更新日:2018年08月21日
第1日目 6月4日(月) | ||
市長提出議案の概要説明 | ||
議案第 1号 | 富谷市環境美化の促進に関する条例の一部改正について | |
議案第 2号 | 富谷市の地域包括支援センター事業における人員及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について | |
議案第 3号 | 富谷市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について | |
議案第 4号 | 平成30年度富谷市一般会計補正予算(第1号) | |
議案第 5号 | 平成30年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第1号) | |
議案第 6号 | 平成30年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第1号) | |
議案第 7号 | 平成30年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第1号) | |
議案第 8号 | 平成30年度富谷市水道事業会計補正予算(第1号) | |
議案第 9号 | 和解及び損害賠償額の決定について | |
承認第 1号 | 専決処分の承認を求めることについて(富谷市税条例等の一部を改正する条例) | |
承認第 2号 | 専決処分の承認を求めることについて(富谷市国民健康保険税条例の一部を改正する条例) | |
承認第 3号 | 専決処分の承認を求めることについて(平成29年度富谷市一般会計補正予算(第7号)) | |
承認第 4号 | 専決処分の承認を求めることについて(平成29年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第6号)) | |
承認第 5号 | 専決処分の承認を求めることについて(平成29年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第6号)) | |
承認第 6号 | 専決処分の承認を求めることについて(平成29年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)) | |
第2日目 6月8日(金) | ||
一般質問 | 11番 菅 原 福 治 議員 | |
1 | 市役所の仕事は市民目線で | |
2 | 歴史、文化、観光について、実効性の持てるグランドデザインと、伝統文化の保存、継承について | |
16番 山 路 清 一 議員 | ||
1 | 富谷市役所大規模増改築必要では | |
2 | 富谷市の人口増30年続くには | |
12番 出 川 博 一 議員 | ||
1 | 行革初年度予算への反響は | |
2 | データヘルス計画と健康推進 | |
2番 青 柳 信 義 議員 | ||
1 | 富谷市における歳入確保策について問う | |
第3日目 6月11日(月) | ||
一般質問 | 10番 西 田 嘉 博 議員 | |
1 | 食品リサイクルについて | |
2 | 市民バスの運行について | |
19番 安 住 稔 幸 議員 | ||
1 | 市営住宅入居に際しての連帯保証人の要件の削除を問う | |
2 | ユニバーサル社会の構築に向けてバリアフリー対策の推進を問う | |
5番 畑 山 和 晴 議員 | ||
1 | 大亀山森林公園のあり方について | |
2 | ブルーベリーでワインを | |
13番 浅 野 直 子 議員 | ||
1 | 不育症・医療用ウィッグ助成支援について | |
2 | 運転免許証返納支援について | |
3番 若 生 英 俊 議員 | ||
1 | 富谷市まちづくり産業交流プラザのめざす方向性について | |
2 | 富谷市地方創生総合戦略の進捗状況と地方創生推進交付金の交付決定について | |
第4日目 6月12日(火) | ||
一般質問 | 8番 佐 藤 聖 子 議員 | |
1 | 公民館運営と施設改善を市民の要望に応えるよう求め問う | |
2 | 下水道の維持管理について問う | |
4番 長谷川 る 美 議員 | ||
1 | 放課後児童クラブの課題について | |
2 | 街かどカフェ事業について | |
7番 藤 原 峻 議員 | ||
1 | 公営住宅の整備を問う | |
2 | 黒川の汚染廃棄物焼却に対して富谷としてどう向き合うのか | |
3 | 防災無線を富谷市全域に流す対策は | |
6番 齊 藤 秀 行 議員 | ||
1 | 「住みたくなるまち」について | |
2 | 富谷市におけるいじめ対策と不登校について | |
第5日目 6月14日(木) | ||
議案第 1号 | 富谷市環境美化の促進に関する条例の一部改正について | |
議案第 2号 | 富谷市の地域包括支援センター事業における人員及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について | |
議案第 3号 | 富谷市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について | |
議案第 4号 | 平成30年度富谷市一般会計補正予算(第1号) | |
議案第 5号 | 平成30年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第1号) | |
議案第 6号 | 平成30年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第1号) | |
議案第 7号 | 平成30年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第1号) | |
議案第 8号 | 平成30年度富谷市水道事業会計補正予算(第1号) | |
議案第 9号 | 和解及び損害賠償額の決定について | |
議案第11号 | 和解及び損害賠償額の決定について | |
議案第10号 | 平成30年度富谷市一般会計補正予算(第2号) | |
発議第 1号 | 富谷市議会政務活動費の交付に関する条例の一部改正について | |
閉会中の各委員会調査について |
平成30年6月4日(月曜日) 午前10時00分 開会
市長提出議案の概要説明 | |||
日程1 | 会議録署名議員の指名 | ||
日程2 | 会期の決定 | ||
日程3 | 議案第 1号 | 富谷市環境美化の促進に関する条例の一部改正について | |
日程4 | 議案第 2号 | 富谷市の地域包括支援センター事業における人員及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について | |
日程5 | 議案第 3号 | 富谷市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について | |
日程6 | 議案第 4号 | 平成30年度富谷市一般会計補正予算(第1号) | |
日程7 | 議案第 5号 | 平成30年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第1号) | |
日程8 | 議案第 6号 | 平成30年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第1号) | |
日程9 | 議案第 7号 | 平成30年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第1号) | |
日程10 | 議案第 8号 | 平成30年度富谷市水道事業会計補正予算(第1号) | |
日程11 | 議案第 9号 | 和解及び損害賠償額の決定について | |
日程12 | 承認第 1号 | 専決処分の承認を求めることについて(富谷市税条例等の一部を改正する条例) | |
日程13 | 承認第 2号 | 専決処分の承認を求めることについて(富谷市国民健康保険税条例の一部を改正する条例) | |
日程14 | 承認第 3号 | 専決処分の承認を求めることについて(平成29年度富谷市一般会計補正予算(第7号)) | |
日程15 | 承認第 4号 | 専決処分の承認を求めることについて(平成29年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第6号)) | |
日程16 | 承認第 5号 | 専決処分の承認を求めることについて(平成29年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第6号)) | |
日程17 | 承認第 6号 | 専決処分の承認を求めることについて(平成29年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)) |
議事日程のとおり 午前10時00分 開会
○議長(相澤 榮君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、ただいまから平成30年第2回富谷市議会定例会を開会いたします。
この定例会は、市長から、富谷市環境美化の促進に関する条例の一部改正についてなどの事件議案が提出されることになっております。慎重に審議を尽くされ、市民の負託に応えられますようご期待を申し上げますとともに、議会運営につきましてもご協力をお願いいたしまして、開会の挨拶といたします。
本日は傍聴人がおられます。傍聴人の方々に申し上げます。
富谷市議会傍聴規則第8条では、録音機、カメラ、ビデオなどによる撮影等は、議長の許可を得た場合以外は禁止になっております。また、携帯電話、スマートフォンをお持ちの方は、電源をお切りになるか、マナーモードに切りかえて、静粛を保ち傍聴されますようお願いいたします。
日程に入るに先立ち、諸報告をいたします。
議長諸報告はお手元に配付のとおりです。
なお、説明員の出席報告ほか関係資料については、事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
これで諸報告を終わります。
ここで、議案等の提案理由を含め、富谷市市長に挨拶を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) おはようございます。
本日ここに、平成30年第2回富谷市議会定例会が開会されるに当たり、提出議案の説明にあわせ、富谷市総合計画に掲げたまちづくりの将来像「住みたくなるまち日本一」の実現に向けた現在の取り組み概要についてご説明を申し上げます。
議会の皆様には、日ごろより市勢発展のためご尽力をいただいておりますことに改めて感謝を申し上げさせていただきます。
さて、3月30日、国立社会保障・人口問題研究所から2045年までの将来推計人口が発表されました。この推計によると、東北6県の市区町村では本市が唯一、2045年の人口が2015年の国勢調査の人口よりふえる見通しとなりました。このことを受けまして、本年度最初の訓示では、改めて先人の方々のご労苦に対する感謝と誇りを感じる一方で、人口増加の実現と本市の発展に向けてさらなる努力をしなければならないと職員に伝えたところでございます。
また、今後の人口増加を支える要因といたしまして、5月15日に宮城県の仙塩広域都市計画第7回定期見直しによる都市計画変更の告示が行われ、住居系では明石台東地区が市街化区域に編入され、成田二期西地区と東地区が特定保留地区に位置づけられました。今後は早期の事業化と着実な推進に向けて事業者と協議、調整を図り、さらに多くの皆様に選ばれるまちづくりに取り組んでまいります。
本市の最優先課題として取り組んでまいりました待機児童対策については、平成30年4月1日現在の入所希望児童全ての入所枠を確保できましたことから、3月27日に富谷市待機児童ゼロを宣言させていただきました。これは既存の民間保育施設運営事業者とともにことし4月開所に向けてご尽力賜りました小規模保育園運営事業者、そして関係者皆様方のご理解とご協力のたまものであり、まさにオール富谷でなし得た快挙であります。関係者皆様に改めて感謝を申し上げます。
今後は、待機児童ゼロを継続するため、市立保育所の保育士確保はもとより、民間運営事業者の皆様と連携を強化し、本市の保育環境の一層の充実に努めてまいります。
4月1日、株式会社河北新報社の富谷支局が開設されました。人口増加や産業集積が進み発展を続ける富谷・黒川地方の発信力の強化が期待されます。本市としましても、行政情報のみならず、地域の課題などについても広くPRしていくことで富谷シティブランドの確立を図ってまいります。
新年度におきましても、引き続き市民の皆様の声が届く市政運営を基本に心がけ、議会、市民の皆様を初め、関係機関、団体など多くの皆様のさらなるご支援、ご協力を賜り、オール富谷で「住みたくなるまち日本一」の実現を目指して取り組んでまいります。
新年度に当たっての行政運営体制について申し上げます。
本年度は、平成33年度の(仮称)富谷市民図書館開館に向けた整備を着実に進めていくため、教育部生涯学習課内に図書館開館準備室を新設し、7部2局21課6室の組織体制でスタートいたしました。
職員については、退職補充として新規採用職員14名を任用し、正規職員は昨年度同様335名の体制となりました。今年度も職員一丸となり行政運営を進めてまいります。職員のワークライフバランス、働き方改革については、組織全体での効率的な働き方の推進等に努めているところです。その取り組みの一環といたしまして、部下のキャリアと人生を応援しながら組織の業績も結果を出しつつ、みずからも仕事と私生活を楽しむことができる上司となることを目指し、5月11日にNPO法人ファザーリング・ジャパン代表理事の竹下小百合様の立ち会いのもと、相澤議長、安住副議長にもご出席を賜り、市役所管理職員等49名による富谷市「イクボス」宣言を行いました。この取り組みは、県内の単独自治体では初の試みであり、当該宣言により、市職員のみならず、市内企業や他自治体への拡大等、社会的な風土づくりに資することも期待するものであります。
それでは、富谷市総合計画の4つの基本方針と前期基本計画の体系に基づき、各種施策の実施状況について申し上げます。
まず、「基本方針-1 暮らしを自慢できるまち」に関する主な施策について申し上げます。
初めに、商工業・雇用関連施策について申し上げます。
高屋敷地区において昨年9月に立地表明式を行っていただいた日本ファインセラミックス株式会社の新築工事が6月上旬に竣工予定となりました。今後は、8月上旬からの本稼働に向けて準備が進められます。
次に、企業支援関連施策について申し上げます。
富谷市まちづくり産業交流プラザTOMI⁺が本年3月に竣工しました。現在、7月1日の開所に向けて準備を進めております。具体的な運営支援業務委託先として、徳島県に本社があり、全国的に多くの地方創生施策の実績を持つ株式会社あわえに決定いたしました。今後は、創業企業支援セミナーやサテライトオフィスへの創業者、企業誘致に向けて積極的に取り組んでまいります。
次に、農業関連施策について申し上げます。
平成30年産の米の生産については、国による米の生産数量の配分が廃止され、本市でも地域水田農業推進協議会を通して、生産の目安となる生産数量を1,650トン、面積換算で318ヘクタールとして生産者の方にお示ししたところです。
ブルーベリーの振興策については、苗木や資材購入に対する支援に加え、ことしもブルーベリーサポーターズを結成し、生産者の収穫作業の支援と収量拡大を図り、生産組合と連携を図りながら活性化につながるよう努めてまいります。
とみやはちみつプロジェクト推進事業については、初めての越冬を行い、2群の越冬に成功いたしました。また、5月7日には、多くの関係者の出席のもと、本年度最初となる採蜜式を開催いたしました。当日は多くの報道陣に取材をいただき、県内外に広くPRされ、認知度がさらに高まりました。今後も協議会や市民サポーターの方と連携し、活動を継続しながら新たな特産品としての利用価値を高めてまいりたいと考えております。
直売活動に取り組んでいるおんないん会では、今年度も6月17日を皮切りに10月までの間、月に1回、とみやLaLaマルシェを開催します。市では、都市型農業の推進として引き続き支援、協力をしてまいります。
農作物有害鳥獣対策については、宮城県鳥獣被害防止総合支援事業交付金を活用し、市内全域を対象とした物理柵の設置を進めており、今年度は一ノ関、二ノ関、志戸田地区に設置を計画しております。なお、設置に当たり、地元農家の負担軽減を図るため、新たにイノシシ以外対策用物理柵設置補助金を創設したいと考えております。
つきましては、本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほどをよろしくお願いいたします。
次に、観光・地域振興施策について申し上げます。
本市の特産品であるブルーベリーを使ったブルーベリースイーツフェアについては、7月5日に富谷市まちづくり産業交流プラザTOMI⁺においてキックオフイベントを行い、7月8日から21日(6月8日に訂正発言あり)までの日程で市内スイーツ店12店舗の参加を得て開催をいたします。
また、とみや国際スイーツ博覧会については、10月28日、29日(6月8日に訂正発言あり)の開催に向けて実行委員会を開催し、これまでの反省等を踏まえながら、より充実した内容となるよう取り組んでまいります。
新たな特産品になり得るものとして期待をしております富谷茶につきましては、5月23日に富谷中学校の3年生を含め約100人の方々が初茶摘みを行いました。引き続き、富谷市シルバー人材センターを主体として、富谷茶の復活、新たな産業の創出に向け取り組んでまいります。
次に、公共交通関連施策について申し上げます。
新公共交通システム推進事業については、先日の議員全員協議会でも申し上げましたとおり、泉中央駅区間との新たな公共交通システム導入検討において、これまでの調査結果を踏まえ、本市の将来の魅力ある都市像や交通体系の姿を示す公共交通グランドデザインの策定に着手し、総合的かつ戦略的な交通施策の推進を図ってまいります。
なお、本業務については国土交通省の街路交通調査費補助金の内示を受けております。
次に、道路関連施策について申し上げます。
道路改良事業については、社会資本整備総合交付金を活用し、市役所東側の市道穀田三ノ関線の整備を行う計画としています。昨年度から進めている用地取得及び物件補償を早期に完了させ、工事に着手いたします。
舗装修繕事業についても、社会資本整備総合交付金を活用し、市道熊谷小野線の鋪装打替工事に着手する計画であり、現在、発注に向けた手続を進めております。
次に、土地利用関連施策について申し上げます。
仙塩広域都市計画第7回定期見直しについては、冒頭に申し上げたほかに、工業系として成田二期北地区、成田南地区、高屋敷西地区の3地区についても一般保留に位置づけられましたので、開発予定者と協力し早期に事業化できるよう努めてまいります。
次に、住宅・公園・上下水道関連施策について申し上げます。
都市公園については、利用者の安全を確保するため、遊具の交換工事を進めております。今年度はあけの平地区の公園3カ所及び成田東公園の木造遊具を対象とし、町内会と相談しながら進めてまいります。
公園等の除草については、年2回の実施を基本に、雑草の繁茂が激しい公園や町内会のお祭りなどで使用する公園40カ所については年3回の除草を実施いたします。
上下水道事業については、のり面の安定性を確保するため、鷹乃杜浄水場急傾斜地の南側のり面保護工事について計画の一部を見直すこととしました。また、来年度施行予定の東側のり面保護工事については、年度内に境界確定及び実施設計を行うことといたします。
つきましては、本定例会の補正予算に必要経費を計上しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いをいたします。
次に、自然環境・公園緑地関連施策について申し上げます。
大亀山森林公園については、これまで平日は管理人1人で対応しておりましたが、4月1日から富谷市シルバー人材センターに業務を委託し、2人体制で管理を行い、来園者へのきめ細かな対応と安全の確保を図っております。
続きまして、「基本方針-2 教育と子育て環境を誇るまち」に関する主な施策について申し上げます。
初めに、教育・青少年健全育成関連施策について申し上げます。
小・中学校、幼稚園の状況については、この春、小学校8校には628名が入学し、児童総数は4,047名となり、中学校5校には657名が入学し、生徒総数は2,054名となり、児童・生徒の総数は6,101名となりました。
また、2つの市立幼稚園には50名が入園し、121名の在籍となり、園児、児童・生徒合わせて6,222名が新しいクラス、学年で夢と希望に満ちてスタートいたしました。今年度も園児、児童・生徒に寄り添ったきめ細かな教育に継続して取り組んでまいります。
昨年度策定した富谷市教育振興基本計画については、今後、計画書をもとに富谷市の教育振興に向けた施策を総合的、計画的に進め、まちづくりの礎となる国内外で活躍する人材の育成、生涯学習の総合的な教育施策の推進に取り組んでまいります。
学校教育活動の支援体制については、次期学習指導要領へのスムーズな移行を目指して、英語等支援員と学校図書支援員を継続して全小中学校に配置しております。さらに、特別に支援が必要な児童・生徒が増加している中、特別支援教育支援員を増員して配置し、手厚い教育支援と教員の負担軽減に努めてまいります。
不登校防止対策の一つとして、新規事業であるとみや子どもの心のケアハウス運営支援事業については、4月にスーパーバイザー、コーディネーター、支援員等を配置して事業がスタートしました。5月1日には、学校担当者と黒川けやき教室を対象に事業説明会を実施し、不登校の未然防止と不登校児童・生徒一人一人に寄り添った支援に取り組み始めました。9月にはけやき館に完成予定のケアハウスの開所に向けて準備をしているところでございます。
また、学校に配置されているスクールカウンセラーを昨年度より4名増員しました。これまで小学校は全8校を2人のカウンセラーで対応しておりましたが、今年度からは6名で対応してまいります。活用がふえてきたスクールソーシャルワーカーとともに児童生徒、また保護者の教育相談に対応し、不登校やいじめをなくすべく一層力を入れて取り組んでまいります。
つきましては、本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いいたします。
次に、教育・国際交流関連施策について申し上げます。
2年目となる中学生海外派遣事業については、ますます関心が高まっており、定員25名に対し59名の申し込みがありました。現在までに人選と保護者説明会を終えており、これから事前研修を重ねて、7月25日から3泊4日での台湾研修へ出発いたします。安全面に細心の注意を図りながら、現地先進校での授業参加や中学生との交流、自主研修など、海外でしか経験できないプログラムを実施し、派遣事業の目的が達成されるよう取り組んでまいります。
また、本年度は、宮城県教育委員会から志教育の研究指定を受け、成田地区の小学校、中学校、そして富谷高等学校が連携した英語教育と防災教育に取り組みます。本市で加盟申請しているユネスコスクール教育活動と関連づけながら、特色ある教育をさらに進めてまいります。
次に、生涯学習関連施策について申し上げます。
図書館整備関連については、これまで市民参加による意見交換やワークショップの開催、専門家によるシンポジウムなどを経て、昨年度、(仮称)新富谷市民図書館整備基本構想を策定したところです。また、図書館開館準備室の設置により、これまで以上に図書館開館準備業務の推進体制が整いましたので、基本構想で定めた理念をさらに具現化した基本計画の策定準備を進めてまいります。
公民館関係では、今年度、保育士資格を有している再任用職員が公民館に配属されましたので、全公民館において児童館的機能の事業を展開してまいります。
次に、芸術・文化関連施策について申し上げます。
とみやふるさとまつりにつきましては、名称を「街道まつり」に改めて10月13日の開催に向けて実行委員会を組織し、2020年富谷宿開宿400年祭を視野に入れながら取り組んでまいります。
富谷市民俗ギャラリーにつきましては、7月1日にリニューアルオープンとなります。移転を契機に工夫を凝らした展示手法や順路の設定など、これまで以上に多くの皆様が訪れていただけるよう開館の準備を進めてまいります。
続きまして、「基本方針-3 元気と温かい心で支えるまち」に関する主な施策について申し上げます。
初めに、高齢者支援関連施策について申し上げます。
介護予防・日常生活支援総合事業については、介護保険法改正に伴う経過措置の終了により、実施体制を再構築し、本年度から新しい総合事業としてスタートしたところです。大きな特徴としては、既存のサービスに加え、生活支援型訪問サービスについては、その担い手として地域住民が主体となった市民団体「まごの手」が設立され、市民協働による取り組みが始まったところです。また、ゆとりすとクラブ・サロン事業については、4月24日に明石台第一地区に22番目のサロンが誕生し、全体の登録者が1,000名を超えました。街かどカフェについても地域の皆さんのご協力のもと、ひより台一丁目地区に新たに街かどカフェ「七ツ森」が6月30日オープンを目指し準備が進められているところです。
次に、健康・保健関連施策について申し上げます。
健康づくりの推進については、5月30日より特定健診及び大腸がん検診等住民検診が市内公民館を会場にスタートしました。また、指定医療機関による子宮頸がん検診が6月1日からスタートし、約5カ月間にわたり各種住民検診を実施してまいります。
次に、医療関連施策について申し上げます。
国民健康保険事業については、ことし4月からの新国保制度対応、いわゆる県単位化に向け準備を進めてきたところですが、おかげさまで滞りなくスタートすることができました。国保税の算定方式については、県単位化にあわせて資産割を廃止した3方式に変更したことから、引き続き広報やチラシ等で周知してまいりますとともに問い合わせ等についても丁寧に対応してまいります。
次に、障がい者支援関連施策について申し上げます。
4月2日、利用者の利便性の向上を図るため、障がい者相談支援事業所の相談支援専門員による障がい者相談支援窓口を市役所1階地域福祉課内に新設いたしました。毎週火曜日と金曜日を開設日としておりますので、今後、利用者の皆さんに広くご活用いただき、日常生活の負担軽減につなげていただければと思っております。
次に、障がい者・高齢者支援関連施策について申し上げます。
外出支援乗車証「とみぱす」事業については、今年度の受付を5月21日から23日までと7月4日から6日までの2回に分けて実施いたします。それぞれの最終日は受付時間を午後7時まで延長し対応してまいります。また、今年度新規事業として予定しております(仮称)重度障がい者等福祉タクシー助成事業については、ことし10月からの運用開始を目指し、現在、準備を進めているところです。
続きまして、「基本方針-4 市民の思いを協働でつくるまち」に関する主な施策について申し上げます。
初めに、防災・救急・消防関連施策について申し上げます。
常備消防関連については、4月より富谷消防署に1.5トン水槽付ポンプ車1台が増配備され、計2台の運用となりました。このことにより消火活動の迅速化が図られ、黒川南部地域の安全・安心の向上につながるものと期待しております。
また、非常備消防については、6月10日に富谷小学校を会場に富谷市消防団消防演習が予定されており、日ごろの訓練の成果を遺憾なくご披露いただけるものと思っております。
次に、防犯・交通安全関連施策について申し上げます。
交通安全関連につきましては、多くの関係者の皆様のご尽力により本日現在まで死亡事故ゼロが続いておりますが、今後も引き続き死亡事故ゼロが永続するように、また、交通事故が発生しないように、全ての市民が安全で安心して利用できる交通環境を目指し、きめ細かな交通安全対策に取り組んでまいります。
また、防犯灯については、照度の向上と二酸化炭素排出量の削減及び電気料金の縮減を図るため、昨年度から3カ年をかけて市内に設置されている約3,000灯の防犯灯をLED仕様に交換する工事に着手しております。今年度は一ノ関、二ノ関、三ノ関、志戸田、とちの木、あけの平、大清水、上桜木、明石台の9地区において、1,000灯の防犯灯をLED使用に交換する工事を4月に発注し、9月末の完成を目指しております。
次に、環境衛生関連施策について申し上げます。
環境美化の一環として、4月8日に、市内一斉清掃活動「春のクリーン作戦」を実施しましたところ、雨天のために順延となった町内会もありましたが、多くの皆様にご参加をいただきました。ご協力に感謝を申し上げます。
空き家対策事業につきましては、昨年度実施しました現地調査、空き家所有者に対する意向調査の結果を踏まえ、今年度は空き家等対策計画を策定いたします。計画は学識経験者等で構成する空き家等対策協議会を設置し、委員の皆様からご意見をいただくこととしており、5月17日に第1回目の協議会を開催したところであります。
次に、省エネルギー・再生可能エネルギー関連施策について申し上げます。
環境省公募事業地域連携低炭素水素技術実証事業については、現在、関係機器の設置など実証事業の開始に向けて準備を進めているところです。8月3日には、みやぎ生協コープ富谷共同物流センターを会場に実証事業開始式を開催する予定としております。
道路照明灯については、昨年度に引き続き、みやぎ環境交付金を活用し、成田地区内の照明灯をLED仕様に交換する工事を計画しており、現在、6月中の発注に向けて準備を進めております。
次に、住民参加・協働関連施策について申し上げます。
とみやわくわく市民会議については、これまで参加された方々等のご意見を踏まえ、より気軽に意見やアイデアを出し合うことができる対話重視型として開催してまいりたいと考えております。本年度第1回目は、「起業・創業について ~あなたのアイデアをビジネスチャンスに!~」をテーマに7月14日に富谷市まちづくり産業交流プラザを会場に開催することとしております。
かねてから準備が進められておりました杜乃橋町内会の分離については、4月1日に杜乃橋町内会が「杜乃橋一丁目町内会」に名称を変更し、新たに「杜乃橋二丁目町内会」が設立されました。このことにより本市の町内会数は46となりました。町内会館の整備については、(仮称)穀田会館新築工事を4月に契約締結し、年内竣工の予定で現在工事を進めております。
平成30年度一般コミュニティ助成事業については、全国的な採択数の減少に伴い、本市においても交付決定が町内会1団体のみとなり、当初の見込みよりも交付額が減少しております。なお、平成31年度の当該助成事業についても、今後、各町内会にご案内をしてまいります。
次に、行財政経営関連施策について申し上げます。
行政改革については、本年3月に策定した実施プランに掲げる38項目について、本格的に着手をしております。4月には、前年度から引き続き検討することにした事務事業の見直しや民間委託を中心に関係課との間で今後の方向性や工程などの確認を行いました。
市税については、改めまして市民の皆様には納税に対しましてご理解とご協力を賜っておりますことに厚く感謝を申し上げます。先月、市・県民税の特別徴収分、固定資産税並びに軽自動車税の納税通知書を送付させていただき、今月には市・県民税の普通徴収分を送付させていただきますので、引き続きのご理解とご協力をお願い申し上げます。
マイナンバーの交付状況については、コンビニ等での各種証明書交付など利便性向上を図り、昨年度末の交付は5,114人で、交付率は9.7%となっております。引き続きマイナンバーカードの普及に努めてまいります。
最後に、提出議案の概要について申し上げます。
議案第1号富谷市環境美化の促進に関する条例の一部改正については、旅館業法の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。
議案第2号富谷市の地域包括支援センター事業における人員及び運営に関する基準を定める条例の一部改正については、介護保険法施行規則の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。
議案第3号富谷市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正については、放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。
議案第4号から議案第8号については、平成30年度各種会計補正予算でございます。
議案第9号和解及び損害賠償額の決定については、市道二宮線における自動車の損傷事故に伴う損害賠償額を決定するものでございます。
承認第1号から承認第6号については、さきに行った平成29年度の事業確定に伴う各種会計補正予算4件及び平成30年度税制改正に伴う税条例並びに国民健康保険税条例の一部改正2件の専決処分について、その承認をお願いするものでございます。
以上、予算外議案4件、予算議案5件、専決処分の承認6件の概要を申し上げましたが、議案審議の際には詳細にご説明しますので、慎重にご審議を賜り、全案件ご可決くださいますようお願いを申し上げます。
○議長(相澤 榮君) これから、本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。
○議長(相澤 榮君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、4番長谷川る美君、5番畑山和晴君の2名を指名いたします。
○議長(相澤 榮君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
本定例会の会期は本日から6月14日までの11日間にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本定例会の会期は本日から6月14日までの11日間に決定いたしました。
ここで執行部入れかえのため、暫時休憩します。
午前10時30分 休憩
午前10時31分 再開
○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
日程第 3 議案第1号 富谷市環境美化の促進に関する条例の一部改正について
日程第 4 議案第2号 富谷市の地域包括支援センター事業における人員及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について
日程第 5 議案第3号 富谷市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について
日程第 6 議案第4号 平成30年度富谷市一般会計補正予算(第1号)
日程第 7 議案第5号 平成30年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
日程第 8 議案第6号 平成30年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第1号)
日程第 9 議案第7号 平成30年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第1号)
日程第10 議案第8号 平成30年度富谷市水道事業会計補正予算(第1号)
日程第11 議案第9号 和解及び損害賠償額の決定について
○議長(相澤 榮君) 日程第3、議案第1号から日程第11、議案第9号まで、富谷市議会会議規則第35条の規定により一括議題といたします。
本案は、朗読を省略し、日程順に内容の説明を求めます。
議案第1号富谷市環境美化の促進に関する条例の一部改正について、内容の説明を求めます。生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) おはようございます。
それでは、議案第1号富谷市環境美化の促進に関する条例の一部改正について、ご説明申し上げます。
議案書1ページをお開きください。
提案理由でございますが、旅館業法の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。
内容につきましては、2ページの新旧対照表によりご説明申し上げます。
改正の対象となりますのは、条例第3条第5項の関係でございますが、同項では、旅館業法において営業種別が「旅館・ホテル営業」と統合されたための文言整理でありまして、定義の変更はございません。
次に、附則ですが、平成30年6月15日からとするものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) 議案第2号富谷市の地域包括支援センター事業における人員及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) それでは、議案第2号富谷市の地域包括支援センター事業における人員及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてご説明申し上げます。
議案書3ページをお願いいたします。
提案理由は、介護保険法施行規則の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。
主な改正内容は、地域包括支援センターに配置されております保健師、社会福祉士及び主任介護支援専門員の3職種のうち、主任介護支援専門員につきまして、平成28年に更新制度が導入された際、経過措置が設けられたところでございますが、今回、省令中の経過措置規定が改定されたため、経過措置を含めた内容に改定するものでございます。
それでは、新旧対照表にてご説明いたします。
4ページをお願いいたします。
第3条、職員に関する基準及び当該職員の員数について定めておりますが、第3号については主任介護支援専門員について規定しております。現行の主任介護支援専門員の定義について、「介護保険法施行規則第140条の68第1項に規定する主任介護支援専門員研修を修了した者」から、改正後は「第140条の66第1号イ(3)に規定する主任介護支援専門員」とするものでございます。
このことによりまして、更新研修の受講要件を満たす者は、経過措置期間が終了するまでは主任介護支援専門員とみなすこととするものとするものでございます。主任介護支援専門員の定義に関する全ての経過措置を含めた内容となり、省令と整合性が図られることとなります。
附則として、この条例は、交付の日から施行するものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) 議案第3号富谷市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、内容の説明を求めます。子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) よろしくお願いします。
それでは、議案書の5ページをお開きください。
議案第3号富谷市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてです。
提案理由といたしまして、放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。
次ページです。
新旧対照表によって説明させていただきます。
第10条第3項です。第4号が教育職員免許法第4条に規定する免許状を有する者というところになっております。これにつきましては、現行のところから内容は変わりありませんが、明確に法律に規定した学校職員の免許を持った者としたものでございます。
それから、追加といたしまして第10号、5年以上放課後児童健全育成事業に従事した者であって市長が適当と認めた者。これにつきましては、放課後児童支援員の研修の受講資格を得る者が5年以上補助員として務めれば得られるというところでの改正になります。
附則としまして、この条例は、交付の日から施行するものでございます。
以上、よろしくお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) 議案第4号平成30年度富谷市一般会計補正予算(第1号)について、内容の説明を求めます。財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) それでは、議案第4号平成30年度富谷市一般会計補正予算の内容につきまして、ご説明申し上げます。
別冊でございます。補正予算書2ページをお願いいたします。
平成30年度富谷市一般会計補正予算(第1号)は、次に定めるところでございます。
第1条、補正予算の規模でございます。107万6,000円を減額し、補正後の予算額を127億1,492万4,000円とする内容でございます。
ページ飛びまして、歳入関係でございます。11、12ページをお願いいたします。
20款諸収入4項雑入でございます。内訳がございますので、申し上げさせていただきます。3件ございます。まず、本定例会に上程しております議案第9号和解及び損害賠償額の決定に関連しまして、その賠償金の充当財源としまして、保険金収入1万7,000円を計上してございます。それから、自治総合センターからのコミュニティ助成事業、こちらはプラスとマイナスがございまして、プラス分としましては、成田地区自主防災会への補助金の充当財源として160万円を計上してございます。一方、マイナス分でございますけれども、町内会への一般コミュニティ助成事業、こちらについては交付決定により270万円の減額を計上しておりまして、以上3件を合わせますと、トータル108万3,000円の減額となったところでございます。
続いて、13、14ページをお願いいたします。
歳出補正の主な内容についてでございます。
まず、2款総務費5目財産管理費ですけれども、今回の補正予算全体の収支のバランスをとるため、修繕料に歳出計上してございます。
1つ下の欄でございます。10目自治振興費については、ただいま申し上げた町内会への一般コミュニティ助成事業の交付決定を受け減額してございます。結果、今年度の助成事業につきましては、明石台第6町内会に対して230万円の補助金を交付したところでございます。
19、20ページをお願いします。
3款民生費1目災害救助費、災害援護資金貸付金、こちらについてはいわゆる科目存置的な内容でございますけれども、申請受付期限が1年延長になったということから補正計上したところでございます。
21、22ページ、お願いいたします。
上段でございます。4款衛生費1目上水道費の経営戦略策定補助金については、繰り出し基準に基づき一般会計から水道事業への補助金を当初の2分の1、512万円を256万円に減額しております。なお、この256万円の2分の1が特別交付税において財源措置されるという内容でございます。
続いて、中段でございます。6款でございます。農林水産業費3目の農業振興費、そして、同じく5目農地費についてですけれども、こちらはさきの全員協議会でもご説明いたしましたが、記載のとおりの補助メニューを追加してございます。
7款でございます。商工費2目商工振興費については、とみや国際スイーツ博覧会開催に関しまして、地方創生推進交付金の補助申請の関係で予算の組み替えを講じてございます。
23、24ページをお願いいたします。
上段でございます。8款土木費1項土木管理費の1目土木総務費、こちらの22節賠償金ですけれども、ただいま申し上げた議案第9号での支出に関する予算計上をしてございます。
下段でございます。9款消防費5目災害対策費ですけれども、こちらも歳入の関係で触れました成田地区防災会への補助金を計上してございます。
説明の最後となります。29、30ページをお願いいたします。
人件費の調整でございます。1、特別職については6万7,000円の増額、2、一般職については790万9,000円の減額補正を講じたところでございます。
説明は以上です。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) 議案第5号平成30年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について、内容の説明を求めます。健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) それでは、平成30年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算について、補正予算に関する説明書34ページでご説明したいと思います。
平成30年度富谷市国民健康保険特別会計の補正予算(第1号)は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ207万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ41億628万3,000円とするものでございます。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
それでは、補正予算事項別明細書の43ページをお願いいたします。
歳入となります。
6款1項1目一般会計繰入金、207万7,000円を追加するものでございます。
次に、45ページをお願いいたします。
歳出となります。
1款1項1目一般管理費、113万4,000円の追加。1款2項1目賦課徴収費、94万3,000円の追加となります。
歳入歳出どちらについても人事異動によるものでございます。
以上説明となります。よろしくお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) 議案第6号平成30年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第1号)について、内容の説明を求めます。上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) それでは、説明書の50ページ、お願いいたします。
議案第6号平成30年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第1号)について、ご説明申し上げます。
平成30年度富谷市の下水道事業特別会計の補正予算は、次に定めるところによるものでございます。
第1条(歳入歳出予算の補正)につきましては、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ278万5,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ9億5,679万5,000円とするものでございます。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
事項別明細書により説明させていただきます。
59、60ページをお願いいたします。
4款1項1目一般会計繰入金は、人事異動に伴う人件費について278万5,000円を減額することから、補正後の額を1億9,716万5,000円とするものでございます。
次のページをお願いいたします。
歳出でございます。
1款1項1目下水道総務費は、人事異動により人件費を278万5,000円減額し、補正後の額を8,123万8,000円とするものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) 議案第7号平成30年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第1号)について、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) それでは、説明書66ページをお願いいたします。
平成30年度富谷市の介護保険特別会計の補正予算は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ335万8,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ27億1,336万3,000円とするものでございます。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
第2条、地方自治法第214条の規定により債務を負担することができる事項、期間及び限度額は、「第2表 債務負担行為」によるものでございます。
それでは、69ページをお願いいたします。
債務負担行為でございます。
介護保険システム運用支援は、介護給付適正化支援総合パッケージ賃貸借について、本市の介護給付実績情報と認定情報を突合し適正化に資するための適正化システムをリースするものでございます。期間、限度額は、記載のとおりでございます。
それでは、歳入歳出について事項別明細書にてご説明いたします。
75、76ページをお願いいたします。
初めに、歳入でございます。
8款1項1目一般会計繰入金は、33万7,000円を減額するもので、人事異動に伴う職員の市負担分の減でございます。
8款2項1目介護給付費準備基金繰入金は、482万円を減額し、財源調整するものでございます。
10款3項2目返納金は、179万9,000円を追加するものでございます。これは平成30年1月に実施した実地指導の際、市内のサービス事業所において職員の人員基準欠如が発覚し、給付費の30%減算となり、平成27年7月から12月までの6カ月分の896万7,241円の返還金が生じたものでございます。5年間60回の分割払いとし、平成30年度分につきましては、月15万円、年180万円の返還金となってございます。
77、78ページをお願いいたします。
続きまして、歳出でございます。
1款1項1目一般管理費は33万7,000円を減額、3款3項1目一般管理費は302万1,000円を減額するもので、ともに人事異動に伴う減でございます。
以上でございます。
○議長(相澤 榮君) 議案第8号平成30年度富谷市水道事業会計補正予算(第1号)について、内容の説明を求めます。上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) 説明書の82ページをお願いいたします。
議案第8号平成30年度富谷市水道事業会計補正予算(第1号)について、ご説明申し上げます。
第1条、平成30年度富谷市水道事業会計の補正予算(第1号)は、次に定めるところによるものでございます。
第2条、予算第3条に定めた収益的収入及び支出の予定額を次のとおり補正するものです。収入の第1款水道事業収益で256万円を減額し、合計を11億4,348万9,000円とするもので、第2項営業外収益で同額分を減額するものでございます。
支出の第1款水道事業費用で574万3,000円を追加し、合計を11億3,651万9,000円とするもので、第1項営業費用で同額分を追加するものでございます。
第3条、予算第4条に定めた資本的支出の予定額を次のとおり補正するものです。支出の第1款資本的支出で3,188万8,000円を追加し、合計を2億3,547万5,000円とするもので、第1項建設改良費で同額分を追加するものです。
第4条、予算第7条に定めました議会の議決を経なければ流用することができない経費について、次のとおり補正するものです。
(1)の職員給与費を419万1,000円減額し、合計を4,177万4,000円とするものです。
次のページをお願いいたします。
第5条、予算第8条に定めました経費について次のとおり補正するものでございます。
(2)の平成30年度経営戦略策定に係る補助を256万円減額し、合計を255万9,000円とするものです。
実施設計明細書によりご説明申し上げます。99、100ページをお願いいたします。
収益的収入でございます。
収入の1款2項3目他会計補助金につきましては、256万円を減額するもので、経営戦略策定に係る一般会計からの繰り出し基準に基づき修正を行うものでございます。
収益的支出でございます。
支出の1款1項の中で、人件費分といたしましては、3目配水及び給水費、4目業務費、5目総係費、それぞれに計上しております給料、手当等法定福利費について、職員の異動により追加及び減額をするもので、3つの科目合計で419万1,000円を減額するものでございます。
人件費以外の主な部分についてご説明申し上げます。
収益的支出の1款1項1目原水及び浄水費につきましては、992万7,000円を追加するもので、来年度予定しております鷹乃杜浄水場東側のり面改修工事を実施するに当たり、本年度中に境界確定及び実施設計業務を行う必要があることから、当該業務に係る経費を計上したものでございます。
101ページをお願いいたします。
資本的支出の1款1項2目施設整備事業費につきましては、3,188万8,000円を追加するもので、本年度実施を予定しております鷹乃杜浄水場のり面改修工事について、当初予算に計上した計画から、より安全面に配慮した内容の計画に見直したことにより、工事請負費を追加するものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) 議案第9号和解及び損害賠償額の決定について、内容の説明を求めます。都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) よろしくお願いいたします。それでは、議案第9号和解及び損害賠償額の決定について、ご説明申し上げます。
議案書7ページをお願いいたします。
市道二宮線における自動車の損傷事故について、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により、下記のとおり和解及び損害賠償額の決定ができるものとするものでございます。
損害賠償額は1万6,524円で、和解の相手方は記載のとおりでございます。
和解の内容につきましては、市は相手方に損害賠償額1万6,524円を支払うこととし、相手方はその余の請求を放棄するものでございます。
この事故につきましては、平成30年2月14日午後3時ごろ、二ノ関地区の市道二宮線を走行していた相手方の自動車が水たまり状態になっていた鋪装の穴を通過した際、左側後輪のホイール1本を損傷したものでございます。
説明は以上でございます。
○議長(相澤 榮君) この際、11時5分まで休憩します。
午前10時54分 休憩
午前11時05分 再開
○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
日程第12 承認第1号 専決処分の承認を求めることについて(富谷市税条例等の一部を改正する条例)
○議長(相澤 榮君) 日程第12、承認第1号専決処分の承認を求めることについて(富谷市税条例等の一部を改正する条例)を議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。税務課長。
○税務課長(泉川潤哉君) よろしくお願いいたします。
それでは、承認第1号についてご説明申し上げます。
議案書8ページをお開き願います。
専決処分の承認を求めるものでございまして、富谷市税条例等の一部を改正する条例について、地方自治法第179条第1項の規定により別紙のとおり専決処分したので、同条第3項の規定により報告し、承認を求めるものでございます。
提案理由につきましては、議会を招集する時間的余裕がなかったため、平成30年3月31日、専決処分いたしましたので、承認をお願いするものでございます。
今回の改正につきましては、平成30年3月31日、地方税法等の一部が改正されたことに伴いまして富谷市税条例の所要の改正を行ったものでございます。
本条例の施行期日については、60ページの附則におきまして、原則、平成30年4月1日としてございますが、ただし書きで施行期日を別に定めているものがございますので、平成30年4月1日施行以外のものについては説明の中で申し上げさせていただきます。
また、今回、たばこ税率を段階的に引き上げていくことから、改正条例が第6条までございます。新旧対照表中、改正による条ずれや文言整理に伴う簡易な改正については説明を省かせていただきますので、よろしくお願いいたします。
それでは、10ページの新旧対照表をごらんください。
まず、改正条例の第1条でございます。第20条ですが、こちらは年当たりの割合の基礎となる日数について、第48条及び第52条の改正に伴い、延滞金等を計算する場合、うるう年の日を含む期間についても360日当たりとする規定でございます。
中段でございます。第23条、市民税の納税義務者等については、協議会や登記のない組合等の人格のない社団等に対しては、後ほど説明いたします資本金1億円以上の大法人に対する電子申告の義務化についての規定を適用しないとする規定でございまして、平成32年4月1日施行となります。
次に、11ページ。
第24条ですが、個人市民税の非課税の範囲について、第1項第2号の対象者に対し、前年合計所得金額を135万円の限度額とするものです。また、第2項では、控除対象配偶者を同一生計配偶者に定義変更するとともに、10万円を加算することにより均等割非課税の限度額を上げる改正です。控除対象配偶者の部分は平成31年1月1日施行、135万円の非課税限度額の引き上げの部分は平成33年1月1日施行となります。
12ページをごらんください。
第34条の2の所得控除、第34条の6の調整控除でございますが、どちらの規定も合計所得金額が2,500万円を超えた場合に控除が受けられないもので、平成33年1月1日施行となります。
次に、22ページをごらんください。
第48条第10項から第12項につきましては、資本金1億円以上の法人につきまして、法人市民税申告書の電子的提出を義務化する規定でございます。第1項及び第10項から第12項の規定は、平成32年4月1日施行となります。
次に、27ページの第92条から28ページの第94条までは、加熱式たばこの区分設定に伴う新設の規定でございまして、加熱式たばこを紙巻きたばこに換算する場合の規定でございます。こちらの換算の規定は、改正条例第2条から第5条も関連がございますが、5年間をかけて段階的に換算本数をふやしていくものでございます。
32ページをごらんください。
中段の第95条のたばこ税の税率でございますが、1,000本につき5,262円を430円引き上げ、5,692円とするものでございます。
以上、92条から98条までの市たばこ税の改正規定につきましては、平成30年10月1日施行となります。
次に、33ページをごらんください。
ここからは附則の改正でございます。
附則の第3条の2と次ページの第4条ですが、条例第4条、48条及び第52条の改正に伴う文言整理でございます。
36ページをごらんください。
附則の第5条の個人市民税の所得割の非課税の範囲等ですが、これまでの金額に10万円を加算した金額とし、所得割非課税の額を引き上げるものでございます。
次に、附則の第10条の2ですが、こちらはわがまち特例の規定でございます。第3項から第25項及び第27項は、既存の規定を法改正に伴い細分化したもの及び引用する号のずれなどの改正となっております。第26項は新設の規定でして、中小企業が新たに設備投資した際の償却資産について、一定の要件を満たした場合、課税標準額をゼロとするものでございます。第26項のみ、生産性向上特別措置法の施行日から施行となります。
次に、38ページの附則の第10条の3ですが、第12項は新設の規定でして、法改正に伴い、バリアフリー改修が行われた劇場や音楽堂に係る減額措置の創設でございます。
次に、50ページの改正条例の第2条から57ページの改正条例第5条までは、製造たばこへの換算方法の改正による加熱式たばこのたばこ税率の引き上げの改正でございまして、平成31年10月1日から平成34年10月1日まで段階的に引き上げ、この改正により重量と価格の要素は1対1で換算するようになるものです。
次に、57ページから改正条例の第6条は、平成27年度改正において講じられた旧3級品の紙巻きたばこに係る税率の経過措置の改正でございまして、平成30年4月1日から平成31年3月31日までの間の税率を平成31年9月30日までの適用とする改正でございます。こちらは平成30年10月1日からの施行となります。
最後に、60ページをごらんください。
第1条の施行期日につきましては、冒頭申し上げましたとおり、原則、平成30年4月1日でございますが、ただし書きで規定された部分につきましては、条文の中で説明させていただきましたとおりでございます。
第2条から第11条までの経過措置ですが、特に定めがあるものを除き、施行期日前の部分については従前によるものという定めにしております。こちらにつきましては、重複いたしますので、説明は省略させていただきます。
以上説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第1号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり承認されました。
ちょっと体調不良のため、副議長と交代させていただきますので、ご了承願いたいと思います。
午前11時14分 休憩
午前11時15分 再開
○副議長(安住稔幸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
日程第13 承認第2号 専決処分の承認を求めることについて(富谷市国民健康保険税条例の一部を改正する条例)
○副議長(安住稔幸君) 日程第13、承認第2号専決処分の承認を求めることについて(富谷市国民健康保険税条例の一部を改正する条例)を議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。税務課長。
○税務課長(泉川潤哉君) それでは、承認第2号についてご説明申し上げます。
議案書70ページをお開き願います。
専決処分の承認を求めるものでありまして、富谷市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について、地方自治法第179条第1項の規定により別紙のとおり専決処分したので、同条第3項の規定により報告し、承認を求めるものであります。
提案理由といたしましては、議会を招集する時間的余裕がなかったため、平成30年3月31日、専決処分いたしましたので、承認をお願いするものでございます。
今回の改正は、平成30年3月31日に地方税法及び地方税法施行令が改正されたことに伴い、富谷市国民健康保険税条例の所要の改正を行ったものでございます。
内容といたしましては、都道府県単位化に伴う所要の改正、低所得者に係る5割・2割軽減対象世帯の拡大、課税限度額の改正、その他所要の改正であります。
それでは、新旧対象表により説明させていただきます。
72ページをお開き願います。
第2条ですが、国民健康保険税の課税額の規定でございまして、第1項において基礎課税額の定義を変更するものでございます。
73ページをお開き願います。
第2項において基礎課税額の賦課限度額を現行の「54万円」から「58万円」へ改正するものです。また、第2項から第4項の出だしの部分ですが、第1項の改正に伴う文言の整理でございます。
74ページでございます。
第5条の2ですが、第2条の改正に伴う文言の整理でございます。
75ページをお開き願います。
次に、第23条ですが、国民健康保険税の減税についての改正でして、5割軽減世帯及び2割軽減世帯の拡大でございます。第1項は、限度額の引き上げによるものでございます。第2号は、5割軽減世帯の所得判定であり、加入者1人につき27万5,000円を加算する改正で、5,000円の拡大でございます。第3号は、2割軽減世帯の所得判定であり、加入者1人につき50万円を加算する改正で1万円の拡大でございます。
次に、76ページでございます。
第24条の2ですが、非自発的失業者軽減申請時の辞職理由確認において、マイナンバーによる情報の連携により確認できれば、雇用保険受給資格証明書の提示による確認が不要となる改正でございます。
次に、改正附則の関係でございますが、第1項で、施行期日を平成30年4月1日とし、第2項で適用区分を改正規定について、平成30年度以降、平成29年以前分については従前の例によるものとし適用するものでございます。
以上でございます。
○副議長(安住稔幸君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 73ページの54万円だった限度額が58万円という形になったのですが、この限度額に当たる人数と割合をお答え、お願いいたします。
○副議長(安住稔幸君) 税務課長。
○税務課長(泉川潤哉君) 人数と割合というのは。(「全体の割合と何世帯が対象なのか」の声あり)ちょっと割合のほうは持ってきておらないんですが、29年度の本算ベースで試算しますと、4万円限度額を上げることによって、64世帯に影響が出るものと思われます。
○副議長(安住稔幸君) ほかに質疑ございませんか。8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) それでは、その金額では、全部が4万円上がるわけではないと思うので、金額ではどれくらいの影響が出るのか、お尋ねします。
そして、今回は、医療分が4万円上がるということになって、支援分、介護分は据え置きですよね。そうしますと、平成28年度、29年度については89万円が限度額でした。これが93万円になるということなんですが、そうしますと、今64世帯ということだとすると、それがその分、全体として引き上げられるということになりますが、そのときに最高限度額では何人になるかは、今、手元に世帯数などお持ちでしょうか。そして、89万円でも大変だったのが93万円になるということだとすると、本当にひどい負担だと思うんですね。このことについては、かなりの国庫負担金がなければこれからどんどん引き上げられるということになると思いますが、その点については担当課としてはどう思っているのか、お尋ねします。
○副議長(安住稔幸君) 税務課長。
○税務課長(泉川潤哉君) 今のご質問ですと、マックスで4万円引き上げられる世帯ということだと思うんですが、ですと、44世帯でございます。影響額、増収額は64世帯でよろしいでしょうか。242万6,884円という平成29年度本算ベースでの試算となっております。
今回の限度額を据え置くという考えですが、今年度から県単位化ということで、いずれ、まだ決定はしておりませんが、国保税に関しても県統一ということでなった場合、富谷市だけ将来的には急激な増税という形になることも考えられますので、地方税法にのっとって同様に限度額を改正していくべきだと担当のほうでは考えております。
○副議長(安住稔幸君) ほかに質疑ございませんか。8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 保険税を、あるいは保険料を各個人世帯が負担するということになると、本当にどこまでもその負担が多くなると思うわけです。やはり、市としても、時あるごとに、事あるごとに、国に対して国庫負担金の増額、もとに戻すようにというのは言っているということですが、これがなければ負担がどんどんふえていく、県単位化になってもそれは変わらないと思うわけで、引き続き要求しながらいくことが望まれるのではないかと思いますが、担当課としてはどう考えますか、お尋ねします。
○副議長(安住稔幸君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 今年度より県単位化となり、国全体では3,400億円の支援を措置されているということで、引き続き、その措置につきましては要望等を重ねてまいりたいと考えております。
○副議長(安住稔幸君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託を省略することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
本案については、富谷市議会会議規則第51条の規定に基づく発言通告がなされておりますので、これより討論を行います。
まず、原案に反対者の発言を許します。7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 富谷市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の専決処分の承認を求めることについて反対をいたします。
世帯主及び世帯に属する国民健康保険の被保険者につき算定した所得額並びに被保険者均等割額及び世帯別平等割額の合算額が58万円を超える場合においては、基礎課税額が58万円と改正されました。これまでは54万円であったものが4万円の増額となり、平成29年ベースで64世帯に影響があるということです。国保加入者のさらなる負担が拡大されることとなっております。
公的医療保険における国保加入者の負担が重い状況にある中で、これ以上の負担増を押しつけるべきではありません。2013年に国の社会保障制度改革国民会議が出した資料で、2011年度における公的医療保険の保険料等の比較を示しており、その中の加入者1人当たり平均所得を見ますと、組合けんぽ198万円、協会けんぽ137万円に比べ、市町村国保は84万円です。所得に占める保険料税負担率は、組合けんぽ5%、協会けんぽ7.2%、市町村国保は9.7%で、所得に占める重い負担となっているのが国保事業の実態です。
ましてや、現在の高い国保税となっている大きな要因というのは、国庫負担の削減であります。1984年に国保法改正により国保負担が削減され、それ以降も事務費などの国庫負担も廃止されるなど、国保に占める国庫支出金の割合が約50%から、現在では半分の約25%程度まで引き下げられています。国庫負担の削減が国保加入者の負担増となってきています。
憲法第25条第2項の国が社会福祉、社会保障などの増進に努めるとあることと照らしても反しております。国への応分の負担増を求める立場から反対をいたします。
○副議長(安住稔幸君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 私は、承認第2号富谷市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について、賛成の立場から討論いたします。
承認第2号富谷市国民健康保険税条例の一部を改正する条例は、平成27年5月27日に持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の一部を改正する法律が成立し、ことし、平成30年度から都道府県と市町村がともに国民健康保険を担うことになり、富谷市国民健康保険の医療給付に要する費用から県へ納付する国保事業費納付金へ要する費用の変更で、要点は低所得者に係る5割・2割軽減対象世帯の拡大や課税限度額の改正による国保被保険者間の保険税負担の公平性の確立及び中・低所得者層の保険税負担の軽減を図るための引き上げ、その他所要の改正として非自発的失業者軽減申請時の離職理由の確認をマイナンバーによる情報連携で確認できるように改正することですが、このことについては、今回は規定が設けられるものの、現在、ハローワーク側で対応できないので、今後のために規定を新設するものです。
課税限度額が54万円から58万円に引き上げられますが、県単位化に伴い、今後、国民健康保険税の県内統一化も考えられることから、高額所得世帯に対する急激な保険税の上昇を抑えるためにも、今回の法改正に伴う条例改正は必要であり、承認第2号富谷市国民健康保険税条例の一部を改正する条例に賛成いたします。
以上です。
○副議長(安住稔幸君) ほかに討論はありませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより承認第2号を採決いたします。
この採決は、起立によって行います。
本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○副議長(安住稔幸君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり承認することに決定いたしました。
日程第14 承認第3号 専決処分の承認を求めることについて(平成29年度富谷市一般会計補正予算(第7号))
○副議長(安住稔幸君) 日程第14、承認第3号専決処分の承認を求めることについて(平成29年度富谷市一般会計補正予算(第7号))を議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) それでは、議案書77ページをお願いいたします。
承認第3号平成29年度富谷市一般会計補正予算(第7号)につきましては、地方自治法第179条第1項の規定により別冊のとおり平成30年3月31日付専決処分いたしましたので、その承認をお願いするものでございます。
では、別冊29年度各種会計補正予算書4ページをお願いいたします。
補正内容についてご説明いたします。
第1条でございます。歳入歳出の補正ですが、歳入歳出からそれぞれ1億3,207万8,000円を減額し、補正後の予算総額を131億6,124万8,000円とするものでございます。
第1条第2項、補正の款項の区分及び金額については、「第1表 歳入歳出予算補正」のとおりとなってございます。
第2条でございます。繰越明許費の補正としまして事業2件を追加してございます。
第3条でございます。地方債の補正、こちらでは発行限度額の変更、減額を行ってございます。
9ページをお願いいたします。
繰越明許費の追加2件の内訳でございます。富谷中央公民館の児童クラブ室の改修とまちづくり産業交流プラザの備品等の購入費用を計上してございます。
では、具体の事業費及び内容についてご説明いたします。
まず、児童クラブ室の改修については、ページ飛びますけれども、45、46ページをお願いいたします。
上段でございます。3款民生費2項児童福祉費の3目児童福祉施設費の工事請負費でございます。こちらに193万円を追加した上で、執行残額がございまして、執行残額96万5,000円と合わせまして289万5,000円の繰越明許費を設定したところでございます。
続いてのまちづくり産業交流プラザ、こちらはページ1枚めくっていただきまして、47、48ページをお願いいたします。
下段でございます。5款労働費1目労働諸費でございます。12節の役務費と13節の委託料、こちらについては旧役場庁舎の照明器具安定器にPCBが含まれておりましたので、その処分費用と輸送費用を計上してございます。
次の49、50ページをお願いいたします。
7月1日のオープンに向け、18節備品購入費を繰り越し設定したところでございます。
ページ戻りまして10ページ、済みません、お願いいたします。10ページでございます。
地方債の補正でございます。さきの、こちら、全協でもご説明いたしましたけれども、臨時財政対策債の発行抑制、未償還額を圧縮するため新規発行の抑制をしたところでございます。
この結果でございますが、またページ飛んで申しわけございません。61ページをお願いいたします。
地方債の残高の推移、それから、29年度末の決算見込額の表でございますけれども、こちら、合計欄、29年度末見込額67億5,000万円とございますけれども、専決予算編成後の実際の借り入れの状況等を踏まえますと、29年度末としては66億6,000万円、こちらを決算としては見込んでございます。
説明の最後でございます。
ページ戻っていただきまして、37、38ページをお願いいたします。
2款の総務費でございます。1項総務管理費の14目減債基金費でございます。これにつきましても、既にご説明申し上げたとおりでございますけれども、積立金を計上することで歳入歳出をバランスさせたところでございます。
その他歳入については交付決定に基づく所要の調整、歳出については事業の完了に伴う不用額相当の減額措置を講じたところでございます。
説明は以上でございます。
○副議長(安住稔幸君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。12番出川博一君。
○12番(出川博一君) それでは、3点についてお尋ねいたします。
まず、34ページ、16款財政収入。ここのところに1節物品売払収入15万4,000円の減額がございますけれども、これの絵本頒布収入とありまして、これの29年度の売却冊数と現在の在庫をお尋ねいたします。
それから、2つ目といたしまして38ページ。先ほど説明がございましたけれども、2款総務費の中の14目減債基金費、ここで1億7,000万の基金を積み増ししているわけですけれども、ここの減債基金の使途はどういう形で限定されているのか。また、積み増しの理由。そして、29年3月での残高。
それから、最後に61ページ。先ほども話しましたけれども、減債基金で1億7,000万の積み増し、それから臨財債で当初予算から比べますと4億7,000万の減額ということで、非常に30年度スタートした行財政改革を意識した、かなり絞り込んだ補正予算だというふうに拝見しておりまして、ということは、やればできるということなのかどうか。その辺についてのお考えをお尋ねしたいと思います。
○副議長(安住稔幸君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) まず、1点目の物品売払収入、市制施行記念絵本頒布収入でございますが、こちらにつきましては当初100冊の販売を予定しておりましたが、実績といたしましては5冊の販売でそれに応じた減収分を計上させていただいております。現在の在庫数ですが、ちょっと正確な数字はあれなんですが、約200冊程度が在庫として残っているような状況でございます。
○副議長(安住稔幸君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) まず、減債基金につきましては、公債費の充当というものが大きなところでございます。年度に比較して、公債費の支出が大きい場合、それから財源対策債等々の償還に充当というふうに条例のほうで規定してございます。
残高につきましては、今回の1億7,000万円を含めますと2億を超える残高の確保ができているところでございます。
地方債の残高、それから臨財についての行革との関連ですけれども、スタートは30年からでございますけれども、29年度中にも行革を見据えた取り組みをした結果というふうに認識してございます。
○副議長(安住稔幸君) ほかに。12番出川博一君。
○12番(出川博一君) それでは、絵本の点について。これは今在庫が200程度ということなんですけれども、これそのものは30年度でどういう予算立てをして、最終的に必要在庫は何冊というふうに担当課では考えているのか。この辺についてお尋ねいたします。
それから、減債基金につきましては、前の全協の資料で、いわゆる類似団体比、減債の基金が非常に少ないよというお話があったんですけれども、とは言いつつ、いわゆる市債、借金は類似団体から比べると3分の1の水準というふうに読み取れるんですけれども。減債の基金積み立てについても類似団体の水準を目指すのかどうか。これについてお尋ねします。
それから、臨財債についてお尋ねしますけれども、3月議会で、臨財債は交付税の代替ですよということで、予算では目いっぱい計上しますけれども、年度末に圧縮して補正で減額していくという方針ですというお話を頂戴しました。それでもって考えたときに、6億2,000万円の当初予算で最終的に補正で1億5,000万円というふうに大幅な減で、いわゆる30年度以降、本年度以降、交付税の減額という懸念はないのか。その辺についてお尋ねします。
○副議長(安住稔幸君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 今年度の絵本の頒布収入でございますが、29年度は100冊ということで予算計上しておりましたが、やはり、そこまでは販売は難しいということで、済みません、ちょっと詳細、今持ち合わせていないんですが、かなり減額した数値で、多分数十冊ということで計上をさせていただいております。今後の在庫の見込みなんですけれども、現在、ふるさと納税が結構収入で伸びてきております。ふるさと納税の返礼品に添えて、結構、今、日本全国から寄附の申し出をいただいておりますので、ふるさと納税の返礼品に添えての頒布ということで現在取り扱っているところでございます。
○副議長(安住稔幸君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 減債の残高、類似団体まで目指すのかというご質問でございますが、そこまで目指す予定は今のところございません。どちらかというと、将来的には予算編成の都合にもよりますけれども、繰り入れというものを想定してございます。
それから、臨財債と交付税の影響でございますけれども、今のところ目立った影響は生じていないんでございますが、将来的にどうなるかというのはちょっとまだわからない状態というのが本音でございます。
○副議長(安住稔幸君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) それでは、絵本についてお尋ねしますけれども、先ほどの答弁で、ふるさと納税で頒布して消化していきたいというか、差し上げたいということで、そうすると、基本的には売るということじゃなくて、そういう形で差し上げるというイメージかと思うんですけれども。ただ、今のふるさと納税は、内ケ崎さんのお酒を買ったものだけについてしかついていないというふうに私理解しておったんですけれども、全部の案件についてこれを頒布するという考えなのかどうか、再度お尋ねします。
それから、減債基金については、先ほど、繰り上げも検討するということなんですけれども、その場合はどういうものをイメージしてこの基金を積み立てているのか、お尋ねします。
それから、最後に、臨財債償還が、本年度の償還が1億6,260万ということで、残高は27、28、29と減少傾向を示しておりますけれども、今後ともこういう形で臨財債のいわゆる起債といいますか、借金をその範囲内でおさめるというようなイメージなのかどうか、お尋ねいたします。
○副議長(安住稔幸君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) これまではふるさと納税の金額に応じて絵本を添えております。昨年度までは5万円以上の寄附に対して絵本を添えて頒布のほうをさせていただいておりましたが、その金額を、5万円以上を例えば3万円以上のご寄附をいただいた方にも絵本を添えるとか、そういった形で対応してまいりたいというふうに考えております。
○副議長(安住稔幸君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 先ほど、繰り上げというご質問ですが、繰り上げではなくて繰り入れということで、財源の充当は、もしかしたら予算の段階で積み立てたものを公債費の財源としての繰り入れというものは考えておるところでございます。
30年度の方針ですけれども、残高に対しての範囲内で借り入れを行うか否かということでのご質問かと思います。少なくとも30年度については、そのように今は考えてございます。30年度は29年度同様、償還の範囲内でできればいいかなとは思っておりますけれども、今の中で必ずそれができるかどうかということはお答えできませんけれども、方向性としては本年度の圧縮の方向を継続したいと考えてございます。
○副議長(安住稔幸君) ほかに質疑はありませんか。7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 2点のみ、2項目について質問させていただきます。
48ページの扶助費、生活保護扶助費5,138万6,000円の減額と、大変大きな減額だと思うんですけれども、対象というのは当初何世帯を想定されていたのか。そして、実際には年度末の時点で何世帯支援をしたのか。その実際と今回の予算のずれの原因はどのように把握されているか、お伺いいたします。
○副議長(安住稔幸君) 保健福祉部長。
○保健福祉部長(奥山育男君) 生活保護費の減につきましては、これは世帯の員数とか、年齢とか、あとはその健康状態とか、そういった状況によってさまざま経費が違ってきます。そんなところで当初の予算の設定については、28年度の生活保護世帯の平均、当時は85世帯125名でございました。これが29年度、今、これはことしの2月末での数値ですけれども、64世帯81人ということで、対象世帯が減、受給世帯が減となったところが大きな要因となっておるところでございます。
○副議長(安住稔幸君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 公営住宅などに関しても横の連携が必要だと言われていまして、行政側としてどのように把握をしていて、どのように支援をしていく方針なのか、お伺いいたします。
○副議長(安住稔幸君) 保健福祉部長。
○保健福祉部長(奥山育男君) 済みません、質問のちょっと趣旨をもう一度お願いしたいと思います。
○副議長(安住稔幸君) 7番藤原君。
○7番(藤原 峻君) 生活保護に関しまして、やはり必要な方に支援を届けるというのは大変重要なことだと思うんですけれども、まずはどこに支援が必要とされている方がいると考えているのかというようなことと、どのように、じゃあ、そういう方たちに支援をしていくのか。例えば、こちらからこういう支援が使えますよというパンフレットを渡していくというのはほかの自治体でもやっていたりしているんですけれども、例えば公営住宅を求めてくる方とかがいらっしゃると思うんですけれども、そういう方たちにこういう制度も使えますよというような支援をするようにという国からの通達などもあったかと思うんですが、そういうような形で、市としてどのような形で支援を必要としている方を把握をしていって、そして、支援をしっかりしていくのかというその方針といいますか、実際にどういうふうにしていくのかということを伺いたかったということです。済みません。
○副議長(安住稔幸君) 保健福祉部長。
○保健福祉部長(奥山育男君) 生活保護の受給に当たりましては、やはり福祉事務所が設置されたということで、より皆さんに身近に相談に対応できたり、あるいはその状況によって必要な指導ができたりしているような状況となっております。例えば、今回、大分受給世帯が減となっているというところは、そのようなところで就労に結びつくような指導であったり、あるいは年金受給がたしか10年短縮となった件もございました。そういった方々にも細かく確認をしながら指導して受給に至ったと、そういったところ。あるいは母子家庭ですと給付額が20万円前後が多いわけですけれども、そういった方々に対しては就労のいろいろな支援、そういったところがあって対象の受給世帯も大分減に転じている。そういったところが扶助費の減に大きく貢献しております。
住宅の関係は、公営住宅については都市計画課との関係もございます。こちらの生活保護のみならず、一般の方々との関係もございます。こちらだけを優先というようなことで確保することもなかなか難しいということで、その辺は都市計画課の公営住宅の入居状況、そういったところと連絡をとりながら検討していきたいと思っています。
○副議長(安住稔幸君) ほかに質疑はございませんか。8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 24ページ、特別交付税の説明といいますか、内訳をお願いします。
28ページです。幼稚園就園奨励費補助金826万4,000円、これはミスによって多く払ったという例がありましたけれども、その後はどうなっているのか、お尋ねします。
3つ目です。これが最後ですが、56ページ、給食で賄い材料費が900万円減になっています。平成30年度の予算では3億1,300万、これでいくと2.87%分に当たります。これが誤差の範囲なものなのか。努力によってこうなったのか。その見解をお尋ねします。
○副議長(安住稔幸君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 一番大きいもので申し上げますと、ここの一番大きな交付の内訳としましては、地方バス関係、コミュニティバスの関係が一番大きいところでございます。あとは特別支援学級等々のルール分といったところでございます。
○副議長(安住稔幸君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) 幼稚園の就園奨励費補助金につきましては、こちらは額の確定によった歳入金額でございまして、過払い金に関しましては適正に指導のほうを現在もしているというところでございます。
○副議長(安住稔幸君) 教育部長。
○教育部長(佐藤英樹君) 児童生徒数の減により食数が減少したものでございます。
○副議長(安住稔幸君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 地方バスと、それから特別交付税ですけれども、それぞれの金額、お願いします。
それと、通告していなかったということもありますけれども、今どんな状態にあるのか。適正と言っていて、それでなかなか応じるのは難しいという人の話も聞いたことがありましたけれども、そのあたりはどうなっているのか。わかる範囲の中でお答えいただきたいと思います。
給食ですけれども、そうしますと、子供の数が減ったというのは大体どれぐらい減って、その3%分というのはそういうことなのかどうか、おわかりでしたらお答えください。
○副議長(安住稔幸君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 地方バスの分については、3,000万円を超える金額でございます。
特別支援学級については、300万円を超える金額となってございます。
○副議長(安住稔幸君) 教育総務課長。
○教育総務課長(渡邉正弘君) うちのほうで粘り強くお願いいたしまして、ここ数年は何件かその支払いに応じていただいているということで、ちょっとトータル的な数字は持っていないんですけれども、ご理解をいただいて返納していただいているという状況でございます。
○副議長(安住稔幸君) 教育部長。
○教育部長(佐藤英樹君) 今、手元に資料がございませんので、後でお答えしたいと思います(6月8日に追加発言あり)。
○副議長(安住稔幸君) ほかに質疑ございませんか。11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) 今、生活保護の件を聞いていまして、すごいなと思ったんですけれどもね。市制の効果だと思うんですけれども、市制だと、普通は逆にこちらで担当しているわけですから、福祉事務所、ふえて当たり前のような感じなんですけれども、その辺ちょっともう少し詳しく、先ほど説明もあったんですけれども、もう少し具体的な部分で、20名近く減ったというような部分で詳しくもう少しご説明いただきたいんですけれども。
○副議長(安住稔幸君) 保健福祉部長。
○保健福祉部長(奥山育男君) 21世帯の減、これは年平均での数値です。その間、出入りがありますので、実際29年4月1日時点での世帯ですと71世帯、ことし直近ですと30年度4月1日の世帯は60世帯、ここでは11世帯ということになるんですが、いずれにしても減ってきております。これはやっぱりきめ細かな相談あるいは指導ができてきているというのが大きな要因だと思います。主なところは、先ほど、年金受給権利の短縮、そういったところの情報とか、あるいは住宅手当なんかも、今入居しているところが高額となっている場合はもっと低額な住宅のほうを確認しながらそういったことの指導、そういったことで、例えば富谷から仙台市に転出というようなこともございます。あと、先ほど申し上げましたように就労の支援、そういったところもあってその世帯の収入がふえてきたと。結果、生活保護の扶助費も減となってきた。そういったところが大きなところかなと思っております。
○副議長(安住稔幸君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) この件は非常にいいことですので、県にも成功事例かどうかわかりませんけれども、フィードバックされているのか。その辺、したほうがいいと思いますので、ぜひその辺徹底されたほうがいいと思いますが、いかがでしょうか。
○副議長(安住稔幸君) 保健福祉部長。
○保健福祉部長(奥山育男君) ただ、この傾向はこれからもずっと続くのかと申しますと、そういった可能性のある世帯、今の扶助を受けている世帯の状況が高齢者世帯がこれから多くなってくるということになりますので、すなわち、就労支援がすなわち収入の増に多くつながるとか、あるいは住宅手当、住居費なんかもこれからもっと、じゃあ、転居指導とかができるかといいますと、今の現状からしますとこれからは大きな減は期待できませんし、逆に高齢者割合が高くなってきております。そんなことからすると少しずつふえてくるのかなと思っております。
○副議長(安住稔幸君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第3号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり承認されました。
日程第15 承認第4号 専決処分の承認を求めることについて(平成29年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第6号))
○副議長(安住稔幸君) 日程第15、承認第4号専決処分の承認を求めることについて(平成29年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第6号))を議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) それでは、議案書78ページをお願いいたします。
承認第4号専決処分の承認を求めることについて(平成29年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第6号))、こちらを地方自治法第179条第1項の規定により別冊のとおり専決処分したので、同条第3項の規定によりこれを報告し、承認を求めるものでございます。
提案理由につきましては、議会を招集する時間的余裕がなかったため、専決処分したので、その承認を求めるものでございます。
それでは、補正予算に関する説明書の64ページをお願いいたします。
平成29年度富谷市国民健康保険特別会計の補正予算(第6号)は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ1億9,299万5,000円を減額し、歳入歳出の予算の総額を歳入歳出それぞれ43億6,197万8,000円とするものでございます。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
それでは、事項別明細書の説明をさせていただきます。
73ページをお願いいたします。
まず、歳入からとなります。
1款1項2目退職被保険者等国民保険税、5万円を減額するもので、被保険者数の減少による収納見込み額の減によるものでございます。
3款1項1目療養給付費等負担金5,634万2,000円の追加、2目高額医療費共同事業負担金570万6,000円の減額、どちらにつきましても実績に基づく交付額の確定によるものでございます。
3款2項1目財政調整交付金、1億7,759万9,000円を追加するもので、医療給付費などの確定、東日本大震災に伴う医療費に対する財政支援及び経営努力分に対する交付決定によるものでございます。
4款1項1目療養給付費等交付金、417万7,000円の追加、6款1項1目高額医療費共同事業負担金、682万5,000円を減額するもので、どちらにつきましても交付決定によるものです。
6款2項2目都道府県調整交付金、2,278万6,000円を減額するもので、医療給付費の確定や保険財政共同安定化事業拠出超過及び保険税の軽減に対する交付決定によるものでございます。
次に、3款1項1目高額医療費共同事業交付金、2,889万3,000円の追加。2目保険財政共同安定化事業交付金、3,322万6,000円を減額、こちらも交付額確定によるものでございます。
次のページをお願いいたします。
8款1項1目利子及び配当金、国保特別会計基金に係る基金利子で10万9,000円を追加するものです。
9款1項1目一般会計繰入金、761万2,000円の減額、事業の実績によるものでございます。
9款2項1目財政調整基金繰入金、3億8,554万4,000円を減額するものでございます。財源調整によるものになります。
次に、77ページをお願いいたします。
歳入となります。
1款1項1目一般管理費、1款3項1目運営協議会費、1款4項1目趣旨普及費、こちらにつきましては、それぞれに各種通知の通信運搬費など事業の完了に伴っての実績によるもので減額となっております。
2款1項1目一般被保険者療養給付費は、歳入補正に伴う財源更正でございます。2目退職被保険者等療養給付費、844万2,000円の減額、次のページをお願いいたします。3目一般被保険者療養費、4目退職被保険者等療養費、5目審査支払い手数料につきましては、それぞれの実績に基づきまして1,177万円を減額するものでございます。
次に、2款2項1目一般被保険者高額療養費、2目退職被保険者等高額療養費、4目退職高額介護合算療養費につきましても、それぞれの実績に基づきまして3,477万2,000円を減額するものでございます。
2款3項1目葬祭費、115万円の減額、2款5項1目出産育児一時金につきましても、それぞれ実績に基づいて減額するものでございます。
81ページをお願いいたします。
6款1項1目介護納付金につきましては、歳入補正に伴う財源更正でございます。
7款1項1目、2目につきましては、それぞれの拠出金の確定により1億2,273万1,000円を減額するものです。
8款1項1目につきましては、事業実績による減額となります。
最後、9款1項1目財政調整基金積立につきましては、財源剰余金として財政調整基金を積み立てするものでございます。
以上となります。
○副議長(安住稔幸君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 74ページです。直近の収納率、現年と滞繰と合わせて収納率をお尋ねします。そして、市役所に現在、被保険者に渡っていない保険証の数、幾らでしょうか。
76ページです。財政調整基金ですが、現在高。ここで減額になっていますが、現在高をお尋ねします。
以上2点です。
○副議長(安住稔幸君) 税務課長。
○税務課長(泉川潤哉君) 直近ですと、4月末現在ということになりますが、国民健康保険税の収納率は現年と滞繰合わせまして81.93%となっております。
短期証のまだ渡していない数ということですか。ですと、5月16日現在で51件となっております。
○副議長(安住稔幸君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 3月31日現在高となりますが、14億3,900万円となります。
○副議長(安住稔幸君) ほかに質疑ございませんか。8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 去年と比べて、収納率ですけれども、どんな傾向が見られますか。
○副議長(安住稔幸君) 税務課長。
○税務課長(泉川潤哉君) 現年分に関しましては、同時期で0.15%の微増となっております。また、滞繰分に関しましては、マイナス2.12%とちょっと大きく下がっているような状況になっておりますので、滞繰分、今後も力を入れていかなければいけないと考えております。
○副議長(安住稔幸君) ほかに質疑はございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第4号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり承認されました。
日程第16 承認第5号 専決処分の承認を求めることについて(平成29年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第6号))
○副議長(安住稔幸君) 日程第16、承認第5号専決処分の承認を求めることについて(平成29年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第6号))を議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) それでは、議案書79ページをお願いいたします。
平成29年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第6号)につきましては、地方自治法第179条第1項の規定によりまして別冊のとおり専決処分をいたしましたので、同条第3項の規定によりこれを報告し、承認を求めるものでございます。
提案理由につきましては、議会を招集する時間的余裕がなかったため、専決処分いたしましたので、その承認をお願いするものでございます。
それでは、説明書88ページをお願いいたします。
平成29年度富谷市の介護保険特別会計の補正予算は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、補正規模につきましては、1億5,160万9,000円を減額し、歳入歳出それぞれ24億9,546万1,000円とするものでございます。
それでは、事項別明細書にてご説明いたします。
97、98ページをお願いいたします。
歳入でございます。
3款1項国庫負担金、2項国庫補助金、4款1項支払基金交付金、5款1項県負担金、2項県補助金につきましては、ともに交付決定に伴う減額でございます。
6款1項1目介護予防ケアプラン作成費収入は、実績に基づいて103万7,000円を減額するものでございます。
続きまして、99、100ページをお願いいたします。
8款1項1目一般会計繰入金は、3,520万4,000円の減額で市の負担分の確定によるものでございます。
8款2項基金繰入金は、財源調整により1,719万9,000円を減額するものでございます。
10款3項2目返納金は、50万3,000円を追加するもので、うち30万円の追加につきましては、6月補正でもご説明いたしましたが、市内のサービス事業所において実地指導の際の人員基準欠如が発覚したもので、5年間60回返済のうちの、今回、4月分と5月分として2カ月分を請求したものでございます。
続きまして、101、102ページをお願いいたします。
歳出でございます。
歳出につきましては、実績に基づいての減額となってございます。
105、106ページをお願いいたします。
4款1項1目介護給付費準備基金積立金は、1億140万6,000円を追加するものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○副議長(安住稔幸君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第5号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり承認されました。
日程第17 承認第6号 専決処分の承認を求めることについて(平成29年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号))
○副議長(安住稔幸君) 日程第17、承認第6号専決処分の承認を求めることについて(平成29年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号))を議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) それでは、議案書80ページをお願いいたします。
承認第6号専決処分の承認を求めることについて、地方自治法第179条第1項の規定により別冊のとおり専決処分したので、同条第3項の規定によりこれを報告し、承認を求めるものでございます。
理由につきましては、議会を招集する時間的余裕がなかったため、専決処分したので、その承認を求めるものでございます。
それでは、内容について説明書にてご説明します。112ページをお願いいたします。
平成29年度富谷市の後期高齢者医療特別会計の補正予算(第3号)は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額からそれぞれ23万7,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を3億2,401万5,000円とするものでございます。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表の歳入歳出予算補正によるものでございます。
それでは、明細書にてご説明いたします。
121ページをお願いいたします。
歳入からとなります。
3款1項3目健康保持増進費繰入金につきましては、補助金等の確定による減額となっております。
4款1項1目繰越金につきましては、平成28年度剰余金繰越額を1,000円減額更正するものでございます。
5款2項1目の保険料等還付金につきましては、額確定に伴った減額となっております。2目、賦課加算金については、1,000円を追加するものになります。
123ページをお願いいたします。
歳出となります。
3款1項疾病予防費は、検診助成金の確定に伴った減額となります。
4款1項につきましては、額の確定に伴った減額。
4款2項1目の一般会計繰出金につきましては、平成28年度の剰余金繰越額を減額更正するものでございます。
以上です。よろしくお願いいたします。
○副議長(安住稔幸君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第6号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり承認されました。
ここで、お諮りいたします。
議案調査のため、明日5日から7日までの3日間を休会にいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。よって、明日5日から7日までの3日間を休会とすることに決定いたしました。
なお、6月8日の本会議は、午前10時からの開会といたします。
これで本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでございました。
午後0時13分 散会
平成30年6月8日(金曜日) 午前10時00分 開会
日程1 | 会議録署名議員の指名 | ||
日程2 | 一般質問 | 11番 菅 原 福 治 議員 | |
1 | 市役所の仕事は市民目線で | ||
2 | 歴史、文化、観光について、実効性の持てるグランドデザインと、伝統文化の保存、継承について | ||
16番 山 路 清 一 議員 | |||
1 | 富谷市役所大規模増改築必要では | ||
2 | 富谷市の人口増30年続くには | ||
12番 出 川 博 一 議員 | |||
1 | 行革初年度予算への反響は | ||
2 | データヘルス計画と健康推進 | ||
2番 青 柳 信 義 議員 | |||
1 | 富谷市における歳入確保策について問う |
議事日程のとおり 午前10時00分 開会
○議長(相澤 榮君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから、本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。
ここで、市長及び教育部長より発言の申し出がありますので、発言を許します。
まず、若生市長。
○市長(若生裕俊君) 定例会冒頭の私の挨拶の中におきまして、産業観光課所管であります各イベントの開催日に誤りがありましたので、訂正を申し上げさせていただきます。
まず、ブルーベリースイーツフェアの開催日を7月8日から21日と申し上げましたが、正しくは7月7日土曜日から22日日曜日まででございます。
また、とみや国際スイーツ博覧会の開催日を10月28・29日と申し上げましたが、正しくは10月27日土曜日・28日日曜日まででございます。
以上、訂正させていただきます。
○議長(相澤 榮君) 次に、教育部長。
○教育部長(佐藤英樹君) 定例会第1日目、平成29年度富谷市一般会計補正予算で、専決処分の承認で佐藤聖子議員より質問がありました給食センターの賄い材料費の減額につきまして、答弁いたします。
当初予算時の児童生徒数から約200名の減により、賄い材料費が900万円の減となったものです。
以上でございます。
○議長(相澤 榮君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、6番齊藤秀行君、7番藤原 峻君の2名を指名いたします。
○議長(相澤 榮君) 日程第2、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) 改めまして、皆さん、おはようございます。
それでは、私のほうから2点の質問をさせていただきます。
まず最初に、3月の定例会に続きまして、協働と市民参加を取り上げ、市役所の仕事は市民目線でについてお伺いをいたします。
前回は、協働をどのように進められるのか、基本的なことをお伺いいたしました。今回は協働という観点から、市役所の仕事は市民目線にかなっているのか、変えるべき点は変えてもいいのではないかという思いから、具体的な業務に踏み込んでお聞かせいただきたいと思います。
協働といいますと、大変わかりにくいわけですが、行政が行う行政サービスと市民による経験・知恵を車の両輪のようにしていくものだと思います。市民にはこれから公共の新しい担い手として力を発揮してもらうために、行政がこれまでやってきたことを見直す必要があります。そう考えますと、協働は市民協働課だけの仕事ではなく、市役所全課、全職員にかかわるものだと思います。この点から、今回は幾つかの課の仕事を例に挙げまして質問をさせていただきます。
例えば広報とみやについては、表紙なども変え、特集を組むなどしてボリューム感を出し、気軽に読みやすいように工夫しておりますが、協働という観点からはまだ見直しが必要ではないかと思います。
次に、市政懇談会についても、開催頻度が少なく、市長挨拶にもありましたように、「市民の声が届く市政運営を」ということからいえば、市民との懇談会は重要な手段です。協働のまちづくりを進めるために、さらに多くの市民との懇談の場が必要と思います。
次に、市職員をもっと地域に出していただいて、協働を推進していただきたい。机の上だけでは本当のことはつかめません。現場でこそ見えるものが見える場合もございます。市民と一緒になって汗をかき、コミュニケーションを図れる職員を育てていただきたいと思います。
そこでお伺いいたします。
1つ、広報とみやを読んでいる方が少ないとお聞きしますが、何が課題なのか。手にとってもらい、見てもらえる双方向の紙面づくりについて。
2つ、市民参加・協働のまちづくりを進めるためには、市政懇談会の開催は重要な手段と考えます。より多くの地区で開催することが望ましいと思いますが。
3つ、職員服務規程の宣言書はわかりやすく身近な言葉として、他自治体同様に富谷市市民の奉仕者と名づけ、つけ加えるべきではないかと思います。
4つ目、多くの条例制定、また一部改正が行われておりますが、そのことによって市民の暮らしがどのように変わるのかについて広報への掲載を。
5つ、職員が積極的に外に出て、地域活動に参加することで市民協働の推進をということでございます。
大きな2点目でございます。歴史、文化、観光について、実効性の持てるグランドデザインと、伝統文化の保存、継承についてお伺いします。
富谷開宿400年に関しては、前回の議会におきまして同僚議員も取り上げておりましたが、関連してお伺いいたします。
本市も市制2年を迎える中で、市民の生活スタイルにも変化が見られます。現在は、心の豊さと潤いの中で、余暇を楽しむゆとりを求めているのではないかと思います。そのような中、市は、まちづくり産業交流プラザの開所、また、2020年には奥州街道の宿場町開宿400年を迎えます。ぜひ、この機会を最大限に生かし、富谷の歴史、文化、観光を総合的に捉まえ、グランドデザインとして描き、真の交流人口増加を目指す新たなスタートにしていただきたいと思います。
グランドデザインを描くことによって、市の歴史、文化、観光を活発化させ、市の魅力として広く発信し、しんまち地区だけの活性化にはとどまらない、市全体の魅力につなげる機会にしていただきたい。そのことが市民のゆとりや潤いの生活スタイルに対応できることであり、市民満足につながり、近隣市町村からの恒常的な交流人口の増加にもつながることだと思います。
よく言われることに、歴史、伝統、文化・観光が育たないまちは大きな飛躍は望めません。ぜひ、この機会に将来の富谷を見据え、グランドデザインを描くことに本腰を入れていただきたいと思います。
次に、無形民俗文化財の保存、継承についてお伺いします。
本市の民俗文化財として、富谷の田植踊、榊流永代神楽、天津流南部神楽が指定されておりますが、これまでこれらの伝統文化は地元の祭りを中心に地域のつながりの中で継承されてきましたが、昨今の生活様式の変化から、後継者不足なり、担い手不足に陥っておりまして、地域によっては昔からの行事が継続できなくなってきているところもあります。
現状、これらの文化財は高齢者が支えており、近い将来、技術的なものは失われてしまう可能性すらあります。このようなことから、次世代に伝統技術を継承していくためには、技術が残っている今のうちに取り組まなければならない課題だと思います。
文化財の保存、継承には、これまでの伝統文化や歴史を学びながらさまざまな活動に接する機会をふやし、活動団体の育成を図っていかなければならないと思います。特に教育の場面において子供たちに伝統文化を伝えていくことが最重要課題だと思います。富谷小学校においては、伝承クラブの中で地域の方々の協力を得ながら技術を受け継ぎ、学校の成果として発表しております。ぜひ、地域を拡大し、中学校の中でも継承していただきたいと思っております。
そこで質問いたします。
1つ、市民の生活様式の変化と本市の歴史、文化、観光について、現状認識と課題について。
2つ目、富谷宿開宿400年祭の具体的取り組みと歴史、文化、観光について、実効性の持てるグランドデザインを描き、交流人口の増加につなげていくのか。
3つ、本市には無形民俗文化財として富谷の田植踊、榊流永代神楽、天津流南部神楽が指定されております。現状の課題と保存、継承について。
4つ、小中学校を対象にした郷土の歴史、伝統、文化などの継承教育の現状と意識づけなども含めた今後の取り組みについてお伺いします。
以上でございます。
○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) おはようございます。
それでは、ただいまの菅原福治議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1の市役所の仕事は市民目線での問い1でございます。広報とみやの制作に関しては、私が町長就任以来、情報発信の最も大切なツールとして力を入れてまいりました。市制施行の折などにも細やかな情報を提供し、また毎月市民の方が興味を抱くような特集ページを設け、定期的に町内会を紹介するコーナーを掲載し、市内の話題、市民の写真を多く取り上げるなど、皆さんに読んでいただける広報づくりに努力を重ねております。その結果、市民の皆様方からは好評の声をいただいているところでございます。
なお、読んでいる方が少ないというご指摘でございますが、まだ十分でないところもあるのかと思いますので、今後もこれまで以上に読みやすい広報づくりに努めてまいりたいと思います。
また、双方向の紙面づくりという点につきましても、広報に関する住民アンケートを実施する予定でございます。いただいたご意見の結果等を踏まえ、さらに身近で愛される広報づくりを進めてまいりたいと考えております。
続きまして、問い2でございます。市政懇談会は、市の現状や地域の課題を地域の方々と共有することができる機会として重要なものと認識をしております。これまでも市制施行や総合計画策定などまちづくりの節目の際には、広く市民の皆様方からご意見をいただく場として、各公民館等7カ所を会場に市政懇談会を開催してまいりました。また、これとは別に、毎年、各地区との課題を共有する場として、地区の要請による懇談会の機会も設けているところでございます。
このような中で、懇談会のあり方については、昨年度策定した行政改革実施プランにも掲載し、検討してきたところでございます。本年度からは、市民の皆様から広くご意見を伺う機会として、各公民館及び西成田コミュニティセンターの7会場で定期的に開催したいと考えております。各会場で2年に一度は開催できるようローテーションを組むこととし、本年度は4会場での開催を予定しております。時期や内容については現在検討しておりますので、詳細が決まりましたら市民の皆様へ周知を図ってまいりたいと考えております。
問い3、職員の服務の宣誓は、地方公務員法で規定され、条例の定めるところにより服務の宣誓をすることとされております。服務の宣誓は、職員が国民や住民全体の奉仕者として公共の利益のために勤務するものであることから、義務化されているものでございます。宣誓書の内容は、憲法の尊重、擁護及び服務の誠実、公正な執行で構成され、宣誓は職員としての自覚を促すとともに、住民に対しての宣誓でもあります。
宣誓書をわかりやすく身近な言葉にする場合、条例改正が必要でありますが、当該事由による改正は全ての条例に影響が生じることとなります。現行の宣誓書は富谷市民の奉仕者であることも当然に包括されておりますことから、今後とも住民全体の奉仕者であることの認識を徹底してまいりますので、どうかご理解をお願いしたいと考えております。
問い4、これまでも条例制定や一部改正により市民生活に変化が生じることに関しましては、広報において広くお知らせをしているところです。一方では、紙面にも限りがあることから、条例改正等の全てを広報に掲載していくことは難しいことをご理解いただければと思います。今後も、広報への掲載内容についてはよく吟味し、限られた紙面を有効に活用しながら、市民の暮らしに密着した役に立つ紙面づくりに努めてまいりたいと考えております。
問い5の職員が積極的に外に出て地域活動に参加することで市民協働の推進をとの問いにつきましては、業務の遂行に当たっては、市民の皆さんの声をお伺いするともに、必要に応じて地域に出向き、活動の様子や課題を把握し、改善や施策反映に努めております。また、職員には、地域の一員として地域活動への参加を促しているところでもございます。
市民協働を推進するに当たり、これまで以上に市民の多様な活動を理解し、市民の視点で地域の課題を捉え、情熱と使命感を持って地域と市民のために行動する職員が求められております。このことは本市の人材育成基本方針の中でも目指すべき職員像として既に定めているところでもございますが、今後も引き続き職員一人一人が意識向上に努め、協働の理解を深めながら市民協働を推進してまいりたいと考えております。
質問件名2の歴史、文化、観光について、実効性の持てるグランドデザインと、伝統文化の保存、継承についての問い1でございます。市民の生活様式の変化と本市の歴史、文化、観光面についての現状認識と課題についてでございますが、本市においては、昭和38年の町制施行から平成28年の市制施行まで、着実な人口増加と快適な居住環境の整備が進み、産業構造の変化や市民一人一人の志向に沿った余暇活動の多様化が見られます。
歴史、文化につきましては、しんまち地区の歴史的な町並みと榊流永代神楽、富谷の田植踊等の無形民俗文化財が本市の大きな特徴となっておりますが、生活様式の変化に伴い、しんまち地区の景観保全や伝承地域の高齢化に伴う無形文化財の後継者育成が課題となっております。
観光面では、総合計画及び地方創生総合戦略において、富谷の歴史・文化資源や物産、イベントを生かした地域の魅力づくりを目指し、観光施策を展開しております。特に国際スイーツ博覧会やふるさとまつりの開催を通じて地域経済の好循環を生み出し、外部からの需要の取り込みや交流人口の拡大による来訪者の消費拡大と市民の誇りや愛着を高める活動を促すとともに、ブルーベリーなどの特産品の推進などを通して、新たなとみやシティブランドの確立を目指す戦略的な取り組みを行ってまいりました。
課題としては、観光をめぐる諸情勢は、観光ニーズの多様化やインバウンドの展開などにより著しく変化をしております。地方創生の取り組みにおいても地域プロモーションの強化が重要視されており、観光客を富谷に呼び込み、地域内消費を拡大していくためにどのようなプロモーションを展開するかが課題と考えております。
そして、見る観光から、富谷の地を歩きながら、まちの風、人々との触れ合い、味覚、体験など五感で楽しむことができるような町歩き的な観光スタイルの確立に向けて、国際スイーツ博覧会や2020年の宿場町富谷開宿400年祭などのイベント開催を契機として、さらに集客効果を上げて、とみやシティブランドの確立を目指してまいりたいと考えております。
問い2でございます。宿場町富谷開宿400年祭への取り組みにつきましては、本年度にプロジェクト実行委員会を組織し、地域の方々を初め市内団体、経済団体、文化団体などさまざまな分野の方々に委員となっていただき、2年後の400年の節目を迎える周年事業に向けてご意見を伺い、具体的な取り組みを検討してまいりたいと考えております。
また、400年の歴史を先人から受け継ぎ、古きよき時代の面影を残す歴史あるしんまち地区が会場となることから、7月にオープンするTOMI⁺を拠点として、産学官民の英知を結集し、温故知新の精神のもと、伝統と文化を守り未来へとつなげるイベントとなるよう取り組んでまいります。
なお、本年度は、ふるさとまつりの名称を変更し、新たに「街道まつり」と称し、400年祭のプロローグ的な内容を実行委員の皆さんと検討し、しんまち地区を会場に実施をしてまいります。
ご質問の実効性の持てるグランドデザインを描き、交流人口の増加につなげていけるように、歴史、文化、伝統に親しむ交流人口増、一体感醸成、未来への投資などをコンセプトとし、「住みたくなるまち日本一」の確立を目指すまちづくりの精神を基本に、富谷らしい観光戦略を検討してまいりたいと考えております。
問い3と問い4につきましては、関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。富谷の田植踊については、毎年、ふるさとまつりでの披露を中心に、保存会が中心となって月に一度、富谷中央公民館で練習をしております。また、当該保存会では、富谷小学校伝承芸能クラブへの指導についても継続的に実施しております。榊流永代神楽については、毎年4月の第3日曜日に鹿嶋天足別神社、いわゆる大亀神社での披露を行っておりますが、天津流南部神楽につきましては、平成25年から活動を休止しているとのことでございます。
なお、富谷の田植踊、榊流永代神楽、天津流南部神楽、それぞれの無形民俗文化財において共通の課題としましては、各保存会会員の高齢化と後継者不足と考えられております。本市に限らず、ライフスタイルの変化により地域文化の継承が難しい状況にあるものと思われます。市といたしましても、本市の貴重な財産であるこれらの無形民俗文化財を次世代に確実に引き継ぐため、後継者育成や継承教育に向けて、田植踊のような小学校との連携も含め、各保存会の地域性や意向を尊重した支援策を検討してまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(相澤 榮君) これより菅原福治君の質問は一問一答により行います。11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) それでは、広報について再質問をさせていただきます。
広報について、行革の実施プランにおいてもアンケートの実施とありますが、今も若干ありましたが、この狙いと効果について具体的にお聞かせいただきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 市長公室長。
○市長公室長(須藤弥生君) これまで広報に関しましては、モニター制度というような形で限られた方に広報の感想ですとか改善点とかをいただいておりましたが、今後は広く市民の方々に広く広報に関してのアンケートを行うことで、広報をよりよくしていくという目的でありまして、広報を、市長も申し上げたとおり、皆様のご意見の結果を踏まえてさらに効果的な広報づくりに努めていくというようなことでございます。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) 先ほど市長もお話ししましたように、広報については私も大まかは理解しております。当市の広報でございますが、紙面構成は通常は23ページ、予算時とか、今月も27ページだったと思いますが、なっておりますが、内容を見ますと、全体的には私はいいんですが、一方向の部分を私はお話ししているんですね、一方方向の紙面構成になってはいないかということで。確かに、行政ですから、また、広報だよりですから、一方向にならざるを得ないのも一面やむを得ないとは思いますが、しかし、これから協働というような中に進んでいく中で、やはり市民も協働に参画してもらうためには、やはり市民の声、市民側の声というものも現にやっている広報もありますので、その辺に対しては、市民側の広報をふやしていくということに対してはいかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 市長公室長。
○市長公室長(須藤弥生君) もちろん市民の声ということでいただくものに関しましては、今後、紙面上の問題等もございますけれども、できるだけ限られたスペースを割り当てながら、掲載するに当たってのいろいろな基準等もこれからルールづけをしながら、整理していきたいとは考えております。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) 大きく捉まえて市民の声と言われてもちょっとまずいんですけれども。市民ページというんですかね。例えば仙台の広報を見ますと、区役所ごとに内容が違うんですけれども、大まか32ページ、私も何度も見ているんでけれども、32ページになっております。特に、市民側の情報、やっぱり講座の部分とか催し物、いわゆるお出かけ情報ですね。要は、それを7ページぐらいどっととっているんですね。大幅なウエートを占めているんですね。やっぱり、市民の生活に直接すぐ即効性のある利用のできる内容になっているんですね。そういった意味でも、その辺のボリュームを本市としても上げていただきたいなと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 市長公室長。
○市長公室長(須藤弥生君) 仙台市のお出かけ情報ということで、私もそちらのほうを見させていただきましたけれども、仙台市の仙台市立の施設からのお知らせ等が大分掲載されているようでありました。当市においては、5月号において公民館関係の「生涯学習のススメ」というものを発行しましたり、それから、毎月各公民館のほうから公民館だよりなどにおいて、市民の方々が参加できる講座や催しなどをお知らせしております。仙台市さんのようにさまざまな施設があってイベントが多いというわけではございませんけれども、これからもできる限り多くの情報を発信してまいりたいとは思っております。広報でもできるだけ多く取り上げたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) そうですね、確かに本市の場合は、今言われたように、「生涯学習のススメ」、あれを先行して、公民館だよりも毎月確かに出していますから、どうしても別冊で出していますので、その辺のダブりというか、その辺でやはり広報のページが薄く見られるというような部分、分散して見られるというような部分あると思うんですね。だから、その辺の、確かに「生涯学習のススメ」といっても、恐らく今どこかに、とっているうちもあるでしょうけれども、なかなか見ないと思うんですね。だから、その辺の工夫ですね。それはそれでわかりますので、「生涯学習のススメ」とか公民館だより、わかりますので、その辺の随時活用できるような工夫もお願いしたいんですが、いかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 市長公室長。
○市長公室長(須藤弥生君) 生涯学習課とも連携しまして、その辺、リンクできるような形で進めていきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) よろしくお願いします。
それと、以前に広報モニターを設置しておりましたが、廃止した理由あると思うんですが、これは行革的な考え方からだったのか、その辺をお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 市長公室長。
○市長公室長(須藤弥生君) 行革の部分も理由としてはございますけれども、先ほども申し上げましたとおり、市民の方々から応募が少ないという点もございまして、昨年度から、ちょっとモニター制度のほうは形を変えまして、情報発信担当のほうの研修等に力を入れまして情報発信の力の向上を図ったところであります。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) 費用対効果もあると思うんですけれども、ちょっとお願いというか、ぜひ、市民の声もやっぱり大事だと思うんですね。そういった意味で、お金のかからない方法として、これは怒られるかもわからないですけれども、毎回じゃなくてもいいですから、そういうものも、行政区長さんからもこういう方法について何かありましたらご提案くださいというようなものの提案をしていただけたら、いろいろな地域、地域の課題が出てくるのではないかなと思いますので、その辺はいかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 市長公室長。
○市長公室長(須藤弥生君) 先ほど申し上げました住民アンケートでも、行政区を中心としたような形で考えておりますので、今後も行政区長さんに対しては市とのパイプ役として広報の面でもいろいろとご協力いただければと思っております。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) それでは、次に、市政懇談会の開催についてお伺いいたしますが、市政懇談会については計画しているというふうな話もございました。行革プランにも項目にもなっておりますが、項目の中に懇談会の実施方針の検討、策定とありますが、具体的にはどういうことなのか、お聞かせいただきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 市政懇談会につきましては、市長からも答弁がありましたが、これまでは、例えば総合計画策定の際ですとか、市制の際にも各公民館を回りまして市政懇談会を開催をさせていただいておりましたが、これが例えば毎年開催してきたということではございませんので、やはり市民との協働のまちづくりという観点では重要な機会でございますので、まずは毎年度開催するという制度化を図りながらこれから進めていければというふうに方針を定めたものでございます。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) これまで行政主体の懇談会は、市制のときとか、総合計画のときありましたけれども、昨今においてはなかったわけですが、今後検討している、形を変えて検討していると思うんですが、これの、先ほどあったかもわかりませんけれども、地区的なもの、先ほどは西コミュ含めてというようなことがありましたね。開催頻度などはどういうふうに考えているのか、お聞きします。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 会場につきましては、6公民館に西成田コミュニティセンターを加えた7会場を予定しております。今年度につきましては、そのうち4会場を会場として開催をさせていただきたいと考えております。そして、来年度については残りの3会場という形で毎年度ローテーションで開催をしていければというふうに現在考えているところでございます。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) ご存じだと思いますが、我々議会で毎年3月に議会報告会を開催して、議会報告と市民の意見を聞くということで機会を設けておりますが、このことに関して、市長、もし何かコメントあればお伺いします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 議会報告会、しっかりと毎年定期的に開催しているのは認識しておりますし、議会の皆様方が議会活動等を市民の皆さんにしっかりとお伝えいただいているというのは大変よい有効な機会だと思っております。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) その中で、意見が活発になってきているのは事実でございますが、しかしながら、中には、議会報告なんですが、執行権者というか、行政に対しての意見、要望も中には多いように見受けられますが、そのことに関してはいかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 後からいろいろな形で、ご報告で、そういったご意見をいただいたりしているというのはお伺いをしているところでございます。ただ、やはり市民の皆さんにとっては、やはり行政と議会の皆様方にも要望するのは市民の声として思いを伝えていただくかと思いますので、それはそれで私は貴重なご意見だと思いますし、それを議会の皆様方が形を変えて我々執行部のほうにお伝えいただければというふうに思っております。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) それはそれでいいんですが、確かに市民側も議会側は執行権がないというのはわかった中で、いろいろ話を聞いてもらいたい、直接話を聞きたいということで話しているもののあらわれだと思うんですね。だから、そういったことで、やはり執行部からの意見を聞きたいというあらわれが多いと思うんです。我々感じているんですけれども、それについてはいかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) そういったことも含めて、私は就任以来、市民の皆さんの声の届く町政、市政をというものを一番心がけてまいりまして、その関係で、真っ先にまずは市政懇談会、市制に向けてということでのアンケート調査、そして、地区ごとの座談会、または市制施行に向けてということで毎年全地区で開催を2年連続したわけでございますし、それを含めて、やはり今回行政改革の中で、より市民の皆さんが直接行政側と膝を交えた形でご意見をいただける機会を充実させていきたいということで、今回、中身の検討をさせていただいたところでございます。
思いは、菅原議員からご意見いただいている、目指すところはそこでございますので、充実、発展のために新たな今回体制と仕組みづくりを今進めているところでございますので、市民の皆さんの声を直接聞ける、そんな地区懇談会をしっかりと開催をしていきたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) 協働のまちづくりのためにはやはり市民の声というのは大事ですので、よろしくお願いをいたします。
それでは、次に、職員の服務規程の宣誓書についてですが、採用試験に合格しますと市の職員として採用されますが、職員として最初に行うことが富谷市職員として宣誓書を読み上げることですが、その宣誓書の内容についてお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 宣誓書の内容でございますが、先ほど市長が申し上げましたけれども、大きく分けますと、憲法の尊重、擁護及び服務の誠実、公正な執行の内容で構成をされているものでございます。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) そうすると、確かに私も見ましたけれども、2つの構成ですね。前段と後段になって、前段は憲法の擁護、後段につきましては全体の奉仕者というような構成になっておるんですが、この受けとめでいいんですよね。
○議長(相澤 榮君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) そのとおりでございます。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) この宣誓書は、昭和26年、私が生まれたときとほぼ同じなんですけれども、地方公務員法によって全国一律になっているんですが、今から67年前になりますが、当時の時代背景としては確かに当然だと思うんです、当時の時代背景としては。ただ、しかしながら、今日の地方分権、今、分権、うちも今やろうとしていますけれども、分権、または協働というような考え方からしたら、ちょっと、各地で物足りないと。確かに言っていることはわかるんですけれども、物足りないということを言われていますが、それについてはいかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 地方公務員法によってこの服務の宣誓をしなければならないというふうなことが明記をされておりまして、その中で、基本的には、その内容的には準則というふうな形で各自治体が定めているような状況でございます。実際に服務の宣誓の内容はそのような形で定められておりますけれども、実際に各自治体がどのような施策を行っていくか、あるいはどのような行政運営を行っていくかというのは、この宣誓書の内容にはかかわらず行われているものと認識してございます。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) それはわかるんですけれども、前段の擁護の部分は理解できるんですけれども、しかし、後段の全体の奉仕者、市長は全体の奉仕者は市民も含むんだと、そのとおりだとは思うんですが、やっぱり地方分権の流れからして、市に対して、また、市民に対して、帰属意識というか、俺は富谷市民なんだという帰属意識からはちょっと離れるんではないかなということで、ぜひ、富谷というふうな部分をつけ加えるんです、カットするんじゃなく、つけ加えていただけたらいいと思うんですが、いかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 本市においては、人材育成方針の中でも市民の視点で課題を的確に捉えることのできる感受性を持った職員であったり、情熱と使命感を持って地域と富谷市のために行動する職員というものを掲げております。さらには、市職員には、市長訓示であったり、庁議等々であらゆる機会を通じて市民のために行動するということを徹底してございますので、当然ながら、現在の宣誓書についてはその内容が包括されているというふうに考えてございますので、ご理解をいただければなというふうに思ってございます。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) 確かに、総務、人事として、その辺は新職員に徹底しているのは、そこはわかるんです。ただ、本当に地方分権なりの考え方、または67年もその当時の考え方から時間がたっている中で、ぜひ、条例というような部分で、失礼な言い方かもわかりませんけれども、面倒なことは面倒なんです。ただ、今やらないといいものができていかないというふうに思います。
他市の例でございますが、横浜などでは「横浜市民の奉仕者」と、全体の奉仕者と横浜市民と並行して入れているというんですね。それと、あと多くの自治体では「市民全体の奉仕者」というふうにもつけ加えているんですね。その辺の例からしても、ぜひ検討していただきたい。もっともっと変更している市がございます。ここで挙げてもいいんですけれども、ぜひ、そのことを踏まえて検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 横浜の状況などもこちらのほうでは把握はしているところでございます。そんな中で、本質は、宣誓書に記載がなければ住民のためにできないのかというところになるのかなと思いますが、我々、職員として奉職をされて以降、住民の視点に立って、住民のために業務を遂行するということで行ってきてございますので、今後もそのような意識を持ちながら進めてまいりたいというふうに思っております。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) 確かに私、神田課長としては採用するのは任せておけと、そんなこと関係ないよということでしょうけれども、やはりその辺にもちょっと本当は気を配っていただきたい。確かに面倒をかけることは事実ですが。そのほかにも自治基本条例を遵守しますというふうにつけ加えているところもあるんですね。残念ながら、本市にはそれがございませんので。ただ、あと2年ぐらいでできると思いますので、そのときにでもその辺も一緒に検討いただければありがたいと思うんですが、それについてはいかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 総務部長。
○総務部長(山田 豊君) 議員のご意見、市民の目線からすればわかりやすい表現なのかなという感想は持ちます。ただ、我々の行動原理となっている憲法あるいは地方自治法の中で全体の奉仕者という文言が当然規定をされてございまして、その一方で、あと地方自治の本旨ということも規定されてございます。その中で全体の奉仕者というのは何なんだという話でございますが、これはご案内のとおりでございますが、基本的には一部の住民のためではなく、あるいは一党一派に与することなくというふうな自治法上の解釈もございまして、それが大原則になってございますので、それに加えて、例えば「富谷市民のため」とか、「富谷市民の奉仕のため」とかという文言を加えること自体、既に法律の中で全体の奉仕者という規定の中で当然富谷市民も含まれているんだという認識でご理解を賜りたいなというふうに思ってございます。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) 質問ではございませんが、それでは先行実施している自治体はどうなのか。その辺も検討していただきたいなと思います。
次に、職員はもっと外に出てということでございます。本市でも福祉関係の一部の業務は外に出て、確かに仕事をしておりますが、必要以外は外に出ることはできませんが、しかしながら、仕事の中でも可能な限り業務とあわせて外に出ることも必要ではないかなと思います。現場でこそ見えるものがありますので、ぜひコミュニケーション能力を高めるためにも、外に出すことが、外へ出て仕事をすることも重要だと思います。再度お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) 先ほど、市長の答弁にもございましたが、まずは一人一人の職員が意識して積極的に外に出向くということを心がけていくということでございます。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) やっぱり外に出ますと、私ももちろん営業だったんですけれども、外へ出ますといろいろなアイデアなり、人とのつながりとか、経験とか、そういうようなものが積み重なります。確かに勝手には出られませんけれども、業務の中で何か工夫して出られるようにしていただきたい。その辺の基本的な考え方はどうなのか、本市の場合、積極的に出ていけというのか、それとも、ちょっと自重してというのか。その辺はどちらなのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 私も常々、市職員、いろいろな職員に対する訓示または毎週行っている庁議の際にも、その都度、土日の行事等を含めて、やはりいろいろな機会に、職員が積極的にいろいろな市民の皆さんの行事だったりそういうものに参加していることに対する感謝と、ぜひその精神を大事にしていきたいということを常々、私の就任以来常にそのことは話をしていますし、かなりその部分は職員全員共有しているというふうに認識しております。
現にいろいろな機会、私も市内の行事等参加をさせていただきますが、職員の皆さんが、もしかしたら普通にふだんと違う普通の私服で参加しているので、逆に気づかれない部分のほうが多いのかもわかりませんけれども、かなり積極的に市民の皆さんと一緒に参加をしていると私は認識をしております。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) それでは、今のは業務内の中での外へ出るという部分でございますが、業務外の地域活動でございます。地域では、町内会初め、PTAとか、子供会とかの地域団体の役員につくことが結構あると思うんですが、職員に対して地域活動に、今も市長からありましたけれども、恐らく積極的に出なさいよというようなことは言われているとは思うんです。それが恐らく私は基本だと思うんですけれども、その中で、今現在、実態、それはつかめているのかどうか、お伺いします。職員の中で何をやって、何%ぐらいが地域活動に参加しているんだというような実態をつかんでいるのかどうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) あくまで、休暇、いわゆる私的な時間帯の行動につきましては、そこまでは把握できるものではないので、その辺の余暇活動での実態については把握はしておりません。しかし、感覚的なところでは、私は積極的にそういうふうに参加をしていただいているものと認識をしております。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) 確かに難しいところなんでしょうけれども、プライベートというような部分もあるでしょうけれども、ただ、そうはいってもトップダウンで、できればプライベートの中でも、回答しない人はしない人でしようがないんですよね。だから、どれくらいの傾向かというような部分、参加している人は参加していると言ってくれますから、大体傾向はわかると思うんですね。その辺の調査をお願いしたい。
いずれにしても大事なのは、協働を進める中では市民と職員との協力がなければどうにもなりません。ぜひ、公務内であっても、公務外であっても、地域活動を続けていただきたいと思いますが、その辺、最後にいかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) これまでもお話ししてきましたし、これからもそういう機会を積極的に参加をしていただきたい、市民の皆さんと直接触れる機会をつくっていただきたいというのは、これは公私ともに公務、いわゆる自分の時間も含めて意識していただくようにこれからも努めていきたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) 次に、歴史、文化、観光のグランドデザインについてお伺いいたします。
まず、市民の、私、論旨でも言いましたけれども、生活スタイルの認識合わせですが、どちらかというと、楽しみ、ゆとりを求めているという部分についてはいかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 確かに、現在、人々の生活というのは多様化しておりますので、そこでいろいろな個々人が求めるものというものも多様化しているのかなということで、余暇活動に求めるものも多様化しているのかなとは考えております。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) その余暇時間は幾らあっても使わなければただ余った時間、生活の満足度は上がらないわけですが、そこでやっぱり富谷市としても市民が外へ出て歴史なり文化、観光を気軽に楽しめる条件整備が必要だと思うんですが、これについてはいかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 産業観光課長。
○産業観光課長(鴇 幸浩君) その点につきましては、各種イベント等の開催であるとか、また、課題といたしまして求められておりますインバウンドの今後の展開であるとか、そういったことで交流といいますか、観光に向けての施策に取り組んでいくということでございます。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) しかし、本市の状況を見たら、そういうふうに取り組んでいるんでしょうけれども、条件整備が必要だというのは認めてもらっているんでしょうけれども、しかし、本市の状況を見ましたら、やっぱり文化、観光の環境というのは大変厳しくて、これは皆さん一緒だと思うんですね。例えば歴史上大変位置づけの高いしんまち地区、これにおいても前回の定例会でも質問ありました。TOMI⁺はスタートする予定にはなっておりますけれども、まだまだにぎわいなり活気については影を潜めておりますし、あわせて、市全体としても発信力がまだまだ弱い。魅力が薄いということでございます。その辺に関しては、部長、どうお考えでしょうか。よろしくお願いします。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) その点につきましては、議員のおっしゃるところございます。そういったことも踏まえて、新しい総合計画のほうにはそういったところの位置づけ、とみやブランドの確立、そういったものを掲げております。ただ、それは掲げているだけでは文字だけにすぎませんので、それをいかに実現するかというのが私どもの課に課せられたところでございますので、これから、TOMI⁺も中心にしながら新たな観光戦略、そういったものの具体的な方策を考えながら取り組んでまいりたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) そういった意味でグランドデザインというものを提案しているんですけれども、先ほどは、グランドデザインが観光戦略ということに変わったということの受けとめでよろしいんでしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) グランドデザインというのは大まかなよく使われる言葉でございます。最近、観光分野におきましては観光戦略ということで、今回、宮城県も第4期みやぎ観光戦略プランというものが発行されました。それに各市町村の観光プランも盛り込みながら県全体で新たなステージへ取り組んでいくと、そういったところもうたわれております。
以前にも申し上げておりますが、以前の観光というと、温泉とか、見るものとか、そういったものがあったんですが、最近は外国人の誘致とかそういったもの、あとは地域に根差している古いもの、そういったものも見直されておりますので、新たな取り組みをいかに富谷市としても活用しながら地域の資源、そういったものを発掘しながら取り組んでいくことが重要と思いますので、そういった意味で、先ほど市長が申し上げました戦略プランというものが総合計画の下にぶら下がってくるものでございますが、具体的な富谷ならではの観光戦略、そういったものの立案を進めてまいりたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) 観光戦略で、最近聞かないんですけれども道の駅構想は現在どうなっているのか。含めて、私はこの間、女川の国土交通省の景観大賞を受賞した「シーパルピア女川」、あそこを見学してきました。そうしたら、やっぱりまちづくりと一緒になっているんですけれども、やっぱりまちづくりと道の駅にもこれから富谷にはうんと参考になるんじゃないかなと思いますので、ぜひ、ここは見て、今後、まちづくりと道の駅を推進していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) 道の駅につきましては、構想上、上がっておりますし、現在もいろいろ検討を進めております。スイーツの駅もそういった一環でございますので、そういったところの中で、規定に合わせていきますと、道の駅というものはいろいろな規定があって難しいんですが、地方創生の時代もありますので、いろいろな補助メニューを活用しながら、新たなそういった道の駅構想を今模索しながらいろいろ検討を進めているところでございます。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) 次に、民俗無形文化財の課題についてお伺いいたしますが、これについては先ほども課題が上がっておりました。ぜひ、今後、本腰を入れてこの辺の課題解決に取り組んでいただきたい。やっぱり課題は、踊り手の子供さんと教える大人、これ双方にあると思うんですが、この辺の認識はいかがでしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) そうですね、議員さんのおっしゃるとおり、冒頭、市長からも答弁させていただきました。やっぱり高齢化に伴うものであるとか、田植踊などは小学校の教育にも組み入れているところではございますけれども、その辺の人材的なところのマッチングというところが課題であるというふうには認識をしております。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) これは3つとも、やっぱり大人の部分の課題はあるんでしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) そうです、3つ、限られた保存会のメンバーというところはございますので、そこをいかにこの先つないでいくかというところが課題だと認識しております。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) それと、3つと言いましたけれども、先ほどもありましたけれども、天津流南部、これについては今休んでいるわけですけれども、これについては今後どのように考えているのか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 天津流につきましては、平成25年以降の活動は重立ったものは見られないというところでは認識してございます。ただ、神楽に使う用具のメンテナンス等々は必ず年1回は行っているし、保存会の集まりは持っているというところでございますので、何とかこのまま活動がないまま終わらないようなサポートを考えていきたいなと考えております。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) 何か今進行している案でもあるんでしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 明確にこれというところはございませんが、現在、民俗ギャラリーに学芸員の資格職の職員がおります。定期的に保存会のほうに訪問したり、情報共有をしたりというところで、地域のニーズというものを今確認しているところでございますので、その辺を含めて検討していきたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) この際11時15分まで休憩します。
午前11時00分 休憩
午前11時15分 再開
○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) 観光戦略の中で、今、文化財、若干挙げましたけれども、ほかにも文化財、登録されているものありますけれども、そのほかに観光戦略に活用できる何か考えているものがあるのかどうか。ぜひ観光戦略を成功させていただきたいという思いから質問します。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) これも先ほどご答弁させていただいておりますが、イベントとしてやるのが一番多いんですけれども、そのほか、お茶の復活プロジェクト、そちらのほうでもかつてのお茶畑を何とか復活しながら、シルバーさんのほうでの就業支援とあわせて新たな取り組みということで、お茶ですので、お茶にすれば観光へもつなげていけますので、そういったことで新たな取り組みを考えてまいりたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) 今度、行ったり来たりしますが、中学生の中に、部活の、先ほど言った富谷伝承の部分ですけれども、田植踊だけでも中学生にも拡大できないのか、検討されないのか、その辺をお伺いします。
○議長(相澤 榮君) 教育部長。
○教育部長(佐藤英樹君) 田植踊につきましては、伝承、保存では大変成功している今例だと思っています。中学生につきましては、部活動がありますのでなかなか参加はできないんですけれども、これまでいろいろな機会においては中学生に声をかけた場面もありますので、改めて何かというのではないですけれども、それをつなげていくようなことはこれからも続けていきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) 田植踊というと、秋保とか、すごく今有名になっているんですけれども、ぜひ、これだけは継承していただきたいなと、それをぜひ観光にも生かしていただきたいなというふうにも思います。
それと、ちょっと時間ありますので、富谷宿なんですけれども、富谷宿、これはいろいろな本を見ると富谷宿が72番目の宿場となっているんですね。ところが、富谷宿に行って、正面に行って玄関見たら71番目となっているんですね。これはどういうことで1番違っているのか。それがわかる方いるかどうか。日本橋を起点にしたら日本橋はゼロなんですよね。千住が1番ですから、日本橋を1にしたら本当は73なんですけれども、その辺の1番違いはどうなっているのか。もし、わかる人がいれば回答いただきたいんですが。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) これは奥州街道と通常申していますけれども、実際は、街道はいろいろ重なって、一くくりで奥州街道と言っております。例えば日光街道が一部入ったり、ここから北ですとまた別な名前になったりしておりますが、実際、いろいろな文献にも載っているんですけれども、日本橋を起点として富谷宿まで77宿目というのが大体通例になっております。実際、奥州街道でいきますと、議員もおっしゃったような数字も出るんですが、それは捉え方で、こちらから発信するときに、今ですと国道4号が起点になっていますので、日本橋からスタートして77宿目、77といい数字もありますので、そういったものを含めて、文献の裏打ちをこれから調整しながら、前面に出してまいりたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) 確かに、これは合わせてほうがいいと思うんですね。観光戦略の中では合わせたほうがいいと思いますので、よろしくお願いします。
最後に、産業プラザの前に市民バスの停留所がないということで市民から言われておるんですけれども、これについては検討されているんでしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 今回、まちづくり産業交流プラザの開所に伴いまして、市民の方からも市民バスの停留所というようなご要望もいただいておりますので、現在、設置に向けて検討させていただいております。
○議長(相澤 榮君) 次に、16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 私は今回、一般質問通告書により、大きく2点について簡潔に質問いたします。
まず1点目、富谷市役所大規模増改築必要ではについて質問いたします。
平成15年2月1日発行の広報とみや434号に、「新庁舎開庁!多くの皆様に利用されています」というタイトルで、1月6日、開庁式でのテープカットや23日に行われた富谷町役場庁舎落成式の写真が掲載されております。
参考までに、当時、1月20日現在の人口は3万8,235人、世帯数1万2,069世帯、今月、平成30年6月発行のTOMIYAには、5月15日現在、人口5万2,558人(前月比マイナス26人)、世帯数1万9,050世帯(プラス28世帯)と掲載されております。また、けさ、皆さん方、1階のホールを通ってきたと思うんですけれども、あそこに掲示されているものには、6月1日現在、人口5万2,531人(マイナス49人)、世帯数1万9,048世帯(プラス11世帯)と掲示されていました。当時の人口から見て、現状では約1万4,000人増加しており、新庁舎計画はそれよりさかのぼり、また、部署・職員数等を考慮した計画を立て建設したものと考えます。
富谷市庁舎の建物概要を知っている範囲で述べますと、違っている場合はお許しください。日本でも有数な社員600名以上を抱える大手設計事務所、久米設計の設計・監理で、施工はスーパーゼネコントップの鹿島建設が施工しています。建物は鉄筋コンクリート、一部SRC造、ここがSRCなどの鉄骨が入っているんですね、この辺。建築面積が2,973.45平米、延べ床面積7,866.31平米、最高部の高さ16.5メートル、地下1階、地上3階、塔屋1階で、地下には約1,000立米の水槽があります。
さきの東日本大震災において構造的に被害を受けた箇所はなかったと記憶しております。一部、議場の天井が天井つりボルトの水平補強材等の問題、当時は法的な問題はなかったんですが、ちょうど、5番、6番、この席ですね、5番、6番の席なんですけれども、その席の、ちょうど私と佐藤克彦議員の席のほうに落下しました。もし、その席にいたらと思いましたが、地震発生直前に議員全員協議会等で移動した後で、難を逃れることができたということです。
富谷市は2060年に6万都市を目指しており、現市庁舎は他市町村の庁舎と比べても、構造・内装・デザイン、そして来庁された市民に対しての動線など使い勝手、机の配置やカウンターの高さ、何よりも無駄な空間、吹き抜け等も1階ホール部分だけであり、空調等の効率や維持管理も十分に考慮した建築であり、当時、前もって計画的に無借金で建設した若生照男町長の配慮のよさが今さらながら実感させられます。
そのすばらしい庁舎も、富谷市の人口増に伴い、事務・来庁者・部署・職員の増に加え、臨時及びパート職の増加が拍車をかけております。当時の平面配置と比較すると、配置がえや移動により、やむなく現状に対応しているのが見受けられます。また、3階会議室も日によっては全て塞がり、議会関連の会議が議員控室を利用することもありました。
本年度より行財政改革が行われており、このような質問もおこがましいと思いますが、現在の状況は誰もが認識していることであり、現庁舎建設に当たり若生照男町長がとった手法等、計画的な蓄積により大規模増改築を望むものです。
強調しますが、あくまでもきょう、あすの増改築ではなく、準備すべき時期と考え、以下について質問いたします。
大きな1番目を質問いたします。
1つ、現在の庁舎は、富谷の予想人口を何名と見て計画したのか、お伺いいたします。
2つ、平成15年当時の全職員数をお伺いいたします。
3つ、当時、新庁舎には何名の職員が業務していたか、お伺いいたします。
4つ、現在では何名の職員が庁舎内で業務しているのか、お伺いいたします。
5つ、平成15年当時の課数、現状の部署数をお伺いいたします。
6つ、平成29年での3階会議室の使用件数をお伺いいたします。
7つ、現在の庁舎で改修した箇所をお伺いいたします。
8つ、現市役所は増築工事を考えて建築されたのか、お伺いいたします。
9つ、富谷市役所の増改築工事について当局の方針をお伺いいたします。
続きまして、次に大きな2点目としまして、富谷市の人口増30年続くにはについて質問いたします。
ことし4月30日の河北新報に、国立社会保障・人口問題研究所による2045年の将来人口で、東北6県の市町村では富谷市が唯一、2045年の国勢調査時よりふえる見通しと掲載されました。また、4月14日土曜日には、大きなタイトルで、「2045年東北人口減、加速・30年で31%、減620万人・自治体存続に危機感!」、東北の人口増減率の上位に富谷市のみ、増10.1%、仙台市のベッドタウンとして人口がふえ続け、市制移行した勢いを今後とも約30年間、2048年まで保つ想定と報じられ、富谷市も2060年に6万都市を目指しております。
しかし、人口の推移は、平成25年までは、年によりますが、年間1,000人程度増加していましたが、昨年度、平成29年度は約100人と鈍化傾向であり、また、月によっては、近年人口がマイナスのときが見受けられ、以前とは異なる傾向です。
人口増加には民間企業による宅地造成が必要条件であり、今までの富谷市の人口増もこのことが大きく影響しております。ことし、仙塩広域都市計画第7回定期見直しにおいて、明石台東地区・成田二期西地区と東地区が取り上げられており、これらの開発なくして富谷市の人口増は考えられなく、次回の仙塩広域都市計画第8回定期見直しに向けても、開発者や関係機関との事前協議や調整が必要と思い、今後の富谷市の人口増への取り組み等、関連事項も含め質問いたします。
1つ、現在、富谷市内で販売されている宅地・建物の状況をお伺いいたします。
2つ、仙塩広域都市計画第7回定期見直しに関し、候補地6地区の最新情報をお伺いいたします。
3つ、富谷市内でのここ1年間の開発の状況をお伺いいたします。
4つ、現状、月によっては人口が減少しているが、原因をお伺いいたします。
5つ、東日本大震災以降、平成23年度からの富谷市の人口・世帯数の推移をお伺いいたします。
6つ、富谷市が、今後、人口増に向けた取り組みについてお伺いいたします。
7つ、河北新報に掲載された富谷市について、市民の声や他市町村の反響をお伺いいたします。
以上、質問いたします。
○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの山路清一議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1、富谷市役所大規模増改築必要ではの問い1でございます。現在の庁舎は、富谷の予想人口を何名と見て計画したのかにつきましては、当時の富谷町総合計画及び庁舎整備基本方針では、6万1,000人を想定しております。
問い2、問い3につきましては関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。平成15年度の職員総数は273名で、そのうち、本庁舎勤務職員は152名でした。
問い4、平成30年4月1日現在で本庁舎勤務職員は、再任用、短時間勤務職員を含め208名であります。
問い5、平成15年度の行政組織は1局12課で、本年度の行政組織は7部2局21課6室でございます。
問い6、平成29年度での3階会議室の使用件数につきましては、301会議室から308会議室まで合わせて、29年度は2,350件使用をしております。
問い7、現在の庁舎内で改修した箇所につきましては、平成22年度に3階倉庫を監査委員室へ改修し、1階待合ホールに相談室を設置いたしました。
問い8、問い9につきましては関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。庁舎の増築については、建設当時、将来人口及び庁舎に勤務する職員数の増加にも対応できるよう、増築を念頭に置き建築をしております。議員のご質問の趣旨のとおり、組織改変に伴う職員数の増加により、執務スペースの狭隘化が進んでいることや会議室の利用件数がふえていることは否めません。しかしながら、市制施行に伴う大規模な組織改編を終えたばかりであり、庁舎の増築については相当の費用も発生することから、中長期的な検討課題と位置づけております。
質問件名2の富谷市の人口増30年続くにはの問い1でございます。現在、本市内において大規模に宅地や建て売りの販売を行っているのは、積水ハウスのスマートコモンシティ明石台となります。明石台九丁目については、今後、販売を計画している宅地が18区画、建て売りは11棟となっております。また、明石台八丁目につきましては、九丁目の販売見通しがついたことから、本年8月から241区画の宅地販売を開始することとしております。
問い2、仙塩広域都市計画第7回定期見直しにつきましては、議会冒頭の挨拶でご報告申し上げたとおり、5月15日付で都市計画変更の宮城県告示が行われました。住居系では明石台東地区が市街化区域に編入され、成田二期西地区と成田二期東地区は特定保留地区に位置づけられました。特定保留地区に位置づけられた両地区については、5月30日に市街化区域編入の申し出を宮城県に提出しましたので、来年5月の市街化区域編入に向けて手続を進めてまいります。また、工業系の成田二期北地区、成田南地区及び高屋敷西地区については、一般保留地区に位置づけられましたので、開発者や関係機関と協議、調整を図り、早期に事業化できるよう努めてまいります。
問い3、本市内におけるここ1年間の開発許可件数は1件となります。開発地は明石台四丁目の南側ブロックで、約6,400平方メートルのスーパーブロックを22戸の戸建て住宅用地に再整備するものでございます。また、湯舟沢市営住宅北側隣接地で約9,900平方メートルの山林及び農地を28戸の戸建て住宅用地に整備する開発行為の事前協議申請書が提出されましたので、本市関係部署及び国道管理者等と協議を進めております。
問い4、月別による人口減は平成27年3月より見られるようになり、時期的には2月から4月に減少する傾向となっております。減少となった要因につきましては、転出者が転入者を上回ったことによるものであり、ここ数年、転出者は年間1,900人程度でほぼ横ばいに推移しているのに対し、転入者が減少傾向にあり、平成29年度は1,883人と転出者を下回る現状にあります。なお、転入者減少傾向の原因は、宅地分譲が順調に進み、各団地の流入数のピークが過ぎたことによるものと分析をしております。
問い5、東日本大震災以降の人口の推移につきましては、平成23年度から平成25年度までは年間1,000人程度増加し、平成26年度は667人、平成27年度は367人、平成28年度は137人、平成29年度は109人の増加と鈍化傾向になっております。世帯数につきましては、平成23年度から平成26年度までは年間500世帯程度、平成27年度から平成29年度までは年間200から300世帯の増加で推移をしております。
問い6、今後の人口増加に向けた取り組みにつきましては、まずは明石台八丁目の分譲が8月から開始されることから、事業者と連携をしながら、市としても販売促進に協力をしてまいります。また、今回の仙塩広域都市計画第7回定期見直しにおいて、明石台東地区が市街化区域に編入され、成田二期西地区と東地区が特定保留に位置づけられましたので、今後は事業者と連携、調整を図りながら、早期の事業化と着実な推進に向けて取り組んでまいります。なお、計画人口は、明石台東地区が2,720人、成田二期西地区が458人、東地区が1,280人、合計で4,458人となっております。
問い7、本年3月30日に公表された国立社会保障・人口問題研究所の2045年将来推計人口の富谷市の状況については、各種新聞記事への掲載、テレビ情報番組の特集コーナーでの本市及び本市の子育て施策等の紹介、テレビニュースでの報道など、多くのメディアに取り上げられ、県内のみならず全国に発信されました。この状況については、多くの市民の皆様、そして、他市町村の方々からもさまざまな機会において話題に取り上げられ、その反響の大きさを感じております。
今回の公表とその反響の大きさから、本市の注目度と期待の高まりを感じておりますので、将来推計人口を見据え、総合計画で掲げた将来像「住みたくなるまち日本一」の実現に向けて取り組んでまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(相澤 榮君) これより山路清一君の質問は一問一答により行います。16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 初めに、富谷市役所大規模増改築必要ではについて、一問一答にて質問いたします。
通告書による質問項目順にお伺いいたします。
現在の庁舎は富谷の予想人口を何名と見て計画したかについて、当時の富谷町総合計画及び庁舎整備基本方針で6万1,000人を想定して建築したとお伺いいたしました。そこでお伺いいたします。富谷町総合計画庁舎整備基本方針等、新庁舎建築計画に当時携わったメンバーをお伺いいたします。なぜかというと、プランから非常によく、そして使い勝手など計画性があり、構造的にもよくできているので、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 計画に携わったメンバーというご質問でございます。建設の記録から申し上げますと、当時の三役、管理職で構成された新庁舎建設審議委員会という組織がございます。そのほかに一般職で構成された専門部会、6つの専門部会ございましたけれども、新庁舎建設委員会という、そちらの大きくは2つのところで検討を重ねたところでございます。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 次に、2つ目の平成15年当時の全職員数と3つ目の当時、新庁舎には何名の職員が業務したかについて、あわせてお答えをいただきました。当時、再任、短時間勤務職員、パートや臨時職員は就業していたのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 再任用職員につきましてはおりません。パート職員並びに臨時職員につきましての正確なデータは残っておりませんけれども、限りなくゼロに近い人数だったというふうに記憶しております。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 限りなくゼロということでも、パートと臨時職員は若干いたということで理解してよろしいわけですよね。
じゃあ、次に移ります。
現在、何名の職員が庁舎内で業務しているのかの中で、4月1日現在で本庁舎で勤務している職員は、再任、短時間勤務職員を含め208名とのお話がございました。この中にはパートや臨時職員は入っているのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) パート職員並びに臨時職員については、人数に入ってございません。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) では、実際的には、パート、臨時職員は今いらっしゃるのかどうか、お伺いいたします。いるのかどうか。
○議長(相澤 榮君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 本庁舎勤務のパート職員につきましては、32名ほどおります。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 続きまして、5つ目の平成15年当時の課数、現状の部署数ですが、15年度の行政組織は1局12課とお聞きしました。今年度は7部2局21課6室ということで、課だけ見ても9課ほどふえております。今後も大きな行政改革等ない限り、部署は減ることはなく、ふえるものと考えますが、当局の考えをお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 行政組織につきましては、その時代における行政課題であったり、財政状況並びに効率的な住民サービスの方法などの観点から、組織力の向上を図るために改編が行われます。組織の改編に当たりましては、多面的な検討、検証が必要であるとともに、国の法律であったり、県の動向にも大きく左右されるものでございます。したがいまして、現時点におきましては、今後の組織の増減を申し上げる状況にはございませんので、ご理解をいただければと思います。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) ふえると私は思います。
続きまして、お伺いいたします。
6つ目なんですけれども、平成29年度での3階会議室の使用件数について、先ほど間違いなければ2,350件というようなかなりの使用頻度と思いました。そこで、29年度、301から308会議室が全部埋まった日はあったのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) ございました。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) かなりの使用頻度なんですけれども、全室埋まった日は何日くらいあったのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 時間帯のほうで、執務時間ということでちょっとお調べしました。午前8時から17時までの間、全ての時間帯が塞がっているということで、埋まったという定義をさせていただいたもので調べまして、その結果は3日間でございました。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 会議室が満杯で断ったということはあったのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 会議室は職員が予約ということで使用するんですけれども、予約する時点で、まず先に予約が入っているかどうかというのが事前にわかりますので、その場合は利用時間を変更したりとか日程をずらしたりというようなことを対応してございますので、私の管理しているほうでお断りをしたということはございませんでした。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) かなり苦労されていると思います。
次に7つ目なんですけれども、現在の庁舎内で改修した箇所で、平成22年度に3階倉庫を監査委員室へ改修と、1階の待合ホールに相談室を設置したとありましたが、その他、図面を見ますと、当時1階には収入役室と教育長室があったと思いますが、間違いないのかお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 建設時の状況としてはそのとおりでございます。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) まず、2階のほうには、現在、教育長室が設けられており、また、設計当時の待合室は、今現在、市長公室のスペースに変わっていますが、これらについてお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) そのとおり、変化はしております。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 以上のことにより、一般事務のスペースが狭くなっていると思います。机等の配置や業務に支障を来していないか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 先ほどの市長の答弁もございました。当然、建設当時に比べますと狭隘化が進んでいるというのは否めないところでございますけれども、現時点において、そのことが起因としての業務上の支障というものは発生していないというふうに理解してございます。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) やりくり大変だと思うんですけれども、頑張ってやってほしいと思っています。
次に、8つ目の現市庁舎、市役所なんですけれども、増改築工事を考えて建築されたのかについてと、9つ目の富谷市役所の増改築工事について、建設当時、将来人口及び庁舎に勤務する職員の増加に対応できるよう増築を念頭に置いて建築したとありました。当時、増築はどのような方法を考えて建築したのか、現状はどのような方法を考えているのか。やるとすれば、どのような方法を考えているのか、具体的にお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 当時の建設のコンペの際、あくまでも将来計画の参考という位置づけで増築場所の提案をいただいているというのが事実でございます。ですが、当時も、それから現在も、例えば具体的な工法とかについては検討した経緯はないというのが現状までの推移でございます。しかしながら、これも今現在まではそうですけれども、今後については、職員の状況等を踏まえた時点で具体的な検討をするものというふうに認識してございます。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 大きな1番については以上でございます。
私の論旨、市長の答弁にもありましたが、市制施行に伴う大きな組織改革を終えたばかりだということで、今年度よりは行財政改革に取り組んでもおります。庁舎の増改築には多くの費用が発生します。中長期的な課題として今から考えるべきじゃないかと私は思います。そして、市のほうに私たち行政視察とかに行くんですけれども、大体の市には会派室がございます。私が議員の時代にはちょっと無理だと思いますが、会派室も後輩議員のためにぜひとも今後増改築においては考えていただきたいと思いまして、次に移ります。
富谷市の人口増30年続くにはについて、まず1つ目の現在、富谷市内で販売されている宅地・建て売りの状況は、大規模に宅地や建て売りの販売を行っているのは積水ハウスのスマートコモンシティ明石台のみとありました。その他大規模造成地はほとんど完売か、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) ほとんど完売しております。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 続きまして、小規模や開発許可(1,000平米以下)が必要のない開発販売等はあるのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 数は多くありませんが、宅地の分筆とか見受けられるような状況でございます。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 続きまして、2つ目の仙塩広域都市計画第7回定期見直しに関し、候補地6地区の最新情報の市長のお話の中で、5月15日付で都市計画変更の宮城県告示が行われ、住居系では明石台東地区が市街化区域に編入、成田二期西地区と成田二期東地区は特定保留地区に位置づけられ、この2つの地区については、5月30日に市街化編入の申し出を宮城県に提出と。来年5月の市街化区域編入に向けて手続を進めますというお話がございました。また、工業系の成田二期北地区、成田南地区、高屋敷西地区については、一般保留地区に位置づけられたので、開発者や関係機関と協議、調整を図り、早期に事業化できるよう努めますというお話があったんですけれども、まず、お伺いします。明石台東地区のみ、なぜ市街化区域に編入されたのか、具体的にお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 明石台東地区につきましては、地権者の合意形成や関係機関との詳細な協議が完了しまして、都市計画告示の日からおおむね1年以内の事業開始の確実性が高まったと判断されたことから、市街化区域に編入されました。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) これについて、例えば山林とか、原野とか何か、そういうものは影響あるのかどうか。また、あそこは大体が木は余り立っていませんし、山林はないんですけれども、その辺の影響はあるのかどうか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 中には森林とかございますが、そちらのほうにつきましては、県の自然環境保護課と協議をいたしまして、森林の20%ほどを残しながら、環境にも配慮していくというような形で計画しております。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 続きまして、成田二期西と東地区の特定保留地区とはどのような地区なのか。保留地区はどのような地区なのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 特定保留地区につきましては、地権者の合意形成や関係機関との詳細な調整の見通しがつきまして、特定保留地区に位置づけられてからおおむね3年以内の事業開始が見込まれる地区でございます。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 5月30日に市街化区域編入の申し出を宮城県に提出し、来年5月の市街化区域編入に向けて手続を進めるとは、これはどのようなものなのか、具体的にお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 成田二期西地区と東地区につきましては、事業開始の確実性が高まったと判断されたことから、来年5月の市街化区域編入に向けまして説明会の開始、また、市街化区域編入案の縦覧、市及び県の都市計画審議会に付議していくということでございます。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 3つ目の富谷市内でのここ1年間の開発の状況なんですけれども、開発許可1件、明石台四丁目だったと思ったんですけれども、南ブロックで6,400平米のスーパーブロックとあったんですけれども、このスーパーブロックというのはどのような状態なのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) スーパーブロックというのは都市計画用語でございます。大区画とか集合街区のようなもののことをいうことがスーパーブロックでございます。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) わかりました。
じゃあ、その広いところを今度造成、細かく分譲すると思うんですけれども、12戸ですか、先ほどの話で。これは大体平均、その宅地は大体何平米くらいになるのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 明石台四丁目の開発でございますが、当地区については、地区計画、最低敷地面積が250平米と定めておりますので、平均宅地は257平米ということになっております。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 続きまして、湯舟沢市営住宅の北側だったと思ったんですけれども、約9,900平米、山林及び農地の開発行為、事前協議申請の提出があるとお聞きしました。関係課、それから、国道管理者と協議を進めておりますというような話だったんですけれども、地権者は何名くらいいらっしゃるか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 現在11人でございまして、今後、開発者のしあわせ不動産のほうで全て取得していくという方向で報告されております。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 最後のしあわ、何ですか。最後のところ、もう一度お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) しあわせ不動産株式会社が開発者となっております。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 続きまして、4つ目の月によっては人口が減少しているが、原因は平成27年3月より見受けられたということで、2月から4月に減少する傾向ということで、要因的には転出者が転入者を上回ったということでございます。各団地の流入のピークが過ぎたと分析してございます。その他の要因はなかったのか、お伺いいたします。というのは、2月から4月間なんですけれども、就職、入学時期であり、それらにより転出の増はあるのかどうか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 市民課長。
○市民課長(渡邊美智子君) 議員のおっしゃるとおり、その他といたしましては、2月から4月は就職、それから、進学、転勤の時期でもありますので、そのことによる転出増になるものと見ております。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 続きまして、5つ目なんですけれども、東日本大震災以降、平成23年から富谷市の人口・世帯数の推移についてなんですけれども、人口、平成23年度から25年度までの年間1,000人増加で、その次、私、聞き逃しましたけれども、26年以降の人口推移について再度お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 市民課長。
○市民課長(渡邊美智子君) 26年度は667人、27年度は367人、28年度は137人、29年度は109人の増加となっております。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 続きまして、質問なんですけれども、これはトヨタ関連企業による影響が非常に私は大きく関係しているものと思いますが、当局の見解をお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 確かにトヨタ関連ということで、当時のセントラル自動車が平成23年に移転する際には、従業員と従業員の家族の方を含めて多くの方が富谷のほうにも転居をされていただきました。現在は、その傾向は落ちついておりますので、そういった傾向は事実としてはあるものと考えております。
○議長(相澤 榮君) この際、午後1時まで休憩します。
午前11時58分 休憩
午後 1時00分 再開
○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 続きまして、大規模団地の販売が明石台のみの現在、この傾向は成田二期西・東の販売まで続くものなのか。また、人口減の昨今、富谷市の宅地・建物の販売に影響はないものなのか。人口増を報道している関係機関や開発予定業者の動向を踏まえ、当局の見解をお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 人口のほうにつきましては、今年8月から新たに明石台八丁目で241区画の販売が始まりますので、多少ではございますが、増加傾向に転じると思われます。
また、本市の住宅需要は依然として高いということで、ハウスメーカーからも問い合わせが多くありまして、開発予定者のほうも宅地販売に関する不安はないということで聞いております。
本市といたしましても、開発周辺には既に小学校、中学校、病院やスーパーマーケット等の生活利便施設が整っておりますので、あとは泉中央まで10分圏内という立地条件もございますので、宅地需要は高いのかなと考えているところでございます。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 今のちょっと答弁ございましたけれども、開発関係というか、ハウスメーカーの問い合わせが多いという話を聞いたんですけれども、例えばハウスメーカーからどのような問い合わせがあるのか、具体的にわかればお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 通常どおり、富谷のほうでそういった宅地がありますかというような形の問い合わせが、市のほうにもたまにございますし、あと開発者のほうにもちょっと相談があるということで聞いております。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 続きまして、6つ目ですが、富谷市が今後人口増に向けた取り組みについて、8月から開始される明石台八丁目の分譲に、事業者と連携し、市も販売促進に協力してまいりますというような話を聞いたんですけれども、具体的な協力策についてお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 具体的な協力策でございますが、現在も市のホームページ上に住宅地を分譲している団地として紹介をしておりますので、まずはこういったホームページを活用しながら、市としましてもPRをしてまいりたいと考えております。また、これまでも事業者の現地での住宅見学会、こういった際に市長が直接出向いていただきまして市のPRをしていただいているということもありますので、こういったところについても、こういった機会も設けていただきながら、市としても販売促進に向けてPRをしてまいりたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 続きまして、仙塩広域都市計画第7回定期見直しにおいて、明石台東地区が市街化区域、成田西地区と東地区が特別保留に位置づけられ、着実な進行に向け取り組んでおりますというような話をお伺いいたしました。これらの開発において、富谷市の開発指導要綱、これに従って従来どおりの指導なのかどうか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 従来どおりの指導をしております。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 現状の富谷市の指導要綱なんですけれども、昭和56年10月、富谷町のとき作成制定されております。開発指導要綱は、宅地開発・住宅建設に伴う地方公共団体の財政負担の軽減や良好な都市環境の整備を目的として制定された行政指導の指針で、今から約半世紀前、1967年に兵庫県川西町で制定されたものが日本最初の本格的な指導要綱であります。
内容的には、道路、公園などの建設基準、また周辺住民との調整、計画人口、駐車場の設置、そして寄附金の基準です。しかし、現在では、住宅・宅地の円滑な供給の観点から、指導要綱の一部に行き過ぎがあるとされ、1983年以来、当時の建設省の宅地開発等指導要綱に関する措置方針により是正が図られているのが現状であります。
富谷市の開発指導要綱に関しては、明石台開発負担金による特別委員会が設置されたこともありますし、今回、余り詳しくお伺いしませんが、今日の富谷市があるのもこの開発指導要綱が大きく貢献しております。
そこでお伺いいたします。富谷町から富谷市になりましたが、昭和56年当時の開発指導要綱の内容において、今まで改定した箇所はあるのか。すなわち、昭和56年10月の開発指導要綱のままなのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 基本的な改正はありませんが、現況に合わせまして、計画人口1戸当たり「4人」から「3.5人」、あとは宅地の最低敷地面積を「230」から「200」に変更したという経過がございます。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 今、2点ほどお伺いいたしました。今後も富谷市開発指導要綱において、開発に伴う公益用地及び負担金において、公益用地は集会場、ごみ集積場、小中学校、保育所、児童館、住居・宅地についての下水道施設整備負担金、ごみ施設整備負担金、水資源負担金等について、当局の方針をお伺いしたいんですけれども、特に、今、小中学校の用地なんですけれども、小学校、地区によっては、例えば日吉台小学校でありますと、今、日吉台から通学している人よりも杜乃橋から来ている方が多いと、80%くらい杜乃橋ということでありますので、それらを含めて、当局の方針をお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 現在、開発負担金のほうにつきましては、見直しの考えはございません。公益用地の確保につきましては、開発地区の周辺の環境に異なりますが、先ほど話があったとおり、既存の小学校、中学校が、周りに用地が必要ないと判断される場合には、施行前の土地の価格を基本として金銭負担で対応を考えていきたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 私個人で申しわけございませんけれども、考える時期かなと私は思っております。
続きまして、7つ目の河北新報に掲載された富谷市について、市民の声や他市町村の反響の答弁について、各種新聞記事への掲載、テレビ情報番組による子育て支援等の紹介ニュースなどでの報道など、多く取り上げられ全国的に紹介されたことは、今後の富谷市の発展につながり、市民の誇りでもあり、先人、そして、何より若生裕俊市政の努力があったと私は思います。
報道された内容に向け、市長を先頭に執行部、議員、市民が一致団結し、5月31日に河北新報に掲載された愛称TOMI⁺等を活用し、その中での市長答弁のベッドタウンからの脱却を目指し、若者や女性、高齢者の起業・創業を支えたいと述べた記事に対し、前進あるのみと考え、結びになりますが、市長の決意をお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 今回の、先ほども答弁申し上げました、今回、仙塩広域都市計画第7回定期見直しにおいて、住居系3地区、工業系3地区、いわゆる満額でお認めをいただいたというのは大変大きいことでございまして、今後、そういう意味では、これまでどおり、引き続き子育て支援だったり、あらゆる取り組みはしていくわけでございますが、受け皿が今回さらにしっかりと認めていただいたということで、住居系3地区、工業系3地区、受け皿がしっかり整ったということでございますので、そういう意味では、さらに子育て支援、その他、富谷を「住みたくなるまち日本一」の充実に努めていきますし、さらに、自立した都市基盤の確立という意味で、工業用地のほうの事業開発を含めて、そのためにいわゆる今回7月1日オープンするTOMI⁺は、そこの起業・創業支援の拠点施設としてさらなる起業家の育成に努めながら、まさに、これもひとえにやはり議会と執行部、今、市民の皆さんも本当に含めて、オール富谷で前に進んできたことがこの富谷の勢い、発展につながっているかというふうに思いますので、これからも引き続きオール富谷の体制で前進していきたいというふうに思いますので、ご協力いただければというふうに思います。
○議長(相澤 榮君) 次に、12番出川博一君。
○12番(出川博一君) それでは、私からの一般質問に入ります。
6月4日に行われた前回定例会以降の市長挨拶への私なりの所見を述べたいと思います。これは持ち上げでも何でもありませんけれども、事実をお話ししたいと思います。
定例記者会見を利活用するなどして、3月27日に「富谷市待機児童ゼロ宣言」、それから、5月11日には「富谷市イクボス宣言」、これは県内の単独自治体で初の試みということですけれども、これらの記事がマスコミ等に取り上げられました。市長のいろいろの施策・熱意が職員にも浸透してきたあらわれだと感じております。
河北新報社の富谷支局開設の効果もありますが、その後、富谷茶の茶摘み、富谷市まちづくり産業交流プラザ「TOMI⁺」の開所とそのイベント記事、今週には、6日にニュースポーツ「パルクール」の全国大会が富谷スポーツセンターにおいて国内初の公式大会として開催されるとの記事もありました。
ここのところ、河北新報の記事掲載は、富谷支局開設と相まって、市長、副市長が中心に富谷支局を盛り立てようと、職員への情報提供を呼びかけた効果のあらわれであると思っています。これからも富谷市の記事がどんどん掲載され、元気で活力あるまち富谷市の売り込みをお願いしたいと思っています。
ただ、これからの正念場は、7月1日開所のまちづくり産業交流プラザ「TOMI⁺」の動向かなと思っています。地方創生の大号令のもと、県内の自治体間あるいは東北一円を初め、競争は激しく相応の結果を出すことは至難のわざかなと危惧しているところでございます。担当部署にはぜひ頑張ってもらいたいというふうに思っております。
では、行革初年度予算への反響はと題した質問の論旨に入ります。
平成30年度一般会計当初予算は、歳入歳出それぞれ127億1,600万円で議決され、4月から執行されています。行政改革基本方針及び実施プランに基づく事務事業の見直し等より、対前年度比3億500万円減の予算編成になっています。実施プランで示された窓口の民間委託とか市立幼稚園のあり方、給食センターの民間委託、総合運動公園の管理者制度への検討、これらの4つについて、30年度中に実施の可否を判断することを掲げております。
これらのテーマは、市民に直接影響の出る事業見直しであると思われます。早目にアナウンスと説明が必要であるとの論点で、広報とみや4月号別冊に掲載された平成30年度予算の市民からの反響について伺います。
1つ、平成30年度予算への市民の反響は。称賛する声と厳しいとする声の両方についてお伺いします。
2つ目、高齢者に係る事業で、平成30年度、休止、休むということですね。及び予算減額になった主な事業は何かお尋ねします。
3つ目、予算編成に当たり、関係団体等への説明はどのようにされたのか、お尋ねします。
4つ目、富谷町、これは平成23年から32年度までの計画ですので、富谷町と表現させていただきます。富谷町スポーツ振興基本計画は、平成30年度予算でどのように反映されたのか。
5つ目、市委嘱のスポーツ普及員の位置づけについて質問します。
次に、3月に公表された介護保険事業計画及びデータヘルス計画と昨年から動き出している健康推進計画について伺います。
議員各位には、3月から4月にかけて4冊の計画冊子が渡されています。列挙すると、国民健康保険第2期保健事業実施計画(いわゆるデータヘルス計画)・第3期特定健康診査等実施計画、2つ目として、高齢者保健福祉計画・第7期介護保険事業計画、3つ目として、第5期障がい福祉計画・第1期障がい児福祉計画、そして、4冊目として、教育振興基本計画が相次いで公表されました。
教育振興計画を除く各計画は、継続性のある事業計画です。各種計画における最終年度での結果のまとめと、未達事項、いわゆる目標を達成しなかった場合、その要因分析をし、次の施策に生かすことをルーチンとすべきとの論点で、介護保険事業計画及びデータヘルス計画、健康推進計画について伺います。
1つ、第7期介護保険事業計画は2025年を見据えた長期計画とありますが、具体的な対策はあるのか、お尋ねします。
2つ目、データヘルス計画の狙いとすることは何なのか。
3つ目、平成29年度スタートした健康推進計画の進捗状況はどのように進んでいるのか。
以上が私からの質問です。よろしくお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、私からただいまの出川博一議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の行革初年度予算への反響はの問い1でございます。平成30年度当初予算は、本年2月13日に報道発表し、各新聞に取り上げていただきました。本年に限らず、予算について市民から直接寄せられる声は、そう多くはございませんが、富谷市が今回、財政、行政、将来持続可能な行財政運営のためにということでの行革への取り組みについては、かなり多くの市民の皆さんがご理解をしてくれているというふうに感じております。
その中、旧富谷町時代を含め35年ぶりに財政調整基金からの繰り入れをせずに予算を組んだという新聞報道を受け、他自治体の財政部局や関係機関からの称賛の声をいただいております。
問い2でございます。高齢者関連事業で休止及び予算減額としたものにつきましては、紙おむつ支給事業、健康フェスティバル事業の2件について減額、火災警報器給付事業については、事業創設から10年が経過し、防災意識の向上と設置義務が浸透してきたことから、廃止としております。
問い3の予算編成に当たり関係団体等への説明につきましては、昨年実施した事務事業の見直しの中で見直しの影響が大きいと思われる団体や事前調整が必要となる団体に対して、所管課から見直しの趣旨や内容説明を通してご協力をお願いをしております。
調整を要した主な事業は、認可保育所運営事業における市独自の上乗せ補助の見直しや中小企業振興資金の協調倍率の見直し、スポーツフェスティバル開催の見直しなどで、関係団体のご協力をいただきながら見直しを図っております。
今後も行政改革実施プランを推進する上では、関係団体等との事前調整は必要と考えておりますので、継続して対応してまいりたいと考えております。
問い4の平成30年度予算と富谷町スポーツ振興基本計画の関連性につきましては、当該基本計画が予算編成に対して直接的な拘束力を持つものではなく、本市のスポーツ振興の基本理念や方向性をお示ししているものと理解をしております。
なお、本年度のスポーツ関係事業については、社会情勢や市民ニーズの変化に伴う参加チームの減少を踏まえ、9人制バレーボール大会の開催を見送ったところです。また、スポーツフェスティバルについては、各スポーツ協会が主体的に活動できる環境となったことから、開催を見送りました。これら事業は、基本計画における生涯スポーツの振興に位置づけられておりますが、年々、スポーツ協会の活動が活発化し、自主的な大会運営も行えるようになっている側面があります。
今後のスポーツ振興の方向性としましては、多様なスポーツニーズに対して行政とスポーツ協会、総合型地域スポーツクラブ等が連携し、総合的な視点でバランス感を欠くことのないように配慮し、取り組んでまいります。
問い5、市委嘱のスポーツ普及員につきましては、地域における体育組織の確立等を目的に設置され、各行政区からの推薦を受け、2名以内で委嘱をしているものです。また、行政区を参加対象とした市主催のスポーツ事業において、行政側からの周知に対する各行政区の連絡調整役としてご協力をいただいております。
行政改革との関連性においては、スポーツフェスティバル等開催が見送られた影響で、行政側との調整業務が少なくなっている部分がありますが、地域におけるスポーツ振興の推進という職務は変わることがございませんので、引き続き、連携、協力を進めてまいりたいと考えております。
質問件名2のデータヘルス計画と健康推進についての問い1でございます。第7期介護保険事業計画の具体的な対策につきましては、団塊の世代が75歳以上となる2025年を目途に、特に介護認定の割合が高くなる後期高齢者の方々ができるだけ介護保険に移行しない対策が重要となってまいります。そのためには、地域住民が世代を超えて支え合う互助の仕組みづくりを重点とした本市独自の地域包括ケアシステムの深化、推進を図っていくことが必要です。
具体的には、第7期計画の概要版に重点事業として掲載しております(1)介護予防・日常生活支援総合事業の推進、(2)市民協働で高齢者を支える仕組みづくり、(3)認知症に理解のある地域づくり、(4)地域包括支援センターの機能強化の4事業の充実及び継続が大切と考えております。
問い2、データヘルス計画は、保険者がPDCAサイクルによる効果的かつ効率的な保健事業を実施することにより、被保険者の健康保持を増進することを目的としております。本市においては、国保データベースシステムを活用し、健康や医療に関する情報を分析した結果、高血圧症及び脳血管疾患対策、糖尿病対策、がん対策、筋骨格疾患対策、受診行動適正化対策の5つの健康課題が明確となりました。この健康課題への対策として、本計画にポピュレーションアプローチによる疾病の重症化予防及び適正受診の推進などの実施方法と評価指標を明記し、確実性のある運用に努めることで、国保被保険者のみならず、市民の健康づくりに取り組むことを狙いとしております。
問い3、富谷市健康推進計画は、市民一人一人の日常生活そのものが健康にプラスになるよう行政や地域社会がサポートする仕組みであるヘルスプロモーションの考え方に基づき、7カ年の計画として策定したものでございます。本計画の1年目の進捗状況については、健康づくり推進協議会において本計画の年度ごとの評価及び進捗管理方法についてご審議をいただきました。
また、適切な情報共有や課題対応による多面的な健康づくりの施策を展開するため、庁内関係各課で構成する富谷市健康づくり推進ネットワーク会議を設置し、関連事業の棚卸しを行い、目標達成のための取り組みについて意見交換を重ねてまいりました。本年度においては、本計画を着実に推進していくため、PDCAサイクルによる進捗管理を実施するための評価票を整備していくこととしております。
以上です。
○議長(相澤 榮君) これより出川博一君の質問は一問一答により行います。12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 一番最初の市民の反響なんですけれども、この質問の答弁としては否定的なものは出てくることはないでしょうけれども、ということは、押しなべて称賛の声が多いと。それもどちらかというと、市民じゃなくて、行政機関の関係の人が多くて、批判の声はなかったというお話なんですけれども、それは全然なかったのかどうか、お尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) ご批判というよりは、問い合わせ等々は町内会等からあったというふうに関係課から事情は聞いております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) それは、いわゆる行政区長さんからのお話というのは、差しさわりのない範囲でお聞かせいただければと思います。
○議長(相澤 榮君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 一例を申し上げますと、予算ですので上限というものを設けた事業がありますけれども、その中身について問い合わせを受けたということでございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) スポーツフェスティバルを休止としたという答弁をもらいました。その理由についても触れられましたけれども、このスポーツフェスティバルの開催目的、意図としてニュースポーツの普及が挙げられておりますけれども、この目的は達したのかどうか、お尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) ニュースポーツにつきましては、トレンドもあって、スポーツがいろいろ生み出されている状況でもあるんですが、例えばペタンクなどは単位協会が、スポーツ協会が設立され、グランドゴルフなんかも主体的に運営されているという側面がございますので、全て完結したということではないんですが、まず一定のところでは普及・促進に努めている状況にあると判断したものでございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) そうすると、担当課の判断としては、これ以上、ニュースポーツについてはあえて推進する必要はないという判断なのでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 決してそういうことではございません。まだ、例えばキンボールという種目などはPTAを通じて広く普及促進をしようということをスポーツ普及員とも協議している状況でございますので、ニーズ、あとはどのようなスポーツが市民の方に受け入れられるのかということは、トータルで考えながら普及促進は努めていくというスタンスでございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 先ほど、ニュースポーツのペタンクで競技団体ができたというようなお話を聞きましたけれども、そういう意味でこの五、六年、ニュースポーツを推進したことによって新たにできた競技団体は幾つぐらいなんでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 今認識しているレベルではペタンク協会というところでございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) だとすればもう少しやっぱり推進の余地といいますか、それぞれ今本当に皆さんのニーズ、それから、考え方も変わってきていますので、この競技に一本にというような時代ではなくなってきていますので、その辺のところについての担当課としての考えをお尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 確かにいろいろな切り口、視点は必要かと認識しております。これまでもいろいろなニュースポーツが出て、盛り上がってはまたちょっと廃れる、そういう繰り返しが当然ございますので、息長く市民の方が活動できるというものはどの辺なのかというところも見定めながら、普及促進は努めていきたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 答弁がうまくて、だまされそうなんですけれども、健康フェスティバル、昨年、29年度開催に当たっていろいろの議論があったというふうに聞いておりますけれども、その内容について、答弁できる範囲でお願いしたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 保健福祉部次長。
○保健福祉部次長(中山高子君) 29年度の開催につきましては、結構バス代とかが増加しているというようなところから、そのバス代のところをどうするかとか、あとは昼食の問題ですとか、あと競技内容とかについて、事務局であります公民館と協議をし、その結果を健康フェスティバルの実行委員という形で実行委員を開催しておりますので、その中で協議していったというふうな形になってございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) そうなんですよね。ご高齢の方、一堂に会してという中で、いわゆる11時45分とかで終わって、食事が出ないんだよとかという声を多く聞くんですけれども、その辺についての批判といいますか、声をどのように受けとめておられるのか、お尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 保健福祉部次長。
○保健福祉部次長(中山高子君) 昼食については、やはり反省会の中でもそういう声は聞こえてきたところではございますが、老人クラブの中では、昼食が出ない分、老人クラブのほうで帰っていった後に会合を持っていろいろと反省会をしたというような、そういった声も上がっておりますので、全部が全部そういう批判的な声ではなかったと認識しております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) そして、健康フェスティバルについては、いわゆる市側の持ち出しがなくて、これは補助金なんですけれども、補助金をもらった老連主体で運営するという方向になったようなんですけれども、これは今後ともそういう方向になるというふうに理解してよろしいんでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 保健福祉部次長。
○保健福祉部次長(中山高子君) これにつきましては、長寿福祉課のほうから50万円の補助金という形で出しているわけでございますが、その中で今後も行っていくという形で老人クラブへもお知らせをしているところであり、老人クラブの事務局である公民館のほうともお互いに協議して行っているところではございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 今のお話だと皆さん納得づくの上だというふうに聞えてくるんですけれども、必ずしもそうでないという声も聞こえるんですけれども、その辺のところについて、もう一度見解をお願いしたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 保健福祉部次長。
○保健福祉部次長(中山高子君) 補助金に対しては、老人クラブ連合会への50万円での補助金の中での開催という形で行っていくという形でお話をさせていただいているところではございます。そして、30年度の開催の内容につきましては、ちょっと公民館から報告を受けたところでは、4月26日の役員会において、午後までという形の開催という形と、競技の見直しというところは聞いておるところではございますが、昼食については各老人クラブの持ち出しという形で、前回というか、健康フェスティバルを行う前での形式で行っていくというふうな形での報告は受けているところでございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) それでは、富谷町スポーツ振興基本計画についてお尋ねいたしますけれども、これは古い計画で、その中に施策目標として、成人の週1回以上のスポーツ実施率50%以上を掲げております。これについて、29年度時点での成人週1回以上のスポーツ実施率は何%か、お尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 詳細データちょっと持ち合わせてございませんが、50%にはまだ達していないものなのかなということでは認識はしているところでございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 32年度までですから、今30年度、あと2年しかない。その中で、今その数字も把握しない中でこれは推進できるんでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 私の認識がちょっと不足しているだけかもしれません。実際、富谷市で教育振興基本計画というものをつくらせていただきました。その際にスポーツニーズに対するアンケート等も中に包括してとってございますので、改めてそちらを精査すればその数値的なもの、ちょっと近いもの出てくるかもしれませんが、済みません、今即答できないんですが、ただ、目標としては今後さらに推進していかなければならない状況にあるのかなと考えています。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) そうなんですよね。教育振興基本計画の中に、去年、調査をしまして、41.3%という数字が出ております。ですから、これからそれを50%までやるというためには、今度の30年度予算で何らかの対策というか、そういうものを立てておかないと到底無理だと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 教育部長。
○教育部長(佐藤英樹君) 確かに目標数値には至っていません。8年前に策定して、30年度から充実期ということで、それに取り組んでおりますが、このスポーツ振興基本計画につきましては32年度までとなっておりますが、今回、富谷市教育振興基本計画、先ほどお話あった中で、こちらのほうでも生涯学習についての計画のほうを改めてアンケートと変わりました。あと、市の総合計画と教育振興基本計画をあわせて、改めてスポーツ振興についての計画のほうを32年度を待たずに策定していこうと今考えております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) ただ、これを23年に古い基本計画は作成したわけなんですけれども、平成22年度のアンケートの結果は、この50%以上というところが調査の結果43.9%、つまり7年間で2.6ポイント低下している。この低下の要因については分析されているんでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 教育部長。
○教育部長(佐藤英樹君) 施策について、25施策のうち、取り組んだものについては確認はしていますけれども、そのパーセンテージについては具体的には調べてはおりません。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) いやいや、今お話しになった25項目は、いわゆる成人の週1回以上のスポーツ実施率50%以上を達成するためにどうするかという枝葉の部分だと私は思うんですけれども、それじゃなくて、根本の目標について、32年度まで50%以上は達成できるんですか、お尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 教育部長。
○教育部長(佐藤英樹君) これから新しい計画も含めて、それに達成するように努力したいと思います。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 私も今回見て驚いたんですけれども、やっぱり計画というのは最初つくるときは華々しくやるんですけれども、あとは知らないといいますか、7年前の目標だから、昔の話だから、というようなことで、何か全然意識されない行政執行をしているんじゃないかというふうに思うんですけれども、その辺についてもう一度お尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 教育部長。
○教育部長(佐藤英樹君) 今お話しのあったとおり、計画だけ立てれば終わりという考えではなく、一つ一つの施策について取り組んできたつもりでございます。でも、その結果が目標は達成はしていませんので、それを達成するために改めて個々の施策を見詰めて新しい計画に反映していきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) それでは、スポーツ普及員の件についてお尋ねします。
スポーツ普及員の職務は何なのか、お尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) スポーツ普及員につきましては、各行政区から行政区長の推薦をもって本市教育長から委嘱しているものなんですが、まず一つは、各地域、各町内会におけるスポーツの振興、これが一つ挙げられるかと思います。もう一つは、あとは行政側が行う事業、スポーツイベント等の連絡調整役というこの二面性があるものと理解しております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 今2つお話ありましたけれども、まさにそうなんだろうと思うんですけれども、いわゆる市民の受けとめ方とすれば、端的に言えば、体育事業の人集めと業務運営のサポートだというふうに、私は、皆さんは端的にそう思っているんだと思いますけれども、その辺の認識についてはどのようにお考えでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) そのような受けとめ方については否定するものではございません。当然ながら、行政区の皆さんに幅広く周知していただきたいという事業に関しては、スポーツ普及員さんを限りなく活用して、ご協力いただいていた側面がありますので、その部分については否定できませんが、前段で申し上げましたが、各地域におけるスポーツの普及、イベントの企画等々に対する部分もございますので、二面性はあるということで理解しております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 町内会の役員構成の中でいろいろあるんですけれども、その中で、例えば定額の報酬が出ているのはスポーツ普及員、あと環境衛生の方もそうですけれども、そういう意味で、教育長の委嘱でというふうになっていますけれども、定数は何人になっているんでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 各行政区2名以内ということでございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) だとすれば、30年度のスポーツ普及員の人数は何人ですか。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 30年度は46行政区で84名でございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 84名ですね。各行政区ごとに町内会役員の選出方法は違うかと思うんですけれども、私が住んでいる明石台地区の6行政区については、体育部の役員が担当するというようなことで決まっておりまして、その人選は12月ごろから始まるんですよ、実は。市のほう、これは教育委員会さんなんでしょうけれども、いわゆる次年度の事業予定、例えば先ほど答弁ありましたけれども、9人制バレーボールはやめにしましたよとか、そういう情報は12月ごろに出せないのかどうか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 当然、事業を実施するということであれば予算の裏づけが必要なものはほとんどでございます。ですので、予算編成、こちらの要求、またそれに対する査定から確定というプロセスを踏まえる中で、タイミングがもし合うのであれば、そういう事業がもし見直しというようなものがあるのであればお知らせすることは可能かと思うんですが、ただ、時期によっては未確定要素が多くて明確にお示しすることもできないということもあろうかと思います。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) それは、ということは、1月、2月のぎりぎりの段階で決まったんだということになるんですか。私はそうではないと思うんですよ。もう少し早目にある程度方向性が出て、それを早く各行政区長に伝えるということは必要だと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 当然、町内会、行政区の方を対象にしている事業であれば、早目の周知というのは当然必要なスタンスだと理解しておりますので、その考えには相違するものではございません。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) では、30年度スポーツ普及員を経由して、市主催のスポーツ行事はどのようなものがあるのか、お尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 1つは7月に開催する家庭バレーボール大会が1つございます。あとは年を越しますが、2月にやります卓球レクリエーション大会、この2つが主なものになろうかと思っております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) だとすれば、従来からのスポーツ行事で30年度で外れた行事は何々か、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) スポーツ普及員さんにお願いしている部分としては、9人制バレーボール大会があります。あとはスポーツフェスティバルというこの2つに関しては今回なくなった部分でございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 今の答弁の中にあったスポーツ行事、30年度についていいますと、スポーツ普及員は各行政区1人で十分なんじゃないでしょうか。結局は、従来は大変だったのは、体育祭があって、その人集め等、いわゆるチームをつくるとかそういうもので大変なのでというような位置づけで各町内会あるいは市民は感じていると思うんですよ。その辺についてのご見解をお願いします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 確かに1名でスポーツ普及員という行政区もございますので、であれば全て1名で、業務のウエートも考えて全て1名かという判断も、当然、考え方も必要かと思っております。ただ、現段階で全てを1名で統一するという判断が各地域の実情に沿ったものかどうかというのは、まだ、ちょっと検討する余地があるのかなと考えております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) それが決まった時点で、例えばそれは2月ぐらいに決まるのかもしれませんけれども、3月の時点で、いや、来年度は普及員は1名でいいよというふうなことはお話しできないんですか。私は、年度、年度で、その事業によってフレキシブルに対応が必要ではないかと思いますけれども、その辺について見解をお願いします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 確かに議員さんのおっしゃるところ、ごもっともな部分ございます。要は、こちらからの連絡調整役という側面だけに軸足を置いて考えれば1名で足りるという判断は成り立つのかなと思いますが、いや、うちの町内会は2名いることで独自の行事もうまく機能しているんだよという実情があるかどうか、そこはまだちょっと把握しかねておりますので、検討させていただきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 苦しい答弁なのはわかるんですけれども、ただやっぱり、その辺はいわゆる5,800円、定額で報償費を払っているわけですから、今の定員は2名以内なわけですから、それを1名にすれば約25万はお金が浮くんですよ。そうすれば、さっき言ったスポーツフェスティバルとかそういうものに、あるいは食事を出すとかそういうものにも使えるので、その辺のところは今の範囲内で私はできることだと思うんですけれども、もう一度、その辺について見解をお願いします。
○議長(相澤 榮君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(小山 温君) 議員さんの意見を参考に検討してまいります。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) それでは、余り新任の課長さんをいじめるとあれですから、今お話ししてわかるように、そろそろスポーツ普及員のあり方、これについて検討すべきかと思いますけれども、この辺についての見解を、じゃあ、部長にお願いしたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 教育部長。
○教育部長(佐藤英樹君) 議員さんが言っているとおり、ごもっともな点がたくさんあります。一つ、普及員は、市でやっているスポーツの人数集め、下請ではなくて、実際にその地区の中でどのようにスポーツを進めていくかというところも普及員の一つの仕事であります。それがまず1点。あと2つ目は、やはり来年度は1人です、その次は2人ですと、ころころと変わるのもやはり地域の中での組織のあり方もありますので、あと、今回、運動会等について中止していますけれども、今後、それについて考えていきますということを、変わるものは何かと、そういうときにやっぱり普及員さんを急に2人にしてくださいといってもできませんし、そういう普及員さんの方々の考えというものも聞くいい機会となりますので、そういうものを含めて、市の体育行事をいろいろお願いする部分と、あと地域の体育を広げていただいて、先ほど、50%を超えるようなときに、いろいろなことをしていただければなと思っております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) それでは、2つ目の質問に入ります。
第7期介護保険事業計画なんですけれども、この計画書は3月に完成したわけなんですけれども、これは計画書を作成するに当たって業務委託をしてやっております。27年7月には第6期計画策定でサーベイリサーチセンターというところが1,000万円で落札しております。そして、今回作成の2次のものについては28年7月に同じ業者が1,200万で落札、契約しております。
私は、3年間の、3年前のベースが資料としてあるわけですから、自前での策定はできないのかどうかということについてお尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 保健福祉部次長。
○保健福祉部次長(中山高子君) 計画の策定に関しましては、計画の基礎となる実態把握調査の実施とか、実施した分析、あと給付分析等について、やはり専門的見地からのアドバイスも必要であるということと、また、第7期におきましては、介護保険計画の大きな改正もございましたので、その解釈方法、それを反映した計画等をするために、やはり専門的な専門社会調査士等のアドバイス等が必要という見地から、業務委託させていただいたものでございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 当然、必要だからという答弁にはなるんでしょうけれども、これからのものについてもやっぱりそんなスタンスで、業務委託でどんどん外部に税金を出していくというようなスタンスなのかどうか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 私もこの件については何度も庁内の会議でお話をしていまして、どうしても計画づくり、義務づけられているものも含めて、年間ずっと通して次々と計画づくりが続いているわけで、その部分に関しては、全庁的に、実は議員が今ご意見にあったように、最初の1回目は、どうしても専門的な見地が必要な部分に関してはどうしても委託をせざるを得ない。ただ、見直し等につきましてはなるべく自前でやるようにという指示は出しております。ただ、今答弁があったように、物によっては専門性の必要な部分に関してはやむを得ないという部分がありますので、その辺はしっかりと見きわめながら、ただ、自前でやれるものは自前でやるように、今はやるように指示はしているところでございますので、なるべくそういうふうにしていきたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) それでは、具体的な介護保険について、29年度の保険サービス給付費は、これは第6期の計画ですけれども、28億6,000万が計画されておりまして、実際の見込み額も実数は出ているかと思いますので、それについてお尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 保健福祉部次長。
○保健福祉部次長(中山高子君) 見込み額につきましては、23億5,500万円程度となってございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 今の答弁で、29年度の保険サービス給付費は計画比で5億1,000万の減だと。第6期を通じて、要介護認定者数は毎年50人程度の増加に頑張ってとどめていただいているということと、要介護出現率も3年間で13.6、ずっと横ばいで3年間経過したという成果と見ていいのかどうか、その辺についてお尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 保健福祉部次長。
○保健福祉部次長(中山高子君) 議員のおっしゃるとおりでございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 第6期計画の計画値と実際の給付費の比較をいたしますと、20年度では計画比で1億4,000万円の減、28年度計画比では2億7,000万円の減、先ほど説明があった29年度では計画比で5億1,000万円の大幅減のこの要因は何なんでしょうか。3年も減が続くというものについて、ちょっと理解できない部分があります。
○議長(相澤 榮君) 保健福祉部長。
○保健福祉部長(奥山育男君) 大幅な減の関係ですが、これは介護保険事業や高齢者保健福祉事業のみならず、これまでの健康づくり事業であったり、食育事業、また、教育委員会での生涯学習事業、そういった取り組み、それによりまして、その取り組みに対する多くの市民の皆さんや関係機関、団体の皆さんのご理解とご協力があって、そういった積み上げた結果がこのような費用、先ほど議員がおっしゃったような、出現率のほうも県や全国の18%台に比べて13.6%ぐらいで維持されている。そういったところが大きな原因ではないかと考えております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 非常に担当部のご努力には感謝するところなんですけれども、介護保険料は、いわゆる介護サービス給付費の3年間の見込みを立てて、それに見合う保険料を設定するという仕組みかと思うんですけれども、その認識でよいのかどうか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 保健福祉部次長。
○保健福祉部次長(中山高子君) そのとおりでございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) そうすると、第6期計画での保険給付費は、3年間で、計画は74億4,000万、その実績は65億2,000万、余った9億円はどこにあるのか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 保健福祉部次長。
○保健福祉部次長(中山高子君) あくまでも計画値でございますので、その年度、年度で実績をもとに余った分につきましては、半分は基金に繰り入れ、半分は次の年の繰り越しという形になってございますので、9億円が全部余るという形にはなってございません。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) いわゆる準備基金に積み立てもする、あるいは翌年に繰り越すというようなお話は聞いたんですけれども、ただ、実際、去年の9月時点で2億2,000万円しか基金はないんですよ。そうするとほかのものに使ったということなんですか。もう一度お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 保健福祉部次長。
○保健福祉部次長(中山高子君) 計画値につきましては、あくまでも収入につきましては、保険料と国・県、支払い基金からもその計画の大きい計画値について入ってきますけれども、実績に基づいて返還しておりますので、全部が計画値の上がった額がその分支払い基金とか繰り越しに行くというふうな形になってはございません。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) とすると、実績に応じて国・県から来るものが少なくなるというのは、いわゆる、ここでいう9億と2億の違い、7億がそうなるというふうな見方になるんですか。
○議長(相澤 榮君) 保健福祉部長。
○保健福祉部長(奥山育男君) この差額ですけれども、歳入歳出の実績でもって剰余金が出ました。その剰余金の2分の1を基金のほうに繰り入れ、またその2分の1は繰り越しということになります。その内訳の中で、先ほど、実績に応じて、国・県支出金等については返還をしたり、あるいは不足があったときには追加交付をもらったり、そういった会計上の取り扱いになってございます。
○議長(相澤 榮君) この際、午後2時15分まで休憩します。
午後 2時00分 休憩
午後 2時15分 再開
○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 福祉部長から答弁いただいて、何か私もわかったようでわからないんですけれども。ある意味、想定される給付費を前提に保険料は決めるわけなんですけれども、それとは別に、それ以上に予算オーバーになることを恐れて、過大な計上で保険料を確保しているのではないかというふうに素人目には思うんですけれども、その辺についてお尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 保健福祉部長。
○保健福祉部長(奥山育男君) 決して予算不足を懸念して過大にということではなくて、当時、第6期の計画のときには、想定される出現率、過去の出現の傾向あるいは富谷、本市だけではなくて、全国的な、宮城県的な傾向を捉えまして、何%ぐらいの対象者、高齢者人口の伸び、その出現率の伸び、そういったところを勘案した中で算定をしたところでした。結果、このような13.6%という出現率ということで、実績値が3年間の計算が65億というようなところで乖離があったということでございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) そうすると、いわゆる出現率も13.6で横ばい、それから、実際介護認定者も50人前後で推移しているというこの3年間を見ると、7期はもっと保険料は下がったんじゃないでしょうか。私は考えるにそう思うんですよ。ずっと13.6できていますから、何もここで上げないで、横ばいで、1億1,000万円基金を繰り入れたということを強調するのみじゃなくて、試算として下げることはできたんじゃないでしょうか。もう一度お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 保健福祉部長。
○保健福祉部長(奥山育男君) 今回の算定に当たりましては、65歳以上の対象人口、高齢化率、その出現率の算定に当たりましては、これまでですとコホート法という統計法で推計をしておったんですけれども、これまでの富谷市の人口の伸び、高齢者人口の推移とこれから先の推移というのは必ずしもこれまでと同じ傾向ではないといったところで、現状の状況、これからの3年間の見込み、ふえる見込み等を勘案しながら数字的には押さえてございます。これはこれまでどおり情報で見ますともっとなるんですけれども、そこは現状、現実的なところを視野に入れた算定を行っております。ただ、出現率の関係は、やっぱり高齢化、前期高齢者と後期高齢者の割合の関係も後期高齢者がふえてくるといったところから、今までのような出現率では維持できるのは、なかなか、健康事業、いろいろな予防事業に取り組んでも難しいのではないかと。そんなことで、出現率についてはこれまでの平均値よりは少し高目の出現率で計算しております。それはやむを得ないものと私のほうでは認識しております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) それでは、データヘルス計画のほうに移っていきたいと思いますけれども、平成28年2月作成したデータヘルス計画、これは第1回目ということにはなるんですけれども、これで、平成29年度までの事業計画ですけれども、29年度目標値と達成状況の比較について全体的な所見をお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) データヘルス計画は策定しておよそ2カ年の取り組みということで、そういった中で評価、目標の評価指標の中から、改善率については10項目ほど達成はできていない状況にありますけれども、その中でも、目標達成できないまでも、4項目については改善が見られ、5項目については達成できたということなので、2カ年の取り組みの結果ということではありますけれども、まだまだ計画途中であるというふうな考えはありますけれども、およそ予定どおりの保健事業を行って目標はクリアされているのではないかと考えています。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 私も調べましたら、評価項目として13項目ほどあるんですけれども、平成28年度では小項目15項目中、5つは達成しているんですけれども、29年度で達成した項目は何項目でしょうか。
○議長(相澤 榮君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 5つでございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 達成できなかった10項目についての検討状況についてお尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 達成できなかった項目のうち、筋骨格やがんの死亡率など、また、筋骨格疾患などで要介護認定を受ける方の割合の減少というあたりが目標のほうを達成できなかったというような結果をもちまして、それにつきましては引き続き、ロコモティブシンドロームなどの予防について健康課題と捉えて、保健事業のほうに取り入れていくようなところで計画は策定しております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 今、結果について概略お話があったわけですけれども。といいながら、30年度スタートの第2期計画では第1期とほぼ同じ12項目でして、そして、中身を見ると、第1期で未達成だった項目について、そのままの数字をスライドしている。例えば50%目標とか90%目標ということについて、よく検討した跡が見えないんですけれども、その辺についてお尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 先ほどもお答えしたとおりに、まだこの計画は始まって2年間の取り組みというようなところで、計画、まだ途中であります。また、この計画、第2期を策定するに当たっていろいろな要因を分析した結果、1期と大きく健康課題には変わりがないというような分析によりまして、目標達成についてはまた引き続き努力していくというような内容での目標としておりました。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 目標項目の中に健康寿命の延伸というものがございまして、これについて出る資料、例えば健康推進計画、それから広報とみや29年8月号とかデータヘルス計画、これについて数字の統一性がないというふうに私は思っているんですけれども、その点についてお尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 今回、データヘルス計画で取り入れました健康寿命の数値につきましては、国から推奨されていますKDBシステムの数値を活用しております。これにつきましては厚生労働省が算定していますいわゆる健康日本21、本市の健康推進計画で示してある健康寿命との算定について異なるということで、データヘルス計画は国保加入者の健康課題ということで考えておりましたので、今回はKDBシステムのほうのデータを取り入れているというようなところになります。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) それは、今の説明を聞けば我々はわかるんですけれども、資料を見る皆さんはそれはわからないわけですよ。ですから、どこかに統一してほしいというふうに私はお願いしているんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 統一という形になりますと、国・県で出されています、厚生労働省などで出されています健康寿命については、市民全体の健康寿命ということでの一つの指標と考えていますので、市民皆さんにお示しするときにはそちらのほうを活用させていだだき、データヘルス計画のほうで評価したりとか、そういった国・県、同規模自治体との比較というふうな点ではKDBを活用させていただくような形をとりたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) わかりづらいというか、よく理解できないんですけれども、いいです。
健康推進計画についてお尋ねしますけれども、これについて、29年3月、去年発行になった計画書の中で前期の健康福祉計画、これは平成24年から28年度までなんですけれども、この中で27年の現況として改善状況が記載されています。その中で、Eの評価不能という項目が75項目中、12項目あるんですけれども、これは何を意味するのか、お尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 健康推進計画を策定するに当たりまして、市民の健康意識調査をとる際に、県の県民健康栄養調査の調査票をベースにし、この意識調査をとりました。その中には、前回の計画の目標としている指標についての調査項目について全部入れることができなかったために精査してこのような形となりました。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 前の健康福祉計画の評価項目が75項目あるんですけれども、この中で達成したと、平成23年度現況値よりもプラ・マイ10%の改善という項目を含めても31項目、75項目のうち31項目、半分にも満たないんですけれども、その要因は何なのか、お尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 今回、健康推進計画を策定するに当たり、関係各課、関係する職員等とヒアリングなどを行いまして、達成できたもの、できなかったものについてのヒアリングをしながら調査をまとめたところによりますと、今回、関係課との連携、また外部団体、あとは県ですとかそういったところとの連携のとり方がまだ不十分であったということとか、あとはライフワークなどに応じた保健事業の取り組みがうまく回っていなかったのではないかというような、そういったところの分析を行いまして今回の計画のほうに反映させております。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 済みません。時間なくなりましたので、答弁、短くお願いいたします。
今年度、今回つくった健康推進計画、今回というのは29年3月ですね。この目標項目指数が54項目あるんですけれども、29年度の進捗確認で達成した項目は何項目なのでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 健康推進計画の目標指数、54項目ありますが、この中には市民への意識調査をしなければ数がはかられないものが多くございますので、達成した項目といいますと、すぐには出ないような状況となっています。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) ただ、この計画は毎年進捗確認をするというふうに計画中に言明しているんですよ。ですから、そういう数値を使うということ自体どうなんでしょうか。もう一度お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 数値での進捗確認できるものもございますので、そちらは現在、取りまとめもしています。また、目標を達成するために必要な事業について、各事業の取り組み状況について進捗管理はしているところでございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 時間ないので、部長にお尋ねしたいと思うんです。
いわゆる、今までいろいろな計画について質問したんですけれども、行政サイドの目標設定とすれば3年から10年の中長期な目標設定になって、なおかつ、計画の連続性を考慮すると、その計画するスタートの前の年につくらなくてはならないということは、私もよく理解できます。ただ、前期計画の最終年度での総括はしているのかどうか、お尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 保健福祉部長。(「短くだよ」の声あり)
○保健福祉部長(奥山育男君) 今の前期ということは中間年ということでよろしいんですよね。(「最終年ですね」の声あり)最終年については総括をしております。それでもって更新をしております。
○議長(相澤 榮君) 次に、2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 通告に従い、富谷市における歳入確保策について質問いたします。
私は、昨年第3回定例会において「富谷市の財政状況を問う」と題して、富谷市の現在における財政状況について執行部に質問を行いました。そこにおきまして、市の財政状況の課題は市の歳出構造において人件費及び扶助費が増加傾向にあり、今後も増加することが想定されております。さらに、普通建設事業費では今後の公共施設等の大規模改修や更新に係る費用がふえていくことが歳出の課題とされております。
また、増加する歳出の不足を補うため、臨時財政対策債、市債の発行、財政調整基金の取り崩しによって不足する財源を補っているのが現在の富谷市における財政運営であると言えます。
執行部におきまして、平成30年度予算編成において行政改革による全庁的な事務事業の見直し、細部における歳出の見直しに着手、非常に引き締まった予算編成を行ったと私も大いに評価しております。
ただ、今回の歳入構成を見ますと、財政調整基金からの繰り入れをゼロとしておりますが、そのかわり、不動産売り払い収入、市有財産の売り払いによる歳入の確保によっての財源不足の穴埋めが大きいということが言えます。今年度については、順調に市有財産の売り払いによる歳入があれば平成30年度は乗り切ることができますが、今後、将来にわたって安定した財政運営を担保したとは言えないと思われます。
富谷市の歳入確保としては、第一に企業誘致による法人税の確保、または市民の働く場所の確保が挙げられます。富谷市の財政事情を考えますと、人口がふえることは自治体の発展にとりまして基礎的条件でありますが、一方では、行政サービス、例えば教育、保健、福祉、施設整備などの需要がふえることによる行政コストが生じます。富谷市における行政運営において市民が安心して富谷の地に長く住んでいただくためには、何よりも安定した歳入確保に裏づけされた行財政の健全な運営、健全な自治体経営が求められているのではないでしょうか。
経営と聞きますと、営利を目的とした民間企業をイメージしがちではありますが、富谷市のように中小の基礎的自治体において、万が一にも誤った行政運営による自治体経営がなされた結果、経営危機などに陥った場合、その後の市民に対する各種税、公共料金などの値上げがダイレクトに市民にはね返ってくることは経営破綻した他の自治体の例を見れば明らかであります。人を呼び込み、また、企業を誘致するといったような個人、企業、団体が一丸となった施策がこれからの富谷市に求められているのではないでしょうか。
富谷市はこれまで、大都市仙台市に隣接し、市の南北、中央に国道4号線が走り、また並行するように東北自動車道路も通っております。そして、4号線から枝葉のようにして住宅地が形成され、順調に人口がふえてきました。今後は、定住された市民が安心して、また今後増加する市民からの行政需要に対し安定的にソフト、ハードの両面からの行政サービスが提供できる富谷市が求められてくると思われます。
そのようなことから、再度申し上げますが、安定した財源である企業、法人の誘致が最優先課題として挙げられると思います。
また、企業誘致と並行して財源の確保として挙げられるのは富谷市または近隣の自治体に進出してきた企業に働く方々、または家庭が居住先として富谷市としてもらえるかによっても財源の確保が見込めることも言えます。何より、担税力のある住民がふえることにより住民税の増収が見込めることは言うまでもありません。
大和町には東京エレクトロン株式会社、大衡村にはトヨタ自動車東日本株式会社が操業しております。そして、徐々にそれら関連企業が次々進出してきております。確かにこれらの企業の所在は富谷市ではありません。また、隣の町だから、従業員が富谷市だからといって法人税が入るわけでもありません。
しかし、地元経済誌にも掲載されておりますが、大清水、上桜木、成田地区を中心とする富谷商圏が形成し、認知、確立されております。他の自治体には失礼な言い方になるかもしれませんが、富谷市には住環境として仙台都市圏と隣接し、地元に商圏が形成されている強みがあります。
そこで、富谷市または近隣自治体の進出する企業に勤める従業員、家族が富谷市に住んでもらえるような市としての働きかけ、市としての情報収集、広報といったことなどが進出企業に対し必要になってくるのではないでしょうか。
富谷市の財源確保策として、企業誘致、近隣自治体に進出する企業に勤める方々が移り住んでいただく、まさに企業と人の誘致がこれからの富谷市に求められる施策と思います。
私がこのように富谷市の財政について再び触れる理由は、市長が掲げる「100年間ひとが増え続けるまち」に大いに賛同するところからであります。国立社会保障・人口問題研究所の発表にもありましたように、今後、東北の自治体の中で唯一人口がふえる自治体が富谷市です。人口がふえ続けるためには、今現在住んでいる市民、これから富谷市を選んで住んでいただく市民への行政としての責任があります。安心、そして不安がなく、誰もが希望の持てる富谷市になってもらいたいものです。これは市長並びに執行部への応援と期待を込めた質問でございます。
この問題は、幾ら我々議員が議場で質問しても、進む問題ではありません。県と連携した若生市長によるトップセールス、そして、市長並びに副市長、富谷市職員が問題を共有し、一致して取り組んでいただきたいと思っております。
以上、これまでの論旨に基づきまして質問させていただきます。
1つ、富谷市に今後進出する企業の見通しとして、可能性のある企業も含めて何社あるか伺います。
2つ、成田二期地区、現在の開発状況、計画、見通し、企業の誘致活動について伺います。
3つ、周辺自治体の進出企業の状況について把握されているか伺います。
4つ、企業誘致について、県との橋渡し、連携はあるのか伺います。
5つ、論旨にもありましたように、近隣自治体に進出する企業従業員への富谷市定住策を行っていく考えはあるか伺います。
6つ、富谷市の個人、法人税の賦課比率を教えてください。また、個人、法人税の賦課比率は大和町と大衡村と比較して、どのように分析されているか伺います。
7つ、富谷市民で東京エレクトロン株式会社並びにトヨタ自動車東日本株式会社に勤務している市民の住民税、固定資産税の平成29年度の賦課額を伺います。
8つ、執行部としての財源確保策、企業誘致、近隣自治体へ進出する企業の従業員の富谷市定住策について、どのような認識をされているのか伺います。
以上質問いたします。
○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの青柳信義議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名、富谷市における歳入確保策について問うの問い1でございます。企業誘致の現状としましては、現在、市内工業用地等へさまざまな業種の企業を訪問し、立地へ向けて高い確度で交渉をさせていただいている企業もございます。また、県が主催する東京及び名古屋で開催される企業立地セミナーにおいても、100社を超える参加企業の方々へ誘致活動を展開しております。企業誘致につきましては、積極的にトップセールスを行っており、立地に向けて具体的な内容で協議を進めている案件もございますが、ご質問の可能性のある企業は何社あるかにつきましては、現時点ではなかなか申し上げられる状況ではございませんので、ご理解をいただきたいと存じます。
問い2、工業系の成田二期北地区は、仙塩広域都市計画第7回定期見直しにより、一般保留地区に位置づけられました。今後、開発者や関係機関と協議、調整を図り、早期に事業化できるよう努めてまいります。また、企業誘致につきましては、県内はもとより、東日本においても、まとまった大規模な用地は成田二期北地区の開発面積約200ヘクタールしかなく、県においても県知事を筆頭に誘致活動にご協力をいただいております。このようなことから、富谷の未来と富県宮城推進のため、県とともに誘致活動を展開してまいりたいと考えております。
問い3と問い4につきましては関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。まず、進出企業の状況につきましては、宮城県が毎年作成する「企業立地ガイド」という県内の主要工業団地の現況をまとめた冊子があり、年度更新により近隣自治体を含め県内全域の工業団地へ進出した企業などの立地状況が公表され、現況は把握することができます。
また、県との橋渡し、連携につきましては、本市より県東京事務所へ職員を派遣していることもあり、極めて良好な関係が築かれ、県への企業進出情報などさまざまな場面において情報共有させていただいております。このような状況から、県からいち早く情報提供いただくこともあり、速やかな企業誘致活動が展開できる環境となっております。また、逆に、県へ情報提供させていただき、県とともに企業訪問を行う場合もございます。
以上のことから、ご質問の県と橋渡し、連携については十分図られていると考えております。
問い5、近隣自治体に進出する企業従業員への定住策につきましては、これまでも企業進出の際に、富谷のすぐれた住環境のご案内などにより定住促進に努めてまいりました。その結果、東京エレクトロンやトヨタ自動車東日本の進出に当たり、多くの従業員の方々に本市にお住まいをいただいております。現在は、すぐれた住環境にあわせ本年4月に実現した待機児童ゼロや18歳までの子ども医療費助成事業などの子育て支援施策、そして、外出支援乗車証「とみぱす」の交付事業などの高齢者、障がい者支援施策など、これらの施策も定住促進の一助になっているものと考えております。
今後は、新たに明石台東地区が市街化区域に編入され、住まいを求める方の受け皿も整ってまいりますので、本市のすぐれた住環境を適切にご案内するとともに、これら既存の施策を継続し発信し続けることで、近隣自治体の企業従業員の方だけでなく、住まいを求めている方の転入先として本市を選択していただけるよう努めてまいります。
問い6、富谷市の個人、法人税の賦課比率につきましては、他町村との比較の関係から、平成28年度決算ベースでお答えさせていただきます。本市の個人、法人住民税の市税全体に占める割合は、個人市民税が47.80%、法人市民税が5.88%となっております。一方、大和町は、個人町民税が25.66%、法人町民税が17.77%、大衡村は、個人村民税が12.61%、法人村民税が9.09%となっております。両町村とも法人住民税並びに固定資産税の割合が本市より高く、要因は、北部工業団地等への企業立地によるものと考えております。
問い7、富谷市民で東京エレクトロン並びに東日本トヨタ自動車に勤務している市民の住民税、固定資産税の平成29年度賦課額を伺いますにつきましては、企業を特定した税収、また特定の企業従業員の固定資産税の税額につきましては、地方税法第22条に定める守秘義務に抵触するおそれがあることから、答弁を控えさせていただきます。
問い8、執行部としての財源確保策についてでございますが、議員のおっしゃるとおり、企業誘致や定住策は今後の市政運営にとりまして重要な施策になるものと認識しております。本市の総合計画や行政改革実施プランでもお示しのとおり、企業誘致は、これまでも本市の重要な柱の一つと考え、積極的に誘致活動に取り組んでいるところです。また、近隣企業の従業員の方に対しての定住策につきましては、こういった方々に本市を選んでいただき定住していただくことは税収の増加につながるものと認識しておりますので、繰り返しになりますが、近隣自治体の企業の従業員の方だけでなく、住まいを求めている多くの方の転入先として本市を選択していただけるよう努めてまいります。
以上です。
○議長(相澤 榮君) これより青柳信義君の質問は一問一答により行います。2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) それでは、まず1番目、富谷市に今後進出する企業の見通しとして、積極的にトップセールスを行って、ただ、現状では申し上げられないと。これは議場という公の場でございますので、私もこれ以上はお聞きしませんが、こういった企業誘致は経済産業部、その中でも産業観光課が主体となって行っているのか、それをお伺いします。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) それは議員のおっしゃるとおりでございます。
○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) それでは、成田二期地区の現在の開発状況でございますけれども、市長の定例会挨拶にもありましたが、成田二期地区が定期見直しにより一般保留地区に位置づけられたということですが、先ほどの同僚議員の答弁でも、特定保留地区に位置づけられ3年以内に事業開始というような答弁があったと思うんですが、具体的に、成田二期地区、見直し前と見直し後ではどのように取り扱いが変わったのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 申してはあれなんですけれども、成田二期北地区については一般保留地区ですので、まだ3年の事業開始ということではないんですけれども、一般保留地区につきましては、区域を特定せずに大まかな位置と事業目的のみを位置づけて市街化区域になるのを保留している地区でございます。今後、事業区域及び計画を明確にしまして関係機関と調整を図り、確実性を高めていく必要性がありますので、市街化区域編入まで少し時間がかかるということになっておりますので、市長を初めとして、そちらのほうを進めていくということにしております。
○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 私の聞き違い、大変申しわけございません。そうしますと、具体的に大体いつくらいの段階で開発が始まるのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) まずは、やはり企業誘致ということで、そういったこちらに来ていただく企業を見つけながら、関係機関と調整を図りながらやっていきますので、具体的にいつからということは言えないものですから、先ほどからちょっとお話しているんですけれども、なるべく早くそういったものを調整を図りまして、なるべく早く事業着手できるような形で頑張っていきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 市長にお伺いしたいんですが、東日本でも200ヘクタールと非常に大規模な開発ということで、県と富谷市が一緒になって、知事と若生市長が一緒になってやるということで、今後も知事と市長が連携したトップセールスを行っていくのか、お伺いしいたします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 北部工業団地、リサーチパークはいわゆる県の土地なので、県の産業立地推進課が積極的に、これは県の土地なので、企業誘致、日常的にやっているんですけれども、富谷のいわゆる成田二期北地区につきましては、村井知事が、富谷のいわゆる民間の用地でありながらも常に気にかけて企業誘致を動いていだたいている。これは先ほど申し上げましたように、東日本最大のやはり200ヘクタールという大きなやっぱりスケールメリットがありますので、そこで県としても、知事自身、何としても企業を誘致したい。誘致する場合、大規模な企業誘致につながるという期待感を持っていますので、これは県を挙げて、先ほども答弁で申し上げましたように、知事が先頭に立って、今、常にいろいろな形で売り込みをしていただいていますし、私も情報を共有しながら二人三脚で今動いているところでございます。
○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 今の市長のお話を聞いて安心したところでございます。
また、周辺自治体の進出企業の状況についてでございますが、大衡村にありますトヨタ自動車東日本、自動車産業というのは、皆さんご存じのとおり、1つの自動車をつくるためには3万点の部品、ガラス、シート、ベルト、いろいろなパーツ、ねじまで含めますと3万点あるということでございますので、特にトヨタ自動車におきましては、東北地区、東海地区、九州地区に集積化を行って、分散化、集積化をしております。非常に裾野が広い分野でございますので、そういった協力会社、系列会社をリサーチして、そちらのほうに富谷市のほうからアプローチをかけていくというふうな方法もあるかと思うんですが、それについて、積極的な誘致活動、それについて執行部の考え方をお伺いします。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) これは東日本トヨタさんがこちらに進出するに当たりまして、その後、こちらも高屋敷が開発なりましたので、あわせて自動車関連企業ということで、ダイレクトメール等で現在のお考えとかそういったものをアンケート調査で一旦しております。そういったところも含めて、関心があるところには出向いたり、資料を送らせていただいたり、そういった形で関連企業の皆様へもアプローチはさせていただいているところでございます。
○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 安心しました。
次に、企業誘致について、県との橋渡しでございますが、良好な関係ということでございますけれども、富谷市から県の東京事務所に職員を派遣されてから大体何年くらいになるか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) 現在で3人目になっております。2年任期できておりますので、今1人行っておりますが、5年目となっております。
○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) それでは、現在派遣されております職員はどのような方、役職なり、年次なり、そういったものをお知らせいただければと思います。
○議長(相澤 榮君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 役職は主事でございます。
○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) それでは、東京事務所に派遣されていらっしゃいますその職員というのは、具体的にふだんどういった動きをなされているのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) 職員の身分は産業観光課付から派遣されておりますので、私の部のほうに所属しながら県へ行っていると。そこから東京事務所に行っているんですけれども、東京事務所で当然県の仕事をしておりますので、県の中での役割分担と。ただ、県のほうの東京事務所もいろいろな市からも派遣されておりますので、そういったところで、今派遣されている者も前いた職員も、市のメリットも考えていただきながら誘致活動を展開していただいているところでございます。
○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 先ほど答弁の中で、情報を共有して、こちらのほうも情報を提供して、非常に友好な関係にあるということでございますが、そういった中で、具体的な成果というものがあればお示しいただきたいと思いますが。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) 成果というのは、企業誘致ですので、企業立地されたことに関してだと思いますが、今回、水素実証実験等もそういった関係から富谷のほうの実証実験にもなっておりますし、今、別件で国際スイーツ博に至っても東京の有名なパティシエさんとつないでいただいたり、そういったところで多岐にわたって活躍していただいて、富谷市のために貢献されているところでございます。
○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) それでは、副市長にお伺いしたいんですが、県との橋渡し、連携ということで、副市長には非常に私も期待しているところございますが、十分に連携が図られるということでございますので、どのような点で十分と思われているのか、その辺をお聞かせいただきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 高橋副市長。
○副市長(高橋義広君) ただいまのご質問についてお答えいたします。
県との連絡といいますと、やはり私もこちらに参りまして、あらゆる場面で県との情報提供、あるいは県からの情報をいただくということが非常に多いなというふうに感じております。特に企業誘致に関しましても、こちらから職員を出していると。あるいは、かつて県から産業振興の関係で職員を受け入れていたという経緯もありまして、そういった分野の職員がまだ残っていたりします。そういったネットワークも使えるということもありますし、現在の県の経済産業部長、それから産業立地推進課長、ともに私と一緒に働いた上司であり、同僚でありますので、そういった関係からも濃密な連絡調整ができるというふうに思っております。
○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 次に、富谷市定住策でございますが、先ほど同僚議員の質問の答弁にもあったと思うんですが、明石台東地区の分譲区画数について、多分241区画という返答だったと思うんですが、再度お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 明石台八丁目ということで、241区画で結構でございます。
○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 明石台東として、何区画あるか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 新しく今度市街化区域に編入する明石台東地区につきましては850戸になります。
○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) その区画数に基づきまして想定される増加する人口は大体どのくらいと想定されているか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 計画戸数は2,720人になります。
○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 広く富谷市を選んでいただくということで富谷市をアピールするということですが、これから、人口減少は今非常に進んでおります。まして消滅自治体と認識されています自治体においては知恵を絞って人口流出を防ぎ、人を呼び込むような施策を実施しております。これから、自治体間において、人、そして、企業を呼び込むための争奪戦が始まっていることをまず認識していただきたいというふうにも思っています。
その上で、近隣の大和町、大衡村、大郷町で定住促進策など、わかれば教えていただきたいというふうに思います。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 近隣、済みません、例えば大和町ですと、町内の対象地区への転入、転居者を対象にしまして、例えば住宅取得やリフォーム費用の10%と子育て加算等の合計額を上限に最大150万円を補助の施策をやっております。また、大郷町では、こちらも現在分譲している団地を取得して新築住宅を建築する方、または宅地や建売住宅を購入する方を対象に60万円を上限に助成をしております。また、大衡村につきましては、移住・定住人口の増加を目指しまして、戸建て住宅、こちらが最大150万円、賃貸住宅、こちらは250万円を限度に建築した方に対して補助金を交付しているといったような施策をやっているようでございます。
○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 富谷市は大都市仙台圏と隣接しまして、まずは地の利のよさ、あとは住宅地の造成、そして、先人の方々による努力によって人口がふえてきまして、市長は「住みたくなるまち日本一」、「100年間ひとが増え続けるまち」、スローガンに掲げまして、答弁にもありましたが、待機児童ゼロ、そして、医療費助成事業、「とみぱす」、こういったことは定住促進に非常に大きな貢献をしたというふうに思っています。
先ほど、今の答弁にもありましたとおり、ほかの自治体では人を呼び込むためにいろいろな策を練っています。先ほどの大和町、大衡村、大郷町のホームページを開きまして、定住促進というようなキーワードを入れますと今のような定住促進策が出てきます。例えば私が、じゃあ、愛知転勤になりましたというときに、じゃあ、愛知のどこに住もうかというときにやはりホームページを見ると思うんですね。ですから、富谷市としても、こういった定住促進なり、こういったことがありますよ、18歳までは医療費助成事業がありますよとか、そういったものをもっとオープンに出してもいいのではないかというふうに思いますが、その辺、ホームページ上でも確認できるような施策をできるか、できないか。そういった様式があるか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 確かに現在は定住促進ということで市のホームページで検索すると、例えば子育て施策の支援ですとか、そういったところは出てこないような部分がございますので、ただいま議員のご指摘のとおり、定住促進というキーワードで例えば富谷市でこういう施策をやっていますというのは、まずはそれが初発の定住促進につながるPRになるのかなとも思いますので、そういったところは今後整備をしてまいりたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 企業誘致はもちろんのことなんですが、従業員の方が富谷市、従業員の方たちじゃなくても、ほかの一般の方でも、富谷市を選んでいただけるということが自治体間競争を勝ち抜く戦略になると思います。そのためには、情報収集、リサーチ、分析、戦略、そして実行というようなプロセスが必要になってきます。これから、受け身ではなくて、もっと富谷市を、非常に今マスコミでも注目を浴びていますので、いろいろな形で能動的にPRしていくというような方向性が必要かと思いますが、それに関して見解をお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 議員おっしゃるとおり、富谷市について多方面にわたってPRをするということは大事な施策でありますので、特に現在さまざまな面で富谷市が取り上げられているということもありますので、そういった状況を活用しながら富谷市のPRに努めてまいりたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) その次に、法人税の賦課比率でございますが、先ほどちょっとメモをとり切れませんでしたので、富谷市、大和町、大衡村の個人、法人税の賦課比率をお伺いします。
○議長(相澤 榮君) 税務課長。
○税務課長(泉川潤哉君) まず、富谷市でございますが、個人市民税が47.8%、法人市民税が5.88%。大和町が、個人町民税が25.66%、法人町民税が12.77%。大衡村が、個人村民税が12.61%、法人村民税が9.09%となっております。
○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 通告にはありませんでしたけれども、富谷市、大和町、大衡村の固定資産税の比率、わかれば教えていただきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 税務課長。
○税務課長(泉川潤哉君) これも先ほどの答弁と同じく28年度決算の調定額ベースになります。市税全体で富谷市ですと固定資産税が39.61%、大和町が49.17%、大和町の場合、都市計画税も課税されていますので、都市計画税が4.67%となっております。大衡村、73.14%となっております。
以上です。
○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 富谷市は今の答弁でもわかるとおり、大和町、大衡村と比べまして、個人住民税の割合が法人税と比べて非常に偏っている。大和町と大衡村は個人、法人の賦課比率が示すように、そして、答弁にもあったとおり、北部工業団地の企業立地によるものが大きいというふうに思われます。これは大和町、大衡村は将来的に安定した財源が確保されているということだなとも思っています。
将来、富谷市が順調に人口を伸ばしまして6万人を超えました。ただ、例えば高齢化率が進みまして40%ですといった場合に、富谷市の財政運営は大変厳しいものになってくると思います。人が、人口がふえる、これは非常にうれしいことでございますが、見方を変えれば、医療費、保健福祉といった負担に対して歳入が追いつかないというような状況、富谷市の財政が耐えられないといった状況に陥ることも予想されます。
これに対して、執行部の対策などあればお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 想定のご質問でございまして、確かに高齢化率が進んでいくと一般論ではご指摘のとおりでございますので、先ほど来の答弁ございましたとおり、人口の集積なり、産業の集積をこれまで以上に進めてまいるということでございます。
○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 人がふえるということは税金を払っていただけるんですが、その反面、医療費、教育費、保健福祉、あとは都市整備による支出ももちろんふえてくるというわけでございますので、やはり安定した将来的な財源確保、こういったものが必要になってくると思います。これからは、さらに産業経済部、産業観光課に努力していただきまして、企業誘致によって法人税もふえる。いわば企業誘致と個人住民税、法人税、固定資産税、そういった結果がついてくるような施策が非常に大事かと思います。それにつきまして、執行部の見解を再度お伺いしたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) これからの富谷の目指すところは、今、青柳議員のご意見のとおりだと思っております。30年後も唯一人口がふえる自治体として期待をされているわけでございますが、それに耐え得る財政基盤を確立するためには、やはり企業誘致というのは重要なキーワードになるわけでございますので、今回認めていただいたいわゆる第7期の見直しの部分を含めて、しっかりと企業誘致を進め、そしてまた今回7月1日からTOMI⁺が開所しますので、地元の起業・創業支援もあわせて行いながら産業面の安定を図っていきたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) それでは、最後の質問になりまして、また市長にお伺いしたいんですが、若生市長が就任なされてから、「住みたくなるまち日本一」掲げまして、ソフト、ハードの両面からさまざまな施策を展開されているということは、私、そして、大方の市民は非常に大きな評価をいたしております。
富谷市はほかの自治体から見れば、先ほど来、一般質問でも出ましたけれども、常にマスコミでよい話題を振りまいております。活気に満ちあふれた魅力のあるまちと見えると思います。しかし、富谷市が抱える一番の課題というのは、さきの一般質問でもさせていただきましたが、市財政のプライマリーバランス、基礎的財政収支でございます。現在めどが立っていない状態でも、ある程度はめどが立ってきたかなというふうには思いますが、やはりこういった確立が大変重要というふうに思います。この課題の解消につきましては、目標を持って、行財政改革を今年度から行っておりますが、これからも一定期間を要しながら、確実に、地道に市の財政状況を健全化を図っていくという必要があると思います。
私は、今回、市の歳入の確保について、人と企業の誘致という観点から質問させていただきましたが、市長の歳入確保についてのお考えをお伺いしまして、最後の質問といたします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) ご意見のとおり、今まさに富谷はほかの自治体からも、とにかく私なんかは特に、先日も全国市長会に行ってまいりましたし、その前は東北市長会、市町村長と会うと、「富谷は勢いがいいね」というふうに言われますし、どこに行ってもそういうふうに見られていますし、そういうふうに評価をいただいております。
まさにそれはやはり今の勢いだというふうに思っておりますので、これを継続してしっかりと期待に応えていくためには安定的な財政基盤の確立だというふうに思っております。持続可能な財政基盤の確立だというふうに思っております。そのために行財政改革に取り組み、いわゆるその基本方針、そして実施プランもいよいよ今年度からスタートしたところでございますので、昨年度1年間かけて策定した行政改革の基本方針、そして、実施プランに基づき、持続可能な財政基盤の確立、そのためにもやはり先ほど来ご意見にもいただきましたように、人と企業の誘致、特に企業の誘致というのは大きな、そこをなし得なければ将来を展望できないというふうに思っておりますので、しっかりと皆さんのお力をおかりしながら、オール富谷の体制でその実現に向けて努力していきたいというふうに思っております。
○議長(相澤 榮君) 先ほど出川議員の最後の質問に対し答弁の訂正を求められております。発言を許します。保健福祉部長。
○保健福祉部長(奥山育男君) 済みません。先ほどの最後のご質問です。前期計画の最終年度での総括はしないのかというところの文言の理解に、私、勘違いがございまして、訂正をさせていただきます。
前期計画の最終年度分の実績をもっての総括ということについてはしておりません。そこについては、毎年度実施します進捗状況の管理の中で、また、中間年に当たります中間評価の中で総括してまいりたいと思っております。
以上、訂正します。失礼しました。
○議長(相澤 榮君) これをもちまして本日の一般質問を終わります。
これで本日の日程は全て終了しました。
本日はこれにて散会いたします。
ご苦労さんでした。
午後3時15分 散会
平成30年6月11日(月曜日) 午前10時00分 開会
日程1 | 会議録署名議員の指名 | ||
日程2 | 一般質問 | 10番 西 田 嘉 博 議員 | |
1 | 食品リサイクルについて | ||
2 | 市民バスの運行について | ||
19番 安 住 稔 幸 議員 | |||
1 | 市営住宅入居に際しての連帯保証人の要件の削除を問う | ||
2 | ユニバーサル社会の構築に向けてバリアフリー対策の推進を問う | ||
5番 畑 山 和 晴 議員 | |||
1 | 大亀山森林公園のあり方について | ||
2 | ブルーベリーでワインを | ||
13番 浅 野 直 子 議員 | |||
1 | 不育症・医療用ウィッグ助成支援について | ||
2 | 運転免許証返納支援について | ||
3番 若 生 英 俊 議員 | |||
1 | 富谷市まちづくり産業交流プラザのめざす方向性について | ||
2 | 富谷市地方創生総合戦略の進捗状況と地方創生推進交付金の交付決定について |
議事日程のとおり 午前10時00分 開会
○議長(相澤 榮君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。
○議長(相澤 榮君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、8番佐藤聖子君、9番浅野武志君の2名を指名いたします。
○議長(相澤 榮君) 日程第2、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。10番西田嘉博君。
○10番(西田嘉博君) 皆様、おはようございます。
それでは、通告に従い2件の質問をいたします。
件名1、食品のリサイクルについて。
まだ、食べられるのに廃棄される食品である食品ロスは、日本では2013年度の推計で年間632万トンであり、うち、約半分の302万トンが家庭からと報告されています。それは1人当たり年間ご飯茶碗160杯分を捨てていることになります。2014年発表の世界全体の食糧援助量320万トンに匹敵するような量です。国連食糧農業機関によると、世界で生産された食料の3分の1に当たる13億トンが毎年廃棄されている一方で、9人に1人が栄養不足に苦しんでいると報告しています。
フランスでは、世界中の飢餓に苦しむ人々を救うのに十分な量の食料が捨てられています。食品ロスに歯どめをかけようと、2016年に賞味期限切れ食品の廃棄を禁止する法律が制定されました。売り場面積400平方メートル以上のスーパーは、売れ残り食品を寄附するために1つ以上の慈善団体と契約を結ぶことが義務づけられました。食べられる食品を廃棄した場合、3,750ユーロ(円換算で約49万円)の罰金が課せられます。法の成立後、食品を受け取る慈善団体が5,000以上誕生し、2016年に寄附された食品は1,000万食に達し、スーパーと慈善団体を結ぶ社会的企業がネットワークを支えているとのことです。
本市は、2017年11月29日から12月22日まで、県内の自治体では初めて食品回収用のフードボックスを市役所1階に設置しました。ボックスで受け付けるのは、賞味期限が1カ月以上残っている未開封の缶詰、レトルト食品、米、乾燥麺類などとし、生活困窮者や高齢者世帯に提供されるとのことでした。
設置に先立ち、企業や個人から余剰食品を募り生活困窮者に提供している富谷市成田八丁目のNPO法人「ふうどばんく東北AGAIN」と覚書を締結しました。
平成20年11月14日の当法人の設立趣旨を要約いたしますと、「東北には本来、自然の恵みに感謝して、“あがいん”(どうぞおあがりください、お召し上がりください)の精神で、食べ物を譲り合い、助け合う風土がありました。今、命である食に困っている人々が身近にいる。その一方で、おいしく十分に栄養価値のある食べ物が、規格外や余剰生産、賞味期限が近いといった理由から毎日廃棄されています。
価値があるにもかかわらず廃棄処分されそうな食べ物を無償で提供してもらい、責任を持って点検・整理して生活困窮者へ届ける活動を行う。この活動を通して、一人一人の暮らしを保障するセーフティネットの一端を担いたい。
結果として、廃棄物を減らし、二酸化炭素排出を抑えて、地球環境を守る。
この地域でつくられた食べ物を大切に受け取り、この地域で困っている人へ大切に届けることで、相互扶助の心を行動で示す。
これらの活動を知ってもらうことで、食べ物の大切さ、人と人との助け合いを子供たちに伝え、先人から受け継いできた“あがいん”の精神で、食べ物の橋渡しをする。ここ東北の地で、この目的を達成するために『ふうどばんく東北AGAIN』を設立する」と、要約されます。
フードボックスの設置の折に、市長は、「食べ物に困る人がいる一方、食品の廃棄が大量にある。ボックスの設置で意識を高め、食品ロスを減らしたい」と挨拶。AGAINの理事は、「フードバンク活動を通じて障がい者の就労や社会的自立支援の取り組みも進め、全国へと発信したい」と語った。地域福祉課は、約800キロの提供を見込む。今回は試験設置だが、恒久的な設置も検討すると報道されました。
先般、富谷市のNPO法人「ふうどばんく東北AGAIN」は、先月5月1日に同市で「みんなのマルシェ」を開きました。30以上の団体、個人がブースを設け、生活困窮者支援の取り組みを紹介する講座を開き、余った食材を提供してもらうフードボックスを置きました。管理者は「新住民が多い富谷で親子や高齢者、障がいのある人たちが一緒に楽しめる機会にしたい」と語り、今後は2カ月に1回開催する予定と報道されました。
市庁舎へのフードバンク設置は、県内初の試みでもあり、富谷市で活動しているNPO法人「ふうどばんく東北AGAIN」との連携も社会的意義の深い取り組みであると考えます。
そこで、質問をいたします。
1、フードボックス設置に当たり、NPO法人「ふうどばんく東北AGAIN」と覚書を交わしたとの報道でしたが、その内容について伺います。
2、フードボックスへの提供の呼びかけはどのような方法で実施したのか伺います。
3、フードボックスへの提供量は目標の3割未満であり、その結果についてはどのように考えていますか。
4、恒久的な設置に関しての検討はどのようになっていますか。
5、NPO法人「ふうどばんく東北AGAIN」は、富谷発信の意義深い社会活動団体と考えますが、市としてはどのように評価し、また、当法人との今後の取り組みについてはどのように考えていますか。
質問件名2、市民バスの運行について。
本市では、総合計画に基づき、市民バスアンケート調査やニーズを踏まえながら地域の課題を整理し、市民の日常生活に必要な移動手段の確保に向けて、利便性の高い市民バスの運行に努め、交流人口拡大の基盤となる公共交通バスとなるよう目指しますとあります。
それに伴い、7月1日にオープンするまちづくり産業交流プラザには、起業支援室、民俗ギャラリー、富谷市シルバー人材センターが入り、2020年には開宿400年を迎えるに当たりしんまち通りは人々の往来でにぎわうものと期待するものです。
しんまちにお住まいの方々、また、民俗ギャラリーへの来訪者の中には、高齢者、障がい者の交通アクセスを考慮すると、市民バスの運行が必要と考えます。そこで質問をいたします。
1、富谷市まちづくり産業交流プラザのオープンに当たり、複数の施設が入居していることから、多数の来訪者が見込まれるものと考えますが、利用者のアクセスはどのように考慮されているのか伺います。
2、しんまち通りのバス運行の検討はされているのか伺います。
以上です。
○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) おはようございます。
それでは、私から、ただいまの西田嘉博議員からのご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の食品リサイクルについての問い1、問い2については関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。生活に困窮する方への食料支援及び年間632万トンとも言われる国内食品余剰問題への意識高揚を目的に、NPO法人「ふうどばんく東北AGAIN」と覚書を締結し、県内自治体では初めて庁舎内にフードボックスを設置をいたしました。具体的には、締結日である11月29日より12月22日までの24日間、地域福祉課前に設置をし、1カ月以上の賞味期限を残した缶詰やレトルト食品等の食料の提供を広く市民の皆様へ協力を求めたものでございます。
情報発信には、広報とみやへの掲載はもとより、ホームページ、フェイスブック等を活用するとともに、報道各社においても広く取り上げていただきました。また、庁議や全職員宛てメール配信等により、全庁的な取り組みとしても協力を呼びかけたところでございます。
問い3と問い4についても関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。目標値である800キログラムには及ばなかったものの、市民はもとより他市からもお問い合わせをいただくなど、フードボックスに対する宣伝効果や55名の方より約250キログラムの食料をご提供いただいたことに対しましては、一定の評価を得たものと思料いたしております。今後は、引き続き、NPO法人「ふうどばんく東北AGAIN」と協議の上で、時期等を考慮しながら、さまざまな機会を捉えて設置を検討してまいりたいと考えております。
問い5、NPO法人「ふうどばんく東北AGAIN」は、生活に困窮する方への食糧支援のみならず、障がい者の就労支援施設としても事業を展開いただくなど、本市において幅広く福祉行政の一翼を担っていただいております。今後も引き続き、貴法人との連携保持に努め、生活困窮者自立支援事業を推進してまいりたいと考えております。
質問件名2の市民バスの運行についてでございます。
問い1と問い2について関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。産業交流プラザは、起業・創業支援の拠点として、また、シルバー人材センターや民俗ギャラリーも入り、多くの方々の利用が予想されることから、交通アクセスについては大変重要な課題であると認識をしております。このことから、現在、市民バスの運行に向け、新しく設定する運行経路の安全性や現行のバスダイヤへの影響等について検討を行っており、委託事業者や関係機関と連携を図りながら、できる限り早期の運行開始となるよう準備を進めてまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(相澤 榮君) 10番西田嘉博君。
○10番(西田嘉博君) それでは、再質問させていただきます。
先ほど、広報、それからホームページ、いろいろな角度で市民に知らせていただいたと思いますが、その中で、再度、このような広く、慈善活動の理解を得るためには、これから座談会形式みたいなものを企画されて、それを広報に載せていただくのも一つの有効な手段じゃないかと考えて、その方向性があるかどうか、お伺いさせていただきます。
2点目、生活困窮高齢者の相談会に先日呼ばれました。その際、本人、地域ケア職員、ケアマネジャー、民生委員、当面の生活についての話し合いをいたしました。1週間前からAGAINより食品の提供を受けて生活しているとのことで、このような命をつなぐ活動をどのように評価されるのか、この辺のところを市長に伺います。
3、生活困窮者への食糧支援は、昨年度延べ1万3,025人、活動資金は完全無償のボランティア活動で、食糧支援要請がふえ続ける中、活動を継続することが困難な状況ではないかと思いますが、市としては、このような団体への助成や協力についてどのように考えますか。
4、障がい者就労支援の協働・連携ネットワーク機能の構築のためにも、定期的な交換会の検討も必要と考えますが、いかがでしょうか。
5、民俗ギャラリー、年間来訪者の見込みについて伺います。
6、市長への手紙による市民バスの要請があったかどうか、伺います。
以上です。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、私からお答えをさせていただきます。
まず、最初の座談会等の開催について考えはあるかということでございます。大変、テーマとすれば、やはり今回の食糧問題、あとはいわゆる生活困窮者の問題ということも含めて、大変意義のある内容だと非常に思いますので、わくわく市民会議等のテーマなどに設定するなど、何かしら今後検討していきたいというふうに考えております。
また、AGAINからの生活困窮者に対する支援については、大変私は、先ほども答弁で申し上げましたように、大変そのことで助かっているという声は私のほうにも届いておりますので、その活動の価値は大変大きいものというふうに考えております。
3つ目の活動が厳しい状況の中で活動しているので、それの支援についてということでございますが、NPO法人、私もこれまで環境NPOまたは食のNPO法人と国際組織等のNPOにも役員としてかかわってきまして、大変、これは一番の課題でございます。NPO法人が活動を、資金的な、財政的な維持活動をするのに大変な一番大きな課題になっているわけでございますが、これも含めて、やはりでも、NPO法人は自立しながらやっていくというのが基本でございますので、そこは多分、AGAINさんも責任感を持って今頑張っていただいているんだというふうに思っております。
ただ、市として支援ができる形があれば、それは、お金をというのはなかなか、ほかの活動、ボランティア団体、NPO団体もありますので、金額で補助金とかというのはなかなか難しいかもわかりませんけれども、できる限りの支援はしていきたいというふうに思いますし、また、フードバンクについて、みやぎ生協さんもフードバンク活動を行っておりまして、みやぎ生協さんのフードバンクとも富谷市、締結をしておりますので、両方連携をしながら目的の実現に向けて支援をしていきたいというふうに考えております。
また、定期的な意見交換については、これは大事なことでございますので、機会があればそういう機会も定期的な場も設けられるのであれば、それは検討してまいりたいと思います。
民俗ギャラリーの来場者数の予想については、正直、これから4月1日からのあれなので、あと、担当課から今の実績の数値をご報告していただきますが、今の実績よりは上回るものと思っております。
最後に、市民バスのいわゆる「とみぱす」へのバス停の設置につきましては、お手紙でもいただいております。
以上です。
○議長(相澤 榮君) 次に、教育部長。
○教育部長(佐藤英樹君) まず初めに、29年度の実績としましては、民俗ギャラリーのほう、1,048名入っております。今後の見通しなんですけれども、今後の見通しとしては、新しくなって1,500人ぐらい来ますけれども、今度、街道まつりがあの場所で行われますので、そう考えますと1万人ぐらいを考えております。
○議長(相澤 榮君) 10番西田嘉博君。
○10番(西田嘉博君) それでは、最後の質問は2問といたします。
1つ、行政改革に取り組んでいる本市としては、先ほど答弁いただいたんですが、厳しい財政状況の中、NPO法人等の地域活動に対する支援のためにも、財源確保は厳しいとは理解していますが、しかしながら、ふるさと納税などの歳入確保策を講じていく中でその財源を捻出し、ある程度の支援策を講じる必要があると考えますが、市長の見解を求めます。
2番目、バスの件ですが、市道町南裏線は交通量も少なく、運行の条件はよいと考えますが、この辺のところの運行について、市長の見解を伺います。
以上です。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 1点目の、NPO法人に対する、そういった活動に対する支援につきましては、まさに今回、今、市民協働社会ということで、市民協働に向けて現在あらゆる角度で取り組んでおります。そういう意味では、連携をする上で、やはり支援も必要な場合は支援を行っていくことも大事だと思っておりますので、その辺はケース・バイ・ケースではございますが、積極的に、財源の捻出は別として、もちろん含めて、市民協働という視点でNPO法人と積極的に連携をし、そして、支援もしていきたいというふうに考えております。
2つ目の市民バスにつきましては、今現在、新しい「とみぱす」のバス停の設置に向けて、今、バスのダイヤ運行等の検討もさせていただいておりますので、その検討を踏まえて、さらに市民の皆さんにとって利用しやすい市民バスの運行に努めていきたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 次に、19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) それでは、私の一般質問をさせていただきます。私は、2件でございます。
まず、1件目、市営住宅入居に際しての連帯保証人要件の削除を問うと題しまして質問いたします。
昨年12月の第4回定例会において、私は、市営住宅の整備を問うと題し、賃貸住宅の登録制度など、民間賃貸住宅や空き家を活用した新たな住宅セーフティネット制度における市営住宅の整備の取り組みについて質問いたしました。
今回は、先ほど申しましたように、市営住宅入居に際しての連帯保証人要件の削除を問うと題しまして質問いたします。
民法の一部を改正する法律により、債権関係の規定の見直しが行われることになりました。これにより、個人根保証契約に極度額の設定が必要とされることになり、公営住宅入居に際しての連帯保証人の確保が難しくなることが予想され、生活困窮者が公営住宅に入れないような事態が懸念されております。
今までも、低所得者の公営住宅入居に際しては、連帯保証人が確保できないといったことが問題視されてきましたが、極度額を設定するとなると、例えば連帯保証人になった場合、極度額は少額であっても、具体的な額が設定されると、さらに連帯保証人を確保することが難しくなると考えられます。
総務省の行政評価によりますと、公営住宅は、国土交通省において住宅セーフティネットの中核として位置づけられているものの、民間賃貸住宅への入居に困難を伴う高齢者や障がい者、生活保護受給者などが保証人を確保できないことにより、公営住宅への入居を辞退した例がありました。
そこで、国土交通省においては、従来、事業主である自治体に示してきました「公営住宅管理標準条例(案)」という条例ひな形を今般見直しをし、連帯保証人を必要としないこととする通知を発出いたしました。
あくまでも連帯保証人を求めるかどうかは、条例等で事業主である自治体の判断ではありますが、今回の国土交通省の通知に基づき連帯保証人の要件を削除してはいかがでしょうか。富谷市においても、住宅セーフティネットの中核をなす公営住宅を必要とする住宅弱者に提供できるように図っていくべきです。
今回の国土交通省の通知に基づき、富谷市公営住宅条例の連帯保証人要件の削除について質問いたします。
2件目であります。ユニバーサル社会の構築に向けてバリアフリー対策の推進を問うと題して質問いたします。
3月9日から3月18日にわたり、平昌パラリンピック大会が開催されました。障がいのある各国の選手が厳しいトレーニングを積み重ね、自身の限界に挑戦する姿は、世界中の人々に勇気と感動を広げました。
これまで各国は、パラリンピックを契機に、障がい者スポーツの振興に取り組んでまいりました。それだけでなく、障がいの有無や年齢、性別にかかわりなく、多様性を認め合い、誰もが個性や能力を発揮できる社会、すなわち「ユニバーサル社会」推進する契機としてまいりました。
我が国においても、2020年の東京オリンピック・パラリンピック大会に向けて、ユニバーサル社会の実現に向け取り組みを進めています。障がいのある人が暮らしやすい社会は、全ての人が暮らしやすい社会です。
「ユニバーサル社会」は「共生社会」の実現でもあります。障がいのあるなしにかかわらず、全ての命は同じように大切であり、かけがえのないものであります。一人一人の命の重さは障がいのあるなしによって少しも変わることはありません。このような当たり前の価値観を改めて社会全体で共有していくことが何よりも大切です。
こうした取り組みの一歩一歩の積み重ねが、障がいのある人も、ない人も、互いにその人らしさを認め合いながらともに生きる社会(共生社会)の実現へとつながっていきます。
富谷市においても、本年3月に富谷市障がい者計画・第5期障がい者福祉計画が策定されました。人に優しいまちづくりで、「住みたくなるまち日本一」の実現に向けて、さらにバリアフリー対策を図るべきと考え、以下、伺います。
「ヘルプマーク」や「ヘルプカード」の導入についてであります。義足や人工関節を使用している方、内部障がい者や難病の方、また妊娠初期の方など、外見からは容易に判断が難しいハンデのある方が周囲に援助や配慮が必要であることを知らせるヘルプマークと、障がいや難病を抱えた人が必要な支援をあらかじめ記しておき、緊急時や災害時などの困った際に提示して周囲の配慮や手助けをお願いしやすくするヘルプカードを作成、配布している自治体がふえてきております。
「ヘルプカード」の意義として、本人にとっての安心、家族、支援者にとっての安心、情報とコミュニケーションを支援、そして、障がいに対する理解の促進が示されており、支援を必要とする人と支援を行う人を適切に結びつけることを目的として、ヘルプカードを作成し、配布をしております。
県内では、仙台市や岩沼市、栗原市、登米市などがヘルプカートを導入し、障がいのある人が緊急時、困った際に、周囲の配慮や手助けをお願いするのに有効としております。
ヘルプマークは、まだまだ認知度は低い状況でありますが、昨年7月に、日本工業規格(JIS規格)として制定され、国としての統一的な規格となってからは全国の自治体に広がりつつあります。
このヘルプマーク及びヘルプカードについては、援助や配慮を必要とする方が所持・携帯していることはもちろんのこと、周囲でそのマークを見た人が理解していないと意味を持たないため、その意味を広く周知し、思いやりのある行動をさらに進めていくことが重要です。
障がい者への理解を深め、つながりのある地域づくりを目指すためにも、「ヘルプカード」、「ヘルプマーク」の普及を積極的に進めていくべきと考えます。
次に、9月にスタートします「宮城県ゆずりあい駐車場利用制度」について伺います。
「宮城県ゆずりあい駐車場利用制度」については、みやぎ県政だよりの5・6月号に掲載されております。障がい者や高齢者、妊産婦など歩行が困難な人に対し、商業施設や公共施設の障がい者用駐車スペースの利用証を発行する宮城県ゆずりあい駐車場利用制度が始まります。
この制度は、「パーキング・パーミット(許可)制度」とも呼ばれ、障がい者用駐車スペースを利用できる人を明確化することで、健常者による不適切な利用を防ぐ取り組みです。現在、全国36府県で導入され、先行している導入地域では、障がい者の8割から「障がい者用駐車場を利用しやすくなった」と評価されております。
宮城県では、「車椅子使用者用」と「車椅子使用者以外」の2種類の利用者証を作成し、各施設にそれぞれに応じた駐車スペースを設けるよう促すこととしております。
それでは、以下、質問いたします。
富谷市において、ヘルプマーク及びヘルプカードの導入について質問いたします。
2つ目に、宮城県ゆずりあい駐車場利用制度における市の対応と取り組みについて質問します。
3つ目に、現在の富谷市の公共施設の障がい者用駐車場の屋根の設置について。また、今後新たに設置される公共施設の障がい者駐車場の屋根設置について質問いたします。
以上です。
○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの安住稔幸議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の市営住宅入居に際しての連帯保証人要件の削除を問うの問い、今回の国土交通省の通知に基づき、富谷市公営住宅条例の連帯保証人の削除についてでございますが、国土交通省は平成32年4月1日に施行される民法の一部を改正する法律による債権関係の規定の見直し等を受け、本年3月30日に保証人を必要としない「公営住宅管理標準条例(案)」を通知しました。しかし、この条例案は、必ず採用しなければならないものではなく、各自治体の状況に応じて活用することになります。本市としましては、県や他市町村の動向を見ながら、今後の対応について検討していきたいと考えております。
質問件名2のユニバーサル社会の構築に向けてバリアフリー対策の推進を問うの問い1でございます。ただいま議員よりご紹介いただきましたヘルプマークは周囲の方へ援助や配慮を必要としていることを知らせることを目的に平成24年10月に東京都が作成したもので、2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催を機に、昨年7月より正式に日本工業規格として追加されたものと認識しております。
本年3月に策定した富谷市障がい者計画・第5期障がい福祉計画、第1期障がい児福祉計画の基本理念である障がい者が住みなれた地域で安心して暮らせるまちづくりの実現に当たり、有用なツールとして、今後、国・県の動向を注視しながら導入時期を見きわめてまいりたいと考えております。
問い2、宮城県ゆずりあい駐車場利用制度における市の対応につきましては、本市が管理する公共施設の現状として、不特定多数の市民が利用する主な施設には既に車椅子使用者対応スペースを設けております。今般、宮城県ゆずりあい駐車場利用制度がスタートすることから、当該施設については、既存の車椅子使用者対応スペースに加え、県の実施要綱第2条第3項に基づくゆずりあい区画、いわゆる車椅子利用以外のスペースを原則新たに設けることで準備を進めてまいります。
なお、本年9月3日から制度が運用開始になりますので、宮城県と連携を図りながら、市民の方へ周知強化に努めてまいりたいと考えております。
問い3の富谷市の公共施設の障がい者用駐車場の屋根設置につきましては、悪天候時の施設利用に際して駐車スペース及び施設の入り口までに屋根を設置されていないことでご不便をおかけしていることについては、議員と同様の認識でございます。しかしながら、本庁舎玄関先のように、通路部分に屋根が設置されている場合でも、新たに障がい者スペースに屋根を設置する場合、建築物として雨天時に加え積雪にも対応が必要であり、相当の費用が見込まれます。こうしたことから、本市としては、障がいのある方が施設を利用される際には、今後とも必要に応じて職員が駐車場まで付き添うなどの対応を講じてまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(相澤 榮君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) それでは、再質問をさせていただきます。
まず、公営住宅の保証人規定の削除についてであります。今、検討されるというふうな答弁でございました。私も市のほうのお考えもわからないわけではありませんが、ちょっと、これを読み上げさせていただきます。今、市長も申されました、国土交通省から来ております公営住宅への入居に際しての取り扱いでありますけれども、来た通知をちょっと読ませていただきます。
民法の一部を改正する法律により、個人根保証契約に極度額の設定が必要となるなど、民法における債権関係の見直しが行われます。公営住宅への入居に際しての保証人の取り扱いについては、事業主体の判断に委ねられておりますが、近年、身寄りのない単身高齢者等が増加していることを踏まえると、今後、公営住宅への入居に際して保証人の確保が困難となることが懸念されます。
このような状況を踏まえ、公営住宅管理標準条例(案)を改正し、保証人に関する規定を削除したことに伴い、今後の公営住宅への入居に際しての取り扱いについての留意点を地方自治法に基づく技術的な助言として通知いたしますので、各事業体におかれましては、下記事項に留意の上、住宅に困窮する低所得者に対して的確に公営住宅が供給されるよう特段の配慮をお願いします。
ということで、国のほうからこのように来ております。そしてまた、その中で、例えば保証人の確保を求める場合にあっても、住宅に困窮する低所得者が公営住宅に入居できないといった事態が生じないよう、入居を希望する者の努力にかかわらず保証人が見つからなかった場合には、保証人の免除などの配慮を行う。保証人が見つからない場合の対応を募集案内に記載するなど、特段の配慮が必要ですとも述べられております。
こういうことを考えますと、今現在、これは平成32年からということでありますので、今すぐのことではありませんけれども、やはり、将来的に今現在、富谷の現状というのは、お聞きしましたら、保証人のほうは今のところはその規定については守っていただいているというようなことであります。ですが、やはり今後のことを考えますと、高齢化というか、非常にこういった住宅、公営住宅を求める方も非常に多いということも考えます。そして、富谷は県外からというか、遠くのほうから来ている方も非常に多いわけであります。そして、7年前の震災のときも沿岸部からこの富谷のほうに来られている方も結構いらっしゃるとも聞いております。そういうことを考えますと、やはり将来的には、こういったものを考慮しないと公営住宅に入れなくなる。そういったものをやはり市としてぜひ考慮すべきじゃないかということで、再度、もう一度、その辺のお考えをお聞きいたします。
そして、次に、ヘルプマーク、ヘルプカードにつきましては、今後、様子を見ながら、導入について積極的に検討していただけるという話でございました。
あと、ゆずりあい駐車場につきましては、これにつきまして、実際に今現在の利用されている方、利用というか、そういった障がい者用駐車場というか、車椅子用の駐車場を利用される方、そういう方と、あと実際に許可証を持っている方の、この辺につきまして、やはり実際に私もちょっと不安なところもありまして、この辺について、どのように不都合が起きないような、そういったものがやはり検討されていかなければならないのかなと思っております。
ただ、やはり、せっかくというか、設置していただいている障がい者用の駐車場でございますので、何とかそのほうを有効にご活用いただくように、市のほうで、また、県のほうと十分協議していただきたいと思いますけれども、その辺についてお伺いいたします。
そして、障がい者用の駐車場の屋根設置でありますが、これは私、本当に、十数年前から議会でたびたび話をさせていただいております。確かにお金のほうはそれなりにかかるというのは重々わかっております。しかしながら、例えば先月の18日に高齢者・障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律の一部を改正する法律、通称改正バリア法といいますけれども、これが先月の18日に可決成立いたしました。こういったことから考えますと、障がいを持って、特に車椅子なんかですと、皆様もご存じの方もいらっしゃると思いますけれども、車椅子を利用される方がお一人で自分の車を運転されて、そこからおりる。私もお話を聞かせていただいたときもありますし、また、屋根の上に車椅子の装置が載っているというんでしょうかね、設備が載っておりまして、それが脇のほうにリフトでずっとおりてくるというようなものもございます。そういったものをちょっと見ていましたら、とてもじゃないですけれども、雨降っているときなんかは誰かに傘を差していただくとか何かなければとても、本当にずぶぬれになるような状況であります。皆様もよく多分ご存じだと思いますけれども。
こういったことを考えますと、やはり全ての駐車場に屋根をかけろというわけでもありませんので、特に車椅子用の駐車場につきましては、ぜひともその辺を本当に、お金は確かにかかるのでありますが、やはりこういったところからバリアフリーというものを、ユニバーサルデザインというか、そういった社会の構築につながるのではないかと思っています。特に市役所庁舎の前におきましては、障がい者の駐車場の前までというか、脇まで屋根がかかっております。ですので、その車の上の部分だけにかけていただければ十分できるものであります。費用はそれなりにかかるというのは、それはよくわかりますが、やはりそういったものが必要かと思っております。
社会モデルで、例えば障がいとはどういうことかということでちょっと見ましたら、本人の医学的な心身の機能の障がいを示すもの。これは医学モデルということらしいですけれども。そうじゃなくて、社会モデルでは、障がいとは、本人の医学的な心身の機能の障がいを指すものではなく、社会におけるさまざまな障壁の相互作用によって生じるものということでなっております。いわば、足の不自由な方が2階に上がろうとするときに階段しかない。そうすると、階段が障がいなんですよ。その人が障がいじゃなくて。その階段を通らずにエレベーターなりをつければ、それは障がいがなくなるという言い方であります。やはりそういったまちづくり、そういったものがやはり理念として私は必要かと思います。この辺について、再度、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) まず最初の、公営住宅の条例、保証人の削除についてでございますが、ただいま安住議員からのご意見のとおりで、私にも直接そういった声もいただく機会も多いですし、そのことで困っているというのも実際にお話を伺って感じているところでございます。そういった意味では、今後、内部でいろいろな角度で検討しながら対応を考えていきたいと考えております。
また、2つ目のゆずりあい区画につきましては、県のほうと連携を密にして、しっかりと対応できるように進めてまいりたいと考えております。
3つ目の駐車場の屋根の障がい者用の屋根の件でございますが、先ほど、財政的にということでのお話を答弁をさせていただきましたが、財政的な部分も含めて今後検討をして、場合によっては、例えば雨天時はあの屋根の部分に車をとめられるスペースを設置するということも一つの方策かなというふうに考えておりますので、そういったことも含めながら、いわゆる来庁者がそういった天候のときにも不便のないような形で何かしら考えていきたいというふうに、最大限考えていきたいというふうに思います。
○議長(相澤 榮君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 公営住宅のほうで再質問いたします。
国のほうから来ているものに、その中に昨年10月に家賃債務保証業者登録規定に基づく家賃債務保証業者登録制度というものが開始されたということが書いてあります。そして、家賃債務保証業者等による機関保証が今後ますます活用されていくことが見込まれるなどを踏まえ、公営住宅への入居に際して、必要に応じて機関保証を活用するなどが必要ではないかということを国からの通達で来ております。この辺につきまして、取り組みを今後どのようにお考えなのか、お聞きいたします。
そしてまた、駐車場の屋根につきまして、本当にちょっと何度も繰り返すようでありますけれども、予算的なものが非常にかかるというのは重々わかっております。しかしながら、国のほうで障がい者が、これはちょっと該当というか、ここまでというようなお話ではないんですが、障害者差別解消法というものがおととし、28年にできております。もちろん差別しているということではありませんが、その中に合理的配慮というような言葉があります。ニュアンスはちょっと違うのかもわかりませんけれども、やはりそういったことを合理的配慮ということで考えますと、やはり先ほどの屋根の駐車場も含みますし、そういったものについて、やはり市として今後そういった方々に対しての配慮というのでしょうか、そういったものももう一度しっかりと考えながらしていただきたいと思います。その辺について、市長のまたご決意などをお聞かせいただきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) まず、最初の公営住宅の保証人の削除に関連しての機関保証については、もう少しいろいろ調査もさせていただいて検討させていただきたいというふうに考えております。
また、2つ目の駐車場の屋根につきましても、あわせて、大事なのはいわゆる障がい者の方が天候が悪いときにそういった不便のないようにするということだというふうに思いますので、その辺、最大限、対応できる限りのことを検討してまいりたいというふうに考えております。
○議長(相澤 榮君) この際、午前11時まで休憩します。
午前10時50分 休憩
午前11時00分 再開
○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) それでは、私から2件の質問をいたします。
まず1件目、大亀山森林公園のあり方について質問いたします。
大亀山森林公園は、富谷市民の方々はもちろん、他市町村の多くの方々に利用されている、直接自然と触れ合うことのできる人気の公園となっています。特にちびっこゲレンデは、土日祝日には多くの子供たちとその家族でにぎわっており、また、アスレチックも他の自治体の森林公園にあるアスレチックと比べても、自然の形をそのまま生かした、そしてハードなアスレチックとなっており、体験した家族や子供たちからお話を伺うと、「思っていたよりおもしろかった」や、「クリアするのに大変だったが、楽しかった」などの声が多くありました。
私も改めて、今回、大亀山森林公園に足を運び、アスレチックを体験してきました。確かにハードで、どう攻略すべきか頭を使わないとうまくクリアできないものもありました。自然に触れながら知恵をつけることができる施設。今の時代、子供たちは公園に行ってもゲームをしている子が多く見られ、また、家の外に出なくても通信によってそれぞれの家庭内にいて一緒にゲームをすることができてしまいます。時代の流れと言えば仕方がない部分もあります。しかし、せっかく富谷市内に一日思い切り遊べる公園があるのですから、大亀山森林公園の存在と価値、そして、役割は非常に大きく、大切にしていかなければならない場所であると強く思っております。
そのポテンシャルが非常に高い大亀山森林公園ですが、いまだに行ったことがないという方も多く見られ、また、行ったことがある方でも、「駐車場が遠いから」や「ちびっこゲレンデ、アスレチックの場所と展望台、神社の場所が道路を挟んでしまい、双方の流れが悪く一体感がない」など、両方に行きたいのに片方だけにしか足を運べないなど、ネガティブな意見も多くありました。
駐車場の問題に関しては、過去の一般質問でも取り上げられており、立地的には難しいという答弁でした。確かに駐車場を新たにつくることは難しいことと理解しております。例えば費用はかかるものの、道路を越えられる陸橋をつくることで、管理棟側と展望台側を一つの流れとして一体感を持たせることはできるのではないかと思います。そして、鹿嶋神社もそうすることで、観光スポット、またはパワースポットとして集客できる力があると思います。また、散策道はあるものの、アスレチックコースの横に例えばトレッキングコースを併設することにより、子供だけではなく、幅広い年齢層の方々に利用されるのではないかと思います。さらに、管理棟を中心にさまざまなイベント、フェス等を開催するにはとてもいい雰囲気の立地であると思います。
さまざまな方向性が考えられる非常にポテンシャルの高い大亀山森林公園を改めて見直し、富谷の観光スポットとしてフォーカスさせるべきであると思い、以下質問いたします。
1、駐車場の利便性向上の考えは。
2、さまざまなイベント等を開催しては。
3、市民協働でボランティアを募り、新たな可能性を発掘しては。
4、NPO法人SCRさんの活動に関してもっと多く知ってもらい、市民でつくる新たな大亀山森林公園を考えては。
5、展望台など老朽化している建物に関して、今後、どのような対策をしていくのですか。
それでは、2件目、ブルーベリーでワインをについて質問いたします。
富谷は、ブルーベリーが特産品ということは県内外の多くの人に認知されております。とみやスイーツ博覧会でのブルーベリーの使用、ブルーベリースイーツフェア、ブルーベリージュース、ブルーベリーサイダー、ブルーベリーゼリーなど、ブルーベリーからなるイベントはさまざまな場面で開催、そして、商品は製造され、広く多くの方に喜ばれております。
ただ、ブルーベリーは育成が難しく、収穫量も天候に大きく左右されてしまいます。また、生産者の方も近年若干ふえてはきているものの、まだまだ少ないのが現状で、年間平均2トンから3トンほどの収穫量と伺っております。
そこで、ワイン製造です。ブルーベリーで収益を上げられる体制を考えていかなければならない今後、ワインは今までにない販路ができ、販路拡大につなげられると思います。初めは収穫量の兼ね合いもあり、普通に販売まで行うのはなかなか難しいとは思います。しかし、時間がかかったとしても、需要を見きわめ、さらなる収益が見込める方向に持っていくこと。利益が見込めるのであれば、ブルーベリーをつくってみようという方もふえてくるのではないかと予想できます。とみやスイーツ博覧会で、富谷産ブルーベリーファーストビンテージワインとしてお披露目できれば、スイーツ、プラスということになり、今まで以上の反響があると予測できます。ブルーベリーワインとチョコレートをたしなむという企画などしたら、とてもおしゃれですてきだと思います。
先日、大和町の了美ワイナリーさんにお伺いし、いろいろとお話をしました。協力できることはぜひ協力したいとの返事をいただきました。協力いただけるワイナリーさんが近くにありますので、ブルーベリーワイン製造を積極的に進め、販路拡大と生産者がふえることを期待し、以下、質問をいたします。
1、ブルーベリーワインをつくる考えは。
2、了美ワイナリーさんとの協力は可能ですか。
3、スイーツのまちとして大きなメリットがあると思いますが。
4、ブルーベリーの産地として、さらなるコマーシャル効果もあると思いますが。
5、販路拡大につながると思いますが。
6、生産者をふやすことのできる可能性もあると思いますが。
以上、2件の質問になります。
○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの畑山和晴議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1の大亀山森林公園のあり方についての問い1でございます。駐車場の利便性向上についてでございますが、大亀山森林公園はできるだけ自然を生かした公園整備行っており、緑や草花と触れ合いながら散策を楽しみつつ、ちびっこゲレンデやアスレチックなどに足を運んでいただいております。
一方、大亀山森林公園の駐車場スペースにつきましては、施設規模に対して少ないことは認識しておりますが、丘陵地の地形を現況のまま活用しており、平場を確保することが難しいため、駐車場の増設や新設が容易でないことをご理解願いたいと考えております。
問い2と問い3及び問い4につきましては関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。大亀山森林公園におきましては、現在、NPO法人SCRさんが年3回、人数限定となりますが、親子で楽しめるイベントを実施しており、とても好評をいただいております。
大亀山森林公園は、平成7年の供用開始から市民ニーズやまちづくりの方向性も変化しており、各都市では、市民ニーズに柔軟に対応する公園のあり方を模索する動きも進んでおります。本市といたしましても、市民の皆さんの協力をいただきながら、新たなイベントの開催や森林公園の魅力発信の取り組みなどを検討してまいりたいと考えております。
問い5の展望台につきましては、平成2年に1億円ふるさと創生事業を活用して建築したものであり、平成8年と平成17年に全面的な補修と塗装の塗りかえを行っております。しかし、建築から約30年が経過し、主要な部材や手すりなどの腐食が進んでいることから、今後、大規模な改修が必要となりますが、設置場所が山の頂上であることから、足場の設置だけでも多大な費用を要することとなります。つきましては、今後の展望台のあり方も含めて、取り扱いを検討してまいりたいと考えております。
また、ちびっこゲレンデやアスレチックなどの施設についても、あわせて検討することといたしております。
次に、質問件名2のブルーベリーでワインをの問いで、問い1でワインをつくる考えはということでのご質問でございましたが、前向きに今考えて、検討というか、調査・検討はさせていただいております。その上で、2つ目で言われた了美ワイナリーの問いから答弁をさせていただきたいと思います。問い1でございますが、了美ワイナリーさんとの協力につきましては、了美Vineyard&Winery様が所有する醸造タンクの容量が1,000リットルとなっており、最低仕込み量として500リットルが必要となるそうでございます。また、ブドウのワインを醸造する場合は500キログラムのブドウが必要となってくるそうで、ブルーベリーワインの場合もブルーベリーが相当量、約500キログラム必要となってくることが想定されます。なお、昨年度のブルーベリー収穫量が3,500キロで、うち、加工用で2,400キログラム使用しており、このようなことから了美ワイナリーさんとの協力につきましては、ブルーベリー生産組合との検討が必要となってくるかと考えております。
問い2、問い3という形になるんですかね、6次化の推進と交流人口の拡大を目的としたスイーツのまち構想にとっては、富谷市産ブルーベリーワインはその実現に向けて確かなツールになり得るものと思っております。特に最近ではスイーツとお酒のコラボレーションも話題になっており、富谷スイーツのブランディングにも高い相乗効果が期待できるものと考えております。
次に、ブルーベリーの産地としてさらなるコマーシャル効果につきましては、ブルーベリーサイダーに続くブルーベリーワインを商品化することにより、ラインナップもふえ、富谷市産ブルーベリーが身近なものとして魅力が高まるものと考えております。
最後の質問、2つあわせて、関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。ブルーベリー生産農家の所得向上や販路拡大に向けて、当市ではブルーベリー生産組合とともに生産者の増加や栽培面積及び生産量の拡大に取り組んでいるところでございます。また、今回の了美Vineyard&Winery様との件も含めて、広く連携しながら販路拡大に努めてまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(相澤 榮君) これより畑山和晴君の質問は一問一答により行います。5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) では、大亀山森林公園のほうからお伺いします。
駐車場のどうしても道路を挟んでしまうという隔たりがあることによって、なかなか駐車場から管理棟含めアスレチック棟に行くのが非常に不便だという声が届いているとは思うんですが、実際、大亀山森林公園の駐車場の南側の端っこから管理棟まで歩いた距離と、あと、大衡の万葉クリエートパークの売店からちびっこゲレンデまで行く距離、私の足での観測なんですけれども、そんなに変わらないというのがありました。やはりそこで道路を1つ挟んでしまうということが、なかなか、行こうかなと思っても、じゃあ、違うところに行こうというような家族の話が本当によく聞かれます。その辺の対策というのは、駐車場が新たにつくられる、つくられないということを別にして、何かその隔たりの部分を改善するということを今まで検討したということはあるんでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 議員のおっしゃるとおり、やっぱり横断にちょっと、管理棟前ですと、やはり横断にカーブという形のことがございまして、そういった危険性があるという形のことありますので、南側の大駐車場のところでそこから横断してもらえるような形で、横断歩道とか、そういった形のものを設置して、そちらから横断してもらうような形でやってきた経緯はございました。
○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) あそこ、ちょうどカーブのところなので、なかなか横断歩道というのは難しいとは以前お伺いしました。ただ、第2駐車場の横断歩道が管理棟の入り口から一番遠いところに横断歩道がありまして、例えばそれを奥じゃなく、管理棟に近い側のほうに横断歩道は設置できないものなのか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) カーブとか、またはそこの道路の勾配の関係でスピード関係もございますので、それらの状況を確認しつつ、現況で今後、ちょっと済みませんが、検討させていただきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) 論旨でも述べたんですけれども、費用は多分かなりかかるとは思うんですが、展望台側、アスレチック側の一体感という流れが、やっぱり道路があることによってとまってしまう。そういった、費用がかかるのでなかなか難しいとは思うんですけれども、陸橋とか何かそういう一体感を持たせるような考えというか、そういうものは今後の部分にもなるかとは思うんですけれども、検討できる材料というのはありますか。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) まず、陸橋だけではなく、大亀山森林公園のあり方という形のものを全体的に考えながら、その部分も考えていきたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) 次に移ります。
さまざまイベント等を開催してはということで、今、ほぼ毎週どこかしらでいろいろなイベント等をやっています。マルシェだったり、何々展示会とか、実際、フェス等いろいろなマルシェ等で、土日だけでも生活が成り立っている方も実際僕の周りでいます。そのマルシェにしろ、いろいろなイベントをするには、本当、環境のいい場所であるというふうに思ってはいるんですけれども、今まで、私が富谷に住んで12年目になるんですけれども、一回も何かそういうものをやったことがないような気がするんですけれども、今後、そういったマルシェ等いろいろなイベントを考えているというのはあるんでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 大亀山森林公園につきましては、これまで、おっしゃるとおり、市というか、大きなイベント、やはり駐車場の問題がございまして、そういったイベントはしておらないという形のことでございます。しかし、議員のほうからも話があったとおり、SCRさんのほうで年3回ほどやっていて、先ほど市長から話があったとおり、好評に実際やっているという形のものでございますので、まだちょっとそういったイベントを考えたということではないような状況でございました。
○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) 泉で泉マルシェ、多分県内で一番大きいイベントを9月か10月に毎年やっているんですけれども、やっぱり仙台市以外から非常に多くの方が足を運んでくれます。やはりいろいろな方に足を運んでもらわなければ、その魅力というのは発信できないし、枝分かれして、さらなる口コミというものもなかなか広がってはいってくれないとは思います。大亀山森林公園はやっぱり行ってみないとそのよさがなかなか感じられない場所であると、実際自分も足を運んで思いましたので。SCRさんと協力しながらも、新たなそういった企画を考えてやっている方に声をかけて、いろいろな自然の体験だけでなく、いろいろな人が集まるような内容のものを今後考えていってもいいのかなというふうに思うんですが、その辺についてはどう考えますでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) マルシェのお話ですと、市役所の前のほうで、おんないん会とかそういった形でやっておりますので、そちらのほうとのコラボを考えたり、先ほど言ったSCRさんとのそういったものを考えながら、今後、企画検討していきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) 鹿嶋神社も、この間、まともに初めて登っていろいろ探索したんですけれども、非常に雰囲気があって、パワースポットとしてもいける感じのすごくいい雰囲気だったんですね。やっぱり、何かいろいろな仕掛けをつくって、例えば大亀の石をさわればいいことがあるとか、あそこの神社は見守ってくれる神社ということだったので、やっぱりさわってもらえる仕掛けをつくるだけでも、大分あそこに登ってくれる方がふえるんじゃないかなとは思うんですが、せっかくのいい雰囲気のある神社ですので、その辺の人がなるべく参拝してくれるような仕掛けも必要であると思うんですが、その辺についてはいかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 鹿嶋神社につきましては、4月にそういったお祭りとかやっているような状況もございますので、そういった情報とか、今、提案いただいた話とか、そういったものをうちのほうのホームページとか、今後、フェイスブック等でそういったものをちょっと発信していきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) アスレチックの名称がとてもおもしろくて、例えば穀田の米粒わたりとか、明石の朝日登りとか、非常にネーミングはいいんですが、その順番の番号が振っていなかったんですね。大体順番どおりには行けるんですけれども、その辺の順番があるともう少しわかりやすくアスレチックの順番としてやっていけるんじゃないかなと思うんですが、その辺の設置についてお伺いします。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) こちらのほうのフィールドアスレチックにつきましては、富谷市の場所を考えながらちょっとつくっているという形のものもありますし、そういった番号があったほうが進みやすいということがありますので、そのほうも設置のほうを考えていきたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) アスレチックと併設でトレッキングコースがあると非常におもしろいんじゃないかなというふうにこの間やってみて感じたんですけれども、そこ、例えばボランティアを募って、市民協働というような形で、ちょっと山のアスレチックから外れたところでも、まだスペースがあったので、そういった部分でトレッキングコースをつくると、子供たちだけじゃなくて、年配の方も、今はやりでもありますので、利用できるんじゃないかなというふうに思うんですが、その辺というのはどうでしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) トレッキングコースにつきましては、ちょっとまだ検討したあれはありませんので、今後のちょっと全体的な計画の段階でそういったものも検討してまいりたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) アスレチックの少し間、間に、非常にやっぱり私も疲れました、息が上ったんですけれども、休める場所というか、椅子とかがちょっとなくて、これはどこで休息すればいいんだろうというのもありました。例えば椅子だったり、ベンチだったり、それが切り株だけでも全然違うとは思うんですけれども、そういった椅子の設置というのは考えてはいるでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 今後、利用者とか、そういう方々の意見を聞きながら、ちょっとまだそういった形のものは設置しておりませんので、そういった丸太的な感じのものとか、ちょっと休めるような形のところもあったほうがよろしいかと思いますので、その辺もちょっと検討させていただきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) 展望台のほうなんですけれども、やはり私も登ってみて、非常に外側はすごく立派にちゃんとしているように見えるんですけれども、実際中に入って見ると腐食の部分が非常に多くて、展望台を今後どうしていくのかと不安にはなりました。やっぱり、展望台も大人も子供も非常に恐怖感もあり、楽しい展望台にはなっているんですけれども、例えば展望台を今後解体するというような方向も考えられるんでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 絶対ないとは言えない状況でございます。
○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) やっぱりシンボルになっていますので、もし、その解体費用、もしくは補修費用が同じぐらいな感じであればぜひ保存してほしい、残していってほしいなと思うんですが、その辺はどうでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) おっしゃるとおり、本当に大亀山を象徴するような施設になっておりますので、大事な施設でありますから、今後の維持管理とかいろいろございますので、その辺もちょっと含めながらやっていきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) では、2点目のブルーベリーのほうに移ります。
ブルーベリーワインをつくる考えがありますかということで、前向きに検討していきたいということだったんですけれども、もし、つくるということが決まりましたら、大体、生産できるのはいつごろという考えがあるでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) 先ほど、市長のほうからも答弁あったとおり、まず、原料となるブルーベリーが供給できるかというのが最大のテーマになっておりますので、その辺も含めて、今後、生産組合と相談しながら、収穫時期が間もなくですので、今年度、果たしていけるのかどうかも含めて、相談させていただきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) 去年、3.5トンの収穫量ということで、加工の分が2.4トン使ったということで、昨年度はその残りの分、3.5トンなので、1.1トン、その残りの部分というのは、加工を含め、どういうふうにしたのでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 農林振興課長。
○農林振興課長(齋藤英夫君) 生食としまして、ゆうパック、スイーツフェア、学校給食、摘み取り農園などで約1,100キロを消費しております。
○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) 収穫量が非常にやっぱり難しかった、時期、天候とかも含めて、あと2.5トンとか、それぐらいだったということもお伺いしたんですけれども、やはりそうなると、例えばワインもつくるとなった場合に最低限3.5トン、去年並みの量が必要だとは思うんですが、確実にやっぱりそれを、この収穫量を得るためには生産者の方をふやすことが重要なのかなというふうに思うんですが、いろいろ、農林振興課さんのほうでいろいろな策を経て、少しずつ生産者の方はふえてきてはおりますが、やっぱりワインを製造ということでさらなる期待が持てると思うんですが、その辺の今後の生産者をふやすための対策、方策というのは何か考えていますでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 農林振興課長。
○農林振興課長(齋藤英夫君) ブルーベリーにつきましては、苗木の補助金とか出して、一応生産者をふやして、また栽培面積をふやしまして、あと、収穫量の確保をお願いしている状況でございます。
○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) 自分も商売をしていますので、どれだけ利益を上げられるかというのがモチベーションにもつながってはくると思うんですけれども、やはりワインまでつくる、ジュース、サイダーでワインまでつくるとなると、最低限何トンの生産量が必要であるとお考えでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) この件につきましては、現状では、今の生産量に合わせて商品化とか、加工品とか、そういったものを展開しております。さらにワインをプラスされると、最低限その部分がプラスになりますので、500キロから1トンがワイナリーさんにお願いする数量となりますとその分を見込んで、あわせて市としていかなる方法で生産者をふやしていくかというのが課題になってくるかと思っております。
○議長(相澤 榮君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) では、最後になるんですが、ことしのスイーツ博覧会のほうには、例えば今年度のことしの収穫量で間に合うのかどうか。間に合わせてつくるのかどうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) 今回、議員のほうからこのテーマをいただきまして、了美さんとお話しする機会もありました。そのところによりますと、最低限、ワインになるまでの期間ですけれども、3カ月間で、早いときはそのぐらいでワインとして出荷できると。そうすると、今年度、本当に仮に原料が調達できて、500キロを最低限提供できるようになれば、スイーツ博には、ぎりぎりですけれども間に合うような時期になるんですが、しかしながら、現状、摘み取り農園、あといろいろな加工品、あとはゆうパックとか、そういったものに既に出す予定になっておりますので、その辺を含めて、今、生産組合の皆さんと相談をしているところでございますので、確かにワインになるといろいろな商品価値が高まりますし、いろいろな分野でも提供できる可能性もありますので、そういったものを含めて組合の皆さんと前向きに検討させていただきたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 次に、13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 通告に従い2件質問させていただきます。
第1問目は、不育症・医療用ウィッグ助成支援について質問いたします。
不育症とは、妊娠が困難な不妊症とは異なり、妊娠はするものの流産、死産を繰り返す病気です。厚生労働省は、2回連続した流産、死産、もしくは生後1週間以内に死亡する早期新生児死亡によって子供が得られない場合を不育症と定義づけております。
30年以上にわたり積極的な研究と診療を進める名古屋市立大学の研究では、妊娠した女性の4割が流産を経験しており、不育症患者は国内に140万人、毎年約3万人が発症していると推計しております。平成27年度には、文部科学省の共同研究拠点に認定され、日夜研究が進められております。
また、1978年に日本で初めて不育症専門外来を開設した静岡県小山町の富士小山病院院長の牧野恒久氏の著書に、年間30万件ある自然流産のうち、治療対象になる患者に不育症治療を施せば、年間5万3,000人の赤ちゃんが救えるとのことであります。この数字は、体外受精で生まれる子供の数より多いとされております。そして、不育治療は、晩産・晩婚時代の少子化対策の盲点と述べられております。
不育症の原因については、両親のどちらかの染色体異常、胎盤の血液が固まりやすく胎児に栄養が行かない、子宮形態の異常などさまざまありますが、多くが原因不明とされております。しかし、近年では研究も進み、適切な検査や治療を受ければ8割の方が出産にたどり着くということです。国においては、原因の一つである血液の凝固を防ぎ、血栓をできにくくするヘパリン自己注射が平成24年から保険適用になりました。
そして、不育症患者に対する支援も全国的には300に近い市町村で支援が始まっております。残念ながら、宮城県は支援がおくれております。支援を必要としている方の中には、県外の医療機関へ相談されることも多く、その実態はつかみにくいと思いますが、5月12日に「不育症そだってねっと宮城」の主催によります「あきらめない、妊娠と出産」と題したセミナーが、仙台市医師会館でありました。
命をつなぐ・育む、生命の誕生を支援できる環境を求めるものです。特定不妊治療に対する周知や支援の拡充は大きく進み、理解も認識も深まりました。国は平成27年度補正予算から不妊治療費助成の拡充を盛り込み、宮城県内でも白石市や角田市、名取市など30の自治体で単独で助成事業を行っております。富谷市は、県の助成事業と同じか、ただします。
本来、不妊症、不育症支援は同等の支援を望むところですが、大変デリケートな部分であり、専門医師が必要なため限られた病院での相談・治療になります。県内では東北大学病院を初め不妊治療費助成制度が活用できる指定の医療機関は6カ所になっております。
このようなさまざまな妊娠に対する相談等について、富谷市の相談窓口は子育て支援センターを拠点に行われていると思いますが、今後、セミナーなどの計画や現在どのような取り組みになっているのか。また、医療機関への連携について質問いたします。
そして、医療用ウィッグについて質問させていただきます。
医療用ウィッグ助成支援について、新聞報道でもありましたが、29年度から栗原市や川崎町で3万円、30年度から宮城県も2分の1を助成し、仙台市、石巻市が2万円、名取市が3万円など、5市町村で始まり、県内合わせて7市町村で開始となっております
がん治療による精神的な支援は必要です。アピアランスケア支援は、治療による顔色の変化や爪の変色、脱毛の問題等外見をケアすることですが、放射線や抗がん剤治療等で外出するとき、そして、ふだんどおりの日常生活、買い物や仕事、食事など社会生活を送る上で外見による精神的な苦痛を軽減します。そのためにも外出支援に医療用ウィッグ助成は必要です。
医療用ウィッグは保険適用ではなく、かなり負担も大きいことから、治療を行いながら社会復帰を目指す方々に対するとても大切な支援です。今後の生活形態を考えれば、富谷市としていち早くアピアランスケア支援を進めるべきです。特に医療用ウィッグ支援は強く求めるものです。
2017年の国立がん研究センターのがん罹患数予測は、101万4,000例と発表しております。
ことし3月に示された富谷市国民健康保険第2期保健事業実施計画の中で、富谷市の状況でも入院や外来医療費点数はがん患者が高いです。同規模の自治体よりはるかに高い状況です。福祉のかなめは生きる力を支援し安心して暮らせる環境整備だと思います。
ぜひとも、すき間のない福祉の充実を図り、率先した支援を求めます。不育症・医療用ウィッグ助成支援について、以下質問いたします。
1、不育症に対する認識を問います。
2、不妊・不育症への相談に対する取り組み、医療機関への連携を問います。
3、アピアランスケア支援の周知への取り組みを問います。
4、医療用ウィッグ助成の推進は急ぐべきであると考え、当局の見解を求めます。
次に、2問目、運転免許証返納支援について質問します。
交通事故等の原因に、高齢者によるアクセル・ブレーキの踏み間違いや病気による意識不明など、痛ましい事故の報道がふえています。先日もテレビ、新聞等で90歳の女性の運転による死亡事故の報道があったばかりです。
長年運転をして、高齢になり運転することへの不安もありながら、必要不可欠な状況で、なかなか免許証の返納ができない方も多くいらっしゃいます。昨年の道路交通法改正では、高齢者の認知症対策も強化され、改正後半年間で3万人が認知症のおそれと判断され、医師の診断後に免許取り消しになった方も670人になったという記事もありました。
今後、2021年には、75歳以上の高齢者ドライバーは全国で613万人に達するとされ、また、その一方では、昨年1年間で運転免許証返納者は75歳以上25万2,677人と急増し、前の年のおよそ1.5倍という報道もありました。
日本自動車工業の調査でも、ことし4月の発表によりますと、60歳以上の7割で免許証の自主返納に前向きである、体力の衰えなどに不安を感じるドライバーがふえた。そして、運転をやめる年齢を尋ねると、全体では75歳までにやめるが26%、60歳以上の方にお尋ねしますと80歳までにやめる方が40%、75歳以上では80歳までにやめる人は48%という数字でした。その一方で、やめるつもりはないも11%に上っております。免許返納の条件を尋ねると「公共交通料金の値下げ・無料化」や「病院・スーパーなどへの送迎便の充実」という報道でした。
富谷市においても、新交通システム導入等総合都市交通体系調査業務など取り組みをされ、今後の方向性に期待をするところですが、その中に、高齢化も進み高齢者の移動需要が増大することに伴い、高齢ドライバーの事故増加が懸念ということも示されておりました。
富谷市の運転免許証返納支援は、65歳以上市民バスの無料券配布となっております。しかし、70歳になると必然的にいただけるシステムです。長年運転した方が、家族やご自身の病院、買い物などの送迎をやめることを悩んでおります。高齢者による事故、その報道は免許証返納を考える時間とはなりますが、現実は勇気の要ることです。
高齢者の交通事故件数は全国的にかなり増加しております。富谷市も人口増加、交通環境も著しく変化し、危険箇所もふえてまいりました。そのことも踏まえて、高齢者の運転免許証返納が速やかに進められるように支援の充実を図り、周知に努め、デマンド交通導入なども視野に施策の推進を求め、以下質問いたします。
1、本市を取り巻く交通環境に対する見解を伺います。
2、全国的に高齢者による交通事故がふえていることへの見解を伺います。
3、富谷市の高齢者に対する運転免許証返納者への支援の拡充を求めますが、当局の考えを伺います。
4、今後の運転免許証返納への周知や取り組みについて伺います。
5、運転免許証返納者には、現行の市民バス無料券配布支援だけで、限られた利用になりますが、「とみぱす」、タクシー利用券などへ支援の幅を広げ、安心して免許証返納ができるような推進を進めるべきであると考え、当局の見解を伺います。
6、今後の富谷市の交通整備として、デマンド交通なども導入し、円滑な支援体制を進めるべきであると考えますが、見解を伺います。
以上です。
○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの浅野直子議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1の不育症・医療用ウィッグ助成支援についてでございます。
その問い1、不育症につきましては、病態が多様であることやそれぞれの病態ごとに治療方針が一定しないこと、ストレス等の要因が病態を複雑にすることなどから、多くの産婦人科医の先生方にとって難解な疾患であると伺っております。また、流産や死産を繰り返される悲しい体験から絶望や自責の念に苦しみ、誰にも相談できずに一人で悩んでおられる方々も少なくないと伺っております。
本市としましては、一人で悩みを抱え込まず、適切に専門の相談窓口へつなげることができるよう広く不育症についての正しい情報を発信していきたいと考えております。
問い2の不育症の相談につきましては、いまだ治療内容について研究を重ねている段階で、専門性が問われることや、精神的なケアが必要な内容であることから、大学病院内で行っている宮城県不妊・不育専門相談センターをご紹介をさせていただいております。
問い3と問い4につきましては関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。本市におきましては、これまでも窓口や各種検診会場に宮城県がん支援センター作成のパンフレットを設置するなど、アピアランスケア支援に限らず、がん相談全般についての周知を図ってまいりました。また、宮城県におきまして、アピアランスケア支援として、がん患者医療用ウィッグ購入助成事業補助金制度が本年4月から開始されました。このことを受け、本市においても、今後、助成事業の実施について検討をしてまいりたいと考えております。
次に、質問件名2の運転免許証返納支援についての問い1でございます。本市における交通環境につきましては、平成28年11月に実施しました公共交通利用に関するアンケート調査の結果において、通勤・通学の移動手段として自家用車の割合が最も高い状況となっております。また、私事目的での移動手段につきましても自家用車の利用が8割弱と、かなり高い傾向にあります。
問い2の全国的に高齢者による交通事故が増加していることにつきましては、警察庁交通局による原付以上運転者第一当事者の年齢別交通事故件数によりますと、総事故件数が、平成29年は、平成19年と比べると約34万件減少している中にあって、75歳以上の高齢者による交通事故につきましては、平成29年3万2,949件と平成19年に比べると3,577件の増加となっております。このことから、総事故件数が減少している中にあって、75歳以上の高齢者による交通事故が増加していると認識しております。また、要因といたしましては、75歳以上の運転免許保有者数の増加及びハンドル操作不適、ブレーキ・アクセル踏み間違いなどが挙げられております。
問い3、問い4と及び問い5につきましては関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。まず、本市におきましては、運転免許証を自主返納された65歳以上の方を対象に、申請に基づきまして市民バス無料乗車証を交付しております。また、70歳以上の方々への市民バス無料乗車証の交付や70歳以上の高齢者及び18歳以上の障がいをお持ちの方々へ身分証機能を有する外出支援乗車証「とみぱす」を交付をしております。さらに、本年10月に(仮称)重度障がい者等福祉タクシー助成の事業開始を予定しており、こうした各事業の周知に努め、運転免許返納者や高齢者の方々などへの支援を実施しているところであります。
今後につきましては、運転免許返納者への支援の拡充策として、市民バス無料乗車証や外出支援乗車証「とみぱす」における対象要件の見直しなどを検討をしてまいりたいと考えております。また、宮城県で作成している運転免許返納制度について、広報とみやなどで周知を図り、高齢者の皆様の交通事故防止に努めてまいりたいと考えております。
問い6でございます。現在、予約型乗合タクシーなどのデマンド型交通を導入している自治体のほとんどは、路線バスやコミュニティバスなど公共交通機関の空白地域において実施をされております。本市におきましては、路線バスが市内の国道4号線及び各住宅団地間を、市民バスは市内全域をほぼ網羅するように運行していることから、デマンド型交通につきましては、今後の交通手段の一つとして、他市町村の事例を参考としながら、調査、研究を進めてまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(相澤 榮君) これより浅野直子君の質問は一問一答により行います。13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 不育症について質問をさせていただきます。
今、前向きに説明をいただいたんですが、かなり、不育症については周知が大変でございます。理解をしていただくのに大変でございますが、こういった不育症について、また不妊症についてもそうですが、研修会やセミナー、こういったものについての取り組みをお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援センター所長。
○子育て支援センター所長(狩野悦子君) 不育症につきましては、子育て支援センターのほうに今のところ直接ご相談いただくということが余りなかったものですから、そういった意味でセミナー等の開催については検討してこなかったところはございます。ただ、相談に関して、やはり相談場所がわからないというふうなことも一つあるのかなということを考えておりまして、そういった意味で、ホームページ等での周知をまず図っていきたいというふうに考えておりました。
○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) ぜひ、そのように周知徹底というところをお願いしたいと思います。ただ、やはり相談者は、これは全国的にそうなんですが、県外に向かってご相談をされている方も多くいらっしゃいます。実は、相談をして自宅に戻った後のケアの体制といいますか、そういったところも大事かと思いますが、そういったところまで周知をお願いしたいと思いますけれども、そのことについてお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援センター所長。
○子育て支援センター所長(狩野悦子君) 議員さんがおっしゃるように、やはり自分がそういったことを相談するということを余り人に知られたくないという少し繊細な悩みでもございますので、そういった意味で、自宅に戻られてからのケアというものがこちらに届いてこないとなかなか難しいところがあるとは思うんですが、やはりそういう先に相談窓口というか、こういったところで相談してくださいという周知徹底がなされてくれば、そういったところも可能になってくるのではないかと考えております。
○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) そのとおりだと思います。やはり、情報がしっかりと届けば、さまざま市民の皆様、その対象になっている方々も行ってみようかなという気持ちになると思うんですね。やはり情報というのは大変必要な部分でございますので、ホームページ等、また、あらゆる機関において、市民の皆様にも、対象でない方々にも不育症・不妊症の周知というものを行えるように、再度、その取り組みについてもどういったところを考えていらっしゃるか。今、急で申しわけないんですけれども、そういったところまで広げていただくと思うんですけれども、そのことについてどこまで広げられるか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援センター所長。
○子育て支援センター所長(狩野悦子君) 現在、富谷市のホームページ上におきまして、不妊症・不育症についての説明をさせていただいているのと同時に、県で行っております不妊症に関する特定治療支援事業のサイトにリンクさせるですとか、あとは厚生労働省のほうで研究をしております不育ラボといった不育症に関するサイトにもリンクできるような形ではお知らせをしているところです。ただ、それは子育て支援センターのサイトではなく、一般の方が見られるようなところでということで、健康福祉の相談のカテゴリーに入れて見せているところでございます。
○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 今、そのように周知を行っていただけるということをお伺いいたしました。
今回、実は、不育症ではなくて、不妊治療の特定不妊治療に対する自治体の独自支援ということで30の自治体が載っていたわけなんですが、これは富谷市が掲載されていなかったということについての、これはどういったことだったのか説明を求めたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援センター所長。
○子育て支援センター所長(狩野悦子君) 不妊治療の特定治療の助成費用のことに関してなんですが、こちらでも毎年、ほかの自治体の経緯等についても確認をしていたところなんですが、今年度、新たに5つの自治体が独自の助成を始めるというところで、どちらも、その自治体を見てみますと、昨年の出生数が100名を切るような自治体ということで、少子化対策というところでやっていらっしゃるのかなというふうに推測しているところなんですが、富谷市としましても、今のところ出生数は400前後というところでありますが、今後、少子化対策というところも含めて検討はしていかなければいけないのかなと考えているところでございます。
○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 不妊治療に対しての少子化対策というのは、ちょっと切り離して考えたほうがよろしいんではないでしょうか。ここは別だと思いますね。不妊治療は少子化対策ではなくて、やっぱり不妊に対する治療でございます。子供さんが欲しいというための治療でございますので、少子化対策と全く違うと思います。そこのところを再度お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援センター所長。
○子育て支援センター所長(狩野悦子君) 議員のおっしゃるとおり、実際に治療を受けられる方々にとっては、もちろんそこは違う問題だと考えております。ただ、自治体の中でそういった取り組みをされているところにお伺いしましたところ、そういった目的があるというふうなお話でしたので、そのような回答をしました。
○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) そういった自治体もあると思いますけれども、不妊治療に対する、特定治療に対する支援というのは、それはあるかもしれませんが、そこではないと思いますね。ここのところは、富谷市は人口はふえております。ですから、福祉に対する充実という意味からは率先してこういったところは取り組んでいただく、若い世代も抱えておりますので、ここのところは率先していち早く手を挙げるべきではないかと思いますが、そのことについて、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援センター所長。
○子育て支援センター所長(狩野悦子君) 今後、必要性も含めまして検討させていただきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) では、検討するということでございましたけれども、この支援についての検討は一切なかったということでよろしかったでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援センター所長。
○子育て支援センター所長(狩野悦子君) ほかの自治体でどのように、実際に助成をされているかについては一応調べているところではありました。ただ、それを実際に、今実践に移すかどうかについて今後検討していきたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) ここのところは国でもしっかりと支援体制をとっておりますし、県もそうでございます。やはりこういった助成制度があった場合におきましては、まず原課で検討していただいて、それが富谷市に必要かどうかというところまで検討していただくということが大事ではないかと思いますが、そういうことも踏まえて、再度お伺いをいたします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援センター所長。
○子育て支援センター所長(狩野悦子君) 議員のおっしゃられるとおりだと思いますので、検討は進めてまいりたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) それでは、医療用ウィッグについての助成についてのほうも質問させていただきますけれども、アピアランスケアについて、大変、やはりがん治療をしていらっしゃる方については大事な部分でございます。このことについて、今回、合わせて7市でやっております。仙台市は6月から始まりました。富谷市がこの助成制度を活用しなかった、これを進めなかったことについての理由といいますか、なぜできなかったのか、そのことをお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 県のほうから、今回新たにウィッグの購入助成事業の補助金制度が施行されたということでの話については来ておりまして、意向調査等でも県のほうから参っておりまして、その段階で、平成30年度につきましては、先進的に行っている市町村の事例とかを参考にさせていただきながら30年度は検討するということで、実施に向けて前向きに検討しているような状況でした。
○議長(相澤 榮君) この際、午後1時まで休憩します。
午後00時00分 休憩
午後 1時00分 再開
○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) それでは、先ほどアピアランスケアの医療用ウィッグについては30年度検討というご回答をいただきました。これは、なぜ30年度検討になったのか、今回、今年度からやっているところもあるわけなんですが、できなかった理由をお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 30年度から取り組むことにつきましては、いろいろ課内では検討しましたけれども、先進的に行っている他市の状況ではウィッグ以外のそういったケアの助成もあわせて行っているようなところもございましたので、そういったところも十分に検討して取り組みたいなというふうに考えまして、今年度は、30年度については検討という形になりました。
○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) そうしますと、この検討の段階で、こういった医療用ウィッグ、アピアランスケアに対する対象者といいますか、そういった想定人数というものについても検討はなさったんでしょうか。それで予算とか計算した上での検討というのはあったのかどうなのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 具体的にこれまで市民の皆様からそういったアピアランスケア、ウィッグについての助成というふうな問い合わせ等はございませんでしたので、ほかの他市町村の状況から見まして、予算組みをされているところとかの状況は見させていただいての検討はしておりました。
○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 恐らくこういったアピアランスケアだったり医療用ウィッグについての支援というのは、なかなか当事者、なかなかそういったところまでは、支援がどうなっているかというところまでは、恐らく心の中では、家族では、こういったものが支援があったらいいねという話はあっても、市までは行かないのかなというところもあります。ただ、治療している方々は、本当に長引きますし、また、そういった治療によって社会での生活に向けて努力もしております。そういった方々の心情を思えば、こういった制度が県から出ておりますので、やはりいち早くそういったこともホームページに載せたりとか、そういったことができるような、福祉に対しては積極的な取り組みが必要ではないかと思いますけれども、再度お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 議員のおっしゃるとおり、県のほうでも推進しておりますので、今回、説明会にも参加させていただいて、取り組みについて具体的な検討も進めてまいっているところでございますので、今回、年度中の取り組みには至らなかったというところにはありますけれども、来年度に向けて具体的な検討を課内でも進めてまいりたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 治療を行っている方々は必死なんですね。ですので、今年度できなくても、来年度に向けて検討を促進するようなことでございますけれども、今年度、まだ始まったばかりでございますので、補正予算もつけられるわけなんです。早急にこういったことは推進すべきではないかと思いますけれども、再度、ご答弁をお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) そういった形も含めて検討させていただきます。
○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) がん治療だったり、放射線治療の方々の外面的な支援というところにおいてのアンケートで、どこが一番苦痛かというアンケート調査が出ております。これは女性では脱毛のところが第1位になっております。爪の変色だったり、顔色の変化だったり、さまざまあります。富谷市として、これからアピアランスケアの推進に向けてどういったところをしっかりと取り組んでいくか。健康に対する計画も出ておりますが、もっと突っ込んだ議論ができないか、検討ができないか、こういったところは原課においてはどういったところと検討するのか、そういったところまで、また市民の声を吸い上げるその機関として、どういったところを重点するのか、そういったところまで考えていらっしゃるのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 具体的な検討につきましては、県のほうとも重々相談させていただきながら、まずはウィッグのほうを、まずは県のほうで推進もしています医療用ウィッグの購入助成について取り組んでまいりたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) それでは、運転免許証の返納についてお伺いをさせていただきます。
先ほど、市長のご答弁にもございましたけれども、自家用車の割合が高いというご回答でございました。本当にそのとおりだと思います。富谷市といたしまして、実は危険箇所の、2016年に一斉点検を行っております。この点検で得られた情報はそのとき報告はいただいているんですけれども、その後、先ほどの答弁ではどういったものを使っているかというところの答弁でございましたけれども、交通環境に関する、危険箇所に関する一斉調査というものはなされているのか、2016年後になされているのか、お伺いをいたします。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 危険箇所については、その都度、要望あったところについては警察にお願いしたりして現地を確認させていただいて対応しております。あと、学校のほうからも、学校のほうを中心に学校のほうで通学路の安全点検ということでしておりますので、そういった中で、新しいところについては、そちらも関係機関というか、一緒に点検はしてございます。
○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 今、商業地も大変ふえまして、2016年度から比べれば随分車両通過も多くなったと思います。危険箇所というのは、警察署だったり、学校だったりの連携でいろいろとわかってくると思うんですけれども、原課としての取り組みというのはあるんでしょうか。防犯としての一斉点検というのはなさったんでしょうか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 危険箇所につきましては、やはりマナーアップ、そういったところに尽きる部分もございますので、広報等でそういう特集を組ませていただいたりしたりしております。やはり一人一人の、市民にかかわらず、ここを通過する方のマナーアップに力を入れながら、対策ということでしていきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) そうしますと、高齢者に対する交通事故防止の支援といいますか、そういった高齢者ドライバーに対する支援、あるいは研修、そういったものはどのようになっていますでしょうか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 先ほど言ったように、いろいろなところで高齢者ということもしていますし、秋の交通安全週間で、富谷自動車学校にお願いして、夕暮れどきの車のスピードの危険性とか、そういう勉強会も開催させていただいております。
○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 富谷市として、高齢者の免許証返納の周知に対する取り組みといいますか、周知徹底は余りなされていなかったのではないかと思うんですけれども、そこのところについて、どのような取り組みがあったのか、お伺いをさせていただきます。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) こちらの市長の答弁にもありますけれども、ホームページ等で返納関係を努めるということにしておりますので、そういったところで今後努めさせていただければと思っています。なお、マスコミ等でいろいろなところで、やはり高齢者の事故、返納ということで叫ばれておりますので、そういったものを運転手の方、各個人が自分の技量というか、確認をしていただきながら、免許更新なりそういったときに考えていただく部分も必要かなというふうに思っております。
○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) やはり、行政区、町内会、そういったところの集まり等のときにしっかりとそういったお話はしていただいて、高齢者の免許証返納のそういったところもできる限り、そういったところも市としては説明をしていただいて、なるべく皆様がその推進に向けてできるような体制をとっていただきたいと思っているんですけれども、そのことについてはいかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 繰り返しになりますけれども、ホームページ等でお知らせしながら、会議等機会あるときにちょっとそちら、議員のお話のとおり、参考とさせていただきながら、周知をしていきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 今、富谷市で運転免許証の返納については、65歳以上が市民バスの無料券の配布となっております。ここのところなんですけれども、この部分をもっと拡充するというような施策はないのか、今、どこのところでもタクシー券を配布をしたり、期限つきではございますけれども、そういった施策をとっております。やはり、いろいろな角度からその支援、いろいろな角度から事故防止、それは大事ではないかと思いますが、そのことについて、拡充の部分についてお伺いをいたします。
○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) 今おっしゃいました対象要件の変更につきましては、今、浅野議員おっしゃるとおり、年齢の廃止とかそういった部分につきまして、各市町村の事例も参考にしながら今後検討してまいりたいというふうには思っております。
○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 「とみぱす」やタクシー利用券、今行っております「とみぱす」、こういったものに少し、返納者に対する拡充というものはできないか、ここのところの検討はなされていないか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) 市長が先ほど答弁しましたとおり、返納者等に関しては、広報とみやとか、高齢者への事故防止に対しても広報しながら広く意見を出しております。年齢の話につきましては、今いろいろと検討してございますけれども、ちょっと今時点で何歳とかということは今検討中でございます。
○議長(相澤 榮君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) さまざま運転事故等出てまいります。また、富谷市の人口がふえてまいりますので、高齢化率も上がれば、やはり高齢者のドライバーというものもふえてまいります。やはり、先ほどデマンド交通に対しての市長の答弁もございましたけれども、前回お配りになりました新交通システムのところにも、しっかりと富谷の高齢者のドライバーの事故がふえるという懸念のことを示されておりました。そういったこともありますので、やはり返納者に対する拡充、また交通を、この富谷市を取り巻く交通の支援、この体制についてはしっかりと前向きに取り組んでいただきたいと思いますけれども、最後の質問になりますが、ご検討をお願いいたします。ご回答をお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 高齢者の事故につきましては、連日、新聞、テレビ等でニュースで報道されていて、本当に今大きな社会問題になっておりますし、富谷も他人事ではないと思っております。そういう意味では、いわゆる免許証返納をより推進していく意味でも、その対応を、環境整備を進めていく必要がありますので、先ほども答弁で申し上げましたように、まずは「とみぱす」の年齢要件を、返納者についての拡充をこれから検討していきたいと考えておりますし、なお、きのう、総会があったんですけれども、ナルクという、日本組織、元気な方がポイント制で困っている人のお手伝いをして、それを自分が身動き等苦しくなったときにそのポイントを使えるという、いわゆる全国的なNPO法人ですけれども、きのう、そのナルク仙北の総会があって、富谷の方々が会員ですが、そこに来た人が、ちょうど免許証返納をして、ナルクのおかげで病院通いができていますという話もあったりしたので、そういった民間のNPO法人なんかとも連携をしながら、そういう推進をしていくことも大事だなというふうに考えているところでございます。
○議長(相澤 榮君) 次に、3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) それでは、一般質問をいたします。市政運営全般にわたり、市長初め職員の皆さんのご労苦に敬意を表します。
さて、来月1日に、富谷市まちづくり産業交流プラザがオープンいたします。そこで、私は富谷市まちづくり産業交流プラザの目指す方向性について質問をいたします。
地方再生計画「富谷宿開宿400年記念しんまち地区活性化計画」において、地方創生事業として位置づけられている「富谷市まちづくり産業交流プラザ整備事業」が地方創生拠点整備交付金の交付を受け整備され、新たな施設としてスタートするところであります。
平成30年度は、富谷市まちづくり産業交流プラザを拠点とした、産業創造プロジェクトに対し地方創生推進交付金として事業費の2分の1に相当する1,429万3,000円の採択額が公表されたところであります。
この施設は、しんまち地区の活性化と市内外の皆さんが交流するまちづくりの拠点施設として活用され、また、起業・創業支援の拠点施設としての機能が期待されますが、この間の推移を見ておりますと、産業交流プラザの機能と役割、本市の目指す方向性が定まらないように私には映るところであります。
この事業は、地方創生推進交付金の対象事業であるため、「稼ぐ力」や「自立性」が強調され、施設の維持管理及び運営業務に係る経費を事業者の収益事業で賄うことが求められております。国では、自立性について、このように記載がございます。事業を進めていく中で、「稼ぐ力」が発揮され、事業推進主体が自立していくことにより、将来的、3年ないし5年後と表記しております。将来的には本交付金に頼らずに事業として自走していくことが可能となる事業であることと明記されており、本市においても5年後を目安に、市の財政負担をゼロにし指定管理による自立運営を目標にして進められてきました。
市の財政負担なしで、施設管理、運営経費を事業収益で賄う取り組みは、恐らく本市においては未経験のことであり、地方創生事業が求めているキーワードは次の3つだと思います。「稼ぐ力」、「事業者の自立」、「事業の自走」の3点でありまして、かなり高いハードルではないかと思います。本市と事業者の連携により、本来の拠点施設としての機能が十分発揮され、今描いている将来像の実現につなげてほしいと思うところでありますが、未経験で新たな挑戦となる事業ですので、目指す将来像が明確に示されなければなりません。
平成30年度は、運営事業者として、徳島県美波町の株式会社あわえに1,489万3,200円で事業運営を委託することとなりましたが、次年度から指定管理者が受託できるよう、市としても最善を尽くしていかなければなりません。
私は、事業の推進に当たり、本市と事業者の役割を明確にすべきと考えております。本市が将来像をしっかり描き、事業者には起業・創業の将来像を実現するためにノウハウを提供してもらうというスタンスで取り組んでほしいと思うところであります。主体はあくまで本市であり、見きわめや判断の最終的結果責任は本市が負うこととなりますので、事業者には、地方創生ビジネスという一過性に終わらせることなく、ともに成果につながる関係性であってほしいと考えるところであります。
先ごろの全員協議会において、株式会社あわえに業務委託して、サテライトオフィスを誘致し、地域に根差した新たなビジネスの創出や地元経済や中小企業の活性化を図ると説明があったところであります。
サテライトオフィスとは、次のようなことであります。本社・本店から離れたところに設置されたオフィスを指しますので、既に事業を行っている会社の一部機能を富谷に移してもらい、誘致したサテライトオフィスを中核にして起業・創業支援を行うと理解したところであります。
サテライトオフィスの誘致は、過疎地域の指定を受けている人口約6,000人の徳島県神山町が2010年、平成22年になります。初めて誘致したとされますが、これから始める富谷市において、誘致競争を勝ち抜くためにどのような戦略を描いているのでありましょうか。
秋田県大館市では、2015年から総務省のサテライトオフィス誘致モデル地区10カ所の1つに選定され、誘致に取り組んでいますが、大館市の担当者は、これはホームページ上の表現です。「サテライトオフィスの誘致競争は激しさを増している。うちは後発だが、空気がきれいで星が美しく、温泉と緑に恵まれている自然を武器に競争を勝ち抜きたい」との意気込みがホームページ上に紹介されております。私も直接伺いましたが、現時点では、誘致事例はまだないとのことでありました。
サテライトオフィス誘致の先進とされている徳島県神山町や美波町に共通するのは、過疎対策法が適用されている過疎地であること。徳島県が整備を進めたことにより、ブロードバンド環境が抜群であることや、海や山の豊かな自然を武器として小規模なサテライトオフィス10数社の誘致につながったと、それぞれの担当者からお聞きをしたところであります。
工場誘致にかわる地域振興策の一つとして期待されている面はありますが、その分、誘致競争は熾烈である現状の中にあって、本市においても、事業者に魅力に映る富谷の強み、いわゆる売りを描いていることだろうというふうに思います。
これからの事業展開に水を差すつもりは毛頭ありませんが、一般質問に当たり、ネット上や聞き取りにより調査したことをもとに申し上げますが、サテライトオフィスの誘致やソーシャルビジネス等の起業・創業では、富谷市の市税の歳入構成を変えるだけのインパクトにはつながらないのではないかと考えます。なぜなら、サテライトオフィスは、本店の出先ですので、法人市民税は本店所在地に吸収され、固定資産税もさほど期待できません。
大和町や大衡村で企業進出の恩恵を受けているのは、企業進出による固定資産税の増加であることは明白であると思います。
平成28年度決算ベースで、固定資産税額では富谷市が23億2,700万、大和町が24億4,800万円と富谷市を上回っております。これは法人が所有する土地、建物、そして、償却資産が富谷を大幅に上回るものと思われるところです。
富谷市の法人の固定資産税のうち、法人の固定資産税に限って申し上げますけれども、固定資産税のうち、土地、建物、償却資産、3つ目の償却資産だけを取り上げますと、平成28年は富谷市で2億9,900万円、固定資産税全体に占める比率は12.9%となっております。13%程度です。この5年間で45%ほどの伸びとはなっておりますけれども、法人の固定資産税比率を上げる取り組みが今まさに必要ではないかというふうに思います。
これらの観点から、富谷市まちづくり産業交流プラザは、税収増につながる稼ぎを生み出す拠点、あるいは企業誘致の拠点としての位置づけがふさわしいのではないかというふうにも考えます。
地方創生の事業として取り組む以上、建物の維持管理に毎年1,000万円ほど、事業運営費として二、三千万を要するとする中で、今描かれている施設の将来像には一抹の不安を抱かざるを得ないところであります。そのことを申し上げ、以下、通告した質問項目を申し上げます。
1つ目、プラザと申し上げます。条例上、プラザというような表記がありましたので、プラザと申し上げます。プラザが担う機能と役割について。その中の(1)、(2)です。プラザの開所により、富谷しんまちエリアにどのようなにぎわいが期待されますか。そして、起業家支援の内容についてであります。
大きな2つ目。プラザ運営支援委託内容と選定業者、選定された業者の実績についてお伺いします。
3つ目、プラザの運営経費を管理運営法人の自立による単独運営を目標としておりますけれども、収益事業、ソーシャルビジネス等と表記されております、その内容について。
4つ目、KPIに掲げるプラザの来館者数2万人と想定しておりますけれども、その算定の内訳についてお伺いをいたします。
次に、質問件名2の富谷市地方創生総合戦略の進捗状況と地方創生推進交付金の交付決定についてであります。
富谷市地方創生総合戦略の計画期間は、平成27年度から平成31年度までの5年間となっており、基本目標や具体的な施策に数値目標及びKPI(重要業績評価指標と申します)が設定され、適宜、達成度や事業の進捗状況の評価・検証を行うとしております。
平成30年度当初予算における地方創生推進交付金の歳入額は2,943万5,000円であり、プラザ運営管理費に2,800万ほど、街道まつりに500万ほど、とみや国際スイーツ博覧会に2,500万ほどの3事業の歳出合計額5,800万円の2分の1を見込んだ交付額が計上されております。
国の地方創生の長期ビジョンでは、「東京一極集中の是正と人口減少問題の克服」と「成長力の確保」を挙げ、2060年の日本の総人口を1億人を確保する目標を掲げております。また、「人口減少による地域の活力低下」を阻止するため、人口減少を交流人口で補うことも地方創生事業の狙いとされております。
富谷市地方創生総合戦略においては、富谷市の2060年の将来人口を6万人と定めておりますが、富谷市はこれまでの50年間、人口が増加し続け、一貫して転入が転出を上回る社会増であったものの、本市においては、一時的かどうかは現段階では定かではありませんけれども、平成29年、転出が転入を上回る社会減に初めて転じた変化は、これまでの議会でも指摘し、注視すべきとの視点で触れてきたところであります。
また、5月末現在の本市の人口は5万2,531人となり、2月から連続4カ月、前月より減少し、現時点では、同年同月と比較をいたしまして、年間40人の増加になっております。昨年は、ちなみに前年同月比では77人の増加でありました。
本市においては、人口増加の鈍化傾向が顕著となっている現状を直視し、これまで繰り返し答弁をいただいている分析にとどまらず、もっと踏み込んだ背景を分析する必要が急務であるとも考えます。分析に当たっては、本市の事情のみならず、周辺状況にも目を向けるべきであります。例えば、仙台市内において、元東北大学農学部、北四番丁付近でイオンの開発が進んでおります。この開発による影響分析も必要でないかというふうに私自身は考えているところであります。
本市において、地方創生事業を推進するに当たり、国の交付金や取り組みに過度に依存することなく、国の交付事業や取り組みが永続的でないことに留意しながら、市民にとって真に必要な事業かの見きわめが大切であると考えているところであります。
また、地方創生において、地域活性化策として、交流人口の増加の取り組みが求められておりますが、交流人口とは一般的に次のように定義されております。その自治体、富谷市に置きかえます。富谷市を訪れ、あるいは交流する人のことを指します。訪問の目的は、通勤や通学、買い物、観光など、特に問わないが、交流人口というと観光誘客と捉えられる傾向が強いというふうな文言が見えます。
私は、交流人口を観光誘客に限定することなく、買い物等で訪ねる皆さんも含めて考えていいというふうに思いますので、県内外から多くの買い物客を集客しているイオンであったり、コストコであったり、両店には永続的に営業が継続できるよう目をさらに向ける必要があります。土地、建物の固定資産税は富谷にとって大きな歳入となっており、市民生活の利便に大きく寄与しているからであります。当然のことながら、観光誘客にも大きく寄与していただいているところでもあり、今後さらに、イオン、コストコとの協力連携を視野に入れ、観光誘客に取り組んでほしいというふうにも思うところであります。
それでは、通告した質問項目を申し上げます。
1つ目、平成29年度、基本目標の数値目標やKPIの達成度について。
2つ目、達成していない施策の改善策について。
3つ目、地方創生推進交付金は全事業を全額交付決定されたのか伺います。
4つ目、国の交付金や取り組みが永続でないことに留意することも必要であると考えますが、市の見解を伺います。
以上であります。
○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの若生英俊議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1、富谷市まちづくり産業交流プラザの目指す方向性についての問い1、問い1の(1)、(2)について関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。TOMI⁺の整備につきましては2020年宿場町富谷開宿400年を迎えるに当たり、地方創生拠点整備交付金を活用し、拠点施設として整備をいたしました。本施設は、創業支援、起業家育成、就労支援、キャリア開発、にぎわいづくり、しんまち活性化の3つの機能を持つ複合的な施設であります。あわせて、民俗ギャラリー、富谷市シルバー人材センターも入居することから、それぞれの機能を活用し、最大限各事業を展開することにより、新たににぎわいの創造に資するまちづくりの拠点として施設の機能が達成されるものと考えております。
起業家支援につきましては、創業・起業者の掘り起こし事業として、現代版富谷塾を開設し、需要アンケート調査を初め、創業・起業塾、各種セミナー、各種交流会などを行ってまいります。
また、起業は短期間では達成できないため、課題の抽出や経営支援、各関係機関への紹介、資金融資、税制度助言など、ビジネスプラン実現へ向けて継続的に支援及びフォローアップを行ってまいります。
問い2、TOMI⁺運営支援受託内容につきましては、先ほど申し上げました起業家支援業務内容のほか、サテライトオフィス誘致戦略として、本市の地域特性を生かし、目指すべきビジョンを明確にし、そのビジョンを実現するための誘致戦略の策定と、誘致企業の選定、そして誘致活動を実践をいたします。また、ターゲット企業を誘致するために、各種プロモーションツールを作成し、効果的かつ効率的に情報発信を行い、サテライトオフィスマッチングイベントの開催などを主な業務内容としております。
なお、選定業者につきましては、提案型プロポーザルにより、徳島県美波町に本社を構え、東京にもオフィスがある株式会社あわえに決定をいたしました。実績につきましては、全国の自治体向けサテライトオフィス誘致事業導入サービスの経験が豊富であり、本社美波町ではサテライトオフィス誘致活動を5年間で18社を誘致し、関連して若者移住者が72名、移住希望者は350名以上を創出しております。
また、これらの取り組みが国を初め、全国自治体より高く評価をされ、2014年からは行政、民間、教育機関より視察を237団体、360名を受け入れ、地方創生担当大臣、内閣府大臣政務官、厚生労働省審議官なども視察されております。このほか、宮城県発注により、昨年度から、首都圏でソフトウエア開発などを行うIT企業を誘致する事業としてIT企業立地セミナー開催業務を受託するなど、本市においてもこれまでの幅広い経験とノウハウをもとに企業・創業者支援やサテライトオフィス誘致に期待されるところでございます。
問い3、今回のTOMI⁺整備については、地方創生拠点整備交付金の認定を受けており、その目的には、自立性が求められております。そのためには、施設の運営は指定管理のもとで行われ、管理運営法人の自立による単独運営が必要となっております。以前にも申し上げておりますが、本年度は、委託方式により直営で運営いたしますが、早い時期に指定管理制度へ移行し、目標の実現に向けて取り組んでまいります。想定される収益事業については、サテライトオフィスの誘致により、プロジェクトルームへの入室、シェアオフィスへの創業・起業者の入室による安定的な収入とあわせ、貸会議室、企業・創業交流スペース、多目的スペースの使用料などを見込んでおります。
また、企業・創業支援に係る経験やノウハウを持ったソーシャルビジネスとしての収益事業を行いながら、本市における社会問題を解決し、社会・地域貢献いただけるような管理者を期待をしているところでございます。
まずは、宿場町富谷から始まる創業支援を合い言葉に本市初となる起業・創業に係る各種イベントや事業の展開を図り、収益を確保しながら施設運営及び起業・創業支援事業による自立した運営を目指してまいりたいと考えております。
問い4、地方創生事業に係るKPIに掲げる来館者数2万人については、詳細な内訳をお示しするのは難しいものがありますが、TOMI⁺は起業・創業支援の拠点施設であり、また、民俗ギャラリーやシルバー人材センターも入居する複合的な施設であることから、大変多くの来館者が訪れることが想定されます。まず、起業・創業支援関係では、定期的に行う富谷塾としてセミナーの受講者やシェアオフィス、サテライトオフィスなどの日々の利用者など、また、シルバー人材センターが入居しますので、事務局スタッフを初め、毎日多くの会員の方々も来館をされることになります。
同様に、民俗ギャラリーについても、移転を機にこれまで以上に来館者を見込んでおります。
また、2020年宿場町富谷開宿400年祭を視野に入れて開催する街道まつりにおいても、TOMI⁺を中心にしんまち地区で開催することから、祭りの開催時だけでも大変多くの来場者が予想されます。
このように、TOMI⁺はしんまち地区の新たなにぎわいの場として、年代や市内外を問わず、多くの方々が来館されると見込んだものでございます。
質問件名2の富谷市地方創生総合戦略の進捗状況と地方創生推進交付金の交付決定についての問い1でございます。地方創生総合戦略に掲げた数値目標等については、外部機関である富谷市総合計画審議会で評価、検証し、それを議会に報告し、公表することとしております。総合計画審議会の開催は7月を予定しておりますので、詳細についてはその後にご報告をさせていただきたいと考えておりますが、平成29年度終了時点における地方創生総合戦略の達成度につきましては、数値目標では5項目中、3項目について、KPIでは11項目中、8項目で目標等を達成をしております。なお、富谷市産業交流プラザに係る数値目標等については、開所前であることから除いているものです。
問い2の数値目標やKPIを達成していない施策の中には、達成に向けて順調に取り組んでいる施策もあります。総合戦略においては、総合計画審議会の議論や議会の意見を経て、基本目標や具体的な施策の改善を図るとしていることから、このことに十分配慮しながら、計画期間の終期である平成31年度での達成に向け、引き続き取り組んでまいりたいと考えております。
問い3、平成30年度地方創生交付金につきましては、3事業について申請を行い、そのうち、1事業については交付決定を受けております。なお、残りの2事業についても、第2回応募での採択や宮城県の補助金の活用を視野に現在、準備を進めているところでございます。
問い4、現在、地方創生に係る事業の実施に当たっては、できる限り、国の交付金の活用を視野に入れてその財源確保に努めているところです。今後の事業の実施に当たっては、地方創生に係る国の交付金の動向に留意し、事業の継続の有無や他の交付金等の活用なども検討しながら適切に対応してまいりたいと考えております。
以上でございます。
○議長(相澤 榮君) これより若生英俊君の質問は一問一答により行います。3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) それでは、質問をさせていただきます。
富谷の起業・創業というふうなことで、TOMI⁺あるいはプラザというふうなことで、いよいよスタートするわけであります。いろいろ2月の産建であったり、5月の全協であったり、あるいは広報、ホームページでというふうなことで見てきておる中で、なかなか、不十分だというか、ぴたっと理解にまで至っておりませんので、その辺も含めて深めさせていただければと思います。
1つ目は、起業・創業、TOMI⁺が起業・創業の拠点ですとか、あるいはまちづくりの拠点ですとかという表現が見えます。恐らく中身的に違わないんだろうとは思いますけれども、そういった表現の違い等から、また理解不足につながっているのではないかと思うところです。
富谷塾の内容について、このようなという概略の答弁がありましたけれども、富谷塾の塾生募集のホームページに、富谷の未来を創造したいという思いを持つ塾生同士が対話会を云々というふうなことがありました。初めて聞く言葉でありますけれども、この「対話会」と起業・創業のつながり、この辺はどのように理解したらよろしいのか伺います。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) その点につきましては、まちづくりの拠点ということは、地方創生の事業の趣旨から申し上げているところでございまして、そもそも創業支援、起業家育成が一つ。就労支援、キャリア開発、あと市民交流、にぎわいのまちづくりというのが地方創生計画に載っているところでございます。
今回、富谷塾については、ご案内のとおりでございまして、そちらに申し込まれた皆さん、既に10名の方が申し込まれておりまして、いろいろなお仕事をしてみたいという方であったり、主婦の方で自分はこういうものを、資格があるのでこういったことをぜひやっていきたいという方が問い合わせされております。そういった方々をお集めいたしまして、今回委託しているあわえさんの持っている知識を使いながら、ぜひ、起業家としてTOMI⁺のほうから輩出できるようなそういったところを、まず皆さんと対話をしながら、どういったものが問題になっているとか、どういったものが悩みなのか、実際どういうものを目標としているのかとかそういったものを、お話し合いを通じて、その方が目指す創業支援を組み立てていくと。そういったものが目的で通称「対話会」ということで申し上げているところでございます。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) 対話会、要するに、ざっくばらんに参加者が、塾生が話し合う。話し合う中で、塾生が自分ならこういう事業を、方向性に行けるのではないか、起業家としてスタートできるのでは、そういったヒントといいますか、漠然としてきた人やら、あるいは明確なる目標を持ってきた人も含めて、そのような事業の方向性に気づく、あるいはヒントを得る、そういう場をあわえさんの指導のもと進めるというふうな理解でよろしいですか。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) 当面はそのような形で、皆さんの持っている創業したいという意欲、そういったものを形にするために行ってまいるのが事業として考えております。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) 事業化ということで、起業・創業というテーマを取り上げて、取り上げる必要性大でありますけれども、その対話の中で、事業、いろいろなアイデアを出し合ってというようなことなんですけれども、そこから事業化、いわゆる事業資金やら、事業計画やら、事業の永続性やら、さまざまな要素があろうかと思うんですけれども、そういったところに向かわせるコツといいますか、つぼというようなあたりはどの辺だと受けとめていますか。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) まさにそのことは話し合いから生まれてくるものが大きいと思います。実際、その方が本当にどの程度意欲を持たれているとか、もし我々が感じているよりさらにお持ちになって、本当に富谷の中で企業を起こしていきたいという方もいらっしゃるようでございますので、そういった方々の持っている悩み、そういったものもあわえさんの力をかりながら、今回、さらに創業支援のネットワークということで、商工会だったり、地元金融機関、あと郡内の皆さんと協議をする組織もつくっておりますので、そういったところでその方が足らざるところを補うようなノウハウをこちらのほうで提供できるような、そういった仕組みをつくってまいりたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) そのような中で、このような創生事業の一環としてスタートしているわけでありますけれども、先ほど、論旨の中でも申し上げましたけれども、本市の役割と事業者の役割というふうなあたりは、これは明確にされているのか。あるいはその連携というふうなことなのか。それぞれの役割があろうかと思うんですけれども、それぞれの役割についてお伺いいたしたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) これは役割といいますと、最終的に、市長申し上げたとおり、市が運営するまず施設でございますので、最終的に市の考えのもとに進めるんですけれども、今回、そういう特殊性のある起業支援だったり創業支援でございますので、そういった全国的にノウハウを持っているあわえさんが今回提案されて、それを市が採用したというとことになっております。
割り当てとしては、当然、契約行為でございますので、その中身にIT起業の先ほど言った誘致も入っておりますし、サテライト企業、そういったものの誘致、あとは創業を目指す皆さんへの支援業務、そして、富谷塾の全体の運営支援と、そういったもので役割を明確にしながら、お話し合いをして、最終的には起業を目指す方に不利のないように、ぜひ活躍していただくような組織をつくってまいりたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) そのような中で、起業・創業の実現ということで、それぞれ本年から3件、5件、7件というふうに数値目標が立てられておりますけれども、この数値目標に変更はありませんか。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) こちらのほうも地方創生の中身でうたっておりますし、できればそれを上回るような展開をこちらとしても考えております。既にオープン、報道関係の皆さんへも発表し、メディアにも登場して、問い合わせも来ておりまして、既に入居したいという方も数名、これからヒアリングを行っていくような段階になっているところもございます。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) それは起業・創業の数ではないんですね。入居するというふうな、シェアオフィスに入りますとかということを今説明されたわけですね。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) これはシェアオフィスとか入居する方です。最終的には、その方々が起業家としてプラザから輩出していただくと。そういうような目標を持っている施設でございますので、目標に近づくように、こちらはその方々の支援を行っていくと、そういった中身になっております。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) それでは、徳島県美波町のあわえという、そういうふうに会社の名出ておりますけれども、選定業者について伺いたいと思います。あわえを選定した理由、そしてまた、選定理由として、サテライトオフィスの誘致実績が豊富というふうな答弁でありました。あわえというのはどんな会社なのか。会社規模とか、社員数とか、主な事業とか、売上高とか、利益とか、その辺の会社概要についてお伺いを申し上げます。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) こちら、一部、全員協議会等でもお話しさせていただいておりますが、今回プロポーザルを実施して、1社が提案をよこしたのがあわえさんになっております。それを、審査会を経て、最終的に合格という形で今回委託業務を発注しております。
会社は本社が徳島県内で美波町にありまして、支社ということで東京オフィスがございます。設立が2013年6月、資本金1,000万円、従業員数は現在のところ7名、業務内容は、かねてからお話ししているような内容で、特に美波町につきましては、当然、向こう側もサテライトオフィスという形で向こうに行って、そのまま町のために、そこに拠点を設け、誘致活動を実施していると。そのほか、かなり多くの自治体からご案内が来ているようでございます。そういった中身の業者となっております。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) 売上高というのはわかるんですか。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) 売上高につきましては、今、手元に情報がありませんので、必要であれば、後ほどご案内させていただきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) その会社と5月7日から本年度いっぱいということで、1,400何がしという契約がなされました。その業務、何にどれくらいというのは、概略で結構ですので、3つ、5つ、内訳を示しながらお願いをいたします。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) 概略につきましては、最終的に積み上げ方式になっておりますので、先ほど申し上げた業務に関する経費ということで積算され、それが提案されております。最終的には、これからまた打ち合わせによってその中身は変わっていくものと思いますが、そういったところも含めて、ちょっと細かい積算になるので、これは資料として後ほどご提案させていただきたいと思いますが、大きなところは、やはりIT起業の誘致に関するプロモーションとかそういった部分と、あとは富谷塾に要する運営経費、あとはコンシェルジュという方を採用いたしまして週5日ほど勤務していただくと。その方はいろいろなノウハウを持って、いろいろな問い合わせに答えていただくような、まさにご案内役のコンシェルジュということで、そういった方々の人件費とか、そういった部分が経費の内訳となっております。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) 今年度がそのような金額で、平成30年度、先ほど申し上げましたように、交付が採択されたというふうなことで事業費の半額ということだと思うんですけれども、そういいますと、2,800万ほどのことしの……。ごめんなさい。平成30年度はそういう事業費だと思いますけれども、それも基本的には28年度の内訳と理解してよろしいのでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) 前回の全員協議会でお示ししましたプラザ全体に要する経費がございますので、あわえさんに関しては1,400万程度、あとは日ごろの運営業務として、シルバーさんに400万前後と、そういった経費がかかる内訳となっております。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) 今、質問したのは、先ほどのあわえさんとの契約のこの金額が30年度に採択内訳公表されたということですか。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) これはあわえに関する経費は全て交付金対象の事業と認められております。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) それでは、次に、吉田社長がふるさと美波町に最初にサイファー・テックという会社を、東京でしょうか、関東で本社をIT関連の事業で運営して、そして、美波町にサイファー・テックのサテライトオフィスを移した第1号というふうに受けとめております。その翌年にあわえを設立してというふうなこととなりますけれども、あわえという会社は、サテライトオフィスを十数社、16、18という数字言いましたけれども、それと、誘致とどのようなかかわりを持った会社ですか。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) あわえさんは吉田社長が設立した会社ですので、サイファー・テックについても、同社長が就任しております。最終的には、あわえがトータルコーディネートを行って、美波町のほうにいろいろなそういう誘致をかけたと、そういったふうに聞いております。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) そうしますと、サテライトオフィス十数社の誘致にあわえという会社がかかわって、そのような誘致実績につながったと、このような理解でよろしいでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) そのような形になっておりまして、地方創生のほうでもそれが全国的に取り上げられて、全国からあのような形で視察者が多く訪れていると、そういった形になっていると思います。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) そのような徳島の会社さんが富谷の地に、社長も恐らく何度か来られているんだろうと思いますけれども、この富谷の地域特性、あるいは地域資源、それをどのように分析をし、評価、現段階でされていますか。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) こちらのほうは、事業の提案書の中にも、富谷の魅力とか、そういったものは書かれておりますが、最終的に実績がやはり物を言っているんだと思います。ただ単に申し上げて、いまだに誘致をかけられていないとか、起業者育成が通っていないという自治体もかなり見ておりますが、あわえさんについてはその裏に実績がついてきておりますので、かなりやり手の方なんだなと思っております。
富谷のことについては、街道400年、これはまさにいいポイントになると。そういったものも含めて、富谷の魅力というものを感じていただいているようでございます。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) 返すようではないんですけれども、街道400年と起業・創業というようなあたりの関連、連関というのはいかがなものでしょうかね。それが一つのビックチャンスだということなんですけれども。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) その点については、何にもヒント、ポイント、チャンスがあります。富谷の場合は街道400年、それはまさに今これから迎えるものの最大のポイントになっております。そういったものを使いながら、それに付随する起業家支援のほうを行うという形をとっていきたいということで今回整備されているところでございます。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) そうすると、そのようなことを、私も異議を唱えるわけではありませんけれども、このようなことを富谷としても、担当者としても、そのとおりだというふうな受けとめでその方向性でいきますと、このような認識でよろしいですね。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) 担当者というよりは、最終的には市が行っている事業になりますので、市がそちらの方向を向いてやっていくと、そういったところでございます。地方創生でも認められた理由というのが、そういったところ、自立性、官民協働であったり、そういったものが、政策関連というそういうものが他に類のない理由だということでポイントが上がっているのではないかと思っております。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) 担当者については訂正をいたします。もちろん、市全体として、あるいは我々も含めて、全体として取り組む、この認識を持つものであります。
もう一つ、この点の最後なんですけれども、税金、さまざまな形で公費が投入されるわけです。それの皆さんを育成する上で、富谷市に居住する要件とか、あるいは5年以上住まってくださいよとか、あるいは個人でやろうとする方については一定の資産がという、そういった他の事例など見受けますけれども、このような、言葉で言えば縛りですね。ここに参加する皆さんの縛りというふうなあたりは、想定、あるいは検討されていますか。そして、現状はどうですか。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) こちらについては、まず、創業・起業支援の部分については、主に市民の皆さんを大方対象にさせていただいております。場合によっては、富谷の地で活躍をしたいという方もいると思いますので、そういった方々は審査によって受け入れるということにしております。サテライトオフィスの場合は、これはいろいろな自治体で居住要件とかもあったり、つけたりしているんですけれども、当面は、まずは誘致活動を行いながら、ぜひ、市内でプラザを拠点にするのか、またはどこか空き家などを提供させていただいて、そういった部分へのつながりを求めるのか、そういったところで、できるだけ市に増収、市のためになるような展開を今後は考えていきたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) 次に、3つ目に入りますけれども、収益事業ですね。稼ぐ力というふうなこと、事業の自走、起業者の自立というふうな3つのキーワードを挙げさせていただきました。そもそもサテライトオフィスを誘致してそこに入室する。使用料、賃貸料、それが大きな柱の一つ。そして、2つ目に、ソーシャルビジネスによる収益事業という、我々も既に説明を受けておるわけであります。ソーシャルビジネス、そもそも何かと調べてみますと、社会問題とされている領域に新しく起こした事業、このように説明があって、十分ではないんですけれども、社会問題化されている中身を事業化して、そこに利益を発生させる。それを事業化するというふうに受けとめたわけですけれども、あわえさんにソーシャルビジネスの支援実績というものはあるのでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) これはソーシャルビジネスについては、議員のおっしゃるとおり、社会問題を解決するための収益事業を総称して言っているんですけれども、これはあらゆる形が言われております。それは型にはまったものでは今はありませんので、いかに社会問題、富谷は富谷なりの問題が山積している部分もございますし、それをいかにこういった皆さんの手をかりながら解決していくかと。そういったところも踏まえながら、今回、そういうソーシャルビジネスという言葉を使っております。あわえさんに至っては、最終的にはそういったものも含めて、誘致活動であったり、起業者支援をしていただくように、今回、提案の中にも入れております。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) ソーシャルビジネス、サテライトオフィスも含めて、言葉は初めて聞いて、うっと引き寄せられる部分があるんですけれども、言ってみれば、今に新たに、あるいは将来、洋々たる未来が開ける、そういうふうなことでもないんだろうと思うんですね。その難しさはやはり感じながらも、そこに踏み込むというふうなことですから、十分なる慎重さとあわせて、大胆さ、挑戦するというふうなあたりも大事だろうと思います。
社会問題、ソーシャルビジネス、そもそもこういう視点もあります。社会問題は既存ビジネスでは収益が見込めず、政府の施策でも効果的な解決ができないからこそ取り残されている領域ですという表現が一方ではあります。ソーシャルビジネスで十分なる収益確保というようなあたりの見通しについてお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) ソーシャルビジネスだけで仮にプラザ運営をするということは、かなり難しいものがあると思います。それは全体運営の中でさまざまな収益活動を行っていって、最終的には自立できると。そういったものを目標としてやっていただくように、これからも運営を取り決めていきたいと思っております。
ソーシャルビジネスについては、社会起業家という言葉が日本語で言われておりますので、何かというと、新しい社会価値観を創出すると。まさに街道400年、それを使って新しい社会価値観を生み出すようなビジネス展開も求められていると思いますので、そういったところをあの施設を活用しながら支援していくと。そういったことを考えております。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) 使用料、賃貸料、加えてビジネスの収益というふうなこととなりますので、当然のことながら、そこに力点を置いていただかなければならないというふうに思います。
もう一つ、ソーシャルビジネスの課題、これまたマイナス面のということに受けとめられると大変心苦しいんですけれども、ソーシャルビジネスの課題として、対象者のニーズの量と内容が不明確であること。商品サービスの質と価格の決定システムがないこと。生産や調達の運営コストが高いこと。私は、2つ目の商品サービスの質と価格の決定システムがないというところに、非常に事業としての将来性というものは脆弱なものにならざるを得ないと、こんなふうな思いを持つ者の一人でありますけれども、これについては発言にとどめさせていただきます。
ソーシャルビジネス、これは分野というあたりはお聞きしましたでしょうか。ソーシャルビジネス、富谷市で描くソーシャルビジネスの方向性、あるいは分野、領域、その辺のところ、今出ているものがあればお知らせ、お願いします。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) 目指す方向性のソーシャルビジネスの中で、現時点でどういった方向というのは、特に希望者の方からもヒアリングしているわけじゃありませんので出ておりませんが、そういったものが対話会の中で登場すれば、それに向かっていくというのか新たな目標になると思います。
また、ソーシャルビジネス、社会問題をビジネスという形にかえて、それを社会価値観に生まれ変わらせるというものもありますので、仮に収益だけを求めるのがソーシャルビジネスではありませんので、そういったところも加味しながら、プラザの運営を図っていきたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) 収益と、そしてまた、収益も当然狙わなければならないわけですから、その辺の収益の確保とその額、量といいますか、その辺の取り合わせもぜひお願いしたいと思います。
その次ですけれども、時間が限られていますので、2つ目のほう、地方創生のほうの大事なところ、一つ、二つ申し上げます。
地方創生推進交付金、先ほど、1事業採択でしょうか。2事業まだですというようなことなんですけれども、その採択された事業とそうでない事業、2つ、名称をお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) まず、採択をされた事業でございますが、こちらにつきましては、富谷市まちづくり産業交流プラザ運営に係る経費でございます。採択されなかった2事業につきましては、富谷街道まつりに係る費用、もう一つがとみや国際スイーツ博覧会に係る費用でございます。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) そうしますと、2回目とか、あるいは宮城県の補助金を活用してというような答弁もありましたけれども、この2つ、2事業の交付の見通しというふうなあたりは、現段階でどうなっていますか。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 今現在、地方創生推進交付金の第2回の募集が今まさになされております。その第2回の募集に向けて、とみや国際スイーツ博覧会に係る経費につきましては、第2回の応募で採択に向けて、これまでも、1回目の採択修了後に国の担当者の方に事前相談なんかも何回もさせていただいておりますので、そういったところで、第2回の採択に向けて今取り組んでいるところでございます。
また、街道まつりにつきましても、こちらは県の補助金の活用のメニューが該当しそうなものがございますので、できればそちらのほうで採択ができればというところで、こちらも準備を進めているところでございます。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) どのようなことであれ、交付金やら補助金やらというようなことで、予定されたものを確保していただく努力をお願いしたいと思います。交付されない場合というようなことも予定したんですけれども、事業規模、恐らく予定された予算の範囲で進めるというふうなことでよろしいでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) そのように考えております。
○議長(相澤 榮君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) 一つ、時間がありますので、戻りますけれども、TOMI⁺のいわゆるオープンが間もなくであります。しんまち公園から南裏通り、バスの云々というふうな提案もありましたけれども、しんまち公園でおりて、裏通りをTOMI⁺まで行くと、これの案内表示やら、あるいはいわゆる交通安全対策、この辺のところをぜひ、四、五百メートルぐらいしかありません。五、六分の範囲ですので。しんまち通りを誘導するよりは、あそこも一つの通路ではないかというふうに思いますので、そのような予定と準備はなされておりますでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) そちらのほうの道路表記とかそういったものは、ああいう道路形態ですので、特にまだ想定しておりませんが、案内文であったり、さまざまなパンフレット、そういった部分に、「駐車場はこちらをご利用ください」とかそういった案内をさせていただきながら、利用される方々が安全に施設に来られるように配慮してはまいりたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) これをもちまして本日の一般質問を終わります。
これで本日の日程は全て終了しました。
本日はこれにて散会いたします。
午後2時09分 散会
平成30年6月12日(火曜日) 午前10時00分 開会
日程1 | 会議録署名議員の指名 | ||
日程2 | 一般質問 | 8番 佐 藤 聖 子 議員 | |
1 | 公民館運営と施設改善を市民の要望に応えるよう求め問う | ||
2 | 下水道の維持管理について問う | ||
4番 長谷川 る 美 議員 | |||
1 | 放課後児童クラブの課題について | ||
2 | 街かどカフェ事業について | ||
7番 藤 原 峻 議員 | |||
1 | 公営住宅の整備を問う | ||
2 | 黒川の汚染廃棄物焼却に対して富谷としてどう向き合うのか | ||
3 | 防災無線を富谷市全域に流す対策は | ||
6番 齊 藤 秀 行 議員 | |||
1 | 富谷市の将来像について |
議事日程のとおり 午前10時00分 開会
○議長(相澤 榮君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。
○議長(相澤 榮君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、10番西田嘉博君、11番菅原福治君の2名を指名いたします。
○議長(相澤 榮君) 日程第2、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) おはようございます。私は2件について質問をいたします。
初めに、公民館の運営と施設改善を市民の要望に応えるよう求めて質問するものです。
地域で踊り愛好会を主催している人は、「発表会をしたいが、準備との関係で公民館は使いづらい。市外の会場を確保するしかない。発表会の前年にでも決められるものなら、ぜひ公民館を利用したい。舞台に立つ人も、舞台を見に来てくれる人たちも1年ずつ高齢になっていく。市内公民館でぜひ開催したい」という要望がありました。
公民館を中心にした生涯学習活動は、ことしも「生涯学習のススメ」が配布される季節になりました。冊子は富谷市の主な生涯学習事業、幼児学級、高齢者教育事業の紹介があり、公民館ごとのサークル紹介が掲載されています。毎年、活動成果発表の場として公民館まつりが行われています。発表の場を設定することは活動にとって有意義なものです。公民館まつりに向けた計画が立てられ、それに沿った作品の制作、舞台発表の練習などが進められています。
富谷市内に6館の公民館が設置されているのですが、昭和21年7月に文部次官から各地方長官宛てに、公民館の設置運営についてというものが出されています。一部を紹介いたします。「これからの日本に最も大切なことは、全ての国民が豊かな文化教養を身につけ、他人に頼らず自主的にものを考え、平和的、協力的に行動する習性を養うことである。そして、これを基礎として、盛んに平和的産業を興し、新しい民主日本に生まれ変わることである。そのためには教育の普及を何よりも必要とする」と述べ、「郷土における公民学校、図書館、博物館、公会堂、町村集会所、産業指導所などの機能を兼ね備えた文化教養の機関である」とし、「町村振興の底力を生み出す場所である。この施設は上からの命令で設置されるものではなく、真に町村民の自主的な要望と協力によって設置せられ、また町村自身の創意と財力によって維持せられていくことが理想である」と述べています。
富谷市公民館条例第1条は、昭和24年の社会教育法の規定に基づき公民館の設置及び管理に関して必要な事項を定めるものとするとあります。この条例によって、生涯学習事業が連綿として続いてきたということになります。
以下、質問をいたします。
第1の質問として、生涯学習のススメ情報サイトに掲載されている転ばぬ先の足腰教室は、申し込みしたところすぐ定員いっぱいになり参加できなかったという人から、近くの公民館で実施することで参加者をふやし、足腰丈夫に暮らしたい。ぜひ各公民館の事業にしてほしいという要望を聞きました。福祉健康センターで実施しているこの事業の定員をふやすことや、各公民館で実施するよう求める声に応え検討すべきではありませんか。お尋ねします。
質問の2は、公民館まつりで登録サークルの舞台発表と作品展示はありますが、6公民館のサークルが同一会場で発表するということはないと思います。ことし2月、成田公民館でみやぎミュージックフェスタinとみやが催されました。鑑賞した市民は、オーケストラ演奏、ピアノ演奏、合唱などの発表があり、市内に才能を持った人たちが住んでいることを実感しました。今後も同様の機会があったらいいのにという要望があります。例えば、合唱サークルの合同発表会の希望があったときの公民館貸し出しについての対応をお尋ねします。
質問の3です。公民館の利用は、公民館管理規則によれば、使用しようとする3日前までに申請書を提出とあります。公民館を使用したい場合、1カ月前からの申し込みになっていて、1カ月では諸準備が間に合わないということがあります。例えば映画上映会を計画しても、公民館使用許可がおりなければお知らせもできません。せめて3カ月、それ以上の余裕が欲しいという声をたびたび聞きます。さきに述べた踊りの発表会も同様です。教育委員会が後援の場合は3カ月前からと聞きました。申請の時期に関する検討が必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。
質問の4番目です。公民館施設に対しても要望を聞いています。ステージが狭い、演じる人たちが観客の前を通らないと控室利用ができない、照明と音響についても要望が出されています。公民館まつりでもさまざまな要望が出されていると思われますが、市としてはどのような検討をし、対応していますか、お尋ねします。
最後の質問です。2021年開館予定の仮称新富谷市民図書館の基本構想には、公民館図書室の分館化と特徴を持たせた整備の項に、「富谷市民図書館の分館としての機能及びサービスを十分に満たすようにリノベーションを行い、内装や空間のデザインという面において配慮するよう努める」とあります。基本計画の中で明らかになりますが、地域と公民館全体にかかわることであり、今後の計画の進め方を示してください。
2件目として、下水道の維持管理について質問します。
毎日の生活が快適に過ごせることが当然であり、振り返ってもみないということがたくさんあります。水道、下水道もそのうちの一つです。
平成28年度決算実績報告書には、下水道普及率は96.6%、水洗化率は99.8%、下水道の管路施設の調査、清掃及び修繕の実施、緊急時の迅速な補修工事の実施に努めたとあります。6カ所の汚水中継ポンプ場、16カ所のマンホールポンプ場の維持管理業務を民間委託しています。市民は、水道は蛇口からひねれば、使用後は台所のシンク、洗濯機、トイレの排水も気にすることなく当たり前に流します。
6月8日の河北新報は、白石市の下水道料金31.2%値上げを報道していました。この値上げで、3人から4人暮らしの標準世帯で税込み3,132円が4,158円にふえるとしています。大変な負担増です。
富谷市下水道は、5年ごとの下水道事業中期計画があり、平成30年3月には平成39年までの計画期間を10年間とした富谷市下水道事業経営戦略が公表されています。経営の基本方針は、「今後進行する施設の老朽化に対して、事後保全型維持管理から予防保全型維持管理に移行することが必要です。また、ストックマネジメント計画に基づき、計画的な点検調査及び長寿命化を含めた改築を行いながら、新たな市街地拡大に合わせた適切な下水道の整備を図っていくことが求められている」と書いてあります。
以下、質問に移ります。
最初の質問です。家庭で行っている下水道への環境配慮ですが、2017年ミツカン水の文化センターが水にかかわる意識調査を実施したところ、下水道への環境配慮は1995年から2005年の平均値、これに比較して2017年は大きく低下したということがありました。
富谷市民の下水道への配慮はどうなっているのか。下水道施設の延命化に協力を得るために周知と広報が必要であると考えます。意識調査と実態の調査、協力要請の検討が必要ではありませんか、お尋ねします。
質問の2です。時間の経過に従って下水道の劣化が進むことになります。富谷市全体の下水道施設の状態がどうなっているのか、詳細に説明を求めます。
第3の質問です。平成28年度決算の実績報告書では、中継ポンプ場更新及び維持管理事業が約9,800万円、下水道幹線管渠改築工事が約4,000万円、下水道施設管路調査事業が約350万円ということになっています。富谷市全体の下水道の維持管理と調査がこの金額で十分なのか質問します。向こう10年間とした富谷市下水道事業経営戦略によって業務が実施されていますが、これで十分なのか。さらに将来を見据えた長期間の計画が必要ではないのか、お尋ねいたします。
最後の質問です。宮城県は、上水道、工業用水道、下水道を一体で民営化しようとしています。これは民間が必ず利益を確保できるようにするコンセッション方式という新手のPFI方式です。公共性の高い水道、下水道事業を長期間民間に委ねることがあってはならないと考えます。コンセッション方式について、富谷市の認識を問うものです。
以上です。
○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) おはようございます。
それでは、ただいまの佐藤聖子議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1につきましては、後ほど教育長より答弁をさせていただきます。私からは、質問件名2の下水道の維持管理について問うの問い1より答弁を申し上げさせていただきます。
下水道の機能を維持していくためには、下水道を利用される皆様にルールを守っていただくことが必要不可欠であります。本市では、広報とみや及びホームページを通して、市民の皆様に下水道の適正な使用についてご協力をお願いし、良好にご利用いただいているところですが、引き続きご協力をお願いしてまいります。
なお、下水道に関する利用者の意識や利用の実態については、民間の調査報告書や研究機関のデータ等を参考にしていきたいと考えております。
問い2でございます。本市の下水道管路は約205キロメートルあり、昭和40年代の宅地開発により布設されたものが最も古いものとなっております。下水道管路は、構造上、他の公共施設のように直接目視による状況把握ができないため、重要幹線や布設から相当期間を経過した地区等については、多額の費用と時間を要しますが、テレビカメラによる調査を行っているところです。現在のところ、標準的な経年劣化がほとんどですが、補修を必要とする箇所も確認されております。そのような補修を必要とする箇所の中でも最重要幹線である富谷1号汚水幹線については、硫化水素ガスの影響によるコンクリートの腐食や劣化が特に進行していることから、現在計画的に改築工事を実施しております。
また、汚水ポンプ場につきましては、成田第1汚水中継ポンプ場を初め、マンホールポンプ場を含めて22施設ございます。これらのポンプ場の多くは目標耐用年数が迫っていることから、本年度中にストックマネジメント計画にマンホールポンプ場の更新計画を盛り込み、国の補助金を活用し、順次更新工事を実施していくこととしております。
問い3、本市下水道事業については、平成20年度に下水道中期経営計画を策定し、計画の見直しを行いながら事業を行ってまいりました。そして、昨年度には総務省からの通達を受け、前計画を引き継ぐ形で平成30年から平成39年度を計画期間とする富谷市下水道事業経営戦略を策定したところでございます。施設の維持管理に関しては、平成28年度に策定した下水道ストックマネジメント計画に基づき、計画的な点検調査及び長寿命化のための改築更新を行っているところでございます。
また、事業経営におきましては、平成32年度から地方公営企業法を適用し、企業会計の導入を予定しております。今後も財政状況や資産等の的確な把握により、経営の効率化及び健全化並びに基盤強化に努め、持続可能な下水道事業の推進に努めてまいりたいと考えております。
問い4でございます。コンセッション方式についての富谷市の認識につきましては、宮城県企業局では、平成32年度に広域水道事業及び工業用水道事業の運転業務の契約更新が予定されており、平成31年度には下水道事業が企業局へ移管されることから、民の力を最大限活用した最適な管理運営方式について検討を行ってきたところです。
県において実施しようとしている宮城型管理運営方式は、大崎と仙南仙塩の両広域水道、仙塩、仙台圏、仙台北部の3工業用水、仙塩と阿武隈川下流、吉田川、鳴瀬川の4流域下水道事業を一体化し、民間企業が出資して設立する特定目的会社に運営権を与えるものであります。
なお、特定目的会社は料金収入業務と設備の維持管理業務を一括発注するなどしてコストの削減を図り、利益を確保することとしております。県は料金設定の権限を持ち、上水道、工業用水、下水道の管路更新も引き続き担うこととし、完全な民営化ではなく重要な部分については県の関与を残すこととして、平成32年度中の実施に向けて準備を進めております。
みやぎ型管理運営方式は、県と特定目的会社との契約ですが、市町村の上下水道及び下水道との関係が強い案件でもありますので、本市を含めた県内市町村に対し詳細な情報の提供と十分な説明を行っていただくよう関係市町村とともに県に働きかけていきたいと考えております。
以上でございます。
○議長(相澤 榮君) 次に、菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) それでは、私のほうから第1問目、公民館運営と施設改善を市民の要望に応えるよう求め問うのご質問に対し、お答えを申し上げます。
まず、第1問目でございます。公民館で行う場合の運動教室は2から3回での開催回数となり、運動に親しむきっかけづくりや仲間づくりを目的に実施しております。それに対し、福祉健康センターで実施している転ばぬ先の足腰教室は、1コース当たり14回の開催で、介護予防が主な目的でございます。要介護とならないよう日常的に実施できる高齢者向けの体力づくりを中心に行われております。公民館による講座は生涯学習の一環として企画運営しているものですが、このようにニーズを踏まえ、関係課と協議し、内容を検討してまいりたいと考えます。
第2問目でございます。公民館まつりは、それぞれの地域で生涯学習に取り組んでいる皆さんの1年間の学習成果の発表の場として位置づけ、演じる方と見学する方の相互の交流が図られ、多くの皆様が楽しみにしている催しでございます。今回ご提案いただきました合同発表会に関しましては、関係するサークルの方々に提案し、実施の可能性を協議してまいりたいと考えてございます。
3問目でございます。公民館は生涯学習施設であり、公民館登録サークルなど社会教育関係の方々によるご利用のほかに、学校教育関係、福祉関係、さらに一般の方々などさまざまな方々からご利用いただいております。このように多くの皆様の受け入れに応じられるように、使用申請に優先順位などの約束事を設けて対応させていただいております。開催に向けて事前周知が必要となってくる場合に関しましては、事業の目的、内容などを詳しくお伺いし、改めて検討した上で利用の判断をさせていただいておるところでございます。まずは公民館窓口にてご相談いただければと思ってございます。
4問目でございます。舞台の広さにつきましては、施設の改装等は困難な状況ではありますが、ステージへの出入りに関しましては仕切りの設置などにより工夫してまいりたいと思っております。また、照明と音響の改善に関しましては、スポットライトやマイクの増設による対応が考えられますが、公民館相互の借り入れなどで可能な限り対応してまいりたいと思っております。
第5問目でございます。仮称富谷市民図書館の分館としてイノベーションを行うこととしておりますが、各公民館における地域性や利用団体の影響を考慮し、現状の利用状況を損ねることなく整備していくことを前提としております。なお、詳細につきましては、基本計画において具体化してまいりますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
以上でございます。
○議長(相澤 榮君) これより佐藤聖子君の質問は一問一答により行います。8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 一番最初、初めに公民館のほうからお尋ねしたいと思います。
足腰教室については、先ほど教育長からのご答弁、非常によくわかるのですが、それにしても参加できる人たちをどうやってふやしていくのか。健康で過ごしたいということから考えるとすると、もっとコンパクトで、それはそれで対象者をふやす取り組みと、そしてまた公民館事業としてできないか。この両面で考えていく必要があるのではないかと思いますが、この点については検討してくださるのかどうか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 公民館長。
○公民館長(阿部雄也君) 先ほどの答弁でもございましたが、公民館としては生涯学習事業ということで、健康、スポーツ、それから教養趣味、食育関係、さまざまな講座をやっております。その中で、皆さんの要望としては、ニーズとしては、健康スポーツに関するニーズが多いということは把握しておりますので、可能な限りそのような講座のほうを考えていきたいと思いますが、14回の長丁場のコースというのは、ちょっと現実からすると少し難しいかなと思っております。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) そうしますと、健康福祉ということで担当課からお尋ねしますが、これについては今後どのように検討していくのかお尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 保健福祉部次長。
○保健福祉部次長(中山高子君) 足腰教室につきましては、14回というコースで行っておりますけれども、結構リピーターの方が多いという形で、多分声に上がった方は、そのリピーターの方についてはちょっと抽せんというか参加できなかったというふうな形になっておりますので、福祉健康センターの指定管理者である社会福祉協議会とも月1回お話し合いをした結果、やはり参加できない、申し込みが多いというところがちょっと課題になっておりまして、そのリピーターについては、後半の期間につきまして、今年度後期につきまして、そのリピーターの方々を対象とした教室を持っていけたらいいかなというふうな形で検討しております。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 誰もが老後のことを心配して、そしてできれば介護保険を使いたくないと、病院に入院したくないということで、本当にこれは待たれているもので、ぜひそのリピーターと言われる人たち、それから新しい人たちも参加してもらって、その後またどこかで継続できるようなそういう取り組みが必要じゃないかと思います。それは保健の分野であり、やはり公民館事業として協力しながら計画を進めていくことが大切だと思いますが、その点について検討してもらえるかどうか、再度お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 保健福祉部次長。
○保健福祉部次長(中山高子君) 新規の方につきましては、足腰教室のところで14回コースという形で率先して教室のほうに参加していただくような形で持っていきたいと思っております。そして、そのリピーターの方については、先ほどもお話ししましたように、リピーターを中心とした教室を持ち、そこからこれからもやっていきたいという方については、自主的なサークルというふうな形に持っていければ公民館とかそこら辺でできるような形になると思いますので、そこら辺の支援は行ってまいりたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 各公民館で行われている同一の例えばダンスだとか、合唱だとかという中で提案してみたいという答弁がありました。ぜひこれは、ことし2月のミュージックフェスタが非常にすばらしいものだったので、全体で集まったらそこの中でサークルの発表だけじゃなくて、ピアノだとか、それから声楽の方もいらっしゃると思いますし、そういう人たちのことを集めながら、富谷の文化はここまできているよというその周知になる、こういうことができるのではないかと本当に心強く思ったわけで、これについてはダンスだとか、それからさまざまなものがあります。そういうものを同一のものとしてまとめながら発表するということについて、ぜひ提案をしてほしいと思いますが、これの検討についてはどこが担当なさるのかお尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 公民館長。
○公民館長(阿部雄也君) 先ほどの答弁の中で公民館まつりの話がありましたけれども、例えば同じ合唱をしているサークルが一堂にというのは、現在のところありません。それで、私が公民館に勤めてそのような声も直接ちょっといただいていなかったわけなんですが、先ほどの昨年度のミュージックフェスタ、入場券もすぐ売り切れたという現状もありますし、関心を持っている方々が多いというのはわかっております。
それで、サークルの方々などの声をお聞きして、特定のサークルだけというのはちょっと無理だとは思うんですけれども、ほかの通常の一般のサークル活動にも影響を与えない範囲で可能かどうかというのを検討させていただいて、話し合いを進めていきたいなと思っております。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 公民館の利用についてですが、さまざまな団体があって、その中で発表会をするだとか、それから学校だとか、福祉だとか、一般だとかというので、本当にこれの調整は大変だろうと思います。しかし、先ほど冒頭で述べましたように、地域でさまざまな主催をしている、だけれどもサークルには登録していない、その人たちが発表会をしたいというときに、1カ月の期間では何とも準備ができない、周知ができないということがあるわけで、相談してくださいということでしたが、それで本当に3カ月前オーケー、半年前オーケーということになり得るのか、そういう希望を持っていいのかどうか。そのあたりについてはいかがでしょうか、お尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 公民館長。
○公民館長(阿部雄也君) 利用の割合、一番多いのは、手元に成田公民館の昨年の6月、11月、3月のデータがあるんですけれども、やはりサークルでの利用が一番多くて6割を占めます。それから、社会教育関係で2割、ほかの2割をその他の事業、一般の方も含めてという使い方にその時期はなっておりました。時期によって、それから公民館によって、利用者は変化するわけなんですけれども、今お話しいただいた内容ですけれども、やっぱり公平性を保って受け付けをしたいなと思っております。
それで、周知に関しては、やはり1カ月前というのは、広く伝える意味では短いというのは十分承知しておりますので、その具体的な内容などのお話をいただいて、公共性があるとか、後援を教育委員会、市からもらうとか、そのような話などもさせていただいて、検討していきたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 先日、文化薫る行事がありました。成田公民館だったわけですが、あれは大抵6月の初旬に行われますが、その割り振りについてはどのようになっているのかお尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 公民館長。
○公民館長(阿部雄也君) 済みません。割り振りとおっしゃいますと、具体的にどういうことですか。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) どの時期に、その6月の初めが確定できているのかということです。
○議長(相澤 榮君) 公民館長。
○公民館長(阿部雄也君) 年度末、市の行事とか、それからいろんな協会とかがございますのでその行事とか、年度末に集約して、年度初めには今年度この予定がこの時期に入っておりますというのを、市民の皆さんにも伝えられるようにしております。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 具体的に、そうしますと、6月3日に行われた文化まつりですが、それはいつの時点で6月3日開催ができるということで文化協会のほうに決定したという通知が出されているのでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 公民館長。
○公民館長(阿部雄也君) 文化協会のほうは、例年6月の同じ時期にずっとやっておりまして、それで担当としてもこの時期はこの利用があるんだなと思っておりますので。それで、この間も終わったんですけれども、来年度もこの時期に開催したいという連絡を受けていますので、毎年その繰り返しになっております。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) それは、文化協会という団体だからできるのか。ほかの団体は、そういう該当しているような催しは、ほかにはありますか。
○議長(相澤 榮君) 公民館長。
○公民館長(阿部雄也君) 社会教育団体、それから社会福祉協議会とか、そのような方々、町内会の皆さんもそうなんですが、年度当初にやっぱり計画がございますので、学校教育関係もそうなんですけれども、その団体さんについては年度末に調整を図って、年度当初には提示できるようにしております。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 映画の上映会につきましては、たびたび1カ月では足りないと。月の初めに申し込んでどの時期かというふうに、1カ月というちょっと表現の仕方もあれですけれども、その月に入ってからの申し込みになるということでなかなか大変だというのは、繰り返し、繰り返し要望してきました。だけれども、そういう決まりになっているからということで、これまで受け付けられてこなかったように思います。それを相談すれば、もう少し早くできるというのであれば、その周知も必要だと思うのですが、この点についてはどのようにしていくつもりなのか、その辺を答弁願います。
○議長(相澤 榮君) 公民館長。
○公民館長(阿部雄也君) 映画の上映ということでよろしいんでしょうか。
昨年度の3月でしたか、成田のほうで映画の自主上映会がございました。それから、今度また成田公民館で映画を予定しておりますが、先ほども言いましたけれども、公共性というか、そういうものを重視しまして、あとは市の教育委員会とか、そちらの後援をいただいているという場合は計画を早目に予定に入れます。そういう状況になっております。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) そうしますと、およそ月初めからその月の1カ月間ということは変わらないと。ただ、市の主催だとか、それから教育委員会の後援があった場合。これは、そうしますと今までの答弁と変わらないわけで、さっき教育長が答弁なさった改めて相談してもらいたいと。相談すれば、何がしかの希望が持てる、可能だというようなことではない、原則でいくということに聞こえるのですが、やっぱり原則どおりにしか進まないということなのでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 公民館長。
○公民館長(阿部雄也君) 済みませんでした。それでは私の言い方が、ちょっと不適切だったと思います。原則はそうなっていますけれども、公共性とかを考えて相談で、あと後援とかその辺の扱いをどうするとか、そういう話し合いをもって判断させていただきたいということでございます。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) そうしたら事業、例えば映画会でも、そのほかのことでも、まずこの時期にやりたいと思ったら、その申し込みに行くと、そこで相談をしてもらうということを進めていっていいということで皆さんにお知らせしていいということになりますよね。それでいいですか。
○議長(相澤 榮君) 公民館長。
○公民館長(阿部雄也君) 皆さんにお知らせする前に、やっぱり公民館のほうにご相談をまず一回していただきたいなと思っております。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) だけれども、原則こうなっていますと。さっきも言いましたけれども、申請のところは3日前までにということになっているわけです。大概の人は例規集はごらんにならないでしょうけれども、今までのことを見ながら、大体この時期だよねというふうにしかわからないんですよね。だから、何かをしたいと、上演したいとかといったときには、まずご相談ください、さまざまな便宜というか計らいもありますというようなことはお知らせしていいと思うんです。そういうことで、地域の公民館事業、生涯学習事業が盛んになるということであれば、そういうことを周知することは必要ではないでしょうか。お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 公民館長。
○公民館長(阿部雄也君) 相談に応じたいと思いますので、遠慮なく、済みません。それぞれの公民館に、あとは館長として私がおりますので、お声がけしていただきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 施設改装といいますか、改築については、本当にお金のかかることでもありますし、もうでき上がっているものをどうにかする。例えばステージを広げてほしいということになると、観客席が狭くなる。広げてほしいといっても、もう両脇が決まっているということになると思いますが、それでも何とかそこのところでうまく演技がしたいという人たちの思いはあるわけで、だとすれば次善の策ということで、照明だとかということもあると思います。
私が聞いているのでは、ホリゾントといいますか、壁のところ、そういうのが1つあったら、移動式と固定式があると聞いていますが、その私が聞いているほかに、さまざま担当課として要望が出されているものはどんなものがありますか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 公民館長。
○公民館長(阿部雄也君) ホリゾントのお話が今ありましたけれども、白い幕、照明効果を上げるための幕というものなんですが、利用の多い成田公民館のそのホリゾント幕がございます。それから、それ用の照明もございます。
あと、利用団体、例えば先ほどお話がありました文化まつり、文化協会のお祭りですけれども、そういうものをステージに置いてやる場合なんですけれども、それでよしとする団体と、いや狭くなるのでちょっと避けていただきたいという団体とさまざまで、その辺の調整がちょっと難しいんですけれども、でき得る限りの対応はやっていきたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 自主映画の上映会に関してですが、例えば成田公民館、可動式の椅子を使ってという話をした場合に、あそこの遮光カーテンはちょっと十分じゃないという声が今までもありまして、その件は議会の場でも述べたことがありますが、これについては検討していますか。
○議長(相澤 榮君) 公民館長。
○公民館長(阿部雄也君) いわゆる暗幕では、成田の場合はちょっとブルーがかっておりまして、モダンな色になっているなと思っておりますが、遮光カーテンではございます。ただ、やはり少し光が入ってくるという現状はございます。ただ、先日の映画もそうですし、あと今回やろうとしている映画についても、一部光が入っていないような補強というか、それは必要になってくるかなと思いますが、全体としては映画会社の方からは大丈夫ですというお話はいただいております。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) あれだけの広い面積の遮光カーテンですから、全部交換しろといっても大枚かかることだと思いますが、取りかえる時期になったときには、やはり黒と赤のあれが一番遮光性が高いんじゃないかと思っていますが、時代も進んでいますからもっと遮光性の高いものができているかもしれません。そういうものにかえるというおつもりは、その時期になったら予定はあるのか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 公民館長。
○公民館長(阿部雄也君) 黒と赤のカーテン、学校なんかもそういう暗幕だと思うんですが、多分成田についてはモダンにつくられた施設じゃないかなと思っております。そういう意味でもあのカーテンを採用したのではないかなと思っておりますが、遮光については、先ほど言いましたように、十分というか、その段階の基準はクリアしている遮光カーテンでございますので、大丈夫であると思っております。
あと、かえる時期になりましたら、それは利用者の皆さんとか、関係者の皆さんとも協議していきたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 最後の問題で、市民図書館のことで、公民館とリンクさせると、リノベーションしながらということでありました。先ほどの教育長のお話では、これから基本計画の中でということがありますが、そうしますと地域の人たちは、図書館ができる、公民館のことはどうなるんだろうというのが意識の中にあるんですね。こういうときに、どのように公民館を変えていくのか、その説明は必要だと思います。それで、基本計画の中でといった場合に、その周知です。意見、要望の周知をどのように進めるのか、これもまた必要に迫られてくると思いますが、これをどのように進めるのか、どの時点でどうやっていくのか。このあたりについての見解をお尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) これから基本構想に基づいた基本計画に具体的に入っていきますが、基本計画をつくる段階に、市民の皆さんとの対話集会をきちんと計画して、市民の皆さんからたくさん意見をいただきながら基本計画をつくっていくという、そういう順序を積んでいきたいと思いますので、当然その市民の皆さんの対話集会の中に、各公民館のリノベーションの構想についても具体的にきちんとお話を提示申し上げ、市民の皆さんのご意見をしっかり聞きながらやっていきたいというふうに思っております。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 図書室が2階にあるのは、あけの平公民館と富ケ丘公民館だったと思いますが、これについてですが、2階のままにするのか。担当としては、この図書室を下におろしてくるということがあるのか。そのあたりも大きな変更点だと思うんですが、こういうことについてはどう考えているのかお尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) リノベーションに関しては、きちんとした専門の業者に計画から施工をお願いするということになりますけれども、例えばあけの平公民館は、今議員おっしゃったとおり2階にございます。それで、2階に現状使っております図書室と、これまで児童クラブが使っていた部分、それとあの前のフロアとトイレも含めますと約280平米、あそこはございます。あそこは外階段、階段がございまして、外のほうとも直接出入りできる今構造にもなっておりますので、外階段も含めこの280平米、ここ全体をリノベーションしながら、市民の皆さんが最も使い勝手のいい方向というものを、いわゆるプロのリノベーション業者の方といわゆる協働しながら進めてまいりたいというふうに思います。
そのほかには、1階に可能性があるかどうかもあわせ、検討してまいりたいというふうに思います。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 6館ある公民館、それぞれその思いがあると思うのです。それで、一括で意見を聞くだとかいうふうにせずに、その利用している方々に集中的に来てもらって、そして意見を聞く、要望を反映させるということが必要だと思いますが、そういう予定にはなっているのでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 6館の公民館と全てにおいて、市民の皆様との対話集会を持つというような計画ではございます。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 皆さん忙しくしていらっしゃるので、予定を早目に、このあたりにこれをしますという周知を早目の時期にお願いしたいと思いますが、大体この時期にというお考えは、今あるのでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 今の時点で具体的な日程までは、まだお示しできませんけれども、今議員のおっしゃられましたように、できるだけ早い時期にきちんとそれが提示できるように努めてまいりたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) では、下水道についてお尋ねします。
先ほど下水道のことで質問しましたが、調査は民間がしているのを利用したいということでしたが、現状、富谷の下水道、家庭から出る排水についての担当課としての認識。以前と比べて、さっきミツカンの水の調査がありましたけれども、かなり悪化しているということが述べられていて、そういうところから考えると富谷市はいい方向に向かっているのか、それとも現状維持なのか、ちょっと低下傾向なのか。そのあたりの評価はどのようになっているのか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) 下水道に移行した当初、例えば油は流しから捨てないようにしようというような認識が強くあったかと思いますが、年数の経過とともに、どうせきちんと処理されているんだろうというような認識を持つ方が多くなってきていて、環境への配慮の意識が若干薄れてきているのかなというように考えてございます。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) やはり繰り返し、繰り返し呼びかけられないと、何も振り返らないでそのままやってしまうということがあると思うんです。今、富谷市は3つの地域で食用廃油のリサイクルということで集めていますが、これを環境負荷を高めないために広げるという考えはあるのでしょうか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) 今、鷹乃杜、富ケ丘、成田地区の3地区で実施しておりますが、あくまで試験回収でございますので、今のところ広げる予定は考えてございません。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 出すところの根本は家庭でありまして、そこのところの負荷を軽減するための取り組みは必要だと思うんです。そうしますと、それを広げるところはないと。どういう理由でなのか。そうしたら、その次はどんなことで負荷を軽減しようとしているのかお尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) リサイクルという方法もございますが、ごみの排出の仕方ですね。そちらのほうがいろいろあると思います。少量ですと新聞紙ですとか、あと少し多目ですと固形の凝固剤のほうを使ったりして、できるだけ下水のほうに流さないような工夫をするとか、そちらのほうがあると思います。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) そういうことを適宜必要な時期に市民に呼びかけて協力をもらうということを、引き続き行ってほしいと思います。広報の時期にはこの時期にという考えを、広報担当とも協議しながら進めてもらいたいと思うのですが、その点についてはいかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) 基本的な油の出し方につきまして、広報、ホームページ等を通じて啓発してまいりたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 油だけじゃなくて、洗剤の多過ぎもだめだと書いてありましたので、そのあたりもぜひ載せてもらいたいと思います。
向こう10年間のその戦略ですが、その中に下水道のリスクマネジメント計画というのが出てきます。そして、その中で長寿命化をということになっているわけですが、これまでずっと長寿命化ということで行われてきた下水道ですが、このリスクマネジメント計画、わかりやすいように説明をまずお願いしたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) リスクマネジメントじゃなくて、ストックですか。(「ごめん、ごめん。そのことでした」の声あり)それでは、お答えいたします。
今まで長寿命化計画といった言い回しからストックマネジメント計画というようなところに変わった部分でございますが、まず長寿命化計画といいますのは、計画的な改築を推進することを目的に平成20年度に創設されたものでございまして、本事業の実施に当たっては管路施設や水処理施設、ポンプ場施設など個別施設ごとに長寿命化計画を策定し、これに基づく計画的な改築を実施してきたところでございます。
ただし、施設ごとの個別計画では、下水道施設全体を見た場合の点検、調査や改築の優先順位が決められないため、下水道施設全体を一体的に捉え、持続的に下水道機能を確保するために、平成28年度にストックマネジメント支援制度が創設されたものでございます。ストックマネジメント計画といいますのは、下水道施設全体を一体的に捉えた下水道施設のリスク評価を踏まえ、施設管理の目標及び長期的な改築事業のシナリオを設定いたしまして、点検・調査計画及び修繕・改築計画を策定することとなります。また、これらの計画を実施し、結果を評価し、見直しを行うPDCAサイクルを実践するとともに、施設情報を蓄積し、ストックマネジメントの精度向上を図っていくものということとなってございます。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 失礼しました。ストックマネジメントです。新しい用語が出てきて、それが片仮名だとなかなか理解しづらいということがあります。
それで、今このストックマネジメントをすることで、事後保全から予防保全に、これができるということになるのか、そことの関係はどうなっていくのか。そういうことが非常に心配でありまして、そのこととこの10年間の計画でもっと長い見通しみたいなのは必要ないのか。先ほど要旨のところでも述べましたが、その点についてはいかがでしょうか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) まず、事後保全から予防保全になるのかというようなところでございますが、できるだけ予防保全に努めるためのストックマネジメント計画でございますので、年数ですとか、傷みぐあい等を勘案して、事前に対処できるようにしていきたいというところでございます。
また、10年計画で、もっと長い計画が必要ではないかというようなところでございますが、ただいま総務省から経営戦略を策定するのには10年以上のものをつくってくださいというようなところでございますので、年度初めての計画というところでもございますので、10年間としたところでございます。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 実績報告書を見ますと、重要施策事業として7項目が挙げられています。さまざまありますが、これを今、2人の技術者とそれから課長補佐、事務職がいまして、全体で4人でやっているわけですが、技術の継承といった場合に、本当にこの7項目、重点と言われる7項目だけでもうまくいくのかなと非常に心配なところがあります。やはりこれは職員が不足していて、その技術の継承はできないのではないかと思いますが、この点については市長に求めたいと思いますが、やはりこのあたり技術の継承ということでは職員の配置を適正にするべきではないかと思いますが、認識をお尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 議員のご指摘のとおり、現状やはり技術者不足というのは否めない事実でございます。その中でいかにより技術の継承をしっかりと行っていくかということは、大切なことだというふうに思っておりますので、その辺将来を見据えた形で人事配置に努めていきたいというふうに考えております。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 担当課とお話しする中で、広域で研修したり、勉強会をしているということがありました。それが黒川郡内ということらしいのですが、それが今、富谷市の下水道にどう生かされているのかお尋ねしたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) 本市の下水道事業にどう生かされているかということでございますが、ただいま勉強会を実施しているものについては、共同化、広域化等について何かできるものがあるのではないかというところで勉強しているところでございまして、その中では水質検査だったり、マンホールポンプ場の維持管理だったりというところがただいま挙げられてございますので、その点について、今後共同化、広域化することによって経費等も減少というようなことも考えられますので、今後そういったところで生かしていきたいというふうに考えてございます。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 先ほども申しましたけれども、それぞれ黒川郡内の各自治体が、やはり同じように職員が十分だとは言えない状況にあります。先ほど市長からは、将来を見据えたというお話もありましたが、こういう郡内での勉強会、研修会、そうした技術のそれぞれの継承というのが進んでいけば、富谷市においても前進が見られるのではないかと思いますが、これについてはどのようなサイクルで勉強会、研修会が行われているのかお尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) 29年度につきましては、年4回だったかと思います。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) ちょっと前のところに戻るような気がすることもないのですが、富ケ丘で歩いていましたときに、下水道が壊れたらしくて、その業者が来て直していました。そして、何か異臭がするというか、ちょっと臭いようなにおいがするというので、地域の住民が通報したということで、すぐにその改修ができていたわけですが、自分たちの住んでいるところがそういうふうになっているということは、やはり各家庭自分のところから排水するものを、本当にしなければいけないということだと思うのですが、こういうところが市内の中にどういう点に散見されるのか。こういうところではこういうことがありますと。それで、この対応をどうやって進めているのかお尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) 先ほど市長答弁でもお話し申し上げましたが、テレビカメラ等で調査するのが一番かと思いますけれども、何せ費用がかさむというところもございまして、今回の富ケ丘の件につきましては、管の中に根っこが入り込みまして、それでもってそれが原因で詰まったというところもございますので、連絡を受けてすぐ対処したところでございます。
ですので、そういったことがあれば、なるべく早くお知らせいただいて、こちらといたしましても迅速に対応したいと考えてございます。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) コンセッション方式、これについてですが、先ほど市長からは、市町村との関係が強い事業でもあるので、十分な説明を県から求めながら進めていくというお話でした。これについては、仙台市の場合は「不安定だ」ということを言っていまして、その不安定だということを述べる見識があったと私は思って聞いたところです。やはり公のものですよね。公共性の高いものを、本当に長期間、民間にしていいのかと、そういうことが一番の問題だと思うんです。
皆さんもごらんになったかと思うのですが、これは6月1日に大崎市の方が、水道の事業民営化について、宮城県の情報開示が必要だという投稿がありました。ここの中ではどういうふうに進められているのかが全くわからないと。そして、最後のところでは、民営化したんだけれども、インターネットで検索すると海外では深刻な事態に陥り、再公営化したとの記事を見るというふうになっています。命の水、排水もめぐりめぐってやっぱり同じようになるわけで、こういうものを本当に民間に委ねていいのか。スケールメリットだとかいうことにしていいのかという私は危惧があります。
どこに本当に具体的にメリットがあらわれてくるのだろうと、そういう心配があります。具体的にこういうことだからということがあれば、挙げてもらいたいと思います。しかし、今のところでは、そこまではいかないのだけれども、県にその説明を求めていく、連絡をとりながらということに答弁がなるとしたのであれば、やはり一定の慎重な対応が、市の側として必要だと思うんですね。何が何でもそういうふうにやってうまくいくからということに対応しないで、自分のところの意識として、自分の公共のものは自分たちで守るという、その対応が必要ではないかと思い、最後にお尋ねして終わります。
○議長(相澤 榮君) 建設部長。
○建設部長(伊藤 正君) 今回の事業につきましては、あくまでも県のほうの施設の管理ということでございますけれども、先ほど市長も申し上げましたとおり、料金面とかに反映される可能性も出てまいりますので、県からいろいろな情報を提出いただいて、市としての考えも県のほうに言っていけるような形にしていきたいというふうには考えております。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 海外でのといったときに、海外もごらんになるとわかると思うのですが、料金が安くなります、平準化されますといううたい込みでやったのに、結局は水道料金が高くなったという事例があります。そういうこともしっかりと研究しながら、自分の立場を持つように求めるものですが、再度その対応をお尋ねして、本当に終わります。
○議長(相澤 榮君) 建設部長。
○建設部長(伊藤 正君) 料金に関しましては、あくまでも県のほうがその権限を持つというふうにされておりますので、民営化になったからといって一気に上がったりとか、すごい変動が発生するということはちょっと考えにくいかと思っておりますが、そういった面につきましても県のほうから情報提供をいただきまして、市として必要なご意見をさせていただければと考えております。
○議長(相澤 榮君) この際、午前11時15分まで休憩します。
午前11時02分 休憩
午前11時15分 再開
○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) それでは、通告に従いまして質問いたします。初めに、質問件名1、放課後児童クラブの課題についてです。
国立社会保障・人口問題研究所による日本の将来推計人口、平成29年推計によると、日本の総人口の推移は、2015年1億2,709万人ですが、その後2040年で1億1,092万人と1,617万人の減となるとのことです。また、その5年後の2045年には1億642万人となり、東京都以外の46都道府県で2015年を下回るとの推計が出されています。さらに、2053年には1億人を割って9,924万人、2065年には8,808万人となっており、2015年から50年後の2065年には3,901万人にも上る人口減少が予測されています。
そのような中、定例会初日、市長挨拶にもありましたが、本市において2045年までの将来推計人口が東北6県の市区町村では唯一、2015年の国勢調査よりふえる見通しとの平成30年3月30日に発表があり、4月3日の河北新報の「富谷市東北唯一の人口増加」という見出しに多くの注目と期待を集めました。
その確実な実現のための一つとして、子供を産み育てたいと思う女性をふやし、さらなる子育て環境の量的、質的拡充が必要です。本市においては、未就学児の割合が高い人口増加地域にもかかわらず、待機児童ゼロの達成は珍しいとの新聞報道もあり、そのことに対する市長初め職員の方々のご労苦とご努力に改めて感謝の意を述べさせていただきます。
さて、今回私が取り上げました放課後児童クラブについてですが、以前にも一般質問で取り上げさせていただきましたが、各クラブの特色や課題も異なり、決められた時間内に1回で全部をというわけにはいきません。また、放課後児童クラブは、子供の放課後と長期休暇の居場所として生活の安全安心を支え、犯罪被害、虐待、非行予防を担う重要な見守りの場であり、児童の健全育成を図ることを目的としていることからも、今後も幾度となく取り上げさせていただくことになるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。
さて、全国的に女性の社会進出や就労の多様化、地域のつながりの希薄化が進む中で、放課後及び学校休業中や共働き、ひとり親家庭の小学生に、安全で安心して過ごせる生活の場を保障する放課後児童クラブの必要性は、ますます高まっています。
厚生労働省は、平成29年12月27日、放課後児童クラブの実施状況を公表しました。それによりますと、5月1日現在、登録児童数は117万1,162人で、クラブ数は2万4,573カ所と、いずれも前年の平成28年より増加しており、それに伴い全国的に待機児童数も増加の傾向にあります。
このような仕事と子育ての両立に思い悩んでいる保護者が多い中、本市において児童クラブの定員が設けられていないことは、それらの保護者にとって安心して働きながら子育てができる環境が整備されていることになりますが、その一方で、放課後児童クラブの本来の役割が果たされなくなるのではという危惧も生まれます。定員を設けないことにより、児童数の増加に伴い、生活の場としての専用室の広さの問題や、それによる職員の方の確保などさまざまな問題が考えられます。今後、富谷市のさらなる発展の鍵を握る一つとも言える子育て環境のさらなる整備と、量的、質的拡充のため、子供たちの生活を支える社会資源である放課後児童クラブの点検を行い、今後の事業の拡充のためにも、以下質問します。
富ケ丘小学校放課後児童クラブ駐車場の今後の整備についてお伺いします。
支援が必要な児童の受け入れを開始し、より事業内容を充実させるための方策は。
富谷小学校放課後児童クラブの現状について、市としての認識は。
今後の児童クラブと地域とのかかわりについて。
登録人数にかかわらず、各児童クラブの費用が同一であることについて、市の見解をお伺いします。
次に、質問件名2、街かどカフェ事業について。
近年、社会構造の変化や少子高齢化と核家族化の進行により、人と人との触れ合いや交流が少なくなっている一方で、温かい人間関係のある地域社会を構築しようと地域コミュニティへの期待が高まっています。
そのような中で、本市においても、地域の幅広い世代の方々が尊重されながら気軽に集う出会いの場、地域の居場所として街かどカフェ事業がスタートしました。地域の活性化としての効果をもたらす街かどカフェ事業の今後のさらなる発展を目指し、以下質問をいたします。
1、富谷市総合計画には、幅広い世代の人が気軽に集える場所と明記されていますが、その現状についてお伺いします。
2、より多くの方々に街かどサポーターとして参加していただくために、市としてはどのような後方支援を行っているかお伺いします。
3、富谷市総合計画には、平成32年までに4地域での施設の創設が成果目標となっていますが、その進捗状況についてお伺いします。
4、街かどカフェ事業の今後の課題についてお伺いします。
5、3地区で開催されている街かどカフェ事業の連携についてお伺いします。
以上、よろしくお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの長谷川る美議員のご質問にお答えさせていただきます。
まず、質問件名1の放課後児童クラブの課題についての問い1、富ケ丘小学校放課後児童クラブ駐車場の今後の整備につきましては、砂利敷きであるため、雨天時などは大変ご不便をおかけしております。舗装整備とのご意見はごもっともでありますが、市の予算にも限りがございますので、当面は現状でのご利用をお願いしたいと思っております。
問い2、現在個別に支援が必要な児童については、放課後デイサービス等をご利用いただいております。今後、特に支援を要する児童の受け入れの可否や必要性等については、受け入れ態勢の問題もありますので、運営事業者の声や学校、教育委員会とも十分連携し、検討したいと考えております。
問い3、富谷小学校児童クラブについては、本年度の新1年生の入会が例年よりも多かったこともあり、現状手狭感があることは十分に認識しており、現在改善に向けて早急に検討しているところでございます。
問い4、今後の児童クラブと地域とのかかわりにつきましては、地域とのかかわりの必要性は感じているところですが、放課後児童クラブについては、児童の安全面の確保から、地域の方とはいえ不特定多数の方が自由に児童クラブ等に出入りすることは考えておりません。しかしながら、放課後児童クラブが各公民館で活動していたころには世代間交流等が自然にできていたというよさもあり、地域交流に前向きな事業者もあることから、事業者と連携して進めてまいりたいと思います。
問い5の登録人数にかかわらず各児童クラブの費用が同一であることにつきましては、基準では児童40人を1グループとし、最低2名以上の支援員等を配置することになっております。現在、学校長期休業期間利用の児童を除く登録児童数は、最少86名から最多135名となっており、クラブによりましては3から4のグループとなっております。したがいまして、登録児童数が81名から120名までは必要な支援員の基準人員数は同数となり、委託経費の大部分を占める人件費が同額算定となることから、契約額が同一となっているところです。しかしながら、基準より多くの支援員等を配置し、ご対応いただいているクラブもあり、事業者のご理解とご協力のもと運営していただいていると認識しております。
質問件名2の街かどカフェ事業についての問い1でございます。街かどカフェ事業につきましては、利用世代を限定しない地域の居場所と地域で地域を支える仕組みをつくることを目指しております。3地区の街かどカフェとも高齢者の皆様に多くご参加いただいておりますが、未就学の親子など若い世代の方にも楽しんでいただいている状況となっております。
問い2、より多くのサポーターにご支援いただくためには、まず街かどカフェの地域の理解が深まることが必要であります。このためゆとりすとクラブ・サロン全体交流会やNaritaマルシェの映画上映会において、街かど出前カフェを実施するとともに、行政区長会などで事業の周知に努めております。また、広報とみや6月号では特集を組み、ゆとりすとクラブ・サロンや街かどカフェなどでサポーターとして活動している方々、これから活動しようとしている方々の思いを紹介し、活動の楽しさや必要性を地域に発信したところでございます。引き続き事業の普及啓発に努めてまいります。
問い3、平成32年までに4地域での施設の創設が成果目標となっているが、その進捗状況につきましては、街かどカフェは現在3地区で設立されています。本年6月30日には新たにひより台一丁目に設立が予定されており、設立地区は4カ所となります。
問い4、街かどカフェの課題につきましては、既設3地区の地域特性を生かした安定的な運営及び新たな地域での展開、それを支える地域の社会資源との連携強化と捉えております。
問い5の3地区で開催されている街かどカフェ事業の連携につきましては、3地区連携のもとゆとりすとクラブ・サロン全体交流会、Naritaマルシェの映画上映会において実施した街かど出前カフェは世代、地域を超えた取り組みとなりました。また、情報交換の場として3地区合同の振り返りの会を開催しており、それぞれの状況や取り組みを共有し、連携が図られているところでございます。
以上です。
○議長(相澤 榮君) これより長谷川る美君の質問は一問一答により行います。4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 初めに、富ケ丘小学校放課後児童クラブの駐車場のことについてお伺いします。ご存じだと思いますけれども、砂利というか、砕石が敷いてありまして、雨のときは足場が悪く、そして冬の除雪なども大変困難で、そして先日駐車場に行ったときに、お子さんがその石を持ってかちかちとしていたりして、子供は急にそういうやっちゃいけないよというようなことを、例えばですけれども石なんかをぽんと投げたりとか、そういうふうなこともある、危険性がある、課題が多くあるというふうに感じました。市としては、先延ばしにしないで、限られた予算ではありますけれども、お子さんたちの安全安心のために真っ先に取り組むべきではと思いますが、再度お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 一冬過ごしまして、やはり除雪しづらいというところは感じておるところです。
ただ、市長答弁にもございましたとおり、当面は現状でのご利用ということで、将来的なところは今のところ未定でございますが、当面というところでお願いしたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 当面はということだったのですけれども、限られた財政の中で、予算の中で、優先順位とかも大切な部分ではあると思いますけれども、いつごろまでとか、今後の予定で今お話しできるところがありましたらお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 直ちにというところではございませんが、繰り返しになりますけれども、当面はあのままでご利用というところでお願いしたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) ぜひよろしくお願いいたします。
駐車場に関係してなんですけれども、駐車場11台とめるスペースがあるんですけれども、職員の方の駐車場も同じということもありまして、実際にとめられるスペースが半分ぐらいというふうになっておりまして、そういった中、夕方の6時ごろというとお迎えの方たちが集中するわけです。そういうときに路上駐車をしてしまう車もあるということを把握なさっているでしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) こちらのほうに路上駐車されているというお話は聞こえてきたことはないんですが、なお小学校ともお話をさせていただいて、できる限り職員のほうは遠くてもしようがないと思うんですが、学校の敷地内にとめることができればお願いしたいなというふうには思っております。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 小学校にというお話でしたが、実際に職員の方は今、小学校のほうにとめていらっしゃるのでしょうか。お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 夕方の時間、午後の時間に、2台ないし3台分はちょっと遠くですけれども学校のほうから借りております。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) ただ、実際問題として、なかなかそのような状況ではないということを小学校のほうからという部分があるんですけれども、いかがでしょうか。再度お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) あそこにつきましては、支援学校も入っておりまして、やはり送迎の車も多く出入りするところでございます。それで、やっぱり台数にも限りがございますので、こちらとしても無理強いすることはできませんが、可能な限りお借りして、職員はそちらのほうにとめていただきたいということでございます。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 保護者の方の中には、お迎えのときに駐車場がいっぱいになっていて、路上駐車をするのも近隣の方に迷惑がかかるということから、周囲というかそのあたりを二、三回回って、そしてあいたタイミングを見計らってとめているんですというお話もお聞きしました。利用者の方に大変ご不便をおかけしているというふうに思いますけれども、その点についてはどのようにお感じになりますでしょうか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 例えば明石台のくまちゃん保育園なんかも駐車場が狭いところで、さらに交差点が近いというところで、路上駐車はかなり難しいところでございます。路上駐車していいということではないんですけれども、そういうのもございます。ただ、駐車場を今すぐ広げられるかというと、そういうことができる状態ではございませんので、やはり学校さんとか、それから最寄りの民間の駐車場等の利用というところをお願いするしかないのかなというふうに思っております。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 公民館から小学校の敷地内に移転する際に、ある程度予想というか、こっちに来たらこういうふうになる、職員の方もとめると台数がこれぐらいになるということで、ある程度予想がつく問題だったのではないかと思うのですけれども、十分な協議は行われたのでしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 敷地的に、あそこの敷地でということになりますので、逆算で10台分ならとれるというところです。形に至ったというところでございます。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 当初の計画というか、移るときの計画のときに、十分な協議と検討がなされていれば、今回駐車場のいろいろさまざまな問題というのは発生しなかったというふうに私は思うんですけれども、市が今後さらに積極的に問題解決に向けて働きかけていくという必要性を感じるんですけれども、その点について見解をお伺いします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 日吉台小学校の児童クラブにつきましても、駐車台数は10台というところで、特に問題等、少ないとかというお話がございませんので、それでも富ケ丘小学校、少ないという、私は聞こえてくるというところでございますので、現実的に対処できるとすれば、やっぱり学校さんと協議して、何台かお借りするということしかないと思います。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) ぜひ引き続き、いろんな本当に今、そういった現状がある、実際そういうことがありますので、引き続き市のほうも積極的に取り組んでいただければと思います。
次に、支援が必要なお子さんに関してですが、各放課後児童クラブでは、支援が必要なお子さんは何人ぐらい通っていらっしゃるのでしょうか。お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 個別に支援が必要なお子さんというところでは、どこにもおりません。ただ、いわゆるグレーゾーンと言われるお子さんについては、大体2桁いくかいかないかぐらい、8カ所合計で70名ほどのお子さんがいらっしゃいます。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) ただいまグレーゾーンというお話がありましたけれども、今後、市ではそういったお子さんの利用についてどのように考えていますでしょうか。お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 現在、身辺自立が可能でご自分で児童クラブに来れるお子さんの受け入れは行っております。児童クラブの指針でも、可能な限り受け入れに努めるというふうにはなっておりますが、その前に環境の整備を行って可能な限り受け入れるということになっておりますので、保育支援員の配置等もございます。現在のところは個別に支援が必要なお子さんというところまでは、現実的には考えておりません。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 受け入れを開始したという現状の中で、事業内容の充実のために指導員の方への、例えばなんですがそういった発達障がいなどのテーマに関する研修とかそういうのもあると思うんですけれども、そういったことに関しては何か予定などございますでしょうか。お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 県の講習等は積極的に参加するようにしております。それから、3つの事業者さん独自でいろんな講師の方を連れてきていただいて、そういったお子さんへの支援の講習というのも、今年度は予定しております。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 今後、全国的にそういった支援を必要とするといいますか、ちょっとグレーゾーンのお子さんの入所がふえるというような予想はされている中、岡山県倉敷市では2016年度から発達障がい、ちょっとそういうグレーゾーンのお子さんが過ごしやすい環境を整えるために、作業療法士を職員として採用して、先進的な取り組みとして注目されています。また、宮城県多賀城市においても、学童保育と作業療法の連携事業の記事が2017年12月28日の河北新報に掲載されました。今後の本市におけるそのような取り組みなどについてお伺いします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 現状で、例えば今よりも少し支援を要するお子さんが入るようになるというところであれば、作業療法士とかそういった方も急に雇用というのもなかなか難しいところがございますので、支援員の増員等で対応していくのが一番かなとは思います。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 働いている職員の方からは、やっぱり専門的な知識というところで、臨床心理士の方とか社会福祉士などの専門の方による巡回指導を希望する声もありますが、この点についてはいかがでしょうか。お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 保育所等でもそういった大学教授の講演とかございます。その辺との連携を含めて検討していきたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 次に、富谷小学校放課後児童クラブについてお伺いします。先ほどの答弁にもありましたが、具体的にどこをどのように改修するという検討に入っていらっしゃるのでしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 現在、2階の児童クラブの専用の部屋がありますが、あそこにパネルで仕切りをつくって専用室、それから事務スペースをつくります。それから、床のほうを張りかえ、洗浄、ワックスがけ、それからその上でクッション材を敷くという形になっております。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 改修工事が当初よりもちょっとおくれているんだという声もありますけれども、その点についてお伺いします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 当初、1日、2日ぐらいで終わる工事と当初見積もった業者さんのお話ではあって、土日でいけるかなというところで進めてはいたところですけれども、複数の事業者さんに見ていただいたところ1週間ぐらいかかるのではないかということがありますので、その間のお子さんの代がえの児童クラブの部屋、その辺を公民館側との調整というところで、そういった形になっております。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) では、実際いつごろから改修できる予定でしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) まだ事業者さんが決定しないと、正式な作業内容というところがまだはっきりしないのですが、こちらとしてはなるべく早くというところで考えております。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) ぜひ、なるべく早くというご答弁でしたけれども、お子さんたちのことを考えて、本当に早急にということをお願いいたします。
先ほど、手狭であるとの認識がある中、その手狭を解決するための方策についてお伺いします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 特に夏休み、今よりもお子さんがふえることが予想されます。その上で中央公民館さんの協力をいただいて、7月からは中央公民館の1部屋を借りてサテライト的な形でもって、今のスペースと、それから中央公民館のもう1部屋というところでの活動を予定しております。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) お子さんたちの安全安心のためにも、不審者対策などが重要な部分だと思いますけれども、富谷小学校放課後児童クラブにおける不審者対策などは万全だと言えますか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 中央公民館の一角というところでございますので、そこは中央公民館の防犯対策と同様にしっかりしていると考えております。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 万全という答弁でしたけれども、2階にありまして、実際に逃げるといったとき、どういったところからという部分を具体的にどのように課長は認識されているのかお伺いします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) まず、2階にふだん使っていないところもありますけれども、通用口がございます。それから、普通の出入り口、そこから逃げるという形になるかと思います。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) それは職員の方たち皆さん、全員同じような認識で周知されているということでよろしいんでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 逃げるとすれば、そこ以外にはないかなと思っております。ホールのほうに出てという手もありますけれども、あそこはちょっと狭いですし、すぐ逃げるというところではちょっと難しいかなとは思います。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) これはあちらの富谷小学校の放課後児童クラブの所長先生にお聞きしたことなんですけれども、以前は2階のテラスというんですか、ベランダというんですか、あそこから階段をつくればいいのではというようなお話もあったということなんですが、そのことについてはどういうふうになっておりますでしょうか。お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) もちろん児童の安全は第一に考えるべきだとは思います。ただ、先ほどの富ケ丘小学校の児童クラブともまたかぶるんですけれども、予算的なところで、何を最初に手をつけなければいけないのかというところの話になってくるかと思います。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 先ほど、夏休みなど長期休暇の場合はお子さんたちの数がふえるということがお話の中にありましたけれども、学校の校庭とかプールの利用、夏休み期間中はどのようになるでしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 私のほうでも、富谷小学校の校長先生のほうとお話をさせていただいて、児童クラブと小学校のほうで直接お話をして、児童クラブを優先的に遊ばせていただける日、それからプールというところを設けて対応していくことになると思います。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 長期休暇以外の利用というのはどのようになるでしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) ここも中央、富谷小学校の児童クラブのほうと話をさせていただいて、成田小学校等では学校開放のスケジュールに児童クラブの日をあらかじめ入れているというところもございますので、そういった形で富谷小学校のほうも児童クラブが優先的に使える日というのを設けて遊ばせてあげればというふうに考えております。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 今までで一番お子さんの一日の利用数が多いというときは何人だったんでしょうか、伺います。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 富谷小学校ですか。今年度に関しては96名でございます。ちなみに昨年度は82名ということでした。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) それは1人当たりの1.65平方メートルという国の基準を満たしているということでよろしいんでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) あそこの部屋全体の面積からいくと128名入るんですが、そこから事務スペース、それから物置等にしているスペースを引くと、現状で101名は入るという計算、100名ぐらいは大丈夫と。1.65の枠というところで考えております。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 今の一番多い日の人数なんですけれども、その状況というのは子供の支援の単位が40人以下という運営指針の基準が守られているのかどうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 必ずしも仕切ってというところではないということで考えれば、支援員の数としては足りております。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 富谷小学校の放課後児童クラブだけが、以前と変わらず公民館で運営しているということについて、その理由についてお伺いします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 現在のところ以前のままというところですが、今のところ複数の選択肢がございますが、移転も含めたところでの議論はしているところでございます。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 有料になりまして、同じ料金を支払って児童クラブを利用している保護者の方に対して、富谷小学校の放課後児童クラブだけが専用の建物でないということに対して、市の見解をお伺いします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 例えが保育所になって申しわけないんですが、保育所でも大きさ、それから園庭の広さ、環境等は必ずしも同一ではございません。中央公民館、富谷小学校の児童クラブに関しても手狭感があるというところ、市長も申し上げております。現状のままというところも、こちらでもちょっとなかなか難しくなってきているなというところは感じておりますので、その間の期間、もうちょっと何とかしていければというふうに思っております。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 市長は常々、市民の皆様の声が届く市政を目指すということを基本にしているということを述べていらっしゃいます。しっかりとした方向性を見失わないためにも、また現場でこそ見えてくるものがあるとも思いますので、ぜひ現状を視察していただいて、働いている職員の方の声を直接聞いていただければと思いますけれども、その点についてお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 中央公民館ですので何度も日ごろ通って出入りしていますし、直接管理者の方ともお話をさせていただいておりまして、現状のお話は認識をしております。
それで、なぜ富谷小学校が今のままかというと、ほかの学校に関しては、学校から各公民館の距離が離れていたというのが現状でございました。冬場なんかは特に移動する子供たちの安全性を早急に確保しなければいけないということで、学校敷地内に、学校の理解を得て、そのスペースを確保して、学校敷地内に児童クラブ建設をさせていただいたという経緯があります。
その中でやはり、先ほど富ケ丘の駐車場の件がありましたが、限られた校庭の中でスペースをいただいてのご配慮でございますので、そこはやはりまるっきり駐車スペースがとれない場合ならしようがないんですけれども、やはり送迎の瞬間ですので、その瞬間を待って順番に対応していただくなり、それは皆さんの声をいただくのは大事でございますが、その辺は利用者のご理解もいただきたいというふうに思いますし、富谷小学校の問題につきましても、決して今のままでいいというふうに言っているわけではなくて、その学校と直接道路を挟んで反対側という、距離感がないということで、富谷小学校については現状のまま中央公民館を活用しているというところでございますので、今後に向けては課題解決に向けて検討はしておりますが、現状そういう事情で、今の状態で、ただ不便のないように、そして子供たちの安全性をしっかりと確保するというのは必要不可欠なことでございますので、万全の体制で対応していきたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) ありがとうございます。富谷小学校と富谷小学校の放課後児童クラブは、確かに距離というのはないんですけれども、私もそこの中央公民館のところに車で入ったとき、お子さんたちがちょうど帰ってきて中に入っていくところだったんですが、結構車の出入りがあったり、また違うんですよね、環境というかそういうのが。なので、本当に今、そこにずっとということではないという市長のお話、ご答弁でしたので、ぜひいろいろいろんな角度から検討していただき、確かに優先順位もあると思いますし、今すぐということではないと思いますけれども、ただ富谷小学校の指導員の方たちは本当に熱心ですし、所長先生を初め、限られたスペースの中でいろいろ工夫して、子供たちのために少しでもという思いで一生懸命されている。私はそれをすごく感じました、お話を聞いたときに。ですので、ぜひ前向きなご検討をよろしくお願いいたします。
続きまして、放課後児童クラブと地域とのかかわりについての質問に移りますけれども、運営指針の中に、運営主体は地域社会との交流を図りとあります。各児童クラブ間で、同じようにより積極的に地域交流を取り組めるよう、市としてどのような支援が必要とお考えでしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 支援というより、各放課後児童クラブのほうでいろいろな催し物、あるいはお祭りであるとかそういったものをやっておりますので、その辺に地域の方をお呼びしたりとか、そういったことでの関係を持っていければなというふうに事業者さんとお話を進めていきたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 次に、予算に関しての質問なんですけれども、2年間、各放課後児童クラブの予算が同じ額ということだったんですけれども、今後についてはどのようなお考えでしょうか。お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 委託料については、先ほど市長のほうから説明したとおり、ほぼ81名から120名までの児童クラブであれば、基本的に人件費が同じになるという考えでございます。例えば、どうしても支援が必要なお子さんがいるとか、それから間取り等の関係で支援員を基準よりも多くしなければいけないとかいう場合には、やはり少し変更委託契約というか、そこはちょっと難しいかと思うんですけれども、単年度の委託契約をオプションでつけるとかというところは、もしかしたら出てくるかもしれないです。現時点でのところは、今のままいくというふうには考えております。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 続いて、街かどカフェ事業のことについて再質問させていただきます。
富ケ丘北部の街かどカフェなんですけれども、以前は未就学児の若いお母さんたちも多く集われていたんですけれども、現在の状況はどのように認識されていますでしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) その利用に日によっては変わるかと思いますけれども、平日開催ですので、未就学の親子連れの皆様のご利用もあるというふうに認識しております。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 私は、以前通われているというか街かどカフェに集っていらっしゃった方から、以前は公民館で飲食が禁止だったんです。ところが、それが大丈夫というかよくなったということで、富ケ丘北部会館ではなく近くで公民館があってそちらのほうに移ったということもお話をお聞きしたんですけれども、そのような声をお聞きになっていらっしゃいますでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) あそこの地域は公民館という社会資源というところもありますので、相互利用というふうなところで、移った移らないかというか、どこを使うかというところでのことは聞いております。
あと、お子さん連れを対象にしたところも必要だよねということで、縁側祭りというふうなところで、少し土曜のイレギュラーですけれども開催というところも過去にはあったところもございます。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 今後なんですけれども、利用世代を限定しない場所となるための一つの方策として、公民館での街かどカフェの開催などについてのお考えについて、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 対象を限定しないというふうなところには、これまでの市の事業ですとおおむね60歳以上とかいうふうなことで限定してやってきたというところがかなりありました。ただ、この事業に関しては、そういうことをうたわずに来れるような敷居の低い開催をというところで、そこの場所が公民館であれ、会館であれ、そのやっていく姿勢のところがしっかりしていると、それは継続できるものというふうに考えておりますので、余りその場所というふうなところにこだわっているものではございません。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 富ケ丘の南部のほうにお話移りますけれども、街かどカフェは第3週目に親子連れというか若い方たちが多くというか中心に集われているということについての認識はございますでしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 南部につきましては、これまで既存のボランティアグループの皆さんが、それぞれ1週ずつ受け持つという言い方はおかしいんですけれども、担当してという形でスタートしております。ですので、第3週目はそもそも自宅でお子さんたちのところに開放しているボランティアグループの方が開催しておりますので、そこからの利用が多いというふうな状況になってございます。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 週を問わず、いつでも幅広い世代の方が集える地域の居場所という部分は、大変重要な部分だと思いますけれども、その点について、今の現状と照らし合わせて市はどのようにお考えでしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 今現在のところの利用もあります。ですが、これからもっともっと発展していって、地域にその趣旨ですとか必要性が浸透していくと、もっともっとそれこそ幅広い皆さんの利用が可能であるというふうに考えてございます。1年は過ぎましたけれども、まだできたばかりの事業でございますので、これからそういったところを市も一緒になって進んでまいりたいというふうに思ってございます。
○議長(相澤 榮君) この際、午後1時まで休憩します。
午後00時00分 休憩
午後 1時00分 再開
○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 鷹乃杜で開催されている街かどカフェの主な利用世代について、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 高齢者の方々が多い状況となってございます。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 市としては、その現状を踏まえ、利用世代を限定しない地域の居場所を目指すため、今後どのように働きかけていく必要があるとお考えでしょうか。お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 確かに多い利用は高齢者世代となっておりますけれども、先日などは幼稚園のお迎えの親子連れがコーヒーを飲んでいたりとかというところで、幅広いというようなところでは徐々にその広がりが見えてきているのかとは感じているところでございます。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 街かどカフェ事業の実施要綱の目的にもなっております、先ほどもありましたが幅広い世代の方々が集い出会える場所に対する3地区の共通認識を今後さらに深めるため、市としてはどのような後方支援をお考えか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 趣旨のところは、地域にご理解をいただいて立ち上げたものでございます。なお、これからやっていく中で、3地域共通、近いところでございますので、その振り返りの会とかのところも通しまして、それぞれの取り組み、いいところを取り入れられるものがあるかどうかというところも含めて定期的に開いておりますので、そういったところでともに歩んでいければと思います。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 3地域とも平日の10時から3時という間での開催のため、どうしても先ほどとちょっと話があれなんですが、利用世代は限られてくるのではないかなと思うんですけれども、その点についてどのようにお考えでしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) この事業は、来ていただいている方のサロンというふうなことだけではなくて、地域が地域を支えるというふうな大きな目標を掲げてございます。その中で、当然平日ですので、お子さんたちは学校に通っているというのも承知の上で、ただそういった方々も当日の開催でないときに来たよというふうな声もありますので、じゃあどういうふうにしていこうかというふうに、どんどん地域の中で地域に求められるものを深化させていけるような事業にしていきたいというふうに考えております。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 今後のことなんですけれども、先ほども答弁の中にもありましたけれども、地域のあらゆる世代の方が気軽に集えるという、これからという部分だと思うんですけれども、例えばなんですが、富ケ丘では今、南部会館1カ所なんですけれども、将来的にその地域において居場所をもっともっとふやしていく、そのようなお考えについてお伺いします。
○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 当然地域の中でもっと近いところでというふうなお話もなってくれば、そういう展開にもなろうかと思います。ただ、広げることをもって目的というふうなことではなくて、地域の状況を見て、地域に求められるというふうなところを考えながら進んでいきたいというふうに考えてございます。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 次に、街かどサポーターについてお伺いします。より多くのサポーターに参加していただくためには、先ほどの答弁にもありましたが、活動の楽しさということであったり、必要性の発信も大変重要だと思いますが、さらに街かどカフェを運営するための基本的な知識の習得ということも必要だと思いますが、その点についてお伺いします。
○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 当然、特別なことをというふうなことではございませんので、地域の方々がサポーターとして活動している姿そのものが一つの研修になるかと思いますけれども、地域サポーターの養成研修、ゆとりすとクラブ・サロンを支援するというところを主軸に立ち上げてございますけれども、地域のボランティアさんというところでの位置づけにもなっておりますので、そういう機会も活用していただけたらというふうに考えてございます。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 他の自治体では、サポーター養成講座とか研修というのを実施しているところもあるんですけれども、市のほうでは街かどサポーターに対してというお考えについてはどのようにお考えでしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) サポーターがいて支え手になる、あと利用者が受け手になるというふうなそもそも垣根を少し低くして、誰もができるところをそこのサロンの場で展開していこうというふうなスタンスもありますので、そういった趣旨をきちっと普及しながら、だがしかし、例えば高齢者にどういうふうに接していったらいいのかというようなことでの意味合いであれば、そういったサポーター研修のほうも参加していただいてというふうに考えてございます。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 次に、創設の成果目標についてですが、総合計画では平成32年までに4地域での施設の創設とありますが、第7期介護保険計画では6地域となっております。その点について、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 確かに総合計画のほうでは、今議員のおっしゃっているような箇所数でございます。ただ、行政改革の懇談会のほうで、重点事業にされているというふうなところもございまして、その成果目標、今現状で進んでいる部分があるので、見直しをというふうなご意見を頂戴して、情報の修正を加えたところでございます。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 4地域から6地域にということなんですけれども、目標達成を目指して加速させるための方策について、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 30年度、新たに1カ所立ち上がり、4カ所になります。それで、毎年1カ所ずつというふうなことで増設を見込んでいるところでございます。そのためには、やはり地域の理解が必要というふうなことになりますので、行政区長会でそのよさであったり、広報を活用しての周知啓発に努めているというところでございます。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 最終的には何地域への創設を予定しているでしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 最終的という定義のところがあれなのですが、32年度までは先ほど議員がおっしゃったように6カ所です。本当に将来的な展望というふうなことで考えていけば、担当部署としては全地域にというふうな思いでございます。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 街かどカフェの課題についてなんですけれども、その中で私が感じているところなんですけれども、参加者の方、女性は多いんですけれども、やはり男性の方、やはり社会的に孤立が危惧される男性の単身高齢者が余り集っていないのではというふうに感じているところがあるんですけれども、市ではどのように捉えておりますでしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) いろんな事業で、やはり女性の方が強いというか、多い状況にはなっております。なので、各地域のところで工夫をして、例えばマージャンであるとか、男性の方が来やすいようなものを取り入れたりというふうなことをしているところもございますし、あともう一つ気づいたところは、男性の方々、そこに来て自分のお話を結構したいというふうなところで、鷹乃杜あたりの状況を見てきますと、本当に知らない方が二人で新聞の話題で盛り上がったり、自分のもとの経験を生かした話をしたりというふうな場面も見えてきておりますので、男性がいろんなところに参加しないというちょっと偏見を捨てまして取り組んでいけたらいいのかなというふうには考えてございます。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 振り返りの会について質問なんですけれども、開催頻度についてお伺いします。
○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 3地区の場合は、開設してから1カ月目、あと2カ月目、6カ月目、1年というふうに、少し最初のときは頻度を多くして、あとスパンを長くしてきているような状況になります。ですので、今後も安定的な運営が図れればその期間は長くなるかもしれませんし、何かいろんな共通の課題が出てくると集まっていただいてというふうな形になろうかと思います。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) その振り返りの会で、どのような成果とか課題などが出されましたでしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) やはり、何かをやっぱりしなくてはいけないというふうなところの思いに駆られて、サポーターさんたち、スタッフの方々が頑張り過ぎているよというふうなところを、お互いにじゃあもう少し肩の力を抜いてどういうふうにしていったらいいかというふうな、手抜きの方法という言い方はおかしいのですけれども、そういったところの共有ですとか、先ほどお話しいただいた男性の方に来れるようなものですとか、あと3地域一緒でやれるものはないかというようなこととか、さまざまな意見が出ております。
○議長(相澤 榮君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 最後の質問になります。今後、街かどカフェ事業が継続し、安定的な運営を目指すためにも、市としてはどのような支援を行っていく予定でしょうか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 最終的な目標のところは、持続可能な地域社会というふうなところになってございます。そのためには、やはりサポーターさんが負担なくできるような支援。そのためにはその地域の社会資源ともっともっと連携をとって、いろんな機能といいますか、内容が街かどカフェの中に実現できていくといいのかなと思いますので、それぞれの役割を持って、それぞれの立場で刺激し合い、議論し合って進めていければというふうに思ってござます。
○議長(相澤 榮君) 次に、7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 3件について、質問させていただきます。1つ目の質問といたしまして、公営住宅の整備を問うです。
公営住宅に関し、さまざまな声を伺っております。公営住宅を望んでいるのですが、入れなくて困っております。また、別な方は、高齢化してアパートの更新を断られないか心配していますという方。さらには、市内に連帯保証人が確保できないのでどうすればよいのかわかりませんという声など、さまざまあります。
住まいというのは、人権です。自治体として、安心して暮らしの土台となる公営住宅の確保が必要です。公営住宅に関し、国道交通省は、公営住宅制度についてというものの中で、憲法25条生存権の保障の趣旨にのっとり、公営住宅法に基づき、国と地方公共団体が協力して、住宅に困窮する低額所得者に対し低廉な家賃で供給されるものと述べております。
平成21年3月31日に閣議決定された住生活基本計画(全国計画)の中にある公営住宅の供給の目標量の設定の考え方では、地方公共団体は、常に区域内の住宅事情に留意し、低額所得者の住宅不足を緩和するため、必要があると認めるときには、公営住宅の供給を行わなければならないとあります。
また、総務省は平成30年1月、公的住宅の供給等に関する行政評価・監視結果に基づく勧告において、平成18年に住生活基本法を制定し、平成28年に住生活基本計画を制定され、住宅を市場において自力で確保することが難しい低額所得者、高齢者、障がい者等、住宅確保要配慮者が安心して暮らせる住宅を確保できる環境を実現するため、その基本的な施策として、民間賃貸住宅を活用したセーフティーネット機能の強化、公営住宅等の適切な供給等を掲げています。その上で、区域内における多様な住宅困窮者の住居の居住の状況や民間賃貸住宅の需給状況等を踏まえ、公的な支援により、居住の安定の確保を図るべき世帯の数を的確に把握した上で、必要な公営住宅の供給の目標量を設定することと指摘しています。
また、全国計画では、住宅セーフティーネットの構築や、地域によって多様な住生活をめぐる課題にきめ細かく対応するためには、地方公共団体の役割が不可欠であるとしているように、自治体の取り組みが重要です。
平成29年3月、宮城県住生活基本計画において、住宅に困窮する住宅確保要配慮者の居住を安定的に確保するため、計画期間における公営住宅供給の目標量として、当該期間における公営住宅の新規建設、空き家募集等を合わせた戸数として、平成28年から平成30年度まで1万6,000戸、平成28年から平成37年度まで2万8,000戸としています。宮城県において、県営住宅が存在しない市は富谷市のみであり、今こそ県営住宅の誘致への働きかけが必要です。
富谷市の公営住宅の年次推移を見ますと、平成9年には85戸、世帯比で0.86であったものが平成27年には100戸とふえてはいるものの、世帯比0.5近くまで落ち込んでいます。さらには、公営住宅数に比べて、入居者数は高どまり状態にあり、希望しても入れない、さらには急に必要となったときに利用できないなど、弾力性もなくなっている状況にあると考えます。
国交省は、昨年10月、住宅確保要配慮者への賃貸住宅の供給促進に関する基本的方針に、必要となる公営住宅の整備やストックの改善を計画的に進めることが必要であると明記しています。低所得者の人たちの住宅問題を抜本的に打開するには、公共住宅を確実に供給することが何より不可欠です。富谷市においては、明らかに人口増に比べて公営住宅の整備が足りておらず、県内自治体と比較しても整備率が低く、早急な対応が必要です。
質問に移ります。
1、母子父子家庭の世帯数は。
2、富谷市の公営住宅は足りていると認識していますか。
3、需要予測と供給目標量など、整備方針が必要ではないでしょうか、
4、県営住宅の誘致の条件はそろっており、市として積極的な取り組みが必要ではないでしょうか。
5、居住支援協議会を設置し、これからの富谷市の住宅政策を考えていくことが必要ではないでしょうか。
6、保証人がいない場合の対応は、どのように考えておりますか。お年寄りなどの新規に借りる際の保証人がいないなど、アパートの更新に心配という声があります。
7、福祉との連携をどのようにされているのか。
8、公営住宅家賃滞納時の減免などの取り決めは。
質問件名2に移ります。黒川の汚染廃棄物焼却に対して、富谷市としてどう向き合うのか。
福島第一原子力発電所の事故に由来する放射性汚染廃棄物の処理が各自治体で問題になっている中で、黒川地域行政事務組合の試験焼却計画が5月22日から始まりました。ふるさと黒川の命と水を守る会からは、試験方法、データに疑問があり信用できないため、試験焼却は安全性が確保されるまで棚上げにすべきだと要請されてきた中での強行でもあります。
そもそも従来の原子力発電所内では、100ベクレル毎キログラム以上は安全に保管するという基準があり、原子力発電所内では今でもその基準が守られています。しかし、特措法の8,000ベクレル毎キログラムという80倍もの基準緩和がなされているという二重基準が出されている中で、その対応責任が自治体に押しつけられている状況にあります。
環境省はバグフィルターにより焼却しても99.9%以上除去できると安全だと主張してきましたが、平成29年2月の宮城県議会環境生活農林水産委員会で1割以上が漏れるということが明らかになりました。ほかの研究でも2から3割近く漏れているというものもあります。焼却では大量の空気を送り込みます。例えば仙台の焼却場の例では、1時間当たり5万立米の空気が送り込まれており、希釈された状態で大量の空気を排出するものとなります。つまり、燃やしても薄められているために、モニタリングでは出にくい状況もあります。しかも、現状のモニタリング自体がざるで水をすくうようなものであり、実施してもなかなか捉えられないという状況にあります。薄めて放出する場合にも、放射性物質の偏在性の問題があります。持続的に薄く薄く排出されたとしてもホットスポットができる危険性がありますし、最近の研究でセシウムボールというあらわれ方があることもわかっています。
ドイツ連邦放射線防護庁によると、2007年のKiKKという国家プロジェクトでは、原発に近くなると白血病の発症率が高くなったというような結果が出ていました。また、仙台市で行われた試験焼却では、実際に健康被害が出たという訴えが複数存在しています。富谷市にも10キロメートル圏内に小学校が存在しております。放射能は特に細胞が活発に分裂し、成長著しい子供たちが一番影響が大きいものです。富谷で子育て中のお母さんから、不安だという声も実際に伺っております。今回の焼却による影響は未知数であり、慎重にすべきことであります。
試験焼却では、放射能が周囲へ漏れることの住民への周知や近隣住民、労働者から健康被害が出た場合の対策など一切示されておりません。国が安全というのだから進めるというのは大問題ですが、何より安全の前提が崩れているにもかかわらず進めるということは大きな問題です。
地方自治体が担うべきは、住民の生活の安心、健康を守ることが第一であり、黒川行政事務組合の方針は訂正されるべきであると思います。安全の確認がとれるまで、試験焼却の中止が必要です。また、保管している状況に関しては、飛散をさせず管理型の一時施設をつくり、困っている農家の方を救済していくことも求められております。富谷市には汚染廃棄物はなくとも、大気で拡散されてしまえば富谷市民にも影響がある可能性があります。富谷市として、住民の不安にどのように対応していくのか伺います。
質問に移ります。
1、今までは漏れないと説明されてきましたが、実際に漏れているということがわかってきました。フィルターから漏れて富谷市にも放射性物質が降ってくるおそれがあります。安全性が確認されるまで凍結が必要ではないでしょうか。
2、100ベクレル毎キログラムの安全管理が行われている中で、自治体の責任とされ80倍に緩和された特措法は見直しが必要です。自治体として見直しを求めていく必要がありませんか。
3、住民の安心安全を目指す行政としてはやっていけないことがあると思います。放射性廃棄物のような危険、余計なものを拡散しないという原則を崩すことです。放射性廃棄物が民間のところに置いてあるというのは大きな問題です。しかし、燃やすということは大気にばらまくということになりますが、放射性物質は重いためにホットスポットとして偏在することになります。責任を持ち、安全管理することが必要ではないでしょうか。
4、試験焼却のスケジュールを決めているにもかかわらず、情報公開されず民主的ではないと思われます。情報を出さないのであれば、責任を負わない立場になってしまいます。情報提供を行う考えは。
5、安全性は何で担保されているのか、伺います。
6、もしも白血病など病を発症した場合には、責任は誰がとるのか。
質問の3つ目に移ります。防災無線を富谷市全域に流す対策は。
大亀山付近の住民の方から、防災無線が全く聞こえないと伺いました。また、富ケ丘の住民の方からも同様の声はあります。自然災害が多発している中で、防災無線による情報は生死を分ける可能性もあります。J:COMとの協定により、J:COMに加入すれば緊急告知放送などが流れますが、月額でお金もかかるものであります。富谷市の中でお金を払わずとも防災無線が聞こえる世帯と聞こえない世帯があること自体が公平さにも欠けています。
県内では、登米市のように防災ラジオを全世帯へ無償配布している自治体、石巻や名取のように1,000円で有償配布している例や、塩竈市では避難行動要支援者へ防災ラジオを配布していたり、大崎市のように防災行政無線テレホンサービスを提供している自治体、毎年少しずつ防災ラジオを配布しているような自治体もあります。市全体にくまなく屋外拡声器を設置するよりも、ラジオを配布するほうが費用負担が少なくて済むそうです。行政としての安心安全を守るための情報発信の対策を求めます。
1、防災無線が聞こえないという声は届いておりますか。
2、防災無線が聞こえない状況をどのように考えておりますか。
3、防災無線が聞こえない世帯をどのように把握しておりますか。
4、防災ラジオの配布などの対策の検討は。以上です。
○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの藤原 峻議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の公営住宅の整備を問うの問い1でございます。
母子父子家庭の世帯につきましては、単身赴任等の事情もあり、住民基本台帳による母子父子家庭の世帯数を把握することはできませんが、参考までに児童扶養手当の申請件数で当てはめれば、現在330世帯という状況です。また、本市公営住宅の母子父子家庭は21世帯となります。
次に、問い2、問い3、そして問い5は関連がありますので、あわせてお答えさせていただきます。
本市の公営住宅の戸数につきましては、世帯数比率からすると他市町村と比べて少ない状況にあるということは認識をしております。これまで本市は戸建て住宅地を目的とした大規模住宅団地の開発を進めてきたことから、新たに住民となられる方の多くは住宅を所有されますので、他市町村と比べて住宅所有率は高いと考えております。
また、本市では本年度から公営住宅等長寿命化計画に基づいて、建てかえから20年を経過する公営住宅について外壁と屋根の塗装の塗りかえ工事等を実施することとしております。現状といたしましては、厳しい財政状況であることから、更新コストの縮減と安全に安心して住むことができる公営住宅を提供するため、現在管理する100棟の維持管理を優先していきたいと考えております。
なお、公営住宅の整備方針や居住支援協議会の設置等につきましては、今後の住宅状況等を注視しながら研究していきたいと思います。
問い4、県営住宅の誘致につきましては、平成27年3月に示された宮城県県営住宅ストック総合活用計画では、県営住宅の新たな建築及び建てかえは行わないこととされております。しかし、県内の14市の中で県営住宅が設置されていない市は本市のみとなっておりますので、県に対し設置に向けた働きかけを行いたいと思います。
問い6、保証人がいない場合の対応につきましては、国土交通省は民法の一部を改正する法律が平成32年4月1日から施行されること等を受け、ことし、本年3月30日に保証人を必要としない公営住宅管理標準条例案を通知しました。本市としましては、県や他市町村の動向を見ながら今後の対応を検討してまいりたいと考えております。
問い7、福祉との連携につきましては、民生委員による高齢者見守りの一環として、市営住宅に入居されている65歳以上のひとり暮らしの世帯及び75歳以上の二人暮らし世帯の訪問を行っていただいております。また、市営住宅入居者のうち生活保護を受けておられる方の家賃の代理納付や問題が発生した場合等の情報交換を行っております。
問い8、公営住宅家賃滞納時の減免などの取り決めにつきましては、本市の公営住宅入居者については、多くの家賃を滞納している方はいない状況です。滞納者には職員が連絡をとり、納付計画書を作成し、計画に合わせて納めていただいていることから、減免などの取り決めはしておりません。今後、減免に関する相談があった場合には、内容を精査し、個別に対応を考えてまいりたいと考えております。
質問件名2の黒川の汚染廃棄物焼却に対して富谷としてどう向き合うかについての問い1と問い5については関連がありますので、あわせてお答えさせていただきます。
放射性物質に汚染された廃棄物の焼却については、既に県内外で多くの処理実績があり、福島県内の仮設焼却炉を含め、基準値を超える放射性セシウムが排ガス中から検出された事例はありません。私は組合の理事会などで、安全性の確保については事あるごとに申し上げてまいりました。組合では、焼却に当たって、国の定めるガイドラインを遵守し、モニタリングポストの設置や排ガス中の放射性セシウムの測定、空間放射線量の測定などを実施し、安全性を確保することにしております。
本市におきましては、震災以降継続して空間放射線量の測定を実施しておりますので、今後も引き続き学校、幼稚園、保育所等の測定を実施するとともに、安全性を確保、監視するため、10キロメートル圏内に位置する市役所庁舎において試験焼却期間中の測定回数をふやし、監視強化を図っております。
問い2、8,000ベクレルの基準については、国が定め、国によって安全性が確認されているというものなので、本市に対象となる廃棄物がない中で見直しを求めることは難しいことと思います。
問い3、本市区域内での保管はありませんが、8,000ベクレルを超える指定廃棄物については、いまだ一時保管を余儀なくされている保管者がおります。8,000ベクレル以下の汚染廃棄物についても同様であり、ガイドライン等により適切に対応し、保管者の負担が少しでも解消されることを願っております。
問い4、組合では5月16日に議員全員協議会で説明を行い、その後焼却場付近の住民への説明会を開催したと伺っております。また、翌日には新聞報道等、マスコミを通じて、試験焼却前には広く周知されたものと認識しております。なお、今後各種モニタリング結果等につきましては、ホームページ上で公表する予定と伺っております。
問い6、問い1でも申し上げましたとおり、国が示したガイドラインに従って適切に対応すれば安全性は確保されるというものなので、最終的な責任は国にあると考えております。
続きまして、質問件名3の防災無線を富谷市全域に流す対策はの問い1でございます。
防災無線が聞こえないという声につきましては、市長への手紙及び地区の懇談会、電話等によりご意見は頂戴しております。
問い2と問い3については、関連がありますのであわせてお答えをいたします。
防災行政無線の屋外拡声子局、外部スピーカーにつきましては、基本的に指定緊急避難場所に導入整備することとして、平成25年4月に運用開始したものでございます。したがいまして、市内全域にくまなく音声が届くという設置仕様にはなっておりませんので、その点ご理解いただきたいと思います。もとより気密性の高い家屋が多くなっていることや、そのときの風向き、気象条件によっても影響を受けてしまいますので、一概に聞こえない世帯把握は容易ではないところでございます。なお、どのような条件下でも必ず聞こえるシステムを導入することとなれば莫大な費用を要することとなります。
これまでも繰り返しお知らせしておりますように、市といたしましては、緊急速報メール、安全安心メール、ホームページ等、複数のチャンネルで情報を発信しております。また、防災行政無線やJ:COMと協定を締結している再送信個別受信端末についても、自助としてより有効な手段を選択していただくための一つの手段であると認識をしております。
さらには、防災行政無線の放送内容について、電話にて確認できる防災行政無線テレホンサービスも実施しておりますので、改めて広報、ホームページ等で周知してまいりたいと考えております。
問い4、防災ラジオの配布などの対策の検討につきましては、防災行政無線放送内容の再送信に関する協定をJ:COMと締結することとする検討過程において、個別受信機を導入した場合の概算費用について試算しております。また、ほかの自治体の取り組み等を参考にさまざまな検討をしてまいりましたが、いずれも相当な費用が新たに必要となるものでございます。
以上です。
○議長(相澤 榮君) これより藤原 峻君の質問は一問一答により行います。7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) まず、3番目の防災無線のところから質問させていただきます。
県内自治体の例を調べたということだったんですけれども、予算に関してはどのような予算づけがほかの自治体ではなされていたのか。その調査内容をお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 比較といたしまして、まず導入する際に、MCA無線とデジタル防災行政無線の比較をさせていただきながら、議員の皆様にもご説明させていただいたりする機会を設けさせていただいて、MCA行政無線を、防災行政無線を導入させていただいている経過もございます。
なお、次に経過といたしまして、J:COMを活用した場合、あと富谷市の防災行政無線、これを戸別に全部に取りつけた場合どのようなお金がかかるか。あと、近隣の別のシステムで設置している防災行政無線、そういったものの金額、そういったものを検討させていただいております。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 具体的にどのぐらいの金額だったのかというところをお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 今のMCA無線で一応検討といたしましては、無線を無線、要はラジオについている無線だけでよければいい世帯が全て1万9,000と仮定すると6億円以上のお金がかかると。それで、仮に電波の通りが悪いということで、外にアンテナをつけて、壁に穴をあけて自宅内に引くというふうな一応試算にすると約16億円、全てにとなると16億円かかるという試算になってございます。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 聞こえている世帯もあるので、全部につけるという必要性はないのかなというふうに思っております。
国土交通省が東北地方整備局のほうで出している減災に係る主な取り組みというもの、平成28年、29年に出しているんですけれども、この中でコミュニティFM中継局の整備などをされたりしているんです。それ以外でデジタル無線の整備、戸別受信器の更新・配布、防災無線のダイヤルサービス、メール配信サービス、さまざまなことを実施している。もちろん富谷も実施はしているんですけれども、東松島市、大崎、松島、大和、大郷、大衡、加美、涌谷、美里、石巻、栗原、登米など、さまざまなところでさまざまな取り組みがなされているんです。富谷市だけで試算したものだけではなくて、ほかの自治体でどのようになされているのか。再度、どのように検討されたかお伺いします。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) コミュニティFMにつきましては、まず放送を流す母体が必要となりますので、今回も富谷市にはそういう母体がありませんので、そちらのほうの試算まではしていないというところでございます。
ただ、近隣の大郷町さんのやつは、世帯数が少ないものですから、それを富谷市に膨らませたらどのくらいかかるかというような試算をさせていただいているところではございます。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 試算としまして、できればほかの自治体で具体的にどれぐらいかかったのかというところも今後検討が必要かなと思うのですが、そこら辺検討されるのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 今、MCA無線を既に整備して運用しているというところでもございますので、今後いろいろな形で新しい対策というものがあればですけれども、現状は今のまま有効に活用させていただいて、できるだけ市民の皆様にお伝えするというようなことを考えていきたいと思っています。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) では、最近熊の出没が本当に多いということで、大崎市のほうで熊出没注意も防災行政無線で放送していたりするそうなんですけれども、この熊の情報などもできれば伝えたりしたほうがいいのかなというふうに思いますが、見解をお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) これまでMCA無線については、台風とかそういう自然災害のときに一応鳴らすということで、議員の皆様にもご説明したとおり運用させていただいて使っているところでございます。現状ではそのままということで考えております。
なお、安心安全メール、そちらにつきましては登録した方、全てに届くようにということで、うちのほうで情報あり次第というところではございますけれども、できる限りということでご案内させていただいておりますので、ぜひ皆さんにつけていただけるように、登録していただけるように周知を強く進めていきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) それに関しましては、高齢者の方で携帯も持っていないパターンもありますので、なかなか難しいところもあるかなと思います。
コミュニティFMですね。今後、富谷のさまざまな情報発信も含めて検討してはどうかなと思うのですが、市長の見解をお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) コミュニティFMと防災無線、あわせて実は検討したことがありました。アンテナを泉コミュニティFMに追加して、そのアンテナを使って利用できないかという調査をしたんですけれども、それは利用できないと。周波数を変えられないということで、独自でやはりアンテナを立ててやるとなるとかなりの費用がかかるというのが状況でございまして、なかなか今の富谷の財政状況では難しいというところで保留していたところでございます。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) こちらの質問は最後になりますが、ほかの自治体で50戸の世帯ずつ配布をしていくというような取り組みもしているところはあります。全体に一気にやるのではなくて、どこか地域を決めて少しずつ配布をしていくというようなところもありますので、そのような検討もなされたらいかがかなと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) じゃあ参考とさせていただきますけれども、もともとの機械を整備しないと一部もできないものですから、その辺は今後の検討の中で、できるできないは別といたしまして、参考とさせていただきます。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 質問件名1のほうに移ります。
母子父子家庭の方、児童扶養手当を受けているのが330世帯、公営住宅21世帯の方が住まわれているということで、母子家庭の方の約半数は貧困の状態にあるというふうに言われておりますし、また貧困の問題でいいますと、唐鎌教授が厚生労働省のデータをもとにした平成22年の分析によりますと、高齢者全体の貧困率は27%らしくて、さらにいいますと高齢者世帯のひとり暮らしの女性の2人に1人が生活保護の水準を下回る収入で暮らしているという状況です。
平成30年3月31日時点で、富谷市の高齢者ひとり暮らしの世帯の数792世帯、男性271人、女性521人ということです。これらの方の中で借家の方というのは何人いるか把握されているのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 済みませんが、富谷全体のそういった形のものはしてはおらないんですけれども、市営住宅のほうの割合でいいますと約26%がひとり暮らしという形のことで、その中で高齢者が約80%を占めているという形のものでございます。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 今の質問では、どちらかというと貧困世帯の方の中で借家の方が何人ぐらいいるかという質問でしたが、以前にも質問したんですけれども、貧困の実態把握をして、適切に支援を実施するために具体的な調査が必要ではないかなと思います。透明性、公明性、客観性がある施策を実施するためにも調査をするしか把握ができないと思います。
それで、先ほど人数を出したんですけれども、子供の貧困調査、高齢者の方の貧困調査を行い、実態把握に努めることは、富谷市で必要だと考えております。先ほども要旨のほうで述べたんですけれども、平成30年の総務省の公的住宅の供給等に関する行政評価、監視結果に基づく勧告でも、公的な支援により居住の安定を図るべき世帯の数を的確に把握した上で、必要な公営住宅の供給の目標量を設定することというふうに指摘されています。富谷市として、今後しっかりと調査をされていく考えがあるかお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) そのような方向で努めていきたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 続きまして、公営住宅の居住年数の平均は、現在どのようになっておりますでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 100戸平均で16年ということになっております。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 毎年、入れかわりもある中で、17年でしたか、16年。16年という状況ですので、やはり居住の固定層がいるという状況です。
それで、全国の管理戸数に占める入居者戸数割合というのが、平成23年から27年で、おおむね大体9割ぐらいという状況です。柔軟に対応できるような状況の中で運用されております。
富谷市においては入れかわりがあるようですが、常に100%になるような状態と認識しています。これは緊急に住宅の確保が必要になったような場合に柔軟な対応ができないと思いますが、緊急で住宅の確保策が必要になった際にはどのようになるのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) そういった想定は、済みませんが今のところしていないような状況でございます。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) それでは、例えばDVで家を出なければいけなくなった、逃げるというところも含めてそういうところもあるかと思うんですが、それ以外の例えば親が急に亡くなってしまってどうしようもないというような状況のときには、富谷市内では今対応ができていないという状況でよろしいのでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 火災等に遭ったりして、そういう場合は各町内会館を利用して一時的な生活の場として活用したり、あとDV等、そういった場合においても担当課のほうで適切に対応して、その場所は確保して対応しております。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 国土交通省が一時生活支援事業に公営住宅の空き住居を活用する場合、自立支援部局と住宅部局が連携することが望ましいというふうに考えているんですけれども、本当に何か問題があったときに、今の状況で戸数が限られている中で、対応が本当にできているのか。再度お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 保健福祉部長。
○保健福祉部長(奥山育男君) 緊急的に、今のような状況への対応につきましては、生活困窮者の自立支援法に基づいて、一時生活支援事業というもの、あと例えば離職等なんかで経済的に困窮している場合、そういった場合については、住居確保給付金支給事業というものがございまして、そういったもので対応してございます。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) その一時生活支援事業の中では、富谷市の中で対応ができているということでよろしかったでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 保健福祉部長。
○保健福祉部長(奥山育男君) 富谷市としては、事業者のほうに、NPOのほうに契約をしておりまして、自立支援事業の中でそういった場合の対応の枠も確保してございます。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) その事業主体は、仙台市でしょうか、富谷市でしょうか。お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 保健福祉部長。
○保健福祉部長(奥山育男君) 事業主体は富谷市でございます。委託先は皆さんにご案内していますとおり、パーソナルサポートセンターのほうと契約してございます。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 富谷市の公営住宅、市の整備率に関しまして、県の平成27年3月31日の調査なんですけれども、富谷市は100戸当たり整備率100世帯当たり0.56と県内最低の状況だったんですけれども、これからさらに戸数がふえているので0.52ぐらいまで下がってきているという状況です。しかも、県内2番目の町が利府町だったかと思うんですけれども1.0という状況ですので、整備率としては本当に低い状況であります。現在、さらに世帯数がふえている状況で0.5を切る目前まで来ている中で、仙台市を除く県内市の平均、100戸当たり約2.57、5倍ぐらいあるという状況です。
再度伺いますけれども、富谷の公営住宅の整備を市はどのように考えていくか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 最初に答弁で申し上げましたように、富谷の場合は住宅団地の開発の関係もありまして、戸建て住宅を求めて居住される方が大半でございまして、ある意味自宅を持っている方が主でございまして、逆にそういった今の富谷の状況におきましては、既存の今100戸ある市営住宅に安心して生活していただけるように、その補修、修繕、維持管理のほうにしっかりと予算を組んでいくことのほうが優先だと考えております。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 平成28年3月の議会で、市長が本市の土地利用が進み町内における就労人口が増加した場合には、民間のアパートの建設状況等を見ながら公営住宅建設の必要性を検討することになると。その際には、より利便性の高い場所での建設が求められると思いますので、集合住宅やアパートの借り上げによる公営住宅の整備も検討することとなると思いますというふうに述べております。
あれから、はや2年。企業誘致も着々と進んでいる中で、状況も大分変わってきているのかなと思います。これから成田二期北も含めて、さらに進んでいるという状況の中で、やはりこれから先のことも一応想定しておく必要もあるかなと思いますが、見解をお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) そういったことも踏まえて、現状やはり、今後の企業誘致も含めて見据えた上で、既存の公営住宅、まずは市営住宅の安心安全に暮らせる環境整備、そして新たな部分につきましては、ほかの施策もありますので慎重に取り扱いを検討していきたいというふうに考えています。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 先ほども少しお話が出ていたんですけれども、国土交通省が平成20年に出した離職者退去者対応通知というのが出されております。緊急性が高い場合には、公募などの手続を経ないで供給ができるというものなんですけれども、世界経済はやはり10年に一度ぐらいとか、定期的に起きている中で、もし今後成田二期北の工事が進んできた場合に、急に首になってしまったと。そういうようなときに、住居の確保というのを市としてしっかり支援ができていなければ、本当に行き先に困ってしまうというような状況もあると思います。この先のことに関しまして、ちょっとしつこいかもしれないですが、再度見解をお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 富谷市民の方の安心安全の確保に向けた最善の努力をその都度していかなければいけないですし、あらゆる想定もしながら、今後環境整備に努力していきたいというふうに考えております。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 先ほど言いました総務省の勧告の中で、国土交通省のプログラム、公営住宅などの目標量の設定のためのプログラムというものがあります。公営住宅供給目標量設置支援プログラムというのがあります。草津市などでは、これを使って独自に試算をしたりしています。富谷市でもやはり客観的な試算が必要になってくるかなと思います。実際に持ち家率も県内で本当にずば抜けて高いというのは、これはまさに事実ではありますけれども、実際どれぐらい困っている方がいるのか、これからどのぐらい必要になるのかという客観的な試算というのは必要ではないかなと思いますが、見解をお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) そちらのほうのプログラムにつきましては、県に義務づけられている住生活基本計画作成に当たりまして、国から県に配付されたものでありますので、県のほうに、そちらのほうと問い合わせをしまして、使用について確認して、使用ができるのであれば検討していきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 実際にこのプログラムを使って草津市も試算をしているわけですので、富谷市として、一つの方法として検討するのはいかがかなと思いますが、再度お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 先ほど話したとおり、県のほうに問い合わせをしまして、確認させていただいて、プログラムを使用できるかできないか確認して、使えるのであれば使っていきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 県営住宅に関しまして、ちょっと試算をしてみたんですけれども、例えば県内で県営住宅、仙台市を除いて大体302戸ぐらいずつあるんですね、各市に。そうしたときに、300いかなくても200あったときに、富谷市の公営住宅はどのぐらいになるかというと300ですが、この場合に県営住宅の、全体として1.68%ぐらいまで戸数がふえるというような状況になります。
本当に県営住宅というのが、やはり富谷は市になったという特殊事情がありますので、こちらの今後の成田二期北のこともありますし、市長も県知事とはいろいろやりとりされているみたいですので、ここをぜひとも強く求めていただけないかなと思い、見解を再度お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) この件につきましては、先ほども答弁で申し上げましたとおり、県のほうでは、いわゆるストック総合活用計画では新たな県営住宅は建築しないという方針ではおりますが、議員がご指摘のとおり、唯一富谷市には県営住宅がないという実情でもございますので、その辺は県のほうに改めて要請等、ご相談をさせていただきたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 実際、ストック計画のほうでも、県全体の公営住宅に係る需要量と供給量を把握し、地域の実情に応じた公営住宅の需給バランスの確保に取り組みますとありますので、ぜひここは強く求めていただきたいと思います。
次の質問に移ります。
保証人の問題がかなりいろいろ伺っておりまして、富谷市公営住宅条例の中で、第14条連帯保証人の項目に、入居予定者または入居者は、連帯保証人を立てなければならない。ただし、市長が特別の事情があると認める場合にはこの限りでないというふうに記述があります。具体的にどのような事例なら認められるのか伺っていきますが、連帯保証人が例えば市内という縛りがあるんです。ところが、富谷市の場合はやはり新しい団地がどんどんできているので市外から皆さん来ているということです。しかも、お子さんがいなかった場合には、市内の中で保証人を立てるというのが大変難しいという状況があります。市内にいない場合、どのように対応可能なのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) これまで入居、抽せんして当選という形のときに、そういった形で条例に基づいて市内でという形のときについては、これまでそういったものがないと。全部市内での保証人を求めていたという形のものがございまして、特別な場合という形のことでこれまであった事例といたしましては、市営住宅の建てかえ、特定入居者の際に既に保証人が亡くなっていたという場合のときに、その際に保証人届に3親等までの方で市内、市外の方にお願いしたというケースがございます。今後、特別な事情により保証人が立てられないという相談があった場合については、一つ一つそちらのほうの協議をしていきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 似たような質問にはなってしまうんですけれども、私が実際に聞いてきた方です。北海道からお二人こちらのほうに就職して家を建てたと。ところが、子供が生まれなかったので、ここの近く、県内外、東北付近には親族がいないというような状況があった方もいるということです。
例えば、こういう方がほかにもいるかと思うのですけれども、保証人がどうしても確保できないんだけれどもこれはどうしたらいいかわからないというときには、聞きに行けば答えていただけるということでよろしかったでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 先ほどお話しさせていただいたとおり、そういった特別の事情ということがありますので、庁内のほうで話をしまして、それで適正な方向の回答をしていきたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 具体的に適正な対象というと、どのようなことになりますでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) それが特別な事情に当たるという形のことになれば、そういった方向で了承という形になっていくのかと思っております。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) というと、どうしても本当に特別な事情のときには、要らないということでよかったのか、確認をお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 一つ一つやはり協議をしまして、それで回答をしていきたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 保証人が家族の方以外でなっていた方がいたというお話を伺いました。ところが、その方もやはり60を過ぎてしまって、もう仕事をやめると。なのでもう保証人になることができないというお話を私は伺ったんですけれども、そういう場合も対応になるのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) その方のそういった事情とかを確認しつつ、ほかにそういった適正な方がいないということであれば、そういった形で一つ一つ相談を受けたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 市営住宅の入居者募集のご案内があるんですけれども、この中に1ページの6、契約手続を速やかに行える方とあるんですけれど、こちら富谷市在住の連帯保証人を立てることというふうにありまして、こちらに特例があるということ自体やはり記載されないと、市内にいないということで諦めてしまう方もいるかと思いますので、こちらの改定が必要なのではないかなと考えているのですが、見解をお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 改定というのは、こちらの案内のことでしょうか。一応、そういった形の相談をよく受けるような形でありまして、窓口のほうでそういった形のことは、お話はさせていただいておりました。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 窓口でお話をしていただくというのもそれは大変大事なんですけれども、やはりこれを見たときに、自分は当てはまらないんだというふうにそのまま引き下がってしまう方もいるかと思います。
例えば、要配慮者の入居に関して、不安などがあり、親が拒否感を示すと。これは民間の賃貸ですけれども、国土交通省のほうでも認識がされています。市外から多くの人が富谷に移り住んできている中で、連帯保証人をこちらでなくしていく方向性で検討していく必要があるのではないかなと思います。先日、同僚議員も質問していたかと思うんですけれども、こちらに関して市長のご見解をお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 同僚議員からの答弁のときに申し上げましたが、その辺は他市町村の取り組み状況も見据えながら検討してまいりたいと考えております。ただ、やはり市営住宅の保証人の問題というのは、やっぱり原則をある程度保ちながら、そうしないとやはり市営住宅というその地域の人たちの安心安全もある程度考えていくと、やはり完全に廃止するということが、果たしてどういう人がここに引っ越してくるかというのも保障できなくなっちゃうという部分の危険性もありますので、その辺の安全性もやはり、入る人の入りやすさだけじゃなくて、そこに住んでいる人方の安全性というのも確保しなければいけないという両面で考えないといけないので、その辺は慎重に考えていきたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 慎重に考えていかなければいけないということで、せめてこちらの記述だけでも、特例はありますということには、せめて記述しておく必要があると思います。こちら再度お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) そのように対応してまいりたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) ありがとうございます。
次に、黒川の汚染廃棄物焼却のほうに移らせていただきます。
国のほうで安全だということで、国が責任を持つところだというようなお話もあったかと思うんですけれども、実際に仙台市のほうで、仙台市の試験焼却のときに体調を崩してしまって、それで病院にかかったらばやはりこれは被曝の影響だというふうに判定されたという方もおります。国が安全だといっても、やはり皆さんご存じだと思いますけれども、地図上で満遍なく放射能が広がるわけではなくて、やはり重いですので複雑な形状で特異な形をして偏在性があるというふうなものであります。ですので、一概にこれは安全だと言うのは大変難しい問題があるかと思っております。
市長に再度お伺いするのですが、健康問題に関して、市民の方の安全安心を守るというところを、こちらしっかり守っていけるのかお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) この問題につきましては、やはり見えないものでございますので、その中で、私もずっと市民に皆さん、住民の皆さんにその安心安全をいかに国がちゃんと示せるかということが重要だということは、ずっとこれまでもお話をさせていただいてまいりました。その中で国が数値上で、まずは安全だというふうに示される中では、それ以上我々がそれを否定するわけにもいかないというのが実情でございますので、全てそこはもう国の責任のもとで、数値に基づいて、いわゆる抱えている自治体は試験焼却を行っているものと考えております。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 国の安全の話といいますと、先ほどのバグフィルターの問題もあるんです。実際この99.9と言われていたものが、県のほうの質疑の中で実際やはり1割は漏れているというのは、これはほぼ確定的な情報だと思うんですけれども、さらにほかの研究でも漏れていると。それで、実際仙台のほうでも健康被害があったというような状況ですので、もう国が安全だと言っても、安全かどうかというのが現状わからない状況になってきています。
さらに言いますと、モニタリングポストも、現状ですと測定しようとしても測定できない。先ほども言いましたけれども、ざるで水をすくっているような、そういうものだというふうな研究もありまして、しっかりと把握していく必要があります。
さらに言いますと、以前県のほうで富谷市民の不安の声を代弁して言っていただいたという経緯もありますので、黒川行政事務組合の皆さんにも、ぜひ慎重に進めてほしいという旨、できれば中止をしていただきたいという旨を何とか言えないか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) この問題は本当に難しくて、信用性が保たれていないというのも、これもまた本来どうなのかという部分だったり、健康被害があったというのも本来どうなのかという、お互いにこれは見えないところでの部分なので本当に難しいところで、我々がそこになかなかコメントするのは、すごく難しいところでもございます。
そういった中で、これまでも一貫してお話ししているのは、私は市民の皆さんが本当に安心安全をとにかく確保してくださいということだけはお願いをしながら、ただその反面、目の前に震災からもう7年過ぎていまだに汚染廃棄物がそこに山積みになっている。それを目の前で、我々はそういう環境にないから余り痛みを感じないわけでございますが、目の前に毎日、家の前にそれを見ながら生活している人の思いを感じれば、果たしてどうかというところですよね。それを抱えている自治体の関係者の方からすれば、やはり一日も早くその人たちの苦痛を和らげたいという気持ちは持つのが当然でございますので、その中で富谷の場合は、数少ない、本当に数少ない富谷は抱えていない自治体ということもありますので、なかなかこれは難しいところでございます。本当にそこは、これ以上、なかなか私がこの立場で余りにも踏み込めない部分でもあるということだけはご理解いただければと思います。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 実際、黒川行政事務組合の規約のほうも私は見たんですけれども、その焼却に関しましては、やはり富谷のごみを燃やしているわけではないので、富谷については実際除外されているという状況もあるので、これは本当に大変難しいところだと正直思います。ただ、やはりどちらかわからないという状況の中で、これがもししっかりとした試験焼却であるのであれば、その全量調査なり、例えばきょうの河北新聞でも出ていたんですけれども、もともとよりはやはり濃くはなったと。じゃあ、実際それがどのぐらい漏れていたのかというのが、これは調査できると思うんですよ。なので、もしこれをすれば実際に漏れているかどうかもわかりますし、しっかりと安全ですと力強く言えるかとは思うんですけれども、この全量調査を求めるということ、さらにはそのモニタリングをより改善していくということなどは求められないか、再度お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 本当にこれ、私もかつて富谷市にいわゆる試験焼却したものが、灰が富谷市に入るという可能性があるときには、これは富谷市民の安全安心を守らなければいけないということで、富谷の立場で、代表する立場でかなり強く危惧する発言をさせていただいたわけでございますが、今直接富谷の場合は廃棄物を抱えていない、そして関連しない状況の市長としては、なかなかこれ以上、他の抱えている課題、切実な課題を抱えている方々、そして課題を抱えている自治体の動きに対して、これ以上発言するのは難しいという状況をご理解いただければと思います。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 本当に難しい、農家の方に対しても本当にもうある状況で、じゃあどうすればいいんだというところ、これは本当に改善しなければいけないところだと思います。
しかし、やはり特措法で各自治体に問題が押しつけられているという中で、さらになかなかよい改善策がなくて、それが置き去りにされて、風雨にさらされてぼろぼろになって、逆に安全管理ができていないというこの状況もよく私もわかります。
しかし、栗原市のように、ある程度の例えば獣の被害も乗っけるように焼いたというんでしょうかね。それで、しっかりと周りを囲って、下は砂利をしっかりと引いた状況で、さらに強化の何ていうんですかね、テントといいますか、こういうのでしっかりくくって管理している状態というのもあるわけなんですね。さらに言いますと、よりペレット化して固めてしまえば体積も10分の1、5分の1ぐらいに減るわけですし、栗原市ですと同じようなものを3カ所ぐらい設置すればそれで必要ないというようなお話もありました。実際ただ、あるというのは本当に大きな問題です。ただ、その燃やすというところだけの解決策というのも、これまた本来の原則から考えるとなかなか難しいところだと思います。
いろいろなケースを想定していくということがやはり大事だと思います。本当に富谷にはない中で、大変なかなか難しいところではあるかとは思うのですけれども、やはり富谷の市民の方でも子供が3人いるお母さんが富ケ丘に住んでいまして、影響はどうなんでしょうねというふうに実際聞いてきたりするんですね。私としても、それはなかなかうまく答えられないところでもあるので、その不安に何とか寄り添っていただけるような形で、今後も検討していただけるか。お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 本当に何度も繰り返しになります。やはり、今回のいわゆる保管の方法についても、市町村によって全く違うわけでございます。いろんな議論を重ねて、その途中でしっかりした保存体制をとっている市町村もあれば、7年間そのままの状態でしている市町村もあったり、そこはその市町村の議論の中で行っており、そしてまたその焼却、すき込み、堆肥化、それもまたいろんな市町村がそれぞれ抱えている市町村で、独自の議論を重ねた上で行っている。国、県の指導も受けながらも行っていることでございまして、それ以上我々越権になるので、そこはなかなか踏み込めないところでございますので、何とかご理解いただければと思います。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 最後の質問とさせていただきます。特措法に関して、これは本当に自治体の職員の皆さんも本当にやりづらい状況だろうなというのは本当に思います。この特措法に対して、特措法というのは3年ぐらいだけの特別措置法なので、これの改善に向けて、せめて言えないかどうかだけお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 特措法につきましても、これは国が決めたことでございますので、これに対して市長という立場で、こういう議会の場で申し上げることはなかなか難しいということで、ご理解いただければと思います。
○議長(相澤 榮君) この際、午後2時25分まで休憩します。
午後 2時11分 休憩
午後 2時25分 再開
○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) 皆さん、こんにちは。最後の質問者なので、もうしばらくおつき合いください。
私は、このたび富谷市の未来、富谷市の10年後を見据え、今何をすべきかを問うべく質問させていただきます。
「住みたくなるまち日本一 100年間ひとが増え続けるまち」を目指す富谷市は、市長挨拶にもあったように、国立社会保障・人口問題研究所より、2045年までの将来推計人口が東北6県内で唯一人口増加が見込める自治体であると発表されました。これは先人たちのたゆまぬ努力の結果であることは言うまでもありません。
また、市制施行から現在に至るまで、若生市長は首長として日々奔走し、その結果、メディア、新聞にも多く取り上げられ、富谷市に今までなかったブランドイメージが定着しています。スイーツフェア等の即効性の高い新たな取り組みだけでなく、市長が掲げる公約実現に向け、真摯に取り組まれているその姿勢、また、業務遂行のため懸命に取り組まれている行政執行部の皆様には、深く感謝申し上げます。
しかし、現代社会では、富谷市の発展とは別にさまざまな社会問題を生み出し、希望に満ちあふれた将来を望むことが容易ではない厳しい状態にあります。
富谷市の平均年齢は40歳代。この若さに恵まれた環境である今だからこそ、将来予見される問題、課題を抽出し、子供たちに夢と希望を与えられる環境を創造しなければなりません。
富谷市が10年後を見据え、今何をすべきか。そこで、富谷市の将来像と題し、2要旨、6項目の質問をいたします。
1、人口流動について。ゼロ歳から17歳、18歳から64歳、65歳以上での3区分での直近2年間の人口数推移を問う。
2、高齢者(65歳以上)のみの世帯数割合を問う。
3、市外への転入、転出人口の推移について。
4、富谷市内における空き家の現状と戸数の推移について。
5、予見される問題と対応策を問う。
2番としまして、交通インフラ対策について。
1、現在富谷市で行われてる交通インフラ整備につき、その進捗状況を問う。
以上です。
○議長(相澤 榮君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの齊藤秀行議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名、富谷市の将来像についての問い1でございます。
人口流動についての(1)の3区分での直近2年間の人口推移につきましては、平成28年度、29年度の年度末の人口でお答えさせていただきます。
ゼロ歳から17歳は、それぞれ28年度が1万1,511人、29年度が1万1,351人で、160人の減少。18歳から64歳は、28年度が3万1,402人、29年度が3万1,224人で174人の減少。65歳以上は、28年度が9,571人、29年度は1万18人で447人の増加となっております。
(2)の高齢者65歳以上のみの世帯数割合につきましては、平成28年度が2,193世帯で11.7%、29年度が2,229世帯で36世帯増加しておりますが、割合は同じく11.7%と2カ年同率で推移しております。
(3)の市外への転入転出人口の推移につきましては、平成28年度で転入が1,938人、転出が1,908人、平成29年度で転入が1,883人、転出が1,916人で、転出はほぼ横ばいで推移しておりますが、転入が若干減少傾向となっております。
(4)の富谷市内における空き家の現状と戸数の推移につきましては、昨年行った職員による空き家の外観調査から、空き家と判定できたものは市内全域で154件でした。現状としては、建物に目立った腐食、破損がないものが全体の4分の3を占め、一部修繕すれば利活用が見込まれるものを含めると、ほとんどの空き家が十分利用可能であると考えられます。戸数の推移については、昨年度の調査が初めてであり、今後の作業となります。
(5)予見される問題と対応施策につきましては、人口減少や少子高齢化は既に日本全体の問題となっており、将来的には本市においても同様の状況となることは想定しておくべき課題と認識しております。これらに伴う問題は多岐にわたるものと予見されますが、とりわけ人口減少による税などの歳入の減少、高齢者人口の増加による社会保障関連経費などの歳出の増加に伴う財政面への影響などが大きな問題になるものと考えております。
このような中で本市では、本年4月にゼロを実現した待機児童の取り組み、18歳までの子ども医療費助成事業などの子育て支援施策や企業誘致の推進など、さらなる人口の増加につながる取り組みを行っているところでございます。今後も引き続き、総合計画をもとに、中長期的な視点から、さらなる人口増加につながる施策を推進してまいります。
問い2の交通インフラ対策につきましては、さきの議員全員協議会でご報告申し上げましたとおり、これまでの調査業務において、本年度に策定します目指すべき富谷市公共交通グランドデザインに向けた総合交通戦略や交通体系の整理などを行ったところであります。
今後は、本年度、国土交通省から内示を受けました街路交通調査費補助金を活用し、新たな公共交通システム導入の検証や将来都市像のビジョンを含めたグランドデザインを策定し、関係部署や関係機関との連携を図りながら、まちづくりと一体的な都市交通施策を進めてまいります。
以上です。
○議長(相澤 榮君) これより齊藤秀行君の質問は一問一答により行います。6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) では、まず人口流動についてなんですけれども、28年から29年というところで、まずゼロ歳から17歳、160人減ということで、これはもちろん転出者、転入者の絡みとかもあるかと思いますし、当然これは18歳以上になれば、ここから少なく、この数字は減るものだというふうにもちろん認識しておるんですが、これは一つ少子化の影響というのがこの数字に反映されているかどうか、その辺の認識を確認したいと思います。
○議長(相澤 榮君) 市民課長。
○市民課長(渡邊美智子君) 出生率で申し上げますと、ほぼ推移的には減少しているというふうな推移ではございませんので、17歳までというふうな大きなくくりにはなってまいりますけれども、市民課で申し上げられるのは、出生に関しては特段減っているものではないというふうなところでございます。
○議長(相澤 榮君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) そうしますと、ゼロ歳から17歳、出生率が変わっていないということは、その数字というのは18歳以上のほうに推移していると考えて間違いないでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 市民課長。
○市民課長(渡邊美智子君) 18歳以上ということになりますので、転出に絡む部分が出てくるのかと思います。
○議長(相澤 榮君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) そうしますと、私、実はこの問題で一番大きくちょっと訴えたいことが、より18歳から64歳までの生産年齢が減少しているという現状なんです。実際には出生率は特に変わりない。その上で、富谷は人口数がふえている。そういったところで、他市町村からもすごく羨望のまなざしで見られているんですけれども、実際これが果たして有益なことなのかどうかというふうに考えると、実際には今、先ほど答弁のほうにもありましたように歳入減というところでの財政面の問題点を危惧されているところがありますけれども、その辺の具体的な対策というのは何かあるんでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 18歳以上の減少につきましては、まずは大学進学等も含めて、あとは仕事の関係で単身で出たりというのが背景にあるものと思います。それで、そういった現状につきましては、同僚議員が何度かご質問いただいておりますが、やはり造成の今新しいところが皆ほとんど売れた状況で、その辺のピークが過ぎたという状況の背景にこういう状況に至っているものと考えております。
○議長(相澤 榮君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) そうしますと、今度は65歳以上の部分なんですけれども、実際に成田、明石台等、今新興住宅地というか、たくさん造成されているところの空き家になっている現状を伺ったところ、一応3世代で住めるような形で明石台や成田に移り住んできたと。ところが、息子夫婦が転勤のために出ていってしまって、そうすると3世代の家に結局は高齢者世帯が残ってしまう。ただ、その中で奥様が例えば入院をされたり、あとは亡くなられたりしたときに、今なら富谷はまだ売れるというところで、あとは交通の便がいいというところでどうしても仙台のほうに移り住んだりという、今まででいうとちょっと逆な現象が起きているという現状があるんですが、その辺はどのように捉えていますでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 65歳以上はふえているという状況でございますので、必然的に65歳の人たちは人口がふえているというところでございます。
○議長(相澤 榮君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) ごめんなさい。65歳以上がふえるということは、当然今度は社会保障費の増加が認められるというところで、これはあくまでも関連なんですが、特に富谷の場合は介護部門の施策についてもいろいろ力を入れてやられていると思うんですけれども、65歳以上で高齢化する住宅世帯、人数が多くなるということは、当然これは認知症のリスクであったり、そういったところはかなりふえています。事後対策として、いろいろな施策を打っている部分もあると思うんですが、今は糖尿病と認知症というのがすごく関連性があるということで、ちゃんとエビデンスがある状態の中で、高齢者のほう、富谷の一番基幹産業というか一番歳入の根幹となるべき税収の部分が徐々にこれは圧縮されていくという中で、そういった例えば健康、高齢者の方が働ける環境づくりというのもすごく力を入れてやっております。
そういう中では、やはり健康寿命を延ばすという視点から、例えば糖尿病に対しての施策等々というのは今担当課のほうでは考えられているのでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 保健福祉部長。
○保健福祉部長(奥山育男君) 今議員おっしゃるように、糖尿病の有所見者の特定検診のデータでいいますと、今受診者の80%ぐらいが糖尿病ヘモグロビンA1cという部分で有所見が出ています。そういったことからすると、糖尿病の発生率が非常に高くなっているというようなところです。
そういったところ、本市の場合ではデータヘルスという部分で健康づくりに取り組んでおります。今の具体的なところですと、50代からの体メンテナンスとか、そういった事業でもって具体的には対応したりしております。
○議長(相澤 榮君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) 私はこの人口流動についていろいろ考えるに、どうしてもゼロ歳から17歳まで、特に富谷市は大学もありませんし、そういった部分では就職先というのも市内の就職先よりは市外の就職先を求めて人口がどうしても流出してしまう。そういう中では、65歳以上の方々は逆に言うと流出することなく富谷市にある意味とどまっているという環境の中で、今は平均年齢が40歳代ではありますけれども、これが10年後、20年後というふうに考えたときに一気に平均年齢が上がってくる。私はそのようなことをすごく危惧しております。
そういう中では、やっぱり健康寿命を延ばすというのはとてもいい政策だと思うんですが、なるべく病気にならないような、しかもそういったエビデンスがきちんとあるような、示されているようなものについては、やはりこれは行政独自としての施策というのが必要になってくるのではないかなと思うんですが、その辺の見解をお願いします。
○議長(相澤 榮君) 保健福祉部長。
○保健福祉部長(奥山育男君) ただいま申し上げたような取り組みを本市のほうでは行っております。これまでですと、本市の場合は先日河北新報のほうに載りましたメタボリックシンドローム、生活習慣病です。そちらのデータが登米とか石巻がたしか上位で、黒川郡内は低い状況でありました。これも五、六年前までは黒川地区が有所見が高くてメタボの重点地区でありました。そんなところから、県のほうと市町村のほうで一体、連携して取り組んできております。
そういった中で、データヘルスに着目した健康づくりのほうを、いろんな健診から健康推進委員さんとの連携による草の根の健康づくりから取り組みに力を入れて、医療費の抑制といいますか、医療費が高騰化ならないような削減の取り組みに力を入れているところでございます。
○議長(相澤 榮君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) 各年齢層において、本当にさまざまな問題点が挙げられるかと思うんです。人口増というのは本当にメリットとしては住民税が多くなる。そういった部分では歳入がふえるという側面がありながらも、やはりこれは時がたつことによって徐々にそのバランスが崩れていって歳入減、社会保障費の増加という形で、これは一つ大きな問題になってくる。
あと、高齢化の影響としては、先ほど言ったようにやっぱり病気のリスクですね。これは富谷市内の病院においても、今糖尿病パスについてはかなり前向きに検討されている病院もあるそうなので、その辺は行政とともにやっぱり一緒にやっていっていただきたいなと思っております。
ただ、その中で、やはり空き家リスク。特に高齢者世帯が全国的に見るともう50%以上になっているという結果が出ている状態の中で、これから空き家のリスクがかなり富谷市においてもふえてくるのではないかなと、そのように予見しているのですが、その辺の認識のほうをよろしくお願いします。
○議長(相澤 榮君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) 議員のおっしゃるとおり、今後少子高齢化により核家族化などを背景に空き家が増加することが予見されておるところでございます。
ただ、今現在、空き家対策協議会等を設立して、空き家等の計画のほうを策定している段階でありますので、それで対策等について盛り込んでいきたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) それでは、続きまして、交通インフラの対策についてなんですが、よく市民の方から聞かれるのは、私が生きている間に地下鉄は通るのかと。そのような本当に表現をされて問われることが物すごく多いです。実際に、仙台市の地下鉄整備を見ますと、やっぱりそれが10年とかという単位ではなくて、それこそ20年、25年という本当に長いスパンで整備されているということなんですけれども、実際にもちろん今の段階で何年ということは言えないでしょうけれども、一応概算予想としてどのくらいでやりたいとかというような一応期間的な示しがあるかどうか、ちょっとお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 交通アクセス問題につきましては、先日全員協議会でもご説明したように、これまでの調査報告をさせていただいたところでございます。さらに、今年度は国土交通省の補助金を活用して、公共交通グランドデザイン策定を今年度させていただくということで、具体的に進めている最中でございまして、先ほど議員もご意見にあったように仙台市の地下鉄でも20年以上かかっているわけでございます。政令指定都市仙台市でも。やはりそれぐらいの長い、これはこれから今年度グランドデザインを策定しての、あとまたいろいろなパーソントリップ調査等も今、県と仙台市が進めておりますので、そういったデータもあわせながらという形になりますので、単独で富谷ですぐにできるものだけではなくて、国や県や仙台市の理解を得ながら、ご協力を得ながら進めていかなければいけないという背景もありますので、時間がかかるものはかかるというふうに。ただ、その見通しが何年ぐらいというのは、今の段階ではなかなか申し上げにくいところでございます。
○議長(相澤 榮君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) そうしますと、本当にいろいろ他者との連携というのがこれからもずっと必要になってくるかと思うんですが、今現在も富谷市として、これは仙台市とのアクセスの部分での一応考えだと思うんですけれども、これが例えば黒川圏域であったり、どうしても対富谷と対仙台というふうに考えてしまうということではなくて、これは他自治体においても人口流動の部分とか、あとは通勤圏内という部分では、もう少し広域的に物事を考えてもよろしいのかなというふうに思うんですが、その辺の見解も示していただければと思います。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) その部分に関しては、今回、今年度国の補助金で策定します公共交通グランドデザインにおきましては、やはり単純に富谷までだけの交通問題だけじゃなくて、まち全体のまちづくり、今後のまちづくり、そしてまた北部エリアとの連携なりそういった交通アクセスの部分も含めて検討する課題になってくるかと思いますので、広いエリアで、その場合はやはり黒川圏域との連携も必要になってくるかというふうに想定されます。
○議長(相澤 榮君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) せっかくすごく多岐にわたるイベント等ありまして、交流人口がふえている富谷市においては、やはり対仙台市だけではなくて広域的な視点で物事を捉えたほうが、もっと多くの方々に富谷のよさをわかってもらえると思い、今の質問をいたしました。
ただ、その中で、やはり長期的な施策という部分については、今かなり技術の進歩というのが目まぐるしく進んでおりまして、例えば自動運転システム等も、もうシステム自体はでき上がっていると。ただ、その法整備であったり保険整備の部分でそれが実態運用ができていないだけと。これは、ともするとせっかく地下鉄ができ上がっても、地下鉄を使わずに、例えば車に乗って行き先を押せばそのまま自動運転で行ってくれる。そういった世界が見えてきてしまうと、物すごくもったいないなというふうに思うんです。
我々はもちろん今、当たり前のように携帯を使っていますけれども、20年前は携帯がなかったです、25年前は。ポケベルでやっていて、それが今携帯になって、利便性がすごく高くなって、そういうのが当たり前の世界になっているさなかで、交通インフラ、もちろんこれは長期的に時間もかかる、予算もかかることではあるんですが、そこにある意味即効性のあるやっぱり代物をちょっと入れていかないと、なかなか時間とお金をかけた割には現実的な対費用の効果が得られないというふうな危惧をしているんですけれども、その辺の見解を示していただければと思います。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) あくまで今回つくる公共交通グランドデザインにつきましては、即効性も含めてトータル的な計画になろうかというふうに思いますので、その辺も含めて今年度いろんな角度から公共交通全体を考えていくものと捉えております。
○議長(相澤 榮君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) それに付随してなんですけれども、いわゆる今、人工知能の発展によって近い将来400もの業種がなくなるというふうにも言われております。そういう中で、今県の補助金の部分でものづくり補助金であったり、あとは国が推進していますバイオマス産業都市構想、そういったものでは、やはり今は本当に税収が一番大きい歳入の中のこの富谷市において、基幹産業とは言わないまでもそれにかわるような新たな取り組みというのも今後必要になってくるかと、私はそういうふうに思っているんですが、市長の見解を最後にお願いしたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 新たないわゆる税収、今後の確保につきましては、企業誘致、創業支援、さまざまな企業創業支援を含めて、あらゆる角度で今進めているところでございますが、その中の一つとして、新たな全国でも、特に今回富谷は環境省のいわゆる水素の実証事業を採択を受けて29年度から準備を進めておりまして、いよいよ8月から発電の事業がスタートする予定で今進んでいるわけでございますが、この水素の取り組みにつきましては、日本でも初の取り組み、世界初と言われているものでありますし、環境省も大変大きな期待を寄せられておりますので、この実証事業を成功させることによって、水素の先進都市として新たな富谷の大きな産業になるという可能性は十分に持っていると思いますので、がしかしそれも一つの大きな可能性だと思っているところでございます。
○議長(相澤 榮君) これをもちまして本日の一般質問を終わります。
ここでお諮りいたします。
議案調査のため、翌13日を休会にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、翌13日を休会とすることに決定いたしました。
なお、6月14日の本会議は、午前10時からの開会といたします。
これで本日の日程は全て終了しました。
本日はこれにて散会いたします。
午後2時52分 散会
平成30年6月14日(木曜日) 午前10時00分 開会
日程1 | 会議録署名議員の指名 | ||
日程2 | 議案第 1号 | 富谷市環境美化の促進に関する条例の一部改正について | |
日程3 | 議案第 2号 | 富谷市の地域包括支援センター事業における人員及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について | |
日程4 | 議案第 3号 | 富谷市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について | |
日程5 | 議案第 4号 | 平成30年度富谷市一般会計補正予算(第1号) | |
日程6 | 議案第 5号 | 平成30年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第1号) | |
日程7 | 議案第 6号 | 平成30年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第1号) | |
日程8 | 議案第 7号 | 平成30年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第1号) | |
日程9 | 議案第 8号 | 平成30年度富谷市水道事業会計補正予算(第1号) | |
日程10 | 議案第 9号 | 和解及び損害賠償額の決定について | |
日程11 | 議案第11号 | 和解及び損害賠償額の決定について | |
日程12 | 議案第10号 | 平成30年度富谷市一般会計補正予算(第2号) | |
日程13 | 発議第 1号 | 富谷市議会政務活動費の交付に関する条例の一部改正について | |
日程14 | 閉会中の各委員会調査について |
議事日程のとおり 午前10時00分 開会
○議長(相澤 榮君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
日程に入るに先立ち、諸報告をいたします。
議長諸報告は、お手元に配付のとおりです。
なお、関係資料については事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
これで諸報告を終わります。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。
○議長(相澤 榮君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、12番出川博一君、13番浅野直子君の2名を指名いたします。
日程第2 議案第1号 富谷市環境美化の促進に関する条例の一部改正について
○議長(相澤 榮君) 日程第2、議案第1号富谷市環境美化の促進に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第1号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第3 議案第2号 富谷市の地域包括支援センター事業における人員及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について
○議長(相澤 榮君) 日程第2、議案第2号富谷市の地域包括支援センター事業における人員及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 改正後は研修を修了した者という、研修した者のところが外れたわけですが、これはなぜ外れたのか。法施行のところでの説明はどうなっているのか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 保健福祉部次長。
○保健福祉部次長(中山高子君) 主任介護専門員につきましては、平成28年度に5年ごとの更新制度が新たに導入されたことに伴いまして経過措置が設けられたことになってございます。この介護支援専門員の研修を修了した者だけの定義ですと、更新期間の間に研修を受けずにやめた者がいた場合、無資格の状態になるというような事例が発生するということで、今回、その更新研修の受講要件を満たす間は経過措置が終了するまでは主任介護支援専門員であるというふうな形の改正になったものでございます。
○議長(相澤 榮君) ほかに質疑はありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第2号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第4 議案第3号 富谷市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について
○議長(相澤 榮君) 日程第4、議案第3号富谷市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第3号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第5 議案第4号 平成30年度富谷市一般会計補正予算(第1号)
○議長(相澤 榮君) 日程第5、議案第4号平成30年度富谷市一般会計補正予算(第1号)を議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。9番浅野武志君。
○9番(浅野武志君) 説明書22ページ中段でございます。農業振興費、農作物有害鳥獣等駆除事業ということで73万5,000円計上してあります。前の全員協議会の説明では、電気柵助成に加え、イノシシ被害対策に対する作業賃金の一部を助成するという説明でしたけれども、この内容について、説明をお願いします。
○議長(相澤 榮君) 農林振興課長。
○農林振興課長(齋藤英夫君) 富谷市イノシシ被害対策用の物理柵の設置補助金につきましては、100メートル当たり1万円としまして、一ノ関地区が1.8キロ、二ノ関地区が2.7キロ、志戸田地区が2.4キロ、合計で6.9キロで69万円を計上しております。
○議長(相澤 榮君) ほかに質疑ございませんか。9番浅野武志君。
○9番(浅野武志君) この物理柵の設置なんですけれども、地元の人で設置をするという方向でいっているんですけれども、大変な労力を要するわけでございます。イノシシの被害は地元の地区はもちろんですけれども、今、市内全域にわたって、広範囲にわたって被害が発生しております。そんな関係で、物理柵の設置についてはどのぐらい日数がかかるか、ちょっと検討がつかない状況でありますので、9月までには設置をするという内容になっているようでございますので、暑い時期でもございますので、水分補給とかもろもろそういうものもございますので、今100メートル当たり1万円という内容だったんですけれども、そこら辺も考えて検討してはいかがかと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 農林振興課長。
○農林振興課長(齋藤英夫君) 今回、この補助金につきましては新たな補助金でございますので、その辺の現場の状況とか、そちらのほうは、後、検討していきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 9番浅野武志君。
○9番(浅野武志君) 実際やってみないと実績としてわからないんですけれども、その結果、もしあれであれば、9月の補正とかそういうもので対応していただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(相澤 榮君) 農林振興課長。
○農林振興課長(齋藤英夫君) その場合も、現場のほう、うちのほうで立ち会ったりとか、調査もしますので、その辺で、後、調整していきたいと思います。
○議長(相澤 榮君) ほかに質疑ありませんか。11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) それでは、1点だけ。説明書の23、24ページの5目19節災害対策費の負担金なんですが、これは自治総合センターの助成金ということになっておりますが、成田の自主防災会のほうに支給されるということですが、その内容、この取り組みの内容についてお伺いしたいことと、これは何年ぶりに取得になったのか、お伺いします。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 今度の補正予算につきましては、成田地区自主防災会のほうでかまどセットを3セット購入するということになってございます。今回は灯油で沸かせるというかまどを導入するということで予定をされているところでございます。
なお、以前と申しますと、平成23年度に東向陽台三丁目町内会のほうでこちらのほうの助成をいただいたという実績以来ということになってございます。
○議長(相澤 榮君) 11番菅原福治君。
○11番(菅原福治君) 成田の自主防災会で大釜3つというのは知っているんですけれども、自治総合センターの取り組み、どんな趣旨でやられているのか、その辺の内容をお伺いします。
それと、この類いの補助金というのですか、このような取り組みというのは宝くじだったり、日赤だったり、結構あるんですね。ところが、うちの町内会でもはっきり言って知らない方もいるんですね。新しくなられた町内会長さんというか、区長さんは、はっきり言って知らない方もおりますので、ぜひ、その辺、親切丁寧に教えていただきたいと、その辺の徹底をお願いします。というのは、結構大きな財源になりますので、結構、町内会としても財源的に困っているところもありますので、その辺の徹底をお願いいたします。質問でございます。
○議長(相澤 榮君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 議員さんお話しのとおり、宝くじということで一般コミュニティ助成とまた別枠の助成になっておりまして、地域防災組織育成助成事業ということで、自主防災組織があるところに対して助成をするというものでございます。これまでも一般コミュニティ助成とあわせて啓発はしてきたところではございますけれども、昨年の平成29年度の第3回富谷市行政区長会議の場で区長皆様のほうにお知らせした結果、成田地区のほうで申請があったというところでございます。ことし、30年度第1回区長会議におきましても、同様の説明を新しい会長にさせていただいておりますので、今後も継続して啓発をしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(相澤 榮君) ほかにございませんか。7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 22ページの農業振興費に関してなんですけれども、同僚議員からも質問があったと思うのですが、被害状況として、現状、どのような状況なのか、広がっているのか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 農林振興課長。
○農林振興課長(齋藤英夫君) イノシシの被害につきましては、週に2回ほど連絡が来まして、現地を確認している状況でございます。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 私もジャガイモを全部、ことし初めてやられたという方からのお話も聞いておりました。物理柵を今回設置するということだったんですけれども、物理柵を破壊される事例もあるということなんですけれども、そういうことは把握されていたか、お伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 農林振興課長。
○農林振興課長(齋藤英夫君) 破壊されるということもあるとは思いますけれども、一応物理柵で防げるということを前提に考えております。
○議長(相澤 榮君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 物理柵の設置ということで、新しい施策ということで、これは大変すばらしいことだと思います。ただ、それ以外でも、実際に実質的に駆除していくような猟友会との連携を強化していくことも必要なのではないかと思うのですが、見解をお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 農林振興課長。
○農林振興課長(齋藤英夫君) うちのほうの自治体とは常に連絡はやりとりしております。
○議長(相澤 榮君) ほかに質疑ありませんか。12番出川博一君。
○12番(出川博一君) それでは、私から2点について質問いたします。
1つは、今話題になっている補助金の問題ですけれども、これについては、これは新設された補助金だと思うんですけれども、これの交付要綱はあるのかどうか。その内容、それから、この補助金要綱については、いわゆる有期、例えば3年だとか、5年だとかというような期限を決めた形の要綱になっているのかどうか、お尋ねいたします。
それから、これは先ほどの質問にもありましたけれども、全市的な問題だということで、今回は3地区で6.9キロということですけれども、全市ということになると、例えば概算で50キロメートルになるのか、100キロメートルなのか、その辺のところの概算の見込みをお尋ねしたいと思います。
それから、2点目としまして、25、26ページ。10款5項社会教育費1,526万円ということで突出した増額になっているんですけれども、その増額補正の理由についてお尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 農林振興課長。
○農林振興課長(齋藤英夫君) イノシシの物理柵の設置補助金要綱については、あります。そして、期限については30年からということで、最後の年度についてはございません。富谷市内の全域で、最大で約125キロと見ております。
○議長(相澤 榮君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 社会教育総務費における増額の理由というところでございますが、こちらは人件費ということになりますけれども、社会教育総務費の中には図書館の準備室、こちらが含まれてございますので、そちらの職員増における増額ということでございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) 今、物理柵についての答弁いただいたわけですけれども、この中で、キロ数にして125キロメートルということですので、1キロ当たり10万、これを試算しますと1,200万かかるというようなことになるかと思うんですけれども。それは今の地域の皆さんのご協力をいただいてやっとという状況だと思うので、多分、外部にお願いすればその10倍ぐらいかかるんじゃないかなというようなことを思うと、県のほうでもそれなりに今年度も補助金を出していますけれども、これはやっぱり富谷市だけの問題じゃなくて、県全体であって、どちらかというと福島以北の地域の問題ということになるんでしょうけれども、これもやっぱり国策として、その辺の補助金はぜひきちっと対応できるように要請していただきたいと思いますので、その辺について再度お尋ねします。
それから、今、交付要綱の中に期限がない。いわゆる30年から、7月というのがちょっと私気になるんですけれども。いわゆる期限がない。私はかねて、新しい補助金をつくるときは少なくとも3年とかそういう形で期限を入れて、その時点でもう一回検討し直すということをずっとお話ししてきたわけなんですけれども、その辺についての見解もお尋ねします。
それから、いわゆる社会教育費のところでの答弁で、図書館の準備室の関係だということなんですけれども、これは目のほうを見ていくと、公民館費でも800万増ということで、多分ここでも人がふえているんじゃないかなというふうに思います。それと、図書館準備室については、非常勤特別職として1名増ということになっているかと思いますので、その辺でやりくりできないのか。というのは、29年度はそれでやりくりして、いわゆるここまで来ているわけですし、図書館の検討だって進んでいるわけなので、その辺を踏まえると、いわゆる人ぐりなので、それは執行部側のあれかと思うんですけれども、その辺についての考えをお尋ねしたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) それでは、まず、私のほうから要綱のほうについてお答えさせていただきますけれども、議員のおっしゃるとおり、そういった補助制度については期限を設けるのが通例かと思うんですが、今回のイノシシ対策については、まず先が見えないところもございますし、財政当局との見解もあるので、そういった部分で、今回、期限を設けておりません。ただ、場合によっては、今後、進むスピードとか、あとは県の助成金とか、国への働きかけ、そういったもので新しい制度が生まれてくれば随時柔軟に対応していきたいと思っておりますので、その辺でご理解いただきたいと思っております。
○議長(相澤 榮君) 農林振興課長。
○農林振興課長(齋藤英夫君) まず、補助金につきましては、国・県などに引き続き要望してまいりたいと思います。
○議長(相澤 榮君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) まず、社会教育総務費の中には、公民館の関係ということもありましたけれども、公民館費については、別目で記載はございますので、そちらのほうも、公民館の職員も今までの児童クラブ機能が子育て支援課で所管しておったものを人件費については公民館のほうに移したというふうな経緯がございます。それが一つと。あと、非常勤特別職で対応できないかとか、そういったお話だったかと思いますけれども、図書館については遺漏なくスピーディーに進めなければならないというような観点があろうかと思います。そういった意味からも、非常勤の職員のみならず、正規職員がしっかりと対応していくというのが大事かなというふうに考えてございます。
○議長(相澤 榮君) 12番出川博一君。
○12番(出川博一君) いわゆる補助金の交付要綱についてなんですけれども、これについては、部長の答弁は、それはお聞きしましたけれども、やっぱりそれでも基本的に新しくつくるものについては、3年とか、5年とか、そういう期限を入れて、その段階でまた検討すればいいわけですから、入れないで新しい要綱ができる、これについて、私は前にもずっと市長にそれはお話ししてきたんですけれども、その辺について、市長の基本的な考えをお尋ねしたいと思います。
それから、いわゆる社会教育費、先ほど、課長の答弁では、1,526万の中は社会教育総務費だということだったんですけれども、これは目を見ると、それで700万、公民館費で800万ということで、その辺の形で限られた人員の中で……。私は今回の議会での一般質問等を聞いておりまして、何人かの議論があったんですけれども、その中で、やっぱりこれから数年先を見据えた場合、本市の問題点は、他の市町村と比べて急激な高齢化だというふうに私自身認識しております。そういう意味で、これに関して、喫緊の課題、ただ、この問題はいわゆる健康寿命の問題の延伸とか、それから介護の問題とか、そういうものについては非常に時間のかかる、なおかつ、地味でこつこつやらなくてはならないという性質のものだと思いますので。私は、人事上の、いわゆる限られた人員の中でやるわけですから、どこに傾斜配分するかということを考えた場合に、やっぱり強化すべきは、広くは福祉部、その中でもウエートを置くのは市民の健康維持であり、高齢者の健康寿命の延伸施策だと思うんですけれども、その辺について、私次年度以降はやっぱりそういうところにある程度、これから傾斜配分で有能な人材を置くなり、人数もそれなりに確保するというふうなことが必要だと思いますけれども、この辺についても市長の見解をお尋ねいたします。
○議長(相澤 榮君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) まず最初に、補助金の期限につきましては、これは本当に先ほど課長から答弁ありましたように、今回、やっと3地区、まずは地域の方々の理解と協力がないと進まないという問題もありまして、これは計画的に次はどの地区というふうにすぐに淡々と進むか、進まないかというものもあるものですから、その辺で先が見えないということで、今回は期限を設定しなかったという背景がございます。本来、議員のご指摘のとおり、本来であれば、ある程度期限を定めて、またその段階でというのが本来であればあるべき姿というふうに私も認識はしているわけでございますが、今回の分に関しては、かなり、先が本当に見えない状況の中での補助金の制度ということもあったので、どうかご理解いただければというふうに思います。
なお、今の人件費のいわゆる人事の配置についての部分にかかわってくることでございますが、この部分に関しては、次年度、その年度ごとにいわゆる重点施策等を含めて、議員の今ご意見のとおり、今後、重要な施策として、やはり福祉分野というのは間違いなく重点施策には位置づけていかなければいけないわけでございますので、その段階で適材適所、しっかりとした人員配置によって位置づけていければというふうに思っております。
以上です。
○議長(相澤 榮君) ほかに質疑はありませんか。8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 20ページです。3款民生費のところに災害救助費が出ていまして、250万、1年延期になったということですが、これまでの借り入れをしていた人の状況といいますか、何人借りて幾らになっているのか。そして、返済についてはどうなのか。借りたは借りたけれども、その後なかなか仕事につかれなくて返済が難しいという例はないのか。その説明をお願いします。
○議長(相澤 榮君) 保健福祉部次長。
○保健福祉部次長(中山高子君) 災害援護資金の貸付につきましては、これまでは67件の貸し付けで、金額にいたしまして9,800万程度の額になってございます。ことしの2月から本格的な返済が始まっておりまして、その以前にも全額完済した方が4件と、あと、繰り上げ償還等で1,000万円ほど返されている状況でございます。今回、本格的に始まった2月からの分について、返済で未納については40万ほどが未済というふうな形になってございます。これから30年度につきましては、どんどん本格的返済が始まってまいりますので、債務管理というところがこれからの課題となってくると認識しております。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 以前、担当課で伺いましたところ、現況届けを出してもらうだとか、繰り上げ償還でとかというような話も伺いましたけれども、非常に金額が大きくてなかなか返せないという人たちのところに少額の返済というものを認めるべきだという話もありまして、返済するのが本当に困難だという人たちの現状、何人でどれくらいのことがあるという把握ができているのか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 保健福祉部次長。
○保健福祉部次長(中山高子君) 67件の方々に対しましては、年1回、現況届けという形で調査をいたしまして、その中で、繰り上げ償還します、あとは本格的償還が始まるときにきちんと返していきますというふうな形になっているのもございますし、中には、ちょっと1件、2件ぐらい、状態がわからない、通知しても返ってこないというケースもございます。その方々について、今後どうしていくかというあたりは、宮城県全体でもその方向性について、年数回、会議を持ちながら、少額返済についてもですけれども、今後の方向性について、県内でどういうふうな形でしていこうかというふうな形のものは会議の中で考えていくという方向になってございます。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) これはたしか上限が350万円だったと思いますが、67人、9,800万円、この中で、最高額を借り入れている人がどれぐらいいるのか。全体としてはどれぐらいの借り入れになっているのか。ざっと見て、7年間で返済するんでしたかね。それを見ていくときに、計画、どうやったらうまくいくかという、そういうことについては、担当課としてはどのように考えているのか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 保健福祉部次長。
○保健福祉部次長(中山高子君) その67件のうちで貸付金額を見てみますと、350万円の最高額を借りている方というのは本当に数名でございまして、大体が150万、あとは170万というふうな形になってございます。償還方法につきましては、申請の時期に半年賦あるいは年賦での償還するというふうな形での計画になってございます。
○議長(相澤 榮君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第4号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第6 議案第5号 平成30年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
○議長(相澤 榮君) 日程第6、議案第5号平成30年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第5号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第7 議案第6号 平成30年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第1号)
○議長(相澤 榮君) 日程第7、議案第6号平成30年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第6号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第8 議案第7号 平成30年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第1号)
○議長(相澤 榮君) 日程第8、議案第7号平成30年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 79ページの説明書ですけれども、返納金というものがあります。この間、説明を受けたわけですが、もう少し詳しく……。
○議長(相澤 榮君) マイクもう少し寄せてしゃべってください。
○8番(佐藤聖子君) 失礼しました。
介護保険の76ページのところですが、返納金がありまして、先日、説明を受けたのですが、これの説明、なぜこういうふうに至ったのか。どういうミスだったのか。非常に大きな問題だと思うんです。次に起こさないためのチェック項目といいますか、次に起こさないための必要事項をどう取りまとめたのか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 保健福祉部次長。
○保健福祉部次長(中山高子君) 返納金につきましては、今年度の1月に実地検査に入りまして、その中で職員の人員基準欠如ということで、ケアマネジャーのちょっと資格のない者が計画を立てていたというふうなところがありましたので、その間、平成29年7月から12月までの6カ月間につきまして、所定の単位数に100分の70を掛けた給付額を請求するというふうな形になってございますので、30%減というふうな形の返納金をいただいたところでございます。その返納金の額につきましては、トータルで896万7,241円となってございます。
行政指導という形で改善勧告を出しましたので、その通知を出してから1カ月以内に改善をしてくださいというふうな形で、その文書のほうもきちっといただきまして、実際にその事業所のほうに行きまして、その状態、いろいろもろもろ調査と改善されているかどうかの確認をしてきたところでございます。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) そうすると、ほかの事業所についての目配りといいますか、それは今後どのようにするのか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 保健福祉部次長。
○保健福祉部次長(中山高子君) 富谷市で実地指導監査の権限があります地域密着型サービス事業所につきましては、経過、更新までの、6年ごとに更新するような形になってございますけれども、それの間に1回ないしは2回、実地指導という形で入る予定になっておりまして、これまでもその実地指導のほうは実施している状況でございます。
○議長(相澤 榮君) ほかに質疑はありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第7号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第9 議案第8号 平成30年度富谷市水道事業会計補正予算(第1号)
○議長(相澤 榮君) 日程第9、議案第8号平成30年度富谷市水道事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ありませんか。8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 99ページ、説明書のところで、鷹乃杜浄水場の急傾斜地の設計業務、ここのところで992万7,000円がふえているわけですが、これはついせんだって、私たちがこういうプランでしますということを説明受けたわけです。それから間もない時期でこれだけの補正が出るという、その理由を詳しく説明、お願いします。
○議長(相澤 榮君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) 来年度に実施を予定してございます鷹乃杜浄水場の東側ののり面改修工事に当たりまして、本年度中に当該箇所の境界確定及び詳細設計業務を行うものでございます。
○議長(相澤 榮君) ほかに。8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 990万円が増額になっている理由は何ですかということでお尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) 増額の理由ということでございますが、そもそも東側の部分の工事でもって必要な測量、詳細設計業務ということですので、この時期になってしまったというのは、本来ですと当初予算に計上するべきところだったんですが、この時期になってしまったというところでございます。
○議長(相澤 榮君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) そうしますと、この間、説明があった工法の変更などはないのですか。あのままのやり方で工事が進められるようになるのか、今後。それはどうなのか、お尋ねします。
○議長(相澤 榮君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) 南側のり面につきましては、工法の変更はございません。
○議長(相澤 榮君) ほかに質疑はありませんか。16番山路清一君。
○16番(山路清一君) ページ数、99ページ。今、同僚議員が質問したところなんですけれども、この調査時期なんですけれども、調査時期はいつごろか、お伺いいたします。また、調査に当たり、近隣に挨拶を考えているのか。この2点についてお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) 調査の時期につきましては、補正予算ご承諾いただいたというところであればすぐにでも着手したいというところで考えてございます。住民への説明というところにつきましては、その部分を当然説明すべきものということで考えてございます。
○議長(相澤 榮君) 16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 続きまして、101ページ。基本的支出なんですけれども、これで工事請負費が5,688万8,000円になっていますけれども、この中に設計料が入っているのかどうか。入っていない場合は、これは設計料は幾らなのか、お伺いいたします。
また、東側のほうの工事、先ほど話あったんですけれども、確認しますけれども、南側と同じような工法ですか。南側のほうの工事が、前は直でやったという話を聞いていましたけれども、今度、2メートルか何ぼかで、45度か、わかりませんけれども、それに段階的にやるという工事と私は考えていましたけれども、その辺の工法についてもお伺いいたします。
それから、これからいろいろとございますけれども、近隣住民への工事の説明なんですけれども、以前、6月ころに説明しますと話ありました。今回、延びると思うんですけれども、きょう、これが通れば問題ないんですけれども、その後の説明はいつごろに考えているのか、お伺いいたします。
以上です。
○議長(相澤 榮君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) 設計料につきましては、29年度でもって執行してございまして、200万弱だったかと思います。
それから、東側ののり面工法は南と同じかというところでございますが、今回、補正予算に計上いたしました委託料、鷹乃杜浄水場急傾斜地境界確定及び設計業務の中で詰めていくということとなります。
それから、3つ目、その後の住民への説明ということでございますが、議決をいただきまして、入札の日取り等を確定した時点で住民の皆様にはお知らせしたいなということで考えてございます。
○議長(相澤 榮君) ほかに質疑はありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第8号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
○議長(相澤 榮君) 日程第10、議案第9号和解及び損害賠償額の決定についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第9号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
○議長(相澤 榮君) 日程第11、議案第11号和解及び損害賠償額の決定についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) よろしくお願いいたします。
それでは、議案第11号和解及び損害賠償額の決定について、ご説明申し上げます。
追加議案書12ページをお願いいたします。
市道一宮線における自動車の損傷事故について、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により、下記のとおり和解及び損害賠償額の決定ができるものとするものでございます。
損害賠償額は3万4,398円で、和解の相手方は記載のとおりでございます。
和解の内容につきましては、市は相手方に損害賠償額3万4,398円を支払うこととし、相手方はその余の請求を放棄するものでございます。
この事故につきましては、平成30年5月13日午後11時50分ごろ、一ノ関地区の市道一宮線を走行していた相手方の軽自動車が舗装の穴を通過した際、左側前輪のタイヤ及びホイール1本を損傷したものでございます。
説明は以上でございます。どうかよろしくお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。16番山路清一君。
○16番(山路清一君) この手の、非常に今、損害賠償の件が毎回、毎回出てきています。実際、私もことしの春先なんですけれども、車で通ったらタイヤがガタンとしまして、一回バックしまして、もう一回通ったらまたガタンとしまして、担当課のほうに電話しましたら、その日のうちに直していただきました。そういうことで、小さな事故が重なりますと、今度、人身事故など起こると大変ですので、この辺の防止策について、市の見解をお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) 担当課といたしましても、道路の管理につきましては日々全力を挙げているところではございますが、この13日の事故が起こった後に全職員の方々にも通勤途中で穴等を発見した際は、ぜひ通報をお願いしますという、そういったお願いと。それから、現在、市で、地域における協力に関する協定書ということで郵便局と協定を結ばせていただいております。その中で舗装の損傷等について通報をいただくというような協力がございまして、郵便局長さんにその旨もまたお願いに上がってまいりました。今後も良好な道路管理をしていくために取り組んでいきたいと考えております。
○議長(相澤 榮君) ほかに。16番山路清一君。
○16番(山路清一君) 今、郵便局というお話ございましたので、今後、郵便局だけでなく、ごみの収集関係もございますし、本当に尽くせるところは尽くして、このような事故のないように今後気を締めてやっていただきたいと思いますけれども、再度、この件についてお伺いいたします。
○議長(相澤 榮君) 都市整備課長。
○都市整備課長(高橋隆美君) またほかの協力していただけるような方々をこれからまた検討しまして取り組んでまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) ほかに質疑はありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第11号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第12 議案第10号 平成30年度富谷市一般会計補正予算(第2号)
○議長(相澤 榮君) 日程第12、議案第10号平成30年度富谷市一般会計補正予算(第2号)を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) それでは、議案第10号についてご説明いたします。
追加の議案書1ページ、お願いいたします。
平成30年度一般会計補正予算(第2号)でございます。
具体の内容でございます。ただいまご審議をいただきました議案第11号を受けまして、保険料収入を財源に損害賠償額3万4,000円を追加する内容でございます。
以上でございます。
○議長(相澤 榮君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第10号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
この際、午前11時まで休憩します。
午前10時49分 休憩
午前11時00分 再開
○議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
日程第13 発議第1号 富谷市議会政務活動費の交付に関する条例の一部改正について
○議長(相澤 榮君) 日程第13、発議第1号富谷市議会政務活動費の交付に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
提出者安住稔幸君に説明を求めます。安住稔幸君、登壇願います。
○19番(安住稔幸君) それでは、発議第1号富谷市議会政務活動費の交付に関する条例の一部改正について。
富谷市議会政務活動費の交付に関する条例の一部を別紙のとおり改正する。
提出者安住稔幸、賛成者金子 透、青柳信義、若生英俊、長谷川る美、畑山和晴、齊藤秀行、浅野武志、西田嘉博、菅原福治、出川博一、浅野直子、高橋正俊、佐藤克彦、山路清一、渡邊俊一、浅野幹雄。
提案理由は、富谷市議会政務活動費運用の指針の策定に伴い改正するものであります。
議長より、議会活性化調査特別委員会に政務活動費の使途基準の明確化についての調査が付託され、議長を除く議員全員で調査研究を行いました。
政務活動費は公金であることから、その使途は社会通念上妥当なものであり、さらに、市民の理解を得られるものでなくてはならないものです。政務活動費の使用に当たっては、市民の皆様に疑念を抱かせることのないように、今回、使途の明確化を図り、市民への説明責任を果たすべく、富谷市議会政務活動費運用指針を策定いたしました。
富谷市議会政務活動費運用指針の策定に伴い、富谷市議会政務活動費の交付に関する条例の一部を改正するものでございます。
新旧対照表により改正内容を説明いたします。
線の引いてあるところが改正するところでございまして、第11条、(1)から(7)まで現行のものを新しく(1)から(5)まで、これは運用指針のまとめた文言に照らし合わせまして、その文言の整理というものをさせていただきました。内容的には従前とほぼ同じ内容ということになっております。
そして、次のページにもありますが、会派に係る使途基準、これにつきまして、その下線の引いてあるところの文言整理、また、運用指針のほうに合わせる、統一性を持たせるために変更、改正をさせていただいております。
そして、今回新たに今までの使途基準の中に要請陳情活動費というものを追加させていただきました。
また、議員に係る使途基準におきましても、先ほどの会派に係る使途基準に倣い、議員に係る使途基準のほうも改正しております。
そして、附則といたしまして、この条例は、平成30年6月18日から施行するものでございます。
また、この条例の改正に伴い、富谷市議会政務活動費の交付に関する条例施行規則も一部改正することを申し添えいたします。
以上、よろしくお願いいたします。
○議長(相澤 榮君) お諮りいたします。
本案は質疑及び委員会付託を省略することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、本案は質疑及び委員会付託を省略することに決定いたしました。
本案については、富谷市議会会議規則第51条の規定に基づく発言通告がなされておりますので、これより討論を行います。
まず、原案に反対者の発言を許します。7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 反対討論をさせていただきます。
富谷市議会政務活動費の交付に関する条例の一部改正についてに反対いたします。反対理由は、県内で政務活動費が存在する市の中で、政務活動費から広報費が出せないのは富谷市だけであり、全国市議会議長会の政務活動費の法令に関する検討部会においても広報費は当たり前に認められたものです。なぜ、富谷市では運用指針においても禁止されているのでしょうか。客観的な理由がわかりません。
議会報告会でも、市民に広く議会活動を知らせる必要があり、広報費になぜ出せないのかという市民の声が、ことし、昨年とありましたが、その声に応えられていないことも重大なことです。
また、富谷市議会基本条例があります。第1条の目的には、「この条例は、市民の代表である議員及び機関としての議会がその使命を果たすために必要な議会運営の基本的事項を定めることにより、情報公開と市民参加を基本とした開かれた議会として、市民の負託に応え、もって市民福祉の向上と富谷市の発展に寄与することを目的とする」と、あります。
この第1条に情報公開と市民参加を基本とした開かれた議会とあります。市民参加の基礎は情報公開です。さらには議会として情報公開を基本とすること、これははっきりと掲げられております。情報公開、つまり、さまざまな形の情報発信が基本であり、広報費は重要であると言いかえられます。だからこそ、県内市で富谷市以外では広報費が政務活動費に認められております。
また、第2条の議会の活動原則では、「議会は、市民の代表機関として常に透明性を確保し、公平性及び信頼性を重んじた市民に開かれた議会の運営並びに市民参加を積極的に推進し、市民本位の議会活動に努めるものとする」と、あります。
2条にある透明性を確保するためにも市民が情報を得られることが必要です。1条に続き、情報発信の重要性がこちらでも掲げられております。
富谷市議会基本条例は、議会運営における最高規範として制定されております。第6条、最高規範性には、「議会に関するほかの条例、規則等の制定または改正に当たっては、この条例の趣旨を尊重しなければならない」と、されています。
富谷市議会基本条例の趣旨にのっとり、情報公開、透明性の担保、市民参加を積極的に推進し、開かれた議会とするために、議員の活動として重要な広報費を政務活動費として認めるべきでした。今回、要請陳情活動費に関しては認められることとなりましたが、基本条例の最も重要とされる目的、そして、議会の活動原則の根幹にかかわる情報公開の役割を持つ広報費が反映されなかったことは、市民の皆さんにどのように説明ができるのでしょうか。
今議会中の成立のための議論を先延ばしにするというのでは本末転倒であります。また、委員会の議論の中では、広報費に関しては今後検討するという内容は出たものの、いつまでに検討するかということは決定されず、今後の流れも見えず、透明ではありませんでした。
以上のことから、反対いたします。
○議長(相澤 榮君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 私は、発議第1号富谷市議会政務活動費の交付に関する条例の一部改正について、賛成の立場から討論を行います。
平成28年9月30日に、総務省自治行政局長から発出された「政務活動費に係る対応について」で、政務活動費は、地方自治法においてその交付の対象、額、交付方法及びその充当できる経費の範囲を条例で定めることとされており、また、議長に使途の透明性の確保に関する努力が明記されるなど、住民への説明責任の徹底や使途の透明性の向上を図るための不断の取り組みが議会に求められており、政務活動費の適正な取り扱いについて、さらなる取り組みをお願いしたいとの趣旨の通知がなされました。
富谷市議会は、昨今の社会情勢の変化等を鑑み、政務活動費の使途の検証が必要であるとの認識に立ち、政務活動費の見直しを行うこととしました。議会活性化調査特別委員会において政務活動費の使途基準の明確化についての調査を行い、政務活動費について市民の理解を得るための使途の明確化を図り、今般、富谷市議会政務活動費運用指針の策定に至りました。議会活性化調査特別委員会の調査結果に基づき、富谷市議会政務活動費の交付に関する条例の一部を改正するものです。
この運用指針の策定に当たっては、議会活性化調査特別委員会において、議長を除く全議員が調査、研究、協議を行い決定されたものであることから、富谷市議会政務活動費の交付に関する条例の一部改正について賛成するものです。
○議長(相澤 榮君) ほかに討論ありませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより発議第1号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案は原案のとおり決することに賛成議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(相澤 榮君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり可決されました。
○議長(相澤 榮君) 日程第13、閉会中の各委員会調査についてを議題といたします。
各委員会から、所管事務のうち富谷市議会会議規則第111条の規定によって継続調査の申し出があります。
お諮りいたします。
各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
平成30年第2回富谷市議会定例会は、終始熱心な審議を経て全ての議案を議決いたしました。執行部におかれましては、各議員から出された意見を十分に尊重し、市政を執行されますよう強く要望いたしまして、閉会の挨拶といたします。
これで本日の日程は全て終了いたしました。会議を閉じます。
平成30年第2回富谷市議会定例会を閉会いたします。
午前11時12分 閉会