富谷市

『住みたくなるまち日本一』をめざして

平成30年第3回富谷市議会定例会(開催日:8月29日~9月14日)

更新日:2018年11月28日

平成30年第3回富谷市議会定例会(開催日:8月29日~9月14日)

会議録目次

定例会会議録第1号

定例会会議録第2号

定例会会議録第3号

定例会会議録第4号

定例会会議録第5号

決算審査特別委員会会議録第1号

決算審査特別委員会会議録第2号

決算審査特別委員会会議録第3号

決算審査特別委員会会議録第4号

定例会会議録第6号

定例会会議録第7号

平成30年第3回定例会目次

平成30年第3回富谷市議会定例会会議録目次
第1日目 8月29日(水)
市長提出議案の概要説明
認定第1号 平成29年度富谷市一般会計歳入歳出決算の認定について
認定第2号 平成29年度富谷市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第3号 平成29年度富谷市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第4号 平成29年度富谷市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第5号 平成29年度富谷市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第6号 平成29年度富谷市水道事業会計利益処分及び決算の認定について
議案第1号 富谷市介護保険条例の一部改正について
議案第2号 富谷市指定地域密着型サービスの事業の人員,設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について
議案第3号 富谷市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員,設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正について
議案第4号 富谷市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について
議案第5号 富谷市都市公園条例の一部改正について
議案第6号 平成30年度富谷市一般会計補正予算(第3号)
議案第7号 平成30年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
議案第8号 平成30年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第2号)
議案第9号 平成30年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第2号)
議案第10号 平成30年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
議案第11号 平成30年度富谷市水道事業会計補正予算(第2号)
議案第12号 土地の取得について
議案第13号 平成30年度市道穀田三ノ関線道路改良工事請負契約の締結について
議案第15号 黒川地域行政事務組合規約の変更に係る協議について
第2日目 8月30日(木)
一般質問 10番 西 田 嘉 博 議員 
1 タバコと健康寿命について
2 道路の維持補修について
16番 山 路 清 一 議員
1 富谷市の道路維持管理等を問う
2 小中学校にエアコンを
15番 菅 原 福 治 議員
1 PPP/PFI制度の研究について
2 広域での事業取り組みについて
17番 渡 邊 俊 一 議員
1 太子堂団地内の安全対策について伺う
2 自然公園の管理整備を急げ
第3日目 8月31日(金)
一般質問 1番 金 子 透 議員
1 富谷の発信事業、今後の取り組みを問う
2番 青 柳 信 義 議員
1 (仮称)新富谷市民図書館整備基本構想について問う
2 猛暑対策として、小・中学校へのエアコン設置、生活保護受給者及び
高齢者へのエアコン購入費用助成について
8番 佐 藤 聖 子 議員
1 高齢者保健福祉、介護保険での重点施策は
2 今後の町内会活動はどうあるべきなのか
13番 浅 野 直 子 議員
1 電子母子健康手帳と祖父母手帳は
2 ワクチン接種補助と子供の健康
第4日目 9月3日(月)
一般質問 4番 長谷川 る 美 議員
1 (仮称)富谷市民図書館について
3番 若 生 英 俊 議員
1 小中学校全校全教室にエアコン設置を
2 公営墓地とパークゴルフ場が隣接する「(仮称)やすらぎパークとみや」
整備計画の見直しを
3 市長公約「市民バスの泉中央駅乗り入れ実現」の進捗状況について
19番 安 住 稔 幸 議員
1 子育て支援を問う
2 低所得者生活支援を問う
5番 畑 山 和 晴 議員
1 学校教育の環境について
9番 浅 野 武 志 議員
1 天然記念物ミズバショウの保護について
2 道の駅の整備検討の進捗について
第5日目 9月4日(火)
一般質問 15番 佐 藤 克 彦 議員
1 富谷市の食育について問う
6番 齊 藤 秀 行 議員
1 日本一を目指す
16番 出 川 博 一 議員
1 行政改革 年次計画の進捗は
2 コンビニ収納と出張所人員
7番 藤 原 峻 議員
1 小中学校の暑さ対策を問う
2 図書館建設について問う
3 公営墓地建設について問う
第6日目 9月13日(木)
議案第1号 富谷市介護保険条例の一部改正について
議案第2号 富谷市指定地域密着型サービスの事業の人員,設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について
議案第3号 富谷市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員,設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正について
議案第4号 富谷市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について
議案第5号 富谷市都市公園条例の一部改正について
議案第12号 土地の取得について
議案第13号 平成30年度市道穀田三ノ関線道路改良工事請負契約の締結について
議案第15号 黒川地域行政事務組合規約の変更に係る協議について
第7日目 9月14日(金)
議案第6号 平成30年度富谷市一般会計補正予算(第3号)
議案第7号 平成30年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
議案第8号 平成30年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第2号)
議案第9号 平成30年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第2号)
議案第10号 平成30年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
議案第11号 平成30年度富谷市水道事業会計補正予算(第2号)
認定第1号 平成29年度富谷市一般会計歳入歳出決算の認定について
認定第2号 平成29年度富谷市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第3号 平成29年度富谷市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第4号 平成29年度富谷市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第5号 平成29年度富谷市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第6号 平成29年度富谷市水道事業会計利益処分及び決算の認定について
議案第14号 教育委員会教育長の任命につき同意を求めることについて
諮問第1号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて
閉会中の各委員会調査について
平成30年富谷市議会決算審査特別委員会会議録目次
第1日目 9月6日(木)
認定第1号 平成29年度富谷市一般会計歳入歳出決算の認定について
(市長公室、企画部企画政策課、企画部財政課、総務部総務課、総務部防災安全課、総務部市民協働課、市民生活部市民課、市民生活部税務課、市民生活部生活環境課、会計課、議会事務局、監査委員事務局)
第2日目 9月7日(金)
認定第1号 平成29年度富谷市一般会計歳入歳出決算の認定について
(保健福祉部長寿福祉課、保健福祉部地域福祉課、保健福祉部健康推進課、保健福祉部子育て支援課、教育委員会)
第3日目 9月10日(月)
認定第1号 平成29年度富谷市一般会計歳入歳出決算の認定について
(経済産業部産業観光課、経済産業部農林振興課、建設部都市整備課、建設部都市計画課、建設部上下水道課)
第4日目 9月11日(火)
認定第2号 平成29年度富谷市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第3号 平成29年度富谷市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第4号 平成29年度富谷市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第5号 平成29年度富谷市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第6号 平成29年度富谷市水道事業会計利益処分及び決算の認定について

平成30年第3回定例会議事録(第1号)

平成30年8月29日(水曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 金 子 透 君
  • 2番 青 柳 信 義 君
  • 3番 若 生 英 俊 君
  • 4番 長谷川 る 美 君
  • 5番 畑 山 和 晴 君
  • 6番 齊 藤 秀 行 君
  • 7番 藤 原 峻 君
  • 8番 佐 藤 聖 子 君
  • 9番 浅 野 武 志 君
  • 10番 西 田 嘉 博 君
  • 11番 菅 原 福 治 君
  • 12番 出 川 博 一 君
  • 13番 浅 野 直 子 君
  • 14番 高 橋 正 俊 君
  • 15番 佐 藤 克 彦 君
  • 16番 山 路 清 一 君
  • 17番 渡 邊 俊 一 君
  • 18番 浅 野 幹 雄 君
  • 19番 安 住 稔 幸 君
  • 20番 相 澤 榮 君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 市長 若 生 裕 俊 君
  • 副市長 高 橋 義 広 君
  • 代表監査委員 眞 山 巳千子 君
  • 会計管理者兼会計課長 矢 田 守 君
  • 企画部長 種 市 優 君
  • 総務部長 山 田 豊 君
  • 市民生活部長 吉 田 尚 樹 君
  • 保健福祉部長 奥 山 育 男 君
  • 経済産業部長 荒 谷 敏 君
  • 建設部長 伊 藤 正 君
  • 保健福祉部次長兼保健福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター所長 中 山 高 子 君
  • 市長公室長 須 藤 弥 生 君
  • 企画部企画政策課長 松 原 誠 君
  • 企画部財政課長 高 橋 弘 勝 君
  • 総務部総務課長兼情報化推進室長 神 田 能 成 君
  • 市民生活部市民課長兼東向陽台出張所長兼富ケ丘出張所長兼あけの平出張所長兼日吉台出張所長兼成田出張所長 渡 邊 美 智 子 君
  • 保健福祉部健康推進課長 菅 原 順 子 君
  • 保健福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセンター子育てサロン所長 星 英 樹 君
  • 経済産業部産業観光課長 鴇 幸 浩 君
  • 建設部都市整備課長 高 橋 隆 美 君
  • 建設部都市計画課長 高 田 浩 幸 君
  • 水道事業上下水道課長(建設部上下水道課長) 浅 場 悟 君
  • 教育長 菅 原 義 一 君
  • 教育部長 佐 藤 英 樹 君
  • 教育部教育総務課長 渡 邉 正 弘 君

事務局職員出席者

  • 事務局長 富 澤 裕
  • 次長 高 橋 直 美
  • 主事 伊 藤 亨 太

議事日程 第1号

平成30年8月29日(水曜日) 午前10時00分 開会

市長提出議案の概要説明
日程1 会議録署名議員の指名
日程2 会期の決定
日程3 認定第 1号 平成29年度富谷市一般会計歳入歳出決算の認定について
日程4 認定第 2号 平成29年度富谷市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
日程5 認定第 3号 平成29年度富谷市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
日程6 認定第 4号 平成29年度富谷市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
日程7 認定第 5号 平成29年度富谷市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
日程8 認定第 6号 平成29年度富谷市水道事業会計利益処分及び決算の認定について
日程9 議案第 1号 富谷市介護保険条例の一部改正について
日程10 議案第 2号 富谷市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について
日程11 議案第 3号 富谷市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正について
日程12 議案第 4号 富谷市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について
日程13 議案第 5号 富谷市都市公園条例の一部改正について
日程14 議案第 6号 平成30年度富谷市一般会計補正予算(第3号)
日程15 議案第 7号 平成30年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
日程16 議案第 8号 平成30年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第2号)
日程17 議案第 9号 平成30年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第2号)
日程18 議案第10号 平成30年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
日程19 議案第11号 平成30年度富谷市水道事業会計補正予算(第2号)
日程20 議案第12号 土地の取得について
日程21 議案第13号 平成30年度市道穀田三ノ関線道路改良工事請負契約の締結について
日程22 議案第15号 黒川地域行政事務組合規約の変更について

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり 午前10時00分 開会

○議長(相澤 榮君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、ただいまから平成30年第3回富谷市議会定例会を開会いたします。
この定例会は、市長から、富谷市介護保険条例の一部改正についてなどの事件議案が提出されることになっております。慎重に審議を尽くされ、市民の負託に応えられますようご期待を申し上げますとともに、議会運営につきましてもご協力をお願いいたしまして、開会の挨拶といたします。
本日は傍聴人がおられます。傍聴人の方々に申し上げます。
富谷市議会傍聴規則第8条では、録音機、カメラ、ビデオなどによる撮影等は、議長の許可を得た場合以外は禁止になっております。また、携帯電話、スマートフォンをお持ちの方は、電源をお切りになるか、マナーモードに切りかえて、静粛を保ち傍聴されますようお願いをいたします。
日程に入るに先立ち、諸報告をいたします。
議長諸報告はお手元に配付のとおりです。
なお、説明員の出席報告ほか関係資料については、事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
これで諸報告を終わります。
ここで、議案等の提案理由を含め、富谷市市長に挨拶を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) おはようございます。
本日ここに、平成30年第3回富谷市議会定例会が開会されるに当たり、提出議案の説明にあわせ、富谷市総合計画に掲げたまちづくりの将来像「住みたくなるまち日本一」の実現に向けた現在の取り組み概要についてご説明を申し上げます。
議会の皆様には、日ごろより市勢発展のため、ご尽力をいただいておりますことに改めて感謝を申し上げます。
初めに、6月に発生した大阪府北部地震並びに7月に発生した西日本を中心とした平成30年7月豪雨災害により犠牲になられた方々に謹んで哀悼の意を表しますとともに、被災された全ての方々に心からお見舞いを申し上げます。
本市では、8月末日までの予定で市役所及び各出張所に災害義援金募金箱を設置し、市民の皆様からの善意を受け付けております。ご協力いただいた募金は、日本赤十字社を通じて全額被災地に届けられることになっております。
また、大阪府北部地震によるブロック塀倒壊事故を受け、現在、市内小学校8校の「スクールゾーン通学路マップ」を作成し、危険ブロック塀の現地調査を実施しているところです。
豪雨災害の被災地に対しては、宮城県市長会を通じ被災地にお見舞金を送ることとしております。つきましては、本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願い申し上げます。
人的な支援については、全国知事会からの要請により8月上旬に豪雨災害の被災地に職員を派遣する予定としておりましたが、先方から支援終了の連絡があり、派遣は行わないこととなりましたので、ご報告をいたします。
本市といたしましても、今後も市民の生命、財産を守るため、改めて関係機関との連携を深めながら、危機管理体制の強化に努めてまいります。
今回の豪雨災害のように、気象状況は著しい変動を見せております。今夏の連日の猛暑では、全国で多数の方が熱中症や熱射病を発症し、その中でも子供の被害が出ていることは本当に痛ましく、本市にとりましても緊急的な課題と認識をしております。今後も気温上昇が予想されることや保護者の皆様及び関係者からの要望、国の補助制度の動きなどが見られることから、来年度夏からの稼働に向け、市立幼稚園と小・中学校の普通教室等にエアコンの設置を行うため、予備費の活用を前提にエアコンの設置に向けた設計業務の契約手続を進めているところです。
次に、昨年8月に採択を受けた環境省公募事業「地域連携・低炭素水素技術実証事業」については、共同申請者である株式会社日立製作所、丸紅株式会社、みやぎ生活協同組合、そして本市において、このほど実証に関する設備が完成したことから、8月3日、みやぎ生協富谷共同購入物流センターを会場に運用開始式を実施いたしました。運用開始式では、環境省高橋地球環境審議官、土井復興副大臣、伊藤衆議院議員、村井宮城県知事を初め多くの関係者の出席のもと、水素製造整備の披露のほか、利用先の一つである日吉台小学校児童クラブ等へ実際に水素吸蔵合金カセットを配送し、燃料電池に取りつけられる様子なども会場内のモニターに映し出されました。
また、今回の運用開始式では、報道機関においても大きく取り上げられるなど、非常に高い関心を持って受けとめられているところです。この事業の成果は、平成32年3月までにまとめる予定となっていますが、本市におきましては、本実証事業を契機に水素先進都市として「住みたくなるまち日本一」を目指してまいります。
それでは、富谷市総合計画の4つの基本方針と前期基本計画の体系に基づき、各種施策の実施状況について申し上げます。
まず、「基本方針-1 暮らしを自慢できるまち」に関する主な施策について申し上げます。
初めに、商工業・雇用関連施策について申し上げます。
富谷市シルバー人材センターについては、7月2日に富谷市まちづくり産業交流プラザTOMI⁺で開所式を行い、新たな事務所で業務を開始しております。引き続き高齢者の皆さんの知識と経験を生かしていただき、地域社会に寄与されることを期待するところであります。
また、シルバー人材センターが行っている富谷茶復活プロジェクトにおいては、7月には市内3カ所に計1,000本のお茶の苗木を植栽しており、今後の富谷茶の復活に期待するところであります。
企業誘致については、高屋敷工業団地に立地いただきました日本ファインセラミックス株式会社富谷事業所第1工場の竣工式が7月30日に行われました。また、8月1日には、東京で開催された宮城県企業立地セミナーに参加し、多くの企業関係者に直接本市の魅力をPRしてきたところです。
今後も引き続き、本市への企業立地へ向けてトップセールスに努めてまいります。
次に、企業支援関連施策について申し上げます。
7月1日に開所いたしましたTOMI⁺の運営状況については、8月1日現在、シェアオフィスのフリー席、個室にそれぞれ2名の方が入居いたしました。8月4日に開塾した富谷塾には塾生45名に入塾いただき、さまざまな思いを持つ塾生の皆様と専門的なファシリテーターによる対話会など、来年1月までに計5回の活動を行い、新たな起業家の創出やまちづくりを進めてまいります。
また、10月からTOMI⁺2階のプロジェクトルームにくろかわ商工会富谷事務所が入居することが決定いたしました。起業・創業や企業経営等に対する支援等の環境がさらに充実されることとなり、TOMI⁺の運営向上に期待するところであります。
次に、農業関連施策について申し上げます。
市の特産品であるブルーベリーについては、収穫前の猛暑等による収穫量の低下が懸念されましたが、ブルーベリーサポーターズによる生産者への収穫作業の支援のもと、本年も平年並みの収穫量となりました。
とみやはちみつプロジェクト推進事業については、採取した蜂蜜を市内スイーツ店に優先して販売するほか、6月からは農商工連携により蜂蜜を使用した「宮城はちみつクランチ」など、お土産品3種類が県内各地で販売されるようになりましたので、さらなる販路拡大を目指し連携を図りながら進めてまいります。
農作物有害鳥獣対策については、物理柵の購入手続が完了いたしました。8月中旬ごろには納品となる予定で、その後、一ノ関、二ノ関、志戸田地区に設置し、農作物の被害拡大防止に取り組んでいくことにしています。
次に、観光・地域振興施策について申し上げます。
本年で第9回目を迎えたブルーベリースイーツフェアについては、フェア開始前に初めて市外でのプレイベントを3日間開催し、フェアのPRを行いました。フェアでは、参加店の総売り上げも昨年度を上回り、広く富谷産ブルーベリーの旬のおいしさをPRできたものと思っております。ご協力いただきました富谷市ブルーベリー生産組合及び参加協力店の皆様に改めて感謝を申し上げます。
とみや国際スイーツ博覧会について申し上げます。
このほど、内閣府の地方創生推進交付金の内示を受け、現在、実行委員会を中心に具体的な企画内容について協議検討を進めております。多様なメディアを活用したPR活動を展開しながら、出展ブースや協賛企業の誘致を進めており、昨年以上の盛況を目指して「とみやシティブランドの確立」を図ってまいります。
次に、本市の公式キャラクター「ブルベリッ娘とブルピヨ」については県内1位、全国50位以内を目指して、昨年度に続きゆるキャラグランプリ2018にエントリーをいたしました。投票期間は11月9日までとなっており、1日1回投票できますので、市民の皆様、議会議員の皆様におかれましても、ご家族、ご親戚の皆様へのお声がけをいただき、ご協力をお願いいたします。
次に、街道まつりについては、このほど宮城県の市町村振興総合補助金・市町村提案事業特別枠の採択通知を受け、現在、TOMI⁺をメーン会場にしんまち通り、熊野神社等も会場として、実行委員会を中心に市民総参加によるオール富谷の総力を結集し、市民協働によるしんまち地区活性化と開宿400年記念事業のプレイベントとして、開催に向け進めているところです。
次に、公共交通関連施策について申し上げます。
新公共交通システム推進事業については、国土交通省の街路交通調査費補助金の交付決定を受け、将来の魅力ある都市像や交通体系の姿を示す公共交通グランドデザインの策定を進めており、これまでの調査結果を踏まえ、まちづくりと一体的に戦略的な交通施策の推進を図ってまいります。
次に、道路関連施策について申し上げます。
社会資本整備総合交付金を活用して実施する市道穀田三ノ関線の道路改良事業については、用地取得及び物件補償の交渉を進めており、工事については7月に仮契約を締結しました。
つきましては、本定例会に財産の取得及び工事の契約に関する議案を提出しておりますので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。
次に、土地利用関連施策について申し上げます。
仙塩広域都市計画第7回定期見直しにおいて、5月15日に市街化区域に編入されさた明石台東地区は、来年3月の土地区画整理組合の設立許可に向けて手続を進めており、特定保留地区に位置づけられた成田二期西地区及び成田二期東地区については、来年5月の市街化区域編入に向け、関係機関との協議・調整を開始したところです。
次に、住宅・公園・上下水道関連施策について申し上げます。
公営墓地の整備については、「(仮称)やすらぎパークとみや整備基本計画」の内容について、6月26日に地元説明会を開始し、7月11日から19日にかけて各寺院を訪問し説明を行ったところであります。今後は、パブリックコメントを実施するなど基本計画の策定に向けた最終調整を行ってまいります。
なお、自衛隊の部外土木工事の活用については、6月29日に小野寺防衛大臣へ直接要望書を提出し、協力要請を行ってまいりました。
続きまして、「基本方針-2 教育と子育て環境を誇るまち」に関する主な施策について申し上げます。
初めに、教育・青少年健全育成関連施策について申し上げます。
富谷市立幼稚園の今後の運営方針については、昨年度の幼稚園運営審議会からの答申をもとに、園児や保護者にとって好ましい運営の方針と体制について多角的に検証してまいりました。その結果、まずは東向陽台幼稚園については、周辺状況、充足率等を総合的に勘案し、平成32年度を廃園予定とし、保護者等にも周知しながら、速やかに民間事業者による運営が行えるよう進めてまいります。また、富谷幼稚園につきましては、当分の間、入園状況などを検証しながら民営化の時期を検討してまいります。
幼稚園施設型給付費給付事業については、今後、現状の認定こども園に対する国の加算認定と利用者増に伴いまして、給付費の増額が見込まれます。
つきましては、本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いいたします。
いじめ防止の取り組みについては、昨年度から、スクールソーシャルワーカーの定期巡回訪問を実施して、各学校のいじめや不登校の事案に対して継続した支援を行っております。富谷市いじめ問題対策連絡協議会等を開催し、いじめの未然防止といじめ発見後の迅速で組織的な対応を図るためのご意見をいただき、各学校に通知し、いじめ防止に努めております。
さらに、第3回中学生生徒会サミットを開催し、一昨年からの「ネットトラブルゼロ宣言」の活動を報告するとともに、本年度はいじめゼロに向けて、いじめの原因やいじめの起きない環境について協議しました。今後、各中学校生徒会で実施するいじめ防止の活動をまとめて「富谷市いじめゼロ宣言」を発表し、中学生自身によるいじめ根絶の主体的な活動を継続して支えてまいります。
次に、教育・国際交流関連施策について申し上げます。
本年度で2回目となります中学生海外派遣事業については、2回の事前研修を経て、中学生25名が7月25日から3泊4日の日程で台湾を訪問しました。現地では、英語教育に先進的に取り組む中学校との交流や日系企業工場の見学、ショートホームステイなど6つのカリキュラムに意欲的に取り組み、充実した研修を積んで帰国いたしました。研修で培った国際性やリーダー性を今後の中学生活に生かしていくとともに、報告会を実施し、研修の成果を広げてまいります。
特別支援教育就学奨励補助事業については、新たに通常学級に在籍する特別な支援が必要な児童生徒へも支援を拡大して経済的負担の軽減を図ってまいります。
つきましては、本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いいたします。
次に、生涯学習関連施策について申し上げます。
図書館整備については、基本計画の策定に向け、各公民館を会場としたデザイン会議を開催し、参加した住民の方々から多くの意見を頂戴しました。また、ネットワーク型図書館を展開している岩手県一関図書館8館の視察も行い、富谷市民にとって望ましい図書館整備に向け情報収集に努めました。引き続き、市民協働の視点に立った策定業務を進めてまいります。
次に、芸術・文化関連施策について申し上げます。
7月1日にTOMI⁺に移転し、リニューアルオープンしました民俗ギャラリーについては、オープンからの1カ月で約500人の方々に来館いただき、順調にスタートしております。
次に、子育て関連施策について申し上げます。
このたび、本市は、本年10月に日本ユニセフ協会から「子どもにやさしいまちづくり事業検証作業モデル自治体」として委嘱を受けることになりました。本市では、昨年1月から国際連合児童基金(ユニセフ)が提唱する「子どもの権利条約」に基づいた子供にやさしいまちづくり事業作業部会に参加し、関係機関や他の自治体との意見交換、情報収集を行ってまいりました。市の体制といたしましては、内部組織として、本年5月に庁内連携会議を設置し、子供にやさしいまちづくりを推進するための意識の共有を図っております。今後は、本市の将来を担う子供たちが健やかに成長し、主体的に社会参加ができるよう、子供にやさしい視点での各種事業の見直しなどの検討を重ね、次期の子供・子育て支援事業計画に反映させていきたいと考えております。
放課後児童健全育成事業については、現在、唯一公民館を利用し活動している富谷小学校児童クラブについて、登録者及び利用者数の増加に伴い、活動環境が窮屈となり、運営も困難な状況になってきていることから、児童クラブ専用棟の整備に向け着手いたします。また、懸案事項でありました富ケ丘小学校児童クラブ棟等駐車場についても、年内完成を目指し、舗装化を進めてまいります。
つきましては、本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いいたします。
続きまして、「基本方針-3 元気と温かい心で支えるまち」に関する主な施策について申し上げます。
初めに、高齢者支援関連施策について申し上げます。
富谷市高齢者保健福祉計画第7期介護保険事業計画において、本年度整備を予定しておりました富谷中央・あけの平圏域地域包括支援センターについては、7月に社会福祉法人永楽会と業務委託契約を締結いたしました。今後は、受託者と連携を密にし、10月の開所を目指し、ケース移管等の準備を進めてまいります。
街かどカフェについては、ひより台一丁目「街かどカフェ七ツ森」が6月30日に60名を超える皆様の参加のもとオープンしました。毎回20名ほどの利用があり、23名のサポーターが輪番でカフェを運営していると伺っており、地域の笑顔の輪・支え合いの輪のさらなる広がりに期待するところです。
次に、医療関連施策について申し上げます。
助成事業といたしまして、このたび新たにがん治療に伴い医療用のウィッグを使用する方に対し、医療用ウィッグ購入費の一部を助成することといたました。また、骨髄バンクドナーの骨髄等の提供に要する時間的な拘束に対する補償事業にも取り組むことといたしました。
つきましては、本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いいたします。
次に、障がい者支援関連施策について申し上げます。
7月2日に一般社団法人Aiえりあサポート福祉会の運営による障害者就労支援B型施設「あいの郷」の落成式がとり行われました。一昨年から協議を重ねた結果、大和町から本市太子堂に拠点を移転されたもので、市内3カ所目のB型施設となりました。これを機に、障害者のさらなる雇用拡大を期待するとともに、本市といたしましても一層の障害者の雇用促進に努めてまいります。
次に、本年第1回定例会の施政方針でご説明申し上げておりました重度障がい者等福祉タクシー利用券助成事業については、実施要綱を策定し、8月10日にタクシーチケットサービス株式会社と契約を締結し、準備を整えているところであります。今後は、10月1日からの運用開始に向け、広報やSNS等を活用するとともに、来庁された対象となり得る方には直接お知らせするなど、広く周知啓発に努めてまいります。
次に、障がい者・高齢者支援関連施策について申し上げます。
外出支援乗車証「とみぱす」については、今年度の新規受け付けを5月と7月に実施し、障がい者22名、高齢者330名、合わせて352名の方から申請がありました。今後は、9月末までに「とみぱす」を届けられるよう準備を進めるとともに、課題の整理など次年度の見直しに向けて準備も進めてまいります。
続きまして、「基本方針-4 市民の思いを協働でつくるまち」に関する主な施策について申し上げます。
初めに、防災・救急・消防関連施策について申し上げます。
防災関連については、11月11日に富ケ丘公民館をメーン会場に、富ケ丘、鷹乃杜、上桜木地区の4町内会館をサブ会場とした富谷市総合防災訓練を予定しております。現在、関係町内会長を初め、関係機関と実施内容等について協議を進めております。また、同日には、第1回日吉台中学校地域防災訓練が予定されております。
今回の総合防災訓練により、改めて大規模災害時における自助・共助・公助の役割分担を認識していただくとともに、中学校地域防災訓練では、中学生が守られる側から役割を担う側となり、地域の一員としてつながりが強くなることにより、防災意識の醸成につながることを期待しております。
また、7月23日には、火災、風水以外等により災害が発生し、または発生するおそれがある場合において、消防用水等の供給要請時の協力体制の強化を図るため、黒川地域行政事務組合、仙台地区生コンクリート協同組合、大崎生コンクリート協同組合、株式会社富谷金物と「災害時における消防用水等の確保に関する協定書」を締結いたしました。
今後も民間企業などとの協定を進めながら、災害等に強いまちづくりを推進してまいります。
次に、防犯・交通安全・消費者保護関連施策について申し上げます。
平成28年9月以降、交通死亡事故ゼロが続いておりましたが、8月17日に富ケ丘団地内におきまして高齢者が亡くなる交通事故が発生いたしました。心よりお悔やみ申し上げますとともに、けがをされた方には心よりお見舞いを申し上げます。本市といたしましては、今後も関係機関の皆様方のお力添えのもと、市民皆様の交通安全対策に取り組んでまいります。
なお、交通安全関連については、9月21日から30日までの10日間、秋の交通安全県民総ぐるみ運動が展開されます。本市におきましても、初日の21日に富谷市出動式を挙行いたしますので、関係機関の皆様のご協力をお願い申し上げます。
次に、人権尊重・男女共同関連施策について申し上げます。
富谷市男女共同参画基本計画の策定については、8月24日に第1回富谷市男女共同参画推進審議会を開催し、諮問いたしました。今後、市民の皆様からも広くご意見をいただきながら、来年3月を目途に策定してまいります。
次に、住民参加・協働関連施策について申し上げます。
本年度のとみやわくわく市民会議については、対話重視型とした上で実施しております。本年度第2回目は、8月26日に「地域コミュニティについて~町内会の活性化について~」をテーマとして、TOMI⁺を会場に実施をいたしました。次回は、「開宿400年記念事業に向けて」をテーマに、10月13日の街道まつり当日に開催することとしております。
町内会館の整備については、現在、(仮称)穀田会館新築工事及び(仮称)杜乃橋二丁目会館の設計業務を進めております。
次に、行財政経営関連施策について申し上げます。
平成30年富谷市功労者表彰式については、11月3日の開催を予定しております。町内会から推薦をいただいた地域で善行活動を行っている方々のほか、多年にわたり各分野で本市の発展にご活躍された方々を表彰いたします。議員の皆様を初め、ご来賓の皆様とともに、これまでのご尽力とご功績に感謝の意を込めてお祝いをしたいと存じますので、どうぞよろしくお願いいたします。
職員採用・職員研修及び人材育成について申し上げます。
来年度の職員採用については、7月22日に上級行政及び保健師の第一次試験を実施し、58名が受験いたしました。
また上級土木、中級保育士、初級行政の第一次試験を9月16日に行うこととしており、次年度に向け必要な人員の確保に努めてまいります。
職員研修については、今後の自治体運営の中核を担う若手職員の人材育成を図ることを目的に、採用2年目・3年目の職員48名を対象に、6月21日に若手職員育成研修会を実施いたしました。
また、7月下旬からは、店舗での接客研修、老人福祉施設での介護補助体験研修、地元農家での農業体験研修を行っております。
今後の公務員生活にとって大いに有用な体験となることを期待しておりますとともに、ご協力いただきました関係者の皆様に改めて感謝と御礼を申し上げます。なお、若手職員研修については、年末まで継続的に実施することとしております。
自治体クラウドの進捗状況について申し上げます。
自治体クラウドの運用に当たり、5月23日に宮城県庁において「共同利用型宮城県クラウドサービスキックオフ会議」を、5月30日には業務担当課説明会を実施し、確認作業の徹底に努めているところであります。
10月からの自治体クラウド運用開始に向け、遺漏のないよう取り組んでまいります。
市税につきましては、市民の皆様には納税に対しましてご理解とご協力を賜っておりますことに改めて深く感謝を申し上げます。
本年度の当初課税を全て終え、市税の課税総額は55億1,900万円となり、昨年度と比較いたしまして9,100万円の増加となりました。
また、昨年度より開始したコンビニでの納付件数は、市税の平成29年度実績で2万4,429件となり、全体の22.5%を占める状況となりました。
マイナンバーカードの交付状況については、コンビニ等での各種証明書交付など利便性向上を図り、7月末までの交付者数は5,360人で、交付率は10.2%となっております。
市制施行2周年記念事業については、昨年に引き続き10月10日の市制施行記念日に花火を打ち上げ、市民の皆様とお祝いしたいと考えております。また、11月18日には、富谷武道館を会場に航空自衛隊三沢基地に所属している北部航空音楽隊による演奏会を予定しております。詳細につきましては、後日、広報等でお知らせをいたします。
最後に、提出議案の概要について申し上げます。
議案第1号富谷市介護保険条例の一部改正については、介護保険法施行令の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。
議案第2号富谷市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、議案第3号富谷市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正について、議案第4号富谷市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正については、いずれも関係する厚生労働省令の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。
議案第5号富谷市都市公園条例の一部改正については、都市公園使用の際の光熱水費実費相当額を徴収するため、所要の改正を行うものでございます。
議案第6号から議案第11号については、平成30年度各種会計補正予算でございます。
議案第12号土地の取得については、市道穀田三ノ関線道路用地として土地を取得しようとするものでございます。
議案第13号平成30年度市道穀田三ノ関線道路改良工事請負契約の締結については、工事請負契約について、契約の締結をしようとするものでございます。
議案第14号教育委員会教育長の任命につき同意を求めることについては、現在の教育長の任期が来る10月14日をもって満了となることから、教育長の任命について、議会の同意を求めるものでございます。
議案第15号黒川地域行政事務組合規約の変更については、共同処理している事務の廃止に伴い、黒川地域行政事務組合規約の変更をしようとするものでございます。
諮問第1号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めるものでございます。
認定第1号から第6号については、平成29年度の各種会計決算について、その認定をお願いするものでございます。
以上、予算外議案9件、予算議案6件、諮問1件、認定6件の概要を申し上げましたが、議案審議の際には詳細にご説明いたしますので、慎重にご審議を賜り、全案件ご可決くださいますよう、お願いを申し上げます。

○議長(相澤 榮君) これから、本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。


日程第1 会議録署名議員の指名

○議長(相澤 榮君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、14番高橋正俊君、15番佐藤克彦君の2名を指名いたします。


日程第2 会期の決定

○議長(相澤 榮君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
本定例会の会期は本日から9月14日までの17日間にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕


○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本定例会の会期は本日から9月14日までの17日間に決定いたしました。


日程第 3 認定第1号 平成29年度富谷市一般会計歳入歳出決算の認定について
日程第 4 認定第2号 平成29年度富谷市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
日程第 5 認定第3号 平成29年度富谷市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
日程第 6 認定第4号 平成29年度富谷市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
日程第 7 認定第5号 平成29年度富谷市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
日程第 8 認定第6号 平成29年度富谷市水道事業会計利益処分及び決算の認定について


○議長(相澤 榮君) 日程第3、認定第1号から日程第8、認定第6号まで、富谷市議会会議規則第35条の規定により一括議題といたします。
本案は、朗読を省略し、日程順に内容の説明を求めます。
初めに、平成29年度各種会計の決算概要について、会計管理者から説明を求めます。

○会計管理者(矢田 守君) それでは、よろしくお願いいたします。ご説明させていただきます。
平成29年度富谷市各種会計決算書2ページをお願いいたします。
認定第1号平成29年度富谷市一般会計歳入歳出決算の認定について。
地方自治法第233条第3項の規定により、監査委員の意見を付し議会の認定をお願いするものでございます。
次に、7ページ、8ページをお願いいたします。
歳入につきましては、歳入合計、予算現額140億749万3,000円に対し、収入済額は139億9,916万859円となり、対前年度比で0.8%の増となっております。不納欠損額が1,903万8,664円で、収入未済額は2億7,826万8,546円となっております。そのうち、国庫補助金と市債で合わせて1億3,241万2,000円が繰越明許に伴う未収入特定財源となっているものでございます。
次に、11ページ、12ページをお願いいたします。
歳出につきましては、歳出合計、予算現額140億749万3,000円に対し、支出済額は132億3,455万5,002円となり、対前年度比で0.9%の増となっております。翌年度繰越額が2億8,977万5,000円で、不用額は4億8,316万2,998円となっております。
その結果、歳入歳出差引残額は7億6,460万5,857円となったものでございます。
次に、実質収支につきましてご説明申し上げます。
決算書143ページをお願いいたします。
区分4の翌年度に繰り越すべき財源1億5,736万3,000円を差し引いた実質収支につきましては6億724万3,000円となり、対前年度比で2.5%の増となったものでございます。また、実質収支のうち3億500万円につきましては、地方自治法の規定に基づき財政調整基金へ積み立てを行ったものでございます。
次に、財産に関する調書につきましてご説明いたします。
238、239ページをお願いいたします。
公有財産の土地及び建物を区分ごとに集計し記載したものでございます。
土地につきましては、土地区画整理組合からの公園用地等の帰属、建物につきましては、日吉台小児童クラブ等の新築などが主な増減内容となっております。
次に、240ページ、241ページをお願いいたします。
無体財産権から基金につきまして集計し記載したものでございます。今回より無体財産権と債権の項目を追加しており、無体財産権には、商標登録しております「ブルベリッ娘とブルピヨ」を、債権につきましては、貸付金のうち、納入期限が平成30年度以降に到来する金額を記載しております。
次に、基金運用状況報告書につきましてご説明いたします。
242ページをお願いいたします。
こちらも今回より追加させていただいたもので、定額運用基金に分類される3件の基金についての運用状況を記載しております。
最後に、市債状況報告書につきましてご説明いたします。
243ページから245ページをお願いいたします。
平成29年度末で未償還となっている一般会計の市債一覧を記載させていただいております。
以上、平成29年度一般会計歳入歳出決算の概要をご説明させていただきました。
なお、主な事業概要につきましては、関係部長よりそれぞれご説明を申し上げますので、よろしくご審議賜りますようお願いいたします。

○議長(相澤 榮君) 続きまして、認定第1号平成29年度富谷市一般会計歳入歳出決算の認定について、内容の説明を求めます。企画部長。

○企画部長(種市 優君) それでは、企画部所管の企画政策課、財政課の平成29年度決算に係る事業概要について、行政実績報告書6ページの所属別歳出決算一覧表並びに17ページ以降の平成29年度主要事業成果に基づきご説明申し上げます。
なお、主要事業成果につきましては、今回より本市総合計画実施計画の体系に沿った記述に変更となっておりますことをお含みおきください。
初めに、歳出決算の状況についてご説明申し上げます。
6ページをごらんください。
まず、企画政策課の決算額は1億700万円余となっており、組織改編に伴う所管事務事業の移行などに伴い、対前年度比で29.7%の減となっております。
次に、財政課の決算額は7億5,500万円余となっており、減債基金への積立金を計上したことなどに伴い、対前年比で18.4%の増となっております。
企画部全体の決算額といたしましては8億6,300万円余となっており、対前年度比で9.1%の増となっております。
次に、主要事業成果についてご説明申し上げます。
22ページをごらんください。
まず、第1編「暮らしを自慢できるまち!」に係る主要事業につきましては、公共交通のNo.1、新公共交通システム推進事業として、富谷市の公共交通グランドデザイン策定に向けてアンケート調査の分析や将来の都市交通体系のあり方の検討を実施し、777万円余の決算となりました。
また、No.2、市民バス乗り継ぎ実証運行事業として、仙台市地下鉄泉中央駅への公共交通の利便性向上のため、市役所及びイオン富谷店を乗り継ぎ拠点に、市民バスと路線バスを結節させ、定額運賃での実証運行を実施し、456万円余の決算となりました。
次に、24ページをごらんください。
土地利用のNo.1、国土利用計画策定業務として、富谷市総合計画の策定に伴い、市の土地利用に際して必要事項を定めた富谷市国土利用計画の策定を実施し、197万円余の決算となりました。
次に、45ページをごらんください。
第4編「市民の思いを協働でつくるまち!」に係る主要事業につきましては、省エネルギー、再生可能エネルギーのNo.3、環境省公募「地域連携・低炭素水素実証事業」として採択を受けました富谷市における既存物流網と純水素燃料電池を活用した低炭素水素サプライチェーン実証事業の開始に向けた取り組みを実施し、34万円余の決算となりました。
最後に、47ページをごらんください。
行財政経営のNo.4、行財政改革推進事業として、行政改革基本方針及び実施プランの策定を実施し、12万円余の決算となりました。
以上、企画部関係の平成29年度決算に係る事業概要についてご説明申し上げましたが、予算執行状況の概要は、決算審査特別委員会にて所管各課よりご説明させていただきますので、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。

○議長(相澤 榮君) 次に、総務部長。

○総務部長(山田 豊君) それでは、総務部所管の総務課、防災安全課、市民協働課並びに議会事務局、監査委員事務局及び会計課関係の平成29年度決算に係ります事業概要について、行政実績報告書6ページの所属別歳出決算一覧票並びに17ページ以降の平成29年度主要事業成果に基づきましてご説明を申し上げます。
なお、先ほど企画部長からもご説明ありましたとおり、今回より本市総合計画実施計画の体系に沿った記述に変更となってございますので、ご承知おきをいただきたいと思います。
それでは、初めに歳出決算の状況についてご説明を申し上げます。
6ページをお願いいたします。
まず、総務課の決算額は8億2,400万円余となっており、組織改編に伴う所管事務事業の移行の影響もございまして、対前年度比で52.4%の減となったものでございます。また、防災安全課の決算額は6億7,100万円余、市民協働課の決算額は4,600万円余となっておりますが、両課とも平成29年度新設課であるため、増減比較はございません。
総務部全体の決算額といたしましては15億4,300万円余となっており、対前年度比で10.9%の減となっております。主な減理由につきましては、情報化推進事業に係るコンビニ納付及び交付に係るハードシステム構築が終了したことによるものや、町内会館新築がなかったことに伴うものとなってございます。
また、会計課の決算額は100万円余で29.3%の減、議会事務局及び監査委員事務局の決算額は1億6,900万円余で4.7%の増となってございます。
次に、主要事業成果についてご説明を申し上げます。
41ページをお願いいたします。
まず、第3編「元気と温かい心で支えるまち!」に係る主な事業につきましては、各町内会の運営に対して補助金を交付し、地域活動の充実強化を図ることを内容とした自治振興事業を実施し、1,600万円余の決算となったところでございます。
次に、42ページをお願いいたします。
第4編「市民の思いを協働でつくるまち!」に係る主な事業につきましては、町内会や自主防災組織を結成している地域の防災活動を支援するための自主防災組織育成推進業務を実施し、170万円余の決算となったところでございます。
次に、47ページをお願いいたします。
行財政経営に関しましては、電算システム全般の維持管理を行い、適切な運用及びセキュリティー対策並びに本年10月より稼働する県内初となる自治体クラウドのための諸準備を行うなど、基幹系システム運用事業を実施し、7,800万円余の決算となったところでございます。
最後に、48ページをお願いいたします。
市制施行後の市民ニーズや諸情勢の変化に的確に対応できる人材育成のための職員スキルアップ事業や人事・給与の適切な管理のための組織マネジメント事業を実施し、合わせて640万円余の決算となったものでございます。
以上、総務部関係並びに議会事務局、監査委員事務局並びに会計課関係の平成29年度決算に係る事業概要についてご説明を申し上げましたが、予算執行状況の概要は、決算審査特別委員会におきまして所管各課よりご説明をさせていただきますので、よろしくご審議を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。
以上でございます。

○議長(相澤 榮君) 次に、市民生活部長。

○市民生活部長(吉田尚樹君) よろしくお願いいたします。
それでは、市民生活部所管の市民課、税務課、生活環境課の平成29年度決算に係る事業概要等についてご説明を申し上げます。
初めに、行政実績報告書6ページをお開き願います。
歳出決算につきましては、表にありますとおり、市民生活部全体の決算額は9億9,318万2,000円となりまして、対前年度比3.7%の増となってございます。
課ごとで申し上げますと、組織改編により市民生活課が市民課と生活環境課に分離したことによりまして、平成28年度の決算につきましては記載のとおり市民課に全て計上されておりますけれども、2課合わせました決算額で申し上げますと、29年度は7億9,200万円ほどとなりまして、対前年度比5.6%の増となっております。税務課につきましては、記載のとおり2億104万1,000円となり、3.3%の減となりました。
部全体で申し上げますと、前年度と比較いたしまして約3,500万円の増となりましたけれども、増の主な要因につきましては、組織改編及び人事異動による人件費の増によるところが大きいものとなってございます。次に、4年に一度の契約となります生活ごみ収集運搬等業務委託の増によるところとなってございます。
次に、市民生活部主要事業成果についてご説明申し上げます。
26ページをお開き願います。
第1編第4章のNo.6になりますけれども、(仮称)やすらぎパークとみや整備事業につきましては、新規事業となってございまして、議会全員協議会でもご説明申し上げましたとおり、平成30年度に繰り越しをさせていただいた事業でございます。時間を要しました候補地選定につきましては、5月に適地の決定を行いまして、市長挨拶でも申し上げましたとおり、地区住民説明会、また各寺院への説明を終えました。10月には基本計画が完了する運びとなってございます。
続きまして、44ページをお開き願います。
4編第2章のNo.1の一般廃棄物収集運搬処理事業からNo.3のリサイクル推進事業につきましては、以前より継続しております一般廃棄物の収集から処理、処分に係る事業となってございます。決算額及び事業内容及び成果につきましては記載のとおりとなりますが、その中で新たな取り組みをご紹介させていただきますが、No.3の事業内容といたしまして、「また」の備考に記載しておりますけれども、水銀に関する水俣条約を受けまして適正処理が求められておりますので、本市と公益社団法人全国都市清掃会議が主体となり、市民啓発の一環として、体温計などについて、ドラッグストアの協力をいただき、収集のモデル事業を実施いたしました。
続きまして、47ページをお開き願います。
4編第3章、行財政経営のNo.1の徴収事業につきましては、新たな取り組みといたしまして、コンビニ収納を開始し納税環境の整備を図りました。記載はございませんが、市税及び国保税合わせましたコンビニ納付利用率は21.55%となっております。また、徴収率につきましては、現年分と滞繰分を合わせまして97.92%となり、対前年度比0.23ポイント上昇してございます。
次に、No.2の戸籍・住基等事務につきましては、新たな取り組みといたしまして、各種証明書のコンビニ交付を開始いたしました。利用実績といたしましては618件となってございまして、利便性向上に努めたところでございます。
以上が市民生活部の説明となりますが、詳しくは決算審査特別委員会におきまして各担当課長よりご説明をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
以上です。

○議長(相澤 榮君) この際、11時10分まで休憩します。

午前11時00分 休憩


午前11時10分 再開

○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、保健福祉部長。

○保健福祉部長(奥山育男君) それでは、保健福祉部所管の長寿福祉課、地域福祉課、健康推進課及び子育て支援課関係の平成29年度決算に係る事業概要についてご説明申し上げます。
初めに、歳出決算の状況についてご説明申し上げます。
行政実績報告書6ページをごらん願います。
まず、保健福祉部全体の決算額といたしましては59億4,936万3,000円となっております。平成28年10月に市制施行以来、福祉事務所や権限委譲事務関係予算については1年を通した初めての決算となり、生活保護費等については増加となっているところですが、児童福祉費や老人福祉費が減となっていることもありまして、対前年度比では0.3%の微増という状況でございます。
所属課別では、長寿福祉課の決算額が7億4,631万円で、対前年度比11.7%の減となっております。一過的な介護施設整備事業費に係る貸付金補助及び臨時福祉給付金については、経済対策分を除き平成28年度で事業終了となっていることが主な要因でございます。
地域福祉課については9億1,040万8,000円となっており、対前年度比25.6%の増、前段申し上げました福祉事務所関係分でございます生活保護・扶助事業等の算定期間が6カ月間から12カ月間に延びたことや、障がい児通所支援事業費の増などが主な要因となってございます。
健康推進課につきましては8億3,175万2,000円で、対前年度比0.5%の減、ほぼ横ばいとなってございます。
子育て支援課につきましては34億6,089万3,000円で、対前年度比1.8%の減となっているところですが、保育所待機児童対策として認定こども園や小規模保育所の整備事業、また権限委譲に伴う児童扶養手当支給事業などについては増加している状況がある一方で、子育て支援センターとみここの事業終了や放課後児童クラブ等整備事業においては大きく減となっていることなどによるものでございます。
なお、福祉事務所所掌事務の決算状況につきましては、行政実績報告書233ページに改めて一覧にして再掲してございますので、ご参照願います。
次に、主要事業成果についてご説明申し上げます。
31ページをごらん願います。
まず、第2編第4章「地域で子育てを支えるまちを創ります」、子育て支援に係る主な事業についてですが、No.1、認可保育所運営事業につきましては、平成28年度から整備を進めてまいりました認定こども園が平成29年12月に開所できました。その結果、定員数が大きく増となりましたことから、本年4月の待機児童ゼロ達成に大きく寄与したところでございます。また、特別延長保育や一時預かり保育に対し補助を行い、円滑な運営と児童福祉の増進に努めたところでございます。
次のページをお願いします。
No.5から7の子育て支援事業、妊婦支援事業、経観児ケア事業につきましては、平成29年4月にとみここが開所したことに伴い、母子の交流機会の創設や各種講座等の拡充とともに、臨床心理士を正規職員として配置したことにより相談業務等もこれまで以上に拡充できたところでございます。
No.8、放課後児童クラブ運営事業については、平成29年4月から市内8クラブの利用料を有料化するとともに、運営を民間事業者に委託し課題でありました土曜日の利用を可とするなど、事業者の専門性を生かした児童の健全育成事業を図ったところでございます。
No.11、第3子以降小学校入学祝金支給事業、こちらについては平成29年度新規事業でございまして、初年度の対象件数は97件となったところでございます。
No.12、児童館放課後児童クラブ整備事業については、日吉台小学校放課後児童クラブ等の整備費で、本年1月末に完成し、3月から活動場所を移して運営を開始してございます。
次のページをお開き願います。
No.13の小規模保育事業、こちらにつきましては待機児童の解消を図るため、宮城県が設置します安心こども基金を活用し、2カ所の小規模保育施設の整備を図り、待機児童ゼロの実現につながったものでございます。
次に、第3編第1章、高齢者支援、No.1でございます。福祉健康センター管理事業については、平成29年4月から指定管理者制度に移行し、事業者のノウハウを活用した効率的かつ効果的な事業運営により利用者登録数が年度当初の2倍となり、利用者の拡大につながっております。
37ページをお願いします。
健康保険でございます。No.2、健康づくり事業につきましては、国保データヘルス事業をもとに市民の健康課題となっております高血圧予防を重点に、健康推進員、関係機関団体とも連携し「塩ecoキャンペーン」を実施するなど、生活習慣病予防の普及啓発に努めたところでございます。
次のページをお願いします。
第2章「高齢者も障がい者も安心して暮らせるまちを創ります」。障がい者支援でございます。No.2、3あわせまして、高齢者・障がい者交通対策事業、通称「とみぱす」事業については、平成29年度の申請受け付けを行った結果、年度末の交付者数はそれぞれ掲載のとおりでございまして、平成28年度末に対し交付率ではそれぞれ4ポイント上昇し、高齢者と障がい者とを合わせますと2,152名、32.3%の交付状況となっております。
説明は以上となります。なお、予算の執行状況の概要につきましては、決算審査特別委員会にて所管課長よりご説明させていただきますので、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。

○議長(相澤 榮君) 次に、経済産業部長。

○経済産業部長(荒谷 敏君) それでは、よろしくお願いいたします。
それでは、経済産業部所管の産業観光課及び農林振興課の平成29年度決算に係る事業概要などについて、同様に行政実績報告書をもとにご説明させていただきます。
初めに、歳出決算の状況についてご説明いたします。
行政実績報告書6ページとなっております。
まず、産業観光課の決算額は6億2,600万円ほどになっております。対前年度比で申しますと90.3%の増となっております。この要因につきましては、産業交流プラザの建設費に要した経費が主なものとなっております。
次に、農林振興課の決算額は8,730万円ほどの決算となっております。
経済産業部全体の決算といたしましては7億1,400万円ほどとなり、対前年度比で116.8%の増となっております。この要因については先ほど申し上げましたTOMI⁺の建設費となっております。
続きまして、主要事業成果についてご説明いたします。
19ページから21ページとなっております。
まず、経済産業部といたしましては、総合計画第1編「暮らしを自慢できるまち!」の第1章及び第2章が主な担当となっております。
初めに、19ページをお願いいたします。
商工業・雇用につきましては、企業誘致事業といたしまして、宮城県主催の東京及び名古屋セミナーに積極的に参加いたしまして、多くの企業の皆さんに富谷市の魅力をPRし企業誘致活動を展開してまいりました。
また、企業立地奨励金につきましては、キスケフーズさん、ジオラさんの2社にご支援いたしました。
次に、企業支援といたしましては、地方創生関連交付金を活用いたしまして、富谷市まちづくり産業交流プラザの整備事業を完了いたしました。現在は、順調に創業・起業者支援に取り組んでいるところでございます。
次に、20ページをお願いいたします。
農業関連といたしましては、ブルーベリー産地拡大事業として、栽培面積の拡大や苗木助成、はちみつプロジェクト推進事業、認定農業者育成確保事業などをそれぞれ実施いたしまして、総額約580万円の決算額となっております。
次に、21ページをお願いいたします。
観光・地域振興関係といたしまして、スイーツのまちをシティブランドとして確立するために、第2回目となる「とみや国際スイーツ博覧会」を総額約2,600万円ほどで開催いたしました。地方創生総合戦略に掲げるKPIを上回る3万6,200人の交流人口を達成したところでございます。
また、富谷スイーツ活性化事業並びに富谷スイーツ基金を活用いたしまして、小学校におきまして、スイーツ教室を初めはちみつプロジェクトによる環境教育などを実施いたしました。
以上につきましてが経済産業部関係の平成29年度決算概要となっております。
なお、同様に事業の詳細につきましては、決算並びに決算特別審査にて所管課長よりご説明させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
以上でございます。

○議長(相澤 榮君) 次に、建設部長。

○建設部長(伊藤 正君) お願いいたします。
それでは、建設部所管の都市整備課、都市計画課及び上下水道課関係の平成29年度決算に係る事業概要についてご説明申し上げます。
行政実績報告書6ページをごらんください。
初めに、所属別歳出決算一覧表により歳出決算の状況についてご説明申し上げます。
まず、都市整備課の決算額は7億2,413万6,000円となっており、対前年度比で14.6%の減となっております。また、都市計画課の決算額は2億1,799万8,000円となっており、対前年度比で11.3%の減でございます。上下水道課の下水道の一般会計に関する決算額は2億462万7,000円となっており、対前年度比で2.1%の増となったものでございます。
建設部全体の決算額といたしましては11億4,676万1,000円であり、対前年度比で11.1%の減となっております。
決算額が減となった主な理由といたしまして、都市整備課に関しましては、5年に1回実施が義務づけられております橋梁点検業務や富ケ丘地区大型水路改修工事が平成28年度で完了したこと。また、都市整備課及び都市計画課におきましては、29年度において大規模な災害が発生しなかったことなどが主な理由となっております。
次に、主要事業成果についてご説明申し上げます。
23ページをごらんください。
まず、第1編「暮らしを自慢できるまち!」にかかわる主要事業につきましては、道路のNo.2、市道穀田三ノ関線道路改良事業として、誰もが利用しやすい道路ネットワークの充実強化と安全で快適な道路環境整備のため、市役所東側の穀田三ノ関線を北に延伸する工事の用地買収に着手し、1,224万円余の決算となりました。
また、No.4、主要幹線市道舗装修繕事業として、主要な幹線道路の劣化した舗装の打ちかえを成田西部線ほか3路線で実施し、2億3,733万円余の決算となったところでございます。
なお、事業の一部を平成30年度に繰り越しし、採択されました社会資本整備総合交付金を全額使い切ることとしております。
次に、25ページをごらんください。
住宅・公園・下水のNo.1、一般公園維持管理事業として、公園施設の維持修繕や計画的な遊具の交換工事を実施し、1億1,203万円余の決算となりました。また、No.2の上水道施設維持管理業務、No.3の下水道施設維持管理業務では、安全安心な水の安定供給ときれいな水環境を守るため、上水道及び下水道施設の維持管理と老朽化した配管の更新や延命化を図る事業を実施し、上水道施設維持管理業務で2億3,241万円余、下水道施設維持管理業務で1億6,816万円余の決算となりました。
次に、26ページをごらんください。
自然環境・公園・緑地のNo.1、大亀山森林公園維持管理事業として、自然と調和した魅力的ですぐれた環境創出のため、公園施設の維持修繕や樹木の剪定、除草などを実施し、1,935万円余の決算となりました。
最後に、43ページをごらんください。
第4編「市民の思いを協働でつくるまち!」にかかわる主要事業については、防犯、交通安全、消費者保護のNo.1、防犯灯修繕事業として、安全安心で住みよいまちとするため、平成29年度から3カ年をかけて市内の全ての防犯灯をLED化する事業に着手し、平成29年度においては1,008灯の既設防犯灯の交換を完了し、2,797万円余の決算となったところでございます。
以上、建設部関係の平成29年度決算に係る事業概要についてご説明申し上げましたが、予算執行状況の概要は、決算審査特別委員会にて所管各課よりご説明させていただきますので、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
以上でございます。

○議長(相澤 榮君) 次に、教育部長。

○教育部長(佐藤英樹君) よろしくお願いいたします。
教育部所管の教育総務課、学校教育課及び生涯学習課関係の平成29年度決算に係る事業概要についてご説明申し上げます。
行政実績報告書6ページをごらんください。
初めに、歳出決算の状況についてご説明申し上げます。
まず、教育総務課の決算額は4億5,000万円余となっており、対前年比で20.3%の増となっております。
次に、学校教育課の決算額は9億8,000万円余となっており、対前年度比で7.7%の減となっております。
次に、生涯学習課及び公民館の決算額は4億600万円余となっており、対前年比で14.5%の減となっております。
教育部全体の決算額といたしましては18億3,000万円余で、対前年比で3.9%の減となっております。主な減額の理由は、28年度に比べ、社会教育施設の工事件数が減ったこと及びふるさとまつり等の事業移管に伴うものとなっております。
続きまして、主要事業成果についてご説明申し上げます。
28ページをお開きください。
まず、第2編「教育と子育て環境を誇るまち!」に関する主な事業につきましては、教育国際交流のNo.2、新規事業としまして、中学生海外研修派遣事業、国際理解教育、リーダー研修等を目的に台湾台北市方面を中心に中学生25名が現地中学生との交流やショートホームステイ、現地日系企業の方からの講話等、充実した研修を実施し、700万円余の決算となったところでございます。
29ページをごらんください。
次に、No.4、市立小中学校コンピュータ教育事業で、小中学校におけるICT機器、ソフトウエア等の充実を図りました。中学校はコンピューターの台数を基準に合わせて増設を実施し、1億700万円余の決算となったところでございます。
次に、No.5、市立幼稚園運営維持管理事業として、幼稚園の維持管理等に係る経費で29年度は富谷市立幼稚園の今後のあり方について協議する富谷市立幼稚園運営審議会を開催し、民営化を基本とした運営についての答申を受けました。本事業につきましては1,900万円余の決算となったところでございます。
30ページをお開きください。
生涯学習、No.1、生涯学習推進事業として富谷市次世代型図書館づくりの計画骨子策定事業で行われたワークショップ、アイデアキャンプ、シビックミーティング等での議論を踏まえ、(仮称)新富谷市民図書館整備基本構想を策定いたしました。他に専門職員の配置等を継続して実施し、1,500万円余の決算となったところでございます。
以上、教育部関係の平成29年度決算に係る事業概要についてのご説明を申し上げました。予算執行の状況の概要は、決算審査特別委員会にて所管各課よりご説明させていただきます。よろしくお願い申し上げます。

○議長(相澤 榮君) 認定第2号平成29年度富谷市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、内容の説明を求めます。保健福祉部長。

○保健福祉部長(奥山育男君) それでは、平成29年度国民健康保険特別会計の決算概要についてご説明申し上げます。
決算書の144ページをお開き願います。
認定第2号平成29年度国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について。
地方自治法第233条第3項の規定により、別紙のとおり、監査委員の意見を付して議会の認定をお願いするものでございます。
初めに、平成29年度の国民健康保険事業状況について申し上げます。国保制度の対象となります被保険者数は、平成30年3月末現在で8,530人と、前年度より248人の減少となっております。本市全人口に占めます割合は16.2%、また世帯数は5,012世帯で26.4%の加入割合となってございます。被保険者数が年々減少してきている背景といたしましては、主に75歳到達による後期高齢者医療制度への移行によるもので、年代別構成割合を見ましても60歳以上が全体の58.4%を占め、その割合は年々上昇している状況でございます。
次に、145ページから150ページにかけましての歳入歳出決算書に基づき決算額の概要についてご説明申し上げます。
歳入については、収入済額が43億8,951万9,806円、歳出については支出済額が42億8,402万413円となっております。前年度比では、歳入が0.4%の減、歳出が0.6%の増とほぼ横ばいの決算となっております。歳入歳出差引額、実質収支につきましては1億549万9,393円の黒字となりましたことから、本市国民健康保険事業財政調整基金条例に基づきまして、5,280万円を基金に積み立て、残りの5,269万9,393円については平成30年度に繰り越しとするものでございます。
決算額の増減の主な要因につきましては、歳入は、被保険者数の減少等に伴う国保税収入額の減、また退職者医療制度終了に伴います退職被保険者数の減少により、療養給付費等交付金が減となってきているものでございます。歳出については、被保険者数の減少とともに受診の件数や日数が減少している一方で、保険給付費が2.1%の増となっております。被保険者の高齢化とともに医療費の高額化、高度化に起因し、1人当たりの医療費が増加しているものと推察しております。
国保税の収納率につきましては、全体で82.3%、前年度比1.7ポイントの増となっております。そのうち、現年度分につきましては96.2%、0.2ポイントの増となったところでございます。
最後に、平成29年度末の国民健康保険財政調整基金保有額につきましては14億4,000万円ほどで、基金保有率は43.2%となってございます。
説明は以上となります。なお、予算の執行状況の概要につきましては、決算審査特別委員会にて所管課長よりご説明させていただきますので、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。

○議長(相澤 榮君) 認定第3号平成29年度富谷市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、内容の説明を求めます。建設部長。

○建設部長(伊藤 正君) よろしくお願いいたします。
それでは、平成29年度富谷市各種会計決算書の178ページをごらんください。
認定第3号平成29年度富谷市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定については、地方自治法第233条第3項の規定により、監査委員の意見を付し議会の認定をお願いするものでございます。
179、180ページをお願いいたします。
歳入については、予算現額の合計8億7,794万円に対し収入済額の合計は8億9,150万5,561円で、対前年度比13.2%の減となっております。
181、182ページをお願いいたします。
歳出については、予算現額の合計8億7,794万円に対し支出済額の合計は8億6,234万7,374円で、対前年度比14.6%の減となっております。
次に、実質収支についてご説明申し上げます。
191ページをお願いいたします。
区分5の実質収支額2,915万9,000円で、対前年度比は68.7%の増となりました。平成29年度の決算額が減少した主な理由としましては、平成27年度から28年度に繰り越した成田第1汚水中継ポンプ場のポンプ水没事故の復旧が完了したことが主な理由となっております。
それでは、下水道特別会計の29年度決算にかかわる主な事業成果について、行政実績報告書に基づいてご説明いたします。
264ページをお願いいたします。
下水道事業につきましては、公共下水道の計画処理区域内の普及率が96.7%で、28年度から0.1ポイントのアップ、水洗化率は99.8%で、28年度から横ばいとなっており、いずれも高い水準となっております。
次のページをお願いいたします。
事業運営につきましては、各汚水中継ポンプ場の維持管理業務のほか、ひより台第2汚水中継ポンプ場改築のための設計業務や事業計画の変更業務を実施いたしました。また、ポンプ場施設や管路の清掃及び修繕工事を支出するとともに、成田第1汚水中継ポンプ場のゲート改築工事や成田1号汚水幹線のマンホール改築工事を実施、下水道施設の機能強化と延命化に努めたところでございます。
以上、平成29年度富谷市下水道事業特別会計決算の概要でございます。
慎重審議の上、認定賜りますようお願い申し上げます。

○議長(相澤 榮君) 認定第4号平成29年度富谷市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、内容の説明を求めます。保健福祉部長。

○保健福祉部長(奥山育男君) それでは、決算書192ページをお開き願います。
認定第4号平成29年度富谷市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について。
地方自治法第233条第3項の規定により、別紙のとおり、監査委員の意見を付して議会の認定をお願いするものでございます。
初めに、平成29年度の介護保険事業状況について申し上げます。本市の高齢化率につきましては、平成30年3月末現在で19%となっております。第1号被保険者数につきましては1万16人と前年度より453人、4.7%の増加となっております。要支援、要介護の認定状況につきましては1,406人、前年度比で3.8%の増となっております。高齢者人口の増加に比例し年々増加傾向にあります。また、第1号被保険者に対します要介護認定者数の出現率、こちらは13.5%となっておりまして、ここ数年、横ばいの状況でございます。
それでは、193ページから198ページにかけましての歳入歳出決算書に基づき、決算額の概要についてご説明申し上げます。
歳入については、収入済額が25億108万486円、歳出については、支出済額が24億8,380万7,102円となっております。前年度比では、歳入が6.2%、歳出が6.3%、それぞれ増加となってございます。歳入歳出差引額につきましては、1,727万3,384円となったところでございます。そのうち200万9,000円が翌年度に繰り越しすべき財源となりましたことから、実質収支額は1,526万4,000円余りとなったところでございます。したがいまして、基金への積立金につきましては、本市介護給付費準備基金条例に基づきまして763万3,000円としたところであり、残りの額につきましては平成30年度に繰り越しとするものでございます。
それぞれ増加となりました主な要因でございますが、歳入については、第1号被保険者の増加に伴います保険料の増に加えまして、歳出の保険給付費や地域支援事業費の増加に伴い、国・県支出金等が増加したことによるものでございます。
歳出については、認定者数の増に伴いますサービス利用の増加により保険給付費が増加していることに加えまして、介護保険法の改正に伴い平成29年度から介護予防・日常生活支援総合事業を本格的に運用開始したことに伴い、地域支援事業費が増加していることによるものでございます。
介護保険料の収納率につきましては、現年度と滞納繰越分、合わせて98.4%となっており、前年度比で0.5ポイントほどアップとなったところでございます。
最後に、平成29年度末の基金保有額につきましては、3億3,700万円ほどとなってございます。
説明は以上となります。予算の執行状況の概要については、決算審査特別委員会にて改めてご説明させていただきますので、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。

○議長(相澤 榮君) 認定第5号平成29年度富谷市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、内容の説明を求めます。保健福祉部長。

○保健福祉部長(奥山育男君) それでは、決算書224ページをごらん願います。
認定第5号平成29年度富谷市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について。
地方自治法第233条第3項の規定により、別紙のとおり、監査委員の意見を付して議会の認定をお願いするものでございます。
初めに、平成29年度の後期高齢者医療事業状況について申し上げます。被保険者数につきましては、平成30年3月末現在で4,007人で、前年度より250人、6.7%の増加となっております。医療費の給付状況につきましても、被保険者数の増加に比例し医療機関での受診件数や医療費も年々増加傾向を示しておりまして、平成23年度以降減少し続けてまいりました後期高齢者1人当たりの費用額につきましても、前年度比で3.8%の増加となったところでございます。
それでは、225ページから228ページにかけての歳入歳出決算書に基づき、決算額の概要についてご説明申し上げます。
歳入については、収入済額が3億2,742万9,309円、歳出につきましては、支出済額が3億1,791万3,802円となり、前年度比では、歳入が6.4%、歳出が6%、それぞれ増加となってございます。歳入歳出差引額実質収支につきましては、951万5,507円の黒字となり、平成30年度に繰り越すものでございます。
それぞれ増加となった主な要因につきましては、歳入歳出ともに被保険者数の増加に伴う保険料収入の増によるもので、その保険料収入額を歳出において後期高齢者医療広域連合納付金として支出するという仕組みとなっているものでございます。後期高齢者医療保険料の収納率につきましては、現年度分と滞納繰越分、合わせまして98.1%という状況でございます。
説明は以上となります。予算の執行状況の概要につきましては、決算審査特別委員会にて所管課長よりご説明申し上げますので、よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。

○議長(相澤 榮君) 認定第6号平成29年度富谷市水道事業会計利益処分及び決算の認定について、内容の説明を求めます。上下水道課長。

○上下水道課長(浅場 悟君) よろしくお願いいたします。
決算書249ページをお願いいたします。
認定第6号平成29年度富谷市水道事業会計利益処分及び決算の認定について。
地方公営企業法第32条第2項及び第30条第4項の規定により、監査委員の意見を付し議会の認定をお願いするものでございます。
水道事業につきましては、市民にとって欠かすことのできないライフラインといたしまして事業の安定した経営と適時適切な施設の維持管理に努めてきたところでございます。
まず、事業実績でございます。
261ページ上段の表の中ほどに数字ございますが、本年度の年間給水量については524万4,412立方メートルで、前年度比0.6%の増となりました。また、年間有収水量についても451万7,999立方メートルで、0.5%前年度を上回ってございます。
事業運営に当たりましては、安全安心な給水の推進を図ることから、配水池や水道水の定期的な水質検査や漏水対策といたしまして水管路調査業務を実施してまいりました。
また、260ページの下のほうにございますとおり、富ケ丘地区及び鷹乃杜地区の配水管の更新工事を初めといたしまして、富谷配水池塗装改修工事等を実施いたしまして、水道施設の維持や漏水防止に努めてきたところでございます。
また、水道料金のコンビニ収納につきましては、昨年4月よりサービスを開始いたし、多くの皆様に利用していただいているところでございます。今後も市民の皆様へのサービスの向上に加え、収納率の向上に取り組んでまいります。
次に、決算比較でございます。
戻りまして、250ページ、251ページをお願いいたします。
収益的収入の決算額は税込み11億2,947万5,547円で、前年度比2.2%の減となりました。
収益的支出の決算額は税込み10億8,768万4,714円で、前年度比1.1%の増加となってございます。
また、次のページでございます。
資本的収入の決算額はゼロ円でございました。
資本的支出につきましては1億4,328万4,444円となり、支出額と同額の不足額が生じましたが、損益勘定留保資金で補塡してございます。
次に、損益計算でございます。
次のページ、254ページをお願いいたします。
総収益が10億5,358万5,822円に対しまして、総費用10億1,635万3,406円となり、下から3行目にございますが、差し引き3,723万2,416円が当年度の純利益となってございます。
以上、平成29年度水道事業会計決算の概要についてご説明申し上げました。慎重審議の上、ご認定賜りますようお願い申し上げます。

○議長(相澤 榮君) この際、午後1時まで休憩します。

午前11時52分 休憩


午後 1時00分 再開

○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
ここで地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定により、市長に平成29年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率について報告を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) 地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定に基づき、平成29年度決算における健全化判断比率と資金不足比率についてご報告をいたします。
まず、市財政全般にわたる健全化判断比率ですが、4つの判断指標のうち、実質赤字比率、連結実質赤字比率、将来負担比率の3つの指標については、今年度も数値が算定されておりません。また、実質公債費比率についても、引き続きマイナスの数値計上となっております。
次に、公営企業の資金不足比率ですが、こちらも数値自体の計上がなく、引き続き健全経営に努めてまいります。
なお、健全化判断比率等の詳細については、行政実績報告書にも記載しておりますので、ご参照願います。

○議長(相澤 榮君) 次に、代表監査委員に平成29年度決算審査意見書の内容について説明を求めます。代表監査委員眞山巳千子君、登壇願います。

○代表監査委員(眞山巳千子君) それでは、平成29年度富谷市各種会計決算及び基金運用状況審査、富谷市健全化判断比率及び資金不足比率審査について、ご説明申し上げます。
1ページ、お願いいたします。
平成29年度富谷市一般会計、特別会計歳入歳出決算審査について申し上げます。
審査の対象は、平成29年度富谷市一般会計、国民健康保険特別会計、下水道事業特別会計、介護保険特別会計、後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算でございます。これら会計の諸書類、証書類、歳入歳出決算事項別明細書及び実質収支に関する調書、平成29年度富谷市財産に関する調書、これらにおきまして6月29日から8月10日まで、計数の正確性、支出命令等との符合、収支の適法性等について実施いたしました。
審査の結果といたしまして、いずれも関係法令に準拠して作成されており、かつ、それらの計数は証書類と符合し正確であり、予算執行状況についてもおおむね適正であると認めました。審査結果の概要につきましては、次に記述するとおりです。
53ページ、お願いいたします。
平成29年度富谷市基金運用状況審査についてであります。
審査の対象といたしますのは、平成29年度富谷市土地開発基金、国民健康保険高額療養費貸付基金、国民健康保険出産資金貸付基金であります。審査の期間といたしまして、6月29日から8月10日まで。計数が会計管理者及び関係課の所管する諸帳簿と符合しているか、基金の運用が効率的に行われているかを主眼として実施いたしました。
審査の結果といたしまして、基金の運用状況を示す書類はそれぞれ運用状況を適正に表示しており、その計数は正確であると認めました。基金の状況でございますが、基金運用状況は次のとおりであります。
55ページ、お願いいたします。
平成29年度富谷市水道事業会計決算審査であります。
審査の対象としまして、平成29年度富谷市水道事業会計決算です。審査の期間は5月18日から8月10日まで。決算書類及び同附属書類が関係法令に準拠して調製されているか、数値に誤りがないか、収支が適法に行われているか、経営成績及び財務状態を適正に表示しているかについて実施いたしました。
審査の結果といたしまして、計数は正確であり、経営成績及び財政状態を適正に表示しているものと認めました。審査結果の概要は次に記述するとおりであります。
83ページ、お願いいたします。
平成29年度決算に基づく富谷市健全化判断比率審査であります。
審査の対象といたしまして、平成29年度決算に基づく健全化判断比率、実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率でございます。審査の期間につきまして、7月26日から8月10日まで。計算が正確であるか、その算定と基礎となる書類が適正に作成されているかについて行いました。
審査の結果でございますが、審査に付された実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率及び将来負担比率については、いずれも適正に作成された書類に基づき正確に算定されていると認めました。各比率とも、早期健全化基準を下回っておりました。
85ページ、お願いいたします。
平成29年度決算に基づく富谷市資金不足比率審査であります。
審査の対象につきましては、平成29年度決算に基づく資金不足比率、富谷市下水道事業特別会計、富谷市水道事業会計、上記各事業の資金不足比率及びその算定の基礎となる事項を記載した書類を審査の対象といたしまして、7月26日から8月10日まで、各事業の資金不足比率の計算が正確であるか、その算定の基礎となる書類が適正に作成しているかについて実施をいたしました。
審査の結果といたしまして、いずれも適正に作成された書類に基づき正確に算定されていると認めました。下の表に記載してありますとおり、資金不足額が生じておらず、指数は発生しておりませんでした。
それでは、51ページにお戻りいただきます。
一般会計、特別会計について申し上げます。結びで申し上げます。
数字につきましては1,000円単位で読み上げます。
市制施行後初の通年決算となった平成29年度の一般会計、特別会計の決算総額は、歳入で221億869万6,000円、歳出で211億8,264万3,000円となっている。
一般会計では、歳入は前年度に比べ0.8%、1億1,724万9,000円増加し、139万9,916万円、歳出では、前年度に比べ0.9%、1億2,228万6,000円増加し、132億3,455万5,000円となった。その結果、形式収支は7億6,460万5,000円、実質収支6億724万3,000円の黒字であり、単年度収支も1,493万4,000円の黒字となっている。一方、実質単年度収支は2億6,127万1,000円の赤字となり、平成24年度から6年連続の赤字となった。
特別会計では、4会計の合計で歳入は前年度に比べ0.1%、81億953万5,000円、歳出では前年度に比べ0.5%、4,046万9,000円増加し、79億4,808万8,000円となった。その結果、形式収支1億6,144万6,000円、実質収支1億5,943万7,000円の黒字であり、単年度収支では2,840万5,000円の赤字となっている。
一般会計の歳入歳出の概要であるが、歳入においては、前年度と比べ1億1,727万9,000円の増となった。その主な要因は、市税において1億6,081万1,000円、市制移行による事務権限委譲の通年化により国庫支出金で3億1,345万2,000円の増となったが、地方交付税において1億335万6,000円の減となり、財政調整基金から2億7,720万3,000円を繰り入れしたものである。
歳出については、前年度と比べ1億2,228万6,000円の増となった。これは労働費においてまちづくり産業交流プラザ整備事業により3億9,328万7,000円と大幅に増加したが、総務費、災害復旧費では減少したものである。
大変申しわけございませんが、「1億3,560万871円の減)」という部分は削除願います。
続けます。
特別会計では、国民健康保険特別会計が唯一単年度収支で4,230万円の赤字となった。高齢化の進展に伴う加入者の減少と所得の変動により、保険税収入が前年度と比べ4,155万6,000円の減となり、7億4,374万4,000円となった。一方、保険給付費は27億1,125万4,000円で、前年度に比べ5,662万3,000円の増となっている。健康診査受診の勧奨による疾病予防と早期発見の取り組みを一層充実するとともに、データヘルス計画による重病化の防止等に努められたい。
市税及び特別会計保険税等の収納率が前年度と比べそれぞれ増となり、昨年に引き続き評価する。しかしながら、国庫支出金と市債を除いた収入未済額は3億1,908万8,000円となっており、強制徴収公債権、非強制徴収公債権及び私債権に分かれていることを踏まえて、内部体制を整え、縮減に努められたい。
また、債権管理においては、長期間にわたることが多く、順次、実績を記録するなどして、債権管理台帳の整備を適切に行われたい。
不納欠損については、市税、特別会計において6,140万7,000円となり、前年度より1,959万6,000円の増となった。特に国民健康保険においては3,998万7,000円となり、1,377万9,000円の増となった。負担の公平性及び歳入確保のため、引き続き不納欠損処分の慎重かつ厳正な取り扱いを望むものである。
次に、一般会計における主な指標を見ると、財政力指数は、平成29年度は0.81%で、前年度0.80%に比べ0.01ポイント向上している。経常収支比率は93.1%で0.7ポイント改善されたが、財政構造の硬直化が続いているので、現在進められている行政改革を通し、経常経費の抑制に努め、さらなる財政の健全化を図られたい。実質公債費比率は、依然として低い水準が維持されており、今後とも計画的な財政運営に努められたい。これらの財政状況を示す指標の推移については、引き続き注視、分析をしていくとともに、適切な対処を要請するものである。
会計事務処理において支払い遅延が認められた。今後、早急に職場内のチェック体制を強化するとともに、職員の人事異動等の事務引き継ぎの徹底、職員研修の充実に取り組み、職員一人一人の基礎能力を高めて、適正な会計事務執行に努められたい。
現在、行政組織は7部2局21課6室で構成されているが、部局内はもちろんのこと、部局間の連携もまた重要になっている。市民からの相談事案等は、複雑化、多様化してきており、これまで以上に担当分野の壁を取り払い、互いに協力して対応されるよう望むものである。
次に、水道事業会計について述べます。
67ページ、お願いいたします。
水道事業会計の結びでございます。当年度の水道事業収益は10億5,358万5,000円となり、前年度に比べ2,492万8,000円の減収となった。水道事業収益の根幹となる給水収益は8億9,189万7,000円で、前年度と比べると148万8,000円の増となったが、水道加入金や長期前受金戻入等の営業外収益が減少した。水道事業費用は10億1,635万3,000円で、前年度に比べ1,239万5,000円の増となった。前年度、特別損失に費用計上した固定資産除却費や清水沢浄水場の除却に伴う資産減耗費がなくなったものの、富谷配水池塗装改修工事7,792万8,000円を行ったことなどにより配水及び給水費が増加した。
この結果、当年度は3,723万2,000円の純利益となり、前年度に比べ3,732万4,000円の減となった。前年度繰越利益剰余金はなかったことから、当年度未処分利益剰余金は純利益の額と同額となった。水道料金の未収金額は、当年度末で6,985万6,000円となり、前年度7,583万7,000円と比べて598万1,000円減少している。内訳を見ると、現年度分で396万9,000円、過年度分で201万1,000円、それぞれ減少しており、収納努力がうかがえる。不納欠損額は1万3,000円となり、前年度19万9,000円と比べ18万5,000円の減となっている。私債権である水道料金は時効期間が2年であることから、債権管理に当たっては、時効中断を意識し、今後も引き続き計画的な未収金縮減に努められたい。
貸倒引当金については、昨年指摘したこともあり、平成30年3月14日に富谷市水道事業引当金取扱要綱が制定された。この要綱は、賞与引当金、貸倒引当金、特別修繕引当金について定めたものである。当年度実施した富谷配水池塗装改修工事は、修繕引当金1,803万3,000円と今期修繕費5,989万5,000円にて対処したことにより、結果として給水原価を8円押し上げた大きな要因となった。このことから、特別修繕引当金においては、今後、富谷配水池塗装改修工事と同様の工事が見込まれる場合は、富谷市水道事業引当金取扱要綱に沿って、計画的に毎期計上されたい。
また、当年度末の合計残高試算表を確認したところ、有形固定資産の一部において、減価償却累計額が固定資産残高を上回って計上されていた。説明を求めたところ、現在取り組んでいる水道事業基本計画策定業務において資産調査を実施しているとの回答であったので、調査中の固定資産台帳の見直しを急ぎ、速やかに適正な対処を求めるものである。
水道事業については、市民のライフラインとして重要性を認識し、事業の経営安定化を図るため、財政状況の推移を見据えた的確な事業計画や資金計画の構築に取り組まれたい。
決算審査の意見につきましては以上でございます。

○議長(相澤 榮君) これより決算審査意見書に対する質疑に入ります。質疑ございませんか。佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) では、質問いたします。
51ページの結びのところになりますが、市税及び特別会計保険税等の収納率が前年度との比較で増となった。しかし、収入未済額が3億1,908万8,666円、これは強制徴収公債権、そして、非強制徴収公債権に分かれていると。内部体制を整え、縮減に努められたいとありました。内容の詳細説明を求め、内部体制のあり方について、監査委員のご意見を伺いたいと思います。そして、そのときに考慮すべきことは何なのかもあわせてお尋ねします。
2つ目として、順次、実績を記録するなどして、債権管理台帳の整備を適切に行われたいとしてあります。現状の債権管理台帳の整備と運用について、問題点や改善点など、監査委員の指摘事項を伺いたいと思います。
3つ目、最後の質問です。不納欠損についてありますが、不納欠損について、負担の公平性、歳入確保のため、不納欠損処分の慎重かつ厳正な取り扱いを望むとあります。不納欠損処分執行の際に、慎重かつ適正について考慮、そして配慮すべき具体的なご意見を伺いたいと思います。
以上3点について、お尋ねいたします。

○議長(相澤 榮君) 眞山代表監査委員。

○代表監査委員(眞山巳千子君) まず、1点目のことに関してでございますけれども、収入未済額縮減につきましては、まず、債権を整理し、対策を講じる必要があります。債権は、公債権と私債権の2種類に分別されまして、公債権は強制徴収公債権と非強制徴収公債権に分かれます。平成29年度の未収金を分類すれば、強制徴収公債権は市税と国保税と介護と後期の保険料、下水道使用料、保育料等です。私債権については、その他のもので、奨学金、給食徴収金等であります。強制徴収公債権については、地方税それぞれの根拠法令に基づきまして行われますが、私債権につきましては、一般の債権回収と同様に、民法上の手続によって徴収が必要となります。
現在、私債権については、研修を行うなどして研究中であります。その中で、監査委員としては、当市として、私債権の回収のため統一的な基準を定め全庁的に取り組みを進めていくべきと考え、そのように表記したものでございます。
2点目でございますが、債権管理台帳については、おおむね整備されております。私債権において人事異動等があっても交渉の履歴が把握できるよう一層徹底して管理し、担当者間で共有しておくことが望ましいと考えるものでございます。
3点目の不納欠損についてでございますけれども、不納欠損とは、既に調定された収入、歳入で、徴収ができないと認定されたものをいいまして、不納欠損として認定される場合には、法令等に根拠を置かなければなりません。強制徴収公債権の市税についてですが、地方税法上、滞納した税には5年の時効があります。徴収不能を防ぐため、督促状を送った上での財産差し押さえや分割納付、書面での債務の承認など、時効中断手続で最大5年間延長できます。自治体の債権管理で最も重要となるのは債権を時効消滅させないことです。そのためには、滞納者の状況をきちんと把握しなければなりませんので、市側の根気強い働きかけと調査が大変重要であると思っております。そこのところを十分考慮して債権管理を行ってほしいという思いです。徴収率が示しておりますとおり、大多数の方が納期限内に納めていますので、不公平感を抱くことのないよう最善の努力をしてほしいと思料するものでございます。
以上です。

○議長(相澤 榮君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
ここでお諮りいたします。
ただいま議題となっております平成29年度富谷市各種会計決算の認定については、富谷市議会委員会条例第5条及び富谷市議会先例集96により、議長を除く議員全員で構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査したいと思いますが、ご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、平成29年度富谷市各種会計決算の認定については、決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定いたしました。
この際、決算審査特別委員会の委員長及び副委員長を選任していただくために暫時休憩といたします。

午後 1時26分 休憩


午後 1時26分 再開

○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
決算審査特別委員会の委員長及び副委員長が選任されましたので、その結果をご報告いたします。
委員長に青柳信義君、副委員長に菅原福治君が選任されました。よって、本案件は決算審査特別委員会の議題といたします。
執行部入れかえのために、午後1時40分まで休憩します。

午後 1時26分 休憩


午後 1時40分 再開

○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
ここで代表監査委員より発言の訂正を求められていますので、発言を許可します。眞山代表監査委員。

○代表監査委員(眞山巳千子君) それでは、意見書の51ページ、一般会計、特別会計についての結びでございます。上2段のところで、数字を誤って読んでしまいましたので、再度読み上げますので、訂正をしていただきたいと存じます。
「市制施行後初の通年決算となった平成29年度の一般会計、特別会計の決算総額は、歳入で221億869万6,000円、歳出で211億8,264万3,000円となっている」と、訂正させていただきます。読み間違えでございました。失礼いたしました。


日程第 9 議案第 1号 富谷市介護保険条例の一部改正について
日程第10 議案第 2号 富谷市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について
日程第11 議案第 3号 富谷市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正について
日程第12 議案第 4号 富谷市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について
日程第13 議案第 5号 富谷市都市公園条例の一部改正について
日程第14 議案第 6号 平成30年度富谷市一般会計補正予算(第3号)
日程第15 議案第 7号 平成30年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
日程第16 議案第 8号 平成30年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第2号)
日程第17 議案第 9号 平成30年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第2号)
日程第18 議案第10号 平成30年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
日程第19 議案第11号 平成30年度富谷市水道事業会計補正予算(第2号)
日程第20 議案第12号 土地の取得について
日程第21 議案第13号 平成30年度市道穀田三ノ関線道路改良工事請負契約の締結について
日程第22 議案第15号 黒川地域行政事務組合規約の変更について

○議長(相澤 榮君) 日程第9、議案第1号から日程第22、議案第15号まで、富谷市議会会議規則第35条の規定により一括議題といたします。本案は朗読を省略し、日程順に内容の説明を求めます。
議案第1号富谷市介護保険条例の一部改正について、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) それでは、議案書1ページをお願いいたします。
議案第1号富谷市介護保険条例の一部改正についてご説明いたします。
提案理由としましては、介護保険法施行令等の一部を改正する政令による介護保険施行令の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。
それでは、改正点につきまして、新旧対照表にてご説明いたします。
2ページをお願いいたします。
第2条は、保険料額でございます。第2条第1項第6号アにつきましては、所得段階6段階の者について規定しております。ことしの3月議会において保険料の所得段階の判定に係る所得指標の改定を行ったところですが、今般、介護保険施行令の一部改正により、同様の見直しを介護保険の自己負担割合と高額介護サービス費の所得段階の判定に係る所得指標について行うこととしたため、施行令第38条第4項を削除し、同項と同じ内容を定める規定が施行令第22条の2第2項として新設されました。これによりまして、「政令第38条の第4項」から「政令第22条の2第2項」に改めるものでございます。
具体的には、介護保険の自己負担割合及び高額介護サービス費の所得段階の判定基準となる合計所得金額について、税法上に設けられている控除の仕組みである長期譲渡所得または短期譲渡所得に係る特別控除の額等を勘案することとしたものでございます。
3ページをお願いいたします。
附則、この条例は、公布の日から施行するものでございます。
以上でございます。

○議長(相澤 榮君) 議案第2号富谷市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) それでは、議案書4ページをお願いいたします。
議案第2号富谷市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に係る基準を定める条例の一部改正についてご説明申し上げます。
提案理由は、介護保険法施行規則等の一部を改正する等の省令による指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。
それでは、新旧対照表にてご説明いたします。
5ページをお願いいたします。
中段でございます。第5条は、指定定期巡回・随時対応型訪問介護看護について定めたものでございますが、第1号の訪問介護員等の資格要件として、訪問介護のうち、生活援助中心型のサービスにつきましては、従事者の裾野を広げるため、研修が緩和されました。そのため、定期巡回・随時対応型訪問介護看護の訪問介護に従事する場合は、身体介護も含まれているため、従来の施行規則「第22条の23第1項に規定する介護研修初任者研修課程を修了した者」と明確に示したものでございます。
下段第16条は、介護保険法施行規則の文言が今回の改正で第5条の第1項に記載されたため削除されたものでございます。
6ページをお願いいたします。
下段でございます。第46条は、指定夜間対応型訪問介護について定めたもので、訪問介護員等の資格要件について、先ほど説明いたしました第5条第1号と同様の理由によるものでございます。
7ページをお願いいたします。
中段、第59条の9第4号、次のページ上段、第59条の10第5項、次のページ、9ページの中段に記載のあります現行のそれぞれの「指定地域密着型通所介護従業者」から「指定」の文言を削除し、「地域密着型通所介護従業者」とするものでございます。これは引用している条項の改正に伴う文言整理でございます。
7ページに戻っていただきまして、下段、第59条の9第6号につきましては、指定地域密着型通所介護の具体的取り扱い方針を定めており、改正前の法第5条の2は、認知症に関する調査研究の推進等について規定しておりましたが、法の改正により、第5条の2は、認知症に関する施行の総合的な推進等について改められ、これまで1項建てだったものが3項建てになりました。そのうち、認知症の定義について述べているのが第1項であることから、「第5条の2第1項」と改定するものでございます。
9ページ下段と10ページ上段をお願いいたします。
第61条は、従業員の員数の確保について定めたもので、改正後に「以下この項において同じ」を追加することによって、この項における特別養護老人ホーム等の定義は第61条の第1項のみにおいて適用となるものであることを示したものでございます。
12ページをお願いいたします。
上段、「前項各号」を「第7項各号」に訂正するもので、これは条項ずれによるものでございます。
13ページをお願いいたします。
「第82条第6項各号」の「各号」を削除するもので、これは引用している条項の改正に伴う文言整理でございます。
附則、この条例は、公布の日から施行するものでございます。
以上でございます。

○議長(相澤 榮君) 議案第3号富谷市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正について、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) それでは、議案書14ページをお願いいたします。
議案第3号富谷市指定地域密着形介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正についてご説明申し上げます。
提案理由は、介護保険法施行規則等の一部を改正する等の省令による指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。
それでは、新旧対照表にてご説明いたします。
15ページをお願いいたします。
第4条は、介護予防認知症対応型通所介護の基本方針を定めたもので、議案第2号でもご説明させていただきましたが、法第5条の2は、これまで1項建てだったものが3項建てになったことにより、認知症の定義について述べているのが第1項であることから、「第5条の2第1項」と改定するものでございます。
附則、この条例は、公布の日から施行するものでございます。
以上でございます。

○議長(相澤 榮君) 議案第4号富谷市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、内容の説明を求めます。子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) それでは、議案書16ページをお願いいたします。
議案第4号富谷市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について説明をさせていただきます。
提案理由といたしましては、家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。
では、新旧対照表にてご説明いたしますので、17、18ページをお願いします。
第6条に第2項及び第3項を加えております。内容といたしましては、代替保育等を行う連携施設について、これまでの保育所や認定こども園に加えて小規模保育施設等でも可能とするものでございます。
続きまして、19ページ、20ページ、お願いいたします。
第16条第2項第3号の次に第4号を加えるものです。内容といたしましては、家庭的保育事業に対する食事の提供に関する外部搬入施設を、これまでの第1号から第3号に規定する連携施設や同一法人または関連法人が運営する事業所等に加えて、一定の要件を満たした事業者まで拡大するものでございます。
続きまして、21ページをお願いいたします。
附則第2条第2項です。こちらにつきましては、家庭的保育事業に対する自園調理に関する規定の適用猶予期間を延長するものでございます。ちなみに、富谷市における家庭的保育事業3カ所については、全て自園調理となっております。
なお、附則として、この条例は、公布の日から施行するものでございます。
よろしくお願いいたします。

○議長(相澤 榮君) 議案第5号富谷市都市公園条例の一部改正について、内容の説明を求めます。都市計画課長。

○都市計画課長(高田浩幸君) 議案書の23ページをお願いします。
議案第5号富谷市都市公園条例の一部改正について説明させていただきます。
提案理由、都市公園使用の際、光熱水費の実費相当額を徴収するため、所要の改正を行うものです。
24ページの新旧対照表をごらんください。
改正後の上から4行目、(1)第3条第1項各号に掲げる行為を屋外でする場合の使用料。屋外の公園使用につきましては、これまで光熱水費を一般常識以上使用するという想定がなかったため、条例で光熱水費を徴収する基準の整備は図られておりませんでした。今後、シルバー人材センターのお茶栽培事業に伴う水やりなどにより、公園屋外での光熱水費の使用が想定されるため、改正後の下から5行目なんですけれども、(2)光熱水費が伴う場合の使用料は、この表に規定する使用料に、その実際に相当する額を加算した額とする。このことを新たに設け、屋外で使用する光熱水費の基準を定めるものでございます。
以上、説明を終わらせていただきます。

○議長(相澤 榮君) 議案第6号平成30年度富谷市一般会計補正予算(第3号)の内容の説明を求めます。財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) それでは、議案第6号平成30年度富谷市一般会計補正予算の内容につきましてご説明申し上げます。
別冊です。補正予算書2ページをお願いいたします。
平成30年度富谷市一般会計補正予算(第3号)は、次に定めるところでございます。
第1条、補正予算の規模でございます。1億201万6,000円を追加いたしまして、補正後の予算額を128億1,697万4,000円とするものでございます。
第2条としまして、繰越明許費を2件設定してございます。
第3条、こちらは債務負担行為の設定となってございます。
5ページのほうをお願いいたします。
繰越明許費の設定の詳細でございます。
1件目でございます。地域防災計画改訂業務ということでございまして、今回、こちらにつきましては歳出予算のほうに新たに計上しておりまして、今後、契約行為、業務発注を行いまして31年度中の仕上がりというものを想定してございますので、繰越明許費を設定したところでございます。
2件目、スポーツセンターの屋根の塗装工事でございます。こちらの事業費については、当初予算に計上しておったものでございますけれども、スポーツセンターそのものの事業、それから、市の行事の関係で工期の調整をする必要があるということで、繰り越しを設定するものでございます。
6ページ、お願いいたします。
債務負担行為の補正でございます。
まず、上に記載の2件でございます。廃止と変更ということでございますけれども、こちらは記載のとおり、家屋評価システムの保守業務についてでございますけれども、システムの使用料にあわせて契約を行うというふうな取り扱いをすることによって全体の経費が削減につながるということで、今回、廃止と変更というものを設定したところでございます。
続いて、追加分としまして44件計上しておりまして、こちらは昨年度に引き続き、9月の時期に債務負担行為を設定しまして、その後、契約を早期に確定させることにより、次年度の当初予算に関してですけれども、いわゆる不用額相当額を極力計上しないようにするための取り組みでございます。
では、引き続き、事項別明細書によりまして主な補正内容についてご説明いたします。
なお、歳入からご説明いたしますけれども、財源充当の関係がございますので、歳入と歳出のページ、両方説明するようになるかと思います。ページのほう、行ったり来たりしますけれども、どうぞよろしくお願いいたします。
では、13、14ページ、お願いいたします。
ページの上段からご説明申し上げます。
12款2項1目土木費分担金につきましては、こちら80万円の計上でございますが、歳出のほうに行きまして、25、26ページをお願いしたいと思います。こちらの下から2段目の8款3項1目河川費の県への負担金、急傾斜地崩壊対策事業の充当財源というふうになっておりまして、当該地権者からは、こちらの800万円の2分の1、400万円のご負担をいただくことになってございますけれども、これを5年の分割で受け入れということにするため、今回の歳入では80万円を計上してございます。なお、地権者からの負担割合2分の1というものについては、本市の分担金条例の規定に基づくものでございます。
13ページ、戻っていただきまして、上から2つ目でございます。国庫支出金の減額分でございます。14款1項1目2節児童福祉費負担金については、交付決定に伴い減額措置を講じております。交付金が101万3,000円ですね。
あわせて、県費、こちらは14ページの下のところでございます。一番下に計上しておりますが、50万6,000円の減額補正となっております。
続いて、同じく14款2項1目2節地方創生推進交付金でございます。こちらにつきましては、追加内示を受けたことに伴う補正計上でございまして、215万を財源といたしまして、ページ進めまして、再び26ページ、お願いいたします。一番上でございます。スイーツのまち富谷創設プロジェクト業務となってございます。こちらに活用するという内容でございます。こちらの補助率についても2分の1ということでございます。
再び、13、14ページでございます。
次の3節でございます。推進交付金の次に計上してございます街路交通調査費補助金210万円でございますが、こちらは現在策定を進めております本市の公共交通グランドデザイン策定業務の充当財源として新たに内示を受けたところでございますが、一方で、次の15、16ページ、お願いいたします。国費として210万円の交付を受けるかわりにですが、当初計上しておりました県補助金、市町村総合振興補助金の申請を見送るということで、こちらのほうは減額をしてございます。545万5,000円の減額でございます。結果、財源として210万円の増額に対して540万円ほどの減額ということで、単年度で見ますとマイナスということにはなりますけれども、次年度以降、国への補助要望等々を勘案しまして、今年度の事業の財源としては国費を選択したというところでございます。
再び、ページ、13、14ページ、お願いいたします。
次の4節でございます。社会保障税番号制度国庫補助金509万円でございますが、こちらについては、歳出のほう、19ページをお願いいたします。19ページ、上の段、2款1項総務管理費の7目情報化推進費でございますが、右側のほうの20ページ、ごらんいただきたいと思いますけれども、説明欄でございます。マイナンバー制度対応事業、事業費873万3,000円ということで、こちらを財源に所要のシステム改修を予定してございます。
再び、13、14ページでございます。
補正額の大きなところをご説明いたします。
中段、2目民生費国庫補助金でございます。14ページ、16節でございますが、高齢者医療制度円滑運営費補助金ということで計上ございます。こちらは歳出のほうでいいますと、21、22ページをお願いいたします。一番下の欄です。3款3項4目28節繰出金ということで歳入と同額を後期高齢者医療特別会計のほうに繰り出しをいたします。
続いて、ページ戻っていただきまして、15、16ページのほうをお願いいたします。
上段でございます。15款2項3目衛生費補助金、こちらについては、さきの全協での資料でもお示ししてございます。16ページ説明欄に記載しておりますがん患者用医療用ウィッグ購入に係る助成、それから、骨髄バンクドナー登録に関しての補助金の充当財源となってございます。こちらの補助率も2分の1でございます。
次に、歳入の最後でございます。19款、お願いいたします。19款繰越金です。今回の補正額、記載のとおり8,300万円ほどでございますが、こちらは歳出の補正にあわせまして、この繰越金で今回財源調整してございまして、今回の補助金の繰越金の満額計上ではございません。今後の補正財源として約1億8,000万円ほどの財源を確保してございまして、結果、今年度の繰越金の最終的な金額としては3億200万円ほどを予定してございます。
続きまして、歳出の主な補正について説明を続けさせていただきます。
19、20ページをお願いいたします。
一番上でございます。2款1項1目一般管理費の寄附金でございますけれども、こちら市長の冒頭の挨拶にもございました。県市長会を通じての供出となりますが、西日本関係の豪雨災害への見舞金を計上したところでございます。
次の5目でございます。財産管理費ですが、こちらは公用車3台の更新費用を計上しております。3台とも購入から13年、それから14年というところを経過してございまして、走行距離も10万キロを超えてございます。内訳でございますが、軽ワゴン車2台と、それから小型貨物、いわゆるライトバン1台の更新を予定してございます。
次の6目でございます。企画費、市民バス乗り継ぎ運行業務ということで、当初計上していた予定の人数を上回るということで、今回、増額計上してございます。
10目自治振興費でございます。こちらは明石台第九町内会設立に関しまして、所要の備品購入費を計上したところでございます。
21、22ページのほうをお願いいたします。
中ほどでございます。3款2項3目児童福祉施設費、放課後児童クラブ整備事業ですが、こちらも前の全協等々での説明資料でも取り上げてございます。富谷小学校児童クラブの建屋新築に伴う設計業務関係と、それから富ケ丘小学校児童クラブの駐車場整備費を新たに計上しているところでございます。
続いて、3款3項2目福祉健康センター費でございます。施設の経年劣化に伴いまして、浴槽給湯器の修繕費を計上してございます。
ページのほう飛びまして、25、26ページをお願いいたします。
8款2項2目道路維持費でございます。市道維持管理事業ということで、(仮称)成田郵便局開設に伴う自治体管路布設工事費に加えまして、舗装補修の工事費を増額してございます。
次の4目道路改良費です。こちらは市道穀田三ノ関線に関しましては、国の交付金の対象外部分の工事、いわゆる単費分についての工事費等々を計上してございます。郷田線については、今後、改良工事に必要な底地の購入費用を計上したところでございます。
続いて、27、28ページをお願いいたします。
9款1項5目災害対策費でございます。こちら繰越明許費の説明でも触れておりましたが、地域防災計画の改訂に着手するものでございます。
次の10款1項2目事務局費の補助金でございます。こちら市内の中学生の皆さんたちのスポーツ関係での活躍が目覚ましく、全国大会や東北大会への出場が例年より多いということから、今回追加計上したところでございます。
歳出の最後でございます。ページの一番下でございます。10款5項5目公民館費の修繕料ですが、成田公民館の電話設備の電話交換機等々の修繕、交換工事を実施するものでございます。
説明は以上でございます。

○議長(相澤 榮君) 議案第7号平成30年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)、内容の説明を求めます。健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) それでは、補正予算に関する説明書の34ページをお願いいたします。
議案第7号平成30年度富谷市国民健康保険特別会計の補正予算は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ7,756万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ41億8,384万3,000円とするものでございます。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
第2条、地方自治法第214条の規定により債務を負担する行為をすることができる事項、期間及び限度額は、「第2表 債務負担行為」によるものでございます。
それでは、37ページをお願いいたします。
第2表債務負担行為でございます。国保関係システム保守業務、期間は記載のとおりでございますが、国民健康保険事業の実績報告や調整交付金交付申請書作成システム保守業務、国民健康保険連携システム保守業務を委託するため、債務負担行為をするものでございます。期間、限度額は記載のとおりとなります。
それでは、次に、補正予算事項別明細書にてご説明申し上げます。
43ページをお願いいたします。
歳入からになります。
4款1項1目保険給付費等交付金、補正額は183万2,000円を追加するものです。退職被保険者等高額療養費に充当するものでございます。
6款1項1目一般会計繰入金、21万6,000円を追加するもので、システム改修費に充当するものでございます。
次に、6款2項1目財政調整基金繰入金、2,781万4,000円を追加するもので、財源調整によるものでございます。
7款1項1目療養給付費等交付金繰越金、313万9,000円を追加するもので、平成29年度繰越金のうち、療養給付費等交付金償還金に充当するものでございます。
2目その他繰越金、4,455万9,000円を追加するもので、前年度国保特別会計決算剰余金の2分の1の額を基金に繰り入れ、その残額を繰り越すものでございます。
次のページをお願いいたします。
1款1項1目一般管理費、21万6,000円を追加します。調整交付金及び事業報告等作成システム改元業務を委託するものでございます。
2款2項2目退職被保険者等高額療養費、183万2,000円を追加するもので、平成30年度実績により支出見込みの増が予想されるためでございます。
8款1項1目一般被保険者保険税還付金、140万円を追加するもので、遡及資格喪失者見込み増によるものでございます。
5項療養給付費等負担金償還金6,924万9,000円を追加するもので、6項療養給付費等交付金償還金313万9,000円を追加するものです。7項その他償還金172万4,000円を追加するものです。前年度交付金等額確定により、療養給付費等負担金、退職医療療養給付費等交付金、特定健康診査保健指導負担金を返還するものでございます。
以上となります。よろしくお願いたいします。

○議長(相澤 榮君) 議案第8号平成30年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第2号)、内容の説明を求めます。上下水道課長。

○上下水道課長(浅場 悟君) それでは、補正予算に関する説明書の48ページをお願いいたします。
議案第8号平成30年度富谷市の下水道事業特別会計の補正予算(第2号)は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ500万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ9億6,180万2,000円とするものです。
第2項、歳入歳出の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
事項別明細書によりご説明いたします。
57、58ページをお願いいたします。
歳入でございます。
4款1項1目一般会計繰入金は、歳入歳出予算の減額、追加等による調整により、2,365万1,000円を減額し、合計を1億7,351万4,000円とするものです。
5款1項1目繰越金は、決算に伴い2,865万8,000円を追加し、合計を2,915万8,000円とするもので、平成29年度決算剰余金です。
続きまして、歳出でございます。
59、60ページ、次のページをお願いいたします。
1款1項2目下水道維持費は、成田第1汚水中継ポンプ場の水位計及び排気ダクトの修繕を行う必要が生じたことから、537万9,000円を追加し、合計を2億5,723万8,000円とするものでございます。
2款1項2目利子は、平成29年度下水道企業債利子の確定により37万2,000円を減額し、合計を5,066万3,000円とするものです。
以上でございます。よろしくお願いいたします。

○議長(相澤 榮君) 議案第9号平成30年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第2号)、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) それでは、説明書62ページをお願いいたします。
議案第9号平成30年度富谷市の介護保険特別会計の補正予算は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ6,535万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ27億7,872万円とするものでございます。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
第2条、地方自治法第214条の規定により債務を負担することができる事項、期間及び限度額は、「第2表 債務負担行為」によるものでございます。
それでは、65ページをお願いいたします。
第2表債務負担行為でございます。介護保険システム運用支援は、保険料算定処理、月割賦課処理等の運用支援にかかわるものでございます。本年度からの準備により円滑に運用できるようにするための債務負担行為をいたすもので、期間、限度額は記載のとおりでございます。
続きまして、補正予算につきまして、事項別明細書にてご説明いたします。
71、72ページをお願いいたします。
歳入でございます。
8款2項1目介護給付費準備基金繰入金につきましては、5,772万7,000円を追加し、財源調整するものでございます。
9款1項1目繰越金につきましては、763万円を追加するもので、平成29年度の剰余金の繰り越しでございます。
続きまして、73、74ページをお願いいたします。
歳出でございます。
3款1項2目介護予防・生活支援サービス事業費第1号訪問事業につきましては、本市が指定した訪問介護事業所で実施する現行制度サービスである訪問介護相当サービス費負担金712万4,000円を追加し、市民主体のまごの手で実施している生活支援型訪問サービスである訪問型サービス費補助金を同額減額し相殺するものでございます。
6款1項2目償還金につきましては、6,336万9,000円の追加で、平成29年度の介護給付費及び地域支援事業費の負担金の精算に伴う国・県支払基金への返還金でございます。
6款2項1目一般会計繰出金につきましては、198万8,000円の追加で、平成29年度の市負担の介護給付費負担金事務費繰り入れ分等を実績により一般会計へ戻入れするものでございます。
以上でございます。

○議長(相澤 榮君) 議案第10号平成30年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)、内容の説明を求めます。健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) それでは、説明書の76ページをお願いいたします。
議案第10号平成30年度富谷市後期高齢者医療特別会計の補正予算は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,534万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ3億5,654万6,000円とするものでございます。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額、並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
第2条、地方自治法第214条の規定により債務を負担する行為ができる事項、期間及び限度額は、「第2表 債務負担行為」によるものでございます。
79ページをお願いいたします。
第2表債務負担行為でございます。
後期高齢者医療システム運用支援業務、こちらは後期高齢者医療システムの変更等に対応し、円滑なシステム運用するために債務負担行為をするもので、期間、限度額は記載のとおりとなります。
それでは、次に、補正予算事項別明細書にて説明させていただきます。
まず、歳入から。
85ページをお願いいたします。
3款1項1目事務費繰入金、583万2,000円を追加するもので、保険料軽減特例の見直しに伴うシステム改修経費に充当するものでございます。
4款1項1目繰越金、951万6,000円を追加するもので、前年度後期高齢者医療特別会計決算剰余金を繰り越しするものでございます。
次のページをお願いいたします。
歳出です。
1款1項1目一般管理費、583万2,000円を追加するもので、高齢者医療円滑運営事業、保険料軽減特例の見直しに伴うシステム改修によるものです。
2款1項1目後期高齢者医療広域連合納付金、877万4,000円を追加するもので、前年度保険料繰り越し分を後期高齢者医療広域連合に納付するものです。
4款2項1目一般会計繰出金、74万2,000円を追加するもので、前年度事務費の剰余金を一般会計に繰り出しするものでございます。
以上となります。よろしくお願いいたします。

○議長(相澤 榮君) 議案第11号平成30年度富谷市水道事業会計補正予算(第2号)、内容の説明を求めます。上下水道課長。

○上下水道課長(浅場 悟君) それでは、説明書90ページをお願いいたします。
議案第11号平成30年度富谷市水道事業会計補正予算(第2号)についてご説明申し上げます。
第1条、平成30年度富谷市水道事業会計の補正予算(第2号)は、次に定めるところによるものでございます。
第2条、予算第3条に定めた収益的支出の予定額を次のとおり補正するものです。
支出の第1款、水道事業費用で495万円を追加し、合計を11億4,146万9,000円とするもので、第1項営業費用で同額分を追加するものです。
追加の内容といたしましては、105ページの最後のページから2枚目の実施計画明細書の備考欄に記載してございます。穀田橋添架水道管移設実施設計業務に係る費用でございます。
お戻り願います。
第3条、予算第4条に定めた資本的支出の予定額を次のとおり補正するものです。
支出の第1款資本的支出で2,900万円を追加し、合計を2億6,447万5,000円とするもので、第1項建設改良費で同額分を追加するものでございます。
追加の内容といたしましては、最後のページ、106ページでございますが、そちらの実施設計明細書の備考欄に記載してございます市道富ケ丘6-27号線配水管更新工事に係る費用でございます。
また90ページにお戻りのほうをお願いいたします。
予算第4条、予算第5条に次の事項を加えるもので、下水道公営企業会計システム構築業務ほか3業務について、債務負担行為をすることができる事項を追加するものでございます。それぞれの期間、限度額は記載のとおりでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。

○議長(相澤 榮君) 議案第12号土地の取得について、内容の説明を求めます。都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) それでは、議案第12号土地の取得についてご説明を申し上げます。
議案書25、26ページ、及び関係資料をお開き願います。
本議案につきましては、市道穀田三ノ関線道路用地としての土地の取得に当たり、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条に規定する1件5,000平方メートル以上、予定価格2,000万円以上の不動産の買い入れを行うため、議会の議決を求めるものでございます。
所在地は、富谷市富谷狸屋敷208番の一部ほか38筆。面積は2万2,671.93平方メートル。取得価格は1億2,315万9,988円。契約の相手方は記載のとおりの19名でございます。
関係資料をごらんください。
取得する土地の範囲につきましては、全体事業延長約730メートル区間内の民有地で、計画平面図に赤線で囲った部分でございます。計画平面図右側の用地取得計画図に赤い色で着色した部分が取得しようとする土地の範囲でございます。
説明につきましては以上でございます。よろしくお願いいたします。

○議長(相澤 榮君) 議案第13号平成30年度市道穀田三ノ関線道路改良工事請負契約の締結について、内容の説明を求めます。財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) それでは、議案書27ページ、及び関係資料のほうをお願いいたします。
議案第13号平成30年度市道穀田三ノ関線道路改良工事請負契約の締結についてご説明いたします。
本年7月19日に一般競争入札を行いました本件につきまして、地方自治法第96条第1項第5号の規定に基づき、議決をお願いするものでございます。
契約金額及び入札の相手方等々については、記載のとおりとなっておりまして、入札経過などにつきましては、さきの議員全員協議会での配付資料のとおりでございます。
私からの説明は以上でございます。

○議長(相澤 榮君) 次に、都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) それでは、工事の概要についてご説明を申し上げます。
議案第13号関係資料をごらんください。
今年度工事につきましては、全体事業延長約730メートル区間のうち、計画平面図に赤い色で着色した富谷狸屋敷地内の延長260メートル区間を整備するものでございます。
主な工事内容といたしましては、標準横断図に赤い色で着色したとおり、施工区間の大部分が切土施工になるため、3万9,820立方メートルの掘削を行います。掘削した土砂につきましては、路体及び路床盛土として転用し、残る3万5,100立方メートルにつきましては、残土として処分することとなります。しかし、この残土のうち約1万7,000立方メートルについては、次年度以降の工事で盛土材として利用するため、また、将来的に市役所駐車場の用途に活用できるよう、市役所敷地の南側、1級河川西川との間に位置する市が所有する土地に一時ストックする計画でございます。
その他の工事としましては、のり面処理として、切土のり面工3,420平方メートル、盛土のり面工1,230平方メートルを実施をいたします。また、下層路盤工として、車道部2,510平方メートル、歩道部1,420平方メートル、側溝につきましては、特殊L型533メートル、皿型515メートルを施工するものでございます。
工期につきましては、明年3月29日までとしております。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。

○議長(相澤 榮君) 議案第15号黒川地域行政事務組合規約の変更について、内容の説明を求めます。企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) それでは、議案第15号黒川地域行政事務組合規約の変更についてご説明をさせていただきます。
議案書29ページをごらんください。
地方自治法第286条第1項の規定により、黒川地域行政事務組合規約を別紙のとおり変更することについて、同法第290条の規定により、議会の議決を求めるものでございます。
提案理由といたしましては、黒川地域行政事務組合において共同処理している小・中学校結核対策委員会の設置及び運営に関する事務を廃止することに伴い同規約を変更することにつきまして協議をするものでございます。
まず、今回の小・中学生結核対策委員会の設置及び運営に関する事務を廃止することに至った経緯について、概略をご説明をさせていただきます。
これまで、富谷市、大和町、大郷町、大衡村の4市町村における小・中学生の結核対策につきましては、組合教育委員会におきまして結核対策委員会を設置し、広域的な対応がなされてきたところではありますが、時代の変化に伴い、結核対策委員会において協議検討を必要とする該当者が近年は1人も出ていないこと、また、平成24年に学校における結核対策マニュアルが改正され、学校や教育委員会は必要に応じて地域の保健所や結核の専門家の助言を受けることができるとされるなどの制度改正が行われたことを受けまして、平成29年12月の組合教育委員会におきまして対策委員会の廃止案が提案され、その後、組合理事会におきましても協議された結果、今回、設置当初の目的は達成されたと結論づけられまして、今回、結核対策委員会を廃止することに至ったものでございます。
それでは、規約の変更内容について、新旧対照表によりご説明いたします。
31ページ、32ページをごらんください。
第3条の組合の共同処理する事務から、第14号「小・中学校結核対策委員会の設置及び運営に関すること。」を削りまして、第15号から第17号までを1号ずつ繰り上げるものでございます。
次に、第16条第2項第2号、第6号、第7号及び別表第1におきまして、第3条第14号の削除、及びそれに伴う第15号から17号までを1号ずつ繰り上げたことにより、関係する各号につきまして整理を行うものでございます。
なお、施行日につきましては、関係市町村の議会の議決後、知事の許可のあった日から施行するものでございます。
説明は以上です。

○議長(相澤 榮君) これで本日の日程は全て終了しました。
本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでした。

午後 2時34分 散会

平成30年第3回定例会議事録(第2号)

平成30年8月30日(木曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 金 子 透 君
  • 2番 青 柳 信 義 君
  • 3番 若 生 英 俊 君
  • 4番 長谷川 る 美 君
  • 5番 畑 山 和 晴 君
  • 6番 齊 藤 秀 行 君
  • 7番 藤 原 峻 君
  • 8番 佐 藤 聖 子 君
  • 9番 浅 野 武 志 君
  • 10番 西 田 嘉 博 君
  • 11番 菅 原 福 治 君
  • 12番 出 川 博 一 君
  • 13番 浅 野 直 子 君
  • 14番 高 橋 正 俊 君
  • 15番 佐 藤 克 彦 君
  • 16番 山 路 清 一 君
  • 17番 渡 邊 俊 一 君
  • 18番 浅 野 幹 雄 君
  • 19番 安 住 稔 幸 君
  • 20番 相 澤 榮 君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 市長 若 生 裕 俊 君
  • 副市長 高 橋 義 広 君
  • 企画部長 種 市 優 君
  • 総務部長 山 田 豊 君
  • 市民生活部長 吉 田 尚 樹 君
  • 保健福祉部長 奥 山 育 男 君
  • 経済産業部長 荒 谷 敏 君
  • 建設部長 伊 藤 正 君
  • 企画部企画政策課長 松 原 誠 君
  • 企画部財政課長 高 橋 弘 勝 君
  • 保健福祉部健康推進課長 菅 原 順 子 君
  • 保健福祉部子育て支援センター所長 狩 野 悦 子 君
  • 経済産業部産業観光課長 鴇 幸 浩 君
  • 建設部都市整備課長 高 橋 隆 美 君
  • 建設部都市計画課長 高 田 浩 幸 君
  • 企画部企画政策課参事兼行政改革推進室長 西 山 高 広 君
  • 教育長 菅 原 義 一 君
  • 教育部長 佐 藤 英 樹 君
  • 教育部教育総務課長 渡 邉 正 弘 君
  • 教育部学校教育課長 相 澤 美 和 君

事務局職員出席者

  • 事務局長 富 澤 裕
  • 次長 高 橋 直 美
  • 主事 伊 藤 亨 太

議事日程 第2号

平成30年8月30日(木曜日) 午前10時00分 開会

日程1 会議録署名議員の指名
日程2 一般質問 10番 西 田 嘉 博 議員
1 タバコと健康寿命について
2 道路の維持補修について
16番 山 路 清 一 議員
1 富谷市の道路維持管理等を問う
2 小中学校にエアコンを
11番 菅 原 福 治 議員
1 PPP/PFI制度の研究について
2 広域での事業取り組みについて
17番 渡 邊 俊 一 議員
1 太子堂団地内の安全対策について伺う
2 自然公園の管理整備を急げ

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり 午前10時00分 開会

○議長(相澤 榮君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましてはお手元に配付のとおりです。


日程第1 会議録署名議員の指名

○議長(相澤 榮君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、16番山路清一君、17番渡邊俊一君の2名を指名いたします。


日程第2 一般質問

○議長(相澤 榮君) 日程第2、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。10番西田嘉博君。

○10番(西田嘉博君) おはようございます。通告に従いまして2件の質問をいたします。
件名1、たばこと健康寿命について。
前期基本計画の「教育と子育て環境を誇るまち!」「元気と温かい心で支えるまち!」のあらわれとして、市の人口増加は高い評価をされるに値する要素の一つとして誇りに思っているところであります。この人口増加を継続するためには、とみやっ子の健全育成と健康寿命の延伸がキーポイントとなると考えています。
そこで、たばこに関係する健康被害は重大で、日本人の病気による死亡原因の1位がん、2位心臓病、3位脳卒中、4位肺炎、この全てにたばこが深くかかわっています。さらに重大なことは、健康寿命の延伸を妨げる寝たきりの原因となる脳卒中、転倒骨折、認知症にも関与していると言われています。
毎日新聞によれば、たばこの害による2015年度の総損失額は医療費を含めて2兆500億円に上るとの推計を厚生労働省研究班がまとめました。たばこが原因で病気になり、そのために生じた介護費用は2,600億円で、火災による損失は980億円だったことも判明しました。
最も多かったのは、喫煙者の医療費1兆2,600億円で、損失額の半分以上を占めています。中でも、がんの医療費は5,000億円を超えています。受動喫煙が原因の医療費は3,300億円で、多く占めたのは脳血管疾患でした。歯の治療には1,000億円かかっています。介護費用は、男性で1,780億円、女性で840億円にもなっています。原因となった病気別で見ると、認知症は男女合わせて780億円と最も多く、次いで脳卒中などの脳血管疾患が715億円であったとの掲載がされました。
また、WHO(世界保健機構)の調べでは、世界のリスク別死亡要因の1位は高血圧で、2位が喫煙ですが、日本では喫煙が1位です。日本は十分な禁煙対策ができておらず、最大の死亡要因となっています。この喫煙に対して手を打たない限り、健康寿命を延伸することはできないと東京都医師会会長は言い切っております。
喫煙に関して、厚生労働省は、親が屋内で吸っていた子供が肥満になる確率は、非喫煙者の子供に比べて男児が4歳以上に20%ないし58%、女子が2歳以上で21%から71%高かったこと、親が屋外で吸っていた場合でも、男児が5歳以上で15%から29%、女児が5歳以上で18%から33%高くなったと公表しました。
国立国際医療研究センターの調査で、たばこの本数が多いほど聴力低下の傾向があり、1日21本以上吸う人は、吸わない人に比べて高音域で1.7倍、低音域で1.4倍でした。調査時に5年以上禁煙していた人では聴力低下リスクは吸わない人とほとんど変わらなかったと報告しています。
東北大学大学院歯学研究科のチームでは、喫煙男性の交通事故による死亡確率が非喫煙男性の比較で最大約1.5倍になるとの研究成果を発表しています。その研究によると、20本未満の喫煙男性の場合は1.32倍、20本以上では1.54倍もの交通事故死のリスクが高まるということです。運転中、たばこを手にとって火をつけたり、火のついた状態で落としたりするなど、不注意が招いたことが主な要因と見られると報告しています。
喫煙は個人の自由ですが、個人及び社会に大きなリスクを背負わせているという事実も直視しなければならないと考えます。
禁煙は自分自身の生命維持・健康管理に直結するだけでなく、周りの人みんなの健康も守り、それが健康寿命の延伸となり、運営が危惧されている医療保険・社会保険制度の維持存続にもつながります。
厚生労働省によると、受動喫煙による年間の推定死亡者は1万5,000人で、肺がん、虚血性心疾患、脳卒中、乳幼児突然死症候群などが主な死因となっています。特に注意しなければならないことはたばこの煙は幼児や胎児に特段に影響が大きいことで、たばこを吸った後の45分間は呼気から有害物質が出続けるという研究結果も出されています。また、たばこ1本の煙はテニスコート1つ分に広がり、たばこを吸わない人が吸い込む副流煙にはたばこを吸う人が吸い込む主流煙よりも高い有害物質が含まれており、それも受動喫煙の恐ろしさということです。
先般の国会で、望まない受動喫煙をなくすことを目的とした「改正健康増進法」が成立し、2020年4月から、多くの人が使う施設を原則禁煙とし、全ての人に罰則つきで義務づける規制が施行されます。しかし、受動喫煙の被害が最も大きい飲食店の半数以上で例外として喫煙できるのは、受動喫煙を防ぐ対策としては全く不十分であり、世界水準と呼ぶにはほど遠く、国民の健康増進を図るには心もとない内容であるとの批判もあります。
受動喫煙対策が急がれるのは、命に直結する問題のためであり、死亡や病気を引き起こす科学的根拠は明白に証明されています。日本など世界180国以上が結んでいるたばこ規制枠組条約では、各国にこうした認識を求め、分煙では効果がないと断言しています。
国際オリンピック委員会(IOC)と世界保健機構(WHO)は2010年にたばこのない五輪の推進で合意。以降の大半の五輪開催国では飲食店やオフィスを屋内禁煙とし、喫煙専用すら認めていません。厚生労働省が一昨年行った調査によると、2010年以降の開催国5カ国のうち、カナダ、イギリス、ロシア、ブラジルの4カ国では飲食店を完全禁煙にする罰則つきの規制を設けているとのことです。
利用者が急増する加熱式たばこの扱いも問題視されます。受動喫煙による健康への影響は未解明であるとして、専用の喫煙室では飲食もできることになっています。厚労省研究班の調査では、製品によっては煙に含まれるニコチンの濃度は紙巻きたばこと同等で発がん性物質を含むとあり、国会の参考人質疑では、紙巻きたばこと同様の規制を求める意見が噴出しました。
平成29年第2回定例会の答弁で、受動喫煙を本市の健康課題の一つに位置づけ、妊婦や子供への配慮や健康に及ぼす影響などの普及啓発を行う。子供たちへは喫煙と受動喫煙が未成年者に及ぼす影響について正しい知識を普及していく。今後の国の動向を注視しながら、受動喫煙防止が図られるよう、関係各課連携のもと啓発に取り組んでまいりたいとの答弁でありました。1年が経過し、法制化も決定しましたので、その現状について以下の質問をいたします。
1、喫煙する際の妊婦や子供への配慮や健康に及ぼす影響などについて普及啓発を行うとのことでしたが、どのような啓発をされたのか伺います。
2、国の動向を注視することにより、受動喫煙防止が図られるよう各課連携の啓発に取り組むとのことでしたが、どのような啓発をされたのか伺います。
3、たばこについては、自分を守り、みんなを守り、社会保障を適正化するという健康・医学的知見が欠かせないと思います。小中学校の健康教育の授業に医師会の協力を仰いではいかがでしょうか。
4、本年7月18日成立した受動喫煙の対策強化を盛り込んだ健康増進法の規制が不十分だという批判があり、一部の自治体では条例を設ける動きも出ていますが、本市としてはどのように評価しますか。
質問件名2、道路の維持補修について。
富谷市基本計画・前期基本計画第1編第3章2の道路等の維持管理の推進では、安全な交通環境を維持するために常に状況把握に努め、状況に応じた迅速な対応を図るとともに、幹線道路については路面性状調査等の実施により計画的な補修・修繕を実施し、安全な道路環境を確保することを掲げております。
富ケ丘団地内の交通量が多い箇所では、舗装劣化により大小の穴ができるたびに補修を繰り返してきたために段差が生じており、舗装表面には石がばらまかれたようになっています。このことについて有識者に伺ったところ、アスファルトが経年劣化し粘着性が失われ、表面の細粒骨材部分が剝離しているのではないかということであり、その結果、舗装表面の摩擦計数は著しく低下し、車のスリップ、高齢者や子供には転倒の危険性が高まるとの指摘がありました。
また、団地内の一部の道路では、大和リサーチパーク団地(大和テクノヒルズ)への通勤車両の交通量が増大し、路面の劣化が進んでいます。そこで、以下の質問いたします。
1、富ケ丘団地内の舗装道路の現状をどのように認識されているか伺います。
2、富ケ丘団地内道路舗装補修工事計画の策定はあるのか伺います。
以上です。

○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) おはようございます。
それでは、ただいまの西田嘉博議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1のたばこと健康寿命についての問い1と問い2については関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
本市では、健康推進計画に基づき、子育て支援センターにおいて、喫煙と受動喫煙が妊婦、胎児、乳幼児の発育や健康及び周囲に与える影響などの正しい知識について、母子手帳交付や乳幼児健診時に啓発しております。また、健診会場や広報、ホームページにおいても受動喫煙防止について広く市民の皆様へ啓発をしております。
各課連携については、庁議及び健康づくり推進ネットワーク会議において改正健康増進法の概要等情報の共有を図っており、今後、具体的な対応の検討を進めてまいりたいと考えております。
問い3、小中学校の健康教育の授業に医師会の協力を仰いではとの問いにつきましては、小中学校において生涯にわたって健康的な生活が送れるように、喫煙の害について学習をしております。小学5年・6年生では呼吸や心臓の動きへの影響、受動喫煙などについて、中学校3年生の保健体育科の授業では喫煙の害と健康、喫煙、飲酒、薬物乱用の要因と適切な対処について学習をしております。たばこの副流煙に含まれる有害物質とその悪影響や発育期にある未成年者は有害物質の影響を受けやすく、喫煙の開始年齢が低いほどがんや心臓病にかかる可能性が高くなることなど、医学者や厚生労働省が作成した資料を活用しながら、法律も含めて学習をしておりますので、教師による指導で十分な成果が出るように取り組んでおります。今後、必要に応じて医師会の協力もいただきたいと考えております。
問い4、改正健康増進法における受動喫煙防止対策につきましては、不十分であるとのご意見があることも承知をしておりますが、これまでの対策から前進したものと捉えております。本市におきましては、まずは改正法に沿った対応について考えてまいりたいと考えております。
質問件名2の道路の維持補修についての問い1でございます。富ケ丘団地内舗装道路の現状をどのように認識されているかにつきましては、富ケ丘団地は昭和50年に開発が完了し、本年で43年を迎えます。その間、主要幹線道路については、国の補助事業を活用して全面的な改修を実施いたしました。しかし、6メートル幅の区画道路につきましては、側溝の有蓋化工事と同時に舗装の打ちかえを実施した区間を除き、ほとんどの路線が未改修の状態であるため、舗装の老朽化が著しいと認識をしております。
問い2、富ケ丘団地内の道路舗装補修工事計画につきましては、本年度で東向陽台地区の舗装補修事業が完了することを踏まえ、来年度から富ケ丘地区舗装補修事業として計画的に実施をしていきたいと考えております。なお、実施箇所等については、財政上の検討と老朽化した水道管やガス管等の更新工事との調整が毎年必要となることから、当面は単年度ごとに実施箇所を決定していくことといたします。
以上でございます。

○議長(相澤 榮君) 10番西田嘉博君。

○10番(西田嘉博君) では、質問させていただきます。
1点目、平成30年3月29日公表、文部科学省初等中等教育局健康教育・食育課の「平成29年度受動喫煙防止対策実施状況調査の結果について」の中で、宮城県は、県立学校敷地内の受動喫煙防止対策を求めているが、市区町村立は設置者の判断に任せているとなっています。現時点における本市の小中学校の取り組み状況について伺います。
2点目、今回の健康増進法の一部改正により平成30年4月から全面禁煙となりますが、この改正を受け、本市は小中学校及び公共施設について、いつまでに、どのような対策を講じていく予定なのか伺います。
3点目、富ケ丘団地内の舗装補修をしなければならない箇所と路面の長さ、総延長は何メートルぐらいと見ているのか伺います。
以上です。

○議長(相澤 榮君) 教育部長。

○教育部長(佐藤英樹君) 1点目と2点目、関連していますので一緒にお答えしたいと思います。
まず、市内小中学校におきまして、現在、学校内、敷地内は全面禁煙となっております。公民館、スポーツセンター、今後、福祉施設等の公共施設につきましては、国のスケジュールに合わせて庁内で統一した対策を図られるように検討を始めております。

○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 現状の試算におきましては、補修が必要な路面の長さ、総延長につきましては約8,400メートルを見込んでおります。全体の約67%でございます。

○議長(相澤 榮君) 10番西田嘉博君。

○10番(西田嘉博君) 最後の質問は、2点でございます。
1点目、子供への受動喫煙防止だけでなく、大人の吸う姿を見せないことで、子供への吸わせない教育につなげるためにも、改正法の前倒しで実施する必要があると考えますが、見解を求めます。
2点目、上下水道課との調整もあると思いますが、早急の対処が必要と考えられる箇所の年次計画を今後策定すべきと考えますが、見解を求めます。
以上です。

○議長(相澤 榮君) 教育部長。

○教育部長(佐藤英樹君) これにつきましては、関係課と協力して今後検討してまいりたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 今後、上下水道課のほうと検討を重ねてまいりたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 次に、16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 私は、今回、一般質問通告書により、大きく2点について質問いたします。
まず1点目、富谷市の道路維持管理等を問うについて質問いたします。
富谷市道路管理者は、日々、パトロール等を実施し、舗装の破損箇所の補修やガードレール等の破損箇所の修繕など、道路施設の維持管理を行うとともに道路・道路標識・街灯を初めとする各種道路施設の整備を実施し、市民・住民の安全で円滑な交通の確保を目指しております。
しかし、特にアスファルト舗装は、老朽化などによりひび割れが生じ、穴があいて道路の陥没を招き、交通の障害となり、時には事故につながります。
平成30年度の富谷市一般会計予算、土木費道路維持費3億9,222万3,000円は、昨年度より1億3,855万円マイナスの大変厳しい予算になっております。
富谷市の団地造成は昭和40年代から始まり、本年度は昭和に直すと93年です。既に道路施工後50年前後の道路舗装箇所もあり、維持管理も大変なことと思います。
近年、車両の大型化と交通量の増加などにより道路施設の損傷や異状等がふえ、内容も複雑化してきているため、より一層の迅速な対応が必要かと思われます。このことから、道路パトロールを強化し、迅速に対応することで安全で快適な道路の確保・保全が必要です。
しかし、残念なことに、富谷市において、和解及び損害賠償額の決定議案が定例議会において議題としてたびたび取り上げられており、富谷市の道路維持管理等について質問いたします。
初めに、大きな1番目を質問いたします。
1つ、富谷市内の道路種別と路線数及び実延長をお伺いいたします。
2つ、市道の舗装種類と路盤構造種類についてお伺いいたします。
3つ、市道のパトロール状況をお伺いいたします。
4つ、道路状況等、国道・県道について、国・県との情報交換についてお伺いいたします。
5つ、道路異状発生時の連絡体制について伺います。
6つ、市民・住民から情報の状況についてお伺いいたします。
7つ、過去10年間の市道管理瑕疵事故についてお伺いいたします。
8つ、市道事故防止策について具体策を伺います。
次に、大きな2点目としまして、小中学校にエアコンをについて質問いたします。
日本猛暑、東京都内で観測史上初めて40度を超えるなど、酷暑に襲われる日本列島。埼玉県熊谷市では日本最高気温41.1度を記録。仙台でも8月1日水曜日には37.3度と、仙台管区気象台が観測を始めての最高気温を記録しております。福島市や山形市では毎日35度以上の日が続き、全国の高温ランキング上位を報道されています。7月17日には愛知県豊田市で、小学1年生の男児が、校外学習から学校に戻ったところ意識を失い、搬送先の病院で亡くなる痛ましい事故が発生しました。気象庁も外出を控えてエアコンを使うように警告しております。
余談になりますが、日中の最高気温が25度以上であれば夏日、日中の最高気温が30度以上であれば真夏日、そして日中の最高気温が35度以上であれば猛暑日となります。酷暑日と猛暑日は同じ言葉だそうですが、数年前までは35度以上となる日は少なく、今回35度を超えた気温を表現するために、あるマスコミが酷暑日という用語を使い定着したとの事です。
以前、同僚議員が市内小中学校のエアコン設置について一般質問しています。そのときの当局の答弁は「国の補助金の採択率が低い状況にあり、当面は実施することは難しい」と判断したとありますが、今年の異常気温に対し、気象庁も外出を控えエアコンを使うよう警告しており、また、安倍総理大臣も、豊田市における事故を教訓に、教育施設にエアコンの設置を呼びかけています。
8月7日火曜日に、郡仙台市長の「学校のエアコン検討へ」について、NHKで報道され、参考になるのでお話しいたします。
厳しい暑さが続き、県内の小中学校でも子供たちの熱中症が問題となる中で、仙台市の郡市長は学校へのエアコンの設置について、「校舎の老朽化やトイレの洋式化とあわせて検討していきたい」と述べました。県内の小中学校の普通教室に対するエアコンの設置率は4.1%で、全国平均の4.9%より大幅に低く、市町村によってもばらつきがあり、色麻町や大衡村で100%、東松島市で64.2%となっている一方、仙台市で1.6%。また、15の市と町ではゼロ%となっているところもございます。
7日の会見で、郡市長は「仙台市で観測史上最高の37.3度が観測されるなど、かつてないほどの大変な暑さとなっていて、教室にエアコンを設置してほしいという要望が多いと実感している」と述べております。 その上で「全ての教室にエアコンを設置するとなると100億円ほどの予算が必要になる」と述べております。「校舎の老朽化対策やトイレの洋式化とあわせて検討していきたい」と話しております。
小中学校へのエアコンの設置については、国が設置にかかる費用の3分の1を補助する制度が既にありますが、菅官房長官は、7月の会見で、政府としてさらに対応を検討する考えを示しております。
以上、8月7日火曜日、NHK仙台より報道された内容でございます。
そこで、これらのことを参考に、小中学校にエアコンをについて質問いたします。
1つ、全国小中学校の普通教室・特別教室の空調(冷房)設備設置率をお伺いいたします。
2つ、宮城県小中学校の普通教室・特別教室の空調(冷房)設備設置率をお伺いいたします。
3つ、富谷市小中学校の普通教室・特別教室の空調(冷房)設備設置率をお伺いいたします。
4つ、文部科学省において、大規模改造(冷暖房設備)事業への交付金についてお伺いいたします。
5つ、ことしの猛暑を経験し、今後の富谷市小中学校への対応策をお伺いいたします。
以上、大きく2点についてお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの山路清一議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1の富谷市道路維持管理等を問うの問い1でございます。
富谷市内の道路種別と路線数、実延長については、平成29年4月1日現在の統計データをもとにお答えをいたします。国道は有料道路を含む3路線で延長約21.4キロメートル、県道は3路線で約14.4キロメートル、市道は915路線で約262.6キロメートルとなります。
問い2、市道の舗装の種類につきましては、アスファルト舗装とセメント舗装に区分され、市内の舗装された道路の約99.7%はアスファルト舗装となっております。舗装の構造は、道路ごとの計画通行量、特に大型車の通行量や路床の状態などをもとに目標とする強度を確保するように決定します。表面のアスファルト層は1層または2層のいずれかで仕上げます。なお、アスファルト層の下の路盤は厚さや使用する材料を変えることによって目標とする強度を確保します。一般的には、交通量の少ない区画道路では、砕石を使用する下層路盤を設置します。交通量の多い幹線道路では、下層路盤の上に粒度調整砕石やアスファルト安定処理を使用する上層路盤を設置しております。
問い3、市道のパトロールにつきましては、路面状況を中心にカーブミラー等の交通安全施設や街路樹などの異常の有無を確認するため月1回の頻度で実施をしております。道路照明灯の点灯状況の確認につきましては、2カ月に1回の頻度で実施をしております。特に路面状況につきましては、道路利用者の安全に直結するため、職員による日常的なパトロールを強化するとともに、協定に基づく市内郵便局様の連絡協力や生活ごみ収集運搬業務受託業者に協力をいただき道路の破損箇所等の早期発見に努めているところであります。
問い4の国道や県道の道路管理者との情報交換については、パトロールによる異状の発見や道路利用者等からの情報提供を受け随時実施しているところであります。また、毎年5月には宮城県仙台土木事務所管内の市町村連絡調整会議が開催をされており、県と本市、その他市町村との情報交換を実施をしております。
問い5の道路異状発生時の連絡体制につきましては、平日の勤務時間内においては担当課の職員全員でその対応に当たりますが、勤務時間外については、異状発生の第1報を受けた職員が管理職に報告した上で現場に駆けつけ、通行の安全確保を第一に対応することとしております。なお、本年4月からは休日の異状発生に備え、担当職員が輪番制で早急な対応ができるようにしているところです。
問い6、市民の皆様からいただく道路施設に関する情報については、本年4月から7月末までの4カ月間で約260件となっており、迅速で適切な対応を心がけているところです。
問い7、平成20年度から平成29年度までの10年間における管理瑕疵による事故件数は、舗装の穴ぼこ等によるもの9件、側溝の破損等によるもの1件、車道の段差によるもの1件、歩道の段差によるもの1件、街路樹の枝折れ等によるもの6件の計18件であり、損害賠償金額の合計は約235万円となります。
問い8、市道事故防止策については、交通量の多い市道幹線道路については、週1回の頻度で道路パトロールを実施し、事故につながる問題箇所の早期発見と補修を行っております。また、住民から道路破損等の情報をいただいた場合には、速やかに現場確認を行い、スピード感を持った対応に努めております。今後は、さらなる情報提供者の拡大を図るため、現在検討を進めているみやぎ生協様との包括連携協定に道路の問題箇所を発見した際の連絡協力を盛り込んでいただけるよう、検討をお願いしているところであります。
また、路面の補修に当たっては、より耐久性のある補修方法や補修材料の使用を検討し、事故防止に努めてまいりたいと考えております。
質問件名2の小中学校にエアコンをの問い1と問い2及び問い3につきましては関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
いずれも文部科学省の調査で、平成29年4月1日現在でございますが、まず、全国小中学校の普通教室・特別教室の冷房設備設置率は、普通教室が49.6%、特別教室が34.6%となっております。
次に、宮城県小中学校の普通教室・特別教室の冷房設備設置率は、普通教室が4.1%、特別教室が13.1%となっております。
次に、富谷市小中学校の普通教室・特別教室の冷房設備設置率は、普通教室がゼロ%、特別教室が11.2%となっております。
問い4、大規模改造事業への交付金につきましては、学校施設環境改善交付金のメニューとなり、補助率は空調の設置に要する経費及びその関連工事の3分の1であり、交付金の上限額については2億円、下限額については400万円となります。
問い5のことしの猛暑を経験し、今後の富谷市小中学校への対応策につきましては、県内外で熱中症の発生による子供の被害が発生していることや、保護者の皆様の要望が多数寄せられたことから、開会の冒頭に申し上げたとおり、市内全ての幼稚園・小学校・中学校の普通教室・特別教室・職員室・校長室含め、全ての学校にエアコン設置に向けて手続を進めているところであります。
その他の対策といたしましては、8月に富谷市立小中学校の教育活動における熱中症予防指針を策定し、暑さ指数の測定器の配布を行い、安全に留意した適切な教育活動を行うように、小学校、中学校へ周知徹底を行っております。
また、国や県から示されている熱中症環境保健マニュアル2018などの通知をもとに、児童生徒の生命を第一に考え、今後も安全な教育活動を行ってまいりたいと考えております。
以上です。

○議長(相澤 榮君) これより山路清一君の質問は一問一答により行います。16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 今の答弁を参考に一問一答にて質問いたします。
まず初めに、富谷市内の道路種別と路線数及び路線延長について答弁がございました。この中で、道路の幅員についてお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 道路の幅員でございますが、国道につきましては、高速道路以外の国道4号、富谷源内区間に限定させていただきますけれども、26.5メートルの幅員でございます。県道につきましては、3路線でございますが、最小は3.1メートルから最大20.8メートルの幅員でございます。市道につきましては、交通量の少ない区画道路は4メートルから6メートル、幹線道路につきましては8メートルから12メートル、主要幹線道路につきましては16から25メートルという状況でございます。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 次に、市道の歩道の幅なんですけれども、実幅と実延長についてお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 市道の歩道幅につきましては、路線により違いはございますけれども、最小1.5メートルから最大5.5メートルとなっております。また、歩道の実延長につきましては、約57キロメートルでございます。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 次に、2つ目の市道の舗装の種類関係、先ほどいろいろ答弁ございましたが、まず、表層とか、路盤とか、幹線道路によっていろいろ下の構造が違ったり、いろいろあるんですけれども、初めに、アスファルト舗装の傷みがちょっと激しいものですから、コンクリート舗装が今見直されてきております。この辺についてお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) コンクリート舗装につきましては、非常に耐久性が高く、また、ライフサイクルコストを低減できるという利点から近年見直されているところでございますけれども、初期コストが高く、養生期間を確保するために通行どめや工事期間を長く必要とすることから、本市におきましては、現状、採用しているところはございません。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 続きまして、平成29年度に行われました杜乃橋地区の熊谷前河原線の舗装修繕工事、路盤再生路盤工の工事詳細についてお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 昨年度行いました熊谷前河原線の工事の詳細につきましては、設計の段階におきまして路床の支持力調査を行い、耐用年数20年で設計をした舗装構成で工事を実施をいたしました。表層につきましては、アスファルト舗装の厚さ5センチメートルと7センチメートルの2層仕上げを行い、路盤につきましては、セメント及びアスファルト乳剤を既存の砕石に今後した上層路盤22センチメートルと、既存砕石の下層路盤16センチメートルの仕上げになっているところでございます。
また、工事の工程につきましては、本年2月から現場に着手をいたしまして、年度内に工事を完了したという状況でございます。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 昨年度、隣の大和町のほうでも日吉台中学校のところの道路の舗装の改修工事をやっていましたけれども、今、お聞きしますと、路盤の構成から、路面の舗装から、全然違うように感じました。20年間もつということで、しばらく安心かなというふうに思うんですけれども。
次に、今回、本年度、平成30年度の工事予定の日吉台地区、市道熊谷小野線舗装修繕工事で、発注時期も含め、今後の工事工程と表層の1層、2層仕上げ厚さ、そして、下層路盤、上層路盤について、詳細についてお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 熊谷小野線の工事の詳細につきましては、昨年度の熊谷前河原線同様に、設計段階におきまして路床の支持力調査を行いました。こちらも耐用年数20年で設計をした舗装構成で工事を実施する予定にしております。表層につきましては、アスファルト舗装の厚さ5センチメートルと、この路線につきましては8センチメートルの2層の仕上げで計画をしております。また、路盤につきましては、セメント及びアスファルト乳剤を同じように既存の砕石に混合した上層路盤、こちらは20センチメートル、また、既存砕石の下層路盤31センチメートルの仕上げで考えております。発注におきましては、現在、入札の公告を出させていただいているところでございますが、9月末に入札を行う予定になっておりまして、請負業者が決定すれば、10月下旬ごろから現場に着手をいたしまして、年内には現場の工事の完了を予定をしておるというところでございます。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 年内の道路の改修工事が終わるのを期待いたします。
続きまして、住宅団地内のメーン道路なんですけれども、開始の段階で大型車の通行に耐える路盤で工事をしていたのか。当時、大分、50年にもなりますので、その当時を含めて、今の現状と含めてお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 開発当時において想定をした計画交通量をもとに舗装の設計がなされていたものと思います。現在もこの住宅団地内等の区画整理事業、それから開発行為事業におけるメーン道路の舗装設計におきましても、同じように、大型車の計画交通量を想定した中で舗装の設計を行っているというところでございます。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 次に、3つ目の市道道路パトロール状況について質問いたします。
先ほど、パトロールは月に1回ということで、また、照明の関係は2カ月に1回というふうな話がございました。また、郵便局とかごみ収集のときに一応道路のほうを気がついたところは連絡していただくというような話がございました。
そこで、お伺いいたします。初めに、各行政区長には情報提供の依頼はしているのか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 行政区長の皆様には、正式に依頼させていただいている内容につきましては、街路灯・防犯灯の不点灯箇所のご連絡はお願いしているところでございます。道路に関する情報につきましては、特段お願いしているということではございませんが、日常的に情報提供を頂戴している状況でございます。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 場所によっては大分道路が傷んでいるところがありますので、今後、区長のほうにもその辺は要望するように願うところでございます。
続きまして、パトロール時の状況チェック方法についてお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) パトロール時の状況チェックの方法につきましては、路面のまずは破損です。それから沈下、それから投棄物の状況を確認をしております。さらに、防護柵の破損や道路反射鏡の視認性、街路樹の枝折れなどを点検項目として、パトロールした路線ごとにチェックをしているところでございます。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) これはちょっと大事なことなんですけれども、万が一、今小さな事故がいっぱい、さっきの話で18件という話を聞きましたけれども、小さな事故が起きますと大きな事故がその陰にありますので、統計学からいって、必ず起こるというような統計もあるんです。そういうときに、万が一、大きな事故が発生したときの対策としまして、パトロール状況等の安全点検簿の管理についてお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 点検簿につきましては、異常箇所の状況と、それから、対応方法を記載をしておりまして、現状の写真とあわせて保管管理をしているところでございます。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 保管を十分にやっていただくことを願うところでございます。
続きまして、国道を通りますと、気がついている方はいらっしゃると思うんですけれども、道路の緊急ダイヤル「♯9910」ということで、全国共通の24時間受け付けということで、無料で道路の穴ぼこ、路肩の崩壊などの道路破損、落下物や路面の汚れなどに対応しております。
そこで、富谷市も今後の、先ほど言った、生協さんとか含めて、情報提供者の拡大についてお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 現在のところにおきましては、今後につきまして、運送事業者様やシルバー販売店様への拡大も検討しているところでございます。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 十分にその辺は考えていいただいて行っていただきたいと思います。
続きまして、4つ目の県道とか、国・県の情報交換についてなんですけれども、連絡調整会議においてどのような課題が話されているのか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 仙台土木事務所管内市町村連絡調整会議におきましては、県及び各市町村の今年度実施する主要事業の説明や道路や河川工事に伴う隣接市町村との各種調整、それから、交通規制などの情報提供、その他の意見交換が主な議題になっております。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 続きまして、国・県を含め、他市町村の道路の維持管理の状況をお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 国及び県におきましては、道路パトロールを含めて、応急的な対応が伴う維持管理につきましては民間業者への業務委託方式になっているかと思います。また、他市町村におきましては、行政の規模に応じてさまざまな対応がとられているものでございます。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 富谷市でも道路の舗装の傷みにより事故が発生しております。国道・県道、他市町村における舗装道路が原因の事故等について、例があれば、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 近年におきましては、2016年11月に発生をいたしました福岡県博多駅前の道路陥没事故が記憶に新しいかと存じます。事故の原因につきましてはさまざまではございますけれども、一般道や生活道路におきましても路面陥没が大事故を引き起こしてしまうものと認識しております。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 大きな事故やその原因は、やっぱり上下水道関係も含めて今後考えるべきかと思いますので、その辺も含めて願うところでございます。
続きまして、5つ目の道路異状発生時の連絡体制なんですけれども、勤務時間外、土曜・祝祭日の連絡方法についてお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 連絡方法につきましては、市役所に情報提供や通報が入った際に、庁舎の警備員から当日の緊急連絡当番の職員が電話で連絡を受け取ることで対応しているところでございます。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 輪番体制という話がございました。これについては、市役所に待機者を置くとか、また、個人業者との管理契約等も含め、詳細についてお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 輪番体制につきましては、本課の職員5名で対応をしております。まずは第1報を確実に受け取り、職員間で連携をとりながら、おおむね30分以内には現場に駆けつけられるような体制で緊急時に備えているところでございます。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 6つ目の市民・住民からの情報の状況についてなんですけれども、関連質問をいたします。
本年4月から7月まで、いろいろな、先ほど、件数お話しございました。18件のものはお話しございましたけれども、約260件の情報をいただいているという話聞きました。この260件の情報提供の中には、道路舗装だけでなく街灯・防犯灯、街路樹などさまざまな情報があると思いますが、道路舗装に関してはどのような情報があったのか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 道路舗装に関する情報提供につきましては31件でございます。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 続きまして、情報提供者の分析はしているのか、わかれば、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 情報提供をいただいている分析につきましては、一般市民の皆様からの情報が全体の約4割でございます。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 同僚議員が私の前にちょっと質問しまして、富ケ丘の道路が非常に傷んでいるということの話を聞きました。多分、情報提供者も富ケ丘は多いのではないかなという気がしますけれども、この辺について、多い地区をお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 道路舗装につきましては富ケ丘地区でございます。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 先ほど、7つ目なんですけれども、過去10年間、管理の瑕疵事故についてということで、平成20年から29年まで18件ということで、損害賠償額が235万というお話がございました。これは年に平均しますと約1.8件の事故、1件約13万円ですが、この辺は事故が多いのか、金額が多いのか、ちょっと判断できませんけれども、近隣市町村の状況についてお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 宮城県の道路課で集計しているデータによります。仙台市を除いた県内市町村道における昨年度の管理瑕疵事故について、お答えをさせていただきたいと思います。事故件数につきましては全体で28件になります。損害賠償の総額につきましては約1,100万円でございます。1件当たりの賠償金額は39万3,000円になるということでございます。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 続きまして、皆さん方は報道でご存じだと思うんですけれども、8月20日月曜日の朝日新聞にこのようなことが載っていました。イタリアで道路が、道路というか、高速道路ですね、落ちたんですけれども、イタリアの道路インフラに疑問ということで、「穴にはまり事故も 予算不足や安全意識の欠如 背景」というタイトルで掲載されておりました。
当市においても考えることがあり、簡単にその部分を、掲載文をちょっと読ませていただきます。「イタリアで、道路インフラの保守管理の不備を訴える声が高まっている」。北部ジェノバでの高架橋の崩落は大きく報道され、皆さんご存じのことだと思います。この事故で多数が死傷し、「首都ローマでは、道路にあいた穴にバイクや人がはまり、死傷する事故が続発している。背景にあるのは、緊縮財政による予算不足と公共物の安全に対する責任感のなさだ」と、掲載されておりました。
一概に、日本、そして富谷市の道路インフラと比較できませんが、富谷市の団地造成も昭和40年代から始まり、こちらは昭和92年、50年前後の道路もあり、他人事ではありません。
そこで、お伺いいたします。検討中の路面補修材の詳細についてお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 現在、使用している路面補修材につきましては、補修の完了から材料が硬化するまでに要する時間が約1週間程度でございます。今、検討している補修材料につきましては、主に国道などでも使用の実績のあるものでございまして、約1日程度で硬化する材料となっております。耐久性にもすぐれた常温合材の使用を検討しているところでございます。

○議長(相澤 榮君) この際、午前11時15分まで休憩します。

午前11時00分 休憩


午前11時15分 再開

○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 平成30年度の土木費なんですけれども、11億34万4,000円、前年度の平成29年度は12億8,894万5,000円で、1億8,860万1,000円減額されております。大変大きな金額であり、危惧されることであり、次のことを質問いたします。
ここ3年間の土木費をお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 当初予算額で申し上げさせていただきます。平成27年度におきましては10億3,900万円、平成28年度は12億800万円、平成29年度は12億8,900万円でございます。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 年々、ちょっと上がってきたんですけれども、今回、若干下がるということで、本当にこの辺はなるべく早くもとに戻していただきたいなと思っております。
次に、富谷市の土木費は一般会計予算127億1,600万円であり、パーセントでいいますと8.65%です。近隣市町村との比較をお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 東日本大震災の復興事業が比較的少なく、本市と同じ内陸部の自治体である、県北地域の登米市につきましては約8.7%でございます。それから、県南地域の白石市につきましては約9%というところでございます。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 近隣の大和町、利府町、この辺は幾らになっているか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 大和町におきましては12.8%でございます。利府町におきましては9.6%でございます。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 道路に関して、最後になりますけれども、以上のことを踏まえて、結びに、今後の富谷市の道路インフラについて市長にお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 道路につきましては、市民生活において最も大切なインフラの一つだというふうに考えております。そのため、管理瑕疵による事故は本当にあってはならないというふうに思っているところでございます。そういう意味では、今後さらにパトロールを強化して、また、先ほど答弁でも申し上げましたように、民間の方々のご協力もいただきながら、管理瑕疵の起こらないようにしっかりと道路管理に努めていきたいというふうに思います。
また、後半のご意見にありました土木工事の予算につきましても、現在、行財政改革を取り組んで進めている中ではございますが、やはり市民生活にとって大事なインフラでございますので、しっかりと道路整備につきましては今後もしっかりと予算を確保しながら、適切な道路整備に努めていきたいというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 続きまして、大きな2点目です。
小学校にエアコンをについてなんですけれども、河北新報に載ったり、市長の答弁とかがありましたので、ちょっとやりにくいんですけれども、話させていただきます。
まず、1つ目の全国については普通教室が49.6%、特別教室が34.6%という話がございました。また、2つ目の宮城県についても4.1%の13.1%ということで、3つ目の富谷市は普通教室の割合がゼロ、それから特別教室が11%と答弁をいただいております。
本当に、若生市長が全ての普通教室や職員室など312室に設置し、来年の夏から稼働させると報道されております。暑さ対策は緊急課題ということで、富谷の未来を担う子供たちの命と学習環境を守りたいと話しております。
こういうことで、余り質問することがなくなったんですけれども、1つ目の全国と2つ目の宮城県、そして、3つ目の富谷市が関連しますので、あわせて質問いたします。全国の普通教室と特別教室を合わせた設置率は41.7%、宮城県は8.9%と、32.8%もの開きがあります。気候の条件も大きく影響していると思いますが、当局の見解をお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 教育総務課長。

○教育総務課長(渡邉正弘君) 議員のおっしゃるとおり、宮城県内の設置率の低さは気候条件も大きく影響しているものと思います。なお、補助金の採択の低さと各自治体の財源関係が影響しているものと考えております。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 続きまして、報道で色麻町と、それから大衡村が設置率が100%と、普通教室・特別教室の数や王城寺原演習場の件もあるとは思います。東松島市は64.2%、非常に高く、航空自衛隊の基地が影響していると思いますが、この辺について、当局の考えをお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 教育総務課長。

○教育総務課長(渡邉正弘君) 議員のおっしゃるとおりでございます。東松島市も含めまして、防衛省の関連施設の設置補助関係で設置率が高くなっているものと思われます。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 富谷市に関しては、特別教室が11.2%というような話聞きましたけれども、どこの学校の特別教室か、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 教育総務課長。

○教育総務課長(渡邉正弘君) 全小中学校のコンピューター室になります。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) そうしますと、コンピューター室以外は特別教室はないのか、確認いたします。

○議長(相澤 榮君) 教育総務課長。

○教育総務課長(渡邉正弘君) 特別教室以外ということで、保健室のほうは設置されております。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 幼稚園と保育所はちょっと国の担当で違うんですけれども、富谷市内のほうに今保育所4カ所あります。多分、保育所のほうはほとんどエアコンが入っているのかなと思いますけれども、この辺について確認いたします。

○議長(相澤 榮君) 通告書にないんじゃないですか、保育所について。
若生市長。

○市長(若生裕俊君) 保育所につきましては、エアコン設置されております。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 学校施設の環境改善交付金ということで先ほど話ありまして、補助率が3分の1、上限は2億円、下限は400万円と答弁がございました。このほかにいろいろな条件あるんですけれども、これらの条件について、例えば対象施設として児童生徒及び職員等が使用する全ての部屋とか、財政能力云々では財政のいいところは減額されるとか、上限が2億円とか、過去に児童生徒が急増した市町村は3億円とかといろいろあるんですけれども、これらの適用についてお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 教育総務課長。

○教育総務課長(渡邉正弘君) 今議員がおっしゃったものについては適用になります。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 今後、設置に向けた調査費約1,400万円で総事業費を算定すると思いますが、富谷市で312教室に必要な工事をやった場合に、概算でよろしいんですけれども、大体、費用は、これからはっきりしたものが出てくると思いますけれども、大体、概算でどれくらいかかるのか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 教育総務課長。

○教育総務課長(渡邉正弘君) 工事費につきましては、設計により算出されますので、現在、金額は申し上げられませんが、次回の議会でお示しできればと思いますので、ご理解のほどをお願いしたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 仙台市で約100億円という話をしていますので、大体、概算では話できないんですか。例えば10億くらいかかるとか、5億くらいかかるとかはわかりませんか。

○議長(相澤 榮君) 教育総務課長。

○教育総務課長(渡邉正弘君) 先ほども述べましたように、設計で算出されますので、その辺、ご理解していただきたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 設計のほうに出すときも大体概算はどれだけという話はあるんですけれども、普通はね。その辺はまずいいです。
エアコン設置について他市町村が抱える問題としまして、電気料の問題があると思うんです。この辺について当局の考えをお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 教育総務課長。

○教育総務課長(渡邉正弘君) 電気料に関しましても課題の一つと考えております。学校側に使用温度の基準などを示しまして、無駄のないように指導してまいりたいと思います。また、ほかの支出の節減にも努めまして経費の増加を抑制してまいりたいと思っております。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 電気料の問題、非常に大きな問題だと思うんですね。今、学校にはキュービクル、高圧受電装置がついています、大体。今ついているキュービクルで、実際に間に合うのか、間に合わないのか、その辺についてお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 教育総務課長。

○教育総務課長(渡邉正弘君) 現在、キュービクルはございますけれども、今回のエアコンの設置に関しましては、容量的にキュービクルの増設が必要になるということでございます。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) そうしますと、新設でまたキュービクルを設けるようになると、その費用が、ちょっと大きな費用が私はかかると思います。
次の質問に移ります。
安倍総理大臣、それから菅官房長官がエアコン設置の補助について、市長も述べておりますが、財政支援に積極姿勢になった国の動向をどのように見ているのか、最新の情報を踏まえお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 教育総務課長。

○教育総務課長(渡邉正弘君) 先ほど市長のほうも申しましたが、ことしの夏の異常な暑さによりまして、全国的な熱中症などによりまして被害者の増加などがあります。愛知県のほうで児童の死亡事故があったことなどを踏まえてのことだと認識しております。
なお、最新の情報といたしましては、現時点で16市町のほうで申請しているというところでございます。

○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。

○16番(山路清一君) 最後になりますけれども、5つ目なんですけれども、ことしの猛暑を経験して、今後の富谷市の小中学校への対策について、先ほどの答弁ですと、エアコンの設置を来年度に前向きに考えていますということでいただいております。また、小中学校と幼稚園に8月に通知を出しますというような話、熱中症予防指針ですかね、この辺についてお伺いしております。また、文部科学省からの通知文で、子供の命を大事にするよう徹底しますとあります。全国に先駆けて、幼稚園、それから小中学校、全ての普通教室のエアコン設置、来年夏から稼働させる方針を明らかに市長がしたことは、ことしの猛暑、酷暑を経験し、課題があると思いますが、大変これは評価ができることだと私は実感しております。
結びになりますが、この辺について、市長の決意をお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 議会冒頭のご挨拶でも申し上げたとおりでございますが、本当にことしのいわゆる猛暑日におきまして、全国的に、高齢者も含めて、特に子供の被害が出ているという中では、言うまでもなく、富谷は子供の多い地でございます。未来を担う子供たち、そして富谷の宝である子供たち、今、園児・児童生徒6,200名いるわけでございますが、この子供たちの体と健康、そして命を守るため、そして何よりも学習環境をしっかり守るためには、今回、正直、まだ国のほうが補助を出すといいながらも、まだ明確な回答が出ていないのも現実でございますし、先ほど来お話があった予算が総額でどのぐらいかかるかというものも、今、設計を出してみないとわからないという中では、かなり大きな工事費が伴うのもかなり想定されるわけでございますが、やはり来年の夏までにしっかりとその環境を整えるためには、今回、思い切った決断をしたところでございます。ほかの市町村もいろいろ動きはあるようでございますが、富谷はとにかく富谷の子供たちをしっかりと守っていくという決断で今回決意をしましたので、今後、いろいろな形で議員各位にもご協力いただくこと多いかというふうに思いますが、ぜひ、ご協力いただければというふうに思います。
以上です。

○議長(相澤 榮君) 次に、11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) それでは、よろしくお願いいたします。
7月1日、富谷市まちづくり産業交流プラザ・TOMI⁺は、富谷の将来を担いオープンいたしました。現在、シェアハウスへの入居など、各階、各ブース、順調に推移しております。中でも一番の目玉として期待しております起業家への支援を目的とした「起業塾」が先月4日に開塾し、当初の予想を大幅に上回り、自営業の方など多くの業界から45人が塾生に登録されました
若生市長も塾長として、出会いをチャンスに変えたとみずからの体験を話されるなど、力の入れようがうかがわれます。ぜひ、この起業塾から新たな起業家が誕生することを期待したいと思います。
現在もさらにシェアハウスへの問い合わせ等があるようでございます。これからもさまざまなカリキュラムの中でアイデアを駆使して取り組んでいただきたいと思います。あわせて、各階、各ブースにおいても、新たなまちづくりに向けて取り組んでいただきたいと思います。側面より私も支援させていただきたいと思っております。
それでは、私のほうから2点の質問をさせていただきます。
まず最初に、PPPまたはPFI制度の研究についてをお伺いいたします。
冒頭、私のお伺いしたいことを申し上げますと、まず、PPP、PFI制度とはどういうものなのか、県内外の事業内容など。また、本市におけるPFI制度導入の可能性や財政負担軽減等の効果について。さらに、関連ありますが、市内の全小学校・中学校・幼稚園を合わせました15校にエアコンの導入時にこのPFI制度を活用していただきたい等々について、今回お伺いをしたいと思います。
本市は、間もなく市制施行満2年になります。この間、市街化区域編入の協議や新規雇用者の創出、待機児童ゼロの実現など、順調に推移してきております。しかしながら、ここのところの人口増の鈍化や財政面の課題等、行政面への厳しさが続いており、すぐには影響はないとは思いますが、将来に備えて、現在、行政改革実施プランを進めており、その中の1つとしてPPP、PFI制度の研究が進められております。
PPP、PFI制度は、国の成長戦略の一環として地方の厳しい財政状況を支援し、公共的サービスを効果的に推し進めようというもので、官と民がパートナーを組んで行う新しい官民協力です。
PPPとは、パブリック・プライベート・パートナーシップの略で、民間企業が計画、企画段階から参加して、公共施設の建設、維持管理、運営等を、官民が連携することによって民間の創意工夫などを活用し、財政資金の効率的支援や事業の効率化を図るもので、その中にはPFI制度や指定管理制度も含まれており、広い意味のようでございます。PFI、プライベート・ファイナンス・イニシアチブとの違いは、PFIは行政が基本的な計画をつくりますが、PPPは計画段階から民間業者が参加するとされております。
そこで、これまでの研究の経過や、また県内外の状況、本市におけるPPP制度の導入の方向性、さらには財政負担軽減等の効果についても具体的に伺いたいと思います。
次に、関連して、市長の冒頭の挨拶にもありましたし、また、ただいま同僚議員からもありました市内の全小中学校・幼稚園にエアコンの導入の件につきまして、私は、このPPP、PFI制度を活用してエアコンの導入を進めていただきたいと思っております。
ことしの夏の暑さは昔のレベルとは違い、大人もエアコンなしではいられない。気をつけるレベルではなく、危険な災害レベルの暑さで、何かあってからでは遅いと保護者からも訴えられておりました。
また、7月23日、政府官房長官はことしの猛暑に関してテレビ番組で「クーラーが設置されていない学校は、早急に設置しなければならない」と述べ、現在、エアコン導入に対して国より3分の1の補助金が出ておりますが、その上にさらに政府の補助金の上乗せを検討する考えを示し、学校へのエアコンの導入を緊急課題として各省庁に指示したと報道がありました。
この報道が出た後、また、何人かの父母から直接、学校関係者からも、エアコンの設置について何とかならないのかと言われておりました。その矢先、本市は来年度からエアコンの稼働に向けて予備費が計上されると聞き、このことは若生市長の英断と高く評価させていただきたいと思います。
これで、市内の小学生4,000人強、中学生2,000人強、幼稚園児120名強、合わせて6,100名強の児童生徒は、来年度より安心して勉学に励まれることと思います。
そこで伺います。
1つ、PPP、PFI制度とは。
2つ、これまでのPPP、PFI制度の研究経過と方向性について。
県内のPPPとPFI制度の活用状況について。
4つ目、PFI方式の活用による財政負担軽減の効果について。
5つ目、事例研究として、本市に全小中学校・幼稚園にPPPを活用したエアコンの整備を。
ということでございます。
次に、広域での事業の取り組みについてお伺いいたします。
2010年、平成の大合併が終了しました。その間、本市は2年前に、行政は住民に近いほうがサービスを受けるには最適と判断し、合併によらない単独市制を実現いたしました。しかしながら、将来的には、仙台・黒川地域を含め、広域的には少子高齢化が進み人口減少が進む中で、医療、衛生、防災、道路等、生活関連機能のサービスの維持が大きな課題となることが予想されます。そのために、解決の有効な手段として、広域連携のあり方を模索していかなければならないと思います。
今回の伺いたいことを先に申し上げますと、行政は常に住民サービスと住民ニーズへの対応が求められている中で、将来的に全ての公共サービスをいつまでも1つの自治体で提供できるのか。これから大事なことは、市町村間の緩やかでも連携なり市町村間の協働の考え方が必要ではないか。そのために、近隣の自治体が連携し広域連携事業を模索してはどうか。同時に、道の駅の整備についても広域的連携の考え方で進められないのか等々。そのための旗振り役を富谷市が中心となり、近隣の町村を牽引してリーダー役を果たしていかなければならないのではないかと思います。そのことについて伺いたいと思います。
広域連携については、国においても時代への対応として新たな連携のあり方が発信されてきました。総務省においては、中核市が近隣市町村と連携し、コンパクト化とネットワーク化によって生活関連機能のサービスを向上させるための「連携中枢都市圏構想」について打ち出しており、そのことについても伺いたいと思います。
本市は、面積も少なく、将来、人口は伸びると予想されておりますが、それでも6万人です。現在の黒川事務組合の事業は尊重しつつ、これから地域で生き延びていくためには、まずは緩やかでも新しい広域連携のあり方を検討する時期に来ていると思います。
また、交流人口の拡大、観光客の増加、地域の活性化を図ることを目的にしたオリジナル道の駅「スイーツの駅」の整備についても、このような広域的連携の考え方で進められないのか伺いたいと思います。
それでは、質問いたします。
1つ、広域連携、広域行政とは何か。
2つ目、本市の広域行政の名称、件数はどれだけなのか。
3つ目、広域連携の必要性について。
4つ目、国で進めている「連携中枢都市圏構想」とは。
5つ目、仙台や黒川、宮黒地域での定期的な懇談の場は。
6つ目、新たに道の駅の整備について広域連携を含めた事業化の検討をお願いしたい。
以上でございます。

○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの菅原福治議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1のPPP、PFI制度の研究についての問い1、PPP、PFI制度とは、また違いについてでございますが、PPP(パブリック・プライベート・パートナーシップ)は、公共施設等の設計、建設、維持管理、運営等を行政と民間が連携・分担して行う官民連携手法の総称であります。PFI(プライベート・ファイナンス・イニシアチブ)は、PPPの中に含まれる事業手法の1つで、民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律(PFI法)に基づき、民間資金、経営能力及び技術的能力を活用して、公共施設等の設計、建設、維持管理、運営等を効率的かつ効果的に実施し、サービス向上やトータルコストの削減を図る事業手法であります。
問い2、これまでのPPP、PFI制度の研究経過と方向性についてでございますが、PPP、PFIについては、私が就任してすぐ、市民交流ホールを会場に「とうほくPPP・PFI協会」のご協力のもと、PPP、PFIフォーラムを開催をし、制度の周知やPPP、PFI事業の意識醸成を図っており、昨年度に策定した行政改革実施プランにつなげております。
現在は、民間企業が主催する官民連携セミナーなどを活用して、先進的に取り組む自治体事例などの情報収集に努めているところであります。今後は、全庁的にPPPやPFIの取り組みを進めるために、来年度中にガイドラインを策定する計画としております。
問い3、県内でのPPPとPFI制度の活用状況についてでございますが、PPPについては、指定管理者制度や包括的民間委託など、その概念が広いため実績等がまとめられた資料はございませんが、指定管理者制度については本市を初め多くの自治体で導入をされております。
PFIについては、日本PFI・PPP協会の資料によると、平成11年にPFI法が制定されて以降、県内では、仙台市や名取市など5市町で9件の実施事例がございます。事例のうち5件は学校給食センター事業で、事業期間は15年、推計事業費は約43億円から115億円と比較的規模の大きな事業に活用されております。
問い4のPFI方式の活用による財政負担軽減等の効果については、PFI方式は、民間事業者がみずから事業資金を調達するため、厳しい財政状況の中でも必要とする公共施設等を早期に整備することが可能であり、事業期間も長期にわたるため、予算の平準化が図られます。また、性能発注や設計から運営までを一体的に扱うことで、設計段階から効率的な維持管理を前提とした施設整備が可能となり、民間事業者の創意工夫によるトータルコストの削減、より質の高い公共サービスの提供が期待されます。
問い5、事例研究として、全小中学校・幼稚園にエアコンの整備をとの問いにつきましては、今夏の記録的な猛暑により、本市においても児童生徒の教育環境の改善は喫緊の課題と考えております。子供たちの命にかかわる重大な問題との認識から、議会冒頭での挨拶及び先ほど同僚議員への答弁でも申し上げたとおり、エアコン設置に向けて手続を進めているところでございます。
PFI方式については、従来からの手続に比べ時間を要するため、来夏での稼働が困難となることから、これまでどおり進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。
質問件名2の広域での事業の取り組みについての問い1でございます。
ご質問の広域連携、広域行政という言葉に明確な定義があるわけではないと認識しておりますが、一般的には、自治体の区域を越えて生活圏、経済圏が形成されている地域などで、簡素化、効率化が図られる事務や効果、成果が期待される事務を共同処理することと考えております。
問い2の本市の広域行政の名称、件数はどれだけなのかにつきましては、問い1でも申し上げましたように、広域行政についての明確な定義はなく、地方自治法で定められた事務の共同処理を行っているものから任意で構成されたものまで多数にわたりますので、地方自治法に定める事務の共同処理の中から、代表的なものを申し上げます。
協議会では仙台都市圏広域行政推進協議会、機関等の共同設置では宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等認定委員会、事務の委託では仙台に委託しているごみ処理の焼却等に関する事務、一部事務組合及び広域連合では黒川地域行政事務組合、宮城県市町村職員退職手当組合、宮城県後期高齢者医療連合などがあります。
問い3の広域連携の必要性については、現在でも広域での事務の共同処理や情報共有などを行い広域での連携を図っているところですが、先日公表された総務省の自治体戦略2040構想研究会の第2次報告では、圏域単位での行政運営をスタンダード化していく必要があるなどの報告がなされ、圏域での人口が減少していく中で、自治体の区域を越えた広域での連携は今後も必要なものと考えております。
問い4の「連携中枢都市圏構想」とは、相当の規模と中核性を備える圏域の中心都市が近隣市町村と連携し、コンパクト化とネットワーク化により一定の圏域人口を有しながら活力ある社会経済を維持するための拠点を形成するものです。
なお、平成26年度から全国展開を図られており、東北地方では盛岡市と八戸市を中心とした連携中枢都市圏が形成されております。
問い5の仙台や黒川、宮黒地域での定期的な懇談の場はにつきましては、仙台市とは仙台市・富谷市広域行政協議会を設置しており、黒川地域においては黒川圏広域行政推進協議会を設置しております。また、宮黒地域を含めた6市7町1村では、先ほど申し上げました法定協議会である仙台都市圏広域行政推進協議会を設置しており、それぞれの協議会では定期的に圏域の課題等の情報交換を行っております。
問い6、道の駅については、スイーツの駅構想として富谷市総合計画に位置づけられ、平成27年度にスイーツの駅設置可能性調査業務を策定し、これまで調査結果等を踏まえた設置の可能性に向けてさまざま検討を進めてまいりました。あわせて、将来の円滑な運営に向けた基盤づくりと機運向上策として、新特産品や新商品の開発を初め、とみや国際スイーツ博覧会による出展者の蓄積や地元スイーツ店の協力体制を構築し、「スイーツのまち=とみや」として新たなシティブランドの発信に努めてきたところでございます。
本年度において、さらに具現化を進めるため地方創生推進交付金を申請していたところ、このたび、「とみやスイーツステーション」の整備に向けた基本構想の策定業務が8月3日に採択内示され、今回の補正予算に必要経費を計上いたしました。
策定業務の主な内容につきましては、TOMI⁺の産学官民のネットワークを活用したスイーツの駅に関する地域人材や地域資源の洗い出し、新たなマーケティング調査を初め、スイーツの駅基本構想、基本設計等の策定、そして、とみや国際スイーツ博覧会を通したスイーツによる「とみやシティブランド」の確立及び本市の魅力づくりと観光資源への定着に向けた総合戦略を検討することとしております。
このように、今後は、スイーツの駅のさらなる具現化を視野に「スイーツのまち=とみや」の拠点となる基本構想の策定を進め、議員のご提案にある広域での取り組みも視野に入れ、事業化を図ってまいりたいと考えております。
以上です。

○議長(相澤 榮君) これより菅原福治君の質問は一問一答により行います。11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) それでは、PPP、PFI制度の研究の方向性についてお伺いいたします。
ただいまの市長の回答から、私は、本市はPPPなりPFIについて積極的に取り組むという姿勢がうかがわれましたが、そういう受けとめでいいのか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 行政改革推進室長。

○行政改革推進室長(西山高広君) PPP、PFIにつきましては、本年3月に策定しました行政改革実施プランのほうにも進めるというふうなことで掲載させていただいておりますので、こちらのほうを積極的に進めてまいりたいと考えております。

○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) これから、恐らくピッチを上げて、PPP制度について全庁的に進めると思うんですが、今現在の周知状況と今後の進め方についてお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 行政改革推進室長。

○行政改革推進室長(西山高広君) これまでの取り組みといたしましては、先ほど市長答弁にもありましたとおり、先進自治体の事例研究を行っているところでございまして、それをもとに来年度に計画のガイドライン等のマニュアルを策定していきたいと考えております。

○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) それでは、先進自治体の活用状況ですが、これまでの県内での制度の活用状況を自治体も含めて、件数も含めて、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 行政改革推進室長。

○行政改革推進室長(西山高広君) 県内の実施状況でございますけれども、11年に制度開始以降、9件の事例がございます。仙台市において5件、女川町で1件、当時の古川市になりますけれども、古川市で1件、東松島市で1件、名取市で1件の9件でございます。

○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) 恐らくこれからもっと進むものと思います。
次に、全国的に見た場合に分野別にはどのようになっているのか。例えば学校、恐らく学校施設、文化施設、医療施設とか、そんな分野が恐らく多いとは思いますが、分野的にお伺いします。

○議長(相澤 榮君) 行政改革推進室長。

○行政改革推進室長(西山高広君) では、内閣府の調査、29年度末の調査資料で申し上げますと、こちらは実施方針の公表数というところでの数字でございます。多いところですと、まずは教育と文化関係になりまして、社会教育施設、文化施設等が地方公共団体の実施数といたしましては179件。次いで多いのがまちづくり関連でございまして、道路・公園・下水道、それから港湾等の施設整備といったところで129件。3つ目に健康と環境関連でございまして、医療施設・廃棄物処理施設・斎場などの施設で105件の事例がございます。

○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) 意外な利用も何かあるようでございますが、次に、本市におけるPFI制度の導入の可能性についてお伺いいたしますが、聞くところによりますと、PFIを推進するための国の新たな動きとして、昨年、この手法の導入優先的検討規程策定についての手引書が作成されているようですが、これは本市では確認をされているのか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 行政改革推進室長。

○行政改革推進室長(西山高広君) 本市においても通知がございました。

○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) この手引書は、ガイドラインを作成するためのものなのか、どのように活用されるのか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 行政改革推進室長。

○行政改革推進室長(西山高広君) こちらの手引書になりますと、まずはこれまでの従来の方式の施行方法とPFIでの施行方法、こちらを優先的に検討するよう規程が定められておりまして、その中の規程では、総事業費で約10億円以上のもの、または維持管理費になりますと単年度で1億円以上のもの、それを優先的にPPP、PFIの検討を進めてはどうかというふうな内容でございます。ただ、この金額は参考になりますので、その金額より上回っても、下回ってもよろしいかと考えております。

○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) ガイドラインをつくるにおいて、私も読んでみたんですけれども、今の答弁でもありますように、相当難しさが感じられます。課長は恐らくそれに取り組むんですが、進めるに当たってさまざまないろいろな難しさに直面すると思いますけれども、どの辺の過程が難しいのか、知る範囲で、お伺いしたいんですが。

○議長(相澤 榮君) 行政改革推進室長。

○行政改革推進室長(西山高広君) PPP、PFI、特にPFIのほうにつきましては、まだ職員のほうに制度の内容が徹底されていないといったところでの周知不足もございますし、あとは、PFIの導入に当たっては手続に時間を要するというふうなこともございますので、そういった面が難しい点と考えております。

○議長(相澤 榮君) この際、午後1時まで休憩します。

午前11時59分 休憩


午後 1時00分 再開

○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) それでは、次に、現在考えているガイドラインとして、先ほど、公共施設の建設事業費が10億円以上という回答がありました。10億円に達しなくてもできるということを聞きましたが、それは検討の対象に絞り込むための目安になっているのかどうかをお伺いします。

○議長(相澤 榮君) 行政改革推進室長。

○行政改革推進室長(西山高広君) そのとおりでございます。

○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) わかりました。
次に、それでは、この制度に取り組むに当たって、比較的大型事業になると思うんですが、どのような事業を本市では想定しているのか具体的にわかれば、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 行政改革推進室長。

○行政改革推進室長(西山高広君) 今のところは特定している事業はございませんけれども、先ほど申しましたとおり、事業規模等で判断させていきたいと考えております。

○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) ということは、この研究の取り組みというのは、例えば事業が発生したときの場合を想定して準備しているという考え方でいいのか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 行政改革推進室長。

○行政改革推進室長(西山高広君) 議員おっしゃるとおりでございます。

○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) ちょっと、それでは違う角度で。PFI事業が導入されることによって民間に任せることが多くなるわけですね。そうすると、事業者の事前の選定というものが大変重要になると思いますが、その辺、どのような考え方でいるのか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 行政改革推進室長。

○行政改革推進室長(西山高広君) PFI事業につきましては、仕様書発注から性能発注ということになりますので、事業者のほうから事業提案がなされます。また、その提案されたものが安全なのか。また、提案された内容がコスト削減につながるものなのか。サービスの向上が図られるのかといったところの判断、そういった内容の見きわめも職員によって必要になってくるのかと考えております。

○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) 従来の提案をいただく、あれは何といいましたかね。プロポーザル、そのような考え方でいいのか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 行政改革推進室長。

○行政改革推進室長(西山高広君) そう考えていただいて結構でございます。

○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) ありがとうございます。
もう一つですが、PFI事業を進めることによって、民間事業者が事業の管理に携わることから、職員には時間的な余裕が生じてくると思います、従来と違って。その時間の活用と、職員はこれから若干なりとも変わっていかなければならないと思うんですが、その辺のことについてお伺いします。

○議長(相澤 榮君) 行政改革推進室長。

○行政改革推進室長(西山高広君) PFI事業につきましては、維持管理を含めての契約となりますので、施設管理というノンコアの業務から職員が本来行うコアの業務のほうに時間を当てられるといったところでは、今後、効率的な業務運営ができるのではないかと考えております。

○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) それ以外の業務に携わるということだと思います。
次に、財政負担軽減等の効果についてお伺いいたします。
このまま計画がいきますと、32年度以降、事業が発生した場合に、従来の事業のやり方とPFIの制度を活用した場合との効果、これについてはバリュー・フォー・マネーというふうに、活用の価値というそうですが、市の財政負担軽減額は1つの事業当たり何%ぐらいの軽減で見ているのかお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 行政改革推進室長。

○行政改革推進室長(西山高広君) バリュー・フォー・マネーにつきましては、他自治体の事例を見ますと10%以上というのが多くございました。そちらの基準を1つの目安として今後判断していきたいと考えております。

○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) そうすると、バリュー・フォー・マネーについては、10%ぐらいの削減につながればPFI事業にゴーサインを出していくという考え方でいいのか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 行政改革推進室長。

○行政改革推進室長(西山高広君) 10%、もしくは先行事例がございますので、その10%に満たない場合でも、先行事例によりましてバリュー・フォー・マネーが達成できるというふうな目安ができましたら、そちらのほうも参考に実施していきたいと考えております。

○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) そうすると、例えば10にいかなくても、8でも効果が出るという理解がされればゴーサインを出すということですね。

○議長(相澤 榮君) 行政改革推進室長。

○行政改革推進室長(西山高広君) そのように検討していきたいと思っております。

○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) 私から見れば、なぜ、このようなPFI事業が進められないのか、活用しないのか、ちょっと理解に苦しむわけですが。PFI事業のデメリットというのはあるのか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 行政改革推進室長。

○行政改革推進室長(西山高広君) まず、PFIを導入するに当たりまして、導入可能性調査といったものがございます。それは公費負担になりますので、公費がふえると。そのほかに、PFI事業を進めていく中で、コンサルタントアドバイザリー契約ですとか、運営を適正に監視するためのモニタリング費用ですとか、あとは民間事業者が資金を調達する際に市中の銀行から借り入れを行うんですけれども、我々が行う起債と比べまして、金利が、借り入れコストが高くなるというふうな状況がございます。また、事務手続も大分煩雑になりますので、膨大な量の書類の作成など、かなり時間を要する部分がデメリットといったところで考えております。

○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) そうすると、いいことはいいんですが、多少時間というか、年数がかかるというふうに見ていいんですか。

○議長(相澤 榮君) 行政改革推進室長。

○行政改革推進室長(西山高広君) これも事業規模によりますけれども、導入可能性調査から入札の告示まで約半年から1年ぐらいかかると言われております。

○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) PFIが進むことによって、将来的に、よく言われている包括的民間事業委託の方向にこれからそういうふうに進んでいくのか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 行政改革推進室長。

○行政改革推進室長(西山高広君) 今、行政改革の実施プランのほうにも掲げておりますけれども、公共施設管理計画の推進の中で複数の施設の維持管理を一括できないかというふうな検討もさせていただいているところでございます。

○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) ぜひ、あわせて検討していただきたいと思います。
次に、市内の全小中学校・幼稚園にエアコンの整備についてお伺いいたします。
来年度からの稼働に向けて動き出しましたが、本当に大いに評価をしたいと思っております。
エアコンの設置については、私もPFI制度をぜひとも活用していただきたいと思っておりましたが、来年度からの稼働ということで、先ほど市長からありました緊急のためにPFIを活用できないということですが、あと、稼働までに約1年がありますが、それでも、大変難しいと先ほどもありましたけれども、できないのか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 先ほど答弁で申し上げましたように、PFI方式だと時間がかかるということで、あと実は、今回、国の設備交付金の対象にならない可能性が高いということもありますので、その辺で今回は早急に来夏までに進めるという方向で、今回まずは実施設計をということでの通常の手続で進めたいというふうに考えているところです。

○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) それでは、PFIの活用はできないのであれば、それにかわるその他の方法での事業費の削減方法は考えているのか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 教育総務課長。

○教育総務課長(渡邉正弘君) 補助金のほうの活用で進めるということも一つだと思ってはおります。

○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) これは確認ですが、先ほど、国の助成が上限2億円、下限400万ということでしたが、今回の例えば312の対象が例えば6億かかったとして、それの上限が2億ということではなくて、一つ一つの学校ごとの2億円という捉え方でいいんでしょうか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 教育総務課長。

○教育総務課長(渡邉正弘君) 各学校等の工事単体ということに対しての補助というふうに聞いております。

○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) そうすると、助成もふえてくるというか、大きいわけですね。例えば312で、先ほど、設備費用、幾らかかるか答えられないというか、難しいということですが、例えば私も同業者というか、前任の同業者から聞いたんですけれども、1室200万として6億かかった場合に、例えば1割で、先ほど効果が1割というふうに言われましたので、6億の6,000万の経費が若干もったいないなということがあります。
先ほども聞きましたが、本当にPFI以外に何か、どこから持ってくるか検討いただいて、削減方法がないのか。今、削減に取り組んでいる中でございますので、その辺ないのか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 今のところ、これまで答弁していますように、国のほうに申請をして通常の手続で進めたいというふうに考えておりますが、まずは、今回、調査費で、実施設計で総額の予算がまずは確定した段階で、あわせて、その辺で国の交付金の動き等を含めて、場合によってはいわゆるもっと経費削減の方法、または手法も含めて検討する可能性はまだあるかというふうに思います。ただ、今の状況、通常の今の段階ではこれまでどおりの通常の手続で進めていく方向で現在のところは考えているということで、ご理解いただければと思います。

○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) 最後にそこのところを聞こうと思ったんですけれども、本当に活用できないのであれば、国の3分の1部分の増額、先ほど同僚議員からもありました官房長官からの上乗せの考え方もありますので、ぜひ上積みの、市長の本当、得意のわざだと思いますけれども、ぜひその辺の交渉をしていただきたいなと思います。質問でございません。
それでは、次に、広域連携についてお伺いしたいと思います。
確認でございますが、本市には別法人として一部事務組合がありますが、ほかに別法人になっている取り組みは、本市ではどんな取り組みがあるのか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) 広域連携の仕組みといたしまして、法人の設立を要しない仕組みと法人の設立を要する仕組みいう2つの仕組みがございます。今ご質問の法人の仕組みを要するものといたしましては黒川地域行政事務組合、そのほか広域連携といたしまして、例えば吉田川流域ため池大和町外3市3カ町村の組合ですとか宮城県市町村職員退職手当組合、そして宮城県後期高齢者医療広域連合、そういった仕組みが法人として機能しているところでございます。

○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) 法人としての事業を聞いたんですけれども、例えば法人を要しない、例えば、先ほど市長から回答ありましたいろいろなさまざまな事業がありましたけれども、比較的取り組みやすい、予算も生じないような事業もあるかと思いますけれども、そういう比較的簡単にと言ったら失礼ですけれども、比較的柔軟に対応できる、そういう連携も考えられるのか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) 現在、法人の設立を要しない広域連携の仕組みといたしまして、例えば機関等の共同設置という、これも自治法根拠の機関なんですけれども、法人の設立を要しない機関といたしまして、例えば宮城県市町村等非常勤職員公務災害等認定委員会ですとか、あとは事務の委託といたしまして、例えば本市ですと、仙台市のほうにごみ処理の焼却の事務、あとは下水道排水に関する事務、そういったものを事務の委託ということで、広域連携の中で、仕組みの中で取り組んでいるところでございます。

○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) それでは、法人を受けて、例えば一部事務組合などは国や県からの権限委譲の受け皿になり得るのか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) 現在のところ、黒川地域行政事務組合におきましては、行っている事務の中では、例えば宮城県の権限に属する事務ということで液化石油ガスの保安関係の事務ですとか、あとは火薬類取締法関係の事務というのが、こちらのほうは県のほうから全市町村のほうに移譲されている事務なんですが、その移譲された事務について、構成している4市町村の共同事務ということで黒川地域行政事務組合のほうで処理をしていただいているというような仕組みになっております。

○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) わかりました。
次に、広域連携の必要性についてをお伺いします。
現在、各自治体は住民サービスのために独自の施策を打ち出して自治体間の競争を行っているわけですが、しかし、これからは広域連携に向かっていかなければならないと思いますが、そのことについてはどういうふうに思われているか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) 自治体間の競争というものもいろいろな側面があろうかなというふうには考えております。今現在、各自治体のほうで地方創生という取り組みが進められておりますので、その地方創生の中では、やはり自治体の魅力を高めて、人の呼び込みですとか、いろいろな経済活動への反映というものが目的となっておりますので、そういった部分ではやはり自治体間の競争というものはあるのかなというふうには考えております。
ただ、一方、議員ご指摘のように、これからは少子高齢化、人口減少の社会の中で、自治体間の競争というよりは、それぞれの自治体で事務を完結するというよりは、先ほども市長のほうからもありましたが、圏域での事務の処理というものも国のほうでも考えられておりますので、そういった方向での検討というものも今後なされるのかなというふうには考えております。

○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) それとあわせて、これから、もちろん仙台市も含めて、黒川、宮黒、本当に大きな意味で広域で、仙台圏の中で大学との共同研究、この間もありましたけれども、大学との共同研究なり、交通ネットワーク等の研究に進んでいかなければならないと思いますが、その辺についてもお伺いします。

○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) 確かに、富谷市ですと仙台都市圏という広域行政協議会のほうの枠組みに入っておりますので、その仙台都市圏の広域行政協議会の中でも広域行政計画というものを策定しております。広域での地域の発展ということを主眼に置いた計画ですので、本市におきましても、そういった計画も視野に入れながら今後もまちづくりに取り組んでいくものというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) さらにこれから大事なのは、防災対策なり道路問題は一つの自治体では解決できない課題がありますので、単独行政では限界があります。これについても連携が必要だと思いますが、この必要性についてお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) 確かに防災ですとか、そういった面でも広域での連携というのは必要になってくるのかなというふうには考えております。本市におきましては、例えば消防関係の応援協定ですとか災害時の応援協定、こういったものも広域的な協定ということで取り組んでおりますので、そういったところでも広域的な連携ということで今後も取り組んでいくものというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) そうしますと、国も進めている、本市としても進めているということになれば、これからこの連携のあり方というのは、例えば本市の考え方、実情、課題によって戦略的に取り組んでいくという考え方もあると思いますが、その辺についてはいかがでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 議員ご意見のとおり、今、やはり単独で行うこと、または広域で行うことによって効果が得られるものというものもたくさんありまして、特に先ほど来、担当課長が答弁したとおりでございますが、あわせてお話しすると、黒川圏の広域行政推進協議会ございますが、黒川はもともと行政事務組合も一緒に行っている関係もあり、消防も一緒に取り組んでおりますので、そういう意味では、防災関係もともに連携をしながら取り組んでおります。また、交通関係も今、先日の協議会のほうでは、やはり、それぞれ今市民バス、町民バス、村民バスを走らせていますが、それももう少し広域で連携できないかとか、そういう意見交換も今しているところでございますので、あらゆる課題を広域圏で連携をすることによって効果が得られるものもたくさん今後考えられるところを検討していきたいというふうに思います。特に、今、黒川圏の4市町村、大変まとまりと信頼関係があるので、いろいろな意味で効果はつくっていきやすいというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) それでは、連携中枢都市圏構想についてお伺いします。
現在、多くの自治体で多額の予算をつぎ込んでそういう事業を進めておりますが、先ほど、盛岡、八戸と、東北では進めているということでございますが、これは、中核都市というのは、ここの場合だと仙台市を指すのか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) そうです。連携中枢都市圏のまず対象となる要件なんですけれども、要件といたしましては指定都市または中核市ということで、人口20万以上の都市ということになりますので、宮城県では仙台市が対象になるのかなというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) わかりました。
それでは、次に、仙台、黒川、宮黒地域での定期懇談の場についてお伺いします。どの自治体も、どの市町村も、連携を深めようとは思っているとは思うんですが、各首長は当然そういう連携というものは意識されていると思いますが、各自治体間で日常的に、定期的にそういう場というのは必要だと思いますが、そのことについてはどうでしょうか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) そういった取り組みは確かに重要というふうに考えております。黒川におきましても、例えば担当業務の中で協議会をつくって、その協議会の中で定期的に勉強会であったり、研修会、あとは情報交換をやっているような部会もあります。また、富谷市におきましては、県市長会のほうに所属しておりますので、県市長会の例えば専門部会ということで、いろいろな分野の専門部会が設置されております。その専門部会の中で、担当職員が研修会であったり、情報交換ということで、そういう場でも活用させていただいているところでございます。

○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) それでは、本市として、当然、黒川、宮黒が最重要、先ほど市長からありましたけれども、連携とれているよと。宮黒も含めて重要なことは最大限重要なんですけれども、しかし、これからは仙台市を巻き込むというか、仙台市、今設置してある仙台市・富谷市広域行政協議会、これをさらに回していくというか、拡大していくことが必要だと思いますが、その考え方についてはいかがでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) 本市の行政を進めていく上では、やはり仙台市とのかかわりというのは大変重要な部分がございますので、この仙台市・富谷市の広域行政協議会の役割というものも今後ますます重要になってくると思います。この協議会の事業といたしましては、国・県ですとか、関係機関への要望活動、または仙台市・富谷市の広域行政に関する共通課題に関する調査、そういったものが主な事業となっておりますので、あとは、会議といたしまして、担当者の幹事会ですとか、常任委員会なんかもありますので、そういった場面を活用しながら、いろいろな課題等について意見交換が今後もなされていけばいいのかなというふうには考えておりますし、本市としてもそういう場として活用していければなというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) さらに裾野を広げていただきたいと思います。
それでは、道の駅構想についてお伺いいたしますが、現在、場所の選定中ということでもございます。本市の目指しているオリジナル道の駅というのは、国交省で進めている道の駅構想とは違うのか。その辺についてちょっとお伺いします。

○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。

○経済産業部長(荒谷 敏君) そちらにつきましても、交付金があるのは国交省の進める道の駅でございます。それも含めて、総合計画に上げているのはスイーツの駅構想ですので、新たな地方創生の観点からも考えられて、場合によっては、富谷の場合は4号線がメーンになっておりますので、そういった土地利用もありますので、そういったものも含めながら、新たな道の駅、スイーツの駅構想に合致するような、そういったものも含めて検討を進めているところでございます。

○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) 回答がうまいから、ちょっとわからないんですけれども、これは別物なんですか。そこのところをお伺いしたいんですが。国交省が進めているのとは別と考えていいのか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。

○経済産業部長(荒谷 敏君) 国交省の進めているところでは補助規定がございますので、24時間トイレがあいているとか、あと面積、駐車場の台数、そういったものが全て網羅されているのが基準になっております。ただ、現状を見ますと、そういったものを富谷の中で整備するのも極めて厳しいというのはこの間の報告のところでも申し上げておるんですが、そういったものも含めながら新たな観点に立って、スイーツの駅ができるような、そういったものも含めながら、今回、交付金も採択されましたので、さらに広域性も深めながら考えていくというような、今現段階でございます。

○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) ぜひ、市民の求める、市民の満足できる施設に取り組んでいただきたいと思いますが、いかがですか。

○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。

○経済産業部長(荒谷 敏君) それにつきましては、市民の利便性向上、あとは農商業の振興、そういったものも、あとは観光関係というものもありますので、当然、そういったものも含めながら、今回の交付金を活用した検討の中で具体的な手法をご提示させていただければと思っております。

○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) 何といっても、この辺の道の駅では大崎市の岩出山の「あ・ら・伊達な道の駅」が有名ですが、ここは本当にお客さんに支持されている道の駅だと思います。何と年間300万人のお客さんが入るそうでございます。ここは2006年の7市町村、古川、岩出山、鳴子、田尻、三本木、松山、鹿島台の合併でできた大崎市です。場所は大崎の中心で国道沿いということで、本当にいつ行っても、旧市町村の農産物、特産品、あと姉妹都市の宇和島の商品、北海道の産品等々を並べて、1日1万人を超えるときもあると。ぜひ、ここの道の駅を参考にしていただきたいと。先ほど、国交省と若干違うというふうなニュアンスでありましたけれども、ぜひ、ここの道の駅を参考にしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。

○経済産業部長(荒谷 敏君) 県内で、議員のおっしゃるとおり、かなりにぎわっている道の駅もあります。全国では、現在1,145カ所ありますので、そういったところの中の特色のある道の駅も参考にしながら、今回の富谷が掲げておりますスイーツの駅、そういったもので独自性を見出せるような、そういった構想を考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) そういう意味で、この道の駅は、先ほど言った旧の市町村、広域のスケールメリットが十分生かされている道の駅だと思います。それであの道の駅があるのではないかなというふうに思います。ぜひ、難しさはあるとは思いますが、本市の道の駅に関しても、近隣市町村と連携して、近隣市町村を巻き込んで、そういうものを視野に入れて道の駅の整備がされるよう検討いただきたいんですが、いかがでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。

○経済産業部長(荒谷 敏君) こちらにつきましては、先ほど市長の答弁にもございましたとおり、今回の計画では広域も取り入れると。その中には、これは国交省の道の駅の整備の内容で申し上げますと、1,145カ所のうち、まず、設置については、ほぼ自治体が、市町村が設置しているのが98%、ただ、管理運営部門になりますと、自治体が設置しているのは15%と。そのほか、第三セクターであったり、指定管理者制度、先ほどのPFIも入ると思うんですけれども、そういったところで広域性はかなり重要な部分だと思っております。

○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) それでは、最後に市長にお伺いします。
先ほどもあったかと思いますが、広域連携の事業は、これから少子化や高齢化、地域の人口減少が進む中で、行政サービスの維持、質の向上、何よりも行政としては効率化を図られることからも、ぜひ、この道の駅構想もあわせて自治体間連携を図っていただきたいということをお伺いしたいんですが、最後に市長にお伺いします。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) スイーツの駅、道の駅につきまして、先ほど答弁で申し上げましたように、もちろんスイーツの1つのまちづくりのシンボルとして、そしてまた、道の駅……。以前、同僚議員から「富谷の農産物、少ないんじゃないか。それで何になるんだ」みたいなことを言われたことがありますけれども。やっぱり、そういう意味では、広域連携というものもすごく重要な私はこれからの視点だというふうに考えておりますし、いろいろな相談もさせていただいているところでございます。そういう意味では、決して、富谷らしいオリジナリティのある、もちろん「あ・ら・伊達な道の駅」や「上品の郷」のように宮城県の屈指の道の駅というものもありますけれども、来場者というよりも、やはり富谷独自のオリジナリティのあるスイーツの駅、そして道の駅をしっかりと広域連携も含めて検討していきたいというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 次に、17番渡邊俊一君。

○17番(渡邊俊一君) それでは、通告に従いまして、私からは2件3要旨について質問させていただきます。
1件目として、太子堂団地内の安全対策について伺います。
私は、この問題について何度か質問し、提案提言をさせていただいてまいりました。それだけ重要な問題と捉え質問をさせていただくわけでありますが、北部地区のさらなる発展のため、都市計画道路穀田三ノ関線の平成32年度供用開始に伴い、我が市の交通網の整備が著しく向上し、住民はもとより、仙台市など南部近隣住民の北部工業団地への通勤や南部地区から国道を通らず北進できる大変便利な環境が整うことになり、富谷市全体の交通の利便性に大きく寄与するものと考えます。
しかし、この路線が完成すれば、北上する車両が国道4号へ抜けるまるまつの交差点の信号待ちの渋滞を避けるため、太子堂団地内を走行する車がふえ、簡素な団地内の環境が破壊され、住民の安全はもとより、子供たちの通学の安全においても大変危惧されることから、穀田三ノ関線開通に向けた太子堂団地内の安全対策が急務と考え、次の2問にて質問をいたします。
1つ、都市計画道路穀田三ノ関線の完成時における太子堂団地内の環境と住民、子供の通学の安全に対し、若生市長の見解を求めるものであります。
2つ目として、太子堂団地内の安全を確保するためにも、三ノ関大崎線の改良工事の必要性について、若生市長は平成32年度の供用開始の状況を想定した上で、早目、早目の対応をしながら、供用開始の段階で慌てることなく、有効かつ効果的に供用がなされるように対応と検討されると言われておりますが、今日までの検討内容についてお伺いいたします。
2問目でありますが、自然公園の管理整備を急げということで質問させていただきます。
特にひより台団地、ひより台二丁目南公園の隣の自然公園はカラスの寝床となっていることにより、朝夕、団地内の住民の迷惑となり、恐怖を感じている方もおられると聞かされております。七十七銀行富谷支店の東側歩道には、白いペンキがまき散らされているように、カラスのふんで埋め尽くされておる現状であり、衛生面や美化環境の面から早急な対応が必要と考え、次の質問をいたします。
ひより台南公園隣の自然公園の下刈り、間伐、枝払いを行い、カラスの巣や寝床にならないよう環境整備が必要と考えますが、市長の見解を求めます。
以上であります。

○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの渡邊俊一議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1の太子堂団地内の安全対策について問うの問い1でございます。都市計画道路穀田三ノ関線完成時の太子堂団地内の環境と安全につきましては、平成28年第4回定例会でも一部お答えをさせていただきましたが、穀田三ノ関線の全線供用開始前に市道仏所太子堂中線と太子堂団地内を通過する太子堂12-1号線の安全点検を実施し、歩行者などの安全を確保するために必要な措置を講じてまいります。
問い2でございます。市道三ノ関大崎線の改良工事の必要性につきましては、これまで検討を重ねてまいりました。その結果、太子堂団地内の安全確保と三ノ関会館前の大雨時の道路冠水対策を兼ねて改良を行う必要性があると判断をいたしました。つきましては、今後、交通量調査等を実施し、改良内容の検討と設計を行い、穀田三ノ関線の供用開始に合わせた工事の実施を計画してまいりたいと考えております。
質問件名2の自然公園の管理整備を急げの問いで、ひより台南公園隣の自然公園の環境整備につきましては、ひより台南公園と隣接する緑地は昭和55年から63年に実施された土地区画整理事業によって確保されたものであります。この公園緑地は整備から30年以上経過しており、樹木は大きく成長し、竹や下草が生い茂り、緑地の中に入ることもできない状況となっております。つきましては、まずは緑地の下刈りを実施し、その後、冬期剪定などによって剪定や伐採を行い、徐々にではございますが、環境整備を図っていきたいと考えております。
以上です。

○議長(相澤 榮君) 17番渡邊俊一君。

○17番(渡邊俊一君) まず、ひより台公園のことで再質問いたしますけれども、やはり近年、子供たちの事件・事故が多数各地域で発生している現状であります。市長もあの地域を確認していただいたということでありますけれども、一旦、あの道路から、例えば変質者みたいな方が子供が1人で歩いているときにちょっと裾を引っ張って山の中に入った時点で既にわからないというような現状でありますから、これはやっぱり早急に、管理責任者として、ぜひ、今市長が答弁したとおり、完全に推進、遂行していただかなければならないと、こんなふうに思っております。
やはり計画をある程度持った上で進めることも大事なのでありますけれども、費用対効果そのものだけで物事を判断することでなくて、改めてそんなに大きな予算を計上しなければあの整備ができないということではありませんので、その辺について、改めての計画的なものの答弁をお願いしたいと、こんなふうに思っております。
また、三ノ関大崎線であります。そしてまた、市長が今申したとおり、太子堂の安全に大変考慮するというようなことでありますけれども、基本的に穀田三ノ関線と三ノ関大崎線は一体のものと私はずっと考えてきました。そういった意味からして、今回、平成34年までに全て供用開始ができるような状況に今なろうとしている矢先でありますけれども、穀田三ノ関線の事業の入札等について不用額が出た場合には、やはり速やかに減額補正をし、そして、改めて、その延長線と私は感じておる三ノ関大崎線に補正を組めるような状況をつくっていくことも大事ではないかというふうに私は思っております。やはり基本的に限られた予算の中で有効的に事業を進めるということでありますから、そういった手腕もぜひ考慮に入れながら事業を展開していくことが非常に重要かと思っておりますので、その件についても改めて市長の見解を求めさせていただきたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) まず、1点目のひより台公園の隣接している緑地につきましては、議員のご指摘のように、子供たちが歩いている中でのいわゆる防犯上におきましても、今の状態というのは決して安心できる状況ではないので、先ほど答弁したように、下刈り等、剪定等を進めて整備をしていきたいというふうに考えております。
2点目の三ノ関大崎線につきましても先ほど答弁したとおりでございますが、まずは、今後交通量調査等を実施して、どれぐらいの費用等を含めてかかるかも検討しながら、まずは、少なくとも、先ほど来答弁しているように、穀田三ノ関線の供用開始までにはしっかりと整備を整えるということの前提で、まずは調査等を進めて段階的に進めていきたいというふうに考えております。その中で、今ご意見いただきました場合によっては、補正の必要が起こった場合にはご提案をさせていただく機会もあるかというふうに思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

○議長(相澤 榮君) これをもちまして、本日の一般質問を終わります。
これで本日の日程は全て終了しました。
本日はこれにて散会いたします。大変お疲れさまでした。


午後 1時46分 散会

平成30年第3回定例会議事録(第3号)

平成30年8月31日(金曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 金 子 透 君
  • 2番 青 柳 信 義 君
  • 3番 若 生 英 俊 君
  • 4番 長谷川 る 美 君
  • 5番 畑 山 和 晴 君
  • 6番 齊 藤 秀 行 君
  • 7番 藤 原 峻 君
  • 8番 佐 藤 聖 子 君
  • 9番 浅 野 武 志 君
  • 10番 西 田 嘉 博 君
  • 11番 菅 原 福 治 君
  • 12番 出 川 博 一 君
  • 13番 浅 野 直 子 君
  • 14番 高 橋 正 俊 君
  • 15番 佐 藤 克 彦 君
  • 16番 山 路 清 一 君
  • 17番 渡 邊 俊 一 君
  • 18番 浅 野 幹 雄 君
  • 19番 安 住 稔 幸 君
  • 20番 相 澤 榮 君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 市長 若 生 裕 俊 君
  • 副市長 高 橋 義 広 君
  • 企画部長 種 市 優 君
  • 総務部長 山 田 豊 君
  • 市民生活部長 吉 田 尚 樹 君
  • 保健福祉部長 奥 山 育 男 君
  • 経済産業部長 荒 谷 敏 君
  • 建設部長 伊 藤 正 君
  • 保健福祉部次長兼保健福祉部長寿福祉課長 中 山 高 子 君
  • 保健福祉部長寿福祉課技術参事兼保健福祉総合支援センター所長兼高齢者施策専門監 安 積 春 美 君
  • 企画部企画政策課長 松 原 誠 君
  • 企画部財政課長 高 橋 弘 勝 君
  • 総務部市民協働課長 高 橋 加 代 君
  • 保健福祉部地域福祉課長 菅 原 俊 司 君
  • 保健福祉部健康推進課長 菅 原 順 子 君
  • 保健福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセンター子育てサロン所長 星 英 樹 君
  • 保健福祉部子育て支援センター所長 狩 野 悦 子 君
  • 経済産業部産業観光課長 鴇 幸 浩 君
  • 経済産業部農林振興課長 齋 藤 英 夫 君
  • 教育長 菅 原 義 一 君
  • 教育部長 佐 藤 英 樹 君
  • 教育部教育総務課長 渡 邉 正 弘 君
  • 教育部学校教育課長 相 澤 美 和 君
  • 教育部生涯学習課長兼総合運動場所長兼民俗ギャラリー館長兼図書館開館準備室長 小 山 温 君
  • 教育部生涯学習課富谷中央公民館長兼富ケ丘公民館長兼東向陽台公民館長兼あけの平公民館長兼日吉台公民館長兼成田公民館長 阿 部 雄 也 君

事務局職員出席者

  • 事務局長 富 澤 裕
  • 次長 高 橋 直 美
  • 主事 伊 藤 亨 太

議事日程 第3号

平成30年8月31日(金曜日) 午前10時00分 開会

日程1 会議録署名議員の指名
日程2 一般質問 1番 金 子 透 議員
1 富谷の発信事業、今後の取り組みを問う
2番 青 柳 信 義 議員
1 (仮称)新富谷市民図書館整備基本構想について問う
2 猛暑対策として、小・中学校へのエアコン設置、生活保護受給者及び高齢者へのエアコン購入費用助成について
8番 佐 藤 聖 子 議員
1 高齢者保健福祉、介護保険での重点施策は
2 今後の町内会活動はどうあるべきなのか
13番 浅 野 直 子 議員
1 電子母子健康手帳と祖父母手帳は
2 ワクチン接種補助と子供の健康

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり 午前10時00分 開会

○議長(相澤 榮君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましてはお手元に配付のとおりです。


日程第1 会議録署名議員の指名

○議長(相澤 榮君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、18番浅野幹雄君、19番安住稔幸君の2名を指名いたします。


日程第2 一般質問

○議長(相澤 榮君) 日程第2、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。1番金子 透君。

○1番(金子 透君) 皆さん、おはようございます。
それでは、通告に従いまして、富谷の発信事業、今後の取り組みを問うとのことで一般質問を行います。2件の事業について取り上げさせていただきます。富谷茶復活事業ととみやはちみつプロジェクトであります。
富谷茶復活事業は、その名のとおり、江戸時代富谷宿のころより昭和30年代まで生産されていた富谷茶の復活事業であります。古くは日本北限のお茶として「奥道中歌」の中でも歌われております。最初の部分でございますが、「国分の町よりここへ 七北田よ 富谷茶飲んで 味は吉岡」と、まだまだ続くのではありますが、この部分の意味でございますが、「富谷の国分から泉の七北田で富谷茶を飲んで、味はよし」のことであります。当時は大変おいしいお茶として名をはせたのではと思っております。しかし、戦後、インフラの整備が進み、交通、流通事情が格段に発達したことなどさまざまな事情が重なり、生産されることはなくなりました。
新たに富谷市民となられた方々は、富谷茶の歴史的なことは知らない方も多いのではと思っております。「故きを温ねて新しきを知る」との言葉があります。その意味は、古い昔のことをよく学んで、そこから新しい考え、説、価値を見出すとのことであります。復活に取り組んだ富谷茶そのものではないでしょうか。一市民として大いに期待するものであります。
次に、とみやはちみつプロジェクト事業であります。最初に聞いたとき、富谷で蜂蜜、そんなに収量は見込めないのではと疑問視しておりましたが、昨年、ことしと140キロ前後の収量に大変驚いております。採蜜された蜂蜜は市内の菓子店に提供されており、国際スイーツ博覧会の一翼を担っているものと思います。また、ことしから大手菓子メーカーにも提供され、商品化されたお菓子が県内各地で販売され、好評なのではと思っております。蜂蜜は、今まで富谷になかった新たな価値を生み出し、富谷の発信で大きな役割を果たすことだろうと確信するものであります。
本市では、市民の皆様のさまざまな活動に財政支援を行っております。その目的は、地域の活性化、それぞれの活動の振興・普及、また、人材の育成など、共通する目的は多々あると考えます。さきに取り上げた富谷茶、蜂蜜も同様な側面があると思いますが、ほかの活動との違いの一つとして、この2つの事業は物を生産しております。生産活動をしているとのことは、活動資金はみずから賄えるとのことが考えられます。しかし、この2つの事業は始まったばかりで財政支援は必要であると理解しておるところであります。財政支援は来年度で終了の予定です。その後、資金難などの理由で事業が頓挫するようなことはあってはなりません。いろいろな意味で、富谷の大切なツールを失うことになります。
以上の考えから、次の質問をいたします。
1、事業の拡大の検討などはございませんか。また、その理由は。
2、生産物の販路の開発、消費拡大などの考えは。
3、財政支援以外の支援は。
4、今後予想される問題点、課題とその対策は。
5、最終的な目標とそこまでの行程は。
以上、私からの質問でございます。

○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) おはようございます。
それでは、ただいまの金子 透議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名の富谷の発信事業、今後の取り組みを問うの問い1でございます。事業の検討などはありませんか。また、その理由についてでございますが、初めに、とみやはちみつプロジェクト事業につきましては、事業補助期間を平成29年度を初年度とし平成33年度までの5年間事業として取り組んでおります。現在、協議会を立ち上げ10群のミツバチを市役所屋上で飼育しており、本年は初の越冬を試み、養蜂活動に必要な知識を検証し、継続的な飼育ができるよう、協議会やサポーターの皆さんと日々研さんに努めております。
また、富谷茶復活事業については、国の地域就業機会創出・拡大事業としてシルバー人材センターが事業採択を受け、新たなシルバー世代の就業の場確保対策を図ることを目標に、国と市が同額の補助金を交付し実施することになり、3年間の事業期間となっております。
あわせて、かつて富谷の産業でもあった富谷茶を復活し、富谷宿開宿400年祭へ向けた新たなシティブランドの取り組みとしても期待をしているところです。本年度においては、お茶の苗木を植栽し、茶畑の確保と耕地拡大へ取り組み、将来的には商品化等も視野に事業の拡大を図ってまいりたいと考えております。
このように、とみやはちみつプロジェクト事業や富谷茶復活プロジェクトは、補助期間終了後においても「とみやシティブランドの確立」の一翼を担っておりますので、安定的な組織づくりと事業拡大を視野に、さまざまな団体と連携を図りながら支援を継続してまいりたいと考えております。
問い2の生産物の販路の開発、消費拡大などの考え方につきましては、とみやはちみつプロジェクトでは、生産した蜂蜜を市内スイーツ店に優先して販売し、また、とみや国際スイーツ博覧会では市外スイーツ店や一般販売などを行っております。さらに、昨年12月から、ふるさと納税の返礼品として登録を行い、また、お菓子問屋と連携して、とみやはちみつを使ったクッキーなどのお土産品を開発・販売するなど販路の拡大に努めております。今後は、さらなる一般販売に向けて販路の拡大や東京にある宮城のアンテナショップでの販売に向けてさまざまな取り組みを行うなど、消費拡大につながるよう支援をしてまいりたいと思います。
また、富谷茶については、まず耕作地の拡大を図ることが重要となっております。その上で、販路や商品については、ペットボトル飲料や茶葉への加工、とみやスイーツへの提供などの商品を開発するなど、販売実現に向けて関係企業への働きかけや商工会などとも連携し、シルバー人材センターとともに積極的に取り組んでまいりたいと考えております。
問い3、財政支援以外の支援としては、まず、とみやはちみつプロジェクト事業では、市役所屋上を養蜂の場として活用いただき、さらに蜜源確保として市役所周辺への花壇等の設置を行っております。また、富谷茶については、耕地面積拡大に向けて市有地2カ所をお貸ししております。さらに、報道機関等に対して定例記者会見や時折のイベント紹介として積極的に事業の情報発信を行い、新たなとみやシティブランドとしてPR活動を通じ支援をしてまいりたいと考えております。
問い4の今後予想される問題点、課題とその対策につきましては、とみやはちみつプロジェクト推進協議会では今後の課題として、人員確保や人材育成が難しいと考えております。また、新たな養蜂家の育成への取り組みや市内での養蜂活動場所の確保など、市民の方々のサポーター体制の確立を図りつつ、養蜂事業に参入しやすい環境づくりや支援体制が課題と考えております。
富谷茶については、まずは植栽をしてから2カ月経過したところであり、今後はお茶が順調に生育していくための栽培技術の習得や技術者の人材育成が必要不可欠など、安定的な事業体制への整備構築が課題と考えております。
これらの課題については、関係機関や専門家の方々の支援もいただきながら対応してまいりたいと考えております。
問い5、最終的な目標とそこまでの行程につきましては、とみやはちみつプロジェクト事業につきましては、最終的な目標として、協議会として独立運営が可能になることと思っております。しかしながら、まだまだ課題は多く、越冬の技術確立や養蜂家育成、市民サポーター制度など、今後も継続的な支援が必要であると考えております。
また、富谷茶においては、地域活性化と就労の場の創出・拡大が目標であるとともに、新たなシティブランド富谷茶復活による商品販売までが目標と考えております。今後は、茶畑の整備や拡大、管理などを行いながら、商品化による販売体制の確立、茶摘み体験や観光案内等の事業も視野に入れた計画であり、2020年の開宿400年に向け、富谷茶を通した富谷の魅力を発信していきたいと考えております。
以上です。

○議長(相澤 榮君) 1番金子 透君。

○1番(金子 透君) それでは、再質問させていただきます。
5つの項目について大変細かい答弁をいただきました。おおむね私の考えするところとやや一致するのかなというところの中で、富谷茶に関してですけれども、栽培する面積、これは確実に確保しなければならないわけですけれども、歴史的な見地に立てば富ヶ岡公園近辺、気仙屋さんがやっていたあの近辺が大々的に栽培されていたところかなというふうに考えるときに、あそこをやっぱり、富ヶ岡公園の整備、何回か話ししていますけれども、それも含めて民有地だと思うんですね、ほとんどが。あそこに市有地はほとんどないのではないかと思うんですけれども、借地にしろ、買い上げるにしろ、いずれ、あそこら辺でもうちょっと富谷のしんまちのまちづくりと複合的に考えて行うべきではないかと思っております。その辺について、改めて回答願いたいなと思います。
お茶といえば、多年にわたって、木ですから、毎年、毎年、植樹するわけでもないですし、10年、20年というスパンで取り組まなければならない事業だと思っております。借地でどうこうやるよりも、市有地として買い上げて、その時々の状況によっては、例えばいろいろな変更もかけるのもかけやすいでしょうし、ぜひ、取得して、市街化区域の中に緑地として保全できるような格好で整備を進めていくべきではないかと思います。ちょっと外れますけれども、市街化区域の中に緑地として保全する土地があれば、その分、今度、調整区域のほうに持っていって、今度の三ノ関穀田線の新たにあそこに道路ができれば、あの周りにもいろいろ有効活用できる土地、そういうふうに複合的に次の段階、次の段階と展開することが可能だと思います。ぜひこれは検討に値すべき事項だと考えております。
もう1件、蜂蜜に関してなんですけれども、国際スイーツフェアで提供されているというのは以前にもお聞きしましたけれども、ことしから大手の菓子メーカーにも提供されると。何か一気にメジャーデビューしたようで、喜んでいいのか、「ううん」と、ちょっと首をかしげていいのか、迷っているところなんですけれども。まだまだ、とみやはちみつというのは県内にはなかなかまだ知れ渡っていないのではないかなと。もうちょっと身近なところからやっていくほうが何か地に足のついた実りのある事業になるのではないかなと。
先ほど答弁いただきました商工会さんとも連携するということなんですけれども、商工会さんは黒川地域合併して4市町村が一緒になっているわけですから、まず、黒川圏域で富谷の蜂蜜のすばらしさを知らしめる。その次に、今度は県内に行く。それからメジャーデビューでもいいのかなと、順序的には。そういった一足飛びの動きでなくて、もうちょっと静かな動きでも十分よろしいのではと思っております。
あともう一つ、両方に言えることなんですけれども、両方ともやっぱり物を生産しているということは経済活動をやっているわけですから、売り買いを伴って、資金は自分で賄えるところまで持っていきたいという市長の一番最後の答弁ありましたけれども、やっぱりそれが最終ゴールだと思います。
ただ、お茶に関して言えば、収穫できるまで三、四年はかかるということでしたから、来年度で終わって、「はい、終わり」というわけには絶対いかないわけですよね。シルバーさんに今委託しているのは、雇用促進という側面もありますし、市が積極的に手がけるということは教育の場に生かせるということもあると思うんですよね。富谷でこういうおいしいお茶を生産しているんだということを、自然環境の中で、小学生だったり、中学生の教育にも生かせるのではないかと思っております。そういったことを考えると、来年で一旦国の制度の事業は終わりです。再来年から国・県の予算が仮につかなかったとしても、これは自主財源で独自にでも、とりあえず、育成というか、育て上げなければならない事業だと思います。行く行くは自前でやっていただく、それが一番いい格好だと思います。決して、いつまでも、何年も、5年も、10年も過保護に事業をかかわってはいかんとは思います。ある程度のところできちっと自立するところまで育て上げていただきたいなと。そこら辺の考え方、いま一度、市長にお答えいただきます。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) ありがとうございます。
まず、1件目のお茶畑の確保、今後の展開につきましては、議員のご意見のとおりだと思います。お茶につきましては、これから、先ほども答弁申し上げましたが、商品化をしていく上ではそれなりの量が必要になってくるわけでございまして、そのためには、まず、先ほども答弁したように、茶畑の確保というのがすごく重要でございます。なおかつ、先ほど、ご意見にもあったように、木なのでかなり長い期間、永年にわたっての継続性ということも考えれば、ご意見のとおりだというふうに思っております。
今後の確保につきましては、市有地のみならず民有地、先ほどのご意見も参考にさせていただきながら、お話ができるのは、とにかく民有地を借り上げる場合はきちっと地代を払えるような基盤が確立できるような、ある意味、自立する方向性を目標に定めながら確保をしっかりとしていきたいというふうに思います。
また、あわせて、ご意見のように、必要に応じて市で買い上げるということも一つの検討する価値があるかというふうに思いますので、検討していきたいというふうに考えております。
また、2つ目の蜜蜂、はちみつプロジェクトにつきましては、今回、正直、ご意見のとおりだと思います。やはり、まずは今回のはちみつプロジェクトについては、地元のスイーツ店、そして、地元での商品開発ということがメーンで始まったはちみつプロジェクトでございますので、地元で商品化というのは優先でございます。ただ、今回、長門屋さんからのご提案というのが、余り、蜂蜜の原料をそんなに大量に使用しないということで、なおかつ、あの会社は提案の段階から商品開発能力が大変すばらしくて、県内各地のお土産店さんにスペースを持っているということで、ある意味、とみやはちみつプロジェクトというものを広く展開する、発信をする1つのツールとしては、今回、3商品開発していただいて、全てにとみやのはちみつプロジェクトの概要が全て箱に記載されているということで、ある意味、そういう意味では、発信力という意味では大きな役割を担っていただいているかなというふうに思っております。
ただ、基本は金子議員ご意見のとおり、地元優先であり、地元からしっかりと商品開発を目指していきたいというふうに、そこはぶれないで継続をしていきたいというふうに思っております。
3つ目の今後の展開ということでございます。支援につきましては、将来的には自立を目指しておりますが、まだまだ当面、お茶の栽培の商品化含めて、まだまだ先は長いと思います。今回は、たまたまシルバー人材センターさんとお茶の復活プロジェクトをやる上で、国のこういった補助金があるので、この交付金を活用して進められないだろうかということでの、今回、事前からの協議をして、それの補助金を国と、それに合わせて同額の補助を市で持つということで、今回、ある意味、国の交付金を活用するということでのスタートでございますので、今後の展開につきましては、もちろん議員ご意見のとおり、時間はかかるかというふうに思います。しっかりと、ただ、この開宿400年に向けて、そして、さらにその先も含めて、富谷茶を大きな富谷のブランドとして、歴史もあるわけでございますので、今後しっかりと地元の富谷の特産品として復活し、そして、なおかつ自立できるまでしっかりと市とすれば支援をしていきたいというふうに考えておりますので、今後も引き続きご支援賜れればというふうに思います。

○議長(相澤 榮君) 1番金子 透君。

○1番(金子 透君) 先ほど、市長、最後のほうでとみやブランドの発信という言葉を出しましたけれども、ちょっと、昔の私の体験というか、話を交えながら、最後、改めて市長の考えを伺います。
私、まだ働きがけのころ、今から40年ぐらい前ですね。仕事関係でいろいろな人と会ったとき、「金子さん、どっちなんですか」と聞かれたときに、「私、富谷です」と言うと、「ああ、富谷、仙台の隣で便利でいい町ですよね」と。そこで終わる人もいれば、もう一言来る人もいるんです。このもう一言というのは、「何もないけれども、静かでいいところだね」と。いや、笑っていられますけれども、富谷で生まれ育った方、私ら世代の方はよく耳にした話だと思います。私も事実、昔、本当に何もない町だったんではないかなと思っております。
ただ、今現在は活気あふれて、若い人たちもいる。いろいろな能力を持った方もいる。こうやって新しいブランドも発信しようと頑張っている。大変重要なことだと思っております。子供たちが、「富谷のいいところは何ですか」と、小学生・中学生が聞かれたときに、胸を張って心の中から、「富谷は、緑豊かな自然豊かなところで、おいしいお茶と蜂蜜とブルーベリーができるすばらしいまちです」と言えるような、そういうまちづくりを目指すべきであると考えております。
今、一生懸命、市民の要望に応えてインフラ、公共施設の整備、計画どおり一歩一歩着実に進んでいますけれども、そういう物理的なもの、物が何でもかんでもそろっている「住みたくなるまち日本一」も、それはそれで大切だと思いますけれども、もっと内なるところ、心の中のほうから誇りを持って「住みたくなるまち日本一」だということを子供たちが言えるようなまちづくり、そこに関して、私、大切にすべきだと思っております。
この考え方に対して、改めて市長の考えをお聞きして終わります。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) ありがとうございます。
金子議員が今ご意見あった40年前、確かに私も、当時、同じように思って、実は、当時、多分若い人たちも含めて、大分の一村一品運動が全国を駆けめぐったときに、「富谷というのは特産品ないよな」という、そこから実は今のブルーベリーが始まったことはご存じかと思いますけれども。当時、富谷に新しい特産品を何かつくろうということで、若者6人で始まったのがブルーベリーでございました。当時、どこまで行くかわからなかったんですけれども、それを支えてくれたのが、やはり当時の郵便局だったり、農協だったり、役場だったりということで、町民の皆さんが応援してくれたから、今の富谷のブルーベリーが育ったわけでございまして、お茶も同じように、これから時間はかかっても富谷を代表する特産品としてしっかりと育てていきたいと思いますし、そのことが未来を担う子供たち、そして、富谷に住んでいる方々が誇りを持てるような、そんな1つのブランドとしてつくり上げていければなというふうに思いますので、さらなるご支援を賜ればというふうに思います。

○議長(相澤 榮君) 次に、2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 皆さん、おはようございます。
通告に従い2件の質問をいたします。
1件目として、(仮称)新富谷市民図書館整備基本構想について問うと題して質問いたします。
現在、本市におきましては富谷市次世代型図書館づくりに向け、市長を先頭に生涯学習課が主管となって取り組んでおられます。基本構想を作成されるプロセスとして、平成29年7月、有識者ヒアリングを始まりとし、平成29年8月、富谷市次世代型図書館づくりに向けたアイデアキャンプ、平成29年10月、先行図書館視察で岩手県紫波町図書館(紫波町情報交流館、オガール)、岩手県一関市図書館8館の視察を行い、平成29年12月、富谷市の図書館について語り合うシビックミーティングを経て、(仮称)新富谷市民図書館整備基本構想が作成されました。
今後の具体的なスケジュールとしては、本年度は基本計画、設計プロポーザル、平成31年度は基本設計・実施設計、工事入札、平成32年度は工事、平成33年度に開館の予定となっております。この基本構想は非常に心地よい文言が並び、夢のある図書館に市民も大きな期待を寄せるところであります。
しかし、いまだに建設の規模、予算が明示されておらず、今定例会の市長施政方針でも「望ましい図書館整備に向け情報収集に努め、市民協働の視点に立った策定業務を進めます」としか触れておらず、具体的なことはお示しいただけませんでした。工事入札は来年度の予定であり、本来であるならば、今定例会においてある程度の建設の規模、予算などを示すべき時期であったと考えます。このままでは議員の意見を反映することなく、市民の意見も反映することなく、12月議会において一方的に基本計画(案)が示されることを懸念しております。執行部におかれましては、市民が納得し自慢できる図書館建設の実現に向け、進めていただきたいと考えております。
基本構想の内容について疑問に思うところ、執行部にもう少し明確化していただきたい部分について質問いたします。
1、基本構想「はじめに」の部分で、「医療福祉や産業振興等の地域情報拠点として、市民の暮らしはもちろん、富谷市にオフィスを置く企業や事業家のビジネスを継続的に支える施設ともなり得ます」とありますが、市役所の医療福祉を主管する部署並びに7月に開設された富谷市まちづくり産業交流プラザ「TOMI⁺」との連携、役割のすみ分けについてお伺いします。
2、基本構想「はじめに」の部分で、「この施設づくりは、市役所が単独で進めるのではなく、富谷市在住、在学、在勤の皆さんや将来富谷市で暮らしたいと考える皆さんと協働で進めていきます」とありますが、その中で「将来富谷市で暮らしたい」と考える皆さんとの協働については、どのようなアプローチで協働を働きかけるか、考えをお伺いします。
3、公民館図書室の現状と課題について、資料の課題について富谷市の1人当たりの蔵書冊数が全国平均、県内平均を下回っていますが、富谷市民図書館においてはどのくらいの冊数を目標にふやしていこうと考えておられるのか、お伺いします。
4、宮城県図書館との連携について、富谷市民図書館が整備された後の連携のあり方について、現在の連携状況と図書館整備をすることによってどのような面が変わり、市民にとって利便性が向上するのか、現段階で予想される変化をお伺いします。
5、理念の中に「市民による市民のための図書館」とあり、「計画策定段階のヒアリングだけではなく、図書館の整備や開館後の運営も、市民の皆さんと一緒に行っていきます」とあり、「当事者意識(オーナーシップ)を持つ市民の皆さんと進めていきます」とありますが、具体的に一緒に進める市民の選定については、どのようなプロセスを通じて決定し、どこまでの決定権を持たせて協働し進めるのか、お伺いします。
6、基本指針5番目の「コミュニティづくりの場所」としての機能を持たせるとあり、「引っ越したばかりで知り合いがおらず、孤立・孤独を感じている人、一人暮らしの高齢者、放課後の行き場に困っている保護者とも共働きの子どもたち、勉強する場所に困っている人たち、障害がある人等、富谷市で暮らすすべての人たちの受け皿として機能していきます」とありますが、果たして図書館としての機能として可能なのか、お伺いいたします。
「施設づくりの方向性」として、センター館の設置に関して「成田公民館に施設を増築し、既存の施設とつなげ、センター館として整備します」と掲げられておられますが、これまでの公民館機能として利用されてきた市民に対し、成田公民館にセンター館として図書館機能を充実させることにより、逆にこれまでの公民館機能を低下させる危惧はないのか、あるいは対応策を検討されているのか、お伺いします。
8、各館の相互連携のあり方として、学校や施設との連携・ネットワークの形成とあり、「町内会館、子育て支援センター「とみここ」、病院や地元の社会福祉施設、企業、市民サークル等とも連携し、資料の貸し出しを行います」とあります。理想論としては理解しますが、貸し出しした図書の管理、ネットワークの構築、運用にかかるコストなど、実際に実現可能なものなのか、お伺いします。
9、「黒川郡内の図書館類似施設との連携」とありますが、富谷市民にとってメリットがあるか疑問に感じます。むしろ、県立図書館、仙台市泉図書館、(仙台市図書館)仙台メディアテークとの連携、ネットワーク構築の方が富谷市民にとってメリットが大きいと思われます。黒川郡内の類似施設との連携にこだわる理由、根拠をお伺いします。
10、「理念を実現させる機能とサービス」の中で、人について挙げられており、「高い専門性を持ち、富谷市の生涯学習を担う、核となる正規の専門職員を配置します」とあります。以下の文言の中で富谷市民図書館の職員として求められる、各分野に精通する能力、リテラシーが挙げられておりますが、人員についてどのくらいの人数を想定され、また新たに募集採用を考えておられるのか、お伺いします。
11.「こと」の部分において、「市のイベントへの出張サービス」が挙げられておりますが、移動図書館専用バスについても検討されているのか、お伺いします。
12、開館までの整備の手法とスケジュールにおいて、「計画から設計までのシームレスな進行」「基本計画から開館まで、図書館整備の各段階におけるプロセスを充分にふまえた上で、連続した積み重ねが重要となります」とあり、平成29年度の基本構想から平成33年度までの開館までのスケジュールが明記されております。現段階における富谷市民図書館に係る経費の規模、財源等について財政当局との話し合い、検討が行われているのか、お伺いします。
以上、12点について質問いたします。
2件目として、猛暑対策として、小・中学校へのエアコン設置、生活保護受給者及び高齢者へのエアコン購入助成について質問いたします。
ことしは、今さら言うまでもなく、日本全国で「酷暑」が続きました。
小・中学校に関して、政府は本年7月24日、定例会見で「児童・生徒の安全、健康を守るための猛暑対策は緊急の課題」とし、小・中学校へのエアコン設置を政府として補助する考えを示し、「来年のこの時期に間に合うよう、政府として責任を持って対応したい」と述べております。
生活保護受給者につきましては、厚生労働省は6月27日までに、熱中症対策のため、ことし4月から生活保護受給を開始した世帯のうち、高齢者や子供がいるなど一定の要件を満たせば5万円を上限にエアコンの購入費の支給についても認めることにしました。対象は、自宅にエアコンがなく、高齢者や子供、障がい者、体調がすぐれない人など「熱中症予防が必要とされる人」がいる世帯が対象となりますと発表しています。
また、福島県相馬市では今年度より、特に高齢者に対する緊急の熱中症対策として、65歳以上の高齢者のいる市民税非課税世帯のうち、冷房器具(ルームエアコン)を設置していない世帯に対し、購入に必要な費用の一部を助成することを決めました。
今後も猛暑は避けられません。この問題は、子供と高齢者の健康と命が危険にさらされている問題です。小・中学校へのエアコンの設置、高齢者の安心・安全に向けて、市として全力を挙げていただきたく質問いたします。
1、富谷市の小・中学校の普通教室・特別教室へのエアコン設置率をお伺いします。
2、小・中学校の国への空調設備「学校施設環境改善交付金」の富谷市の申請状況についてお伺いします。
3、富谷市の小・中学校の普通教室へエアコンを設置した場合、市の負担額はどの程度か、エアコン整備代、電気代、メンテナンスコストに分けてお伺いします。
4、厚生労働省の通達に対し、生活保護者へエアコン購入費用助成の周知はどのようになされたのか、お伺いします。
5、熱中症対策で来年度に向けた生活保護者へエアコン購入費用助成について、市の考えをお伺いします。
6、市民税非課税で65歳以上の高齢者のいる世帯へエアコン購入費用の一部を助成についての考えをお伺いします。
以上、質問いたします。

○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの青柳信義議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1につきましては、後ほど教育長より答弁をさせていただきます。
私からは、質問件名2の猛暑対策として小・中学校へのエアコン設置、生活保護受給者及び高齢者へのエアコン購入費助成についての質問についてお答えをさせていただきます。
まず、問い1と問い2については関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。昨日の同僚議員の質問にもお答えをさせていただきましたが、富谷市小中学校の普通教室、特別教室の冷房設備設置率は普通教室が0%、特別教室が11.2%となっております。
また、学校施設環境改善交付金申請につきましては、本年7月末に文部科学省より宮城県を経由し確認調査依頼があり、今月提出をしたところであります。つきましては、提出した確認調査書により交付金が採択され次第、申請を行うことといたしております。
問い3のエアコンを設置した場合のエアコン整備代、電気代、メンテナンスコストの市の負担額につきましては、設計により金額が算出されますので、現在、金額は申し上げられませんが、本年12月の議会でお示しできればと思いますので、ご理解のほどお願いいたします。
問い4の6月27日付、厚生労働省社会援護局長通知等で要件が示されておりますが、本年4月1日以降に生活保護受給開始となった世帯においては該当する世帯がありませんでしたので、周知するには至っておりません。なお、今後も新規申請に係る訪問調査等で要件に該当する世帯に対しましては個別にお伝えをしながら、生活保護受給世帯の健康管理に配慮してまいりたいと考えております。
問い5の生活保護者へエアコン購入費助成についての市の考え方につきましては、生活保護法に定める支給基準に基づき生活保護費を支給しておりますので、今後も国の指針に準拠してまいりたいと考えております。
問い6、高齢者のいる世帯へエアコン購入費用の一部を助成についての考え方につきましては、議員のご指摘のように、熱中症患者の約半数は65歳以上の高齢者で、発生場所も住居が37%となっております。高齢者は、体内の水分量が若年者より少なく、また、暑さに対する感覚機能や体の調整機能の低下が見られます。また、エアコンを設置していても、体が冷えるなどの理由により使用していない高齢者も見受けられます。そのため、高齢者の熱中症予防対策として、本市では、水分補給の大切さとエアコンの上手な使い方など、暑さを避けるため、知識と環境整備の重要性を記載した環境省作成のパンフレットを活用し、民生委員からの声がけや各種事業の機会を捉えて周知啓発に力を入れております。
エアコン設置につきましては、まずは、今回、子供たちの教育環境の整備を優先して進めてまいりたいと考えております。
以上です。

○議長(相澤 榮君) 次に、菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) それでは、私のほうから、第1問目の(仮称)新富谷市民図書館整備基本構想のご質問についてお答えを申し上げます。
まず、第1問目でございます。基本構想では、図書館に求められる機能として、全ての人が学び、情報を得ることができる生涯学習活動の拠点であるというふうに規定してございます。基本的には、医療、福祉、産業振興等、それぞれの部署やTOMI⁺等の各施設において専門性の高いサービスが提供されていくことが前提となります。その上で、図書館としては多様な分野に関連する蔵書を生かし、資料の収集、情報提供サービス等を中核とした役割を担うことで、各施設との連携が深まるものというふうに考えてございます。
第2問目でございます。図書館整備に当たっては、これまでもアイデアキャンプ等、市民と協働した形式での取り組みを中核として進めてまいりました。また、「広報とみや」や市のホームページ、フェイスブックなどの発信力と情報の拡散機能の高いツールを利用し、将来、富谷市で暮らしたいという方々も含め、多くの方々に図書館整備に向けた取り組みの情報発信を行ってございます。今年度も全公民館でデザイン会議を開催し、市外在住の方も含め多くの皆さんに参加いただきましたので、今後も継続的に市民と協働した取り組みを進めてまいりたいというふうに思います。
第3問目でございます。現在の公民館図書室全体の蔵書数は約6万7,000冊で、市民1人当たりの蔵書冊数につきましては、全国は3.11冊、県は2.26冊、富谷市は1.29冊となっており、平均を下回っている状況にございます。図書館を整備する上での課題と認識してございます。開館後の段階的な蔵書の整備なども視野に入れながら、基本計画を策定する中で具体的な目標値を定めていきたいと考えておりますが、全国及び県平均の水準を目指す必要があるというふうに認識してございます。
4問目でございます。宮城県図書館とは現在も公民館図書室において連携を図っておりますが、図書や資料等の貸し出しに1週間程度要しております。図書館開館後は、専門職員の配置等により、さらに短縮した時間での貸し出しが可能となります。また、宮城県図書館出前講座事業を活用し、職員能力向上につながる取り組みも可能となりますので、市民の方々に対する利便性の向上につながるものというふうに考えております。
第5問目でございます。図書館運営に関しては市が主体となりますが、図書の修理、書架整理、返本等、一部の業務については市民ボランティアとの協働を想定しております。現段階では、市民の選定基準や業務の決定権といった詳細につきましてはまだお示しはできませんが、市民ボランティアに対して行政側から選定するといった手法はなじまないものというふうに認識してございます。今後、デザイン会議等での議論を踏まえ方向性を定めていきたいというふうに考えております。
第6問目でございます。図書館の主たる機能は、本・情報と人と人をつなぐと考えておりますが、コミュニティづくりの場所としての機能を図書館建設時の理念に位置づけている自治体も多くなっており、本市においても必要な機能というふうに認識してございます。
7問目でございます。既存の図書館機能を損なうことがないよう整備することが前提となっておりますので、センター館となる成田公民館と分館となるその他の公民館においても図書館機能に最大限配慮した整備を進めてまいります。また、図書館機能についても、センター館だけではなく、各公民館におけるバランスを重視し、基本計画において具体的な整備方針を検討してまいりたいと思います。
8問目でございます。ほかの自治体の実例からも実現の可能性は高いものと認識しております。当然ながら、システム構築に係るコスト的な課題も想定されますので、継続的な検討を進めてまいりたいと思います。
9問目でございます。黒川郡内の公民館図書室等とは既に連携した取り組みが進められており、この部分にこだわっているものでは特にはございません。黒川郡内においては、本市も含め、図書館法及び図書館設置条例に基づく図書館はなく、公民館図書室のみとなっております。このことから、本市に図書館が設置された場合、黒川郡内における相互の貸借のさらなる強化と黒川地域行政事務組合視聴覚教材センターの活用に進展が想定されるところでございます。
なお、宮城県図書館及び仙台市泉図書館を含め仙台市都市圏内の図書館とは、黒川地区同様、既に連携した取り組みを進めておりますので、図書館開館後はさらに充実した環境整備に努めてまいりたいと思います。
10問目でございます。10問と11問については関連がございますので、あわせてお答えいたします。今後、基本計画策定を進めていく過程の中で、人員配置等の詳細を検討してまいりますが、移動図書館については、具体的な検討項目として想定して今進めているところでございます。
12問目でございます。図書館開館準備室が立ち上がった段階において、基本構想について相互理解を深める協議等を行っております。今後については、デザイン会議の内容を精査し、基本計画及び設計プロポーザルの方向を決定していく段階において適宜調整を進めてまいりたいというふうに考えてございます。
以上でございます。

○議長(相澤 榮君) これより青柳信義君の質問は一問一答により行います。2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) それでは、新富谷市基本構想からお伺いしたいと思います。
まず、問い2でございますが、将来、富谷市で暮らしたいと考える方へのアプローチについては、ホームページ、フェイスブックで発信して、との答弁でございましたが、現在は、発信するだけでございますけれども、これを受ける、どのような形で市外の方から発信した情報を受けるのか。その辺の構想なり工夫は現段階でどのように考えていらっしゃるのか、お伺いしたいと思います。質問します。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 今、各公民館でアイデアキャンプを実施しておりまして、その中にも、先ほどご答弁申し上げましたように、市のほかに居住の方からもご参加をいただいておりますので、アイデアキャンプの中で出されたご意見について今取りまとめているところでございまして、これを基本構想の中にしっかり捉えていきたいというふうに思います。そのほか、今議員がおっしゃいましたいろいろなSNS等で寄せられる意見等についても、同じように基本構想の中で取り入れる検討をしてまいりたいというふうに思っております。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) それでは、3番目でございますが、蔵書冊数について、今後目標値を設定ということでございますが、新図書館では、図書購入費はおよそ年間でどの程度見込んでいるものか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) それはいわゆる本を選ぶ選書の経費、それから、まだ全体の建物そのものの基本計画における具体的なところもまだお示しはしてございませんので、まず、基本計画の中で、実際の建物、それから、その中に当然選書の部分の経費、そういう総合的な経費として、今後、基本計画の中でしっかりお示ししていきたいなというふうには思ってございます。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 図書館の規模なり、蔵書冊数なりというのは非常に市民の大きな関心のところでございます。ちなみに、視察に行かれました紫波町、一関市に確認しましたところ、平成29年度でございますが、紫波町では670万円、一関市では1億円、また、近いところの大崎市でございますけれども、大崎市は5,400万円ということです。人口規模は紫波町で3万3,000人、一関市11万8,000人、大崎市13万1,000人と、違いはありますけれども、富谷市として、規模は決まっていないということですが、おおよその年間図書購入費はどの程度と捉えているのか、再度、質問いたします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 蔵書数につきましては、国のほうからも望ましい基準というのは示されておりまして、人口規模等によってその数値目標というものも示されてございますので、その辺も勘案しながら、それから、ほかの市町村等の蔵書数等も考え合わせながら決めていきたいというふうには思います。ただ、国で望ましい基準の中に、地域の特性を生かした市民図書館をつくれというふうに書かれてございますが、富谷市の場合の地域の特性というのは、やはり県図書館が非常に近い位置にあるというのが一つは富谷市の特性になるんだというふうに考えてございます。ですから、市民図書館との連携を図りながら、いわゆる本の冊数等も考えていきたいというふうに思いますので、一概に、国の基準であるとか、他の市町村の蔵書数ということは当然参考にはさせてもらいますけれども、県立図書館が近いということも十分に生かした選書の計画を立て、財源の確保に努めていきたいというふうに思ってございます。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) そうしますと、富谷市新図書館構想では、県立図書館と一緒になって蔵書も考えるという考えでよろしいのか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) それはうちのほうの図書館の構想の中では重要な1つの柱になるというふうには考えております。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) それでは、蔵書冊数は段階的な視野を目標ということで、基本計画の中で設定されるということですが、そのほかにも具体的な整備計画が必要と思われます。現時点では、登録率、貸し出し冊数、来館者数など、具体的な検討が行われているのか質問いたします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 市民の皆さんから、先ほど言いましたデザイン会議等でいろいろご意見いただきながら、それから、議員のご指摘にありますように、他の市町村の先進的な図書館等の見学、視察等も通して、今総合的に考えているところでございまして、もう少し、秋口から今年度内にかけて基本計画をきちんとまとめていきたいというふうに今思ってございますので、その基本計画の中で具体的なものはしっかり示していきたいというふうに思ってございます。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) そうしますと、秋口にかけてということで、現時点では目標が設定されていないということは、全体的な計画のおくれ、そうしますと、来年の実施設計、基本設計、そして入札までございますので、その辺にも影響を及ぼしてくるものと考えますが、執行部の考えを質問いたします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 皆さんにお示しする時期として、今、実は申し上げたのでございますが、ずっと内々から、まず一番最初、財源については、私らはやはり国の補助制度がどういうものがあるか、その辺についてかなり多方面から検討を重ねております。その辺のところはこれまでもずっと検討を重ねておりますので、そういうものも踏まえながら総合的な観点から決めて最終的にお示しができる時期がいわゆる基本計画の段階だというふうなところでございます。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) それでは、5番目に移りたいと思います。
市民による市民のための図書館ということで、市民ボランティアは行政側から選出はなじまないと。今後、デザイン会議で方向性を示すということでございますが、私が懸念しますのは、新図書館運営におきまして、「自身のことだけではなく、富谷市で暮らす他の人たちのことも想いながら、当事者意識を持つ市民の皆さんと一緒に進めていきます」とありますが、実際、市民協働として公平な運営をしていくためには何らかの決まり、規則、運営指針といったものが必ず必要になると思います。その決まりに従っていただける方が運営者として行っていただく必要があると思います。市民の選定基準がお示しできない、行政側の選定はなじまないとの答弁でしたけれども、市民の選定と決定権について、再度、質問いたします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 市民図書館というふうに名前をつけたのも、もちろん議員さんがおっしゃられるとおり、市民の皆さんによる参画というもの、市民協働というものを一番の基本に据えたのがこの名前にもあらわれているところでございます。ぜひ、市民の皆さんには、私は企画・運営等にかかわる提言もたくさんいただきながら、それを具体的に実現していく図書館であればいいなというふうに思ってございます。
ですから、当然、市民の皆さんから企画・運営に関する意見等をいただくような組織づくり、仕組みづくりというのは当然これからつくっていかなければならないというふうに思っています。ただ、その組織づくり、仕組みづくりも、やはり市民の皆さんからご提言いただきながらつくっていくという意味で、行政のほうから一方的に出すのはなじまないというふうな答弁を申し上げたのでございまして、行政のほうは行政のほうとしての役割は当然ございますので、行政の役割というものはしっかり、いわゆるそのものを踏まえた上での市民の皆さんとの協働ということを考えているところでございます。

○議長(相澤 榮君) この際、午前11時15分まで休憩します。

午前10時59分 休憩


午前11時15分 再開

○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 途中になりましたけれども、市民図書館運営を市民協働で行うために、一般市民に対する公平な図書館サービスを運営側として担保する必要があると思います。私の思いですけれども、ボランティアなり運営にかかわる人が市のほうとして選定するのはなじまないということですが、それでは当事者意識の高い人たちの意見が強くなり過ぎまして、一部の意見の強い人たちだけの図書館にならないのかと、公平な図書館サービスが阻害されるのではないというような危惧があります。このことについてどのようにお考えか、質問いたします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 昨年から行って、現在も行っておりますアイデアキャンプの持ち方もそうなんですけれども、ある程度、委員会制度のような形で立ち上げて、そういう方たちから意見をもらうという方式をとらないで、一般の市民の皆さんからオープンな形で集まっていただいて意見をいただくという方法を昨年度からとっておりますのは、まさに今議員がおっしゃったように、特定の人の方の意見が強く出過ぎないような配慮というものを私たちがしたのが今の仕組みづくりでございます。ですから、当然、企画・運営に関与していただく場合も、その辺のことは十分に考慮しながら、より多くの皆さん、しかも世代も超えた、そして、いろいろ体の不自由な方も、そして、いろいろな、とにかく富谷に住んでいる市民の皆さんが利用できる、そして、そういう人たちの全ての皆さんの声が反映できる図書館づくりというものを今後も努めていきたいと思ってございます。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) それでは、6番目でございますけれども、コミュニティづくりの場、ほかの自治体もやっているので本市も必要というような答弁だったと思いますけれども、実際に図書館に来館される多くの方は、読みたい本を探して、静寂なスペースを求めに来る方がほとんどだと思います。そのように考えた場合に、ここの指針に挙げられる方々にとって必要な場所というのは、公民館であったり、保健福祉の部門であったりすると思うんですが、どのような理由で明記するに至ったのか、根拠も含めまして質問いたします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) この前の質問でもお話ししたことと重なるんですけれども、私は富谷に住んでいる全ての市民の皆さんに心地よく利用できてもらえる、そういう図書館である。それを目指していきたいというふうに思ってございます。ですから、当然、子育て中の方も多くございますので、図書館に来館すれば当然子供の声も聞こえてくるということになります。それから、いろいろ体の不自由性を抱えている方にとっては、やはり移動手段等にとっては配慮していかなければならない面が当然ございますので、そういう全ての皆さんが心地よく利用していただける図書館、ですから、単に静寂性とかということではなくて、やはりそういうものをもっと大事にした図書館の中で、先ほど議員がおっしゃった静寂性、いわゆるしっかり勉強したい、静かな環境で本を読みたいという人もあわせ持つような図書館につくり上げていきたいというふうには思っているところでございます。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 確かに教育長のおっしゃる人の本のつながりだけじゃなくて、人と人のつながり、これはわかります。コミュニティづくり、孤独、ひとり暮らしの高齢者、放課後行き場に困っている子供、わかるんですけれども、図書館のスペースの確保、またマンパワーの確保、これは現実的に今の段階での構想で可能であるか、考えているのか質問いたします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 私は可能にしていきたいというふうに思っております。建物の改築そのものもいわゆるユニバーサルデザインという考えの中で、いろいろな方が、全ての方が利用できる、そういう空間につくり上げていきたいということと、やはり、デザイン会議等でも多く寄せられているのは、自由にお話し合いをしたり、意見交換をしたり、歓談をしたり、そういう場所も図書館にあるといいですねという話もいただいておりますし、私が視察した先験的に取り組んでいる図書館も、やはりそのような機能を持っている図書館はより多くの人がやっぱり集まっているというところもございます。ですから、やはりなかなか実現するためにはいろいろあるというか、越えなければならないいろいろな垣根というか、そういうものもあるとは思いますが、私は結論的にはやはり全ての皆さんが心地よく利用できる、そういう空間の図書館を目指していきたいというふうに思っています。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) そうしますと、私も古川図書館行きましたけれども、あそこは交流スペース、ラウンジ、サンルーム、読書テラス、新聞コーナー、カフェなどあります。今のものを実現するためにはそういったスペースが必要となると思います。これは基本計画の中では整備される予定なのか質問いたします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 総合的な観点からいろいろなものをあわせて、もって限られたスペースですので、当然、総合的な見地から考えていきますが、今議員がお話しいただいたようなことはしっかりと実現の方向で考えていきたいと思っています。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 7番目に移ります。公民館に最大配慮した整備ということで、成田公民館を含めまして、現在の公民館の役割としては、出張所、そして、大ホール、研修室、会議室、和室、調理室、プレイルーム、学習室、そして、図書室としての機能がありますが、現在でも図書室の書棚は本で満杯だと思います。図書をふやそうとすればスペースを広げるしかないわけで、限られた間取りの図書館施設の拡充により、公民館が果たしている機能をどこか犠牲にしなければならない状況だと思いますが、各公民館のリノベーションの計画を質問いたします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 具体的なリノベーションのまだ計画というのは、基本計画の中であわせてお示ししようというふうには思ってございますが、今、議員のおっしゃったように、私たちの基本的な考えが現在ある公民館の機能を損なわないということでございます。具体的に言えば、いわゆる児童クラブが全て学校のほうに今移ってまいりまして、かつて公民館で児童クラブを行っていた空間の部分が、今は子育て等にも使っておりますが、その部分が今はかなり、あいているということは全くないのですが、その分の余裕ができてきていることも事実ですので、かつて児童クラブとして使っていた空間等をきちんと有効に活用しながら、現在行っている公民館の機能は損なわない。そしてなおかつ、図書館の基本的な構想をしっかり実現できる、そういう方向のリノベーションを目指していきたいというふうに思っています。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 次に、8番目でございますが、小中学校の施設、学校支援、地域本部、町内会館、とみここ、病院、社会福祉施設、企業、市民サークルとの連携、資料貸し出しを行いますと。これも答弁では、他の自治体の事例から実現可能ということですが、これまで参考にしてこられた自治体の実例など、具体的にご紹介いただきたいと思います。質問いたします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 私、一つは、個人的なことにもなってしまうんですが、私は、図書館という考えが本当に大きく、「目からうろこ」という言葉がございますが、転換した図書館は、実は岡山県の瀬戸内市の図書館でございまして、ここの嶋田館長は、一昨年ですかね、うちの市民の方との交流会にも来ていただいて、いろいろシンポジウムでもお話しいただいた方ですが、ここの瀬戸内の図書館、議員の皆さんもご視察に行かれたと思うんですが、この瀬戸内の図書館が、やはり私は図書館のあり方として本当に考え方が転換した一つのきっかけになりました。ここで、一つ、この嶋田館長を中心に熱心に取り組んでいるのがいわゆるアウトリーチということでして、いわゆる図書館から出向いていってサービスを行っていく。ですから、保育所であり、障害者の方がいらっしゃる施設であり、もちろん学校も入りますけれども、そういうところから、図書館から出向いて行って、そことの連携を果たしていく。そういうアウトリーチ事業というものをあそこの中で一つとして見てまいりました。ですから、ぜひ、私らが目指す富谷市の市民図書館もアウトリーチ、いわゆるご自宅からなかなか外へ出られないという方に対しても本を届けられる。そういうシステムを含めたそういう事業展開していきたいというふうに思っています。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) それでは、果たして、その瀬戸内図書館なんですけれども、私もホームページは拝見しました。でも、富谷市の今構想している図書館では、マンパワー、面積、経費的な、あとは規模的な面から、実現可能かどうか、お伺いしたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) いろいろ財源であるとか、いろいろ設備等の制限は、当然あるのはどこの自治体でもこれは一緒でございますので、私らはやっぱり富谷市の地域の特性をしっかり踏まえた上で、それを実現する方向で今取り組んでおりますので、基本計画の中で今取り組んでいることを具体的にしっかり示していきたというふうには思ってございます。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 10番目に移ります。人員配置で、人員は今後詳細を検討ということですが、基本構想では、「高い専門性を持ち、富谷市の生涯学習を担う、核となる正規の専任職員を配置します」。人員の配置は今後のことですが、要求される能力を挙げますと、レファレンス能力、コミュニケーション能力、コーディネーション能力、企画力、交渉力、議員活動に対する情報支援を行うなど、プロフェッショナルとしての専門性、ITリテラシー、IT専門家と対等にコミュニケーションする能力、トレンド解析などなど、さまざまな要求される能力が記載されております。これらに該当する人材はなかなかハードルが高いと思われますが、どのような方を想定しているのか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 実は、私の中の一つのモデルとしては、先ほど言いました瀬戸内図書館の嶋田館長がいるわけでございますが、やはり、今議員がおっしゃったような全ての資質、能力を兼ね備えているというのは、なかなか人選上も難しくはなってくるとは思いますが、やはり核となる、いわゆる瀬戸内図書館における嶋田館長のような役割を担う方というのがいるということは、非常にその図書館の運営に対しては重要な位置を占めることになりますので、ぜひ、しっかりそういう方を中核に据えながら運営できる図書館を目指していきたいというふうに思っております。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) ということは、社会人経験者、そういったところにたけている方を、1人なのか、複数人なのか、その辺をお伺いします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 広く人材を求めるという意味では、やはり公募も視野に入れながら進めていきたいというふうに思ってございます。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) それでは、現時点で想定される図書館の規模から、図書業務運営にかかわる職員、司書の人数について質問いたします。どの程度考えているのか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) それはやっぱり図書館全体の規模から出てくるものというふうに考えておりますし、その図書館がこれから目指す方向性という、そういうものからも出てくるものと思いますので、そういう意味では、そういう総合的な見地からその人数を割り出して、しっかりした運営ができる人員は確保していきたいというふうに思っています。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 私、確認しましたところ、視察に行かれました紫波町、一関、そして、大崎市に問い合わせしてみましたところ、紫波町は職員が11人、うち、司書9人、一関市は市内8館で職員72人、司書40人、大崎市は職員32人、うち司書14人。再度お伺いしますが、何人くらいの職員、司書の方を考えているのか質問いたします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 繰り返しの答弁で大変申しわけございませんが、やはり規模をきちんと決定し、それから、これからの運営方針等をしっかり確定した上で、そういうものを見据えた上での人員配置ということになると思いますので、その辺との関連性を考えながら総合的な見地から人員を配置を決めていきたいというふうに思います。現在のところはまだお示しできませんので、ご理解いただきたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) それでは、11番の移動図書館に関してですが、先ほど10番と11番あわせてということだったんですが、移動図書館に関しては専用のバスを検討するということでよろしかったかどうか質問いたします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) これも繰り返しになって申しわけございませんが、アウトリーチ事業をやっぱり大事にしていきたいという考えの一環として、この移動図書館も考えてございますので、当然、専用の移動図書の車両等も視野には入れていきたいとは思いますが、本当になかなか図書館に出向けない、自宅からなかなか出ることが難しいという方まできめ細かく配置するには、やはりボランティア活動における市民の皆さんのお力添えというものも大事になってまいりますので、このバスとあわせてそういうきめ細かな配達業務等も担える市民の皆さんが参加できる仕組みづくりもあわせて考えていきたというふうに思ってございます。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) ぜひ、前向きに検討をお願いしたいと思います。
それでは、12番目、経費の規模、財源ですが、協議中で適時調整を進めるということですが、基本構想では、市民が描く新図書館へのニーズを応えることができるものと私は評価いたします。しかし、基本計画、基本設計に進む中で、やはり新図書館はどのくらいの規模で、どれだけの予算を組めるかといった部分を、議会、そして、市民は早く知りたいと思います。概算でも結構でございますので、延べ床面積、建設費をどのくらいと考えているのか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 大変申しわけないのでございますが、先ほど言いましたように、秋口、それから年内にかけて、基本計画をしっかりとつくり上げていきたいというふうに思ってございますので、その基本計画の中には当然、今議員がおっしゃった項目等も盛り込んでいった形での基本計画というものを今つくり上げていこうというふうに思ってございますので、その基本計画のところでお示しをしたいというふうに思いますので、ご理解いただければと思います。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 私が各自治体にヒアリングした範囲では、紫波町図書館が延べ床面積1,440平米で交流館と合わせて8億1,000万円、一関図書館、延べ床面積(駐車場を含む)7,904平米で24億7,300万円、同じく一関市花泉図書館999平米で5億7,400万円、大崎市図書館、多目的ホール合わせて6,335平米で42億5,000万円です。一概に、条件も違いますので、このくらいというのは難しいと思いますが、目安として大体どの辺を考えているのか、再度、質問いたします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 繰り返しになって大変申しわけないんですが、やはりその辺は、延べ床面積、それから選書、蔵書数、それから、そういうものの総合的な観点から経費というのは出てくるというふうに考えておりますので、基本計画の中でしっかりお示ししていきたいと思いますので、ご理解いただければと思います。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 市長にお伺いしたいと思うんですが、今後、基本設計、実施経費などが明らかになっていくものと思われますが、私はこれまでも何度も富谷市の財政につきまして質問させていただいております。必ずしも財政的に余裕のあるといった環境の中でこの新図書館建設が行われるものではありません。だからといって、市民の希望、ニーズを裏切るような図書館を市民は望んでいないと思います。現在の限られた財源の中でこの事業を遂行することは難しいと私は思います。行政改革にも書かれておりますが、選択と集中を基本として、優先順位をつけて事業をぜひなし遂げていただきたいと私は思います。
最後に、市長に新富谷市図書館建設についての意気込みをお伺いしたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 図書館につきましては、本当に今現在、行財政改革を行っておりまして、選択と集中をしっかりと進めております。ただ、図書館につきましては、これまでもご説明しているように、市制施行を行う上で、市民アンケート、または地区懇談会をした際に、やはり求める声として優先順位が高かったことから、今回の図書館建設に向けての準備を進めてきたところでございます。とはいいましても、限られた財源でもございます。大きなものをつくれば、それに伴って維持管理費もかかりますし、先ほど来、議員のご意見の中にもありましたように、人員的にも大幅な人件費も負担がふえるということでもありますので、富谷の置かれている環境を生かしたという中では、先ほど、教育長の答弁にもありましたように、県立図書館がすぐ近くにあるという、この利点を生かして、今いろいろなワークショップ、一昨年前からワークショップだったり、アイデアキャンプだったりということでいろいろな方々のご意見をいただいて進めてきた作業でもございますので、まずは、今回、基本計画を今仕上げるところに入っていますので、その基本計画を伺いながら、その後の実施計画等に進めていきたいというふうに思います。ただ、間違いなく、しっかりと市民の皆さんの満足と理解の得られるものにしなければいけないと思いますし、あわせて、財政的な負担にならないようにもしなければいけないという、両輪をしっかりと見きわめながら、この事業を進めていきたいというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 小中学校のエアコン設置に移りたいと思います。
富谷市は、8月20日の政府の発表を受けまして一般競争入札へ、8月23日に公告、9月12日に入札と、速やかな対応を行ったことは大いに評価したいというふうに思います。
まずは、財源についてでございますが、小中学校のエアコン設置に関し、大きな課題として、当初の学校建物自体がエアコン設置を想定しておらず、単純にシンプルな室外機と室内機を設置すればよいというものではなく、入札仕様書にもありましたが、キュービクルという大容量の受電設備を新規に設置する必要があり、また、専門の設備設計や軀体への新たな配管、配線等も必要になります。これまではこのような設備改修コストについては国が3分の1、基礎自治体が3分の2負担でした。今回の政府発表は、国の負担率を大きくするものと見られていますが、日本全国対象では巨大な金額になるはずで、どれだけ、政府、自治体が負担できるものか、財源をどうするのか、執行部として予測している現状の段階での予測をお伺いします。

○議長(相澤 榮君) 教育総務課長。

○教育総務課長(渡邉正弘君) 金額につきましては、議員がおっしゃったように、交付金のほうも3分の1ということで見込んでおります。全体の額といたしましては、昨日も答弁いたましたとおり、設計のほうで算出されますので、12月の議会でお示しできればということでございますので、ご理解のほど、よろしくお願いしたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 質問でも、ランニングコスト、メンテナンスでも触れていますけれども、運営コストの面に関しまして、エアコン運転のために夏期・冬期の電気料金が追加的に発生することは明白でございます。将来的なメンテナスンコストや設備更新も必要となってきます。現在は、公立小中学校の電気・ガス・水道等の運営経費は基礎自治体負担となっているのが、それが大幅に増加、一説には、夏場と冬場の電気代が3割から4割程度増すとの予想もされております。設置後、毎年の財政を圧迫していく、これが自治体経営の将来の自由度を狭めていくと懸念されますが、対応策などお考えか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 教育総務課長。

○教育総務課長(渡邉正弘君) 昨日も答弁いたしましたが、各学校にエアコンの支出の基準等、温度等の基準を作成いたしまして、無駄な使用をしないようにということと、ほかの支出のほうも節減をしてなるべく節約に努めたいというふうに思っております。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) それでは、設置時期なんですけれども、本当に来年までに市内13校、設置可能なのかということで、小学校の業者の手配でございますけれども、小学校の設備というのは、大規模で工事数が少なく、また複雑であるということから、一定の規模を持つ工事業者の設備設計、そして施工が求められるようです。また、来年夏までに小中学校13校、仕様書では308台を施工することは、技術的、マンパワー的な面からも私は非常に困難であるのかなというふうに思っております。したがって、全校へのクーラー完了は、少なくとも2年後、32年度以降になると思いますが、執行部としては、その辺どのように考えておられるのか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 今回のエアコン問題につきましては、ことしの夏の状況を考えたときに、あの状況の中で子供たちをこのままにしていていいのかということでございます。やはり、電気料のこと、心配あります。ただ、我が子供を暑いところに置いて、電気料がかかるから少し待ってみようとか、そんな親はいないわけでございまして、富谷の未来を担う、そして、富谷の宝である子供たちの環境を考えれば、何としても来年の夏にまずはその環境を整えるということで、今回、先行して、ほかの自治体よりは間違いなく富谷は先行して、今回、そのために予備費を活用して設計の公募を行って、速やかに実施設計を行い、予算を確保して、国のほうにも申請をしてやっていくということでございます。
いろいろ、これから予算規模、かなり大きな規模が予想されるかと思います。ただ、それはそれを考えて躊躇するのではなくて、間違いなく来年の夏を目指して今やれることをやっていくと。そして、一つ一つクリアしていくことが大事だというふうに思っております。最初から、来年無理だから再来年までとかということを考えないで、とにかく、ことしのこの夏の苦しみを来年は子供たちに与えないという、その心意気で今頑張っております。そのためには、いろいろな、一気に、一括の発注で無理な場合は、分離で学校ごと分けるとか、小学校、中学校を分ける。これは年を分けるじゃなくて、工事を分けるとか、これはいろいろなあらゆる手法を使って、まずはその方向に向けて今努力していきたいという決意で今回進めておりますので、ご理解賜れればというふうに思います。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 私もことしの猛暑の中、子供がああいった環境でいるというのは非常に忍びないというふうに思っていますし、何とか、冒頭に言いましたとおり、8月20日に政府で言って、その3日後、23日に公告を出したと。これは宮城県の自治体でも一番早いと思うんですね。これは私は非常に評価いたします。ただ、リスクといいますか、そういったところも、県内一気に始まるわけですから、業者も限られた業者しかいないわけですから、その辺、今、市長の意見を聞いて安心したところでございますが、再度といいますか、市長の意気込みをちょっとお伺いしたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) まずは、先ほども申し上げましたが、来年の夏、とにかく子供たちをことしのような思いをさせないために、速やかにあらゆる手段、あらゆる手法を講じて行っていきたいというふうに思います。場合によっては、国の補助金またはいろいろな事業費の状況に応じては、いろいろな手だてを考えなければいけないこともありますし、いろいろご相談しなければいけないこともたくさんあるかというふうに思います。ただ、実現するために、環境を整えるために、皆さんのお力をいただき、ご理解もいただき、とにかく大事なのは子供たちにあの苦しみを来年の夏は与えない、ああいう環境に置かないということが大事だというふうに思っておりますので、そのために全力で進めていきたいというふうに思いますので、ご理解、そして、ご協力いただければというふうに思います。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 力強いお言葉ありがとうございます。
次に、生活保護者でございますけれども、今回、該当の世帯がなかったということで、私思うに、生活保護受給世帯の方というのは、情報は、いろいろなそういった制度とか、いろいろな策とか、そういった情報をうまく得ることができないケースもあると思います。今後、受給者への周知に関して、執行部としてどのように考えていらっしゃるのか、お伺いしたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) 生活保護受給者につきましては、定期訪問を必ず行っております。その折に触れて、今回の内容についてもお知らせをしてまいりたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 相馬市の事例で、65歳以上の世帯に関してエアコンの助成制度を行っているという件に関してでございますが、多大な予算も必要になるということでございますが、それにかわるような、非課税世帯に対する支援制度のようなものがありましたら、お知らせいただきたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 保健福祉部次長。

○保健福祉部次長(中山高子君) 熱中症対策につきましては、高齢者の場合、即該当する案件でございますので、PRという形では、民生委員さんを通して、パンフレット等を通して、今年度も実施しているところでございます。そのほか、非課税世帯の方の利用の制度といたしまして、社会福祉協議会のほうで実施しております生活福祉資金の貸付金というものがございますので、そこら辺の周知していきたいと思ってございます。

○議長(相澤 榮君) 次に、8番佐藤聖子君。
佐藤議員から資料掲示の許可を求められておりますので、許可をいたしましたことを申し添えます。

○8番(佐藤聖子君) 初めに、高齢者保健福祉、介護保険での重点施策について質問します。
富谷市高齢者福祉計画、第7期介護保険事業計画が示されていますが、現在の高齢化率は19%です。市の人口構造から見て、高齢者が増加し、2025年には22%になるだろうと見込まれています。今後、若い世代の転入などによって高齢化率の推移に変化はあると思いますが、高齢化は着実に進んでいくことに変わりありません。
8月26日に行われた地域コミュニティについてのわくわく市民会議で配布された富谷市高齢化率マッピングは、行政区ごとに高齢化率を色分けして示したもので、10%未満は白、5%ごとに赤の色を濃くしながら示していました。高齢化率19%の富谷市が赤く染まっているのを見て、その現実を目の当たりにしました。
それがこの図です。今、議長からお話があって、提示を許されていますが、本当に赤いんですね。数字だけで見ているとこうかなと思うものが一気にわかる。こういうことであります。新しく造成された団地でこそ高齢化率は低く、地図の色は白、そして薄いベージュなどですが、全体として見れば赤く染まり、今後、高齢化が一気に進むということがわかります。
本来、長寿は喜ぶべきことです。生まれる子供たちがなぜ少ないのか。なぜ未婚化、晩婚化なのか。問題はさまざまであり、高齢化と分けて考えなければならないのにもかかわらず、少子化とセットで少子高齢化と言われてしまう現在です。
本来、自治体は、高齢者が住みやすく、高齢者を敬い、大切と考え、さまざまな施策を検討し、研究し、計画して実施します。富谷市も平成30年度から32年度までの第7期高齢者福祉計画と介護保険事業計画を策定しました。前回の第6期計画から続いて福祉計画が立てられているのですが、それを見てもよく理解できないという声を聞きます。対象は誰なのか。計画書をわかりやすく作成するのはもちろんですが、市が施策事業の重点を何に置いているかがよく伝わるようなやり方、この広報が必要だと考えます。
高齢者は、介護保険を利用せずに日常の生活を続けたいと願い、介護保険を利用することになったら、上手に利用しながら自分らしい生活を送りたいと考えています。サービスの変化、これまで介護サービス事業所のサービスが受けられていたものが、例えばシルバー人材センターに変わり、来てくれる人が変わってしまった。以前のままのほうがよかったのにという例があります。変化になかなかついていくことができずに戸惑ってしまう。これもまた高齢者の一面ではないでしょうか。
第7期計画が総花的になってはいないのか。真に必要とされる事業が適切に計画され、そのことがわかりやすく広報されることが必要だと考えます。先ほども言いましたが、地域コミュニティについてのわくわく市民会議の中でも出されたことの一つに、知らせたいことが伝わっていないということがありました。何をどう伝えればいいのか。どうすれば理解してもらえるか。このことも大切に考えていかなければならないことだと思います。
以下、通告どおりに質問します。
初めに、第6期計画の全般的な評価を問います。
2つ目に、第7期計画はアンケート実施、第6期計画評価を受け策定されました。第7期計画で重点とした施策は何かを問います。
3番目の質問では、福祉健康センターで実施されているサロン型通所サービスについてですが、人的な体制などを含めた現状、課題、問題点を問います。
4番目に、ゆとりすとクラブ・サロンはすぐれた取り組みであると思っています。そのゆとりすとクラブ・サロン開設目標は、平成32年度で24カ所までにするとなっています。富谷市が長い間かけて広げてきた事業であり、今後、積極的に開設場所をふやすためには何が必要と考えているのか、お尋ねをいたします。
5番目です。高齢者の誰もが恐れる認知症ですが、認知症をおくらせる、認知症になっても住み続けられるための富谷市独自の取り組みを第7期計画ではどのように進めているのか問います。
2番目として、今後の町内会活動はどうあるべきなのかを取り上げて質問します。
ことし3月に実施した議会報告会で、参加者から「町内会の役員のなり手不足を何とかしたい」という旨の発言がありました。市民の対話の中にも「町内会の役員のなり手がない。行政からおろされてくるさまざまな事柄や課題、要請される人選に時間をとられる」「行事の取り組みと参加率が難題だ」という声が出されます。
富谷市は、行政区ごとに町内会が組織され、おのおの活動しています。これまで、行政区内にいる世帯が当たり前に町内会に入会するものと思っていたのに、退会、そして、入会しないという人たちも出てきているというのが現実と思います。
どこの町内会も役員は一生懸命なのだけれども、町内会会員から反応や成果が正当に評価されないというのが大方の町内会役員の思いではないかと感じてきました。
ことし5月の河北新報に町内会がテーマの特集が組まれていました。参加しての喜びや感謝の声も多くありましたが、このままのやり方でいいのだろうかという意見もあり、町内会のあり方については岐路に立っていると感じました。
最初の質問でも述べましたが、地域コミュニティについてのわくわく市民会議では、東北大学文学部社会学科研究室町内会調査チームが富谷市内の町内会の概況を速報として資料配布してくれました。先ほどの資料です。その資料によると、調査研究のテーマは、「介護予防事業の地域における需要過程」であり、その問題を検討するために、とりわけ地域づくりという観点から関係諸団体の調査を行い、その一環として富谷市の町内会の現状を調査したとあります。平成30年7月、富谷市内の町内会会長にアンケート調査を行い、8月13日時点で回収率91%だったというものです。
その報告のポイントは4項目挙げられていました。ポイントの第1は、富谷市町内会の53%が平成に入ってから組織されたもの。ポイントの第2は、世帯数は500戸を超える町内会が36%もあるということ。ポイントの第3は、町内会の主たる目的は3つだが、住民はそれを理解しているのかという投げかけです。目的の3つというのは、1番目に、住民同士の親睦を深める。2番目に、町内の生活上の問題の協働解決。3つ目に、行政などへの連絡・働きかけというものです。ポイントの4としては、自由記述の中で、少子高齢化に伴う先行き不安が多数見られたというものでした。
富谷市の場合、町内会長を行政区長として委嘱し、行政区長報酬が出されています。このことが町内会会員の理解を複雑にしているということがあると考えています。
行政区長に関する規則にある任務は、6項目挙げられています。(1)議会だより、県政だより及び広報誌配布に関すること。2番目として、市の執行機関の依頼する文書の配布に関すること。3番目に、町内会等の区域内の行政事務の連絡等に関すること。4、市長が特に指示する調査に関すること。そして、5、市と町内会等の住民との連絡協調に関すること。6番、その他市長が特に必要と認めることとあります。
区長の身分は非常勤特別職の公務員ということになっています。町内会と行政区、町内会長と行政区長、この関係をどう整理し、わかりやすいものにしていくことが必要ではないかと考えて、以下質問します。
第1に、富谷市は町内会を組織する目的をどのように考えているのか質問します。
第2に、町内会の現状の課題・問題点はどのようなものがあると把握しているのか伺います。また、改善したほうがよいと考えていることは何ですか、お尋ねします。
3番目に、全国の町内会を見て、先進的に活動している例や参考にすべきと思うことには何がありますか。
第4に、富谷市が模範的あるいはモデルとすべき町内会の姿をどのように考えているのか質問します。
最後の質問です。5番目に、行政区と行政区長のあり方、これについては、富谷市行政区長に関する規則で定められています。先ほども言いました。今後も変更せずに区長制度を維持していく考えなのか、最後に質問して終わります。

○議長(相澤 榮君) この際、午後1時まで休憩します。

午前11時57分 休憩


午後 1時00分 再開

○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
佐藤聖子君の質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、先ほどの佐藤聖子議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の高齢者保健福祉、介護保険での重点施策はの問い1、第6期計画の全般的な評価につきましては、第6期計画においては高齢者が住みなれた地域で安心して自分らしく生涯を過ごせるまちづくりを基本理念に、7つの事業体系に基づき各事業を推進しました。
その中で、地域包括支援センターの増設や介護予防・日常生活支援総合事業の開始など、介護予防を重視した取り組みを地域の皆さんとともに実施し、本市独自の地域包括ケアシステムの構築を図ることができました。また、各事業の評価により、地域包括支援センターの機能強化の必要性などの課題が明確になり、第7期介護保険事業計画の方向性を導き出すことができたと考えております。
問い2の第6期計画の評価を踏まえて、第7期計画においては前期計画の基本理念等を継承し、地域包括ケアシステムの深化、推進の実現に向けて2025年を目途とした高齢者施策の展開を図ってまいります。具体的には、第7期計画の概要版に掲載しておりますが、4つの重点事業を掲げております。
1つ目は、介護予防・日常生活支援総合事業の推進として、平成27年度からモデル事業の検証を経て、平成30年4月より実施体制を構築しました通所訪問の介護相当サービスを継続しながら、筋トレ型・サロン型通所サービス、生活支援型の訪問サービスを提供し、高齢者の自立を支援いたします。
2つ目は、市民協働で高齢者を支える仕組みづくりです。ゆとりすとクラブ・サロン事業の地域サポーターや総合事業の運動サポーター等の育成、さらに生活支援型の訪問サービスの家事支援を担う生活支援員の育成を行ってまいります。また、地域の方が地域の高齢者を支える地域循環型の仕組みづくりを推進いたします。
3つ目は、認知症に理解のある地域づくりです。高齢化が進む中で認知症の対策は重要な位置づけとなっており、認知症サポーターを養成する認知症学びの講座の拡充と行方不明になった高齢者を早期に発見するSOSネットワークシステムの充実を図ってまいります。
4つ目は、高齢者支援体制として、地域包括支援センターの機能強化です。富谷中央・あけの平圏域担当の保健福祉総合支援センターにつきましては、本年の10月から委託により新規に整備いたします。整備後は、保健福祉総合支援センターを3カ所の地域包括支援センターを統括する基幹型・機能型へと移行し、高齢者支援体制の拡充に努めてまいります。
問い3、サロン型通所サービスにつきましては、介護保険制度改正により各自治体に実施が義務づけられた総合事業として実施をしております。平成27年にモデル事業として立ち上げ、実施内容や体制などの検証を踏まえて、昨年度から総合事業として開始し、さらに本年度からは基本チェックリスト該当者のみならず、高齢者に広くご利用いただけるよう対象基準を緩和するなど、課題検討を重ね、改善に努めてまいりました。今後に向けては、対象者の増加に対応できるよう、ボランティアの確保も含めた体制の整備のほか、福祉健康センターでの開催メリットを生かした効果・効率的な実施のために、委託先である社会福祉協議会との連携強化が必要となります。また、積極的な介護予防のために筋トレ型通所サービスと両輪で多くの高齢者に通所いただけるよう、身近な相談・支援基幹である各地域包括支援センターとも連携を密にすることが必要だと考えております。
問い4、ゆとりすとクラブ・サロンについては、本年4月に新たに明石台第一地区に設立され、現在22カ所で開設されております。増設のためには地域の理解と支え手となる地域サポーターの確保が必要となるため、広報や行政区長会での周知啓発とともに地域サポーター養成研修などに努めることが必要だと考えております。
問い5、第7期介護保険事業計画では、認知症に対する施策として、認知症に理解のある地域づくり、地域包括支援センターの機能強化、高齢者の権利擁護の推進を掲げています。具体的取り組みとして、1つ目は、認知症を正しく理解し、認知症の方やその家族を温かく見守る認知症サポーターを養成するための認知症学びの講座について、保健福祉総合支援センターのみならず、委託先の地域包括支援センターにおいても実施。2つ目は、各地域包括支援センターの認知症地域支援推進委員を中心とした認知症予防教室等の実施、3つ目は、認知症専門相談や認知症初期集中支援チームによる認知症の疑いも含めた早期からの継続的・包括的支援。4つ目は、成年後見制度利用促進法に基づく地域連携ネットワークの構築や中核機関の設置のための段階的整備等を進めることとしております。
質問件名2の今後の町内会活動はどうあるべきかの問い1、町内会を組織する目的をどのように考えているかにつきましては、町内会とは一定地域に居住する住民等を構成員として任意に設立された地縁団体であり、本市においては現在46行政区に町内会が組織されております。多くの町内会が会員相互の親睦や助け合い、いわゆる共助を通して住みよい地域づくりと地域の活性化を図ることを目的として掲げており、その目的達成のため地域に根差した多様な活動が展開されているところであります。
また、町内会は地域づくりの主体として、地域社会の維持・発展に大変大きな役割を果たしていただいており、多様な地域課題に対応するという町内会の存在目的には非常に大きな意義があると認識をしております。
問い2、町内会の現状の課題・問題点はどのようなものがあるか。改善したほうがよいと考えていることは何かについてでございますが、一部の町内会からは加入世帯の減少や役員の担い手不足などの課題があると伺っており、このことは本市に限らず全国的な傾向であると認識をしております。このような背景を考慮し、本年度の富谷わくわく市民会議のテーマの1つに町内会の活性化を取り上げ、参加された皆さんからはさまざまなご意見やアイデアをいただいたところであります。また、本年6月に東北大学文学部社会学研究室より、本市の町内会の実態について調査協力依頼があり、全町内会を対象としたアンケート調査や聞き取り調査などが行われているところであります。今後、その調査に基づく分析結果等を活用しながら、本市の町内会の課題・問題点、さらには改善点などについて具体的に明らかにし、可能な範囲で情報の共有化を図ってまいりたいと考えております。
問い3と問い4については関連がありますので、あわせてお答えをいたします。地域に根差した地縁団体である町内会においては、その歴史的背景や地理的条件、年齢構成など地域特性は一様ではないことから、何をもって先進的か、あるいはモデルとすべきかを一概に論じることは難しいと考えております。しかしながら、全国的には法人化による体制基盤の強化を図っている町内会や、大学やNPOなど地域の多様な主体と連携し地域の課題解決に取り組んでいる事例などがございます。市といたしましては、多様な取り組み事例の調査研究を行い、適宜紹介してまいりたいと考えております。
問い5、行政区と行政区長のあり方につきましては、本市では町内会長に行政区長を委嘱するとともに、定期的に行政区長会議を開催するなど、双方の協力推進体制を築き、市政運営の円滑化及び町内会の活性化に寄与しているものと認識をしております。このことから、今後も引き続き行政区長制度は継続をしてまいりたいと考えております。
以上です。

○議長(相澤 榮君) これより佐藤聖子君の質問は一問一答により行います。8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 1番目の質問でですが、全般的な評価といったときに細かく評価があったはずで、そこの中に事業がたくさんあって、全く実施されなかったとか、あっても1つぐらいしかいかなかったと、そういうものがあるはずなんですね。そういうあたりはこの計画の中でどういうふうに反映されていったのか、その点についてはどうでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) 6期の計画におきまして、一つずつの事業のところで、確かに議員ご指摘のように、目標指数のところを見て行ってまいりました。その中で、やはり、例えば認知症を一つとってもその周知のところが足りないとか、そういう一つずつのところは積み重ねた上で、包括ケアシステムというふうな一つの観点のところから見た、今、全体的な評価というふうなところでございました。
指標のところでは変更とか廃止というふうなところで、達成度のところは半分程度の達成というふうな状況で厳しい状況でございましたので、それを踏まえて7期の計画を策定したというものでございます。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 先ほど市長から重点的な施策ということで詳しく説明があったんですが、これも議長にお願いをしまして表示していいということになっておりますので、皆さんにもごらんいただきたいと思います。
私たちはもっと詳しい計画書を持っていますが、各家に配布された概要版というものです。ここのところに重点事業というものがあります。ところが、これを見てどれだけの人がわかるのか、ここのところが問題だと思うんですね。一つ一つは確かに説明されて話を聞けばそのとおりです。しかし、これを誰が見るのかといったときに改善が必要だなということを私は思います。この点については今後課題となるところだと思いますが、どのようにしていくのか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) こちらのほうの概要版は全戸配布させていただいたところです。ですので、見る方々というふうなところを考えましたときに、当然、サービスを利用される高齢者の皆さんのみならず、それを支えるご家族の方々というふうなところも視点に一つ置いたところでございます。議員から今お示しいただいた地域包括ケアシステムの全体的なイメージのところでは、互助というふうなところも掲げまして、市民で市民を支えるというふうなところもあらわしたところでございます。
今、大変わかりづらいというふうな厳しいご指摘もいただきましたが、私のところには「みんなで支えなければいけないというふうな概念のところがわかってきたよ」というような、一方でそういうお声も頂戴しております。わかりやすさというふうなことで考えてみますと、今後そういったところも含めて行っていきたいと思いますし、これを使いまして、高齢者の皆さんに実際に、じゃあ、どういうサービスがあるのかというふうなところは、高齢者のためのケアパス等、そういったものも使いまして、わかりやすく対面での説明というところも心がけていきたいというふうには考えてございます。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 最後のほうで、私が事業の重点化といいますか、めり張りをつけたというようなことを申しましたが、私は、市民は介護保険を使わないように、そこまでは元気でいよう。介護保険を使うようになったらうまく利用しようということだと思って暮らしているんだと思うんです。そのときに、じゃあ、介護保険以前のときに何をしたらいいのかとなったとき、私はここの中でも言いましたけれども、ゆとりすとクラブ、ここのところが非常に大切だと思っているんです。ここのところのゆとりすとクラブ・サロンのところをもっと力を入れて進めていく。そういうことで共助が成り立つという考え方もあると思うのですが、この点については今後どのようにするのか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) 身近な地域のところで集まって介護予防をする。それは介護予防をするために集まるということよりは、楽しく集まってきた結果、介護予防につながる、そういうふうな予防事業を目指してゆとりすとのほうもやってきました。ですので、平成6年から地道に開いてきましたけれども、もっとやっぱりわかっていただきたいというふうなところで、地域の理解がいただけなければなかなか進まないものですので、市長答弁にもありましたように、区長会等でも周知啓発を図ってきたところでございます。
あと、ゆとりすとまではいかないんだけれども、少し小さなクラブのところとか、サロンのところで進めていくというふうなところでいきますと、社協のほうのどんぐりの森活動支援ということで、サークルに対しての支援というようなこともありますので、重層的に掲げていって、それが行く行く、例えばゆとりすとになるとかというふうな方法もあろうかと思います。地域の実情に沿ったところで啓発をしていきながら拡充できればというふうに考えてございます。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 次の町内会のところにもかかわる何か今回、非常にあちらもこちらもかかわりながらという思いで質問を組み立てました。
町内で、ご近所で挨拶をする。そこからなかなか先に進まないんだけれども、挨拶をしているうちに仲よくなるということがあります。その人が連れ立ってサロンに行くだとか、もっと小さなパイというように、もっと小さなサークルのところに集まるということで、それぞれが支え合う基盤ができていくということだと思うんです。そのことによって、防災にもつながるし、ほかの元気な高齢者がふえてくるということにもつながると思うので、何か、富谷はこれで高齢者を支えるのだ、元気なままで支えるのだという取り組みが必要だと思うんです。確かにいろいろなサービス事業は必要だと思いますが、私は、今回、この計画書を見て、そのことを求めていったらいいのではないかと思っています。もっと働きかけ方を行政区長会だけでなしに、やり方というのはほかにあるんではないかと思うのですが、この点についてはどのように考えているのか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) いろいろな場面、いろいろな機会でやはりそういったことを認識していただくというふうなところが必要かと思います。ボランティアというふうな観点から見ていきますと、そこには社会福祉協議会のボランティアセンターがあったり、いろいろな活動があったりもいたしますので、そういった部分。あるいは例えば老人クラブ連合会さんでも活動しております。シルバー人材センターさんでも高齢者の方々が生き生き活動しておられます。そういった関係機関とどうやって共通な認識に立って連携をとっていくかというところも重要かと思いますので、その辺のところはもっと強化が必要だというふうには考えてございます。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 今回、明石台でしたか、新しくサロンができたということですが、そういう芽みたいなものが、ほかの行政区といいますか、町内会の中に大体どういうふうに出てきているのか。そういうところにどうやって働きかけているのか。こことここはもしかしたらというような手応えというものがあると思うんですね。それについては、今現在、どのように把握されているのか、お尋ねいたします。

○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) そういう機運というものは、直接的にご相談いただくところもありますし、先ほど言った地域活動、いろいろな地域活動をしている団体もございます。そこのところで自分たちの活動で満足しているんだけれども、でも、それが「ゆとりすと」あるいは「街かど」というふうに発展してきたときにもっとその輪が広がるのではないかというふうなところでのアプローチは、アンテナを高くしてという言い方もおかしいのですけれども、地域に目を向けて、現場へ出ていってそういう声を聞き取って見てきているつもりでございますので、そこのところはこれからも続けていきたいというふうに思います。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) そうしますと、平成32年度24カ所、今、ここだったらもしかしてうまくサロンにつなげられるというようなところは実際あるのでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) 機運というふうなことで言えばないこともないのですけれども、それはできるというふうなことでここでちょっと明言できる段階ではございませんので、できる限り、年1カ所というふうなところでの目標を掲げておりますけれども、努力してまいりたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 街かどカフェということが出ました。4番目にひより台一丁目ができたわけですが、なかなか1週間に1回ずつ開催するというのは大変なことだろうと思っています。そこの中で、ボランティアの人たち、サポーターの人たちが一生懸命やっているのですが、それはそれとして、やはり私が言いますのは、月1回でも集まるところがあるというものを、年に1カ所といわずに、1カ所に限らずにやっていくという心構えにはならないのか。それと同時に街かどカフェもやるということではなしに、元気な人たちが月1回でも集まるということにすると。ここが重点、めり張りだなと私は思っているのですが、この考え方は間違っているのか。やっぱり、街かどカフェも一緒にやらなければならないというふうに思っているのか。そのあたりについて認識を伺いたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) いろいろなやり方でいろいろな事業があっていいというふうに思います。街かどで毎週1回開かなければならないというふうなことで考えているわけではございません。現に月1回だったらできる。あるいは月2回だったらできるよというふうな形でやられている地域もございます。そこのところは、先ほど申しましたように、社協経由の補助事業等も使っていただきながら、バックアップ体制をとっているというふうなことでございます。ただ、通われてくる、行く方々にとってみると、いつでも行ける場所というのはやっぱり魅力的なので、そこのところも考えに置いてもらいながら拡充できるように後方支援できたらいいのかなというふうには考えております。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 先ほど、いろいろなところがあるということで、社協の援助によって地域で何人か集まって、要件さまざまありましたけれども、そういうこともしていますよね。ところが、なかなかそれは地域の人には伝わっていないかと思うんです。もっと、街かどカフェよりも顔見知りの人たちが集まって、そこのところで運営しているというものもありますよね。この周知も必要ではないかと思いますが、この点についてはどのようにしていくのか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) 包括支援センターのほうもおかげさまで3カ所というふうなところで、きめ細やかな相談の窓口、支援体制が整いました。そういったところとも連携をとりつつ、あと、ボランティアのやはりかなめでありますボランティアセンター、社協のボランティアセンター等とも連携をとり、いろいろな機会を捉えてお話ができていければいいかなというふうには考えてございます。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 一番最初に申しましたけれども、皆さんに伝えたいことをしっかり伝える、理解してもらうということが非常に大切だということで、先ほどもこういうものを示しながらしたのですが、この間、私たち教育民生常任委員会が東京町田市に行ってきました。既にごらんいただいていると思いますが、こちらも議長からお許しを得ています。
ケアパスというものです。「知って安心 認知症」、「ケアパス」というのがここに小さく書いてあるんですね。
やっぱりこういう編集の仕方というのはとっても大切だと思うんです。「あ、認知症って何だろう」というふうにして手にとる。ここのところが必要だと思うんですね。やっぱり、どういうふうにしてお知らせする、理解するということが必要だと思っておりまして、これについてはごらんになっているかと思うので、これを手にとってどんなふうに思われたか、まず、感想をお尋ねしたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) 町田市の認知症のための冊子のところは、実は富谷市のほうで認知症のケアパスを作成するといったときに参考にさせていただいて、資料もとって見させていただいたところでした。町田市の視点としては、認知症を理解していただく、本人を中心に見ていただくというふうなところで、どのステージにいるのかというところで、絵柄、図を入れてわかりやすくというふうなスタンスでございました。
富谷市の場合、それを考えたときに、じゃあ、認知症だけに特化した冊子にするのか。そうではなくて高齢者全体のものにするのかということで、あえて認知症というものをとりまして、高齢者のための事業体系をまとめたというふうにした経緯がございます。
ですので、何をその冊子でもって伝えていくかというところは大変重要になるかと思いますが、それぞれの市、あるいは財政規模等々も含めての結果だと思いますので、先進地の事例と言われているところは確認をしながら、当市にとって何が必要なのか、どういう方向がいいのかというところでしてまいりましたので、その辺のところはこれからも続けていければいいかなというふうには思ってございます。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) いろいろなところを見ながら進めるということは本当にそのとおりだと思いますが、大体、ケアパスという言葉すらよく理解できないというところがあって、これについてはもう一ひねり必要だなというふうに思います。今後つくるとしたら、この点は配慮いただけるでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) そもそも「認知症ケアパス」、国がケアパスをつくりましょうということで進めてきたタイトルというか、事業ですので、それをもっとわかりやすくというふうなところでは当然必要なことかと思いますので、これからどういったものであらわしていくと、最善、理解いただけるのかというところは念頭に置きながら進めていければいいかなというふうには思っております。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 認知症になっても、ほかの病気を得ても、そこの地域で暮らすということはとっても重要なことだと思います。自分らしく、そこの中で最期を遂げるということができるような地域づくりということだと思うのですが、一番、直面していて高齢者が思っているのは認知症になりたくないということなんです。そのときに、認知症のサポーターというものがありまして、富谷でもずっと広げていますが、このサポーターがどこまで広がって、そして、実際力になっているのか。その点についてはどのように考えているのか、お尋ねしたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) 認知症サポーターの養成のところは、認知症学びの講座というふうなところで、本格的に始めたのは24年からで、今1,700名ほどの方々にお受けいただいておりますが、本当に地域で認知症を正しく理解するというふうなところの今段階でございます。じゃあ、実際、その方々が地域でそういう人たちを見かけたときに声をかけていただいて、専門機関でしたりにつなげていただくというふうなところですので、それからもっとステップアップして、具体にどのように進めていけばいいのかというようなところは、フォローアップ研修でありましたり、職域の研修のところに広げていかなければなりませんし、そもそも子供たち、お子さんたちのところも、中学校、高校で開催した経緯もあるんですが、そこのところがまだ少し緩やかというか、詰められていないので、その辺も強化していかなければいけないかなというふうには感じているところでございます。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 私自身もオレンジリングを持っているのですが、そのときには非常に納得してそうだなというふうに思ったんですけれども、時間の経過とともに薄れてくるというのがあって、繰り返し、繰り返しも必要だと思うんです。広くすることと繰り返しが必要だし、そのためには、小学校の授業で、これもまた教育民生常任委員会で行ったところですが、小学校の子供たちが紙芝居をつくったりしながら、学校の中で学んでいるということがありました。うちのおばあちゃん、こんなふうになったけれども、というふうな話だったように記憶していますが、やっぱり繰り返しが必要だし、そのほかにもサポーターの底上げといいますか、本当にその人たちがサポーターとして働けるような取り組みが今後必要になってくると思うんですね。これをどのように計画していくのか。その点についての考えといいますか、伺いたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) 学びの講座のほうは、今まで市の保健福祉総合支援センターのところから出向いてというところを主軸にしてまいりました。今般、包括支援センターのところが3カ所整備されます。そこの職員にもキャラバンメートの研修を受けていただいて、キャラバンメートという講師役になってもらって、もっときめ細やかに、例えば数人集まってもそこで認知症の話を聞きたいわとなれば、そこに出かけていって講座を開けるように、きめ細やかなことをしていくということが一つと。
もう一段階ステップアップをして、実際にそれでは、例えば行方不明になったときに、今はネットワークシステムとかありますけれども、そういうところで声がけの方法を決めていって、市内のところで救助というか、そういったところが速やかにできるようなことですとか、少し具体にどういうことを求めているんだよというふうなところを示した形での研修のほうは今後していかなければならないというふうなところで考えております。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 元気なとき、介護保険に頼らないで生きているときに、本当に地域の人たちと連携を持ちながら自分らしく生きていくということ。そしてまた、介護保険を利用するようになったときでも、地域の人の力をかりながらということはとても大切なことだと思っています。そのために本当にわかるものを市民の方々に、対象者である高齢者でもそうですし、家族の人もわかるようなものを、ぜひ、つくってほしいと願うわけですが、これについて、要望になりますが、そのようにつくってもらいたいということをお願いし、質問したいと思います。

○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) そのとおりだと思います。なので、わかりやすいというふうなことも含め、あと、市がどういうふうな方向に進んでいるかというところもお示ししながら、それこそ市民協働で持続可能な地域社会というところを最終的には目指していかなければならないと思いますので、努力してまいりたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 地域コミュニティ、町内会をどうするかということでお話したいと思います。再質問したいと思います。
わくわく市民会議が行われまして、その結果、非常に私は先生たちの資料も見ながら、ああ、こういうふうになっているんだなということがわかりまして、とってもよかったと思っていますが、その市民会議の感想をまず伺いたいと思います。どうでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 市民協働課長。

○市民協働課長(高橋加代君) 今回、市長の答弁にもありましたとおり、やはり町内会の抱えている課題、全国的な課題となっているという中で、町内会長さんからもいろいろお伺いすることがありまして、今回、テーマに取り上げたわけでございますけれども、これまで市としましても、こういった町内会の実態調査を行ってきたことがありませんで、改めてこの調査の、まだ速報値ではあるんですけれども、概況ということで、町内会の実態、わかったところでもございますし、さまざまなお立場の方、今回、町内会長さんを初め、それから役員の方、それから高校生、大学生と、さまざまな立場の方にご参加いただいたわけですけれども、それぞれのお立場での町内会とのかかわりという部分でお話を伺えたというところでは、非常に成果のあったものだと考えております。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 短時間ではありましたけれども、先生たちの研究の報告もあって、なかなか、私としては感触十分だったなというふうに思っています。
その中で、町内会をしていくときに非常に業務が多いなということもまた、いろいろな新聞の特集だとか、そういうものを見ましても思いますし、暮らしていて、ごみの問題、犬のふん害、そして、路上駐車の問題、これが町内会の三大の問題でないのかなというふうに思ったりもしています。これに町内会長さんたちは対応しているわけで、そのほかにも数多くのことが行われていますよね。自分たちの中でどういうふうにしていったらいいんだろうということがあるかと思います。
さきに課長のところにも要旨を渡しておきましたから。市から、それから町内会にお願いしているものというものもたくさんあるかと思うんです。私が示したのは、福岡市がコミュニティに対して出している依頼事項というものがありまして、協力依頼というものが全部で732件、そのほかに情報提供136件、提案47件、1,000にもなるだろうというものがありまして、これは富谷市の場合ではここまではないのかなと思いますけれども、同じようなものも確かにあるなということがあります。この点について、市としてはどんなふうに整理しているのか。このあたりをお尋ねしたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 市民協働課長。

○市民協働課長(高橋加代君) まず、今年度に入りましてから、初の試みとはなるんですけれども、行政区長、それから町内会に対しましてどのような事務をお願いしたりですとか、どういった形でご協力をいただいているかなどを調査をいたしまして、そちらのほうをまとめたものを、行政区長と町内会の手引きということで整理してまとめたものを作成いたしました。こちらに関しましては、行政区長に配布したことを初め、ホームページにも掲載させていただいておりまして、そういった内容で整理を進めているというところでございます。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 町内会に対して要請しているというものでは、行政区からというふうにここには書いてありますけれども、行政区から出している委員についてということでは、防犯代議員、環境衛生推進員、民生委員児童委員、日赤奉仕団員、保健推進員、行政協力員、公民館協力員、スポーツ普及員と8つの項目が書いてあります。そのほかにも福岡市あたりでは、公民館長の推薦委員の推薦とか、その他審議会・協議会・実行委員会の委員の推薦などというものがあって、町内会長さんからお話を聞くと、これが非常に大変なんだという話を聞くんですね。こういうときに、もう少しすっきりしたスリムな体制にはならないのかなというのがあるんですけれども、そのあたりについてはどのように考えていくのか、お尋ねしたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 市民協働課長。

○市民協働課長(高橋加代君) 今、議員からもありましたとおり、現在、本市においては8つの委員さんなどについて行政区に推薦を依頼しているところでございます。やはり、それぞれの委員さんにおきましても、折々に点検しながら必要なものを依頼していくということが必要でありますが、現時点では、精査した中では今ここに掲載されている8つの委員さんについて、ご推薦をお願いしているという状況でございます。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 精査した中でということでしたが、これはどうしても各町内会にとっては、「あ、そこはできないよ」というようなお断りというものもあるんでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 市民協働課長。

○市民協働課長(高橋加代君) 現状ではございます。ただ、そこは引き続き行政区長さんのほうに推薦の依頼ということでお願いはしておりますが、どうしても期間までに見つからないという場合には、そこの状況に応じた形でやっているという状況でございます。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 町内会の担い手がないというのが、ずっと新聞の特集にもありましたし、議会報告会の中でもなり手がないというのがあった。それはなぜかというと、やはりやっていることがたくさんあり過ぎるからだと私は一つは思っています。そして、多くの人たちを相手にしながらといいますか、さっき大学の先生のお話の中で500戸を超えるところがたくさんあるという話があって、それだけの人をまとめていかなければならないというのは、これは大変な責任を感じるんだと思うんですね。このあたりの解決策については何かいいことあるでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 市民協働課長。

○市民協働課長(高橋加代君) まずは各町内会においては、やはり組織の中での取り組みの省力化ですとか、あとは効率化を図りながらということでやっていただいているとは思うんですけれども、その中で、特にやっぱり古い町内会ほど、さまざまなノウハウが蓄積されて仕組みが構築されているという状況にはあるものと思います。このことから、やっぱり世帯数の規模が多いところほど、やはり町内会長さん、それから行政区長さんのご苦労は多いとは思うんですけれども、まずは町内会のほうの、どういった形でのコミュニティの形がやっぱり続けていくのかというところでは、町内会の意向を尊重した形でということで市としてはかかわってまいりたいと考えております。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 以前に聞いて、私もその人のお手伝いをするようなことになったんですが、高齢だから班長ができないという、自分のところを飛ばしてほしい。配布物もたくさんありますね。市の広報だとか、県の広報だとか、それもなかなか自分が高齢になってというのがあって、こういう配布物をしっかり配布できないというところはほかにもあるのか。このあたりはどうなっているのか。それについては現状把握できているか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 市民協働課長。

○市民協働課長(高橋加代君) 全ての町内会、市で把握しているわけではございませんが、さまざまな工夫をされて行っているということは聞いております。例えば、高齢になって班長さんを担えないというところでは、その方以外の方々で班長になってということも取り組んでおられるようですし、また、広報誌等の配布というところを業者に委託してという形で行っている町内会もあると伺っております。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) あと、行事ですね。この間のわくわく市民会議の中にもありましたが、行事をするんだけれども、なかなか参加がない。この参加で町内会の評価が大きくされてくるというのがあるような気がするんです。行事についても、どのようにしたらいいのかと、町内会の会長さんたちがそれぞれ考えていることだと思うんです。そういうときに、うちは、これはあけの平の話で聞いたのですが、やったときになかなか参加が余りなかったということで、各家庭の都合があって出かけることにしてあったとかということだと思うんですけれども、そういうときに「夏のこの時期がいいのかな」というのを話していらっしゃる方がいたんですね。だから、「夏まつりじゃなく、いっそ秋祭りにすればいいのに。私の実家ではそうなっていますよ」というようなものも話していましたが、そういう情報交換、行事のあり方、行事を何にするかという、そういう町内会の会長としての交流会といいますか、情報交換、町内会長とか副会長とか、そういう人たちの情報交換みたいなものは今実際はあるんでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 市民協働課長。

○市民協働課長(高橋加代君) 町内会同士の情報交換の場というのは今のところございません。
済みません。町内会の中での情報交換の場ということでよろしいですか。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 今、46の行政区があって町内会があるわけですね。だけれども、「うちは夏にやっている」というところもあれば、「いや、秋祭りにしたよ」というものも富谷市内にはあるわけで、「あ、そうか。秋にやってもいいんだな」ということがあるだとか、さっきの広報物ですけれども、「広報も、じゃあ、業者に頼むということもあるのか」とか、そういう交換が密にされれば、今、町内会というのは物すごくさまざまなことをやっていて、それで、ああいうふうにはできないということで担い手がないということも私は考えられると思うんです。そういうときに、情報交換があって、こういうふうに変えていこうという、先が見えればもっと変わっていくのかなというのがあって、情報交換の場というのが必要ではないかと思うのですが、そういう46の町内会の会長さん、副会長さんの交流の場はあるのかということでお尋ねしました。

○議長(相澤 榮君) 市民協働課長。

○市民協働課長(高橋加代君) まずは町内会長さん同士というよりは、行政区長同士の交流の場というのはございまして、年4回会議もございますし、その他に行政区長の研修ということで場は設けているところでございます。ただ、町内会の役員さんなど入ってということでの町内会同士としての交流の場というところは今のところは設けていないという状況でございます。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 私としては、行政区長と町内会長は違うものだと思っています。やはり、行政区長としての立場というものと町内会の立場というものでは、先ほども言いましたが、非常勤の特別職ということもありまして、やはり違う場所に身を置いている者が町内会、地域のコミュニティ、それから行政に対して要請を出していくというところからすると、これはちょっと相反するものを一つの中に持っているということがあるのではないかと思っていまして、これについては解消されていくほうがいいのではないかと思っています。
東松島市の場合、それを変えていったということを聞いておりまして、この点について、どのようにやっているのか説明、あと、富谷市がどのようにしていくのかについてもお尋ねしたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 市民協働課長。

○市民協働課長(高橋加代君) まず、東松島の状況につきましては、新聞に掲載されている内容ですとか、昨年度、市民協働の推進の関係で、先進地として視察に行った経緯がございます。その中で、行政区長制度を廃止して、新たな自治会制度のスタートということでお話も多少伺ったところではありますが、まず、その背景には、震災、それから合併ということがございまして、特に東松島市の場合には、震災という中で行政に頼らない地域づくりをしたいという住民の強い意向がありまして、それで、行政区長制度から自治会制度に変わったという経緯はお伺いしたところでございます。
本市におきましても、やはりどの自治体でも市民協働の先に見ているのは自助・共助、それから公助のこの流れの構築だと思います。そして、市民一人一人の活躍というところが描くところだとは思うんですけれども、本市におきましては、現時点では、やはり自治会組織というところのみの体制ですと、やはり今町内会、全ての方が加入されていない状況の中で未加入の方々も見ていただくというところを行政区長に担っていただいておりますので、当面の間は、まずはこの行政区長制度というものを継続してまいりたいと考えております。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 現在ではそうだと。隣の仙台市では区長制度はないというようなこともありまして、今後、さまざまな、先ほどもありましたNPOでとかということがあって、これ自体も動きがあると思うのですね。これに、行政区長でずっといくということにこだわらずに研究するということはなさるのか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 市民協働課長。

○市民協働課長(高橋加代君) 昨年度、市民協働課スタートいたしまして、市民協働の調査研究の中であわせて自治会組織のことについても研究を進めているところでございますので、引き続き調査研究を進めてまいりたいと考えております。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 町内会を研究しているといいますか、自分も町内会長だったという人が本を出して、その人が言うのには、今の町内会の単位が大き過ぎると。大体、顔が見えてわかるようじゃなければだめだということがあって、すごく大胆だなと思ったんですけれども、私が今所属している班ぐらいを町内会にしろと言うんです。
これは大胆過ぎるなと思ったんですけれども、やはり、顔の見える関係にしていく。先ほどの介護にも、高齢者にもかかわるのですが、そうやってこそ進んでいくのではないかということを私は思っておりまして、今、500世帯以上の町内会が36%ある。こういうときに、やっぱり適正規模というのは、市が、確かに町内会自身がそれぞれどういうふうにすればいいかというのは決めることではあるのですが、そういう提言もある。こういうこともあるというようなことも一緒にあわせながら研究し、発言していくことも必要ではないかと思いますが、その点についてはどうでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 市民協働課長。

○市民協働課長(高橋加代君) 町内会の組織のあり方については、引き続き研究してまいりたいと思いますが、やはり町内会の規模、行政区の規模というところは、地域性、それからその地域の歴史、それからこれまで形成されてきたコミュニティというところが、やはりいろいろ絡み合っている部分がございますので、そこはこれまで同様に、まずは地域の意向を最大限に尊重してまいりたいと考えております。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 今、46の町内会の人たちは全て、今後も続けられるようにしたいということで頑張っていると思うんです。でも、先ほどから繰り返しますが、本当にその事業は必要なのかどうか。それは確かに町内会が決めることではありますけれども、負担が少なく、誰でも引き継がれる、こういうものにしていかなければならないと思います。町内会で何をやるのか、どこまでやるのかということも、やはり市の側としても提起すべきだと思っています。その点について、再度、答弁を伺って終わりにしたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 市民協働課長。

○市民協働課長(高橋加代君) 済みません。繰り返しになりますが、市としても当然、調査研究進めてまいりたいと思いますが、調査研究した内容を行政区長さん、それから町内会長さんにお返ししながら、そこで一緒に協議をして、いい方向を目指していければと思っております。

○議長(相澤 榮君) この際、午後2時5分まで休憩します。

午後 1時49分 休憩


午後 2時05分 再開

○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 通告に従い2件質問いたします。
市制施行から間もなく2年となります。本市のホームページも充実した内容へと改正され、見やすさや喫緊の情報発信へさらに期待をして開いて見ています。
特に子育て支援のホームページについては、整備されてよりわかりやすく、さまざまな情報や資料の作成に関すること、健診や研修日程などよく表記されていました。
私は今回、電子母子健康手帳と祖父母手帳の導入を求めて質問をいたします。
現在の母子健康手帳は、1942年(昭和17年)、妊産婦手帳として誕生し、昭和40年の母子健康法により普及が進み、ことしで76年の歴史を刻みます。
全ての妊婦さんに配布され、日本が世界で最初に導入したシステムは何回か改正され、妊娠から出産、予防接種や母子の健康状態など、記録として残すことができます。そして、2014年に日本産婦人科学会は、電子母子健康手帳標準化委員会を設立しています。
その背景には、災害時の医療情報消失を防ぎ、自治体や医療機関など医療データとして利活用できるとされています。また、本人が専用サイトでIDとパスワードを用いて妊娠中や健診データを確認、育児日記としても利用可能で、育児相談の書き込みなど、現在のスマホ普及を見ても、ICT機能の取り扱いになれた世代には大変有効な手段となると考えています。現在の母子手帳と電子手帳のメリットを生かして利用できる方向で、子育て支援のさらなるアプリ活用を求め質問します。
また、イクボス宣言された本市には大変理解を示します。その後、どのような変化があったのか、ハンドブックなどの作成や発行はどのようになっているのか伺います。
子育てにおいては、祖父母の存在も大きな役割を果たします。あらゆる場面で支援をしてくれるプラチナ世代は育児参加で後押しになり、子供たちを取り巻く環境も安心へつながります。そのような中で、他の自治体では若い世代も祖父母世代も情報共有の孫育て応援ブックの発行を行っています。つい最近では、6月に仙台市が発行し好評とのことです。どのような環境でも子供たちの応援部隊として存在するために、昔と今の違いや情報交換につながる取り組みになります。イクメンハンドブック、祖父母手帳、市制より2年の記念として発行できるよう取り組みを求め、質問いたします。
1、災害にも強い電子母子健康手帳の導入に関する見解を求めます。
2、イクメンハンドブックなどの作成や発行はどのようになっていますか。
3、プラチナ世代の後押しに祖父母手帳などの発行も必要と考えますが、見解を求めます。
次に、2件目のワクチン接種と子供の健康について質問します。
富谷市の子育て支援、特に子どもの医療費助成事業18歳まで支援拡充の取り組みは高く評価できる施策と思います。健康で安心して暮らせる環境が一番です。
今回取り上げていますワクチンに関することでは、定期接種については、自己負担なしで行える状況に、病気の重症化を防ぎ、感染予防などへ大きな効果を発揮しています。
そのような中で、ことし、沖縄県などを初めとする地域にはしか感染者が相次いで報告をされ、厚生労働省は予防策としてワクチンの2回接種徹底を呼びかけました。日本では、1978年から定期接種になり、現在は1歳と小学校入学前に公費助成で受けられます。抗体があれば接種の必要なしですが、定期接種の対象者でない場合、自己負担でおよそ1万円程度となり、各自治体で対応が違います。また、おたふく風邪、ロタウイルスなど任意のワクチン接種の補助についても支援の状況が違います。本市の考えと対応を伺います。
健康で過ごすことが一番大事なことですが、病気による治療で抗体の消えた子供に対するワクチン再接種を受ける場合、自己負担はかなりの費用となり、10万円から20万円かかると言われています。そのような場合の補助など検討されているのか伺います。
胃がん予防へ、ヘリコバクターピロリ除菌の保険適用が開始されてしばらくなりますが、胃がんの病原菌ともいわれるピロリ菌は若い時期に除菌することで予防につながるとされています。ピロリ菌は、ほとんど5歳以下の乳幼児期に免疫力がない状態のとき感染するなど、感染経路は諸説ありますが、中学生を対象に抗体検査や除菌の費用の補助事業を行っている自治体もふえてきました。本市の考えや今後の対応について伺います。
今、高齢者肺炎球菌ワクチン接種について、厚生労働省では平成26年10月から定期接種とし、対象者が65歳以上、5歳刻みの100歳までとなっています。
本市では、費用の約半分4,000円を自己負担とし、残りを市が助成を行い、平成29年度の対象者2,029人で接種者920人、接種率は45.3%の報告が記載されております。接種率については、努力されていることもわかり、全国平均より低い状況ではありませんが、高齢者対象ということもあり、未接種の方への周知徹底をさらにお願いするものです。
国の制度は、5年間の経過措置となっていますので、ことしが最終年度です。厚生労働省では、今後、65歳を限定に接種を行う方向で議論されていますが、高齢者の肺炎は死亡率も高いため、5年にわたり年齢が一巡したことで取りやめる方向には理解はできません。現在、国の方針はまだ打ち出されていませんが、国がたとえ65歳を限定しても、私は富谷市としての取り組みを、これまでどおり、65歳以上の対象者に対する支援の拡充を求めていきたいと思います。なぜなら、死亡率第4位の肺炎を防ぐために、特に医療費の削減効果が十分見られることから、ぜひとも本市の助成制度を継続させていただきたいと願うからです。
子供の健康に関することでは、6月26日、NHK夜9時のニュースでも取り上げられましたが、子供の登下校の荷物が重過ぎるという内容でした。その前に、私も中学生の保護者から相談を受け、学校教育課へ尋ねた経緯があったため、見過ごせない内容でした。教育課では、盗難防止など、いわゆる置き勉禁止ということで、学校サイドの判断ということでした。
保護者からの相談は、特に中学入学してから通学時間40分、春から夏にかけての期間、飲み物などもふえ、部活の荷物など、小さい体の子供には負担も大きい。かなりの重量のため、帰宅してから動けず、肩の部分があざのようになって、とても心配ですとのこと。理解もできます。
私たちの世代では、体力づくりだ。中学生だからと判断もしていましたし、また、それほど教科書が重くなかった時代です。全国的に学校の荷物の重さについて公共の電波で報道されたこともあり、今回、質問に盛り込ませていただいたことを理解していただき、現在の各学校での対応はどのようになっているのか伺います。この通学時の荷物の重さについては、参議院の文教科学委員会でも議論されていることもつけ加えさせていただきます。
子供と高齢者のワクチン接種の今後の対応と健康について、以下質問をいたします。
1、感染症などの拡大につながるはしか、おたふく風邪など自己負担対象者への補助はできないか、見解を伺います。
抗体を失った子供が再度ワクチン接種を行うと自己負担はかなり重くなるため、補助対象にすべきと思いますが、見解を伺います。
3、胃がんの病原菌とも言われるピロリ菌は、若い時期に検査、除菌することで予防につながるとされ、中学生を対象に補助している自治体もありますが、当局の見解を伺います。
4、高齢者肺炎球菌ワクチン接種の今後の対応について伺います。
5、通学に関する荷物の重量で健康被害の報告に対する対応は。
以上でございます。よろしくお願いいたします。

○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの浅野直子議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の電子母子健康手帳と祖父母手帳はの問い1でございます。電子母子健康手帳に関しては、年齢に応じた健診やイベントの日時を個別かつタイムリーにお知らせできるという利点がありますが、現在でも健診やイベントについては子育て支援サイト「とみやっ子」でお知らせするほか、個別の通知も行っております。また、お子様の成長・発達状態を保護者が記録できるという利点もありますが、ブログやツイッターなどを駆使して自由に記録に残したいという方やスマホの機種の違いや使い勝手などの問題などもあり、導入に関しては、今後、保護者の意向も確認しながら検討をしてまいりたいと考えております。
問い2、イクメンハンドブックなどの作成や発行につきましては、母子健康手帳交付時に父子健康手帳を交付し、妊娠期の経過から子供の成長発育についての情報を提供しております。また、本年度から、いつ、どんなことを心がけてほしいかといったポイントを記した、「パパから始まるポジティブ子育て」という冊子もあわせて配布をしております。
問い3、昨年12月に「とみここ」を会場として、「育児の違い、今昔、母親の現状、母乳・育児・離乳食について」と題した現代の子育て・孫育て講座を開催いたしました。赤ちゃん人形を使いながら、実際にだっこの仕方やおむつのかえ方などの実習も取り入れ、受講された方からは、「自分が子育てをしていたときと違いがたくさんあって驚いた。勉強になった」との声をいただいております。子育て中のお母さんにとって祖父母はとても身近なサポーターであると考えておりますので、祖父母手帳の発行等も検討しながら、今後も情報発信に取り組んでまいりたいと考えております。
質問件名2のワクチン接種補助と子供の健康の問い1、はしかの予防接種につきましては、過去に10代、20代の年齢層に大流行したことから、国では、特定感染症予防指針を定め、さまざまな施策を推進し、大規模な集団発生は見られなくなってきております。しかし、昨今の流行については、海外からの輸入例が中心となりつつあることから、流行国に渡航する前のワクチンの接種勧奨及び国内での接種率の維持、発生時の迅速な対応による感染拡大防止策などの取り組みを行っております。
また、おたふく風邪の予防接種につきましては、子供の予防接種についても定期接種化にされておらず、国において検討が続けられている状況にあります。このことから、本市におきましては引き続き予防接種法に基づく定期接種について実施をし、その接種率の向上と感染症の予防に努めてまいりたいと考えております。補助につきましては、国の動向を注視してまいりたいと考えております。
問い2の抗体を失った子供など、再度、ワクチン接種を行う際の補助につきましては、骨髄移植手術や臓器移植手術などの医療行為により予防接種で得られた免疫機能を失うことがあります。治療終了後の予防接種は社会生活に復帰する過程において重要であると認識をしております。本市におきましては、現在のところ、再接種の助成についての相談は受けておりませんが、今後、検討をしてまいりたいと思います。
問い3のピロリ菌検査、除菌の補助につきましては、教育委員会では児童生徒等の健康保持増進を図ることを目的に、学校保健安全法施行規則に基づく健康診断を実施しておりますが、ピロリ菌感染者が必ずしも将来胃がんになるわけではなく、若い世代への除菌が胃がんを減らす効果はまだ実証されていないとの見解もあることから、今後、状況を見ながら対応をしてまいりたいと考えております。
問い4、高齢者肺炎球菌ワクチン接種につきましては、平成26年10月より定期接種に位置づけられました。定期接種導入から、経過措置が終了する平成31年度以降も定期接種を継続する方向で検討されております。しかし、接種対象者については、厚生科学審議会において経過措置の接種状況や接種記録の保管体制の状況等を踏まえ検討されておりますので、今後の国の動向を注視しながら対応してまいりたいと考えております。
問い5の通学時における児童生徒の荷物の重量による健康被害につきましては、今のところ、腰が痛くなり通院した1件の報告がございました。実際に、以前は荷物が重く生徒への負担がかかっておりました。現在は各学校ごと、教科によって副読本や資料集、実技教科で使用する道具などを教室やロッカーに置かせるなど、通学時の軽減を図っております。また、けがや筋力、体力の少ないなど身体的に不自由が生じる場合は個別に対応をしているところでございます。今後も授業や家庭学習などに影響を及ぼさない範囲の中で対応を行ってまいりたいと考えております。
以上です。

○議長(相澤 榮君) これより浅野直子君の質問は一問一答により行います。13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 済みません。ワクチン接種のほうから質問をさせていただきたいと思います。
本来であればワクチン接種というのは本当に国で補助すべきものであると私も考えております。ただ、おたふく風邪、流行性耳下腺炎、あとロタウイルスは急性胃腸炎というふうなことでございますけれども、こういった任意の接種について、さまざまいろいろな場所で説明等、あとまた感染時期の周知などはなされていると思うんですけれども、どのような方法、こういったおたふく風邪の流行がはやっていますとか、ロタウイルスがはやっていますよとかという、こういう説明、周知というのはどのような方法でしていらっしゃるのかを再度お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) 皆様に、おたふく風邪やはしかなどの感染が国内であった場合には、国や県から市民の皆様への周知ということで通知等がこちらのほうに来ますので、その際は、タイムリーな形でホームページ等にも載せながら周知をしているところでございます。

○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) ぜひホームページ等、周知徹底をしていただきたいと思います。特に乳幼児に多いロタウイルスは年間80万人感染すると言われておりまして、重症化すると死亡に至るというようなこともございます。危険な状況にもなります。また、おたふく風邪は後遺症として難聴になるということもあるわけなんですが、再三、前からだと思うんですが、どうしてもここら辺が任意であるということがあります。補助対象にここのところはやっぱり、おたふく風邪なども補助対象にしているところはあると思うんですけれども、ここのところの補助対象には市としてはできないか、そこのところを再度お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援センター所長。

○子育て支援センター所長(狩野悦子君) 平成25年に同僚議員の方から同じくおたふく風邪の助成について一般質問がございました。その際には、国が定期接種になるまで慎重に考えていきたいというふうな回答をしているかと思われます。その裏には、その前の年に子宮頸がんワクチンの副作用のことで接種が中止になったというふうな経緯もございまして、そういったところでちょっと慎重にというふうな考えもございます。
その当時、おたふく風邪にかかわらず、水痘ですとか、ロタウイルス、B型肝炎の定期接種化についても同じく助成の対象にならないかということで国のほうで検討をしておりましたが、おたふく風邪以外のところでは水痘とB型肝炎が現在定期接種化になっているということで、おたふく風邪もそろそろというふうなところで、こちらとしても待っているところではあるんですが、国のほうで審議会にかけた際に、定期化するに当たってはより高い安全性が求められるワクチンが新たにできることがまず最優先というふうな回答をされておりますので、やはりそういった意味では、ちょっと慎重に考えていきたというふうに考えているところでございます。

○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) まさに国が決定をすれば早い段階で定期接種になれば、すごくそれは負担につながらないのでいいのかなと思いますけれども、今、実際、任意であるというところで、やはりおたふく風邪の接種をしていらっしゃる方も多いわけなんですね。そういうところを考えますと、やはり市としての、これは任意ですので、やった方に対しての補助というものはやはり行うべきではないかと思うんですけれども、再度お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援センター所長。

○子育て支援センター所長(狩野悦子君) 任意接種であるのと定期接種であるのとの違いが、やはり安全性のところをどれだけ考えて、市としてそのワクチンの安全性についてどの程度責任が持てるのかというわけではないんですけれども、国としてより高い安全性が示されるまではというふうな意見を出されている以上は、ちょっとここで助成をするということは、やはり受けられる方にとっては、その安全性というものも市として認めているというふうに考える方もいらっしゃるのかなというところでは、やはりちょっともう少し慎重に考えていきたいと思っております。

○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 回答としてはそのとおりだと思います。安全というところを考えればそのとおりだと思うんですけれども、やはり、じゃあ、その病気になったときの後遺症を考えたときに、やはり接種というのはしておけばよかったかなというふうな結果にもつながりますよね。ですので、任意というところで希望者がするという形をとっているんだと思います。そこのどちらかに重点を置くかで、恐らく助成というところが若干変わってくるのかなと思うんですけれども。やはり、後遺症というところの部分を考えていくならば、また、希望者もいるというところを考えるならば、もう少し積極的な取り組みがあってもいいのかなとは思いますけれども。再度、ちょっと同じような質問になりますが、このことについては安心面をとるという方向でいくという確認でよろしいでしょうか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援センター所長。

○子育て支援センター所長(狩野悦子君) 国の審議会におきましても、副作用の件、自然にかかった場合の副作用と予防接種受けた場合の副作用というところでは十分に審議をされていての結果というふうに捉えておりますので、そういった意味で、市としては国の動向を注視してまいりたいというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 先ほど、抗体のない子供たちに対する補助に対して、再接種に当たっては検討していくというご答弁をいただきました。やはり、小児がん、あとさまざま抗がん剤治療等をやった子供たちは免疫がなくなりますので、再接種が必要になってまいります。そのときにやはり大変負担が大きいというようなことで、ぜひ、ここのところは、そうなってからということではなくて、そういう人たちが、対象はいても、いなくても、市としては補助しますよというぐらいの前向きな回答はできないか、再度、お伺いをいたします。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援センター所長。

○子育て支援センター所長(狩野悦子君) 直接、市のほうに再助成の相談は来てはいないんですが、実際、そういった病気で治療されている方がいらっしゃるということは把握しております。小さいお子さんであれば、地区担当の保健師等もかかわっているんですが、就学以降のお子さんということになりますと、小児慢性特定疾病の医療費助成等も受けているかと思いますので、そういったあたり、保健所の方との連携もしながら、再助成があった場合には速やかに相談に乗れる体制というものを今後つくっていけたらというふうには考えております。

○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 先ほど、ピロリ菌のことにつきまして、検証されていないからというような答弁もいただきました。しかしながら、やはり大阪府の高槻市なんですけれども、ここでは、中学生、2年生を対象に、対象者が2,108人検査を受けまして、51人の方が感染しておりました。それで、市の助成を利用いたしまして除菌をしてほとんど成功したということでございました。こういったこともありますので、ピロリ菌について、ぜひ、市としてもピロリ菌の抗体検査ぐらいは進める、希望者があれば進めていくという方向はとれないか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 中学生のピロリ菌に関してなんですけれども、答弁のほうにもございましたように、成人のほうでは確実にピロリ菌除菌をするという効果とか、意義とかがちゃんと確立されているということなんですが、小さいお子さんとか、中学生とか、そういう若い人たちに対しての除菌の効果というものがまだきちんとデータがなくて、確立されていないということが1つと。あと、副作用の観点から見ますと、ピロリ菌にかかっている人が必ずしも胃がんになるかというと、そうではないと。逆に、かかってはいるけれども、現在何も症状が出ていない方に対して除菌をした場合の無用な害を与える副作用が起こる、そういった場合の懸念からいたしますと、まだ、今後やはり状況を確認しながら、必要であればそれをまた検討していくというような方向で考えてまいりたいと思っております。

○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 高齢者の医療費も上昇傾向にあると思います。本当に先ほどの高齢者の肺炎球菌ワクチンについては、まだ国の動向が出ておりませんので、これから先、65歳限定になるのかどうなのかというところはまだ確立されておりません。しかしながら、やはり高齢者の肺炎というところにおいては死亡率も高うございますので、ここのところの助成は国の動向ではなくて、今までどおり、市としての助成をお願いできればと思うんですね。ですので、やはり高齢者支援というところにおいても、健康を守るという意味では、ここのところは続けていただきたいと思いますが、このことについてお伺いをいたします。

○議長(相澤 榮君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) 現在、市長の答弁にもございましたように、厚生科学審議会のほうで、経過措置等の接種状況などを踏まえながら、その接種対象者の年齢についても検討されているというような状況にありますので、まずはそちらの国の動向を注視しながら、今後の対応については考えてまいりたいと考えております。

○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 済みません。ちょっと質問が飛んでしまって、ごめんなさい。済みませんでした。ごめんなさい。先ほどのピロリ菌、もう1問質問させていただきますね。
WHO(世界保健機構)では、胃がんの原因はピロリ菌によるものと発表しているかと思うんですが、そのことについてのご認識はなかったですかしら。ここのところをちょっと再度確認させてください。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) そういった原因はピロリ菌であるとはされていても、ピロリ菌にかかっている方が必ず100%胃がんになるという、そういった状況ではないということでは認識しております。

○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 100%という言葉がすごくどうなのかなと思いますけれども。この保健機構の出している「胃がんの原因はピロリ菌によるものと発表しています」という、ここのところが最大の結果ではないかなと思うんですけれども。やはり、ほかの自治体では、今、高槻市の例を取り上げましたが、熊本市だったりさまざまなところでも保険を適用して、中学生における希望者だったり、また対象者、特に中学2年生なんですが、対象者には、ピロリ菌の抗体検査、尿検査・血液検査でできますものですからね、そこら辺はやっていると。若いときにそういった予防をしっかりやれば、リスクとしては、大人になってから胃がんになる確率は少ないですよという結果も出ておりますので、ここのところはもう少し前向きなご答弁はいただけないか、質問いたします。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 胃がんになる要因が全てピロリ菌かというと、そこも私、済みません、勉強不足なんですけれども、胃がんになる要因はほかにもいろいろとあるかなとは思っております。ただ、やはり、先ほども述べましたように、どうしても成人に関しての除菌というような部分に関してはきちっとした効果が認められるというような見解が出ておりますが、小さいお子さんとか若い方に関しては、やはり、そういった副作用の関係とか、そちらのほうがあるということに関しまして見解があるということなので、今後、そういった部分でもどんどんいろいろなデータがお示しがあって、やはり確実に必要であるというような部分が状況で見えてまいりましたら、しっかりとそこは検討してまいりたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 子供と高齢者の健康はしっかり守って、今まで以上に取り組んでいただければと思います。
次に、電子母子健康手帳についてお伺いをさせていただきます。
先ほど答弁もいただいたんですけれども、紙媒体、確かに母子健康手帳は基本でございます。あれが本当にずっと生まれたときから、お母さん、おばあちゃんになるまでそれは使われると思います。見たりできると思います。ですけれども、東日本大震災で多くの母子健康手帳が紛失いたしました。記録が残されなかったという問題もありました。電子化の進化はさらに発展すると、どんどんガラケーからスマホになりと、電子機器はどんどん進化はしていきますけれども、貴重な記録を残すものとして管理をすれば非常に有効であると認識をしておりますけれども、このことについての当局の見解をお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援センター所長。

○子育て支援センター所長(狩野悦子君) 2014年に電子母子手帳の標準化を目指して日本産婦人科医会があり方について検討をした経緯については、医療機関が変わっても、自治体がどこに変わっても、データを共有できるというふうなところで始められたかと思います。その1つに災害時のデータ管理をしっかりするというふうなところもあったかと思いますが、現在、電子母子健康手帳アプリとして一般的にできているものに関して言えば、医療機関の情報ですとか市で行った健診の結果とかは、全て保護者が入力するような形になっております。なので、保護者の方がどの程度それを活用していただけるかというところがまず一番大事なのかなというふうに思いますので、今後、母子手帳アプリについての啓発とともに、そういったお母様方の思いというものもこちらも把握していきたいというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 今、予防接種などのときに母子健康手帳は必ず持参というふうな形になりますけれども、このとき、もし忘れたとき、この対応はどのようになりますか。接種は受けられるような形になっているのでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援センター所長。

○子育て支援センター所長(狩野悦子君) こちら、市としても情報をいただいて記録をとっている部分はあるんですが、全てが完璧ではない部分もありますので、やはり母子手帳を持参していただいての接種という形になっております。

○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 実は、ことしの4月から電子母子健康手帳の導入を開始をいたしました埼玉県ふじみ野市に私ちょっと聞きました。この事業の予算は年間60万円なんです。月5万円の執行なんですね。当然、企業と契約しておりますので、本当に先ほどセンター所長のほうからおっしゃったとおり、いろいろなアプリもありますし、自分でダウンロードもできます。いろいろなことができます。だけれども、市としてはこの導入を決めて、年間60万円ということで契約をしております。
富谷市の子育ての、先ほども論旨の中でお話をさせていただきましたが、ホームページも大変見やすくて、私なんかも、子育ては終わっておりますけれども、見ても本当に、検索してもよくわかりやすいなというふうに思っております。ですので、祖父母が見てもすごくそれはいいことだなと思っておりました。しかしながら、現在、スマートフォンやタブレット端末の普及はこうやって出ておりますので、自分でやはり記録として載せて、それを例えば祖父母たちに同じシェアをするなど、自分でいろいろとシェアをしますので、家族間での記録としてお互いにそのことが見えるという、電子手帳のやはりここはメリットではないかなと思うんですけれども、これほどやはりITが進んでいる中で、富谷市もやっぱりこういったことは先進として取り入れるべきではないかなと思いますけれども、見解を伺います。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援センター所長。

○子育て支援センター所長(狩野悦子君) 電子母子手帳に関してという話になりますと、やはり一番ちょっと気になっているのが、お母様方が記録をされるということで、しっかり入力していただければ、まず間違いなく記録は何があってもまた生かされるものだと思うんですが、それを途中で、例えばやめてしまわれたりですとか、うっかり忘れてしまわれたりというふうなことがあると十分な情報というふうなことには至らないのかなというところで、まず保護者の意向を確認したいというふうなことが1つございます。
あともう一点は、今現在、厚労省のほうでもデータヘルス時代の母子保健情報の利活用に関する検討会というものを開いておりまして、乳幼児健診ですとか妊婦健診の健診の情報ですとか、予防接種の記録を一元化して保護者が見られるようにするですとか、そういったことの取り組みを今始めているというふうな中間報告もありましたので、そういったところの動向も見ていきたいというふうには考えております。

○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 本当に動向を見るというのは大事だと思いますけれども、基本は、先ほども言いました紙媒体の母子健康手帳、これは全くの基本ですね。私も今回、この質問をするに当たりまして、子供たちの母子健康手帳を出しました。本当に30何年ぶりに出しまして、そのときの感動は忘れられませんね、いただいたときの。本当にうれしかったなと、今でも大事に保管しておりますけれども。
今回、しかしながら、やっぱりその当時はその当時の時代でしたので、紙しかありませんでした。今、私は鹿児島出身ですので、あの当時にこういった電子母子手帳があれば、こうやって記録をしたり、写真を送ったり、父や母に見せられたのになというような思いも湧いてきたんですけれども。
先ほども少し同じような質問もさせていただいたんですが、いろいろな意味で、この富谷市に来られている方々は全国からおいでになっていらっしゃいます。そういったことも考えながら、また、ほかの人は違う特性も持っているかと思いますので、ぜひ、メリットの部分を少し拾い集めていただきまして、保護者の方、お母様やお父様にはそういったことも周知をしていただいて、なるべく電子母子手帳の普及に努めていただければと思うんですけれども。こういったことをしっかりと取り組みができればと思いますが、市長のお考えをお聞かせください。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 電子母子健康手帳につきましては、先ほどセンター所長が申し上げたとおりでございます。現状の中で、やはりそのお母さんのほうで入力をするという、記録をするという課題だったり、いろいろあるかと思いますので、今後、そういったことを情報も収集しながら、両にらみで調査検討を進めていきたいというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) イクボス宣言をされまして、とてもいいことだなと思いました。先ほど、イクメンハンドブックなどの配布はしているというようなことでございましたので、それはよかったんですが。祖父母手帳のことについて検討をするということでございましたけれども、この間、とみここでそういった研修会が行われて、参加者がすごく感銘したということのお話でございました。参加された方々については、そういった機会は設けられると思うんですけれども、やはり、参加されなかった方々のことは、じゃあ、どうなのかなということを考えれば、やはり、こういった祖父母手帳というものは、これはおじいちゃん、おばあちゃんだけが持つわけではありませんので、家族みんなで共有するものでございますので、いいものはやっぱりどんどん取り入れるべきではないかなと思いますが、再度、この祖父母手帳の普及に向けての取り組みをお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援センター所長。

○子育て支援センター所長(狩野悦子君) 昨年行いました講座の中でも、やはり今と昔、大分違っているなというふうなお声もいただいておりましたので、そういったことも含めて、情報を発信していきたいというふうには考えておりますので、その1つのツールとしては祖父母手帳の発行等も検討していきたいと考えております。

○議長(相澤 榮君) これをもちまして、本日の一般質問を終わります。
これで本日の日程は全て終了しました。
本日はこれにて散会いたします。大変お疲れさまでした。


午後 2時46分 散会

平成30年第3回定例会議事録(第4号)

平成30年9月3日(月曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 金 子 透 君
  • 2番 青 柳 信 義 君
  • 3番 若 生 英 俊 君
  • 4番 長谷川 る 美 君
  • 5番 畑 山 和 晴 君
  • 6番 齊 藤 秀 行 君
  • 7番 藤 原 峻 君
  • 8番 佐 藤 聖 子 君
  • 9番 浅 野 武 志 君
  • 10番 西 田 嘉 博 君
  • 11番 菅 原 福 治 君
  • 12番 出 川 博 一 君
  • 13番 浅 野 直 子 君
  • 14番 高 橋 正 俊 君
  • 15番 佐 藤 克 彦 君
  • 16番 山 路 清 一 君
  • 17番 渡 邊 俊 一 君
  • 18番 浅 野 幹 雄 君
  • 19番 安 住 稔 幸 君
  • 20番 相 澤 榮 君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 市長 若 生 裕 俊 君
  • 副市長 高 橋 義 広 君
  • 企画部長 種 市 優 君
  • 総務部長 山 田 豊 君
  • 市民生活部長 吉 田 尚 樹 君
  • 保健福祉部長 奥 山 育 男 君
  • 経済産業部長 荒 谷 敏 君
  • 建設部長 伊 藤 正 君
  • 企画部企画政策課長 松 原 誠 君
  • 企画部財政課長 高 橋 弘 勝 君
  • 市民生活部生活環境課長兼清掃センター所長 安 藤 司 君
  • 保健福祉部地域福祉課長 菅 原 俊 司 君
  • 保健福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセンター子育てサロン所長 星 英 樹 君
  • 経済産業部産業観光課長 鴇 幸 浩 君
  • 企画部企画政策課参事兼交通政策推進室長 近 藤 正 範 君
  • 教育長 菅 原 義 一 君
  • 教育部長 佐 藤 英 樹 君
  • 教育部教育総務課長 渡 邉 正 弘 君
  • 教育部学校教育課長 相 澤 美 和 君
  • 教育部生涯学習課長兼総合運動場所長兼民俗ギャラリー館長兼図書館開館準備室長 小 山 温 君
  • 教育部生涯学習課富谷中央公民館長兼富ケ丘公民館長兼東向陽台公民館長兼あけの平公民館長兼日吉台公民館長兼成田公民館長 阿 部 雄 也 君

事務局職員出席者

  • 事務局長 富 澤 裕
  • 次長 高 橋 直 美
  • 主事 大 村 峻 史

議事日程 第4号

平成30年9月3日(月曜日) 午前10時00分 開会

日程1 会議録署名議員の指名
日程2 一般質問 4番 長谷川 る 美 議員
1 (仮称)富谷市民図書館について
3番 若 生 英 俊 議員
1 小中学校全校全教室にエアコン設置を
2 公営墓地とパークゴルフ場が隣接する「(仮称)やすらぎパークとみや」整備計画の見直しを
3 市長公約「市民バスの泉中央駅乗り入れ実現」の進捗状況について
19番 安 住 稔 幸 議員
1 子育て支援を問う
2 低所得者生活支援を問う
5番 畑 山 和 晴 議員
1 学校教育の環境について
9番 浅 野 武 志 議員
1 天然記念物ミズバショウの保護について
2 道の駅の整備検討の進捗について

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり 午前10時00分 開会

○議長(相澤 榮君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。


日程第1 会議録署名議員の指名

○議長(相澤 榮君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、1番金子 透君、2番青柳信義君の2名を指名いたします。


日程第2 一般質問

○議長(相澤 榮君) 日程第2、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 皆様、おはようございます。
通告に従いまして、(仮称)富谷市民図書館について質問いたします。
図書館法によると、「図書館とは、図書、記録、その他必要な資料を収集し、整理し、保存して、一般公衆の利用に供し、その教養、調査研究、レクリエーションなどに資することを目的とする施設」とあります。
また、図書館は乳幼児からお年寄りまで全ての人々の学びたいと思う気持ちに寄り添い、情報を得ることで、自身の可能性を高め、新たな知的創造を生むことのできる生涯学習施設です。同時に、地域文化や産業振興、医療福祉や法律情報など、市民の暮らしとコミュニティを支える地域情報拠点としての機能も重要と言えます。
他の自治体において、図書館建設の現状は、建物、設置場所、財源についての行政的な検討に偏る傾向が見られると言われ、地域づくりにおける図書館の役割、分館設置を含む図書館サービスのあり方、資料構築やシステムづくりなど、図書館の中身についての検討が不十分とされています。さらに、最も重視されるべき計画立案や運営への住民参加が軽視されがちな状況であるということです。
その点、本市においては、平成33年度開館予定の(仮称)新富谷市民図書館の整備基本構想の理念には、「歴史を受け継ぎ、未来をつくる市民の、市民による、市民のための知の広場」と明記されています。新しくできる図書館は市役所のものではなく、市民のための施設とあり、そのためにも計画策定段階のヒアリングだけではなく、図書館の整備や開館後の運営も市民の皆さんと一緒に行っていきますと記され、先ほども述べましたが、最も重要視されるべき点が理念の中に盛り込まれているということは大いに評価されるべきであると思われます。
図書館建設は理念やコンセプトを実現するためのものでなくてはなりません。市民参加の図書館づくりこそが、市民から愛され長く利用してもらえる図書館につながる、そのように思います。
さて、現在さまざまな自治体で財政が苦しいと言われている中、とりわけ中小規模の公共図書館の運営には、予算、人員の両面で厳しい制約があり、ほとんどの公共図書館では限界を超えた経費削減により満足な資料の購入もままならない状況だと言われています。品ぞろえの悪さは利用の低下につながり、利用が低下すれば図書館の評価も低下する。評価の低下は図書館の運営予算に大きく影響を及ぼし、資料購入費が減額され続け、どんどん品ぞろえが悪くなっていく。こうした悪循環に陥った図書館は、利用を取り戻す活路を見出すため、綿密な取り組みとさまざまな工夫を行っています。
本市においては、現在各公民館に図書室があり、そこにはない資料や空間を求め、宮城県図書館を活用しています。比較的近い距離にあり、市民の皆さんの利用率が県内でも高い数値を示しているという現状を通して、そのような悪循環に陥らないためにも、新しく建設される図書館は魅力ある図書館、利用される図書館、注目される図書館であることが非常に重要だと思います。
私は、7月10日、教育民生常任委員会の視察で千葉市の中央図書館を視察してきました。
どこででも借りられ、どこででも返せる図書館サービスを展開しており、中央図書館を中心に地区館6カ所、分館8カ所、公民館図書室21カ所を図書館ネットワークで結んでいます。また、学校や施設との連携については、小中特別支援、高等学校の図書館を初め、県立中央図書館、大学図書館、個人やNPOが運営している地域家庭文庫などがあり、団体貸し出しや相互賃借などさまざまな連携を行っています。
また、図書館の中に障がい者担当という部署があり、そこには視覚障がいを持った方が職員として実際に働いていらっしゃいました。障がい者サービスコーナーでは、利用案内の録音図書版や点字版、大活字版、墨字版が用意され、希望者は利用することができ、私は富谷市の図書館でもぜひとり入れていただきたいと思いました。
市長挨拶の中に、ネットワーク型図書館を展開している一関市図書館の視察を行ったとありましたが、何が市民にとって望ましい図書館なのか、話題性のある魅力ある図書館を目指してほしい、そのように思います。話題性があることにより、注目され、知名度が上がり、来館者がふえ、図書館に活気が出る。そして、そのことは職員のやる気が向上することにもつながり、サービスが向上し、結果来館者がふえるという好循環になると思うからです。もちろんそのことは市民協働の視点に立った上でということになります。
市長は昨年の第3回定例会において、図書館建設をなるべく財政負担の少ない形でと述べておられます。私は、先ほど述べた本市の現状から考え、皆さんから長く利用していただける魅力ある図書館にするためにも、十分な検討のもと、財政負担の少ないことをベースにしつつ、けれども市民の皆さんが必要だ、望んでいるというところには十分こだわり、費用もかける。そのことが、結果として市民に長く愛される図書館につながると思います。
また、図書館建設に当たり、「成田公民館に施設を増築し、既存の施設とつなぐ」と基本構想に明記してありますが、これは図書館の複合施設化と捉え、人口減少、財政効率化の双方の課題に対応し、望ましいと考えます。
また、財源面では、図書館建設をまちづくりや他の政策と幅広く結びつけることによって有利な財源を確保する、そのような工夫が求められるのではないでしょうか。
さらに、財政健全化のためには、前もっての基金の積み立てなども重要になると考えます。本市において、それに当たるものがあるのか、ないのか。規模やその他のことも含めて、成田公民館のデザイン会議で早く知りたいという市民の方の声もありました。そのことによってより具体化され、さらに的確な市民の声も聞くことができるのではないでしょうか。市民の皆さんにとっても、より関心が高まり、現実味を帯びたものになるのではと考えます。
富谷が市となり、市民主体による協働のまちづくりを目指し、図書館が市民の学びの拠点となり、知的な交流の中から新しい知恵を生み出し、新たな価値を創造する場となるためにも、以下質問いたします。
1、図書館整備デザイン会議を終えて、図書館建設に対する市民の関心度を市はどのように認識しているのかお伺いします。
2、センター館の建設場所を成田に決定した経緯は。
3、センター館建設のための規模や財源について、考え方と示す時期は。
4、センター館と分館の位置づけやそれぞれの機能と役割について。
5、住民の意向が十分に反映されるための方策は。
6、富谷市民図書館の目指す方向性と将来像について。
7、図書館建設を進めていく上で、子供の読書離れに対しどのような取り組みが必要と考えていますか、お伺いいたします。
以上、よろしくお願いいたします。

○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) それでは、ただいまの(仮称)富谷市民図書館についてのご質問に対し、お答えを申し上げます。
問い1と問い5については関連がございますので、あわせてお答えをいたします。
デザイン会議は、全公民館において開催し、トータルで80名の参加をいただきました。また、これまでに開催した住民参加ワークショップ、アイデアキャンプ、シビックミーティングも含めれば430名の参加となっております。参加人数だけをもって関心度をはかることは難しい側面がございますが、これまでの住民意向調査の結果等を勘案すれば、住民の皆様の関心度は高いものと考えてございます。
なお、今後も引き続き住民の皆様の意向を基本計画に十分に反映させるために、継続的にデザイン会議を実施し、市民協働の視点に立った取り組みを進めてまいりたいと思います。
第2点目の質問でございます。
成田公民館については、富谷市内にある住宅地のほぼ中心に位置しており、宮城県富谷高等学校や商業施設に隣接し、一定の人口が集積していることが背景にございます。また、成田公民館は大ホール機能等の公民館以上に機能性も高く、一定の敷地面積を有していることが決定の理由でございます。
3と4については関連がございますのであわせてお答えいたします。
センター館の規模や財源、センター館と分館の機能分担等の詳細は、基本計画においてお示しいたしますが、基本構想に定めているように、センター館と各分館をシステムや配送サービスで結び、ネットワークの環境整備をする方向性が富谷方式の図書館となりますので、デザイン会議で議論された内容を踏まえながら、あるべき姿を明確にしてまいりたいと思います。
第6点目でございます。
理念につきましては、「歴史を受け継ぎ、未来をつくる市民の、市民による、市民のための知の広場」としており、歴史と未来が調和するまちの図書館、市民と市民が交流をするまちの図書館、市民の市民のための図書館の3つを大きな柱と位置づけてございます。
また、理念実現のための基本指針として、生涯を通じた学びを提供する場所、富谷市での暮らしを豊かにする場所、子供の成長を応援する場所、文化・芸術との出会いを生む場所、コミュニティづくりの場所、富谷市の魅力を発見する場所の6つを定め、将来を見据えた図書館経営の支柱としておるところでございます。
第7点目でございます。
議員ご指摘の子供の読書離れについてですが、全国学校図書館協会における学校読書調査では、平均読書冊数が落ち込んでいる状況にはございません。しかしながら、日本全体ではスマートフォン等の普及により、活字離れ、新聞・書籍の販売不振という状況も認識しているところではございます。
現在、本市の小中学校においては、図書館を使った調べる学習を積極的に取り組んでおり、学校図書室における貸し出し冊数も伸びている状況にあります。
今後も小中学校における読書活動の取り組みを尊重しながら、図書館開設後の運営を深める方向性で内容を検討してまいりたいと思ってございます。
以上でございます。

○議長(相澤 榮君) これより長谷川る美君の質問は一問一答により行います。4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 初めに、市民の関心度についてですけれども、私は29年の第3回定例会においても図書館建設について質問した中で、関心度について質問いたしました。市民に利用される魅力ある図書館であるためにも、関心度が高いということは大事なことだと思います。
さらに、市民の皆様が今どういうところに関心を持ち、何を必要と感じているのか、常にアンテナを張り、酌み取りながら進めていく、そのようなことも必要だと思いますが、今回のデザイン会議はその点についてはどのように感じておられますでしょうか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 各6館の公民館においてデザイン会議を行い、それを終了したところですが、私も本当に身近なところで図書館を感じながら、その身近なところでの感じをそのまま率直にご意見としていただいたという実感を持ってございます。これから、いただいたご意見を基本計画の中に反映していきますけれども、基本計画の案ができた段階で、もう一度市民皆さんによる、基本構想のときも行いましたが、案をシビックミーティングという形でお示ししましたが、また計画の段階でも市民の皆さんからご意見をしっかりいただいた上で、基本計画を定めていきたいと思っています。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 今回のデザイン会議の趣旨をお伺いします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) それは、これまでも繰り返しお答え申し上げましたとおり、図書館に対する市民の皆さんの思い、大きく言えば思いですけれども、そういうものをしっかりと受けとめていきたいために開いたものでございます。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 真に市民による市民のための図書館にするためにも、今後より多くの方に参加していただくための努力が必要だと感じますが、どのようにお考えでしょうか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) この(仮称)市民図書館の大きなコンセプトの一つが、いわゆる市民参画、市民協働でございますので、計画案づくりはもちろん、これまでの基本構想もそうでしたし、これからの基本計画もそうですし、具体的な運営に当たっても市民皆さんとの協働を図りながら進めていくというのが一番大きな柱、コンセプトでございます。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 東京都板橋区の区立中央図書館は、昭和45年に開設し、建設から47年経過し、施設・設備の老朽化が進み、新たな図書館を建設するため意見交換会を開催しています。2部形式になっており、1部ではテーマに沿った説明会を、2部は意見交換となっていて、絵本に親しめる環境づくりという市民にとって親しみやすいテーマを取り上げ、事前にお知らせしていたそうです。
今回のデザイン会議では、特に基本構想などについての市からの説明はなかったように思います。また、意見交換会もテーマを絞り、お知らせしていくことで、市民の方もある程度意見をまとめて参加することができ効率的ではと感じました。今後、本市においての参考になればと思いお伝えしましたが、どのように感じられましたでしょうか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 今回のデザイン会議も、冒頭に基本構想の趣旨を説明し、それをご理解いただいた上で進めるという手法をとっておりますので、基本構想についてはもう一度繰り返し市民の皆さんと学び直ししながら、その上に立った具体的な基本計画をつくる上でのご意見を頂戴するという形で進めておりますので、その辺は市民の皆さんもご理解いただいてのご参加とご意見を述べていただいたのではないかと思っています。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) デザイン会議という名称なんですけれども、ちょっとかた苦しいイメージがあるのではということをちょっと感じまして、そういうことでちょっと敷居が高くてという方もいらっしゃったかもしれないと思う部分がありました。それであれば、会議とはせず、例えばなんですが、お茶とお菓子を提供してカフェのような気楽に参加できる形式にして開催する、またアンケートなども実施して決められた日に来れない人や体が不自由なため会場には行きにくい方の声を聞くなど、基本構想の理念の中に世代の違いや障がいの有無にかかわらず全ての人が集える空間にしますとありますが、そのためにもさらに心を砕いて聞く努力が必要ではと感じますが、いかがでしょうか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 今いただいた提言は、これから十分に生かしてまいりたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 先ほどの板橋区の実施状況ですが、平成27年6月から平成29年3月までの22カ月間の間に19回開催されています。今後、富谷市ではどのようになっているのでしょうか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 板橋区と人口規模等の比較はなかなか難しいかなと私は思いますが、これからはデザイン会議でいただいた皆さんのご意見を基本計画の中に盛り込んでいきまして、基本計画の案を作成いたしますので、その段階で市民の皆さんとの対話集会を、かた苦しいと言われるかもしれませんが、前回はシビックミーティングといったんですが、そういう全体の対話集会の中で、その基本計画について、また十分ご意見をいただく会を持つという予定ではございます。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 回数のことになるんですけれども、回数が多ければいいというものではありませんけれども、やはり少しでも市民の皆様に正しい理解をしてもらうための努力、そして市民の皆様の声を少しでも多く聞く努力のためには、おのずと回数もふえてくるのではというふうに考えるのですが、いかがでしょうか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 当市の社会教育関連は、これまでも公民館が主体となってずっと進めてまいりましたので、公民館単位で行うということは、やはりかなり妥当性があったのではないかなと私も判断、現在もしております。ですから、各公民館で6回全て行ったということは、やはりそれなりに市民の皆さんの声を拾える場はつくったのではないかなというふうには思っております。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) これから進めていく上で、デザイン会議を実施するほかに、市民協働の取り組みで何かお考えがもしありましたらお伺いします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 先ほど申しましたように、基本計画の案ができた段階で、市民の皆さんとのいわゆる計画案に基づいた対話集会をきちんと開いていきたいと思っています。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 基本構想の「こと:市民協働」の中にも、全てのプロセスに市民が参加するとありますが、どのような形で市民が参加するのが望ましいとお考えでしょうか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 具体的には、市民協働のいわゆる建設計画立案、企画の段階での市民協働という形が、今進行している段階でございます。
前回の議員さんのときにもお答え申し上げましたが、特定の方、一定の方を選んで委員会制度によるご意見を聞く機会をとらないで、全て市民の皆さんにオープンにした形で開いたのが、より多くの、より世代を超えた、たくさんの皆さんからの意見をいただくための一つの仕組みづくりとして今行っているのがこの会でございますので、この方針は今後も続けていきたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 先日もそのようなオープンな形でという答弁があったのは記憶しております。けれどもといいますか、やはり何かを進めていく上で中心となるメンバーというのは大切だと私は思うんですね。市民参加での図書館づくりを行った佐賀県伊万里市の例を挙げますと、伊万里市には以前から図書館があったものの手狭であり、そこで子育て中の母親たちが少しでもいい図書館環境で子供を育てたいと立ち上がったのがきっかけとなり、新図書館の計画が始まったとあります。少しでもいいものをという熱い思いは人を動かしますし、またそのような人のところには同じ思いの人が集まると思います。それを一部の人の偏った意見という捉え方もあるかもしれませんが、私は市民参加の図書館づくりを進めていく上で、それを支える裏方といいますか、中心となるメンバーは必要だと思いますが、どのように思われますか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) オープン性と、それから専門性ということになるのかなというふうに今思っております。一つは、やはりオープンな形で広くご意見をいただくということと、もう一つはやはり図書館というのはある程度の専門性のいわゆるスキルというものも必要となる施設でございますので、その専門性ということにかかわってくる段階では、今議員提案にありました委員会制というのもやっぱり視野に入れてはございます。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 次に、建設場所を成田に決定した経緯について質問させていただきます。
基本構想の中にある基本指針の6には、図書館は富谷市の魅力を発見する場所とあります。例えば、新しく整備されたTOMI⁺の近くに図書館を建設することにより、図書館で富谷の歴史を学んだ後、TOMI⁺の3階にある民俗ギャラリーを訪れたり、奥州街道の宿場町の面影を残す町並みなどを散策するなどし、富谷市の魅力を肌で体験することができるのではと思ったりしますが、そのような検討はなされましたでしょうか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 成田はあくまでセンター館、そしてセンター館という機能は大変重要な機能ではもちろんございますが、そのほかの5館と結ぶネットワークがいわゆる富谷の図書館の最も特徴的なところでございますので、今議員から提案がありましたようなことは十分、ここにある中央公民館を主体にする中央公民館の分館で、その機能は果たしていきたいというふうには思っております。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 成田に図書館を建設することにより、ますます人の流れは中心部に集まると思います。しんまち地区のにぎわいの復活を課題としている本市にとって、その点についてどのようにお考えかお伺いします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 先ほど冒頭の答弁で申し上げましたように、成田はまず県立の高校がある、そして住民の皆さんの住居のある団地のほぼ中央部に位置する等の位置的な関係等から、総合的に考えまして、成田に中央館ということにしてございます。
ただ、やはり分館とつなぐことというのが一番の富谷市の、もう一回繰り返し申し上げますが特徴でございますので、各分館にそれぞれ特徴を持った分館整備をすることにより、やはりそこは成田だけが集中するということにはならない、その分館の整備と合わせたネットワーク化こそ富谷市民図書館の一番のコンセプトだということを十分に生かしてまいりたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 先ほどの答弁で、センター館の近くに富谷高校がということでしたが、高校との連携について、市としては現段階でどのようなことをお考えなのかお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) まず、高校生が自由に来館してもらえる、そういう敷居の低いといいますか、そういう図書館であればいいなというふうに成田のセンター館のほうは思ってございます。
そして、やはり市長が掲げる「住みたくなるまち日本一」というのは、やっぱり今一番富谷の特徴は子供が多いということでございますので、この子供たちが自分が育ったまちでもう一回自分も子育てをしたいという、そういう思いを持ってもらうというのはすごく大事なんだなと私は思っております。
ですから、富谷の高校に通う子供たちが、やはり自分が育ったこのまちでもう一回自分も子育てはここでするんだという、そういう魅力をこの図書館も果たしていけるんではないかなというふうに思っています。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 成田公民館に図書館がという部分で、交通渋滞などについてはどのようにお考えでしょうか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) これからの課題として、十分に検討させてもらいます。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) あと、駐車場の問題についてもどのようにお考えでしょうか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 成田公民館は、今駐車場は公民館の裏側といいますか、北側にございますけれども、南側のほうの敷地に今度増設いたしますが、それでもまだ駐車場スペースというのは確保できるというような見通しを持っていますので、現在ある成田公民館の敷地を有効的に活用しながら、やはり駐車スペースも今より多く確保していきたいと思っています。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) ただいま教育長のほうから、南側に増設というお話があったんですけれども、ちょっとそこら辺のところをもう少し具体的にお話しできるところがあればお伺いします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 全体的な敷地の面積というか配置を見ますと、今あいているというか、これから可能性があるのが南側ですので、そこになるかなというふうには思ってございますが、その辺は基本計画の中で十分に配置、増設、それからリノベーションを兼ねた総合的なところで決まっていくところでございます。ただ私は、可能性としてはやはり南側が多いのかなというふうには思ってございます。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 次に、規模や財源については基本計画でという答弁でしたが、成田公民館のデザイン会議で、市民の方からそういうところも含めて早く具体的なところを知りたいという声があったのですけれども、その点についてはどのように感じていらっしゃいますでしょうか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) これは前の議員のときもお答えしましたが、年内をめどに基本計画の案をまとめていきたいと思っておりますので、その中でお示しする計画ではございます。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 規模などこれから考えていく上で、論旨でも述べましたが、本市は各公民館に図書室があり、そこにはない資料や空間を求めて宮城県図書館を利用し、その利用率は県内でも高い数値を示しているという現状をどのように捉えていらっしゃいますか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) これは前の議員のときも同じようにお答えしましたが、国で示している指針というのがございますが、その指針の中にも、時代の変化と地域の特性を十分に考えた図書館整備をするようにという目安がございます。それで、やはり富谷市の地域の特性といいますのは、前も言いましたように、県の図書館と非常に近い位置にあるというのがその特徴でございますので、県の図書館と今も連携していますが、新しくつくる今度の(仮称)市民図書館においては、県図書との連携をやはりより重要にしながら、それを深めていく方向が大きな一つのうちのほうの方針になるのかなと思っております。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 成田公民館に施設を増築するということですけれども、市としてはメリットとデメリットをどのようにお考えでしょうか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) メリットというのは、あそこにセンター館をつくるとしたのが大きなメリット、あそこに決定したのがメリットですが、デメリットは先ほど議員から指摘されました交通の問題であるとか、駐車場も含むと思いますが、その辺のところはデメリットというよりは、これから解決していく課題かなというふうには思ってございます。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 成田公民館に増築という中で、規模というのはおのずと限られてくることになると思うんですけれども、その上で市民の皆様に満足のいく魅力ある図書館にする工夫や方策などありましたら、現時点で何かお考えがありましたらお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) これも理念でお示ししているところですが、やはり富谷市に住む市民の皆さん、いわゆる世代間も超えて、それから不自由さをお持ちの方も含め、全ての市民の皆さんがやはり心地よく利用できる、そういう施設づくりを目指していきたいと思います。
そのためには、なかなか図書館に来れない方に対しては、いわゆる出前サービスですね。アウトリーチという言い方をしますが、出前サービスを含めた、やはり来れない人には本を届けるという、そういうものを含めた全ての市民の皆さんに貢献できる施設づくりを目指したいと思います。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) センター館と分館の機能分担などの詳細は基本計画でという先ほどの答弁だったと思うんですけれども、分館といいますと、これは各公民館の図書室になると思うんですけれども、スペースの問題で、先日の答弁では、児童クラブが使っていた部屋の有効活用について述べておられました。富ケ丘公民館とあけの平公民館は児童クラブの部屋が1階と2階に分かれていますが、その場合どのように整備していく予定でしょうか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 各公民館によって、やはりいろいろ特徴がございますので、そこはリノベーションを行うときに、いわゆる専門業者のきちんとした専門的な分野での提案をしっかり受けとめていきたいなと思います。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 富ケ丘公民館では、児童クラブが移った後、ひまわりルームという世代間交流室にリニューアルされる際、その担当となった方が後の掃除や片づけを丁寧に行い、限られた予算の中でさまざまな工夫を凝らした手づくりおもちゃをつくり、授乳できるコーナーも設けました。独自性を生かした活動と訪れる子育て中の母親からの相談にも対応され、大変喜ばれていました。
ほかにもさまざまな活動を展開している中、昨年度は年間で約5,000人以上もの利用があったそうです。市長がおっしゃった児童館機能を持たせた公民館がスタートしたばかりの中、その部屋を図書館の分館として活用するという先日の答弁だったと記憶していますが、確認も含めお伺いします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 富谷市の特徴は、何度も言いますようにやはり子供が多いということでございますので、これから整備する図書館、もちろん分館も含めたネットワークの図書館ですが、きちんとやはりキッズルームといいますか、子供たちが心地よく憩える、そういう場所というのはしっかり確保していきたいと思いますので、今議員がおっしゃったような使い方をしているところも含めて、総合的にやはりリノベーションをしていきたいというふうには思っております。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) そうしますと、今使用されている世代間交流室はそのままというか、そこをということでよろしいんですか。再度お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) もう一回繰り返しになりますが、公民館によってやはりそれぞれ特徴、間取りとかの特徴がございますので、その公民館の特徴を生かした最も有効的な使用方法がどういうものなのかということは、先ほど言いましたように、いわゆるリノベーションの専門的な見地からの提案を持ちながら、それをしっかりと生かしていった図書館づくりをしていきたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 繰り返しになりますけれども、本当に多くの方が利用してそこを活用している場ですので、そこら辺をしっかりと認識していただきながら、スペースの確保のほうの検討もしていただければと思います。
先ほどの答弁で、富谷方式の図書館というふうにありましたけれども、そこら辺のところをもう少し具体的に、どのようなものを考えているのかお話しできるようであればお伺いします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) まず、大きいところは、図書館というと1つ大きいのをつくりますよね、どこどこ図書館と。そういうイメージをまず最初持ちます。私も実はそういうイメージを持ったんですが、そうではなくて、センター館はもちろんございますが、6館をつないだ図書館というのが大きな富谷方式でございます。そのネットワークをきちんと結び、そして6館ありますので、住民の皆さんのより身近なところにそれぞれ図書館があるというのが、一番の富谷方式ではないかなというふうに思います。
もうちょっとだけお話ししますと、富谷は子供が多いということと同時に、国の指針にありますように時代の変化というところを考えますと、やはりこれから高齢化というものがかなり進行してくるまちでもあるなというふうに思っております。ですから、子供とそれから高齢者の皆さんが、歩いて来れるぐらいの距離に図書館がある。6館あればそれぞれ、1つ大きいのがどんと出ると、それは近い人もいるけれども遠い人がずっとふえるわけですけれども、それはかなり有利性があるんじゃないかなというふうに思っています。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) その富谷方式の図書館の中に、次世代型というのはどのように盛り込まれるのでしょうか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 次世代型というのは、やはり世代、世代を受け継いでいくというのが大きな次世代型だというふうに捉えておりますので、先ほど言いましたように、年代を越えた、世代を超えた、そして子供たちも全て、多くの子供たちが歩いて来れる。そういうところに図書館があるということは、いろんな世代を超えた継承が世代を超えて循環する、そういう図書館をつくっていくのが次世代型の一つの大きなコンセプトかなというふうには思っています。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 市長挨拶にもありましたネットワーク型図書館を展開している岩手県一関市の図書館の視察を、今後進めていく上でどのように生かしていく予定でしょうか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 一関市の図書館は、センター館がもちろん旧一関市にございまして、それから合併をする前のそれぞれの町、村に持っている図書館をネットワークでつないで、今一関市の図書館がございます。センター館と含めて8館あるということで、その8館は全て視察は終了してございます。ですから、そこの視察で得たものをこれからの基本計画の中にもしっかり生かしていきたいと思っております。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 次に、財源についてですが、例えば私たちが住宅を購入する際など、まず初めに資金計画を立てて、それから購入の計画を進めていきます。図書館建設を考えたときも、計画を進める上で、並行して財源や規模などの検討をするのではと考えますがいかがでしょうか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 前の議員のときもお答えしましたが、財源について、やはり私たちが一番最初からきちんと取り組んできたのは、補助がないか、どういう補助が使えるか。国の補助に対してどのような形でアプローチできるかということでございまして、そのことについてはこれまでかなりいろいろな多方面から、財政のほうとは検討はしてきたところでございます。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 一つの考え方なんですけれども、逆に基本計画の中で規模や財源を示すというお話でしたけれども、そうであればそのデザイン会議の持ち方も、そのテーマを分けて、規模や財源が示された後に、市民の皆様からそれらのことに関する声をお聞きしたほうがより効率的ではないかと考えますがいかがでしょうか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 市民の皆さんからご意見を聞く方法というのは別に1つではなくて、何通りも私はあるというふうには思います。ただ、その1つを選択したのは、例えば場所とかお金とか規模というものを出しますと、全て話はそこに行きます。ですから、基本的ないわゆる考え方、理念であるとか、構想であるとか、そういうものの意見はなかなか出てこないということになります。
ですから、私らは、今の段階ではやはり基本構想に対するいわゆる基本的な理念や考え方に対する意見をしっかりいただいた上で、その具現化を図っていくのが今度の基本計画ですので、そういう段階を踏んだということが、今回の私らのとった手法でございます。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 次に、目指す方向性と将来像についてお伺いいたします。
「市民の、市民による、市民のための知の広場」を目指すためには、市民の皆様にいかにオーナー意識を持っていただくかが重要なポイントとなると思いますが、市としては、市民の皆様にその点についてどのような働きかけを行っていくことが必要だというふうにお考えでしょうか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) それは、これまでの取り組みも実はその取り組みの中でやってきていることでございまして、構想の時点、段階から、市民の皆さんの声を十分に聞くという方向で今取り組んでおりますので、この方向をこれからも進めていきたいというのが一つでございます。
あとは、かなり具体的な話になりますけれども、基金ということも構想の中へ出しておりますので、オーナー意識を持つためには、やはり知、いわゆる知識面でのいろいろな企画・運営等に対するご意見をいただく。それから、ボランティアとして、体を使っていただく上での貢献もいただく。もう一つはやはり、基金として市民の皆さんからもオーナーとしての提案というかご協力をいただくという、その3方面からの具体的には市民の皆さんの参画というものをぜひお願いしたいなというふうには思っております。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 次に、子供の読書離れについてお伺いします。
先ほど、学校読書調査では、平均読書冊数が大きく落ち込んでいる状況ではないという答弁でした。学校での読書指導が活発化したことによると感じ、現場の先生方のご努力に感謝申し上げます。
さて、市民図書館では、子供へのお話会のできるコーナーやブックスタート事業など、子供が読書に親しむことができる環境整備の取り組みについて、どのようにお考えかお伺いします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) これは基本構想の中にも出しておりますが、学校図書室との連携と学校図書室の支援というのは、やはり大きな一つの市民図書館の役割ですので、それは十分に果たしていきたいと思います。
それから、あわせて当市の子供たちの読書傾向ですが、今年度、読書推進校として全国表彰をもらったのがあけの平小学校なんですけれども、あけの平小学校の取り組みを一つ例としてお話ししますと、平成26年度は1年間の1人の平均貸出数が40冊でしたが、今は1.5倍の60冊にこれが伸びております。貸出数1つをもって全てをはかることはできませんが、子供たちのやはり読書に対する取り組みが進んでいる。当市は特に全国平均以上に学校での取り組みが進んでいる。それが全国表彰にもつながっているというふうには思っております。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 先ほどちょっとお伺いしましたけれども、そうしますとお話会のできるスペースを設けるとか、ブックスタート事業とか、そういう具体的なことについてはどのようにお考えでしょうか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 先ほども答弁しましたが、やはり分館、それからセンター館ともやっぱりキッズコーナーというのはきちっと大事にしていきたいと思いますので、子供たちが本当に心地よく使えるコーナーというものもしっかり整備していきたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 千葉市の中央図書館では、障がいのある子供に配慮したデイジー図書などの資料の充実や提供を行っています。富谷市については、このようなことについてどのようにお考えでしょうか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) それは当然、私が前に何度も答弁しておりますように、体に不自由さを持った方も心地よく利用していただくというのが富谷市民図書館の大きなコンセプトですので、その辺に対する配慮、それは十分にやっていきたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 開館後、学校のみならず、地域や家庭などとの連携ということも、子供の読書活動を推進していく上で重要な部分だと思いますが、その必要性についてお伺いします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) それも、これまで述べてきたこと全てがそこにかかわることでございまして、まず図書館自体が内部努力としてやはりそれをしていくということと同時に、何度も繰り返しておりますが、いわゆるアウトリーチ、出前サービスとしてもそれをやっていきたい。図書館から出向いていってですね。その内部的な努力と、それからアウトリーチの両面から、やはりそれは十分に考えていきたいと思っています。

○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 最後の質問になります。市長にお伺いします。
市長は、市民の皆様がどのような図書館を望んでいるとお考えでしょうか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) まさに市民の方々がどういう図書館を望んでいるかというのを、1人でも多くの皆さんの声をいただくために、ずっとこの図書館構想、構想をまずつくる段階から、いわゆるワークショップだったり、シビックミーティングだったり、そして構想を昨年度示して、今年度は構想をもとに、また新たに市民の皆さんの声をいただきながら基本計画づくりを今進めているところでございますので、そこはもう基本の基本でございますので、これまでも、そしてこれからも市民の皆さんの声を最大限に聞く機会をつくり、市民の皆さんにいただいた中での新市民図書館づくりに向けて進めていきたいと考えております。

○議長(相澤 榮君) この際、11時5分まで休憩します。

午前10時50分 休憩


午前11時05分 再開

○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) 日ごろの市政運営に取り組まれていることに、まず敬意を表します。
定例会一般質問に当たり、3件の質問をいたします。
質問の1つ目は、小中学校全校全教室にエアコン設置を。
2つ目は、公営墓地とパークゴルフ場が隣接する仮称ではありますけれどもやすらぎパークとみや整備計画の見直しを。
3つ目は、市長公約のうち、市民バスの泉中央駅乗り入れ実現の進捗状況についてであります。
小中学校へのエアコンの設置につきましては、来年度稼働に向けて、既に調査業務に着手し設置の方針が示されたところであります。
9月に入り、猛暑も薄れてはきたところではありますけれども、8月8日に提出した一般質問の論旨を述べることといたします。
比較的過ごしやすかった当地においても、連日耳にする「命にかかわる危険な暑さ」が誇張ではないほどの暑い日々が続き、8月下旬になっても30度を超える日があるなど、これまで経験したことがないほど全く異なる気象環境となっております。
とりわけ、学校の教室においては、6月から夏季休業までの間、極めて厳しい学習環境にあり、体調管理に当たられた諸先生方のご苦労は大変であったろうと思います。
先ごろ、文部科学省から、公立学校施設の空調、いわゆる冷房施設設置状況調査が公表されたところであります。7月の平均最高気温、このような指標がありました。全国47都道府県中、宮城県は45番目という指標があります。数年前のデータではあるようですけれども、26.9度Cだそうです。そのような宮城県といえども、児童生徒の健康、命を左右するほどの猛暑対策として、全校全教室に空調設備の設置は急務であると考え、市民からの声も多く寄せられたところであります。
これまでは、夏休み前にも蒸し暑い日はあるものの、厳しい暑さのころは夏休み期間に入るため、宮城県の小中学校普通教室の冷房化率が4.1%であったこともうなずけるところであります。
また、文部科学省が示す学校環境衛生基準の温度基準が、昨年度までは10度C以上30度C以下であることが望ましいとされていたことも、設置検討する際の各自治体の判断材料となっていたものと思われます。なお、この基準は、ことし4月に17度C以上28度以下に見直されているようであります。
しかし、冷房設置率の低さを理由に設置を取り上げたわけではなく、耐えがたい気温上昇により学習環境が極端に悪くなり、まして熱中症という重大事故につながる現状を改善するには、冷房化による方法以外にないと考えるところであります。
冷房化による室内環境が改善されることにより、授業日数、あるいは授業時数が確保され、学習に集中できる環境が整うこととなり、学習効果を高め、成績向上にもつながることと思います。
富谷市においては、これまで学校については安心安全な教育環境を整えるため、校舎耐震化工事、和式から洋式へのトイレ改修工事、強化ガラス工事等順次進め、これらの工事も既に完了したところであります。
学校の冷房化については、コンピューター室、保健室に冷房を設備し、夏休みといえども通常出勤する先生方の職員室、校長室の職場環境改善にもつながる冷房化が、優先順位が高いと検討されていた経緯があるところであります。
市民の利用率が高い公民館大ホールの冷房化を順次進め、6つの公民館で既に完了し、夏場においても快適な利用環境になっております。
児童生徒の学習環境、先生方の職場環境改善の両面から、来年度から全校全室の冷房化に、大方の市民に異論はないところであります。
新聞報道によれば、文部科学省は2019年、来年度の学校施設整備費として、約2,400億円の概算要求を織り込む方針を決め、エアコン設置については学校施設環境改善交付金として、設置費用の3分の1が補助されると。しかしながら、この3分の1の助成率は、文科省におきましては、助成割合そのままで上げる予定はないとの報道であります。
今定例会で概算事業費は示されておりませんが、一般的には1室約300万円程度とも言われており、この額をベースにすれば、総事業費は5億円から10億円の幅の大型事業と見込まれると思います。事業費の最小化に努めていただくことはもちろん、補助金額あるいは補助率のアップを執行者、議会とも国に求めていかなければならないとも考えるところであります。
これら財源負担の大きい事業ではありますが、来年度からの稼働に向けて着実に進められるよう求め、事前に通告した質問項目を申し上げます。
1つ目、教室冷房化の必要性と緊急性の認識について。
2つ目、ことしの6月、7月の教室の室温と、猛暑による児童生徒の学習環境、体調管理に及ぼす状況について。
保護者から、冷房設備設置についてどれくらいの件数とどんな声が寄せられておりますか。
4つ目、市内小中学校の冷房の設置状況、具体的にはどの教室にいつから設置されたのか、その現状について。
5つ目、近隣自治体、仙台市及び宮黒地区の教室、特別教室、校長室、職員室、図書室、保健室等の冷房の設置状況について。
6つ目、市内小中学校13校の全校全教室に係る空調・冷房工事、電気工事に係る1校当たりの概算工事費と総事業費について。
7つ目、屋内運動場、体育館の熱中症予防策として、ミストだとか、あるいは冷風装置つきなどの大型扇風機の配備の検討について。
8つ目、整備スケジュールを明示され、来年度から稼働できるよう急ぐべきであると考えますが市の見解を、この8項目であります。
次に、質問件名の2つ目であります。公営墓地とパークゴルフ場が隣接する「(仮称)やすらぎパークとみや」整備計画の見直しについてであります。
(仮称)やすらぎパークとみや整備事業が進められているところでありますけれども、公営墓地に隣接するパークゴルフ場は、将来に禍根を残す施設になるのではないかと強い懸念を持つところであります。
今回、一般質問で取り上げたのは、墓地とパークゴルフ場が4ヘクタールという狭い場所に造成される計画であることによるものであります。複合に異論を唱えることではないというのが前提であります。狭い4ヘクタールの中に両施設を整備することが背景にあるということを申し添えます。
このことによって、お墓の隣のパークゴルフ場に利用者の足は遠のくのではないかということであります。墓地に描くイメージには個人差があるとは思いますが、個人をしのぶ静寂な場を望む方が多数ではないかと思われ、心理的に違和感や抵抗感を持たれる施設が利用者から支持されるのか疑問を感ずるところであります。私は、市民要望の強い市営墓地は単独で静かな環境こそがふさわしいとも考えます。
もう一つの理由として、コース規模が2コース18ホールでは小さいとの声が聞かれます。2コースでは、難易度の違う魅力的なコースを設定しにくく、利用者から支持を得られないのではないかと懸念する声も聞かれます。つまり、2コースでは、コースに初級・中級・上級の難易度の違うコース設定が難しく、利用者の満足度を満たすには不十分な規模ではないかということであります。
自衛隊法100条に規定する部外土木工事、墓地単独の造成ではできないと思われますが、仮にそうでなくてもパークゴルフ場を墓地に隣接する複合施設とせず、多くの市民が納得し、末永く利用できる施設を目指してほしいと願っているところであります。
静かな墓地環境とにぎやかなパークゴルフ場を隣接する事業計画は、初心者から上級者までが利用するには不十分な規模のパークゴルフ場計画と認識し、その見直しを求め、通告した質問項目を申し上げます。
1つ目、自衛隊部外土木工事による造成を行う理由について。
2つ目、自衛隊が土木工事等を受託して造成する場合、自治体の負担は何かあるのかないのか。あれば、その内容であります。
3つ目、公営墓地単独で造成する場合、自衛隊の部外土木工事は制度上依頼できるものか。
4つ目、住民説明会が開かれましたけれども、その後の地元地権者の合意形成はいかがでしょうか。
5つ目、総事業費とその後の維持管理コストについて。
6つ目、公営墓地とパークゴルフ場とを一体整備した場合、墓地が隣接することでパークゴルフ場の利用者の伸びにつながらないことが懸念されると考えますけれども、市の見解をお願いいたします。
7つ目、公営墓地とパークゴルフ場の一体的整備の見直しが必要と考えますが、市の見解をお願いいたします。
次に、3つ目であります。市長公約「市民バスの泉中央駅乗り入れ実現」の進捗状況についてであります。
市民バスの泉中央駅乗り入れ実現について、市民の中には、宮交が走っている中で本当に市民バスが泉中央駅まで走れるのかという声を聞くところであります。
乗り継ぎ実証を経て、イオンで乗り継ぐ運行が4月から開始されました。市民バス利用者が、通常のバス料金より低額である100円で設定しているところでありますけれども、泉中央駅までの乗車数は一日十数人にとどまっている現状のようであります。
従前から、民間バス事業者と競合する路線に市民バスを乗り入れることは、宮交のバス事業の収益を圧迫することになることは周知の事実であります。
そもそも市民バス、コミュニティバスは、本来、交通空白地域、不便地域の解消等を図ることが目的であります。泉中央駅への輸送は宮交に委ね、市民バスは市内交通不便地域の利便性向上にさらに取り組んでほしいと考えます。
乗り入れを実現するには、市民バスの事業認可と宮交の合意が前提となると思われますが、市民バスが乗り入れたとした場合、市民バスの乗車数に応じ、バス料金の差額負担をせざるを得ず、通常運賃との差額と市民バスの運行費用を負担してまで取り組む必要性は薄いと考えるところであります。
よって、市民バス利用者の利便に成果を上げた現状のイオンでの乗り継ぎ運行にとどめ、市民バスは本来のコミュニティバスの充実に努めることで市民の理解を求めていくのが現実的だと考え、以下質問いたします。
市民バスの泉中央駅乗り入れ実現について、これまでの取り組みと今後の方向性について質問いたします。
以上、質問といたします。

○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの若生英俊議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1については、後ほど教育長より答弁をさせていただきますので、私からは質問件名2の公営墓地とパークゴルフ場が隣接する「(仮称)やすらぎパークとみや」整備計画の見直しをの問いについてお答えさせていただきます。
まず、問い1でございます。部外土木工事を行う理由につきましては、これまでも一般質問の中で幾度となく答弁してまいりましたが、改めて答弁をさせていただきます。整備費の大きな割合を占める造成工事部分に自衛隊の協力を得ることで費用の圧縮が見込めることから、費用対効果の面で有効であると考え、既に小野寺防衛大臣に直接要望書を提出し、実現できるよう進めているところでございます。
問い2、本市の負担につきましては、宿泊場所及び炊事場所提供のほか、輸送費、燃料費等の経費負担が必要となります。
問い3、公営墓地単独で造成する場合、自衛隊の部外工事は依頼できるかにつきましても、これまでも何度も説明しておりますが、公営墓地のみでは墓地を求める方の受益に限定されることから、自衛隊による部外土木工事の目的である公共性になじまないため、依頼することはできません。
問い4、住民説明会後の地元地権者の合意形成につきましては、6月26日に開催した候補地の地区住民を対象とした説明会では、約8割の参加をいただき、本事業の必要性と方針を示させていただきました。本計画に関しては、一定のご理解をいただいたものと認識しております。また、欠席された方に対しましては、計画案を郵送し、周知を図ったところであります。つきましては、地権者の合意形成につきましては、地権者は全て地元の方であり、今後条件等を提示しながら協力をお願いしてまいります。いずれにいたしましても、地区住民、地権者のご協力がなければ進まない事業でありますので、今後もご理解をいただきながら慎重に進めてまいりたいと考えております。
問い5、総事業費につきましては、現在詰めているところであり、もう少し時間を要しますので、具体的な金額はお示しできない状況にあります。基本計画完了までに概算経費を算出することになりますが、補助金等も視野に入れ、今後実施する基本設計、実施設計において具体化してまいりますので、あくまで概算費用ということでお示しするものでございます。維持管理コストにつきましても、総事業費同様の理由によりお示しできませんが、以前申し上げたとおり、パークゴルフ場については利用料で賄う予定としており、公営墓地については全て利用者から管理料としてご負担をいただくことになります。
問い6と問い7については関連がありますので、あわせてお答えいたします。
本事業につきましては、昨年度の当初予算に基本計画策定業務の委託料として計上し、複合施設として進める旨の説明をさせていただいた中で取り組んできた事業でございます。墓地単独での整備は暗いイメージがあり、地区住民感情としてなかなか受け入れがたい施設でありますので、パークゴルフ場と併設した複合施設とすることで、景観や各施設のレイアウトを工夫しながら明るいイメージをつくり出し、同一敷地にあっても違和感なく共存した施設となるものと考えております。
現に、北海道清水町では、公営墓地とパークゴルフ場が隣接しておりますが、苦情も課題も全くないとのご報告もいただいております。さらには、大亀山森林公園の活性化につながり、公園としての広がりが期待できるものと考えております。また、公共性の高いパークゴルフ場との併設により、自衛隊の部外土木工事を活用できるほか、維持管理の効率化等、メリットは大きいと考えておりますので、今後も予定どおり進めてまいりたいと考えております。
質問件名3の市長公約「市民バスの泉中央乗り入れ実現の進捗状況」についての問いでございます。
市民バスの泉中央駅乗り入れに関しては、私が町長就任時より、宮城交通株式会社とさまざまな視点からの手法の検討や協議を継続的に進めた結果、市民バスと宮城交通の乗り継ぎによる定額運行での泉中央駅乗り入れを双方合意により実現したものでございます。おかげさまで、制度も徐々に浸透してきており、利用者も増加傾向にあります。今後も、この乗り継ぎ運行を継続し、利用者の経済的負担の軽減を図ってまいります。
以上です。

○議長(相澤 榮君) 次に、菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) それでは、私のほうから、質問件名1、小中学校全校全教室にエアコン設置をのご質問についてお答えを申し上げます。
問い1と2、及び問い3については関連がありますので、あわせてお答えいたします。
議会初日、市長からの挨拶と、前にご質問いただいた議員への答弁の中でもお話ししておりますが、今夏、ことしの夏においては連日の猛暑により、痛ましい事故が全国的に多く発生し、その中でも子供の被害が出ていることは本当に痛ましく、本市にとっても緊急的な課題と認識しておるところでございます。
なお、ことしの6月、7月の室温状況につきましては、6月の平均室温が23.5度C、7月は28.2度Cであり、猛暑による学習環境、体調管理については、教育委員会から、無理のない安全安心な学校運営に努めるよう通知をしております。
また、保護者からの冷房設置についてのメール件数は20件で、ほとんどがエアコンの設置の要望でございました。
問い4と5については関連がありますので、あわせてお答えいたします。
当市の小中学校の冷房の設置状況は、各校コンピューター室はパソコン導入と同時に、保健室については平成24年度に設置しております。また、近隣の自治体の冷房設置状況につきましては、普通教室は大衡村で100%の設置率でございますが、ほかの市町ではほとんど設置はありません。特別教室は図書室も含みますが、全体で12.11%となります。校長室、職員室につきましては8.91%です。保健室につきましては97.98%で、ほとんどの市町村で設置されている状況でございます。
問い6、7及び問い8については、関連がありますのであわせてお答えいたします。
冷房設備に伴う工事費、電気工事及び総事業費につきましては、前にご質問いただいた議員の質問にもお答えしましたように、設計により金額が算定されますので現在金額は申し上げられませんが、本年12月の議会でお示しできればと思いますのでご理解のほどお願いいたします。
なお、屋内運動場の熱中症予防策としてのミストは、床が滑りやすくなることもあり、導入は難しいと考えております。また、冷風の大型扇風機の配置、配備については、現在大型の扇風機を使用している学校もあり、今後各学校と相談し検討してまいりたいと思います。
今後の屋内運動場の熱中症予防対策については、富谷市立小中学校の教育活動における熱中症予防指針に合わせて、安全に留意した教育活動を行ってまいります。また、整備スケジュールについては、来年の夏に13校同時にエアコンの稼働ができるように、実施設計が完了次第、スケジュールについては提示してまいりたいと考えてございます。
以上でございます。

○議長(相澤 榮君) これより若生英俊君の質問は一問一答により行います。3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) それでは、エアコンについては1点お願い申し上げます。
教室の設置工事ということについては、先ほど申し上げたとおり、そしてまた市の決断により次年度稼働ということで進み始めたというところであります。
富谷市においては屋体、小学校のとりわけ金管の屋体、中学生も部活ということになろうかと思うんですが、屋体の猛暑対策あたりも耳にするところです。音が出る、そしてまた部外に音を出さないということで、閉め切った環境の中でというふうなことは想像されるところでありますけれども、屋体の一般的な使用基準というか、何度以上になったらどうだとか、あるいは扇風機対応でとかというようなことを含めて、屋体のこの猛暑を受けて、どのように教育委員会として枠組みを示されたのか、そこについてお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 教育総務課長。

○教育総務課長(渡邉正弘君) 屋体の利用についてでございますが、答弁のほうでも通知をお出ししているということでございまして、まず水分補給とか休憩、あと時間の変更など、そういったことにつきまして、夏休み前と、あと夏休み中の校長会でも通知をしておるところでございます。
なお、今回熱中症の予防指針ということでうちのほうで策定いたしまして、こちらのほうも全小中学校のほうに配布いたしまして、それを計測する機械も配布いたしまして、その指針に沿って適正な学習、運動をしていただくように通知しているところでございます。

○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) 何度以上になれば屋体の使用をやめます、禁止しますとかと、そういう目安も含まれているんでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 教育総務課長。

○教育総務課長(渡邉正弘君) 一応、集会、儀式的行事ということでございまして、うちのほうで指針を策定した場合、28度以上、WBGTの指針でございますが、こちらについては運動のほうは原則中止ということで対応していただきたいということでございます。あと、25度から28度につきましては厳重警戒ということで激しい運動は中止ということと、21度から25度につきましては警戒ということで積極的に休息、21度未満といたしましては注意ということで積極的に水分補給というような内容の指針となっております。

○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) 繰り返しですけれども、金管の盛んな富谷市でありますので、小学生の練習場所として使われてきた経緯があろうかと思います。次年度から、教室への冷房化ということとなりますので、いろいろパート練習等も含めてそういったところが活用できるかなと思いますが、ぜひ屋体への空調化というあたりは当面描けないことと思いますので、その辺について十分なる徹底といいますか、屋体での事故などないような徹底を願うところでありますけれどもいかがでしょうか、質問いたします。

○議長(相澤 榮君) 教育総務課長。

○教育総務課長(渡邉正弘君) 今、議員が申しましたように、各パートで、各教室で練習ということもできますし、全体練習に関しましては時間をずらしたりとかそういった暑さ対策をするようにしていきたいと思っております。

○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) それでは、パークゴルフ場、2件目に入りたいと思います。
部外工事を否定する何物もないわけでして、そういうもので造成できるならば、これは願うところであります。ネット上でいろいろ部外工事のありようといいますか、事例、実例ですね。数はそんなに多くはないですけれども、検索をしたところでもあります。
どことて望むんだろうと思いますが、そこには私が読み切れない何か条件といいますか、あるいは人と人のつながりもあるのかどうかわかりませんけれども、その文言上では読み切れない条件とか要件とかそういったものは、いわゆる我々が見えない中で示されているものがあるのかないのか、伺います。

○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) 部外土木工事についてですけれども、これまでも自衛隊のほうと協議を進めてきております。その中で相手方からお示しいただいているのは、一つ、公共性があること、そしてもう一つ目は必要性があること、緊急性があること。この3要件を基本として考えていただきたいというふうにお示しいただいております。
ですので、これまで部外土木工事が実施されているという実績については、これら3要件がそろっていると。それで、本市についてもそれがそろっているという認識でございます。

○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) ありがとうございます。3要件、3つの条件がそろって、それぞれ恐らく内輪ですから段階を経て進めていることだろうと思います。
防衛大臣への要望ということで、最終段階かなというふうにも見えますけれども、ぜひ大阪貝塚市の事例、27、28年の事業のようですけれども、7ヘクタール規模。何かの跡地の再造成ということのようです。防災拠点機能も含む運動公園を造成すると、このような内容でした。その中に、陸自のヘリポートとしても活用できる、使用するというふうなことがネット上で紹介されています。スケジュール的には1月下旬に委託文書を提出しました。陸自のほうが3月末日までに可否を回答すると。大阪府では40年ぶりですと、このような紹介があったところであります。
県内におきましては、近隣の大衡村でその部外工事事例を知るところでありますけれども、大衡を含めて県内での部外工事実績、このことについてお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) こちらのほうで把握している内容でございますが、平成8年に気仙沼市で部外土木工事、こちらは道路の造成関係だったと思います。こちらを1件把握しております。あと、もう1件は、平成13年大郷町のほうで幼稚園の造成で部外土木工事が活用されているところでございます。

○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) 大阪の40年ぶりというふうなことに比べればということで、我々の記憶の範囲も含めて、気仙沼、大郷、大衡とこのような事例があるということと今受けとめたところであります。
万が一というようなことを、恐らくここまでのステップを踏んでなかろうかというふうにも思うんですけれども、仮に部外工事が自衛隊のほうで受託できない、そういった場合の工事スケジュールやら事業計画に変更は想定されるものでしょうか、伺います。

○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) 当然ながら、自衛隊側のいろいろな実情、状況、そのときの防災情勢、もろもろでいろいろな環境変化が想定されております。実際そうなったときにどうなるのかというのはなかなか具体的に申し上げることはできませんけれども、当然そのようなリスクも想定しながら、今計画のほうは進めているところでございます。

○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) 確かに自衛隊の本来の目的というようなことがあって、平時であってこそというような部分もあろうかと思います。ですから、動く要素もあるのかなというように予測はしますけれども、ぜひここまで努力され積み上げてきた部外工事の依頼、委託でありますので、それにたどり着くようにご努力をお願いしたいと思います。
そんな中で、先ほどの大阪貝塚の事例ですけれども、1月に出して3月。一、二カ月の役所内での返答期間。出しました、結果が来ましたというのが一、二カ月かなと捉えたわけですけれども、その提出時期はいつごろになる予定でしょうか、伺います。

○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) 部外土木工事を申請することになったと仮定した場合なんですけれども、造成工事を実施する前の年の9月までにはそういう手続を進めてほしいというのが自衛隊側から言われておりますので、おおむね5カ月間ぐらいの期間がその中で必要だというふうに認識はしております。

○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) その期間が一、二カ月ではなくて、5カ月ぐらいのスパンでというようなことでよろしいわけですね。

○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) そのように認識してございます。

○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) 自治体の負担、先ほどありました。そのような中で部外工事の確率というか可能性というか、相当角度が上がってきているんだろうと思いますけれども、仮に部外工事を依頼、受けていただくことで、その造成費、我々が負担すべき造成費の縮減といいますか圧縮額というのは、一般的にはどれぐらいの額が想定されているんですか、伺います。

○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) これもその造成する立地条件、山間部なのか、平地なのか、そのようなものでも各自治体の縮減幅というのは違うというふうに理解しておりますので、一概に本市であればこのぐらいの割合で縮減できますというのは、なかなか申し上げにくいところでございます。

○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) 何割かとか、半分がとか、それは具体的に数字がひとり歩きするわけですので、それはそれで今の答弁を了としますけれども、どちらにしましてもここまで複数年、そしてまたそれぞれの内輪で自衛隊との協議、打ち合わせということで進めてこられましたので、ぜひ、繰り返しになりますけれども、到達点に行きますように、私どもも側面から支援をしてまいりたい。
そのような中で、俗っぽいんですけれども、これもどこにも書いていませんが、結果、自衛隊の部外工事を受けましたと。それはどことて、どの自治体とて、羨望ですよね。富谷さん、どういうふうな手法で何したのとかと必ずや話題として出るんだろうと思いますけれども、俗っぽく言えばその見返りというようなあたりは、これは大変言葉の、それ以上の言葉が出ないものですから使わせていただきますけれども、見返りというようなあたりは、それは陰に陽にあるものやなしものやということで、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) 見返りというところと整合性がとれるかどうかあれなんですけれども、当然こちらはお願いする以上、先ほど市長の答弁にもございましたが、宿泊する場所の提供であるとか、食事をつくる炊事場の提供、そういうものはある程度というか、こちらのほうで用意するというものだと施行令等で決まっておりますので、そちらに準拠したスタイルになろうかと思っております。

○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) 今の内容は、文言上明記されていることですので、それはそれとしてよしといたします。求められるかというようなことで、具体的に示せる何もないだろうと思いますけれども、あえて質問させていただきました。
地元の説明会が開催されました。いつ、どこで、そしてまたどのような会となりましたか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 生活環境課長。

○生活環境課長(安藤 司君) 6月26日なんですけれども、午後7時から1時間程度でございました。場所は大亀会館でございました。
こちらのほうからは、具体的な計画の内容をお示ししまして、住民からの意見をいただいたところでございます。

○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) 先ほどの答弁で、おおむねご理解をいただいたということでありました。
そのような中でも、主な出た意見あるいは要望、そしてまたこれは少し難しい課題だなと、このような幾つかのより分けがあろうかと思いますけれども、とりわけその難しい意見と要望事項、そして困難な少し時間がかかるというような難易度の高いものがあったとすれば、その辺のご紹介をお願いいたします。質問いたします。

○議長(相澤 榮君) 生活環境課長。

○生活環境課長(安藤 司君) 質問の内容といたしましては、山と農地の高低差ですとか、あと維持管理、あと水、河川を挟んでおりますので河川の関係ですとか、買収に係ります税適用等の質問がございました。内容的には今後詰めさせていただきまして、一つ一つ潰していきたいと考えてございます。

○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) 地権者は何人でしょうか。

○議長(相澤 榮君) 生活環境課長。

○生活環境課長(安藤 司君) 7人でございます。

○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) 4ヘクタールの造成、施設面積のうち、7人の地権者の所有する割合はどれくらいになりますか。

○議長(相澤 榮君) 生活環境課長。

○生活環境課長(安藤 司君) 半分ですね。約2ヘクタールになります。

○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) 困難な要望、大変だといいますか困難な、そういった内容は特にないという受けとめ方でよろしいですか。

○議長(相澤 榮君) 生活環境課長。

○生活環境課長(安藤 司君) 特に今のところないんですが、一応一つ一つ、そのほかにも課題があると思いますので、そちらのほうを解決していきたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) 総事業費が現状では示せないというふうなことであります。そういう手法も、図書館も含めて、私は了といたしますけれども、やっぱり一般的にはというか、全体の規模、計画、そしてまた事業費というあたりが今回の全協での6月議会でしょうか、5月の末でしたか、全協での説明の資料、あの時点でそういった大枠が示されてほしかったなというふうな思いをいたすところです。
補助金等も視野に入れるという答弁がありました。パークと墓地造成、複合施設での造成に当たって補助金も視野に入れるということなんですが、どこのどんな種類の補助金が想定されているのか伺います。

○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) パークゴルフ場につきましては、当然多方面の情報収集をしておりますが、造成というところではございませんけれども、例えばtotoのtoto助成の中でスポーツ施設を整備するという中での芝の部分というところの活用性は、もしかすると可能性はあるのかなというところで、今研究を進めているところです。

○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) 2コース18ホールというように、東西か南北かあれですけれども、細長いというか横に長い、こちらに1コース、こちらコースが1コース、あとここでしたか、時計の反対回りようなあたりだったと思いますけれども、その2コースのコース規模。先ほども趣旨で述べましたけれども、小さい。いろいろ小さい理由には、どれくらい最大入れるのかとか、あるいは協議会等がとか、公認がとかといろいろ理由がくっつくようでありますけれども、最終2コース18ホールというふうなことで決めざるを得ないということだと思いますけれども、そこに至る決定経緯というあたりはいかがだったのでしょうか、伺います。

○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) 富谷市近隣の自治体、宮城県内、特に宮城県は新たなパークゴルフ場の建設というのはかなり全国の中でも加速しているのかなという認識がありまして、例えば大衡村の54ホールあります。三本木にも同規模のものができる。仙台市にもそういう規模のものができる。幅広く見た場合に、周辺自治体にかなり大規模な施設ができるというような情報も当然見聞きしていますので、そういうものも一つの判断基準。あとは、用地を選定していく上での規模です。その規模に見合ったコースレイアウトを考えた場合。今申し上げたものを総合的に考える中で、最終的に今のホール数というところに落ちついたというところでございます。

○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) 利用料で収支を賄う独立採算といいますか、利用料で運営を図りますというのも一つのテーマであります。規模の言ってみれば適正化の中で、利用料が、大衡が、たしか大人で600円。それのどのくらいの入りを見込んでいるのか。その入り数はいかがでしょうか。年間利用者数ということで。

○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) これも当然基本計画、その先のもろもろの計画の中でいろいろと揺れ動いていく。当然、今の段階でこうだとなかなか申し上げることはできませんが、富谷が大衡さんの600円で年間7万人近く入っているというようなものであるとか、18ホールでの公認コースをとって運営している自治体もございます。その辺の入り込み数なども見定めながら、本市として適正な使用料、あとは集客数というのを見定めていきたいと考えております。

○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) 利用料については、収支均衡するために、富谷は1,000円、1,500円、それではなり得ないわけですよね。もう金額レベルで富谷は高いからほかにとなるわけですので、結果としては、利用料そのものは五、六百円という近隣の利用料に準じざるを得ないというのが現状だろうと思います。
それはそれとして、コース18ホールについて、パーク愛好者、要望書が出た経緯もありました。議会で精査した経緯もあります。そもそもこの2コース18ホール、皆さんの声はどのような声が出ていますか、伺います。

○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) そうですね、今の利用者の方々は常々大衡を多く使っているという利用形態が多かろうと思います。仮にその視点で見た場合、18ホールは当然ホール数が少ないですし、限定的なコースにならざるを得ないというところからすると、若干の不足感を感じているというところはあろうかと思います。
ただ、しかしながら、身近なところで競技できるというメリット。大亀山森林公園と一体としての活用ということも含めれば、魅力ある施設整備という可能性は秘めているのかなと考えております。

○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) 身近さということで、それも否定をする何物もないですので。しかし、富谷の場合、今度4ヘクタールの中に墓地が隣接すると。先ほど、市長答弁で北海道の清水町の事例が出ました。清水町の規模というのはいかがなものかというのをお聞きします。ネット上で見ますと、15ヘクタール30、50、60という、言ってみれば大規模な中で運動公園があったり野球場があったりと、このようないわゆる複合というようなあたりの公園墓地のようです。
我々が公園墓地を描く、そうした4ヘクタールの中にと。2ヘクタールがパークで、その他墓地、共用施設というようなことからすると、非常に4万平米ですので、200メートル掛ける200メートルですよね、縦横の長さが。そのような狭いと私は思いますけれども、狭さの中で、このような2つの施設を併存共用させると。非常に厳しいものがあるのではないかというように、この時期に一般質問させてもらったんです。
お墓の受けとめ方はさまざまです。これはもう、そのとおりです。しかし、お墓の寂しいイメージに、にぎやかなパークを隣接しますというそれも一つ。しかし、パークのほうの側から見た場合、本当にお墓と隣接するパークゴルフというあたり。本当に心から解放されて浮き浮きして楽しめるかどうかというのは、ふたをあけてみなければわからないんだよと言えばそれまででしょうけれども、私は非常に懸念するし、結果どうなのかなと。もっと慎重に検討し直す余地があるのであれば、最終、今であることゆえに、遅くないのではないかなというふうに思います。
戻ります。清水町の規模というのはどれくらいなんでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) 清水町のパークゴルフ場の規模は、36ホールというところで認識してございます。その他、墓地と公園とのトータル的な面積的な詳細は、ちょっと今持ち合わせてございませんが、パークゴルフ場でいえばそうなっています。本市の想定しているのより大きいところでございます。(9月4日に追加発言あり)

○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) ぜひ、清水町が出ましたので、事例があるからというのも強い武器ですね。初めて挑戦しますというのは、なかなか慎重さ、本当にいいのかな、前に進んでいいのかどうかというのがあろうかと思いますが、市長の答弁によれば、清水町にそういう事例があり、何ら不都合なくやっていますというようなことで答弁を受けましたので、私も調べますけれども、清水町の全体のトータル面積、そしてまた今のホールが36であることは確認できましたけれども、その総面積の規模、面積を後ほどお願い申し上げたいと思います。
先日、県南の町で市場調査、前に減額されたものを新たに提案したということのようです。二百数十万というようなことであります。本市においても、本当に利用者ニーズ、そしてまた採算が合うのか。18でいいのか。そういったふうなものを、やはり今までコンサル調査を依頼して調査したのと同じように、やっぱり調査をもう一回し直す、あるいはそしてまたその結果を受けて将来に禍根のない施設づくりをというようなあたりを描きますけれども、そのようなニーズ調査、そしてまた採算性の厳密化、その辺あたりはいかがでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) 担当課としても、継続的に情報収集をしながら、必要な検討策を、当然ながら基本計画、その先の計画の中に盛り込めるように日々取り組んでいきたいと考えております。

○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) 時間が押し迫ってまいりました。3つ目に入りますけれども、これは最終、市長に答弁をお願いします。
予定どおり進めていくということなんですが、今の乗り継ぎをもってして継続する。最終的に、市民は市民バスの乗り入れというのは、乗っているものがそのまま泉中央駅に乗りかえなしで行くというふうなことと受けとめているわけです。予定どおり進めていくという方針に変わりはないと思いますけれども、市長の描く泉中央駅の乗り入れというのは、今の姿なのか、市民バスが泉中央に行くことなのか。そのどちらなのかについてだけ答弁をお願いし、終わりといたします。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 先ほども答弁したように、今回の乗り入れ、乗り継ぎにつきましては、宮城交通とのそれぞれ先ほどの答弁にもあったように、さまざまな視点や手法を検討した協議を重ねた結果、今回最終的に乗り継ぎという形での方法でございます。同じバスが同じように泉中央まで行くのも、そこで乗り継ぎしても、市民の足は同じでございますので、一旦乗り継ぎの手間がかかると言われればそうかもわかりませんけれども、あくまで両者合意で、今進めた実証運行も含めて今年度より事業としてスタートしたわけでございますので、当面は今の状況で進めてまいりたいと考えております。

○議長(相澤 榮君) この際、午後1時まで休憩します。

午前11時57分 休憩


午後 1時00分 再開

○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
19番安住稔幸君。

○19番(安住稔幸君) それでは、私の一般質問をさせていただきます。
私は、2件の質問件名を挙げておりまして、1件目は子育て支援を問う、2件目に関しましては低所得者生活支援を問うの2件について質問をさせていただきます。
まず、1件目であります。子育て支援を問う。
富谷市には、公園はありますが、わくわくするような屋外遊戯施設や雨天時にも子供たちが伸び伸びと遊べる屋内遊戯施設はございません。近隣にもなく、子育てする親御さんから、こうした施設の要望も多く聞かれ、このことについては昨年の議会でも取り上げており、子供の多いまちとして子育て世代が魅力に感じるまちづくりを推進すべきと考えます。
子育て世代の多い富谷には欠かせない、整備しなければならない施設と考えます。そして、単なる遊び場ということではなく、親子、子供同士、保護者同士の交流の場として、また市の子育て支援との連携がとれる施設の設置が望まれます。
平成29年度の国土交通省白書によると、30代までの若い世代での地方移住への関心が高まっており、さまざまな取り組みによって移住者の増加を実現した市町村も出てきていると報告されております。
子育てするなら富谷市と言われるような、移住・定住促進の図れるような施策の展開が肝要です。これからも伸び行く富谷市を目指し、子育て支援策の推進が求められております。
以下、質問いたします。
子育てにおける定住促進について、市の考えを質問します。
2つ目に、子育て支援遊戯施設の設置について、市の考えを質問いたします。
2件目であります。低所得者生活支援を問う。
ことしの夏は例年になく富谷市においても猛暑が続き、体調を崩された市民も多いようでありました。
学校へのエアコン設置について、昨年、一般質問で提案させていただき、今回市長より議会開会前の議員全員協議会で、市内小中学校のほとんどの教室等にエアコンを設置するとの表明があり、子供たち、先生方が教育環境の良好な中で勉学に励むことができるようになったことは、大変すばらしいことと思っております。
ただ、富ケ丘小学校には、県立利府支援学校富谷校が開設されており、エアコン設置に当たり、電源施設等において考慮も必要と思っております。
今回、私は経済的に厳しい方々への猛暑対策について質問いたします。
全国各地で猛暑が続き、体調を崩され、亡くなられる方も出るなど、本当に大変な夏でした。夏でしたというか、まだ夏の途中ということもありますけれども、本当に大変でした。テレビ等では、水分補給や冷房装置エアコンの使用を呼びかけておりました。
これだけ猛暑が続きますと、水分の補給等での体調管理にも限界があり、やはりエアコン等の冷房機器に頼ることになります。
しかし、経済的に厳しくエアコンを設置していない家庭はどういう状況かと心配になりまして、市営住宅にお住まいの方々のところなどを訪問させていただきました。エアコンを設置されていない方では、扇風機に頼るだけで、またエアコンを設置されている方であっても、やはり電気代を心配され控え目に使用しているとのことでした。
気象予報士が、命に危険を及ぼす暑さ、危険な暑さと表現しております。この猛暑は地球温暖化によると思われ、これからの夏は猛暑が毎年続くのではないかと危惧されます。猛暑対策を講じるべきと考えます。
以下、質問いたします。
低所得者への猛暑対策について、市の考えを質問いたします。
2つ目に、以前に灯油高騰による灯油助成事業が実施された経緯がありました。これに倣い、猛暑対策として、低所得者に夏季手当等の支給について、市の考えを質問いたします。
以上です。

○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの安住稔幸議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の子育て支援を問うの問い1でございます。
子育てにおける定住促進について、市の考えにつきましては、私は就任以来、子ども医療費助成の18歳までの対象拡大やとみや子育て支援センターとみここの整備による妊娠期から子育て期までの切れ目のない支援、また小学校敷地内への放課後児童クラブ等の整備、さらには認定こども園や小規模保育所の整備等を進め、本年4月には保育所の待機児童ゼロを達成することができました。このことは、他の自治体と比べましても、子育て支援施策に十分に取り組んできたものと自負しております。
子育て世代の多い本市におきましては、このように子育て環境を多方面から総合的に充実を図っていくことで定住促進につながるものと考えております。
問い2、子供たちが伸び伸びと楽しく遊べる環境、施設の整備につきましては、お手紙やメール等もいただき、要望の多い施設であることは認識をしております。
しかしながら、山形市のべにっこひろばを例にとってみますと、総工費21億3,000万円のうち、施設建設費と設計費で10億5,198万円、運営費として年間8,000万円を超えており、以前にも幾度か同僚議員のご質問に答弁をしてまいりましたとおり、本市の現在の財政事情から考えますと、今すぐというのは困難でありますことから、保育士を配置した各公民館、西成田コミュニティセンターの子育てサロン、とみここのあそびのひろば、またちびっこゲレンデ等を備えた大亀山森林公園の充実に努めながら、引き続き今後の検討課題とさせていただきたいと考えております。
質問件名2の低所得者生活支援を問うの問い1と問い2につきましては、関連がありますのであわせてお答えさせていただきます。
先日の同僚議員への答弁とも重複いたしますが、生活保護受給世帯につきましては、定期訪問時に健康管理に留意されるよう声がけをさせていただいております。また、扶助費につきましては、生活保護法に定める支給基準に基づき、生活保護費を支給しておりますので、今後も国の指針を準拠してまいりたいと考えております。
以上でございます。

○議長(相澤 榮君) 19番安住稔幸君。

○19番(安住稔幸君) それでは、再質問させていただきます。
今のまず子育てのほうでありますが、市長から答弁がありましたように、山形のべにっこひろばの例が市長からお話をいただきました。私もべにっこひろばを見させていただきました。多分、同僚議員の中にも視察に行かれた方も結構いらっしゃるのかなと思っております。また、職員の方々も、中にはこういった施設のほうに行かれている方もいらっしゃるのかなということで思っております。
私はそれで、べにっこひろばもそうでありますが、東根市にもこのような施設がございます。東根だけではありませんが。
東根市なんかですと、考え方というんでしょうか、その市長のお考えによるんでしょうが、例えば富谷としましては、そういった医療費とか子育て支援というか、児童クラブとか、そういったもので、そっちのほうに重点的な政策を置いているということで、これはこれでやはりよろしいのかなとは思っておりますが、しかしながら子供たちが元気に過ごせる、そういったものが、やはり必要なのかなと。やはり子供は体を動かして何ぼというような言い方はちょっとおかしいかもしれませんけれども、やはり本当に伸び伸びと体を動かすというのが、やはり子供らしいというか、子供がすくすく伸びるものかなと思っております。
東根市の子育てに関しまして、遊育という言葉が出ておりまして、遊ぶ育むというような遊育ですね。遊びを通して健やかな成長を育む環境の整備というようなことでありまして、遊びから学ぶ自主性、社会性、創造性ということだそうであります。子供が元気に健全に育つことが最高の子育て支援というような、こういった理念で子育てのほうに東根市としては力を入れるというようなお話でございました。
中には本当に行かれた方もいらっしゃると思いますけれども、48号線、山形のほうに行きますと、途中、48号線から東根のほうに行きますと、あそびあランドというのが左側にあるのを多分ご存じの方も多いかと思います。ここは本当に、平成25年に開園したわけでありますが、29年度までの数字ということでありますけれども、5年間で120万人の皆様、親子さんが来園されているということで、平均しますと20万人を超えるということのような状況でありまして、ここのコンセプトが、遊びから学ぶとかそういったことで、単に遊ぶだけのものじゃなくて、やはり遊びを通じてきちんとした子育てをしていこうというような考えに基づいてなっているそうであります。
また、同じく東根市でさくらんぼタントクルセンターというものもございまして、これはいつでしたか、6月、5月かな、はっきり覚えておりませんが、5月ごろだったと思いますけれども、県内のテレビ局でも放送されまして、ここも本当に非常に人気の高いところでございまして、その中にけやきホールという室内遊戯のところがございまして、これも平成17年に開園というか開設されておるんですが、29年度までで13年間でありますけれども、およそ200万人、平均にしますと大体1日当たり500人くらいの方が、親御さんが来ていらっしゃるということで、非常にやはり山形県としますと、そう大きな東根市ではありません。人口も4万7,800人ほどで富谷に近いところであります。そしてまた、人口も若干減った時期もあるようですけれども、今は少しずつでありますけれどもふえてきているということで、私の知り合いの方の話ですと、東根市は本当に子育てしやすい場所だよというようなことをお話をされていると聞いております。
そういったように、非常にやはりこういった施設は、住民のほうから親御さんから要望というか、要望じゃなくて、非常に期待されてそういったものになっているそうであります。
また、今市長からお話がありました、べにっこひろば。これにおきましても、平成26年の12月の末にオープンということであります。それで、約2年間でおよそ60万人の来園者があったということであります。そしてまた、こういった施設がまだ山形市としてはやはり要望が多いということで、今現在、べにっこひろばはどちらかというと山形市の北のほうにあるわけなんですが、南部地域にも平成33年に開園予定で、今準備を進めているということでございます。
そしてまた、山形市に限らず天童市、そしてまた上山市にもこういった施設ができているようでありまして、やはり多くの親御さんでにぎわっているということであります。
じゃあ、県内ではどうかといいますと、県内にも若干ないことはないんですが、その中で8月の21日に白石市でこじゅうろうキッズランドというのがオープンいたしまして、オープンの次の日にちょっと行ってまいりましたが、やはり多くの親御さんが来ておられまして、一日本当に500人を超えるような方々が来ているようなお話でございました。こういったことを考えますと、やはりこういった施設というのは本当に住民から望まれているものなのかなということで思っております。
先ほども大分厳しいというような財政的なお話もありました。しかしながら、子育てするなら富谷市。これは東根市で使っている言葉でありまして、子育てするなら東根市というような使われ方をしておりまして、やはり富谷も、子育てするなら富谷市にぜひおいでくださいと言われるようなものにやはりしていくべきではないかなと思っております。この辺のお考えにつきまして、もう一度まず市長のご所見を伺います。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 先ほど例に出したべにっこひろば、あわせて東根の施設も十分にいろんな形で話題に上っておりますので、私も承知をしているところでございます。
ただ、先ほども答弁したように、かなり両方とも高額な施設整備費がかかって、あと維持管理費もかかっているわけでございます。なぜ山形市と東根市がそれができるかというと、実はご承知のとおりふるさと納税が日本1位、2位、上位の位置を占めておりまして、サクランボの効果で、年間たしか10億円近くのふるさと納税が東根市と山形市はありますので、その金額がやはりそういう子育て施設の充実にもつながっているというふうに思っております。
現状の中では、やはり今回白石市さんが思い切ってキッズランド建設をしたようでございますが、財政的な事情を考えると、やはりそれなりの大きな規模のべにっこひろばなり東根の子育て施設、子供の遊戯施設というのは、なかなか手の届かない事情にあるのも現状でございます。
今、ふるさと納税も、富谷も一生懸命頑張っておりますので、あと行財政改革も含めて、そういった余力を蓄えながら、ただ、とは言いながらも、まずは必要最低限度の子育て支援の充実をまずは図っていくことを優先しながら、今後の課題としてその辺を目指していきたいと考えております。

○議長(相澤 榮君) 19番安住稔幸君。

○19番(安住稔幸君) それでは、最後の質問をさせていただきます。
まず、子育て支援施設につきまして、一つの選択肢というんでしょうか。例えば、白石のこじゅうろうキッズランドでありますが、そのできた場所というのが4号線沿いでありまして、将来的に農商工連携を核としたにぎわい交流拠点として、しろいしSunParkというもので、これから例えば農産物産直販売所、また地元食材活用のレストランとか、そういったものがやはりトータル的にそういった一体でなしていく。
やはり多くの方に来ていただいて、ただ来ていただくのではなく、いろんな私たちの市としてもつながるものということで、こういった一体的な整備計画の中でこういった施設ができ上がったということは、やはり今後のいろんな施設をつくる中で大分示唆に富んだものがあるのかなということで思っております。
また、一つの選択肢としましてもう一つ、例えば今現在公民館が各地区にありますが、やはり1つの公民館をどこか1カ所、例えば大ホールにこういった施設のものを置きまして、公民館ということでなく、いわばそういった施設の転換手法ですか。子育て支援施設の転換というか、そういったようなものも一つの選択肢としてあるのかなということで思っております。新たに全てものをつくるとなりますと、やはりそれなりのものがかかります。そういったような考え方もできるのではないかなと思いますので、その辺につきましてもう一度お伺いいたします。
そしてまた、例えば昨年の一般質問をさせていただいたときにSNSの活用ということで質問させていただきました。非常にとみやっこというSNSの子育て支援のサイトも以前に比べますと随分よくなったなという気がいたします。しかしながら、そのときもお話をさせていただいたんですが、やはり例えば何か登録をして市のほうから発信していただくような、こちらが受信できるような、そういったやはりアプリなり何かのシステムを構築されたほうが、やはり情報発信についてはよくできるものかなということで思っております。これにつきましても、その当時、しっかりと行っていきたいということで市長の答弁はあったのですが、今現在どういう状況かお伺いしたいと思います。
そしてまた、猛暑対策のほうであります。今、市長のほうから、生活保護法の関係ですと、そういった制度のほうにのっとってというようなお話でありました。しかしながら、先ほど言いましたように、平成19年度にあった話ですけれども、富谷あったか灯油助成事業。今から11年前になりますが、656世帯で総額393万6,000円を助成しております。1世帯当たり6,000円ということであります。やはり皆さんのところに行きますと、本当にやはり電気代というのは結構かかるものですから、そういったことで本当にぎりぎりまでという感じで、本当に使うのを控えていらっしゃるというのが実情かと思います。こういったことを考えますと、やはりこの辺、来年の話になるかと思いますが、ぜひとも検討していただきたいと思います。この辺につきましても、再度市長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。
以上です。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) まず、最初に子育て遊戯施設等の整備につきましては、公民館というご意見もいただいたんですけれども、今やはり公民館のホールは、大変各地域の高齢者の方々含め、いろんな体育サークルだったり、卓球サークルだったり、いろんな形でかなり利用率が高いのも現状でございますので、ここのホールをというのはなかなか今のところ難しいかなと思っているところでございますが、さらにご意見をいただいたので、既存の施設等を活用して何かしらそういう整備ができないか検討をさせていただきたいというふうに思います。
また、白石のように複合施設ということでご意見をいただきましたので、現在進めておりますスイーツステーションの整備計画を進めていく上で、もしそこに盛り込められるようなものがあればそこに検討材料として含めていきたいというふうに考えております。
また、SNS情報発信につきましては、やはりまだまだ市政情報が、どうしても市民の方が積極的にみずからとりに来なければ受け取れない、確認できないという状況にあるのは事実でございまして、いかに市政の情報を、災害情報も含めて、それはまだ課題だと思っておりますので、今いろいろな方々のアドバイスもいただき、情報も収集しながら、さらなる情報をしっかりと届けられる方法について、今検討をさせていただいているところでございますので、引き続き努力をしていきたいと思います。
最後に、夏場のいわゆる低所得者世帯の方々への支援についてということでございます。先ほど答弁を申し上げたとおりでございますが、その範囲の中でもまたさらに可能な範囲では、弱者の方々、困っている方々の支援ができることがあればしていきたいと思っておりますが、なかなか灯油のように一概に、電気料の場合はなかなか見えにくい部分もあったり、かなり厳しいところもありますので、その辺はいろいろ状況を調査しながら、他の自治体の事例なんかも調査しながら考えていきたいと考えております。
以上です。

○議長(相澤 榮君) 次に、5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) それでは、私から1件の質問をいたします。
富谷市は子供の数が多く、さらに今後造成される予定の地域もあり、子供に対しての教育環境に関心のある保護者が多くおります。富谷の特徴として、さまざまな地域から居を構える方が多く、考え方も千差万別で、広く対応していかなければなりません。
庁舎1階交流ホールに見られる垂れ幕のように、多くの子供たちが東北大会や全国大会で活躍しております。さらに、柔道では全国優勝した子供までいるように、今後世界で活躍できる可能性のある子供たちが多くおります。
また、マーチングエコーズや各学校の金管バンドも毎年全国大会へと出場し、さらに賞をとるほどの活躍です。個人の方でも、音楽コンクール等で活躍している方もおります。学生でも、大学でロボット工学などを学び、将来の日本の産業を発展させていくであろう子供もおり、この富谷の地から世界を担うであろう人材もおります。
このような現在があるのは、保護者、指導者の方、先生方が一生懸命取り組んでいる結果であり、それに加え行政側からも多々なる支援をいただいていることに非常に感謝しているところです。
図書館建設や中学生の海外派遣事業など、徐々に教育環境は整いつつあり、さらに発展しております。そして、その取り組みの方向性には大きく評価するところです。
しかし、今夏の猛暑に対してはどうなのか。新学習指導要領に対しての指導はどうなのか。ICT教育、プログラミング教育、プレゼン能力の向上への環境整備はどうなのか。老朽化している富谷市総合体育館の今後の対策はどうなのか。野球場は石ころが転がり、老朽化しているバックネット建物、ベンチ建物の補修はどうなのかなど、多くの問題点があります。
今後、高齢化が進み、子供たちの数も減ってくることが予想されます。子供たちの教育環境が充実していれば、子育て世代がどこに住もうかと迷ったときに、大きなアドバンテージになると思います。そして、一度富谷から離れた方も、結婚などを機に富谷に戻ってくる理由として、教育環境の充実にあると強く思います。それほど今の子育て世代の親は一番の重要な関心事なのです。
このように、富谷に住んでもらえれば、高齢化による生産人口減少の対策にもなり、生産人口の維持、もしくは増加が見込めると思います。
待機児童ゼロ宣言後、富谷を選んだという方もいると聞いております。100年間人がふえ続けるまちを続けていくためにも、今だけ子供が多いまちではなく、10年後も20年後も子供が多いまちとして成り立たなければなりません。そのためにも、教育に関し、決して予算を削減してはならないと思っております。このままでは本当に高齢化したまちになってしまうと思います。
未来の富谷のためにも、学校教育の環境は充実させていかなければならないと強く思い、以下質問いたします。
1、小中学校へのエアコンの設置は。この質問に対しては答弁を多くいただいていますので、省いていただいて構わないです。
2、2020年に明石台小学校の更新時期と合わせてほかの学校のタブレット導入に関し、何を基準に選考するのか。
3、プログラミング教育の現状は。
4、2回目となった中学生海外派遣事業について、効果と課題は。
5、TOMI⁺を活用した小中学生へのさまざまなイベントを開催しては。
6、老朽化している富谷市総合体育館の今後のあり方は。
7、野球場の整備は。
8、図書館建設に際し、隣接にちびっこ広場のような家族が集える施設を考えてはいるのか。
以上です。

○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) それでは、ただいまの学校教育の環境についてというご質問にお答えさせていただきます。
お申し出にありましたとおり、第1問目は割愛をさせていただきたいと思います。
第2問目のタブレット導入に関する件でございますが、新学習指導要領では、知識、技能だけでなく、主体的、対話的で深い学びを育むことが求められており、そのためにICTの活用が不可欠とされてございます。タブレットを導入する際には、学習活動に必要となる機器の性能や操作性、さらに協働的な学びや個別学習ができるソフトを基準に選考してまいりたいと思っております。
3点目のプログラミング教育の現状についてでございますが、新学習指導要領、いわゆるこの改訂版によりますと、2020年から小学校でも必修となるプログラミング教育でございますが、コンピューターを理解し、上手に活用していく力を身につけさせることは極めて重要なこととされ、各教科等の特性に応じて計画的に実施することが求められています。
新学習指導要領移行期間を迎え、本年度からプログラミングの教育を先行して始めている学校もございます。今後、先行実施している学校のカリキュラムを他校に広げたり、県教育委員会で実施する指導者研修に全校が参加したりしながら、新学習指導要領実施に向けて計画的に進めてまいりたいと思います。
続いて、中学生の海外派遣事業についてでございますが、2回目となる中学生海外派遣事業では、富谷市内の中学生との交流やショートホームステイ、現地大学生との台湾市内の見学、日系企業の工場見学とワークショップなどを体験してまいりました。
その中で、外国の中学生や多様な人々との体験を通して、コミュニケーション能力の育成、キャリア教育の効果が期待できる有意義なものとなりました。また、台湾の文化、言語、習慣、食事などでございますが、それを学ぶことにより、異文化理解に役立つことも成果の一つです。さらに、研修中は共通の言語として英語を学ぶ意義を理解していました。参加した生徒にとって、多様な学びがあり、教育的効果は高いと考えております。
課題としては、3泊4日の日程ですが、飛行機の運行時間の関係もあり、実質2日間が現地での研修となります。その2日間のプログラムがタイトなスケジュールになっている状況がありますので、今後解決に向けて検討してまいりたいというふうに思います。
5点目でございます。TOMI⁺では、まず創業起業者の支援を進めておりますが、議員のご提案も本市においては重要な政策と認識しております。小中学生を対象とした産業教育推進事業や高校生を対象とした地域技術人材育成事業、大学生などを対象にした研究開発事業などが考えられます。既にTOMI⁺に入居されている2社からも、子供たちや親子を対象としたプログラミング教室などを開催していきたい旨の相談を受けております。
このように、議員のご提案を参考に、TOMI⁺を最大限活用し、小学生から大学生までのキャリア教育支援を図るため、関係機関、団体などと協議・検討してまいりたいと思います。
第6点目、総合体育館の今後のあり方というご質問についてですが、富谷スポーツセンターは、昭和61年に建設され、本市の各種スポーツ大会やイベント開催場所として活用され、多くの市民の方々に利用されている施設であります。これまでも利用者の安全と利便性を考慮しながら、経過年数に応じて適宜施設の修繕を進めてまいりました。今後も必要に応じて計画的かつ段階的に修繕を行いながら、安全性を確保し、適切な施設の維持管理に取り組んでまいりたいと思います。
野球場の整備についてのご質問でございますが、グラウンドにつきましては少年野球やソフトボール、サッカー等、多目的に使用できるグラウンドであるとともに、少年野球では1会場で6面確保できるというメリットから市内外の団体に広く利用いただいております。
また、グラウンド整備については、AからDまでのグラウンドを業務委託し、ローテーションで整備を行っているほか、総合運動公園職員がトラクター等で適宜整備を行い、石ころ等の除去に努めております。
これらの状況から、新たに野球場の建設につきましては、多額の財源確保のほか利用団体への影響が大きいため、隣接する七十七銀行野球部の利用連携も視野に入れながら、慎重に検討し、当面の間は現状の多目的グラウンドの形態で進めていきたいというふうに考えております。
第8番目、図書館建設に関してのご質問でございますが、基本構想及び今後策定する基本計画においては、独立した施設ではございませんが、図書館の必要な機能として、子供の成長を応援する場所、コミュニティづくりの場所としての機能を持たせることとしておりますので、多様な方々が集える空間として図書館整備を進めてまいりたいと思います。
以上でございます。

○議長(相澤 榮君) これより畑山和晴君の質問は一問一答により行います。5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) エアコンの部分で割愛はしていただいたんですけれども、1点だけ、先ほど同僚議員からも体育館のほうはどうなっているんだということで、冬だったらジェットヒーターで暖めることはできるんですけれども、夏場、スポットエアコンとかそういう感じの方向性というのは、今まで検討されたとは思うんですけれども、導入してこなかった理由というのは何か、お願いします。

○議長(相澤 榮君) 教育総務課長。

○教育総務課長(渡邉正弘君) 一応、現在大型扇風機等で涼をとっておりまして、今後エアコンを設置した場合、現在教室等で使っている扇風機も体育館のほうに持ち込めるということで対応していきたいと今のところ考えております。

○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) 体育館は非常に蒸し暑くて、多分屋外よりも大変な状態になっていると思いますので、改めてもう一度、スポットエアコンという部分で、ジェットヒーターと調べるとそんなに金額は変わりなかったような気がしますので、ぜひスポットエアコン的な部分も積極的に導入していただければと思うんですが、いかがでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 教育総務課長。

○教育総務課長(渡邉正弘君) スポットエアコンも大分大きさもあると思いますので、まず現状ある扇風機のほうで対応していきたいと思います。そのスポットエアコンも徐々には検討していきたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) では、2番目の質問に移ります。
文科省は、1人1台のタブレット導入を理想としておりますが、1人1台のタブレットというところで、現状だと非常に難しい状態である結果が出ていると思うんですが、方向になると思うんですが、1人1台のタブレットと考えた場合に、いつごろ可能性として実現するんでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 今の段階では、いつごろ何年に必ず1人1台のタブレットが用意できますということはちょっと返答はできませんが、少しでも多くの子供たちに使い勝手がいい、そして少しでも使っていただけるように、そういった台数を少しずつ頑張ってふやしていけるようには努力してまいりたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) それで、文科省から言われている部分で、そういう考えで本当に今後大丈夫なのかどうか。やはり1人1台というのがベースとしてきていると思うんですが、その辺もう一度お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 一応、努力目標ということにはなっております。その中で、今現在は、中学校におきましては、我が当市では3.1人に1台という形。そして、小学校のほうは6.5人に1台ということになっておりますが、小学校のほうにおきましては、次の新しい契約のときに少しでも多くの台数を確保できるように努力をするということになっております。

○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) タブレットが例えばもう少し多く導入された場合、各教室に映し出す機器が足りないという話も伺っています。例えばタブレットがあっても、それを映し出す機械がなければ授業にはならないので、その辺の機器の整備というのは、実際はどういうふうな形になっているんでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 実際というか、タブレットを使用して、そしてそれを映し出す機械ということなんですけれども、学校には全くないのではなくて、大きな画面のものをいろいろ共有しながら使っているという状況でございます。

○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) それだと、各教室ではできないということでよろしいんでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 現在、同時には各教室ではできませんが、そこのところ、学校内で学習がちゃんとできるように、きちんと担当というか、いろいろ回しながら、お互いに共有しながら使っているという状況です。

○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) それが2020年以降もそういった形の継続になっていくのか。やはりその2020年を基準に、タブレットの更新時期でもありますし、その辺で2020年からどういうふうな形を持っていきたいのか、教育委員会のほうとして見通しはどういうふうに考えているんでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 2020年からの新しい更新につきましては、やはり今実情よりももっと充実して小学校の部分がきちっと教育のほうが活用できるようなタブレット、それからそれにあわせて必要なものに関して検討して、必要であればそれも準備していくというような形にしたいと思っております。

○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) 今回、また明石台小学校がそのモデル校という形になったと思うんですけれども、また明石台小というのがちょっと残念だったんですが、もっとほかの学校に波及しながらやっていくという考えはないんでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 確かに明石台小学校が今まで研究校ということで、ほかの学校よりも100台くらい多くタブレットがありまして、それによっていろいろ研究しながら授業を行ってきたということで、それが今回契約がなくなったということで、新たにもう一度、タブレット100台まではいかないんですけれども、45台の追加をして授業を続けていけるというような契約をさせていただくことになったんですが、今まではやはりそういった研究校になるということは、それを十二分に活用できる先生がいたということでの選択にもなっておりました。それで、その先生がいたことによって、やはり明石台小学校だけではなく、ほかの先生方ともいろいろ研究とか研修会とか情報交換を行いまして、それでほかの学校も十二分に少しずつ頑張って活用できるように波及をしていた状況ですので、これからもしっかりとほかの先生方との情報交換をしていただいて、十二分に活用できるように、そして2020年にはしっかりと、購入できたタブレットについても効果的に活用できるようにしていただくというような形だと思っております。

○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) このICTの教育に関して、質問を以前に私はしたんですけれども、そのときに明石台小に優秀な先生がいる、それでその先生をもとに指導をしっかりしていくという答弁をいただいたんですけれども、今の答弁だとそこまで指導されていないような感じを受けてしまうのですが、その辺実際どこまで教員の指導というのは広まっているんでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) どこまでというと済みません、ちょっと勉強不足ではありますが、議員の質問の中にプログラミングという質問がございますが、先行して各学校、プログラミングの授業も取り入れているというような状況がありますので、決して全くそういった情報交換とか、そういった効果的な部分は広がってはいないんではなくて、少しずつではありますが、そういった部分でも先生方の学習とかそういった部分は行われてきているのではないかと思います。

○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) ぜひ、教育指導のほうもしっかりしていただいて、2020年に向けてやっていただければと思います。
行政実績報告書の29ページの中で、今後の取り組みについて、ソフトウエアコンテンツの充実を図り、学習環境の整備を推進するという文章がありますが、これは具体的にはどういった形で考えて持っているんでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 教育部長。

○教育部長(佐藤英樹君) 先ほど課長のほうからもお話がありましたが、2020年に向けて今準備をしています。さっき議員、1人1台というのは、最終目標であって、3クラスに1クラス、3人に1台というところが本市のほうで考えている計画です。
コンテンツ等の整備につきましては、やはり動作環境、これがタブレットを購入するに当たってOSとかCPU、あとはビットメモリ等のその本体もありますし、あとは無線LAN、無線ネットの整備の率を上げていけば、先ほど議員が言ったような大型提示スクリーンにいろいろ映せるとかあります。
あと、一番はコンテンツ、ソフトが一番大事でありまして、先ほど教育長の答弁にもありましたけれども、表計算とかワープロソフト、プレゼンソフトは当たり前なんですけれども、自学できるソフト、あとは学び合いできるというか、それぞれが記入したもの、書いたものが、一斉に集まって、それを一斉に見れるというようなソフトが入っているもの。あとは先ほど言ったようにマイクロビットとか、スクラッチ等のプログラミング教育ができるソフト。フリーソフトも含めてそういうものが入っているものを整備していければなと思っています。

○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) では、次の3番の質問に移ります。
3番のプログラミング教育の現状ということと、あと5番のTOMI⁺を活用した小中学生へのさまざまなイベントを開催してはということを一緒に考えたいなと思っていまして、TOMI⁺でプログラミング教育ということの開催を実行していきますという答弁だったんですけれども、実際どういう形で運営実行していこうと考えているんでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。

○経済産業部長(荒谷 敏君) こちらは先ほど市長が答弁したとおりで、まず創業者支援施設でございますが、2020年の小学校の学習指導要領の改訂に向けて、最終的に小学生の皆さんも富谷市において人材育成等、そういった部分も考えられますので、そういったものも含めながらプログラミングの教育ということで進めたいと思っております。
その内容については、既にお二人の方が入居されているんですけれども、そういった方々も小学生対象に、親子とあわせてこういったものをやっていきたいとか、あとゲームソフトの開発をあわせながらコンピューターに接してもらって、問題解決の道順を勉強したり、そういったものを学習として取り入れていきたいということでございましたので、市としてもそういったものも含めながらTOMI⁺の事業も考えられますので、総合的に判断しながら進めていきたいと思っております。

○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) そのTOMI⁺の小中学生対象ということで、河北新報に仙台子ども体験プラザということで、5・6年生が仕事や消費を模擬体験するスチューデントシティという取り組みがありまして、それの利用者が3万人の利用に。2014年8月から始まったようですね。菓匠三全や七十七銀行など10社が入って、仕事の模擬体験を通じて経済の仕組みを学ぶという取り組みがあるんですけれども、東京幕張ですかね、キッザニアという施設もあるんですけれども、そういった模擬体験をすることで、大人がやっている仕事を学べる。それが将来にどういうふうにつながっていくかという教育にも、非常に大きな効果があると思うんですけれども、そういった取り組みということはTOMI⁺の中でやるかどうかというのは考えているんでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。

○経済産業部長(荒谷 敏君) 仙台市の取り組みはいろいろなもので見たりしておりますけれども、まず当面はこの学習指導要領の改訂の中身を補完するような考えをもとに進めたいと思っております。
職場体験につきましては、現在も中学校でそういったことでやられておりますので、そういったものを含めながら、実際やるとなるとやはり市だけではなかなか難しいので、先ほどおっしゃったような企業の皆さんのご支援をいただきながら、実際プログラミングの目指すところの、よく3つの柱と言われているんですけれども、知識・技能の習得に合わせてコンピューターを活用しながら問題解決に進む手だてを学ぶとか、あとは思考力・判断力・表現力をプログラミングのものを使いながら育成していくと。それで、最後の学びに向かう力、人間性を育てると。そういった部分が言われております。
あわせまして、TOMI⁺としては、それを行うための教員の皆さんであったり、関心のある父兄の皆さん、そういった方々へもこの内容をお伝えしていかなくてはいけないと思いますので、そういったものの講座もあわせて開く必要があるんではないかと思っております。

○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) このTOMI⁺、起業家育成ということよりも、私は本当に子供の教育現場として非常に大きなポテンシャルがあると思っております。そのために、やはりいろんな企業を巻き込んで、子供の人材育成のために活用すべきであると思うんですけれども、再度その辺について見解を求めたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。

○経済産業部長(荒谷 敏君) 議員おっしゃるとおり、そういった部分も考えながら、TOMI⁺の運営のほうに生かしていければと思っております。

○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) 中学生の海外派遣事業についてなんですけれども、課題は日程がタイトだということだったんですけれども、飛行機の発着の時間の関係が大きいとは思うんですが、その辺改善する方法というのは難しいんでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 難しいというか、少しでも子供たちに多くの学びを、多くの体験をしてほしいということで今現在の日程になっているんですけれども、でもその中でやはりタイト過ぎてしまって、しっかりと、上辺だけじゃなくてもっと学びを深めてほしいような場面とか、あと移動時間とか、そういった部分がもうちょっと検討すれば少し改善できる部分があるのではないかと思っておりますので、少しでも改善をしていける部分は改善をしてまいりたいと思っております。

○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) では、老朽化している体育館。これも以前から問題として提起されているとは思うんですが、マーチングフェスで毎回出る課題として、観覧席が少ない、真下に子供が来ると全く見えなくなってしまう、そういう実情がある中で、今までもいろいろと対応策は練ってはきたと思うんですけれども、これについて今の段階での何か対応策があればお伺いします。

○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) スポーツセンターにつきましても、体育施設というところもうまく使いながら文化的な活動もということでの活用を図ってきているところでございます。特に今、マーチングフェスティバルになれば1,000人近い方がお客様として来客されると。入場整理券などで対応はしているところですが、500席の常設の観客席で対応できる部分というのは限られてはおりますので、とはいえ新たに観客席をというのも難しいというところもありますから、現状の施設を最大に生かしつつ、お客様に不便をかけないというか、そのような工夫をどう図っていくかというのは継続的な課題だと認識しておりますので、マーチングフェスティバルもここ数年来何とか入場整理券の中で皆様に見ていただくという工夫をとっております。継続的な課題として認識しておりますので、引き続き考えていきたいと考えております。

○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) 数年前にトイレは改修したと思うんですけれども、やはり体育館に入ってみると、いろんなところに補修が必要というような箇所が、体育館のフロアにしてもそうですし、外壁にしてもそうですし、そういった部分で財政上非常になかなか難しい部分ではあると思うんですが、リニューアルというかそういう方向性を、昭和61年からですので、そういった方向性は、富谷市総合体育館というような何か本当に誇れるような感じのリニューアルはできないものなのかお伺いします。

○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) 今現在、議員のご質問にあるような方向性の検討はまだ具体的にはない状況ではございますけれども、まず安全面に配慮しながら、せっかく利用していただけるのであれば気持ちよくご利用して帰っていただけるようにというところ、まず安全面を確保してしっかりとした施設運営をしていくというところに軸足を置きながら考えていきたいと考えております。

○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) では、野球場の整備なんですけれども、バックネットの後ろの建物とベンチの建物が非常にぼろぼろになっていまして、あれはちょっと危ないなという箇所もあると思うんですが、その修理は多分もう必要になっている時期だと思うんですが、その辺はどういうふうに考えていますか。

○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) 恐らく、A・Bグラウンドのバックネット、あとはベンチというところは、議員同様、私ももう老朽化してきていて、場合によっては危ないというか、そういう危険性もはらんでいるだろうなということは当然認識しております。とはいえ、まだすぐに全面的な改修といった道筋があるわけでもございませんので、日々職員も施設内の安全点検を注意して、特に月曜日の休館日などには必ず施設に目を通すということを徹底しておりますので、まず安全面の配慮というところで取り組みを進めております。

○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) では、最後の質問に移ります。
図書館建設の際に隣接にちびっこ広場のような集える施設はないかということで、先ほど同僚議員からもべにっこひろば等の質問がありましたが、先ほども出た白石のこじゅうろうキッズランド、にぎわい交流拠点の一角ということで、建設費が3億9,800万円。規模はべにっこひろばとかに比べると小さいんですけれども、ただ付随施設というか、そういう形で建設されています。
それで、図書館建設に、例えば成田公民館の中央のメーンの図書館の横に、そういった施設を同時に計画していけば費用も抑えられるんじゃないかと思うんですが、そういった声は上がっているのか、そういうふうな方向性はあるのか、お伺いします。

○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) 図書館建設という切り口から見ていけば、図書館建設のタウンミーティングとかデザイン会議の中では、個別の施設という意見等なかなかなくて、そういう機能性を含めたものは欲しいよねというところがありますので、先ほど答弁したような形で、図書館の中の機能性としてはそういうものをうたっていくという考えでございます。

○議長(相澤 榮君) この際、2時15分まで休憩します。

午後 1時59分 休憩


午後 2時15分 再開

○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
9番浅野武志君。

○9番(浅野武志君) 通告に従い、2つの質問をいたします。
質問件名1、天然記念物ミズバショウの保護について。
ミズバショウはサトイモ科の多年生で北海道と中部地方以北の湿原に群生し、多数の群落があります。
ミズバショウは、湿地に自生し、発芽直後の葉間中央から純白の仏炎苞と呼ばれる苞を開きます。これが花に見えるが、仏炎苞は花の変形したものであります。仏炎苞の中央にある円柱状の部分が小さな花の集まった花序であり、開花時期は高地で融雪後の5月から7月で、葉は花の後に出ます。数十年に及ぶ寿命を持ち、十分に成長した長楕円形の葉は長さ80センチメートル、幅30センチメートルにも達します。
ミズバショウの葉などの汁にはシュウ酸カルシウムが含まれ、肌につくとかゆみや水膨れを引き起こすことがあります。根茎にはアルカロイドが含まれ、服用すると吐き気や脈拍の低下、ひどいときには呼吸困難や心臓麻痺を起こす危険があります。
富谷市は、昭和45年に天然記念物として市の文化財に指定して大切に保護しています。二ノ関大沢地区に群生しているミズバショウは約120平方メートルの範囲に帯状に沢を埋めていました。近年は訪れる人もなく、また山道も荒れ果て、生息地に行くには地元の人でも非常に困難と思われます。さらに、群生現場は豪雨等によって壊滅状況で、ミズバショウも数株しかありません。
ミズバショウの株数がふえてくるのを待つことも必要ですが、二ノ関南田子沢地区の沼にミズバショウの新たな群生が見られます。環境を整備すれば群生がさらにふえるものと考えられます。
そこで、今後の市の取り組みについて伺います。
1、大沢地区のミズバショウの現状の認識について。
2、大沢地区の今後の取り組みについて。
3、南田子沢地区の沼の環境整備について。
質問件名2、道の駅の整備検討の進捗について。
国立社会保障・人口問題研究所から、2045年までの将来推計人口が2015年の国勢調査の人口よりふえるとの見通しが発表されました。
市民の期待と要望は多種多様に及びますが、諸施策を実施して市民の生活と安全を守り、安心して暮らせる環境を整えていくことにあると考えます。
富谷市は、「住みたくなるまち日本一 ~100年間ひとが増え続けるまち 村から町へ 町から市へ~」将来像の富谷市総合計・前期基本計画を策定し、まちづくりの将来像の実現に向けて取り組んでいます。
2018年から2020年までの第2次実施計画では、最重点プロジェクト施策28項目を掲げています。本年は、富谷市まちづくり産業交流プラザ、公共交通グランドデザイン策定、(仮称)やすらぎパークとみや、待機児童ゼロ、行財政改革などなどの施策に取り組んできています。
道の駅は、道路利用者のための休憩機能、道路利用者や地域の方々のための情報発信機能、そして道の駅をきっかけにまちとまちが手を結び活力ある地域づくりをともに行うための地域の連携機能の3つの機能をあわせ持つ休憩施設として誕生しました。
人口交流の拡大による地域活性化を図りながら、観光客や市民がスイーツを核とした豊かな時間や体験を継続的に享受できる拠点となる、オリジナル道の駅、スイーツの駅の整備検討の進捗について伺います。
1、設置場所の選定について。
2、施設規模について。
3、基本計画の策定について。
以上です。よろしくお願いします。

○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの浅野武志議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の天然記念物ミズバショウの保護についての問い1でございます。
本市のミズバショウについては、昭和45年5月28日付で天然記念物に指定されており、当時の指定理由といたしましては、本町ではこの二ノ関大沢地域ただ1カ所でしか見られず、貴重であるためと記録が残っております。
現状につきましては、文化財保護審議会で平成26年、平成28年、平成30年に現地調査を実施し、野生動物による食害や豪雨等による土砂流入で数が徐々に減少している状況を確認いたしました。特に本年5月に現地調査をした際は、群生の状態までではないものの、10株程度が点在して自生している状況を確認しております。
問い2の大沢地区の今後の取り組みにつきましては、ここ数年の減少傾向を踏まえ、保全対策について富谷市文化財保護審議会や県文化財課保存活用班とも情報を共有し、対応策を検討してまいります。
なお、ミズバショウは自生する天然の植物のため、人為的な環境整備により自生の環境に何らかの影響を及ぼす可能性がありますので、慎重に進める必要があるものと認識しております。
問い3の南田子沢地区の沼の環境整備につきましては、本市といたしましても、南田子沢地域の沼にミズバショウが自生している状況を把握しております。文化財保護法第2条第1項第4号において、動物、植物等で学術上価値の高いものを天然記念物と定義しておりますので、大沢地域のミズバショウの状態とあわせて、現在の自生状況が将来にわたって継続的な自然環境にあるのかについて注視してまいります。
質問件名2の道の駅の整備検討の進捗についての問い1と問い2及び問い3については関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
先日の同僚議員の一般質問でもお答えをいたしましたが、平成27年度にスイーツの駅設置可能性調査業務を策定し、これまで設置の可能性についてさまざまな検討を進めてまいりました。
このような中において、本年度さらに具現化を進めるため、地方創生推進交付金を申請していたところ、このたび富谷スイーツステーションの整備に向けた基本構想の策定業務として、国より8月3日に採択内示をいただきました。これらの必要経費につきましては、今回の補正予算に計上しておりますので、よろしくお願いいたします。
今後は、議員からのご質問の設置場所の選定や規模、基本計画などを含めたスイーツの駅のさらなる具現化を視野に、スイーツのまち富谷の拠点施設となる基本構想の策定を進め、事業化の実現に向けて取り組んでまいりたいと考えております。
なお、策定期間は本年度中を予定しており、内容等につきましては改めて議会へご説明をいたします。
以上です。

○議長(相澤 榮君) 9番浅野武志君。

○9番(浅野武志君) それでは、再質問させていただきます。
南田子沢地区の沼についてなんですけれども、現在沼には木や雑草やカヤが生い茂っております。除草して生育環境を整える必要があるかと思います。そうすればふえる可能性も十分にあろうかなと思ってございます。貴重な群生なので、富谷市の天然記念物として取り組むということで、ぜひその辺の環境整備に取り組んでいただきたいと思い、再度考えを伺います。
次に、道の駅につきまして、同僚議員からも質問がありまして、来年度策定をするということでございますけれども、今宮城県には13の道の駅がありますし、報道等では2カ所ぐらいまだふえるような報道も成ってございます。道の駅の建設については、道の駅の要件ですね。休憩機能、情報発信機能、地域連携機能、そういうものを満たす必要があります。駐車場、トイレ、休憩施設、地域振興施設等の建築物を含めた広範な土地と財源の確保が必要であり、現状では厳しい状況にあると考えます。
農家の方々は、毎日3ないし4カ所を朝出荷、陳列、午後補充と時間を費やすことになります。この時間を少なくとも農産物の生産、肥培管理に充てることができれば、生産能率も上がり、農家所得の向上、省力化にもつながるものと考えます。
また、富谷市で生産された安心で安全な農産物を富谷市民に消費していただく地産地消を図る必要があると思います。
富谷市の特産物、ブルーベリーの販売は生産組合の事務所で週3日実施しています。常設場で品ぞろえを充実すれば販売を伸ばすことができ、宣伝効果も大になるものがあると考えます。
以上のことから、道の駅にこだわることなく、地元企業、農協、商工会など関係する団体との官民連携を図りながら進める手法も検討すべきと考え、伺います。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) まず、最初の1点目の再質問でございます。
南田子沢地区のミズバショウ整備につきましては、先ほども答弁しましたように、現地確認をさらにさせていただき、また貴重なものでございますので、その辺地域の方々とも相談をさせていただきながら検討を進めていきたいと考えております。
また、なお2つ目の道の駅、スイーツの駅、いわゆる道の駅構想でございますが、議員のご意見のとおりだというふうに思います。地元の産物も、スイーツは一つのシンボルとして掲げつつも、地元富谷の地域の生産物、または富谷以外、JAあさひなさんとかいわゆる地域のエリアの生産物も含め、そういう意味ではさらにそういうものを購買、そしてまた発信していける拠点にも生かしていければと思っておりますので、そういう意味では既存のおんないん会、またはJAさん、または商工会等と連携をしながら、今後のスイーツステーションの検討を進めていきたいと考えております。

○議長(相澤 榮君) これをもちまして本日の一般質問を終わります。
これで本日の日程は全て終了しました。
本日はこれにて散会いたします。


午後 2時29分 散会

平成30年第3回定例会議事録(第5号)

平成30年9月4日(火曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 金 子 透 君
  • 2番 青 柳 信 義 君
  • 3番 若 生 英 俊 君
  • 4番 長谷川 る 美 君
  • 5番 畑 山 和 晴 君
  • 6番 齊 藤 秀 行 君
  • 7番 藤 原 峻 君
  • 8番 佐 藤 聖 子 君
  • 9番 浅 野 武 志 君
  • 10番 西 田 嘉 博 君
  • 11番 菅 原 福 治 君
  • 12番 出 川 博 一 君
  • 13番 浅 野 直 子 君
  • 14番 高 橋 正 俊 君
  • 15番 佐 藤 克 彦 君
  • 16番 山 路 清 一 君
  • 17番 渡 邊 俊 一 君
  • 18番 浅 野 幹 雄 君
  • 19番 安 住 稔 幸 君
  • 20番 相 澤 榮 君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 市長 若 生 裕 俊 君
  • 副市長 高 橋 義 広 君
  • 会計管理者兼会計課長 矢 田 守 君
  • 企画部長 種 市 優 君
  • 総務部長 山 田 豊 君
  • 市民生活部長 吉 田 尚 樹 君
  • 保健福祉部長 奥 山 育 男 君
  • 経済産業部長 荒 谷 敏 君
  • 建設部長 伊 藤 正 君
  • 保健福祉部次長兼保健福祉部長寿福祉課長 中 山 高 子 君
  • 保健福祉部長寿福祉課技術参事兼地域包括支援センター統括監兼保健福祉総合支援センター所長兼高齢者施策専門監 安 積 春 美 君
  • 企画部企画政策課長 松 原 誠 君
  • 企画部財政課長 高 橋 弘 勝 君
  • 総務部総務課長兼情報化推進室長 神 田 能 成 君
  • 市民生活部市民課長兼東向陽台出張所長兼富ケ丘出張所長兼あけの平出張所長兼日吉台出張所長兼成田出張所長 渡 邊 美智子 君
  • 市民生活部税務課長 泉 川 潤 哉 君
  • 市民生活部生活環境課長兼清掃センター所長 安 藤 司 君
  • 保健福祉部地域福祉課長 菅 原 俊 司 君
  • 保健福祉部健康推進課長 菅 原 順 子 君
  • 保健福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセンター子育てサロン所長 星 英 樹 君
  • 保健福祉部子育て支援センター所長 狩 野 悦 子 君
  • 経済産業部産業観光課長 鴇 幸 浩 君
  • 水道事業上下水道課長(建設部上下水道課長) 浅 場 悟 君
  • 企画部企画政策課参事兼行政政策推進室長 西 山 高 広 君
  • 教育長 菅 原 義 一 君
  • 教育部長 佐 藤 英 樹 君
  • 教育部学校給食センター所長 郷右近 衛 君
  • 教育部教育総務課長 渡 邉 正 弘 君
  • 教育部学校教育課長 相 澤 美 和 君
  • 教育部生涯学習課長兼総合運動場所長兼民俗ギャラリー館長兼図書館開館準備室長 小 山 温 君
  • 教育部生涯学習課富谷中央公民館長兼富ケ丘公民館長兼東向陽台公民館長兼あけの平公民館長兼日吉台公民館長兼成田公民館長 阿 部 雄 也 君

事務局職員出席者

  • 事務局長 富 澤 裕
  • 次長 高 橋 直 美
  • 主事 伊 藤 亨 太

議事日程 第5号

平成30年9月4日(火曜日) 午前10時00分 開会

日程1 会議録署名議員の指名
日程2 一般質問 15番 佐 藤 克 彦 議員
1 富谷市の食育について問う
6番 齊 藤 秀 行 議員
1 日本一を目指す
12番 出 川 博 一 議員
1 行政改革 年次計画の進捗は
2 コンビニ収納と出張所人員
7番 藤 原 俊 議員
1 小中学校の暑さ対策を問う
2 図書館建設について問う
3 公営墓地建設について問う

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり 午前10時00分 開会

○議長(相澤 榮君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましてはお手元に配付のとおりです。


日程第1 会議録署名議員の指名

○議長(相澤 榮君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、3番若生英俊君、4番長谷川る美君の2名を指名いたします。


日程第2 一般質問

○議長(相澤 榮君) 日程第2、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。15番佐藤克彦君。

○15番(佐藤克彦君) おはようございます。
私は、富谷市の食育について問うということで質問します。
平成17年6月、食育基本法が成立しました。食育についての重要な提言や具体的行動指針が示されました。特に、前文では、「二十一世紀における我が国の発展のためには、子どもたちが健全な心と身体を培い、すべての国民が心身の健康を確保し、生涯にわたって生き生きと暮らすことができるようにすることが大切である。子どもたちが豊かな人間性をはぐくみ、生きる力を身に付けていくためには、何よりも『食』が重要である。今、改めて、食育を、生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきものと位置付けるとともに、様々な経験を通じて『食』に関する知識と『食』を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てる食育を推進することが求められている。食育は、心身の成長及び人格の形成に大きな影響を及ぼし、生涯にわたって健全な心と身体を培い豊かな人間性をはぐくんでいく基礎となる」と、人間形成、人間発達の根幹が食にあると示しています。また、生涯を通じて生き生きした暮らしを実践していくためには、食育の推進が不可欠との認識が示されています。
このような中で、生きていくための最低限の生命力の源泉である「食べる力の喪失」現象が国民全体に広がっていることを意味しています。目の前にあるものは食べても大丈夫か判断すること、今、自分の体調を理解した上で、見て判断する、においをかぐ、舌で確かめてみるなどの身体的能力が経験とともに枯渇してしまったと思います。いつもパック詰め等で提供される商品が取り込まれていることによって、食べ物の本来的姿や由来さえも想像できなくなり、地域の伝統食も失いつつあります。国民の食に関する考え方を培って、健全な食生活を実現することが求められています。
このような中で、本市でも、国や県の動向を踏まえ、平成21年、富谷町食育推進計画、平成24年に第2期富谷町食育推進計画、これは平成24年から28年までです。そして、平成29年3月に第3期富谷市食育推進計画を策定しました。基本目標は、1.子どもとその家族に向けた食育の推進、2.生涯にわたって健康的に過ごすための食育の推進、3.地域の「食」を活用した食育の推進です。本計画の計画期間は、平成29年度から平成38年度までの10年間です。ただし、状況の変化などが生じた場合には、必要に応じて見直す。計画の進捗状況の確認は毎年実施し、平成33年度には中間評価を実施するとなっています。
現在、子供の食物アレルギーや健康寿命等が、社会問題として多くの報道や書籍等が発行され、問題化しています。富谷市の考えと対応について、次のことを質問します。
1、乳幼児を対象とする指導と対応、市の考えは。
2、保育所(認可、認可外保育所)に対する指導と市の考えは。
3、小・中学生に対する指導と対応と市の考えは。
4、成人者に対する指導、対応、市の考えは。
5、高齢者に対する指導、対応と市の考えは。
6、学校給食に対しての指導、対応と市の考えは。
以上、質問いたします。

○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) おはようございます。
それでは、ただいまの佐藤克彦議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名、富谷市の食育について問うの問い1でございます。乳幼児を対象とする指導と対応と市の考え方につきましては、乳幼児期に基本的な食習慣や規則正しい生活習慣を身につけることは、生涯を通じて健康に過ごす土台づくりとなることから、健診や離乳食教室を通して食育指導を行っております。また、アレルギーに関しては、初めて口にする食物を与えるときの注意点や、昆布やかつおぶしからだしをとるなど、体にやさしい食材を使った調理の仕方などをお伝えをしております。なお、乳幼児期は、アレルギーが心配な時期ではありますが、自己判断で食べることをおくらせるのではなく、バランスのとれた豊かな食生活が送れるよう指導に努めております。
問い2の保育所に対する指導と対応と市の考え方につきましては、公立保育所では、保育所で給食に携わる職員の会議、研修会を毎年2回実施をしております。食物アレルギーに関する研修だけを実施しているわけではありませんが、研修会を実施する際には私立の認可保育所や認可外保育所にも声がけを行い、参加を呼びかけております。現在のところ、本市において食物アレルギーに関する大きな事故は起こっておりませんが、引き続き公立・私立、認可・認可外を問わず、研修会等を通じて安全な給食を提供できるように努めてまいります。
問い3と問い6につきましては、関連がありますので合わせてお答えをさせていただきます。小・中学生に対する指導と対応につきましては、学校給食センターの栄養教諭等が主となり、学年ごとに食のテーマを設定し、各学校からの要望により食に関する授業や、給食時間には校内放送による献立の栄養指導を実施しております。また、小・中学校PTAや幼稚園、保育所からの要望もあり、保護者向け、幼児向けの食育指導もしております。食物アレルギーであるかどうかの確認と対応については、小学校入学前の就学時健診のときに栄養教諭等が出向いて調査します。該当児に対しては、保護者と学校、学校給食センターと直接面談を実施し、内容を確認しながらアレルギー給食を提供しています。また、保護者から子供の成長とともに通常給食にしてやりたいという希望も見られることから、学校とも連携し、随時食育や体質改善に伴う食の指導を実施しております。
問い4と問い5につきましては、関連がありますので合わせてお答えをさせていただきます。本市においては、食育推進計画及び健康推進計画に基づき、メタボリックシンドロームの予防や改善に向け、適塩や野菜摂取の増加、適正体重の維持などについて、健診後の健康相談及び健診会場や町内会、幼稚園での講習会等、さまざまな機会を捉え、市民の皆さんに周知・啓発をしております。また、高齢期においては、会食会や調理実習等を通じて人と人の交流を推進し、食事を楽しむことから食生活の質を高め、低栄養を予防し、健康を維持する取り組みも行っております。これらの取り組みについては、各計画を推進するために関係課で構成しました連携会議等で毎年度協議・検討を行い、推進をしてまいります。
以上です。

○議長(相澤 榮君) これより佐藤克彦君の質問は一問一答により行います。15番佐藤克彦君。

○15番(佐藤克彦君) 私も、富谷市において、各課でいろいろな機会において食育教育をやっていることは、実績報告書などで周知していることでございます。この第3期富谷市食育推進会議の委員の構成はどのようになっていますか。

○議長(相澤 榮君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) 富谷市食育推進会議委員の構成につきましては、学識経験者や食育推進に関係する団体役員、また、関係行政機関の委員や生産者の代表、また、一般公募の方、全部で15名で構成しております。

○議長(相澤 榮君) 15番佐藤克彦君。

○15番(佐藤克彦君) この会議を行うに当たり、研修会などやっていますか。

○議長(相澤 榮君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) 会議につきましては、富谷市の健康推進計画の実施状況やその取り組みについてご審議いただく会議となっておりますので、研修会等については行われてはおりません。

○議長(相澤 榮君) 15番佐藤克彦君。

○15番(佐藤克彦君) この推進会議の委員ですが、一般公募、たしか4名でしたよね。これを、3名かな。なっていますが、この公募人員をふやすという考えは持っていませんか。

○議長(相澤 榮君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) 会議の委員につきましては、1号委員から5号委員というふうな構成区分でバランスを考えながら委員のほうを選出してお願いしているところになりますので、公募委員につきましては3名ということで考えております。

○議長(相澤 榮君) 15番佐藤克彦君。

○15番(佐藤克彦君) この委員の任期は平成29年3月31日となっていますが、現在は委員はいないということでよろしいのでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) 30年度に新たに委員を15名委嘱申し上げておりますので、今現在15名います。

○議長(相澤 榮君) 15番佐藤克彦君。

○15番(佐藤克彦君) この計画の進捗状況を毎年確認する、状況を確認するということで委員が委嘱されたということだと思いますが、この審議会はすぐ開催できる状況になっています、体制になっていますか。

○議長(相澤 榮君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) 会議の開催につきましては年間で計画を立てておりまして、29年度の取り組み評価につきましては、ことし5月末に開催のときに行っております。

○議長(相澤 榮君) 15番佐藤克彦君。

○15番(佐藤克彦君) ことしの評価はどのようになりましたか。

○議長(相澤 榮君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) 29年度よりの第3期計画ですけれども、計画のほうの実施事業予定につきましては、おおむね実施できたというところで、達成率については、1年目にしてはなかなかよかったというふうな評価もいただいております。

○議長(相澤 榮君) 15番佐藤克彦君。

○15番(佐藤克彦君) 私もこの一般質問をするために、食育についていろいろな本を読んで質問しています。今回、栃木県那須烏山市の七合診療所の医師で所長の本間真二郎氏の「病気にならない暮らし事典」ということで、いろいろな多くの知識を得ました。例として、日本人は、和食を自然食でとるのが一番。腹八分目が健康の基本である。よくかんで食べる。「身土不二」、その土地でとれる旬の食材を食べる。「一物全体食」、食は命を丸ごといただく。こういうことが20何種類あるんですが、示されています。
このことを踏まえて、市長が今考えられる食育の理想とはどのような食育なのか、そして食育推進をどのように進めるか、お聞かせください。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 食育の推進につきましては、計画に基づいて、先ほど課長が答弁したように現在行っているところでございます。私個人といたしましても、実は食育推進計画、国の食育推進計画、平成17年、先ほど議員のご質問のときにありましたが、最初の基本計画策定のときに実は私、国会に呼ばれて、当時日本スローフード協会の会長ということで、何度も実は法律の制定にかかわらせていただいた一人でもございまして、特に食育推進については長年かかわってきた一人でございます。
そういう中で、基本的には先ほどあった、食は命の移しかえ、またはいわゆる地産地消含めて、いかによい食材を食べるかという、そこはそういう意味ではそのよい食材というのはいかに生産環境から考えなければいけないということもありますし、そういう意味ではやはり、そういう意味では地産地消という運動も広がったかというふうに思います。
とにかく、あとは判断できる能力をつけるということも食育の一つだというふうに思いますし、そういう意味ではあらゆる角度で食に関して学んでいくということが、私は食育の基本だというふうに思っておりますので、いろいろなあらゆる角度で食育をいろいろな形で伝えていけるようにしていきたいというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 15番佐藤克彦君。

○15番(佐藤克彦君) 次に、学校給食について質問します。現在、富谷市の学校給食に係る総額の経費はお幾らなのでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 29年度実績になりますけれども、5億1,800万ほどになります。

○議長(相澤 榮君) 15番佐藤克彦君。

○15番(佐藤克彦君) 給食費として父兄から集めている金額は幾らで、全体の何%でしょうか。

○議長(相澤 榮君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 賄い材料費、それから父兄からいただくお金は同額相当でございますけれども、約3億でございます。比率にしますと、ちょっと計算機持っておりませんけれども、5億1,000万のうちの3億というような比率でございます。

○議長(相澤 榮君) 15番佐藤克彦君。

○15番(佐藤克彦君) 富谷市学校給食センター運営審議会の審議内容と研修会等の有無についてはどのようになっていますか。

○議長(相澤 榮君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 運営審議会につきましては、まずは給食センター設置に関する条例でうたわれております。それから、運営審議会につきましては、規則でうたっておりまして、研修会ということにつきましては、審議する組織でございますので、特にやってはございません。

○議長(相澤 榮君) 15番佐藤克彦君。

○15番(佐藤克彦君) 富谷市の給食はセンター方式の給食です。自校給食の給食ではありません。そのため、いろいろな制約があると思います。確認のために聞くんですが、ポストハーベストで汚染された農産物は学校給食では使用していませんね。

○議長(相澤 榮君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) ポストハーベストという、ちょっと直接の意味が私まだ勉強不足でわかりませんけれども、安心な食材は使っていることは確かでございます。

○議長(相澤 榮君) 15番佐藤克彦君。

○15番(佐藤克彦君) では、もう1つ。だし汁をつくるため、食品添加物等は使用していませんね。これ、アレルギー児童にとっては一番大切なことなんです。確認します。

○議長(相澤 榮君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) だしをとる際には、だしパックがございますけれども、そのだしパックにつきましては有害なものは使っておりませんので、自然のものを使っております。

○議長(相澤 榮君) 15番佐藤克彦君。

○15番(佐藤克彦君) 富谷市では、現在、週3回の米飯給食でございます。これを4回とか常時とか、そういうふうにふやす考えはありませんか。

○議長(相澤 榮君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 平成29年度から週3.5回というまず取り組みをやらせていただいております。米飯は、ふやす、ふやさないの検討も後々いたしますけれども、食材費、賄い材料費が若干米飯ですと高上がりということもないわけではございません。その辺含めて検討を進めていきたいと思っております。

○議長(相澤 榮君) 15番佐藤克彦君。

○15番(佐藤克彦君) では、これと関連して、富谷市では、玄米食とか八分づきの米とか、五分づきの米、そういう給食を出す考えはありませんか。

○議長(相澤 榮君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 炊飯につきましては、委託炊飯ということでございまして、やりようにはよるかと思いますけれども、玄米系にかわるものといたしまして麦ご飯というか、そういうふうにして玄米系の食物繊維豊富なご飯ということでの提供はしているところでございます。

○議長(相澤 榮君) 15番佐藤克彦君。

○15番(佐藤克彦君) わざわざ白米に小麦を混ぜるより、玄米食べさせたほうがいいんじゃないでしょうか。そういうところが私、学校給食の疑問点なんです。それについては誰に聞いたらよろしいんでしょうか。では、市長、お願いします。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 議員のご意見のとおり、今、玄米食が大変見直されておりますし、体にもいいというお話も十分に承知をしております。まず、最初、先ほど給食センター長、29年度から週3.5回にふやしたというお話がありました。これは、議員のご意見のように米飯をふやしたいという意向で実は4にしたかったところでございますが、実は子供たちの残食率が正直米のほうが高いというのが現状でございまして、一気に週4回にすると残食率が高くなるということもあったので、まずは3.5回からということで段階的に、そのためには子供たちが米飯にもっと残食率を減らしていくことも考えていかなければいけないということで、決して経費が高くなるということは理由ではありませんので、あくまでそういう背景があって3.5回ということで今捉えているところでございます。
また、あわせて、そういう理由もありまして、やはり子供たちが食べてもらわないことには一番給食の意味をなさなくなるので、体によくてもやはり子供たちが食べてもらえる給食というものを基本になってくるので、そういう意味では残食にならないようにまずはメニューの献立等も考えている背景もありますので、その辺ご意見を参考にしながら、また給食センターの現場のほうでいろいろ検討をしていきたいというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 15番佐藤克彦君。

○15番(佐藤克彦君) 市長言ったとおり、残食率というのは一応あると思います。ただ、私考えるのは、学校給食って授業の一環なんですよ。やはりいろいろな米を食べさせてあげたいと。カルシウムも1つですが、やはり米だって白米もあるんだよ、玄米もあるんだよ、五分炊きもあるんだよ、古代米入れるとこういう感じになると。やはり授業の一環としてこういうことは考えられないでしょうか。再度質問します。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 決して控え目にしているわけではなくて、やはりその子供たちに食べてもらう努力をしながら、よい食べ物をバランスよく食べてもらうための努力はしておりません。現に、実は魚の残食率が高いんですけれども、気仙沼のいわゆる魚を給食に入れる会の協力もいただいて、マグロのメンチカツですかね、なんかをやったところ、子供たちから他変おいしいと喜んでいただいて、やはりその献立の仕方、またはその事前に漁師の皆さんに直接話をいただいた効果もあったりということで、そういういろいろな努力をしながら、学びも含めて議員のご意見のとおり給食の充実を図ってまいりたいというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 15番佐藤克彦君。

○15番(佐藤克彦君) 野菜ですね。地場産の農産物をもっともっと本当は給食に使ってほしいんです。ただ、生産が追いつかないというのも、私も知っている一人です。今後の見通しとしてはどのように考えておりますか。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) この問題も、なるべく私も先ほど話したように給食率の地元の食材の利用率を高めていきたいというふうに思っております。先ほどご意見にあったように、やはりセンター方式になるとかなり制限がされていまして、これ自給式だともっともっと地元の食材入れやすいんですけれども、センター方式になっている以上は、そのセンター方式の中で限られた条件の中で最大限地元の食材を入れていきたいというふうに考えております。その一番のハードルがやはり供給体制、あとは給食現場で入れるためにはやはりカットされた物で地元の野菜を納品されるとやはり加工もしやすいということなので、そういったことも含めて、あともちろん地元のおんないん会、またはJAさんのご協力もいただきながら、給食に入れられる地元の食材を使える環境づくりというのも大事だというふうに思いますので、その辺含めて今後も努力していきたいというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 15番佐藤克彦君。

○15番(佐藤克彦君) 今までさわりだけ話したつもりですけれども、この中で市長が考える学校給食というのはどのようなものか、そしてその給食を実現するためにはどのようなことをしているか、お話を聞きたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) なかなか今の給食センター、センター方式の中では、先ほどもご意見あったように限られた条件の中で安心した、安定した給食を提供しなければいけないというふうに思っております。ただ、その中でもいかに質の高い給食を子供たちに提供できるか、そして地元の食材をいかに食材に取り入れられるかというのは、最大限常に努力をしていきたいというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 15番佐藤克彦君。

○15番(佐藤克彦君) 最後にもう一度、市長にお伺いします。富谷市の農業は、まだまだ振興が足りないと思います。地産地消の地産の部分が本当に少ないと思っています。市民の健康で健やかな暮らしのため、食育は大変大切だと思います。スローフードをやったり、いろいろなことをやった市長なら、こういうことはいっぱい承知のことだと思います。この中で、小浜市では食育推進都市宣言を行っています。また、三島市では、食育推進……。ごめんなさい。小浜市では食のまちづくり条例でした。三島市では、食育推進都市宣言を行っています。宝塚市は、市長みずからが学校給食についていろいろと議論を行っています。こういうことを考えて、富谷市でも食に関する条例を制定して、食育のまちづくりをするべきと思います。富谷市の宝は子供たちです。この思いを市長はどのように考え、どのように実行していかれるか、再度質問します。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 食育に対する思いは、私も議員と同じ思いでございます。ただ、やはりその環境が整えない中でその宣言なり条例の制定というのは難しいところもありますので、やはりしっかりとそういう環境を整えながら、将来展望として目指していくところはそういったところを目指しながら、日々努力をしていきたいというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 次に、6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) 皆さん、こんにちは。
まず、初めに、7月に発生した西日本豪雨災害により犠牲になられた方々に哀悼の意を表すとともに、被災された全ての方々に心からお見舞い申し上げます。また、8月17日には、富ケ丘団地内の交通事故に遭われた被害高齢者にも心よりお悔やみ申し上げるとともに、けがをされた介護職員の方々にも心よりお見舞い申し上げます。
さて、私はこのたび、「日本一を目指す」という表題にて、市政未来を見据え、今、何を考え、今、何をすべきかを問うべく、質問をさせていただきます。
まずは、富谷市の現状について述べさせていただきます。
「住みたくなるまち日本一 100年間ひとが増え続けるまち」を目指す富谷市は、国立社会保障・人口問題研究所より、2045年までの将来推計人口が東北6県内で唯一人口増加が見込める自治体であると発表されました。
では、人口が増加することで得られるメリットは何でしょうか。それは住民税・法人税・固定資産税等の地方税収入です。平成29年度の行政実績報告書によれば、富谷市歳入の43%はこの地方税で賄われています。一方、支出である歳出に占める高齢者・障がい者・子供など、社会福祉に係る民生費の割合は41%。社会福祉のための民生費が、収入である歳入と同等の比率で投じられます。むろん、歳入額と歳出額の違いもありますが、その差額は約7億。1%の差額としては700万円ぐらいです。金額ではなく、バランスで把握したほうがイメージがしやすいと思います。
では、その中で、地方税に着目したいと思います。歳入収入源である税収には、働く人、いわば生産年齢者の税金が多く含まれます。富谷市の平均年齢は40歳代。これは大変すばらしいことです。しかし、この数字は、働き盛りの40歳代が多いという数値ではありません。就学・未就学児童の子供の数と団塊の世代高齢者の数が多いゆえの平均値なのです。
また、富谷市には大学がありません。大学進学ともなると、市外に転出していきます。就職先も市外になることが多いようです。「2世帯住宅を買っても子供が帰ってこない」という市民の声がよく聞こえてきます。これは、2世帯住宅購入者に限ったことではなく、富谷市内の高齢者率が高い地域には全般的に言えることです。大学・就職企業など、発展する都市には人が集まる理由があり、衰退する都市には人が離れる理由があります。この人の流れは、歳入財源となる税収入の大半を占める生産年齢層が減少する傾向を示唆しています。
次に、歳出の41%を占める社会保障費ですが、敬老祝い金の見直しが検討されるほど高齢者の割合がふえ、財政支出の増加に推移していると考えられます。歳入の源が減り、歳出の源がふえる。介護系・医療系の有識者の声として、今の富谷市の社会保障は「終わりの始まり」というふうに言われています。生産年齢の減少と高齢人口の増加。その加速度はどの自治体よりも速い。介護・医療の現場では、その速度を肌で感じています。人口バブルがはじけた後、残るのは大きな社会の保障義務が待ち受けています。ほかの自治体が問題としている高齢者施策と同じことをしていたら、10年先はどの自治体よりも対策がおくれ、財政に致命的なダメージを与えかねない。市の財政はこれだけの単純な構造ではありませんが、短期的な目に見えやすい施策だけではなく、長期的に将来を見据えた計画が必要になると私は考えます。
定着人口をふやすということは、高齢者もふえることであり、社会保障がふえることにつながります。そして、社会保障を守るためには多額の費用がかかることは言うまでもありません。
表題にもあるように、「住みたいまち日本一」を目指すためには、住民満足度を上げる必要があります。満足度を上げるために多額の費用をかけるだけでは、そもそもの財政が破綻してしまいます。確実な財源確保と歳入財源をふやし、住民満足度を上げるために歳出として投じる。これが理想形ではないでしょうか。
そこで、住民満足度を上げる政策と財政確保面の両面から、「日本一を目指す」と題し、1、社会福祉について。
(1)認知症カフェ事業についての展開予定はあるか。
(2)ヘルプカードの導入検討はあるか。
(3)健康増進施策としての認知症対策はあるか。
次に、基幹産業について。
1、住民税以外での継続的な歳入増加策はあるか。
2、とみや国際スイーツ博覧会の今後の展開・展望を伺う。
以上です。

○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの齊藤秀行議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の日本一を目指すの問い1、社会福祉についての(1)認知症カフェ事業についての展開予定はあるのかにつきましては、平成28年に開始しました街かどカフェは、地域で地域を支える仕組みとともに、世代や認知症も含めた状態にとらわれず利用できる地域のサロンを目指しておりますので、認知症カフェも包含しているものであります。今後も、新規地域で展開いただくよう普及啓発に努めるとともに、振り返りの会などを通して気軽に訪れていただくような工夫などを話し合い、多くの方々にご利用いただけるように努めてまいります。
(2)のヘルプカードの導入検討はあるのかにつきましては、平成30年第2回議会定例会にて、ヘルプマーク及びヘルプカードの導入について、「今後、国・県の動向を注視しながら導入時期を見きわめてまいります」と答弁をさせていただきました。その後、8月1日に、県によるヘルプマークの導入に係る市町村説明会において、本年12月の障害者週間を目途とし、県下自治体一斉に配付する旨の説明を受けております。配付予定のヘルプマークは、ヘルプカードとしての機能も有していることから、配付後におきましては積極的に周知啓発に努め、周囲の方へ援助や配慮を促してまいります。
(3)健康増進施策としての認知症対策につきましては、糖尿病・脳血管疾患・歯周疾患などが認知症発症と関連があるとされておりますことから、高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画との整合性を図りながら、糖尿病や高血圧症予防事業などに取り組んでおります。特に、糖尿病の重症化による慢性腎不全の予防として、県や黒川医師会など関係機関と連携し、糖尿病性腎症重症化予防事業を実施してまいります。また、仙台歯科医師会の協力のもと、歯周疾患予防の講習会を実施してまいります。
問い2の基幹産業についての(1)住民税以外での継続的な歳入増加策につきましては、本市の税収状況を踏まえますと、議員ご指摘のとおり市民税のうち個人住民税の占める割合が高く、次いで固定資産税と続きます。県内他市と比較しますと、法人住民税の割合が低いことから、引き続きトップセールスを通じた企業誘致に努めるとともに、産業交流プラザ「TOMI+」を起点とした起業家育成・創業支援にも積極的に取り組んでまいります。なお、今般国において、本社機能移転に係る税制優遇制度が延長されたことから、本市においても今後所要の税条例の改正を予定しております。
(2)のとみや国際スイーツ博覧会の今後の展開・展望につきましては、富谷市総合計画において最重点プロジェクトに位置づけられ、また、地方創生総合戦略においては、新たなシティブランドを確立し、交流人口の拡大を目標として地方創生交付金が採択され、事業へ取り組んでまいりました。地方創生総合戦略の観点からのとみや国際スイーツ博覧会は、平成27年度を初年度とし、事業期間5年間、平成31年度までを一区切りとされ、進行管理を行いながら基本目標や具体的な数値目標、そしてKPI、重要業績評価指標の達成度や進捗状況を踏まえ、最終的な評価・検証をすることとしています。なお、KPIにつきましては、富谷市総合計画審議会などで検証され、議会への報告と意見を求めることとされています。その際、事業の達成度、見直しや改善、終了などをKPIを基準に審議結果や議会意見を参考に決定することとしております。このように基本的な方針を踏まえ、目標達成に向けて、今回の第3回とみや国際スイーツ博覧会へ取り組んでまいりたいと考えております。
以上です。

○議長(相澤 榮君) これより齊藤秀行君の質問は一問一答により行います。6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) ありがとうございます。それでは、まず、認知症カフェ事業についての展開予定について伺いたいと思います。
今の答弁の中で、包含していわゆる機能としてはそういう機能も含まれているというふうな今理解をしておりましたけれども、実際認知症の対策、対応というか、それは新オレンジプランによるところの例えば啓蒙活動であったり、そういう周知活動を含め、そういった実績がまずあるのかどうか、伺います。

○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) 富谷市の認知症対策の1つとして、家族の会等がありますけれども、そういったところで地区限定されますが、こういう街かどカフェのところもできていますよというような形での周知のほうは行っているところでございます。

○議長(相澤 榮君) 6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) 実は、私、教育民生委員会のほうで町田市のほうに伺いまして、認知症カフェ事業の勉強をさせていただきました。その中で、この認知症カフェという事業がすごく有効性が高いと思ったのは、まず町田市はスターバックスコーヒーと連携をして、スターバックスコーヒーの中にお客さんが少ないと思われる時間帯を認知症カフェとして地元の地域連携の礎にしているというところの動きがあります。これは公費を投じることなく、ウイン・ウインの関係で官民が一体となり地域高齢者を守るというような、本当に実がとれる施策だと思ったんですけれども、そういった先進事例を見たところで、これからの富谷市としてはどういうふうな方向性を考えているんでしょうか。いわゆる今の街かどカフェをそういうふうな認知症カフェに転化、転用していくという考えなのか、それとも街かどカフェは街かどカフェ、認知症カフェは別物として考えていくのか。その方向性をお示しください。

○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) 認知症対策にはいろいろな方法があろうかと思います。それで、今議員ご指摘のような町田のほうの事例のところも私も存じ上げておりますけれども、まずもってどなたでも来られる場所というところでの街かどカフェの開始でしたので、それは続けていきながら、その後に例えばその認知症の専門のといいますか、に特化したような形のカフェというふうなものが必要であれば、その時々で状況を見ながら判断してまいりたいと思いますが、今現在のところはその街かどにどなたでも来られるようなというふうなところの工夫をしてまいりたいというふうに考えてございます。

○議長(相澤 榮君) 6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) なかなかこの認知症についての理解とかというのはすごく難しいものだと私は思っていまして、ぱっと見、表面的には認知症かどうかもわからない。どちらかというと、家族に認知症がいるというのをどちらかというと隠したがる傾向が強いというか、そういったところでは、なかなか行政側が率先してそういった事業に取り組んでいかないと、ただ街かどカフェとして「いつも皆さん誰でも来てくださいよ」では、なかなかその認知症対策としてはちょっと弱いのではないのかなというふうに思うんですが、その辺もできれば意見をいただければと思います。

○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) まず、地域の認知症に対する理解が進まないと、やはり幾ら場所を整備したとしても来にくいというところはあろうかと思います。そのために、学びの講座等々で、認知症は病気であって、それに伴って出てくる症状ですよというふうなことで、まず認知症を正しく理解するというふうなところの事業も一方ではしておりますので、そういった事業と並行してといいますか、していかねばならないのだと思っておりますし、あと包括支援センターのほうで参加者できております。そういった理解しましょうというふうなところでつないでいくというふうな役割のところも強化できるかと思いますので、総合的なところで認知症というものは65歳以上のもう7人に1人、5人に1人という時代で、誰しもが年齢を重ねることによって出てくるものだというふうなところのまず啓発のほうを強力に進めていかなければいけないのかなというふうな思いではございます。総合的な展開のところで考えてまいりたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) それでは、次に、ヘルプカードの導入検討はあるかということで、先ほど答弁の中で、ヘルプマーク、8月1日、そういったものの導入検討がされたというお話を伺いましたけれども、これもいろいろな先進事例を見ますと、例えばその地域によって、町田市のキーホルダーを例に挙げますと、地域によってその色分けがされていたり、そういった部分ではすごく特色を設けやすいアイテムになってきているような気がします。
実は、私もいろいろものづくりとかのほうも興味があっていろいろな参考文献見ているんですが、今これからですと、ICタグを入れたり、あとQRコードを読み込んでその登録ができたり、もしくはこれ時代が進めば、GPS等もだんだん入れられるようになってくる。カードにです。グッズではなくてカードにそういう機能を持たせることがこれからできるようになってきます。その際に、町田市、本当にすごい先進的だなと思ったのが、無料配付じゃないんですよ。必要な人に買っていただくというシステムです。これは通じて考えると、その対象者の数の把握であったり、あとはいわゆる財源の有効な使い方というか、必要ない人にあげるというか、年齢に達したらあげるとかというものではないので、とてもこれは先進事例としては有効だなというふうに思っているんですが、そちらも踏まえて当局でどのように考えているか、お示しください。

○議長(相澤 榮君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) ヘルプマーク、ヘルプカードの配付につきましては、先ほど市長の答弁にございましたとおりでございます。まず、カードのマークですね。マークについてご存じない方がまだまだたくさんいらっしゃるかと思います。まずはマークについての周知、理解を図っていくことが優先ではないのかなと。その後においては、今議員おっしゃるように、ICカードの導入であるだとか、そういうような少しずつカスタマイズをしていくようなことも今後広げていく必要性というようなところでは検討課題とは思います。

○議長(相澤 榮君) 6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) 社会保障費というのは必ずふえるんですよね。高齢者がどんどんふえておりますから。そうなってきたときに、社会保障費の財源確保というのももちろん大事なことではあるんですが、逆に言うとどうやって有効にその財源を無駄にしないで有効活用していくかということがすごく大事なこれからの検討の部分だと思うんですが、そちらのほうの意見もお知らせください。

○議長(相澤 榮君) 保健福祉部長。

○保健福祉部長(奥山育男君) 確かに議員おっしゃるように、これから高齢化の加速とともに社会保障費というのはもうどんどん膨れ上がる一方だと思います。想定されます。本市におきましては、その社会保障費を考える際には、先ほど認知症の件がお話ありましたけれども、認知症の発生原因と言われますものが血管系といいますか循環器の病気、いわゆる生活習慣病、そういったものも大きく影響していると。その認知症といいますのは、今度は介護給付のほうに影響しております。ですので、今後生活習慣病の発症予防といったところを大きな軸に健康づくりを進めながら、その結果、介護給付費、医療費の抑制、そういったところから社会保障費の縮減に取り組むことが有効かつ必要なことではないのかなというふうに考えてございます。

○議長(相澤 榮君) 6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) では、続きまして3番目の健康増進施策として認知症対策はあるのかという部分なんですが、この健康増進と介護の関係性というのは、何か医療と介護にすごく酷似しているところがあって、同じフィールドの中のお仕事なんですけれども、なかなかその法律の違いであったり縛りの違いで、なかなかお互いに一歩先に出て協力し合うことができないというか、交わりにくいようなそういったイメージがあります。ただし、地域連携という形でとても耳ざわりのいいそういうことを介護事業者であったり、医療系の事業者にはすごく国とか県のほうは求めてくる。そのような傾向が強い中で、結局認知症高齢者の徘回とか事故、事件というのは、もう社会問題になっています。今、本当に死亡事故とか、あとはそれこそ高速道路の逆走とか、いろいろな問題が出てきておりますけれども、そういった認知症を防ぐためには、まずそのなってからのもちろん対応というのも必要なんですが、なる前の、それこそ健康増進の施策にもっと注力をしていかなければいけないのではないかなと。それが、ほかの自治体と同じようなと言うとちょっと語弊がありますけれども、そういった取り組みだけでは、この加速度の極端に速い富谷市において、対応はかなり厳しくなるというふうに考えておるのですけれども、そちらの件で健康増進についての施策の部分について、今後さらなる検討の余地はあるかどうか、そちらのほうを伺いたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) 認知症等の健康増進施策の関連につきましては、先ほど市長の答弁にもございましたように、血管の病気・疾病などが大きく影響があるというふうに昨今言われていることから、本市におきましては、特に糖尿病の予備群ということで、健診結果でもヘモグロビンA1cという血糖の検査において80%の所見のある方がいらっしゃるというようなそういった状況にもございますので、糖尿病の重症化による慢性腎不全の予防にも力を注いでいきたいと考えておりまして、ことし県や黒川医師会などにもご協力をいただきながら、現在糖尿病性腎症の重症化予防事業を進めるために今調整を図っているところでございます。

○議長(相澤 榮君) この際、午前11時10分まで休憩します。

午前10時58分 休憩


午前11時10分 再開

○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) では、続きまして、3番のその健康増進施策の部分の認知症対策の部分ですが、市内のある病院では糖尿病パスを構築しているという話を伺っております。なかなか具体的にその健康増進策というふうに考えると、どうしても例えば健康診断の促進・普及とか、あとはそういった知識の部分の周知の部分にしかならないと思うんですけれども、やはり今、その地域連携というのがすごく大きく取り上げられておりますので、もう一歩踏み込んだ、本当に地域の医療と連携ができるような行政としての体制をとるべきだと私は考えるんですけれども、そちらのほうの見解をお示しください。

○議長(相澤 榮君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) 今、議員のお話にもあったように、これからは重症化予防というものがとても大事になってくるかと思います。そして、また、地域の市民の皆さんがかかりつけとされている地域の医療機関のほうと市のほうが連携しながら、ふだんの生活で気をつけるべきこと、また、治療への取り組みなどについても、先生方とともにその重症化予防に努めていくというふうな方向で今話し合いも進めておりますので、そちらのほうを重点的にこれから強化していきたいと考えております。

○議長(相澤 榮君) 6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) アルツハイマーとかであれば、アミロイドベータの増加が起因されるというふうにも公表されていますし、あとは体内の水分コントロールがしにくい高齢者において、1日に2リットルぐらいの水分補給をしていくと、脳血管性の認知症の場合にはかなり改善がされるというところも学会のほうでも発表されている部分でもあります。そういった部分も本当に我々が一般市民としてそういったことを注意したり、糖尿病の方が認知症になりやすい。認知症になった方は糖尿病が重度化しやすくなる。そういったものも含めて、やはりそういった知識をもっと皆さんに与えられるように、また、その医療機関との連携を図ることが物すごくこれから重要になってくると思いますので、済みません。ちょっと質問じゃなくなってしまいましたが、それをぜひよろしくお願いいたします。
あと、ごめんなさい。社会福祉の関連としてなんですけれども、介護について1つ質問させていただきます。
現在、介護業界では人材不足がすごく大きな問題になっています。法律改正のために収入源である介護保険の単位数を削られ、また、新たなシステムの導入、人材確保のための広告料、介護の人材派遣などでは必要のない経費が上乗せされます。法改正のたびに、破綻する介護事業者もふえています。介護の必要な人はふえ続けていくのに、介護を提供する事業者は減っていく。これでは介護保険制度自体が破綻してしまいます。満足度どころの話ではなくなります。今こそ自治体が介護事業者と連携を図り、富谷市の高齢者を守らなければいけないと考えますが、できれば市長の考えをお示しください。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 介護士不足等含めて、介護事業者にとっては今大変厳しい状況の中で一所懸命運営していただいているということは、議員のご意見のとおりだというふうに思っております。やはり介護事業所が閉鎖されるということは、そこの利用者が途方に暮れるというか、行き先がなくて困るということにつながりますので、そういうことはあってはいけないというふうに思います。そういう意味では、市内のいわゆる利用者の方々がお世話になっている事業者について、しっかりと特に富谷市内の事業者とは連携をとっていくということは大変重要だというふうに思っておりますので、今後さまざまな形で連携を強化していきたいというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) 本当にこの人口バブルがはじけた後、社会保障費も増加というか、大きくなってしまったときに、これは将来的なもちろん話ではあるんですけれども、介護事業者に対して企業支援やある種の規制緩和、また、救済措置等が必要になってくると思われます。そういった場面も想定して、いろいろな有識者の意見を聞いたり、また、それを条例化するというような方向というか、そういったような取り組みというのをまず富谷市として受け入れてもらえるのかどうか、そちらのほうもお伺いしたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 保健福祉部次長。

○保健福祉部次長(中山高子君) 介護事業者につきましては、議員のご指摘のとおり、やはり人材不足ということはとても重要な問題だと思っておりますので、そこについてのその取り組みにつきましては、今後国の動向も注視しながら検討してまいりたいと思っております。

○議長(相澤 榮君) 6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) では、続きまして、基幹産業についてです。
住民税以外の継続的な歳入増加策はあるかというところで、先ほど答弁でもお示しいただきましたけれども、本当に富谷というのはすごく人に恵まれ、自然に恵まれた、本当にいい自治体ではあるんですが、例えば海が近くにあるわけでもなく、かといって農業がその基幹産業になっているわけでもなく、そういった面ではいろいろな情報、いろいろな施策を打たなければいけないというふうな特殊な地域だというふうに私は思っております。
余談ですけれども、本当に今、AIというのがすごく発展しておりまして、その中では新たな産業というのが今どんどん出ているんですね。例えばディープラーニングという作業においては、大量のビッグデータが必要になるので、そういった部分の収集事業であったり、あとはもちろん富谷市でも水素という形で将来に目を向けた事業というのももちろんこれは計画をしておりますけれども、ただ、そのほかにもバイオマスの発電の再生可能エネルギーの事業であったり、あとはAI関連のものづくり事業、もちろん「TOMI⁺」のほうでそういった育成のほうも考えているかと思うんですが、それが具体的にやはり富谷市の財産になるようなそういったものを、これからそういうシステムを構築しなければいけないと思うのですが、そちらの見解を示していただければと思います。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 先ほども答弁しましたように、基幹産業につきまして含めてあらゆる視点で企業誘致、そしてまた、現在TOMI⁺が開所をしたのに合わせて、富谷塾もおかげさまで開塾時45名だったのが、また6名ふえて、先日2回目の富谷塾を開催しましたが、今は51名の塾生がさまざまな思いを持ってこの富谷の地で起業したいという思いを持って集まってきていただいておりますので、そういった方々を大事にしながら、その塾生の人たちもあらゆるいろいろな事業計画をお持ちでございますので、そういう幅広い計画をこの富谷の地で実現していけるように努力、支援をしていきたいというふうに思っております。
なお、やはり富谷は、1次産業全体の中でかなりの多くの農地も占めているわけでございます。やはりその1次産業をしっかりと支えていくということも大事だというふうに認識しております。そのための1つは、いわゆる富谷のスイーツのまちづくりも交流人口の拡大とあわせて、その食材のスイーツの食材となる、素材となる1次産業の活性化も目指してということでの取り組みでもございますので、やはり1次産業もしっかりと守りながら、新たな基幹産業づくりにも努めていきたいというように考えております。

○議長(相澤 榮君) 6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) ぜひ1次産業活性化含め、このスイーツ博覧会等々の実施も本当にすばらしいことだと思うんですけれども、こちらですね、先ほど本当に交流人口をふやすという市長の答弁ありましたが、富谷の結構大きな問題というのは、その場所に人が滞留しないというか、結局例えば例を挙げて言うと、夜、飲みに行っても2軒目がないと。結局選択肢がないという地域だと私は思っているんです。そういう中で考えたときに、富谷はそれこそ国際スイーツ博覧会については年に1回、これはもう市を挙げての本当にビッグイベントです。ただ、これは365日で考えると、そのうちの2日。それでは、その規模、中身、内容というのが物すごくもったいないような気がします。これは、ラーメン国技館じゃないですけれども、ある期間を設けてその期間を例えばそういうものに使ったり、もしくはなかなか場所的な問題もやはりあると思いますので、それのいわゆるアンテナショップみたいなものをあいているその空き家とかを使いながら、本当に継続的に人が滞留、交流できるようなシステムを構築すべきだと思うのですが、いかがでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 議員ご意見のとおりでございます。いかに富谷にとどまる、滞留していただいて、複数のいわゆるお店なりで利用していただけるかというのは、課題だというふうに思っております。そういう意味では、国際スイーツ博も、私はイベントというのはあくまで一過性のものであり、これはあくまで富谷を発信するため、スイーツの街として発信するためのイベントでございます。イベントは限界がありますので、やはりそれをしっかりと常設化していくこと、そのための今回スイーツステーションの今具体的な計画を国の交付金をいただいて進めているところでございますので、目指すところはそういう同じところ、いわゆる滞留、そして地元の最大限多くの方々がそれにかかわっていくことだというふうに思っておりますので、そこを目指しながらさらに努力していきたいというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) 今、そのスイーツステーションのお話が出ましたけれども、あともう1つ、問題として私が捉えているのは、富谷市の特産物ってすごくいいと思います。ただ、それもやはり時期的なものであったり、季節的なものであったり。それこそ黒川圏域として、例えば各地域でおのおのの名産品をいわゆるフルーツラインじゃないですけれども、そういった形で行政同士が連携を図ってお互いの滞留人口、交流人口をふやしていく。それは、すなわち富谷市の多分ためになることだというふうに考えておりますけれども、そちらのような展望・展開はあるのでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 同僚議員の先日の答弁で申し上げておりますが、やはり圏域での連携というのも今後大変大事だというふうに思っております。もちろん、仙台都市圏の広いエリアでの連携、そしてまた、昔からのつながりの強い黒川地区での市町村との連携というのはすごく重要だというふうに思っております。現に今年度、富谷からいわゆる呼びかけで、黒川商工会と連携して国の交付金をいただいて、4市町村連携してのいわゆるビジネススクール、起業家育成の事業にも今年度取り組み始めたところでございますので、そういったことを含めて連携、広域での取り組みも今後産業の創出、起業家創出含めて進めていきたいというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) それでは、最後の質問になります。
現在の富谷市の強みというのは、私は感性だと思っています。スイーツ博覧会やスイーツ事業、ブルーベリーなど、その世情、時代を先取りするセンスのよさがメディアに多く取り上げられる要素であるのではないでしょうか。真の住みたくなるまち日本一を目指すのであれば、既成概念にとらわれない画期的な施策、また、長期的な計画が必要になると思います。市長の日本一を目指す決意を伺い、これを最後の質問といたします。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) やはり、まずは今後の住みたくなるまち日本一を実現していくためには、今回富谷が一昨年町から市になるときに、市になることが目的ではなくて、どんな市をつくっていくかが大切だということで、多くの市民の皆さんにご意見を賜り、時間をかけて総合計画を策定したわけでございます。それにあわせて実施計画も策定したわけでございますので、まずはその長期的な総合計画を一つ一つ実現していくことが一番の今後の住みたくなるまち日本一の実現につながるかというふうに思いますし、あわせて時代、時代においてその瞬間においてのやはり取り組むべき熟度、タイミングというのもありますので、そのタイミングを逃すことなく先進的な取り組みを含めて取り入れながら、富谷をさらに住みたくなるまち日本一の実現に向けて努力をしていきたいというように考えております。

○議長(相澤 榮君) ここで執行部入れかえのため、午前11時35分まで休憩します。

午前11時24分 休憩


午前11時35分 再開

○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
若生英俊君の一般質問に対しての答弁保留について、発言の申し出がありますので許可します。生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) 北海道の自治体でパークゴルフ場と墓地が隣接する自治体の面積ということでございます。パークゴルフ場と墓地合わせて6.6ヘクタールでございます。

○議長(相澤 榮君) 引き続き、一般質問を行います。
12番出川博一君。

○12番(出川博一君) それでは、私から、2点について質問します。
1つは、行政改革における平成30年度年次計画の進捗について、2つ目は、コンビニ収納等の利用状況についてです。
まず、最初に、行政改革について伺います。
平成30年度当初予算は、127億円規模でスタートしました。今年度の予算規模は行政改革初年度のため絞り込みが大きかった一面があるとしても、本市は、当面130億円規模での財政運営を覚悟しなければなりません。8月21日配付された平成29年度行政実績報告書では、「本市の将来を見据え安定した行財政経営を図り、着実に施策を推進するため、全庁を挙げた『行政改革』に着手し、取り組みを始めたことから、平成20年度決算以来となる『プライマリーバランス』と『基金残高』双方の黒字化を達成いたしました」と概括しています。
しかし、2つの黒字を継続することは、並大抵のことではないと私は思っています。正味プライマリーバランスの面からすると、今年度30年度は、市債、市の借金ですね。市債の返済額の範囲内、つまり5億1,400万円しか借り入れができないこと、基金残高の面からすると、歳出を抑えやりくりして、残高ベースで基金(貯金)を積み増ししなければならないからです。
本市の良好で健全な財政面のいろいろな指数を悪化させずにプライマリーバランスと基金残高双方の黒字化を達成していくためには、平成30年3月策定の富谷市行政改革基本方針及び実施プランを着実に実行していくしかないと私は考えます。そこで、実施プランにおける平成30年度年次計画の具体的な実施内容についてお伺いいたします。
1つ目として、民間活力導入の推進の中で事務委託の検討を掲げていますが、次の4項目、つまり窓口民間委託の検討、市立幼稚園のあり方の検討、学校給食センター民間委託の検討、総合運動公園指定管理者制度導入の検討について、それぞれ本年度に実施の判断をすると明記しています。それぞれの現在までの検討状況について質問します。
2つ目として、歳入確保策の検討の中で、(1)新たな自主財源の確保の項目で、各種広告掲載の広告料で72万円、ネーミングライツの市内1施設での実施、ふるさと納税での寄附金700万円を掲げ、(2)として、市有財産の有効利用の項目で、未利用地の土地売却額3億2,000万、不用物品売り払いの推進として公用車1台の売却収入、基金運用益の50万円の増収を掲げています。これらの歳入確保策の進捗状況について質問します。
次に、コンビニ収納の動向について伺います。
昨年4月から、市税等のコンビニ収納が開始されました。これは、住民サービスの一環と同時に収納率の改善を目指した施策かと思います。コンビニ収納に係る平成29年度及び平成30年4月から7月の利用状況をどのように分析され、2019年度の施策に生かそうとしているのか、お尋ねいたします。なお、平成29年度行政実績報告書が配付されましたので、通告した一部の答弁は要りません。
1つ、ことし4月から7月までの市税のコンビニ収納納付状況。なお、通告書には平成29年度分については答弁は不要です。
2つ目、コンビニ納付対象の平成29年度の収納率の動向について。
3つ目、各種証明書のコンビニ交付利用状況は。これについても答弁は不要です。
4つ目、コンビニ収納と交付に係るシステム開発費と支払手数料について。
5つ目、出張所を含む窓口での納付状況の動向と、利用者数の動向について。
6つ目、本庁と出張所ごとの職員配置の推移。これは平成27年度から30年度の状況についてお尋ねいたします。
7つ目、コンビニ収納と交付状況を踏まえた2019年4月の市民課での人員配置計画について。
最後に、本庁及び成田出張所での窓口延長時間に関して、その利用状況の分析と今後の運営方針について。
以上が私からの質問です。よろしくお願いいたします。

○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの出川博一議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の行政改革年次計画の進捗はの問い1でございます。
初めに、窓口民間委託の検討状況につきましては、7月に仙台市を除く県内市町村を対象に民間委託に関するアンケート調査を実施したほか、8月22日に民間委託を実施している白石市及び名取市を視察し、その状況を把握したところでございます。
次に、市立幼稚園のあり方の検討状況につきましては、議会初日の挨拶でも申し上げましたが、まずは東向陽台幼稚園について、平成33年度に速やかに民間事業者による運営が行えるよう進めてまいります。
次に、学校給食センター民間委託の進捗状況につきましては、近隣市町村の運営状況等の調査や人件費と委託費との比較検討を進めております。
次に、総合運動公園指定管理者制度導入の検討状況につきましては、管理業務の範囲の検討や利用団体への影響、経費面で比較検討できる資料等の情報を収集しているところであります。
問い2でございます。初めに、各種広告掲載につきましては、現在、市ホームページバナーの有料広告事業の年度内実施等に向け、各種広告媒体共通の有料広告掲載に関する要綱の整備などを行っており、あわせて年間を通して目標額を達成できるような手法についても検討しているところであります。
次に、ネーミングライツについては、実施に向け、まずは公募による民間事業者との対話を通して、本市におけるネーミングライツのニーズについて調査をしたいと考えております。現在はその手法を行うための要綱の整備を進めており、年度内の実施に向けて取り組んでまいります。
次に、ふるさと納税につきましては、本年度の寄附受け入れ状況が、9月2日現在で164件、254万円となっており、プランに掲げた目標700万に対して約36%の寄附率となっております。昨年度は、ポータルサイト導入後7カ月で880万円の寄附があったことから、目標額の達成は可能と見込んでおります。現在は富谷はちみつを使用したお菓子を返礼品に加える準備を進めており、今後も返礼品の充実とともにふるさと納税を通した自主財源の確保と本市の地場産品のPRに努めてまいります。
次に、未利用地の利活用、ひより台二丁目町営グラウンド跡地の売却については、さきの議員全員協議会でもご説明申し上げたとおり、今後地区計画の見直しを行った上で年度内の契約に向け準備を進めてまいります。
次に、不用物品売り払いにつきましては、公用車を売却するため複数の買い取り業者と交渉を行いましたが、業者から提示された買い取り価格が極めて少額であり、結果、新車購入時の下取り価格が優位であったことから、公用車については今後も下取りを活用して経費の削減に努めてまいります。
最後に、効果的な基金運用につきましては、公金管理に関する検討委員会を開催し、民間企業から最近の運用動向について研修を受けるなどしながら、運用基準等の見直しを進めているところでございます。
質問件名2のコンビニ収納と出張所人員の問い1、市税等のコンビニ収納状況につきましては、本市では、昨年度から市税及び国保税、上下水道料金、保育料の納付が全国主要コンビニエンスストアでできるようになりました。ここでは、コンビニ納付対象となる市税及び国保税について答弁をさせていただきます。市税及び国保税を合わせてコンビニ納付対象となる総件数は14万6,901件で、うちコンビニで納付された件数が3万1,661件となり、全体の21.55%を占めております。また、ことしの4月から7月までの実績では、コンビニでの納付率が全体の26.89%となっており、昨年同期比で4.37ポイントの増となり、徐々に浸透してきていることがうかがえます。
問い2のコンビニ納付対象の平成29年度の収納率の動向につきましては、コンビニ納付の対象となる市税及び国保税について答弁をさせていただきます。市税につきましては、コンビニ納付対象となる税目合計で申し上げますと、平成29年度決算で96.20%、対前年度比0.43ポイントの増となり、国保税につきましては、平成29年度決算で82.34%、対前年度比1.77ポイントの増となっております。
問い3につきましては、先ほど割愛してもよろしいということでございましたので、問い4につきましては、コンビニ収納交付に係るシステム開発費と支払手数料につきましては、イニシャルコストが約7,500万円、ランニングコストは昨年度と今年度合わせて約2,600万円であります。支払手数料は、各種手数料合わせまして約300万円であります。
問い5の出張所及び総合窓口での平成29年度各種納付に係る取り扱い件数は4万2,114件であり、コンビニ納付が可能となったことにより前年度と比較で1万4,734件減少し、割合にしますと25.9%の減少となります。
問い6、昨年度の組織改編に伴い、市民生活課は市民課と生活環境課に分離いたしましたので、生活環境部門の所掌事務担当者を除いた職員数並びに事務所職員数で申し上げます。本庁につきましては、平成27年及び平成28年度は8名、平成29年及び30年度は9名であります。次に、出張所ごとの職員数を申し上げます。東向陽台出張所につきましては、平成27年及び平成30年度は2名、平成28年度及び平成29年度は3名であります。富ケ丘及びあけの平出張所につきましては、各年度それぞれ2名であります。日吉台出張所は、平成27年度は3名、平成28年度、平成30年度は2名、平成29年度は1名であります。成田出張所は、各年度3名であります。
問い7、人事配置につきましては、昨年度より部課長ヒアリングを実施し、各課の現状把握と組織体制の検証を行い、配置をしております。したがいまして、来年度の人事配置につきましても、全体の組織バランスとあわせ、引き続き関係課からヒアリング等を行うとともに、コンビニ収納や交付状況、さらには窓口取り扱い件数の動向等を確認、検証し、適正に配置に努めてまいりたいというふうに考えております。
問い8、窓口延長時間の平成29年度利用者状況につきましては、本庁総合窓口分が1,654人で、前年度より431人増加し、主に住民票と印鑑証明の取得が多い状況であり、成田出張所は2,840人で、前年度より514人減少しておりますが、主な利用目的は住民票及び納税等によるものであります。業務時間の延長は、ライフスタイルの多様化に対応するため、役場新庁舎開庁に合わせて平成15年1月から施行実施、平成17年5月からは成田出張所及び本庁舎1階フロアに限定し、現在に至っております。業務時間の延長実施から15年が経過し、働き方改革の推進やコンビニ交付サービスの実施等、社会情勢は大きく変化しております。このことから、行政改革実施プランで掲げております窓口業務の民間委託とあわせ、窓口延長時間につきましても繁忙期や通常期の利用動向等を多角的に検証し、適切に判断をしてまいりたいと考えております。
以上です。

○議長(相澤 榮君) これより出川博一君の質問は一問一答により行います。12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 今回時間切れにならないように私も質問を絞り込みますので、執行部の皆様も簡明な答弁をお願いいたします。
それで、先ほどの答弁では、市税について、いわゆる個人市県民税、固定資産税、軽自動車税、国民健康保険税等の4税目についてですけれども、コンビニ収納の中での上下水道料についてお尋ねいたします。

○議長(相澤 榮君) 上下水道課長。

○上下水道課長(浅場 悟君) 上下水道料のコンビニ収納の状況でございますが、平成29年度につきましては、全体で10万1,581件のうち、コンビニ収納につきましては1万1,819件でございました。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) それで、29年度保育料と、今年度から児童クラブの利用料が追加になっているかと思いますので、それぞれ29年度と30年度の状況についてお尋ねいたします。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 保育料につきましては、平成29年度が納付総数9,804件のうち、コンビニ収納727件となっております。4月から7月までということで見ますと、納付件数29年度が3,315件のうちコンビニが232件、平成30年度につきましては4月から7月までで納付件数3,031件のうちコンビニが331件、児童クラブに関しましては、納付総数6,437件中コンビニが2,007件となっております。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) そうすると、今それぞれの課から出たやつも含めますと、平成29年4月から7月の収納件数と30年4月から7月の収入件数の比較増減をしますと、約34%ふえているかと思いますけれども、その点について確認したいと思います。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 児童クラブのほうも可能になったということもありますし、保育料のほうもコンビニ納付がふえていますので、それで間違いないと思います。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) そうすると、コンビニ収納に係る手数料、支払手数料ですね。これも先ほど300万という答弁がございましたけれども、これも30%ふえて100万円ふえると考えていいのかどうか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) そのとおりでございます。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) それで、収納率についてちょっとお尋ねしますけれども、先ほどの答弁ではおしなべて収納率は改善されておりますけれども、水道料、それから保育料、これについての収納率についてお尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 上下水道課長。

○上下水道課長(浅場 悟君) 水道料金の収納につきましては、平成28年度が96.86、それから29年度が97.28となってございますので、0.42%ほど比較したときに上昇してございます。

○議長(相澤 榮君) 出川議員に申し上げます。一問一答ですので、1つずつ言ってください。12番出川博一君。

○12番(出川博一君) それでは、保育料について収納率についてお尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 平成28年度の収納率が99.45%、平成29年度は99.52%、微増となっております。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) そうすると、個人市民税だけが悪化しているということなんですけれども、その要因についてお尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 税務課長。

○税務課長(泉川潤哉君) 個人市民税の現年分、普通徴収分ですね。ということで、0.95ほどちょっとマイナスになりましたが、昨年、国税のほうで過去7年にさかのぼって1,000万ほどの追徴課税がございまして、それに伴って個人市民税が追徴なったということで、それが全て完納しなかったためにマイナスとなったのが原因でございます。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) そうすると、1つの目標である収納率の改善についてはおおむね効果があったというふうに理解していいのかどうか、お尋ねいたします。

○議長(相澤 榮君) 税務課長。

○税務課長(泉川潤哉君) 収納率、実際コンビニ収納だけではなくて、ほかにも滞納整理とか含めて改善していったものとは考えておりますけれども、じわじわと今後収納率に結びついていければなと考えております。

○議長(相澤 榮君) この際、午後1時まで休憩します。

午前11時59分 休憩


午後 1時00分 再開

○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
12番出川博一君。

○12番(出川博一君) それでは、コンビニの交付利用状況についてお尋ねします。
行政実績報告を集計すると、コンビニ交付率は1%程度と利用率が非常に少ないと思いますけれども、担当課としての評価についてお尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 市民課長。

○市民課長(渡邊美智子君) コンビニ交付のほうは平成29年から始まったものでございますけれども、平成29年の同月までとことしを比べますと、4月から7月まででございますけれども、昨年ですと166件ということでございました。ことしは293件というふうにふえてございますので、浸透してきているのではないかというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) そうは言っても、低いことには変わりないので、これをコンビニ交付の利用率を高める施策は何か検討しているか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 市民課長。

○市民課長(渡邊美智子君) やはり施策といいましょうか、広報とかホームページによりますコンビニで交付ができるということの周知というふうなところかというふうに考えてございます。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) それで、コンビニのシステム開発費と支払手数料についてお尋ねしますけれども、コンビニ収納と交付については、一部国策というか、国の補助金も入ったりということで、システム開発費7,500万はやむを得ないとしても、ランニングコストと支払手数料を合計すると、29年度で1,600万、30年度、コンビニ収納件数が30%増と考えると、平年ベースで1,700万かかることになると思うんですけれども、その認識でよいか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) そのとおりでございます。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 出張所の窓口で納付だけでなくて、いわゆるほかの、納付状況についてまず確認します。市税収納は出張所、総合窓口とも30数%減となっており、水道もそれぞれ40数パーセント減少しています。が、しかしその他収納件数は、出張所で4,200件、総合窓口で611件と増加しておりますけれども、これは何の分なのか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 市民課長。

○市民課長(渡邊美智子君) これは、平成29年度から児童クラブのほうが有料化ということなりまして、その納付する場合の納付先なんですが、29年度の場合は本庁か、あるいは出張所の窓口、それから銀行というふうな選択しかございませんでした。それで、児童クラブですので、そのお迎えの時間というものを考えますと、やはり本庁あるいは出張所の窓口で納めるという方が多かったのではないかというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 今、放課後児童クラブ利用料の支払いではないかというお話ですけれども、これについては29年の徴税件数が先ほどの答弁だと1万198件ということで、これは30年度には児童クラブの収入がコンビニで対応可能となったということからすると、4月から7月までの件数は2,007件というふうに先ほど答弁があったと思いますけれども、間違いないかどうか、確認します。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 平成30年度のコンビニ納付件数は2,007件となっております。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) そうすると、その他の収納件数、29年度大幅にふえたんですけれども、今後出張所、総合窓口とも大幅な減少が見込まれ、収納事務負担は軽減されると認識してよいのかどうか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 市民課長。

○市民課長(渡邊美智子君) 収納件数についてはそうだと思います。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 証明書の交付件数、これも実績報告を見ますと、出張所合計で3万9,000件、28年度と比較して3,000件の減となっております。私はこのように分析したんですけれども、それで間違いないかどうか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 市民課長。

○市民課長(渡邊美智子君) 間違いございません。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) それでは、本庁と出張所の職員配置についてお尋ねしたいんですけれども、県内の自治体、それぞれ出張所を持っている実態等について答弁願います。

○議長(相澤 榮君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 仙台市を除いた市の状況で申し上げたいと思います。石巻市が総合支所が6所、支所が4所でございます。塩竈市が支所1所でございます。気仙沼市が総合支所が2所、支所も2所でございます。白石市、名取市についてはございません。角田市につきましては自治センターということで4所、多賀城市、岩沼市は出先機関はゼロでございます。登米市が総合支所9所、栗原市につきましては、総合支所10所、支所が1所でございます。東松島市が総合支所が2所、支所が1所、大崎市が総合支所が6所、支所が1所でございます。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 今話された総合支所がかなり多いんですけれども、これについては合併市の部分が多くて、従来自治体で持っていたところが総合支所になったというように私は見受けるんですけれども、その認識でよいかどうか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) そのとおりでございます。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) そうすると、出張所業務の主なものとして、証明書の発行ですね。それから、収納事務。それぞれ大幅減になっております。各出張所の人員配置は減らせないのかどうか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 出張所の業務につきましては、証明書、収納業務以外も取り扱い業務が多岐にわたります。かつ、現在配置している人数については最小限の人数での配置ということでございますので、削減につきましては現業務を行う以上、なかなか困難な状況ではございます。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 先ほど県内の出張所の数についてお尋ねしたんですけれども、先ほどの答弁をお聞きしますと、本市、富谷市の場合、出張所の配置体制は非常にきめ細やかで手厚いものだというふうに認識したんですけれども、そこで提案、1つの考え方として、東向陽台出張所とあけの平出張所をグループ化して、午前・午後で窓口業務のシフト制はとれないのか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 1つのアイデアとして受けとめさせていただきたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) アイデアということですので、ついでにお話ししたいんですけれども、例えば富ケ丘出張所と日吉台出張所もグループ化して3人で1チームをつくって、窓口営業時間を午前・午後で巡回できないか、その辺のアイデアについてもお伺いしたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 参考にさせていただきたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) それでは、本庁と成田出張所の窓口延長時間に関してお尋ねいたします。
窓口の時間延長に関して、他の自治体の実態について答弁願います。

○議長(相澤 榮君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 窓口の延長については、繁忙期において延長している自治体はあると認識しておりますが、常時窓口を延長している自治体はないというふうに認識してございます。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) ということは、富谷市はこれまでの歴史があるというか、そういう体制の中で非常に住民サービスにとっては手厚い体制だという認識でいいのかどうか、お尋ねいたします。

○議長(相澤 榮君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 住民サービスの充実につながっているというふうに認識してございます。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 住民サービスの充実につながっているということは非常にいいことではあるんですけれども、翻って他の県内の市町村の実態と比較して非常に手厚いという実態からすると、コンビニ収納と交付事務とも利便性の観点から住民サービスの向上のためには必要であると思います。また、収納率の改善にも寄与していることは先ほど確認いたしました。しかし、コンビニ収納と交付のランニングコスト、これは毎年かかるわけですけれども、これとプラス支払い手数料は先ほど平年ベースで1,700万かかるというふうに確認できたわけですけれども、限られた財源、これはほとんど市民の税金であることを考慮すると、ある程度行政運営全般の中では効率性を求められると思うんですけれども、人的体制の見解を求めたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) コンビニサービスの状況であったり、あるいは効率性の観点を含め、多角的に検証、精査を加えた上で、適正に職員の配置をしていく必要があるというふうに考えてございます。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) でも、やはり適正な配置ということで、これから検討ということなんですけれども、結局平成29年度からコンビニ収納に伴ってランニングコストでいわゆる維持管理の部分で1,600から1,700万かかるということは、これは例えば人件費に置きかえると1人500万、これは行革の主要で12名ふえて1億2,000万ふえたという27と28年度の対比で割ってみたんですけれども、それを考えるとやはりそのうちの一部かは何らかの形で別な部署にその人員を回して、別な新しい業務に対応すべきと思うんですけれども、いかがでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 例えば市民課において、証明関係あるいは収納関係の件数がコンビニによって減少しているというのはそのとおりかと思います。ただ、一方で時間を要します転入・転出の届け出だったり、あるいは戸籍の処理件数については減少していないというふうな状況にもございます。また、市民課職員については、その各出張所への応援体制であったり、あるいは遅番・早番勤務の勤務ローテーションというふうなこともございます。それらも含めて総合的に検討していく必要があるというふうに考えてございます。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) それでは、歳入の確保の点についてお尋ねいたします。
いわゆる広告料で72万の歳入を確保したいということですけれども、30年度の年次計画では媒体による掲載可否の検討ということなんですけれども、これはどの程度まで検討されているのか、お尋ねいたします。

○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) 今現在、広告収入を行う場合の媒体の関係ですとか、あとはその広告、どういった広告が市として適切なのか、そういった統一的な基準をまず設けて、そういう基準にのっとって広告収入を得ていきたいというふうに考えておりますので、その辺の今整備をしているというところでございます。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 先ほどの答弁の中で、今年度72万円の広告収入を受けたいということで進んでいるという答弁がありましたけれども、そのように理解してよろしいんでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) まずはその目標を達成できるようなそういった仕組みづくりを今年度進めていければなというふうには考えているところでございます。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) これは31年度の成果目標として、広告料で前年以上、つまり72万以上と記載しておりますけれども、大丈夫かどうか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) 今年度、繰り返しになりますが、そういった仕組みをまず整備をしまして、それから毎年、毎年伸ばしていけるようなそういった取り組みを進めてまいりたいというように考えております。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) それでは、ネーミングライツに移ります。いわゆる市内1カ所での実施ということですけれども、対象施設の検討、研究はどの程度進展しているのか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) こちらにつきましても、まずは市の公共施設についてネーミングライツの事業者、企業にとってニーズがあるのかどうか、ニーズがある場合にはどういった施設がニーズがあるのか、そういったところをまず今年度調査をして、その上で具体的な施設とそのネーミングライツ料、そういったものも設定ができればなというところで今準備を進めているところでございます。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) これは31年度の成果目標は、実施施設の増加とあります。富谷市にいわゆる民間事業者にとって魅力的な公共施設は何カ所ぐらいあるのか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) そういったところも含めて、企業の皆さんにとって富谷市の公共施設、どういったところがネーミングライツとしてニーズがあるのか、そういったところのまずは市場調査を今年度実施して、それに基づいて今後取り組んでいきたいというふうに考えているところでございます。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) そうすると、この項目については走りながら考えるということで、いわば見切り発車で計画に盛り込んだというふうな認識になってしまうんですけれども、その辺の見解についてお尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) ただ、実施プランのほうでこういった目標を掲げておりますので、その実施プランの目標についてはできる限り達成を目指して取り組んでいるところでございます。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) それでは、不用物品売り払いの推進ということで、公用車1台。これは先ほどの答弁では、買い取り業者からは低い値段しかつかなくて、下取りにしてやるという方向になりますということなんですけれども、31年度の実施目標は「さらなる売却を推進し」とありますけれども、大丈夫なんでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) 公用車については先ほど市長の答弁のとおりでございまして、なかなか値段がつかなかったと。あと、それ以外の物品ということについては、引き続き検討とあわせて実際に売却等を進めていきたいと考えてございます。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 目標ということは、つまり幾らかの5万とか10万とか、そういう歳入を見込むということだと私は理解しているんですけれども、今の答弁だと必ずしもそういう明確な目標がなくてスタートしているというように見受けるんですけれども、いかがでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) 不用物品の新しい取り組みについては、目標というのは実際のところは金額としては定めていないという状況でございます。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) それは予算で計上されていないというところの問題点なのかどうか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) そこの部分については、計上はゼロ計上でございます。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) それでは、効率的な資金運用、運用益50万についてお尋ねしますけれども、ここでいうところの基金運用、いわゆる基金の考え方ですけれども、財産に関する調書のいわゆる決算書ですね、の基金で、土地開発基金等の特定基金と特別会計分は除くと考えてよいのかどうか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 会計管理者。

○会計管理者(矢田 守君) そちらにつきましては、特別会計分を除き、それ以外のその他の特定基金をも含めた一般会計における財産運用収入における利子収入としての運用益を考えております。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) この項目の中で、基金運用において安全性を第一義としながら、確実かつ効率的な債券での運用比率をふやすとしていますけれども、どの債券の比率がふえたのか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 会計管理者。

○会計管理者(矢田 守君) 本年度につきましては、満期償還まで10年の宮城県公募公債、こちらを購入今現在したところでございます。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) でも、それは去年までは債券を買っていたやつが満期になって、それでもって新しく購入したということで、比率的には上がっていないと思うんですけれども、いかがでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 会計管理者。

○会計管理者(矢田 守君) その辺につきましては、今現在公金管理検討委員会で運用方針等の方向性を検討しておりますので、それを踏まえて今後購入等をしていきたいと考えております。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) ただいま答弁にありました公金管理検討委員会は、いつ開催されたのでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 会計管理者。

○会計管理者(矢田 守君) 本年6月21日と7月19日、2回開催しております。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) その中で資金管理及び運用基準は策定されているのかどうか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 会計管理者。

○会計管理者(矢田 守君) 富谷市資金管理及び運用基準につきましては、平成14年4月1日、ペイオフ解禁に合わせて制定されております。現在はその時代と大分資金の状況が変わっておりますので、内容等を見直ししているところでございます。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 今の低金利動向から考えると、やはりある程度リスクも背負わなくちゃならないということで、その辺まで踏まえた運用基準をこれから導入する考えはあるんでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 会計管理者。

○会計管理者(矢田 守君) その辺につきましても、これからのリスクも踏まえながら利息収入、最終的には安全がまず第一でございます。その上での利息収入を確保できるような方策を考えていきたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) これの31年度の成果目標としては、運用益90万としていますけれども、30年度の50万も今の話を聞くと危ういなと私は思うんですけれども、この辺のところは本当に大丈夫なのか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 会計管理者。

○会計管理者(矢田 守君) それらにつきましては、目標値が達成できるように努力検討していきたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) これまで質問した歳入の確保の中で、予算措置されている、いわゆる当初予算に計上されているのはふるさと納税の700万、それから土地売り払い収入3億2,000万は計上されていますけれども、その他の3項目は予算計上されていないというような答弁だったように感じておるんですけれども、その辺のところはいかがなんでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) ご指摘のとおりということでございます。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) ということは、明確に予算書に盛り込まれないから力が入らない。いわゆるふるさと納税700万、土地売り払い収入3億2,000万は予算書に載って、もう執行部としてもそれは何としても達成しなくちゃならないというような位置づけになろうかと思うんですけれども、それ以外の3つについては目標の額は決めてありますけれども、それの達成度合いに対する努力がちょっと足りないんじゃないかというように感じるんですけれども、いかがでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) ただいま議員のご意見の件につきましては、やはり予算に盛り込むに当たりましては、かなり確実性を持って予算に、特に歳入におきましては考えなければいけない点でございまして、今回の行財政改革においての実施プランにつきましては、ほとんどが初めての取り組みということもありますし、そういう意味ではやはり動き出してみないとなかなか確実にその歳入が得られるかというのは見えない部分でもありますので、目標とは掲げながらも、やはり実際に動いてみての結果を踏まえてというところも、それがやはり予算を組む上では考えなければいけなかったところでございますので、そういう意味では確実な歳入が見込める部分に関しては予算に計上しながら、新たな取り組みの部分に関してはそういう背景もあって予算には盛り込んでいないということで、どうかご理解いただければというふうに思います。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) それでは、行政改革本部長にお尋ねしたいんですけれども、行革に関して、私は昨年12月の定例会で、まず内部、庁内での絞り込みと努力が必要だ、重要ですよという問題提起をさせていただきました。それから半年、9カ月たって、それぞれ歳入確保の目標について今の答弁を聞くと、必ずしも若干力が入っていないというか、いとも簡単に未達成だという懸念を口にされているのが非常に残念です。まずは庁内的ないわゆる市役所の内部でやることを未達成ということで切り上げないで、これから住民のサービス低下が懸念される次のステップに移ろうとしているわけですから、既に高齢者からゆとりすと全体会、あるいは健康フェスティバルの事業に対して不満がくすぶっているというように私は感じております。そういう意味で、あと6カ月あるんですから、何としても目標達成するというさらなる努力を望むものですけれども、見解を求めたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 高橋副市長。

○副市長(高橋義広君) ただいまの質問についてお答えいたします。
出川議員ご指摘のとおり、これから住民の方々にさまざまな負担をお願いしていく。これは行革の計画の中で説明させていただいたものでございます。そういった中で、そのご理解を得ていただくためにも、我々職員がさらに一段努力をしていく必要があるのかなと思います。そういった意味で言えば、歳入の確保、それから事務経費の節減、そういったものについては引き続き力を入れていくということがございます。ただ、行革の実施プランの中に入れさせていただいたものの中には、やはりこれまで取り組んできていなかったもの、それからなぜ取り組まれてきていなかったかという原因なども、昨年の中では十分検討ができていなかった部分がございます。それをほかの自治体の事例も見ながら、あるいは専門の方々の意見を聞いたりしながら、今詰めている段階でございます。努力は引き続き行っていって、できるだけ目標には近づけていきたい。その気持ちは変わっておりませんので、ぜひどうか見守っていただければと思います。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) それでは、民間活力導入の検討についてお尋ねします。
まず、市民課で掲げた窓口民間委託の検討、これについての検討対象として上げた理由、要因についてお尋ねします。市民課だよ、市民課。

○議長(相澤 榮君) 市民課長。

○市民課長(渡邊美智子君) 総務省で掲げております自治体の公共サービス改革の指針を受けまして、富谷市の行政改革実施プランにおいて掲げた基本方針の1つでもあります行政経営能力向上の中で民間活力導入の推進ということでございまして、今窓口業務を民間委託できるかどうかの検討というふうにしているものでございます。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) それでは、給食センターの民間委託の検討について、同じく検討課題として掲げた理由、要因についてお尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 行政改革推進室長。

○行政改革推進室長(西山高広君) こちらの事務委託の検討ということで、行政改革推進室のほうでピックアップをさせていただきまして、各課のほうにおろした形になっております。なぜこちらのほうの業務を上げさせていただいたかといいますと、今、国のほうでもこのような窓口業務ですとか、学校給食センターのほうについては、なるべく民間にできるものは民間に出してくださいというふうな方向で進んでおりますので、それに従いまして計上させていただいたということでございます。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) ということは、他の市町村で先行的にやっている事例を参考にしながら、富谷市でもやったほうがいいんじゃないかということで、室長のほうで取りまとめて各課におろしたという認識でよろしいんでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 行政改革推進室長。

○行政改革推進室長(西山高広君) 他の市においても同様の取り組みを行っておりますので、そちらを参考に取り組みできないかということで、各課のほうに相談させていただいたものでございます。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) それでは、市立幼稚園のあり方の検討の中で、8月29日の市長挨拶の中で、東向陽台の幼稚園については32年度廃園予定、富谷幼稚園は当分の間、入園状況を検証しながら民営化の時期を検討してまいりますということで表明されたわけですけれども、ことし2月13日の審議会の答申の内容は、「富谷幼稚園と東向陽台幼稚園の2園を対象とし、下記の附帯事項をつけて民営化を図っていくものとする」という答申内容で、附帯事項として、「民営化に当たり、運営事業者に対して条件として付する」。3つありまして、1つは支援を必要とする子供の保育を実施する。2つ目として、支援を必要とする園児対象の職員の研修を実施する。3つ目として、預かり保育の実施と預かり保育時間の延長を図る。この附帯事項3つがあるわけですけれども、これはこの附帯事項についてはどのように事業者に条件提示するのか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 教育部長。

○教育部長(佐藤英樹君) この附帯事項につきましては、民間事業者を決める際に、この附帯事項を守れる業者のほうを選定していきたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) ただ、結局は民間でそこまでできていない部分の条件だというふうに私は理解するんですけれども、そうなると、当然市サイドの補助金の交付を伴うことになるのかどうか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 教育部長。

○教育部長(佐藤英樹君) そこにつきましては、まだ検討ではなくて、民間の方にお願いをする補助金の話まではまだ進んでおりません。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) ということは、まだ民間業者にそういう相談をしていない。いわゆる条件提示をしていないという段階なんでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 教育部長。

○教育部長(佐藤英樹君) まだしておりません。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) であれば、その前段階の富谷幼稚園の保護者への説明もまだ終わっていないということなんですか。

○議長(相澤 榮君) 教育部長。

○教育部長(佐藤英樹君) 今、東向陽台幼稚園の保護者のほうにはお話はしております。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) そうすると、保護者には説明をしたということで理解していいのかどうか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 教育部長。

○教育部長(佐藤英樹君) 今、通知のほうを出したところでございます。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 富谷幼稚園の今後の見通し、民営化の時期等についてお尋ねいたします。

○議長(相澤 榮君) 教育部長。

○教育部長(佐藤英樹君) 当分の間はこのまま続けていく予定でございます。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 当分というのがちょっとよく意味わからないんですけれども、この答申では富谷幼稚園も含めて民営化を図っていくという答申ですけれども、それに対して当分ということで期限を切らないで検討を先延ばしすることは可能なんですか。

○議長(相澤 榮君) 教育部長。

○教育部長(佐藤英樹君) 答申のほうを大事にしておりますけれども、答申の2園、2園とも一気にということですと、そういうことに対応できない保護者もいるかもしれませんので、まずはニーズが高いと思われる東向陽台幼稚園のほうを先にということでございます。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) それでは、最後に、民間活力の導入に関して、私もやはり限られた職員で新たな課題や業務に対処していかなくてはならないという現実を考えると、そのためにいろいろな手法、民間活力の導入もその選択肢になるかと思います。ただ、その中で注意しなくてならないのは、費用対効果の検討をしっかりしていかなくちゃならないということと思うんですけれども、その内容についてどのように精査していくのか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 行政改革推進室長。

○行政改革推進室長(西山高広君) 今後、いろいろな情報収集をしておりまして、そういったものを比較検討しながら、また、費用対効果だけではなくて、住民の利便性も考えた上で総合的に検討してまいりたいと考えております。

○議長(相澤 榮君) 次に、7番……。(「議長、休憩の動議」「動議賛成」の声あり)
ただいまの発言によりまして、午後1時50分まで休憩します。

午後 1時39分 休憩


午後 1時50分 再開

○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) それでは、通告に従いまして3件について質問をいたします。
質問件名1、小中学校の暑さ対策を問う。
これまで同僚議員が質問してきました。地球温暖化が進んでいると言われている中で、特にことしは災害とまで言われる酷暑となっておりました。富谷市では、保健室とパソコン室のみがクーラーが設置されている状態でした。保護者からは「授業参観で暑過ぎるために廊下に出ざるを得なかった」などの実態が届いており、子供たちはその状態で授業を続け、熱中症の発症のリスクは高まっていました。特に子供は大人よりも暑さに弱いと言われており、子供たちの……。(「藤原議員、マイクまだ使っていない。ゆっくりしゃべってください」の声あり)はい。(「さっぱりわからない」の声あり)もう一度いきます。
子供たちの命、健康を守る早急な取り組みが求められておりました。それだけではなくて、学習環境の悪化も懸念しており、早急な対策が必要と考えていましたが、このような中で、市長が他市町村に先駆けエアコンの導入を宣言し、今議会でも「子供たちを守るために、あの苦しみを与えないように全力であらゆる手段を駆使し取り組んでいく」と力強く答弁がありました。これには心から敬意を表したいと思います。
夏休み明けには保護者の方から、娘の教室の扇風機が2台になったというようなお話も伺っております。しかし、直射日光などの対策も必要であります。国も、2019年予算に本年度の予算額の3.5倍となる2,414億円の概算要求を盛り込む方針を決めました。しかし、3分の1の補助であり、国が責任を持ち補助率を上げるなどの要求が必要であると考えております。さらなる改善のために質問いたします。
1、冷房システム(地中熱、エアコン、扇風機など)の導入の検討は。各教室はもちろんですが、特に音の都合上閉め切る音楽室、人が集まる調理室、図書室などへの導入は早急に実施すべきと考えます。それぞれコストはどの程度かかると考えておるのでしょうか。
2、教室に直射日光が入らないひさし、すだれの設置の対策は。
3、教室の壁、体育館の屋根など、断熱性能を上げる対策は。
4と5は同僚議員との答弁が重なりますので、質問は後では要りません。
6、国に対して、自治体が使いやすい補助制度をつくるように求めていく考えは。
続きまして、質問件名2に移ります。図書館建設について問うです。
司書教諭や図書館職員、図書館に準じた施設の職員のための参考書として最適とされる「新 現代図書館学講座」全17巻の3「図書館経営論」などを参考に試算をしてみました。公民館利用者は平成29年度で4万6,015人。今後、成田の図書館を利用したいという方は多くなると思われます。また、人の移動だけではなくて、本の配送網も含め公共交通の再編なども検討することが必要ではないでしょうか。
具体的には、管理のために入り口は1カ所が原則とされております。現在の入り口、そして中庭へ抜ける出口へと恐らく封鎖されるのではないかと想定しております。また、現在の事務所をそのまま事務所として活用した場合に、その隣が閉架というのが一番機動性がよいということです。さらに、子供は騒音を出すので余り移動させないということが原則とのこと。さらに言えば、音が漏れにくいということを考えると、現状のプレイルームとなると想定されます。これらを考慮すると、事務所、閉架、子供用図書が続くと思われます。
図書館建設に関して、積み上げ式が常識だそうです。例えば、6段200冊/平米、そして4段133冊/平米、これを1対1として166冊/平米で計算するそうです。共用部分は15から30%とされます。トイレなどは既にありますが、大まかに試算をしてみました。
1、166冊/平米として2階部分、ラウンジ、和室を足し、共用1割5分と計算した場合、8万3,071冊、3割で6万8,414冊、それに子供用のプレイルームの大体5,000冊となりますが、お話室の設定などが必要になる場合に、もう少し減ると想定します。
さらに2、1・2階を全て6段にし、200冊/平米と計算すると、1割5分共用スペースで10万90冊、3割共用スペースとすると8万2,424冊となります。これに現状で各公民館、成田を除き約6万冊を足すという感じになるかと思っております。
そして、3番、閉架としては事務所の隣の現在の図書室を使ったとして112.97平米、3割程度の空きスペースを見込み、固定式閉架は200から250冊/平米と言われています。112.97掛ける0.7、大体79平米、つまり1万5,815冊から1万9,750冊になります。これが密集書架だとするとおよそ2倍となり、3万から4万冊の閉架となります。それ以外に、学習室や新聞・雑誌、研究スペース、集会・創造活動を援助する部門などが必要になると思います。
ここで図書館のあり方検討委員会に提示された目標値を考えてみますと、人口5万4,689人の場合に冊数29万3,787冊、20万冊が開架だそうです。床面積は3,371平米。これは理想値ですが、どこまでを目指すのでしょうか。大体75%だとして、将来的には全体で22万冊程度、うち開架15万冊、閉架7万冊は必要かと思われます。次に、人口6万4,346人で出されている理想値を見ますと、冊数は41万5,759冊、ざっくり40万冊だとして、名取と同程度の目標の30万冊程度となると考えられます。もし22万冊程度が当初の段階だとして、30万冊を目指せるような敷地の可変性がなければ、コストを下げることに主眼を置いた図書館というような感じがしてしまいます。紫波町のように、計画的に買い足していくというようなことも考えられますが、スペース自体がないのであれば、それすら難しいということが考えられます。スペースを広げるリノベーションなのか、それともただのまた模様がえに終わるのか。冊数がふえなければ後者になりそうで、危惧しております。
県図書館が近いといっても、車がないと通えないという声はあります。直接行けるバスもありません。そもそも2003年の今後の地方自治制度のあり方に関する答申では、基礎自治体優先の原則により、自治体事務は市町村が担うことになっております。県があるからというのは、この原則から外れると考えております。
今後の図書館の建設に関して、各議員が今まで質問しておりましたが、計画でお答えとするという答弁が多かったと思います。チェック機能と言われる議会との建設的な意見交換となるように求め、以下質問をいたします。
質問項目1、センター館として、成田公民館の1階、2階の利用、増設はどのようなものを検討していますか。
2、センター館、各公民館の図書室の図書館開館時のそれぞれの想定冊数、合計冊数は。目指すべき目標、また、その根拠は。
3、資料収集計画はどのように検討しておりますか。一般図書、児童書、ヤングアダルト、参考図書、新聞、雑誌、地域資料、外国語資料、視聴覚資料、障がい者サービス資料など。
4、センター館に盛り込む予定の機能、サービス目標、また、施設整備水準(書架スペース、開架・閉架など)、これらの検討状況、使用面積の試算は。
5、各分館のリノベーションイメージはあるのでしょうか。図書室の拡張を考えておりますか。
6、本年度に基本計画を策定、設計プロポーザルを実施する予定です。建設まで期間がタイトな状況であり、これからより具体的・専門的な検討が必要な段階です。教育長は、2017年12月議会で「図書館運営の中核となる司書は重要である」と述べており、基本構想の理念を実現させる機能として、専門性のある職員の配置は不可欠であります。現時点から、図書館建設に携わったことのある司書の早急な全国公募などの検討が必要ではないでしょうか。また、どのような運営体制を検討しておりますか。
7、県から図書館建設に携わったことのある人材の派遣などを求められないか。
8、図書館設置準備委員会を設置する考えは。
9、図書館建設に当たり、断熱などの省エネ化、地中熱の活用などの検討は。また、エアコンの導入は。
10、現状で多く活用されている成田図書館です。成田図書室、成田公民館ですね。済みません。今後、図書館ができるということで利用の要望はふえると考えます。会議室、和室などの市民活動を充実させるための部屋、学習スペース、軽食スペースなどさらに充実する必要があるのではないでしょうか。具体的にどのように検討されておりますか。
11、基本構想に示された文化・芸術の出会いを生む場所、コミュニティーづくりの場所として、市民活動支援センターの設置は。
12、建築に当たり、配慮事項は何を検討しておりますか。全体のデザイン、ユニバーサルデザイン、ゆとりのあるスペース、環境への配慮、安全性の確保は。
13、災害対策に対応可能なように、ふだんは学習スペースとするなどのスペース確保は。
14、駐車場は何台を想定しておりますか。
質問件名3、公営墓地建設について問うです。
公営墓地に関して、70代の女性から「夫が死んでお墓をつくりたいんだけれども、お金がないのでお寺に待ってもらっております。公営墓地があれば」という切実なお話を伺っています。また、同じように複数の方から「いつまでにできるのですか」、「できたら利用したい。だけれども、抽せんに漏れたら、もう年だしどうなるかわからないので、どうすればいいか今悩んでいます」というお話があります。
平成28年に実施された富谷市の公営墓地アンケート調査では、取得を考えている人の66.5%が公営墓地を取得したいと答え、全体の73.7%が公営墓地を必要と答えています。要望がとても高い施策であり、早期の実現が求められています。今後のスケジュール、具体的な機能など、現時点でどの程度決まっているのか、伺います。
1、これから建設完了までのスケジュールは。
2、富谷市も高齢化率が高まっている中で、需要予測は。
3、公営墓地建設の1期目は何基設置予定ですか。
4、設置する墓地の種類は。
5、それぞれの区画当たりの料金設定は。
6、合同で入れる永代供養塔は何柱か。
7、抽せんで選ばれるのか。
8、高齢者で待っている方、お金のない人、身寄りのない人は優先的に入れる措置が必要ではないでしょうか。
以上となります。

○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの藤原 峻議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1と2につきましては、後ほど教育長より答弁をさせていただきますので、私からは質問件名3の公営墓地建設について問うについてお答えをさせていただきます。
まず、問い1、これから建設完了までのスケジュールにつきましては、まず10月末までに基本計画が完成いたします。その後のスケジュールにつきましては、先に地質調査、水質調査、測量等を実施し、その結果を踏まえた上で基本設計、実施設計、用地買収や農地転用などの各種許認可の手続が必要となり、その期間を2年程度と見込み、平成32年度までに終了したいと考えております。その後、造成工事等に着手することになりますが、工事期間としてさらに2年程度を見込んでいるものでございます。当然のことながら、財源が伴う事業であり、市全体の事業の中で優先順位を定めて進めていく必要があります。当初計画になかった小・中学校へのエアコン整備や、現在進めている図書館整備事業などの進捗状況及び自衛隊による部外土木工事の関係で予定が変わる可能性があることをご理解願います。
問い2、問い3、問い4については、関連がありますので合わせてお答えをさせていただきます。現在策定中の基本計画では、まず墓地需要予測ですが、今後30年間の公営墓地の需要予測を2,000基に設定し、3期に分けて段階的に整備することとしております。墓地の種類は芝生墓地、和式墓地、個別集合墓地を整備することとしており、1期目は芝生200基、和式200基、個別集合墓地400基の計800基の整備を予定しております。
問い5、それぞれの区画当たりの料金設定につきましては、具体的には総事業費をもとに算出されるものであり、現段階でお示しすることはできませんが、料金設定については近隣公営墓地の価格を参考にする必要があると考えております。
問い6、計画上、合同で入れる合葬供養塔を1基整備する計画ですが、運用と管理面を今後整理することになり、その中で規模的な部分を決定していきたいと考えております。
問い7と問い8につきましても、関連がありますので合わせてお答えをいたします。公平性の観点から、募集した区画数を上回る場合には抽せんとなるものと考えております。墓地の募集方法については今後の作業となりますが、議員からいただいたご意見も参考に、公平性を確保しながら利用する方たちの優先度をルール化してまいりたいと考えております。
以上です。

○議長(相澤 榮君) 次に、菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) それでは、私のほうから、第1問、小中学校の暑さ対策を問うからお答えを申し上げます。
まず、質問1でございますが、開会の冒頭の市長の挨拶及びさきの議員の答弁でも申し上げましたが、来年に幼稚園、小・中学校のエアコン設置に向けて取り組んでまいります。まずは利用頻度の高い普通教室並びに図書室、職員室及び校長室を計画しております。また、コストに関しましては、設計により算出されますので現在金額は申し上げられませんが、本年12月の議会でお示しできればと思いますので、ご理解のほどをよろしくお願いいたします。
2と3につきましては、関連がありますので合わせてお答えを申し上げます。現在、教室に直射日光が入らない対策としては、カーテンで対応しております。また、断熱性を上げる対策といたしましては、教室の壁や体育館の屋根について、建設時に断熱処理を行ってございます。
4については、省略をさせていただきます。4、5について省略させていただきます。
6番目でございます。補助制度についてのご質問でございますが、議員のおっしゃるとおり、自治体が使いやすい助成制度が必要だというふうに認識してございます。つきましては、今後さまざまな機会において国へ働きかけてまいりたいと考えております。
第2点目、図書館建設を問うのご質問についてお答え申し上げます。
問い1、2、3、4、10、12、13については、関連がありますので合わせてお答えをいたします。問い1、4、10、12については、センター館整備の方向性、サービス内容についてでございますので、図書館整備の中でも中核となる重要な項目であると認識しております。特に、多様な利用目的に沿ったスペースの確保やレイアウトの工夫には多くの意見が寄せられておりますので、引き続き検討を進めてまいります。
問い2と3の蔵書整備につきましては、富谷市の1人当たりの蔵書冊数が全国・県平均を下回っている状況にありますので、全国・県の水準を目指しながら、資料整備の方向性とあわせて開館後の段階的な蔵書整備を含め検討を進めてまいりたいと思います。
問い13については、センター館、分館ともに限られたスペースでの整備となりますので、議員の質問を参考としながら今後検討を進めてまいりたいと思います。
ご質問全体の内容につきましては、デザイン会議においても多様なご意見を頂戴している部分になります。これらの意見を踏まえて詳細を基本計画の中でお示ししてまいりますので、ご理解のほどをよろしくお願いをいたします。
第5点目でございます。各分館のリノベーションイメージについてでございますが、リノベーションの詳細については基本計画においてお示しをすることとなりますが、現在の各公民館機能を損なわないよう配慮するとともに、各分館としての機能面のバランスを重視して方向性を定めてまいります。
第6点目です。本年度新たに図書館開館準備室を設置したところです。図書館運営上、専門性の高い職員の配置についてはその必要性を認識しておりますが、当面は現在の図書館開館準備室が主体となって取り組みを進め、適切な時期や配置人数等、継続的に検討を進めてまいりたいと思います。
問い7と8については、関連がありますので合わせてお答えを申し上げます。宮城県からの人材派遣、図書館設置準備委員会の設置については、現在のところ予定しておりませんが、今後基本計画策定の中で選択肢の1つとして検討してまいりたいというふうに思います。
9点目、エアコンについては、快適な図書館活動や読書活動、蔵書の管理の観点から、導入は必要と認識しております。省エネ化や地中熱の活用については、図書館として本当に必要なツールであるかどうか、費用対効果及び利用者の観点、ほかの公共施設の状況も踏まえながら検討してまいります。
11点目、市民活動支援センターは、図書館機能とは異なる市民協働分野の施設と認識しておりますので、今回の計画の中では単独設置の予定はございません。しかしながら、図書館機能としてコミュニティーづくりの場所は必要と考えており、基本構想の理念にも位置づけておりますので、基本計画に盛り込んでいきたいというふうに考えております。
14点目、駐車場でございますが、現状の各公民館の駐車台数が基本となりますが、成田のセンター館に関しましては増設を検討してまいります。
以上でございます。

○議長(相澤 榮君) これより藤原 峻君の質問は一問一答により行います。7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) まず、問い1の質問項目、小中学校の暑さ対策から質問をいたします。
環境省の熱中症予防情報サイトから引っ張ってきたんですけれども、部活動中の熱中症対策、屋内スポーツ活動編というものがあるんですけれども、それを見ますと、屋内での熱中症が大体3割ぐらいになるというふうに書かれております。体育館のほうのクーラーの設置が必要ではないかと思いますので、それについて見解をお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 教育部長。もとい、教育総務課長。

○教育総務課長(渡邉正弘君) この間の答弁でも申し上げましたが、エアコン設置につきまして、現在使っている扇風機も体育館のほうで利用できますので、とりあえずそちらのほうで対応したいと考えております。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 前回のほかの同僚議員の質問の中でも、リスク管理として温度管理であるとか、その湿度のリスク管理はするということだったんですけれども、こちらのその資料にも載っておりますけれども、熱中症発生時の気温と湿度の関係というものを見ますと、24度でも湿度が90%ぐらいあれば熱中症の危険があるということもありますので、本当にこの熱中症に対してしっかりと対応していくのか、再度見解をお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 教育総務課長。

○教育総務課長(渡邉正弘君) そちらにつきましても以前答弁いたしましたが、8月9日付で幼稚園、小学校、中学校のほうに富谷市の幼稚園、小・中学校の教育活動における熱中症予防指針ということで通知を出しておりまして、こちらのほうを参考に学校長が適切に判断していただきたいということでお願いしているところでございます。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 冷房システムに関しまして、エアコンの導入を決められたということは本当にすごいことだと思います。本当に他自治体に先駆けてであり、注目も集まっているかと思うんですけれども、地中熱の導入のコストであるとか、その可能性というのは検討できないか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 結論から言えば、まだその検討には入ってはございませんが、地球というのはいわゆる内部に入れば入るほど灼熱の状態になります。平均で100メートルにつき約3度上昇するというようなことも言われていますので、その熱を有効利用するということは1つの方法ではあると思いますので、今後調査研究を進めていきたいとは思いますが、現在のところ具体的な案については現在は持ってはございません。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 私が述べているこの地中熱に関してなんですけれども、100メートル以上掘り下げますと、大体その地中の熱の温度が一定になるので、外気温が寒いときにはちょうどよくなり、暑いときには涼しくなるというようなものでありますので、最近ニセコ町などで導入されていたりします。そして、環境教育の一環としても活用されている。そのクーラーの電気の6分の1で済むというような研究もありますので、ぜひ一度その試算などをされてみてはいかがかと思いますが、ご見解をお願いいたします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 仙台のほうに地質調査を専門にしている会社がございまして、私、そこの会社の事業内容等も若干承知しているんですが、そこでも地中熱を利用した主に暖房等の今設備を自社で実証しているということも承知してございます。その辺の情報を少し集めながら、今後やはり調査研究を進めてまいりたいというふうには思います。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 続きまして、公営墓地のほうに質問を移らせていただきたいと思います。
他自治体の条例などを見ますと、管理料の免除規定というのが入っております。例えば、七ヶ浜でありますとか、利府でありますとか、そういった例えば生活保護を受けられている方、災害に遭ったようなときなど、そういう管理の免除が規定されているんですけれども、そういうものは検討されるのか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 教育総務課長。もとい、生活環境課長。

○生活環境課長(安藤 司君) 具体的にはこれからの作業になりますので、議員からいただいた点も含めまして検討していきたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 大体この管理料に関しての免除規定はどこの自治体でもありますので、これはほかの自治体の例をしっかりと検討していただきたいと思います。
次の質問に移ります。地元の方からお話を伺っておりますが、懸念することとしまして、ちょうどつくる場所が獣の通り道だということなんですね。お墓が荒らされないか、その獣に対する対策というのはどういうふうに検討されるか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 生活環境課長。

○生活環境課長(安藤 司君) そちらにつきましても、住民説明会等で懸念されるということでお話を伺いましたので、こちらといたしましては柵の設置等を検討しているところでございます。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) もう1点としまして、そこに若者が肝試し的な形でたむろってしまうなどの治安の悪化があるのではないかという不安も伺っております。こちらに関して管理をどのようにしていく予定か、どのように検討されているのか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 生活環境課長。

○生活環境課長(安藤 司君) そちらですが、そちらも住民説明会のほうで質問がございましたので、お答えした件といたしましては、駐車場なんですけれども、夜間閉鎖というところで考えております。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 続きまして、やはりこの公営墓地ですと、車がない方の移動手段がないということになってしまうかと思うのですけれども、その公共交通の再編といいますか、その駅の設置といいますか、そういうものの検討も必要になるかと思うのですが、見解をお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 生活環境課長。

○生活環境課長(安藤 司君) 利用といたしましては、市民バスを想定しておりますが、今後、今ですと大亀山の会館の前にございますが、そちらからやすらぎパークのほうに延伸するかは企画政策等サイドと調整してまいりたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 続きまして、自衛隊の部外工事に関してなんですけれども、お金の地域内循環を考えますと、その地元の業者さんのほうにしっかりと事業を回すというようなことも必要ではないかと思うのですけれども、この部外工事、こちらを考えた理由について再度お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 市民生活部長。

○市民生活部長(吉田尚樹君) まず、今回のやすらぎパークとみやにつきましては、複合施設ということで、以前から申し上げておりますとおり、まず建設コストを限りなく抑えましょうというところで複合にしてきた経過がございます。そのような中で、やはり市民の要望が高い公営墓地、さらにはパークゴルフ場というところで、やはりその費用を抑えるためにどうしましょうかといろいろ検討を重ねた結果、その地元企業に対する影響というのもそういう側面も確かにあるという認識は持ってございますが、最終的には価格を抑えることで市民の利益につながると、そういう解釈のもと選定をさせていただいた状況にございます。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) このやはり部外工事なんですね。実際どのぐらいの予算なのかわからないんですね。算定されていないということなので、実際に自衛隊の皆様にお願いしたとしても、それが安くなるか高くなるのか、こちらとしては判断がつかないことですので、しっかりとその概算が必要になるかなというふうに思うのですが、再度こちらお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) 今後、基本計画を策定していく中で、金額的なものを明確にしつつ、自衛隊側とまた協議を進めながら、自衛隊側のほうでどこまでやっていただけるのかというところも掘り下げながら検討してまいります。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 例えば富谷市内、例えば黒川郡域圏内の事業者さんに仕事が回るような形では幾らかはあるのか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 市民生活部長。

○市民生活部長(吉田尚樹君) 造成工事の中で自衛隊の部外工事としてお願いしたい部分は、粗造成という部分でございまして、その排水だったり、仕上げの部分、整地の部分についてはなかなか自衛隊のその訓練の中では難しいというお話をいただいておりますので、基本的には粗造成部分を自衛隊のほうにお願いいたしまして、仕上げの部分は民間の企業にお願いをするというようなことで今考えてございます。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 続きまして、図書館のほうの質問へ移らせていただきます。
やはり東日本大震災がありまして、例えば私、当時まだ大学院に入る前だったんですけれども、図書館ですね、もうしばらく使い物にならなかったというような状況がありました。その災害対策に関しては、こちらはしっかりと検討される必要があるかと思いますが、見解をお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 各分館のリノベーション、それから成田のセンター館とも、その辺はしっかりと盛り込んでいきたいというふうに思っています。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 次に、図書館に関しましても、市民ワークショップであるとかアイデアキャンプなど、市民の意見を取り入れようという動きは見ていて、私も見ております。ただ、やはりその出した意見がどのように検討されたのか、それを取り入れる、取り入れないというものの検討が見えないと、やはり市民の皆さんとしてもどこがどう検討されているのかがわからないという意見もありますので、そういったものの提示をしていくということが必要かと思います。これについて見解をお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 今、各公民館6館でデザイン会議を終了したところですので、その意見を、出された意見について今集約を行っておりますので、それをきちんと市民の皆さんにお返しするとともに、基本計画の中に反映させていきたいというふうに思っております。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 次に、図書館協議会に関してなんですけれども、平成28年3月に文部科学省委託研究によると、図書館協議会に関しまして、望ましい基準では図書館の健全な発展という目的から図書館協議会の設置に努めるように求めております。市の7割が図書館協議会を設置しております。類似協議会も含めると7割5分という設置状況だそうです。富谷市は今後どのようにしていくつもりなのか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) さきの議員のご質問でも答弁したことと重なりますが、今、私らが一番大事にしていたのは、あらゆる市民の皆さんから声を拾うということでございます。世代間を超えて、そして不自由さを持っている方、いろいろなあらゆる市民の皆さんから声を拾う。そのためにオープンな形でこれまで2年間続けてまいりましたので、ある段階で委員会制度ということも視野に入る時期があるとは思いますが、その辺についてはその時期等は今後検討してまいりたいというふうに思います。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 今後建設される図書館の責任者は一体誰になるのか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) それは当然市長が一番の責任者になります。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 図書館の責任者といいますと、これは館長になっていくんですよ。館長。将来の運営に当たる図書館長がいない場合には、準備に先立ち館長を決めて、その館長が理念にのっとり職員と共同で図書館運営などをつくり上げていくというような状況です。瀬戸内の図書館も、最初に館長をしっかりと設定をして運営をしていったわけですね。この館長というのが大変重要だというふうに認識しているんですけれども、市としてどのように考えているのか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 当然規則の中には館長は司書資格を持つ者が望ましいという規約もございますので、やはりその辺は専門性を持ったきちんとした館長を選んでいくということは大変大事なことだというふうに思います。その人選方法、人選については、まだ具体案は持っておりませんが、今後きちんと進めてまいりたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) これからも成長をしていく富谷市でございますので、富谷市の図書館を未来を支える図書館長ということで、しっかりと全国公募をされるなり、例えば天下りなどというような判断をされるようなことがないようなことでしっかりと検討していただきたいと思います。再度そういう客観性、透明性、公平性に関して、館長をどのように設定していくのか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 今、議員がおっしゃられたように公平性、そしてやはり専門性というのが一番大きい資質になると思いますので、瀬戸内の館長のようなしっかりした方を選ぶ方法も今後検討してまいりたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 平成21年、財団法人日本システム開発研究所の図書館などにおける司書有資格者活用状況に関する実態調査というのがあるんですけれども、平成21年とちょっと古いんですが、年々職員の体制が増加傾向にあるというふうに指摘されておりまして、公立図書館の職員数が1館当たり平均14人、そしてその半数が有資格者だというふうに述べられておりました。富谷市の場合、これからその図書室、各公民館に図書室を分館という形で設定するということもありまして、よりその司書の確保というのが重要になってくるかと思います。この司書の確保に関してどのように考えられているのか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) まず、利用していただく方が本当に心地よく利用していただける施設づくりというのをまず第一に目指しておりますので、そのためには司書、いわゆるレファレンスの能力ということも大変重要にかかわってまいりますので、ただ、まだ規模等がはっきりと示しておりませんので、規模、それからそういうものが具体化する中で、やはりそれを担う司書等についての人員等も選考してまいりたい、考えていきたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 先ほど論旨のほうで述べさせていただいたんですけれども、大体試算してみますと、ぎゅうぎゅうに詰めて図書館の中央館ですね。10万冊ぐらいが現状ではもうぎりぎりなのではないかなと思うのですけれども、増設するというようなことでお話しされていたのですが、それはどのように増設するのか、現状としてのイメージをお伺いします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) まず、成田のセンター館に関してですが、ここはさきの議員のご質問にもお答えしましたように、やはり専門性というものが今後その施設そのものを建築していく場合にはかかってまいりますので、ぜひそのリノベーションであるとか、建築の、しかも図書館等の建築を携わったことのある業者、皆さんのその専門的なご意見を聞きながら、やはりその提案をしっかり聞きながら決めていきたいというふうに思っています。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 例えば、現状の図書室、各公民館の図書室で言いますと、かなりもうぎゅうぎゅうな状況で、これ以上なかなかふやしづらいというようなお話も伺っております。これ、冊数をふやす形なのか、ただの模様がえになるのか、その規模をふやすのか、どういうような状況なのか。これは市民にとっては大変興味深いところといいますか、知りたいところだと思うのですけれども、イメージとして、その規模を大きくしていくのかとか、そういうところ、どういうイメージを持たれているのか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) ここに1つ、あけの平公民館の2階のこれまで主に児童クラブが使っていたスペース等のところで、ちょっと面積を暗算してみますと283平米ほどとれます。ですから、ここの中をいわゆる総合的にリノベーションをかけていきますが、当然特色ある蔵書数というのも、今一般図書だけですけれども、特色ある蔵書というのも視野に入れてございますので、分館は。当然その分の冊数もふえていくものと。それから、キッズスペースというか子供たち、いわゆる子供さんを連れたお母さん方も安心して使える。それから、やはり学習スペースというか、静かに本を読んだり学習をするスペース、そういうものを全部この中に盛り込んでいきたいと思っています。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) かなり意欲的なお話だなとお伺いいたしました。ちなみに、東向陽台の図書室のほうに私行ってきたんですけれども、あちらですね、児童用の図書室と大人用の図書室を分けておりまして、やはり図書館建設に当たり、その子供用と大人用をある程度離して音が漏れないようにしないと、大人のほうも集中できないし、子供のほうも居づらくなってしまうというようなこともありますので、例えばですけれども、東向陽台のように2部屋確保するというようなことは検討できないのか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 子供さんと、それから子供さんを伴った方が使用できるという意味でのある程度の防音性ということはあるとは思うんですが、しかし、完全に別部屋としてということではなくて、キッズスペースということは当然考えてはいきますけれども、何度も言いますように、やはりユニバーサルデザインというのはいろいろな方が全部そこを使いやすい、いろいろな方が使える施設というのがユニバーサルデザインの基本でございますので、やはりそれに基づいたリノベーションをしっかり図っていきたいというふうに思います。ですから、これは私の私見でもありますが、多少の音、それから多少のいわゆる走行の補助具等の音があっても、それはみんなで共有していく範囲内のものではないかなというふうに思っています。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 例えば、座って本を読む。最近ですと、滞在する時間が長くなっているというふうに言われています。各分館といいますか、図書室に関しましても、そういう座ってしっかりと本を読めるようなスペースも必要ではないかなと思うのですけれども、こちらどの程度それぞれ確保できていきそうなのか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 先ほどお答えしましたように、そういうスペースも含めてきちんと盛り込んでいきたいというふうに思います。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 例えば、児童に関していいますと、床にぺたっと座って本を読むなど、大人よりもそのスペースが必要になるというふうにも言われています。そういう中で果たして今まで児童クラブだったところ、そのスペースだけで果たして大人も満足できる、子供も満足できるというようなものが設定できるのか、私はちょっと心配な面もありまして、こちらしっかりと再度検討されていただけるか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) このリノベーションに関しては、やはり専門業者の力量というか、そのスキルをきちっと取り入れていきたいと思いますので、ただ、私はやはりそれを全部実現する方向は現在捨てておりませんので、それを全部実現する方向でできるリノベーション業者をしっかりと選定していきたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 続きまして、市民と市民にまつわる、そして市民がしっかりとその活動に携わるというようなことも盛り込まれているかと思います。ただ、そのボランティアに関する調査なんですけれども、大体9割のボランティアというのが、子供用のボランティアというような状況だそうです。ほかに25%で本の整理であるとか、いろいろあるみたいなんですけれども、この富谷市の場合は、ボランティアという場合にどの程度の業務までお願いをする予定なのか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) その辺についてはまだ具体的なものはお示しできませんので、今後基本計画の中でそれも具体化していきたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 富谷市の場合も読み聞かせボランティアの皆様もおりますので、ぜひつながってお話などしていっていただけたらと思います。
続きまして、読み聞かせボランティアの方ですね。本当にいろいろな活動をされているんですけれども、富谷はやはり子供が多い状況です。成田の中央図書館の場合に、子供用のお話室というもの、新しい図書館に行きますと、大体どこも設置していたりするんですけれども、臨場感がある形で子供たちにお話をしていける、ちょっとした照明も変えられたりするような、そういうお話室というものをこちらセンター館に設置する考えがあるかどうか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) キッズスペースというふうにお話し申し上げているのは、もちろんその部分も含んでのエリアでございます。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 同僚議員よりですが、子供の遊び場というような、一緒にできないかというお話もあったんですけれども、例えば富谷ですと意外とスケボーが盛んであったりとか、結構有名な方が前にいたというようなお話も伺ったりします。そういうスケボーパーク、例えばパルクールにも取り組んでいますし、そういうパルクールパークや、ほかの自治体でいうとボルタリングなども同時につくっていたりします。気仙沼の図書館もそうでした。そういう形で何かしらニュースポーツなど、その遊び場的なもの、こちら導入できないか、検討されていないか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) その部分についてはまだ検討はしてございません。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 今後検討していっていただけるか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 1つは、やはり図書館とはちょっと違う別な施設になるかなという面もございますが、ただ、その融合が図れるかどうかというのは、研究はしてまいりたいというふうには思います。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 壁つき書架を全面的に採用しますと、その収容力の向上であるとか、室内雰囲気の向上の両面でより効果が期待されるというふうに言われております。壁つき書架を全面的に採用を検討するようなことは検討されているか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) その辺はやはり今後の検討課題だというふうに思います。やはり専門業者のきちっとしたスキルというか、その辺の提案を聞きながら、その辺も総合的に検討してまいりたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 結局、その壁つきをどうするのかとか、棚の段数をどうするのか、その割合をどうするのかというのも、こちらで提示しないと、業者の人としても向こうとしては設計できないですので、それがどのぐらいの目標値なのか、これを早目に議会のほうに示していただけないかと思いましてお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 基本計画の手法というか、手順といたしましては、これ前に示しました基本構想を準じた形でお示しをしていきたいというふうに思っております。ですから、基本計画の案ができました時点で、まず議会の皆さんにご説明を申し上げたいというふうに思います。それからその案を市民の皆さんに公開しながら、市民集会の中で市民の皆さんからまたご意見やご感想をいただきながら、最後は基本計画として確定していく。そういう手法をとってまいりたいというふうに思っています。ですから、その中でそこまで先ほど議員さんがおっしゃった書架の形態をどうするかまで基本計画に盛り込めるかどうかというのは、今まだお答えはちょっとできない段階です。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 今年度までに設計のプロポーザルではなくて、その前段階のところまで行くということだと思いますので、果たしてそれが間に合うのかという心配もあります。現時点で数字ができてない状況で、果たして今年度末までに終わるのかなという不安がありまして、そこら辺どのように捉えていらっしゃるのか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) いや、実は私も自信満々に答えていますが、実は不安もあるのでございます。ただ、そのところはやはり計画にとってきちんと実現していくように最大限努力はしていきたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 続きまして、例えば車椅子、そして乳母車とかが自由に動き回れるような形で、床には絶対に段差を設けてはならないというふうにその図書館の教科書には述べられております。この点に関してはどのように検討されるか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 何度もユニバーサルデザインに基づいた施設づくりということをお答え申し上げておりますので、それが基本だというふうに思っております。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 例えば、その学習室とか、集会室という部分なんですけれども、開架室と違う時間帯に使われるというようなことも、これは想定されたりするそうです。動線的にそれが切り離して使えるように検討することがよくあるそうなんですけれども、例えば大崎市もそうだったりします。そのような形に検討されていくのか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 運営に関しては、やはり次の、もう少し次の段階じゃないかなというふうに思いますので、運営に関しては運用総合的なやはりいろいろな観点から立案、計画してまいりたいと思っておりますので、建設を終え、それから運営にかかるときにその段階で検討してまいりたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 次に、こちら何人かの方かに言われた内容なんですけれども、予約システムですね。現地に行かないと予約ができないという状況でして、やはり今のネット時代にネットで予約できないというのは、これ大変不便だと思います。これ、新図書館のシステムの中では導入されるのか、これはもう導入するかしないか、明白な話だと思うのでお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 先ほどと同じように、運営の段階の問題だと思いますので、運営については先ほどのように総合的な、まだいろいろクリアしなきゃならない問題がたくさんあると思いますので、その中で考えていきたい、検討してまいりたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 本当にクリアしなきゃいけないというところがいっぱいあるはずなんです。例えば、照明がどの程度であるのか。成田公民館のガラス張りの状況で恐らく夕方と朝の状況も全然違いますし、例えば600ルクスが必要だというふうに言われているんですけれども、それが200以上差が出ると目が疲れるであるとか、これ本当に専門的な知識が必要なんです。ですので、私は再三今までの議会の中でも専門的な司書の方を早く雇っていただきたいというようなことで訴えておりました。本当にあと少ししか時間がない中で、しっかりと検討して無駄なくできるのか、本当に心配になってきている部分もありまして、ここの対策、どのようにしていくのか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 建物等に関しては、やはり建築の専門の意見と、それから提案というものも大事になってまいると思いますので、当然リノベーションとそれから増築をする場合は、そういう専門業者からの提案というものもしっかり受けとめていきたいというふうに思っておりますし、また、これまで大分視察も私ら重ねてきておりますので、ほかの図書館での現在の運用の方法等もしっかりその中に反映できるような形でつくり上げていきたいと思っております。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) これもまたしばらく先の計画の終わった段階でと言われそうなんですけれども、気仙沼図書館に視察に行ってきまして、そちらのほうでは家具を市民の皆さんとどれを購入するかということのワークショップをしたということでした。私も座ってみたんですけれども、本当に座り心地がいいような家具がいろいろなタイプあったりしまして、こういうワークショップって本当に愛着をもたらしてくれるものでもありますし、その座り心地のよさというものも自分たちで選ぶというのは、これ大変オーナーシップというのに役立つのではないかなというふうに感じております。これ、先のことだとは思うのですけれども、こちら将来的に検討されていただけるか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) まず、選書といいますか、本を選ぶ段階とか、いろいろな段階ございますので、ぜひその各段階、段階でやはり市民の皆さんからしっかりご意見を聞きながら進めていきたい。ただ、椅子の選び方までのところまでいけるかどうかは、現在まだちょっとお示しはできません。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) では、これ大変重要なあれだと思うんですけれども、例えばそのセンター館のリノベーションに関して、先ほどもお話ししましたそのガラス張りの状況で本が焼けてしまうであるとか、そういう調光の対策というのは、これは建築設計のほうにはしっかりと盛り込まれるのか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 業者の提案を受けるときに、その辺のところはしっかりと盛り込んでいきたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) また、同じように本の保存のためには低温、低湿度が望ましいというふうに言われております。ただ、司書の方の活動であるとか、そこに滞在する方たちを考えて、大体温度が20度、湿度が55%程度を基準とするというようなことが、これは教科書のほうにも載っておりました。富谷市でもこの点、快適さを十分担保するような形で検討されるのか、再度お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 快適さ、心地よさは追求したいと思いますが、その数字をクリアできるかどうかはちょっと今お答えはできない状態でございます。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 館長の公募であるとか、その司書の採用に関しまして、先ほど教育長が責任者に関してはやはり市長だとお話しされておりましたが、市長として、これ本当に携わっていただける方の能力に左右される、センスに左右されると思うんです。この点に関して、できれば早急に検討していただきたいと思うのですが、見解をお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 図書館において館長の担う役割は大変重要だというふうに認識しております。来るべき時期が来ましたら、公募も含めて検討していきたいというように考えております。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 来るべき時期というのは大体いつごろなのか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 現段階で今基本計画の策定途中でございますので、計画ができ上がって来るべき時期に考えていきたいというように考えております。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 先ほど教育長もちょっと不安があるというようなこともおっしゃっておりました。私も不安であります。市民の方も正直不安になっている方結構いると思います。現時点からもうすぐに早急に対応できないか求めたいと思うのですが、見解をお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) まずは現在進めている基本計画づくりを予定どおり進めていただいて、その計画を踏まえてその後のスケジュールを皆さんの期待を裏切らないように進めていきたいというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 最後の質問になります。蔵書冊数、全体としてどこを目指すのかですね。こちらしっかりと明確に答えていただかないと、結局その建築に関しても何も決められないですし、ここが一番重要だと思います。こちらに関して、どの程度を目指しているのか、答弁をお願いいたします。

○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) これはさきの議員のご質問にもお答えしたと思うんですが、国が示している望ましい基準の中にも、時代の変化と、それから地域の実情をよく考えた公立図書館の運営基本方針をやりなさいというふうに示してございますので、ぜひ富谷の実情をしっかり踏まえた上で、そして時代の変化をしっかり捉えた上で、その冊数等もいわゆる総合的な見地からきちんと決めていきたいと思います。その辺については基本計画の中でお示しできればというふうに思ってございます。

○議長(相澤 榮君) これをもちまして、一般質問を終わります。
ここで、お諮りいたします。
議案調査のため、明日5日から12日までの8日間を休会にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、明日5日から12日までの8日間を休会とすることに決定いたしました。
なお、9月13日の本会議は、午前10時からの開会といたします。
これで本日の日程は全て終了しました。
本日はこれにて散会いたします。ご苦労さんでした。


午後 2時48分 散会

平成30年決算審査特別委員会(第1号)

平成30年9月6日(木曜日)

富谷市議会決算審査特別委員会は、富谷市議会議場に招集された。

出席委員 19名

  • 委員長 青 柳 信 義
  • 副委員長 菅 原 福 治
  • 委員 安 住 稔 幸
  • 委員 浅 野 幹 雄
  • 委員 渡 邊 俊 一
  • 委員 山 路 清 一
  • 委員 佐 藤 克 彦
  • 委員 高 橋 正 俊
  • 委員 浅 野 直 子
  • 委員 出 川 博 一
  • 委員 西 田 嘉 博
  • 委員 浅 野 武 志
  • 委員 佐 藤 聖 子
  • 委員 藤 原 峻
  • 委員 齊 藤 秀 行
  • 委員 畑 山 和 晴
  • 委員 長谷川 る 美
  • 委員 若 生 英 俊
  • 委員 金 子 透

欠席委員 なし

職務のため出席した者の職氏名

  • 議長  相 澤 榮

説明のため出席した者の職氏名

  • 市長 若 生 裕 俊
  • 副市長 高 橋 義 広
  • 会計管理者兼会計課長 矢 田 守
  • 市長公室長 須 藤 弥 生
  • 市長公室長補佐 高清水 英 樹
  • 企画部長 種 市 優
  • 企画部企画政策課長 松 原 誠
  • 企画部企画政策課参事兼行政改革推進室長 西 山 高 広
  • 企画部企画政策課参事兼交通政策推進室長 近 藤 正 範
  • 企画部企画政策課長補佐 横 田 善 和
  • 企画部財政課長 高 橋 弘 勝
  • 企画部財政課技術参事兼検査監 柴 田 康 紀
  • 企画部財政課長補佐 日 野 正 樹
  • 総務部長 山 田 豊
  • 総務部総務課長兼情報化推進室長 神 田 能 成
  • 総務部総務課長補佐 小 嶋 雄 悦
  • 総務部防災安全課長 横 田 利 雄
  • 総務部防災安全課長補佐 奥 山 晴 基
  • 総務部市民協働課長 高 橋 加 代
  • 総務部市民協働課長補佐 伊 東 大 助
  • 市民生活部長 吉 田 尚 樹
  • 市民生活部市民課長兼東向陽台出張所長兼富ケ丘出張所長兼あけの平出張所長兼日吉台出張所長兼成田出張所長 渡 邊 美智子
  • 市民生活部市民課長補佐 阪 元 伴 恵
  • 市民生活部税務課長 泉 川 潤 哉
  • 市民生活部税務課参事兼徴税特別対策監 佐 藤 健 一
  • 市民生活部税務課長補佐 高 橋 正 徳
  • 市民生活部生活環境課長兼清掃センター所長 安 藤 司
  • 市民生活部生活環境課長補佐 遠 藤 勝 彦

議会事務局職員

  • 議会事務局長 富 澤 裕
  • 次長 高 橋 直 美
  • 主事 大 村 峻 史

午前10時00分 開会

○委員長(青柳信義君) 皆さん、おはようございます。
委員会を開く前に申し上げます。申し合わせによりクールビズを実施しておりますので、上着を外していただいて結構でございます。
本日の出席委員は19名であります。定足数に達しますので、決算審査特別委員会を開会いたします。
去る8月29日の本会議におきまして、『認定第1号』「平成29年度富谷市一般会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第2号』「平成29年度富谷市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第3号』「平成29年度富谷市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第4号』「平成29年度富谷市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第5号』「平成29年度富谷市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第6号』「平成29年度富谷市水道事業会計利益処分及び決算の認定について」の審査のために本委員会が設置されました。
決算認定制度の意義と重要性を改めてご認識いただき、慎重な審議をお願いいたしまして、開会の挨拶といたします。
直ちに本日の会議を開きます。
最初に、本委員会の日程についてを議題といたします。
本委員会は、本日9月6日、7日、10日、11日の4日間にわたり付託事件の審査を行い、各開催日の審査事項については、次第のとおりといたしたいと思いますが、これに異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(青柳信義君) 異議なしと認めます。よって、本委員会の日程は、本日より9月11日までの4日間とし、審査事項については次第のとおり行うことに決定いたしました。


認定第1号 平成29年度富谷市一般会計歳入歳出決算の認定について

○委員長(青柳信義君) 初めに、認定第1号 平成29年度富谷市一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
なお、本日の日程は、一般会計のうち市長公室、企画部企画政策課、財政課、総務部総務課、防災安全課、市民協働課、市民生活部市民課、税務課、生活環境課、会計課、議会事務局及び監査委員事務局の所管に属する決算について審議をいたします。
なお、本会議において各部長より概要説明は受けておりますので、これから各担当課長等へ補足説明を求めます。最初に、市長公室長。

[市長公室長、企画政策課長、財政課長、総務課長、防災安全課長、市民協働課長、市民課長、税務課長、生活環境課長、会計管理者、議会事務局長が決算書のとおり内容の説明を行った。]

○委員長(青柳信義君) 以上で説明を終わります。
この際、午前11時15分まで休憩します。

午前11時02分 休憩


午前11時15分 再開

○委員長(青柳信義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより質疑に入りますが、決算審査特別委員会は、慣例により一問一答方式により行いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(青柳信義君) 異議なしと認めます。よって、一問一答方式により質疑を行うことといたします。なお、質問者及び答弁者は要領よく、簡潔な質問と答弁、そしてスムーズな議事進行にご協力くださるようお願いいたします。
これより質疑に入ります。質疑はページ、款、項、目を明示され行ってください。
質疑ございませんか。西田委員。

○委員(西田嘉博君) 決算書14ページ、1款市税の不納欠損額1,903万8,664円の不納欠損について、欠損としたその法令とその根拠についてお尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 徴税特別対策監。

○徴税特別対策監(佐藤健一君) 不納欠損につきましては、地方税法で3点ほど規定されておりまして、1つ目が、第18条に該当する場合でございます。これは時効による徴収権の消滅でありまして、時効の開始から5年間経過し、徴収権が消滅したものになります。
2つ目としまして、地方税法第15条の7第4項に該当したもの。こちらにつきましては、滞納処分の執行を停止して、その後3年を経過することにより徴収権が消滅したものになります。滞納処分の執行を停止する要件としましては、滞納処分をする財産がない場合、滞納処分をすることにより著しく生活を窮迫させるおそれがある場合、その他所在及び滞納処分をする財産がともに不明である場合の3点がございます。具体例としましては、生活保護の該当者であったり、自己破産し、処分できる財産がない場合などがこれに該当します。
3つ目としまして、地方税法第15条の7第5項に該当する場合でございまして、こちらは徴収権が即時消滅いたします。こちらにつきましては、滞納処分をする財産がない場合において、徴収することができないことが明らかである場合でございまして、具体例としましては法人の破産あるいは滞納者の死亡後、遺族が相続を放棄した場合というものがこちらに該当します。
以上の3点が地方税法上で定められている不納欠損に該当する事由になります。

○委員長(青柳信義君) 西田委員。

○委員(西田嘉博君) それでは、次に、行政実績報告書60ページ、2の実施内容及び実績、3の市政懇談会事業は2件であります。
市政懇談会については町内会からの要請によって開催されることになっています。各町内会の中には、行政と直接話できる機会であり、市民が開催を希望しているが、開催されていない現状にあると伺っていますが、その現状を把握されているのか、お聞きいたします。

○委員長(青柳信義君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) 市政懇談会につきましては、平成29年度は2回開催しております。そのうちの件はこちらに記載のとおりでございますが、こちらに記載のほかにも1件、ご相談のあった、開催について町内会長さん同士で検討しているというようなお話は伺っておりました。ただ、最終的に正式に開催についてお申し出がなかったことから、市といたしましては開催には至らなかったというふうに認識しております。

○委員長(青柳信義君) 西田委員。

○委員(西田嘉博君) この件については、同僚議員による質問への答弁で、行政が主体で実施するとのことでしたが、今後の対応はどのようになっていますか伺います。

○委員長(青柳信義君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) 今年度からの市政懇談会につきましては、これまでは各地区からの要望で開催をしてきたという経緯がございますが、今年度からは市の側から広く呼びかけて開催をしたいというふうに考えております。具体的には、今回は公民館と西成田コミュニティセンター、10月下旬に4会場で市政懇談会を開催したいと考えております。ただ、これは会場は公民館等を予定しているんですけれども、地区を限定して参加者を募るということではありませんので、基本的にはどなたでも参加をしていただくというような趣旨で開催をいたしますので、ぜひ多くの方にご参加をいただければというふうに考えております。
詳細につきましては、10月ごろ、広報でお知らせをさせていただきたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。

○委員長(青柳信義君) 西田委員。

○委員(西田嘉博君) それでは、行政実績報告書の123ページ、2、マイナンバーカード交付等、この3年間についての年度末人口に対して取得率10.3%であり、どのような目標設定をしているのか伺います。

○委員長(青柳信義君) 市民課長。

○市民課長(渡邊美智子君) 富谷市では、マイナンバーカードの利用率向上ということで、平成29年4月からコンビニで証明書のほうを取得できるようにしたところなんですけれども、富谷市としては目標設定のほうは特段しておりませんけれども、なお、広報やホームページ、それから他課の事業などでマイナンバーカードの周知を図っていきたいと考えております。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。西田委員。

○委員(西田嘉博君) 最後です。
また、取得率の向上に対して、今答弁いただきましたが、マイナンバーカード制度は、非常に、国の予算も相当つぎ込んでやっておる政策でございますので、もっと前向きに捉えていただいて推進していただければと考えておりますが、その辺の最後の考えを伺いたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 市民課長。

○市民課長(渡邊美智子君) 先ほど答弁したとおりでございますけれども、国のほうの例えば目標値としまして、国民の大体3分の2ぐらいが取得するだろうというふうな考えでの取り組みでございまして、それが国の交付率はやはり11.5%というふうにとどまっているところからしますと、多くの人に取得してもらいたいと考えてはいる中で取り組んでいるんですけれども、やはりその数字は決して高くないものと考えております。
富谷市としても10.3%、決して高いものではございませんけれども、なお、コンビニの交付ができるというふうなところも強く皆さんに周知してまいりたいと考えております。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 行政実績報告書の53ページからいきます。
文書広報、広報とみや、フェイスブック・インスタグラムなどの情報発信を日々されているかと思うのですが、情報発信に関しての市民の方からの反応はどういうものがあるか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 市長公室長。

○市長公室長(須藤弥生君) 市民の方からの反応としましては、「よく新聞等に出ていますよ」とか、そういうようなことで反応いただきましたり、あと、インスタですとか、フェイスブックとかにコメントをいただいりというようなことで反応のほうは見ております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 情報発信、こういうものをしてほしいというような市民の側からの要望みたいなものはありますか。

○委員長(青柳信義君) 市長公室長。

○市長公室長(須藤弥生君) 市民の方といいますか、例えばなんですけれども、ラインとかそういったものを市でやったらいかがかというようなご提案のほうはいただいております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 富谷市で新しくお店を開店した方から、一番最初に、市民の方に来てもらわないとなかなかサービスを利用していただけないということがありまして、そういう新しく開店をしたときなどに、広報などとかフェイスブックなどとかでご紹介していく。さらには、新規開店だけではなくて、既存店も定期的に紹介していくというような取り組みも必要ではないかなと思うのですが、見解をお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 市長公室長。

○市長公室長(須藤弥生君) 市の取り組みとしまして、スイーツ店の紹介などは、スイーツを通したまちづくりという点でお店の紹介とかはさせていただいておりますけれども、そのほかの民間の企業・店舗に関しては慎重に取り組んでいるところでございます。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 続きまして、55ページに移ります。
昨年度の行政実績報告書を見ますと、生活保護の級地区分の見直しなどについて要望したというふうに書いてあったんですけれども、ことしはこちらはされなかったのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 市長公室長。

○市長公室長(須藤弥生君) ごめんなさい。ページ数、55ページ……。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 55ページで、昨年度の行政実績報告書ですと36ページになっておりまして……。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員、36ページでございますか。

○委員(藤原 峻君) 昨年度の36ページと、ことしの55ページになっておりまして、こちらで生活保護に関する級地区分の見直しなどについて昨年度は書いてあったんですけれども。そうです。こちらのほうはどうなって、そうされたのかどうかということを……。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員、行政実績報告書の55ページですか。

○委員(藤原 峻君) そうです。
もう一度丁寧に述べます。昨年度の平成28年度行政実績報告書では36ページ、国・県等対策事業において生活保護に関する級地区分の見直し等について要望されていたんですけれども、本年度の実績報告書の55ページにはそういうような生活保護の級地区分の見直しに関する要望に関して記載されていなかったんですけれども、これに関してはことしはされなかったのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 市長公室長。

○市長公室長(須藤弥生君) 市長会での要望という点でよろしかったでしょうか。その点に関しましては、富谷市としては生活保護という項目については上げておりません。別な項目で市長会のほうに要望のほうは出しております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 仙台市の隣ということで、アパート代であるとかそういうものはそんなに変わりがないという状況ですので、級地の見直しなどについて要望していくことも必要だと思うのですけれども、再度考えをお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 昨年度は見直しということで要望のほうに入れたんですけれども、実はあれは市長会に各市5点まででしたか、件数が決まっているんですよ。そうすると、やはり毎年優先順位を決めて要望を出すものですから、今回は、富谷から出すものにはそれは含めることができなかったということでございますので、ご理解いただければというふうに思います。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 大変重要な支給額にも関することなので、今後は盛り込んでいただきたいと思うのですが、見解をお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) これは仙台と仙台圏域共通の格差ではございますので、これは一概に富谷だけが要望するものではないというふうに思っておりますので、その辺は機会があれば要望としてお話しはさせていただきたいというふうに思っております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 続きまして、実績報告書の87ページに移ります。
内部情報システムだとは思うんですけれども、お昼ぐらいになりますとインターネットがなかなか接続されにくいというような状況があったりします。こちらに関しては、こちらの対策の中で改善されていっているのか。たしか昨年度も質問したかと思うのですが、こちら、どうなっていたか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) インターネットの利用については、確かに昼休みになると利用する方が多くなって、若干つながりにくいというふうな声はありますけれども、現時点では、実際にそれを確認をしてみても、それほどつながらないというふうな状況ではございませんので、問題はないというふうに考えてございます。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 続きまして、109ページのほうに移ります。
広報・広聴事業に関してなのですけれども、とみやわくわく市民会議に関しまして、テーマの決め方はどういう形にしていたか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 市民協働課長。

○市民協働課長(高橋加代君) まず、テーマに関しましては、行政課題、地域課題、それぞれその年度に必要な内容ということで設定しておりますが、29年度、こちらの中で、特に地域を支え合うという部分では地域コミュニティという部分で市民の方のご意見を参考にテーマ設定をしたりしているところでございます。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 農家の方から農業について市と意見交換をしたいというようなお話も伺っておりまして、農業などについてもこのとみやわくわく市民会議などで今後取り上げていけるか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 市民協働課長。

○市民協働課長(高橋加代君) 議員のご意見も参考にしたいと思います。繰り返しになりますが、昨年度からアンケートをとりまして、参加者の方からテーマについてもアンケートをとっているところでございますので、そういったところを踏まえながらテーマの設定を進めてまいりたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 続きまして、114ページの相談状況のほうに移るのですが、さまざま、離婚に関してなど、本当にもろもろ相談があるかと思うのですが、相談を受けた際に適切にほかの課に回しているのか、どういうような相談があったときの対応をされているのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 市民協働課長。

○市民協働課長(高橋加代君) こちらは、相談の窓口に関しましては、相談窓口で全て解決できる事案というのは、逆に言えば、余り多くない状況でございまして、必要な所管課、それから関係機関におつなぎをしながら解決を図っているところでございます。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 最後の質問になりますが、82ページだと思うのですが、ちょっと具体的な記載がないのですけれども、職員の健康管理、メンタルケアとして、有給の取得に関しまして、富谷としては現状はどういうような形になっているのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 済みません。平均の取得日数については7.7日でございます。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) では、最大取得できる日数というのは何日でしょうか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 1年ですと20日になりますけれども、繰り越しがある場合については最大40ということになります。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 7.7日というと、月1回もとれないような状況ですので、こちらをもっととれるような体制づくりが必要なので

はないかと思うのですが、市長、見解をお伺いいたします。
○委員長(青柳信義君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 私は常々、職員の健康管理、特にメンタル面の管理については、職員、特に管理職のほうには常々お願いをして、私就任してから、いわゆる定時退庁日を設けたり、やはりしっかりと休むときに休んでもらうようにということで推進はしているところでございます。ただ、やはり現状としてまだまだ有給がとれていないというのは課題でございますので、さらにそういう環境づくりを努めていきたいというふうに考えております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) やはり体制としまして、職員の方の数が足りなかったりするのかなと思うのですけれども、現状として、適正配置というのはどのぐらいできているのか。現状足りていないのか、見解をお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 職員1人当たりが抱える住民の数というのは、県内でも一番多いというのはご承知のとおりかと思います。適正に配置をするためにどうしたらいいかということで、各課の現状などのヒアリングなども行いながら、職員構成、バランスのいいような形で配置をさせていただいているというふうな状況でございます。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 市長として、現状を、今ふやしてきている状況だとは思うのですけれども、今後もやはり、年代的な難しさもあるかと思うのですが、もう少しバランスよくとれるような形で何とか推進していけないか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 人員配置につきましては、今回、市制施行にあわせて機構改革、それにあわせてかなり見直しを行い、増員もさせていただいたところでございます。まだまだ、ほかの市町からすれば、いわゆる住民に対する職員の数は少ないのは富谷の現状でございますが、その辺は最大限配慮しながら、今後、検討課題として取り組んでいきたいというふうに思います。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。長谷川る美委員。

○委員(長谷川る美君) 私のほうから2点、お伺いいたします。
初めに、行政実績報告書61ページです。
(2)の企画調整事務(ふるさと納税推進)ということで、ふるさと納税についてなんですけれども、ふるさと納税が、平成28年度18件に対して平成29年度は332件と大幅に増加しておりますけれども、それについて要因をお伺いします。

○委員長(青柳信義君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) こちらにつきましては、平成29年9月からポータルサイトの活用を始めております。そのポータルサイトのほうでお申し込みがふえているというような状況になっております。

○委員長(青柳信義君) 長谷川委員。

○委員(長谷川る美君) 昨年は、5万円以上の寄附の方に対して市制施行記念絵本を進呈しておりましたけれども、ことしは3万円以上となっております。その理由をお伺いします。

○委員長(青柳信義君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) こちらにつきましては、より多くの方に富谷市の絵本を贈呈をさせていただいて、富谷市を広く発信をしていければという趣旨で昨年度は3万円ということにさせていただいところでございます。

○委員長(青柳信義君) 長谷川委員。

○委員(長谷川る美君) 絵本、1,000部作成していると思うんですけれども、その残数をお伺いします。

○委員長(青柳信義君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) こちらにつきましては、9月現在で286冊の残というふうになっております。

○委員長(青柳信義君) 長谷川委員。

○委員(長谷川る美君) 市制施行記念という絵本なので、早くというか、残らないようにというような、そういう考え方もあると思うんですけれども、今後、例えば1万円以上の寄附の方にもとか何か、それだけには限りませんけれども、何かそういうものでほかにと考えていらっしゃる部分はあるのかどうか、お伺いします。

○委員長(青柳信義君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) こちらにつきましては、今年度からなんですけれども、昨年度は3万円以上ということで取り組んでおりましたが、今年度からは2万円以上ご寄附をいただいた方ということで金額を下げておりますので、そういった形でも今後の配布促進に努めてまいりたいというふうに考えております。

○委員長(青柳信義君) 長谷川委員。

○委員(長谷川る美君) 他の自治体では、ふるさと納税の返礼品が高額になっている現状を踏まえて、国のほうでも規制をかけているというような現状があるんですけれども、本市は寄附の3割の上限というふうになっておりますけれども、それについて変更とか、そういう現状を踏まえて何かというお考えはあるのかどうか、お伺いします。

○委員長(青柳信義君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) こちらのほうにつきましては、国のほうから一応目安ということで、返礼品、寄附額の3割というような基準が示されておりますので、本市につきましても、現状、その範囲内で運用しておりますし、今後もその方針で運用してまいりたいというふうに考えております。

○委員長(青柳信義君) 長谷川委員。議席番号は要りませんので。

○委員(長谷川る美君) 失礼しました。
次に、行政実績報告書の109ページをお願いします。
わくわく市民会議についてなんですけれども、年4回、そして、8月から2月ということで実施されているということなんですけれども、その理由といいますか、何かそういうふうにしているというお考えというのか、あるのかどうか、お伺いします。

○委員長(青柳信義君) 市民協働課長。

○市民協働課長(高橋加代君) まず、わくわく市民会議、始まった当初から、年四、五回ということで進んできた経緯がございます。現状、一般公募という形で市民の参加を募集してということではやっておりますが、一般公募につきましても、現状、すぐいっぱいになるという状況でもございません。このことから適正な回数なのかなというところでやってきたところではございます。

○委員長(青柳信義君) 長谷川委員。

○委員(長谷川る美君) より多くの市民の皆様の声をということであれば、そういうこともあるにしても、少し今後回数をふやしていくとか、そういったお考えはあるのかどうなのか、検討あるのかどうなのか、お伺いします。

○委員長(青柳信義君) 市民協働課長。

○市民協働課長(高橋加代君) まず、今年度も年4回というところで進めているところではございます。ただ、今年度から、市民協働の推進ということでは、市民向けの講演会、それから、ワークショップを予定しているところでございますので、今後、そちらの事業との兼ね合いを見ながら、わくわく市民会議の回数についても考えてまいりたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 長谷川委員。

○委員(長谷川る美君) 参加人数についてはどのように捉えていらっしゃるでしょうか、お伺いします。

○委員長(青柳信義君) 市民協働課長。

○市民協働課長(高橋加代君) 現在、参加人数につきましては10名ということで募集をかけているところでございます。10名に関しましては、内部でもさまざまな検討をしましたが、やはり参加者の方、アンケートをとりますと、限られた時間内で話し足りないというところが非常に多くご意見としていただいております。そのような中では、やはり2時間の会議開催の中で10名という参加人数は適正な人数かと捉えております。

○委員長(青柳信義君) 長谷川委員。

○委員(長谷川る美君) 最後の質問になりますけれども、そういった現状、いろいろさまざま課題はあると思いますけれども、さらに市民の皆様にというところで、先ほどは回数のことをあれしましたけれども、テーマは市民の皆様からということありましたけれども、担当課としては検討されている部分といいますか、充実させるために何かそういう部分で今出ている部分があればお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 市民協働課長。

○市民協働課長(高橋加代君) わくわく市民会議につきましては、アンケートの内容からは、本当に参加された方の満足度が非常に高いという結果になっております。そういった意味では、やはり内容の充実というのは図っていかなければならないなというところで、今年度から、そういった意味で対話重視型ということでやってまいったところでございますし、平日開催から土日開催に切りかえて市民の方が参加しやすいようにということで改善してきた経緯がございますので、引き続き、参加者の方のご意見、それから、本日の委員のご意見も参考にしながら進めてまいりたいと考えております。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。山路委員。

○委員(山路清一君) 初めに、52ページの旅費……。

○委員長(青柳信義君) 山路委員に申し上げます。マイクを使っていただけますようお願い申し上げます。

○委員(山路清一君) 52ページの旅費です。
市長、副市長の主な出張内訳が書いてあります。この中で、市長が単独でお一人でお伺いしたことございますか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 市長公室長。

○市長公室長(須藤弥生君) 市長のみ出席したということ、ございます。あります。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) 車で行くときは運転手の方がついているんですけれども、車以外で1人で行ったことはございますか。

○委員長(青柳信義君) 市長公室長。

○市長公室長(須藤弥生君) ございます。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) SPをつけるわけにいかないんですけれども、やっぱり安全安心のために、やはり誰か同行するべきじゃないかと私は思うんですけれども、この件についてお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 市長公室長。

○市長公室長(須藤弥生君) 基本的には随行というのを基本にはしているんですけれども、やはり人員的な問題ですとか、あとは日程的な問題とかでお一人で行っていただくというようなこともございます。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) 市長は朝から晩まで結構忙しい身ですので、何かあった場合に大変ですので、ひとつその辺は十分に考えてほしいんですけれども、もう一度、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 市長公室長。

○市長公室長(須藤弥生君) 委員のおっしゃるとおりだと思いますので、できるだけ検討したいと思います。ありがとうございます。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) 続きまして、ページ数が63ページ。
こちらのほうに土地利用規制対策事業がございます。この中で、土地売買の届け出件数が5件ほどあるんですけれども、この辺の内訳についてお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) 昨年度につきましては5件の届け出がございました。そのうち、2件につきましては、高屋敷の工業団地に関するもの。また1件につきましては、成田地区に電磁材料研究所が進出しましたので、それに係る土地の売買。そして、あとは明石台四丁目の新たな住宅地ということで売買がございました。また、市街化調整区域では明石石積地区で法人の方の売買がありまして、5件という内容になっております。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) 続きまして、ページ数、実績報告書の65ページ。
こちらのほうに仙台北部道路の機能強化ということで、市長みずから石井啓一国土交通大臣とお会いしております。宮城県の選出の国会議員の方とご一緒したと思うんですけれども、大臣の感触含めて詳細についてというか、言える範囲で結構ですので、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 石井国土交通大臣、2月に、これはタイミングを逃さない時期にということで、実は急遽お願いをして日程をとっていただいた面談でございました。もちろん、石井国土交通大臣はもともと建設省から入られた一番国土交通施策をご存じの方で、富谷の北部道路の、今回、4車線化とフル化のお願いに行ったわけでございますが、十分にご理解はいただいている案件でございまして、今後に向けて、まずは4車線化、防災上も考えて考えなければいけないねということはお話をいただきました。あとはフル化に向けてはやはり費用がかなり伴うので、その辺の経費の節減をどうするというのが、大臣もいろいろ今後検討していきたいということでのお話でございました。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) 続きまして、ページ数、実績報告書の74ページ。
こちらのほうに庁舎の管理業務がございます。管理業務の28年から30年のもので、3年間ですかね。3、599万6,000円というのは、これは庁舎内の掃除関係とか、そういう清掃関係のものかどうか、確認いたします。

○委員長(青柳信義君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) 清掃も含まれてございます。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) それじゃあ、庁舎の営繕関係というか、管理というか、建物について改修とかやったような場所があるかどうか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) こちらの経費の中ではございませんけれども、先ほど、議場の緊急修繕というのが昨年では一番大きかったところでございます。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) 議場の天井というか、周りのこちらのほうですよね、やったの。そのほかにございますか、お伺いします。

○委員長(青柳信義君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) 昨年一番大きかったのは、電算室に電話交換機がございますけれども、それの入れかえが一番大きかったところでございます。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) 私、ちょっと気がついているところで2点あるんですけれども、皆さん方も多分わかっているかもしれませんけれども、1つは、正面玄関で通路ございますよね、屋根がかかっている通路。あの屋根の通路が、雨樋というか横樋が走っているんですけれども、その横樋のところから雨漏りしていますので、それは随分前からなんですね。これを一回確認してほしいと。
それと、もう1点は、富谷市の階段はすごく幅が広くて、本当に立派な階段です。床もフローリングが張ってありまして、フローリング、ノンスリップでぼつぼつあるんですけれども、結構使いやすい階段です。ほかの町庁舎から比べると非常に使いやすいということで、その上にウレタンを塗っているんですね。そのウレタンが結構色が変わってきまして、剝がれてきていますので、早急に直していただきたいと。あれをやると結構立派に見えますので。
その2点をお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) 現地のほうを確認させていただいて、しかるべき対処を考えさせていただきたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) 次に、ページ数75ページです。
入札の事務、物品管理事務の中で平成29年度の不調・不落の件数が9件ほどございます。一般が4件、指名が5件のこの内訳をお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) 主な工種のほうで申し上げたいと思います。一般のほう4件の内訳として、工事請負関係が1件、業務委託1件、あと賃貸借が2件、合わせて4件でございます。指名の5件の内訳ですが、業務委託が2件、賃貸借が1件、あとは残り2件は物品の購入、合わせて5件でございます。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) 続きまして、ページ数が82ページです。
こちらのほうに職員の定期健康診断、それから人間ドック、書いてございます。富谷市で黒川行政事務組合というか病院の会計のほうに収入の部で約4,576万2,000円ほど支払っていると思うんです。これは今4市町村では一番少ない金額なんですけれども、今、本年度、平成30年度、黒川病院、28年度、29年度より、1年まだたっていませんけれども、7月現在で、結構、入院患者とか外来患者が減っております。ですから、できるのであれば、人間ドック関係とか定期健康診断、なるべくであれば、強制ではないんですけれども、黒川病院を使うことはできないのか。この辺についてお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 人間ドックにつきましては、当然、黒川病院については対象とされておりますので、利用ができるということでございます。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) なるべくその辺でちょっとお願いというよりも、要望するところでございます。
続きまして、ページ数95ページ。
最後になります。こちらのほうに、今度また交通安全の出動式ありますけれども、7時から7時半までになっていますよね、それは。この時間帯、スクールボランティアで立っていますと、7時から7時半というのは結構子供たちが通る時間です。一番通る時間です。この間にスクールボランティアというかあの方たちがこの時間帯を割いてこちらに来るのもいいんですけれども、やはり通学に関して重要な時間じゃないかと思いますので、これを30分くらい繰り上げることはできないのかどうか。この辺についてお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) ことしの秋につきましては決定して、7時からということで進めさせていただいてご案内もしてございますので、このまましていきたいと思います。なお、今後、関係機関の方からお話を聞いて、その辺、変更できるかどうかも含めて検討はしたいなというふうに思います。ただ、余り早く皆様を呼ぶというのもちょっとというところもございますので、意見は聞きたいと思いますけれども、その辺は十分に踏まえさせていただきたいというふうに思っております。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。若生委員。

○委員(若生英俊君) 2点、お願いいたしたいと思います。
決算書の65ページ、実績報告120ページ。
こちらが中心になりますけれども、120ページの人口動態、お願いしたいと思います。その中の自然増減・社会増減、それぞれの動態で、社会の増減、社会動態が33名減というふうな29年度の結果でございます。この要因分析はいかがかされているのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 市民課長。

○市民課長(渡邊美智子君) やはり転入転出のことを考えますと、一時期よりも転出が転入を上回っているというふうなところでして、さらに転入の内容も1世帯1人というふうな構成が多うございますので、結果的に転出が上回っているわけですけれども、そういった中身もございまして、こういうふうな結果になっているというふうに見ております。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) そのような分析だというようなことで受けとめますけれども、どちらにしましても、仙台市の事例も含めて、仙台市の場合は自然動態がということでした。富谷市の場合ですと社会動態、非常に関心というか、そこに目を向けていく必要があるのではないかなというふうに思います。
8月末の人口がそれぞれ発表されておりました。5万2,577人ということで、私は、前年、去年の8月現在とことしの8月現在をというふうなことで比較対照しますけれども、去年の8月末に比べて11人減です。恐らくこの傾向はまさに数十年ぶりという、初めてではないのかなということに思います。あと4カ月ですから、9、10、11、12で、1月・12月でどれくらいの人口増が見込めるかというようなあたりは非常に厳しい状況にあるのではないかなというふうにも思います。この1月と比較しても101人減少しているというふうなことであります。行政の一番根幹にある部分、それぞれの基礎人口というふうなことだろうと思いますので、その辺のところに十分着目をしながら、ある時期の何百人とか、ある時期の1,000人を超えたというふうなことでない、富谷市の周辺環境との中で、恐らくそのような動きがなっていくだろうと思いますけれども、その辺も十分着目した上で、今後の行政運営に当たっていただきたい、このように思いますけれども、いかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 若生英俊委員、この質問、何回も、一般質問で2回、3回と質問を受けて、同じように回答をしておりますが、また今回質問をいただきました。これまでもご説明しているように、宅地造成の部分がほとんど今終わっていて、ピーク時が過ぎて、今一旦、人口の社会増の伸びが今滞っているという状況で、これまで答弁しているとおりでございます。今後、新たにまた造成も進めていきますので、そういったことも視野に入れながら、しっかりと進めていきたいというふうに考えております。

○委員長(青柳信義君) この際、午後1時まで休憩します。

午前11時59分 休憩


午後 1時00分 再開

○委員長(青柳信義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑ございませんか。若生委員。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) それでは、午前中に引き続きということになりますけれども、同じ質問をという声がありますけれども、実績、29年度の決算あるいはその内容をこのように実績報告でまとめて、それらをやはり事実を認識、そしてまた課題を共有する。こういう場であるはずなんです。ですから、同じことを繰り返して私が言っているわけではなくて、事実として、平成29年社会動態、社会増減で33人の減少となったことを捉えながら、ぜひ、今まで取り組んできた方向性を共有しながら進める、この1点に尽きるわけでありますので、その辺について申し添えます。
2つ目に入ります。コンビニ納付が開始されたということで、平成29年度、スタートいたしました。(「何ページですか」の声あり)
決算書65ページ、実績報告128に関連をいたします。
まず、第1番目にコンビニ納付、従前からの準備でいよいよ始まりましたということなんですけれども、結果として出たこのコンビニの納付数の見込み値とのぶれといいますか、ほぼ見込みどおりだったのか、マイナスなのか、上幅にいったのか、その辺の結果、1年終わってみて、取り扱いの数字というふうなことにどのように受けとめていられるか、お聞きいたします。

○委員長(青柳信義君) 税務課長。

○税務課長(泉川潤哉君) コンビニ納付、当初、開始するときの税務課としての見込みは2割と見込んでおりました。ですので、大体予想どおりと考えております。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) それでは、今後の伸び、平成30年度、ここまで半期を過ぎようとしておりますけれども、今後の伸びというふうなあたり、今年度の予測というあたり、もしよろしければお願いいたします。

○委員長(青柳信義君) 税務課長。

○税務課長(泉川潤哉君) 先日、一般質問のほうでもお答えしておりました。市税のほうで申し上げますと、4月から7月期の昨年とことしの同期で0.43ポイントほど市税につきましては増となっておりますので、今後、徐々にふえていくのではないかと考えております。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) 利便性の向上ということで、市民サービスのためにということになりますけれども、納付書からコンビニ納付というようなことで、恐らくばらけたのかなというふうに思います。コンビニの取り扱い件数に伴う、コンビニに、たしか1件100円でしたか、百何円でしたか、そのようなことで徴収費用ということに上乗せされていこうかと思うんですが、徴収費用、徴税費用、これはどのくらいの額になりましたか。

○委員長(青柳信義君) 税務課長。

○税務課長(泉川潤哉君) 1件当たり消費税込みで64.8円となっておりまして、市税分だけですと173万7,547円支出しております。ただ、基本使用料として、月1万800円の12カ月分がこの中には加算されております。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) それでは、口座振替の率といいますか、数、横ばいか、減少傾向かというふうなことに見受けますけれども、本来の事務の効率化というようなことからすれば口座振替のというふうなことと思いますけれども、口座振替を伸ばす方策、どのような取り組みをされたのか、お聞きします。

○委員長(青柳信義君) 税務課長。

○税務課長(泉川潤哉君) 課税する際に、納付書発送の際に口座振替を推奨していますということで、お勧めのチラシのほうを同封しております。事業実績報告書の128ページの一番上の段に表が載っているんですが、昨年度と比較しまして669件ほど増にはなってございます。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。菅原委員。

○委員(菅原福治君) それでは、私から総務所管の質問をさせていただきます。
まず最初に、私は今ここに29年度の第1回目の市長の定例会の挨拶を持ってきているんですけれども、これについては、予算のしょっぱなのときだったんですが、大きな取り組みとして3つ、厳しい財政見通しの中で行政改革を進めると。2つ目が、これからの将来人口のために宅地、市街地または工業用地の計画を進めると。3つ目に、これ、いいかどうかわかりませんが、交付金を大幅に超えた交付金を活用してまちづくり交流プラザを実施すると。この3つ、大きく取り上げておりましたが、これらについての、今現在のこのことについての感想、あればお伺いしたいんですが。

○委員長(青柳信義君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) まず、1点目の行革につきましては、しっかりと初年度、実施プランは30年度からのスタートでございましたが、やはり29年度しっかりと367事業全ての見直し作業を行ったということも結果にありまして、かなり、先ほど財政課長からの決算の説明があったように、かなり行財政改革の効果はあったというふうに認識をしております。
また、2点目の新たな住居または工業団地につきましても、満額で住居系3地区、工業系3地区、その前のときには結局1カ所に絞り込んでの申請だったわけでございますが、今回は満額で住居系3カ所、工業系3カ所、お認めいただいたというのも一つの大きな成果だというふうに考えております。
3点目のまちづくり産業交流プラザにつきましては、おかげさまで、順調に満額で事業費を認めていただいたおかげで7月1日に稼働できたわけでございまして、全て当初に申し上げた方向でしっかりとやれたというふうに認識しております。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) 3つとも、本当に職員も意識を持って今やられているんではないかなと思います。これからですので、また再度よろしくお願いします。
それでは、質問なんですが、私は今回、不用額、2点だけなんですけれども、不用額が私から見て若干多い項目について、なぜこの不用額が発生したのか。本当にそれこそ行政改革を進める中でこの不用額が発生したのか等について、ちょっとお伺いします。
1つ目が、決算書の56ページです。
財産管理の中で607万6,000円の不用額が生じておりますが、これは主には使用料なり備品購入費となっておりますが、これは本当に先ほどから言う行政改革から来たものなのか、経費削減から来たものなのか。それとも、それ以外のものなのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) 理由は1つではないんですけれども、今おっしゃったものが複合的なものでの不用額ということでございまして、実際、最初の予算の前では把握はしておったんですけれども、これをあえて財政課のほうとしてはぎりぎりまで不用額を詰めるという作業は実際のところはしなかったというところでございます。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) あと2点目でございますが、次のページ、58ページの企画費の不用額が370万円ほどになっておりますが、これも主には委託料320万円等々が原因だとは思いますが、これについてもお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) こちらにつきましては、市民バスの運行委託業務につきまして、当初、債務負担行為で予算を設定しておったわけなんですが、入札の結果、当初の予算より下がって、その請差ということで執行残ということになっております。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) 今のは若干違いますが、私はこの2つを見ても、本当に行革の考え方が職員なり、各課、各部に徹底されているんではないかなということで高く評価をしたいと思います。
それでは次に、実績報告の22ページです。
新公共交通システムについてですが、これは、新交通、進めていただいて結構なんですが、この中に街路交通調査費補助金を今後活用するとありましたけれども、これは何の補助金なのか、お伺いします。

○委員長(青柳信義君) 交通政策推進室長。

○交通政策推進室長(近藤正範君) ご質問にお答えいたします。
街路交通調査費に関しましては、国の国土交通省の予算の区割りというふうになってございます。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) であれば、これはどれくらいの額を見込んでいたのか。今、スタートしていると思うんですが、どれくらいだったんだか、お伺いします。

○委員長(青柳信義君) 交通政策推進室長。

○交通政策推進室長(近藤正範君) 3分の1は予定どおり、予算としてはつけていただきました。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) 3分の1、今スタートしているんですけれども、ちょっとお伺いします。

○委員長(青柳信義君) 交通政策推進室長。

○交通政策推進室長(近藤正範君) 200万円の補助でございます。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) わかりました。
これから、これからと言うと後ろからまた矢が飛んでくるんですけれども。グランドデザイン等に今入っているわけですけれども、それ以降の当面のスケジュールをお伺いします。

○委員長(青柳信義君) 交通政策推進室長。

○交通政策推進室長(近藤正範君) 来年度に向けて、今、概算要求をしてございまして、概算要求といたしましては1,500万円要求してございます。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。浅野直子委員。

○委員(浅野直子君) それでは、決算書116ページ。
9款1項5目の災害対策費につきまして、国民保護計画推進事業というものがございました。28年度につきましては29万7,000円だったかと思うんですが、今回、200万円超えております。この事業の内容についてお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) 昨年9月補正で、Jアラートの受信機器の更新、国交省の上のほうから来たもので予算をとっていただいて実施した関係で今回はふえているというところでございます。

○委員長(青柳信義君) 浅野直子委員。

○委員(浅野直子君) それでは、実績報告書の137ページになります。
空き地の件なんですが、実は調査件数におきましては大分減っておりますので、住宅も張りついて改善が見られているのかなと思うんですけれども。通知件数に対しましての回答率が若干昨年度よりも減っている関係があるんですが、この回答率が減った要因というのはどういったことだったのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 生活環境課長。

○生活環境課長(安藤 司君) 昨年度に比べまして通知件数も減っておりまして、未回答の件数が昨年50だったものがことし53と、さほど変わりはないんですけれども、通知につきましても、2回、3回と通知を差し上げていますので、それで反応を見ている状況にございます。

○委員長(青柳信義君) 浅野直子委員。

○委員(浅野直子君) そうしますと、未回答者に対して、当然、そこのところはどのような対応になっているのか。2回、3回、通知していらっしゃるということなんですけれども、それでもそこのその状態であるということでよろしかったですか。例えば雑草があるということはそのままということになりますか。

○委員長(青柳信義君) 生活環境課長。

○生活環境課長(安藤 司君) 2回目の通知につきましては、一般的に1回目と同じようにしますけれども、要望があった時点で写真等に撮りまして、直接写真もつけまして通知差し上げて、対応を促しているところでございます。

○委員長(青柳信義君) 浅野直子委員。

○委員(浅野直子君) そうしますと、対応を促して、その後の調査といいますか、といったところはどういうふうになりますか。例えば雑草があった場合においてはどういうふうになりますか。

○委員長(青柳信義君) 生活環境課長。

○生活環境課長(安藤 司君) 強制力がないものですから、何度もご通知さし上げたり、問いかけたりしている状態でございます。

○委員長(青柳信義君) 浅野直子委員。

○委員(浅野直子君) その場合におきまして、近隣の住民からの苦情というのはあったんでしょうか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 生活環境課長。

○生活環境課長(安藤 司君) 苦情のあった場所について、送付さし上げている状況でございまして、通知さし上げて、もちろん、こちらに回答なくてもご自身で管理されている場合もございますので、そちらのほうは苦情がない場合はそれで大丈夫なのかなという感じで捉えております。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。安住委員。

○委員(安住稔幸君) 実績報告書46ページをお願いします。
46ページのNo.3でまちづくり基本条例調査事業というものがございます。これを読みますと、新規ということで県内5カ所、県外1カ所の先進地視察などを行い、調査、研究を行ったということでありますが、この辺の詳細をお願いいたします。

○委員長(青柳信義君) 市民協働課長。

○市民協働課長(高橋加代君) まず、視察先につきましては、県内5カ所は名取市、多賀城市、大崎市、登米市、東松島市に行っております。それから、県外1カ所につきましては山形県の川西町というところに宮城県主催の研修事業というところで視察に行ったところでございます。
調査、研究の結果につきましては、昨年10月の市議会の総務常任委員会でお示しした資料の内容のとおりでございますので、そちらのほうでの回答とさせていただきたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 安住委員。

○委員(安住稔幸君) 今後の取り組みにつきまして、ルールの策定に向け引き続き調査、研究、そして、講演会やワークショップ等を開催するということでなっております。この辺につきましては、どのようなことを考えていらっしゃったんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 市民協働課長。

○市民協働課長(高橋加代君) まず、講演会につきましては、11月以降に開催を予定しているところでございます。また、あわせましてその後に市民のワークショップということで、ルールづくりに向けたというところで話し合いの場を持って行きたいと考えております。

○委員長(青柳信義君) 安住委員。

○委員(安住稔幸君) 続きまして、104、105あたりになるのかなと思って質問いたします。
市のホームページのほうに土砂災害危険箇所という部分がありまして、そこをクリックしますと県のほうにつながるというようなことで、たしか、だったと思います。市民の皆さんから、そこの近くに住んでいる方が表示されているもので、心配ということがありまして、大分前に提示されている資料というものでありますけれども、これについて、市の対応というか、そのようなものに対してどのようにされておったのか、お聞きします。

○委員長(青柳信義君) 防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) 土砂災害の危険箇所については、議員さんおっしゃるとおり、ホームページのほうから閲覧できるようにということでさせていただいているところでございます。ちょっと今手元には持っていないんですけれども、防災のタウンページということで市制施行記念タウンページ版ですかね、電話帳にあわせてB5判サイズで、そちらのほうに土砂災害の危険箇所、その時点の調査終わったところと、終わらないところと、色づけをして全世帯に配布させていただいておりますので、一応、防災安全課としては、その時点の調査内容について公表を皆さんにひとしくしているというふうに、一応思っております。

○委員長(青柳信義君) 安住委員。

○委員(安住稔幸君) 市民の皆さんから、まだちょっと、やはりその辺の周知がうまくいっていないのか、こういったものに載って不安だというようなことがありまして、この辺の周知というか、今後につきまして、やはり市民の皆様に対してもう少し突っ込んだ説明というか、何かしらのものが必要かと思いますけれども、その辺はいかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) 一応、危険箇所については、現在、県のほうで30・31年度までに平成14年に公表した箇所全て調査を終えるというふうにしておりますので、対象になった方については、県のほうから相談会、一応、お知らせ会というものを開きますよというご案内も行っていますし、市のほうとしても今後何かの形というふうなことで、一応、調査がまず終わらないと、実際調査して非該当になっている地区もございますので、それを確認をしていきたいというふうに考えております。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。金子委員。

○委員(金子 透君) 私から1件だけ、とみやわくわく市民会議について、4回開催されておりますけれども、このテーマの設定、私聞き漏らしたのか、ちょっと聞き取れなかったような気がするので、なぜ、この4つのテーマになったのか、ちょっとお知らせ願います。

○委員長(青柳信義君) 市民協働課長。

○市民協働課長(高橋加代君) こちらの29年度のテーマの設定につきましては、まず、行政課題、地域課題というところで考えたところでございます。その中で、平成29年度は富谷のシティブランドの確立というところで、スイーツ博を中心にということで進めていくということもございましたので、シティブランドの確立というところのテーマをまず置いたところでございます。そのほかにも、地域活動、それから文化財、それから地域防災というところでテーマとして掲げたわけでございますが、それぞれに29年度にさまざまな取り組みが行われている中で、重点的にテーマとして取り上げたほうがいいと、内部で協議した結果、このテーマにしたところでございます。

○委員長(青柳信義君) 金子委員。

○委員(金子 透君) テーマの設定については理解しました。地域に根差したようなテーマで、それぞれ4つの項目、大変重要な項目だというのはわかりますけれども、市民協働というものの考え方からすれば、前にも話ししたことがあると思うんですけれども、あくまでも行政主導ではなくて、市民のほうから自主的に、能動的に立ち上がるのが市民協働の考え方ではないのかなと思うんですけれども、そこら辺に関しての取り組み、考え方、お願いします。

○委員長(青柳信義君) 市民協働課長。

○市民協働課長(高橋加代君) テーマ設定の件につきましては、昨年度も委員からご意見頂戴いたしまして、アンケートの中で29年度はテーマの取り上げについて参加者の方から意見を聴取したところでございます。その結果、平成30年度は地域コミュニティについてということで、参加者の方からの意見が多かったテーマを1つ取り上げたところでございます。

○委員長(青柳信義君) 金子委員。

○委員(金子 透君) 市民協働、繰り返しになりますけれども、地域にいろいろな人材の核をつくることによって市民協働というものが広く意識改革にもなると思うんですけれども、せっかくこの貴重なテーマを4つやりましたけれども、これがどのように、地域に、市民に根差したか、どのように検証を考えておりますか。

○委員長(青柳信義君) 市民協働課長。

○市民協働課長(高橋加代君) こちらは数値とかで目に見える形でその成果を取り上げることかちょっとなかなか難しいところではございますが、やはり、30年度から市民と市民の方が情報交換をしたり、共有したりという中で、ご自身の取り組みの中に生かしていくというところに重きを置きまして対話重視型とした経緯もございます。そういった中で、今後、参加された方のお一人お一人の取り組みにつながっていけばと考えているところでございます。

○委員長(青柳信義君) 金子委員。

○委員(金子 透君) せっかくですから、これは29年度ですから、30年度も、この中からも、11人の参加者で盛り上がったというか、貴重な意見がいっぱい出たテーマがあると思うんですよ。ある程度の期間を経てから、検証の意味も含めて、もう一度同じテーマを掘り下げるというか、深化させるというか、そういう考え方もあっていいと思うんですけれども、いかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 市民協働課長。

○市民協働課長(高橋加代君) まず、委員のご意見は参考にさせていただきたいと思いますが、平成30年度、市民協働の講演会、今度開催するんですけれども、そういった中にも、やはりこれまでのとみやわくわく市民会議の参加者の方にもお声がけさせていただきまして、もう一度、やはり集まってお話しできる機会というものも設けてまいりたいとは考えているところでございます。

○委員長(青柳信義君) 金子委員。

○委員(金子 透君) 最後の質問にします。
市民協働言われて、まだ数年ですけれども、似たような考えで男女共同参画、いろいろな言葉のことに対しての動きがあるんですけれども、決して言葉だけひとり歩きしないように、本当に市民の中の意識改革、人材育成、そういった取り組みをやるべきと考えます。そこら辺、どのように考えているのか、最後、もう一度お聞かせいただきたいと思います。あわせて、市長にもこの考え方、ちょっとお聞かせください。

○委員長(青柳信義君) 市民協働課長。

○市民協働課長(高橋加代君) まず、市民協働の基本的な考え方という部分で市民の方と市側も、行政側も情報を共有していくというか、考え方を共有していくという意味では、まず、職員向けの研修会というものを10月に開催を予定しております。そちらは議員さん方にも追ってご案内を差し上げたいと思いますが、その後、講演会ということで市民の方との共有する機会、それから、ワークショップという形での考える機会というところで場づくりをしていきたいと考えております。

○委員長(青柳信義君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 市民協働というのは、本当に普通に日常的にいろいろな幅広い範囲で私は常に関係してきているものだというふうに思っております。いかに行政と市民の皆さんがそれぞれ共通の課題についてともに行動したり、ともに考えたりするかということが日常的に行うことが私は重要だというふうに思っております。そういう意味では、行政と住民の皆さんの距離を縮めること、そして、常に住民の皆さんの声をいただくことだったり、あとはこういったわくわく市民会議の中でいただいたご意見を共有することだったり、あらゆる角度で常に住民の皆さんと同じ思いで行政と市民の皆さんが行動を起こしていくということが市民協働につながっていくかと思っておりますので、今後ますますそういう関係性をしっかりと築いていき、また、そういう環境も整備をしていきたいというふうに思っております。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。畑山委員。

○委員(畑山和晴君) 実績報告書64ページの広域行政推進事業の2番の(2)の(2)事業関係で、天童市のほうに、天童市子育て未来館げんキッズのほうに視察に行っておりますが、この詳細をお伝えお願いします。

○委員長(青柳信義君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) こちらにつきましては、黒川圏の広域行政協議会におきまして管外視察ということで実施されたものでございます。昨年度につきましては、天童市で取り組んでいる子育て施策についてということをテーマとして取り上げられまして、黒川圏の4市町村の担当職員ですとかが視察に行ったというような内容になっております。

○委員長(青柳信義君) 畑山委員。

○委員(畑山和晴君) こういう施設については、市単独というよりも広域で考えていくという方向もあり得るということになるんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) 広域で取り組んでいくというよりは、多くの市町村で子育て施策というものが課題にもなっているということで、共通の課題というようなところで、テーマが昨年度はこのようなテーマで視察を行ったところでございます。

○委員長(青柳信義君) 畑山委員。

○委員(畑山和晴君) では、その視察について、担当課としてはどういうふうな結果というか、答えというか、方向性というものを感じたんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) こういった子育て関係の施設、支援施設については、これまでも一般質問等々で取り上げられて、市民からの要望も多い施設ということは認識はしております。ただ、これまでも一般質問等でお答えをさせていただいておりますが、設置に関する費用ですとか、運営に係る経費といった、そういったところがやっぱり課題になっているところなのかなというふうに感じております。

○委員長(青柳信義君) 畑山委員。

○委員(畑山和晴君) では、次、実績報告書66ページの富谷市民バス運行事業についてなんですが、28年度と比べると延べ利用数はふえているんですけれども、時間帯によっては全く乗っていない時間、あとはほぼ満席の状態になっているような時間が調べるとあるんですが、その辺の調査というのは、しているとは思うんですけれども、改めてお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 交通政策推進室長。

○交通政策推進室長(近藤正範君) その状況につきましては、我々も把握してございます。

○委員長(青柳信義君) 畑山委員。

○委員(畑山和晴君) そうであれば、もう少し、便数の変更だったり、効率のよい市民バスの運行事業ができるんじゃないかというふうに全体を見ては思うんですけれども、その辺についてはいかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 交通政策推進室長。

○交通政策推進室長(近藤正範君) その辺につきましても、今年度、今やっているグランドデザインの中で、どのような交通にすれば一番皆様方に影響力がいい交通体系ができるかというものを一緒に検討していきたいなというふうには思って調査してございます。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 実績報告書の3ページ……。

○委員長(青柳信義君) 佐藤委員に申し上げます。マイクを使用してください。

○委員(佐藤聖子君) 済みません。
実績報告書の3ページから12ページ、監査委員の意見書をもとに質問します。
平成29年度決算は、歳入で139億9,916万1,000円、歳出が132億3,455万5,000円、実質収支で6億724万3,000円、黒字決算となりました。それでお尋ねしますが、先ほども説明ありましたけれども、経常収支比率についてです。臨時財政対策債を満額発行した場合は88.3%になると。だけれども、それをしなかった場合ということで2つの指標が出されています。この意図するものは何なのか。それをどのように考えているのか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) 先ほども申し上げました。結局、借金をすると、まず、経常収支比率、借金をした場合のほうが数値のほうがよくなるということでございましたので、我々としては、抑制しているので2つの数値で捉えておると。27年度は満額で発行しているので数値のずれはありませんけれども、28と29は抑制しているので、その分、見かけ上、外に出している数値は悪化したようなものでしか報告されないんですけれども、実質的には借り入れをもし行っていればここまで下がりますということをお示ししたところでございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 先ほどの説明の中にもありましたが、少しだけだけれども改善したという話がありました。お尋ねしたいのは、国がこういうふうに2つの指標であらわせる、あらわすようにということを求めているわけですよね。そういうふうにほかの自治体もなっているかと思うんです。この臨時財政対策債を入れたという、ここのあたりの意味を市としてはどのようにとっているのかということをお尋ねしたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) ほかの自治体は、昨年度あるいは今年も調べましたけれども、満額で実際借り入れしているのでこういった分析はされていないんだと思うんですけれども。うちのほうだけ、抑制しているので2つの意味があるということをお示ししておるんですけれども。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 臨時財政対策債を使うと見かけ上はこうなりますよと。そうしますと柔軟性が増しますよということを、国としてはそんなに硬直化していないということを見せたいがためではないかと私などは思ってしまいますが、そういう点についてはどのように考えますか。

○委員長(青柳信義君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) 硬直化しているか、していないかというのは、それぞれの数値を右左に向いていただければでございますので、あるかないかというのは、事実としてこういったことが28年度と、それから29年度、2つの数値がどうしても出てしまうので、そこを丁寧にご説明したほうがよろしいということで、今回12ページのほうを作成したところでございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 今回、実質のところで少しだけ改善したということがありました。市としては、この経常収支比率、どこまで持っていきたいと考えているのか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) 当面、これについて、結果なので、この辺の数字になる。急激に悪化したときが一番重要なんだと思います。改善している部分については特段問題ないと思うんですけれども、悪化した場合、しかも、どの程度悪化したかということが判断になりますし、それが県内の平均、それから類団の指標で見て大きく食い違うかどうかということは見ていきたいと思いますけれども、改めてこの数値に対しての目標というものは特段は設定してございません。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) それでは、決算書の13ページ、14ページです。
先ほど説明もありましたし、意見書のほうにもあったかと思いますが、収納率についてです。0.2ポイント上昇して97.9%になったということです。つまりは、期間中に納められなかった、納税できなかったという人たちが2.1%いるわけで、この2.1%の市民の経済状況の把握はどのようにしているのか。どのようにしたのか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 徴税特別対策監。

○徴税特別対策監(佐藤健一君) 納められなかった方につきましては、折衝の機会が持てた方につきましては、実際の生活状況、収入の状況、それからどういうものにどのくらいのお金を支出しているのか、そういったところから実際のその世帯、その世帯、個々の経済状況を確認して、収支からいっても、あるいは年収からいっても、もっと納められるんじゃないのというところにつきましては、当然、金額の交渉でこれ以上引けないという線を設けて折衝しておりますし、まず、経済状況の確認というものは個々の世帯ごとに行っているということでございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) そうしますと、実数で2.1%が何人になるか、今計算、すぐにはできないのですが、その方々には、市としてはどのようなことがあるかということについては一人一人について把握ができているということでいいのですね。

○委員長(青柳信義君) 徴税特別対策監。

○徴税特別対策監(佐藤健一君) ただ、先ほどもお話ししましたけれども、折衝がとれている方についてはお話しのとおりでございます。ただ、こちらから督促状あるいは催告書、いろいろなものを発送しますけれども、そちらに反応して連絡をいただいた方、もしくは来庁して相談をされた方についてはお話しのとおりですけれども、そもそもこちらからの連絡に反応しない、連絡もよこさない、来庁もない方につきましては、そういう話し合いによって把握することができませんので、基本は住民税の所得状況、それから、転出されている方につきましては転出先の市町村に実態調査をかけて把握しております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) その把握できていないという人たちは、10人の単位なのか、20人の単位なのか、そのおおよその数はわかりますか。

○委員長(青柳信義君) 徴税特別対策監。

○徴税特別対策監(佐藤健一君) 詳細の人数については、現状、把握しておりません。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 実績報告書の129ページ。
6というところがありまして、宮城県地方税滞納整理機構があります。平成29年度は60人が移管されているわけです。そこの中で収納率というのが58.32%だったということになっていますが、この中で58.32%、この人たちはどういう状況でお金を工面して納められたか。このあたりについては何か説明がありますか。

○委員長(青柳信義君) 徴税特別対策監。

○徴税特別対策監(佐藤健一君) 徴収したものについてはそれぞれ報告はありましたけれども、現在、ちょっと今資料のほうは持ち合わせておりません。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) そうしますと、同じように納められなかったと、41.68%の人たちがいまだに納められていないのか。その後、期限の後にでも入っているのか。その辺も不明ですが、そのあたりについても報告はあるわけですよね。そこのところにも目を通して対策は打っているということなのでしょうか。お尋ねしたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 徴税特別対策監。

○徴税特別対策監(佐藤健一君) 滞納整理機構に引き継いで戻ってきた、年次が終了して戻ってきた案件につきましては、納められなかった方につきましては捜索とかいろいろな手段で生活実態を把握して、資産がない、あるいは所得も低くてというような場合には、執行停止を含めて検討して、その結果を機構のほうから機構としてはこういう考えですというようなことで回答をいただいております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 平成30年度、平成29年度は60人でしたが、平成30年度は何人を引き継ぎましたか。

○委員長(青柳信義君) 徴税特別対策監。

○徴税特別対策監(佐藤健一君) 機構のほうの手法がちょっと変わりまして、29年度までは、職員を派遣している市町村につきましては1団体につき60件まで引き継ぐことができましたけれども、30年度からは、同じ職員を派遣している市町村であっても最大で40件という枠が設けられております。さらに、40件なんですけれども前期・後期と分かれておりまして、前期に40件まで引き継ぐことができますけれども、下期、目安としては10月なんですけれども、この時期までに完納になった件数分については、40件との差分を補充して引き継ぐことができるようになっております。30年度の引き継ぎ件数につきましては、上期分で35件引き継いでおります。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 機構にお願いするといったときには、かなりの膨大な負債が、税金が納められないということがあるわけですよね。一番最初のところに戻りますけれども、市税などが納められなかった、平成29年でいうと2.1%の市民なんですよ。そこのところが丁寧になされていれば、大きく借金をふやす、滞納をふやすことにはならないんではないかと思うんです。ここのところで、税担当としては市民にできるだけ何かの、言っても連絡が来ないというのはわかります、何度も何度も聞いているのでわかりますけれども、しかし、大きくなってしまってにっちもさっちもいかなくなるようなそういう取り組みではなくて、今の時点でできるだけ最大のことをするべきだと思うのですが、そのあたりの検討は、現在、税務課の中でしているのか。平成29年度を締めるに当たってどういうことだったのか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 徴税特別対策監。

○徴税特別対策監(佐藤健一君) お話しのとおり、滞納が雪だるま式にふえていって、滞納整理機構のほうに事務を引き継いで徴収してもらったりということではあるんですけれども、そうならないように、現年度分で滞納額をできるだけ出さないような方向で、まだ納めていない方について折衝したときには現年をまずは優先して、後々に滞納額をふやさないようなという形で事務を進めております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 納税は義務であり、税負担の公平というのはそれはそのとおりだと思います。私もそうであるべきだと思っています。しかし、今の税金を納められない、税金がどんどんたまっていくという、そういった場合の市民の生活実態を見ることこそ大切だと思うんです。そして、各課で連携しながら、こういう制度もありますということにつなげていく。ここも大切だと思うのですが、こういうことは検討しましたか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 税務課長。

○税務課長(泉川潤哉君) 先ほど、うちの対策監のほうからもご答弁さし上げましたけれども、目いっぱいのことはしております。納まらない方に関しては、まず調査して、執行停止なり、不納欠損という形でおろしていくような形には残念ながらなっていきますけれども、生活の実態調査、そういったものをしていっているわけでして、それでも調査できない方とか納税が進まない方に関して機構のほうに案件として上げているわけでして、機構のほうでもなおかつ調査した結果、それでも財産も何もないですよということであればうちのほうで執行停止なりの処理はかけていっていますので、漏れなく目いっぱいの処理はしているつもりでございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 2018年から2020年までの行政改革の基本方針と考え方が示されました、平成29年度ですね。その中で民間活力の導入ということが言われています。民間でできるものは民間でという考えなのか、まずお尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 行政改革推進室長。

○行政改革推進室長(西山高広君) その考えで、そのとおりだと考えております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 自治体の仕事というのは、福祉の増進という観点、これは堅持するということを確認、今できますか。確認していいですか。

○委員長(青柳信義君) 行政改革推進室長。

○行政改革推進室長(西山高広君) 福祉の増進、そのとおりだと思います。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) その中で、これは本当に民間に任せて福祉の増進につながるかというのがありまして、去年も言いましたけれども、窓口の民間委託です。このあたりは個人情報が集まっているところで、民間やっているところもあるといいながらも、非常に危険だということを考えております。経費削減という考え方からでは私は納得いかないと思いますが、このあたりはどのように考えながら進めるのか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 行政改革推進室長。

○行政改革推進室長(西山高広君) 当然、先行的にやっている自治体でも、そこら辺の危機管理のほうは考えて行っているかと思います。その上で実施されているかと思います。また、本市におきましては、そのセキュリティーの面ですとか費用対効果、それから、市民の利便性の向上、そういったものを総合的に判断しながら、今後、実施の判断をしていきたいと考えております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 個人情報というところを一番大切に考えてもらわないと、利便性だとか費用対効果ということが先行してはだめだと。先ほど言いましたとおり、福祉の増進に本当にかなうのかなということで、これでさっき、そのとおりだと、堅持するということをおっしゃいましたので、その点については重々慎重に運ぶように検討すべきだと思いますが、そのとおりになさるのか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 行政改革推進室長。

○行政改革推進室長(西山高広君) 実施をするというふうな場合については、当然、セキュリティーのところにつきましては大変重要なところでございますので、確かなものをもって構築していきながら実施してまいりたいと考えております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 実績報告書の28ページのところに……。済みません、ちょっと、79ページはどうでしょうか。職場内と職場外の研修の表があるところがありました。済みません。78、79です。
職場内と職場外の研修がさまざま載っています。一つ一つの研修というのは最も大切だし、一つ一つの研修を否定するものではありません。しかし、去年も質問しましたが、やっぱり、基本になるところ、市役所に勤務する皆さん、職員の皆さんは、やっぱり日本国憲法を身につけることだと思いますが、このことについては、去年言い、そして去年どうしたか、ことしどうだったかという、その検討といいますか、そのあたりについてはしたかどうか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 職員研修につきましては、職員の人材育成のために必要と思われる研修を優先的に行っているというところでございます。その中で、昨年度はここに記載の研修を実施したというところでございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 去年質問したときに、なかなかそれだけの時間がとられないと、とることができないという答弁だったと思います。しかし、職員の職務執行のためには確実に力になるし、基本にしなければならないことだと思いますので、学習の機会や講座の設定というものを考えるべきだと思いますが、平成29年度決算を締めるに当たって、来年の研修、ことしになりますかね、今後の研修についてそのことは検討するのか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 次年度の研修計画を実施する上では、さまざまトレンドな内容のもので、職員として必要なものということでさまざまな研修内容を検討いたします。その中で、当該内容のものを実施したほうがいいのかというものも内部で検討をさせていただきたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) パワーハラスメントだとかセクシャルハラスメントだとかというハラスメント、さまざまハラスメントが今ありますが、これについての講座はどのように実施しているのか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 昨年度は実施はしてございません。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 必要性は十分に共有できると思いますが、このことについて今後の取り組みはどのようになさるか、今の時点では何か考えありますか。

○委員長(青柳信義君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 当該組織において、パワハラ、セクハラ、そういったものが大きな問題に当然なっていれば当然研修を実施するわけでございますが、現在においては、当該研修よりも他の研修のほうが必要だということで当該研修については行わなかったというところでございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 市長にお尋ねします。
先ほどの日本国憲法の基本的なる学習、あとパワハラ、本当に人を大切にするという大きな問題だと思うんですね。このことについて市長はどのように考えて、そして、職員に何を求めていくか、このあたりについてのお話をお尋ねしたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 先ほども申し上げましたように、やはり、職員の心身ともに健康で仕事に打ち込める環境づくりというのはやはり最も大事だというふうに思っておりまして、常々、そのことは全職員で共有をさせていただいております。そのための必要な研修、先ほど総務課長が答弁したとおり、その中で必要な研修メニューを常に検討しながら、優先順位を見きわめながら行っているところでございます。
特に今社会問題になっておりますパワーハラスメント等につきましては、もちろんあってはならないことではございますが、現状、かなり職場の中では常に、逆に、この間イクボス宣言などもさせていただいて、部下に対する目配り、気配りというものは上司が常に行うということを行っておりますので、逆に言えば、そういった機会の研修でそういったことの防止にもつながっているかというふうに思っておりますので、研修内容につきましてはしっかりと優先順位に基づいて、言うまでもなく、日本国憲法、そして、もちろん職員の心身ともに健康で働きやすい環境づくりのために、そして、能力が発揮しやすい、発揮できるような人材育成に努めていきたいというふうに考えております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) ハラスメントをしているほうはそうだと思っていないんですよ。されるほうはこれはひどいものだというふうに、そこの認識のずれがあるんですね。これまでだって、どこの会社でもあっただろうし、さまざまな企業内、そして、役場の中だってあったかもしれないですよ。そういうことを一つ一つやっぱり身につける。自分はそんなつもりないと思っていてもあるかもわからないですからね。そういうことは必要だと思います。今後の課題として、やっぱり市長が今お話しになったように、心身ともにというのであれば、これはゆるがせにできない講座だと思います。次の機会にでも取り入れるように検討すべきだったのではないかと、こういうことを質問したいと思います。

○委員長(青柳信義君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 次年度の研修計画を策定する上で参考にさせていただきたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 障がい者の法定雇用率、平成29年度、市長部局、あとは教育委員会部局で何%でしたか。

○委員長(青柳信義君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 市長部局、それから、教育委員会部局というふうなお話でございましたけれども、本市についてはそれを合わせた形での雇用率の算定ということで届け出をし、認めてもらってございますので、まとめた形での雇用率ということでお話をさせていただきたいと思います。
平成29年度については、障がい者の雇用率につきましては2.08でございます。平成29年度の法定雇用率が2.3%でございます。ということで、この率だけを見れば下回ってございますけれども、法定雇用率を達成するために採用しなければならない障がい者の数というものの算定があるんですが、その算定を行ったところ、端数の関係で、採用しなければならない人数はゼロということで報告をしているところでございます。
ただ、平成30年度の障がい者雇用の調査の依頼が今年度参ったわけですが、そのときに、従来とは異なって詳細な説明の通知がございました。平成30年度についてはその詳細な通知に基づいて算定を行い、平成30年度についても採用しなければならない障がい者というのはゼロになったわけですが、ただ、29年度までの通知は、今年度いただいた通知とは異なった職員数の捉え方が記載をされておりました。
そういったことがあって、現在、9月3日付で障がい者の雇用に関しての再点検の依頼がありまして、5日に、昨日、障がい者雇用に関して初めて説明会が行われたところでございます。その説明会においては、先ほど申し上げたとおり、昨年までの障がい者雇用に関する通知と今般説明会において説明された職員数の捉え方の表現が大きく異なっております。このことから、今後の再点検の結果においては、本市を含めて多くの自治体において修正も発生することが予想されるところでございます。
ただ、29年度において再点検を行った結果において達成するために採用しなければならない人数が発生したとしても、平成30年度においては、法定雇用率については達成している状況には変わりはないというところでございます。

○委員長(青柳信義君) この際、午後2時10分まで休憩します。

午後 2時00分 休憩


午後 2時10分 再開

○委員長(青柳信義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑ございませんか。佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 済みません。それでは、障がい者雇用率についてですけれども、今、富谷市内に新しく就労支援Bができたということを言っています。確かにそういうところで就職するというものもあるんですけれども、自治体が障がい者をちゃんと雇用するということを見てもらわなければいけないし、それが大きなはずみになると思うんです。そういうときに、ニュースでも言っていましたけれども、どうやって障がい者に仕事をしてもらおうかと、このあたりをどういうふうにするのか、予算化も必要だというようなことも言っていましたが、その点について、平成29年度2.08でしたか、雇用率のところがあって、これではちょっと不足だよなという思いがあったのではないかと思うのですが、このあたり、今後どういうふうにしていくかというものについては検討したのでしょうか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 障がい者雇用の率については、毎年不足しているかどうかというのはしっかりと確認をしているところでございます。平成27年度については、不足があるということで採用者の募集なども行ったところではあります。今後とも、採用、不足する障がい者の数を見ながら積極的な障がい者雇用は行っていかなければならないというふうに考えてございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) ことし、教育民生常任委員会で千葉県の習志野市に行きました。そこの中で、市が最低賃金で週5日雇って、そこの中でさまざまな、来たときの挨拶から始めると言っていましたけれども、そこで5人を雇用しながら、これが法定雇用率の中に入っているかどうかはまた別ですが、そういうことをしていると。市がやっているというのを見て、本当にすごいなと思いました。やはりそれぐらいの取り組みをしながら、福祉部門でやるのではなくて、総務課として人事管理としてやっているというところが物すごく感銘を受けたところです。
こういうこともしながら法定雇用率を達成する。そして、市内の企業についても、富谷市はこうなんだということを伝えていくということが重要ではないでしょうか。今後の取り組みにも係ることですが、平成29年度の決算を見て私はそう思いますが、いかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 本市におきましても、パート職員について障がい者雇用を行っている実績もございます。現在も雇用してございます。今後とも、行える業務があるかどうかということも確認をしながら、必要な障がい者雇用を積極的に雇用する必要があるというふうに考えてございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) それでは、決算書の142ページです。
ここのところに不用額の総額が出ています。4億8,316万2,998円ということになります。この一つ一つではなくて、総額で見たときに、この分析というか、評価というか、これはどのように考えたのか、お尋ねしたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) そちらについては、決算書、それから監査意見書のほうでも不用額の推移というものは認識してございます。ただ、財政の分析では、先ほどご説明いたしましたけれども、行政実績の12ページを見ていただきたいんですけれども、12ページの3番目の実質収支比率でございます。我々財政のほうでは、不用額の多い、少ないというものはもちろん、金額ではありますけれども、我々が一番重視しているのがこの実質収支比率、昨年度の6.9から6.7というふうなところで改善は見ているというふうな分析でございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) どのようにして不用額が生まれたか、さまざまな経緯があると思います。そして、ここに今課長からお話のあったことも、それはそれで理解できます。しかし、これを見ますと、不用額の総計に、比率で見ますと、経常収支比率の79.56%、約8割にもこの分が当たるということになるかと思うんですね。基金繰り入れと比較した場合は1.58倍、これだけのものを……。失礼しました、経常収支比率ではありませんね。翌年に黒字になった部分ありますね。黒字になった6億の部分のおよそ8割にもなると。こういうことだとすると、予算全体が正確だったかどうかということだと思うんですね。翌年に3億の分が繰り越されているわけですが、それから見ても1.58倍だと。これが本当に正確な予算化ができたということだったのか。この点についてはどのように思われますか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) 何度も済みません。そこでは、やっぱり実質収支比率が高いか、少ないかというのが一番重要な判断で、27年度を見ていただくと5.1、28年度で6.9というところが実際どういうことなのかというところで、県内の町村の比較とかをお示ししてございまして、妥当ではないかなというふうな認識でございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 予算の組み方については、何か特別留意して平成29年度立てたというようなことはありますか。

○委員長(青柳信義君) 財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) 専決で、各課のほうから不用額の減額というものは確かに来ました。ただ、それをやってしまいますと、この実質収支はもちろん低くなって予算と決算がイコールに近づくんですけれども、そのようにしますと次年度の補正予算が現実組めませんので、そこは各課のほうから減額してくださいというふうな要望がありましたけれども、財政のほうで調整しまして、不用額を多く残すような取り組み、逆にそのような取り組みをさせていただきました。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。浅野武志委員。

○委員(浅野武志君) 実績報告書の132ページ、お願いします。
ご当地ナンバー関係でございますけれども、28年度と比べますと大分伸びているんですけれども、全体で見ますと300件のうち112件ということで、ここら辺をどのように考えているか、お伺いします。

○委員長(青柳信義君) 税務課長。

○税務課長(泉川潤哉君) ご当地ナンバーですけれども、ナンバー取得の際には、そういったナンバーもあるということで窓口では案内もしておるところなんですけれども、やっぱり好き嫌いございますので、結果、これが実績という形で捉えております。

○委員長(青柳信義君) 浅野武志委員。

○委員(浅野武志君) ナンバーを業者の方が直接申し込みに市役所に来るかと思うんです。そういう場合もあるかと思うんですけれども、そこら辺、店屋さんとの連携とかそういうようなものも必要になってくるんではないかと思うんですけれども、そこら辺の考えを伺います。

○委員長(青柳信義君) 税務課長。

○税務課長(泉川潤哉君) ちょっと、担当の話を聞きますと、事前に買われた方の希望をお店のほうで聞いてきて、それを市の窓口のほうで申請するような形になっているみたいですので、基本的にはお店の方がこちらのナンバーでお願いしますというのがメーンみたいなんですけれども、普通のナンバーをとられる場合にはこういったものもございますよというのは話はしているようなんですけれども、実績としてはこのような数値になってございます。

○委員長(青柳信義君) 浅野武志委員。

○委員(浅野武志君) せっかくご当地ナンバーということでつくっておりますので、さらなる、100%はなかなか難しいかと思うんですけれども、市の宣伝にもなるかと思いますので、取り組みのほうを再度お聞かせをいただきたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 税務課長。

○税務課長(泉川潤哉君) 浅野委員おっしゃるとおり、市のPRにもなることから、今後もご当地ナンバーの取得の推進を図っていきたいと考えております。

○委員長(青柳信義君) 浅野武志委員。

○委員(浅野武志君) 続きまして、82ページのストレスチェック受検者数というのが、対象者が318に対して288ということで、約1割の方が受検しなかったんですけれども、そこら辺について伺います。

○委員長(青柳信義君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 全職員に対してストレスチェックの実施についてご案内をしたところでございますが、これは義務化、必ず提出しなければならないということではなかったことから、実際に受検をした方が90%になったというところではございます。

○委員長(青柳信義君) 浅野武志委員。

○委員(浅野武志君) やはり職員の健康管理とか、そういうものが大変重要になってくるかと思います。健診なんかは100%ということで義務づけられているかと思うんですけれども、やはり義務化でなくても、やはり100%の達成に向けて取り組む必要があるかと思いますけれども、再度、伺って終わりとします。

○委員長(青柳信義君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 議員のおっしゃるとおり、極力多くの職員に受検をしていただきたいというのは同様でございますので、さらに職員のほうに周知を行ってまいりたいというふうに思います。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。菅原委員。

○委員(菅原福治君) 先ほどに続きまして、実績報告の60ページなんですけれども、先ほども同僚議員が質問ありましたけれども、再度ちょっと確認いたしたいと思います。
これから新たな市政懇談会になっていくということですが、これは従来のそうしたら、行政区ごとの懇談会はなしということになるんですね、お伺いします。

○委員長(青柳信義君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) そのとおりでございます。これまで地区のほうから要望をいただいて開催をしてきた懇談会については、これから開催する懇談会のほうに包含をして開催をしていきたいというふうに考えております。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) これは毎年、一部隔年ということも聞いたことがあったんですけれども、毎年実施するということでいいんですね。

○委員長(青柳信義君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) 会場といたしましては6公民館に西成田コミュニティセンターを加えた7会場で開催をしていきたいというふうに考えておりますが、毎年7会場ということではなくて、今年度については4会場、来年度については3会場ということで。ただ、会場につきましても地区を限定して開催するということではございませんので、どなたでも、どの会場でも、参加できるというふうに考えておりますので、そういった形で開催をしてまいります。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) わかりました。
それでは、次に、97ページの実績報告になりますが、先ほども会長さんがお見えになっておりましたが、交通安全指導員についてお伺いをいたします。条例定数が21名とあり、実績が11名ということで大幅に足りないんですが、現在の状況についてお伺いをいたします。

○委員長(青柳信義君) 防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) 現状、昨年の9月広報ですかね。交通安全の何ページかとっていただいた中に、指導員の募集等も入れさせていただいたりということでさせていただいてはいるんですけれども、現状としては、増員も何も、ちょっと1年間なかったというようなことで、定員11人そのまま移行しているというふうな……。定員ではございませんね、実際の指導員の数、そのまま変わらずというところになってございます。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) これから確かに人口もこれからまたふえます。富谷にとってはやっぱり大事な項目だと思うんですね。やっぱり、8割、9割であれはいいんですが、5割でございますので、確かに高齢化なりで多少難しさはあるんですが、若干の努力をお願いしたいなと。その中では、やっぱり行政区長なりに緊急にちょっとだけお願いしてみるとか、そういうようなものも試みていただいたらいいんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) これまでも指導員の方にぜひお声をかけていただいたりというところで進めてはいたところではございますけれども、今度、ちょっと、今議員のお話も参考にさせていただきながら、1人でも2人でもふえるようにということで対応を努力していきたいというふうに思っております。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) 大事な項目ですので、よろしくお願いします。
それとまた次に、また防災なんですが、ページ104ページなんです。
これも昨年もお伺いいたしましたが、自主防災組織、きょうも北海道で大きな地震がありました。実績としては28団体の33ということで、まだ未組織、これは昨年と全く同じだったと思うんですが、これは、未組織はなぜ未組織そのままなのか。その辺の難しさあると思いますけれども、その現状についてお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) こちら、整備数とはまたちょっと若干違い、あくまでも補助金を、町内会もしくは自主防災組織ということで、自主防災組織等への助成事業ということで取り組んでいただいた町内会等が一応この団体というふうな形になってございます。今、ちょっと手元に持っていないものですから、その辺、実際、うちのほうで捉えているというのは、ここでちょっと話はできないんですけれども、どちらかというと、従来型の旧地区のほうのところでの申し込みが少ないのかなというふうには捉えてございます。やはり、地元でいろいろ組織、町内会の会則等に自主防災組織というふうに載っているかどうかという判断は、ちょっとうちのほうでも補助金申請がないものですから、ちょっと確認し切れていないところもありますけれども、アンケートを毎年なりさせていただいた中で自主防災組織の規約がありますかとか、そういう調査に基づいた結果にはなりますけれども、旧地区のほうの方については自分たちでいろいろ物もそろっているというところもあるのかとは思うんですけれども。あと、隣近所のつながりとかそういったところもあって、そういう取り組みには出てきていないのかなという部分は、こちらとしては思っているところでもございます。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) 今ので大体わかったんですけれども、やっぱり、物を申請する・しないの見方だと思うんですね。やっぱり、今言うように、旧地区であれば、緊急のシャベルだとかそういうものは結構そろっているんですよね。だから、この実績に出てこない。であれば、やっぱり見方は変えて、やっぱり組織がある・なしではっきり、物品の申請した・しないじゃなくて、そちらのほうに変えていったほうがいいと思うんですが、いかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) 議員さんの皆さんご存じのとおり、市の計画のほうに全地区自主防災組織の組織化というふうなものを掲げてございますので、いろいろ今後は規約ある・なしにかかわらず、やはりそういう体制がとれているというところについては、議員おっしゃるとおり、組織化はされているというふうに考えながらという見方もしながらちょっと把握に努めたいというふうに思います。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) そうでなければ、いつまでもこの数字になってしまうと思うんですね。ぜひよろしくお願いします。
自主防災会とはいえ、恐らく格差があると思うんです。相当格差、活動の中には格差あると思いますので、やっぱり今後の方向性としては、防災会の協議会をつくるのはいかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) 各区で体制が違うというのはちょっと私のほうでも存じているところではございますけれども、いろいろな形で、その地区ごとによってそういう体制の形も変わるかとも思いますので、何らかの形で組織なり、先ほどの繰り返しにはなりますけれども、把握の仕方だったり、いろいろ、どういう活動をしているというふうな情報提供だったり、いろいろな形で共有できるようにというふうには努めたいなというふうには思っております。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) そうですね。そういった協議会とかを設けることによって、研修会とかする中で、各地区の底上げというかレベルアップも図られると思うんですね。そんなことからまた組織化も進んでいくと思いますので、ぜひよろしく取り組みをお願いしたいと思いますが、いかがですか。

○委員長(青柳信義君) 防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) 29年、市民協働のほうで自主防災組織の研修というものも各団体、町内会とか集めた形で開催ということでされてもおりますので、何らかの形で、協議会とはまた別ですけれども、情報は共有できるようにというようなことで検討はしていきたいというふうに思っております。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) それでは次に、市長が常々言っている大学との連携について、これはページが、恐らく企画課、聞くところによると企画課だということを聞いたんですが、この中で、やっぱり大学との連携については、昨年3月に連携締結したんですけれども、ブルーベリーとか等々の取り組みには大学の方も、大学の生徒さんも入っていろいろお手伝いいただいたんですが、その後の取り組みは余り聞いていないんですけれども、どんな取り組みがあったのか、お聞きしたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員に申し上げますが、実績報告書の何ページでございましょうか。

○委員(菅原福治君) あまり載っていないんですけれども、強いて言えば、地方創生の国際スイーツ博にでもちょっとひっかけようかなとは思っていたんですけれども、その件について……。

○委員長(青柳信義君) あくまでも実績報告書と予算書に基づいてお願いしたいと思います。

○委員(菅原福治君) 68ページ。

○委員長(青柳信義君) 68ページ。企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) 大学との連携ということでいいますと、宮城大学と昨年3月に包括連携協定を結んでおります。また、東北福祉大学とも民間の事業者を交えた三者での連携協定というものを結んでおりまして、それぞれ事業を実施しているわけなんですけれども。具体的な事業といたしましては、宮城大学とは連携に基づいた事業というよりは、いろいろ学生さんの例えばフィールドワーク事業ですとか、あとはその学生さんの何か研究の課題を富谷のフィールドでですとか、あとは毎年、民間のテレビ会社のほうでふるさとCM大賞、こういったものも宮城大学さんの企画でもって参加をさせていただいて、賞もとっていただいたりというようなことがあります。また、産業観光課のほうでTOMI⁺なんかもできましたので、そういったところで宮城大学の教授の先生ですとかも含めたいろいろな取り組みというものが今後考えられるのかなというふうに考えております。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) その確認ですが、この協定書は、お互いというか双方が、行政側も大学側も必要としている。何も富谷だけ、富谷の行政側だけが大学に要請しているんじゃなくて、協定書ですから、お互いがお互いを必要としているという協定書になっているわけですよね。お伺いします。

○委員長(青柳信義君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) そのとおりでございます。お互いがお互いの持っている知見ですとかそういったノウハウ、そういったものを持ち寄りながら、より地域のために貢献していくというのが協定の目的でございます。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) ちょっと見ると、ちょっと堅苦しくなっているような感じがしますので、それぞれ、大学側にも、それと行政側にも窓口というのは、今言うように、今現在は、行政は企画なんですね。大学側もはっきりしているわけですね、窓口。

○委員長(青柳信義君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) 協定上の窓口というのは、大学側もはっきりしております。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) 大学側も何部なのか、窓口ははっきりしているわけですね。

○委員長(青柳信義君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) 窓口ははっきりしてございます。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) それは職員の皆さんも、大学の学生さんも認識しているということでいいですね。

○委員長(青柳信義君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) 学生さんがどこまで認識しているのかというのはちょっと定かではありませんが、例えば、宮城大学でいいますと地域連携センターという機関がございますので、そちらが基本的には窓口になっているところでございます。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) 確かに窓口というと、大学だけじゃなくて、いろいろな取り組みの窓口、窓口と、各課いろいろあると思うんですけれども、確かにわかりにくくはなっているとは思うんですが、ただ、事大学との連携ですので、ぜひ、大学からもわかりやすい窓口であって、自由に富谷に、富谷市庁舎に来ていただきたいなと。私も前、いろいろな取り組みで各行政に行ったら、若い人がいるんですね。何々大学の人だとかと、気軽に5人、10人の団体さんがいろいろ各課回っていろいろやっているんですけれども、そういうのがあるんですね。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員に申し上げます。質問は簡潔にお願いいたします。

○委員(菅原福治君) ぜひ、そういうものが見られるような大学の連携について、取り組んでいただきたいなと思いますが、いかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) 確かに学生さんの視点といいますか、若者の視点というのは大事なものだというふうに考えておりますので、そういったご意見も参考にしながら、今後、取り組んでまいりたいというふうに考えております。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。

(「なし」の声あり)

○委員長(青柳信義君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
以上をもちまして、本日の議事を終了いたします。
本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでした。

午後2時36分 散会

平成30年決算審査特別委員会(第2号)

平成30年9月7日(金曜日)

富谷市議会決算審査特別委員会は、富谷市議会議場に招集された。

出席委員 19名

  • 委員長 青 柳 信 義
  • 副委員長 菅 原 福 治
  • 委員 安 住 稔 幸
  • 委員 浅 野 幹 雄
  • 委員 渡 邊 俊 一
  • 委員 山 路 清 一
  • 委員 佐 藤 克 彦
  • 委員 高 橋 正 俊
  • 委員 浅 野 直 子
  • 委員 出 川 博 一
  • 委員 西 田 嘉 博
  • 委員 浅 野 武 志
  • 委員 佐 藤 聖 子
  • 委員 藤 原 峻
  • 委員 齊 藤 秀 行
  • 委員 畑 山 和 晴
  • 委員 長谷川 る 美
  • 委員 若 生 英 俊
  • 委員 金 子 透

欠席委員 なし

職務のため出席した者の職氏名

  • 議長 相 澤 榮

説明のため出席した者の職氏名

  • 市長 若 生 裕 俊
  • 副市長 高 橋 義 広
  • 保健福祉部長 奥 山 育 男
  • 保健福祉部次長兼保健福祉部長寿福祉課長 中 山 高 子
  • 保健福祉部長寿福祉課技術参事兼地域包括支援センター統括監兼保健福祉総合支援センター所長兼高齢者施策専門監 安 積 春 美
  • 保健福祉部長寿福祉課長補佐 浅 野 輝 夫
  • 保健福祉部地域福祉課長 菅 原 俊 司
  • 保健福祉部地域福祉課長補佐 菊 地 宏 修
  • 保健福祉部地域福祉課長補佐 鈴 木 鏡 子
  • 保健福祉部健康推進課長 菅 原 順 子
  • 保健福祉部健康推進課長補佐 二 戸 映 子
  • 保健福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセンター子育てサロン所長 星 英 樹
  • 保健福祉部子育て支援センター所長 狩 野 悦 子
  • 保健福祉部子育て支援課長補佐 佐 竹 幸 江
  • 教育長 菅 原 義 一
  • 教育部長 佐 藤 英 樹
  • 教育部教育総務課長 渡 邉 正 弘
  • 教育部教育総務課主幹 森 文 江
  • 教育部学校教育課長 相 澤 美 和
  • 教育部学校教育課参事兼指導主事 窪 田 忍
  • 教育部学校教育課長補佐 末 永 武 彦
  • 教育部生涯学習課長兼総合運動場所長兼民俗ギャラリー館長兼図書館開館準備室長 小 山 温
  • 教育部生涯学習課長補佐 大和田 清 徳
  • 教育部生涯学習課富谷中央公民館長兼富ケ丘公民館長兼東向陽台公民館長兼あけの平公民館長兼日吉台公民館長兼成田公民館長 阿 部 雄 也
  • 学校給食センター所長 郷右近 衛

議会事務局職員

  • 議会事務局長 富 澤 裕
  • 次長 高 橋 直 美
  • 主事 伊 藤 亨 太

午前10時00分 開会

○委員長(青柳信義君) 皆さん、おはようございます。
本日の出席委員は19名であります。定足数に達しますので、直ちに本日の決算審査特別委員会を開きます。


認定第1号 平成29年度富谷市一般会計歳入歳出決算の認定について

○委員長(青柳信義君) 認定第1号 平成29年度富谷市一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
なお、本日の日程は、一般会計のうち保健福祉部長寿福祉課、地域福祉課、健康推進課、子育て支援課、教育委員会の所管に属する決算について審議をいたします。
それでは、これから各担当課長へ補足説明を求めます。最初に、長寿福祉課長。

[長寿福祉課長、地域福祉課長、健康推進課長、子育て支援課長、教育総務課長、学校教育課長、学校給食センター所長、生涯学習課長、公民館長が決算書のとおり内容の説明を行った。]

○委員長(青柳信義君) 以上で説明を終わります。
この際、午前11時10分まで休憩します。

午前11時00分 休憩


午前11時10分 再開

○委員長(青柳信義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより一問一答方式による質疑に入りますが、質問者及び答弁者は要領よく、簡潔な質問と答弁、そしてスムーズな議事進行にご協力くださるようお願いいたします。また、質疑はページ、款、項、目を明示され行ってください。
それでは、質疑ございませんか。西田委員。

○委員(西田嘉博君) それでは、実績報告書221ページ。
事業名、(3)感染症予防事業の2実施内容及び実績の1、高齢者インフルエンザ対策の対象者が前年に比較して447人増加しているにもかかわらず、接種者が減っている要因についてはどのように捉えているのか伺います。

○委員長(青柳信義君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) 高齢者インフルエンザにつきましては、昨年、インフルエンザワクチンの生産・供給等の不足などがありまして、その状況を踏まえておりましたが、その影響等も、そういったこともあったかと思います。

○委員長(青柳信義君) 西田委員。

○委員(西田嘉博君) それでは、確かに29年度はそういう傾向があったと思いますが、高齢者の場合は、1回のワクチン接種でインフルエンザの発症を抑え合併症も減らすという効果が得られており、接種率を上げる対策として効果を盛り込んだ推進が必要と考えますが、いかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) 委員のおっしゃるとおりだと思います。昨年、ワクチンの生産・供給の状況を踏まえまして、医師会等と協力をいたしまして、当初12月末までの接種期間ではございましたが1月末まで延長いたしまして、広報等で周知いたしましてこの人数だったということでありましたが、高齢者の集う機会を捉えまして周知啓発に努めてまいりたいと考えております。

○委員長(青柳信義君) 西田委員。

○委員(西田嘉博君) それでは次に、実績報告書281ページ。
黒川地域行政事務組合(けやき教室運営)の負担金504万3,000円の負担割合はどのようになっていますか。

○委員長(青柳信義君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 負担金につきましては、教育総務課のほうでお答えさせていただきます。

○委員長(青柳信義君) 西田委員、今504万3,000円ということだったんですが、540万3,000円ではと思います。540万3,000円

でよろしゅうございますか。(「はい」の声あり)
教育総務課長。

○教育総務課長(渡邉正弘君) こちらにつきましては、算出の仕方につきましては、均等割が70%、児童生徒割が30%。富谷市分につきましては全体の36.6%ほどの支出となっております。

○委員長(青柳信義君) 西田委員。

○委員(西田嘉博君) それでは、本市の児童生徒は6人ですが、黒川地区の通所生徒は何名でしょうか。

○委員長(青柳信義君) 教育総務課長。

○教育総務課長(渡邉正弘君) 29年度全体で11名でございます。大和町が4名、大衡村が1名、全て中学生ということでございます。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。高橋委員。

○委員(高橋正俊君) それでは、私から1点、1件について質問いたします。
実績報告書294ページです。
給食センターについてお伺いします。28年は6,698食で、29年は6,628食で70食ほど少なくなった要因を伺います。

○委員長(青柳信義君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) これは児童生徒数の減ということが主な理由でございます。

○委員長(青柳信義君) 高橋委員。

○委員(高橋正俊君) 1日の調理能力が7,000食とありますが、29年は6,628食で、パーセントに直すと94.6%ですが、間もなく明石台東地区とか、団地造成に伴って人口が増加されると思うんですが、調理能力が不足にならないのか、お伺いします。

○委員長(青柳信義君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) ただいま高橋委員が言われましたとおり6,600食でございますけれども、子供たちの年層というか年代、学年によりますけれども、波があります。1年生が多いなと思えば2年生が少ないとかとそういうふうな山もありまして、必ずしも7,000を超えるというような児童生徒数が伸びるということもそうそうないかと思いますので、7,000食で大丈夫か思っております。

○委員長(青柳信義君) 高橋委員。

○委員(高橋正俊君) そうすると、当分大丈夫だということだと思います。
それから、給食センターの2階の会議室か、研修室というのですか、これの利用の状況はどうなっているか、お伺いします。

○委員長(青柳信義君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) まず、運営審議会の委員会なり、それから会議室、本庁の会議室があいていない場合とかも利用されております。それから、一般の方が視察に来られた、それから、学校での学び舎とか、それは学校教育課のほうでやりますけれども、そういう会場で使っていただいております。

○委員長(青柳信義君) 高橋委員。

○委員(高橋正俊君) わかりました。
それから、小中学生の、たまに弁当の日があるようなのですが、家庭によってつくるのが難しいという家庭もあるようなんですけれども、この辺の対策は考えているのか、お伺いします。

○委員長(青柳信義君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 給食回数につきましては、小学校175回、中学校が170回、3年生ですと160回になります。10年ぐらい以上前からではございますけれども、これを基本回数といたしております。学校の行事によりまして、各学年増減がございますので、逆に、そういう弁当を持たせるというのがひどいという声も当時ありましたので、プラス5回なり、アルファで足していただいて結構ですということで進んでおりますけれども、ただ、学校の事情がございます。学校の事情も加味しますと、やっぱり今の回数ぐらいの状況で推移するのかなということでございます。

○委員長(青柳信義君) 高橋委員。

○委員(高橋正俊君) 学校単位でアルファ米とかそういうものを考えているということですけれども、実際には、そういう利用された家族というか、子供がいるのか、お伺いします。

○委員長(青柳信義君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) アルファ米ということ……。アルファ米じゃなくて、プラスアルファということでのアルファでございましたので、それでよろしいでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 高橋委員。

○委員(高橋正俊君) 済みません。勘違いしました。
近隣の町村を見ますと、民間委託に給食センターはされているのが多いんですが、富谷市では、市で運営している理由は何なんですか、お伺いします。

○委員長(青柳信義君) 教育部長。

○教育部長(佐藤英樹君) 富谷市のほうで、現在、市のほうで運営しておりますけれども、行革を進めていまして、民間委託についても今検討している最中でございます。

○委員長(青柳信義君) 高橋委員。

○委員(高橋正俊君) 同僚委員から、多分に、質問されたときに検討するという答弁が何回か聞いておりますが、どの程度まで検討しているのか、進捗状況、その辺をお伺いしたいんですが。

○委員長(青柳信義君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 近隣の市町村はもとよりでございますけれども、県内の運営体制とかを調べまして、それがどういうふうな状況なのかということを分析しながら、次の段階へと進めたいというふうに思っております。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。長谷川委員。

○委員(長谷川る美君) 実績報告書の33ページ、お願いします。
12番の児童館・放課後児童クラブ整備事業についてお伺いします。富谷小学校児童クラブについては、活動環境の改善に向けて検討するとありますが、確認ですけれども、児童クラブ専用の建物を建設するということでよろしいのでしょうか、お伺いします。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 富谷小学校児童クラブにつきましては、敷地内建設を目指して、今回の議会のほうに建築設計の補正予算を上げさせていただいております。

○委員長(青柳信義君) 長谷川委員。

○委員(長谷川る美君) その時期ですけれども、いつごろからというあたりの検討はなされておりますでしょうか、お伺いします。(「30年度の予算」の声あり)

○委員長(青柳信義君) 長谷川委員に申し上げます。30年度になりますので、(「わかりました」の声あり)決算に関する質問を基本としていただきたいと思います。長谷川委員。

○委員(長谷川る美君) これも確認なのですが、場所については、小学校の敷地内ということでよろしいんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 長谷川委員に申し上げます。それも30年度の……。(「わかりました」の声あり)あくまでも決算に関する質問に徹していただきたいと思います。長谷川委員。

○委員(長谷川る美君) 次に、富ケ丘小学校の児童クラブの駐車場のことについてなんですけれども、これは確認なんですが、現在の砂利敷のほうから……。今年度ということでよろしいでしょうか。(「平成29年だよ」の声あり)済みません。失礼しました。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。長谷川委員。

○委員(長谷川る美君) 済みません。29年度ですね、失礼いたしました。
実績報告書201ページ。
発達支援母子通園事業についてお伺いします。その目的の中で、「発達上に問題のある児童に」というふうに記載がありますけれども、具体的にどのようなお子さんについてということでしょうか、お伺いします。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 基本的に想定しているのは、身辺自立ができない、一人で保育所での集団生活ができないというお子さんを対象に、母子で通園し、健常児のお子さんと触れ合うというところでの目的としております。

○委員長(青柳信義君) 長谷川委員。

○委員(長谷川る美君) 平成28年度では年間延べ利用者11人で年間利用日数38日に対して、本年度はゼロということで、対象者がいないためとありますが、そのことについてどのようにお考えでしょうか、お伺いします。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) こちらに関しましては、保護者の意向というものもございます。やはり、その対象になる児童本人の意思というところではございませんので、保護者の方が望んだ場合に、あかいしの森等関連の施設と協議して進めていきたいというふうに思っております。

○委員長(青柳信義君) 長谷川委員。

○委員(長谷川る美君) この事業に関してですけれども、どのような方法でお知らせをなさっているでしょうか、お伺いします。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 特に市内の施設というと、一番重きとなるのがあかいしの森さんになりますので、あかいしの森の職員さんとは情報交換等をしていただいて、必要とするお子さんがあれば、それが保護者の方がお望みということであれば、こちらのほうと協議して進めていきたいというふうにしております。

○委員長(青柳信義君) 長谷川委員。

○委員(長谷川る美君) 最後の質問になります。
該当するお子さんについてなんですけれども、本当にいらっしゃるかどうかというところの視点に立って、さらに周知啓発に努めて、せっかく実施している事業ですので、活用していただけるような努力ということが必要ではないかと思いますけれども、その点についてお伺いします。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 例えば公民館とか公共の施設にチラシ等を置くというところの事業ではないというふうに認識しておりますので、その関係する機関、例えばあかいしの森、それからとみここ等に何らかの周知するものを掲示するなりということは考えたいと思っております。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。藤原委員。

○委員(藤原 峻君) それでは、実績報告書の161ページから質問をさせていただきます。
高齢者・障がい者交通対策事業のほうなんですけれども、対象者数、そして交付者数もふえてはいるんですけれども、返還のほうも倍以上にふえているという状況でして、これはどういった理由が主だったのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 保健福祉部次長。

○保健福祉部次長(中山高子君) 返還につきましては、死亡の方が多くございます。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 続きまして、177ページに移ります。
障がい者支援事業の相談支援事業、かなり電話相談、来所の相談がふえているという状況なのですが、この相談内容、特に多かったものはどういう内容だったのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) 障がい福祉サービスに関してのお問い合わせが主なものでございます。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) その支援に関しての市としての課題の抽出としてはどのようなものがありましたでしょうか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) 相談件数の窓口というのが、1つ大きな課題として、30年度新たに委託をしたという経緯がございます。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 次の質問に移ります。194ページ。
子供の医療助成に関してなのですが、助成額、少し、現状としていろいろあるかと思うのですが、国に制度の改善といいますか、そういうものを求めていく必要もあるかなと思うのですが、そういうものは検討されていたか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 制度の補助の拡大ということかと思いますけれども、こちらのほうは毎年、市長会のほうを通じて、国・県のほうに要望しております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 続きまして、196ページに移ります。
児童福祉総務の児童扶養手当支給事業に関してなのですが、受給資格者数の353人の中で、母子家庭の方は何人いたのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 済みません。正確な数字までは把握していないんですけれども、ほぼ9割方が母子家庭というふうになっております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 母子家庭の半数以上が貧困を下回っているというふうに言われておりまして、生活保護につなげるような支援の強化が必要だったのではないかなと思いますが、情報提供の強化など、市としてどのように行われていたか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 窓口でのチラシ等、それから広報等でのお知らせというふうになっております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 過去にやはり生活保護について知らなかったという母子家庭の方も私お話伺ったことがありまして、情報提供に関しては適切に行っていただきたいと思います。
続きまして、3人目以降の加算額に関してなんですけれども、5,990円という状況でして、やはり貧困の方が多い状況ですので、市としてさらにもう少し、できれば2人目以降のときの9,999円、1万円ぐらいに近づけるぐらいに支援の強化ができなかったか、検討はどのようにされたか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) こちら、市だけの単独事業というわけではございませんので、その辺の兼ね合いから、当面は現状のとおりというふうに考えております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) こちら、改善を求めていくべきではないかなと思うのですが、見解を再度お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 近隣市町村との兼ね合いもございますので、その辺、先ほどと同じように、もし、そういった声が大きい、近隣市町村のほうが多いというのであれば、なお、市長会等を通じて話等をするというところも考えたいと思っております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 市長としましては、この件に関してどのようにお考えでしょうか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 多子世帯、いろいろ経費がかかる家庭状況だと思いますので、近隣の市町村、もう一回改めて調査をさせていただいて、その辺のバランス、先ほど課長が答弁したとおり、近隣市町村とのバランスもあるかと思いますので、その辺確認をした上で、最大限可能なところであれば検討はしていきたいというふうに考えます。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 続きまして、199ページの虐待防止連絡協議会児童部会の富谷市児童等虐待防止連絡協議会の実施の中での相談件数、これはかなりふえているという状況でして、この中での相談件数はどのようなものが特に多かったのか、具体的にお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 相談件数的には、昨年、28年度から30件以上伸びているということなんですが、世帯数とすると減っているというところもございまして、一番多かったのが、やはり虐待の心理的な虐待というところが一番多かったというふうになっております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) この文章の中でも、「ネグレクトはひとり親家庭に多く」とあるように、やはりどうしても3つぐらい仕事を抱えざるを得ないというような状況の中で、子供の面倒が見られないということなどもあるかと思います。先ほどのページでもありましたけれども、300人以上の方が対象になっているという状況で、やはり生活の支援というものが大変重要になってくるかと思うのですが、市としてどのように支援を考えているのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 経済的な支援というふうになると、私どもの子育て支援課だけの話ではなくなってくることもあるかと思うんですが、こちらとしてはケース、例えばネグレクトというところをとっても、その家庭、家庭によってやっぱりいろいろ事情が違いますので、そのケースに応じて必要な対応をとっていきたいと思っております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) そうしますと、福祉のほうにつなげていく、生活保護に適切につなげていくというような考え方でよろしかったでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 当然、相談を受ける中で、そういった意向とか意思があるのであれば、私どもも入った上で地域福祉課のほうと連携をとって一緒に話を聞くなりというふうな対応になると思います。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 続きまして、207ページの保育所の障がい児保育状況なんですけれども、こちらを見ますと、富谷、富ケ丘、東向陽台、成田、合わせて18と、全体の9割の受け入れがやはり公立保育所という状況になっておりまして、障がい児の受け入れに関してはやはり公立が大変重要な役割を担っていると感じるのですが、市としてはどのようにこの状況を認識されているか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 例えば加配が必要な場合であるとか、私立の保育所になるとそこでまた1人保育士をとられるという場合も出てきますので、そこは公立のほうで小回りをきかせて見ていきたいという方向で進んでおります。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 続きまして、271ページに移ります。
こちらのけやき教室相談件数が142件あるのですが、こちらはどういった内容があったのか、お伺いたいします。

○委員長(青柳信義君) 教育総務課長。

○教育総務課長(渡邉正弘君) 学校教育課のほうから答弁させていただきます。

○委員長(青柳信義君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 相談件数でございますが、やはり不登校ぎみということの相談が多いということになっております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) その相談内容に関して課題解決に向けた支援策としてはどのようなものを具体的にされたか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) それぞれのケースによりまして、保護者、それから本人等のいろいろ聞き取りとか、そういう状況を把握しまして、その子に合ったケアを行っているという状況です。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 続きまして、284ページ。
教育振興の奨学金貸付事業に移ります。昨年度も取り上げてはいたのですが、給付型奨学金の検討などはされていたのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 増額の検討は、審議会の中ではお話はいたしましたが、やはり返還という形になりますとすぐに増額ということは難しいのではないかというような形で、検討はいたしました。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 今のお話ですと、増額に関しては検討はしたんだけれども、給付型に関してはどうだったのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 給付型に関しましても、一応、そういった形で検討というか、今後、これからしっかりとほかの近隣のほうも、国のほうの動向も見て、検討すべきであれば検討するというような形にしております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 続きまして、288ページに移ります。
市立小学校図書推進事業に関してなのですけれども、夏休みに、私、東向陽台の図書室にいたときに、お父さんとお子さんが課題図書を借りに来ていたんですけれども、なかったというような場面がありまして、夏休みの各図書室、そして、学校図書館の連携といいますか、課題図書に対する支援というのはどのようにされているのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 教育部長。

○教育部長(佐藤英樹君) 夏休みは、図書館の開館を学校ごとに2日または3日ぐらい、独自に決めております。課題図書につきましては、課題図書の購入希望者にはそのような用紙を配っておりますので、学校のほうでも紹介はしますけれども、購入は個人となっております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 学校図書館と地域の図書室との連携というものも強化が必要になってくるのかなと思うのですが、見解をお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 教育部長。

○教育部長(佐藤英樹君) 課題図書の件でよろしいんでしょうか。そういうものは今後、紹介していきたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 続きまして、291ページのコンピュータ教育事業費に関してなのですが、昨年度で見ますと2,400万円ぐらいという状況で、かなり増額となっていたんですけれども、これはどういうような内容だったのかを詳しくお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 昨年は再リースということでしたので、その分安くなりまして、今度は長期契約を結んだので、この金額となっております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 続きまして292ページに移ります。
市立幼稚園運営事業、幼稚園預かり保育事業の中の(3)ユネスコスクール(申請中)の取り組みに関してなのですが、ユネスコスクール、大変すばらしい取り組みだと思うのですが、現状として、どのような形で対応といいますか、実施されていたのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 教育部長。

○教育部長(佐藤英樹君) 昨年度、申請中のものにつきまして、申請はしておりますけれども、各学校それぞれ防災、あとは国際理解というところで、各校独自に計画を立てております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) ユネスコスクールの、これは加盟後の話になるかもしれないのですが、東北大学と宮城教育大学などは支援をしてくれるというような形でユネスコスクールのホームページにも載っておりまして、そういう大学との連携というものは今のうちから検討されているのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 教育部長。

○教育部長(佐藤英樹君) ユネスコスクールの宮城県本部のほうが宮城教育大学のほうが中心にやっておりますので、これまでも講演会に出たり研修会に出たりして連携をとっております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) あと2点になります。
294ページに移ります。
給食に関しての地場産品の導入状況についてお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 13.1%となっております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 13.1%というと、昨年度からどのぐらいふえておりますでしょうか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 昨年度といいますか、28年度と比較しますと2.3%増でございます。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 市長にお伺いいたします。
地場産品の給食への導入、これは強化がやはり必要ではないかと思います。今も改善、少しずつされているかと思うのですが、今後、今回これまでの状況を受けまして、どのように検討されていくのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 先ごろの一般質問でも同僚議員からのご質問にお答えをさせていただきましたが、私も、地場の野菜や、また産物を極力利用して高めていきたいというのは議員と同じ思いでございます。ただ、センター方式という今の給食センターの環境上、なかなかそれに供給体制が、受け入れる体制がとれないという部分、あとは、生産者のほうも供給体制がとれないという部分もありますので、その辺、いろいろ手法を検討しながら、他の自治体の事例も参考にしながら、最大限高めていきたいというふうに思っております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 少しずつでも改善されているという状況で、私としては努力されているなということで大変感じております。今後も頑張っていただきたいと思います。
最後の質問になるのですが、299ページのとみやマーチングエコーズの青少年文化活動振興事業費補助金に関してなのですが、前回も私お話ししたかと思うのですが、2人以上お子さんがいる場合にかなり負担の額が大きくなってしまうというような状態でして、その実態の把握が必要かと思うということでお伝えしたのですが、その後、この件に関して確認をされたか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) 個別詳細にというところまで、ちょっとなかなかデリケートな部分もあって踏み込めていない部分もありますけれども、定期的な活動、スポーツセンターで行っております。団長さんとも定期的に情報交換しておりますので、ご負担のない形、ただ、財政的な負担もございますので、総合的な視点から検討してまいりたいと。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) やはり全国大会に毎回出場するというのは大変本当にすごいことだと思いますので、支援というのは本当にしっかりとしていただけたらと思います。多子になってしまうと10万円を超すとか、そういうお話も聞いたりしていたんですよね。3人だか、2人だか、忘れましたけれども。本当に負担が多いという状況ですので、マーチングエコーズ様のほうにも、市としてこういうふうな形での配分をお願いしますであるとか、例えばもう少し補助が必要なのか、そういう聞き取りもしっかりと打ち合わせが必要かなと思いますが、そのあたり、見解をお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) そうですね。継続的に、また引き続き情報交換のほうを密にさせていただきたいと思います。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。浅野直子委員。

○委員(浅野直子君) それでは、実績報告書282ページになりますが、予算のほうで、いじめ問題対策推進事業についてなんですけれども、29年度の予算が27万5,000円でございました。執行が9万8,700円となっておりますが、半額以下だったというところの要因につきましては、これはどういうことだったのか、内容を求めたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 申しわけございません。もう一度、質問のほうをお願いしてもよろしいでしょうか。

○委員長(青柳信義君) それでは、浅野直子委員、再度質問を。ちょっと早口だったので、ゆっくりお願いしたいと思います。

○委員(浅野直子君) ごめんなさい、済みません。
いじめ問題対策推進事業につきまして、予算が27万5,000円だったんですね、29年度。2回ほど、29年度会議が行われているんですけれども、執行としては9万8,700円だったんですが、これはこれでこのことについても内容をちょっと求めたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 失礼いたしました。
委員さんの出席ということの費用弁償とか、そういった部分での金額の違いになります。

○委員長(青柳信義君) 浅野直子委員。

○委員(浅野直子君) 2回会議を行われておりますけれども、これで内容としては、この2回行われたことについての見えたこと、30年度に引き継ぐ意味での見えたことというのはどういったことだったんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) まず、その会議ごとに状況の報告をいたします。それについての各委員さんのほうから、こういう場合は未然にこういう対処が必要であるとかそういったいろいろなご意見をいただいて、次の年にはまた改めて前の年の課題とかそういうものが見えましたら、それを、課題を改善していって一つでも多くの解決策ができるように、あとは学校、教育委員会の適切な対応ができるようにというような部分でのご指導、協議をいたしました。

○委員長(青柳信義君) 浅野直子委員。

○委員(浅野直子君) 次、決算書120ページになりますね。10款1項教育総務費のところになりますが、実績報告書では280ページになります。
スクールカウンセラー事業決算がございました。予算につきましても100万9,000円の予算で、執行が59万8,370円の決算となっておりました。回数としては、小学校が439件、中学校が909件ということで、大変多くの事業が行われたというふうに認識しておりますけれども、この予算からいきますとやっぱり半分になっているような状況ですが、ここのところの説明を求めたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) スクールカウンセラーにつきましては県のほうから予算が出ておりまして、これの状況は、ちょっとお待ちください。
失礼いたしました。スクールカウンセラーにつきましては、59万8,370円が報償費でございまして、スクールカウンセラーのほうの1回につき1,500幾らという形の回数掛ける報償費になっておりますので、予算に対しましてその回数自体が少なかったという形になります。

○委員長(青柳信義君) 浅野直子委員。

○委員(浅野直子君) その備考のところにスクールソーシャルワーカーの事業も入っておりまして、予算は157万4,000円で決算が190万1,534円というふうになっているんです。こちらのほうは大変事業としては多く決算がなっておりました。ここのところの説明を求めたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) スクールソーシャルワーカーの決算額が190万1,534円ということの中身ですけれども、これはスクールソーシャルワーカーのほうが2名体制でございまして、スクールソーシャルワーカーは外とか、外部交渉とか、それから訪問とかそういったものができるのと、それから、各全部の学校を回るということですので、それの回数とかそういった部分での大きな動きがありましたので、そちらのほうが大きく上回っております。

○委員長(青柳信義君) 浅野直子委員。

○委員(浅野直子君) 今、2つのスクールカウンセラー事業とソーシャルワーカーの質問をさせていただきました。今、当然、カウンセラーとソーシャルワーカーにつきましては、事業が、内容が若干違いますので、行う事業も若干違ってくるかと思いますけれども、このことにつきまして、今後の、29年度で比較いたしましてどういうところに注意をすればいいのかなというところは見えたのか。そこのところを29年度の結果としてどういうふうに見えたのか、お伺いをいたします。

○委員長(青柳信義君) 教育部長。

○教育部長(佐藤英樹君) スクールカウンセラーとスクールソーシャルワーカーについてご質問ですけれども、スクールカウンセラーの金額が抑えられているのは、スクールカウンセラーは県からの派遣なので、人件費については県のほうで出していただいています。ですから、ここにある59万何がしは諸経費、消耗品とか図書の代なんです。ですから、金額的にはもっと高くなっております。
あと、今の質問ですけれども、スクールカウンセラーとスクールソーシャルワーカー、カウンセラーは各学校のほうに配置しておりますので、1つの中学校で中学校の生徒を見ています。スクールソーシャルワーカーはいろいろな学校に行けますので、広域に広がった部分についてをつなぎ合わせるというふうな仕事をしております。

○委員長(青柳信義君) 浅野直子委員。

○委員(浅野直子君) そうしますと、そちらのほうで、結局そのとおりだと思うんですけれども、そこでどういったことが課題となって、29年度で見てとれたことはどういったことを問題だったのかという、そういったソーシャルワーカーとカウンセラーの共有というところの部分はないわけでしょうか。意見交換みたいなものというのは29年度はなかったというふうな認識でよろしかったですか。

○委員長(青柳信義君) 教育部長。

○教育部長(佐藤英樹君) 2つの職務は違うんですけれども、ケース会議を開く中でカウンセラーとスクールソーシャルワーカーが一緒に話し合うということはあります。

○委員長(青柳信義君) 浅野直子委員。

○委員(浅野直子君) わかりました。
それでは、決算書86ページになりますね。
3款3項1目の老人福祉費のところで一般介護予防事業がございました。ここのところの決算が256万7,596円となっておりました。ここのところで、予算に対しまして若干やっぱり随分事業が少ない金額、半分まではいきませんけれども、少なかったのではないかという認識を持ちましたけれども、ここのところの説明を求めたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 浅野直子委員、もう一度とちょっとどの部分か、ひとつもう一度お願いします。

○委員(浅野直子君) 間違えましたかね。決算書なんですが……。

○委員長(青柳信義君) 86ページですか。

○委員(浅野直子君) はい。3款3項の老人福祉費でよかったですよね。のところにあります一般介護予防事業というものがありますね、備考のところに。256万7,596円、ここのところの説明を求めたいと思っておりました。

○委員長(青柳信義君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) 予算のところでは健康フェスティバルについての一般の補助金以外の部分での予算計上もしておりましたけれども、健康フェスティバルそのもののやり方といいますか方法が変わりまして、一般部分のところは行わず、老人クラブ連合会の補助金のみのところと老人クラブ連合会のほうの事業として行ったものですので、その分が減額というふうな形になります。

○委員長(青柳信義君) 浅野直子委員。

○委員(浅野直子君) ありがとうございました。
それでは、実績報告書に参ります。済みません、実績の159ページになります。
老人クラブ助成支援事業というものがございます。ここのところの決算につきましては、予算とほぼ大体、決算のほうが若干5万ぐらい少ないだけで、大体予算と同じような執行になったのかなと思っておりますが、29年度で老人クラブ助成支援事業につきまして、成果、というよりもむしろ29年度でどのようなことが見てとれて30年度につないだのか。ここのところを説明求めたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) まず、老人クラブ会員数のところが減っている状況になっております。50名ほど対前年比で減っておりますので、そこの部分は支援課であります生涯学習課とも連携をとって、もっと勧誘というか、そういったところで健康づくり、生きがいづくりのところにつなげていかねばならないものというふうなことで、課題として捉えてございます。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) それでは、実績報告書です。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員、マイクを使ってください。

○委員(佐藤聖子君) 済みません。
実績報告書191ページ、生活保護についてです。
保護の実施状況、13世帯、26人、平成28年度との比較で減っているわけですが、この理由についてお尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) こちらにつきましては、生活困窮者自立支援事業に関する相談のほうが、ごらんいただければおわかりになるかと思いますが、相談件数が非常にふえてございます。それに起因するように、生活保護に関する相談件数が落ち込んでいるというようなものが読み取っていただけるのかなと思います。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 平成28年と比較して、利用していた人が世帯数でも減っているわけで、困窮者のそれとはまたちょっと違うかと思うんですが。今まで利用していた人が利用しなくなったというその理由です、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) 増減で減となった理由ということでよろしいでしょうか。これはあくまで廃止というようなところとなるんですが、廃止の理由がそれぞれございます。一つに大きくあるのは、転居指導に伴うケースの移管というものが1つあります。そしてもう一つには死亡による廃止が4件。あとは就労に伴う収入の取得というようなところで8件ほどというようなことで、この辺のところが減につながっているものと考えております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 死亡と、それから収入があって廃止になったというのはわかりますが、転居指導というのはどういうものですか。

○委員長(青柳信義君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) 扶助費の中には住居に関する、居宅に関する扶助費も支給してございます。その中には一定の基準額が定められておりますので、その基準を上回る受給者世帯につきましては転居指導というようなことをケースによってはさせていただいております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 富谷市内で住宅の扶助に関する要件に合うような住まいがないということだと思うんですけれども、そういう場合、どのように転居指導をするのですか。

○委員長(青柳信義君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) 現実的には基準の範囲内におさまる借家、共同住宅ございます。そういったところの地域をある程度はこちらのほうから助言をさせていただいております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) その人は今まで住んでいたところではだめだということで、幾らでしたか、上限3万7,000円でしたか、住居のところであって、そこが借りられればそれを受けながら生活保護を利用できるということだと思うんですが、そうじゃなくて廃止をしたというか、その理由の中に転居があるということは、これはどのように考えたらいいんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) まず、基準額につきましては世帯の人数に応じて変わります。単身の方もしくは最大で7人以上の世帯によって、それぞれ上限額が変わってまいりますので、一概には、一律幾らということではございます。単身につきましては3万5,000円、あとは、多人数になれば、7人以上であれば5万5,000円というものが一定の基準額になっております。結果として、その結果、隣の自治体の市町のほうに移管という、転居なさる方もいらっしゃるのも事実でございます。それについてどうのというのは特段こちらとしては持ち合わせてはおりません。あくまで転居指導の結果として、ご本人がそういった隣の自治体をお選びになったというような結果として把握してございます。

○委員長(青柳信義君) この際、午後1時まで休憩します。

午後 0時00分 休憩


午後 1時00分 再開

○委員長(青柳信義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑ございませんか。佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) それでは、続けて生活保護でお尋ねします。
生活保護61世帯ということになっています。保護率は1.40パーミル。これは実績報告書の191ページです。宮城県は12.42パーミルです。物すごく低いんですよね。この低い理由については、担当課としてはどのように考えているのか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) こちらにつきましては、昨年度まで県の職員の派遣をいただきながら指導いただいてきたところでございます。特にその中で、指導をいただいた中で徹底してきたものといたしましては、ケースに対する援助方針の作成というものを年2回、見直しも含めて行ってまいりました。やっぱり経過とともに生活の状態も変わってまいりますので、その生活の状況に合わせた援助方針というものをその都度立てるというということが一つがございました。
あとはまた、生活保護法の適用に当たっては他法優先というような原則がございます。その他の法律に基づくような支援策があるかというようなところにおいて指導助言を行ってまいりました。
そして、もう一つには、課税調査を実施しております、年1回でございますが。これに伴っての収入の未済の防止というようなことも徹底を図ってきたところでございます。
その結果、医療費に関しては特にそうですが、過誤払いというようなこともございまして、実際に返還を求めたケースもございました。こういったもろもろの指導に伴い、現在の1.40パーミルという結果となっているものと推測しております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 相談件数の表が同じところにありまして、年間の相談件数が61と、そして、うち、申請件数が13だったわけですね。先ほど課長からお話がありました制度のほかのところを利用するということだとか、さまざまな調査をした限りにおいて申請にまで至らなかったということだと思うのですが、そういうことで相談はあったけれども、13しか申請がなかったということなのか。もう少しほかに説明があるとすれば、それを伺いたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) 相談件数61件の中には、今委員おっしゃるようなもろもろの理由がございます。その一つとしては、やはり制度の説明を伺いたいというような方が26名ほどいらっしゃいました。それ以外には、お話を伺う中においての生活保護に至る以前の生活困窮者自立制度の活用というようなことで、場合によってはそちらの制度のほうをご案内することもありました。そういった方が13名いらっしゃいます。それ以外には、預貯金などの確認をさせていただきながら、ご自身が把握していない預貯金等もあるようなケースもございましたので、そういったものをまずはご活用いただけければいかがでしょうかというようなことでのご案内をさせていただくようなこともあり、結果として、申請を妨げるものでは決してございませんが、結果として、申請をいただいた方が13名いらっしゃったということでございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) その相談した後に申請した13件ですが、その中で取り下げだとか却下というものがあったわけですが、これはその4件ですけれども、取り下げだったのか、却下だったのか、どちらだったのでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) その内訳は、却下が3件、取り下げが1件でございます。ちなみに、取り下げの1件は預貯金の把握に伴うもので、ご本人からの取り下げというふうになってございます。残りの却下3件につきましては、扶養義務者からのご支援をいただけるというようなことが1件。あとは保険の解約返戻に伴う収入の確保というようなところでお一人、1件。あとは介護サービスに伴いまして、境界層ということで、区分の変更に伴って生活保護の基準を満たさないというような方がお一人いらっしゃいました。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) わかりました。
それでは、ほかのところでは申請書を渡さないとかというものがあったわけですが、県の援助があったときに、そういったことは絶対していないと。私もそこのときにちゃんとカウンターのところには申請書がありましたから、そういうことはないということはわかっています。ぜひ、これからも相談をよく聞きながら、必要であれば必ず利用につなげるというふうにしてもらいたいと思うのですが、その点をちょっと確認したいと思います。

○委員長(青柳信義君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) 相談に当たりましては、まず、相談者の窮迫性というようなところをまず第一義に考えてお話を伺っているところでございました。その状況において、窮迫を伴うような方におきましては申請をなさってはいかがですかということもありますし、ご本人が申請をどうしてもしたいというものを決して妨げることは一切してございません。今後につきましても、同様な相談をさせていただこうと思っております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子君。

○委員(佐藤聖子君) 実績報告書の192ページに生活扶助費の掲載があります。生活保護利用者に実際お金が渡っている、この総額は幾らですか。

○委員長(青柳信義君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) こちら、実績報告書の2段目の表の右下になりますが、総計で1億2,500万円というのがご本人に扶助費として支給しているものとなっております。もちろん、その中には医療扶助というものも……。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) その財源内訳を伺います。

○委員長(青柳信義君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) こちらは4分の3が国庫負担金となっております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 生活保護が、既に新聞等でもありますが、来月から引き下げられるということになります。かなり減額になる世帯もあるかと思いますが、富谷市への影響はどのようになると今の時点で捉えていますか。

○委員長(青柳信義君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) 今度の改正に伴いましての詳細説明が、来週末、正式に県の説明会がございます。そちらの中で具体的な説明があるかと思っておりますので、今ここで、こちらでお答えする段階にはないのかなと思います。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 保護の相談を受けたときに、私もなんですが、自家用車を持っていると原則だめだということがあります。ただ、富谷の場合、母子家庭で自分が働かなければ、あとは保育所に連れていかなければというときに自家用車がなければ何ともやりくりできない。その中でも懸命に頑張っているという人がたくさんいるわけですね。そのときに、厚生労働省に対して、今、障がいで、さまざまな理由があって一部認められているというものがありますけれども、生活のためにどうしても必要だというものが、郡部といいますか、東京、大阪以外、公共交通機関が十分でないところは必要だという、こういう意見書を上げたらいいのではないかと思うのですが、その点について、相談しながらそういうことを感じたことはないでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) 自家用車の所有に関しましては、うちの受給世帯の中にも保有を認めている方はいらっしゃいます。ただし、あくまでもケース・バイ・ケースで十分にお話を伺った上でということになります。今委員おっしゃるように、公共交通機関のご不便な方というものもいらっしゃるかとは思いますが、そういったものにもお話を伺いながら、公共のバスを御利用いただける範疇であればそちらのほうをご利用いただくように指導させていただいております。ちなみに、保有を認めている方につきましては、例えば勤務先が遠方であるだとか、もしくは帰りがどうしても遅く、最寄りの公共交通機関の駅、バス停等がない、そういうような方につきましてはこれまで認めてきたケースはございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) それに加えて、仕事をかけ持ちしなければならないような母子世帯ありますね。そういうところにも認めるようにということを意見を上げるということはないか、検討したかどうか。生活保護の最後のところで伺います。

○委員長(青柳信義君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) 必ずしもダブルワークをしているから車両が必要だというものにはつながらないと思っております。あくまで、今申し上げるように、地理的なロケーションの関係であるだとか、勤務先と自宅の距離感であるだとか、そういったところを十分勘案しながら保有の可否について決定しております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 決算書127、実績報告書276のあたりで質問いたします。
幼稚園についてです。幼稚園費が書いてありまして、支出済額が2億1,813万9,726円でした。このうち、富谷市立幼稚園、富谷市の市立幼稚園で支出した総額は幾らでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 教育総務課長。

○教育総務課長(渡邉正弘君) 7,668万1,216円でございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 同じく、私立幼稚園に支出した総額は幾らでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 教育総務課長。

○教育総務課長(渡邉正弘君) ちょっとお待ちください。
済みません、ちょっと今資料あれなので、後でお答えしたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 幼稚園の支出済額が2億1,813万円ということで、そのうち、富谷市立幼稚園は7,668万ということになりますよね。そうすると、こういう数字から来ると、決算書の28ページのところで、市立幼稚園の就園奨励金が4,210万円出ているだとか、そのほかに施設整備のために75万出したとかとさまざまありまして、今の私がお話をしている間に計算をしてほしいと思うのですが、去年、平成29年度です。富谷市立幼稚園のあり方を検討する審議会が開催されました。そのときの資料に私立幼稚園に支出した額、これと、それから富谷市立幼稚園に要した額というものを混ぜたものを、一緒にしたものを資料として委員に配付しました。およそ2億円だったと思います。このことは担当課では、そのようにして資料をつくったことはお認めになりますか。

○委員長(青柳信義君) 教育総務課長。

○教育総務課長(渡邉正弘君) そのとおりでございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) その議会の中で、これは適正ではない、間違っていると私は指摘しましたが、それに対して訂正はありませんでした。このことは、審議会の中では、その数字を見て、こんなに富谷市立幼稚園がお金がかかっているのであれば民間もやむないと、間違った判断を示すということになったのではないでしょうか。そういって審議会にかけて、今回、その答申が出て、その答申に従ってやるわけですが、こういう間違いを訂正もしない、謝罪もしない、こういうことはあってはならないと思いますが、この場でなさるのであれば、その弁明を聞きたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 教育部長。

○教育部長(佐藤英樹君) 審議会につきましては、金額だけではなくて、私立幼稚園と公立幼稚園の中でそれぞれに差があります。私立幼稚園ですとお迎えのバスがあったり、そういうふうなところも考えて審議会の答申を出しております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) そういうことは確かにあるでしょう。でも、私はこの議会の場で申し上げましたのは、この数字に間違いがあるということを訂正しなかったということについて、今、どうだったかということを求めているわけです。いかがだったんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 教育部長。

○教育部長(佐藤英樹君) 私はちょっとその辺把握していませんので、後で調べてみたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) それでは困るわけで、担当していらした方がありまして、そのやりとりもご記憶だと思うんですね。この議会が過ぎてしまったら、どの時点でそれを明らかになさるのか。そのことを私はお尋ねしたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 教育部長。

○教育部長(佐藤英樹君) 審議会に出した資料をちょっともう一回精査してみたいと思います。そこをまず確認をしてみたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) きょうは教育民生常任委員会の決算のところで終わりますが、それでは、そこのことについては、ほかの決算に入る前のときにこの議場でお答えがいただけるものでしょうか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 教育部長。

○教育部長(佐藤英樹君) 調べてお答えしたいと思います。(9月10日に追加発言あり)

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) それでは、実績報告書の26ページのところに、やすらぎパークの繰越明許が書いてあります。そして、実績報告書で588万6,000円を繰り越しして、平成30年にしたわけですが、この工事に関して、この間、一般質問でもあったわけですが、自衛隊の部外土木工事に決めたという時期はいつだったのでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) 決めたという時期ということではございますけれども、このパークゴルフ場とやすらぎパークとみやのほうのおおよその方向性を考えていく中で、自衛隊の活用ということは数年前から検討材料とあったと認識してございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 安くなるからだと。粗工事で終わるということであります。そういう説明でした。自衛隊に実費負担だけをするというのですから、安価になるのは当たり前です。それは当然ですが、しかし、民業圧迫にならないかということと、民間企業の育成を考慮すべきものだったと思いまして、このことについては考慮したのかどうか。平成29年、それ以前についてどうだったのか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) 当然、自衛隊の部外工事を活用するといった際に、その工事の部分、工事の事業費の部分が民間事業者さんの圧迫につながる。そういう側面は当然あるということは認識しております。ただ、トータルとして、造成費の部分が最終的には墓地であったり、パークゴルフ場の使用料というところに当然はね返ってまいりますので、当然、民間の事業者さんの工事費を圧迫するという側面だけではなくて、総合的な見地から見たときに最終的に住民の方へのサービスがメリットになると考えたところでございます。(「終わります」の声あり)

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。金子委員。

○委員(金子 透君) 実績報告書295ページ、給食のほうなんです。給食費について質問いたします。収納率を見ると、これは悪化しているというふうな捉え方でよろしいんですか。

○委員長(青柳信義君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 28年度と比較しては低迷していたところでございます。

○委員長(青柳信義君) 金子委員。

○委員(金子 透君) 未納の方のいろいろな経済的な事情等々あるんでしょうけれども、どこの辺まで追跡調査なさっているのでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 訪問によりまして、どういう生活状況かなというのは見ることはできますけれども、余り深入りするような聞き方もできませんので、それなりに訪問した際に感じてくるというような状況でございます。

○委員長(青柳信義君) 金子委員。

○委員(金子 透君) 大原則として、負担は皆さん平等で負担するのが大原則なんでしょうけれども、もう一つの考え方として、救うべきものはやっぱり救わなければいけないという行政の側面はあると思うんですよ。そこら辺を見きわめて、これは私の勝手な考え方です。どうしようもないのであれば背中に背負っている負担を1つでもちょっとおろしてやるという考え方もあると思いますけれども、どうでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 訪問しているうちに、やっぱり、随分苦しいという家庭のところにお邪魔したことがございますけれども、準要保護とかそういうふうな保護を利用されるというようなことも投げかけまして、この間ですけれども、そういうふうな準要保護の世帯に切りかわったというような、申請された方もおりますので、ある程度の救済はできたかなというところでございます。

○委員長(青柳信義君) 金子委員。

○委員(金子 透君) できる、できないは、私よくわからないんですけれども、例えば給食費のほかに、本市に住んでおれば上下水道も利用料を支払っておるわけですし、住民税とか非課税になっている家庭もあるかもしれませんけれども、課税されている方もおるわけですし、全ての収納状況を見て、いろいろ判断材料というわけにはいかないんでしょうかね。

○委員長(青柳信義君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 議員おっしゃるとおりでございます。一番最初の質問のとおり、収納率が低迷したということで、これはやっぱり私としてもちょっと考えなければならないと思っていたところでございます。ただ、市で私債権に関するワーキングで協議するようになりまして、関連課が集まるということで、給食センターといたしましても、税情報とか、できればどの辺までか情報共有をしたいということで、情報を共有しながら進めたいということでは要望しておりますので、今後の進展を見守っていただければと思います。

○委員長(青柳信義君) 金子委員。

○委員(金子 透君) 給食費等々収納に関しては、数値の改善だけを目指すのではなくて、確かに全員からいただければそれにこしたことはないんですけれども、また違った側面もあるということを理解しながらも、ちょっと難しいんですけれども、やっていただきたいことで、次に移ります。
一番下ですね、同じページの。残食の状況とありますけれども、残食率10%というのは、どのように評価したらよろしいんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) どこの給食センターでも悩みの種の一つではございます。ただ、平準的、一般的にいいますと、10ポイント程度でしたならばまあまあの数字かということで栄養士とも話しているところでございます。

○委員長(青柳信義君) 金子委員。

○委員(金子 透君) まあまあ努力して、まあまあですか。28年度も10%、去年も10%、努力の跡、こういうことをしたんだけれども、やっぱり10%だったんだというところが見えてこないんですよね。その辺お答えください。

○委員長(青柳信義君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 栄養士は各学校を歩きますので、いろいろ子供たちの声、それから保護者との講話とかでもこういうふうにしたらどうですかという意見はいただいております。やっぱり残食が多いのは何かということを常々研究しておりまして、味つけに気をつけたほうがいいのかとか、ちょっと組み合わせをどうしようかということで、そういう工夫はしておりましての10ポイント相当ということでございます。

○委員長(青柳信義君) 金子委員。

○委員(金子 透君) 専門の栄養士さんが一生懸命努力しての結果が10%だったということなんでしょうけれども、ちょっと乱暴なことを言いますけれども、10%がまあまあなのであれば、栄養価の問題とか価格の問題、いろいろあるでしょうけれども、最初から5%減らして提供したら残食率が減るんじゃないですか。そういうような議論にはなりませんかね。

○委員長(青柳信義君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 率との戦いになるかと思いますけれども、供給量を減らせば残食も減るんじゃないかという感じになろうかと思いますけれども、ある程度のやっぱり摂取基準というものがございますので、それを乱して安易に5%減らせば大丈夫じゃないのという動きではなくて、あくまでも平準的に国民平均的な栄養摂取で運用しているところでございます。

○委員長(青柳信義君) 金子委員。

○委員(金子 透君) わかりました。少し乱暴な議論だったようです。
残食の10%、体積というか、重量というか、どのぐらいになるんですか。

○委員長(青柳信義君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 約48トンになります。年間です。

○委員長(青柳信義君) 金子委員。

○委員(金子 透君) その48トン、どうしているんですか。

○委員長(青柳信義君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 28年度までは堆肥化ということでお願いしておりました。ただ、29年度につきましては、その堆肥化する機械を維持することに限界があるということで、これは焼却のほうに回させていただいております。

○委員長(青柳信義君) 金子委員。

○委員(金子 透君) 48トンですよね。数字聞いて、かなりびっくりしたんですけれども、48トン焼却する燃料代、焼却場までの運搬代等々、概算でもつかんだことはありますか。

○委員長(青柳信義君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 細かいところまではちょっとつかんでおりませんでした。

○委員長(青柳信義君) 金子委員。

○委員(金子 透君) これもやっぱり比較検討なんですけれども、ちょっと違う議論なんですけれどもね。あくまでも残飯ですから、食品ロスとかそういう問題とはまたちょっと違うんですけれども、残飯でも、やっぱり食べ残しでも、食品は食品ですよ。やっぱりリサイクル、自然の中の輪に持っていく最初の堆肥化という考え方、堆肥化であれば、運搬する運搬料だけですよね。そこら辺、ちょっと比較検討して、これも行財政改革の一環だと私は思うんですけれども、逆に、29年度に、ひょっとしたら業者さんが受け取ってくれなくなったために焼却処分したときに、堆肥にしていたときの2倍も3倍も費用をかけているようであれば、逆にまた別の受け取ってくれる業者さんを探す努力をするなりなんなり、費用の面はちょっと比較検討するべきと思います。いかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 議員おっしゃるとおりでございます。JAあさひなのほうで、「郷の有機」という堆肥をつくっているところがございますけれども、そこへの搬入できるかどうかというのは、ちょっと話、少しし始めたときがあります。そこからちょっと停滞しておりましたので、その辺を進めるなり、それから費用面の効果とかその辺を分析しまして、よりよい運用を目指していきたいと思っております。

○委員長(青柳信義君) 金子委員。

○委員(金子 透君) JAさんのほうでも無農薬の米とかということで付加価値をつけて一生懸命頑張っているわけでから、その一翼を担うことにもなるのではと思います。ぜひ、前向きに検討して、改善なされるべきと判断したならば改善すべきと思います。いかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) JAあさひなさんなりとの協議を少し広めまして、前向きに進めていきたいと思っております。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。畑山委員。

○委員(畑山和晴君) 私から2つ質問をします。
まず、実績報告書の205ページのとみここの運営状況についてなんですが、利用者数が1万166人ということなんですけれども、この利用者数は予想より多かったのか、少なかったのか、お伺いします。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援センター所長。

○子育て支援センター所長(狩野悦子君) 当初、母子保健の事業を主に考えておりましたので、実際に開所して以来、あそびのひろば等いろいろお母様方に集まっていただける教室等を開きましたので、当初の予想よりは多く実績が上ったと思っております。

○委員長(青柳信義君) 畑山委員。

○委員(畑山和晴君) この利用状況の中で、その他1,157人とあるんですが、このその他の方々というのはどういう方だったんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援センター所長。

○子育て支援センター所長(狩野悦子君) 開所したということに当たりまして、市内のボランティア団体の方ですとか、あと近くの小学校の6年生が見学に来られたりというふうなこともございましたので、そういった部分がその他に入ってくると思います。

○委員長(青柳信義君) 畑山委員。

○委員(畑山和晴君) 何度かとみここのほうにお伺いしたことがありまして、私が訪問したときがそうだったのかもしれないんですけれども、大分、少し寂しいような雰囲気もあって、まだ1年目なのであれだとは思うんですけれども、もう少し、何か利用者さんをふやすというか、にぎやかな雰囲気になると、子育て支援の施設としてはもう少し元気になるんじゃないかなというふうに思うんですが、その辺についてはどうお考えでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援センター所長。

○子育て支援センター所長(狩野悦子君) 議員さんですとか、皆さん、お客様いらっしゃるとき、割と事業の入っていないときに来ていただくことが多かったかと思うんですが、年間の予定表を見ますとほぼ毎日事業が入っておりまして、健診とかが入っているときですと、あいている部屋をどこか使っていただいて皆さんに集まっていただきたいという思いもあるんですが、ほぼ、健診があると全ての部屋を使ってしまうような今現在、状況になっておりますので、そういった母子保健の事業の兼ね合いも見ながら、いろいろ事業のほうはふやしていきたいというふうに考えております。

○委員長(青柳信義君) 畑山委員。

○委員(畑山和晴君) では、2件目の質問です。
実績報告書の282ページ。いじめ問題対策推進事業なんですが、先ほども同僚委員からもありましたが、予算額が27万5,000円で9万8,700円の決算額だったんですけれども、このやっぱり予算額に対して、もっといろいろな事業を展開できたんじゃないかなというふうに思うんですが、その辺はどういう考えだったんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) いじめ問題対策連絡協議会に関しましては、いじめ問題対策連絡協議会、それから、いじめ問題対策調査委員会という2つの協議会の委員さんに集まっていただいての協議というか、そういった部分ですので、それに関して研修とか何かそういった部分の事業はございません。

○委員長(青柳信義君) 畑山委員。

○委員(畑山和晴君) いじめの対策事業について、実績報告書27ページで事業内容及び成果ということでいろいろ書いてあるんですが、今後の取り組みとして、具体策を講じていじめ防止を目指すということなんですけれども、やはり専門分野の方々を中心に、また今後こういった推進事業会議をしていくんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 中には専門家ということで法的な専門家の弁護士さんとか、それから児童センターの方とか、そういった方々がいますので、例えば何か案件に対しての専門的な知識とか対応策とか、あと法的な部分ではそういった部分もいろいろご指導いただいたり協議をしていただいて、未然に防げるものは防いでいくというか、そういった部分で行っていくものです。

○委員長(青柳信義君) 畑山委員。

○委員(畑山和晴君) いじめのこういった第三者委員会的な部分というのは、どこの自治体の取り組みを見ても大体答えが同じなんですね。その地域に合った会議の内容、対策というのはほとんど感じられないような気がするんですけれども、その辺の会議の結果についてはどういうふうに思っていますでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) この機関につきましては、例えば重大案件が出たりとか、いじめ問題が発生したときに調査を行ったりとか、それに関しての見解を述べていただいてというような部分ですので、こういう協議会、それから問題対策委員会にしては同じような性質のもとで会議が開かれていると思います。

○委員長(青柳信義君) 畑山委員。

○委員(畑山和晴君) だとすると、未然防止という部分とはちょっと違ってくるんじゃないかなと思うんですが、その辺についてはどうでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 未然防止と申しますか、初期対応について、学校の初期対応とかそういった部分でもう少しこういった対応が必要であったとか、そういうようなご意見もいただいていますので、それから、それ以上に悪化したりとかしないようにするようなご意見もいただいております。

○委員長(青柳信義君) 畑山委員。

○委員(畑山和晴君) 予算額が27万5,000円あったということなんですけれども、例えば中学生対象に生徒会サミットでいじめ防止のサミットを行っています。PTAのほうでも子供たちの未来を語る会ということでいじめについて、市長を初め教育長も参加してもらって話し合いをしています。保護者を交えた、あとは教育機関、役所初め、子供たちを交えたいじめ問題対策という推進事業をしていかなければ、実際、いじめ問題に対しての取り組みということにはならないとは思うんですが、その辺、去年の成果、結果、話し合いをしてどういうふうに思っていますでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) いじめ調査委員会の中に弁護士さんがおりまして、その弁護士さんからなんですけれども、仙台市とか、ほかの市町村の中で、やはりそういった父兄に関してとか、あと、子供たちに関して、いじめはこういうもので、だめだよというような、そういう講演とか、お話し合いとか、そういった部分にも出向いて行っているので、ぜひ、富谷市においてもそういった部分があれば協力しますというようなお話もいただいておりますので、これからそういった部分で協力を仰いでいく可能性もあるかなとは思っております。

○委員長(青柳信義君) 畑山委員。

○委員(畑山和晴君) 市長がわくわく市民会議等、いろいろ市民との対話の場をすごく設けて就任以来活動しております。やはり、本当にいじめ問題という部分に関しては、第三者委員会というよりも、保護者がどれだけ積極的に参加できるかという体制をつくっていかなければ何も改善しないと思うんです。それに対して、子供たちも、せっかく生徒会サミットを行っているので、子供たちも交えて、本来の本当の目指す方向、意味という部分では、そういった富谷市全体での取り組みというものが必要だと思うんですが、せっかく推進事業ということでやっているので、ほかの自治体とは違う先進的な方向に持っていってほしいなと思うんですが、その辺いかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 総合的に考えて、いろいろ連携できる部分は連携しながら、少しでも児童生徒、父兄も踏まえて、いじめ対策についてしっかりと対応できるような策を講じていきたいと思います。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。菅原委員。

○委員(菅原福治君) それでは、私から質問させていただきます。
まず初めに……。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員、マイクをもうちょっと立ててください。

○委員(菅原福治君) まず初めに、きのうもお伺いしたんですけれども、行政改革が行われているという中で、今回は需用費に絞って不用額についてお伺いしたいなと思います。
まず1点目は、決算書の122の小中学校管理費11節、各需用費、小学校、中学校、小学校は140万円、中学校は170万円余りありますが、この不用額は経費削減等々を考えられた不用額なのか、お伺いします。

○委員長(青柳信義君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 申しわけございません。ちょっとお待ちください。
需用費の中で、学校教育課分といたしましては、消耗品費、それから食糧、印刷代、手数料、筆耕料とかがございますが、これは支出に応じての決算というか、計上をしております。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) そういうことなんでしょうけれども、削減が100万円以上になっておりますので、この削減は経費削減を意識した削減になっているのかをお伺いしているんです。

○委員長(青柳信義君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 消耗品等とかはコンピュータ関係、あとは食糧、お茶代とかそういった部分で必ずかかるものということですが、印刷代に関しては、学校で印刷できるものは委託しないで、自分たち、自前とかそういった部分での予算の学校とのヒアリングの中で少しでも精査を行っております。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) そうすると、そういう若干の削減の努力はされているということだと思います。
同じく公民館。決算の134ページで、公民館費の需用費620万円ほど、これも余っておるんですが、これも先ほどの考え方で努力された結果なのか、お伺いします。

○委員長(青柳信義君) 公民館長。

○公民館長(阿部雄也君) 公民館6館ございまして、6館まとめるとやっぱり高額になってくるとは思うんですが、それぞれ努力できるところは努力しているということでの不用額になっております。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) もう一点なんですけれども、138ページの総合運動公園の需用費230万円、これについても同じ考え方で質問させていただきます。

○委員長(青柳信義君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(小山 温君) こちらも施設を管理運営していく上で、必要な経費は必要な経費としてずっとストックして執行してまいりました。ただ、ぎりぎりまで落としてしまったときの対応というところの不安感というものもありますので、必要な経費は見定めてやっておりますし、今後も極力不用額は出さないようなスタンスで執行してまいりたいと考えております。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) ぜひ、各課、先ほど説明なかった事業所について今質問させていただきました。
次に、実績報告37、あと220ですか。住民健診についてお伺いいたします。合計受診率ですが、受診者数が935名と出ておるんですが、減っておりますが、全体の対象者がわからないために受診率の変化がつかめません。おおよそ幾らの受診率なのか、答えられれば答えていただきたいんですが。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員、37ページと、もう一つは何ページでございましょうか。

○委員(菅原福治君) 220。

○委員長(青柳信義君) 220ページ。(「はい」の声あり)
健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) こちらの各種検診につきましては、対象者が把握できるものとそうでない検診と2種類ございまして、各種検診それぞれ単体の検診につきましては、受診率を出せるものについては出しておりまして、合計については出せないような形となっております。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) おおよそわからないのか、わかるのかと。あと、以前には出ておったんですけれども、やり方が変わったということでいいんですか。

○委員長(青柳信義君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) 以前は対象者数のほうを出しておりましたけれども、今回、国・県等に報告する地域保健の報告対象者数などが明確になりましたので、そちらに合わせたような形で対象者数を出しておりますので、そこで出せない部分も出てきたというところになります。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) 先ほど正誤表が来ておりましたけれども、それにしても、女性のがん検診などを含めて軒並み三角になっておるんですけれども、相当下がっているとは思うんですけれども、何が原因なのか教えていただきたいんですが。

○委員長(青柳信義君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) 受診率につきましては、三角というふうな表記にはなっておりますけれども、横ばいというようなふうには捉えておりますが、全体としては、28年10月から短時間労働者の社会保険の適用等に関しまして、そういった影響で受診者数のほうも減少しているのではないかというふうに推測してはおりました。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) そういうことなんでしょうけれども、やっぱり、うちの検診率は結構高いですから、高い中での三角ですから、やはり本当はまずいんですね。ぜひ努力をされることを望みますが。ただ、大事なのは、この三角を、今年度の話になりますけれども、生きた今回の検診になっているかどうか、反省した検診になっているかどうか、ちょっとお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) 毎年、検診やほかの健康づくりの事業につきましても、毎年、課題等を評価しながら次年度、次の年に事業を行っておりまして、乳がん検診や子宮がん検診につきましても、受診率を伸ばすための努力はしておりますので、さらに引き続き行っていこうと思っております。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) 次に、実績報告の194ページですね。決算書でいうと77ページになりますが、子ども医療費助成、先ほども出ておりましたが、これは決算額が2億8,100万円強で、果たして補正は必要だったのかどうか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 補正、途中しております。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) これは県の補助対象が年齢が引き下げられたというのかな、小学校前まで対象になっていましたので、その部分があってこんな結果になったのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 歳入に関しましては、昨年より1,200万円ほど補助金のほうはふえております。ただ、対象人数としては横ばい、微減という形になっていますので、最終的には県の補助の年齢引き上げが要因かなというふうに思っております。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) この制度はとても大事な制度なので、この制度を維持するには、当然、恒久財源を確保することが必要ですが、県からの補助が現在は就学前までになっておりますが、この対象をせめて、多くの都道府県で実施しているように小学校修了時12歳年度末まで対象にした場合に幾らの財源が節約になるか、経費節約になるか、財源が経費削減になるか試算しているのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 県の補助がということですよね。そうすると、今よりも6学年分多くなるということになります。昨年、3学年分伸びまして1,200万円程度ということなんですけれども、1学年400万円ぐらい、ちょっと乱暴な言い方になるんですけれども、2,400万円から3,000万円ぐらいにはなるかなとは思います。いろいろそのほかの要件が絡んでくるとは思いますけれども。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) 二千四、五百万円であっても、今の時代、経費削減にはなると思います。それにつけても、市長にお伺いいたしますが、先ほども、市長会で言われているんだということでございますが、本当に引き上げが重要になると思います。とりあえず、小学校いっぱいぐらいまでは対象にしていただきたいなということですが、市長会でやられている現状についてお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) この問題につきましては、これまでも要望してまいりました。せめて、まずは県のほうには、今回やっと引き上げしていただきましたが、さらに、やはり今委員がご意見にあるように、せめて小学校の終わる12歳までぐらいまで引き上げを求めておりますし、あと、国に対してもそういった支援を求めて、これからも頑張っていきたいというふうに思います。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) それでは、次に、実績報告の295ページの、先ほどから出ております残食とか給食関係が出ておりますが、私は栄養価についてお伺いをしたいと思います。
全国学力テストで優秀な県はおしなべて食育というものを言われております。学校給食というのは栄養バランスがとれた食事を提供しておりますが、とはいっても、子供も大人も1日3食ですが、給食の場合は学校ですから1食になります。そういった中で、やっぱり家庭にも栄養の効果云々というようなものの啓蒙が必要だと思いますが、その辺は実施されているのかどうか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) PTAの保護者とかの講話ということで、招かれて栄養士講話するわけですけれども、そういう機会にはそういうふうな栄養のとり方とか家庭の生活の仕方とか、その辺についてはやっておりますけれども、希望がないとやれないというところがちょっと難点ではございます。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) これはやれないということなんですかね。できれば、啓蒙を、啓蒙チラシとか、各家庭に、学校ではこれだけやっています。家庭で、そこのところは難しいですけれども、その辺やんわり、バランスのいい食事をとかというような部分では啓蒙できないのか、お伺いします。

○委員長(青柳信義君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) そうしますと、食育全般的な問題まで発展するかと思われます。学校関係ですと、やっぱり小中学校の保護者が主になってきますので、そのほか、栄養バランスとか日常的食生活ということで、食育推進計画に基づいたやり方も一つかなと思っております。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) 私、何も難しいことを言っているんじゃなくて、「学校でこれだけの栄養バランスのとれた食事をしています。子供さんは1日にこれだけの栄養が必要です」というようなものの啓蒙なんですけれども、それはできないということでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) 食育推進連携会議におきましても学校給食の栄養教諭等と会議を持っておりまして、学校におきましては各小中学校に学年に応じた内容のテーマでもって食育の授業を持つというようなことで進められているということをお聞きしております。また、学校におきましても授業の中で食に関する活動や授業の内容などが各教科に盛り込まれて進められているというふうな形で現状をお聞きしているところです。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) そうすると、全国的にもそのような進め方、例えば、先ほど、全国学力テストを引き合いに出しましたけれども、そういうすばらしい県もそういう進め方をしているのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) 学力テストに関してはちょっと専門外とはなりますが、全国的にそういった子供たちへの食育活動というものはきちんと計画を立てながら進められているというふうに承知しております。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) 学校給食センターと相談の上、ぜひ、私の意図するところを酌んでいただきたいなと思います。
次に、実績報告の282ページ。
最後になります。いじめに関連して、先ほどもいじめに関連して出ておりましたけれども、いじめに関しての不登校についてお伺いいたします。
学校でのいじめ、親の虐待も含めて、不登校についてはカウンセラーが対応しているということでございますが、県より以前は7名が配置され、現在は10名の体制強化が図られているようですが、以前との違いについてお伺いをいたします。

○委員長(青柳信義君) 教育部長。

○教育部長(佐藤英樹君) これまでは人数が少なかった分、きめ細かく保護者、あとは児童生徒の対応できていると思っております。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) 3名ふえたわけですから、それは強化になると思います。
不登校でございますが、不登校の要因にはさまざまなことが考えられますが、認識としては無気力だとか情緒不安定、またその複合的な要素もあるようでございます。最近では発達障害の見られる方も不登校に入るようでございますが、その辺の状況についてはつかまれているのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 教育部長。

○教育部長(佐藤英樹君) 今お話のあったとおり、発達障害というものもありますけれども、根本としては、家庭の問題、あとは問題行動、あとは友人とのトラブル、そういういろいろな多岐にわたっているところがあります。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) それであれば、不登校を出さない、不登校とならないために、学校ではどのような活動、取り組みなりをされているのか。例えば、居場所の確保等々あるとは思いますが、どのような学校で指導されているのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 教育部長。

○教育部長(佐藤英樹君) 富谷市のほうでは学び合い推進事業というものを進めております。これは学習形態の一つなんですけれども、誰一人落とさない。教育長がいつもお話ししているんですが、学習の中で、先生が一人で進めるんじゃなくて、子供たち同士で話し合いをしたり聞き合いをしたりしながら、一人一人の存在を授業の中でつかめて、子供たちが誰一人、皆同じなんだよというふうな流れで進めています。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) あと2つだけです。
次に、不登校にならないためじゃなくて、今度は不登校になってしまった場合の生徒に対する学校の対応でございますが、カウンセラーとの連携等々あると思いますが、どのようなことが具体的に活動として取り組まれているのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 教育部長。

○教育部長(佐藤英樹君) 不登校傾向にある生徒に対して、まずは、3日過ぎると一度担任のほうが電話をします。その後、学校のほうではケース会議を開きます。ケース会議の内容に合わせて、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー、あとことしから始まった心のケアハウスの職員と相談しながら、拡大のケース会議を開いてなるべく早目に復帰するように進めているところです。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) 最後でございます。
ここで大事なのは、学校の中においても、学校の中でも外でも、大事なのは、誰かが生徒さんのそばにいると。そばにいてあげるというのがすごく大事だということが言われています。そこで、今回、富谷市で新規に事業として取り組まれるとみやの子どもの心のケアハウス運営支援事業、これについてでございますが、スタートを切るわけですが、これからさまざま情報収集とかいろいろ個別の管理、関係機関との連絡等々あると思いますが、ぜひ、力強く取り組んでいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 教育部長。

○教育部長(佐藤英樹君) 議員のおっしゃるとおり、この機会、しっかりとやりたいと思っております。

○委員長(青柳信義君) この際、午後2時10分まで休憩します。

午後 1時58分 休憩


午後 2時10分 再開

○委員長(青柳信義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑ございませんか。安住委員。

○委員(安住稔幸君) それでは、質問させていただきます。
実績報告書151ページです。
上のほうに避難行動要支援者名簿というものがございます。これを見ますと、例えば要介護4・5の方ですと46人ということで、重い方なので施設に入っている方も多いかと思うんですが、この数字の46につきまして、全体から見てどのようにお思いなのか、お聞きいたします。

○委員長(青柳信義君) 保健福祉部次長。

○保健福祉部次長(中山高子君) 要介護4・5につきましては、市のほうから避難行動要支援者名簿のほうに登録するかどうかをご家庭のほうに通知いたしまして、ご希望される方という方について登録しているような形になってございますが、先ほど委員さんおっしゃるように、施設に入所されている方も4・5では多いですし、在宅の方でもご家族の方が実際に避難するときに手助けできるという方は登録しないというふうな形になってございます。

○委員長(青柳信義君) 安住委員。

○委員(安住稔幸君) そして、下のほうの個別計画策定状況というものがございます。高齢者の方もこの名簿に載っておりまして、策定状況というものもありますが、中には、特に行動するというか、移動するのにさほどほかの方の手をかりなくてもできる方もいらっしゃると思いますのでわかるんですが、例えば、本当に今お話ありました要介護例えば4・5、このあたりですと、やはりどなたかの支援をいただかなければ、やはり避難というか、そういったものができないのかなと思っております。きのうの地震などもありまして、やはりこういった情報というものを、もう少し策定に力を入れるというか、もちろんいろいろな家庭のご事情があるかと思いますけれども、この辺もう少し力を入れてやっていくことかと思いますけれども、その辺についてはいかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 保健福祉部次長。

○保健福祉部次長(中山高子君) 個別計画の策定につきましては、29年度末に民生委員、あと行政区長、市のほうで3者で話し合いを持ちまして、それぞれ支援に必要な方々の支援者、それと支援方法、人数等を今年度、29年度初めて個別プランという形で策定したものでございますので、今後、こちらについては更新する都度、新規の方々についても民生委員さん等を通じて周知してまいりたいと思ってございます。

○委員長(青柳信義君) 安住委員。

○委員(安住稔幸君) そうしますと、個別計画策定に限らず、声がけ、安否確認のほうも含まれるんですが、これは担当部署、ちょっとほかの部署とも絡んでくると思いますが、例えば防災訓練、また、ことし、今年度でしょうか、地域防災計画をつくる、赤本をつくるというようなお話もあります。こういったことに、こういった計画策定とか、こういったものに要支援者名簿、こういったものをその防災組合なり、計画書をつくるに当たりまして、やはり考慮していくべきだと思いますけれども、こちらの担当、長寿福祉課としてどのようにお考えになっているのか、お聞きいたします。

○委員長(青柳信義君) 保健福祉部次長。

○保健福祉部次長(中山高子君) 地域防災計画につきましては、平成25年6月に災害対策法が改正になったときに市の地域防災計画を改定するときにも、避難行動要支援者名簿の義務づけというあたりでは載せたところでございますので、また今年度、新たに市のほうの地域防災計画を改定するときに、長寿福祉課としても、既に避難行動要支援者名簿プランについては載っておるところでございますので、そこは連携しながら行ってまいりたいと思ってございます。

○委員長(青柳信義君) 安住委員。

○委員(安住稔幸君) 追加の確認になります。
今先ほど、私、防災訓練というお話もさせていただきました。やはり実際に机上の訓練ではなく、実際の訓練でも、ぜひ、全員がというわけにいかないと思いますけれども、個別計画策定状況に応じたような防災訓練というものも実際に取り組む必要もあるかと思いますけれども、この辺についてはいかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 保健福祉部次長。

○保健福祉部次長(中山高子君) 今年度の防災訓練につきましても、日程等決まっておりまして、防災安全課と協力しながら行っていくような形になってございますが、その中で、避難行動要支援者名簿の声がけ、安否確認、計画策定済みの方については、実際にそれに参加できるかどうかというあたりはちょっと難しいところもあると思いますけれども、安否確認のあたりにつきましては民生委員さんの協力も得ながら行ってまいりたいと思っております。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 済みません。191ページの……。済みません、大変失礼しました。実績報告書の191ページに移ります。
生活保護の世帯類型別件数に関しまして、母子世帯ですと、大体2件から5件という状況だったんですが、先ほどの196ページのひとり親世帯でいいますと353のうち9割ぐらいが母子家庭だと。約320名程度だとして、半数ぐらいが恐らく貧困層の状態にあると思われます。先ほど、給食センターのほうで、やはり準要保護の適用のお話があって、切りかえをしたということで、大変、これは本当にすばらしい事例だと思いますが、まだまだ全庁的な情報共有が足りていないのかなというふうに感じております。
富谷の場合、ユネスコスクールの登録を進めておりますが、基本になっている子どもの権利条約の中で、「児童の福祉に必要な保護及び擁護を確保することを約束し、このため、全ての適当な立法上及び行政上の措置をとる」というふうに子どもの権利条約に書いてあるんですね。本当に支援が取りこぼれることのないように全庁的なさらなる情報の共有が必要ではないかと思い、市長に見解をお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 未来を担う子供たちであり、富谷の宝でございますので、しっかりと連携をしながら支援をしてまいりたいというふうに思っております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) やはり、情報の共有とあわせまして、実態調査も必要になってくるかと思います。その件に関しても再度お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 実態調査につきましては、日ごろからそれぞれ担当課におきましてそれぞれ詳細にわたって努めているところでございますので、さらに努力をしていきたいというふうに考えております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 続きまして、実績報告書の286ページ、特別支援教育就学奨励費、準要保護などの件、289ページの中学校のほうの準要保護などの件があるかと思うのですが、先ほどの給食センターの例のように、使えるのかどうか、わからないというような状況もあるかと思いますが、わかりやすく必要な方たちに情報提供が必要だと思うのですが、ほかの自治体を見ますと、2人世帯で大体このぐらい、3人世帯、4人世帯、5人世帯で、そういうモデルケースでこのぐらいの方なら大体使えますよというような例を提示されているというものが県内でも幾つかあるのですが、富谷市で現状としてどのような形で提示されているのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 富谷市の就学援助制度のお知らせということでプリントをお配りしておりますが、その中でも、援助を受けられる方ということで、ある程度の具体例を示してプリントを作成して配布しております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) やはり具体例、本当に必要だと思います。やはり、必要な人たちに定期的に届けていく。その世帯の状況も変わっていくときもあるかもしれないですので、定期、定期に、必要だと思われるときに配る必要があると思うのですが、現状として、どのような形で配布をされているのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 新しく入学する方に関しては、説明会のときとかそういった部分できちっと配布というか、周知をしております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 年間の中でも、例えば親が首になってしまったりとか、そういうような状況なども、そういう状況の変化あるかと思いますので、年間の中でせめて2回ぐらい告知をしていくということも必要ではないかと思いますが、見解をお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 必要に応じて、学校のほうもそういった部分での制度を知っておりますので、周知のほうはきちっと行っておりますので、これからも行ってまいりたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 続きまして、実績報告書の294ページ。
先ほど、地産地消について質問させていただいたんですけれども、県で地産地消に関しての補助メニューを出しているような県、たしか、福島県とほかにもいろいろな県があったかと思うのですが、宮城県にもそういう助成、補助メニューを創設していっていただけないかというようなことも伝えていくということが必要ではないかなと思うのですが、いかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 文科省でそういうふうな類いの補助事業がたしか何かあったかと思いますけれども、ちょっと本市の体制には見合わないかなということで、ちょっと研究はしたところでございます。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 農家の方であるとか、料理人の方であるとか、さまざまな方、富谷にいらっしゃいますので、食育の推進、特に市長に関していいますとスローフードの世界の中でも少ない理事をされていたというような状況ですので、そういう本当に資源として、富谷市にいっぱいあると思いますし、命のもとでありますし、体のもと、健康のもとでもありますので、これは市としてぜひしっかり進めていく必要があるかと思いますが、市長、この件に関して何かお話を伺いたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 先ほども同僚委員のご質問にお答えしたように、積極的にやはり食育、そしてまた地産地消は推進をしていきたいというふうに考えております。ただ、何度も言うように、やはりセンター方式という中では、限られた環境の中で行っていかなければならないということでございますので、その辺、最大限、食育の推進、地産地消に努めていきたいというふうに考えております。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。

(「なし」の声あり)

○委員長(青柳信義君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
以上をもちまして、本日の議事を終了いたします。
本日はこれにて散会します。ご苦労さまでした。

午後 2時22分 散会

平成30年決算審査特別委員会(第3号)

平成30年9月10日(月曜日)

富谷市議会決算審査特別委員会は、富谷市議会議場に招集された。

出席委員 19名

  • 委員長 青 柳 信 義
  • 副委員長 菅 原 福 治
  • 委員 安 住 稔 幸
  • 委員 浅 野 幹 雄
  • 委員 渡 邊 俊 一
  • 委員 山 路 清 一
  • 委員 佐 藤 克 彦
  • 委員 高 橋 正 俊
  • 委員 浅 野 直 子
  • 委員 出 川 博 一
  • 委員 西 田 嘉 博
  • 委員 浅 野 武 志
  • 委員 佐 藤 聖 子
  • 委員 藤 原 峻
  • 委員 齊 藤 秀 行
  • 委員 畑 山 和 晴
  • 委員 長谷川 る 美
  • 委員 若 生 英 俊
  • 委員 金 子 透

欠席委員 なし

務のため出席した者の職氏名

  • 議長 相 澤 榮

説明のため出席した者の職氏名

  • 市長 若 生 裕 俊
  • 副市長 高 橋 義 広
  • 経済産業部長 荒 谷 敏
  • 経済産業部産業観光課長 鴇 幸 浩
  • 経済産業部産業観光課長補佐 今 野 善 徳
  • 経済産業部農林振興課長 齋 藤 英 夫
  • 経済産業部農林振興課長補佐 織 田 利 彦
  • 建設部長 伊 藤 正
  • 建設部都市整備課長 高 橋 隆 美
  • 建設部都市整備課長補佐 菅 原 典 夫
  • 建設部都市計画課長 高 田 浩 幸
  • 建設部都市計画課長補佐 高 田 信 毅
  • 建設部上下水道課長 浅 場 悟
  • 建設部上下水道課長補佐 末 永 武 彦
  • 建設部上下水道課長補佐 内ヶ崎 考 一
  • 教育部学校教育課長 佐 藤 英 樹

議会事務局職員

  • 議会事務局長 富 澤 裕
  • 次長 高 橋 直 美
  • 主事 大 村 峻 史

午前10時00分 開会

○委員長(青柳信義君) 皆さん、おはようございます。
本日の出席委員は19名であります。定足数に達しますので、直ちに決算審査特別委員会を開きます。
議事に入る前に、9月7日の本委員会において佐藤聖子委員の質問に対し答弁保留した件について発言を求められていますので、許可します。教育部長。

○教育部長(佐藤英樹君) おはようございます。佐藤聖子委員から質問がありました2件について、答弁をいたします。
1点目です。平成29年度幼稚園に係る経費についてお答えさせていただきます。総額2億1,813万9,726円です。そのうち公立幼稚園に係る経費が7,668万1,216円、私立幼稚園に係る経費が1億4,145万8,510円で、その中の1億3,259万1,600円が幼稚園就園奨励費です。
2点目です。幼稚園運営審議会の資料につきましてお答えさせていただきます。審議会におきましては、資料のとおり平成28年度の幼稚園管理費決算額2億2,489万7,000円と説明しております。これは幼稚園全体額として説明を申し上げたもので、審議委員の皆様もそのような解釈を持って審議を進めていただいたものと思っております。また、再度議事録を確認いたしましたが、審議委員の皆様に多方面から総合的に審議をしていただいた上での答申の内容でございます。
以上でございます。


認定第1号 平成29年度富谷市一般会計歳入歳出決算の認定について

○委員長(青柳信義君) 認定第1号 平成29年度富谷市一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
なお、本日の日程は、一般会計のうち経済産業部産業観光課、農林振興課、建設部都市整備課、都市計画課、上下水道課の所管に属する決算についてを審議いたします。
それでは、これから各担当課長へ補足説明を求めます。最初に、産業観光課長。

[産業観光課長、農林振興課長、建設部都市整備課長、都市計画課長、上下水道課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]

○委員長(青柳信義君) 以上で説明を終わります。
これより一問一答方式による質疑に入りますが、質問者及び答弁者は、要領よく簡潔な質問と答弁、そして、スムーズな議事進行にご協力くださるようお願いいたします。また、質疑はページ、款、項、目を明示され行ってください。
それでは、質疑ございませんか。西田委員。

○委員(西田嘉博君) それでは、実績報告書252ページ、事業名(1)市道維持管理事業、2実施内容及び実績1の中で、富ケ丘地区側溝整備事業2,955万9,000円は北部地区の事業費に充てられ、これにより南部地区44%の施工実績に対し、北部地区施工実績は何%になっていますか。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) お答え申し上げます。
富ケ丘の29年度末におきましての側溝整備の率でございますが、南部地区におきましては約44%、北部地区におきましては約23%でございます。

○委員長(青柳信義君) 西田委員。

○委員(西田嘉博君) それでは、29年度から実施している担当課と、それから富ケ丘の南部・北部両会長との相談、打ち合わせというか、そういうものを実施していますが、これは今後とも継続されるのか、伺います。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 継続していく予定でございます。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 平成29年度行政実績報告書の238ページですね。こちらの富谷スイーツ基金の積立金が34万3,000円だったのですが、現状で今どの程度残高としてあるのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 産業観光課長。

○産業観光課長(鴇 幸浩君) 現状で122万2,000円になります。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 続きまして、241ページに移ります。
農業振興に関しまして、やはり年々高齢化して従事者の方が少なくなっているという状況はあるかと思うのですが、農家の皆さんからの要望というのは現状どのように把握されていたか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 農林振興課長。

○農林振興課長(齋藤英夫君) 農家への経営意向調査で一応把握はしております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 具体的にどのようなところが要望として出されていたのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 農林振興課長。

○農林振興課長(齋藤英夫君) できれば全部貸したいというのがあります。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 私が伺った話ですと、法人化のメリット、デメリットなど知りたいであるとか、その法人化に関して、農業法人に関してどういう支援が受けられるのかとか、そういうものをぜひ市としてやっていただきたいというような声もあったんですけれども、そのような声は把握されているか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 農林振興課長。

○農林振興課長(齋藤英夫君) そのような話は把握はしておりませんが、逐一農業法人にしたいとか、そういった話は聞いております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) お話が出ているのであれば、それも1つの要望ということだと思いますので、県のほうがこちら積極的に支援されているかと思うのですが、県との連携などはどのように検討されていたか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 農林振興課長。

○農林振興課長(齋藤英夫君) 普及所と連絡を密にお話をしております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 農家の皆さんへの支援ですね。こちら、大変重要なことだと思います。今しっかりしていかなければ、本当にどんどんさらに少なくなっていってしまうと思います。その法人化に関しましても、私もまだちょっと調査不足なところはあるのですが、町として現状どのような支援ができるのか、検討されたのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 農林振興課長。

○農林振興課長(齋藤英夫君) 今、農業法人を目指している方と、県外のそういった農業法人、組合ですね、のほうに視察に行ったりとかいう話を聞いたりとか、そういった支援をしております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) せっかくそういう形で把握されているのであれば、やはりそういう情報も伝えていくのも必要かと思うのですが、いかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 農林振興課長。

○農林振興課長(齋藤英夫君) ぜひ希望があれば、農業法人のほう進めたいと考えております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 243ページの新特産果樹定着推進事業などに移りますが、スイーツの生産者がどうしてもまだ少ない状況でありまして、そのノウハウの共有など、これを町としてどのように検討されているのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 農林振興課長。

○農林振興課長(齋藤英夫君) 農業普及センターといろいろやりとりをしまして、つくり方、そういったものを指導しております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 続きまして、242ページですね。済みません、一旦戻ります。
その鳥獣対策に関してなのですが、イノシシを見ることが年々ふえているというふうな農家の声を伺っておりまして、イノシシは実質ふえているというふうに町は認識をしているのか、お伺いいたします。(「藤原委員、何ページでございますかね」の声あり)242ページの……。(「240」の声あり)農業振興に関する補助の中なんですけれども、こちらの……。そうですね。猟友会に払っている部分と、有害鳥獣対策事業などに関してですね。

○委員長(青柳信義君) 農林振興課長。

○農林振興課長(齋藤英夫君) イノシシは毎年ふえている状況にあります。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) この農家の方から、カボチャとか芋をつくられないようにと職員さんから言われたという話を伺いまして、大変その方は怒っておられました。実際、お米とかもイノシシが入ってしまうと獣臭くて売れなくしまうというような状況もありますので、やはりこういう状況を考えますと、農家の人が安心して野菜をしっかりつくれるというのは、これは市が責任を持って行うべきことであって、農家の皆さんの芋とかそういうカボチャをつくらないほうがいいというようなことを言うというのは、これは違うのではないかなと思うのですが、市としての責任をどのように考えているのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 農林振興課長。

○農林振興課長(齋藤英夫君) 今、市のほうで電気柵あるいはワイヤーメッシュとか、一応補助関係は実施しておりまして、あと今、一ノ関、二ノ関、志戸田ですか、そちらのほうにワイヤーメッシュを提供しまして設置をしていただいております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) イノシシに関しまして、私も調べたらびっくりしたんですけれども、助走なしで1メートルを軽々越えられるというのが、これが普通の身体能力というんですかね。らしいんですね。実際、その1メートル以上の高さ、ワイヤーメッシュであるとか、そういうものは大丈夫な検討はされているのかどうか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 農林振興課長。

○農林振興課長(齋藤英夫君) 今回支給していますのが、高さが1.2メートルということで支給はしております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 実際にその捕獲をしていかないと、どんどん数がふえてしまうという話、さらには下を掘って入っていってしまうことであるとか、蔵王のほうで、私も前に言いましたけれども、ぶつかって壊してしまうという、いろいろな形も考えられますので、その実質的に捕獲をしていくというような支援も必要だと思うのですが、そこら辺どのように検討されていたか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 農林振興課長。

○農林振興課長(齋藤英夫君) 捕獲のほうもくくりわな、あるいは箱わなを設置しまして、捕獲に努めていきたいと思っております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 捕獲に関して、白石であるとか、ほかの市町村もそうなんですが、そのわなを設置するのに必要な取得する免許のお金を補助したりであるとか、猟銃ですね、そういう免許を取るのに補助をするというようなことも実施している自治体もありまして、富谷市でそういうのは検討されていたか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 農林振興課長。

○農林振興課長(齋藤英夫君) 富谷市も補助はしております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 富谷市でも補助はされていたということなんですね。実施されていたと。実績はどのような形になっておりましたでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 農林振興課長。

○農林振興課長(齋藤英夫君) 実績は今のところはございませんが、取りに行くのであれば補助はします。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 今、高齢化も進んでいるということですので、なり手ですね。どのように確保していく予定なのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 農林振興課長。

○農林振興課長(齋藤英夫君) 今年度、農協の青年部、そちらのほうの説明会をしまして、なるべく一人でも入会のほうに入るようにしていきたいと思っております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 243ページにまた戻ります。
とみやはちみつプロジェクトに関してなのですが、こちら本当に環境に関しても、環境の指標としても大変すばらしいものだと思いますし、学習としても大変すばらしいものだと思うのですが、現状として何か課題であるとか、今後どういうふうな展望を持っているのか、その方向性などをお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 農林振興課長。

○農林振興課長(齋藤英夫君) はちみつプロジェクトにつきましては、今後継続的に実施していく人たちの人材確保などが一応課題となっております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) やはりその実施していただいているSCRさんも大変これ、多大なるご協力をいただいているかと思うのですけれども、意見をしっかりと酌み取りながら進めていく方向でいいのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 農林振興課長。

○農林振興課長(齋藤英夫君) 常にお話し合いをしまして進めております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) はちみつを使ったスイーツに関してなんですけれども、何か決まった後にお話があったというようなお話もありまして、何かこう決定があるときにはぜひ一緒にそういう議論の場に入れていただいたりする必要性もあるのかなと思うのですが、そこら辺の見解をお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 農林振興課長。

○農林振興課長(齋藤英夫君) もう一度済みません。SC……。

○委員(藤原 峻君) スイーツにはちみつを使うというようなときに、お菓子会社さんのほうにはちみつを送るということが、最初に検討段階のときからお話があったのではなくて、もう決定したというところでお話がありまして、どういうことなのかなというところだったので、最初の段階でそういうお話があったらよかったなというようなお話がありました。

○委員長(青柳信義君) 産業観光課長。

○産業観光課長(鴇 幸浩君) スイーツにつきましては、スイーツ店と事前に協議いたしまして、その必要な数量について……。(不規則発言あり)ああ、じゃ、そちら。

○委員長(青柳信義君) もとい、藤原委員、もう一度質問をお願いします。

○委員(藤原 峻君) あ、多分。うん、そうです。

○委員長(青柳信義君) 農林振興課長。

○農林振興課長(齋藤英夫君) 事前に相談とかして決めております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 続きまして、244ページに移ります。
畜産に関してなのですが、農家数が平成24年から平成29年に比べますと、これ3分の2になっておりまして、現状としてどのように捉えられているのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 農林振興課長。

○農林振興課長(齋藤英夫君) 農家戸数が減っているということ……。やはり作業委託、そちらのほうの貸し付けをするようになったと。畜産。一応廃業したもようでございます。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 廃業は見ればわかるんですけれども、これがどんどん少なくなっていって、富谷の中でもある意味では貴重な畜産農家の皆さんだと思うんですけれども、これがゼロになってしまったら、もう富谷としては土台がもう完全にゼロになってしまうということですので、現状として何かしら支援が必要なのではないかなと思うのですが、市としてはどのように考えられていたのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 農林振興課長。

○農林振興課長(齋藤英夫君) うちのほうでは畜産振興対策事業の補助金等を補助しまして、牛のアカバネ病の予防注射とか炭疽病の予防注射、その辺の支援をしております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 支援をされているところもそうなのですが、具体的にどういう支援があれば、そういうふうな経営状況が改善するであるとか、そういう調査というのが必要だと思うのですが、再度お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 農林振興課長。

○農林振興課長(齋藤英夫君) やはりこういったものは後継者不足でございますので、その辺の支援も今後考えていかなければならないと考えております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 250ページの防犯対策のほうに移ります。
こちらですね、防犯灯・道路照明灯の年間電気代を調べてみますと、平成27年が6,149万5,000円ぐらい、平成28年の5,648万8,000円程度、平成29年が5,769万4,000円という形でして、平成27年から平成28年では大体500万円ぐらい減っているんですけれども、平成28年から平成29年にかけましては大体100万円ぐらいふえているというような状況でして、今LED化を進めているのでこれは削減されるのではないかなと思ったのですが、こちらふえた要因というのはどういったものなのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 電気料金単価の上昇によるものかと考えております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) こちら単価としてどのぐらい上がったのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 単価につきましては現在資料ございませんので、別途ご回答させていただきたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 続きまして、252ページの道路維持に関しまして、こちらの中で国庫支出金が平成27年だと4,055万円ぐらい、平成28年が7,073万円程度で、平成29年度ですと1億1,840万程度というふうに国庫支出金がかなりふえてきているというような状況で、一般財源が徐々に減ってきているという流れがあるんですけれども、これはどういった要因だったのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 主に防災安全交付金におきまして道路修繕工事、こちらのほうの交付決定が29年度は多くなされたということでございます。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) こちらはやはり国の補助金といいますか、交付金を使えるような形で町が調べていったというか、その努力をしていった結果なのでしょうか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 事業の交付決定につきましては、市のほうでも努力はしてまいりましたが、宮城県のほうでの全体事業の中での調整により、このような交付金がついたものと考えております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 国の国庫支出金がかなりふえている状況ですので、ぜひさらに団地内の側溝整備であるとか道路の整備、富ケ丘の団地内も本当にひどい状況でして、ぼこぼこを通り越してもう剝がれ落ちているというような状況になっておりまして、こちら各団地の状況把握と、そして今後スピードをどのように進めていくのかなど、どのように計画されているのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 交付金事業におきましては、採択をしていただく事業の基準がございまして、団地内等の舗装の補修・修繕等におきましては、その採択の内容には該当してこないということでございまして、そちらのほうにつきましては市の一般財源を用いて計画的に行っていくということで考えていきたいと思っております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 続きまして、253ページの交通安全に関して移りたいと思います。
先日、かなりトラックが団地内を走ってしまって、夜間と早朝、騒音がひどいというようなお話を伺っております。トラックが団地内を走るというところに関して、住民の方からの声などを把握されていたか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 場所はどちらになりますでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) あけの平、大清水であるとか、日吉台、杜乃橋からその大和の六郷の逆の、あそこ何と言うんですかね。大和とか仙台のほうに延びる道のところに抜けていくところなんですけれども。わかりましたか。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) そのことについては、掌握はしておりませんでした。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) この住民の方から、トラックが本当に夜間と早朝うるさくて、何とか規制ができないものかという話がありました。そこの検討などはできていたのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 大型車通行等の規制に関することにつきましては、ほかにもそういった成田地区ですとか、さまざまな地区でお話はいただくところではございます。道路管理者としては、規制ということはちょっとできないものですから、警察関係と協議をして取り組んでいくということでございます。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員、要望ではなく、決算に関する質問に徹していただきたいと思います。藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 258ページに移ります。
都市計画に関しまして、成田2期北をにらんでその渋滞対策というのが現状どのように検討されていたか、平成29年度、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(高田浩幸君) 今後の事業スケジュール等を加味しながら、その辺も今後検討してまいりたいと思っております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 渋滞対策としては何か検討はされていなかったのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(高田浩幸君) 今後、あそこに入る企業の進出企業の想定とか、そういった形のものをしながら、今後そういったものを進めていくということにしております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 最後の質問に移ります。
261ページ、市営住宅に関してなのですが、収入が大分ある方が市営住宅に入っているというような声も伺っておりまして、実際その収入調査などは町としては実施していたのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(高田浩幸君) 家賃を決めるに当たりまして、年一度収入をとっておりまして、あと高額所得者という方になれば、2年続いたりしますと、その辺にはお話をして、ことしもなんですけれども、高額所得者の方がいましたので、出ていっている方もいらっしゃるという状況でございます。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) ただでさえ少ない公営住宅ですので、本当に必要としている方が使えるような形の支援が必要かと思うのですが、市としてはどのように今後対策をしていくのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(高田浩幸君) 今ある100軒を大事に使っていきたいと思います。

○委員長(青柳信義君) この際、午前11時10分まで休憩します。

午前10時59分 休憩


午前11時10分 再開

○委員長(青柳信義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
ほかに質疑ございませんか。長谷川委員。

○委員(長谷川る美君) 実績報告書243ページです。9番の新特産果樹定着推進事業についてお伺いします。
こちらのほうにイチジクとシャインマスカットということで書いてありますけれども、それぞれの収穫量についてお伺いします。

○委員長(青柳信義君) 農林振興課長。

○農林振興課長(齋藤英夫君) イチジクにつきましては、29年度からということで一応不明になっております。シャインマスカットにつきましても29年度からなんですけれども、その前につくっていた方がおられまして、29年度収穫量が200キロということでございます。

○委員長(青柳信義君) 長谷川委員。

○委員(長谷川る美君) ほかに新特産果樹として取り扱われているものはございますか、お伺いします。

○委員長(青柳信義君) 農林振興課長。

○農林振興課長(齋藤英夫君) ラズベリーとぽろたん栗でございます。

○委員長(青柳信義君) 長谷川委員。

○委員(長谷川る美君) ぽろたん栗という名前が今出てきたんですけれども、ちょっと私、最初において聞くんですけれども、どういう栗かお伺いしたいんですけれども。

○委員長(青柳信義君) 農林振興課長。

○農林振興課長(齋藤英夫君) 1粒が約30グラムということで、結構大きい栗で、そして最も大きな特徴としましては、渋皮がとてもむきやすいというものでございます。

○委員長(青柳信義君) 長谷川委員。

○委員(長谷川る美君) 特産品として決められる基準というようなものは、どのようなものでしょうか。基準についてお伺いします。

○委員長(青柳信義君) 農林振興課長。

○農林振興課長(齋藤英夫君) 27年度から3回ほど検討会を実施しまして、最終的にシャインマスカット、イチジク、ラズベリー、ぽろたん栗ということになりました。

○委員長(青柳信義君) 長谷川委員。

○委員(長谷川る美君) 特産品というと、ある程度の収穫量というものが必要だと思うんですけれども、それについて例えばいつまでにどのくらいとか、自然のこともありますからあれなんですけれども、一応そういう目標とか、そのためにこういうふうな取り組みというか、工夫というのか、そういうものがありましたらお伺いします。

○委員長(青柳信義君) 農林振興課長。

○農林振興課長(齋藤英夫君) スイーツのまちを目指しまして、一応シャインマスカット、イチジク、ラズベリー、ぽろたん栗、これらをまずは最初に栽培して、そしてあと収穫しましてというような、今のところはそのような目的でございます。目標ですね。

○委員長(青柳信義君) 長谷川委員。

○委員(長谷川る美君) 今、ぽろたん栗ということの名前が出てきたんですが、市民の皆さんも余りそのことについてご存じではないように思うんですけれども、今後どのようにして、どのような形でPRしていくというお考えでしょうか、お伺いします。

○委員長(青柳信義君) 農林振興課長。

○農林振興課長(齋藤英夫君) 29年の2月に一応生産農家、農家対象に全部、全戸チラシを配布しまして、市民の方には今後検討していきたいと思います。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。山路委員。

○委員(山路清一君) 平成29年度実績報告書にて行います。
まず、初めに、236ページの57の労働、各種団体の補助金で、公益社団法人富谷シルバー人材センターについて質問いたします。
初めに、平成29年度の予算なんですけれども、1,650万、平成27年、28年より50万ほどふえているんですけれども、その理由をお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 産業観光課長。

○産業観光課長(鴇 幸浩君) お茶プロジェクトに対する50万円の助成でございます。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) 私はもっとふやしてもいいような気はしますけれども、続きましてシルバー人材センターの補助金の使い道、1,600万円の使い道をお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 産業観光課長。

○産業観光課長(鴇 幸浩君) シルバー人材センターの運営に係るさまざまな事業経費と、あと役員の報酬であるとか管理費等、トータル的に全ての運営に係る部分について活用されているというところでございます。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) では、使い道はそれははっきり大体わかっているわけですよね。再度お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 産業観光課長。

○産業観光課長(鴇 幸浩君) 詳細につきましては、総会の資料になりますけれども、そちらのほうで内訳等が提出されております。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) 次に、シルバー人材センターの今400、500人近い方が働いていると思うんですけれども、平成29年度のシルバー人材センターでの労務災害についてお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 産業観光課長。

○産業観光課長(鴇 幸浩君) 事故件数でお答えをさせていただきますと、29年度につきましては合計で10件という形でございます。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) その事故の内容について、重大災害とかそういうものは多分ないと思うんですけれども、その内容の詳細についてお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 産業観光課長。

○産業観光課長(鴇 幸浩君) 重大な事故は発生しておりません。内訳といたしましては、除草における事故、また、植栽における事故、また、建築、また、表具等の作業における事故ということでございます。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) その中でも今10件ほどあったと報告があったんですけれども、その中で特に重いような事故はございましたか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 産業観光課長。

○産業観光課長(鴇 幸浩君) まず、除草の中で運搬用2トントラック荷台でシートかけ中、足をひっかけて落下したというところでございます。またあと、集積中に転倒し、右手を地面について複雑骨折をしたということなどがございます。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) なるべく起こさないようにひとつよろしくお願いします。
続きまして、ページ137ページ、58の商工総務、商工振興です。企業促進事業(宮城県企業立地セミナー参加)について質問いたします。
初めに、東京と名古屋の2カ所に参加しておりますが、平成29年度富谷市各種会計決算書の104ページに、企業誘致事業として484万8,391円とありますが、起業立地促進奨励金2件、335万を引いた約150万、149万8,391円が参加費とか旅費ですね、関係の費用かどうか、確認いたします。

○委員長(青柳信義君) 産業観光課長。

○産業観光課長(鴇 幸浩君) セミナー及び昨年ゆるキャラグランプリ等々にも参加しております。そういった旅費とか、失礼いたしました。東京セミナー、名古屋セミナーへの旅費と、あとまた、企業訪問への旅費等々になっております。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) 40ページに企業誘致事業に東京セミナー191社、名古屋セミナー156社とありますが、関心を持って会場に来た企業だと思います。そこでお伺いいたします。富谷市に関心を持っていただいた企業は東京・名古屋で何社くらいありましたか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 産業観光課長。

○産業観光課長(鴇 幸浩君) 約20社でございます。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) 東京が29年8月2日、名古屋が11月9日に開催されております。1年以上たっておりますが、その後、その今20社という話があったんですけれども、参加された企業の問い合わせはございますか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 産業観光課長。

○産業観光課長(鴇 幸浩君) 数社から問い合わせ等いただいております。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) 数社という話があったんですけれども、その密度の濃い会社というのはございますか。その中でも。

○委員長(青柳信義君) 山路委員、リストの。もう一度お願いします。

○委員(山路清一君) 20社、今数社から来たという話を聞いたんですけれども、お伺いしましたけれども、その中でも密度の濃いというか、物すごい関心があるような会社がございましたら、お願いいたします。

○委員長(青柳信義君) 産業観光課長。

○産業観光課長(鴇 幸浩君) ございます。本市にまでお越しいただくなど、そういった企業がございます。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) ちょっとはっきり聞こえなかったんですけれども、こちらのほうにというか、お越しいただいたとか、その辺を含めて、その辺もちょっと詳細的にお話ししていただきたいんですけれども。

○委員長(青柳信義君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 名古屋及び東京での企業立地セミナーで富谷に関心を持っていただいて、資料をその場で説明等をさせていただいて、その後に問い合わせ、また、さらに一歩進んだ企業さん数社におきましては、実際に東京なり名古屋のほうからこちらの富谷に足を運んでいただいて、候補地等の視察も行っていただいております。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) では、大事にしていただいて、ぜひとも富谷のほうに誘致ということで考えてください。
続きまして、252ページ、69の道路維持関係でございます。
初めに、鷹乃杜地区、富ケ丘地区において舗装打ちかえとありますが、これらの詳細についてお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) まず、鷹乃杜地区におきましては、昨年側溝整備ですね、昨年度末でございますが、全体の約11.8%まで整備が完了しております。また、富ケ丘地区におきましても、全体の約35%まで進捗が完了しております。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) 私、今その件は先ほども話があったんですけれども、私今お伺いしたのは、鷹乃杜と富ケ丘に舗装打ちかえとあるんですね。ほかのところはないんですけれども、これ鷹乃杜と富ケ丘だけに舗装の打ちかえがあるのかどうかということを、今確認のためにお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 舗装の打ちかえも同時に実施をいたしました。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) 鷹乃杜地区なんですけれども、Aイコール131平米、それから富ケ丘はAイコール1,440平米とありますが、この辺について詳細をお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) まず、鷹乃杜地区におきましては、側溝整備延長の約半分程度の区間で舗装の打ちかえを実施いたしました。残り半分におきましては、水道事業等の水道管の入れかえの絡みもございまして、道路サイドでは舗装は復旧をいたしませんでした。富ケ丘地区におきましては、側溝整備区間全て打ちかえをしたところでございます。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) よくわかりました。今、行財政改革をやっておりまして、当初予算的に1億3,000万ほど見ておりましたのですけれども、舗装を除いて約2,500万という話は以前聞いております。これはやるのであれば、今課長のほうからも話があったように、給排水関係の管関係もございますので、一緒にやるほうが一番よいと思うんですけれども、その辺について当局のほうの考えをお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 今後も市の財源、経済性を考慮いたしまして、その辺で進めてまいりたいと思っております。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) 次に、都市整備計画課についてお伺いいたします。ページ数260、一般公園の維持管理の施設修繕についてお伺いいたします。
都市公園の遊具関係、遊具塗装工事なんですけれども、16の公園遊具塗装、nイコール31基、123万1,000円、そして都市公園施設塗装工事、21公園の塗装、施設塗装nイコール60カ所ですか、の100万円となっておりますが、遊具とその施設の違いについて詳細についてお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(高田浩幸君) 遊具のほうが滑り台やブランコ等があるんですけれども、施設のほうがあずまやとか、あと園路等、そういった形のところで区別しているという状況でございます。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) わかりました。続きまして、塗装工事に係る基準、例えば経年劣化とか、それから定期的に点検するとかあると思うんですけれども、また、さびの状態なんかを見ていると思うんですけれども、その辺について詳細についてお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(高田浩幸君) 塗装の基準という形のものは持っていないんですけれども、現地を2年に1回遊具点検業務、業者のほうにお願いしているものと、あと1年に2回ほど当課のほうで確認をしておりますので、そのさび状況とかを見て実施しているような状況でございます。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) よくわかりました。では、続きまして、261ページ、最後の項目になります。76の市営住宅についてお伺いいたします。
富谷市は、もう市営住宅の建てかえが大分、ほとんど完了しまして、適切な維持管理をしているような状態だと思っています。初めに、先ほど同僚委員からも質問ございましたけれども、市営住宅は4地区に100戸ほどありますが、近隣市町村の把握している戸数で結構でございますので、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(高田浩幸君) 近隣の利府、大和、あとは大郷、大衡くらいで話をしたいと思います。利府が125棟ございまして、大和は県営を含めて205棟、大郷が102棟ありまして、大衡さんのほうで150棟という形になっております。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) どちらのほうも富谷市より多いんですけれども、この辺について、私の考えですけれどもとても少ないと思うんですけれども、この辺について当局のほうはどのように感じているか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(高田浩幸君) 他の市町村と比べては少ないという形のこともございますが、市のほうの戸建て住宅の保有率とか、また、そういった形で考えていきますと、うちのほうは少ないんですけれども、100棟で今後頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) ぜひとも頑張ってほしいと思います。また、今後、富谷市のほうも高齢化率が急速に増してきます。また、年金生活者や若い世代が公営住宅を望むケースが増加すると考えられますが、現在市営住宅に入居を希望する問い合わせはどのような問い合わせがあるか、まずその辺についてお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(高田浩幸君) 市営住宅のほうの問い合わせにつきましては、月に二、三件ほどいただいているような状況ではございます。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) 近年行いました入居に対する応募者はどのような応募者の倍率になっているか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(高田浩幸君) 最近5年くらいで最大で10倍くらいになっておりまして、平均で5.1倍という形になっている状況でございます。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) かなり高い倍率ですよね。10倍なんていうと。その中で1戸、1戸というか、その中で1戸の住宅に対して何人応募して、一番多いのは何人くらい応募しているのか、また、その場所とかそういうのがありますけれども、それがわかればちょっとお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(高田浩幸君) 済みません。契約の年ということでよろしいんでしょうか。はい。最近一番若い方で22歳の方が入ったという形の契約と、あとは最高齢で91歳の方が2人いらっしゃるという形のものでございます。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) 今までの話を聞きますと、新規入居希望者というのは大変な倍率になってくると思っています。多くの方がいつまでも入居できない、多くの方というか、若い方とか、いろいろな市営住宅を望む方々がいつまでたっても入居できない状況ということで、一番多く長く入っている方は何年くらい入っている方がいらっしゃるか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(高田浩幸君) 最大で56年という方がいらっしゃいます。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) 人生の半分以上が入居しているという方がいらっしゃるということでちょっとびっくりした次第なんですけれども、入居者の年齢を平均年齢幾らか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(高田浩幸君) 契約者の平均で50半ばと、今54歳という形になっていると思われます。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) 一番年をとっている方は年配の方は何歳ですか。(「先ほど」の声あり)90何ぼでしたっけ。大変失礼しました。

○委員長(青柳信義君) 先ほど答弁……。(「大変失礼しました」の声あり)山路委員。

○委員(山路清一君) 続きまして、若い方で一番若い方は何歳ですか。それ言ったんだっけっか。

○委員長(青柳信義君) これも先ほど答弁しております。

○委員(山路清一君) 大変申しわけございません。続きまして、適切な維持管理に努めておりますが、その修繕件数が27件、修繕費用合計で229万5,000円と掲載されております。修繕した箇所としてはどのようなところが多かったのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(高田浩幸君) 昨年一番お金がかかったというのは温水器でございます。温水器のほうが10年たってきまして水漏れとかありまして温水器、あとは玄関の扉とか、あとは台所の床とか、ちょっとそういったもので修繕ございまして、一番やはり温水器がという形のことになっております。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) そうしますと、確認しますけれども水回り関係、設備関係が多いということで考えてよろしいでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(高田浩幸君) はい、そのような形になっております。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) 最後になりますけれども、富谷市の市営住宅をふやすだけではなく、今までですと県営住宅、宮城県住宅供給公社、それから国ですと、雇用保険関係でもって雇用促進住宅のようなものがあったんですけれども、今は余りやっていないんですよね。これらを含めて市営住宅以外のやつで何かいい方法はないのか、富谷市のほうでその辺を把握していれば、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(高田浩幸君) 今、委員言うとおり、国のほうでは雇用促進住宅とかあったんですけれども、そちらのほう、ちょっと公営住宅とはまた別なものになっていくのかと思いますので、国のほうで公営住宅というのはないのと、あと県営住宅のほうについては、今後やっていく形がないということで公表されているという形のものもございますので、済みません、100戸の公営住宅で頑張っていきたいと思います。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 大きく3つです。1つ目は、側溝整備についてです。
平成29年度の決算で8,594万7,480円、平成……。(「佐藤聖子委員、行政実績報告書か、ページをお示ししてください」の声あり)失礼しました。実績報告書の23ページです。済みません。側溝整備について、実績報告書でお尋ねします。
29年度の決算が8,594万7,480円、平成28年度を見てみましたらば9,676万9,008円だったということです。違うな。9,676万9,080円ということでした。これでことし平成30年度については7,500万だったと、予算としては7,500万だったんですが、この金額で正しいでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 30年度の側溝整備関連の予算ということでございましょうか。計算させていただくお時間をいただいてよろしいでしょうか。
ただいまの富ケ丘、鷹乃杜、太子堂、この3地区におきましては7,500万でございます。こちら23ページのほうにとちの木地区と記載をしております。こちらを含めますと7,700万ということでございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) この金額でいきますと、年々下がっているということがあって、かなり時間を要するだろうということになると思うんです。この議場の場でも20年とか30年とかという数字が出てくるということになりまして、ここのところについては促進するというような検討、平成29年度締めるに当たってどのようになさったのか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 限られた事業費予算の中で、いかに事業を進めていくかということでございます。事業の内容の中で、1つ今年度工夫をちょっとしたところは、これまで側溝の古い側溝から新しい側溝に入れかえたときの舗装の影響部分というものがございます。この幅をこれまでは50センチをとっていたわけでございますが、最近重機等の改良も進んでおりまして、もうちょっと幅を狭くしても工事ができるということで、今年度からその影響部の幅というものを30センチという形で縮めたわけでございます。その分、側溝の延長を延ばそうということで取り組んでいるところでございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) そうしますと、先ほど言っていたその水道管の入れかえだとかというのも、それも一緒に考えながら、するときには30センチでやって延長を延ばすということをですね、そういうことで進めていくということでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 水道管の更新につきましては、これは新しく舗装した後にまた漏水等の事故が起こり、またその道路を掘り返しするようなことがないようにということでございまして、まずは水道管、それからガス管ですね。こちらの埋設管を新しい物に管理者と協議をしながら更新していただき、その上で舗装、また、側溝等の整備に取り組んでいくところでございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 今年度の実績報告書、先ほどの23ページですが、側溝有蓋化による排水機能の改善と歩行者の安全を確保するためということが書いてありました。これは初めてですね。なかなかこういう排水機能の改善ということがこれまではなかったように思うのですが、この排水機能の改善とはどういうことを具体的に示しますか。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) このことにつきましては、既存の側溝でございますが、やはり10年、20年、30年と経過をしてまいりますと、やはり経年劣化ということがコンクリートの構造物では起こるものでございます。また、震災等も経まして、側溝の縦断的な勾配等が狂ってきてしまっているという場所もございますので、新しい側溝に有蓋化をした中でこの勾配を適切なものにしながら、また、新しいコンクリートになりますので排水効率もアップすると、そのようなことでございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) わかりました。昨年は歩行者の安全と車両通行を確保するためというふうにありました。幹線道路の幅員はそれなりにあるわけですが、ひとたびその幹線道路から中に入りますと、幅員が充分ではありません。私の住んでいるあけの平団地も非常に側溝のふたをかけてほしいというのは長い間の要望でありまして、その計画的に有蓋化工事を進めるとありますが、その計画の全体についてはいつ示せるということになっているのか。平成29年度は検討したのか、計画自体がどうなっているのか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) あけの平地区のことでよろしいんでしょうか。全体でしょうか。はい。まず、側溝整備の計画につきましては、基本的には老朽化をしている側溝をまずは整備をしていくということでございます。新しい側溝まで幅員が狭いからといって、また、ふたがかかっていないからといって、そこまで整備するということでは計画はございません。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 計画自体はその長期の20年かかるんだか、30年かかるんだかっていうそういう議論がなされているときに、大体このあたりでここのところはするという計画については、平成29年度決算に当たって検討したのかどうかについてはどうでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) まずは現在事業計画がある地区を優先的に整備をして、そこをしっかりと終わらせていくということでございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) わかりました。
次に、実績報告書25ページです。一般公園維持管理事業が書いてあります。そこの中に、公園の遊具点検、それから交換というのがありますが、これは前の議員だった永野久子さんが何回も取り上げて、遊具の交換必要だよということを言ってきました。ここで今回ここのところに記載されているわけですが、その1億2,003万3,968円、このうち遊具交換に支出した額は幾らですか。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(高田浩幸君) 済みません、ちょっと確認します。
失礼しました。860万ほどでございます。3公園で860万ほどでございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 交換したその遊具ですけれども、どんなものをどんなふうにかえたのか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(高田浩幸君) 現況にございます3点セットと言われているブランコ、滑り台、鉄棒を、町内会さんのほうと話をしまして、一部健康遊具にかえているところもございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 今、課長がおっしゃったように、やはり地域の要求って、住んでいる人もかわってくるので違うと思うんですね。今までのものを同じようにかえればいいというものではないということがありまして、そこのところを次質問しようと思っていたんですが、もうお答えだったのですが、今後そうしますと必要とするところ、先ほどの2年のパトロールだとか定期的に市の職員がやるだとかというのはあると思うんですが、ざっと見てどれぐらいの数が必要だと思っていますか。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(高田浩幸君) 遊具の交換につきましては、設置から30年以上たったところで、今の35年くらいまで計画を持っておりまして、ことしが3地区やっているんですけれども、今度東向陽台とかに入っていく予定で計画を35年までつくっているので、まずはそちらのほうの事業を完成しながら、また計画もつくっていきたいと思っております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 実績報告書の237ページです。
企業立地促進補助金、キスケフーズに109万円、ジオラに226万円とあります。この詳細説明をお願いします。

○委員長(青柳信義君) 産業観光課長。

○産業観光課長(鴇 幸浩君) 初めにジオラでございます。ジオラにつきましては、固定資産相当分ということで226万円ほど助成をしております。キスケフーズにつきましても、固定資産の部分での助成ということで109万円ほど助成をしております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 平成28年ですけれども、28年度ですが、雇用促進奨励金、キスケフーズに16人分160万円ありました。これについてはことし、そのキスケフーズ、ジオラはどうだったんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 産業観光課長。

○産業観光課長(鴇 幸浩君) 該当しないということでの不支給でございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 該当しないという理由、その理由をお尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 産業観光課長。

○産業観光課長(鴇 幸浩君) お1人につき1回ということでございますので、該当しません。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 固定資産税の相当分ということで企業立地はあれするわけですよね。その地元の雇用についてもっとお願いするといいますか、固定資産の分を3年間ですよね。見るわけですよね。やはりそこのところで地元の雇用というのが必要になるかと思うんです。そういう要請は毎年しているのかどうか、お尋ねしたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 産業観光課長。

○産業観光課長(鴇 幸浩君) 雇用のほうにつきましては、協議、お話し合いはしておるところでございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 質問ではありませんが、今回産業建設に当たって、訂正がありました。なぜ正誤表を配らないのか、正誤表を配るべきだと思います。そして、これは終わってからでもいいのですが、正誤表を配るようにお願いしたいと思います。よろしくお願いします。委員長、どうぞお願いします。

○委員長(青柳信義君) その件に関しましては、先ほど申し入れいたしまして、あすまでに皆様に書面としてお渡しするようにしております。
ほかに質疑ございませんか。菅原委員。

○委員(菅原福治君) それでは、産建所管の質問をさせていただきます。
例によって不用額でございますが、決算書の110ページ、4項2目、110ページ、4項2目の公園費の需用費350万ほどが不用になっておりますが、この不用額はあえて削減した金額が含まれているのかどうか、経費削減を意識した不用費になっているのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(高田浩幸君) 今回のやつにつきましては、請負費の減という形のもので減じているような形のものでございます。請負差でございます。契約、はい。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) 経費削減を意識した350万ではなかったということですね。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(高田浩幸君) 結果としてそのとおりでございます。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) 同じく公園費なんですけれども、その中の大亀山公園の管理費ですが、この公園は開園して20年以上になるんですかね。それなので、今後恐らくやすらぎパークを視野に入れた検討もしていかなければならないと思いますが、その辺は考えられているんでしょうか、お伺いします。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(高田浩幸君) 今、やすらぎパークのほうでは基本計画作成という形のものをしておりますので、そちらのほうと連携しながら今後のあり方を検討していきたいと思っております。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) ぜひ一体的にバランスのとれるように、あそこ入り口になると思いますので、検討をお願いしたいなと思います。
次に、実績報告の19ページと237、先ほどから出ています企業誘致でございます。
現在、成田2期北地区など編入手続を今現在進めておりますが、これから本当に急いで工業用地の分譲に向けて企業にも働きかけを行わなければならないとは思いますが、そこで毎年このセミナーを実施しております。多くの企業とお会いしているわけですから、今その企業さんとお会いしている中で、どのようなコンタクトのとり方をしているのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 経済産業部長。

○経済産業部長(荒谷 敏君) こちらにつきましては、県主催の2回のセミナーありますので、そちらに積極的に参加させていただきながら、多くの企業の皆さんと接しております。あわせて、やはりこれは企業誘致は根気強さが必要でございますので、そういったセミナーを終わってから、こちらから担当の皆さんにメールとか電話をさせていただきながら、あと市長が上京した際には、場合によってはご訪問いただきながら、さらにトップセールスが一番でございますので、そういったところも含めていろいろとやっております。今回の成田2期、そして高屋敷西も編入されますので、それについて既に概略パンフレットをつくりながら、もう東京セミナーのほうにもご案内させていただいておりますし、間もなく行われる名古屋セミナー、そちらのほうでも積極的にPR活動をさせていただきたいと思っております。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) そうですね。せっかくセミナーにおいでいただいて、毎年、毎年ですね。2カ所で。そのコンタクトをとっているということでございますが、先ほど同僚議員から期待度の高い企業が20社ほどあるということで、富谷のほうに来ていただいたということもありますが、先ほど市長が出向いたときにトップセールスをやっているということですが、常態的に、計画的にその期待度の高い企業にこちらから意図的に訪問というのはやられているのかどうか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 経済産業部長。

○経済産業部長(荒谷 敏君) こちらにつきましては、できる限り積極的に訪問はさせていただいております。その場合、担当者であったり、私であったり、最終的には市長の訪問というところで向こうのトップの方とお会いしていただいたり、そういったところで誘致活動を積極的に進めております。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) それは続けていただきたいんですが、それと既に誘致が済んで、今活動なり営業を続けている企業に対しても、ぜひ情報交換も含めて市長なり副市長なり、はたまた部長なり、トップの方が企業訪問する中で、この関連企業が来るというのが結構多いようですので、その辺の情報交換も必要だと思いますが、これも意図的にやられているのか、お伺いします。

○委員長(青柳信義君) 経済産業部長。

○経済産業部長(荒谷 敏君) こちら委員のおっしゃるとおり、企業を誘致してしまえば終わりでございませんので、誘致させていただいた企業の皆さんとは定期的に、現在の悩み事もあったりしております。先ほどイノシシの話もありましたが、敷地内にちょっとイノシシが侵入するといったときは、速やかに企業誘致担当が参りまして、状況説明なり現場確認をさせていただいております。また、今回、産業プラザもオープンいたしましたので、こちらについて企業懇談会とか今まで設けておりませんでしたので、そういった場所も含めながら、もともと市内に立地されている優良企業の皆さんもいらっしゃいますので、そういった皆さんとの懇親を含めながら、さらに関連企業の皆さんへの誘致拡大とか、そういったものも図ってまいりたいと思っております。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) 来てもらったらはい、終わりではなくて、ぜひその辺の関係も構築していただきたいと思います。
それから、市長にお伺いしたいんですが、これからその成田2期なり工業用地が進むわけですけれども、今言われるようにやはり手間なり時間がかかると思うんですね。その部分に対しての体制の部分を今後検討するかどうか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 企業誘致につきましては、日々いろいろな形で努力をさせていただいております。名古屋、東京の企業立地セミナーのみならず、例えばセミナーに行くときも、ただセミナーに参加するだけではなくて、前後に企業訪問を入れたり、あとはさまざまな機会を捉えて連絡をとったり、あと地元企業との情報交換、私自身も常日ごろ地元の企業も訪問させていただいて情報交換もさせていただいております。それぞれ成田北、2期につきましては、スケールメリットを最大限に発信をしたり、あと高屋敷、今後の高屋敷西地区についても積極的にPRをさせていただいて、かなり大きなプロジェクト等のお話もいただきながら、まだ表に出せない、この企業誘致だけは余り、相手があってのことなのでなかなか表に出せない。最終的に決まるまで情報を出せないというところが歯がゆいところでございますが、日々一生懸命頑張っておりますし、結果も出していきたいというふうに考えております。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) ぜひ、これからが分譲しなければならないところですから、見込みをたっぷりためていただきたいと思います。
それでは、次に、先ほども同僚議員からありました農業振興について、ページ241ページ、実績報告についてお伺いいたします。
この下段の認定農業者となっていますけれども、これはどのような内容なのか、お伺いします。

○委員長(青柳信義君) 農林振興課長。

○農林振興課長(齋藤英夫君) 経営改善計画書を提出していただいた農業者でございます。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) 経営改善の計画書ということで、これは新規認定者と再認定、この辺の違いについてはどうなんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 農林振興課長。

○農林振興課長(齋藤英夫君) 5年継続でございまして、任期が5年の方が再認定、あと新規が1名ということになっております。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) では、何となくわかるんですけれども、ただ、農業のこの周りを見ると余り変わっていないんですけれども、この認定することによって何がどう変わるのか。その農業者がですね。その辺ちょっと教えていただきたいんですが。

○委員長(青柳信義君) 農林振興課長。

○農林振興課長(齋藤英夫君) まず、経営に係る利子補給、お金を借りられる、そして借りた利子ですね。補給を受けられる。あと、そのほか国の政策ですね。いろいろな農業政策を受けられるようになります。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) それは農業の拡大を意識されたことなのか。それで、先ほども出ましたけれども、農業認定されたことで、その農業法人なり、事業を目指す農家がそちらの農家につながっていくのかどうか、その辺をお伺いします。

○委員長(青柳信義君) 農林振興課長。

○農林振興課長(齋藤英夫君) まず、経営拡大ですね。その辺につながっていきます。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) 余り動き見られないんですけれども、ぜひその認定を受けられた方のカリキュラムなんかに、先進地の農業をぜひこの辺でもあると思うんですね。先進地の農業を視察するカリキュラムも入れていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 農林振興課長。

○農林振興課長(齋藤英夫君) 毎年認定農業者とそういったところの先進地へ視察研修は行っております。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) そうであれば、ぜひ富谷から、今も何軒かはあるんでしょうけれども、事業を目指す、仙台近郊にあるわけですから、事業を目指す農家を育成していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 農林振興課長。

○農林振興課長(齋藤英夫君) 今後支援していきたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) あと1問です。
次に、実績報告の先ほども出ました252ページの道路維持についてお伺いしますが、道路維持については私もその都度電話して対応していただいているわけですが、やはり舗装の仕方によって、特に打ち直しとか、打ちかえとかしたところは、一度補修したところが傷みやすいところがあるようですが、その辺どのように認識しているのか、見解をお聞きします。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 打ちかえを行った舗装につきましては、基本、業者に請負で工事をやらせたところにつきましては、現状よりも良好な状態になっているものと思います。また、直営作業によりまして行った補修におきましては、確かに委員おっしゃるように、そのような壊れが、傷みが早い路面になっているところもあるかと思います。

○委員長(青柳信義君) この際、午後1時まで休憩します。

午後 0時00分 休憩


午後 1時00分 再開

○委員長(青柳信義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
質問に入る前に、先ほどの藤原委員の質問及び平成29年度行政実績報告について発言を求められていますので、許可します。都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) それでは、藤原委員からのご質問にお答えさせていただきたいと思います。
電気料金の件でございます。電気料金におきましては、基本料金にプラスいたしまして電力量の料金、それから燃料費の調整額、それから再生可能エネルギー発電促進賦課金というものが課せられているものでございます。28年度から29年度への電気料金の増につきましては、この燃料費の調整額及び再生可能エネルギーの発電促進賦課金が影響しているものでございます。燃料費の調整額につきましては、平成28年度から29年度対比いたしますと、約2.3倍ほど上昇しているものでございます。それから、再生可能エネルギー発電促進賦課金におきましても、28年度から29年度に対しまして約1.2倍ほど上昇しているものが、電気料金に影響しているものと思われます。
続きまして、この場をおかりいたしまして、大変恐縮でございますが、行政実績報告書の252ページ、一部訂正をさせていただきたいと存じます。
252ページの2.実施内容及び実績、4.委託業務、この項目の中に除融雪業務1から4工区ございます。こちらの事業費が「8,072万4,000円」と記載をされておるところでございますが、「8,091万9,000円」に訂正をさせていただきたいと思います。なお、別途正誤表をご提出させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

○委員長(青柳信義君) それでは、質疑ございませんか。菅原委員。

○委員(菅原福治君) 先ほどに続きまして、道路維持についてですが、道路の傷みが激しいというのは恐らく先ほども言っていたように経年劣化だとは思いますが、成田の住民からもちょっと言われているんですけれども、20年ぐらいなんですよね。こんなに傷みがひどいのかというようなことも言われています。その中で打ちかえもやっていますので、その打ちかえすることによって強度が弱くなるということも考えられるのかどうか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 打ちかえを行ったところにおきましては、現在の設計に合わせた断面で補修・修繕をしておりますので、そのようなことはないと思っております。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) 打ちかえというのはどういうのをいうのか、ちょっと伺いたいんですが。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) アスファルトの舗装盤をまるっきり新しいものにするものでございます。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) であれば、あと成田の場合は地域特性というか、ここはロジスティックが物すごい多い地区なんですね。であれば、その特性を考えて、場所なり地域性を考えて、今後打ちかえじゃなくても舗装のこの厚さ的なものは配慮いただけないのかどうか、お伺いしたいんですが。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 幹線道路におきましては、宮城県で制定しております20年舗装の断面で今後修繕をしているところでございます。区画道路につきましては、主にクラック、ひび割れが成田地区は多いかと存じますけれども、それはひび割れの補修で対応しているところでございます。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) ひび割れ、クラックですけれども、クラックの原因になるのは、何か先ほども出ましたけれども、水道とか何かの部分で掘り起こしとかしていますけれども、あの部分がそのままクラックに影響しているのかどうか、その辺お伺いしたいんですが。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) クラックの主な要因につきましては、さまざま交通量の想定以上の交通量等あるかと思いますけれども、成田地区におきましては、盛り土をして造成をされたようなところが主にクラックが入りやすいかとも思っております。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) 最後ですが、先ほど成田も20年で考えているのか、富谷全体的には30年ぐらいで考えている地域というのはあるのかどうか、お伺いします。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 平成28年度から幹線道路の舗装修繕工事着手しておりますけれども、こちらにつきましては20年設計で行っております。また、現在のところ30年設計というのは、規定がちょっとございませんので、それにつきましては対応していないということでございます。

○委員長(青柳信義君) ほかにございませんか。浅野武志委員。

○委員(浅野武志君) 実績報告書264ページの合併処理浄化槽の普及状況と普及率なんですけれども、これは人口に対しての普及率ということでございますけれども、戸数に対してはどのぐらいになっているでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 上下水道課長。

○上下水道課長(浅場 悟君) 戸数の分母が574戸に対して、設置している戸数が424戸、戸数の設置率ですが、73.49%となってございます。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。安住委員。

○委員(安住稔幸君) 実績報告書21ページの1でとみや国際スイーツ博覧会事業について、これに関連したというお話になるでしょうか。こちらの今後の取り組みのほうを見ますと、交流人口5万人の拡大へということで書いてありまして、また、海外へのスイーツや文化に触れる機会を創出し、とみやスイーツのブランド強化や子供たちの国際感覚の醸成に努めるとなっております。これはどのような具体的なものとして想定し、今現在実施されているのでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 産業観光課長。

○産業観光課長(鴇 幸浩君) 交流人口につきましては、まず昨年度3万6,200人ということで、今後ことしは5万人、5万2,000ですか、を目標に掲げまして取り組んでいくというところでございまして、海外のスイーツ等につきましては、今海外の大使館、イタリア大使館、失礼しました。コロンビア大使館等との今協議を行っておりまして、そちらのほうの出演といいますか、そういった点を含めて取り組むというところでございます。

○委員長(青柳信義君) 安住委員。

○委員(安住稔幸君) そうしますと、今後の取り組みの中で、子供たちの国際感覚の醸成というのが今のお話のものでやっていくということだったんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 産業観光課長。

○産業観光課長(鴇 幸浩君) そのとおりでございまして、子どもスイーツ基金、そちらのほうと連動させるような形で取り組んでいきたいと思っております。

○委員長(青柳信義君) 安住委員。

○委員(安住稔幸君) やはり交流人口5万2,000というお話でございますが、これはスイーツ博覧会だけで5万2,000というような考え方なのか、それともほかのものを含めてのものなんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 産業観光課長。

○産業観光課長(鴇 幸浩君) スイーツ博覧会ということでございます。

○委員長(青柳信義君) 安住委員。

○委員(安住稔幸君) 今、しんまち通り、新町には多くの方が来ていただいているということでは、私も思っております。やはり交流人口をふやしていくという、もちろんスイーツ博も大事な部分でありますが、日ごろからやはりそういった交流人口をふやしていく施策、そういったものがやはり大事かと思います。TOMI⁺だけの活用をしてのうまいぐあいに何か交流人口拡大については考えていらっしゃるんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 産業観光課長。

○産業観光課長(鴇 幸浩君) TOMI⁺のほうにつきましては、観光分野とか、そういった取り組み等も含めながら取り組んでいくというところでございます。

○委員長(青柳信義君) 安住委員。

○委員(安住稔幸君) やはりそうした部分で、例えば市のホームページを見ても、正直言ってそういった観光の部分でアピールできるようなところが出てきません。以前はちょっとあったと記憶しておりますけれども、そしてまた、Wi-Fiの環境もこれからというようなお話も聞いておりますけれども、この辺についてはどう進められるように考えていらっしゃるのか、お聞きいたします。

○委員長(青柳信義君) 経済産業部長。

○経済産業部長(荒谷 敏君) まず、Wi-Fi環境につきましては、TOMI⁺だけで申し上げますと全館Wi-Fi環境は整っております。そのほか、新町地区とか市内全域については、市全体での考えになりますので、今後の計画によるところかと思っております。
あと、交流人口の拡大については、委員のおっしゃるとおり、こちらに掲載しているのはあくまでも国際スイーツ博の目標値でございます。そのほかさまざまな交流人口拡大ということで、今度行われます街道まつりであったり、TOMI⁺で行っております富谷塾とか、そういったもののも活用しながら多くの皆さんと交流を深めながら市のまちづくりを進めていくと、そういったところを考えております。

○委員長(青柳信義君) 安住委員。

○委員(安住稔幸君) 続きまして、261ページです。市営住宅の管理についてお聞きいたします。
先ほど、その修繕につきまして課長のほうから答弁がございまして、温水器などが大きいものがありましたというようなことでありました。以前にも課長のほうには既にお話はしておりますが、やはりお風呂の追いだき機能がないということで、課長のほうにもお話は以前からしているんですが、この辺についてその温水器をやはり修繕、そういったことも出てきているわけですから、その辺につきましてやはりしっかりと検討していくべきではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(高田浩幸君) 今、追いだき機能がついていないという形のものから入っていくんですけれども、やはり2戸1世帯という形のことで、燃焼による火事とか、あとは騒音の関係がございましたので、当初そういった形のことでつけていなかったという形のものなんですけれども、今後需要という形のものが促進されてくるという形も考えられますので、今後の課題という形のものでしていきたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 安住委員。

○委員(安住稔幸君) あと、今回の夏のこともちょっとありまして、ちょっと入居者にお聞きしましたら、市営住宅、新しいほうは全部の窓がペアガラスになっているようでありますが、しかしながら古いところというんでしょうか。建てかえが最初に始められたところなんかは、全部のガラスがペアガラスになっていないような状況のようであります。この辺について、やはり早急にペアガラスとかそういった改修も必要ではないかなと思っていますけれども、いかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(高田浩幸君) 今おっしゃったとおり、当初西沢から始まったんですけれども、西沢の部分も住居の分についてはペアガラスという形で、トイレとかそういった部分についてちょっとペアガラスじゃないところがあったりとかしますので、今後の劣化状況とかそういう形のものを見ながら、ガラスの入れかえも考えなくちゃいけないのかなと思っております。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 237ページの商工総務、商工振興に関して、この事業の目的に「黒川商工会との連携強化により経営者や起業者への支援をより充実するとともに、市内中小企業者等の経営安定化に努め、地域産業の活性化を図る」とあります。昨年度、白石市のほうでなんですけれども、地域経済活性化フォーラムというのが行われまして、市と国、地元経済界、金融機関等、多様なメンバーが集まってそういうフォーラムが開催されました。富谷においてでも、TOMI⁺も設置されました。そういうような状況の中で、多様な連携が必要と思われますが、現状でどのような形で検討されているか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 経済産業部長。

○経済産業部長(荒谷 敏君) 今回、TOMI⁺がオープンした関係もございまして、黒川商工会が中心となりまして、各機関、大学も含めまして創業支援のネットワークを構築するということで、このほど国の認可をもらっております。今回、補正予算のほうにも計上しておりまして、ほかの黒川の3つの町村からも資金をいただきながら、全体としてそういったものを進めるということで、10月以降にそういったセミナーとかそういうものを持ち回りになるかどうか、これからなんですけれども、そういった取り組みを進めていくということにさせていただいております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 関連しまして、その白石のフォーラムでは、例えばですけれども、東北運輸局、東北経済産業局、東北農政局、東北財務局、七十七銀行、仙台銀行、仙南信用金庫、日本政策金融公庫などと連携されていたみたいです。やはりTOMI⁺に関しましても、創業支援ということで、これ大変重要な施策になってくるかと思うのですが、私たち産業建設常任委員会で札幌のほうに視察に行ってきました。そのときの相談内容というのが大体事業計画書であるとか、その資金の確保というところが重立ったところで、ほかも聞きますと、大体そういう支援がされているということなんですけれども、富谷としてもそういう点もしっかりと踏まえて支援をされていくのか、計画があったのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 経済産業部長。

○経済産業部長(荒谷 敏君) そういったところも含めまして、金融機関も参画していただきながら、資金提供の場合はそういったノウハウもいただくと。あわせて、今回TOMI⁺の中に商工会も入ることになりましたので、総合的にそういったものも支援できる体制を整えられましたので、さらにきめ細かな支援体制を整えていかれるんじゃないかと思っております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 続きまして、241ページの農業振興に入ります。
農家の方から、以前もお話があったんですけれども、最近も農家レストランを開設したいというお話がありまして、どうもこれ特区認定をしないとなかなか難しいというようなお話もあったかと思うのですが、やりたいという要望があったときに、それに応えられるような体制が必要かと思うのですが、今現状として何が課題になっていたのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 農林振興課長。

○農林振興課長(齋藤英夫君) まず、ひっかかる部分としましては、調整区域あるいは市街化区域、そのような用途区域ですね。あとは農振用地とか農用地、その辺がネックとなっております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) こちら特区認定をする形にしますと、農家レストランが開設できるような形、あちこちの自治体で見られるんですけれども、富谷市としてはそういうものの検討というものはなされているのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 農林振興課長。

○農林振興課長(齋藤英夫君) 今のところはそういった要望がございませんので、まず要望があった場合、検討していくような形でございます。検討はしている、はい。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) ぜひしっかりと要望がありますので検討していただけたらと思います。
続きまして、最後の質問に移るのですが、261ページの市営住宅のところに移ります。
やはり本年度大変暑い状況でして、クーラーの導入なども市営住宅必要なのかなと考えております。その所得状況にもよるかと思うのですが、やはり低所得の方ですと、自分で設置するというのはなかなか大変な状況もあるかと思います。そこら辺ですね。その低所得の方向けに何とか市営住宅支援ができないか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(高田浩幸君) 今のところにつきましては、設置する準備はされておるんですけれども、そういった器具の部分については、やはり個人で設置してもらうという形の上で今やっております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 特に高齢者の方ですと、本当に体温調整が弱くなってきたり、特にお金もないという方もいらっしゃいますので、再度こちら検討はしていただけないか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(高田浩幸君) 実際、公営住宅という形のことで、今、家の提供という形のことなので、そういった家具とか、そういった形のことについては、今のところ難しいのかなという形で考えております。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。

(「なし」の声あり)

○委員長(青柳信義君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

○委員長(青柳信義君) 異議なしと認めます。よって、これより採決をいたします。
認定第1号 平成29年度富谷市一般会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

○委員長(青柳信義君) 起立多数と認めます。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
以上をもちまして本日の議事を終了いたします。
本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでした。

午後 1時20分 散会

平成30年決算審査特別委員会(第4号)

平成30年9月11日(火曜日)

富谷市議会決算審査特別委員会は、富谷市議会議場に招集された。

出席委員 19名

  • 委員長 青 柳 信 義
  • 副委員長 菅 原 福 治
  • 委員 安 住 稔 幸
  • 委員 浅 野 幹 雄
  • 委員 渡 邊 俊 一
  • 委員 山 路 清 一
  • 委員 佐 藤 克 彦
  • 委員 高 橋 正 俊
  • 委員 浅 野 直 子
  • 委員 出 川 博 一
  • 委員 西 田 嘉 博
  • 委員 浅 野 武 志
  • 委員 佐 藤 聖 子
  • 委員 藤 原 峻
  • 委員 齊 藤 秀 行
  • 委員 畑 山 和 晴
  • 委員 長谷川 る 美
  • 委員 若 生 英 俊
  • 委員 金 子 透

欠席委員 なし

職務のため出席した者の職氏名

  • 議長 相 澤 榮

説明のため出席した者の職氏名

  • 市長 若 生 裕 俊
  • 副市長 高 橋 義 広
  • 市民生活部長 吉 田 尚 樹
  • 市民生活部税務課長 泉 川 潤 哉
  • 市民生活部税務課参事兼徴税特別対策監 佐 藤 健 一
  • 市民生活部税務課長補佐 高 橋 正 徳
  • 保健福祉部長 奥 山 育 男
  • 保健福祉部次長兼保健福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター所長 中 山 高 子
  • 保保健福祉部長寿福祉課技術参事兼地域包括支援センター統括監兼保健福祉総合支援センター所長兼高齢者施策専門監 安 積 春 美
  • 保健福祉部長寿福祉課長補佐 須 藤 敬
  • 保健福祉部健康推進課長 菅 原 順 子
  • 保健福祉部健康推進課長補佐 伊 藤 潤 哉
  • 建設部長 伊 藤 正
  • 水道事業上下水道課長 浅 場 悟
  • 水道事業上下水道課長補佐 千 葉 正 俊
  • 水道事業上下水道課長補佐 内ヶ崎 考 一

議会事務局職員

  • 議会事務局長 富 澤 裕
  • 次長 高 橋 直 美
  • 主事 大 村 峻 史

午前10時00分 開会

○委員長(青柳信義君) 皆さん、おはようございます。
本日の出席委員は19名であります。定足数に達しますので、直ちに決算審査特別委員会を開きます。


認定第2号 平成29年度富谷市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について

○委員長(青柳信義君) 認定第2号 平成29年度富谷市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
なお、本会議において概要説明は受けておりますので、これから担当課長へ補足説明を求めます。健康推進課長。

[健康推進課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]

○委員長(青柳信義君) 以上で説明を終わります。
これより一問一答方式による質疑に入りますが、質問者及び答弁者は、要領よく簡潔な質問と答弁、そしてスムーズな議事進行にご協力くださるようお願いいたします。また、質疑はページ、款、項、目を明示され行ってください。
それでは、質疑ございませんか。藤原委員。

○委員(藤原 峻君) それでは、実績報告書の228ページから質問をさせていただきます。
平成29年度国民健康保険税に関しまして、全体としてどこに力を入れたのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 税務課長。

○税務課長(泉川潤哉君) 力を入れたといいますか、税務課としては、決められた税率によって歳入確保を図るということで、滞納整理に関しましてもちょっとパーセンテージは落としておりますが、まずは現年繰り入れということで、そちらのほうを優先しながら収納のほうにも努めたところでございます。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 国保税とほかの税金など合わせて滞納している世帯はどの程度いるのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 税務課長。もとい、徴税特別対策監。

○徴税特別対策監(佐藤健一君) その資料は持ち合わせておりませんけれども、機構のほうに29年度に移管した中の構成比でいきますと、60人中40人が国保の滞納ありということで、約3分の2の方がほかの税と合わせて滞納していらっしゃるという状況にあります。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) その滞納の要因はどのように認識されていたか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 徴税特別対策監。

○徴税特別対策監(佐藤健一君) 負担していただく国保税が課税されている方というのは、市税のほうもございますので、市税と合わせて納めていただくとなると、そこが滞納が発生していく要因だったのではないかとは思います。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) やはり生活がかなり苦しい方がいらっしゃるかと思いますが、整理に関しまして法律に基づいて適正に対処されているか、相談をしっかりされているか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 徴税特別対策監。

○徴税特別対策監(佐藤健一君) 法律にのっとって対応しております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) ちなみに、未納の状況の方のうち、出納の閉鎖後に納入した世帯数はどの程度いたのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 徴税特別対策監。

○徴税特別対策監(佐藤健一君) 世帯数で99世帯となっております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 結構多くいるのだなと感じました。7割軽減世帯、5割軽減世帯、2割軽減世帯はそれぞれどの程度あったか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 徴税特別対策監。もとい、税務課長。

○税務課長(泉川潤哉君) 7割が1,285世帯、5割が796世帯、2割が687世帯となっております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) この数字というのは、昨年度と比べてどういうふうな状況でしたでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 税務課長。

○税務課長(泉川潤哉君) 7割、昨年の数字言ってよろしいでしょうか。はい。昨年の数字ですと、7割が1,208世帯、5割が782世帯、2割が704世帯と、若干行ったり来たりとその割合ごとにですね、しておるような状況でございます。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 国保加入者の平均年齢はどの程度か、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) 少々お待ちください。
済みません。平均年齢は出してございませんが、今資料を持ち合わせておりませんが、年代ごとの人数ですと今お答えできますけれども、よろしいでしょうか。
済みません。よろしくお願いします。20歳未満が838人、20歳代が438人、30歳代が693人、40歳代が847人、50歳代が734人、60歳代が3,115人、70歳代が1,865人となってございます。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 大体全国平均で50歳ぐらいだというようなお話だったんですが、大体そのぐらいにはなるのかなというふうに感じました。
国保加入者の方の平均所得というものを出されていたらお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 税務課長。

○税務課長(泉川潤哉君) 1人当たり平均所得は87万8,106円になります。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 前年度比と比べますと、どうなっておりましたでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 税務課長。

○税務課長(泉川潤哉君) 約1万5,000円ほど上がっております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 平成29年度決算の所得に占める国保税の割合というものがわかれば、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 税務課長。

○税務課長(泉川潤哉君) 昨年も別な委員から聞かれたのは世帯当たりで何割ぐらいかということで質問ございましたので、うちのほうで用意しておりますのが、世帯当たりで個々に占める割合が大体11.6%となっております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 現時点での1カ月証、3カ月証、6カ月証のそれぞれの世帯数をお願いいたします。

○委員長(青柳信義君) 税務課長。

○税務課長(泉川潤哉君) 8月21日現在になりますが、1カ月証38件、3カ月証37件、6カ月証が21件となっております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) その中で担当課でとめ置きになっている世帯数はどの程度でしたでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 税務課長。

○税務課長(泉川潤哉君) とめ置きではございませんで、とりにいらっしゃらない方ですけれども、全部で38世帯となっております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) その短期証の人たちの世帯の経済状況の把握はどのようにされておりましたでしょうか。お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 徴税特別対策監。

○徴税特別対策監(佐藤健一君) 9月6日の総務常任委員会所管のときにもお話ししておりますけれども、折衝がとれている方につきましては、収入支出の状況を聞き取りして、どのくらいまでだったら納められるのかというようなところを探っております。折衝がとれていない方につきましては、住民税の所得情報で所得状況を把握しております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) なかなか窓口に来られないような方もいるのかもしれないのですが、まずは窓口で相談をしていただくというような、そういうような周知が必要なのかなと考えておりますが、いかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 徴税特別対策監。

○徴税特別対策監(佐藤健一君) 基本は窓口のほうに来ていただくということなんですけれども、国保の短期証を交付している方につきましては、窓口のほうにとりに来るようにということで通知を差し上げて、折衝の機会を図ろうとしております。それから、短期証をいつまでもとりに来ない世帯につきましては、こちらのほうから訪問もしております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) ちなみに、その相談の中で生活相談など適切にほかの課につなげていらっしゃるか、お伺いをいたします。

○委員長(青柳信義君) 徴税特別対策監。

○徴税特別対策監(佐藤健一君) うちは税務課ですので、税のことについて税を納められるのかどうかというところの相談とかはしますけれども、その結果として納めることができないで、状況的にも生活状況が大変なんだろうなというところにつきましては、当然そういう生活保護等の窓口につなげたりもしております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 続きまして、230ページ、都道府県単位化に向けた取り組みのほうに入るのですが、平成30年の県単位化に向けた準備に関しまして、県単位化関連経費が平成29年やはりふえているんですけれども、平成29年でこのシステム改修関連経費と趣旨普及費の詳細な説明をお願いいたします。

○委員長(青柳信義君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) こちらの詳細につきましては、まずシステム改修関連経費になりますが、富谷庁舎内の既存のシステム改修を行って標準システム導入のための自庁改修費用というふうなところと、あと国保の標準システムのプロジェクトのマネジメント支援の委託、また、国保事業報告システムの制度改正対応のシステム改修の経費がこちらのほうに計上してございます。また、趣旨普及費につきましては、県単位化制度改正の周知用リーフレットを作成いたしまして、被保険者証の年次更新時に同封し、また、窓口などに設置して周知啓発を進めたところにございます。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) これ以外での県単位化に向けた準備などはどのようなものがありましたでしょうか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) 経費につきましては、こちらに記載のとおりとなっておりますけれども、29年度はこの経費にかかわらないものにつきましては、県と連携会議等で県単位化に向けての準備等の会議、協議を進めて、今年度4月を迎えたという状況です。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 会計決算書の163ページになります。
国保運営審議会に関してなんですけれども、この国保運営審議会、減額もされているようではあるんですけれども、この国保運営審議会では県単位化についてはどのような形で審議されていたか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) 29年度は3回会議を、協議会を開催いたしまして、それぞれの会におきまして、県単位化の状況の説明、また、県の運営方針案についてご審議いただきましたり、あとは納付金算定につきましての準備状況等、また条例改正など、それぞれ毎回毎回県単位化につきましてもご協議、また、ご審議をいただいておりました。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) ちなみに、国保基金の状況としましては、159ページで基金繰り入れなど要しなかったと先ほど説明があったかと思うのですが、基金の状況としてはどの程度予想して幾らになったのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) 基金の現在の残高ということでよろしかったでしょうか。先ほども説明のところでお話しさせていただき、説明しましたけれども、今年度の予算1億6,000万円余を繰り入れておりますので、その残りということで13億3,000万強ということでございます。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 先ほどもお話あったかと思うんですが、ちなみにこの想定とのずれも先ほど説明がありましたけれども、具体的にはどういった要因でこれだけのずれが、当初の予想とずれていたのかということをお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) まず、特別調整交付金で、東日本大震災分が29年度も前年28年度よりも減額とはなってございましたけれども交付されたということ、また、医療費の見込みが予定よりも伸びなかったこと、あと共同事業拠出金の減というようなところが、結果的に基金繰り入れ不要となった要因かというふうにしております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 議員のほうにも国保税率の説明は以前あったかと思うのですが、資産割を廃止しましたが、ほかに振り分けて結局は引き上げになった状況でした。今回、基金が減ると言われていましたが、結局13億のままという状況でしたが、この基金を入れてせめて引き上げにならないようにすべきだったのではないか、市としての見解をお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) 平成30年度県単位化に伴いまして資産割を廃止いたしましたが、保険税につきましては引き上げ等は行っておりません。その他の税目に振り分けたというふうな形をとってございます。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) そのほかに振り分けたといいましても、基本的には応能と応益の負担で均等割のことも含めて子供が多い世帯、さらには低所得の資産のない世帯に関してはふえているという状況だと思うのですが、再度見解をお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) 被保険者の皆様の世帯によっては、いろいろと状況がございますけれども、中には資産割を廃止してその分減額というふうな形になった方もいらっしゃいますし、そして前回税率改正のときには、税務課長のほうからもご説明させていただきましたけれども、限りなくそういったご負担をいただかないようなそういった線を選択しての改正というふうに考えてございます。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 全国知事会が国保の構造問題があるというふうに指摘しています。国保の加入者の多数を高齢者、ワーキングプアが占めて、ほかの協会けんぽ、健保組合に比べて重い負担という問題を指摘しております。構造的な問題があると。そして、2017年7月の全国知事会では、国保とほかの医療保険との負担格差を解消し、今後の給付増大に耐え得る財政基盤をつくるためとして、要望を国宛てに提出していました。1つ目としては、国保の定率国庫負担の引き上げ、2つ目として子ども医療費無料化の国の制度の創設、3番目としては、子供の均等割の軽減、4番目として障がい者のひとり親家庭などを含んだ自治体の医療費無料化の取り組みに対するペナルティーの全面中止などがあげられています。さまざまな自治体からもあげられていますけれども、やはり構造的な問題がかなりあるという中で、このままですときき変化がどの程度この先効果があるのか、効果が続くのか、大分不安があるかと思います。根本的には国の支出金の増額が必要ではないかというふうに考えるのですが、市としての見解をお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) これまでも国に対しては、市長会、知事会、また、国保関連の会議等におきまして、公費の拡充にかけて働きかけを行ってございます。引き続きいろいろなそういったところで継続的に公費の拡充をいろいろな機会を通じて要望はし続けていくように考えてございます。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 続きまして、世帯構成なのですけれども、国保の子供が1人、そして2人、3人など、そういう子供世帯、多子の方も含めてそれぞれの構成が何世帯ずつあるのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) 世帯数……。被保険者数ごとの世帯数になりますけれども、おひとり単身世帯が2,522世帯、また、2世帯が1,876世帯ということで最も1人、2人世帯のところが多いところになります。一番多くては10人の世帯ということで1世帯というふうな形となってございます。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 子供の数に着目した特別調整交付金が100億円、国が交付することになりまして、宮城県に2億円が支給されまして、各市町村の子供の数に応じて配分されるということなんですけれども、仙台市は18歳未満の子供の均等割保険料を3割減免するということで、富谷市ではどの程度分配される予定なのか、されるのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) そちらのことにつきましては、現在県のほうから改めての通知等はございませんが、強いて言えば、これまでも乳幼児医療につきましては療養給付費を助成をしたことによっての国の交付金のペナルティー分ということでは29年度までございまして、そちらについては170万円ほど減額されているというような状況となってございます。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 国保法の第77条で、被保険者に被災、病気、事業の休廃止などの特別の事情がある場合には、市町村の判断で国保料、税を減免できることを規定されているんですけれども、これはそのように認識されておるか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 税務課長。

○税務課長(泉川潤哉君) わかっております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) この規定から子だくさんを特別な事情と認定することで、住民負担の軽減を行えるというようなものなんですけれども、ひとり親世帯、障がい者・障がい児のいる世帯、収入が生活保護基準前後の世帯など、生活苦にあえぐ広範な世帯に負担減免を適用できないか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 税務課長。

○税務課長(泉川潤哉君) 現在のところは検討しておりません。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 最後の質問になります。
多子世帯を支援する均等割の免除など、これは富谷市で検討されていたか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) 検討はいたしましたが、県単位化に伴った納付金等のこともございますし、お子様のいらっしゃらない世帯へのその分の賦課とかというような増額というようなところもございますので、今のところそういったことについては行わないような形で考えてございます。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) お尋ねします。
先ほども出ましたが、基金のことです。基金は激変緩和のために使うと、ずっと説明されてきました。それで、資料などを見ましても、平成29年の補正のときには10億5,400万円、平成30年当初では8億9,300万円ぐらいになるだろう。しかし、現在は13億3,800万……。(「佐藤聖子委員、資料、行政実績報告書もしくは」の声あり)はい。それでは、177……。(「どちらのほうの177で」の声あり)決算書の177ページを見てください。というふうに、私たち議員にも説明されてきました。激変緩和ということで、私たちはこれによって国保税が下がるだろうと思っていたわけですが、実際は割り振って特にその恩恵はないわけですね。このあたりについて、平成29年ね、見たときに、この国保税率でよかったと本当に思っているかどうか、お尋ねしたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) 基金につきましては、これまでも激変緩和、国・県の激変緩和に加えて市の激変緩和措置をするということでお話し、説明させていただきまして、そのとおりに本年度も1億6,000万円を基金から充当している状況にあります。また、納付金につきましても約10億円程度納付をするような今年度の予定となっておりますが、国保税の収納につきましては6億円強というようなところにございますので、その差額というものはこれから基金を繰り入れしながら、税を上げないような形で激変緩和措置をしていくというふうなことで考えてございますので、今回の税の資産割廃止については妥当な改正であったというふうに考えております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 市民が財政調整基金がたくさんある話をしますと、そのことによって県から多額に納付金を求められることはないのか、こういう心配をする人がいますが、県の計算式、どのようなことでまず請求書ですね。富谷市にこれだけのものをあげなさいという、どういう計算式なのか、お尋ねします。(「それは30年度じゃないの」の声あり)いや……。(「今は29年度やったやつ」の声あり)いや、違うでしょう。それによって……。(「佐藤聖子委員、立って」の声あり)済みません。私が質問したので、まず答えてほしいと思います。

○委員長(青柳信義君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) 納付金につきましては、まず各市町村の被保険者数、人数ですね。あとは医療費の給付状況、こちらは単年ではなく複数年でいかほど、どのくらいかかっているかというようなところで県全体での医療費の推移を見る推計をしながら、保険者数の数、あとは医療費の状況、また、翌年度の医療費の伸びなどを勘案しながら、納付金のほうは求められるというふうな形になってございます。

○委員長(青柳信義君) 決算に関する質問を基本としていただきたいと思います。佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 平成29年のうちに税率の改正があったわけですよね。それで平成30年に本賦課については7月に行われたわけですけれども、全体として平成29年に県単位化にあわせて進められてきたことです。やはりこれはここの場で発言していいものかと思います。
そうしますと、その医療費の見込みというのは非常に難しいことだとは思いますし、今回はその思わぬところで国からの引き続きの助成があったということだとは思うのですが、しかし、この適正な医療費を過大に見積もれば、国保税は下がらないということになってしまって、市民の国保加入者に負担を押しつけることにはなりませんか。そう私は思うのですが、どうでしょうか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) 医療費の見込みにつきましては、先ほども説明いたしましたが、単年ではなく複数年でその医療費の伸び、また、診療報酬の改定などを勘案しながら見込みを行っております。また、30年度の推計をするに当たりましても、限りなくご負担、市民の皆さんへの被保険者のご負担をいただかないような形で協議を進めてきて、今年度の納付金算定というふうな形になっておりますので、引き続きその医療費の伸びにつきましても県の部会、また、連携会議のほうで協議を進めながら、慎重に進めながら進めていきたいというふうに考えております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 新しいその国保税率ですけれども、県内35でしたね。そこの中では富谷はどの位置にある。大体真ん中ぐらいなのか、それともちょっと上なのか、そのあたりについてはどうでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 税務課長。

○税務課長(泉川潤哉君) 新しいものではまだちょっとデータ、情報が入っておりませんので、29年度ですと35市町村中、モデルケースの条件によっても違うんですが、大体30位前後というふうに低目のほうにはなってございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) それでは、平成30年についてはどの時期に明らかになるのでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 税務課長。

○税務課長(泉川潤哉君) 12月ごろということです。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) それでは、大体このあたりだということについては、速やかに議会にも報告をお願いしたいと思います。どうでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 税務課長。

○税務課長(泉川潤哉君) 私が発言する機会がございましたら、ご報告したいと思います。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。

(「なし」の声あり)

○委員長(青柳信義君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し採決したいと思いますが、ご異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

○委員長(青柳信義君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
認定第2号 平成29年度富谷市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

○委員長(青柳信義君) 起立多数と認めます。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。


認定第4号 平成29年度富谷市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について

○委員長(青柳信義君) 認定第4号 平成29年度富谷市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
これから担当課長へ補足説明を求めます。長寿福祉課長。

[長寿福祉課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]

○委員長(青柳信義君) 以上で説明を終わります。
これより一問一答方式による質疑に入ります。質疑ございませんか。佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 実績報告書で伺います。164ページです。
介護保険の認定調査がありまして、変更申請が109件ありました。この内容の詳細をお尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 保健福祉部次長。

○保健福祉部次長(中山高子君) 介護保険の変更申請につきましては、ほとんどの方が状態がADLの低下というところで、そのための変更申請となってございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 調査員が11人、審査会は8合議体、変更申請後ですが、この体制で速やかにその事務処理がされているかどうか。期間としてはどれくらいなのか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 保健福祉部次長。

○保健福祉部次長(中山高子君) 黒川行政事務組合のほうに委託して行っておる事務でございますが、年間117回の審査回数になっておりますので、週2回の審査会というふうな形になってございまして、本市の場合だと大体平均で13件あたりを審査会のほうに提出しているような状況でございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 変更申請がある人というのは、状態が先ほど言ったとおり余り芳しくないということで急いでいるんだと思うんですが、そういう人にもきっちり対応できていて、その人たちのところにはどれくらいの期間があれば、その変更は可能になるというのか、お尋ねしたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 保健福祉部次長。

○保健福祉部次長(中山高子君) 変更申請の方については、やはりその状態が落ちているという形でサービスも利用したいという方々もいらっしゃいますので、そういう方については優先的に調査のほうに伺いまして、通常ですと1カ月以内にその結果が出すという形になってございますが、できるだけ早目に審査会のほうにもかけているというような形になってございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) それでは、実績報告書165ページです。
165ページの認定者の状況がついていまして、これを見ますと、全体として四、五年分を見ると介護度にどのような特徴が見られるか、お尋ねしたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 保健福祉部次長。

○保健福祉部次長(中山高子君) 介護度につきましては、それほど推移、経年的な変化というのはそれほど見られない状況でございますが、やはりこの状況から見ますと、介護2の方々、介護1の方々が多いような状況になってございます。そして、介護度ではございませんが、年齢別に見ますとやはり75歳以上の後期高齢の方が大体80%を占めているというふうな形になっております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 特別養護老人ホームに入所できるというのが介護3ということになったわけですが、特別養護老人ホームに入所したいと思っている人、まず初めにですね、今現在富谷市内で特別養護老人ホームに入所している人の数、何人ですか。

○委員長(青柳信義君) 保健福祉部次長。

○保健福祉部次長(中山高子君) お待たせいたしました。大体211名ほどになってございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 制度が変わって介護3ということになったわけですが、今までいた人はそうでもないということが言われていますよね。これまでそうでなくても入れたと。そうしますと、211人の中に介護3以下といいますか、2とか1とかという人もいるのでしょうか。どれくらいいるのか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 保健福祉部次長。

○保健福祉部次長(中山高子君) 入所されている方には介護1、2の方もいらっしゃいますが、その人数の割合についてはちょっと把握してはございませんが、入所されております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) そうしますと、だんだん淘汰されて介護3という人たちになるわけですが、どんどん容体もよくなくなってくるということになると、特養を申し込みたいという人たちも出てくるわけです。その特養の待機者数はどのように把握しているのか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 保健福祉部次長。

○保健福祉部次長(中山高子君) 宮城県の保健福祉部長寿福祉課のほうから、平成29年の4月1日現在で待機状況がお知らせが来ておりまして、その待機状況によりますと、3以上の方については63名というふうな形になってございます。

○委員長(青柳信義君) この際、午前11時10分まで休憩します。


午前10時59分 休憩


午前11時10分 再開


○委員長(青柳信義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑ございませんか。佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 特養に入りたいと思っている人が63人いると。でも、これはもしかしたら入りたいと思っているだけで、必要性がないというようなこともこれまで随分聞いてきました。でも、その方々は今どこにいるのでしょうか。自宅にいるのでしょうか、それとも別のところにいて暮らしているのでしょうか。そのあたりの把握はできていますか。

○委員長(青柳信義君) 保健福祉部次長。

○保健福祉部次長(中山高子君) 数的なものはちょっと把握してございませんが、在宅の方もいらっしゃいますし、あと老人保健施設あるいはグループホームに入所されている方もいらっしゃるような状況でございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 特別養護老人ホームのその不足感といいますか、もう少し富谷市にはなきゃないなというような感じといいますかね。その点についてはどのように思っているのか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 保健福祉部次長。

○保健福祉部次長(中山高子君) 特養の施設整備につきましては、第6期のときに1カ所、アルシュ富谷のほうを建設したような状況でございまして、まだそこの70床のところがまだ満床になっていない状況もございますので、その必要性については今のところ考えてございません。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 満床でない理由は何ですか。

○委員長(青柳信義君) 保健福祉部次長。

○保健福祉部次長(中山高子君) 施設長の方にお聞きしたところ、やはり介護職の方々がなかなか集まらないところも大きな要因であるとお聞きしております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) これ、済みません。ページちょっと提示できないのですが、障がい者としてこれまでサービスを利用してきたという人たちが、65歳になると介護保険のサービスを利用することになりますよね。その人たちの実数はわかりますか。

○委員長(青柳信義君) 保健福祉部次長。

○保健福祉部次長(中山高子君) 把握はしてございません。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) これ、一般質問で取り上げて、そういう人たちがいることは確かなのですね。その人たちは、サービスが無料から1割になるということがあって、その人たちの声は届いていますか。

○委員長(青柳信義君) 保健福祉部次長。

○保健福祉部次長(中山高子君) 障がいのほうの関係は地域福祉課になってございますが、地域福祉課のほうと連携をとりながらお声をお聞きしていくというふうな形になってございますが、今のところ長寿福祉課のところにはその声というのは届いていない現状でございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 今ありましたけれども、やはり実態調査が必要かと思うんです。地域福祉課と連携して実態調査を進めるべきではないかと思います。そして、その今まで無料だったサービスが1割になるということについては、やはりしかるべく国に対してこれはおかしいぞということを上げていかなければならないと思いますが、その対応、実態調査とその対応をなさるかどうか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 保健福祉部次長。

○保健福祉部次長(中山高子君) 実態調査という形で調査自体をするかどうかというところではございますが、利用者の方のお声は聞きながらとは思っております。それと、あと1割になることに対してのその共生型サービスのところだとは思いますが、そちらにつきましてはやはり無料のところから1割というのは大きな負担となると思いますので、国・県を通してその要望のほうは上げてまいりたいと思っております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 実績報告書168ページです。
所得段階別第1号被保険者数が書いてありまして、ここのところで介護保険料が第7期に向けて改定されたわけですが、これですが、第7期計画、基金から繰り入れをしたとしても、基準額が5,750円だったわけです。介護保険が始まったのが2000年ですから、この当時から見るとこの介護保険料、何倍になりましたですか。

○委員長(青柳信義君) 保健福祉部次長。

○保健福祉部次長(中山高子君) 第1期のときにつきましては、2,226円でしたので、大体2.6倍程度に値上がりしたような形になってございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 介護保険の負担割合を、国の負担割合を大きくしないと、先ほどもありましたがその施設をつくっても人手不足だ、人が集まらないということがあります。そういうことがあると、やはりこれについても今の負担割合から大きく国の負担割合、県の負担割合を上げていかなければならないとこう思うわけですが、その点についてはどんなふうに考えているか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 保健福祉部次長。

○保健福祉部次長(中山高子君) 今現在の国の負担は20%、それとあと県の負担というのが12.5%という形になってございますが、前々からお話ししておりますように、本市の場合、調整交付金が入ってきませんので、その分の5%が第1号被保険者のところにかかってくるというところもありますので、その点については市長会とか、あと県とか国とかに要望という形では上げているような状況でございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 調整交付金だけでなくて、全体として高齢者がふえてくる2025年にはピークになるだろうと言われている。だけども、介護施設でもそうですし、いろいろなところで人手不足だということが、処遇改善はずっと言われてきているわけですが、それをすると保険料にはね返ってくると。こういう仕組みはやはりおかしいわけで、ここのところ根本からもっともっと国の負担割合が上げられなければならないということについても引き続き求めてほしいと思いますが、その対応をなさるかどうか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 保健福祉部次長。

○保健福祉部次長(中山高子君) 国・県への負担というふうな形につきましては、やはり本市としても要望としては上げてまいりたいと思っております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 実績報告書の168ページです。
利用料の2割の負担ですね。基本は1割ですが、2割の人が120人いるということがありますが、この人たちの中で2割になったことでサービスの抑制とかというのは見られたのでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 保健福祉部次長。

○保健福祉部次長(中山高子君) 直接的なお声はお聞きはしていないところでございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 利用料が3割になる人も出てきますが、これについてはどんな懸念がありますか。

○委員長(青柳信義君) 保健福祉部次長。

○保健福祉部次長(中山高子君) やはりその自己負担が3割になる方は今まで2割の方だったという形になりますので、そこからまた所得の高い方が3割というふうな形になるような形になってございますので、やはりそこら辺では自己負担が多くなるということに対しては、負担感というのはふえてくるかなとは思いますが、介護上限額を目いっぱい使った方に対してはそこから助成される仕組みもございますが、丸々全部その3割というふうな形にはならないので、そこら辺の制度の説明とかは丁寧にしてまいりたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 実績報告書の170ページです。
ここのところに富谷市生活支援員養成講座というのがありまして、修了者11名とあります。この人たちの実際の活動はどうなっているのか、お尋ねしたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 保健福祉部次長。もとい、高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) ここで修了なさった方は、その実績報告書の上段の生活支援員というふうなところでまず実人数17名とありますけれども、29年度、ここで実際の生活支援員として活動していただいております。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。

(「なし」の声あり)

○委員長(青柳信義君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し採決したいと思いますが、ご異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

○委員長(青柳信義君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
認定第4号 平成29年度富谷市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

○委員長(青柳信義君) 起立全員と認めます。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。


認定第5号 平成29年度富谷市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について

○委員長(青柳信義君) 認定第5号 平成29年度富谷市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
これから担当課長へ補足説明を求めます。健康推進課長。

[健康推進課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]

○委員長(青柳信義君) 以上で説明を終わります。
これより一問一答方式による質疑に入ります。質疑ございませんか。佐藤委員。

○委員(佐藤聖子君) 実績報告書の231ページです。
後期高齢者の保険料のことが書いてありますが、平成30年に変わるということが平成29年のうちに説明がありましたが、ここはどのように変わったのか。まず大まかなところでお答えいただきたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 健康推進課長。税務課長。

○税務課長(泉川潤哉君) 所得割の軽減割合額が変わるということで、そもそも激変緩和ということで、所得が58万円以下の方の所得割額の軽減が28年度まで5割軽減となっておりました。29年度2割軽減に変わりまして、今年度軽減がなくなるという変更でございます。また、被用者保険の被扶養者であった方は、均等割額が28年度までは9割軽減、29年度7割、今年度から5割軽減というふうに変更になっております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) かなり負担がふえる方もいらっしゃるかと思うんですが、このことについては後期高齢者の方々、この保険に入っている方々にどのように周知したのか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 税務課長。

○税務課長(泉川潤哉君) 納税通知書等を送付するときに、こちらのパンフレットも同封しております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 同じ231ページのところに、納入されている状況がわかりますが、そこの中で普通徴収で納められていない人がいます。パーセンテージでしかないわけですが、実人数は何人でしょうか。

○委員長(青柳信義君) 徴税特別対策監。

○徴税特別対策監(佐藤健一君) 未納となっているのは34名になります。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) その34人の人たちですが、長期間にわたる人はいるのでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 徴税特別対策監。

○徴税特別対策監(佐藤健一君) 長期といいましても、そもそも保険料は2年間が時効ですので、長期になる方はいらっしゃらないというところです。(9月13日に訂正発言あり)

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。

(「なし」の声あり)

○委員長(青柳信義君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

○委員長(青柳信義君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
認定第5号 平成29年度富谷市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

○委員長(青柳信義君) 起立全員と認めます。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
この際、暫時休憩します。


午前11時28分 休憩


午前11時29分 再開


○委員長(青柳信義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


認定第3号 平成29年度富谷市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について

○委員長(青柳信義君) 認定第3号 平成29年度富谷市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
これから担当課長へ補足説明を求めます。上下水道課長。

[上下水道課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]

○委員長(青柳信義君) 以上で説明を終わります。
これより一問一答方式による質疑に入ります。質疑ございませんか。藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 実績報告書の265ページ、事業の趣旨に緊急時の迅速な補修工事等とあるのですが、平成29年度補修工事等具体的に何件あったか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 上下水道課長。

○上下水道課長(浅場 悟君) 266ページの5番に修繕工事という項目がございます。その内容のとおりでございます。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) こちらで見ますと、その他の24件というのがあるのですが、富ケ丘でも下水道の漏れとか、やはり高齢化している団地、やはり高齢化に伴ってインフラ自体も老朽化してきているという状況なんですけれども、市としてもそういう老朽化の状況というのは把握されているか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 上下水道課長。

○上下水道課長(浅場 悟君) 必要に応じまして管路の調査業務のほうは実施してございます。その中に富ケ丘地区というのもございました。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) この老朽化対策もそうなんですけれども、長寿命化対策としてはどのような対策をされていたか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 上下水道課長。

○上下水道課長(浅場 悟君) 長寿命化対策につきましては、ストックマネジメント計画に基づいて実施しているところでございます。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。

(「なし」の声あり)

○委員長(青柳信義君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

○委員長(青柳信義君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
認定第3号 平成29年度富谷市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

○委員長(青柳信義君) 起立全員と認めます。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。


認定第6号 平成29年度富谷市水道事業会計利益処分及び決算の認定について


○委員長(青柳信義君) 認定第6号 平成29年度富谷市水道事業会計利益処分及び決算の認定についてを議題といたします。
これから担当課長へ補足説明を求めます。上下水道課長。

[上下水道課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]

○委員長(青柳信義君) 以上で説明を終わります。
これより一問一答方式による質疑に入ります。質疑ございませんか。佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 監査委員の意見書67ページ下段に、当年度末の合計残高試算を確認したと。有形固定資産の一部で、減価償却累計額が固定資産残高を上回って計上されていたとありました。これはどういうことだったのか、説明をお願いします。

○委員長(青柳信義君) 上下水道課長。

○上下水道課長(浅場 悟君) 減価償却累計額ですが、本来固定資産の額を超えることというのはあり得ないということですけれども、そのあり得ない現象が起こったということでございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) それはどういう理由からそうなったのでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 上下水道課長。

○上下水道課長(浅場 悟君) 多分、長年会計事務を行っている間に、あるときに誤った処理をしたのかなというふうに考えてございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) いつの時点からということはわかりましたか。

○委員長(青柳信義君) 上下水道課長。

○上下水道課長(浅場 悟君) 大体検討はついて、約10年くらい前というようなところでございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) それをこれからするそのストックマネジメントの調査の中で明らかにするということですが、どこまで進んでいますか。

○委員長(青柳信義君) 上下水道課長。

○上下水道課長(浅場 悟君) ほぼ金額については固まってございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) それはどの程度の差があったということですか。

○委員長(青柳信義君) 上下水道課長。

○上下水道課長(浅場 悟君) 本件も含めまして、数千万というところでございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 今度会計が公会計になるということになりますが、準備はどのように行われていますか。

○委員長(青柳信義君) 上下水道課長。

○上下水道課長(浅場 悟君) 下水道ということになりますか。

○委員長(青柳信義君) ほかに。佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 済みませんでした。監査委員の意見書の63ページのところに有収率が86.15%だったと、前年度と比べて横ばいと記載がありました。この改善できなかった理由についてはどのようなことが挙げられるか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 上下水道課長。

○上下水道課長(浅場 悟君) 有収率が若干下回ったという原因につきましては、漏水でございます。漏水につきましては、その都度迅速に対応しているというところでございますが、結果として若干下回ったというところでございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 14%ぐらいお金にできないことがあるというふうに見えるのですが、この対応は取り組まなければならない大きな課題の1つだと思うんですが、漏水対策はどのようにするのか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 上下水道課長。

○上下水道課長(浅場 悟君) 漏水の主な箇所といたしましては、やはり古い団地、富ケ丘、鷹乃杜、あけの平というところとなってございますが、そこにつきましては漏水調査センサーのようなものを設置してございまして、そちらでもって迅速に対応するということとしてございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 同じ監査委員の意見書の67ページのところに市民のライフラインとしての重要性という指摘があります。平成29年度、設備改良など実績報告書のとおりだと思うんですが、しかし、その14%が抜けているといったときに、かなりのことを考えなければこれは改善できないのではないかと思うんですね。対策をどのように進めるのか、改めてお尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 上下水道課長。

○上下水道課長(浅場 悟君) 先ほども申しましたとおり、原因は漏水でございます。今まで以上に漏水対策に努めていきたいと考えてございます。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。

(「なし」の声あり)

○委員長(青柳信義君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

○委員長(青柳信義君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
認定第6号 平成29年度富谷市水道事業会計利益処分及び決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

○委員長(青柳信義君) 起立全員と認めます。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
以上をもちまして、本委員会に付託されました全ての審議が終了いたしました。
この際、暫時休憩をいたします。

午前11時48分 休憩


午前11時49分 再開


○委員長(青柳信義君) 休憩前に引き続き委員会を開きます。
決算審査特別委員会における審査結果を議長に報告することになりますが、その報告書はお手元に配付のとおり報告したいので、内容を朗読いたします。

[委員長が報告書のとおり朗読した。]

○委員長(青柳信義君) ここでお諮りいたします。
以上のとおり審査結果報告書を本定例会最終日に議長宛て報告したいと思いますが、ご異議ございませんか。

(「異議なし」の声あり)

○委員長(青柳信義君) 異議なしと認めます。よって、決算審査結果につきましては、このとおり報告いたします。
以上をもちまして、延べ4日間にわたる決算審査特別委員会を閉会いたします。
委員各位のご協力に感謝いたします。
大変ご苦労さまでした。

午前11時52分 閉会

平成30年第3回定例会議事録(第6号)

平成30年9月13日(木曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 金 子 透 君
  • 2番 青 柳 信 義 君
  • 3番 若 生 英 俊 君
  • 4番 長谷川 る 美 君
  • 5番 畑 山 和 晴 君
  • 6番 齊 藤 秀 行 君
  • 7番 藤 原 峻 君
  • 8番 佐 藤 聖 子 君
  • 9番 浅 野 武 志 君
  • 10番 西 田 嘉 博 君
  • 11番 菅 原 福 治 君
  • 12番 出 川 博 一 君
  • 13番 浅 野 直 子 君
  • 14番 高 橋 正 俊 君
  • 15番 佐 藤 克 彦 君
  • 16番 山 路 清 一 君
  • 17番 渡 邊 俊 一 君
  • 18番 浅 野 幹 雄 君
  • 19番 安 住 稔 幸 君
  • 20番 相 澤 榮 君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 市長 若 生 裕 俊 君
  • 副市長 高 橋 義 広 君
  • 企画部長 種 市 優 君
  • 総務部長 山 田 豊 君
  • 市民生活部長 吉 田 尚 樹 君
  • 保健福祉部長 奥 山 育 男 君
  • 経済産業部長 荒 谷 敏 君
  • 建設部長 伊 藤 正 君
  • 保健福祉部次長兼保健福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター所長 中 山 高 子 君
  • 企画部企画政策課長 松 原 誠 君
  • 企画部財政課長 高 橋 弘 勝 君
  • 保健福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセンター子育てサロン所長 星 英 樹 君
  • 建設部都市整備課長 高 橋 隆 美 君
  • 建設部都市計画課長 高 田 浩 幸 君
  • 教育長 菅 原 義 一 君
  • 教育部長 佐 藤 英 樹 君

事務局職員出席者

  • 事務局長 富 澤 裕
  • 次長 高 橋 直 美
  • 主事 伊 藤 亨 太

議事日程 第1号

平成30年9月13日(木曜日) 午前10時00分 開会

日程1 会議録署名議員の指名
日程2 議案第 1号 富谷市介護保険条例の一部改正について
日程3 議案第 2号 富谷市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について
日程4 議案第 3号 富谷市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正について
日程5 議案第 4号 富谷市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について
日程6 議案第 5号 富谷市都市公園条例の一部改正について
日程7 議案第 12号 土地の取得について
日程8 議案第 13号 平成30年度市道穀田三ノ関道路改良工事請負契約の締結について
日程9 議案第 15号 黒川地域行政事務組合規約の変更について

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり 午前10時00分 開会

○皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。


日程第1 会議録署名議員の指名


○議長(相澤 榮君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、5番畑山和晴君、6番齊藤秀行君の2名を指名いたします。
9月11日に行われました平成29年度富谷市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についての佐藤聖子委員の質問に対し、答弁の訂正の申し出がありましたので許可します。市民生活部長。

○市民生活部長(吉田尚樹君) おはようございます。
9月11日に行われました後期高齢者医療特別会計におきまして、税務課の答弁に誤りがありましたので、訂正をさせていただきます。
内容につきましては、佐藤聖子委員より質問のありました「長期にわたる滞納者はいますか」というご質問に対しまして、答弁は「時効が2年ということもございまして、2年を超える滞納者はいない」という誤った答弁をしてしまいました。正しくは、滞納者の実人数43名ございますが、そのうち2年を超える滞納者は15名存在してございます。長い方では6年という方が1名いる状況となってございます。
以上のとおり訂正をさせていただきます。まことに申しわけございませんでした。


日程第2 議案第1号 富谷市介護保険条例の一部改正について


○議長(相澤 榮君) 日程第2、議案第1号富谷市介護保険条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第1号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第3 議案第2号 富谷市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について


○議長(相澤 榮君) 日程第3、議案第2号富谷市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。8番佐藤聖子議員。

○8番(佐藤聖子君) 5ページの(1)のところがあります。訪問介護員等とあって、下線部分が加えられたわけですが、これが意味するものは実際どうなのか、どういうことが行われようとしているのか、お尋ねします。
そして、関係してですが、6ページになって下線部分のところ、施行規則第22条、ここのところはこれとどう関連するのか、お尋ねします。
3番目に8ページです。7ページ、8ページにかかわりますが、指定とあるものと、それから指定が外れて地域密着型、この指定が示すものは一体何なのか、どういうふうに変わるのか、この指定があるもの、ないものについてどう変わっていくのか、質問します。

○議長(相澤 榮君) 保健福祉部次長。

○保健福祉部次長(中山高子君) 5ページと6ページの訪問看護員の下線部分の示す意味についてでございますが、訪問介護のうち生活援助中心型のサービスについては、その従事者の裾野を広げるという意味で研修自体が緩和されたというふうな形になってございます。従来のその介護職員初任者研修課程と新たに生活援助従事者研修課程というのが創設されたという形になります。その介護職員の初任者研修については、研修課程が130時間以上という形になってございますが、その生活援助中心型については緩和されたということで59時間以上というふうな時間の緩和がされた状態になってございます。しかし、ここに書いてあります第5条と第46条のそれぞれの指定定期巡回随時対応型訪問介護看護サービスと指定夜間対応型訪問介護につきましては、そのサービスの性質上、身体介護を伴うものであることから、ここの条文の中でその介護職員の研修者課程を修了した者というふうな形で明言されたものでございます。
次の7ページ、8ページのその指定についての削除の部分でございますが、これは引用している条項の改正に伴う文言の整理という形になってございますが、指定という文言がつく名称につきましては、本来サービス名ですとか、事業者名、そういったものに対して指定というふうな形で市が指定するという形で指定というふうな文言がつくものでございます。
以上です。

○議長(相澤 榮君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第2号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第4 議案第3号 富谷市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正について


○議長(相澤 榮君) 日程第4、議案第3号富谷市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第3号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第5 議案第4号 富谷市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について


○議長(相澤 榮君) 日程第5、議案第4号富谷市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 20ページの(4)のところと、21ページの2のところに関してなんですけれども、その外部からの搬入がほかの事業者からでもオーケーというところだと思うんですけれども、この衛生面と安全面の確保に関してはどのようにこの中ではチェックされているのか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) ここでは具体的なそのチェック面というところはうたってございませんけれども、今認可保育所等で外部搬入している事業者等、それに準ずるというところで考えております。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 現状でその外部から入れているところ、そしてこれから入れるところというのは、富谷市の場合では該当するところはあるのでしょうか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 現在のところ、富谷市では該当するところはございません。

○議長(相澤 榮君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第4号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第6 議案第5号 富谷市都市公園条例の一部改正について


○議長(相澤 榮君) 日程第6、議案第5号富谷市都市公園条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。12番出川博一君。

○12番(出川博一君) この条例に関して、屋外でということでございまして、この屋外で具体的にこの条例が該当する、想定されるケースについてお尋ねします。
それから、光熱水費とあるんですけれども、一般的には電気料と水道料と思うんですけれども、そのほかに何かあるのであれば、それについても明示いただきたいと思います。
そして、実費相当額ということで、どのように実費を算定し調定するのか。それぞれのケースについてお尋ねいたします。

○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。

○都市計画課長(高田浩幸君) 今回想定されますのが、TOMI⁺南側でシルバーさんのほうでお茶の栽培等やっていますので、そこでの水やりという形のことで、まあまあ大きい水が使われるのかという形のものがありまして、今回こういった形で提案させていただいております。ただ、議員からおっしゃるとおり、想定されるのが電気料と水道料という形のことになってくるかと思います。
あと、水道料の金額につきましては、今基本といたしまして、水道条例、また、下水道条例を基本といたしまして、トイレのあるところについては下水道料金もかかりますので、1立方メートル当たり200円で考えております。また、そういった下水道のないところにつきましては、1立方メートル当たり100円ということで考えております。あと、電気料につきましては、コンセントの利用が想定されますので、そこで使われるのが最大計算しますと100ボルトで20アンペアくらいで2,000ワットという形のことで計算していきますと、電気料と再生エネルギーの賦課料金があるんですけれども、あと基本料金ということで、1時間当たり100円ということで考えております。
以上でございます。

○議長(相澤 榮君) ほかに質疑ありませんか。12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 料金については今の説明の中であったんですけれども、ただ、それをどのようにしてその水量とか、電気使用量とか、その辺のところを確認するというか、個メーターがあるわけでもないですし、どのようにしてそれを確認して賦課するのか、その点についてお尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。

○都市計画課長(高田浩幸君) 今考えておりますのは、使用の申請がございまして、そちらのほうで申告ということで考えております。水道料につきましても、何立米使うかということで、水道メーターのほうがついておりますので、そちらのほうを確認しながら、最初に2立米使うという形のことであれば、そのメーターを確認しながら2立米という形のものと、あとは電気料につきましては時間というかたちのことで、それも申告で1時間使うということであれば100円という形のことでの徴収を図っていきたいと思っております。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 今の答弁では自己申告、申告制だよということなんですけれども、それはそうするとその現場に行ってその水量、例えばメーターをチェックするとか、時間をチェックするとか、そういうことはしないということと捉えていいのか。また、申告なくして使用された場合はどのように対処するのか、その点についてお尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。

○都市計画課長(高田浩幸君) 電気料のほうにつきましては、メーター等をちょっと確認なかなか難しいと思いますので、水道のほうにつきましては確認もできるのかと思いますので、その辺の確認と、あと電気料のほうのそういった使い方につきましては、信頼という形のことで課していきたいと思いますし、あとそういった形で申請もなく使われた場合については、モラルの問題だと思いますので、確認されましたら、それは注意していきたいと思います。
以上でございます。

○議長(相澤 榮君) ほかにありませんか。8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) その使用についてはお茶ということでわかりましたが、そのシルバーに委託しているお茶ですが、この方々は電気も使うのでしょうか。電気という、水光熱といった場合に、電気についてはどういう団体が使用するということが想定されているのか。そのあたりはどことどこを想定しているのか。営利目的の場合はあるのか。そういうことについての検討はあったのか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。

○都市計画課長(高田浩幸君) まだ電気料とか、そういった形のものについては、ちょっとまだ想定されるものが余りないと思いますが、うちのほうで公園条例という形のことで物品の販売とか、あとはもう条例で音楽とかそういった興行もできるという形のことになって、そういったものについても公園許可ができるということになっておりますので、夜とかやる場合にはそういった照明とかで使う可能性もございますので、そういったときに対応していきたいと考えております。
以上でございます。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) そうしますと、公園を使用したいといったときに、何々を使いますかということで申請してもらうということなんですね。そして、実施した後にはチェックをすると。払うべきものがあれば払ってもらうというやり方なのでしょうか。お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。

○都市計画課長(高田浩幸君) 申告制で考えておりますので、先にこういったものを使いますということで申請をしていただいて、それに基づいて金額を算出して納付書を切って納めてもらってから使っていただくという形のことにしていきたいと考えております。

○議長(相澤 榮君) ほかにありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第5号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第7 議案第12号 土地の取得について


○議長(相澤 榮君) 日程第7、議案第12号土地の取得についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 土地の取得についてですが、この間全員協議会の中で、本契約にしてしまったという話がありました。これは、実際はどういうことでこうなったのか、それから再発防止のためにどういうことが検討されているのか、お尋ねしたいと思います。
また、ここのところに一覧が載っていますが、山林だとか宅地だとかとさまざまあるわけですが、それぞれの単価はどうなっているのか。これは皆さんに、議員にお知らせすることはできないのか。まず、その2点お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) このたびの件におきまして、ご説明をさせていただきたいと思います。
まず、議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の条文におきまして、予定価格2,000万円以上の不動産の買い入れを行うに当たり、土地につきましては1件5,000平方メートル以上のものに係るものに限るという規定がございますけれども、この1件という意味合いを一つ一つの契約案件ごとに適用されるものと誤った捉え方をしてしまったものでございます。正しくは、法令の解釈としましては、1事業を1件と捉えるというものでございました。そのために、1つの契約が議決を必要とする金額及び面積要件以下の案件につきまして、議会の議決を得ずに契約してしまったものでございます。
また、この土地の取得につきましては、交付金の繰越事業ということもございまして、仙台北税務署と租税特別措置法の協議が調った後に交渉が調った相手方から契約手続を進めてしまったというものでございます。まことに申しわけございませんでした。
また、再発の防止におきましては、本課といたしましては、若手職員も含めまして、この財産の取得に関する条例のこの1件という考え方についての研修を行い、そのことが今後も引き継がれていくように文書をもって残し、再発防止に努めてまいりたいと考えているところでございます。
それから、単価でよろしかったでしょうか。単価につきましては、交渉事がちょっとこれから行うものですから、まことに申しわけございませんが、ここでの明言は避けさせていただきたいと存じております。

○議長(相澤 榮君) ほかに。8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 課員が何人かいる中で、なかなか正確な判断ができなかったということが今回の大きな問題だと思います。そういうことになりますと、人事でその人をいろいろなところに配置しながらいろいろな部署を知ってもらうということも大切なのだと思いますが、しかしやはりこういうことが起きると、一定のその経験を持って法令もきっちり読みこなす、そういう体制が必要ではないかと、こういうことを考えたわけですが、今後どのようにその人事の配置なども考えていくことをどのように検討しているのか、お尋ねしたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 総務部長。

○総務部長(山田 豊君) 人事の配置というよりも、研修を徹底していくということのほうが大事かなというふうに思ってございまして、特に最近、若い職員の構成比率が高うございますので、二、三年の経験者プラス、あとやはりオールマイティーにいろいろな事務をやるというのはなかなか不可能な面もございますので、希望者プラス若手職員ということを対象に、種々今研修のほうは実施しているところでございますので、本件につきましても今後含めてまいりたいとこのように考えております。

○議長(相澤 榮君) ほかに。8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 人事のことであり、なかなか言いづらいところはあるわけですが、しかし、その部署において、土木、それから建設だけに限らずに、さまざまなところにおいてやはりスペシャルなといいますか、そこのところを専門にできるということもまた必要、望まれていることだと思います。そのあたりを加味しながらの人事配置であってほしいなと思うのですが、その点についてはいかがでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 総務部長。

○総務部長(山田 豊君) 職員ですね、恐らく30年から40年近く在職するわけなので、スペシャリストといいますか、専門職として認容された職員以外は、いつどこに配置されるかわからないというところもございますので、その辺のさじかげんは難しいところはあると思いますが、共通的なものについては誰でもわかっていなければいけないという観点で、今後、先ほども申し上げて繰り返しになりますが、諸研修を通して徹底してまいりたいとこのように考えてございます。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) 今、答弁の中で、購入価格については交渉事があるので控えさせていただきたいというお話がございましたけれども、この中にある地目、例えば山林、宅地、畑、宅地ほか、雑種地、それぞれ地目が違うわけですけれども、この辺のところの単価の考え方についてお尋ねしたいということと、今回の買収計画を見ますと、いわゆる市としては欲しい道路のほかに周辺のところ、これは多分地権者の絡みで一緒にお願いしたいというお話もあったんだろうと思うんですけれども、その場合にその市とすれば使用、道路として使う以外の部分について、何らかの価格面の差をつけるのかどうか。この2点についてお尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) まず、買収の単価でございますが、こちらは不動産鑑定評価を業務委託として発注いたしまして、不動産鑑定士の鑑定の評価に基づき決定をしているものでございます。さまざま地目が今回はございますけれども、やはり一番単価として高いのは宅地であるかというところでございます。
それから、土地の取得の範囲でございますけれども、基本的には道路の構築に必要な範囲の土地のみ買収という形で今回範囲の設定はさせていただいております。道路の本線から相当外れているような範囲につきましては、今回の道路につきましては切り土が多く発生をするということで、その影響部分がどうしても道路の管理をしなきゃいけない土地ということで広がっているというところでございます。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) そうしますと、今の答弁をお聞きしますと、いわゆる道路以外の結構広い面積が買収対象となっているんですけれども、それもいわゆる切り土して、その土の処分とかそういうやつで必要不可欠な用地だというふうな認識なのか。
それからあと、土地の地目について、土地の鑑定評価の中で対応しますということなんですけれども、その場合に、それは各地目ごとの単価ということで評価されたのか、それとも一体のものとして、いわゆる例えばある一個人の所有の中に山林のほかに雑種地とかがあった場合、それは一体のものとして、例えば高いほうの雑種地で評価するのか。その辺のところについてお尋ねいたします。

○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) まず、1つ目のご質問につきましては、道路として管理するに必要な土地につきましては、道路で管理するということで今回の買収の範囲になってございます。
それから、2つ目の鑑定評価につきましては、地目ごとに鑑定評価がなされているものでございます。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) そうすると、例えばある一個人で山林のほかに雑種地も持っていましたというような場合には、それぞれの面積を評価額掛けて、また別の地目のやつはそれに面積掛ける単価というような形で買収額は決まるということと、もう1つは、今先ほど道路用地として必要な部分ですよということなんですけれども、必ずしもそうかなと思うようなこの形状かと思うんですけれども、その辺についていわゆる価格面の値下げ交渉というか、そういうことはあったのかどうか、その辺についてお尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 1つ目のご質問につきましては、地目ごとに面積を掛け合わせまして、その合計額という形で買収金額が決定されていくと。交渉金額が決定されていくというものでございます。
2つ目におきましては、道路の管理として必要な土地でございますが、こちらの買収につきましても、やはり現状の地目ごとに算定をさせていただいて、のり面になるからといってその部分が単価が軽減されるとか、そういうことは行っておりません。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 再発防止に関しまして、やはりその知識の継承というのも大変重要なところだと思いますが、その知識のある職員さんの再任用なども適切に進めていったりする必要があるのかなと思いますが、見解をお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 総務部長。

○総務部長(山田 豊君) 確かにおっしゃるとおり、再任用の方はベテランという域にありますので、また、その再任用の方というのはいつまでもいるわけではございませんので、最大マックス5年ということなので、できるだけそういう事務事業の重要な局面に接するようなキャリアパスといいますか、その辺があればこういう間違いも最小化できるのかなと思いますが、現実問題必ずしもこういうふうな案件に携われるとも断言しがたいところもございますので、その辺は参考までにさせていただきたいと思います。

○議長(相澤 榮君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第12号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第8 議案第13号 平成30年度市道穀田三ノ関線道路改良工事請負契約の締結について


○議長(相澤 榮君) 日程第8、議案第13号平成30年度市道穀田三ノ関線道路改良工事請負契約の締結についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第13号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第9 議案第15号 黒川地域行政事務組合規約の変更について


○議長(相澤 榮君) 日程第9、議案第15号黒川地域行政事務組合規約の変更についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第15号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
これで本日の日程は全て終了しました。
本日はこれにて散会いたします。ご苦労さんでございました。

午前10時33分 散会

平成30年第3回定例会議事録(第7号)

平成30年9月14日(金曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 金 子 透 君
  • 2番 青 柳 信 義 君
  • 3番 若 生 英 俊 君
  • 4番 長谷川 る 美 君
  • 5番 畑 山 和 晴 君
  • 6番 齊 藤 秀 行 君
  • 7番 藤 原 峻 君
  • 8番 佐 藤 聖 子 君
  • 9番 浅 野 武 志 君
  • 10番 西 田 嘉 博 君
  • 11番 菅 原 福 治 君
  • 12番 出 川 博 一 君
  • 13番 浅 野 直 子 君
  • 14番 高 橋 正 俊 君
  • 15番 佐 藤 克 彦 君
  • 16番 山 路 清 一 君
  • 17番 渡 邊 俊 一 君
  • 18番 浅 野 幹 雄 君
  • 19番 安 住 稔 幸 君
  • 20番 相 澤 榮 君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 市長 若 生 裕 俊 君
  • 副市長 高 橋 義 広 君
  • 会計管理者兼会計課長 矢 田 守 君
  • 企画部長 種 市 優 君
  • 総務部長 山 田 豊 君
  • 市民生活部長 吉 田 尚 樹 君
  • 保健福祉部長 奥 山 育 男 君
  • 経済産業部長 荒 谷 敏 君
  • 建設部長 伊 藤 正 君
  • 保健福祉部次長兼保健福祉部長寿福祉課長 中 山 高 子 君
  • 企画部企画政策課長 松 原 誠 君
  • 企画部財政課長 高 橋 弘 勝 君
  • 総務部総務課長兼情報化推進室長 神 田 能 成 君
  • 総務部防災安全課長 横 田 利 雄 君
  • 総務部市民協働課長 高 橋 加 代 君
  • 市民生活部税務課長 泉 川 潤 哉 君
  • 保健福祉部健康推進課長 菅 原 順 子 君
  • 保健福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセンター子育てサロン所長 星 英 樹 君
  • 経済産業部農林振興課長 齋 藤 英 夫 君
  • 建設部都市整備課長 高 橋 隆 美 君
  • 水道事業上下水道課長(建設部上下水道課長) 浅 場 悟 君
  • 教育長 菅 原 義 一 君
  • 教育部長 佐 藤 英 樹 君
  • 教育部教育総務課長 渡 邉 正 弘 君
  • 教育部学校教育課長 相 澤 美 和 君

事務局職員出席者

  • 事務局長 富 澤 裕
  • 次長 高 橋 直 美
  • 主事 大 村 峻 史
  • 主事 伊 藤 亨 太

議事日程 第7号

平成30年9月14日(金曜日) 午前10時00分 開会

日程1 会議録署名議員の指名
日程2 議案第 6号 平成30年度富谷市一般会計補正予算(第3号)
日程3 議案第 7号 平成30年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
日程4 議案第 8号 平成30年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第2号)
日程5 議案第 9号 平成30年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第2号)
日程6 議案第10号 平成30年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
日程7 議案第11号 平成30年度富谷市水道事業会計補正予算(第2号)
日程8 認定第 1号 平成29年度富谷市一般会計歳入歳出決算の認定について
日程9 認定第 2号 平成29年度富谷市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
日程10 認定第 3号 平成29年度富谷市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
日程11 認定第 4号 平成29年度富谷市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
日程12 認定第 5号 平成29年度富谷市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
日程13 認定第 6号 平成29年度富谷市水道事業会計利益処分及び決算の認定について
日程14 議案第14号 教育委員会教育長の任命につき同意を求めることについて
日程15 諮問第 1号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて
日程16 閉会中の各委員会調査について

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり 午前10時00分 開会

○議長(相澤 榮君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
日程に入るに先立ち、諸報告をいたします。
議長諸報告は、お手元に配付のとおりです。
なお、関係資料については事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
これで諸報告を終わります。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。


日程第1 会議録署名議員の指名

○議長(相澤 榮君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、7番藤原 峻君、8番佐藤聖子君の2名を指名いたします。


日程第2 議案第6号 平成30年度富谷市一般会計補正予算(第3号)


○議長(相澤 榮君) 日程第2、議案第6号平成30年度富谷市一般会計補正予算(第3号)を議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) おはようございます。
それでは、私から、26ページの道路維持費の15節工事請負費、成田郵便局整備の工事についてお伺いいたします。まず、これまでの行政の取り組みに対して感謝申し上げます。成田郵便局開設の現在の状況についてお伺いします。
それと、今現在、調査費というか予備費で設けています市立中学校・小学校・幼稚園等のエアコンの整備についてお伺いいたします。予備費の半分ぐらいを充てて調査するわけですが、これの概要というか、一般質問でも数多く出たんですけれども、このときには金額、総額が出ませんでした。若干2週間ほどたっていますので、それからどのように変わったのか、もし概要がわかれば、概要というか、工事費がわかればお伺いしたいなと。
以上です。

○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) 成田郵便局開設の今後の見込みなんですけれども、現在のところ、広報の8月号のほうでもお知らせのほうをさせていただいているところなんですが、郵便局の開設につきましては、成田地区のヤマザワのある敷地内に来年、平成31年中の開設、開局ということでこちらのほうでは報告を受けているところでございます。

○議長(相澤 榮君) 教育総務課長。

○教育総務課長(渡邉正弘君) エアコンの関係でございますが、予備費を使っての設計業務ということで実施しております。1,400万円ほどの予定の金額でございまして、この間入札が終わったところでございます。工事費につきましては、以前に議会でお話ししているとおり、設計がまだ済んでおりませんので、12月の議会でお答えできればというふうに思っております。

○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) 郵便局についてですが、そうですね、広報に載っていたのは31年度中ということでしたが、もう少し詳しく工事の着工とか、開局ぐらいはぜひ、最近オープンにならない部分が結構多いので、ぜひその辺明らかにして、わかっている部分あるでしょうから、はっきりしていただきたいという部分でございます。要は、工事の着工時期と開局。それと、この電気工事の期間もお伺いしたいんですが。
それと、エアコンについてですが、このエアコンの調査は先ほど言われるように恐らく総額見積もりを出すための調査になるとは思うんですが、そうすればこの調査はいつごろ完了して、その完了した時点では確かに年末とは言っていますが、年末の前にはオープンにできないのかどうか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 郵便局の進捗状況につきましては、これは郵便局さんの日本郵便で直接行っているものですから、詳細につきましては正直、市のほうでは把握し切れておりません。私のほうで内々でお伺いしている範囲の中では、来年、今調査等を、測量等を行っておりまして、設計等を進めているという段階のようでございます。それで、年明けの春ごろに着工して、31年中の開局を目指すということで、その範囲の中なものですから、大変申しわけありませんがご理解いただければというふうに思います。
あと、エアコンにつきましては、先ほど課長が答弁したように、昨日入札が行われて設計の業務が決まったばかり、行ったばかりでございますので、これから調査業務、設計業務が進んで、わかり次第ご報告はさせていただきたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。

○11番(菅原福治君) 郵便局については、先ほど市長が言われたようなことは私にも入っているんですけれども、それまでだとは思うんですけれども、わかり次第教えていただきたいと思います。
それと、エアコンについてですが、今現在は答えられないということでございますが、そうであればちょっと補助金のほうについてお伺いしたいなと思います。3分の1の補助金は補助金として、別途国に対しての財政支援の要請を今現在しているのかどうか。それと、それも簡単なことではないんですが、その辺の考え方、別途要請しているのか、また、するのか、その辺と、あと今現在文科省のほうからも、空調に関して本市に調査なりアンケートなり来ているのかどうか。これについてもお伺いします。
それと、同じくエアコンでございますが、エアコンはやはりメンテサービス・管理、これがつければいいというものではなくて、家庭でも一緒なんですけれども、メンテ・管理が大変重要になります。エアコンの台数も相当の台数になると思いますので、なかなか市直営では難しいと思いますので、その辺の指定管理的な考え方を導入するのかについてもお伺いします。
それと、来年稼働でございますので急がなきゃなりませんが、いつ着工して完了はいつごろなのか。それと、工事が学校の春休みもちろんあるんですけれども、相当の台数にかかわりますので、学校の授業時間との関係、その辺についてもお伺いしたいなと思います。

○議長(相澤 榮君) 教育総務課長。

○教育総務課長(渡邉正弘君) 補助金関係の申請ということでございますが、申請のほうは行っております。別途要請するかということでございますが、市長会のほうでもそういったお話がありまして進めているようでございますので、何らかの機会があったらそちらのほうを要請したいと思っております。あと、文部科学省から別個にまた申請の要請等があるかということでございますが、その後はうちのほうから申請してからはちょっとございません。
あと、メンテの指定管理ということでございますが、その辺もちょっと今から設計でございますので、その辺もちょっと検討してまいりたいと思います。
あと、授業に差し支えないかということでございますが、当然授業には差し支えないように工事のほうは進めてまいりたいというふうに思っております。はい、済みません。着工に関しましては、12月の補正に予算のほうを計上したいと思っております。その後に公告等を行いまして入札、それであと工事のほうに着工したいというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 17番渡邊俊一君。

○17番(渡邊俊一君) 26ページです。同じく道路改良……。(「マイク使ってください」の声あり)道路改良費の項目の中で、市道郷田線の道路改良事業が載っております。委託料と土地購入費ということで、それは理解するわけでありますけれども、郷田線の道路改良、どのような改良をしていくのか、お示しを願いたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 郷田線につきましては、県道仙台三本木線から白鳥郷田線、市道1本挟むわけですけれども、こちらの路線と、それから郷田線ということで西成田コミュニティセンターまでの道路整備という現在の考えでおります。片側歩道を設置いたしまして、2車線道路で大型バスが乗り入れできるような現在の道路の設計になっているところでございます。

○議長(相澤 榮君) 17番渡邊俊一君。

○17番(渡邊俊一君) もう少しやはり詳細に示していただきたいと。というのは、県道から接続するのか、それとも今現在県道から中に迂回している状況の中で、コミュニティセンターのほうまである程度改良したんですけれども、その状況をやはりつぶさに議会に対して事前にやはりお示しをするというか、計画的なもの、ぜひそういった方向でやる必要性があるのではないかと私は思うんですが、いかがでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 現在のところは用地、平成26年度購入できたところは完了いたしまして、その際、工事が可能なところを現在改良済みというところでございます。今後につきましては、他の道路改良事業もございますので、その調整の中で検討してまいりたいという考えでございます。

○議長(相澤 榮君) 17番渡邊俊一君。

○17番(渡邊俊一君) 用地の買収されたところについては私もわかりますけれども、やはり穀田三ノ関線と同じような状況で、事前にやはり計画そのものを議会に示した中で、今後どのようにしていくかということをはっきりとさせた中でやはりこういう補正予算を組んだり、それから年次計画で予算化をしていくということが物すごく大事だと私は思いますので、今の状況から見て、今の改良がどのような方向性で改良されるのか全然見えない中でこの補正予算がどんと上がってくるというような状況はいかがなものかと私は思っております。そういった意味からして、今この場でということでなくても、できるだけそういうような方向で、やはり議会に対してある程度オープンに示すというか、そういうような方向性を十二分に見せていかないと、我々もやはり市民から負託された各議員でありますから、何か質問を受けた場合に、そういった方向でここの地域の改良工事が進みますよというようなお話もできるようなその環境づくりというか、そういうものがぜひ必要だと思うんですけれども、いかがでしょうか。

○議長(相澤 榮君) 建設部長。

○建設部長(伊藤 正君) ここに限らず道路改良等の計画につきまして、議会の場で詳細を説明するというのはなかなか難しい状況もあるかと思いますので、全員協議会とかその辺を活用しながら、そういったご説明できる方法を今後検討させていただきたいというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) それでは、私から大きく5点ほど質問させていただきます。
まず、第1番目の質問として、債務負担行為の補正追加についてお尋ねいたします。
6ページに記載があるわけですけれども、この中で追加の6番目にある職員パソコン機器賃貸借、30年度から36年度まで6,141万6,000円とありますけれども、これは同じ項目で28年の12月補正で28年度から34年度まで5,135万6,000円と記載があるんですけれども、これ期間がオーバーラップするんですけれども、その辺の整合性についてお尋ねしたいと思います。
それから、健診・予防接種関係で、中段から下のほうにあります妊婦・乳児健康診査業務から、次のページの高齢者予防接種までの14業務、これらについて増額あるいは減額の業務がありますけれども、その積算根拠についてお尋ねいたします。
それから、中段から下のほうにあります奨学金の貸付事業、これにつきまして、期間については30年度から34年度まで、金額3,070万円とございます。ところが、29年9月の補正では、期間が29年度から30年度、同額の3,070万円。今回のやつは記載を見ると30年度から34年度までという期間になっていますけれども、この期間の表記の考え方についてお尋ねします。
それから、下のほうにあります西コミですけれども、西コミの施設警備業務、30年度から31年度で412万9,000円とございます。これについては、この債務負担行為を見ると単年度契約のように思われますけれども、なぜ長期継続契約にしなかったのか、理由をお尋ねします。
それから、一番下の総合運動公園清掃業務、これにつきましては、今回の補正には464万円とございますけれども、去年の9月の補正で債務負担で842万2,000円ということで、今年度というか、次年度のですけれども、45%、約400万減となっていますけれども、その要因についてお尋ねします。
それで、大きな2つ目、14ページ、歳入の12款1節に土木費負担金80万円とございます。これは多分26ページの8款3項河川費負担金800万と関連性があると思うので、その関連性についてお尋ねします。
それから、3番目としてページ22ページ、3款2項3目13節の委託料、設計業務610万2,000円とございますけれども、これは以前に概略説明の中で、富谷小の敷地内の放課後児童クラブ、これについての設計ということでございましたけれども、そうすると大体これまでのスピード感からすると、31年度には小学校8校全てが敷地内に放課後児童クラブが設置されると。その中で東向陽台小学校だけがプレハブの施設と私は認識しているのですけれども、その認識でよいのかどうか、お尋ねします。
4番目に、同じ22ページで3款3項2目修繕料129万6,000円とございまして、これについて説明のところで給湯器との説明がありましたけれども、その内容についてもう少し詳しく説明をお願いしたいということと、この福祉健康センター、かなり古い建物だと思っておりますけれども、これの建設年度と当時の補助金金額、それから耐用年数は何年と見ているのか、これについてお尋ねします。
それから、最後に28ページ、9款の消防費ございますけれども、地域防災計画改訂業務535万7,000円とございます。これは今現在改訂前のやつがあるわけですけれども、これが平成27年3月策定済みのものですけれども、この時点でのこの計画書作成に当たる事業費は幾らなのか、お尋ねいたします。
そして、これは長年使えるように追録加除方式になっておりますけれども、この追録加除一覧で現在まで、これまで追録加除は何号まで更新されているのか。
以上についてお尋ねいたします。

○議長(相澤 榮君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) まず、職員のパソコンの賃貸借契約の関係でございますが、パソコンは29年度末で480台の保有がございます。そのうち300台については29年度の契約としてございます。今回の賃貸借につきましては、25年度、26年度に契約しているパソコンの更新ということで200台分を計上しているものでございます。

○議長(相澤 榮君) 次に、健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) 健康推進課の所管分ということで、妊婦・乳児健康診査業務とその下段の予防接種業務以外についてお答えしたいと思います。
それぞれの各種健康診査につきましては、積算につきましては直近の受診者数、また、人口の伸び率、また、目標の受診率等を掛けまして、今回の負担行為の上限額ということでこちらのほうに記載させていただいておりました。また、全協でもお示ししましたように、そのうちに5つの検診業務につきましては、自己負担等見直しをしたために、そちらも合わせてということで限度額については下がっているというような状況となっております。
また、高齢者の予防接種業務につきましては、やはり同じように直近の接種対象者、接種率などを掛けまして積算しているところでございます。

○議長(相澤 榮君) 次に、子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) まず、妊婦・乳児健診の検査業務でございます。こちらも健康推進課と同じような答えになろうかと思いますが、対象の妊婦さん、それから乳児の推移を見きわめた上での算定となっております。予防接種につきましては、こちらも対象、それから対象のワクチン等の人数等を勘案しての数値となっております。
それから、児童クラブ等についてです。議員さんのおっしゃるとおり、東向陽台小学校、軽量鉄骨、いわゆるプレハブというふうな形になっております。

○議長(相澤 榮君) 次に、教育総務課長。もとい、学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 失礼しました。奨学金の件でございますが、担当のほうにちょっと確認をしたいことがございますので、その後回答したいと思います。(休憩後に回答あり)

○議長(相澤 榮君) 次に、教育部長。

○教育部長(佐藤英樹君) 1点目、西成田コミュニティセンターの警備業務のほうの委託につきましては、西成田コミュニティセンターのほう、警備業務とともに宿泊者対応というものも重要な仕事で行っております。その委託する業者のほうがきちんとした業者なのか、また、途中でそのやり方等についていろいろ課題があった場合も困りますので、毎年、毎年精査しているという点です。
あと2つ目、総合運動公園の清掃業務につきましては、清掃業務内容を精査しての算定でございます。

○議長(相澤 榮君) 次に、都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) このたびの歳出の河川費、それから土木費分担金との関連性でございますが、このたび分担金80万円の歳入補正につきましては、平成29年10月の台風21号により被災をいたしましたとちの木一丁目地区の急傾斜地崩壊対策事業に伴う受益者2名から徴収する分担金となってございます。今回河川費の歳出補正に計上させていただきましたけれども、事業主体である宮城県のほうから本年7月の中旬に、総事業費が4,000万円になるとの連絡がございまして、市の負担金として総事業費の5分の1に当たる800万円の歳出が伴うことになりました。この負担金につきましては、富谷市分担金徴収条例第2条の規定によりまして、市が負担する額の2分の1、今回につきましては400万円を受益者に負担していただくことになってございます。この受益者2名に対しまして、今年度初めに県から概算で示されていた負担金の額をもとに分担金納付の意思の確認を行ったところ、分割納付の要望を受けたわけでございます。本課といたしましても、本年3月の条例改正以降、規則の制定に向けて検討を重ねてまいりました。その中で、登米市で今実施している5年の分割納付の規定を参考にいたしまして、本市におきましても5年の分割納付を盛り込んだ規則をこのたび補正予算に合わせて制定することとしているところでございます。
以上のようなことから、市の負担金800万円の2分の1である400万円を5年分割した80万円を分担金の歳入予算として計上させていただいたものでございます。

○議長(相澤 榮君) 次に、保健福祉部次長。

○保健福祉部次長(中山高子君) 22ページの福祉健康センターの修繕費でございますが、詳細につきましてはお風呂の沸き上がりに要する時間が現在のところ通常の2倍から3倍となっており、利用者の方々にちょっとご不便をおかけしているという現状がございますので、その修繕として浴槽温水の熱交換器の修繕工事となってございます。福祉健康センターの開所年月日でございますが、昭和63年の4月1日でございます。補助金でございますが、国庫補助金が3,083万円、県費補助金も同額3,083万円、合わせて6,166万円となってございます。この補助金の耐用年数でございますが、福祉健康センターの場合、鉄筋コンクリートとなってございますので、47年となってございます。

○議長(相澤 榮君) 次に、防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) 地域防災計画の前回の請負の金額でございますけれども、25年、26年2カ年で482万7,600円ということになってございます。また、追録加除等があるかということなんですけれども、そちらのほうはしていないところでございます。

○議長(相澤 榮君) ほかに質疑ございませんか。12番出川博一君。

○12番(出川博一君) それでは、債務負担の中で、先ほどの職員パソコンの賃貸借について、29年度、いわゆる28年12月補正のやつは300台分、それから今次賃貸借は25、26年分の200台という答弁がございましたけれども、そうすると28年12月の補正のときは300台で5,100万、今回のやつは200台で6,100万。ここのところで1,000万、台数は100台減っているのに金額で1,000万ふえていますけれども、この点についてもう一度お尋ねいたします。
それから、あと検診関係なんですけれども、これのうち、わからない中で予測をつけて積算するということなので、それは29年度の決算状況とか、そういうやつも踏まえながらという点はわかるんですけれども、その中でも胃がん検診、子宮がん検診、乳がん、大腸がん、骨粗鬆症、高齢者予防接種、この6業務については減額比率が15%から35%と非常に大幅な減になっておりますけれども、この辺のところの事情といいますか、考え方、積算についてお尋ねいたします。
それから、奨学金についてですけれども、詳細がわからないということなんですけれども、そうするとちょっとこの後の質問ができないので困っちゃうんですけれども、いわゆる同じ考え方というか、奨学金自体はふえないので、多分3,070万だと思うんですけれども、これは実はこの期間の表記についてはこれまでも何回かぶれがありまして、単年度でやってみたり、4年間でやってみたり、3年間でやってみたりということで、その辺のところについて以前にも私問題提起というか、それをしていたので、その辺のところについて答弁……。3回質問しちゃうと終わりなんですよね。であれば、ここで確認していただくというわけにいかないでしょうか。
まだそのほかにございます。それは後でまた最後というか、これが終わった後言いますけれども、それから西コミについては、その業者の信頼性というか、あそこを確認しながら単年度でやっていますということですけれども、これまで市のいわゆる債務負担に絡む、いや、あるいは単年度契約について、維持管理、保守業務とかそういうやつについては長期継続にしていきましょうというのが流れだというふうに私は理解して、現状そうなってきていると思います。それなのに、なぜ西コミだけが単年度でやっていくというふうな結論に達したのか、お尋ねいたします。
それから、総合運動公園につきまして、清掃費ですけれども、適正な積算だということですけれども、ということは去年の9月の補正、この842万2,000円というのは適正でない積算だったということなのかどうか、お尋ねいたします。
それから、大きな2つ目のやつで、いわゆる急勾配地というか、河川費並びに分担金、この問題ですけれども、総事業費が県から示されたやつが4,000万で、その5分の1の800万を市で負担する。その2分の1を分担金として受益者に負担してもらうというところまでわかりましたけれども、ただ、これは3月、この半年前の3月の定例議会で条例案改正があったと思うんですけれども、このときには分割に関する条例はなかったと思いますけれども、それなのになぜ分割納付という考えが出てきたのかどうか、お尋ねいたします。
それから、放課後児童クラブの件ですけれども、東向陽台小学校だけがプレハブの施設だということだという答弁でした。そうすると、いつまで東向陽台小学校の児童クラブの生徒が簡易なままで我慢しなければならないのか。当然、答弁としては財政上の制約があるというふうには出てくるんでしょうけれども、いわゆる検討課題としての優先順位、いわゆる子育て担当課での優先順位としてどのぐらいに位置づけしているのかどうか、お尋ねします。
それから、福祉健康センターの修繕費についてなんですけれども、これについては先ほどの説明では約30年たっていると。建設してからたっていると。さらに、当時補助金6,100万ということと、30年経過しているけれども、耐用年数としては47年。あと17年使い続けなくちゃならないというところで、私は多分これはかなり老朽化してきて、これからも常に補修が必要になっていくと思うんですけれども、これについての長期修繕計画があるのかどうか。あるとした場合に、このまま持ち続けて維持費、修繕費をかけていくつもりなのか、それとも、もう30年前といわゆるお風呂の事情というのは……

○議長(相澤 榮君) 出川議員に申し上げます。もう少し簡便にできないですか。

○12番(出川博一君) はい。お風呂の事情が違っていると思うので、民間施設を利用するという代がえ案はないのかどうか、その辺についてお尋ねします。
それから、地域防災計画については、加除についてないということなんですけれども、これまでも組織改正とかいろいろあったはずなのに、それについての加除がないというのはどういうことなのか。そうすると、それは前の古いままで使っていたのかどうか。それから、今回の改訂業務の内容は、今回北海道で道内全域停電ということで非常に皆さん困った、医療関係も含めて困ったということがございました。そういうやつを踏まえると、今回の改訂にそれが盛り込まれるのかどうか、それについてお尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 最初に、総務課長。(不規則発言あり)大丈夫ね。大丈夫。もとい、総務課長、ちょっと待ってね。大丈夫。休憩で調べなくて大丈夫。どうぞ。(「議事進行」の声あり)今、確認のため、総務課長。ちょっと出ますので、別のほうから

いきます。総務課長。

○総務課長(神田能成君) パソコンの賃貸借でございますけれども、今回の金額につきましては、見積もりでの結果ということではございますが、見積もりに当たっては、こちらに起債については限度額ということでのお示しになりますので、実際の入札に当たっては当然この金額より減るものというふうに考えてございます。

○議長(相澤 榮君) 次に、健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) 胃がんと乳がん、子宮がんの限度額、債務負担行為につきましては、その積算については、目標の受診率の設定について変更したということで、限りなく直近の受診率プラス2%を目指すというような、そういう考え方で今回のほうは設定させていただいた結果となっております。

○議長(相澤 榮君) 次に、教育部長。

○教育部長(佐藤英樹君) 西成田コミュニティセンターにつきましては、宿泊施設としての利用者の応対ということで安全管理がとても大事なところがありますが、業務内容をもう一度精査して、今後複数年期間の委託というのを検討してまいりたいと思います。
2つ目の総合運動公園につきましては、清掃業務につきまして精査、職員ができるものは職員がするということで精査した算定金額でございます。

○議長(相澤 榮君) 次に、都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 分担金徴収条例につきましては、受益者の負担割合を示したものにすぎないものとなっております。徴収に当たっての細かな項目につきましては、規則で定めるものということでございまして、このたび調べられる範囲でこの規則を定めている自治体を調べましたところ、分割徴収、分割納付という項目が入っているところがほとんどでございましたので、本市におきましてもそれを適用して制定していこうということでございます。

○議長(相澤 榮君) 次に、子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 東向陽台小学校の児童クラブに関しましては、現在のところ建設の予定はございませんので、優先順位というところではなかなかつけがたいところではあるんですが、当面現状のまま運用して、さらに定期的に点検、目視での点検等も行っておりますので、危険な箇所が見られたり、傷みが激しいという場合は、そこは優先順位というよりも速やかに建設のほうも検討したいというふうに思っております。

○議長(相澤 榮君) 次に、保健福祉部次長。

○保健福祉部次長(中山高子君) 福祉健康センターのその長期修繕計画についてでございますが、現段階ではその厳密な長期修繕計画というのはございませんが、補助金の返還金の状況も見きわめていきながら、建設基準法に基づいて定期的に実施しております建物の点検ですとか、あと福祉健康センター職員による自主的な点検によりまして、建物、設備の安全性を保って長期間利用できるように努めてまいりたいと思ってございます。また、その点検の際には、見守りですとか気づきというものによって、ささいな変化を早期に捉えて対処してまいりたいと思います。
次のお風呂のその民間利用でございますが、この福祉健康センターのお風呂につきましては、老人福祉法に基づいて、その老人福祉センターの設置及び運営の規定において、専らその当該施設の用に供する設備を設けなければならないとの中に浴槽もございますので、その浴槽をちょっと今の段階では廃止するということはできない現状でございます。

○議長(相澤 榮君) 次に、防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) まず、その北海道の停電関係まで盛り込めるかということについてですけれども、現在、皆様のほうにお渡ししているのは、平成25年までの国・県の改正の分まで一応反映させていただいております。その後、改正分を今回改めてということで改訂させていただくというふうにしたいと思います。それで、ことしの災害分、県・国のその改訂がどこまでどのようにというのが今現状わかっておりませんので、取り込める分まで努力して入れ込みたいというふうに一応考えてございます。
あと、もう1点、組織の見直し関係で、内容の配備関係の見直しもしていないのかということにつきましては、議員の皆様に大変周知不足もございましたけれども、中では条例要綱等の改正等もあわせてなってございますので、それに合わせて一応市の配備、そういったものも改正を実施しているところでございます。
以上です。

○議長(相澤 榮君) この際、午前11時まで休憩します。

午前10時45分 休憩


午前11時00分 再開

○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 大変失礼いたしました。確認をしてまいりました。
まず、1つは、単年度、それから5年間というそのぶれということだったんですけれども、昨年の29年度の9月の補正予算の際に、同じ3,010万ということの額で奨学金の貸付事業が債務負担に載っておりますが、この時点では期間が平成29年度から平成30年度1年間年というふうに記載しておりました。こちらのほうの債務負担の見積書を財政のほうの提出を確認しましたところ、5年間の債務ということで提出しておりましたので、こちらの補正予算のほうの書類のちょっと期間のミスということがわかりました。それで、毎年5年ごとの新しい予算、新しい奨学金募集の方のための担保の予算として、5年間毎年5年ごとの債務のほうを記載しておるものでございます。

○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。

○12番(出川博一君) それでは、先ほど職員のパソコン賃貸借についてなんですけれども、先ほどの答弁だと29年度300台で5,100万で計上しました。今年度は200台で6,100万で計上しました。これはどちらも見積もりベース、ベースとしては見積もりベース。その中で、台数が減ったのに金額が1,000万円ふえると。台数が半分ふえたのに、1.5倍になったやつが6,100万で、200台のやつが6,100万と。この同じ見積もりベースなのになぜ違うのか、再度これを確認したいと思います。
それから、検診についてですけれども、行革の絡みといいますか、自己負担をふやすことになりましたということで、それによって多分人数が減るんだろうという算定のようですけれども、このほかのがん検診、大幅に30%前後がん検診では債務負担額が減っているんですけれども、やはりこれは政策的に実際ある人数だけに2%とか5%上乗せした数字ということで、政策的に推進しないという考え方はちょっとまずいんじゃないかなと思いますので、その辺についての見解を求めたいと思います。
それから、奨学金については先ほど答弁いただきまして、では再度確認しますけれども、今後のやつについては5年度の期間でということで今後取り扱うのかどうか、それを再度確認したいと思います。
それから、西コミについては、これまでこの議場の場でも長期間の契約にすると、いわゆる事務負担の面あるいは額的にも少なくなるということで、そういう経済効率性の問題からしても進めるべきじゃないかという考えで質問してきましたけれども、今後この西コミについて、いわゆる長期債務負担行為で取り組む考えがあるのかどうか、お尋ねします。
それから、総合運動公園については非常にがっかりな答弁だったんですけれども、職員でやれることをやることにしたので370万ほど減りましたということは、今まではそれをしないで外部に委託してやっていたということについてのその辺の認識について、行革だからやっとそれに思い至りましたということなのかどうか。常々それを考えていなかったのかどうかについてお尋ねします。
それから、大きな2つ目のところとして、河川費の800万についてですけれども、これは先ほどの答弁では規則で分割納付を決めますということなんですけれども、ということはこの規則というのはいわゆる行政執行側の裁量の範囲に全て委ねられて自由にできる。その内容について、行政のチェック機能のある議会側に示されていない。この辺のところについては非常に大きな問題をはらんでいるような気がいたしますので、その辺について、これは部長の見解をお願いしたいと思います。
それから、放課後児童クラブの件ですけれども、子育て課の検討課題としてはのっていませんという非常に驚きの答弁だったんですけれども、今、明石台八丁目、ここにも8棟ほど建設に着手しております。ここ、また子供たちがふえると思われますし、そういうことから考えると、市全体の予算を考えれば、31年度は当然エアコンの設置に全力投球しなくちゃならない。それはわかるので、次の32年度の事業に組み込めないのかどうか。これはちょっとやはり政策的なものなので、これは市長に答弁をいただきたいと思います。
それから、あと4つ目として、いわゆる福祉健康センターのことなんですけれども、これについてはいわゆる補助金ももらった建物だし、今の時点で廃止はしないということなんですけれども、ただ、そうは言ってもある程度の違約金、この辺を払えば、違約金というか、補助金を返還するとかそういうことも踏まえれば、どちらが得策なのか。そういうやつもぜひ検討していただきたいと思いますので、これについても福祉部長に答弁いただきたいと思います。
それから、最後ですけれども、地域防災に関するやつなんですけれども、これについては災害などの非常時に優先度の高い業務や早期復旧の手順をまとめた業務継続計画、いわゆるBCPですね。この策定をする予定があるのかどうか、お尋ねいたします。

○議長(相澤 榮君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 東向陽台小学校の児童クラブのプレハブの件でございますが、今回富谷小学校を敷地内に建設することによって、議員ご意見のとおり全ての小学校、敷地内に設置ができるわけでございます。ただ、その中で東向陽台のみプレハブの状態という仮設の建物での児童クラブということでございますので、先ほど課長答弁したように、優先度は高いものというふうに考えております。ただ、議員も今ご意見ありましたように、来年度エアコンの設置という大事業を抱えて、その後のいわゆる債務関係も含めて財政状況かなり厳しい状況になるかと思いますので、その状況を鑑みながら最大限、とは言いながらも、やはり不便をかけないように早急に可能な限り早い段階でプレハブの児童クラブの改善は図っていきたいというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 次に、総務課長。

○総務課長(神田能成君) 職員のパソコンの関係でございますけれども、申し上げるのをちょっとためらうところでもありますけれども、前回のパソコンにつきましては、ちょうどタイムリーにサービス品のご提案がございました。そういうことで、前回のパソコンについては破格の価格でご提案をいただいたということでございます。今回についてはそういったサービス品がなく、通常の価格での見積もりの結果というところでございます。

○議長(相澤 榮君) 次に、健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) 受診者の減少ということになりましたけれども、行革によって受診者が減少するから減額したというようなことは考えておりませんで、また、受診率についても1%アップさせるということもかなり難しいという現状である中で、それ以上の受診率アップを目標に設定してのこの限度額の設定としておりました。受診率の向上につきましては、健康推進計画でも目標に掲げておりますように、各課にいろいろと協力をいただきながら、いろいろな機会を通じて受診率向上の啓発については今後も取り組んでまいりたいというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 次に、学校教育課長。

○学校教育課長(相澤美和君) 奨学金の債務の期間でございますが、やはり高校生、大学生、入学してから卒業まで期間が四、五年ございますので、そちらの貸付金の確保をしたいということにありますので、今までどおり5年の債務で置きたいと思っております。

○議長(相澤 榮君) 次に、教育部長。

○教育部長(佐藤英樹君) 初めに、西コミについてです。若干先ほどの答弁を修正したいと思います。機械警備につきましては、複数年度契約をしております。それで、単年度契約は、人の警備に係るところになります。カレンダーによって勤務日が毎年違いますので、それで単年度の委託をしているということです。
あと、2つ目、総合運動公園につきましては、より一層努力した結果、このように業務内容のほう、清掃等について圧縮して策定したものでございます。

○議長(相澤 榮君) 次に、建設部長。

○建設部長(伊藤 正君) 土木分担金の納入方法について、分割については市長の裁量の範囲かというご質問でございますけれども、他市町村についても確認してみますと、規則のほうでその辺の回数を定めていると。あくまでも納入の率については条例で定めて、その納入方法等については規則で定めるべきというふうに考えておりますので、この納付回数等については市長の裁量の範囲であるというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 次に、保健福祉部長。

○保健福祉部長(奥山育男君) 福祉健康センターの修繕料の計上の関係でございますが、議員からご指摘のとおり、浴槽の廃止についても状況なりから検討しました。ただ、そのことによって補助金の返還金、そういったところも試算した中で今回の修繕料と返還金を比較した場合に、修繕して継続したほうが金額の面でも市にとって有益だということで判断させていただきました。また、築30年たって老朽化が目立ってきてございます。その辺の対応につきましては、本市で作成いたしました公共施設長寿命化計画、そういったものの方針に従った福祉健康センターの施設の個別の修繕対応計画といったところも今後具体的に検討しながら維持管理に努めてまいりたいと思ってございます。

○議長(相澤 榮君) 次に、防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) BCPの作成予定はあるかという問いでございますけれども、こちら個別に今BCP計画を策定する予定は一応してございません。ただし、地域防災計画の中に入れられる分は入れたいと。あと、個別に小さい計画の中で作成できる分もあるので、そういった部分は別途つくるというふうなところで考えているところでございます。(「答弁漏れが1件あります。分担金について規則で決めるということで、その回答をもらったんですけど、議会側に対してその規則は提示されないのかどうかということについて質問いたしました」の声あり)

○議長(相澤 榮君) 建設部長。

○建設部長(伊藤 正君) 規則につきましては、予算が伴うものについてはその予算措置がされてから作成するということになっておりますので、これにつきましては規則を作成しましたら……。作成しますと例規集のほうに載ることになりますので、それでもってご周知させていただければというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) ほかに質疑ありませんか。13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) ページ数、24ページになります。
4款1項1目19節の補助金が載っておりました。2つのがんの医療用ウィッグと骨髄バンクの、これについての具体的な進め方をどのようになさるのか、お伺いをさせていただきます。

○議長(相澤 榮君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) こちら2つの補助金の事業につきましては、現在要綱についても整備中ではございますけれども、県で出しておりますそれぞれの要綱に沿いながら、準じたような助成対象にて事業を行うこととしておりまして、今回こちらの補正のほうが認めていただきましたら、早速要綱のほうも完了させ、また、広報も市民の皆様への周知も速やかに行っていきたいというふうに考えております。

○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) この骨髄バンクドナーにつきまして、大体何件ぐらいを……。(「マイク、もうちょっと上げてください」の声あり)済みません。骨髄バンクにつきましての件数を大体どれぐらいの件数と見込んでの予算だったのか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) 骨髄バンクにつきましては、5件ということで考えております。

○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) そうしますと、今ここが可決になりましてからのことということで、要綱ということでございました。開始につきましてはどのような目標を立ててのことだったでしょうか。開始についてお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) 開始につきましては、こちらの県の要綱につきまして平成30年度4月1日からというような補助要綱になっておりますので、市におきましても4月1日にさかのぼって行えるような形にしていきたいというようなことで、現在整備を進めているところでございます。

○議長(相澤 榮君) ほかにございませんか。7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 14ページの歳入の14款2項2目4節の母子家庭等対策総合支援事業補助金190万7,000円出ているんですけれども、これはどのような補助金なのか、そして歳出の対応するところがどこなのか。22ページのひとり親家庭自立支援事業なのかなとは思うのですが、その差額がありそうなので、これがどういったものなのか、まず1点お伺いするのと、2点目としまして、22ページの3款2項3目、この放課後児童クラブ整備事業に関してなのですが、こちらの完成時期と広さ、規模、対応人数がどの程度なのか。
続きまして、24ページに移ります。
6款1項3目19節の農作物有害鳥獣等駆除事業に関しまして、捕まえるほうの支援というのは、こちらは対応されているのか、お伺いいたします。
そして、最後になるのですが、28ページの9款1項5目13節の地域防災計画改訂業務があるのですが、こちら避難先として小学校の体育館が入っているのか、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) まず、母子家庭等対策総合事業補助金ですが、内容としては、母子家庭の保護者に対しての高等教育とか、そういった学校等の授業費の助成という形になっております。今回歳入のほうを補正したんですが、歳出のほうは大丈夫だろうということで歳出の補正をしておりませんが、対応するところとしては3款2項6目のひとり親家庭自立支援事業というところになります。
それから、放課後児童クラブ、富谷小学校の放課後児童クラブになりますが、ちょっと建設金額的なところはまだ確定しないところではございますが、大きさとしては約350平米規模のものを考えております。あけの平小学校と富ケ丘小学校のちょうど中間ぐらいの大きさという形になります。1.65から逆算すると、大体140名ぐらいは対応できるぐらいの大きさになるかと思います。

○議長(相澤 榮君) 次に、農林振興課長。

○農林振興課長(齋藤英夫君) 鳥獣駆除対策事業につきましては、捕まえるほうの補助ではなく、電気柵購入分の補助となっております。

○議長(相澤 榮君) 次に、防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) 小学校の体育館が避難場所に入っているかという問いでございます。こちら、入ってございます。
以上でございます。

○議長(相澤 榮君) ほかにありませんか。7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) それでは、母子家庭等対策総合支援事業補助金、14ページの14款2項2目4節のところから再質問させていただきます。こちらは補助金はいただいたんだけれども、ただ、今回としては事業としてはつけないということだったのか、お伺いいたします。
続きまして、24ページの6款1項3目19節農作物有害鳥獣等駆除事業に関しまして、やはり電気柵や柵だけをつけていても、イノシシがふえてしまうというようなお話が農家の方から聞いておりまして、やはり柵以外の検討もしっかり必要だったのではないかなと思いまして、質問いたします。
そして、28ページの9款1項5目の小学校の体育館、こちらが避難所としてあるということなのですが、やはりそのエアコンの導入などもこちらはあわせて検討していく必要があるのではないかなと思います。やはり夏の時期にもし避難することがあったとして、本当に脱水症状などの熱中症などのそういう危険性が高まってしまうということもありますので、すぐではなくとも、こちらやはり検討していくということはまず大事なのではないかと思いますが、見解をお伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 母子家庭等対策事業のほうなんですけれども、歳出のほうは当初予算で置いた額で間に合うということですので、事業としては行う予定です。現在、5名の対象者というふうになっております。

○議長(相澤 榮君) 次に、農林振興課長。

○農林振興課長(齋藤英夫君) 農作物の有害鳥獣駆除事業につきまして、まず、柵だけではだめだということで、うちのほうでくくりわな、あと箱わななどを仕掛けまして捕獲している状況でございます。

○議長(相澤 榮君) 次に、教育総務課長。

○教育総務課長(渡邉正弘君) 体育館にエアコンということでございますが、まず、利用頻度の高い普通教室等を設置ということでございまして、体育館のほうの避難ということに関しましては、他市町村等これから研究していきたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 28ページの災害対策費の地域防災計画のその体育館に関してなのですが、防災に対しての補助金なども国から出ているということだったと思います。そういう補助金も含めてまずは検討してみていただくということは可能か、お伺いいたします。

○議長(相澤 榮君) 総務部長。

○総務部長(山田 豊君) 今回の小・中学校へのエアコン導入の際に、その小学校が避難場所になっているので、こういうふうな暑いときにもし発災したときというのは想定しておりました。防災安全課の内部でも。ただ、その経費が経費なだけにということもございましたので、今後そういう補助だったりとか、財政支援のほうの方策のほうについては模索していきたいと考えてございます。

○議長(相澤 榮君) ほかに質疑はありませんか。8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 2点、お願いします。
1点目ですが、24ページの委託料、生活保護システム改修業務があります。これは、来月から引き下げられるということでのシステム改修なのか、どういう改修が行われるのか、お尋ねします。
また、28ページです。先ほどから出ています地域防災計画改訂業務ですが、これは大幅な改訂になるのか。今あるものを改訂するとしたらば、委託料535万7,000円ですが、自前でできる部分はないのか。そのあたりについては検討したのか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 保健福祉部長。

○保健福祉部長(奥山育男君) ただいまの生活保護システム改修の関係ですが、今議員のおっしゃったとおり、10月1日に施行、法改正に向けた対応でございます。

○議長(相澤 榮君) 次に、防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) 地域防災計画の改訂について、自分のところでやれるところ、そういったところを検討したかという問いでございますけれども、今回業務予算見積もりに対して、実際市でやれる部分どこまでというところで一応確認をとりながら、打ち合わせを通しながらしたんですけれども、やはり分けるのがちょっと難しいというところもございまして、今回はお願いするということで予算はとってございます。

○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) そうしますと、済みません。24ページの生活保護ですけれども、これについては詳しい改訂内容といいますか、どういうふうに下がるかというのについては、もう市のほうに連絡があって、それに向けて改定がなされるということなのか、お尋ねします。
26ページの防災、済みません。失礼しました。28ページです。防災ですが、これは全体として何部作成して、どういうところに配付するのか、お尋ねします。

○議長(相澤 榮君) 保健福祉部長。

○保健福祉部長(奥山育男君) 少々お待ちください。
こちらのシステム改修に向けましては、まだ具体的な正式なものとしては、これから通知とかいただいて対応するんですが、事前にこういった内容で改修されるというような情報はいただいておりますので、その点についての準備というところで予算計上させてもらって、お認めいただければ、国の制度改正に従って準備を進めてまいりたいと思っております。

○議長(相澤 榮君) 次に、防災安全課長。

○防災安全課長(横田利雄君) 作成部数については一応200冊を予定してございます。市の関係、あと行政区長、あと議員の皆様、あと会議のほうに参画されている委員の皆様等々に配付というふうに一応今のところ考えてございます。

○議長(相澤 榮君) ほかに質疑はありませんか。3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) それでは、何点か質問をさせていただきます。
最初に、26ページ、市道郷田線、委託料と公有財産の購入費ということでありますけれども、先ほども質問ありましたけれども、認識としては今拡幅していたところからそのまま西コミにあの幅員で歩道つきというふうなこともあったようですけれども、そのまま西コミに直線的に入っていくというふうな認識でよろしいのか。大型バスの乗り入れというふうな発言もありましたので、そのように理解したんですが、それでよろしいかどうかということです。そして、購入の面積、この330万何がし購入をするわけでありますけれども、購入の対象面積ですね。それについて。そしてまた、地権者等、何人なのか、あるいは法人なのかも含めて、地権者等の内容についてお願いをいたします。そして、整備スケジュール、このように準備を進めていよいよ土地購入というところまで、そしてまた、登記業務というようなところまで来たわけでありますので、今後の整備スケジュール、最終的には地元の皆さん含め関心をお持ちになるのは、いつごろ通れるのと、この辺あたりに関心が向くわけでありますので、その供用の見込みはどの辺に設定されてあるのか、お願いをいたします。
次に、20ページ、市民バス乗り継ぎ運行業務39万3,000円の委託料であります。乗り継ぎ者数の増加ということで追加の補正というふうなことだと思いますけれども、この39万3,000円の補正の額の内訳、乗車人数とかそれぞれのバス料金とか含めて、この内訳についてお願いをいたします。
その次に、22ページ下段のほうの15節工事請負費、富ケ丘の児童クラブ駐車場整備工事ということで、舗装工事がなされるというふうなことであります。大変ご苦労されたのではないかなというふうに思います。砂利敷きであったり、除雪であったり、雨の日とかというふうなことを含めてあったかと思うんですけれども、どのような、私からすれば当初から舗装も含めて整備されてよかったのではないかと思うんですが、今になったその経緯と、あるいは利用者の声というようなあたり、恐らくあったと思いますけれども、その辺の声をお聞かせいただければと思います。
最後に4点目になりますけれども、市立小・中学校の空調設備設計業務という1,400万の予備費対応というふうなことで説明がありました。既にこの調査の委託業務契約終えられたかと思いますけれども、その内容について。応札業者であったり、契約金額であったり、そしてまた、決定された業者名であったり、その辺のところ。そして、内容は全校全室、312室と私は理解しましたけれども、全校全室の内容が入ったものであるのか、その辺についてお聞きをいたします。
以上4点、お願いいたします。

○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 市道郷田線の道路改良事業のこのたびの補正予算でございますが、まず、平成26年度に平成25年度の繰越事業といたしまして用地購入を行ったところでございますが、その際、事業へのご理解を得られなかった地権者がおりまして、一部区間の購入が滞っていたところでございます。ご質問のルートにつきましては、現在整備されているところの終点から西コミの入り口まで、直線的に整備をするという考えでございます。このたび補正で上げさせていただいた理由といたしましては、地元の方々のご努力もございまして、その地権者様のご理解が得られたということもございました。また、今後の事業推進へのご要望につきましても、地元からの要望をいただきましたので、まずは用地の購入が可能になったということで、地権者様も非常に高齢でもあるということもございまして、今回まずは用地の購入をということでございます。それから、対象となる地権者につきましては5名でございます。また、買収の対象面積におきましては712.21平方メートルとなってございます。今後の改良のスケジュールにつきましては、今後の予算の状況を鑑みながら検討していくということでございます。

○議長(相澤 榮君) 次に、企画政策課長。

○企画政策課長(松原 誠君) それでは、市民バス乗り継ぎ運行業務の委託料の増額分についてご説明をさせていただきます。
こちらの委託料につきましては、イオン富谷店から宮城交通バスに乗り継いで泉中央まで行く場合の宮城交通バスの運賃の補塡分を委託料として計上させていただいているものでございます。当初予算につきましては、こちら1日当たりの利用者数を10.58人ということで見込んでおりました。しかしながら、4月から6月までの実績でふえていると。1日当たりの乗車数がふえているということで、今回1日当たりの利用者数を16.9人ということで見直しをさせていただきまして、7月から3月までの運行日数分を掛けた金額から当初予算の計上した金額を差し引きまして39万3,000円ということで増額の補正をさせていただいたところでございました。

○議長(相澤 榮君) 次に、子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 富ケ丘小学校の児童クラブ駐車場に関しましては、こちらのほうとしてももうちょっと圧がかかって簡易舗装的なところまでいくのかなとは思っていましたので、ああいった形になったところです。ただ、やはりある程度圧はかかっていますので、そんなに雨が降っても水たまり等はできないんですが、やはり除雪がちょっと大変かなというところもございます。昨年は気温は低かったんですけれども、雪はそれほど多くなかったので、今回その降雪、積雪の時期の前に補正をさせていただいて舗装したいということに至った次第でございます。

○議長(相澤 榮君) 次に、教育総務課長。

○教育総務課長(渡邉正弘君) エアコンでございますが、小・中学校普通教室、図書室、職員室、校長室でございまして、312室の予定でございます。設計業者に関しましては、日新設計でございます。金額につきましては、ちょっと今手元にないんですが、1,000万円を切る金額、900万超えの1,000万弱ということでございます。

○議長(相澤 榮君) ほかに質疑ありませんか。3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) それでは、富ケ丘については駐車場の面積、その1点をお願いいたします。
あと、郷田線でありますけれども、スケジュール、土地購入をした上でというふうなことで、供用についてはまだ未定というふうなことでの認識でよろしいのか、お伺いをいたします。
そしてまた、エアコンにつきましては1点だけ、応札業者、日新設計さんが決まったということでありますけれども、応札業者さん、このようなそれぞれ来年の夏に向けてというふうなことになりますと、春休みあたりが集中工事、どこの学校も願うところだと思います。そのような中で、応札業者さんどれくらいあったのか、その1点についてお願いをいたします。

○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(星 英樹君) 駐車場の面積としては300平米弱あるんですが、駐車場の敷地の中に立木が5本立ってございますので、それをよけての舗装になるかと思いますので、まだちょっとはっきりしませんが、舗装面積としては250から270平米ぐらいになるのではないかと思っております。

○議長(相澤 榮君) 次に、都市整備課長。

○都市整備課長(高橋隆美君) 郷田線の整備スケジュールにつきましては、現在のところ未定ということでよろしくお願いしたいと思います。

○議長(相澤 榮君) 次に、教育総務課長。財政課長。

○財政課長(高橋弘勝君) 入札に参加された業者数は6社でございます。今回はあくまで設計でございますので、設計業務の参加でございます。

○議長(相澤 榮君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第6号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第3 議案第7号 平成30年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)


○議長(相澤 榮君) 日程第3、議案第7号平成30年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 1点のみ、質問をさせていただきます。
46ページ、1款1項1目13委託料の調整交付金及び実績報告書等作成システム改元業務について、具体的な説明をお願いいたします。

○議長(相澤 榮君) 健康推進課長。

○健康推進課長(菅原順子君) こちらの調整交付金及び実績報告等作成システム改元業務につきましては、今回県単位化となりまして、県との連携を行って実績報告を県のほうでも取りまとめをするために必要なシステム、また、改元業務ということで、来年度の平成からというふうな変更となることについて対応するためのシステムの改修となってございます。

○議長(相澤 榮君) ほかに質疑はありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第7号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第4 議案第8号 平成30年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第2号)


○議長(相澤 榮君) 日程第4、議案第8号平成30年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第8号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第5 議案第9号 平成30年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第2号)


○議長(相澤 榮君) 日程第5、議案第9号平成30年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第9号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第6 議案第10号 平成30年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)


○議長(相澤 榮君) 日程第6、議案第10号平成30年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第10号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第7 議案第11号 平成30年度富谷市水道事業会計補正予算(第2号)


○議長(相澤 榮君) 日程第7、議案第11号平成30年度富谷市水道事業会計補正予算(第2号)を議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第11号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第 8 認定第1号 平成29年度富谷市一般会計歳入歳出決算の認定について
日程第 9 認定第2号 平成29年度富谷市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
日程第10 認定第3号 平成29年度富谷市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
日程第11 認定第4号 平成29年度富谷市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
日程第12 認定第5号 平成29年度富谷市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
日程第13 認定第6号 平成29年度富谷市水道事業会計利益処分及び決算の認定について


○議長(相澤 榮君) この際、お諮りいたします。
日程第8、認定第1号平成29年度富谷市一般会計歳入歳出決算の認定について、日程第9、認定第2号平成29年度富谷市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第10、認定第3号平成29年度富谷市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第11、認定第4号平成29年度富谷市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第12、認定第5号平成29年度富谷市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第13、認定第6号平成29年度富谷市水道事業会計利益処分及び決算の認定については、富谷市議会会議規則第35条の規定により、一括議題にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、日程第8、認定第1号から日程第13、認定第6号までを一括議題とし、富谷市会議規則第39条の規定により、決算審査特別委員会委員長に審査結果の報告を求めます。決算審査特別委員会委員長青柳信義君、登壇願います。

○決算審査特別委員会委員長(青柳信義君) 決算審査特別委員会審査結果報告書。
平成29年度富谷市一般会計を初めとする各種会計決算の認定につきましては、去る8月29日の本会議におきまして、その決算審査のため、議長を除く議員全員で構成する決算審査特別委員会が設置されました。
決算審査特別委員会は9月6日、7日、10日、11日の延べ4日間にわたり、認定第1号平成29年度富谷市一般会計歳入歳出決算の認定について、認定第2号平成29年度富谷市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第3号平成29年度富谷市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第4号平成29年度富谷市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第5号平成29年度富谷市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第6号平成29年度富谷市水道事業会計利益処分及び決算の認定について、それぞれ慎重に審議を行いました。
その結果、全議案とも賛成多数により原案のとおり認定すべきものと決定されました。
以上、決算審査特別委員会の報告といたします。
平成30年9月14日、決算審査特別委員会委員長青柳信義。

○議長(相澤 榮君) これより、採決に当たっては逐次議題といたします。
日程第8、認定第1号平成29年度富谷市一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
質疑を省略し、討論に入ります。
本案については富谷市会議規則第51条の規定に基づく発言通告がなされておりますので、これより討論を行います。
まず、原案に反対者の発言を許します。8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 私は、平成29年度富谷市一般会計歳入歳出決算に反対します。
若生裕俊市長は、就任直後から精力的に子ども医療費の助成を18歳まで拡大、高齢者の外出支援とみぱすの実施、ことしの夏の命の危険にも言及される猛暑に対して、子供たちをそのような環境下に置くわけにはいかないとして、来年の夏到来までに幼稚園と小・中学校の全ての教室、職員室、校長室にエアコンを設置すると言明しました。これは、市民の強い要求が実ったものであり、市長の英断です。
平成29年度は、歳入が139億9,916万1,000円、歳出が132億3,455万5,000円で、歳入歳出差引額は7億6,460万6,000円、実質収支額は6億724万3,000円、黒字決算でした。経常収支比率は93.1であり、昨年度と比較して改善が見られました。また、財政力指数もわずかながら向上しています。これは、市長が堅実な財政運営を基本に据えた結果であると受けとめました。市民は、市政にさまざまな要求を持ち、実現させたいと望んでいます。この市民要求の実現がなされたのかどうかという立場から、是は是、非は非とする態度表明が必要と考え、以下、反対する理由の幾つかを述べます。
決算委員会の中で確認しましたが、自治体の仕事は福祉の増進です。行財政運営で無駄なもの、不要不急の支出は避けなければなりませんが、現在進行中の行財政改革は、民間ができるものは民間でという国の方向性と軌を一にするものと思われます。その1つに、窓口民間委託の検討があります。期待される効果に、「市民の満足度向上と人件費削減効果が期待される」とあります。現在の窓口に対して市民が何に対して不満を持っているのか、ここを掘り下げることなしに解決はありません。個人情報が集積する部署を人件費削減の対象にすること自体が間違いと言わなければなりません。
また、学校給食センター民間委託の検討も挙げられています。その期待効果は、「学校給食の民間委託は、献立の作成や材料の購入、給食費の管理については市が行うことで、給食摂取基準や食材の安全性はこれまでと同様に保ちながら、調理業務について民間のノウハウを活用し、効率的運営を図ることで安定的・継続的な効果が期待できる」としています。しかし、県費栄養士が民間に委託した調理業務員に直接指示はできません。これは、偽装請負に当たるとされているからです。また、調理は現在の学校給食センター内で行われるのであり、どれだけ民間のノウハウが生かされるか不透明です。民間のノウハウを言うのであれば、まずその研究を行えば済むことではありませんか。何よりも、学校給食は学校教育の一環であり、本来給食費そのものが、憲法第26条で義務教育は無償としていることからすれば、給食費もまた無償でなければならないはずだと考えています。
さらに、富谷市立幼稚園のあり方の検討があります。期待される効果として、「(1)幼稚園の運営を民営化すると想定した場合、幼児や保護者のニーズに沿った運営が行われることにより、サービスの向上が期待できます。(2)財政状況を踏まえた運営の効率化が図られることにより、経費削減が期待できます」とあります。平成29年度はその準備として審議会が設置されました。その審議会に提出された資料に、意図的とも思える数字が記載されていました。本来、富谷市立幼稚園の経費を提示すべきなのに、私立幼稚園の幼稚園就園奨励費、預かり保育等の補助金も一緒にし、2億2,489万7,200円全てが富谷市立幼稚園の経費であるかのような資料を審議会委員に配付しました。今決算委員会の際にも、審議会委員の配付資料が富谷市立と私立幼稚園と合わせた数字であったことについてしたところ、訂正もせず、「審議委員はその数字だけでなく、資料全般から判断した」という旨の答弁をするのみでした。
富谷市民図書館建設については、基本計画を盾に具体的な表明はなく、市民の意見を聞きながら反映させていくとしているものの、中心に座るべき館長も、今後建設され運営を担う司書の配置もこれからというありさまです。市民は、市民図書館の建設・開館に高い期待を寄せています。これからの図書館の在り方検討協力者会議というのがありますが、そこの会議は人口をもとに図書館資料の点数の基準例を示しています。人口6万人を目指す富谷市は、30万冊から40万冊になります。富谷市民図書館がこの基準にどれだけ迫り、目指し、市民の期待に応えることができるのか、全く見えてきません。規模の提示もなく、平成33年度としている開館に間に合うのか、間に合ったとしても、間に合わせ仕事になってしまわないか、とても心配がつきまといます。
市民生活で、道路の傷みがひどいという道路整備に関する要望は、路面の補修や側溝有蓋化など非常に多くあります。交付金活用などで進んでいる部分もありますが、時間の経過とともに道路は傷みます。そのための予算確保を検討すべきでした。
富谷市は、企業立地促進補助金と雇用促進奨励金を定めています。平成29年度は、企業立地促進補助金が2社に対して固定資産税分が支出されましたが、雇用促進奨励金の支出はありませんでした。地元の雇用を確保するためにある奨励金であり、市としては事業所に働きかけるべきでした。
スイーツと農業を連携させる取り組みは進んでいるものの、真に都市近郊農業としての施策、指針が本格的なものとは言えません。若い人も農業で身を立てたいと思うような、そんな検討と取り組みがさらに必要と考えます。
富谷市職員として憲法を身につけ、福祉の増進のために仕事をする公務員が望まれています。多様な研修、研さんはもちろんですが、その中心に憲法がなければならないと考え、討論といたします。

○議長(相澤 榮君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 私は、平成29年度富谷市一般会計歳入歳出決算の認定について、賛成の立場で討論いたします。
53年間の町政運営から、平成28年10月10日に市政へ歴史を引き継ぎ、「住みたくなるまち 日本一」を目指す富谷市が誕生しました。平成29年度は市制施行初めての決算を迎えましたが、組織編成を行い、行政改革の推進で一段と施策は加速を増し、幅広い執行が達成されたと評価できます。
平成29年度一般会計歳入決算額は139億9,916万1,000円で、前年比0.8%の増となりました。自主財源は77億7,583万円で、歳入の55.5%を占めています。歳出につきましては、132億3,455万5,000円で、前年比0.9%の増となりました。
市制施行による事務権限委譲などが要因ですが、民生費は全体予算の42%を占め、放課後児童クラブ等の整備や初めてとなる認定こども園の整備など、子育て世代の支援体制を整え、未来を担う子供たちの安全・安心を確保し、平成30年4月の待機児童ゼロ宣言へつなげました。高齢者・障がい者外出支援乗車証事業の継続や市民の健康増進に向けた健診等の受診の啓発と健康づくりへの活動、今後の高齢化社会を見据えて積極的な福祉向上への取り組みを期待します。
企業立地促進事業では、トップセールスを行い企業誘致に果敢に取り組み、労働費では、長年対策を求めていた旧役場庁舎の整備にさまざまな情報を生かし、国の地方創生拠点整備交付金を活用して新たな富谷市の産業・創業の起点軸に発想を転換し、そこに歴史を語る民俗ギャラリーの配置など、市民が待ち望んでいた事業の確立を前進させました。このことは、市制施行した足跡として後世に理解されると信じます。
新公共交通システム推進事業においては、調査研究がさらに進むものと判断できます。また、シティブランドの確立に富谷茶の復活を行い、とみやはちみつプロジェクト事業でスイーツとみやをより一層広め、とみや国際スイーツ博覧会は富谷市の発信に大きな効果を生み出しました。
次に、教育環境では、特に学習、いじめ、不登校問題に子供の心のケアへ迅速に対応ができる体制に取り組みました。中学生海外研修派遣事業では、国際社会に目を向け、文化や社会情勢の違いなど、今後子供たちの豊かな発想と成長につながるものと考えます。一人でも多くの子供たちが参加できるよう願うものです。図書館整備については、市民協働を軸に計画は遂行され、期待を寄せるところです。
消防・防災対策では、ポンプ車の増車や交通安全啓発と情報発信に努められ、防犯灯のLED化等により、市民の生活や命を守る環境がさらに整備されました。また、老朽化の進むインフラ整備にも積極的な取り組みが行われ、地域課題にも努力をされました。
以上のようなことから、私は、平成29年度一般会計の執行は、市制施行になり期待する市民の負託に応える決算であると考えます。執行部におかれましては、課せられた課題解決と計画の達成、着実な行財政改革の推進を図り、市民協働の施策の推進と誠実で確実な福祉の向上、そして住民サービスをより一層努められることを求め、平成29年度一般会計決算の賛成討論といたします。議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。

○議長(相澤 榮君) ほかに討論はありませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより認定第1号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長報告のとおり、本案を認定することに賛成議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

○議長(相澤 榮君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり認定することに決定いたしました。
この際、午後1時まで休憩します。

午後 0時20分 休憩


午後 1時00分 再開

○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
午前中に行われました認定第1号の反対討論の内容について、佐藤聖子君より訂正の申し出がありましたので、これを許します。8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 申しわけありません。図書館のところですが、図書館資料の点数に「基準例」というふうに言いましたが、そこのところを基準例ではなく「目標基準を示しています」ということで訂正をしてほしいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

○議長(相澤 榮君) 日程第9、認定第2号平成29年度富谷市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
質疑を省略し、討論に入ります。
本案については、富谷市会議規則第51条の規定に基づく発言通告がなされておりますので、これより討論を行います。
まず、原案に反対者の発言を許します。7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 私は、平成29年度富谷市国民健康保険特別会計歳入歳出決算に反対いたします。
平成29年度決算では、歳入が43億8,952万円、歳出が42億8,402万円、歳入歳出差引額は1億550万円でした。平成29年度決算実績報告書によると、国保税の収納率は現年分で平成28年度比0.2ポイント増、滞納繰越分が19.1%と前年比で2.1ポイントの減と改善されました。1人当たり調定額は、前年比で医療費が616円、支援分で170円の増、介護分で164円の減、合計で631円の増となっています。実績報告書で滞納による短期被保険者証は、前年度から30世帯減の111世帯に交付されています。滞納者の短期被保険者証は38世帯分が市役所にとめ置かれたままになっております。全国には、保険証が手元になく受診がおくれ、死亡した多くの事例もあります。保険証はまさに命綱であり、納付相談を前提に保険証を交付するのではなくて、国保加入世帯に対して交付すべきであると考えております。
国保財政調整基金残高は、平成29年度末で約13億3,838万円、平成28年度末で13億5,914万円でした。こんなに基金があるのになぜ活用しなかったのか。そして、この間の説明では基金は減るという説明でしたが、説明と大きく乖離している状態でした。市は議会に、基金は平成30年当初には8億9,373万円に減ると説明をしておりました。しかし、平成29年度決算では13億3,838万円、その差額は何と4億4,460万円と、想定が余りにも異なります。これは、予想できなかった、試算の失敗では済まされないものと考えます。市はこれまで、国保県単位化に向け国保税の激変緩和に備えるとしてきましたが、この残高からいいますと、国保加入者の負担軽減のために税率の引き下げ、最低でも引き上げをしないことを検討すべきでした。
国保加入者の所得に占める1世帯当たりの国保税の割合は11.6%との答弁がありましたが、全国的に平成27年の協会けんぽの所得に占める1世帯当たりの割合は7.5%と、国保の負担の6割程度でしかありません。また、組合健保では5.7%と2分の1程度の負担となっています。国保税の負担感は余りにも重いものがあります。平成26年の全国知事会社会保障常任委員会も、国保の構造問題に対して、所得水準が低く保険料負担が重いと言及しています。さらに、平成29年4月27日、平成30年度国の施策並びに予算に関する提案・要望、社会保障関係においても、1、国保への定率国庫負担の引き上げ、2、子供の医療費無料化の国の制度創設、3、子供の均等割の軽減、4、障がい者・児、ひとり親家庭などを含む自治体の医療費無料化の取り組みに対するペナルティーの全面中止などを、全国知事会が求めております。
国保の負担が大きいのは、全国的に国保加入者の約7割が無職者、不安定雇用労働者、そして進んでいる高齢化という中で国庫負担金が引き下げられているということが大きな要因ですが、市として国や県に拡充をさらに求めていく必要もあります。
また、均等割で子供の多い世帯の負担がふえる状況の中で、子供の均等割減免、多子世帯の国保料の減免をする自治体も各地で出てきております。富谷市でも検討が必要だと考えております。国保法第77条には、特別な事情がある場合、市町村の判断で国保料を減免できることを規定しております。法のもと、適正な執行を求めます。
国保は、社会保障であり、日本の誇る皆保険制度を下支えする役割を果たしています。社会保障である国保が都道府県単位化という新制度によって国保税の増税で暮らしを圧迫させることは、あってはなりません。このことを指摘して反対討論といたします。

○議長(相澤 榮君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。10番西田嘉博君。

○10番(西田嘉博君) 私は、認定第2号平成29年度国保特別会計歳入歳出決算について、賛成の立場で討論をいたします。
国民健康保険を取り巻く状況は、高齢化に伴う医療費の増加などから依然として厳しい状況が続いております。市民の健康と医療を守るため、安定した運営を続けるため、平成30年度から県と市町村が共同で国民健康保険事業の運営に当たることになりました。市は、これら県単位化に向け、国民健康保険税条例の一部改正などの県単位化関連の条例改正、標準システム導入のためのシステム改修、被保険者への周知などの必要な準備を滞りなく進められております。
国保税の収納状況においては、コンビニ収納の導入等の納税しやすい環境設備に努め、きめ細やかな収納体制や相談体制により、国民健康保険税の現年度収納率が96.2%と前年度から0.2ポイント増加し、96%台という高い収納率を保ち、国保財政の確保が図られております。保険給付費の状況においては、被保険者数は減少傾向にありますが、前期高齢者数の増加により、保険給付費が前年度から約5,600万円、2.1ポイントの増となっていることから、引き続き第2期データヘルス計画及び第3期特定健康診査等実施計画に基づき、特定健診や疾病の重症化予防、後発医薬品の利用促進、多受診・多剤服用予防などに取り組み、被保険者の健康増進と医療費の適正化及び適切な保険給付の実施が求められております。
国民健康保険は、国民健康保険制度最後のとりでとして極めて重要な役割を担っております。今後においても適切な財政運営についての努力を期待いたしまして、平成29年度国民健康保険特別会計歳入歳出決算承認について、賛成いたします。

○議長(相澤 榮君) ほかに討論はありませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより認定第2号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長報告のとおり、本案を認定することに賛成議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

○議長(相澤 榮君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり認定することに決定いたしました。
日程第10、認定第3号平成29年度富谷市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
質疑を省略し、討論に入ります。討論ございませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより認定第3号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長報告のとおり、本案を認定することに賛成議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

○議長(相澤 榮君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり認定することに決定いたしました。
日程第11、認定第4号平成29年度富谷市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
質疑を省略し、討論に入ります。討論ございませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより認定第4号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長報告のとおり、本案を認定することに賛成議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

○議長(相澤 榮君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり認定することに決定いたしました。
日程第12、認定第5号平成29年度富谷市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
質疑を省略し、討論に入ります。討論ございませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより認定第5号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長報告のとおり、本案を認定することに賛成議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

○議長(相澤 榮君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり認定することに決定いたしました。
日程第13、認定第6号平成29年度富谷市水道事業会計利益処分及び決算の認定についてを議題といたします。
質疑を省略し、討論に入ります。討論ございませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより認定第6号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長報告のとおり、本案を認定することに賛成議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

○議長(相澤 榮君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり認定することに決定いたしました。


日程第14 議案第14号 教育委員会教育長の任命につき同意を求めることについて


○議長(相澤 榮君) 日程第14、議案第14号教育委員会教育長の任命につき同意を求めることについてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) 議案第14号教育委員会教育長の任命につき同意を求めることについて、教育委員会の教育長に下記の者を任命することについて、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定により議会の同意を求めるものでございます。
氏名につきましては、菅原義一、住所、生年月日につきましては記載のとおりでございます。提案理由、教育委員会教育長菅原義一の任期が平成30年10月14日をもって満了するため、教育長として任命をするものでございます。
どうぞよろしくお願いします。

○議長(相澤 榮君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
これから議案第14号を採決いたします。
この採決は無記名投票により行います。
議場の出入り口を閉めます。

〔議場閉鎖〕

○議長(相澤 榮君) ただいまの出席議員は19名です。
次に、立会人を指名いたします。
富谷市議会会議規則第31条第2項の規定によって、立会人に5番畑山和晴君、6番齊藤秀行君、7番藤原 峻君の3名を指名いたします。
投票用紙を配付いたします。

〔投票用紙配付〕

○議長(相澤 榮君) 念のため申し上げます。
富谷市議会会議規則第72条の規定により、本案を可とする議員は賛成と、否とする議員は反対と記載願います。
なお、投票による表決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは、富谷市議会会議規則第73条の規定により否とみなし取り扱います。
投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票用紙の配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。

〔投票箱点検〕

○議長(相澤 榮君) 異状なしと認めます。
ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を呼び上げますので、1番議員から順番に投票願います。

〔事務局長点呼、投票〕

○議長(相澤 榮君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
開票を行います。5番畑山和晴君、6番齊藤秀行君、7番藤原 峻君の立ち会いを願います。

〔開票〕

○議長(相澤 榮君) 投票の結果を報告いたします。
投票総数19票
有効投票 19票
無効投票 なし
有効投票のうち
賛成 16票
反対 3票
以上のとおり、賛成が16票です。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議場の出入り口を開きます。

〔議場開鎖〕


日程第15 諮問第1号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて


○議長(相澤 榮君) 日程第15、諮問第1号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) 諮問第1号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて。
人権擁護委員の候補者として下記の者を推薦することについて、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものでございます。
氏名、境野 修、住所、生年月日は記載のとおりでございます。
提案理由、人権擁護委員菊地 清は、平成30年12月31日をもって任期満了となるためでございます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

○議長(相澤 榮君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
これから諮問第1号を採決いたします。
この採決は無記名投票により行います。
議場の出入り口を閉めます。

〔議場閉鎖〕

○議長(相澤 榮君) ただいまの出席議員は19名です。
次に、立会人を指名いたします。
富谷市議会会議規則第31条第2項の規定によって、立会人に8番佐藤聖子君、9番浅野武志君、10番西田嘉博君の3名を指名いたします。
投票用紙を配付いたします。

〔投票用紙配付〕

○議長(相澤 榮君) 念のため申し上げます。
富谷市議会会議規則第72条の規定により、本案を可とする議員は賛成と、否とする議員は反対と記載願います。
なお、投票による表決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは、富谷市議会会議規則第73条の規定により否とみなし取り扱います。
投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票用紙の配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。

〔投票箱点検〕

○議長(相澤 榮君) 異状なしと認めます。
ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を呼び上げますので、1番議員から順番に投票願います。

〔事務局長点呼、投票〕

○議長(相澤 榮君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
開票を行います。8番佐藤聖子君、9番浅野武志君、10番西田嘉博君の立ち会いを願います。

〔開票〕

○議長(相澤 榮君) 投票の結果を報告いたします。
投票総数19票
有効投票 19票
無効投票 なし
有効投票のうち
賛成 19票
反対 なし
以上のとおり、賛成が19票、全員です。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議場の出入り口を開きます。

〔議場開鎖〕


日程第16 閉会中の各委員会調査について


○議長(相澤 榮君) 日程第16、閉会中の各委員会調査についてを議題といたします。
各委員会から、所管事務のうち富谷市議会会議規則第111条の規定によって継続調査の申し出があります。
お諮りいたします。
各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。

〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
平成30年第3回富谷市議会定例会は、終始熱心な審議を経て全ての議案を議決いたしました。執行部におかれましては、各議員から出された意見を十分に尊重し、市政を執行されますよう強く要望いたしまして、閉会の挨拶といたします。
これで本日の日程は全て終了いたしました。会議を閉じます。
平成30年第3回富谷市議会定例会を閉会いたします。


午後 1時35分 閉会

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