更新日:2018年12月13日
第1日目12月 4日(火) | ||
市長あいさつ | ||
提案理由の説明 | ||
議案第 1号 | 富谷市地方活力向上地域における固定資産税の課税免除等に関する条例の制定について | |
議案第 2号 | 職員の給与に関する条例の一部改正について | |
議案第 3号 | 議会議員の議員報酬,費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について | |
議案第 4号 | 特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正について | |
議案第 5号 | 富谷市敬老祝金等支給条例の一部改正について | |
議案第12号 | 富谷市道路線の認定について | |
議案第13号 | 和解及び損害賠償額の決定について | |
議案第14号 | 和解及び損害賠償額の決定について | |
議案第15号 | 和解及び損害賠償額の決定について | |
議案第16号 | 和解及び損害賠償額の決定について | |
議案第 6号 | 富谷市地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について | |
議案第 7号 | 平成30年度富谷市一般会計補正予算(第4号) | |
議案第 8号 | 平成30年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第3号) | |
議案第 9号 | 平成30年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第3号) | |
議案第10号 | 平成30年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第3号) | |
議案第11号 | 平成30年度富谷市水道事業会計補正予算(第3号) | |
議案第17号 | 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて | |
第2日目12月 6日(木) | ||
一般質問 | 10番 西 田 嘉 博 議員 | |
1 | 生活困窮者自立支援制度に関して | |
2 | スポーツ施設・設備について | |
15番 菅 原 福 治 議員 | ||
1 | 行政改革実施プランの進捗と次年度の重点事業内容および主な見直し事業について | |
2 | 認知症初期集中支援チームについて | |
16番 山 路 清 一 議員 | ||
1 | 若生裕俊市長再選等を問う | |
2 | 富谷市土砂災害警戒区域を問う | |
17番 渡 邊 俊 一 議員 | ||
1 | 次回仙塩広域都市計画の用途地域変更に向けた取り組みについて | |
2 | 団地内の町内会館の新築、建て替え工事について | |
第3日目12月 7日(金) | ||
一般質問 | 13番 浅 野 直 子 議員 | |
1 | 市制施行3年目の政策は | |
2 | 待機児童への対応について | |
5番 畑 山 和 晴 議員 | ||
1 | ユネスコスクールについて | |
2 | しんまち通り活性化について | |
1番 金 子 透 議員 | ||
1 | 高齢者、障がい者外出支援乗車証(とみぱす)を問う | |
2 | 側溝整備事業を問う | |
2番 青 柳 信 義 議員 | ||
1 | 市長の公約実現と市財政運営について問う | |
2 | 放課後児童クラブ登録定員制及び運営業務費について | |
第4日目12月10日(月) | ||
一般質問 | 16番 出 川 博 一 議員 | |
1 | 来年度の予算編成方針は | |
2 | TOMI+(愛称)の今後は | |
9番 浅 野 武 志 議員 | ||
1 | イノシシの被害対策と捕獲について | |
2 | 耕作放棄地・遊休農地の復元について | |
3番 若 生 英 俊 議員 | ||
1 | 富谷市の学力テスト結果の評価と学力向上の具体的な取り組みを問う | |
2 | 「(仮称)富谷市民図書館」の整備概要を問う | |
3 | 学校給食の栄養量不足の改善を | |
8番 佐 藤 聖 子 議員 | ||
1 | 放課後等デイサービス事業の存続を図るための対応は | |
2 | 学校給食の栄養基準不足改善は市の責任で対処すべきでは | |
第5日目12月11日(火) | ||
一般質問 | 19番 安 住 稔 幸 議員 | |
1 | 市民協働のまちづくりについて | |
2 | ユニセフ子どもにやさしいまちづくりについて | |
3 | ユネスコスクールについて | |
4番 長谷川 る 美 議員 | ||
1 | とみや市政懇談会について | |
14番 高 橋 正 俊 議員 | ||
1 | 小型無人機・ドローンの必要性は | |
2 | 富谷市内の通学路に危険箇所はあるのか | |
7番 藤 原 峻 議員 | ||
1 | 図書館建設を問う | |
2 | 公共交通を問う | |
3 | 生涯学習、市民協働などまちづくりを問う | |
第6日目12月13日(木) | ||
議案第 1号 | 富谷市地方活力向上地域における固定資産税の課税免除等に関する条例の制定について | |
議案第 5号 | 富谷市敬老祝金等支給条例の一部改正について | |
議案第12号 | 富谷市道路線の認定について | |
発議第 2号 | 富谷市議会議員定数条例の一部改正について | |
陳情について | ||
閉会中の各委員会調査について |
平成30年12月4日(火曜日) 午前10時00分 開会
市長あいさつ及び取組概要 | |||
日程1 | 会議録署名議員の指名 | ||
日程2 | 会期の決定 | ||
日程3 | 提案理由の説明 | ||
日程4 | 議案第 1号 | 富谷市地方活力向上地域における固定資産税の課税免除等に関する条例の制定について | |
日程5 | 議案第 2号 | 職員の給与に関する条例の一部改正について | |
日程6 | 議案第 3号 | 議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について | |
日程7 | 議案第 4号 | 特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正について | |
日程8 | 議案第 5号 | 富谷市敬老祝金等支給条例の一部改正について | |
日程9 | 議案第12号 | 富谷市道路線の認定について | |
日程10 | 議案第13号 | 和解及び損害賠償額の決定について | |
日程11 | 議案第14号 | 和解及び損害賠償額の決定について | |
日程12 | 議案第15号 | 和解及び損害賠償額の決定について | |
日程13 | 議案第16号 | 和解及び損害賠償額の決定について | |
日程14 | 議案第 6号 | 富谷市地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について | |
日程15 | 議案第 7号 | 平成30年度富谷市一般会計補正予算(第4号) | |
日程16 | 議案第 8号 | 平成30年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第3号) | |
日程17 | 議案第 9号 | 平成30年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第3号) | |
日程18 | 議案第10号 | 平成30年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第3号) | |
日程19 | 議案第11号 | 平成30年度富谷市水道事業会計補正予算(第3号) | |
日程20 | 議案第17号 | 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて |
議事日程のとおり 午前10時00分 開会
○議長(相澤 榮君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、ただいまから平成30年第4回富谷市議会定例会を開会いたします。
本定例会につきましては、市長から、富谷市地方活力向上地域における固定資産税の課税免除等に関する条例の制定についてなどの事件議案が提出されることになっております。十分に審議を尽くされ、市民の負託に応えられますようご期待を申し上げますとともに、議会運営につきましてもご協力をお願いいたしまして、開会に当たっての挨拶といたします。
本日は傍聴人がおられます。傍聴人の方々に申し上げます。
富谷市議会傍聴規則第8条では、録音機、カメラ、ビデオなどによる撮影等は、議長の許可を得た場合以外は禁止になっております。また、携帯電話、スマートフォンをお持ちの方は、電源をお切りになるか、マナーモードに切りかえて、静粛を保ち傍聴されますようお願いをいたします。
日程に入るに先立ち、諸報告をいたします。
議長諸報告はお手元に配付のとおりです。
なお、説明員の出席報告ほか関係資料については、事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
これで諸報告を終わります。
ここで、富谷市市長に挨拶を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) どうもおはようございます。
本日ここに、平成30年第4回富谷市議会定例会が開会されるに当たり、開会の挨拶にあわせ、富谷市総合計画に掲げたまちづくりの将来像「住みたくなるまち日本一」の実現に向けた現在の取り組み概要についてご説明を申し上げます。
議会の皆様には、日ごろより市勢発展のため、ご尽力をいただいておりますことに改めて感謝を申し上げます。
初めに、11月10日付河北新報に記事が掲載されました本市学校給食の栄養量が摂取基準を満たしていなかった問題について、改めて、これまで栄養量が満たされていない給食を提供し続け、児童・生徒の皆様、保護者の皆様に対してご不安とご迷惑をおかけしたことに、おわびを申し上げます。
今後は、適正な栄養量の摂取を図るため、本市の学校給食の見直しを早急に図ってまいりたいと考えております。
つきましては、本定例会の補正予算に追加で関連経費を計上いたしますので、ご審議のほど、よろしくお願いをいたします。
次に、本市は、10月29日に日本ユニセフ協会から、全国5自治体の1つとして、「子どもにやさしいまちづくり事業検証作業モデル自治体」として委嘱を受けました。これを受けて、国連が定める「世界子どもの日」である11月20日に「子どもにやさしいまちづくり」を宣言し、あわせて記念フォーラムを開催いたしました。
今後も、ユニセフ協会から委嘱された検証作業を通じて、「子どもにやさしいまち」の実現に向けた検討を重ねてまいります。
それでは、富谷市総合計画の4つの基本方針と前期基本計画の体系に基づき、各種施策の実施状況について申し上げます。
まず、「基本方針-1 暮らしを自慢できるまち」に関する主な施策について申し上げます。
初めに、商工業・雇用関連施策について申し上げます。
今年度2回目となる宮城県企業立地セミナーが11月12日に名古屋市内において開催をされ、私みずからが参加をし、本市をPRしてまいりました。今後のつながりを持てそうな企業もありましたので、引き続き、より一層のトップセールスに努め、企業立地に向けて取り組んでまいります。
また、企業誘致と雇用拡大の一環として、本社機能の移転や拡充を図るため、富谷市地方活力向上地域における固定資産税の課税免除等に関する条例制定議案を本定例会に提出しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いをいたします。
次に、企業支援関連施策について申し上げます。
オープンから5カ月が経過したTOMI⁺の現状についてご報告をいたします。11月末日現在で、シェアオフィスの利用状況については、フリー席に5者、個室にも5者の方々に入居いただいております。起業準備のみならず、サテライトオフィス等としても施設を活用していただいているところです。
また、起業創業支援の強化として、10月1日から、地域ブランディングや地域活性化などの活動実績のある方にコミュニティ・コンシェルジュとして常駐いただいております。各種イベント運営等のほか、富谷塾の運営支援や地域課題への相談など、起業家育成支援のみならず多方面での支援や相談を受けております。さらに、同日からは、くろかわ商工会富谷事務所がTOMI⁺2階に移転をしており、コンシェルジュによる起業家育成支援とともに、商工会からの企業経営支援など、TOMI⁺の役割が充実してまいりましたので、施設の魅力を発信するとともに、IT関連企業等の誘致やビジネスマッチング等を積極的に展開をしてまいります。
次に、農業関連施策について申し上げます。
とみやはちみつプロジェクトについては、採取された蜂蜜を市内スイーツ店に提供し、「はちみつスイーツ」として活用いただきました。先日開催したとみや国際スイーツ博覧会では、個人向け販売とともに好評をいただいたところです。
また、蜂蜜を使ったお土産品3品も売れ行きが好調で、新たな商品販売への検討もしているところです。
農作物有害鳥獣対策については、イノシシ対策として、物理柵を一ノ関、二ノ関、志戸田地区の3地区に支援し、設置が完了しております。
また、明石、西成田地区の一部においても、物理柵設置の要望がありましたので、年度内の設置完了に向け、本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いをいたします。
今後とも、生産者皆様の安心安全対策として、農作物の被害拡大防止に取り組んでまいります。
次に、観光・地域振興施策について申し上げます。
「2020年富谷宿 開宿400年祭」に向け、機運向上を図る目的で、県の市町村総合補助金を活用し、「富谷宿 街道まつり」を10月13日に開催をいたしました。当日は、秋晴れの好天に恵まれ、往時を感じさせる時代行列などさまざまな催しに、議会の皆様を初め、1万8,300人の方々にお越しいただき、大盛況のうちに終えることができました。実行委員を初め、議会の皆様、そして関係者の皆様に心より感謝を申し上げます。
また、3回目となるとみや国際スイーツ博覧会については、地方創生推進交付金を活用し、10月27日・28日の両日、富谷市総合運動公園を会場に開催をいたしました。
市内スイーツ店はもとより、県内外、国外から約60店舗の皆様にご出店をいただき、こちらも大盛況のうちに終えることができました。
ことしも、昨年に引き続き、コロンビア大使館の全面的なご支援をいただき、大使館専属シェフ監修のもと、「旅するパティシエ」鈴木 文シェフの協力をいただきながら、コロンビアの郷土スイーツの提供や世界20カ国の厳選スイーツを紹介するコーナーなど、国際色豊かな催しとなりました。
おかげさまで、来場者数は、初日の雨にもかかわらず、2日間で、昨年を上回る4万500人となり、地方創生総合戦略の目標「とみやシティブランドの確立」へ向け、大きく前進したものと思っております。
改めて、実行委員会を初め、出店いただきました県内外のスイーツ店の皆様、協賛企業の皆様に対しまして、心より感謝を申し上げます。
今後は、これまでの事業内容を検証し、実行委員会を初め、多くの市民の皆様のご意見を伺いながら、2020年開催予定の「富谷宿 開宿400年祭」も視野に入れ、さらに取り組みを進めてまいりたいと考えております。
次に、公共交通関連施策について申し上げます。
新公共交通システム推進事業については、さきの議員全員協議会でもご説明申し上げましたとおり、国土交通省の街路交通調査費補助金を活用し、本市の将来の魅力ある都市像や交通体系の姿を示す「富谷市公共交通グランドデザイン」の策定を進めております。今後も引き続き、関係機関と連携を図りながら、これまでの調査結果を踏まえ、まちづくりと一体的に戦略的な交通施策を進めてまいります。
次に、道路関連施策について申し上げます。
社会資本整備総合交付金を活用して進めている市道穀田三ノ関線の道路改良事業については、用地取得を順次進め、工事についても本格的に開始したところでございます。今後は、平成32年度末の事業完成に向け、一層努力をしてまいります。
次に、土地利用関連施策について申し上げます。
仙塩広域都市計画第6回定期見直しにおいて、平成22年5月に市街化区域に即時編入された明石台東地区開発事業は、平成23年6月から事業に着手し、同年11月には宅地の販売を開始いたしました。
最初に販売を開始した明石台七丁目は平成27年3月に販売が完了し、次に販売を開始した九丁目もようやく販売完了の見通しがついたことから、ことしの9月から八丁目の宅地販売が開始されたところです。
明石台八丁目には231区画の宅地があり、販売が完了するまでには今後3年程度かかる見込みであることから、明石台東地区全体の土地利用が完了するまでには、結果として、販売開始から10年の歳月を要することとなります。これは、宅地の販売において、お客様の選択肢が限られていたことから販売が思うように進まなかったため起こったことであり、このことが人口増の鈍化の要因の一つとなっております。
そのため、第7回定期見直しで市街化区域に編入した住居系地区の開発事業者とは、住宅を求めるお客様の選択肢を広げ、住宅供給の促進と土地利用の早期完成を目指すよう協議をしております。
また、第7回定期見直しにおいて、特定保留地区に位置づけられた成田二期西地区及び成田二期東地区については、市街化区域編入に向けた説明会が10月12日に本市役所において開催されました。引き続き、都市計画案の縦覧や都市計画審議会など、来年5月の市街化区域編入に向け、手続を進めてまいります。
次に、住宅・公園・上下水道関連施策について申し上げます。
公営墓地の整備については、「(仮称)やすらぎパークとみや整備基本計画」が10月末に完成をいたしました。内容につきましては、さきの議員全員協議会で説明させていただきましたが、計画スケジュールのとおり、平成35年度の供用開始に向け、取り組んでまいります。
続きまして、「基本方針-2 教育と子育て環境を誇るまち」に関する主な施策について申し上げます。
初めに、教育・青少年健全育成関連施策について申し上げます。
現在、小中学校へのエアコン設置に向けた設計業務は、計画どおり進捗しております。
また、10月5日には、文部科学省に出向き、エアコン設置に対する補助要望を直接行ってきたところですが、このほど、既存の学校施設環境改善交付金とは別枠で、新たに本年度補正予算限定のブロック塀・冷房設備対応臨時特例交付金が創設され、柔軟な対応が見込めることになりました。
つきましては、この特例交付金を十分に活用し、来夏の稼働に向けた関連経費を本定例会会期中に追加補正いたしますので、ご審議のほど、よろしくお願いをいたします。
次に、幼稚園の民営化について申し上げます。
前回の議会でもお示ししたとおり、まずは東向陽台幼稚園の民営化について進めているところです。今後の民営化を進める手法をさまざま検討しているところですが、譲渡による民営化も手法の一つと考え、そのために必要な不動産鑑定を行ってまいりたいと考えております。
つきましては、本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いをいたします。
本年度から実施しておりますとみや子どもの心のケアハウス運営支援事業については、10月11日に事業の拠点となる「富谷市子どもの心のケアハウス“ぽんぽこ広場Tomiya”」が旧学校給食センター内に開所いたしました。今後もスーパーバイザーを中心に、児童・生徒と保護者等の心に寄り添った支援を行い、不登校の未然防止、不登校の早期学校復帰へ取り組んでまいります。
また、全国学力・学習状況調査につきましては、8月に調査結果が公表されました。本市の調査結果については、小学校の正答率は、全国の正答率と同程度または若干下回る結果となり、中学校においては、全ての教科で全国の正答率を上回る結果となりました。10月に開催した学力向上推進会議では、調査結果の分析と情報共有を行い、分析結果と今後の授業改善の要点については、市ホームページに掲載するとともに学校ごとに保護者への周知を行いました。
今後は、分析結果をもとに、本市で取り組んでいる「学びの共同体」の学習スタイルを継続し、新学習指導要領の改訂ポイントでもある主体的・対話的で深い学び合いを重視した授業を展開させ、児童・生徒の基礎的・基本的な学力と発展的な活用力などの育成を目指して取り組んでまいります。
次に、教育・国際交流関連施策について申し上げます。
ユネスコスクールについては、加盟申請をしておりました市立幼稚園2園と小中学校12校がパリのユネスコ本部から加盟の承認を受け、これで市内全ての市立幼稚園、小中学校、そして、富谷高校がユネスコスクールとなりました。これを受け、11月27日にユネスコスクール加盟認定証授与式を開催し、ESD活動推進感謝状授与や記念講演、活動紹介を行ったところです。
今後も、本市ESD/ユネスコスクール推進委員会を中心に、ユネスコスクールの理念のもとに持続可能な教育の開発のための教育を推進してまいります。
次に、生涯学習関連施策について申し上げます。
図書館整備については、さきの議員全員協議会でご説明したとおり、開館時期を平成33年度から平成34年度へと1年延期をいたしました。これは次年度実施する市内小中学校等へのエアコン整備を優先施策とし、計画的に財源を措置することと、東京オリンピック・パラリンピック開催に伴う工事関係経費及び資材高騰を回避することが理由でございます。
このことから、基本・実施設計、建設工事の実施時期についてもそれぞれ1年延期となりますことをご理解いただければと思います。
なお、事業規模につきましては、市財源5億円を限度とし、外部資金3億円の調達を見込み、年度内に外部資金の受け皿となる基金を設置することとしております。
なお、去る11月29日には女子プロゴルファー大山志保様の訪問を受け、ことしの宮城テレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメントで獲得した賞金77万7,000円全額のご寄附をいただき、本基金の原資とさせていただくことで了承をいただいたところです。
図書館整備の基本計画は、年度内に策定を終え、外部資金活用の検討を進めながら、基本・実施設計、建設工事へと取り組みを段階的に進めてまいります。
また、夢と希望に満ちた成人となられた方々を祝福するため、富谷市成人式を来年1月13日午後2時から富谷市スポーツセンターを会場にとり行います。議会の皆様、関係機関の皆様のご出席を賜り、新成人を励ましていただければと思いますので、よろしくお願いをいたします。
次に、芸術・文化関連施策について申し上げます。
富谷市民俗ギャラリーについては、7月1日の移転・リニューアルオープン以降、「富谷宿 街道まつり」にあわせて企画展を実施し、多くの方々に来館いただいております。移転3カ月で昨年度1年間の来館者数を超え、皆様から大変好評をいただいております。引き続き、工夫を凝らした企画・運営に努めてまいります。
次に、子育て関連施策について申し上げます。
放課後児童健全育成事業については、富ケ丘小学校児童クラブ駐車場舗装工事が10月末に完了いたしました。また、富谷小学校敷地内への児童クラブ棟新築工事設計業務については、本年度中に設計業務を完了し、来年度中のクラブ棟完成を目指して事業を進めているところです。
また、認可保育所における保育士の業務負担の軽減と保護者にとっての必要な情報等を把握しやすくするため、業務支援システムを導入した認可保育所に対して、国の補助事業を活用し、ICT化推進のための補助を行います。
つきましては、本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いいたします。
続きまして、「基本方針-3 元気と温かい心で支えるまち」に関する主な施策について申し上げます。
初めに、高齢者支援関連施策について申し上げます。
富谷市高齢者保健福祉計画・第7期介護保険事業計画において、整備を予定しておりました富谷中央・あけの平圏域の地域包括支援センターについては、本年7月に社会福祉法人永楽会と業務委託契約を締結し、10月1日に愛称「わかば」として開所いたしました。
また、ご長寿のお祝いについては、本年度95歳、100歳の節目を迎えられた方々に直接訪問させていただき、祝意を申し上げるとともに、今日の本市の礎を築いていただいたことに対し感謝を申し上げてまいりました。
次に、健康・保健関連施策について申し上げます。
5月から実施しております各種検診事業については、10月の胃がん検診の未検者検診まで終了し、現時点での受診状況は、延べ4万6,500人と、昨年度を上回り、多くの市民の皆様に受診いただきました。
また、産官学医療連携協力により、10月は「歯周疾患の予防講座」、11月にはイオンモール富谷店を会場に「知ってお得な健康情報&塩エコキャンペーン」を行い、また、「糖尿病のいま」と題して、とみや市民公開講座を開催するなど、広く市民の皆様に対し、健康づくりの啓発とその推進に努めてまいりました。
次に、医療関連施策について申し上げます。
がん患者医療用ウィッグの購入助成事業及び骨髄バンクドナー助成事業については、10月から事業を開催し、がん患者用医療用ウィッグの購入助成については、11月末日現在、既に5件の申請を受け付けし、助成金の交付も行っているところです。引き続き、医療機関等との連携を図りながら、事業の周知啓発に努めてまいります。
次に、障がい者支援関連施策について申し上げます。
10月1日から運用を開始いたしました重度障がい者等福祉タクシー利用券助成事業については、11月末日現在で75名の方に申請をいただき、即日交付を行ってきたところです。現在のところ、大きな支障もなくご利用いただいております。引き続き、とみぱす事業とあわせて高齢者・障がい者等の外出支援事業の推進に努めてまいります。
また、障がいをお持ちの方の重度化・高齢化や親亡き後を見据え、安心して暮らせるような居住支援体制の整備、いわゆる地域生活支援拠点整備については、厚生労働省が示す平成32年度の整備期限に向け、これまでも富谷市・黒川地域自立支援協議会において検討を重ねてまいりました。中でも緊急時の受け入れ態勢の構築については、優先的に協議を進めてまいりましたが、このたび、黒川4市町村において合意がなされましたので、今後は、来年度からの運用開始を目指して準備を整えてまいります。
つきましては、本定例会の補正予算に債務負担行為を計上しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いをいたします。
次に、障がい者・高齢者支援関連施策について申し上げます。
高齢者・障がい者外出支援乗車証「とみぱす」については、今年度、新規に高齢者・障がい者、合わせて352名の方に申請いただき、昨年までの更新者を含めまして、10月1日現在、2,476名の皆様にご利用いただいております。
続きまして、「基本方針-4 市民の思いを協働でつくるまち」に関する主な施策について申し上げます。
初めに、防災・救急・消防関連施策について申し上げます。
防災関連については、去る11月11日に富ケ丘公民館をメーン会場に、富ケ丘、鷹乃杜、上桜木地区の各町内会館をサブ会場にした富谷市総合防災訓練を実施し、4町内会から約500名の皆様にご参加をいただき、同日には、日吉台中学校では初めてとなる地域防災訓練が行われました。
この総合防災訓練では、自助・共助・公助という役割を明確化し、連携体制を強化するものと位置づけ、各種訓練のほか、仙台管区気象台による講演、くろかわ商工会富谷事務所による飲料水等の輸送・搬入訓練も取り入れ、大規模災害に備えたところです。
日吉台中学校での地域防災訓練では、生徒の皆さんに守られる側から役割を担う側になるという体験をしていただきました。
これらの訓練を通し、地域の一員として地域のつながりと常日ごろから防災意識を持つことの大切さを自覚していただいたものと思っております。
また、宮城県防災指導員養成講習会が1月に本市で、フォローアップ講習会が2月に大和町でそれぞれ開催されることになっており、引き続き、地域の防災リーダー育成に努めてまいります。
消防関連については、11月9日から15日までの7日間、全国一斉に「秋の全国火災予防運動」が展開され、富谷市消防団では11月4日に一斉広報等を、富谷市婦人防火クラブでは11月13日に火災予防キャンペーンを実施していただくなど、地域における火災予防啓発活動に取り組んでいただいたところです。
また、本市では、ことし6月に発生した大阪府北部地震によるブロック塀倒壊事故を教訓として、小学校8校の半径500メートル以内の「スクールゾーン内ブロック塀マップ」を作成いたしました。区域内には、約470カ所のブロック塀があり、現在、今年度内の完了を目標に、安全性を確認するための現地調査を宮城県と協力して実施をしております。
次に、防犯・交通安全関連施策について申し上げます。
地域の防犯対策として、各中学校区に防犯カメラを1台ずつ設置することとし、来年2月末の完成に向けて作業を進めております。
また、交通安全施策については、9月21日に平成30年秋の交通安全県民総ぐるみ運動富谷市出動式を実施いたしました際には、議会の皆様にもご参加をいただきました。改めて感謝を申し上げます。
残念ながら、死亡事故ゼロは本年8月に一旦途切れてしまいましたが、今後も引き続き、交通死亡事故をなくすべく、交通安全意識の普及・啓発を図りながら、交通事故防止に向けた取り組みを推進してまいりますので、皆様方のさらなるお力添えをいただきますようお願い申し上げます。
防犯灯のLED化工事については、市内10地区において、約1,000灯の交換工事を完了いたました。
来年度は、この事業の最終年度となりますので、まだ実施していない地区において約830灯の交換工事を実施する予定です。
次に、人権尊重・男女共同関連施策について申し上げます。
「富谷市男女共同参画基本計画」の策定については、さきの議員全員協議会でもご説明申し上げましたとおり、富谷市男女共同参画推進審議会において基本計画の素案が取りまとめられました。今後、パブリックコメントのご意見等を踏まえ、計画案の答申をいただくこととしており、本年度内の策定に向け着実に取り組んでまいります。
次に、環境衛生関連施策について申し上げます。
空き家対策事業についても、さきの議員全員協議会で説明させていただきましたが、3回の協議会を経まして「富谷市空家等対策計画 ~空き家の利活用促進に向けて~」の最終案がまとまりました。今後は、策定にあわせ、関係機関との協定及び相談体制等の構築に向けた準備を進めてまいります。
次に、省エネルギー・再生可能エネルギー関連施策について申し上げます。
防犯灯と道路照明灯のLED化工事を実施し、防犯灯のLED化については先ほど述べさせていただきましたが、道路照明灯のLED化工事については、みやぎ環境交付金を活用し、104灯の交換を完了いたしました。来年度も引き続きみやぎ環境交付金を活用して道路照明灯のLED化工事を実施してまいります。
次に、住民参加・協働関連施策について申し上げます。
市民協働を推進するに当たり、10月に職員を対象とした富谷市市民協働推進研修会を実施いたしました。当日は多くの議員の皆様にもご参加をいただき、感謝を申し上げます。今後は、市民の皆様を対象に、協働の理解を深めていただく機会として、セミナーを開催することとしております。また、ワークショップなど、実践につながる取り組みを通して、協働の仕組みやルールづくりの検討を進めてまいります。
町内会館の整備については、穀田会館新築工事が11月30日に竣工し、10月から穀田町内会の皆様にご使用いただいております。
また、(仮称)杜乃橋二丁目会館の設計及び地質調査業務も順調に進捗しており、平成31年度中の完成を目指して、本定例会の補正予算に建設に係る関連経費を計上しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いいたします。
次に、行財政経営関連施策について申し上げます。
11月3日に開催いたしました市政功労者表彰式では、多年にわたり市政発展のためにご尽力をいただきました皆様20名と1団体を表彰させていただきました。これまでのご尽力に改めて敬意と感謝の意を申し上げます。
職員採用・職員研修及び人材育成については、8月の議員全員協議会においてご説明申し上げておりましたが、複雑・高度化する社会経済環境に積極的に対応していくため、専門的知識と能力、幅広い視野の習得を目指し、来年度から宮城大学大学院事業構想学研究科博士前期課程に職員を研修派遣することといたしました。
つきましては、本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いをいたします。
平成26年度から検討を重ねてまいりました自治体クラウドについては、10月1日、市役所を会場に富谷市自治体クラウド稼働記念式典をとり行いました。宮城県内初めての自治体クラウド導入となりますので、今後一層、セキュリティーの向上、運用コストの削減、対災害性の向上を図り、住民サービスに努めてまいります。
連携協定の締結状況については、9月28日に、みやぎ生活協同組合と「安心して暮らせる地域づくり」に向けて、包括連携協定を締結いたしました。みやぎ生活協同組合とは、これまでも個別の協定によりさまざまな取り組みを行ってまいりましたが、それらを包含した包括連携協定によりこれまで以上の連携・協力が図られることとなりました。
また、本市の情報発信力をさらに強化するため、LINEによる市政の情報発信を今月11日から開始することといたしました。
LINEは、スマートフォンのアプリの中でも利用率が非常に高く、日本の人口の約6割が利用していることから、特に若年層や子育て世代への情報発信に有効なツールと考えております。
最後に、一言、私自身のことについて申し上げます。
私は、平成27年2月、町民の負託を受けて町長に就任をし、以来、一貫して「住みたくなるまち日本一」の実現のため、日々、全力で取り組んでまいりました。この間、市制施行という歴史的な大事業とともに一つ一つの施策に丁寧に向き合い、着実な歩みを進めることができましたのも、市民の皆様、議会の皆様のご理解とご協力のたまものであり、改めて感謝を申し上げるものであります。
富谷市は、ことし市制施行2周年を迎え、3年目に入りましたが、市としてのまちづくりはこれからが重要であります。私には本市の将来ビジョンとなる富谷市総合計画を策定し、また、将来にわたる安定した行財政運営の指針となる富谷市行政改革基本方針実施プランを策定した者として、これを具現化し、そして、なし遂げる責任と使命があります。
来年2月、私は初めての任期を迎えますが、富谷市の未来に向けた発展の礎をつくるべく、「住みたくなるまち日本一」を目指して、引き続き、全身全霊で取り組むべく再度市長選挙に立候補する決意を固めました。来年2月の任期満了に当たり、私の決意をここに申し述べ、開会のご挨拶とさせていただきます。
○議長(相澤 榮君) これから、本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。
○議長(相澤 榮君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、9番浅野武志君、10番西田嘉博君の2名を指名いたします。
○議長(相澤 榮君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
本定例会の会期は本日から12月13日までの10日間にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本定例会の会期は本日から12月13日までの10日間に決定いたしました。
○議長(相澤 榮君) 日程第3、提案理由の説明を議題といたします。
提案者である市長より提案理由の説明を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、平成30年第4回富谷市議会定例会に提出しております議案についてご説明を申し上げます。
議案第1号富谷市地方活力向上地域における固定資産税の課税免除等に関する条例の制定については、地域再生法第7条第1項に規定する認定地域再生計画において定められた地方活力向上地域内における固定資産税の課税免除等に関し、必要な事項を定めるため制定するものでございます。
議案第2号職員の給与に関する条例の一部改正については、国の一般職の給与改定に準じて、本市の一般職の職員の給与を改定するものでございます。
議案第3号議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正及び議案第4号特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正については、一般職員の給与改定に準じて、所要の改正を行うものでございます。
議案第5号富谷市敬老祝金等支給条例の一部改正については、敬老祝金の支給要件及び額について、所要の改正を行うものでございます。
議案第6号富谷市地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正については、地区計画区域内における建築物の制限に係る改正、その他所要の改正を行うものでございます。
議案第7号から議案第11号については、平成30年度各種会計補正予算でございます。
議案第12号富谷市道路線の認定については、明石台四丁目の開発事業に伴い、新たに1路線を認定するものでございます。
議案第13号和解及び損害賠償額の決定については、市管理施設からの飛散物による自動車の損傷事故に伴い、和解及び損害賠償額を決定するものでございます。
議案第14号及び第15号和解及び損害賠償額の決定については、市道大童今泉線における自動車の損害事故に伴い、和解及び損害賠償額を決定するものでございます。
議案第16号和解及び損害賠償額の決定については、市有地からの倒木による隣接家屋のフェンス等の損傷事故に伴い、和解及び損害賠償額を決定するものでございます。
議案第17号教育委員会委員の任命につき同意を求めることについては、出川敦子教育委員が平成30年12月11日をもって任期満了となることから、教育委員の任命について、議会の同意を求めるものでございます。
以上、予算外議案12件、予算議案5件の概要を申し上げましたが、議案審議の際には、詳細にご説明をいたしますので、慎重にご審議を賜り、全案件ご可決くださいますようお願いを申し上げます。
○議長(相澤 榮君) ここで、執行部入れかえのため、11時10分まで休憩いたします。
午前10時39分 休憩
午前11時10分 再開
○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
ここで、ご報告いたします。
先ほどの議会運営委員会の協議の結果、議案第2号、3号、4号、13号、14号、15号、16号につきましては、本日採決までいたすことと決定いたしましたので、お知らせいたします。
この際、11時30分まで休憩いたします。
午前11時10分 休憩
午前11時30分 再開
○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
日程第 4 議案第1号 富谷市地方活力向上地域における固定資産税の課税免除等に関する条例の制定について
○議長(相澤 榮君) 日程第4、議案第1号富谷市地方活力向上地域における固定資産税の課税免除等に関する条例の制定についてを議題といたします。
税務課長。
○税務課長(泉川潤哉君) それでは、よろしくお願いいたします。
まず、議案書1ページをお開きください。
議案第1号富谷市地方活力向上地域における固定資産税の課税免除等に関する条例の制定につきまして、ご説明申し上げます。
提案理由ですが、地域再生法第7条第1項に規定する認定地域再生計画において定められた地方活力向上地域における固定資産税の課税免除等に関し、必要な事項を定めるものでございます。
これは、地域再生法による宮城県作成の地域再生計画に適合し県から認定を受けた事業者が認定後から平成32年3月31日までの間に新たに取得した取得価格3,800万円、中小企業については1,900万円以上の固定資産に対する固定資産税を課税免除または不均一課税の対象とし、固定資産税額を優遇することにより企業誘致促進するものでございます。
東京23区内から本社機能を移転する場合の移転型は3年間課税免除とし、地方にある企業の本社機能の強化または拡充をする場合の拡充型は不均一課税とします。不均一課税の税率は、初年度ゼロ、2年目が本則税率1.4%の3分の1、3年目は本則税率の3分の2とするものでございます。
なお、この条例による固定資産税の減収分は普通交付税での補塡対象となるものです。
それでは、条例の内容についてご説明いたします。
2ページになります。
第1条でございますが、固定資産税の課税免除及び不均一課税について、必要な事項をこの条例で定める旨を規定するものです。
次に、第2条でございます。第2条第1項でございますが、移転型の要件及び課税免除となる期間の規定でございます。
第2項では、拡充型の要件及び不均一課税の期間と各年度分の税率を第1号から第3号まで規定しております。
次のページをごらんください。
第3条は、課税免除等適用のために期日までに申請が必要な旨を規定しており、次の第4条については、その申請書受理後の措置について規定するものでございます。
次の第5条ですが、申請書様式等の条例施行後に必要な事項については別に規則で定める旨を規定するものでございます。
最後に、附則としまして、この条例は、公布の日から施行するものでございます。
説明は以上です。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) ただいまの議案に対する質疑は、申し合わせにより、後日の議案審議で行うことといたします。
日程第5 議案第2号 職員の給与に関する条例の一部改正について
○議長(相澤 榮君) 日程第5、議案第2号職員の給与に関する条例の一部改正について、内容の説明を求めます。総務課長。
○総務課長(神田能成君) それでは、よろしくお願いいたします。
議案書4ページをお願いいたします。
議案第2号職員の給与に関する条例の一部改正につきまして、ご説明を申し上げます。
提案理由といたしましては、国の一般職の職員の給与改定に準じて本市の一般職の職員の給与を改定するものでございます。
初めに、事前にお配りをしております議案第2号関係資料にてご説明を申し上げます。
国の一般職の職員の給与改定につきましては、平成30年人事院勧告に基づく国家公務員の一般職並びに特別職の給与に関する法律等の一部を改正する法律が11月22日に可決し、11月30日、公布されました。このことに伴いまして改正を行うものでございます。
(1)平成30年人事院勧告としましては、(1)民間給与との格差0.16%を埋めるための俸給表の引き上げ、(2)いわゆるボーナスの支給割合0.05月分の引き上げでございます。
(2)給与等勧告制度の基本的な考え方につきましては、こちらに記載のとおりでございます。
(3)給与改定等の内容でございますが、まず月例給につきましては、民間との初任給との間に差があることなどを踏まえ、初任給で1,500円引き上げられ、若年層につきましても1,000円程度の改定となるものでございます。その他は、それぞれ400円の引き上げを基本に改定されるものでございます。
ボーナスにつきましては、期末勤勉手当の支給月数を現行の「4.40月」から「4.45月」に引き上げるもので、0.05月の引き上げにつきましては12月の勤勉手当に上乗せされるものでございます。実質的には差額支給ということになります。また、次年度以降につきましては、期末手当及び勤勉手当について、6月と12月を平準化し、期末手当はそれぞれ1.3月、勤勉手当はそれぞれ0.925月とするものでございます。
それでは、議案書にてご説明申し上げます。
5ページをお願いいたします。
今般の条例改正につきましては、施行期日等が異なりますことから、第1条及び第2条によりご提案申し上げます。
第1条、職員の給与に関する条例の一部改正につきまして、新旧対照表にてご説明申し上げます。
第18条第1項は、宿日直手当の規定でございます。現在、職員への宿日直勤務は命じられておりませんが、国の改正に準じ改定をするものでございます。
第20条第2項第1号は、勤勉手当0.05月の引き上げを12月支給の勤勉手当で行うこととして、12月に支給する割合を「100分の90」から「100分の95」に改正し、第2号の再任用職員につきましても、同様に12月支給の勤勉手当「100分の42.5」から「100分の47.5」に改めるものでございます。
第20条第5項は、期末手当例外規定を勤勉手当に準用することの規定について、文言整理をするものでございます。
7ページから9ページにつきましては、行政職給料表を改めたものでございます。
続きまして、10ページをお願いいたします。
第2条、職員の給与に関する条例の一部を次のように改正するもので、第17条は、勤務1時間当たりの給与額の算出規定でございますが、算出の基本となる勤務時間から、祝日法による休日及び年末年始の休日を除くこととされたことから改正するものでございます。
第19条第2項の期末手当は、次年度の平成31年度において100分の130に改め、6月及び12月における支給月数を同一とするものでございます。
同じく第3号の再任用職員につきましても、同様に100分の72.5に改めるものでございます。
11ページをお願いいたします。
第20条第2項第1号の勤勉手当は、次年度の平成31年度においては100分の92.5に改め、6月及び12月における支給月数を同一とするものでございます。
同じく、第2号の再任用職員につきましても、同様に100分の45に改めるものでございます。
附則といたしまして、第1項、この条例は、公布の日から施行するものでございます。ただし、第2条の規定につきましては、平成31年4月1日から施行するものでございます。
第2項第1条の規定につきましては、平成30年4月1日から適用するものでございます。
第3項、給与の内払は、新条例の規定を適用する場合において、第1条の規定による改正前の職員の給与に関する条例の規定に基づいて支給された給与は、新条例の規定による給与の内払とみなすことを規定するものでございます。
第4項、委任は、この条例の施行に関し必要な事項につきましては、規則で定めることを規定するものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 第1条と第2条で、具体的な支給月数、これは平成30年、平成31年、それぞれ同一だということかどうか、そこだけ確認したいと思います。
○議長(相澤 榮君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 改正後にあっては、支給月については同月でございます。
○議長(相澤 榮君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第2号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第6 議案第3号 議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について
○議長(相澤 榮君) 日程第6、議案第3号議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。総務課長。
○総務課長(神田能成君) それでは、よろしくお願いいたします。
議案書13ページをお願いいたします。
議案第3号議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正につきまして、ご説明申し上げます。
提案理由としましては、一般職員の給与改定に準じて、所要の改正を行うものでございます。
これは、平成30年人事院勧告に伴う一般職の国家公務員の給与改定に準じた一般職員の給与改定並びに特別職の国家公務員の給与が改定されたことに伴い、本条例の一部を改正するものでございます。
それでは、新旧対照表にてご説明申し上げます。
条例改正につきましては、職員の給与に関する条例同様、第1条及び第2条によりご提案申し上げます。
第1条、議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を次のように改正するもので、第5条第3項、期末手当について、期末手当基礎額に乗じる割合を、12月に支給する場合において、特別職の国家公務員が0.05月分引き上げられたことに準じ、「100分の172.5」を「100分の177.5」に改正するものでございます。
第2条、議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を次のように改正するもので、第5条第3項は、第1条で期末手当基礎額に乗ずる12月の割合を「100分の177.5」と改正したものを、次年度の平成31年度においては「100分の167.5」に改め、6月及び12月における支給割合を同一とするものでございます。
15ページをお願いいたします。
附則といたしまして、第1項、この条例は、公布の日から施行するものでございます。ただし、第2条の規定は、平成31年4月1日から施行するものでございます。
第2項は、第1条の規定のうち、期末手当の規定は、平成30年12月1日から適用するものでございます。
第3項、期末手当の内払は、新条例の規定を適用する場合においては、第1条の規定による改正前の特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の規定に基づいて支給された期末手当は、新条例の規定による給与の内払とみなすことを規定するものでございます。
以上、よろしくお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第3号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第7 議案第4号 特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正について
○議長(相澤 榮君) 日程第7、議案第4号特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。総務課長。
○総務課長(神田能成君) 議案書16ページをお願いいたします。
議案第4号特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正につきまして、ご説明申し上げます。
提案理由としましては、一般職員の給与改定に準じて、所要の改正を行うもので、一般職の国家公務員の給与改定に準じた一般職員の給与改定及び特別職の国家公務員の給与が改定されたことに伴い、本条例の一部を改正するものでございます。
それでは、新旧対照表にてご説明を申し上げます。
次のページをお願いいたします。
条例改正につきましては、第1条及び第2条によりご提案申し上げます。
第1条、特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を次のように改正するもので、第4条第2項、期末手当について、期末手当基礎額に乗ずる割合を、12月に支給する場合において、特別職の国家公務員の特別給が0.05月分引き上げられたことに準じ、「100分の172.5」を「100分の177.5」に改正するものでございます。
第2条、特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を次のように改正するもので、第4条第2項は、第1条で期末手当基礎額に乗ずる12月の割合を「100分の177.5」と改定したものを、次年度の平成31年度においては「100分の167.5」に改め、6月及び12月における支給割合を同一とするものでございます。
附則といたしまして、第1項、この条例は、公布の日から施行するものでございます。ただし、第2条の規定は、平成31年4月1日から施行するものでございます。
第2項は、第1条の規定のうち、期末手当の規定については、平成30年12月1日から適用するものでございます。
第3項、期末手当の内払は、新条例の規定を適用する場合において、第1条の規定による改正前の特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の規定に基づいて支給された期末手当につきましては、新条例の規定による給与の内払とみなすことを規定するものでございます。
以上、よろしくお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第4号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第8 議案第5号 富谷市敬老祝金等支給条例の一部改正について
○議長(相澤 榮君) 日程第8、議案第5号富谷市敬老祝金等支給条例の一部改正についてを議題といたします。
高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) それでは、議案書19ページをお願いいたします。
議案第5号富谷市敬老祝金等支給条例の一部改正について、ご説明申し上げます。
提案理由は、敬老祝金の支給要件及び額について、事務事業見直しにより所要の改正を行うものでございます。
それでは、新旧対照表によりご説明いたしますので、次ページ、20ページをお願いいたします。
初めに、現行第2条第1項、敬老祝金等の支給要件のうち、下線「90歳(卒寿)及び99歳(白寿)」を改正後は「及び90歳(卒寿)」とし、「99歳(白寿)」を削除するものでございます。
次に、現行第4条第1項、敬老祝金等の額につきまして、第1号、80歳は、現行「1万円」を改正後は「5,000円」に、第2号、88歳は、現行「3万円」を改正後は「1万円」に、第3号、90歳は、現行「5万円」を改正後は「2万円」とそれぞれ改正し、第4号、「99歳(白寿)の者 10万円」を削除するものでございます。
附則でございます。
この条例は、平成31年4月1日から施行するものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) ただいまの提出議案に対する質疑は、申し合わせにより、後日の議案審議で行うことといたします。
○議長(相澤 榮君) 日程第9、議案第12号富谷市道路線の認定についてを議題といたします。
内容の説明を求めます。都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) よろしくお願いいたします。
それでは、議案第12号富谷市道路線の認定について、ご説明申し上げます。
議案書25、26ページ及び関係資料をお願いをいたします。
道路法第8条第2項の規定により、市道路線を別紙のとおり認定するものでございます。
提案の理由といたしましては、明石台四丁目の開発事業に伴い、新たに1路線を認定するもので、路線番号929、路線名、明石台6-151号線。起点、富谷市明石台四丁目5番15地先から、終点、富谷市明石台四丁目5番10地先までの区間でございます。
なお、路線の詳細につきましては、延長約125メートル、幅員6メートルでございます。
説明は以上でございます。どうかよろしくお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) ただいまの議案に対する質疑は、申し合わせにより、後日の議案審議で行うことといたします。
○議長(相澤 榮君) 日程第10、議案第13号和解及び損害賠償額の決定についてを議題といたします。
内容の説明を求めます。子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) それでは、よろしくお願いします。
議案書27ページをお願いいたします。
議案第13号和解及び損害賠償額の決定についてでございます。
市管理施設(東向陽台三丁目地内)からの飛散物による自動車の損傷事故について、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により、下記のとおり和解及び損害賠償額の決定ができるものとするものでございます。
和解の相手方については、記載のとおりでございます。
内容につきましては、市は相手方に損害賠償額24万9,682円を支払うこととし、相手方はその余の請求を放棄するものでございます。
詳細につきましては、平成30年9月30日深夜から10月1日明け方にかけまして、台風第24号による強風により東向陽台保育所の屋根の棟包み板が飛散し、自宅の駐車場に駐車していた車両のボディー部分及びバンパー部分を損傷したものでございます。
説明は以上です。よろしくお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第13号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
○議長(相澤 榮君) 日程第11、議案第14号和解及び損害賠償額の決定についてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) よろしくお願いいたします。
それでは、議案第14号和解及び損害賠償額の決定について、ご説明を申し上げます。
議案書28ページをお願いをいたします。
市道大童今泉線における自動車の損傷事故について、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により、下記のとおり和解及び損害賠償額の決定ができるものとするものでございます。
損害賠償額は17万8,656円で、和解の相手方は記載のとおりでございます。
和解の内容につきましては、市は相手方に損害賠償額17万8,656円を支払うこととし、相手方はその余の請求を放棄するものでございます。
この事故につきましては、平成30年9月29日午後7時ころ、今泉地区の市道大童今泉線を走行していた相手方の乗用車が路面の水たまりを通過した際、深さ約7センチメートルほどの舗装の穴に車輪を落とし、左側前後輪のタイヤ及びホイール2本を損傷したものでございます。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) 今泉地区での深さ7センチということですけれども、間違いございませんか。
○議長(相澤 榮君) マイクを使ってください。
○3番(若生英俊君) もう一回申し上げます。
今泉地区での事故、損傷ということなんですが、場所については間違いありませんか。
○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 間違いありません。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) くどいようですけれども、大童今泉線、あそこからそこまでということになるんですけれども、今泉の地区については数十メートルというか、五、六十メートルのように思うんですけれども、大丈夫でしょうか。整備されている場所ですか。場所の特定ということで改めて申し上げます。ライスセンターから未整備の西成田宮床線に抜けるあの場所なのかどうかというようなことも含めて、もう一回、再確認させていただきます。
○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 場所につきましては、市道大童今泉線と市道鶴巻線が接続する箇所から西側に少し向かったところでございます。ですので、まだ表層が施工されていない場所の部分での事故でございます。
○議長(相澤 榮君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第14号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
○議長(相澤 榮君) 日程第12、議案第15号和解及び損害賠償額の決定についてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) よろしくお願いいたします。
それでは、議案第15号和解及び損害賠償額の決定について、ご説明申し上げます。
議案書29ページをお願いをいたします。
市道大童今泉線における自動車の損傷事故について、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により、下記のとおり和解及び損害賠償額の決定ができるものとするものでございます。
損害賠償額は11万5,189円で、和解の相手方は記載のとおりでございます。
和解の内容につきましては、市は相手方に損害賠償額11万5,189円を支払うこととし、相手方はその余の請求を放棄するものでございます。
この事故につきましては、第14号議案同様、平成30年9月29日午後7時ごろ、今泉地区の市道大童今泉線を走行していた相手方の乗用車が路面の水たまりを通過した際、深さ約7センチメートルほどの舗装の穴に車輪を落とし、左側後輪のタイヤ及びホイール1本、燃料タンク、トレーリングアームを損傷したものでございます。
説明は以上でございます。どうかよろしくお願いをいたします。
○議長(相澤 榮君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 今、説明があったように、議案第14号と第15号、同じ場所で、そして、和解の相手方も住所が同じということなんですけれども、これは2台で走行したということなんでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 和解の相手方は家族でございまして、2台で走行していてこのような事故に遭ったということでございます。
○議長(相澤 榮君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第15号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
○議長(相澤 榮君) 日程第13、議案第16号和解及び損害賠償額の決定についてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) よろしくお願いします。
議案書の30ページをお願いします。
議案第16号和解及び損害賠償額の決定について。
市有地成田二丁目地内からの倒木により隣接家屋のフェンス等の損傷事故について、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により、下記のとおり和解及び損害賠償額の決定ができるようにするものでございます。
1、損害賠償額は132万3,000円で、2、和解の相手は記載のとおりでございます。
3、和解の内容につきましては、市は相手方に損害賠償額132万3,000円を支払うこととし、相手方はその余の請求を放棄するものでございます。
この事故につきましては、平成30年9月に発生しました台風第24号の強風により、成田二丁目緑地の樹木(杉、幹周1.6メートル)が倒れ、隣接する旧瀬川動物病院、現在、貸し事務所の高さ1.2メートルの外周フェンス(延長12メートル)及びトタン屋根の軒先を損傷したものでございます。
以上で説明を終わらせていただきます。よろしくお願いします。
○議長(相澤 榮君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。12番出川博一君。
○12番(出川博一君) これは台風による倒木ということなんですけれども、この辺の管理状況についてお尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) ここの周辺の木につきましては、周辺の環境整備ということで一度木を切っておりまして、大きい木という形で丈夫な木だったんですけれども、今回、突風ということで倒れたという状況でございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) それは多分定例的に巡回して感知しているんじゃないかなと思いますけれども、その辺のいわゆる状況と今回の事故、この辺のところは見きわめがつけられなかったのかどうかと。もう一点は、これも賠償金は一般財源を使うことになるのかどうか。その2点についてお尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 現地のほうは確認しておりまして、かなり大きな木で、まだ損傷もなかったような形でしたので、確認はしておったんですけれども、かなりの突風によって今回折れたものと感じております。
また、金額のほうにつきましては一般財源のほうで処理していきたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) ここの和解の案件3件については、保険金で補塡されているんですけれども、一般財源で130万円が使われるということについて、やっぱりこの辺はもう少ししっかりした管理をして、こういう事故、損害賠償が起こらないようにすべきだと思うんですけれども、この辺の管理全般についてお尋ねしたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 管理につきましては、不定期的ではございますが、周辺の管理状況とかを見て歩いてというものも当然して、そういった隣接する樹木とかについても、そういった気をつけていくような形で管理はしておるところなんですけれども、今回ちょっと読めなかった風に吹かれたという形のことで思っておるところでございます。
○議長(相澤 榮君) ほかに。11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) 今の関連なんですけれども、これは場所は動物病院の裏の山だと思うんですけれども、あそこは住宅地というか、住宅地でもない、あそこは余り住宅は建っていないですけれども。ただ、今後のことなんですけれども、やっぱり山との隣接ですので、市のお金を130万円となると、今、同僚議員言われるように、やっぱりしっかりと精査されたほうがいいと思うんです。成田の場合ですと、二期も含めて山側のうちが結構多いですので、こういうこと、これからも考えられると思うんですね。台風といえば仕方ないのかもわからないけれども。この辺はやっぱり倒木は考えられますので、この辺の管理をしっかり今後されたほうがいいと思うんですが、いかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 議員の言うとおり、やはりそういった隣接地とかは重点的に今後実施していきたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第16号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
この際、午後1時まで休憩します。
午後0時07分 休憩
午後1時00分 再開
○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
日程第14 議案第6号 富谷市地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について
○議長(相澤 榮君) 日程第14、議案第6号富谷市地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) よろしくお願いします。
議案書の21ページをお願いします。
議案第6号富谷市地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について、ご説明します。
提案理由、地区計画区域内における建築物の制限に係る改正その他所要の改正を行うものでございます。
22ページの新旧対照表をごらんください。
ひより台二丁目地区計画整備区域につきましては、ひより台二丁目公益用地の売却に伴いまして、周辺住宅と調和した良好な住環境の形成を図るため、B地区の建築可能な建築物として、これまで共同住宅、寄宿舎のみであったものを、アの一戸建て専用住宅、イの兼用住宅、ウ共同住宅、寄宿舎、下宿または長屋の建築を可能とするものでございます。
23ページをごらんください。
成田地区・大清水地区につきましては、平成30年4月1日付で都市計画法に新たな用途地域として田園住居地域が位置づけられ、これまでの12用途から13用途になり、建築基準法別表の二の条項ずれが発生しましたので、このことに基づき条例を一部改正するものでございます。
地区計画の制限内容の変更はございません。
成田地区の業務地区、現行の下線「別表二(ぬ)」準工業地域が、改正後のとおり、条項ずれで(る)になるという形のものでございます。
大清水地区の沿道業務地区は、現行の下線「別表二(り)」商業地域が、改正後のとおり、条項ずれで(ぬ)となるものでございます。
24ページをごらんください。
附則、この条例は、公布の日から施行することとしております。なお、当該地区における変更につきましては、都市計画法に基づき手続を完了しており、平成30年11月14日付で変更告示をしていることを報告します。
以上でございます。よろしくお願いします。
○議長(相澤 榮君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第6号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第15 議案第7号 平成30年度富谷市一般会計補正予算(第4号)
○議長(相澤 榮君) 日程第15、議案第7号平成30年度富谷市一般会計補正予算(第4号)についてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、議案第7号平成30年度富谷市一般会計補正予算の内容につきまして、ご説明申し上げます。
補正予算書の2ページ、お願いいたします。
平成30年度富谷市一般会計補正予算(第4号)は、次に定めるところでございます。
第1条、予算補正の規模でございます。1億7,908万4,000円を追加し、補正後の予算額を129億9,605万8,000円とするものでございます。
第2条でございます。繰越明許費5件を設定してございます。
第3条は、債務負担行為の設定でございます。
ページ進みまして、5ページ、お願いいたします。
繰越明許費の詳細でございます。
まず、1件目でございます。公有財産維持管理事業についてですけれども、今回、財産管理費の工事請負費に、新たに建物(一般住宅)の解体経費を計上しておりまして、あわせて繰越明許費を設定してございます。こちらの建物ですけれども、ちょうど5年前になりますけれども、平成25年12月に一般町民の方から、しんまち通りの活性化に役立ててほしいというご意向で、当時の字町28番地の土地と建物につきまして寄附を受けた経緯がございます。内ヶ崎作三郎氏にゆかりのある物件ということで、その後、保全管理してまいりましたが、老朽化が著しいため、建物の一部、作三郎氏が使用していたという書斎、こちらの部分を残しまして解体する経費を今回計上してございます。
次の基幹系システム改修事業、それから、給与計算システム改修事業については、新しい元号に対応するため、それぞれのシステム改修に要する経費を計上してございます。
その次の杜乃橋二丁目会館の建設については、平成31年中の竣工を目指して予定してございます。
関連しまして、最後の項目でございます。防災用情報通信設備、いわゆる移動系の防災行政無線をこちらの杜乃橋二丁目会館に設置するため、繰越事業として実施するところでございます。
続いて、6ページのほうをお願いいたします。
債務負担行為の詳細でございます。こちらに記載している内容については、今年度中に契約行為が必要であるということから債務負担行為を設定してございます。
13、14ページ、引き続き、事項別明細書で歳入歳出の主な内容をご説明いたします。
まず、13、14ページの一番上でございます。総務費負担金ですけれども、今年度、震災派遣として沿岸部の自治体に派遣している職員2名分の人件費について、それぞれの自治体に対して負担を求めるものでございます。
続いて、2段目です。14款国庫支出金1目総務費国庫補助金の地方創生推進交付金、それと、下、15款になります。15款県支出金1目総務費県補助金の市町村総合振興補助金の増額及び減額については、街道まつりの財源ですけれども、今般、こちらに記載のとおり、財源更正を講じております。
ページの一番下、繰越金ですけれども、今回の補正全体の収支のバランスをこちらの繰越金を財源として調整してございます。なお、今年度の決算額3億200万円との差額、2,600万円ほどございますけれども、そちらにつきましては今後の補正財源としての活用を予定してございます。
15、16ページ、お願いいたします。
雑入でございます。共済等保険金については、先ほど議決を頂戴しました議案第14号及び第15号、こちらの賠償金の支払いに係る保険金収入となってございます。ちなみに、議案第13号と第16号に関しましては一般財源での対応というところでございます。
続いて、17、18ページ、歳出でございます。お願いいたします。
まず、人件費の補正でございます。今回の議案、議案第2号から第4号まで、こちらの条例改正に伴う所要額を補正計上してございまして、議会費からそれぞれの科目に給料、手当関係、計上しておりまして、詳細については給与費明細書のほうに記載のとおりでございます。
続いて、2款総務費1目一般管理費でございます。こちらの13節委託料ですけれども、ただいま繰り越しのところでも触れておりますけれども、元号改定に伴う給与計算システムの改修経費を計上しております。
19節でございます。負担金については、宮城大学大学院への職員派遣に係る入学金の2分の1を負担する経費でございます。
続いて、2目文書広報費の15節工事請負費については、台風第24号により被害を受けました大童地区の掲示板の復旧と、もう一つが、明石地区からの要望により、現状の掲示板の設置場所を移設する経費を計上してございます。
続いて、5目財産管理費の13節委託料ですけれども、こちらも地区からの要望事項対応でございます。西成田コミュニティセンターで開催いたしました市政懇談会での要望への対応でございます。市道白鳥郷田線に接します市有林の市有地の樹木が大きく育っておりまして、今後、倒木のおそれもあるということで、こちら、その伐採経費を計上しております。
次の15節、工事請負費については、今申し上げた街なか寄附物件の解体経費でございます。
続いて、6目です。企画費については、ふるさと納税です。こちらによる寄附金が当初の見込みよりも多く寄せられておりまして、返礼品購入等に係る経費を計上してございます。
19、20ページ、お願いいたします。
7目情報化推進費の13節委託料、こちらも今申し上げました元号改修に伴うシステム改修経費でございます。
続いて、10目自治振興費については、杜乃橋二丁目会館の整備に要する経費を計上してございます。
21、22ページ、お願いいたします。
3目民生費でございます。主に扶助費関係の不足分を調整してございますけれども、2目の国民年金事務費の委託料については、国庫支出金を財源として、制度改正に伴うシステム改修を実施することとしてございます。
23、24ページ、お願いいたします。
同じく3款民生費の1目児童福祉総務費19節負担金補助及び交付金ですが、国・県の交付金等を財源に補助金を支出するものでございます。
続いて、4目保育所費の22節ですけれども、今回の提出議案、議案第13号に係る賠償金の計上でございます。
25、26ページ、お願いいたします。
4款衛生費2項清掃費2目ごみ処理費11節につきましては、粗大ごみ処理施設の緊急修繕、給水施設加圧ポンプ、こちらの修繕費を計上してございます。
27、28ページ、お願いいたします。
一番上の3目農業振興費ですけれども、鳥獣駆除対策として、ワイヤーメッシュ設置に係る作業賃金の助成経費等を計上してございます。
続いて、8款土木費1項土木管理費1目土木総務費の22節につきましては、歳入でも触れましたが、議案第14号及び第15号に係る賠償金の計上でございます。
29、30ページ、お願いいたします。
同じく8款2目公園費の賠償金、こちらは議案の第16号によるものでございます。
続いて、9款消防費15節の工事請負費については、繰り越しのところでも申し上げました。防災行政無線2件の整備費を計上してございまして、明石台第九会館、こちらの整備は今年度中に実施予定としてございますが、杜乃橋二丁目会館、こちらへは建物の工事とあわせて繰り越しの事業として実施いたすところでございます。
続いて、10款教育費です。2目事務局費の19節補助金については、中学校ハンドボール大会の全国大会への出場経費などの助成金を計上してございます。
同様に3項中学校費2目中学校管理費の14節ですけれども、こちらも上位の大会への出場が今年度多かったということから、バス借上代を補正計上してございます。
31、32ページ、お願いいたします。
4項幼稚園費1目幼稚園管理費の13節ですけれども、東向陽台幼稚園の資産価値を把握するため不動産鑑定評価を実施するものでございます。
続いて、5項社会教育費1目社会教育総務費の19節補助金ですけれども、マーチングエコーズと、それから、富ケ丘小学校の金管バンドの全国大会出場に伴う助成金を計上してございます。
続いて、5目公民館費の11節修繕料ですが、こちらは富谷中央公民館の雨樋等の修繕工事、それから、日吉台公民館の防犯カメラの修繕経費を計上してございます。
説明の最後になります。
33、34ページ、お願いいたします。
11款の災害復旧費です。こちらは台風第24号の通過によりましてあけの平調整池のネットフェンスが倒壊したため、復旧工事を行うものでございます。
説明は以上です。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 22ページの3款1項3目障害福祉費の障害福祉サービス4,265万5,000円、こちらは具体的にはどういった内容でふえているのか、詳細をお伺いいたします。
続きまして、28ページの6款農林水産業費の農作物鳥獣等駆除事業に関してなんですけれども、ワイヤーメッシュ以外の補助というのはあったのかどうか、お伺いいたします。
続きまして、7款商工費の商工振興費、街道まつり運営事業におきまして、どういうメンバーでこちらは構成されて運営されていたのか、お伺いいたします。
続きまして、34ページの災害復旧費、道路橋梁・河川災害復旧費に関しまして、ネットフェンスの倒壊ということだったんですけれども、具体的にどのような形で倒れていたのか、どのような工事なのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(菅原俊司君) こちら、障害福祉サービスに関しての扶助費の不足分を今回計上させていただいておりますが、特徴といたしましては、まず一つは、生活介護というメニューがございます。こちらが昨年度比で113.9%ほどの伸びを示しておりまして、大変利用日数の増というところが一つ特徴として挙げられます。またさらには、施設関係で申し上げますと、グループホームの利用に当たりましても約110%の伸びを示しております。同様に、就労系につきましても、就労移行並びに就労のB型、こちらのところがそれぞれ210、140%というようなことで、昨年度と比しても大変顕著に伸びていると。この辺のところが今回不足を生じる主な要因となっております。
○議長(相澤 榮君) 農林振興課長。
○農林振興課長(齋藤英夫君) ワイヤーメッシュ以外の助成ということで、鳥獣対策用電気柵等購入助成がございます。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) 街道まつりのメンバーということでしたので、こちらは市が主催しまして、実行委員会が主管という形でやっております。実行委員会のメンバーにつきましては、市内の各種団体の長の皆さんにお集まりいただいて、約27名で組織をして実施しております。
○議長(相澤 榮君) 次に、建設部長。
○建設部長(伊藤 正君) 災害復旧費についてでございますけれども、倒れましたのは、あけの平調整池の西側のフェンスでございます。全長100メートルのうち、約38メートルほどが倒れましたけれども、現場を確認しました結果、その100メートル分、ほとんど根本の部分が腐食していたということから、今回、その部分100メートル分を交換するというものでございます。
○議長(相澤 榮君) ほかに質疑ありませんか。7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 28ページの農作物有害鳥獣等駆除事業に関しまして、白石市に視察に行ったときに、やはり箱わなでほとんどとられていたということだったんですけれども、そういうような箱わなでの補助というものを検討はされていなかったのか、お伺いいたします。
続きまして、商工振興費の街道まつりの実行委員会に関してなんですけれども、若い方の意見の酌み上げというのはどのようになされてやったのか、お伺いいたします。
以上です。
○議長(相澤 榮君) 農林振興課長。
○農林振興課長(齋藤英夫君) 当課におきまして保有しています7基、箱わなございますので、そのほかに助成ということは一応考えておりません。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) 若い方の意見ということでございましたが、こちらの実行委員会の中に各種いろいろな団体の長の皆さん入っていらっしゃいますので、そちらを介して意見を聴取しているという形で実施しております。
○議長(相澤 榮君) ほかに質疑はありませんか。12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 6ページの債務負担行為の中で、2行目と3行目になりますけれども、子ども・子育て支援新制度施行によるシステム運用支援として、あと、機器等賃貸借とあるんですけれども、新制度についてお尋ねしたいと思います。
それから、もう一点は、18ページ。2款1項19節の負担金14万1,000円ですけれども、これの要項を見ると研修生の給与は市が支給するとあるんですけれども、これのいわゆる賞与とか人事考課の査定上はどのようになるのか、お尋ねいたします。
それから、同じ要項の中で、研修生は市長に研修の報告を行うとあるんですけれども、これは文書なのか、口頭、いずれかなのか。そしてさらに、一般的な開示請求は可能なのかどうか、お尋ねいたします。
それから、外部派遣に関して、これまでもかなりの人数が派遣されて、戻ってそれぞれ職務に生かされていると思うんですけれども、本当に習得したスキルが現場の富谷市の事業の中で十分に発揮されているのかどうか。その辺についてお尋ねしたいと思います。
以上です。
○議長(相澤 榮君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) まず、6ページの債務負担行為の関係でございますけれども、これは子ども・子育て支援新制度施行によるシステム運用支援と、その下の機器賃貸借という形になっております。これはスタートしたのが平成26年度からスタートしておりまして、その名称をそのまま使用しております。よって、制度が新たに変わったということではなくて、今回については平成26年から平成30年までの運用支援期間並びに賃貸借期間が満了になったので、改めての更新を行うということで計上したものでございます。
それから、18ページの宮城大学の関係でございますけれども、詳細は、これから宮城大学と本市の間で協約書を結ぶということになっております。査定上、人事考課はどのようになるのかというところでございますが、基本的には派遣先に依頼をして人事査定していただくというのが考えられます。ただ、まだ確定ではございませんけれども、そちらについては今後の協定の中で詰めさせていただければというふうに思っております。
それから、市長への報告というところでございますけれども、こちらは、基本的には文書のみではなくて、実際に日程を調整をした上で市長に報告をしていただくというふうな形になろうかと思います。
それから、開示というところでございますが、通常の情報公開による開示については何ら差し支えるものではございませんので、請求があれば開示させていただければと思います。
もう一つ、派遣をした職員のスキルが十分に生かされていないんじゃないかということでございますけれども、さまざまこれまでも宮城県なり、その他派遣を行ってきたところでございます。その中でしっかりと研修した内容を十分生かしているのではないかなというふうに考えてございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) そうすると、債務負担のところで、いわゆる新制度の施行という表現にはなっているけれども、実はこれは平成26年の制度発足のものだということなんですけれども、であれば、この表現の仕方はちょっとおかしいんじゃないかなと思うんですけれども、その辺についての見解を求めます。
それから、研修生の派遣についてなんですけれども、先ほどの答弁だと、市長への報告は文書及び口頭ということなんですけれども、いわゆる公費を出して派遣しているわけですので、本人も半分は負担するんですけれども。なおかつ、これからまた授業料も負担するということに来年度の予算では多分なっていくんだろうと思うので、そういう意味では、やっぱりきちっとした文書で報告をさせるべきじゃないかなと私は思うんですけれども、その辺についての見解もお願いいたします。
それから、最後に、外部派遣した職員については、いろいろ富谷市の個々の業務の中で力を発揮しているという答弁なんですけれども、だとすれば、この方が2年後に大学院を卒業されたときにどういう部署でどういう仕事をお願いしようという考えを現時点で持っているのか。2年後にはどう変わっているかわかりませんけれども、現時点では、いわゆる私が思うには、企画とかそういう部署で十分に力を発揮してもらうべきだと思うんですけれども、その辺についての考えをお尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) まず、子ども・子育て関係でございますが、名称については、議員のおっしゃるとおりかなというふうには思うところでございます。ただ、今までのシステム、制度と同一のものですよと、同じものですよということをわかっていただくためにこのような名称にしたということでございますので、ご理解をいただければなというふうに思っております。
また、研修の関係でございます。しっかりとした文書に残す必要があるのではないかということでございます。当然しっかりとした文書には残すというのは前提かと思います。ただ、その上で、文書を出して終わりということではなくて、しっかりと口頭での報告もあわせて行うというのが必要だというふうに考えてございます。
それから、今後の生かし方ということでございますけれども、当然、想定しているところはあります。ありますけれども、人事上のお話でございますので、この場では、答弁、ちょっとご遠慮させていただければなというふうに思っております。
○議長(相澤 榮君) ほかに。若生市長。
○市長(若生裕俊君) 学生の宮城大学への派遣なんですけれども、今回、大学院の院生ということとあわせて、大学の地域連携センターのほうにも籍を同時に置かせていただくということで、今回、ただいまいろいろ人事関係のことで具体的なところまでは差し控えさせていただいているんですけれども、テーマも、今回、富谷の今の大きな課題となっている、抱えている課題をテーマに今回2年間研修をするものですから、しっかりとその成果は戻ってきてから生かせるものというふうに認識をしております。
○議長(相澤 榮君) ほかに質疑はありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第7号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第16 議案第8号 平成30年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
○議長(相澤 榮君) 日程第16、議案第8号平成30年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)についてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) それでは、議案第8号平成30年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算をご説明いたします。
それでは、40ページをお願いいたします。
平成30年度富谷市国民健康保険特別会計の補正予算(第3号)は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ35万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ41億8,419万9,000円とするものでございます。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
第2条、債務負担行為の追加は、「第2表 債務負担行為補正」によるものでございます。
それでは、43ページをお願いいたします。
第2表債務負担行為補正でございます。事項、特定健康診査等業務、こちらは平成31年度特定健康診査業務を円滑に進めるため債務負担行為とするもので、期間、限度額は記載のとおりとなります。
次に、補正予算事項別明細書にてご説明申し上げます。
49ページをお願いいたします。
歳入6款1項1目一般会計繰入金35万6,000円を追加します。職員給与に関する条例の一部の改正により、職員給与等に要する経費を一般会計から繰り入れするものでございます。
次のページをお願いいたします。
歳出になります。1款1項1目一般管理費13万9,000円を追加、1款2項1目賦課徴収費21万7,000円を追加するものです。歳入と同様の理由により追加するものとなります。
以上となります。よろしくお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 43ページの債務負担についてお尋ねいたします。
ここで5,581万円ということで、平成29年12月の補正と比べると約209万円ほど減額になっておるんですけれども、多分、これは被保険者が減少しているかなと思うんですけれども、平成29年決算では国保の被保険者が8,530人ということだったんですけれども、今時点でどのぐらいの数字になっておられるのか。そして、特定健診の受診率は何%と見ておられるのか。この2点についてお尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 被保険者数になりますけれども、現在……、少々お待ちください。8,500人少々となっておりますので、多少なりとは減ってきているところにはなっております。
こちらの特定健康診査につきましては、議員のおっしゃるとおりに、被保険者数の減少ということで見込み額が減っている状況になりますけれども、一応、受診率のほうは最終年度の65%を見込んで債務負担のほうはとって見積もりを積算しております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 被保険者8,500人前後という回答なんですけれども、そうすると、平成29年決算から比べると30名ほどしか減っていない。なおかつ、受診率は平成29年の決算では61.9%だったもの65%まで引き上げるという試算で5,581万円と出しているということなんですけれども、この辺のところ、本当に大丈夫なのかなという気がするので、もう一度、受診率が65%、それから、被保険者が8,500人……。実は、平成28年、平成29年を比較すると、被保険者が248人減少しているんですよ。ただ、それに比較すると今年度の減りが少ないのかなと思うんですけれども、その辺について、もう一度お尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 被保険者数については、少し微減というふうな形になっておりますけれども、40歳以上74歳までの方が対象となっておりますので、特に70代、65歳から74歳までの方についての被保険者数については大きく変動しているわけではないというようなところも、年代別で見ましての積算というふうな形になっております。また、平成30年度の特定健診の受診率も、暫定ではありますけれども63%強というふうな形になっておりますので、計画値よりもやや伸びがいいというようなこともありましたので、目標の65%で今回は上限額ということで設定させていただいたところにあります。
○議長(相澤 榮君) ほかに質疑はありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第8号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第17 議案第9号 平成30年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第3号)
○議長(相澤 榮君) 日程第17、議案第9号平成30年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第3号)についてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) それでは、議案第9号についてご説明申し上げます。
説明書56ページをお願いいたします。
平成30年度富谷市の下水道事業特別会計の補正予算(第3号)は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ164万3,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ9億6,015万9,000円とするものでございます。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
第2条、地方債の変更は、「第2表 地方債補正」によるものでございます。
続きまして、内容について事項別明細書についてご説明いたします。
65、66ページをお願いいたします。
歳入でございます。
4款1項1目一般会計繰入金につきましては、歳入歳出予算の減額、追加等による調整により25万7,000円を追加し、合計を1億7,377万1,000円とするものです。
7款1項1目下水道事業債につきましては、公営企業会計システム構築業務において、当初予算額と比較して契約金額が減少したことに伴い、借入予定額も変更となったことから、190万円を減額し、合計を9,510万円とするものでございます。
次のページをお願いいたします。
歳出でございます。1款1項1目下水道総務費につきましては、164万3,000円を減額するもので、職員の人件費分に加え、下水道事業企業会計システム構築業務の予算について、ただいまは13節の委託料に計上してございますが、財政担当との協議により19節の負担金へ支出科目の変更を行うもので、補正額についても契約金額に合わせて計上したことにより減となったものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第9号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第18 議案第10号 平成30年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第3号)
○議長(相澤 榮君) 日程第18、議案第10号平成30年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第3号)についてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) それでは、議案第10号についてご説明申し上げます。
別冊の説明書72ページをお願いいたします。
平成30年度富谷市の介護保険特別会計の補正予算は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ47万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ27億7,919万4,000円とするものでございます。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
第2条、債務負担行為の追加は、「第2表 債務負担行為補正」によるものでございます。
それでは、75ページをお願いいたします。
第2表債務負担行為でございます。一般介護予防事業は、基本チェックリストに該当した方々を含め、一般の高齢者も対象とし、通所型サービス、サロン、寄り合いとして実施する事業と各地域包括支援センターで実施しております介護予防事業の委託業務でございます。
次の地域包括支援センター運営業務は、本年10月より委託業務を開始いたしました富谷中央・あけの平圏域地域包括支援センターの運営委託を、ほかの包括支援センターの委託期間と統一を図り、平成31年度から平成32年度の2カ年分とした委託業務でございます。
次の認知症地域支援推進員配置業務は、認知症に関する企画調整を行う認知症地域支援推進員の資格を持つ専門職を各包括支援センターに配置を行うための委託業務でございます。
次の生活支援コーディネーター配置業務は、生活支援介護予防サービスの提供体制の構築に向けた調整機能を果たす役割としての生活支援コーディネーターを各地域包括支援センターに配置するための委託業務でございます。
次の2つの認知症初期集中支援推進業務は、専門職がチームを組み、認知症の早期発見、早期治療に向けて、相談から継続治療につなげるもので、2カ所の医療機関に業務委託するものでございます。
いずれも今年度からの準備によりまして円滑に運用できるようにするため債務負担行為いたすもので、期間、限度額は記載のとおりでございます。
続きまして、補正予算について、事項別明細書にてご説明いたします。
81、82ページをお願いいたします。
歳入でございます。
3款2項4目事業費補助金165万円の追加は、法改正に伴う介護保険システム改修費に対する国からの補助となってございます。
8款1項1目4節職員給与費等繰入金13万2,000円の追加は、介護保険担当職員3名分の人事院勧告による給与改定に伴う一般会計からの繰り入れの増でございます。
5節事務費繰入金165万円の減は、システム改修に伴い国からの補助金が入ったことによる市負担分の繰り入れの減でございます。
8款2項1目介護給付費準備基金繰入金34万2,000円の追加は、財源調整をするものでございます。
続きまして、83、84ページをお願いいたします。
続きまして、歳出でございます。
1款1項1目一般管理費の2節から4節13万2,000円の追加は、介護担当職員3名分の給与改定による増でございます。
3款3項1目一般管理費の2節から4節24万4,000円の追加は、保健福祉総合支援センター専門職3名分の給与改定による増でございます。
3款4項1目審査支払手数料9万8,000円の追加は、国保連に支払う審査件数が見込みより増加したことによるものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。10番西田議員。
○10番(西田嘉博君) 75ページ、お願いします。
認知症初期集中支援推進業務の委託先の2カ所は……
○議長(相澤 榮君) マイクを使ってください。
○10番(西田嘉博君) どこの病院でしょうか。そこのところをお伺いさせていただきます。
○議長(相澤 榮君) 保健福祉部次長。
○保健福祉部次長(中山高子君) 認知症サポート医療連携型につきましては、市内にございますファミリーメンタルクリニックでございます。次の認知症疾患医療センター連携型につきましては、泉区にありますいずみの杜診療所となってございます。(12月13日に追加発言あり)
○議長(相澤 榮君) ほかに質疑ございませんか。11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) 関連ですけれども、この金額、目的は一緒だと思うんですけれども、2チームの。金額が違うのは、人数が違うんですか、その辺を教えていただきたいんですけれども。
○議長(相澤 榮君) 保健福祉部次長。
○保健福祉部次長(中山高子君) 回数の違いといいますか、年間でそのチームを組む回数が認知症疾患医療チーム連携型のほうは多い形になってございますので、それらの金額の違いによるものでございます。
○議長(相澤 榮君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第10号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第19 議案第11号 平成30年度富谷市水道事業会計補正予算(第3号)
○議長(相澤 榮君) 日程第19、議案第11号平成30年度富谷市水道事業会計補正予算(第3号)についてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) それでは、議案第11号についてご説明申し上げます。
説明書88ページをお願いいたします。
第1条、平成30年度富谷市水道事業会計の補正予算(第3号)は、次に定めるところによるものでございます。
第2条、予算第3条に定めた収益的収入及び支出の予定額を次のとおり補正するもので、収入の第1款水道事業収益で76万8,000円を追加し、合計を11億4,425万7,000円とするもので、第2項営業外収益で同額分を追加し、合計を1億4,295万3,000円とするものです。
支出の第1款水道事業費用で7,079万1,000円を追加し、合計を12億1,226万円とするもので、第1項営業費用で同額分を追加し、合計を11億8,612万円とするものです。
第3条、予算第7条に定めた議会の議決を経なければ流用することができない経費について、次のとおり補正するものです。
(1)職員給与費、既決予定額に21万9,000円を追加し、合計を4,199万3,000円とするものでございます。
続きまして、実施計画明細書によりご説明いたします。
105、106ページをお願いいたします。
収益的収入でございます。
収入の1款2項5目長期前受金戻入で76万8,000円を追加するもので、固定資産台帳の見直しに伴う修正処理を行ったものでございます。
収益的支出でございます。
支出の1款1項の中で、職員の人件費分といたしまして、3目の配水及び給水費、4目業務費、5目総係費に計上しております給料、手当、法定福利費について追加及び減額をするものでございます。
106ページの7目資産減耗費の固定資産除却費につきましては、7,057万2,000円を追加するもので、固定資産台帳の見直しに伴う修正処理を行ったものです。
今回の固定資産除却費の計上につきましては、資産管理を行っていくに当たり、改めて固定資産台帳の見直し作業を進めてきたところですが、その結果、有形固定資産の額について、貸借対照表にお示しした額よりも実際には少なかったことが判明したことから、その差額について除却し、固定資産額を正しいものへ改めるものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 97ページ、98ページの損益計算書、補正前と補正後なんですけれども、ここのところで、98ページ、補正後で当年度純利益が7,490万円ほどの赤字ということで、なおかつ、これは前年度の利益剰余金868万7,000円を取り潰しまして、利益剰余金がマイナス6,600万円赤字という形になっております。補正前までであれば前年度剰余金を取り崩して380万円ほどの黒字ということだったんですけれども、この辺の処理はどのようにされるのか。これを1件お尋ねします。
それから次に、101ページの補正後の貸借対照表ですけれども、ここのところで、固定資産が土地と量水器だけが変わらないで、あとは全部資産額、それから、償却累計、それぞれ大幅に違っているという、これはどのような形でこういうふうになってしまったのか。
この2点について、お尋ねします。
○上下水道課長(浅場 悟君) それでは、まず、98ページ。当年度未処分利益マイナス、どうするのかというようなところでございますが、補塡しようがございませんので、とりあえず、利益剰余金の中で繰り越すこととなります。
それから、続きまして、101ページでございますが、今回このような差となったという原因でございますが、貸借対照表にあらわす予定固定資産の額につきましては、まず、固定資産台帳を作成いたしまして、その上でシステムを入力いたします。その積み上げが予定貸借対照表に反映されるという一連の流れとなってございますが、今回の差異の原因につきましては、解体や処分したにもかかわらず、台帳がそのままだったり、システムへの入力だったり等、長年にわたる積み上げが今回の差額となったものと認識してございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 赤字補塡については、とりあえずはこのままで決算をしたいというふうなお話かと思うんですけれども。ただ、ちょっと巨額なので、この辺については、今後、決算の中で検討していかなくてはならないんではないかなと思いますので、その辺の見解をお尋ねいたします。
それから、固定資産の部分については、これはあれでしょうか。そうすると、いわゆる企業会計になって十数年間の間でこれだけ差が出てしまったというふうなことと理解していいのかどうか。もしそうだとすれば、これから、下水道事業も人口3万人以上の単体は平成32年4月から公営企業会計へ移行しなくてはならない。それから、さらにまた、一般会計においても、公会計での公表が、現実、富谷市でも平成28年度分で平成30年3月に公表されたということで、今後、これからいわゆる発生主義、複式簿記の必要性が高まっていると私は理解しておるんですけれども。その中で、人事研修の体系の中で、いわゆる商業簿記といいますか、この辺の検定を推奨すべきではないかなというふうに考えておりますけれども、この辺についての見解をお尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) まず、剰余金のマイナスについて、決算の段階で検討していく必要があるのではないかというようなことでございますが、議員のおっしゃるとおり、その段階で検討していきたいというふうに考えてございます。
それから、今回の差異の原因については、数十年の間の中でというようなところでございますが、その点についてはそう解釈してございます。
○議長(相澤 榮君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 複式簿記等の研修体系については、今後、検討させていただければというふうに思ってございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) それほどのんびりしていられないんじゃないかなというふうに私は思っているんですよ。というのは、多分、十数年の間にこれだけ差異が出るという会計があったわけで、結局はそれは現金主義で単年度主義のいわゆる勘定会計、それに、今、どんどん民間のいわゆる複式簿記だったり発生主義だったりということで、どんどんその考え方を入れなさいということで総務省も進めて、財政措置までしてやってくれよというふうに言われているわけですから、その辺のところは、やっぱり順次考えていきますというのではなくて、その辺は速やかに来年度の研修体系の中とかそういうものでぜひ対応していくべきと思うんですけれども、その辺について、もう一度お尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 来年度対応できるかどうかも含めて検討させていただければというふうに思います。
○議長(相澤 榮君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第11号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第20 議案第17号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて
○議長(相澤 榮君) 日程第20、議案第17号教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、議案第17号教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてでございます。
教育委員会の委員に下記のものを任命することについて、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により、議会の同意を求めるものでございます。
氏名につきましては、長沼陽子さん。住所、生年月日等は、記載のとおりでございます。
提案理由につきましては、教育委員会委員出川敦子氏は、平成30年12月11日をもって任期満了となるためでございます。
どうぞよろしくお願いします。
○議長(相澤 榮君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
これから議案第17号を採決いたします。
この採決は無記名投票により行います。
議場の出入り口を閉めます。
〔議場閉鎖〕
○議長(相澤 榮君) ただいまの出席議員は19名です。
次に、立会人を指名いたします。
富谷市議会会議規則第31条第2項の規定によって、立会人に11番菅原福治君、12番出川博一君、13番浅野直子君の3名を指名いたします。
投票用紙を配付いたします。
〔投票用紙配付〕
○議長(相澤 榮君) 念のため申し上げます。
富谷市議会会議規則第72条の規定により、本案を可とする議員は賛成と、否とする議員は反対と記載願います。
なお、投票による表決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは、富谷市議会会議規則第73条の規定により否とみなし取り扱います。
投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票用紙の配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。
〔投票箱点検〕
○議長(相澤 榮君) 異状なしと認めます。
ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を呼び上げますので、1番議員から順番に投票願います。
〔事務局長点呼、投票〕
○議長(相澤 榮君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
開票を行います。11番菅原福治君、12番出川博一君、13番浅野直子君、立ち会い願います。
〔開票〕
○議長(相澤 榮君) 投票の結果を報告いたします。
投票総数19票
有効投票 19票
無効投票 なし
有効投票のうち
賛成 19票
反対 なし
以上のとおり、賛成が19票、全員です。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議場の出入り口を開きます。
〔議場開鎖〕
○議長(相澤 榮君) これで本日の日程は全て終了しました。
ここで、お諮りいたします。
議案調査のため、翌5日を休会にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、翌5日を休会とすることに決定いたしました。
なお、12月6日の本会議は、午前10時からの開会といたします。
本日はこれにて散会いたします。ご苦労さんでした。
午後 2時09分 散会
平成30年12月6日(木曜日) 午前10時00分 開会
日程1 | 会議録署名議員の指名 | ||
日程2 | 一般質問 | 10番 西 田 嘉 博 議員 | |
1 | 生活困窮者自立支援制度に関して | ||
2 | スポーツ施設・設備について | ||
11番 菅 原 福 治 議員 | |||
1 | 行政改革実施プランの進捗と次年度の重点事業内容および主な見直し事業について | ||
2 | 認知症初期集中支援チームについて | ||
16番 山 路 清 一 議員 | |||
1 | 若生裕俊市長再選等を問う | ||
2 | 富谷市土砂災害警戒区域を問う | ||
17番 渡 邊 俊 一 議員 | |||
1 | 次回仙塩広域都市計画の用途地域変更に向けた取り組みについて | ||
2 | 団地内の町内会館の新築、建て替え工事について |
議事日程のとおり 午前10時00分 開会
○議長(相澤 榮君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましてはお手元に配付のとおりです。
○議長(相澤 榮君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、11番菅原福治君、12番出川博一君の2名を指名いたします。
○議長(相澤 榮君) 日程第2、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。10番西田嘉博君。
○10番(西田嘉博君) 皆さん、おはようございます。
それでは、通告に従い2件の質問をいたします。
件名1、生活困窮者自立支援制度に関して。
平成25年に生活困窮者自立相談支援事業の実施、生活困窮者住居確保給付金の支給、その他の生活困窮者に対する自立の支援に関する措置を講ずることにより、生活困窮者の自立の促進を図ることを目的とした生活困窮者自立支援法(法律第105号)が施行されました。本法律が見直し改正され、本年10月から施行されました。市民の皆様にはなじみの薄い法律と思っておりますが、改正に伴い、行政に対して、対象となる方に支援制度を利用するよう勧めるという努力義務が創設されております。
情報誌「広報とみや」での「無料相談コーナー」にさまざまな相談窓口業務が紹介されています。その中で最初に紹介されているのが富谷市自立相談支援センターです。それほどに重要な相談窓口であると市が認識していることのあらわれと察しております。
業務内容には、「経済的に困窮し、今後の生活に不安を感じている方からの相談を受け付けています」。括弧書きで「生活保護を受けている方は対象外」とあります。これは平成27年に施行された生活困窮者自立支援法による生活困窮者自立支援制度によって設置されました。自立に向けて支援する相談支援機関のことと理解しております。
この法律による生活困窮者の定義は、「現に経済的に困窮し、最低限度の生活を維持することができなくなるおそれのある者をいう」と定められています。このおそれのある者として、全ての国民が対象になり得ると受け取ることもできます。暮らしに困る理由や状況はさまざまですが、支援の対象には、離職後、求職の努力を重ねたが、再就職できず自信を失って引きこもってしまった人、高齢で体の弱った親と二人暮らしを続けるうちに地域から孤立してしまった人、家族の介護のために、時間に余裕はあるが収入の低い仕事に移った人、配偶者からの暴力を逃れて家を飛び出したが、子供が幼いために就業が難しい人、いじめなどのために学校を中退し、ひきこもりを続けるうちに社会に出るのが怖くなってしまった人、家計の管理がうまくできないために借金の連鎖をとめられない人、さらには、今は順調でも、不景気のあおりで倒産したり、多重債務を抱えたり、高額な医療費、借金の保証人での肩がわり、住宅費が払えない、オレオレ詐欺被害などが考えられます。また、親の介護のために仕事をやめる介護離職も大きな問題となっています。
このように、生活困窮になる要因は、どこにでも、誰にでも起こり得ることですが、その実態は見えにくく、把握は難しくなっています。
近年、8050という表現の言葉を耳にすることがありますが、これは年金暮らしの80歳の親が働くことのできない50歳の子の面倒を見ていく中で生活が困窮したり、親亡き後の心配をあらわしているものです。
平成26年9月に、県営住宅の家賃滞納で退去を余儀なくされた母子家庭の母親が生活苦により追い詰められて娘を死亡させたという事件がありました。母親は借金や雇用などで課題を抱えていましたが、身近に相談できる人がいなく、複数の行政窓口を訪れていましたが、関係部署間では情報が共有されていなかったということです。
また、知人の民生委員が実際にかかわったケースでは、年金生活の高齢者の方が受給更新の申請をしていなかったために年金が停止になり、収入がない状態で困窮した生活をしていたことに近隣の人が気づいて相談に来られ、再申請することや生活貸付金制度を利用することなどを勧めたとのことです。
行政は、相談があって初めて支援を開始することになりますが、行政の窓口につなぐまでのシステムこそが重要と思います。一人でも多くの市民がこの制度を知り、プライバシーに配慮しながら近隣住民が目となり、生活困窮者のSOSを見逃さず、異変に気づくことが不幸な事態から防ぐことのできる要因の一つと考えます。
このような実情の中、生活困窮者自立支援法の改正により行政の役割が一層明確になったと思われます。それ踏まえて、以下の質問をいたします。
1、生活困窮者自立支援制度の改正前の本市としての取り組みと実態(事例)について伺います。
2、改正(10月施行)により、行政に制度利用を勧める努力義務が明記されましたが、今後の取り組みにおいて、どのような進展が期待できるのか伺います。
3、支援体制の周知度や理解度においてどのように思われていますか。また、今後の展開についても伺います。
4、いわゆる8050問題は、親の年金による生活や親亡き後の生活困窮を想像していますが、その前に支援することができないものか伺います。
5、8050問題の把握は非常に難しいことと承知しますが、障がいなどにより客観的に生活困窮へ至るおそれのある場合、周囲の通報や相談により措置的な行政の介入はできるのか伺います。
質問件名2、スポーツ施設・設備ついて。
富谷市教育振興基本計画に、生涯スポーツの推進・生涯スポーツを支える体制・環境の充実があり、スポーツ拠点施設の充実として、スポーツ施設・設備の計画的な整備の拡充が上げられています。
富ケ丘公民館大ホールを利用しているスポーツサークルは、ピンポン愛好会、ジュニア卓球サークル、富ケ丘卓球サークルの3団体と他のサークルが融通し合いながら利用しています。長年の懸案だった体に負担の大きかった固い床は、クッション材に改良され、色合いからも明るさを増し、快適なスポーツ環境に改善されました。
しかし、卓球という外光を遮断しなければならないスポーツの特性から、大ホールの暗幕の開閉をせざるを得ません。移動式脚立を使用し人力での作業を行っていますが、多くの危険性が伴っております。その作業は職員の方に対応していただいています。しかし、職員の方であれ、危険性を伴っていても構わないという理屈は通用せず、事故が起こってしまう前に暗幕開閉の電動化が必須であると考えます。
今年は夏季の高温化に伴い、熱中症対策として全小中学校にエアコンが設置されることが決まりました。富ケ丘公民館みんなの広場利用者は富ケ丘南部町内959所帯、2,177人で、そのうち、高齢者は729人、3歳児~未就学児77人、児童105人と、富ケ丘北部町内881所帯、2,042人、うち、高齢者839人、3歳児~未就学児54人、児童数84人の一部が主な利用者であり、さらに多くの方々に利用していただきたい施設でもあります。
この広場では、多くの高齢者がグラウンドゴルフを楽しみ、また、遊具付近では多くの幼児や保護者が楽しんでおります。みずからもスポーツを楽しみながら他とのコミュニケーションも図り、間接的には社会保障費の節減にもつながっていると思います。また、熱中症対策及び緊急避難場所として、日よけなどの設置が急務と考えます。
そこで、以下の質問をいたします。
1、富ケ丘公民館大ホール暗幕開閉の危険防止と電動化の対策と方向性について伺います。
2、富ケ丘公民館みんなの広場においても来夏の熱中症対策が不可欠と考えますが、その対策について伺います。
以上です。
○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) おはようございます。
それでは、ただいまの西田嘉博議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の生活困窮者自立支援制度に関しての問い1と問い2及び問い3に関しましては関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
生活困窮者自立支援事業につきましては、市制施行に合わせ開設いたしました富谷市自立相談支援センターにおいて取り組んでおります。当該センターの運営は、一般社団法人パーソナルサポートセンターに委ね、相談内容に即して策定する自立プランに基づき、当事者の早期自立に向けた支援に努めております。
相談延べ件数につきましては、当初425件でしたが、昨年度は1,402件、今年度は既に10月末現在で1,313件と急増し、内容も就労や住居に関する相談を主として多岐にわたるものとなっております。これは組織内部の周知徹底はもとより、民生委員・児童委員定例会や行政区長会議等での事業説明、委託事業所による市内企業や民生委員宅への個別訪問等により浸透してきているものと思料しております。
このことから、制度利用の推進が努力義務に課された今回の改正につきましては、既に取り組んでいるものと解しておるところでございますが、今後、状況の推移を注視しつつ支援体制のあり方について調査研究しながら、引き続き、内部体制はもとより関係機関との連携を深めながら支援の充実に努めてまいりたいと考えております。
問い4と問い5につきましても関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
この制度は、本人の同意に基づき運用されるものであり、行政による措置介入は認められておりませんが、生活困窮者とは、最低限度の生活を維持することができなくなるおそれのある者と定義されております。このことから身近な相談窓口として富谷市自立相談支援センターがございますので、本センターのさらなる周知に努めてまいります。なお、議員各位におかれましても、折に触れながら本センターの周知にご協力賜れば幸いでございます。
質問件名2のスポーツ施設・設備についての問い1でございます。富ケ丘公民館大ホール暗幕の開閉に関しましては、以前にご説明申し上げましたように、平日の日中は職員対応による開閉を行うことにしております。職員不在となる休日の対応に関しましては、適切な方法を検討いたしましたが、当面の対応といたしましては、前日の夕方から暗幕を閉めた状態にし、休日には開閉操作をすることなくそのまま使用していただくことを考えております。この対応について、利用団体の皆様には既に丁寧にご説明を差し上げ、ご理解をいただいておるところでございます。
問い2のみんなの広場に関しましては、年代を問わず、多くの皆様にご利用いただいているものと認識しております。なお、熱中症対策となるシェルターの設置につきましては、以前からご要望いただいており、その必要性も高いことから、来年2月の補正予算に計上し、夏前には設置が終えられるように計画を進めてまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(相澤 榮君) 10番西田嘉博君。
○10番(西田嘉博君) それでは、再質問させていただきます。
件名1について、年金支給回復までの生活が維持された例として、民生委員、富ケ丘・日吉台圏域包括支援センターの密接な連携により富谷市社会福祉協議会の生活福祉資金制度高齢者世帯貸付金による支援が行われました。
また、8050は、ひきこもりの長期化とともに本人も親も高齢化し、支援を受けられないまま孤立化してしまうことと言われています。親が生きている間は年金がありますが、親が亡くなってしまった場合どうなるのか。ひきこもりの問題は家族も隠したがることが多く、なかなか見えません。
高齢者支援において、地域包括ケアシステムは着実にその必要性が認識されています。同様に、生活困窮者においても包括的な支援が求められるものと思います。民生委員、包括支援センターの果たす役割は今まで以上に重要であり、今後の強化策等をどのように考えるか伺います。
件名2について。市政懇談会の質疑で、出席者から暗幕の開閉に伴う危険性の改善についての要望がありました。答弁をいただきましたように、職員が暗幕の開閉を実施していることは私も確認しております。職員の危険性もあり、働き方改革の観点からも将来的には恒久的な対策を検討する必要があると考えますが、いかがでしょうか。
問い2。対策を講じていただけるということで非常にうれしく思います。さらに地域の皆さんが利用しやすくなり、コミュニケーションが図られ、地域の活性化につながるものと考えます。
参考までに、設置に当たり、先ほどシェルターというお話もございましたが、どのようなものを考えているのか再度お伺いします。
以上の答弁をいただき、質問といたします。
○議長(相澤 榮君) 保健福祉部長。
○保健福祉部長(奥山育男君) 1件目の件でございます。
議員がおっしゃるとおり、これから今のような状況を踏まえますと、民生委員の方並びに地域包括センター、そういったところの役割の重要性というのはさらに増してきております。本市におきましては、先ほど市長答弁で申し上げましたとおり、今回の制度改正に伴って強化が求められた部分がありますが、そこのところは既に、先ほど申し上げた委託をしていますセンターのほうで十分に各種の事業を連携した中で包括的に対応しているところでございます。
また、今回の強化のもう一つであります部局間内のそうした連携、そういったところにつきましても、これまで関係する福祉部局、教育部局、そういったところと生活状況、困窮に至るような状況、事情の方と思われる方につきましては、早目に庁内でもってセンターのほうにつなげながら支援の取り組みにつなげております。
議員のおっしゃるとおり、これからもさらにそういった周知徹底に努めてまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(相澤 榮君) 次に、公民館長。
○公民館長(阿部雄也君) 富ケ丘公民館の暗幕の開閉に関してですけれども、職員については、十分注意して開閉するように話をしております。先ほども答弁ありましたが、利用者の団体の皆様には説明を申し上げ、快適に今ご利用いただいているというお話もいただいておりますので、当面、この対策で進めていきたいと思っております。
それから、シェルターのお話でございますが、屋根の大きさについては約3メートル四方で、その中にテーブルが常設され、8人が腰かけられるようなベンチが設置されるということで考えております。
○議長(相澤 榮君) 次に、11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) 改めまして、皆さん、おはようございます。
それでは、よろしくお願いします。
まず最初に、任期満了に伴う富谷市長選挙に関し、若生市長は、この12月議会の挨拶におきまして2期目の出馬を表明されました。私は、若生市長のこれまでの取り組みを大いに評価し、今後につきましても、引き続き、市のかじ取りの先頭に立って当初掲げた政策を進めていただき、「住みたくなるまち」の実現を果たしていただきたいと思います。大健闘をお祈りいたします。
さて、早いもので、ことしも残すところ1カ月を切りました。この12月議会が終わり、年明け後には平成31年度に向けての予算編成で忙しい時期が来ると思います。改めて、この1年を振り返りますと、7月に開所いたしましたTOMI⁺事業を初め、数多くの事業を進め、実りの多い1年でございました。少しずつではありますが、市民の方も町の景色から市の景色に変わっていく感覚を覚えているのではないかなと思います。
それでは、私のほうから2点の質問をさせていただきます。
まず最初に、行政改革実施プランの進捗と次年度の重点事業及び主な見直し事業についてを伺います。
まず、先に質問の背景を申し上げますと、本市の財政規模はこのところ130億円強で推移しており、歳入増の環境ではありません。そのような中で、財政構造は義務的経費の割合が多い実態にあります。さらに、今後、エアコンの整備等を初め、実施しなければならない大型事業が山積しております。そして、現在、総合計画の進捗を前提とした行政改革実施プランを進めております。そのような背景の中で関連した件名についてお伺いしたいと思います。
本市は、将来にわたって持続的な発展と魅力的なまちづくりを進めていくためには、市民ニーズや社会的情勢を的確に捉えていかなければなりません。また一方で、行政としては、効率化と生産性の向上を図り、着実に行政改革を推し進め、財源の確保に取り組んでいくことが重要と考えます。
行政改革の必要性については、高齢者対策・子育て支援を初め、これからふえ続ける社会保障費への対応や公共施設、道路などの老朽化対策など、行政に対する需要が多様化し、または複雑化しているところでございます。本市においては次世代への負担がさらに膨らむことが予想されます。
平成29年度監査報告においても、本市の多くの財政指標は健全な範囲内ではあるものの、財政構造の弾力性を判断する経常収支比率については高率に推移していることから、引き続き注視していかなければならないとの報告がありました。
今後、税収の伸びも余り期待できないことから、現行の事務事業の見直しと将来の負担を少しでも軽減し、捻出した財源を効果的に配分するため、3年間を行政改革実施プランの集中期間として進めており、約7億円を見込んだ歳入確保策と歳出削減に取り組んでおります。しかしながら、今後の社会情勢の変化や市民ニーズの多様化等によってはさらにより多くの財政負担が考えられます。
また一方で、次年度以降、小中学校・幼稚園にエアコンの整備事業、市民図書館の建設事業、公営墓地とパークゴルフ場の整備事業、富谷小学校への児童館建設事業、市営住宅など老朽化した施設の長寿命化事業等々やらなければならない大型事業がめじろ押しに計画されております。
そこで、現在までの行政改革実施プランの進捗と次年度に見直しが計画されている事業、さらには、今進めている大型事業の状況についてもお伺いしたいと思います。
それでは、伺います。
1つ、行政改革実施プランの全体進捗と成果目標の見通しについて。
2つ目、今後の事業展開の中で見直しを検討している事業について。
3番目、小中学校・幼稚園エアコンの設置についての総事業費などの取り組み状況について。
4番目、市民図書館の総事業費など取り組み状況と年度ごとの予算について。
5番目、やすらぎパークとみやの取り組み状況と年次ごとの予算額について。
6つ、長寿命化を考えている老朽化した施設とは、ということでございます。
次に、件名2つ目でございます。
認知症初期集中支援チームについてお伺いいたします。
厚生労働省の認知症施策推進戦略(新オレンジプラン)によりますと、2025年(平成37年)には、団塊の世代の700万人が後期高齢者となり、国民の3人に1人が65歳以上に達すると言われております。本市においてもこれからが高齢者人口の急激な増加が見込まれております。
そこで、先に質問の背景を申し上げますと、まず、本市の高齢者人口はおよそ1万人ですが、これから7年後には高齢者数がおよそ1万2,000人に達します。それに伴って、要介護者、認知症対象者も確実にふえることが予想されております。それに対しての対応が必要です。
そこで、現在進めている認知症初期集中支援チームの周知の徹底を図っていただきたいと思います。市民が知らなければせっかくの施策も生きてこないと思いますので、その辺のことを一緒に考えていただきたいと思います。
認知症初期集中支援チームとは、認知症の早期発見・早期対応のための切り札として認知症総合戦略においてスタートした施策です。その目的は、認知症になっても本人の意思が尊重され、できる限り住みなれた地域の環境で暮らし続けるために、認知症の容態に即した適時・適切な医療・介護の支援の提供が受けられます。現在、本市においては2年前に委託事業として立ち上げられました。
認知症は、早目の診断や治療が重要であることは言われておりますが、実際には、本人は病院には行きたがらず、どこに相談すればいいのかわからないのが一般的です。そこで、認知症初期集中支援チームの取り組みによって認知症の進行をおくらせ、初期段階から症状の改善に向けた適切な支援を受けられます。そのことにより本人や家族の不安を取り除き、家族が介護疲れに陥ることの予防につながります。
認知症初期集中支援チームの設置は、医療・介護・予防・生活などの支援を一体的に相談でき、高齢者に対しては大きな目玉政策の取り組みだと思います。今後、認知症になっても大丈夫と言われるよう、認知症集中支援チームの徹底と周知を含めて、また、取り組み内容についてお伺いいたします。
それでは、伺います。
1つ、本市の認知症高齢者の現状について。
2つ目、認知症初期集中支援チームの体制と活動状況について。
3番目、認知症初期集中支援チームの周知はどのように行われるのか。
4番目については、通告しておりましたが、取り下げさせていただきます。
そして、4番目、認知症の人を含む高齢者に優しい地域づくりの推進はどのように進められるのかについてお伺いいたします。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの菅原福治議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の行政改革実施プランの進捗と次年度の重点事業内容及び主な見直し事業についての問い1でございます。行政改革実施プラン全体の進捗状況と成果目標の見通しにつきましては、全38プランのうち、34プランについてはおおむね計画どおりに進んでおります。
残る4プランであります。自主防災組織の育成・推進、各種広告掲載の実施、ネーミングライツの実施、効果的な基金運用につきましては、本年度の成果目標を見据えますと、進捗にややおくれが生じておりますが、来年度につなげる取り組みを継続して進めているところでございます。
問い2、来年度に向け見直しを検討している主な事業につきましては、本年8月の議員全員協議会においてご説明をしておりますが、各種住民健診や高齢者在宅生活支援事業に係る給食サービスの自己負担額の見直し、歳末弁当事業の対象年齢の見直しなどを予定しております。また、本定例会で条例の一部改正をご審議いただくことにしておりますが、敬老祝金支給額の見直しに取り組むことにしております。
このたびの見直しにつきましては、長い間見直しをせずに継続している事業や社会情勢の変化によって見直しの必要性が生じた事業などで、近隣自治体の状況を参考にしながら見直しを図るものでございます。なお、見直しを円滑に進めるために、9月の行政区長会議や10月の市政懇談会、11月の老人クラブ連合会役員会などにおいて見直しの方向性や概要説明を行い、ご理解を賜っております。
問い3、小中学校・幼稚園のエアコン設置についての総事業費などにつきましては、事前にお配りしている追加提出の一般会計補正予算に記載されているとおり、工事請負費で7億2,100万5,000円、施工管理業務の委託費が716万円、事前に執行しました設計費が982万8,000円の合計7億3,799万3,000円が総事業費となります。
財源につきましては、国からの交付金が1億8,793万円、地方債が5億3,510万円で、一般財源は執行済みのものも含め1,496万3,000円と見込んでおりましたが、昨日、国の交付金額について県から連絡があり、内定額は1億6,827万9,000円とのことでした。当初予定の交付金額との差異につきましては、今回申請した中で普通教室と特別教室のみが認められたことによるものでございます。つきましては、今後、通知される内定に係る文書をもとに必要な財源を措置してまいりますので、ご理解のほどお願いをいたします。
なお、設置に関する詳細につきましては、追加提出の一般会計補正予算におきましてご説明をさせていただきます。
問い4の市民図書館の総事業費など、取り組み状況と年度ごと予算額につきましては、さきの議員全員協議会でもご報告させていただきましたが、市内小中学校等へのエアコン整備を着実に実行するため、最優先策として計画的な財源措置を行うこと、東京オリンピック・パラリンピック開催に伴う工事関係経費及び資材高騰等を回避することを理由に、図書館整備については開館年を平成34年度と延期をさせていただいた状況でございます。
総事業費につきましては8億円と見込んでおりますが、市財源については5億円を限度とし、外部資金3億円を想定しております。今後、外部資金調達について積極的に進めていく予定です。各年度別の予算については、今年度策定する基本計画に定めるスケジュールに沿って必要な予算を計上してまいりますが、将来的な財政状況を勘案しながら事業費の拡大につながらないよう配慮をしてまいりたいと考えております。
問い5、やすらぎパークとみやの取り組み状況と年度ごとの予算額につきましては、さきの議員全員協議会でご説明したとおり、平成35年度の供用開始を目指すもので、今後、基本設計・実施設計策定等、スケジュールに沿って進めてまいります。
概算工事費につきましては、墓地分が7億円、パーク分が2億円の計9億円を見込んでおりますが、ここに自衛隊部外工事の協力を得ることで、さらに金額は抑えることが可能となります。
また、工事以外の費用として、設計費用、用地購入費用、備品購入費用等もかかりますが、基本設計・実施設計により施設形態が具現化・具体化してまいりますので、今後、適切な時期にお示しをさせていただきたいと考えております。
問い6、長寿命化を考えている老朽化した施設につきましては、本市が所有している施設において、現時点で老朽化が著しく、緊急に建てかえや大規模な改修が必要となるものはありませんが、平成29年3月に富谷市公共施設等総合管理計画を策定して、建物・道路・橋梁・上水道・下水道については、定期的な点検、診断に基づく計画的な予防保全型の管理を行い、長寿命化を図ることとしております。
なお、橋梁、市営住宅、下水道においては、個別計画を策定して国庫補助金等を活用した調査、修繕を行っているところであります。また、これら以外の施設についても、必要に応じて個別計画を策定し、適正な管理を行い、長寿命化に努めてまいりたいと考えております。
質問件名2の認知症初期集中支援チームについての問い1でございます。
本市の認知症高齢者の現状につきまして、認知症高齢者の出現率につきましては、「高齢社会白書」において65歳以上の15%と言われており、その率を用いて算出しますと、本市では1,500人を超える方が認知症高齢者と推測されます。また、要介護認定を受けられている方は本年1月末現在1,345人ですが、そのうち、829人、62%が認知症により日常生活に支障を来す状態でございます。
問い2、本市の認知症初期集中支援チームにつきましては、これまでの精神保健医専門相談を再編した認知症疾患医療センター連携型と市内医療機関の協力のもとに行われている認知症サポート医連携型の2つの体制となっております。認知症初期集中支援チームは、医療・介護サービスを受けていない方、中断している方、対応に苦慮している方を対象として、初期の支援を包括的、集中的に行い、自立生活をサポートする活動を行っております。なお、活動の実績は、昨年度5名、本年度上半期は8名の状況でございます。
問い3、認知症初期集中支援チームの周知につきましては、認知症への支援は、ご家族やご本人、地域の方などが地域包括支援センターなどの支援機関へ相談するところから始まります。そして、支援機関等からの相談を受けた保健福祉総合支援センターにおいて認知症初期集中支援チームによる支援の必要性を判断し、必要に応じてチームへつないでおります。このような流れのため、市民の方々への周知は認知症学びの講座や高齢者ケアパスを活用し、相談先などを重点的にお伝えしております。また、ご家族やご本人から相談を受ける地域包括支援センターや民生委員などの関係機関とは支援の流れや内容などを共有し、円滑な支援となるよう努めております。
最後に、問い4、認知症の人を含む高齢者に優しい地域づくりの推進につきましては、まずは認知症を我が事として受けとめ、認知症に理解のある地域を目指しながら、地域住民一人一人が地域の一員として活躍できる市民協働の取り組みを基本として、高齢者の自立支援と役割創出に努め、高齢者に優しい地域づくりを進めてまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(相澤 榮君) これより菅原福治君の質問は一問一答により行います。11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) それでは、実施プランの進捗についてお伺いいたします。
間もなく1年が経過いたしますが、実施プランの進捗の確認はどのように行われるのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 行政改革推進室長。
○行政改革推進室長(西山高広君) 進捗状況の確認につきましては、実施プランの中で、毎年度、成果目標を設定しております。成果目標を取り組みに当たってどのように各課で取り組んでいるかということを9月と年度末に評価を行うことにしております。年度末の評価に当たっては、次年度に取り組む方向性ですとか改善策のほうを検証していきたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) それは、成果目標の確認ということは、ローリングとは違うんですか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 行政改革推進室長。
○行政改革推進室長(西山高広君) 意味合い的には、ローリングというふうなことを含めての推進の管理ということで考えております。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) いま一つわかりにくいんですが、例えば、実施プラン進めている中で期待される効果を出した場合、成果が出たと、1年目で出た、2年目で出たといった場合の、それがどこで、どのようにしてわかるのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 行政改革推進室長。
○行政改革推進室長(西山高広君) 例えばプランの中ではいろいろな計画がございまして、単年度で計画が終了するもの、それから、要項等、基準等をつくって、その後に推進していくものということで、いろいろなプランがございます。一概にははっきりしたことは申し述べることはできないんですけれども、そういった中の取り組みで、3年間の計画期間がございますので、その期間の中で推移を注意深く見ていくといったところで進めていきたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) そうすると、成果が出たというのは、次年度の予算時のときに予算化されないものは達成されたというような、そういった見方でいいのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 行政改革推進室長。
○行政改革推進室長(西山高広君) 例えば施設なんかの民間委託ですとか指定管理者制度の導入というふうなところで、今年度中に実施の方向性を確認するものがございます。そういったものの判断が、例えば民間委託しないというふうな判断が出れば、当然、予算のほうは措置しないというふうな判断になります。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) わかりました。
実施プランなんですが、先ほど、37のうち、34がほぼ順調に進んでいるという市長の話がありましたけれども、このプランはほとんどが経常経費の削減と見ていいのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 行政改革推進室長。
○行政改革推進室長(西山高広君) プランの中には歳入確保の面もございますので、一概にはそう捉えることはできないかと考えております。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) 経常収支比率が九十何%ということで、かなり監査委員からも指摘されておりますので、この改善によって削減が図られて、標準的な80前後にまで落ちるのか。その辺の確認ですが、このプランを進めることによってそれが実現できるのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 行政改革推進室長。
○行政改革推進室長(西山高広君) 財政運営の健全化の1つの手段として行政改革を行っておりますので、当然、そういった着眼点につきまして行政改革のほうを進めてまいりたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) それと、3年間のプランを見ますと、ほとんどが、2年ぐらいで終わるものもありますけれども、中身を見ていますと3年になっているんですね。項目によっては2年でいいんじゃないのというような感じのものもあるんですね。そういったものは、本当はできるものであれば早く仕上げたほうがかいいと思うんですが、その辺の考え方についてはいかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 行政改革推進室長。
○行政改革推進室長(西山高広君) そういったところは、年度計画を立てておりますけれども、できるものはできる限り早目に計画を推進していきたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) 次に、主な事業の進捗の見通しでございます。
まず最初に、学校給食センターの民間委託の検討でございますが、平成31年度の開始となっておりましたが、現状についてお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 学校給食センター所長。
○学校給食センター所長(郷右近 衛君) プランのほうでは平成31年とうたってはおりましたけれども、平成31年度は、現在、調査期間といたしまして、平成31年度をどのような運びにするかということで検討を進めているところでございます。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) そうすると、平成31年度には開始できるという理解でよろしいんですか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 学校給食センター所長。
○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 現在、まだ調査を進めている段階でございまして、平成30年度の基本方針なりをつくり上げまして、その後の進捗ということになります。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) 次に、総合運動公園の指定管理者制度の導入についてお伺いいたしますが、実施の判断というものの判断を今しているところだと思いますが、どのような判断に至っているのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 現在、本年度、道筋をお示しするというところに向けて、県内の市町村がどのような運営状況になっているか。また、受け皿として、結構、多く委託されている、スポーツ施設ですので、体育協会さんだとか、その辺の勉強会なども含めて取り組みを進めております。実際は、本市の場合ですと、総合公園は体育施設であるものの、多様な利用形態がございますので、現時点としては、一定の情報が入ってきましたので、一般の利用者の方の目線に立って、本来どうあるべきかというところを今深掘りして検討しているというところでございます。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) 実施するとすれば、今後、従来どおりのものの考え方として、基本計画とかに進んでいくということでよろしいんでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 計画的なもの、どのように利用するかということも含めて今検討しているというところでございます。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) 次に、パブリックコメントの制度についてお伺いいたしますが、余りこれについては、市民、範囲としては余り今まで多くなかったように私は思っているんですが。各課統一の基準を設けることによって市民の参画の期待が高まっているというふうな記載があるわけですが、これは各課統一基準を設けることによって、なぜ期待が高まるのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 行政改革推進室長。
○行政改革推進室長(西山高広君) これまでもパブリックコメントにつきましては各課の判断で実施してまいりました。パブリックコメントの対象になるもの、対象外になるものはその実施機関、担当課の判断に委ねているといったところでございましたので、その対象範囲ですとか、例えば公募期間などを統一のルールの中で運用していくといったところで、今後のパブリックコメントの意見公募の増といったところを考えております。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) わかりました。
次に、協働による公共施設の維持管理についてですが、これは確認ですが、今年度、モデル町内会を設定すると。次年度についても町内会を設定するということになっていますが、この辺の進捗についてお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 今年度に入りまして、全国自治体の道路に関するさまざまな取り組みの事例を研究いたしまして、事業内容の検討をこれまで行ってまいりました。具体的には、一定区間の道路におきまして除草や清掃などの環境美化活動、それから、軽易な路面の補修や損傷箇所の情報提供などの道路愛護活動を実施をしていただける町内会、また、民間団体も含めて募集を考えております。また、それらの団体に対する市の支援といたしましては、傷害保険の加入や必要な資材の提供、それから、活動で発生したごみの処理や補助金の支給など、実施に当たって必要となる制度の策定を現在進めているところでございます。今年度中に環境が整い次第、団体の募集を行って取り組んでまいりたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) これは町内会とか市民は期待しているところでございますので、早目の設定をお願いします。
次に、確認ですけれども、先ほど市長から回答ありました歳入確保の広告料とネーミングライツについては、進んでいないということだったのか、ちょっとお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 先ほど市長のほうから進捗がややおくれているということで、各種広告の掲載とネーミングライツのほうについて答弁のほうがございました。
現在の状況についてご説明をさせていただきますと、まず、各種広告の掲載につきましては、今、有料広告掲載の共通となる基本方針、要項、基準を11月に策定をさせていただいておりますので、今後はその基準等に基づいて各種広告の掲載について募集をかけていくというような状況になっております。
また、ネーミングライツにつきましても、今年中にネーミングライツについて、民間の事業者の方について、本市においてどういった施設が対象となり得るのか。また、どのくらいのネーミングライツ料が期待できるのかといった公募によるニーズ調査というものを本年中に行いたいというふうに考えておりますので、そういったことをもとに、今後、方針を定めていければなというふうに考えている状況でございます。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) よろしくお願いします。
それでは、次に、今後の事業展開の中で見直しの事業についてお伺いいたしますが、敬老祝金の支給の見直しについては、高齢者人口が増加している等々、またあと、老人クラブ等々の理解が得られているというようなことで、理解はできるんですが、今年度は従来どおり支給いたしましたが、来年度の経過措置的なことの考えはなくてもいいのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 経過措置ということでございます。来年度に向けても4月1日現在で改正を行いまして、この新条例に沿って実施というふうなところで、特にその経過措置というふうなところでのそこのところは考えてございません。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) これは、いつ、何年度に敬老の99歳の部分を削減するというふうに市民に公表したのか、ちょっとお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 市民の方への公表ということは、この改正案につきましては、当然、条例改正後に広報等を通じて行うというふうな段取りで考えてございます。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) 理解をおおむね、先ほど市長からもありましたように、ほとんどの町内会等々からというか、老人クラブ等々から理解を得ているということでございますので、心配はしておりませんが、多少異論もある人もいると思いますので、その辺は覚悟しておいたほうがいいんじゃないかなというふうに思います。
次にですが、各種住民健診の自己負担の見直しでございますが、これはこの見直しによって年間の効果額というのは幾らぐらいになるのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 年間の効果額と申しますと、ちょっと今具体にというふうなことはちょっと言えないところにはなりますけれども、現在、平成31年度当初予算で見込まれているものについては1,300万円程度削減されるのではないかというふうに見込んでおります。
○議長(相澤 榮君) この際、午前11時10分まで休憩します。
午前11時00分 休憩
午前11時10分 再開
○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) それでは、エアコンについてお伺いいたします。
エアコンの追加議案が出ておりますが、きのうの議案書ときょうの追加提案、若干、数字が違うんですけれども、その辺、ちょっとご了承いただきたいと思います。ちょっと間違っているかもわかりません。
全体の実施設計総事業費が、先ほど、市長の話だと7億3,800万円、議案書だと7億4,300万円だったと思いますが、それの中で、小学校の事業費です。要は、3分の1の対象の小中学校の事業費なんですが、これが7億1,600万円と先ほど市長からありましたが、その中で、国の支出金、補助金が1億6,000万円と先ほど聞いたんですけれども、当初は1億8,800万円と聞いておったんですけれども、いずれにしても減ったんですけれども、補助金の内訳、内訳というのは、当初の3分の1の部分が幾らで、追加で国で用意した8,000億円の数字がありましたけれども、それの部分の内訳についてお伺いしたいんですが。
○議長(相澤 榮君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) 補助金の内訳ということでございますが、当初、普通教室、特別教室、その他の教室も含んだものということで申請しておりました。そういった要項でございましたので、それに伴いまして申請していたところでございますが、今般、先日、内定がございまして、その内定につきましては、普通教室と特別教室のみの補助ということで内定をいただいているというところでございます。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) それにしても、2つ、当初と追加の分を合わせて1億6,000万円というのは、7億3,000万円に対して2割ちょっとぐらいしかないんですよね。余りにも少ないんじゃないかなと思うんですけれども、そうは思いませんか。お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) 国の要項の定めがございまして、そちらのほうにのっとった形の申請額でございますので、国への申請どおりということでございます。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) 確かにそれはちょうど3分の1というんじゃないでしょうけれども、試算は、補助は3分の1というのは、学校別に試算しているというのはわかるんですけれども、それにしてもどうなのかなというふうに思いますけれども、何かそちらのほうであれば回答いただけますか。
○議長(相澤 榮君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 補助金の対象というのは、3分の1というのは補助対象施設というものと、あと単独施設というふうに大きく分かれまして、今のところ、7億数千万円に対して補助対象が5億円ちょっとなんです、補助対象事業費というのは。残りの部分は単独事業費というふうに大きく分かれまして、補助対象事業費のうちの3分の1で1億6,800万円ほど。補助対象の残りの後ろの部分は地方債、あと単独部分が7億数千万円のうちの2億円以上、単独分があるんですけれども、そちらの部分についても地方債で措置されるというのが今回の大きなスキームでございまして、補助対象のうちの3分の1というのは、申請後も、内示後も変わりません。補助対象分の地方債に対しては、さらに交付税算入というものは今回の大きな特徴で、措置されることになってございます。
また、この辺は、あした、詳しく説明しようと思っておったところでございます。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) 対象が、小中学校が7億1,000万円ぐらいだと思っていましたので、対象は5億円といえば理解できると思います。わかりました。
エアコンの燃費ですが、燃費といいますか、機動というのですか、きょうの追加議案を見ましたら、ガスになっておりました。その辺のガスと電気の方式のランニングコストなり、その辺の比較についてお伺いしたいんですが。
○議長(相澤 榮君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) 熱源方式につきましては、あす、お答えしようと思っていたんですが、さまざま比較検討いたしまして、ガスのほうが有効だということでございまして、ガスのほうで進めさせていただきたいということでございます。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) あしたなんでしょうけれども、私覚えているのに、導入コストは電気が安く、ランニングコストはガスが安いというふうに思っていたんですけれども、トータルすればガスのほうが安いというふうな認識でよろしいんですか。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) ガスと電気という形のことで比較させていただきまして、イニシャルコスト、工事価格、そしてあとランニングコスト、料金・保守点検という形のものと、工事期間的なものと、あと、夏場のピークの電力カット、あとは冷暖房の兼用という形のことで比較をしまして、全体的にガスのほうが有利という形のことでガスという形で決定させていただいたものでございます。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) それと、ちょっと話飛びますが、財源なんですが、一般財源が2,000万円弱入ると思うんですけれども、このことによって、一般財源が入ることによって、通常の予算に影響を与えるものかどうか、その辺をお伺いしたいなと思います。
○議長(相澤 榮君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 今回の補正、追加の部分の一般財源の多くは公民館の部分、それからあと、幼稚園の部分が大きくて、小中に限って言いますと、今渡している予算書では、一般財源13万円になっているかと思います。小中ですと13万円。これが内示後で、きのういただいたので再計算しましても18万円ほどの、今回、そちらが小中に限っての一般財源の持ち出しということでございます。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) そうすると、公民館等は、当初から予定はしておったという部分の理解でよろしいんですね。わかりました。
それでは、図書館についてお伺いをいたします。
1年延期については、早く、待ち望んでいただけに本当に残念な思いなんですが、1年、やむを得ないと思います。
まず、蔵書についてでございますが、センター館、分館、合わせて20万冊という基本方針ですが、これは日本図書協会資料から見ても、幾ら参考とはいえ、大幅に少ないのではないかと思いますが、その辺の考え方についてお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 今回、基本計画の案ということでお示しした中で、20万冊という目標数値をお示しさせていただきました。これまで、文科省のほうでも、平成24年でしょうか、市町村図書館に対しての望ましい基準というようなものを議論しております。当然、その中での議論の数値からすれば、そこに至っていない状況ではございますが、あわせて、その中でも、文科省は、社会情勢だとか地域の実情等に応じて、市町村のほうでの運営を可能というくだりもございますので、今の富谷市に見合ったスタイル、枠組みを考えたときに20万冊というところでお示しをさせていただいたということでございます。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) 図書館整備に当たっては、やっぱり期待というのは、どの層、年代をとっても、図書館の整備にはやっぱり冊数なんですね、一番関心の高いのは。これは統計上も出ているんですけれども、その辺と、蔵書が多いという図書館はやっぱり貸し出しが多い、これも統計で出ているんですね。その辺の2つの統計から見て、20万冊というのはいかがなんでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 確かに議員のおっしゃるとおり、そういう側面は当然認識しておりますし、そういう状況にあろうかと理解はしているところです。ただ、富谷市としても、その望ましい基準に応じた、当然、その整備ができることにこしたことはないのかなと。ただ、その反面、財政的な負担であるとか、将来的な財政状況への影響というものも勘案されますので、富谷市という立地、県図書館にも近いという立地なども生かして、相互の連携協力体制などを深めながら、蔵書の部分に関してはいろいろな手法をもって対応していきたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) 取り組みの中で、今回、対話継続型サウンディングを実施していくということになっておりますが、市場調査なりすると思うんですけれども、このことによって蔵書がふえるというようなことは考えられるのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 今回、サウンディング調査ということもお示しさせていただいています。どちらかというと、蔵書というよりは、本市が思い描いている図書館整備のスタイル、センター館があって分館があると、このようなスタイルが市場においてどのように認識されるかというところが重点的になろうかと考えているところでございます。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) いずれにしても、20万冊は少ないと思いますので、再考をお願いします。
次に、財源についてでございますが、8億円の事業費のうち、3億円、最近よく言われておりますクラウドファンディングを使うということで、外部調達するわけですが、これはすばらしいことだと思いますが、ただ、3億円といえば結構大きいわけですね。ウエートも大きいですので、3億円の、いろいろな仕組みあるみたいですけれども、内訳というか、中身についてお伺いしたいなと思います。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 外部資金調達につきましては、確かに、ガバメントクラウドファンディングだとか企業版ふるさと納税、いろいろな手法がございます。ただ、その中で、どのツールで、どの金額をというところまでは、まだ今のところ、検討しているというところですので、延期になったこの1年間を最大限有効に使って、外部資金調達、これを実現性の高いものにしていくというところで取り組みを進めてまいりたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) それでは、次に、公営墓地についてお伺いいたしますが、この事業は、私は全面的に評価いたしております。1点だけですが、施設の内容として、和式、芝生、合葬等いろいろありますが、市民が求めているのは、その辺はわかったんですけれども、墓式の形というか、イメージがちょっと頭に浮かんでいないということで、ぜひ、絵入りというか、絵の入ったチラシとか写真等を出していただきたいということの要望がありますが、いかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) 基本的に概算で全員協議会のほうでもお示ししているとおり、映像等は、基本計画上、載せている状況ですので、そちらのほうで理解いただければと思います。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) その辺の、議会で説明したような写真等々は、広報というか、資料としてパンフレット等では作成できないのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) 12月号の広報のほうで上げておりますし、基本計画のほうをホームページのほうにアップしておりますので、そちらのほうでは確認できるのかなと。イメージ図ですね、そちら、確認できるのかなと考えております。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) 12月号を見て言われたと思うんですけれども、もっと詳しい、やっぱり自分の想像できる、芝生と言ってもなかなかわからないですね。その辺のパンフレットを作成して、当然つくるようにはなると思うんですが、それを早目に出していただきたいなと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) あくまで、今現在の基本計画の状態ですので、今後、基本設計、実施設計に進んだ段階で公表できるのであれば公表していきたいなと考えております。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) 次に、パークゴルフについてでございますが、この中で、基本計画(概要版)の背景と目的の中に、かねてから市民の要望が高かったということがありますが、パークゴルフを実際に楽しんでいる人の要望の規模とは全く今回のは違う規模なんですが、その辺についてはいかがなんでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) これまでも議会の中でも議論されている中でも、やはりもうちょっと規模数大きいもの、または、利用者の方は常々大衡村等々を利用していますので、そのような背景があるのは理解しているところです。ただ、今回の複合という形、公営墓地との複合という形で進めるに当たっては、自衛隊の部外工事の活用であるとか、財政的な部分を勘案して、パークゴルフ場もセットでというところが今回の道筋でございます。ですので、当然、規模の大きいもので多くの方に利用していただくという部分を排除するものではないんですけれども、最終的には、今のような複合施設を着実に進めていくという視点から、今回のホール数の規模となったところでございます。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) せっかく市民の要望ということで、要望しておったのは4ホール以上ということだったんですが、願っていたわけですから、その市民に喜ばれるような施設、パークゴルフ場でなければ、本当に、今後、利用者なり、採算性にも影響しかねないと思います。ぜひ、本当に再度この辺は考えていただきたいと思いますが、いかがですか。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) パークゴルフ場につきましては、実は、市制施行、総合計画を策定する際にさまざまなアンケート調査を行いました。その結果の中で、実はパークゴルフ場は、結果とすると単体としては低い位置でした。ただ、今回、なぜパークゴルフ場をつけるかというのは、これまでも説明しているように、公営墓地はすごく高い需要があったものに、それを具現化するに当たって、パークゴルフ場を併設することによって自衛隊の部外工事が活用できるということで、全体の工事費を抑えることができる。そして、公営墓地という墓地だけを持っていかれる、受け入れる側の地域の人たちにとっても、明るいものも一体となったほうがいいのではないかということで、今回、ある意味、パークゴルフ場をあわせて併設したところでございまして、その辺は、全体の市民のニーズとしては決してそこではなかったということは、まず理解をいただきたいというふうに思います。
その中で、丁寧にこれまでも説明してきたとおり、全体の、周辺その後に大衡は既存のものがありますし、三本木、東松島で56ホールという大きなものが、周辺にも含めて大規模なパークゴルフ場の建設予定が計画されて、そこに、競争に、今富谷が参画することが果たしてどうなのかということ。
そして、工事費、今回、パークゴルフ場だけで2億円、18ホールで2億円です。36ホール、掛ける2で4億円になるわけでございます。その財源をどこから持ってくるか。そして、大きいものをつくればつくるだけ維持管理費もかかってくるという状態でございまして、その採算を合わせていくのにいろいろ検討をした……。パークゴルフ愛好者の方からの36ホール必要だという声は十分に認識はしているんですけれども、そこはやはり現実的なところで、財政規模も考えて検討して、最終ということは18ホールという。ただ、決して、18ホール、今全国のパークゴルフ場を調べたところ、全体の3分の1は18ホールのパークゴルフ場でございまして、何ら18ホールで問題は起こっていないということを、まずは確認をさせていただいております。
なお、今、富谷の、大衡を会場にしておりますが、パークゴルフ協会の年2回の参加者の人数を確認したところ、大体、マックスで100名、最大でも100名程度ということでございますので、今の既存の、市民パークゴルフ大会の参加人数100名等を考えても、18ホールであれば十分にコンペは可能でございますので、支障を来すことはないということも確認した上で、今回18ホールという決定にしたところでございますので。
なお、まずはそこでスタートをさせていただきたいということでご理解いただければというふうに思います。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) これを話すと、本当に時間かかるんですけれども、時間がありませんので、次にちょっと進みます。まずは18ホールという回答をいただきましたので、よろしくお願いします。
それでは、認知症の取り組み、支援チームの取り組みについてお伺いいたしますが、現在、2チーム、実際稼働しているということで、大変喜ばしいことなんですが、これまでのチームの、先ほど、訪問、初め5名という訪問人数は伺いましたが、延べ支援回数、回数のほうはいかがでしょうか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 平成29年度のところは計5回ですね。それから、平成30年度のところは同じように11回というふうな形になってございます。なので、1回ないし2回というふうなところが平均的なところでございます。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) このチームのメンバーは最低3名ということでございますが、この辺には職員がどのようにかかわっているのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 職員と申しますのは、市の職員……。このチームの中は、市の職員は入ってございません。専門のドクターと、あと、医療・介護・福祉のほうの専門職というふうなところでの構成になってございます。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) 相談のきっかけでございますが、これは包括支援センターのほうに駆け込むということでございますが、これは家族、住民、民生委員等々、誰からでも相談を受けられるということでよろしいんでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) そのとおりでございます。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) 次に、アセスに入るわけですけれども、アセスで受け入れが可能だというポイントというか、決め手は何なのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 認知症を考えるときに、認知症の診断のみならず、社会生活であったり、身体・医療、その状況であったりというふうなところで、多方面からのアセスが必要になってきますので、それぞれの状況に応じたシートもございます。そういったものも用いまして必要性を判断しております。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) 中には、重症の方とかもいると思うんですね。支援したいと思っても、支援を受けたくないというような方とか、いろいろ重症化している、病気の重症化等々については、どのような対応をされているのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 重症化されている方の場合は、そこの時点で家族のところが疲弊をしているというふうな状況がほぼ多い状況でございます。ですので、介護サービスの利用も含めて総合的な調整をというふうなことで行っております。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) 6カ月ということでございますが、支援の時間が、期間が足りなくなったといった場合は延長はできるのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 基本、集中的に6カ月でございますけれども、ケースによって、去年から継続しているケースもございますので、それはケース・バイ・ケースで対応しております。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) マンパワーなんですが、包括支援センターがこの部分を補っているわけですが、その辺のマンパワーと、これからチームをふやす計画はあるのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 当然、地域包括支援センターのほうにもそこのところを重点的に行う認知症推進員というところでの研修も受けてございます。マンパワー的なところを、そこで別枠で必要かどうかというところも今後の増加では考えてまいらなければならないところですし、チームに関しましても、今、現状、2チーム体制でやれている状況ですけれども、今後の増加に見合っていけばサポート員の確保等々も含めて追加の設置ということを検討してまいりたいというふうに考えてございます。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) 周知でございますが、認知症の学びの講座、先ほどもありましたけれども、等々で説明しているんだということでございますが、本市のホームページをちょっと探してみましたが、7期の保険事業計画には載っているんですけれども、ホームページにはちょっと私見つからなかったんですが。ホームページに、認知症支援チームの的を絞ったアイコンなりをつくって、やっぱり周知徹底を図っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 認知症のところは、まず、相談から入るというふうなところがございますので、相談窓口の整備というふうなところでは、包括支援センター、3地域設置できておりますので、基盤が整ったと考えてございます。チームの活動というふうなところにまいりますと、市民の方が直接チームをお願いしたいというふうなことの流れよりは、実際の相談を受けて、チームでやることが適当か、適切か、必要かというところの判断が大きなところにございますので、今言った包括支援センターの整備を強化していくとともに、今議員おっしゃっていただいたように、そういうチームがあるので安心だよというようなところでの市民への説明、普及は行っていきたいというふうに考えてございます。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) 地域とのかかわりについてお尋ねしますが、在宅と在宅医療と、在宅介護が基本でございますが、地域との連携が最大限これから生かされなければなりませんが、その辺の地域とのかかわりについて、再度お伺いしたいんですが。
○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 高齢者施策を考えるときに、地域をなくして実現できるものとは全く思ってございません。それに、ゆとりすとクラブ・サロン、街かどカフェに代表されるように、今までも地域の方々のご支援をいただきながら行ってまいりましたので、その姿勢でいきたいと思いますし、地域でかかわることによって、認知症に関していえば早期発見のところにもつながっている例もたくさんございますので、これからもより情報を共有しながら、連携をとりながらというふうに考えております。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) 最後に、市長にお伺いいたしますが、地域といってもなかなか、町内会にこの話をしてもなかなか、理解、私はしているんですけれども、されないのが現状です。だから、地域というのは何者なんだということなんですけれども。行政でやったら行き詰まるのは目に見えていますから、昔から日本には「結」とか何かとありますけれども、そういう考え方、「結」入れるわけにはいきませんけれども、そういう考え方を行政が後押しというか、仕掛けてつくるというふうな仕掛けをされたらいいと思うんですが、いかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) やはり地域における人のつながりというのは言うまでもなく、日常もですけれども、いわゆる非常時の災害時においても大変重要なものがあるわけでございまして、そういった中では、やはり町内会のまずは活動を支援すること。そしてまた、今ご意見があったように、それ以外にも地域のいわゆるつながりを深めていくということでは、現在、市民協働のほうの施策のほうでも進めておりますので、しっかりとそういった施策を進めていきたいというふうに考えております。
○議長(相澤 榮君) ここで、執行部入れかえのため、暫時休憩いたします。
午前11時38分 休憩
午前11時41分 再開
○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 私は今回、一般質問通告書により、大きく2点について質問いたします。
まず、1点目、若生裕俊市長再選等を問うについて質問いたします。
去る12月4日、平成30年第4回富谷市議会定例会開催の市長挨拶、そして、その翌日の河北新報にも「現職の若生氏出馬正式表明・富谷市長選」と掲載され、論旨も述べにくくなりましたが、質問させていただきます。
9月4日付の河北新報朝刊に、「富谷市選管は3日、任期満了(来年2月10日)に伴う市長選の日程を来年1月20日に告示、27日投開票と決めた。現段階で立候補を表明している人はいない。現職の若生裕俊氏が再選を目指すとみられる」と掲載され、また、11月14日に一般質問通告書を提出した後に、11月25日の河北新報に、「若生氏、再選出馬へ」富谷市長選の見出しで掲載され、多くの方がごらんになったと思われますが、それには次のように掲載されております。
現職の若生裕俊市長が再選を目指して無所属で立候補する意向を示したことが24日わかった。12月4日開会予定の市議会12月定例会で正式に表明する。市長選に名乗りを上げたのは若生氏が初めて。市内で24日あった後援会会合で立候補の意思を伝えた。若生氏は取材に「住みたくなるまち日本一」に向け、引き続き市政を担う考えを強調。「市政施行後に策定した総合計画と行政改革基本方針を両輪として、掲げた政策を一つ一つ進めていきたい」と語ったと掲載されています。
以上のことを踏まえ質問いたします。
1つ、17項目の政策を公約として取り組み、多くの成果があります。特に強調したい達成した公約について、お伺いいたします。
2つ、4年間の実績に対し、市長みずからの達成度をお伺いいたします。
3つ、次期市長選へ立候補する決意をお伺いいたします。
次に、大きな2点目として、富谷市土砂災害警戒区域を問うについて質問いたします。
鷹乃杜急傾斜地南側のり面工事について、地盤の再調査、ボーリング調査実施により、工事着工が10月中旬から来年1月以降に変更になり、早期契約、着工、住民説明等を望んでいる。そのような中で、今度は日吉台一丁目現地調査について、7月24日付、宮城県仙台土木事務所所長名で、関係住民宅に土砂災害防止法に基づく現地調査の(お願い)の配布があり、関連する課題等について質問致します。
1つ、富谷市内土石流危険渓流の箇所数をお伺いいたします。
2つ、富谷市内急傾斜地崩壊危険箇所の箇所数をお伺いいたします。
3つ、富谷市内の土砂災害警戒区域と土砂災害特別警戒区域の指定箇所をお伺いいたします。
4つ、日吉台一丁目関係住民に配布された、土砂災害防止法に基づく現地調査について、事前に確認していたか、お伺いいたします。
5つ、日吉台一丁目以外に同様の配布があるのか、お伺いいたします。
6つ、宮城県担当部署と配布物の事前協議は行われているのか、お伺いいたします。
以上、大きく2点についてお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの山路清一議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の若生裕俊市長再選等を問うの問い1と問い2につきましては関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
私は、平成27年の町長就任以来、「住みたくなるまち日本一」を目指して日々全力で公約の実現に取り組んでまいりました。その成果として特に挙げられる施策は、まず、子育て支援策として、子ども医療費助成の対象年齢18歳までの拡大を真っ先に行いました。一方、宮城県に対しては、乳幼児医療費補助金の対象年齢拡大を強く要望し、昨年4月からの拡大実施につなげ、市の負担を軽減することができました。また、児童の安全安心な居場所づくりとして、小学校敷地内への児童クラブ等の設置を進め、全8校中7校で実現し、残りの富谷小学校についても来年度中の完成を目指して事業を進めております。そして、何よりも長年の課題でありました待機児童対策については、新たな認定こども園の設置等により本年4月待機児童ゼロを実現いたしました。
高齢者施策では、皆様から長年大変ご要望の多かった敬老乗車証について、障がい者の方も対象とした高齢者・障がい者外出支援乗車証、通称「とみぱす」の導入を実現いたしました。
また、総合計画策定時のアンケートにおいて必要な施策として上位に位置づけられた図書館や公営墓地の整備については、整備基本計画を策定し、今後の道筋をつけることができたものと考えております。
そして、富谷市の将来を見据えた公共交通グランドデザインについても、本年度中の策定に向けて具体的に取り組んでいるところであります。
以上の施策は、富谷市総合計画においても最重点プロジェクトに位置づけられている施策でもあり、これまでの取り組みの中でも特に成果として挙げられるものでございます。
また、この4年間においては、公約以外の施策についても積極的に取り組んでまいりました。例えば地方創生推進交付金を活用したとみや国際スイーツ博覧会開催による交流人口の拡大と第1次産業の活性化を狙った新特産品の開発、長い間懸案となっておりました旧役場庁舎の利活用について、地方創生拠点整備交付金の満額採択を受けて改修整備をした富谷市まちづくり産業交流プラザ、通称TOMI⁺のオープン、そして、全額環境省の交付金による受託事業で、東北の自治体では初となる地域連携・低炭素水素技術実証事業の採択による事業開始など、国の交付金等を最大限活用し、本市の将来を見据えた事業にも取り組んでまいりました。
以上のことからも、この4年間の実績の達成度は非常に高いものがあると捉えております。これは議会の皆様、市民の皆様のご支援、ご理解とご協力、そして、職員一丸となった、まさにオールとみやでの取り組みによる成果であると考えております。
問い3、次期市長選挙へ立候補する決意につきましては、開会の挨拶の中でも申し上げましたが、私は、就任以来、住民の皆さんの声が届く市政を基本とし、「住みたくなるまち日本一」の実現のため日々全力で取り組んでまいりました。
富谷市は市制施行3年目に入りましたが、市としてのまちづくりはこれからが重要であります。富谷市総合計画と富谷市行政改革基本方針実施プランを策定した者として、これらを具現化し、そして、なし遂げる責任と使命が私にはございます。富谷市のさらなる発展と「住みたくなるまち日本一」を目指し、引き続き、全身全霊で取り組むことを次期市長選挙に立候補する決意として述べさせていただきます。
質問件名2の富谷市土砂災害警戒区域を問うの問い1でございます。土石流危険渓流の箇所は、現在12カ所であります。
問い2の急傾斜地崩壊危険箇所の箇所数は、現在100カ所であります。
問い3、現在の富谷市内の土砂災害警戒区域と土砂災害特別警戒区域の指定箇所数は、土砂災害警戒区域が48カ所で、このうち土砂災害特別警戒区域に指定されているのは46カ所であります。
問い4、土砂災害防止法に基づく県の現地調査につきましては、本年7月上旬、仙台土木事務所から本年度実施する基礎調査箇所の情報提供があり、市として市内の調査実施箇所を把握したところであります。なお、詳細については、県事業のため地元行政区長や関係者への周知文書の送付、各種問い合わせ等は県が直接行うこととなっております。
問い5、日吉台一丁目以外に同様の配布がある地区につきましては、本年度は石積地区、三ノ関地区、穀田地区も調査の対象になると聞いておりました。なお、仙台土木事務所に改めて確認したところ、同時期に同様の文書を配布したとのことでございます。
問い6、宮城県が地元の皆様に配布する配布物につきましては、事前協議は受けておりませんが、来年度以降につきましては、市民の皆さんからの問い合わせに対応していけるよう、県に資料の提供等を依頼することといたしました。
以上でございます。
○議長(相澤 榮君) この際、午後1時まで休憩します。
午前11時53分 休憩
午後 1時00分 再開
○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより山路清一君の質問は一問一答により行います。16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 初めに、大きな1番目からお伺いいたします。
先ほど市長の答弁の中で達成度についてのお話がございました。公約で手をつけていないものはないので、4年間の実績の達成度は非常に高いものがあると答弁されました。私も同感で、点数にすると80点以上かなということで思っております。しかし、中には富谷市だけで行うのは非常に難しい課題も含んだものあり、方向性を考慮しながらだと感じるものもございます。
初めに、市民バスの泉中央駅乗り入れやライトレール等の具体的計画について、新交通システム事業として策定を進めておりますが、富谷市の将来を見据えた今回提出されました公共交通グランドデザインとの関連性についてお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) 関連性につきましてお答えいたします。
現在、新交通システム推進事業におきまして作成作業を行っておりますが、公共交通グランドデザインにつきましては、さきの議員全員協議会の中でも申し上げましたとおり、本市の交通体系の将来像や交通施策の方向性などの基本的な構想を取りまとめたものでございます。
ご質問にありましたように、具体的な施策との関連性につきましては、次年度予定してございます基本計画において個別施策の検討を図ってまいりたいと考えております。特に施策を進めるに当たっては、隣接する仙台市や黒川圏の町・村も交えた意見交換の実施や交通事業者との調整も含め、中長期的な取り組みを進めてまいります。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) そうしますと、今回は別にしまして、次年度から、ライトレール関係とか、鉄軌道関係を含めたもので考えていくということでよろしいんでしょうか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) 機種等についての話につきましては、ちょっとなかなか次年度計画立てられるかどうかについては、今の現段階ではちょっとなかなか申し上げるところが厳しいと思いますが、とりあえず、今の計画をそのままグランドデザインの中でどのように進めていくかについても含めて検討してまいる予定でございます。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) そのようにぜひともお願いしたいところでございます。
続きまして、公約にある成田二期工業用地への企業誘致についてお伺いいたします。
初めに、仙塩広域都市計画第7回定期見直しで再度工業用地に指定になり、市長挨拶でも述べられていますが、宮城県企業立地セミナーが11月12日に名古屋市内で開催されております。市長みずからトップセールスとして努め、つながりを持てそうな企業があるというようなお話でございます。このことについて、詳細についてお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) それでは、企業立地名古屋セミナーにつきましては、議員おっしゃるとおり、11月12日に県主催により開催されております。当日、若生市長初め、担当部署の職員が参加させていただいております。セミナーには、名古屋自動車産業関係者を初め、多くの企業から150社、257名が参加されており、基調講演の後、宮城県知事より宮城県への企業立地紹介や各市町村の企業誘致への取り組み状況などがプレゼンされております。
その後、各参加自治体での個別ブースによる企業立地紹介が行われておりまして、本市においてもブースを出展させていただき、市長みずから30社ほどの企業関係者の皆さんへ本市のすぐれた立地条件や環境などをトップセールスしてございます。
つながりの持てそうな企業につきましては、車に搭載されている電装部品製造メーカーなども参加されておりましたので、そちらを中心に、立地の可能性のある企業へはセミナー後においても改めてご連絡させていただいている状況でございます。
今後も、成田二期北を初めとしまして、市長を中心に立地企業推進に向けて積極的にPR活動を展開してまいりたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 高屋敷のほうは、今回いろいろなことございまして、完売ということで話されていますけれども、成田二期北のほうは、やはり私は重要だと思います。この件について、成田二期北について特に関心を持っているような会社があったかのかどうか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) 成田北につきましては、県内最大の面積もございます。また、東北でも最大級を誇っておりますので、やっぱりそれなりの規模のあるメーカーさん等々への関心が高いところは承知しております。ただ、なかなか、今山林の状態でもありますので、そういった条件を整備しながら、一刻も早い企業誘致展開へ向けて努力しているところでございます。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 成田二期北の地主さんにおきましては、結構大きな会社もございます。その地主さんのほうと、地主の大きな会社のほうと、これらのことについて市との協働的なもので持っていくような、開発するような話のほうは進んでいるのかどうか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) 成田二期の土地所有者の皆さんにつきましては、大きく3者、大きな面積を所有しているところがございまして、鹿島建設さん、関電不動産、北大開発さんと、それぞれ大きな面積を所有しております。そのほか、地主さんとして、約100名近い方々が地権者ということで組織されております。そういった皆さんとは、かねてから情報共有をさせていただいておりまして、こちらも企業誘致担当部署は経済産業部、開発担当が建設部となっておりますので、それらを含めて情報共有を図りながら、いざというときにすぐ対応できるような体制をとっているところでございます。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 定期的にやはりその辺のものを持って、私、いったほうがかえっていいのでないかなと思うんですけれども、定期的に開けないのかどうか、今後の取り組みについてお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) 議員のおっしゃるとおり、以前、定期的に情報共有会を開催した経緯もございます。その後、ちょっと震災とかそういったものを含めましたので、改めて、今、宮城県知事も先頭になって誘致活動を行っておりますし、今回、宮城県が12月から2月にかけて、短期ではございますが、集中的に企業誘致活動を行うに当たりまして、成田二期北を中心にPR活動をするということで、県の商工労働部次長が中心となって活動を展開すると。そういったところも含めまして、また、東京事務所へも職員も派遣しておりますので、情報を密にしながら、地権者の皆さんとともに企業誘致を図れるよう努力してまいりたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 先ほどの答弁の中で、名古屋市内で開催されたセミナーには150社、257名の方が出席されたということの中で、当市のほうからは何名の方、どこの課が行ったのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) こちらには市長が参加しております。そのほか経済産業部の産業観光課として、部長としては私が出席し、あと職員2名が随行いたしまして、かなり多くの企業の皆さんへ紹介をさせていただいているところでございます。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) では、続きまして、公約において、成田二期工業用地への企業誘致と同様に、富谷の発展のために、現在、重要なことなんですけれども、停滞する人口鈍化の大きな原因に私は明石台東地区の開発事業の販売方法に大きな問題があるんじゃないかなと思っております。このことは、市長の公約達成にも大きくかかわり、また、特別委員会を設けた開発負担金問題を提起した当時の私も、また同僚議員、市民の関心も高く、次のことを含めてお伺いいたします。
まず初めに、10月末の人口が5万2,577人、世帯数が1万9,145世帯とありました。今、下の掲示板に掲げていますけれども、12月1日現在は人口が5万2,579人、プラス2名、世帯数に関しては1万9,149世帯、プラス4世帯です。これで間違いないのか、確認いたします。
○議長(相澤 榮君) 市民課長。
○市民課長(渡邊美智子君) 間違いございません。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 私の記憶で、以前、人口が5万2,600名を超えたのがあったと思ったんですけれども、今まで一番多く、1階ホールのほうに掲示された人口は何名か、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 市民課長。
○市民課長(渡邊美智子君) ことし、平成30年1月末現在の5万2,678人でございます。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) そうしますと、大分人口が減っていますよね。
次に、お伺いいたします。成田東、成田西、明石台の第7回の見直しにおける計画している宅地数をお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 明石台東地区が850戸、成田二期東地区が400戸、成田二期西地区が143戸で、トータルで1,393戸になりまして、計画人口が4,458人という形になっております。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 第7回定期見直しで明石台、即、市街化区域に編入されましたが、現在の宅地の工事状況をお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 議員のおっしゃるとおり、ことし5月に市街化区域に編入されまして、今、今年度の事業認可に向けて協議をしておりまして、来年6月に工事着手しまして、平成32年9月ころに宅地販売という形の計画を今しておるところでございます。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 第7回定期見直しで、特定保留地に位置づけられた成田二期西地区及び成田二期東地区について、市街化区域編入に向けた説明会が開催されまして、5月の市街化区域編入に向け進んでいますが、宅地造成等の工事、そして、販売計画の予定時期をお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 今おっしゃったとおり、来年5月の市街化区域編入に向けまして、今、手続関係をしておりまして、来年8月に認可をいただく予定でございまして、あと、販売のほうは、平成で申し上げますと34年ころになるという予定でございます。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) そうしますと、今の答弁ですと、明石台のほうが2年ほど早く販売が始まるということでよろしいんでしょうか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) そのとおりでございます。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 第7回定期見直しにおいて、工業住宅地6カ所の開発負担金なんですけれども、今回はその開発負担金に対してもめたようなことはございませんでしたか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 開発者のほうと適切に協議をしておりまして、もめたような形のことはございませんでした。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) そうすると、開発している業者全てが今回開発負担金に対して同意してお支払いしますということで考えてよろしいんでしょうか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) そういった形で、ご協力いただくような形で話を進めているところでございます。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 現在、販売している明石台第6回見直し分の現時点での残りの戸数をお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 第6回の明石台東地区につきましては、明石台七丁目・八丁目・九丁目ございまして、七丁目は完売しておりまして、八丁目のほうが241戸中、237戸がまだあるという形のものと、明石台九丁目のほうが223戸中、13戸ということで残っておりまして、私のほうで確認できているのは250戸残りがあるということでございます。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 続きまして、スマートコモンシティ明石台の建て売りしているんですけれども、この建て売り価格なんですけれども、土地面積60坪、それから、建物面積が35坪で、約5,200万円くらいで販売しております。これについて、この値段ですと、大阪や東京から来た方はまた別なんですけれども、転勤者は別にしまして、地元の皆さんにはかなり厳しい金額かと思うんですけれども、これについて見解をお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 土地の価格とか建物価格というのは、なかなか、そのハウスメーカーによって販売戦略とか少なからずありますので、なかなかちゃんとした回答はできないんですけれども、こういった形で金額で販売されているというのは、ほかの富谷の中でも高いのかなという感じはしますけれども、そういったものを求める方もいらっしゃると思いますので、済みませんが、なかなかはっきりした答えではないんですけれども、販売戦略ということで考えております。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) なかなか苦しい答弁だと思いますけれども、開発負担金に対して、以前の、5万人都市を目指して開発負担金を免除というような話がございました。これに対して、今、このことが足を引っ張っているのじゃないかと私は思っております。
それと、1社で今販売していると思うんですけれども、販売は今でも1社で販売しているんですか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 販売は第7回においてということでよろしいでしょうか。(「今販売している会社、1社ですか」の声あり)第6回は積水さんと、あと、九丁目で一部別な会社で入っていたところもございます。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) これは今上げている市長の公約にも大きな影響を及ぼしていると私は思っております。これについて、市長の挨拶の中にもありましたが、これについて、市長にちょっとお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) ただいま質問いただいたことにつきましては、本会議の冒頭の挨拶で申し上げましたとおり、明石台の第6期の部分に関しましては、宅地の販売においてお客様の選択肢が限られていたことから、販売が思うように進まなかったため起こったものと考えております。そのため、第7回の線引き見直しに係る住居系の3地区につきましては、住宅を求めるお客様の選択肢が広がるように配慮いただくように、今ご協力いただけるようにお願いをしているところでございます。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) じゃあ、ちょっと質問を変えまして、以前、毎年、早期退職者が多かったんですけれども、ここ4年間、早期退職者は何人いたのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 平成27年度から本日までの自己都合退職者の数ということで申し上げさせていただきますと、8名でございます。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 11月1日に仙台北部道路建設促進期成同盟会が5市町村で行われ、会長は富谷市長ということで行われております。仙台北部道路の整備促進の要望に宮城県選出の国会議員や国土交通省への要望書も出しております。次期に向けた公約に、ぜひとも仙台北部道路の4車線化、富谷ジャンクションのフルジャンクション化も取り上げていただきたく、市長にお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 北部道路4車線化、富谷ジャンクションのフルジャンクション化につきましては、私も町長就任当時から、この問題は大きな課題として捉えておりまして、積極的に取り組んでまいったところでございます。もちろん同盟会の活動を通じながら、または広域行政協議会、または町村会、市長会等を通じながら要望活動を行ってまいりましたし、あと、独自に国土交通省にお邪魔して、技官であったり、または、ことしは国土交通大臣に直接要請も行ったりということで、積極的に要請活動を行ってきたところでございます。
また、同盟会におきましては、これまで黒川4市町村に加え、あと利府町の5市町村で取り組んできたわけでございますが、さらにユーザーの方々にも加わっていただいてということで、北部工業団地に立地している企業53社にリサーチパークに立地している企業11社、合計64社の方々にもご協力いただいて要望活動をさらに強い体制で現在行っているところでございまして、今後もしっかりとその実現をしていくことが富谷の発展につながるものというふうに認識しておりますので、これまでどおり継続していくものでございますので、改めてこのことを公約にとかということではなく、しっかりと実現に向けて努力をしていきたいというふうに考えております。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) ちょっと戻りまして、先ほどの人口なんですけれども、ことしの、今年度の人口の最終的なことをいいますと、私、マイナスになるんじゃないかなと思うんですけれども、この辺についての見解をお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 人口の鈍化につきましては、先ほど来、議員のご意見にもあるように、私も冒頭で申し上げ、先ほども答弁したことが背景にあるかというふうに思います。
ただ、これは一時的なものでございまして、これまでも答弁していますように、今回、第7期におきましては住居系を満額でお認めいただきまして、明石台、そして、成田の西・東と3地区が編入いただきまして事業化に向けて今進めておりますので、しっかりと今後は人口増加につなげていけるものというふうに思っております。現在のこの状況は一時的な、先ほどお話しした背景が現実として起こっていることでございます。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) ぜひとも、一時的な結果で終わらせたいと私たちも思っております。
続きまして、大きな2番目の富谷市の土砂災害警戒区域についてお伺いいたします。
富谷市内の平成29年末の土砂災害警戒区域(イエローゾーン)48カ所、土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)46カ所と伺いました。平成25年からさかのぼり、指定箇所数をお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 平成25、26年度の指定はございませんでした。平成27年度につきましては、警戒区域が22カ所、このうち特別警戒区域は21カ所でございます。平成28年度につきましては、警戒区域、特別警戒区域ともに1カ所でございます。平成29年度につきましては、警戒区域が25カ所、このうち特別警戒区域は24カ所でございまして、5カ年合計で現状の指定箇所数となっております。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 土砂災害警戒区域と土砂災害特別警戒区域に指定される基準、例えば勾配の角度とか、土質とか、のり面の段差とかいろいろあると思うんですけれども、この辺などについてお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 指定の基準でございますが、初めに、警戒区域につきましては、傾斜度30度以上、高さが5メートル以上の急傾斜地でございます。急傾斜地の上端、のり肩ともいう部分から水平距離が10メートル以内の区域及び急傾斜地の下端、のり尻ともいう部分から、急傾斜地の高さの2倍以内の区域で最大50メートルの土地の区域に該当する。急傾斜地の崩壊等が発生した場合には、住民等の生命または身体に危害が生じるおそれがあると認められる区域をいいます。
次に、特別警戒区域につきましては、この警戒区域の中で、建築物に損壊が生じ、住民等の生命または身体に著しい危害が生じるおそれがあると認められる区域でございます。
いずれも都道府県知事が指定することができるものでございます。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 続きまして、県が調査する場合なんですけれども、事前に富谷市のほうとの協議、打ち合わせはあるのかどうか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 調査につきましては、県が独自に調査箇所を決定をいたしまして、市がその情報提供を受けるという流れになっておりました。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 仙台土木事務所から富谷市のほうへ平成30年度の調査の知らせがあったのは7月上旬というふうな答弁でございました。また、石積、三ノ関、穀田の3地区にも仙台土木事務所が文書配布したと答弁があり、次のことをお伺いいたします。
石積、三ノ関、穀田地区からこの件についての問い合わせはあったのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 現在のところ、市への問い合わせはございません。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 日吉台一丁目なんですけれども、一丁目の今状況をいいますと、間知ブロックを積んでいて、目視では、これが本当に指定される地域かなということで私なりに感じたんですけれども、石積、三ノ関、穀田地区のほうはどのような状態になっているのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 石積地区につきましては、箇所数でいいますと13カ所ございますけれども、全てが自然斜面でございます。また、三ノ関地区1カ所、それから、穀田地区も1カ所なんですが、いずれも切土斜面でございます。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 日吉台一丁目の対象家庭に7月24日付で配布されております。私がこの住民から聞いたのが9月21日で、9月25日に都市整備課長と都市計画課長のほうに話をしたならば、その時点では二人とも聞いていないという話でございました。2カ月間の差があるんですけれども、この辺について、詳細をお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 7月に県から受けました情報提供につきましては、担当者レベルで行ったものでございまして、今年度に基礎調査を実施する箇所の内容でございました。その際、地元行政区長様との打ち合わせ日程や関係する住民の皆様への通知文書の送付日程などのスケジュールにつきましては、明確に示されておりませんでした。その後におきましても、この業務の進捗の状況につきまして、特に県のほうから連絡はなかったということで、市としては把握できていなかったということでございます。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 結びの質問になるんですけれども、富谷市民、住民に、急にこのような宮城県仙台土木事務所の所長名で土砂災害防止法に基づく現地調査のお願いなどの知らせをいただいた場合、何も知らない市民、住民の驚きは大変なことだと思うんです。今後の対策についてお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 現地調査につきましては、来年度で終了する見込みだということを伺っております。議員のご指摘の内容につきまして、県のほうにお伝えをして、関係者へ通知文書が届く前段におきまして、事前に情報提供が行えるように県に要望してまいりたいと、そのように思います。
○議長(相澤 榮君) 次に、17番渡邊俊一君。
○17番(渡邊俊一君) 本日最後であります。よろしくお願いします。
通告に従いまして、私からは2件6要旨にて質問させていただきます。
まず、1件目として、次回仙塩広域都市計画の用途地域変更に向けた取り組みについてお伺いをいたします。
今年度の見直しにおいて、住宅系として成田二期東・西地区、明石台東地区や工業用地として高屋敷西地区などが認められ、富谷市のさらなる発展に大きく寄与されることに期待するところであります。富谷市総合計画においても、緑豊かな自然と都市的利用のバランスがとれた土地利用を推進するとうたわれておりますことから、次回に向け、我が市の都市計画の変更に向けた検討が重要な課題として捉え、計画を進める必要性があると考えます。
そこで、提案でありますが、大清水北側からあけの平東側、そして、とちの木までの間の開発を進め、さらなる我が市の発展に結びつけることが大事と考えますが、あの地域には約60ヘクタールの県有林があり、県との協議が必要であります。我が市は、人口比率に占める割合において県内屈指の子供の多い自治体であることから、子育て支援のためにも県と協議し、平成30年8月21日に開園されました、子育て支援と多世代交流複合施設を兼ねた白石市のこじゅうろうキッズランドのような全天候性の遊具を備えた遊び場の施設を整備し、安心で安全なる子育て環境を進めることとあわせ、開発に伴い都市計画道路の大沢穀田線の延伸が図られることにより、我が市のさらなる発展につながるものと考え、次の3問にて質問いたします。
1、我が市のさらなる発展のため、次回の仙塩広域都市計画の見直しに向け、検討をどのように進めていかれるか伺います。
2つ目として、大清水北部からあけの平東部地区の県有林の土地利用について、市長の見解を求めます。
3つ目として、県有林の有効利用として、県と富谷市の共同により開発を進め、白石市のこじゅうろうキッズランドのような子育て支援と多世代交流複合施設を兼ね、全天候性の遊具を備えた遊び場などの施設を県と共同による整備を進めていかれる考えがないか、市長の見解を求めます。
2件目として、団地内の町内会館の新設、建てかえ工事について伺います。
既に30年、40年を経過し建築された団地内の町内会館は、当時、戸数も少なく、広さも、整備内容も充実されておりましたが、建築当時の数倍の住宅が張りついておる地域や、同じ団地内で新たな住宅地が造成され、従来計画されておりました住宅戸数が大きく増加した地域もあり、そのような地域での総会や敬老会など町内会館においての行事ができなくなってきている地域が見受けられますが、そのような会館の早急なる改善を求め、3問にて質問いたします。
1つ、今、新しい団地内の町内会館を新築しなければならない件数は何件と考えておられるか伺います。
2つ目として、既存の団地内の会館において、建てかえ、改築しなければならない会館は幾らあると思われるか伺います。
3つ目として、とちの木町内会のように、当初の計画より戸数が大きく増加し、町内会館が狭く、総会や敬老会などの町内会の諸行事が会館でできなくなりつつある現状に早急なる対応が必要と考えますが、市長の見解を伺います。
以上であります。
○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの渡邊俊一議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1の次回仙塩広域都市計画の用途地域変更に向けた取り組みについての問い1でございます。仙塩広域都市計画の見直しにつきましては、本年5月の第7回定期見直しにおいて、住居系3地区、工業系3地区が市街化区域編入候補地区に位置づけられました。現在、市街化区域に即時編入された明石台東地区について、事業化に向けた関係機関との調整を進めており、特定保留地区の成田二期東地区と西地区につきましても、来年5月の市街化区域編入に向けて手続を進めているところであります。また、一般保留地区の工業系3地区につきましては、事業の確度を高めて早期に市街化区域編入ができるよう開発予定者と協議を進めております。
現時点におきましては、第7回定期見直しの編入候補地区を市街化区域に編入し、確実に事業化を図ることが重要と考えております。次回の第8回定期見直しは2025年に実施される予定ですので、第7回の編入候補地区の進捗を見ながらまちづくりの進め方を検討し、国土利用計画に位置づけていきたいと考えております。
問い2と問い3につきましては関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
大清水北部からあけの平東部に位置する県有林は、地理的に非常によい場所にあると思います。しかし、県有林は森林保全を目的として県が所有する行政財産になっていることから、県自身が土地利用を変更し開発を行うことは難しいとのことであります。
なお、子育て関連施設の整備につきましては、これまでにもいろいろご要望いただいておりますので、民間活力の導入も含めて施設整備の検討を進めていきたいと考えております。
質問件名2の団地内の町内会館の新築、建てかえ工事についての問い1でございます。新しい団地の町内会館は、最近では、町内会の分離新設に伴い新築することとしているもののほか、団地開発に伴う開発業者からの寄附というものがございます。なお、進行中のものとしては、(仮称)杜乃橋二丁目会館の新築1件を来年度までの継続事業として進めることとしております。今後につきましても、基本的には町内会の設立にあわせて対応をしてまいりたいと考えております。
問い2、既存の団地内の町内会館につきましては、老朽化等により使用にたえないほど早急に建てかえ、改築が必要であるものは、現時点ではございません。本市の公共施設等総合管理計画において、大規模改修は築30年経過後、建てかえは築60年経過後に行うことを一つの目安とし、個別の施設の状況により対応することとしております。現在のところ、既存の団地内の町内会館で建てかえの年数に達した会館はなく、大規模改修の年数に至った会館においては、屋根や外壁を中心に必要性に応じた改修を行ってきております。
問い3、とちの木地区につきましては、当初の計画戸数276戸に対し、本年度当初では495戸と約1.8倍に増加しております。また、とちの木会館は市の面積基準を定める以前の建物であるため、狭隘感があることは渡邊議員のご意見のとおりであり、私自身もとちの木町内会の総会や敬老会等の行事でお邪魔した際に同様に感じているところであります。しかしながら、建築当時と比較して、人口、世帯数が増加しているという状況は、他の団地内の会館につきましても同様に言えるところでありますことから、その点につきましてはご理解をいただきたいと思います。
なお、とちの木会館につきましては、敷地の制限により建物面積が限られることから、現在地での建てかえや増築による対応は難しい状況にございます。つきましては、他の会館整備同様、用地確保等の諸条件について、ぜひ、地元で検討いただき、意向をお伺いしながら具体的協議を進めてまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(相澤 榮君) 17番渡邊俊一君。
○17番(渡邊俊一君) どこから質問していったらいいか、ちょっと今迷っていたんですけれども、まず、2件目のほうからちょっと再質問をさせていただきます。
まず、先ほど市長が答弁されましたように、町内会館の設立により、まだ建てかえに対しての年数が来ている年数はありませんということでありますが、当時の現状から鑑み、大分、会館を使用する町内会の事業が大幅にやっぱり変わってきているというような実情もございます。そういった意味から鑑み、改めてやはり建てかえ時期が来ていないから建てかえる必要がないんだというような、そういった状況ではなくて、やはり今の現状に鑑み、どのようにしていったら、町内会の運営もしくは町内会のコミュニケーションの場として有効的に利用できるかということをやっぱり考えていかなければならない。それが行政の立場ではないかと私は思っております。
特に、とちの木会館でありますけれども、敬老会のときに目いっぱいで入れない。そして、市長もおいでになっている、本当に来賓が席に座れるか座れないかというような状況、また、執行部も本当にぎりぎり移動できるか、できないかというような状況の中で今行われております。
そういうようなことからすれば、年数というよりも、今の現状を十二分に把握した中で、やはり早急なる対応をしていかなければならない。そうでないと、町内会の運営が支障を来してしまうというような状況にもなりつつあるというか、なっているというような現状であります。そういった意味からしても、全体的な優先順位からしても、やはり特段の配慮をしていかなくてはならないだろうと、こんなふうに私は思っていますけれども、その件について、改めて質問をさせていただきます。
それから、1件目でありますけれども、この問題については、県有林、この県有林が森林の保全的な役目ももちろん果たしております。しかしながら、あの地域に対して、県の森林を保全しなくてはならない理由というのはどこにあるんでしょうか。要は、今現在の富谷市での総合計画の中で、基本的に、仙台三本木線から東側、これは緑地を伴った保全地域にしましょうというようなことで、今計画の中で盛られております。そして、そのところから東側は、やはり住宅系になるか何になるかは別にして、全体的な富谷の発展のためにやはり開発をし、そして、鋭意富谷の発展がとまらないような状況をつくっていくということで示されているはずであります。また、この県有林がその富谷の発展に対して、阻害、そして、足かせになるというような状況を絶対つくるべきではないと、こういうふうに私は思っております。そういった意味からして、県と市が共有できる、そういった施設をつくれるような状況、それを淡々と協議していかなくてはならない。そういうような状況を将来ともども見据えていかなければならないというような状況であろうかと私は思っております。
また、あの地域に対しては、富谷でも一番メーンになる都市計画道路、穀田大沢線が計画されております。今まで従来の執行部の答弁でありますと、その路線については、地域の開発と伴って進捗していくというような方向性で答弁されております。しかしながら、あの県有林が本当にそのままであったら、現実性が100%あり得ないわけであります。そうした場合に、ここ20年、30年、そして、ひいては100年後の富谷の市勢の発展のために大きなマイナス点になることは間違いありませんので、その辺について、改めて考え方を、私はぜひそういった形でやるべきだと思っておりますけれども、市長の考え方を求めたいと思っております。
やはり今、その中でも、富谷は子供が大変多い地域であります。そして、子供が安全、安心に、やはりどちらかというと今運動不足の部分はありますし、そして、土日になりますと、どうしてもお父さん、お母さんと一緒になって遊ぶ場がないと。そういうような環境が整っていないのも事実であります。先日の、実際問題、いろいろあったわけでありますけれども、やはり、雨が降っても十二分に対応できるような、そういった全天候性のやはり遊び場をつくることによって、富谷の子供たちだけでなくて、宮城県内全体から来るわけであります。こじゅうろうキッズランド、開園されてまだ幾らもたっていないんですけれども、既に3万人を超しているはずであります。余りにも人数が多いものでありますから、入場制限をし、2時間に区切っての入場制限であります。また、この近辺でそういったところに行こうとすると山形まで行かなければならない。やはり、仙台市、100万都市のすぐ隣であるこの富谷市、将来の大きく発展を望めるようなこの富谷市にそういったものをつくることによって、ほかの地域からも人の集まるような流動的な感覚も求められます。
ごく最近でありますけれども、大郷の道の駅、これは同僚議員からもお話聞きましたけれども、かなり立派にリニューアルされた。あのすぐ向かいに子供の遊ぶ公園があります。天気のいいときには常に満杯であります。やはりそういった環境づくり、子育てに対しての「子どもにやさしいまちづくり」という提言もされておりますから、それをメーンにした中で、ぜひ県との協議の中で、あの地域に何かの形でやはりそういったものを進めていただければとこんなふうに思っております。
または、県有林でありますから、恐らく一般住民に公募して売却するということはあり得ないと思います。過去にはそういったことも要望されたこと、私もあるんですけれども、県の担当の方々から、あの地域はそういう森林を育苗していくような地域では決してないですと。ただ、それに一旦指定してしまうと、なかなかそれを除外することは難しいんです。ですから、できるのであれば、民間でそれを全体的に買い求めていただいて、そこで区画整理事業をやっていただけませんかという話も過去にあったわけです。ただ、それも約15年近く前の話ですから、それは立場上ずっと変わってきているのかなと思いまして、今、市長の答弁を聞かせていただきました。
逆に、あの地域、60町歩でありますから、市のほうで求めて、例えば、これは私の個人的な提案でありますから、それをよしとするか、しないかはまた別であります。1坪、ちょっと高目に見て、1万円に見ても基本的には18億円ですから。そして、近隣の地域の方々と協働して区画整理をやる。20%まで戻るかどうか、わかりませんけれども、20%戻ったとすれば12町歩の土地が戻ってくるわけでありますから。そうすると、それにやはり富谷の中心的なるそういった子育て支援の遊び場なり、また、将来に向けての富谷の全体的な感覚からしてのやはり施設をそこに設けてくるなり、そのためには、私は、今現在、富谷市でお持ちになっておる市有地、それはそのためだったら十二分に市有地を売却しながら進めてもいいんじゃないかと私は思っております。売って終わりではなくて、売ることによって、そういうものの将来的に富谷で大きく中心的に使えるような状況をつくるということであれば私は大賛成であります。そういったことも加味しながら、市長の見解を求めさせていただきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) まず、最初のとちの木会館についてお答えをさせていただきます。決して、先ほど答弁で申し上げたのは、大規模改修30年目安、そして、改築は60年というのは、あくまで目安として捉えているものでありまして、それにとらわれるものではなく、状況に応じて、環境に応じて対応していくというのは当然でございます。
なお、とちの木会館につきましても、先ほど来、答弁申し上げましたように、必要性については私も認識をしているところでございます。ただ、とちの木の場合、現状の、先ほど申し上げましたように、場所に増築は難しいという状況にありますので、改築なり増築を考えるにしても、場所を、まずは候補地を検討するところから始まらないといけないということもありますので、その辺を町内会の中で、または検討いただいた上で今後に向けてご相談していければというふうに考えているところでございます。
2つ目の県有林につきましては、先ほど答弁で申し上げましたように、一応、今、森林保全地区というふうになっている中では、県が直接開発するのは難しいという答弁をいただいたところでございます。先ほど来あるように、都市計画道路のこともまた立地条件、地理的条件を考えれば、大変今後の富谷にとって大きく生かせる場所であるのは十分に認識しているところでございますが、何せ、最後にご意見いただいたように、独自で造成するとなると大変な費用がかかる、リスクも大きいことも伴いますので、その分含めて、または買い上げるとしても代替の森林保全地区を用意しなければいけないとか、いろいろ課題も多いのが現状でございます。
そういう意味では、まずは今回、先ほども答弁申し上げたように、まず、今回、今年5月に第7期の見直しで、住居系3地区、工業系3地区、お認めをいただき、今後、事業化に向けて今段階的にそれぞれ進めている段階でございますので、まずは今回、お認めいただいたところをしっかりと開発を進め、第8回につきましては2025年でございますので、それに向けて、今回の第7期の開発の進捗状況を見ながら、今回いただいた、大清水とちの木からの、ただいまご意見いただいた土地につきましては、2025年に向けて今回の第7期の進捗状況を踏まえながら検討していきたいというふうに考えております。
3点目の子供の遊び場につきまして、これは本当にこれまでも議会でも同僚議員の皆さんからもご意見をいただいておりますし、白石市のこじゅうろうキッズランド、好評なのは私も聞いております。ただ、子供の数が白石市と富谷は全然違う中で、あの規模で既に、白石市の状況であの規模で子供の受け入れができない状況にあるというところで考えると、富谷につくる場合だと、やはり山形のべにっこひろば等の規模の施設が必要になる。そうなると、べにっこひろばで20億円から30億円、建設費でかかっているわけでございますので、その費用を今富谷の財政規模の中で用意するというのは実は大変困難な状況でございまして、とは言いながらも、必要性は十分に認識しておりますので、先ほどの答弁で申し上げましたように、私は今うまく民間活力を生かして、活用して、何とか富谷にそういった子供の遊び場、全天候型のそういった遊べる場所を今設けられないかということで今検討を進めているところでもございますので、もう少々お時間をいただければというふうに考えているところでございます。
以上です。
○議長(相澤 榮君) 17番渡邊俊一君。
○17番(渡邊俊一君) 本当は、これで、先ほどの質問で終わろうかと思ったんですけれども。市長の今の再質問の答弁に対してでありますけれども、一つは、あの県有林の森林の保全地域に対しての代替という言葉が出てきました。過去にお父さんと私たちがいろいろ協議させていただいたときに、あの地域と富谷市で持っている市の市有林と交換しようじゃないかというような話を県に持ちかけた時代があります。そういったことも加味しながら、それだけでは等価交換には恐らくならないでしょうから、価値観の問題で。何かそこの中に、やはり県の中でも共有して施設を持ってくるなり、または、今県全体の中でも子育て支援とか、全体の全国レベルからしたらちょっと低いですよというような話を受けているような状況でありますから、ぜひ、富谷にそういうものを県として持ってきてくださいと。もしくは、富谷でそれをつくりますから、県でそれを運営してくださいとか。あと、今、民間というお話しましたけれども、なかなか民間では難しいだろうと私は思うんです。ですから、市なり、県なりで共有しながら、そういう設備をして、そして、NPOでやってもらうとか、やはりそういうような方向でいかないと、恐らく幾ら計画してもなかなか前に進まないだろうなと思っていますので、その辺についても改めて市長の見解を求めさせていただきたいと思います。
別に、山形のああいうような広大なる施設をつくらないと子供たちが遊べないということではありません。あれは基本的にいろいろな行政の内情が違う中で施設をつくっているわけであります。ですから、富谷市は富谷市に合ったような施設をつくっていくというか……。そして、大幅に20億円も30億円もそこにかけなさいとか、私は一言も言いませんから。ですから、白石市のあの施設だって、近隣にないから物すごく混むんですよ。白石市の子供たちだけで来ているわけでは決してないですから、子供たちだけで1日に2,000人も3,000人も来られるわけないですよ。ですから、そういうものをつくることによって富谷というものを知っていただく、そして、富谷の中でいろいろなものを買い物をしていただいて帰っていただくとか、食べ物を食べていっていただくとか、やはりそういうような相乗効果も含めた中で、やはりこれからの計画性を求めた中での進め方というのは物すごく大事になってくるんではないかと私は思っております。
将来の都市構想の中でも、ぜひ、そういうような形で、富谷に対しての流動人口をどんどんふやすというような状況の中で富谷を活性化していく、そういうような状況をぜひつくっていただきたいとこんなふうに思いまして、再度質問をさせていただきます。
また、最後でありますけれども、とちの木会館について、市長は現状をかなり理解しているような答弁であります。私も全くそうだろうと思っておりますけれども、この会館について、どのような手法があるか、わからないですけれども、今の現状では、到底、利用するのが限界なんです。ですから、最優先的にやはり行政として取り組まなければならない。そういう部分だろうと私は思って今回この質問をさせていただきました。隣に公園があります。あの公園とうまく調和をとらせながら、やはり会館をつくる。また、あのほかのところに改めて土地を求めて会館をつくろうといってもなかなか難しいのかなと思いながら、あと恐らく南側の地域には少し、山なり、畑なり、平らになっている部分はありますから、そちらに移動するか。それ以外はなかなか難しいだろうと思いますけれども。その件について、最後でありますけれども、最優先的な状況と捉えてよろしいのかどうか、その辺について改めて市長の見解を求めて終わりにさせていただきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 大清水北部、あけの平東部地区の開発につきましては、ご意見を踏まえまして、県のほうと、ただいま宮城県と富谷市は大変良好でございまして、あらゆるプロジェクトを県と連携をしながら進めております。先ほど、仙台北部の工業団地の件も県が積極的に今力を入れていただいておりますし、そのことも含めまして、この件も、今後に向けて、2025年に向けて県のほうと協議は進めさせていただきたいというふうに思います。
なお、子供の遊び場につきましては、何度も繰り返すようですけれども、現在、民間活力を活用してしっかりと確保できるように今努力をしているところでございますので、もう少しお時間をいただければというふうに思っているところでございます。
最後のとちの木会館につきましては、やはりどうしても新しい町内会が設立されたりすると優先的に建てなければいけないという、そういった状況もある中で、あのとちの木会館の必要性についても十分私も認識しております。その上で、現状の中での建てかえは難しいということでございますので。先ほどお話あったように、であれば、奥の公園、ただ、公園を使う場合だと、お祭り会場がどうなるかとか、別なところに行くとどうなのかという部分を含めて、これは我々が指定できるものではないので、この辺、やっぱり地元の町内会の中で、ここにこういう形でということを逆に検討していただいて、ご提案いただければ、ご要望いただければ、それに対してこちらでまた今後の展開についてご相談いただけるかというふうに思いますので、そういった意味での先ほどのご答弁でございますので、どうかお含みいただければというふうに思います。
以上です。(「優先順位」の声あり)
優先順位については高いものというふうに認識をしております。
○議長(相澤 榮君) これをもちまして、本日の一般質問を終わります。
これで本日の日程は全て終了しました。
本日はこれにて散会いたします。大変お疲れさまでした。
午後 2時03分 散会
平成30年12月7日(金曜日) 午前10時00分 開会
日程1 | 会議録署名議員の指名 | ||
日程2 | 一般質問 | 13番 浅 野 直 子 議員 | |
1 | 市制施行3年目の政策は | ||
2 | 待機児童への対応について | ||
5番 畑 山 和 晴 議員 | |||
1 | ユネスコスクールについて | ||
2 | しんまち通り活性化について | ||
1番 金 子 透 議員 | |||
1 | 高齢者、障がい者外出支援乗車証(とみぱす)を問う | ||
2 | 側溝整備事業を問う | ||
2番 青 柳 信 義 議員 | |||
1 | 市長の公約実現と市財政運営について問う | ||
2 | 放課後児童クラブ登録定員制及び運営業務費について | ||
日程3 | 議案第18号 | 議案第18号 平成30年度富谷市一般会計補正予算(第5号) |
議事日程のとおり 午前10時00分 開会
○議長(相澤 榮君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましてはお手元に配付のとおりです。
○議長(相澤 榮君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、13番浅野直子君、14番高橋正俊君の2名を指名いたします。
○議長(相澤 榮君) 日程第2、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 皆様、おはようございます。
私は、通告に従い2件の質問をいたします。
1件目は、市制施行3年目の施策はと題し伺います。
富谷市総合計画が発表されて、前期基本計画では2020年まで5年間とし、総合計画では「活かす」「動く」「育む」「つなぐ」「守る」「誇る」の6つの理念を掲げ施策を推進してきました。そして、第2次実施計画では、2018年から2020年までの3年間とし、社会経済情勢や市民ニーズの変化、制度改正に対応するため、毎年度ローリング式で計画を策定していくとなっております。基本方針は、「暮らしを自慢できるまち」「教育と子育て環境を誇るまち」「元気と温かい心で支えるまち」「市民の思いを協働でつくるまち」として4つの項目で進められています。
市制施行より2年を振り返り、6つの基本理念は遂行されたのか、3年目の施策をどのように進め、前期基本計画の成果と課題はどのように検証されたのか、今後の取り組みを問います。
本市では、図書館事業計画ややすらぎパークとみや事業、そして来年度に向けたエアコン設置事業、商業や観光の分野でも趣向を変えてさまざま企画が進みました。
世界に目を向ければ、2015年9月に国連で採択されたSDGs(エスディージーズ)サスティナブル・デベロップメント・ゴールズ、持続可能な開発目標は、貧困、教育、環境など17の目標とそれを達成するための具体的な160のターゲット、230の指標を示し、2030年を達成年とし、課題解決を目指しております。
世界規模で取り組みが始まり、特に持続可能な開発のための教育は重要です。また、誰も置き去りにしないその理念は、誰一人とり残さないと捉え掲げています。言いかえれば、弱者と呼ばれる人々を救うことです。このSDGs(エスディージーズ)を基本に計画が進められている自治体もあります。
富谷市の総合計画において、SDGs(エスディージーズ)の誰一人とり残さないの理念はどの部分に反映され、「住みたくなるまち日本一」を目指す施策は市民目線で進められているのか、昨日の答弁からも見えてきましたが、私からも今後に向けた取り組みを伺います。
また、猛威を振るう台風や異常気象による豪雨災害や全国で頻繁に起こる地震など、自然災害の怖さも再確認できました。そのような中では、地域のコミュニティーは大きな役割を果たします。地域においては、広域での避難訓練、防災訓練が行われ、中学生の参加やさまざまな連携の確認、そして知識を学ぶ開催や防災組織はかなり充実もしています。しかしながら、日ごろの自主活動の支援は何といっても隣近所の連携と町内会です。各町内会においても、防災・減災に向け努力しながらも、年1回の安否確認が行われています。
しかし、高齢化が進む中で、このことだけでは住民の自主防災意識は望めないのではないかなと感じているところです。
地域防災ネットワーク活動推進事業として、防災運動会を開催している自治体やイベント、コンサート会場での避難訓練など、趣向を変えて取り組んでいるところもあります。特に、防災運動会などは各公民館でも町内会でもイベントや祭りなどでも開催できますので、平時の啓発活動は重要と捉えて、ふだん参加できない方々への防災・減災に関するきっかけになればいいのかなとも考えます。
地域防災にも関連いたしますが、昨日の先輩議員と少し同じような質問にもなりますが、通告を提出していますので、質問をさせていただきます。
築30年を超えようとする町内会館の設備について、どこまで各町内会で負担をするのか伺います。
エアコン設置から物置やさまざま町内会で積み立てをして負担をしてまいりました。備品については、長テーブルなど30年前の重たいテーブルを敬老会やサークル活動、役員会、地域の拠点として使用しています。住民からは、「出し入れするのに重たくて大変だ。若いときは大丈夫だったが」と正直な思いを話されています。市にお尋ねしましたところ、町内会で対応してくださいとのことです。
そして、トイレはいまだに和式2つ、洋式1つ、しかも暖房便座なし。小さな子供から高齢者まで使うトイレも、町内会で対応してくださいとのこと。さまざまな地域拠点にもなっているところが、築30年を迎える会館の設備に町内会で負担は、余りにも住民無視ではありませんか。せめてトイレ改修は市で持つべきではないかと考えます。
市制から3年目を迎え、明年の予算編成はエアコン設置事業以外どのように思案されているのか。市長挨拶の中でも積極的な方針は示されました。「住みたくなるまち日本一」は、一人一人に思いをはせ安心して暮らせるまちづくりだろうと理解します。
SDGsの目標11は「住み続けられるまちづくり」です。共生できる安全で復元力のある持続可能な都市及び人間居住を実現する。また、目標12は「つくる責任、つかう責任」です。これは食品ロスと地産地消も意味し、目標2の「飢餓の撲滅」にもつながると解説されています。全ての目標は市民の生活に関連することです。今後の市政運営、市制施行3年目の施策はと題し、以下のとおり質問をいたします。
1、総合計画の6つの基本理念は遂行されていますか。
2、前期基本計画の成果と今後の取り組みを問います。
3、商業・観光の分野では、2020年開宿400年記念事業計画(最重点プロジェクト)がありますが、現在インバウンドに向けた運動が国や県などでも進められております。今後の記念事業への展開は。
4、防災・減災体制では、自主防災組織の育成が重要とありますが、今後の取り組みは。
5、地域コミュニティーにおいては、町内会館の設備整備が必要になっております。築30年を過ぎた会館のトイレ、バリアフリー、ユニバーサルデザインなどの計画を問います。
6、明年のエアコン設置事業以外の重点施策を問います。
7、持続可能な開発目標、SDGs17の目標は、富谷市総合計画のどの部分に反映されているのか問います。
8、市長の目指す「住みたくなるまち日本一」がSDGsそのものであるとの認識から、「とみやSDGs誰一人とり残さない」との理念と啓発を官民一体となって取り組むことを求め、ご所見を伺います。
次に、2件目の待機児童への対応について。
ことし4月に、待機児童ゼロ宣言されて安心したところでしたが、11月までの申し込みを含めて市民の皆様から保育所に入れないとの相談を受け、その都度子育て支援課へお聞きいたしました。途中での入所は難しい状況でした。このことについては、保護者の申請時期やさまざまな状況でのことなので理解できるところもありましたが、実際にはゼロ宣言により、住居を富谷市に移した方々でした。ゼロ宣言を否定するものでもなく、実際そのことは証明されましたので、大変な努力のもとであったのだろうと思います。
しかしながら、その後の情報発信も継続して行う必要があったのではないか。ゼロは数字ですので、市民は数字を追いかけていきます。3カ月に1回、広報あるいはホームページ等でお知らせするべきではなかったかなと市民の声を聞いてそのように感じたところです。
明年10月から、幼児教育・保育の無償化が始まり、認可外保育所なども支援の対象になります。未満児対応が一番苦慮するところだと思われますが、明年の2月から3月ごろには待機児童のある程度の状況が把握されます。今後の支援と方針を問います。
1、待機児童をどのように支援しますか。
2、待機児童への対応について、市の方針を問います。
以上でございます。
○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) おはようございます。
それでは、ただいまの浅野直子議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の市制施行3年目の政策はの問い1でございます。
6つの基本理念は、総合計画の4つの基本方針を推進するものとして掲げております。さまざまな施策を展開していく上で、これらの理念は意識せずとも欠かせないキーワードとなるものですので、着実に理念に基づいた施策が遂行されているものと考えております。
問い2、平成32年度末を計画期間とする前期基本計画は、ちょうど折り返しの時期となりました。総合計画に位置づけた最重点プロジェクトの成果として、主なものを総合計画の体系ごとに申し上げますと、基本方針1では、高屋敷地区への企業誘致の実現や地方創生推進交付金を活用した旧役場庁舎のリノベーションによるTOMI⁺の開所、とみや国際スイーツ博覧会の開催による交流人口の増加、泉中央駅までの市民バスと民間バスの乗り継ぎ運行の開始、(仮称)やすらぎパークとみやの整備に向けた取り組みなどが挙げられます。
基本方針2では、本年度4月時点での待機児童ゼロの実現、中学生の海外派遣研修による国際交流、とみここの開所、(仮称)富谷市民図書館の整備に向けた取り組みなどが挙げられます。
基本方針3では、街かどカフェの創設、とみぱすの実施、重度障がい者等福祉タクシー利用券助成事業の開始、障がい者就労支援B型施設の開所などが挙げられます。
基本方針4では、行政改革への取り組み、環境省公募事業、地域連携・低炭素水素技術実証事業の開始、若手職員を対象とした研修の充実などを図ってまいりました。
以上、主な成果として申し上げました。今後は、最重点プロジェクトを中心とした事業の展開とともに、多様化するニーズを的確に捉え、総合計画の推進を図ってまいりたいと考えております。
問い3、2020年の記念事業に向けては、これを契機とした新たな富谷シティブランドの観光交流拠点の形成やしんまち活性化対策の一環として、本年度より以前の「ふるさとまつり」を「富谷宿街道まつり」と名称を改め、しんまち通りのかつての奥州街道をメーン会場として開催いたしました。祭り当日は、1万8,000人の皆さんにご来場いただき、また時代行列など初めての取り組みも数多く実施いたしました。まずは、今回の取り組みについてさまざまな方々からご意見をいただき、総合的な検証を行い、来年、そして2020年の開宿400年の事業企画を立案してまいります。
また、しんまち地区の活性化につきましても、このたび富谷塾生やしんまち地区に関係のある方々にお集まりいただき、これからのしんまち地区への期待や新たな取り組みなどについてご意見を伺う機会を設け、活発な話し合いが行われました。
議員ご提案のインバウンドの展開につきましては、国や宮城県においても取り組みを強化しており、本市としてはことし開催のとみや国際スイーツ博覧会において、県内在住の留学生を通じSNSの活用等による国内外への情報発信などを行い、多くの外国人の方々にもご来場いただき、インバウンドにつながる取り組みを実証いたしました。
また、TOMI⁺で開催している富谷塾においても、和文化によるインバウンド観光の仕掛けや外国語による地域資源の情報発信などを考える塾生もおりますので、今後関係機関との連携を強化し、富谷宿開宿400年記念事業へ向けて、インバウンドの視点も考慮しながら、総合的なしんまち活性化を含めた取り組みを企画してまいりたいと考えております。
問い4の自主防災組織の育成につきましては、あらゆる自然災害等にも迅速に対応できるよう、自助・共助・公助の連携による防災・減災体制の確立が必要ですが、自主防災組織につきましては、いわゆる共助の観点でその立ち上げや育成の支援を行い、地域防災力の向上を図ってまいりました。現在、自主防災組織を設立しているのは46町内会中29町内会ではございますが、組織を設立していなくとも実態としてそれぞれの地域で防災活動を実施していただいている状況でございます。今後の取り組みといたしましては、引き続き県の防災指導員養成講習会やフォローアップ講習への参加を積極的に働きかけ、各地区の防災リーダーの育成を推進してまいります。また、自主防災組織等の育成に有効である自治総合センター等の各種助成事業の活用につきましても、これまで同様、区長会議等において情報提供していくとともに、地域の防災訓練等を通じて防災・減災体制の強化を支援してまいりたいと考えております。
問い5、町内会館につきましては、これまでも町内会のご意向を踏まえ、バリアフリー化の改修を行うなど施設の安全性の確保に努めてきたところであります。市の施設につきましては、富谷市公共施設等総合管理計画において、大規模改修は築30年経過後、建てかえは60年経過後を一つの目安とし、個別の施設の状況により対応することとしております。町内会館の場合、建物の多くが木造であり、バリアフリー、ユニバーサルデザイン等に対応するためには大規模な改修が必要となることから、これらのタイミングで地元町内会と協議をしながら対応してまいりたいと考えております。
問い6、明年のエアコン設置事業以外の重点施策につきましては、来年度の重点施策で、現時点において着実に推進するものを5つ申し上げます。
1つ目といたしましては、富谷小学校放課後児童クラブの新築であります。児童の安全確保の観点から、実施場所を公民館から小学校敷地内へ移設することにより、利用しやすい環境の整備を図ります。
2つ目といたしまして、本年も好評いただきましたとみや国際スイーツ博覧会であります。とみやスイーツを通した新たなシティブランドの確立を目指すに当たり、「スイーツのまち=とみや」というブランド力を強化し、富谷の魅力を発信してまいります。
3つ目といたしまして、本年初めて取り組んだ街道まつりであります。富谷宿が2年後の2020年の開宿400年という節目を迎えるに当たり、ふるさと富谷の歴史を積み上げてきた先人たちに思いをはせながら、市民の郷土愛を育むため、内容の充実を図り実施をしてまいりたいと考えております。
4つ目といたしまして、水素フォーラムの実施であります。低炭素社会形成に向けた取り組みとして、水素活用を身近に感じることができる機会を市民の皆様に提供し、水素エネルギーへの理解と需要性を高めることを目指しております。
5つ目といたしましては、市道穀田三ノ関線の整備であります。幹線道路のネットワークの形成を図り、安全で円滑な通行を確保するため、平成32年度までの継続事業を予定しております。なお、これらの事業、財源については、国や県の補助金等を活用できるよう必要な調整を講じてまいります。
問い7と問い8につきましては、関連がありますので、あわせてお答えさせていただきます。
持続可能な開発目標SDGsは、2015年に国連サミットで採択され、国の実施指針は2016年12月に決定されました。2016年に総合計画を策定した際にはSDGsを強く意識しておりませんでしたが、改めてSDGsの17の目標を見ると、保健や教育、エネルギーなど、市が行っている各種施策や事業はこの目標のいずれかにはかかわっており、議員のご質問のとおり総合計画の推進がSDGsの目標に近づくものと考えております。
総合計画基本構想に主なSDGsの目標を当てはめてみると、基本方針1「暮らしを自慢できるまち」では、SDGsの目標の6「水と衛生」、8の「成長・雇用」、9の「イノベーション」、そして11「都市」などが該当し、基本方針2「教育と子育て環境を誇るまち」では、3「保健」、4「教育」などが該当し、基本方針3「元気と温かい心で支えるまち」では、1「貧困」、3「保健」などが該当し、基本方針4「市民の思いを協働でつくるまち」では、5「ジェンダー」、6「水と衛生」、7「エネルギー」、10「不平等」、13「気候変動」などが該当するものと考えております。
今後の取り組みといたしましては、まず市の将来像「住みたくなるまち日本一」の実現に向けてオールとみやの体制でまちづくりを推進し、機会を捉えた上でSDGsの理念や目標を市民の皆様や民間事業者、NPOなどの関係機関の皆様と共有を図っていきたいと考えております。
質問件名2の待機児童への対応についての問い1でございます。
待機児童をどのように支援しますかにつきましては、本年4月1日当初におきましては、目標としていた待機児童ゼロを達成できたところでありますが、現時点ではお子さんが1歳の誕生日を迎え、育児休暇が明けるタイミングでの保育所入所申請が多く、特にゼロ歳児のお子様は入所できない状況でございます。入所できずにいる方々には大変ご不便をおかけしておりますが、保育所の現行の人員体制や保育士の人材確保などの面から、年度途中の新規入所対応は極めて困難であることにご理解をお願いいたします。
一方で、本市では認可外保育所に入所している児童の保育料に対し、本市単独による助成制度を設け、経済的支援を行っており、育児休暇の延長が困難などの理由で入所できない場合には認可外保育所のご紹介とこの助成制度をあわせてご案内しているところであります。
問い2の待機児童への対応について、市の方針につきましては、本年に引き続き、来年4月1日当初の待機児童についてもゼロを目指して進めております。施設面では、大清水のぷらむ保育園が増築を行い、5歳児までの保育を行う予定ですので、小規模保育所や保育ママを卒園する3歳児の受け入れ体制が拡充されます。また、特に需要の多いゼロ歳から2歳児につきましては、認可保育所の協力を得ながら保育士確保に努め、対応してまいりたいと考えております。
議会でも幾度か申し上げてまいりましたが、待機児童対策は本市のみならず保育士の確保が大きな課題となっておりますので、引き続き人材確保に努めてまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(相澤 榮君) これより浅野直子君の質問は一問一答により行います。13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) さまざまな答弁をいただきまして、ありがとうございました。
まず、この6つの理念につきまして、これは「動く」「育む」「つなぐ」「守る」「誇る」「活かす」、この基本理念のバランスは、実際にはよくとれているというふうな評価でよろしかったか、そこのところの確認を求めたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) こちらの6つの理念につきましては、総合計画を牽引する基本的な理念として、その下にさまざまな施策を展開しているところですので、基本的にはこの理念に基づいてバランスのとれた施策が展開されているものと考えております。
○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 前期基本計画の成果などにつきましては、昨日の同僚議員の回答もいただいておりますので若干割愛させていただきますが、今年度、産業交流プラザが開所になりまして、大変大きく市自体が変わったのかなという、ちょっとそういった認識も持っております。ですので、この産業交流プラザ、今後もまちづくりに大きな役割を果たすと思うんですが、今後に向けた取り組み、発信、どのようにお努めになるのかお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) TOMI⁺につきましては、7月にオープンしまして数カ月たっております。起業創業支援施設ということとあわせてしんまちの活性化とまちづくりの拠点ということで整備したものでございまして、あわせて事業展開として今、富谷塾を開催しております。多くの皆さんに参加いただいて、それぞれ今、グループ構成をして、新しい提案などもこれから発表会を控えておりますので、そういった自主作業を含めながら、そういった皆さんが、またしんまち地区での活躍ということも含めて、今いろいろと検討しているところでございます。あと、あわせてコンシェルジュが配置になっておりますので、地域の課題とかそういったものを今積極的に相談を受けながら、助言とか、一緒にまちづくりを進めていくための人づくりを進めているところでございますので、引き続きその作業をこれからも課としても部としても行っていきたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 富谷塾のお話がございました。富谷塾への参加は大変多いということも聞いておりますし、内容も充実して進められているというふうに認識しているところでございますが、この交流プラザをもっと市民に、交流の場としてもっと、民俗ギャラリーもあるわけですけれども、そういった意味での使い勝手のよさというのに関してはどのようにお考えになっていらっしゃるのか、お伺いをいたします。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) これは議員おっしゃるとおり民俗ギャラリーも入っておりますし、あとシルバー人材センターの事務所もあります。あと、商工会も今回部屋を設けて移転していただいております。プラザ自体は、2階が創業支援ということで、貸し切りルームでお貸ししておりますが、そのほか1階、3階はフリースペースになっておりますので、1階については今もいろんな方が来て、Wi-Fi環境が整っておりますので、いろいろな仕事をしたり、あとお茶を飲みに来たりしていただいている方もいらっしゃいます。そういったことも含めて、しんまち、旧役場庁舎でございますので、それを最大限活用できるような取り組みも今後考えてまいりたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 重点施策の部分では、やすらぎパークとみやの事業がございます。それで、市内の皆様からすれば、大亀山森林公園の近くですねということもございまして、すごく驚かれたり、喜んだり、さまざまなご意見なんですが、この一体的に大亀山森林公園も含めた基本方針の「暮らしを自慢できるまち」の中に、施策の内容として、この大亀山森林公園の自然環境の保全と継承というところがうたわれておりますけれども、ここのところについて、もっと具体的に大亀山森林公園に対しての整備というものは進められていくのか。32年までの実施計画というふうにはなっておりますので、これは継続していくのだろうと思いますけれども、32年度までにはどういった整備がまた一段となされるのか、そこのところをお伺いしたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 建設部長。
○建設部長(伊藤 正君) 大亀山森林公園につきましては、今のところそういった具体的な改修というのは予定してございませんけれども、今後の利用に関しまして、できるだけ早い時期に検討を行っていきたいというふうには考えております。
○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 商業、観光についてでございます。
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会がありますけれども、そしてこのときに本市が開宿400年の記念事業となっていくわけなんですね。そして、先ほども市長の答弁にも、インバウンドに向けた取り組みは国際スイーツ博覧会等でさまざま行っているということもございましたし、また今後に向けたご決意もお話をなさいました。であるならば、この年は市民にとってもやっぱりこれは偶然とは言えない大事な年であり、また心に残る年ではないかなと思います。
そうしたときに、やっぱり2年間ございますけれども、十分な準備は必要と思いますけれども、記念のはがきや切手、あと硬貨など、これはインバウンド、外国の方にも通用できるいろんな記念のものになるのではないかと思いますけれども、こういった発信もできるのではないかと思いますが、こういった考えについてはどのようにご認識をされているか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) 開宿400年がちょうど東京オリンピックの開催年と重なっております。時代のめぐりあわせで、好適な月日だと思っておりますので、それに向けては、宿場町の400年祭ではありますが、市全体のイベントとして、経済産業部だけではなくて全域で考えてまいりたいと思っておりますので、まずことしはそれを踏まえて街道まつりと名前を変えまして、そこを中心に行いましたが、今後、市長も申し上げたとおり、皆さんの意見を聞きながら、来年、再来年に向けて検討を重ねてまいりたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 次に、自主防災組織についてでございますけれども、先ほど46の町内会の中で29の町内会が設立をしているというようなお話がございました。本当に各町内会におかれましては、さまざまな取り組みをなさって、私たちはやはり東日本の大震災の経験者でございますので、やはり住民の意識は高いとは言いながらも、長年やっぱり年を重ねていくとその風化も出てまいります。ただ、市におきましては、先月にも広域の避難訓練がございましたけれども、このさまざま29ある組織、そして平成32年度までには100%にするというこの施策でございますけれども、ここの残された部分の町内会に対しての発信、組織づくりというのはどのようになさっていくのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 発信といたしましては、行政区長会議等で組織の説明をしたり、助成事業をしたりということでさせていただいております。なお、自主防災組織ということで、組織を設立しているところとしていないところ、市長の答弁にもありましたけれども、設立していないけれども実際に防災の活動をしている町内会は多々あります。それで、今の形で市の総合防災訓練を全ての町内会でことしで参加していただいておりまして、避難安否確認、そういったものの確立をしてくださいということで一回りしておりますので、町内会によっては温度差はあると思いますけれども、一通り全ての町内会のほうで取り組みをしていただいているものと思っております。
○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) そうですね。組織のないところでも、ボランティアの方、また町内会でも取り組んでいるところがありますけれども、より多くの市民が参加しやすい企画というものもあると思いますが、全国的にもマンネリ化がある避難訓練と言われておりますけれども、市民が楽しんで参加できるような企画というものも必要ではないかと思いますけれども、そういったところのお考えはあるのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 避難訓練につきましては、やはり毎年同じような形で繰り返ししながら呼びかけるということで、市のほうの発信もですけれども、町内会、自主防災組織等においても発信をしていただきながら、皆さんに地区の防災訓練等に参加していただくということが必要かと思っています。
○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 継続は本当に力なりで、継続することは大事なことだと思います。避難訓練を否定するものではないんですが、論旨でもお話をさせていただきましたが、小単位でもできる取り組み、市民が楽しんで取り組んでいける避難運動会とかさまざまございますけれども、そういった企画というのは、原課におきましてはそういった検討は余りなされないのでしょうか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 現在のところ運動会とかということでの企画は考えてはいないところではございます。
○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 実は、運動会といいますとすごく大ごとになるような言葉でございますけれども、小学校の体育の時間とか、町内会の祭りのときに、少しバケツリレーをするとか、例えば物干しざおで担架をつくってみるとか、そういったような楽しんで市民参加ができるような企画でございますけれども、こういったことも今後取り入れていただければと思いますが、そういったことも求めながら質問をさせていただきます。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 訓練の中で、各種いろいろな形でしていただいておりますので、その中で地区のほうでバケツリレーとかそういったものも、話題提供としてはさせていただきたいというふうに思います。
○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) それでは、実施計画に老朽化した町内会館の建設、先ほど、昨日もきょうも市長の答弁からはよく理解するところでございます。しかしながら、やはりトイレ改修までは、町内会の負担はきついのかなと。ここのところは市の負担ではないかなと考えております。ここのところを再度お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) まず、町内会館につきましては、市と町内会との使用貸借契約を結び、町内会に無償でお貸ししているという状況の中で、基本的には維持管理に関するもの、それから改良、そして有益費、そういったものに関するものは基本的には町内会のご負担ということで契約を結ばせていただいているところでございます。
その中で、一部大きな工事ですとか、それから建物本体にかかわるもの、そういったところは市の負担でこれまでも行ってきた経緯はありますが、トイレの部分的な改良という部分では、これまでも町内会のご負担でお願いしてきたところでございますので、そこは引き続き町内会にご理解をいただきながら負担していただくということで考えております。
○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 契約に基づいてというお話でございました。確かにそれはわかります。しかしながら、やはり新しく新築された町内会館、そして30年を迎えようとしている町内会館の格差が生じるのは、これはもうしようがございません。当然でございますけれども、やはり長年町内会館を維持し、運営して守ってまいりました。住民が守ってきているわけですので、組織とはいえ、やはりトイレぐらいは、規約がそうであるならばそこのところを変えていただいても現状に即した対応というのも少し考えていただくことはできないか、そこのところを再度お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) まず、本市におきましては、町内会館の整備につきましては、建物自体を市で整備したり、一番最初の備品の整備も全て整備については市で行ってきたりということで、他の自治体と比較しては非常に手厚い対応ということで進めてきているところでございます。そこについては、まずはご理解いただきたいということでございます。
また、トイレにつきましては、バリアフリー化、それからユニバーサルデザイン化ということでは、大きな改修の折に合わせてトイレの改修も行ってきている経緯もございますので、そういった機会を捉えて改修をさせていただければと考えております。
○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) そうしますと、大きな改修に伴うことであればという理解でいいのかなと思いますけれども、質問の通告の中にもバリアフリー化という言葉を盛り込ませていただいておりますけれども、いまだ入り口がバリアフリーになっていないようなところも30年を過ぎないと改修にならないのか、そこのところを確認させてください。
○議長(相澤 榮君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) 先ほど市長が申し上げました30年というのは、あくまでも一つの目安でございます。あとは個別の施設の状況、それから一番は町内会からのご意向というか要望というのが大きいところでございますので、そういった要望がございましたときには、町内会と協議しながらということで進めてまいりたいと思います。
それから、個別のトイレの改良という部分では、市としましては、町内会の運営向けに地域振興補助金を交付しておりますし、また自治総合センターの一般コミュニティ助成、こちらにつきましても町内会優先に申請のご案内を差し上げているところですので、そういったものを活用して改良していただければと思います。
○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) そうですね。そのように、少し納得のいかないところはございますけれども、また町内会と検討しながらというところになるかと思います。ただ、やはり住民にとりましては、毎日そこの会館をいろんな方が使うわけなんですね。小さい子供、また大人、高齢者も使うわけなんです。ですので、やはりそういった大きな改修にかかわらず、町内会も積極的にそういった活用方法というのはあると思うんですけれども、ただやはりトイレにおきましては大事な部分でございますので、(「静粛に願います」の声あり)ここのところは少し枠外としても捉えていただいて、市民の目線に立った支援ができないか、ここのところを強く求めるところでございます。市長、答弁お願いいたします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 先ほど課長が申し上げたことが、今の現状のいわゆる契約なり、あと対応の手続ではございますが、ただいま浅野直子議員のご意見も大変理解できるところでございますので、今後、確かにトイレ改修は軽微な改修でないと、私は昔の和式にぽんと洋式のを置くのとは違う、水回りなのでかなりの費用がかかるというのも理解できますので、その辺は町内会と、ご要望いただいた都度ご相談しながら検討させていただきたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 次に、保育所について、待機児童についてでございます。
本当に4月1日待機児童ゼロという宣言を聞いて、ああ本当にすごい努力だったんだなというふうに捉えておりました。しかし、やはりその後、さまざま待機児童は、それは全国どこでも課題はありますけれども、やはりゼロ宣言をしたならばこの数字というのはついて回りますので、市民にわかりやすい発信は必要であったのではないかと思いますけれども、ここのところはどのようにご認識されているか伺います。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) まず、待機児童の報告というものが、毎年4月1日、それから10月1日ということになっております。したがいまして、申し込みは随時受け付けておりますが、待機児童としてこちらで数字を出すというのが、基本的には4月と10月ということになりますので、4月以降は10月に待機児童が出たということでございます。
○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 市長答弁にも、保育士の確保というところが一番重要であるというようなご答弁もありました。そのとおりだと思います。やはり自治体によりましては、市独自の処遇待遇といいますか、待遇をしている、改善をしているというところもございますが、こういったところについても市のお考えというのはあるか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 規模の小さいところ、保育所の数の少ないところであるとか、定員数の少ないところでやっているということはお聞きしております。当市におきましては、保育所の数もかなりふえてきておりますので、市独自での処遇改善というのはなかなか難しいところがございます。国・県の公定価格への上乗せというところでは、近年、全国的に保育所の処遇改善というのが叫ばれておりますので、そこで国・県とあわせての上乗せということでやらせていただいております。
○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 待機児童に大変有効と言われていた家庭的保育ママも、本当に今15名、マックスで行っていただいているというような状況でございます。本当に家庭的保育ママにつきましては、大変なやっぱり努力の中でのことだろうと思います。こういったことにつきまして、小規模、恐らく自宅を提供するというようなことがいろんな意味での問題にもなっているんだろうと思いますけれども、今般、空き家対策というところも出ました。こういった今後の活用に向けて、待機児童ゼロに向けての取り組みの中では、空き家対策という部分の改修などをしながら支援をしていくという形もとれるのかなと思いますけれども、こういったところの検討も進められる方向であるのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 空き家対策というか、空き家を利用しての保育、家庭的保育事業であるとか、小規模保育というのは、全国的にもふえているところでございます。ただし、やっていただく事業者との兼ね合い、場所的に事業所のほうで希望している立地とかそういったところもございますので、その辺は今後こちらが進めていく場合に、事業者とお話をして対応していきたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 最後の質問になりますけれども、来春に向けた待機児童、市としての見解といいますか、現時点でもよろしいですけれども、どうにか待機児童ゼロ宣言ができるような方向であるのかどうなのかお伺いして、最後にしたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 数字的なところでいくと、やはり保育士の数がいればというところでございます。ただ、こちらとしては、昨年待機児童ゼロができました。来年ももちろん全力で待機児童ゼロを目指していきたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) この際、午前11時まで休憩します。
午前10時47分 休憩
午前11時00分 再開
○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) それでは、私から2件の質問をいたします。
まず、ユネスコスクールについて質問します。
11月27日に市民交流ホールにてユネスコスクール加盟認定証授与式が行われました。これで富谷市の幼稚園、小学校、中学校が全て加盟したことになり、子供たちがグローバルに育つ環境がまた一つ大きくなりました。
ユネスコスクールのホームページには、「持続可能な開発のための教育(ESD)は、私たちとその子孫たちが、この地球で生きていくことを困難にするような問題について考え、立ち向かい、解決するための学びで、ESDは持続可能な社会の担い手を育む教育です」と掲載されています。
先日、福岡県の大牟田市に行政視察に行ってきました。大牟田市では、平成24年1月から全ての市立小・中・支援学校がユネスコに加盟しており、各学校では世界文化遺産や地域、環境や福祉などをテーマに、自分とのつながりのある身近な課題について学習していくことで、自分たちの住む地域を大切に感じ、自分がまちづくりの一員としてできることは何かを考え、行動できる子供を育みますとのことでした。キャッチフレーズとして、ESDのEは「いつまでも続く」、Sは「すばらしい大牟田のために」、Dは「できることから考え、行動する学び」としてあります。ESDのリーディングシティとして市を挙げて世代を超えて推進し、地球規模の課題の解決に寄与することを願い、全国に向け、世界に向け、「ユネスコスクール・ESDのまち おおむた」として宣言しています。
大牟田市では、子供たちと一緒に地域や社会全体で持続可能なまちづくりに取り組み、そして今後は2030アジェンダをもとに、大牟田版SDGsを作成することとしたそうです。我が国が抱えている普遍的な課題や本市独自の課題に対し、これまで各学校で取り組んできたESDの実践をもとに、持続可能な社会の形成者としての地球市民を育成するための通過点であり、発達段階を踏まえた段階的な指標として示していました。
富谷市でも、持続可能な開発のための教育ESDはユネスコ加盟以前より行われており、ユネスコスクールに加盟した後、どのように行っていくのか。大牟田市の例のように、今後の発展していく方向性を今のうちに示していかなければならないと思っています。
人格の発達や自立心、判断力、責任感などの人間性を育むこと、他人との関係性、社会との関係性、自然環境との関係性を認識し、かかわり、つながりを尊重できる個人を育むこと。各学校でそれぞれ取り組んでいく内容にどう反映させていくのか、以下質問します。
1、加盟したことで得られる効果は。
2、今までのESDに何がプラスされるのか。
3、初期の目標と将来的な目標は。
4、さらなる地域との連携は形成されるのか。
5、富谷市全体としてのESDの発表の場は設けるのか。
次に、しんまち通り活性化についてを質問します。
かつては宿場町として富谷のメーンストリートで栄えたしんまち通りです。富谷市民歌の歌詞にあるように、昔の残っている写真などを見ますと、笑顔で行き交う人の波があり、隆盛きわめた富谷宿の雰囲気を感じることができます。ただ、時代の流れとともに、今は成田や明石台、上桜木、大清水に人の波があり、それらの地域の方々の中には、「しんまち通りってどこ」「通ったこともない」といった声も聞かれます。
また、産業プラザがオープンしたこと、民俗ギャラリーが移転リニューアルしたことさえ知らない人々がいました。今も昔も富谷といえばしんまち通りと本来ならならなければならない地区であり、このことがしんまち通りの活性化につながらない大きな要因であると思っています。
今年度は、2020年開宿400年に向けた街道まつりが開催されました。来場者も1万8,000人にも上り、大成功であったと思います。しかし、やはりその地区の人々だけではなく、富谷市民の皆さんが足を運ぶ仕掛けが必要であったと強く感じました。そのために何をすべきかが一番重要で、さまざまな人の知恵をかり、富谷の歴史あるしんまち通りを多くの市民が笑顔で行き交う場所にしなければなりません。
それでは、質問します。
1、富谷市民、特に新興住宅地の方に足を運んでもらえる仕掛けは。
2、富谷塾生に企画を頼んでみては。
3、役所が主導ではなく、民間が主導になっては。
4、さまざまな催しが開催されますが、少ない職員の負担を考えて、ある程度集約しては。
5、街道まつりに関し、部署を超えて、例えば若手職員を中心に富谷塾生、民間でプロジェクトチームをつくるなどして開催してもいいのでは。
以上です。
○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの畑山和晴議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1につきましては、後ほど教育長より答弁をさせていただきます。
私からは、質問件名2のしんまち通り活性化についてのご質問にお答えをさせていただきます。
まず、問い1、富谷市民、特に新興住宅地の方が足を運んでもらえる仕掛けにつきましては、本市では従前より、しんまち地区活性化対策を総合計画等に位置づけ、しんまち地区に関する情報を市内外に積極的に発信を行い、しんまち地区のPRに努めてきたところであります。このたび、TOMI⁺の設置により、民俗ギャラリーを移設し、常設展示のレイアウトの工夫や企画展の開催等、工夫を凝らした運営に努めながら、本市の歴史文化の伝承にとどまらず、集客につながる取り組みを進めております。
また、2020年富谷宿開宿400年を契機に記念事業を開催することとし、本年より新しく実施した街道まつりをさらに魅力あるイベントとすることにより、しんまち地区を知っていただき、新興住宅地の皆様や市民の皆様に足を運んでいただけるよう、観光資源の歴史遺産、奥州街道宿場町の魅力を発信できるような企画を検討してまいりたいと考えております。
問い2と問い3については関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
富谷塾につきましては、TOMI⁺の主催事業として、起業創業支援やしんまち活性化などをコンセプトに一般募集を行ったところ、多くの方々に関心が寄せられ、日ごとに塾生はふえ、現在60名を超える方々に参加していただいております。塾生の皆さんは、自分のアイデアやビジネスで地域を元気にしたいと集まった方々で、現在では自主的にグループをつくり、さまざまなテーマを掲げ、議論を展開しております。その中には、しんまち地区の活性化をテーマとして積極的な取り組みを展開するグループもあらわれてきました。
先般、塾生有志によるしんまち夜市などが開催され、しんまちに少しでも光を取り込もうとしたイベントが自発的に開催されるなど、TOMI⁺を拠点とした市民主導型の新たな企画も着実に動き出しております。
また、街道まつりの実施に当たりましては、一部民間の方々の参画をいただいております。例えば、ランタン夢アートについては富谷環境さんの企画提案、福祉協議会による福祉ブース、シルバー人材センターさんによる販売企画やしんまち通りの皆さんの自主企画などでご参加いただいております。
なお、このたび富谷塾生やしんまち地区に関係のある方々にお集まりをいただき、これからのしんまち地区の期待や新たな取り組みなどについてご意見を伺う機会を設けました。
このような取り組みも行っておりますので、議員ご提案の富谷塾生の企画への参画や、あわせてさらなる民間の参画なども視野に入れ、多角的に取り組んでまいりたいと考えております。
今後も地域の方々の思いなどを実現できるような企画や枠組みを充実させて、TOMI⁺を拠点に、しんまち地区を中心とした市民の皆さんがみずから誇れるイベントを展開してまいりたいと考えております。
問い4、さまざまな催しが開催されますが、少ない職員の負担を考えて、ある程度集約してはとのご意見につきましては、本市では富谷宿街道まつりやとみや国際スイーツ博覧会を初め、各部署においてさまざまなイベントを開催し、経費削減や運営面において多くの職員が従事することもあります。担当業務以外の仕事は少なからずございます。特に市主催のイベントは土日開催が多く、従事した職員については振りかえ休日で対応していただいております。イベント開催においては、それぞれ趣旨、目的があり、一概に集約するということは難しいものと考えておりますが、議員のご提案を参考に各イベントの費用対効果や市全体のイベントなどを総合的に勘案し、十分な検証を行いながら、集約可能なものを議論してまいりたいと考えております。
問い5の街道まつりに関し、部署を超えて、若手職員を中心に、富谷塾生、民間でプロジェクトチームをつくるなどしてはどうかとの問いでございますが、さきにお答えをしましたとおり、TOMI⁺での富谷塾の取り組みなどもありますので、市民主導型の新たなプロジェクトや若手職員の参画、またこのたび子どもにやさしいまちづくり宣言を行いましたので、子供たち、青少年の参画なども考慮し、「オールとみや」の精神で、開宿400年記念事業に向けて十分に検討してまいりたいと思っております。
以上です。
○議長(相澤 榮君) 次に、菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) それでは、私のほうからユネスコスクールについてのご質問について、お答えを申し上げます。
問い1の加盟したことで得られる効果及び問い2の今までのESDに何がプラスされるのかというご質問については、関連がございますので、あわせてお答えを申し上げます。
加盟したことで得られる効果は、国内外のユネスコスクールとのネットワークの構築が図られ、ESD活動のさらなる充実が図られます。
プラスされた点につきましては、次期学習指導要領の前文及び総則において、持続可能な社会のつくり手の育成が新たに掲げられ、各教科においてESDに関連する内容が盛り込まれるようになりました。これまで総合的な学習を中心に行ってきたESD活動が、各教科で取り組めることがプラスであり、本市ではユネスコスクール加盟校としての利点を生かし、国内外の加盟校と情報交換や交流学習を行い、多方面とつながり、活動をより深めることが可能になってまいります。
3点目の初期の目標と将来的な目標はというご質問についてでございますが、本市では加盟する前から各園、各小中学校がESD活動に取り組んでおり、初期目標としては、これまで取り組んできた指導カリキュラムをよりよく改善することでございます。また、保護者や地域へのESD活動及びユネスコスクールの啓発であります。将来的な目標としては、全校加盟の利点を生かし、学校間の横のつながりと幼・小・中・高の縦のつながりに基づいた学校横断、さらに縦断したESD活動を実施し、国内だけではなく海外との交流も進められればと考えているところでございます。
4点目、さらなる地域との連携は形成されるのかとのご質問でございますが、現在、地域と連携して実施しております防災教育や環境教育、食育等の活動を維持しながら、ほかの教育活動にも発展させてまいりたいと思います。その一つとして、地域の人材の活用や地域の団体・組織との協働を進めていく必要があると考えております。
また、未来のつくり手の育成という視点で、地域との連携の構築も必要と考えておるところでございます。
5点目、富谷市全体としてのESDの発表の場を設けるのかというご質問でございますが、本年度はまず、全教員を対象としたESD活動の研修会を実施し、ESD活動についての理解と指導力を高めてまいりたいと思っております。全体の発表の場につきましては、各校の実践状況を見て、今後しっかり検討してまいりたいと思っております。
以上でございます。
○議長(相澤 榮君) これより畑山和晴君の質問は一問一答により行います。5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) まず、ユネスコのほうからなんですけれども、今富谷市で、例えばプラットフォームの教育でつなぐ取り組み等をやっていますが、その辺、例えば成田であれば音楽を軸にした取り組みで、日吉台であれば読書、富谷小学区であれば伝統文化、踊りなどをやっているんですが、その辺のとの兼ね合いというか協働というか、そういう部分は考えてはいるんでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 先ほどの答弁の中でも申し上げましたが、やっぱりこのユネスコスクールというのはネットワークでございますので、まず世界とつながる、その前に国内の学校とつながる、そしてまた地域、市内の学校とつながるというのはその基盤になりますので、今市内の学校で取り組みを進めております今議員が申し上げたいわゆるつなぐ取り組み等は、当然そのつながりの根底に考えていくところではございます。
○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) いろんなそういった会というかそういうのに私のほうも参加させてもらっていて、ユネスコのESDの取り組みという部分に関して、本当にいろんな連携が図られると思うんですね。それが今の富谷市の段階だと各それぞればらばらになって、連携というところが何かいま一歩進んでいないような気がして、それでユネスコに登録したということでその辺が強化されるんじゃないかという期待感がすごくあったんですが、その辺についてはどうお考えでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 3年前から実際的な取り組みは進めておりますが、一つの例としてやはり防災があるのかなというふうに私は思います。成田地区を中心にして行ってまいりました地域防災も、今年度はいわゆる小学校も参加しておりますし、高校も参加しています。もともとは中学校が行っていた地域防災なんですが、今年度は小・中・高とつなげてそのような枠組みを拡大してきております。
また、これを一つのモデルとして、今年度は日吉台中学校区のほうにもその取り組みが広がっておりますし、過日議員も参加いただいたPTAの会合においても、私はやっぱりこの取り組みを今後全中学校区へ広げていくというやっぱりその視点は非常に大事でありますし、モデルがあるのですから、やっぱりそのモデルを大事にしながら全部つなげていくということ、そのような形で今やっていることをやはりつなげていくという方向はしっかりしていきたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) その地域連携の部分で、やっぱり保護者も参加できるような体制という部分も必要になってくるとは思うんですけれども、大牟田市の場合だと、地域連携と保護者によるプロジェクトで桜を植えて美しいまちにしようということで、それを都市計画課のほうへ依頼して実際実行されているということだったんですけれども、保護者の参加というのが積極的じゃない時代になってきているので、その辺の保護者も交えてという部分も、ESD含めユネスコの関連性としては今後やっていくのかどうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) それは大変大事なことだというふうに、私らも議員と同じ思いをしてございます。まず、今度いわゆるアスプネットと言われる世界のユネスコスクールとつながる1つのネットワークに加盟したわけですので、まず最初、いわゆるこの世界の学校、日本の国内だけで今1,149校あるということですが、国内の1,149校の学校はもちろん、アスプネットで世界の学校とつながったという、こういうグローバルな一つのメンバーシップを子供たちにはしっかり育てていきたいというふうに思います。
そういう活動の中に、ぜひご父兄の皆さんも参加いただきたいというふうな呼びかけをあわせてやっていきたいと思ってございます。
○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) 私も、学校で土日開催でいろいろなイベント等を考え実行して、全然人が集まらなかった、親が集まらなかったという経験をしていまして、やはりこういうきっかけがすごく重要であると思うんですが、PTAの部分から呼びかけて集まらない、じゃあどうしよう、そうしたら学校側から授業として呼びかけて土日の参加ということがその参加率をふやす方法じゃないのかなと思うんですけれども、そこまで学校側としては介入できるのか、その辺お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) ユネスコスクールは、あと2年後から実施されます学習指導要領の中にもきちんと、いわゆる持続可能な社会の担い手の育成ということがしっかり盛り込まれておりますので、このESDの活動というのが、いわゆる正規の教育活動の中に入ってくるということになります。ですから、当然学校のほうもその担い手としての主体者になってまいりますので、父兄の皆さん、そして地域の皆さんとしっかり連携しながらやっていく担い手になるということは認識しております。
○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) 本当に人を集めるのが大変なので、すごくぜひよろしくお願いしたいところです。
それで、このユネスコのESDの取り組みという部分で地域連携ということがうたわれていますが、2番目の質問のほうにもあるんですけれども、しんまち活性化、そういった地域の活性化にもつながると思うんですが、その辺の子供たちの参画という部分で、本当に子供会自体が運営していくのが、本当に入る子供が少なくて厳しい状況にはなってきているんですが、まちおこしというか市の取り組みの部分にまで、このユネスコのESDの活動というのは入ってはいけるものなんでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 教育部長。
○教育部長(佐藤英樹君) 今議員からお話がありましたけれども、ユネスコスクールのESD活動は、先ほども話題になりましたけれども、SDGsのほうの指定の目標と捉えています。その中には地域との貢献というのも入っておりますので、その観点からいいますと、ESD活動イコールそのような地域づくりのほうにも発展していくものだと思っております。
○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) そのSDGsの部分で、やはり大牟田市でそこまでいろいろ模索しながら、そこに向かって今度は進んでいくということだったんですけれども、富谷市としてはユネスコESDの観点から見た場合にSDGsの進め方というのはどういうふうに考えているんでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 教育部長。
○教育部長(佐藤英樹君) 富谷市のほうでは、早目に3年前から進めた中で、今中心的には国際理解教育と環境教育、防災教育の3点を取り組んでいますが、学校の特色によって地域貢献とかいろいろなさまざまなものをしております。その一つ一つを掘り下げていきますと、SDGsの17のゴールのほうに近づいていきます。指導者側がカリキュラムの中にその視点を取り入れて進めていくように取り組んでいきたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) 大牟田市ですごくいいやり方だと思ったのが、子ども民生委員活動というのがありまして、市内でも高齢化の高い地域で行っているということだったんですね。やはり民生委員もなり手が少ない状況になってきている中で、子ども民生委員、子供が年配の方と接することで、そこから得られるのが、年配の方は実はこういう職業でこういうことをしていたということですごく子供たちも勉強になったということなんですけれども、今は防災の部分とかいろいろ3つの部分で取り組んでいるんですが、それ以外の部分で人と人とのつながりという部分も新たに取り入れてもいいのかなと思うんですが、その辺はどうお考えでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 教育部長。
○教育部長(佐藤英樹君) 議員が話している「つながる」という部分が、やはり一番大事な根底にあります。それで、今現在のところ年に2回、各学校で行っているユネスコスクール活動についての中間報告会と、あとは最後のまとめの報告会をしております。その中でやはり学校によっては敬老会等の交流をしましょう、あとは公園清掃をして地域に役立てましょう、あとは利府の特別支援校との交流をするというふうに、交流活動をしながらお年寄りとのかかわり、それは一つの例ですけれども、多くの方とかかわるというのに取り組んでいます。
今、これについて、今後たくさん取り組んでいることを市全体のほうに周知したり宣伝したりすることで、地域の方にもかかわっていただけるようにしていきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) ESDの発表の場ということで質問したんですが、中学生の海外派遣事業で各学校の子供たちが交流をして、やはりいろんな刺激を受けて、子供たち自体がほかの学校の子と友達になれていろんな考えを学ぶことができたという話をいただいたんですが、やはりこういったユネスコの発表の場ということで、各学校それぞれ特色も違うし、人の性格というか考えというかそういうのも違うので、何かやはり子供たちのサミットというか発表の場は早々に設けてあげると、やはり富谷市全体としての子供たちの取り組みが1つになっていくような気がするので、ぜひ発表の場ということは場をつくっていただきたいと思うんですが、その辺、先ほどの答弁ではまだ教員が最初ということだったんですけれども、子供たちの発表の場ということではどういうふうに考えているんでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 子供たちのいわゆるユネスコスクールとしての実践発表という中に、やはりご父兄の皆さんであるとか地域の皆さんにもしっかりおいでいただいて、ともにその活動の成果を共有できる、そういう場というのはやっぱり非常に大事だなというふうに私も考えております。
今、成田地区、成田中学校区で志教育の県の指定を受けておりまして、それが今防災であるとか国際理解であるとか、いわゆる小・中・高の連携した志教育の中で今取り組んで1月に発表いたしますけれども、やはりこのユネスコスクールの活動と非常にかぶるところがございます。ですから、今回1月に行われます志教育の発表会を一つの土台として、今議員から提案のあった形で前向きにしっかり取り組んでいければというふうには思っております。
○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) では、しんまち通りの活性化のほうに行きたいと思います。
新興住宅地の方々と話をする機会があって、本当に「しんまち通りってどこ」「通ったことがない」というのがすごく衝撃的で、やはり関心のない方は、例えばいろんな情報を発信したとしてもそれを見てはくれない。それで、TOMI⁺ができました、民俗ギャラリーが移りましたというのも全く知らない方がすごく多くて、それがやっぱりしんまち通り活性化、幾ら頑張ってもなかなか発展していってくれない要因だなと思うんですが、改めてその辺の取り組みについてどういうふうに思っているのか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) 先ほど市長が答弁したとおり、富谷市において総合計画とかでしんまち活性化とうたってきているんですけれども、実際議員おっしゃるとおり、そういった場面もあることも聞いております。そのために街道マップとか観光マップとか、あとは仙塩都市計画で皆さんのエリアのほうへのイベントの参加とかそういったものを含めて、しんまち通りの歴史的なものを紹介する機会を設けたりしております。
しかしながら、市民の皆さんになかなか伝わりにくいということもございますので、こういった街道まつりとかそういったものの魅力あるイベントを開催しながら足を運んでいただくことと、あと今回TOMI⁺設置されました。そちらの設置目的のところにも、にぎわいづくりとしんまち活性化ということもうたわれておりますので、ぜひそこを拠点として何とか市民の皆さんにまず理解をいただけるような場面づくりを今後も展開してまいりたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) そのしんまち通りめぐりの市のホームページから拾ったものがあるんですけれども、少し内容が寂しいというか余りインパクトがなくて、じゃあこのおすすめ観光コースで見た場合に、果たしてこのコースを回るかどうか。例えば、恋路の坂。恋路の坂なんていうのは本当にすごいアピールができるポイントであって、原阿佐緒さんとアインシュタインのお弟子さん、石原博士の愛なんかを本当にうまくアピールできれば、例えば宮床にある原さんの記念館とのその流れとして、恋路の坂を行って記念館に行くか、記念館に行って恋路の坂を行くかというようなつながりも生まれるとは思うんですが、その辺すごく恋愛成就じゃないですけれども、そういうアピールももっともっとできるんじゃないかなと思うんですが、その辺かがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) 確かに議員のおっしゃるとおり、郷土の偉人の方も、内ヶ崎作三郎先生などたくさんいらっしゃいますので、そういったことがなかなか企画物としてうまく伝わっていなかったこともあったかと思います。あとは、行政側の言い分ですけれども、担当部署が結構ありまして、歴史だと別な部署とか、産業振興だと私のところとかいろいろありますので、そういったところをやっぱり総合的な観点から見直して、オールとみやと言われるとおり、そのとおり皆さん協力し合ってまちの魅力アップづくりが必要かと思っております。
そういったところも、今後、民俗ギャラリーも移転して施設も立派になりましたし、企画物も随時開催しておりますので、そういったところを広く市民の皆さんにSNSとかそういった媒体もありますので、できるだけ多く広げられるように努力してまいりたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) 先日、総務常任委員会のほうで、四街道市のほうにシティセールスということで調査してきたんですが、そこで報道機関に対して委託料100万円ぐらいでタイムズ社というところを利用していろいろやっていたんですけれども、やはりそういった部分での市内外、特に外の部分に発信するという必要性も非常にあるんじゃないかなと思っているんですが、市長なんかはその辺すごくアピールはしてくれているんですけれども、それが先ほど部長が答弁したように、オールとみやでという形で考えるとまだまだその部署に頼っているところが大きいのかなと思います。部署の横のつながりという部分をもっと強化していくべきなんじゃないか、そして報道機関に対してのわかりやすいインパクトのあるアピールというのも必要になってくるんじゃないかなと思うんですが、その辺についてお伺いします。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) そういったところも大変重要だと思っております。市になって、定例市長記者会見というのがあります。そういったところで、市長のほうからイベント情報とか市の取り組みなども随時定期的に記者の皆さんに報告する機会もあります。あとまた、河北新報の富谷支局もできましたので、多く新聞のほうにも取り上げていただいておりますので、報道機関の皆さんの活用とかそういったものを含めて、十分検証しながら取り組んでまいりたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) 若手職員を中心にと質問したんですが、いろんな若手職員だと研修を受けていると思うんですけれども、机の上だけじゃなく実際に何かプロジェクトに参加させて、それでそこで得られるものというのは非常に大きいものじゃないかなというふうに思っていまして、立ち上げから実行、そして結果という部分を踏まえれば、どんな研修よりも現場研修ということで将来的な育成という部分を考えれば非常に大きな効果があるんじゃないかと思って質問したんですけれども、どうしても経験がない分、怖いところはあるとは思うんですが、そこを将来的な富谷のための職員ということを考えれば非常に重要じゃないかなと思うんですけれども、その辺についてはどうお考えでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) 若手職員のプロジェクト等の参加でございますけれども、やはり議員おっしゃるとおり、富谷市職員も若い職員もかなり多くおります。そういった若い視点からの意見も非常に重要になってくると思っております。富谷自体も若いまちということでうたわれておりますので、そういった若い皆さんのご意見を、職員の中ですとプロジェクトとかそういったものもつくりやすいので、人事担当部署とその辺も連携をとりながら十分取り組んでいければと思っております。
○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) やはり観光地というかそういった部分のキーポイントというのは、やはり女性の方がどれだけ足を運んでくれるかということだと思います。実際、hito no waさんなんかもやっぱり女性客がほぼですので、女性の方がどれだけ足を運んでくれるかということを考えると、やはり女性の方の参画という部分も含めて、女性の方が来るような魅力ある地域にしていくためには、どういうふうな方向性を持って今後考えていくのか、その辺をお伺いします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) やはりそういった畑山議員のご意見のとおりだというふうに思っております。そういう意味では、富谷塾は、まずは60名を今超しておりますが、その中の30代、40代の若い女性の方々が半分以上ということで、かなりそういう意味ではTOMI⁺に塾のみならずいろいろな機会に足を運んでいただくと。そして、ほとんど実は新興住宅地、もちろん旧富谷のしんまちの方もいらっしゃいますけれども、多くはそれぞれの新しい新興住宅地にお住まいの方が多いわけですので、そこは今後にかなり期待を持てるかなというふうに思っております。
また、若手職員におきましても、今年度若手職員の研修を1年間継続的に行っておりまして、その一つのそれぞれグループごとにプロジェクトを今つくって、そのプロジェクトの発表会も今度行う予定でございますので、若手職員も富谷市、観光とかしんまちという限定ではないですけれども、それぞれチームごとにプロジェクトを考える発表の機会も設けておりますので、ぜひそういった機会にもご参加いただければと思いますし、そういった機会を通じながらしっかりと人材育成、そしてなおかつ私が2020年開宿400年を市制施行の次にすぐに打ち出したというのは、やはりそのぐらい段階的にしっかりと仕込んで、2020年にしっかりと富谷の新たな歴史と観光というのを市内外に発信できるための一つの準備期間、今はその段階だというふうに捉えておりますので、さらにきょういただいたご意見を踏まえて、再来年の2020年に向けてしっかりと活性化に向けて取り組んでいきたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) 今の市長の答弁で終わろうかとは思ったんですが、まだちょっと聞きたいことがあったので少し続けます。
富ケ岡公園のあの桜に関して、やはり桜の名所ということで有名だったと思うんですが、今はその桜の手入れが少しなっていなくて、このままいくと、もう本当に桜の花がない地域になってしまうと思うんですね。なので、富谷茶復活プロジェクトも立ち上がったことですし、その桜の名所再生プロジェクトみたいな感じでやって、もう一度桜の名所として復活させてはどうかと思うんですが、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 大変私も同じでございます。富ケ岡、昔若いころ、あそこで桜祭りがあって大変にぎわった時期があったわけでございまして、やはりあれは富ケ岡公園というのは、またこれも富谷の持つ大きな資源だというふうに思っておりますので、あそこの桜祭りを含めて、しんまちの活性化とあわせて積極的に取り組んでいきたいというふうに思っておりますし、実は今回、富谷塾の一つのプロジェクト、塾生がみずから提案したプロジェクトの中に富ケ岡公園を生かした魅力づくりということの提案が今進んでおりまして、あわせて富ケ岡公園のみならず下の梅林で、今、毎週土曜日塾生たちが中心になって、塾生以外の方々も今参加して、梅林の整備も毎週行っておりますし、そういう自主的な塾生中心に新たな取り組みもスタートしておりますので、市としても支援をしていきたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 次に、1番金子 透君。
○1番(金子 透君) それでは、通告どおり2件について質問を行います。
初めに、高齢者・障がい者外出支援乗車証「とみぱす」事業についてお伺いいたします。
本事業は、平成28年度に開始され、現在まで約2年が経過しました。平成29年度行政実績報告書によりますと、高齢者分として平成28年度対象者5,051人に対して1,580人に交付しており交付率は31.3%、平成29年度は対象者5,341人に対して交付者1,887人で交付率は35.3%です。先日いただいた資料では、本年10月1日現在において、高齢者分として交付率37.4%、障がい者分として交付率19.9%、合計しまして対象者7,301人に対し交付者2,476人で、合計した交付率は34%となっております。交付率について、毎年若干の差はありますが、約3分の1の方々に交付されております。この数値の評価についてではなく、申請してとみぱすを交付された人々の反対側の3分の2で66%の人たちについて、なぜ申請されないのかなど、どのように認識して、またどのようにあるべきなのか議論すべきと考えます。
本事業の目的として、とみぱすを交付することにより、高齢者及び障がい者の社会参加及び安心安全な移動を支援し、福祉増進を図ると行政実績報告書にあります。一つの捉え方として、自宅を出て歩いてバス停まで行き目的地でバスをおりて、さらに目的地まで歩いて移動して、なおかつ帰り道も同じ行動のできる方に限定された事業と考えるのは、私だけでありましょうか。
それでは、申請されなかった3分の2の方々、4,825人の人たちはどうでしょうか。車の運転などでみずから移動手段を確保して必要とされない方、公共交通での移動がどうしても困難な方、さらにもう一つのケースとして、外出先での数百メートルの歩行に不安を感じておられる方など理由はさまざまですが、最後のケースの方はかなりの人数がおるのではと考えております。
このとり残された人たちをどのように捉え、どのように考えるのでしょうか。現在のままなどとは、どのように考えても私には到底理解不能であります。事業開始から約2年が経過しました。改善すべき点は速やかに改善し、高齢者、障がい者の方々に心から喜んでいただける事業にすべきであります。本事業の目的にある社会参加と安心安全な移動の支援だけではなく、何の支障もなく日常生活を送る高齢者・障がい者の方が、より重い段階への移行の防止との考えも必要と思い、次の質問をいたします。
1、デマンドタクシー導入の検討はどのようになっておりますでしょうか。
2、タクシー券での補助事業の拡大の検討をすべきと考えますが、見解を伺います。
次に、側溝整備事業であります。
本年度、行財政改革の名のもとで太子堂、富ケ丘、鷹乃杜の3工区において、各工区とも500万円分の財源が削減されました。また、3工区以外の比較的規模の小さな団地で急勾配の危険な道路が未整備の場所もあります。
この事業の目的の一つである日常生活の安全安心に関連する事業であります。全体の整備の完了に、現行ペースで三十数年とのことでありますが、明らかに遅過ぎます。速やかに事業を完了すべきと考え、次の質問をいたします。
1、来年度以降の整備計画はどのようになっておりますでしょうか。
2、推進すべき事業と考えますが、見解をお伺いいたします。
3、危険度などを考慮し、優先順位を設けるべきと考えますが、見解をお伺いします。
以上であります。よろしくお願いします。
○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの金子 透議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1の高齢者・障がい者外出支援乗車証(とみぱす)を問うの問い1でございます。
予約型乗り合いタクシーなどのデマンド型交通につきましては、導入している自治体のほとんどが民間路線バスやコミュニティバスなど公共交通機関の空白地域や中山間部地域等において実施されております。本市といたしましては、市民バスの再編も視野に入れながら、現在策定作業を進めております公共交通グランドデザインの関連施策において、一つの移動手段として調査研究に取り組んでおります。
問い2のタクシー券での補助事業の拡大の検討につきましては、富谷市重度障がい者等福祉タクシー利用券助成事業につきましては、本年10月1日から運用を開始し、これまで11月30日現在で75名の方にご活用いただいております。一方で、障がい程度の拡充を求めるご意見を中心に数件のご要望もいただいておりますが、まずは事業啓発による交付率の向上を優先しながら、多方面からのご意見を参考とした事業内容のあり方について調査研究を進めてまいりますので、ご理解のほどをお願いいたします。
質問件名2の側溝整備事業を問うの問い1でございます。
来年度以降の側溝整備事業につきましては、継続事業として、富ケ丘、鷹乃杜、太子堂の3地区ととちの木地区及び三ノ関、太子堂下の市道太子堂線の整備に取り組んでいくこととしております。
問2の推進すべき事業と考えますが見解はにつきましては、側溝整備事業につきましては、国の補助金や交付金事業の対象にならないことから、本市の一般財源を調整して事業費を確保している状況であります。今後もこのような状況は続くと思いますが、市民生活にとって重要な生活道路の事業でありますので、計画的に必要な予算措置を行い、確実に事業を推進するよう努力してまいりたいと考えております。
問い3、危険度などを考慮し優先順位を設けるべきとの問いでございますが、側溝整備を行うに当たって優先すべき考え方は、排水機能の確保という面では、下流側から上流側に向かって整備を進めるということになります。また、安全面から見た場合には、議員ご指摘の急勾配の坂道や歩行者や通行車両の多い場所も優先順位を高くすべきと考えております。
しかし、一方では、側溝の老朽化や東日本大震災の影響によって、平たん部でも側溝が中緩みを起こし、雨水が滞留してボウフラが発生する場所があり、生活環境上の問題となっております。そのため、本市といたしましては、地元町内会長や住民の皆様のご意見を伺った上で、施工箇所の優先順位を決めて事業を行っているところでございます。
以上です。
○議長(相澤 榮君) この際、午後1時まで休憩します。
午前11時51分 休憩
午後 1時00分 再開
○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより金子 透君の質問は一問一答により行います。1番金子 透君。
○1番(金子 透君) それでは、とみぱすの件について再質問に入りたいと思います。
先ほども申しましたが、行政実績報告書にある事業の趣旨、目的は、限られたスペースですから要約して書いてあるんだろうとは思いますけれども、そこに側面として、より重いほうへの移行、それを防ぐということを期待しての事業でもあるのかなと思いますけれども、そこに何か補足して考え方があるのであれば追加して、その辺のお考えをお聞かせいただきたいんですけれども。
○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 先ほど議員にご指摘いただきました社会参加を支援するところが、本事業の目的の一つにあります。社会参加促進するということはイコール、全部のイコールではありませんけれども、元気な方々を支援するというふうな、元気な高齢者、障がい者の方々の移動を支援するというようなところにつながってくるかと思います。
○議長(相澤 榮君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 済みません、じゃあ繰り返しになりますけれども、先ほど私が申したのは、支援も介護の手当てもなく日常生活をやっておられる方が、悪いほうのステージ、重いステージへの移行を防ぐためにも、積極的に運動をして積極的に外出して、外出することによってまた脳も活性化して元気でいられる、そういうことの支援は、事業の目的、趣旨としては考えておられないということですか。
○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) いえ。外出するということで五感を刺激して、高齢者の元気づくりを応援するというふうなことでは、議員におっしゃっていただいたところに通じるものと思っております。
○議長(相澤 榮君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) それでは、申請されなかった3分の2の方々、その方々の内訳というか実態というのをどのように把握しておるのでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 平均的な申請率は高齢者は37%というふうなところを示していただいたところですが、それをある地区ごとのところで見ていきますと、ゼロ%から55%ぐらいまでの地区の格差があるというふうな状況になってございます。ですので、それはその生活圏域が市内に限られていて必要ないのか、あるいはその使える基盤が整っていないのかというようなところの精査は必要かと思います。
○議長(相澤 榮君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 今おっしゃられた、必要ないのか、使いたいんだけれども制度的になかなか使えないのか、そのすみ分けはどのぐらいの割合がいるのか、具体的なところまでの把握はどのようになっておるでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) そこまでの検証には至っておりません。
○議長(相澤 榮君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 先ほども話をしましたけれども、よく一般的に言われていることなんですけれども、みずからの足で歩いて外に出ることによって体力の保持増進にもつながると思いますし、みずから考えることによって頭も活性化して健康でいられる。これは一般的に言われていることですけれども、そのほかに何かこの事業に関してプラスアルファを見出すとしたら、どのように考えておられるでしょう。
○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 安全安心な移動というふうなところになってきますと、やはり例えば車を運転する方も多い状況にありますけれども、そこのところを補完する交通対策事業の一環というようなところも当然言えると思います。
○議長(相澤 榮君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 公共交通という考え方は、確かに大きいくくりの中では必要かと思いますけれども、今回はあくまでも高齢者に対する支援ということの考え方で、とみぱすを拡大してデマンドタクシーはどうなのですかということの大きな質問の趣旨で述べさせていただいたのですけれども、先ほど市長の答弁によりますと、市民バス等々整備しておるのであるからデマンドタクシーのほうはなかなかという答弁なんですけれども、路線の行っていないところもありますよね。あと、やっぱりどうしても歩行の距離が長くなって、家の近くで歩く分には不安はないんでしょうけれども、外出して歩く距離が長いと不安を覚える方はたくさんいると思いますけれども、その辺の方々に対してはどのようにお考えでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) 市長が先ほど答弁申し上げましたとおり、やはり市民バスの再編を今検討してございまして、そういった場所についてのどういうサービスが一番いいのかということについて、今グランドデザインの中で来年度検討していくということでございます。
○議長(相澤 榮君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 路線の再編は、それでわかります。もっと大事なのは、最初の趣旨で言ったとおり、外出して数百メートル歩いてバス停まで行ってバスで移動して、バスをおりてから目的地までまた数百メートル歩いて、用を足して、なおかつ帰りも同じことのできる方ですよ。そういうことができなくて市民バスが利用できない方々に対して、どのようにお考えになりますか。
○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 今、議員がおっしゃったところは、交通弱者というふうなところにも含まれるかと思いますけれども、やはりそれは段階的な検討が必要だろうというふうに考えます。
まず、とみぱすですけれども、とみぱすは宮城交通、仙台地下鉄、仙台市営バス、JRを使えるというふうなところで、そこまでのつなぎのところでは市民バスが当然入って、市内を網羅するためには市民バスが入っている。それをまたさらに、そこの空白地帯、あるいは使い勝手の悪いところは、その再編でしたり、その先に例えばデマンドですとか有償福祉車両とか、そういったいろいろな手段のところが必要になってくるかと思いますけれども、そこのところはトータル的に全体的なところを見ていかねばならないのかなと思います。
それを今、福祉施策とする高齢者施策のところと、交通対策というところでの課と連携をとりながら、一体的にというか総合的に進むべきものであろうというふうには思います。
○議長(相澤 榮君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 全体的な公共交通の関連も絡んでくるんでしょうけれども、交通弱者と言われる部分のお話ですけれども、やっぱりあくまで高齢者ということで、福祉の側面を持った考え方でいったときに、この高齢者の方々に何もできないというのは、先ほど私も話しましたけれども、どこをどのように考えてもなかなか理解が難しいんですけれども、何回も言うようですけれども、外出して数百メートル歩くのに不安を覚えている方、もし転んだり倒れたり、そういうささいな不安を覚えている方への手当ては福祉のほうの行政で考えるべきと私は思うんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 保健福祉部長。
○保健福祉部長(奥山育男君) ただいま議員のおっしゃられる話は理解できます。やっぱりとみぱす事業と、ことしの10月から開始しました重度障がい者福祉タクシー利用券助成、こちらと、やっぱり今大きく2つの目的を持って事業に取り組んでおります。今、議員のお話しのようなところは、交通弱者という部分については、とみぱすですと健康推進・維持、そちらのほうの目的を持った事業ですし、重度福祉タクシーの方は、バス公共交通なんかは、歩いて利用できない、そういった方を補完するための制度です。
今お話しのようなところについては、こちらのほうのタクシー助成事業の範囲の拡大とかそういった部分で、これから状況を見ながら検討していくべきものかなと認識しております。
○議長(相澤 榮君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) デマンドタクシーの件は、総合的な公共交通も絡めた問題だということで、ここでちょっと終わりますけれども、さっき部長がおっしゃられましたタクシー券の配付の要介護4・5、あと障害者手帳の4・5でしたよね。たしかお持ちの方に今配付なされていますけれども、それを拡充するというような、先ほどのちょっととり残された方々への手当てとして拡充するというような考え方はございませんか。
○議長(相澤 榮君) 保健福祉部長。
○保健福祉部長(奥山育男君) その件につきましては、先ほど市長も答弁で申し上げておりました。まず、今10月1日から開始して75名ほどの方にご利用いただいております。そのご利用いただく前に、ご案内の中でいろんな要望といいますか、こういった状況の方は対象にならないのかとか、こういった場合はとみぱすにかわってこちらのほうの制度を利用できないかといったお話なんかもいただいております。そういったところを、意見をいろいろお聞きしながら、これからの制度を見直して次の段階に進めていければというふうに今思っております。
そういう中で、今はまずこの助成事業の趣旨啓発に努めながら、こういった制度があるということを市民の皆さんに広く知っていただきながら、あとそういった中での意見をお聞きして、今後の見直しにつなげていきたいなと思っております。
○議長(相澤 榮君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 在宅の要介護4・5の方にそのタクシー券の配付、その方々たちは、言ってみれば介護の人たちがいなければご自分では移動できない方たちなのかなと思うんですけれども、そのような認識で間違いないでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 保健福祉部長。
○保健福祉部長(奥山育男君) このタクシー利用券の対象範囲として、要介護4・5の方につきましては、やはり1人での移動が困難だということで、そういった方はタクシーを利用されたほうが、介添えの方も一緒に同乗できますので、この制度を奨励しているところでございます。
○議長(相澤 榮君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) それであるならば、先ほど申請されなかった66%、4,825人、この方が全てとみぱすの使い勝手が悪くて申請しなかったわけではありませんから、みずから移動手段を持っている方もいるし、あとはもうどうしても困難だという方もおりますし、例えば半分の方が使いたいんだけれども、なかなかとみぱすはと思っていたとしたときに、仮定の話をここでするのはなかなかどうなのかなと思いますけれども、その方にもうちょっとタクシー券の配付のほうを、例えば認定をもう1個下げたところまで拡大したとしても、費用的な負担はさほどないのではと思うんですけれども、どのように考えているでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(菅原俊司君) 今回のタクシー助成につきましては、ただいま部長の説明のとおりではございますが、仮に対象範囲を広げることについて、例えば予算的なものについては大きく変わるものでは決してございません。ただ、実際にこのタクシー助成の利用に当たっての趣旨というようなところについては、あくまでも公共交通機関がご自身で利用困難であるという方は現実にいらっしゃいます。とみぱすを利用することができない、そういう方についてはこのタクシー助成を積極的にご利用いただこうというような趣旨で始めておりましたので、その辺のところをご理解いただければと思います。
○議長(相澤 榮君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) なかなか理解が難しいんですけれども、ちょっとじゃあ違った方向で質問いたします。
例えば、要支援、要介護の認定も全然受けられていない方が何がしかの認定を受けられるようなときに、また例えば既に支援を受けられている方がより重篤なほうに移行したとき、高齢者に係る行政のほうの負担は増大するんではないかと思いますけれども、その辺はどのように考えたらよろしいでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 現実、例えば介護保険をお使いになるというふうなことで考えていきますと、それは費用的なところを見ていくと当然増大するものと思います。
○議長(相澤 榮君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) そういうことがないように、とみぱすをやっているわけだという考え方も成り立つわけですよね。将来の費用負担の増大の抑制にもつながる、高齢者を支援して健康でいていただくということは、そういうふうな考え方もできると思うんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 一面においては、そのように考えます。
○議長(相澤 榮君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 一番最初の市長の答弁は、私から見るとほぼゼロ回答なのかなと、ちょっと悲しいなと。総合計画等々で言っている「住みたくなるまち日本一」、「高齢者に優しいまち」、果たしてこれとどのように整合をつけるのか。今後、公共交通も含めて、外に向けたいろんな手段よりも、まずみずからの足元、不足に思う方々への手当てを充実して、その次が外へのいろんなことではないのかなと思うんですけれども、この辺の考え方の弱者に対する手当てに関しての考え方、最後はこの件に関して市長にお答えを。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 金子議員のご意見は大変理解できるところでございます。ただ、このとみぱすは、富谷だけでございます。ほかの自治体ではやっていない、そして逆にほかの市町村長からは、富谷やよくやったねとうらやましがられております。そして、ましてシステム等の全く初期投資なしで仙台交通局のご協力でやれたわけでございますが、このとみぱす事業はほかの自治体にはない富谷独自のもので、これがあるだけでも、実は富谷の方々にとっては大きなサービスになっていると思います。
また、市バスのいわゆる網羅している率も、実は富谷の市民バスのエリアは大変高い数値でございます。
そういった中で、いかに利用していただいていけるかというのは、このとみぱすはまだ始まって2年でございます。まだまだ周知も足りないところもあると思いますので、まずはご利用いただけるように今後さらに努力をしていきたいと思いますし、あと先ほど担当のほうでもご答弁しましたが、市バスも今回公共交通グランドデザインのトータル的な策定とあわせて、市民バスもしっかりと再編を行っていたいと思っておりまして、その辺の交通弱者に対応できるようにということ。
さらに、ことしの10月からはタクシー助成もスタートさせていただいたところでございますので、その推移を見きわめながら、さらに弱者に対応できるような交通施策を、今ちょうど、ことしから来年に向けて2年かけての公共交通グランドデザインも、今回まずは構想を、公共交通グランドデザインを、第1回目を策定したところでございますので、今後さらにその構想も含めながらしっかりと充実に努めていきたいと考えておりますので、まずはご理解いただきたいのは、これは富谷特有のほかにはない自治体の特別なサービスでもございますので、それをしっかりと普及していきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 元気な高齢者がいつまでも元気にいられるようにということでの事業だという理解でありますけれども、本当に救うべき人間は誰なのか、本当に手を差し伸べなければならないのは誰なのかということも、もう少し考察していただければと考えます。まず、この件については終わります。
次に、側溝の整備事業です。
本年、行財政改革の名のもとに、本来であるならば行財政改革でみずからの努力で行財政改革をすべきと考えますが、市民サービスをカットしたというところに少し違和感を覚えるところでありますけれども、この金額ベースで2,500万円というのは、来年以降もずっとほぼ変わりなくいくのか、まず方向性をお聞きいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 現在のところは、そのような予定で進めてまいりたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 先日、図書館1年延期、工事費等々高騰を避けるためという市長の答弁がありましたね。ということは、側溝整備事業も当然高騰しておる中での整備となるわけですよね。その中で、金額で頭を切ってしまったら出来高の実績は間違いなく少なくなっていくんですけれども、だんだん目に見えない事業になっていくのではないかなと心配しておるんですけれども、どのようにお考えでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 現在のところは、市の財源的なこともございますので、こちらとしましては2,500万円でやってまいりたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 確かに維持管理の一部の事業でありますから、自主財源100%というのは理解しますけれども、やっぱり復旧する形態とかいろんな状況によって工事費の増減はあるでしょうけれども、例えば側溝整備して全面復旧をかけたときには何メートルを目標にしますよと。側溝整備をかけて影響部のみの復旧で終わったときには何メートルを目標としますよという、でき上がりの数値を目標数値として設けるべきと考えますけれども、そのような考え方には至りませんかね。
○議長(相澤 榮君) 建設部長。
○建設部長(伊藤 正君) 事業を実施するに当たっての目標として、金額ベースで目標を設定するか、もしくは事業を実施する延長等で目標を設定するかというのはあるかと思います。ただ、現在につきましては、そういった財政改革等を進める中で、とりあえず今時点では金額ベースで約2,500万円を年間の1区域の事業費の目標として設定して、当面はいきたいというふうに考えているところでございます。
○議長(相澤 榮君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 先日お伺いしたところ、太子堂はあと四、五年ぐらいで完了すると、現在ベースでいったとき。富ケ丘、鷹乃杜に至ってはおよそ30年、30年ですね。私はもう、おりませんね。今本当に困っている方たちも、いないのかなと。やはり財源あっての話だから、これは仕方がないんですけれども、余りにも年数がかかり過ぎる。何とかできないものかなと考えるんですけれども、何か考えは思い浮かばないでしょうかね。部長に、ちょっといいアイデアをご披露いただきたい。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 側溝有蓋化につきましては、これまでも本当に何度もいろんな形で同僚議員の皆さんからもご意見いただいて、同じ答弁になって本当に恐縮しておりますが、何せ限られた財源でございます。その中で、まず1地区に2,500万円、全て一般財源でございますので、それを毎年そこに予算を組んでいくというだけでも実は大変な負担でございまして、これが3地区合わせていくと約1億円のお金を毎年一般財源から全部捻出していくというのは大変なことでございまして、今現在、財政状況、行革の中ではどうしてもこの予算である程度計画的にこつこつと進めていかざるを得ないという、本当にここはご理解を賜りたいというふうに思っております。
気持ちは十分に大変わかります。その地域の方々からすれば、いつまでかかっているんだろうということはわかるんですけれども、ただ側溝有蓋化のためにだけお金を費やすことによって、ほかのところの予算が不足することにつながりますので、そこはある程度限られた予算の中で組まざるを得ないということでご理解いただければと思います。
○議長(相澤 榮君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) いろんな事業があってのバランスのとれた予算執行ということで、なかなか無理は言えないのかなということは理解はします。
もう一つの考え方として、急勾配の傾斜のあるところで、なおかつ舗装の路盤が端のほうはかまぼこ状になっているようなところがあるんですよね。皆さん車の免許があるからわかるでしょうけれども、滑ったらこっちの意思とは関係なく車が動きますからね。あと、自転車であったりとか、歩行者の方であったりとか、側溝に転落すれば。車は車で守られているからある程度の安全は担保できるのかなと。ただ、自転車とか歩行者の方は転倒すればどのような事態になるかわからない。そのような危険箇所をちょっと優先して終わらせると。確かに、平たんなところで流れが悪いところは衛生的にどうなのかなというところもありますけれども、そこら辺はもうちょっと危険度のほうを先に解消するほうが必要ではないのかなと。衛生的に悪いところは物理的に消毒するなりなんなりどうにでもなると私は考えるんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 議員のご指摘のとおり、やはり危険な坂道等、また路面と、それから堀の高低差が大きいようなところは確かに危険でありますので、そこは優先的にこちらとしても考えて事業に取り組んでいきたいと、そのように思っております。
○議長(相澤 榮君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) この場で、場所を固定して話をしてよろしいのか、ちょっと自分でもあれなんですけれども、道路幅員が広くて勾配が強い道路、先日お話ししたところなんですけれども、ああいうところはあえて側溝を入れかえするよりも、対人であったり、対車であったりのガードレールとかガードパイプを勾配のついている斜めの部分にコアで穴をあけてぽんとセットするほうが、費用的にかなり安く済むのではないかと思うんですけれども、何だかんだ入れかえしてふたをかけるということだけではなくて、いろんな考え方のもとで整備するのも一つの手だと思いますけれども、いかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 今議員がおっしゃるとおりでございます。
現在、とちの木地区も進めているところなんですけれども、とちの木地区の急勾配の箇所につきましては、周辺の住民の方々から湧水が発生しているということで、ふたはかけない側溝のタイプにしてもらいたいと、そのような要望をいただいて、現在まだ着手はしておりません。
ただし、今おっしゃられたように、この安全対策については、確かに現場を確認いたしますと高低差がやはり大きいものですから、そこにつきましては防護柵またはデリネーター等の対応を考えていきたいなと思っております。
○議長(相澤 榮君) 次に、2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 通告に従い、2件の質問をいたします。
1件目としまして、市長の公約実現と市財政運営についてお伺いをいたします。
若生市長は、新生とみやを考える町民の会の要請で立候補、ライトレールによる仙台市地下鉄南北線の富谷延長などを掲げ、平成27年2月に当選なされました。「オールとみや 住みたくなるまち日本一」を目指しましてスローガンを掲げ、新公共システムの推進事業の策定、次世代型図書館建設整備事業による図書館準備室の設置、高屋敷地区への積極的な企業誘致活動、とみや国際スイーツ博覧会の実施、市民協働課設置によるわくわく市民会議の実施、18歳までの医療費助成の継続、放課後児童クラブ小学校敷地内の設置、中学生海外研修実施、待機児童ゼロ宣言、高齢者・障がい者外出支援証「とみぱす」交付事業の立ち上げ、重度障がい者福祉タクシー利用助成制度の実施、国保税の改正、(仮称)やすらぎパークとみや整備基本計画の作成、旧役場建物リニューアルオープンの富谷市まちづくり産業交流プラザTOMI⁺の開設、低炭素サプライチェーンの実施・実験、日本ユニセフより日本型子どもにやさしいまちモデル検証事業作業自治体としての委嘱、ユネスコ加盟認定において幼稚園2園と小中学校12校の加盟がユネスコ本部の承認など、矢継ぎ早にソフト・ハードの両面において施策を実施されており、活気にあふれ、変化を恐れない市長の政策実行力について、4年間の若生裕俊市長による施政については、市民または議会においても大いに評価に値すべきものと考えております。
市長が掲げられた公約の中には、実現実施されたものは数多くありますが、今後の課題として残された公約としては、富谷市と仙台市地下鉄泉中央駅をつなぐ交通のアクセス問題の解決、道の駅、スイーツの駅の整備、(仮称)新富谷市民図書館整備、パークゴルフ場と公営墓地の一体整備事業である(仮称)やすらぎパークとみや整備基本計画の実現が挙げられます。これらの残された課題の実現については、共通の問題として、財源確保にかかっていると思われます。私は、これらの課題実現を進める上で、富谷市にとって参考となる類似自治体を探してみましたところ、都市部に隣接し人口増加をしている自治体として岩手県滝沢市がありました。
岩手県滝沢市は、盛岡市の北西部に位置し、平成26年1月1日に人口日本一の村から市制に移行しました。人口は平成30年10月末時点で5万5,233人、世帯数2万2,953世帯で、富谷市と類似した自治体です。滝沢市の財政を調べましたところ、平成29年度予算規模としては、一般会計で178億6,000万円になります。注目点としては、公債費及び一時借入金の現在残高で、市制直前の平成25年度では138億9,000万円であったのに対し、平成29年度末残高では167億9,000万円であり、滝沢市の市制移行から現在に至るまで29億円余り公債費の借金がふえていることになり、平均で毎年7億2,500万円の借金をふやしてきたことになります。歳出がふえてきた要因としては、民生費と教育費の増加が主な要因となっております。
滝沢市においては、行政改革の一環として、総合計画から毎年市の財政状況を公表する趣旨の滝沢市中期財政計画を策定、市民に計画を公表しております。その内容は、歳入については「国または県からの財源に大きく依存しています」と述べられており、また歳出の状況については「慢性的な財政の硬直化状態に陥っています」、そして基金については「県内自治体と比較して基金残高が少ないです」、市債残高の状況については「市債残高は今後増加していくことが予想されます」と、市財政状況について率直に認め、滝沢市が将来にわたり持続可能で安定的な財政運営を行っていくための指針とうたっております。
計画書の一文を引用させていただきますが、「社会保障と税の一体改革の影響や少子高齢化社会の進展などにより、地方財政を取り巻く環境は厳しい状況が加速していくものと予見され、自治機能の喪失ともいえる財政再生団体も現実のものとなりかねません。しかしながら、セーフティーネットを初めとする必要不可欠な公共サービス提供の社会基礎整備は基礎自治体として市民に果たすべき責務であり使命と受けとめます」と述べられており、今後の目標として、「収支均衡を保つための財政調整確保として基金残高を確保すること、将来にわたる財政負担の適正化として市債残高の減少に努める」と締めくくられております。
滝沢市の財政状況と今の富谷市の財政と比較して、すぐに当てはまるものではないことは承知しております。しかし、滝沢市においては、このように財政が硬直してきた理由として、交流拠点複合施設や小学校の建設、滝沢スマートインターチェンジの設置というような大型建設事業実施に伴う借り入れによってプライマリーバランスが崩れた状態になっており、また人口の伸びによる児童福祉法及び障害者総合支援法などの規定に基づいて交付する扶助費が純増しているとともに、市制施行にあわせて新たな業務となった生活保護費、児童扶養手当の実施の影響から扶助費が増加していくと見込んでおります。これは、これからの富谷市における今後の施策を進めていく上で大変参考になる事例ではないでしょうか。
市長が掲げてきた公約の中で、現在計画中のもの、またこれから実行に移そうとするもの、10月の広報とみやの別冊において平成29年度のプライマリーバランスを達成したことが公表されております。これは行財政改革のもと、平成29年度において引き締まった財政運営がなされた結果のたまものであったと評価いたします。
確かに市長が掲げられておられる公約のそれぞれについては、市民からの請願を受け、議会において答申の決議をしております。そして、ほかの公約についても多くの富谷市民が望んでいることであります。これらの公約一つ一つをクリアしていくのも、市長におかれましては課せられた使命と感じられていることと思います。
今後、超高齢化社会の進展、少子化の問題により、日本社会は人口も経済についても本格的に縮小時代に突入しようとしています。社会保障費の増大、歳入確保の問題、山積する問題が待ったなしで表面化しようとしています。富谷市における施策の展開と規律ある財政運営は表裏一体のものでございます。行政用語の中に、入りをはかりて出るを制す、これは収入がどのくらいあるか正確に計算してから、それに見合った支出の計画を立てるべきだという言葉だそうです。
富谷市の現在の財政規模としては、年間予算として130億円から140億円前後の規模になると思います。来年度は市内幼稚園小中学校の教室にエアコンの設置が計画されていることから、来年度予算については平成30年度より確実に多くなると思われますが、今後大きな財源が見込めない限り、先ほど述べました財政規模として富谷市を運営していかなければならないと考えます。
以上の論旨により、市長が掲げておられる公約の実現について、富谷市の行財政のあり方を踏まえて、以下のとおり質問いたします。
1、富谷市と泉中央駅との交通アクセス改善のこれまでの取り組みとその進捗状況、今後の課題について。
2、道の駅、スイーツの駅の整備計画の取り組みとその進捗状況、今後の課題について。
3、(仮称)新富谷市民図書館整備における取り組みとその進捗状況と今後の課題について。
4、(仮称)やすらぎパークとみや整備基本計画の取り組みとその進捗状況、今後の課題について。
5、問い1から4までの整備に要する経費とランニングコスト、維持費について、現時点の把握状況について。
6、問い1から4までの財源確保の見通しについて、執行部の考えをお伺いします。
7、問い1から4までの公約の優先順位をお伺いします。
8、既存6公民館の老朽化に伴う大規模改修の必要性が出てきますが、今後状況の6公民館体制もしくは統合していく考えなのか、お伺いします。
9、限られた財源の中、市長公約実現のためにはどのような方法、事業の縮小、削減、財源の確保、歳入の確保などを考えておられるか、お伺いします。
以上9件について、質問いたします。
2件目として、放課後児童クラブ登録定員制及び運営業務費について質問いたします。
子育て支援の一環として、放課後児童クラブは昨年度より3つの運営委託業者によって運営されております。放課後児童クラブは、仕事を持つ保護者にとって、午後6時までの預かり、土曜日、学年初め、夏・秋・冬休み、臨時振りかえ休業日などの対応もあり、非常に頼りがいのある施設となっております。児童も集団生活の中でプロフェッショナルの運営委託業者のもと、仲間づくり、児童の発達段階に応じた主体的な遊びや生活訓練、一人一人の特性や状況を踏まえた環境づくりと教育支援を行っていることはすばらしい事業と評価いたします。
平成30年12月17日より、平成31年度の富谷児童クラブ入会案内の受け付けが始まりますが、児童クラブごとに登録定員を定めていること及び運営業務費に関し質問いたします。
1、登録の優先順位で通年を通して利用できる児童が優先とありますが、定員に達し、学校長期休業のみの利用者が利用できない場合の対応策について、お伺いします。
2、平成31年4月から利用を希望しながらも、定員に達し待機児童となった児童への対応策をお伺いします。
3、入会案内に、職員不足等により、定員を満たさなくても登録を停止する場合がございますとありますが、現時点で登録停止が予測される児童クラブをお伺いします。
4、定員オーバーとなった場合、サテライトで小学校の空き教室、公民館などの利用による解決策など、検討状況をお伺いします。
5、今年度、放課後児童クラブ運営事業費1億4,400万円の8児童クラブへの配分金額が、登録人数にかかわらず一律1,800万円の理由についてお伺いします。
以上5件について質問いたします。
○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの青柳信義議員のご質問にお答えさせていただきます。
質問件名1の市長の公約実現と市財政運営について問うの問い1から問い6までについては関連がありますので、施策ごとにお答えをさせていただきます。
まず、泉中央駅への交通アクセス改善についてですが、私自身、泉中央駅区間との交通アクセス改善の重要性につきましては、公約にも掲げたとおり、就任以来最重要課題として位置づけ、これまで交通渋滞の現状や今後の交通網整備を含めた検証事業及び公共交通に関する市民アンケート調査を実施してまいりました。
本年度はこれまでの調査結果を踏まえ、さきの議員全員協議会でご報告申し上げたとおり、国土交通省の街路交通調査費補助金を活用し、公共交通グランドデザインの策定作業を進めているところであります。本業務につきましては、望ましい交通体系の将来像などの基本的な構想を取りまとめ、本市が抱える多様な課題に対応すべく、関連施策とまちづくりが連携した総合的かつ戦略的な交通施策の推進を図る目的で策定するものであります。
なお、整備に関する経費やランニングコスト及び財源の見通しにつきましては、具体的にお示しできる段階ではありませんが、引き続き新たな交通システム導入の実現の可能性を検討していく中で、需要予測や採算性、費用対効果の検討を進め、お示ししてまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
続いて、スイーツの駅整備の進捗についてお答えいたします。
本年8月に地方創生推進交付金の採択を受け、現在スイーツステーション基本構想を年度内に策定すべく鋭意進めているところであります。これまで実施してきた各種調査結果に加え、より具体的なケースを想定しながら、ニーズやマーケティング調査を行い、地域経済の活性化や地域産業の持続的な発展のための新たな拠点施設としての基本構想を策定してまいります。
課題としては、議員の質問にもあるように、準備に要する経費やランニングコスト、財源の確保などがあり、具体的な整備スケジュールとあわせた検討が必要と考えております。
このような課題解決に向けて、整備経費やランニングコストについては、今後策定が予定されている基本計画や基本設計等により具体化していくほか、その財源の確保については今回の基本構想策定業務において、活用できる補助金等の調査も行うこととしております。
続いて、図書館整備についてお答えいたします。
さきの議員全員協議会でもご報告させていただきましたが、市内小中学校等へのエアコン整備を着実に実行するため、優先施策として計画的な財源措置を行うことと、東京オリンピック・パラリンピック開催に伴う工事関係経費及び資材高騰等を回避することを理由に、図書館整備については開館年を平成34年度と延期させていただいた状況でございます。
本年度におきましては、今回お示しいたしました基本計画案の内容をさらに精査し、パブリックコメントを実施しながら基本計画の策定を進めるとともに、当該計画における整備費用の妥当性の検証及び外部資金調達に向けた検討を進めてまいります。
なお、総事業費については8億円規模としておりますが、市基金からの財源として5億円、外部資金として3億円を想定しております。各年度別の予算につきましては、本年度策定する基本計画に定めるスケジュールに沿って必要な予算を計上してまいりますが、将来的な財政状況を勘案しながら、事業費の拡大につながらないよう配慮してまいります。
最後に、(仮称)やすらぎパークとみやについてお答えをいたします。
(仮称)やすらぎパークとみや整備基本計画につきましては、さきの議員全員協議会でご説明したとおり、10月末に策定が終わり、平成35年度の供用開始を目指すもので、今後基本設計・実施設計策定等、スケジュールに沿って進めてまいります。
今後の課題についての質問ですが、課題というよりは、本事業を進める上で自衛隊部外工事を予定しており、これまでも協議、要望を重ねながら本市の意向を伝えているところですので、引き続き双方の情報共有に努めながら、スケジュールどおり進めていけるよう調整してまいります。
次に、整備費用とランニングコスト、その財源についてお答えをいたします。
初めに、墓地分についてですが、概算工事費用として7億円を見込んでおり、工事費用以外に設計費用、用地購入費用、備品等購入費用を見込んでおります。財源につきましては、起債を予定しておりますが、その償還は墓地利用者からの永代使用料を賄うもので、維持管理費用についても利用者から維持管理費を徴収し賄いますので、一般財源の充当は考えておりません。
次に、パークゴルフ場ですが、概算工事費用として2億円を見込み、財源は起債を予定しておりますが、toto補助金などの活用も視野に進めております。維持管理費用につきましては、利用者からの使用料などで賄う予定としております。
なお、維持管理費用の金額的な見込みにつきましては、これから進めていく基本設計、実施設計により施設形態が具体化してまいりますので、今後お示しさせていただくことになりますが、一般財源の持ち出しがないよう進めていきたいと考えております。
問い7、優先順位につきましては、基本構想、基本計画の策定状況など、これまでの進捗を考慮すると、(仮称)富谷市民図書館の整備、その後(仮称)やすらぎパークとみやの整備となるものと考えております。また、スイーツの駅整備につきましては、本年度整備に向けた基本構想を策定することとしていることから、その内容や今後の財源確保などにより、時期的なものも含めて定まってくるものと考えております。
なお、泉中央駅との交通アクセス改善については、本年度、公共交通グランドデザインの策定に向けて取り組んでいますが、具体的な施策の実現に当たっては関係機関との調整を含め長期的な取り組みが必要でありますので、引き続き本市の最重要課題として取り組んでまいります。
問い8、既存の6公民館の老朽化に伴う大規模改修の必要性と今後現状の6公民館体制もしくは統合していく考えなのかにつきましては、本市富谷市は団地の造成、学校建設、公民館設置と市の開発、発展とともに、各地域に公民館を建設し、公民館を中心に地域のコミュニティ形成を図ってきた経緯がございます。現状といたしましては、この特色を継続し、統合することなく現在の6公民館体制を維持してまいりたいと考えております。
なお、これまで児童クラブ受け入れのための増設や洋式トイレ、エレベーター、空調設備等の設備設置など住民ニーズに対応した修繕や工事を実施してきております。今後は、公民館施設の長寿命化計画を策定し、これまで同様に修繕等を加えながら丁寧に使用してまいりたいと考えております。
問い9、限られた財源の中で各種事業を着実に進めるため、現在行政改革に取り組んでおり、歳出削減と歳入確保の両面からさまざまな改革を進めております。また、昨年度から実施している予算編成過程の見直しや国・県補助金の積極的な活用に加え、企業版ふるさと納税やクラウドファンディングといった外部資金の活用にも努めてまいります。
なお、ただいま問い7のご質問でもお答えいたしましたが、事業ごとに財源確保のめどと事前調整等に要する時間軸が異なることから、おのずと進捗に差異が生じてまいります。しかしながら、結果として、その進捗度合いの違いは歳出予算の平準化に大きく寄与いたしますので、公約に掲げている事業は着実に進むものと見込んでおります。
質問件名2の放課後児童クラブ登録定員制及び運営業務費についての問い1と問い2及び問い4については、関連がありますのであわせてお答えをさせていただきます。
初めに、優先順位の考え方といたしましては、低学年、通年を通して利用する児童を優先としており、基本的には1人での留守番が困難な1年生から3年生の入会を受け付けしております。なお、申し込み状況によりましては、家での留守番が可能な上級生を対象に入会を保留する場合も想定されますが、個々の家庭の事情や児童の様子から判断したいと考えております。
入会申込者多数により定員を超える場合、特に夏休みなど学校長期休業となる期間は入会希望者が増加し、そうした状況が想定されます。対応策としましては、来年度、学校の普通教室にエアコン整備を予定しており、環境も整うと考えておりますので、教育委員会、学校と協議をし、可能な限り教室をサテライトとして利用できればと考えております。
問い3、現時点で職員不足等により定員を満たさなくても登録を保留することが予測される児童クラブはございません。
問い5、第2回定例会での長谷川議員の質問でもお答えいたしましたが、放課後児童クラブの基準では、児童40人を1グループとし、最低2名以上の支援員等を配置することになっております。現在、学校長期休業期間利用の児童を除く登録児童数は、最少75名から最多140名となっており、クラブによりましては3から4のグループとなります。したがいまして、登録児童数が81名から120名までは必要な支援員の基準人員数は同数となり、委託経費の大部分を占める人件費が同額算定となることから、契約額が同一となっているところです。しかしながら、基準より多くの支援員等を配置しご対応いただいているクラブもあり、事業者のご理解とご協力のもと運営していただいていると認識をしております。
以上です。
○議長(相澤 榮君) この際、午後2時10分まで休憩します。
午後 1時56分 休憩
午後 2時10分 再開
○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより青柳信義君の質問は一問一答により行います。2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) まず、富谷市と仙台市営地下鉄とのアクセスについて再質問いたします。
先日、全員協議会で配付されました富谷市公共交通グランドデザイン(案)では、15歳以上の富谷市民の他市町村へ通学している人数は約2万人であり、そのうち仙台市が1万4,000人というふうに分析されております。課題といたしまして、集約型市街地形成に向けた自動車依存型の交通体系からの脱却を掲げていますが、具体的にどのような方法を考えていらっしゃるのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) さきの議員全員協議会においてご説明いたしましたとおり、富谷市の公共交通グランドデザイン(案)におきましても、本市における交通の課題や将来像などをお示しいたしたところでございますが、その中の後段のほうの12項目の施策について、次年度策定いたします基本計画の中で事業展開を図りながら課題解決に向けて取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。
○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) その12項目というのは、具体的に、重要な項目だけで結構でございますので教えていただければと思います。
○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) 最初の質問の中でいきますと、幹線交通の強化ということで、バス網バス路線の再編、それからフィーダー交通の充実ということでパーク・アンド・ライド駐車場の整備とか、公共交通の利用のしやすさの向上等でございます。
○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 富谷市民のこの課題に対する市民の潜在的要望といたしましては、泉中央駅とのアクセスに関しましての課題が大きなウエートを占めております。公共交通グランドデザイン(案)の調査報告書の市民ニーズでございますけれども、早く行ける、早朝・深夜でも運行、日中でも運行本数が多い、さまざまな運賃割引というようなことが上位となっております。過去の一般質問でも私も何度も質問しておりますが、その回答としまして、路線の運行免許を持つ宮城交通バス、他関係機関に対する粘り強い働きかけを今後も行っていきます、前向きに取り組みますとのことでしたが、現在の交渉状況をお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) 平成28年の11月に実施いたしました公共交通アンケート調査において、泉中央駅までの公共交通の整備につきましては、利便性や定時制の確保が必要という声が高くございまして、宮城交通に対しましてもその都度協議をさせていただきながら、協議というか、地方の要望としてのこういう話があるんだということを強く申し入れを行っているところでございます。
○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) この件に関しましては、市長も宮城交通の青沼社長のほうと一生懸命やるということでございましのたで、ぜひ今後とも継続してお願いしたいと思います。
3つ目でございますが、公共交通グランドデザイン(案)では、市外への通勤通学の移動については、マイカー利用が約67%と多くを占め、マイカーへの依存が強い状況にあると記載されております。また、それらを踏まえ、大清水、明石台の既存の商業施設の駐車場を活用したパーク・アンド・ライドの実施を検討しますと記載されておりました。具体的にどの程度まで商業施設、宮城交通との交渉が進んでいるのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) 現在のパーク・アンド・ライドの計画等につきましては、過去に宮城県で行いました杜の都の大実験とかという中で、こういった調査を行いながら、実際駐車場の確保をしながらパーク・アンド・ライドをやってきたということを受けまして、それの延長上に我々が今あるということでございますので、それを受けて最終的にはイオン等々との話し合いを踏まえて、これから拡充していきたいというふうに考えてございます。
○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 私もサラリーマン時代、仙台市に通っていたわけですが、泉中央のパーク・アンド・ライドで泉中央駅の5,000円の駐車場を利用していた者としては、やはり明石台、大清水、これからの拠点になると思いますので、こちらのほうの事業を早急に推進していただきたいと思いますが、その辺の見解についてお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) パーク・アンド・ライド等に関しましては、今回の富谷市総合交通検討委員会の中でそのグランドデザイン(案)をつくる中におきまして、実は仙台市も含んだ格好で、交通政策部長も委員の中に入っていただいて調査をしてございますので、各関係機関との連携をこれから今まで以上に図りながら、この実施に向けて検討してまいりたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 次に、スイーツの駅整備について再質問いたします。
まず、大崎市岩出山にありますあ・ら・伊達な道の駅でございますが、平成27年度のデータになりますが356万人の来場者、来客者を誇っております。その道の駅ですが、平成12年度に建設費としては39億円が実際かかっております。補助金なり当時の岩出山町からの持ち出しにつきましては調べ切れませんでしたが、実際にスイーツの駅整備を行う場合に、つくる規模にもよりますけれども、富谷市の負担分、公費から持ち出し、これがかなり見込まれるとは思います。
現在、執行部で把握されている整備に係る費用、そして国からの補助財源、そういったものをどのように見込まれているのか。また、富谷市の一般財源からの負担などの割合はどのように考えているのか、質問いたします。
○議長(相澤 榮君) 産業観光課長。
○産業観光課長(鴇 幸浩君) 現在、事業費等々につきましては、過去に調査を行ったというところはございます。ただ、かなり数年前ということでございまして、現実に向けての整備経費等々については、今回基本構想ということで始まりますけれども、スタートいたしますけれども、その中でさらに実現に向けた整備費等々を精査しながら見きわめていきたいというところと、国とかの助成金につきましては、そちらのほうもさまざま農業分野ですとか産業分野等々の中での助成事業というのはございますので、そちらのほうについてもこれからさまざま基本構想の中等々、その後も計画等の策定という形になる予定でございますので、そういった中で適切な支援を受けられるものを見きわめて活用していくというところでございます。
それで、市民への負担につきましては、もちろん負担は少なく、少なくと言ったら変ですけれども、市のほうで最大限そういった助成を生かして、建設なり整備に努めていくというところでございます。
○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 冒頭に、数年前に事業費を検討したということでございますが、先ほど申したとおり、岩出山でも平成12年ですから18年前に39億円でございますので、何年前に検討して大体どのくらいと。言える範囲で結構でございますので、その辺返答いただければと思います。
○議長(相澤 榮君) 産業観光課長。
○産業観光課長(鴇 幸浩君) その当時の金額でしかちょっと申し上げられませんけれども、その当時で……。済みません、資料がちょっと。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 前回の調査では複数候補地をいただきまして、その候補地によって費用がいろいろありますので、一概にここで幾らという金額をなかなか申し上げにくい。そして、なおかつ実は、今回また改めて地方創生の交付金を活用して基本計画、基本構想の策定を今年度中に行うものですから、それの前に前回の数字がひとり歩きする可能性があるので、ここはご理解いただければと思います。年度内には、計画で、ある程度の予算規模をお示しできるかと思いますので、ご理解いただければと思います。
○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 実は、私も岩出山で、大崎市で39億円というのはちょっとびっくりした金額でございましたので、5億円か10億円くらいかなと思っておりましたので、ぜひ慎重にやっていただければと思います。
次に、市民図書館整備について質問いたします。
先日の全員協議会でも説明がありましたとおり、事業費はセンター館と5つのリノベーションを含んで8億円ということでございました。さきの議会においても私も質問しておりますが、この8億円によって基本計画案の理念及び6つの指針が達成されるものなのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 基本計画案でお示しした内容に、財源の構成も明記したところでございます。
それで、ご質問ですけれども、今回の基本理念、6つの指針というものは、基本構想を踏襲してございます。当然ながらそれを実現するというところが、当然の目標であろうと考えております。また、その実現性をさらに高めるために、サウンディング調査ということも本年度から次年度にかけて実施していきたいと考えているところでございます。
○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 先ほどの答弁で、市長の答弁なんですけれども、経費とランニングコストのところで答弁がなかったというふうにちょっと思いましたけれども、実際の図書購入費、維持費、そういったものはどのように見込まれているのか、検討なされているのか、その辺をお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 実態のところは、基本計画は本年度にかけて策定するということになります。それで、開館年度が1年延期というところでございますので、またその期間なども使って、最終的な目標とする20万冊にどのような年次割合でどのような財源を確保していけばいいか、その辺は今後精査していきたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 今後、基本計画の中で策定していくということで理解いたしました。
次に、蔵書冊数の件でございますが、センター館と合わせて20万冊を目指すというふうにあります。私も本が好きでございまして、最近芥川賞を受けました「おらおらでひとりいぐも」若竹千佐子さん、こちら宮城県図書館をネットで検索しましたところ、35人待ちということでございました。それで、富谷市の6図書館の蔵書状況を検索しましたところ、芥川賞を受賞した作家だけですけれども、2017年「おらおらでひとりいぐも」これが5冊ございました。あとは、「影裏」が5冊。芥川賞の2016年「しんせかい」4冊、「コンビニ人間」6冊、2015年は「火花」が6冊、「異類婚姻譚」が4冊、「死んでいない者」4冊、「スクラップ・アンド・ビルド」5冊というふうに重複している書籍がたくさんございました。これはこれで人気の新書が早く読めるというようなメリットはあるのですが、今の時点から平成34年度の開館に向けて何らかの対策を講じるべきと考えますが、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 議員ご質問のとおり、現在6つの公民館に各図書室を設けている現状から、人気の書籍などは当然複数配置されている状況にあろうかと思います。早く読みたいという方にお届けできるメリットは当然あろうかと思いますが、当然経費の部分だとか、人気が過ぎた後の対応、当然いろいろリスクもあると承知してございます。
今後、開館に当たっては、蔵書の整備、もろもろの選考委員会とか市長を含めた意見を頂戴しながら精査していくということになろうかと思いますが、今回私どもが示しているネットワーク、分館を活用すると、身近な図書館という視点からも、一定の人気図書の重複というのは避けられないところであろうかと思いますが、当然ながら先ほども申し上げましたけれども、財政的な側面も考えながら適切な対応を考えていきたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 適切な図書で、1公民館で6冊あるというのはちょっと異常なところだと思いますので、その辺も今後検討していただきたいというふうに思います。
次に、公民館の老朽化対策なんですが、私が一番懸念していました6公民館体制が維持できるのかと、これも市長の答弁で維持しますということで、やはり一番身近な子供さんから乳幼児から、私みたいな年をとった、お年を召した方も、非常に公民館を楽しみにしていますので、安心したところでございます。
次に、6公民館の建設年度をお伺いしたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 公民館長。
○公民館長(阿部雄也君) それでは、建設の早かったものから順にお答えします。
富ケ丘公民館が昭和57年、東向陽台公民館が昭和60年、中央公民館が同じく昭和62年、そして平成になりまして、あけの平公民館が平成3年、日吉台公民館が平成9年、そして成田公民館が平成14年でございます。
○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) それでは、平成に入りまして新築されましたあけの平、日吉台、成田公民館の建設費をお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 公民館長。
○公民館長(阿部雄也君) それでは、あけの平公民館は当初建設に、途中で児童クラブ関係で増築が入っておりますけれども、合わせまして5億円。日吉台公民館につきましては5億3,000万円、成田公民館は8億7,000万円でございます。
○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 6公民館の通常の耐用年数をお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 公民館長。
○公民館長(阿部雄也君) 鉄筋コンクリート構造になっておりますので、50年と思っております。
○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 今、公民館に係る経費について質問させていただきましたけれども、理由といたしましては、市の公共施設としては各公民館が経年劣化しているというような施設であります。今後、市民の満足のためにも無視できないような施設になっております。
それで、今のお話ですと富ケ丘が昭和57年、東向陽台が昭和60年、富谷中央が昭和62年ということで、建築の経過年数で富ケ丘が36年、東向陽台で33年、富谷中央で31年ということで、耐用年数を50年としますと富ケ丘で14年後、東向陽台で17年後、富谷中央で19年後と3年置きくらいで建てかえの時期を迎えることになります。長寿命対策とか、いろいろあると思いますが。
それで、先ほどの公民館建設費で、あけの平で約5億円、日吉台で5億3,000万円、成田で8億7,000万円ということは、今後の建てかえの規模、建設資材の高騰にもよりますが、解体費なんかを含めますと1公民館で10億円近い金額が予測されると思います。相次ぐ、十三、四年後になりますけれども、公民館の建てかえにつきまして、執行部の財源に対する考えをお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 建てかえという前提であれば、当然、当時もですけれども、当時は国費が若干入っていた公民館があります。今は公民館については国費というものがございませんので、もし今の段階でお答えするとすれば、かなりの部分を地方債を活用するというふうにお答えさせていただきます。
○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) あと十数年後、二、三年後、三、四年後ですが、将来に負担を残さないような形で予算なりそういったものを考えていただければと思います。
富谷市の財政状況といたしましては、公民館のみならず既存の施設修繕、維持、建てかえに関する費用等、住民の高齢化に伴う扶助費、民生費の増加など、現在の富谷市の財政規模が大きくならない限り、新規の事業、施設の整備は難しくなっていくのではないかなというふうに思っております。
私の論旨でも引用させていただきました岩手県滝沢市の中期財政計画ですけれども、義務的経費の増加、基金の減少により、市の財政が硬直化することが述べられておりました。今後、新規事業が富谷市の行財政の運営上の負担となっていないか、滝沢市の事例からも予想されますが、このことについて執行部においてはどのように財政のバランスを考えていかれるのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 確かに、滝沢市の例を拝見したところでございまして、先ほどの新規建設に関しては、やはり予算の平準化、事業進捗に応じまして、結果として予算が平準化されてくるものだろうというふうに思っておるところでございます。
○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 確かに、一つの論法で、年度が、図書館が1年おくれましたと。それで、その分先送りになりますけれども、極端に富谷市の財源がふえていくというものでもないと思われます。その辺について、再度お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 滝沢市の例と比較して恐縮なんですけれども、そのためには今基金の残高等々も管理するようにして、有効的な活用、今後になりますけれども活用を検討しているところでございます。
○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 順番がちょっと前後しましたけれども、やすらぎパークとみやでございますが、先ほどの答弁によりますと整備に係る費用、維持管理に係る費用については、墓地については利用者の負担で賄っていくと。パークゴルフに関しましても、受益者負担、利用者負担でやっていくというような答弁だったと思いますが、先日の全員協議会で配付されましたやすらぎパークとみや整備基本計画では、その辺が触れられておりませんでした。しっかりした事業計画、利用料金の設定が必要になってくるかと思われますが、今後の基本設計及び実施設計で検討なさるのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) 議員のおっしゃるとおり、今後の基本設計、実施設計のほうで総事業費が出てまいりますので、そちらを現段階でお示しすることはできませんけれども、料金設定については近隣の状況の価格等を参考にしながら進める必要があると考えております。
○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) ちょっと前後しましたけれども、財源確保の見通しでございますけれども、富谷市の一般会計は今130億円、大体140億円の間で推移すると思うんですが、やはり入りを多くしないといろんな事業を行うに対しても無理がきます。それで、いろんな事業所、法人の誘致などをやらなければならないと思っていますが、その辺の現在の執行部の状況をお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) さまざま財源の確保については今も取り組んでおりますし、今年度、今後さまざまな知恵を出していきたいと考えてございます。
○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) それでは、次に放課後児童クラブに移りたいと思います。
長期休業のみ、春休み、夏休み、秋休み、冬休みの児童が、それだけの利用者がいるわけですけれども、定員オーバーすることを懸念しまして、そういった方も通年利用を申請しようかなというふうな話もあります。
それで、答弁にありましたとおり、春休み、夏休みなどを小学校の教室をサテライトで検討していくというようなお話だったと思いますが、それでよろしいのか、再度お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 学校によりまして、全ての学校で教室が利用できるというわけではないと思いますが、可能な限り教育委員会、学校のほうと協議して、サテライトとして使わせていただけるように協議していきたいと思っています。
○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 今回、定員オーバーということで定員制になったわけでございますけれども、児童1人当たりの登録面積、床面積です。1.65平米で登録停止の可能性のある児童クラブはあるかどうかお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 昨年までの実績等を勘案して、今のところ平均利用人数を見る限り大丈夫かと思われます。
○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) あと、基本的に低学年、1年生から3年生までを優先して、あとは高学年になれば1人で留守番もできると。ただ、いろんな家庭の事情もありますので、そういったところで寄り添ってご検討いただけるのか、再度お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 高学年になりましても1人でお留守番が困難なお子さんもいらっしゃると思いますし、さまざまな家庭の事情等もあると思いますので、その辺は勘案して進めていきたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 入所案内で、職員不足で、定員を満たさなくても登録を停止する場合がありますよと、多分これは今回から初めて入っていまして、先ほどそれによって登録できない児童はいませんということだったんですが、記載に至った背景なり理由をお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) さまざまな理由がございますが、まずはどうしても厚目に目をかけていかなければいけないお子さん、いわゆるグレーゾーンのお子さんとかそういったお子さんが入った場合、やはり指導員の数というところで足りなくなる場合もございますので、そういったことがないように進めてはいきたいと思いますが、そういったっ不測の事態もあり得るということで入れております。
○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 最後に、運営業務費でございますが、11月1日時点での児童数が一番多いところが日吉台小学校140名、一番少ないところで明石台が75名ということで、1.9倍の差がございますので、不公平感のないようにお願いしたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 時間オーバーでございますので、これをもちまして本日の一般質問を終わります。
ここで執行部入れかえのため、暫時休憩します。
午後 2時39分 休憩
午後 2時41分 再開
○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
日程第3 議案第18号 平成30年度富谷市一般会計補正予算(第5号)
○議長(相澤 榮君) 日程第3、議案第18号平成30年度富谷市一般会計補正予算(第5号)についてを議題といたします。
提案者である市長より提案理由の説明を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、平成30年第4回富谷市議会定例会に追加提出いたします議案についてご説明を申し上げます。
議案第18号として、平成30年度富谷市一般会計補正予算(第5号)を追加で提案するものでございます。
補正予算の概要につきましては、議員全員協議会でも説明申し上げておりますが、市立幼稚園及び小中学校並びに日吉台公民館の教室等合計339室へのエアコン整備費に加え、学校給食の栄養基準不足を改善するため賄い材料費を予算計上し、歳入歳出それぞれ7億5,302万6,000円を追加補正するものでございます。
以上、追加議案の概要を申し上げましたが、詳細につきましては財政課長よりご説明いたしますので、慎重にご審議を賜り、ご可決くださいますようお願い申し上げます。
○議長(相澤 榮君) 本案は朗読を省略し、内容の補足説明を求めます。財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) それでは、議案第18号平成30年度富谷市一般会計補正予算の内容につきましてご説明申し上げます。
追加の補正予算書1ページ、お願いいたします。
平成30年度富谷市一般会計補正予算(第5号)は次に定めるものでございます。
第1条、補正予算の規模でございます。7億5,302万6,000円を追加し、補正後の予算額を137億4,908万4,000円とするものでございます。
第2条としまして、繰越明許費でございます。エアコン関係、4件設定してございます。
第3条につきましては、地方債の補正となってございます。
では、歳出のほうからご説明させていただきます。
14ページ、15ページ、お願いいたします。
まず、一番下でございます。学校給食の賄い材料費でございます。一番下に記載してございます。学校給食の栄養基準不足を改善するための緊急措置として、公費負担1,000万円を追加計上しておるところでございます。
続いて、エアコン整備でございます。
こちらのページ、上から順に小学校管理費、中学校管理費、幼稚園管理費、公民館費とそれぞれに事業費を計上してございまして、総額7億4,300万円を見込んでございます。
そして、このエアコン整備の財源のところでございます。同じく14ページの補正額の財源内訳欄、こちらのほうをごらんいただきたいと思います。
小学校管理費と中学校管理費の特定財源のところでございます。今回、小中学校合わせて国からの冷房設備対応臨時特例交付金ということで1億8,800万円の交付を見込んでおりましたけれども、きのうの一般質問でも答弁しているとおり、5日にこちらの額から1,900万円ほどの減額の内示を受けたところでございます。この減額幅については、今後の入札執行によるいわゆる請差の発生というものも見込まれますので、いずれにしても歳入歳出とも今後の補正予算にて所要の調整を行うこととしてございますので、本日の説明については予算書に記載している金額のほうでご説明をさせていただきます。
続いて、財源内訳の地方債のところです。地方債として、小中学校合わせて5億3,500万円の新規の発行を予定してございます。
このことから、差し引き、表の一番右側、一般財源のところでございます。小学校では7万円、中学校では6万円、合計してもわずか13万円の持ち出しで予算が組める今年度限りの財源措置ということで、多くの自治体でこぞって予算化に踏み切っている最大の理由がこの点にございます。一般財源の持ち出しがほぼゼロで予算が組めるということでございます。
あと、国からの補助です。これまでの補助メニューですと、単なるエアコン整備にはなかなかハードルが高く、ほとんど交付されないということでしたけれども、新たに臨時特例として交付を受けることが可能となったものでございます。
また、地方債です。今回の例でいいますと、歳出の事業費から国費を差し引いた残りの部分、市の負担額の範囲内で借り入れを行う仕組みで、これは地方債の充当率というふうに呼びますけれども、今回に限り充当率、本来75%であるところが100%に引き上げられております。この充当率の引き上げというのがどのような意味を持つのかということで申し上げますと、仮にこれまでの充当率75%で計算しますと、今申し上げた一般財源の持ち出しの合計13万円のところなんですけれども、これが1億3,400万円となります。結果、ですから今年度手を挙げますと1,000分の1以下の持ち出しでエアコンを整備できるということでございます。
それで、これは国費内示の額で再計算した場合、こちらも一般質問でお答えしておりましたけれども、一般財源の持ち出しが約18万円という状況でございます。
この地方債、当然自治体にとりましては借り入れ、借金ということで、事業の完了後においていわゆるローンというものを組みまして、今回のエアコンの整備の場合は、その後、今の情報ですと10年以内でのローンの返済を予定してございます。しかしながら、このローンの返済には交付税算入という措置がございまして、ローンの返済の一部、借金の一部を国が普通交付税を通じて肩がわりすることになってございまして、さらに今年度に限ってはこの肩がわりの率を引き上げますと、交付税の算入率をこれまでの2倍に引き上げますよと、国としては大盤振る舞いというようなことでございますが、これが今回のエアコン整備の全容、財源のスキームとなっております。
ということで、理論上はかなりの財源措置が見込まれるんですけれども、では実際に交付税として本市に幾ら入るのかということで、詳細については10年間の交付税の算定が終わらないと細かくは計算できませんけれども、現状の見込み、本市における交付税の今後の伸び率等を勘案しますと、5億3,000万円以上の借金に対しまして、今回交付税算入が2倍にはなるんですけれども、10年間トータルでわずか3,000万円程度というのが実際の交付の状況の見込みでございます。
結果、このような状況で今回のエアコンの整備を優先したこと、さらにはきのうきょうの一般質問でもご指摘あるとおり、エアコンの稼働に伴う新たなランニングコストというものも発生するということで、図書館の建設をおくらせる判断材料の一つとなったところでもございます。
済みません、ページ戻っていただきまして、12ページ、13ページ、お願いいたします。
国庫支出金はこちらに記載のとおりでございまして、内示のほうをいただいたところでございます。
続いて、21款市債をごらんいただきたいと思います。
3目の教育債5億3,500万円を追加する一方で、プライマリーバランスへの配慮から財政調整基金からの繰入金2億円、それから普通交付税を財源に臨時財政対策債の新規借り入れを抑制してございます。こちら18款繰入金、財政調整基金の繰入金ですけれども、平成29年度の決算積み立て3億500万円を既に積み立ててございますので、そのうちの2億円の取り崩しということになりますので、基金の残高、決算年度の比較としては現状1億円程度の増加を見込んでおるところでございます。
10款の交付税、詳細は普通交付税でございますけれども、当初9億円の予算計上に対して今年度の交付決定額が11億7,600万円、差し引き2億7,600万円のいわゆる予算の上振れというものがございましたので、そのうち今回の補正で2億円を歳入計上してございます。なお、残余の7,700万円につきましては、今後の補正財源として活用することとしてございます。
それで、説明の最後となります。市債残高の見込みについて、16ページをお願いいたします。
こちらは借り入れの状況、残高の推移ということで、直近3カ年分を取りまとめております。
まず、下から2つ目、3その他(4)臨時財政対策債の欄をごらんいただきたいと思います。臨時財政対策債ですけれども、ごらんのとおり平成28年度から平成29年度、そして平成30年度、今回の減額補正を反映しまして、残高見込みとしては対前年度比マイナスが続いております。ちなみに、平成27年度末の残高を参考までに申し上げますと、こちら平成27年度がこれまでの本市の借り入れ残高のピークとなりますけれども、28億8,100万円ということで、この平成27年度と平成30年度の見込みを比べますと、残高としては4,000万円弱のマイナスでございます。比較するとわずか3年で4,000万円程度というふうにも受けとめられますけれども、この間、平成28年度の3月専決補正以降ですけれども、今回の補正のように昨年度も数億円規模の減額補正を編成してきたところでございます。
改めてこの間、市制施行後ですけれども、全庁を挙げた行革への取り組み、それから財政運営を通じて、結果としてどの程度借り入れを圧縮してきたのかというと、金額で申し上げますと今年度を含め12億円を超える規模の抑制を講じてきたということになります。逆に言いますと、この間の財源確保なり捻出というものがなければ、平成30年度末の臨時財政対策債の残高としては40億円を超える可能性もあったというふうな分析でございます。
次に、合計の欄の計のほうをごらんいただきたいと思います。表のとおり、平成28年度、平成29年度、平成30年度と市債残高の総額ですけれども、対前年度比プラスとはなってございますけれども、表の中ほど平成30年度の教育債、今回の補正額5億3,510万円についてはエアコン整備の財源でございますので、実際には今年度ではなくて平成31年度の借り入れを予定してございますので、今年度末の見込みとしてはこの分が決算では差し引かれます。ということで、改めてその見込みを計算いたしますと、70億6,100万円からその分を差し引きますので、見込みとしては65億2,600万円ほどということになりまして、平成29年度よりもマイナスを見込んでおるところでございます。
それで、この市債残高についてですけれども、今後の補正の状況というものにも左右される部分もございますが、もし現状の見込みどおりの決算をということになれば、平成22年度決算以来、実に8年ぶりというふうになるものでございます。
私からの説明は以上でございます。
○議長(相澤 榮君) 次に、教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) それでは、私のほうから、平成30年12月4日追加提出の議案第18号平成30年度富谷市一般会計補正予算(第5号)の富谷市立幼稚園、小中学校の空調設備設置整備事業関係につきまして、事前にお配りしております関係資料に基づきご説明いたします。
1枚お開きいただきまして、資料1、富谷市立幼稚園、小中学校空調冷房設備設置内容でございます。
1の設置する学校などについては、小学校が8校、中学校が5校、幼稚園が2園となります。
2の設置教室等につきましては、全体で337室を予定し、今回改めて検討した結果、各校の音楽教室にもエアコンを設置することといたしました。
3の設置台数につきましては、資料2に掲載しており、次にご説明いたしますが、教室等に設置するエアコンの台数は379台となります。
4の空調の規格でございますが、小中学校においてはGHPガスヒートポンプエアコンを採用いたします。理由といたしましては、イニシャルコスト、ランニングコスト、工事期間や夏場ピーク電力カットなどでEHP電気ヒートポンプエアコンより総合的に有利に設置、運転できるためであります。なお、幼稚園につきましては、EHP電気ヒートポンプエアコンが容易に設置できることなどから、EHP電気ヒートポンプエアコンといたします。
5の工事費等事業費でございますが、小中学校の事業費の工事請負費が7億1,600万円、委託料の管理業務が716万円、同じく委託料の設計業務が982万8,000円、幼稚園の工事請負費が500万5,000円となり、合計で7億3,799万3,000円となります。
次のページをお願いいたします。
財源につきましては、昨日市長より一般質問の答弁にもありましたように、7億3,799万3,000円のうち、国庫補助金は1億8,793万円と見込んでおりましたが、先日内定額が示され、1億6,827万9,000円となります。その他の財源につきましては、今後通知される内定に係る文書をもとに必要な財源を措置してまいりますので、ご理解願います。
なお、国庫補助申請金額の算出方法につきましては、実工事費の3分の1または空調を設置する部屋の合計面積に補助単価を掛けた金額に3分の1を掛けたもののうち、どちらか安価な金額が補助金額となります。
6のランニングコストでございます。冷房使用料金はFF式暖房機の保守料金が不要な部分も想定した場合、電気料金より約59%の料金の割安が見込め、1校当たり年間約42万3,000円の料金が想定されます。暖房使用料金につきましては、FF式暖房機からガスヒートポンプエアコンを想定した場合、ガス料金は年間約1,419万5,000円を想定し、FF式暖房機の灯油料金より約5.5%の料金の割安が想定され、FF式暖房機保守点検料金が不要となる部分も考慮すると約17%の料金の割安が想定されます。
また、実際使用した場合のガス料金と灯油の料金を比較しますと、ガスの場合1校当たり年約109万1,000円が見込まれ、灯油の場合1校当たり年約115万6,000円となります。なお、幼稚園の電気料ですが、冷房使用料2園で年約13万5,000円がみこまれます。
次に、保守点検でございますが、GHPガスヒートポンプエアコンは13校で年間約312万円が想定され、1校当たり24万円の金額が見込まれます。なお、1年目は保証期間となります。また、GHPガスヒートポンプエアコンの設置により、エアコン設置教室におけるFF式暖房機の保守点検料が不要となった場合、その分の費用をほかに使用できることも想定されます。
次に、7のスケジュールでございますが、本日議決をいただいた後に早急に入札公告を行い、年度内に入札を予定いたします。また、年明け早々臨時議会を開催していただき、工事契約締結の審議、議決をいただき、本契約を行い、工事の着手を早急に行いたいと考えております。
なお、工事完了は6月を目途とし、稼働は7月を予定したいと考えております。つきましては、ほかの自治体との競合を避けるため、このような早急なスケジュールとなっておりますが、ご理解とご協力のほどお願いいたします。
次に、資料2のA3判の資料をごらんください。
済みませんが、資料の訂正をお願いいたします。1、小中学校設置室数割合の普通教室の欄で、普通教室設置率(C)=(B)-(A)の箇所の「-」を「/」に訂正願います。また、特別教室の欄の設置合計数(G)=(E)-(F)の「-」を「+」に訂正願います。
それでは、説明いたします。
1、小中学校設置室数割合ですが、全体で普通教室218室、設置率は100%となります。特別教室84室、50.5%。普通教室、特別教室合わせまして302室、76.8%の設置率になります。普通教室、特別教室を除く職員室などが29室、70%の設置率、合計で331室、76%の設置率になります。
中段2の各校ごとの設置室数、台数、面積は、右端の網かけ部分をごらんください。小学校の設置室数は211室、中学校の設置室数は120室で、合計331室の設置となります。台数は小学校で238台、中学校で135台の合計373台となります。そして、網かけの一番右側がエアコンを設置する部屋の面積となります。
次に、3の幼稚園の設置室数、台数、割合につきましては、今回2園で6室6台の設置を行い、100%の設置率となります。
全体の幼稚園、小中学校の総設置室数は337室、総設置台数は379台となります。
なお、次のページの資料3以降につきましては、都市計画課よりご説明申し上げます。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) よろしくお願いします。
資料3をごらんください。空調の機器表になります。
一例として、富谷中学校の図面を添付しております。空調の設定につきましては、各教室の条件、部屋の面積、窓の面積とか、または天井の高さなどをもととして負荷計算を行いまして、各教室に合う能力のエアコンを設置することとしております。宮城県の室外の最高気温の基準が31.8度となっておりますので、室内の目標温度を26度で設定した形のものでございます。
資料の6をごらんください。
ガスの空調設備の一般的な器具の写真と寸法を載せております。室内機は天井のつり型を採用いたしまして、室外機はマルチタイプで、室内機5に対して室外機1つのイメージでございます。リモコンスイッチは各教室に1つとし、職員室で集中管理ができるような設計をしているところでございます。
資料の4をお願いします。
1階、2階の平面図になります。
室内機は、経済性と熱効率に考慮して、廊下側の教室の壁センターに設置します。室内の冷媒管としてドレーンは廊下の天井に露出配管で設置しまして、樹脂製のスリムダクトで囲むような形で景観に努めたいと思っております。
また、1階に設置する室外機までの配管は、廊下の壁に穴をあけまして、外壁をはわせて接続していく計画でございます。図面では、なかなかちょっと読み取れないと思うんですけれども、申しわけないですけれどもよろしくお願いします。
あと、資料は3階の分なので、参照していただければと思います。
なお、小中学校の空調工事の発注につきましては、小学校を4校と4校、2つに分けまして2本で発注し、中学校は1本で発注していきますので、3本で発注する計画としております。小中学校の空調設備工事の管理業務につきましては、小学校、中学校、13校を1本でこちらのほうは発注する予定としております。
説明のほうは以上でございます。よろしくお願いします。
○議長(相澤 榮君) この際、午後3時20分まで休憩します。
午後 3時08分 休憩
午後 3時20分 再開
○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。17番渡邊俊一君。
○17番(渡邊俊一君) 内容的には全然問題ないんですけれども、私も早急にやるべきだと思っていますから。
財政課長の説明の中で、一つは最初7万円と6万円でできるんだみたいな話を当初されました。しかし、結果的に地方債を取り組まなければならないということで、地方債は結果的には借金でありますから、何かいかにも7万円、6万円でできるんだよみたいな当初の一番最初の話、やっぱりそういうんじゃなくて、もう少しやさしいやっぱり説明をしていかなければならないだろうと私は思っています。
それで、なぜ今そんな話をしているのかというと、地方債に対して地方交付税である程度見ていってくれるような話をちょっとされていました。それで、最終的には、ちょっと聞き漏らしているのかどうかわからないけれども、3,000万円くらいなのかなとかなんとかというような話だったんですけれども、その辺をもう一回、丁寧にちょっと説明していただければ、何ら問題ない内容ですから、そんなに大幅な質問も出ないと思いますので、よろしくその説明をお願いします。
○議長(相澤 榮君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 申しわけございませんでした。
それで、地方債の今回の5億3,500万円でご説明します。そのうち、補助対象経費というものと単独事業というふうに分かれますけれども、5億3,510万円のうち、補助裏債という言い方、交付税算入になるものは3億7,580万円でございまして、残りの1億5,930万円、こちらが単独債というふうに大きくまず分かれます。
それで、先ほどの交付税算入というのは、この補助裏債の部分、今で言いますと3億7,580万円、これに対しての交付税算入というものはございます。通常は、今までですとこれの3割、30%だったものが、今回60%に引き上げられます。3億7,580万円に対しての交付税算入、金利を無視して言いますと、算入は2億2,548万円というふうに計算はできます。
ここまではどこの自治体で同じようにやったとしても、この算入率までは自動的に計算できるんですけれども、その後、交付税の仕組みになるんですけれども、交付税が交付されている自治体でも、そうでない自治体でも、この金額は算入されるんですけれども、例えば大和町の場合、交付税が交付されておりませんので、幾ら交付税算入がある起債を選んだとしても、交付税交付額は幾らですかと聞かれれば、大和町ではゼロ円ですというふうな答えになると思います。
それで、うちも交付税は交付されているんですけれども、大和町ほどではないんですけれども、財政力指数というものが0.82というふうなことで、1に近づきますと交付税をもらえなくなるんですけれども、かなり高いところになっておりますので、今後の見込みとしては、実際交付税は幾らですかということになりますと、3,000万円程度というふうな見込みということでございます。
○議長(相澤 榮君) ほかに質疑ありませんか。10番西田嘉博君。
○10番(西田嘉博君) それでは、先ほどの話になかったんですが、既存のFF式暖房機はどのようにされるのか、伺います。
それから、もう1点。全ての学校へのガス供給方式はボンベ式なのか、それとも例えば富ケ丘なんかは宮城ガスが集中プロパン方式ですが、その辺のところはどうなっておるか、伺います。
○議長(相澤 榮君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) FF暖房機ということでございますが、エアコンを当然設置するわけでございますので、先ほどもお話しいたしましたが、大分ガスのほうが有益だということでございますので、早急に取り外すとかそういうことはなくて、まずはちょっと検証するような形でいきたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) ガスにつきましては、仙台市ガス、そしてあとその区域がありますので、あとはカメイガス、あとは宮城ガスという形の3つから成り立っている感じなんですけれども、今、取り出しのほうが富谷中学校、富谷小学校がございませんので、近くまで仙台市ガスが来ておりますので、そちらのほうの取り出しまで仙台市ガスのほうでやっていただきまして供給をしていくという形のことで、全部ガスの供給ができるという形で計画をしております。
○議長(相澤 榮君) ほかに質疑ありませんか。11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) 財源内訳なんですけれども、1億8,000万円の臨時交付から二、三千万円下がるというふうに見ていいんですね。それが1点と、それと保守点検の部分なんですけれども、維持管理費、これはPFIですとその辺まで含めてやられたんですけれども、今回間に合わなかったということでそれは理解できるんですけれども、ここに保守点検というふうに入っていますけれども、まさかこれだけではないですよね。もっと保守点検というのはいろいろ取り決め、契約があると思うんですけれども、その辺、保守点検の考え方についてもう少しご説明いただきたいと思います。
それと、先ほど出たFF式暖房、これは7割のFF式暖房を使わないと。今まで7割の部分の維持費は幾らだったのか、その分が補塡になると思うので、補塡というか使える金額だと思うので、その辺の金額をお伺いしたいなと思います。以上です。
○議長(相澤 榮君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) では、歳入のほう、今予算の計上から1,900万円ほどのマイナスということで、1億6,800万円ほどの総額内定を受けたところでございます。
○議長(相澤 榮君) 次に、教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) 維持管理でございますが、約312万円ほどかかりますが、初年度は保証期間ということでございますので、その期間中にいろいろPFIも含めました維持管理の方法も研究していきたいと思います。
FF暖房機の保守料金でございますが、平均で約250万円ほどかかっておりますが、その削減した分、FFを使わない部分ということで約70%ぐらいを見込んでおりまして、175万円ほどということになります。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) その維持管理ですが、1年間保証というのは通常今当たり前になっておりますが、その後の維持管理なんですけれども、その後の維持管理は当然個別契約になるのか。個別契約になると思うんですけれども、その辺しっかり決めておかないと、台数が380台ですから、一々故障した云々ではだめだと思うんですね。保守点検も全部含めて、その辺の初期不良とか簡単な不良も含めての契約をぜひお薦めしたいなと、その辺の考え方をお聞きしたいと思います。
それと、リスクに備えるというか、エアコンですと真夏に故障したとか云々となりますので、業者と市の責任、この辺をしっかり取り決めしておいていただきたい。その辺はどうなっているのかお伺いしたいと思います。以上です。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 保守点検につきましては、今議員おっしゃるとおり、そういった専門業者のほうにするというような形のことで、定期点検とか中間点検とかとあるんですけれども、それはエンジンオイルの充塡とかそこら辺を全部含めまして、あと故障時には故障したということで、そのときにセンサーがございまして、そちらに飛んでいくと。何々故障がありますということで、そういった形のことで飛んできて、何々が故障しているかわかるような感じのシステムが入っておりますので、そういった形で明確にちゃんと動くような形、いつでもちゃんとそういったものが管理できるような形のシステムを組み込んで維持管理をしていきたいと考えておりました。
○議長(相澤 榮君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) この保守点検の関係でございますが、先ほども申したように、いろいろ検討いたしまして、一番適正な形で持っていきたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) そうすると、中央管理室みたいなものを設けて、この動いている、動いていないというのを確認するようになるという考え方でいいのか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 機械のほうにそういった故障を感知するものがありまして、そこから保守点検の業者のほうに飛んでいくようなシステムにしておく感じでございますね。
○議長(相澤 榮君) ほかにございませんか。16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 賛成の1人として質問させていただきます。
6番にランニングコストがありますけれども、電気料と比較すると59%の割安になりますとあります。これは、電気料金が本当にこれだけ高くなるのかどうかの説明と、あと電気にした場合、私は安くなるのかと思うんですけれども、その電気の容量関係がありまして、キュービクル関係を設けるのかどうか。設けた場合の概算を出したと思うんですけれども、キュービクルを1校に設けた場合はどれくらいかかるのか、その辺についてお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 初めのキュービクルの金額ということで、電気とか全部計算しますと、もう1つやはり新しくつくらなければいけないという形になりまして、1件当たり3,000万円くらいかかるという形、(「1校当たり」の声あり)はい。1校3,000万円という形のことでの今試算になっておりまして、それで計算しますとGHPガスのほうが安いという形の試算になっておりました。
あと、今ランニング関係で電気という話があったんですけれども、電気料金のほうについては、どうしても空調を使うのは大体2カ月という形なんですけれども、基本料金が一番高いところで見るものですから、12カ月分全部高い料金での基本料金を払うという形になってきますので、ガスのほうは使った分という形になってくるので、それでちょっと比較をしますとガスのほうが有利かなという形で試算をしておりました。
○議長(相澤 榮君) ほかにございませんか。7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 2点について質問させていただきます。
1点目に関しましては、やはりランニングコストもかかるということもありますので、断熱についての検討、ペアガラスであったり、トリプルガラスであったり、そういうものはされていたのか。
2点目としましては、整備スケジュールが、来年まで何とかやはり稼働させたいということで、これは大変タイトなところと、あと県内でも本当に争奪戦になるということが予想されておりまして、その中でも特に素早い動きだとは思うのですけれども、本当に来年までに何とかなるのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 初めに、6月までということでお聞きしているんですけれども、今本当におっしゃるとおりだと思うんですけれども、他自治体の競合ですね。やはり機器業者もそういった競合を避けるため、価格の高騰になる前に今回入札を行いまして、そのために予備費を活用していち早く実施設計を発注して、年内中の入札という形になっておりますので、そういった形で来年までにやっていきたいという思いが一番でございますので、そちらのほうでちょっと取り組んでいきたいと思います。
窓ガラスの断熱とかにつきましては、そういったものは、済みません、まだやっていないような状況でございます。
○議長(相澤 榮君) ほかにございませんか。1番金子 透君。
○1番(金子 透君) ガスの供給業者に関してなんですけれども、ガス局と宮城ガス、カメイ、3者となっておりますけれども、これはその地区で供給している業者でこういうふうになったのか。ということは、富谷の小中学校に関しては恐らく仙台市ガス局の天然ガスを引き込むというということで、あけの平はカメイ、富ケ丘とかは宮城ガス。これは、供給単価に関してはどのようにして取り決めなさったのか。恐らく入札ではないですよね、ガス供給。どのような取り決めをなさったのか。あと、その単価の違い等々、お知らせください。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 仙台市ガス、あとはカメイと宮城ガスにつきましては、こういった形で計画していくのでどのくらいで入れられますかという形のことの話をしていきまして、それで金額を通常よりは安くしていただけるような形で話をしておりましたので、その金額で比較をしているところでございます。
○議長(相澤 榮君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 一つの考え方なんですけれども、例えばLPGにしろ天然ガスにしろタンクを置きまして、そこに供給する業者、入札において、ガス供給業者はこの3者だけではありませんから、入札においてこのタンクに供給していただくというような方法の検討はなされなかったのか。要は、液化燃料も全部、本市はたしか二、三カ月に一遍、重油、軽油、灯油、ガソリンを入札で供給業者を決めてらっしゃると思うんですけれども、そういうような格好で適正に競争していただければ、一番のランニングコストである燃料代をかなり圧縮できるんじゃないかなと思ったんですよ。初期費用としてタンクを置いて、ランニングコストのガス料金を圧縮させるという、そういうような比較検討はなさったのか、なされなかったのか。また、こういう考え方はちょっと無謀なのかどうなのか、お伺いしたい。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 常に供給できるという形のことで、そのガスの区域が決まっておりまして、底値で仙台市ガスのほうと、あと先ほど議員がおっしゃったとおり富ケ丘であれば宮城ガスという形で、あけの平であればカメイガスという形の話がございましたので、そちらのほうの全部取り出しが学校のほうにもなっておりましたので、そちらのほうの利用が一番最適かと思いまして、そちらのほうで積算をさせていただいておりました。
○議長(相澤 榮君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 今現在使っているガスの量と、今後使うであろうガスの量は、比較にならないぐらい量的なものがずっと続くわけですから。そうすると、今引き込んであるのを別に勘案しなくても、この空調のための燃料を単体として捉えても、競争原理に任せてやるのは何となくいいんでないかなと私は考えるんですけれども、今から比較検討、設計の変更等々ではもうタイムスケジュール的に何か不都合が生じるのであればやむを得ませんけれども、何年にもわたって使うということは、仮に今ある取り出しの業者にお任せすることによって、逆に高額の燃料を購入するというおそれも考えられるのではないかと思い、最後の質問であります。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 引き込みというとそのまま使えるんですけれども、タンクという場合になりますと、その使うところによって次々交換しなくてはいけないのかなというちょっとイメージもございまして、取り出し、タンクはその業者によってタンクの質も何も違うのかなという感じがありますので、そういった供給できる取り出しのほうからしていきたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) ほかに。8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 工事の発注の際ですけれども、地元業者のかかわりみたいなものはどのように考えているのか。これはどういうところで地元が参加できるか、これも必要だと思いますが、どうでしょうか。
あと、工事に入って1月着手ということになっています。冬休み期間中なのかなと思いますが、冬休み、春休みを使ってやるのか。もし、それで工事が進まなかった場合、子供たちへの影響も考えなければいけないので、これはどういう感じで進めるのかお尋ねしたいと思います。
それから、議案書の14ページ、15ページです。最終段階のところに、給食センターの管理費が出ていて、1,000万円の賄い材料費があります。この1,000万円の根拠ですけれども、食数掛ける単価ということだと思うんですけれども、これはどういうことでこの1,000万円が出てきたのか。1月、2月なのか、これが決まったらすぐ12月から実施できるのか。そこはどうなっているのか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 地元業者のかかわりにつきましては、一般競争入札という形になってきますので、地元でやっていただければ一番だとは思うんですけれども、やっぱりできるできないとかというのはあると思いますので、一般競争入札でそこの資格のある方が入ってきて実施していくという形のことで考えておりました。
あと、休みを使ってという形のことなんですけれども、冬休み、あとは一番が春休みに集中してという形のものと、あとは学校のご協力がないとできないことだと思いますので、本当に最終的には協議が必要になってくると思うんですけれども、教室は例えば特別教室を使っていただいいて授業をしていただくとかそういった工夫をしながら、ぜひとも早い段階での整備をしていきたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 次に、学校給食センター所長。
○学校給食センター所長(郷右近 衛君) それでは、まず食数のほうから申し上げます。小学校のほうが4,350人です。中学校のほうが約2,180人、合わせまして約6,530食でございます。単価につきましては、充足させるような献立を組みまして、小学校のほうで約57円でございます。中学校では約68円と。それを総額で算出しますと、約1,700万円となります。
それで、1,700万円なのになぜ1,000万円なのかということになりますけれども、ずっとなんですけれども、以前から当然に給食費だけではちょうど賄い材料費とぴったり合うということはございませんでしたので、市のほうから補塡はずっと続けておりました。平成30年度の予算につきましては、約900万円ほど持っております。その900万円がありまして、今から使うお金も1,700万円相殺いたしまして、約でございますけれども1,000万円の補正ということになります。
それから、いつからということでございますけれども、献立及び物資の調整関係がございますので、1月から3月までの期間ということになります。
○議長(相澤 榮君) ほかに質疑ありませんか。7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 先ほど断熱について質問したのですが、やはりランニングコストはどんどんかかるものですので、しっかりと検討されたほうがいいかなと思います。というのも、一般住宅でいいますと窓からの熱ロスが大体40%以上だということで言われていまして、学校だとさらに高くなるのではないかなと。
例えばですけれども、すぐ実践できるようなものとしてグリーンカーテンを導入してみると、その電気代が安くなったり、食べ物を育てる体験であったりとか、エコ教育、環境教育、SDGs、ESD教育にもつながるのかなと思いまして、ぜひ一度ご検討を、全校的に広げられないかなど含めてご検討いただけないかなと思いまして、質問いたします。
○議長(相澤 榮君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) 議員の今おっしゃられたことも、今後参考にしていきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) ほかに。12番出川博一君。
○12番(出川博一君) エアコンの設置に関しては、非常にタイトなスケジュールで、これから大変かと思いますけれども、これはぜひやっていただきたいと思いますけれども、私はちょっと財政面から確認をさせていただきたいと思います。
一つは、13ページにあります財政調整基金2億円を今回使うということになるわけですけれども、先ほどの財政課長の説明では、平成29年度の剰余金が3億500万円あるので2億円使っても1億500万円は基金がふえていますよと。つまり、2年連続で基金の残高がプラスになるというふうな理解をしていいのか。
もう一つは、最後のページ、16ページのところで、ここは地方債の残高について記載されていますけれども、先ほどの説明では教育債の5億3,500万円は、これは平成31年度繰り越しになるので、最終的に平成30年度の起債見込み額は3億2,900万円、約3億3,000万円になって、そうすると平成30年度の償還見込み額、これは利息も入るんですけれども5億円と比べると、ここでもう1億8,400万円のプライマリーバランスが黒字になるという理解でいいのかどうか、これを確認させていただきたいと思います。
それから、あと14ページ、15ページで、給食センターの運営維持のところですけれども、この問題は新聞で表面化したわけなんですけれども、文科省の栄養価の基準というのは、栄養価に関して何種類あるのか。それから、それに対して富谷市の未充足は何種類か。小学校と中学校別にお願いしたいと思います。
そして、ちょっと答弁しにくいと思いますけれども、これは実はいつごろから認識していたのか。ことしじゃなくて去年おととし、そういう以前の段階で認識していたのかどうか、その辺についてお尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) まず、基金の考え方でございます。議員のおっしゃるとおりでございます。決算積み立てのうちの2億円ということでございますので、特定目的基金の残高、こちらについて昨年度に引き続き今の現状ではプラスを見込んでございます。
同様に、正味プライマリーバランスということで決算のときお示しした数値がございます。こちらも議員の計算のとおり、公債費の元利償還金よりも今回の今年度の発行が少なくなりますので、こちらも2年連続の黒字を現状見込んでおるところでございます。
○議長(相澤 榮君) 次に、学校給食センター所長。
○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 栄養価の種類につきましては、11項目になります。
それで、いつからかということでございますけれども、書類的にも平成21年度からの書類しかございませんけれども、平成21年度からずっと充足していないという期間がございました。といいますのも、平成20年度につきましては栄養所要量という形で、文科省だけでの水準でございましたけれども、その平成21年度からは厚生労働省の日本人の標準的な食事摂取基準、それから小中学校の食事状況調査など、日常的な行動とか運動バランスを考えて、そこから栄養摂取基準ということになりまして、そこからその書類も整備したところでございます。
未充足でございますけれども、平成29年度実績で11項目で、小学校でございますけれども、5項目が未充足でございます。中学校につきましては8項目が未充足でございます。以上でございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) ということは、これはマスコミでは仙台市のやつでスタートしたんですけれども、ほかの市町村も大体未充足の状況でいるというのが新聞では出されていたんですけれども、そういう意味で、これについては先ほどの答弁の中で、小学校については単価が57円、中学校については68円引き上げて、未充足をカバーしますよということであれば、これはやっぱり給食費の値上げというのは必要なことではないかなというふうに私は思うんですけれども、その辺についての検討状況をお尋ねしたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 給食費については、給食審議会のほうに、今教育委員会のほうから諮問をしておりますので、近々給食審議会のほうで審議をいただくと。それから答申をいただくというような手順で、しっかり考えていきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 審議会で検討するという答弁なんですけれども、これはそうすると時期的には平成30年度内に答申を受けて対応するのか。あるいは、来年の10月、消費税が値上げになると思うんですけれども、そのタイミングでやろうとするのか、はたまた自前で平成31年度はやって、平成32年度から引き上げするということになるのか。その辺、審議会で決めることですからあれですけれども、見通しとして。ただ、審議会といっても、現実には50円以上、上げなくてはどうしようもないという状況ですから、その辺についての見通しも含めて、最後答弁いただきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 年度内にきちんと答申をいただいて、その答申をもとに最終的には教育委員会のほうで審議をして決定してまいりたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第18号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
これで本日の日程は全て終了しました。
本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでした。
午後 3時53分 散会
平成30年12月10日(月曜日) 午前10時00分 開会
日程1 | 会議録署名議員の指名 | ||
日程2 | 一般質問 | 12番 出 川 博 一 議員 | |
1 | 来年度の予算編成方針は | ||
2 | TOMI+(愛称)の今後は | ||
9番 浅 野 武 志 議員 | |||
1 | イノシシの被害対策と捕獲について | ||
2 | 耕作放棄地・遊休農地の復元について | ||
3番 若 生 英 俊 議員 | |||
1 | 富谷市の学力テスト結果の評価と学力向上の具体的な取り組みを問う | ||
2 | 「(仮称)富谷市民図書館」の整備概要を問う | ||
3 | 学校給食の栄養量不足の改善を | ||
8番 佐 藤 聖 子 議員 | |||
1 | 放課後等デイサービス事業の存続を図るための対応は | ||
2 | 学校給食の栄養基準不足改善は市の責任で対処すべきでは |
議事日程のとおり 午前10時00分 開会
○議長(相澤 榮君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましてはお手元に配付のとおりです。
○議長(相澤 榮君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、15番佐藤克彦君、16番山路清一君の2名を指名いたします。
○議長(相澤 榮君) 日程第2、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 皆さん、おはようございます。
それでは、私から2点について質問します。1つは、来年度の予算編成方針について。2つ目は、富谷市まちづくり産業交流プラザ(愛称TOMI⁺)についてです。
まず、最初に、来年度の予算編成方針についてお伺いします。
9月28日、平成31年度予算編成方針が企画部長より通知されました。現在、執行部においては、来年度予算編成も佳境に入っていることと推察いたします。先週2日間の一般質問の質疑の中、市長答弁で、来年度の大きな事業計画として、放課後児童クラブの新設、国際スイーツ博覧会の開催、街道まつりの開催、水素フォーラムの開催、市道穀田三ノ関線道路改良事業の実施が表明されました。
また、歳入確保のため、富谷市広告事業に係る基本方針、そして、有料広告掲載に関する要綱を定め、さらに、有料広告掲載に関する基準を策定し、11月21日、広告代理店の公募に乗り出すなど、来年度に向け意欲的な取り組みが動き出しました。
そこで、来年度の予算編成方針に関連し、7項目質問します。
1つ、歳入増加策の主な施策は。
2つ目、事業の見直し(出張所、窓口延長、西コミ子育てサロンの統廃合等)の検討は。
3つ目、民生費における子育て支援と高齢者福祉のバランスは。
4つ目、委託費としての新公共交通システム推進事業の今後は。
5つ目、ユニセフより委嘱された日本型子どもにやさしいまちモデル検証作業自治体と富谷市独自申請の市立幼稚園、小中学校のユネスコスクール登録による来年度予算への影響は。
6つ目、とみや国際スイーツ博覧会と街道まつりの回遊性の検討は。
7つ目、予算編成過程の情報開示のスタンスは。
これらの予算編成方針について質問します。
次に、富谷市まちづくり産業交流プラザについて伺います。
2020年に富谷宿開宿400年を迎えるに当たり、地方創生拠点整備交付金を活用して、富谷市まちづくり産業プラザ(愛称TOMI⁺)を整備しました。
国の交付金にいち早く手を挙げ、何回も申請書をはね返され、粘り強く書き直し食らいついた結果、満額の事業認可となったものと思われます。解体だけでも1億単位の支出が予想され、手つかずの遺構がよみがえった姿に感嘆と驚きを覚えました。それぞれの部署の職員の皆様の努力と英知のなせるわざと感謝申し上げます。
本施設は、1つとして、創業支援・起業家育成。2つ目として、就労支援・キャリア開発。さらに、にぎわいづくり・しんまち活性化の3つの機能を持つ複合的な施設として、それぞれの機能を最大限に活用するための各事業を展開することにより、新たなにぎわいの創造に資するまちづくり拠点として、7月1日に開所しました。
一般財源の厳しい本市であるがゆえに、その後の運営においても地方創生推進交付金の交付を受けています。それがゆえに、今後のTOMI⁺の運営には財政面での制約が懸念されます。
開所から5カ月経過した現在の状況と、今後の運営について3項目伺います。
1つ、成果目標(KPI)の進捗は。
2つ目、運営収益、運営支援、維持管理の2019年度予算計画は。
3つ目、指定管理者による管理についての見解は。
以上が、私からの質問です。よろしくお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) おはようございます。
それでは、ただいまの出川博一議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の来年度の予算編成方針はの問い1でございます。歳入増加策の主な施策といたしましては、行政改革の取り組みによりホームページのバナー広告貸し付け、ふるさと納税の充実、基金の効果的な運用を行う予定としております。また、昨年度から実施している予算編成過程の見直しや国・県補助金の積極的な活用に加え、企業版ふるさと納税やクラウドファンディングといった外部資金の活用にも努めてまいります。
問い2、事業の見直しの検討につきましては、出張所につきましては、昭和49年の東向陽台出張所開設から現在まで、公民館事業とあわせ地域に根差した多様なサービスを提供しているところです。コンビニ交付サービスの実施等により、住民票や納税等の利用は減少しているものの、一定の利用者がいることも事実であり、また、今後確実に増加すると予測できる高齢者にとりましては、出張所は安心して利用できる有益なサービス機能であることから、当面、現行体制を継続してまいりたいと考えております。
また、本庁舎及び成田出張所における窓口延長につきましても、住民サービスとして定着している状況にあります。このことから、繁忙期や通常期の利用動向等を多角的、そして継続的に検証し、適切に判断してまいります。
西成田コミュニティセンター子育てサロンにつきましては、毎年5,000人程度の利用者があります。ここでは、公民館では行っていない児童の一時預かりも行っているところです。このことから、当面は現状のまま運用をしていく予定であります。
問い3、民生費における子育て支援と高齢者福祉のバランスは、現在、予算編成作業中であることから、来年度当初予算の提案にあわせ、改めてお示しさせていただきたいと思います。
問い4、新公共交通システム推進事業委託費の今後につきましては、初めに、今年度につきましては、国土交通省の街路交通調査費補助金を活用し、さきの議員全員協議会でご報告申し上げましたとおり、富谷市公共交通グランドデザインの策定業務を進めているところであります。
なお、次年度につきましては、本年度中に策定する公共交通グランドデザインの基本構想に基づく基本計画の策定を予定しており、引き続き、街路交通調査費補助金を活用するため、国土交通省に対しまして関連予算の要望を行っているところであり、実現に向けた施策の展開を図ってまいります。
問い5、日本型子どもにやさしいまちモデル検証作業自治体の取り組みといたしましては、現在、市で行っている関係各課の事業を子供に優しい視点や子供たちの意見を取り入れるといった観点で見直し作業を全庁的に取り組んでいる段階であります。今後、「子どもにやさしいまち」として新たに取り組むべき事業が明確になれば、予算等に反映されることがあるかと思いますが、来年度の予算に関しては特に影響はないと考えております。
また、市立幼稚園、小中学校のユネスコスクール登録による来年度の予算ですが、教職員等を対象にしたユネスコスクール研修会の開催を予定しており、その研修会の予算を計上する予定でございます。
問い6、とみや国際スイーツ博覧会と街道まつりにつきましては、10月同月での開催を行っており、開催日時が近いことや、また、従事する職員も多いことなどから、かねてより同日開催ができないかなどについて検討をしておりました。しかしながら、開催趣旨や目的、会場等の関係から、一概に集約することは難しく、これまで実施するまでには至っておりませんでした。来年度の事業企画において、議員のご提案もあることから、各イベントの費用対効果や市全体のイベントなどを総合的に勘案し、改めて十分な検証を行い、集約が可能なのかどうかについて検討してまいりたいと考えております。
問い7、予算編成過程の情報公開につきましては、県内の状況を申し上げますと、ほとんどの市において、編成方針等の開示はしておりません。一方、本市においては、これまでも予算編成方針をホームページに掲載し、市民の皆様に公表してまいりました。しかしながら、予算編成過程の詳細につきましては、検討段階の未成熟な情報を公開することにより、市民の誤解や憶測を与え、混乱を生じさせてしまうおそれがあるため、県内の他の自治体の状況を確認しながら慎重に検討をしてまいりたいと考えております。
質問件名2の「TOMI⁺の今後は」の問い1でございます。地方創生推進交付金申請時における本年度1年目の成果目標(KPI)としては、起業・創業者3者、IT企業等のサテライトオフィス2者、新規雇用者2名と目標設定しております。11月末現在、開館4カ月間の進捗状況では、起業・創業者4者、IT企業等のサテライトオフィス5者、個人事業者1者、新規雇用者2名を誘致し活動を展開していただき、今年度の目標設定と比較すると、既に達成をしている状況であります。TOMI⁺は最長3年まで入所できますが、退所後は市内での継続的な起業・創業活動へ誘導できるように取り組んでまいりたいと考えております。
問い2と問い3につきましては関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
まず、運営収益ですが、シェアオフィス使用料やシルバー人材センターなどの賃料などにより、年間約1,000万円程度の歳入を想定しております。また、運営に当たっては、本年度同様に富谷塾を引き続き開催しますが、あわせて起業家育成やビジネス創出をさらに加速していくため、IT企業との企画型ワークショップやしんまち夜市のようなTOMI⁺入居者主導型イベントの支援強化、起業家育成の充実に向けた各種セミナーを実施するほか、子供たち向けのプログラミング支援事業なども企画しながら、TOMI⁺を拠点とし、施設を最大限活用し、創業支援、しんまち賑わいの創出に努めてまいります。
機械警備や清掃業務、受付管理業務委託などの維持管理については、約1,000万円程度を見込んでおります。
また、起業・創業支援に要する運営費用は2,200万円を想定しておりますが、地方創生交付金として1,600万円が歳入として入ってまいります。なお、運営形態については、本年度同様に委託業務で対応したいと思っておりますが、TOMI⁺運営方針をご説明申し上げた際に、プラザ自立運営への基本的な考え方といたしましては、5年後には指定管理制度による自立運営の実現を目指すとしております。今後は指定管理制度導入へ向けて取り組むこととしており、条例制定とあわせて、議員の皆様には適宜にご説明させていただきたいと考えております。
以上です。
○議長(相澤 榮君) これより出川博一君の質問は一問一答により行います。12番出川博一君。
○12番(出川博一君) それでは、まちづくり産業プラザTOMI⁺のほうから質問させていただきたいと思います。
先ほどの答弁では、成果目標として項目が上がっておりましたけれども、それはいわゆる公表された成果目標なのかどうか、お尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 産業観光課長。
○産業観光課長(鴇 幸浩君) 地方創生交付金の中で目標設定している数値でございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 私の調べた資料では、3つの項目がありまして、1つは、富谷まちづくり産業プラザを拠点とした起業・創業の実現15件、それから、2つ目として、しんまち地区での新規店舗開設5件、それから、3つ目として、富谷まちづくり産業交流プラザ来店者数延べ7万5,000人というふうに記載があったかと思うんですけれども、その辺について、もう一度確認いたします。
○議長(相澤 榮君) 産業観光課長。
○産業観光課長(鴇 幸浩君) こちらでは、創業支援の実現はあれなんですけれども、サテライトオフィスと新規雇用者ということで捉えております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) これはそうすると2つのKPIが併存するというふうな捉え方でよろしいんでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 産業観光課長。
○産業観光課長(鴇 幸浩君) 今申し上げた3つのKPIでございます。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 今回の地方創生の拠点整備交付金の申請時におきましてKPIということで、今産業観光課長のほうからも成果ということでお示しがされてありましたが、交付金のほうの成果といたしましては、まず、3年目として、平成30年度において、起業・創業の実現ということで、まず3件ということで示させていただいております。その内訳として、今産業観光課長のほうから答弁があったとおりでございます。
また、4年目、来年度で5件、そして3年目、再来年で7件、トータルで15件、これは3年間のトータルで15件ということで目標(KPI)を設定をさせていただいたところでございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) しんまち地区での新規店舗開設5件、これは3年間の目標設定ですけれども、この辺のところについても同じ設定はしているのか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) こちらにつきましては、まず、平成31年度で2件、そして、平成32年度で3件、トータルで5件というような設定をさせていただいております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) プラザの来店者延べ数7万5,000人、これもそれぞれの年度についてお尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) こちらにつきましては、今年度、平成30年度が2万人、来年度、平成31年度が2万5,000人、そして、3年目、平成32年度が3万人、トータルで7万5,000人という数字を掲げさせていただいております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) TOMI⁺の来場者、11月末までの延べ人数は何人になるんでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 産業観光課長。
○産業観光課長(鴇 幸浩君) 11月末まで6,028名でございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) これは6,028名ということですけれども、直接の来場者ということではないんですけれども、街道まつりがありまして、1万8,300人の来場ということなんですけれども、この辺のところはあえてカウントに入れなかったということなんでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 産業観光課長。
○産業観光課長(鴇 幸浩君) 街道まつりの来場者数につきましては、カウントはしていないと。ただ、TOMI⁺に入っています民俗ギャラリーの方だけはカウントしているというところでございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) そうしますと、今現在で6,000人ということは、平成30年度の目標2万人には達成できないというような捉え方でよろしいのか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 産業観光課長。
○産業観光課長(鴇 幸浩君) まだ開所しまして4カ月ということでございます。この数字から見ますとそうなりますけれども、努力していくというところでございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 先ほど市長の答弁の中に、11月16日の夜に行われた夜市「SHINMACHI95 Night Market」、これはある程度、急遽というか、力任せでといいますか、やったような感じがするんですけれども、私、見ていて、何かできそうだ、芽生えそうな感じというふうに思いましたし、また、地元の内ヶ崎酒造の社長さんも5時から会場入りしていまして、お、これはしんまちも来そうかなと思ったんですけれども、このときの来場者は何人か、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 産業観光課長。
○産業観光課長(鴇 幸浩君) 100人程度でございます。なお、現状につきましては、50名分のカレーが1時間程度で売れたということで、かなり1時間というか、盛況だった部分もございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 今、100人ぐらいの来場者ということですけれども、その中に富谷市の職員は何人ぐらいおいでになったのか、お尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 産業観光課長。
○産業観光課長(鴇 幸浩君) 12名程度でございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 12名の中には、これは担当課として行った人数も含まれているということでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 産業観光課長。
○産業観光課長(鴇 幸浩君) そのとおりでございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) いわゆる職員の時間外に関してどうのこうのというコメントはなかなか難しいんですけれども、やっぱりせっかくTOMI⁺で何か企画するということで、それは急遽決まったことの、余り周知の時間がなかったようですけれども、やっぱりもう少し市の職員もそれに関心を持って応援していくというような姿勢が必要ではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) この件につきましては、議員のおっしゃるところもございますが、今回はあくまでも自主企画ということで、まず皆さんがしんまち地区にもう一度夜の明かりをともそうということの企画をさせていただいて、それで自主的に始まったことでございます。
しかしながら、担当部署も経済産業部のほうでございますので、そういった職員のかかわりはございますが、これから2回、3回とそういったことも展開してまいりますので、まず、職員にも知っていただくということも含めながら、多くの方々にPR活動も行いながら展開してまいりたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) しんまちのにぎわいというテーマもあるわけなので、また来春もやるというような話も出ているようですので、その辺のところはもう少し庁内に周知も必要ではないかなと思いますけれども、いかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) 議員のおっしゃるとおりで、今回、期間も本当に短い中で何かやろうという機運が盛り上がって、ああいった形で実施させていただきました。幸い、しんまち地区の皆さんにも来ていただきましたので、今後は広く周知できるような体制をつくってPR活動を行ってまいりたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) それでは、次に、運営収益、運営支援、維持管理費の点についてお尋ねしますけれども、7月1日に開所しましたけれども、平成30年度の当初予算、その計画どおりの執行状況かどうかお尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 産業観光課長。
○産業観光課長(鴇 幸浩君) 現状のところ、予定どおりとなっております。しかしながら、光熱水費等につきましては、年度末の見込みとしましては半分程度になるのかなというところで見込んでおります。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) ということはあれですか、私がちょっと見たところでは、平成30年2月13日の全協資料では全体で3,330万円の予定だということなんですけれども、そうすると、光熱費が少なくなる程度ということなんでしょうか。もう一度お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 産業観光課長。
○産業観光課長(鴇 幸浩君) 現状のところ、そのような状況で捉えております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 少なくとも創業・起業支援に関して、あわえさんのところが2月の段階では約2,000万円という計画だったんですけれども、現実的には、契約したのは1,500万円ではないでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 産業観光課長。
○産業観光課長(鴇 幸浩君) あわえの支援業務につきましては、今、交付金の中、1,500万円、おっしゃるとおりですけれども、その後、新たに富谷塾の関係等で300万円ほど契約をしておりまして、今後も年度末にかけまして展開を進めるということで、予定は、交付金を予算程度に考えております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) でも、支援についてのプロポーザルの中では、上限1,500万円ということでいわゆる公募したという形で、その後の300万円というお話があったんですけれども、それはどういう形で、かつ、どういう公告をしたのか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 産業観光課長。
○産業観光課長(鴇 幸浩君) 最初の公募につきましては、IT企業の誘致戦略の立案とプロモーション事業と事業企画、イベント業務、誘致活動事業及び誘致コンシェルジュの人材育成というところでございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) ですから、それが1,500万円のプロポーザルの公募のあれでしょう。じゃなくて、先ほど300万円と追加でお話しになったのはどういう内容なのか、お尋ねしているんですけれども。
○議長(相澤 榮君) 産業観光課長。
○産業観光課長(鴇 幸浩君) 新たに追加発注ということで500万円ほど進めているというところでございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) それはそうすると個別契約で随時契約だということなんでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 産業観光課長。
○産業観光課長(鴇 幸浩君) 個別に契約をしてまいります。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) その辺のところは、いわゆる全協の資料なりなんなりで、我々にそこまでの費用が膨らみますよということは示されてはいないんですけれども、その辺について、もう一度、内部体制についてお尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 産業観光課長。
○産業観光課長(鴇 幸浩君) 全協でお示ししましたその金額の中に含んでいたというところでございますが。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) そうすると、あわえさんの1,990万円の額の中に含まれたということでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 産業観光課長。
○産業観光課長(鴇 幸浩君) そのとおりでございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 先ほど、課長の答弁の中に平成30年度の当初予算のとおり執行しておりますというお話でしたけれども、シェアオフィスの使用料はお幾らになったんでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 産業観光課長。
○産業観光課長(鴇 幸浩君) 全協の際の金額でよろしいんでしょうか。シェアオフィスの料金というのは……。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) じゃあ、当初予算ではシェアオフィス等の使用料について265万5,000円が計上されておりますけれども、これも収入として今まで入っているのかどうかをお尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 産業観光課長。
○産業観光課長(鴇 幸浩君) シェアオフィス部分につきましては、減免、無償ということで今年度やっておりますので、その分は含まれておりません。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 今、シェアオフィスの使用料は徴収しないということなんですけれども、その理由についてお尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 産業観光課長。
○産業観光課長(鴇 幸浩君) 初年度ということもございますので、利用頻度を高めるという意味から、最優先として無償にしております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 来年度の予算の件なんですけれども、先ほどの答弁で、いわゆる起業・創業で2,200万円程度の予定があるというお話だったんですけれども、これはいわゆる今年度、あわえさんとの契約は3月31日で切れるわけですけれども、その後の対処はどのようにするのか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 産業観光課長。
○産業観光課長(鴇 幸浩君) その関係につきましては、起業家を含めました人材の育成ですとか、しんまち活性化というブランディングについては、継続的な取り組みが必要であるというところでございますので、KPIも十分に達成しているということも勘案しまして、同じ業者、あわえさんと随意契約ということで契約を締結する予定で考えております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) そうすると、今約2,000万円ですから、200万円ほど増額になって、来年度予算はふえると、いわゆる支出が増加するという見込みなんでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 産業観光課長。
○産業観光課長(鴇 幸浩君) あくまで要求額ということですので、現状ではそのような状況でございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) そうすると、平成31年度の、来年度のランニングコストについては、歳出ではどのぐらい見込んでおられるんでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 産業観光課長。
○産業観光課長(鴇 幸浩君) 答弁でも申し上げさせていただきましたけれども、1,000万円程度というところで見込んでおります。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 歳出が1,000万円。1,000万円ではおさまらないと思いますけれども、もう一度確認いたします。
○議長(相澤 榮君) 産業観光課長。
○産業観光課長(鴇 幸浩君) 失礼いたしました。維持管理費のみでございます。したがいまして、運営支援業務等につきましては除いた金額でございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 済みません。もう一度はっきりお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) 産業観光課長。
○産業観光課長(鴇 幸浩君) 維持管理費等についての1,000万円という金額でございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 維持管理費というのはどこまで入るんですか。水道光熱費も入ったら、それではおさまらないと思うんですけれども。その辺のところ余りにも漠とし過ぎていると思うんですけれども。もう一度確認いたします。
○議長(相澤 榮君) 産業観光課長。
○産業観光課長(鴇 幸浩君) 来年度につきましては2年目ということで、今、実績をまず確認するという状況でございますけれども、見込みから精査しまして、今のところ1,000万円ということで維持管理費については見込んでいるところでございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) そうすると、平成31年度のTOMI⁺の維持費に関する部分で、市の一般財源の負担は計画よりもふえるのか、それとも少なくなるのか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 産業観光課長。
○産業観光課長(鴇 幸浩君) 計画でお示ししたとおりでございます。(「ふえるのか、減るのか」の声あり)
失礼いたしました。若干ふえる予定でございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) なかなか、今策定中なので、確たる回答がないので、次に移ります。
指定管理に関してなんですけれども、現在、地方創生推進交付金、これを平成30年度から平成32年度ということで予定しているわけなんですけれども、平成30年度、今年度の金額はお幾らなのか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 産業観光課長。
○産業観光課長(鴇 幸浩君) 2,858万7,000円でございます。済みません、事業費でございまして、その2分の1でございます。(「出るの、出なければ……」の声あり)約1,600万円でございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) そうすると、今後、平成31年度、平成32年度の申請見込みの額はお幾らなのか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 産業観光課長。
○産業観光課長(鴇 幸浩君) 平成31年度につきましては1,600万円、平成32年度につきましては1,400万円程度でございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) そうすると、一般財源の持ち出しがふえていくのか。それとも、別な形で経費節減を図っていくのか。その辺についての今後の対応方針についてお尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 産業観光課長。
○産業観光課長(鴇 幸浩君) TOMI⁺につきましては、自立というところを目標に掲げているところもございますので、収入のほうをいかにして入れていくかということに取り組んでいきまして、そちらの方向で進めていくということで考えております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 今、課長の答弁にもありましたけれども、結局、将来的に指定管理者にするという、どうも考え方が根底にあるようなんですけれども。2月13日の全協資料の中で、地方創生拠点整備交付金を活用していることから、制度の性質上、指定管理者制度を基本に運営体制を整備することとしているということの、この捉え方は何を意味するのか、お尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 産業観光課長。
○産業観光課長(鴇 幸浩君) 地方創生の観点から、自立自走が求められているというところでございまして、将来的にはまちづくり会社などといった中間支援組織等を設立していきたいという考え等がございます。指定管理制度につきましては、そこに向けたステップとして位置づけているというところでございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 先ほどの資料と同じ、全協の資料の中で、2年目、来年度、平成31年度から指定管理者を想定しておりますけれども、これは実現可能なのかどうか、お尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 産業観光課長。
○産業観光課長(鴇 幸浩君) あくまで今のところ検討中ということでございますけれども、予定といたしましては、平成31年度中には指定管理に係る条例等を策定、上程いたしまして、平成32年度当初からスタートできればなという考えではおります。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) でも、プラザの条例には指定管理制度も入れるというような条文があるんですけれども、それでもなおかつ条例をつくるということなんでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 産業観光課長。
○産業観光課長(鴇 幸浩君) それも含めて検討していきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) プラザの条例は既に指定管理者を織り込み済みの条文ではないんですか。私はそのように理解しておったんですけれども、もう一度お尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) TOMI⁺の運営につきましては、これまでも、方針として立ち上げは行政である程度負担しなければいけないんですけれども、とにかくやはり自立していくというのが基本的な地方創生交付金の受給の段階から、もちろん我々の方針としましても持ち出しはしないというのが基本的な考え方でございます。ただ、立ち上げに関しては、若干、今、行政のほうで支援をさせていただいている部分でございますが、将来的に施設の維持管理については持ち出しないようにしていきたいというふうに思っております。その上で、指定管理ということも含め、どういう形がいいのか、来年度に、平成31年度含めて検討していきたいということでございます。
なお、維持管理については、持ち出しなしに来年度からできるようにしていきたいというふうに思っております。それとまた別に、運営支援に関しましてはまた別メニューとして捉えていただいて、やはり立ち上がり段階の起業誘致、または富谷塾等人材育成等の部分に関しては、やはり1年、2年、もしかしたら3年ぐらいかかるかと思いますので、その辺は別な形で見ていただければというふうに思っております。それも含めて、国からの交付金等を獲得しながら行っていきたいというふうに思っております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) ということはあれですか、先ほど維持管理で1,000万円というお話が出ましたけれども、そこまで歳入もふやしていくという考えかどうか、もう一度確認いたします。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) そちらにつきましては、当然、そういう方針を打ち立てておりますので、できるだけ自主事業をふやしながら歳入確保、そして、今回はあくまでもPR期間ということで使用料も減免措置とっておりましたので、来年の4月1日からは今入っている皆さんからも使用料を徴収することは事前に連絡しておりますので、しっかりした体制で使用料の確保と歳入確保について努力してまいりたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) それでは、予算編成方針のほうに移りたいと思います。
歳入増加策の主な施策の中で、広告収入の見込みはどのぐらいなのか、立っているのかどうか、お尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 広告収入につきましては、ことしの11月に議員のほうからもありましたとおり、広告収入に向けました要綱ですとか基準を策定しましたので、今後はそれに基づいて具体的な個別な施策に取り組んでまいります。来年度につきましては、従前から行っております1階の総合案内の後ろのほうに総合案内板があります。そちらのほうの広告収入ということで約25万円ほどを予定しております。それ以外につきましては、市長の答弁にもありましたとおり、まずはホームページのバナー広告ということで、こちらのほうで有料広告に向けて今後取り組んでいければというふうに考えております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 広告を掲載した物品の寄附の見込みというのはあるんでしょうか。いわゆる封筒とかそういうものについての、その点についてお尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) こちらにつきましては、現在、市民課窓口のほうで証明等を入れる封筒への広告を掲載した封筒の無償提供ということで、広告代理店と既に協定を締結をさせていただいております。具体的な運用については、来年の5月から、そういった広告を掲載した無償の封筒を提供受けて、そちらを運用してまいりたいというふうに考えております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 答弁は手短にお願いしたいと思います。
それでは、ネーミングライツの可能性についてお尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) ことし中、そのネーミングライツの可能性について、ニーズ調査を行って、その中で具体的に検討してまいりたいというふうに考えております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 基金の運用益の見込みはどのぐらいなのか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 基金のほうで、債券運用というものを今年度からやっておりまして、その部分は若干プラスにはなると見込んでいるんですけれども、それ以外の債券によらない部分についてはマイナス。現状では仕上がりとしては、今の段階では若干のマイナスというふうな状況を見込んでございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 今年度よりも若干マイナスというのは、ちょっと、いわゆる金利の部分ということなんでしょうか、お尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) おっしゃるとおりでございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) それでは、歳入予算として、いわゆる予算書に計上できるものはあるのかどうか。あるとすれば額はお幾らぐらいなのか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 今、一連のご質問の関係の中で今精査しているので、その中でお示しできるものは極力お示ししたいというふうには思っております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) それでは、新公共交通システムの点についてお尋ねします。
今年度の予算書では、当初予算1,069万2,000円で計上しておりますけれども、支出額の見込みをお尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) 今年度の予算ですが、1,036万8,000円、契約額ということでございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 新公共交通システムに関して、平成27年度から平成29年度までの事業費の累計はお幾らか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) 3年間の累計でございますが、505万4,400円となっております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) いや、そうではないんじゃないでしょうか。平成27年でまず調査費で100万円、それから、平成28年度600万円、平成29年度800万円というふうに、私が実績報告を見て拾い上げただけでも1,500万円あるんですけれども、ちょっと違い過ぎるので、もう一度お尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) 事業費ベース、平成27年から平成29年度の合計につきましては、1,542万2,400円でございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 1,500万円ぐらいかかったということでよろしいんですね。
これまで3年間にわたっていろいろ委託する中で、委託の成果物として、委託業者に対する成果物として、いろいろの各種の報告書は頂戴しておりますけれども、それに関連して、具体的な何か改善したものというのはあるのかどうか、お尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) 現在策定してございますグランドデザインの中におきまして、今後、その成果を実現化するための費用というふうに考えてございますので、もう少し、来年度に向けて、基本計画の中において調整を図っていきたいというふうに思ってございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 先月頂戴した全協の資料の富谷市公共交通グランドデザイン(案)ですけれども、これの第3章に将来像実現に向けて取り組む施策として12項目を列挙しておりますけれども、これらの優先順位はあるのかどうか、お尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) 優先順位でございますが、来年度の調査においてその優先順位については確定していきたいというふうに考えてございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) これからちょっと質問するのは非常に心苦しいんですけれども、大部分の市民は、地下鉄は簡単ではないよと、時間もかかるし、お金も必要だということは十分認識していると思うんですよ。したがって、調査して報告書が欲しいのではなくて、市民の思いとしては、現実の朝の渋滞等の課題について、目に見える形で何か少しでも動いた、改善したというものを希求していると思うんですけれども、それに対して、何か前進したものがあるのかどうか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 公共交通問題につきましては、先日も答弁申し上げましたように、私にとっては公約にも掲げましたので、いわゆる地下鉄延伸含めての交通アクセスの問題というのは一番最重要課題として就任以来取り組んでおります。それに向けての、実は調査研究を毎年積み重ねてきたのが、先ほどのお示しした費用でございまして、やはり、実際に交通問題を進めていく上では、やはりしっかりと調査を積み重ねていく上で時間をかけなければいけない部分があるというのも正直なところでございまして、ある意味、それに向けてのこれまでの調査研究で、それの一つの形づけが、今回、国土交通省の補助金をいただいてまとめている今回の公共交通グランドデザインというものが、それの一つの方向性を示す形になるかというふうに思います。
それを踏まえて、今後、具体的な事業化に向けて進めていくわけでございますが、あわせて今、県と仙台市がちょうど一昨年、パーソントリップ調査も行って、今それの分析作業も進められておりますので、そういったものも裏づけとして、合わせていかなければいけないということで、かなり大きな時間のかかるもの。ただ、それをしっかりと進めていく上で、外に情報も慎重に出さなければいけないというのも、かなり私も勉強したところでございまして、あくまで事業化を実現していくためには、国・県、特に仙台市の協力なくしてこの事業は実現できないということがありますので、その辺、やはり慎重に情報も出さざるを得ないということもありまして、そこは丁寧に説明をしながら、ただ、目的は、目指すところはその部分をしっかりと解決していきたいということで進めておりますので、ご理解いただければというふうに思います。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 確かに市長の答弁、中身もよくわかります。ただ、先ほど言いましたように、平成28年で600万円の調査費、それから、委託費、それから、平成29年で800万円、そして、今年度で1,000万円と、徐々に膨らんできているので、この辺の委託費のいわゆる額、これはどの辺までかかっていくのか。結局、何も進まないで、調査必要なのはわかるんですけれども、市民の感覚とすれば、いやいや、それでお金どんどん1,500万円、3,000万円というふうにかかっていくのはどうかというような思いがあると思うんですけれども、どうでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) 予算につきましては、やはり仙台市の地下鉄の事情をよくよく見ていきますと、やはり調査費がほとんどでございます。調査費を受けて、それを受けた格好のハードの整備という格好になってございます。特に今回のグランドデザイン等につきましては、まちづくりも一緒に、まちづくりあってのこの計画だということでございますので、ご理解いただきたいというふうに思っております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) それでは、とみや国際スイーツ博覧会と街道まつりの件についてお尋ねします。
とみや国際スイーツ博覧会に関しては、交流人口1万人ということで、それは大幅に達成して大成功だったと思います。また、特産品の開発1品以上も、蜂蜜、シャインマスカット、イチジクに取り組んでおりますけれども、これらの3つの蜂蜜、シャインマスカット、イチジクの生産数量、これが事業開始前の平成27年度との比較でどのくらい増加したのか、お尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 農林振興課長。
○農林振興課長(齋藤英夫君) 事業開始前との比較ですと、蜂蜜につきましては採取量146キログラム。シャインマスカットについては収穫量200キログラムで400房でございます。イチジクについては約60キロでございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) そうすると、シャインマスカット、イチジクはこれから力を入れていかなくてはならない品目だというような認識なんでしょうか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 農林振興課長。
○農林振興課長(齋藤英夫君) これから市で推奨していきたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) この中で、6次産業化、いわゆる1次の生産物だけじゃなくて、それを加工してというような多様の検討も目指していたんですけれども、その成果はいかほどなのか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 産業観光課長。
○産業観光課長(鴇 幸浩君) 今年度の成果といたしましては、新たな新作スイーツといたしまして、今お話ございました新果樹等を使ったスイーツということで各店舗に10品ずつ新規作品ということでつくっていただいております。また、今年度、コロンビアとの連携した新作スイーツというところにも取り組んでおりまして、そちらのほうも各店舗に3品ずつ新作ということで作成していただいたというところでございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 市内のスイーツ店の売り上げの動向について、どのように把握しているか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) スイーツ博覧会の2日間だけということでよろしいでしょうか。こちらについては、昨年度と比較しますと大幅なアップになっております。金額ベースでは、一概に同じ店舗が出ているわけじゃないんですが、今回、10店舗出ていただいて350万円を超える売り上げがございました。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) それでは、スイーツ博覧会全ての出展店舗の売り上げ動向について、どう見ているのか、お尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) こちらも昨年度と比較しますと約250万円ほど売り上げはふえております。今回、50店舗を超える皆さんに出店していただいておりましたので、総売り上げで2,000万円近い売り上げとなってございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) その辺のところと、あと、交流人口1万人ということを考えると、富谷シティブランドの確立がされたと認識しているのかどうか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) これは市長も申し上げているとおり、総合戦略からしますと、1万人の目標に対しては大幅にアップしております。また、ほかに、他と比較して差別化を図る事業ということもうたっておりますので、その点からも、県内、全国を見てもスイーツ博覧会というものは余り例がありませんので、それだけでこのぐらいの集客があったということは成果が上がっていると思っております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 現実的には、富谷市とすればスタートが4,500万円、その後2,500万円、2,500万円ということで、かなり大きな予算規模の事業ですけれども、これの富谷市に対する経済効果はどのぐらいと見ているのか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) 経済効果につきましては、数字で捉えているところはありません。しかしながら、経済効果を図るということは、この事業の妥当性とかそういったものを市民の皆さんにお知らせするための重要なアイテムと思っております。
今回は、地方創生の総合戦略でやっておりまして、3年目、ホップ・ステップ・ジャンプと。来年が4回目になります。そこで一旦検証するという作業がございますので、そこで今後に向けての次のフェーズということで考えておりますので、そういった点から、経済効果につきましては、3年間の踏襲ということで次回のところで十分取り上げてまいりたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 今年度開催された街道まつりですけれども、これは地方創生拠点整備交付金の制約で何年間か実施しなくてはならないという制約があるのかどうか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) 街道まつりにつきましては、地方創生の経費は入っておりません。今回、県費の総合振興補助金、県の2分の1助成金、それを活用しておりますので、そういった制約という話ではないと思っております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 先ほど、スイーツ博と街道まつりの同時開催についても今後検討していく課題だというお話がございましたけれども、これはちょっと市長にお尋ねしたいんですけれども。先ほどの答弁の中にもありましたとおり、10月にこの2つの行事が重なっていると。さらに、各公民館では公民館まつりが実施されているということで、私、職員の負担もかなり、その軽減も考慮すべきではないかなと思いますけれども、その点についていかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 職員の負担につきましては、私も10月にちょうど2つの大きなイベントが重なっているということで、大変申しわけなく思っております。特に休日対応ということでご協力いただいているわけでございますが、ただ、ほかの公民館まつりにつきましては、ほかの生涯学習課が対応で、あと各公民館の対応でございますので、そちらには職員が従事というのは、もちろん担当課は従事していますけれども、ほかの一般職員が従事で公民館まつりのほうには対応しておりませんので、主に国際スイーツ博覧会と街道まつりについて従事のご協力をいただいているというのは事実でございます。
なお、それの負担をかけているということについては、私も申しわけなく思っているところではございますが、かといって、それを2つ同時にというのも、もちろん、できれば負担を軽減したいというふうには考えているところでございますが、どうしても意味合いが違う、そして対象も違うという部分で、同時開催したときのリスクも伴うものですから、その辺、慎重に今後検討していきたいというふうに思います。なお、職員の負担は、軽減に向けて、軽減できるようにさらに努力していきたいというふうに思います。
なお、先ほど経済産業部長がご説明したように、国際スイーツ博覧会も、まずは来年までは地方創生の予定で開催を予定しておりますが、来年度でまずは一つの区切りを迎えますので、その後については一つの区切りとして検討していきたいというふうに考えております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) それでは、最後に予算編成の情報開示についてお尋ねいたします。
総務常任委員会で埼玉県の富士見市の健全な財政運営に関する条例について調査をしてまいりました。この条例の基本の中に財務情報の共有化というものがございまして、この点において、本市との比較で、財務情報の公表がそれほど進んでいないんではないかと感じましたので、お尋ねいたします。
自治体それぞれの風土があって、立ち位置も違うと思いますけれども、予算書、それから、行政実績報告書、これを頒布、あるいは公開するということについての検討はどうか、お尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) そちらについては、今ホームページのほうに公表してございませんので、そちらは公表する方向で今内部検討しております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 例えば予算書、行政実績報告、これを頒布する、売るということについてはいかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 最近は実績はありませんけれども、もし購入したいということであれば今でも、お譲りといいますか、原価で頒布というのは可能でございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 富士見市で行っているもので予算編成過程の公開というものがございまして、この中では、いわゆる予算要求の状況、それから、第1次査定、最終査定というような状況がホームページ上で公表されているんですけれども、そこまではなかなか踏み込めないのかどうか、お尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) そちらについては、やはり県内の状況等々でも公表しているところがほぼゼロということなので、それはちょっと、先ほどの市長の答弁にあったとおり、慎重に進めていきたいなというふうに思っております。
○議長(相澤 榮君) この際、午前11時20分まで休憩します。
午前11時05分 休憩
午前11時20分 再開
○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
9番浅野武志君。
○9番(浅野武志君) 私は2つの質問をいたします。
質問件名1、イノシシの被害対策と捕獲について。
イノシシの被害対策と駆除については、今まで要望と提案をいたしてきました。市の取り組みとして、これまで狩猟免許取得者に対して経費の一部助成金の支給、また、電気柵の購入者に対しては資材の経費に対して2分の1の助成、上限5万円までとなっています。箱わな・くくりわなを購入して数量をふやして各地域に設置し、捕獲に取り組んでいます。そして、平成30年度は一ノ関地区・二ノ関地区・志戸田地区にワイヤーメッシュの設置に取り組みました。
農家の方々と会うと、会話で出てくる話はイノシシの被害と駆除についてです。中には、来年から米をつくらないと話している農家の方もいます。イノシシの被害は、今泉地区の方からも話を聞かされ、出没地区は年々広がってきています。
有害鳥獣捕獲隊の方々は一生懸命捕獲に取り組んでいますが、イノシシの繁殖は旺盛で、わなを仕掛けても、イノシシは賢く、警戒心が強く、捕獲がなかなか進まない状況で、農作物への被害、被害面積、被害地区も拡大してきています。
農家にとりましては、被害対策はもちろんですが、今後の農作物の作付選定や畦畔の被害の復旧など、取り巻く環境は大変厳しいものがあります。早急に農作物への被害対策と捕獲対策を講じなければならないと考え、伺います。
1、平成30年度現在の捕獲数について。
2、捕獲したイノシシの放射能検査について。
3、平成31年度以降のワイヤーメッシュの設置計画について。
4、箱わな数とくくりわな数について。
5、狩猟免許の取得者数について。
質問件名2、耕作放棄地・遊休農地の復元について。
富谷市の水田面積は約530ヘクタールであります。そのうちの作付面積は、水稲が330ヘクタール、約ですね。大豆が約40ヘクタール、その他野菜等が約15ヘクタールとなっています。
富谷市は、水田の利活用拡大推進のため、国の制度、水田活用直接支払交付金として、水田で大豆・飼料用米等の作物を生産する農業者に対して、主食用米並みの所得を確保する水準の交付金を面積に対して直接交付する制度、また、産地交付金として、地域の実績に即して、大豆・飼料作物等の生産性向上、地域振興作物の生産に対しての支援制度。富谷市は、ネギ、ブルーベリー、ブドウ、イチジク、ラズベリーが対象です。そして、市独自の事業、市特産果樹定着推進事業として、「スイーツのまち=とみや」を広げるため、地産地消による地元産の食材を使ったスイーツを全国に広めるため、4品目(ブドウ・イチジク・栗・ラズベリー)の苗木、生産資材の購入に対する助成を行うなど、各種施策を活用して農家の生産性の向上と所得の向上に取り組んできました。
しかし、長年にわたる減反政策により休耕していた水田は、水の漏えいや雑草の発生等、条件が悪く、作物をつくる状況ではなく、なかなか進まないのが現状だと思います。
農業従事者の高齢化、後継者不足、担い手不足等で耕作放棄地・遊休農地・不作付地等は増加してきています。耕作放棄地・遊休農地を田・畑として復元して農作物をつくることにより、農家所得の向上を図るとともに農村の自然環境と景観を守ることができます。農業と農村の自然を次世代に引き継いでいかなければならないと考え、伺います。
1、耕作放棄地・遊休農地の面積について。
2、耕作放棄地・遊休農地の復旧について。
3、耕作放棄地・遊休農地の発生防止策について。
以上、よろしくお願いします。
○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの浅野武志議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まずは、質問件名1のイノシシの被害対策と捕獲についての問い1でございます。平成30年度現在の捕獲数については、本年度11月30日現在で22頭、捕獲をしております。
問い2、捕獲したイノシシの放射能検査につきましては、本市で捕獲したイノシシも含め、随時、宮城県で検査を実施し、結果報告をいただいております。
問い3、平成31年度以降のワイヤーメッシュの設置計画につきましては、来年度は明石地区で1.3キロメートルのワイヤーメッシュの設置を予定しております。また、石積地区では、現在、地区の方々と協議中で、今後進めていく予定でございます。
問い4、箱わな数とくくりわな数につきましては、現在、箱わなを7基、くくりわなを31基所有しております。
問い5、市内で狩猟免許を取得している方は、本年11月30日現在で36名となっております。
質問件名2の耕作放棄地・遊休農地の復元についての問い1でございます。耕作放棄地と遊休農地につきましては、同じ意味でございますが、その面積につきましては23.9ヘクタールとなっております。
問い2と問い3につきましては関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
農業委員及び農地利用最適化推進委員が市内農地の巡回を随時行っており、耕作放棄地等を発見した場合には、その都度、農地所有者に指導をしております。また、毎年11月には、農業委員会として農地パトロールを実施し、耕作放棄地並びに遊休農地化しそうな農地につきましては、農業委員及び農地利用最適化推進委員が農地所有者に直接指導したり、文書にて通知を行い、農地の原状回復をお願いしている現状でございます。
また、農地再生後の農地利用につきましては、現在、特産品の定着推進として、新果樹栽培への助成支援や富谷茶再生プロジェクトの取り組みもございますので、推奨しながら支援をしていきたいと考えております。
以上です。
○議長(相澤 榮君) これより浅野武志君の質問は一問一答により行います。9番浅野武志君。
○9番(浅野武志君) それでは、イノシシのほうからお願いします。
昨年度の捕獲数は何頭だったでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 農林振興課長。
○農林振興課長(齋藤英夫君) 平成29年度は5頭でございます。
○議長(相澤 榮君) 9番浅野武志君。
○9番(浅野武志君) 11月15日から狩猟期間が始まるんですけれども。昨年は5頭ですけれども、これはその狩猟期間での狩猟とかの頭数は入っているのかどうか、伺います。
○議長(相澤 榮君) 農林振興課長。
○農林振興課長(齋藤英夫君) 一応、農林振興課で把握している頭数でございます。
○議長(相澤 榮君) 9番浅野武志君。
○9番(浅野武志君) イノシシの放射能検査について、県のほうで行っているということですけれども、この公表はしているのかどうか、伺います。
○議長(相澤 榮君) 農林振興課長。
○農林振興課長(齋藤英夫君) 県のホームページのほうでしております。
○議長(相澤 榮君) 9番浅野武志君。
○9番(浅野武志君) 有害鳥獣の捕獲隊のほうにはその検査結果とかは公表しているのか伺います。
○議長(相澤 榮君) 農林振興課長。
○農林振興課長(齋藤英夫君) うちのほうで教えております。
○議長(相澤 榮君) 9番浅野武志君。
○9番(浅野武志君) ワイヤーメッシュの設置なんですけれども、来年が明石。石積が、何か今月12日、説明会があるということをお聞きしていますけれども。その後の計画等について伺います。
○議長(相澤 榮君) 農林振興課長。
○農林振興課長(齋藤英夫君) まず、ワイヤーメッシュ柵の設置につきましては、議員さんもご存じのとおり、地域の協力があって整備を進めている状況でございます。今後は、まだ設置していない地域の方々へ説明会などを開催し、協力が得られれば、設置のほうを進めていきたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 9番浅野武志君。
○9番(浅野武志君) 一ノ関・二ノ関・志戸田地区で今年度設置したわけですけれども、こちらの北のほうは全体としてはまだつながっていない状況です。志戸田と二ノ関も若干つながらない地区、期間がありまして、その期間、中のほうにイノシシが入ってきて大変な被害もあったものですから、やはり大亀、明石、石積、西成田、そういう範囲で、できるだけ早い期間につながるように設置したほうがより効果が上がると思うんですけれども、その辺の取り組みについて伺います。
○議長(相澤 榮君) 農林振興課長。
○農林振興課長(齋藤英夫君) 先ほども申し上げましたとおり、地域の協力が必要でありますので、協力が得られれば、整備を進めていきたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 9番浅野武志君。
○9番(浅野武志君) 物はいただくんですけれども、設置は地元の人でやってくださいということなので、地元の協力が前提だと思うんですけれども、そう言っている間にイノシシはどんどんふえていきますので、それはそれとして、やはり行政としても、もっと積極的に動いて設置していったほうがいいんではないかと思うんですけれども、再度伺います。
○議長(相澤 榮君) 農林振興課長。
○農林振興課長(齋藤英夫君) 今現在で、まず、ワイヤーメッシュの支給、そして、あと地域の協力というような考えでございますので、あとその後、検討していきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 9番浅野武志君。
○9番(浅野武志君) 箱わな数とくくりわな数でございますけれども、今後ふやす計画があるのかどうか伺います。
○議長(相澤 榮君) 農林振興課長。
○農林振興課長(齋藤英夫君) くくりわなについては今年度20基ほど購入予定ですが、箱わなについては、次年度、検討していきたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 9番浅野武志君。
○9番(浅野武志君) やっぱり捕獲するのには箱わなとくくりわなが絶対的な条件になってくるかと思いますので、早急にふやしていただきたいと思ってございます。
次に、狩猟免許の取得者数なんですけれども。36名ということでしたけれども、くくりわなと猟銃、その内訳をお聞かせください。
○議長(相澤 榮君) 農林振興課長。
○農林振興課長(齋藤英夫君) 第1種の猟銃、その方が28名、あと、わな猟の免許が25名。ダブっている方もおりますもので……。
○議長(相澤 榮君) 9番浅野武志君。
○9番(浅野武志君) この前、委員会のほうで白石市のほうに調査に行ってまいりました。白石市の鳥獣被害防止対策については、平成24年より、行政区ごとに白石市鳥獣被害対策実施隊を設置しています。積極的なイノシシの捕獲駆除に取り組んでおります。市が自治体、市民から連絡を受けた場合は、各地区に設けた実施隊に連絡し、現場確認を含めて速やかに対応していまして、本市でも、行政区ごと、または2地区とか、地区を広げて実施隊を設置した取り組みが必要だと考えますが、それについて伺います。
○議長(相澤 榮君) 農林振興課長。
○農林振興課長(齋藤英夫君) まず、地区ごとに実施隊があれば、それは理想でございますが、なかなか狩猟免許を取る方が少なく、地区ごとに設置するのは困難だと考えております。
○議長(相澤 榮君) 9番浅野武志君。
○9番(浅野武志君) 今、捕獲隊の人数ですけれども、何人でしょうか。
○議長(相澤 榮君) 農林振興課長。
○農林振興課長(齋藤英夫君) 現在は8名でございます。
○議長(相澤 榮君) 9番浅野武志君。
○9番(浅野武志君) 8名ですけれども、今後、ふやす計画とか、そういうものはあるかどうか伺います。
○議長(相澤 榮君) 農林振興課長。
○農林振興課長(齋藤英夫君) 来年度、2名ほど、ふやす予定でございます。
○議長(相澤 榮君) 9番浅野武志君。
○9番(浅野武志君) 2名ということは、10名ということになろうかと思いますけれども、10名で市内を巡回して点検とかそういうものをやるというのは大変な労力になるかと思います。そんな関係で、やはり地区、さっき申し上げた行政区というのはちょっと難しいかもわからないんですけれども、やはり3つの地区なり2つの地区ごとにそういう捕獲隊みたいなものを設けていけば、より効果が出るのではないかと思うんですけれども、再度伺います。
○議長(相澤 榮君) 農林振興課長。
○農林振興課長(齋藤英夫君) その辺につきましては、捕獲隊員などと、あと農作物有害鳥獣協議会の推進委員会とか、そちらのほうと検討していきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 9番浅野武志君。
○9番(浅野武志君) イノシシが出没したとき、やはりどこに出没したかというのが一番大切だと思います。そこで、そこにわなをかけるのが一番の効果だと思います。そういうことで、各地区内の農政協力員、そういう方たちもいらっしゃいますので、やはり、そういう人たちを集めた協議会なりそういうものをつくって、定期的に会合を開いて、やはりその出たところに短期間にすぐわなとかを設置すれば、捕獲しやすい状況になるのではないかと思いますので、そういうような連絡会なり協議会みたいなものをぜひつくって、やはり情報を共有して取り組んだほうがより効果的に捕獲の実績が上ると思いますけれども、その辺について伺います。
○議長(相澤 榮君) 農林振興課長。
○農林振興課長(齋藤英夫君) 今後、検討していきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 9番浅野武志君。
○9番(浅野武志君) ぜひ、大分イノシシで苦しんでいる農家がございます。本当に農家の方と会うと必ずイノシシの話が出てきます。挨拶がわりになっているような感じもありますので、ぜひ、よろしくお願いしたいと思います。
次に、耕作放棄地と遊休農地の関係でございますけれども。この解消については、先ほど、農業委員会のほうで随時、巡回なりそういうもので取り組んでいるというお話がありますけれども。一つの方向としては、認定農業者あるいは生産組合のそういう人たちの力が必要ではないかと思いますけれども、現在、認定農業者、生産組合等の人数等について伺います。
○議長(相澤 榮君) 農林振興課長。
○農林振興課長(齋藤英夫君) 認定農業者につきましては18名、生産組合については5団体で、構成員が66名となっております。
○議長(相澤 榮君) 9番浅野武志君。
○9番(浅野武志君) 18名と5名ですけれども。
それでは、今、農地の集積関係等、取り組んでいるかと思いますけれども、現在の集積率について伺います。
○議長(相澤 榮君) 農林振興課長。
○農林振興課長(齋藤英夫君) 市内の水稲の水張り面積が約566ヘクタールございまして、認定農業者の経営面積が約173.5ヘクタールで集積率が30.7%。5団体の生産組合が、経営面積が119ヘクタールで約21%の集積率となっておりまして、合わせまして約51.7%の市内での集積率となっております。
○議長(相澤 榮君) 9番浅野武志君。
○9番(浅野武志君) 集積率はちょっと進んでいるかどうか、そこら辺の認識について伺います。
○議長(相澤 榮君) 農林振興課長。
○農林振興課長(齋藤英夫君) 毎年、認定農業者のほうは集積率が進んでおります。
○議長(相澤 榮君) 9番浅野武志君。
○9番(浅野武志君) 農地については、相続とかそういうものがありまして、なかなか遊休農地なり耕作放棄地が解消しないのが現状だと思います。それでも、やはり景観とかそういうものを考えた場合、やはり解消していかないと、自然環境とかそういうものも考えた場合、どうしても解消を図っていく必要があると思います。
今後、認定農業者と担い手生産組合の育成について、どのように考えているのか伺います。
○議長(相澤 榮君) 農林振興課長。
○農林振興課長(齋藤英夫君) まず、認定農業者につきましては、認定農業者連絡協議会の活動を通しまして先進地の研修会などの支援、あと、集積面積に対しては補助金の支援を行っております。また、担い手生産団体、生産組合等につきましては、経営所得安定対策による助成金の支援などを行っております。
○議長(相澤 榮君) 9番浅野武志君。
○9番(浅野武志君) 法人化に向けての取り組みが今行われているかと思うんですけれども、市内の法人化について伺います。
○議長(相澤 榮君) 農林振興課長。
○農林振興課長(齋藤英夫君) 市内の法人化ということで、正式にうちのほうにまだ連絡は入ってございませんが、1件ほど何かあるらしいというのは聞いております。
○議長(相澤 榮君) 9番浅野武志君。
○9番(浅野武志君) 法人化についてもいろいろ特権があります。制度資金の借り入れ等がありますので、ぜひ、市内としても法人化の人数をふやすような考えで取り組みをしていただきたいと思うんですけれども、それについて伺います。
○議長(相澤 榮君) 農林振興課長。
○農林振興課長(齋藤英夫君) できれば、法人化に向けて取り組みのほうを支援させていただいております。
○議長(相澤 榮君) ここで執行部入れかえのため、暫時休憩します。
午前11時45分 休憩
午前11時48分 再開
○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
3番若生英俊君。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) それでは、一般質問をさせていただきます。
質問件名の1つ目であります。本市の学力テスト平均正答率の結果の認識と学力向上の具体的な取り組みについてお伺いをいたします。
平成30年4月17日に実施されました全国学力テストの結果が7月31日に公表され、新聞の見出しによれば、「仙台と他地域学力差依然」との見出しでありました。これまでのように、仙台市並みと思っていたところでありましたが、10月26日に公表されました本市の小学校平均正答率が県公表の全国平均及び仙台市平均を5科目全てで下回る結果に驚き感じたところであります。
昨年の平均正答率と比較しますと、富谷市の小学校の平均正答率が大きく低下したこと。中学校は全国最上位にありながら、小学校は全国中位以下となった結果を共有し、学力向上の取り組みを求め、質問をいたします。
私は、学力向上の中核は学校現場であります校長先生初め、先生方の一致結束した熱心な取り組みと児童生徒が落ちついて学習に取り組める環境が重要だと考えております。
少し細かくなりますが、学力テストの結果を富谷市と全国並びに仙台市と比較をしてみますと、平成30年学力テストの富谷市の小学校平均正答率を科目別全国平均正答率の都道府県順位に照らし合わせますと、国語Aと国語Bがそれぞれ43位と40位、算数Aと算数Bはそれぞれ21位と18位、理科は36位となっています。
しかし、平成29年学力テストの富谷市の小学校平均正答率は、同じく都道府県順位に照らしますと、国語Aが4位、国語Bが8位、算数Aは7位、算数Bは9位と、4科目全てが10位以内と、全国及び仙台市の水準を上回る結果でありました。
新聞報道によりますと、宮城県教育委員会は、仙台市を除く小学校の県平均が全国最下位となった結果について、「現状をしっかり受けとめ、対策に乗り出したい」と危機感を強めるとの報道でありました。
富谷市においては、小学校の平均正答率が大幅に低下した結果を受けて、児童生徒が落ちついた学習環境のもと、地域と学校と家庭をつなぐ取り組みなど、子供を地域で育てるすぐれたこれまでの取り組みを継続しながら、学力の定着、学力向上に取り組んでいくことが保護者の願いでもあります。
学力向上のためには、児童生徒が学び取る意欲を喚起することもまた肝要であります。意欲喚起のプロセスの専門性を持つ先生方の熱心で地道な指導が必要であります。多様で多忙な学校現場において、校長先生を中心に先生方が学力向上に集中できる環境が維持されているのでしょうか。先生方の多忙化を軽減する方策は具体的に取り組まれているのでしょうか。
教育の成果を学力テストの順位の高い低いかではかれるものではありませんし、学力テストの結果に一喜一憂するものでもありません。しかしながら、学力テストの目的である「義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から、全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証し、その改善を図る」ことがその目的とうたわれております。児童生徒の個々の学力と富谷市の学力水準を全国水準と比較して把握し、教育の成果と課題を検証する貴重な機会であることは間違いなく、結果として、上位の水準であるならば、不断の取り組みが成果につながったと言えると思います。
学力は、児童生徒が獲得すべき教養の重要な要素の一つと考えます。よって、全国水準にあることで満足することなく、より高い学力水準を目指すことは、基礎的な知識・教養を獲得することであり、保護者、市・教育委員会、地域・学校を挙げて取り組むことを市民は望んでおります。
富谷市で子育てする保護者は、富谷市のすぐれた教育、高い学力に期待し、居を構えられた方も多いことと思います。11月末現在、本市の人口は、去年の11月末現在と比べ31人の減少となっている現状であります。同じく宮城県で発表しました10月1日現在の宮城県推計人口においても、平成29年、つまり、去年の11月からことしの9月30日まで1年間で18人の減少と公表されたところであります。富谷市の小中学生の学力が常に全国水準や仙台市を超える取り組みと結果を示すことが富谷市に人を呼び、市の魅力にもつながるものと思います。
学力テストは学習指導の改善・充実のために実施されるものでありますので、十分なる分析と検証を行い、富谷市は学力が高い、教育に力を入れている、小中学校の学力向上に取り組んでいるとの評価を引き続き得ることを願い、以下9つの事前に通告しております質問項目を申し上げます。
1つ目、本市で公表された全国の平均正答率が県で公表したものと異なるのはなぜですか。
平成30年、本市の小中学校の平均正当率及び全国の平均正答率はいかがでしょうか。
全国の平均正答率と比較し、本市の水準はいかがでしょうか。
前年に比べ小学校の平均正答率が大幅に低下した主な要因は何でしょうか。
平均正答率の低下に関し、教育委員会の認識をお伺いいたします。
平成19年以降の学力テストの平均正答率と仙台市の平均正答率との差異はいかがでしょうか。
これまでの学力向上策の取り組みがなぜ今回の平均正答率向上につながらなかったのでしょうか。
8つ目、大河原町の学力向上の取り組みが新聞報道で成果を上げているとの報道がありました。本市も参考にすべきと考えますが、教育委員会のご認識をお願いいたします。
9つ目です。最後です。富谷市の今後の学力向上の取り組みと平成31年学力テストに向けた具体的な取り組みについてお願い申し上げます。
次に、質問件名の2つであります。「(仮称)富谷市民図書館」の整備概要についてであります。
図書館整備に関し、2年余りの検討を経て、11月27日、全員協議会におきまして基本計画が示され、整備スケジュールが1年延期されたところであります。
これからの1年の期間をかけて、次のような観点から、市が主体となって検討委員会、名称を仮につけますけれども、検討委員会等を立ち上げ、論点を整理しながら、都市機能を象徴する文化施設として、規模と機能、コストを検討し、市民合意のもと、居心地がよく何度も足を運びたくなる図書館を目指してほしいとの思いであります。
計画案によりますと、センター館は成田公民館敷地内に新たに設置すること。規模は新たな建屋として1,700平米、5つの現在公民館図書室を分館とすることで、合わせて約3,000平米規模とすること。事業費は、公的自主財源5億円と3億円の外部資金を加え、8億円規模を目指すとのこと。また、蔵書冊数は、センター館、分館合わせて20万冊を目指すことなどが示されたところであります。
市制移行し、5万人の人口規模を持つ富谷市にとって、新たに開館する図書館は都市的機能を象徴する必要な施設であると考えます。
市民の多くが宮城県図書館を利用していることから見ても、市民要望の高い必要な施設であり、富谷市民の知的、情報、教養・文化水準を底上げすることにもつながることが期待され、市民が精神的豊さを実感するためには、他に誇れる「智の拠点」となる一定規模を持つセンター館を目指すべきと考えます。周辺自治体にはない、富谷市民の「智の拠点」施設として子々孫々受け継がれ、豊かな精神的風土が蓄積されていくものと思います。
図書館は、いわゆる無駄な箱物ではなく、市民の精神的豊さにつながる施設であり、未来への必要な投資であると考えます。基本計画について、幾つか感じたことを述べてみます。
富谷市の置かれた図書館環境と計画案に示された内容では、検討内容が不十分であると思われる点を挙げてみます。
1つ目は、宮城県図書館や泉図書館が近くにあり、県内では最も利用しやすい立地環境にある富谷市であります。登録者数や貸出冊数から多数の市民が利用している現状にあります。このことから、富谷市民図書館と、これまで利用してきた富谷市民、そしてまた、規模の大きい宮城県図書館の機能面でのすみ分けによるコスト削減は検討されるべきことと思います。
2つ目として、計画案によれば、センター館及び分館5館合わせて6館の図書館、図書館法上の図書館ということになろうかと思います。センター館新設と現公民館図書室5館の図書室をリノベーションすることが計画されております。それにかかる初期コストと将来コストが過重にならないか懸念されるところです。センター館・分館6館体制は過大ではないかというふうに考えるところであります。将来コストの面から再度検討が必要であると考えるところであります。
私は今まで延べてきたように、図書館整備計画が1年延びたことにより、仮の名称ではありますけれども、図書館整備有識者会議を設置して、例えば富谷市にふさわしい市民図書館の適正規模と市民図書館に期待される機能についてなどを諮問し、残された課題について検討を重ね、答申を得る手続が必要であると考えます。
通告した項目を申し上げます。
基本構想の内容が基本計画案に全て盛り込まれておりますか。
(仮称)富谷市民図書館は成田公民館をリノベーションして開館すると、計画案では示されておりますけれども、答弁をお願い申し上げます。
成田公民館利用者の理解は得られておりますか。これはなぜそうなったかと申しますと、一般通告の締め切りが20日ということの関係でこのようになっております。
1・2階全てを蔵書書架とする予定ですか。
蔵書数は幾らですか。また、開架・閉架、それぞれの蔵書数は。
図書館に転用された公民館機能のスペースはどの程度確保されますか。
図書館開館準備室の業務はどのようなものでしたか。人員配置は過大ではなかったですか。
図書館整備有識者会議を設置し、基本計画を検討する場が必要ではありませんか。
以上、件名2の内容であります。
最後に、学校給食の栄養量不足の改善をについてであります。
仙台市の学校給食において、栄養量が摂取基準に達していないとの報道があったところであります。本市においても、ビタミンCや鉄など、基準に達していないと報じられたところでありますが、栄養量の充足とおいしい給食、残食をなくする献立の工夫をしながらも、現行の給食費の範囲で栄養量を満たす食材確保や献立に苦慮している現状にあるのではないかと考えます。
摂取すべき栄養量の基準を満たすだけの食材費は必要であります。このたび、本来、学校給食法に規定する保護者が負担すべき賄い材料費を補正対応したところでありますが、次年度以降、給食費に転嫁するか、あるいは市の負担の範囲を検討する必要が出てまいります。
以下、通告した項目を申し上げます。
本市の学校給食において摂取すべき各栄養素の充足率はいかがですか。
本市において、いつから栄養量の充足率を満たしていないか伺います。
栄養量の充足を満たさない現状をどう認識され、そしてまた、その原因はどこにあるとお考えですか。
食材はどの程度値上がりしておりますか。
現行の給食費で栄養量を満たせるのかどうか伺います。
最後の6項目、平成21年度の給食費改定を踏まえ、給食費の改定を検討する時期にあると考えますが、教育長の見解をお願いを申し上げます。
以上であります。
○議長(相澤 榮君) この際、午後1時まで休憩します。
午後 0時03分 休憩
午後 1時00分 再開
○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
午前中の若生英俊君の質問に対し答弁を求めます。菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) それでは、若生議員の本市の学力テスト平均正答率の結果の認識と学力向上の具体的な取り組みを問うという第1問目について、まず、お答えを申し上げます。
1点目の全国の平均正当率が県で公表したものと異なるのはなぜかというご質問ですが、整数値で公表する国の方針に基づいて、小数点以下を切り捨て公表しておりました。宮城県が公表した数値は四捨五入した数値でしたので、その算出方法で求めた数値を改めてホームページ上に載せ直したところでございます。
第2問目と3問目は関連がございますので、あわせてお答えいたします。
本年度の本市と全国の平均正当率についてお答えをいたします。まず、小学校6年生、国語A、国語B、算数A、算数B、今年度は理科がありましたので、理科を加えまして、まず、富谷市の数値を申し上げます。単位はもちろん正答率ですのでパーセントでございます。富谷市、68、53、63、51、59。全国、71、55、64、52、60。続いて、中学校3年生、中学校は当然、算数が数学になります。富谷市、80、65、71、51、71。全国、76、61、66、47、66。
続いて、問い4と問い5についても関連がございますので、あわせてお答えをいたします。
大幅に低下したという認識はしてございません。
第6問目、文部省通知による学力テストの、いわゆる学力調査でございますが、学力調査の趣旨・目的から、他市町村と比較するものではありませんので、仙台市を含めた市町村との差異の比較はしてはございません。
第7問目、平均正答率につながらなかったのかということですが、毎年、調査問題及び対象の児童生徒が違いますので、結果は変動をいたします。文部省通知の目的にありますように、各学校では、調査結果を踏まえ、学力向上に向けた授業改善を図っております。また、教育委員会も担当者会や授業研究会、教育フォーラムの開催などを実施して各学校の取り組みを支援しており、教育委員会、学校が連携して本市児童生徒の学力向上に努めておるところでございます。
8問と9問についても関連がございますので、あわせてお答えをいたします。
大河原町を含め、全ての市町村が学力向上に取り組んでいることは承知しております。授業改善には多様な取り組みがございます。本市では、平成28年度から学びの共同体をモデルにした学び合いの授業を市内の全小中学校13校で展開しております。今後もこの取り組みを進めてまいりたいというふうに思っております。
質問件名2点、(仮称)富谷市民図書館のご質問についてお答えをいたします。
まず、第1問目、基本構想につきましては、富谷市が目指す図書館像をお示ししたもので、本市の図書環境における現状、課題及びシビックミーティング等の議論を踏まえ、基本的な理念、指針、施設づくりの方向性を取りまとめたものでございます。
なお、基本計画につきましては、基本構想の理念を踏襲し、さらなる市民との協議、先進的な視察等を行い、図書館整備及び図書管理の具体的な内容をお示しするものでございます。このことから、基本的には、基本構想の内容については同様の方向性にて基本計画に反映されておるものでございます。
問い2についてです。これまでもお伝えしてまいりましたが、図書館整備につきましては、成田公民館敷地内にセンター館を新築し、成田公民館内の図書室、プレイルームをリノベーションした上で一体的に活用する方向性です。また、そのほかの図書館についても、分館として位置づけていることから、図書室、プレイルームを中心にリノベーションを予定しておるところでございます。
第3問目でございます。第2でお答えしておりますように、成田公民館施設内にセンター館を新設し、成田公民館内の図書室、プレイルームをリノベーションした上で、一体的に活用する方向性でございます。このことから、成田公民館利用者への大きな支障は生じないものと考えております。
なお、これまでも成田地区でデザイン会議等を開催しており、本市の進める図書館整備の方向性については理解を得られているものと認識しておるところでございます。
問い4、問い5、問い6については関連がありますので、あわせてお答えいたします。
さきの議員全員協議会で基本計画(案)をお示ししたところであり、ご質問の内容は基本計画(案)に記載されておりますので、ご承知いただければというふうに思います。
第7問目、本年4月1日付で図書館開館の準備室が設置され、正職員2名、非常勤職員1名を配置いたしました。業務内容は基本構想を受け、基本計画策定に向けた作業全般であり、地区別デザイン会議の開催、基本計画策定等となります。また、各公民館、小中学校図書室司書、市内ボランティア団体等からの意見の聴取、情報交換も行っており、適正な人員配置であったというふうに認識しておるところでございます。
第8問目、これまでもシビックミーティング等で市民の方々から意見を伺う機会を設けてきました。さきの議員全員協議会で基本計画(案)を議員の皆様にお示しいたしましたが、今後につきましては、市民の皆さんに基本計画(案)の内容を報告する場として、市全体でのデザイン会議の開催を予定しているほか、パブリックコメント実施し、基本計画の確定までの間において広く意見を聴取することとしております。
第3問目、学校給食の栄養不足の改善をということで、第1問、摂取すべき各栄養素の充足率ということでございます。項目が11ございます。順番に申し上げます。カロリー、タンパク質、脂質、カルシウム、鉄、レチノール、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、食物繊維、ナトリウム、これの小学校分の充足率を申し上げます。単位はパーセントでございます。96、101、112、92、73、117、88、123、100、74、113。続いて、中学校を申し上げます。栄養価の項目は一緒でございます。98、123、108、80、75、79、90、95、69、75、121でございます。
問い2、いつから栄養量の充足率を満たしていないかということでございますが、資料の関係により、確認できるものは平成21年度からでございますが、平成21年度から、全ての栄養素を充足した年度はございませんでした。
問い3、栄養量が不足しているということは認識しており、栄養摂取改善を図るよう努めていたところではございます。原因といたしましては、近年の食材高騰によるものです。なお、給食費が県内の市で一番低いことも要因の一つであるというふうに認識してございます。
問い4、昨年度と比較しますと、主食、一般物資の平均で約3%弱、値上がりでございます。野菜類で約22%の増となっております。
5と6については関連がございますので、あわせてお答えいたします。
教育委員会から給食費の改定について、給食センター運営審議会に現在諮問しており、答申をもとに教育委員会で決定してまいりたいというふうに思ってございます。
以上です。
○議長(相澤 榮君) これより若生英俊君の質問は一問一答により行います。3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) それでは、学力テスト、学力向上について質問を申し上げます。
今、端数の処理、全国正答率の端数処理、切り捨てを四捨五入に変更したということでありますけれども、公表されている去年を見ると四捨五入で処理されておりました。それにゆえに私の問題提起ということになったわけですけれども、去年は四捨五入での端数処理というようなことでよろしいですか。
○議長(相澤 榮君) 教育部長。
○教育部長(佐藤英樹君) そのとおりでございます。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) やはり、このように公表する数値、そしてまた、ベースになる数値ですから、厳密、厳格、正確さ、これは誰しも求めるところですよね。それこそ、訂正理由、数字の一部について見直し、訂正を行いましたという、何か、通りはいいんですよ。しかし、私はこういうものは教育委員会あるいは市の指数統計にあってはならないことですから、統一すべきだと思います。なぜそのようになったんでしょうか。去年、四捨五入、ことし、切り捨て。私が通告すれば、また訂正しましたというふうな二転三転した結果なんですけれども。去年とことしの処理の仕方になぜ違いが出たのですか。
○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 下位数の処理については、当然、切り捨て、切り上げ、四捨五入と3段階の方法がありまして、数的処理としては、これはどちらも正解なんですね。
ただ、昨年度、四捨五入で、ことし、切り捨てと言われると、済みません。担当者がまず違いまして、去年の処理とことしの処理をしたところで、そのちょっと差が出たのかなというふうに思います。済みません。余り深くは考えていなくて、3通りの数字処理はどれも正しい処理でございますので、国の方針は、あくまで整数値で発表しなさいということだけが正確な指示でございますので、その整数値についてはどちらの3通りの方法も私は正解だと思っております。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) どの数値処理も間違いないです。全国でほかに、私も近隣を見ていてもないです。そこを強弁することなく、やはりこのようなことなきよう、あるいは統一性を持ちますと、このような姿勢で臨んでいただきたいと思います。
もう一つ、去年の、平成29年の国語、57.5というものが小数点第1位までの数値なんですけれども、そこに示された全国の平均値が56と処理されているんです。これは正しいのですか。平成29年、国語B。
○議長(相澤 榮君) 教育部長。
○教育部長(佐藤英樹君) 平成29年、国語B、小学校でしょうか、中学校でしょうか。(「小学校」の声あり)小学校だと、59ですね。(「いやいや、笑い事じゃないでしょう。町で公表したのが……」の声あり)
○議長(相澤 榮君) 議席番号を言ってください。議席番号を言ってから、私から指名されたらしゃべってください。3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) もう一度申し上げます。公表されているのが56だから、このようなことを申し上げているんですよ。
○議長(相澤 榮君) 教育部長。
○教育部長(佐藤英樹君) 平成29年ですね。広報とみやには59%と載っております。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) ホームページで載っているものを確認してください。そこにまたそごが、差異があるかもしれませんので、確認をお願いいたします。
次に申し上げますけれども、結果、このように数値が違うことで分析の結果も違ってくる。全国平均、全て下回っていますが、算数A・算数Bはと、こうなっていくわけですけれども、そのような表記の適切さというふうなことで、やはり、もう一度繰り返しますけれども、数値は厳密に統一性を持って進めていただきたいと、このように思います。ほぼ同程度とか、そういう数値の曖昧さは、私は避けるべきだと思います。基準点が同等、下であれば下回る、上であれば上回る、このような表現に一貫性を持っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) まず、お答えする前に、全国学力調査というのは、いわゆるテストじゃなくて、調査なんですけれども、どういうために行われているかということをちょっと少しお話を申し上げたいというふうに思います。
これは各小学校、中学校のそれぞれ最高学年の子供たちに、これまでの小学校、中学校の学習内容がどれだけ到達されているか。言いかえれば、どれだけ理解されているかというふうに考えていただいて結構です。それをパーセントであらわしているのがこの調査のものでございます。
この調査を何のためにするのかということなんですが、あくまで、この調査の結果を詳細に分析して、各学校はそれを授業改善に生かしなさいということですね。教師からすれば指導法の改善、見直すために用いろということです。教育委員会としては、自分の施策に反映するということに当然なります。最も大事なのはこれを受験している子供たちです。子供たちの日々の学びにこの結果をきちんと返してやる。返してやることによって、子供たちは自分の学びを見つめ直すいい機会になるんです。そのために行っているんです。ですから、PDCAで言えば、Cのチェックをしているわけで、次のAのアクションに反映しなさいということなんですね。
文部科学省、国から示されている、この学力調査の取り扱いの配慮事項にこういうことがあるんですね。序列化及び過度の競争が生じないように十分配慮しなさい。いわゆる目的に沿った使用をしなさいということなんです。だから、目的に沿わない序列化や過度の競争が生じないように、十分に私らは取り扱いを注意して臨んでいるところではございます。
それから、数値なんですが、私は平均正当率というのは、線で数えるのではなくて、少し幅を持たせた帯で数えたほうがいいというふうに覚えているんです。子供たちの学力、いわゆる調査ものというのは必ず変動しますので、その1点とか少数コンマ幾らで、それでは動向は見られません。ですから、私は2点ぐらいの幅を設けて、その2点ぐらいの幅に入っていれば全国平均正当率と同程度と言って構わないと思うんですね。やっぱり、そういう見方をしていかないと、この見方、用い方に誤りを生じてしまって、過度の競争や序列化を生む、そういう不適正な使用法になりかねないという危惧を持っていますので、もう一度繰り返しますが、全国正当率は帯で、全国正当帯とでもとっていただければよろしいのではないかと思います。
ご理解よろしくお願いします。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) 今の、私はそれに対して間違っていますよというようなものは毛頭ございません。しかしながら、学力テストの本来の趣旨というようなものも、当然のことながら、別な面からすればあるわけでして、序列化とか、あるいは過度の競争をとかという趣旨を私が前提で申し上げているわけではないんですよ。富谷町の子供たちの今の学力水準、学力の定着ぶり……。
○議長(相澤 榮君) 「富谷市」と言ってください、今「富谷町」と。
○3番(若生英俊君) 富谷市の児童生徒の学力水準、学力の定着度合い、大きな柱の一つですから、やはり重く受けとめていただきたい。年に一度の、あるいは既に次年度に向けてスタートしていることとは思いますけれども、そのような趣旨です。
ですから、ぜひ、いわゆる点数でなくて、帯でとかというようなことで置きかえるのは、また別な機会に検討させていただきますけれども。全国との平均値の誤差というのは、どこの資料とて、仙台市の資料を見たとてあるわけですよね、全国との乖離というような部分。その事実は認められませんか。
○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 昨年度と比較して平均正当率が大幅に下がった教科があるんですね。小学校算数A問題は、当市は18%下落いたしました。これは大変な下落状況です。でも、これは結果、わかっているんですね。結果は問題が難しかったんです。全国の平均正当率が15%下がっているんです。ということは、昨年度は2%上だったんですね。今年度は1%下だったんです。この1%も整数値までは63点は一緒なんです。全国のほうは63.5だったんですね。その5を切り上げたために1点の差がついたんですね。ですから、私はぜひ帯で考えてほしいというのは、2点ぐらいの幅にいられれば今私が話したようなことですということです。
ご理解いただけましたでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) 学力水準、あるいは学力検査、この検査の数値を前面に出して申し上げているわけですから、ぜひ趣旨でも申し上げましたように、前年に比べれば低下していることは間違いないわけですね。そこに必ず理由、原因、背景、あるわけですから、そこを避けて、帯として同じですよというふうなことを教育行政の長がここで話すことについては、私は非常に受けとめがたいところです。
そのような中で、申し上げますけれども、仙台市との差異、私ども、仙台市との差異というようなことで、常に競争し合いながら各行政のサービス等を含めてやってきているわけですよね。比較するものではないというふうな……。全国の比較、近隣、県内、そういったものの比較の中で、どういう立ち位置にあり、そしてまた、そのことが結果として低いものであれば、その背景は何かなと。それは当然のことだと思うんですよね。課題が見えてくる。その辺についてはいかがですか。比較しないんだよというふうなことが本当に適切かどうか、改めて伺います。
○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 何か、私、数値だけをもって弁解しているようですが、じゃあ、いわゆる2点までと言いましたが、3点差がついたものが1つだけあるんですね。やっぱりこれは2点の範疇に入らないので、私は非常にどうしてなのかなというふうに分析しました。
それは、国語A問題というのは実は8問あるんですけれども、8問中の第5問目、この第5問目だけ、選択制ではなくて、ほかの質問は全て選択制なので、4項目の選択肢から選んでいくというものなんですが、第5問目は、いわゆる主語と述語の関係が明らかになっていない文章をまず一つ選ぶんですね、センテンスの中から。それを、明らかになっていないものを主語と述語の正しい文に書き直すという、文章を。これは難しいですよ。多分、大人がやっても相当てこずると思います。
一つは、日本語の言語というのは、主語、述語がはっきりしないんですね。言語学者によっては、日本語には主語がないと言い切っている方もいます。ですから、この4問中から1問見つけ出すというのはなかなか難しい。しかも、見つけ出さないと次の書き直す問題には手がつけられない。
これが全国の正答率は35%程度でした。つまり、3人に1人しかできなかった。ところが、富谷の子供たちは、これはもっと下がりまして、約4人に1人しかできなかったんですね。この全国とのポイントの大体7%ぐらいの乖離がこの国語A問題を下げたということには、ことしはなると思います。
もう一つあるんですね。
○議長(相澤 榮君) 簡潔にお願いします。
○教育長(菅原義一君) 済みません。
もう1点は、無答率の問題なんです。無答率、いわゆる書かなかった子供ですね、正しい文章を。これが全国の平均の1.5倍ぐらいあるんですね、富谷市の場合。ですから、この辺のところは各学校で詳細に分析して把握していますので、各子供たちの指導のほうに、この学習内容のいわゆる文法題の積み上げをしっかりするように、それから、粘り強く最後まで諦めないで頑張るんだよという、そういう指導は繰り返し行っていますので、改善されると思います。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) まさに、私以上の時間をとらないようにお願いしたいと思います。
結果は、学力テスト、そのように個別の内容をそれぞれの担当の教育委員会からも言われますけれども、しかし、よく考えてみたら、全国同じ条件でやっているんですよね、同じ日に同じ時間に。そういうふうなことからして、結果は重く受けとめるべきだというのが私の趣旨なんですけれども。これは異論ないと思いますね。
そのようなことで、教育のまさに、どこかの教育長さんがおっしゃっていますけれども、ばらつきはあると。しかしながら、教育の質、それの安定が課題になりますという発言もあって、なるほどなというふうに思います。私はそこに一番の趣旨、主眼を置いて今回の一般質問に取り上げた経緯があります。
学びの共同体、今まで取り組んできました。今後も引き続き、学力向上対策として学びの共同体に取り組みますということですけれども、簡明に、簡単に、学びの共同体なるものの形態をお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) まず、ご質問の前段にお答えしますけれども、私も非常に3点差がついたことを重く受けとめたので、さっきのようにきちんと分析をして、その結果を突きとめたということをお話ししたかったことでございます。
それから、もう1点だけ、済みません。時間とって申しわけないんですが。義務教育というのは9年のスパンで考えることが大事なんですね。つまり、小学校6年、中学校3年の9年のスパンで考えて、もちろん家庭も大事ですが、その9年のスパンで子供たちはどれだけ成長したかという、それは中学3年生にあらわれてきます。つまり、富谷の義務教育の集大成は、ある面では中学3年にあらわれると言っていいと思います。
さて、この中学3年生の学力テストのほうは議員のほうからは全く質問がないので、お答えする機会がないので、この際、お答えしますが。当市の、仙台市と余り比較したくないんですが、ちょっと時間いいですか、済みません。仙台市は、実はおととしまでは、一昨年までは政令市というのは都道府県に含めて発表していましたので、仙台市の点数というのは仙台のホームページからしかわかりませんでした。しかし、昨年度から公表制度が変わりまして、政令市は単独でできるようになりました。ですから、昨年から全国20政令市の中で仙台市は全ての教科トップなんですね。今年度は理科を加えて5科目ありますけれども、5科目も全て20政令市の仙台市の中学校はトップなんです。ですから、政令市の仙台市と、都道府県の1位にある秋田、福井の得点のパーセントというのは、ほぼ一緒です。
じゃあ、富谷の5校の中学生はというと、ほぼここと一緒なんです。ですから、全国政令市トップの中学生、それから、全国都道府県トップの秋田県、福井県と、富谷の中3の義務教育の集大成というべき中3の生徒の得点はほぼ一緒です。ほとんど違いません。たしか1点だけ、富谷の上だったような気がしますが。そこは帯に含めると……。言わないことにします。
学びの共同体は、済みません、これも非常に長くなりますので、簡単に。学びの共同体というのは、ホームページとか、資料とか、本とか、たくさん出ていますので、そちらをごらんいただくほうが本当は正解だとは思うんですが。簡単に言えば、1人も落とさない。そして、1人も落とさないで、共同的な学びを通して子供たち全てが学び合いをするという、そういうふうにご理解いただければいいかと思います。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) 仙台市と比較しないと言いながら、中学校はこうですよなんてね。いいほうはとかと……。それはいいんですよ。論旨でも申し上げました。仙台市並み、あるいはそれを超えるほどの好結果ですというようなことは当然のことです。しかし、じゃあ、今、そういうふうに申し上げますと、義務教育は小中9年の、そして、中学校がそこに到達したから。こういうもので、議論はかみ合わないと思いませんか。
小学校の結果が、今までであれば、今までの小学校の結果、ことしと、今まで過去のことを比較しながら、このような水準の時期というのはありましたでしょうかね。
○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 仙台市と比較も実は余りしたくないんですけれども、比較のご質問をいただいたからやりますが、全国学力調査というのは、一つはトレンド調査なんですね。全国の小学6年と中学3年生全員にやっているわけですから、年度経過を見て、トレンドを見ているわけですね。ですから、今年1年の、つまり、昨年までとことし1年だけのそういう1年だけの変動というものは、それはあるんです、ジグザグというものは。仙台市も全国の平均正当率とほぼ2点ぐらいの幅のところで動いているんですね。ですから、それを見てもらえれば、今年度は仙台市がちょっとその帯の上のほうにいて、富谷の子供たちが帯のちょっと下のほうにいる、それぐらいの差でしかないというふうにご理解いただければいいと思います。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) 仙台市が出てきましたんですけれども、いつからかわかりませんけれども、仙台市も平成19年から、全国平均、大都市平均、仙台市平均、全国平均との比較、大都市との比較というような形で、既に学習状況調査結果を公表しています。富谷も、ぜひこのような形での、過去にさかのぼってでも結構ですし、去年、ことしからでもよろしゅうございますが、このような形で、いわゆる数年比較できるといいますか、それぞれ数値を公表する意図、検討はいかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 実は実施している国の方針として、平成27年までは市町村の公表はするなという方針だったんですね。それはなぜかというと、序列化と過度の競争を招くので、市町村別、もちろん学校別はだめですよ。市町村別の公表もするなという方針だったんです。平成28年度から、市町村の教育委員会の判断でしていいですよとなったので、私らは公開に踏み切りました。仙台市は、仙台市のことは仙台市に聞いてもらうのが一番なんですが、私の知っている範囲では、仙台市は独自にやっているんですね。もっとほかの学年でも、教科数ももっとふやした、独自に予算をとった学力調査をやっているんです、毎年。それにこの全国のものをかぶせた形で公表しているんですね。ですから、仙台市の場合は、単に全国学力調査の公表ではないんです。あれは全ての、たしか教科も4教科か5教科あったと思うんですが。それにのっとってやっているわけですので、一概に仙台市との比較ということはなじまないと思います。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) 比較を言っているんではなくて、このような形で通年、富谷市の状況がどうであるのか、それの公表を検討してはいかがですかという質問をしているわけですから。そらさないでいただきたい。それはいいです。
そのような中で、学力テストをやっているのもそのとおりなんですよ。それくらい学力向上に取り組んでいるというふうなことの成果が見えている。まさにそれを中核に置いて、最上位においての取り組み、教育委員会はやっぱりすべきだというふうに思いますし、そもそも、考察なるもの、切りかえますけれども、分析、考察はどこの部署でどのような形で検討し、煮詰め、公表される、その手順について伺います。
○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) まず、仙台市の比較で、実は本意でないんですけれども、私はほぼ同等だと見ているんですね。ですから、仙台市、1点か2点の、四捨五入した結果とかというのはあるかもしれませんが、私はやっぱり2点ぐらいの、何度も持論を繰り返しますが、帯で見てもらえれば、仙台市はその帯の、先ほどの繰り返します。ちょっと上のほうにいる。富谷は今年度、今年度だけですよ、これも。ですから、私はトレンドが大事だと言っているのは、傾向としてあったわけではないんです。今年度だけ、ちょっとその帯の下にあるということだけなので、そんなにそんなに重大問題だというふうには私は捉えてはございません。(「一問一答でお願いします」の声あり)
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) 今年度だけ。私、先ほど聞いたのは、このような全国の平均値、水準にあったことはありますかという質問には明快なる回答がないんです。今年度だけというふうなことでよろしいんですか。
○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君)
(12月11日に撤回発言あり)
○議長(相澤 榮君) 簡便に答弁願います。
○教育長(菅原義一君) もう一回繰り返します。平成28年度からの分は公表してございますので、そのトレンドは、今後、少し長いスパンで見ていきたいというふうには思っております。(「答弁漏れです。どのような手順で」の声あり)
○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 先ほど言いましたように、第何問目かにお答えしましたが、いわゆる市の全体の担当者会であるとか、授業研究会であるとか、教育フォーラムであるとか、そんなところで全て検討しているところでございます。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) ここまで時間かけてきましたけれども、誤りとか、統一感だとか、正確さというふうなことを含めて、やはり他の自治体で事例があるようですけれども、客観的な第三者機関を設けて、そこでの分析をもとに、いわゆる年度、主観、より客観性の高い、いわゆる分析、考察、そして次年度の取り組み、このようなことが必要だというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 分析は十分に行ってございます。それから、誤りと言いますけれども、さっき部長が答えた広報に載っている数字は、さっき議員さんが指摘された数字と違うように思うんですが、私らは広報に載っている数値でお答えをしていますので、別に誤ってはいないと思うんですが、いかがなんでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) 何度も言いますけれども、広報ではなくて、市のホームページに載っているものが、結果、数値が違うという指摘なんですよ。広報が出ているから正しいんではないですよ。それは、確認でいいですか、後。
○議長(相澤 榮君) 今のは質問ですね。(「これですよこれ、29年のを指摘しているんですから」の声あり)
答弁お願いします。教育部長。
○教育部長(佐藤英樹君) それについては、後、確認したいと思います。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) もう一つ、最後に。学習状況調査項目、1つ、気になる項目があります。
「先生は、あなたのよいところを認めてくれていると思いますか」と。いわゆる学校の現場での児童生徒と先生の関係性ということとなりますけれども、これ、分析では、「当てはまる」・「どちらかというと当てはまる」と答えた児童の割合は低い状況で、昨年度の割合に比べて若干減少していますと書かれております。数値を申し上げます。これ、マイナス6.5ということで、一番乖離の大きい項目のようです。前年度から改善が図られていないように見えますけれども、どのような、改善するために取り組まれたのでしょうか。(「通告にないです」の声あり)
○議長(相澤 榮君) 通告ないそうです。
○3番(若生英俊君) ないんだけれども、学力テストとこの状況をやっているんですから、答えてください。(「議事進行」声あり)
○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) ご質問にありますように、これは本市の学力テストという趣旨ですよね。これは正確には本市の学力調査なんですけれども、学習状況調査とは、これとは違うものですので、学習状況調査についていろいろご質問があるときは、そのときはその趣旨でご質問いただきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) 全く、学力、そしてまた学習状況調査、同じ日に同じことをやっているわけですから。ここに問題があるのではないですかというふうなことなんですよ。ありませんかという質問なんです。非常に乖離が大きいということと、そしてまた、全国、去年から改善されていないというふうな表記が、分析があるわけですから、質問したわけであります。非常に私は答弁がなされていないことについては残念であります。
それでは、図書館のほうに入りますけれども。(「2番にお答えしていなかったですね」「いいから、質問してないんだから」の声あり)
○議長(相澤 榮君) 質問続けてください。
○3番(若生英俊君) 図書館についてを質問申し上げます。
基本計画案、これは恐らく委託業者さんが、構想やら、この計画案まで手がけてきたんだと思いますけれども、職員が計画案の作成、そしてまた、公表に図案の作成に及ぶまで、どの程度かかわりを持ち、そしてまた、修正等、協議の上、こういうところを修正しましたというふうなところがあれば、お答えをお願い申し上げます。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 今回お示ししました基本計画(案)でございます。わかりやすくお伝えすれば、全て職員のほうで手がけております。やり方としては、職員のほうが基本的な下書き、情報収集から行います。当然、委託していますコンサル業者等もありますので、そことすり合わせながら、基本的に市の職員の言葉で記したということでございます。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) そうであればといいますか、そのようなことで進められてきたというふうなことで、引き続き、やはり富谷市の実態、実情、そしてまた状況というものは、他の皆さんにはわかりづらいところもあるわけですので、職員の皆さんのお力を寄せ合って取り組んでいただきたいというふうに思います。
平成31年度、1年延期されたことによる図書館の準備室、人員配置について、規模はどのようになりますか。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 次年度の人員配置につきましては、現状で申し上げられないところではございますが、現状、先ほど答弁した人員配置を基本的に考えていることになろうかとは思います。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) 宮城県図書館を利用している数、2万何千人でしたかね。2万1,000何がしですか、これも宮城県図書館と確認しますと、当然のことながら、今までの累積で、転出したとか、亡くなったとかも含めて、この数ですが、ほぼ近い数字でしょうというふうなことです。ですので、3割を超え、4割弱というふうなあたりの富谷市民の宮城県図書館の登録者数かなというふうにも思います。
公民館図書室の利用について、利用登録者数については、確認したいんですが、よろしいでしょうか。お願いします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 7,000人ちょっとが登録しているというふうに認識してございます。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) そうしますと、富谷市民の図書館の需要と利用のニーズというか、非常に宮城県図書館を例にとれば高い、しかしながら、じゃあ、6公民館の登録者数7,000人というのは、どう評価するかは別としますけれども、やはり、規模の小ささといますか、規模の中途半端さといったらちょっと言葉はあれですけれども、そういったものがネックになっているのではないかなというふうに思うところです。
今後、これからの進め方、あるいは図書館建設について、二、三質問いたしますけれども、これまでの進め方でいいのかどうかというのが、まず最初です。皆さんから広く声を聞き取りました。計画案ができました。その延長上で、センター館、分館というふうな形でいっていいものやらというふうに思います。
一つは、やはり、これまで集約してきましたけれども、市役所内部の関係各課、あるいは図書館に精通する有識者だとか、市民有志だとか、そういった代表の皆さんの意見をすり合わせる必要があるんではないかというふうに思います。そういう場が必要であるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 本市の図書館整備の方向性としましては、市民協働という大きな目標がございます。その側面から、広く市民の方から意見を聴取するスタイルをとってまいりました。図書館準備室ができてからも、市の職員向けにweb上で図書館整備の状況を提供するなど、情報共有も図っておりますので、これまでの取り組み、今後の方向性については市民協働という観点から進めていくということになろうかと思います。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) 論旨でも述べましたけれども、結果として、やはりこのような富谷のコンパクトというような表現ありますけれども、ほどよいところに人が集中していると、こういった特性からすれば、やはり今の公民館図書室の利用形態と推移を見れば、やはりセンター館を充実させる。そこに図書館機能を設けさせる。そしてまた、図書室を分館とすることなく、いわゆる集中型、分散型でない、6館体制ではない、集中型図書館というようなあたりの議論をこれまでされてきたかどうか、伺います。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) まず、先ほども申し上げましたように、市民の方からいろいろなご意見を伺うということ。あとは、基本構想をつくる際に、県図書館のヒアリングなども含めて、富谷市の望ましいあり方の意見などをいただいております。そのような中で、極力公民館を使っていくべきだろうと、公民館を最大限活用することが富谷のこれまでの文化、これからの将来につながっていくところであろうということがありますので、センター館中心と特化したような形ではなくて、幅広い形で議論してきたという経過でございます。
○議長(相澤 榮君) この際、午後2時まで休憩します。
午後 1時44分 休憩
午後 2時00分 再開
○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
先ほどの若生議員の質問に対し数字の訂正が執行部から求められておりますので、発言を許します。教育部長。
○教育部長(佐藤英樹君) 先ほど確認しますと言った件なんですけれども、平成29年度全国学力・学習状況調査結果のホームページ、小学校国語Bの全国平均正当率につきましては、「56」ではなくて、「58」でございますので、後で訂正させていただきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 私の質問は2問で、最初に、放課後等デイサービス事業の存続を図るための対応について質問します。
放課後等デイサービスは、支援学校などに通学している児童生徒が放課後の時間の支援を受けるものです。富谷市内には7つの事業所があり、約100人が登録し、サービスを受けています。
平成30年2月13日、厚労省は都道府県に対して放課後等デイサービスの報酬区分の導入を事務連絡しています。それは、「現在一律の単価設定となっている基本報酬について、利用者の状態像を勘案した指標を設定し、報酬区分を徹底する」というものです。また、事業所の人員配置については、職員の半数以上が児童指導員または保育士の資格を持つこととされました。障がい者福祉サービス全体では、報酬が0.47%増加しましたが、放課後等デイサービス事業の報酬では、児童発達支援管理責任者加算が基本報酬に組み込まれた上で改定されるなど、実質的には引き下げになりました。
そのために、サービスを利用する児童生徒を、食事、排せつ、入浴及び移動のうち、3以上の日常生活動作について介助の必要性の度合い、行動障害及び精神症状を点数化して、該当と非該当に分けます。そして、今度は、前年度の延べ利用者数のうち、国で定める利用者の状態像を勘案した指標に当たる児童を半分以上受け入れている事業所を区分1とします。区分1に当たらない事業所は区分2になります。
この放課後等デイサービス事業の報酬改定について、障害のある子どもの放課後保障全国連絡会、略称、全国放課後連というものがありますが、そこが緊急の訴えを出し、事業所の影響調査を実施しています。それによれば、区分1の事業所で年額100万円から149万円の減収が見込まれるとしたところが最多であり、区分2の事業所では250万円から299万円の減収が最多という結果になっています。
宮城県内の放課後等デイサービスの事業者のうち、区分2になる事業所は91%を占めることがわかっています。報酬改定が及ぼす影響がかなり出ることは間違いありません。
私は、富谷市内の放課後等デイサービス事業所の実情を聞かせてもらいました。それによると、「児童発達支援管理者がプランを作成することになりますが、4月の法改正で実務経験が半年不足ということになって職員を新たに採用したこともあり、大きく減収になった。現在、手出しで何とかやっている」という事業所があり、そしてまた、「利用者の該当か非該当かを自治体が評価するのですが、捉え方で変わってくる。非該当とされた利用者の中で該当と思われる児童が私の事業所に何人もいる」という事業所もありました。「利用者の支援を考えると、必要な区分をもらわないと継続して事業ができない。見てわかりやすい障がいのほうが点数化しやすい。しかし、見てわかりにくい障がいの人たちがふえているのに、国が示した指標案は実態に合っていない」などと話し、「事業所によって違いますが、100万円から300万円の減収になるだろう」ということがありました。「事業所を継続して運営していくために改善してもらわなければ、利用者、つまり、児童生徒の居場所がなくなってしまう」と考える。こういう姿が見てとれました。利用者を守らなければという必死の思いが伝わってきたところです。
質問に移ります。
富谷市は「指標に基づく判定」をどのように実施しましたか。
2つ目です。放課後等デイサービス事業者の経営状況の把握は実施していますか、お尋ねします。
3番目です。放課後等デイサービス事業者が事業を継続できるようにするための措置が必要と考えていますが、富谷市の対応策はどのようになっているのか、お尋ねします。
2問目です。
11月10日、河北新報に学校給食の栄養基準が満たされていない記事が掲載されました。補正予算審議と同僚議員の一般質問によって重複する質問もありますが、通告どおりに質問します。
市長は、挨拶で、栄養量が満たされていない給食を提供し続けたこと、不安とご迷惑をかけたとしておわびをし、1月から適正な栄養摂取ができるよう補正予算を計上しました。議会はそれを認めました。
行政実績報告書に栄養価の表がありますが、その表に摂取基準の参考値がないために、言いわけになりますが、私自身見逃してしまったこと、議会としてのチェックが働かなかったということを恥ずかしいと思いますし、反省もしています。子供たちに申しわけないという思いです。
この間、給食の栄養不足とのことで、お母さんたちと話をしました。「学校給食を信用して、朝は手抜きかげんかな」という人や、「食が細いので栄養が心配でしたが、学校で給食は喜んで食べているようなので安心していました」、「家でつくらないものが出て、そして食べているのがいい」など、学校給食には子供の成長を願う母親の期待と信頼が見てとれました。
給食の栄養不足に話が移ると、「なぜ、栄養不足が続いていたのか」とか、「給食は大丈夫だと思っていた。信頼していたのに残念です」、「給食で栄養を補っている子供たちがいることは事実だと思う。栄養基準が満たされていなかったのは許せない」など、厳しい意見が出ています。子供たちの食生活の中で学校給食の重要性が増してきていると感じています。
文部科学省が、学校給食の児童または生徒1人1回当たりの平均所要栄養量の基準を示しています。富谷市の給食は、11項目中、小学校で5項目、中学校で8項目について基準が満たされなかったと、先日ありました。それも書類のある平成21年度から基準は満たしていなかったことが明らかになりました。小学校に入学し、中学校卒業の9年間が栄養不足の給食だったということになります。それ以前は一体どうだったのかということも疑問です。
この質問を準備するに当たって、市の給食センター栄養士に話を聞きました。各人が子供たちに申しわけないという思いを話してくれました。今後、補正予算によって栄養を満たした給食の献立を作成できることに安堵している様子が見受けられました。栄養基準を満たす給食の作成してほしい、そう願っています。
質問に移ります。
1番目です。学校給食の栄養基準が未達成になっている現状の詳細説明を求めます。
2番目です。栄養基準の未達成は、教育委員会を含めた認識になっていたのでしょうか、お尋ねします。
3番目です。改善の方策についての検討はどのように進んでいるのか、お尋ねします。
4番目です。富谷市の学校給食費は県内の市で最低額になっています。保護者に給食費の負担を求めるべきではないと私は考えています。市の一部助成で対応すべきではないでしょうか。対応をお尋ねするものです。
以上です。
○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの佐藤聖子議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の放課後等デイサービス事業の存続を図るための対応はの問い1でございます。今回の報酬改正は、本年2月13日付、厚生労働省社会援護局事務連絡において、一律の単価設定の基本報酬を利用者の状態や提供時間に応じた報酬となるように新たな指標を設定し、4月1日より運用する旨が示されたものでございます。あわせて、支給決定期間が更新される来年3月31日までに限り、改正前の5領域11項目による調査で把握する利用者の状態をもって新指標の判定に準ずる状態として差し支えない旨も示されております。
したがいまして、本市では、改正前の支給決定者である97名の方につきましては、改正前の調査による状態をもって新指標に基づく判定として取り扱っております。なお、本年4月以降の支給決定及び更新の方には、新指標16項目を活用した判定を実施しております。
問い2、事業所の指定権限につきましては、宮城県にあり、適宜、県による実地指導が実施されており、適正な事業運営の確認を行ってはおりますが、経営状況についてはその限りではありません。
問い3、本市に求められている機能は、新指標に基づく適正な判定を行う役割にあります。仮に事業所等からの再判定の要望を受けた際には、事業所へ当事者に関する必要な書類の提出を求め、判定の適正について再度精査に当たります。
質問件名2については、教育長より答弁をさせていただきます。
以上です。
○議長(相澤 榮君) 次に、菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) それでは、私のほうから質問件名2の学校給食のご質問についてお答えを申し上げます。
まず、問い1ですが、栄養基準が未達成になっている現状。まず、初めに、給食費について申し上げます。給食費につきましては、平成21年度から本年度まで同額であり、平成26年の消費税8%増税前から、給食センター運営審議会において審議はしていたところではございます。同時に、翌年、消費税10%の増税を控えており、保護者の負担を考慮し、消費税10%のときにあわせて、給食費の改定を見込んでおりましたが、平成29年、さらには平成31年と延期されたため、現在、改定は行っていないところでございます。
このような中で、使用食材の工夫や献立面においての工夫により学校給食摂取基準を目標に日々努力を重ねてきておりました。しかしながら、特に本年度においては、かつてない天候不順などによる野菜などの物価上昇もあり、献立面における工夫だけでは栄養量の充実が難しくなってきていることは認識しておりました。
問い2、3及び4については関連がございますので、あわせてお答えを申し上げます。
栄養価につきましては、平成25年度からの給食センター運営審議会において審議をしてきたところであります。栄養価の動向につきましては、認識しておったところでございます。改善の方策といたしましては、年度内の充足については早急に対応してまいります。また、来年度につきましては、教育委員会から学校給食センター運営審議会に給食費改定の諮問をしておりますので、答申をもとに教育委員会で決定し、児童生徒が十分な栄養を補えるよう改善を図ってまいりたいというふうに考えてございます。
以上でございます。
○議長(相澤 榮君) これより佐藤聖子君の質問は一問一答により行います。8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) この制度、なかなか言葉がよくわかりづらい。子供たちを該当と非該当に分ける。そして、事業所も区分1、区分2に分けるということになっていまして、非常に混乱するし、しゃべっていて伝わるかなという気があるわけですが。しかし、この判定について、事業所の中にはなかなか納得がいっていないと、非該当じゃない、該当だという声があることはご存じだと思うのですが、そのあたりの聴取はできているのでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(菅原俊司君) 先ほど市長からの答弁にもございましたとおり、4月以降については、移行した決定とさせていただいております。また、その内容についてですが、まだ現状、直接そういう声まではこちらのほうに届いてはおりません。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 先ほどの答弁では、これまでどおりということだったようにも聞こえたわけですが、判定はしているわけですよね。そのときの判定は、担当はどなたが、どんなふうに行ったのか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(菅原俊司君) こちらは専門職である保健師が内容について精査の上で判定をさせていただいております。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 保健師が当たってやったということなのですが、そういった場合、連絡会あるいは事業所の方々の中に、必要な子供に対して支援の必要性ということをしっかりと踏まえた上で判定することが望まれるということになっています。先ほども言いましたが、見てわかるものであれば非常にわかりやすいのですが、そうでないといったときに、やはり本来の障がいを担当する、保健師一般ではなくて、もっと専門化した人が判定に当たるべきだと考えるのですが、その対応を今後についてはどのようにするのか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(菅原俊司君) こちらの放課後等デイの利用に当たりましては、これまでの乳児健診から初め、その子の状態に応じて、成長とともにあらわれる障がいの状態に応じてということで、成長過程を順次市としては追ってございます。さらには、当事者によっては、専門医にかかって医療機関における意見書をもってご利用いただいている方もいらっしゃいますので、そういった点においては十分精査された内容であるかと認識しております。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 先ほども言いましたけれども、これまでよりも経営状態が報酬の改定によって大きく下がったと。私が聞いたところでも100万円以上とか、300万円とかというような話も聞いていまして、そのあたりの事業所の今の経営状態を聞くということが今求められていることではないかと思います。それについてはどのように対応しますか。
○議長(相澤 榮君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(菅原俊司君) こちらの利用での、市内には7事業所ほどこちらの放課後等デイサービスを展開いただいておりました。その状況につきましては、運営内容については、幾度となく電話等でやりとりはございます。ただ、経営内容というか、経営規模とかそういったところまで踏み込んだ話まではしたことはございません。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 新しい指標導入によって、自分たちが営業を続けられないか、経営が続けられるかということは、自分の判断でなくて、その入ってくるものによって左右されてしまうということがあるわけで、やはり立ち入って、じゃあ、どういう支援が必要なのかということも考えなければならないと思います。
このことについては、6月の県議会の中ででも、全会一致で国への意見書が出されています。ご存じだと思いますが。やはり、そういうことも考えながら、声を上げていくための手助けをするということが必要ではないかと思っています。これに対してはどのように対応するのか、いま一度お尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(菅原俊司君) 経営者の状況ということもあるんですが、市としては、まずはそのお子様の状態ということを最優先に考えて調査のをほうをさせていただこうと思います。議員もご承知のとおり、1年ごとの判定がございますので、それに準じて、この新しい指標に基づいての調査をさせていただこうと思います。
なお、各事業所からのそういった再調査というご要望があれば、それにお応えする準備も当然ございます。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) ぜひ、再判定を望むという人、あるいは事業所があれば、それについては対応をお願いしたいところです。
そして、個人、保護者だけではなくて、事業所についてもしっかりと日常の生活の状態を聞き取るということもまた必要かと思います。そして、ここの中で、非該当から該当になったといったときに、やっぱり請求額が変わってきますよね。そのときの対応としては、4月にさかのぼって、その分が繰り入れられるというか、請求できるようにすることも必要だと思いますが、この点についてはどのように考えるでしょうか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(菅原俊司君) 遡及しての請求というような点につきましては、まだ、この状況になって、4月から始まったところでございます。推移につきましては、本市のみならず、県下の状況も踏まえながら、今後の動向を見きわめてまいりたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 今の状況を見ていくと、全国的に本当に区分2のところが大多数になっていると思われます。県内でも91%ということなので、これは県内のことを考えても、やはり国に対して遡及で請求を認めるようにということが必要ではないかと思います。もし、そういうことがあれば、市としては求めるような対応をしていくのか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(菅原俊司君) その内容については、今ここで即答することはしかねるかと思います。ただ、今回、厚生労働省のほうでの調査に基づいて出された内容につきましては、議員のほうもご承知かと思います。今回の法改正に伴って報酬の改正を要因として廃止届を出された事業所というのは全国的にも2カ所というような調査報告もあることもお含みをいただければと思います。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 全国の放課後連絡会の人、その人たちは今まで重い障がいを持っている子供たちに手厚い人員を配置したときには、そこのところを認めてほしいということは声で上げていた。ところが、今回、それが逆手にとられたといいますか、いいように使われて、該当、非該当に分かれてしまったということがあって、本意ではないという話もしています。
そこのところも、ぜひ考えていただきたいわけですが、2017年11月ですが、国は、財政制度審議会、これを開催いたしまして、利潤を追求し、支援の質が低い事業所がふえているとしてきました。これが今回の報酬改定に当たって最も考慮すべきだったはずだけれども、実際は利潤追求と関係しない事業所まで抑制しかねないと、このことを危惧しています。ご存じだと思いますが、本当に小さなところで一生懸命やっている人たちがしっかりと障がいのある子供たちの放課後を保障するために頑張っている。そこを何とか継続できるようにしていくべきだと考えています。そのために、市としてもできることはあらゆることをやってほしいと思うわけですが、そのようにしてもらえるでしょうか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(菅原俊司君) あくまでこれは国の制度でございます。市独自でということではございませんので、その辺のところをご理解いただければと思います。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) そのほかにも加算があります。先ほども言いましたけれども、送迎加算が縮小されたとかというものもありまして、本当に経営を圧迫していると。経営を圧迫するというと、事業所が圧迫されるんじゃなくて、そこに居場所として来る子供たち、児童生徒が困るということだということをまず念頭に置くべきだと思います。
そして、公費であるから、正確でなければならないし、正当でなければならないということはもっともだと思いますが、報酬の全体の見直しが必要ではないかと思っています。私たち議員としても、何とか意見をまとめながら県議会同様に意見書が提出できればいいなと考えているところですが、しかし、これについても、やはり事業所の全体を聞きながら、代弁する形で、ぜひ、県あるいは国に対して継続できるように求めていってもらいたいと思います。
これは先ほども市長からもありましたけれども、2月にこういう通知があって、4月からやれということなんです。すごい急ぎようだと思います。この目的、担当課としては、なぜこういうふうな目的になっているとお考えでしょうか、お尋ねしたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(菅原俊司君) 個人的な意見ということではございませんが、やはりこのサービスにおいては、今、議員おっしゃるとおり、利益、利潤が優先されたというようなことが疑わしいというような国の判断であったかと思います。さらには、その裏側には、やはり各事業所の質の向上というようなところを強化したいという思惑も今回の法改正に基づいたものであろうかと考えております。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) この質問に対して最後の質問になると思いますが、市長にお尋ねしたいと思います。
障がいがあろうと、なかろうと、全ての児童の幸福を図ることが今児童憲章の中で求められています。私はこの立場に立てば、やはりどの子供でも安心してサービスが受けられるようにしなければならないと思います。国の施策ではありますが、やはりそれにきっちりと市の考え方を持って臨むことが必要ではないかと思いますが、この放課後等デイサービス事業にどのように市としては対応していくのか、市長のお考えを伺いたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 放課後等デイサービス事業につきましては、先ほど課長が答弁したとおり、国が決めている基準に基づいて行わなければいけないというのが現状でございます。
ただ、議員のご意見のとおり、やはりその事業所にとってその事業が存続できない状況、またはサービスを受けている子供たちにとって不利益が生じるということはあってはいけないというふうに思っております。
ただ、独自にどうのこうのということも現実的には難しいところがありますので、市長会等でいろいろご相談をさせていただきながら、国なりのほうにご意見できる機会があれば、その辺、ご相談はしていきたいというふうに考えております。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 市長がそのようにおっしゃってくださって、ありがたいと思います。担当課にいま一度お願いしますが、ぜひ、7つある富谷市内の事業所に対して、「どういう経営状態ですか。お困り事はありませんか。減収になっていませんか」と、聞いていただきたいと思います。そのことをお約束できるでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(菅原俊司君) 折に触れて、各事業所さんとお話しする機会はございますので、その会合の中で情報の提供、やりとりをさせていただこうと思います。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 第2問の給食についてお尋ねします。
先ほども申し上げましたが、間もなく20年になろうとしているときに、そのことに一つも気づかずに、大概、健康診断は何が何ぼだったら赤点ですよとか、ハイですよとか、オーケーですよとかいう印があるんですが、栄養のところには、基準はこれですというものがなかったんですね。だからというわけではありませんが、本当に子供たちに資料がある中で9年間もこんなものを、未達成のものを提供してしまっていた、議会のチェックがなかったなということを再び申しわけないと思う次第です。
このことについて、先ほど、教育長はこういうことで給食センター運営審議会に諮問をしておりましたとか、お話しになりますが、このことについて、議会に今こういう現状ですというお話はなかったと思いますが、そのような必要は私たちにはあったかと思うんです。今、こういう状態で、栄養不足の状態の給食を提供してしまっているということを、なぜ議員に伝えなかったのでしょうか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) まず、この基準なんですが、県の担当者にも再確認をいたしましたところ、望ましい目標値として捉えてくださいというのが1点なんですね。それから、実はこの基準が結構変わるんです。平成25年から、資料があるのは、平成25年、基準が新しくなったので、栄養士のほうから審議会のほうにその資料が提供されて初めてわかったんですけれども。ことしの8月にもまた改定になっているんですね。というふうに、かなり改定になって、改定のたびに厳しくなっているということであります。
審議会のほうでの問題としては、1つはやっぱり全部食べて初めてこの基準をクリアできるわけですので、残食量というものが非常に多い。年々増加傾向にあるので、まず、第一義的にはこの残食を減らすことだと。残食をこのままに増加していったのでは基準値の摂取はできない。ということで、1つは残食を減らす方向に議論が進んだということ。
もう1点は、やっぱりどうしても鉄とかカルシウムというのは摂取しにくいんですね。鉄は摂取の約1割ぐらいしか栄養価にならないというふうに言われているとおり、非常に献立の中でも難しい基準の要素なものですから、ここはやっぱりきちっとできていないことを家庭の皆さんにお知らせをして、家庭の食生活の中でも連携して補ってもらおうと。
この2つの方向で栄養価を満たす方向というものを審議会では検討しておりました。ですから、そのことで、今、議員のご指摘にありましたように、問題に対して少し過小的な捉え方をしていたというご指摘であれば、そこは素直に謝りたいなというふうに思います。ただ、私らの当時としては、審議委員会の流れとしては、先ほどの2点で改善を図っていけるという方向で議論していたことは確かです。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 家庭と連携してと、確かにそうなんですけれども、先ほど申しましたように、なかなか家庭ではそういう状況にないということもまたあるんですね。もちろん、そのために栄養士と話をしたときに、もっともっと家庭のご飯をつくっている人、お母さんだけとは限りませんけれども、そういう人たちと連携をしながらしたいんだというんだけれども、そういう栄養士の配置にもなっていないという話にも及びました。
そして、今、朝ご飯は一人で、そして、塾に行くから、また一人で何かを食べる。こういう状態なんです。だから、学校給食に期待するものというのが大きくなっていると思われます。確かに教育長がおっしゃるのはそのとおりですが、しかし、きっちりと基準を満たすためにどうするかということがもっと論議されるべきだったと私は思っています。
そしてまた、学校給食、ことしの実績報告書ですけれども、学校給食は児童生徒の心身の健全な発達に資するため栄養バランスのとれた食事を提供するとともに、好ましい人間関係の育成を図り、また望ましい食習慣やマナーを身につけさせることを目的とすると書いてあります。本当にこういうものであってほしいわけですが、しかし、現実はそうなっていないと私は思っていまして、このことについて、目的から見た今の現状を、給食センター所長、あるいは教育長、教育委員会はどのように考えているのか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 学校給食センター所長。
○学校給食センター所長(郷右近 衛君) それでは、まず、栄養摂取基準の中身について、ちょっとご説明させていただきたいと思います。
先週の補正の段階でも少し説明いたしましたけれども、栄養摂取基準というものは、2つ、厚生労働省におきます日本人の食事摂取基準と、それから、小学校3年生・5年生、中学校2年生、それから、その保護者の調査がございます食事状況調査というものがございます。この食事状況調査というものが大きく栄養価に左右しているのかなと思われます。といいますのは、栄養価、全て1日の3分の1という比率ではございませんで、カルシウム、タンパク質については50%。というのは、家庭でとりにくいためにそういうふうなレベルに上げていると。それから、鉄・ビタミン類、食物繊維もですけれども、40%相当というような感じで目標をとっているわけでございます。この基準につきまして、その前は栄養所要量という言葉でやっておりましたけれども、過剰摂取が懸念されるということで、この2つの調査とか、いろいろ構成して栄養価をつくったわけでございます。
先ほど、教育長も申し上げましたように、まずは目安ということで、それに上げるようにどうするか。充足率を上げるだけではなくて、そのほか、給食の大きな役割というものもございますので、少しは充足不足ではございましたけれども、その辺につきましてはバランスはとれていたのかなと思っているところでございます。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) そういうふうに言われると、やはりさまざまな指標がある。やっぱり厚生労働省が示して改定しながら進めている。それは現代の中にあってそうあってほしい、そうあるべきだということなので、余り、これこれだから許されるのではないかというふうに受けとめられるような答弁は、ちょっと私としては容認できないという思いがあります。
やはり、どういうふうにしながら、基準に示すものをクリアしていくかということが大切ではないでしょうか。いま一度、答弁を求めたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 教育部長。
○教育部長(佐藤英樹君) 栄養価について不足していた分についてお話をしているところなんですけれども、実際、先ほど教育長もお話ししたとおり、まず、給食費の値上げをしていないという部分が1点と。あと、それ以上に、やはり今の天候不順等によっていろいろなものが高くなっているというところですから、やはりその基準、ある程度幅のある基準という説明はしていたんですけれども、それにあわせて、今後、やはりそれをクリアするようなものにするためには、ある程度、値上げというものも考えていかなければいけないということで、今、諮問のほうをしている状態でございます。
あと、もう一点。先ほど、栄養士が足りないという話が議員さんから出たんですけれども、栄養士は、基準があって、給食の食数で決まっているんですけれども。それだと、県だと3名なんですけれども、それに富谷市についてはプラス1名、県に加配の申請をして4名体制となっております。あとほかに市として市費で栄養士も雇っている状態ですので、その辺はきちっと子供たちの栄養については考えております。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) まず初めに、栄養士の問題ですけれども、不足しているということではなくて、栄養士はもっと栄養士としての保護者とつながる仕事もしたい、子供たちとつながる仕事もしたいということを話ししていたということで、特に栄養士が不足ですというお話はありませんでした。言葉足らずだったのですが、そういうことでありました。
そしてまた、給食費ですが、県内の市の中で一番低いということがあって、消費税が上がったときにも値上げはしなかった。10%も、送り、送りになっていたので、現在、していないということですが、そうしますと、今、運営審議会で答申が出たとき、引き上げが必要だとなったときには、それを全てそのように引き上げるつもりでいるのか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 教育部長。
○教育部長(佐藤英樹君) それにつきましては、答申が出てから考えていきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 先ほどの同僚議員の中で、食材費、賄い材料費については保護者が負担すべきものというような趣旨の発言がありましたが、しかし、この間の補正予算の説明のときにもありましたように、市はその分を一部助成をしております。そして、全国の中では、給食費の無償化ということもあります。文部科学省が調査をしていますが、この調査では、82の自治体、4.7%が無償化にしていると。一部補助をしているのが24.4%ということになっています。この、私は一部助成、あるいは無償化に進むべきだと思いますが、この点についてはどのように考えるか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 教育部長。
○教育部長(佐藤英樹君) まず、栄養価を満たすためには、ある程度の基準の料金を上に上げないといけないという部分があるんですけれども、答申が出てから考えたいと思うんですけれども、一つ、給食費というだけの視点じゃなくて、富谷市の教育、子育てと考えますと、いろいろいなところで、子供たちの医療費助成とか、放課後児童クラブ設立とか、いろいろなものをしています。あるものに改めて予算を使い過ぎると、10年後、20年後、30年後、それを考えた場合には、逆にその子供たちに今やっていることが、10年後、20年後、その大人になったときにツケに回ってしまうんじゃないのかなという視点で今度の答申を受けとめたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 憲法第26条で、義務教育の無償化についてはどのように考えているのか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 教育部長。
○教育部長(佐藤英樹君) 無償化については理解しております。学校給食法のほうでは、給食については保護者負担というふうに明記されております。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○3番(佐藤聖子君) そのようには書かれていますけれども、一部助成してはだめだということは書いていないですよね。だから、入れているんですよね。だとすれば、やはり、この際、一部助成を考えるということも必要ではないでしょうか、伺います。
○議長(相澤 榮君) 教育部長。
○教育部長(佐藤英樹君) そのとおりだと思います。今、答申は審議会、審議会の委員というのは、各PTAの代表の方がなっております。PTAの方の代表が、一度それを学校に持ち帰って、いろいろなご父兄の方の広い意見を聞いたものをまとめて、後、こちらに答申が来ますので、保護者の意見をきちっと聞いて、それで判断していければなと思っております。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) ことし7月27日、文部科学省が「平成29年度の学校給食費の無償化の実施状況及び完全給食の実施状況の調査結果について」というものを出していまして、それで先ほどの82自治体というのが出てきているわけです。この後もふえてきているかと思いますが、その無償化による成果というものの例も挙げています。これは、どんなものがあるか、ぜひ、給食センターの所長にここのところを、皆さんにどんなものがあるか、ぜひ示してもらいたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 学校給食センター所長。
○学校給食センター所長(郷右近 衛君) そういう成果の例ということで、児童生徒からすれば、感謝の気持ちとかというものを高めること。それから、バランスのよい食事の摂取や残食を減らす意識の向上なり、これは給食費を補助するも何も全て同じような見解かと思われます。保護者からしてみればということでございますけれども、やっぱり経済的負担ということもございますので、その辺の軽減はされるけれども、ということでの懸案が1つあるかなと思われます。ただ、やっぱり、基本的にはやっぱり給食費は保護者が負担するということは給食法では銘打っております。それから、市のほうでも、学級閉鎖、それから台風での臨時休校など、一応、全部市の負担をしておるわけでございまして、あと、急な物価上昇、これが大きなところの補塡というか、一部はそういう負担しないと、食べていないのに保護者に請求してしまうということになりますので、その辺は十分な運用をしていると思っております。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 事務量が減るだとか、さまざまな利点が文部科学省がまとめた中にありまして、先ほどそれを所長にお渡ししていたわけですが、しかし、課題というものもまた載っています。さまざまなことがあるかと思います。でも、先ほどから繰り返し答弁していますが、経費の賄い材料費、食費分についてというか、食材料については保護者の負担とするということになっているとしていますが、これらの規定というのは、経費の負担区分を明らかにしたもので、例えば保護者の経済的負担の現状から見て、地方公共団体、学校法人、その他のものが児童の給食費の一部を補助するような場合を禁止する意図ではないと私は考えています。したがって、富谷市もこれまでその補助をしながらやってきたというわけですよね。
一部負担というときに、今さまざま言われているのが多子減免だと思うんです。その多子減免のやり方も調査されていまして、こういうときにはこれぐらいのというものを全国の中から拾い集めたものがあります。ぜひ、これらも参考にすべきだと思います。出てきた、一回学校に返すといったときに、その数字だけを出してしまうと、こんなに不足しているのなら仕方ないだろうと思わせるような資料の提供、あるいは聞き取りなどというのはしないでもらいたいと思うのですが、そういうときはどういう注意を払って出しますか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 学校給食センター所長。
○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 資料の出し方につきましては、やっぱり栄養価が何が不足しているかというものを給食だより、それから保護者に通知が行くものにつきましては、その辺の情報提供をいたしているところでございまして、細かくは説明は、細かい資料ではございませんけれども、やっぱりこの辺は不足していますので、その辺、家庭でも協力していただければというような内容では進めているところでございます。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) その答申がどのような形で出るか、金額がどのように出るかはわからないので、何とも言えないところもありますが、しかし、今、校納金と呼ばれるものを小学校・中学校の子供たちが、親が払っているわけですよね。そこの中に占める給食費の割合、これは一体どのぐらいでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 学校給食センター所長。
○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 校納金全体の内容がちょっとわかりませんので、比率的にもわからない状態でございます。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 申しわけありませんでした。事前に通知しておくべきでしたが、全国で見ると、約4割が校納金の中に占める給食費だということです。これが今の保護者の働いている実態から見て、幾らでも上がったら、そのパーセンテージは上がるということになります。そういう負担を押しつけていいのかどうかということも考慮するべきだと思いますが、どうでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 学校給食センター所長。
○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 押しつけということではございませんで、やっぱり受益者負担というものが原則かというふうに思います。家庭での会話も、「きょうの給食、どうだったの」という話をすれば、「ちょっと残しちゃった」とかという話にもなると思います。その辺は、やっぱり親からして見れば、「給食費払っているんだから、ちゃんと食べてね」という、そういう会話だって湧くのかなと思いますので、やっぱりこれは受益者負担の原則で進めていきたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 先ほど多子減免の話をしました。富谷は子供が多くて、そして、兄弟もかなり同じ小学校、中学校に行っているという人たちもいるはずです。そのときに、その子供たちを何番目から無料にする、半分にするというのはそれぞれのところで検討すべきだと思いますが、この多子減免についても検討するべきだと考えるわけですが、いかがでしょうか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 学校給食センター所長。
○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 以前の議会の一般質問にもそのようなお話があったかと思いますけれども、やっぱりその辺については、減免されれば保護者の負担は減るとは思いますけれども、やっぱり原則受益者負担というその方向では変わりはございません。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 給食は発達の保障です。給食を通じた社会保障と言っても、考え方は私は成り立つと思っています。引き上げという答申があったとしても、安易な引き上げをすべきでないと思いますし、給食は受益者負担というのではなく、やはり義務教育の無償化というところに立って考えるべきだと思います。
最後に、このことについて教育長に見解をお尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 先ほど来、部長も答えておりますが、いわゆる義務教育は無償とする。しかし、その範囲の中で必要な受益者負担の原則で、教材費等の徴収は認められてございます。ですから、現在も義務教育の学校で教材費等の負担を求めているのはその法的な根拠が裏づけになってございます。
給食費は、一つは、大変子供が多い誇らしい市でございますので、いわゆる賄い材料費だけで今回の分も全部クリアすると多分4億円ぐらいですよね。それぐらいの額が見込まれるんですね。ですから、これを例えば無償にすると、給食というのは、エアコンと違って、今年度つければ終わりじゃありませんので、ずっとこれから継続していきますので、毎年この経費が市の財政負担にかかってくるわけですね。ですから、さっき部長が言いましたように、子育て政策というのはたくさん行われていますし、前にもご質問いただいていたとおり、図書館もありますし、それから、学力向上の策もたくさんありますので、子育ての政策の中のバランスを見た上で、やはり考えていく必要があるというふうに思います。
しかし、やはりこれほどの財政負担を市で賄うというのは私はやっぱり無理だというふうに思いますので、今回の審議内容を見ながら、それをしっかり教育委員会で討議してはまいりますが、これまでもお答えしてきましたように、義務教育の無償化の中で認められている受益者負担という原則はやっぱり守っていきたい。守るべきじゃないかなという考えは持っていますが、最後はやっぱり審議会の答申を待ちたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 言うことは非常によくわかります。しかし、義務教育は無償だという、これは国がしっかりとその立場に立たない限り、自治体は本当に大変な目に遭うということだと思うんですね。私たちは子供を産み育て、そして、大きくしていく、社会に送り出すというときに、やはり国の制度として、ぜひこの無償化、義務教育の無償化を求めていきたいことだと思います。この点については、教育長はどのようにお考えでしょうか。
これを最後にしたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) いわゆる就学援助の制度がございまして、現在、所得に応じて、かなりの皆さんに給食費の補塡はその就学援助の中で、現在の制度でも行っております。これもほぼ市の負担ということになってございます。ですから、そういう形での給食費の補助というのは、制度も現在ありますので、そういう大変所得に応じた、それから、限られた世帯ではございますけれども、そういう制度とともに受益者負担の原則というものを立ち上げていけばいいのではないかなというふうには思っていますが、審議会の答申を待ちたいと思います。
○議長(相澤 榮君) これをもちまして、本日の一般質問を終わります。
これで本日の日程は全て終了しました。
本日はこれにて散会いたします。ご苦労さんでした。
午後 2時53分 散会
平成30年12月11日(火曜日) 午前10時00分 開会
日程1 | 会議録署名議員の指名 | ||
日程2 | 一般質問 | 19番 安 住 稔 幸 議員 | |
1 | 市民協働のまちづくりについて | ||
2 | ユニセフ子どもにやさしいまちづくりについて | ||
3 | ユネスコスクールについて | ||
4番 長谷川 る 美 議員 | |||
1 | とみや市政懇談会について | ||
14番 高 橋 正 俊 議員 | |||
1 | 小型無人機・ドローンの必要性は | ||
2 | 富谷市内の通学路に危険箇所はあるのか | ||
7番 藤 原 峻 議員 | |||
1 | 図書館建設を問う | ||
2 | 公共交通を問う | ||
3 | 生涯学習、市民協働などまちづくりを問う |
議事日程のとおり 午前10時00分 開会
○議長(相澤 榮君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましてはお手元に配付のとおりです。
○議長(相澤 榮君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、17番渡邊俊一君、18番浅野幹雄君の2名を指名いたします。
○議長(相澤 榮君) 日程第2、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 皆さん、おはようございます。
それでは、私の一般質問をさせていただきます。私は3件について一般質問をいたします。
まず、1件目、市民協働のまちづくりについてであります。
市政懇談会やわくわく市民会議、また議会報告会でも、市民参画の協働のまちづくりが求められております。一昨年、市制をしいた富谷市の新たなまちづくり、市民協働のまちづくりが期待されております。
富谷市は、富谷市総合計画の第4編第3章において、「健全なまちづくりに向けて、みんなが協働するまちを創ります」としております。
施策目標に、「市政運営にみんなの知恵と力を活かすまちづくり」と掲げ、また、「計画づくりへの住民参加の推進」、「まちづくりの基本となるルールづくりの整備検討」を掲げ、最重要プロジェクトとして位置づけ、協働のまちづくりを進めております。市は、わくわく市民会議を開催し、また市政懇談会なども開催し、そしてまた、重要な事業においてはパブリックコメントを実施しており、市民との協働のまちづくりに取り組んでおります。
昨今の住民の生活形態、環境は多様化しており、市民ニーズも同じく多様化しており、これまでのように市側だけが施策等を考え、それをもって進めるやり方では、施策的にも、また財政的にも、難しい状況になりつつあります。これからの行政運営、特に施策の実施については、市民との情報の共有、市民とともに施策を進める協働で進めていくべきと考えます。これによって、多くの市民が施策を理解し、また、市民も市とともに協働のまちづくりができるものと思います。
総務常任委員会で、本年10月、千葉県四街道市に調査に行ってまいりました。四街道市では、市民参加条例を制定しております。
条例では、前文に、「より良いまちづくりの原点は、市民が主体的に市政に参加し、市民の持つ豊かな知識や経験と、なによりも生活実感に基づく考えや思いを市政に反映させながら、市民と市の機関が共に創り出していく関係を築くことにあります」。
「市は、暮らしやすいまちづくりを実現するための第一歩として、市政への参加を権利として保障する『四街道市市民参加条例』をここに制定します」と、ありました。
市民と協働のまちづくりにはルールづくりが重要です。まちづくり基本条例を制定し、そして、市民参加に当たってのルールづくりも重要です。
富谷市はどのように進められるか、質問いたします。
1、市民協働のまちづくりの進捗状況を問う。
2、市民協働のまちづくりの今後の進め方、計画を問う。
3、まちづくり基本条例制定への進捗状況を問う。
4、市民参加条例の制定を問う。
5、学区民運動会の実施を問う。
であります。
2件目にまいります。
ユニセフ子どもにやさしいまちづくりについて。
昨日の12月10日は、「世界人権デー」でした。1948年12月10日、第3回国連総会で「世界人権宣言」が採択されてから70周年を迎えました。
20世紀前半、人類は二度の世界大戦を経験し、無数の人々の人権が踏みにじられました。この愚かなことを繰り返さないとの決意とともにこの宣言は誕生いたしました。全ての人間が生まれながらに基本的人権を持つことを初めて国際的にうたった宣言であり、法の下の平等や自由に生きる権利などが30の条文でまとめられております。
人権宣言の採択、それ自体の歴史もさることながら、この世界人権宣言を契機に、後に難民条約、国際人権規約、女性差別撤廃条約など、数々の人権に関する条約が生まれたことにこの同宣言の人類史的意義があったと考えます。
しかし、今日もなお、難民や移民、外国人を嫌悪し、排斥する動きが世界各地で見られます。出身地や民俗、性差による差別の事例、インターネット上での人権侵害は後を絶たない状況です。こうした状況を見れば、世界人権宣言を学び深めていくことの大切さは、今なお強調し過ぎることはないと思います。人権に対する意識が実感を持って一人一人の心に醸成できれば、このような状況から抜け出せると思います。
人権の保護と促進の基盤は、自分には大切な人権があるという自覚と、自分以外の人、全ての人にもそうした人権があるという強い意識を持つことが大事です。
特に貧困や世界の紛争に巻き込まれているのは子供たちです。子供たちを苦しめているのは大人であることは、誰もが自覚しているものです。その大人が、私たちが、子供の人権、人間性を尊重する社会を構築するためにと、富谷市は、今回、日本ユニセフ協会の「子どもにやさしいまちづくり事業検証作業モデル自治体」の委嘱を受けました。
これは、日本ユニセフ協会が初めて進める事業で、日本国内で5つの自治体だけが選ばれて行う事業です。ユニセフ本部が提唱する「子どもにやさしいまち」の日本型について、子供の権利促進、子供の社会参画等の有益性を2年間の予定で検証作業するものであります。
国連が定める「世界子どもの日」、11月20日に合わせ、富谷市は「富谷市子どもにやさしいまちづくり」の推進を宣言しました。「子どもにやさしいまち」とは、子供の最善の利益を図るべく子どもの権利条約の内容を具現化するまちです。「子どもにやさしいまち」とは、子供の権利を満たすために積極的に取り組むまちのことです。
「子どもにやさしいまちづくり事業」では、子供も社会の一員として扱われ、市町村の政策や法律、事業、そして、予算においてどのように子供のためになっているかが問われます。そして、「子どもにやさしいまち」では、子供たちがまちの活動に活発に参加し、彼らの声や意見が考慮され、まちの決定や手続に反映されることが重要です。
富谷市の「子どもにやさしいまちづくり」への取り組みについて質問いたします。
1、「子どもにやさしいまち」(CFC)の日本型構成要素10項目の概要を問う。
2、CFCが求める子どもの権利条約の具現化で、市の方針と具体的な実践計画を問う。
であります。
3件目であります。
ユネスコスクールについて。
11月27日、富谷市は、市立幼稚園2園と13の小中学校のユネスコスクール加盟による認定証の授与式を開催しました。
ユネスコスクールを「持続可能な開発のための教育」(ESD)の推進拠点と位置づけ、その活動目的は、ユネスコスクール・プロジェクト・ネットワークの活用による世界中の学校との交流を通じ、情報や体験を分かち合うこと。地球規模の諸問題に若者が対処できるような新しい教育内容や手法の開発、発展を目指すこととしております。
持続可能な開発のための教育(ESD)とは、私たちとその子孫たちがこの地球で生きていくことを困難にするような問題について考え、立ち向かい、解決するための学びです。ESDは、持続可能な社会の担い手を育む教育です。
ESDの実践には、特に次の2つの観点が必要であります。人格の発達、自立心、判断力、責任感などの人間性を育むこと。他人との関係性、社会との関係性、自然環境との関係性を認識し、かかわり、つながりを尊重できる個人を育むこと。そのため、環境教育、国際理解教育等の持続可能な発展にかかわる諸問題に対応する個別の分野にとどまらず、環境、経済、社会の各側面から学術的に、かつ、総合的に取り組むことが重要です。
事業内容は、非常に多岐にわたっており、各学校における特色を打ち出しながら進むことが肝要と考えます。富谷市のESD活動への学校の取り組みについて質問いたします。
1、ユネスコスクール加盟認定における教育方針と具体な実践を問う。
2、幼稚園、小学校、中学校、それぞれの取り組みを問う。
3、他校との交流、国外校との交流の実施を問う。
4、国際連合広報センターの訪問実施を問う。
以上でございます。
○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) おはようございます。
それでは、ただいまの安住稔幸議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1、市民協働のまちづくりについての問い1と問い2及び問い3につきましては関連がありますので、あわせてお答をさせていただきます。
本市においては、市民協働のまちづくりを総合計画の柱の1つとして掲げ、多様な人材の活躍と資源を生かした市民協働のまちづくりに積極的に取り組んでおります。これまでの取り組みといたしましては、まちづくりの基本となるルールづくりの調査研究、行政改革基本方針における市民参画と協働の推進の位置づけなど、段階的に取り組みを進めてきたところであり、本年10月には職員を対象とした市民協働推進研修会を実施したところであります。
今後につきましては、来年1月に市民を対象とした市民協働セミナーを開催するなど、協働についての共通理解と機運醸成に努め、平成32年度の協働のまちづくりの基本となるルールの策定に向け、検討組織の立ち上げも視野に入れ、計画的に関係事業を推進してまいりたいと考えております。
問い4、市民参加条例につきましては、一般的には広報・広聴に関することなど、市民参加の仕組みについて定めたものと認識をしております。なお、市民の参加、参画、協働など、まちづくりに関する条例は、名称、内容ともに多様でありますことから、引き続き調査研究を進めてまいりますとともに、今回の議員のご意見につきましては、今後のルールづくりの参考とさせていただきたいと考えます。
問い5でございます。学区ごとの運動会につきましては、現状において各地域から実施に向け具体的な意向を示されている状況にはございません。しかしながら、地域において運動会実施に対する機運が今後高まることも想定されます。引き続き、地域におけるスポーツに対するニーズの変化に注視しながら、スポーツ普及員等と情報交換を行うなど、市民協働の視点で実施できる状況にあるかを継続的に見定めてまいりたいと考えております。
質問件名2のユニセフ子どもにやさしいまちづくりについての問い1と問い2については関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
日本ユニセフが掲げる「日本型子どもにやさしいまち(CFC)モデル」の構成要素10項目につきましては、子どもの権利条約にうたわれております4つの柱である「生きる」・「育つ」・「守られる」・「参加する」の具現化を図っていく上で実践すべき要素として示されているものでございます。その概要につきましては、1つ目に「子どもの参画」、2つ目に「子どもにやさしい法的枠組み」、3つ目に「子どもの人権を保障する施策」など、全10項目で構成をされており、子供も社会の一員として扱われ、市町村の政策や法律、事業、そして、予算においてどのように子供ためになっているか。また、子供たちにかかわる問題や課題等に子供たちの声や意見が考慮されているかなど、社会全体で子供の視点に立って課題解決につなげていこうとするものでございます。
本市の取り組み方針といたしましては、本定例会初日、私の冒頭のご挨拶で述べさせていただいたとおり、「世界子どもの日」の11月20日に5つの項目を推進の柱とする「子どもにやさしいまちづくり」を宣言いたしました。
今後につきましては、10月29日に日本ユニセフ協会から全国5自治体の1つとして委嘱を受けた子どもにやさしいまちづくり事業検証作業を通じ、宣言した5つの推進項目を重点に協会や関係機関からのご指導、ご助言、また市民の皆様からのご意見等を伺いながら、庁内横断的に検討を重ね、「子どもにやさしいまち」の実現を目指してまいりたいと考えております。
質問件名3につきましては、教育長より答弁をさせていただきます。
○議長(相澤 榮君) 次に、菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) それでは、私のほうから質問3、ユネスコスクールについてお答えを申し上げます。
問い1と問い2については関連がございますので、あわせてお答えを申し上げます。
本市のESD活動の教育方針は、多様な人々と協働しながら、さまざまな社会変化を乗り越え、豊かな人生を切り開く持続可能な社会のつくり手を育むとしてございます。そして、実践の中に、持続可能なふるさと富谷について考え、10年後、20年後のよりよい自分と社会をしっかりと見詰めることができることを活動の狙いに入れておるところでございます。
具体的な取り組みにつきましては、幼稚園では、自然体験、社会体験、地域環境の活動。小中学校では、防災教育、国際理解教育に取り組む学校が多く、ほかに福祉教育や地域貢献活動等、学校ごとに特色を出して活動に取り組んでおるところでございます。
3問目、他校との交流、国外校との交流の実施についてでございますが、加盟により国内外のユネスコスクールとのネットワークの構築が図られますので、活動の狙い、指導内容等に合わせて交流を進めてまいりたいと思っております。
4点目、国際連合広報センターの訪問実施のご質問ですが、ESD活動を実施する中で、訪問が必要であるときは検討してまいりたいというふうに思ってございます。
以上です。
○議長(相澤 榮君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) それでは、再質問をさせていただきます。(「総括ですか、一問一答ですか」の声あり)総括です。
○議長(相澤 榮君) 総括です。
○19番(安住稔幸君) まず、ユネスコスクールのほうから、お聞きさせていただきます。
やはり、各学校のユネスコスクールにつきましての取り組み、以前より教育委員会のほうでは取り組んでいらっしゃるということ、同僚議員の前にありました一般質問のほうでお聞きしておりまして、2年後にあります教育の改定、これのほうにも向けてということであります。ですので、この前のユネスコスクールの加盟認定証授与式、あのときに各学校の先生の方にその授業内容というものをお聞きいたしまして、いろいろ本当に取り組んでいらっしゃるんだなということで感心したところであります。
やはり実際にいろいろな知見をというか、そういったものに多く触れていただくということが子供たちの体験として大事なのかなということで思っておりまして、そう考えますと、他校との交流、そしてまた、それも国内外問わずにということが非常に需要なのかなということで思っております。
富谷として、ことしで2回目でありますが、台湾のほうに中学生が派遣事業ということで行かれております。参加された子供たちは本当にその発表会というか、報告会を聞きますと、本当にすばらしい体験をされたなということで本当に感心しております。
(休憩後に撤回発言あり)
そういうこともありまして、やはりそういった新鮮な体験というか、そういったものもが大事かと思います。この辺につきまして、やはり具体的に、ユネスコスクールのホームページを見ますと、他校との交流、そういったものがやっぱり非常に有益性があるというものが顕著に出ているように思われますので、その辺を、全部の学校同時にというわけにもいかないと思いますが、ぜひとも、そういった直接行ったり来たりということもなくても、昔ですと文通というものがありましたけれども、そういったもののやりとりの中で、ぜひとも海外の方も含めてやはりやっていくべきではないかと思っております。
また、国際連合広報センターということで、やはりこれも修学旅行で中学校は大体東京の方面に行かれていると思うんですが、こういうところで、やはりこういったもので行って、実際に働いている職員の方から国際連合の役割なり、こういったものをお聞きすれば、やはりまた本当に知見というか、経験、体験というものもつかむことができるのかなと。海外に行ってじかに見てくるのもよろしいんですが、やはりそれには時間と経済的なものもございますので、そう簡単にはいかないわけでありますから、こういったものでやはり多くの子供たちがいろいろな体験というか、そういったものを経験を持つということがやはり非常に大事かと思っています。
ですので、この辺につきまして、今後、これから検討していくというか、必要であればというようなお話ではありますけれども、ぜひともこういったものを積極的に取り入れていくような方向が必要ではないかと思いますが、もう一度、その辺についてご質問いたします。
続きまして、子どもにやさしいまちについての取り組みについてであります。これにつきましても、やはり本当に子供の人権というか、子供がまちのいろいろなものに関与したり、そういったことであります。今現在、市としていろいろなことに本当に市の子供たちを守るためにというか、子供の子育て支援ということで、本当に市としてもいろいろ積極的に取り組んでいただいております。例えば医療費助成についてもですし、また、児童クラブが学校内の敷地内にできるとか、本当に数多くのものが子供にとって住みやすいというか、やさしいまちづくりになっているのかなと思います。
しかしながら、こういったものに手を挙げたということは、今までのものは今までのもので、これ以上のものが求められるということかと思います。ですので、ある意味、市長は相当本当に決意して手を挙げられたのかなということで思っております。より一層、富谷が子供たちにとって優しい、住みやすいまちになるのかなということで期待をしておりますので、今後、改めて何か今後どのように進めていかれるか、再度ご質問いたします。
続きまして、市民協働のまちづくりであります。これにつきましても、やはりまちづくり、いろいろなセミナーとか、市のほうでも開催していただいていまして、市民のまちづくりに対しての醸成というか、そういったものをいろいろされております。
私、これでちょっと思いましたのが、憲法のちょっと話になりますけれども、結局、住民自治とは、また地方自治とは何とかということでちょっと調べさせていただきましたら、憲法第92条に地方自治の本旨とはということで出ております。住民自治と団体自治の2つにより構成されております。住民自治は、地方自治が住民の意思に基づいて行われる民主主義的要素ということであります。団体自治とは、地方自治が国から独立した団体に委ねられ、団体みずからの意思と責任のもとでなされる自由主義的地方分権的要素ということであります。
それが憲法第93条、第94条のほうで載っているわけでありますが、やはり、今回、四街道市に行って、参加条例のほうの中身を見ますと、やはりまちづくり基本条例のような、市民の方とともにつくるというそういった基本理念というのはやはり大事ではあります。しかしながら、それをやはりきちんとしたルールづくり、そういったものを一緒に同時に進めないと混乱を来すと思います。やはり、市民がこれだけのものは参加できます。もちろん市民が意欲的になるような、条例のというか、そういったルール化が必要だと思います。
やはり、実際の意思決定、いろいろなものを行うに当たってのその市の意思決定は、行政、市長でありまして、また我々議会でもあるわけです。ですから、その辺の関与につきましては、やはり市民の皆様とはちょっと一線を画すものがあるのかなということであります。そういうことを考えますと、やはり住民の皆様がここまでは、本当に住民の皆様とともにつくっていきますよと、やっていきますよというふうなそういったものが明確になってこそ、住民も思いきり市との協働のまちづくりができると思います。
こういったことを考えますと、やはり両方にわたってしっかりと、これから検討していっていただきたいということで、再度お願いしたいと思います。平成32年に向けてということでありますので、このときにもやはり両方というか、こういったものも含めて、ぜひ考えていくべきではないかなと思っております。
学区民運動会でありますが、以前ですけれども、これも前に議会で話をしたことがあるんですが、富ケ丘北部・南部、そして鷹乃杜の3町内会が、富ケ丘北部・南部・鷹乃杜地区コミュニティ推進協議会というものが以前ありまして、ここで運動会なども実施したことがございました。そのとき、私も町内会の役員としてついておりましたので、いろいろお手伝いさせていただいておりました。本当に30年ほど前の話になるかと思うんですが、そのときに、本当に一緒にやっていただいたほかの町内会の役員さん方と今でも交流がもちろんあるということでありまして、やはり地域のまちづくり、それには非常に有効性のある事業と思っております。ですので、学区民ということで、学校も含めてということで一応取り上げましたが、やはりこういったものを市のほうもぜひとも進めていったらよいのかなと思っております。町民体育祭、あれは本当に全町内会が一堂に会するということで、あれはあれで非常によかったなと思ったんですが、しかしながら、2年前の市制施行前の月、9月を最後にして、一応、今現在はされていないわけでありますので、そういうことを考えますと、そういった学区、公民館単位というか、そういったものもやはり取り組むべきと思っておりますので、再度、その辺についてもご意見をお聞きしたいと思います。
以上です。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) まず最初に、ただいま学区民の運動会、私も大変地区民運動会、西コミはずっと、私の地域、昔、西成田小学校がありまして、そのまま西成田小学校の、いわゆる昔の学区の運動会が、西成田小学校がいわゆる富谷小学校と統合した後もずっと、推進協議会が設立されて、そのままいまだにいわゆる昔の学区民運動会が続いております。それはやはり地域のつながりを保つという上では重要な役割を担っておりますので、議員の今のご意見のあったような、大きな意義を持っているというのは十分に理解をしているところでございます。
町民運動会につきましては、やはり、長年歴史があったんですけれども、会場の都合、現実的に、ことし、45町内会でテントを張るのがぎっしりだった状態で、昨年、今年度46町内会、来年、またもう一つ新しく明石台に町内会が1つできますので、47町内会になるわけですので、現実的にもやはり市制施行期に全体での、物理的にも難しいということで、行政区長の皆様方のご意見をいただいて、最終的にかなり、半分、半分のご意見をいただいた結果で、かなり議論を重ねた中で、やるべき、これを機会にやめるべきという真っ二つの議論をかなり重ねた中で、まずは市制施行を一つの区切りとして新たな機会をということで、今、模索をしている状況でございます。
地区民、学区民運動会につきましては、今後、とはいいながらも、やはり最終的には主体的にその学区、いわゆる地区の地域の方々が主体的に立ち上がって、準備・運営に取り組んで、ご協力いただかなければならない部分が多いわけでございますので、その辺は住民の皆さんのご意見を、動きを見ながら、市として支援できる部分につきましては支援をしていきたいというふうに考えております。
また、市民協働につきまして、四街道市の議員の皆様方、委員会でお邪魔したときの報告等を含めて、今後、参考にしながら、先ほども答弁で申し上げましたように、今現在しっかりと進めている段階で、調査検討、そして職員の研修、または市民対象の今度セミナーも行うわけでございますが、そうやって段階的にしっかりと熟度を高めながら、平成32年度のルールづくりに向けて進めていきたいというふうに考えております。
ユニセフ、子どもにやさしいまちづくりにつきましては、先日、今回、光栄なことで、手を挙げたわけではなくて、実は、全国5つの自治体に委嘱を受ける段階で、ユニセフ協会のほうから実は声をかけていただいた。これはやはり富谷が子育て支援に力を入れているさまざまなその取り組みが評価をされて今回声をかけていただいたものというふうに思っております。
そういう意味では、しっかりと今回、2年間の検証を自治体として検証作業を進めながら、また、あわせて11月20日、「世界子どもの日」にフォーラムとあわせて宣言を行ったわけでございますので、その宣言に基づき、しっかりと子どもにやさしいまちづくりを進めていきたいというふうに考えております。
なお、先ほど、ユネスコスクールの関連で、修学旅行で国際連合を視察するというご意見、大変私もすばらしいご意見だというふうに思っております。実は、ユニセフハウスというものが、ユニセフ協会の本部が品川にあるんですけれども、そこにはやはり中学生等、修学旅行で来ているということを私も伺っておりますし、現に私が行ったときに修学旅行生が来ていたのも拝見しておりますので、ユニセフ本部、あとはユネスコ、国際連合の本部にお邪魔するというのは大変いいご提案だというふうに思いますので、教育委員会のほうといろいろこれから参考に検討していただければというふうに思います。
ユネスコスクールについては、後ほど、また教育長のほうから答弁、担当のほうからですかね、ご答弁させていただきたいというふうに思います。
○議長(相澤 榮君) 次に、菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) まず初めに、先日の8日土曜日にユネスコスクールの全国大会が横浜で開催されまして、私もそこに参加をしてまいりました。その資料の中に、全国の1,100を超すユネスコスクールの参加校が全て記載されておりましたが、その中に当市の2つの幼稚園、そして、13の小中学校の名前がしっかりと記載されていたということも確認してまいりました。
このユネスコスクールの全国大会に参加して、まず第一に考えたのは、ユネスコスクールといいますのは、これは、私は英語とても不得意なんですけれども、英語の記述がとてもよくわかりやすいなと思ったんですか、ユネスコスクールというのは、英語でいいますと、UNESCO Associated Schools Project Networkの略なんだそうです。いわゆる、さっき議員さんがおっしゃいましたように、国内外のいわゆるユネスコ憲章の理念をもとに活動する学校のネットワークの構成員になったということなんですね。ですから、ネットワークの構成員の学校になったんだということのやはり自覚とメンバーシップをまずしっかり育てていきたいなというふうに思っています。
ですから、議員さんからご提案があったように、体験であるとか、いろいろな交流をやはりこれからは直接というのはなかなか難しいところがありますので、ネット環境を十分に活用しながら、今言った、いわゆる縮めてASPネットというんですが、このASPネットを十分に活用して、国内外の学校との交流活動をしっかりと進めていきたいというふうに思っています。
2点目は、いわゆる今市長のほうからの答弁にもありました渋谷にあります国際連合の広報センターですけれども、ここにはやはり国連関係の資料なども大変豊富に展示されている場所だということをお聞きしておりますので。ぜひ、やはり私も修学旅行の、市長と同じように、適切な施設だというふうに思っておりますので。ただ、修学旅行の候補地を決定するのは学校ですので、学校のほうにしっかりと情報を提供してまいりたいというふうに思ってございます。
○議長(相澤 榮君) 終わりですか。(「はい」の声あり)
4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) それでは、私のほうからは、とみや市政懇談会について質問いたします。
平成28年10月10日、全国では791番目となる新しい市「富谷」が単独市制施行をしてから2年に経過し、3年目を迎えました。その間、総合計画にある4つの基本方針をもとにさまざまな施策に取り組まれてこられたご苦労とご努力に心から感謝申し上げます。
計画には、「富谷町としてスタートしてから約100年後に当たる2060年まで、より多くの方々から生活の場として選ばれ続けるまちづくりを推進することで、継続的に人口をふやし、成長し続けていくことを目指す」と記されています。
また、「100年間ひとが増え続けるまち」を目標に総合計画施行5年後の2020年の目標人口を5万3,900人、10年後に当たる2025年の目標人口を5万5,000人と設定し、堅実な人口増加を目指していくため各種施策を展開していくとあります。
私は、10月29日に日本ユニセフ協会から全国5自治体の1つとして国内初の「日本型子どもにやさしいまちモデル検証作業自治体」として本市が委嘱されたことは、大きな意義があると思います。子供にとって優しいまちとは、高齢者や障がいを持たれた方など全ての人にとって優しいまちであり、これがまさに本市が目指す「住みたくなるまち」であると考えるからです。そして、そのことは多くの方から選ばれるまちとなり、目標とする人口増加に結びつくのではと考えます。
全国的に人口減少問題が取り上げられている中、11月6日、宮城県庁にて開催された人口問題と県政運営に関するセミナーにおいて、国立社会保障・人口問題研究所の平成30年3月推計の日本の地域別将来推計人口が取り上げられました。それによりますと、27年後の2045年には東北の定住人口は現在の約7割まで減少し、減少率は東北が31%と、全国一という説明がありました。私は人口減少を見据えた取り組みを今から将来に向けて展開していく必要性を強く感じました。
そのような中、本市は東北で唯一人口増加の見通しであるとのことで、4月3日に河北新報朝刊の記事が懇談会資料の中にもありました。その富谷市ですが、平成28年版富谷市統計書によりますと、1976年から2014年までは人口増加数が500人を下回ることがなかったものの、2015年から下回り始め、2016年は増加数が233人、2017年は112人となり、それに伴い人口増加率も1976年では13.94%でしたが、2015年から1%を切り始め、2016年では0.45%、2017年は0.21%となっております。
また、2018年12月1日現在の人口は5万2,579人で、本年1月の5万2,678人より、わずかではありますが、9人の減となっています。人口の増加や減少の要因はさまざまな原因が絡み合っていると思われます。市長が6日の議会において一時的な傾向でありますと明言されたことに、私は大変頼もしい思いがいたしました。状況はまだまだ変化することと思われますが、現状をしっかりと把握し、長期的な視点のもと、来る人口減少対策の視点に立った施策の立案実行が重要であると感じます。
11月27日、市民交流ホールにおいてユネスコスクール加盟認定証授与式が行われました。市内全ての市立幼稚園、小中学校、そして、富谷高校がユネスコスクールになりました。ユネスコスクールでは、平和、人権、国際理解という観点から人類の持続可能な発展について学んだり、考えたりすることで、次世代を担う人材を育成するということです。
富谷市で生まれて育った一人でも多くの子供たちが、現代社会のさまざまな課題をみずからの問題として捉え、身近なところから取り組み、それらの課題の解決につながる価値観や行動を積極的に起こしてくれることを望みます。
また、持続可能な社会については、子供たちだけでなく、我々大人も今の社会の状況を真摯に受けとめ、学び、取り組む必要があると思います。
今回、市政懇談会について質問いたしますが、出された意見や要望などを持続可能な社会の構築の観点から総合的に取り組むことを期待します。「住みたくなるまち日本一」「100年間ひとが増え続けるまち」を目指している本市にとって、市政懇談会の開催の仕方や今後のあり方、また、そこで出された市民の声を市政にどう反映していくかが重要と考え、以下質問いたします。
1、開催の目的は。
2、今回、4カ所のみでの開催の理由と次年度のスケジュールは。
3、開催された内容や出された意見、要望は今後どのようにお知らせされますか。
4、成田公民館で出されたパークゴルフ場の意見について、どのように感じておられますか。
5、成田公民館で出された女性の部長登用の意見について、今後の検討は。
6、富ケ丘公民館で出された側溝整備について、今後の計画は。
7、西成田コミュニティセンターで出されたしんまち地区の町並みを保存する取り組みなどについては。
以上です。よろしくお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) ただいまの長谷川る美議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名、とみや市政懇談会についての問い1と問い2及び問い3については関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
本年度の市政懇談会は、市の政策や行財政運営の状況を市民にご報告するとともに、市民の皆さんの意向の的確な把握を行い、よりよい市政運営を図ることを目的に、成田公民館、西成田コミュニティセンター、東向陽台公民館、富ケ丘公民館を会場として、平日の夜、または土曜日の午後に時間帯を設定し開催をいたしました。
市制施行や総合計画策定の際に行った懇談会では、各会場とも、基本的に対象地区を指定し参加者を募集しておりましたが、今回からは地区を限定せずにどこの会場でも参加できるような形としたことから、これまでの7カ所にこだわらず、本年度4カ所、来年度3カ所での開催とし、来年度につきましても本年度と同時期の開催を予定しております。
なお、今回の懇談会でいただいた主な質問と回答につきましては、広報とみや12月号に要旨を掲載し、市のホームページにも掲載をしております。
問い4、本市が整備予定の2コース18ホールのパークゴルフ場については、発言された方が要望している4コース36ホールと乖離があるため、整備計画の撤回を求める発言であったと認識をしております。しかしながら、本市が求める整備の方向性といたしましては、市民が気軽にパークゴルフに親しむことができる身近な健康増進施設を想定しており、競技性の高い36ホール以上のパークゴルフ場については、大衡村、加美町、また整備中の大崎市等、県内自治体に多く設置されている現状から、2コース18ホールとしたところです。
また、全国のパークゴルフ場の約3分の1は2コース18ホールであり、公式の大会運営も可能であることを日本パークゴルフ協会に確認をしております。
なお、公営墓地と併設することにより、墓地に対する暗いイメージの払拭にもつながるものと考えております。
問い5、成田公民館で出された女性の部長登用の意見につきましては、本市における一般行政職の女性管理職の状況は、本年4月1日現在で県内平均割合14.3%に対し31.7%と、県内の市で一番高い登用率でございます。なお、部長も含め、管理職の登用に当たりましては、女性職員のキャリアアップの視点も踏まえ、年齢や経験年数、そして、マネジメント能力を含めた人事評価を総合的に判断しております。したがいまして、今後の部長登用に当たりましても、総合的に判断し、登用を行ってまいります。
問い6、10月23日に富ケ丘公民館で開催いたしました市政懇談会において、富ケ丘地区の側溝整備の計画を住民に示してほしいとのご意見をいただきました。本市では、昨年度当初に、富ケ丘北部と南部の両町内会長と今後の側溝整備について協議を行い、南部地区に比べて整備率が低い北部地区の整備を当面先行させていくことといたしました。
なお、施工箇所については、年度ごとに両町内会長と協議をし、決定しております。今後の整備計画につきましては、両町内会の整備率が同程度になってくる段階で、改めて、両町内会と協議をし、策定に向けて取り組んでまいります。
問い7、西コミで出されたしんまち地区の町並みを保存する取り組みにつきましては、しんまち地区は、江戸時代、藩主である伊達政宗公の命により宿場町として開かれた、まさに富谷発展の原点の地でありますので、町並みの保存の必要性については、私も同様の考えでございます。しかしながら、しんまち地区の町並み、景観の保存のためには現状では民間の事業者や個人の方が所有する建物等が対象となることから、まずはしんまち地区の皆様のご理解とご協力が不可欠であると考えております。
今後、2020年の宿場町開宿400年記念事業に向けて、しんまちの将来像などについて地域の皆様と一緒に考える場を持ちながら、その中で行政としての取り組みや役割などについて検討してまいります。また、あわせて国の制度や交付金の活用などについても検討してまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(相澤 榮君) この際、午前11時まで休憩します。
午前10時50分 休憩
午前11時00分 再開
○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
先ほどの安住稔幸議員の質問の中で、発言の訂正をしたい旨の発言を求められておりますので、これを許します。
○19番(安住稔幸君) 私の質問発言の中で、私の孫のことにつきまして発言いたしました。その部分につきまして、削除をお願いいたします。
以上です。
○議長(相澤 榮君) これより長谷川る美君の質問は一問一答により行います。4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) それでは、初めに、市政懇談会のことについて質問いたします。
今回、4カ所開催されたそれぞれの参加人数についてお伺いします。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 今回の懇談会の参加人数についてお知らせをさせていただきます。
まず、10月18日に成田公民館で開催をし、15名の参加でございました。次に、10月19日、西成田コミュニティセンターで開催し、21名の参加でした。続いて、10月20日、東向陽台公民館が19名。10月23日、富ケ丘公民館が23名で、合計で78名という参加状況でございました。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) この参加者数をどのように捉えていらっしゃいますでしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 今回の市政懇談会につきましては、毎年度開催をするということで新たに制度化をして開催をさせていただいたものでございます。これまではまちづくりの節目の際に総合計画策定の際ですとか、そういったときに開催をさせていただきました。直近では、平成28年の総合計画策定の際、また市制施行の際に開催をしました。そのときの同じ会場での人数が138名でございましたので、そのときに比べれば参加人数は少なかったのかなというふうに捉えております。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 来年度開催予定の懇談会なんですけれども、目標とする参加人数というものはありますでしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 特に参加人数の目標というものは定めてはおりませんが、より多くの方が参加できるように努めてまいりたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 何か計画を立てるときに、より細かく具体的にということのほうがイメージとしてつかみやすいですし、じゃあ、そのためにどういうことをしたらいいだろうというようなところにもつながっていくのではないかなと思うんですけれども、そういうことについてはどのようにお考えでしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 計画策定の際に、その計画についてご意見を聞く機会ということということだと思うんですけれども、これまでも総合計画策定の際にはその総合計画策定についてご意見をお聞きする懇談会というものを開催しておりましたので、今後も、そういった大きな計画策定する際にはそういった今回のような懇談会は開催をしていきたいというふうに考えております。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 日時についてはどのようにして決定されましたでしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 今回、4会場で開催を行いましたが、基本的には平日の夜ということで、午後7時から大体1時間半くらいの時間で開催をさせていただきました。ただ、平日の夜ですとなかなか参加ができないという方もいらっしゃるというご意見もこれまでも伺っておりましたので、今回は、土曜日の日中、午後2時という時間帯で1枠設けさせていただいたところでございます。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 平日の夜と土曜日の午後という開催なんですけれども、参加者の数を比較してどのようなことを感じられていますでしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 今回、土曜日の午後2時に開催したのが東向陽台公民館で、参加人数は19名でした。ほかの平日の夜に開催した3会場と比べて、特に多いとか、少ないとかというような傾向は見られませんでしたので、今後もそういった時間帯で、じゃないと参加できないという方もいらっしゃると思いますので、今後もそういった時間、土日の開催、日中の時間帯の開催という枠は設けてまいりたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) それでは、場所についてなんですけれども、今回、3カ所が公民館での開催となっていましたけれども、会館での開催の検討などはあったのかどうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 基本的には各公民館、プラス、西成田コミュニティセンターということで検討をしたところでございます。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 富ケ丘に関して言えば、南部会館、北部会館がありまして、それぞれで開催できればもっと市民の皆様、足を運びやすかったのではないでしょうか。時間帯も夜でしたし、高齢者の方についてもという部分で、もっと参加しやすかったというふうなことを個人的に思うですけれども、地域性とかそういったさまざまなことによりきめ細かく懇談会の開催を計画する必要があるのではと思うのですが、その点についてはいかがでしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 会場によっては、やはり遠くということでご苦労をおかけした方もいらっしゃるかというふうには思っておりますが、会場につきましては、どの会場でも遠くなったり近くなったりということはあると思いますので、駐車場なんかの問題もございますので、基本的には公民館という会場を軸に今後も検討してまいりたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 今回、4カ所で開催された懇談会のうち、3カ所に足を運びましたが、お子さん連れの方々の参加は全くございませんでした。東向陽台で開催された懇談会ではいかがだったのでしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 東向陽台公民館でもお子様連れの方はいらっしゃらなかったと記憶しております。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) お子さん連れでも安心して参加できるように、例えば託児があったりですとか、おもちゃや絵本などを用意してキッズコーナーをつくるなどの工夫については、どのようにお考えでしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) この懇談会につきましてはより多くの方にご参加をしていただけるというのが一つの趣旨でございますので、お子様連れの方でもご参加できるというようなことは、今後、周知に努めてまいりたいというふうには考えておりますが、また、そういった環境の整備なんかについては今後の課題として受けとめさせていただければと思います。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 市長の手紙やSNSなどを通しても市民の皆様の声を聞くことはできるとは思いますけれども、私はやはり顔と顔を合わせてしっかりと対話をすることが大切であるというふうに思います。
例えばなんですけれども、とみここ、ございますよね、そこで子育て世代の方との懇談会などの開催などについてはどのようにお考えになりますでしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 今回の市政懇談会については、基本的に対象を限らず、制限せず、どなたでもというのが一つの趣旨でございます。とみここでの開催というふうになりますと、ある程度、子育ての方という対象が限定されてくることも考えられますので、この市政懇談会の枠組みの中で開催するのが適当なのかどうかというのは検討させていただきたいと思いますが、また、市民協働課のほうでわくわく市民会議なんも開催をしております。そちらのほうはテーマや対象者を選定した形で開催していることもありますので、そういったところでもいろいろなご意見を聞く場を設けていければいいのかなというふうに考えております。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 岐阜県中津川市では、市政懇談会のほかに、女性懇談会、高齢者懇談会、若者懇談会を毎年開催しています。その中の若者懇談会では、平成22年度・平成23年度は市内の高校生の皆さんと、平成24年度から平成26年度は新成人の皆さんと、平成27年度と平成28年度は中京学院大学の学生さんと懇談会が行われたということです。
若いうちから市政運営に関心を持つことは、地元指向や愛着意識を高め、富谷市に住み続けたくなることにつながるのではないでしょうかと思います。ぜひ、本市においても取り組んでいただきたいと願いますが、見解をお伺いします。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 確かに、若い方のご意見を聞くというのは大変重要なことだというふうに考えております。今回の市政懇談会においても、ぜひ、そういう若い方にも参加をしていただければというふうに考えておりますので、そういった若い方への周知にも努めてまいりたいと思います。
本日から、スマートフォンのアプリケーション、LINEを使った情報の発信というものも本日からスタートしております。LINEというのは、若い方に大変なじみのある、多くの方が使っているアプリでもありますので、そういったLINEでの情報発信なんかも努めながら、若い方の参加というものをまずはふやしていければいいのかなというふうに考えております。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 千葉県白井市では、市政懇談会を市民の皆さんからの申し込みで開催するミニ懇談会と、市が必要に応じて市内全域で開催するタウンミーティングがあるそうです。ミニ懇談会の対象は、自治会、任意団体、サークルなどで、以前は対象を10人程度の団体としていましたが、平成28年度からはより申し込みがしやすいようにということで、3人以上のグループにしたそうです。時間は1時間30分程度で、土曜日、日曜日、祝日を含み、午前9時から午後9時までの時間ということです。
富谷も市となり、今後、さらに市民の皆様の声を聞くためにも市政懇談会の持ち方や時間帯も十分検討し工夫する必要があるのではと感じますが、見解をお伺いします。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 市民の方のご意見を伺う機会というのはやはり重要だと思いますので、そういった機会の充実については今後も努めてまいりたいというふうに考えております。ご提案のそういった懇談会についても、広報事業、広聴事業の全体の中の1つとして、ご提案として受けとめさせていただければというふうに考えております。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 今回からは地域を限定せず、どこの会場でも参加できるような形とし、4カ所の開催と答弁にありましたけれども、若い方であれば少々遠くても苦にならないんでしょうけれども、高齢者の方にとっては、夜だったりの開催だったりすると少しでも近い場所がいいという、地元がいいという方も多くいらっしゃったのではないかと思いますが、その点についてはどのようにお考えでしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) これまで、市政懇談会については、そういったまちづくりの節目の際には行ってきましたが、毎年度行ってはこなかったというような経緯がございます。そういったところから、今年度からは、制度化をして毎年度開催をするというように方針を定めさせていただきましたので、近くの公民館というふうになりますと2年に一遍という形にはなるとは思いますけれども、まずはこういった形で取り組みをさせていただいて、その中で、何か課題については、今後、検討させていただければというふうに考えております。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) ただいま、2年に1回というか、2年で全部というお話だったんですけれども、それを1年で7会場ということは可能でしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 例えばまちづくりの節目の際、今後も総合計画策定の際ですとか、そういったときには7会場全てを回るというようなことは基本になろうかと思います。ただ、今回からは制度化をして毎年度回るというような形をさせていただきましたので、まずは今回の枠組みで取り組みをさせていただければというふうに考えております。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 12月号広報とみやに掲載された市政懇談会のページは、とても見やすくわかりやすい内容だったと思います。今後についてお伺いします。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 今後についても、こういった懇談会についてのご意見については広報等でお知らせをさせていただきたいというふうに考えております。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 10月23日、富ケ丘公民館にて開催された市政懇談会でボランティアポイント制度についての質問がありまして、1年前にも提言し、質問して、検討しますと言われましたが、その後どうなっているんでしょうかという質問がありました。1年前に質問してから懇談会当日までの間に、そのことについて市からのお知らせなどはありましたのでしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 昨年、ご質問をされて、またことし同じような質問をされたということで、多分、そういった途中経過の報告ですとかというのはなかったのかなというふうには考えております。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 市民の方からすれば、自分が質問したことがどのように検討されて取り扱われているのか、できる、できないということも含めて、とても気にかかることだと思うんですけれども、その点についてどのようにお考えでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 議員のおっしゃるとおり、いただいた意見というのは、一つ一つ貴重な意見でございますので、そういった意見については、これまでも市の方針が定まった段階では、例えば行政区長さんを通じてお知らせをしておりました。ですので、今後も、いただいた意見についてはなるべくお知らせをさせていただければというふうに考えておりますが、いただいた意見の中には例えば時間のかかるものですとか、あとは関係機関との調整が必要なもの、あとは財源的に手当てが必要なもの等々、さまざまなものがありますので、なかなか一概に難しい面もありますが、そういったご意見についての市からの返答というのは今後も努めてまいりたいというふうには考えております。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 今回の懇談会の中にも、今後検討しますという回答がたくさんありました。検討するという言葉について、市の見解をお伺いします。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 検討するのは、そのとおり、検討をさせていただくということでございます。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 検討するということは、私は報告する義務があるというふうに考えるんですね。その点についてはどのようにお考えでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 確かに、その報告というのは必要なものというふうには考えております。ただ、先ほども申し上げましたとおり、なかなかその案件では結論の出ないもの、時間がかかるもの等々ございますので、その辺は今後その方向で努めさせていただければというふうに考えております。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) これは私の主観ですけれども、長くかかるものも中にはあると思います。でも、やはり1年というのは待っている市民の方からしたら長いんじゃないかなというふうに感じるんですよね。だから、まだちょっとこういうことで、まだすぐにはできないんですけれどもみたいに、ちょっとそういうふうなことでも、少し、できるまでの半分なのか、3分の1か、わかりませんけれども、その機会にでもお知らせというか、ご連絡というか、何かの形で市民の方にそういったお知らせをするということは可能かどうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 懇談会の折には、そういった回答をさせていただくものもございますので、一つの課題としてまずはとどめさせていただければというふうに思います。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 今回の懇談会は、総合計画の中にある「市民がまちづくりに関する意見を述べやすい機会と環境をつくります」ということに関して、どの程度、達成したというふうにお考えでしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) あくまで、市政懇談会というのは、市民の方のご意見を伺う一つの機会でございますので。これで全て十分だということではございませんので、そのほかにもいろいろ市民の方のご意見をいただく場というのは設けておりますので、そういったトータルなところで今後も市民の方のご意見を聞く場というのは取り組んでまいりたいというふうに考えております。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 答弁にもありましたけれども、今回の市政懇談会は、市民の意向の的確な把握につながったというふうにお考えでしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 懇談会の際には、さまざまなご意見をいただきましたので、そういったところでは成果があったものというふうに考えております。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) それらを今後の市政運営にどのように生かしていこうというか、いく予定というか、そのことについてお伺いします。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) いただいたご意見につきましては、ホームページ等々でもお知らせをさせていただいておりますが、各課の施策において反映できるものについては積極的に反映をさせていただきたいというふうに考えております。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 今回の市政懇談会、終了しましたけれども、何かこういうところがというもの、反省点というか、そういうものがもしありましたら、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) やはり、まずは多くの方にご参加をいただくというのが一つの大きな目的でございますので、来年度開催の際には、ことし以上にさまざまなツールを使って周知に努めて、多くの方が参加できるように努めてまいりたいというふうに考えております。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 次に、パークゴルフ場のことについてお伺いします。
私のところには4コース36ホールを望む声というのが多く届いていますけれども、市のほうではそういう声は届いておりますでしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) ご質問の中にもありますように、そのようなご意見は聞こえているというところはございます。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 広報とみや12月号の市政懇談会のページに、「36ホールや54ホールになると維持管理費が膨らむが、18ホールであれば利用料金で運営経費を賄えると確認しています」とあります。アンケートの要望で低い位置にあるということのパークゴルフ場だということなのですけれども、もし、仮に利用が少ないとその部分というのもとっても大変なのかなと思うんですけれども、それについて、いかがでしょうか。お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 今回は、現段階としましては、基本計画をお示しさせていただいた段階でございます。今後、基本設計等々を進めていく中で具体的な整備費が出てまいりますので、その辺も含めて将来的な使用料の設定というところに入ってくるのかなと考えてはおります。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 近隣に多くのパークゴルフ場がございます。その中で選んでもらえる……。
○議長(相澤 榮君) 長谷川議員に申し上げます。マイクをうまく使ってください。
○4番(長谷川る美君) 済みません、失礼いたしました。
近隣に多くのパークゴルフ場がある中で選んで来ていただけるために何か特色を持たせるとか、そういうお考えはありますでしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) あくまでもパークゴルフ場ということでございますので、その競技を楽しんでいただけるということが基本点になろうかと思いますが、どのような特色を出していくかということになれば、今後検討していくということになろうかと思います。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 利用する方を、例えば愛好者向けとか、初心者の方とか、ある程度限定するというか、そういったお考えはありますでしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 本市が予定しているコースの規模ですと、そんなに複数のコース設定とか、レギュレーションとれるということはなかなか限定的になりますので、基本計画案にお示ししているように、幅広い世代の方が使っていただけるという考え方が基本になってくるのかなと考えているところでございます。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 私は、12月3日、おおひら万葉パークゴルフ場の隣にあるファミリーコースというところで初めてパークゴルフを行いました。芝を歩く感触は心地よく、ボールの行方に一喜一憂しながら楽しむことができました。また、知らず知らずのうちに歩きますので、健康増進にもとてもよいと思いましたが、2コース18ホールで無料なのですが、人影もまばらで、すぐ近くにある有料のおおひら万葉パークゴルフ場のにぎわいとは対照的でした。
そこで、万葉パークゴルフ場に問い合わせをしましたところ、平日のファミリーコースの利用は少ないのですが、土日は家族連れでにぎわっているということでした。パークゴルフ場は小学生以下のお子さんは利用できないことになっているので、それ以外のお子さん連れが多く利用しているということでした。
こういうことなんですけれども、今後の参考にしていただければと思いますけれども、いかがでしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 今、議員からお話しあった部分も、こちらも常にいろいろ調査もしてございます。議員さんのご意見も含めて今後の参考とさせていただきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) パークゴルフ場の魅力の1つに、コースのバリエーションというものがあると思いますけれども、計画されているコースに何かコースの特色というのはございますでしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 先ほども少しお話ししましたが、今後その辺は検討してまいりたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 北海道のおけとパークゴルフ場というところがありまして、17コース153ホールという規模は富谷市とは本当に比較にはなりませんけれども。私が注目したのは、4段階の難易度のエリアで分けられているコースの中にあります障がい者、初心者優先のフレンドリーエリアと呼ばれるコースです。バリアフリーへの取り組みとあったので、問い合わせをしましたところ、一番初めに玉を打つ台がありますよね。その立つ台、そこが通常は高くなっているんですけれども、それが地面に埋まっていて、そして、車椅子でそのまま打てるというふうになっているそうです。また、車椅子も専用のもので、車輪がゴム製のため芝を傷めないものになっているということでした。
近隣の多くのパークゴルフ場が存在する中、そういった、先ほどのちょっと重なる部分もあるんですけれども、個人的には、何かそういうことを持たせることが、多くの方というか、よりよく利用されるパークゴルフ場につながるのではないかなという思いからご質問させていただいております。そのことについてはどのようにお考えでしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 今、議員からご紹介のあったパークゴルフ場、北海道は、おそらく日本で一番大きい規模のパークゴルフ場と私は認識しております。そのようなコースバリエーションの中でいろいろな多様な設定ができるということは、そのような視点も参考にしながら、利用者が多く来ていただけるようなコースづくりを考えていくというところの参考とさせていただきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 近くに大亀山森林公園がございますけれども、公園との連携についてはどのようにお考えでしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 大亀山森林公園と近隣して、連担をイメージした施設づくりをということは考えてございますので、これもこの先検討してまいりたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) それでは、次に、女性部長の登用について質問させていただきます。
数少ない女性の懇談会参加者の中で、成田公民館で発言された女性の方の意見、深く心に響きました。これこそ女性目線、大切な意見と受けとめさせていただき、今回質問させていただきました。そして、答弁の中にありましたが、県内で一番目の高い登用率ということで、本当に心から感謝申し上げます。
今後、総合的に判断して登用ということになるということでしたが、それまでは懇談会に女性職員の出席というのはないのでしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) これまでの懇談会につきましては、例えば課長職で出席をしていただいたときもございました。そういったときには女性の管理職の出席というのはございました。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 先ほどもちょっと岐阜県の中津川市の例を挙げさせていただいたんですけれども、女性の参加者が少ないということから、平成28年度から、女性と市長との懇談会というものを、参加者を女性に限定した会というものを開催しています。11月24日の開催に10地区から19人の女性が参加して、市のほうからも、市長初め部長のほか、女性活躍推進対策官という女性の職員が出席されています。
そういった限定する、しないも、それぞれの考えがあるんですけれども、より参加しやすいという中で、そういった選択肢も私は一つには、より多くのというのもありますけれども、限定してその方たちに多く来ていただけるという方策もあるのではないかと思いますけれども、それについてどのようにお考えでしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 市民の方のご意見をいただく機会というのは、やはり議員のご指摘のとおり、さまざまな機会があったほうがいいんだろうなというふうには確かに認識をしております。でありますので、他の自治体の今ご紹介いただいた事例なんかも参考にさせていただきながら、今後の広聴事業のあり方については検討させていただきたいというふうに考えております。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) それでは、次に、側溝整備のことについてお伺いさせていただきます。
以前にも説明があったと思いますけれども、確認のため、現在の富ケ丘南部と北部の進捗率をお伺いします。
○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 平成30年度末の予定している進捗率でございますけれども、北部地区が27%、南部地区が44%でございます。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) これも確認なんですけれども、今現在は、側溝と道路一体の整備というものは行われているのでしょうか、お伺いします。(「そんなの一般質問でやっているべや」の声あり)
○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 今年度から側溝整備の予算につきましては、貴重な財源になりますので、まずは側溝の整備を優先をさせまして整備率のアップを図っていきたいというふうに考えております。また、舗装につきましては、来年度から富ケ丘地区の修繕事業として事業化という予定もございますので、そちらのほうで対応していきたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 予算が3,000万円から2,500万円に減額されたということですけれども、今後は一定の予算づけになるということでよろしいのでしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 現在のところは、2,500万円の予算を継続していく考えであります。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 北部が南部とほぼ同じぐらいの進捗率に到達するまでの年数をお伺いします。
○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 現在の試算におきましては、おおよそ4年後を見込んでいるところでございます。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 北部と南部で、平成29年度以前に両町内会による側溝整備のことについての話し合いなどは持たれたのでしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 平成29年度以前は、協議は行っておりません。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 話し合いが持たれなかったために進捗率に差が出たということになるのでしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 平成29年度以前の設備につきましては、公共施設等の周辺をまずは整備をするということで事業がスタートいたしました。南部地区につきましては、富ケ丘小学校がございます関係で小学校周辺の整備が多く進んだものでございます。そのために南部地区の整備率が北部よりも高いという状況になってございます。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 確認なんですけれども、今後、町内会長さんとか担当課の方がかわったとしても、毎年、話し合いを行っていくということでよろしいのでしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) これから毎年行ってまいる考えでおります。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 先ほど、南部と北部の進捗率が同じになるまで4年ということでしたけれども。これも確認なんですけれども、北部のほうを優先で、それでは、そこまで整備を行っていくということでよろしかったでしょうか、再度お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 現在のところはそのような考えでございます。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 今まで私が質問してきた、側溝整備に関する今までお聞きしたような情報というものを市のほうから市民の皆様にお知らせしたことはありますでしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) これまでは町内会長様とのご協議のみで、広く住民の方々にお知らせしたことはなかったと思います。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 富ケ丘公民館で開催された懇談会で、側溝整備のことについて一番初めに質問が出されたことからも私はその関心の高さを感じました。市民の皆様への情報はいろいろなお話を市民の方とする中で少ないのではないかと私は考えております。ぜひ、市民の皆様への具体的な整備の状況などのお知らせというものをお願いしたいと思いますけれども、それについていかがお考えでしょうか、お伺いします。(「議員さんも自分でやったらいいんじゃないの」の声あり)
○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) お知らせをすることは非常に重要なことかと思っております。その方法につきましてはさまざまな手法があるかと思いますので、町内会長と協議をした上で決めてまいりたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 整備計画を進めていく上で、土地の高低差など、より優先しなければならない箇所があった場合、必ずしも市民の皆様の意見と一致しないということも出てくると思いますけれども、そのような場合はどのように進めていかれるのでしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 富ケ丘地区の限定でよろしいでしょうか。(「はい」の声あり)富ケ丘地区につきましては、町内会長様と協議を重ねた上で町内会の意向に沿った場所を施工しております。個人的なご意見をいただくこともございますけれども、その場合は丁寧にご説明を重ねながらご理解をいただくということで対応してまいりたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 私は、平成27年第2回定例会において富ケ丘の側溝整備の加速について質問いたしました。一日も早い整備を望みますが、具体的な方策を模索する中、せめて5年、あるいは10年先ぐらいの実施計画を市民の皆様にお示ししていただきたいと思います。ある程度の方向性が示され、理解できただけでも、市民の感情は大きく異なると思いますが、その点についてはいかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) これは何度も何度も、この議会で私も答弁させていただいております。毎年、この側溝整備につきましては、これまで歴史も以前にお話ししていますけれども、何百万円しかつけないときもありました。地域ごとに段階的にやるものを今は3地区、ある意味、毎年、この金額をしっかりと……。この間まで3,000万円だったものが2,500万円に減ったからと言われますけれども、2,500万円といっても大変なお金です。それを各3地区に毎年、ある意味、町内会館を1つつくっていくようなくらいの予算を毎年つけているわけですから。それは全部一般財源なんですよ。それが、これを、じゃあ、市民の皆さんに全部伝えると、何でそこにだけ毎年2,500万円という、それはうちだって困っていることあるんだよと、それぞれ地域に課題はあるわけですから。その中で、今は優先的に富ケ丘、鷹乃杜、太子堂と3地区は固定で2,500万円ずつつけているわけですので、そこはご理解をいただきたい。なので、丁寧に町内会の会長さんと相談をしながらやっているわけでございますので。そこは限られたお金でございますので。そして、ましてや富谷の一般財源の中から全て持ち出しているお金ですので。総額で約1億円です、ほかのものを含めれば7,500万円で終わっていないので。そこはしっかりとご理解をいただければというふうに思います。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 丁寧なご説明ありがとうございます。私もそういうことに関しては、確かに2,500万円というお金は大きなお金ですし、そのことは本当に重々承知しているんですけれども、ただ、市民の皆さんにしたら、先ほどもちょっと質問しましたが、ちょっと情報とか、そういう部分で、わからないというか、その先のこと、毎年という、1年ごとではなく、少し先……。
○議長(相澤 榮君) 質問に徹してください。
○4番(長谷川る美君) 5年先、10年先の計画というものを示していただくと、少し市民感情も、皆さんの気持ちも、おさまるというか、という部分があってちょっと質問させていただいたんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 例えでお話しすると、実はもっと古くて困っているとちの木団地なんかは本当に大変な状況なんですよ。そこで同じように2,500万円入れているかといえば、そうではないんですね。それでも段階的にご理解をいただいているという状況でございますので、情報はなるべく伝えていくようにこれからも努力していきますが、その辺は何とかそれぞれご理解をいただければというふうに思っております。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) そのような形で、ぜひよろしくお願いいたします。ありがとうございます。
最後に、町並みを保存する取り組みについてお伺いします。
そのことについては、私もしんまちの活性化につながるというふうに思うんですけれども、現在、しんまちの活性化について、何か市民の方たちとかそういうところで話し合いなどを持たれているということはございますでしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) しんまちにつきましては、今、TOMI⁺のほうで富谷塾の塾生の方がその「しんまちの活性化について」というテーマで検討していただいているような具体的な例というのはございます。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) その話し合いで出された内容とかというのは、今後はどのように取り扱いされるのでしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) こちらも今回の一般質問で市長のほうからも答弁させていただいているとおり、さまざまな意見が出されております。例えば建物の保存方法とか、あとはイベントを使って何とかしんまち地区に人を呼び込むとか、そういったものを今継続で話し合いを進めているところでございますので、それを市のほうで受けとめて、それをどう生かしていくかというのが今後の課題となっております。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 答弁の中に2020年の記念事業に向けて、しんまちの将来像などについて地域の皆様と一緒に考える場を持つというふうにありましたけれども、時期とか、詳細については何か決まっていることがございますでしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) 開宿400年、2年後でございますが、これも含めて、ことし街道まつりと名前を改めまして、あそこのしんまち通りを限定でイベントを開催しております。それをまず検証作業を行いながら、先ほど申し上げました富谷塾の皆さんの考えだったり、あとは何よりもしんまちにお住まいの皆様がどういったお考えを持つかと、そういったところを把握しながら、来年、再来年へ向けて、これから企画を練っていくというような段階でございます。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 町並み保存に対する市民の考えと行政の考え方というのは一致しているとお考えでしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) こちらにつきましては、町並み保存といいますと、建物を保存するとか、そういう建てかえが必要なご住宅があれば、それを改修するに当たって、さまざまなその通りに面したような建物にしていただくとか、そういったものも想定されますが、何よりもやはり個人の皆様の所有物でございますので、そういったものも含めて、これから検討課題となります。
しかしながら、しんまち地区にお住まいの方は奥州街道の宿場町だったというのは既に認識しておりますし、かつては七夕とかそういったものでもかなりにぎわっていたというのをお持ちの皆さんもいらっしゃいます。そういった思いも受けながら、これから検討課題となろうかと思っております。
○議長(相澤 榮君) 次に、14番高橋正俊君。
○14番(高橋正俊君) それでは、私の一般質問を始めたいと思います。
まず、1点目は、小型無人機・ドローンの必要性はという題で質問をしたいと思います。
近年、全国各地で異常とも思われる気象状況なのではないかと思います。ことしは、夏の猛暑や豪雨・地震・台風などさまざまな災害が起き、大きな被害が出たことは記憶に新しいと思いますが、まず、身近なところで災害が起きた場合に、まずは今どのような被害状況なのかを迅速に、かつ、正しい情報を収集し発信することが、市民の皆さんの不安を取り除き、早期解決、二次被害防止につながるのではないかと思うところであります。
ドローンには、普通のカメラのほか赤外線カメラが搭載されているものもあり、夜間に発生した土砂災害、河川の氾濫など、人が近づくと危険な場合などもドローンの活用が適していると考えます。
全国でも、ドローンを取り入れている自治体がふえており、身近なところでいいますと、村田町や七ヶ浜町がドローンを活用している法人と大規模災害時に被害状況をドローンで調査するという協定を結んでおります。
仙台市では、足場を組む必要がなく、短時間で安全に点検できるメリットを生かし、ドローンを使った一戸建て住宅、アパート、マンションなどの点検を実施しています。近年、集中豪雨や猛暑・暴風などで住宅が傷みやすくなっているため、損傷を早期に発見し、住民の安全確保につながるということで、実際に仙台市内の住宅で、雨どいや屋根瓦が落下する寸前だったことが判明した事例もあったようです。
また、仙台市宮城野区の町内会において、独自のマニュアルに基づく防火防災訓練で、大雨や津波、河川の氾濫、火事の際のいち早く状況を確認するという訓練が行われ、実際に専門業者が150メートルの高さまでドローンを飛ばし、上空で撮影した映像を見て効果の検証をしたという例もあり、二次的な被害を防ぐためにもドローンの必要性はあると考えます。
また、今後、富谷市が土木工事現場や建築現場の調査をする際や農業支援など多分野で需要があると考えられることから、次の質問をいたします。
1、現在、市内で災害が起きた際、どのようにして状況を確認しているのか伺います。
2、今後、災害時に被害状況を迅速に正しく把握するためにも、ドローンの必要性があると思いますが、市長の考えを伺います。
3、農業分野においてもドローンを使い、病害虫の駆除や収穫量の調査などにも活用すれば大きな支援につながると思いますが、市長の考えを伺います。
2問目ですが、富谷市内の通学路に危険箇所はあるのかという題で質問いたします。
冒頭の市長の挨拶の中に通学路の調査のお話がありましたが、通告ですので、通告どおり質問いたします。
ことし6月に発生した大阪府北部地震では、通学途中にブロック塀が倒れ、児童が下敷きになり犠牲になった痛ましい事故がありました。子供の命は大人が責任を持って守っていかなければならないと思います。今、市内の通学路において安全対策はどのように考えているのかを質問します。
1番目、通学路はどのようにして決めているのか伺います。
2、通学路マップはあるのか伺います。
3、危険箇所の調査は行っているのか伺います。
4、市内の通学路に危険と思われるところはあるのか伺います。
5、今後、通学路の安全対策はどのようにしていくのか伺います。
以上です。
○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの高橋正俊議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まずは、質問件名1、小型無人機ドローンの必要性はの問い1、現在市内で起きた災害などはどのようにして確認しているのかにつきましては、関係課職員による巡回パトロール実施するほか、災害の規模等に応じて、行政区長等を通じた情報収集や市民の方々からの情報をもとに現地調査を行い、確認をしております。
問い2、ドローンは災害時に上空から動画を撮影できることから、被害状況をリアルタイムで把握できる有効な手段の一つであると認識をしております。また、他の自治体において、災害現場の情報収集や避難呼びかけ、医薬品運搬のほか、観光PRなどさまざまな分野で活用されていることについても承知をしており、その必要性については今後大きくなるものと思っております。
一方、使われている電波によっては、第3級以上の陸上特殊無線技士の免許が必要になる場合や、免許が不要な場合であっても事前に法律や安全運用の知識を習得する必要がございます。このことから、今後、他の自治体の導入実績や費用等について情報を収集し、検討材料としていきたいと考えております。
問い3、農業分野においてもドローンの活用につきましては、本市では既に水稲330ヘクタールを対象に黒川農作物病害虫防除推進協議会が無人ラジコンヘリでの病害虫防除を実施しております。今後は、議員のご意見も参考にしながら、ドローンを広域に活用するよう関係機関と連携し、検討してまいりたいと考えております。
質問件名2の富谷市内の通学路に危険箇所はあるのかの問い1でございます。通学路につきましては、学校保健法第2条、学校においては児童生徒等の保健、安全等に関する事項について計画を立て、これを実施しなければならないとされており、当市におきましては、富谷市立小学校及び中学校の通学区域に関する規則で通学区域を定め、富谷市立学校の通学路指定等に関する要綱をもとに、児童生徒が通学に通常使用する経路で校長が指定した道路等及びその区間を通学路としております。
問い2、通学路のマップは学校ごとに作成をしております。
問い3、危険箇所の調査につきましては、毎年5月に通学路の安全確保のため、調査を各学校に依頼し実施をしております。また、本年度におきましては、ブロック塀の下敷き事故を受け、現在、本市担当課が宮城県と一緒にブロック塀の実態を調査中でございます。
問い4、通学路の危険と思われるところにつきましては、交差点の見通しが悪い、交通量が多いなど、13小中学校から75カ所の報告を受けており、学校ごとに安全対策を講じて対応をしております。
問い5、安全対策につきましては、しっかりとした状況、実態の把握を行い、今後、関係課とともに対応を講じてまいります。また、児童生徒への安全指導、学校による街頭指導の徹底やスクールガードリーダーの活用、さらにPTA、保護者、地域の皆様と連携を強化し、児童生徒の安全確保に努めてまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(相澤 榮君) この際、午後1時まで休憩します。
午前11時58分 休憩
午後 1時00分 再開
○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
昨日の若生英俊君の一般質問に対し菅原教育長より答弁の訂正が求められておりますので、これを許可します。菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 昨日の学力調査に関する若生英俊議員の質問に対する平成21年度の公表に関する発言は、別の要綱から推察したものであり、撤回をさせていただきます。今後は確認に基づいた答弁に努めてまいります。よろしくお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) これより高橋正俊君の質問は一問一答により行います。14番高橋正俊君。
○14番(高橋正俊君) 先ほどの市長の答弁は、私は、市長が理解をして興味を持っているなというふうに解釈しました。
それでは、再質問をさせていただきます。
今、私が一番心配していることは、集中豪雨や台風の後の大規模なソーラー施設の土砂の流出とか、関連の不法投棄とか、こういうものが起きないのか。これを今後どのような方法で調査していくのか、お伺いしたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 防災関係でない部分でもございますけれども、やはり現在は職員皆さんから、市民の皆様から情報をいただいたもの確認しながら、迅速な対応ということで現地調査をさせていただいているところでございます。議員さんのお話、提案のとおり、ドローンということで全国でいろいろな形で活用されつつございますので、市長の答弁にもありましたけれども、情報をとっていきたいというふうに思っています。
以上です。
○議長(相澤 榮君) 14番高橋正俊君。
○14番(高橋正俊君) それでは、やっぱりドローンがあれば、いい調査というか、深く入った調査ができるなということでいいんですか。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 一つの手段としては大変すぐれたものとは思っています。ただ、例えば自己導入、そういう業者と協定、いろいろな方法があるかと思いますので、技術も必要ということで確認をとっておりますので、その辺も確認しながら情報を収集したいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 14番高橋正俊君。
○14番(高橋正俊君) それでは、同僚議員から土砂災害警戒区域や土砂災害特別区域の情報が県からいただいているというお話があったようですけれども、富谷で独自の調査というものはやっていないのか、伺いしたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) あくまでも、決められた県の事業で調査しておりますので、市のほうでの調査ということはございません。ただ、土木事務所と都市整備課とうちのほうで、何件か、年に一遍、現地を確認しながらチェックをするという箇所は設けてございます。
○議長(相澤 榮君) 14番高橋正俊君。
○14番(高橋正俊君) 富谷市でも、じゃあ、調査をしているということでいいんですね。
それでは、次に、今、我が市で行っている街道まつりやスイーツ博覧会などで、駐車場の状況や来客の様子を安全面から見ても監視する必要があるのではないかなと、このように思っておりますが、その辺を伺いたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) それもドローンを使った状況把握ということだと思うんですけれども、今の段階ですと、職員が主に駐車場係をしておりまして、無線機を使って、あき状況とか、あとは来場される皆様の安全対策とか、そういったものを無線を使って十分に連絡をとり合っているところでございます。
○議長(相澤 榮君) 14番高橋正俊君。
○14番(高橋正俊君) 要するに、ドローンなんかを取り入れれば、より今まで以上に監視、管理ができるということでいいんですか。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) 私もドローンの資格免許とかそういったものとか、安全面とか、そういう多く集まるイベント等でそういったものを飛ばすこともできるのかというものを把握できれば、上空からそういう状況を把握できる点にとっては、あき状況とか、もっとスムーズな誘導体制がとれるかなと思いますが、現段階で、なかなかちょっとそこまでの情報は持ち合わせておりませんので、よろしくお願いします。
○議長(相澤 榮君) 14番高橋正俊君。
○14番(高橋正俊君) それでは、学校関係で、幼稚園や小中学校の行事も含めて、いろいろな場面でドローンを使いながら上空から撮影したと、東小学校で20年記念か何かでドローンを使った撮影もしていると聞いておりますが、富谷の広報づくりやPR活動なんかにも大いに役立つのかなというふうに私は考えておりますが、その辺の見解を求めます。
○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) いろいろ学校のほうの部分でも、行事とかそういった部分でも、広報のほうには載せていただいて広く皆様にお知らせをしているところでございますが、広報活動について、今後、ドローンを使う、使わないは別といたしまして、そういったことがございましたならば、協議というか、そういった部分でこれから勉強しながら、使えるか、使えないかということも協議しながらやっていければと思っております。
○議長(相澤 榮君) 14番高橋正俊君。
○14番(高橋正俊君) そういうことで、市長、やっぱり農業の関係について、農薬なんかの散布にはもう少し多分時間がかかって、性能がいまいちかなというふうには理解しているんですけれども、撮影だけをするドローンなんかであれば、今でも十分に活用、災害時の活用なんかにも使えると思うんですが、最後に市長の答弁をお願いします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) ドローンの有効性、活用におきましては、大変有益なものがあるというふうに私も議員同様に思っているところでございます。活用の方法につきましては、ただ、先ほども答弁で申し上げましたように、まずはドローンの機械本体だったり、あとは操作する人材育成だったりという、免許を取得するだけでも30万円程度かかるようでございますので、そういった取得者の確保だったり、そういったものを独自でやるのが効果的なのか、もしくは場面、場面で民間と契約して、民間に委託をして活用するのがコスト削減になるのか、そういったことも含めながら、今後、きょうのご意見を踏まえまして、いろいろ調査検討をしてまいりたいというふうに考えております。
○議長(相澤 榮君) 14番高橋正俊君。
○14番(高橋正俊君) 市長の業者に委託するという話も、それもいいんですけれども、ただ、緊急を要する災害時には、なかなか、多分業者のほうともスムーズにいかないのかなと。ですから、私は余り規模の大きいものじゃなくて、とりあえず、やっぱり操縦、操作には時間がかかると思うので、撮影のできるもので、操縦、操作できるような人材を育成していかなければならないというふうに理解をしています。
それでは、2問目の通学路の問題に移ります。
冒頭、市長の挨拶の中で、小学校8校の半径500メートル以内の調査をやっているということなんですけれども、500メートル以内という根拠はどこにあるのか、その辺を伺いたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 教育部長。
○教育部長(佐藤英樹君) 根拠につきましては、ブロック塀等の調査実施要項に基づいて500メートルという範囲が決まっております。ただ、それ以外にも目視というところで常に教員、あとはPTAの方々が通学路のほうは巡視しております。
○議長(相澤 榮君) 14番高橋正俊君。
○14番(高橋正俊君) 要するに、教育委員会のほうでも、富谷市のほうでも、500メートル範囲内といわないで、やっぱりそれ以上の距離から通学している子供たちもいるんですから、これはやっぱり全域にわたって調査、子供たちがいる地域の調査というのは必要ではないかと思いますが、その辺を伺います。
○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) 私どものほうで、教育委員会で全ての通学路のところの危険箇所を各学校のほうに調査をかけておりまして、その中で報告をいただいておるものでございますので、スクールゾーンに限らず、通学路の全部の部分を確認は毎年行っております。
○議長(相澤 榮君) 14番高橋正俊君。
○14番(高橋正俊君) 安全性を確認するために現地調査を宮城県と協力し実施しておりますとありましたが、この辺を、県との関係、県との協力ということのもう少し詳しく説明をしていただきたいと思うんですが。
○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) 現在、宮城県のほうからの要請で、先ほどの500メートル、スクールゾーンに関しての部分を調査を行っているのが、宮城県、それから、富谷市におきましては都市計画課のほうと協力をいたしまして行っていただいているものです。
○議長(相澤 榮君) 14番高橋正俊君。
○14番(高橋正俊君) まさに子供たちは本当に富谷の宝であって、前段の質問でもしましたが、やっぱり子供たちの生命は大人の責任で、最低、守ってやらなくてはならない。やっぱり県とか、PTAとか、学校だけに頼らないで、市全体で、皆さんで、担当課も中心になって、今後、この問題は事件事故が起きてからでは私は遅いと思うので、もう少しその辺を力を入れて調査、精査してほしいと思うんですが、その辺の見解をお願いをいたします。
○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。
○学校教育課長(相澤美和君) 常日ごろから、学校への協力ということで、地域とか、もちろんPTA、それから、いろいろなボランティアさん、それから、民生委員さんとか、そういった地域の方をも挙げて協力体制をしいていただきまして、安全に子供たちを毎日のように見守っていただいておりますので、今以上にまた協力体制をいただきながら、そういった部分に向けて、安全に向けて頑張っていきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 次に、7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 私は3件について質問をさせていただきます。
事前に提出していた質問要旨の財源に関しましては、発言のように訂正をさせていただきます。以下質問をいたします。
地方自治法の第1条の2「地方公共団体は、住民の福祉の増進を図ることを基本として、地域における行政を自主的かつ総合的に実施する役割を広く担う」とあります。地方自治体の自治事務の重要性が述べられております。2条では、県と市町村の役割分担の違いが明確に描かれております。県は広域への支援、市町村に関する連絡調整、一般の市町村では処理が適当ではないことを処理するものとあります。加えて、県と市など競合しないことが明記されております。
つまり、県立図書館では直接的な支援もありますが、第一義的には広域的支援、市で賄えないより高次の支援がメーンであるべきであり、市町村は身近な住民へ支援をするという違いがあります。連携の強化というのは、これは当たり前のことですが、地方自治法上から考えても、県立図書館が近くにあるからといって蔵書数を少なくするという姿勢であれば、根本的に役割についての認識が誤っております。視察に行ったどの自治体、市と県の図書館が近い自治体でも、明確に役割が異なるという答えでした。だからこそ、市の99%に図書館があります。
では財源はどうなるのかというと、文部科学省の「すべてのまちに図書館を~公立図書館の整備への支援策等の紹介~」では、地方債の充当率は市町村でおおむね75%とあるように、長期的に緩やかな返済が可能です。
平成28年度決算に関して、広報には「富谷市は早期健全化基準を大きく下回り、昨年度に引き続き健全な財政運営を行っています」と掲載されているように、富谷市の財政健全化の指標は軒並み大きく健全な状態です。日々の努力に敬意を表します。
しかし、質問の際に提示いたしますが、ほかの図書館を見ると富谷市でも推計年間20万人程度来館者があると想定されます。市になった富谷市、人口がふえていく富谷市です。成長する市にふさわしい市民の豊かな暮らしを支える図書館を目標基準例に準拠し建設するべきと考えます。今回の基本計画では余りにもスペースも冊数も少なく、またその根拠とすべき積み上げの試算がなされているのか。また、財源に関しても疑問があります。
先日の議会でも先輩議員が取り上げておりましたが、1つの本を30人待ちをする。こういう現象というのは、ただ単にこの本が読みたいという、そういう話題性もあります。しかし、その関連図書などが充実していない。そのために選択ができないということが問題です。これだけの需要がある図書館に対して、富谷市が支援をしてこなかったのが問題でありますが、その中で図書館建設に対して動き始めているということは、これは大変すばらしいことです。私も応援している一人です。しかし、重要性、波及効果などをもっとしっかり見たほうがよいこと、しっかりと事実を積み上げていくやり方からはどうしてもずれているような気がしてしまいます。再三何度も議会で質問してきましたが、ようやく核となる司書の公募について明らかになりました。1年の期間ができたということで、ここで前向きに再度しっかりと見詰め直したほうがよいかと思います。
ユネスコ公共図書館宣言では、「公共図書館が教育、文化、情報の活力であり、男女の心の中に平和と精神的な幸福を育成するための必須の機関」と表明しています。この宣言というのは、国際図書館連盟の協力によって起草されたそうです。その図書館連盟が2017年に出した「すべての人にアクセスとチャンスを 国連アジェンダに図書館はどう貢献するのか」というものの中で、「図書館は全ての持続可能な開発目標を支持します」と重要性を指摘しています。富谷はユネスコスクールに登録しており、持続可能な開発のための教育、ESDを学校教育で重要視しております。ESD、SDGsで重要視されている図書館を富谷市としてどのように認識し、建設をしようとしているのか問います。
なお、通告提出後に基本計画(案)が出されましたので、質問項目にずれがあることはご了承ください。
質問に移ります。
1、図書館建設を行う際の国の支援策は何を検討しているのか。また、国からの財源の充当率は。
2、成田公民館に増築というのは、図書館の何を増築することを想定しているのか。
3、県立図書館と公立図書館の役割の違いをどのように認識しているのか。
4、図書館の責任者となる館長、図書館に携わったことのある司書はいつ配置されるのか。
5、デザイン会議の報告書の特に黒字で強調されている内容をどのように反映させるのか。
6、全国・県の水準を目指すといいますが、蔵書冊数の目標値は。また、センター館は新築で全国水準に準拠したものをつくるべきと考えますが見解は。
7、図書館を生涯学習支援、学校図書館との連携、子どもの読書、ESD、SDGsにどのように位置づけ実践をしていくのか。
8、富谷市は2025年には人口5万5000人を目標にしております。成田二期北工業団地の造成、成田の住宅団地の造成なども計画しています。これはできない目標なのか伺います。富谷の未来、成長にふさわしい図書館が必要ではないでしょうか。
9、平成26年3月の富谷町子ども・子育て支援事業に関するニーズ調査報告書では、「図書館を設立してほしいです。公民館にある図書館では数に限りがあるので、調べ学習をしたりするときとても不便です。泉図書館や県図書館を利用していますが、富谷町にあれば、もっと本を読んだり、学習したりと便利だと思います」という声が載せられておりました。住民アンケートでは16.5%が必要と答えており、上位5番目です。身近にしっかりとした図書館を望んでおります。どう認識していますか。
続きまして、質問件名2、公共交通を問う。
富谷町まちづくりアンケートでも約75%が必要な施策としている交通利便性の確保について答えがあり、最も高い結果でした。とみぱすの実現や身体障がい者福祉タクシー利用券助成事業を実現したということで前進などはしておりますが、まだ、渋滞対策など多くの課題もあると考え、以下質問いたします。
1、とみぱすは多くの方から感謝の言葉をいただきます。しかし、すぐなくなってしまうという状況も伺います。増額はどのように検討されていますか。
2、免許返納をされた方、免許を持たない方への加算を検討してはどうですか。
3、身体障がい者で該当だと知らないという声がありました。お知らせはしていましたか。
4、富谷市重度障がい者福祉タクシー利用券助成事業において、身体障がいの1級・2級、要介護4・5に該当する方とあります。とみぱすは、18歳以上の障がい者手帳をお持ちの方となっています。この状況でとみぱすを利用している人は対象外となっております。例えば、透析されている方でも「3級でも、何回も病院へ行く」というような話も伺います。1級、2級という条件ではなくて、選択制にするべきではないですか。公平性の観点から伺います。
5、とみぱすの申し込みに東向陽台から市役所への往復で4時間もかかったと伺います。公民館での申し込みの検討が必要ではないでしょうか。
6、とみぱす申し込み期間後に突然病気になった方が、「交通手段がなくなったが、とみぱすを申し込めずに困っております」という声がありました。申し込み日の柔軟性を高める対策が必要ではないでしょうか。
7、とみぱすの申し込みを誕生月にできないですか。また、その理由は。
8、とみぱすの5月、7月のそれぞれの申し込み期間が3日間と短過ぎます。拡大できないでしょうか。
9、とみぱすの目標値と実際の数値、予算と決算の状況(人数、費用)は。
10、「東向陽台公民館前の丁字路で朝と夕方に渋滞がひどくなると出られなくなるため、信号が欲しい」と伺っています。実態を把握していますか。
11、成田二期北工業団地開発に向けて、成田からイオン富谷店方向、国道まで4車線化できないですか。また渋滞対策や環境対策を住民説明会は行わないのでしょうか。
質問件名3番です。生涯学習、市民協働などまちづくりを問う。
まちづくりにおいては、生涯学習、市民協働などの重要性が高まっています。特にどのようなライフスタイルを過ごすかによって、文化や地域交流、コミュニティ形成、健康、社会貢献など、まちづくりに大きく影響を与えます。富谷の前期基本計画の施策目標でも「生涯にわたって創造性や個性が活きるまちづくり」を掲げています。住民参加を促進しつつ、住民の意見が反映され、住民にとって多様な選択肢があり、豊かに暮らし続けられ、輝いていける、そういう仕組みづくりを行政が支援をしていく。そういう必要性が高まっています。
富谷市教育振興基本計画(平成30年度~34年度)では、「まちづくりの礎となる国内外で活躍する人材の育成、生涯学習の総合的な教育施策の推進が求められています」と趣旨にあるように、生涯学習とまちづくりは密接にかかわりがあります。また、富谷市総合計画基本構想・前期基本計画では、「社会に貢献する市民活動が数多く芽生えてきています。市民の主体的な公益活動を育成し、さらに促進していくために、関係機関や庁内での情報の共有化を進めながら的確に支援していくことが求められております」とあります。市民、団体、NPO、企業まで幅広く協働を探ることは重要なことです。
生涯学習からSDGsの実践まで、まちづくりについて問います。
1、まちづくりの基本となるルールづくりの整備はどのようになっていますか。鳥取市では、「みんなでつくろう 協働のまち」など、参考になる事例は全国にあります。どのように声を酌み取り、反映させる仕組みをルール化していくのでしょうか。
2、地元の公園を、意欲と管理能力のある地元の登録団体で管理することで役割を持ち、公園に愛着を持ち、ソーシャルキャピタルの醸成や健康にも効果があると考えます。また、コストの削減、他の必要とする場所へ財源を使えるなどの付随効果もあります。仙台市など県内自治体に広くある公園愛護協力会報奨金などはつくらないのでしょうか。また、何が課題となっておりますか。
3、富谷市教育振興基本計画(平成30年~34年度)の生涯スポーツで重点事業として、プロスポーツの練習場などの誘致とありますが、具体的に何を考えておりますか。オリンピックと関係のあるスケボー、ボルダリング、パルクールなどの検討は。また、夜間照明のある野球場などを検討はできないでしょうか。
4、体育振興に関して、「バレーボール大会を楽しみにしていたにもかかわらず、急になくなりました。なぜなのでしょうか」という声をいただいております。説明はしてこなかったのか、経緯を伺います。
5、地域内循環の核となる中小企業振興条例制定に向けた進行状況は。
6、SDGsを市民へ啓発する機会が必要ではないでしょうか。
7、しんまちの駐車場が満杯になり困っているという事業者の声を幾つか伺っていました。富谷まちづくり産業交流プラザ条例では、「富谷しんまちエリアの賑わい創出」とあります。また、リーフレットにも1階のランチタイムの利用と書いてあるように、TOMI⁺の駐車場をしんまちの事業者向けにも一部提供することはできないでしょうか。
8、TOMI⁺において、産業創造拠点として既存企業への支援をどのように充実させていきますか。
9、しんまちや市内の多様な事業所にTOMI⁺のチラシなどを置いていただくなどの連携の強化も検討してはどうでしょうか。
以上です。
○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいま藤原 峻議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1につきましては、後ほど教育長より答弁をさせていただきます。私からは質問件名2、公共交通を問うから、ご説明をさせていただきます。
初めに、とみぱすが多くの方にご活用をいただいていること、大変うれしく、そのような状況をお知らせいただき感謝を申し上げます。
それでは、とみぱすに関します問い1と問い2、問い5から問い9までの7件の質問は関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
まず、とみぱすは、ご承知のとおり、仙台市のご理解とご協力のもとに、仙台市IC乗車証icscaのシステムを活用させていただけることで、設備経費をかけず、事業を開始できたものでございます。運用につきましても、仙台市交通局と協議を重ね、毎年10月1日から翌年9月30日までの1年間を周期とすることとし、申請受付期間は10月の利用開始に間に合うよう事務処理の期間を加え設定しているものでございます。
平成28年10月の事業開始以来、運用上の改善には努めてまいりましたが、仕組みに係る検討は、事業定着期間を考慮し、来年度に検討を加え、必要な処置を講ずる方針を立てて事業を開始したものでございます。このため、仕組み自体に係る増額、加算などについては来年度をめどとして、事業精査の上、仙台市交通局とも協議をしながら検討してまいりたいと考えております。
また、新規申請、入金申請の期間や出張所での受け付けなど、運用面につきましては、システム管理や受付体制などを検討し、対象者の方々のご理解をいただきながら、改善できるところは改善してまいります。
最後に、とみぱすの平成31年の目標指数は、高齢者、障がい者を合わせた交付率は50%で、本年10月1日現在の実績は34.0%でございました。昨年度の状況としましては、高齢者、障がい者合わせ、当初予算4,452万円、新規申請見込み830人に対し、決定額2,395万円、新規申請者395人の状況でございました。
問い3、とみぱす並びに富谷市重度障がい者等福祉タクシー利用券助成事業の実施に当たりましては、対象となる障がいをお持ちの方全てに個別通知を送付させていただき、事業の周知に努めております。
問い2、富谷市重度障がい者等福祉タクシー利用券助成事業は、既にとみぱすをお持ちの方でも、対象要件を満たしていればタクシー助成券を選択いただくことも可能でございます。また、本年10月1日からの運用開始以降、障がい程度の拡充を求めるご意見を中心にご要望をいただいておりますが、まずは事業啓発による交付率の向上を優先したいと考えております。その上で、さまざまいただくご意見を参考としながら、今後の事業内容のあり方について調査研究してまいりますので、ご理解のほどお願いをいたします。
問い10、東向陽台公民館前、当該丁字路交差点への信号機の設置要望につきましては、以前より町内会から要望が出されております。平成27年の要望の際には私も直接現地確認を行い、信号機設置所管している宮城県公安委員会に対し、改めて大和警察署を通じ継続要望しておりますが、信号機設置にまでは至っていない現状となっております。今後も引き続き、信号機が設置されるよう宮城県公安委員会へ申請をしてまいります。
問い11、当該路線市道富ケ丘明石線は、幅員16メートルの2車線道路であり、この道路を4車線にするには道路幅員を最低でも6メートル以上拡幅する必要があります。しかし、沿道は既に土地利用が図られており、道路の拡幅は困難な状況にあります。さらに、東北自動車道にかかるいちょう大橋の拡幅や七北田西成田線との接続には新富谷ガーデンパスを埋めて平面交通させる必要があり、実現は大変困難であると考えております。
なお、開発事業等に関する説明会につきましては、市街化区域編入や開発事業が具体化した時点で、都市計画法、環境アセスメントなどに基づいて実施することとしております。
質問件名3の生涯学習、市民協働などまちづくりを問うの問い1、まちづくりの基本となるルールづくりにつきましては、私は就任以来、市民の皆様の声が届く市政運営を基本に心がけてまいりました。現在は、富谷市政懇談会やとみやわくわく市民会議を初め、市長への手紙、パブリックコメント、ワークショップ、審議会など、さまざまな機会に多くの市民の皆様のご意見を伺い、市政に反映をさせてまいりました。
また、協働のまちづくりの基本となるルールづくりの整備につきましては、平成32年度の策定に向け、段階的に取り組みを進めております。今後、議員よりご提案いただきました鳥取市協働のまちづくり基本方針などさまざまな事例を参考とし、かつ、本市の地域特性を十分に勘案しながら、協働の指針やルールの策定につなげてまいりたいと考えております。
問い2、公園愛護協力金などをつくらないですかとの問いにつきましては、本市におきましても自主的に公園の除草などにご協力いただいている町内会もありますので、身近な公園の除草や清掃、施設の点検、連絡などの公園管理を自主的に実施していただける公園愛護協力会のような制度を整備していきたいと考えております。
また、除草や清掃などの愛護活動に対する報償金の支給についてもあわせて検討したいと考えております。
問い3、重点事業としておりますプロスポーツの関係につきましては、具体的な競技種目を前提に調整している状況にはございません。過去には、バレーボールチームのホームタウンとなった経緯がございましたが、プロスポーツを取り巻く環境も厳しく、練習場の誘致であったとしてもハードルの高い取り組みであると考えております。
しかしながら、プロスポーツ誘致がもたらすスポーツに対する意識醸成の高まりなど、メリットも大きいと考えております。特に東京オリンピック・パラリンピックの開催に伴い、新たな競技種目に対するニーズの高まりも想定されます。本市における体育施設の性質に応じた活用方法や一般利用者との兼ね合いなども考慮しながら、継続的に情報収集を行うなど、取り組みを進めてまいります。
また、野球場への夜間照明整備につきましては、現在、本市のグラウンドは野球場ではなく多目的グラウンドの形態で多くの方々にご利用いただいている状況にあります。野球競技に限定した整備については、各競技団体への影響を考慮する必要があるため、慎重に対応していきたいと考えております。
問い4、9人制バレーボール大会につきましては、近年、参加チームの少ない状況が続いておりました。昨年度の大会開催時においては、参加チーム数が少ない場合は大会を中止することも検討している旨を大会要項に記載し、代表者会議においては限定的な参加チームの状況では大会存続が難しくなる旨の説明もしたところであります。結果として、45行政区中、6地区の参加となり、本年度より廃止という結論になったものであります。
なお、本年3月開催の行政区長会議及び5月に開催されましたスポーツ普及員会議の際にもその旨を周知するなど、一定の説明は行っていたところですので、ご理解をいただければと思います。
問い5、中小企業振興条例は、小規模企業振興基本法において地方公共団体の責務が求められていることから、各地で制定がされてきているものであり、現在、県内でも11の自治体で制定されております。また、くろかわ商工会の主催により本条例に関する懇談会等も実施されております。くろかわ商工会からは、中小企業・小規模企業振興に関する条例の制定について要望書も提出されておりますので、本市においても中小企業の基盤強化と健全な発展、そして、地域経済の発展と雇用の創出を図るために条例の制定に向けて研究・検討を行っているところでございます。
問い6、SDGsを市民へ啓発することにつきましては、先日の浅野直子議員の質問の際にもお答えしましたが、SDGsの目標は市が持っている事業や市民生活にも関連するものが多くありますので、機会を捉えて庁内での研修を初め、市民の皆様への啓発を行ってまいりたいと考えております。
問い7、議員ご提案のTOMI⁺の駐車場につきましては、基本的には創業支援等で入居されている方々や施設を利用される方々の駐車場として提供しているものでございます。しかしながら、TOMI⁺のコンセプトにもしんまち地区の活性化を掲げていることから、支障のない範囲で柔軟に対応させていただきますので、ご相談いただければと思います。
問い8、TOMI⁺において、産業創業拠点として、既存企業への支援につきましては、TOMI⁺は起業・創業支援の施設でありますが、あわせて既存中小企業の方々への支援策につきましても重要な施策の1つと考えております。TOMI⁺を活用し、これまで取り組んでこなかった市内立地企業の方々との情報交換会や商工会、経済界、行政とのネットワークづくり、新たな企業立地やビジネスの創出につなげていくための懇談会などを開催し、企業活動における行政の意見、相談等を伺う機会をふやしていきたいと考えております。
また、富谷塾やサテライトオフィスの方々と既存企業とのマッチングなども考えておりますので、今後、こうした可能性を踏まえ、さまざまな支援策を展開してまいりたいと考えております。
問い9、しんまちや市内の多様な事業所にTOMI⁺のチラシなどを置いていただくなどの連携につきましては、さきにお答えさせていただいたとおり、企業間ネットワークやマッチングなどによる効果を高めていける環境を整備し、さらなる連携の強化を図るために、議員ご提案の内容につきましても取り組んでまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(相澤 榮君) 次に、菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) それでは、私のほうから第1問目、図書館建設を問うのご質問に対しお答えを申し上げます。
まず、問い1、図書館建設時における国の支援策につきましては、整備方針、方向性によって内容が異なりますが、一般的には地方債及び国庫補助金が想定されます。本市の目指す図書館整備の場合、本館整備におきましては75%充当の地方債が選択可能と考えますが、交付税算入がないため、活用については慎重な判断が必要と考えております。また、分館につきましては、図書室等のリノベーション部分に公民館の使途目的転用とした場合、充当率90%の地方債、交付税算入ありの活用が可能と考えております。今後も継続的に活用の可能性について検討を進めてまいります。
問い2、さきの議員全員協議会でお示しいたしました基本計画(案)に記載しておりますが、成田公民館の敷地内にセンター館を新設、新築するものでございます。
問い3、日本図書館協会が定めた公共図書館の任務と目標によりますと、県立図書館の役割と機能につきましては、市町村図書館と同様に、住民に対する直接サービスするとともに、市町村立図書館の求めに応じて、そのサービスを支援するとされております。また、市町村図書館への援助として資料の貸出も明記されてございます。
このことから、県立図書館と市町村図書館は同様に公立図書館であり、同様のサービスを行う機能は求められているものの、住民にとって身近な図書館は市町村図書館であり、県立図書館は市町村図書館の援助を第一義とすべき機能を有していると認識してございます。
問い4でございます。司書の有資格者で専門的かつ知見を有する方を公募いたしまして、来年4月1日付の配置を予定してございます。
問い5でございます。デザイン会議報告書の黒字箇所は、あくまで多くの意見、議論がなされた部分ということでお示ししたところでございます。黒字の部分に限らず、デザイン会議で頂戴した意見につきましては、市民協働の視点から、適切に基本計画に反映することが必要と考えていますが、財政的側面も考慮し、総合的に判断してまいりたいと思います。
問い6でございます。蔵書冊数の目標値は20万冊の配架を目指すこととしておりますが、各年次における財政状況を勘案し、段階的に進める予定でございます。
なお、センター館につきましては、成田公民館の敷地内に新築し、センター館・分館の総面積を約2,927平方メートルとしております。全国水準に準拠した場合、当然ながら、建設費、開館後の維持管理費が高い水準で推移することとなります。このこと踏まえ、基本計画案においては、本市の人口や財政状況を勘案した規模での図書館整備の方向性をお示ししたところでございます。
問い7、本市はユニセフが提唱する「子どもにやさしいまちづくり」事業や全小中学校、幼稚園等のユネスコスクール加盟など、先進的な取り組みを進めております。基本計画案においても、図書館整備の理念にこれらの取り組みを包括した内容で記載しているところであります。また、図書館整備理念に実現する6つの指針、図書館のサービス目標の部分にも、議員ご質問と同様の方向性で取り組みの内容を記載しておりますので、今後も引き続き、図書館を取り巻く社会情勢に注視しながら、開館を目指す中で内容を精査してまいりたいと思います。
問い8、2025年の人口目標に関する動きといたしましては、積水ハウスのスマートコモンシティ明石台において本年9月から新たに明石台八丁目の宅地販売が開始されました。また、仙塩広域都市計画第7回定期見直しにより明石台東地区が市街化区域に編入され、成田二期西地区及び成田二期東地区が特定保留に位置づけられたところであります。今後、事業者と連携、調整を図りながら、販売促進への協力や早期の事業化と着実な推進に向けて取り組むことにより、市としましては2025年に目標人口の5万5,000人に到達できるものと考えており、この人口フレームや将来的な財政状況を見据え、本市にふさわしい図書館規模を想定し、整備の方向性をお示ししたところでございます。
問い9、昨年度、基本構想を策定し、本年度においては地区別デザイン会議を開催する中で、多くの市民の方々から図書館整備に対する意見、要望を伺いました。これらの取り組みを進める中でも、市内における図書館整備の必要性について、改めて高いニーズがあると感じたところでございます。
今回、基本計画(案)において、図書館整備の財源、総延床面積等の規模をお示ししたところです。本市の人口規模、財政状況を見据えながら、本市にふさわしい図書館整備を進めてまいりたいと思います。
以上でございます。
○議長(相澤 榮君) この際、午後2時まで休憩します。
午後 1時47分 休憩
午後 2時00分 再開
○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより藤原 峻君の質問は一問一答により行います。7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) とみここでは1年間で約1万人が利用されたそうですが、建設費は4億5,000万円、TOMI⁺は5カ月で6,000人で3億6,000万円かかったということだと思います。例えばですけれども、ほかの自治体を見ますと、紫波町では、人口3万人ぐらいなんですが、4年間で80万人図書館に来館しています、年で20万人。瀬戸内市では、人口3万7,000人ですが、年20万人が来館している。大崎市は、人口13万人ですけれども、10カ月で30万人を突破したそうです。図書館というものは、少なく見積もってもとみここ、TOMI⁺の20倍以上の来館者、利用者は想定されると思います。
富谷の場合には、人口密集地にもしっかり建てられるということですけれども、来館者数をどのように試算されているのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 今議員からご紹介のあった数値なども参考にして、今内部では試算を進めておりますが、現状、公民館の利用実績ですと3万人を超えるぐらいの利用が年間あります。当然、それは超えてくるというところはありますが、現在、基本計画(案)を出した段階では、具体的にここまでというところはまだちょっと公表できるレベルではございませんので、ご理解いただければと思います。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 先ほども提示しましたが、富谷でも20万程度の来館者があるのではないかなと思います。それで自主財源がやはり5億円というのは、これは少な過ぎるのではないかなと思うのですが。最低でも、ほかの自治体を見ますと、紫波町でも10億円ぐらい、瀬戸内市でも10億円ぐらいということで、最低の最低ラインで10億円ぐらいは自主財源必要なのではないかなと思いますが、こちら、再検討が必要ではないかと思いまして質問をいたします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 財源につきましては、慎重かつ時間をかけて検討した経過がございます。今回、自主財源5億円というところでお示しさせていただきました。最大8億円の幅の中で検討していくということでございますが、やはり将来的な財政負担、緊急的に発生したエアコンの状況、その辺もトータルで考えた結果でございますので、ご理解いただければと思います。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 3億円を外部資金で集めるということなんですけれども、これ、もし集まらなかったら、どうなるんですか。規模を縮小するということなのか。どのように検討されているのかをお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 基本計画の中にも若干書いてはおりますが、当然、予定資金に満たない場合は弾力的な計画の変更ということは、当然、記載してございます。ただ、今の段階からその旗を下げるわけではなくて、最大限そこに向かって努力していくというところでございます。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) ほかの公共施設に比べても数倍、さらには下手すると10倍以上の利用があるというものです。これは市としてしっかりとしたものをつくらないと、逆に、あふれるような状況になってしまうと行政サービスの低下も考えられますので、逆に、しっかりと手厚く出すべきところには出すべきだと私は考えております。再度、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 施設のあり方については、議員のおっしゃるところと相違はございません。ただ、しかし、やっぱり財源となれば各自治体で実情も異なります。富谷、比較的よいほうだという判断の基準もあろうかと思いますが、将来的なものを考えての結果でございますので、ご理解いただければと思います。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) では、財政の健全化比率で、市も広報のほうで大きくよいというようなことを示しているかと思うんですけれども、市としての健全化比率の現状はどのように考えられているのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 決算のときにお示ししているとおりでございまして、特に実質公債費比率等々についてはかなり低い水準にございます。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) まだまだ富谷市としては財政的には余裕があるという状況だと私は判断しております。
次の質問に移ります。
成田公民館の図書室112.97平米、プレイルーム77.96平米、その他2階などの使い道、どのように現状検討されているのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 今回のセンター館につきましては、成田公民館そもそもを改修するのではなく、外側に新たにつくります。ですので、考え方としては、成田公民館の現状の2階のスペースは今現状の方向性となりますが、仮に図書と利用した場合、耐荷重の問題でなかなか今現状としては転用は難しいというふうに判断をしております。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 基本計画の中にプレイルームと図書室を使うということだったかと思うのですけれども、それは状況として変わってきているということなのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) こちらがイメージしていますのは、成田公民館の1階部分でございますので、1階部分を活用すると。あと、外側に増築部分で一体としての活用ということでございます。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) そうしますと、2階はどのように検討されていたのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 繰り返しになります。現状の会議室の現状の利用が想定されているというところでございます。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) そうしますと、新設全体で1,700平米なのか、それとも先ほど言った2つを引いた1,500平米ぐらいを新設する予定なのか、どちらなのかをお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 敷地内新築で1,500平米と。合わせて既存の1階部分200平米というようなイメージでございます。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 各自治体、調査いたしました。平成28年の人口、開館中・開館予定の図書館、冊数、延べ床面積、これを調べてみました。大崎市は13万2,359人、30万冊を目標に開館時に19万6,000冊、延べ床面積6,445.92平米、人口も多いので、かなり多い状況であります。名取市、人口7万7,569人、30万冊以上を目標に開館時に18万冊、3,300平米。多賀城市、6万2,224人、25万4,000冊、3,342平米。塩竈市が5万3,670人で23万2,000冊、2,543平米。ここから人口がちょっと少ないんですけれども、瀬戸内市、人口3万7,446人、目標は20万冊、平成28年度末で9万500冊、延べ床面積は2,399平米。紫波町は3万3,314人、19万冊を目標に開館時が10万冊、2,400平米という状況です。
3万人台の自治体を合わせても最近に開設された図書館といいますと、最低ラインが本当に2,400平米の20万冊ぐらいという状況です。富谷市、やはり人口、先ほどふえるというお話でしたので、20万冊、1,700平米というのは、明らかに目標値から考えますとこれは少な過ぎるのではないかなと思います。どのように、こちら、20万冊と1,700平米、試算されたのかをお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) ただいまの人口に対する蔵書数、また、面積については、ただいまご紹介いただいたとおりなんですけれども、実は、予算規模も調べていただくとわかると思うんですけれども、富谷は今並べていただいた自治体と比べて一番、実は年間の予算が少ない。全国位置、実は791市の中で一番予算規模が小さいのが富谷市でございます。予算規模が少ない中で大きなやっぱりものはつくれないというのが実情でございまして、やはり、ほかの自治体が今最近、図書館の立派な図書館を何か競争のようにつくっていますけれども、私は大きいものをつくれば大きいものをつくっただけ維持管理費がかかるので、そのことによって住民サービスがほかのところで支障を来すこと、または財政的に圧迫することになることはあってはいけないというふうに思っておりますので、そこは当初からある程度、富谷の財政状況を踏まえた中で自主財源5億円というのが限界だというのは、それは正直、理解をいただければというふうに思います。
ただ、その5億円だけでは、図書館、余りにもあれなので、何とか民間からの寄附を一生懸命募って、いろいろな戦略をもとに3億円を、外部資金を獲得して、総額8億円の市民図書館を頑張ってつくりましょうというのが今回の計画でございますので、そこは何とか、ぜいたくを言ったら切りがないので、そこはご理解をいただきたいというふうに思います。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 現状ではそういう状況だと思います。でも、これから人口が伸びて、さらに(発言する者あり)もちろんそうですね。さらに言うと、(発言する者あり)済みません。東北最大の開発もこれから待っているということで、財政状況としては、私はもうちょっと変わってくるかと思います。そういう先のことを考えて、ぜひしっかりしたものが必要だと思います。再度、見解をお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 我々政治家は、50年先、100年先をしっかり見て政策を打たなければいけないというふうに考えていかなければいけないと思います。我々の子供や孫、その先の子供たちが将来、財政負担、この建物を大きくつくったことで負担になることのないように、健全財政を維持していくということが私は今一番大事だというふうに思います。その中で、いかに効果的な施策を行っていくかというのが我々の責任だというふうに思っておりますので、そこはご理解いただきたいというふうに思います。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 人口3万の自治体の図書館よりもちょっと少ない、本当にみすぼらしいものをつくるという状況はちょっと想像はつかないんですけれども。最低10億円必要だというのは先ほども言いましたけれども、やはり利用率が20倍もほかの公共施設よりも違うという状況がありますので、それで自主財源はほぼ変わらないというのは、これはどういった透明性があるのかなというふうに私は考えてしまうんですけれども、これはどういうふうに、なぜ、図書館で5億円で、ほかも大体それぐらいで余り変わらない状況なのか。この政治判断を再度お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 今、これからいろいろ課題もたくさんあります。いろいろ行っていかなければいけない、ハードの整備も行っていかなければいけない。また、公共施設の建てかえ、改築も行ってくるわけでございますので、やはりそこは長期的に見据えた中で、現実的な予算の配分、出せる限界というものを見きわめて、自主財源5億円というものを内部でかなり検討した結果でございます。決して、予算が少ないからちっぽけな図書館になるとは私は思っておりません。やはり、私は予算は少なくても、外部からの資金を獲得して、日本一の市民図書館をつくりたいというふうに思っておりますので、ぜひお知恵とお力をいただければというふうに思います。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 再三、同じ話になってしまうかと思うんですけれども、やはり必要なものをしっかりとお金を出すと。もちろん維持管理とか、年間どれぐらい使うのかとか、そういう数字も全然出てきていない状況で、全部、試算云々、大体図書館をつくるのは、積み上げ方式で、どこが何平米かかってというのが、これが当たり前で、それ以外のやり方というのはナンセンスだというふうに教科書のほうにも普通に載っていることです。
でも、そのような中で、富谷市、今回、財源ありきの話ですので。本来、図書館、市民にとってふさわしいものとして、どのくらいの規模なのか、何万冊が本当に入るのかというところが想定されている計算の上でのものなのか、再度お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 財源ありきじゃなくて、財源ももちろん限られた自主財源がありきで、それ以外には民間から、外から、いわゆる外部からの資金を獲得してという、3億円を集めるというのもすごい決断だというふうに私は思っております。そこまでやって、それなりの市民図書館を実現しようというふうに思っておりますので、私は決して小さくおさめようということではなくて、しっかりといいものをつくりたいというふうには思っておりますので、そこは目先のことだけで余り捉えないでいただきたいというふうに思います。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) これは目先のことではなくて、これから富谷で子育ての支援にもつながりますし、創業支援にも関連してくることですので、逆に言うと、長期的なことなんです。しっかりとした投資が必要だということで私は言っております。
次の質問に移ります。
ちなみに、司書の採用に関して、今、12月です。来年4月から雇用、配置されるということだと思うんですけれども、大変重要な施設ですので、優秀な人が集まるのかというので、現時点では遅過ぎるんじゃないかとか、大分、心配の声も上がっているんですね。やっぱり、選考委員会がしっかりいい人がいないと、いい人も応募してこないというような声もありまして、選考委員会や公募のあり方というのはどのように検討されているのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 専門の司書の配置ということは、これまでもご要望をいただいておりました。今回、開館年度も1年先送りにはなりましたけれども、まず、ここには早くアクションを起こしたいということで、早ければ、年明けには募集要項を出して募集をかけるということでございます。そのようなところで今検討を進めているところでございます。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) やはり司書のいい目がないと、相手がどういうすばらしいすぐれた司書の方なのかということも判断ができないというお話もよく伺います。選考委員というのは、どのような方を構成される予定なのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) まずは、市の職員としての採用ということになろうと思いますので、まず、これまでの職員採用と同じようなスキームの中で基本線は考えたいと思います。ただ、その中で、必要な判断基準、あろうと思いますので、今うちでも検討しているところでございます。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 大崎市でも専門のしっかりとした司書の方が選考委員会の中に入って、その結果、大変すばらしい司書の方が採用されたということがあります。ぜひ、選考の際に、試験は当たり前にあるものだと思います。ただ、それ以外にも面接であるとか、小論文であるとか、そういう判断基準、これをもう少し具体的にしっかりと考えていく必要があるかと思うんですけれども、今言った、面接であるとか、小論文であるとか、そういうもの、あとはさらに、面接のときにしっかりと専門家の方を入れていただくという、これを検討していただけるか、再度お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 今の議員のご私見は、当然、検討する部分であろうかと思っています。司書でありながらも、市の職員でもあります。ですので、当然、一緒に専門の資格、知識とか適性、いろいろな側面で判断しなければならないと思います。図書に特化した専門の方を入れて判断するかどうかというところは今後検討したいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) ある自治体のところに伺いましたら、司書の方が職員のテストを受けたら本当にとてつもなく優秀な方ばっかりだったというようなお話もありまして、テスト結果だけではやはり判断はできないかと思うんですけれども、職員としてのテストは当たり前の話として、それ以外の、しっかり、面接であるとかそういうものは専門家を入れていただきたいと思います。これは要望で言いたいと思います。
次に、移りますけれども、館長なんですね。ほかの自治体の例を見ますと、やはり図書館建設に当たっては、まず、館長が責任者となってしっかりつくっていくものだというふうに、これが普通の流れだと思うんですけれども。富谷の場合ですと、まだ館長、設定されていないということで、これはどのように考えているのか、兼任なのか、専任なのかということでお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 現段階では、館長をどのような形で具体的に設置するかというところはまだお示しできませんが、先ほど申し上げた司書資格の方を採用いたします。当然、その方が今後中心になって、整備、その先のサービスの内容、その辺を主体的になって対応していくというふうには想定しているところでございます。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 基本計画(案)なんですけれども、大分、以前よりは形にはなっているなという感想は持っているんですけれども、ただ、例えば図書冊数であるとか、面積試算の根拠がいまいち見えないところであるとか、レファレンス、選書などの整備方針の記述が、これがしっかりなされていないであるとか、さまざま、まだまだ少ないなと思う、薄いなと思うところがあります。開館が1年延びたということですので、ことしじゅうに無理してまとめるのではなくて、優秀な司書の方が来た段階で、再度、再検討するということも必要ではないかなと思いますが、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) まずは、開館年次が延びましたけれども、予定としては今年度中に基本計画をお示しするという約束でございます。まず、そこはしっかり果たしていきたいなと考えております。その中でも、またさらに市民の方のご意見ですとか、さらに深掘りしたもの、当然反映できるものは反映していきたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 基本計画(案)の6ページに文化芸術との出会いを生む場所について、地域の文化や芸術に触れ合う場、市民みずからが表現する活動を支援し、新たな文化芸術の発信拠点としての役割を果たしていくというふうに記載してありました。
変化の激しい時代ですが、これからのまちづくりの中で、クリエーティブさといいますか、創造性、そういうものは大変重要なものです。さらに、文化芸術というのは生活を豊かにしてくれるものですので、これは本当に重要なものだと思います。さらに、ワークショップであったり、そういう体験型のもの、そういうものを、取り入れていくものを考えたら、スペースが必要になってくると思うんですよ。やはり、1,500平米だけを新設するのでは少ないのではないかなと。こちら、先ほどの質問に戻りますが、再度お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 確かに6つの基本方針、当然、これを実現するための図書館でなければならないというのは当然基本点にあろうと思います。ただ、これまでも繰り返しお話ししていますように、いわゆる富谷市に見合った規模、財源、それを総合的に勘案した結果の今回の規模感のご提示でございまして、ご理解いただきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 以前の議会質問で、スタジオなどを検討されるということだったんですけれども、これはなくなったのでしょうか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 当然、スタジオ、いろいろなご意見あろうかと思います。当然、検討はしてきた経過はございます。ダイレクトにスタジオということでの記載は当然ないんですけれども、音楽的な資料だとか、その辺は図書館のサービスの中に含めていくという方向性でございます。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 小中高、大学生、高齢者などの自主学習の利用者等も多く利用されると思うんですけれども、これもスペース、かなり必要になると思います。これはどのように利用者の数から試算されているのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 当然、今回はセンター館だけではなくて、分館も活用した中での一体とした形での富谷市民図書館でございます。ですので、まだ現行のレベル感としてはなかなか見えにくいところもあろうかと思います。しかしながら、トータル的な、総合的な面積、公民館、センター館の活用で考えながら今後進めていきたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 子育て触れ合いスペースなど、それにプラスして少し体を動かせるような場所もあると、なおよいのかなと思ったんですけれども、遊びを通して成長する、遊びが生きることそのものだと、この間、お話があったかと思うんですけれども、子供が遊ぶというようなそういう体験、ちょっと体を動かすようなスペースというのは、これは検討されていたか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) ですので、既存の公民館、成田公民館がありますので、そこをうまく活用しながらそういったスペースも確保しながら、お互い有効に既存の施設も活用していきたいというふうに考えております。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 学びのスペースに関しましては、9月議会でも取り上げたんですけれども、休館日にも自習室などを使えるようにということでは検討されていたか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 当然、準備室内ではそういう話は出ています。市民の意見などを聞く中でもそういうスペースに対するニーズは高いというのは認識しておりますが、今後のサービスの中で考えていく内容になろうかと思っております。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) センター館の休館日などは図書の整理など大変重要だというふうに言われていますので、休館日、こちら設定されるか、ないか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 当然、休館日の設定というのは範疇に入って、検討しているものでございます。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 図書の貸し出しに関しまして、紫波町ですと、勤労者の方向けに貸し出しボックスが置いてありまして、夜間でもそれで番号を押して貸し出しができるというような工夫をされておりまして、そういうものを検討されているのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) かなり繊細な部分のニーズになってきていると思います。当然、そのような状況にある図書館をこちらのほうも把握してございますので、今後のサービスの中でそれは当然検討していかなければならないと考えております。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 寄贈に関しまして、富谷市には知識人の方が本当に多くいるなという印象を受けています。私の知っているだけでも名誉教授の方が4人とか、大企業の幹部の方だとか、本当に知識人の方がいるか思うんですけれども、本の寄贈に関しては、そういう方たちから受け入れなどは検討されているのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) これまでも視察してきた一関図書館等でもそういう方々からの寄贈があって、何々文庫というような形で設置しているケースも把握しております。今回、外部資金の調達などもうたっております。既にふるさと納税でも数件の寄附が図書館のほうにも寄せられているという実情がございますので、幅広く、ご支援の輪を広げていきたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 受け入れに関して、結構、何々文庫と入れていたりもするんですけれども、そうしますと、その管理コストが結構手間がかかってしまうということですので、逆に、受け入れしたものに関しては司書の方たちに一任してもらうという形で、受け入れに関しては図書館に完全に任せてしまう。捨てることも、どのように整理するかということも図書館に任せてもらう。そういうような形で検討していったらどうかなと思うのですが、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 議員の今の意見、参考にしながら今後詰めていきたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) カフェを設置するということだったんですけれども、このカフェで、ほかの自治体を見ますと、障がい者の方の就労支援施設とか、カフェを運営されていたりしているんですけれども、ぜひ、そういう障がい者の就労支援施設としてそういうものを誘致できないか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) その考え方も含めつつ検討してまいります。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 次の質問に移ります。
TOMI⁺の運営に当たりまして、ソーシャルビジネスが大変重要な軸となっているかと思います。市民協働という観点から見て、産業建設だけではなくて、市の中で横串をより通した連携というものが必要ではないかなと思います。見解をお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) TOMI⁺の運営に関しましては、議員おっしゃるとおり、多方面から協力を得ながら運営していく方針で今も取り扱っております。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) こういう言い方をするとあれかもしれないんですけれども、若手の方からお話聞いたんですけれども、やはり、市民協働課との連携をもうちょっとしたほうがいいのではないかなというようなお話をされていたことも聞いたんですよね。要は、産業だけでやるのではなくて、市民協働の部としてもぜひ入っていただく。たまには来ていただくというようなそういうやりとりが必要なのではないかなと思いまして、再度、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) まず、TOMI⁺につきましては、経済産業部所管の施設となっております。そもそも創業支援施設ということでオープンいたしました。そのほかの目的として、地域コミュニティの推進、そういった部分も扱いますので、そういった部分では市内部のほかの部署との連携も取り扱うことは可能だと思いますので、今後、そういったものも含めながら検討してまいりたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) ぜひ、連携を強めていっていただけるといいかなと思います。
次の質問ですが、市民協働を進めようと富谷でも頑張っているなというのは本当に思うんですけれども、こういうことがやりたいと市民が思ったときに柔軟に支援ができる、人的であったり、物的であったり、ある意味では金銭的なものも含めて、即時的な対応というのが何かできないか。例えばまちづくりの方で有名な山崎 亮さんという方がいらっしゃるんですけれども、その方が言っているんですが、まちづくりで何か市民がやりたいと思ったときに、市の中ですごい時間がかかってしまう。その間にやる気が一気になくなってしまうというパターンもあるそうなので、こういう何かしら訴えがあったときに即時にできる支援の形成を今後検討していっていただけないかなと思い、伺います。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 今のご意見は、かなりこの富谷もいろいろな市民の方が積極的にいろいろなご意見、いろいろな提案をいただいて、可能なものは取り入れながら、すぐに市民協働というか、まさに行政としても支援をさせていただいて実現してきたものがたくさんあるかというふうに思います。また、最近では、富谷塾の塾生たちが自主的に行うものも、内容が問題ないものにつきましては積極的に支援もし、主体性を持って取り組んでいただいておりますので、私は他の自治体に比べて、富谷はそういう意味では積極的に市民の皆さんの提案をかなり、ここ近年、出せば切りがないぐらい、いろいろ取り組んでいるかなというふうには思っております。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 私、TOMI⁺のほうに伺ったときにも、富谷市の職員の方が本当にベンチャー並みに早く動いてくれるというようなお話は、お褒めのお言葉はいただいていたので、それは頑張っていただけているんだなというふうには感じておりました。
やはり、支援としても今現状やられていると思うので、今後、こういうことができるよというようなものもちょっと提示していけるといいのではないかなと思いまして、再度お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) ただいま市長が申し上げたとおり、富谷塾を例にとりましては、今、グループ分けしていまして、そのグループから間もなく成果ということで発表会があります。そういったことを今度市が受けとめて、それをすぐ形にできるものがあればそれを取り込んでいくと。そういった形で、市民の皆さんが独自でお考えしているものを形にしていく、スピードを持ってやっていくのもTOMI⁺の一つではないかと思っておりますので、十分に参考にさせていただきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 企業・創業といいますと、やはり長い年月の時間が必要になるものでもありますので、やはり長期的な支援の方向性なども市としてぜひ提示していっていただきたいなと思うのですが、こちらに対しても見解をお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) それは議員のおっしゃるとおりで、そのためにも、今回、くろかわ商工会とネットワークを組みまして、郡内の各自治体も含めまして、あとは本当に産学官ということで大学の協力も得ながら、あとはそういったものも連携をとってやるということで、スピード感を増してやっていくように今心がけております。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) プロスポーツの誘致につきまして、ボルダリングの協会の理事の方からお話を伺ったことがあるんですけれども、宮城県内で3種を同時にできるところがないと。もし、できるところがあるのであれば、協会としても全面的にバックアップをしたいというようなお話もありました。
ぜひ、県知事なども含めて、そういう誘致活動などできないか、ご検討をお伺いいたします。というのは、加美町まで富谷から行っているという方も何人かいらっしゃるというお話も伺っていましたので、ぜひ、ご検討いただけないかなと思い、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 既存の市内の体育施設、総合運動公園等の利用形態なども考えて、既存の形態、あとは利用者の方、いろいろな側面あろうかと思います。その辺を総合的に考えてちょっと判断していきたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) これをもちまして、本日の一般質問を終わります。
これで本日の日程は全て終了しました。
ここで、お諮りいたします。
議案調査のため、翌12日を休会にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、翌12日を休会とすることに決定いたしました。
なお、12月13日の本会議は、午前10時からの開会といたします。
本日はこれにて散会いたします。ご苦労さんでした。
午後 2時33分 散会
平成30年12月13日(木曜日) 午前10時00分 開会
日程1 | 会議録署名議員の指名 | ||
日程2 | 議案第 1号 | 富谷市地方活力向上地域における固定資産税の課税免除等に関する条例の制定について | |
日程3 | 議案第 5号 | 富谷市敬老祝金等支給条例の一部改正について | |
日程4 | 議案第12号 | 富谷市道路線の認定について | |
日程5 | 発議第 2号 | 富谷市議会議員定数条例の一部改正について | |
日程6 | 陳情について | ||
日程7 | 閉会中の各委員会調査について |
議事日程のとおり 午前10時00分 開会
○議長(相澤 榮君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
日程に入るに先立ち、諸報告をいたします。
議長諸報告は、お手元に配付のとおりです。
なお、関係書類については事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
これで諸報告を終わります。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。
○議長(相澤 榮君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、19番安住稔幸君、1番金子 透君の2名を指名いたします。
ここで、保健福祉部次長より発言の訂正を求められておりますので、発言の許可をいたします。保健福祉部次長。
○保健福祉部次長(中山高子君) 去る12月4日に開催されました本定例会議案第10号平成30年度介護保険特別会計補正予算に関します西田議員の質問に対し、私の答弁に不足があり、誤解を招きかねない点がございましたので、ここに補足させていただきたく、よろしくお願い申し上げます。
内容につきましては、債務負担補正事項の認知症初期集中支援推進業務2件に関し、「委託先の2カ所はどこの病院ですか」との質問に対しまして、それぞれ病院名をお答えいたしましたが、これは現在の委託先を尋ねたご質問と捉え答弁したものでございます。つきましては、答弁の冒頭に「現在の委託先は」という文言を補足させていただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
以上でございます。
日程第2 議案第1号 富谷市地方活力向上地域における固定資産税の課税免除等に関する条例の制定について
○議長(相澤 榮君) 日程第2、議案第1号富谷市地方活力向上地域における固定資産税の課税免除等に関する条例の制定についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 先月、全員協議会でこの議案についての説明資料を頂戴いたしましたけれども、その中で、2の趣旨のところの内容について確認質問いたします。
ここのところで、県の地域再生計画に適合した県の認定を受けた企業という記載がございますけれども、この県の認定を受けた企業というのは、業種での縛りなのか、それとも個々の事業者という縛りなのか、その辺についてお尋ねします。
それから、2点目につきましては、下段の下のほうの県内の実施状況ということで、2行目に、「県内35市町村中、24市町で不均一課税を実施し、富谷市を含む11市町村では実施しておりません」とございますけれども、ここのところの富谷市を含む11市町村について、どこなのか、お尋ねしたいと思います。
それから、3点目として、同じ欄の中で最後の行にあります、「本年6月1日に地域再生法の改正に伴い、6月21日に宮城県地域再生計画が変更された」とありますけれども、この中での変更の内容について、お尋ねしたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 産業観光課長。
○産業観光課長(鴇 幸浩君) まず、1つ目でございます。認定を受けた企業につきましては、対象が事務所、研究所、研修所というところでございますけれども、そういったところはないというところでございます。
2つ目でございます。11市町村ということで、町村名についてと思われますけれども、ちょっとそちらの調査内容について県で出した中から抜粋したものでございまして、公表についてはちょっと控えさせていただきたいと思います。
3つ目でございます。計画の変更という部分につきましては、市内での対象となる地域につきまして、対象となる地域は、本市での工業地域とか、いわゆる商業地域とか、そういったところを該当しておりますので、その辺で変更したというところでございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) ということは、県の認定を受けた企業というのは、いわゆる業種の縛りでもなく、今話した研究所とかそういうものについて適用になるという認識でいいのかどうか、もう一度確認いたします。
それから、富谷市を含む11市町村、これは公表を控えるということは、それはそれであれですけれども、富谷市が何で従来不均衡課税を実施しなかったのか、この辺の理由についてもお尋ねしたいと思います。
それから、いろいろ市長初め、企業誘致でセミナーの開催で見ていたわけですけれども、その中で、いわゆる今回議案提案となっています固定資産税の課税減免等に関する条例、これが該当しそうな企業先というのが、いわゆる感触のよい企業先というのがあるのかどうか、その点についてお尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) こちらにつきましては、まず、業種に制約ということは特にありませんが、工場とか店舗は除かれることになっております。
実施しなかった理由につきましては、本社機能にかかわらず、企業誘致はこれまでも行ってきてはおります。前段、改正前は東京一極集中を是正する制度でございましたので、首都圏からだけの本社移転機能だけが認められておりました。今回、拡充されまして近畿方面とかそういったところまで広がりましたので、これは県との相談を受けまして、冒頭、市長からも申し上げておりますが、成田二期については大規模な工業用地になっております。そこへ、今回、県も中心になって企業誘致を図ると。そうすると、やはり大規模なところには当然本社機能を求めながら、県とあわせて誘致するということもございますので、今回、市としては、当然、この制度も準用させていただきながら、議員の皆さんのご理解をいただいて条例化をして、あわせて企業誘致のほうの一こまということで進めてまいりたいと思っております。
あともう一点は、これにつきましては、有力な企業というのは、そもそも宮城県に上場企業の本社機能というのは22社ございます。うち、3社が本市にございます。これは東北6県でもトップの本社機能が存在しております。そういったところも含めて、本社機能にかかわらず、企業誘致を図っておりますので、これといったところの部分はなかなか申し上げづらいんですが、そういったものを含めて、これから企業誘致に取り組んでいくということでございますので、ご理解いただければと思っております。
○議長(相澤 榮君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第1号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第3 議案第5号 富谷市敬老祝金等支給条例の一部改正について
○議長(相澤 榮君) 日程第3、議案第5号富谷市敬老祝金等支給条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 数点だけ、質問いたします。
積算比較に関しまして、平成24年度から平成29年度の実績、積算比較を見ますと余り変わっていないんですけれども、平成29年度から平成30年度で比べますとかなり増加しているように思います。こちらの状況についてお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 平成29年度の実績におきましては対象者が514名と100歳の方が1人というふうな状況です。平成30年度の見込みは、まだ全てが終わっているわけではございませんが、見込みとして558人の対象者、100歳に関しましては6名というような状況でございます。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 平成31年度の推計を見ますと、改正後に750万円という状況なんですけれども、このときですとどういった状況になるのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 平成31年度の部分に関しましては、予算ベースで、実績、プラス、転入等も考えておりまして、プラスアルファの人数で積算してございます。これの積算は一応600人を超えてというふうなところでの根拠でございます。
○議長(相澤 榮君) ほかに質疑。2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 1件だけ、お伺いします。
今月号の広報とみやで、市長が95歳を迎えられる方、15名の方にブルーベリージュースと富谷の名産品を持っていきましたという記事がありました。ですから、せっかく市長が行かれるわけですから、95歳で、そういうブルーベリージュース、特産品はいいんですけれども、やはり金品といいますか、ですから、95歳を90歳の卒寿にするとか、その辺のご検討はなされたのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) その件につきましては、節目というところで祝金のほうは考えてございました。95歳以上を訪問というのはかねてから行っていた事業で、それを本年度、95歳新到達者というところで再編して行っておりますので、その辺のところでご理解をお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) ほかにございませんか。12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 祝金の支給については、前に、平成24年に改正があって、でも、また今度ということで、結局、対象者がふえていくと、どうしても予算上の制約というか、そういう観点から定期的な見直しが必要になってくるような気がいたします。そういう点を踏まえて、どうなんでしょう。これ、キャップ制というか、例えばお祝い金ですから、差し上げるお金なので、例えば上限が2,000万円とか、2,500万円とか、そういう考え方をこれから取り入れていかないと、ある程度のタームで見直しをしていかなくてはならないということになると思うので、その辺の考え方というものを取り入れてはいかがかなと思いますけれども、その辺について、見解をお尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 前回、平成24年度の改正のときも、段階的な改正が必要であろうというふうなご意見を市民の方からもいただいたというふうな経緯がございます。ですので、段階的で、今回2回目というふうなことになりますが、上限設定云々かんぬんのところでの検討までは至っておりませんので、今後の相対的なというか、高齢者施策全体あるいは市全体の予算の中でのバランスを考えながらすべきものだと思いますので、今後の参考とさせていただきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) ほかにございませんか。8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 敬老祝金のところで削減するというその条例改正です。そのときに、同じ日に説明があった高齢者の在宅支援事業がありましたね。そちらのほう、お弁当が倍になる。歳末については、対象者65歳が70歳になるという、全体を見直しての話だと思うんですけれども、お弁当のところを近隣だけを見て考えたのか、ほかに考える事項があって検討したのか、そのあたりもあわせてお尋ねしたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 当然、施策として、介護保険もいろいろ改正になってきてございますので、全体的なところでの検討というふうなことにはなります。配食、給食サービスのほうですけれども、ずっと見直しをしていなかったというふうな経緯も踏まえまして、検討する。その参考として近隣の状況を見たというふうなことでございますので、近隣に合わせたというふうなことの判断ではございません。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 敬老祝金ですけれども、納得する部分もあるんですね。だけれども、いただく人というか、受ける人がどれだけ楽しみにしているかというあたりの個人的な思いも聞いてほしかったなというところがあります。説明しましたと。団体の方々には説明しましたと言いますが、個人から、前の改正のとき、そして、今回改正するというようなときに個人の意見はどれくらい届いているんでしょうか、お尋ねしたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 個人の意見として多くはございませんが、昨年でしたか、平成29年度の予算のところを見たときに、高齢者のところにもこんなにお金がかかっている。私たちは祝金をいただいたけれども、とてもうれしい、だけれども、ほかのところにも使っていただいてもいいですよというふうな匿名のお手紙とかは頂戴したことはありますけれども、直接的に多い、少ないというふうなところでのご意見は頂戴しておりません。
今回、老人クラブ連合会の役員会のところでのいろいろご相談というか、懇談をさせていただいたときに、金額の多い、少ないというよりは、市が敬老者に対して敬老の祝いをするという気持ち、姿勢というところが大事なのではないかというような貴重なご意見も頂戴したところではございます。
○議長(相澤 榮君) ほかにありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託を省略することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
本案については、富谷市議会会議規則第51条の規定に基づく発言通告がなされておりますので、これより討論を行います。
まず、原案に反対者の発言を許します。7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 私は、議案第5号富谷市敬老祝金等支給条例の一部改正についてに反対をいたします。
敬老祝金をもらう日というのは長年家族を支え、地域を支え、ひいては日本を支えてきてくれた高齢者の皆様が主役になれる日です。家族と長寿を祝うのに祝金を使っているというお声はたくさん聞いております。
平成24年第1回定例会では、「時代の趨勢にあって、平成21年から敬老祝金の見直し検討に着手し、昨年の特別敬老祝金の交付要件の見直しに続き、ことしは高齢者人口の増加による敬老祝金の伸びも勘案し、抜本的な見直しを行いました」とあります。
平成24年に引き続き、今回の削減となります。寿命が延びているということもあり、本市以外の77歳から100歳までの1人当たり支給額が他市と比べて多い状況ということも理解はしております。しかし、平成30年の見込みでは1,484万円、対象が558人で、100歳の方が6名。平成31年で、推計では1,765万円。もし、これが改正されると750万円。これは対象の方が600人を超えるという状況です。しかし、この試算の平成30年と平成31年を比較しますと、全体で一度に半額程度を見込むということですので、幾らなんでも一度に下げ過ぎではないかと考えます。
富谷市敬老祝金等支給条例の第1条では、「敬老の意を表するとともに、敬老精神の高揚を図り、あわせて福祉の増進に寄与することを目的とする」とあります。年をとりますと、介護、通院、リフォームの必要など、お金も大変かかることがあります。年金も少なくなっており、この敬老祝金を大変楽しみにしていることと思います。
福祉の増進を目的にしているということで、今後も交付金額が少なくなるのではないかと危惧しつつ、反対をいたします。
○議長(相澤 榮君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) 私は、議案第5号富谷市敬老祝金等支給条例の一部改正について、賛成の立場から発言したいと思います。
富谷市は、子供にも高齢者にも優しい施策の多い、魅力あふれる、誇れる自治体であります。社会情勢を見るに、少子高齢化問題により生産年齢人口は減少しています。また、医療技術の躍進により寿命は延び、結果、高齢化を後押ししている現状も踏まえて考察すれば、社会保障費の増加が余儀なくされることは明白であります。
老を敬い、人生の節目を祝うことは日本人としての誇りであり、大切な風習、慣習であると感じる一方、節目によらない全ての高齢者に対する社会保障費の財源確保は、他の自治体を見ても厳しい状態にあると言えます。
今回の改正については、継続的、安定的な社会保障費財源の確保のための改正であり、行政執行部の英断と評価いたします。また、強権的に推し進めるのではなく、市政懇談会や行政区長会議、老人クラブ役員会等において関係者に対し丁寧に説明を行っていることから、説明責任も果たしていると言えます。
祝金の削減としてのみ捉えることではなく、社会保障費の安定的な確保という視点から賛成討論といたします。
以上です。
○議長(相澤 榮君) ほかに討論ありませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより議案第5号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(相澤 榮君) 賛成多数でございます。よって、本案は原案のとおり可決されました。
○議長(相澤 榮君) 日程第4、議案第12号富谷市道路線の認定についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第12号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。(「議長、動議」「動議賛成」「暫時休憩を求めます」の声あり)
ただいま動議賛成が出まして、暫時休憩の要望がありました。いかがいたしましょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) それでは、動議成立ということで、暫時休憩いたします。
午前10時22分 休憩
午前10時23分 再開
○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
日程第5 発議第2号 富谷市議会議員定数条例の一部改正について
○議長(相澤 榮君) 日程第5、発議第2号富谷市議会議員定数条例の一部改正についてを議題といたします。
提出者安住稔幸君に説明を求めます。安住稔幸君、登壇願います。
○19番(安住稔幸君) それでは、発議第2号について申し上げます。
発議第2号富谷市議会議員定数条例の一部改正について。
富谷市議会議員定数条例の一部を別紙のとおり改正する。
提出者安住稔幸、賛成者金子 透、青柳信義、若生英俊、長谷川る美、畑山和晴、浅野武志、西田嘉博、菅原福治、出川博一、浅野直子、高橋正俊、渡邊俊一、浅野幹雄。
提案理由、行政改革及び社会情勢の変化に伴い、議会議員の定数を改正するもの。
新旧対照表をごらんください。
現行の富谷市議会議員の定数「20人」を「18人」に改めるものであります。
附則といたしまして、この条例は、平成31年1月1日以降、初めてその期日を告示される一般選挙から施行されるものであります。
提案理由の説明をいたします。
国立社会保障・人口問題研究所から本年3月30日に公表されました日本の地域別将来人口推計(平成30年推計)によりますと、富谷市の2015年の人口5万1,591人を指数100とした場合、30年後の2045年は指数110.1の5万6,822人と推計されております。
市制施行後の富谷市の人口はほぼ横ばいの状況であり、今後においても急激な人口の増加、また減少もないと思われます。しかし、大幅な人口の増減が見込まれないとしても、全国的な生産年齢人口の減少、少子高齢化は富谷市においても将来避けることのできないものと考えられ、市は、行政改革に取り組み、事務事業の見直し等を進めております。
現在までの議員定数についての動きは、近年においてでありますが、平成26年に議会報告会で定数削減への検討が求められ、また、削減の陳情書も提出されております。平成27年の改選前に議員全員で協議を行い、20人の現状維持といたしました。それから、改選後の今期中においても、平成29年度議会報告会で定数削減への検討が求められております。
また、各議員においても、市民から議員定数についての意見等を聞くこともあるなど、多選の議員を初め1期目の議員においても、議員定数のあり方を常々心にとどめながらの今任期中の議員活動であったと推察されます。
そして、今回、改めて、本年9月に全議員へのアンケート調査が実施され、次回改選時の議員定数、またその理由を記述いたしました。
アンケートに記述された内容は、「定数減」とした議員は、市の行政改革に議会も一緒に取り組むことが必要であり、近隣自治体と比較し、削減が妥当である。また、切磋琢磨して議会人として責務を果たすことが重要であるなどが主な意見でありました。「現状維持」とした議員は、削減の根拠はなく、民意の酌み取りや監視能力の低下等、議会の質の確保が危ぶまれる。議会の活性化を衰退させるなどが主な意見でございました。
このアンケートでの定数、その理由は、今後の議会、議員活動等のあり方など、おのおのの議員が熟慮の末のものであります。アンケート結果は、「定数増」はなく、「定数減」が「現状維持」を上回り、過半数でありました。
議員定数の削減により、市民の思いが市政に反映されにくくなることや監視機能の低下等が懸念されることではありますが、全国の同規模自治体や県内の同規模自治体の人口、面積等を鑑みれば、富谷市議会の議員定数の削減は可能であると考えます。
富谷市の現在、将来について責任ある立場の議員です。何よりも市民の負託に応えられるよう、議員一人一人の資質、審議能力の向上に日々研さんに努め、議員活動に励むことが肝要であり、責務でもあります。
富谷市の将来を真摯に考え、富谷市議会としても市とともに率先して議会改革に身を投じ、議決責任を果たすべく、そして、市民の福祉向上に、議会活動に邁進することを改めて確認し合い、富谷市議会議員の定数「20人」を「18人」に改正する富谷市議会定数条例の一部改正を提案するものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 今回の提案理由説明にあります「議会改革に身を投じ」とあるのですが、今回の議員定数削減に関しては、議会改革ということで行っているのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 議会改革だけということではありませんが、我々議員としてのこの立場、市民の負託に応えるためにより一層励む、そういったことが一番肝要かなと思っております。議会改革だけではありませんが、やはり議会改革というものもやはり大事なのかなと思っております。
富谷市行政改革基本方針には、行政能力の向上とか、効率的、効果的な行政運営、そういったものがございます。議会といたしましても、やはり議員の資質向上、審議能力の向上、開かれた議会への推進など、こういった議会機能の強化、活性化が図られることが大事かと思っております。定められたその人員の中で精いっぱい市民の負託に応える、その思いが一番大事かと思っております。
以上です。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 早稲田大学が出している「議会改革度調査」というものがあるんですけれども。その指標というのが3つあるんですけれども、1、情報共有、2、住民参加、3、議会機能強化というものです。ちなみに、2017年度に関しては、議員のなり手に関してそういうものを支援する自治体が評価をされていたりしています。
さらに言いますと、情報共有に関しては、富谷市は同じように議会報告会で出された政務活動費についてはまだ認められていないという状況です。議員定数削減の前にやるべきことがしっかりあると思うんですよね。そういうことを抜きにして、ただ単に「議会改革だ」と言いますが、実際、議会改革の評価の中でも議員定数というのは入っていないわけですよ。そういう中でどのように関係があるのか、再度質問いたします。
○議長(相澤 榮君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) まず、政務活動費のほうのお話がありましたけれども、政務活動費のほうは、きょうはそのお話については違う問題かなということで思っております。
そして、市民に開かれたというか、情報の提供、そういったものでありますが、これは今現在、富谷市議会といたしましても議会報告会を開催させていただきまして、今後、来年3月に議会報告会、6回目でありますけれども、行います。その後につきましても、きちんと議会基本条例のほうに議会報告会または意見交換会のようなものを実施すべきということでうたわれておりますので、富谷市議会といたしましては、やはりそういったものを中心に、より一層開かれた議会を目指して議会改革、活性化、そういったものを進めていくものと思っております。
以上でございます。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 先ほどありました「議員一人一人の資質、審議能力の向上に日々研さんに努め、議員活動に励むことが肝要であり、責務であります」。これは当然のことだと思います。これは議員定数とは全く関係なく、個々人が当たり前にやるべきことなので、これは本当に全く関係ないことを述べていると私は思います。
さらに言いますと、東京財団が2010年に出した「地方議会改革は誰のためか~市民の役割と議会の責任」というものがあります。理念や理屈のない単純な一律削減による議員報酬、政務調査費、議員定数に関する改革というのは、行政改革の経費削減、コストカットの理論の応用にすぎないと指摘しています。この問題の本質というのは、議会、議員活動の不明瞭さとその評価基準の不備であると。議会の役割、議員の責任を明確にせず、議会関連予算の削減は、市民参加の機会を少なくすることにつながり、自治の力を弱める」とあります。
先ほど、政務活動費の中で、広報費は関係ないというような話もありましたけれども、広報費というのが議会改革の中で大変重要なものです。そういうものが認められないで、こういう関係ないようなところをこじつけて人員を削減する、定数を削減するというのは、全く通らないと思うのですが、再度、見解をお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 繰り返しますが、今回は、きょうに限りましては、政務活動費については別問題ということで思っております。
議員定数を云々というような話でありますが、やはり近隣の自治体を見ますと、皆様もよくご存じかとは思いますが、大体富谷と同規模の自治体と比較いたしましても、人口は富谷より多くても18でされているところがあるわけであります。それも大分前からそういう定数になっておりまして、そして、特にそういった市議会におきまして、不都合とか支障が出ているというお話ももちろん一切聞いたことはございません。
やはり、そういうことを考えますと、やはり私たち、そちらのほうでもそれだけのものをやっているということを考えますと、やはり市の行政改革、それとともに我々も自分の議員の資質向上、そういったものをやはりまだまだ努力しながら、そういったものでやっていくということがやはり肝要かなということで思っております。
そういうことで、この前の10月2日の全員協議会の協議の中でお話が出まして、そして、今回、皆様の同意をいただきまして、「20」を「18」ということに決まったものでございます。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 政務活動費は関係ないと、ここのところでばっさり切られましたけれども、しかし、議会報告会の中で、政務活動費を使って、そして、自分たちの議会報告をする。それがとりもなおさず議会改革であり、議員の資質を高めるものだと私は思っています。ですから、ばっさり切り捨てるというのはナンセンスだと思います。
そしてまた、あのときに自分の意見を述べて、削減か、定数そのままかというふうに聞かれましたけれども、その後で、全員協議会の中でも検証はしないのかという話がありましたけれども、検証をせずに進めることになりました。
しかし、適正な議員定数、議員報酬を考えるというセミナーがあり、そこの中でもさまざまなことを私たちは検証しなければなりませんでした。ところが、全くそれがされていない。ただ、行政が行財政改革をするから、自分たちも2人減らして、そして、何とかつじつまを合わせよう。それが市民に対して、コストを議会もカットする、そういう思いだけではなかったのかと私は思います。
やはり、ここのところで、議員の定数を考えるに当たっての要件は何なのか。議会事務局の補佐の状況はどうなのか。そういうことも一緒に考えながら進めるべきだったのではないかと思いますが、その点については、この提案者はどのように考えているのか、お尋ねしたいと思います。
それから、議員定数に対するアンケートですが、それはやはり市民にも問うべきものだったと思います。市民の声をしっかりと調査する。その後で検討するということで、事前にするものだったのか。あの時期が正しかったかどうかということは、私はあると思います。
そして、議員の構成状況について、さほど支障が起きていないと言いますが、本当にそうなのかどうか。そこのところに行って全体を見てみるという、その調査も必要ではなかったんでしょうか。そのあたりについて、提案者の説明を伺いたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) まず、コスト削減、つじつま合わせというようなご意見でございましたが、私はそのようなことは一言もお話ししておりません。我々がやはり身を切る、そういった覚悟の中で今後やっていくべきではないかということで申し上げているわけでございます。
そしてまた、市民に問うということでございますが、先ほどもお話しさせていただきましたように、平成26年にはこのことが議会報告会でも市民の皆様から、そのときは町民でございますが、お話をいただきまして、そしてまた平成29年におきましても同じく市民の皆様からご意見をいただいたわけであります。
その中、本当に、我々、この間、定数につきまして、心にとどめるというか、常に頭の中に置きながら、また市民の方からお話を聞きながら、行ってきたところでございますので、その辺は十分、皆様、住民の方も、また我々はもちろんよく認識しており、そしてまた、住民の方にもご理解いいただけるものかなと思っております。
そして、他の自治体の話でございますが、私は今のところ、そういったものを聞いたことはございませんし、定数条例をほかの議会で上げたという話も聞いておりませんので、十分、それはその中でやられているということで考えております。
以上です。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 先ほど、コストカットの話をしましたら、そのことは入っていませんという説明でしたが、しかし、提案理由の中に、「市は行政改革に取り組み、事務事業の見直しを進めています」と書いてありますよね。つまり、これはさまざまなところをコストでカットできるものはしようということで進められているわけですから、コストカットという言葉だけではないはずです。そこのところについて私は認めるべきだと思いますが、どうでしょうか。
そしてまた、身を切るというふうにおっしゃいましたけれども、具体的に身を切るということがどういうことなのか、お尋ねしたいと思います。
また、定数が削減されて、ほかのところでは支障ないと言いますが、支障ないかどうかを検証するべきだった。それが議会としての役割ではなかったでしょうか。提案者からの説明を求めたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) コストの面につきましては、そのように私は実際にお話ししておりませんで、市のほうの、私、行政改革を見ますと、単純にコストカットということではなく、全体の事業の見直しの中で、効率を上げたり、そういったことで考えていくという、いわばそういうものかなと思っております。
私たちも、この議会の改革というものは、先ほども、繰り返しますけれども、議員の資質、審議能力の向上、開かれた議会への推進など、こういった議会機能の強化、活性化を図ること、こういったことがいわば我々の議会改革ということで思っております。より一層、本当に市民のための、市民の負託に応えられる責務に励むということであるかと思っております。
そして、身を切る改革ということでありますが、やはり、当然、20が18の2減になるわけですから、選挙のときは厳しくなるわけであります。そういった厳しい中で、市民の信託を受けて当選させていただくわけでございますので、やはりそれに応えようと議会活動に励むものと私は期待しているわけであります。
他の自治体の調査ということでありますが、やはり、何でも調査をするというのは確かに大事かと思いますが、やはりそれは何でもかんでも行えばいいというものではなく、やはり今までの皆様が議会の中で、議員活動の中でいろいろなものをお聞きしている中で、その思いが今回のこの定数削減ということでアンケートに特に出ているものと思っております。
以上でございます。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) お尋ねします。議員定数が削減されれば、機能の強化が図られるのか。それについてはどうなんでしょう、お尋ねしたいと思います。なぜ、そういうことが言えるのか。
そして、先ほど私が、3月29日に行われる東京での研修ですけれども、適正な議員定数と議員報酬を考えるということになっていまして、これは一体不可分のものであると思います。報酬を上げる、上げないは執行部の話ですが、しかし、議員それぞれが適正な報酬が必要だと私は思っています。そして、このところもやはり一緒に審議しながら進めるべきだったのではないかと思っていますが、この点についてはどうでしょうか。
2点について、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 機能の強化でございますね。これは本当にこれが私たちに今本当に求められているものだと思います。定数が減ったからといって市民の意見が反映されなくなる。また、議会の監視機能が落ちる。そういうことは本当に断じてあってはならないことであります。だからこそ、我々はやはり一人一人が各自日々研さんに努め、そして、それに向けて日々努力をする。やはりこれが最大のものかなと思っております。
そして、報酬につきましては、今回は定数についてのお話でございまして、報酬につきましては特に議論はさせていただいておりません。
以上でございます。
○議長(相澤 榮君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託を省略することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
本案については、富谷市議会会議規則第51条の規定に基づく発言通告がなされておりますので、これより討論を行います。
まず、原案に反対者の発言を許します。7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 私は、議員発議第2号に反対をいたします。
富谷市も市になり、福祉部が県から移管されたばかりです。そのほかにも多様化、高度化する行政運営、意思決定における質の確保が求められております。議会に求められているのは住民福祉の増進です。明確な理念、思想のない議員定数の削減は、執行部に対する監視機能の低下、多様な民意の酌み取りと反映、議会の質の確保、政策の創出機能を脆弱にする危険性があります。
今回の議員定数の削減に関しては、まずは各議員の意見の把握をするという目的でアンケートをとることになりました。その後、アンケート結果を受け、多数ということで、議員間の具体的な議論も調査もなく、2削減と決まりそうです。
一部改正の提案理由にある、おのおのの熟議の末とありますが、実際には議員間の議論は行われておりません。東京財団が2010年に出している「地方議会改革は誰のためか~市民の役割と議会の責任」では、理念や理屈のない単純な一律削減による議員報酬、政務調査費、議員定数に関する改革は、行政改革の経費削減、コストカットの理論の応用にすぎない。議員報酬、政務調査費、議員定数に関する問題の本質は、議会、議員活動の不明瞭さとその評価基準の不備である。議会の役割、議員の責任を明確にせずに議会関連予算の削減をするということは、市民参加の機会を少なくすることにつながり、自治の力を弱めると、そのように指摘しております。
また、岡田順太教授が、「議員定数削減を考える-地方自治の本旨と議会」、これは2017年に出されたものですが、そちらおいて、「明確な理念・思想なく議員定数の議論をしても、「住民の理解」に振り回され、迷走するおそれ、「削減」のみの「人気とり」(安売り)に陥りかねない」。「議員定数削減要求の背景には、議会に対する不信感があり、民意の「修復」と反映が必要」と指摘しています。
市民が求めているのは、単純な議員定数削減ということではなくて、議会として民意に対して質の高い応答ができているかどうかなはずです。議会は自治体の最終意思決定の場であり、首長と議会の二元代表制として執行機関をチェックする機能を果たせることが必要です。
憲法第92条には、「地方公共団体の組織及び運営に関する事項は、地方自治の本旨に基づいて、法律でこれを定める」とあります。地方自治の本旨は、住民の意思を反映した政治が行われること。2、地方公共団体が自律的な統治を行うことを意味します。住民の意思の反映には、適切な議員数が必要と考えます。質の高い自律的な統治にも多様な人材が求められます。
また、早稲田大学マニフェスト研究会議会改革調査部会が実施している、議会改革度調査の観点として、議会が果たすべき役割、こちらは3つの柱を挙げています。1つ、情報共有。本会議などの議事録や交際費、視察結果の公開度合いと検証。2、住民参加。3、議会機能強化で、議会本来の権限と能力を発揮するための機能強化。2としては、済みません、抜けました。住民参加。傍聴のしやすさ、議会報告会などの実施、住民意見の聴取などとあります。
議会改革と議員定数削減というのは関係が全くなく、また、議員の資質の向上にはつながらないということは、これは明白だと思います。
先ほどの早稲田大学マニフェストの中でも情報共有として重要な議会報告会などで出た政務活動費の広報費、これは議論されておりませんでした。本来、改善すべきだったのは、まずは全国市議長会でも認められている政務活動費を広報として使えない、県内市で唯一という状況です。
さらに、議員定数の前に、機能強化でいえば、2017年は議員のなり手に対する取り組みが評価されており、富谷市の定数削減というのは明らかに逆行しているとも言えます。今後も富谷市は人口がふえると言われています。今後の富谷市の発展を考えた際に議員にも多様な人材が必要になります。いたずらに議員数を削減するのではなくて、富谷市の発展を支えるためにも門戸を開いていることも必要と考え、反対いたします。
○議長(相澤 榮君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。9番浅野武志君。
○9番(浅野武志君) 私は賛成の立場で討論いたします。
議会の大きな役割は、行政を監視すること。政策を遂行するための条例制定。提案された議案の審議、議決等であります。議会改革が叫ばれ、定数削減について市民の声が届く中で、人口規模による類似団体の状況、近隣市議会の定数等を見きわめながら、何人が妥当かを考える必要があると考えます。
市は、行財政改革に取り組んでいます。議会としても、議員の定数削減を行い、市と一丸となり、行財政改革に取り組むことが必要と考えます。
議員定数について、アンケート調査が行われ、協議をし、定数削減が提案されました。現在の「20人」から2人削減し、「18人」にすることが妥当と考え、賛成いたします。
○議長(相澤 榮君) ほかに討論はありませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより発議第2号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(相澤 榮君) 賛成多数です。よって、本案は原案のとおり可決されました。
○議長(相澤 榮君) 日程第6、陳情についてを議題といたします。
陳情8件が提出されております。陳情第5号安全安心の医療介護の実現と夜勤交替制労働の改善を求める意見書採択を求める陳情書、陳情第6号看護師の全国を適用地域とした特定最賃の新設を求める意見書採択を求める陳情書、陳情第7号介護従事者の勤務環境及び処遇改善を求める意見書採択を求める陳情書、陳情第8号介護従事者の全国を適用地域とした特定最賃の新設を求める意見書採択を求める陳情書、陳情第9号最低賃金の改善と中小企業支援の拡充を求める政府に対する意見書採択を求める陳情書、陳情第10号被災者生活再建支援制度の抜本的拡充を求める意見書の採択を求める陳情書、陳情第11号日本政府へ核兵器禁止条約の批准を求める意見書提出に関する陳情書、陳情第12号国に対し消費税増税中止を求める意見書の提出を求める陳情書、以上8件です。
陳情については、その写しを議席に配付しておりますので、各議員において調査・審査されますようお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) 日程第7、閉会中の各委員会調査についてを議題といたします。
各委員会から、所管事務のうち富谷市議会会議規則第111条の規定によって継続調査の申し出があります。
お諮りいたします。
各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
平成30年第4回富谷市議会定例会は、終始熱心な審議を経て全ての議案を議決いたしました。執行部におかれましては、各議員から出された意見を十分に尊重し、市政を執行されますよう強く要望いたしまして、閉会の挨拶といたします。
これで本日の日程は全て終了いたしました。会議を閉じます。
平成30年第4回富谷市議会定例会を閉会いたします。大変お疲れさまでした。
午前10時56分 閉会