更新日:2017年08月29日
第1日目 6月2日(金) | ||
市長提出議案の概要説明 | ||
議案第 1号 | 富谷市教育振興基本計画策定委員会条例の制定について | |
議案第 2号 | 富谷市立幼稚園運営審議会条例の制定について | |
議案第 3号 | 富谷市総合運動場条例の一部改正について | |
議案第 4号 | 平成29年度富谷市一般会計補正予算(第1号) | |
議案第 5号 | 平成29年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第1号) | |
議案第 6号 | 平成29年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第1号) | |
議案第 7号 | 平成29年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第1号) | |
議案第 8号 | 平成29年度富谷市水道事業会計補正予算(第1号) | |
承認第 1号 | 専決処分の承認を求めることについて(富谷市税条例の一部を改正する条例) | |
承認第 2号 | 専決処分の承認を求めることについて(富谷市国民健康保険税条例の一部を改正する条例) | |
承認第 3号 | 専決処分の承認を求めることについて(富谷市復興産業集積区域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例) | |
承認第 4号 | 専決処分の承認を求めることについて(平成28年度富谷市一般会計補正予算(第7号)) | |
承認第 5号 | 専決処分の承認を求めることについて(平成28年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第5号)) | |
承認第 6号 | 専決処分の承認を求めることについて(平成28年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第5号)) | |
承認第 7号 | 専決処分の承認を求めることについて(平成28年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第5号)) | |
承認第 8号 | 専決処分の承認を求めることについて(平成28年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第5号)) | |
第2日目 6月5日(月) | ||
議案第 9号 | 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて | |
一般質問 | 8番 佐 藤 聖 子 議員 | |
1 | 放射性廃棄物の一斉焼却と焼却灰の石積搬入にきっぱり反対すべきでは | |
2 | 道徳の教科化、教育勅語などについて | |
17番 相 澤 榮 議員 | ||
1 | 待機児童解消加速化プランについて | |
10番 西 田 嘉 博 議員 | ||
1 | 富ケ丘公民館みんなの広場・公園整備について | |
2 | 受動喫煙対策を強化する健康増進法改正(案)に伴う市の姿勢について | |
2番 青 柳 信 義 議員 | ||
1 | 小学校・中学校のいじめについて | |
2 | 日吉台小学校北側丁字路交差点の安全対策について | |
第3日目 6月8日(木) | ||
一般質問 | 3番 若 生 英 俊 議員 | |
1 | 行財政改革と事業推進の道筋の具体策について問う | |
2 | 将来人口6万人のビジョンに赤信号が | |
19番 安 住 稔 幸 議員 | ||
1 | 教育環境の整備を問う | |
2 | 子育て環境の整備を問う | |
3 | 富谷市をアピールできる施策を問う | |
4番 長谷川 る 美 議員 | ||
1 | 放課後児童クラブと公民館での子育て支援の充実を問う | |
2 | 高齢者、障害者外出支援事業『とみぱす』の今後の課題 について | |
16番 出 川 博 一 議員 | ||
1 | どう指導・教育する大量の新人職員 | |
2 | 難しい公共施設のマネジメント | |
第4日目 6月12日(月) | ||
一般質問 | 13番 浅 野 直 子 議員 | |
1 | 今後の地域福祉を問う | |
1番 金 子 透 議員 | ||
1 | 富谷市公共施設等総合管理計画を問う | |
15番 菅 原 福 治 議員 | ||
1 | 新規組織体制の思いと実施計画の取組み姿勢について | |
2 | 市民の思いを協働でつくるまちづくりについて | |
18番 渡 邊 俊 一 議員 | ||
1 | 富谷市のまちづくりについて伺う | |
第5日目 6月13日(火) | ||
一般質問 | 9番 浅 野 武 志 議員 | |
1 | 夜間照明(ナイター設備)の設置について | |
2 | 返礼品に地元産特別栽培米を | |
12番 山 路 清 一 議員 | ||
1 | 富谷市土砂災害警戒区域について問う | |
2 | 蚊のいない「住みたくなるまち日本一」を目指して | |
7番 藤 原 峻 議員 | ||
1 | リフォーム・省エネ・再生可能エネルギー普及のために助成の検討は | |
2 | 交通問題について問う | |
3 | 創造的まちづくりを問う | |
議案第 4号 | 平成29年度富谷市一般会計補正予算(第1号) | |
議案第 5号 | 平成29年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第1号) | |
議案第 6号 | 平成29年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第1号) | |
議案第 7号 | 平成29年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第1号) | |
議案第 8号 | 平成29年度富谷町市水道事業会計補正予算(第1号) | |
第6日目 6月14日(水) | ||
議案第 1号 | 富谷市教育振興基本計画策定委員会条例の制定について | |
議案第 2号 | 富谷市立幼稚園運営審議会条例の制定について | |
議案第 3号 | 富谷市総合運動場条例の一部改正について | |
議案第17号 | 平成28年度(仮称)富谷まちづくり産業交流プラザ整備工事(繰越)請負契約の締結について | |
議案第10号 | 農業委員会委員の任命につき同意を求めることについて | |
議案第11号 | 農業委員会委員の任命につき同意を求めることについて | |
議案第12号 | 農業委員会委員の任命につき同意を求めることについて | |
議案第13号 | 農業委員会委員の任命につき同意を求めることについて | |
議案第14号 | 農業委員会委員の任命につき同意を求めることについて | |
議案第15号 | 農業委員会委員の任命につき同意を求めることについて | |
議案第16号 | 農業委員会委員の任命につき同意を求めることについて | |
諮問第 1号 | 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて | |
諮問第 2号 | 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて | |
閉会中の各委員会調査について |
平成29年6月2日(金曜日) 午前10時00分 開会
市長提出議案の概要説明 | |||
日程1 | 会議録署名議員の指名 | ||
日程2 | 会期の決定 | ||
日程3 | 議案第 1号 | 富谷市教育振興基本計画策定委員会条例の制定について | |
日程4 | 議案第 2号 | 富谷市立幼稚園運営審議会条例の制定について | |
日程5 | 議案第 3号 | 富谷市総合運動場条例の一部改正について | |
日程6 | 議案第 4号 | 平成29年度富谷市一般会計補正予算(第1号) | |
日程7 | 議案第 5号 | 平成29年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第1号) | |
日程8 | 議案第 6号 | 平成29年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第1号) | |
日程9 | 議案第 7号 | 平成29年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第1号) | |
日程10 | 議案第 8号 | 平成29年度富谷市水道事業会計補正予算(第1号) | |
日程11 | 承認第 1号 | 専決処分の承認を求めることについて(富谷市税条例の一部を改正する条例) | |
日程12 | 承認第 2号 | 専決処分の承認を求めることについて(富谷市国民健康保険税条例の一部を改正する条例) | |
日程13 | 承認第 3号 | 専決処分の承認を求めることについて(富谷市復興産業集積区域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例) | |
日程14 | 承認第 4号 | 専決処分の承認を求めることについて(平成28年度富谷市一般会計補正予算(第7号)) | |
日程15 | 承認第 5号 | 専決処分の承認を求めることについて(平成28年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第5号)) | |
日程16 | 承認第 6号 | 専決処分の承認を求めることについて(平成28年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第5号)) | |
日程17 | 承認第 7号 | 専決処分の承認を求めることについて(平成28年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第5号)) | |
日程18 | 承認第 8号 | 専決処分の承認を求めることについて(平成28年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第5号)) |
議事日程のとおり 午前10時00分 開会
○議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、ただいまから平成29年第2回富谷市議会定例会を開会いたします。
この定例会は、市長から、富谷市教育振興基本計画策定委員会条例の制定についてなどの事件議案が提出されることになっております。慎重に審議を尽くされ、市民の負託に応えられますようご期待を申し上げますとともに、議会運営につきましてもご協力をお願いいたしまして、開会の挨拶といたします。
日程に入るに先立ち、諸報告をいたします。
議長諸報告はお手元に配付のとおりです。
なお、説明員の出席報告ほか関係資料については、事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
これで諸報告を終わります。
ここで、議案等の提案理由を含め、富谷市市長に挨拶を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) おはようございます。
本日ここに、平成29年第2回富谷市議会定例会が開会されるに当たり、提出議案の説明にあわせ、富谷市総合計画の本格的なスタートとなる今年度の市政運営状況の概要についてご説明申し上げます。
議会の皆様には、日ごろよりさまざまな行政課題に対応していただいておりますことに改めて感謝を申し上げます。
私は、これまで「市になることが目的ではなく、将来を見据え、どのような市をつくっていくかが大切です」と申し上げてきました。富谷市として初めての新年度を迎えた今、改めてその思いを強くし、今後も市民の皆様の声が届く市政を基本とし、発展を続ける富谷の新たな歴史をつくるべく、議会、市民、関係者の皆様と一体となり、総力を挙げ、オール富谷で「住みたくなるまち日本一」の実現を目指して取り組んでまいりますので、引き続き、ご指導、ご協力のほどをよろしくお願い申し上げます。
初めに、新年度に当たっての行政運営体制について申し上げます。
さきの定例会におきまして全会一致でご承認いただきましたとおり、副市長に宮城県から高橋副市長をお迎えいたしました。また、企画部長には、地方創生人材支援制度により国土交通省から種市部長をお迎えし、そして、公共交通施策の推進のため新たに設置した交通政策推進室には、任期付職員として仙台市OBの近藤室長に就任していただきました。富谷市の行政運営に新しい風を吹き込んでいただくとともに、市勢発展のため、大きな力になってくれるものと確信しているところです。
また、今年度は、行政課題への的確な対応を図るため2部4課3室を新たに設け、7部2局21課5室体制となる組織改編を行いました。
一方、職員については、多様化・高度化・専門化する住民ニーズに対応し、住民福祉の一層の増進を図るため、新規採用職員35名、任期付一般職員2名を任用し、正規職員335名で新年度のスタートを切りました。近年にない大きな体制の変更ではありましたが、4月以降、これまでのところ、困難なく順調に事務執行がなされております。
また、新年度に当たっての訓示では、市民の皆様からの期待に応えるため、職員一人一人が政策形成能力や事務処理能力の向上などスキルアップに努めるよう求めたところです。
今後とも、気を緩めることなく、富谷市総合計画の着実な推進と「住みたくなるまち日本一」の実現を目指し、職員一丸となり行政運営を進めてまいります。
また、新たに設けた行政改革推進室が中心となり、本市の将来にわたる安定した行財政経営を見据え、事務事業の選択と集中、そして最少の経費で最大の効果を上げるため、行政改革の推進について本格的な取り組みを開始したところです。
先日の議員全員協議会で申し上げましたとおり、5月には、第3回行政改革推進本部会議において行政改革基本方針(案)を作成しましたので、今後は、新たに開催する行政改革懇談会においてご意見を頂戴しながら、今年度末までに行政改革基本方針及び実施プランを策定してまいります。
つきましては、本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いを申し上げます。
次に、(仮称)富谷まちづくり産業交流プラザ整備事業について申し上げます。
地方創生拠点整備交付金の交付決定を受け、議員全員協議会等でご説明申し上げておりました(仮称)富谷まちづくり産業交流プラザ整備事業については、5月31日に一般競争入札を行い、6月1日付で東鉄工業株式会社東北支店と仮契約を締結しました。本契約の締結について、本定例会に追加提案させていただきますので、ご審議のほど、よろしくお願いいたします。
また、産業交流プラザの運営・管理等については、現在、起業創業支援に関する事例研究・情報収集を進めており、工事進捗とあわせて、運営等についても鋭意検討を進め、今後、議会へ説明してまいります。
それでは、富谷市総合計画の4つの基本方針と前期基本計画の体系に基づき、各種施策の実施状況について申し上げます。
まず、「基本方針-1 暮らしを自慢できるまち」に関する主な施策について申し上げます。
初めに、商工業・雇用関連施策について申し上げます。
企業誘致については、高屋敷地区において昨年2月に立地表明式を行った住宅資材等の製造販売を行う株式会社ザイエンス仙台製造所の新築工事が完成の運びとなり、5月9日に竣工式がとり行われました。
本市としては、さらに多くの企業に進出していただくよう企業誘致活動を積極的に展開し、「住みたくなるまち日本一」、「働き続けたいまち」を目指し、トップセールスに努めてまいります。
次に、農業関連施策について申し上げます。
初めに、本年産米の生産調整については、作付率が過去最低の55.5%であり、いわゆる生産調整率は44.5%となっております。
次に、園芸振興については、本市の特産品であるブルーベリーの生産量の拡大を図る対策として、ブルーベリーサポーターズを昨年度に引き続き実施し、市民の方々に収穫などお手伝いをいただきながら本市特産品のPRとブルーベリー生産の促進を図ってまいります。
ビニールハウス助成事業については、事業者から具体的な申請希望があったことを受け、施設栽培の規模拡大を図るため、本定例会の補正予算に関連予算を計上しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いいたします。
次に、有害鳥獣対策については、イノシシ被害防止対策として、農地へ設置する電気柵等の助成事業を今年度より始めており、関連予算を本定例会の補正予算に計上しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いいたします。
また、近年、イノシシによる被害拡大の状況を踏まえ、市内全域における抜本的な被害防止策について、鳥獣被害対策実施隊や関係機関との連携を図りながら、今後、計画的に取り組んでまいりたいと考えております。あわせて、熊出没等に対する対策についても、関係機関と連携して取り組んでまいります。
次に、はちみつプロジェクトについては、昨年度の実証実験を踏まえ、今年度よりNPO法人SCRの皆様を中心に市民の皆様にもご参加をいただき、はちみつプロジェクトの推進協議会を創設し、4月17日に庁舎屋上へ5箱(5群の蜜蜂)を設置しました。現在、順調に成育しており、5月19日に初採蜜を行い、これまでの採蜜で約26キロの蜂蜜が採取されたところです。
今後も、本市の緑豊かな自然と都市が調和した富谷の環境を守っていく活動を市民の皆様とともに推進してまいります。
次に、富谷市農業委員会委員の任命に対する同意について申し上げます。
本市農業委員の任期満了に伴い、新たな制度のもと、農業委員会候補者評価委員会の報告に基づき候補者を決定し、新たな農業委員7名の同意について、本定例会に関連議案を提出しておりますので、ご審議の上、ご同意賜りますよう、よろしくお願いいたします。
次に、観光・地域振興関連施策について申し上げます。
本市の特産品であるブルーベリーを使ったブルーベリースイーツフェアについては、今年度は、市内12店舗の参加を得て、7月6日に成田公民館においてキックオフイベントを行い、7月8日から21日までの日程で開催いたします。
また、とみや国際スイーツ博覧会については、4月28日に開催支援業務及び会場設営業務の簡易型プロポーザルにより審査を実施し、最も得点の高かった東北放送株式会社を受注業者として決定いたしました。
今後は、10月28日・29日の開催に向けて、全庁を挙げて準備を進めてまいります。
次に、公共交通関連施策について申し上げます。
公共交通については、今年度の組織改編により新設しました交通政策推進室において関連施策を着実に進め、本市の公共交通の維持・確保・改善をさらに図ってまいります。
また、本市の公共交通全体の将来図を描く公共交通グランドデザインの平成31年度中の策定に向けて、段階的な取り組みを進めてまいります。
なお、さきの議員全員協議会でご説明申し上げましたとおり、市民バスと路線バスとの乗り継ぎ実証運行事業については、市役所前に加えて、イオン富谷店を新たな拠点とし、6月1日より泉中央駅区間までの定額運賃による実証運行を開始し、さらなる利便性の向上を図ったところです。
新公共交通システムの導入検討については、昨年度実施し、さきの議員全員協議会でもその概要についてご説明させていただきました。新交通システム導入方向性検討調査業務の結果を踏まえるとともに、公共交通利用に関するアンケート調査の分析作業を進めながら、さらなる調査の深度化を図ってまいります。
次に、道路関連施策について申し上げます。
道路改良事業については、今年度予定している市役所東側の穀田三ノ関線と市役所北側の富谷12-1号線の道路改良のための用地取得について、当初、単独費による購入を予定しておりましたが、その一部に交付金の活用が可能となったことから、交付金を活用した購入に向けて準備を進めております。
舗装修繕事業については、社会資本整備総合交付金を活用し、あけの平12-1号線、成田西部線、熊谷前河原線の3路線において、舗装の打ちかえ工事の発注に向けて準備を進めております。
側溝有蓋化事業については、富ケ丘、鷹乃杜、太子堂の3地区において工事を予定しており、7月の工事着手に向けて発注の準備を進めているところでございます。
次に、土地利用関連施策について申し上げます。
現在、宮城県では、平成30年5月を目標に、仙塩広域都市計画の第7回定期見直し作業が進められています。本市では、総合計画を初めとする各種計画実現のため、ことし3月、住居系3地区、工業系3地区の計6地区を市街化区域編入の要望地区として、宮城県に関係資料を提出しておりましたが、各地区の必要性と事業の熟度の高さを熱心に説明してきた結果、6地区全てについて、市街化区域編入の候補地区として協議を開始することとなったところです。今後、市街化区域編入に向けて、さらに協議・調整を図り、良好な市街地の形成に努めてまいります。
また、全地区の事業者から、開発指導要綱に基づく開発負担金の申し出について、その意向を確認したところです。なお、公益施設用地の確保については、各地区での必要性を検討しながら、金銭による申し受けも視野に入れて協議を進めてまいりたいと考えております。
あわせて、市街化区域編入の前提となります第1次富谷市国土利用計画の策定に向けて、今後、県との調整、パブリックコメントの実施などの手続を進めてまいります。
次に、住宅・公園・上下水道関連施策について申し上げます。
都市公園については、利用者の安全を確保するため、30年以上経過した遊具の交換工事を計画的に進めております。新たに設置する遊具は、町内会と相談しながら選定し、より多くの方に利用していただける公園を目指してまいります。
また、今年度から、設置後20年以上経過した木製遊具について、腐食や劣化の状況に応じて計画的な交換工事を進めていくこととしております。いずれの工事も6月中の発注に向けて準備を進めております。
公園の除草については、これまで、お祭りなどに使用される公園以外は年2回実施しておりましたが、今年度から、雑草の繁茂が激しい26公園を新たに加えた39公園において年3回実施することとし、業務を発注いたしました。引き続き、公園の良好な環境の維持に努めてまいります。
水道事業については、昨年度実施した鷹乃杜浄水場急傾斜地の調査の結果、「対策の緊急性は低いものの、市道が隣接しているため、小規模な落石などでも通行者への被害が想定される」との報告を受け、当該箇所にのり面保護工事を実施することにいたしました。そのため、本定例会の補正予算に実施に向けた測量及び設計業務の経費を計上しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いいたします。
次に、自然環境・公園緑地関連施策について申し上げます。
大亀山森林公園については、遊具点検で消耗や劣化が確認されたアスレチック遊具11基の修繕工事を4月に発注しました。修繕に当たっては、利用者への影響を配慮し、1基ずつ実施することとしております。
河川の維持管理事業については、各団地の調整池の除草業務を4月に発注しました。河川に放流する雨水量の調整機能の確保と、団地内の貴重な緑として、景観の維持に努めてまいります。
続きまして、「基本方針-2 教育と子育て環境を誇るまち」に関する主な施策について申し上げます。
初めに、教育・青少年健全育成関連施策について申し上げます。
この春、市内8校の小学校に入学した児童数は663名で、児童総数は4,073名、中学校5校には704名が入学し、生徒総数は2,107名となりました。
また、富谷幼稚園における3歳児の保育をこの春から始め、入園した3歳児は29名であり、2学級編成できめ細やかな教育に継続して取り組んでまいります。
学習活動の支援体制については、次期学習指導要領の改訂の準備を進めており、小学校における国際理解教育の推進及び英語必修化の対応といたしまして、本市で採用しております英語等支援員を全小学校に配置しました。また、読書活動や調べ学習を支援する司書資格を持った学校図書支援員は、継続して全小・中学校に配置しております。個別に支援が必要な児童・生徒に対する特別支援教育支援員や言葉の教室指導員につきましても、全校配置とともに研修を実施しております。
不登校防止対策として、スクールカウンセラーや心のケア支援員等を県教育委員会に派遣を要請し、希望校に配置することができ、本市で雇用しているスクールソーシャルワーカーとともに、一人一人を大切にする学校づくりに取り組んでまいります。
さらに、いじめ防止対策については、日ごろから教職員による児童生徒の見守りやスクールカウンセラーによる相談活動を行っておりますが、今回、仙台市の市立中学2年男子生徒が自殺した問題を受けて、5月2日、臨時校長会を開催し、いじめの撲滅について、教育長より改めて指示したところです。
また、体罰の禁止についても、定例の校長会や教頭会を通して指示を出し、体罰によらない適切な指導の徹底を市内全教職員へ日ごろより周知を図っております。
今後も、各校で定めるいじめ防止基本方針の周知徹底や定期に行っている学校生活アンケートの見直しなどによるいじめ防止と撲滅にあわせ、体罰の禁止を含めた職員服務規律の徹底により一層取り組んでまいります。
富谷市教育振興基本計画については、本市の総合的な教育推進体制の構築推進のため、教育基本法に基づき、国、県が策定した教育振興基本計画を参酌し、また、富谷市総合計画及び富谷市教育基本方針等を踏まえ策定することとしております。
策定に当たっては、富谷市教育振興基本計画策定委員会を設置し、学識経験者など教育に携わる専門的な方々からのご意見をいただき、また、市民の皆様からも広くご意見をいただきながら策定に取り組んでまいります。
さらに、幼児教育ニーズへの適切な対応や多様な保育サービスの提供と効率的な行政運営の両立を図るため、富谷市立幼稚園運営審議会を設置し、幼稚園の民間委託等を含めた今後の方向性を検討、審議してまいります。
つきましては、本定例会に同委員会及び審議会設置に係る条例案を提出するとともに、補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いいたします。
次に、教育・国際交流関連施策について申し上げます。
次世代を担う国際的感覚の豊かな人材を養成することを目的とする中学生海外派遣事業については、定員25名に対し45名の申し込みがありました。大変関心の高い事業となり、現在までに25名の人選と保護者説明会を終え、これから事前研修を重ねて、7月27日から3泊4日で台湾研修へ出発となります。現地では、安全面に細心の注意を図りながら、先進校での授業への参加や中学生との交流、自主研修など、現地でしか経験できないプログラムを実施し、派遣事業の目的が達成されるよう取り組んでまいります。
さらに、2020年の東京オリンピック関連事業といたしまして、スポーツ庁が主管となりますオリンピック・パラリンピック・ムーブメント全国展開事業に、小・中学校各1校を指定して取り組んでまいります。これは2020年に向けて、オリンピック・パラリンピックへの国民の関心を高めるとともに、スポーツの価値や効果の再認識を通して国際的な視野を持って世界の平和に貢献できる人材を育成することを目的とする委託事業であります。
つきましては、本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いいたします。
次に、生涯学習関連施策について申し上げます。
次世代型図書館については、昨年度から市民参加による意見交換やワークショップの開催、図書館に精通している専門家によるシンポジウムなどを行ってきましたが、今年度は、引き続き、多方面からご意見をいただきながら、本市にふさわしい次世代型図書館の基本構想策定に向けた骨子案の作成について取り組んでまいります。
また、昨年11月から改修工事を行っておりました西成田コミュニティセンターについては、大変ご迷惑をおかけしておりましたが、おかげさまで3月に工事が終了し、4月から通常の利用を再開しております。今後も多くの皆様にご利用いただけるよう努めてまいります。
公民館の管理については、今年度から夜間と休日における施設管理を富谷市シルバー人材センターに委託しており、利用者の皆様からは、「安心して利用できる」という声も頂戴しているところです。
また、公民館内の図書室の休日開室を4月22日から開始いたしました。これからも多くの皆様にご利用いただけるよう周知に努め、市民サービスの向上に努めてまいります。
さらに、児童クラブが従来使用していたスペースの利活用として、学習スペースを設置し、児童・生徒の学習活動を支援してまいります。また、児童館的機能を公民館に付与し、これまで以上に、子育て世代の親子が集える場の提供や児童・生徒の居場所づくりとして、事業の展開を図ってまいります。
高齢者教育事業「とみや学園」については、これまでの「とみや豊寿大学」をリニューアルした取り組みとして、今年度8回の講座を予定しており、学習や文化活動などの内容精選により明るく楽しく充実した学園を目指してまいります。
次に、スポーツ・レクリエーション関連施策について申し上げます。
市制施行一周年記念事業「特別巡回ラジオ体操・みんなの体操会」については、富谷市総合運動公園を会場に10月8日に開催することが正式決定し、全国放送されることとなりましたので、お知らせいたしますとともに、多くの市民の皆様にご参加いただけるよう準備を進めているところです。
また、総合運動公園グランドについては、利用者の利便性を図るため、Dグランドの分割利用の条例改正議案を本定例会に提出しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いいたします。
次に、芸術・文化関連施策について申し上げます。
とみやふるさとまつりについては、昨年度は、市制施行の日程等により、くろかわ商工会が主催する「おもしぇがらきてけさinとみや」と共催で開催しましたが、今年度は、市主催事業等の状況を鑑み、ふるさとまつりの原点である富谷中央公民館まつりと共同で開催する方向で調整しております。2020年の宿場町「富谷」開宿400年記念事業を視野に入れながら、新たな取り組みとして関係者・関係団体のご意見を伺いながら開催内容を検討してまいります。
なお、担当部署は、このたびの組織改編に伴い、経済産業部へ移行しております。
次に、子育て支援関連施策について申し上げます。
待機児童数については、ことし4月1日時点で24名となっており、昨年同時期の47名に比べ、ほぼ半減いたしました。
今後は、「(仮称)富谷こども園」の開園時期等について協議を進めるとともに、家庭的保育事業の一層の普及啓発を図りながら保育ママの増員を積極的に進め、待機児童ゼロの早期実現に向けて努力してまいります。
とみや子育て支援センター「とみここ」については、おかげさまで、4月3日に開所式を行い、母子手帳の交付や乳幼児健診、各種相談業務等を開始したところです。今後も、気軽にご利用いただける場所として、より多くの方に認識していただけるよう、遊びの広場や子育て講座等を定期的に開催するなど、周知を図ってまいります。
放課後児童クラブの整備については、ことし4月から、富ケ丘、あけの平、成田の3カ所について、それぞれ小学校敷地内に開所し、移動の安全面や土曜日の開所等、好評をいただいております。また、日吉台小学校区の児童クラブについても、年内中の開所を目指し整備を進めてまいります。
第3子以降小学校入学祝金支給事業の創設について申し上げます。
本事業は、県におきまして、ことし3月、少子化対策の推進及び子育て家庭における経済的負担の軽減を目的に、宮城県小学校入学準備支援事業補助金が創設されたことを受け、本市における子育て支援策の一環として新たな事業の創設を行うものです。事業内容としては、小学校へ入学する第3子以降の子を養育し、5月1日現在、本市に住所を有する保護者に対し、申請に基づき、入学祝金として、対象となる子1人当たり3万円を支給するものです。
つきましては、本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いいたします。
続きまして、「基本方針-3 元気と温かい心で支えるまち」に関する主な施策について申し上げます。
初めに、高齢者支援関連施策について申し上げます。
社会福祉法人富谷福祉会が運営する特別養護老人ホーム「アルシュ富谷」が4月1日、明石台七丁目地内にオープンしました。今後は、事業者と連携を図り、入所待機者解消の一助となるよう努めてまいります。
また、介護保険法の改正に伴う介護予防・日常生活支援総合事業については、昨年度までのモデル事業を継承し、筋トレ型通所サービス事業を2カ所の介護予防事業所に、また、サロン型通所サービス事業と生活支援型訪問サービス事業については富谷市社会福祉協議会にそれぞれ委託し本格的に始動したところです。今後は、委託事業者と連携を密にし、生活支援・介護予防の充実を図ってまいります。
福祉健康センターについては、3月24日に指定管理者として決定した富谷市社会福祉協議会と協定を締結し、4月3日に開所式を行い、高齢者介護予防の拠点として新たなスタートを切ったところです。
次に、健康・保健関連施策について申し上げます。
健康づくりの推進については、5月31日より特定健診及び結核検診等住民検診が市内公民館を会場にスタートいたしました。また、指定医療機関による子宮頸がん検診が6月1日からスタートし、約5カ月間にわたり各種住民検診を実施してまいります。
また、富谷市健康推進計画及び第3期富谷市食育推進計画の概要版を市内全世帯へ配布し、周知・啓発に努めるほか、学校や関係団体等と協力・連携し、市民の皆様が健康づくりや食育に関心を持って取り組めるよう、各種事業を推進してまいります。
次に、医療関連施策について申し上げます。
国民健康保険事業については、平成30年度からの県単位化に向けて、4月21日に、県から宮城県国民健康保険運営方針(案)が示されました。今後は、宮城県国保運営協議会での審議を経て、ことし12月までに運営方針として定められ、公表される予定となっています。今後も引き続き、県との連携を密にし、適切に準備を進めてまいります。
次に、障がい者支援関連施策について申し上げます。
昨年4月、障害者差別解消法の施行に伴い、本市では、同年10月に、職員対応要領を定めたところですが、改めて障がいのある方に対して合理的な配慮を求めるとする本法律の趣旨を理解し、適切な対応について共通認識を図るため、3月22日に職員研修を実施いたしました。
今後も、本法律に関連した研修を通して、市職員としての資質向上はもとより、市民の皆様に対しましても、障がいの有無にかかわらず、相互に尊重し合いながら共生する社会の実現に向けて働きかけてまいります。
次に、障がい者・高齢者支援関連施策について申し上げます。
外出支援乗車証「とみぱす」については、今年度の受け付けを6月19日から23日までと7月10日から14日までの2回に分けて実施いたします。特に金曜日は受け付け時間を午後7時まで延長し、多くの皆様に申請いただけるよう努めてまいります。
次に、地域コミュニティ関連施策について申し上げます。
富谷市民生委員児童委員協議会は、市政施行に伴い、民生委員法の規定に基づき、4月から北部、中部、南部の3つの区域に分け、それぞれ地区民児協を設置したことにより、連合民児協となりました。このことにより、地区ごとの特徴を捉えた、より充実した地域活動の展開を行ってまいります。
次に、地域活動関連施策について申し上げます。
臨時福祉給付金経済対策分については、5月30日現在、申請受け付け件数は4,709件で、案内件数に対する申請率は89%となっています。昨年度同様、6月16日までだった受け付け期間を9月15日まで延長することといたしました。より多くの対象の方に申請受給していただけるよう、広報誌等により周知してまいります。
続きまして、「基本方針-4 市民の思いを協働でつくるまち」に関する主な施策について申し上げます。
初めに、防災・救急・消防関連施策について申し上げます。
自主防災組織については、地域における自主防災組織等の防災活動を支援するため、行政区長会議を通じて運営事業費補助金の活用促進について説明させていただいております。今後も引き続き、その育成推進に努めてまいります。
減災に向けた取り組み及び消防力の強化については、災害時のLPガス調達体制の強化を図るため、宮城県LPガス協会様等と「災害時におけるLPガスの供給等に関する協定」を3月24日に締結いたしました。また、4月17日には防災行政無線の放送内容を気密性の高い住宅内でも聞くことができる情報発信サービスを提供するため、株式会社ジェイコムイースト仙台キャベツ局様と「防災行政無線放送内容の再送信に関する協定」を締結し、10月のサービス開始に向けた万全の準備をお願いしたところです。
今後も、関係機関との実効性のある災害協定の締結を進め、災害に強いまちづくりに努めてまいります。
ことし1月からの本市での出火発生件数は、5月16日現在で6件、うち、建物火災が3件、車両火災が1件、林野火災が1件、その他火災1件となり、前年比で1件の減少となっております。これまで、幸い人的被害はありませんでしたが、これもひとえに常備消防である富谷消防署の昇格開署によって、圏域の消防力が充実強化されたことによるものと思われます。今後も、非常備消防である富谷市消防団との連携もより緊密にして、消防力の一層の強化に努めてまいります。
また、富谷消防署における救急についても、2隊専任体制となったことから、市民にとって、より一層の安心感につながるものと考えております。
6月11日には、富谷小学校を会場に富谷市消防団消防演習を予定しております。日ごろより熱心に取り組まれている団長以下団員の皆様の訓練成果をぜひごらんいただきたいと思います。
昨年4月に発生した熊本地震の際に、御船町に対して非常食糧の支援を行ったことについては、既にご報告させていただいておりますが、災害救助法第20条に基づく熊本県への求償金の交付が年度末に決定し、413万2,200円を受け入れておりますことをご報告いたします。
また、地震に強い安全なまちづくりを進めるため、5月から今年度の木造住宅の耐震診断や耐震改修工事の助成に係る申請受け付けを開始いたしました。これに合わせ、木造住宅の耐震化事業等に関する広報活動を進めることといたします。
次に、防犯・交通安全関連施策について申し上げます。
防犯灯につきましては、照度の向上と二酸化炭素排出量及び電気料金の削減を図るため、市内に設置されている約3,000灯の防犯灯を今年度から3カ年をかけてLED仕様に交換することとします。今年度の1,000灯の交換工事については、5月に契約を締結し、10月末の完成を目指して着手いたしました。
なお、今年度の工事対象地区は、東向陽台、富ケ丘、鷹乃杜、日吉台、ひより台、太子堂の6地区としております。
交通安全運動の展開については、4月6日から15日まで、追突事故防止を重点項目に加え、春の交通安全県民総ぐるみ運動を展開いたしました。4月6日の運動初日には、関係諸機関から約300名の皆様にご参集いただき、富谷市出動式を開催したところです。
また、3月26日をもって交通死亡事故ゼロ6カ月が達成されたことから、出動式に先立ちまして、宮城県警察本部長より祝詞を頂戴したところであります。
今後とも、悲惨な死亡事故の発生をなくすため、全ての市民が安全で安心して日常生活を送ることができるよう、きめ細やかな交通安全対策に取り組んでまいります。
次に、環境衛生関連施策について申し上げます。
環境美化の一環として、4月9日に、市内一斉清掃活動「春のクリーン作戦」を実施いたしましたところ、約9,200名の市民の皆様や事業所の皆様にご参加いただき、地域の公園や道路沿いの清掃に取り組んでいただきました。ご協力に感謝申し上げます。
空き家対策事業については、昭和40年代後半に造成・販売された地区について、職員による現地調査と取りまとめを終了しており、6月中に空き家所有者81件に対し意向調査を実施するほか、調査範囲を市内全域に広げてまいります。
次に、省エネルギー・再生可能エネルギー関連施策について申し上げます。
道路照明灯については、昨年度に引き続き、みやぎ環境交付金を活用し、成田地区内の照明灯145灯をLED仕様に交換する工事を計画しており、現在、6月中の発注に向けて準備を進めております。
次に、住民参加・協働関連施策について申し上げます。
とみやわくわく市民会議については、新しい発想でバランスのとれたまちづくりを展開するため、さまざまなテーマについて、市民が集い、思いや願いを自由に意見提案できる場として設置しております。
昨年度は、「スイーツを通したシティブランドの確立を目指して」や「若者による『富谷市のまちづくり』について」などをテーマに4回開催いたしました。
今年度は、地域振興や防災等をテーマに昨年度と同程度の開催を予定しており、現在、準備を進めているところです。
一般財団法人自治総合研修センターが実施しております一般コミュニティ助成事業につきましては、今年度は町内会2団体に対して交付決定を受けております。
本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いいたします。
なお、平成30年度も当該助成事業は継続される見込みとなっておりますが、詳細につきましては、県から連絡が入った後、各町内会等にお知らせすることとしております。
次に、行財政経営関連施策について申し上げます。
改めて、市民の皆様には、納税に対しましてご理解とご協力を賜り、深く感謝を申し上げます。
先月、市・県民税の特別徴収分、固定資産税並びに軽自動車税の納税通知書を送付させていただきました。6月中には市・県民税の普通徴収分を送付させていただきますので、引き続き、ご理解とご協力をお願いいたします。
なお、今年度より納税環境の整備を図り、全国の主要コンビニエンスストアでの納税が可能となりました。
マイナンバーカードの活用については、住民の利便性の向上を図るため、今年4月から、キオスク端末を設置しているコンビニエンスストアで住民票の写し、印鑑登録証明書や所得証明書などの証明書が取得できるようになりました。5月26日現在で証明書交付部数は66部となっており、今後も多くの皆様にご利用いただけるよう周知・普及に努めてまいります。
本市のマイナンバーカードの交付状況は、4月30日現在で4,179人となっており、人口に対する交付率は7.9%です。3月末現在での県平均は8.4%であり、引き続きマイナンバーカードの周知・普及に努めてまいります。
最後に、提出議案の概要について申し上げます。
議案第1号富谷市教育振興基本計画策定委員会条例の制定については、教育基本法の規定に基づき富谷市教育振興基本計画を策定するため、委員会を設置するものでございます。
議案第2号富谷市立幼稚園運営審議会条例の制定については、幼児教育ニーズへの適切な対応や多様な保育サービスの提供と効率的な行政運営の両立を図るため、幼稚園の民間委託等を含めた今後の方向性を検討審議する富谷市立幼稚園運営審議会を置くものでございます。
議案第3号富谷市総合運動場条例の一部改正については、富谷市総合運動公園グランドの使用区分及び使用料について所要の改正を行うものでございます。
議案第4号から議案第8号については、平成29年度各種会計補正予算でございます。
議案第9号については、教育委員会委員の任命に当たり、同意を求めるものでございます。
議案第10号から議案第16号については、農業委員会委員の任命に当たり、同意を求めるものでございます。
諮問第1号及び諮問第2号については、人権擁護委員の候補者の推薦につき、意見を求めるものでございます。
承認第1号から承認第8号については、さきに行った平成28年度の事業確定に伴う各種会計補正予算5件及び関係法令の改正に伴う税関連の条例改正3件の専決処分について、その承認をお願いするものでございます。
以上、予算外議案3件、予算議案5件、人事案件10件、専決処分の承認8件の概要を申し上げましたが、議案審議の際には、詳細にご説明いたしますので、慎重にご審議を賜り、全案件ご可決くださいますようお願い申し上げます。
○議長(浅野幹雄君) これから、本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。
○議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、11番佐藤克彦君、12番山路清一君の2名を指名いたします。
○議長(浅野幹雄君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
本定例会の会期は本日から6月14日までの13日間にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本定例会の会期は本日から6月14日までの13日間に決定いたしました。
この際、午前11時まで休憩をいたします。
午前10時43分 休憩
午前11時00分 再開
○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
日程第 3 議案第1号 富谷市教育振興基本計画策定委員会条例の制定について
日程第 4 議案第2号 富谷市立幼稚園運営審議会条例の制定について
日程第 5 議案第3号 富谷市総合運動場条例の一部改正について
日程第 6 議案第4号 平成29年度富谷市一般会計補正予算(第1号)
日程第 7 議案第5号 平成29年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
日程第 8 議案第6号 平成29年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第1号)
日程第 9 議案第7号 平成29年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第1号)
日程第10 議案第8号 平成29年度富谷市水道事業会計補正予算(第1号)
○議長(浅野幹雄君) 日程第3、議案第1号から日程第10、議案第8号まで、富谷市議会会議規則第35条の規定により一括議題といたします。
本案は、朗読を省略し、日程順に内容の説明を求めます。
議案第1号富谷市教育振興基本計画策定委員会条例の制定について、内容の説明を求めます。教育総務課長。
○教育総務課長(相澤美和君) それでは、よろしくお願い申し上げます。
議案第1号富谷市教育振興基本計画策定委員会設置条例の制定につきまして、ご説明を申し上げます。
提案理由といたしましては、教育基本法第17条第2項の規定に基づきまして、富谷市教育振興基本計画の策定について必要な事項を調査審議する機関を設置するためのものでございます。
2ページをお願い申し上げます。
先日の議員全員協議会におきましてもご説明を申し上げましたが、本市のまちづくりの将来像、基本理念であります「住みたくなるまち日本一」の実現に向けまして、教育振興をより充実させるために基本的な計画でございます富谷市教育振興基本計画を策定いたしまして、教育施策の具現化と総合的な推進体制の構築を図るものでございます。
第1条でございます。第1条の(設置)は、本条例の設置目的を規定するものでございます。
第2条の(組織)は、策定委員会の委員は10人以内といたします。学識経験者、児童または生徒の保護者、学校教育関係者、社会教育関係者、そのほか教育委員会が必要と認める者とするものでございます。
第3条の(任期)は、審議が終了するまでとするものでございます。
第4条の(委員長及び副委員長)は、それぞれ委員長と副委員長を1名ずつ、委員の互選により定めるものでございます。
第4条第2項は、委員長は会議を総理いたしまして、策定委員会を代表するもの。
第4条第3項は、副委員長は委員長を補佐し、委員長に事故があるとき、または欠けたときは職務を代理するものでございます。
第5条(会議)は、委員長が招集いたしまして、議長となるものでございます。
第5条の第2項は、策定委員会は、委員の半数以上の出席をもって開くことができるものとするものです。
第5条第3項は、策定委員会の議事を決する事柄でございます。
第5条第4項は、委員長は、会議に必要な関係者の出席と意見を求めることができるものとするものでございます。
第6条(委任)、この条例に定めるもののほかに、必要な事項は策定委員会に諮って定めるものと規定するものでございます。
3ページでございます。
附則の(施行期日)は、この条例は、公布の日から施行するものでございます。
次に、特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正は、教育振興基本計画策定委員会委員長、日額6,000円、委員、5,800円と改正し、定めるものでございます。
以上です。よろしくお願い申し上げます。
○議長(浅野幹雄君) 議案第2号富谷市立幼稚園運営審議会条例の制定についての内容の説明を求めます。教育総務課長。
○教育総務課長(相澤美和君) よろしくお願い申し上げます。
議案第2号富谷市立幼稚園運営審議会条例制定につきましてご説明申し上げます。
提案理由といたしましては、富谷市立幼稚園の運営について必要な事項を調査審議する機関を設置するためでございます。
5ページをお願い申し上げます。
先日、議員全員協議会におきましても説明の中で、これまでも幼稚園の充足率などの改善に向けまして3歳児保育の導入などを実施してまいりましたが、今年度は、教育委員会の諮問機関といたしまして富谷市立幼稚園運営審議会を設置いたしまして、今後の市立幼稚園のあり方、方向性を検討審議していくものでございます。
第1条の(設置)は、本条例の制定の設置目的を規定するものです。
第2条の(組織)は、委員は7人以内といたしまして、学識経験者、幼稚園関係者、保育所関係者、そのほか委員会が必要と認める者とするものでございます。
第3条の(任期)は、当該諮問に係る審議が終了するまでとするものです。
第4条の(会長及び副会長)は、それぞれ会長と副会長を置きまして、委員の互選により定めるものです。
第4条第2項は、会長は、会議を総理し、審議会を代表するもの。
第4条第3項は、副会長は会長を補佐し、会長に事故があるとき、または欠けたときは職務を代理するものです。
第5条(会議)は、審議会の会議は、会長が招集し、議長となるものです。
第5条第2項は、審議会は、委員の半数以上の出席をもって開くことができるとするものでございます。
第5条第3項は、審議会の議事を決する事柄でございます。
第5条第4項は、会長は、会議に必要な関係者の出席と意見を求めることができるものとするものです。
第6条(委任)は、この条例に定めもののほかに、必要な事項は審議会に諮って定めることを規定するものでございます。
6ページをお願いいたします。
附則の(施行期日)は、この条例は、公布の日から施行するものです。
次に、特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正は、幼稚園審議会会長、日額6,000円、委員、5,800円と改正し、定めるものでございます。
以上です。よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 議案第3号富谷市総合運動場条例の一部改正について、内容の説明を求めます。生涯学習課長。
○生涯学習課長(渡邉正弘君) よろしくお願いいたします。
それでは、議案書7ページをお願いいたします。
議案第3号富谷市総合運動場条例の一部改正について、ご説明申し上げます。
提案理由は、富谷市総合運動公園グランドの使用区分及び使用料について所要の改正を行うものでございます。
主な内容は、現在、富谷市総合運動公園Dグランドにおきまして、少年野球やソフトボールなどでの利用が可能なグランドが2面ございますが、分割での利用条例がなく、場合によっては1面が使用されないこともございます。つきましては、利用者の多様なニーズに対応でき、効果的、効率的な利用を図るための改正となっております。
それでは、新旧対照表にてご説明申し上げます。
8ページをお願いいたします。
別表、第1項施設使用料第3号富谷市総合運動公園グランドの表の現行使用区分、富谷市総合運動公園グランドA・B・C・Dのうち、Dグランド部分につきまして、富谷市総合運動公園グランドD1・D2と区別するとともに、施設使用料につきましてもD1・D2、同面積でございますので、おのおの現行の2分の1の施設使用料としたものでございます。
附則第1項、この条例は、公布の日から施行するものとしたものでございます。
第2項、この条例の施行の日前に許可を受けた使用に係る使用料については、なお、従前の例によるものとしたものでございます。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 議案第4号平成29年度富谷市一般会計補正予算(第1号)について、内容の説明を求めます。財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) それでは、議案第4号平成29年度富谷市一般会計補正予算(第1号)の内容について、ご説明申し上げます。どうぞよろしくお願いいたします。
別冊補正予算書でございます。
2ページをお願いいたします。
平成29年度富谷市一般会計補正予算(第1号)については、次のとおり定めるものでございます。
第1条(歳入歳出予算の補正)についてですが、歳入歳出それぞれ6,501万3,000円を減額し、予算の総額を129億5,598万7,000円とするもので、補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の額については、第1表によるものでございます。
ページめくっていただきまして、3ページ、4ページをお願いいたします。
第1表でございます。歳入歳出予算の款項の区分と、それから、今回の補正に対応する補正前予算額、そして、補正後予算額の一覧表となってございます。
引き続き、事項別明細書にて内容のご説明を申し上げます。
ページのほう、飛びまして、11、12ページのほうをお願いいたします。
11ページ、歳入の事項別明細となってございます。
まず、12款でございます。12款分担金及び負担金1項4目総務費負担金1,280万円、こちらにつきましては、1節震災派遣職員負担金として、山元町に派遣している職員の人件費相当額、同様に、2節については宮城県後期高齢者医療広域連合に派遣している職員の人件費相当額の受け入れ、こちらを予算化してございます。
15款でございます。15款県支出金2目民生費県補助金、補正額180万円については多子世帯第3子以降の小学校入学時の祝金支給事業への充当財源でございまして、同様に、4目農業費県補助金、補正額68万円については、多面的機能支払交付金事業への充当財源となってございます。
次の15款3項委託金でございます。4目教育費委託金、補正額24万1,000円については、オリンピック・パラリンピック・ムーブメント全国展開事業への充当財源となっておるものでございます。
18款でございます。18款2項1目財政調整基金繰入金の補正減額につきましては、財源調整によるものでございます。
20款でございまして、20款3項1目民生費貸付金元利収入については、災害援護資金貸付金の償還金の受け入れとなってございます。
歳入の最後でございます。諸収入、雑入の補正360万円については、宝くじの売り上げを原資として自治体に交付されておりますけれども、本市においては本年度もコミュニティ助成事業に活用いたしまして、2つの町内会への助成を実施いたします。
続きまして、歳出の主な補正内容についてご説明申し上げます。
まず、さきの全員協議会でもご説明申し上げたとおり、今回の減額補正の大きな要因、人件費関係でございますけれども、13、14ページにあります議会費から、ページのほうずっと進みまして、最後の31、32ページの給食センター管理費までの給料、職員手当、共済費につきまして、それぞれ本年4月の人事異動、これを今回の補正で補足してございます。
結果、給与費明細書、35、36ページのほうをお願いいたします。
人件費の一覧表、総額を取りまとめてございます。総額でございますが、36ページ上段、特別職をまずごらんいただきたいんですが、それの表頭の部分の合計欄、表側では比較の中の計の欄ございますけれども、特別職では66万9,000円の増、対しまして、中ほどに一般職の表、総括の表、こちらございますけれども、同じように、表頭では合計、表側では比較の欄でございますけれども、マイナス7,178万1,000円となってございまして、特別職分との差し引きで7,111万2,000円減というのが今回の人件費関係の補正の内容でございます。
次に、今回の補正予算でプラスになっている項目、増額している項目についてご説明申し上げます。
ページのほう、戻りまして、13、14ページになりますけれども、こちらのほうをお願いいたします。
13、14ページ、2款1項6目の企画費でございますけれども、行政改革推進事業には、行政改革懇談会開催に係る経費を計上しております。
15、16ページです。
2款1項7目の情報化推進費では、宮城県が提供する情報セキュリティークラウドに接続するための設定費用を計上してございます。10目自治振興費の補助金については、歳入を受けて実施いたしますけれども、三ノ関町内会と、それから、東向陽台三丁目町内会への補助金の支出でございまして、その内訳でございます。三ノ関町内会が250万円、東向陽台三丁目町内会さんへは110万円の助成金補助を予定しているところでございます。
17、18ページをお願いいたします。
2款4項1目選挙管理委員会費の負担金については、こちらに記載の連合会への加入負担金でございます。
3款1項1目社会福祉総務費、こちらの23節償還金ですが、災害援護資金の返済を計上してございます。
3款2項1目児童福祉総務費でございますが、ページ、めくっていただきまして、20ページの説明欄に記載してございます。第3子以降小学校入学祝金支給事業の関連経費をこちらのほうに計上してございます。
続いて、21、22ページをお願いいたします。
一番下の6款1項3目農業振興費では、パイプハウスと、それから、電気柵購入に対する補助金を計上してございます。
次のページ、23、24ページをお願いします。
農地費についても、こちらに記載の事業に対する補助金を計上しております。
7款1項商工費でございます。24ページ右側の説明欄にございますけれども、商工総務事務、それから、ふるさとまつり運営事業、新年祝賀会に関する事業費については、それぞれ当初予算では社会教育費に計上しておりましたけれども、組織の再編に基づきまして、社会教育費から移管してございます。
25、26ページをお願いいたします。
ページ下の部分でございます。10款1項2目の事務局費ですけれども、ただいま設置条例等々でもご説明申し上げたところでございますが、教育振興基本計画の策定委員と、それから、市立幼稚園運営審議会の委員報酬等を計上してございます。また、説明欄にもございますとおり、オリンピック・パラリンピック・ムーブメント全国展開事業に係る経費もこちらのほうに計上してございます。
私からの説明は以上でございます。
○議長(浅野幹雄君) 議案第5号平成29年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について、内容の説明を求めます。健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) おはようございます。よろしくお願いいたします。
平成29年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算について説明いたします。
補正予算に関する説明書の40ページをお願いいたします。
平成29年度富谷市国民健康保険特別会計の補正予算(第1号)は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ95万5,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ44億7,552万1,000円とするものでございます。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
それでは、内容につきまして、補正予算事項別明細書によりご説明いたします。
初めに歳入となります。
49ページをお願いします。
4款1項1目療養給付費等交付金、5款1項1目前期高齢者交付金、これらにつきましては、交付金申請通知によるものの減額、追加、それぞれとなります。
9款1項1目一般会計繰入金208万7,000円の減額は、人事異動によるものです。
9款2項1目財政調整基金繰入金671万5,000円の追加は、財源調整によるものです。
次に、歳出でございます。
51ページをお願いいたします。
1款1項1目一般管理費80万4,000円の減額。
1款2項1目賦課徴収費128万3,000円の減額で、こちらも人事異動による人件費の減額によるものです。
2款1項1目一般被保険者療養給付費、2目退職被保険者等療養給付費につきましては、歳入補正に伴う財源更正です。
3款1項1目後期高齢者支援金139万4,000円の減額は、交付金決定通知によるものです。
次のページをお願いします。
4款1項1目前期高齢者納付金1万8,000円の追加でございます。
次に、6款1項1目介護納付金につきましても250万8,000円の追加で、こちらは交付金決定通知による追加になります。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 議案第6号平成29年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第1号)について、内容の説明を求めます。上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) よろしくお願いいたします。
それでは、引き続きまして、説明書の58ページをお願いいたします。
議案第6号平成29年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第1号)について、ご説明申し上げます。
平成29年度富谷市の下水道事業特別会計の補正予算は、次に定めるところによるものでございます。
第1条(歳入歳出予算の補正)につきましては、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ13万円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ8億8,476万円とするものでございます。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
それでは、事項別明細書により説明させていただきます。
歳入でございます。
67、68ページでございます。
4款1項1目一般会計繰入金は、人事異動による人件費について13万円を減額することから、1億9,769万7,000円とするものでございます。
次のページをお願いいたします。
歳出でございます。
1款1項1目下水道総務費は、人事異動により人件費を13万円減額し、7,704万4,000円とするものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 議案第7号平成29年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第1号)について、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) よろしくお願いいたします。
議案第7号についてご説明申し上げます。
説明書74ページをお願いいたします。
平成29年度富谷市の介護保険特別会計の補正予算は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ664万7,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ25億9,714万6,000円とするものでございます。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
それでは、事項別明細書にてご説明いたします。
83、84ページをお願いいたします。
歳入でございます。
3款2項2目地域支援事業費交付金につきましては、73万7,000円を減額するもので、人事異動に伴う地域包括的支援に係る職員の人件費分の国からの交付金の減でございます。
5款2項1目地域支援事業費交付金につきましては、36万9,000円を減額するもので、人事異動に伴う人件費の県補助金の減でございます。
8款1項1目一般会計繰入金につきましては、512万6,000円を減額するもので、人事異動に伴う職員の市負担分の減となってございます。
8款2項1目介護給付費準備基金繰入金につきましては、41万5,000円を減額し、財源調整をするものでございます。
続きまして、85、86ページをお願いいたします。
歳出でございます。
1款1項1目一般管理費につきまして、475万7,000円を減額するもので、介護保険担当職員3名分の人事異動に伴う減でございます。
3款2項1目一般管理費につきましては、189万円を減額するもので、地域包括支援に係る専門職3名分の人事異動に伴う減でございます。
以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 議案第8号平成29年度富谷市水道事業会計補正予算(第1号)について、内容の説明を求めます。上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) よろしくお願いいたします。
説明書の90ページをお願いいたします。
議案第8号平成29年度富谷市水道事業会計補正予算(第1号)について、ご説明申し上げます。
第1条、平成29年度富谷市水道事業会計の補正予算(第1号)は、次に定めるところによるものでございます。
第2条、予算第3条に定めた収益的支出の予定額を次のとおり補正するものでございます。支出の第1款水道事業費用で475万4,000円を追加し、合計を11億3,948万8,000円とするもので、第1項営業費用で同額分を追加するものでございます。
第3条、予算第6条に定めました議会の議決を経なければ流用することができない経費について、次のとおり補正するものです。
(1)職員給与費、既決費5,318万8,000円を補正後5,052万7,000円とするものでございます。
実施計画明細書によりご説明申し上げます。99、100ページをお願いいたします。
収益的支出でございます。支出の1款1項の中で、人件費といたしまして、3目配水及び給水費、4目業務費、5目総係費、それぞれ計上しております給料手当と法定福利費につきましては、職員の異動により追加及び減額をするもので、3目、4目、5目の人件費を合わせまして266万1,000円を減額するものでございます。
人件費以外の部分についてご説明申し上げます。
支出の1款1項1目原水及び浄水費につきましては、741万5,000円を追加するもので、昨年度実施いたしました鷹乃杜浄水場急傾斜地の調査の結果、「対策の緊急性は低いものの、市道が隣接しているため、小規模な落石などでも通行者への被害が想定される」との報告を受けまして、当該箇所についてののり面保護工事の実施に向け、測量調査及び実施設計業務の経費を計上したものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
日程第11 承認第1号 専決処分の承認を求めることについて(富谷市税条例の一部を改正する条例)
○議長(浅野幹雄君) 日程第11、承認第1号専決処分の承認を求めることについて(富谷市税条例の一部を改正する条例)を議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。税務課長。
○税務課長(泉川潤哉君) それでは、よろしくお願いいたします。
承認第1号についてご説明申し上げます。
議案書19ページをお開き願います。
専決処分の承認を求めるものでございまして、富谷市税条例の一部を改正する条例について、地方自治法第179条第1項の規定により別紙のとおり専決処分したので、同条第3項の規定により報告し、承認を求めるものでございます。
提案理由につきましては、議会を招集する時間的余裕がなかったため、平成29年3月31日、専決処分いたしましたので、ご承認をお願いするものでございます。
今回の改正につきましては、平成29年3月31日、地方税法等の一部を改正する法律が公布されたことに伴いまして、富谷市税条例の所要の改正を行ったものでございます。
初めに、今回の主な改正は、次のようなものでございます。
1つは、個人住民税の所得割の課税標準、特定配当等について、市長が課税方式を決定できることを明確化したこと。2つ目は、法人住民税の延滞金の申告納付等について、延滞金計算の基礎となる期間に係る規定を整備したこと。3つ目は、固定資産税に関する事項で、償却資産の課税標準の特例、新築住宅等の軽減特例の拡大、そして、わがまち特例について。4つ目は、軽自動車税に関する事項としてグリーン化特例の延長等についてでございます。
また、本条例の施行期日について、50ページの附則におきまして、平成29年4月1日としてございますが、ただし書きで、施行期日を別に定めているものがございますので、平成29年4月1日施行以外のものにつきましては説明の中で申し上げさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
それでは、21ページの新旧対照表をごらんください。
新旧対照表中、第33条について、こちらは所得割の課税標準の規定でございます。特定配当等及び特定株式等譲渡所得金額に係る所得について、提出された申告書に記載された事項、その他の事情に勘案しまして、市長が所得税と異なる課税方式を決定できることを明確化したものでございます。
次のページの下段でございます。
第34条の9は、第33条の改正に伴う文言の整理でございます。
次のページ中段、第48条から27ページの第50条でございますが、法人市民税の延滞金の計算基礎となる期間に係る引用条項のずれと文言の整理でございます。
29ページでございます。
第61条第8項でございますが、こちらは震災等によりまして滅失等した償却資産にかわり、新たに取得した償却資産に対する固定資産税の課税標準の特例について規定したものでございます。
次に、第61条の2でございます。こちらは固定資産税のわがまち特例の割合を定める規定でございます。第1項が家庭的保育事業、第2項が居宅訪問型保育事業、第3項が事業所内保育事業となっておりまして、家屋及び償却資産の課税標準を2分の1と規定するものでございます。
次に、ページ下段の第63条の2から32ページの第74条の2につきましては、文言の整理を行ったものでございます。
続きまして、附則の説明をさせていただきます。34ページをごらん願います。
附則第5条でございますが、本改正により控除対象配偶者の定義が変更されまして、本人の所得要件が導入されたことに伴う規定の整備でございます。こちらは平成31年1月1日施行となっておりまして、平成32年度分の個人住民税から適用となります。
次に、附則第8条でございますが、肉用牛の売却による事業所得の課税に係る特例について適用期限を3年間延長するもので、平成33年度分まで適用となります。
35ページをごらん願います。
附則第10条は読みかえ規定の改正でございます。
次の附則第10条の2は、わがまち特例の割合を定める規定でございまして、第7項から第18項までは、法改正に伴い条ずれする部分及び新設の規定でございます。
36ページをお願いいたします。
附則第10条の3は、耐震基準適合住宅や熱損失防止改修住宅などの認定長期優良住宅等に対する固定資産税の減額を受けようとするものが提出する申告書の規定でございます。
次に、41ページの中段でございます。
附則第16条ですが、軽自動車税のグリーン化特例につきまして、適用期限を2年間延長するものでございます。
続きまして、43ページ中段からの附則第16条の2でございますが、軽自動車税の賦課徴収の特例について規定してございまして、グリーン化特例を受けた者が不正をした場合の加算や延滞金計算の起算日等について第4項まで規定してございます。
次に、44ページ下段の附則第16条の3第2項ですが、特定配当等に係る所得について提出された申告書に記載された事項、その他の事情を勘案して市長が課税方式を決定することを明確化するものでございます。
次に、45ページ下段の附則第17条の2ですが、優良住宅の造成等のために土地を譲渡した場合の長期譲渡所得に係る個人住民税の課税の特例について、適用期限を3年間延長するものでございます。
次に、46ページ下段、附則第20条の2第4項ですが、特例適用配当等に係る所得について、次のページの附則第20条の3第4項は、条約適用配当等に係る所得について、どちらも提出された申告書に記載された事項、その他の事情を勘案して市長が課税方式を決定できることを明確化したものでございます。
次に、50ページをごらんいただきたいと思います。
改正附則の関係でございます。
第1条の施行期日につきましては、冒頭申し上げましたとおり、原則、平成29年4月1日でございますが、ただし書きで規定された部分につきましては、条文の中で説明させていただきましたとおりでございます。
第2条から第4条までの経過措置ですが、特に定めるものを除き、施行期日前の部分につきましては従前によるものという定め方をしております。こちらにつきましては重複いたしますので、説明は省略させていただきます。
52ページをごらん願います。
第5条につきまして、平成26年3月31日施行、富谷市税条例等の一部を改正する条例の一部改正でございまして、平成31年10月1日施行予定となっております。
第6条につきまして、平成28年3月30日施行の富谷市税条例等の一部を改正する条例の一部改正でございまして、公布の日より施行となっております。
以上で説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第1号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり承認されました。
日程第12 承認第2号 専決処分の承認を求めることについて(富谷市国民健康保険税条例の一部を改正する条例)
○議長(浅野幹雄君) 日程第12、承認第2号専決処分の承認を求めることについて(富谷市国民健康保険税条例の一部を改正する条例)を議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。税務課長。
○税務課長(泉川潤哉君) 承認第2号につきましてご説明申し上げます。
議案書54ページをお開き願います。
専決処分の承認を求めるものでありまして、富谷市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について、地方自治法第179条第1項の規定により別紙のとおり専決処分したので、同条第3項の規定により報告し、承認を求めるものでございます。
提案理由といたしましては、議会を招集する時間的余裕がなかったため、平成29年3月31日、専決処分いたしましたので、ご承認をお願いするものでございます。
今回の改正は、平成29年3月31日に地方税法及び航空機燃料譲与税法の一部を改正する法律等が公布されたことに伴いまして、富谷市国民健康保険税条例の所要の改正を行ったものでございます。内容といたしましては、低所得者に係る5割・2割軽減対象世帯の拡大であります。
それでは、新旧対象表により説明させていただきます。
56ページをお開きください。
第23条でございますが、第2号において5割軽減、第3号において2割軽減について規定してございます。第2号の5割軽減の判定所得でございますが、33万円に国保加入者1人につき27万円を加算した額で判定し、5,000円の拡大を図ったものでございます。第3号は2割軽減の判定所得でございますが、33万円に国保加入者1人につき49万円を加算した額で判定し、1万円の拡大をするものでございます。
次に、改正附則の関係でございますが、第1項は、施行期日を平成29年4月1日とするもので、第2項は、適用区分を改正規定については平成29年度以降、平成28年度以前分については従前の例によるものと適用するものでございます。
以上でございます。
○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第2号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり承認されました。
日程第13 承認第3号 専決処分の承認を求めることについて(富谷市復興産業集積区域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例)
○議長(浅野幹雄君) 日程第13、承認第3号専決処分の承認を求めることについて(富谷市復興産業集積区域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例)を議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。税務課長。
○税務課長(泉川潤哉君) それでは、承認第3号につきましてご説明申し上げます。
議案書58ページをお開き願います。
専決処分の承認を求めるものでありまして、富谷市復興産業集積区域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例について、地方自治法第179条第1項の規定により別紙のとおり専決処分したので、同条第3項の規定により報告し、承認を求めるものでございます。
専決処分の理由といたしましては、議会を招集する時間的余裕がなかったため、平成29年3月31日専決処分いたしましたので、ご承認をお願いするものでございます。
今回の改正は、平成29年3月31日に山村振興法第14条の地方税の不均一課税に伴う措置が適用される場合等を定める省令等の一部を改正する省令の公布がありましたので、所要の改正を行ったものでございます。
それでは、新旧対照表により説明させていただきます。
60ページをお願いいたします。
第2条ですが、復興産業集積区域における固定資産税の課税免除について規定しているもので、施設設置期間を現行「平成29年3月31日」までとあるものを「平成30年3月31日」と改め、期間を延長し企業立地を促進するものでございます。
次に、61ページの改正附則ですが、この条例は、平成29年4月1日から施行するものでございます。
以上でございます。よろしくお願いします。
○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第3号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり承認されました。
日程第14 承認第4号 専決処分の承認を求めることについて(平成28年度富谷市一般会計補正予算(第7号))
○議長(浅野幹雄君) 日程第14、承認第4号専決処分の承認を求めることについて(平成28年度富谷市一般会計補正予算(第7号))を議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) それでは、議案書62ページでございます。
承認第4号平成28年度富谷市一般会計補正予算(第7号)につきましてご説明申し上げます。
では、説明に際しては、別冊、専決の補正予算書、3月専決分の予算書の2ページのほうをお願いいたします。
こちら2ページでございますが、専決処分書でございまして、ページ1枚めくっていただきまして、4ページの本文から9ページの地方債補正まで、こちらの補正予算につきまして、議会を招集する時間的余裕がなく、地方自治法第179条第1項の規定により本年3月31日付専決処分を行いましたので、同条第3項の規定に基づき本定例会においてその承認をお願いするものでございます。
では、改めて補正予算書4ページをお願いいたします。
平成28年度一般会計補正予算(第7号)につきましては、次に定めるものでございます。
第1条でございます。歳入歳出予算の補正ですが、歳入歳出からそれぞれ2億5,122万7,000円を減額し、補正後の予算総額を138億8,321万1,000円とするものでございます。
第1条第2項、補正の款項の区分及び金額については、「第1表 歳入歳出予算補正」のとおりでございます。
第2条、繰越明許費の補正として、事業1件を追加しております。
第3条、地方債の補正では、起債発行限度額の変更を行っております。
では、先に2条、繰越明許費補正と第3条の地方債補正に関連してのご説明を行った上で、第1表の説明を行わせていただきたいと思いますので、まず、第2条に関連しまして8ページの繰越明許費補正、こちらをごらんください。8ページでございます。
繰り越しする事業名とその要因でございますけれども、市道穀田三ノ関線道路改良事業において、民地乗り入れ口への接続に関して、当該地権者との協議に予定以上の日数を要したことにより、委託業務の一部を繰り越しするものでございます。
なお、限度額2,137万1,000円に対して、実際の実繰越額については1,609万4,000円を予定してございます。
続いて、第3条に関連しまして、9ページ、地方債補正でございます。
まず、一番上でございます。子育て世代包括支援センター「とみここ」建設に伴う地方債については、事業完了に伴い3億6,850万円に限度額を変更いたしまして、同様に、事業費確定に伴い現年単独災害復旧事業債についても限度額を変更しております。さらに、臨時財政対策債、こちらにつきましても大幅に借り入れを抑制することといたしまして、結果、ページのほう飛びまして、51ページのほうをお願いしたいと思います。
51ページ、地方債に関する調書でございます。地方債に関する調書で、新規借り入れの状況と元金返済の状況、起債残高の見込み等を一覧にしてございます。合計欄でございまして、平成28年度末の残高見込み額、こちらのほうをごらんいただきたいと思います。今回の補正を反映させまして68億6,800万円というふうに集計してございますけれども、こちらの中には、旧庁舎の改築事業、29年度への繰越事業も予算上含まれておりますので、実際の決算の見込み、実際の残高につきましては約66億5,600万円、こちらが実際の決算というふうなところを見込んでおるところでございます。
では、改めて、ページ戻りまして、5ページ、6ページのほうをお願いしたいと思います。
第1表でございます。歳入歳出予算補正の歳入でございます。2款の地方税から16款の財産収入まで、さらには20款の諸収入、こちらにつきましては、それぞれの交付決定等による調整、それから28年度の収入見込みに基づき所要の調整を行っておるところでございます。
この中で、10款1項地方交付税が大きく伸びておりまして、より具体には特別交付税でございます。特別交付税の最終交付見込み額が5億1,000万円を超えるという交付決定を受けたことから、今回、その差分ということで大幅な増額補正となってございます。
こちらの要因でございますけれども、昨年10月の市制施行から開始した新たな福祉サービス、生保等への財源補?でございます。市が行う生活保護事務等に係る一般財源、いわゆる単費持ち出し部分については普通交付税の算定を通じ毎年財源措置されることとなっておりますけれども、昨年度、28年度については、年度の途中で町から市に移行しておりますので、普通交付税ではなく特別交付税において財源措置されたものでございます。こちらの関係での金額としては、約1億3,000万円が特別交付税の中で市制移行の生保等の事務に係る分として交付されております。
18款の基金繰入金については、補正規模に合わせ財政調整基金の取り崩しを回避してございます。
この結果、28年度末でございます、本年5月末の基金の残高でございます。特定目的基金を合わせた基金全体の残高としましては約69億円となってございます。この69億円ですけれども、平成25年度末とほぼ同等の水準、こちらを見込んでおるところでございます。
続いて、歳出について、7ページのほうをお願いいたします。
今回の補正では、2款の総務費から11款災害復旧費まで、事業完了に伴う執行残額の減額処理を講じたところでございますけれども、増額計上している項目がございます。
まず、2款3項戸籍住民基本台帳費、こちらについてですけれども、28年度分のマイナンバーカードの取り扱い事務の完了に伴い、支払い金額が確定したことによる差額分の調整を行っております。
7款1項商工費、こちらにつきましては、中小企業向けの制度融資の保証料と、それから、利子補給について保証料率と借りかえ予定に基づき所要の補正を行ったところでございます。
こうした結果、2億5,122万7,000円の減額というものが今回の専決の内容でございます。
私からの説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。16番出川博一君。
○16番(出川博一君) ページ、32ページの21款市債1項市債3目臨時財政対策債、これについてちょっとお尋ねいたします。
今回、大幅に減額という専決、補正になったわけですけれども、臨財債の各年度の起債限度額と実際の起債額、それから、各年度の償還額についてお尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) それでは、23年度からの資料が今ございますので、そちらで答弁させていただきます。
まず、23年度の限度額、発行可能額でございますけれども、棒読みですと727,998千円でございまして、実際の借入額は727,000、23年度からの償還ですので、その年の返済はございませんでした。
続いて、24年度の発行可能額、起債の限度額でございますけれども、棒読みで694,972千円でございます。実際の発行可能額は端数を切り落としまして694,000、24年度についても元金の返済はございませんでした。
続いて、25年度でございます。可能額、限度額でございます688,448千円に対しまして、実際の可能額は400,000、4億円と。この年から償還が始まりまして、償還が40,215千円でございます。
続いて、26年度の可能額でございますけれども659,158、実際の起債は端数を処理しまして659,000、6億5,900万円、この年の償還に関しては、74,694千円でございます。
27年度でございます。発行可能額612,402、実際の発行額は612,000、6億1,200万円、償還は95,890、9,589万円。
昨年度でございます。28年度の発行可能額でございますけれども、可能額は488,431でございます。488,431というのが可能額で、実際の借り入れは1億2,000万円で、元金の償還は130,408という内容でございます。
○議長(浅野幹雄君) よろしいですか。16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 今お尋ねしたところによると、起債限度額、さらに実起債額、この辺のところについては、25年度を除けば、ほぼ満額の借り入れをしているというふうに思われます。実際、今度の28年度の補正専決では1億2,000万円ということで、大分下回った、約3億6,000万円ほど下回った額ということで、今までの起債方針と、いわゆる借金する方針と変更があったのかどうか、この辺についてお尋ねします。
それから、28年度の起債額は1億2,000万円ですけれども、これに対して償還額が1億3,000万円ということで、借り入れをしてもそれはいわゆる事業には使えない、消えていくという状況にあって、実際、市の事業には振り向けられないということで、これは単に借りかえ起債なのかどうか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長に申し上げます。数字を答弁する場合は、単位を入れてきちんと答弁をお願いいたします。財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 申しわけございませんでした。
今のご質問でございますが、昨年度末から、行革の取り組みというところで内部で検討いたしまして、今回、残高がふえないような形での発行額にしましょうということでこのような計上をさせていただいたところでございます。(「借りかえ」の声あり)
借りかえ、そういった意識ではなくて、残高を減らすということでの金額の計上でございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) では、お尋ねいたしますけれども、臨財債について、28年度、大分圧縮したというふうに私も拝見しております。今後、29年度以降の起債方針についてお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 29年度、少なくとも29年度については同じような方針を考えておるんですけれども、何分、財源の一般財源を、この分を借り入れを除くとなると、その分の一般財源が必要になりますので、今の段階で必ず実施できるかということに関してはちょっとクエスチョンがつきますけれども、残高に関してはふえない形で今年度は財政運営したいと考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。
この際、午後1時まで休憩をいたします。
午後0時00分 休憩
午後1時00分 再開
○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑ありませんか。7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 34ページの1項6目委託費、市民バス乗り継ぎ実証運行事業の300万円の減額に関しまして、どういう内容なのか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 市民バス乗り継ぎ実証運行につきましては、昨年10月から市役所を乗り継ぎポイントといたしまして乗り継ぎ実証を行っておりました。その乗り継ぎの差額分として、負担経費といたしまして予算額では約330万円ほど計上しておりましたが、利用者数を見込みまして約300万円を減額をしたものでございます。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 続きまして、38ページの3項1目高齢者・障がい者交通対策事業に関してなんですけれども、こちら、1,500万円の減額ということなのですが、こちらの状況と、こちらのパスが使えない方たちへの支援の検討なども伺います。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 補正で減額した額につきましては、当初3,300人という形で高齢者の場合予定していたものでございますが、実績に基づきまして減額したものとなってございます。
とみパスを使えない方につきましては、これから第5期の障がい者計画、あるいは第7期の高齢者計画の中で、高齢者の障がい者の交通についてのアンケートをとってございますので、その中でいろいろと把握しながらというふうな形で考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第4号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり承認されました。
日程第15 承認第5号 専決処分の承認を求めることについて(平成28年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第5号))
○議長(浅野幹雄君) 日程第15、承認第5号専決処分の承認を求めることについて(平成28年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第5号))を議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) それでは、議案書63ページをお願いいたします。
承認第5号専決処分の承認を求めることについて、平成28年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算、こちらを地方自治法第179条第1項の規定により別冊のとおり専決処分したので、同条第3項の規定によりこれを報告し、承認を求めるものでございます。
起案理由につきましては、議会を招集する時間的余裕がなかったため、専決処分したので、その承認を求めるものでございます。
それでは、平成28年度補正予算に関する説明書により内容をご説明申し上げます。
54ページをお願いいたします。
平成28年度富谷市国民健康保険特別会計の補正予算(第5号)は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ5,717万2,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ43億7,892万6,000円とするものでございます。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
それでは、事項別明細書により説明申し上げます。
63ページをお願いいたします。
初めに、歳入でございます。
3款1項国庫負担金1目療養給付費等負担金、2目高額医療費共同事業負担金につきましては、実績に基づき現年度分について5,272万7,000円を追加するものでございます。
次に、3款2項1目財政調整交付金1億5,821万6,000円の追加は、医療給付費などの決定及び東日本大震災に伴う医療費に対する財政支援、経営努力分に対する交付金の決定によるものです。4目国民健康保険制度関係業務準備事業補助金4万3,000円の減額、こちらは実績によるものでございます。
4款1項1目療養給付費等交付金2,974万5,000円の減額、6款1項1目高額医療費共同事業負担金213万5,000円の追加、どちらもそれぞれに交付金の決定通知によるものでございます。
2項2目都道府県調整交付金4,035万8,000円の追加は、医療費の決定によるものと保険財政共同安定化事業拠出超過及び保険税の軽減に対する交付金の決定によるものでございます。
7款1項1目高額医療費共同事業交付金4,040万4,000円の追加。交付金額の確定通知によるものです。
8款1項1目、4万円の追加、国保特別会計に係る基金利子でございます。
次のページにお願いします。
9款1項1目一般会計繰入金934万3,000円、システム保守業務等委託料及び出産育児一時金等の実績に基づき減額するものです。
9款2項1目財政調整基金繰入金3億3,081万9,000円の減額。財源調整によるものでございます。
11款3項雑入1,889万8,000円の追加で、第三者求償額及び資格喪失後の受診に係る医療費の返還等の実績によるものでございます。
次に、歳出となります。
67ページをお願いいたします。
1款1項1目一般管理費462万3,000円の減額、各種通知の送料やシステム改修・保守業務委託料の実績によるものです。
1款4項1目趣旨普及費、2款1項1目一般被保険者療養給付費につきましては、歳入補正に伴う財源更正です。2目退職被保険者等療養給付費2,448万1,000円、3目一般被保険者療養費444万7,000円は、それぞれ実績に基づき減額するものです。
2款2項1目一般被保険者高額療養費1,558万7,000円、2目退職被保険者等高額療養費1,363万6,000円は、それぞれ実績に基づき減額するものです。
次のページお願いします。
2款3項1目葬祭費150万円、5項1目出産育児一時金714万5,000円、それぞれ実績に基づき減額するものです。
3款1項1目後期高齢者支援金、6款1項1目介護納付金につきましては、歳入補正に伴う財源更正です。
7款1項1目高額医療費共同事業拠出金853万8,000円の追加は、実績によるものです。
2目保険財政共同安定化事業拠出金、8款2項1目疾病予防費は、歳入補正に伴う財源更正です。
9款1項1目財政調整基金積立金570万9,000円、財源剰余金として財政調整基金に積み立てするものです。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。16番出川博一君。
○16番(出川博一君) ページ、64ページの3款2項1目の財政調整交付金、特別調整交付金1億2,986万円と計上されておりますけれども、これは多分東日本大震災の支給分で、27年度で終了するというふうに理解しておったんですけれども、なぜ、28年度、計上になったのか、お尋ねします。
それに関連して、次のページ、66ページの9款2項1目の財政調整基金繰入金3億3,000万円の減額ということで、これにより財調の残高はどのぐらいになるのか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 国庫の特別調整交付金につきましては、当初、平成27年度で東日本大震災に伴う支援金の交付につきましては終了というふうになっておりましたが、平成28年度につきましては、交付要綱が12月末ほどに改めて示されまして、その中で、今回、28年度につきましても、追加で東日本大震災の医療費超過分について支援をするというようなことになりましたので、今回、約1億円交付されたことになります。
また、財政調整基金につきましては、3億3,000万円ほど繰り入れを減額したことによりまして、29年度予算のほうで繰り入れしたものを差し引きますと10億1,400万円ほどになる予定となっております。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) いわゆる市の国保の財政上は非常に喜ばしいことだとは思うんですけれども、また、財調が10億に復活したということで、これは県単一化の中で、財政調整基金というのは参酌されるものなのか、多いから少し保険料で格差をつけるとか、そのような考え方とか、どの辺まで県単一化のものについては進んでいるのか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 県単位化につきましての財政調整基金のあり方につきましては、現在保有している額については特に納付金等にかかわるようなことはないというふうに承知しております。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第5号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり承認されました。
日程第16 承認第6号 専決処分の承認を求めることについて(平成28年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第5号))
○議長(浅野幹雄君) 日程第16、承認第6号専決処分の承認を求めることについて(平成28年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第5号))を議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) それでは、まず、議案書64ページをお願いいたします。
承認第6号専決処分の承認を求めることについて(平成28年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第5号))、こちらを地方自治法第179条第1項の規定により別冊のとおり専決処分したいので、同条第3項の規定によりこれを報告し、承認を求めるものでございます。
提案理由につきましては、議会を招集する時間的余裕がなかったため、専決処分したので、その承認をお願いするものでございます。
続いて、28年度補正予算に関する説明書74ページをお願いいたします。
平成28年度富谷市の下水道事業特別会計補正予算(第5号)は、次に定めるところによるものでございます。
(歳入歳出予算の補正)。
第1条、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ278万8,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ9億312万9,000円とするものでございます。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
それでは、事項別明細書により説明させていただきます。
初めに、歳入でございます。
83、84ページをお願いします。
4款1項他会計繰入金の1目一般会計繰入金につきましては、公債費の利子分を減額することから、それに伴い一般会計からの繰入金278万8,000円を減額し、1億9,109万7,000円とするものでございます。
歳出でございます。
次のページをお願いいたします。
2款1項公債費2目利子につきましては、当初予算におきまして一時借入金の利子分を計上していたところですが、借り入れを行わなかったことから、278万8,000円を減額し、6,937万2,000円とするものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第6号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり承認されました。
日程第17 承認第7号 専決処分の承認を求めることについて(平成28年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第5号))
○議長(浅野幹雄君) 日程第17、承認第7号専決処分の承認を求めることについて(平成28年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第5号))を議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) それでは、議案書65ページをお願いいたします。
承認第7号についてご説明申し上げます。
平成28年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第5号)につきまして、地方自治法第179条第1項の規定により別冊のとおり専決処分をいたしましたので、同条第3項の規定によりこれを報告し、承認を求めるものでございます。
提案理由につきましては、議会を招集する時間的余裕がなかったため、専決処分いたしましたので、その承認をお願いするものでございます。
それでは、説明書90ページをお願いいたします。
平成28年度富谷市の介護保険特別会計の補正予算は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ1億9,351万円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ23億5,243万円とするものでございます。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
それでは、事項別明細書にてご説明いたします。
99、100ページをお願いいたします。
歳入でございます。
1款1項1目第1号被保険者保険料につきましては、1節現年度分特別徴収保険料15万円の追加と、2節現年度分普通徴収保険料15万円の減額を相殺し、ゼロとするものでございます。
3款1項1目介護給付費負担金につきましては、国の交付決定に伴いまして2,747万1,000円を減額するものでございます。
2項1目調整交付金につきましては、2万2,000円を追加するもので、福島原発の避難者1名分の特別調整交付金の補助金決定によるものでございます。2目地域支援事業費交付金につきましては215万4,000円の減額で、国の交付決定に伴うものでございます。4目災害臨時特例補助金につきましては、27万5,000円の追加で、福島原発避難者1名分の補助金決定によるものでございます。
4款1項1目介護給付費交付金につきましては8,667万8,000円の減額、2目地域支援事業費支援交付金につきましては55万円の減額で、ともに社会保険診療報酬支払基金からの交付金決定に伴うものでございます。
5款1項1目介護給付費負担金につきましては、3,557万6,000円を減額するもので、県の負担金決定に伴うものでございます。
2項1目地域支援事業費交付金につきましては、107万5,000円を減額するもので、県の交付金決定に伴うものでございます。
続きまして、101、102ページをお願いいたします。
8款1項1目一般会計繰入金につきましては、4,051万5,000円の減額で、介護給付費地域支援事業の実績に伴う市負担の確定等によるものでございます。
10款3項1目第三者納付金につきましては、20万7,000円を追加するもので、交通事故により介護サービスを利用していた1名分に対する立てかえ分を保険会社から受け入れたものでございます。
続きまして、103、104ページをお願いいたします。
歳出でございます。
1款1項1目一般管理費につきましては、253万5,000円の減額で、法改正によるシステム対応業務の委託料の減が主な理由でございます。
1款3項1目介護認定審査会費につきましては、実績に基づいて104万6,000円を減額するものでございます。
2款1項介護サービス等諸費につきましては、それぞれのサービス実績に基づきまして2億6,828万5,000円を減額するものでございます。
2款2項介護予防サービス等諸費につきましては、次のページ、105、106ページになりますが、それぞれのサービス実績に基づきまして1,559万3,000円を減額するものでございます。
2款4項高額介護サービス等費につきましては、13万4,000円を追加するもので、対象者の増によるものでございます。
2款6項特定入所者介護サービス等費につきましては、実績に基づきまして229万4,000円を減額するものでございます。
3款1項介護予防事業費と2項包括的支援事業費につきましては、国・県及び社会保険診療報酬支払基金の交付額決定による財源更正でございます。
4款1項1目介護給付費準備基金積立金につきましては、9,618万2,000円を追加するものでございます。
以上でございます。
○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) ページ、104ページです。介護サービス等諸費ですが、1目、予算として9億5,500万、減額が2億3,100万、かなりこれは大きな減額だと思うんですね。サービスの中で、結構、こうやって見ると大きな額で減額になっているというものがありまして、サービスの利用について、どういうことだったのか、実績に基づいてということなのでしょうが、それがどういうことでこうなっているのか、お尋ねしたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 28年度の予算を計上しますときには、第6期の介護保険事業計画の計画値という形で計上しておりまして、27年度のときにも実績に基づいて減額しておりましたけれども、28年度につきましても、やはり居宅介護サービス費、ヘルプ事業ですとか、ショートステイのところの伸びが鈍化しているような状況でございまして、減額というふうな形になってございます。計画値に対しての実績というふうな形になりましたので、実績に基づいての予算立てではなかったため、かなりの減額というふうな形になってございます。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 予測としてはこれくらいだろうといって見たものが実際はそうじゃなかったと。そこの予算の立て方と実績、これまでもずっとやってきているわけですが、これを変える必要だとか、その基本的な考え方はここの中からは何か生まれてくるのでしょうか。利用料が生じることなので、利用できない、そういうことはこの減額の中には要因として見られるのでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 28年度につきましては、第6期計画を継承してというふうな形になってございますが、27年、28年度の実績を見まして、29年度につきましては、予算立てのときは実績に基づいて予算を組んでいる状況でございます。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第7号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり承認されました。
日程第18 承認第8号 専決処分の承認を求めることについて(平成28年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第5号))
○議長(浅野幹雄君) 日程第18、承認第8号専決処分の承認を求めることについて(平成28年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第5号))を議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) お願いいたします。
議案書66ページをお願いいたします。
承認第8号専決処分の承認を求めることについて(平成28年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第5号))。地方自治法第179条第1項の規定により別冊のとおり専決処分したので、同条第3項の規定によりこれを報告し、承認を求めるものでございます。
提案理由につきましては、議会を招集する時間的余裕がなかったため、専決処分したので、その承認を求めるものでございます。
それでは、補正予算に関する説明書により内容を説明させていただきます。
112ページをお願いいたします。
平成28年度富谷市後期高齢者医療特別会計の補正予算(第5号)は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ11万1,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ3億531万6,000円とするものでございます。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
それでは、事項別明細書により説明申し上げます。
121ページをお願いいたします。
初めに、歳入でございます。
3款1項3目健康保持増進費繰入金につきましては、健診補助金の確定により4万5,000円の減額でございます。
5款2項1目保険料等還付金につきましては、額確定に伴い6万6,000円を減額するものでございます。
次に、歳出です。
123ページをお願いいたします。
3款1項1目疾病予防費につきましては、健診助成金の確定に伴い4万5,000円を減額するものでございます。
4款1項1目保険料還付金につきましては、額の確定に伴い6万6,000円を減額するものでございます。
以上です。よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第8号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり承認されました。
これで本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでした。
午後1時31分 散会
平成29年6月5日(月曜日) 午前10時00分 開議
日程1 | 会議録署名議員の指名 | ||
日程2 | 議案第9号 | 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて | |
日程3 | 一般質問 | 8番 佐 藤 聖 子 議員 | |
1 | 放射性廃棄物の一斉焼却と焼却灰の石積搬入にきっぱり反対すべきでは | ||
2 | 道徳の教科化、教育勅語などについて | ||
17番 相 澤 榮 議員 | |||
1 | 待機児童解消加速化プランについて | ||
10番 西 田 嘉 博 議員 | |||
1 | 富ケ丘公民館みんなの広場・公園整備について | ||
2 | 受動喫煙対策を強化する健康増進法改正(案)に伴う市の姿勢について | ||
2番 青 柳 信 義 議員 | |||
1 | 小学校・中学校のいじめについて | ||
2 | 日吉台小学校北側丁字路交差点の安全対策について |
議事日程のとおり 午前10時00分 開議
○議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましてはお手元に配付のとおりです。
○議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、13番浅野直子君、14番高橋正俊君の2名を指名いたします。
日程第2 議案第9号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて
○議長(浅野幹雄君) 日程第2、議案第9号教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) おはようございます。
それでは、議案第9号教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてご説明させていただきます。
教育委員会の委員に下記の者を任命することについて、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により、議会の同意を求めるものでございます。
氏名につきまして、高橋健藏氏でございます。住所、生年月日については、記載のとおりでございます。
提案理由につきまして、教育委員会委員高橋健藏氏は、平成29年6月10日をもって任期満了となるため、引き続きお願いをしたいというふうに思っているところでございます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
これから議案第9号を採決いたします。
この採決は無記名投票により行います。
議場の出入り口を閉めます。
〔議場閉鎖〕
○議長(浅野幹雄君) ただいまの出席議員は19名です。
次に、立会人を指名いたします。
富谷市議会会議規則第31条第2項の規定によって、立会人に17番相澤 榮君、18番渡邊俊一君、19番安住稔幸君の3名を指名いたします。
投票用紙を配付いたします。
〔投票用紙配付〕
○議長(浅野幹雄君) 念のために申し上げます。
富谷市議会会議規則第72条の規定により、本案を可とする議員は賛成と、否とする議員は反対と記載願います。
なお、投票による表決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは、富谷市議会会議規則第73条の規定により否とみなし取り扱います。
投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票用紙の配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。
〔投票箱点検〕
○議長(浅野幹雄君) 異状なしと認めます。
ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を呼び上げますので、1番議員から順番に投票願います。
〔事務局長点呼、投票〕
○議長(浅野幹雄君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
開票を行います。17番相澤 榮君、18番渡邊俊一君、19番安住稔幸君、立ち会い願います。
〔開票〕
○議長(浅野幹雄君) 投票の結果を報告いたします。
投票総数19票
有効投票 19票
無効投票 なし
有効投票のうち
賛成 18票
反対 1票
以上のとおり、賛成が18票です。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議場の出入り口を開きます。
〔議場開鎖〕
○議長(浅野幹雄君) 日程第3、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 今回質問に当たって述べますが、非常に長くなっておりますことをまず初めに申し上げたいと思います。
1問目の質問ですが、放射性廃棄物の一斉焼却と焼却灰の石積搬入について、きっぱり反対すべきだということでの質問です。
東京電力福島第一原発事故による放射性廃棄物の処理について、宮城県知事は昨年12月の市町村長会議で、「放射性廃棄物一斉焼却方針」に同意を求めたわけですが、同意を得ることができず、持ち越しになっているもので、6月にも市町村長会議を開く方向性だということを記者会見で述べています。
昨年12月の市町村長会議では、栗原市長が焼却に反対し、登米市長も焼却によらない方法での処理としていました。その席上で、富谷市長は「焼却灰の受け入れはできない」という石積地区の人たちの思いを表明しています。反対の自治体が出た時点で、知事の一斉焼却の方針は撤回されるべきものだったはずです。
そして、ことし4月の選挙後の登米新市長は、焼却反対を明確にしています。
富谷市は石積に仙台市の最終処分場があることから市民の関心が高く、市民団体が2回目の学習会を開くことにしています。先日、その市民団体の代表が市長に要請書を手渡し懇談しています。私も同席させてもらいましたが、終始熱心な意見交換がありました。
市長は、「富谷市には放射性廃棄物がなく、焼却によるプラスはないこと、処理は自治体ごとにやるべきことだ」と話され、「しかし、山積みになっている廃棄物があることはつらい」とも話されていました。
原発事故以来、誰もが知ることになったのは、「放射能は燃やしても減らない」という事実です。幾らほかのごみと混ぜて焼却、つまり混焼しても放射能がなくなるわけでも、濃度が薄まるわけでもありません。混焼によって放射能を含んだ焼却灰はふえることになってしまいます。
焼却したとき放出される放射能についても、「99%、バグフィルターで除去可能」とする研究者に対し、「二、三割が大気中に放出される可能性」を指摘している研究者もいることから、検証が必要です。どちらが正しいのか、科学的な検証もなしに焼却を進め、後になって健康被害が発生したら、誰がその責任をとるのでしょうか。
知事は、記者会見で、「仙台市が大変能力のある焼却炉をお持ちですので、何をやるにしても、やはり仙台市の協力なしには、少なくとも焼却ということは難しいのではないかと思っておりまして、仙台市の協力というのは大前提となりますので、引き続きご理解いただけるようなことが望ましいと思っております」としています。
仙台市で焼却した場合、大量の焼却灰が富谷市石積の最終処分場に搬入されるということになります。もしそうなった場合には、健康被害とともに風評被害が懸念されます。石積住民は、焼却灰の受け入れはできないとしており、そのことは尊重されなければなりません。
原発事故で子供への影響やがんの発生リスクが増大するのではないかという心配が広がっています。内部被曝の問題を過小評価する政府ですが、危険性をしっかり認識する必要があると考えます。
チェルノブイリの原発事故から31年、事故被害の模様が報道されます。内部被曝による子供たちへの影響、甲状腺がんの子供たちが取り上げられています。報道に接し、福島原発事故について、内部被曝問題をしっかり見据える必要があります。
富谷には、大きな夢を持った、たくさんの子供たちがいます。子供を初めとする全ての市民に対して、危険な放射性廃棄物の焼却灰を受け入れないと、市長はきっぱり反対を貫いてください。
原子力発電は、未完成で危険な技術であり、原子炉の構造そのものが不安定です。一旦事故が起きれば制御不能となります。人類と共存できない存在です。しかし、利潤第一主義により事故が引き起こされました。福島第一原発事故の責任は、何といっても、国と東京電力にあります。国と東電の責任で放射能の拡散を防ぎ、風雨などに耐えられる施設で安全に保管し管理する対策こそ求められるべきです。以下質問に移ります。
1つ目の質問として、放射性廃棄物の一斉焼却と焼却灰の石積最終処分場搬入にきっぱり反対すべきではありませんか、お尋ねします。
2番目の質問です。石積住民の焼却灰搬入反対の思いを、富谷市として責任持って対応すべきだと思いますが、どのように意思表示するのですか、お尋ねします。
3番目の質問です。石積最終処分場は、一般廃棄物を前提にしていることから、放射性廃棄物の焼却灰は受け入れをしてはならないと考えるものですが、どのような見解でしょうか、お尋ねします。
4番目です。放射性廃棄物の一斉焼却による健康への被害、環境への影響、風評被害などについて、どのように認識されているのか、お尋ねします。
2問目の質問ですが、道徳の教科化と教育勅語などについて、教育の問題を取り上げます。
新学習指導要領が、小学校は平成32年、中学校は平成33年から実施されますが、2年前倒しで「特別の教科 道徳」が実施されることになります。ことし、小学校の道徳の教科書が採択されることになりますが、学習指導要領で示された内容は、小学校、中学校とも、事細やかに示されており、それによって教科書が編纂されています。
先日、学習会に参加した折に、道徳とは何かを改めて学びました。皆さんにご紹介しますが、道徳の本来的意味は、他者・さまざまな集団・地域社会・日本社会・世界などとどういう関係をつくって生きていくのかという生き方・考え方のことであり、その生き方とは、常に対立を含んでいるというのです。支配者は、支配が続けられるような都合のいい生き方を浸透させたいと考えますが、主権者である私たちは、自分や仲間たちがひとしく幸せに生きられる関係を求めます。さまざまな生き方・考え方が存在し、対立もする中で、自分が自主的・主体的に学び取る生き方、それが一人一人の道徳性と言えるということです。自主的・主体的に判断し、生き方を選び取ることができるためには、人間を取り巻く社会・世界についての事実を広く知り、事実に基づく科学的認識が必要で、科学的認識に基づく自主判断を育てるのが道徳教育だというものです。
これまでも道徳の時間として指導されてきたものは、(1)番として、教科教育や教科外教育で、(2)番、日常的な生活指導で、(3)番、設定した事業を通して、それぞれ子供たちの実生活に即した中で行われてきました。それを新学習指導要領では、学年により19から22の項目にして、指導方法も統一することによって、子供たちを型にはめ、教え込もうとするように見受けられます。私の親たちが言っていた修身のような、上からの徳目の押しつけ、何か全体主義的な色を感じます。
さらに、道徳の評価があります。相対評価でなく、記述式で行うといいますが、この評価自体、「内心の自由」に踏み込むことになりはしないかというのが問題の本質です。「道徳の教科化は最終的に子供の道徳性を評価評定するという人権侵害を教師に強制するものだ」と、指摘する人たちもいます。
第1の質問ですが、道徳の教科化についての認識と対応を質問いたします。
次に、教育勅語についてですが、安倍政権は、ことし3月に「憲法や教育基本法に反しないような形で教育に関する勅語を教材として用いることまでは否定されることではない」と閣議決定をしました。
もともと安倍首相は教育勅語を評価しており、官房長官だったときに「大変すばらしい理念が書いてある」と国会で述べています。教育勅語は、明治天皇が臣民に下した教育の指導原理として発表され、重大事態があれば天皇を守れというもので、国民を侵略戦争に動員する上で大きな役割を果たしました。
安倍内閣の中に、「親孝行、夫婦仲よくなど、現在に通じる徳目が書かれているからよい」と発言する大臣がいます。しかし、「父母ニ孝ニ」や「夫婦愛和シ」の徳目も全て「皇運ヲ扶翼」するためのものです。徳目は天皇国家のためにあるとし、天皇への忠誠こそ教育の基礎で、いざとなれば天皇国家に身をささげよというものでした。
教育勅語の道徳律は、憲法の主権在民の社会に通用するものではありません。昭和23年、衆議院が教育勅語の排除決議、参議院では失効決議が全会一致で採択されました。衆議院の決議にはこのように書かれています。「これらの詔勅の基本理念が主権在君並びに神話的国体観に基づいている事実は、明らかに基本的人権を損ない、かつ国際信義に対して疑点を残すもととなる」としています。そして、全国の学校に保管されていた詔勅の写しの回収、排除の措置の完了を政府に求めました。
戦争体験者からは批判が上がり、河北新報にも「教育勅語 戦前回帰 布石じわり」と題するものや、「恐ろしい 教育の戦前回帰」などの投稿が寄せられています。
質問の2番目です。教育勅語について、教育委員会としての認識をお尋ねします。
次の質問は、家庭教育支援法についてです。家庭教育支援法が議員立法、あるいは政府提案で準備されています。家庭教育支援と聞けば、負担軽減の法律かと思うのですが、実は家庭教育にまで入り込んで、「親学」という親への教育を進めようというもので、親学推進議員連盟が立法化を進めてきました。親学は、親が変われば子も変わると、親の責任を過大に描き、発達障害も親が変われば治るなどと主張して社会的批判を浴びてきました。母性や父性、男の子らしさ、女の子らしさといった性差を強調したり、愛国心の獲得も親学の教科書にあります。
法案の中心は、政府と自治体が家庭教育支援に関する施策をつくり、その施策への協力を学校、保育所等と親を含む地域住民に求めることです。
それに対し、自由法曹団は、家庭教育支援法の提出に反対する意見書を発表しています。あるべき家庭教育を定め、国が介入する構造は、戦時家庭教育指導要領に酷似しているとしています。戦時家庭教育指導要領とは、幼いころから「尽忠報国の信念」を固めることが求められていました。尽忠は忠義を尽くすこと、報国は国のために力を尽くすことです。意見書は、家庭の事情や個々人の生活を無視した立法は、「家庭の中での男女平等や個人の尊厳をうたっている憲法24条に反する」と述べています。
質問です。この家庭教育支援法については、家庭に足を踏み込むものと考えますが、どうでしょうか、お尋ねいたします。
次に、全国学力テストについてお尋ねします。
全国では、学力テストで1位になるために、あるいは上位にランクされるために、過去の問題集や傾向と対策に時間を割くなど、問題や弊害が指摘されています。ある県では、学力テストで全国10位以内を目標に、頑張る学校・校区に100万円を交付するということまで行っていたと聞きます。確かな学力とは無縁の順位づけ、点数競争のテストに何の意味があるのでしょう。テスト結果をその児童生徒の指導に生かせるとしていますが、実際はどのように生かしているのでしょうか。児童生徒が理解できていないところ、理解不足などは、全国学力テストによらずとも、教室の中で教員が把握できているはずであり、把握しなければならないことではないでしょうか。
質問です。全国学力テストへの対応とテスト結果を指導にどのように活用しているのか、質問します。
中学校の部活の問題です。
菅原教育長は、部活を勝ち負けでない教育の一環として捉えていると常々お話しなさっています。5月6日の河北新報で「教員の過重労働」「定数増などの抜本的対策が急務」とする社説が掲載されていました。
「文科省の発表で平成28年度の公立校の教員の勤務実態調査結果で、中学校教諭の6割、小学校でも約3割の教諭が週60時間以上勤務していた。超過勤務は月80時間となる計算で、労災認定の目安の過労死ラインを上回る」としています。
中学校では、「練習試合などで生徒も教員も休めない」「教員の中には全く経験したことがない部活の指導に当たらなければならない」などという部活の問題があります。外部指導員の位置づけなど積極的に活用すべきではないでしょうか。部活で生徒や先生は疲れていないでしょうか、お尋ねします。
宮城教育大学の神谷准教授は、部活動について「教員も子供も保護者も、さまざまな矛盾を感じていますが、なかなか解消されないのは、部活動とは何かという認識がばらばらだからだ」と指摘しています。菅原教育長の教育の一環としてということは、具体的にはどういうことで、部活の教育的意義は何ですか。それは教員・生徒、そして保護者で共有できているのでしょうか。最後の質問としてお尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。
初めに、若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの佐藤聖子議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の放射性廃棄物の一斉焼却と焼却灰の石積搬入にきっぱり反対すべきではの問い1でございます。
以前にも同様の質問がありましたが、県内一斉の試験焼却につきましては、昨年末に行われた第12回宮城県指定廃棄物等処理促進市町村長会議において合意に至らなかったことから、半年後を目途に再協議することとされました。このことについては、先月、宮城県知事が定例記者会見の場において、6月中に開催したいとの考えを明らかにしたところでございます。
本市といたしましては、前回、答弁しましたとおり、他市町村の動向等を慎重に見きわめながら判断してまいりたいと考えております。
問い2につきましては、石積地区の方々のご意見については、昨年末開催された市町村長会議の席上、石積地区の住民の方々が全会一致で反対である旨、伝えさせていただきました。今後においては、この石積地区住民の思いを十分に受けとめた上で、慎重な判断をしてまいります。
問い3につきましては、法的なお話になりますが、福島第一原発事故由来の放射性廃棄物のうち、8,000ベクレル以下のものについては、放射性物質汚染対処特措法の定めにより各市町村が処理を行う一般廃棄物と同様に取り扱うこととされているのが実情でございます。
問い4でございます。8,000ベクレル以下の廃棄物については、例えば最終処分場の施設で作業する人であっても追加被曝線量は年間1ミリシーベルトを下回るもので安全であると国際原子力機関が認めているものでございます。しかしながら、昨年来、安全性に関し、さまざまな見解があることや、本市同様、各自治体で開催された住民説明会でも健康や環境への影響、風評被害への心配の声などがあることは十分に認識をしているところでございます。
以上でございます。
質問件名2については、教育長よりお答えをさせていただきます。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) それでは、私のほうから、第2問目、道徳の教科化、教育勅語についてのご質問についてお答えを申し上げます。
まず、第1問目、道徳の教科化についてでございますが、現在、不登校が増加傾向にあり、いじめが大きな社会問題になっております。その要因には、子供たちの規範意識の低下や友だち関係づくりの課題が挙げられます。また、道徳の授業が、読み物資料の朗読や視聴覚教材の視聴で終わるなど道徳教育が形骸化しているとの指摘もあります。このような現状を踏まえ、道徳教育をより強化するために道徳の教科化が図られたというふうに認識しております。
対応につきましては、指導方法、評価のあり方を学校との連携を十分に踏まえながら、今後、研修を積んでまいりたいというふうに思っております。
第2問目、教育勅語についてでございますが、市内小中学校は、国から示された学習指導要領にのっとり教育活動を実施してございます。各教科の内容につきましても、教科書を中心に創意工夫のもと指導しているというふうに認識しております。
続きまして、家庭教育支援法案につきましては、まだ法案として出されていないことから、法案が提出された時点での対応と思っておるところでございます。
続きまして、全国学力テストについてでございますが、本市では、調査結果を学校ごとに分析し、学力や学習習慣の学習状況を保護者等に公表しております。分析結果をもとに、成果と課題を洗い出し、課題に対する指導法の改善点を示し、授業改善に生かしております。これは学校と家庭が連携して、児童生徒の学力向上、学習習慣の確立に努めることにもつながっております。また、学校の分析結果を持ち寄り、本市研究主任者等で協議をいたしまして、現在、本市では、学び合いの授業形態を取り入れ、調査結果を生かしておるところでございます。
続きまして、中学校の部活動についてでございますが、5と6については、関連がありますので、あわせてお答えをいたします。
初めに、中学校部活動の教育的意義については、学校教育活動の一環としてスポーツや文化活動に興味と関心を持つ生徒が教員の指導のもと、自発的、自主的に行うものであり、より高い水準の技能や記録に挑戦する中で楽しさや喜びを味わい、学校生活に豊さをもたらします。さらに、自主性、協調性、責任感、連帯感などを育成する教育的意味がございます。
生徒や教員の疲労につきましては、宮城県教育委員会から出された部活動での指導ガイドラインにあわせた休養日の設定、指導体制の構築等、各校工夫して努めているところでございます。
今後とも、指導ガイドラインの活用や運動部活動の指導の手引きをもとに、教員と生徒、保護者が一致した認識のもと、心身ともに充実した部活動が展開されるように進めているところでございます。
通告いただいた7問はございませんでしたので、答えのほうも割愛をさせていただきたいと思います。
以上でございます。
○議長(浅野幹雄君) これより佐藤聖子君の質問は一問一答により行います。8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 放射性廃棄物の問題は、これまでも取り上げてきたものですし、取り上げられてきました。仙台市が焼却するということになったら、それを富谷市が受け入れるということになってしまうと。そういうことにつながるわけで、そうすると、石積地区の住民の思いというものが、これは一体どうなってしまうんだろう。やはり、市長におかれては、やっぱり焼却にも反対だし、その焼却したものを受け入れることはできないと、このようにはっきりと意思表示をするべきではないかと思いますが、その点について再度お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) この件につきましては、これまでも答弁を申し上げているとおりでございます。我が富谷市においては対象となる廃棄物がない状況の中で、焼却灰を受け入れるというのは大変なかなか理解を得られるものでないし、実際に石積地区の町内会の皆様が全会一致で、先ほども答弁したように、反対を表明されており、そのことについては、昨年末の市町村長会議でもお伝えをさせていただいたところでございます。それとは別に、現在、であれば、それを率先して富谷市が、私が、全て反対、反対と言うことによって、決して、そのことが、現実の問題としては、震災から6年以上たった今もまだ汚染廃棄物が山積みになって目の前に置かれたままで苦しんでいる方々が同じ宮城県民の中にいるというのも現実でございます。そういった方々の思いを考えれば、なかなか率先して全て反対ということを我々が表明できるものでもなく、みんなで何かしら解決の方向を見出していくべき。そのことについては、私も考えるべきだというふうに思っております。
ただ、先ほど来、お話ししているように、今の現状の中では、半年たって、現在、県のほうでどういう方向を示すか、まだ説明がされていないということ。または、仙台市もそのことについて、まだ全く白紙の状態であるということでございますので、その辺の動向を見きわめながら、判断、こちらの表明をしていきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 藤倉知格県議が県政活動報告書というものを私のところに送ってくださいました。その中に、もし、さまざまな処分の方法があればということで、本来であれば、廃棄物の堆肥化や土壌へのすき込み、林地還元等にとどまらず、国と県は大学等の研究機関と共同連携して焼却以外の処理技術の開発を進めるべきだと、このようにおっしゃっています。
そして、石積についてのところには、実際行ってみると、川筋に沿って現場調査をしたところ、処分場が立地する石積埋立処分場に源をするところ、刈又川、明石川、西川、吉田川へと注ぎ、その流域には水田が広がっており、放射能汚染や風評被害が実感を伴って懸念されますと、このようにして、絶対反対だということを表明していらっしゃいます。これは市民の声であり、同じ黒川郡の人たちの声だと思います。
市長は、常日ごろから市民のことを思いながら発言をなさっていますが、その受け入れのことを的確に発言しなければ、市民を守るのか、市民の健康と、富谷市が居住に最適なのかを判断すること、これを市民が市長の発言をもとにしながら判断することになると思います。そのことを踏まえればきっぱり反対の意思を表明するべきであると考えますが、再度、この点について答弁をお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 私も実際、いわゆる石積の下流に生活をしておりますし、そういう意味では、本当に実態、実質的に私もいろいろな意味で考えるところもあるわけでございますが、何度も繰り返し申しわけありませんが、とにかく石積地区の皆様方の意思については、これまでもしっかりとお伝えをしておりますので、そして、なおかつ、今お話しいただいたように、私にとって富谷市民の皆さんの安心安全を確保することは最優先だというふうに思っておりますので、その辺は基本と置きながらも、私がこれから表明することにつきましては、あくまで県もしくは関係する仙台市、または県内の市町村のいろいろな取り組みとご意見を伺いながら、いろいろな意見を発言をしていきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) それでは、教育の問題に移ります。
先ほどですが、不登校だとか、いじめだとか、こういうことがあって子供の規範をもっと高めるというような話でしたが、しかし、新学習指導要領で示された特別の教科、道徳の内容というのは、本当に細かくなっていますよね。Aで、自分自身に関すること、Bで、人とのかかわりに関すること、C、集団や社会とのかかわりに関すること、D、生命や自然、崇高なものとのかかわりに関することなど、細かに示して、これによって教科書がつくられ、このことが、私は徳目の押しつけ、形を押しつける、型の押しつけだというふうに思います。そして、何かしら、先ほど言いましたけれども、全体主義的と捉えるのは当然ではないかと思いますが、これをすることによって規範が生まれる。そういうことで教育を持っていっていいのかどうか。このことについてはどのように考えているのか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) まず、現在も年間35時間の道徳の指導というのは行われております。それは子供たちが将来社会人として自立するために必要な基本的な人としてのあり方、その基本的なことを子供たちにきちんと学ばせるということで行っております。ですから、今度、教科化されても、その内容的には、私は大きな変化はないというふうには見ています。これまで行われてきた人として基本的に身につけなければならない項目を、教科としてより少し強化していくというか、そういう方向だというふうに認識しております。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 先ほど紹介しましたけれども、やはり、それぞれの考え方やそれぞれがあって、考え方、生き方が対立していると、一つの型にはめるものではないということは共有できることかと思います。その中で、道徳の時間というのがあって、先生たちはさまざまな、即、子供たちが身につけられるような形で教育をしてきた、道徳の時間を使ってきたということだと思いますが。それからすると、これは特別の思いがあっての教科化ということだと私は思いますが。余り変わらないというのは、それは違うのではないかと私は思いますが、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 教師のほうから一方的な指導というよりは、子供たちが自発的に気づくという、そういう内容を中心にこれまでも指導してきておりますので、これからの教科化ということでも、余り大きく変わると、一番面食らって、学校の中でも、被害まではいかないですが、戸惑うのは子供たちですので、これまでの指導と継続性と一貫性というものは保っていきながら対処していくというのが教科化に対する基本的な考えでございます。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) これは報道されていることですが、銃剣道でしたか、これが新学習指導要領の中に出てくるだとか、それから道徳の教科書の中にパン屋ではいけないと、和菓子屋さんにしなさいと、そういうことが注文がつけられるというような、本当に細かいところまで、今まではパン屋さんでもよかったはずなのに、それを和菓子屋さんにしなさいというようなことまでされるという、私は大きな変化があると感じていますが、子供たちが、それを戸惑うことなく、型に押しつけられることなく進めるべきだと私は考えていますが、どういう視点で教科書を選んでいくのか、お尋ねしたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 教科書は、間もなく全ての検定を受けた教科書が展示会場、当市も展示会場の一つになっておりますので、そこで自由に閲覧できるということになります。私もまだ全ての教科書を見ていないので、その閲覧のときにきちんとやはり教科書をしっかり見て、そして、教育委員会の中で、学校から推薦図書が上がってまいりますので、それに対して、教育委員会の中で十分熟議を果たした上で選定に当たりたいというふうに思っております。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 特別の教科、道徳についての評価ですけれども、最終的には子供の道徳性を評価評定するということになるわけで、それが相対なのか、記述なのかということではなくて、心の中に、内心のところに入ってくるという、この問題についてはどのように考えますか。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 道徳の評価については、今、議員がおっしゃられたようなことをやはり十分配慮していかなければならない案件だと思います。ただ、現在も道徳の評価というのはございます。子供たちの指導の記録を残しておく指導要録というものがございますが、そこの総合所見の中に、私も実際そういうことをやってきましたけれども、友だちと仲よくできるとか、それから、正義感がある、正義感がとても強い子供であるとか、子供たちの協調性、リーダーシップ性が図られていく子供であるという記述は今も現在行われているところです。
ですから、道徳の教科化の前に、今行われていることを教科化の中でも、先ほど言いましたように、継続的に捉えていきたいというふうに思っています。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) それでは、教育勅語についてお尋ねしますが、この教育勅語はこれまでどのように学校の中で扱われてきたのですか。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) ここに中学校の社会科の教科書がございますが、中学校の社会科の教科書の中に、教育勅語が大日本帝国憲法の翌年に明治の近代国家の礎の中の大日本帝国憲法を受けた教育分野の中核として記述されたというようなことはございます。中学校の社会科においては、この教科書の内容に沿った指導が行われているというふうに認識しております。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 教育長は社会科の先生でございまして、教育勅語自体についてはどのような認識をお持ちですか。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 実は、私、中学校での経験がないものですから、ちょっと回答を回避するということではございませんが、その経験はございません。ずっと小学校での教育活動に当たってきたものですから、実際的なところはございませんが、教科書に示されている内容については、歴史的な事項としてはやはり妥当性があるというふうに、適当なものであるというふうには認識しております。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 学校教育の中では、こういうことがありましたということでは、それは授業の中で学ぶものでありますが、しかし、今行われようとしているのは、中身を賛美するというのでしょうか、肯定するという見方が問題だということになっているわけです。そして、森友学園で幼稚園児に暗唱させていたということがテレビで大きく報じられました。教育勅語は戦後排除決議が出されたり、失効の決議があったわけですが、その徹底に学校としては、教育の現場としては、責任を持たなければならないということだと考えます。教育勅語の復活は到底許されるべきものではないと考えるものですが、この点についてはどのようにお考えでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 繰り返しになりますけれども、学校では、教科書を中心に授業が行われております。教科書をどのような形で1時間の授業、教科書の内容を子供たちのほうに指導するかというためには、やはり教材として、これを教材化する必要がございますので、その際使用するプリント等については、私は教師の裁量だというふうに思っております。ですから、教師は教科書の記述内容に即した教材等を準備しながら授業を行っているというふうに認識しております。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 教師の裁量ということになりますが、それは教育勅語を肯定的に教材の中で扱うということではないということで、お話を伺ってもいいでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 私も二、三の中学校の教師にこのことについて少し意見交換というか、聞き取りを行いましたが、中学校の教員は、やはり歴史的な事項として、教科書に記述されている内容で授業を行っているという答えでした。ですから、私もそれが一番適当かつ妥当な、いわゆる教師の裁量の問題としては正しいあり方だなというふうに認識してございます。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 家庭教育支援法に移りますが、先ほどは、まだ法案が提出されていないということでしたが、先ほど、要旨の中でも述べましたように、親学を中心とする家庭への決まりきったような、そういう押しつけだと私は思います。もし、こういうものが出てきたときに、自治体に施策が求められた場合、仮定の話になりますが、こういうことは許していいと私は思わないわけですが、どのように対応されるのか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
○学校教育課長(佐藤英樹君) この法案につきましてはまだ出ていませんので、出た時点で考えたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) では、全国学力テストについてお尋ねしますが、かなり長い間、これが行われています。県でもあの学力テストを実施した時期もありまして、子供たち、そして教員、保護者の負担も非常に大きかったかと思います。全国学力テスト、先ほど、こういうふうにして活用しています、保護者と共有していますということでありましたが、しかし、それがなければ今の富谷市の学校教育は成り立たないのでしょうか。毎年の全国学力テスト、これは本当に大きなお金も、非常に多額のお金も使いながら実施されているわけでありまして、これをほかの教育予算に回すべきだと考えます。私は全国学力テストを参加しない、やめるべきだと発言することが望まれていると思いますが、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 全国の学力・学習状況調査というものは、国の施策として行われております。ですから、我々の立場としては、国の施策を十分に有効な方向で活用するという、そういう方向でこの学力テストの、今、取り組みをしているところでございます。やはり、これだけ大規模な、そして毎年行われ、しかも、全ての児童生徒に悉皆、全ての児童生徒が行うという、これだけのやはりデータというものは、ほかには全く類を見ないものですので、私はやはり学習のいわゆる成果、それから、これからの学習の指導法の改善等に向けては、本当にビックデータだというふうに思っておりますので、これをできるだけ有効に活用していくという、そういう方向で今後とも取り組んでまいりたいというふうに思っております。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 全国学力調査というのであれば、調査自体だったら、毎年やる必要がないと私は考えるわけですね。その点についてはいかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) そういう議論があることは承知しておりますが、しかし、先ほど言いましたように、これは国の教育行政施策として行われているものでございまして、私としては、やはり国で行われているこの施策に対して、いかに有効に、かつ、効果的に活用していくかという立場での対応を今後も図ってまいりたいというふうに思います。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 富谷市内の教員にお話を聞きました。富谷市内では、特別に過去の問題集をやったりするというようなことは余りないようですが、しかし、それでも何かしらの形で参考にしたりということはあるようです。その点についてはどのようになっているのか、詳しくお尋ねしたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 先ほど議員さんもおっしゃられたように、過去の問題についての傾向等の分析ということはしているかなというふうに思っておりますが、しかし、それを点数を上げるための一つの方策としてやっているということの事例は私も把握していないし、ないというふうに思っております。
先ほどの繰り返しになりますけれども、やはりこれほどのデータというものがほかにも類を見ない大規模な学習調査でありますので、これを今後とも、何度も繰り返しになりますが、やはりいかに現在活用しているより以上の有効な活用方法というもののほうの検討のほうに力を入れていきたいというふうに思っています。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) それでは、部活について移りたいと思います。
富谷市立の中学校の部活の数と指導者の経験についてお尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
○学校教育課長(佐藤英樹君) 部活の数は59でございます。経験、未経験につきましては、経験者のみの部活の割合が22%、経験者と未経験者で一緒にやっている部活が53%、未経験者のみが24%でございます。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) それは一緒にやっているということもありますが、未経験者のみというのが24%あるということで、子供たちは上手になりたい、強くなりたいと思っているわけで、このために指導については部外からのというようなこともあるわけで、この点についてはどのように改善を進めようとしているのか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
○学校教育課長(佐藤英樹君) 富谷市のほうでは、外部指導者ということで、それを依頼しております。昨年、今年度も中学校のほうに希望をとりまして、指導が十分できないとか、またはもっと工夫して指導したいというところの学校に照会をかけて、申し込みを県のほうにお願いしております。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) この24%は解消されていくでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
○学校教育課長(佐藤英樹君) 24%は解消されるかどうか、今の時点ではわかりません。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 部活動とは何かという定義をはっきりさせる必要性について、見解をお尋ねしたいと思います。部活動についてですが、部活動の指導は教員の職務として明確に定められているのかどうか。学習指導要領では、部活動は学校教育活動の一環としながらも、生徒の自主性、自発的な参加によって行われる教育課程外の活動として位置づけられているのではないでしょうか。こういうときに校長は教員に業務命令ができるのかどうか、この点についてお尋ねしたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 学習指導要領にのっとって進めているところではございますが、今、議員のご指摘のとおり、教育課程外の自主的、自発的な活動ではございます。ですから、例えば教科であるとか、先ほどから議論になっています道徳のように、全ての生徒が受けるというように教育課程で規定されている内容ではございません。しかし、学校教育活動の中で、特に中学校の部活動というのはやはりかなりウエートが今大きくなっております。それは、自発性であるとか、いろいろな協調性であるとか、そういうものをより育成していくためには非常に重要な教育活動であるという認識のもとででございます。ですから、校長は学校経営の中で、教育課程外活動ではあるけれども、勤務時間内に行われている活動でございますので、それに対して、その指導に対しての役割を担うように求めることはできます。できるというふうに思っております。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 先ほども超過勤務すれすれのところに先生たちがいらっしゃるということを申し上げました。これを解消しなければならないと思いますが、この点については、富谷市としてはどのような方向性でいっているのか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) きのう、おとといと中体連が行われまして、部活動の中にもハイシーズンと、それから、少しゆっくりと進めていってもいい部分とが1年の中のサイクルにはございます。ですから、きのう、おとといの中体連に向けてはまさにハイシーズンでございましたので、この期間中は。その間、特に4月の超過勤務等を見ていますと、約3割の中学校の教員がやはり超過勤務が多くなっているなというふうに思っております。これから、でも、きのうで3連戦が、残念ながら、県大会に行かない部分については中止になりますので、これからは少しゆったりしたシーズンに入っていけるというふうに思いますので、そこの中で、中学校の教員に対する過重負担の軽減を図っていきたいというのが1点。
それから、2点目は、先ほど課長が言いましたように、やはり地域との連携が大事だというふうに思っておりますので、地域の皆さんの力をかりながら、今、市独自でやっておりますあったかスポーツクラブからの講師派遣の問題もございますし、県と協議を進めておりますモデル地区にうちの市が指定されておりますので、県からの外部講師の派遣等をいただきながら、地域との連携をより強化していきたい。それで、中学校の教員の負担を幾らかでも軽減していければなというふうな方向で進んでおります。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) そして、子供もまた休養が必要です。土曜日か日曜日、どちらかを休みにするという、この徹底についてはどのように図りますか。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) それは県のガイドラインでも示されている内容でございまして、私と、それから校長会、いわゆる学校の校長等の間でも共有を図られておることでございます。先ほど言いましたように、これも1年を通しての休養日をきちんと設けるということでして、毎週それをやれということではございませんので、さっき言いました1年トータルの中では、県のガイドラインをきちんと踏まえた指導の内容、それから、時間になっていくということを校長と、それから、学校の教員とよく情報を共有しながら図っていきたいというふうに思っています。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 若い先生の中で、あるいはベテランの先生の中でも、非常に忙しくて体調を壊して休職する、退職するという人たちもいます。これをオフシーズンといいますか、ハイシーズンといいますか、そういうことではなくて、年間通して休養も必要だということをやはり学校として徹底すべきではないかと思いますが、この点についてはいかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 校長とよく連携を図りながら、そういう方向で、負担軽減の方向で図っていきたいというふうに思います。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 日本の教育予算は、世界の中の最低水準です。OECD諸国で毎年ワースト1位、ワースト2位というものに甘んじています。今、憲法改正論議の中で、憲法を改正して大学の無償化を進める議論、論調があります。しかし、憲法を改正しなくても、教育予算をふやすことはできます。憲法改正を持ち出さないでもらいたいと私は思います。予算を保護者が長い間要望している30人以下学級の実現を図るべきではないかと考えます。OECD諸国の上位に位置する教育予算によって教員の負担軽減が進み、何よりも、子供たちと過ごす、接する時間が確保されるのではないでしょうか。とにかく、教育にもっと予算をと願います。
一人一人の子供に目が行き届く体制づくりを急がなくてはならない。そのことがいじめ問題解決にもつながると思いますが、この点についての答弁を求めます。
○議長(浅野幹雄君) 通告にございませんけれども。通告にございませんよ。
質問、続けてください。どうぞ。8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) そういうことで、子供たちが本当にゆっくり見られるような体制にする。そのためには教育予算が必要だと思いますが、その点について、最後にお尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 教育委員会の全国的な組織もございますし、教育長の全国的な組織もございますので、今の義務教育の国庫負担制度の維持等について、それから、少人数指導等の加配等の増については、その組織を通して国のほうに働きかけているところではございます。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 加配ではなくて、やはり教育予算の拡充で30人以下学級というものが保護者の願いでありますし、そういう運動と一体になって進めてほしいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 繰り返しになりますけれども、その定数法の改善等も含めて、先ほどの全国的な組織を通して要望をしているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) この際、午前11時15分まで休憩をいたします。
午前11時03分 休憩
午前11時15分 再開
○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) 私は、待機児童加速化プランについて質問いたします。
本市の合計特殊出生率は宮城県の平均を上回っているとともに、子育て世代の転入者が多いこともあり、子供の数はふえ続け、共働き世帯の増加や低年齢児の早期入所の傾向が強まっており、保育所への入所の需要が高まっています。
核家族化や女性の社会進出の進展等、社会環境の変化を背景にさまざまな悩みや育児不安を抱える家庭がふえてきていることから、専門職等による切れ目のない相談・支援が必要となっており、保育環境の整備や家庭的保育の充実に努めるなど、積極的な待機児童対策が求められています。
厚生労働省の平成25年度補正予算・平成26年度予算ベース版によりますと、待機児童の解消に向け、2年後の子ども・子育て支援新制度の施行を待たずに、地方自治体に対しできる限りの支援を講じ、2年間の緊急集中取り組み期間と新制度で弾みをつける取り組み加速期間で待機児童の解消を図り、市町村が策定する整備計画に基づき、保育園、認定こども園及び小規模保育事業所に係る施設整備事業の実施に要する経費に充てるため、市町村に交付金を交付するとしています。
また、待機児童解消加速化プランに基づき、意欲のある自治体の取り組みを強力に支援するため、補助率をかさ上げし、保育園を整備推進するとあります。
取り組み加速期間(平成27年から29年度)でさらに整備を進め、緊急集中期間と合わせて、潜在的なニーズを含め約40万人分の保育の受け皿を確保し、保育ニーズのピークを迎える平成29年度末までに待機児童解消を目指し、保育緊急確保事業その他の消費税財源を用いた施策として行うほか、所要の財源を検討しています。
平成29年度予算においては、子ども・子育て支援新制度に基づく保育所の運営費補助に加え、待機児童の解消を目指した保育士の処遇改善などとして計544億円を確保されています。
保育の受け皿拡大に伴い必要となる保育人材確保対策の充実をいかに図るかが重要課題です。
処遇改善では、保育園等に勤務する全ての職員を対象とした全職員の賃金を2%(月額6,000円程度)引き上げるとし、勤続年数がおおむね7年以上の中堅保育士を対象に、副主任保育士などの役職を新設、研修修了などを要件に月4万円賃上げするなどとして、他業種に比べて低いとされる賃金の底上げを図るとしています。
安倍総理は、5月31日、認可保育所などに入れない待機児童を2020年度までに解消する考えを表明しました。政府の現行計画は、目標時期を17年度末としていますが、働く女性の増加などで保育のニーズが増し、達成が困難になったとして3年先送りとなりました。
待機児童は、手のかかるゼロ歳から2歳児が全体の70%を占め、1人の保育士が目配りできる人数が限られています。保育士がもっと必要だが、絶対数が足りず、現場は悩んでおります。今や、保育士資格を持った短大や専門学校の新卒生の取り合いと聞いております。待機児童ゼロの達成は可能なのか。市は人材育成支援のビジョンを明確に打ち出すべきで、教育機関を巻き込んだ議論を期待します。
外で働く女性はふえ続け、出産後すぐに職場復帰を目指す流れが強まっています。共働きなどの事情で保育時間が長くなり、幼児期に親と過ごす時間が減るのは悩ましいことです。市は、教育の原点を考え、子ども本位の保育行政を進めてほしいと願い、次の質問をいたします。
1、保育士不足に対しての取り組みについて。
2、保育所整備事業に対する取り組みについて。
3、潜在保育士の再就職支援の取り組みについて。
4、新卒の人材確保・就業継続支援の取り組みについて。
以上です。
○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの相澤 榮議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名、待機児童解消加速化プランについての問い1でございます。
保育士不足に対しての取り組みについては、ハローワークや県の保育士バンクを通じて募集を行っておりますとともに、県内の保育士養成校を訪問し求人活動を行っております。
問い2の保育所整備事業に対する取り組みにつきましては、現在、年内完成を目指し、杜乃橋地区に認定こども園を整備中です。現時点で新たな保育所整備は考えておりませんが、今後は、保育ママ事業の拡充や小規模保育事業による整備を視野に入れ、待機児童ゼロを目指し努めてまいります。
問い3と問い4につきましては、関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
本市では、宮城県が行っている保育士就学資金貸付事業、保育士再就職準備金貸付事業を広く周知することにより、潜在保育士の再就職支援や新卒の人材確保、就業継続支援につなげていきたいと考えております。この制度は、それぞれ保育士養成校の就学費用や再就職のための準備金を無利子で借り入れ、宮城県内の保育施設で一定期間勤務すれば貸付金の返済が免除されるというものでございます。引き続き、広報やホームページ等で広く周知し、保育士の人材確保に取り組んでまいりたいというふうに考えております。以上です。
○議長(浅野幹雄君) これより相澤 榮君の質問は一問一答により行います。17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) じゃあ、最初に、この制度について。この制度は、論旨でも申し上げましたけれども、意欲のある自治体の取り組みについての手上げ方式のプランなんですけれども、これについて富谷市では手を挙げたんですか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 待機児童加速化プランについては、富谷市で手を挙げて行っております。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) このことについて、3月議会のときにその当時の課長に、このことについてはどのように取り組むんですかということで、予算委員会の部分がありましたので、お伺いしたところ、今のところはちょっと考えていませんということでございます。そんな中で、保育士が不足だという部分は明らかなわけですけれども、それでは、現在24名の待機児童がいらっしゃるということでございますが、それぞれに年齢ごとに待機児童の数をお知らせ願いたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) ゼロ歳児が2名、1歳児が10名、2歳児が7名、3歳児が2名、4歳児が2名、5歳児が1名でございます。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) 富谷市には児童を預かる施設としてどのぐらいありますか。公立と私立、あわせてお伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 公立保育所が4カ所、私立の認可保育所が7カ所でございます。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) それぞれに入っている児童数の数字がありましたら、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 4月1日現在の資料しか、ちょっと持ち合わせておりませんが、4月1日現在、富谷保育所が63名、富ケ丘保育所が61名、東向陽台保育所が52名、成田保育所が98名。私立のほうに参ります。果樹園の森保育園が169名、若樹の森保育園が183名、わか葉保育園が144名、菜の花保育園が51名、ぷらむ保育園32名、富谷ひよこ園が12名となっております。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) それでは、24名の待機児童をゼロにするには、保育士の数はどのぐらい必要なんですか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 各保育所の床面積等が関係してくるかとは思いますが、ちょっとざっと計算したところ、あと5名から6名ぐらいかなというふうには思います。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) 先ほど、市長の答弁の中で、保育士確保のためにいろいろと策を練っているようでございますけれども、5名から6名の保育士が不足する部分が今示されましたけれども、これについては保育士だけの問題なのか、それとも、保育所という施設の問題なのか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) うちの富谷市だけではなく、保育士不足というのは、全国的な問題でもありまして、県のほうともたびたび勉強会というか、意見交換会というものがございます。そこで、やっぱり県内市町村どこでもやっぱり保育士は不足しているというところがございます。先ほど、5名から6名ということも私言いましたが、特に公立のほうの保育所は、異年齢児、例えば5歳と4歳とか3歳と4歳合同の保育になる場合がございますので、その辺の配分によっても必要保育士というのはちょっと変わってくるというところもございます。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) その保育士を確保する努力というのはどのぐらいされたんですか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 先ほど言った県との意見交換会で、2年ほど前から、県のほうで保育士人材バンクというところで潜在保育士の登録、それからマッチングというところの事業を開始していますので、そちらの利用。それから、四、五年ぐらい前からになると思うんですけれども、毎年、県内の保育士養成校のほうを回って求人のほうを出しているという状況です。それから、総務課のほうにもお願いして、正規職員としての保育士のほうの採用も何とかというところでお願いしているところです。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) なかなか集まらないということでございますけれども、その原因はどこにあるか、わかっているんですか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) やはり保育士さんも結婚して子供を産むということになりますので、やはりお子さんを産んでから、一旦、やっぱり朝早く夜遅くまでの重労働、そして、お子さんの命を預かるというとても緊張感のある仕事だと思いますので、一旦、やっぱり職を離れたときの再就職というところで人が集まらないというものもあるのかと思います。
それから、やっぱり、毎年、保育士養成校を回って、皆さんがおっしゃるのが、やっぱり入学するお子さんも年々減ってきているというふうには各学校のほうでもおっしゃっていますので、なり手がいないというところも一つの要因かと思います。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) 保育士の、論旨でも申し上げましたけれども、保育士の処遇の問題が絡んでくると思いますが、そのことについてはどのように考えますか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 先ほど、相澤議員がおっしゃった処遇改善、一律何%であるとか、主任、副主任のほうのというところは今年度からうちの市でも行っているところです。保育所に関しての運営というところに盛り込んで上乗せしているところでございますので、ただ、市独自というところでは、ちょっとそれ以上は今のところ難しいかなというふうに思っております。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) 潜在保育士もいらっしゃると思うんですけれども、その潜在保育士を復帰させるということも考え、また、新しい新卒の保育士も恐らく県内では取り合いだと思うんですけれども、なぜ富谷で働く方がいないんですかというときに、そういう場合に、ほとんど仙台市内のほうに先にとられるというような情報が入っているんですけれども、それはなぜかというと、やっぱり処遇の問題だと思うんですけれども。それについて、やっぱりもう少し改善する方法について、もう一度答弁を願いたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 臨時保育士さんというところでいえば、それほど仙台市と処遇的な違いはございません。ただ、以前、ちょっとある私立保育所の運営をしている方と話をさせていただいたときに、そういう理由があったのかというところで私も思ったのが、どうしても仙台市内と違って、富谷、大和町あたりは車での通勤ということになりますので、今は車の免許を持っていない、車を持っていない若い保育士さんというのが多いというところで、どうしても通勤が車じゃないと何ともならないというところも一つの要因なんですということを言われて、それも一つなのかなとはちょっと思ったところです。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) それでは、別の項目で質問します。
認可外保育所の中で、資格を持たない保育士というのはいらっしゃいますか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 今、正確な数値はちょっと把握はしていないんですけれども、今現在、富谷市内には認可外保育所が1カ所、それから事業所内保育所が1カ所ございます。事業所内保育所に関しては今のところないと思うんですが、認可外のほうにはお手伝い、保育補助ということで、1名、2名いらっしゃったと思います。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) 資格を持たないで保育所で働いている方、その方について、ぜひ資格を取る方法について支援の方法は考えていますか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) それにつきましても、資格支援取得補助制度というものがございます。ただ、先ほど言った待機児童加速化プランの中のメニューの一つということになっていますので、なかなか手続的に、取りたいのですぐというわけにはいきませんので、お話があった時点で協議して進めていきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) 今の答弁について、加速化プランに手を挙げなければそれが当てはまらないということだと思うんですけれども、予算面では十分な対応ができるんですか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 現在、平成29年度では予算措置はしておりません。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) 保育所の内容等についてなんですけれども、研修制度というものがあると思うんですが、それぞれに保育士の研修について、例えば経営者、保育所を経営している経営者についての研修等はあるんですか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) それは園長先生とかそういった方たちのということですか。市独自では特には行ってはいないんですけれども、私立、認可保育所の団体であるとか、そういったところでいろいろな研修があるということは聞いたことがございます。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) 市独自でそういう方の研修というのは必要と思いますか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) うちの市内で保育所を運営している私立保育所に関しては、複数の市町村にまたがって保育所を経営している団体さん、社会福祉法人さんが多いというところでございますので、むしろ、当市としては、その代表者というよりも現場を預かる保育士さんのほうの研修を主にしていきたいなと考えております。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) それでは、保育士の研修制度については市独自ではやっていますか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 保育士さん、勤務終わってから来やすいようにということで、認可外保育所まで含めて市内の保育施設全ての保育士さんを対象に年七、八回ぐらいは行っております。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) 目標が全てですけれども、全ての方が受講されているんですか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 昨年でいえば、例えば物によって、AEDの研修であるとかそういったものは2回、3回行って、なるべく全員の方が来ていただくようにということで、順番で来ていただくようにということで配慮はしております。ただ、どうしても講師、先生の関係で1回しかできないという講習もございますので、そういった場合は、仕事が終わってから、ちょっとおくれてもいいから、なるべく多くの皆さんに参加してくださいということで周知しております。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) 保育所の施設について、今度、杜乃橋にできる予定なんですけれども、その施設ができることによって、現在、待機児童24名については解消されるんですか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) まだ予測の段階なので、ここで絶対ゼロになりますという断言はちょっと難しいとは思うんですが、数字上の話をさせていただくと、実際、4月1日現在時点での数、一番、先ほど言ったとおり、1歳児の待機児童の数というのが多くなっております。現在のゼロ歳児の数というのは、昨年よりも100名近く減っているという事実もございますので、その辺のちょっと動向を見て、それから場合によっては、先ほど市長が言ったように、小規模保育室、その辺を考えて、何とか杜乃橋も含めてゼロに持っていきたいなと考えております。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) 24名の待機児童の現在の状況については調査されているんですか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 例えば認可外に入っているとか、育児休暇中であるとかという質問かと思うんですけれども、ちょっと詳しいところまでは現在把握しておりません。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) 保育所と保育士の動向についてお伺いしますけれども、保育ママ的な、そういう事業所で今後保育をしていくというような答弁があったんですけれども、今後、どのぐらいのそういうところの施設を頼っていくのかというか、許可していくのかという、そういう部分ではいかがですか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 待機児童のほうも、特にやっぱり3歳未満児が多くなってございます。やっぱり保育ママ、小規模保育室というところでの収容というのも必要になってくるかと思います。どのぐらいの人数、施設何カ所かというところについては、ちょっと今後、毎年精査はしているんですけれども、ゼロ歳児、1歳児、その辺の数の状況を見ながら、ちょっと考えていきたいと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) 富谷市としての保育士の人材育成ビジョンというのはどのように考えているか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) なかなか市独自でのビジョンとなると、なかなかちょっと難しいところがございます。なるべく、先ほど言ったような研修等、県の研修、それから、保育所の連合会みたいなものがございます。その辺の研修等に積極的に参加していただいて育成していければというふうにも考えております。
○議長(浅野幹雄君) 10番西田嘉博君。
○10番(西田嘉博君) それでは、通告に従い2件の質問をいたします。1、富ケ丘みんなの広場・公園整備について。2、受動喫煙対策を強化する健康増進改正法案に伴う市の姿勢について。
件名1、富ケ丘みんなの広場・公園整備について。
まちづくりの基本方針の中には、住み心地のよさを実感できる豊かなまちづくりがあり、市民に憩いと安らぎを与え、交流の場ともなる身近な公園の整備・充実を図るとされています。
現在、富ケ丘地区内には、南部に5公園、北部に5公園と公民館敷地内に富ケ丘公民館みんなの広場があり、年配者のグランドゴルフ、少年のサッカーが日常的に、また、地区住民合同開催の夏祭り、どんと祭等のさまざまな年間行事が行われ、市民の憩いの場として利用しています。しかし、子供たちの遊具である滑り台とブランコが離れた場所に設置されており、子供同士、見守る大人同士が分断され、せっかくの交流の機会さえも分断されがちになっています。遊具を1カ所にまとめて、譲り合い等の子供たちのコミュニケーション強化に、そして、その周辺に熱中症や天候急変の回避場所としても、大人たちの交流の場としても活用できるあずまやをあわせて整備することが住民の願いであります。
また、スポーツ庁「平成28年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査の結果」によれば、小学生男子のソフトボール投げは過去最低値で、中学生男子の握力及びハンドボール投げも過去最低値となった。スポーツ庁では、「キャッチボールの機会が減ったことや日常生活の中で重いものを持ったり、ひねったりするという動作が減ったことが要因」と見ています。転んでも手をつかないため鼻の骨を折る。キャッチボールはボールが顔に当たってしまう子供たちがふえているとの報告もあります。
これら失われつつある体力・運動能力は、主に遊びの中で自然に身につくものと考えられます。たくましく生きる「とみやっ子」の育成の一手段として、その対策を視野に入れた公園整備も重要と考えます。そこで以下の質問をいたします。
(1)富ケ丘公民館みんなの広場の滑り台、ブランコは同じ場所に設置することが望ましいと思いますが、市の見解を求めます。
(2)設置場所としては、防災用備蓄倉庫の裏とトイレの間の広場が最適ではないかと思いますが、市の見解を求めます。
(3)遊具周辺にグランドゴルフ利用者の休憩所、遊具利用者の憩いの場としてのあずまやを新規に設置できないか、お伺いします。
(4)とみやっ子に「投げる」「とる」の基本的能力をつけてもらうために、ゴムボールの壁当て遊びが日常的に行える簡易壁を適地の公園を選んで設置することが望ましいと考えるのですが、いかがでしょうか。
件名2、受動喫煙対策を強化する健康増進法改正(案)に伴う市の姿勢について。
厚生労働省から昨年9月に公表された「たばこ白書」で、たばこと病気の因果関係が十分と推定された肺がん、脳卒中、心筋梗塞などの虚血性心疾患に係る医療費の推計が報告されました。配偶者からと職場での受動喫煙を考慮し、40歳以上の患者数や喫煙の有無による病気のなりやすさの違いなどをもとに計算した結果、受動喫煙によって肺がんにかかるのは約1万1,000人で335億5,000万円、脳卒中は約12万9,000人で1,941億8,000万円、虚血性心疾患が約10万1,000人で955億7,000万円になった。また、喫煙者の医療費も推計され、たばこを吸うことで余計にかかる医療費が、肺がん、胃がん、脳卒中、虚血性心疾患などで1年間に1兆1,669億2,000万円になっております。
日本では、8割が非喫煙者ですが、受動喫煙による死者は年間約1万5,000人と推計されています。たばこを吸わない人が受動喫煙によって肺がんや脳卒中などにかかり余計にかかる医療費が2014年度で1年間で3,233億円になるという推計も報告されています。
また、親が屋内で吸っていた子供が肥満になる確率は、非喫煙者の子供と比べて、男の子が4歳以降に20%から58%、女の子が2歳以降に21%から71%高かった。親が屋外で吸っている場合には、男の子が5歳以降に15%ないし29%、女の子が5歳以降に18%から33%高くなったと報告されております。
これらのように、受動喫煙は被害がはっきりしており、WHO(世界保健機構)から、日本は世界で最低水準の受動喫煙防止状況であると評価されています。
今、国会で受動喫煙対策を強化する健康増進法が議論されています。厚労省が3月1日に発表した受動喫煙対策を強化する健康増進法改正(案)の骨子では、飲食店のうち、主に食事を出すレストランや居酒屋などは屋内禁煙とし、喫煙専用室の設置は認める。一方、主にお酒を出すバーやスナックに限り、床面積30平方メートル以下は例外として、「受動喫煙を生じ得る」と掲示や換気を条件に喫煙を認めるという内容です。子供が利用する小中高や患者のいる医療施設は最も厳しい敷地内禁煙の扱いです。官公庁や老人福祉施設、大学、体育館は屋内禁煙、バスやタクシー、飛行機は車内禁煙とし、いずれも喫煙専用室の設置を認めませんとされ、原則屋内全面禁煙の法律を成立して、受動喫煙の害から国民を守ろうという原案です。他方、望まない受動喫煙の防止としながら、職場は受動喫煙対策の対象外、飲食店は喫煙の可否を表示すればいいなどと、現状とほぼ変わらない対策を出されております。
富谷市まちづくり基本方針-2の「教育と子育て環境を誇るまち」でも、とみやっ子を地域住民とともに育む健康整備を整え、心身ともに健やかで、たくましく生きる子供の育成を目指すとしてあります。
そこで、子供と住民を守るための受動喫煙対策について質問いたします。
(1)健康増進法に規定された受動喫煙の防止について、市の取り組みをお聞かせください。
(2)市として独自の追加項目があったらお聞かせください。
(3)法では、受動喫煙を防止するために必要な措置を講じるように努めなければならないとありますが、どのような状況でしょうか。
(4)これから新たに講じようとしている措置があればお聞かせください。
(5)仙台市を含む多数の行政において、歩行喫煙防止に関する条例が出されておりますが、たばこの危険性はもとより、子供への禁煙啓発にもなると思われますが、いかがでしょうか。また、当市の条例としての考えをお伺いします。
(6)現在進行中の受動喫煙対策を強化する健康増進案で、飲食店であっても一定規模以下の店舗なら、店頭に「喫煙」か「分煙」の表示をすれば喫煙を認めるとの案もあるが、子供の受動喫煙が防げない可能性があり、とみやっ子の健康を守ることができないと考えます。とみやっ子の健康を守るためにも飲食店は原則禁煙にすべきと考えますが、いかがでしょうか。
以上です。
○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの西田嘉博議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の富ケ丘公民館みんなの広場・公園整備についての問い1と問い2については、関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
富ケ丘公民館みんなの広場には、現在、北部会館南側敷地に滑り台、ブランコ、雲梯の3基があり、やや離れたところの公民館南側部分には、大型複合遊具1基があります。北部会館側にある遊具は幼児が親子一緒に遊ぶ遊具として、また大型複合遊具に関しては児童を対象にした遊具としているものでございます。遊具の移設となりますと、安全に十分に配慮した設置が必要となるため、移設費用が大変高額になることになります。そのため、費用の面からも、当面、現在の場所での設置を続けてまいりたいと考えております。今後の遊具交換の時期に合わせて、町内会の皆様とご相談の上、設置場所を改めて検討することといたしたいというふうに考えております。
問い3でございます。富ケ丘公民館のみんなの広場につきましては、公民館敷地にある広場であり、条例で定めている都市公園ではございませんが、休憩所設置の要望はこれまでもいただいているところでございます。現在、北部会館側には高木も何本か植栽されており、木陰の中、数カ所に設置されたベンチで休むことができるようになっております。あずまやにつきましては、立木の関係もあり、早急な設置は難しい現状にありますので、今後検討してまいりたいというふうに考えております。
問い4の簡易壁につきましては、子供たちの運動能力の低下に関しましては大変危惧されるところであり、日常的な遊びを通し体力づくりや運動能力の向上を図っていくことは大切なことであると考えております。しかし、壁の設置に関しましては、安全配慮を第一とし、近隣の住環境を考えますと団地内での設置は難しいと考えております。今後、設置事例を調査研究し、みんなの広場を含む市内の公園や広場での設置について検討をしてまいりたいというふうに考えております。
質問件名2の受動喫煙対策を強化する健康増進法改正(案)に伴う市の姿勢についての問い1から問い4につきましては、関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
本市では、健康増進法に基づき、市内公共施設内の完全禁煙を実施しております。また、独自の追加項目や新たに講じようとする措置については、現在のところ、その考えはございません。しかしながら、平成27年度に実施した住民アンケート調査では、たばこの煙が妊婦と胎児へ及ぼす影響についての認識が高いということ。一方で、家庭や職場等において受動喫煙の機会が多くあることもわかりました。このような結果を踏まえ、このたび、新たに策定した富谷市健康推進計画においては、受動喫煙を本市の健康課題の一つに位置づけ、喫煙する際の妊婦や子供への配慮や健康に及ぼす影響などの普及啓発を行ってまいります。
問い5の歩行喫煙防止に関する条例に対する認識につきましては、議員と差異はございません。しかしながら、このような条例は人込みの多い繁華街による事故防止を主とした目的としており、本市におきましてはそうした状況には至っていないと考えております。そのようなことから、喫煙者へはマナーの向上について、また子供たちへは喫煙と受動喫煙が未成年者に及ぼす影響について、正しい知識を普及してまいりたいというふうに考えております。
問い6の受動喫煙対策の強化につきましては、受動喫煙の防止策として効果的な対策であると認識しておりますが、多くの課題があることから、今後の国の動向を注視しながら、受動喫煙防止が図られるよう、関係各課連携のもと啓発に取り組んでまいりたいというふうに考えております。
以上です。
○議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
午前11時59分 休憩
午後 1時00分 再開
○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
10番西田嘉博君。
○10番(西田嘉博君) 先ほど、市長から1の(1)について、更新時期についての答弁をいただきましたが、再度質問させていただきます。一つは、更新時期はいつごろでしょうか。休日、祭日の夕方はよく家族で遊んでいる姿を見かけますが、大きな滑り台と他の遊具が離れており、利便性だけの問題ではなく、常に子供が自由に移動するため、祖父祖母と一緒の場合にはなかなか目が届かないとの声が多く聞かれますが、この声をどのように捉えていただけますでしょうか。
次は、1の3について。子供たち並びに見守る大人たちの熱中症予防の視点で質問しましたが、グランドゴルフ愛好者も50人ほどで、天気のよい日には週3回の競技を実施しています。最高齢は90歳で元気に参加して楽しんでいます。人は加齢とともに体力の消耗も著しく、休憩時には日射を避ける場所が欲しいとの声が多く聞かれます。ぜひ、この辺のところを再度検討していただければと思います。
2の3について。健康増進法受動喫煙防止第25条には、学校、体育館、病院、劇場、観覧場、集会場、展示場、百貨店、事務所、官公庁施設、飲食店、その他の多数の者が利用する施設を管理する者は、これらを利用する者について、受動喫煙(室内またはこれに準ずる環境において他人のたばこを吸わされることをいう)を防止するために必要な措置を講じるよう努めなければならないとありますが、どのような対策を講じているか伺います。
(5)について。子供たちに対し、市ではどのようにして正しい地域の普及啓発を取り組んでいくのか、お聞きいたします。
(6)について。河北新報の声の交差点の5月27日投稿コラムで、「同僚3人と飲み会をしており、場所はJR仙台駅前の居酒屋と決めている。昨年秋、4人で楽しく飲んでいると、隣のボックス席からたばこの煙が流れ込んできた。すると、友人の一人が煙にむせて呼吸困難に陥った。すぐに席を変えてもらい、事なきを得たが、飲食店は全面禁止でなければだめだと強く思った」とあります。
近年、オリンピックが開催された全ての都市では、屋内は禁煙だったということです。このコラムについて、市長はどのような感想を持たれたか伺います。
以上で私の質問といたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) まず、1点目の更新時期につきましては、遊具の劣化状況等を判断しながら、定期的に確認をしながら、その段階で更新時期が判明してくるところでございまして、現状の中で、いつごろ更新時期というのはまだ明確に申し上げられないところでございます。
2点目の質問でございますが、あずまやにつきましては、やはり先ほども答弁しましたように、なるべく日陰の状況、確かに今、熱中症等を心配されるところもあるわけでございますが、なかなか、そういうあずまやの設置についてはいろいろ厳しい状況もございますので、その辺、今後検討はさせていただきたいというふうに思いますが、現状、なかなか厳しい状況だということだけご理解いただければというふうに思います。
3点目の、質問件名2の3についてでございます。受動喫煙につきましては、これまで、先ほど答弁でも申し上げましたように、基本的に、健康増進法に基づいて市内公共施設内は完全禁煙として実施しているところでございます。
問い2の(5)についてでございますが、やはりこういったマナーの向上をいかに周知していくかということがまずは大切だというふうに思っております。一歩踏み込んで、条例等の制定ということもあり得るわけでございますが、その辺はやはりなかなかいろいろな角度で物事を捉えなければいけないので、慎重に考えなければいけないところもありますので、まずはマナーの向上、そういう啓発運動に力を注いでいきたいというふうに考えております。
5点目の問い2の(6)のコラムについてでございます。私もこの5月27日のコラム、拝見をさせていただきました。まさにそういう日常的にそういう場面に誰しもが出会う機会、遭う可能性が、今の状況では、環境の中ではあるわけでございまして、一歩間違えば本当に呼吸困難という大変危機的な状況に陥ることもあるわけでございますので、その辺は私自身も問題意識は持っているところでございます。しかし、今、いろいろ国のほうでもいろいろな賛否両論されておりますが、まずはやはり東京オリンピックに向けて、そういったほかの国でも実施しているような環境づくりに努めていく努力は必要だというふうに思いまして、まず、努力していく必要はあるというふうに思っております。また、少なくとも富谷においてはそういう環境づくりにこれから努めていきたいというふうに考えております。
以上です。
○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 通告に従い、2件の質問を行います。
質問件名1として、小学校・中学校のいじめについて。
いじめの問題は、今や全国で毎日のように報道されています。時代とともにその内容も変化してきており、冷やかし、からかい、集団による仲間外れ、暴力、金品のたかり、辱めや、最近ではスマホによるSNSを使ったいじめが多くなってきております。
仙台市の中学校において、いじめによる痛ましい事故が起きております。市による委員会での実態調査等行われておりますが、市教育委員会や学校の調査では認識されなかった教諭による体罰が同級生の保護者からの指摘で判明したという非常に憤りを感じる事例もありました。
富谷市でも「富谷市いじめ防止基本方針」において「いじめの早期発見のため、学校や市教育委員会は、定期的なアンケート調査や教育相談の実施、電話相談の窓口の周知等により、地域、家庭と連携して児童生徒を見守ることが必要である」とうたっております。
しかし、実際の学校の現場では様々な状況に即した臨機応変な対応が求められているかと思います。いじめの問題は、担任の対応力に頼るところが大きく、そのため担当教諭への負担が大きくのしかかり、対応いかんによっては学級崩壊へとつながることもあります。教員の多忙というのはよく聞く話です。過酷な状況に加え、適切なサポートが受けられず苦しんでいたということが明らかになっています。よって次の質問を行います。
一つ、小中学校のいじめについて。
(1)いじめの件数をお伺いします。
(2)いじめはどのように把握しているか。
(3)いじめの早期発見のため、定期的なアンケート調査の具体的な方法を伺います。
(4)いじめ対策の指導はどのように行っていますか。
(5)いじめを把握した場合の対処方法はどのように行っていますか。
2番、不登校の児童生徒について。
(1)不登校児童・生徒数は何名か。
(2)不登校児童・生徒に対しての指導はどのようにしているか。
(3)不登校児童・生徒は仙台教育事務所管内で見た場合、比率的に多いのか、少ないのか。
(4)不登校となった直接のきっかけで多い理由は何か。
3、教師について。
(1)いじめ、不登校などの対応の負担で、心の病などで休職している教師はいるか。
(2)教師の長期休職者に対する指導体制はどのようにしているか。
4、地域との連携について。
(1)いじめを起こさない、解決するため、地域の連携とは具体的にどのようなものか。
(2)地域との連携で一番重要なことは何か。
次に、質問件名2、日吉台小学校北側丁字路路交差点の安全対策について。
日吉台小学校北側丁字路交差点は、日吉台小学校児童550名のうち400名近くが通学する交差点です。黒川地区交通安全協会日吉台支部としても重点取り組み箇所として交通安全指導に取り組んでおります。
この交差点は仙台大衡線の開通に伴い、4号線バイパスと県道仙台大衡線の通り抜け車両の通行量が多く、特に朝の通勤時間帯には多くの車両がスピードを上げて走る危険交差点であります。
昨年4月に黒川地区交通安全協会日吉台支部より大和警察署に信号機設置の要望書を提出し嘆願しておりましたが、今回も信号機設置は見送りとなりました。理由としては、道幅が狭く車の通行がない場合、大人、児童、生徒ともに信号を無視してしまい横断する可能性が高い。朝の通勤時の渋滞を招く可能性が高い。交差点が駐車場の出入り口にあり信号機の設置場所が困難などの理由です。
しかし、昨年2月、本年2月、3月、1年強の間に3回、いずれも下校時になりますが、2年生、3年生の児童と車両との接触事故が発生。不幸な出来事でしたがいずれも軽傷で済みました。早急に危険交差点の認識及び周知を行わなければいつ何どき重大事故が起こらないとも限りません。よって次の質問を行います。
一つ、日吉台小学校北側丁字路路交差点での小学生事故防止策について、市当局の考えをお伺いします。
二つ、危険交差点の認識および周知のため、学校付近の横断歩道であることを周知する路面のカラー舗装が急務と考えますが、市当局の考えをお伺いします。
以上質問致します。
○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。初めに、若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、私のほうから、ただいま青柳信義議員からのご質問、質問件名1につきましては、後ほど教育長のほうより答弁をさせていただきます。私からは質問件名2について答弁をさせていただきます。
質問件名2の日吉台小学校北側丁字路交差点の安全対策についてでございます。
問い1と問い2については関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。ご質問の交差点につきましては、これまでに交通事故が数件発生しており、危険な交差点であると認識をしております。また、当該交差点への信号機の設置要望につきましては、平成14年から継続して行っておりますが、大和警察署からは、道路状況から物理的に設置は難しいとの回答をいただいておるところでございます。そこで、信号機にかわる対策でございますが、議員からご提案いただいておりますカラー舗装の設置につきましては、黒川地区交通安全協会日吉台支部長からも要望をいただいておりますので、その設置に向けて具体的な対応を検討しているところでございます。
また、児童に対しては、交通ルールの遵守と正しい交通マナーが習慣的に実践できるよう、学校を通じて指導していただくとともに、関係機関の皆様と協力しながら事故の未然防止に努めてまいりたいというふうに考えております。
以上です。
○議長(浅野幹雄君) 次に、菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) それでは、私のほうから、第1問目、小学校、中学校のいじめについてのご質問についてお答えを申し上げます。
(1)小中学校のいじめについて。
まず、件数でございますが、平成28年度は、小学校20件、中学校は14件、合計34件になります。
いじめの把握につきましては、本人からの相談や家族からの訴え、教師の観察、アンケートなどにより把握しているところでございます。
3点目の早期発見のためのアンケート調査等についてでございますが、学校ごとにいじめ対策年間計画を作成しており、その計画をもとにして、毎月、無記名式アンケートやいじめ以外の悩み事、心配事などを含め、記名式アンケートを年間10回程度実施しております。また、結果によって、複数の教師による見取り、面談、再調査などを実施しているところでございます。
(4)いじめ対策の指導につきましては、集会や学級活動において日常的にいじめ問題に触れ、いじめは人間として絶対に許されないという雰囲気を醸成しております。また、学校の教育活動全体を通じた道徳教育や人権教育、体験活動などの推進により社会性を育むとともに、職場体験学習や宿泊体験学習などの社会体験、生活体験の機会を設け、他人の気持ちを共感的に理解しようとする態度やお互いの人格を尊重しようとする態度を養っておるところでございます。
(5)番目、いじめを把握した場合の対処方法につきましては、いじめを受けた児童や知らせてきた児童の安全を確保するとともに、いじめ問題対策委員会を直ちに立ち上げ、情報の共有をいたします。その後、いじめ対策委員会が中心になり、速やかに関係児童から事情を聞き取るなどしていじめの事実の有無の確認を行い、事実確認の結果は学校の設置者に報告するとともに、被害・加害児童の保護者に連絡をとっております。また、いじめを受けた児童の心理的ケアやいじめた児童への指導、いじめが起きたときの集団への観察、傍観者をつくらない指導を丁寧に行いながら再発を防止する措置をとっておるところでございます。
次に、不登校児童生徒についてお答えを申し上げます。
平成28年度、小学校では13名、中学校では73名、合計86名となっております。
不登校児童・生徒への対応につきましては、登校の促し等、教員の働きかけ、電話連絡、家庭訪問などによる家庭との連携づくり、放課後登校、別室登校による個別指導、スクールカウンセラーとの面談、適応指導教室、けやき教室でございますが、への通所など、スクールソーシャルワーカーを活用したケース会議や校内の不登校対策委員会で効果的な支援策を探りながら対応しているところでございます。
仙台教育事務所との比較ということでございますが、不登校の出現率につきましては、県全体の出現率は公表されておりますが、教育事務所単位の出現率は公表されておりません。28年度、県と比較いたしますと、小学校では、県の出現率が0.47に対し、本市では0.41と低くなっております。中学校では、県の出現率が3.53に対し、本市は2.46と低い状況でございます。
不登校のきっかけは、多様複雑ではありますが、小中学校とも家庭の状況をめぐる問題が多い傾向にございます。
続いて、教師についてお答えを申し上げます。
(1)いじめ、不登校などの対応の負担で、心の病などで休職している教職員は現在おりません。
それから、教師の長期休職者に対する指導体制についてでございますが、長期休職者が出た場合は、県教育委員会と十分連携を図りながら、校長より定期に連絡をとり、症状や生活様式の聞き取りをし、改善に向けたアドバイスをしておるところでございます。
(4)地域との連携体制についてでございますが、地域との連携では、子供たちが地域の方々に見守られている安心感を持つことができるとともに、情報交換も大切なことと考えております。本市では、学校支援地域本部事業の取り組みや学校評議員会議、民生児童委員との懇談会を開催しております。また、地域やPTAで行っている街頭指導による声がけや挨拶運動もいじめを未然に防ぐ連携した取り組みでございます。
(2)この連携で一番重要なことでございますが、児童生徒を温かく見守る、認める、そして褒める、この土壌を学校と地域がともにつくり上げていくことだというふうに考えてございます。
以上でございます。
○議長(浅野幹雄君) これより青柳信義君の質問は一問一答により行います。2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 最初に、小中学校のいじめについて再質問させていただきます。
いじめの件数、小学校20件、中学校14件、合計34件なんですが、これは学校ごとに見た場合、いじめの件数の多い学校、少ない学校のばらつきがあるのか。それとも、各学校とも同じような値なのか。その辺の特異性を質問させていただきます。
○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
○学校教育課長(佐藤英樹君) いじめはゼロの学校もありますけれども、大きなばらつきはございません。
○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) ゼロの学校もあるということで、これだけの34件あるわけですから、かなりばらつきがあるとは思うんですね。その場合は、教育委員会として、いじめの比較的、あくまでも比較的多い学校に対してどのような指導を行っているのか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
○学校教育課長(佐藤英樹君) いじめのケースにつきましては、個々に報告が上がってきます。不登校と同様に、いじめ・不登校につきましては全部が一緒くたに同じではありませんので、学校での対応に対して、委員会のほうからそれに対して指示、あとは支援のほうをしていくようになっております。特に組織的に行いますので、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーを実際に使っていただくように話をしております。
○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) それでは、次の質問。いじめの把握なんですが、5月26日付の朝日新聞によりますと、仙台市では、2016年度より24時間相談専用窓口を開設。昨年度だけで361件のいじめに対する相談があったという記事がありました。
富谷市の場合、宮城県教育委員会の24時間いじめ相談ダイヤルを利用しているかと思いますが、昨年度の24時間いじめ相談ダイヤルへの相談件数、わかれば教えていただきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
○学校教育課長(佐藤英樹君) 現在、その資料は持ち合わせておりませんので、後ほどお答えします。
○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 同様に、心の教室相談員、市教育委員会に配置の教育相談員への相談件数は昨年度でどのくらいあったのか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
○学校教育課長(佐藤英樹君) 心の教室相談員につきましては、28年度合計27件でございます。
○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 先ほど、ちょっと戻りますけれども、仙台市で361件があったわけなので、富谷の人口5万人として、20分の1、そうしますと十五、六件から八件くらいはあったのかと思われますので、この辺も再度確認をしてお示しいただきたいと思います。
次に、いじめのアンケート調査、こちらも毎月年間計画で実施しているということでございますが、昨年6月に富谷中学校生徒会サミットにおきまして、ネットトラブルゼロに向けた共同宣言が採択されました。このときに「お互いに相手のことを考えてSNS等を適切に利用します」と宣言していますが、SNSによる悪口、仲間外れ、いじめなどで、実態はどうしても気づきにくいというのが実情です。この辺のところはアンケートでも上がってきているのかどうか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
○学校教育課長(佐藤英樹君) 先ほど述べましたいじめ問題の原因という部分につきましては、ネットに関係するものは昨年度は上がっておりません。
○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) ないというような解釈でよろしいと思いますが。
じゃあ、次の質問に移ります。
いじめを把握した場合の対処方法なんですが、先ほどの答えですと、いじめ対策委員会、安全確保、再発防止等々の対策はしておりますが、いじめ問題は、被害者よりも加害者の病理のほうが深刻だという話もあります。自分の傷を癒すために他人もいじめる場合が多いと伺います。いじめを行っている児童生徒への対応を、教育委員会としての対応をお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
○学校教育課長(佐藤英樹君) まずは、いじめをしている児童等というよりも、いじめを受けた児童等の安全確保が第一です。その後に、保護者説明とかをしてから、いじめた児童生徒等に向けた配慮をしたいと思っております。それはきちっと行っております。
○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) ぜひそのような対応でお願いしたいと思います。
次に、不登校児童でございますけれども、こちらのほうも、小学校13名、中学校73名、合計86名でございますが、こちらのほうも学校ごとにばらつきがあるのかどうか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
○学校教育課長(佐藤英樹君) こちらについても大きなばらつきはございません。
○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) それでは、不登校の生徒でございますけれども、73人、中学校が5校で73人で、県の平均が3.53で富谷市の場合が2.46、全体的に見れば少ないというような数値ではありますが、この73名という中学生の不登校者に対してどのようにお考えかをお伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) まず、指導の結果なんですけれども、73名中、児童生徒が改善をし、学校に登校できるようになった生徒が30名、半数までには少し満たないんですけれども、かなり指導により改善をしているというところが一つ明るい材料でございます。また、それ以外の子供も表情が明るくなった、それから規則正しい生活が送られるようになったというふうに改善傾向が見られる生徒が11名ございますので、これを合わせると41名、半数を超える子供たちが改善をしている。それは家族を含め、学校と、それから家族の応援、それから支援もさることながら、本人のやはり改善に向けた努力が一番実っているのかなというふうに把握してございます。
○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) その辺、努力のたまものだと思います。
それでは、次に、教師についてですけれども、今のところ、心の病で休職している教師はいないということなんですが、仙台市では、いじめ対策の一つとして、全ての中学校にいじめ対策専任教諭を設置したということです。担任教諭の相談に乗ることによる負担軽減を図ることができたという事例がありますが、今後、このような体制をとる予定があるかどうか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) まず、心の病ということも大変負担の多い職種柄見られる、現在はおりませんけれども、これまでにも見られたところでございます。県費教職員というのは、いわゆる任命権は県の教育委員会が持っておりますので、教職員全般に対する心のケアを含めた対処方法というのは県の教育委員会が一括して復帰プログラムというものも立ち上げて整備してございます。ですから、県の教育委員会と十分連携しながら、復帰プログラムにのっとった改善方法をそういう対象の教職員に対して行うということで、現在のところは、改善が図られて職場復帰を果たし、現在はいないということになりますので、この方法を今後とも進めていきたいというふうに思っております。
○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 次、地域との連携についてでございますけれども、地域のスクールボランティア、そういった方というのは、今結構高齢化して、なかなか現職の方は厳しいかと思うんですが、定年退職したばかりの例えば私みたいな年代の者がなかなか参加しづらいというお話も聞くんですが、その辺についてお考えをお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長
○教育長(菅原義一君) 地域の子供は地域で育てるというお考えのもとにたくさんの皆さんがボランティアを含め、子供たちの見守りに力を尽くしていただいているということに私は大変感謝を申し上げているところでございます。これは実際子供さん方を持つ家庭の皆さんも大変感謝をしているところでございます。
ただ、今議員さんがおっしゃったように、参加しにくいというものがもしあるとすれば、やはりもう少し学校としても、よりその方策を考え、そして、やはり地域に見守られていることの一番の安心感というものをよりこれからつくっていく。そういう体制をつくっていくために学校と協力しながら進めていきたいというふうに思っております。
○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 今の地域との連携でございますけれども、富谷市の成功事例といたしまして、地域・家庭・学校をつなぐ取り組み、これがあります。これは高齢者だけでなくて、若い方がもっと参加するようなイメージで生涯学習課、あとは学校、地域と公民館が中心になってやっている事業で、これはもっと盛んにすべきだと思うんですが、教育長の考えをお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) これは富谷市の教育環境として本当に全国的に誇れるものだというふうに私も思っておりますので、ただいま議員さんのご指摘のとおり、より前進し、やっぱり内容を豊かにしていく。大変有効な事業であると思っておりますので、その方向で今後も進めていきたいというふうに思ってございます。
○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 最後の質問になりますが、日吉台小学校北側丁字路交差点、先ほど、市長の言葉の中で、対応を検討中ということで前向きに検討をいただいているわけでございますが、目安として大体いつくらいまでにカラー舗装なり、ご検討いただけるのか、お伺いして私の最後の質問といたします。
○議長(浅野幹雄君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 今、都市整備課のほう打ち合わせをしておりまして、交差点中へのカラー舗装等ということで検討しておりますので、できるだけ早くということで考えて対応しております。
○議長(浅野幹雄君) これをもちまして、本日の一般質問を終わります。
ここで、お諮りいたします。
議案調査のため、明日6日から7日までの2日間を休会といたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、明日6日から7日までの2日間を休会とすることに決定いたしました。
なお、6月8日の本会議は、午前10時からの開会といたします。
これで本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでした。
午後1時35分 散会
平成29年6月8日(木曜日) 午前10時00分 開議
日程1 | 会議録署名議員の指名 | ||
日程2 | 一般質問 | 3番 若 生 英 俊 議員 | |
1 | 行財政改革と事業推進の道筋の具体策について問う | ||
2 | 将来人口6万人のビジョンに赤信号が | ||
19番 安 住 稔 幸 議員 | |||
1 | 教育環境の整備を問う | ||
2 | 子育て環境の整備を問う | ||
富谷市をアピールできる施策を問う | |||
4番 長谷川 る 美 議員 | |||
1 | 放課後児童クラブと公民館での子育て支援の充実を問う | ||
高齢者、障害者外出支援事業『とみぱす』の今後の課題 について | |||
16番 出 川 博 一 議員 | |||
1 | どう指導・教育する大量の新人職員 | ||
2 | 難しい公共施設のマネジメント |
議事日程のとおり 午前10時00分 開議
○議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましてはお手元に配付のとおりです。
○議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、15番菅原福治君、16番出川博一君の2名を指名いたします。
○議長(浅野幹雄君) 日程第2、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) 皆さん、おはようございます。
それでは、一般質問を行います。
富谷市総合計画に基づく市政運営から2カ月が経過し、順調に事務事業が執行されていることに敬意を表します。市政運営に当たり、地方自治法にうたう地域における行政を自主的かつ総合的に実施する役割を広く担うため、市長初め職員が力量を発揮し、市民の皆さんから市になってよかったと実感していただく取り組みと成果が求められていると思います。
議会におきましては、市政運営及びまちづくりが住民の福祉の増進に寄与し、もって、市民の満足度の向上及び富谷市の発展に資するものであるかの視点に立ち、市民の声を行政に反映させ、補完する一面を持ち合わせております。
6月定例会市長挨拶の中で、「市になることが目的でなく、どのような市をつくっていくかが大切で、発展を続ける富谷の新たな歴史をつくる」との発言がありましたが、市民の皆さんの期待に応えるまちづくりをどう進めるかにかかっているものと思います。
市長が公約に掲げる鉄道の利便性は、誰しも疑う余地はありません。住みたくなるまちとするために新交通システム導入の方向性を検討・調査しておりますが、将来に希望を描くまちづくりを市民に伝え切れているでしょうか。市民とともにつくり上げてきたとも言えるふるさとまつりなど、事業の継続と発展的な取り組みを求める声は大きいものがあります。
さて、住みたくなるまちを掲げる富谷市の人口増加が極端に鈍化しております。5月末の人口は5万2,491人で、前年より77人の増加にとどまり、ほぼ前年並みの人口水準です。鈍化の背景となる転入・転出の社会増減数、出生・死亡の自然増減数の推移など、分析・検討が早急に必要であります。恐らく、5月末現在で年間77人の増加にとどまっているのは、転出者の大幅増によるものと推測されるところであります。人口の増加は、言うまでもなく、転入が転出を上回る場合と、出生数が死亡数を上回り、その差が大きいほど増加幅は大きくなります。
私の考え、私見ではありますが、平成27年12月に開業した仙台市地下鉄東西線開業の影響を受けているのではないかとも考えております。平成27年は、各月コンスタントに毎年600人台の増加ペースを維持し、地下鉄東西線が開業した平成27年12月には459人、年間増です。平成28年に入り、月を追うごとに前年比400人、300人、200人、100人台と増加幅が小さくなり、平成29年4月末現在では64人と、初めて二桁台になったところであります。東西線の開業を境に、前の年との同じ月との比較では600人台から77人と人口増加が大幅に鈍っている現状であります。
富谷市人口ビジョンでは2060年の人口は6万人と想定していますので、50年間で1万3,000人が緩やかに増加するためには年平均260人の増加が必要となりますが、「100年間ひとがふえ続けるまち」を掲げ、総合計画前期基本計画がスタートした初年度から前年度と比較し数十人の増加では、人口ビジョンそのものに赤信号がともる形となっております。
日本国内においては、右肩上がりにふえ続けてきた国内総人口はピークを過ぎ、少子高齢化は一段と鮮明になり、とりわけ人口減少は深刻であります。新聞報道によれば、4月1日現在の秋田県の人口が87年ぶりに100万人を割り込み、全国20ある政令指定都市のうち、静岡市は政令市人口基準の70万人を下回り、2040年の仙台市の人口も99万人と予測され、100万人を割り込むとの記事でありました。
私の知人の息子さんや娘さんの子育て世代が地下鉄東西線沿線に住宅を選んだことを聞いたところでありますが、富谷市にとって子育て世代に選んでもらう、地下鉄沿線にまさる魅力ある取り組みが急務であると言えると思います。子育て世代の転入がふえなければ、出生数の減少はさらに拡大される懸念があるところであります。
これまでの富谷は、買い物が便利で病院も近い、一人一人に行政の目がきめ細かく行き届きき、安心して住み続けられる、町内会単位でまとまりがあるなど、仙台市にまさる日常の利便性と安全安心を多数の市民が実感し、ここ10年で10倍の人口増につながり、5万人単独市制施行が実現できたものと思います。
さらに、以前より仙台市に依存しないで生活ができるようになったとの声も多く聞かれるところであります。人口の増加と相まって市民の生活の利便性の向上につながってきたものと思われます。
「鉄道があればもっと住みよくなるんだが」とか、「図書館は必要だね」、「公営墓地、パークゴルフ場もあったらいいね」と、市民の要望、願いは理解するところでありますが、車で30分以内の大衡に大規模なパークゴルフ場があり、県立図書館は市役所からの直線距離で6キロメートル、県内自治体では最も利便性が高い立地環境にあります。
さらに、大和町役場まで直線距離で4キロメートル、大衡村役場までは5.5キロメートル、大郷町役場まで8キロメートルと、車社会の中にあって30分以内の移動距離にある現状も直視する必要があります。
行政改革の狙いは一様ではありませんが、行政改革の要諦は、事業推進に当たり、あれもこれもでなく、行政改革基本方針(案)に示された「事業の選択と集中」、つまり、将来を見据え市民合意のもと、真に必要な施策を執行者、議会が将来を展望して責任ある判断と決断が求められていると考えます。
昭和30年(1955年)の昭和の大合併から平成17年(2005年)、平成大合併までの50年を経て、それまで3,232の自治体が1,800ほどに再編された歴史的事実を直視すれば、2060年は平成の大合併から約50年が経過した時期に当たります。人口の急激な減少は、自治体再編を促す動きがそう遠くない時期に来ることも視野に入れなければなりません。
富谷市は、全国に誇れる住環境に恵まれた大規模優良団地が自慢の一つであります。セントラル自動車、東京エレクトロンの社員が県外からの移住に当たり行われた団地見学会ツアーにおいて、富谷の団地は環境が整っていてすばらしい、庭先に2台も3台も駐車スペースがあると、たくさんの方々に選んでいただい経緯がございます。広々とした庭つきの一戸建て、子育て、教育熱心なまち、地域ぐるみで安心して子育てができるまちの評価を得て、子育て世代から富谷が選ばれていたものだと思います。
さて、行政改革についてでありますが、総合計画の着実な推進、行政改革基本方針3に当たります持続可能な財政運営、その中の1つ目が、歳出削減、事務事業の見直しに関する、まさに行政改革、総合計画の着実な推進と行政改革をあちらとこちらに例えるならば、あちらを立てればこちらが立たず、あるいは2つの命題がお互いに矛盾して両立しないこと、いわゆる二律背反を危惧するところであります。
総合計画第1次実施計画に示された3カ年の事業費見込み額は91事業155億円と見込まれ、富谷市総合計画の着実な推進と歳出削減、事務事業の見直しを両立させるのは至難と言わざるを得ません。
地方自治体の責務が住民の福祉の増進を図ることを基本とすることからしても、財源と資源を振り向ける先は、事務事業の選択と集中なくしてはなし得ないことは論をまたないところであります。
行財政改革と第1次実施計画事業の財源見通しについて、行政改革の成果を期待する視点から、財政改革と事業推進の道筋の具体策について、以下、質問をいたします。
項目を申し上げます。
1、行財政改革の到達目標と進捗状況について。
2、歳入確保策と歳出抑制策の具体的数値目標。
3つ目、コンビニ交付・コンビニ収納が開始されました。伴いまして、5カ所ある現在の出張所、役所の出張所機能のあり方を見直す考えはないか。
4つ目、組織拡大、人員増に伴う人件費増を抑制する検討がなされているか。
5つ目、行財政改革の推進にあわせ、人材育成の強化は欠かせないところであります。具体的で実効性のある強化策について。
6つ目、平成28年から平成30年までの3カ年の基金残高の減少と市債増加について、その要因と現状認識について伺います。
7つ目、健全財政の回復と事業推進計画の両立をどう図るか。
大きな1つ目については以上でございます。
次に、人口増加の鈍化傾向に執行機関及び議会が危機意識を共有し、今後、市政運営及び議会活動が推進されるべきと考える。
2つ目の質問であります。
将来人口6万人の人口ビジョンに赤信号がについて、以下質問いたします。項目は3つであります。
1つ目、人口増の鈍化傾向は一時的であるのか。また、鈍化の要因について。
2つ目、具体的な人口増の回復策は喫緊の課題と考えるところでありますが、その見解について伺います。
最後になります。仙台北部道路富谷ジャンクションのフル化は、利便性を増し、人口増に資すると考えるところであります。富谷インターチェンジ開通後の通行量の推移と仙台北部道路富谷ジャンクションのフル化の実現見通しについて、これまでの取り組みと国交省の見解についてお伺いをいたします。
以上でございます。
○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) おはようございます。
それでは、ただいまの若生英俊議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の行財政改革と事業推進の道筋の具体策について問うの問い1でございます。問い1の行財政改革の到達目標と進捗状況についての問いでございます。
行政改革は、住民ニーズや新たな課題に対応するための手段であり、継続的な取り組みが必要です。平成17年度に行政改革大綱を策定して以来、全庁的な議論に基づく行政改革は行われず、このようなことを背景に、地方債残高は平成23年度以降上昇し現在に至っております。このようなことから、今後、総合計画の着実な推進と将来にわたり持続可能な財政運営を両立するため行政改革が必要であると改めて認識し、取り組むことといたしました。
進捗状況については、本定例会冒頭挨拶で申しましたとおり、5月に、第3回行政改革推進本部会議において行政改革基本方針(案)を作成しました。今後は、新たに開催する行政改革懇談会においてご意見を頂戴しながら、本年度末までに行政改革基本方針及び実施プランを策定することとしております。
問い2の歳入確保策と歳出抑制策の具体的数値目標につきましては、今後、行政改革基本方針案を具現化するための実施プランの作成を行っていく中で目標を設定してまいります。
問い3の出張所については、証明書交付や収納のみならず、窓口として多様な役割を担っております。業務の中でこれらの各種証明交付や収納に係る業務が大きなウエートを占めているのも事実でありますが、特に高齢者にとって身近にある出張所の機能、役割、そして安心感のようなものがあることも確かであると思われます。したがいまして、今後の利用動向はもとより、行財政改革の観点も踏まえ、総合的に判断してまいりたいと考えております。
問い4の昨年度から準備を進めてきた組織改編につきましては、市制施行に伴い権限委譲事務がふえたことや、高まる市民期待に適時的確に応えていくために行ったものでございます。昨年の4月から、事務や必要職種、必要職員数などについて、各課ヒヤリング等を通し協議、検討を経た上で7部2局21課5室の組織体制、335名の職員体制としたものでございます。
なお、本年度は新たに35名の職員を採用しましたが、この10年間で定年退職者を除いた退職者が50名を超える状況であったことも要因の一つであり、このことは職員の年齢構成の観点からも影響は大きいものと認識をしております。
ご質問の人件費増の抑制につきましては、財政構造の硬直化を来す要因となるものであることは言うまでもないことであり、今後、類似団体等との比較を通して適切な人的規模と健全な人件費率の維持に努めてまいります。
問い5でございます。職員の人材育成は総合計画において最重点プロジェクトとして位置づけております。多様な行政課題に的確に対応するためには、職員一人一人の能力向上は欠かせないものであると認識をしており、現在、人材育成基本方針の改定作業を行っております。今後の人材育成については、富谷市人材育成基本方針に基づき推進していくこととしておりますが、職位に応じて求められる能力や人材育成の具体的な取り組みを示し、能力開発や部下育成につなげてまいります。
問い6でございます。本年3月に策定した財政計画では、行政改革に伴う事務事業の見直し等を反映していないことから、基金残高は減少し、市債残高については増加という見通しとなっておりますが、今後の行政改革及び財政運営を通じ、一般財源を確保してまいります。
なお、平成23年度から借り入れを行い残高がふえ続けていた臨時財政対策債の平成28年度末残高については、3月専決補正予算編成において改めてプライマリーバランスに配慮したことから、前年度対比で初のマイナス残高縮減を見込んでおります。
問い7でございます。行政改革の実施を通して所要の財源を確保しつつ、必要な事業を進めてまいります。
質問件名2の将来人口6万人のビジョンに赤信号がの問い1でございます。
昨年の12月議会でも同じ質問をいただき、回答しておりますが、人口増の鈍化傾向の要因といたしましては、ここ5年の間に年間200人以上増加していた杜乃橋二丁目、明石台七丁目、成田一丁目などの宅地分譲が順調に進み、各団地の流入数のピークが過ぎたものによるものと分析しております。
また、今後の傾向については、鈍化傾向は続くものの、明石台東地区分譲の進展により、今後も増加傾向で推移するものと捉えております。
問い2の具体的な人口増の回復策についてでございますが、現在販売されている明石台九丁目地区とあわせ、今後販売が開始される明石台八丁目地区の計画的な販売促進に向けて事業者に働きかけてまいります。そのため、私もこれまで明石台東地区で開催された住宅見学会に赴き富谷市のPRを行い、販売促進につながるよう協力をしております。また、本日の河北新報朝刊にも掲載されておりましたが、今月10日も明石台九丁目で開催される住宅見学会において富谷市を選択していただけるようPRを行う予定でございます。
また、仙塩広域都市計画の見直しにおいて要望していた住居圏3地区全てについて、市街化編入の候補地区として協議を開始することとなったことから、今後は、市街化区域編入に向けて県や関係機関とさらに協議、調整を図ってまいります。
問い3でございます。北部道路富谷ジャンクションの通行量につきましては、平成25年12月22日の国道4号区間との供用開始から年々増加傾向であり、周辺の高屋敷工業団地や大和リサーチパークなど今後の企業立地状況を踏まえると、通行量はさらに増加すると見込んでおります。
なお、富谷ジャンクションのフル化につきましては、昨年の12月議会でも同じ質問をいただき回答をしておりますが、仙台北部道路建設促進同盟会のほか、仙台市・富谷市広域行政協議会や仙台都市圏広域行政推進協議会、そして、東北市長会や全国市長会などでの要望活動のほか、私自身も上京した際など、機会を捉えては個別に関係省庁へ出向き要望活動を行っているところであります。今後も、仙台北部道路や国道4号の道路交通量の推移を注視しながら、関係機関への働きかけを行ってまいりたいというふうに考えております。
以上です。
○議長(浅野幹雄君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) それでは、人口増から入りたいと思います。
人口ビジョンで想定する人口増を増加が下回る。これは前回も取り上げたところであります。しかしながら、今の答弁にありますように、従前同様の現状認識でいいのかと改めて思うところであります。緩やかな増加傾向でもない状況、そしてまた、転出が転入を上回る状況になればさらにまた鈍化の傾向が強まる。従前のように、年間何百人もとか、あるいは1,000人の刷り込みが富谷の場合ありますけれども、ざくっといえば、自然増、社会増、3,000人の転入者に対して転出が2,200人、であれば800人、その差が人口増につながる。出生が400人生まれます。亡くなる方が200人です。その差が200人です、400、200の差が。800、プラス、200で1,000人、ざくっとこのようなふえ方を富谷がここ二、三十年来してきたのだなというようなことを思うところであります。
そのように転出が転入を上回る。このような状態は大変厳しいものがあるというふうな認識を持つところです。そのような中で、4月末64人、5月末77人増、前年比から、前年同月比というふうな数値を私は取り上げているわけでありますけれども、4月末現在で64人増、5月末で77人増、以前の600、800、1,000というふうなあたりの数字とその差は歴然たるものがあります。
最初の質問、東西線開業を境に人口動態の推移、とりわけ直近の社会増減、社会動態、転入、転出の実数を質問いたします。そしてまた、出生、死亡の実数も質問をいたします。単年度のみならず数年来、ならば東西線開業前後というふうなあたりを視野に入れながら具体的な数値の答弁をお願い申し上げます。
2つ目、人件費増を抑制するという観点であります。人件費率、それぞれ数字があります。しかし、分母が動けばその数字も動くわけでありますので、私は実数、人件費額、実数で具体的に質問をさせていただきます。人件費の決算額、さかのぼってみますと、平成24年19億4,100万、かかる固定費の典型的なものでありますから、その辺の視点から、その数字の推移をまずは申し上げます。25年19億6,900万、26年20億500万、27年21億1,600万、28年は先ごろ専決で21億2,500万、29年は予算ベースで23億500万というそんな数字、まさに数字としては、見かけの数字としては一貫して上昇していると、このようなことは事実として言えるのではないかなというふうに思います。そのようなことで、29年の人件費の予算額23億5,000万、そして、28年の専決のその差は1億8,000万増と、このような数字も事実として取り上げておきます。
そのような中で、人件費の抑制は、やはりどの時代、いつの時代とて、行政改革の大命題のはずだと私は考えています。人件費は一旦その職員数に合わせて、固定費の典型であるというふうなことであります。富谷の場合ですと単独市制施行、よく類似団体比較で、この職員数、人件費は適正だというふうな答弁が返ってくるわけでありますけれども、私はそれはそれとしても、職員数の抑制は常にこの時代とて課題ではないかなというふうに思います。一旦風船を膨らませれば、しぼめることは大変である。部をふやす、課をふやす、職員数をふやすことはもっと慎重であるべきだったと。既にスタートしましたから、「であった」と申し上げますけれども、そのように考えます。
質問であります。今となっては、ぜひ、少数精鋭、コスト削減、人員抑制を行政改革実施プランにどのように反映させるか、これを質問といたします。
次、行政改革の到達目標であります。
地方債の上昇というふうな答弁がありました。臨時財政特例債、臨財債、これの定義を申し上げます。地方財政法第5条の特例として臨財債の発行を認め、形式的には自治体の借り入れとなるが、実質的には元利償還金全額が後年度の地方交付税に算入されるため、地方交付税の代替財源であるという規定と考え方であります。そのとおりであります。
臨財債による借り入れをしないで事業が推進できれば、これはどなたが考えてもベストであります。家計と自治体財政、リンクするところ、そうでないところありますけれども、家計は、まさに実収入に見合う生活をするわけですね、借り入れ云々ではなくて。しかし、自治体は、歳出に見合う歳入を同額とするためには、実収入を超える分、これは基金を繰り入れるか、借金をするかの方法に頼らざるを得ない。このことも事実であろうかと思います。家計と決定的に異なる点はここにある、このように私は考えます。
基準財政需要額と基準財政収入額の差額が普通交付税として交付される、後年度ながら。したがいまして、臨財債は、本来、国が地方交付税として即交付すべきものを国の財源不足によって自治体が地方債を発行して歳入に組み入れをし、歳出財源に充当して予算編成する。このような性格のものであると認識するところです。
質問です。今後、臨財債に対する基本方針、考え方について伺います。
次、コンビニの交付・収納に絡めてでありますけれども、出張所機能のあり方、コンビニであるいは交付・収納でどのような変化が見られるか、実数、具体的な数値を伺います。納税の件数、証明書交付件数、コンビニでの納付数、具体的な数値の答弁を求めます。
最後の5つ目であります。富谷ジャンクションのフル化であります。
先ほど趣旨は述べたとおりでありますけれども、伸びておりますというふうな答弁であります。これも具体的な数値を求めます。通行車両台数の内訳を再度確認をさせていただきます。平成28年1月から12月で結構でございますので、1日平均の通行車両、月平均では、そして年間総台数は、この3点についてお願いをいたします。
そしてまた、これの2つ目でありますけれども、ジャンクションフル化工事のために必要な、私は一定の通行量というものがあろうかと思うんですね。よく、当時会長をしていた折に、国の国交省は「B/C」という言葉がしょっちゅう出ました。B/Cが1以上でないと、工事は着手できませんよと。まさにベネフィットですかね。利益とコストというふうなことだと思います、BとC、B/C。そのコストに見合う効果、利益を、私ども工事する側、着手するほうの側からすれば、工事費用に見合う便益、効果があるかどうか。この辺がポイントになろうかと思います。この辺のところのB/Cの考え方、ジャンクションのフル化工事に向けて考え方が出されているものやら。そこについて質問をいたします。
以上でございます。
○議長(浅野幹雄君) 市民課長。
○市民課長(渡邊美智子君) それでは、人口動態のほうを申し上げます。自然動態のほうからです。出生が364人、死亡が259人。それから、社会動態です。転入等が1,880人、転出等が1,921人となってございます。
○議長(浅野幹雄君) 市民生活部長。
○市民生活部長(吉田尚樹君) それでは、コンビニ収納関係についてお答えをさせていただきます。
4月からスタートということで、5月末時点でのお話をさせていただきます。今現在、対象となっているのが、固定資産税、軽自動車税、国民健康保険税でございますけれども、コンビニで収納された件数、1万1,059件となってございまして、全体の25.4%を占めているような実情でございます。
以上です。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 組織の関係でございます。少数精鋭にというところでございますけれども、市長の答弁にもありましたとおり、今回の組織改編につきましては、行政ニーズの多様化、高度化に対応するために改編を行ったというところでございます。組織については、その時代、時代で変化をしていく、させなければならないものだとは思います。現状、多様化、高度化している状況が続くということになれば、職員が疲弊をし、住民サービスの質・量とも低下していくということにもなってしまいます。その辺を考えると、単純に量的削減、投入資源を削減していくだけではなかなか困難なのかなというふうに思ってございます。サービス量・質とも向上させて生産性を上げていくというふうな視点も必要なのではないかなというふうに思っております。
ただ、当然、答弁にもありましたとおり、人件費の抑制につきましては、財政構造の硬直化を来す要因でもありますので、適切な人件費率には努める必要があるというふうに考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 臨時財政対策債に関してでございます。臨時財政対策債の状況につきましては、3月の全員協議会のほうで財政見通しというものをお示しさせていただいております。平成29年度から31年度部分につきまして、財政見通しでお示しさせていただいておりますけれども、その起債残高を上限と捉えまして、その範囲内になるように取り組んでまいりたいと考えております。
○議長(浅野幹雄君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) 28年度の交通量の推移についてご回答いたします。
実数で28年1月分が1万6,847台、2月が1万7,641台、3月が1万9,312台、4月が1万9,055台、5月が1万9,588台、6月が1万9,676台、7月が2万540台、8月が2万2,026台、9月が2万841台、10月が2万1,171台、11月が2万295台、12月が1万9,835台というところでございまして、平均ですが、27年度の平均が1万9,312台、なおかつ、28年度の平均が2万685台という結果になってございます。
○議長(浅野幹雄君) 答弁終わっていますけれども。(「B/C」の声あり)企画部長。
○企画部長(種市 優君) B/Cということでございますけれども、基本的には道路のB/Cということで、ベネフィットということで、走行時間短縮便益、走行経費減少便益、交通事故減少便益という3便益をもってB/Cを試算しているわけなんですが、ジャンクションにつきましては、基本的にB/Cというよりは前後の全体的なトータルな中での議論になっておりますので、ジャンクションの単独でという形では今示された形ではなっておりません。
○議長(浅野幹雄君) 3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) ジャンクションのフル化、いろいろ企業集積、大型店というふうなことで、かなり飛躍的な車両台数の増加というようなあたりも期待をしているところであります。通るたびに、何台、信号機でとまっているかも含めて、この間、推移を見てきているところでありますけれども、その増加策というふうなあたり、市民の皆さんの利用頻度、その辺のあたりも、高速につながれば利用がふえる。今はそうでないからという、そういう関係性もあろうかと思うんですけれども、それは一定の期間を要するわけでありますので、フル化に向けてのさらなる強い取り組みをぜひ、私ども議会人としても、ともども共通の課題として取り組むべきだと、このように思っております。
○議長(浅野幹雄君) 質問ですか、今のは。
○3番(若生英俊君) そのような中で、コンビニ収納、相当数、全体の25.4%というようなことと出ました。そのような中で、今の出張所の機能、現状のまま推移を見るというふうなことでありますけれども、これらの、例えば一案でありますけれども、富ケ丘・日吉台グループ、あけの平・成田グループ、距離感のある東向陽台、このような3グループに分けた中で、例えばある出張所は午前中開く、午後はお休みする。あるところは、別なもう一方のグループの他方のほうは午後開く。そのような、午前・午後、すみ分けというふうなあたりの取り組みなどもぜひ早期に検討して、1年先と言わずとも、このような変化に合わせて、既に初年度大きな変化が、兆しが見てとれるわけですから、市民合意のもと、我々との協議検討も含めながら、後期から云々。よきことは早くに着手をする、検討を開始する、この辺のところについて、そのようになすべきことと思いますけれども、そのような検討の考え方、ありますかどうか、お伺いいたして終わりの質問といたします。
○議長(浅野幹雄君) 市民生活部長。
○市民生活部長(吉田尚樹君) 先ほど、コンビニでの収納状況についてご説明をさせていただきました。ただ、この数字が、今から分析入りますけれども、出張所からの流れた割合なのか、もしくは銀行で納めていた人がコンビニに行くのか、その辺の詳細は、今後、実績を踏まえながら分析をしていかなければならないと。その結果として、当然、出張所のあり方についてもテーブルにのせまして、いろいろな議論が必要だなというところで考えておりますので、現時点では今後の動向を見たいということでご理解をいただきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) それでは、私の一般質問をさせていただきます。私は3件について質問いたします。
まず、1件目、教育環境の整備を問うであります。
富谷市で誇れるものは、子供たちが多いまちであることであります。子供たちの育成こそが未来ある富谷をつくる要諦です。教育環境の整備に係る費用は未来への投資です。
富谷市は、児童の増加に伴い、一昨年4月に明石台小学校を新設、開校いたしました。しかしながら、築年数が結構たっている校舎もあり、老朽化も進んでおります。また、先生方の職場環境の整備も大事であります。
また、国から、要保護児童生徒援助費補助金の新入学児童の学用品等の就学前支給について通達が出されております。
また、今年度から所得連動返還型奨学金も実施されております。そしてまた、多子世帯への保育料への助成など負担軽減策を実施しており、教育に係る費用の負担軽減に取り組んでおります。
そして、富谷市の放課後児童クラブの方針が昨年から変更になりました。それにまた、未来を担う国際感覚の豊かな人材の育成も必要であります。
そして、長町利府断層におきます直下型地震、これについても非常に危惧しているところであります。
そして、富谷第二中学校の制服の変更の予定があるとも聞いております。
こういったものを含めまして、教育環境の整備について、以下質問をいたします。
1つ、学校施設の老朽化が進んでいる学校がありますが、施設等の補修・改修等、学校施設の老朽化対策を伺います。
2、近年の夏は猛暑となっております。先生方の労働環境の改善を図るため、学校職員室の冷房機器の設置についてお伺いいたします。
3つ目、国から、先ほどもお話ししましたが、要保護児童生徒援助費補助金の新入学児童の学用品費等の就学前支給について通達が出されておりますが、富谷市の要保護児童生徒援助費補助金の新入学児童の学用品費等の就学前支給の実施についてお伺いいたします。
4つ目、先ほどもお話ししましたが、その奨学金制度で、富谷といたしまして、所得連動返還型奨学金を国は導入しておりますが、富谷市の奨学金の返済猶予についてお伺いいたします。
5つ目に、国の施策によりまして、第2子、第3子等への助成の拡充が図られております。富谷市の給食費の保護者負担軽減につきましてお伺いいたします。
6つ目に、富谷第二中学校の制服の変更についてお伺いいたします。
7つ目に、富谷市中学生海外研修派遣事業の進捗についてお伺いいたします。
8つ目に、放課後児童クラブでの学習支援の状況についてお伺いいたします。
9つ目、9番目に、公民館の学習室としての使用についてお伺いいたします。
10番目、公民館の児童生徒の自由来館での見守りについてお伺いいたします。
11、公民館の児童生徒の自由来館での学習支援について、支援状況についてお伺いいたします。
そして、12、大地震に備え、学校にヘルメットの配備につきましてお伺いいたします。
移りまして、2件目。子育て環境の整備を問うであります。
子育て環境も最優先で進めなければなりません。以下、質問いたします。
1つ、富ケ丘小学校放課後児童クラブの駐車場の舗装についてお伺いいたします。
2つ目、放課後児童クラブの開館時刻を早めることができないか、お伺いいたします。
3つ目、公民館の子育てサロンとしての利用についてお伺いいたします。
それでは、大きな質問3つ目であります。富谷市をアピールできる施策を問う。
ことしは、藩祖伊達政宗公の生誕から450年の記念の年であります。県内を初め、各地で伊達政宗公生誕450年にちなんだイベント等が開催されております。
富谷は、藩祖がここ富谷に開宿したことが始まり、富谷市も関連イベントとして、10月28日、29日開催のとみや国際スイーツ博覧会を予定しているようでありますが、市をアピールできるよい機会であり、積極的に実施すべきと考えます。
富谷市は、3月にバイク等のご当地ナンバープレートを発行し、県内に話題を提供しています。ご当地婚姻届を作成している自治体もふえております。オリジナル婚姻届を発行している自治体の中には、有料であっても人気があり、売り切れになっているところもあります。富谷市も市のアピールにオリジナル婚姻届を作成してはいかがでしょうか。出生届も富谷オリジナルで作成もよいと思います。
また、届け出に際し記念撮影ができる場所、背景のセッティングをしている自治体もあり、好評と伺っております。富谷市も実施し、近隣自治体との差別化を図り、積極的に富谷市をアピールすべきと思い、以下、質問いたします。
富谷市の藩祖伊達政宗公の生誕450年イベントについてお伺いいたします。
2つ目に、富谷市オリジナル婚姻届、出生届の作成、記念撮影の場所と背景についてお伺いいたします。
以上です。
○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。初めに、若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの安住議員のご質問にお答えをさせていただきます。質問件名1につきましては、後ほど教育長から答弁をさせていただきますので、私からは、質問件名2からについてお答えをさせていただきます。
まず、質問件名2の子育て環境の整備を問うの問い1でございます。富ケ丘小学校放課後児童クラブの駐車場の舗装につきましては、まず、建物周りについては、校庭に面していることから、現在、危険防止のため砕石を取り除きアスファルト舗装を施しているところです。駐車場については、フェンスで仕切られていることもあり、現状のままでの利用を考えております。
問い2につきまして、児童クラブの開館時刻については、4月から学校休校日に30分早めて8時としております。当面は8時開館で運用し、状況を見守りたいと思います。
問い3、公民館の子育てサロンとしての利用については、現在、富谷中央、富ケ丘、日吉台、成田の4カ所の公民館に再任用の保育士を配置し、パネルシアターや粘土遊び等の親子で楽しめる、主に未就学児を対象とした事業を展開しています。また、学校の長期休業期間には、走る、跳ぶ、登るなどの動作を複合的に実践するパルクール等の小中学生を対象とした事業を考えております。
質問件名3の富谷市をアピールできる施策を問うに関連しての問い1でございます。伊達政宗公生誕450年にちなんだイベントについては、政宗公の命により奥州街道富谷宿が開設され、また、お鷹場があったとも言われており、伊達家とは深いつながりがある本市ですので、積極的に記念事業を展開してまいりたいと考えております。
主な取り組みとしては、とみや国際スイーツ博覧会を生誕450年関連プロモーション企画にエントリーしております。また、とみやふるさとまつりについても、開催日時が決まりましたので、追加登録しPR活動に努めてまいりたいと思います。
具体的な内容につきましては、現在、詳細を検討しているところです。また、広報とみや1月号、新春対談において、政宗公ご子孫で仙台伊達家18代当主伊達泰宗氏と仙台藩作法などをお聞きしながら、富谷固有の歴史や文化を積極的に活用、そして継承していく「面影づくり」を進めることなどをお話しさせていただき、政宗公生誕記念の機運向上に努めたところです。
このように、本市主催事業等において積極的に情報発信を強化し、改めて政宗公の業績を照らし出し、観光振興並びに本市への関心度向上などを県及び関係機関と連携し複数の機会で広くPR活動に努めてまいりたいと思っております。
問い2でございます。富谷市オリジナル婚姻届、出生届の作成等につきましては、今現在、婚姻届や出生届につきましては戸籍法で示された用紙を使用しておりますが、一部の自治体がオリジナル届出用紙を作成していることは承知しております。状況の把握や問題点等を精査し、記念撮影の場所も含め、今後の検討とさせていただきます。
なお、独自の施策といたしまして、市制移行時に作成した誕生歌を出生された皆さんへ贈るお祝いメッセージにQRコードを組み込み、動画配信できるよう現在準備を進めているところでございます。
以上です。
○議長(浅野幹雄君) 次に、菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) それでは、私のほうから件名1、教育環境の整備を問うというご質問についてお答えを申し上げます。
まず、1点目。学校施設の老朽化対策についてでございますが、市内の小中学校13校のうち、築年数経過が最も長いのは富谷小学校の築43年です。富谷小学校においては、平成16年から17年度にわたり大規模改造工事を実施しておるところでございます。また、平成19年度に富谷中学校、平成20年度には富ケ丘小学校において地震補強工事を実施しております。同じく平成20年度に東向陽台小学校では大規模な改修工事を実施しておるところでございます。
また、平成20年度から平成27年度において、計画的に全小中学校のトイレ改修工事も実施済みでございます。あわせて、全小中学校のガラスを強化ガラスへの改修工事も実施しておるところでございます。
建築してから年数の経過している小中学校においては、今後も中規模から大規模改修が必要とされる状況であることは認識しているところでございます。このことから、今後、国から示される個別施設ごとの学校施設の長寿命化計画の策定も予定されておりますので、老朽化対策もあわせて検討しながら、学校施設の環境改善に取り組んでまいりたいというふうに考えております。
2点目の学校職員室の冷房機器の設置についてでございますが、市内小中学校へのエアコン配置につきましては、本市においては、平成24年度までに全小中学校の保健室とコンピューター室にエアコンを設置している状況でございます。エアコンの常設に関しましては、職員が夏期休業期間中の猛暑の中で勤務していることは十分に承知しておるところです。このような現状からも職員室、校長室、図書室等への設置の検討をしてまいりましたが、設置には多額の費用を要すること、県内自治体の設置状況が高くないこと、国の補助金の採択率が低い状況にあることは変わらないことから、やはり当面は実施することが難しいと判断しているところではございます。引き続き、今後の課題として学校教育環境の改善に努めてまいりたいというふうに思います。
3点目、就学前支給の児童生徒への就学援助についてでございますが、就学援助の新入学児童生徒への就学前支給につきましては、文部科学省が入学準備金を増額するとともに国の補助金交付要綱の一部を改正し、これまで児童または生徒としてきた入学準備金の交付対象に就学予定者を追加することにより、中学校のみならず、小学校入学前にも支給が可能となった趣旨を県教育委員会から通知をされたところではございます。
こうした状況から、本市における新入学児童生徒の学用品費等の就学前支給につきましては、先進事例等を参考にしながら、平成30年度入学を予定している小学生もしくは中学生の保護者に対し必要な援助が行われるよう現在準備を進めておるところでございます。
4点目、奨学金の返済猶予についてでございますが、平成29年4月から、国は所得連動返済型奨学金を導入いたしました。その内容は、課税対象所得に9%を掛けて月割りとするものです。課税対象所得に基づき毎年度見直しを行うというものでございます。
本市の返済につきましては、学校を卒業した後、1年間の猶予を経て最大で6年間の期間としており、返済猶予は、申請により収入状況等を考慮しながら個別に対応し、返済計画などについて協議をしながら弾力的な対応をしておるところでございます。
今後は、今年度から始まった国の制度の動向に注視し、他市町村の状況を見ながら検討を進めてまいりたいというふうに思っております。
5点目、給食費の負担軽減についてでございますが、給食費につきましては、保護者の皆様にご負担いただいているのは食材費のみでございまして、施設の維持費や光熱水費、人件費等につきましては全て市が負担しているという状況でございます。当面は、現状のとおり、食材費のみのご負担をお願いいただきますことをご理解をお願いしたいというふうに思います。
富谷第二中学校の制服の変更の件でございますが、制服の変更につきましては、女子の制服をセーラー服からブレザーへ変更するもので、懇談会や選定委員会において十分に話し合いを重ね、保護者の理解を得ながら進めていく予定であるとの報告を学校のほうから受けております。
続いて、海外研修。中学生の海外研修派遣事業の進捗についてでございますが、本年1月に派遣先である台湾台北市への事前現地調査を実施し、本研修に向けた派遣事業のあり方やスケジュールについて検討を進めてまいりました。3月下旬に学校を通して参加希望者を募り、4月には各校5名ずつによる25名の参加者を決定したところです。また、5月26日の保護者説明会において、事前現地調査の内容紹介や事前研修を含めたスケジュールの説明等を実施しております。
今後は、6月下旬に第1回事前研修、さらに7月上旬には第2回事前研修として西成田コミュニティセンターにおいて1泊2日の宿泊研修を予定しておるところでございます。これらの研修を経て7月27日から30日の3泊4日の行程により台湾台北市において富谷市中学校海外研修派遣事業を実施してまいります。
続いて、8問目。児童クラブでの学習支援状況についてでございますが、学び舎とみやという名称で放課後学習会を実施しております。小学生4年から6年を対象に登録した児童を児童クラブや公民館、学校の教室を会場に学校ごと週1回1時間の学習会を実施しております。指導者は退職教員などで現在16名、登録児童は144名おります。主に宿題や自主勉強について支援をしているという状況でございます。
第9問目。公民館の学習室としての使用を問うというご質問でございますが、児童クラブ移設後の公民館の活用として学習室の設置を始めたものでございます。ホームページや広報、公民館だよりを通じて周知を図っておりますが、現在のところ利用人数は数人にとどまっておる状況となっております。先日、教育委員会を通し、公民館図書室の休日の開室と学習室設置に関し、学校だよりを通して改めて各家庭、児童生徒の皆さんに周知を図ったところでございます。これからテストの時期を迎え、中学生の皆さんたちの利用がふえるのではないかと現在は期待しているところでございます。
第10問目と11問目については、関連がありますので、あわせてお答えをいたします。公民館の施設に関しましては、日々、サークル活動や各種団体の研修などで多くの皆さんに利用いただいておりますが、放課後に児童生徒の皆さんが来られた際には、活動スペースの確保など可能な限り対応してまいりたいというふうに考えております。
学習支援の状況といたしましては、図書室の休日における開室や学習スペースの確保を行っております。利用時間に関しましては、今後の利用状況を考慮し、延長等も考えてまいりたいと思っております。
また、学校教育課で取り組んでおります学び舎とみやを開催し、学習支援を実施しております。なお、長期休業中は、各公民館において児童対象の講座を企画してまいりますので、地域の子供たちは多くの体験をして学んでいただければなというふうに考えておるところでございます。
第12問目、大地震に備え、学校にヘルメットの配備をということにつきましては、児童生徒全員に配備しますと、置き場所、さらに費用の問題がありますので、現在のところは検討はしてございません。これまで同様、地震に備えた訓練の実施、地震の際はとっさに机に潜るなどの命を守る指導と防災・減災の指導を継続してまいりたいというふうに思っております。
以上でございます。
○議長(浅野幹雄君) この際、午前11時15分まで休憩をいたします。
午前11時01分 休憩
午前11時15分 再開
○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより安住稔幸君の質問は一問一答により行います。19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) それでは、再質問させていただきます。
初めに、教育環境の整備についてのほうから質問させていただきます。
学校施設の老朽化ということで、大規模改修というか、そういったものについては教育長からお話ありましたとおり、そのとおりということで思っております。しかしながら、そういう大きい大規模改修というよりは、それほど大きくない改修というか、老朽化、また付随する設備というかそういったものについての老朽化というか、経年劣化についての例えば改修とか修繕、こういったものにつきましては、どのようにお考えなのか、お聞きいたします。
○議長(浅野幹雄君) 教育総務課長。
○教育総務課長(相澤美和君) それでは、大規模以外の個別のそれぞれの小さい修繕、それから中規模のちょっとした修繕ということで、それぞれ毎年各学校のほうに修繕ということで予算が計上してあります。その中で、それぞれ学校からその都度報告が上がってまいりまして、それに合わせて修繕の対応をしているところでございます。足りない部分に関しては補正対応、そういった部分で対応をしているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) やっぱり、そうしますと学校との密な連絡というか、話し合いというか、連携、そういったものが必要かと思いますけれども、その辺につきましてはきちんと行われているのでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 教育総務課長。
○教育総務課長(相澤美和君) 担当というか、学校修繕関係の担当もおります。各学校のほうにも教頭先生を中心にそれぞれ何か修繕があった場合は必ず連絡を入れていただいて、その都度、現場確認をして、必要な修繕、それから緊急であればすぐに業者を呼んですぐに対応するというような形をとっています。連携はきちっとしております。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) そのように私も思っているわけでありますが、しかしながら、時にはというのでしょうか、そういう学校との連携というか、学校からの、もちろん予算もありますので、皆が皆すぐにできるものではないんですが、その辺がうまくいっていない部分もあるいはあるかのようなこともお聞きしています。ぜひとも、学校からの要望につきまして、きちんと応えられるような体制づくりをお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 教育総務課長。
○教育総務課長(相澤美和君) 緊急性ということを一番に考えておりますので、一番は確認をして、まずどのぐらいの緊急性があるか、それを確認をいたしまして、やはり緊急性がある場合に関してはすぐ対応という形になっていますが、ちょっと緊急性が少し低い部分に関しては、ある程度、少し余裕を持っての対応が可能な部分に関してはそういった対応をしております。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 学校との連絡、連携を密にお願いしたいと思います。
続きまして、学校職員室の冷房機器の設置であります。
確かに予算も相当かかるということもありますので、しかしながら、昨今、学校の先生方の労働環境が非常に厳しい、時間的なものもありましてというような話もよく出ております。ぜひとも、早いにはこしたことはありませんが、こういったものについても、やはり計画を立てるなり、そういったものが必要かと思いますけれども、その辺についてはいかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 教育総務課長。
○教育総務課長(相澤美和君) それにつきましても、日々、先生方が夏の暑い時期に耐えながら頑張って仕事をしていただいているということは十二分に承知しているところですが、やはり、まず富谷市は13校という学校の数がありまして、そういった部分に1学校ずつの積算を考えていきますと何千万というような単位が必要になってまいります。そういう部分の財源確保、そういった部分をまず考慮しながら、今後とも改善に努めてまいりたいというふうには考えております。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 今、各公民館、冷房関係、本当に一つ一つ着実につけていただいておりまして、大体終わったのかなという感じがいたします。次は、やはり、こういった学校関係かなということで思っておりますので、ぜひとも環境整備につきまして進めていただきたいということであります。
続きまして、要保護児童生徒援助費補助金の入学前の学用品等の就学前の支給でありますけれども、国からの通達があったということで、来年の入学からということでありますが、ぜひとも準備、速やかに実施できるようにお願いしたいと思いますけれども、再度お願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) この件については、昨年度も議会でご質問がありまして、前向きに検討していきたいというふうに私が答えて、その後、検討に入りまして、今先ほど答えましたように、来年度の入学の児童生徒から実施する方向で現在進めておるところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 続きまして、所得連動返還型奨学金であります。
これからもいろいろ研究、検討していかれるかと思うんですが、ぜひとも、国のほうもこういったものをつくりましたので、富谷としても制度としてこういったものをやっぱり確立していければいいのかなと思いますけれども、この辺について、お考えをお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 奨学金の返済につきましては、それぞれ事情を抱えた方に対しましては、全くその事情もお一人ずつ違うわけでございますので、お一人ずつの事情をよくお聞きし、もう一回、返済計画を立て直すような対応を今してございます。ですから、一律に一つの制度を導入するというよりは、もう少しきめ細やかな対応を現在してきているし、そのほうがいいのかなというような判断ではございますが、国の制度については、なお検討してまいりたいというふうに思います。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 続きまして、5番目でありますけれども、富谷市の給食費の負担軽減ということであります。最近、まだまだ数は少ないようでありますが、全国的にというか、給食費の無償化というものをしているところが、少しずつでありますけれども、ふえてきております。58の自治体が小中学校、3自治体が小学校で実施しているようでありまして、増加傾向にあります。
文科省としまして、公立小中学校の学校給食の無償化に関する全国調査というものを今年度初めて行うということの方針を示しているようであります。
こういったことを考えますと、やはり学校給食のほうの完全無償化まではいかなくても、やはり第2子、第3子、そういったもので助成、負担軽減を図っていくのも必要かと思いますけれども、その辺についてはいがかでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) この点についても、先ほど答えたことと重複はいたしますけれども、これは前回の議会でも同様のご質問をいただいたときにもお答えしたんですが、当市の給食は7,000食という大規模な給食を今実施しているということも背景にはございます。先ほど申し上げましたとおり、食材のみの負担を保護者の皆さんにお願いしているところでございますので、受益者の方に最低限といいますか、それぐらいのご負担をいただくということはご理解をいただいているものというふうに思っておりますので、現在の方式を今後も継続してまいりたいというふうに思っておるところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) その辺はよく私も承知はしているつもりであります。
ちょっと違う話かもしれませんけれども、例えば放課後児童クラブ、今回、4月から有料化ということでなりました。この中でも、第2子以降は半額にしていただいているというようなこともありまして、やはり市としてもご父兄の負担を幾らかでも軽減できればということで、こういったものをしていただいているかと思います。
こういったところを考えますと、やはり学校給食のほうにつきましても、今後の検討ということになるかもしれませんけれども、ぜひともこの辺を検討していただきたいと思いますが、いかがでございましょうか。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) その辺につきましては、類似の団体等の資料等も見ながら検討してまいりたいというふうに思っております。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 続きまして、二中の制服の変更でございます。実際に変更するとなればそれなりの費用もかかるわけであります。大体、費用につきましてはどのくらいのものが想定されるんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
○学校教育課長(佐藤英樹君) 制服の変更に関しては、費用とデザイン等につきましても学校とPTAのほうで話し合って行いますので、委員会としましてはその報告を待っている段階です。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) そうしますと、多分、現実的に決まりますと、やはりその制服の費用ということがやはり結構大事な部分として出てくるかと思います。普通ですとやっぱり数万かかるわけであります。そうしますと、その費用を市で持つのか、それともその父兄保護者にお願いするのか。この辺につきましては、どのようなお考えなんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 保護者の負担増にならない方向での検討を今学校で、現在の制服の値段からそう大きく負担増にはならない、今の状況で更新できれば一番いい方向ですので、その方向で、今、保護者の皆さんと生徒の希望を入れながら学校のほうで十分検討しているところでございますので、その学校の検討をきちっと見守っていきたいというふうに思っております。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) そうしますと、今の話ですと、制服の切りかえは新入学生から始めるということで、例えば今現在2年生、3年生、例えば今実施するとした場合の話ですけれども、そういった方はそれには該当しないというような考え方でよろしいんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) その辺の移行の方法等についても、十分、保護者の皆さんと検討しながら、生徒の希望等も入れながら、制服の更新の状況の中の一つとして進めていくものというふうに思いますので、その辺も学校と保護者の皆さんの話し合いを待ちたいというか、見守りたいというふうに思っております。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 今のお話をお聞きしますと、場合によっては2年生、3年生、現在いらっしゃる生徒もいわゆる切りかえになる可能性があるということ。そうしますと、やはり今現在着ているものはもちろん入学のときに初めに購入していますけれども、改めて父兄からの要望もあってのデザインの変更ということもあるかもしれませんが、やはりその辺、保護者の負担というものをきちんと考えていただいて実施をお願いしたいと思うわけでありますが、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) これまでも制服の変更ということは行ってきた学校は当然あるわけでして、その中で一番やはり大事にしていかなければならないのは保護者の皆さんの負担増につながらない、しかも、生徒が快適に日々の学校生活を送れる、そういうものを選択していくという方向で選択してきておりますので、当然、第二中学校のほうも今そのような視点に立って保護者の皆さんと話し合っているところだというふうに思っております。
先ほどからの変更の時期等の詳細につきましても、ぜひ、学校のこれはやはり私は裁量の問題だというふうに思っておりますので、学校の取り組みをしっかりと報告を受けながら見守っていきたいというふうに思っています。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 続きまして、富谷市の中学生海外研修派遣事業についてお伺いいたします。
今、こういったものをほかでやっているか、ちょっとよく、ほかでやっているところが幾つあるか、よくわからないんですが、名取市でやっていることはちょっと調べました。約11日間にわたってのカナダまたはオーストラリアでの研修というか、ホームステイ等をされたようであります。実際に行かれると、今回は台湾ということでありますが、やはり事前準備というか、またその後の行って帰ってきた後の報告会、そういったものもいろいろ、催しというか、そういったものも開催されておるようであります。その辺につきまして、抜かりなくというような言い方もちょっとあれなんですが、その辺の準備についてきちんとされておると思うんですけれども、再度、お願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 報告会についてもしっかりと計画の中に入れてございます。各学校5名はあくまで選抜という形で選ばれてはいますが、生徒の代表ということもございますので、この5名の代表の生徒を通して、その学校の生徒全てに体験してきた内容について行き渡るような、そのようなことも各学校での取り組みとして計画してございますので、最大限有効に活用していく事業にしてまいりたいというふうに思っています。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 最近、非常に海外でのテロというものが頻発しておりまして、非常にそういったものも危惧されるものであります。実際に、台湾で云々という話は、多分、私は聞いたことはないような気はしますので、その辺ももちろん十分考慮されていると思いますが、その辺、ぜひとも情報の把握、そういったものについて、されていると思いますけれども、その辺についてもお聞かせいただきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 旅行業者等も選定してございますので、この旅行業者の台湾の支社ということもございますので、旅行業者の持っているスキルを最大限活用しながら、そして、私も付き添いとしてまいりますけれども、生徒の安全安心をやはり第一に考えながら、この研修を実施してまいりたいというふうに思っております。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 続きまして、放課後児童クラブの学習支援についてお伺いいたします。
学び舎とみやということで、私も何カ所か見させていただきました。しっかりと学習支援ができているんだなということで思います。しかしながら、やっぱり場所によってというのでしょうか。についてはうまくいっていないようなところもあるように見受けられました。例えば、たしか富ケ丘小学校のほうの、それから児童クラブとの絡みのほうもありますが、こういったものにつきまして順調に行っているかどうか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 児童クラブが今年度から委託業者ということで制度が変わりましたので、去年までは委託業者の方はいませんでしたので、今度は委託業者の方との話し合いというところが加わったところでございまして、発足に当たって話し合いを数回重ねてきたことは確かでございます。しかし、委託業者の方にも十分理解をいただいて順調なスタートを切ったというふうに私は思っていまして、それは富ケ丘の教室のほうも同様だというふうに認識しているところではございます。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) そして、子育て支援のほうも一緒に絡んでくるのかもしれませんけれども、児童クラブだけでなく、公民館に来ている子供たちのこともありまして、その辺につきましてきちんとした対応が必要かと思っておりまして……。済みません、これはちょっと外します。
続きまして、自由来館の子供についてでありますけれども、公民館の。実際に自由来館で来ているお子さんがいるような部屋、世代間交流室というのが大体奥のほうにあるものが多いです。こういったことを考えますと、学習室もそのとおりであります、予定されている部屋が。この辺についての見守りというのでしょうか、監督というか、これにつきましても非常に問題があるのかなという感じはいたしますが、いかでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 公民館長。
○公民館長(阿部雄也君) 学習室に関しましては、4月22日から行っておるわけですけれども、現在のところ、利用についてはごくごく限られている現状でございます。場所については、基本的にはもと児童クラブがあった部屋ということですので、奥になっているところも確かにございます。公民館職員が1時間、30分間隔で、利用があった場合は見回りをするということで指示をしております。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) ぜひとも、その辺のきちんとした対応をお願いしたいと思います。
あと、学校のヘルメットということであります。ヘルメットというよりは防災の帽子というふうな言い方になりますが、いろいろ、私も調べますと、テレビでも放送になったそうでありますけれども、段ボールを活用した防災帽子というものがあるようであります。お値段もそう高くなく、非常にコンパクトに折り畳めるようで、もちろんちゃんとした計算というか、基準というのでしょうか、そういったものをクリアしているもので、何かそういったものもあるということで聞いております。こういったものですと、場所もとりませんし、順次配備していければそれほどの金額、1つ1,980円ということでありますので、その辺もぜひ研究、検討をしていただければということを思っておりますが、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) まず、災害に対する心構え、災害が起きたときは誰でも気が動転いたしまして、平常心ではいられないというのが現状です。特に子供の場合は、そういう状況が非常に考えられますので、指示とやることは少ないほうがいいんですね。そして、少なくて、しかもすぐにできるもの、そういうものを一つだけ覚えておくということがやっぱり大事でございまして、子供たちの学校生活で最も長い時間いるのは授業中、教室にいる場合ですので、やはり教室で地震になったら机の下にすぐ潜るという、この一定の指示を私はやっぱり大事にしていきたい。ヘルメットというと、また次に加わってまいりますので、トイレにいたときになったら、じゃあ、ヘルメットをとりに戻るとか、それから校庭にいたときはどうすればいいんだとか、いろいろなやっぱり指示が複雑になってくることは、私は避けたいというふうに逆に思っています。ですから、もう一回繰り返しますが、やはり少ない簡潔な、しかも一点の指示で、しかもそれが有効に活用できる、働くという方向を選択すれば、やはり私は教室においては机の下に潜るというのが一番だというふうに思っていますので、先ほど、議員さんのほうから提示されたことについては、これから調べていろいろ研究はしてまいりますが、その方向を徹底していきたいということは考えているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 私も本当に教育長の言われるとおり、なるほどそのとおりだと思っております。私が言いたかったのは、例えば地震にもしなった場合、それは机の下に隠れる、それは大前提でありまして、当然であると私も思っております。ただ、地震がおさまってからの、やっぱり屋外に例えば移動するときに、避難するときに、やはり上からの落下に備えるという意味で、そういったものも常備しておいたほうがいいんじゃないかなということでお話をさせていただきました。
最後になりますが、藩祖伊達政宗公の生誕450年のイベントでありまして、これに、ちょっといろいろ調べましたら、学校給食の「伊達な献立」コンクールというものも何か450周年記念で何かしているということで県の教育委員会のホームページで見てきました。こういったものをぜひとも本当に幅広くいろいろなものを手がけてお願いしたいということで思っております。いかがでございましょうか。
○議長(浅野幹雄君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 今の件、私ちょっと済みません、認識不足だったものですから、確認をして、あらゆる形で、今回、せっかくの450年のPRの年なので、採用できるものは採用していきたいというふうに思います。参加できるものは積極的に参加していきたいというふうに思います。
○議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
午前11時39分 休憩
午後 1時00分 再開
○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) それでは、一般質問いたします。
富谷市となり新年度を迎えた中、市長を初め職員の皆様にはオール富谷を掲げ、「住みたくなるまち日本一」の実現のため日々努力を重ね取り組まれていることに心から感謝を申し上げます。
「出生数、初の100万人割れ」と、6月3日の河北新報に掲載があり、全国的に子供の数が減少しているという深刻な状況の中、幸い本市は宮城県の出生率よりも高いレベルで推移しております。しかし、今後もその高い水準を維持するためにも、市長の本定例会における挨拶の中にありました子育て支援関連施策として待機児童ゼロの早期実現のための杜乃橋認定こども園の開園や家庭的保育事業のさらなる普及啓発、乳幼児健診や各種相談業務を取り扱っているとみや子育て支援センター「とみここ」の開所、第3子以降小学校入学祝金支給事業の創設などを通して、富谷市地方創生総合戦略の基本目標3、「未来を担う子どもたちを育てる環境のさらなる充実」における数値目標「子育て世帯500世帯」の増加に向けて大いに期待が寄せられるところであります。
子育て環境のさらなる充実のためには、子育てに関する相談・支援体制の充実のみならず、児童虐待防止、地域での子育て支援や仲間づくりの推進、幼児教育、保育サービスの向上や子育てに伴う負担の軽減、要支援児への対応、放課後児童クラブの充実、青少年健全育成活動の推進や家庭と地域の教育力の向上等が重要であると思われます。
中でも、特に放課後児童クラブ運営事業は、将来的に児童が減少したとしても、今後ますます利用は増加すると考えられ、子供たちの健全な育成と遊び及び生活の支援という観点からも、その機能が十分発揮できることを切望します。
以上のことから、4月から小学校敷地内でスタートした富ケ丘、あけの平、成田小学校の放課後児童クラブと児童館機能を新たに付与された公民館について質問いたします。
質問件名1、放課後児童クラブと公民館での子育て支援の充実を問う。
富ケ丘小学校、あけの平小学校、成田小学校は、放課後児童クラブが新たに小学校敷地内に建設され、4月からスタートしました。富ケ丘小学校は、全校生徒581名のうち、280名が上桜木地区の児童です。安全安心のためにも学校の敷地内で児童クラブが利用できるようになったことは、保護者の方からも喜びの声が聞かれます。
また、補助金の関係から小学校敷地内の建物は、児童館ではなく放課後児童クラブとなりました。児童館機能を児童クラブが抜けた公民館の世代間交流室で実施することになり、子育て支援に期待が膨らむところであります。
「住みたくなるまち日本一」を標榜し、さらなる人口増加のためにも子育て支援の充実は大変重要であると考え、以下の質問をします。
(1)富ケ丘、あけの平、成田地区に新たに建設された放課後児童クラブについて。
(1)富ケ丘、成田小学校の放課後児童クラブ出入り口に敷いてある砂利はどのようになりますか。
(2)富ケ丘放課後児童クラブの雨や雪の日の遊び場の確保について。
(3)富ケ丘、あけの平の放課後児童クラブのトイレに幼児用便器が設置されている理由は。
(4)あけの平放課後児童クラブの駐車場から建物までの明るさの確保は。
(5)放課後児童クラブの救護室はその機能を十分果たしていますか。
(6)3つの児童クラブの学習室の活用方法。
(2)放課後児童クラブ移転後の公民館の子育て支援について。
(1)公民館に児童館機能を持たせるための方策は。
(2)富ケ丘公民館にあるひまわりルームの周知と活用方法。
(3)新たに設けられた学習室の今後について。
(4)放課後子ども教室の今後について。
(5)放課後児童クラブの児童と登録外の児童の交流は。
(6)児童館がなくなった今、各公民館を子育て支援の拠点とする考えはあるかについてお伺いします。
次に、質問件名2、高齢者、障がい者外出支援事業「とみぱす」の今後の課題について。
高齢者と障がい者の外出支援のための交通乗車証「とみぱす」が実施されてから半年が経過しました。その間、市民からはさまざまな要望があり、速やかに改善が図られた点については感謝申し上げます。
今後ますます高齢者人口の増加が見込まれ、「とみぱす」に対する要望や期待が高まることが予想される中、真に市民の立場に立った施策にするため、今後の課題について検討することは大変重要であると考え、以下質問をします。
1、高齢者と障がい者の対象者に対し、3月24日に個別通知が発送されましたが、その後、「交付率はどのようになったか」とありますが、訂正でございます。「それぞれの発送数は」に訂正をお願いいたします。
2、平成28年9月定例会で私が質問した「とみぱす」申請手続で住民からの改善の要望はについて、実際にどのように改善されたのでしょうか。
3、「とみぱす」を利用できない、いわゆる交通弱者の方へのその後の検討はなされたのか、お伺いします。
4、上限額2万円について、今後どのように考えているのか、お聞きします。
5、今後予想される高齢者の人口増加に伴い、申請者が予想以上多かった場合に対する検討などについてお伺いします。
以上、よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの長谷川る美議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の放課後児童クラブと公民館での子育て支援の充実を問うの問い1の(1)富ケ丘、成田小学校の放課後児童クラブ出入り口に敷いてある砂利はについてでございますが、砕石部分をアスファルト敷きに改良するよう、現在施工中でございます。
(2)でございます。富ケ丘放課後児童クラブの雨や雪の日の遊び場については、児童クラブ棟のホールが中心となりますが、学校開放や学校行事との兼ね合いを見ながら小学校の体育館の利用も考えております。
(3)富ケ丘、あけの平の放課後児童クラブのトイレに幼児用便器が設置されている理由についてでございますが、低学年児童用、特にまだ体の小さい新1年生に配慮して設置しております。
(4)でございます。駐車場から児童クラブ棟までの間に現在2本の照明がありますが、ご質問のとおり、季節により明るさの心配も懸念されますので、学校や利用者、児童クラブ運営受託事業者の声を聞きながら状況に応じて検討してまいります。
(5)の各放課後児童クラブの救護室はその機能を十分果たしているかについては、各児童クラブとも、4月当初は引っ越しや物品の搬入等で各部屋の整理整頓が及ばす、救護室においても同様であったかと思われます。このような状況を踏まえ、先日、各児童クラブに対し、それぞれのスペースが当初の目的に合わせその機能を十分に発揮できるよう改めて指導したところでございます。
(6)の3つの児童クラブの学習室の利用方法についてでございますが、児童が宿題、自主学習や読書をする場所に利用するように考えております。
問い2の(1)と(6)については、関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。既存の公民館への児童館的機能につきましては、地域の子育て支援拠点として位置づけ、子育て世代親子への支援や放課後児童生徒の居場所づくりを行ってまいります。現在、公民館4館に保育士資格を有する職員を配置し、具体的方策を検討しながら、少しずつではありますが、乳幼児親子に対するイベントなどを開催してまいります。また、学校の長期休業中には、児童を対象にした講座を企画し参加を呼びかけてまいります。
(2)と(3)については、関連がありますので、あわせてお答えいたします。児童クラブの小学校敷地への移転後の部屋の活用につきましては、広報やホームページに掲載し周知しております。今後も周知方法や手段を工夫し周知に努めてまいります。
また、現在子育て中のお母さんたちによるサークル化の動きもあるようですので、活動支援を行ってまいります。
なお、学習室に関しましては、学校だより等を通じて、より周知を図ってまいりたいというふうに考えております。
(4)と(5)について、関連がありますので、あわせてお答えさせていただきます。放課後子ども教室につきましては、公民館において児童クラブと一緒に実施してまいりましたが、今年度から児童クラブが民間委託となり、小学校に場所を移した児童クラブもあることから、調整を行い、昨年度と同様に児童クラブと一緒に、内容によっては公民館、学校も使用するということで、今後も実施してまいります。
また、児童クラブ登録外児童の交流につきましても、これまでどおり、放課後子ども教室を通して交流を図ってまいります。
質問件名2の高齢者・障がい者外出支援事業「とみぱす」の今後の課題についての問い1につきましては、本年は、昨年の検証を踏まえ、高齢者5,375人、障がい者1,351人へ世帯ごとに申請のご案内を送付いたしました。
問い2でございます。申請手続に関しての改善としては、本年は交付申請案内の個別通知とその後の広報掲載の2段構えで「とみぱす」の周知に努めております。その後、6月19日から始まります交付申請受け付けは、日中の時間を午前9時から午後4時までと拡大するほか、昨年同様、夜間受付も2日間設けております。加えて、入金申請の際、入金振込依頼書交付まで数日を要していたものを、福祉システムへ「とみぱす」を組み込み、即日の交付ができるよう改善を図ったところです。
また、「とみぱす」提示で富谷市民バスを無料で利用できるよう利便性を高めております。さらに、現在は、市民バスを利用し入金申請に来られた場合、帰りのバス時間も考慮し、迅速な受け付けに努めております。
問い3でございます。「とみぱす」を利用できない方への支援のあり方につきましては、現在、第5期障がい福祉計画策定に伴う実態把握調査を分析し検討している段階であります。移動手段に関して、「自家用車を運転する」とお答えになった方が多いという集計結果を得ながらも、障がい種別により差異が見られるなど、さらなる分析を要する状況にあります。この数値を参考にしながら、「とみぱす」との整合性も含め、今後検討してまいります。
問い4、上限額2万円について、今後どのように考えているかの問いにつきましては、「とみぱす」はもとより、地方創生総合戦略の見直しにあわせ検討を加え、その結果に基づいて必要な措置を講ずるものとしております。昨年10月から開始し、まだ1年も経過していない中でありますので、まずは制度のさらなる周知を図るとともに利用状況を見守ってまいりたいというふうに考えております。
問い5の「とみぱす」の制度設計は、高齢者数の増加や交付率、受益者負担も勘案しながら検討したものでございますが、今後は、節目、節目に検討を加え必要な措置を講じてまいります。
以上です。
○議長(浅野幹雄君) これより長谷川る美君の質問は一問一答により行います。4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) それでは、初めに放課後児童クラブ、富ケ丘、成田ですけれども、砂利の件についてお伺いします。
あけの平の放課後児童クラブは当初からアスファルトで舗装されていましたが、成田、富ケ丘はなぜ砂利が敷かれたのか、その経緯についてお伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) あけの平につきましては、児童の通学路ということで当初からアスファルト敷きになっていた部分がありますので、それの移設ということで当初からアスファルト敷きになっております。富ケ丘、成田のほうについては、経費の削減ということもありまして、砂利というふうに聞いております。
○議長(浅野幹雄君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 児童が利用する建物であるとの視点から、建築する際に検討はなされましたか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 当初、砂利というふうには聞いていたんですけれども、ちょっと実物を見たところ、ちょっととがった砕石という感じでしたので、でき上がりまして、教育長のほうからもちょっとうまくないんじゃないかというお話もいただいたので、業者さんのほうとも話をして、都市計画課のほうとも話をして、こういったアスファルト敷きのほうに修正したというふうになっております。
○議長(浅野幹雄君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 児童が石を持って投げたり、つまずいて転んでけがをしたりするという可能性について、どのように考えておられるか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) こちらのほうでも、当初、もうちょっと小さい角のない砂利というふうな捉え方をしていましたので、先ほど申し上げましたとおり、ちょっと危ない石だということで、砕石っぽいものだということで、すぐに改良したということでございます。
○議長(浅野幹雄君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) アスファルト敷きに改良する工事はいつ完成する予定でしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 成田小学校のほうは既に完成しております。富ケ丘小学校については今月下旬ぐらいに完成する予定です。
○議長(浅野幹雄君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 市長にお伺いします。
富ケ丘の出入り口に敷いてある砂利については、開所当時から多くの方たちより改善の要望がありました。十分な検討がなされていればこのような二度手間にならなかったのではないかとさえ思われます。どのようにお考えでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 先ほど子育て支援課の課長が答弁したとおりでございます。
○議長(浅野幹雄君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 先ほどの質問にもありましたが、富ケ丘放課後児童クラブは、駐車場にも砂利が敷いてあります。冬場の除雪などを考えると、私はあわせて整備する必要を感じますが、改めてお考えをお聞きします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 駐車場部分につきましては、フェンスで囲まれているということもありまして、児童が入るということはちょっと考えづらいということがあります。そこの除雪という面に関しては、申しわけないですけれども、ちょっと手作業でやっていただければというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 次の質問に移ります。
富ケ丘、あけの平、成田、それぞれの放課後児童クラブは、何人ぐらいの児童を収容することを想定して建てられておりますか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 当初のということでよろしいですか。当初、昨年度の計画時点では、富ケ丘が120名程度、あけの平が150名程度、成田が60名程度というふうに見込んでおります。
○議長(浅野幹雄君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 富ケ丘、あけの平、成田放課後児童クラブそれぞれの平均利用者数をお伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 済みません。詳しい資料は富ケ丘しか持ってきていなかったんですが、富ケ丘小学校の児童クラブで平均1日約80名というふうになっております。
○議長(浅野幹雄君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 富ケ丘放課後児童クラブは、ホールも児童クラブ室として活用しているということについてどのようにお考えでしょうか。お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) ホール、児童クラブ室とそれぞれ名前はついておりますが、使い方についてはそれぞれの児童クラブのほうでお任せという形になっておりますので、危険のないようにそれぞれを活用していただければというふうに思っております。
○議長(浅野幹雄君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 富ケ丘放課後児童クラブは、公民館で実施していた際は、大ホールを使って雨の日も元気に体を使って遊ぶことができました。このことは大変重要な部分であり、児童が雨や雪の日も楽しく過ごすためにも、体育館利用については、開所前の早い段階からの検討が必要だったと思いますが、その点についてお伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 公民館については、あいているときに使わせていただいていたと。棟続きということもありました。小学校の体育館については、中学生が部活で使っていたり、それから、夜間開放等で剣道とかをやっていたりということもありますので、なかなか、その辺、あいているからすぐ使えるというわけでもございませんので、学校のほうと協議して、例えば第何曜日は児童クラブで使わせていただくというような、そういった形で検討していきたいと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 市長にお伺いします。
児童の生活の場である放課後児童クラブが今後さらに利用者、利用数が増加した場合、児童の健やかに育つ権利、伸び伸びと育つ権利を守るためにも、サテライトの検討も視野に入れるお考えがあるのかどうか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 現状は、今の状況の想定の範囲の中で推移していくものと考えております。
なお、今後、児童数が増加したり、使用者が増加した場合につきましては、その段階で検討したいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 改めて、市長にお伺いします。
今後、早い段階で放課後児童クラブの条例に各クラブごとに定員を定めるお考えがあるのかどうか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 現状の中では、現行のままで、新たなところまでは検討はする予定はございません。
○議長(浅野幹雄君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 続いて、幼児用便器についての質問です。
先ほどの答弁からしますと、それでは、成田にはついていないんですね、幼児用というか、小さい。なぜ成田にはつけられていないのでしょうか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) まず、広さの問題です。成田小学校の児童クラブはちょっとほかのあけの平、富ケ丘に比べてちょっと狭いというところと、それから、児童館でのというところで考えていたところだったんですが、それを幼児用から変更することもできたんですが、幼稚園、それから保育所で過ごしていたお子さんがすぐ大きな便器というのもどうかということで、まず残して、新入学生用に残しておいてもいいんじゃないかということで残しております。
○議長(浅野幹雄君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 富ケ丘の放課後児童クラブは幼児用便器は男児、女児とも使用できないというか、使用できないようにしておりますけれども、それについてはどのようにお考えでしょうか。お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) あけの平小学校のほうにつきましては、やはり体の小さいお子さんが使用しているということも聞いておりますので、その辺も富ケ丘小学校の児童クラブのほうとお話をして、使えるようにしたほうがいいんじゃないかということを伝えようかと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) トイレに関連して、廊下にある手洗い場の高さが児童が使用するにはちょっと高いという声もありますけれども、そのような声はお聞きになっていますでしょうか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 直接聞いてはいないんですけれども、現場を見たときに台が置いてあったりというところはありましたので、その辺、ちょっと現場のほうともう一度詳しくお話をして何かしらの検討をしていきたいと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 続いて、あけの平の明るさの確保についてなんですけれども、あけの平放課後児童クラブの建物をもっと駐車場の近くに建てる検討はなされたのでしょうか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 場所につきましては、学校さんと協議をしまして、運動会のスペースの確保、その辺を考えて今の場所に落ちついたというところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 私は、6月7日の夜7時過ぎごろに現場を見てまいりました。校庭にある2つの外灯のうち、駐車場側の外灯が周りの木の枝で遮られていました。枝を切ることにより随分明るくなると思われますが、その点についてはいかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 新たな明かりの追加と、それから枝打ち、枝を払ってどの程度明るくなるのかというところを全て含めて検討していきたいと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 続いて、救護室の機能についての質問です。
富ケ丘、あけの平、成田放課後児童クラブ救護室にある、今現在使われていない、使用していないベッドと布団はどのようになりますか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 救護室のベッドについては、ご存じのように、体調が悪いお子さんが使うベッド・布団でございますので、常時使うものではないというふうに思っております。必要に応じて出して使うものだというふうに思っております。
○議長(浅野幹雄君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) ベッドの大きさは、救護室の広さに合っているものだと思われますか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 基本的にベッドは折り畳みですので、使っていただいて、今2つ置いてあるわけですけれども、1つは、例えばインフルエンザがはやった場合であるとか、ぐあいの悪い子が1人だけではない場合も想定しております。必ずしもそのベッド、2つ目のベッドを救護室で使うという想定ではなく、事務室と仕切りがなくつながっているところに静養室が置いてありますので、ちょっとしたスペースを使って、ぐあい悪い子がいれば休ませていただくという使い方をしていくような感じで考えております。
○議長(浅野幹雄君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 富ケ丘放課後児童クラブは、現在、救護室の床にマットを敷き、その上に布団を敷いて寝ているという状況です。冬場を考えると畳敷きにする検討も必要だと思いますが、お考えをお聞きします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 今のところ、ベッドでの利用を考えております。
○議長(浅野幹雄君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 次に、学習室についての質問です。
富ケ丘放課後児童クラブの学習室は、当初使用していた机と椅子の高さが合わず、現在は別の低いテーブルを利用し、床に座って学習をしているという状況です。当初使用していた机と椅子はどのようになりますか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) ちょっとテーブルがちょっと低かったということがありますので、椅子の足を切ってちょっと高さを低くして高さを調整して利用したいと思っています。
○議長(浅野幹雄君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 今回、備品を購入の際に現場の声を取り入れるということはなされましたか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 備品を購入するに当たって、購入備品の一覧というものを3つの業者にお渡しして、内容を検討してくださいということでのお話はしております。
○議長(浅野幹雄君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 市長にお伺いします。
今回、富ケ丘放課後児童クラブは、3月31日まで公民館で実施し、4月3日から小学校敷地内での開始ということでした。年度末の忙しさからハードなスケジュールであったという声も聞かれます。年度内に建設が予定されている日吉台放課後児童クラブは、今回のことを十分検証し、余裕のあるスケジュールの中で十分な検討のもと進めるべきと考えますが、お考えをお聞きします。
○議長(浅野幹雄君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 日吉台の件につきましては、なるべく早い段階で開所できるように努めますので、少なくとも年度末、年度初めということはないと考えております。
○議長(浅野幹雄君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 続いて、市長にお伺いします。
小学校敷地内に建設された放課後児童クラブと地域との連携について、今後どのように行っていくか、考えをお伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 地域との連携というのは、済みません。
○議長(浅野幹雄君) ちょっともう一回質問してください。4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 今回、放課後児童クラブが小学校敷地内に移ったということで、公民館ですと、他の社協さんが来たりとか、そういう地域との交わりもある中で、そういう連携というものをつくりやすいのかなという部分、小学校ですと、本当にそういうあたりはどうなのかなというふうに思いましてお伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 本来、放課後児童クラブの目的、趣旨は、放課後児童クラブでありますので、その上で地域とのかかわりというのはまた別な問題でございます。結果として、今までは公民館内にあったので、地域の方々との交流がいろいろな機会にあったというのは事実だというふうに思います。今回、学校敷地内に移ることによって、その部分がなくなるわけでございますが、ただ、決してその辺は今後、地域の方々といろいろな形でそういう機会が設けられれば設けていくようにはしていきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 公民館に関する質問です。公民館に児童館機能を持たせるということですが、本来、児童館は地域の子供全てが対象となり、地域全体を視野に入れながら、子供の生活を保障し、安心感が得られる、そのような支える場所としての機能がありますが、それについてはどのようになりますか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 公民館長。
○公民館長(阿部雄也君) 基本的には、今、議員さんがおっしゃった考えだと思いますが、何分、初めからの施設の利用ということではなくて、既存の公民館を使ってということですので、ある程度制限されるのではないかと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 答弁にありました放課後児童生徒の居場所づくりとして、どのようなことをお考えでしょうか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 公民館長。
○公民館長(阿部雄也君) 今取り組んでいるのは、小学校の児童というよりも、その前のお子さんたち、それから親御さんたちを対象にしたものを今検討しておりますけれども、児童に関しては、実際に来る時間というのが、平日であれば午後2時、3時以降になると思いますので、となってくると、なかなか平日の一回うちに帰ってからの利用となると難しいということもあってかどうか、実際に来ている人数は少ないです。夏休みに今計画しているのは、各公民館で児童を対象にした何かしらの講座事業をやりたいなと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 私は、5月23日、仙台市泉中央にある仙台市子育てふれあいプラザ・のびすく泉中央に行き、4階のプラザホールを視察してまいりました。中高生が自主的に活動を行う拠点としての機能のほか、イベントの参加や情報収集もでき、平日は四、五十人の利用ですが、土日となると100人、200人ぐらいの中高生が利用しているとのことでした。本市でのそのような中高生に対する集いの場やグループ活動の支援等についてのお考えをお伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 公民館長。
○公民館長(阿部雄也君) 先ほども申しましたように、なかなか施設の面で制限されておりますので、公民館に関しては、通常地域のサークルさんの利用というのがほとんどですので、現実的にはちょっと厳しいのかなと考えております。
○議長(浅野幹雄君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 世代間交流室で児童館機能を持たせるために、そのスペースをさまざまな年代の子供たちがうまく利用できるすみ分け方について、どのようなお考えか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 公民館長。
○公民館長(阿部雄也君) 先ほども申しましたが、児童館というと、私も今回ちょっと勉強しましたけれども、ゼロ歳から18歳ということですけれども、実際のところ、足を運んできてくださる方というのは小さいお子さん、赤ちゃん連れのお母さん方がほとんどでございます。ですので、先ほど申しましたように、小学生に対しては夏休みの活用、利用というふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 公民館を地域の子育て支援の拠点と考える場合、地域ぐるみの子育て環境を育む場所として、同世代同士や多世代がつながり、学び合い、育ち合える地域づくりを目指すことが大変重要であると思われますが、この点についてはどのようにお考えでしょうか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 4つの公民館に保育士を配置しておりますので、その4人の保育士と公民館のほうと協議して進めていきたいと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 公民館での子育て支援対象を子育て期親子に限定せず、多様な世代と属性を持つ市民が子育て支援環境づくりにかかわれるような視点を持ち、その機会づくりを積極的に行っていく必要性についてお伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 保健福祉部長。
○保健福祉部長(奥山育男君) 富谷市の場合、世代間交流室ということで、これまで大分以前から取り組んできていました。これというのは、例えば児童館とか、あるいは一定の子供たちだけの施設ということではなくて、多世代の方々が交流できるすばらしい取り組みだったと思っております。
そういった中で、今お話しのように、今現在の富谷ですと、放課後児童クラブ棟が今回できました。従来の公民館もありました。いろいろな子育てサロンとかもあります。そういったところで、放課後児童教室、学校等を使った、そういったいわゆる多様な選択肢が、子供さんの環境が多数の選択肢があると思います。そういった中で、今、ことしから始まったわけですので、公民館を児童館的機能を持たせた取り組みという部分は始まったばかりです。そういったところを、これからそれぞれの施設の利用状況なり、皆さんの現場のお声なども聞きながら、総合的にそういった部分はこれから検討していきたいなというふうに思います。
○議長(浅野幹雄君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 放課後子ども教室はいつから開始されますか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(渡邉正弘君) 現在、実施しているところもありますが、富ケ丘につきましては速やかに実施できるように努めたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 学習室についてお伺いします。公民館にある図書室を中高生にも興味がある本や調べ物に役立つ書籍などを充実させることにより、中高生による学習室の利用につながる一つの手段ではないかと考えますが、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 公民館長。
○公民館長(阿部雄也君) 学習室は、もとの児童クラブがあった部屋を活用して常設というか、常に部屋として確保しているのが2館でございます。あけの平公民館と富ケ丘公民館です。ほかの公民館の学習室に関しましては、固定の部屋はどうしても設定できませんので、サークルさんの利用が部屋を活用しますので、放課後などにあいていればということで学習室として設定します。本の種類については、図書指導員と一緒に検討しておりますけれども、広い世代が、地域の公民館での図書室ということもありまして、なかなか勉強のための参考書というのは現在のところ用意できていない状態です。
○議長(浅野幹雄君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 続いて、「とみぱす」についての質問です。申請手続での住民からの改善の要望に、迅速に、そしてきめ細かく対応していただき、感謝申し上げます。先ほどの答弁の中に、交付申請案内の個別通知と広報掲載の二段構えで周知に努めるということでしたが、そのほかには何かお考えがありますでしょうか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 高齢者事業の際にそういったところの周知にも努めております。
○議長(浅野幹雄君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 市長にお伺いします。
私は、先日、70歳になるという方から、年をとると理解力が低下し、文章を一回読んだだけでは理解できないというお話をお聞きしました。年齢を重ねるに従って、個人差はあるものの、その傾向は強まっていくと考えられます。さらに周知を図るためにも、例えば民生委員さんを通して高齢者のひとり暮らし世帯を確認するなど、お年寄りに優しいまち、すなわち住みたくなるまちを目指す必要があるのではと考えますが、お考えをお伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 「とみぱす」につきましては、せっかくつくった事業でございますので、なるべく多くの方に利用していただき、そして外出していただいて健康寿命を延ばしていただきたいというふうに考えておりますので、いろいろな形でそういうことに努力をしていきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 続いて、市長にお伺いいたします。
「とみぱす」導入は、利用されている方たちから多くの喜びの声をいただいていますが、さらに市民の立場に立った施策にするため、2回目以降の入金申請を公民館でという要望に対し、すぐにではなくても、たとえ何年後かになったとしましても、その努力をする、そういうお考えがあるかどうか、お聞きします。
○議長(浅野幹雄君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) チャージの関係につきましては、なかなか、これまでも答弁で申し上げているとおりでございまして、なかなか公民館での交付というのはなかなか、いろいろな意味で難しい状況にあるかというふうに思います。
○議長(浅野幹雄君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 平成28年9月定例会での「とみぱす」に関する私への答弁の中で、公共交通機関を利用できない人たちにはなるべく早い段階でタクシー助成等を検討していくということでしたが、検討した結果についてお聞かせいただければと思います。
○議長(浅野幹雄君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(菅原俊司君) 現在、特に障がい者の方について、公共施設をご利用になれない方がおいでであるということは承知はしております。先ほど、市長の答弁にも中にもございましたとおり、現在、計画を策定中の中においての実態調査を、アンケート調査を行って、その内容の分析をしている最中でございました。そして、その中に、設問として、移動手段に関する設問に対しては、現在自家用車を運転するというお答えが大変多うございました。そうした結果を踏まえながら、今即時の必要性があるかどうか、そういったところも見きわめながらの検討段階にあるということでご理解いただきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 高齢者人口は、今後、増加することは明らかで、今からそのことに向けての中長期的な計画は事業を安定的に持続させるためにも必要であると考えますが、それについてお伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 高齢者人口のところは増加の一途というふうなところで推計をしております。そのため、制度の継続性というふうなところでは、節目、節目で検討を重ねてまいりたいというふうに考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) この際、午後1時55分まで休憩をいたします。
午後1時43分 休憩
午後1時55分 再開
○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
16番出川博一君。
○16番(出川博一君) それでは、まず、市長におかれましては、このたび初めての全国市長会に出席され、緊張とともに本当に市制施行になったのだとの思いを強く意識したことと推察いたします。本当にお疲れさまでした。
それでは、私から2点について質問します。1つは、急増した1年から3年目職員の指導・教育について。2つ目は、公共施設等総合管理計画についてです。
まず最初に、大量の1年目から3年目若手職員の指導・教育について伺います。
本年度の内部組織設置条例の一部改正及び職員定数条例の一部改正により、行政組織は2部4課1室の増となり7部2局21課5室となりました。職員定数も市長部局で25名ふえ、全体で351人の定数まで増員が可能となりました。
私は一昨年の6月定例会において、現状の財政規模ではいずれ職員増は限界に達すると思われる。職員の皆様には少数精鋭で頑張ってもらうしかない現状にある旨の一般質問をいたしました。
27年4月から3年連続の定数改定により、1年目から3年目の若手職員が73名と急増しました。27年度採用22名、28年度16人、29年度35人の採用で計73名です。増員理由として、人口と職員数の他自治体との比較値及び市制移行に伴う体制強化との説明を受けました。私はもろ手を挙げて賛意を示すに至らない多くの課題を内包していると感じます。
この1年から3年目の職員73名は、ことし4月1日現在の本市の総職員数335人の約22%に当たります。5人に1人強が1年から3年目という現状です。
市の今後を見据えた場合、若い有能な職員をいかに早く戦力化していくか、大きな課題だと感じております。そのためには人事面の脱皮が必要であり、市職員としての能力開発と指導・育成が必要との論点で、今後の職員数管理及び若手職員の指導・育成等について5点質問いたします。
1つ、職員数と組織体制は、計画どおりに進捗しているのか。
2つ目、若手職員、特に1年から3年目の職員をどう育成していくのか。
3つ目、事務処理能力向上ワーキングループの問題提起はどういうものなのか。
4つ目、事務事業における問題点はないのか。
5つ目、人事考課と職員能力向上との関連性及び現状について質問します。
次に、公共施設等総合管理計画について伺います。
平成26年4月22日付総務大臣通知が出され、総務省主導で公共施設等総合管理計画が策定されました。
国の考え方は、新しくつくることから、賢く使うこと、新しくつくることではなくて、賢く使うことへの重点が課題との認識のもと、公共施設等の総合的かつ計画的な管理を推進するための計画の策定に取り組むように求められました。
本市においても、老朽化した公共施設の維持管理経費の増加及び再生と利活用が課題になっており、公共施設の維持管理・更新等の最適化を図るための基本方針を策定し、4月27日付で市のホームページ上で公表されました。
策定された計画では、本市が保有・管理する公共施設の調査・分析と中長期的なメンテナンスサイクルの構築、トータルコストの縮減と予算の平準化、施設の再配置や統廃合、複合化及び広域的な既存施設の相互利用、民間活力の利用、管理経費の削減など、検討していく必要があるとしています。
しかし、本計画は余りにも漠然としていて、どのように市民に説明していくのか、情報を共有すべきか。さらに、10年計画とはいうものの、40年先まで見据えた計画で、時々の財政事情により結局は後追いになる危険性があることを危惧するとの論点で、公表された公共施設等総合管理計画について、5点質問します。
1つ、28年6月22日付入札仕様書における第16条にある各施設等の現況はどのように分析しているのか。
2つ目、総務省通知では住民との情報及び現状認識の共有とありますが、具体的には何なのか。
3つ目、公共施設の履歴の集積・蓄積の現状と具体的な数値目標の設定はどのようなものなのか。
4つ目、地方公会計、いわゆる固定資産台帳のことを指しているようですけれども、との関係とは何か。
5つ目、包括保守点検委託契約の検討はしているのか。
以上、私からの質問です。よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの出川博一議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1のどう指導・教育する、大量の新人職員に関しての問い1でございます。
本市における組織体制につきましては、市制施行を目指した体制の整備と市制施行後の新総合計画の実現に向けた体制の整備を計画的に2段階で行ってきたところです。
特に本年4月からの組織改編につきましては、昨年4月から年間スケジュールに沿った形で庁内の合意形成を図り、全国の類似団体等の状況を参考にしながら、職員数と組織体制を一元化した計画的な体制整備を図りました。
問い2、若手職員、特に1年から3年目の新人をどう育成していくのかにつきましては、本市における人材育成基本方針に定める目指すべき職員像に即した人材育成を進めることが行政サービスの向上及び組織力の向上につながるものと認識しております。特に3年目までの職員は地域住民の視点に立った行政の担い手としての使命や基礎的な知識と技能を学ぶ大切な時期であり、将来の本市における中核を担う人材となるべく、そのための育成がこれまで以上に重要であると考えております。
このことから、年間の研修計画においても新人研修を重点化し、各種カリキュラムを設定したところです。研修内容の一例を申し上げますと、公務に必要な基礎的な能力である関係法令、公文書管理、公金取り扱いを内部研修で身につけ、OJT及びOFF-JTを活用しながら、レベルアップを目指すこととしております。また、同世代の一体感を醸成し集団での行動力を高めるため、行進訓練、世代間のつながりを深める先輩職員との意見交換の実施、メンタルサポートについても適宜面談を行うなど多様な取り組みを進めながら育成を図ってまいります。
問い3でございます。事務処理能力向上ワーキンググループの検討結果においては、庁内業務におけるルーティン業務のマニュアル化を図り、一定水準での業務レベルを保つ必要があること、公文書の取り扱いについては今まで以上に厳密に取り扱うことや入庁期における先輩職員からの適切な指導・助言が効果的な人材育成につながること等が新人職員にも該当する部分として提案されております。
これらの提案を受け、本年度は既に公文書管理についての説明会や事務実務研修、そして、マニュアル整備等を実施したところでございます。
問い4の事務事業における問題点はないかについては、新人職員の割合が大きくなったことが事務事業における問題点として直接的に結びつくものではございません。専門性や地域性等、経験が必要とされる業務については、行政サービスに支障が生じないよう各配属先にて業務ウエートのバランスを配慮し、複数人での担当業務の割り振りを行い対応しております。
問い5でございます。人事考課につきましては、昇給・昇格等の処遇や人事配置はもとより、職員の資質向上を図ることを目的としているところです。評価は、能力評価と業績評価により実施しており、能力評価については、職務遂行能力等複数の評価項目と各職員に応じた評価項目を定めており、その内容は人材育成基本方針と一致した内容となっております。
このことからも人材育成基本方針に沿った人材育成を進めていくことが人事考課における評価レベルの向上につながり、相乗効果が図られるものと認識しております。
なお、本年度の人事考課に当たりましては、5月に人事考課と職員の能力向上の関連性を含めた評価者研修を実施する等、組織的な共通理解と運用に努めることとしております。
質問件名2の難しい公共施設のマネジメントに関しての問い1でございます。計画策定に当たり、公共施設等の現況を把握したところ、建築系公共施設については、昭和56年以前の旧耐震基準のもとに建設され、耐震改修未実施の施設が19棟存在し、また、土木系公共施設については、特に橋梁において法定耐用年数60年を経過した施設が3橋存在しております。まずはこの中から改修が必要な施設を選別した上で、優先度の順位づけを行い改修を行っていく必要があると分析しております。
問い2につきましては、住民との情報共有は大事な視点であるとの認識のもと、本計画を市ホームページ上に公表しております。公表した将来費用については、実際の施設の現状から積み上げた事業費ではなく、総務省で公開している更新費用試算ソフトを活用したものでございまして、標準的な耐用年数と単価をもとに建てかえ等の更新時期を一律に設定し算出した見込み額であります。したがいまして、実際に必要な費用と本計画における費用には大きな開きが生じることをご理解願いたいというふうに思います。
なお、今後の計画の推進においては、実際の施設の老朽化状況や計画に基づき実施する事業の情報公開を具体的に行ってまいります。
問い3の建築系公共施設については、過去3年間の使用料及び維持管理費の状況、利用者数情報、大規模改修実施状況、バリアフリー情報などの現状把握を行い、施設ごとのカルテを整備したところです。
今後については、災害時の拠点施設の機能確保の観点から、倉庫などの小規模施設を除く建築系公共施設を対象に耐震改修に取り組んでまいります。また、土木系公共施設である橋梁についても、5年に1回の頻度で実施する定期点検の結果を踏まえ、修繕に取り組んでまいります。
問い4の地方公会計との関係につきましては、固定資産台帳は、市所有財産を資産評価したもので、現在の評価額から将来の施設更新時の必要額や未利用地の有効活用等、公共施設のマネジメントに活用するものでございます。
問い5の包括保守点検委託契約の検討においては、全国の先進事例を情報収集するとともに、市内各施設の現在の契約状況等の把握に取り組んでまいります。
以上です。
○議長(浅野幹雄君) これより出川博一君の質問は一問一答により行います。16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 昨年の6月の議会の答弁で、27年4月1日現在で一般行政職の平均給与額、富谷市30万7,800円、県内市町村の平均は30万2,800円、県内34団体中14番目という答弁がございましたけれども、1年後の28年4月1日現在の数字についてお尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 28年4月1日現在の状況でございます。一般行政職の平均給与月額30万600円、県内34団体中15番目でございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) ということは、27年と比べると7,200円下がったと。つまり、いわゆる若手職員がふえたために平均賃金が下がったというふうに理解してよろしいんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) そのとおりでございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 地域手当は、これは民間賃金の高い地域に勤務する職員の給与水準を調整するための支給なんですけれども、これは26年度は3%でした。28年度は何%になったでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 28年度は6%でございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 地域手当については、県内で仙台市を除くと、名取市、多賀城市、利府町、富谷だけが対象地域となっております。本市での26年度実績で1人平均11万2,000円になっておりますけれども、28年度の見込みは幾らになりますか。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 28年度につきましては、21万7,000円でございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) パーセンテージも3%から6%ということで倍になった。金額的にも倍になったという理解でよろしいかと思いますけれども、それを勘案した場合の県内での位置づけをお尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 地域手当につきましては、国が規定をした級地によるものでございます。したがいまして、地域手当を含めてそれが高い低いといった比較についてはなじまないのではないかというふうに考えておりますので、ご理解いただければと思います。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) ということは、なじまないというお話ですけれども、28年度月額で見ると平均で2万ということになるかと思います。つまり、富谷市は先ほどの30万600円プラス2万円が平均給与月額かと思いますけれども、ちょっと比較するのは難しいという答弁になるかと思いますけれども、理解としてはそれでよいのか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 給料月額に地域手当を足し込むというふうな考えであれば、議員のおっしゃったとおりだというふうに考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 今年度、35人採用後の4月末現在で人口1,000人当たりの職員数は何人になりますか。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 人口1,000人当たりの職員数ということでございます。こういった場合の比較につきましては、普通会計ベースでの比較となりますので、平成29年につきましては309人が普通会計の職員となりますので、それで算定をしますと5.89人ということでございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) これはいわゆる類似団体、類型V-2になるんですけれども、との比較ではどの水準になりますか。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 29年4月1日についてはまだ公表はされておりませんので、その点については不明でございますが、28年4月1日現在の状況でV-2で職員数等々で考えますと、本市については5.56人ということになってございます。V-2が103団体ありますので、職員数が多い順から数えますと70番目に位置しているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 多分、ちょっと今の答弁は平成27年度の市町村財政比較分析表の話で、28年4月ではないと思うんですけれども、このときの数字が富谷が5.56人、それで類似団体平均が6.27人ということです。ただ、類似団体の平均は毎年下がっております。そういう意味で、28年4月として5.89ということであれば類似団体と同じぐらいか、その水準になるんではないかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 類似団体と平均を比較しますと、まだそこまではいっていないというふうな数字でございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 市長にお尋ねしますけれども、今の答弁では、類似団体を比較してもまだ職員数は少ないという答弁になろうかと思いますけれども、私はこれ以上の職員数の純増、増加ですよ、退職者をカバーしたという意味では問題ありと懸念しているので、今後の定数管理、採用計画についてお尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 先ほど、答弁で申し上げましたように、今回のいわゆる体制、あわせて人員の採用というのは、計画的に市制施行に合わせて段階的に行ってきたものでございます。つきましては、今回の状況で一応しっかりとその体制が整ったというふうに私は認識しておりますので、基本的にはここからさらなる人員の体制の増加というのは考えておりません。しかし、今後、いろいろな業務のいろいろな状況におきまして必要になる可能性があるかもしれませんけれども、今の状況では当面は現状の体制で整ったというふうに認識しておりますので、ある意味、来年度からは欠員補充程度の人員体制でいくものというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 先ほどの答弁の中で、人材育成基本方針の話がございましたけれども、この中にちょっと不可解な文言があるんですけれども、人材育成担当課の役割として、人材育成の総合調整、管理を行う部門が不可欠であり、全庁的に人材育成を推進していくため、課局横断的な連絡調整組織を設置する。これに対して、現状での運用はどの部署でどのように調整しているのか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 現状におきましては、総務課におきまして、部長会議あるいは庁議などを活用して連絡調整を行っているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 先ほどの答弁にもこの育成基本方針については見直すとの答弁がございましたけれども、いつごろ見直すご予定なのかお尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 現在、改定作業中でございます。6月から7月、遅くとも7月までには改定を行って職員のほうに周知をしたいというふうに考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 3月16日に事務処理能力向上ワーキンググループの報告会がありました。この中で、改善すべき事項として、人を育てる風土の欠如、課内OJT不足が挙げられておりますけれども、これらを踏まえて、現状の本市の事務事業レベルは高いと言えるのかどうか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 事務事業のレベルというところでございますが、そのレベルについて比較をする指標がございませんので、ちょっとレベルについては申し上げることはできませんので、ご理解いただければと思います。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 人を育てる風土が欠如している。これは非常に重いと思います。風土というのは長い期間の結果としての状況ですから、これは一筋縄ではいかないのではないかというふうに非常に危惧するところですけれども。335人を束ねる部署として、具体的な対応はどうするのか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) ワーキンググループでの提言を受けまして、今年度、早速、公文書管理等の説明会であったり、事務実務研修あるいはマニュアル整備等を既に実施をしたところでございます。今後は、さらなる定着、それから浸透を図るためには、実務研修であったり、職員意識の高揚を図る努力を段階的に実施していくことが必要であるというふうに考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 先ほど、市長の答弁に、今後、若手職員の育成については、具体的に既に動き出しているというお話でしたけれども、4月26日、27日に開催された新規採用職員の研修内容はどのような内容だったのでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 4月26、27日の研修でございますが、こちらは新規採用職員が入庁後ほぼ1カ月を経過するというふうな時期でございます。この研修につきましては、基本的にはそれぞれの新規採用職員の掲げる目標設定の面談でございます。あわせて、人事担当部局において、それぞれの職員の心身の健康状態の観察も行っているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 目標設定の研修内容ということですけれども、具体的にはどのような……。ちょっと漠然としてよくわからないんですけれども、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 目標設定のシートを新規採用職員のほうに渡して、1年間、どのような職員を目指すかというものをそれぞれ新規採用職員に記入をしてもらって、その上で面談をするというふうな内容でございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 続けて、5月11日に新規採用職員の事務実務研修会が行われましたけれども、その内容についてお尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) こちらは市の内部講師、職員でございますが、市の内部講師による文書、それから財務、会計、税についての実務研修を行ったと、基本的な内容の研修を行ったというところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 今年度中に新規採用者について、別途研修をする計画はあるんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 新規採用職員につきましては、これからも、先ほど市長が申し上げましたが、行進訓練であったり、あるいは事務のレベルアップ研修、それから、職場外研修になりますが市町村職員研修所での宿泊研修などを実施をする予定でございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 2年目、3年目職員の研修計画についてはどのようなお考えなのか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 2年目、3年目につきましても、文書であったり財務会計など基本となる事務のレベルアップ研修、それから、3年目であれば階層別研修、そして全職員対象となりますけれども、その年ごとにトレンドな内容の職場内研修への参加を予定しているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 総務部長にちょっとお尋ねしたいんですけれども、先ほどのワーキンググループの改善を要する事項というか、それについて課内OJT不足との指摘がありましたけれども、若手職員の育成に当たり、OJTですから、各課、各部ごとのその場での教育だと思うんですけれども、そういう意味で、中堅管理職の職員の意識改革が求められるのではないかというふうに私は思っておりますけれども、その点についての認識と方策についてお尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 総務部長。
○総務部長(山田 豊君) 公務員としての社会経験の少ない若手職員を育成する役割といいますのは、必ずしも中堅管理職員だけに求められるものではないというふうには理解してございます。職位のいかんにかかわらず、あるいは一般職であるか、特別職であるかにかかわらず、全体の奉仕者として住民に対して常に範を垂れるという姿勢とその実践が何よりも必要であるというふうに考えるところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) ただ、きれいごとはわかるんですけれども、課内OJT不足だという指摘があるんですけれども、この点については、どのようなご見解でしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 総務部長。
○総務部長(山田 豊君) 組織内の諸先輩、社会経験が若手職員よりもあるという職員がそのやっぱり自覚を持って、それとあわせて自分も含めて公務員になったというときの志、熱意なんかも含めまして、人を育てていくという精神に基づいてOJTなんかに取り組んでまいりたいというふうに思ってございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 市長にお尋ねしたいんですけれども、若い市の職員、これは人材、宝の財とも言えるかと思うんですけれども、これを大切にしながら指導・育成していかなくてはならないということなんですけれども、私はこの二、三年の指導方法、方策によって、能力を引き出せるか、あるいは逆に潰してしまうかのターニングポイントだというふうに思っております。現状の認識の上に立って若手職員の育成に力を入れるようなリーダーシップを発揮してほしいと思いますけれども、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) ただいま議員のご意見のように、やはり人づくりは国づくりという、人は財産であり、宝でございますので、いかに若い将来、次代を担う若い職員を育てるかというのは、これからの富谷の未来を方向づけるぐらい大きな意味を持っているというふうに思っております。そういう意味では、あらゆる形で、これまで、先ほど答弁でも申し上げましたが、あらゆる機会、あらゆる手法を通じながら、しっかりと若手の職員を育成し、人づくりに積極的にこれまで以上に努めていきたいというふうに思いますし、なお、その指導に当たる中堅職員もあわせて成長し、みずから成長しながら学んでいただき、そして、全体の人材が育成されるように私自身努めていきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 先ほどの答弁を聞いていますと、いわゆる庁内の職員で研修をしているんだという、いわゆる内部での研修ということなんですけれども、いわゆる外部講師の招聘をして、それは補正予算とかで確保しながら、私はやっぱり3年目までの若手職員をしっかり教育していくべきだと思うんですけれども、その辺についてのお考えはいかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 私は、ここ近年、かなり外部からの、いわゆる内閣府からの講師を招いたり、いろいろな形で外部講師を招き、やはりそういった機会は重要だというふうに考えておりますので、そういう機会をこれまでも意識的につくってきましたし、さらにこれからは民間の企業のいわゆる経験者だったりそういった方々も含めながら、いろいろな外部の講師も迎えながら、幅広い意味での人材育成に努めていきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 順序とすれば、ここでワーキンググループの問題点について質問したかったんですけれども、ちょっとこれは後回しにして、時間が残りましたらやりたいと思います。
それでは、いわゆる事務事業に関して、明石台東地区開発に伴う宅地開発負担金、この事務において公文書が紛失しております。これは、事務処理体制検討委員会設置規程は今も制度上残っているのかどうか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 総務部長。
○総務部長(山田 豊君) 当該規程につきましては、廃止はしてございます。現行でございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) あるという理解でよろしいんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 総務部長。
○総務部長(山田 豊君) はい。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 公文書を3件紛失しておりまして、さらに一般会計から独立している公営企業会計における水道事業での伺いが未作成となって減免措置されております。私は、これは事務処理体制検討委員会での検討事項と考えてどうかと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 総務部長。
○総務部長(山田 豊君) 宅地開発負担金の関係でございますので、当該検討委員会での検討というものは現時点では予定はしてございません。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 設置規程の中の第2条に、委員会の所掌事務として、第3項、その他事務処理体制の改善に要する事項、これに該当するのではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 総務部長。
○総務部長(山田 豊君) 全く関係ないということではございませんけれども、公文書の適切な管理という観点におきましては、特段、当該検討委員会でのテーマというよりは、むしろ、公文書の管理規則とか文書取扱規程、そういうものがございますので、そちらの遵守徹底というところの認識のもとで検討をしていくべきなのかなというふうに思ってございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 本市も人口5万2,000人になって、そのうちの8割から9割はサラリーマン、勤労者家庭だと思いますけれども、その人たちはこんないいかげんな事務がまかり通るとは思っておりません。市側の認識はどうでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 総務部長。
○総務部長(山田 豊君) 書類の紛失とか会議録作成の不備といったことにつきましては、もちろんあってはならないことだということで認識はしてございます。ただ、そのことをもっていいかげんな事務がまかり通っているというふうな、市民がそのように評されるとすればそのそしりは免れないものと思ってございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 行政サイドとして、こんなにも、3件も原本書類がない事務処理、さらに正式に減免要請があったかどうかを公文書上で確認できない。こういう事務事業がこれで完結すると考えているのかどうかをお尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 総務部長。
○総務部長(山田 豊君) これまでいろいろとご指摘いただきましたこの事務の不手際といいますか、これにつきましては決して是とするものではございません。本事案につきましては、議会の開催後に調査特別委員会というところが設置されましたけれども、その以前に、この事案が表面化したときに、当時の副町長が、当時、該当職員のほうから聞き取りを行ってございます。その後に、適正な職務の執行についてということで、当時の副町長名で全職員宛てに依命通知を発出しておりまして、注意喚起を行っておるところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 前回、私の質問に対して、今後適切な処理を行う必要がある。なおかつ、規則、規程に照らして望ましいことではないとの認識という答弁をいただいておりますけれども、この事務処理について適切でないという認識の中で、その後、調査はどの程度進んでいるのか、お尋ねをいたします。
○議長(浅野幹雄君) 総務部長。
○総務部長(山田 豊君) これも以前にお話をさせていただきましたけれども、この事案につきましては、目下、顧問弁護士とも協議中という進行形の中にございます。また、先ほどお答えしましたとおり、本事案を受けまして、全職員宛てに依命通知を発出しておりまして、注意喚起を行ってございます。また、県の市町村課のほうにも類似する懲戒事例につきまして照会確認を行っているということでございますが、当てはまるような事案というもののご回答は得られませんでした。
なお、現在、アドバイスをいただいております顧問弁護士のほうからは、手続面で不備等があったとしても、その不備は行政内部の事務手続上の取り扱いにとどまることから、それのみで直ちに減免処分自体の効力に影響が生じるわけではないと思料されるという旨のアドバイスも頂戴しているところでございます。
また、調査の進捗でございますが、改選後の議会調査特別委員会、これは第5回目の平成28年4月26日の際に、参考人として職員が招致されてございますが、そのときにそのうちの1人の答弁にもございますとおり、例えば1つの文書ですけれども、回答文書そのものについては確かに存在したと。発番もとって、公印も押して、町長、副町長の決裁も得たと。当該文書については、その後、当時の町長が直接当時の組合長に渡したと記憶している旨の証言がございました。結果的に、その文書が見つかっていないと。どうしたんだということでございますが、一つの可能性としましては誤廃棄であったのではないかという疑義も払拭できないところでございます。ただ、それが事実であるのかどうかということも含めまして、今となってはなかなか証明することが困難であるというのが実情であるというふうに認識してございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 市長にお尋ねしますけれども、いわゆる市役所は住民の福祉向上のためのサービスを提供するということが本旨であろうかと思います。そのベースにあるのは、文書であり、事務処理であると思うんですけれども、その辺についての市長の見解をお尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 私も正直、この書類の不備、紛失等に関しましては、信じられないというのが正直なところでございまして、我々、私も就任前、民間の会社を経営していますが、民間でもこんなことはあり得ないというふうに思っております。そういう意味では、その後、しっかりと事務処理能力をしっかりしなければいけないということで、そこは職員に徹底しております。その経過の一つとして、事務処理能力の向上ワーキンググループもつくりまして、そこでしっかりと職員みずからがしっかりとそういうことを認識しなければいけないというふうに思っていたものですから、そのワーキンググループを通していわゆる報告書を受けた。ただ、それは報告を受けただけで終わるべきものじゃなくて、これをしっかりと実践として継続していくことが大事だというふうに思っておりますので、今後はそのようなことが絶対に起こらないように、常にその辺は職員に徹底しておりますし、さらに今後は、そういうことで住民の皆さん、市民の皆さんの不信を招くようなことにならないように、そこは全職員徹底して取り組んでいきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) それでは、人事考課と職員の能力向上との関連性ということに関して。総務省の説明会資料、いわゆる人事評価制度に関する説明資料では、評価基準の明示、いわゆる評価項目基準、実施方法を明示すると。さらに、自己申告、面談、結果の明示の流れとともに年2回の面談を想定しておりますけれども、本市の場合、人事評価基準は被評価者、いわゆる部下に明示されているかどうか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) こちらにつきましては、今年度から評価の実施分から人事評価の基準の公表を行っております。特に本年度につきましては能力評価における評価基準を職位別に明確化した経緯がございます。評価者から適宜、被評価者に伝える形式をとっているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 評価結果について、被評価者に開示されるのかということで、昨年度お尋ねしましたところ、前向きに検討したいという答弁だったんですけれども。ということは、まだ、基準も今年度明示したということであれば、28年度の人事評価については被評価者には開示されていないということになるんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) これは国においては評価結果は開示するということになっておりますが、国では、各省庁が詳細について定めるということになってございます。
本市におきましては、人事評価の全面実施が平成28年度、昨年度からというふうな状況を踏まえまして、機械的に評価結果を開示する手法ではなくて、評価結果の概況と今後の向上につながる、あくまでも人材育成につなげるような助言、改善点等を面談時にコメントをするといった手法をとって、年末の面談につなげていきたいというふうに考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 今話された人事考課実施要綱によると、育成のための面談を重視した運用をするというふうに本市の要綱には記載があるわけですけれども、大体何回くらい面談をしているのか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 昨年度は業績評価が途中からスタートしたということもあって1回でございましたが、今年度につきましては、6月の目標設定の時期と12月の自己申告のときの2回、業績評価の中で面談を行うこととしてございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 評価結果が出たときに面談をするという予定はないんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 12月の自己申告というのは、自己申告をして、それに対して管理職が評価をするということになりますので、そのときの評価の概況をそのときに申し上げるというふうなことでございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 先ほどの答弁にもありましたけれども、5月18日に開催された管理職人事評価者研修の内容についてお尋ねしたいんですけれども、どのような内容だったか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 5月18日の評価者研修でございますが、こちらは全評価者を対象に研修会のほうを民間講師を招いて実施をしてございます。内容につきましては、評価者の視点における能力評価と業績評価における意義と重要性、それから、能力評価における職位ごとの評価視点、業績評価における目標設定の仕方などの研修でございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) それでは、2つ目の内容についてお尋ねします。
この計画策定における業務委託で、各施設の利用者数、稼働状況を仕様書では求めていますけれども、この結果をどのように分析、把握しているのか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) カルテというふうなことで、施設ごとの状況の整理をまずは行ったところでございますので、今後の改修の計画の参考とさせていただきたいと考えております。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 建設系の公共施設、107施設あるというふうな報告ですけれども、これの年間維持管理費用額はどのぐらいになるのか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) では、27年度の状況で申し上げますけれども、維持補修費というもので5,400万円ほど、そして、物件費ということで、一部運用の部分もございますけれども、物件費で3億1,600万円ほど、計3億7,000万円ほどの経費が支払われております。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) ということは、107施設を持っているだけで3億7,000万円、年間、黙っていてもかかるというふうな理解でよろしいんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 維持管理の考え方なんですけれども、物件費ですと、事業に要する賃金ですとかそういったものも含まれるので、ただ箱に対しての経費ですともう少し低いというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 4月17日にホームページ上に公表された計画書なんですけれども、これを読むと、いわゆる公共施設及びインフラ資産の改修、更新に係る将来費用の総額、これが今後40年間で1,299億円、年平均で32億5,000万円、これまでの過去5年間の投資的経費が平均で21億3,000万円で、これの約1.5倍の費用がかかると。この維持・更新行うとすれば、年間当たり約11億、資金的に不足すると。これは単純に見ると非常にショッキングな資料だと思います。
ただ、先ほどの説明の中で、総務省の試算ソフトによってただ機械的に改修コストを検討したんですよという答弁だったんですけれども、その中の具体的な中身について、二、三、かいつまんでお尋ねしたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 計画書のほうにも記載はあるんですけれども、改めて申し上げたいと思います。
まず、大きく、箱物とインフラというふうに2つに分けてございます。箱物はいわゆる屋根がついているもの全てでございます。インフラにつきましては道路、それから橋梁、上水道、下水道と4つに分けて、大きく箱物とインフラというふうな整理を前段しております。
そして、計画策定に対して、住民1人当たりの公共施設の面積というもの求めたところでございます。全国の平均が3.22平方メートル、対しまして本市の1人当たりの住民の方が抱えている公共施設の面積というのは2.85平方メートルという分析結果が出ましたので、この数値からすると、全国の平均を上回っているものではないので、施設の箱物系についての多いか、少ないかということに関しては、平均より下回っているので、まずは適正規模にあるだろうという前提で、全ての建物を取り壊すというふうなものではなくて、現状のまま維持するという前提で計画のほうを策定しました。
その中で、箱物に関しましてですけれども、一律に30年目をめどに大規模な改修を行うという前提がございます。それで60年目には大規模な改修を、施設の状況に合わずに、現場を踏まずに改修するというものを機械的に積み上げております。以下、インフラについても、15年だったり、60年というふうなもので、現状を踏まずに、その年度が来たら必ず、橋であればかけかえるんですよというふうなものでの積み上げでございますので、市長の答弁にもありましたけれども、現状とは乖離したものホームページのほうでも公表しているので、かなり誤解を生じているのではないかなというふうなことを思っております。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 今の説明で、試算をする前提条件を詳しく読み込まなければ誤った理解になると思うんですけれども、これはただ概要版にはその説明がないんですよ。ですから、非常に不親切な公表じゃないかというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) その点に関しても、我々のほうでも確認しましたので、言葉が足りない部分がございましたので、早急に改善したいと考えております。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 改善したいということは、もう一度、何らかの形でかみ砕いたコメントをしながら公表するということですか。それとも、何らかの別な方法でやるということなのかどうか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) すぐやるものとしては、ホームページに載せている部分に関しては書きかえをさせていただいて、前提条件を詳しく載せて公表、改めての周知をしたいと考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 総務省の指針では、具体的な数値目標の設定を求められておりますけれども、本市の場合、その記載がないんですけれども、その辺のところの目標値はどのようになっているんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 今も申し上げたんですけれども、今回の計画では現状の建物をそのまま維持するという大前提でございますので、例えばここで求められているのは、統廃合とか、廃止というものを総務省のほうでは想定しているようですけれども、そこの部分については盛り込まなかったというご理解でよろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 計画書には、総合計画の前期基本計画との関連で、今後も新たな施設の検討をしたいというようなことで、人口増加中の本市においては、施設、延べ面積とも増加し続けるということと読んでよいのかどうか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 新たな施設に関しての可能性というものについて、この場で否定するものではございませんので、結果、住民の人口が変わらなければ施設数がふえれば、1人当たりの面積というものはふえると考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 地方公会計との関連でお尋ねしますけれども、設備に減価償却の考え方を組み込んで、これは老朽化を判定する意図があって組み込むのかどうか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) もちろん、老朽化に関してもそうですし、再度の建築する場合での指標にもなるものと考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 本市には固定資産台帳管理システムもあるのかどうか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 平成27年度に全ての資産の洗い出しを行って整備してございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) そうすると、固定資産台帳はあると。公会計は何年度から公表しているのか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 公開した分ですと、平成21年から平成25年度までは公開したところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 17年まで整備されているのであれば、どうして、26年度、27年度分の公会計、いわゆる財務諸表4表が出てこないのかどうか、公表されないのか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) そちらにつきましては、何度か、ご質問等々もいただいているようですけれども、現状のスケジュールとしては、遅くとも、申しわけないんですが、年度内に25、26、27、そして28年度もあわせて公表したいと考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 包括の保守点検委託契約についてお尋ねします。
全庁で何件ぐらいあるのか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 把握できるというところで、本年度の一般会計の中の、それから13節と14節のほうでの件数でございますが、123件を確認してございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) この中で、長期に及ぶ契約期間に関して財政上の制約はあるのかどうか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 予算の関係で、例えば幾つかの目にまたがっているものについて、施設ごとのものについては予算上の制約、科目の置き方の制約がございます。
それから、うちのほうで、市の長期継続契約を締結することができる条例では、その条例に基づく期間というものは6年以内というふうな、そういった期間的なものも条例にはございます。そのほか、自治法のほうの長期継続契約ですと、逆に期間の定めがなかったり、いろいろさまざまなものはございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) その中で、契約件数123件の中で、現在、長期契約している件数だけお願いします。説明はいいですから、件数だけお願いします。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 長期継続契約が62件、債務負担行為が25件と理解してございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 千葉県流山市では、包括施設管理業務で34施設51契約分を1契約に集約しました。保守管理相当額で年間1,000万円、51契約が1本になったことで、事務量の削減で460万円の削減効果があったということですけれども、本市ではその情報を収集する考えがあるかお尋ねします。あるか、ないかだけお願いします。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 情報収集ということではしたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 市長に、今折しも行財政改革に取り組んでいるというところで、ぜひ検討すべきと思いますけれども、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) ただいま財政課長からも答弁で申し上げましたように、私も大変貴重なご意見だと思いますので、情報収集に努めたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) これをもちまして、本日の一般質問を終わります。
静粛にしてください。
ここで、お諮りいたします。
議案調査のため、翌9日を休会にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、翌9日を休会とすることに決定をいたしました。
なお、6月12日の本会議は、午前10時からの開会といたします。
これで本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでした。
午後3時01分 散会
平成29年6月12日(月曜日) 午前10時00分 開議
日程1 | 会議録署名議員の指名 | ||
日程2 | 一般質問 | 13番 浅 野 直 子 議員 | |
1 | 今後の地域福祉を問う | ||
1番 金 子 透 議員 | |||
1 | 富谷市公共施設等総合管理計画を問う | ||
15番 菅 原 福 治 議員 | |||
1 | 新規組織体制の思いと実施計画の取組み姿勢について | ||
2 | 市民の思いを協働でつくるまちづくりについて | ||
18番 渡 邊 俊 一 議員 | |||
1 | 富谷市のまちづくりについて伺う |
議事日程のとおり 午前10時00分 開議
○議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましてはお手元に配付のとおりです。
○議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、17番相澤 榮君、18番渡邊俊一君の2名を指名いたします。
○議長(浅野幹雄君) 日程第2、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) おはようございます。
通告に従い、私からは1件、今後の地域福祉を問うと題し質問いたします。
2015年、団塊の世代の方々が65歳を迎え、10年後の2025年、75歳になることから、後期高齢者は全国で700万人とも予想されております。
本市の第6期介護保険事業計画、高齢者福祉事業計画では、「高齢者が住みなれた地域で安心して自分らしく生涯を過ごせるまちづくり」が基本理念となっております。そのようなことから、国の方針でもあります地域包括ケアシステムの構築に向けた取り組みが進められております。そして、本市では、7つの事業体系が示されております。(1)に、心と体の健康づくりの推進、(2)に、ともに支える地域づくりの推進、(3)に、介護予防の推進、(4)に、生活支援拡充の推進、(5)に、家族介護者等の充実、(6)に、認知症対策の推進、(7)に、介護保険事業の推進、そして介護保険事業の中に地域包括ケアシステムの確立と安心して暮らすためのサービスの充実があります。
私は、特に体系(2)のともに支える地域づくりの推進と(7)の地域包括ケアシステムの確立について、地域福祉の視点から、平成30年度から第7期の事業計画になりますので、平成37年、2025年を見据えた本市における取り組みを問います。
地域福祉として、地域包括ケアシステムを軸に医療・介護・予防・住まい・生活支援という高齢者が住みなれた地域で安心して暮らせる体制づくりが進められております。
本市の高齢化率は、県内においてもかなり低い状況ではありますが、2025年には地域においては30%前後になると予想されます。地域包括支援センターが3つの圏域に設置され、基本方針は変わらなくても、それぞれの地域環境に沿った支援が求められると思います。町内会等においても加入世帯の変化もあり、地域コミュニティーの流れも少しずつ変わってきております。一人世帯、老夫婦世帯もふえて、近隣の状況を把握するのも難しい場合もあります。人のつながりを重点に支援の方法が問われていると感じます。
また、地域包括ケアシステムの取り組みなど、広く住民にわかりやすく発信するなど理解を深めることも大事です。
神奈川県川崎市において、地域包括ケアシステムを題材にした漫画を市政だよりに掲載し、大変好評だったために、今はホームページにも掲載しております。担当者に伺いましたが、市民にとって地域包括ケアシステムの仕組みがよく理解できない、わかりづらいなどの言葉を聞き、より理解していただくために市政だよりへの掲載を各部署と連携し取り組んだということです。漫画にすることで若い方々からも好意的な感想が寄せられたようです。また、見守り支援センターを部署に設け、保健師や民生児童委員、顔の見える支援になるように連携を図っているということです。
昨年7月に、厚生労働省が地域共生社会の実現に向けて本部を立ち上げ議論されております。新聞報道によりますと、支える側と支えられる側に分けないで、誰もが支え合いに参加できるようにすること。また、人々が活躍できない背景には、育児をしながら親の介護に直面するダブルケアやひきこもりなどが原因で50代の息子が80代の親の年金を頼りに生活をせざるを得ない「8050問題」など、1つの分野の行政支援だけでは解決しない、そのために包括的な「丸ごと支援」が求められているということでした。
高齢者だけでなく、障がい者、ひとり親家庭、子育て世代などを支援できる地域環境の拡充こそ地域づくりであり、生涯にわたり安心して暮らせるまちづくりが地域福祉の目的だと思います。地域の特徴や支える力、公民連携の支援など地域で自立できる環境こそ安心して暮らせる社会になると考え、高齢者福祉計画、第7期介護保険事業計画を見据え、今後の地域福祉に向けた支え合いの環境整備をどのように進められるのか質問いたします。
1、第7期介護保険事業計画、高齢者福祉計画の重点項目は何ですか。
2、第6期事業計画では、高齢者を支える仕組みづくりをどのように進めたのですか。
3、地域交流ステーション「街角カフェ」の今後の計画はどのように進めますか。
4、現在の「街角カフェ」の事業での評価と課題はどのようなことですか。
5、自立支援、介護予防に向けた住民協働の施策が求められておりますが、当局の見解を求めます。
6、市内地域の高齢化率の格差が表面化していますが、施策課題をどのように把握されるのか伺います。
7、ボランティア、サポーター、介護人材など、さまざまな分野で若い力を必要とする時期が来ていると思いますが、育成、継続についての取り組みを問います。
8、福祉避難所の施設整備と避難所の確保はどのように進められますか。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) おはようございます。
まず初めに、昨日の富谷消防団消防演習におかれましては、議員の皆様方にご出席を賜りましたこと、改めて心より感謝を申し上げさせていただきます。
それでは、ただいまの浅野直子議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名、今後の地域福祉を問うの問い1でございます。第7期介護保険事業計画では、地域包括ケアの推進が求められており、重点項目は、介護予防、日常生活支援総合事業、在宅医療、介護の連携体制、生活支援体制整備などの包括的支援事業、認知症総合支援事業、家族介護支援事業などでございます。
具体には、本年3月にまとめました富谷市地域包括ケア方針及び取り組み概要や実態把握調査の内容も踏まえ、介護保険運営委員会において審議を重ねながら取りまとめてまいります。
問い2でございます。問い2の第6期事業計画では、高齢者を支える仕組みづくりをどのように進めたのですかにつきましては、地域や市民が高齢者を支える継続的な地域循環を目指し、介護予防を初めとした事業において、各種市民サポーターの研修を実施しております。そして、研修受講後は、各事業の市民サポーターとして事業の支援や実際の運営に活躍いただいております。実際に支援をいただいている事業は、ゆとりすとクラブ・サロン、サロン型・筋トレ型の通所サービス、街角カフェなどでございます。
次に、問い3と問い4については、関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。街角カフェの目的は、地域ニーズを基本に地域住民が互いに支え合う地域づくりにあります。昨年10月の3地域での設立により、その一歩は踏み出せたものと思っております。現在、3地域とも創意工夫をしながらカフェを運営しておりますので、今後も状況や課題を共有しながら、必要な支援に努めてまいります。
また、街角カフェの拡充のためには、他の地域においても街角カフェの必要性や有効性を理解していただくことが重要と考えております。そのため、既存カフェの見学なども含め、啓発と趣旨普及に努めてまいりたいというふうに考えております。
問い5の自立支援、介護予防に向けた住民協働の施策についてでございますが、高齢者が生涯住みなれた地域で自分らしく安心して暮らせるように、これまでの住民協働の取り組みを推進し、市と高齢者ご自身、地域、関係機関がそれぞれの役割を担い、地域包括ケアシステムをつくり上げていくことが重要であると認識しております。
問い6でございます。市内地域の高齢化率につきましては、3つの生活圏域別に見てみますと、本年3月末現在、富谷中央・あけの平圏域で24.6%、富ケ丘・日吉台圏域で23.7%、東向陽台・成田圏域で11.9%という状況となっております。また、行政区別に見ますと、3%という明石台第七から43.8という今泉と大きな開きが見られます。このような状況の中、高齢者の生活の継続に向けた必要な支援をどのように確保するかを主軸に地域課題を考えるべきであろうと考えております。そのため、本年1月に実施した高齢者実態把握の調査結果や各地域包括支援センターにおける地域ケア会議での意見等も踏まえながら、課題を明確化し、検討を重ねながら取り組んでまいりたいというふうに考えております。
問い7のボランティア、サポーター、介護人材などの育成、継続についてでございますが、本市においては、富谷市社会福祉協議会のボランティアセンターがボランティア活動の調整や育成を担っております。4月末現在826人が登録し、活動に励んでいるところですが、その年代はほぼ60歳代から70歳代であり、将来に向けて若い世代のボランティア育成が課題となっております。
このような状況の中、本年は社会福祉協議会の活動指針である地域福祉活動推進計画の見直しの時期となっており、ボランティアセンターの充実も重要な課題と伺っております。本市といたしましても、ともに支え合う地域づくりのため、社会福祉協議会とともに若い世代もボランティア活動に取り組めるよう、他市町村の事例も参考としながら本市の特性を踏まえたボランティア活動の推進に努めてまいりたいというふうに考えております。
問い8でございます。災害時における要援護者の受け入れにつきましては、東日本大震災を教訓に、平成25年12月に福祉施設運営法人6カ所と協定を結び、13カ所の福祉施設で協力いただくこととしております。
以上です。
○議長(浅野幹雄君) これより浅野直子君の質問は一問一答により行います。13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) それでは、第7期のところなんですけれども、運営委員会を立ち上げて進められているというところでございました。第7期に地域包括ケアシステムの展開が一層求められているとも感じておりますし、医療・介護に加えて、先ほどの答弁にありました地域の支え合い、これが一番大事かと思いますが、これをどのように、じゃあ、進めていかれるのか、施策があれば、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) これまで取り組んでまいりました高齢者の方々を地域で支える、地域住民で支えるというふうなところで各種サポーターの養成ですとか、これから社会福祉協議会で始まるボランティアセンターの充実に向けた取り組みをともに進めていくというようなことで考えております。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 全国では少子高齢化というところの問題を抱えております。国の方針と本市の事業計画を推進する中で難しい取り組みがあったのかどうなのか、第6期を進める上でもあったのか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) いろいろな事業をやってきている場合、地域包括ケアシステムというふうな名前は先行するのですけれども、そこのところの内容のところがわかりにくいといいますか、理解をいただけるところというふうなところは課題というふうに考えております。今後の事業に生かしていきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 地域包括ケアシステムの理解というところでは、住民にもやっぱり広く理解をしていただくことも大事ではないかと思いますけれども、先ほど、論旨の中で川崎の例をお話をさせていただきましたが、あのように何かの紙面でもって広く地域を支えるという意味では、そういったことも大事ではないかと思いますけれども、何かそういったもっと理解をしていただくための方策というものを考えていらっしゃるか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 地域包括ケアシステムというのは、何か特別のことをするのではなく、今までやってきた事業をつなぐというふうなところが一つ重要と考えております。そのために、認知症のケアパスというふうなことを策定が国で求められておりましたけれども、当市におきましては、高齢者のためのケアパスというような形で、いろいろな事業のところをつながっているものを整理いたしました。これからは、それを用いてどのような形でかかわっていけるかというところも含めて進めてまいりたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 地域支援のあり方、住民ニーズ、これに応えるために高齢者だけではない、障がいをお持ちの方とか一人世帯、生活困窮者など福祉サービスの転換も求められております。この一人一人に寄り添った支援というところで新たな施策、新たな取り組みというものを考えていらっしゃるか、伺います。
○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 課題のところはまずもっと精査していかねばならないのかなというふうに思っております。地域包括支援センターが生活圏域に全て立ち上がりましたので、そこでは地域ケア会議というふうなところで、個々のケースだけではなく、地域課題も検討する場となっておりますので、そういったところの充実を図るべきというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 地域支援には民生委員さんの活躍も本当に頭の下がる思いなんですけれども、民生委員さんの負担も多くなります。個人情報などの制約も抱えながらの活動になっていくわけなんですけれども、情報提供も信頼が必要だと思います。地域支援には欠かせない存在となることから、円滑な情報提供がなされているのか、問います。
○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 現在、支援の対象、主な支援といいますか、支援の強弱といえば、強いというふうなところで考えていきますと、やはりおひとり暮らし、あと、75歳以上の方々のお二人暮らしというふうなところでの名簿のほうはお出ししまして共有し、ご支援いただいているところです。そのほか、個々のケースに関しましては、当然、必要なサポーターになるわけですから、その情報はお出しして、個別ケア会議の中で検討をというふうな状況でございます。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 現状での課題というのはあるんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 地域特性といいますか、同じように同じ事業ができないといいますか、その地域に合ったものというふうなところでは、やはり地域の声を聞いて、それを政策なり、事業なり、市民協働というふうなところにつなげてまいらなければいけないというふうに考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) それでは、支援を求めている人の声というのはしっかり受けとめられているというふうな認識でよろしいでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 支援の声を聞くように努力しているというふうなところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 今、生活能力や意欲の低下によりまして必要な医療や福祉サービスを拒むセルフネグレクトという方々、自己放任の高齢者支援が全国的に課題となってきておりますけれども、こういった本市での取り組み、こういった方々に対しての本市の取り組みというのはあるのかどうか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) なかなかご本人から声が上がってこないと把握しにくいというふうなところがございます。ただ、そこでやはり地域の方々の協力をもらうことで、いつもの生活と違う、何か変だよというふうなことでしたり、あるいはいろいろなところで、例えば新聞販売所のところとの協定というふうなところで、そういったところでの地域の見守り体制のところを強化しているところでございますので、その辺のところがポイントになろうかと思います。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 第6期事業計画では、認知症初期集中支援チームが設立をされまして、積極的に取り組みをされております。今後、このチームの活動はどのように展開されていくのか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 初期支援チームのところは、今、2つのチームでございます。一つは、医療機関を主としたところ。もう1カ所は、今までやってきました認知症専門相談のところから発展してというふうな2つのルートを持ってございます。まずは、早目に相談いただき、早目に支援に結びつくというところが重要かと思いますので、その辺の普及啓発のところに努めてまいりたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 相談の入り口、相談のところがまず最初だと思いますけれども、ここのところの相談体制というものは、今のこの体制でいいというふうに認識していいのかどうなのか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 相談窓口というふうなところでの充実はもとよりですけれども、ご自身で気づかないうちにやはり状況が変化しているというところも十分あります。ということは、各種高齢者施策、例えばゆとりすとクラブ・サロンで、少し状況がおかしいよというような、今までなかった気づきを促していくというふうなところも重要かと思います。そういう意味では、いろいろな施策の中で皆さんの支援の芽を育てていきますというか、意識改革を促していくというところが重要かと思います。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 地域密着型サービス、訪問看護サービス、看護小規模多機能型居宅介護の利用者の伸び率が大変大きいと思いますが、これから本市の状況はどのような状況になっていくのか、予想があるのか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 小規模多機能型居宅介護、訪問看護・小規模多機能型というふうなところで、かなり在宅での支援のところの層は厚くなってきたかなというふうに思います。今後に向けては、今、実態調査把握やら給付分析、これから入りますので、そういったところも踏まえて7期の整備計画のほうにつなげていければいいのかなというふうに考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) それじゃあ、事業計画の中に介護保険事業費の見込みもあるわけなんですが、本市における今後の介護保険料の動向はどのようになりますか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 具体の給付分析はこれからでございますけれども、やはり高齢者人口というふうなところを考えていきますと増加は否めないところでございます。ただ、どこに、どのようにというふうな分析はこれから詰めていきたいというふうに考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 本市の事業所、施設において、介護職員等の人材不足の事業所はあるのか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。簡明にお願いします。
○高齢者施策専門監(安積春美君) どこの事業所も、求人というふうなところではいろいろなところで目にするところでございます。簡明にですね。市としてどういうことができるのかというふうなところを連携しながら進めてまいりたいというふうに考えます。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) そのための連携なんですけれども、そのための連携は、じゃあ、どのようにされるのか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) まず、地域密着型サービスのところでは、運営推進会議とかそういう場にも入ってございます。地域の状況をきっちり、施設の状況も把握しながらというところで考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 介護職員の確保、人材育成は重要でございます。離職者を減らす対応について、どのような指導がなされているか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 市単独で何かこのような施策というふうなところは現在ございません。県、国のほうにそういったところは伝えていきたいと思っております。ただ、職場環境を整えるというふうなところでは、地域の方々のボランティア参加というふうなところで、サポーターというふうな形で施設に入ってもらっているところもありますので、進めていきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 現在、3つの地域包括支援センターを設置をされて、そして、第6期の事業計画の目標は達成となりました。この3つの支援センターのコンセプト、先ほど3%の高齢化から43%まであるような地域もございましたけれども、こういった支援センターのあり方というのは、その3つの地域それぞれの特徴はあると思いますけれども、地域の特徴の違うところの課題というのはどういったものが、1つ、2つ挙げていただければと思いますが。どういった、地域によって3つの包括支援センターは、3つ、どのような特徴を持っているかというのを挙げていただければと思いますが、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) まず、一番最初のところで、富ケ丘・あけの平圏域ですけれども、確かに高齢化率は高い状況にございますが、ボランティア活動等も活発なところでございます。ですので、そういった地域の方々の連携が必要かというふうに思います。東向陽台・成田圏域ですけれども、ここはすごく地域的に幅があるところです。それぞれの地域の特徴を踏まえてというふうなところで、今はまず包括の周知というところに努めていっている状況ですので、その辺のところから課題を導き出していきたいと思います。あけの平・中央圏域ですけれども、旧地区というところで、高齢化率は高いのですけれども、家族の支え合いというふうなところではほかの地域にはない情報共有できている状況にありますので、必要な支援というようなところはそのセンターで求められることかと思います。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 社会福祉協議会、本市の福祉課における福祉サービスの目標は同じ方向を向いているのか、同じ方向で進められているというふうな認識でよろしかったか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) そのように思っております。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 地域コーディネーターの配備はどのようになっておりますでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 生活支援コーディネーターのことでよろしいでしょうか。各包括のほうでも受けておりますし、当然、社会福祉協議会のほうの職員も受けています。ことし、少し地域のところにも広げて、民生委員さんにも数人受けていただくというふうなところで体制を整えております。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 他の自治体の先進事例、私ども議員はさまざまなところに行って、施策の内容であったり、研修・視察にお伺いいたします。そうしますと、福祉でまちづくりというテーマを掲げたさまざまな公的サービスを組み合わせて行って住民ニーズに応えているところが多うございます。
本市も積極的に福祉向上に取り組んでいらっしゃいますけれども、自助・互助・共助による地域体制、このつくりを、先ほども答弁の中にあったんですが、具体的にこの自助・互助・共助のところをしっかりと体制づくりは今後どのように進められるのか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 保健福祉部長。
○保健福祉部長(奥山育男君) 体制づくりということなんですけれども、包括ケアを目指した中でいろいろな体制をつくっていくという中では、やっぱり、今お話しのような自助・互助・共助、そういったところについては、第4期の介護保険事業計画でも求めておりました地域でのサポーターとか、あるいは現在おられる民生委員の方々とか、そういった方と情報を共有しながら、連携を図りながら、取り組んでまいったところですが、今後もそういった形をさらに連携を密にして実施して、体制づくりに取り組んでまいりたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 特に地域福祉活動の担い手といたしまして、拠点は町内会に置くようになると思うんですけれども、こういった町内会のサポーターといいますか、サポートといいますか、こういったものは今後どのような取り組みがあるのか、今わかっているだけでも、もしよければ、ご提示願いたいと思っているんですけれども。今までと違うサポーター、何かサポートの仕方というのはあるのかどうなのか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 具体のところでは、これからボランティアセンターのあり方の検討にも入りますので、その地域というふうなところでは、やはり町内会のところのかかわり方というところも出てこようかと思いますので、その辺で進めていきたいというふうに考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 3カ所の街角カフェの特徴があります。年齢を超えた交流、軽度の障がい者の方々など、居場所づくりで必要な支援は対応可能なのか。軽度の障がいをお持ちの方の居場所づくりというものもこの街角カフェの中に今後入るのかどうなのか、そこのところをお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 街角カフェは高齢者事業のところを主軸としてスタートしましたけれども、そこの趣旨のところは地域の支え合い仕組みづくりでございます。年代等々を制限しているわけではないので、どのように進めていったら、より皆さんが居心地よく来られるかというところは研究が必要かと思いますけれども、一体となった事業というふうに考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 街角カフェの最終設置時期、およそ本市において、今3カ所なんですけれども、最終設置時期というのは捉えているのかどうなのか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 地方創生戦略において4カ所というふうな目標値も31年度まで置いておりますので、その辺を目途として、まずは地域にその必要性であったりというところを理解いただくところが先決ですので、そのような形で進めてまいりたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 先ほどの支え合いのところで、ボランティア、サポーター、NPO、さまざま、民団体が出てくるわけなんですけれども、より参加しやすい、顔の見える仕組みづくりというのは、地域活性化の啓発、そういったものもすごく大事になってくるんですが、特に男性の参加など、今後の計画があればお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 6期の計画で男性の地域デビューというふうな講座のところも予定してございますので、今後、わくわく市民会議等々での議論もいただきながら詰めていきたいというふうに考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 各町内会におきましては、昨日も3・11、6年と3カ月がたちました、被災してから。また、各町内会におきましては、執行部の指導もありまして、避難訓練、安否確認など、積極的に行われております。6年前の震災を経験した私たちは本当にきずなを深めました。そして、改めて福祉避難所の大切さも知りました。
先ほど答弁をいただきましたが、最初の動きの確認は町内会でございます。町内会館のバリアフリーが整備されていないところをどのように進められるのか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) 今後、各町内会の会館の状況を確認しながら対策という部分を考えてまいりたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 会館の入り口のところ、階段ですね、外からの階段のところが、3段でもやはり障がい者にとっては大変なことですし、また高齢者もそこのところは大変でございます。そういった階段のところが多うございますので、そういったところを積極的に調査していただければと思いますが、再度お伺いいたします。早期の対応をお願いしたいと思いますが、質問とかえさせていただきます。
○議長(浅野幹雄君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) 既に何カ所か玄関外のバリアフリー改修を行っているところもございます。今後、各会館の状況をまずは見ながらということで進めさせていただければと思います。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 最後の質問になりますが、市長へお伺いいたします。
積極的な高齢者支援福祉サービスがかなり進んでおります。今後ますます高齢化社会となっていくんですが、住民がついの住みかとして富谷市を選びました。福祉向上に向けた市長のこれからのお考えをお聞かせ願えればと思います。最後の質問とさせていただきます。
○議長(浅野幹雄君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 富谷も、昨年、若いまちでございましたが、高齢化率がどんどん進み、昨年12月には子供の数と65歳以上の高齢化率がちょうど18%、18%と並んで、いよいよ本格的な高齢化社会に入るという意味では、今後、現在進めている、先ほど来、担当課、専門監も答弁申し上げましたように、あらゆる施策を通じながら地域の中で連携をしていただき、市民協働の形でいわゆる自助・共助・公助という形のそれぞれの役割を担いながら、しっかりと高齢化対策に取り組んでいきたいというふうに思いますし、先ほど来、川崎の例なんかも、議員のご質問の中でありましたが、そういった他の自治体の先進事例なんかも取り入れながら、今後、積極的に取り組んでまいりたいというふうに考えております。
以上です。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 私からは、通告どおり、公共施設等総合管理計画について質問いたします。
先日、議員に配付されました同計画によりますと、既存の公共施設、建築物、いわゆる箱物、道路、橋及び上水道、下水道、いわゆるインフラ、全ての公共施設は毎年の維持管理のほかにも何年かごとに大規模な改修、また、解体、建てかえなどの更新が必要とありました。
数々の条件はありますが、それぞれの案件ごとに単価を積み上げ平準化したとして、建築物は年0.8億円の上積み、道路は年1.65億円の不足、橋梁は年1.18億円の不足、上水道は年7.44億円の不足、下水道は年1.74億円の不足、全体の合計で年間11億2,100万円の財源不足と試算しております。本市の平成29年度一般会計の約10%にも達しようかとの大変な金額であります。
今の金額に本年度の一般会計予算の財源不足分約8億円を積み上げますと20億円の財源不足が毎年発生することとなると考えられます。一般会計予算の実に6分の1であります。驚くべき金額であります。
来年度以降、大幅な歳入増の見込みはなく、歳出は増加の一方で、また、新たな事業も控えている、そのような現状と思っております。この管理計画は、全ての公共施設ですから、生活に直結したインフラも含まれます。市民生活に重大な影響が出かねないのではと危惧するところであります。
年々増加する債務残高、それに反比例して減少する基金残高、このような状態が続けば、決してそう遠くない将来において財政が崩壊するか、既存の公共施設が崩壊するかと考えてしまいます。
本管理計画の初めに、本市の財政力指数、経常収支比率、実質公債比率等の財政状況があります。県内平均と比べて全てにおいて良好な数値となっておりますが、一度マイナス方向へ動き出し財政が柔軟性を失い硬直化したなら、回復は相当困難と思います。
富谷市総合計画で語られている将来に向けたまちづくりなど全ての事業と既存の公共施設の管理計画は、財政という柱の中で一体的に捉えて協議すべきと考えます。管理計画は長期計画でありますが、決して先送りできることではありません。先送りすればするほど状況はさらに厳しくなるのは明らかであります。今からでも歳出を精査し、見直し等の検討を図るか、また、より実効性のある行財政改革を推進すべきではないでしょうか。次の世代にツケを回すことなく、「住みたくなるまち日本一」の富谷市を引き渡したいと考えておるものであります。
以上のこと踏まえ、次の質問をいたします。
1つ、管理計画にある年間約12億円の財源、どのようにお考えでしょうか。
2つ、受益者負担の考えから、公共施設等の使用料の見直しなどの検討はありませんか。
3つ、本管理計画の直近3年分のスケジュールをお示しください。
以上です。
○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの金子 透議員のご質問にお答えをさせていただきたいというふうに思います。
その前に、金子議員におかれましては、昨日の富谷市消防団消防演習並びに午後から大郷町で開催されました黒川地域の合同消防演習におきまして、いわゆる部隊訓練の指揮官として、指揮者としてご活躍いただきましたこと、改めて心より敬意と感謝を申し上げさせていただきます。
さて、ただいまの質問件名の富谷市公共施設等総合管理計画を問うについて、お答えをさせていただきます。
まず、質件名1でございます。将来費用については、さきの出川議員への答弁でも申し上げましたとおり、実際の施設の現状から積み上げた事業費ではなく、総務省で公開している更新費用試算ソフトを活用したものでございまして、標準的な耐用年数と単価をもとに建てかえ等の更新時期を一律に設定して算出した見込み額であります。したがいまして、実際に必要な費用と本計画における費用には大きな開きが生じることをまずはご理解を願いたいというふうに思います。
なお、事業の実施においては、優先度を精査し、事業費を勘案しながら、改修、修繕が推進できるように取り組んでまいりたいというふうに考えております。
問い2の受益者負担の考えから、使用料の見直しの検討をすべきではの問いにつきましては、本計画の財務に関する基本方針に現状の維持管理に係る費用や需要等の費用対効果を分析し、維持管理費用や施設利用料等の適正化を図ることとしております。つきましては、今後、個別計画の策定の中で適正化の検討も行ってまいりたいというふうに考えております。
問い3でございます。平成29年度から平成31年度までの実施予定事業について申し上げます。
平成29年度については、市道舗装修繕工事、富谷1号汚水幹線改築工事、成田第1汚水中継ポンプ場改築工事、ひより台第2汚水中継ポンプ場改築実施計画業務を予定しており、事業費については約3億2,700万円を見込んでおります。
平成30年度については、継続事業である市道舗装修繕工事、富谷1号汚水幹線改築工事、ひより台第2汚水中継ポンプ場改築工事を予定し、新規事業として市営西沢住宅改修工事に着手してまいります。事業費については総額約3億2,900万円を見込んでおります。
平成31年度についても、継続事業として富谷1号汚水幹線改築工事、市営西沢住宅改修工事を予定し、新規事業として下水道マンホールポンプ修繕工事、橋梁修繕工事に着手する予定でございます。また、事業費については、橋梁修繕工事を除く事業の総額として約5,300万円を予定し、橋梁修繕工事の事業費については、今後、詳細設計を経て算出する予定にしております。
なお、事業費の約5割は国の交付金で対応する予定でございます。
○議長(浅野幹雄君) これより金子 透君の質問は一問一答により行います。1番金子 透君。
○1番(金子 透君) まず、ねぎらいの言葉ありがとうございます。
それでは、再質問いたします。
まず、市長に伺います。先日、同僚議員の質問に、本計画の内容は現状と違った内容になったと答弁ありました。今もそのような答弁でありましたが、現状と違う内容の計画を議員が質問するまで何ら説明がないのは、二元代表の一方の議員軽視、また議会軽視、ひいては市民軽視と思わざるを得ません。市長はどのようにお考えでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 先日の答弁でも担当の財政課長も答弁の中で申し上げましたが、また、ご指摘いただきましたように、確かに説明不足については大変おわびを申し上げたいというふうに思います。
今回、事情につきましては、これまでも答弁で申し上げておるように、国から一律、公共施設についての計画をつくるようにと。この計画を出さないと、いわゆる今後の交付金の対象にならないということもありまして、ある意味、そういう意味では、一つ一つのいわゆる公共施設を全て事細かに算出していくと、それは大変な費用と時間がかかるものでございまして、今回は一律、いわゆる全て国の示した算定ソフトに基づいて算出をせざるを得なかったという事情でございます。その辺ご理解をいただきたいというふうに思いますし、また、なお、本来であれば、その部分の詳細の誤解を生じない事前の説明が必要だったという部分に関しては、先ほども申し上げましたように、おわびするべきだというふうに思いますし、今後、そういう誤解と心配を与えないように、ホームページでの掲示も含め、住民の方々にご説明する上におきましてはその辺の詳細の説明を行うように努めてまいりたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) いま一度、じゃあ、市長にお伺いします。
今後、いろいろな事業計画、上程されると思うんですけれども、毎回、変な先入観を持って挑むようなことがあってはならんと考え、あえて質問させていただきました。我々議員と執行部、ほどよい距離感と緊張感を持って、ただ対立、対決ではなく、是々非々に前向きに建設的な議論をするべきであると私は考えております。事情があるなら、説明があれば私は理解を示すところでありました。今回の件、ちょっと私的には非常に残念に考えております。いま一度、市長の考え、お聞かせください。
○議長(浅野幹雄君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 改めて、本来であれば全員協議会で計画をお示しした段階でその辺の詳細のご説明をするべきだったというふうに思っております。改めて深くおわびを申し上げさせていただきます。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) それでは、お伺いします。本計画で現状と違った部分、費用の面だけでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 費用はもちろん、今後3年間の見込みをただいま市長のほうから申し上げましたおり、費用が違うということはその実態の部分についても当然異なってくるということでございます。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 公共施設の置かれている状況の分析等々に関しては、この計画案の中身そのとおりでよいという理解でよろしいですか。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 一律とはいえ、問題点のほうは本調査のほうである程度把握できているものと認識してございますので、詳細についてはこれから詰めたいと考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 大規模改修ということなんですけれども、大規模改修という言葉の概念といいますか、考え方、どのようなことをもって大規模改修というふうに捉えているのか、お聞かせ願いたい。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 通常の維持補修を超えた形でございまして、時には耐震改修等々も実施する、言葉どおり大きな改修、耐用年数そのものを延命するといった理解をしてございます。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 今の発言ですと、耐震改修の済んだものはおおむね大規模改修が終わったものという考え方でよろしいんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 必ずしも、耐震改修をするか、しないかというまず判断がございまして、その中で耐震改修したものについては施設の延命化が図られていると。ただ、耐震改修を診断の結果しなくてもいいというものがございますけれども、そういったものについては施設の延命というものは図られていないというふうに判断してございます。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 計画の中で、公共施設の置かれている現状について、31年以上を経過した建築物、41年以上、50年、合わせて46件ありますけれども、耐震改修未改修の建物というのはどのぐらいの割合なんでしょうか、31年以上経過したものに関して。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 済みません、ちょっとお待ちください。
未改修ということであれば、箱物で、こちらの計画上は19棟ということで整理はしてございます。60年以上経過の橋梁等々ですと3橋というふうに今集計してございます。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 済みません。建築物に的を絞って、ちょっと今議論したいと思っておりますので、改めて質問します。31年以上経過した建築物が40棟ございます。これのうち、耐震未改修の建物は何棟でしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 済みません、ちょっと。現状、済みません、ちょっと質問と異なりますけれども、計画上で、耐震化の未改修のものは全体の8%というふうになってございます。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) その8%という数字は、公共施設の建物全体における8%であって、31年以上経過したもので、耐震未改修の建物は何棟ですかという質問であります。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 済みません、ちょっと今資料がなくて、そのくくりがなくて、申しわけございません。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 公共施設の管理計画によれば、30年を目安に大規模改修ということになっておるんですけれども、早速取りかからなければならない案件と私は考えますけれども、それの把握はできていないという理解でよろしいですか。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) いいえ、数字は持っているんですけれども、済みません、申しわけございません。時間をいただければ……。ただ、30年を過ぎたものであっても、直ちに大規模改修が必要ということではないので、そこをご理解いただきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 細かい数字、じゃあ、後ほどで結構です。これを見る限りは学校関係施設が大多数を占めているわけですよね。当然、大事な子供たちのことですから、学校関係施設で耐震化が終わっていなくて、30年経過して、早速にでもやらなければならないものというのは今おわかりでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 校舎等々については、耐震化の改修は必要はないというふうに現状分析しております。
○議長(浅野幹雄君) この際、午前11時10分まで休憩をいたします。
午前10時57分 休憩
午前11時10分 再開
○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
先ほどの質問に対し答弁を求めます。財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) それでは、先ほどのご質問にお答えさせていただきます。
築31年以上の経過、40というふうになってございます。その中で19棟、耐震改修が未実施というふうなことで集計を行っておりますけれども、耐震改修そのものが現状必要な施設については、ないということでございますので、ご安心いただければと思います。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) ということは、この計画の中にある40棟で、大規模改修を見込まなければならないものは今のところ存在しないという理解でよろしいですか。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 耐震性という意味ではそのように理解してございます。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 今、耐震性という意味ではそうですということだったんですけれども、一番最初の質問で言いました大規模改修ということの捉え方というか、考え方というのは、強度とか構造的なものの補強をして延命するということの答弁でよかったんですよね。ちょっと確認します。
○議長(浅野幹雄君) 建設部長。
○建設部長(伊藤 正君) 今回の大規模改修という趣旨といたしましては、さっき財政課長が申し上げたとおり、耐震改修もですけれども、そのほかにも、例えば耐震以外の状況で、例えば防水の問題であったりとか、その他いろいろ、構造物ですと大規模な改修というものが必要になってまいりますので、その辺も含むというふうには考えております。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) よく聞く話なんですけれども、防水が切れて雨漏りするとか、外壁の塗装の関係で、最近、樹脂系の塗装になりましたけれども、昔の塗装はそのまま剝がれてしまって軀体にも影響を及ぼしかねないというような事態を改修するということも含まれるということでよろしいわけですよね。
○議長(浅野幹雄君) 建設部長。
○建設部長(伊藤 正君) もともとこちらは総務省のほうの指示がどういう内容か、具体的には示されておりません。建てかえ以外の大規模改修といった場合に、それがどこまで含まれるものかという厳密な区分けというのはされていないだろうというふうには捉えております。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 今回の計画の費用は、総務省のソフトそのままに数をのせて掛け算して足し算した数字が出てきたから現況に見合わないということは理解しましたけれども、実際問題、今の建物個々の状況いろいろあると思うんですよね。それを調査して、実行に向けた動き出しをやらないと、手をつけるべきときにつけないと、状況はますます悪くなると思うんですけれども、どのように捉えているでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) それぞれの個別計画等々での位置づけを予定しているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 一番最初の質問で私言いましたとおり、全て財源が絡む問題でありますから、目に見えてこれから手をつけなければならない公共施設があるわけですから、当初予算できっちりと枠組みしてやるべきだと私考えますけれども、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) ご指摘を踏まえて取り組んでまいりたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) それでは、現状に見合った長期計画は改めて作成なさるということでよろしいですか。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 長期というよりは、先ほども申し上げましたけれども、個別の計画のほうの策定のスケジュールがございますので、その中で判断していきたいと考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 個別の案件、いろいろ事情あるでしょうから、長期的なものが無理だとしても、目に見える、例えば5年先ぐらいはきちっと出していただかなければ、ほかの一般会計の審議にも、私、影響が出かねないのではと考えておりますけれども、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 今年度できるものについては早期に取り組んでまいりたいと考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) それでは、次、橋梁について伺います。
60年以上経過した橋梁、安全性の担保はどのようになっておりますか。
○議長(浅野幹雄君) 建設部長。
○建設部長(伊藤 正君) ただいま市内にあります橋梁の中で、60年以上経過しているものは2橋ほどございます。こちらにつきましては、現在、5年に一度の点検を実施しながら、必要な部分について修繕を行いながら、かけかえのスパンを延ばしていくというような工法でもって対応しているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 橋梁については5年スパンで総合的な点検をして判断を下しているということの理解をしましたけれども、現状、60年たっている橋が果たして安全かというのはなかなか誰も言い切れないんですけれども、どのように捉えておりますでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 建設部長。
○建設部長(伊藤 正君) 橋梁につきましては、長寿命化計画のほうを策定いたしまして、国の補助をいただきながら、これも法で決まっておりますけれども、5年ごとに点検を行うと。その中で、特に支障があるような場合、さらに詳しい点検をし、さらに必要な場合には修繕の設計まで含めてどのようにするかというものを決めていくということを定めておりますので、そのとおり進めれば十分安全は確保できるものというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 恐らく市道ですから、生活道路として重要なポジションに位置づけられている橋梁ですから、適正な管理をお願いします。
この次は、上下水道のほうをちょっとお聞きします。
上水道、年7億ちょっとの不足となっておりますけれども、これは上水道の耐久年数を全て布設がえしたときの金額なんでしょうか、この金額が出た根拠、ちょっと教えてください。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 一定の耐用年数に基づいて布設がえした積み上げでございます。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) なかなかこれは大変なのはニュースでもなっておりますから、全部耐用年数で布設がえというのはなかなか難しいのかなというのも感じておりますけれども、富谷町時代の簡易水道ありましたけれども、かなり年数たっております。そのところの配水管はまだ残っておりますか。
○議長(浅野幹雄君) 建設部長。
○建設部長(伊藤 正君) 済みません。上水道のこと、ちょっと余り詳しくは……。済みません、把握しておりません。
○議長(浅野幹雄君) 把握していないそうです。1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 私の思うところであれば、昭和40年代の後半から50年代前半ぐらいの布設の簡易水道の施設であります。当時の管材の材料等々いろいろ思い出してみますと、現状には全く即していない、議論の余地すらないものでありますので、早急に取りかかるべきと私考えておりますので、把握でき次第、お知らせ願いたいと思います。
水道のほう、また別のことでお伺いします。よろしいですか。
○議長(浅野幹雄君) どうぞ。
○1番(金子 透君) 道路に埋まっているものですから、単独の事業としてやるのは大変困難だというのは理解しているんですけれども、道路にあわせて漏れなく水道管布設がえ等々、横の連絡を密にしてやっているような状況でしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 建設部長。
○建設部長(伊藤 正君) 現在進めております側溝の有蓋化工事、そういったもので舗装の打ちかえ等をする場合には、そういう上水・下水等との調整を図りながら、無駄な工事が発生しないように進めているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 先ほど、最後の質問の答弁で、来年度から3億ちょっとずつ、3年間、管理のほうの金額出ましたけれども、これは毎年、適正に使用するために維持管理している費用のほかにこの3億数千万というものがかかっているわけなんですか。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 現状、そのように積み上げてございます。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 主に下水道とか舗装の打ちかえですから、次々に発生してくると私考えたんですけれども、毎年3億ぐらいずつ、上下水道、道路に、ふだんの維持管理、プラス、3億数千万という理解でよろしいでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 現時点においてはそちらの数字でございます。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) じゃあ、そのほかにも打ちかえというところになると思いますよね。大きく道路が波打ったとか、亀裂が入って交通に支障が出るような状態、これにさらにプラスで上積みになって維持管理の道路の費用に発生してくるということですか。
○議長(浅野幹雄君) 建設部長。
○建設部長(伊藤 正君) この数字、今上げさせていただいておりますのは、舗装の修繕費を上げさせていただいておりますけれども、そのほかに改めて、例えば橋梁の修繕であったりとか、その他の施設の修繕が上がってくれば、その分を上乗せさせていただくということになると思います。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) では、公共施設の管理に関しては、直近の分は改めて計画的に出していただくということで、使用料の件についてちょっと質問いたします。
スポセンなんですけれども、年間使用料収入300万なんだそうですけれども、維持管理費、大体どのぐらいかかっているでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 維持管理、大体、25年度からの数値で申しますと2,200万から、27年度1,800万円ほどでございます。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 維持管理という言葉の捉え方だと思うんですけれども、私にしてみれば、電気、水道、光熱もろもろ、人件費、全て維持管理と考えた場合、幾らぐらいになっているでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 教育部長いいですか、体育関係。
暫時休憩をいたします。
午前11時24分 休憩
午前11時24分 再開
○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 今、申し上げた数字には、済みません、人件費は入っておりませんので、光熱水費と維持管理費で年間2,200万から1,800万というふうに、こちらのほうは把握してございます。人件費については、事業に係る部分ということで集計から外してございます。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 済みません。申しわけないですけれども、維持管理に人の手がかからないわけはないわけですから、大まかな概算で結構ですので、大体のところで人件費も含めた総額でお幾らかかっておりますでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 27年度の予算の状況から申し上げますと、全体で5,100万円ほどの決算をしているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) スポーツセンターを例に挙げて申しわけないんですけれども、スポーツセンターの施設、富谷市民が使用するときの使用料はお幾らでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 使用料は決まっていますけれども、それでもお聞きするんですか。1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 条例で定まった料金あるんですけれども、減免という措置が講じられていると思うんですけれども、実際、市民が負担している額はお幾らでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 質問の幅が広過ぎるのね。人件費とかであれば総務部長なんですけれども、総務課ね。それから、体育関係ですから、今、教育部長なんですけれども……。
教育部長。
○教育部長(郷右近 衛君) ただいま、ちょっと資料的に持ち合わせておりませんので、後ほどお示しいたします。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) では、済みません、絞って質問します。
私の理解では、スポーツセンター、公民館等々、富谷市民が利用するときは、減免の申請を出せば、負担はないのではないかと思っておりますけれども、そこら辺も答えられないですか。
○議長(浅野幹雄君) 教育部長。
○教育部長(郷右近 衛君) 一部の団体でございますけれども、そういう減免の申請をされれば減免ということで対応しております。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 一番最初質問した私の趣旨ですけれども、維持管理に、全ての公共施設を適正に運営するためには億単位の財源がかかっているわけですから、そのことを広く市民に説明いたして、広く、浅く、負担を求めるのも、公共施設の長期計画というものが出たのをきっかけに発議するのも執行部の務めではないかと思い質問した次第でありますけれども、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) ご質問の趣旨を踏まえて、個別の計画、修繕等々の計画の中で、使用料についても必要な検討を重ねていきたいと考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 全ての施設の使用料なんですけれども、建設されたときに条例制定して利用料が決まっていると思うんですけれども、極端な言い方をすれば、震災前と後では、人件費、資材、骨材等々、全ての材料、高騰しております。使用料等々の改定は考えられたことはございますか。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) それぞれの施設ごとにはなるんですけれども、現状では、今のところは公共施設そのもの、今回の計画に基づいての入り口の段階ではまだないんでございますけれども、今後進めていく中で検討させていただきたいと考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) じゃあ、最後の質問にします。
実際、維持管理等々に結構な財源を割いているわけですから、本当に説明責任を果たして、市民に理解をいただければ、私は、いろいろな事業を控えている状況の中で、財源的にも苦しい状況の中で、そういった方向の理解を得ることも必要でないかと思い、全てがサービス事業ではないと私は考えるんですけれども。市長、最後、お答えください。
○議長(浅野幹雄君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 金子議員のご指摘のご意見は十分に理解をさせていただいております。今回、そういう意味では、行財政改革、現在進めておるわけでございます。その中で、歳出歳入の部分も行財政改革で今検討をしておりますので、その段階で必要な部分に関しましては、ただいま金子議員からいただいたご意見を踏まえながら、行財政改革のほうに反映していきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) それでは、私のほうから2点質問させていただきます。
最初に、新規組織体制の思いと実施計画の取り組み姿勢についてお伺いいたします。
今年度は、市制後最初の通年予算となり、総合計画・第1次実施計画とあわせまして、新組織体制が始動し、名実ともに新たな富谷市がスタートいたしました。そこで、今回は、新規組織体制の思いと実施計画の取り組み姿勢についてお伺いいたします。
総合計画・第1次実施計画の策定は、「住みたくなるまち日本一」実現のために必要な事業と目標を明確にまとめたものです。当然ながら、立てた計画は何としても達成しなければなりません。しかしながら、ここ数年間の実施計画の達成は、必ずしもそのようにはなっておりません。計画はいつも期待どおりに実現するかといえば、あくまで計画は計画であって、必ずしもその保障はありません。
計画に対して重要なことは、当初の思いの形骸化はあってはならないということです。計画に携わる職員一人一人は実施計画の重要性を常に認識することと、何としても計画を達成するという実行性が求められます。
さらに、事業を担当している部門には、人・物・金の資源を適切に配分し、同時に、管理・評価に至るまで一貫して中心的に携われるような組織体制が必要不可欠です。
さらに、達成結果につきましては待遇・処遇がついてくることがやりがい、働きがいにつながると思います。そのことについてもお伺いをいたします。
次に、今回、新たな体制として行政改革、交通政策、観光関連部門が新設をされました。行政改革につきましては、市制移行後も、ただいまもありましたように、厳しい財政の中にあって、そういう中にあっても住民ニーズの多様化によって新たな施設整備等の事業が求められており、行政としてはこれらにも応えていかなければなりません。しかしながら、一方で、限られた財源を効果的に活用するための選択と集中を同時に進めていかなければなりません。ここのところは行政としての腕の見せどころというところです。具体的な進め方についてお伺いいたします。
次に、本市の最大の課題でもあります交通問題についてお伺いいたします。今回、新しい行政運営体制として、県より副市長を初めとして、国、仙台市等から交通関係者を主要ポストに配属し、交通アクセス改善に取り組む体制を整えました。ここでは、この体制に期待する思いと公共交通システム導入の進捗と方向性についてをお伺いいたします。
次に、今回、観光課も立ち上げられました。地方創生の考え方からしますと、これからの地方は観光面に力を入れていかなければその地域はいずれ衰退するとも言われており、観光の重要性が問われております。本市においては、観光資源、交通面、宿泊面での課題が多く、観光機能が果たされておりません。ここで一気にインバウンドと言っても無理がありますが、しかし、これからは知恵を出し合って本気で取り組んでいかなければならないと思います。体制を立ち上げたからといって、安心してはおられません。将来に残せる観光のあり方についてもお尋ねいたします。
それでは、質問をいたします。
1つ、職員に対し、実施計画の意識づけと周知は。
2つ目、実施計画の進捗はどのような管理体制で進められているのか。
3つ目、行政改革の取り組み方法と進捗状況の市民への情報公開について。
4つ目、交通政策推進に、国、県、仙台市など関係者を配置した市長の思いは。
5つ目、観光に対する思いと考え方、進め方と、どのようにつくり上げていくのか、お伺いいたします。
次に、2つ目でございますが、市民の思いを協働でつくるまちづくりについてお伺いいたします。
市制移行後、協働という言葉を多く耳にするようになりました。このことは、富谷市民となって、自分たちのまちは自分たちでつくるという住民自治から来る住民意識の高まりだと思います。
本来、市民と行政は、そもそも活動目的が違います。そこにお互いの特性を生かした協働の価値があります。そこで、協働と住民参画との違いや協働の考え方、進め方についてお伺いいたします。
協働とは、市民と行政が課題解決のため、共通の目的に向かってお互いの資源を持ち寄って、相乗効果を上げながらそれぞれ活動を続けることであります。また、対等な立場でお互いの特性を生かしながら、協力・補完し合う関係ということで、多くの自治体で取り組んでおります。
これまでの行政は、住民のニーズを反映しながら、そのことに応えるのが主体の取り組みでございました。しかし、これからのまちづくりは、新たな観点での住民参画を超える住民協働の考え方で市民と行政が一体となって行政の経営に貢献する、このことも多くの自治体では取り組まれております。
しかしながら、一方で、自治体によっては、協働の活動を明文化して取り組んでいるにもかかわらず、協働という言葉が空文化している自治体もあります。また、市民協働が、我田引水のごとく、ただアピールするだけの言葉に使われている自治体も多くあると聞いております。
大事なのは、市民と行政が協働という考え方を共有しているかどうかだと思います。そこで、協働の考え方と進め方等、本市での協働でつくるまちづくりについてお伺いいたします。
1つ、市民協働にかける基本的な考え方と認識について。
2つ目、市民協働と市民参画の違いについて。
3つ目、協働による市民と行政それぞれのメリット、デメリットは。
4つ目、協働に取り組む各課の体制、具体的な進め方について。
5つ目、まちの活性化につなげるための市民共有の考え方と進め方についてお伺いいたします。
以上でございます。
○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの菅原福治議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まずは、質問件名1の新規組織体制の思いと実施計画の取り組み姿勢についての問い1でございます。今回、策定しました基本計画及び実施計画は、事業に取り組む上での最も重要な指針となるものであることから、各事業の実施に当たっては、基本計画で定められた施策の方向性や成果目標、そして実施計画での位置づけを常に意識しながら取り組むことが大変重要であります。そのため、年度初めの辞令交付式や訓示においては、本市のさらなる発展を目指して総合計画の確実な推進を指示し、また、幹部職員に対しては常に成果目標の達成を求めているところでございます。今後も、基本計画及び実施計画を各業務の指針として、全庁挙げて総合計画の確実な推進に向けて取り組んでまいりたいというふうに考えております。
問い2でございます。実施計画は、総合計画で掲げた将来像の実現のため、今後3カ年に実施しようする主要な事業をまとめたものですが、その進捗については、毎年度、社会経済情勢や市民ニーズの変化、財源を含む国、県の制度改正等に適切に対応するため、実績に踏まえた翌年度以降の取り組みについて精査をし、見直しを図りながら管理してまいります。
なお、進捗管理に当たっては、全庁的な取り組みとして推進するため、庁議において調整を図りながら取り組んでまいります。
問い3の行政改革の取り組み方法と進捗状況と市民への情報公開については、先日の議員全員協議会で申し上げたとおり、今後新たに開催する行政改革懇談会においてご意見を頂戴しながら、年度末までに行政改革基本方針及び実施プランを策定し、全庁的に取り組むものとしております。
行政改革の進捗状況等については、年度ごとに取りまとめ、議会へ報告の上、市のホームページや広報とみやを活用し、積極的に市民へ公表してまいります。
問い4の交通政策推進に、国、県、仙台市など関係者を配属した市長の思いについてでございます。議会冒頭の挨拶で申し上げましたとおり、交通施策の着実な推進を図るため、本年度の組織改編において企画政策課内に交通政策推進室を設置いたしました。特に本市の公共交通体系全体の将来像を描く公共交通グランドデザインの平成31年度中の策定に向けて、国土交通省、宮城県、仙台市を初めとする関係機関との連携が今後重要になっていくことから、組織体制を整備し機能強化を図ったものでございます。
問い5でございます。富谷の観光につきましては、景勝地や温泉などの観光資源を特段持っておりませんので、集客は困難と言われてきました。しかしながら、近年、観光客の志向が団体旅行から個人旅行へシフトし、また、ユニークな地域資源の活用やICTの活用などによって観光の概念が変化してきています。
このような中、地方創生総合戦略において、本市では、とみやシティブランドの確立を掲げ、スイーツ等による富谷への新しい人の流れをつくり、あわせて地域活性化を図ることを目指しております。昨年は、そのメーンとなる事業として国際スイーツ博覧会を開催し、当初の目標、交流人口1万人を大きく上回り、3万人もの皆さんにご来場いただき、新たな取り組みとして成果を上げることができました。
また、2020年には富谷開宿400年を迎えるに当たり、記念のイベントを開催する予定です。この企画においても、富谷の新たな観光資源として大きく貢献できるような内容を考えてまいりたいと思っております。
このように、富谷の観光行政については、自発的に活動を続けることが重要であり、外部の志向や関心を常に意識しながら、地域コミュニティーや住民の皆さんと一体感を持ち、富谷の持つ地場産品や歴史、文化などの資源を最大限活用していくことが、シティーブランドの確立と新たな観光振興において、一つ上の段階に高められるように進めてまいりたいと考えております。
質問件名2の市民の思いを協働でつくるまちづくりについての問い1、市民協働にかける基本的な考え方と認識についてでございますが、本市総合計画において、市民の思いを協働でつくるまちを基本方針の一つに位置づけ、市民協働のまちづくりの推進に取り組むこととしております。
近年、地方分権の進展、人口減少社会の到来、市民ニーズの多様化など、社会環境が大きく変化する中で、市民と行政とが共通理解と信頼関係を築きながら、相互の役割分担により地域の課題解決を図る協働のまちづくりの取り組みが求められていると認識をしております。
本市におきましても、これらの情勢変化に的確に対応し、安定的かつ継続的な行政サービスを提供していくための有効な手段として、協働によるまちづくりが必要であると考えております。
問い2の市民協働と市民参画の違いについては、市民協働とは、一般的に市民と行政とが対等なパートナーとして地域の公共課題の解決に向けてともに考え、協力して行動することとされております。協働と参画の違いについては、まず、協働とは、行政と市民の両方が主体となり、自主的に活動し、お互いが対等であること。また、参画とは、行政が主体となり、計画段階から市民が加わることと認識しているところでございます。
問い3でございます。市民協働のまちづくりについては、今後、具体的な取り組みを整理していくこととしておりますので、現時点でメリット・デメリットを具体的に述べる段階にはないものと思っております。
しかしながら、効果と課題という視点で申し上げますと、協働によるまちづくりは市民視点のニーズを的確かつ細やかに行政に反映でき、事業の実効性の向上が期待されるという効果があると思われます。また、協働を進める上では、市民と行政とが互いの特性を理解し合い、市民の果たす役割と行政が果たす役割を明確にしていくことが課題であると考えられます。
問い4の協働に取り組む各課の体制と具体的な進め方については、本市においては、今年度の組織改編により、市民協働への体制づくりと実効性を高めるため総務部内に市民協働課を新設し、スタートしたところであります。市民協働に取り組む各課の体制につきましては、まずは庁内全部署、全職員の理解を深めることから始めたいと考えております。現在、市民協働課において各部署での協働事業の洗い出しや市民活動の状況について取りまとめ作業を進めており、それらを基礎資料として、今後、事業スケジュール等を整理することとしております。
問い5の市民協働をまちの活性化につなげるためには、市民と行政が対等なパートナーとしてともにまちづくりに取り組んでいくことが必要であると考えております。今後、市民の皆さんとも協働の考え方を共有していただける機会について検討していきたいと考えております。進め方については、議会、市民の皆様、そして行政の共通理解が不可欠であることから、まずはその醸成に努めてまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(浅野幹雄君) これより菅原福治君の質問は一問一答により行います。15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) それでは、再質問をさせていただきます。
ただいま基本計画・実施計画は、最大の最も重要な計画だという市長のお話がありましたけれども、それについての周知でございますが、以前にも出ましたけれども、職場の上司指導、OJTですけれども、その辺を具体的にどのように進められているのか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 基本計画・実施計画につきましては、先ほど市長が答弁しましたように、市の最上位に位置づけられる計画ですので、当然、それぞれの事務事業については、その基本総合計画を踏まえながら進めていくようになっております。そういったこともありまして、それぞれの課の業務の中におきましても、管理職が中心となりまして、その進捗についても管理をしながら進めていくというようになっているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) OJTなりを進めるにはマネジメント力が大事だとは思いますが、そういった中で、先ほど論旨でも形骸化というような話をいたしました。実施計画、3年計画になっていますので、その辺の形骸化が若干予想もされるんですけれども、その辺の対策というか、その辺考えられているのか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 実施計画につきましては、計画期間は3年間ということになっておりますが、その計画期間の中でも、例えば社会経済情勢ですとか、市のさまざまな取り巻く状況を見ながら、適時的確に見直しも進めてまいりたいというふうに考えておりますので、その中で進捗管理は図られていくものと考えております。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 実施計画、総合計画と地方創生計画との関係なんですけれども、2つとも、取り組み期間は違うんですけれども、終年度が19年度、3年後になっております。それぞれの位置づけと進め方について、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) それぞれの計画期間につきましては、議員ご指摘のとおり、最終年度は2019年ということで一致しているところでございます。その中で、実施計画に今回挙げた主要な事業につきましては、地方創生の総合戦略の中でも、例えば基本方針ですとか成果目標ということで位置づけている項目になっておりますので、そういった項目について、今回、実施計画のほうでも主要な事業として取り組みを掲載をさせていただいているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 創生ではKPIと称して業績評価をされているわけですけれども、実施計画ではそういう検証、評価はどのようにされるのか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 総合計画の検証につきましては、総合計画の基本構想の前段のところで、状況について「市民へも情報公開に努め」というようなことが掲載されておりますので、実施計画なのか、基本計画なのか、それとも総合計画全体となるのか、いずれにしましても、その成果については取りまとめを行いまして、市民へも公表、議会へご報告の後、市民へも公表してまいりたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 先ほどの3年の実施計画にちょっと話を戻したいんですが、3年間しっかりと管理計画をつくっているという、先ほど、回答でしたが、実施計画において、事業内容と事業見込み額が3年スパン、いわゆる3年一括で実施計画書に示されております。これは毎年度管理しているという、管理計画しているということなんですが、毎年度計画には、我々いただいているものにはなっていないわけですが、事業内容が3年一括では余りにも大ざっぱでわかりにくいのではないかなと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 確かに実施計画の中では、事業費については3年間の見込み額ということで、施策の体系ごとに取りまとめた数値になっているところでございます。
まず、実施計画につきましては、一番重要なのは、重要として考えておりますのは、3年間で実施しようとする主要な事業をまずは明確にするという点が重要なのかなというふうに考えております。そして、事業費につきましてはあくまで見込み額を積み上げていると。また、流動的な面もございますので、そういった観点から、施策の体系ごとということにさせていただいております。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 事業見込みだけじゃなくて、事業内容も一括なんですよ。だから、その辺なんです。そういうふうになっていますので、恐らく金額も実施内容も、職員さんは皆お持ちだと思うんですね。持っているとは思いますが、市民なり、我々にもオープンにしていただいたほうがよりわかりやすいのではないかなという視点で聞いておりますが、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) まず、今回策定しました実施計画につきましては、とりあえず3年間ということで2019年度までの計画期間についてこのような形でお示しをさせていただいておりますので、まずはこの計画期間内については、このような形でお示しをさせていただければというふうに思っております。
今後につきましては、議員のご指摘も踏まえながら検討してまいりたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) そうすると、確かに、恐らくずれることを執行部は心配されていると思うんですけれども、注意書きにあるんですね、多少ずれることがありますと。そういうことから言いますと、3年スパンじゃなくて、一年、一年、各年度示されたほうがわかりやすいと思いますので、次回からは年度ごとに提示いただきたいなと思います。
それと、次に、実施計画についてのマネジメントについてお伺いいたします。
実施計画の管理、監督は恐らく部長と課長だと、どちらかだと思いますけれども、これは、はっきり部ではされているのか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 特にそこまでは明確にはされてはおりませんが、各部、各課、各部長のほうで最終的には管理されるものと考えております。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) であれば、またこの実施計画というものは一人一人の目標管理にまで生かされて組み込まれているのか。その辺の実態はどうなっているのか、1点だけ、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 業績評価については、目標管理というふうな形で行っております。目標による管理については、実施計画と完全にリンクをさせるというふうなルール化をしているものではございませんが、特に幹部職員については、おのずと必然的にイコールになってくるのではないかなというふうに思っております。それの実施については、管理監督者が指導徹底をして遂行をしていくというふうなところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 目標管理については、通告しておりませんので、これ以上、次回にしたいと思いますが。よく、お役所仕事と言われますけれども、ぜひ、私の思いとしては、実施計画、目標計画と、目標管理とリンクしていない部分もあるということなんですけれども、ぜひ、実施計画、達成した職員に対しては、厚く扱っていただきたい。そういう思いはあるのかどうか、お伺いいたしたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 目標による管理については、その目標に向かって職員を意識づけしていくというふうなことがございます。達成した後の処遇という面では、当然のことながら、能力評価とあわせて業績評価についても参考にして対応していくというところではございます。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) そういうふうに評価いただければ、やりがい、働きがいに必ずつながると思いますので、ぜひよろしくお願いします。
この項目で、最後に市長にお伺いいたします。
実施計画は行政と市民との約束事だと思うんですね。それを踏まえて、日ごろのマネジメント力の発揮も含めて、実施計画がスタートしたばかりでございますので、徹底は、先ほどしているというふうにはお伺いしましたけれども、スタートしたばかりですので形骸化は許されませんので、実施計画達成に向けて、再度、職場に徹底をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) ただいまの議員のご意見のとおり、やはり実施計画につきましては、このように計画を示した段階で、市民の皆さんへのお約束でございますので、その進捗状況につきましては、しっかりとご報告もしながら、その実現に向けて、これまで答弁しているように、進めてまいりたいというふうに考えております。
また、今、3年間の実施計画ではございますが、毎年、毎年、1年ごとに全て確認をして、その報告も示して、ご説明もしていくべきというふうに考えておりますので、その都度説明しながら確実なる実行に努力していきたいというふうに思います。
○議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
午後0時00分 休憩
午後1時00分 再開
○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) それでは、この間、全協で説明がありました行政改革推進についてお伺いいたします。
まず最初に、行政改革を進めるに当たってお聞きしたいことが、先ほどもありましたけれども、箱物とインフラ整備とした場合に、維持費、また管理費、かかるわけですけれども、その辺、箱物とインフラと、維持費、管理費の見方について、どのように見られているのか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 行政改革推進室長。
○行政改革推進室長(西山高広君) 先ほどの総合管理計画の中にもありましたとおり、箱物、インフラについては、今後とも維持、修繕というふうなところで経費がかかるものと考えております。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 私聞きたいのは、箱物、インフラと、かかる経費、維持費というのは、どうも、一緒に見る部分もありますけれども、分けて考えなければならないんじゃないかなと思うんですけれども、その辺についてはいかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 行政改革推進室長。
○行政改革推進室長(西山高広君) 箱物も、インフラにつきましても、使っていればある限り維持、修繕というものは当然かかってくるものと考えておりますので、その状況に応じてですけれども、必要な維持、修繕は、どちらとも同じようにかかってくるものと考えております。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 確かに、箱物、インフラには老朽化だとか、維持費、管理費がかかるわけですけれども、一方で、評価される部分もあります。住民に喜ばれるというふうな部分もあります。そういった場合に、確かにこの議論は、先ほどの議論もありますように、大いにいろいろな考え方がありますので、議論はすべき、この議論は拡大していかなければならないと思いますが、私は、富谷としてこの問題はどんどん続きますので、新たな発想なり考え方で検討もしなければならないんじゃないかなと。そうでなければ必要なものもつくれない。今現状も見なければならないわけですね、富谷の場合、現状も。本当に全体的に評価されているのか。そういうことであれば、総合計画のあんな、ああいったようなアンケート結果にならないわけですね。そういった部分含めて、今後、そういった整備する場合の部分で検討しなければならないんじゃないかと思いますけれども、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 行政改革推進室長。
○行政改革推進室長(西山高広君) 当然、住民ニーズというものがございますので、施設にしろ、ソフト事業にしろ、いろいろな事業をこれから行っていく必要がございます。まず、その財源も確保しながら、新しい施策にも対応できるように、これから行政改革のほうを進めてまいりたいと考えております。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 何を言いたいかというと、確かに、将来に負担がかかるようなものじゃなくて、その辺かかるものじゃないような制度的な仕組みもちょっと変えていかなければならないんじゃないかなと思います。その辺についてはいかがですか。
○議長(浅野幹雄君) 行政改革推進室長。
○行政改革推進室長(西山高広君) まず、維持、メンテナンスについても、これまでの考え方にとらわれずに、いろいろな事例を参考にしながら今後検討してまいりたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 時間かけられませんので、ちょっと、次に進みます。
そういった部分で、行政改革推進というのは大いに大変やりがいのある部署だと思います。行革に当たっての最大のポイントは、私は人材育成だと思いますが、その辺の見解についてお聞きします。
○議長(浅野幹雄君) 行政改革推進室長。
○行政改革推進室長(西山高広君) まさに私も議員と同じ考えでございまして、今策定しております基本方針の中でも、人材育成というふうなものも含めて推進しようと考えておりますので、今後、そちらの実施プランのほうも策定してまいりたいと考えております。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) その人材育成とあわせまして、今度、行革におきまして行政改革プランを作成するということでございますが、実施プランのポイントが、いただいた資料を見ますと、職員の資質の向上、これがイの一番に上がっておりました。それと民間活力なり市民協働、当然のこととしてスクラップ・アンド・ビルドが重要だということでございますが、この辺の進め方、体制はどのようにされるのか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 行政改革推進室長。
○行政改革推進室長(西山高広君) こちらについては、今、まさに実施プランのほうを策定しているところでございまして、策定するに当たりまして、各課のほうにいろいろご意見を頂戴しております。その中で取りまとめをしまして、最終的には行政改革推進本部会議を開催いたしまして今後のあり方を検討してまいりたいと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 各課にも通しているということでございますが、庁内推進体制の中で、各課で今もんでいる最中だと思うんですが、その中で、項目的なものというのは徹底してその課で話し合うのか、それとも、トップダウンがあるのか。その辺、聞きたいんですが。
○議長(浅野幹雄君) 行政改革推進室長。
○行政改革推進室長(西山高広君) 今、まさにそこの事務事業の見直しということで取り組んでいるところでございまして、議会終了後に、近いうちに、各課のほうで事務事業の見直しについて市長のレビューを予定しております。その中には、推進本部会議の本部長、それから副本部長、副市長、教育長も入りまして、各部からレビューを受けると。その中で事務事業の方向性を決めさせていただきまして、最終的には行政改革推進本部のほうで決定していきたいと考えております。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 例えばスクラップ・アンド・ビルドみたいな項目についてはどの時点で決められるのか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 行政改革推進室長。
○行政改革推進室長(西山高広君) これからそこのところのレビューをしながら詰めていくところでございまして、最終的には行政改革の推進本部会議を通して決定したいと考えております。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) わかりました。その辺の行革推進室の役割ですが、これから恐らくそういった調整とかまとめが中心になると思いますが、今、恐らく少人数だと思うんですけれども、その体制で、十分見届け、まとめ役ができるのかどうか。できるのかというのもおかしいですけれども、工夫も含めて、やり切れるのかどうか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 行政改革推進室長。
○行政改革推進室長(西山高広君) 今、まさに取り組んでいるところでございまして、その取り組み状況を踏まえながら検討していきたいと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 先ほど、人材育成が最高だというような、最大の取り組みだということですが、これも時間ないので、飛ばしますけれども、中でも、私感じているのに、職員のコミュニケーション力というのですか、確かに職員の最高の仕事は自前の庁内の仕事をやるのが最大なんですが、部外で市民とのコミュニケーション、これにも力を入れるべきではないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) まず、コミュニケーションは、庁内、それから市民とのというふうな、両方の面でのお話がございました。
庁内におけるコミュニケーションについては、従前、お話し申し上げておりますように、目標による管理でもってきっちりと全ての職員と面談を行いながら良好な関係をつくっていくというのがございます。
また、市民とのコミュニケーションというところでは、組織改編によりまして、今年度、市民協働課が新しくできたわけでございますので、そういった課が中心となって、よりよい方向に協議がなされていけばよろしいのかなというふうに思ってございます。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 私、職員から、誰かはもちろん言いませんけれども、コミュニケーションが苦手なんだということを聞きましたので、そういうことを質問しています。ぜひ、よろしくお願いをしたいと思います。
それでは、交通政策についてお伺いいたします。この間、交通政策の基礎資料をいただきました。この基礎資料は、今後、どのような中で活用を図っていくのか、また深度化を図っていくのか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) 今回の資料等につきましては、31年度に策定いたしますグランドデザインの中に盛り込んでいくということで今検討してございます。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) そういった中で、今後は、新交通導入のルートと交通システム、どんなシステムがいいか、この2に取り組まれると思うんですけれども、これは、こんなことは性急に聞けないんですけれども、これはどんなスケジュールになっているのか、ちょっとお聞きしたい。難しいんですけれども、お願いします。
○議長(浅野幹雄君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) 実際、スケジュールについては非常に厳しいものがございます。一つの例としてなんですが、例えば仙台市の東西線なんかを考えますと、実際に上がったのが、平成の最初のころに独自の調査をやって、それで、実際15年とか20年かけてやっと交通が、地下鉄ができたということがございます。とはいっても、そういうところまでのんびりやっている気はないので、いろいろな面においてそういった経験を聞かせていただきながら、どのようにすれば早く計画が実現化できるのかというものに向けて取り組んでいきたいというふうに思っております。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 私から、基礎資料を見させていただきまして、本当に性急な言い方かもわかりませんけれども、参考までに。基礎資料を見せていただいた中で、私的には、ルート的には富谷市内沿線で人口が一番多い明石台・成田ルートと、システム的にはLRTではなくて、地下鉄、輸送力からいっても地下鉄が一番有力ではないかと思いますが、これも答えにくいと思いますが、お答えしていただきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) 軌道系のものをそこに導入しようといたしますと、実はいろいろな調査ものというか、協議会なりが必要になってくる。例えば、軌道系ですと、東北地方交通審議会というところに諮って、ある程度交通がこれでいいよというふうになれば、そこまでいかないことには、なかなか上に上がっていかない。なおかつ、単純に当市だけでは当然できませんので、いろいろな補助をもらいながらやっていくということを考えますと、実は、国土交通省さんとか、それから、当然財政の関係もございますので、総務省、それから財務省等々の調整そのものも必要になってくるということで、そういったものを少しでも早目にクリアしながら進められればなというふうに思ってございます。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) さらにまた難しいんですけれども、スキーム問題についても何かいい考えがあるのか、お聞きいたします。
○議長(浅野幹雄君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) どういったスキームかということもございますけれども、例えば、今、要は単純に人がどのぐらい乗るんだというところの観点から、再度、もう一度調査、今年度、県さんでやっていただきますけれども、そういった調査を活用しながら、どのようなところでやれば一番採算性が、今後、富谷に余り影響がないようにとれて、どのルートがいいんだと。この間行いました調査につきましては、あくまでも物理的な、この勾配で登れるか、登れないかとか、このぐらいの雑多な格好で、人がこれだけいるからどうのこうのということで検討いたしましたけれども、実際にはそのレベルではなくて、もう一歩進まないとなかなか上げるところには上がっていかない。ですから、それらに向かって、どういうものが一番いいのか、当然、グランドデザイン等を考えながらにおいても、将来の富谷のあるべき姿というものを見越した上でいろいろ検討していきたいというふうに思っております。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) ぜひ、企画部長、また室長のいる中で、ぜひ、至急にも、めどというか、方向性はつけていただきたいなと思います。
確認ですけれども、そうしますと、企画推進室の当面の業務としてはスキームとグランドデザインの策定という考え方でよろしいんですね。
○議長(浅野幹雄君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) 基本はそれでいいと思っております。ただ、それを待っているのではなくて、こちらからいろいろな部分で話を聞きに行くというか、そういったところに心がけたいなというふうに思ってございます。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 最後に、お決まりの、市長にお伺いいたします。
新交通関連で、最後ですけれども、市長の任期が残り1年半、2年を切りまして1年半だと思いますが、その成果として、ただいまありましたように、グランドデザインと、今回、体制固めも含めまして、それで1期目の仕上げと見ていてよろしいのか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 私も公約の中で、1期に、最初の4年以内で計画づくりということを公約に掲げておりますので、何とか任期中の間に計画づくりを仕上げたいなというふうに、そういう意味では、グランドデザインを仕上げたいなというふうに思っております。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 次に、観光についてお伺いいたします。
思いは、先ほどお伺いいたしました。先ほど、論旨でも言いました、産業観光課を立ち上げた、これは大いに評価するわけですけれども、地域というのは、これから観光がなければ衰退するという、この見方は市ではどういうふうに考えられているのか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) この件につきましては、先ほど市長が申し上げたとおりでございますが、こういう富谷の状況でございますので、いかに観光に付随する原石を見つけ出し、それを我々とか市民の皆さんと研磨して育てていくと、そういったものが重要でございますので、そのために今回の新設された産業観光課がございますので、そういったところが中心になって、これから皆さんとともに観光行政を務めていきたいと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) それでは、確認ですが、今回、実施計画を見ますと、国際スイーツ事業をメーンとして、道の駅構想が観光課のメーンとなっておりますけれども、その認識でよろしいのか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 産業観光課長。
○産業観光課長(佐藤健一君) 議員のおっしゃるとおり、その2本が柱となります。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 確かに何もかにもできませんので、その2つは仕上げていただきたいんですが、それとあわせまして、やっぱり今後は観光のマーケティング、当然考えていると思いますけれども、マーケティングとか、富谷は特に必要だと思います。人材育成にも並行して取り組んでいかなければならないと思いますけれども、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 産業観光課長。
○産業観光課長(佐藤健一君) それもあわせまして進めていきたいと考えております。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 具体的なマーケティングとか人材育成については考えられているんでしょうか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 産業観光課長。
○産業観光課長(佐藤健一君) 今後、それらを含めて検討していきたいと考えております。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 一つに、富谷の観光は富谷単独ではなかなかなし得ないと思います。一部、黒川で連携とってやられているというのを聞きましたけれども、さらに、私は宮城郡、宮城郡ですから、当然松島、あそこを引き込んでというか、一緒にやられたら、当然、ここを通っていく、そういった観光ルートという、そういう資源も探されたらいかがかなと思いますけれども、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) その件につきましては、議員のおっしゃるとおり、黒川郡にとどまっていたときは、今もそうでございますが、黒川広域行政で観光PRとか、パンフレットをつくった経緯もございます。今、議員のおっしゃるように、2市3町、塩釜、松島方面も含めて、そういったところも広域行政がございますので、そういったところに働きかけながら、あとは県全体のディステネーションキャンペーンとか、そういったものもありますので、そういったことも含めて市の観光行政を進めていきたいと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) そのために、一部、市では大学との連携をやられていますけれども、観光部門でも大学連携、また若い学生さんの力をかりると本当に柔軟な発想がありますから、ぜひその辺の連携を図っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) その点も現在、宮城大学と学生さんのゼミでしんまちとか、富谷の至るところを研究していただいております。そういった発表会も通じて、我々も勉強するところもありますので、これから、せっかく近隣にある大学、そういった機関と力を合わせて、そういったものも進めてまいりたいと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 観光というのは、よく言われるように、知恵比べなんですね。地方創生なんかでも、よく言われるのは、いろいろな自治体でいろいろな知恵比べをやられています。ぜひ、知恵比べに対しての、最後ですが、観光に対する知恵比べも含めまして、決意を伺います。
○議長(浅野幹雄君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) この点につきましては、昨年、スイーツのまちづくりということで、国際スイーツフェアを開催し、交流人口も3万人という多くの皆さんに来ていただきました。そういったところも研修の一環として捉えながら、職員も成長しながら、いろいろな人の意見を聞いて、そういったものも取り入れながら観光行政を務めていきたいと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) よろしくお願いします。
それでは、次に、市民協働についお伺いをいたします。
市民協働の実施計画においては、住民参加、協働の中でまちづくり基本条例の整備検討が挙げられておりますが、これの事業内容と期間についてお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) 実施計画におきましては、まちづくり基本条例調査事業ということで、29年度から31年度までの3年間をまちづくり基本となるルールの策定に向けた調査研究の期間と位置づけているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 協働を進めるためにまちづくり基本条例が必要なんですけれども、その条例が29、30、31年度まで3年間、これからかかるということでございますが、これは協働を進める中では整合性がとれないと思うんですが、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) まず、前期計画においては、平成32年度まではルールづくりの策定ということで目標値として掲げているところでございます。現時点では、どのような形のルール、それから策定のいつまでにするかというところは具体には申し上げられる段階にはございませんが、まずは協働を進める上では、必ずしもこのルールがなければ進められないということではないと認識しております。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 基本条例というのは、市民の安心を守るという中身もあるんですね。そういった中で、協働というものを進める中においては、その市民を守るという補完する部分も必要だと思うんですが、だから、そういった意味では、まちづくり基本条例と協働というのはセットなんですよ、私からすると。そうすると、片方が先行するというのは、今現在できていないから、しようがないんでしょうけれども、その辺の考え方についてはいかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) 4月に新しい課が設置になって、調査研究を進めている中で感じているところは、やはり条例を制定したからといって協働が一層推進しているかというと、そうではなくて、議員の要旨の中にもございましたが、やはり条例が明文化されているにもかかわらず、なかなか進まない、定着しないということも現状としてはあるようでございます。そこのポイントとしては、やはり市民の自発というところがポイントとなるかと思いますので、まずは、その自発というところを育んでいきたいなと考えているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 確かにそういう面があるわけですが、私から言わせれば、条例がないということは、協働を進める中では、交通ルールがない中で車を運転しているというような参考例もありました。だから、ぜひ、ここで言いたいのは、早急にとりかかっているというか、制定をしてほしいと。3年もかけずに、相当の前倒しを図っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) まずは、条例の制定ということにつきましても、やはり市民の方が本当に必要かどうか、そして、必要となった場合には、どのようなルールが富谷市にとって必要なのかどうか、そこをやはり市民の皆様と一緒に協働で策定していくという流れに持っていくのが一番協働のまちづくりの定着化を図れるものだと考えております。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) そうすると、それを進める中では、市民代表、NPOとか、町内会とか、それを入れてつくる予定でいるのか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) 現時点では、まだそういった議論が深まっているところではないんですけれども、まずは、NPOの方ですとか、それから市民活動団体の方ですとか、そういった方々の活動しやすい環境づくりというものをまずは進めてまいりたいと考えております。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 町内会は45ということで我が市にはあるんですけれども、NPOとかボランティア団体は把握されているのでしょうか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) まず、市内のNPO法人は、現在6法人、市内にございます。それから、市内のボランティア団体につきましては、社会福祉協議会で把握しているもので52団体ということになっております。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 当然、ここの部分で絞ってまちづくり基本条例を検討していくという方向でよろしいんですね。
○議長(浅野幹雄君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) この方々に絞ってということではなく、もっと幅広い、いろいろな活動をされている方も含めて進めてまいりたいと考えております。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 言葉足らずなんですけれども、その方も含めてつくっていくということだと思いますが、そこもあと回答ください。
協働を進める中では、市民協働というとなかなか、最近こそ言葉はよく聞くんですけれども、市民の方もなかなかわかりづらい部分だと思うんですね。その辺のパンフレット等は、まだできていないわけですから、まだでしょうけれども、検討はされるんですか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) 現時点では、ちょっとパンフレットというところまでは詰めておりませんが、まず、ホームページなどでいろいろな情報提供をしてまいりたいと考えております。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 次に、協働の取り組みが、先ほども回答はあったと思いますが、ちょっと若干質問なんですが、これは各課でどのように取り組まれるのかなんですけれども、それは今決まっているのか、決まっていないのか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) 各課での取り組みにつきましては、これまでも協働事業は行われておりますので、これまでと同様に各課で引き続き実施していただくような形になります。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) そうすると、今、市民協働課で、どちらかというと町内会、ボランティアみたいなものが主体になっていますけれども、これからは各課にも広めていくという考え方でよろしいんですね。
○議長(浅野幹雄君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) そのとおりでございます。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 私は、わくわく市民会議、これはさまざまな課題に対して各課の課題をやられているわけですから、やっぱり協働についても各課でダイレクトに議論できるようにならなければならないと思うんですが、その考え方でよろしいんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) 市民協働課が中心になって広めてまいりたいと考えております。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) そういった意味では、いずれにしても、市民協働課がこれから各課をリードしていく、まとめていくという役割があるという部分でよろしいんですね。
○議長(浅野幹雄君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) そのとおりでございます。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 最後ですが、協働について、先ほど論旨でも言いました。先ほど課長も言われましたけれども、一般論として、協働を進めていく中で、自治体の中では単なる言葉だけで、案外中身のないものになっているというものをたまに聞きますが、その辺の心配はされているのかどうか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) 心配をされているかどうかということになりますと、やはりそこが一番の懸案事項なのかなと思っております。やはり、条例ができたから、それで終わりということではございませんで、一番の目的は地域の課題を地域で解決するというところにつなげていくということになるかと思いますので、そこの実現が図られるような将来のルールづくりに向けた調査、研究を進めてまいりたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) やっぱり、我々ももちろん見ていますけれども、市民の方も見ています。空文化というのですか、単なるつくっただけで何も中身ないじゃないかと、これは結構なりがちなんですよ。結構、大きな市で、政令都市でもこういうことが言われていますので、そういうことのないような対処をお願いしたいなと思います。質問です。最後の質問です。
○議長(浅野幹雄君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) 繰り返しになりますが、やはりそこは市民の方の自発的な活動ということが一番のポイントになるかと思います。そういった意味では、行政と市民、ともに信頼関係を築きながら進めてまいるのが一番だと考えているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。
○18番(渡邊俊一君) 私からは富谷市のまちづくりについて1件7要旨について質問をいたします。
富谷市総合計画前期基本計画において、市長は、「住みたくなるまち日本一」を目指し、「100年間ひとがふえ続けるまちづくり」のもと、本市の特徴である多様な人と資源を生かし、守り、育みながら市民、議会、事業所、行政の協働協力を図り、オール富谷の体制で市民が誇れる新生富谷市を創造していくとうたわれております。
2060年を6万人の人口目標に掲げ、暮らしを自慢できるまち、教育と子育て環境を誇れるまち、元気と温かい心で支えるまち、市民の思いを協働でつくるまちを基本に富谷市のまちづくりを進めていかれる考えと思われますが、いずれも計画の達成には英知と時間、そして膨大なる資金が必要となることが予想されることから、本市の財政面から捉えると一抹の不安を感じるところでもありますが、市民の暮らしの全体のサポートとして、いずれも必要不可欠なテーマであると考えます。
まちづくりにおいては、総合計画を全体的に遅滞なく総合的に進めていかなくてはなりませんが、全項目の基本方針を一挙に進めることの不可能も事実であり、基本計画の各項目の何から進めるか、長中期的な観点に立ち、住民の生活の安全、安心を確保していくことが肝要かと考えます。若生市長の富谷市のまちづくりの将来像について、次の7問について伺います。
1、行財政の健全な経営についての取り組みについて考えを伺います。
2つ目、我が市の発展に欠かすことのできない交通網の整備について、近隣市町村、特に仙台市との協働についての取り組みについての考えを伺います。
3つ目、子育て支援において最も大事な取り組みについて伺います。
4つ目、高齢者も障がい者も安心で暮らせる重要な課題について、市長の見解を求めます。
5つ目、宿場町として栄えたしんまち地区の活性化についてどのように取り組むか伺います。
6つ目、我が市の財政面から捉え、箱物整備建築を最小限に計画し、広域行政の観点に立ち整備することが大事と考えますが、市長の見解を求めます。
7つ目、総合計画による富谷市全域の均衡のとれた発展についての市長の見解を求めます。
以上、私からの質問であります。
○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの渡邊俊一議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名、富谷市のまちづくりについて問うの問い1でございます。行財政の健全な経営についての取り組みについては、今後も市民の信頼に応えながら総合計画を着実に推進し、将来にわたり持続可能な財政運営を継続していくため、改めて行政改革が必要と考えております。まずは、職員の意識改革、そして、過去の慣例にとらわれることなく、事業の選択と集中を進めながら、地方自治法の定めるところの最少の経費で最大の効果を上げることが重要と考えております。
なお、先日の議員全員協議会で申し上げましたとおり、本年度中に行政改革基本方針、それを具現化するための実施プランを策定し、全庁的に取り組むものとしております。
問い2の交通網の整備について、近隣市町村、特に仙台市との協議につきましては、現在、本市と仙台市の2市におきまして、渡邊議員にも常任委員をお務めいただいておりますが、広域の行政協議会を組織しており、昨年度より両市の間に関する共通課題として交通網の整備に向けて、本市で実施している新公共交通システムの技術的検証の事業概要などを含め、関連する交通施策について、お互いに情報提供を行いながら関連事業を進めているところであります。今後も、引き続き、両市の間にかかわる交通問題の課題整理に向けて、段階的に取り組んでまいります。また、交通網の整備につきましては、仙台市を初め黒川圏域の自治体のみならず、国土交通省、宮城県、民間企業、地域の皆様などさまざまな方々のご理解とご協力を得ながら、取り組みをさらに進めてまいります。
問い3、子育て支援において最も大事な取り組みについてございますが、まずは子供たち自身が安全安心に過ごせる環境整備に努めるとともに、子育て世代が安心感に包まれる子育てサービスを提供し、支援の充実を図っていくことが最も大事であると考えております。
そこで、最優先で取り組んだのが、この春、3つの小学校敷地内で開所できました放課後児童クラブ等の整備であり、また、妊娠期から子育て期まで切れ目のない支援を行う拠点として、とみや子育て支援センター「とみここ」を整備したところであります。今後も子育て支援の一層の充実に努めるとともに、大きな課題の1つであります待機児童ゼロに向けた取り組みについても引き続き努力してまいりたいというふうに考えております。
問い4の高齢者も障がい者も安心で暮らせる重要な課題についてでございます。高齢者、障がい者が住みなれた地域で自分らしい生活ができるよう、各種保健福祉サービスの充実はもとより、生き生きと暮らせる生活環境の整備が重要な課題であると認識しております。その取り組みとして、昨年10月には東向陽台・成田圏域に地域包括支援センターさくらを開所し、既存の富谷中央・あけの平圏域、富ケ丘・日吉台圏域とあわせて3つの圏域全てに地域包括支援センターを整備したことにより、相談や支援体制の充実を図ったところです。また、「とみぱす」事業についても、高齢者・障がい者の皆様の外出を支援し、社会参加が促進するものと考えております。今後も地域ニーズを踏まえながら、高齢者・障がい者の保健福祉施策の充実に努めてまいります。
問い5でございます。しんまち地区の活用については、今回策定した総合計画において、地区住民の皆さんと企業、行政とが連携し、歴史を感じさせる町並みの保全に取り組むとともに、歴史、文化資源を活用しながら、しんまち地区の活性化を進めてまいりますとしております。
その具体策として、このたび、地方創生関連交付金を活用し、(仮称)まちづくり産業交流プラザを整備しますので、この施設を拠点と位置づけ、新たなにぎわいを創出してまいりたいと考えております。また、何よりも大切なことは、地域の個性や魅力を高めるためには地域主体の取り組みが基本であり、地域の皆さんの理解と協力、そして、地域が中心となって組織をつくり、目標やルール、実行計画などを定めていくことが重要であり、行政と一体となった協働型の展開が大切だと思っております。今後は、地域の皆様へ施策をわかりやすく説明させていただき、しんまち地区のよりよい環境づくりを図ってまいりたいと考えております。
問い6でございます。今後の施設整備に当たっては、まずは財政状況を十分に考慮し、ご指摘のありました広域行政の観点も踏まえながら検討してまいります。具体的には、富谷市総合計画で最重点プロジェクトとして位置づけた事業を中心に、その実現に向けて取り組んでまいりますが、検討に当たっては、市民ニーズを的確に捉え、また、財政計画や行政改革の取り組みの中で事業の選択と集中による事業の優先度を踏まえながら進めてまいりたいというふうに考えております。あわせて、広域行政の観点として、近隣自治体での設置状況や規模、内容等を考慮し、本市における施設整備を総合的に勘案しながら進めてまいりたいというふうに考えております。
問い7でございます。今後のまちづくりにつきましては、総合計画に基づき、当市として持続的な発展を推進することが重要であると考えております。その中で、富谷市全域の均衡のとれた発展につきましては、まずはそれぞれの地域の特性や特色を踏まえ、そして、地域の持つさまざまな資源を最大限活用していくことが、結果として本市全体のバランスのとれた発展につながるものと考えております。
以上です。
○議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。
○18番(渡邊俊一君) このたびの人事において、県から高橋副市長を迎え、企画部長には国土交通省から種市部長、公共交通推進のため、仙台市OBの近藤氏に交通政策推進室長に就任していただきました。これは我が市の将来のまちづくりの発展に大きく寄与されるものと大変歓迎し、強く期待するものであります。どうか将来の我がまちのために全力を尽くしていただきたい、このように思っております。
そこで、今回の質問においてでありますが、我が市のまちづくりについて、どのように計画され、どのように整備されていくのかが重要であります。中長期的のもと、優先順位を決め、やはり、市長、焦らず、そして確かに、17でしたか、公約を掲げて当選されましたけれども、今ここに来て、やはり見直す必要性も当然あろうかと思って私はおります。その17項目全てがよしとして市長に投票した方々ばかりではありません。ですから、その辺を完璧に精査しながら、やはり財政面を考え、そして、その財政と財源による我が市独自のやはり発展性を見出さなければならない。そういった考えを私は持っておりますけれども、市長はどのような考えでおるか、伺うものであります。
また、我が市にとっては、東北最大の都市であります仙台市のすぐ隣のまちとして、地の利も大きな発展をさせていただいてきた地域であります。それは誰しもが認めるところでもあります。これからの富谷市の発展において、仙台市と共有される課題を取り上げ、親密に協議し、我が市だけでなくて、やはりその協議することによっての仙台市の発展におけるメリットを見出してやらなければならないのではなかろうかと私は思っております。それが我が市のまちづくりに対して大きく貢献されるものと私は考えます。また、それによって、黒川3カ町村においても重要な役割を果たし、その黒川3カ町村、富谷市を交えた中での、ほか黒川3カ町村の発展の原動力になると。要するに、富谷市がそのことによって、その全体の発展の牽引力者になるんだというようなことを私は唱えさせていただきたい。それによって、やはり仙台市との協働される、共有、協議をどのように進める考えか、市長のこれからの考えをお伺いをさせていただきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) まず、最初の件でございます。私の公約と財政状況、財政計画含めてのご質問でございますが、私も実際、今回、総合計画、そして、特に実施計画をつくる段階で、その中で、もちろん庁内で議論する中で、またはいろいろな形で、機会に、公約のことも含めながらいろいろ検討してきたところでもございます。しかし、現実的に全て財政が、裏づけがあって実現できるものでありますので、その辺も勘案しながら実施計画も計画づくりを進めたところでございます。しかし、今回、行財政改革をいわゆる確実に、では、実施計画を、総合計画を確実に推進していくためには、改めて、今回、行財政改革を行わなければいけないということで、今回、行財政改革に取り組んでいるところでございまして、その中では、もちろん、私も公約であろうが、財政的な裏づけがなければ進められないということでございますので、そういう意味におきましては、しっかりと今回の行政改革の中で見きわめ、場合によっては、その辺の再考も含めて、今後、行財政改革とあわせて、今回、いわゆる計画の進捗状況、または見直しも可能性があるかというふうに考えておりますが、その辺はしっかりと、今、議員からのご指摘いただいたとおり、慎重に進めていきたいというふうに考えております。
2点目の仙台市との親密な関係により、結果として、黒川、いわゆるほかの大和、大郷、大衡との発展にもつながるのではということ。そして、何よりも富谷の発展に仙台市との関係は欠かすことのできないところではないかというご意見でございますが、私も議員のご意見とまさに同感でございます。仙台市との富谷の関係性が富谷にとっては大きな今後の方向性に影響を及ぼすところでございますので、私も就任以来、そういう意味では、仙台市との関係性をとにかく最優先としていろいろ進めてきたところでございます。そういう意味では、現奥山市長との信頼関係、または県、市のいわゆる市役所全体とのいろいろな連絡調整、情報共有というものも慎重にこれまで進めてきたところでございます。今回、奥山市長が退任をされるということで、新たな市長が今度誕生するわけでございますが、新たな市長ともそういった信頼関係を大切にしながら、まずは仙台市としっかりと信頼関係、そして、親密にいろいろな、議員にもお務めいただいております、先ほど答弁で申し上げましたいわゆる仙台富谷の行政協議会を柱に、またはその他全般として、しっかりと仙台市との関係性を大切にしながら、富谷の発展につながるように努力していきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。
○18番(渡邊俊一君) 市長の見解と私の考え、そんなに隔たりあるものではありませんということを申し述べさせていただきたいと思います。
1項目ずつの細かい議論については、後日、何かの機会にいろいろさせていただきたいと思いますけれども、やはり、市長、あくまでも焦る必要はないと。本当にあしたにそれが、市長の今までの公約、あしたに実現しなければ富谷市がどうにもならなくなるという問題はほとんどないはずでありますから、じっくりとやっぱり腰を据えて、そして、基本的には財政、財源でありますから、将来、何人かもお話ししていますけれども、やはり、後世にその悪影響を及ぼさないような行政を推進していかなければならないというふうに私は思っております。ぜひ、市長もその辺について、心にがっちりと肝に銘じていただければと、こんなふうに思いますけれども。
まず、私も行政運営というのは費用対効果だけで物事をはかれるものではないという理解をしております。しかしながら、今、私どもも若干、いろいろ拝聴させていただいておりますけれども、図書館建設、これまでは、やっぱり今市長のいろいろなお話を聞いていますと、建築ありきで進んでいるのかなと、こんなふうに思う状況があります。本当にどのような図書館なのかもよくわかりませんけれども、5分、10分で県立の図書館があるわけであります。そして、どこにつくるのかによってもまたちょっといろいろ変わってくるわけでありますけれども、そういったものを細かくやはり計画していかなければ、せっかくつくったんだけれども、県の図書館にみんな行ってしまうよというふうな話になってしまったらどうにもならない。
ですから、その辺を、もしつくるというような計画で進んで、市長の考えで、これから立ち上げますよという場合に、改めてその辺も住民のアンケートをとって、本当にそのものが必要なのか。そして、多額の維持管理費が発生する、そういったものが十二分にあるわけでありますから、そういった箱物の建築事業については、やっぱり慎重に計画し、そして整備する必要性があるのではないかと私は考えます。
ぜひ、そういった意味で、もし図書館をつくるのであれば、こういった図書館をつくりますと、ある程度煮詰まってからでしょうけれども。そして、維持管理はこのくらいかかります、年間。その場合でも、要するに、住民の皆さん、いかがですかと、本当にそれをつくっていいですかというような問いかけをしなければならないのではないかと私は思っております。
そして、この間もお話しされたとおり、県の図書館にはこのくらいの冊子があって、宮城県の一番すばらしい図書館が5分、10分で行けるような場所にあるんですよと。それでも、私の考えている、市長の考えているこういった地域に根差した図書館をつくってもいいですかねというような、そういった、やっぱり問いかけも必要ではないと私は思います。
そして、全体の市民のやはり意向を捉えて、そしてつくっていく。そうであれば、当然、過去の遺恨も残らないでしょうし、そしてまた、維持管理費も、それに特化してもそれは住民の理解が得られるというものでありますから、あえて申し上げますけれども、箱物事業に対しては慎重に計画し整備する必要性があると。これからの経費、それから、財政の圧迫が懸念される、そういった箱物事業に対して、市長の見解を改めてお伺いをして終わりにさせていただきます。
○議長(浅野幹雄君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 今回、いろいろな形で公共施設のいわゆる管理計画等でも、先ほど来、議論になっていますように、箱物を建てればその維持管理費が伴うわけであります。また、修繕費も伴ってくるわけで、箱物一つがどれほど将来的な財政負担になるかというものも十分に認識しているところでございます。
その上で、今回、いわゆる総合計画を策定する上で、そういった中で、決して私の公約だからということではなくて、今回、総合計画を策定する段階で、いろいろな住民の皆様からアンケートをいただいた中で、最も、いわゆる施設整備の中で唯一、一番いわゆる要望の高かったものが実際図書館だったわけでございます。これまでも議論の中で、県立図書館がすぐ近きところにあるという、富谷市民全員がそのことは承知している中にもかかわらず、やはり富谷に図書館は必要だという声をいただいたので、今回、それであればということで、いろいろなワーキンググループ、いわゆるワークショップだったり、シンポジウムだったりということで、昨年度から取り組んだところでございます。
しかし、何度も言うようでございますが、箱物はつくればそれだけ、図書館についても、建てるだけではなくて、維持管理費で費用負担が発生するわけでございますので、今回、改めてまた具体的な作業を進める上で、最終的には、先ほど議員がご意見でいただいたように、もう一度、住民の方のいわゆる賛否を問うという作業は私も必要だというふうに考えておりますので、そういう機会も含めながら、しっかりと市民の皆さんのご理解をいただいた上で、実際に建設に至る段階ではそのような機会をしっかりと、判断する場合、そういったことを踏まえながら進めていきたいというふうに考えているところでございます。
以上です。
○議長(浅野幹雄君) これをもちまして、本日の一般質問を終わります。
これで本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでした。
午後1時58分 散会
平成29年3月7日(火曜日) 午前10時00分 開議
日程1 | 会議録署名議員の指名 | ||
日程2 | 一般質問 | 9番 浅 野 武 志 議員 | |
1 | 夜間照明(ナイター設備)の設置について | ||
2 | 返礼品に地元産特別栽培米を | ||
12番 山 路 清 一 議員 | |||
1 | 富谷市土砂災害警戒区域について問う | ||
2 | 蚊のいない「住みたくなるまち日本一」を目指して | ||
7番 藤 原 峻 議員 | |||
1 | リフォーム・省エネ・再生可能エネルギー普及のために助成の検討は | ||
2 | 交通問題について問う | ||
3 | 創造的まちづくりを問う | ||
日程3 | 議案第 4号 | 平成29年度富谷市一般会計補正予算(第1号) | |
日程4 | 議案第 5号 | 平成29年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第1号) | |
日程5 | 議案第 6号 | 平成29年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第1号) | |
日程6 | 議案第 7号 | 平成29年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第1号) | |
日程7 | 議案第 8号 | 平成29年度富谷町市水道事業会計補正予算(第1号) |
議事日程のとおり 午前10時00分 開議
○議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。
○議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、19番安住稔幸君、1番金子 透君の2名を指名いたします。
○議長(浅野幹雄君) 日程第2、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。9番浅野武志君。
○9番(浅野武志君) 皆さん、おはようございます。
通告に従い、2つの質問をいたします。
質問件名1、夜間照明・ナイター設備の設置について。
平成28年度富谷市教育委員会社会教育・体育振興の重点施策として、学校体育施設開放の充実で、学校教育上支障のない範囲で学校体育施設の効果的な活用とあります。
屋内競技は、スポーツセンター、公民館、学校の体育館を利用し、夜の9時まで照明をつけて練習や試合を行うことができます。屋外競技は日没までの時間と、競技時間は十分な時間とは言えません。
スポーツ振興くじ助成金で、地域スポーツ施設整備助成の中にスポーツ施設等整備事業として、学校開放事業によるスポーツ活動に供する施設等の整備があります。市町村が設置する学校において、学校開放事業等による屋外夜間照明の新設を行う事業とあります。
これらの助成制度を活用し、ナイターの照明、運動で出る音・声等が近隣の住民に迷惑がかからない富谷小学校に夜間照明・ナイター設備の設置について伺います。
次に、質問件名2、返礼品に地元特別栽培米をについて。
富谷市ふるさと納税は、ふるさとを愛する皆様と市民の皆様からの寄附金を、伝統・文化を守りながら未来を担う子供たちの教育や若い世代の子育て支援、さらに健康や福祉の増進を図る事業などに充てさせていただき、「住みたくなるまち日本一」のまちづくりの実現に向かって大切に使わせていただきますとホームページにあります。
ふるさと納税は、貴重な財源の確保の手段として、富谷市民を初め富谷市を応援したい人たちの寄附金をいただくものであります。その返礼品として、地元清酒、地元ブルーベリージュース・黒酢、牛タン詰め合わせ牛タンセットがあります。
4月12日発行の河北新報に、農林水産省は2016年1月から12月に返礼品として贈られた米の量が、玄米に換算して前年比1.8倍増加の約2万3,700トン、米を返礼品に加えている自治体は1,001に上り、37%も増加したと掲載されています。富谷市でも地元産米の宣伝と米の消費拡大を図るためにも地元産特別栽培米を加えるべきと考え、特別栽培米のひとめぼれ、ササニシキの返礼品について伺います。
以上、よろしくお願いします。
○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。初めに、若生市長。
○市長(若生裕俊君) おはようございます。
それでは、ただいまの浅野武志議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1につきましては、後ほど教育長より答弁をさせていただきます。
私からは、質問件名2の返礼品に地元産特別栽培米をにつきましてのご質問にお答えさせていただきます。
質問内容、ひとめぼれ、ササニシキの返礼品についてでございます。
本年度からのふるさと納税制度の運用については、寄附金額の増加と返礼品を生かした地域経済の活性化を促進するため、現在ふるさと納税利用者の間で広く利用されているポータルサイトの活用に向けて準備を進めております。あわせまして、返礼品についても、現在のお酒やブルーベリージュースなどの4品目に加え、本市の魅力を発信する新たな返礼品の設定も検討してまいりますので、ご提案のありました富谷産の特別栽培米につきましても積極的に検討してまいりたいというふうに考えております。
以上です。
○議長(浅野幹雄君) 次に、菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) それでは、私のほうから、第1問目の富谷小学校に夜間照明の設置についてというご質問についてお答えを申し上げます。
市内の小中学校の体育館と校庭を学校体育施設開放事業として各種団体に開放し、利用していただいているところでございます。富谷小学校におきましては、校庭を野球やサッカーのスポーツ少年団で主に利用しており、活発な活動が見受けられます。
富谷小学校に夜間照明・ナイター設備の設置についてでございますが、夜間照明で利用することは、子供の学校教育活動に使用するものではないこと及び管理安全面等の課題が多く、現状では難しいというふうに考えているところでございます。
以上です。
○議長(浅野幹雄君) 9番浅野武志君。
○9番(浅野武志君) それでは、再質問させていただきます。
最初に、夜間照明のナイターの設備について、難しいというご意見でございますけれども、平成29年度富谷市体育協会資料では、加盟協会12協会、富谷市スポーツ少年団が加盟し、加盟団体106団体、登録会員数2,076名がおります。平成30年は1協会がふえ、13協会となる予定でございます。富谷市のスポーツ競技人口は年々増加していくものと思われ、夜の運動競技施設も当然必要と思われます。ナイター設備を利用されると思われるチーム・団体は、野球協会9団体、ソフトボール協会19団体、スポーツ少年団の野球チームは8団、サッカーチームは4団、その他愛好会のチームもあると思います。大変多くの団体があるわけでございます。
市内の夜間照明設備は、成田のフットサル場、西成田コミニュティセンター、総合運動公園のテニス場と3カ所ということで、大変少ないと思われます。市民の健康な体力づくり、地域のコミュニケーションづくり、また、交流の場として夜間開放の夜間照明・ナイター設備が必要と考え、再度お伺いをいたします。
次に、ふるさと返礼品でございますけれども、積極的に検討しますという回答をいただいたわけでございますけれども、郷の有機特別栽培米は、JAあさひな管内の和牛飼育農家からの堆肥をベースに新鮮な野菜くず、米ぬか、木炭、海藻類、カニ殻等を混合し、最適な条件で高温発酵させてつくられた有機質肥料「郷の有機」を施用し、従来の化学肥料や化学農薬を半分以下に減らしてつくられた大変おいしいお米でございます。県内では、ヨークベニマル店、仙台三越店等で販売をしております。また、大和町、大郷町でも取り組んでおります。
富谷市としても、農家所得の向上と農家の生産意欲の高揚を図るためにも取り組むべきと考え、再度お伺いをいたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) ただいまのご質問にありました郷の有機を使ったいわゆる特別栽培米につきましては、私も大変一生懸命JAあさひなさんが中心になって栽培している、自信を持って贈れるものというふうに思っておりますので、先ほども答弁申し上げましたように、新たな今見直しを行っていますので、積極的にその方向で進めていきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 今、議員さんがおっしゃられましたように、これからの特に暑い季節になりますと、夜間のほうがスポーツに適した季節ということも承知しておるところではございますが、富谷小学校初め学校は大変住宅地の中及び住宅地に近い場所に立地してございます。ちょうどその夜間開放の時間帯といいますと、家族団らんであるとか、お仕事で疲れた体を癒やす時間帯、それから子供さん、それからお年寄りの方は就寝時間とも重なってまいりますので、大変音が出る、それから光というものも大変、大変というか、相当量予想されますので、やはり学校における夜間開放というのは難しい。課題が多いかなということは思っているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) 私は今回、一般質問通告書により大きく2点について質問いたします。
一般質問最終日ですので、簡潔な質問に努めて行います。
まず、1点目、富谷市土砂災害警戒区域について質問いたします。
富谷町当時、土砂災害警戒区域等指定箇所が平成27年9月29日に告示され、土砂災害警戒区域、通称「イエローゾーン」と土砂災害特別警戒区域、通称「レッドゾーン」が町内に指定されました。
土砂災害から住民の生命を守るため、災害情報や避難が早くできる警戒避難体制の整備、著しい災害が生じるおそれのある区域においては、特定開発行為の制限、建築物の構造規制などを行う区域が指定されました。指定された区域内住民の不安や資産等に大きな影響を及ぼす土砂災害警戒区域について質問いたします。
土砂災害警戒区域の告示前に、当時の富谷町が行った説明会に指定区域内の住民が参加し説明を受けましたが、急なことであり、また、素人で知識不足もあり、課題等に的確な質問もできなかったと聞いております。
警戒区域指定に伴い固定資産税の減額、正確には平成30年度に固定資産税を見直すので、平成27年度の告示後から29年末までは現状の支払いとなります。そして、固定資産税が下がることは資産の減額につながり、資産や土地の売却に大きな影響を及ぼす、安全・安心以外にも大きな問題です。
平成29年2月8日付の「鷹乃杜四丁目地内の急傾斜地箇所の今後の対応策について」の回答を、鷹乃杜四丁目住民宛てに、当時の総務課長、上下水道課長より提出されております。それにはこのように書かれております。「当該傾斜地につきましては、土砂災害防止法に基づく宮城県による基礎調査により、高さ5メートル以上、角度30度以上の基準に適合することとなり、対象者にご案内のもと、平成27年5月27日に富谷中央公民館にて説明会が開催されました。同年9月29日付で、土砂災害警戒区域(イエローゾーン)及び土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)の指定を受けております。この指定は、土砂災害から住民の皆様の人命や財産を守るために、土砂災害のおそれのある地域を明らかにし、警戒避難体制を図ること、また、危険箇所への新規住宅等が立地することを抑制することになっています」と書かれております。
同時に、NTTドコモのアンテナ鉄塔が頂上にあり、その件もあわせて記入されております。
当該箇所の調査や将来的なのり面保護対策の必要性など、住民の安全・安心を第一に考えての回答と見受けられます。
本年2月8日には、富谷市3階会議室にて、鷹乃杜四丁目地内急斜面箇所の今後の対応策ついての住民7名の参加のもと、市側からは上下水道課長ほか3名の方々の参加により、具体的な課題を討議され、上下水道課で行っている調査報告書が3月初旬に提出されるので、その後、結果報告を行う旨、述べられております。
3月26日日曜日には、その報告が鷹乃杜防災センターで開催され、鷹乃杜町内会会長・副会長、そして関係住民、また、富谷市からは上下水道課長、都市整備課長、そしてNTTドコモ側から3名の担当員が参加され、平成28年度鷹乃杜浄水場傾斜地調査業務委託報告書についてと、同時にドコモ電波塔の地盤強度について説明がありました。住民の質疑に対しても、担当者からの答弁をいただき、住民が抱く不安に対しての一助になったことと思います。
また、5月21日日曜日には、現地を管理している上下水道課長の案内により、関係住民16名の参加のもと、現地の状況確認をしております。
平成29年度第2回富谷市議会定例会冒頭、若生市長挨拶の中でも、水道事業の項目で、鷹乃杜浄水場急傾斜地について、本定例会の補正予算に実施に向けた測量及び設計業務の経費の計上について述べられております。
平成29年度第2回富谷市議会定例会議案の議案第8号平成29年度富谷市水道事業会計補正予算(第1号)の中に、鷹乃杜浄水場急傾斜地測量調査設計業務委託として741万5,000円が上げられ、これらのことからしても富谷市側の並々ならぬ努力が感じられるところでございます。本日の一般質問終了後、議案第8号の採決がありますが、その折には全員の賛成を願うものです。
そこで、大きな1番目を質問いたします。
1つ、土砂災害警戒区域の指定を受けた理由をお伺いいたします。
2つ、市内の土砂災害警戒区域と土砂災害特別警戒区域の指定箇所をお伺いいたします。
3つ、土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)に住宅が建設されている地区をお伺いいたします。
4つ、土砂災害警戒区域・土砂災害特別警戒区域に指定された場合の詳細についてお伺いいたします。
5つ、警戒区域に指定された住民に対し、市の対策をお伺いいたします。
続きまして、大きな2点目として、蚊のいない「住みたくなるまち日本一」を目指してについて質問いたします。
毎年梅雨を迎える時期になると、嫌な思いとともに「ことしもまたか」と身構えることがございます。私ごとになりますが、庭に小さな菜園をつくり、キュウリやトマトなど夏物の野菜を栽培しています。野菜づくりとともに雑草むしりなど、この時期はどうして庭に出る機会が多くなります。酒が好きなもので、そのために蚊に好かれ、虫刺され用の薬は常備薬です。
蚊の発生源とされる古タイヤ、空き缶、あいた鉢、敷地内の排水ますなど、蚊の発生源を探しても蚊の幼虫であるボウフラは見当たりません。どこで発生しているのか、素人の私では到底見当がつきません。近隣等も調査しましたが、発生源の確定はできませんでした。しかし、私の庭だけでなく、隣近所も同様、同じ悩みの家庭が多くあります。また、蚊の発生源として疑われる調整池は危険で立ち入りできず、調べようがありません。
さて、5月8日のNHKテレビで放映、ごらんになった方もいらっしゃると思いますけれども、翌日の9日火曜日の河北新報にも掲載されました報道です。仙台市は、8日、デング熱やジカウイルスなどの感染症対策の基本情報収集を目的に、青葉区の勾当台公園など市内6カ所で蚊の生息状況調査を始め、調査員らは捕虫網を持ち、蚊がいないかどうか調べておりました。11月までの月2回、調査員6名が対象地点で8分間ずつ蚊を捕獲し、蚊の種類や数、雌雄のほか、市内で蚊がふえる時期や活動時期なども明らかにする方針です。初回の8日は確認されなかったそうです。仙台市健康安全課では、これまで仙台市内でデング熱などに感染した例はないが、虫よけ剤を使うなどして予防策を講じてほしいと呼びかけております。調査は、平成27年に始まり、ことしで3年目、次回は5月22日月曜日に実施すると掲載されておりました。
雑木林や竹林、そして沼など、蚊の繁殖するような場所が見当たらない団地内にシマカなどが多く発生している状況です。「住みたくなるまち日本一」を目指す富谷市の対応策を質問いたします。
1つ、団地内シマカの発生を市は確認しているか、お伺いいたします。
2つ、防疫薬剤等毎年配布しているが、詳細な使用方法の周知など、住民への対応策をお伺いいたします。
3つ、仙台市等の蚊の生息調査が必要と考えますが、市の考えをお伺いいたします。
4つ、シマカ等の対策をお伺いいたします。
以上、論旨といたします。
○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの山路清一議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、初めに、質問件名1の富谷市土砂災害警戒区域について問うの問い1でございます。
土砂災害警戒区域につきましては、国土交通省が平成14年に公表した土砂災害危険箇所について宮城県が基礎調査を行い、それに基づき指定されたものでございます。まず、急傾斜地の崩壊については、傾斜度が30度以上で高さが5メートル以上の区域などを、また、土石流については、土石流の発生のおそれのある渓流において、扇頂部から下流で勾配が2度以上の区域をそれぞれ対象者への説明会等を経て指定されたものでございます。
これは、角度と高さ等に基づき、あくまで机上判断により指定されたものであり、ハード面での安全対策を義務づけたものではございません。平成26年8月に発生しました広島県北部における集中豪雨に伴う土砂災害により多くの方が犠牲となったことから法改正が行われ、住民等に土砂災害の危険性が十分伝わっていないことへの反省に立って都道府県に基礎調査の結果の公表を義務づけたものでございます。
県では、平成28年度において、本市にかかわる31カ所の基礎調査を終えておりますが、平成31年度までには県内8,482カ所の基礎調査を終える予定であると伺っております。
質問件名2、平成28年度末で土砂災害警戒区域の指定につきましては23カ所、土砂災害特別警戒区域の指定につきましては22カ所となっております。
問い3の土砂災害特別警戒区域、いわゆるレッドゾーンに住宅が建設されている地区につきましては、現在のところ土砂災害特別警戒区域、いわゆるレッドゾーンに人家が建設されている地区につきましては、西成田地区で4カ所、町上地区で3カ所、石積地区で3カ所、大童地区で2カ所、大亀地区で2カ所、鷹乃杜地区で1カ所の計15カ所となっております。
問い4、土砂災害警戒区域及び土砂災害特別警戒区域につきましては、県が区域に指定するための地区住民説明会を開催して情報の提供をさせていただくことになっております。そして、区域に指定された場合には、市のホームページに指定区域の情報を掲載するとともに、広報誌でも広くお知らせすることとしております。なお、市内の土砂災害危険箇所や避難所、避難方法に関する情報等につきましては、現在、市のホームページで掲載しております。また、昨年、市制施行に合わせて発行された防災タウンページにもこれらの情報を掲載し、全戸に配布しております。
問い5、警戒区域に指定された住民に対しての市の対策につきましては、土砂災害防止法は、国民の生命を守るため、土砂災害のおそれがある区域を明らかにし、避難などのソフト対策を推進するための法律でございます。この法律に基づく土砂災害警戒区域や土砂災害特別警戒区域は、土砂災害が発生した場合、住民の生命や身体に被害が生じるおそれがある区域であることから、市といたしましては、対象区域の方々の安全を確保するため、事前の避難計画等について地元町内会と協議し、対象住民を初め地域の方々に対してその周知に努めることといたします。なお、土砂災害特別警戒区域に指定されますと、住宅等の建築の際、構造の規制等が適用されることとなります。
続きまして、質問件名2の蚊のいない「住みたくなるまち日本一」を目指しての問い1でございます。
ヒトスジシマカにつきましては、一般論として近年の温暖化の影響もあり生息域が北上している傾向にあるとされております。本市においても例外ではなく、ヒトスジシマカは発生しているものと認識しております。
問い2でございます。
防疫薬剤を配布するには、側溝や雨水ます、水たまりなどに散布していただくとともに、過剰な散布とならないよう環境衛生推進員を通じて注意を促しているところであります。また、使用に当たっては、取扱説明書を熟読の上使用するようお願いをしております。
問い3につきましては、問い1でお答えしたように蚊の生息域が北上しつつあり、それに伴って生息数が増加していることは、仙台市の調査からも把握しております。仙台市で行っている調査は、季節的な蚊の数の変化を見る生息調査でありますので、本市としては費用を投じて調査するまでには至っていない状況でございます。調査の必要性については、今後検討をしてまいりたいというように考えております。
次に、問い4のシマカ等の対策につきましては、緑の多い良好な生活環境と蚊等の害虫の発生とは表と裏の関係にあるとも言えます。このような中で、蚊の根絶はかなり難しいものでございます。蚊の発生を抑えるためには、住民皆様の協力が必要となり、まず防疫薬剤の町内会への配布を継続するほか、側溝や雨水ますの清掃により水たまりをなくすことや、蚊のすみかとなる草むらややぶを定期的に刈り取ることなどを市民の皆様に呼びかけてまいりたいというふうに思っております。また、感染症の予防のためには、このような蚊の発生の抑制にあわせて蚊に刺されないようにするための一人一人の防御が有効であることも啓発してまいりたいというように考えております。
以上でございます。
○議長(浅野幹雄君) これより山路清一君の質問は一問一答により行います。12番山路清一君。
○12番(山路清一君) 初めに、富谷市土砂災害警戒区域について質問いたします。
今まで住んでいた場所が急に警戒区域に指定されたら、指定された住民はもちろん、国や県からの突然の指定により住民に説明する行政側、富谷市も対応に大変苦労します。東日本大震災のときには、現地南側道路中心付近に約直径で1メートルほどの落石があったと聞いております。途中の富谷町で早急にこれは撤去したという話でございます。また、平成27年9月の関東・東北豪雨のときには避難警報が出て、実際に鷹乃杜防災会館に避難した住民もおりました。以上のことを踏まえて、再質問させていただきます。
最初に、先ほどの答弁でちょっと二、三、確認したかったことがあるんですけれども、今、レッドゾーン関係、土砂災害特別警戒区域なんですけれども、これは富谷市内に15カ所あるのかどうか、15カ所と話を聞いたんですけれども、再度お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 土砂災害警戒区域に指定されているところについては、先ほど市長答弁にもありましたけれども、23カ所、それで土石流として指定されているのが4カ所、急傾斜地の崩壊で指定されたのが19カ所となってございます。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) 先ほどの詳細で、私の3つ目の質問の中で市長のほうからお話しされたので、15カ所という話を聞いたんですけれども、西成田が4カ所、それから町上が3カ所ですかね。この辺については詳細を再度お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 市長が答弁したのは、人家があるところのレッドゾーンがかかっているところということで、イエローゾーンにかかっているところの人家もあれば、レッドゾーンにかかっているところもあるということで、あくまでもレッドゾーンにかかわるところの件数として市長がお答えをしたというふうな形になってございます。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) わかりました。レッドゾーンに関してが15カ所ということですね。はい。
では、続きまして質問いたします。平成27年9月以前に、旧富谷町で土砂災害警戒区域等の指定箇所はあったのかどうか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 当市におきましては、27年の9月29日の指定が初めてでございますので、それ以前の指定はございません。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) それでは、今の指定された箇所に住んでいる方たちはわからないというか、それが指定箇所がない時点に買ったという考えでよろしいわけですね。住んだということ。お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) あくまでも指定は29年の9月になってございます。説明会を5月に中央公民館のほうで先ほどご説明を市長がしたようにさせていただいて、そのときが一番最初の公表かなというふうに思っております。ただし、危険箇所につきましては、県のほうというか、土砂災害法の関係で平成14年に富谷市内に合計で117カ所危険箇所がありますよということで、広く公表はさせていただいているところではございます。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) 先ほどの市長の答弁にもあったんですけれども、この土砂災害特別警戒区域、これは基本となるのが平成26年8月の豪雨で広島市であった大規模な土砂災害ございました。皆さんもご存じだと思うんですけれども、それを基礎として出されたというような話があったんですけれども、そのような考えでよろしいんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 土砂災害防止法につきましては、以前、平成11年に広島呉市関係で大きい災害があったのをきっかけとして制定されたというふうには聞いております。その後、その当時は公表は告示等をしてから公表、あわせて公表というふうになっておりましたけれども、26年の広島のあの土砂災害で、調査をしたけれども住民にその情報が届いていなかったということがございまして、法律が改正されまして基礎調査を終了した時点で地区の皆様に告示前にお知らせをするようにというふうなことで法改正が行われて、今現状進んでございます。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) 指定箇所には土石流、それから急傾斜地の件で指定された箇所がございます。先ほどこれも市長の答弁の中で土石流、急傾斜地の、例えば急傾斜地であると、角度の問題とか高さの問題の話ございましたけれども、土石流についてちょっともうちょっと詳しくお話を聞きたいんですけれども、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 市長がご説明したとおりで、上部のほうで大雨が降ったときに崩れるおそれがあるということで、いろいろな基準、ちょっと基準はここでは県のほうで行っておりますので持ってきておりませんけれども、そのいろいろな基準に基づいて県のほうで指定を、調査をして指定をしているというふうな形になってございます。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) 例えば土石流ですと、兆候があるかとは思うんですけれども、兆候ですね。例えば地割れとか、それからいろいろな湧き水とか、水がれとかとあると思うんですけれども、その辺についてうちのほうは独自に調査はしておりますか。土石流について。お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 市のほうでは、直接職員が行ってそういった調査までというところまでは今現在のところしてはございません。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) 指摘された箇所でございますので、そういう災害のないように、年に一度や2年に1回くらいはそういうところはやはり点検、確認するべきだと私は思うんですけれども、その辺についてお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 私のほうではしていないですけれども、担当課のほうで巡回しながらそういったところのほうは確認等もしているところはあります。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) ぜひともその辺はやっていただきたいと思っております。
次に、特別警戒区域に指定された区域が15カ所、15カ所ですね。ございますけれども、その地域からその地域の住民、今住んでいる方の住民のほうから、指定された後に反響とかどのようなものがあるか、あればお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 指定からこれまで、こちら防災安全課のほうには鷹乃杜地区以外の方から情報というか、お問い合わせがあったケースはございません。鷹乃杜のみです。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) そうしますと、鷹乃杜のほうは私も前住んでいましたし、現地のほうは見ておりますけれども、そのほかの地域で近隣、失礼、住んでいる住民の人家、人家のほうで今課長話なされたんですけれども、実際に目視した段階で危険だと思うような箇所はございますか。お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 上のほうに石があったりとかということはやはりございますので、注意するようにという話はさせていただいているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) その鷹乃杜以外の箇所で、今先ほど住民のほうから何も苦情ないという話を聞いたんですけれども、実際に住民のほうから本当にそれがないのかどうか、再度確認いたします。
○議長(浅野幹雄君) 防災安全課長。
○防災安全課長(横田利雄君) 現在のところ、私は聞いていないということなんですけれども、地区の方の中でいろいろ相談したりとか、いろいろしているかどうかというところまではちょっと私のほうで把握して今のところおりませんので、今現在耳に入っていないということで答弁とさせていただきます。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) その辺は本当に幅広くやはり聞いていただいて、やはりその辺は本当に人命にかかわることですので、その辺について十分に注意喚起のほどを願うところでございます。
続きまして、固定資産税関係がその土砂災害指定区域に指定されますと下がるわけです。イエローゾーン、レッドゾーンとありますけれども、この標準税率はこれ平成30年度に下がるんですけれども、この辺のことについてお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 市民生活部長。
○市民生活部長(吉田尚樹君) 固定資産税の税率につきましては、基本的に1.4%ということで税率は変わりません。ただ、税額にどのような影響が出るかということで申し上げますと、本来であれば固定資産の評価基準というのは国が示しまして、それにならいまして富谷市が基準を決めると。今回のレッドゾーン、イエローゾーンについては、国は例えば補正係数何割ということで示しませんでした。それに伴いまして通知が来まして、その土地利用の制限を受けることで当然価格には影響するだろうと。その影響した価格を反映させなさいということで通知をいただいておりますので、当然、価格には反映します。ただ、どのぐらい下がるかというのは今調整中でございまして、今年度内にはその基準を決めさせていただきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) ぜひともその辺ははっきりと早目に示していただきたいと思っています。
私も論旨のほうで述べましたけれども、また、市長のその挨拶の答弁、そして議案第8号平成29年度富谷市水道事業会計補正予算(第1号)において早速取り上げていただき、鷹乃杜上水道急傾斜地の測量調査設計委託業務に714万5,000円の予算をとっていただいたことは、これは評価できることだと私は思います。
そこで、この項目の最後になりますけれども、これは承認された、きょうこの後にやるんですけれども、承認されたと考えて、指定された住民の方々が望んでいる調査設計業務を含め、レッドゾーン解消の工事完了まで、予算面で考えると大分かかると思います。数年かかると思いますけれども、このレッドゾーンに指定された住民の安心・安全のために、おおよその工事工程について、これは最後になりますので市長にお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 今回の鷹乃杜の浄水場急傾斜地につきましては、住民の皆様方の不安の声をいただいたことによりまして、なるべく早くこれは対応しなければということで、今回いわゆる補正で提案をさせていただいたところでございます。本議会においてこの補正をご承認いただければ、速やかにいわゆる測量調査及び実施設計業務の経費でございますので、すぐにその着手をさせていただきまして、そのいわゆる結果を見てどのぐらいの工事量になるかということがその結果を見てからになるわけでございますが、引き続き来年度、平成30年度と、できれば2年ぐらいでは仕上げたいと思うんですけれども、これだけは何とか調査業務の結果を見ないとわからないんですけれども、とにかく速やかに安心な環境づくりに努めていきたいというように思っております。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) 今、市長がおっしゃったように、やはりその設計の結果を見ないと工事量関係わかりませんので、その辺含めてでは来期からは工事にかかるということで考えさせていただきます。
続きまして、大きな2番目としまして、蚊のいない「住みたくなるまち日本一」を目指してをお伺いいたします。
私、以前、平成27年第1回定例議会の会議におきまして、一般質問でヒトスジシマカ異常発生を防止するという質問をしております。これは議会だよりの145号に掲載されております。当時の町長の答弁は、指摘されるまで認識はなかったというような話をされています。配布の防疫薬剤等を広報で指導する。そして、当時の町民生活課長からは、防疫薬剤の効果と使用方法を事前に町民に知らせる。また、都市整備課長からは、町内12カ所の調整池を年1回調査をし、状況により消毒しますと答弁されております。
夏場になりますと、皆さん方、団地に住んでいる方ならわかると思うんですけれども、玄関前に蚊取り線香等をたいたり、玄関等に虫よけをぶら下げているというようなところが見受けられます。「住みたくなるまち日本一」には異常な光景でございます。
そこで、質問いたします。防疫薬剤は年1回配布されておりますが、配布状況をお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) 配布状況ですけれども、希望された町内会に対して、環境衛生推進員様に対して4月にお届けしております。今年度の配布状況ですけれども、希望のあった31行政区に対して配布をしております。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) では、希望のあったところには配布して、希望しないところには配布していないということでよろしいですね。
では、次の質問をいたします。団地内でその防疫薬剤を使用しているような箇所、蚊の幼虫、ボウフラの発生源は本当にあるのかどうか。私は素人なんですけれども、隣近所一生懸命探したんですけれども、見受けられないんですね。例えば、空き缶にたまった雨水、それから古タイヤのところとか、それからネット上でいろいろ書いていますけれども、そういうところを探したんですけれども、ないんですけれども、この辺について市当局の考えをお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) 発生源につきましては、議員がおっしゃったとおり、家庭にあっては雨水ますですとか、あとは雨どい、あと植木鉢の受け皿等々あると思いますけれども、そのほかにも草むらや水たまりなどがありまして、蚊が発生しまして、それで移動範囲があるものですから、そちらのほうでちょっとした水たまりで発生しまして移動して家庭に落ちつき、ちょっとした草むらとかに停滞しているところがありますので、発生源につきましては多々あると思います。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) 蚊の発生源から行動範囲はちょっとネット上で調べますと50メートルとか、100メートルというような範囲なんですね。この範囲を探してもわからないんですね、本当に。今、答弁されましたけれども、素人ではこれわかりませんのでちょっと一度、先ほど市長のほうからもお話がございましたけれども、今後この辺についてやはり「住みたくなるまち日本一」を目指している富谷市でございますので、この辺は徹底的にちょっと調べてほしいということでお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) その件につきましては、市長も答弁にありましたとおり、今後検討するということで答弁とさせていただきます。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) 検討じゃなく、ぜひともやってほしいということで私は考えておりますので、よろしくその辺はお願いしたいと思っています。
続きまして、調整池の管理状況についてお伺いいたします。
市内には12カ所の調整池がございます。これはいろいろな調整池の種類ございまして、団地内の雨水関係をためておく調整池関係、そのほか農業関係、いろいろなことがございますけれども、実際にその調整池に薬剤を散布したことはあるか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
○都市整備課長(齋藤英夫君) 散布した箇所はありません。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) 今後、調整池関係、年に1回雑草関係を刈っておると思いますけれども、その手入れするときにやはり調整池のどのようになっているか、一回その辺は見てほしいという考えでおりますけれども、その辺についてお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
○都市整備課長(齋藤英夫君) 調整池、薬剤散布につきましては、調整池につきまして蚊の天敵となる虫や魚たくさんおりますので、その辺は散布する必要はないのかなと思いますけれども、なおかつ除草作業の検査のときとか、確認してまいりたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) ぜひともその辺は確認してほしいと思っています。
続きまして、これ同僚議員からも以前ちょっとお話ございまして、成田地区で蚊の発生があったということで、町当局のほうもその辺はご存じだと思います。この件について、状況、そして調査した課題について、この辺についてお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) 市としては独自の調査は行っておりません。ただ、環境保全組合が一部の地区について集水ます等に金網を設置しているということで効果があったとありまして、今後全地区に広げていくと伺っております。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) そうしますと、成田のほうは調査はしていないということで、そちらの成田のほうでは業者のほうで今、管理している業者のほうでやったという話ですけれども、その蚊が発生するように疑われるところにネットを張ったということで、今それで蚊がちょっと減ったという話を聞いていますけれども、その辺の詳細について再度お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) この件につきましては、昨年来、当時町民生活課でしたけれども、そちらと、あと建設部の都市整備課のほうにお話がありまして、蚊がどうも多いということで、実験的に側溝のほうに金網を張ってみたいということでお話がありまして、それで協議してその設置をするようになりました。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) 実際にその金網をやったら減っているという話を聞いていますけれども、今、団地のほうには蚊はふえています。ハエは少なくなっています。ハエはほとんどおりません。ところが、蚊がふえているんですね。温暖化のせいかどうかわかりませんけれども。それで、旧市街のほうを聞きますと、団地と違って「蚊はいないよ」と言われるんですけれども、空中散布しているかどうかわかりませんけれども、そのほかの地域で私が今回質問したような件について、市のほうに問い合わせがあるかどうか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 生活環境課長。
○生活環境課長(安藤 司君) ほかの地域からは特にそのようなお話はありません。ただ、個別に雑草が繁茂して蚊が多いんじゃないかということで問い合わせは個別にはございます。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) 私の今回最後の質問になります。
「住みたくなるまち日本一」を目指し、蚊のいない住宅地に向けた取り組みについて若生市長にお伺いし、私の今回の質問を終了いたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 蚊の問題につきましては、以前成田地区で大変大きな問題でいろいろな対策をとって、若干その網等で効果が出ているという報告をいただいているところでございます。大変住民の皆さんにとっては深刻な問題でございますので、何とかしていきたいというふうに考えております。がしかし、富谷のいわゆるよいところということで一番掲げられているのが、いわゆるこの緑豊かな環境を掲げている方々が大変多いわけでございまして、やはりこの緑豊かな環境に虫はどうしてもつきものというか、ここでではいわゆる害虫駆除だけに専念することによって、逆に生態系そのものに対する影響も懸念しなければいけない部分もありますので、いわゆるまずは先ほど来答弁申し上げておりますように、発生源をいかに抑えていくかということが必要だというふうに思っておりますので、その辺の調査、そしてまた、検討を行いながら、地域の方々にはあとはなるべく刺されないような自己防衛の啓発にも努めながら、何とか対策にこれから努めていきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) この際、午前11時5分まで休憩をいたします。
午前10時55分 休憩
午前11時05分 再開
○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 質問件名1、リフォーム・省エネ・再生可能エネルギー普及のために助成の検討は。
リフォーム助成制度は、地域循環型システムであり投資効果が高く、地域活性化の起爆剤です。業者も住民も地域も元気にすることが明らかになっています。全国商工新聞の調査によりますと、2013年度に全国628自治体、47都道府県全てで実施されており、制度の目的である「商工業の活性化に資する」ことが実証されています。これまでも議会で取り上げられており、主要団地ごとに見ますと、40年ぐらいになるところ、高齢化が進んでいる地域もあります。これらのこともあり、需要が高まっております。
与謝野町の住宅リフォーム助成制度の経済波及効果を分析した京都大学の加賀爪教授らによりますと、補助金の23.8倍に上る経済波及効果が試算されています。また、山形県での経済波及効果は22.62倍、秋田県では24倍相当と試算されています。政府自身も2014年度予算では長期優良住宅リフォーム補助を実施しているように、日本の津々浦々で効果があるという認識が広まっております。
そして、日本は断熱性能が先進国の中でも本当に低くなっておりおます。さまざまなエネルギーの浪費が積もりに積もり、2013年には鉱物性の燃料で日本から27兆円ものお金が流出しております。省エネや再エネの助成を実現するということは、これらのお金を地域循環を促進するということになります。
ドイツの都市計画・環境ジャーナリストの村上氏は、省エネ対策は、地域の人にお金を支払うことで、みんなが豊かになりつつ、同時に将来の地域の外に流出するお金を抑制するビジネスモデル、再生可能エネルギーは人にお金を支払うことでみんなが豊かになりつつ、地域の外からの収益を増加させるビジネスモデルだと言っております。これをキロワットアワー・イズ・マネーと概念づけており、エネルギー価値の創造こそが地方創生の切り札と指摘しています。
また、住宅リフォームに続き、全国から脚光を浴びている群馬県高崎市などで実現したリニューアル助成事業もあります。これは、商業の活性化を目的に、商売を営んでいる人が店舗の改装や店舗等でもっぱら使用する備品など、店舗の老朽化という課題への対策です。これらは仕事を興す、2、内需の循環を促す、3、業者を元気にするという一石三鳥、三方よしの制度であります。このような制度は、宿場町開宿400年記念事業前の環境整備をする際にも活用ができるのではないかと考えております。以下、質問に移ります。
1、老朽化対策、ヒートショック対策などのリフォーム助成の検討状況は。
2、省エネリフォームや再生可能エネルギーへの普及に向けた補助は、国富の流出を防ぐ役割、そして地域に分散して電気が確保できるという防災の視点からも重要です。個人向け、企業向け助成の検討は。
3、店舗リフォーム、バリアフリーなどのこれらの検討はいかがですか。
質問件名2、交通問題に問うに移ります。
国及び地方自治体は、国民・住民が自由に安心・安全に移動できる権利である交通権を基本的人権として保障する責務を負っております。富谷市のアンケートでも、交通問題が市民の要望、これは最も高く、通学や通勤、さらには社会参加、通院など、まさに生活の土台です。
富谷市では、とみぱす、乗り継ぎ実証実験など、対策を立てている状況です。しかし、バスの運行が縮小され、仕事をして最終が早いために帰りの交通手段がタクシーしかない、とみぱすが障がい者の方の中でも必要としている人たちが使えないという状況は改善しなければなりません。
また、LRTも含めた公共交通に関する検討が行われております。宇都宮では、ライトレールの予算が膨れ上がり400億円以上、そして今計画が一旦とまっているという状況でもあります。富谷市でもライトレール導入を検討するなら、泉中央まで乗り入れでなければ利便性も上がらず意味がありません。平成28年度富谷市新交通システム導入方向性検討調査業務報告書でも、「物理的な制約や自動車交通への影響の観点から、LRTとBRTは優位性に劣る」と指摘されています。予算の意味でも、仙台市、県、国との協力が間違いなく必要であり、単独では不可能であります。そして、もしつくったとしても、利用は朝と夕の通勤時のみとなり、大きな赤字となることが予想されます。
公共交通の整備はまちづくりの土台であり、医療、福祉、教育、観光、商工業など、地域全体で考える視点が必要であり、多様な働きかけが求められます。市民に求められる公共交通に関して質問いたします。
質問項目(1)、市民バスと宮城交通バスの増便と停留所をふやしてほしいという声がありますが、検討状況は。
(2)障がい者の交通対策として、とみぱすが使えない方への支援は最も重要度の高いものです。支援の検討状況と課題は何ですか。
(3)市が予算を負担してでも、仙台・泉中央から富谷への最終便の増設、これは必要だと思われます。検討状況はいかがですか。
(4)学生への通学補助の検討は。
(5)LRTは諦め、バス路線の充実の検討に絞る必要があるのではないでしょうか。
(6)環境に配慮する意味で、富谷の路線バスにバイオディーゼルを使用できないか。
(7)乗り継ぎ実証実験において、明石台、東向陽台地域に乗り継ぎポイントが必要だと思われます。検討はいかがですか。
質問件名3、創造的まちづくりを問うに移ります。
「ドイツの地方都市はなぜクリエーティブなのか 質を高めるメカニズム」によりますと、創造的な都市は町の求心力が高くなります。それは町の魅力が高いからです。求心性の高い都市では社会都市という概念が根づいており、それは都市への人々の参加を活発化し、経済の発展のみならず社会の質の向上にもバランスをとろうという都市のビジョンです。基礎には寛容性のある文化、価値、アイデンティティーがあり、それらの基礎の上に経済性、エコロジー、社会保障などを考える必要があるそうです。
東大の岡部明子教授の千葉大学時代の論文ですが、「持続可能な都市社会の本市-欧州と市環境緑書」によりますと、最も住みよい都市を実現することと地球環境負荷低減の歯車がかみ合って、初めて我がまちにきく持続可能な社会への処方箋となる。創造的で多機能型の都市にそういう市を見出した」と指摘しております。
それは、社会保障、福祉や安全に配慮すること、これは選ばれるための土台ですが、さらにはエコロジー、人々の生活環境を健康的にする視点というのも重要です。ドイツの地方都市の環境大臣も、「環境政策は明らかに都市の付加価値の1つ」と述べています。実際に富谷市を選ぶ理由でも、豊かな自然環境は高い位置づけにあり、積極的な環境政策が求められます。3番としましては、経済性です。産業構造の変化に対応するためにも、最新の研究開発拠点の存在や産官学民、金融機関などとのパートナーシップも豊かであることが、産業構造の変化に柔軟に対応していくには重要です。そして、文化です。優秀な人材を確保するための寛容性とコミュニケーションの機会の提供、コミュニティーにつなぐためのお祭りやスポーツなどの余暇や文化も必要だと思われます。
富谷市も、社会性、エコロジー、経済、文化を総合的に投資をしていき、さらに魅力ある富谷市の創造が必要であると考えます。サスティナブルシティーの取り組みというのは創造性と変革にかかわっているそうですが、スイーツのまち富谷とあわせてクリエーティブな都市を目指していくことが、「住みたくなるまち日本一」の実現にさらなる力強さを与えるのではないかと考え、以下に質問をいたします。
質問項目1、富谷市が経済面で進むべき方向としては、化石燃料に頼らないエネルギー技術、再生可能エネルギー関連の研究機関や関連企業など産官学のクラスターを富谷に誘致をし、日本のエネルギー問題を創造的に解決していく方向を目指してはどうでしょうか。
2、コワーキングスペースの設置の検討は。
3、富谷の資源や活動、人材の見える化が課題と考えます。市民活動サポートセンターなどの整備が必要になっていますが、検討状況は。
4、住環境を豊かにする自然環境を保全する政策の必要性について、どのように認識していますか。
5、文化・スポーツへの活性化策の検討は。例えば、日本にはまだ存在していないパルクール公園の整備、自転車利用者の安全面へ配慮した道路整備状況は。
以上となります。
○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの藤原 峻議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1のリフォーム・省エネ・再生可能エネルギー普及のために助成の検討はの問い1の老朽化対策、ヒートショック対策などのリフォーム助成と、問い3の店舗リフォームの検討につきまして、1と3については関連がありますので合わせてお答えをさせていただきます。
住宅や店舗の改修工事を地元の事業者に依頼して施工した場合に助成金を出す制度については、議員のご提案のとおりさまざまな自治体で実施されております。地元の事業者の支援という面からすると、確かに効果はあると思われます。実施に向けてはある程度の財源確保が必要となり、現在行われている行政改革にあわせて検討させていただきたいと思います。
問い2でございます。
省エネリフォームや再生可能エネルギーへの普及に向けた個人向け・企業向け助成の検討についてでございますが、東日本大震災以降、国のエネルギー需要構造は深刻となり、既存のエネルギーだけでは電力が足りないという状況になりました。このような中、国では再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度を初め、再生可能エネルギーが少しずつ普及してきているところです。本市では、明石台東地区で太陽電池、燃料電池、蓄電池の3つの電池を積極的に導入し災害に強い住宅を販売し、その他の地区でも個人宅で太陽光発電が導入されるなど、再生可能エネルギーへの関心が高まっております。議員のご提案のとおり、助成制度の創設は循環型社会の形成へ必要かと思っております。しかしながら、財源確保も伴うことから、国の制度やさまざまな自治体での取り組みなどを参考とさせていただき、現在進めている行政改革とあわせて検討してまいりたいと思います。
続きまして、質問件名2の交通問題について問うの問い1と問い3については関連がありますので合わせてお答えさせていただきます。
まず、市民バスの増便と停留所の増設につきましては、本年度より車両を1台増車し、一部区間で停留所の増設と軽微なダイヤ改正を行い、現在5ダイヤ体制において運行しております。今後も市民の皆様からの多種多様なニーズが考えられることから、引き続き総合的に検証してまいりますが、さらなる増便になりますと新たな財政負担が必要となり、現状では困難であるものと認識しております。なお、停留所の設置につきましては、現在の運行ルート内において利便性の向上を図りながら検証してまいります。
また、宮城交通株式会社への深夜便を含む増便に関しましては、その都度要望や協議を継続的に実施しておりますが、運転手不足などの人材確保に関することもあり、本市が関与できない側面もありますことにご理解をお願いいたします。
問い2のとみぱすが使えない方への支援につきましては、現在、県内他市の取り組み状況に係る調査研究を進めているとともに、今回実施しました第5期障がい福祉計画策定に伴う実態把握調査に分析している段階にあります。移動手段に関しては、自家用車を運転するとお答えになった方が多いという集計結果を得ながらも、障がい種別により差異が見られるなど、さらなる分析を要する状況にあると考えております。このことから、とみぱす事業との整合性も含め、今後障がい者交通対策を段階的に検討してまいりたいというように考えております。
問い4の学生への通学補助の検討につきましては、昨年の12月議会でも同じ質問をいただき回答しておりますが、通学者に対する交通費補助につきましては、関係部署と連携し、他自治体の取り組み状況を参考にしながら、今後の課題として検討してまいります。
問い5につきましては、先日の議会全員協議会におきましてご説明申し上げましたとおり、昨年度の新交通システム導入方向性検討調査業務におきまして、ライトレールを含めた6つの交通システム別に比較、整理を行い、本市から仙台市中心までの速度領域や輸送力領域などを踏まえたそれぞれの交通システムの優位性、評価の提案を受けました。今後も引き続き、泉中央駅との乗りかえの利便性を最大限考慮しながら、実現可能な導入システムの段階的な検証をさらに深めてまいります。
問い6の市民バスへのバイオディーゼル燃料の使用に関しましては、関係部署と連携し、先例自治体の取り組みの把握に努めてまいります。なお、本市での活用策といたしましては、平成22年10月から市内の一部地区を対象に、使用済みてんぷら油の試験回収を実施しており、回収しました油を協業組合富谷環境に売却し、富谷環境においてバイオディーゼル燃料に精製し、ごみ収集車の燃料として使用されております。
問い7、乗り継ぎ実証実験において、明石台・東向陽台地域に乗り継ぎポイントが必要ではとの質問でございますが、議員からご提案のありました明石台・東向陽台地域につきましては、仮に泉中央駅までの乗り継ぎポイントとした場合の料金は、大人片道ですと市民バス料金が100円、路線バス料金が100円で計200円のご負担になりますが、路線バス通常料金が明石台及び東向陽台区間ではおおよそ220円から260円であるため差額が少なく、定額運賃での実証運行には制度上なじまないものと考えております。なお、乗り継ぎ実証運行につきましては、本年度をもって実証期間は終了いたしますので、昨年10月実施の市役所便と、今月1日から開始しておりますイオン富谷店での検証結果を踏まえまして、次年度以降の事業設計を図ってまいります。
質問件名3の創造的まちづくりを問うの問い1につきましては、本市の企業誘致は宮城南部地域ものづくり産業集積形成基本計画に位置づけられた業種を宮城県の産業立地推進課や新産業振興課と連携し、優先的に行っております。この計画では、高度電子機器産業や自動車関連産業のほか、クリーンエネルギー関連産業も含まれております。現在、高屋敷地内において、環境立県みやぎやみやぎ水素エネルギー利活用推進ビジョンなどの宮城県方針を受け、クリーンエネルギー関連研究機関や関連企業の立地に向けて積極的な誘致活動を展開しているところです。議員の提案にあるクリエーティブな都市を目指すためにも、企業立地とあわせて次世代がクリーンエネルギー社会を着実に担っていけるよう、環境教育や人材育成なども重要な要素と考えております。このようなことを踏まえながら、今後も積極的な企業誘致活動を展開してまいりたいと思います。
問い2のコワーキングスペースの設置の検討につきましては、現在、地方創生拠点整備交付金を活用して、(仮称)とみやまちづくり産業交流プラザの整備を進めております。この施設には、富谷市シルバー人材センターや民俗ギャラリーが入りますが、そのほかに起業・創業に向けた支援を目的としたシェアオフィスや貸し会議室なども設置する予定となっております。現在、産業交流プラザの運営基本方針の検討を進めており、先進地の視察や情報収集活動を展開しております。その検討において、コワーキングスペースに関してもさまざまな業種の方々とコミュニケーションを図ることができる場でもあり、時にはビジネスマッチングの場にもなることから、重要な業務内容として捉えております。産業交流プラザの運営方針において、あわせて検討を進めているところでございます。
問い3につきましては、本年第1回定例会において藤原議員より同様のご質問をいただいており、重ねての答弁とはなりますが、本市は多様ですぐれた人材に恵まれ、市民活動が活発に行われております。活動する方々が情報を共有し連携を強めるための拠点は、私も必要であると認識しております。また、議員ご指摘のとおり、活動や人材の見える化は課題となっておりましたので、現在市民協働課において市内の状況把握に努めているところでございます。今後、活動団体の意向等も確認しながら、必要な情報提供、見える化ができるよう準備を進めたいと思います。
問い4でございます。住環境を豊かにする自然環境保全する政策の必要性については、昨年4月に実施した富谷市総合計画策定に関する住民意向調査の結果によりますと、今後も富谷で暮らしたいと思う理由として、自然環境のよさという回答が上位4番目に位置し、また、目指すべきまちづくりの方向性では、自然豊かで潤いのある環境にやさしい町という回答が上位5番目となるなど、本市のまちづくりを進めるに当たっては、住環境を豊かにする、自然環境を保全する政策は必要であると認識しております。そのため、本年9月の策定に向け取り組んでいる土地利用の指針となる富谷市国土利用計画においても、新たな市街地の整備に当たっては、可能な限り緑地の保全を図り、緑豊かな市街地の形成を進めることとしております。
問い5、文化・スポーツへの活性化策の検討につきましては、現在、富谷市文化協会や富谷市芸術協会等の運営支援を行っているとともに、スポーツにつきましても学校等スポーツ指導者派遣事業による幼少期からのスポーツの普及促進や、とみやスポーツフェスティバルによるニュースポーツの振興、各種スポーツ大会等の実施により、活性化を行っていると認識しております。さらに、富谷市スポーツ振興計画の策定を行っており、その中でもスポーツの活性化策について議論してまいりたいと思います。
なお、パルクール公園の整備ということですが、パルクール自体、既存の公園や体育館等でも基本的なルールを守りながら実施は可能と認識しており、今後関係課も含め調査研究を行ってまいりたいと思います。
以上です。ごめんなさい、次だ。済みません。
また、自転車利用者の安全面に配慮した道路整備状況につきましては、市道幹線道路は3メートル以上歩道幅員を確保して、自転車及び歩行者が安全に走行できるよう努めてまいります。
以上です。
○議長(浅野幹雄君) これより藤原 峻君の質問は一問一答により行います。7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) リフォーム助成に関しましては、行政改革とあわせて検討されるというお話だったんですけれども、やはり40年ぐらいたっている団地の皆さんがもう高齢化してしまって、年金もどんどん少なくなってきている、貯金も切り崩しているというような中で、やはりこれまでずっと富谷に住んでくださった方への恩返しという意味でも、そういうリフォーム助成、大変重要ではないかなと思うのですけれども、その見解をお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 産業観光課長。
○産業観光課長(佐藤健一君) 県内でリフォーム助成を実施している自治体だったり、あとは県外もそうですけれども、移住促進策であったり、定住促進策というような側面が強い自治体があります。そういう意味で、富谷市としては移住定住策を進めるということではありませんので、純粋にリフォームという観点からしますと、市長の答弁にありますとおり、財源確保がやはり必要になってきますので、行政改革とあわせて検討していきたいと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 財源の問題は本当にいろいろと課題があるかもしれませんけれども、やはり地元の業者さんでも仕事がなくて困っているというお話も伺います。その利用される方、そしてそれをリフォームしてくれる方で、やはりその地域のお金が循環するものですので、こちら前向きに検討をしていくことが必要かと思いますが、再度お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 産業観光課長。
○産業観光課長(佐藤健一君) ただいま答弁しましたとおり、財源確保も必要となりますので、そちらとあわせて、行政改革とあわせて検討したいと考えております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) ぜひ前向きに検討していただきたいと思います。
省エネであるとか、再生可能エネルギーへの普及に向けた取り組みというのは、市長としては今後どのように考えておられますでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 産業観光課長。もとい、若生市長。
○市長(若生裕俊君) 省エネ・再生可能エネルギーにつきましては、市といたしましても時代の流れでございますので積極的に調査研究に取り組んでいきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) やはり新しい宅地を建てられる方でも再生可能エネルギー、その太陽光発電、太陽熱温水器が多いかなと思うんですけれども、やはりされている方も多くて、県のほうでも再生可能エネルギーの補助金、ことしもつけていたと思います。それに上乗せする形で富谷市としても、町としてそういう再生可能エネルギーを推進したいんだという姿勢を打ち出すためにも必要なことだと思います。再度、見解をお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 考え方としては積極的に取り組んでいきたいと思っているところでございますが、また独自の上乗せとなると、財源確保が先ほど来答弁しているように課題となってくるものでございますので、その辺行政改革とあわせて検討してまいりたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) それでは、その検討する内容としましては、例えば再生可能エネルギーの普及の中では太陽熱温水器やペレットストーブ、太陽光発電など、それらも一応検討はしていただけるということでよろしいでしょうか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 産業観光課長。
○産業観光課長(佐藤健一君) 検討する中では、議員のおっしゃる太陽電池、燃料電池等についても検討の材料に含めさせていただきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 最近驚いた事例があったんですけれども、長野県で電力の需要に対して再エネの設備容量が80%までになったということなんですね。ただ、これはほとんどが太陽光発電なので、日中その晴れた日でしかないという状況ではあるんですけれども、やはりその自治体がどう進めるかによってそのまちの方向性が大きく変わっていくということは、これは認識されておりますでしょうか。市長、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 私もその辺は認識をしております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 今後、例えば一般市民の方だけではなくて、公共施設の省エネ化、そして再エネルギーの導入など、これは検討されておりますでしょうか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) あらゆる形でいわゆる再エネ・省エネ関連につきましては常に調査、情報収集に努めておりますし、今後に向けても努力していきたいと考えております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) このエネルギー関係に関しましては、やはり光熱費ですね。相当なお金に実はなるんです。下手すると何千万円以上という状況です。こちら、省エネ化、そして再エネ化の導入の可能性に関しての導入することによってどれぐらい予算が削減できるかということに関しての調査というのは今までされておりましたでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 産業観光課長。もとい、経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) 各施設につきましては、建設する場合はコスト計算というのを行いますので、例えばここの庁舎につきましても、化石燃料を燃やさないという前提のもとにオール電化と、そういったところのイニシャルコストとか、そういったものも計算しております。あとはこれから整備されるのは当然そういった環境社会に配慮するような公共施設が必要になりますので、当然あらゆるそういうエネルギーについて検討していくものだと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 今後、長く建てられている建物もあるかと思います。その導入可能生についての調査というのはご検討いただけますでしょうか。お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) これから既存の建物につきましては、とりあえず太陽光発電は整備を進めているところでございますので、そういったところも含めて市長が申し上げたとおり、行政改革を今進めておりますので、そういった公共施設のあり方もその中で検討されるべきかと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 例えば、大学と連携をして調査をしていただいて、その実施まで含めて実際どういう投資を行えばどのぐらい削減できたとか、そういうような例えばCO2削減も含めて、そういうような連携をするということは検討できないか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 再エネ、または資源エネルギー含めて、あらゆるそういう機会を見つけながら、国と県のいわゆる補助事業等もいろいろ調査をしながら、最大限そういうものを生かしながら今後生かしていきたいというように考えております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) そうですね。ぜひ前向きに、いろいろ情報収集をしていただいて調べていただければと思います。
リフォーム助成に再度戻るんですけれども、こちらは波及効果がやはり相当高いということですので、こちらの経済効果も含めて地元の商工会さんであるとか、提携して一度調査を行うお考えはあるか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) これからの調査につきましては、今後の課題とさせていただきますが、議員のおっしゃった他自治体の事例、こちらも確認したところ、それぞれの自治体によって状況は変わりますが、数十億円の効果があったという自治体もあったようでございますので、そういったものも含めながら、富谷の現状に置きかえて検討を進めていくべきものではないかと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) そうですね。このリフォーム助成なんですけれども、ずっとやる事業というよりは、まず試しにやってみるということが一つ考えられるかなと思います。やはりそれを導入して、効果がありました。ただ、それをずっとやっているかというとそうでもなくて、やはりある程度普及した段階でそれを予算づけをやめるというような自治体もありますので、その試験的な試行に関しての検討はいかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) そちらにつきましても、地元の商工会とまず相談させていただくことが大前提かと思っております。あわせて、富谷市の場合は、耐震のほうに力を入れておりましたので、そういった助成制度は平成17年度からやっております。それにあわせてリフォームもあわせてやられたご家庭もありますので、そういったのも含めて総合的に検討させていただければと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 続きまして、交通問題に関して質問を移らせていただきます。
岐阜市の事例なんですけれども、市当局が市内を走る路線電車やバス路線の廃止が続くことに危機感を持ち、市民中心の岐阜市市民交通会議と各地域で開催する一日市民交通会議を立ち上げ、住民参加を基本にしてバス交通の回復に取り組んだそうです。富谷市でも、市民協働、市民の力を生かそうとする取り組みが必要と考えますが、この市民交通会議の開催、各団地ごとでの開催、こちら検討してみてはいかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) 各地でいろいろ検討している事例につきましては、そういった資料も踏まえまして今後も幅広く検討してまいりたいというふうに思っております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) アンケートは以前とられていたかと思います。そのアンケートだけでは出てこない、実際のこの対面の中で情報を集めていくことは重要かと思います。それに関して再度ご見解をお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 交通政策推進室長。
○交通政策推進室長(近藤正範君) アンケートをとらせていただきましたが、それに加えまして今年度行うパーソントリップ調査等でより細かいというか、その人の動きに対しての情報が入ってまいりますので、そういったもろもろの情報も踏まえながら、本当に皆様方にとってどういうのが一番いいんだというのを検討していきたいというふうに思っております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) ぜひ丁寧な調査をお願いしたいと思います。
岐阜市でなんですけれども、さらに地元自治体が音頭を取りまして、地元自治体と警察、道路管理者、交通事業者など、現地に集まり、その場で協議をして現地で即決で決めた方式をとり、短期間で約2キロの区間に7つの停留所が新設されたという事例を本で読みました。富谷市でも市が音頭を取り、現場で各関係団体の代表を一堂に集めて、それぞれでどこに新設するのが一番効果的なのかという声を伺うことも必要かと思いますが、見解を伺います。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) そういった取り組みをやられている自治体もあるということのご指摘をいただきましたので、そういったところも参考にしながら、よりよい市民バスの運行に向けて取り組んでまいりたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 続きまして、障がい者の方の交通対策、とみぱすが使えないという問題ですね。これは本当に大きな課題だなと思っております。家族の会の総会に同僚議員が参加した際にも、とみぱすが使えないというお話、こちらいただいておりました。
仙台市では、例えばふれあい乗車証、福祉タクシー券、自家用車燃料費助成券のいずれか1つを選べるという、そして七ヶ浜では、福祉タクシー利用券、自動車等燃料助成券のどちらか1つが交付されるということがあります。各地でさまざまやられておりまして、例えば障がい種別の中でもどのぐらいの重要度であればそれを提供するというようなものも、もう既に各自治体で整備されておりますので、これはまちがやると言ったらできるものだと思うのですけれども、この検討状況を再度お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(菅原俊司君) 今議員おっしゃるように、県内各自治体において導入されていることは十分承知してございます。ただし、その取り組みの内容については、対象者がおのおの各自治体によって変わってございます。例えば、透析者の方を限定するであるだとか、ALSの方を限定するであるだとか、また、あとは地域のロケーションによってもその助成額はまちまちでございます。そういったものもいろいろ勘案しながら、富谷市に合うようなものを今後検証していきたいと考えておるところです。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 最もやはり必要とされる方が使えないというのは、これは本当に大きな、大きな課題だと思います。市長、この解決に向けてのお考えをお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) これまでもこの件につきましては何度も答弁申し上げておるとおりでございますが、必要性については十分に認識をしております。ただ、そのいわゆる実施に向けていろいろな今、先ほど担当課長が答弁申し上げましたように、いろいろな他自治体の事例があるものですから、その辺を参考にしながら、富谷に合った効果的な方法を現在検討しているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) そうですね、ぜひ前向きにしっかりと検討していただければと思います。
次の質問に移ります。
最終便の増便に関しまして、やはりその人材確保、なかなか深夜働くということで大変だというお話もありました。やはり金銭面の支援などでそこら辺も補助といいますか、サポートができるのではないかなと思うのですけれども、そういうような検討というのはできるものなのでしょうか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 最終便につきましては、どうしても民間のいわゆる宮城交通さんのほうの意向がありますので、なかなかそこはこちらが単純に、議員ご提案いただいたようにこちらで費用出してというのもなかなか難しいところもありますので、とにかく宮城交通さんも決してそれを聞き入れないわけではなくて、今人材不足という、人手不足を理由にしての減便になっておりますので、その辺解決すれば対応したいというふうにはお話しいただいておりますので、その辺要望を続けてまいりたいというように考えております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) こちら本当に難しい問題だとは思います。ぜひ、何かこういうふうに町に支援があると実現できますというようなお声がありましたらば、前向きに検討していただきたいなと思うのですけれども、そういうところも前向きに検討して、あるのでしょうか、そういうものは。
○議長(浅野幹雄君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 常に宮城交通さんとは情報共有をしておりますし、現在、今回のイオンの新たな乗り継ぎ地点の設置につきましても、大変よい関係で宮城交通さんにも大変ご協力をいただく、ご理解と協力をいただいているところでございますので、今後も情報共有をしながら、常に市民のいわゆる交通アクセスの向上に向けて努力をしていきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 続きまして、高校生、大学生などへの交通費の負担なんですけれども、こちらも本当になかなか難しい課題だなというふうに感じてはいるんですけれども、例えば月3万円かかるであるとか、もう本当に多大な負担になっている方がいらっしゃるんですね。例えば、年収でとりあえずは区切るというようなことも検討するということもあり得るのかというふうには思いますが、現在の検討状況としてはどのようなことが検討されているか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) この件につきましても、要望書も署名等もいただいておりまして、これまでもいろいろ調査検討を進めてきているところでございますが、何せ富谷の場合は対象者の高校生が多いという、そして特に仙台へ通学している高校生の方々が多いという現状の中では、かなりの大きな財政負担が伴うというところが大きな壁になっております。その辺含めながら必要性については認識しておりますが、そういった大きな課題があるということをご理解いただければというふうに思います。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 奨学金の一形態としても検討できるかなとは思うのですけれども、そこら辺も検討していただけますでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) その辺も含めて今後検討してまいりたいというふうに考えます。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 続きまして、バイオディーゼルの導入のお話に移りたいと思います。
最近もあけの平の団地の下のガソリンスタンドが閉鎖をしてしまいました。その前にも富ケ丘の下のガソリンスタンドがなくなりました。数がどんどん少なくなっていっているんですね。こういう状況でもし震災が起きたときに、恐らくとんでもない行列ができて、都市機能も麻痺してしまうというような状況が考えられるかと思います。ガソリン以外のやはり対策も今後考えていかなければならないのかなという意味で、このバイオディーゼル、検討はいかがですかということでお伺いしていますが、検討とあわせて、先ほどごみ収集車に使っているということだったんですけれども、バスなどへの活用ができないかということの検討を、こちらは例えば宮城交通さんであるとか、市民バスで検討はできないかということで再度お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 確かにバイオディーゼルの活用というのは、今後の環境社会の中では大切なものになっていくのかなというふうには考えております。ただ、導入に当たっては、やはりコスト的な問題ですとか、そういったものもあると思いますので、まずはそういった施策について研究をさせていただいて、関係機関と情報共有を図りながら少しずつでも進めていければいいのかなというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 例えば大崎市のほうでもバス、たしか宮城交通さんだったかと思うんですけれども、一部使われていたかと思います。そのようにぜひ宮城交通さんなどとの検討といいますか、交渉といいますか、そういうことはできないか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 宮城交通さんとは常々公共交通の関係で日ごろから情報共有、情報交換をしておりますので、その中での話題としてお話をさせていただければというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) この問題ですね、やはりリスク管理の面から大変重要だと思いますので、ぜひしっかりと検討していただければと思います。
次の質問に移りたいと思います。
乗り継ぎポイントに関しまして、明石台・東向陽台、確かにお金としては少ない金額なのでほぼ変わらないというのは私も把握はしているんですけれども、例えばイオン富谷さんのようにコープさんと連携をして、そこを乗り継ぎにすれば買い物もうまくできるであるとか、そういうことも今後検討していく必要があるのかなというふうに考えたんですけれども、そこら辺はいかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) まずはイオン富谷店での乗り継ぎ実証が6月1日から始まりましたので、その状況をまずは見たいなという点がございます。あとは前段市長のほうの答弁からもありましたが、実際明石台・東向陽台地区ですと、路線バスと乗り継いだ場合の料金が220円から260円ということで、乗り継ぎのそのかかる時間ですとか、そういったことを考えるとなかなか現時点ではちょっと難しいのかなというふうには考えております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 最後の3番目の大項目に移ります。
富谷市ですね、ユネスコスクールにも登録を進めておりますし、このユネスコスクールですと、持続可能性というのが重要な指標だというふうに書かれております。その富谷市のミッションとしては、やはり「住みたくなるまち日本一」、そしてコンセプトとしては「スイーツのまち富谷」というのでは、そこまではいいとは思うんですけれども、やはりその都市像ですね。富谷市としてのビジョンといいますか、どういう方向を向くのかということで、これがちょっと欠けているのかなというふうに私感じております。
富谷市としてやはり緑豊かな環境を目指して来てくださる方も大変多い状況ですので、環境先進都市であるとか、そういうサスティナブルな都市を目指していくというのが重要ではないかと思うのですけれども、市長のご意見をお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) いろいろな視点があるかというふうに思いますが、現在のところはあくまで今回総合計画で示した方向性でこのまちづくりを進めていきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 例えば、サスティナブルシティーの考え方で言いますと、サスティナブルデベロップメント、持続可能的な開発というようなお話も出てきているかと思います。これからさまざま都市開発、宅地もできますし、工場もこれからも開発する予定ではあるとは思うんですけれども、その環境面に配慮した開発ということ、それはしっかりと雇用をつくる上では私は工場を誘致するのはそれはいいと思うんですけれども、やはり環境に配慮したものを今後しっかりとより進めていくというのが必要かと思いますが、そこら辺の見解をお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 富谷のいいところはもうこの自然環境の豊かさでございますので、これからもまちづくりを進めていく上では環境を無視することはできないし、環境を守りながら、そしてまた、いわゆる持続可能性をしっかりと追求したまちづくり、そういう意味でそれで全てそこからぶれないまちづくりを進めていきたいというように考えております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) そういう意味ではやはり考えは一緒かとは思うのですけれども、ぜひそのサスティナブルな、もうやはりEUであるとか、そちらのほうではもう本当に1990年代から始まってかなり固定している概念であります。ただ、富谷の場合にはLRTなどはなかなか難しい状況ではあるんですけれども、宅地開発であるとか、工場誘致であるとか、そういうところでそういう、例えば宅地を開発するときも緑地の面積であるとか、さらには公共施設、道路の幅、さらには生活スタイルを考えたお店の配置なども、例えば宅地だけだんとつくってしまうと、そこから移動しないと今度買い物にも行けない、楽しみもできないというような状況だと、これは生活としてはかなり乏しいような状況になってしまうかと思います。宅地開発だけではなくて、総合的な観点での開発が必要になってくるかと思いますが、そちらに対して見解をお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 近年、明石台にしても、成田、いわゆるガーデンシティにつきましても、やはり開発者とともに今やはり環境に配慮したまちづくりというのは欠かせないところでございますので、今後もその考え方については変わらず、逆に積極的にそういうところをご理解をいただきながらまちづくりを進めていきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) コワーキングスペースのほうに移るんですけれども、コワーキングスペースといいますと、やはりコミュニティーをつくっていくということがただのシェアオフィスと違うところでして、例えばネットワークがつながることで新たな、先ほど市長もおっしゃいましたけれども、ビジネスチャンスも生まれてきたりするというものであります。ですので、このコワーキングスペースというのもやはり実績であるとか、その人がしっかりと来たくなる、所属したくなるそういうデザインも含めたものが必要になると思います。こちら、さまざま検討を今後進めるかとは思うのですけれども、事例として富谷としてはどのような方向で考えているのか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) こちらにつきましては、先ほど市長が申し上げたとおり、まず今建設を始めようとしております産業プラザのほう、そちらのほうは地方創生絡みの交付金で行いますので、そこに掲げている趣旨にのっとって行う予定でございます。その中に創業支援であったり、そういったものも含まれております。広く言えば、そのコワーキングスペースも当然その中に入ってまいりますので、一旦そこでまず富谷で余りなじみのない施設になりますので、そこでちょっと考えさせていただきながら、ほかの自治体の事例などを参考にさせていただければと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) こちらは実際個人事業主の方からメッセージをいただきまして、やはり実績があるところ、市役所が主導になってしまうとどうしてもつまらないものになってしまうということがあるというお話を伺います。やはり創業支援に関しましては、ノウハウはこれはどうしても必要になると思います。実績あるところをしっかりとさまざま見ていただいて検討していただけるか、再度お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) こちらにつきましては、議員のおっしゃるとおりでございまして、市役所が主導でいけば、そういったものは当然でき上がりません。これは既に県内で多くの成功例もございますので、そういった皆さんに今お話を伺いながら、ぜひ今回整備する富谷の中でも可能性があるかどうか、今検証しているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 企業立地に済みません、戻るんですけれども、研究施設の誘致、これ大変私、今後の富谷に対して重要な施設になるんじゃないかなというふうに個人的には思っているんですけれども、というのもやはり産業構造が変わってしまうと、どうしても衰退してしまうものは衰退してしまうんですね。レコードだって余り使われなくなりましたし、ウオークマンだってあれだけはやっていましたけれども全然使われなくなるということであります。やはりそういう研究施設の誘致、こちらは積極的に進めていただきたいなというふうに考えておりますが、特にエネルギー関係で市長としてこちらの見解をお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 同感でございます。積極的に現在もそういった研究機関、またはエネルギー関係の企業誘致に努力しているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 市民活動サポートセンターですね。これ、もう各自治体で、仙台でもやられています。多賀城でもやられています。大体どこでもやられているんですけれども、やはり富谷は市外から移り住まれる方が本当に多いんです。富谷に移り住んだときにどういう活動をされているのかわからなければ参加はできないと。こちらの重要性に関しては市長も先ほど認識されているということだったと思うんですけれども、やはりちょっと時間もかかるかと思うのですけれども、しっかりと検討していけるかどうか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 市民協働課長。
○市民協働課長(高橋加代君) 市民活動サポートセンター整備検討に当たりましては、やはり市民協働の推進ということと切り離せないものかと思いますので、あわせて調査研究を進めてまいりたいと考えております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) そして、その「住みたくなるまち日本一」ということですから、住みたくなるというと、やはり誰もがお金がある人もない方も豊かなライフスタイルを実現できるというところかと思います。これは最後、宅地開発と工場開発に関して、サスティナブルな開発をしても持続可能な開発ができていけるようなものを念頭に置いていただけるか、再度お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 全てにおいてそういった視点を持ちながら、これから進めていきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) ぜひ前向きに取り組んでいただければと思います。
それと、さまざま富谷の資源、本当にいっぱいあるかと思うんですけれども、デザインをしっかり考えていただきたいなというのが、私も前も訴えたんですけれども、例えばブルーベリージュースのラベル、最近変わりました。大変すてきになったかと思うんですけれども、本当に価値があるものを価値があるとしてしっかりと提示をしていけるように、ここはお金を惜しんではいけないところではあるかと思います。高校生が余りにもラベルがださいから変えてほしいという声があったというお話も伺っています。デザインの重要性に関して、しっかりと専門家もアドバイザーも含めてそこら辺検討する必要があるのではないかと思います。ご見解をお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) ご指摘のとおりでございまして、今回のラベルにつきましても市のほうで積極的に実は組合のほうに働きかけを行いまして、今回ラベルの変更に至ったところでございます。今後もそういったデザイン等は大事にしていきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 続きまして、パルクールに関してなんですけれども、先日、ら・ら・マルシェに私も参加してきました。ら・ら・マルシェの緑地の広場のほうで実施されていたんですけれども、午前午後で2回で20人以上の子供たちが参加したということでした。ただ、そのお母さんのお話を伺いますと、こういうふうに体をしっかり使って遊べるところはまずないと。公園でこういう動きをしたらまず怒られてしまう。できないというお話がありました。なので、やはり富谷の場合ですと学童保育などさまざまそのパルクールを使って体を動かすという取り組みをされているかと思うんですけれども、このパルクールを今ほかの自治体がまだやっていない段階でもありますし、需要も成田のほうで親御さんたちがサークルをつくるぐらいまで広がっておりますので、富谷の売りとしても例えば休日の行く場所としてもできるのではないかなと思うのですが、この辺の見解、検討のご見解をお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) パルクールにつきましては、実は富谷は私は先進地だというふうに考えております。積極的に市のほうでも協力しておりますし、現にら・ら・マルシェとあわせて市役所前を使ってもらったり、あとは保育所だったり、各公民館を活用して、現在まずはパルクールを理解していただくという今は時期だというふうに思っておりますので、せっかくすばらしい方々も富谷にお住まいでありますので、そういう意味では積極的に今後取り入れていきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 続きまして、やはりサスティナビリティー、クリエーティブなところも含めてなんですけれども、まちづくり条例にさまざまな自治体で良質な住環境も含めて規定されているところがあります。富谷の今検討されているまちづくり条例にもそういう良質な住環境であるとか、環境保全であるとか、そのサスティナビリティーの面でもそうですけれども、もちろんその中に市民協働も確実に入るものなんですけれども、そこら辺しっかりと検討されているか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) まちづくり条例につきましては、これまで答弁申し上げておりますように、今現在どういう形がいいか、他の自治体の事例も踏まえながら今調査研究をしている段階でございますので、その経過の中でただいまいただいた議員のご意見も取り入れていきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 最後の質問になります。
富谷の自然を体験してもらう取り組みとして、パルクールがされていたように、市役所の芝生広場というんですかね。あそこを活用していくというのは、あそこのロケーション、本当にすばらしいんですね。周り全部緑です。例えば、あそこでヨガをやったりしたら、町のイメージ向上にもつながりますし、そこら辺、あそこの活用をより富谷のイメージにもつながりますし、下が芝生なのでパルクールやっていても転んでもダメージを受けないというところがありますので、ぜひ検討していただきたいなと思うのですけれども、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 市民広場につきましては、積極的にら・ら・マルシェ初めパルクールあわせて、いろいろな機会に積極的に市民の方々に活用いただけるように現在しているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 最後の質問になります。
小学校などでやはり環境教育大変重要だと思います。例えば、西成田コミュニティセンターなどで学校の授業で野菜を植えたり、収穫、調理をして農家の方にお話を聞いたりするような、そういうような活動をしてはいかがかなと思うのですが、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 今、ユネスコスクールの取り組みの中でも、環境教育をその根幹に据えておりますので、体験的な活動を通しながら、より推進していきたいというふうに思っております。
○議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
午後0時04分 休憩
午後1時00分 再開
○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これをもちまして、一般質問を終わります。
日程第3 議案第4号 平成29年度富谷市一般会計補正予算(第1号)
○議長(浅野幹雄君) 日程第3、議案第4号平成29年度富谷市一般会計補正予算(第1号)を議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。16番出川博一君。
○16番(出川博一君) それでは、ページ、20ページの3款2項1目4節、ここのところに共済費ありますけれども、従来は共済費は共済組合の負担金が大体これまで上程されていたんですけれども、今回社会保険、臨時職員分、これが各所にわたって出てくるので、その計上した理由についてお尋ねします。
それから、あと2点ございます。次に、22ページ、6款1項3目19節補助金、ここのところで鳥獣駆除対策事業2万4,000円、これは説明で電気柵助成だというお話を聞いたんですけれども、これは新しい補助金の創設なのかどうか。そうであれば、その内容、制定日、これについてお尋ねいたします。
それから、3点目、最後ですけれども、ページ、35ページ、36ページの給与費明細書、ここに一般職のところで、その(1)総括で合計で7,178万1,000円減額ということですけれども、人数とすれば2人減だけで何でこんなに差額が発生するのか。その3点についてお尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) まず、最初の1点目の社会保険の関係ですね。他の課にもまたいでいるものでございますが、その件についてまずご回答申し上げます。
まず、社会保険でございますが、社会保険の適用対象がまず変わったということがございます。29年の4月1日から、500人以下の地方公共団体のほうも適用されるということになったわけでございます。これが2月の段階で国のほうからお示しをされまして、その関係で現状各課並びに各臨時・パート職員等との各課でのヒアリングを行いまして、雇用を継続して、かつ社会保険料が適用になるというふうな方に対して今回補正予算ということで計上したというところでございます。
2点目の給与費明細書の関係でございますが、まず人件費でございますが、人件費につきましては当初予算計上時においては、その段階ではまだ少し期の全体像が固まっていないというのが前提としてございます。このことから、従前から当初予算の人件費につきましては暫定的に算定をしているというふうな状況がございます。実情を申し上げますと、具体的に申し上げますと、事務処理上は定年退職者の給与の算定シートを活用して予算を計上しているというふうなところでございます。このことから、4月の実際の配置に当たっての差が生じるということになります。いわゆる定年退職者の部分と新採職員の分の給与の差が大きくなるというふうなことでございます。従前からこのやり方ではあったんですが、29年3月については定年退職者が13名と非常に多かったというふうな実態がございまして、このぐらいの金額の減額が生じたということでございます。今後は今回のその減額幅が大きかったということも踏まえて、算定の方法を改善をしてまいりたいというふうに考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 鳥獣駆除対策事業について申し上げます。
まず、この事業につきましては、新たに創設したという事業でございます。なお、制定につきましては6月1日ということでございます。また、内容につきましては、イノシシ等による農作物被害防止のための電気柵等の購入経費に対しまして、事業費に対して補助率2分の1と、上限5万円という事業でございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 先ほどのやつで共済費の社会保険料の計上についてはおおむね理解したんですけれども、これは500人以下の適用ということで、例えば日数とか時間、これは従来どおりでも適用になって計上しなくちゃならないということなのか、その点を再度お聞きします。
それから、鳥獣対策事業の中で、2万4,000円の補助金ということで今2分の1という説明がありましたけれども、1基当たり4万8,000円で効果があるものなのかどうか、それについてお尋ねしたいと同時に、この補助金の要項は有期、いわゆる期限があるのか。3年とか5年で再度検討するとか、そういう文言がついているのかどうか、その点についてお尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) まず、対象となるその適用の関係でございますが、まず、週の労働時間が20時間以上ということがございます。それから、賃金の月額が8万8,000円以上であるということがあります。それから、一番国とのやりとりで当たりましたのが、雇用期間が1年以上見込まれることということがございます。従来、臨時・パート職員については次年度についてその雇用が確約されているわけではないので、そこには該当しないんじゃないですかというようなやりとりはあったんですが、国のほうからその1年以上確約されていないということであっても、その実態があれば対象となるということから、今回社会保険適用になったというところでもございます。
○議長(浅野幹雄君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 鳥獣対策につきましてお答えをさせていただきます。
まず、効果につきましては、今回約4万8,000円という金額でございますけれども、内容的には電気柵400メートル分、3段ということでの申請でございますので、通常よく設置されている内容でございますので、効果的に数値は申し上げられませんが、通常の対応となっております。
また、期限につきましては、実は今回設置に当たりまして、創設に当たりまして、各自治体の状況等も見たところでございます。その中におきましては、やはりイノシシにつきましてはかなり長期にわたって全般的に各市町村対応、対策をしているということがございますので、その辺を勘案しまして今回はちょっと期限を設けなかったということでございます。ただ、議員のおっしゃるとおり、状況、申請の状況であるとか、被害の状況を見ながら、そういった部分については考えながら期間についても検討してまいりたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 今の補助金の新設についてなんですけれども、これは確かにわかります。今、このイノシシの被害が拡大して期限有期では考えられないという見解はわかるんですけれども、そうではなくて、ある程度、いや必要であればその段階で検討し直せばいいんですから、そういうやつをしないと、行財政改革だと言いながら、結局補助金は垂れ流しというか余り、大なたを振るって行財政改革をしなくちゃならないというようなことでないと、結局それに手がつかないということですから、ぜひ有期の補助金制度にしてくださいと前々から私お話ししているんですけれども、その辺についての答弁をお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) その辺につきましては、やはり財政的な部分でも行政改革取り組んでいる中では必要不可欠な部分でございます。しかしながら、今回のこの助成事業につきましては、農家の方の大変苦労しているという状況を勘案、大きく含みまして……(不規則発言あり)はい。今後、検討を考えてまいりたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑はありませんか。18番渡邊俊一君。
○18番(渡邊俊一君) 23、24ページであります。7款の商工費について質問をちょっとさせていただきます。
この中で、ふるさとまつりの運営事業に対して559万3,000円補正が組まれておりますけれども、去年大変残念ながら市制の移行に伴ってやれなかったという現状があるわけであります。今回、代官松祭りとあわせてとり行うんだというような趣旨を聞かせていただいたわけでありますけれども、その運営事業の具体的な内容、そしてどこをどのような会場にして進めるのか。要は、国際スイーツ博覧会、確かに市長の考案ですばらしいものを開催されているなとは思っておりますけれども、このふるさとまつりについても2日間から1日に縮め、1日で2万人以上来客が来るような事業でありますから、基本的に継続してやはりやる必要性がある。私もこれを一般質問で取り上げてちょっとやろうかと思ってはおったんですけれども、あえて今回改めて補正予算が組まれたということで、この機会にその内容をお聞きしたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 産業観光課長。
○産業観光課長(佐藤健一君) 市長の挨拶にもありましたように、ふるさとまつりは代官松祭り、中央公民館祭りと同時開催の予定で調整しておりますけれども、代官松祭りにも実行委員会がございまして、そちらがまだ立ち上がっておりませんので、そちらが立ち上がりましたら内容とか、あるいは会場、どこからどこまでという範囲についてもそちらの実行委員会と調整しながら進めてまいりたいと考えております。
○議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。
○18番(渡邊俊一君) その実行委員会、もちろん大事でありますから、そちらで今後煮詰めていくことというのは重々私も理解します。かつて私も実行委員という形でやらせていただいた一人でありますから、それはそれとして、やはり実行委員会主導ということでは決してありませんので、その我が市の行政運営の中でのその一つのまちづくりの一環という形の捉え方もあるわけでありますから、ただ単に実行委員会に丸投げするんですよというようなそういった考えのもとでなくて、やはりいろいろ去年商工祭と一緒にやったことによっての弊害、そういったものが住民からいろいろと苦情等があったわけでありますから、その辺を十二分に把握した中で、今回のふるさとまつりの運営事業にやはり取りかからないといけないというふうに私は思っております。
あの真夏のさなか、出店者は食中毒を懸念し、何も出せなかった。そして、やはりふるさとまつりを期待して農家の人たちはその時期に合わせて野菜なり、そういったものを事前に栽培してきた。しかし、結果的に去年の段階はふるさとまつりは中止になったということで、大変残念に思っております。これはその農家の問題だけでなくて、やはり老齢化した人たちがそれを楽しみにそういったものをつくって、そして皆さんにそのつくったものを味わってもらうとか、そういった福祉的なものにも関連するわけですから、ただ単にふるさとまつり、それを実行すればいいということでなくて、物すごく大きな範囲の中でのやはり取り組みなものですから、それはやはり慎重かつ、そして継続的にやはりぜひやるべきだと私は思っていますけれども、その内容について、やはり担当課なり、担当部なりでもう少し煮詰めた内容を具体に進めていかないと、今回補正予算を提示しても、やはりみんなに簡単に認められるというような状況にはならないと思うんですね。その辺をもう少し具体にやはり説明していかなければならないと私は思うんですけれども、この件については部長ですかね、部長、ひとつお願いします。
○議長(浅野幹雄君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) この件につきましては、まず今回補正予算出ているのは、所管がかわりまして、教育委員会から市長部局のほうへ移ってくるということで、当初予算として認められたところは教育委員会費でございましたので、そのままそっくり今回経済産業部のほうに移している金額でございます。
議員のおっしゃるとおり、昨年の反省ということで、いろいろな皆さんからよかった面もありましたし、残念だったところはパレードが夏場の暑さでできなかったというのもありまして、そういう惜しむ声もたくさんありました。そういったところも踏まえながら、市長が申し上げている開宿400年祭に向けてもつなげていけるようなお祭りにするということで、基本的なところはそういったところで考えております。そして、歴史もあるふるさとまつりでございますので、そういったものも考えながら、これから内容をさらに詰めてまいりたいと思っているところでございますので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。
○18番(渡邊俊一君) ぜひ、この事業は継続が一番大事でありますから、そういったもろもろの内容を精査した上で推進していくことが大事だと思います。
質問の最後でありますから、市長にちょっとお尋ねするんですけれども、このふるさとまつりと、それからスイーツの国際博覧会、これを同時進行して同じ会場でやれるような状況を今後見出すことも大事なのかなというふうに思います。そうすると、もっともっとやはりこの富谷の歴史、そして新しいもの、そしていろいろな各地から人が集まってきていただいて、それがいずれリピーターとなって常にあそこを散策できるような人たちが往来できる、そういうような環境づくり、そういったものも私は個人的に考えているんですけれども、その件については後日何かの形で議論させていただく機会があろうかと思いますけれども、あえて今の私の提案に対して市長の見解をちょっと求めたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) ただいまのご意見いただきました、いわゆる国際スイーツ博とふるさとまつりのいわゆる同時開催というのも、大変効果的なご意見だというふうに思っておりますので、今後検討をさせていただきたいというふうに思います。ことしに限っては、ただ、どうしても国際スイーツ博2年目ということもありまして、まずは今回は単独で、そしてまた、ことしに限ってふるさとまつりについては富谷の産業交流プラザのほうの工事工程によってはしんまち通りの活用がまだ当初の段階で見えていなかった部分がありましたので、その辺ちょっと出おくれているところもあるわけでございます。今回お認めいただいていわゆる受注業者の入札も終わったものですから、今後工事のスケジュール等も見えてきますので、その辺踏まえて早急にふるさとまつりのほうの具体的な内容を固めていきたいというふうに思いますし、ただいまいただいたご意見は来年度以降に向けて検討していきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 1点だけなんですけれども、25、26ページの10款1項教育総務費のオリンピック・パラリンピックについて、このオリンピック・パラリンピックですね、本年というか、20年なんですけれども、本県も施設として絡んでいます。私も前回のリオオリンピック、本当に楽しませていただきました。そういった中で、今回ムーブメントとなっていますので、要は盛り上げだと思うんです。運動だと思うんですよ。それが各校1校、小中、もうちょっとふやせないのかなと。本当にこのスポーツ選手育てるとか、そういう意味においても絶対いいことですので、これ枠をふやせないのか、また、決め方がどうするのか。それと、これ国の予算が入っているんでしょうけれども、これ持ち出しが幾らぐらいなのか、それによっては本当にもうちょっと拡大できないのか、1点だけお伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
○学校教育課長(佐藤英樹君) 私も議員さんと全く同じで、小学校1校、中学校1校では大変もったいないと思うんですけれども、この委託事業につきましては10分の10の委託でありまして、県内30校程度ということになっていますので、富谷だけで全部の学校にする形にはできません。ですから、ここで取り組む活動を2020年までにほかの学校のほうに少し広げていければなと思っております。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 先ほどのオリンピック・パラリンピックムーブメント展開事業の質問に関連してなんですけれども、小中学校各1校が指定とありましたけれども、どこの学校か、今現在わかりますでしょうか。それから、具体的にいつごろからこの事業は始まるんでしょうか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
○学校教育課長(佐藤英樹君) 小学校についてはあけの平小学校です。わけとしましては、校内研究のほうで体育の研究をしていますので、体育的ないろいろな講演会とかを開くことがつながるからです。2つ目、中学校については富谷二中のほうです。富谷二中の校長先生が、前利府のほうで同じこの展開事業を受けていますので、そのハウツーはわかるということです。
中身につきましても、7月からスタートしますけれども、あけの平小学校で言えば、大きく4つ柱がありまして、地元スポーツチームと交流しましょう、楽天との交流、トップアスリート講演会ということで、あけの平小学校出身の駅伝選手を呼んで講演会を行います。あとは障がい者スポーツの体験学習会、あとはオリンピックということで、国際理解教育の中で日本の文化と外国の文化を調べようというものを行います。富谷二中につきましては、大きく柱が4つありまして、1つは自主研修というものが総合学習でやっているんですけれども、その中のテーマに国際交流や障がい者スポーツというものも入れて、年間通しながら調べ学習をしていくというのが1つ、また、オリンピアン講演会ということで、アテネオリンピック、あと北京オリンピックのフェンシング代表だった選手の方を呼んでの講演会を行います。あとはパラリンピック関係者との座談会というのが3つ目になります。あと、最終的には年間通して調べたことを発表するというのが大きな柱になっています。
○議長(浅野幹雄君) 4番長谷川る美君。
○4番(長谷川る美君) 2020年以降、富谷市として継続して取り組む予定はあるかどうか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
○学校教育課長(佐藤英樹君) 事業自体は2019年までの県の事業でございまして、ムーブメントということで機運を盛り上げるということがあります。ただ、スポーツですので、終わった後また夢を持ちたい、自分も頑張りたい、それを応援したいというふうになるような活動をいろいろ学校で展開していきたいと思っております。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) 24ページ、6款5目19節多面的機能支払交付金事業についてお伺いします。
今回まで実施された地域、それから今回追加された地域、そしてこれから事業ができる、補助交付金としてできる地域が何カ所あるか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) 今まで取り組んでいた地域につきましては、二ノ関地域、大童……、済みません。大童地域、あと今泉地域でございます。今回この予算に計上しておりますのは、新たな三ノ関地域、また、あと追加で大童地区の面積追加による申請ということでございまして、そのほかの該当する地域につきましては、農振農用地域が対象という形になりますので、一ノ関、あと志戸田、あと南部地区ですと西成田などが該当する地域でございます。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) 該当する適用できる地域が一ノ関、志戸田、西成田ということでございますけれども、これについての執行部としての指導はどうなされているか。そして、もう1つは、農振農用地域でないと適用しないわけですけれども、今非常に農村地域も高齢化社会となっております。そんな中で、環境整備が非常に厳しい状況にある中で、何か特例としてやれる方法があるかどうか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) まず、農振地域等のほかの地域の件につきましては、やはり前もご質問あったかと思いますけれども、地域間でのやはりコミュニティーを組んだ地域内での交流ということで、それの中で該当する地域についてはこういった事業もありますよということで周知に努めているというところでございます。
あと、済みません。農振地域につきましても、ちょっと重複する部分がございますが、同じく地域内でのやはり活動が一番の農村施設なりの整備、管理等に必要だという状況でございますので、その辺を引き続きお伝えしていきたいというところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) 農振農用地域でない大亀、石積とか、明石地域についての指導についてはどういうふうに考えますか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 農林振興課長。
○農林振興課長(鴇 幸浩君) そういった地域につきましても、何らかの会議等の場でそういった点を周知していきたいと思っております。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 19、20ページ、3款2項1目の児童福祉総務費になりますね、の20節扶助費、第3子以降小学校入学祝金360万円とありますが、市長のご説明の中にも入っておりましたが、もう少し制度の、制度というか、この事業の詳しい内容と、あと申請手続につきましてどのように今後進められるのか。また、来年度以降につきましてはどのようなことでなってくるか、その辺につきましてもお示しください。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) こちらの事業については、第3子以降のお子さんが小学校に入学したときに祝い金を支給するというものでございます。具体的なところはちょっと今からになるんですけれども、いろいろちょっと住基上から拾うというのは難しいところもありますので、該当する年齢のお子さんのいる家庭に直接郵送して申請をしていただくという手法をとろうかと今のところは考えております。それから、一応県の事業ということになっております。来年度以降も県の事業が続くのであれば続けるという形で今のところは考えております。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) これからいろいろ申請関係はしていくということでありますが、そうしますとその該当するであろう子供がいるところには、全戸にこちらから、市のほうから案内文を出すということでよろしいのでしょうか、もう一度確認ということで。
あと、今来年度以降でありますが、県のほうの事業ということもありますが、やはりこういったものを例えばことし実施するわけでありますけれども、来年度以降は県がなくなったからといって市がやはりそれにならってというのは、やはりどう見ても市民の皆様からはご理解得られないと思います。その辺もきちんと考えを構えてやはり実施すべきだと思いますけれども、その辺再度お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 年齢要件で該当する全ての世帯に文書で郵送する予定となっております。
それから、来年度以降につきましては、市の財政事情とかもありますが、これから前向きに検討していきたいと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) あと、この第3子以降、今までいろいろなよく第3子以降ということでいろいろなもので調整されておりますが、これを例えば第1子目が極端に言えば大人になっていても、その第3子が入学するとなれば該当するのか、それともよく義務教育内でその子供3人が同時でないとだめなのかとか、そういった制度がございますよね。その辺についてもいかがなんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 県のほうから準則等届いております。それによりますと、年齢要件はございません。ただ、所得要件もないんですが、例えば一番上のお子さんが結婚して家を出ていったであるとか、亡くなってしまったであるとか、そういった場合は該当しないというふうになっております。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 私もこの入学祝い金の質問だったんですが、そうしますとこの議会が閉じた後に早速ということになるんだと思いますが、ここのところで見ますと120人を想定していますよね。この120人についてはどういうことで予算化したのか、お尋ねしたいと思います。
そしてまた、県のその方向性ですけれども、今年度限りということにはなっていないかと思うんですね。これについて、もし来年以降もとなったらば、準備金、お祝い金なので、その入学する時点でということで早めるべきだと思うんです。就学援助金などについても入学前にということになっていますから、このあたりの検討はするべきだと思いますが、その点についてはどうでしょうか。
あと、もう1つ質問がありまして、18ページです。社会福祉総務費の中に、23節で償還金がありました。これは災害援護資金の返済だということでしたが、これについての説明、今後についてはどうなるのか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) 第3子の人数につきましては、昨年この補助制度について県のほうで説明があった折に、第3子が何パーセントぐらいの割合でいるのかという率を県のほうで示されておりますので、全体の人数からその割合を乗じて出した数をおおよその数として上げております。
それから、その入学前に渡してはというお話なんですが、入学前に例えば渡して、他市町村に入学と同時に転出されたという場合、そちらのほうの市町村で5月1日を基準として補助を出した場合、二重でもらうということにもなりますので、県のほうでも5月1日を基準としてやりたいというお話がありましたので、5月1日を基準ということにしております。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) それでは、18ページの償還金についてでございますが、これは東日本大震災災害の援護資金の貸し付けの繰り上げ分の償還の返済になっております。今後につきましては、13年の償還となっておりますので、6年据え置き7年で償還という形になりまして、早い方で来年の1月、2月から始まってくるわけですので、今後この償還金は続くものと思われます。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 第3子以降ですけれども、確かに5月1日を基準にということでしたら、後からでも入ってくればそれはうれしいことには違いないのですが、小学校であってもかなりのお金が使うことがありまして、そういうことについては県に対して何らかの使いやすい方向に制度の改正を求めていくということも必要かと思いますが、その点についてぜひ富谷市として要請をしたいと思いますが、どのように考えるか、お尋ねします。
18ページの償還金についてですが、富谷市ではこの償還金、何人が使ってどれだけ全体で返さなければならないということになっているのか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(星 英樹君) この件につきましては、入学支援金ではなく入学祝い金という性格上、入学のお祝いという形でお渡しするというところも一つ趣旨としてございます。入学前にいろいろやはりお金はかかるとは思うんですが、先ほど説明したとおり、とりあえず今年度に関しては県で5月1日基準でということになっておりますので、今後何かしらの説明会ある折にはちょっと提案はしてみようかと思いますが、当面は5月1日を基準としてやりたいと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 富谷市の場合、全県で67件で、金額にして9,800万円程度になってございます。そして、今現在で完済している方が2件、あと繰り上げ償還されている方が五、六人いらっしゃるというふうな形になってございます。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第4号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第4 議案第5号 平成29年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
○議長(浅野幹雄君) 日程第4、議案第5号平成29年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) ページでいきますと、53、54です。
このあたりでお尋ねすればいいと思うんですが、前の平成28年の補正のときに、かなりの財政調整基金に積み増しがありました。現在のその財政調整基金の残高、それは幾らなのか。そしてまた、1カ月の国保の医療給付費ですね。その保険の給付費はどれくらいかかるのか。それを見込んだ中で、今何度も言いますけれども国保税の引き下げをそれをもって使うことはできないのか。その3点についてお尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 基金の保有額につきましては、今回の6月補正で671万5,000円を繰り入れしておりますので、それを引きますと10億700万程度となってございます。
1カ月分の医療給付につきましては、約2億円強となってございます。
国保税につきましては、前回の当初予算のご説明のときにもさせていただいていますけれども、平成30年の県単位化に向けまして、まだ納付金等試算の試算という形になっておりまして、現在国のほうで公費のあり方についても協議をされている中、まだ公費がどういうふうな形で配分入るかということもまだ明確になっておりませんので、今後どのくらい納付金求められるかまだ本当に不明確という状況で、国保税を引き下げるということは現段階ではちょっと考えられないようなところにございます。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 国保税ですけれども、富谷市、富谷町の時代から引き下げてきて今の段階にあるわけですが、しかし、これが全体として軽いものだとは言えないと思います。減額されている部分があるにしても、やはり重いものだということがあって、これ以上の負担が求められたときには本当に困ると思うんですよね。だけれども、それを使ってやっていくというだけではなく、やはり今ある国保の加入者に対して引き下げをしていくというのは当然なことではないかと思います。そういうことを考えると、やはり10億700万、2億強だとしても5カ月弱ぐらいは回していけると。1カ月分ぐらいあれば国保会計としてはうまくやっていけるという話も以前しておりましたから、4カ月分、およそ4カ月分ですね。それについては引き下げに回せるのではないかと思いますが、この点についてくどいようですが再度お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 富谷の国保税につきましては、県内でも第28番目くらいとなっておりまして、決して高い位置にはなっていないというふうに認識しております。また、県単位化になりますと、医療給付の15%程度とかということで前にはお話しさせていただいて、4億円ほどあれば大丈夫というようなこともお話しさせていただいていましたけれども、これから30年になりますと、そういったところの心配とかではなく、今度納付金をどういうふうに納めていくかというような、そういった積算というんですか、試算ということもしていかなければならないというところですので、本当に何度もお話しさせていただきますけれども、納付金の額が明らかになった段階で、国保税については今後のあり方については検討させていただくという形で考えております。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 全て準備がおくれているというのは知っています。その準備がおくれている中で、何が何でも平成30年にやらなきゃならないというのも、これも無理な話だなと思っています。そういうことがあって、議会に対しては今の現状がどこにあるのかという説明が必要だと思いますが、その県単位化に向けて現状ここまで行っているというような説明をする機会というのは設けるでしょうか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 健康推進課長。
○健康推進課長(菅原順子君) 30年の国保の大改革に向けましては、納付金等明らかになり、予算等、条例改正等が準備として必要になってきますので、その件につきましては今年度中に説明はしていくような考えでおります。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第5号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第5 議案第6号 平成29年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第1号)
○議長(浅野幹雄君) 日程第5、議案第6号平成29年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第6号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第6 議案第7号 平成29年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第1号)
○議長(浅野幹雄君) 日程第6、議案第7号平成29年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 83、84ページで、繰入金があります。41万5,000円減額になっていますが、この基金の残高どうなっているのか。第7期計画について、保険料の話が先日ありましたけれども、それについてはどれくらい活用できるのかという点についてお尋ねします。
そしてまた、今年度から福祉健康センターが委託されていますけれども、その中で変化などありましたら、済みません。お尋ねしたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 基金につきましては、5月31日現在で2億2,000万円程度の基金がございます。第7期の介護保険料につきましては、その基金の中からどれくらい繰り入れできるかというあたりを今後計画の中で精査していくような形になってくると思われます。
あと、福祉健康センターの現状についてでございますが、子供の健診がとみここのほうに移ったことによりまして、曜日、月曜日から金曜日まで使えるようになったというふうなところで、高齢者の方々からは幅広く使えるようになったというふうな形での好評は得ているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 2億2,000万ということでしたが、これはその来年度の初めまでこの2億2,000万円を持ち続けることができるのか、ふえるのか、減額になるのか、そのあたりで保険料って変わってくると思うんですが、これについての見通しは今現在どのようになっていますか。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) この2億2,000万に28年度の剰余金の2分の1、700万程度がまたプラスされるような形になります。29年度のあと9月に28年度に実施しました県・国支払基金からの交付金、あと補助金等の過年度精算を行いますので、ここから若干減ってきて2億前後かなというふうな形での試算となってございます。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第7号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第7 議案第8号 平成29年度富谷市水道事業会計補正予算(第1号)
○議長(浅野幹雄君) 日程第7、議案第8号平成29年度富谷市水道事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第8号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
これで本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれにて散会をいたします。
ご苦労さまでした。
午後1時46分 閉会
平成29年6月14日(水曜日) 午前10時00分 開議
日程1 | 会議録署名議員の指名 | ||
日程2 | 議案第 1号 | 富谷市教育振興基本計画策定委員会条例の制定について | |
日程3 | 議案第 2号 | 富谷市立幼稚園運営審議会条例の制定について | |
日程4 | 議案第 3号 | 富谷市総合運動場条例の一部改正について | |
日程5 | 議案第17号 | 平成28年度(仮称)富谷まちづくり産業交流プラザ整備工事(繰越)請負契約の締結について | |
日程6 | 議案第10号 | 農業委員会委員の任命につき同意を求めることについて | |
日程7 | 議案第11号 | 農業委員会委員の任命につき同意を求めることについて | |
日程8 | 議案第12号 | 農業委員会委員の任命につき同意を求めることについて | |
日程9 | 議案第13号 | 農業委員会委員の任命につき同意を求めることについて | |
日程10 | 議案第14号 | 農業委員会委員の任命につき同意を求めることについて | |
日程11 | 議案第15号 | 農業委員会委員の任命につき同意を求めることについて | |
日程12 | 議案第16号 | 農業委員会委員の任命につき同意を求めることについて | |
日程13 | 諮問第 1号 | 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて | |
日程14 | 諮問第 2号 | 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて | |
日程15 | 閉会中の各委員会調査について |
議事日程のとおり 午前10時00分 開議
○議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
日程に入るに先立ち、諸報告をいたします。
議長諸報告は、お手元に配付のとおりです。
なお、関係資料については事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
これで諸報告を終わります。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。
○議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、2番青柳信義君、3番若生英俊君の2名を指名いたします。
日程第2 議案第1号 富谷市教育振興基本計画策定委員会条例の制定について
○議長(浅野幹雄君) 日程第2、議案第1号富谷市教育振興基本計画策定委員会条例の制定についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。教育総務課長。
○教育総務課長(相澤美和君) それでは、初日にもご説明をいたしましたけれども、今回、教育振興基本計画を策定するに当たりまして、策定委員会の設置をいたします。それの条例ということでお示しをしたものでございます。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。16番出川博一君。
○16番(出川博一君) それでは、2点についてご質問いたします。
1つは、この策定委員会の構成委員、10名以内ということなんですけれども、この中に教育委員会委員は入るのか、お尋ねします。
それから、2つ目として、この基本計画の期間ですけれども、国は平成25年度から29年度の5年間、そして県は平成29年度から10年間、総合計画、本市の総合計画は28年度から10年計画ということになっていますけれども、ここにおけるこの教育振興基本計画の期間についてお尋ね……、どのぐらいを想定しているのか。多分これは審議会で議論することだろうとは思うんですけれども、ある程度の期間の目安をお示しいただきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 教育総務課長。
○教育総務課長(相澤美和君) それでは、まず1点目なんですけれども、策定委員の中に教育委員はいるかというお答えですが、それについては教育委員の方々はいらっしゃいません。
それから、期間についてですけれども、やはり今後の検討で期間のほうも定めていくことにはなりますけれども、やはり近隣の関係を見ますと5年が多いところはございますが、必要に応じて10年、5年ということで今後検討してまいります。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 資料には、国の第3期計画がいわゆるこれは30年度から始まるやつだと思うんですけれども、基本的な考え方が示されておりますけれども、これについては本策定委員会ではどの程度盛り込む予定なのか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 教育総務課長。
○教育総務課長(相澤美和君) やはり教育基本法のほうにも定めてありますとおり、国、県、そういったものの内容を参酌して、それからその地域の実情に応じたものであるということになりますので、国、県、それから富谷市の基本計画関係のものをしっかりと参酌しながら、踏まえながらつくっていくような形になると思います。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 現行の教育基本法、それから改定前の教育基本法ですけれども、同じように教育の目的というのは人格の完成ということにあるわけで、これに基づいた教育基本振興の基本計画がつくられることになると思いますが、そういうことで計画がつくられるという前提にあるのかどうか、まず1つ目、お尋ねします。
そして、教育基本法17条2項に規定に基づいてと、策定するものだとあって、国、県のそのものを参酌しながらということになっていますが、富谷市がつくった総合計画、前期計画との関連についてはどうなっているのか、2つ目にお尋ねします。
期間については先ほど出川議員からもありましたけれども、5年ないし10年、これはどのようにして今現在どちらをとるというふうに思っているのか。県も国も10年なのですが、10年ということになるのか、お尋ねします。
委員の構成についてです。4番目ですが、10人以内としてあります。学識経験者、保護者、学校関係者、社会教育関係者、その他教育委員会が必要と認める人ということになっているわけですが、この中の学識経験者が何人だとか、学校関係者が何人だとかというのはもう決めてあるのでしょうか。その配分はどのようになっているのか、お尋ねします。その例えば学識経験者といった場合に、その人を誰に依頼するのかというのは、もうその内定しているとか、決めているとかというのはあるのか、教育委員会の中で決めているのか、お尋ねします。
公募枠というものについては、その他教育委員会が必要と認める人というところになるのかもしれませんが、公募枠を設けるつもりはあるのか、お尋ねします。
そして、最後の質問ですが、会議は公開とすべきだと思いますが、この会議の公開についてはどのように考えているのか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 教育総務課長。
○教育総務課長(相澤美和君) それでは、国の基本法はどのぐらいの程度ということにはなるんですけれども、やはりまず国のほうの基本法に定められているとおり、その地域の実情に応じということもありますが、あと富谷市の総合計画の中では、豊かな心と安らかな体を育む教育環境づくりとか、そういったあとは教育推進体制の構築、そういったものも踏まえながら、今回こちらのほうでは策定をしていくものになってくると思いますけれども、やはり人づくり、人間性という面でも国のほうでもうたっているとおり、やはり人間の正しい育成とか、そういった部分もこちらのほうの富谷のほうには盛り込んでいく考えでございます。
それから、委員の構成でしょうか。この委員の構成のほうに当たりましては、10人以内ということにはなっておりますが、今のところ、まず学識経験者におきましては、やはり社会教育関係に詳しい委員の方々を想定しております。それから、あとはPTA関係とか、そういった方々、あとは一般の、あと社会教育関係ですね。そういった方々も盛り込みたいと思っております。それから、一般の企業の関係者のほうもやはりNPO関係とか、いろいろなそういった地域に根差した活動をしている方々の委員の想定も考えておるところでございます。
失礼しました。公開に対しましては、今のところは公開をする、しないか、まだ実は決めておりませんが、公開をしない理由はございませんので、1回目の検討委員会のときに策定委員のときに皆様にお諮りをしてご承知をしていただいて、大丈夫であれば公開という形になると思います。(「答弁漏れありますよ。5年から10年のうち」の声あり)
それから、5年から10年なんですけれども、やはりそれぞれに国は5年ごとという形になっております。あと、県は10年というような形にはなっているんですけれども、ほかの近隣市町村を見ますと5年が多いようですが、10年スパンと考えても、必ず中5年ごろには振り返り、検証を行って、そしてまた必要に応じて見直しをかけるというような形をとっているところが多いですので、もし会議の中で10年に定められた場合でも、5年に一度振り返りをして検証をして、また見直しが必要であればそういった形をとるというような形になるかと思います。(「公募は。公募」の声あり)
今のところは、教育の策定委員に関しては公募は考えておりません。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) ここの策定の概要のところに、委員の任期と役職としてあって、審議が終了するまでとしてということになって、その日でもう終わるような書き方なんですが、例えば5年にしたときに、その振り返りといったときはその人たちがまた振り返ることになるのか、新しい委員を設けてやるということになるのか、それについてまずお尋ねします。
そして、一番最初に言いましたけれども、教育基本法のその一番の目的のところで人格の完成、これはこのままその基本法の中で大切にしていくということで確認していいのでしょうかということで、お尋ねします。
会議の公開をぜひ周知して、みんながそれを聞けるようにということにしてもらいたいと思います。ぜひこの公開はするべきだと思いますが、ここの場で「公開します」というように答弁していただけると、私はいいと思います。
策定委員ですが、先ほど学識経験者は何人とかってその人数についても今考えているところについてお尋ねしたのですが、それはどのようになっているのか、改めてお尋ねしたいと思います。
資料いただきましたが、策定のスケジュールの中に、6月、7月以降、策定委員会設置条例ができてから骨子が示されていますが、この骨子についてはどこの時点で誰が、まだここではその設置されていないわけですが、この骨子については誰が策定して示すのでしょうか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 教育総務課長。
○教育総務課長(相澤美和君) まず、策定の関係の骨子の関係からお話しさせていただきたいと思います。
策定の骨子に関しては、今回当初予算におきまして策定の支援業者ということを考えております。その支援業者が決まりましたならば、それぞれの国、県、それから富谷市の総合計画と、それからいろいろな教育の基本法関係を交えて、それを踏まえまして一緒に作成をしていくという形になります。
それから、策定委員の人数というか、あれなんですけれども、そちらに関しては今のところ10名以内とはうたっておりますが、7人程度ということで考えております。まず、学識のほうが大体2名程度、それからPTA関係、それから学校長、そういった部分、そして一般の企業の方、NPOに関しては2名程度ということで、今のところは案でございますので、そちらで進めてまいりたいと思っております。
それから、5年後の委員ということなんですけれども、まずそのときの状況を見て決めていく形になると思いますけれども、この条例を一度設置してからは、条例廃止をしない限りはこの条例が続きますので、5年後もこの条例に沿ってまた策定委員会を開くというような状況になりましたなら、そのときの状況に応じてまた委員の選定もあり得るかなと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 質疑ですから、ここで明確なってね、約束してもらっていることでは質問なりませんので、要求ですから。公開についてね。いや、だって「しろ」ってね、ここで明言しなさいということですから、それは押しつけになりますので控えてください。
ほかに質疑ありませんか。菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) まず教育基本法についての考えなんですが、もちろん憲法に次ぐ最上位法でございますので、教育基本法の内容をしっかりと受け継いでいくというのは、これは当然のことでございます。それにあわせまして、市の総合計画、それから教育大綱もございますし、教育委員会の教育方針もございます。その辺の関連の方針を全て総合的な形で関連づけた形での教育基本振興計画を策定していく方針で臨みたいと思います。
それから、委員等については、この条例をお認めいただいてから選定に入りますけれども、その選定について最終的には教育委員会に諮って、教育委員会の中の意見をしっかりと尊重しながら委員の選定等も進めていきたいというふうには考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 先ほど、最後の3回目の質問になりますが、骨子の策定について、その支援業者にという話がありましたが、今、教育長がお話しになったように富谷市にはさまざまな方針だとか大綱だとか、それぞれの蓄積したものがあるはずで、ここを支援業者に委ねるといいますか、支援業者を必要とするというのはどういうことからでしょうか。やはり富谷のその地域にかなったものということであれば、自分自身の中で考えていくべきだとは思うのですが、その点についてはいかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 教育総務課長。
○教育総務課長(相澤美和君) 全て内容を委ねるというわけではございません。一応いろいろな調査、それから検討をしていく中で、大きなくくりのアンケートとか、そういった聞き取り調査とか、いろいろなそういった付随するものが出てきますので、そういった部分を支援業者の方に応援をいただきながらやっていくというような流れでございます。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第1号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第3 議案第2号 富谷市立幼稚園運営審議会条例の制定について
○議長(浅野幹雄君) 日程第3、議案第2号富谷市立幼稚園運営審議会条例の制定についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 今回の幼稚園ですけれども、今後の富谷市立幼稚園のあり方の方向性を検討し、審議するものとあります。これまでも議会の場で質問したりしてきたわけですが、定員に満たない理由としてこれまで3歳児が入園できない、これは解消されました。スクールバスがない、給食の充実などということが言われてきました。その後の把握としては、どういうことで満たないということになっているのか、これ以上の理由の把握などはできているか、お尋ねします。
2番目です。富谷市立幼稚園ですが、これまで特に援助を必要とする子供の受け入れをしてきました。国の設置基準というのは1学級35人ですが、富谷市の場合はもちろんこれより少ない人数で教育がされているわけです。この点ですが、今現在どういう状況になっているのか、改めてお尋ねします。
その場合ですが、教員の配置ですけれども、これは加配とすれば何人が加配されていることになっているのか、お尋ねします。
平成29年度の幼稚園の予算というのは2億3,667万円です。そのうち私立幼稚園の就園奨励費補助費、この事業に1億3,534万8,000円出ています。したがって、富谷市立幼稚園の経費としましては、1億132万2,000円ということなんですね。この約1億円削減のために、民営化というものがあるのかどうか。そういうことは考えてはいないと思いますが、そういうこともその理由の中の1つにあるのかということをお尋ねします。
今、富谷市内の幼稚園の数がどんどん多くなっているし、幼稚園の園児数も多くなっているということですが、平成27年の決算の実績で言いますと、私立幼稚園の就園奨励費補助では人数で1,006人でしたが、これは現在どのように変化しているのか、お尋ねしたいと思います。
委員の構成7人以内ということになっていますが、先ほども言いましたように、特別に支援を必要とする子供を持った保護者が非常によかったという話を聞きます。そのときに、委員の構成についてはそういうもとの保護者というのも入れるべきだと考えるのですが、その点についての考慮はあるのか、お尋ねします。
先ほどと同じように、会議については公開をしてほしいと思うのですが、この公開についてはどのように考えているのか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 教育総務課長。
○教育総務課長(相澤美和君) まず、状況でよろしいでしょうか。状況なんですけれども、今現在平成29年におきましては、富谷幼稚園が3歳児保育がスタートいたしまして、これについては園児の募集数に関しては充足率が97%ということになっております。それから、4歳児に関しては100%、あとは5歳児に関しては62%となっておりますが、やはり東向陽台幼稚園に関しては、4歳児、5歳児とも60%程度ということで充足率のほうが低いままの状況となっております。
援助が必要な子供についてということなんですけれども、やはりもしどういう状況の方向性になるとしても、やはりそういった子供たちの支援というのは絶対に必要な部分でありますので、そういった部分は必ず含めながら検討をしていく形になるかと思います。
済みません、失礼いたします。その1億の予算削減のための民営化かというようなお話でありますが、そういった削減のためだけの民営化のあり方ではないと思っております。やはり教育としても私立に比べて公立幼稚園の今までの課題の中でもやはりサービスがなかなかニーズに応えられないサービスをしてきたというような課題がありますので、そういった課題を克服するために今後どうするかということですので、削減のためだけではないと思っております。
加配なんですけれども、済みません。人数に関しては後でお示しをさせていただいてよろしいでしょうか。奨励費のほうも今すぐ済みません、出ませんので、後から述べさせていただきたいと思います。
あとは公開すべきかということも、やはり先ほどの策定委員と同じように、1回目の審議会において委員さんのほうにお諮りをして決めさせていただく形になるかと思います。(「まだありますよ。元保護者を入れるか入れないか」の声あり)
失礼いたしました。策定委員の中で保護者がいるかどうかという形ですが、やはり2つの市立幼稚園を現在子供さんを入れている方とか、もしくは過去にそういった子供さんを通わせているというような保護者の意見も取り入れたいと思っておりますので、そういった方々も委員として今後考えてまいりたいと思います。(「会議の公開についても質問ありました」の声あり)
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 去年の6月議会で私が質問したことについて、教育長がその保護者のニーズに対応した預かり保育の実施だとか、それから町立幼稚園の役割として支援を必要とするお子さんの受け入れを配慮しているなどというふうにおっしゃっていただきました。それで、やはりこの私立になったときに、その中でやりとりがあったんですが、なったときに、本当にでは市立、富谷市立の幼稚園の同程度のことが私立幼稚園に求められるのかということになってくると思うんですね。そこのところどう考えるのかということだと思うんです。以前からこういう論議がありましたけれども、民間委託ありきということで進めているというわけではないということは、この場で確認できるでしょうか。先ほどから話を聞いていますと、民営化だとかという話が出てきますが、そこのところに話が進んでいるということに今現在なっているように思うのですが、そういうことについてはそうじゃなくて、まっさらなところでこれから市民のニーズに応えられる幼稚園をつくっていくために、この委員会を設置してつくるということでいいのか。そのことについて、改めてお尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) この審議会のそもそもの設置の目的は、幼児教育のあり方、より子供たちの最適なその幼児教育の環境はどういうあり方がいいのかということのための審議をいただくということでございます。ですから、その中に当然その民営化ということも含まれはしますけれども、最初にそれありきで行うわけではございません。先ほど申し上げましたように、幼児教育の今後のいわゆる富谷市における市立幼稚園のあり方の根本についてまずご審議をいただきながら、民営化の方向ということも踏まえた審議を、諮問に対する答申をいただきたいというふうに思っております。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 今年度初めてですが、外部登用園長ということがありまして、これとその今進めていることについての関係性は何かあるのでしょうか。最後にお尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 直接の関連はございません。今回の民間の園長登用もいわゆる幼稚園教育環境のより推進というか、その環境をより快適なものにするため、より改善するためという方向での一つの策でございます。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 委員の構成なんですけれども、先ほど教育長の答弁の中で幼児教育全般についてというお話があって、そういう意味でこの中に保育所関係者というのが入っているのかどうか、その点を確認いたします。
それから、先ほどいわゆる公開するのかどうかという質問があったんですけれども、私、これ非常にいわゆる幼児教育というか、若いお母さんたち非常に関心のある課題だと思うので、公開するかしないか、それは委員会で決めるということであれば、それはそれでいいんですけれども、議事録をつくってそれを開示する意向があるのか、その辺についてお尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 教育総務課長。
○教育総務課長(相澤美和君) それでは、まず、委員の中に保育所という形なんですけれども、これは検討の中でもし、検討をしながら選択肢の中で例えば認定こども園とか、そういうような部分も含まれるような方向性とかがなってきた場合に、いろいろそういった保育所関係の意見とか現状とか、そういうのを聞き取るために必要なのかなとは思われるものです。
それから、先ほどの議事録の公開なんですけれども、議事録の公開はできるものと今のところは思っております。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) それでは、1つだけ質問いたします。
設置目的、運営に関する事項を調査、審議するためというふうな設置目的、賛意を表します。そしてまた、市長の挨拶に、幼稚園の民間委託等を含めた今後の方向性を検討、審議するというふうなこと、明確な挨拶の中にありますので、ぜひその視点を含めた審議を期待するところでございます。質問いたします。
第2条の2項でありますけれども、「教育委員が委嘱し、または任命する」という「委嘱」と「任命」という2つの表記がありますが、これら委嘱する場合、任命する場合、何か差異があるのかどうか、お尋ねをいたします。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。もとい、教育総務課長。
○教育総務課長(相澤美和君) それでは、委嘱と任命なんですけれども、意味は同じでございますが、例えば本市の職員がもし委員になった場合は、そういう言い回しとして任命するというような形をとるということでございます。そのほか部外の方でありますと、丁寧な言い方の表現で委嘱をするというような形になっているということです。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第2号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第4 議案第3号 富谷市総合運動場条例の一部改正について
○議長(浅野幹雄君) 日程第4、議案第3号富谷市総合運動場条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第3号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第5 議案第17号 平成28年度(仮称)富谷まちづくり産業交流プラザ整備工事(繰越)請負契約の締結について
○議長(浅野幹雄君) 日程第5、議案第17号平成28年度(仮称)富谷まちづくり産業交流プラザ整備工事(繰越)請負契約の締結についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。初めに、財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) それでは、議案第17号の内容についてご説明申し上げます。どうぞよろしくお願いいたします。
では、別冊、追加提案の議案書1ページをお願いいたします。
議案第17号平成28年度(仮称)富谷まちづくり産業交流プラザ整備工事(繰越)事業に係る請負契約の締結でございます。
本案件につきましては、5月31日に入札を執行し、記載のとおり東鉄工業株式会社東北支店との請負契約を締結するため、地方自治法第96条第1項第5号の規定に基づき議決をお願いするものでございます。
契約の方法につきましてですけれども、総合評価方式による一般競争入札、公募により参加申請のあった6者での入札を執行いたしました。
契約金額については3億5,213万4,000円。予定価格に対する落札率、こちらにつきましては85.03%という結果でございます。
財政課の説明につきましては以上でございます。
○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) では、平成28年度(仮称)富谷まちづくり産業交流プラザ整備工事の概要についてご説明申し上げます。
議案第17号資料をごらんください。
表紙をめくり、1ページ、配置図をごらんください。
上段が整備後、下段が現況図となります。また、入り口は北側になります。現況入り口の門柱を撤去し、550脚、高さ1メートルの門柱を新たに設け、出入り口を仕切り中央に配置します。シルバー人材センター事務所棟を解体します。シルバー人材センターは6月5日、とうみやの杜福祉健康センター総合支援センター内に事務所を移転しております。6月20日まで全ての移転を完了することとしております。
駐車場の整備を図り、10台分のスペースを確保します。駐車場は、センター部分をインターロッキング、駐車スペースをフル舗装、周辺部をカラー舗装で仕上げ、施設に入りやすい空間の整備を図ります。
庁舎東側のブロック塀はクラック、劣化により危険な状況であることから、新たに目隠しフェンスを設置します。
ページをめくり、1階平面図をごらんください。
風除室に自動ドアを設置します。手動であけ閉めしていた玄関ドアを自動ドアに改修します。中に入っていただきますと、地震耐震改修工事といたしまして、黒く塗り潰している部分、1階から2階に上る階段両側、施設管理事務所棟の入り口部分及び次のページ、シルバー人材センター事務所2カ所を耐力壁で増設し、耐震化を図ります。当該耐震計画につきましては、大学教授で構成する東北耐震診断改修委員会において審議いただきまして、妥当である判断をいただいております。全体の内装につきましては、床を塩ビシート、壁が施工ボードにビニールクロス、天井も全面改修します。照明灯は全てLED、空調設備なども全部実施するような計画でございます。
2ページにお戻りください。
チャレンジスペースは、新特産品などの商品の推進と市内外の交流の場として活用いたします。トイレは男女兼用から男女別々にするとともに、多機能トイレを新たに設置します。ストックルームは、チャレンジスペースの展示物一時保管、シルバー人材センターの倉庫、作業場として活用いたします。エレベーターを新設します。1階ボイラー室、2階の事務室を解体し、3階まで身障者対応型のエレベーターを新たに設置します。13人乗り、900キロまで対応することが可能でございます。また、エレベーターホールを各階に配置します。これまで受水槽を使っていたものを撤去しまして、40ミリの給水取り出しにより直圧方式で上水道を使用します。
次のページ、2階平面図をごらんください。
シェアオフィスは、起業支援のスペースとして活用します。現在町長室の壁を撤去し、パーティションを設けまして、レンタルオフィスを6室設置します。シェアオフィスの空間には打ち合わせテーブル、コピー機等を設け、共有スペースを配置します。貸し会議室は、企業の商談などに活用する計画でございます。シルバー人材センター事務所につきましては、既存事務所に比べ約1.5倍の面積を確保しております。事務室につきましては、パーティションで区切り、理事長室などの用途にも対応できるつくりとしております。キャリア開発支援室は、通常、作業スペースとして使用いたしまして、センターの間仕切りをあけて会議室としても使えるような形状としております。シルバー人材センター玄関を南側に設けまして、入り口に向かう階段及びスロープを整備するような形状としております。
次のページ、3ページをごらんください。
済みません。3階の平面図をごらんください。
起業・創業支援多目的スペース及び貸し会議室につきましては、起業・創業セミナーや講演会の開催などの活用を図ることとしております。民俗ギャラリーにつきましては、しんまちの活性化と交流人口の拡大を図ります。旧議場の壁を撤去しまして一体的スペースを設け、民俗ギャラリーの展示スペースと事務室を配置します。展示物への直射日光を避けるため、斜線で引かれている部分をサッシだったものを壁に改修することとしております。
次のページ、屋上平面図をごらんください。
屋上の壁は全て塩ビ防水を施しまして、屋上から展望や軽運動などのできる環境整備を図る計画でございます。
次のページ、立面図をごらんください。
建物の外構のひび割れなどを補修の上、吹きつけモルタルで改修することとしております。旧庁舎の左右対称のつくりにつきましては、建設から47年たった今でも古さを感じさせないデザインとなっておりますので、特徴的な姿を保存します。新たに玄関に設けるひさしの部分につきましては、いぶし瓦を使用し、しんまちにふさわしい景観形成を図ります。
最後になりますが、工事施工に当たり、現場の条件が狭いなど決してよい条件ではありませんが、施工業者と協議調整を図り、周辺環境にできるだけ影響を与えず、30年3月中旬の工期を厳守するように努めてまいります。以上でございます。よろしくお願いします。
○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 1点だけ、質問いたします。
先ほどの説明で、来年の3月中旬までに努力したいというような話だったんですけれども、実際の契約上の工期はいつまでなのか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(高橋弘勝君) 30年3月15日と契約書上仮契約して締結してございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) これはいわゆる地方創生の補助金事業だと思うんですけれども、この補助金の要項上でもいわゆる新たな事業開始の制約とか、その辺のところがあるのかどうか。そして、その場合に3月15日工期で十分それに対応できるのかどうか、その点についてお尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(松原 誠君) 今回の施設整備につきましては、地方創生の拠点整備交付金を活用して行うこととしております。拠点整備交付金につきましての要件といたしましては、今回の施設整備について、年度内の完成、履行ということが条件になっておりますので、その実際の事業の運営については翌年度になってもそれは差し支えないという要件になっておりますので、3月15日の履行で大丈夫と考えております。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。18番渡邊俊一君。
○18番(渡邊俊一君) まず、第1点目ですけれども、駐車場スペース10台ということで、内部的な規模からすると、かなり駐車場のスペースというか、台数スペースが少ないんだなというような、もちろんこの全体の敷地から見れば、当然そういうふうになってくるわけでありますけれども、基本的に今回地方整備の関係での補助金絡みですから、今の現状のやつを改築してというような形になるのかなとは思っておりますけれども、実質隣の両隣を民地でありますけれども、それを市として買い上げてというか、そして今後の計画でも結構なんですけれども、そういった考えをお持ちかどうか、まず第1点、お聞かせ願いたいと思います。
それから、民俗ギャラリーでありますけれども、1つは、今の現有の民俗ギャラリーの敷地面積と今回の敷地面積でどのくらい違うのか。また、民俗ギャラリーそのものの整備ということで、この間も予算を計上されていますけれども、本当にこの民俗ギャラリーというものは、一つの富谷の長い歴史を皆さんにかいま見ていただく、そういう場所でありますから、かなり敷地面積も広くとり、そしてその設備の充実したものでやはりやっていく必要性があると思うんですけれども、その辺についてどのような考えなのか、お聞きをしたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 駐車場につきましては、あと敷地の県道の北側にございますポンプ場の奥に10台ほどまだプラスして、全体で今20台ほどという形になっておりますので、今後の計画に伴いまして両側の民地のほうについては検討していくという形のもとで考えさせていただきたいと思います。
あと、民俗ギャラリーの面積につきましては、ほぼ同等という形のもとで確保しておるところでございます。(「その内容的なのは課が違いますから」の声あり)
○議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(渡邉正弘君) 内容的なものにつきましても、現在の民俗ギャラリーよりもいろいろな付加価値をつけたような展示内容とかものにしまして、より一層充実してまいりたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。
○18番(渡邊俊一君) 実は、民俗ギャラリー、改めてこちらに移設されるということになりますと、その民俗ギャラリーに寄附行為をしたいという方々が結構おるんですね。ですから、今のスペースと同等だということになりますと、なかなか手狭でせっかくそういう行為を無にしてしまうというような感じになってしまうのかなと思って今考えております。
それから、内容的にやはりせっかくこういうものをしんまちの活性にも結びつけるわけでありますから、よそのそういった施設に引けをとらないような、そういうような充実したやはり整備をしていかなくてはならないと。何回も、何回も予算どりしてできるものではありませんので、そういった課題もこれからの大きなる検討の1つにやはりしていかなくてはならないのではないかと私は思っておりますけれども、その件について本当にこの民俗ギャラリーのスペースこれでいいのか、その辺をお尋ねをさせていただき、また、内容を本当に充実している、今以上にというか、今は余りにもひど過ぎるわけですから、誰が見ても、何だ、ただそこに置いているだけというようなそういう感じですから、それよりも悪くなるわけは決してないはずだと思いますけれども、やはり除湿の完備されたとか、いろいろ劣化のしにくくなっていくような状況を十二分に検討した上でやはりそういう整備をするつもりなのかどうか、その辺について改めてご質問いたします。
○議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(渡邉正弘君) 寄附の関係につきましては、その中でも一応厳選させていただきまして、スペースに限りございますので、その辺は厳選させて展示させていただきたいと思っております。
あと、施設の内容につきましては、十分エアコンとか入りますので、充実したものであると思っております。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。18番渡邊俊一君。簡明にお願いします。
○18番(渡邊俊一君) 構造上で4階の増築ということは可能な構造になっているんですか。屋上ありますよね。屋上にもっと足せるというようなその構造上可能なのか、不可能なのか。
○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 今の構造ですと、3階までという形の構造での検査になっております。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。12番山路清一君。
○12番(山路清一君) 今回の入札が3億5,213万4,000円で決まっているんですけれども、この中にはあれですか、設備、電気含まれたということで考えてよろしいんでしょうか。
それと、費用の中には経費関係、それから直接工事、間接工事とありますけれども、含まれているのであれば……(「マイク使ってください」の声あり)電気工事、それから設備空調関係、それから建築工事の費用について、金額だけでもいいですので直接工事費教えてください。
それから、先ほどご説明ありましたけれども、内部仕上げに関してなんですけれども、その床が塩ビ、それから壁がビニールクロス、それから電気関係がLED、空調関係含むと話ありましたけれども、大まかで結構ですので、内訳書というか、その仕上げ書があれば大まかで結構です。後で結構ですので、よろしくお願いいたします。
それから、足場なんですけれども、先ほど結構敷地が狭いんですよね。足場関係で、今公共工事の場合ですと、くさび足場ということで、民間の住宅関係もくさび足場今使っていますけれども、公共工事の場合はくさび足場使わないで本足場使っているんですけれども、枠組み足場とか使っているんですけれども、ここら辺はどうなってどのような契約をしているか、お伺いいたします。
それから、バルコニー下バットが柱関係に劣化とか、鉄筋が剝離した、モルタルが剝離して鉄筋が見えますけれども、その辺の補修をどうするのか、お伺いいたします。
それから、先ほど外壁の仕上げについて吹きつけモルタルと言われたんですけれども、これ仕上げを吹きつけタイルにするのかどうか、その辺をお伺いいたします。
それから、私もこれ何回も言っているんですけれども、トイレ関係の電気関係、これは洗浄便器を使うのかどうか、お伺いいたします。
それから、既存の屋上関係にキュービクル関係、高架水槽あるんですけれども、この辺のキュービクル高架水槽のほうはどのようにするのか、どのようなところに持っていったのか、お伺いいたします。
それから、屋上防水についてなんですけれども、シート防水になっていますけれども、これ既存は何防水だったのか、お伺いします。
それから、構成建具関係、多分これは新しく取りかえるとは思うんですけれども、ここら辺どうなっているか。構成建具。サッシ関係ですね。(「質問、まず進めてください。今聞くんじゃなくて」の声あり)構成建具関係どうなっているか、お伺いいたします。
それから、外部関係の手すり関係、傘木関係、これは多分新しくすると思うんですけれども、アルミにするのか、その辺の材料含めてお伺いいたします。以上です。
○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 仕上げ書のほうにつきましては、あと必要なところを用意させていただきますので、よろしくお願いします。
足場の構造につきましては、今後、今準備工という形のことで1本になっておりますので、今後施工業者と一緒に協議をしながら、適切なものを使っていきたいと思います。
モルタルの剝離につきましては、現況のほうを見ながら適切に整備をしていきたいと思っております。
最後の外構のひび割れの最後の仕上げにつきましては、吹きつけの丸太モルタルの……、タイルで仕上げするという形のもとで計画しております。(「設備関係もありますよ」の声あり)
全てトイレのほうにつきましては、あと全部洗浄便器という形のもとで計画しております。
キュービクルの新設……、キュービクル、屋上の南側のほうの屋上のほうに今のっておりますので、そちらのほうを一度解体しまして新たなものを設置すると。同じ場所に設置するという形のもとで計画しております。(「屋上の防水方法の違い。過去とこれからと」の声あり)
屋上の塩ビシート、そうですね。防水のやつにつきましては、既存のほうにつきまして、済みません。お調べして回答させていただきます。(「入札の中に、電気設備、機械設備入っているのかどうかという質問ありました」の声あり)
全て電気設備、そういったもの全て入っております。(「まだ、手すりの件もあったよね。手すり」の声あり)
手すり、シルバー人材センターの入り口に新設によるということですかね。手すりは。(「「今ついているやつですね。今ついているやつの……」「これからの障がい者向けの手すりとかというんじゃないですね」「はい。障がい者じゃなくて」の声あり)バルコニー等のものにつきましては、全てその辺は交換するという形のもとで計画しております。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) 済みません。ちょっと余り細かく聞いて申しわけございませんけれども、先ほどの構成建具関係、質問ございませんでしたので、建具関係を取りかえるのかどうか、今の建具を使うのかどうか、再度お伺いします。
それと、吹きつけタイル、これやるんですけれども、これ市長のほうにちょっとお聞きします。今のイメージは非常に暗いんですね、あそこね。ですから、明るいイメージにしたいと私は思うんです。ですから、吹きつけタイル関係も、これはやはり市長のその采配だと思うんですけれども、明るい吹きつけタイルにするかどうか。建物というのは幾ら立派につくっても、色でがらっと変わってくるんですよ。色がやはり命なものですので、その辺の色選びのほうはよろしくこれ考えていただきたいと思っております。
それから、屋上関係のほうで今キュービクル関係は移動するという話を聞いたんですけれども、高架水槽についてはこれは取っ払って、直接にこうやるのかどうか、その辺をお伺いいたします。
あと、これ最後になりますけれども、今1階のほうに湧水関係があるんですよね。若干。その辺の湧水する場所についての湧水どめとか、その辺のやつはどのように考えているか、お伺いいたします。
それと、先ほどこれ答弁漏れなんですけれども、空調、電気設備の直接工事はどれくらいあるか。空調、電気、建設に分かれて3つに分かれると、どれだけの内訳になるか、今ここでわかればお知らせください。以上です。
○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 建具の窓につきましては、全て交換ということで計画しております。
給水タンクのほう、先ほどもご説明申し上げましたけれども、受水タンクのほうにつきましては全部撤去しまして、直圧式で計画しております。
あと、漏水対策、1階の南側かなと思うんですけれども、そちらのほうにつきましては側溝等、そういった水が出るところにつきましては整備をしまして、そういったものは対策を講じるということにしております。
空調の電気の金額につきましては、今済みませんが出せませんので、先ほどの詳細と一緒にお出ししたいと思いますので、よろしくお願いします。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) 構成建具の件でなんですけれども、全部取りかえるというお話を聞きました。当然、今ついている構成建具かなり古いものですので、一つは構成建具のほうが断熱サッシになっているのかどうか。あと、多分これはもう間違いないと思うんですけれども、ガラスがペアガラスかどうか、お伺いいたします。以上でございます。
○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 済みませんけれども、詳細を確認しまして合わせて報告させていただきます。申しわけないです。
○議長(浅野幹雄君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 外観の色につきましては、やはり今回いろいろ準備をする段階でいろいろな方々にご意見をいただいた中で、やはりあの庁舎は富谷にとって大きな歴史的な建築物であるということということでは、やはり今の雰囲気を余り逆に変えないほうが、大切にしたほうがいいんじゃないかというふうなところで今は考えております。なお、その範囲の中でそれを基本としながら、あとは今現在いわゆるしんまち地区は開宿400年祭に向けてあそこの面影づくりを進めていく上で、いわゆるその雰囲気に合ったものに配慮したもので進めていきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) それでは、質問いたします。
いよいよ民俗ギャラリーがここに移設するというふうなことで、期待も大きいところであります。認識違いならあれですけれども、2階のシルバーさん向けに西側に入り口ができる。エレベーターホールがここになるというふうなことで、いろいろ検討なされた結果このようになったのかなというようなことで大変いい形が示されたと思います。そのような中で、3階の民俗ギャラリー、同じ面積フロアというふうなこととはなりますけれども、いわゆる動線ですね。人の流れ。確認をさせていただきますけれども、階段を上がってくる方、そしてエレベーターをおりて民俗ギャラリーのほうに向かうといった場合の最初の入り口、ざくっと言えば2,700の半分とすれば1,350、400尺程度の間口でしょうか。出入り口。そしてまた、PSが正面にあって、やや左に折れる形でまた400尺の入り口を入っていくという、そんなふうに私は読み取るんですけれども、このような窮屈なといいますか、動線のように見えますが、この辺の検討というか、現状どのようなお考えであるのか、1つ。
2つ目は、民俗ギャラリーの今のところからここに移動するわけです。そしてまた、さまざまなテーマによって入れかえが行われるというふうなこととなりますけれども、物の出入り、人の出入りと同じような形での出入りなのか、それとも大型のものはどこからか臨時に開口部を設けて入れるような場所を想定してあるのか。その2点について質問いたします。
○議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(渡邉正弘君) まず、物の搬入でございますが、この図面にあるとおり、正面等々、エレベーター等々から物によりましては分解をして持ち込んで、あと中で組み立てるといったようなことも検討しております。
○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 入り口の広さということなんですけれども、こちらにつきましては防火扉とかがちょっとございまして、そちらのほうのやつでちょっと大きく入り口のほうを広げるという形のほうができないという形のものになっておりますので、この形でやっていきたいということで考えております。
○議長(浅野幹雄君) 3番……、議席番号お願いします。3番若生英俊君。
○3番(若生英俊君) くどいようですけれども、1,350、実のうちので4尺程度というようなことでの認識でよろしいでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) そういう形で大丈夫でございます。
○議長(浅野幹雄君) この際、午前11時15分まで休憩をいたします。
午前11時02分 休憩
午前11時15分 再開
○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
ほかに質疑ありませんか。13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 4ページの3階平面図のところなんですが、市民ギャラリーのところで、ここのところの来館者というのは高齢者だったり身体障がい者、いろいろな方、小さいお子さん、もう全住民がここに多分来館すると思うんですけれども、この図面を見ますと、全くもって休むスペースはほとんどないような状況なんですけれども、この検討はなさったのか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) エレベーターホールスペースとかございますので、その辺あたりに休憩するような場所を設けたいと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) ここはちょっと私よくわからない、スペース的には大体どれぐらいの、テーブル、椅子は置けるような状況なんでしょうか。エレベーター前で大丈夫でしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) スペースが5メートル掛ける6メートルくらいございますので、休憩する椅子とかは置けるような形になってきます。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) まず、建物前の駐車スペースで、障がい者の方用として車椅子対応の駐車スペースということでありますが、こちらのほうに屋根をかけるかどうか、お聞かせいただきたいと思います。私としてはぜひともあったほうがいいと思います。
あると、あと万が一緊急時というか、その体調を崩したとか、そういうときに例えば救急隊の方が来ていただいていまして、そうしますとストレッチャーで例えば3階から1階に搬送するわけですけれども、そういうとき、そういったストレッチャーをその下まで持っていく、搬送するのに、例えばエレベーターとか十分そういったものは寸法的に大丈夫なのかどうか。その辺をお聞きいたします。
また、あとその設備のほうでありますけれども、設備というか、やはりインターネット関係はもちろんLANとかそういったものについては考えていらっしゃると思いますけれども、Wi-Fiについてはどのようにお考えか、お伺いいたします。以上です。
○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 身障者用の駐車場……、済みません。車椅子用の駐車場ございまして、そこの上の屋根につきましては、現況では考えていない状況でございます。
現況で、あとエレベーターの中でストレッチャーにつきましては、ちょっとストレッチャーの幅が一応確認しまして、またあとお答えしたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) インターネット環境とか、Wi-Fiについてですが、こちらの施設は創業支援であったり、起業者支援しておりますので、当然そういう環境がないとそういう業務は行えませんので、全て備えていく予定で今は考えております。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) まず、その車椅子対応の駐車場の屋根でありますけれども、せっかくスロープ、もちろん前々からありますけれども、建物の前にありまして、中できちんと対応できるようになっておりますので、やはりこれも特に民俗ギャラリーに限らず創業支援ということでいうことでも考えますと、特に本当に障がいのあるなし関係なくそういった方が多く来ると思いますので、ぜひとも屋根のほうは検討していただきたいということで、再度検討するかどうか、つけていただきたい、つけたほうがいいということで提案させていただきますが。
あとはストレッチャー、大体人ですので1,800から2,000くらいの長さかなということで思いますけれども、ぜひこれでもそういった緊急時を考えますと余裕のあるものが必要かと思いますけれども、その辺もぜひ検討、設置に向けて、設置というか、その辺も考えていただきたいということで、どのようにお考えか、もう一度お聞きいたします。
○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 駐車場の屋根のほうにつきましては、ちょっと検討させていただくという形のものにしまして、あとエレベーターのほうにつきましても、13人乗りの900キロまでということなので、大丈夫だとは感じております。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) 1階のボイラー室、3階までそのまま続いているんですけれども、そこのところにエレベーターホールが1カ所あるだけです。それで、ここの部分を部屋として3階まで使ったら、非常に効率がいいと思うんですけれども、なぜここが利用できなかった部分であるのか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。もとい、建設部長。
○建設部長(伊藤 正君) ボイラー室につきましては、構造上非常に脆弱な構造だったといいうことで、こちらについては取り壊しをさせていただいて、そこをエレベーターホールとして活用させていただくということにしたものです。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) 1階の部分だけじゃなく、地盤が悪いのはわかりますけれども、そこの上の3階までの部分でずっと筒抜けなっているわけですよね。そうした場合に、そこを部屋として活用できる方法がなかったのかということでお伺いしています。
○議長(浅野幹雄君) 建設部長。
○建設部長(伊藤 正君) 3階建てでございますので、エレベーターの設置というのはどうしても必要かということから始まっておりますけれども、当初は道路側から見た正面の右側付近に設置しようかということもありましたけれども、景観上非常によろしくないということから、あのスペースの検討をさせていただいた結果、そこのちょうど中庭みたいな形になっていますけれども、そこのところを活用しようということになったものでございます。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) 私はエレベーターホールが何でここにつくったのかということじゃないんです。それを質問しているんじゃなく、ここのスペース、結構大きいスペースあると思うんです。その部屋の中にエレベーターホールがあってもいいから、エレベーターの下降部分があってもいいから、ここのスペースを部屋として利用できなかったのかということです。3階までの。
○議長(浅野幹雄君) 建設部長。なぜできなかったのかということですから、そんなに悩む問題じゃないですよ。
○建設部長(伊藤 正君) こちらにつきましては、ちょっとここの部分を全て部屋にするというのは施工上も非常に難しいということで、一応中庭ふうにあけておくような形で利用するということにしたものでございます。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 富谷宿起源の地の整備でありまして、広く市民の方々、しんまち地区の方々はどのようにでき上がるのか、非常に関心のあるところでありますので、さほど難しい作業ではないと思いますので、ホームページとかに完成の予想図、パース図みたいなものを公開すべきと考えますが、いかがでしょう。まず、1点。
それから、この旧庁舎敷地内に、私の記憶に間違いがなければ、配水本管が横切っているはずなんですけれども、その処理をどのように考えておりますか。以上、2点です。
○議長(浅野幹雄君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) まず、ホームページへの公開につきましては、こちらのほうは議員のおっしゃるとおりだと思いますので、また、周辺の皆様へも説明行為はこれから始まりますので、そういったものに合わせて検討させていただきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 経済産業部長。水道管。もとい、建設部長。もとい、都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 議員のおっしゃるとおり、中に本管のほうが入っておりまして、そちらのほうを撤去しまして、新たに取り出しを40ミリするという形のもので計画しておりました。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 取り出しのことを言っているんじゃなくて、しんまちの北裏から南裏に向かって、たしか125ミリか150ミリぐらいの配水本管が横切っていると思うんですよ。私の記憶に間違いがなければ、耐震管ではないと思います。この図面のいう上の部分、北側の部分に今度新しく給排水設備のものが布設されますよね。恐らく深度からいってその下に古い配水本管が残ったままで整備するのかということを聞いているんですよ。
○議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。もとい、都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 本管のほうにつきましては、確認させていただきまして、またご報告申し上げ……。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) でき上がって1年後ぐらいに、漏水しました、新しく整備した設備を壊しながら修理しましたなんていうのでは話のほかですから、やることに対しての一番の基本的な既存のものをきちっと適正な形にして、その上に積み上げていくというのが考え方だと思います。これ、後でという問題ではないと思います、私。
○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 後ということではなくて、その現地を確認をして、適正な対応を図っていきたいという形だと思っております。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) まず、内装に関してなんですけれども、歴史があるその今ある状態を活用するというお話だったんですけれども、やはり日本は木の文化ですので、内装で木を使うというようなことは検討されているのかどうか、お伺いいたします。
2点目としましては、省エネ、先日も一般質問のほうで質問したんですけれども、やはり光熱費がこれだけ大きい施設ですとかかるようになってくると思います。その断熱に関してトリプルサッシの検討であるとか、そういうことは考えられていたのか、そしてこれからそういうものが導入されるのかどうかをお伺いいたします。
そして、3点目なんですけれども、起業・創業支援のこの整備、内装や設備ですね。そのデザインに関しましては、さまざまなところを見ていただきまして、しっかりと何が必要なのかというのを検討する必要があるかと思いますが、その見解を伺います。
そして、最後になりますが、民俗ギャラリーに関しまして、付加価値をつけた形というお話が先ほどあったかと思うんですけれども、例えば学芸員の配置であるとか、見せ方として照明、そしてボードといいますか、その説明書きみたいなものをしっかりとデザインをしていくといいますか、そのデザイナーを入れるというか、そういうことの検討はされているのか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 内装につきましては、木を使うという形のことは今は計画はございません。
省エネの関係で、先ほども議員からお話あったように、ペアガラスで、トリプルではなくてペアガラスで設置していきたいという形のもとで今計画しております。
○議長(浅野幹雄君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) 起業者支援のほうのスペースのデザイン関係ですけれども、こちらのほうはおっしゃるとおり中のイメージというのもやはり創業する皆さんにとって重要でございますので、我々も今いろいろなところを見ております。たまたま休日で休みだったときに東京に行ったとき、渋谷ヒカリエというところもありまして、そういったところは内装の壁より備品類で何とか工夫してそういったものを補っているところもありましたので、そういったものを含めて総合的に、先ほどの木目というのもありましたので、そういったものも必要であれば備品購入のほうで地方創生の中で認められる範囲であればそういったものも採用していきたいと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(渡邉正弘君) デザイナーのほうにつきましては、一応今のところは考えておりません。なお、学芸員につきましては29年度より採用しておりますので、そちらのほうの意見も反映していきたいと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 木材に関しましては、やはりやわらかなイメージであるとか、そういう大変重要なものだと思います。そして、木の活用という意味では宮城県でもこれは進めていかなかければならない。そして、富谷でもやはりやわらかい建物ということで、これ大変重要じゃないかなと思います。市長としてその木を使うというような建物の重要性、今後どのようにお考えなのか、お伺いいたします。
そして、2点目としましては、その省エネに関しまして、ペアガラスというお話だったんですけれども、実は日本の断熱性能って本当に低くて、日本のペアガラスをドイツで使おうとすると家畜小屋でしか使えないというような、それぐらいもう本当に後進国と言っていいようなぐらい本当に低い状況でして、ここはもし外にほとんど逃げるというのが窓から大体逃げるという状況ですので、ここをしっかりと整備することによって、コストが余りかからないようにするということでしっかりと再度検討が必要かなと思いますが、ご見解をお伺いいたします。
そして、起業・創業支援に関しまして、やはり開業の率が宮城県内でも本当にトップクラスですので、こちらしっかりとした検討が必要だと思われますので、ヒカリエの例もそうなんですけれども、こちらは再度ご見解を、富谷の中での重要性、どのように認識されているのか、ご見解をお伺いいたします。
そして、最後にその学芸員の配置ということはあるかと思うんですけれども、やはりその見せ方というのもこれ大変大事だと思いますので、再度ご検討を願えるか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 最初のご質問にお答えします。
木造、私も実は就任以来、木造の建築物に、逆に意識的に木造の建築物を優先して考えております。なお、地元の木材を活用した建築物についても検討したり、その場合のコスト計算をしたりということもやっておるわけでございますが、いろいろな中で常にそういった形で木造には配慮した形で進めております。が、しかし、今回のいわゆる旧庁舎につきましては、既存の建築物を利用してということでございますので、その辺ではどうしても限界があるということでございますので、どうかご理解いただければというように思います。
○議長(浅野幹雄君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) 創業支援の関係でございますが、こちらのほうは市長も申し上げているとおりでございますけれども、市になっておりますので、そういった部分も必要だということで、今まで企業誘致活動も展開しておりましたが、できれば市内で企業を起こし、そして市内でその起業活動を行う。そういった皆さんも育てていくことが市に求められていることでもございますので、そういったことで今回地方創生の補助金が認められたというのもあります。そういったところも含めて、新たな産業を興すということと、あとはできれば産業プラザで活動している皆さんが市内の空き家とかそういったところも活用して、店舗だったり、仕事をしていただくようなところも提供できるようなシステムをつくりながら、こちらの産業プラザを運営していければと今のところは思っているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 現在のところ、やはりペアガラスという形のことで計画という形にしておりましたので、そちらのほうで今はやっていきたいと思っております。以上です。
○議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(渡邉正弘君) まず、学芸員を中心にいたしまして内部で対応いたしまして、その後はさまざまな方からご意見をいただいて進めてまいりたいと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 2点のみ、再質問させていただきます。
木造の建築といって全部木造でつくらなくても、ポイントだけ木を使うというのもこれいいアイデアかなと思いますが、そういう内装としてポイントだけ使えないかというご検討はできないか、再度お伺いいたします。
それと、省エネの話なんですけれども、これからいろいろな施設をまたつくったり改修したりもするかもしれないんですけれども、長期的なその省エネのコスト計算であるとか、そういうものも今後考えていけるのかどうか、再度お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生市長。
○市長(若生裕俊君) 内装等での木材使用につきましては、可能な限り検討していきたいというふうに考えております。
あと、また、あわせて、省エネの視点につきましては、今の時代必要不可欠な視点でございますので、最大限省エネにも配慮した形で今後進めていきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) この図面の2ページ、3ページですが、ここのところに耐震壁が、耐力壁ということでなっています。新設ということで、先ほどのお話ですと、これで大学の先生たちの計算上オーケーだということでの説明でしたが、それでは全体としてその耐震の数値であらわすとどういう数値になるのか。そのことをお尋ねします。1以上になっているのか。そこのところが今まで一番懸念されてきたことだと思うのです。それがどうなのか、お尋ねします。
それと、3ページですが、2階、裏側と正面玄関のところに段差がありますから、2階のところに玄関を設ける。あ、これはいいアイデアだなと思ったのですが、シルバー人材センターと、それからキャリア開発支援の部屋のところがつながっていて、ここの玄関から入ったところがどうしても通路になってしまうというイメージなんですね。そうすると、全部をシルバーのところで約1.5倍になりますということでしたが、それが1.5倍の機能を果たせるのかなと。ここのドアのあたりをもう少し工夫する必要があるのではないかと思ったのですが、このあたりのもう一回考えるということは、再検討はできるのかどうか、お尋ねします。
4ページにいってですが、その民俗ギャラリーです。今の広さと同じぐらいということでしたが、先ほどもありましたように、市民からこれもぜひ、これもぜひというものもありますでしょうし、今現在も倉庫にというものもあるはずで、その倉庫がここに示されているのでは到底足りないだろうと思うわけで、この倉庫がほかに設けられるのか。このあたりについてはどのようになっているのか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 耐震の数字につきましては、通常0.6以上という形のことになっておりますので、そちらに耐え得る計画でやっておるということでございます。
シルバー人材センターの入り口部分につきましては、シルバー人材センターのほうと協議をいたしましてこのような形にしておるものでございます。シルバーの倉庫のほうにつきましては……。(「ドアを大きくできないのかという質問がありました」の声あり)
○議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(渡邉正弘君) 倉庫につきましては、現在の民俗ギャラリーのほうで一応検討しております。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 0.6というのはそんなに高くないんですよね。これから先どういうことがあるかもしれないので、できるだけ1に近づける必要があるかと思うんです。そうしますと、富谷小学校でやっているような筋交いみたいなものだとかという設ける必要はないのか。奥のほうに行って3階のところ、議場があったところ、ガラスになっていましたけれども、あそこに壁を設けるということにはなっていますが、あれは耐力壁ではないと、そういうふうな説明書きではありませんので、それなのかどうか。本当に0.6でよしとするのか。ここのところが一番この旧庁舎をどうするかということについては問題になっていたところなので、0.6でよしとすることはちょっと余りにも甘いのでないかなと思いますが、この点はどうでしょうか。
3ページのところですが、シルバー人材センターのところで打ち合わせをしてこうなったということですが、キャリア開発支援室ですけれども、これはあれですよね。そのシルバーの人たちも応援するんだけれども、シルバーのものではない部分ですよね。そういうことからすると、ここ通路になって本当にほかの人たちが来たときに使いづらいんじゃないかと思うわけですよ。そういうふうにシルバーと検討したというんですけれども、本当にそれでいいのかどうか、再度の検討が必要ではないかと思います。
3階部分のギャラリーについてですけれども、そうしますと今あるギャラリーのところにそこを倉庫にするということになるかと思いますが、それではどの辺の部分ですかね。大体何畳分ぐらいとか、何平方メートルぐらいをその倉庫にするということに考えているのか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 経済産業部長。
○経済産業部長(荒谷 敏君) まず、シルバー人材センターの前にあるキャリア開発室でございますけれども、ここにつきましてはシルバー人材センターの事務所の中の備品配置、カウンターとかそういったものが入る予定でございます。そういったところでまず事務所と通路の区分けをさせていただきながら、当然キャリア開発室ですので、シルバー人材センターも使いますし、もしかすると創業支援で来た皆さんの中でも使うかもしれませんので、そういったところの色分けはそういったこれから設置される備品類で考えてまいりたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
○都市計画課長(高田浩幸君) 現基準の0.6ということで、十分耐震は図れるのかという形で思っておりますので、現段階ではこれでいきたいと思っております。以上でございます。
○議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(渡邉正弘君) どのくらいの面積かということでございますが、そちらにつきましては今から今後検討させていただきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第17号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第 6 議案第10号 農業委員会委員の任命につき同意を求めることについて
日程第 7 議案第11号 農業委員会委員の任命につき同意を求めることについて
日程第 8 議案第12号 農業委員会委員の任命につき同意を求めることについて
日程第 9 議案第13号 農業委員会委員の任命につき同意を求めることについて
日程第10 議案第14号 農業委員会委員の任命につき同意を求めることについて
日程第11 議案第15号 農業委員会委員の任命につき同意を求めることについて
日程第12 議案第16号 農業委員会委員の任命につき同意を求めることについて
○議長(浅野幹雄君) 日程第6、議案第10号から日程第12、議案第16号まで、富谷市議会会議規則35条の規定により一括議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、議案第10号から議案第16号までの議案につきまして、一括でご説明をさせていただきます。
今回の第10号よりの議案につきましては、農業委員会委員の任命につき同意を求めるものでございます。農業委員会の委員に下記の者を任命することについて、農業委員会等に関する法律第8条第1項の規定により議会の同意を求めるものでございます。
提案理由につきましては、現委員の任期満了に伴い新たに任命するためでございます。
まずは、議案第10号につきましては、佐藤政悦氏、住所、生年月日につきましては記載のとおりでございます。
続きまして、議案第11号につきましては、同様の理由によりまして佐藤一夫氏、住所、生年月日については記載のとおりでございます。
次に、議案第12号につきましても同様の理由でございます。浅野芳夫氏、住所、生年月日については記載のとおりでございます。
議案第13号につきましても同様の理由でございます。氏名が小松明巳氏、住所、生年月日については記載のとおりでございます。
続きまして、議案第14号につきましては、早坂和也氏でございます。理由については同様でございます。
議案第15号につきましては、古跡幸夫氏でございます。理由については同じでございます。
続きまして、議案第16号につきましては、村上幸枝氏でございます。理由につきましては同様でございます。
以上でございます。どうぞご同意賜りますようによろしくお願いします。
○議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩といたします。
午前11時45分 休憩
午後 1時00分 再開
○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
これから議案第10号を採決いたします。
この採決は無記名投票により行います。
議場の出入り口を閉めます。
〔議場閉鎖〕
○議長(浅野幹雄君) ただいまの出席議員は19名です。
次に、立会人を指名いたします。
富谷市議会会議規則第31条第2項の規定によって、立会人に1番金子 透君、2番青柳信義君、3番若生英俊君の3名を指名いたします。
投票用紙を配付いたします。
〔投票用紙配付〕
○議長(浅野幹雄君) 念のために申し上げます。
富谷市議会会議規則第72条の規定により、本案を可とする議員は賛成と、否とする議員は反対と記載願います。
なお、投票による表決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは、富谷市議会会議規則第73条の規定により否とみなします。
投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票用紙の配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。
〔投票箱点検〕
○議長(浅野幹雄君) 異状なしと認めます。
ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を呼び上げますので、1番議員から順番に投票願います。
〔事務局長点呼、投票〕
○議長(浅野幹雄君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
開票を行います。1番金子 透君、2番青柳信義君、3番若生英俊君、立ち会い願います。
〔開票〕
○議長(浅野幹雄君) 投票の結果を報告いたします。
投票総数19票
有効投票 19票
有効投票のうち
賛成 18票
反対 1票
以上のとおり、賛成が多数です。よって、本案は原案のとおり可決されました。
これから議案第11号を採決いたします。
この採決は無記名投票により行います。
議場の出入り口を閉めます。
〔議場閉鎖〕
○議長(浅野幹雄君) ただいまの出席議員は19名です。
次に、立会人を指名いたします。
富谷市議会会議規則第31条第2項の規定によって、立会人に4番長谷川る美君、5番畑山和晴君、6番齊藤秀行君の3名を指名いたします。
投票用紙を配付いたします。
〔投票用紙配付〕
○議長(浅野幹雄君) 念のため申し上げます。
富谷市議会会議規則第72条の規定により、本案を可とする議員は賛成と、否とする議員は反対と記載願います。
なお、投票による表決において、賛否を表明しない投票、賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは、富谷市議会会議規則第73条の規定により否とみなし取り扱います。
投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票用紙の配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。
〔投票箱点検〕
○議長(浅野幹雄君) 異状なしと認めます。
ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を呼び上げますので、1番議員から順番に投票願います。
〔事務局長点呼、投票〕
○議長(浅野幹雄君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
開票を行います。4番長谷川る美君、5番畑山和晴君、6番齊藤秀行君、立ち会い願います。
〔開票〕
○議長(浅野幹雄君) 投票の結果を報告いたします。
投票総数19票
有効投票 19票
有効投票のうち
賛成 19票
以上のとおり、賛成が全員です。しがたって、本案は原案のとおり可決されました。
これから議案第12号を採決いたします。
この採決は無記名投票により行います。
ただいまの出席議員は19名です。
次に、立会人を指名いたします。
富谷市議会会議規則第31条第2項の規定によって、立会人に7番藤原 峻君、8番佐藤聖子君、9番浅野武志君の3名を指名いたします。
投票用紙を配付いたします。
〔投票用紙配付〕
○議長(浅野幹雄君) 念のため申し上げます。
富谷市議会会議規則第72条の規定により、本案を可とする議員は賛成と、否とする議員は反対と記載願います。
なお、投票による表決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは、富谷市議会会議規則第73条の規定により否とみなし取り扱います。
投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票用紙の配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。
〔投票箱点検〕
○議長(浅野幹雄君) 異状なしと認めます。
ただいまから議席番号と氏名を呼び上げますので、1番議員から順番に投票願います。
〔事務局長点呼、投票〕
○議長(浅野幹雄君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
開票を行います。7番藤原 峻君、8番佐藤聖子君、9番浅野武志君、立ち会い願います。
〔開票〕
○議長(浅野幹雄君) 投票の結果を報告いたします。
投票総数19票
有効投票 19票
無効投票 なし
有効投票のうち
賛成 19票
反対 なし
以上のとおり、賛成が全員です。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
これから議案第13号を採決いたします。
この採決は無記名投票により行います。
議場の出入り口を閉めます。
〔議場閉鎖〕
○議長(浅野幹雄君) ただいまの出席議員は19名です。
次に、立会人を指名いたします。
富谷市議会会議規則第31条第2項の規定によって、立会人に10番西田嘉博君、11番佐藤克彦君、12番山路清一君の3名を指名いたします。
投票用紙を配付いたします。
〔投票用紙配付〕
○議長(浅野幹雄君) 念のために申し上げます。
富谷市議会会議規則第72条の規定により、本案を可とする議員は賛成と、否とする議員は反対と記載願います。
なお、投票による表決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは、富谷市議会会議規則第73条の規定により否とみなし取り扱います。
投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票用紙の配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。
〔投票箱点検〕
○議長(浅野幹雄君) 異状なしと認めます。
ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を呼び上げますので、1番議員から順番に投票願います。
〔事務局長点呼、投票〕
○議長(浅野幹雄君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
開票を行います。10番西田嘉博君、11番佐藤克彦君、12番山路清一君、立ち会い願います。
〔開票〕
○議長(浅野幹雄君) 投票の結果を報告いたします。
投票総数19票
有効投票 19票
無効投票 なし
有効投票のうち
賛成 19票
反対 なし
以上のとおり、賛成が全員です。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
これから議案第14号を採決いたします。
この採決は無記名投票により行います。
ただいまの出席議員は19名です。
次に、立会人を指名いたします。
富谷市議会会議規則第31条第2項の規定によって、立会人に13番浅野直子君、14番高橋正俊君、15番菅原福治君の3名を指名いたします。
投票用紙を配付いたします。
〔投票用紙配付〕
○議長(浅野幹雄君) 念のため申し上げます。
富谷市議会会議規則第72条の規定により、本案を可とする議員は賛成と、否とする議員は反対と記載願います。
なお、投票による表決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは、富谷市議会会議規則第73条の規定により否とみなし取り扱います。
投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票用紙の配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。
〔投票箱点検〕
○議長(浅野幹雄君) 異状なしと認めます。
ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を呼び上げますので、1番議員から順番に投票願います。
〔事務局長点呼、投票〕
○議長(浅野幹雄君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
開票を行います。13番浅野直子君、14番高橋正俊君、15番菅原福治君、立ち会い願います。
〔開票〕
○議長(浅野幹雄君) 投票の結果を報告いたします。
投票総数19票
有効投票 19票
無効投票 なし
有効投票のうち
賛成 19票
反対 なし
以上のとおり、賛成が全員です。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
これから議案第15号を採決いたします。
この採決は無記名投票により行います。
ただいまの出席議員は19名です。
次に、立会人を指名いたします。
富谷市議会会議規則第31条第2項の規定によって、立会人に16番出川博一君、17番相澤 榮君、18番渡邊俊一君の3名を指名いたします。
投票用紙を配付いたします。
〔投票用紙配付〕
○議長(浅野幹雄君) 念のため申し上げます。
富谷市議会会議規則第72条の規定により、本案を可とする議員は賛成と、否とする議員は反対と記載願います。
なお、投票による表決において、賛否を明らかにしない投票、賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは、富谷市議会会議規則第73条の規定により否とみなし取り扱います。
投票用紙の配付漏れありませんか。(「なし」の声あり)
投票用紙の配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。
〔投票箱点検〕
○議長(浅野幹雄君) 異状なしと認めます。
ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を呼び上げますので、1番議員から順番に投票願います。
〔事務局長点呼、投票〕
○議長(浅野幹雄君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
開票を行います。16番出川博一君、17番相澤 榮君、18番渡邊俊一君、立ち会い願います。
〔開票〕
○議長(浅野幹雄君) 投票の結果を報告いたします。
投票総数19票
有効投票 19票
無効投票 なし
有効投票のうち
賛成 19票
反対 なし
以上のとおり、賛成が19票、全員です。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
これから議案第16号を採決いたします。
この採決は無記名投票により行います。
ただいまの出席議員は19名です。
次に、立会人を指名いたします。
富谷市議会会議規則第31条第2項の規定によって、立会人に19番安住稔幸君、1番金子 透君、2番青柳信義君の3名を指名いたします。
投票用紙を配付いたします。
〔投票用紙配付〕
○議長(浅野幹雄君) 念のため申し上げます。
富谷市議会会議規則第72条の規定により、本案を可とする議員は賛成と、否とする議員は反対と記載願います。
なお、投票による表決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは、富谷市議会会議規則第73条の規定により否とみなし取り扱います。
投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票用紙の配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。
〔投票箱点検〕
○議長(浅野幹雄君) 異状なしと認めます。
ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を呼び上げますので、1番議員から順番に投票願います。
〔事務局長点呼、投票〕
○議長(浅野幹雄君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
開票を行います。19番安住稔幸君、1番金子 透君、2番青柳信義君、立ち会い願います。
〔開票〕
○議長(浅野幹雄君) 投票の結果を報告いたします。
投票総数19票
有効投票 19票
無効投票 なし
有効投票のうち
賛成 19票
反対 なし
以上のとおり、賛成が19票、全員です。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議場の出入り口を開きます。
〔議場開鎖〕
ここで、午前の議案審議の中で答弁漏れがありましたので、発言を許します。教育総務課長。
○教育総務課長(相澤美和君) それでは、2点ほどございましたので、まず、1点目です。幼稚園の奨励費の動きについてということで、まず、人数なんですが、対象人数、平成27年度が1,006人だったのが、平成28年度におきましては916人でございます。対象の金額ですが、平成27年度は1億3,756万3,200円、28年度は1億3,155万円ということになっております。
続いて、幼稚園の加配数ということのお話なんですけれども、一応幼稚園の加配数ということで、義務教育の小中学校につきましては国の定めで定数法がありますので、そちらでそれ以外の職員については加配という表現をいたしますが、幼稚園のほうはそういった定めがありませんので、職員以外の今支援をいただいている人数ということで申し上げますと、両幼稚園合わせまして10名ほどということになっております。以上でございます。
日程第13 諮問第1号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて
○議長(浅野幹雄君) 日程第13、諮問第1号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) それでは、諮問第1号でございます。
人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて。
人権擁護委員の候補者として下記の者を推薦することについて、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものでございます。
氏名につきましては佐藤文人氏、住所、生年月日については記載のとおりでございます。
提案理由につきましては、人権擁護委員佐藤文人氏は、平成29年9月30日をもって任期満了となるためでございます。
以上、どうぞよろしくお願いします。
○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
これから諮問第1号を採決いたします。
この採決は無記名投票により行います。
議場の出入り口を閉めます。
〔議場閉鎖〕
○議長(浅野幹雄君) ただいまの出席議員は19名です。
次に、立会人を指名いたします。
富谷市議会会議規則第31条第2項の規定によって、立会人に3番若生英俊君、4番長谷川る美君、5番畑山和晴君の3名を指名いたします。
投票用紙を配付いたします。
〔投票用紙配付〕
○議長(浅野幹雄君) 念のため申し上げます。
富谷市議会会議規則第72条の規定により、本案を可とする議員は賛成と、否とする議員は反対と記載願います。
なお、投票による表決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは、富谷市議会会議規則第73条の規定により否とみなし取り扱います。
投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票用紙の配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。
〔投票箱点検〕
○議長(浅野幹雄君) 異状なしと認めます。
ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を呼び上げますので、1番議員から順番に投票願います。
〔事務局長点呼、投票〕
○議長(浅野幹雄君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
開票を行います。3番若生英俊君、4番長谷川る美君、5番畑山和晴君、立ち会い願います。
〔開票〕
○議長(浅野幹雄君) 投票の結果を報告いたします。
投票総数19票
有効投票 19票
無効投票 なし
有効投票のうち
賛成 19票
反対 なし
以上のとおり、賛成が19票、全員です。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議場の出入り口を開きます。
〔議場開鎖〕
日程第14 諮問第2号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて
○議長(浅野幹雄君) 日程第14、諮問第2号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生市長。
○市長(若生裕俊君) 諮問第2号でございます。
人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて。
人権擁護委員の候補者として下記の者を推薦することについて、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものでございます。
氏名につきましては中川弘美氏、住所、生年月日は記載のとおりでございます。
提案理由につきましては、人権擁護委員中川弘美氏は、平成29年9月30日をもって任期満了となるためでございます。どうぞよろしくお願いします。
○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
これから諮問第2号を採決いたします。
この採決は無記名投票により行います。
議場の出入り口を閉めます。
〔議場閉鎖〕
○議長(浅野幹雄君) ただいまの出席議員は19名です。
次に、立会人の指名をいたします。
富谷市議会会議規則第31条第2項の規定によって、立会人に6番齊藤秀行君、7番藤原 峻君、8番佐藤聖子君の3名を指名いたします。
投票用紙を配付いたします。
〔投票用紙配付〕
○議長(浅野幹雄君) 念のため申し上げます。
富谷市議会会議規則第72条の規定により、本案を可とする議員は賛成と、否とする議員は反対と記載願います。
なお、投票による表決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは、富谷市議会会議規則第73条の規定により否とみなし取り扱います。
投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票用紙の配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。
〔投票箱点検〕
○議長(浅野幹雄君) 異状なしと認めます。
ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を呼び上げますので、1番議員から順番に投票願います。
〔事務局長点呼、投票〕
○議長(浅野幹雄君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
開票を行います。6番齊藤秀行君、7番藤原 峻君、8番佐藤聖子君、立ち会い願います。
〔開票〕
○議長(浅野幹雄君) 投票の結果を報告いたします。
投票総数19票
有効投票 19票
無効投票 なし
有効投票のうち
賛成 19票
反対 なし
以上のとおり、賛成が19票、全員です。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議場の出入り口を開きます。
〔議場開鎖〕
○議長(浅野幹雄君) 日程第15、閉会中の各委員会調査についてを議題といたします。
各委員会から、所管事務のうち富谷市議会会議規則第105条の規定によって継続調査の申し出があります。
お諮りいたします。
各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
平成29年第2回富谷市議会定例会は、終始熱心な審議を経て全ての議案を議決いたしました。執行部におかれましては、各議員から出された意見を十分に尊重し、市政を執行されますよう強く要望いたしまして、閉会の挨拶といたします。
これで本日の日程は全て終了いたしました。議会を閉じます。
平成29年第2回富谷市議会定例会を閉会いたします。
ご苦労さまでした。
午後1時59分 閉会