委員長(菅原福治君) 交通政策推進室長。


○交通政策推進室長(近藤正範君) 項目につきましては、需要予測のための基礎データの把握と、それから、将来の公共交通需要の把握、基本的公共交通計画案の検討、それから、ルート案の検討等々でございます。


○委員長(菅原福治君) 若生委員。


○委員(若生英俊君) 今4つほど示していただきましたけれども、それぞれにどれくらいの額かという積算見積もりはあるのでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 交通政策推進室長。


○交通政策推進室長(近藤正範君) 一応、総額で検討してございますので、委託、見積もりいただいておりますので、その辺についてはちょっと個別の数字についてはご勘弁願いたいと思います。


○委員長(菅原福治君) ほかに。金子委員。


○委員(金子 透君) 私からは44ページ。事業名で市民協働推進事業、先ほど課長の説明で、33万9,000円のうち、16万何がしで仕組みづくり、市民協働についての枠組みつくりというご説明いただいたんですけれども。私の一般質問のとき、市長が、財政支援であり、支援するときにあちらがよくて、あちらがだめだからというようなことはあってはならない。その適正なルールもこしらえなければならないということで、そういった支援に対してのルールづくりも当然含まれているという理解でよろしいですか。


○委員長(菅原福治君) 市民協働課長。


○市民協働課長(高橋加代君) まず、支援に対するルールづくりというよりは、どういった制度が今後市民協働を進める上で市民の皆さんが必要にしているのかというところをまずは議論してまいりたいと思います。その中で、財政的な支援の制度というものも検討の内容に入ってくるかと思います。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) 確かに、いろいろな協働に関しての考え方であったり、進め方であったりのルールづくりも大切なんですけれども、始まっている、動き出している活動もあるので、今、熱い気持ちでやっているから云々かんぬんというのを一般質問で言ったんですけれども、これはスピード感を持ってやっていただかないと、財政的に苦しくなる活動が必ず今後出現してくると思うんですよ。そこら辺、スピード感を持ってやるべきだと考えるんですけれども、どうでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 市民協働課長。


○市民協働課長(高橋加代君) まず、財政支援、一口で言っても、市民協働を推進するためのものということもございますし、あとはその目的を達成するための活動助成ということもあるかと思います。そういった中で、まず市民協働のほうの仕組みづくりというのは、やっぱりスピード感を持っては進めますけれども、市民の皆さんと検討をしながら進めていかなければならない内容になってくるかと思いますので、そういったところでは、ある一定の時間は見ていただきたいなと考えております。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) 余りくどくど言ってもあれなので、それでは、一生懸命頑張っていただくことを期待いたします。
次に、先ほど、安住委員も聞いたんですけれども、広報とみや、広告掲載の検討。紙面の構成等々も勘案して検討というような答弁をいただいたと思うんですけれども。たしか、去年の予算委員会でもそれと同じ答弁聞いたような記憶でございますけれども、前進はなかったのでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 市長公室長。


○市長公室長(須藤弥生君) 広報の中身の掲載内容もふえてきているところでありまして、検討はしておりますけれども、なかなか前に進まないというような状況でございます。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) 余りこういう聞き方をしたくなかったんですけれども。じゃあ、検討は積み重ねているけれども、なかなか形としてはまだあらわれる段階ではないんですよということの理解でよろしいですか。


○委員長(菅原福治君) 市長公室長。


○市長公室長(須藤弥生君) 委員のおっしゃるとおりでございます。


○委員長(菅原福治君) ほかにございませんか。出川委員。


○委員(出川博一君) それでは、68ページ。委託料ですけれども、ここで住基ネット機器保守点検、それから、次の70ページに行って、賃借料、住基ネットシステム機器の賃借、これ、それぞれ大幅に増額になっているんですけれども、システムの入れかえということなんでしょうか。その辺についてお尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 市民課長。


○市民課長(渡邊美智子君) CS端末とサーバーの入れかえでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) これは入れかえのいわゆる期間とか、そういうものはある程度の目安はあるんでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 市民課長。


○市民課長(渡邊美智子君) 平成30年11月から31年11月までの間ということでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) その期間、サイクルがあるのかどうか、5年ごととか、7年ごととか、それをお聞きしたかったんですけれども。


○委員長(菅原福治君) 市民課長。


○市民課長(渡邊美智子君) 5年ごとでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) 時間がなくなってきましたので、2つだけ、あとお願いいたします。
108ページ。ここの13節の委託料の中にやすらぎパークの委託料がございますけれども。これについては、スケジュール感とすればかなり長い期間だということなんですけれども、市民の願いとすれば幾らでも早くして供用してほしいという思いがあるんですけれども。その辺で、今年度は5,400万で基本設計ということなんですけれども、これを早めていくことはできないのかどうか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 生活環境課長。


○生活環境課長(安藤 司君) 今のところ、今年度、基本設計に約1年半ほど、その後、実施設計等もございまして、造成のほうを33、34で考えておりますので、35年度中には提供はしたいなとは考えてございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) 次に、水素フォーラムで、30年度はたしかシンポジウムをやったと思うんですけれども、それは50万の予算でやったんですけれども。今回は1,000万ということで、かなり大がかりな事業になるかと思うんですけれども。その辺で、例えばいつごろ、どの規模でというような計画、今時点でわかる分をお願いいたします。


○委員長(菅原福治君) 生活環境課長。


○生活環境課長(安藤 司君) 9月に開催したシンポジウムにつきましては、宮城県との共同の開催でございまして、随分宮城県のほうにお願いした部分もございます。今度行うフォーラムにつきましては、12月の土日を想定しておりまして、近くなりましたら、皆さんのほうにもお伝えしたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それでは、114ページ。13節の委託料で、ここで、ごみ集積運搬等業務で2億3,060万1,000円とありますけれども。これは長期契約で見ると、31年分は2億2,848万5,000円ということなんですけれども。200万ほどふえているんですけれども、それについてお尋ねいたします。


○委員長(菅原福治君) 生活環境課長。


○生活環境課長(安藤 司君) 10月から消費税が変わることによって、その分もありますし、また、段階的にごみ集積所の数もふえていきますので、当初の段階から約1%程度上積みということで考えて当初から契約しているところでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それは長期契約のときの各年度ごとの予定額というのはあるんですけれども、それについては特に抵触しないという考え方なんでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 生活環境課長。


○生活環境課長(安藤 司君) そのように認識して実施して、当初の契約の段階から行っております。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) だったならば、ある程度、31年度10月が見えていたわけですから、これはたしか、かなり長いというわけじゃなくて、28年からのものかと思うんですけれども、その辺は見込めなかったということですか。


○委員長(菅原福治君) 生活環境課長。


○生活環境課長(安藤 司君) 前回、消費税が上がった段階でも変更契約ということで行いまして、上げて計上しているものでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それから、116ページの13節委託料なんですけれども。ここで、共同処理施設建設で1,600万ということで、これは松森工場の分だと思うんですけれども。従来は1億前後、1億台で推移していたんですけれども、何で31年度は大幅な減額になったのか、お尋ねいたします。


○委員長(菅原福治君) 生活環境課長。


○生活環境課長(安藤 司君) 当初、新築した段階の償還と利子、そちらのほうがそろそろ満了になってきますので、その関係で、今後、1,500万台とか、2,000万台とか、その金額で推移する予定でございます。
ただ、その後、いろいろな修繕等、また、今後、基幹改良工事等が行われる予定でありますので、その関係で増額の可能性はあるものでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) 同じページで、ごみ焼却業務9,200万ほどございますけれども。これは多分、焼却トン数と単価の掛け算だと思うんですけれども。昨年と比べると大幅に増加になっていますけれども、トン数がふえたのか、単価が下がったのか、お尋ねいたします。


○委員長(菅原福治君) 生活環境課長。


○生活環境課長(安藤 司君) 排出量につきましては、処理量につきましては、ある程度の調整はしておりますけれども、大きな原因といたしましては単価が上昇したことでございます。


○委員長(菅原福治君) ほかにございませんか。金子委員。


○委員(金子 透君) 済みません。私から1点だけ。
144ページ。黒川地域行政事務組合負担金5億8,000何がし、黒行の消防業務に関する負担金だと思うんですけれども、ほぼ半分の負担だったと思うんですけれども、間違いないでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 防災安全課長。


○防災安全課長(横田利雄君) 現時点では、消防費に伴う、関係市町村の基準財政需要額の総額の割合で負担することになっております。あくまでも予算上は30年度の率でさせていただいて、年度途中、確定した段階で、そのときの率で精査をするというふうな形になっております。負担割合としては、ちょっと手元に資料はないんですけれども、46%くらいの前後の負担はしていると思います。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) いずれ、本市が黒川行政の消防業務に関して、やや半分の負担をしなければならないということで、あえてこの場で言わせてもらいますけれども、本部庁舎建設議論、市長、理事会等々でどのようになっているのか、ちょっとここでお知らせ願えればと思います。


○委員長(菅原福治君) 若生市長。


○市長(若生裕俊君) 黒川行政事務組合の議会でも、理事長が答弁させていただいておりますが、やはり、今の老朽化というのは認識しておりまして、また、システムの切りかえ時期が近づいているということで、その辺含めながら、理事会の中で、非公式ではございますが、いろいろな協議検討は行っているところでございます。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) 緊急司令システム、十何億かかるということは私も説明受けて、あえて今こう言っているわけです。そこに今度、入れ物というか、建物を建設するとなれば、どんなに少なく見積もっても二、三十億は必ずかかるということです。その約半分を負担するとなれば、富谷市において半分、ちょっと前後あるんでしょうけれども、15億前後ぐらいの負担が生じると。考え方なんですけれども、そういうものは、世代間の公平性で、次世代にも平等に負担していただくということで起債で賄うのが正当な考え方なのか。それとも、利息を払うのがいろいろ大変でもったいないと思うから、幾らかでも基金を積み上げてそこに備えるべきなのか。そこら辺の考え方をちょっと教えてください。


○委員長(菅原福治君) 若生市長。


○市長(若生裕俊君) 基金をという話も議会でもご提案いただいて検討しましたが、黒川行政事務組合の場合は基金をというのが余り、行政事務組合の場合は余り当てはまらないということで、やはり一括で起債をもって行うべしということのようでございます。


○委員長(菅原福治君) この際、暫時休憩をいたします。


午後2時42分 休憩


午後2時47分 再開


○委員長(菅原福治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
質問。金子委員。


○委員(金子 透君) 済みません。私、質問の仕方、先ほどちょっと悪かったようで、黒行全体としての基金の積み上げではなくて、いずれ富谷市は十何億は負担するだろうと、半分ぐらいの負担金であるからして。黒行全体の理事会の意思決定云々かんぬんは別にして、近い将来、間違いなく起こり得る事象ですから、富谷市として、それに備えて基金を積み上げておくべきなのか、富谷市が負担する分を基金を積み上げておくべきなのか。世代間の公平というものを求めて起債でそれを賄うべきなのか。そこら辺の考え方についてお答えいただきたいなということの趣旨の質問でありました。


○委員長(菅原福治君) 財政課長。


○財政課長(高橋弘勝君) 趣旨としてはわかりました。多分、黒行のほうでは起債を発行するということだと思うんですけれども。市としても、場合によっては、例えば財政調整基金とかそういったものの活用というものも、金額によりますけれども、そういったことを念頭に準備を進めたいと思います。


○委員長(菅原福治君) ほかに、藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 44ページの2款1項1目の説明欄のほうの市民協働推進事業に関しまして、市長にお伺いしたかったんですけれども。市民協働といいますと、やはり多様な市民の皆さんであったり、企業の方であったり、NPOの方であったり、市としてもその横串を通した支援体制が必要かと思うのですが、今、どうしても縦割りになってしまっている部分もあるのではないかなと思うのですが、その横串を通したような庁舎の中での協働といいますか、そういう考えはどのようなものを持っていらっしゃるか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 若生市長。


○市長(若生裕俊君) 先ほども同僚委員さんのご質問で市民協働のあり方という部分で、財政的な支援という話ありましたが、今は、いわゆる市民協働課で担当している仕組みづくりとは別に、やはり今回、富谷塾の塾生だったり、いろいろな市民団体の皆さんが市の発展のために、または公益的な目的でやっている部分に関しましては、現状でも、いわゆる既存の支援、補助金だったり、助成金だったりというものがありますので、その辺は全庁的に今でも、ご相談あった場合は全庁的に関係課と連携とりながら支援をするように対応はしておりますし、今後も即座にやはり対応していくことが大事だというふうに思っておりますので、最大限そういった支援体制をとっていければというふうに思っております。


○委員長(菅原福治君) ほかにございませんか。佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 62ページです。済みません。
男女共同参画推進審議会があります。先日、議員全員協議会で基本計画をもらいました。中を見ましたけれども、かなり前にできたものを踏襲しながらしているということで、今どき「男女共同参画」というのは古いなという感じを持ちました。ここの審議会の中で、これをどういうふうにしていくか。今、「性差のない」というところに来ているわけで、そういうことが論議されているのか。どのようにこれをクリアしていくつもりなのか、お尋ねしたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 市民協働課長。


○市民協働課長(高橋加代君) まず、審議会の中でも、性別、男女共同参画、今や女性の活躍のみならず、性別にかかわらず、全ての方が活躍できる社会というところに段階的に行っているんだというご意見もあったんですけれども……。
先日の新聞記事の中でも、委員もごらんになったかと思うんですけれども、世界女性デーということで記事がありました。その中では、やはり日本はまだまだ、世界の中でも最も男女平等が進んでいない国の一つだということでの表現もなされているわけでございます。そういったことを踏まえながら、やはりさらなる進展というところも目指していかなければならないという中で、今回の計画を策定したものでございます。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 先日頂戴しました基本計画ありますが、この後についての進め方はどのようになっていくのか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 市民協働課長。


○市民協働課長(高橋加代君) まずはそれぞれの部署で、計画の中にも目標値を定めて推進していく取り組みもございますので、まずはそちらを一つ一つ関係部署で進めていただくということ。それから、市民協働課におきましては、全体的な市民の意識醸成というところを、もう一度、基本計画策定ということを契機に、立ち戻って男女共同参画社会というものを推進していきたいと考えております。


○委員長(菅原福治君) ほかにございませんか。


(「なし」の声あり)


○委員長(菅原福治君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
以上をもちまして本日の議事を終了いたします。
なお、あすの本委員会は、開議時間は午前10時となります。
本日はこれで散会いたします。
ご苦労さまでした。


午後2時53分 散会

平成31年予算審査特別委員会(第3号)

平成31年3月12日(火曜日)

富谷市議会予算審査特別委員会は、富谷市議会議場に招集された。

出席委員 19名

  • 委員長 菅 原 福 治
  • 副委員長 山 路 清 一
  • 委員 安 住 稔 幸
  • 委員 浅 野 幹 雄
  • 委員 渡 邊 俊 一
  • 委員 佐 藤 克 彦
  • 委員 高 橋 正 俊
  • 委員 浅 野 直 子
  • 委員 出 川 博 一
  • 委員 西 田 嘉 博
  • 委員 浅 野 武 志
  • 委員 佐 藤 聖 子
  • 委員 藤 原 峻
  • 委員 齊 藤 秀 行
  • 委員 畑 山 和 晴
  • 委員 長谷川 る 美
  • 委員 若 生 英 俊
  • 委員 青 柳 信 義
  • 委員 金 子 透

欠席委員なし

職務のため出席した者の職氏名

  • 議長 相 澤 榮

説明のため出席した者の職氏名

  • 市長 若 生 裕 俊
  • 副市長 高 橋 義 広
  • 保健福祉部長 奥 山 育 男
  • 保健福祉部次長兼保健福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター所長 中 山 高 子
  • 保健福祉部長寿福祉課技術参事兼保健福祉総合支援センター所長兼高齢者施策専門監 安 積 春 美
  • 保健福祉部長寿福祉課長補佐 浅 野 輝 夫
  • 保健福祉部地域福祉課長 菅 原 俊 司
  • 保健福祉部地域福祉課長補佐 菊 地 宏 修
  • 保健福祉部地域福祉課長補佐 鈴 木 鏡 子
  • 保健福祉部健康推進課長 菅 原 順 子
  • 保健福祉部健康推進課長補佐 二 戸 映 子
  • 保健福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセンター子育てサロン所長 星 英 樹
  • 保健福祉部子育て支援センター所長 狩 野 悦 子
  • 保健福祉部子育て支援課長補佐 亀 荘 一 郎
  • 教育長 菅 原 義 一
  • 教育部長 佐 藤 英 樹
  • 教育部教育総務課長 渡 邉 正 弘
  • 教育部教育総務課主幹 森 文 江
  • 教育部学校教育課長 相 澤 美 和
  • 教育部学校教育課参事兼指導主事 窪 田 忍
  • 教育部学校教育課長補佐 末 永 武 彦
  • 教育部生涯学習課長兼総合運動公園所長兼民俗ギャラリー館長兼図書館開館準備室長 小 山 温
  • 教育部生涯学習課長補佐 大 和 田 清 徳
  • 教育部生涯学習課富谷中央公民館長兼富ケ丘公民館長兼東向陽台公民館長兼あけの平公民館長兼日吉台公民館長兼成田公民館長 阿 部 雄 也
  • 教育部学校給食センター主幹 渡 辺 一 宏

議会事務局職員

  • 議会事務局長 富 澤 裕
  • 次長 高 橋 直 美
  • 主事 伊 藤 亨 太

午前10時00分 開会

○委員長(菅原福治君) 皆さん、おはようございます。
本日の出席委員は19名であります。定足数に達しますので、直ちに本日の「予算審査特別委員会」を開きます。
昨日の本委員会におきまして、若生委員の質問に対して答弁保留した件について、議会事務局長より答弁をさせます。議会事務局長。


○議会事務局長(富澤 裕君) おはようございます。
それでは、昨日の若生委員からの議会議員の共済会の負担金の額について質問あった件についてお答えさせていただきます。
負担金につきましては、平成23年度に制度が廃止されましたので、そこから、平成23年度から平成30年度までの8年間の合計ということで、お答えさせていただきます。負担金の合計金額につきましては、2億4,078万5,040円となっております。以上です。


議案第15号 平成31年度富谷市一般会計予算

○委員長(菅原福治君) 議案第15号平成31年度富谷市一般会計予算を議題といたします。
なお、本日の日程は、一般会計のうち保健福祉部及び教育部の所管に属する予算について審議をいたします。
なお、本会議におきまして各部長より概要説明は受けておりますので、これから各担当課長等へ補足説明を求めます。
まず最初に、長寿福祉課長。


[長寿福祉課長、地域福祉課長、健康推進課長、子育て支援課長、教育総務課長、学校教育課長、生涯学習課長、公民館長が予算書のとおり内容の説明を行った]

○委員長(菅原福治君) 以上で説明を終わります。
この際、午前11時5分まで休憩します。


午前10時53分 休憩


午前11時05分 再開


○委員長(菅原福治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより一問一答方式による質疑に入りますが、質問者及び答弁者は、要領よく簡潔な質問と答弁、そしてスムーズな議事進行にご協力くださいますようお願いいたします。また、質疑は、ページ、款項目を明示され行ってください。
それでは、質疑ございませんか。西田委員。


○委員(西田嘉博君) それでは、150ページをお願いします。10款1項2目、主な事業名及びその金額、みやぎ子どものケアハウス運営支援事業、1,127万2,000円の内容についての説明をお願いいたします。


○委員長(菅原福治君) 学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) 子どもの心のケアハウスでございますが、主なものは支援員等の賃金、それから費用弁償、そして施設を運営しておりますので、光熱水費、そういったものになります。


○委員長(菅原福治君) 西田委員。


○委員(西田嘉博君) それでは、30年10月13日の開設ですが、現在のスタッフ、人員配置等について伺います。


○委員長(菅原福治君) 学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) まず、スーパーバイザーが1名おります。コーディネーターが3名、支援員3名の体制となっております。


○委員長(菅原福治君) 西田委員。


○委員(西田嘉博君) 次に、保護者、子供の相談件数について伺います。


○委員長(菅原福治君) 学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) まず、2月末現在の人数を申し上げます。生徒数の支援数でございますが、延べで223人、それから保護者数に対しましては48名の支援の数となっております。


○委員長(菅原福治君) 西田委員。


○委員(西田嘉博君) 続きまして、けやき教室との連携はどのように図られているのかお尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) けやき教室とは、ある程度のケース会議、それから1人の児童生徒に対しての情報交換を行いながら行っております。


○委員長(菅原福治君) 西田委員。


○委員(西田嘉博君) それでは、同じ款項ですが、黒川地区行政組合けやき教室、ごめんなさい、児童、ちょっと待ってくださいね。黒川地区行政組合(けやき教室運営)負担金事務524万8,000円は、全体の負担率について伺います。


○委員長(菅原福治君) 教育総務課長。


○教育総務課長(渡邉正弘君) けやき教室のパーセンテージということでございますが、富谷市につきましては36.4%でございます。


○委員長(菅原福治君) 西田委員。


○委員(西田嘉博君) 次に、本市の児童生徒の通所者について伺います。


○委員長(菅原福治君) 教育総務課長。


○教育総務課長(渡邉正弘君) 現在ということでよろしいでしょうか。(「はい」の声あり)現在、3月現在でございますが、全体で10名でございます。市内の子供が7名と市外が3名ということでございます。


○委員長(菅原福治君) ほかにございませんか。渡邊委員。


○委員(渡邊俊一君) 169ページの4目であります。文化財保護費の中でちょっと質問させていただきます。この旧16区の中で、富谷市の歴史を物語る文化財がかなり各家庭に眠っておられます。そういった形で、基本的に、すばらしいというか、余り小さ過ぎるというかわかりませんけれども、民俗ギャラリーができた。そのおかげで、多少はそういった文化財をお持ちになっている方々が拠出してくれているような状況になっているのかなとこんなふうに思っていますけれども、やはり実質お持ちになっている方々がどこに連絡すれば自分の先祖からずっと伝わってきたそういった歴史的な文化財を拠出できるのかどうか、よくわからない部分が多々あるというような話が聞かされております。そういった意味からして、今回の予算の中にそういったものが含まれているかどうか、その辺の確認でありますけれども、そういった内容の周知をできるだけ皆さんにわかりやすく説明されるような状況というものが必要でないかと思うんですけれども、その件についてご質問させていただきたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 生涯学習課長。


○生涯学習課長(小山 温君) 今回の予算の中には、今ご指摘のあった文化財的なものを所有している方から引き受ける等々の経費は実は計上はしてございません。ただ、私も今年度いっぱい民俗ギャラリー等々の運営の状況を見ている中で、やはり数件市民の方から申し出があって、当市の学芸員が物を確認して引き受けるというようなプロセスを経て保存のほうに至っているというケースもございますので、今のご指摘を受けた中で、やっぱりそのような周知、しっかりしていかなければと改めて認識しておりますので、うちのホームページ、フェイスブック等々も使ってそういう、どういう手法でどういうやり方がありますよということは周知を徹底していきたいと考えております。


○委員長(菅原福治君) 渡邊委員。


○委員(渡邊俊一君) その辺について十二分に徹底していただければと思いますけれども、1つは寄附行為をしたくないという人も中にはおられます。しかし、かなり貴重な物をお持ちになっている。その場合に主として借り入れをするというか、そういった借用書を交わしながら借り入れをし、またそういったものを永遠に保存できるようなその環境の設備の整った倉庫といいますか、やはりあそこの民俗ギャラリーでは展示スペースが余りにも狭いものですから、常に展示できるような状況でないだろうと私は思っておるんです。ですから、そういった湿気等に対応できるような状況の中のやはり倉庫等を早急に検討していかなきゃない部分があるんだろうと。そして、常時展示できる内容を変えて、そして常にその民俗ギャラリーに足を運んでいただくリピーターをやっぱり確保していくということも大事なのかなと思いますけれども、その件について、今回の予算の中には恐らく入っていないと思いますけれども、今後の一つの課題として私は捉えているわけでありますけれども、そういった考え方を生涯学習課のほうでお持ちなのかどうかをお聞きしたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 生涯学習課長。


○生涯学習課長(小山 温君) ご指摘のとおりでございます。寄附という形態だけではなくて一時お預かりするというようなもので書面でやりとりをしてお預かりするものもございます。場合によっては、時期によっては一旦お返しする、またこちらで展示する、そういうやりとりも重ねているところでございます。
また、保存・保管につきましても、確かに倉庫的な部分につきましては湿気もかなり高いということも私理解しておりますので、しっかりと保全・保管をしていくためには、どのような手段がやはり望ましいのか、経費的な部分を含めて今後検討してまいります。


○委員長(菅原福治君) 渡邊委員。


○委員(渡邊俊一君) これちょっと市長とお話をさせていただきたいんですけれども、富谷の市内にはかなりのものがやっぱり眠っております。市長もご存じのように、そういった意味からして、今現在の拠点づくりである、しんまちの活性化の拠点づくりをさせていただいたTOMI⁺でありますけれども、あの部分に対して、今はすぐにどうのこうのとなかなか言いづらい部分もあるんですけれども、やっぱり民俗ギャラリーとして、そして富谷の歴史と文化を皆さんにお示しする、その内容のスペースとしてはかなりやっぱり狭いというような気持ちで私は見させていただいております。直近でなくてもそれは結構だと思いますけれども、やはり富谷の将来のためにも、歴史をずっと刻んできた、そういったものをぜひ皆さんに知っていただく、そういうようなスペースを確保した中での今後の民俗ギャラリー的なものを運営していかなきゃないんでないかなとこんなふうに思っておりますし、そういったものが確立されることによって皆さんから寄附行為なり拠出行為をされるような環境づくりもできてくるわけであります。ぜひそういった形で、貴重な文化財をやはり将来の方々に残していくというような使命感も必要だろうと思っております。本当にすばらしいものばかり残っている状況にありますし、私もそういうものを常に耳に聞かされております。ただ、寄附行為ということになりますと、議会議員はなかなかやっぱり寄附行為ができない部分も当然ありますから、そういったものも十二分に加味しながら、やはり後世に残していくというふうな状況をぜひつくらなくてはならないと私は思っておりますけれども、市長、どんな形で、基本的にはあの民俗ギャラリーだけでいいとは恐らく市長も思っていないと思いますけれども、やはりお金もかかることですから、今せっかくつくったやつ、何とか利用していただくというのが先決だと思うんですけれども、大分利用者数が多いという、そういった観点からしても、もう少し充実した民俗ギャラリーをつくっていくと。つくっていくというか、それで皆さんに、人に集まってきてもらうというような環境づくりはやっぱりぜひつくらなくてはならないと思うんですけれども、いかがでしょうかね。


○委員長(菅原福治君) 若生市長。


○市長(若生裕俊君) 私も、ただいまの委員のご意見と同感でございます。やはりもともと個人で代々大切に所有されているものがたくさんあるわけでございまして、そういったものをしっかりと大切に今後も保存していく。そしてまた、そのことを伝えることによって富谷の歴史をまた知っていただく機会にもなるかというふうに思いますので、今後、おかげさまで今回民俗ギャラリー、もう既に半年で、これまで1年間1,000人来るか来ないかという状況だったのが、もう半年で1,000人を超すという、既にもう1,300人超しておりますので、そういう意味ではますますこれからそういう充実に努力、努めていきたいと思いますし、特に来年開宿400年に向けて今準備を進めておりますので、あわせてそういったところも検討しながら、ただいまいただいたご意見も含めて検討していきたいというように思います。


○委員長(菅原福治君) 渡邊委員。


○委員(渡邊俊一君) ぜひそういった形で進めていただければと思います。
TOMI⁺にだけ別に特化する必要性は何もないと思います。やはり一般質問でも同僚議員が質問しておりますけれども、回遊的な散策のできるような状況をやっぱり今後つくっていかなきゃないというような状況からして、民俗ギャラリーをあそこに常時設置しなくてならないという理由が一つもないと私は思っていますから、別な場所にきっちりとしたものを今後つくっていくことも大事だろうというふうに思っておりますし、一つは各家庭というか古くなって解体しなきゃないような状況に今なりつつあるところたくさんあるわけであります。また、蔵も老朽化してそれも解体していかなきゃないというような状況も目に見えていますので、その解体してごみで処理をされないような状況をぜひやっぱりつくっていかなきゃない。我々もまだ認識不足だったものですから、古いうちを解体したときにいろんな書類とかそういう書物なんかあったんですけれども、全て富谷のごみ処理のほうに運んでしまったというような経緯もありますから、その辺の啓蒙活動も十二分にしていただけるようにしていただきたいと思いますけれども、その件について改めてご質問いたします。


○委員長(菅原福治君) 若生市長。


○市長(若生裕俊君) 先ほども課長も答弁したように、そういった相談窓口、わかりやすい環境、体制づくりも進めていきたいというふうに思います。


○委員長(菅原福治君) ほかに質疑ございませんか。畑山委員。


○委員(畑山和晴君) 110ページ、特定不妊治療事業500万円について、もう少し詳しく内容のほうを説明お願いします。


○委員長(菅原福治君) 子育て支援センター所長。


○子育て支援センター所長(狩野悦子君) 不妊に悩む方への特定不妊治療費支援事業の実施ということで、不妊治療を受けるご夫婦の経済的・精神的負担の軽減を図るためということで、実際には対象者は宮城県で実施している支援事業と同じ対象者に対し、こちらで、市町村が独自で上乗せの助成をする、行うものでございます。


○委員長(菅原福治君) 畑山委員。


○委員(畑山和晴君) 実は私も3人子供いますが、3人とも不妊治療で産んでいます。やっぱり1回大体1万円ぐらいの費用がかかり、何か検査すると当時1万8,000円、実際手術というか処置をすると大体2万5,000円から3万円ぐらい1回でかかります。そういった通常の不妊治療の通院に対してもその助成というのは行われるのか、お伺いします。


○委員長(菅原福治君) 子育て支援センター所長。


○子育て支援センター所長(狩野悦子君) 通常の不妊治療、不妊治療にもいろいろ種類がございまして、タイミング法ですとか人工授精ですとかいろいろなものがあるんですが、宮城県で事業の対象となっておりますのがいわゆる体外受精の方を対象としておりますので、そういった方々に対する助成という形になります。


○委員長(菅原福治君) 畑山委員。


○委員(畑山和晴君) 体外受精は本当に大変だと思うんですが、私も毎月毎月の経済的な負担というのは非常に大きくて、その辺の市独自として拡大するという考えはないんでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 子育て支援センター所長。


○子育て支援センター所長(狩野悦子君) 今回、この不妊に悩む方への治療支援事業を行うに当たりまして、県内各自治体の支援状況等を確認させていただきました。その中で、年間10万円までですとか、対象とかもいろいろさまざまではあったんですが、一番、中で、宮城県で実施している対象者に対する助成を行うことが今のところ考えられるいいところなのかなというふうに判断しましたので、それ以上の通院・外来に対してのほかの治療法に関する支援に関しましては、今後まず始めてみて、まずやってみてどういうふうになっていくかというところを見据えての検討をさせていただければと思います。


○委員長(菅原福治君) 畑山委員。


○委員(畑山和晴君) ぜひ拡大していただきたいと思います。
次、148ページ。説明の欄のスクールカウンセラー事業、76万2,000円なんですが、昨年度よりも20万円弱減っています。この理由のほうをお願いします。


○委員長(菅原福治君) 学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) スクールカウンセラー事業でございますが、今回、先生の、カウンセラーのほうの回数のほうが減りましたので、報償費の減となっております。


○委員長(菅原福治君) 畑山委員。


○委員(畑山和晴君) 回数が減るということは、相談の件数が減ったという認識でよろしいんでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) 県から派遣されておりますスクールカウンセラーが全ての学校に配置を30年度から行ったということもありまして、そちらのほうの調整となっております。


○委員長(菅原福治君) 畑山委員。


○委員(畑山和晴君) 同じく148ページの教育総務事務と学校総務事務の予算がかなり上がっているんですが、この要因のほうを説明をお願いします。


○委員長(菅原福治君) 教育総務課長。


○教育総務課長(渡邉正弘君) こちらにつきましては、先ほどお話しいたしましたが、学校施設等の長寿命化計画、こちらのほうが含まれますので、これだけ上がったということでございます。


○委員長(菅原福治君) 畑山委員。


○委員(畑山和晴君) では、154ページ、市立小学校コンピュータ教育事業で、債務負担行為ですので、契約満了によって減額ということなんですが、同僚議員が一般質問で小学校のタブレット、1台で6人という答弁が1台で8人という答弁に変わったと思うんですが、これについて説明をお願いします。


○委員長(菅原福治君) 学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) 小学校の人数を今現在小学校に配置しております台数で割った数になります。


○委員長(菅原福治君) 畑山委員。


○委員(畑山和晴君) 基本は1人1台ということで言われてきているとは思うのですが、それが1台で6人ということ自体もひどい話なんですが、それが8人になると本当時代に逆行している。1台で8人というのはどうも納得できないというか、ちょっと方向性として間違っているんじゃないかなと思うんですが、お伺いします。


○委員長(菅原福治君) 学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) 国なんですけれども、国のICT環境の整備方針におきましては3クラスに1クラス分の配備をということで、文科省のほうから出ております。それを勘案いたしましても、今現在ではやはり富谷市におきましては小学校分は満たしておりませんが、平成32年度更新時に一応3クラスに1クラスということで、国の基準を満たすような整備を今考えている状況です。


○委員長(菅原福治君) 畑山委員。


○委員(畑山和晴君) 明石台の更新に合わせて更新するんですが、その時期だと思うんですけれども、努力していきたいというよりは、しますという答弁いただかないと、非常に進まない。教育として、ICT教育として進まない、そういうふうに思うんですが、改めてお伺いします。


○委員長(菅原福治君) 学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) 32年の更新時には予算計上を上げたいとは思っております。


○委員長(菅原福治君) 畑山委員。


○委員(畑山和晴君) 最後の質問になります。178ページ、説明欄の総合運動公園運営・維持管理事業で、減額の理由、先ほど聞きましたが、これにトイレの改修の部分というのは含められるのでしょうか、お伺いします。


○委員長(菅原福治君) 生涯学習課長。


○生涯学習課長(小山 温君) 今回の予算の中にはトイレ改修の経費は含まれておりません。一般質問でいただいた件につきましては、30年度の予算の中で最大限活用できる分を活用して迅速な対応をしたいと考えております。


○委員長(菅原福治君) 畑山委員。


○委員(畑山和晴君) では、一般質問でも答弁いただいたんですが、トイレの指示看板というか、例えばA・Bグラウンドであればその管理棟のほうにとか、プレートだったらそんなに予算かからないと思うので、そういったプレートを確実につけていただきたいと思うんですが、お伺いします。


○委員長(菅原福治君) 生涯学習課長。


○生涯学習課長(小山 温君) 現在、プレートについても予算面と相談しながらの検討をしておりますが、まず今手がけているのは、利用者が来たときに利用の報告書を書いていただくんです。そのときにこれに書いてくださいと渡す一式があるんですが、もうその中に周知事項として誰でもトイレ貸していますよと、グラウンドはこちらでお使いいただけますというようなことはもう既に動き始めていますので、ご理解いただければと思います。


○委員長(菅原福治君) ほかに。山路委員。


○委員(山路清一君) ページ数156ページ、3項の中学校費の中の中学生海外研修派遣事業についてお伺いいたします。昨年度より57万1,000円ほど増加していますが、この内訳をお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) 飛行機の航空運賃のほうが値上げをしておりますので、そちらの分の増になります。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) 続きまして、各学校のほうから5名ほど選んで行っています。合計で生徒が25名となるんですけれども、各学校でも結構人気があると思います。この倍率的なやつは、学校での、どのようになっているか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) 済みません、ちょっと最後聞き取れなかったんですが、倍率……。(「倍率」の声あり)済みません、倍率まではちょっと確認をいたしておりません。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) 結構やっぱり人気あると思いますので、その辺ちょっと1回調べてお知らせのほどお願いいたします。
続きまして、男女の割合なんですけれども、これも私たち実はことしの2月5日に東京都の昭島市のほうに行きまして、いろいろ同じような海外派遣事業について勉強してきました。昭島市の場合は、オーストラリアのパースのほうに行っています。英語圏です。結構やはり人気ございまして、男女の比率でいきますと圧倒的に女性が多いということで、各学校から均等に選ぶのじゃなく、やはり一人一人面接をして、その考えを聞いていくということで、やっているそうです。それは別としまして、そういうことで、ひとつ男女の割合のほうはどうようになっているかお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) 30年度に関しましては、25人中、女子が17名の68%、男子が8名の32%となっております。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) その場合の(「マイクついていないんじゃない」の声あり)はい。わかりました。入ったそうです。入りましたので。5名ずつ各学校のほうから選んでいますけれども、その条件というか、選考する場合の選ぶ、選ぶというのは大変失礼なんですけれども、5名を決める場合の何か選考方法とかあるのかどうか、お伺いします。


○委員長(菅原福治君) 学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) 学校のほうから希望者が上がってきたとき、こちらのほうで25名を超えた分に関しては抽せんで決めております。(「学校ごとに抽せん」の声あり)学校ごとに5名ずつ抽せんとなっております。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) 抽せんですか。(「マイク、何かおかしいな」の声あり)抽せんはちょっと私いかがなものかと思うんですけれども、やはり個人の考えなどを聞いて、昭島市の場合は1人ずつ全部聞くそうです。今後、やはりそのような抽せんじゃなく、しっかりとした考えを持った方を派遣としてやるべきかと私思うんですけれども、その辺についてお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) まず、学校単位で募集をいたしまして、そのときに応募した生徒のほうなんですが、学校自体もある程度の海外派遣の趣旨とか目的、そういった部分のことをきちっと説明した上で、生徒それから保護者が話し合って応募しているというものでございますので、しっかりとした、そういう部分ではきちっとした認識を持って応募してきている子供たちだと思っております。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) ちょっとその辺。


○委員長(菅原福治君) マイク、入っていない。
暫時休憩します。


午前11時33分 休憩


午前11時33分 再開


○委員長(菅原福治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
山路委員。


○委員(山路清一君) 先ほどの説明の中で、各学校のほうから付き添いとか先生が1名ずつで5名という話なんですけれども、この先生方は英語が堪能な方かどうか、選ぶのはどうやって選んでいるのか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 教育部長。


○教育部長(佐藤英樹君) ただいまの質問にお答えします。
学校長の推薦と、あとそれに加味して英語の堪能な先生ということで、お願いしております。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) 実際に英語の件で行くのですから、その辺でやらなきゃ私もならないと思っています。また、教育委員会関係のほうから2名の方いらっしゃっていますけれども、昨年度はどなたが行ったのか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) 今年度に関しましては、参事、それから部長のほうが行っております。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) そうしますと、年度ごとにやはりかわって行くということでよろしいんでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) 決まってはおりませんので、そのときの状況を見ての引率になります。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) 昭島市の場合、市長が行っております。できれば、やはり市長に行っていただいて、台湾の勉強のほうのしっかり、どのようにやっているか市長にも確認していただいて、その辺をちょっと市長にお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 若生市長。


○市長(若生裕俊君) 初年度は実は団長で教育長に行っていただきました。それで、今年度は副市長に団長として行っていただきました。来年度、3回目につきましては、ただいまのご意見をいただきまして、内部で検討、あと日程的な問題もありますので、検討はさせていただきたいというふうに思います。
なお、先ほどの抽せんの件ですけれども、皆さんすごい思いを持って立派な子供さんたちが一斉に各学校応募するものですから、そこに甲乙つけるのが大変難しい。その子が選ばれて何でこちらがというのが学校の先生方、大変、一番公平なのが抽せんということで、今のところはそういう対応ですので、どうかご理解いただければというふうに思います。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) わかりました。じゃ、その辺で、ひとつよろしくどうぞお願いいたします。
続きまして、市長の今回の施政方針の中に3年目となる中学生の海外研修派遣事業では、台湾の中学生の教育旅行受け入れを市内中学校で行いますというようなことで述べられております。この辺について、詳細をお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) ことしで3年目ということで、まず3年を行いましたならば、検証を行うということ……。済みません、勘違いをしておりました。


○委員長(菅原福治君) 教育部長。


○教育部長(佐藤英樹君) これまで2年間台湾のほうに行って有得雙語学校と交流を図ってきました。私たちは行くばかりだったんですけれども、今度は3年目になって台湾のほうからぜひ富谷市のほうで勉強したいということで、向こうのほうから交流を相互に行いましょうというのが来ました。それで、県のほうといろいろな相談もしまして、来年の5月から6月にかけて台湾の学校のほうで、済みません、ことしですね、ことしの5月、6月にかけて富谷市の中学校のほうに訪問している学校の子供たちが教育旅行、修学旅行で来られます。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) (音声不明瞭につき聞き取り不可)


○委員長(菅原福治君) ちょっと申し上げます。答弁者、発言者はちょっとふぐあいが起きているようでありまして、マイクのボタンを押して。


○委員(山路清一君) はい、つきました。よろしいですか。私たちが行政視察しました昭島市も相互にやっています。やっぱりこれが非常に勉強になるということで話を聞いてきましたので、ぜひともこの辺をしっかりとやっていただきたいということで、詳細についてはまだ決まっていないんでしょうか。例えばホームステイ関係とか、それからこちらのほうにいらっしゃる人数とか、その辺の経費関係もございますので、今予算的にはどれくらいの予算を大体見ているのか、その辺を含めてお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 教育部長。


○教育部長(佐藤英樹君) ただいま協議中ですけれども、学校訪問とあとホームステイという、泊まりじゃないです、ホームビジットという方向で考えております。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) ホームステイの場合、ぜひとも泊まる家庭の関係もございますし、泊まる家庭のほうにもやはりそれ……。泊まらないの。(「日帰り」の声あり)日帰り。そういうことですか。ぜひともやっぱり泊まっていただいて、家庭のほうも日本の家庭の中も本当に知っていただくと。日本の料理環境も含めて日本の料理は世界中の料理でございますので、市長はその辺よくとご存じだと思いますので、ちょっとその辺は改めて考えていただきたいと思います。
この質問、最後になりますけれども、今台湾のほうに行っております。やはりこれいろいろ県との関係があって台湾のほうに決まったと思うんですけれども、今後やはり英語圏の国、ぜひとも英語圏の国を選んでいただいて、やっていただきたいと思うんですけれども、これについて市長のお考えをお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 若生市長。


○市長(若生裕俊君) 今回海外研修の目的は、やはり英語教育の向上もということで、そういった背景で、ただ英語圏となるとかなりいろんな安全面、または費用の面で、最終的に英語力をお互い学べる環境ということで、今回台湾に決定した経緯もありますので、その辺は十分に今回海外研修で英語力の向上にはつながっているかというふうに思います。
なお、英語圏というのは、今後また、今回まだ3年目でございますので、今後の課題として検討していきたいというふうに思います。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) 今後の課題、ぜひともその辺はお願いしたいと思います。
続きまして、最後になりますけれども、154ページの小学校学校用務業務で、前年度より108万円ほどアップになっておりますけれども、この辺の詳細をお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) ちょっと何ページだったのか聞こえなかったんですが。(「154ページです」の声あり)154ページ。


○委員長(菅原福治君) 学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) もう一度、申しわけございません。お願いいたします。


○委員(山路清一君) 機械が悪いようで。(音声不明瞭につき聞き取り不可)


○委員長(菅原福治君) また聞こえない。


○委員(山路清一君) 154ページの13の委託料、小学校学校用務業務。これが前年度より108万円ほどアップになっております。この詳細についてお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) 単価の増によるものです。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) 単価ですか。確認。単価というと、シルバー人材センターのほうに一括でやっていただいていると思うんですけれども、このシルバー人材センターのほうの単価がアップになったということで、考えてよろしいんでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) はい、1時間当たりの単価がアップになったということです。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) 今シルバー人材センターのほうで私の友人も結構学校のほうに来ている方いらっしゃいますけれども、週により1週置きに行ったり、それから午前と午後で分かれてやっております。今、シルバー人材センターのほうから各学校に何名ぐらい行っているか、その辺はつかんでおるのでしょうか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) 常時2名体制ということで、4名でローテーションを組んでいるということでは認識しております。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) (音声不明瞭につき聞き取り不可)


○委員長(菅原福治君) ついていません。マイク。


○委員(山路清一君) ちょっと機械が悪いので、これでやめますけれども、ページ数158ページ、13の委託料、市立中学校用務業務委託料がやはりこれも67万5,000円ほどアップになっております。この辺も小学校と含めて単価のアップということで考えてよろしいんでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) 同じシルバー人材に委託をしておりますので、同じ理由でございます。


○委員長(菅原福治君) ほかにございませんか。長谷川委員。ボタンを押してください。


○委員(長谷川る美君) はい、失礼しました。
それでは、92ページ、3款2項3目15節工事請負費9,442万4,000円とありまして、富谷小学校放課後児童クラブのことについてお聞きします。小学校の場所なんですけれども、具体的に校地内のどのあたりに建設の予定でしょうか、お伺いします。


○委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。


○子育て支援課長(星 英樹君) 校庭の東端、プールの脇、保育所、幼稚園側を考えております。


○委員長(菅原福治君) 長谷川委員。


○委員(長谷川る美君) その場所は、更地といいますか、畑とかそういうのいろいろあったりするんですけれども、現在その場所についてはどのようになっていますでしょうか、お伺いします。


○委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。


○子育て支援課長(星 英樹君) 記念植樹した木、それから畑等ございます。畑に関しては、同じ広さを若干北側にずらして同じ面積をとる予定としております。記念植樹等についても、1本も切らずに何とか建設する今のところ予定となっております。


○委員長(菅原福治君) 長谷川委員。


○委員(長谷川る美君) 規模についてお伺いします。


○委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。


○子育て支援課長(星 英樹君) 定員120名程度の建物を予定しております。


○委員長(菅原福治君) 長谷川委員。


○委員(長谷川る美君) 実際に面積といいますか、敷地面積とかそういったあたりでお願いいたします。


○委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。


○子育て支援課長(星 英樹君) 敷地面積が351平米ということになっております。


○委員長(菅原福治君) 長谷川委員。


○委員(長谷川る美君) 他の既存の今建物のところで同じところというのはございますか。


○委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。


○子育て支援課長(星 英樹君) 富ケ丘の児童クラブ棟より若干小さ目という形になろうかと思います。


○委員長(菅原福治君) 長谷川委員。


○委員(長谷川る美君) 整備日程についてお伺いします。整備日程、日程について。


○委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。


○子育て支援課長(星 英樹君) 現在のところ、国・県の補助を利用して建設予定となっておりますので、内示が出次第ということになります。恐らく6月、7月ごろの着工になろうかと思います。これまでの計画から見て年明けぐらいの完成に今のところなる予定でございます。


○委員長(菅原福治君) 長谷川委員。


○委員(長谷川る美君) 年明けの完成ということでしたけれども、そうしますと開設時期については、いつごろになりますでしょうか、お伺いします。


○委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。


○子育て支援課長(星 英樹君) そこはその後備品搬入、それから引っ越し等の日程もございます。年度内、できれば早いうちにというふうには考えております。


○委員長(菅原福治君) 長谷川委員。


○委員(長谷川る美君) 間取りについてなんですが、今まで小学校の敷地内に建設しました児童クラブと何か違いというかそういうものがありましたら、お伺いします。


○委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。


○子育て支援課長(星 英樹君) 大きな違いというところは特にないんですが、今回運営事業者さんのほうとも話をしまして、指導員の方が、支援員の方がより使いやすい間取りというふうになっております。


○委員長(菅原福治君) 長谷川委員。


○委員(長谷川る美君) 続きまして、86ページ、3款2項1目児童福祉総務費、主な事業名及びその金額の下から3行目の放課後児童クラブ運営事業についてですけれども、これについて以前も質問あったと思いますが、31年度は1館当たりの運営費というのは同じかどうか、お伺いします。


○委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。


○子育て支援課長(星 英樹君) 債務負担行為を議決いただいて3カ年の契約というふうになっておりますので、30、31、32年度は同じ金額というふうになっております。


○委員長(菅原福治君) 長谷川委員。


○委員(長谷川る美君) 以前にも質問に出たと思いますが、かなり定員が、例えばですけれども、成田小学校ですと70人、そして東向陽台小学校放課後児童クラブですと180人と、かなり大きな差がありますけれども、それについてどのようにお考えでしょうか、お伺いします。


○委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。


○子育て支援課長(星 英樹君) 東向陽台保育所はもともと補助の校舎として使っていたところを改修して使っておりますので、面積的にはかなり余裕がございます。そのほかに関しては、これまでの利用人数の実績をもとに建てたところです。大体120から160ぐらいの間で、収容人数としては推移するというところで、これまでの利用実績の実情に合った面積で建設しております。


○委員長(菅原福治君) 長谷川委員。


○委員(長谷川る美君) 最後の質問になります。172ページ、10款5項5目公民館費の7の賃金なんですけれども、330万円とあります。先ほどの説明で、公民館における児童館機能のためのパートの職員の方のというお話でしたけれども、何名分の給与でしょうか、お伺いします。


○委員長(菅原福治君) 公民館長。


○公民館長(阿部雄也君) 毎日来ていただくということではなくて、現在考えているのは、できれば6館同じようにとは考えてはおりますけれども、1週間に2回、5時間ぐらいで来ていただければなと思っての計上になっております。


○委員長(菅原福治君) 長谷川委員。


○委員(長谷川る美君) 31年度、公民館における児童館機能の充実のために何か新たな取り組みとか予定がありましたら、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 公民館長。


○公民館長(阿部雄也君) 予算的には今回計上した賃金が非常にウエートを占めますけれども、ほかについては若干備品、消耗品等、確保しております。実際に運用していただくのが職員ではなくパートの方になるとは思うんですけれども、どのようなパートの方が従事されるか、その方と相談しながら運営していきたいと思っております。


○委員長(菅原福治君) ほかにございませんか。浅野直子委員。


○委員(浅野直子君) ページ数80ページなんですけれども、3款1項3目の下の方の4の共済費のところで、雇用保険、臨時職員10人というふうになっているんですが、説明のところでかなり事業が多うございまして、金額も大幅に増加になっているような感じなんですが、この10名というのは、昨年度は11名の記載がございましたが、10名で間に合うという言い方でいいのか、10名でよろしいのか、そのことをお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 地域福祉課長。


○地域福祉課長(菅原俊司君) 申しわけございません。確認ですが、80ページのどちらでしょうか。(「下から4番目の共済費の雇用保険の部分ですが、臨時職員の10人というところです」の声あり)こちらは1名分となっております。うちの地域福祉課に関しては1名、臨時職員1名分の雇用保険です。


○委員長(菅原福治君) 浅野直子委員。


○委員(浅野直子君) わかりました。
ページ数82ページになります。下のほうの20節の扶助費のところなんですが、成年後見人制度の利用支援事業が昨年の予算では10万円となっておりました。今回は31万6,000円ということになっておりますけれども、こちらの内容のほうを求めたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 地域福祉課長。


○地域福祉課長(菅原俊司君) こちらは対象となる方が1名いらっしゃいました。それに伴いまして、成年後見人を家裁のほうで認定いただいた方に対する扶助費となっております。


○委員長(菅原福治君) 浅野直子委員。


○委員(浅野直子君) 98ページになります。98ページの19節のところの負担金のところなんですが、敬老祝い事業補助金がございます。これは、参加率、ここのところが昨年度のところで聞き間違えなければ、昨年度の答弁では平成29年が34.7%だったような気がいたしたんですが、30年度のほうはどのようになっていたのか、参加率のほうをお聞きしたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 高齢者施策専門監。


○高齢者施策専門監(安積春美君) 37%でございます。


○委員長(菅原福治君) 浅野直子委員。


○委員(浅野直子君) この敬老祝い補助金事業につきましては、参加率、これからどのように、もっとやっぱり参加すべきじゃないかな、参加いただいたほうがいいのではないかなと思っているんですけれども、このことについては今後どのような取り組みをなさるのか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 高齢者施策専門監。


○高齢者施策専門監(安積春美君) 補助対象としている75歳以上の方々の人数は微減というふうなところになってございます。ただ、敬老祝い事業そのものに参加している方々の人数はふえてございます。ですので、敬老祝い事業の機会を捉えて、地域コミュニティーの一翼を担っているというような状況も見えてまいりましたので、そういったところも勘案して今後の事業の展開のほうは考えていかなければいけないと考えてございます。


○委員長(菅原福治君) 浅野直子委員。


○委員(浅野直子君) 172ページになります。10款5項の5目公民館事業のところで、説明欄のところ、172ページのほうです。上から4行目の公民館まつり事業がございました。これは同等の、大体同じような金額の予算づけ、昨年度と同じようになっていたんですけれども、この公民館まつり事業につきましては、本当に地元の方が盛り上がって、もう大変いっぱいになるぐらいやっぱり地元の方が集まってこられますよね。なので、地元に限らずなんですけれども、こういう公民館まつり事業につきましては、もっとやっぱり予算をつけまして、本当にみんなでその地域を盛り上げるということでは大変大事なところだと思いますし、またさまざまいろんなところを見て回れる公民館まつりでもございますので、こういったところはもっと予算づけすべきではなかったかなと思っているんですけれども、もし市民のほうからこういう出し物をしたい、こういうふうなイベントをしたいというふうなことで、公民館まつりにあわせて、そういったときに予算がもっと欲しいなというようなときには、何といったらいいんでしょうか、支援ができる体制になっているかどうかだけお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 公民館長。


○公民館長(阿部雄也君) 予算は委員のおっしゃるとおり、昨年度と、前年度とさほど変わっておりません。実行委員会を組織して、どの公民館でも内容を検討して取り組んでおります。参加なさる、出演なさる方々に対する金銭での補助というのは一切なく、出演なさる方々が例えば衣装を用意するとか、そういうのは各団体がなさるわけで、私たちではその環境づくりというか、そういうことを行っております。それで、予算の中で、いろいろ工夫しながら取り組んでおりますし、あと日程に関しては、ダブらないようにずらしておりますので、そういう催し物好きな方々、いろんな公民館に行けるように、そういうような配慮をしております。


○委員長(菅原福治君) 浅野直子委員。


○委員(浅野直子君) 最後の質問になります。その公民館まつりにつきまして、今年度31年度はどういった、目玉といいますかね、どういったところを中心にやっていきたいなというような思いがあるかだけお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 公民館長。


○公民館長(阿部雄也君) 例えば、大きく、市制に変わるとか、あるいは各公民館の開館が何周年とか、そういうものをいろいろ考えながら取り組んでおりますけれども、具体的に来年度については今後の協議ということで、今ここでお話できることは、申しわけございませんが、持ち合わせておりません。


○委員長(菅原福治君) この際、午後1時まで休憩いたします。


午前11時58分 休憩


午後 1時00分 再開



○委員長(菅原福治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
先ほどの山路委員の質問に対して答弁保留した件につきまして、学校教育課長より答弁させていただきます。学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) 先ほどの山路委員の海外派遣の申し込みの各学校の倍率ということだったんですが、申し上げます。富谷中学校1.8倍、富谷二中1.6倍、東向陽台中学校4.2倍、日吉台中学校1.4倍、成田中学校2.8倍となっております。


○委員長(菅原福治君) ほかに質疑ございませんか。浅野直子委員。


○委員(浅野直子君) ページ数、88ページになります。3款2項13節の委託料のところでございますが、ファミリー・サポート支援事業がございまして、説明があったかちょっとあれなんですが、昨年よりは随分金額が300万円ほど、320万円ですかね、低くなっているようなんですが、この内容を求めたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。


○子育て支援課長(星 英樹君) 社協のほうに委託している事業でございまして、昨年までコーディネーターというところを正職員の方にやっていただいていたところですが、今年度ちょっと職員休みに入るということで、臨時職員の方にお願いしたということで、内訳的に人件費が下がったというところでございます。


○委員長(菅原福治君) 浅野直子委員。


○委員(浅野直子君) その下のアンケート調査の集計のところがございます。分析の業務として323万8,000円ということで出ておりました。市長の挨拶の中にも、子どもにやさしいまちづくりを目指すんだということで、アンケート調査を取り入れるというふうなご挨拶もございました。この時期と内容、いつぐらいになるのか、求めたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。


○子育て支援課長(星 英樹君) 債務負担いただいていますので、年度内に業者のほうを選定して、年度明け早々、4月、5月ぐらいには調査票のほうを送付したいと思っております。


○委員長(菅原福治君) 浅野直子委員。


○委員(浅野直子君) それでは、104ページになります。4款1項2目予防費のところなんですが、実は感染症予防事業がございました。次のページの106ページを開きますと、高齢者のインフルエンザワクチン予防接種がございます。実は、ことし、今年度随分インフルエンザ等がはやったんですけれども、この接種につきましての費用の助成というところ、高齢者に対してはそのようになっているんですけれども、一般の方といってもあれなんですが、随分そういった相談が多かったものですから、やはりインフルエンザを少し一部助成してもらえないのかしらというようなことのお話もございました。そういった観点から、こういったところの検討というのはなさったのか、この予算づけするときに机上にはそういった課題、問題等は上がったのか、そこのところを確認したいと思います。


○委員長(菅原福治君) 健康推進課長。


○健康推進課長(菅原順子君) こちらの感染症インフルエンザのワクチンにつきましては、65歳以上ということで、高齢者の方対象のみを考えておりまして、そういった65歳以下の方たちの予防接種の助成については、検討はしたものの、それには至らないというふうなところになります。


○委員長(菅原福治君) 浅野直子委員。


○委員(浅野直子君) 検討に至ったけれども、こういうふうにならなかったということでございましたけれども、今後やはりこの感染症、特に今回のインフルエンザは、大変学年閉鎖があったり、子供たちにおいては、そしてまた子供から大人に、家族に移るというような経緯もたくさんございました。こういった社会の状況を踏まえて、今後やはりこういう感染予防については、もっと予算化すべきではないかと思うんですけれども、そういったことも今後考えていただけるか、お伺いをいたします。


○委員長(菅原福治君) 健康推進課長。


○健康推進課長(菅原順子君) こういった感染症予防というものは、地域全体で取り組んでいってこそ予防につながるものになりますので、本市だけが取り組んだとしても感染症予防にはならない可能性もございますので、やはり県や国のそういった補助のほうとかを要望しながら、また検討を続けたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 浅野直子委員。


○委員(浅野直子君) それでは、ページ数、110ページになります。
先ほど4款1項5目の母子健康費のところで特定不妊治療のお話がございました。大変予算を確保していただきまして本当によかったなと思っております。先ほどの説明はわかったんですが、この申請の件数というのは大体どれぐらいを見込んでいらっしゃっての500万円になっているのか、お伺いをいたします。


○委員長(菅原福治君) 子育て支援センター所長。


○子育て支援センター所長(狩野悦子君) 昨年度、宮城県で行っておりますこの特定不妊治療助成を受けている方の数が大体40名ほどということを伺っておりましたので、その数で見込んでおりました。


○委員長(菅原福治君) 浅野直子委員。


○委員(浅野直子君) それでは、ページ数、最後になります。148ページになります。10款1項2目の事務局費のところで、説明欄のところにいじめ問題の対策推進事業がございました。昨年度よりも予算化していただきましてふえているんですけれども、このふえたことによって、これは人件費なのか、それとも内容の充実によるものなのか、説明を求めたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) これは、まずいじめ問題対策連絡協議会、それから調査委員会の会議の回数をふやしました。そういった部分に関しての増額になっております。


○委員長(菅原福治君) ほかに。金子委員。


○委員(金子 透君) それでは、私から3件だけ質問させていただきます。170ページ、大黒澤苑、支障木伐採業務とありますけれども、支障木なんでしょうから必ず危険な状態で切らなきゃないということですか。


○委員長(菅原福治君) 生涯学習課長。


○生涯学習課長(小山 温君) こちらの支障木なんですが、昨年ちょっと強風時に一部枝折れが発生しました。現状、今何とか安全性は担保しておりますが、やっぱり樹齢の問題とかも考えますと伐採するというのが必要な木がありますので、今回予算を計上させていただきました。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) 大体頭で想像できるんですけれども、どこら辺の何の木なんでしょう。


○委員長(菅原福治君) 生涯学習課長。


○生涯学習課長(小山 温君) 庭園中央部にネムノキがあります。ちょうど正面通路にかかっているところなんですが、その木を伐採するというところでございます。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) あそこは民間の方から何年か前に市のほうにというか当時町のほうにいただいた日本庭園的なところでもありますから、ただ伐採して安全を確保というのではなく、やっぱり日本庭園らしい趣のある静かなところだということの理解で、その次を見据えたことも大切ではないかなと思うんですけれども。


○委員長(菅原福治君) 生涯学習課長。


○生涯学習課長(小山 温君) ご指摘のとおりでございます。この委託料の中に17万3,000円で、別途改めて補助的に植樹をします。今回、景観的な問題がやはりありますので、切ってその周辺は低木で補うというところも考えてございます。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) その点は理解いたしました。
次なんですけれども、恐らく間違いなければ84ページの障がい者交通費助成に関してなんですけれども、説明ちょっと早くてよく聞き取れなかったんですけれども、本年10月からスタートした事業だと思うんですけれども、とりあえずわかる直近の実績と、一問一答だね、実績をちょっとお願いします。


○委員長(菅原福治君) 地域福祉課長。


○地域福祉課長(菅原俊司君) 全体ということですか、障がいということだけではなく全体で。(「課長、マイクを立ててください」の声あり)失礼しました。ちょっとお待ちください。(「別々でもいいです」の声あり)はい。
失礼しました。1月18日現在ということで、今現在の交付率は26%でございます。総計で81名の方に交付をさせていただいており、その内訳として障がいについては60名、要介護認定者については21名ということでなってございます。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) 先日、この対象のいただいたわけなんですけれども、障がい者の方に関してのほうでちょっと絞って質問します。1級と2級の手帳の全体ではないですけれども、お持ちの方へということなんですけれども、その1級と2級の区分、ちょっと何名なのかわかれば。


○委員長(菅原福治君) 地域福祉課長。


○地域福祉課長(菅原俊司君) まず、対象者ということで、1種1級の方全体では408名、2級の方が114名の合わせて522名という方が1・2級の全体となっております。さらに、この中で、今回のタクシーチケット助成に関する対象者となりますと、10月1日現在で1級の方で39名、2級の方で105名、合わせて144名の方が障がいに関する対象者ということになります。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) 今の答弁ですと、1級、2級を持っていても、障がいの度合いというかによっては対象から外れているという理解でよろしいですか。


○委員長(菅原福治君) 地域福祉課長。


○地域福祉課長(菅原俊司君) はい。今議員おっしゃるとおり、全体では前段で申し上げたとおりの人数の方がいらっしゃいますが、この制度につきましては、あくまでも公共施設を自身をもってご利用することが困難な方ということで、対象を絞らせていただき、上下肢の不自由な方、さらには体幹、あとは移動障がいをお持ちの方ということで、絞らせていただいております。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) 今のお話ですと、何となく体力的なというか、ご自分で移動できない方が対象ですよということなんでしょうけれども、考え方として、内疾患で体は動ける、しかし公共交通を利用するにはやや自分ではかなり不安を持っているというようなくくりの方たちも、あえてどういう障がいの方ということは申しませんけれども、おられるかと思いますけれども、そこら辺はどのように把握しているでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 地域福祉課長。


○地域福祉課長(菅原俊司君) 今委員おっしゃるように、内部疾患の方で1級、さらには2級という方も当然いらっしゃいます。先ほども申し上げたとおりでございますが、まずは上下肢の不自由な方ということで、内部疾患ではない方を対象としてこの事業は運用させていただいております。とは申せ、必ずしも内部疾患の方をずっとこのまま対象外とするのかというようなこともありますが、今現在もう既にさまざまなご意見をいただいておりましたので、そういったご意見をいただきながら、その内容を十分精査しながら、今後対象者のさらなる拡大というんですか、緩和というようなところにつなげていければなと思っております。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) 本当に弱者の方たちであるということの理解であるならば、もう少し拡大して運用していただければと考えます。
次、最後の1点なんですけれども、済みません、学校教育の小学校でいえば154ページの説明の一番下、図書推進事業、小学校、中学校ともありますけれども、それ、内訳というか内容、小学校、中学校ともにお願いします。


○委員長(菅原福治君) 学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) 小学校、中学校とも、同じ内訳になっております。まず、図書支援員がございますので、そちらの人件費関係、それからあとはパソコンですね、システムの賃借料関係、それから備品関係になっております。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) 純粋に図書の増冊であったり、更新であったり、そこら辺の費用というのは出てくるのでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) 31年度の学校の図書の児童用、生徒用の図書、それから教師用の図書ということで、金額は分けられておりますので、申し上げられます。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) 教員用と子供たち用のとあるということですよね。子供たち用にどのぐらいのこれ費用なっているのか、ちょっとお聞かせください。


○委員長(菅原福治君) 学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) まず、小学校の図書備品費に関しましては562万円となっております。それから、中学校におきましては、中学校は純然たる図書ということで、336万円の計上になっております。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) 図書の選定に当たっては、誰がどのような過程で決定なさっているのでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) まず、図書指導員というか図書支援員がございますので、その図書支援員、それから学校の先生方、あとは児童生徒のリクエストとか、あと学校の状況に合わせてなんですけれども、それと選定委員会をそれで開いておりますので、そちらのほうで行っております。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) 本年度から小学校で道徳教育が実施されました。来年度から中学校の道徳教育が実施されます。そこら辺、この図書ということに関してどのように取り組むのか、お聞かせ願いたい。


○委員長(菅原福治君) 教育部長。


○教育部長(佐藤英樹君) 図書と道徳についての関連なんですけれども、道徳教育の中で、やはり多様な感動体験というのが必要になってきます。あとは、多様な考えに触れるということで、読書活動も大きな道徳教育の一つと考えております。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) 何が全てということではないんですけれども、今起きているいろんな社会問題の一端は、子供たちの道徳観であったり、そういったところに問題もあるのではないかと思うんです。そういうときに、もう少し団体生活の守るべきルールであったり、友達は大事にしなさいとか、うそはつかないとか、そうした人としてあるべき一番の立ち位置の教育というのは、何で今まで何年間も、文科省の方針なんでしょうけれども、なかったのかなと考えて不思議なときにこうやって復活したのであれば、もう少し人間としての根本の人としてのあるべき姿の教育というのは避けて通れないと思うんですけれども、さっき部長が言ったぐらいでは済まされないような気がするんですけれども、改めて。


○委員長(菅原福治君) 教育部長。


○教育部長(佐藤英樹君) 道徳教育につきましては、教科では「特別の教科道徳」というものが小学校ではことしから、中学校は来年からスタートします。それは道徳教育の中の一部でありまして、そのほかの部分につきましては、先ほど委員にお答えした読書活動の推進、あとは地域行事に入ったり、家庭内での役割を与えたりといったそういう体験活動というのも大きくなります。ですので、学校では教科を中心に進めていって、それをあとは地域、家庭のほうに広げていって、道徳的実践力を高めていくことが大事だと考えております。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) 今家庭という話が出たんですけれども、もう一つの問題として家庭と学校のあり方、先生と父兄のあり方、先生と子供たちのあり方、いろんな三角形というか四角形、できていると思うんですけれども、そういうことも含めての道徳というかあるべき姿を学べるところは費用をかけてでもやるべきでないかなと考えますけれども、いかがでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 教育部長。


○教育部長(佐藤英樹君) まずは、先生方の研修につきましては、今年度、小学校と中学校、それぞれに文科省の委員であった先生を呼んで教師のスキルアップ事業をしております。あと、今各学年のほうで学年PTA行事というものを進めております。それは、隣同士のお母さんの顔もわからないというところがあって、近所づき合いのところで、いろいろなことで課題があった、問題があった場合、親同士の連絡も今個人情報で名簿が表に出せませんので、それが行事を通して家庭間、あとは親子間をつなぐような取り組みを行っていきます。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) 最後になりますけれども、さっきも言った団体生活を送る上で、教室の中で走ってはだめですよなんてそんな当たり前のこともできない子供たちがいるわけですね。ふえているわけです。室内でボール遊びなんてもってのほかだということですから、そういったルールをしっかり教えられるような先生たちのスキルアップも必要だと考えます。やっぱり子供に対しては、公平・公正でないと何だということになると、そこら辺が一番あるのかなと。前ちょっと話したんですけれども、体罰・暴力はもってのほかですけれども、「おい、頑張れよな」と背中たたいたときに、それの捉え方を考えるときに、先生と子供が信頼関係があれば、ああ先生俺を頑張れなと励ましてくれているんだなと前向きに捉える子供もいれば、何で俺ばかりはたいてと捉える子供もいると思うんですよね。そういった先生側のスキルアップに費用をかけてでも、もうよそに専門的なところで学ぶべきと思います。最後、もう一回だけお願いします。


○委員長(菅原福治君) 菅原教育長。


○教育長(菅原義一君) 学校の教育目標というのを各学校で立てておりますけれども、その中にどこの学校も含まれているのが知・徳・体という3つの部門の、知は知育、徳は徳育であり、体は体育のことなんですけれども、この3つの領域にバランスをしっかりとりながら学校教育をするというのが、どこの学校の学校教育の目標にもなってございます。ただ、今委員のご指摘のとおり、教育の一番の教育財産は人的財産でございますので、当然この担う教師が最も大事な教育資産ということになりますので、ご指摘いただきましたように教員を育てながら、そして教員の日々のスキルアップを図るという事業を私ら教育委員会のほうも本当に大事な事業だというふうに心得ておりますので、道徳を含めあらゆる場面でその政策はしっかりやっていきたいというふうには思ってございます。


○委員長(菅原福治君) ほかにございませんか。青柳委員。


○委員(青柳信義君) 3件だけ質問させていただきます。
まず、90ページ、説明のところの真ん中あたりに児童手当支給事業がありますけれども、過払い金あったと思うんですが、それの回収率と、あと残金がどのくらいあるのか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 教育総務課長。


○教育総務課長(渡邉正弘君) 済みません、もう一度お願いいたします。


○委員長(菅原福治君) 青柳委員。


○委員(青柳信義君) 幼稚園の手当支給で過払い金があったと思うんですが、それ、その奨励金なんですけれども、その回収率と残金をお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 教育総務課長。


○教育総務課長(渡邉正弘君) 収納率につきましては、近々で77.1%でございます。なお、未済額につきましては、188万円ほどでございます。


○委員長(菅原福治君) 青柳委員。


○委員(青柳信義君) 次に、95、96ページ、3款3項老人福祉費でございますけれども、私の聞き漏れもあったかもしれませんが、来年度街かどカフェの予定はあるのかどうか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 高齢者施策専門監。


○高齢者施策専門監(安積春美君) 街かどカフェのほうは継続でございまして、予算のところは社会福祉総務費の中の社協のほうへの補助金の中に入ってございます。


○委員長(菅原福治君) 青柳委員。


○委員(青柳信義君) 最後に、170ページ、民俗ギャラリー運営・維持管理事業でございますが、先ほど来場が1,300人ほどというお話ありましたけれども、そのうちで入場料の徴収金額をお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 生涯学習課長。


○生涯学習課長(小山 温君) 現在の見込みですけれども、入場料を徴収しますのは市外の方ということでございます。およそ300人でございますので、3万円程度の収入を見込んでおりますし、それに応じた今年度の予算のほうも計上しているところでございます。


○委員長(菅原福治君) 青柳委員。


○委員(青柳信義君) そうしますと、今段階で、3万円。そうしますと、来年度はどのくらい見込んでいるのか、お伺いします。


○委員長(菅原福治君) 生涯学習課長。


○生涯学習課長(小山 温君) 予算書28ページになりますけれども、来年度、31年度ということでございましたら、3万6,000円ということで計上してございます。


○委員長(菅原福治君) ほかにございませんか。安住委員。


○委員(安住稔幸君) 109ページ、110ページになるかと思うんですが、5目母子保健費の説明のほうで、感染症予防事業になるかと思いますが、今国のほうで男性の風疹の対策ということで、今3カ年計画で進めることにしております。これに対しまして富谷はどのように進められるか、まずお聞きします。


○委員長(菅原福治君) 健康推進課長。


○健康推進課長(菅原順子君) 今母子保健費の感染症予防というところでご質問ございましたけれども、風疹の予防対策につきましては、今回当初予算には計上しておりませんで、2月補正で計上しておりましたが、国のほうで昭和37年から昭和54年生まれの男性の方を対象にしまして風疹の抗体検査を行い、結果、抗体の少ない方については予防接種をするというような事業で、来年平成31年度については、ワクチンの安定供給と医療機関での煩雑化というんですか、混みぐあいとかそういったものを勘案して、昭和47年から54年の方を対象として現在クーポンを作成し、ご案内をする準備を今急ピッチで進めているところでございました。


○委員長(菅原福治君) 安住委員。


○委員(安住稔幸君) そうしますと、年齢的にいいますと大体39歳から45歳あたりの方ということになると思いますが、富谷におきまして該当する方は何人ほどいらっしゃるんでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 健康推進課長。


○健康推進課長(菅原順子君) 昭和37年の対象の方からですとおよそ7,000人が対象となりますが、平成31年度につきましては3,500人くらいを見込んでおります。


○委員長(菅原福治君) 安住委員。


○委員(安住稔幸君) そうしますと、周知、クーポンのほうは今たしか発送するというふうなお話だったと思います。それに加えて、やはり周知というか周りの方にもきちんとその辺をお知らせするということも大事かと思いますけれども、そこら辺についてはいかがお考えでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 健康推進課長。


○健康推進課長(菅原順子君) 抗体検査のお知らせにつきましては、対象の方には個別通知を差し上げるんですけれども、4月の広報で市民の方々にはお知らせするほか、ホームページ等にも掲載する予定でございました。


○委員長(菅原福治君) 安住委員。


○委員(安住稔幸君) それで、あと抗体検査も、例えば特定健診なんかの場を利用してというか、事業関係の場を利用しての検査というものも国のほうで考えてはどうですかということで、具体例も出ているようでありますけれども、その辺につきましてはどのようにお考えなんでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 健康推進課長。


○健康推進課長(菅原順子君) 国で示されましたように、本市におきましても、特定健診会場で実施する形で、今準備を進めているところでございました。


○委員長(菅原福治君) ほかにございませんか。齊藤委員。


○委員(齊藤秀行君) 84ページ、3款民生費、これ前のページからなので、20の扶助費の中の障害福祉サービス費、先ほど障がい者の内訳等々の説明がありましたけれども、その中で、まず障がいの内容として先天性なのか、後天性なのか、その辺の区分というのはできていますでしょうか。


○委員長(菅原福治君) もう一度、ページ。


○委員(齊藤秀行君) 84ページです。


○委員長(菅原福治君) 86。84。齊藤委員、もう一度。


○委員(齊藤秀行君) 84ページの障害福祉サービス費の中で、先ほどいろいろ要は対象者の人数とかそういった説明のほうをいただきましたけれども、その中で、対象者の中で、先天性の障がいなのか、それとも後天性の障がいなのか、そちらのほうの区分、人数がわかればと思います。


○委員長(菅原福治君) 地域福祉課長。


○地域福祉課長(菅原俊司君) 先天性、後天性というところの把握まではしてございません。


○委員長(菅原福治君) 齊藤委員。


○委員(齊藤秀行君) 数字の読み方として、例えば欠損で生まれてきたとか、先天性のものであれば、当然ライフスパンもあるので、これくらい将来的にかかるという予測はつきやすいと思うんです。ただ、後天性の場合、もしくはその病状が発症する年齢というか、例えば四肢欠損で生まれつきということであればすぐわかるんですけれども、例えば小学校低学年にならないとわからない発達障がいであるとかそういったものの数的な把握というのは、担当課ではどのようにされているんでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 地域福祉課長。


○地域福祉課長(菅原俊司君) 子育ての段階において、一定の健診等で、多分そういうような子というのは経過観察等になってくるかと思うのですが、あくまでこちらのほうで把握しているのは、例えば放課後等デイサービスにおいては、未就学児、あとは就学児においても、児童発達支援というようなお子様と、あとはそうでない就学児については放課後等デイサービスをご利用いただくというようなことで、一定の人数というのは把握はできますが、その方の個々の障がいの程度というようなところになってくると具体的になりますので、そこまでの把握はこちらとしては承知はしてございません。


○委員長(菅原福治君) 齊藤委員。


○委員(齊藤秀行君) 実は、ちょっととある方からご相談受けまして、いわゆる発達障がいで、IQレベルでいうと、知能指数でいうと大体60前後ぐらいというところでは、今は普通学校、普通学級のほうに行っているんですけれども、高校に進学するに当たって、いわゆるどうしてもそれだと普通クラスでは対応ができない。ただ、今までは、障がいというのを隠していたわけではないんですが、認めたくないという気持ちもあって、要は手帳の交付等も一切受けていないと。そういった方の場合というのは、数的な部分だったりとか、要はこの中でいう社会福祉サービス費というカテゴリーで考えると、どちらの窓口に相談をさせに行ったらよろしいんでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 地域福祉課長。


○地域福祉課長(菅原俊司君) 例えば、障害福祉サービスというようなサービスの項目で申し上げれば、例えば就労のAだとか、Bだとか、移行だとかというのはあるかと思います。特に、支援学校卒業間際の前年においてはダイレクトBというような制度がございまして、前年の夏休み時期、おおよそ大体夏時期にはなりますが、その子の今後の進路について、その支援学校の先生、あと当事者、親御さんでのご本人の意向を確認しながら、その受け入れ先等について、ご本人の程度についての意見交換をする場はございます。


○委員長(菅原福治君) 子育て支援センター所長。


○子育て支援センター所長(狩野悦子君) 今の委員のご質問に対してなんですが、今子育て支援センターのほうでは、3歳時健診までの間にお会いしたお母様とお子さんに関して発達に課題があるというふうに思われる方に対しては、なかなかお母様方もそこで発達のことについては余り認めたくないということも当然あるかと思います。訪問や相談等で随時電話もとりながら確認はしているところではありますが、やはりそのお母様方の思いというのも大事にしなければいけないところがございますので、もし就学されてから相談があれば、どうぞいつでも相談してくださいというふうな形ではお知らせをしていますし、そういった形でご相談があれば、障がいのサービスのほうにもつなげるというふうなことはしておりますので、ぜひご連絡いただければと思います。


○委員長(菅原福治君) 齊藤委員。


○委員(齊藤秀行君) それでは、続きまして、100ページの3款4項2目の扶助費の部分の生活保護の部分なんですが、先ほど高齢者世帯数及び対象者人数ということ数字の報告をいただきましたけれども、この高齢者というのはあくまでも65歳以上ということで、よろしいでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 地域福祉課長。


○地域福祉課長(菅原俊司君) おっしゃるとおりです。


○委員長(菅原福治君) 齊藤委員。

○委員(齊藤秀行君) その中で、75歳以上、いわゆる後期高齢者の区分になっている方というのは何人か、内訳をお願いします。


○委員長(菅原福治君) 地域福祉課長。


○地域福祉課長(菅原俊司君) 申しわけございません。75歳以上という区分までは把握してございません。


○委員長(菅原福治君) 齊藤委員。


○委員(齊藤秀行君) では、その中で、逆に要介護者というくくりでは把握されていますでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 地域福祉課長。


○地域福祉課長(菅原俊司君) 後ほどお調べしてお伝えいたします。


○委員長(菅原福治君) 齊藤委員。


○委員(齊藤秀行君) 今いろいろとかく老老介護、認認介護、あと孤独死等々いろいろな世間を騒がせている問題がありますので、特に生活に密着する部分ではありますので、その辺の数字の把握をぜひよろしくお願いいたします。
続きまして、106ページのインフルエンザ、先ほども出ましたが、高齢者(季節性)インフルエンザワクチンの予防接種業務についてですが、このワクチンの有効、要はワクチンを接種しての有効期間というのはどれぐらいなんでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 健康推進課長。


○健康推進課長(菅原順子君) ちょっと確かな期間ではないかとは思いますけれども、およそ3カ月から5カ月かというふうには認識しております。


○委員長(菅原福治君) 齊藤委員。


○委員(齊藤秀行君) ごめんなさい、私の把握ですと大体2カ月ぐらいなのかなというイメージなんですけれども、どうしても、特に高齢者の場合はインフルエンザにかかってしまうと、なかなか生命の維持が難しい。そういう中では、インフルエンザが騒がれ出すのが大体10月末あたりから、今でもまだ終息宣言が出ていない状態なんですね。そうすると、例えば介護系の職員さんのいい会社とかですと、大体2回ぐらい1つの季節のところでインフルエンザの予防接種を受けるようなことを義務づけているところも多くあります。そういう中で、全額の補助というわけにはなかなかいかないとは思うんですが、例えばそれを集中的にインフルエンザにかかりやすい時期に限定するとか、もしくは助成率を少し下げてでも、2回そのインフルエンザ接種ができるようにするとかというような検討をこれからしていただけるところがあるかどうか、お答えいただければと思います。


○委員長(菅原福治君) 健康推進課長。


○健康推進課長(菅原順子君) 高齢者のインフルエンザの予防接種の助成の期間ですけれども、10月から12月ということで、やはり医師の先生方のお話では、早い時期に受けていただけなければ年明けてから受けたりとか遅くなることで、もう既に罹患されたりというようなこともありますので、10月から12月の間、早い時期に受けていただいたほうがいいということがありますので、この期間で医師会と契約をさせていただいております。
また、1回のインフルエンザの費用につきましては、自己負担1,500円ということで、それ以外は助成しているということで、およそ市で負担しているものについては1回当たり5,600円程度になりますので、この半分とかというふうになりますと、市が負担するのは倍に、また患者さんというか65歳の対象者の方は今でも1,500円出していられますので、またその負担というふうなところになりますので、今のところは1回の助成ということで実施していきたいというふうには考えていました。


○委員長(菅原福治君) 齊藤委員。


○委員(齊藤秀行君) インフルエンザというのは、どうしてもいわゆる罹患している状態というのが目に見えないというか、発熱しないとやはり病院でも診断が正確に受けられないというところもありまして、特にやっぱり家族内での感染、要は介護施設であれば施設内での感染がすごく多くなってきます。特に、その感染性の疾患の場合には、罹患者が2人以上やっぱり発生してしまうと、それを県のほうに届け出なければいけない。そういった中では、当然営業停止になる可能性も出てくるというところを踏まえていくと、もちろん一般の家庭の高齢者というくくりとはまた別かもしれませんけれども、その辺は状況に応じて何か策を講じるべきではないかなというふうに私は思うんですが、その辺の見解はいかがでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 健康推進課長。


○健康推進課長(菅原順子君) 確かに高齢者のインフルエンザの感染というもので多くの方が命を落とされたりというようなことも報道で見聞きしております。そのために国のほうでも65歳以上の方のインフルエンザの予防接種を国として実施しているという状況かというふうに考えておりますので、感染症は予防接種をすれば感染しないというものでもないというふうに私ども認識しておりまして、やはり予防には手洗い、うがいという、本当に基本的なそういった予防のほうも徹底していくことが大切であるというふうに考えておりますし、そういった施設の、実際に免疫が低い方なんかをお預かりしているような施設であれば、そういったところは重々もう既に十分に気をつけていらっしゃって、また面会の方の規制などもされたりとかしながら手を尽くされているというふうに認識しておりますので、やはりここは予防接種だけではなくそういった感染症予防全体として捉えて予防に努めていくというふうな方向で考えて、私たちもそういった周知徹底を図ってまいりたいと思います。


○委員長(菅原福治君) ほかに。若生委員。


○委員(若生英俊君) 4点ほどお願いをいたします。
先ほど就園奨励費のこと出ました。40ページの中ほど、下ですね。過年度返納金120万円ということですけれども、もう一回確認しますけれども、過払いの総額は幾らだったでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 教育総務課長。


○教育総務課長(渡邉正弘君) 1,661万4,700円でございます。


○委員長(菅原福治君) 若生委員。


○委員(若生英俊君) そうしますと、先ほどの回収率が77.1、残高が188万円という、この数字は確かな数字でよろしいんでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 教育総務課長。


○教育総務課長(渡邉正弘君) 先ほどの188万円につきましては、未完納世帯の分の金額ということでございまして、収入未済額ということになりますと、380万円ほどでございます。


○委員長(菅原福治君) 若生委員。


○委員(若生英俊君) 済みません、188万円の説明をもう一度お願いいたします。数字が違ったものですから。


○委員長(菅原福治君) 教育総務課長。


○教育総務課長(渡邉正弘君) こちらまだ未完納世帯ということでございまして、分割計画書の未提出世帯、あと計画書のほう提出世帯、合わせた数の46世帯分のまだ対応していただいていない金額ということでございます。


○委員長(菅原福治君) 若生委員。


○委員(若生英俊君) それでは、反応がないという大変残念な、このような過払いをして返納していただくということの取り組みは、大変な取り組みであることは十分承知しております。せんだっての補正で、あのように30ちょいというようなことでの回収でしたということで、減額補正となったわけですけれども、31年度のこういった方を含めてどのような取り組み、納めていただくための策、何か検討されているものがあれば、お願いをいたします。


○委員長(菅原福治君) 若生市長。


○市長(若生裕俊君) そもそもこの過払い、もっと早く気づいていればこんな大ごとにならなかったわけでございまして、とにかく何年もたってから過払いを要求された人の気持ちを考えると、余り強硬に回収をするというのも難しい状況にあります。その辺はご理解いただきたいというふうに思います。丁寧な説明、丁寧な理解を求めながら、今地道な努力をしているところでございますので、もっと早く気づいていればこんなことにはならなかったわけではございまして、その辺は十分若生委員も認識されているかと思うんですけれども、とにかく何年もたってから返せと言われる人の気持ちを理解していただければというふうに思います。


○委員長(菅原福治君) 若生委員。


○委員(若生英俊君) その発言はないんですよね。過ちをいつのことであれ、あるいは今までとて、今からとて、あるわけで、こういった過ちをどのように受けとめて丁寧に回収の努力をするかと。このことにぜひ注力をしていただいて取り組んでいただければというふうに思います。
2つ目です。150ページ、7節ということになります。150ページの中ほどです。7節賃金、教育専門員309万4,000円ということで、去年よりちょうど倍額、2人分ということなのかなというふうに思いますけれども、人員増というような形で受けとめてよろしいでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) そのとおりでございます。


○委員長(菅原福治君) 若生委員。


○委員(若生英俊君) それでは、2名に増員する背景といいますか、事情等をお願いいたします。


○委員長(菅原福治君) 学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) さきの一般質問の中でもいじめ問題ということが取り上げられましたが、その中でも申し上げたとおり、年々そういった事例、それから教育の相談、そういったものが大分ふえてまいりましたので、そういった部分に対応できる人員を1名ふやしたものでございます。


○委員長(菅原福治君) 若生委員。


○委員(若生英俊君) いじめ等の課題が多くなってというようなことで、1人では過重になったというようなことだろうと思いますけれども、教育専門員の役割、どのような仕事、仕事内容をされているのか、その一端をお願いいたします。


○委員長(菅原福治君) 学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) まず、教育専門員なんでございますが、やはり先ほど申し上げましたとおり、いろんな教育問題に対しての問題を受けて、それに対してソーシャルワーカーとか、あとスクールカウンセラーとか、ケアハウスとか、そちらのほうといろいろつなぎまして、その問題に対して解決策をしていただいているということでございます。そのほかにも、まず事業とかも一部持っている状況です。


○委員長(菅原福治君) 若生委員。


○委員(若生英俊君) それでは、どのような経歴の方、今現在お一人継続するかどうかも含めて、どのような経歴の方がこの任に当たっておられるのかをお願いいたします。


○委員長(菅原福治君) 教育部長。


○教育部長(佐藤英樹君) 現在務めている方は学校の校長先生を退職された方です。(「もう一人は」の声あり)その方も同じ方、同じような役職の方を希望しております。


○委員長(菅原福治君) 若生委員。


○委員(若生英俊君) それでは、154ページをお願いいたします。これも同じく上段のほうでしょうか。7節英語教育等支援員815万8,000円という計上されております。これの英語教育支援員、前年並みだとは思う、予算計上上はそのとおりだと思いますけれども、それこそどのような経歴の方がこの任に当たっているのか、お願いいたします。


○委員長(菅原福治君) 学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) それぞれ学校の教員免許をお持ちの方ということを条件で募集をしております。


○委員長(菅原福治君) 若生委員。


○委員(若生英俊君) それでは、小学校8校に配置をするということで、よろしいでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) 今も配置をしております。


○委員長(菅原福治君) 若生委員。


○委員(若生英俊君) それでは、その任に当たられている8人の方の年齢構成をお願いいたします。


○委員長(菅原福治君) 学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) 申しわけございません。手元に今ございません。


○委員長(菅原福治君) 若生委員。


○委員(若生英俊君) じゃ、今の件は後ほどお願いいたします。よろしいでしょうか。


○委員長(菅原福治君) ほかにございませんか。若生委員。


○委員(若生英俊君) 172ページ、最後の質問になります。高齢者教育事業、説明欄にあります。とみや学園の予算計上、ほぼ同額でありますけれども、平成29年は実績報告資料では341人でありました。平成30年度の在籍者数をお願いいたします。


○委員長(菅原福治君) 公民館長。


○公民館長(阿部雄也君) 済みません、手元に資料持ち寄せておりませんけれども、およそ300と認識しております。


○委員長(菅原福治君) ほかにございませんか。藤原委員。


○委員(藤原 峻君) まず、82ページの13節委託料の第6期障がい福祉計画策定に関しまして、先ほど親亡き後の心配をなくしていくということで、さまざま富谷市のほうも受け入れであるとか相談業務を改善をなされて大変すばらしい動きがあるなと思うのですが、住環境の整備としてグループホームの整備に関しては、これはどのように検討されていたかお伺いいたします。

○委員長(菅原福治君) 地域福祉課長。


○地域福祉課長(菅原俊司君) グループホームにつきましては、本市に10カ所ほどございます。これはあくまでも事業所が運営をするものでもありますので、本市でどうのというところはなかなか難しいところかと思います。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 大変重要なところですので、何とか誘致活動みたいなことができないのか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 地域福祉課長。


○地域福祉課長(菅原俊司君) こちらにつきましては、当然そういうのを事業所の方からのご相談事があれば、今本市における現状とか情報提供は積極的にさせていただいております。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 続きまして、同じ節の相談支援事業に関しまして、体制が充実してきているということだと思うのですが、どのように改善されたのか、詳しくお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 地域福祉課長。


○地域福祉課長(菅原俊司君) こちらは、昨年度までは黒川圏域において1カ所に委託をしてございました。それが24年からでしたかね、障害者総合支援法施行以降、段階的に相談業務が義務化されてまいりました。27年からは本格的に計画相談というのが完全義務化というような流れの中において、1カ所だけでの対応というのはなかなか困難な状況がここ数年来続いておったと。そういった現状を踏まえ、今年度より庁舎内に新たな別な基本相談の事業所を設けたことによって、利用者の方の利便性だとかそういったところについては大変ご好評いただいております。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) きめの細かい相談ができるということで、大変喜ばしいことだと思います。
次の質問に移ります。86ページの説明欄のほうにあります子ども医療費助成事業に関しまして、所得制限の状況、富谷市、どのようになっていたかお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。


○子育て支援課長(星 英樹君) 所得制限の上限ということでよろしいですか。小学校の、済みません、ちょっとお待ちくださいね。所得制限、ございます。申しわけございません。済みません、後ほどでよろしいでしょうか。申しわけございません。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) では、後ほどお願いいたします。
続きまして、88ページです。第3子以降小学校入学祝金支給事業に関しまして、この祝い金の支給月をお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。


○子育て支援課長(星 英樹君) 5月1日時点で把握していまして、それ以降順次というふうに考えております。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 就学援助などに関しましても、入学前に支給というような状況になってきているかと思うのですが、この入学祝い金に関しましても、4月前に支払うことができないのか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。


○子育て支援課長(星 英樹君) こちら宮城県の事業でございまして、県内市町村実行しているところは全て5月1日基準日としております。その間転居等ございますと、もらえなかった方、2回もらうようになる方出てきますので、ここは県内統一5月1日ということでやらせていただいています。


○委員長(菅原福治君) この際、午後2時10分まで休憩いたします。


午後 1時55分 休憩


午後 2時10分 再開


○委員長(菅原福治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
先ほどの若生委員の質問に対して答弁保留した件につきまして、学校教育課長より答弁をさせます。学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) 先ほど英語支援員さんの年齢構成でございます。20代が1名、40代が3名、50代が3名、60代が1名となっております。また、資格でございますが、追加で申し上げます。教員免許でございますが、中学校または高等学校の教諭の英語の普通免許をお持ちの方、もしくは海外生活の経験があるなど英語指導ができる有能な能力を有する方というものも資格条件の一つとなっております。


○委員長(菅原福治君) 同じく齊藤委員の質問に対して答弁保留した件につきまして、地域福祉課長より答弁させます。地域福祉課長。


○地域福祉課長(菅原俊司君) 先ほどの齊藤委員のご質問の中で、後期高齢者、75歳以上の方でございますが、27人でございます。そして、さらに要介護認定をお受けになっている方が、要支援の方が2名、要介護の方が21名、合わせて23名となっております。


○委員長(菅原福治君) 同じく藤原委員の質問に対しまして答弁保留した件につきまして、子育て支援課長より答弁させます。子育て支援課長。


○子育て支援課長(星 英樹君) 子ども医療費の限度額についてです。入院についてはございません。通院については、小学校4年生以上について、扶養の数ゼロの場合が532万円、1人の場合は570万円、2人の場合は608万円、3人の場合は646万円、4人の場合は684万円というふうになっております。


○委員長(菅原福治君) ほかに質疑ございませんか。藤原委員。


○委員(藤原 峻君) まず、先ほどの所得制限に関しまして、子ども医療費助成、86ページに関しまして、この一部負担金です。やはり子供が多いとほかのことにもお金がかかって本当に大変だという声もありまして、その額というものをもう少し上げられないのかということで、そういう検討はされたか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。


○子育て支援課長(星 英樹君) 県内ほかの自治体、とっているところ、とっていないところございますが、一定の検討をさせていただく上で、当面このような運用にしていこうというところでございます。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) ちなみに、この所得制限をなくすとどのぐらいの予算が必要になるのかということをお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。


○子育て支援課長(星 英樹君) 現在のところ、特に詳しいところの算出までは行っておりません。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) やはり具体的に計算をしていくこと、検討していくことが必要かと思います。再度お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。


○子育て支援課長(星 英樹君) 初診時500円負担、それから所得要件等を撤廃した場合の算出と、費用の算出というところを行っていくようにしたいと思っております。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) ぜひ検討・調査のほうをしていただきたいと思います。
先ほどの88ページの第3子以降小学校入学祝金に関しまして、やはり支払い日が5月1日になってしまうということだったかと思うんですけれども、就学援助ももともとは4月以降にならないと払えないという状況だったんですけれども、それも前倒しになったという状況もありますので、こちらやっぱりランドセルを買ったりであるとか、体育着、上履き、何だかんだ本当にお金がかかるという状況もありますので、県のほうにもぜひお伺いを立てながら、富谷市としてこちらが実現できないか、再度お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。


○子育て支援課長(星 英樹君) 委員おっしゃるとおり、入学前にやはりお金がかかるというところは理解しております。ただ、先ほども言ったように県が行っております宮城県内の多くの自治体が参加している事業でありまして、昨年度、県でも4月1日、もしくは3月1日に基準日を変えようかどうかというアンケートを行っている自治体にもしたところです。多数決というとあれなんですけれども、多くの自治体が5月1日基準日で当面行っていくという回答でございまして、県内総じてこのような結果になったというところでございます。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 全体としてはそういうことだったかと思うのですけれども、富谷市として求めていくということはできないのか、再度お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。


○子育て支援課長(星 英樹君) 富谷市として、例えば4月1日、3月1日という基準日にできないかという声を上げるというところでは、さらに検討が必要かと思います。ただ、どうしても先ほど言ったように県内自治体足並みをそろえている事業でございますので、県、それから県内自治体の総意があって統一の基準日を設けられるというところでございますので、まことに申しわけないんですけれども、当面は5月1日ということになるかと思います。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 続きまして、82、96ページ、82ページになるのかなと思うんですけれども、とみぱす、先ほど同僚委員のほうからも質問があったんですけれども、等級の1級、2級で受けられないという方がタクシー券の助成が選択できないということがあるかと思うんですけれども、この上限というのが2万円で決まっているのですから、選択制にするというような考え、これは検討できないのか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 地域福祉課長。


○地域福祉課長(菅原俊司君) 以前、たしか藤原委員からも同じご質問であったかと思います。今後の課題とさせていただくということでお答えさせていただいておったかと思いますので、それについては変わりはございません。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 同じ障がいでも、等級が違うだけでも使えないといいますと、これ透明性、客観性、公平性の面から見ても、余り好ましくない状況だと思います。同じ障がいでありまして、等級に関しましても、大分グレーゾーンがあるとしても、やはりグラデーションの部分もありますので、ぜひ本当に必要としている方、上限が決まっているので、より利便性、利用しやすい形に改善していくということは必要だと思います。再度見解をお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 地域福祉課長。


○地域福祉課長(菅原俊司君) 現在もとみぱす、もしくはタクシーチケット、どちらかご利用いただくというような選択肢というような形をとらせていただいております。今委員おっしゃるようにグレーと呼ばれるような方も当然おいでかとは思いますが、先ほども申し上げたとおり、今回のタクシーチケット運用開始に当たりましては、明らかに公共交通機関をご利用することが困難であるというような方についてということで、まず始めさせていただいたことにご理解いただければと思います。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) やはりその明らかというところが大変これ難しいところだと思うんです。じゃ、その明らかといっても、確かに公共交通を使うのはぎりぎり使えなくもないけれども、じゃ途中でもしかすると気を失う可能性があるかもしれない。そういう、かもしれないというところにやはり配慮して制度設計をしていく必要があるんじゃないですか。再度お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 地域福祉課長。


○地域福祉課長(菅原俊司君) 検討させていただきます。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 関連しまして、ガソリン補助に関しましては検討されていたか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 地域福祉課長。


○地域福祉課長(菅原俊司君) こちらにつきましても、若干のご要望も頂戴しておりました。特に、透析をご利用になっていらっしゃる方からのご要望を何人か頂戴しておりましたので、その辺のところも十分検証していきたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 続きまして、申し込み日程が短いであるとか、出張所での申し込みに関しましては、どのように検討、改善されていたかお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 保健福祉部次長。


○保健福祉部次長(中山高子君) とみぱすの出張所とあとにつきましては、いろいろなご要望があったところでございますが、やはり管理、その方がどれくらい使ったかとかという管理はやっぱり本庁でしかできないですし、あとご本人さんの外出支援という大きな目的のために本庁のほうにご来場していただいてチャージしていただくというふうな形になってございます。
あと、新規の受け付けの申し込み期間という形になってございますが、やはり最初3日から1週間とかという形で設けておりましたけれども、それほど、初日はすごく多く来場されましたけれども、後ろに行くにつれて少し少なくなっていくというふうなこともございましたので、3日間とあともう一月あけてまた次の月にというふうな形に、前回のときに利用できなかった方が来られるようにという形で、新規の方については2回というふうな形で行っておりましたので、今後もそのような形では行っていきたいと考えております。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) うっかり忘れてしまうという方もいらっしゃいますので、この申し込み期間、もう少し長くできないか、再度検討が必要ではないかと思い、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 保健福祉部次長。


○保健福祉部次長(中山高子君) 新たに新規になる方については、個別に郵送させていただいて周知しているところでございますし、あと広報等でも何回かに分けて周知しているというふうなことでございますので、ちょっといましばらくはこういうような形で実施してまいりたいと思っております。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) それでは、とみぱすの上限の増額に関しましては、どのように検討されていたか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 保健福祉部次長。


○保健福祉部次長(中山高子君) 2万円の上限に対してのご要望もあることはございますけれども、地区によっての利用率もいろいろとまばらになってございますので、やはり公平性等を考えますと、今まだ始まって2年半という形になってございますので、しばらくは2万円の上限額のうちの1割負担でという形での継続という形で考えてございます。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 続きまして、次の質問に移ります。
148ページ、10款1項2目いじめ問題対策推進事業に関しまして、いじめに関しましても、加害者の子供自体が何かしら問題を抱えているというケースも半分以上ぐらいあるというお話も聞きます。何かしらストレスがかかっていたりしてしまう。例えば居場所がないであるとか、ストレスが本当にたまってしまう状況だと。そういうような加害者の側にも寄り添うような支援が必要かと思うのですが、そういうような聞き取りといいますか寄り添う支援というのをどのようにされていたか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) まず、いじめにはやはり加害者、被害者というような位置づけになってしまいます。確かに、その中できちんとした事実確認を両方に行うということは基本でございますので、そういったことで進めております。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 例えば、いじめをしてしまう背景みたいなところに関しての聞き取り、把握というのは、どのようにされていたかをお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) もちろん、それもあわせて聞き取っている状況でございます。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 私が聞いた例ですと、親御さんが母子家庭で子供がちょっといじめに遭って今不登校になってしまったというような方もいるかと思います。その親御さんもやはり母子家庭ですので、夜間の時給が高い時間帯に長く働かざるを得ないという状況もありまして、なかなか親子の関係もうまくいけないというような状況もあったりすると思います。適切に福祉のほうなりと連携をしていくということが必要ではないかなと思いますが、見解をお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) もちろん、子育て支援とか福祉関係の課ともしっかりとした連携は行っております。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 続きまして、150ページの説明欄のほうです。子どもの心のケアハウスであったり、けやき教室。不登校に関しまして、親御さんからご相談を受けたんですけれども、どこに相談をしたらいいのかがわからないということで、やはり広報といいますか、告知といいますか、そういうものがうまく届いていないのではないかなと思いまして、そこの対策といいますか、そこをお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) 学校教育のほうに教育相談員がおります。その教育相談員の相談日程日とかそういった部分に関しては、広報等にも上げて、いろいろなあと学校を通じての保護者、それから地域の方々に周知はしております。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) なかなかそれがうまくいっていないところもあるかもしれませんので、きめ細かく今後もお願いしたいと思います。
次の質問に移ります。奨学金の152ページ、10款1項3目教育振興費の貸付金、奨学金貸付金に関しまして、富谷の教育振興基本計画を見ますと、奨学金貸付制度の見直しは平成32年度から、これは新規に載っているんですけれども、これは来年度どういう形で検討されていくのか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) まださきの選考委員会のほうでもある程度の給付、議員の方々からもいろいろ今まで質問あった項目について聞き取りとかご意見を伺っているところでございますので、これからも検討を進めてまいりたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 額に関しまして、大学で3万円ということだったと思うんですけれども、やはり宮城県の奨学金問題に関するネットワークの調査では、大体中央値が5万円だったと。平均値ですね。済みません。平均値が5万円ぐらいで、最大12万円ぐらい借りていると。富谷のこの額ですと、やはり3万円というのは足りないから借りる方が少ないという状況だと思うのですけれども、この増額という件に関してどのように検討されているか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) 奨学金の選考委員会におきまして、委員の皆様にご意見をいただいたところでございます。やはりその中では、今現在金額を上げるには本当に今妥当なのか、国の動きとかそういった部分もあるので、妥当かというところについては、上げるべきであるというようなご意見はいただきませんでした。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 委員の意見ももちろん大切なんですけれども、教育委員会としてどのように考えていくのかということが大変重要だと思います。やはり額が少ないというのでしようがなくて利子の高いものを高い額借りるというような状況もありますので、これに関してはしっかりと検討が必要だと思います。再度お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) それもやはりいろんな周りの方のご意見もしっかりと伺いながら検討していきたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 宮城県の奨学金の調査に関しますと、2人に1人の学生が生活が苦しくて、2人に1人の方が奨学金を借りているという状況です。富谷の奨学金、確かに無利子で大変すばらしいものです。ただ、50年以上前ですので、物価も違いますし、やはり制度設計しっかりと値段のところも踏まえて変えていく。さらに言いますと、情報提供を適時しっかりしていくということは大事だと思います。親の収入だって減っていますので、こちらはしっかりと検討していく必要があるかと思います。お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) これからも検討してまいりたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 続きまして、158ページ。156ページでした。大変失礼いたしました。要保護・準要保護生徒の援助に関しまして、富谷市、準要保護が1.2のほうに拡充して、これは大変すばらしいことだと思っておりましたが、これさらなる拡充といいますか支援の拡大というのは検討されていたか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) 今のところ拡大の検討はしておりません。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 続きまして、178ページになるかと思います。スポーツに関連しまして、とみやスポーツクラブに関しまして、その運営の苦言が私のほうに入っておりまして、当日急に場所が変わったりとか、連絡調整がうまくできない。ただ、とみやと書いてあるので、富谷市の機関だと思われている方が大変多くいまして、やはり富谷市の下手するとブランドにも傷がついてしまう状況だと思います。この改善に対してどのように富谷市として考えているのか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 生涯学習課長。


○生涯学習課長(小山 温君) とみやスポーツクラブにつきましては、一般社団法人化しておりますので、市とは当然また別な団体でございます。しかしながら、社会体育活動を進めていくという上では同じ方向性を持っておりますので、委員のほうにそういう苦情的なものがあるというところがございましたら、こちらのほうもどういうところに問題があるのか、目指す方向性は同じ部分がございますので、市民の方に誤解のないように運営ができるように助言してまいりたいと思っております。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 逆に運営体制として本当に厳しいという状況であれば、事務の方をこちらで支援をするであるとか、何かしらそういう支援も含めたトータルでの何か取り組みが必要ではないかなと思います。お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 生涯学習課長。


○生涯学習課長(小山 温君) 実情、予算等には補助金等が、補助というものは当然含まれておりません。しかしながら、事務所が同じスポーツセンターのところにあるということもあって、特に昨年度から、本年度からは意思疎通を密にしてサービス面での質の向上、あとはいわゆる的確な場所の提供、その辺は助言をしておりますので、今後よくなっていくものと考えております。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 続きまして、180ページですかね。トレーニング室に関しまして、なかなか利用している方からは大変喜ばれているものなんですけれども、やっぱり混んでいるときに使えなかったりほかの市の方が使っているというような状況とかあるかと思うのですが、トレーニング室の拡充、スペースの拡充であるとか機器の充実というものはどのように考えているのか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 生涯学習課長。


○生涯学習課長(小山 温君) 武道館内にありますトレーニング室につきましては、おかげさまで年々利用者が増加しております。特に大きいイベントなんかとかち合った場合は、駐車スペースの問題であるとかいろいろ配慮しなければならない部分があって、こちらも最大限考慮はしております。
限られたスペースの中ですので、あれもこれも機器を詰め込めばいいというふうには考えておりません。体を動かすスペースも確保しながら適切な機器を配置する。特に有酸素運動につながるような機器は積極的に配置、更新をしていきたいと考えております。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 健康増進に大変重要な施設だと思いますので、その拡充・充実も含めて今後検討していただければと思います。夏暑くなり過ぎるというようなお話もあるのですが、これ熱中症にかかってしまうと本当に大変だと思います。これに関しては、どのような対策を立てられるのか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 生涯学習課長。


○生涯学習課長(小山 温君) 対策、ことしの夏の対策なんですが、朝職員が出てきた時点で室内の温度をきっちりはかっております。その上で、お客様が来る前に空調を一定温度で管理する。逆に冬場もやっぱり室温をしっかり確認した上で、温める。ただ、スポーツをしていくというのは当然皆さんいろいろなお好みの体温ございますので、そこはある程度お客様のニーズに沿った形で対応しているというところでございます。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) このスポーツセンターに関しまして、常に指導員を置いて、トレーニングを支援するというような検討はできないのか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 生涯学習課長。


○生涯学習課長(小山 温君) 常時専門家の人を置くというのはなかなか経費的には難しい部分でございます。しかしながら、とみやスポーツクラブと連携して、専門のいわゆる有資格者の指導員を置いてトレーニング室も講習会及びその実務指導というところは行っております。非常に好評で、これも継続していきたいと考えております。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 続きまして、次の質問に移ります。170ページです。文化財の保護の説明欄、民俗ギャラリー、先ほどからも同僚委員からの質問あったかと思うのですが、名取図書館に行ったときに文化財を図書館に置きながら知的な好奇心を刺激するというような取り組みをされておりまして、そういうような富谷市として検討などができないかと。図書館の中にも何かそういうものを組み込んでいくというようなことができないか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 生涯学習課長。


○生涯学習課長(小山 温君) 現在進めている図書館整備の方向性の中では、やっぱり民俗ギャラリー、文化財というそういう視点も持ち合わせてございます。将来的な話になろうと思いますけれども、連携は当然図っていく必要があろうと考えております。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) ちなみに、民俗ギャラリーに関しましても、この間の講習会で、同僚議員の中でも大変好評だったと。もう本当に満杯で入り切れなかったということで、本当にすばらしいことだなと、歴史を学ぶのは本当に大事なことだと思いますので、この学芸員の方の雇用形態というのが今どういう状況なのか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 生涯学習課長。


○生涯学習課長(小山 温君) 本市の正規職員ということで採用し、生涯学習課付でございます。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 最後の質問になりますが、この学芸員に関しまして、より支援といいますかサポート役をふやしていくであるとか、文化財の整理も含めて人的な充実というのが図れないか、市長、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 若生市長。


○市長(若生裕俊君) まずは、今回学芸員を新たに昨年度から採用したばかりでございますので、来年の2020年の開宿400年の記念事業に向けてということもありますが、状況を見ながら検討していきたいというふうに思っております。


○委員長(菅原福治君) ほかに質疑。佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 40ページをお願いします。20款の2目の商工貸付金のところです。1目ですね、済みません。ここのところで、災害援護資金、これが返ってくるということで、先ほど説明ありました。この今の現状ですが、何人に貸してあるのか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 保健福祉部次長。


○保健福祉部次長(中山高子君) 件数につきましては67件の金額にしまして9,804万4,430円となってございます。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) なかなか返しづらいという相談はないですか。


○委員長(菅原福治君) 保健福祉部次長。


○保健福祉部次長(中山高子君) もう期限到達者もいらっしゃいまして、その中で滞納者もいる状況になっております。毎年償還計画のほうをお聞きしながらやっている、状況確認してその貸し付けをしている方に対しては確認をしているところではございますが、もう住所不明という方も数名おるような状況でございます。中には、やはり貸し付けのほうでちょっと生活が困窮して難しいという方も数名いらっしゃるというふうな状況でございます。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) テレビでもよく見ますが、そういうときの相談は弁護士などが行うのですか。


○委員長(菅原福治君) 保健福祉部次長。


○保健福祉部次長(中山高子君) 弁護士ではなくて担当職員という形になります。ただ、難しい案件につきましては、職員から市の顧問弁護士のほうにお聞きしながら行っているという状況でございます。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 80ページをお願いします。国民年金のことです。国民年金、ことしは保険料が1万6,410円、これで正しいですよね。確認したいと思います。


○委員長(菅原福治君) 健康推進課長。


○健康推進課長(菅原順子君) ちょっと今確認、後ほどさせていただきたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 平成31年度は1万6,410円になるはずです。結構な額なのですね。それで、無職になった人が免除を申し出たと。市役所に来たらしいのですが、書類があってこれでいいだろうということで提出したのですが、何らか不備があったらしくて返ってきたんですって。返ってきてまた同じように書いたんだけれども、返ってきたと。それをやりとりを何回かしたらしいのですが、結局は払わなかった分は未受給になるからいいやともうそのままにしておいたというんですね。そうしたらば、督促状が来たと。催告状というんですけれども、期限までに全額納付しろということなんですね。連帯納付義務者の配偶者、世帯主の財産が差し押さえられるということがあると。こういうことが言われたと。こういうことは把握していますか。


○委員長(菅原福治君) 健康推進課長。


○健康推進課長(菅原順子君) そういった個別の件については、把握はしておりませんでした。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) そういうことがありまして、催告状、コピーさせてもらいました。なかなか厳しいんですよね。全額一気に払えということです。でも、先ほど言いましたように、ことしは1万6,410円。去年というか平成30年はそれより70円だけ安いという金額なので、無職になったりするとこれを出すのは本当に大変なんです。ですから、私が求めたいのは、書類が正確かどうかと。市役所に来たときに、こういう事業もしているので、本当に細心の注意を払って、そして完全なものを提出するようなそういう業務をしてほしいなと思うわけです。多分、市が見て大丈夫だったんでしょうけれども、向こうの機構に出したら戻ってきたという。それが一度じゃなかったというのがあって、これについては注意を特に払ってもらいたいと思いますが、どうぞ研修などもしっかりと進めるように、必要があれば予算化もするということでお願いしたいと思いますが、どうでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 健康推進課長。


○健康推進課長(菅原順子君) 免除申請につきましては、担当の職員が細やかに相談を受けながら進めさせて申請等々を受け付けておりますけれども、なかなかいろいろ複雑な状況とかを細やかにお聞きしながら対応するということで、そういったことで何回か戻ってきたりというようなことが実際にあったというようなお話でありましたので、これにつきましては社会保険事務所並びに東北厚生局などとも十分なスキルアップですかね、そういったところを進めていただきながら相談業務と申請業務に当たっていきたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 86ページ、お願いします。下のほうの説明欄に放課後児童クラブ運営事業費がありまして、ここのところでお伺いしたいのは、基準の緩和がこれから行われようとしているということなんです。おおむね1支援事業体といいますかね、1クラスみたいなものですけれども、40人ということになっていたわけですが、それも緩和する。そして、指導員についても、職員ということですかね、職員配置についても緩和するということがあります。参酌基準ということになっていますが、この点について、私はやっぱりそこで生活する場所でありますので、これによらずにしっかりとした基準で実施すべきだと思いますが、その点についてはどのように考えているのか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。


○子育て支援課長(星 英樹君) 市内の児童クラブにおいては、現在の基準、床面積、支援員の数というのは配置して行っております。その基準緩和という情報もございましたが、そこについての具体的なところというのはまだ運営事業者さんとはお話し合い設けておりませんが、数的にも支援員の数は足りているというところですので、あとは床面積というところになろうかと思いますので、詳細な情報が来次第、運営事業者との話し合いを持ちたいと思っております。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 基準は、その1支援単位の職員は2人以上、またそのうち1人は放課後児童支援員、保育士などで都道府県の研修を受けた者と定めているわけで、今現在はこの基準によって運営されているということでの予算化でいいのですか。


○委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。


○子育て支援課長(星 英樹君) 市では3年前から県の研修のほうに行っておりまして、ちょっと詳細な人数まではあれですけれども、今現在平成30年度末で半数以上の支援員の方は研修を終えていると認識しております。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 委託されているわけで、適切な交流といいますか意思疎通のためのやりとりというのは行われていると思いますが、中の指導員についての変わりがないかとか、資格を持っているかなどについては把握してほしいと思うのですが、それは予算化でもとても必要なことだと思うので、その点について再度確認したいと思います。


○委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。


○子育て支援課長(星 英樹君) 運営事業者さんのほうから勤務する職員についての履歴書等のコピーをもらっております。うち、富谷市内におきましては、ほとんどの方が保育士、支援員の研修を受けていない方であっても保育士等の資格を持っているということでございます。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 92ページです。保育士の賃金が書いてあります。この保育士の確保は、今正規職員42人分ということでありますが、そのほかに6,600万円、これは何人分でしょうか。


○委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。


○子育て支援課長(星 英樹君) 済みません、ちょっとお待ちください。臨時、パート職員合わせて24名でございます。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) その中で、派遣でお願いしているという人は何人いますか。


○委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。


○子育て支援課長(星 英樹君) 今現在ということであれば、3名ということになります。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 今後の見通しですけれども、この予算、6,600万円ありますけれども、ここの中で、うまいぐあいに確保できる、これから欠員になるだろうと、その見込みはどうでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。


○子育て支援課長(星 英樹君) 現在のところ何とも言えない状況でございます。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 148ページ、お願いします。説明書きのところに、下段のほうに学力向上パワーアップ支援事業というのがあります。これは具体的にこれまでどのようにやってきたのか、平成31年度の予算については何を目的にしながら進めようというのか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) ちょっとお待ちください。(「148ページ」の声あり)まず、学び合い学習推進会議がございまして、そちらの学び合いに関するもの、それから学力向上に関するフォーラムとか、また理科支援研究会とか、そちらに対しての事業に関しての予算でございます。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 学力向上といいますと、全国学力調査を連想させるわけですが、それについては、富谷市はことし、今年度でないですね、来年度参加することになると思うのですが、参加することでいいのですよね。確認したいと思います。


○委員長(菅原福治君) 学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) 参加をいたします。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 宮城県が、この間新聞に出ていましたが、学力向上のために県独自のテストをするということが載っていました。そのことはごらんになりましたでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 教育部長。


○教育部長(佐藤英樹君) それについては確認しておりません。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 私は、その学力テストによらずに各学校のテストで、この子の不十分なところがわかってくるはずで、それは児童生徒と教師の間でわかるものだと思うんです。ですから、本当に学力がつく、人との関係がうまくいくというのであれば、テストに参加せずに市独自として学力をつける取り組み、人としての成長を願う取り組みが必要ではないかと思いますが、それはどのように考えているのか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 教育部長。


○教育部長(佐藤英樹君) 学力テストに参加することが学力向上とは考えておりません。学力向上策につきましては、富谷市につきましては、学び合い活動を進めて3年目になります。その中の評価基準として、全国学力テストに参加して生徒がどのぐらい伸びたのか、またどこが落ちているかというふうに客観的に見るスケールとして活用しております。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 学力テスト、学力調査ですが、これは国の全てお金でやっているわけですが、富谷市としてはどの程度お金が必要、かかっているのか、お尋ねしたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 教育部長。


○教育部長(佐藤英樹君) お金はかかっておりません。全額国のお金です。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) そうですが、予想すればといいますか、これぐらいは必要として、あれだけの冊子のテストですから、これぐらいはかかっているというようなものは県からは示されないのでしょうか。国からも示されていないのでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 教育部長。


○教育部長(佐藤英樹君) 特に示されてはいません。ただし、各学校ごとにCRTテストといいまして、業者のテストのほう、小学校2年生から6年生、または中学生もやっておりますので、それと同じような感じで学力テストと比較しております。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 154ページ、お願いします。それと、次、お尋ねしたいのは、準要保護の就学援助についてなんです。小学校と中学校がありますので、それについてあわせてお尋ねしたいと思います。2019年ですから今年度ですけれども、これ2019年度に入学準備金について拡充があるかと思いますが、拡充ありますよね、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) 済みません、拡充と申しますと、国のということでしょうか。入学金に関しての国の拡充があるということでしょうか。はい、一部あると思われます。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 制服代とランドセルなどを支援するこの準備金ですけれども、小学校では4万600円から5万600円に、中学校では4万7,400円から5万7,400円になるかと思われますが、この金額で正確でしょうか。


○委員長(菅原福治君) 学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) 申しわけございません。今確認できるものが手元にございません。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) じゃ、参考に申しますけれども、卒業アルバム代、小学校では1万980円、これは新しく補助されるものです。それで、中学校では8,710円。修学旅行費について、中学校で5万7,590円から6万300円になるということになるようで、私の調べでは要保護の就学援助2019年度から拡充があるというようになっていますが、そうしますとこの予算の中ではそれは見込まれていないということでしょうか。それとも、平成32年とさっきおっしゃった、2020年からということなのでしょうか、それについてはいかがでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 教育部長。


○教育部長(佐藤英樹君) ただいまにつきましては、32年度に前倒し金が増額するという話でよろしいんですよね。


○委員長(菅原福治君) もう一度、佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 私の調べでは、2019年ですからことしですよね。平成31年からこういうふうに拡充されるということで調べておりましたのですが、先ほどは来年度だと。平成32年と言っていましたけれども、2020年からということになるのでしょうか。そちらのほうが正しいのかどうか、確認したいと思います。


○委員長(菅原福治君) 教育部長。


○教育部長(佐藤英樹君) 富谷市のほうは、他の市町村と連携をとりまして31年度の前倒しには入れないで、32年度というふうに今考えて検討しているところでございます。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) しかし、こういうふうに親たちが大変な思いをして入学の準備のためにお金を使うというところですから、横並びもそれはそれで必要なところもあるでしょうけれども、しかしこういう拡充ができるということであれば、すぐ保護者にお返しすべきではないかと思いますが、その点について今年度はじゃこの予算の中には入っていないということですよね。もう一度お答えをいただきたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 教育部長。


○教育部長(佐藤英樹君) その件につきましては、ちょっと通知が来たのがもう間に合わない時期でもありましたので、今年度、31年度については、今のところ検討して、まだ4月過ぎてから支払うということもできますので、今そこを検討しているところでございます。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) それぞれ1万円ずつぐらい増額になりますから、ぜひ今年度入学前に1回は出したとしても、その次4月、5月というときにもう一回保護者の方々にお渡しするということもぜひ考えてもらいたいと思いますが、その点についてはどのようにいたしますか。


○委員長(菅原福治君) 教育部長。


○教育部長(佐藤英樹君) しっかりと検討してまいりたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) これは、国の制度で、要保護の部分がそうなるということでした。しかし、これ準要保護というのもありますので、これについても今度は市が責任を持ってやらなければならないことですが、もちろんこの準要保護についても同じようにするということでいいですよね。お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 教育部長。


○教育部長(佐藤英樹君) それもじっくりと検討して答えを出していきたいと思います。


○委員長(菅原福治君) ほかにございませんか。出川委員。


○委員(出川博一君) それでは、休みなしで15分まで終わらせたいと思いますので、よろしくお願いいたします。


○委員長(菅原福治君) 休みなしで15分。はい。何人かいるね。あと金子さんもいるね。いいの。ほかにありますか。休み入れますか。はい。
この際、午後3時5分まで休憩いたします。


午後2時54分 休憩


午後3時05分 再開


○委員長(菅原福治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 150ページと154ページ、あわせてお尋ねします。右側のところの説明欄に外国語指導助手、ALTの説明があり、そして154ページには英語教育等支援員というのがあります。来年度から小学校で英語の授業が始まるということですが、この体制だけで十分なのか、その対応についてお尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 一問一答なんですけれども、2問入っていませんでしたか。(「一緒。英語教育ということで、まとめて」の声あり)ああ、そう。学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) まず、ALTにつきましては、以前からずっと活動というか各小学校中学校でも活動しておりました。その中のある程度基礎ができている中に英語支援員というような形で組み込まれておりました。そして、まずその2つの連携を今とりながら、しっかりと32年度に対して準備をしている状況でございます。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 31年度ですよね。平成31年度の今するわけで、あれ、32年度にやるというのはどういうことですか。


○委員長(菅原福治君) 教育部長。


○教育部長(佐藤英樹君) その学習につきましては、小学校は32年度からスタートになります。ただ、先ほど話題に出た道徳、「特別の教科道徳」のみ、小学校では平成30年度から、中学校は31年度からということになりますので、それで研修のほう、きちっと進めております。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 伺いたいのはそこだったのですが、全体としてやはり教員は今まで大学でそういう勉強はしてこなかったと思うんです、カリキュラムがそうじゃなかったということもあって。教員の研修の体制を整えることは重要だとは思いますが、そういうことでは現実どのようにしているのか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 教育部長。


○教育部長(佐藤英樹君) 来年度から県教委のほうで、やはり免許状の取得の際に英語課程を取っておりません。今の年齢の大体30歳以上の免許状には。その方を対象にした英語の指導研修が始まりますので、それをしっかりと受けてもらいます。あと、本市につきましては、今年度からもう70時間でスタートしている学校、1つ指定しております。日吉台小学校です。そちらが70時間のカリキュラムをやっておりますので、それをほかの学校に広げていくような流れで研修を進めていきます。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 教員の多忙だというのは、この議会の中でもお話ししてきたわけですが、休職している先生、あるいは残念なことに亡くなったという先生はいらっしゃるでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 教育部長。


○教育部長(佐藤英樹君) 心の病気で休職している教員はおりません。事務官は1人おります。あと、体調不良で今年度亡くなった教員は1人おります。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) その方はどのような勤務形態だったのでしょうか。過労、事務が、時間数が余りにも多過ぎるというような実態はなかったのでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 教育部長。


○教育部長(佐藤英樹君) その方に関しては内臓の病気ですので、そういうふうな過労とかでは全く違います。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 教員の多忙化というこの根本原因に、学校の週5日制が2002年に完全実施されたと思います。そのときに週5日労働に教員もなりました。ところが、国は週当たりの受け持ち時間を変えなかったということは、そのとおりだと思います。それに見合う教員数もふやさなかった。これもまた確かだと思います。このあたりに根本原因があると思うのですが、その点についてはどのようにお考えなのか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 教育部長。


○教育部長(佐藤英樹君) 教員の多忙化につきましては、大変問題があると思っております。県教委のほうでは、定数以外に加配教員というものを申請によっては各市町村のほうに足してくれますので、富谷市のほうでは3クラス以上のところには加配教員については2名ほど、あとは生徒指導等で課題とかある学校、どこでも生徒指導、課題があることに対しても、加配としての申請をしております。昨年も、富谷市のほうにかなりの数の加配教員が定数以外で配置されております。それで、先生方の多忙化の解消に努めている一つの方策です。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 教員の定数というのは、子供たちが少なくなっていって自然に先生たちも退職する。それで何とかつじつまを合わせようとしているわけですが、しかしそうではなくて35人、30人という子供たちの数が必要だと思うわけです。そして、教員の定数を段階的にふやすということ、それから1日4こま、これを基準にしていく、戻すといいますか、そういうことが必要だと思いますが、その点について考えをお尋ねしたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 菅原教育長。


○教育長(菅原義一君) まず義務教育は日本の国のいわゆる教育の機会均等という大きな立場から、格差のない教育制度というのは今国が立ち上げているところでございます。教員の定数についても、その観点で、いわゆる国の法律で決まってございまして、国の法律の定数法によって宮城県の場合も当然その定数法にのっとった配置をいただいているところです。ただ、やはり先ほども言いましたが、教育資源の最も大事なところは教員、人的資源でございますので、その確保とその増員については、例えば私が属している教育長会であるとか、それから校長会であるとか、いろんなチャンネルを使いまして国のほうにその定数増のほうは今働きかけているところではございます。


○委員長(菅原福治君) ほかにございませんか。浅野武志委員。


○委員(浅野武志君) 1問だけお願いします。182ページをお願いします。給食センターの賄材料費3億4,886万円計上しているんですけれども、地元の農産物の取り扱い金額はどのぐらいを予定しているんでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) 申しわけありません。9.5%ほどを予定しているということなので……。申しわけございません。後でお答えさせていただきたいと思います。(3月13日に追加発言あり)


○委員長(菅原福治君) 学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) 済みません、こちらで今手元にある数字はパーセントではなくて何キロかという部分しかございませんでしたので、後からお出ししたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 浅野武志委員。


○委員(浅野武志君) 今、農家の方々、一生懸命野菜づくりに取り組んでいる方もございます。地場産品を子供たちに食べさせるということは地産地消にもつながるかと思いますので、そこら辺の取り組みについて伺いたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) 以前からもやはり地元のものをというような形でいろいろとご意見をいただいておりました。ですので、少しでも地元のものを使いたいということでも努力はしております。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) 大分予算審査も熟度を増してきたと思いますので、簡明に答弁をいただきたいと思います。
それではまず、歳入から入ります。
24ページ、12款民生費負担金の中の児童福祉費負担金、ここの保育料、先ほどのあの説明では無償化を織り込んでいますよというお話でございました。この減額分の手当てはどのようにするのか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。


○子育て支援課長(星 英樹君) 同じく24ページの最上部に子ども・子育て支援臨時交付金というのがございます。こちらがまだ詳細な情報はないところでの概算の請求という形になりますが、この7,300万円余りが減額分の国の手当てということで考えております。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) ただ、大ざっぱに見ても7,300万円では足りないと思うんですけれども、この辺の検証についてはどのようにされるのか、確実に国から入るかどうかをチェックしていただきたいんですけれども、いかがでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。


○子育て支援課長(星 英樹君) まず、当然4月以降の保育料というところも確定しないと正確な数字が出ません。それから、国のこの臨時交付金についても、算定式何分の何と、支弁の何分の何という形でのざっくりとした本当に計算ということになりますので、まずはその詳細な情報とそれから各保育所での保育料というのが確定しないと正確な数字はつかめないのかなというふうに思っております。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それでは、28ページ、民ギャラの3万6,000円の使用料なんですけれども、先ほどの説明では今年度というか7月から多分2月ぐらいまでで300人で3万円ですよということなんですけれども、これはいわゆる無償化、条例では100円いただくということになっていますけれども、この辺のところについての考えはいかがでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 生涯学習課長。


○生涯学習課長(小山 温君) まず、開館してまだ1年もたっていない状況でございます。現行の条例規定の中のルールに沿って、まず市外の方からは一定の料金をいただくということは継続したいと考えております。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) その場合に入館された方は、市内の方か市外の方かというのは自己申告なんでしょうか。それとも、何か、何らかの形の提示を求めて判断するのか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 生涯学習課長。


○生涯学習課長(小山 温君) 窓口の職員がまず確認するわけでございます。おおよその方が身分証等お見せいただいて、こちら在住ですというような形で確認をしているという状況でございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) 私も条例には賛成したので、今さらこんなことも言えないんですけれども、ただそうはいっても、結局千何百人という来場者という中で、それを一々チェックする、この辺も非常に煩雑。なおかつ、あそこには学芸員1人が、基本的には1人だと思うので、そうなったときにそこまで負担をかけるよりは、無償化でもうみんなに見ていただいたほうがいいというふうに考えますので、その辺についての検討できるかどうか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 若生市長。


○市長(若生裕俊君) 今回、TOMI⁺に関しましては、地方創生の拠点整備交付金を活用するに当たって、ある意味自立していかなければいけないというのがありますので、完全無償化というのはやはり基本的には考えられない。ただ単純に、なので、民俗ギャラリーも基本的には有料。ただ、地元の方々はいわゆる免除という減免規定を設けたところでございまして、基本的には有料でという考え方に基づいているので、ご理解いただければというふうに思います。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それでは、38ページ、17款寄附金のところで、教育費寄附金300万円とありまして、これは図書館基金の寄附金だということなんですけれども、目標の3億円に比べると余りにも控え目過ぎる額だと思うんですけれども、この辺について見解をお尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 生涯学習課長。


○生涯学習課長(小山 温君) ご指摘のとおり、目標、外部資金3億円をというところはお示ししているところでございます。しかしながら、予算活用に当たって考えたのは2つございます。1つは、前年度の実績ございます。現在、318万7,000円のふるさと納税が寄せられている。また、これを基礎に考えたということ。あと、外部資金の獲得に関しましては、実質31年度の事業として企業版ふるさと納税を想定してまいります。ですので、その3億円をどのタイミングで予算計上してやっていくかというのは、今後の検討というところでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) ということは、ある程度これからお話を進めていく中で、確度の高いやつについては補正なりで増額していきたいという考えなのかどうか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 生涯学習課長。


○生涯学習課長(小山 温君) 寄附の状況に応じては、当然増額補正することも想定しております。また、企業版ふるさと納税などを活用するに当たっては、内閣府への申請行為があって、そこからのアクションということになります。もう少し若干時間がかかるかもしれません。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それでは、歳出に入りまして、80ページ、ここの上段から2番目、委託料で、地域福祉計画策定業務264万円がありますけれども、これは単年度の事業なのか、それとも複数年にわたるのか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 保健福祉部次長。


○保健福祉部次長(中山高子君) 地域福祉計画策定につきましては、31年度に実態把握調査、32年度に計画策定という2カ年度の予定となってございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) たしか介護特会で、アンケート集計という項目で計上していたかと思うんですけれども、そうするとプラスになるということで考えればいいんでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 保健福祉部次長。


○保健福祉部次長(中山高子君) プラスといいますか、介護保険事業計画の第8期と地域福祉計画というふうな形で、別々の計画でございますが、長寿福祉課のほうで2本来年度計画を策定するという形になってございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) そうすると、この地域福祉計画では、アンケートはとらないということなんでしょうか。それとも、とるんだけれども、まだ計上していないという、あるいはその中に入っているのか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 保健福祉部次長。


○保健福祉部次長(中山高子君) この中に地域福祉計画のアンケートを実施する予定となってございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) そうすると、2本立ての計画で、また行革の話するとあれなんですけれども、低目に抑えているということなんですけれども、これはそういう意味では新たな計画を立てなくてないという、これは法律か何かの規定があるのかどうか、お願いいたします。


○委員長(菅原福治君) 保健福祉部次長。


○保健福祉部次長(中山高子君) 平成30年4月に社会福祉法が改正になりまして、地域福祉計画のほうは任意計画から努力義務というふうな形になりまして、県のほうでも32年度までに策定計画をというふうな形で目標年度を立てておりますので、本市におきましても、来年度にアンケート調査を実施して計画を策定するという形になってございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それでは、23節償還金、先ほど質問もありましたけれども、これは多分東日本大震災の貸付金かと思いまして、その中で、先ほどの答弁では現在残高で、67人で9,844万円ほどだということなんですけれども、この中でおくれている方は何人のどのぐらいなのか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 保健福祉部次長。


○保健福祉部次長(中山高子君) 今年度、納付期限の到達者36件のうち、滞納者が19件という形になっておりまして、金額にしまして246万3,410円となってございます。これは1月31日現在でございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) そうすると、36人のうち19人ということですから、これは半分以上ということで、この間仙台市の数字も出ておりましたけれども、仙台市も半数以上だということで、同じ比率かと思うんですけれども、この辺の対応については今後大分苦労すると思うんですけれども、その辺について何らか手当てしているのか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 保健福祉部次長。


○保健福祉部次長(中山高子君) 滞納者につきまして、その19名につきまして、その種別で見ますと、不善滞納という形で、もうほぼ借りている意思もなく、支払う意思もないという方につきましては、訪問を実施して、そこの借りた意思があるかどうかを確認していくというふうな形に考えております。また、自主滞納につきましては11名おりまして、ご自身ではわかっているけれども、なかなか返すことができないという形の方につきましては、督促状を発送いたしまして電話での納付勧奨をしていく。あと、徴収困難という形で5名ほどいらっしゃるんですけれども、もうこの方につきましては、ちょっと連絡もとれず、居所不明という段階で、納付通知とかが返ってくる方につきましては、督促通知を発送しつつ訪問していくというふうな形に考えております。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それで、ここの償還金では818万6,000円とあるんですけれども、40ページの歳入の20款、ここでは歳入元利金で889万7,000円とあるんですけれども、この違いは利息の分なんでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 保健福祉部次長。


○保健福祉部次長(中山高子君) 歳入につきましては、31年度納付していただける見込みの金額になってございまして、歳出のほうで上げております償還金につきましては、半年おくれて半年分の償還金を必ず入ってきたものを県に返すという形になっておりますので、金額の差が生じている状態でございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それでは、82ページ、13節委託料の第6期障がい福祉計画なんですけれども、これも300万円ほど計上されておりますけれども、これもどちらかというとアンケート主体のいわゆる策定業務というふうに理解していいのか、お尋ねいたします。


○委員長(菅原福治君) 地域福祉課長。


○地域福祉課長(菅原俊司君) 委員おっしゃるとおりでございます。次年度におきましてアンケート、さらにアンケートの分析というようなところが中心となった予算組みとなっております。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それでは、同じページ、19節補助金、自発的活動支援補助金、ここに7万円の計上がございます。ただ、多分これ親の会に補助金出しているんだと思うんですけれども、これが毎年1団体ずつ減っているという現状にあるんですけれども、この辺のところの認識はどのように捉えておられるのか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 地域福祉課長。


○地域福祉課長(菅原俊司君) こちらは、当初3障がいにおける親の会、また育成会の合同におけるイベントを想定し、補助金が創設されたというものとなっておりましたが、その後において、その運用につきましては各個の団体の活動資金の一部を助成するというような内容となっております。ここ数年来、今委員おっしゃるように1団体のみの申請ではありますが、今後さらに他団体のほうにもこういった制度があることについて働きかけていきたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) ただ、現実的には3団体から毎年1団体ずつ減っているのにもかかわらず、これから声がけすれば、ある程度この制度を使いながら障がい者の親の会としていろいろ情報交換できるというような状況なんでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 地域福祉課長。


○地域福祉課長(菅原俊司君) 各団体、それぞれに活動なさっていただいておりますが、例えば利用いただいている団体については、独自で研修をなさり、講師への謝礼というようなものに運用していただいているということも背景にはございます。そういったものを用いてスキルアップにお努めいただいていると認識しております。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それでは、84ページ、5目の支援センターの件なんですけれども、多分支援センター、これまで社協が入っていて事務所として使って、その後シルバー人材センターが使った。そして、今2つの団体とも移転をしまして、今空き部屋が何部屋あるのか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 高齢者施策専門監。


○高齢者施策専門監(安積春美君) 空き部屋といいますか、交流室というふうな形で、あと相談室というふうな形でとっておりますので、空き部屋というようなところには当たらないかと思います。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) 見方ですよね。我々行って見ると空き部屋だと思うんですけれども、ですからそういう交流ホールというか、それは2つはそれらしいホールだなと思うんですけれども、あとの2つについては、相談室は狭い空間ですからそうかもしれませんけれども、もう一つ、どう見ても事務室に見えるので、何かの形で有効活用、いわゆる大切な公共施設ですので、その辺のところの考えをお尋ねしたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 高齢者施策専門監。


○高齢者施策専門監(安積春美君) 施設のほうの利用方針については、いろいろなところとの協議が必要かと思いますが、現状、例えば向こうでは認定調査業務等も行われておりますが、そこのところでも増加で調査員のところも少し手狭なような状況になってきておりますので、そういった客体増に対応したところでの施設利用というふうなことも検討の一つかと思います。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) ただ、せっかくある施設ですから、有効利用、回転率もある程度考えなきゃないと思いますので、ぜひその辺については今後の検討課題としていただきたいんですけれども、いかがでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 高齢者施策専門監。


○高齢者施策専門監(安積春美君) 今後の検討課題というふうなところであれば、検討課題とさせていただきます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それでは、86ページのファミリー・サポート支援事業、先ほど質問がありまして900万円台から660万円に減額になったと。事業としては継続しますよと。ただ、その理由が社協への委託で、その担当する人がかわったから300万円下がったんですという説明だったと思うんですけれども、そういう理解でよろしいかどうか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。


○子育て支援課長(星 英樹君) そのとおりでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) であれば、市のほうからファミ・サポを依頼するときに、この職員にお願いしたいと安い人件費の方を指名することはできないんですか。


○委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。


○子育て支援課長(星 英樹君) それも一つの案ではあると思いますが、ここに関しては正規職員が長期の休みに入って臨時職員を充てているというところでございますので、その正規職員戻ってきたらまたこの現職員もいなくなるというところでございます。大半人件費が占めるところでございますので、ここは今後の社協のほうと検討というところになるかと思います。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) でも、何か釈然としないですよ。例えば、正規職員が戻ってきたらまた1,000万円に戻るのかということで、だったら臨時職員で対応できているのにもかかわらず、高い給料をもらっている人をわざわざ指名しなくてはないかというような、私にはちょっと釈然としないんですけれども、もう一度その辺の見解をお尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。


○子育て支援課長(星 英樹君) まず、このファミリー・サポートのほうが正規職員から臨時職員になったというところで、滞りなく進められているというところであれば、出川委員おっしゃるところも一理もちろんございますので、そこも社協のほうとももちろんお話をして今後につなげていきたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それで、同じページの放課後児童クラブ、この事業の中で、歳入として幾ら計上になるのか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。


○子育て支援課長(星 英樹君) 児童クラブの利用料としては、2,490万円ほどを計上しております。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) これに対して補助金があると思うんですけれども、補助金の合計額は幾らでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。


○子育て支援課長(星 英樹君) ちょっとお待ちください。子ども・子育て支援交付金の一部に含まれておりまして、済みません、ちょっとすぐ詳細なところまでは出てこないんですが。概算で。ちょっとお待ちください。約5,300万円ほどになるかと思います。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それでは、ちょっと時間がなくなってきましたので、154ページ。154ページと158ページにそれぞれ小学校、中学校のエアコンを設置しましたので、それに関する燃料費、燃料費というかガス料金、この辺のところについての比較をお尋ねしたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 教育総務課長。


○教育総務課長(渡邉正弘君) 小学校で電気とガスが約330万円ほど、中学校で電気とガスが210万円ほどぐらいのプラスというような考えでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) これは多分光熱水費に入るのかなと思うんですけれども、その理解でいいのかどうかお尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 教育総務課長。


○教育総務課長(渡邉正弘君) そのとおりでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) そうすると、小学校で、昨年と比べると約530万円ほどふえているんですけれども、今の330万円ほどというのとは200万円ほど違うんですけれども、それについての見解をお尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 教育総務課長。


○教育総務課長(渡邉正弘君) 消費税関係等々によるものと思っております。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) そうすると、中学校の場合もそういう内容だというふうに理解してよろしいでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 教育総務課長。


○教育総務課長(渡邉正弘君) そのとおりでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) 154ページの小学校コンピュータ教育、これについて午前中も質問がありましたけれども、これが私が一般質問したんですけれども、そのときに6人から訂正で8人になりました。ただ、これ余りにも大きく違い過ぎると思うんですけれども、その辺についての見解をお尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) 済みません、計算ミスということになると思います。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) わかりましたというか、いやこれがただ総合計画にその数字が出ているので、私は非常にいずいと思うんですよ。ですから、そういう意味では、これから後期計画をつくるときに、ぜひしっかりした、統計問題じゃないですけれども、そういう問題にも発展しますので、その辺の議会との信頼関係、この辺について、市長か教育長かな。


○委員長(菅原福治君) 菅原教育長。


○教育長(菅原義一君) 大変申しわけございませんでした。しっかりとこれから吟味しながら数字は出していきたいというふうに思います。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それでは、ちょっとかいつまんで160ページ、ここに幼稚園費ありますけれども、富谷幼稚園と東向陽台幼稚園の31年度の申し込み者数をお尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 教育総務課長。


○教育総務課長(渡邉正弘君) 3月1日現在でございます。富谷幼稚園が87名、東向陽台幼稚園が20名でございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) これは3歳児から5歳児まで個別にお願いいたします。


○委員長(菅原福治君) 教育総務課長。


○教育総務課長(渡邉正弘君) 富谷幼稚園、3歳児25名、4歳児32名、5歳児30名。東向陽台幼稚園、4歳児8名、5歳児12名でございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) 方針としては、もう東向陽台は廃園という方向性が出たわけですけれども、ただそう言いながら、8人といえども新たな需要があるということを踏まえると、やっぱり私あの地区に認定こども園が必要かなと思いますけれども、その辺についてお尋ねいたします。


○委員長(菅原福治君) 教育総務課長。


○教育総務課長(渡邉正弘君) 以前からも申し上げていますとおりに、幼稚園または認定こども園ということで考えているということでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それでは、最後にします。182ページ、先ほど給食費に関して質問がございましたけれども、182ページの11節需用費で、賄材料費、これについては値上げをするということであったわけですけれども、賄材料費は約4,000万円ふえております。翻って、給食費の歳入で見ると3,100万円の増ということで、どうもこれの数字から見ると市側で900万円は持ち出しになるというふうな理解になるかと思うんですけれども、その辺について再度確認いたします。


○委員長(菅原福治君) 学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) その差については市の持ち出しになります。


○委員長(菅原福治君) ほかに質疑ございませんか。


(「なし」の声あり)


○委員長(菅原福治君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
以上をもちまして本日の議事を終了いたします。
なお、あすの本委員会の開議時間は午前10時となります。
本日はこれで散会いたします。


午後 3時42分 散会

平成31年予算審査特別委員会(第4号)

平成31年3月13日(水曜日)

富谷市議会予算審査特別委員会は、富谷市議会議場に招集された。

出席委員 19名

  • 委員長 菅 原 福 治
  • 副委員長 山 路 清 一
  • 委員 安 住 稔 幸
  • 委員 浅 野 幹 雄
  • 委員 渡 邊 俊 一
  • 委員 佐 藤 克 彦
  • 委員 高 橋 正 俊
  • 委員 浅 野 直 子
  • 委員 出 川 博 一
  • 委員 西 田 嘉 博
  • 委員 浅 野 武 志
  • 委員 佐 藤 聖 子
  • 委員 藤 原 峻
  • 委員 齊 藤 秀 行
  • 委員 畑 山 和 晴
  • 委員 長谷川 る 美
  • 委員 若 生 英 俊
  • 委員 青 柳 信 義
  • 委員 金 子 透

欠席委員なし

職務のため出席した者の職氏名

  • 議長 相 澤 榮

説明のため出席した者の職氏名

  • 市長 若 生 裕 俊
  • 副市長 高 橋 義 広
  • 経済産業部長 荒 谷 敏
  • 経済産業部産業観光課長 鴇 幸 浩
  • 経済産業部産業観光課長補佐 今 野 善 徳
  • 経済産業部農林振興課長 齋 藤 英 夫
  • 経済産業部農林振興課長補佐 織 田 利 彦
  • 建設部長 伊 藤 正
  • 建設部都市整備課長 高 橋 隆 美
  • 建設部都市整備課長補佐 菅 原 典 夫
  • 建設部都市計画課長 高 田 浩 幸
  • 建設部都市計画課長補佐 高 田 信 毅
  • 建設部上下水道課長 浅 場 悟
  • 建設部上下水道課長補佐 内 ケ 崎 考 一

議会事務局職員

  • 議会事務局長 富 澤 裕
  • 次長 高 橋 直 美
  • 主事 大 村 峻 史

午前10時00分 開会

○委員長(菅原福治君) 皆さん、おはようございます。
本日の出席委員は19名であります。定足数に達しますので、直ちに「予算審査特別委員会」を開きます。
ここで、昨日の本委員会におきまして、浅野武志委員の質問に対して答弁保留した件につきまして、学校教育課長より答弁させます。学校教育課長。


○学校教育課長(相澤美和君) おはようございます。
富谷産の使用野菜の金額でございますが、平成30年度12月末現在で申し上げますと、177万3,660円となっております。来年度におきましても、使用の増に努めてまいりたいと思います。以上です。


議案第15号 平成31年度富谷市一般会計予算

○委員長(菅原福治君) 議案第15号平成31年度富谷市一般会計予算を議題といたします。
なお、本日の日程は、一般会計のうち経済産業部及び建設部の所管に属する予算について審議をいたします。
なお、本会議におきまして各部長より概要説明は受けておりますので、これから、各担当課長等へ補足説明を求めます。
まず最初に、産業観光課長。


[産業観光課長、農林振興課長、都市整備課長、都市計画課長、上下水道課長が予算書のとおり内容の説明を行った]


○委員長(菅原福治君) 以上で説明を終わります。
これより一問一答による質疑に入りますが、質問者及び答弁者は、要領よく簡潔な質問、答弁、そしてスムーズな議事進行にご協力くださるようお願いいたします。また、質疑は、ページ、款項目を明示され行ってください。
それでは、質疑ございませんか。西田委員。

○委員(西田嘉博君) それでは、127ページ、お願いします。
6款2項1目13節松くい虫防除業務50万円は30年度と同額の予算計上ですが、全国的には被害が拡大の中、本市での被害の広がりはないとの理解でよいのか、ご所見を伺います。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) 予算計上で50万円ではございますが、被害の拡大とかは余り見られません。


○委員長(菅原福治君) ほかにございませんか。山路委員。


○委員(山路清一君) 質問いたします。まず、120ページ、19節負担金、補助金及び交付金の中の富谷市シルバー人材センター活動推進事業補助金なんですけれども、今回1,508万円。前回が1,700万円。約200万円ほど減っていますけれども、この内訳をお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) この分の減につきましては、今年度よりシルバー人材センターへの事務局長の派遣ということで、1名職員派遣による人件費相当分の減でございます。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。

○委員(山路清一君) シルバー人材センターなんですけれども、毎年大体会員数が480名前後ということで話聞いていますけれども、現在は何名いらっしゃるのかお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) 現在の会員につきましては、460名(休憩後に訂正発言あり)でございます。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) 460名ということで、若干減ってきているんですかね。シルバー人材センターもなんですけれども、今後やはり私たちも含めてかなり高齢の方がふえてくると思うので、その辺の増加に対する案というんですか、方策というのを考えているのかお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 経済産業部長。


○経済産業部長(荒谷 敏君) こちらにつきましては、シルバー人材センターの会員確保対策ということで、いろいろシルバーさんのほうでも考えておりますし、近年のシルバー世代の増加でいろんな業種を持った方が市民ということで、市内にいるということで、そういった方々もシルバーに入っていただけるような業種の拡大、それも含めてTOMI⁺のほうで支援事業も行いながら、今後そういう会員の確保対策を進めていきたいと思っているところでございます。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) その辺も含めてシルバー人材センターのほうなんですけれども、結構請負関係の金額等もふえていると私思うんです。その中で、市からの、富谷市のほうからの受け入れ金額については、いかほどあるのか、それ年間どれほどふえているのか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) 6,655万3,829円でございます。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) その主な仕事内容はどのような仕事内容でしょうか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) 失礼いたしました。先ほどのちょっと訂正をさせていただきます。合計で1億7,756万1,283円でございました。
主なものにつきましては、除草業務であるとか、剪定業務、そういったものとかでございます。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) 1億7,000万円ほどの富谷市からの請負ですと、今シルバー人材センターの総請負の何%に当たるか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) 約45%程度でございます。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) シルバーでまだ続きまして、昨年度ちょっと大きな災害というか事故があったということで、それ29年度だったかな、話聞いていますけれども、今回30年度はどのような事故があったのか、事故があったら事故数についてお伺いします。


○委員長(菅原福治君) 産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) 事故件数、合計で10件でございます。内容につきましては、除草の際のトラックのシートかけるときに足をひっかけて落下と。あと、例えばですが、除草中に、これも集草中に転倒し、右手を地面について複雑骨折等々でございます。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) 私、一般質問でちょっと話したんですけれども、統計学のハインリッヒという方いらっしゃいまして、やはり軽微な事故が起きることで大きな事故が必ず起こるということがございますので、事故防止についての対応策について常時やっていると思うんですけれども、その具体的な事故防止策について、わかればお伺いたします。


○委員長(菅原福治君) 経済産業部長。


○経済産業部長(荒谷 敏君) こちらにつきましては、まず全体で安全点検を行っております。そこから各班長さんがいらっしゃいますので、そこから安全管理班とかそういった皆さんの班長がおりまして、そこから徹底して事故防止対策、特に案件としては草刈り業務とかそういったところのが多いので、そういったところの注意喚起と、あわせて技術指導、そういったものもあわせて研修活動はまめにやっているところでございます。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) これから会員のほうもふえてくると思いますので、十分安全のほうの管理については気をつけていただいてやっていただきたいと思っています。
続きまして、ページ数、122ページ、3目です。農業振興費、主な事業名の中で、一般質問で同僚議員も話していますけれども、質問していますけれども、農作物有害鳥獣駆除事業、これ今回205万2,000円。前回は、前年度は145万円で、59万8,000円ほどふえていますけれども、これはワイヤーメッシュ関係を含めての増額かどうか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) 今回、ワイヤーメッシュのほうは協議会のほうでやっていますので含まれておりませんが、今回電気柵等の設置事業の補助金を追加しております。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) これも同僚議員のほうから一般質問で話ありました。メッシュの太さなんですけれども、4ミリのやつを今敷き込んでいる、敷き込んでいるというか塀にやっておりますという話でした。今度6ミリぐらいの話あったんですけれども、今後どのような考えでいくのかどうか、6ミリにするのかどうか、この辺についてお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) 現在検討中でございます。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) 4ミリでやれる、4ミリでは余り役立たないと思うんですから、6ミリで考えていただきたいと思います。
続きまして、白石のほうに産業建設常任委員会のほうでイノシシ関係で行ってきました。その中で、これもちょっと話あったと思うんですけれども、白石のほうでは年間1,500頭イノシシをとっていると。なぜかというと、やはり個体数を減らさないと、柵をつくろうが何しようが、個体数を減らすのが一番だという考えで、私たちは白石で勉強してきました。この辺について、市のほうの考えをお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) うちのほうも去年まで、去年は5頭しかとれなかったんですけれども、ことし55頭ということで、精いっぱい頑張っているところでございます。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) 白石の場合は箱わなでとっているという話だったんですけれども、その今五十数頭の件については、どのようなわなか、その捕獲のした件についてお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) 全部くくりわなです。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) じゃ、そのとったイノシシの処分というのは、これも白石の受けで大変申しわけございませんけれども、解体場があるんですよね、白石には。解体場にチェーンブロックでぶら下げて、それを一々10キロくらいに小分けにして解体しまして焼却するというようなことでやっていました。そういうことをやっているんですけれども、富谷市のほうではどのようなやつで処分しているのか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) 一応、まず富谷環境のほうにお願いしまして、そこにテーブル、その上で解体しております。あと、または、場合によっては埋葬処分ということもしております。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) テーブルの上でやると能率悪いんですよね。やはりいいのは、私先ほど話したようにぶら下げてやると。私がちょうど行ったときも、ちょっと小さいイノシシだったんですけれども、ぶら下げまして、小分けにちょっと皮から剝いでいって10キロくらいに小分けしていたということで、話聞きましたら、やはりこの方法が一番いいですよという話をされました。ただ、今こちらのほうに急に解体場をつくるということはちょっと難しい問題ですので、今後この件については富谷市だけでなく黒川行政事務組合を含めてやはり4市町村で考えるべきではないかと私思うんですけれども、この辺についてお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) 今後の課題として検討していきます。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) 十分その検討をしていただきたいと私思います。検討だけで終わらないように、ひとつよろしくお願いいたします。
あと、もう一つ、この件については、猟友会の件も一般質問で若干出たと思うんですけれども、今富谷の猟友会に登録している方は何名いらっしゃるのか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) 今のところ、実施隊のほうは8名おります。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) この実施隊も、白石のほうでも実施隊ということで、百数十名の方いらっしゃるという話を聞いたんですけれども、やはり年齢的に非常に若い方が少ないということで、話ございました。富谷のほうの年齢を含めて、今後その若い人たちの入るというか、入ってやっていただくためには、どのような方法があってやるのか、また富谷市のほうのこの辺について見解をお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) それにつきましては、去年狩猟関係の勉強会などを農協青年部とやったりはしております。なかなかそれでもふえない状況でございます。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) ふやすような努力、ひとつよろしくお願いいたします。
続きまして、ページ数、126ページ、5目の農地費の19節負担金、補助金、この中に農業施設等小災害復旧事業補助金28万円とあります。前年度も28万円だったんですけれども、この件について詳細をお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) 小規模災害ということで、40万円以上ですとうちのほうで国のほうから補助金をもらって直すんですが、それ以下ですと個人で直すようになりますので、それを救済するために、まず40万円の80%ということで予算計上しております。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) この件は、年間何件くらいと、その金額の中でおさめていると思うんですけれども、何件くらいあるんですか。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) 平成30年度はありませんでした。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) じゃ、続きまして、ページ数130ページ、2目商工振興費13節の委託料、スイーツの駅の基本計画策定業務、新規として500万円ほど今回上がっていますけれども、この詳細についてお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) 内容といたしましては、導入機能等の整理、また施設規模の検討と、また施設配置の検討、また期待できる効果の測定と概算事業費等の内容となっております。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) ちょっと難しいことだと思うんですけれども、今後の工程的な予定についてお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) 施設整備等の流れ的なスケジュール感で申し上げますと、まずは現在策定中であります基本構想をもとに新年度におきまして今お話ありました基本計画の策定を行います。翌年度には基本計画、実施計画などという流れにはなると思いますが、施設整備に当たりましては、本市の他の事業展開の状況であるとか財政面等を考慮しなければなりませんし、あと財政の確保等も視野に入れながら考えていかなければならないということでございますので、率直に言うと建築とかそういった時期等についてまでは申し上げられないという状況でございます。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) 予定で結構ですので、この辺についてやっぱり市民も私たち委員も非常に関心のある事業でございます。いつごろとはっきり言えないと思いますけれども、いつごろをめどにやっているのか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 経済産業部長。


○経済産業部長(荒谷 敏君) こちらにつきましては、スイーツのまちとみや創出プロジェクトの中の一つでやっております。地方創生推進交付金もいただいておりますので、そういった観点からすると、3年、5年というスパンで事業を進めるようになっております。
今年度、基本方針、基本構想を今策定中で、今月末まで上がってまいります。それを受けて次年度が基本計画、そういったところの中で、整備計画とか候補地、そういったものも示されるようになります。通常でいきますと、なかなか富谷の地内ですと国交省の道の駅の整備はなかなか難しいというものは前回お話しさせていただいておりますので、そういったものも含めて年度計画は次回の基本計画の中で、こちらも市長のほうから早目にということもございますので、今いろいろと候補地を探しながら、入っていただくスイーツの皆様のご意見も伺わなくてはいけませんので、そういったことも含めて今調整をしているところでございます。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) 続きまして、同じく立地企業産業政策会議及び企業間懇談会業務の新規で15万円ほど入っているんですけれども、これ先ほどちょっと話あったんですけれども、ちょっともう一度詳細をお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) 具体的な内容につきましては、市内に立地する企業の代表者の方々など市長、行政との交流や情報交換を図るものということでございまして、立地企業、地元商工会、経済界、またあと行政等のネットワークの構築やまた新たな企業の立地とビジネス創出などにつなげていくというところでございます。
また、企業活動においては、行政への意見や相談等を行う機会として、あわせて国などの支援制度であるとか法律など、そういった情報の提供を行うというような内容で計画をしているところでございます。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) この政策会議等は富谷市庁舎の中でやるんですか、それともTOMI⁺とか利用するんでしょうか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) 今のところは民間の施設を利用する予定で考えております。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) 続きまして、同じく主な事業名で、企業誘致事業、ございます。この中で、金額なんですけれども、今年度3,978万3,000円、前年度は3,810万2,000円で、168万円ほどふえていますけれども、これらについての詳細をお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) 今年度、新たに1社の企業に400万円程度の奨励金を支出するという予定がございまして、その分でございます。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) 続きまして、ページ数132ページ、19節負担金、補助金、くろかわ商工会の負担金ですね、779万4,000円。前回は、前年度は、786万円。6万6,000円ほど減額になっていますけれども、少ない数字なんですけれども、この減額の数字はどのような数字なんでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) この減額分につきましては、この商工会への補助金については、3年ごと4町村と協議、商工会も交えまして当然協議をして決めるというところでございまして、本年度、改定に当たりまして協議をしたところ、結果として補助金の限度額という部分で会員増分について減額するということになりましたので、6万6,000円が減額となったところでございます。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) 富谷市の商工会、今回TOMI⁺のほうに入っていただきました。結構今活動なされていると思うんですけれども、今富谷市の関係で、商工会の会員数増加していると思います。この会員数の件について、今の現状の会員数と、それからここ数年の増加傾向をお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) 現在の会員数につきましては469名ということで、状況につきましては、本市また他市町も含めまして横並びというか、失礼いたしました。富谷市につきましては、121名の増ということでございます。失礼いたしました。3年前の数字でございます。121名が増ということでございます。失礼いたしました。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) 続きまして、くろかわ商工会富谷事務所のこれ新規の予算なんですけれども、20万円ほどふえています。この20万円について詳細をお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) この20万円につきましては、宮城黒川地域9市町村で組織しております宮城黒川地域地場産業振興協議会というのがございますが、そちらで主催いたしますみやくろ鍋まつりの参加経費としましてくろかわ商工会への補助金として支出するものでございます。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) 続きまして、ページ数134ページ、8款土木費、主な事業名で、これも一般質問のほうで同僚議員から話あったんですけれども、市道の除融雪事業、今回、8,020万円。前年度も8,020万円だったんですけれども、私、あのときの答弁で、12月までは雪が多いというような話を聞きました。その後、私もうちの周りの降った場合雪の除雪をするんですけれども、今回かなり少なかったんですけれども、この辺について当局のほうの見解をお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 都市整備課長。


○都市整備課長(高橋隆美君) 補正予算を計上させていただいた時期につきましては、まだこの2月、3月の天候が読みづらかったというところが正直なところでございます。現在のところ、この3月末で約7,000万円程度で予算的には終わるのではないかという見込みでおります。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) そうしますと、その8,020万円から7,000万円に下がるということで考えてよろしいでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 都市整備課長。


○都市整備課長(高橋隆美君) 今年度におきましてはそのような実績になるかと思いますが、来年度におきましては、やはり過去3年等の実績等も踏まえまして、前年度と同額の8,000万円程度の予算を計上しているところでございます。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) 続きまして、富ケ丘地区の舗装修繕事業ということで、お聞きいたします。私、以前に質問の内容で話したときに、一番道路関係で苦情のある地区はどこかと聞いたときに、富ケ丘地区という話をお聞きした記憶ございます。今回、新規の事業でもって1,000万円ほど入っていますけれども、これの詳細についてお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 都市整備課長。


○都市整備課長(高橋隆美君) 今回1,000万円計上させていただきました。この工事の内容につきましては、やはり富ケ丘地区の舗装が非常に老朽化しているということで、事業化をして修繕を進めていきたいということでございます。ただし、前提といたしまして、掘り返しがないようにということの意味合いもありまして、水道管、それからガス管等の埋設管が古いものから新しいものに更新をされた路線から舗装を行っていくと、そのような考えでおります。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) 各課のほうと十分打ち合わせして手戻りのないような工事をひとつよろしくお願いしたいと思います。この工事は、側溝整備関係とは関係あるのかどうか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 都市整備課長。


○都市整備課長(高橋隆美君) 側溝整備とは切り離して考えております。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) 続きまして、ページ数135ページ、5目の橋梁維持費です。先ほどの説明で、これは昨年度はなかった金額なんですけれども、約7,590万円、結構大きな金額でございます。先ほど5年に1度見直しというか点検をするという話だったんですけれども、そのような考えでよろしいでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 都市整備課長。


○都市整備課長(高橋隆美君) そのような考えでございます。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) 橋の事故というか橋の老化によるものも今全国で見ると結構話題になっております。実際にしょっちゅう点検していると思うんですけれども、富谷の橋の状況というのは、今部分的にいろいろ上がっていますけれども、どのような状態なのかどうかお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 都市整備課長。


○都市整備課長(高橋隆美君) 本市の橋梁におきましては、60橋、橋梁がございます。今年度までに5年に1回の定期点検を全て終了をいたしました。その中で、橋梁の判定として、早期に修繕が必要と判定をされた橋梁が9橋ございました。うち1橋におきましては、新年度予算にも計上させていただいておりますが、御所橋の修繕を行うということでございます。残り8橋につきましては、こちらも新年度予算で計上しております設計等の業務ということで、対応させていただきたいと思っております。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) その状況なんですけれども、例えばコンクリートの橋であればコンクリートの風化関係、それから鉄骨関係ですと鉄骨のさび関係とかいろいろあると思うんですけれども、具体的にどのような状況なのかお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 都市整備課長。


○都市整備課長(高橋隆美君) 橋梁によってさまざまではございますが、本市の橋梁におきましては、ほとんどがコンクリート橋ということでございます。橋台、それから橋桁含めてコンクリートの剝がれや破損が生じておりまして、鉄筋がむき出しになっているとか、それから橋梁の高欄が腐食によりまして危険な状況になっているとか、そのような主な内容でございます。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) 今の説明を聞きますと、コンクリートのかぶりやすさとかコンクリートのかぶりの問題があるのかなという感じがします。それも含めて今後十分に点検していただいて、事故のないようにひとつ気をつけていただくということで、よろしくお願いいたします。
続きまして、ページ数136ページ、13番の委託料、街路樹剪定業務3,500万円。前回は、前年度は3,900万円あります。400万円ほど減になっていますけれども、この辺について詳細をお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 136、上のほう。都市整備課長。


○都市整備課長(高橋隆美君) 減額の理由といたしましては、通常発注する際の積算でございますが、国交省の積算基準をもとに発注しておるところでございますが、この平成30年度から見積もり方式の積算に切りかえをいたしまして、その分設計額を下げて発注することができたということで、新年度におきましてもそのような理由で減額をしているところでございます。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) 十分いいことだと思いますね、それは。この街路樹関係なんですけれども、街路樹は上だけじゃなく下のほうの根回り、根のほう、やはりケヤキ関係とか根の問題が結構あると思うんです。この件について、街路樹の根について何か苦情とかその辺あったのかどうか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 都市整備課長。


○都市整備課長(高橋隆美君) 30年度におきましても、数件この根上がりによる歩道の補修等は行ってきたところでございます。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) 今3カ所の新しい団地のほうが今回のほうの第7回の補正で決定しました。今後、街路樹関係については、市のほうでどのような計画でいくのか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 都市整備課長。


○都市整備課長(高橋隆美君) 都市整備課といたしましては、やはり維持管理費を少しでも減らしていくと、かからないようにしていくという考えがございますので、極力街路樹につきましては少なくということで考えております。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) ぜひとも高木じゃなく低木で、町内会等で清掃に手間暇かからないようなことで、ひとつよろしくお願いしたいと思います。
続きまして、ページ数、142ページ、15節工事請負費、都市公園シェルター設置工事とございます。250万円。これについての詳細をお願いいたします。


○委員長(菅原福治君) 都市計画課長。


○都市計画課長(高田浩幸君) 都市公園シェルターにつきましては、富ケ丘北部地区におきまして日陰がないという形のことがございまして、日陰をつくるために今回富ケ丘三丁目第2公園のほうに設置するものでございます。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) ちょっと意味わからないです。日陰がない。日陰がないというのはどのような。


○委員長(菅原福治君) 都市計画課長。


○都市計画課長(高田浩幸君) 休むところに、そこで遊んでいるときに休むときに日陰が、日陰をとるところがない、日を。という形のことになっておりますので、今回シェルターのほうを設置するという形のものでございます。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) シェルターというと、私は大きな、勘違いしていましたけれども、そうすると屋根か何かかけて、あずまやみたいなものですか。


○委員長(菅原福治君) 都市計画課長。


○都市計画課長(高田浩幸君) あずまやですと4本足があるんですけれども、このタイプは真ん中に足がございまして、パラソルのような形のものと思っていただければ結構でございます。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) シェルターというからちょっとびっくりして、何かそこに逃げるのかなと思っていました。
続きまして、ページ数144ページ、13委託料、141万3,000円。前回は140万円ほどあったんですけれども、先ほどいろいろ話ございまして、19節の負担金関係と木造住宅耐震改修工事助成補助なんですけれども、220万円ということで上がっております。前年度も220万円。これ2件分という話ありましたけれども、この詳細をちょっとお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 都市計画課長。


○都市計画課長(高田浩幸君) 改修工事ということで、最大でリフォームを含めまして110万円の補助となっておりますので、110万円掛ける2という形のことで、2件分ということになっております。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) この応募者というかは何件くらい。2件しかなかったんですか。年間2件受けるということで考えていらっしゃいますか。


○委員長(菅原福治君) 都市計画課長。


○都市計画課長(高田浩幸君) 平成30年度で申しますと、当初が2件ございまして、その後応募があったという形のことで、2件ほど補正予算でいただきまして計4件という形のことで、平成30年度は終わっております。


○委員長(菅原福治君) 山路委員。


○委員(山路清一君) じゃ、あと1問で終わらせていただきます。
危険ブロック等の除去関係なんですけれども、これで今回90万円、10件分というお話ございました。前年度は45万円だったんですけれども、これまだ危険ブロックというのは富谷市の中にあるのかどうか。私の見た感じでは余り見受けられなくなったんですけれども、その辺について詳細をお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 都市計画課長。


○都市計画課長(高田浩幸君) 山路委員の言われる目で見えるものはなかなかないんですけれども、今回、ちょっと話長くなって済みませんけれども、県のほうとスクールゾーン、400件ほど確認しまして、そこで緊急的なものが8件という形のものと、あとそういった中で鉄筋がなかったりという形のものが100件くらいありますので、その辺の状況を加味して、うちのほうの補助と合うというのがその100件くらいは補助の対象となっていきますので、すぐ危険なものは8件という形のものがございまして、それらのほうについては対処をしていただくような形で所有者のほうに話をしているところでございます。


○委員長(菅原福治君) この際、午前11時10分まで休憩します。


午前10時59分 休憩


午前11時10分 再開


○委員長(菅原福治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
ほかに質疑ございませんか。出川委員。


○委員(出川博一君) それでは、歳入からまいります。
26ページ、12款分担金ございまして、先ほどの説明で、とちの木の急傾斜地の分担金だということなんですけれども、これはもう工事は既に終わったのかどうか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 都市整備課長。


○都市整備課長(高橋隆美君) 宮城県のほうから正式に終わったという報告はまだいただいておりませんが、関係する地権者の方からは終わったようだという話は聞いております。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) この分担金の総額はお幾らか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 都市整備課長。


○都市整備課長(高橋隆美君) 総額は400万円でございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) そうすると、80万円だと5年分割ということになるのか確認いたします。


○委員長(菅原福治君) 都市整備課長。


○都市整備課長(高橋隆美君) 5年分割でございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それでは、13款使用料のところにまいりまして、1目1節の総務使用料、シルバー人材センターの行政財産目的外使用料ということで、296万円ほど計上しておりますけれども、これはいわゆる市の財務規則で決まっているとおりの徴求方法なのかどうか、お尋ねいたします。


○委員長(菅原福治君) 産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) そのとおりでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) これは、特にいわゆるシルバー人材ということで、その団体を援助しなくてないということでの減免とかはあるんでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) 減免のほうも行っているところでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) ある程度減免もやむを得ないかなとは思いますけれども、その次に2目の労働使用料690万円ほどございまして、これの歳出根拠といいますか、多分これは室料というか2階のあのブースを貸し出してということだと思うんですけれども、その辺のところの内容についてお尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) 委員のおっしゃるとおりでございまして、TOMI⁺のシェアオフィス等々、使用料を計上したというところでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) これ30年度でこの使用料595万5,000円計上しておりますけれども、これの徴収額見通しについてお尋ねいたします。


○委員長(菅原福治君) 産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) 見通しにつきましては、今、今年度については全てシェアオフィス部分減免ということにしておりますが、実際ちょっとシミュレーション的にその方たちから料金を徴した場合幾らになるかというところで見ますと、想定で今当初から3月まで見ますと、今現在で予算計上の半分ぐらいという状況ですので、妥当なところでの計上だったかなと今考えているところでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) ということは、590万円は徴収はしていないんだけれども、徴収したとしたらば、7月からだから大体その半分ぐらい、300万円ぐらいになるのかなというふうな見通しというふうに今お聞きしたんですけれども、その理解でいいのかどうかお尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) はい、そのとおりでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) 減免したということですけれども、私ちょっときのうの民ギャラの入場料との絡みで言うと、いや、基本的には地方創生の資金を使っているので有料にしてやらなくちゃないというたしか昨日の答弁だったと思うんですけれども、それと今回の減免についての考えについて、もう一度お尋ねしたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) 今回の減免につきましては、あくまで新たに取り組む事業としまして、多くの方に使っていただきたいということから、初年度については減免としたところでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それでは、30ページ、14款2項国庫補助金4目労働費、これについて、先ほど交流プラザに関連するものだというお話だったんですけれども、もう少し具体的に補助の内容についてお尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) 交付金の主な内容につきましては、今業者が入っておりますけれども、そちらに関する業務委託ということと、あと今回新たにまちごとテレワーク事業が、そちらのほうも含まれているということでございます。あと、そのほか各委託関係の事業展開に係る経費でございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それは、いわゆるそれぞれの事業についての補助金の額というのは、詳細にはおわかりになるんでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) ございます。富谷塾とIT企業の誘致等に係る経費につきましては、委託費として2,044万7,000円でございます。まちごとテレワーク推進事業については、250万円と。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) でも、それは事業の予算額であって補助金の額とは違いますよね。


○委員長(菅原福治君) 産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) 失礼いたしました。その2分の1でございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それでは、続きまして、商工費補助金1,790万円ほどございますけれども、先ほどの説明ではスイーツ博とか街道まつりというようなお話だったんですけれども、これもそれぞれその事業に割り振られた補助金の額をお願いいたします。


○委員長(菅原福治君) 産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) スイーツ博覧会につきましては2,500万円、富谷茶復活事業につきましては97万4,000円、スイーツの駅基本計画については500万円でございます。その2分の1でございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それでは、歳出に入っていきたいと思います。
117ページ、5款12項の労働諸費の中で、財源内容として財源内訳その他で1,001万9,000円の内訳について先ほど説明ありましたけれども、これはシルバー人材とあと使用料というようなことかと思いますけれども、先ほど説明ありましたけれども、もう一度確認いたします。


○委員長(菅原福治君) 産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) ただいま申し上げました事業に係る一般財源分のところでございます。失礼いたしました。その分につきましては、特定財源として入ってくるという金額でございまして、その内容につきましては、先ほど申し上げました交付金関係の事業でござい……。失礼いたしました。使用料とあと賃料、あと共益費とコピー機等の使用料、あと土地等の使用料、あと自販機の使用料等でございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) わかりました。
次に、118ページ、11節の需用費の中で、光熱水費262万2,000円ございまして、たしか去年のこの場でも質疑の中で、30年度は528万円計上しておったんですけれども、これについては労働費と生涯学習、結局民ギャラが入るので、生涯学習との案分が必要ですという答弁をいただいておったんですけれども、それについては決定した上でこの額になったということかどうか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) そのとおりでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) そうすると、労働費と生涯学習、民ギャラの分を足した光熱水費の合計は幾らになるんでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) 262万2,000円から2割程度を除した金額というところでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) いや、それは違うんじゃないですか。2割を取った上で260万円ということでないと、やっぱり納得できないんですけれども。


○委員長(菅原福治君) 産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) おっしゃるとおりでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それと、あと、13節の委託料、プラザ運営管理費、これ30年度2,802万円という計上だったんですけれども、先ほどの説明では交流プラザの運営管理費2,044万7,000円とシルバー人材の受付管理業務、それとさらに施設維持管理業務、これを足したやつだということだったんですけれども、その説明で間違いないかどうか、お尋ねいたします。


○委員長(菅原福治君) 産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) そのとおりでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) そうすると、30年も31年度も大体2,800万円ぐらいということで、ということは、TOMI⁺に関しての維持管理、これは2,800万円で大体固まりだというふうに理解していいのかどうか、お尋ねいたします。


○委員長(菅原福治君) 産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) 立ち上げの際に余分にかかっているところでございますので、固定ということではございません。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) ということは、つまり32年も2,800万円ぐらいでおさまるんですかというのを確認したいという意味だったんですけれども、その辺のところについてお尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 若生市長。


○市長(若生裕俊君) 今回、運営管理関係は立ち上げの部分があるので若干上回りしていますけれども、若干安定してくれば、もう少し固まってくれば、下がってくるものというふうに見込んでおります。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それでは、続いて同じ委託料で、まちごとテレワーク推進支援業務、これについても半分は補助金があるんだというお話だったんですけれども、この事業の内容についてお尋ねいたします。


○委員長(菅原福治君) 産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) テレワークの具体的な取り組み内容につきましては、就労体験や各種セミナーなど、テレワーカーの育成や空き家等の活用について調査などを行うというところでございまして、具体的な内容、事業等につきましては、今のところ案ではございますが、3つの業務等を柱として展開をしていきたいというところでございまして、1つ目には、空き家活用の実現に向けた調査、2つ目につきましては、テレワーカーの育成に向けた就労体験やお試し、テレワークの準備や実施、3つ目といたしましては、テレワーク活用による働き方改革の検討と、あとそのほかにも地元企業を取り込んでいくための組織づくり、またあと運営体制の構築の準備であるとか、あとテレワーク中核施設整備のための諸準備と計画策定など、そういったものに取り組んでいくと考えているところでございます。


○委員長(菅原福治君) 経済産業部長。


○経済産業部長(荒谷 敏君) 課長が説明した中身なんですけれども、これは市長施政方針とかそういったところでも申し上げたとおり、当初この予算要求したときは総務省の交付金事業を予定しておりました。しかし、突然総務省のほうから働き方改革の全般にわたって見直すということで、補助内容が変わったということで、事前通知が来ております。事前通知が来たのは、当然現在全国で12カ所ほど市町村が選ばれまして事前調査を今行っている最中でございます。それに対して、普通ですと、そのまま次、そのテレワーク事業に移行するものなんですが、ここで一旦制度の見直しを行うということで、総務省のほうから事前通知が来まして、その詳細は3月末まで該当する市町村へ個別にご連絡しますということで、今それを待っているところでございます。
一旦それを見まして、これも申し上げておりますが、上限も3,000万円から2,000万円に減ったり、そういったいろいろな縛りが出まして、以前は全額交付金事業だったのが2分の1交付金事業に下がりましたので、これも旧民ギャラを改修してそういうものの拠点にしようとしたところも若干市の持ち出しがかなり多くなっていくことが想定されますので、一旦総務省の全体事業をもう一度見直して、改めて仕切り直しすると。
今回予算要求しておるのは、それも含めましてテレワーク事業は非常に重要な事業でございますので、TOMI⁺を卒業した皆さんとか、もしくはIT企業の誘致、ぜひ市に登記してもらって、ここで活動を行っていただくための拠点を設けると。それにはセンターを含め空き家対策ということで、空き家の誘致とかそういったものも今いろいろ調べているところでございます。そういったちょっと意味合いも含めてのこの予算要求の中身に現在なっているところでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) ということは、まだ補助金の額もこれから変更がありそうだしということで、この事業については新年度になってある程度補助金の見通しとかそういうやつが立った段階で再度戦略の練り直しというふうに理解してよろしいんでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 経済産業部長。


○経済産業部長(荒谷 敏君) これは委員のおっしゃるとおりで、当初の市が予定していた事業と大幅に変わったということがまず前提ございますので、ただテレワークセンター、これ非常に重要な施策になっております。当然政府が推す働き方改革の一環にもなっておりますので、そういったところを踏まえて、その制度内容を一旦見て新たに取り組んでいきたいと思っているところでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それでは、124ページ、一番上の行にありますみつ源の拡大、これについて5万円の計上がございまして、30年度も5万円計上しておりました。31年度の事業内容はどのような内容なのか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) みつ源の拡大事業ということで、花壇整備などを予定しております。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) そうすると、30年度の5万円の予算執行はあったんでしょうか。事業執行はあったんでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) ありました。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それも同じ花壇なんでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) 同じく花壇で、みつ源。市役所の入り口の花壇があるんですけれども、西側に、入り口にもありました。入り口に飾ってあった。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) どっちなんですか。30年度のやつが多分入り口のところで……。


○委員長(菅原福治君) 若生市長。


○市長(若生裕俊君) これまでは庁舎入り口にあったいわゆる何タワーでしたっけ、花の、入って右側の、あれの管理費を5万円で委託した費用だったんですけれども、今回あれを撤収して、かわりに新たにまた森林組合関係のほうから市役所前にご寄附をいただいた花壇の管理費として5万円計上です。それが30年度。31年度もそれで。同じ。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) 花壇は多分30年度につくって、あの花をみつ源にしたというのは見ておったんですけれども、31年度はその花壇に対してまた新しい花を植えるとか、そうじゃなくて別な場所にまた花壇をつくってみつ源を拡大するのかどうか、その辺について確認したいんですけれども。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) そのままの花壇にまた植える予定でございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) その同じ花壇に植えるのにやっぱり5万円かかるんですか。いや、植えるやつを変えるとかそういう、ちょっとイメージ的に、多分ポットを買って植えるんだろうと思うんですけれども、そんなに高いのかなと思うんですけれども、どうでしょうか。もう一度お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) そのぐらいはかかる予定なんですけれども、単年度で花が散りますので、また苗を買って植えて、また苗を買って植えてということになっております。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それでは、126ページ、中段に農地費がございまして、これの13節委託料、ここで農道不陸整正業務がございますけれども、これの路線といいますか、長さといいますか、その辺のところについてお尋ねいたします。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) 農道不陸整正につきましては、2カ所を予定しておりまして、1カ所が今泉深苗代の農道でございまして、これは市有林があるところでございます。市有林の管理のための農道不陸整正。あと、もう一カ所につきましては、土地改良区分としまして毎年約300平米ほどやっております。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) これは、そうすると、これからも毎年発生することになるんですか。それとも1回やるとそれで終わりということでしょうか。特に土地改良区の場合、どうなのか、お尋ねいたします。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) 土地改良区につきましては、このまま継続で、あと深苗代線につきましては、単年度で終わります。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) 同じ委託料で、橋梁点検業務として300万円ほど計上してありますけれども、これはいわゆる多分農地内の橋だと思うんですけれども、何カ所ぐらいあるんでしょうか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) この橋梁点検につきましては、東北自動車道をまたいでいる2橋でございまして、一応5年に1度定期点検しなさいというのを義務づけで実施するものでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それほど大がかりな橋だとは思わないんですけれども、これは目視でやるんでしょうか。それとも、何らかの形の別な方法でやるのか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) 基本的には目視なんですけれども、東北自動車道は通行規制をかけまして、片側交互通行とかそういった制限をかけまして点検をします。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それでは、128ページ、6款2項13節委託料、ここに林地台帳整備事業として200万円ほど計上しているんですけれども、これも多分整備サイクルがあるかと思うんですけれども、その辺について確認します。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) 林地台帳の整備、うちのほうまだ未整備でございまして、整備している中身のまた整備ということで、登記情報とか所有者とかを見直ししてきちんと入れるというふうな業務委託でございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) 現在整備中だということについては、ちょっとそれで市の執行体制としていいのかどうかというのはちょっと疑問に思うんですけれども、もう一度、まだ未整備なのかどうか確認します。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) 一応今まで整備はしているんですけれども、さらに県の情報とか、所有者、あるいは登記上の所有者、そういうふうな名目を入れる業務でございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) でも、おかしいんじゃないですか。権利関係がはっきりわからない中で、どうだかという。台帳がしっかりしていないというのはちょっと看過できないのかなと思うんですけれども、その辺は、かなり整備は進んでいるんだけれども、さらに精度を高めたいという位置づけだったらわかるんですけれども、その辺のところについても、もう一度答弁いただきたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) 今言われましたように、精度を高めるというようなことでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それでは、19節の補助金のところで、昨年までは緑づくり補助金20万円等をずっと計上しておったんですけれども、これが消滅しましたけれども、その理由をお尋ねいたします。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) 20万円につきましては、農業振興費のほうに科目が変わってございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) 農業振興費、どこなんでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) 済みません、先ほどのはちょっと訂正をお願いします。一応20万円につきましては、もし地区から要望があった場合、補正予算で対応することにしております。済みませんでした。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それに関連して、補助金の一番下にあります緑化推進委員会、これ50万円ということで30万円ほど増額になっているんですけれども、実はこの中に包含されたんではないですか。もう一度お伺いします。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) もともとこの緑化推進委員会の事業費としましては、50万円、30年度はちょっと減額しましたが、50万円に戻した状況でございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) この緑化推進委員会の補助金の使途はどのようになるのか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) 各町内会等から要望があった場合、うちのほうの事務局のほうでまず桜の剪定やそういったものを実施するものでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) いや、それは違うんじゃないですか。緑化推進のほうがそういう費用であって、じゃなくて緑づくり補助金のほうが各町内会に10万円とか5万円とかという補助金を出して緑づくりに協力してもらうということで、この緑化推進委員会の目的とはまた別だと私は理解しておったんですけれども、いかがでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) この緑化推進委員会の事業につきましては、例えば町内会のほうで、まず公園に木を植えたいとか緑地に木を植えたいという場合、どうしても大がかりな工事になりますので、そういった場合、事務局のほうで緑づくりですか、そういったものも応援しますし、また今回30年度につきましては、東向陽台の桜の剪定、そちらのほうを実施したところでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) この緑化推進委員会、これについては、その使途についてちょっとさかのぼって確認をいただいて、これがいわゆるこれと緑づくり補助金、これとの関連性についてももう一度精査をいただいて、必要であれば補正予算を立てていただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) 先ほども言いましたように、要望があった場合、補正予算で対応します。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) じゃなくて、この緑化推進で50万円に戻したということなんですけれども、その緑化推進で50万円をどのように、例えば、じゃ30年度20万円をどのようにお使いになったのか、どのように執行したのか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) 30年度につきましては、要望がなかったということで、補正対応にしました。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) そういう要望がないやつに対して30万円を増額するという予算立てはちょっと納得できないんですけれども、お尋ねいたします。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) 緑づくりとこの緑化推進委員会の50万円は別物でございまして、まずこの最初の10万円ですね、1町内会当たり、それにつきましては、その町内会で公共施設とかそちらのほうに花を植えるとか、あるいは木を植えるという場合、自分たちでやる場合については10万円を補助しておりまして、この緑化推進委員会の50万円につきましては、大きな事業ですね、少し、そういったものを事務局のほうで実施するというふうになっております。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) ということは、31年度については、いわゆる東向陽台の公園の桜とか、そういう大がかりなやつがあるから予算を計上したという理解をすればいいのかどうか、お尋ねいたします。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) 31年度につきましては、まだ何をするかという事業は決まっておりません。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それでは、130ページ、下段のほうの13節委託料、商工振興費の委託料ですけれども、この中で、真ん中ぐらいに公式キャラクターグッズ作成業務とありますけれども、これ84万8,000円ですけれども、これはどのような業務なのか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) 公式キャラクターにつきましては、イベント等でのさまざまな場面におきまして本市のPR等を行っておりますので、そのグッズとして作成をするということでございまして、PRグッズとまたあわせてノベルティーの物品の作成ということなので、支出する予算でございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) これは有料で頒布するんでしょうか、それともただ差し上げるんでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) ノベルティー分とあと有償で販売、今も行っていますけれども、販売する部分もございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) 今も販売しているということなんですけれども、これは多分30年度には153万5,000円の予算を計上して対応したかと思うんですけれども、この30年度でつくったグッズの種類についてお尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) 30年度におきましてつくったグッズにつきましては、スプーン、あとクリアファイル、あとぬいぐるみ等でございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) 数量はどのぐらいおつくりになったんですか。


○委員長(菅原福治君) 産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) 先ほど、済みません、ピンバッジも作成しております。ピンバッジにつきましてはこれまで3,000個、あとクリアファイルについては500枚、スプーンについては600個、ぬいぐるみについては100個でございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) 今在庫はどのぐらい残っているんでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) ピンバッジにつきましては594個、スプーンについては240個、ファイルについては45枚、ぬいぐるみについては13個でございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) そうすると、昨年つくった、昨年というか今年度つくったやつの追加での作成ということなんでしょうか。それとも、種類を変えておつくりになるということですか。


○委員長(菅原福治君) 産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) 追加という部分もありますけれども、ノベルティー、そういった部分については新たに作成という部分もございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) これはいつぐらいまでもつつもり、いわゆる不良在庫になるんじゃないかという心配あるのでお尋ねしているんですけれども、その辺についての懸念がないのかどうかお尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) 現在のところ、販売のほうも本当に売れておりますので、そういった懸念は今のところ考えていないところでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それでは、スイーツのまちづくり創出プロジェクト業務、2,600万円ほどの計上がございますけれども、これについては、先ほどいわゆる大くくりでいえばスイーツ博の費用だという説明だったと思うんですけれども、そのほかの事業としては、従来であればここ国際スイーツ博の費用ということで2,500万円とか計上になったんですけれども、そうでない何らかの別な事業も含まれるのか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) とみやスイーツステーションの基本計画の策定であったり、あと新商品の中に富谷茶の事業も含んでいるところでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) そうすると、その上のスイーツの駅基本計画、これとの関連性はどうなんですか。


○委員長(菅原福治君) 産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) 失礼いたしました。スイーツのまち創出プロジェクト2,597万4,000円につきましては、申しわけございません、スイーツ博とお茶、先ほど申し上げた新商品開発の分で、お茶の推進事業の部分でございます。あと、基本計画については、500万円というところでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) そうすると、昨年は2,500万円で、実行委員会への支出という計上だったんですけれども、今回は直営でやるという位置づけにするのかどうか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) 今回の事業は直営実施予定でございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) これはあくまでも直営でやるということは、次のステップとして、創生資金の補助金を活用するという位置づけの中で、32年度は多分なくなるのかなということで、その辺を意識した企画ということになるのかどうか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) おっしゃるとおり、スイーツ博につきましては、地方創生を活用して取り組むことについては来年度が節目の年ということになりますので、そういった形でのことでございます。


○委員長(菅原福治君) 経済産業部長。


○経済産業部長(荒谷 敏君) 補足させていただきますが、これは地方創生の推進交付金を使っておりまして、これはどちらかというと市が全面責任を持ってやるイベントとかそういう事業に交付されるものでございますので、実行委員会への交付となるとちょっと意味合いが違ってきますので、直営でやるのが正しいやり方だということで、それを踏まえて積算の根拠をきっちり立てまして、イベントを支援する委託業務であったり、6次化を推進するもの、あと今回は富谷茶のプロジェクトとかそういったものも入っての総額として予算計上しておりまして、直営でやるということで、この当初予算のほうにこういった形で、まず計上させていただいているものでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) 余計なこと聞かなければよかったんですけれども、ということは去年の予算立てがちょっと問題ありましたよと、実行委員会への2,500万円というやつは問題あったということなのか、その辺はちょっともう一度お尋ねいたします。


○委員長(菅原福治君) 経済産業部長。


○経済産業部長(荒谷 敏君) 昨年も当初予算はこういった計上、予算計上しておりましたが、そうですね、途中から補正予算で組み替えさせていただいております。


○委員長(菅原福治君) 若生市長。


○市長(若生裕俊君) 当初ではおととしまでの形で実は当初予算組んだんですけれども、実は地方創生で1次、1回目のあれで対象にならないということで、新たに出し直した形の中で、こういう指摘も受けて直営でということでの切りかえになったものですから、その辺ご理解いただければというふうに思います。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) 大分時間使って済みません。132ページ、19節の補助金のところで、この欄、一番下にあります創業支援資金融資等利子補給補助金50万円ございますけれども、これの補助金の制度設計についてお尋ねいたします。


○委員長(菅原福治君) 産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) 制度金融につきましては、日本政策金融公庫の融資制度の中におきまして、その融資に係る利子相当額を上限10万円としまして3年間、市で補給するものでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) 制度とすれば、いわゆる入れ物はできたんでしょうけれども、実際にこれを利用されるような起業家はどのぐらい見通しがあるのか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) 今現在新年度に1人いる予定でございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) 10万円が上限ということですから、これは5人ぐらい出るというもくろみ、それは可能なのかどうか、お尋ねいたします。


○委員長(菅原福治君) 経済産業部長。


○経済産業部長(荒谷 敏君) こちら新規事業で取り扱っておりまして、詳細については交付要綱を定める予定でございます。そして、今TOMI⁺で、富谷塾とかそういった方々があそこを出て創業するための支援ということでございます。内訳といたしまして、新規開発事業であったり、女性・シニア起業家の資金、再挑戦資金とか、新創設資金、あとは東日本大震災関連で何か起こしたいとかというそういった方々の部分分けをしまして、今のところ5件を目指してTOMI⁺のほうで活動していくということで、50万円の予算要求をしているところでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それでは、134ページ、下から2行目にあります報償費30万円、これ先ほど説明はあったんですけれども、報償金として別建てにした中身についてもう一度確認いたします。


○委員長(菅原福治君) 都市整備課長。


○都市整備課長(高橋隆美君) 行革の協働による公共施設の維持管理の推進の事業ということで、新たに富谷ロードサポート制度という制度をこのたびつくっております。この内容の中で、実施していただくような団体につきましては、当初は町内会のみという考えもあったんですけれども、より多くの市民の方々に参加をしていただきたいという思いもございまして、町内会やまた企業、それから市民グループなどの団体ということで、人数としては成人で10名以上20名以内の人数、1団体当たり、そういった人数で要件として定めてまいりたいと思っております。
また、この活動を実施していただくに当たりましては、おおむね100メートル以上の対象区間を設定すると。それから、年間2回以上の活動を実施すると。1年以上しっかりと継続をしていただくということを条件にしてまいりたいと思います。
活動の内容といたしましては、現在のところ、除草やそれから街路樹の剪定を考えております。市が設定いたしました春・秋のクリーン作戦、それから町内会が独自に設定しております日曜清掃などの活動につきましては、対象外とすると。
それから、この100メートル程度の対象区間の設定につきましては、現在市が業務委託で除草やそれから街路樹の剪定を行っている区間の中で、対象区間として設定してやっていただくということでございます。完全にボランティアということも当初は考えておりましたが、全国のさまざまな自治体で行っている事例を参考にもいたしまして、今回完全なボランティアということじゃなくて報償金を交付させていただくという方式で取り組んでいくということで、計上させていただいているものでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) ちょっと私のアンテナも低かったかわかりませんけれども、今初めて聞く内容でちょっとびっくりしたんですけれども、それは何らかの形で市民の方にいわゆる広報というか周知されていることなのかどうか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 都市整備課長。


○都市整備課長(高橋隆美君) 3月20日に行われます行政区長会議の中で、このことはご説明をさせていただきたいと思います。その中で、ご意見を踏まえまして、この年度内中にホームページ等で掲載させていただき、この団体の公募をさせていただきたいと思っております。また、広報とみやにおきましては、これからのスケジュールですと5月号に掲載させていただくということで、予定をしております。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) ちょっと私順序が逆かなと。予算が通らなければ何もできないというそれは執行部側の事情はわかりますけれども、やっぱりある程度そういうことを、これから検討していますよということを市民に知っていただいた上で、じゃ少し協力しましょうかというような動きとかそういうやつを踏まえて、逆に言えば、それこそ補正予算で新たにつけるとかそういう対応が必要ではないかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 若生市長。


○市長(若生裕俊君) この件につきましては、いわゆる行革の中で、市民協働という部分で、これまでも自分の地域、自分たちで管理するよという声もいただいてまいりました。ある意味、これまで河川愛護団体に河川の清掃をお願いして、それは有償で、それもそういうもののいわゆるロード版みたいなイメージで捉えていただければというふうに思うんですけれども、いわゆる行革、そして市民協働という部分の中で、新たに新年度取り組む事業として今回新規で予算を計上させていただいたところでございます。
内容につきましては、先ほど課長がご説明したように、まずは今回の行政区長会議で市の考え方をご説明をし、行政区長さん方からご意見をいただき、いろいろなその辺のやりとりをしながら、新年度、31年度中に事業が実施できればということで、今回予算を計上したところでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) いや、私言っているのは、それはわかるんです。ただ、いろいろ当初予算としてそういう情報がまだ区長会にも出していない中で予算編成をするということは、ちょっと逆じゃないかと。ある程度醸成して、その中で、じゃ6月補正で立てましょうとかそういうのが筋じゃないかなということで質問したんですけれども、その辺についてはいかがでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 建設部長。


○建設部長(伊藤 正君) 予算の確保をいつの時期にしようかというのは、ちょっと検討したところではございます。6月補正にしますと、実際募集等はそれ以降ということになりまして、実際の事業自体が7月、8月以降になってしまうだろうということになります。そうしますと、一応計画の中では年2回の実施というのをお願いしておりますけれども、そういったのを考えるとちょっとそれ以降ですと2回の実施というのは難しくなる可能性が高いということから今回当初予算に上げさせていただいて、できるだけ早い時期にそういった団体のほうを選定させていただいて、年2回の実施をお願いしたいということで、今回計上させていただいたものでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) それでは、最後にいたします。136ページ、2項の13節委託料の中で、道路路面清掃業務、これ500万円計上しておりますけれども、これは昨年度、その前の年と比べると毎年下がって減額になってきている。今の報償金との絡みもあるのかもしれませんけれども、その辺のところについての認識を確認いたします。


○委員長(菅原福治君) 都市整備課長。


○都市整備課長(高橋隆美君) この路面清掃業務につきましては、毎年種々予算を検討しているところでございますが、この業務につきましては、路面清掃車両で主に幹線道路の側溝等の清掃を行う業務でございまして、前年度実績に対して次の年の予算額を検討しながら予算立てを計上させていただいているというところでございます。


○委員長(菅原福治君) 出川委員。


○委員(出川博一君) ということは、これは清掃車でという、車でということであれば、いわゆる強風があったり、そういうときに路面の小枝を清掃するというようなことで、不定期で運行しているという理解でいいのかどうか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 都市整備課長。


○都市整備課長(高橋隆美君) 時期といたしましては、この冬場、雪が解けて春先に路面をきれいにするということで、時期を考えておりますけれども、ただ台風等が発生をしたときにかなり街路樹の枝が折れて路面に散乱しているという状況のときもございますので、そのときは臨時的に行っているという状況でございます。


○委員長(菅原福治君) この際、午後1時まで休憩いたします。


午前11時59分 休憩


午後 1時00分 再開


○委員長(菅原福治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
先ほどの山路委員の質問に対して答弁の訂正が求められていますので、発言を許可します。産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) 先ほど山路委員よりご質問がありましたシルバー人材センターの会員数についてでございますが、460名とお答えしたところでございますが、前年度末現在の会員数でございました。最新の31年2月末の会員数につきましては515名でございましたので、訂正をお願いしたいと思います。大変申しわけございませんでした。


○委員長(菅原福治君) ほかに質疑ございませんか。浅野武志委員。


○委員(浅野武志君) 私のほうから3点お伺いさせていただきます。
まず、124ページ、説明の欄の認定農業者支援事業補助金144万円の内容について伺います。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) 済みません。水田の農業振興事業といたしまして1万2,000アールの2,000円となっております。


○委員長(菅原福治君) 浅野武志委員。


○委員(浅野武志君) 続きまして、その5行ぐらい下の農業次世代人材投資事業補助金150万円なんですけれども、これ人数について伺います。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) 1名でございます。


○委員長(菅原福治君) 浅野武志委員。


○委員(浅野武志君) これは去年からの継続事業ということでしょうか、伺います。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) そのとおりでございます。継続事業でございます。


○委員長(菅原福治君) 浅野武志委員。


○委員(浅野武志君) これは何年までなんでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) 5年間でございます。


○委員長(菅原福治君) 浅野武志委員。


○委員(浅野武志君) 続きまして、126ページ、説明の欄で、多面的機能支援交付金607万7,000円計上しているんですけれども、地区について伺います。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) 地区につきましては、二ノ関地区、大童地区、今泉地区、あと三ノ関地区と志戸田地区でございます。


○委員長(菅原福治君) 浅野武志委員。


○委員(浅野武志君) 最後になります。同じく126ページの下から2つ目、生産調整推進対策補助金550万円の内容について伺います。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) 2万2,000アール掛ける2,500円でございます。


○委員長(菅原福治君) ほかにございませんか。金子委員。


○委員(金子 透君) 私から何点か質問させていただきます。126ページ、5目15節工事請負費、志戸田地区のどの辺なんでしょう。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) こちらから行きますと、富谷環境の手前の側道でございます。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) 工事の内容をお知らせください。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) 幅が800の深さが900の大型フリュームを2本、4メーターを接続する工事でございます。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) 農林のほうの予算の計上ですから、俗に言われている農業用水路とか青線と言われる部分ですか。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) はい、青線でございます。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) はい、わかりました。じゃ、次に移ります。
次、128ページ、ページ中ほどちょっと上段、1038さくらの杜事業、関連する事業ありますけれども、この場所を教えてください。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) 場所につきましては、市役所周辺とあと桜田の桜田山でございます。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) 桜田山といいますと、西川周辺のあたりということですか。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) その部分も入っていますし、今防災調整池ありますけれども、その上の山も含まれております。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) これ富谷に関連して1038という事業名に冠したんでしょうけれども、いつからか、私の記憶では恐らく市長のお父さんのときから始まった事業でないのかなと思いますけれども、確認のため。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) そのとおりでございます。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) これ富谷町のときに始まった事業ですから1038、富谷、大変よろしいかなと思うんですけれども、富谷村から町、市へ単独で発展をずっと続けてきておりました。人口も10倍になりました。もう少し範囲を拡大する考えはありませんか。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) 今のところは、この1,038本ですね、約、このままで続けたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) 先ほど質問の途中で、村から市まで発展をずっと続けてきて人口も10倍になったと。どうせなら10,380で10倍ぐらいの規模で頑張ろうという気概はありませんかね。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) その辺、拡大もよろしいんですけれども、今維持管理も大変な状況でございますので、しばらくはこのままでやっていきたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) この件は関連して後ほどまた別のところで質問を続けます。
次に、136ページ、上から3段目、節の上から3段目、委託料、道路敷除草業務に関してお聞きします。道路の脇の除草、舗装道路の脇の除草の業務だという理解でよろしいでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 都市整備課長。


○都市整備課長(高橋隆美君) 道路の路肩部分の除草ということでございます。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) 路肩、どの辺まででしょうか。


○委員長(菅原福治君) 都市整備課長。


○都市整備課長(高橋隆美君) 場所によってまちまちなところはございますが、標準的には1メートルということで、決めております。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) それは、1メートルは官民境あたりまでいっているんですか。


○委員長(菅原福治君) 都市整備課長。


○都市整備課長(高橋隆美君) 官民境までいくところといかないところと、それもまちまちではございます。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) それでは、官民境までいかないところの1メーターより遠くなった部分はどのようになっているのでしょう。


○委員長(菅原福治君) 都市整備課長。


○都市整備課長(高橋隆美君) 農地では、隣接地が農地でないところにつきましては、草についてはそのままの状態になっております。農地の場合は、耕作者の方々が自主的に除草してくださっている場所もございます。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) 大体現状の認識そんなところだと思うんですけれども、要は道路に面した田んぼの所有者の方が善意で官地の部分まで刈り上げてくれているということですよね。これから後継者の方もなかなか大変だ。今やっている方々も高齢で、草刈りしんどいなやという人、口には出さないけれども、かなりの数おられるかと思います。
あと、ましてや農地に面していないところであるならば、そのままぼうぼうではいいはずはないと思うんですけれども、費用の面もあるんでしょうから一概にこれがんと言うわけにはいかないんですけれども、少し方向性として、ご協力をいただく方がだんだんこれからいなくなってしまうんではないかなと考えるんですけれども、そこら辺の考え方をちょっと教えてください。


○委員長(菅原福治君) 都市整備課長。


○都市整備課長(高橋隆美君) 今年度も何件かそういったご要望をいただいたところはございました。こちらのほうで現地のほうをしっかりと確認をいたしまして、やはり市のほうで対応するべき場所であると判断したところについては除草の範囲に含めることにもしておりますし、またそれが余りにも過大な場合は、申しわけありませんが、まだ今のところはできる状況ではないということで、ご理解をいただいているところでございます。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) ちょっとページ戻りまして、午前中の議論にもあったんですけれども、下から2行目の報償金ということの議論あったと思うんですけれども、(「何ページですか」の声あり)ごめんなさい、134ページです。下から2行目、午前中、報償金ということの議論ありましたけれども、これ何か立ち上げた新たなやつだということなんですけれども、考え方ちょっと似ているんでないかと思うんですけれども、こういうような考え方でご理解、ご協力いただくということはできないのでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 都市整備課長。


○都市整備課長(高橋隆美君) このたび新たな事業として立ち上げようとしているものにつきましては、これまで市がメンテナンス費用をかけていたところを市民の皆様にご協力をいただいてという考えでおります。その分、報償費という形で交付をさせていただきたいということでございます。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) 余り言ってもあれなんですけれども、メンテナンス費用としてかけていた部分を市民の皆様のご協力いただいたところに充てる報償金ですよと。官地でありながら、やるべきところをやらなかったのをご協力いただいたのも、同じような考え方でちょっと幅広く運用するという考え方はならないでしょうか。再度ちょっとお願いします。


○委員長(菅原福治君) 都市整備課長。


○都市整備課長(高橋隆美君) この作業をしていただく場所につきましては、この登録いただいた団体様と協議をしながら決定していくという流れで現在のところ考えているところでございます。その辺はよくお気持ちを酌ませていただいて検討させていただきたいと思っております。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) じゃ、この件に関しては理解をしたところでございます。
これもちょっと確認になってしまうんですけれども、橋梁維持管理事業、一番下です。これ定期的な点検だということだったんですけれども、(「136ですか」の声あり)同じページ、ごめんなさい。136ページ、主な事業名の一番下です。そこの部分、点検のみで、実際の修繕に入る部分の予算づけではないんですよね。確認です。


○委員長(菅原福治君) 都市整備課長。


○都市整備課長(高橋隆美君) 予算書136ページの13節委託料の件でよろしいでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) 一番右の主な事業名というところで言いましたので、7,590万円計上している件です。


○委員長(菅原福治君) 都市整備課長。


○都市整備課長(高橋隆美君) この予算につきましては、まず138ページに記載をさせていただいておるんですけれども、上段でございます。橋梁長寿命化の修繕計画、こちらの平成25年度に策定しておるところでございますが、5年経過いたしまして記載する内容等も国のほうから追加事項だとかさまざまございますものですから、その修正業務を60橋分行います。
それから、橋梁の定期点検業務につきましては、こちら2橋分、31年度予定をしております。
また、修繕が必要と判定された8橋分の修繕設計業務を行うところでございます。
また、プラス橋梁に何か支障があったときの予算ということで、橋梁の調査費ということで、100万円計上させていただいているところでございます。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) はい、わかりました。じゃ、その下の工事請負費、御所橋と桜木大橋、これ長寿命化修繕工事ということになっているんですけれども、何らかのふぐあい、不都合が起きての工事なんですか。それとも、ふぐあい、不都合が起きてはいないのだけれども、長寿命化のための工事をやるのでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 都市整備課長。


○都市整備課長(高橋隆美君) 失礼いたしました。先ほどの橋梁の維持管理事業の予算額にもこちらの修繕工事のほうを含めております。この長寿命化修繕工事の内容につきましては、御所橋につきましては、予防保全というこの修繕の考え方ございまして、完全に壊れてはいないんですけれども、より長もちをさせるために今多少支障になっているところを修繕をして延命化を図るという内容でございます。
また、桜木大橋につきましては、昨年度、舗装路面からモルタル成分的なものが舗装のひび割れから発見をされまして、舗装版を剝がして調べてみましたら、橋梁の床版に支障があったということで、その部分の修繕をいたしまして長寿命化を図ると、そのような内容でございます。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) 了解しました。
次、140ページ、一般公園維持管理事業ということで、主な事業名のところです。8,888万7,000円、これ市内の主な公園入っているんでしょうけれども、富ケ岡公園もここに含まれているんでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 都市計画課長。


○都市計画課長(高田浩幸君) おっしゃるとおりでございます。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) 富ケ岡公園のこの中に予定している維持管理の業務と、あとおおよその金額でよろしいので。


○委員長(菅原福治君) 都市計画課長。


○都市計画課長(高田浩幸君) 全公園になりますけれども、入っているのは除草業務、剪定業務となりまして、今約30万円ほどとなると考えております。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) ここで、先ほどの1038の事業にちょっと戻って関連づけて質問いたします。富ケ岡公園の今桜の木、本当かわいそうな状況だと思うんですよね。老木というか古木というか。もうあれ生かすのにはいかがなものかなということもありますし、やっぱりせっかく桜というのを前面に出して市長のお父さんが始めた事業でありますから、もうしんまち地区全体を巻き込んだような広範囲に事業展開することによって、これこそ地域の活性化であったり、交流人口の拡大であったり、いろいろ目指すところあると思うんですけれども、さっきたしか三十何万、30万円の維持管理ということでしたよね。そうすると本当に下草刈って終わりというような状況じゃないかと思うんですけれども、改めてお伺いします。


○委員長(菅原福治君) 都市計画課長。


○都市計画課長(高田浩幸君) 今現況ではそういった形で下刈りというか除草、そしてあと剪定という形のことでやっておりますけれども、先ほども話にあったとおり、しんまち地区という形の関連も、今後どういった形でしんまち地区を位置づけていくかという形もございますので、それも踏まえて今後そういった対策を講じていくかどうかというのを検討してまいりたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) 予算に関連あることの質問ですので、これからのまちづくりを考えたときに、やっぱり今古木になってもう惨たんたる状況という言い方は適切かどうかちょっとあれなんですけれども、かわいそうな状況だと思うんです。中央公民館のあの桜の木もしかりです。昔富谷小学校の時代のあの前の道路、ピンク色のなるぐらい桜の樹勢、すごかったと思うんです。確かに古くなれば仕方ないのかなという一面もありますけれども、今であればあの桜の木の若芽というんですか、ああいったものを接ぎ木するなりして、また富谷に昔からあった桜のDNAを受け継いだ桜の苗木をつくってまちづくりをするという考え方、市長、ちょっと答弁お願いします。


○委員長(菅原福治君) 若生市長。


○市長(若生裕俊君) 桜の木につきましては、いろんな地域で市民の皆さんからも要望をいただいているところでございます。特に、春が近づき桜の季節になると、そしてかつてやはり富ケ岡公園にしても、中央公民館前のいわゆる小学校時代からの桜並木にしても、やはり昔の光景が記憶にある方はなおさら委員と同じ思いを持たれている方、多いかというふうに思います。そういう意味では、やはりそういった整備もこれから進めていきたいというふうに思いますし、なお富ケ岡公園につきましては、これまで何度かご説明させていただいておりますが、富谷塾の塾生中心ではにかむ富谷のメンバーが富ケ岡公園花いっぱい運動ということで、今プロジェクトが立ち上がって、桜の木のみならず、さまざまなあそこを花を植えながらというプロジェクトを立ち上げたところでございますので、はにかむ富谷の活動を支援しながら、市としても全面的に、いわゆるまさにそれこそ官民連携という形で、その辺の整備に支援をしながら、結果として花いっぱいの富ケ岡公園を復活できればというふうに考えております。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) 前向きなご答弁だと理解して、この件はまた後の機会でいきたいと思います。よろしくお願いします。
次、142ページ、下から3行目、西沢住宅温水器点検業務、点検の内容をお知らせください。


○委員長(菅原福治君) 都市計画課長。


○都市計画課長(高田浩幸君) 失礼しました。最近、今ちょっとそういった温水器の異常がよく目立っていますので、まずどうしても壊れてしまいますとお湯が使えないという状況になりますので、前に予防という形のことで点検をしまして、今どういう状況になっているのかと確認していく業務でございます。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) 西沢、何期かに分かれて整備されたと思うんですけれども、対象となるものは何年製のものですか。


○委員長(菅原福治君) 都市計画課長。


○都市計画課長(高田浩幸君) 失礼しました。平成9年から13年までのやつが対象としてやっていきたいと考えておりました。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) 今まで点検というものは実施しておりますか。


○委員長(菅原福治君) 都市計画課長。


○都市計画課長(高田浩幸君) 点検はしていない状況でしたので、今後点検していくという形にしておりました。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) 耐用年数というか寿命はどのように把握しておりますか。


○委員長(菅原福治君) 都市計画課長。


○都市計画課長(高田浩幸君) 通常であれば10年という形のことで考えております。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) 私の立場で言うのもなんなんですけれども、今まで一度も手を加えていない、点検していない、10年に設置したものもあるということでしたよね。9年間そのままだったものは点検しても無意味だと思います。ということは、物の構造とかそういったものもあるんですけれども、温水器というのは単純にたまっているだけなんですよ。壊れるときどういうふうに壊れるかというと、腐食して穴あいてむる、下のほうから。あと、電気系統でいかなくなって沸かなくなる。大体その2つが壊れるパターンなんですけれども、メーカーでも10年前後を寿命と言っているはずなんですけれども、9年たったものに手を加えるというか費用をかけて点検する意味が見出せないんですけれども、そこら辺の考え方。


○委員長(菅原福治君) 都市計画課長。


○都市計画課長(高田浩幸君) まずはそういった点検という形のことで、状況を確認して、そういった交換というよりも直せるところは直していっていきたいということで考えておりますけれども。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) 製品に関する認識をもう少し、本当に必要ない点検と思います。メーカーさんとよくご相談なさるべきだと思います。13年のものであれば、6年たっているわけですよね。13年に設置したのであれば。2013年と今……。済みません、じゃ、そこだけ。


○委員長(菅原福治君) 都市計画課長。


○都市計画課長(高田浩幸君) 平成でございます。平成9年からという形のことです。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) 平成10年から13年にやったやつということですか。


○委員長(菅原福治君) 都市計画課長。


○都市計画課長(高田浩幸君) おっしゃるとおりです。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) これこそまさに点検とかという次元の問題でないので、点検にかける費用があるのであれば、壊れたときのために交換するほうの費用として準備しておくのが適切な行いだと思いますが、そこら辺の考え方、改めてお願いします。


○委員長(菅原福治君) 都市計画課長。


○都市計画課長(高田浩幸君) 10年ずつという形に、1基30万円くらいですかね。そういった形のものを次々10年ですっかり交換していくという形のものもなかなか難しい状況と考えておりまして、使えるものを使っていきたいという形のことでやっていきたいと思っております。


○委員長(菅原福治君) 状況をよく確認するということですね。(「はい」の声あり)金子委員。


○委員(金子 透君) じゃ、後ほど。
次、移ります。144ページ、午前中の質問にもありましたけれども、危険ブロック等除去費用90万円、補助金。昨年、県の職員の方と同行して危険なブロックを実際現地で実施調査した業務で、本当に危険なのが何件かというところの答弁までいったと思うんですけれども、改めてちょっと、聞き漏らしたので。


○委員長(菅原福治君) 都市計画課長。


○都市計画課長(高田浩幸君) 昨年10月から12月にかけまして、県の仙台土木のほうと市のほうの職員で400件ほど見まして、危険度というときに1、2、3とあるんですけれども、その3に該当するものが8件あったという形のものでございます。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) 8件のものは、本当に危険な状態で、たしか通学路に絞っての調査だったと思うんですけれども、例えばですよ、人的にちょこちょことやっただけでも危ないよとか、そんな状態のような認識ですか。


○委員長(菅原福治君) 都市計画課長。


○都市計画課長(高田浩幸君) 現況で、手で押すとぐらぐらという形のするような形のものでございます。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) これは、民間の方のブロックですか。


○委員長(菅原福治君) 都市計画課長。


○都市計画課長(高田浩幸君) 8件とも民間の所有になっております。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) 補助金出すのは、撤去するのも結構な費用かかるわけですから、これは大変結構だと思って評価をしますけれども、持ち主の方が、いや補助金もらってももっと余計お金かかるのででぎねおや、できません、できかねますというような対応に至っている場合の行政の対応はどのようになるんでしょう。


○委員長(菅原福治君) 都市計画課長。


○都市計画課長(高田浩幸君) そういったところについては、対応をお願いしていくところではあるんですけれども、今委員も言ったとおり対応してくれない方もいらっしゃると思いますので、ブロック塀に危険であることの表示をしたり、あとは道路管理者と協議をしましてバリケードとかで安全対策を講じていくことが想定されます。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) バリケードで安全対策というのも理解はしますけれども、道路狭くなるわけですから、不都合が発生するわけですよね。恐らくこれは大阪で学校のプールの塀が倒れて女の子が下敷きになって亡くなったということに対応しての県の速い行動でこういうふうになったと思うんですけれども、行政が、本当に危険なわけですから、例えば学校に行き帰りの時間帯に子供たちが歩いていて地震がぐらぐらと来ました。倒れました。そうですというのはもう認識しているわけですよね、こちらは、倒れそうだというのは。危険ですよのプレート置いたり、バリケード置くぐらいではなく、行政の側で、例えばですよ、強制的にやって後から費用を請求するというような考え方ではだめなんでしょうかね。


○委員長(菅原福治君) 都市計画課長。


○都市計画課長(高田浩幸君) 今そういった形のことで県とも話をしているんですけれども、なかなか個人所有という形のことなので、強制的な撤去という形のことは難しい状況と考えておりますので、例えば道路に倒れないような形で、番線とかそういうふうな形で内側に引っ張るとか、そういう形の対策は講じていかなくちゃいけないかなと思っておるところでございます。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) 地震ばかりでなく、そのうちに住んでいる方がブロックの内側歩いてよろめいて、あらっと、そんな状態でも倒れるようなふうなんだなという認識なので、これこそ本当に子供たちの安心・安全でございますから、県との協議も、いろいろ法的な裏づけもないといきなり実行というわけにもいかないんでしょうけれども、応急処置的なものは速やかに行うべきであると私考えて、その答弁をいただいて終わります。


○委員長(菅原福治君) 都市計画課長。


○都市計画課長(高田浩幸君) やはりそういった該当する場所に出向きまして、その所有者の方とお話をしまして、そういった安全対策についてお話をして、そういった安全対策について努めていきたいと考えております。


○委員長(菅原福治君) 金子委員。


○委員(金子 透君) まさに補正でも組んで即やるべきでないかと思いますので、ちょっと繰り返しになりますけれども、速やかな実行をお願いいたします。


○委員長(菅原福治君) 若生市長。


○市長(若生裕俊君) この問題につきましては、委員のご意見のとおりでございます。我々としても、やはり危険、特に子供たちの通学路にあるものについては、本当に一刻も早くという思いは、これは実は宮城県沖地震後からずっとこういう働きかけを行っているんですけれども、いまだにそれが残っているというのが今多くの現状でございます。丁寧にご説明、足を運んでお願いはしているんですけれども、なかなかご理解いただけないというところで、委員のご意見にある強制的にというのもやはり民の持つ権利のところに公の及ばざる限界があるものですから、そこはこれからもご理解いただける努力を進めていくということで、とにかく危険の回避に努力はしていきたいというふうに考えております。ただ、現状そういう状況であるということだけご理解いただければというふうに思います。


○委員長(菅原福治君) ほかに質疑ございませんか。長谷川委員。


○委員(長谷川る美君) 136ページになります。8款2項2目15節工事請負費、富ケ丘地区市道舗装修繕工事1,000万円のところなんですけれども、先ほど同僚委員からも質問がありましたけれども、工事の場所についてお伺いします。


○委員長(菅原福治君) 都市整備課長。


○都市整備課長(高橋隆美君) 工事の場所につきましては、現在こちらで考えているところは富ケ丘三丁目地区内の水道及びガス管の更新が終わった路線で考えているところではございますが、この施工場所につきましては、地元の町内会長様とよくよく協議をして、舗装が可能な場所がほかに仮にございまして、地元の皆様がそちらのほうを先にということであれば、場所の変更も行っていきたいと、そのように考えております。


○委員長(菅原福治君) 長谷川委員。


○委員(長谷川る美君) ただいま両町内会長さんとの協議ということでしたけれども、それは毎年そのような形で進めていかれるのでしょうか、お伺いします。


○委員長(菅原福治君) 都市整備課長。


○都市整備課長(高橋隆美君) 側溝整備と同様、毎年行っていきたいと考えております。


○委員長(菅原福治君) 長谷川委員。


○委員(長谷川る美君) 工事の内容といいますか、どのような形の修繕になりますでしょうか、お伺いします。


○委員長(菅原福治君) 都市整備課長。


○都市整備課長(高橋隆美君) この富ケ丘地区の修繕工事の内容につきましては、アスファルト合材で施工された古い舗装版を全て剝ぎ取りまして、新しいアスファルト合材での舗装版を施工すると。打ちかえという工法で行ってまいりたいと考えております。


○委員長(菅原福治君) 長谷川委員。


○委員(長谷川る美君) それでは、あれですよね、悪いところだけ部分的にという箇所箇所ではなく、一体的なということでよろしいんでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 都市整備課長。


○都市整備課長(高橋隆美君) 一体的で考えております。


○委員長(菅原福治君) 長谷川委員。


○委員(長谷川る美君) 市民の方からの要望があった場合などは、どのように対応なさるでしょうか、お伺いします。


○委員長(菅原福治君) 都市整備課長。


○都市整備課長(高橋隆美君) この事業の進め方をご説明いたしまして、市としては町内会様とご相談しながら施工する路線を決定しているということをご理解いただきたいなというふうに思っております。
また、局部的な舗装の破損等につきましては、舗装の補修工事のほうで対応できるかなと思っておりますので、そこも理解を得ていきたいと思っております。


○委員長(菅原福治君) ほかに。藤原委員。


○委員(藤原 峻君) まず、118ページから始まります。5款1項1目13節の富谷市まちづくり産業交流プラザに関しまして、起業・創業ソーシャルビジネスということで、今大分注目度も上がって利用率も上がっているかと思うのですが、非営利なボランティア的な活動のほうの支援も市民活動のサポートを今後行っていくのか伺います。意見を伺います。


○委員長(菅原福治君) 産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) 今後、常駐していますコンシェルジュ等を活用しながら、支援のほうとかも考えていきたいと思っております。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) やっぱり非営利事業といいましても、まちづくりで大変重要なところですし、名前にもまちづくりと書いてありますので、私も一般質問で何回か取り上げていたんですが、市民活動サポートセンターの機能も含めた本当にまちづくりを担う施設としていくという考えは持てないか、市長にお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 若生市長。


○市長(若生裕俊君) 名実ともに富谷市まちづくり産業交流プラザでございます。まちづくりという視点であれば、現在富谷塾の塾生も、いわゆる起業・創業といいながらも、まちづくりの視点、まちづくりのプロジェクトも立ち上がっておりますので、市民活動の支援も行えるような拠点として役割を担っていければというふうに思っております。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) そうですね、現状でやっぱりコンシェルジュの方も大変優秀な方だなと思います。ただ、実際今10個ぐらいのプロジェクトを同時に抱えているらしくて、どうしてもこれは人的なサポートといいますか、この間地域おこし協力隊のお話もしたかと思うのですが、こういうまちづくり関係のところといいますかそういうので活用ができないのか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 経済産業部長。


○経済産業部長(荒谷 敏君) そちらのほう、ただいま市長申し上げたとおり、TOMI⁺があのような形で今オープンしております。本来は創業支援という形で創業者を育成していく場所でございますが、その側面、コミュニティーの重視というのもありまして、そういったものを含めて、経済産業部だけでは当然できない部分でございますので、市民協働の部分だったらほかの部署と連携をとって、それは密にしながらそういったものを進めていく形になっていくと思っております。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 地域おこし協力隊に関しては、前向きに検討していただけるというご答弁だったかと思うのですが、ちょうどコンシェルジュの方も元地域おこし協力隊だったということで、その意見を聞きながら、どういうふうに活躍していただけるような場を設けられるかということも意見を聞きながら進めていかれるといいのかなと思うのですが、見解をお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 経済産業部長。


○経済産業部長(荒谷 敏君) これは委員おっしゃるとおり、かなり経験豊富な方が今回TOMI⁺のほうに来ていただいておりますので、そういったところも、今お一人しかいらっしゃいませんので、過度な負担にならないように、今も随分協力をいただいておりますので、そういった面で今後も考えてまいりたいと思っております。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) いろいろなプロジェクトが始まっていて、何かすばらしいなというのが本当に私の第一感想です。今後も、ぜひ充実していただけたらと思います。
続きまして、136ページの3目15節工事請負費のLED交換工事に関しまして、今仙台のほうで、契約のあった街路灯の契約が切れていなくて余計にお金を払わなければならないということが新聞にもテレビにも出ていたかと思うんですが、富谷ではこれは大丈夫なのか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 都市整備課長。


○都市整備課長(高橋隆美君) 富谷市におきましても、この件につきましては、現在調査を進めているところでございます。概略だけ申し上げますと、昨年12月現在の契約数が3,747ございます。そのうち、こちらの台帳と電力からの請求の件数が一致しているものにつきましては、約3,000でございます。残り700程度につきましては、道路照明灯の契約数であるというふうに認識しておりますが、現在そこは調査中でございます。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 700程度というとかなり大きな金額になりますので、確認のほうだけしっかりと進めていただければと思います。
続きまして、済みません、戻りますが、122ページに戻ります。農作物有害鳥獣等駆除事業、先ほど同僚委員も質問しておりました。本当に白石に行きましたら、平成24年のときに50ぐらいだったかと思うんですが、それが七、八年で1,500頭まで駆除数がふえているという状況でして、ことし富谷も55頭だったということで、大変頑張っていただいているなと思うのですが、これから本当に一気にふえないように対策を今後強化していっていただけるのか、伺います。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) イノシシ関係なんですけれども、これ協議会のほうで、ワイヤーメッシュ柵というものを支給しまして、各町内会で設置をしていただいておりますので、今後さらに進めようということで、まず31年度、明石地区1.3キロとか、あと今石積町内会と協議しておりまして、一応21キロぐらいを設置する予定でございます。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 過去、そのワイヤーメッシュで被害が減ったという自治体の例も私も拝見しましたので、これで防げるというところもあるかと思うのですが、数が本当に膨大にふえてしまったとき、それだけだとどうしようもなくなってしまうことも考えられますので、そちらに関しては今後もしっかり検討していただけるか、再度お伺いします。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) 検討していきたいと思っております。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 続きまして、124ページの19節環境保全米対策事業補助金に関しまして、この事業は自然への配慮であるとか、先日出ていた化学物質過敏症への配慮のことも含めて、人にも優しく、環境にも優しく、当市のブランディングにとっても大変重要な事業だと思うのですが、これは拡大をしていくというような考えだったのか、お伺いをいたします。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) JAさんとあと協議しまして、拡大をしていくということになっております。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) これに関しまして、市長の思いをぜひお伺いしたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 若生市長。


○市長(若生裕俊君) 米につきましては、やはりいかにいわゆる価値を高めていくかというのもすごく大事でございますし、まさに環境保全米というのは時代に合った視点での栽培方法でございますので、今後も環境保全米をしっかりと推進していきたいというふうに考えております。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 続きまして、140ページに移ります。2目13節の大亀山に関しまして、大亀山森林公園維持管理事業、かなり事業費もかかるものとなっているんですけれども、こちら指定管理をして例えば管理をしていくとか、例えばプレーパークを居場所のない子供たちのそういう遊び場にしていくとか、そういうような検討というのはなされていたのか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 都市計画課長。


○都市計画課長(高田浩幸君) 正直、その部分までのまだ検討はしておらないところでございます。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) この間、休日、前を通りましたら駐車場もかなり埋まっていたというような状況もありまして、今後もより活用策について検討していく必要があるかと思います。市長にこちら見解をお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 若生市長。


○市長(若生裕俊君) 大亀山の森林公園、富谷が持ついわゆる森林公園としての大きな財産だと思っておりますので、公園全体のいわゆる活用も含めて、管理棟のもしもしハウスも利活用、実は都市計画課の課のほうではまだ検討していないという話でしたけれども、我々としてはこれまでももっと活用をできる方策はないかということで検討はさせていただいておりますので、さらに検討を進めていきたいというふうに考えております。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 可能性として考えると、かなり本当に活用の方法というのはいっぱいあるんじゃないかと思うので、ぜひ検討を進めていただければなと思います。
続きまして、同じページだと思うのですが、一般公園維持管理事業に関しまして、公園愛護団体に関しての検討を一般質問の中でされるというお話だったかと思うのですが、来年度の予算としては検討はされていなかったということなのか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 都市計画課長。


○都市計画課長(高田浩幸君) 来年度、その内容の検討をしていくという形のことですので、来年度はまだ予算のほうは措置しておらないところでございます。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 公園愛護団体に関しましては、やはり公園に対して何かやりたいという思いがある方たちへの支援ですので、これはもう早急に整備をしていく考えが必要ではないかなと思います。さらに言いますと、やはり地元愛にもつながりますし、さらに言うと、コストも削減できるということもあるかと思います。こちら来年度中に検討して、さらに実現できないのか、お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 都市計画課長。


○都市計画課長(高田浩幸君) その部分も期間も含めて来年度、協議のほうをしていきたいと思っております。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 続きまして、済みません、142ページです。8款5項1目、その説明欄にあります市営住宅維持管理事業に関しまして、市営住宅に関しましては県内でもやっぱり少ないという状況でありますので、やはりほかの自治体に近くなるように検討していくことが必要ではないかと思いますが、見解をお願いいたします。


○委員長(菅原福治君) 都市計画課長。


○都市計画課長(高田浩幸君) この件につきましては、いろいろお話しいただいているんですけれども、今現在のところでは100棟で頑張っていくという形のことで考えております。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) ちなみに、高齢者の方になりますと、たったひとりで大きな一軒家に住むというような状況があって、本当はアパートに移り住んで家は売り払いたいということがあっても、部屋が借りれないというような状況があったりするそうです。さらに言いますと、もし家を売ったところに新しい方たちが住んでくれればこれはまた循環が生まれて人口もふえるというような状況もありますので、ここら辺に関してもろもろいろいろ研究をしていく必要はあるかと思うのですが、見解をお伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 都市計画課長。


○都市計画課長(高田浩幸君) 市営住宅という観点ではありますけれども、市全体で考えていくことはありだと思っております。


○委員長(菅原福治君) 藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 最後の質問になります。県営住宅が富谷唯一ない市ですので、県への働きかけに関しましてはどのような状況だったか、最後お伺いいたします。


○委員長(菅原福治君) 都市計画課長。


○都市計画課長(高田浩幸君) 前回藤原委員のほうからそういった質問をいただきまして、早速県のほうの担当課のほうに行きまして要望はしたという形のことでございます。


○委員長(菅原福治君) ほかに。佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 2つ質問したいと思います。1つは、済みません、1つは122ページです。農業振興費がありまして、そこの中に農政協力員だとかさまざまな支出があるわけですが、農業委員会などで、先ごろ改定されました、私からすると改悪されたといいますか、種子法がありますが、その種子法について関係者の中で検討だとか、これは困ったことだとかというそういう話し合いはあったものでしょうか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) 農業委員会の中では、そういった話はございませんでした。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) これは日本の種子のところでいくと大きな問題だと思うんです。やはり事務局がそういうものを提供しながら喚起を図るということは必要だと思いますが、そういうものについて提供する、これから提供しながら進めていくというようなことは考えられるでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) 今後、種子法の廃止につきまして、農業委員の方々に説明をしまして、あとその中身を検討していくというような形は可能でございます。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 県議会の中でも、知事がそのことについて条例をつくりたいというような話がありまして、これについてもやはり適宜情報提供しながら進めていくべきだと思います。知事は、種子法の制定を含めて、今後の種子生産・供給のあり方に関して、生産者や種子生産農協の意見を聞いていくと、これからも聞いていくというふうになっています。富谷としても全く関係ないことではなくて、大きな問題になることだと思うんです。県との連絡だとか、県がどういうふうに進めていくとかというものを聞きながら、やはり農家にもですけれども、市民に対しても周知が必要になってくると思いますが、この辺の予算化は今回はないと思いますが、必要があれば補正でも対応しながら進めていく必要があるのではないでしょうか。どうでしょうか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) 今後、県のほうで9月議会で条例制定を考えているということでございますので、うちのほうも県の動向を注視しながら一応検討していきたいと考えております。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) もう一件は、130ページのところです。商工振興費がありまして、これは10月に予定されている消費税のことが大きく気がかりです。私が行く食堂の主が、もう配達もしているんだけれども、出前もしているんだけれども、そっちは8%で、お店で食べると10%だと。これは何だというふうに怒っていましたが、皆さんもそういうことを聞いているかと思います。市内における商工中小企業のその商店の皆さんに対して意見を聴取しているか。これが市にどういう影響が出るかというような調査はしているのでしょうか。そしてまた予算の中には、それはあるのでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) 調査等は行っておりません。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 次から次へとさまざまな問題が出てくるわけですが、インボイス制度で行うということがありまして、このインボイスというのがなかなか小さなところまで対象になるということで、非常に中小は困るということだと思いますが、そのあたりについて商工課としては何も業者、商工会に関係している人たち、その人たちからも全く意見を聞いていない。10月からあって本当にこれは大変な問題だということですが、全くその聞き取りなどもしていないということなのでしょうか、お尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) 行っていないというところでございます。


○委員長(菅原福治君) ほかに。佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) カード決済だとか、それから買う場所によって物すごく税率が違うということにもなっていまして、これ大きな問題だと思うんです。それで、やはり今からでもチームをつくるなりして、まず聞き取りをしなきゃいけないと思うんです。その後で、何ができるか、今消費税といったときにプレミアム商品券の話だけが出てくるだとか、それから幼児教育・保育のところで無償になるということだけが出てきますが、しかし、市内の商店、そして営業している人たちの中で、本当に大きな混乱が起きるのではないかと思いますが、その辺についての認識をお尋ねします。


○委員長(菅原福治君) 経済産業部長。


○経済産業部長(荒谷 敏君) こちら委員のおっしゃるとおり、いろいろなパターンがあるようでございますので、そういったことにつきましては、商工会とこれから綿密なちょっと打ち合わせをさせていただきたいと思います。
あわせて、働き方改革につきましても、これ調整させていただいて、今ホームページのほうで事業者向けということで、ご案内をさせていただいたりしております。そういったこととあわせて、広く事業所、商店街、商店の皆さん、あわせて市民の皆さんへもお伝えできるような形をこれから商工会と協議して進めてまいりたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。


○委員(佐藤聖子君) 衝撃的なことがありまして、インボイスの導入で、本当に中小の企業の負担がふえるということなんです。インボイスというのは、複数税率のもとで課税業者が税務署に納める消費税額を算出するための書類だということで、財務省は2023年10月から消費税の納付額計算をこれまでの帳簿保存方式からインボイスに保存方式を変更すると。これが負担になるということなんです。そのあたりをよく聞き取りながら、市としてどういう対応ができるのか、本当に寄り添った対応が必要だと思いますので、ぜひ力を入れながら対応してほしいと思います。いかがでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 経済産業部長。


○経済産業部長(荒谷 敏君) そのことも含めまして、商工会のほうでは独自に研究調査しているということも伺っておりましたので、あわせて市の責任がどこまであるのか、周知徹底とかそういったものであれば、あわせてそういったものを取り入れてまいりたいと思っております。


○委員長(菅原福治君) ほかにございませんか。安住委員。


○委員(安住稔幸君) 117、118ページ、労働諸費13節委託料の3行目、活用支援資料作成業務とありますが、これの内容をお示し願います。


○委員長(菅原福治君) 産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) TOMI⁺の活用に係ります各種資料といたしまして、PRのチラシであるとか、イベント用のパネルとか、そういったものに活用するものでございます。


○委員長(菅原福治君) 安住委員。


○委員(安住稔幸君) わかりました。
続きまして、121、122ページの農業振興費です。3目農業振興費の説明の部分でありますけれども、その裏のほうに予算、もっと細いのが出ていますけれども、ブルーベリー産地拡大事業、これの具体的な内容をお願いいたします。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) ブルーベリーの苗木ですね、新しく植える場合の補助金とかでございます。


○委員長(菅原福治君) この際、午後2時10分まで休憩いたします。


午後1時57分 休憩


午後2時10分 再開


○委員長(菅原福治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑ございませんか。安住委員。


○委員(安住稔幸君) それでは、先ほどブルーベリーの苗木ということで、毎年のように苗木のほう補助というかしておりますけれども、今回これによってブルーベリーの植えている面積とか、これに対してはどのように考えていらっしゃるのでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) 面積につきましては、これから産地拡大という面積の拡大を図っていきたいと考えております。


○委員長(菅原福治君) 安住委員。


○委員(安住稔幸君) どのくらいふえる予定として、大体1割、2割とか、そういったもの、おおよそ考えていらっしゃるんでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) 今約5.2ヘクタールありますもので、まず10アールぐらいですかね、1反歩あたりぐらいふやしていきたいと。


○委員長(菅原福治君) 安住委員。


○委員(安住稔幸君) やはり富谷といえばブルーベリーということで、定着しつつありますので、やはりこれを力のほうぜひとも今後も入れていっていただきたいと思いますが、より一層やはりお力を入れていくべきだと思いますけれども、もう一度お願いいたします。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) なお一層力を入れて産地拡大に努めたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 安住委員。


○委員(安住稔幸君) 続きまして、同じページでありますけれども、同じところで、特産品定着推進事業、これもいろんなものされているとお話聞いておりますが、これについて内容をお示しください。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) まず、うちのほうの特産品、シャインマスカット、イチジク、ぽろたん栗、ラズベリーでございます。


○委員長(菅原福治君) 安住委員。


○委員(安住稔幸君) これも毎年のようにされておりますけれども、実際成果的なものはどのように判断されているんでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) ちょっとお待ちください。30年度で、イチジクが70本、あとシャインマスカットが3本ふえております。


○委員長(菅原福治君) 安住委員。


○委員(安住稔幸君) スイーツのまちということで取り組むということで考えますと、やはりご協力いただける方がいてこそのことだと思いますが、これもお力をより一層入れることが大事かと思いますけれども、その辺について再度お願いいたします。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) ブルーベリーと一緒に産地拡大を図っていきたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 安住委員。


○委員(安住稔幸君) 同じく、その下にありますとみやはちみつプロジェクト事業、この内容もお示し願います。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) まず、みつ源の拡大事業と、あととみやはちみつプロジェクトへの協議会への補助金、あと個人事業主体への補助金となっております。


○委員長(菅原福治君) 安住委員。


○委員(安住稔幸君) 今の個人事業、団体かな、の補助とありますけれども、これについては実際どのようなものをお考えなんでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) 富谷市にお住まいの方が新たに養蜂を始めた場合、まず10万円ほど補助する、2分の1ですね。10万円限度で2分の1というような感じで補助していきたいと思っております。


○委員長(菅原福治君) 安住委員。


○委員(安住稔幸君) 今SCRさんでしたか、本当にいろいろやっていただいて、まちおこしに非常にご協力いただいているわけでありますけれども、その方とは別なことということで考えていらっしゃるんでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) 別枠で考えております。


○委員長(菅原福治君) 安住委員。


○委員(安住稔幸君) 続きまして、130ページであります。今これは商工振興費の13委託料、ブルーベリースイーツフェアツール制作業務とあります。これらの内容をお願いいたします。


○委員長(菅原福治君) 産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) 例年開催しておりますブルーベリースイーツフェアに係りますパネルであるとか、チラシであるとか、宣伝広告、そういったものの経費でございます。


○委員長(菅原福治君) 安住委員。


○委員(安住稔幸君) 次に132ページになります。19節負担金のところで、こちらに上から4行目になりますけれども、みやぎまるごとフェア実行委員会10万円というのあります。みやぎまるごとフェア、私も、多分あれ20年くらい始まったと思いますけれども、20年くらいもうなると思います。私も毎年欠かさず行かせていただいております。富谷のブースをしっかりと見させていただいております。
それで、これにつきまして、今年度、金額同じなんですが、31年度はどのような内容を考えていらっしゃるんでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) みやぎまるごとフェスティバルにつきましては、市内の地場産品を販売する業者等にお声がけをしまして出店いただいているというところでございますので、今年度も引き続き市内の地場産を取り扱う業者等々に声がけをしながら参加していくというところでございます。


○委員長(菅原福治君) 安住委員。


○委員(安住稔幸君) 毎年見に行きまして、どちらかというと周りのブースよりは何とか、こう言ってはなんだけれども、静かだというか、そんなに目立たないような雰囲気がございます。それで、今のいろいろな、いろいろ新しいものということでいろいろ取り組みしております。例えば、蜂蜜とか、また富谷茶ももちろん販売というわけではありませんけれども、やはりあそこに出しますと結構な宣伝効果というのがあるかと思います。そういうことで考えますと、そういったものもぜひ置くというか、できれば人も立っていただきまして、そして先ほどキャラクターのほうの制作というのもありましたけれども、キャラクターのグッズの販売とかそういったようなことで、特にブルベリッ娘は、ぬいぐるみは見た目が非常にかわいくて評判もいいようでありますので、そういったもので、やはり来年開宿400年となりますから、いいアピールになるかと思いますけれども、この辺についてはどのようにお考えでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) 現在もキャラクターのほう一緒に出まして、スイーツフェアであったりいろんな市内のイベント等もPRしながら取り組んでいくというところでございますので、今おっしゃられたことを参考といたしまして今後検討してまいりたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 安住委員。


○委員(安住稔幸君) それで、この富谷のアピールということで考えますと、本当来年開宿400年ということでありますので、例えば市民広場ですか、仙台市役所前の、または勾当台公園の前をお借りいたしまして、富谷フェアみたいなものをやはり1日なり企画するという感じで、富谷を来年の400年祭に向けてそういったアピールというのはやはり大事かと思いますけれども、この辺についてはいかがでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 産業観光課長。


○産業観光課長(鴇 幸浩君) 富谷市をPRするという面では大変有効な策かと思いますので、今後またあと検討の中で考えてまいりたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 安住委員。


○委員(安住稔幸君) 続きまして、140ページ、公園費になります。その中で、委託料というのかな、ちょっとどこに該当するかわかりませんが、以前、あそこの展望台ですか、あのタワー、大分老朽化しているということで、たしかあと放送設備ですか、スピーカーが落下しているということもありまして、それ今現在どのようになっているでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 都市計画課長。


○都市計画課長(高田浩幸君) 大亀山森林公園の展望台につきましては、2月補正で調査費のほうをいただきまして、現況調査という形のことを今後進めていきまして、今後そちらのほうのあり方という形のほうを検討していくという方向で今考えております。


○委員長(菅原福治君) 安住委員。


○委員(安住稔幸君) そうしますと、今回この補正で上げていますので、この当初予算のこちらのほうにはその辺に関して何か含まれるものはあるのでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 都市計画課長。


○都市計画課長(高田浩幸君) 当初予算のほうには含まれるものはございません。


○委員長(菅原福治君) 安住委員。


○委員(安住稔幸君) 今後どうなっていくか検討しなくちゃと思いますけれども、今、私も思いますと、やはり高速道路からも見えますので、富谷のある意味ではシンボルタワーかななんていうことも思っておりますので、その辺、ぜひ検討をしていただきたいと思っております。
それで、この公園のほうに入るんですが、先ほどこの公園の除草、またそれと違う話かもしれませんけれども、ロードサポート制度というのが今度創設されるというようなお話ありました。河川愛護と同じように、私も町内会のほうで公園の除草とかそういった剪定とかをぜひやりたいというような話をよく聞いておりまして、担当部署のほうにもお伝えはしたんですけれども、そういったロードサポート制度のようなもので、そういった公園の除草とか、剪定とか、そういったほうで活用というか、そういったものの制度の創設というものもいいんじゃないかと思いますけれども、いかがでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 都市計画課長。


○都市計画課長(高田浩幸君) 先ほども藤原委員のほうから話があったように、公園愛護という形のことの観点のほうから、そういったものを来年度、ちょっと検討していきたいと考えております。


○委員長(菅原福治君) 安住委員。


○委員(安住稔幸君) それで、先ほどロードサポートのほうも、今のこの手のやらせていただいているものが含まれるんですが、やはりお金というか幾らかのものをいただけると、それはそれでよろしいんですが、いわゆる作業自体は素人がやるには結構危険ということも思いますので、そうしますと、やはり傷害保険とかそういったことも考えた上での実行でなきゃいけないのかなと思っております。ぜひ、その辺は市のほうで負担するなり、そういったものをやはり考えていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 建設部長。


○建設部長(伊藤 正君) 公園のほうにつきまして、そういった例えばサポート制度を設けるような場合につきましても、道路のほうと同じような形で、そういった傷害保険等の設定というのも検討していきたいというふうに考えております。


○委員長(菅原福治君) ほかにございませんか。畑山委員。


○委員(畑山和晴君) 122ページのブルーベリー産地拡大事業で、昨年ブルーベリーでワインをということで質問したんですが、それに関する予算が計上されていないとは思うんですが、それについてお伺いします。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) 収量につきましては30年度……。(「ワインだ、ワイン」の声あり)済みません。ワインのブルーベリーの最低使用量としましては500キロ必要だということで、ブルーベリー生産組合との打ち合わせをしましたが、やはり一度に500キロは無理だということで、今回の予算には入っておりません。


○委員長(菅原福治君) 畑山委員。


○委員(畑山和晴君) 検討していくということだったんですけれども、産地拡大事業にもつながってくることだとは思うので、ぜひ何とか前向きに。


○委員長(菅原福治君) 若生市長。


○市長(若生裕俊君) 昨年は早速了美ワイナリーさんと話をして、ただ500キロ、先ほど課長答弁したように、1週間以内に500キロ生で用意しないといけないということで、それ生産組合のほうでやっぱり1週間で500キロというのが、ちょっとかなりぎりぎりまでは頑張ったんですけれども、ちょっと実現できないということで、去年は、平成30年は見送った経緯がございます。できれば、また継続して平成31年度も検討していければということで、生産組合のほうと話しておりますので、ただその際は、今のところは、またそれが実現可能になった場合、必要な市として支援なりそういうものが形になれば、補正なりで考えていきたいというふうに考えております。


○委員長(菅原福治君) 畑山委員。


○委員(畑山和晴君) ぜひ実現していただきたいと思います。
同じページの特産品定着推進事業ということで、イチジクと何でしたっけ、シャインマスカットしかまだふえていないということなんですけれども、定着させるということで、市民の皆さんに例えば実がなりやすいもの、例えばキイチゴ、ブラックベリーとか、あと今七ヶ浜で行っているルバーブというのも鉢植えである程度収穫量がとれるので、そういうふうに市民と一緒になって特産品を育て上げるということもおもしろいんじゃないかなと思うんですが、その辺についてはどう思いますでしょうか。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) 今委員の意見を参考にしまして今後検討していきたいと思います。


○委員長(菅原福治君) 畑山委員。


○委員(畑山和晴君) それが実現したら、今度は例えばTOMI⁺で、収穫したものを市民で例えばジャムをつくるとかという企画にもつながっていくんじゃないかなと思うんですが、そういった方向性もあるとは思うんですが、その辺についてお伺いします。


○委員長(菅原福治君) 農林振興課長。


○農林振興課長(齋藤英夫君) 検討していきたいと思います。


○委員長(菅原福治君) ほかに。藤原委員。


○委員(藤原 峻君) 118ページ、先ほど質問し忘れていたのがありましたので、5款1項1目13節のまちづくり産業プラザに関しまして、先ほどまちづくりに関して全体的に取り組んでいくということ、答弁だったかと思うんですけれども、ソーシャル・キャピタルという考え方、人と人との関係性が社会の資産であるという研究があるんですけれども、やはりそれを育む大切な本当に施設だなというふうに感じています。人的ネットワークをつくる上で、さまざまな活動の取り組みがわかるような、例えば市民活動サポートセンターとかですとそういうものを張っていたりするわけですよね。ビラとか活動団体紹介とかがあるわけなので、そういう活動の紹介をするというようなものを設置できないのか、お伺いします。


○委員長(菅原福治君) 経済産業部長。


○経済産業部長(荒谷 敏君) その件に関しましては、委員のおっしゃるとおり、こちらもそういった方向で今考えておりまして、まずあそこに入居していただいているIT企業の皆さんがどういう活動をしているとかも含めまして、市民の皆さんがあそこで活動した成果とかそういったものは広告が大事だということでございますので、取り組んでいきたいと思っているところでございます。


○委員長(菅原福治君) ほかに質疑ございませんか。


(「なし」の声あり)


○委員長(菅原福治君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
これより議案に対する討論を省略し、採決をいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。


(「異議なし」の声あり)


○委員長(菅原福治君) 異議なしと認めます。よって、これより採決をいたします。
議案第15号平成31年度富谷市一般会計予算について、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。


〔賛成者起立〕


○委員長(菅原福治君) 起立多数と認めます。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上をもちまして、本委員会に付託された全ての審議が終了いたしました。
暫時休憩いたします。


午後2時27分 休憩


午後2時28分 再開


○委員長(菅原福治君) 休憩前に引き続き委員会を開きます。
予算審査特別委員会における審査結果を議長に報告することになりますが、その報告書はお手元に配付のとおり報告したいので、内容を朗読いたします。


[委員長が予算報告書のとおり朗読した]


○委員長(菅原福治君) ここでお諮りいたします。
予算審査結果につきましては、各種会計予算とも討論を省略し、採決の結果、各事件とも多数の賛成によって原案のとおり可決すべきものと決定されました。よって、お手元に配付の報告書を本定例会最終日に議長宛て報告したいと思いますが、ご異議ございませんか。


(「異議なし」の声あり)


○委員長(菅原福治君) 異議なしと認めます。よって、予算審査結果につきましてはお手元に配付のとおり議長宛て報告することといたします。
それでは、終わりに、委員各位のご協力によりまして予定どおり審議が行われたことに対し、敬意を表したいと思います。
以上をもちまして、4日間にわたる予算審査特別委員会を閉会といたします。
大変ご苦労さまでございました。


午後 2時31分 散会

平成31年第1回定例会議事録(第6号)

平成31年3月15日(金曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 金 子 透 君
  • 2番 青 柳 信 義 君
  • 3番 若 生 英 俊 君
  • 4番 長谷川 る 美 君
  • 5番 畑 山 和 晴 君
  • 6番 齊 藤 秀 行 君
  • 7番 藤 原 峻 君
  • 8番 佐 藤 聖 子 君
  • 9番 浅 野 武 志 君
  • 10番 西 田 嘉 博 君
  • 11番 菅 原 福 治 君
  • 12番 出 川 博 一 君
  • 13番 浅 野 直 子 君
  • 14番 高 橋 正 俊 君
  • 15番 佐 藤 克 彦 君
  • 16番 山 路 清 一 君
  • 17番 渡 邊 俊 一 君
  • 18番 浅 野 幹 雄 君
  • 19番 安 住 稔 幸 君
  • 20番 相 澤 榮 君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 市長 若 生 裕 俊 君
  • 副市長 高 橋 義 広 君
  • 企画部長 種 市 優 君
  • 総務部長 山 田 豊 君
  • 市民生活部長 吉 田 尚 樹 君
  • 保健福祉部長 奥 山 育 男 君
  • 経済産業部長 荒 谷 敏 君
  • 建設部長 伊 藤 正 君
  • 保健福祉部次長兼保健福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター所長 中 山 高 子 君
  • 企画部企画政策課長 松 原 誠 君
  • 企画部財政課長 高 橋 弘 勝 君
  • 総務部総務課長兼情報化推進室長 神 田 能 成 君
  • 総務部市民協働課長 高 橋 加 代 君
  • 市民生活部税務課長 泉 川 潤 哉 君
  • 保健福祉部健康推進課長 菅 原 順 子 君
  • 水道事業上下水道課長(建設部上下水道課長) 浅 場 悟 君
  • 教育長 菅 原 義 一 君
  • 教育部長 佐 藤 英 樹 君

事務局職員出席者

  • 事務局長 富 澤 裕
  • 次長 高 橋 直 美
  • 主事 伊 藤 亨 太

議事日程 第6号

平成31年3月15日(金曜日) 午後 1時30分 開会

日程1 会議録署名議員の指名
日程2 議案第 2号 富谷市地域福祉計画推進協議会条例の制定について
日程3 議案第 3号 富谷市職員の自己啓発等休業に関する条例の一部改正について
日程4 議案第 4号 富谷市税条例の一部改正について
日程5 議案第 5号 富谷市復興産業集積区域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部改正について
日程6 議案第 6号 災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正について
日程7 議案第21号 富谷市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について
日程8 議案第15号 平成31年度富谷市一般会計予算
日程9 議案第16号 平成31年度富谷市国民健康保険特別会計予算
日程10 議案第17号 平成31年度富谷市下水道事業特別会計予算
日程11 議案第18号 平成31年度富谷市介護保険特別会計予算
日程12 議案第19号 平成31年度富谷市後期高齢者医療特別会計予算
日程13 議案第20号 平成31年度富谷市水道事業会計予算
日程14 諮問第 1号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて
日程15 諮問第 2号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて
日程16 議案第24号 平成31年度富谷市一般会計補正予算(第1号)
日程17 議案第25号 副市長の選任につき同意を求めることについて
日程18 陳情について
日程19 議員派遣の件
日程20 閉会中の各委員会調査について

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり 午後 1時30分 開会

○議長(相澤 榮君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
日程に入るに先立ち、諸報告をいたします。
議長諸報告は、お手元に配付のとおりです。
なお、関係資料については事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
これで諸報告を終わります。
齊藤秀行君より一般質問に関しての発言の訂正申し出がありますので、許可します。6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) 平成31年3月7日の一般質問の再質問におきまして、質問の中で、「社会資源として頑張っていきたい」と発言した部分を「社会資源として整備しなければならない」というふうに訂正させていただきます。よろしくお願いいたします。

○議長(相澤 榮君) 議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。


日程第1 会議録署名議員の指名


○議長(相澤 榮君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、14番高橋正俊君、15番佐藤克彦君の2名を指名いたします。


日程第2 議案第2号 富谷市地域福祉計画推進協議会条例の制定について


○議長(相澤 榮君) 日程第2、議案第2号富谷市地域福祉計画推進協議会条例の制定についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。12番出川博一君。

○12番(出川博一君) この条例に関しまして、社会福祉法107条においては、策定するよう努めるものということで、努力義務と思うんですけれども、これはかなり広範囲な部分にわたって各世代に関連するもので、本市の場合、総合計画でこれらのことについていろいろ個別計画を立てているので、あえてつくる必要あるのか。総合計画で包含できるんじゃないかというふうに思うんですけれども、その辺の見解をお願いいたします。
それから、条例第1条で、市長の諮問とあるんでけれども、この諮問の内容というのは、単に計画をつくってほしいという形の諮問なのかどうか、お尋ねいたします。
それから、第2条として、委員18名以内となっていますけれども、実際想定する人数は何人なのか。そして、その場合に、委員は第2条の2項で、それぞれの学識経験者とか、福祉団体とか、いろいろ記載がありますけれども、その中の案分をどのような形で考えているのか。
以上、お尋ねいたします。

○議長(相澤 榮君) 保健福祉部次長。

○保健福祉部次長(中山高子君) 地域福祉計画につきましては、総合計画の中とはまた別で、全部の保健福祉総合全体にかかわる計画になっておりますので、そのほかに成年後見利用促進計画とか自立計画なども包含した計画というふう形になって考えてございます。
そのほか、市長の諮問の内容についてでございますが、ただ単にその計画を諮問するというだけではなくて、やはりこれは重層的な組織体制の中でつくっていくという形になりますので、保健福祉部内に今検討委員会を立ち上げ、その中で計画の土台ですとか方向性を決定し、その上で、また推進本部という形で庁舎内のプロジェクトを立ち上げて、横断的な計画を練り上げて、それを市長のほうが推進協議会のほうに、その計画の素案といいますか、計画自体を諮問して、協議会のほうから答申するという形に考えてございます。
次の、第2条の委員の構成でございますが、第1号から第5号のそれぞれの案分は、まだ何人という形ではございませんが、一応18人以内で構成するという形になってございます。
以上です。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) その中で、社会福祉法では、必要に応じて変更するとありますけれども、この辺の期間についてをお尋ねいたします。
それから、先ほどの答弁では18名以内ということで、何人ということはないんですけれども、具体的に、そうすると、人選する中で18名以内ということで、これが16名になるかもしれないということも踏まえた答弁というふうに理解していいのかどうか。
それから、変更するという根拠法があるわけですけれども、その場合、委員の任期は3年ということを考えると、3年サイクルで検討するのかどうか、その辺。
それから、最後に、31年度の予算では、この協議会の費用として21万計上されておりますけれども、何回予定しているのか、お尋ねいたします。

○議長(相澤 榮君) 保健福祉部次長。

○保健福祉部次長(中山高子君) まず、第1点目の計画の変更のことでございますが、期間につきまして、今考えている段階では、6年をスパンとしてという形で、前期・後期という形で考えておりますので、その前期3年後に見直し、その計画進捗状況を見て見直しというふうな形で考えております。
次に、18名が16名になる可能性もあるのではないかということでございますが、それはこれから選んでいく中で16名になる可能性もございます。
31年度の予算についての21万でございますが、費用弁償と報酬という形になって、31年度では2回の委員会を開催する予定でございます。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 先ほどの答弁では、6年ぐらいの期間を考えているということなんですけれども、そうすると、委員の任期は3年とするということになったときに、その連続性というか、3年で全員交代になったりするとその連続性はなくなると思うんですけれども、その辺の執行部側の考え方をお尋ねいたします。

○議長(相澤 榮君) 保健福祉部次長。

○保健福祉部次長(中山高子君) 3年の任期でございますが、再任を妨げないという形もございますので、状況を勘案しながら、また、全員が交代という形では考えてございません。

○議長(相澤 榮君) ほかに質疑はありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第2号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第3 議案第3号 富谷市職員の自己啓発等休業に関する条例の一部改正について


○議長(相澤 榮君) 日程第3、議案第3号富谷市職員の自己啓発等休業に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 7ページの改正後と現行の条文がございますけれども、この中で、下線の部分で、現行は、「104条第4項第2号」とございます。そして、改正後については、「104条第7項第2号」とあるんですけれども、この中身については私もちょっとネットで調べたんですけれども、よく理解できなかったので、この内容のこの違いについてお尋ねいたします。

○議長(相澤 榮君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) こちらについては、今回、この自己啓発休業に係る学校の大学制度の中に位置づけられているものが変わりまして、こちらについてはあくまでも項ずれということでございます。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) そうすると、この間の説明では、今度の改正後については、この大学の中に専門職大学とか、そういう短大とか、その辺も入るというような説明があったかと思うんですけれども、それは現状の条項の中にも入っているということなんでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 現行では、「学校以外の教育施設で学校教育に類する教育を行うもののうち当該教育を行うにつき他の法律に特別の規定があるものに置かれる課程で、大学又は大学院に相当する教育を行うと認めるものを修了した者」が、この104条に規定されておりますけれども、こちらの大学の中に専門職大学等が含まれることになったことによるものでございます。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) ということは、現行ではないんだけれども、今度の改正でその部分が入ったというふうな理解なのか。そして、その場合に、専門職大学というのは具体的にはどういうところを指すのか。その辺のところ、例えば仙台にあるどこどこ大学の何々科だとか、そういう形で簡単にわかる方法といいますか、その辺について説明いただきたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) まず、こちらの専門職大学については、現時点で認可をされているのは1校のみということになります。県内でそういった学校が認可されているかというと、されておりません。こちらの専門職大学につきましては、内容的には専門職業人の養成を行うということで、従来の大学とは異なって、実習などを多く行うというような大学になります。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君、3回終わりましたね。
ほかに質疑はありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第3号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第4 議案第4号 富谷市税条例の一部改正について


○議長(相澤 榮君) 日程第4、議案第4号富谷市税条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第4号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第5 議案第5号 富谷市復興産業集積区域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部改正について


○議長(相澤 榮君) 日程第5、議案第5号富谷市復興産業集積区域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第5号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第6 議案第6号 災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正について


○議長(相澤 榮君) 日程第6、議案第6号災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第6号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第7 議案第21号 富谷市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について


○議長(相澤 榮君) 日程第7、議案第21号富谷市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) ここで省略されている8条の1項、2項の任命権者の命ぜられる内容について伺います。

○議長(相澤 榮君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 8条。任命権者は、公務のため臨時または緊急の必要がある場合に、正規の勤務時間以外の時間において職員に勤務時間以外の勤務をすることを命ずることができるとうたっているものでございます。

○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) それは1項、2項含めてですか。
私聞きたいのは、3項が新たにできたんですけれども、これは1項、2項、時間外とかありますけれども、これ以外の3項なんですけれども、想定される内容というか、勤務内容としてはどんなものが考えられるか伺います。

○議長(相澤 榮君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) こちらの3項の追加につきましては、いわゆる超過勤務時間の上限を規則のほうで定めるというものを想定しているものでございます。

○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) 1項、2項には時間外はあるものの、上限とかというのは入っていないという内容なんですか、伺います。

○議長(相澤 榮君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) そのとおりでございます。

○議長(相澤 榮君) ほかにございませんか。12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 関連してなんですけれども、この条例の3項で、規則で定めるとありますけれども、この規則については、今のところ1と2しかないという理解でいいのか。新たに3の規則をつくる。規則には、ここに第8条として、時間外勤務を命ずる際の考慮ということで、1点だけ記載がございます。この内容については、条例第8条第2項の規定に基づきとあるんですけれども、今度、新たに3項を入れるということで、それに対して規定をつくるということなのかどうか、この辺についてお尋ねいたします。

○議長(相澤 榮君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) まず、8条の2項等については、いわゆる時間外勤務命令を行うことができる内容ということで記載しております。新たな3項につきましては、時間外勤務命令の上限を条例の中で、条例においては規則の中で上限を設けるためにこちらの3項を制定したというところでございます。追加したということでございます。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) ということは、これから第3項に対する規則をつくるということなんでしょうけれども、その内容について、先ほど、時間外の上限というような答弁がありましたけれども、その辺をいま一度かみ砕いて、例えば1カ月当たりだとか、1年当たりというような、多分、労基法だとそういう制約があるので、その辺のところかなとは思うんですけれども、その辺について、もう少し詳しくお答えいただきたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 人事院規則におきまして、超過勤務命令の上限を原則として1カ月について45時間、かつ、1年については360時間の範囲内。そして、他律的な業務の比重の高い部署に勤務する職員に対しては、1カ月については100時間未満、1年について720時間、かつ、2カ月から6カ月の平均80時間の範囲内で必要最小限の超過勤務を命ずるものとされております。
また、大規模災害への対処等の重要な業務であって、特に緊急に処理することを要する業務に従事する職員、または従事していた職員に対しては、上限時間を超えて超過勤務を命ずることができるとされておりますことから、本市におきましても、規則におきまして同様の改定を予定しているものでございます。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) これは任命権者に関しての条例ということで、そして、それを踏まえた規則ということになるんでしょうけれども……。
任命権者はその辺を意識して命令しましたと。ところが、結果として、その時間内で終わらなくて延びましたといった場合の対応について、任命権者はどのような対処をするのか、お尋ねいたします。

○議長(相澤 榮君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 基本的には、時間外勤務の命令ということになります。したがいまして、基本的には、通常であれば1カ月について45時間以上は勤務命令ができないということでございますので、ご理解をいただければと思います。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) これは先ほど来といいますか、働き方改革のところでかなり大きな問題を呼んだ部分で、課長からお話があったように、45時間なんだけれども、命令の仕方によっては100時間もできるというものだと思うんです。でも、8時間以上は過労死ラインだということでかなり大きな論議を呼んだもので、同じように、規則の中でそれを定めていくというのは問題がありはしないかと思いますが、その点については富谷市はどうするのか、伺います。

○議長(相澤 榮君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) いわゆる他律的な業務の比重の高い部署については、100時間ということで規則のほうでは定める形にはなろうかと思います。ただ、運用の中で、また別に規定を設ける必要があろうかと思います。基本的には、必要最小限ということにされてございますので、そこの中では明確に他律的な比重が高い部署というのはどこなのかというものは明確にする必要があろうと思います。ただ、明確にするにしても、その範囲については必要最小限ということにされておりますので、そこは慎重な対応が必要かというふうに認識をしてございます。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 申しわけありません。先ほど、過労死ラインのところ、もしかしから「8時間」と言ったかもしれませんけれども、「80時間」ということになっておりまして、これを審議するときにはその数字というのは結構大きな意味を持つものだと思うんです。規則で定めるとして、規則が今ここの中にないわけで、これから規則をつくるのか。大枠の規則ができていて、それを開示できるところになっているのか。そのあたりはどうなのか。過労死をさせないということを明確にするようなものにつくっていくべきだと思うのですが、その点についてはどういう注意をするのか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) こちらにつきましては、4月1日からの施行ということになりますので、当然、規則の大枠というものは固めているところでございます。基本的には、国に準ずるということが基本でございますので、国の人事院規則に従った形での規則改定を考えてございます。
もう一つは、具体的な運用としての規定の作成を今行っている最中でございます。そこに当たっては、当然のことながら、基本的には、この条例が制定される理由といいますのは長時間労働の是正ということが主なものでございますので、当然のことながら、100時間まで高めるセクションについては極力最小限にとどめる必要があろうかというふうに考えてございます。

○議長(相澤 榮君) ほかに。7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) スイーツフェアとかで本当に残業がかなりあるというふうなお話も実は入ってきておりまして、部署によって、担当する方によって、本当に負担がかかり過ぎているようなときに、それを庁舎の中でうまくサポートするような状況というものが今できていたのか、関連してなんですけれども、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 時期的に行事等が重なるということは、部署によってはあろうかと思います。そういった場合については、時間外のみならず、振りかえ休日をとっていただくとか、そういった対応でお願いしているところでございます。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) くれぐれも本当に過労死、命だけは本当に戻ってこないものですので、過労死だけはないように助け合えるような状況というのはできないのか、これは市長にお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 私は就任以来、とにかく職員の健康管理、働き方改革もありますが、やはり無理のないところに配慮するように、それで、実は毎週水曜日をノー残業デーを設定したりして、プレミアムフライデーも実施しておりますし、そういう配慮をしております。くれぐれもやはり職員の健康管理、いわゆる過労死ということが起きないように万全の配慮をしていきたいというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 8条3項のところで、規則を定め、そして、今、課長が運用の規定を定めるということで説明がありました。同僚議員も言いましたが、本当に職員を大切にしなければならないので、そこの中で80時間を超えてもいいような、そういう規定ではなくて、本当に過労死ラインと言われる内側になるような規定をつくるべきだと思います。そういうことを望みながら、もう一度、答弁をお願いしたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) いわゆる他律的な業務という場合が100時間未満ということになるわけでございます。どういったものが他律的業務に当たるのかというところでございますが、国においては、国会関係とか国際関係、予算折衝に従事するセクションが他律的業務に当たるというふうに言われております。これは市町村に置きかえてみると、こちらについては地域住民との折衝等に従事するなど、業務の量や時期が任命権者の枠を超えて、いわゆる他律的に決まる比重が高い部署が該当し得るというふうに国のほうでは明確にしてございます。つまりは他律的に決まる比重が高い部署が市町村の中ではどれだけあるのかということを考えると、それほど多くはないのではないかなというふうに考えております。
そういった意味からすると、基本原則の45時間を基本とするべきであろうというふうには認識してございます。

○議長(相澤 榮君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第21号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第 8 議案第15号 平成31年度富谷市一般会計予算
日程第 9 議案第16号 平成31年度富谷市国民健康保険特別会計予算
日程第10 議案第17号 平成31年度富谷市下水道事業特別会計予算
日程第11 議案第18号 平成31年度富谷市介護保険特別会計予算
日程第12 議案第19号 平成31年度富谷市後期高齢者医療特別会計予算
日程第13 議案第20号 平成31年度富谷市水道事業会計予算

○議長(相澤 榮君) 日程第8、議案第15号から日程第13、議案第20号まで、富谷市議会会議規則第35条の規定により、一括議題といたします。
次に、富谷市議会会議規則第39条により、予算審査特別委員会委員長に審査結果の報告を求めます。
予算審査特別委員会委員長菅原福治君、登壇願います。

○予算審査特別委員会委員長(菅原福治君) 予算審査特別委員会審査結果報告書。
平成31年度富谷市一般会計を初めとする各種会計予算につきましては、去る2月21日の本会議において、その予算審査のため、議長を除く議員全員で構成する予算審査特別委員会が設置されました。
予算審査特別委員会は、3月8日、11日、12日、13日の4日間にわたり、議案第15号平成31年度富谷市一般会計予算、議案第16号平成31年度富谷市国民健康保険特別会計予算、議案第17号平成31年度富谷市下水道事業特別会計予算、議案第18号平成31年度富谷市介護保険特別会計予算、議案第19号平成31年度富谷市後期高齢者医療特別会計予算、議案第20号平成31年度富谷市水道事業会計予算について、それぞれ慎重に審議を行いました。その結果、全議案とも賛成多数により、原案のとおり可決すべきものと決定されました。
以上、予算審査特別委員会の報告といたします。
平成31年3月15日、予算審査特別委員会委員長、菅原福治。
以上です。

○議長(相澤 榮君) これより、採決に当たっては逐次議題といたします。
日程第8、議案第15号平成31年度富谷市一般会計予算を議題といたします。
質疑を省略し、討論に入ります。
本案については、富谷市議会会議規則第51条の規定に基づく発言通告がなされておりますので、これより討論を行います。
原案に反対者の発言を許します。8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 私は、議案第15号平成31年度富谷市一般会計予算案に反対いたします。
平成31年度富谷市一般会計予算は、昨年と同様に、財政調整基金からの繰り入れなしによって編成されました。市長は、施政方針の中で、2年連続で財政調整基金に頼らず予算編成ができたのは富谷市のみであること。今年度末の基金残高は過去最高の水準を見込んでいるとしています。
貯金はため込むのではなく、福祉増進のために活用すべきものと考えます。この間の行政改革の取り組みは、市長初め職員が一体となり進められており、堅実な財政運営につながり、富谷市の安定的な運営の基礎となっているものと考えます。しかし、行政改革に無駄を省くことは当然ですが、コストのみに注目するものであってはなりません。
市長は、初めての市長選挙で市民に対してさまざまな公約を掲げ、そして、当選を果たし、その後、公約実現に向けて取り組みを進めてきました。ことし2月には、2回目の市長選挙で無投票当選を見事になし遂げたことは、市民の期待があり、信任があったからのものと思われます。市民は、行政サービスの向上、拡充を願い、子育てが安心してできるついの住みかにと心から思えるような市政運営を願っています。
平成30年度2月補正は、歳入予算の上振れと歳出予算の不用額を財源に、新年度の前倒し行事としてしました。このことは、消費税の圧縮につながる成果が認められるものです。市長の市政運営を評価しながらも、市民の期待に応える予算なのかを見たとき、幾つかの改善してほしいことを挙げたいと思います。
繰り返しになりますが、財政調整基金については、適正な残高を確保しながら住民サービスの向上に努めることが望まれます。
前倒しで側溝整備事業を実施するとしています。これまでになかった対応であり、市民が歓迎することと思います。側溝整備事業は、要望も多く、工事に係る年数も長期間に及ぶことが明らかになっていることから、さらに予算化すべきだったと考えます。
保育所待機児童問題では、認可施設の増設と保育士確保が挙げられます。富谷市の東向陽台幼稚園は、認可保育所を含めた施設の検討が必要です。保育士の確保は、近隣自治体と横並びではない富谷市独自の施策を持って当たるべきであり、そのことが近隣自治体の保育士の処遇改善につながると考えるべきではないでしょうか。
学校給食の調理部門を民間に委託する計画が発表されました。学校給食は教育の一環であり、調理員もまた直接雇用による教育関係者とするのが筋と考えます。民間委託は、コストだけでなく、調理員のやりくりが適切に行われると説明がありましたが、なれない調理員が穴埋めをすることにつながらないのか心配です。何といっても、栄養士が委託事業者の調理員に直接指示することができないままで学校給食の調理ができるのかという問題です。民間委託した場合の経費削減額を2,000万円とするというような答弁がありましたが、児童生徒の生きた教育と引きかえにすべきでないという大きな問題があります。
また、自衛隊から要請される名簿提出に何の疑問も持たず、高校生の名簿を提出していることも問題です。安倍首相の「自治体の6割以上は協力拒否」発言が物議を醸しています。
東日本大震災では多くの県民が自衛隊員の不眠不休の献身的な活動によって、物理的にも、精神的にも助けられました。そのことに感謝し、忘れることはないでしょう。報道によれば、宮城県知事は、「全ての自治体ができる限り協力することが、国民、県民にとって利益があるのではないか。東日本大震災で自衛隊の皆さんにお世話になったトップとしては、できるだけ協力していただきたい」と、発言しています。お世話になったことと、個人情報をどのように取り扱うかは次元の違う問題です。
自衛隊法と自衛隊法施行令には、提出に応じる義務が明記されていません。また、歴代の防衛庁長官・防衛大臣も、自衛官募集への協力要請について、自治体に応える義務はないとしています。個人情報保護の点から、名簿の提出に問題はないのでしょうか。個人情報保護が厳密に取り扱われる現在、この観点からの対応が重要です。
ことし10月実施予定の消費税ですが、8%から10%に2%引き上げられます。平成31年度補正予算では、プレミアム付き商品券事務補助金529万4,000円が追加提案されます。幼児教育・保育の無償化が消費税によって実現できるとするプラス効果の報道が目に余ります。富谷市が、この増税によって、市民の経済状態の影響について全く無頓着であるように見えます。商売をしている人々は、「これまで夫婦でやってきた店だが、消費税引き上げで持ちこたえられるかわからない。店を閉めることも考えている」と話します。「消費税引き上げを考えて、講読していた雑誌はやめることにした」、「趣味のお稽古事もやめなくては」と、自己防衛策を練っています。市は、消費税の10%増税が地方財政を悪化してしまうことを直視すべきです。
政府は、これまでも消費税は社会保障のためと言ってきました。この30年間の消費税の税収分累計は372兆円に上ります。その一方で、法人3税が291兆円減収になっています。ほとんどが大企業を中心にした法人税減税の穴埋めに回されています。消費税増税を中止し、大企業、富裕層に応分の負担を求めることこそ必要です。
富谷市の市政、市民に寄り添いながら地方自治体の本旨である住民の福祉の増進を求め、反対討論とします。

○議長(相澤 榮君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。19番安住稔幸君。

○19番(安住稔幸君) 議案第15号平成31年度富谷市一般会計予算に賛成の討論をいたします。
平成31年度一般会計当初予算の概要は、総額127億5,800万円で、対前年度比で4,200万円の増となっております。
歳入のうち、市税については、前年度より約1億400万円増の約59億4,900万円を見込んでおります。
歳出において前年より増額しているものは、民生費、約54億4,700万円で前年度より約1億2,500万円、2.4%増となっております。また、教育費、約19億4,200万円で前年度より約2,800万円、1.5%増。総務費、約15億9,000万円で前年度より約1億1,900万円、8.1%増が主なものであります。前年より減額しているものは、衛生費、約11億3,500万円で前年度より6,300万円、5.3%減。また、土木費、約9億2,900万円で前年度より約1億7,100万円、15.6%減が主なものとなっております。
歳出の内容については、前年度からの継続事業に加え、新規事業として、パークゴルフ場と公営墓地の一体整備の(仮称)やすらぎパークとみやの平成35年度の供用開始に向け、測量及び基本設計策定等の着手に約5,400万円、不妊治療を受けているご夫婦の治療費の負担を軽減する特定不妊治療事業に500万円、市内小学校のうち、放課後児童クラブが唯一学校敷地外にあった富谷小学校の放課後児童クラブを富谷小学校敷地内に整備する事業に約1億300万円、(仮称)富谷市民図書館の平成34年度の開館に向け、外部資金の調達への取り組み、会議運営計画の策定等に約500万円、富ケ丘地区の市道の舗装修繕に富ケ丘地区舗装修繕事業1,000万円などが新規事業として予算化されております。
また、拡充では、障がい者等やその家族の緊急時に迅速かつ確実な相談支援や入所等の受け入れ先の確保を図る地域生活支援事業、イノシシ等による農作物被害防除等を行う農作物有害鳥獣等駆除事業、中小企業の経営の安定化、起業・創業への経営安定を図るための融資への利子補給を行う中小企業制度融資事業、市民と全国の中高生や研究者等の交流により水素エネルギーへの理解を深めるためのフォーラムの開催等、再生可能エネルギー推進事業が拡充の主なものであります。
平成31年度予算は、前年度とほぼ同額の予算規模でありながら、行政改革による事業の見直し等により新規事業の実施や継続事業の拡充も盛り込まれ、市民の福祉向上はもとより、明年の宿場町「富谷」開宿400年祭の取り組み、富谷塾などでの魅力あるまちづくりの推進、富谷シティブランドの向上など、これからの富谷市の発展に寄与するものとおおむね評価するものであります。
市民とともにつくる、市民とともに歩む、「住みたくなるまち日本一」の実現にむけ、若生裕俊市長の2期目の市政運営に期待し、賛成するものであります。
以上です。

○議長(相澤 榮君) これで討論を終わります。
これより議案第15号を採決いたします。この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は可決すべきものであります。委員長報告のとおり、本案を可決することに賛成議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

○議長(相澤 榮君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。
日程第9、議案第16号平成31年度富谷市国民健康保険特別会計予算を議題といたします。
質疑を省略し、討論に入ります。
本案については、富谷市議会会議規則第51条の規定に基づく発言通告がなされておりますので、これより討論を行います。
まず、原案に反対者の発言を許します。7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 日本の医療制度は、憲法で保障された権利に基づき国民皆保険制度として位置づけられています。全ての国民に平等の医療を提供することを国と保険者が国民に必要十分な医療の保障を保険方式で行う制度であり、その中で、国保は重要な役割を果たしております。
平成31年度富谷市国民健康保険特別会計予算は42億2,455万円であり、平成30年度41億420万円との比較では1億2,000万円の増額となりました。予算編成に当たりまして、国保税の徴収見込みを90%としておりますが、徴収率に関しましては、平成29年決算、平成28年決算、平成27年度決算などで96%を超えており、実態に見合った徴収見込みとすべきと考えます。
国保料(訂正発言あり)は上がり続けており、加入世帯の所得は下がり続けている状況にもありまして、日本全体で見れば、国保料(訂正発言あり)は、1991年に1人当たり6万5,284円だったものが、2016年度には9万4,140円、加入世帯の平均所得が、これは276万円から138万8,000円と半分にまで減っております。
富谷市でも国保加入者の無職世帯や非正規労働者世帯の割合というのが8割という答弁でしたが、世帯の平均所得も148万円と、昨年度に比べまして3万円も減少しているという状況です。富谷市では、資産割が廃止されまして、持ち家の人などは全体的に下がっているという人が多いということですけれども、資産のない人は負担がふえているのが実情です。平等割も所得に関係なく、定額に賦課されるために、低所得者に大きな負担となっております。また、均等割は年齢や所得に関係なく一律に賦課されるため、子供の数が多い子育て世帯の負担がふえております。世帯によっては、協会けんぽの2倍にもなる国保料(訂正発言あり)を支払う方もいるという話も伺います。
富谷市は国保税引き下げを数回にわたって実施しておりまして、また各種軽減などもあります。軽減措置などもされているとは思いますが、現状でもまだ負担は重いものがあります。仙台市は子供の均等割に3割減免を独自に行い、大郷も子供の減免を行うそうです。富谷市の国保加入世帯の子供は772人、451世帯、子供の数に応じた交付金を差し引き、267万円で仙台市のような減免が実現可能です。子供の減免に関しましては富谷市も前向きに検討するということですが、一日も早い実現が望まれます。また、仙台市のような法定2割減免をさらに減免するのには1,374万円だという試算、仙台市のような法定2割減免に該当しない一定所得以下の低所得者世帯に向けた減免対象世帯は574世帯、970万円で実現可能であり、13億円の基金を使い、軽減措置などを図っていく必要性があるかと思います。
また、富谷市は資格証明書の発行はしていないことで、これは大変評価すべきことであります。ただ、短期証につきましては、かなり発行されている状況ですが、特に市役所内にとめ置きされたという方が2月末で1カ月証33人、3カ月証は9人という状況です。納付相談につなげるために来庁してもらうとしているんですけれども、保険証がないために病院に行くのがおくれ、重症化し、死亡するという人が全国で後を絶たない状況もあります。納付相談とは別に、速やかに交付すべきと考えます。せめて、県内市の中で3自治体のみの1カ月証というのはなくすべきであると考えます。
また、基金繰り入れや激変緩和により急激な上昇は防ぐとありますが、今後の国保税の増税などは想定されており、対策は必要と考えます。これらを解決するためには、もともとは50%あった国庫負担割合、これは現在は半分程度になってしまっておりまして、このことの改善が必要であり、抜本的な引き上げが重要であると思います。市長も国に継続的に働きかけていくと答弁いただきました。自治会でも、市長会でも、国に引き上げの要望を出しておりますが、今後も協力に求めていただき、国保加入者の負担軽減を図るようにすべきであると考えます。
さまざまな形で国保加入者の方の負担軽減のために力を尽くすよう求め、反対討論といたします。

○議長(相澤 榮君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) 議案第16号平成31年度富谷市国民健康保険特別会計予算について、賛成の立場から討論いたします。
国民健康保険は、市民の健康と医療を守り、安定した運営を続けるため、平成30年度より、県と市町村が共同で国民健康保険事業の運営に当たっています。県単位化開始から2カ年目となる平成31年度の富谷市国民健康保険特別会計予算については、被保険者数が減少傾向にあるものの、被保険者の高齢化や医療の高度化により、医療費は増加している状況にあることから、歳入歳出の総額が42億2,455万円と前年度に比べ1億2,034万円の増となっています。
しかしながら、国民健康保険事業費納付金については、県との間で十分な協議を行って算定され、その結果、前年度とほぼ横ばいの額が示されたところです。国民健康保険税については、当初予算において、平成30年度は平成29年度から約5,300万円の減、平成31年度はさらに約4,000万円の減と、年々減収となっていますが、国保税額を上げることなく、国保財政調整基金を活用し、市独自に激変緩和を講じ、国保加入者の負担軽減を図っています。
また、保険者として収納対策や保健事業など、積極的に取り組んだ結果、約1,800万円が保険者努力支援分として交付金が交付されるなど、国保会計の財源確保にも努めています。
市においては、データヘルス計画及び特定健康診査等実施計画をもとに、特定健診や疾病の重症化予防に取り組み、効果的かつ効率的な保健事業により被保険者の健康保持・増進及び医療費の適正化を図るほか、適切な保険給付の実施、きめ細やかな収納体制をもって財源の確保に努めるなど、今後においても国民健康保険事業の健全かつ適正な運営が行われることを期待し、賛成討論といたします。

○議長(相澤 榮君) 藤原 峻君より発言の訂正が求められておりますので、発言を許可いたします。7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 大変失礼いたしました。
「国保料」と発言したのですが、「国保税」と訂正をお願いいたします。

○議長(相澤 榮君) これで討論を終わります。
これより議案第16号を採決いたします。この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は可決すべきものであります。委員長報告のとおり、本案を可決することに賛成議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

○議長(相澤 榮君) 起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。
この際、午後2時40分まで休憩いたします。


午後 2時26分 休憩


午後 2時40分 再開


○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
最初に、菅原教育長より早退の届け出がありますので、報告いたします。
日程第10、議案第17号平成31年度富谷市下水道事業特別会計予算を議題といたします。
質疑を省略し、討論に入ります。討論ございませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより議案第17号を採決いたします。この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は可決すべきものであります。委員長報告のとおり、本案を可決することに賛成議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

○議長(相澤 榮君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。
日程第11、議案第18号平成31年度富谷市介護保険特別会計予算を議題といたします。
質疑を省略し、討論に入ります。討論ございませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより議案第18号を採決いたします。この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は可決すべきものであります。委員長報告のとおり、本案を可決することに賛成議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

○議長(相澤 榮君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。
日程第12、議案第19号平成31年度富谷市後期高齢者医療特別会計予算を議題といたします。
質疑を省略し、討論に入ります。討論ございませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより議案第19号を採決いたします。この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は可決すべきものであります。委員長報告のとおり、本案を可決することに賛成議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

○議長(相澤 榮君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。
日程第13、議案第20号平成31年度富谷市水道事業会計予算を議題といたします。
質疑を省略し、討論に入ります。討論ございませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより議案第20号を採決いたします。この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は可決すべきものであります。委員長報告のとおり、本案を可決することに賛成議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

○議長(相澤 榮君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。


日程第14 諮問第1号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて


○議長(相澤 榮君) 日程第14、諮問第1号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、諮問第1号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてでございます。
人権擁護委員の候補者として下記の者を推薦することについて、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものでございます。
氏名、中鉢勝利氏、住所、生年月日は記載のとおりでございます。
提案理由につきましては、人権擁護委員中鉢勝利氏は、平成31年6月30日をもって任期満了となるためでございます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

○議長(相澤 榮君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
これから諮問第1号を採決いたします。
この採決は無記名投票により行います。
議場の出入り口を閉めます。

〔議場閉鎖〕

○議長(相澤 榮君) ただいまの出席議員は、議長を除き19名です。
次に、立会人を指名いたします。
富谷市議会会議規則第31条第2項の規定によって、立会人に17番渡邊俊一君、18番浅野幹雄君、19番安住稔幸君の3名を指名いたします。
投票用紙を配付いたします。

〔投票用紙配付〕

○議長(相澤 榮君) 念のため申し上げます。
富谷市議会会議規則第72条の規定により、本案を可とする議員は賛成と、否とする議員は反対と記載願います。
なお、投票による表決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは、富谷市議会会議規則第73条の規定により否とみなし取り扱います。
投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票用紙の配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。

〔投票箱点検〕

○議長(相澤 榮君) 異状なしと認めます。
ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を呼び上げますので、1番議員から順番に投票願います。

〔事務局長点呼、投票〕

○議長(相澤 榮君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
開票を行います。17番渡邊俊一君、18番浅野幹雄君、19番安住稔幸君、立ち会い願います。

〔開票〕

○議長(相澤 榮君) 投票の結果を報告いたします。
投票総数19票
有効投票 19票
無効投票 なし
有効投票のうち
賛成 19票
反対 なし
以上のとおり、賛成が全員です。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議場の出入り口を開きます。

〔議場開鎖〕


日程第15 諮問第2号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて


○議長(相澤 榮君) 日程第15、諮問第2号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) 諮問第2号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてでございます。
人権擁護委員の候補者として下記の者を推薦することについて、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものでございます。
氏名につきましては、武弓恵扶子さん、住所、生年月日につきましては記載のとおりでございます。
提案理由につきましては、人権擁護委員宍戸里子さんが、平成31年6月30日をもって任期満了となるためでございます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

○議長(相澤 榮君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
これから諮問第2号を採決いたします。
この採決は無記名投票により行います。
議場の出入り口を閉めます。

〔議場閉鎖〕

○議長(相澤 榮君) ただいまの出席議員は、議長を除き19名です。
次に、立会人を指名いたします。
富谷市議会会議規則第31条第2項の規定によって、立会人に1番金子 透君、2番青柳信義君、3番若生英俊君の3名を指名いたします。
投票用紙を配付します。

〔投票用紙配付〕

○議長(相澤 榮君) 念のため申し上げます。
富谷市議会会議規則第72条の規定により、本案を可とする議員は賛成と、否とする議員は反対と記載願います。
なお、投票による表決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは、富谷市議会会議規則第73条の規定により否とみなし取り扱います。
投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票用紙の配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。

〔投票箱点検〕

○議長(相澤 榮君) 投票箱、異状なしと認めます。
ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を呼び上げますので、1番議員から順番に投票願います。

〔事務局長点呼、投票〕

○議長(相澤 榮君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
開票を行います。1番金子 透君、2番青柳信義君、3番若生英俊君、立ち会い願います。

〔開票〕

○議長(相澤 榮君) 投票の結果を報告いたします。
投票総数19票
有効投票 19票
無効投票 なし
有効投票のうち
賛成 19票
反対 なし
以上のとおり、賛成が全員です。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議場の出入り口を開きます。

〔議場開鎖〕


日程第16 議案第24号 平成31年度富谷市一般会計補正予算(第1号)


○議長(相澤 榮君) 日程第16、議案第24号平成31年度富谷市一般会計補正予算(第1号)を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) それでは、平成31年度第1号補正予算の概要についてご説明いたします。
追加議案書1ページをお願いいたします。
議案第24号平成31年度富谷市一般会計補正予算(第1号)でございます。
歳入歳出にそれぞれ529万4,000円を追加いたしまして、補正後の総額を127億6,329万4,000円とするものでございます。
8ページ、9ページ、お願いいたします。
補正予算の財源でございますけれども、9ページ説明欄に記載のとおり、全額国の補助事業というふうになります。
続いて、10ページ、11ページ、お願いいたします。
今回の補正ですけれども、プレミアム付き商品券事業、本年10月1日からの商品券の利用開始に向け、事前準備に係る事務費のみを今回は計上してございます。
本事業の目的及び概要についてですけれども、先週の議員全員協議会のほうでもご説明いたしましたけれども、改めて申し上げますと、消費税の増税に伴う影響を緩和するため、プレミアム付き商品券を販売し、地域における消費を喚起、下支えするというのが目的となってございます。
具体の対象者でございます。(1)としまして、本年1月1日基準での住民税非課税者のうち、生活保護の被保護者の方や、それから、住民税を課税されている方の扶養親族などの方を除いた方々。それから、(2)としましては、基準日、本年6月1日を予定してございまけれども、3歳未満の子が属する世帯主の方に対し、その3歳未満の子供の数に応じて商品券を販売するという事業でございます。
購入の上限としましては、商品券の額面2万5,000円、販売額は2万円ということで、差額の5,000円については国からの補助金で賄うというのが事業スキームでございます。
なお、こちらの事業費のプレミアムの5,000円分相当額については、今後、非課税対象者、それから、3歳未満の子供の数、及び対象世帯を改めて精査しまして、別途、補正予算に計上することとしてございます。
説明につきましては以上でございます。

○議長(相澤 榮君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 委託料が計上されていまして、199万6,000円ということになっています。これは対象者抽出業務とあります。これは自前でできないのか。これを上げるときに、これまでもさまざまな商品券だとか、お金が出るというふうなことがあって、経験はあるかと思うのですが、それについてはどのように対応する……。この業者についてはどういうところが想定されるのか。そして、このプレミアム商品券の事務を市役所の体制としては、こういうやり方で整えておきますというようなものは現在考えられているのか。そしてまた、周知方法については、いつの時点で、どのようにするのか。お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) まず、今回の委託料の計上でございますが、対象者の抽出ということで、非課税者、そして、3歳未満児の世帯主ということが対象となっております。こちらは、やっぱりかなり事務が煩雑になるということもありますし、期間的なものもございますので、効率的に対象者を抽出して、準備を早期に進めていきたいということで、システムを活用しまして対象者の抽出ということ考えております。
また、庁内の体制でございますが、基本的な窓口については、企画政策課のほうで行うということを予定しております。
また、周知方法につきましては、対象者の抽出が終わって、大体6月から7月ころを予定しでおりますが、それぞれ対象者の方には個別に通知をして、まずはお知らせをするということを考えております。また、あわせて広報等でも周知を図ってまいりたいというふうに考えております。
電算の業者につきましては、基本的には、既存のシステム業者ということで考えております。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 以前ですけれども、通帳の写しが必要だとかというようなことがありましたのですが、やはり同じようにするのか。それは、申請の仕方というのは、全国で統一されているものなのでしょうか。特に今回変わったというような点はあるのでしょうか。お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) 前回は、臨時福祉給付金等々で現金を直接給付をするという制度がございました。そのときには、確かに通帳のコピーとか、そういったものの写しを確認をさせていただくということがございましたが、今回につきましては、基本的には商品券の販売ということになりますので、その対象者の要件が確認できればその方には商品券を購入をしていただくというようなスキームを考えておりますので、特に通帳等の確認という作業については、予定はしていないところでございます。

○議長(相澤 榮君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第24号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第17 議案第25号 副市長の選任につき同意を求めることについて


○議長(相澤 榮君) 日程第17、議案第25号副市長の選任につき同意を求めることについてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、議案第25号副市長の選任につき同意を求めることについてでございます。
副市長に下記の者を選任することについて、地方自治法第162条の規定により、議会の同意を求めるものでございます。
氏名、西村一慶氏、住所、生年月日につきましては、記載のとおりでございます。
提案理由につきましては、副市長を平成31年4月1日付で選任するためでございます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

○議長(相澤 榮君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
これから議案第25号を採決いたします。
この採決は無記名投票により行います。
議場の出入り口を閉めます。

〔議場閉鎖〕

○議長(相澤 榮君) ただいまの出席議員は、議長を除き19名です。
次に、立会人を指名いたします。
富谷市議会会議規則第31条第2項の規定によって、立会人に4番長谷川る美君、5番畑山和晴君、6番齊藤秀行君の3名を指名いたします。
投票用紙を配付いたします。

〔投票用紙配付〕

○議長(相澤 榮君) 念のため申し上げます。
富谷市議会会議規則第72条の規定により、本案を可とする議員は賛成と、否とする議員は反対と記載願います。
なお、投票による表決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは、富谷市議会会議規則第73条の規定により否とみなします。
投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票用紙の配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。

〔投票箱点検〕

○議長(相澤 榮君) 異状なしと認めます。
ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を呼び上げますので、1番議員から順番に投票願います。

〔事務局長点呼、投票〕

○議長(相澤 榮君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
開票を行います。4番長谷川る美君、5番畑山和晴君、6番齊藤秀行君、立ち会い願います。

〔開票〕

○議長(相澤 榮君) 結果を報告いたします。
投票総数19票
有効投票 19票
無効投票 なし
有効投票のうち
賛成 19票
反対 なし
以上のとおり、賛成が全員です。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議場の出入り口を開きます。

〔議場開鎖〕

○議長(相澤 榮君) この際、暫時休憩いたします。


午後 3時17分 休憩


午後 3時21分 再開


○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


日程第18 陳情について


○議長(相澤 榮君) 日程第18、陳情についてを議題といたします。
陳情3件が提出されております。陳情第1号全国知事会の「米軍基地負担に関する提言」の趣旨に基づいて、地方自治の根幹を脅かす日米地位協定の見直しを国に求める意見書を提出することを求める陳情書です。陳情第2号宮城県に対し、小・中学校全学年で少人数学級実現等を要請する意見書採択を求める陳情書です。陳情第3号奥山等のスギ・ヒノキ放置人工材を森林環境譲与税(仮称)で順次計画的に皆伐を進め、天然林に戻すことを求める陳情書、以上3件です。
陳情については、その写しを議席に配付しておりますので、各議員において調査または審査されるようお願いいたします。


日程第19 議員派遣の件


○議長(相澤 榮君) 日程第19、議員派遣の件を議題といたします。
お諮りいたします。
富谷市議会会議規則第167条の規定による議員派遣の件については、お手元に配付のとおり、議員を派遣したいと思いますが、ご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、議員派遣の件については配付のとおり派遣することに決定いたしました。
お諮りいたします。
議員派遣日程のほか、議案の審査または調査及び議会において必要があるものへの議員の派遣を決定するに当たっては、議長に一任することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、日程に記載のないものについては、議長に委任することに決定いたしました。


日程第20 閉会中の各委員会調査について


○議長(相澤 榮君) 日程第20、閉会中の各委員会調査についてを議題といたします。
各委員会から、所管事務のうち富谷市議会会議規則第111条の規定によって継続調査の申し出があります。
お諮りいたします。
各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
平成31年第1回富谷市議会定例会は、終始熱心な審議を経て全ての議案を議決いたしました。執行部におかれましては、各議員から出された意見を十分に尊重し、市政を執行されますよう強く要望いたしまして、閉会の挨拶といたします。
これで本日の日程は全て終了いたしました。会議を閉じます。
平成31年第1回富谷市議会定例会を閉会いたします。お疲れさまでした。


午後 3時25分 散会

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