富谷市

『住みたくなるまち日本一』をめざして

平成29年第1回富谷市議会定例会(開催日:2月21日~3月17日)

更新日:2017年05月31日

平成29年第1回富谷市議会定例会(開催日:2月21日~3月17日)

会議録目次

定例会会議録第1号

定例会会議録第2号

定例会会議録第3号

定例会会議録第4号

定例会会議録第5号

定例会会議録第6号

予算審査特別委員会第1号

予算審査特別委員会第2号

予算審査特別委員会第3号

予算審査特別委員会第4号

定例会会議録第7号

平成29年第1回定例会目次

平成29年第1回富谷市議会定例会会議録目次
第1日目 2月21日(火)
市長提出議案の概要説明
議案第 1号 とみやスイーツ基金条例の制定について
議案第11号 平成28年度富谷市一般会計補正予算(第6号)
議案第12号 平成28年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)
議案第13号 平成28年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第4号)
議案第14号 平成28年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第4号)
議案第15号 平成28年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第4号)
議案第16号 平成28年度富谷市水道事業会計補正予算(第4号)
議案第23号 指定管理者の指定について
議案第 2号 富谷市農業委員会の委員及び富谷市農地利用最適化推進委員の定数に関する条例の制定について
議案第 3号 とみや放課後児童クラブ条例の制定について
議案第 4号 富谷市職員定数条例の一部改正について
議案第 5号 富谷市個人情報の保護に関する条例の一部改正について
議案第 6号 富谷市手数料条例及び富谷市印鑑登録及び証明に関する条例の一部改正について
議案第 7号 富谷市税条例等の一部改正について
議案第 8号 富谷市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について
議案第 9号 指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正について
議案第10号 富谷市道路占用料等条例及び富谷市公共物管理条例の一部改正について
議案第17号 平成29年度富谷市一般会計予算
議案第18号 平成29年度富谷市国民健康保険特別会計予算
議案第19号 平成29年度富谷市下水道事業特別会計予算
議案第20号 平成29年度富谷市介護保険特別会計予算
議案第21号 平成29年度富谷市後期高齢者医療特別会計予算
議案第22号 平成29年度富谷市水道事業会計予算
第2日目 3月2日(木)
一般質問 4番 長谷川 る 美 議員
1 未来を担う子供たちのさらなる子育て環境整備を問う
2 わくわく市民会議の検証と施策への反映を問う
8番 佐 藤 聖 子 議員
1 児童生徒の生活環境の調査と対応策について
2 国民健康保険の県単位化の進捗と国保税について
6番 齊 藤 秀 行 議員
1 資産の有効活用を問う
2 予見される交通問題を問う
17番 相 澤 榮 議員
1 公共施設マネジメントについて
第3日目 3月3日(金)
一般質問 5番 畑 山 和 晴 議員
1 各学校への防犯カメラの設置について
2 夏休みプール開放事業における運営監視マニュアルについて
3番 若 生 英 俊 議員
1 市制施行後のまちづくりの方向性について
2 「道の駅」建設構想について
1番 金 子 透 議員
1 将来を見据えた市政運営かを問う
13番 浅 野 直 子 議員
1 地方創生・目指す環境整備は
2 5歳児健診と支援の取り組みは
第4日目 3月6日(月)
一般質問 10番 西 田 嘉 博 議員
1 一般質問における答弁の進捗状況について
11番 佐 藤 克 彦 議員
1 富谷市の農業政策を問う
2番 青 柳 信 義 議員
1 富谷市の公共交通について
2 防犯灯の整備について
16番 出 川 博 一 議員
1 平成29年度予算 集中と選択を問う
2 地方創生の意味するところは
第5日目 3月7日(火)
一般質問 15番 菅 原 福 治 議員
1 「若生市長の施政方針について」問う
2 「若者世代の地元定着と創生計画について」問う
3 「富谷警察署設置について」問う
12番 山 路 清 一 議員
1 子ども遊具の充実と高齢者向け健康遊具の設置を
2 少子高齢化による医療費等増加抑制対策を早急に
19番 安 住 稔 幸 議員
1 新生「富谷市」のまちづくりを問う
7番 藤 原 峻 議員
1 今後の図書館建設を問う
2 まちづくりの重要課題を問う
3 放射性廃棄物の焼却問題を問う
第6日目 3月9日(木)
議案第 2号 富谷市農業委員会の委員及び富谷市農地利用最適化推進委員の定数に関する条例の制定について
議案第 3号 とみや放課後児童クラブ条例の制定について
議案第 4号 富谷市職員定数条例の一部改正について
議案第 5号 富谷市個人情報の保護に関する条例の一部改正について
議案第 6号 富谷市手数料条例及び富谷市印鑑登録及び証明に関する条例の一部改正について
議案第 7号 富谷市税条例等の一部改正について
議案第 8号 富谷市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について
議案第 9号 指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正について
議案第10号 富谷市道路占用料等条例及び富谷市公共物管理条例の一部改正について
第7日目 3月17日(金)
議案第17号 平成29年度富谷市一般会計予算
議案第18号 平成29年度富谷市国民健康保険特別会計予算
議案第19号 平成29年度富谷市下水道事業特別会計予算
議案第20号 平成29年度富谷市介護保険特別会計予算
議案第21号 平成29年度富谷市後期高齢者医療特別会計予算
議案第22号 平成29年度富谷市水道事業会計予算
議案第24号 副市長の選任につき同意を求めることについて
発議第 1号 富谷市議会委員会条例の一部改正について
議員派遣の件
閉会中の各委員会調査について
予算審査特別委員会
第1日目 3月10日(金)
議案第17号 平成29年度富谷市一般会計予算
(企画部企画政策課、企画部財政課、総務部総務課、総務部税務課、総務部市民生活課、会計課、議会事務局、監査委員事務局)
第2日目 3月13日(月)
議案第17号 平成29年度富谷市一般会計予算
(保健福祉部長寿福祉課、保健福祉部地域福祉課、保健福祉部健康増進課、保健福祉部子育て支援課、教育委員会)
第3日目 3月14日(火)
議案第17号 平成29年度富谷市一般会計予算
(企画部産業振興課、建設部都市整備課、建設部都市計画課、建設部上下水道課)
第4日目 3月15日(水)
議案第18号 平成29年度富谷市国民健康保険特別会計予算
議案第19号 平成29年度富谷市下水道事業特別会計予算
議案第20号 平成29年度富谷市介護保険特別会計予算
議案第21号 平成29年度富谷市後期高齢者医療特別会計予算
議案第22号 平成29年度富谷市水道事業会計予算

平成29年第1回定例会議事録(第1号)

平成29年2月21日(火曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 金 子 透 君
  • 2番 青 柳 信 義 君
  • 3番 若 生 英 俊 君
  • 4番 長谷川 る 美 君
  • 5番 畑 山 和 晴 君
  • 6番 齊 藤 秀 行 君
  • 7番 藤 原 峻 君
  • 8番 佐 藤 聖 子 君
  • 9番 浅 野 武 志 君
  • 10番 西 田 嘉 博 君
  • 11番 佐 藤 克 彦 君
  • 12番 山 路 清 一 君
  • 13番 浅 野 直 子 君
  • 14番 高 橋 正 俊 君
  • 15番 菅 原 福 治 君
  • 16番 出 川 博 一 君
  • 17番 相 澤 榮 君
  • 18番 渡 邊 俊 一 君
  • 19番 安 住 稔 幸 君
  • 20番 浅 野 幹 雄 君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 市長 若 生 裕 俊 君
  • 副市長 大 庭 豪 樹 君
  • 代表監査委員 眞 山 巳千子 君
  • 会計管理者兼会計課長 矢 田 守 君
  • 企画部長 内 海 壯 晃 君
  • 総務部長 山 田 豊 君
  • 保健福祉部長 小 野 一 郎 君
  • 建設部長 奥 山 育 男 君
  • 保健福祉部次長兼保健福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター所長 中 山 高 子 君
  • 企画部企画政策課長 高 橋 弘 勝 君
  • 企画部財政課長 西 山 高 広 君
  • 企画部産業振興課長 鴇 幸 浩 君
  • 総務部総務課長兼情報化推進室長 神 田 能 成 君
  • 総務部税務課長 吉 田 尚 樹 君
  • 総務部市民生活課長兼東向陽台出張所長兼
  • 富ケ丘出張所長兼あけの平出張所長兼日吉台出張所長兼成田出張所長兼清掃センター所長 泉 川 潤 哉 君
  • 保健福祉部健康増進課長 菅 原 順 子 君
  • 保健福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセンター子育てサロン所長 狩 野 悦 子 君
  • 建設部都市整備課長 齋 藤 英 夫 君
  • 建設部都市計画課長 伊 藤 正 君
  • 水道事業上下水道課長(建設部上下水道課長) 浅 場 悟 君
  • 企画部企画政策課参事兼市政移行・地方創生推進室長 松 原 誠 君
  • 総務部総務課参事兼危機管理室長 横 田 利 雄 君
  • 保健福祉部長寿福祉課技術参事兼保健福祉総合支援センター所長兼高齢者施策専門監 安 積 春 美 君
  • 教育長 菅 原 義 一 君
  • 教育次長 荒 谷 敏 君
  • 教育総務課長 高 橋 加 代 君
  • 生涯学習課長兼総合運動公園所長兼民俗ギャラリー館長 渡 邉 正 弘 君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀 郁 雄
  • 次長 富 澤 裕
  • 主事 後 藤 秀 樹

議事日程 第1号

平成29年2月21日(火曜日) 午前10時00分 開会

市長提出議案の概要説明
日程1 会議録署名議員の指名
日程2 会期の決定
日程3 議案第 1号 とみやスイーツ基金条例の制定について
日程4 議案第11号 平成28年度富谷市一般会計補正予算(第6号)
日程5 議案第12号 平成28年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)
日程6 議案第13号 平成28年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第4号)
日程7 議案第14号 平成28年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第4号)
日程8 議案第15号 平成28年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第4号)
日程9 議案第16号 平成28年度富谷市水道事業会計補正予算(第4号)
日程10 議案第23号 指定管理者の指定について
日程11 議案第 2号 富谷市農業委員会の委員及び富谷市農地利用最適化推進委員の定数に関する条例の制定について
日程12 議案第 3号 とみや放課後児童クラブ条例の制定について
日程13 議案第 4号 富谷市職員定数条例の一部改正について
日程14 議案第 5号 富谷市個人情報の保護に関する条例の一部改正について
日程15 議案第 6号 富谷市手数料条例及び富谷市印鑑登録及び証明に関する条例の一部改正について
日程16 議案第 7号 富谷市税条例等の一部改正について
日程17 議案第 8号 富谷市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について
日程18 議案第 9号 指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正について
日程19 議案第10号 富谷市道路占用料等条例及び富谷市公共物管理条例の一部改正について
日程20 議案第17号 平成29年度富谷市一般会計予算
日程21 議案第18号 平成29年度富谷市国民健康保険特別会計予算
日程22 議案第19号 平成29年度富谷市下水道事業特別会計予算
日程23 議案第20号 平成29年度富谷市介護保険特別会計予算
日程24 議案第21号 平成29年度富谷市後期高齢者医療特別会計予算
日程25 議案第22号 平成29年度富谷市水道事業会計予算

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり 午前10時00分 開会

○議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、ただいまから平成29年第1回富谷市議会定例会を開会いたします。
本定例会につきましては、市長から、平成29年度富谷市一般会計補正予算などの事件議案が提出されることになっております。十分に審議を尽くされ、市民の負託に応えられますようご期待を申し上げますとともに、議会運営につきましてもご協力をお願いいたしまして、開会の挨拶といたします。
本日は傍聴人がおられます。傍聴人の方々に申し上げます。
富谷市議会傍聴規則第8条では、録音機、カメラ、ビデオなどによる撮影は、議長の許可を得た場合以外は禁止になっております。また、携帯電話、スマートフォンをお持ちの方は、携帯電話の電源をお切りになるか、マナーモードに切りかえて、静粛を保ち傍聴されますようお願いをいたします。
日程に入るに先立ち、諸報告をいたします。
議長諸報告はお手元に配付のとおりです。
なお、説明員の出席報告ほか関係資料については、事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
これで諸報告を終わります。
ここで、平成29年度施政方針並びに議案等の提案理由を含め、富谷市市長に挨拶を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) おはようございます。
本日ここに、平成29年第1回富谷市議会定例会が開会されるに当たり、提出議案の説明にあわせ、来年度に実施する各種施策の概要についてご説明を申し上げます。
議会の皆様には、昨年10月の市制施行を含め、日ごろよりさまざまな行政課題に対応していただいておりますことに改めて感謝を申し上げます。
引き続き、市民の皆様の声が直接届く市政運営を心がけ、議員・市民の皆様を初め、本市に関係する多くの皆様の英知を結集し、「住みたくなるまち日本一」の実現を目指して取り組んでまいります。
初めに、(仮称)富谷まちづくり産業交流プラザ整備事業について申し上げます。
当該事業については、今月14日に開催した議員全員協議会でもご説明申し上げましたとおり、平成28年度地方創生拠点整備交付金の対象事業として正式に採択されたことをご報告申し上げます。
改めて、今回の拠点整備交付金の枠組みを申し上げますと、市町村の場合には、事業費の上限が1億2,000万円、補助率が2分の1で、交付金の上限は6,000万円と示されておりましたが、本市の場合には4億4,000万円を超える事業費が補助対象として認められ、交付金としては、事業の採択を受けた全国の市町村556団体中、上位5番目となる2億2,346万1,000円の内示を受けたものです。
従前の計画では、旧役場庁舎の解体のみに1億5,000万円余りの一般財源からの支出を見込んでおり、財源の問題関係から計画が進みませんでしたが、今回の採択により、旧役場庁舎を起業支援等の拠点施設として新たに整備してまいります。
また、当該施設には民俗ギャラリーも移転しますので、本市の歴史教育、文化活動の場とあわせて、2020年の「富谷宿」開宿400年記念事業も見据えながら、地域の方々や本市を訪れる多くの皆様にもご利用いただき、しんまち地区のにぎわいの創出と活性化に資する施設としての役割を視野に入れております。
つきましては、本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いいたします。
次に、富谷市総合計画の策定について申し上げます。
総合計画(前期基本計画)については、さきの議員全員協議会でご説明申し上げたとおり、昨年9月に議決いただいた基本構想に基づき、その後に実施したパブリックコメントや議員の皆様から頂戴したご意見等を踏まえながら策定いたしました。
今後は、前期基本計画に掲げた各種施策を実施計画と財政計画に基づき推進してまいります。また、今後の厳しい財政見通しの中で、計画の着実な推進、新しい課題への適切な対応を図っていくため、来年度から行政改革に組織体制を整備し、本格的に取り組んでまいります。
なお、実施計画と財政計画については、来年度から取り組む予定の行政改革の一部を前倒ししながら、現在、調整しておりますので、本定例会会期中に別途ご提示いたします。
次に、富谷市国土利用計画の策定及び仙塩広域都市計画の定期見直しについて申し上げます。
現行の国土利用計画には、人口5万人到達の受け皿となる住宅地開発と企業誘致の推進を図るための土地利用を定めておりますが、現在、県において平成30年度を目途に仙塩広域都市計画の定期見直しが進められております。
本市といたしましては、総合計画及び地方創生総合戦略に掲げる目標人口等の実現に向け、第1次富谷市国土利用計画の策定にあわせ、新たな市街地の拡大と工業用地の整備に向けた都市計画の見直しについて、今後、県と協議を進めてまいります。
次に、組織体制の整備について申し上げます。
行政課題の迅速かつ確実な推進を図るため、市長公室、市民生活部、経済産業部を新設する富谷市内部組織設置条例の一部改正につきましてを12月定例会でご可決いただきました。
来年度の組織体制については、さきの議員全員協議会でもご説明申し上げましたとおり、交通政策推進室、行政改革推進室、防災安全課、市民協働課、生活環境課、産業観光課を新たに設置し、2局7部21課5室の組織体制でスタートいたします。また、職員数は、新規採用職員35名を含め、一般職合計で338名の職員体制を予定しております。
つきましては、本定例会に関連議案を提出しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いいたします。
次に、平成29年度当初予算の編成概要について申し上げます。
平成29年度は、富谷市総合計画が本格的に始動する年度であり、市になって初めての通年予算となります。限られた財源を効果的かつ効率的に活用するため、事業の必要性、緊急性、効果を総合的に検討し、選択と集中を進め、予算編成を行ったところです。
このような経過を経て編成した一般会計当初予算は、対前年度比0.7%増となる130億2,100万円となっております。
主な増加要因は、福祉事務所関連経費である生活保護費や児童扶養手当給付費の通年予算化、市道穀田三ノ関線道路改良工事に伴う用地購入、日吉台放課後児童クラブ整備工事などによるものです。
続きまして、富谷市総合計画の4つの基本方針と前期基本計画の体系に基づき、各種施策の実施状況及び新規施策の概要について申し上げます。
まず、「基本方針-1 暮らしを自慢できるまち」に関して実施する主な施策について申し上げます。
初めに、商工業雇用関連施策について申し上げます。
企業誘致については、高屋敷地区において住宅資材等の製造販売を行う株式会社ザイエンスがことし5月から生産を開始する予定となっております。また、当該地区に残る用地(3区画)についても、今年度中に販売が終了することから、高屋敷土地区画整理組合については来年度の解散が予定されております。
次に、農業関連施策について申し上げます。
農業委員会については、さきの議員全員協議会でもご説明申し上げたとおり、農業委員会等に関する法律の改正に伴い、現在の農業委員がことし7月19日に任期満了を迎えるに当たり、新制度に基づく農業委員会の発足に向け、農業委員及び農地利用最適化推進委員の定数に関する条例の制定及び各委員報酬の改定を行います。
つきましては、本定例会に関連議案を提出し、当初予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いいたします。
新たな特産品の開発については、あさひな農業協同組合と連携し、シャインマスカットやイチジクなどの対象果樹の苗木及び資材への補助を行い、「とみやスイーツ」を通した6次産業化など、その定着に向けた新たな取り組みを進めてまいります。
なお、富谷産の食材を使った新商品「とみやスイーツ」は、市内スイーツ店を初め仙台市内のホテル、県内大学などのご協力で30品以上が開発されました。今後のブランド化への取り組みについては、認定制度を導入し、その付加価値をさらに高めてまいります。
また、「とみやはちみつプロジェクト」については、1月25日に協定調印したジャパンローヤルゼリー株式会社及び東北福祉大学と連携を図りながら取り組んでまいります。
次に、観光・地域振興関連施策について申し上げます。
第2回目を迎える「とみや国際スイーツ博覧会」については、実行委員会等において3万人が来場した昨年11月の第1回目の開催時の課題を踏まえ改善策等を協議した結果、開催期日については10月28・29日の2日間、会場については市総合運動公園で開催する方向で進めております。
なお、さきの議員全員協議会でもご説明申し上げたとおり、第1回目の開催に当たり、ショコラティエの三枝俊介氏が代表を務める「スイーツキャンドルプロジェクト」から、子供たちのために活用いただきたいという意向で100万円の寄附があったことから、新たに「とみやスイーツ基金」を創設し、「とみやスイーツ」のブランド力を強化してまいります。
つきましては、本定例会に関連議案を提出し、補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いいたします。
次に、公共交通関連施策について申し上げます。
市民バスと路線バスとの乗り継ぎ実証運行事業については、現状では市役所のみを乗り継ぎ地点として実施しておりますが、市民の皆様の利便性向上に向け新たな乗り継ぎ地点を設けることで関係事業者と協議を進めております。
新交通公共システムの導入については、昨年度の調査結果及び今年度の技術的検証を踏まえるとともに組織体制を整備し、公共交通グランドデザインの策定に向け段階的に取り組みを進めてまいります。
また、公共交通利用に関するアンケート調査については、今月末までに回収を終え、来年度には引き続き具体的な分析作業を行ってまいります。
なお、当該アンケート実施に要する経費については、平成28年度地方創生推進交付金の対象事業として認められたことから、本定例会の補正予算で財源更正しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いいたします。
次に、道路関連施策について申し上げます。
本市の産業振興と経済活動の一層の促進、交通の安全性と利便性の向上を図るため、仙台北部道路富谷ジャンクションのフルジャンクション化、さらには、主要地方道の未改良区間等の整備促進について、引き続き、国・県等に働きかけてまいります。
市道整備に関しては、昨年度から取り組んでいる都市計画道路穀田三ノ関線及び市道富谷12-1号線について、来年度は用地買収を行い、早期の供用開始を目指してまいります。
歩行者の安全と道路機能及び排水機能の向上を目的とした、太子堂地区、富ケ丘地区、鷹乃杜地区の側溝有蓋化、市道太子堂線側溝整備事業については、来年度も引き続き実施してまいります。
なお、有蓋化を加速させるため、これまで有蓋化工事と舗装打ちかえ工事を一体的に実施してきた整備手法を見直し、今後は、側溝の有蓋化に重点を置き、工事を進めてまいりますとともに、中断していたとちの木地区の側溝整備についても来年度から改めて取り組んでまいります。
市道の維持管理事業については、国の社会資本整備総合交付金を活用した二・三ノ関線の舗装修繕が完了いたしました。来年度については、現在着手しているあけの平12-1号線に加え、新たに成田西部線及び熊谷前河原線の舗装修繕を進めてまいります。
次に、住宅・公園・上下水道関連施策について申し上げます。
公園の除草については、夏祭りなどにご利用いただいている公園を除き、原則年2回の対応としておりましたが、来年度からはこれまでの除草業務の実績と雑草の繁茂状況をもとに、一部の公園については年3回の対応としてまいります。また、他の公園や緑地についても、除草や樹木等の剪定、施設の修繕等を適切に実施し、引き続き、良好な環境の維持に努めてまいります。
下水道事業については、2020年4月からの地方公営企業法の適用開始に向けて、来年度は試算調査業務に着手し、遺漏のないよう準備を進めてまいります。
また、施設の維持管理、延命化に向けた取り組みについては、引き続き、国の社会資本整備総合交付金を活用し、富谷1号汚水幹線の人孔(マンホール)改築工事及び成田第1汚水中継ポンプ場のゲート整備の更新工事等を実施してまいります。
なお、平成27年9月14日に発生した成田第1汚水中継ポンプ場事故の復旧状況については、平成28年12月20日をもって全ての復旧工事が完了いたしました。また、相手方からの損害賠償金についても既に全額納入されておりますことをご報告申し上げます。
公営墓地の整備検討については、昨年3月に実施したアンケート調査を踏まえ、パークゴルフ場との一体整備を視野に入れ、来年度は(仮称)やすらぎパークとみや基本計画の策定に着手いたします。
続きまして、「基本方針-2 教育と子育て環境を誇るまち」に関して実施する主な施策について申し上げます。
なお、教育施策の実施に当たっては、富谷市教育大綱及び富谷市教育基本方針に基づく「心身ともに健やかで、すぐれた創造力と心ゆたかな人間性を育み、魅力あふれる住みよいまちづくり」の確立もあわせて図ってまいります。
初めに、教育・青少年健全育成関連施策について申し上げます。
富谷市教育振興基本計画については、本市の教育施策を総合的かつ計画的に推進するため、教育基本法に基づき、国・県が策定した教育振興基本計画などの内容を踏まえ、新たに策定に取り組んでまいります。
学校給食の米飯回数については、児童・生徒の調査結果をもとに、昨年12月の教育委員会審議を経て、来年度から現在週3回の米飯を週3回と週4回の交互とする週3.5回にふやして実施することとし、本市産米の地産地消を推進してまいります。
また、学校給食センターの運営の効率化を図るため、民間活力の導入などさまざまな観点から、さらなる学校給食の安定供給対策に取り組んでまいります。
次に、教育・国際交流関連施策について申し上げます。
国際交流については、市内中学生を対象とした富谷市中学生海外研修派遣事業を実施いたします。本事業は、公募により市内中学校から25名の生徒を募集し、ことし7月下旬から8月上旬に3泊4日の日程で台湾台北市に派遣するものです。実施に当たっては、既に行った関係者による視察を検証し、現地中学生や学生ボランティアとの交流などを通して国際感覚を養い、国際社会で活躍できる人材の育成を図ってまいります。
安心して学べる教育環境整備については、市立中学校コンピュータ教育事業において、来年度の賃貸借契約の更新に合わせ、中学校にノート型コンピューターとタブレット型コンピューター計700台の導入を計画しております。
このことにより、コンピューター1台当たり利用生徒数は現状の6.2人から目標値としている3.1人となり、ICT教育がさらに進展いたします。
富谷幼稚園における3歳児保育については、ことし4月から新たに実施するに当たり、施設の改修や教材備品の購入などのハード面及び教育課程の編成や園長職の外部登用などのソフト両面とも順調に準備が進んでおります。
今後も引き続き、幼児教育の充実を図るとともに、市立幼稚園の今後のあり方については、民間移管も視野に入れ検討を進めてまいります。
次に、生涯学習関連施策について申し上げます。
次世代型図書館整備については、富谷市の図書館を考えるシンポジウムや富谷市次世代型図書館づくりに向けた市民参加ワークショップを開催いたしました。来年度は、さらに有識者懇談会や市民ワークショップなどの開催を重ね、次世代型図書館づくりを進めてまいります。
公民館施設の管理体制については、ことし4月から夜間及び土日祝日の管理を外部機関へ委託し、管理人が常駐する体制を整備いたします。同時に、休日の図書の貸し出しにも取り組み、市民サービスの向上に努めてまいります。
なお、児童クラブを小学校敷地に移動することにより生じるスペースを学習室に転用し、放課後の自由来館児童・生徒にも対応してまいります。
また、あわせて、放課後子ども教室(チャレンジキッズ)推進事業を継続し、子供たちの居場所づくりの場としても活用してまいります。
次に、スポーツ・レクリエーション関連施策について申し上げます。
スポーツ振興及び健康増進策の一助として、市制施行記念事業「特別巡回ラジオ体操・みんなの体操会」を10月8日に開催することで、準備を進めております。市民の皆様にはこの機会に多くのご参加をお願いいたします。
次に、子育て支援関連施策について申し上げます。
待機児童ゼロの実現に向けて、杜乃橋地区に民設民営の幼保連携型認定こども園の開設を進めてまいりました。近隣住民の方々の理解を得るために住民説明会を重ね、社会福祉法人三矢会による園の設置運営等について了承いただいたところです。
また、来年度途中の開園を目指し、杜乃橋地区認定こども園に入園を希望されるゼロから2歳児45名を、当該法人が市内で運営する他の保育園の空き保育室等を利用し、ことし4月から受け入れることとなりました。今後は、できるだけ早期に竣工・開設につなげられるよう、事業者との連携を密にしながら取り組んでまいります。
妊娠期から子育て期まで切れ目のない支援を行うための拠点施設・とみや子育て支援センター「とみここ」については、ことし4月の開所に向け、順調に準備を進めております。
放課後児童クラブの来年度からの運営に関しましては、土曜開設や開設時間の延長、有料化等について保護者に説明いたしました。今後も、受託事業者と詳細に打ち合わせを行い、就労している保護者の皆様が安心してお子様を預けられるよう、適宜情報を提供しながら、よりよい環境づくりを考慮した放課後児童クラブの運営につなげてまいります。
つきましては、本定例会に関連議案を提出しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いいたします。
続きまして、「基本方針-3 元気と温かい心で支えるまち」に関して実施する主な施策について申し上げます。
初めに、高齢者支援関連施策について申し上げます。
健康福祉センターについては、さきの議員全員協議会でもご説明申し上げたとおり、来年度からの指定管理制度導入に向けて、条件付一般競争簡易公募型プロポーザルを行い、社会福祉法人富谷市社会福祉協議会が候補事業者に決定いたしました。
つきましては、本定例会に関連議案を提出しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いいたします。
平成30年度から3カ年を計画期間とする次期「高齢者保健福祉計画・第7期介護保険事業計画」については、策定の基礎資料とするため、実態把握調査を実施いたしました。今後は、集計分析の上、課題を整理し、計画の策定に取り組んでまいります。
介護保険法において市町村事業と規定されている介護予防・日常生活支援総合事業については、富谷市地域包括ケア方針を踏まえ、これまでの予防給付サービスの継続とともに、モデル事業を踏襲し、事業委託により筋トレ型及びサロン型の通所サービスと訪問生活支援サービスをことし4月に再スタートいたします。
高齢者・障がい者外出支援乗車証「とみぱす」については、昨年1,817件の申請をいただき、その後のチャージ申請は、1月末現在、348件という状況です。今後も多くの皆様にご利用いただけるよう、新たな取り組みとして、3月下旬を目途に対象者全員の個別通知を行い、さらなる事業の周知を図ってまいります。
次に、健康・保健関連施策について申し上げます。
健康づくりの推進については、胃がん検診の未検者対策として、昨年10月から11月に追加検診を実施し、受診環境の整備に努めました。来年度も、各種検診の有効性などの情報提供を行いながら受診率向上に努め、市民の皆様の疾病予防と疾病の早期発見・早期治療につながるよう取り組んでまいります。
また、感染症予防についても、高齢者インフルエンザ予防対策、高齢者肺炎球菌予防接種事業の周知・啓発に努め、予防接種費用の助成事業を継続してまいります。
なお、現在、「富谷市健康推進計画」及び「第3期富谷市食育推進計画」の策定を進めており、学校や関係団体等と協力・連携し、計画的かつ効果的に市民の皆様が健康づくりや食育に取り組めるよう関連事業を推進してまいります。
次に、医療関連施策について申し上げます。
平成29年度国民健康保険特別会計の予算規模については、国保加入者に占める高齢者比率の上昇や医療の高度化等により医療費の増加が見込まれ、対前年度比約1億6,000万円増の約44億8,000万円となります。また、平成30年度の都道府県単位化に向け、本市に求められる負担の状況等を踏まえながら準備を進めるとともに、健全な国保の運営に取り組んでまいります。
次に、障がい者支援関連施策について申し上げます。
現在、富谷市障がい者計画・第5期障がい福祉計画の策定を進めております。
策定に当たっては、実態把握調査に加え、さまざまな立場の皆様からのご意見やご要望を踏まえる必要があり、今月17日には、「障がい者が住みよい地域づくりについて」をテーマに、わくわく市民会議を開催いたしました。わくわく市民会議は、市民の皆様の小さな声、これまで行政に届かなかった声なき声に耳を傾ける機会として開催しており、当日は、障がい者ご本人やご家族の方、さらには地域で障がい者を支援している方々にご参加をいただきました。会議では、「障がい者にもさまざまなケースがあり、周りの理解を得ることが難しい」、「親亡き後の障がいのある子供の生活が心配」、「障がいがあることを周囲に隠して生活している人のほうがつらい思いをしている」など、日ごろ苦労されていることや悩んでいることをお聞かせいただきました。さらに、「地域とつながりを持つことが必要」、「富谷市だからこそできるきめ細かな支援策を考えてほしい」、「お金をかけるより声をかけてほしい」などの貴重なご意見もいただきましたので、今後の施策に可能な限り取り入れてまいります。
また、1月24日には、日本盲導犬協会主催による「盲導犬普及キャラバン隊」が来庁され、盲導犬に対する理解が十分でない状況にあることなどを伺いました。今後は、目の不自由な方を生涯にわたりサポートする盲導犬等の役割を正しく理解していただけるよう、本市においても、公共施設はもとより市内各事業所への啓発に努めてまいります。
なお、3月22日には、市職員を対象に「障害者差別解消法」の理解と聴覚障がい者とのコミュニケーション能力向上を目的とした手話研修を予定しております。今後も、障がいの有無にかかわらず、安心して暮らせるまちづくりにつながる事業の展開に努めてまいります。
続きまして、「基本方針-4 市民の思いを協働でつくるまち」に関して実施する主な施策について申し上げます。
初めに、防災・救急・消防関連施策について申し上げます。
防災事業については、地域の防災リーダーの育成を図るため、宮城県防災指導員養成講習の本市での開催を申し入れるとともに町内会等に呼びかけを行いました。このことにより、1月22日には当該講習が、今月11日には宮城県防災指導員フォローアップ講習が本市で開催され、地域の防災リーダーの育成に努めることができました。引き続き、地域の防災力向上に努めてまいります。
また、東北電力株式会社女川原子力発電所に係る原子力災害に備えた広域避難への支援については、これまで石巻市との間において事務レベルでの協議を継続して行ってまいりました。今後は、来年度に石巻市と関係市町村との避難計画に関する協定を締結する予定です。
なお、締結の詳細な内容については、今後、改めてお知らせいたします。
小型動力消防ポンプ軽積載車については、富谷市消防出初め式に合わせ、志戸田班に配備いたしました。現在、二ノ関班への配備も進めており、引き続き、火災時等における消防団の機動力向上を図ってまいります。
常備消防については、1月23日に名取市と浜松市にある事業者から富谷消防署へ水難救助ボート1艘の無償貸与と救命胴衣2着が贈呈されました。
このことにより、これまで以上に台風やゲリラ豪雨などの自然災害時の人命救助等、市民の皆様の安全・安心につながるものと期待しております。
次に、防犯・交通安全・消費者保護関連施策について申し上げます。
市内の既存防犯灯のLED化事業については、防犯環境の向上とともに、電気料金の削減と環境負荷の提言を目的に、来年度から段階的に実施してまいります。また、道路照明灯(いわゆる街路灯)についても、引き続き、みやぎ環境交付金事業を活用しLED化を進めてまいります。
次に、環境衛生関連施策について申し上げます。
空き家対策については、GISシステムを利用した空き家対策システムを導入いたしましたが、現在、空き家データ蓄積のため、昭和40年代に造成・販売された東向陽台、富ケ丘、鷹乃杜、太子堂地区を中心に、職員による現地調査を進めております。今後は、当該空き家所有者に対してアンケート調査を実施し、その内容を踏まえて本市の現状、問題点を洗い出し、必要な措置を講じてまいります。
次に、住民参加・協働関連施策について申し上げます。
地域コミュニティーの活動拠点である町内会館の整備については、老朽化が著しい穀田町内会館を新たに整備するため、本年度中に実施設計を行い、平成30年度の建設に向けて取り組んでまいります。
次に、行財政経営関連施策について申し上げます。
まずは、改めて、市民の皆様には納税に対しましてご理解とご協力を賜っておりますことに深く感謝を申し上げます。
市税の歳入については、平成29年度当初予算において対前年度比1億1,550万円増の57億3,880万円を見込んでおります。今後も引き続き公平公正な課税と自主財源確保のため、収納率向上と収入未済額の縮減に努めてまいります。
市制施行記念として製作する、いわゆる「ご当地ナンバー」については、さきの議員全員協議会でもご説明申し上げましたとおり、3月22日から交付を開始いたします。また、当日は、市民交流ホールにおいて富谷市ご当地ナンバー出発式を行います。
マイナンバーカードの活用については、ことし4月から、いわゆるコンビニ交付として「キオスク端末」を用い、住民票の写し、印鑑登録証明書や課税、非課税証明書、所得証明書などの各種証明書が発行できるように準備を進めております。
最後に、提出議案の概要について申し上げます。
議案第1号とみやスイーツ基金条例の制定については、スイーツのまちとしてのシティブランドの確立に向けた地域産業振興の推進を通じて、将来を担う子供たちの健全な育成を図るため、基金を設置するものでございます。
議案第2号富谷市農業委員会の委員及び富谷市農地利用最適化推進委員の定数に関する条例の制定については、農業委員会等に関する法律の改正に伴い、農業委員会委員の定数、農地利用最適化推進委員の定数を定めることのほか、附則で現行条例の改正等を行うものでございます。
議案第3号とみや放課後児童クラブ条例の制定については、放課後児童健全育成事業の実施に当たり、利用料等必要な事項を定めるため、条例を制定するものでございます。
議案第4号富谷市職員定数条例の一部改正については、職員数の増員に伴い、所要の改正を行うものでございます。
議案第5号富谷市個人情報の保護に関する条例の一部改正については、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。
議案第6号富谷市手数料条例及び富谷市印鑑登録及び証明に関する条例の一部改正については、ことし4月から個人番号カードによる各種証明のコンビニエンスストア等交付業務が運用されることに伴い、それぞれの条例について所要の改正を行うものでございます。
議案第7号富谷市税条例等の一部改正については、社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための地方税法及び地方交付税法の一部を改正する法律等の一部を改正する法律及び地方税法施行令の一部を改正する政令等の一部を改正する政令の公布に伴い、所要の改正を行うものでございます。
議案第8号富谷市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正及び議案第9号指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正については、地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律の一部施行に伴う厚生労働省関係省令の整備等に関する省令の施行に伴い、それぞれの条例について所要の改正を行うものでございます。
議案第10号富谷市道路占用料等条例及び富谷市公共物管理条例の一部改正については、道路法施行令の一部を改正する政令の公布に伴い、それぞれの条例について所要の改正を行うものでございます。
議案第11号から議案第22号については、平成28年度各種会計補正予算及び平成29年度各種会計当初予算でございます。
議案第23号指定管理者の指定については、公の施設である富谷市福祉健康センターの管理運営業務を指定管理者に行わせる当たり、地方自治法第244条の2第6項の規定に基づき、その指定をしようとすることについて議決をお願いするものでございます。
以上、予算外議案11件、予算議案12件の概要を申し上げましたが、議案審議の際には、詳細にご説明いたしますので、慎重にご審議を賜り、全案件ご可決くださいますよう、お願い申し上げます。
なお、本定例会会期中に、別途、議員全員協議会の開催をお願いし、内容をご説明した上で、議案を追加提出させていただきますこととしておりますので、あわせてご審議のほど、よろしくお願い申し上げます。

○議長(浅野幹雄君) これから、本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。


日程第1 会議録署名議員の指名

○議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、16番出川博一君、17番相澤 榮君の2名を指名いたします。


日程第2 会期の決定

○議長(浅野幹雄君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
本定例会の会期は本日から3月17日までの25日間にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本定例会の会期は本日から3月17日までの25日間に決定をいたしました。
この際、午前10時55分まで休憩をいたします。

午前10時40分 休憩


午前10時55分 再開

○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


日程第3 議案第1号 とみやスイーツ基金条例の制定について

○議長(浅野幹雄君) 日程第3、議案第1号とみやスイーツ基金条例の制定についてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) おはようございます。よろしくお願いいたします。
それでは、議案書1ページをごらんいただきたいと思います。
初めに、スイーツ基金創設の経緯につきまして、ご説明をさせていただきます。
とみやスイーツ基金の創設につきましては、昨年11月のとみや国際スイーツ博覧会に招聘いたしましたショコラティエの三枝俊介様から、「スイーツのまち富谷」を目指す本市の取り組みにご賛同をいただくとともに、ご自身が代表を務める東日本大震災の復興支援活動でありますスイーツキャンドルプロジェクトから、ぜひ子供たちのために活用してほしいというご意向とあわせまして100万円のご寄附をいただいたことがきっかけでございます。そして、スイーツキャンドルプロジェクトの発起人としまして、これまで宮城県を初めとしまして東北の被災自治体への支援活動もされてきたというところでございます。このプロジェクトにかかわる皆様からの深い思いを受けまして、何とか富谷の全ての子供たちに還元できないものかと協議を重ねまして、体系的かつ継続的に全ての子供たちに支援できる方策としまして、とみやスイーツ基金の創設をするものでございます。
当市では、市制施行を契機としまして、スイーツを通した新たなシティブランドの確立を目指しているというところでございます。その実現に向けまして、どのようなプランディングを展開していくかといった視点が非常に重要になってくるものと思っております。このような観点からも、とみやスイーツ基金を効果的に活用しながら、富谷の強みを生かしたほかにはない仕掛けによるブランド強化と6次産業の加速化を図っていきたいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
それでは、議案の説明をさせていただきます。
議案第1号とみやスイーツ基金条例の制定について、別紙のとおり条例を制定するものでございます。
提案理由につきましては、スイーツのまちとしてのシティブランド確立に向けた地域産業の推進を通じて将来を担う子供たちの健全な育成を図るため、スイーツ基金を設置するものでございます。
次のページをごらん願います。
とみやスイーツ基金条例。
第1条(設置)につきましては、基金の設置についての趣旨を記載しております。
第2条から第7条につきましては、地方自治法第241条第1項の基金の設置に関する規定に基づきまして定めたものでございます。つきましては、基金の管理、運用等につきましては歳入歳出予算に計上し、適切に事業を行っていくこととしておるものでございます。
附則といたしまして、この条例は、公布の日から施行するものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) それでは、質問いたします。
きょうの施政方針によりますと三枝さんから100万円のご寄附を頂戴した。ゆえに基金を創設する。富谷のスイーツブランド力を強化するという文言でありました。そしてまた、きょうの(設置)第1条にありますように、シティブランドの確立を通して、もろもろの推進を通して、将来を担う子供たちの健全な育成を図るため、基金の……、というふうなことでございます。その流れがいまいちといいますか、何かつながりにくいなというのは、全協での説明以来のもやもやとしたものでございます。
そのような中で、基金の創設の効果、その辺はいかばかり、どの辺に効果を期待しているのか、お伺いをいたします。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) このたびのスイーツ基金の創設につきましては、先ほど施政方針で申し上げましたとおり、また、ただいま担当課長からご説明したとおりでございます。100万円いただいた基金を有効、かつ、そして富谷の子供たちの育成に生かしていける方法として、一つの基金として、全国に例を見ないスイーツのまちを目指す富谷らしいスイーツ基金を設置し、その一部を運用しながら、スイーツを通した食育等、または子供たちの教育に生かしていくということで、今回、基金を設けることといたしました。

○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) やはり健全、あまねく全ての子供たちに還元できないかというあたりがこの基金創設の原点との説明がありましたけれども、やはり教育、子供たちの健全育成、こういったものと行政、あるいは政治、まちの方向性、そういったことをストレートにつなげるのは、私は基本的には避けたほうがいいのではないかと、このような考え方を持っています。
質問、第4条、基金の運用から生じる収益と、こうありますけれども、この基金の出入り、もとが100万円なのか、これに加えて、どういう1年、年度単位で増減があるものやら、その辺の支出の幅、その辺あたりはどのように想定されていますか。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 今のご質問につきましては、寄附金をまず100万円、そちらのほうを原資といたします。今のところ、とみや国際スイーツ博覧会等での出店料や協賛金、そういったものを主な収入といたしまして、その収入をもとに事業を展開していくという形で考えております。

○議長(浅野幹雄君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) 1つ質問させていただきます。しばらくぶりの基金の創設だと思いますけれども、前回の基金、いつであったということと、どの基金であったのか、お願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) 済みません。確認しまして、ご報告させていただきます。

○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) 前回、全協のほうでも説明はありました。基金の使い道ということで、6次産業、食育、スイーツに関してということなんですが、もう少し、基金を使える幅というものを広げていくと基金をうまく運用できていくんじゃないかなと思うんですが、その辺の広げるという部分の考えはあるか、お伺いします。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 新たな基金を創設することで、初年度、来年度からという形になりますので、今ご意見をいただいたことをご参考とさせていただきまして、広げるような形でも考えていきたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) なぜ、今のような質問をしたかというと、伊藤一さん・イヨさん基金のほうで、どうしても限定されてしまって基金が使えていないという現状がありますので、やはりそういったことを考えると、幅を広げていったほうが、例えばこれは基金では使えないという部分も使えるようにしていくと非常に大きな形で子供たちの育成に使えるんじゃないかなと思うんですが、改めて、使える幅を広げるという考えをお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 広げるといいましても、目的に沿った形での内容について広げるという形で、今のところはちょっと、具体につきましては申し上げることはできませんけれども、今後、ご意見を参考に進めさせていただきたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 今回のとみやスイーツ基金ですが、事前に説明があった際に、いろいろ説明が、差別化、出店誘致の優位性、地域産業の活性化、子供たちの学び、ブランド力の強化、有能な人材の発掘、地域コミュニティーの充実などなども出ていたかと思うんですけれども、やはり、文化の視点というものが大変重要になってくると思うんです。これからの富谷の中で、どう、このスイーツを文化にしていくか。しっかりと生産から製品加工まで、それをしっかり販売していく、そういう視点が重要かと思うんですけれども、文化としていくための施策としてどのようにお考えか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 基金の運用の仕方につきましては、ただいま、先ほど来、担当課長が申し上げているとおりで、これから可能な限り、いろいろな形で運用していきたというふうに考えておりますし、ただいまいただいた文化的な、文化につながるような活用をということで、その辺はご意見をいただいたことを踏まえながら、今後、最大限有効に活用していきたいというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 2条ですけれども、寄附金及び一般会計歳入歳出予算と、こういうふうにあります。この額の定め方についてはどのようになっていくのか、お尋ねしたいと思います。そして、大体どんな感じでふえていくのだろう、この基金が積み上がっていくのだろうと予想されるのかについてもあわせてお尋ねします。
第7条ですが、この条例の施行に関して必要な事項は、市長が定めるとあります。これまでは規則だとか要綱でとかというようになっていたのですが、ここのところで市長が定めるというのは、地方自治法の241条からこういうふうになったのか。規則で定めるとしたほうがいいのではないかということでの質問ですが、いかがでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) まず、第2条の積み立てについての考えでございますけれども、今のところは、先ほどから申し上げている出店料とかをまず見込んでという形になりますので、来年度、予算等におきましてもその辺を見込んで予算計上という形で、そちらをもとに事業を展開していくという形で考えております。

○議長(浅野幹雄君) 第7条の部分も。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) まず、この条項にない、突発的なといいますか、想定外のものとかが発生した場合に、市長によって定められるということでございます。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 出店料を考えて、それを一般会計のところでその予算額を決めるということですが、そうしますと、今年度行われた出店料で、こうだったら、その分を基金に積み立てられる額といいますか、それについては幾らぐらいだったのでしょうか。そしてまた、想定外ということがありますが、想定外、条例をつくった後にもっと細かなものを決めていく必要がありますよね。そういうものについてはどこで定めるのか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) まず、今の収入の見込み額につきましては、想定するところで、具体ではないんですけれども、あくまで想定なんですけれども、次年度については、例えば60件を想定ということで、1件当たり、それも今予定でございますが、例えば四、五万と、そのうち1万をいただくなどといった形での予算措置ということで考えております。

○議長(浅野幹雄君) もう一問。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) その関係につきましては、規則を含めまして考えていくということで、考えておりません。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) そうしますと、7条については、想定外のことが起きたときに市長が定めるということなんだけれども、このほかに、規則とか、これを運営していくときの必要なものはつくっていくということで、そういうことの説明でよろしいんでしょうか。
そして、出店料ですけれども、先ほど、60店舗と見込んでと、四、五万円、そのうちの1万円を積み立てに回すということでしたが、今年度、3万人集まったという出店料については幾らだったのでしょうか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) まず、7条の関係につきましては、いろいろなケースがあると思いますので、そのケースによりまして順を追って考えていくという形でございます。
出店料、済みません、28年度のということでしたでしょうか。実は、28年度の今回の取り組みにおきましては全て補助事業ということで行っておりますので、歳入を設けることがちょっとできませんでしたので、機材等そういったものを出店料にかえさせていただいて対応したといういう形ですので、出店料というものはちょっと発生していないという状況でございます。

○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第1号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第4 議案第11号 平成28年度富谷市一般会計補正予算(第6号)

○議長(浅野幹雄君) 日程第4、議案第11号平成28年度富谷市一般会計補正予算(第6号)を議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。企画部長。

○企画部長(内海壯晃君) それでは、よろしくお願いいたします。
議案第11号についてご説明申し上げます。
別冊の補正予算書2ページをお願いいたします。
議案第11号平成28年度富谷市一般会計補正予算(第6号)は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2億385万2,000円を追加し、歳入歳出の総額を歳入歳出それぞれ141億3,443万8,000円と定めるものでございます。
第2項、歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
第2条、繰越明許費の追加については、「第2表 繰越明許費補正」によるものでございます。
第3条、地方債の追加及び変更は、「第3表 地方債補正」によるものでございます。
次に、補正予算の概要についてご説明を申し上げます。
今回の補正予算は、国の補正予算等に対応した事業や緊急に措置をしなければならないもの、事業費の確定見込みに伴う調整などを主な理由として計上するものでございます。市制移行準備費につきましても、事業費の確定見込みに伴い減額させていただくものでございます。
以上が、一般会計補正予算に追加する2億385万2,000円の説明でございます。
引き続き、各担当部長より各部における主な予算の説明を申し上げます。
平成28年度一般会計補正予算(第6号)のうち、企画部関係の予算についてご説明を申し上げます。
企画部における主な予算を説明申し上げます。
3ページをごらん願います。
初めに、歳入の主な内容についてご説明させていただきます。
14款国庫支出金につきましては、地方創生拠点整備交付金を計上するものでございます。
18款繰入金につきましては、財源調整として財政調整基金の繰り入れを計上するものでございます。
21款市債につきましては、起債対象額の変更等により計上するものでございます。
4ページをごらん願います。
次に、歳出の主な内容についてご説明させていただきます。
初めに、2款1項の総務管理費につきましては、市制移行準備費の各事業費の確定見込みに伴い減額させていただくものでございます。
4款3項の水道費につきましては、市制移行に対応する経費を、水道事業会計への補助金を計上してございます。
5款1項労働諸費につきましては、(仮称)富谷まちづくり産業交流プラザ整備事業費4億3,538万9,000円を計上するものでございます。
なお、財源として、国の地方創生拠点整備交付金2億2,346万1,000円及び(仮称)富谷まちづくり産業交流プラザ整備事業債2億1,180万円を活用して整備を行うものでございます。
6款1項農業費につきましては、農業委員会費、農業振興費、農地費、生産調整推進費を計上してございます。主な事業は、農業振興費において農地中間管理事業による農地の賃貸において、経営転換協力金、貸し手の支援の交付承認により経営転換協力金を計上してございます。また、財源として全額を国庫補助金に計上してございます。
7款1項商工費につきましては、商工振興費及びとみやスイーツ基金費を計上してございます。主な事業は、スイーツ基金費においてスイーツのまちとしてのシティブランド確立に向けた地域産業振興の推進を通じて、将来を担う子供たちの健全な育成を図るための基金を創設するため、積立金を計上してございます。
11款1項の農林施設災害復旧費については、平成27年9月関東・東北豪雨災害の県営事業負担金として、嘉太神ダム災害復旧事業費の市の負担金を計上してございます。
以上が企画部関係の予算の説明でございます。

○議長(浅野幹雄君) 次に総務部長。

○総務部長(山田 豊君) それでは、続きまして、平成28年度一般会計補正予算(第6号)のうち、総務部に所属いたします総務課、税務課及び市民生活課、それと議会事務局、監査委員事務局及び会計課における補正予算の概要について、ご説明を申し上げます。
3ページをお願いいたします。
初めに、歳入の主な内容について、ご説明を申し上げます。
1款市税につきましては、歳入の見込みにより、個人市民税、固定資産税及び軽自動車税の予算額を増額し、市たばこ税を減額するものでございます。
また、20款4項雑入といたしまして、市議会議長会加入に伴います受入金などを追加してございます。
次に、4ページをお願いいたします。
歳出の主な内容についてご説明を申し上げます。
初めに、2款1項の総務管理費につきましては、一般管理費において職員の派遣に伴う移転料、着後手当等を計上してございます。
次に、4款2項の清掃費につきましては、ごみ処理費において松森工場ボイラー改修工事に伴います富谷市負担分等を計上してございます。
次に、9款1項の常備消防費につきましては、黒川地域行政事務組合の消防分の負担金の確定による計上をしてございます。
また、前後いたしますが、1款1項の議会費につきましては、議会だより印刷代などの執行残によりまして減額をしているものでございます。
以上、総務部並びに議会事務局、監査委員事務局及び会計課関係の補正予算の概要についてご説明を申し上げました。よろしくご審議を賜りますようにお願い申し上げます。

○議長(浅野幹雄君) 次に、保健福祉部長。

○保健福祉部長(小野一郎君) 続きまして、平成28年度一般会計補正予算(第6号)のうち、保健福祉部関係の主な補正予算についてご説明申し上げます。
4ページをお願いいたします。
歳出の主な内容についてご説明させていただきます。
3款1項社会福祉費につきましては、社会福祉総務費、障害者福祉費、子ども医療助成費、国民健康保険事業費、臨時福祉給付金支援事業費を計上してございます。主な事業は、臨時福祉給付金支給事業におきまして、国からの通知によりまして遺族・障がい年金受給者向けの給付金につきましては、平成27年度から繰り越した年金生活者等支援臨時福祉給付金支援事業の執行残を充当することが指示されました。それによりまして減額するものでございます。
次の下の欄、3款2項の児童福祉費につきましては、児童福祉総務費、児童措置費、児童福祉施設費、保育所費、障害児福祉費を計上してございます。事業費の確定見込みに伴う調整などを主な理由として計上してございます。また、事業費の確定見込みに伴い歳入の調整をするものでございます。
次に、同じく下になりますけれども、3款3項老人福祉費につきましては、老人福祉費、福祉健康センター費、後期高齢者医療制度費を計上してございます。主な事業といたしましては、老人福祉費において地域介護・福祉空間整備等施設整備補助事業として、既存の高齢者施設等の防犯対策強化事業に対する補助金を計上してございます。
4款1項の保健衛生費につきましては、保健衛生総務費、予防費及び母子保健費を計上してございます。
以上が保健福祉部関係の予算でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 次に、建設部長。

○建設部長(奥山育男君) 続きまして、建設部所管関係について、主な内容をご説明申し上げます。
歳出を中心に歳入を関連づけながら説明させていただきますので、補正予算説明書の11、12ページをごらんいただければと思います。
初めに、2款1項総務管理費の減額の内訳といたしまして、防犯対策費で既存防犯灯LED化事業に関する委託料を減額しております。整備手法等の見直しにより事業を先送りとしたことによるものでございます。
4款保健衛生費につきましては、全体で3,858万2,000円を減額するものでございますが、その中で3目環境衛生費におきましては、合併処理浄化槽整備事業の増が見込まれますことから42万8,000円を追加させていただいております。あわせて、歳入におきましても、右のページのほうをごらんになっていただきます。特定財源の欄に掲載のとおり、国庫支出金、衛生費国庫補助金として追加計上しているものでございます。
次に、8款土木費につきましては、6,876万9,000円を減額し、11億9,980万8,000円としております。主な内訳といたしましては、2項の道路橋梁費におきまして、市道二・三ノ関線舗装修繕工事等の確定に伴い減額するもので、歳入につきましても、右のページ掲載のとおり、国庫支出金、土木費国庫補助金及び地方債、土木債においてそれぞれ減額としているものでございます。
4項都市計画費につきましては、公園費において主な事業費の確定に伴い減額しているところでございますが、公共下水道費においては、仙塩流域関連仙台市公共事業建設負担金の確定、また下水道事業特別会計におきます流域下水道維持管理費負担金等の増に伴う財源調整、繰出金の増により、34万4,000円を追加しているものでございます。
5項住宅費につきましては、住宅・宅地地震対策事業費について減額するもので、あわせて関連する国・県支出金についてもそれぞれ減額するものでございます。
以上でございます。よろしくお願いします。

○議長(浅野幹雄君) 次に、教育次長。

○教育次長(荒谷 敏君) それでは、続きまして、教育長部局として教育部関係の補正予算についてご説明申し上げます。
資料は3ページをごらんいただきたいと思います。
歳入の主なものについて、まずご説明いたします。
12款分担金及び負担金につきましては、日本スポーツ振興センター保護者負担金において、児童生徒数の確定により減額させていただくものでございます。
13款使用料及び手数料につきましては、入園児の確定、預かり保育の実績などによりまして授業料を追加するものでございます。
20款諸収入につきましては、給食数の確定、幼稚園就園奨励費補助金過払いに関する返納金の見込み額の確定などによりまして、1,131万1,000円ほど減額補正させていただいております。
続きまして、4ページお願いいたします。
歳出の主な内容についてご説明いたします。
10款2項小学校費、3項中学校費及び4項幼稚園費につきましては、それぞれ施設修繕料などを計上させていただいております。
次に、10款5項の社会教育費につきましては、西成田コミュニティセンターの改修工事の確定による減額、また(仮称)富谷まちづくり産業交流プラザに移転設置される民俗ギャラリーの備品購入費などを計上させていただいております。
なお、財源といたしましては、国の地方創生拠点整備交付金及び富谷まちづくり産業交流プラザ整備事業債を活用して整備を行うものとさせていただいております。その他、業務完了による執行残として予算計上させていただいております。
以上につきましてが教育部関係の補正予算となっております。どうぞよろしくお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) 今回から部長提案ということで、ちょっといま一つなれないんですけれども、私からは3点質問させていただきます。
1つ目は、36ページの(仮称)富谷まちづくり産業交流プラザの事業でございます。この交付の決定については、本当にタイミングがよかったのか、実力なのか、いずれにしても本当に快挙だなと思います。しかも、上限の4倍近くの助成があったということで、富谷の財政からすれば2%弱ぐらいの規模になるということでかなり大きかったんですが、その辺のいきさつというのですか、その辺ちょっとお聞きしたいなと。何が功を奏したのか、その内容が本当に理解されたということなのか、その辺のいきさつを伺いたいなと、これが1点でございます。
2つ目は、28ページの子ども医療費助成の医療費助成事業1,000万円強、補正で出ておりますが、今現在、確かにインフルエンザがはやっておりまして、感染性胃腸炎、結構はやっておりまして、その辺の今現在の状況と今後の見通しをお伺いいたします。
それと、3つ目が、38、39の農地集積・集約化対策事業、先ほど、部長からも詳しくはあったんですけれども、いま少し、経営転換協力金の部分、これは後継者不足によって耕作ができない農地を貸して、貸し手側に協力金を支払うということだと思うんですが、これは全額国の支出になっているということで、この辺のもう少し仕組みなどもちょっと教えていただきたいなと思います。
以上です。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、私のほうから1点目の質問について答弁させていただきます。2つ目、3つ目については担当のほうからご答弁させていただきます。
まず、1つ目の今回の(仮称)富谷まちづくり産業交流プラザの採択に至るにつきましては、全員協議会でも若干申し上げさせていただきましたが、今回、初めて、今まで地方創生総合交付金はソフト事業が主でございまして、今年度開催したとみや国際スイーツ博も地方創生の交付金で4,150万円獲得させていただいて、あれは10分の10だったわけでございますが、今回、昨年暮れに初めてハード対象の事業が補正で通ったということで、メニューが出たことで、期間が短いこと等を含めて、いろいろ内部で検討させていただいたわけでございますが、提案で申し上げましたように、この機会に何とか富谷の旧役場庁舎を何とか改修に生かせないだろうかということで、事業費が最初から1億2,000万円上限という数字で決まっていたわけでございますが、場合によりということで、内容によってはそのほかにないというところを最大限、最後までチャレンジしようということで、内部で決意を決めまして、内部でそれぞれ知恵を出し合い、交付金の獲得に向けて申請書作成に入りました。
つきましては、地方創生推進室、企画政策課、企画部の推進室を中心に企画政策課、そしてまた民俗ギャラリーの関係もありましたので、教育委員会、または建設部含めて全庁的に担当する関係者全て担当の部局、担当者含めて、数を重ねてミーティングをさせていただき、申請書を作成し、何度かヒアリングで指摘を受けたことをその都度全員で見直しをし、とにかく内容の充実に、今回、採択を受けられるためにということで、全員体制でとにかく知恵を出し合って申請書を作成したというのが、作成をさせていただきました。その力が最終的にこの結果等に実ったというふうに思っております。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 子ども医療費に関しましてご説明させていただきます。
議員のおっしゃるとおり、感染症の流行の時期とか規模によってもかなり医療費は変動があるというところで、平成27年に関しましては、通常の流行の時期よりも遅目にインフルエンザが流行したということもありまして、その分の支払い請求が28年度のほうに来てしまったという面もございました。
今年度はといいますと、通常の10月ぐらいから早目にインフルエンザのほうの流行が始まりまして、それに加えてノロウィルスも一緒に流行してしまったというところもございまして、そういったところを見ていきますと、どうしても請求が2カ月おくれで来るというふうなところもありまして、12月の時点でも多少見越した補正は組ませていただいたんですが、今現在の支払い請求のほうを見ておりますとそれではちょっと足りないぐらいになってきているかなというところで、今回の補正をさせていただいたところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 私のほうから、経営転換協力金につきましてご説明をさせていただきます。
協力金につきましては、担い手となり得る認定農業者を対象といたしまして、例えば農業をリタイアするといった方から農地を借り受けするということで、その貸し手の方に対して助成金があるというものでございます。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) いずれにしても、創生資金は全員で取りかかって内容がよかったということだと思います。本当にお疲れさまでした。我が市にはまだまだやらなければならない事業がいっぱいございますので、創生資金はあと二、三年、恐らく続くと思いますので、そういった部分、まだまだやらなければならない事業がございますので、そういった事業にもぜひ工夫して……。

○議長(浅野幹雄君) 質問ですか。(「はい」の声あり)簡明にお願いします。

○15番(菅原福治君) ぜひ、その辺の配慮を今後ともよろしくお願いしたいと思います。
それと、これは質問なんですが、産業プラザの概要、事前にいただいた概要を見ますと、国からの助成と市債の数字が若干違うんですが、この議案書の補正予算の議案の財源内容と。これはどういうことなのか説明をいただきたいなと。概要と今回の予算書の財源内訳が数字が違うんですけれども、その辺、お聞かせください。
それと、インフルエンザでございますが、インフルエンザというのは感染がもちろん強いわけですので、重症化するというおそれもございます。そのために毎年予防注射を勧めているわけですが、しかし、富谷の場合、どこも一緒なんでしょうけれども、2回の接種が義務づけられておりまして、経済的にも親の負担も大きいということなので、接種を受けない方が結構いるみたいなんですね。だから、その辺の予防接種の率、中学生まででどれくらいの率で接種されているのか、お伺いいたします。
それと、3つ目の農地集積・集約化についてでございますが、この辺のバランスがどうなっているのか。要は、借り手と貸し手がどっちが多いのか、少ないのか、その辺のバランスと、水田と、例えば畑の場合があると思うのですが、その辺のバランスも含めて、ちょっと回答いただきたいんですが。

○議長(浅野幹雄君) 最初のものは要望ですね。(「はい」の声あり)
産業振興課長、1問目と3問目、お願いします。(「財源内訳」の声あり)
財政課長。

○財政課長(西山高広君) 議員おっしゃる財源の内訳、どの部分ということで具体的に教えていただきたいんですけれども。まず、実際のところにつきましては、財政課のほうで作成させていただきました2億1,320万円、こちらのところは……。

○議長(浅野幹雄君) ダイジェスト版と数字がちょっと違っているのはどういうことですかという質問ですよ。そうですね。(「はい」の声あり)

○財政課長(西山高広君) 補正予算の7ページをごらんいただきたいんですけれども。(「私は35ページのほうです」の声あり)

○議長(浅野幹雄君) ちょっと待ってください。今、答弁しますから。
菅原議員、ちょっと座ったまま、もう一度言ってください。

○15番(菅原福治君) 事前に全協でいただいた概要、これの真ん中あたりに交付金2億2,346万1,000円となっているじゃないですか。これです。それと、提案書の35ページ、2億1,771万6,000円、この辺の違いは何なのかなということでお伺いします。(「お待ちください」の声あり)

○財政課長(西山高広君) わかりました。まず、35ページ、5款1項の国・県支出金が2億1,771万6,000円、こちらの分につきましては産業振興課の分。
45ページお願いいたします。
10款5項4目の文化財保護費、こちらの国・県支出金、こちらを加えますと2億2,346万1,000円と。

○議長(浅野幹雄君) よろしいですか。
子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) インフルエンザの予防接種に関しましては、現在のところ、任意ということもございまして、こちらのほうでの接種率の確認というのはしておりません。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 協力金に関してのバランスということでございますけれども、この事業自体、農振農用地という整備されたところの農地におきまして、その農地を持っている方が農業ができなくなったということでリタイアであったりとかする場合、認定農業者の方にお貸しするという事業ですので、ちょっとバランスというものは特にないものでございます。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) 産業プラザ、わかりました。済みませんでした。
市債の元利償還金50%は交付税措置されるということなんですけれども、これは交付税、来年度されると思うんですけれども、これは交付税額でいうと幾らぐらいになるのか、今わかるのであれば、概算でもいいですから教えていただきたいなということと。
インフルエンザについてですが、高齢者に対しては、65歳以上1,500円の助成をいただいておりますが、子供の場合、子ども医療費助成いただいているんですが、子供の医療費の大半が恐らく風邪、インフルエンザ系だと思うんですね。そういった中で、子供の医療費助成が3億円ぐらい毎年かかっているという中で、どちらが先かなんですけれども、先に予防したほうが、今はどちらかというと予防している人が少ないというふうに見ているんですけれども、これを先に予防を、2回のうち、1回でもいいですから、予防の助成をしていただいたほうが、後々、子ども医療費助成が少なくなるのではないかなというふうな思いがあるんですけれども、その辺、今後、検討されるかどうか、お伺いいたします。
それと、農業問題なんですけれども、農業問題についても、結構、私もいろいろ研修とかを受ける中で、国の助成金、補助金が結構出ているんですね。そういった中にあって、今回、100%国の助成金を使うということですが、今後も、国の助成金、結構、国から出ているものがあるので、案外当市の場合は使われていないんじゃないかなと思いますので、今後、その辺を使って本当に富谷の農業の振興を図っていただきたいなと思いますので、質問いたします。
以上です。

○議長(浅野幹雄君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) 交付税の措置につきましては、交付税の考え方なんですけれども、基準財政需要額がありまして、収入額があります。その差分が交付税ということになりますので、今年度でいいますと、今年度の需要額にプラス、元利償還金が上乗せされるということでございますので、その分が交付されるということになります。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 医療費減につながるということからしますと、やっぱり考えてみなければいけないなのかなとは思うんですが、インフルエンザの予防接種の効果というところで、やはりなかなか特定、毎年インフルエンザの予防接種をするに当たっても、必ずしもそれで病気にならないというわけではない。軽く済むという効果はあるにしても、やはり受診が必要なぐらいのかかり方はするということもありますので、そういったところの効果も見ながら今後検討していくべきかどうかということも踏まえて考えていきたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 農業に関しまして国の助成金を活用ということにつきましては、あさひな農協さん等とのかかわり等もございますので、そういった関係機関と連携を図りながら、活用できるものは活用していきたいと思っています。

○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。10番西田嘉博君。

○10番(西田嘉博君) 今、同僚議員からも質問されましたんですが、28ページの3款1項7目の事業名について、子ども医療費ですが、2月14日の全員協議会の概要の中で、1,027万7,000円はインフルエンザ、感染性胃腸炎の流行にということで医療費の見込みがあると。あわせて、12月の補正は、含めて、当初予算に対して4,207万7,000円の増になっております。これをインフルエンザ季節の感染性胃腸炎含めて、そのように12月の補正を含めて4,207万7,000円は、同様に、このように理解してよろしいか。もしかして、ほかの医療費の一個人の診療費が上がっているのかどうか。その辺のところの分析がありましたら、お伺いさせていただきます。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 子ども医療費に関しましては、どのぐらい医療費がかかったかということ、請求がこちらに来るということで、レセプト等はこちらに来ないところもありますので、どういう疾患に多く皆さんがかかられたかというところの分析まではなかなかできない現状にございます。ですが、先ほど、議員さんの質問にお答えしましたように、27年度インフルエンザの流行時期が、通常であれば2月、3月ぐらいは少し減少傾向にあるところが、27年に関しましては2月、3月にかなり流行していたということもありまして、その分の請求が28年度の4月、5月になだれ込んできてしまったという経緯がございまして、その分を12月に補正させていただいたところでございます。

○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) 補正予算書の23、24ページ、2款1項9目の防犯対策費なんですが、防犯灯整備事業でLED化3,000基分という金額792万8,000円が全部使われていない、減になっているんですが、その整備されなかった理由というのは何か質問いたします。

○議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) 当初、リース事業を計画しておりまして、この調査業務につきまして補助金を活用するための条件で調査業務費、工事費の4分の1の補助を受けるために予算を計上したものでございます。しかし、検討を重ねまして、その結果、財政負担が少ない請負方式に切りかえることといたしましたので、今回減額するものでございます。

○議長(浅野幹雄君) 5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) 51ページの28年度中増減見込みの28年度中起債見込み額の合計金額と21ページの市債の合計の金額というのは、これは合わないといけないんじゃないのかなと思うんですが、その部分の整合性をお聞きいたします。

○議長(浅野幹雄君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) まず、21ページ記載の市債の合計でございます11億8,580万円と、51ページのご質問のあった28年度中起債の見込み額12億3,980万円、こちらの差でございますけれども、こちら、51ページのほうが5,400万円ほど多くなっているかと思いますけれども、こちらにつきましては27年度分の繰越分が5,400万円入っているということでございます。

○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 24ページのただいま同僚議員からご質問のありました防犯灯調査業務に関してなんですけれども、請負方式に切りかえるということの検討で、どの程度予算が変わるのかということと、今後はスムーズにいくのかということをまず一つお伺いしたいのと。
44ページの小学校教育振興費の扶助費、要・準要保護児童援助費に関しまして、こちら減額になっている理由などを教えていただきたく思います。
そして最後です。図書館に関する調査業務に関しまして50万円の減額になっているんですが、今回実施しての課題をどのように把握されているのか。そして、報告書はいつ出すのかということ。そして、その報告書に関しては、情報は議会のほうには提出していただけるのかということをお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) まず、財政負担が少ないということで、10年で計算しますと約1,500万円ほどリースよりも安いということ。今回、新年度当初予算にも計上しておりますので、防犯灯の交換工事、その辺は今後進めていく予定でございます。

○議長(浅野幹雄君) 教育総務課長。

○教育総務課長(高橋加代君) 要・準要保護児童援助費の減額につきましては、当初見込みよりも申請者が少なかったことによるものでございます。

○議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(渡邉正弘君) 図書の関係の実施しての課題ということでございますが、ワークショップ、シンポジウム等を実施いたしまして、課題といいますか、現状の皆さんの考えということをお聞きしたというような状態でございます。報告書につきましては、今取りまとめておりますので、その配付につきましては検討させていただきたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 扶助費に関連しまして、前回の議会の中でも質問したのですけれども、やはり富谷市、同じ級地のところに比べてかなり低い状況でありますので、今後こちらに関してはどのように改善を検討されているのかということもお伺いしたいと思います。
そして、図書館に関してなんですけれども、やはり実施して、声をもっと聞いていただきたかったということなど、さまざま出てはいたと思うんですけれども、やはりすばらしい知識をお持ちのARGさんに委託といいますか、調査をお願いしたかと思うんですが、市側として、向こうからの提案に関して、しっかりと軸を通すべき組織が必要だったのではないかなと思うのですが、そこら辺のご意見を伺います。

○議長(浅野幹雄君) 教育総務課長。

○教育総務課長(高橋加代君) 来年度の援助費につきましては、今後、さまざまな状況を勘案しながら検証してまいりたいとは考えております。

○議長(浅野幹雄君) 教育次長。

○教育次長(荒谷 敏君) 今回の図書館について、シンポジウム、ワークショップを行ったんですけれども、これにつきましては、まず、市民の皆さんが参加をしていただいて、多くの意見を聴取するということと、広く今の図書館状況を、どういうふうになっているのかというものを市民の皆さんにお伝えするということが目的で予算要求させていただいております。
今後につきましては、さらにそれを、ごく一部の皆さんに参加していただきましたので、より多くの皆さんに今後も参加していただくように、当初予算のほうでも考えておりますので、今回たまたま委託した業者さんについては、市側のこの要求をのんでいただいて運営したという形になっておりますので、今後についてはそういったものも配慮しながら進めてまいりたいと思っております。

○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。16番出川博一君。

○16番(出川博一君) それでは、私、4点ほど質問いたします。
まず、20ページの17款、一般寄附金ですけれども、27年度の決算額では155万8,000円の寄附があったんですけれども、今年度からふえているというのは、多分、昨年の10月にふるさと納税の返礼品を拡大した効果があるのかなというふうな気がしないでもないので、ちょっとお尋ねしたいんですけれども。一般寄附金の補正306万8,000円、それから合計の3,000万円なんですけれども、実際は東日本大震災見舞金1,653万を除いた1,409万2,000円の中で、うち、ふるさと納税はどのぐらいあったのか、お尋ねいたします。
それから、それに関連して、27年度のふるさと納税の制度拡大に伴って、市県民税の控除額はどのぐらいになっているのか、お尋ねいたします。
それから、22ページ、21款の市債、いわゆる市の債務なんですけれども、この中で、労働債2億1,180万円、それから教育債140万ということで、これについては先ほど質問がありましたけれども、元利償還金について、今年度において50%が基準財政需要額に算入されて交付税措置されるということなんですけれども、これはいわゆる地方交付税算定台帳上、台帳の上で確実に精査ができて、そして歳入に確実に見込んで手当てできるものなのかどうか、お尋ねいたします。
続きまして、36ページ。先ほども質問もありましたけれども、5款の労働費、産業交流プラザ整備資金なんですけれども、執行部側のご努力には大変感謝するところなんですけれども、そのやりとりの中で、いわゆる去年の11月28日に全協での資料No.2でもらった図面上の変更はあるのかどうか、お尋ねいたします。
それから、これに関連しまして、この事業について、市民参加及び協働の実施の有無とその内容についてお尋ねいたします。
この2つ目として、総合計画との整合性はどうあるのか、お尋ねいたします。
最後に、将来にわたるコスト計算及び費用対効果はどのように試算されているのか。
それから、最後の質問になります。46ページ。先ほども質問がありましたけれども、4目の文化財保護費、備品購入費1,149万1,000円、これの積算根拠をお示しいただきたいと思います。
以上です。

○議長(浅野幹雄君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) まず、寄附金のふるさと納税の件数でございます。今年度ということで回答させていただきますと、16件となってございます。
次に、21ページの市債の関係でございました。こちらは、先ほどもご説明申し上げましたけれども、交付税の算定上、基準財政需要額から収入額を差し引いたその残りが交付税ということになりますので、来年度ですと、それに元利償還金が上乗せされるというふうなケースですと、それが純粋に交付金額になるということでございます。

○議長(浅野幹雄君) 税務課長。

○税務課長(吉田尚樹君) それでは、寄附金に対する影響額ということでお答えをさせていただきます。大概がふるさと納税ではあるんですけれども、集計上、寄附金控除として該当になった数字についてお答えさせていただきますが、市県民税で約3,000万円、市民税ベースで1,760万となってございます。

○議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。

○市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) まず、図面の変更の関係でございますが、一部変更しております。この内容につきましては、市長のほうからもありましたが、国のほうとのやりとりの中で、より地方創生の趣旨に沿った内容の事業運営ということで、若干変更している箇所がございます。
具体的には、11月28日にお示しをしました図面の中で、1階のスペースが観光情報各種情報発信ということで予定しておったスペースが、チャレンジスペースということで、新商品のPR、アンテナショップ的なスペースへと変更しております。3階のスペースにつきまして、さきにお渡しした図面上では市民交流ホールというふうに記載した点につきまして、よりこの施設の趣旨に沿った起業・創業支援ということを観点に置きまして、起業・創業支援の多目的スペースということで、一部変更を加えております。
なお、内容につきましては、こういった内容も踏まえまして、地域の方も含めて、より多くの方が活動できる、使用できる、そういうような内容に今後詰めてまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。

○議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(渡邉正弘君) こちらの庁用器具費等につきましては、今度移動いたしますまちづくり産業交流プラザの面積等と現在の民俗ギャラリーの備品等々を比較といいますか、鑑みまして、その中でその備品の項目を挙げたものでございます。

○議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。

午後0時00分 休憩


午後1時00分 再開

○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
午前中の議案第1号の質問に対し、財政課長より答弁があります。財政課長。

○財政課長(西山高広君) 先ほど、若生議員よりご質問いただきました最後に設置した基金の年度、名称でございましたけれども、名称が伊藤一・イヨ奨学金条例でございます。設置年度は17年度でございます。
以上でございます。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 出川議員のご質問でございます。総合計画のほうでの産業交流プラザの位置づけでございますけれども、起業支援という項目の中に起業総合支援の拠点となる施設の整備を進めますというふうに記載してございますので、こちらで現在読み取っているところでございます。

○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。16番出川博一君。

○16番(出川博一君) コスト計算、まだ、出てないです。それから、市民参加と協働の実施の有無とその内容。

○議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。

○市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) まず、産業プラザの将来のコストにつきましては、これから具体的な運営の仕組みなども考えてまいりますので、今後、算出したいと考えております。
また、市民参加につきましては、まずは産業交流プラザの事業の採択について、先週の全員協議会での説明後、翌日、町上、町中、町下の3区長の皆様にお集まりいただきまして、事業の採択について正式に決定されたということをまずはご報告をさせていただきました。今後、市民の皆様の参加、活用方法につきましても、区長の皆様のご意見もいただきながら検討してまいりたいというふうに考えております。(「費用対効果もまだ」の声あり)

○議長(浅野幹雄君) 費用対効果。

○市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 今回、産業交流プラザの建設の総事業費といたしましては、12月の定例議会でご可決いただきました設計費用と今回の補正費を合わせて4億6,188万円の総事業費となっております。今後、具体的な成果につきましては、今後の事業内容の中で、より高い効果を上げられるように検討してまいりたいというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 最初の寄附金の問題なんですけれども、ふるさと納税、10月に返礼品の拡大をして、効果が出ているのかなと思ったんですけれども、それほどでもないような感じです。それに対し、いわゆる市県民税の控除額がいわゆる市ベースで1,660万ということは、かなり、言ってみれば、こういう表現はおかしいんですけれども、出し前になっているのかなというような気もしないでもないので、この辺は、国の制度なので、推移を見守るしかないとは思うんですけれども、企画担当としてはどのような見解をお持ちなのか、お尋ねします。
それから、いわゆる交流プラザの借り入れについてなんですけれども、先ほど、交付税で措置されると。50%、交付税で措置されるとはいうものの、交付税は、いわゆる基準財政需要額から基準財政収入額を引いたところで足りなくなるのは交付税ということになるわけですけれども、当市のように毎年1億ずつ市税が増加するという市においては、やっぱりこれは、結局は、その分は需要額にプラスになりますけれども、収入額もふえるということで、それほど効果のある借り入れではない。やっぱりその辺のところを考えて交付税措置される、需要額に組み込まれるということで、すぐ乗るのではなくて、その辺のところも考えていかないと、非常に借入残が多くなってきています。その辺のところ、なぜ、いわゆるユーマイ基金を使わなかったのか、その辺のところもお尋ねいたします。
それから、3つ目のところについては、総合計画との整合性があるということで、非常に、「富谷宿」開宿400年記念行事とかそういうもの、総合計画にいろいろ載っているので、これで一気に解決なんですけれども、もっと、前にも私、子育て支援センターをつくるときも質問したんですけれども、結局、そのときの説明では200万ぐらいの増加になりますということなんですけれども、今回の29年度当初予算を見ると540万という維持費がかかるということで、そういう意味では、私毎回言っているんですけれども、計画するときにはコストも考えてくれということを常々話していますので、その辺のところについて、もう一度、ご見解。特に今回の場合は、指定管理を使うというようなアナウンスもされていますので、そうなると結構人件費がかかる。多分かなりの額、3,000万、4,000万の額になるんじゃないかなと思われるんですけれども、その辺を踏まえての検討はどうなのか。その辺をお尋ねいたします。
それから、いわゆる民俗ギャラリーなんですけれども、これについては、先ほどのものでは備品ということなんですけれども、今あるものを移すだけなのに、どうして1,149万1,000円もかかるのか。ちょっとこの辺が私には納得できないんですよ。交流プラザの備品はわかりますよ。そうじゃなくて、民俗ギャラリーにある今展示しているものを移すということで、その中でどうして1,100万も必要なのか。もう一度、これについてお尋ねいたします。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) まず、返礼品の関係と寄附額、おっしゃるとおり、返礼品を始めたからといって、さほど伸びているという状況ではないというのは本年度のところでございます。ただ、とはいえ、昨年度よりはかなりの……。もともと小口の部分にターゲットを絞っておりまして、数字を見ますと、やはり10月、11月、特に12月になってからの駆け込みが多いというようなものが現状でございます。現状、4品目でスタートしておりますので、その後、年明けから地元の企業の方、扱ってほしいというようなご要望もございましたし、あとはスイーツ関連の商品、そういったものも新年度には取り入れていければなというふうには企画課担当のほうでは考えておるところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) 資金のほうだったんですけれども、ユーマイタウンの基金の繰り入れというふうなことのご質問でしたけれども、こちらの基金につきましては、今後、新たな施設整備が出てきておりますので、そちらのほうで活用を図ってまいりたいと考えておりまして、今回は、交流プラザのほうが全て補助事業で見られていると。そのうち、半分については市債、その元利償還金の50%が交付税措置されるという大変有利な起債でございましたので、そちらのほうを活用させていただきました。

○議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。

○市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 産業プラザのコストについてのご質問でございますが、今回の地方創生の拠点整備交付金につきましては、国のほうから、地域の稼ぐ力、こういう点に着目をして施設整備に当たってくださいというような国のほうからの指針が示されております。ですので、当面は指定管理ということで施設の運営ということは考えておりますが、その施設自体の事業運営の収益でもって、できるだけ施設として自立して運営していくというような方向に持っていければなというふうに考えております。そういった仕組みについても今後考えてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(渡邉正弘君) 備品につきましては、現在の据えつけの家具の展示ケース等々がございまして、運べないということもございますし、現在のケース関係も老朽化ということもございます。展示用照明関係なんですけれども、照明関係もちょっと今の現在のところは持っていけないということもございまして、このような状態になっております。

○議長(浅野幹雄君) 質問は簡明にお願いします。16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 今の民俗ギャラリーの備品の問題なんですけれども、それはやっぱり今ある建物そのものの構造上の問題なんですか。いわゆる持っていけないとか、据えつけだとかいうものは。だとすれば、それは最初からのやり方が悪いんじゃないですか。ずっとあそこに置くつもりでつくったわけじゃないと思うので、仮置きだと思うんですよ。もう一度、それについてお尋ねします。
それから、いわゆる財政需要額に算入されるというのは、どうしても私納得できないんですよ。というのは、結局、これがもし例えば法人市民税が入ってきた場合に、不交付団体になったときに、となればそれを自前で払わなければならないわけですよね、財政措置されるわけじゃないですから。であれば、やっぱり、借りるというのは必ず返さなくてはならないということを考えれば、やっぱりその辺はこれからも、ぜひ、これからの事業について検討をいただきたいなというふうに思います。
その2点、お願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(渡邉正弘君) ご指摘のとおり、据えつけの家具が結構多いということと、また運べないもの、老朽化しているものということでございます。

○議長(浅野幹雄君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) 出川議員おっしゃるとおり、財政運営上、起債というのはいかがなものかというところは同感でございます。こちらにつきましては、施設整備に資金手当てということで、今回、先ほども話しておりますけれども、事業認定をいただきまして、有利な起債だということがございましたので、今回は、資金手当てするためにも、また今後の負担の公平性というふうな観点からも、起債のほうで対応させていただいております。

○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) それでは、2点ほどお願いをいたします。36ページと27ページであります。
旧庁舎から、交流プラザと呼びますけれども、交流プラザにということで順次進んでいるわけでありますが、この間、仙台市庁舎、あるいは大崎の庁舎、そしてまた多賀城の庁舎というふうなことで新聞記事等を目にしたところでございます。確認をいたしますと、多賀城が同じくやはり昭和45年に1万平米のうち5,000平米、大崎の庁舎は6,500のうち2,100平米というふうなことで、大崎は44年、多賀城が45年、仙台は40年というふうなことで、相当老朽化が進んでいる。記事にもありますように、老朽化が進んだゆえに解体に着手をしますというふうな記事内容であります。本当に、富谷のこのような旧庁舎から交流プラザにということで順次進めて、交付金も得てというようなことに異を唱えるわけではありませんけれども、綿密な建物診断、仙台市の庁舎の事例を見ますと劣化診断という表現がありました。そのようなことまで含めて診断されたのかどうか。杞憂に終わればいいのでありますけれども、この先、何もしなければ13年程度、手を入れて10年程度使えるものの改修費用が6億円、30年先を見越せば66億円という数字が記事に紹介されておりました。
そのようなことで、質問でありますけれども、綿密なこのような建物診断、そしてまた10年間ほぼ使わない状態での建物の傷みぐあい、そういったところが十分4億何がしの範囲の中に入っているものやら、この辺のところ確認をさせていただきたいと思います。
2つ目、27ページでありますけれども、子ども医療費拡大に伴う、予算ベースで3億円を超すというふうなことでございます。このうち、平成28年度、県の補助金がどれくらいの額を予定されているのか。そしてまた、当初の見込みが、このように増額補正ということになりますので、当初の予定よりもどの程度の伸びゆえにこのような補正に至ったのか、これについてお伺いをいたします。

○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) 旧役場庁舎の劣化の程度の調査ということだと思います。これにつきましては、旧庁舎の耐震診断をした際に壁のほうのコア抜きを行いまして、コンクリートの劣化の状況も確認しております。そうしましたところ、現在ちょっと具体的な資料を持っておりませんけれども、ここ10年、20年でだめになるような状況ではなくて、まだ使用には耐えられるというふうな判断をしているところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 歳入につきましては、県のほうは所得制限もございますし、年齢的にも市で定める対象年齢とはちょっと若干違うというところでございまして、今、済みません、ちょっとここで正確な数字を申し伝えることができませんので、後日、後でお話をしたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。後からと言ったよね。

○子育て支援課長(狩野悦子君) はい、後からです。済みません。

○議長(浅野幹雄君) 含めて、後からと。今すぐ欲しいんですか。
ほかに質疑ありませんか。2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 1件だけ、お伺いします。
24ページ、13節委託料、先ほど同僚議員も質問していますが、こちらの事業が今年度やらないというふうに決まった時期をお伺いします。

○議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) 検討を重ねた結果、9月ごろでございます。

○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。8番佐藤聖子君。簡明にお願いします。

○8番(佐藤聖子君) 26ページです。マイナンバーカードだと思いますが、ここで減額があります。発行している人の数、それからコンビニ交付になるということで、これからふえるであろうという見込み、当初との違いなどについてはどのように考えているのか、お尋ねします。
30ページです。杜乃橋保育所新築補助金があります。5,734万6,000円、これですが、間もなく終わるだろうと、半分、50何%と言っていましたけれども、これの施設整備に係る全体額、その中での国の額、県の額、市の額、法人の額、それぞれについてお知らせください、お答えください。
3番目です。34ページ、一番上のところで、扶助費、生活保護費の減額があります。これの理由、詳細をお尋ねします。
4番目です。46ページ、上からのところで工事請負費がありまして、西成田コミュニティセンター耐火壁改修工事450万円の減額になっています。これは6月で補正でしたが、2,638万1,000円だったと思います。これでいくと17.99%の削減になりますが、およそ18%ですね。これはどういうことでこうなったのか。もしかして見積もりが大き過ぎたということはないのか。その点についてはどうだったのか、お尋ねします。
以上4点です。

○議長(浅野幹雄君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) 現在は、マイナンバーカードの交付件数ですけれども、詳細な数字、今お持ちしていないんですが、大体4,000超というところでございます。今後の見込みなんですが、議員おっしゃるように4月からコンビニ交付開始されますので、それに伴って、今後、申請される方が伸びていくのではないかと見込んでおります。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 杜乃橋地区の保育所新設補助金に関してですが、本来、当初の見込みでは保育施設ということで保育施設の保育所等整備交付金というところでの予算を上げさせていただきました。今回、認定こども園になるということで、新たに認定こども園整備交付金ということで厚生労働省分と文科省分と、それぞれ補助金のほうを出していただくような形で申請をしております。厚労省負担分としましては1億877万7,000円、文科省分に関しましては3,641万6,000円を申請しているところで、大体内示も出てはいるんですが、このぐらいの見込みで申請をしているところでございます。県の負担額はどちらもないということで、そのほかは市町村負担額として3,180万5,000円、残りは法人負担分ということになります。

○議長(浅野幹雄君) 保健福祉部長。

○保健福祉部長(小野一郎君) それでは、34ページの扶助費の関係ですね。減額5,188万9,000円のそれの理由ということでございますけれども、10月10日に市制施行しまして、そのときの保護世帯の方の人数と、生活保護の場合いろいろ項目がございます、10項目ありますけれども、そのうち基本的なものとしては1から8ありまして、生活扶助とか住宅扶助、教育扶助、そういったもの8項目を主体に、最大値でその方が全てその対象となった場合ということで計算をさせていただいて、それで国・県等に補助をするわけですけれども、その数字が、今回、世帯等もかなり生活保護の廃止もございまして、大体、3月までの見込みを計算しまして約5,200万ほどの減額ということになってございます。

○議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(渡邉正弘君) 西コミュの耐火壁改修工事でございますが、こちらに関しましては、入札効果によるものと思っております。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) マイナンバーでお尋ねしますが、当初見込んでいた数字、これとの比較についてはどう考えているのか、お尋ねします。
杜乃橋についてですが、全体で建築にかかる費用は全体額幾らなのか、お答えください。
34ページですが、生活保護ですが、廃止、辞退したのか、経済状態がよくなって廃止になるのか、その世帯数などについてはどのように見通しているのか、お尋ねします。
済みません、46ページの耐火壁ですが、これは入札効果によるものだということですが、入札があって、この効果が見込まれるといった時期はいつだったのでしょうか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) 市として独自に予測というものは立てていないんですけれども、国のほうの交付金の減額のほうを見ますと、当初見込んでいるよりは全国的に伸び悩んでいる部分じゃないかと見受けられます。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 法人のほうが示しております本体工事費に関しましては2億2,200万ということでございます。

○議長(浅野幹雄君) 保健福祉部長。

○保健福祉部長(小野一郎君) 当初、こちらで市制移行したときには81世帯の116名の方です。現在は、直近の分ですけれども、78世帯の107名の被保護世帯がございます。廃止になった理由、途中でのいりくりはあるんですけれども、自立生活支援ということで、こちら委託しているそちらのほうの事業主さんといろいろ連携をとりながら生活保護にならないように、そういう仕組みをつくっておりますので、それで自立、年金制度についても今回10年ということで、25年から15年に変わっておりますので、そこで給付のほうもふえるのかなということで、現にそういう方もいらっしゃいますし、65歳の基礎年金、特別支給等厚生年金等、そういったものを受給される方が申請がおくれて、後でわかって廃止になっています。今後については、そういう自立支援のほうと、もちろん生活保護には、どうしても困窮世帯に陥った方については支援をしていきたいなと思ってございます。

○議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(渡邉正弘君) 時期につきましては、入札まで承知しておりませんということでございます。

○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、これから議案第11号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第5 議案第12号 平成28年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)

○議長(浅野幹雄君) 日程第5、議案第12号平成28年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)を議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。保健福祉部長。

○保健福祉部長(小野一郎君) それでは、議案書52ページをお願いいたします。
議案第12号平成28年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第4号)は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ9,070万3,000円を減額し、歳入歳出の総額を歳入歳出それぞれ44億3,609万8,000円とするものでございます。
第2項、歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
次に、補正予算の概要についてご説明申し上げます。
今回の補正予算は、国民健康保険税、国・県負担金、補助金等の確定見込み及び保険給付等の確定見込みに伴う調整などを主な理由として計上してございます。
それでは、第1表 歳入歳出予算補正にて説明を行います。
次のページ、53、54ページをお願いいたします。
初めに、歳入の主な内容について説明をさせていただきます。
第1款1項国民健康保険税2,385万9,000円を追加するもので、確定見込みによるものでございます。
3款国庫負担金、6款県支出金、7款共同事業交付金、いずれも同じく確定見込みによるものでございます。
9款2項基金繰入金3,827万1,000円を減額し、財源調整を行うものでございます。
次に、歳出の主な内容について説明をさせていただきます。
2款保険給付費、療養諸費及び高額療養費の給付見込みにより追加するものでございます。
7款共同事業拠出金9,963万7,000円を減額し、これについては保険財政共同安定化事業拠出基金に係る見込みにより減額するものでございます。いずれも今回の見込みに伴いまして、減額等調整しているものでございます。どうぞよろしくお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第12号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第6 議案第13号 平成28年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第4号)

○議長(浅野幹雄君) 日程第6、議案第13号平成28年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第4号)を議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。建設部長。

○建設部長(奥山育男君) それでは、議案第13号についてご説明申し上げます。
補正予算説明書72ページをごらんください。
議案第13号平成28年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第4号)は、次に定めるところによるとするものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ342万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ9億591万7,000円とするものでございます。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるとするものでございます。
第2条、地方債の変更は、「第2表 地方債補正」によるとするものでございます。
続きまして、主な内容についてご説明申し上げます。
補正予算書81、82ページのほうをごらんください。
初めに、歳入についてでございます。
2款1項使用料につきましては、下水道使用料の収入見込み額に基づき増額するものでございます。
3款1項国庫補助金及び7款1項市債につきましては、下水道事業費国庫補助金、社会資本整備総合交付金と下水道事業債の対象事業経費の確定に伴い、それぞれ減額するものでございます。
4款1項他会計繰入金につきましては、先ほど一般会計補正予算説明にてご説明したとおり、財源調整分について一般会計から追加して繰り入れするものでございます。
次に、歳出でございます。
次のページ、お願いします。
1款1項下水道管理費につきましては、公共下水道使用料徴収業務の実績に基づき委託料の不足見込み額を追加するものでございます。
2項流域下水道費につきましては、吉田川流域下水道維持管理費負担金の増に伴い追加するものでございます。
3項流域下水道建設費につきましては、吉田川流域下水道建設負担金が減となったことに伴い減額するものでございます。
以上です。よろしくお願いします。

○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第13号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第7 議案第14号 平成28年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第4号)

○議長(浅野幹雄君) 日程第7、議案第14号平成28年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第4号)を議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。保健福祉部長。

○保健福祉部長(小野一郎君) それでは、よろしくお願いいたします。
議案第14号についてご説明申し上げます。
86ページのほうをお開き願います。
議案第14号平成28年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第4号)は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ846万6,000円を追加し、歳入歳出の総額を歳入歳出それぞれ25億4,594万円とするものでございます。
第2項、歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
次に、今回の補正予算の概要についてご説明申し上げます。
今回の補正予算は、介護保険料、国・県補助金等の確定見込み及び地域支援事業等の確定見込みに伴う調整などを主な理由として計上しているものでございます。
それでは、第1表 歳入歳出予算補正にて説明をいたします。
次のページ、87、88ページをお開き願います。
初めに、歳入の主な内容について説明をさせていただきます。
1款1項介護保険料1,128万円を追加するもので、確定見込みによるものでございます。
3款国庫支出金、5款県支出金、いずれも同じく確定見込みによるものでございます。
次に、歳出の主な内容について説明をさせていただきます。
3款地域支援事業費等は、給付見込みにより減額するものです。
4款基金積立金、1,206万2,000円を追加し、介護給付費準備基金に積み立てるものでございます。
以上、介護保険特別会計補正予算の説明を終わります。どうぞよろしくお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第14号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第8 議案第15号 平成28年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第4号)

○議長(浅野幹雄君) 日程第8、議案第15号平成28年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第4号)を議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。保健福祉部長。

○保健福祉部長(小野一郎君) それでは、議案第15号についてご説明申し上げます。
補正予算書102ページをお開き願います。
議案第15号平成28年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第4号)は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ1,849万1,000円を減額し、歳入歳出の総額を歳入歳出それぞれ3億542万7,000円とするものでございます。
第2項、歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
今回の補正内容についてご説明申し上げますけれども、先ほどと同じように、今回の補正は、後期高齢者医療保険料の確定見込み並びに後期高齢者医療広域連合納付金等の確定見込みに伴う調整等が主な理由となってございます。
それでは、第1表 歳入歳出予算補正にて説明をいたします。
次のページ、103、104ページをお開き願います。
初めに、歳入の主な内容について説明をさせていただきます。
1款1項後期高齢者医療保険料、1,397万円を減額するもので、確定見込みによるものでございます。
3款繰入金、450万6,000円を減額するもので、事務費繰入金、保険基盤安定繰入金等の確定により減額するものでございます。
次に、歳出の主な内容についてご説明を申し上げます。
2款後期高齢者医療広域連合納付金、1,499万1,000円を減額するもので、こちらも確定見込みにより減額するものでございます。
以上、後期高齢者医療特別会計補正予算の説明を終わります。どうぞよろしくお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第15号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第9 議案第16号 平成28年度富谷市水道事業会計補正予算(第4号)

○議長(浅野幹雄君) 日程第9、議案第16号平成28年度富谷市水道事業会計補正予算(第4号)を議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。

○上下水道課長(浅場 悟君) それでは、議案第16号についてご説明申し上げます。
補正予算書116ページでございます。
第1条、平成28年度富谷市水道事業会計の補正予算(第4号)は、次に定めるところによるものでございます。
第2条、予算第3条に定めた収益的収入及び支出の予定額を次のとおり補正するもので、収入の第1款水道事業収益で1,953万7,000円を追加し、合計を11億5,487万3,000円とするもので、第1項営業収益で1,394万7,000円を追加し9億9,178万3,000円とし、第2項営業外収益で559万円を追加し1億6,308万9,000円とするものです。
支出の第1款水道事業費用で497万2,000円を追加し、合計を11億2,483万7,000円とするもので、第1項営業費用で同額分を追加し、合計を10億5,375万3,000円とするものです。
第3条、予算第4条に定めた資本的収入の予定額を次のとおり補正するもので、第1款資本的収入で619万9,000円を追加し、合計を620万2,000円とするもの。
第2項開発負担金で同額を追加し、620万1,000円とするものでございます。
次に、実施計画明細書によりご説明いたします。
120ページをお願いいたします。
収益的収入でございます。収入の1款1項1目給水収益の水道料金につきましては、現計及び見込みにより1,144万8,000円を追加するものでございます。2目の下水道負担金249万9,000円の追加につきましては、下水道事業より委託を受けております下水道使用料徴収業務について、その実績に基づき委託料の不足見込み額を計上するものでございます。
2項3目一般会計補助金61万9,000円の追加につきましては、市制施行に伴い要した費用についての不足額を計上するものでございます。
5目長期前受金戻入497万1,000円につきましては、下の収益的支出欄にあります固定資産除却費相当額を追加するものでございます。
収益的支出でございます。
支出の1款1項7目資産減耗費497万2,000円につきましては、清水沢浄水場の解体に伴う除却費でございます。
資本的収入でございます。
収入の1款2項1目開発負担金619万9,000円の追加につきましては、富ケ丘一丁目地内の店舗つき共同住宅に係るものでございます。
121、122ページをお願いいたします。
予定損益計算書の補正前と補正後についてお示ししてございます。
122ページで数字が太字で斜めの書体となっている部分が変更となる箇所でございまして、下から3行目の当年度純利益が3,219万8,110円となり、1,500万円程度増加する見込みとなります。
123から126ページにつきましては、予定貸借対照表の補正前と補正後についてお示ししたものでございます。123、124ページが補正前のもの、125、126ページが補正後のものとなってございまして、浄水場の解体により構築物等の固定資産は減少するものの、水道料や開発負担金等により流動資産が増加する内容となってございます。
127、128ページでございます。
予定キャッシュフロー計算書の補正前と補正後についてお示ししてございます。
128ページの上段、当期純利益及び中段の建設改良費に係る収入が増となる分、下段にございます現金及び現金同等物の期末残高が2,223万7,000円増加いたしまして14億6,125万1,378円となる見込みとなってございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第16号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第10 議案第23号 指定管理者の指定について

○議長(浅野幹雄君) 日程第10、議案第23号指定管理者の指定についてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) それでは、議案書72ページをお願いいたします。
議案第23号指定管理者の指定について、ご説明申し上げます。
地方自治法第244条の2第6項の規定により、下記のとおり指定管理者の指定をしようとすることにつき、議会の議決を求めるものでございます。
1、公の施設の名称は、富谷市福祉健康センターでございます。
2、指定しようとする団体は、富谷市富谷桜田1番1、社会福祉法人富谷市社会福祉協議会でございます。
3、指定の期間は、平成29年4月1日から平成34年3月31日までとするものでございます。
提案理由につきましては、地方自治法第244条の2第6項の規定により、指定管理者の指定をしようとすることにつき、議会の議決を求めるものでございます。
それでは、2月14日の議会議員協議会のときにもご報告いたしましたが、簡単に経過についてご説明いたします。
富谷市福祉健康センター指定管理者制度導入に当たりまして、公募要項に沿って公募を行い、公募期間は平成28年12月20日から平成29年1月18日までの30日間とし、応募資格を富谷市に事業所を有する法人といたしました。申し込み状況につきましては、社会福祉法人富谷市社会福祉協議会からの申請が1件でございました。富谷市の施設の指定管理者の指定の手続等に関する条例第4条の規定により、申請書の提出があったときは選定の基準により審査し、当該公の施設の管理を行わせるのに最も適当と認める団体を指定管理者の候補として選定するとなっておりますので、2月8日に富谷市福祉健康センター指定管理者選考委員会設置要項に基づいた選考委員会を実施いたしました。提出されました提案書を踏まえてプロポーザル審査を行い、厳正な審査の結果、平均点80点となり、良好という状況で社会福祉法人富谷市社会福祉協議会が指定管理候補事業者として選定されたものでございます。
今後の予定につきましては、議決後、告示を行い、その後、速やかに事務引き継ぎを行いまして、富谷市福祉健康センター指定管理者基本協定書と富谷市福祉健康センター平成29年度協定書の締結を行い、平成29年度4月1日からの開所に備えてまいりたいと思います。
以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) お尋ねします。公募の期間についてですが、1カ月間ということですが、年末年始が入ったわけですね。これで十分だったのかというような気がいたします。要項でしたか、規則によって1カ月間としているのか、何週間としているのか。こういう長期の休みが入ったときの扱いはどうなっているのか。これで適切だったと思うのか。私は短いなと思うんです。この点についてはどうなのか、お尋ねします。
社会福祉協議会1者だったということですが、市内に想定された事業者数、事業所の数ですが、これは幾つだったのでしょうか。
そしてまた、3つ目の内容としてプロポーザル、提案書をもらったと。これについて審査を行ったということで説明書の2ページのところにあるわけですが、これをもって80点だったということでしたが、そうしますと、どこの分の20点があったら100点になったのかなと。これはどういう点を求めていたのかということをお尋ねします。
4番目、その後で、これは説明書のところですが、3ページのところで富谷市社会福祉協議会事務所機能移転についてというものも説明がありました。これによって、今度は福祉健康センターに社協が移るということになりますが、これについてはいつの申し出だったのか。そして、そのことをどのように検討したのか。書面での契約などはあるのか。こういうことについてはどのようにして進められたのか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) 公募期間につきましては、明確に期間についてうたってはございませんので、年末年始を挟んだこともありますが、1カ月というのは的確な期間だと捉えております。
次の、1者のみの応募ということで、市内に数が幾らあるのかということでございますが、法人格を有する団体ということで応募しておりますので、医療法人、NPO法人、あとは学校法人、そのほか公益社団法人等、数々、株式会社も含まれますので、その数についてはちょっと把握しかねておるところでございます。
プロポーザルの80点というところで、どの部分が加味されれば100点になるのかというところでございますが、6人の委員の合計点を足して6で割ったというふうな形になってございますので、どの部分というところでは、一番配点の大きいところは事業計画、どのように福祉健康センターを運営していきたいかというあたりの配点が大きくなっておりますので、その部分が大きい配点の部分になってございます。
4番の事務所移転の申し出でございますが、事業所の候補者決定の通知を出した後に、社会福祉協議会のほうから理事会、役員会等でお話があって、申出書が届いた形になってございます。それを受けまして、市としても一体的にやっていくほうが福祉健康センターの運営に有効的で、かつ効率的であるというふうに判断しまして、申し出を受けるような形となってございます。
以上でございます。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 1カ月についてですけれども、そうしますと、その周知の方法というのは十分だったかということをお尋ねしたいと思います。
法人格については、医療機関だとか、NPOだとか、さまざまあるということで、数すらも把握できていない。市内にあるということで、ですが。しかし、そこの中で1者しかということであればもうちょっと周知の方法があったのかなということについてですが、その点はどう考えているのか、お尋ねします。
80点については、運営のところの配点が大きかったからだと。そこが満点にならなかったからこういうことだろうということで、そこのところはわかりました。
福祉健康センターに社協が行くということについてですが、あそこはTOMOTOMO・YOUYOU、地域活動支援センターも委託でお願いしているところですよね。そうしますと、そこのところに行くから便利だろう、一体になってやれるだろうというのは、じゃあ、こっちのほうはどうするんだということになると思うんですね。そして、申し出があって、市としてもそのことを認めてといいますが、その間の文書、今回ばかりでなくて、文書で上がってきて文書でお答えするというものをきちんとしておかないと後々困ることになると思うんですね。そういう文書が、決定されたものがきちんとされているのかどうか。その点についてお尋ねしたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) 公募期間の周知方法についてでございますが、財政課のほうに選定委員会に付議をいたしまして、財政課のほうでホームページにアップしていただいて、広く周知というふうな形でございます。
次の移転することによって、夢の風でございますが、夢の風については市が委託している事業所ではございませんで、あくまでも県の指定を受けて独自で行っているという形で、市が無償で貸し出ししているような状況でございます。
社協からの申し出につきましては、文書できちんといただいております。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 一体でやるということについてはそうだと思いますが、あそこの今の社協のお向かいにある障がい者の活動支援センターがありますが、活動拠点のセンター、あそこも社協が指定管理されているわけですよね。だから、ここにあって目が届く範囲だなと、見れば、そういうふうにも見えるわけですよ。それなのに、福祉健康センターがあっちに行くから、あっちに行ってしまうということだとすると、そこはちょっと理由、半分は当たっているけれども、半分は当たっていないなという気がするんです。内容についてさまざま検討した結果、そちらのほうがいいだろうということになったと思うので、どういう内容があったのかなというものも、それもお尋ねしたいところですが、それにしても、文書で申し出があったものに対して文書できっちりお返しする。それがきちんと文書管理されているということが、この間のさまざまなことがあったときに、これは必要だと思うんです。ですから、必ず文書で来たものを文書で決定して保管しておくというふうになっているのか、お尋ねしたいと思います。
そしてまた、今使っている場所について、それでは、市はあそこの場所をどのように活用していくのか、あわせてお尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) 今現在ありますTOMOTOMO・YOUYOU、地域活動支援センターの部分につきましては、やはり市が指定管理というふうな形になってございます。福祉健康センターのほうに社協が移ったとしても、あそこはあくまでも全く目を離すという形ではなく、やっぱり連携をとりながらという形ではやっていける部分ではあると思っております。
文書管理につきましては、しっかり管理しておる状況でございます。

○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「その後、何に使うの」の声あり)
今の事務所跡を何に使うのか。

○長寿福祉課長(中山高子君) 保健福祉総合支援センターの社協が移った部分につきましては、今現在、保健福祉総合支援センター職員のほうの人数もたくさんいて、調査員も10名ほどおりますので、狭隘になっているということもございますので、そこのところを保健福祉総合支援センターの職員のところで利用していくというふうな形に今のところは考えておるところでございます。(「文書はちゃんとやりとりということをやっているんですか」の声あり)

○議長(浅野幹雄君) やっていると言ったでしょう。やっていると言ったよね。

○長寿福祉課長(中山高子君) 申し出はございましたが、今議決のほうがきちっとまだなされていない状況ですので、そこのところでは、これを受けて承認しましたというふうな形での文書はお出しする予定でございます。そのほか、目的外使用になってございますので、目的外使用の申請書を出していただき、それに対して市のほうでも許可をするというふうな形の手続はこれから行っていく予定でございます。

○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑はありませんか。16番出川博一君。

○16番(出川博一君) それでは、5点ほどお尋ねいたします。
1点は、参加資格については先ほど説明がありまして、かなりの数の事業体が該当するんだと思いますけれども、それらの事業所から、例えば電話とかそういう形で照会があったのかどうか、お尋ねします。
2点目としては、これは1者申請というか、1者での内容なので、これの事業所が出した申請、いわゆる事業計画とか収支計画書、それから選考委員会における採点の状況等についての関係資料の提出を求めたいと思います。
3つ目として、2月8日に候補事業者が決定したわけですけれども、これにおいて政策企画会議が開催されたのかどうか、お尋ねいたします。
4つ目として、昨年の第4回議会で指定管理の包括条例が可決されたわけですけれども、この中の第4条に管理に係る経費の削減を図るという1項があります。どの程度の削減がされたのかどうか、それをお尋ねします。また、その水準は、いわゆる2,200万という委託料、これは29年度予算で計上されていますけれども、それは他の市町村と比較してどうなのか。
それから、最後に、福祉健康センター条例改正が、これも12月、可決されたわけですけれども、その第8条3項で、施設及び設備の維持管理及び修繕に関する業務、これについては指定管理の中で事業者がするという条項になっておりますけれども、29年度予算書を見ますと修繕費67万1,000円が計上ささております。なぜ、これは市負担で実施するのか、お尋ねいたします。

○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) まず、1点目の法人からの照会等があったかどうかのご質問でございますが、1件、事業所のほうからご質問がございました。その事業所からは、申請のほうには至っていないような状況でございます。
2点目の関係資料の提出、情報開示請求をしていただければお出ししたいと思います。
3点目の選考委員会の後の政策企画会議を実施したかどうかでございますが、それは実施しておりません。
4点目のどの程度の削減ができたかということについてでございますが、削減につきましては、人件費が主な形になってくると思います。ざっと5年間で、同職員の配置をしたとして、およそ2,000万から2,500万程度の削減と見ているところでございます。
他の市町村の状況とその比較ということでございますが、他の市町村とかの運営方法ですとか管理状況というのは、それぞれの老人福祉センターの持ち方によって違いますので、一概にその金額のところではちょっと比べられないのかなと思ってございます。
5点目として、修繕費について平成29年度に60万程度計上しておりますが、その理由でございますが、仕様書のほうで、修繕費につきましては、地域活動支援センターも同様でございますが、10万以上の修繕費につきましては市のほうで負担するというふうな形になってございますので、29年度につきましては、その修繕箇所、見込みとして30万と、和室の畳がえ37万程度、プラスして67万を計上しているところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) まず、1点目の参加資格のところなんですけれども、かなりの事業所がある中で、社協を除いて1者、1件のみだったというのは、やっぱりそういう意味では、情報、いわゆる公募したという意味が本当にあるのかどうかというのは非常に疑問なんですけれども、その辺についての見解をお願いいたします。
それから、2点目について、事業計画とか収支計画、採点の状況については開示請求があれば、情報開示があればということなんですけれども、ここで今議案を審議しなくてはならない中で、それでは議案審議できないんですけれども。
議長、動議を求めます。休憩動議。(「賛成」の声あり)

○議長(浅野幹雄君) この際、暫時休憩をいたします。

午後2時02分 休憩


午後2時04分 再開

○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
この際、午後2時20分まで休憩をいたします。

午後2時04分 休憩


午後2時20分 再開

○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
休憩前の質問で、出川議員の質問で、書類の提出を求められましたが、2回目の質問の続きということで、その書類提出の部分の内容を要約して担当課長に質問願います。そのままでやってください。(「立っていいんですね」の声あり)立ってください。

○16番(出川博一君) それでは、2つ目の質問のところで、具体的に事業計画書の中にうたわれている内容でポイントとなるものをかいつまんでお示しいただきたいと思います。それから、収支計画については、指定管理の人件費、運営費でその支出の小計、それから収入の指定管理料、多分2,200万かと思いますけれども、その差額が幾らになるのか、その点についてお尋ねいたします。
それから、審議委員会の……。

○議長(浅野幹雄君) 2回目の質問の2番目だけですよ。

○16番(出川博一君) ですから、今それを、2番目の資料を出してほしいというものについて、今。

○議長(浅野幹雄君) その中身ですね。

○16番(出川博一君) その中身を質問しています。
それから、審議会の中でやった採点のいろいろの大きな項目について、その内容についてお示しいただきたいと思います。
これで2点目が、質問を終わります。
それから3点目で、3点目というのは2回目の質問の続きです。この候補事業者決定されたものが政策企画会議を開催しなかったということは、ちょっと私、市とすれば重要な決定事項かと思うんですけれども、そういうものについて政策企画会議が全然機能していないんじゃないかというふうに非常に危惧しているところもございますので、その辺のところについての見解をお願いしたいと思います。
それから、4つ目として、約、人件費で5年間で2,000万から2,500万節減できるというお話なんですけれども、他の市町村、例えば仙台市の場合だと、全部指定管理で委託というか、指定管理制度を採用しているかと思うんですけれども、その辺のところの比較をお願いできればと思います。
それから、候補者である社協についてなんですけれども、先ほど質問がありましたけれども、移転の申し出については、その理由はどういう理由で移転したいという申し出なのか。その理由をお尋ねいたします。基本的に受けるということでお考えのようですけれども、移転したいという理由は何なのか。

○議長(浅野幹雄君) 簡明にお願いします。

○16番(出川博一君) 例えば賃料なのか、そういう点についてお尋ねします。
それから、ここの社協については補助金の交付団体でして、これも人件費中心の補助なんですけれども、約、28年、29年とも3,000万を越えたという補助金を交付している団体なんですけれども、さらに今回の指定管理によって2つの施設を担当するということになると、ここで4,000万、つまり、今般のものが2,200万、そしてTOMOTOMO・YOUYOUが1,800万ということで、4,000万ふえるわけなんですけれども、そういう意味で、補助金の減額等の検討はされているのか。
それから、社協については、いわゆる天下り先に該当するのかどうか、この点についてお尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) 事業計画の社協から出されましたプロポーザルの中の主なポイントについてご説明申し上げます。
選定基準として、大きなところでは、5項目のところで評価いたしました。
まず、第1点目として、施設の基本理念というあたりで、社協のほうでは、やはり地域住民、ボランティア、学生等のその地域の力を生かした事業展開をしていきたいというところと、周辺施設や社会資源の積極的活用をして、それぞれの専門性を生かした魅力ある事業の展開を行っていきたい。3点目として、高齢者の目線に立って、きちんと伝える姿勢、思いを共有する姿勢を大切にして行っていきたいという趣旨のご提案がございました。
2点目として、法令の規定遵守等につきましては、きちんと関係法令、規則を守り、第三者委員会を設置し、守秘義務の徹底はもちろんのこと、いろいろなボランティアさんに対しては、個人情報の保険の適用、社協としましては個人情報賠償責任保険への加入を行っていくというふうな趣旨のお話がございました。
3点目として、人材確保と育成につきましては、いろいろな研修を通しながら、社協職員は多種職種が勤務しているというところから、相互に協力できる体制をつくっていき、地域福祉の推進のためにともに喜びを分かち合えるような人材の育成の確保を行っていくという趣旨の話がございました。
4点目として、施設の管理体制というところでは、事故防止、緊急時の対応等についてはマニュアルを作成し、その対応をきちんと行っていくというふうなお話がございました。
5点目として、費用の削減というところでは、最小限の費用で最大限の効果を上げられるように事務事業の見直しを行っていくというところで、住民のニーズに合ったサービス提供を行っていくというところで、いろいろと、現在、福祉健康センター、報償費等かかっておりますので、地域の力を利用した、あるいは社協の人たちが事業を展開していくというところで、報償費等の削減を行っていきますというふうな、以上の5項目についてお話がございました。
そして、収支計画につきましては、支出のところにつきまして、29年度人件費1,235万5,000円、運営費につきましては603万円、30年度につきましては、人件費1,306万円、運営費につきましては603万円、31年度につきましては、人件費1,376万5,000円、運営費同額の603万円となっております。32年度につきましては、人件費1,447万円、運営費も603万円でございます。33年度につきましては、人件費1,575万5,000円、運営費につきましては603万円というふうな方になってございます。
次に、採点の大きな項目での採点の評価についてでございますが、それぞれ5項目につきまして、5段階評価で行っておりまして、その施設の基本理念につきましては、合計点数292点、法令の規定遵守48点、人材確保と育成46点、施設管理体制46点、費用のところにつきましては48点、トータルで480点、6人の委員がございますので、平均点80点というふうな状況でございます。
3番目の政策企画会議については、選考委員会同様の組織というふうな形で認識しておりますので、選考委員会での評価というふうな形になってございます。
人件費について、仙台市との比較ということでございますが、仙台市のほうの状況、ちょっとわかりかねる状況でございますので、ちょっと比較はできない状況でございます。
5点目として、社協の申し出の大きな理由につきましては、福祉健康センターを運営管理していく上で一体的に運営を行っていくことが有効的、効率的であるという観点から、具体的には、健康増進の拠点である福祉健康センターと地域福祉の拠点である社会福祉協議会の事務所を融合して一体的に運営していくことが今後の福祉サービスにつながるというところが大きな理由となってございます。

○議長(浅野幹雄君) 補助金。

○長寿福祉課長(中山高子君) 補助金につきましては、社協への補助金と指定管理者についての委託料とはまた別なものですので、補助金を削減というふうな形でお話がございましたが、そこは少しずつ検討してまいりたいところではございます。

○議長(浅野幹雄君) 天下り人事、答弁願います。総務課長。

○総務課長(神田能成君) 天下りに関してということでございますけれども、いわゆる天下りについては、あっせんの規制であったり、働きかけの規制であったり、あるいは求職活動の規制であったり、こういったものを、地方公務員についても退職管理の適正の確保をしなさいというふうな形で地方公務員法の中で定められたところでございます。
本市におきましても、富谷市職員の退職管理に関する規則を定めまして、その中で、社協につきましては地方公共団体の事務または事業と密接な関連を有する業務ということで、現状でも、今まで、職員の派遣等に関する条例でもって職員を派遣してきたということで、非常に密接な関係があるということで、こちらの退職管理に関する規則からは除くということにしてございます。こちらにつきましては、本市のみならず、他市においても除いているというふうな状況でございます。(「答弁漏れ、一番最初のもの。公募で1件しか照会がなかったというのはちょっと少な過ぎるんじゃないかなということで」の声あり)

○議長(浅野幹雄君) 1者しかないのが少ないのではないかというのだけれども、1者しかないんですか。(「周知方法が適切だったのかと」の声あり)周知方法が適切だったかどうかだそうです。1者しかなかったのに対して。

○長寿福祉課長(中山高子君) 周知方法についてでございますが、財政課のほうの選定委員会のほうに付議してというふうな形になってございますので、それが適切だったのか、適切でないのかと言われますと、1者しかなかった、もっと公にというふうな形でも、どのような方法というふうな形もちょっと、この周知方法でございました。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。簡明にお願いいたします。

○16番(出川博一君) 2点だけ、お願いいたします。
1点は、先ほどの収支計画の中で、いわゆる収入と支出の差額について、幾らになるのか、お示しいただきたいと思います。
それから、2点目として、政策企画会議、これは、今、必要ないというようなお話だったんですけれども、企画政策会議そのものは市長が招集するということになっていて、選定委員会の中には市長は入っていないんですよ。ですから、そういう形で正式に会議を開いて決めるべきじゃないかと私は言っているんですけれども、その辺はいかがかどうか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) 計画収支のところにつきましては、収入と支出のところは同額になってございます。(「差額」の声あり)

○議長(浅野幹雄君) 差額だと。

○長寿福祉課長(中山高子君) 申しわけございません。705万円となってございます。

○議長(浅野幹雄君) 企画部長。

○企画部長(内海壯晃君) ただいまお話ありました企画会議ではなくて、選考委員会で選考して決めたものに対して、文書決裁によって決定をしているということでございます。

○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 今回の福祉センターに関しましてですが、条例で高齢者が健康で明るい生活ができるようにするための施設とあります。医療費とか介護費が増大していく中で大変重要な施設になるかと思うのですが、これまで、社会福祉協議会の中で新しい事業として立ち上げるということで、何人新たに雇用するのか。そして、その中で新人の方が何人いるのかということをお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) 職員につきましては、今いる同等の人数ということで、正職2名と臨時で2名というふうな形になってございます。新しくというふうなところでは、正職のところで、社協のほうで2名新たに雇用をする予定となっているという形でお話を聞いております。パートの方につきましては、やはり職員が全員変わっても、やはりそこに来る高齢者の方々も混乱いたしますので、今現在おります看護師、軽作業員は継続の方向でというふうな形で、1年間については継続の方向でというふうな形で考えておるというふうな形で聞いております。

○議長(浅野幹雄君) 新人の方は何人、新採用はいるんですかということです。

○長寿福祉課長(中山高子君) 新採用の方は2名というふうな形になります。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 済みません。ちょっと聞き方がまずかったかもしれないんですが、新しく雇用する方たちの経験年数と持っている資格は何があるのか、これまでの経験はどういうものをしてきたのかということをお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) 仕様書、公募要項の中にはそこまで詳しくは載せてございませんので、施設長、あるいは相談業務として必要な人数というふうな形でうたってございますので、例えば、経験年数ですとか必要な資格とかというふうなところまでは、こちらで仕様書の中ではうたっていないところではございますが、ある程度、高齢者の方々が健康づくりとかそういった教室とかができるような人材を雇用してくださいというふうな話はしているところではございます。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 専門職として規定がなかったということなのですが、これは積極的に申し入れといいますか、要望として出していかないとまずいのではないかなと思います。専門的な知識は必要なことですので、ここはしっかりとお願いしたいと思います。
ちなみに、新しく行われる事業ですので、事業を行われる方たちに対しての研修、こちらは最新の知識を得るような機会を提供するべきだと思うのですが、それに関してはいかがお考えでしょうか。
それと、専門職をしっかりと入れるように言っていただきたいのですが、どうでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) そこは社協の募集要項の中で、例えば社会福祉士ですとか、レクリエーション、資格を持っている方というふうな形での採用というふうな形では聞いてございます。研修体制につきましても、社協のほうで雇用した後にそういった研修体制はきちっと行っていくというふうな形で申し出は受けておるところでございます。

○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。
これより議案第23号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕

○議長(浅野幹雄君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第11 議案第 2号 富谷市農業委員会の委員及び富谷市農地利用最適化推進委員の定数に関する条例の制定について
日程第12 議案第 3号 とみや放課後児童クラブ条例の制定について
日程第13 議案第 4号 富谷市職員定数条例の一部改正について
日程第14 議案第 5号 富谷市個人情報の保護に関する条例の一部改正について
日程第15 議案第 6号 富谷市手数料条例及び富谷市印鑑登録及び証明に関する条例の一部改正について
日程第16 議案第 7号 富谷市税条例等の一部改正について
日程第17 議案第 8号 富谷市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について
日程第18 議案第 9号 指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正について
日程第19 議案第10号 富谷市道路占用料等条例及び富谷市公共物管理条例の一部改正について

○議長(浅野幹雄君) 日程第11、議案第2号から日程第19、議案第10号まで、富谷市議会会議規則第35条の規定により、一括議題といたします。
本案は、朗読を省略し、日程順に内容の説明を求めます。
議案第2号富谷市農業委員会の委員及び富谷市農地利用最適化推進委員の定数に関する条例の制定について、内容の説明を求めます。産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) それでは、議案書3ページのほうをごらんいただきたいと思います。
初めに、富谷市農業委員会に関する本条例の制定についてでございますが、平成28年4月から施行されております農業委員会等に関する法律の一部改正によりまして、本市では平成29年7月19日に現職の農業委員の任期完了を迎えるに当たりまして、新たな制度に基づく農業委員会の条例に改正するものでございまして、現行の定数条例を廃止し、新制度での農業委員の定数及び新たに設置いたします農地利用最適化推進委員の定数の制定と報酬の改正を行うものでございます。
それでは、議案の説明をさせていただきます。
議案第2号富谷市農業委員会の委員及び富谷市農地利用最適化推進委員の定数に関する条例の制定について、別紙のとおり条例を制定するものでございます。
提案理由につきましては、農業委員会等に関する法律の改正に伴い、議会の同意を得て任命することとなる農業委員会の委員等の定数について定めるものでございます。
次のページをごらん願います。
富谷市農業委員会の委員及び富谷市農地利用最適化推進委員の定数に関する条例。
第1条、趣旨につきましては、農業委員会等に関する法律の規定に基づきまして、富谷市農業委員会の委員の定数及び富谷市農地利用最適化推進委員の定数を定めるものでございます。
第2条、委員の定数につきましては、法第8条第2項の規定による委員の定数は、7人とするものでございます。
第3条、推進委員の定数につきましては、法第18条第2項の規定による推進委員の定数は、8名とするものでございます。
なお、第2条の委員、第3条の推進委員の定数につきましては、議員全員協議会にてお示ししたとおりでございまして、政令で定めている要件等を勘案しての定数でございます。
附則としまして、1の施行期日につきましては、この条例は、平成29年7月20日から施行するものでございます。
附則の2の富谷市農業委員会の選挙による委員の定数条例の廃止につきましては、富谷市農業委員会の選挙による委員の定数条例(昭和29年富谷町条例第7号)は廃止するものでございます。
附則の3の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正につきましては、条例の一部を次のように改正するものでございます。
5ページ目をごらん願います。
現行、農業委員会会長、年額20万4,000円、職務代理、年額17万円、委員、年額16万8,000円から、改正後、農業委員会会長、年額、基本額38万円、実績額3万7,000円以内で市長が別に定める額。会長職務代理、年額、基本額30万円、実績額3万7,000円以内で市長が別に定める額。委員、年額、基本額25万円、実績額3万7,000円以内で市長が別に定める額。農地利用最適化推進委員、基本額25万円、実績額3万7,000円以内で市長が別に定める額に改正するものでございまして、報酬額の算定につきましては、議員全員協議会におきましてご説明したとおりでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 議案第3号とみや放課後児童クラブ条例の制定について、内容の説明を求めます。子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) それでは、6ページをお願いいたします。
議案第3号とみや放課後児童クラブ条例の制定について、ご説明いたします。
今回の条例制定の提案理由につきましては、児童福祉法第34条の8の規定に基づき、放課後児童健全育成の事業の実施に当たり利用料等必要な事項を定めるため、本条例を制定するものでございます。
7ページをごらんください。
条文についてご説明いたします。
第1条は、条例の趣旨を定めております。
第2条は、設置の定めで、2項は名称と位置を定めるものでございます。富谷小学校と日吉台小学校の児童クラブは公民館に、そのほかは小学校敷地内に住所を置いてございます。
第3条は、利用の定員について、第4条は、利用対象児童の条件を定めているものでございます。
第5条、利用につきましては、申請をしていただき、市長が許可するものでございます。
第6条は、利用の制限で、利用対象児童に該当しなくなった場合や利用料を滞納した場合などは利用の許可を取り消すことができることとしております。
第7条につきましては、次のページの別表にもございますとおり、月曜日から金曜日までの授業終了後から18時までを基本利用として、月10日以上使う方は月額3,000円、10日未満の方は1,500円と定めております。延長利用は、18時から19時までで月額1,000円、土曜日の利用は8時から18時までで月額1,000円といたします。また、短時間勤務の方などで、通常は利用しないが長期休みのときは利用したいという方は年間で5,000円、延長と土曜日も利用される方はそれぞれ月額1,000円を追加するものでございます。
第8条は、利用料の減免でございます。規則で定めるところにより、利用料を減額し、または免除することができると定めております。
第9条は、休業日、第10条は、適切な管理運営の確保、第11条は、委任について定めるものでございます。
附則といたしまして、この条例は、平成29年4月1日から施行するもので、2項、申請の手続及びこれらに必要な行為は、条例の施行前に行うことができるものとしているものでございます。
以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 議案第4号富谷市職員定数条例の一部改正について、内容の説明を求めます。総務課長。

○総務課長(神田能成君) それでは、よろしくお願いいたします。
議案書10ページをお願いいたします。
議案第4号富谷市職員定数条例の一部改正につきまして、ご説明申し上げます。
提案理由としましては、職員数の増員に伴い所要の改正を行うものでございます。
それでは、改正内容につきまして、新旧対照表にてご説明を申し上げます。
次のページをお願いいたします。
第2条の職員定数につきまして、現行、市長の事務部局の職員「250人」とあるものを「275人」に改正をするものでございます。2月14日開催の議員全員協議会におきましてご説明申し上げておりますとおり、平成29年度の組織見直しに伴いまして、平成29年度の職員数は330名を超えることとなります。そのうち、市長の事務部局職員につきましては268名と見込んでいるところでございます。このことによりまして、現行の定数を上回ることが見込まれますことから、若干の余裕人数を加味をし、275名に改正をするものでございます。
附則としまして、改正後の本条例につきましては、平成29年4月1日から施行するものでございます。
以上、よろしくお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 議案第5号富谷市個人情報の保護に関する条例の一部改正について、内容の説明を求めます。総務課長。

○総務課長(神田能成君) それでは、議案書12ページをお願いいたします。
議案第5号富谷市個人情報の保護に関する条例の一部改正につきまして、ご説明を申し上げます。
提案理由としましては、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の改正に伴い所要の改正を行うものでございます。今般の改正につきましては、番号法の改正、いわゆるマイナンバーに関連しての条例改正でございます。ご承知のとおり、マイナンバーにつきましては、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づきまして、平成28年1月から、社会保障、税、災害対策の行政手続におきまして個人番号の利用が開始をされているところでございます。
このたびの改正につきましては、番号法の改正により、地方公共団体が条例で定める独自利用事務につきましても情報提供ネットワークシステムを用いた情報連携を行うことが可能となったことにより、所要の改正を行うものでございます。
それでは、新旧対照表にてご説明を申し上げます。
次のページをお願いいたします。
第2条につきましては、定義を規定しております。現行第7号の情報提供等記録の定義は、番号法第23条を引用しておりますが、番号法に新たに第26条が追加されたことに伴いまして、同条が番号法第23条を準用していることから、その旨、規定を整備をするものでございます。このことによりまして、情報提供ネットワークシステムに接続をされ、どのような特定個人情報がどの機関間でやりとりをされたかに係る記録に、いわゆる条例で定める独自利用事務についても適用がされるものでございます。
第33条の特定個人情報の提供先への通知につきましては、情報提供等記録につきましては、情報の紹介者、提供者及び情報提供ネットワークシステムを管理をする総務大臣において記録保管されるものでございますが、訂正をした際、これらの主体に通知をすることを規定するものでございますが、条例に基づく独自利用事務につきましても同様の取り扱いとなるものでございます。
第34条につきましては、番号法第26条の追加に伴いまして、引用しております「第28条」を「第29条」に改めるものでございます。
附則としまして、改正後の本条例につきましては、番号法改正の施行期日と合わせまして、平成29年5月30日から施行するものでございます。
以上、よろしくお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 議案第6号富谷市手数料条例及び富谷市印鑑登録及び証明に関する条例の一部改正について、内容の説明を求めます。市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) では、よろしくお願いいたします。
議案第6号富谷市手数料条例及び富谷印鑑登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例について、ご説明申し上げます。
議案書16ページでございます。
提案理由でございますが、本市が多機能端末機による各種証明の申請及び交付業務を開始することに伴いまして、所要の改正を行うものでございます。あわせまして、印鑑登録証の交付及び戸籍の附票の写しの交付の手数料を変更するものでございます。
この4月より各種証明書のコンビニエンスストア等交付業務開始に伴いまして、交付手数料を新たに定めるとともに、現行の窓口手数料の一部を改正するものです。
内容につきましては、17ページの新旧対照表によりご説明申し上げます。
まず、条例改正の第1条、富谷市手数料条例の一部を次のように改正する。現行の手数料条例第5条第3項の次に、第4項として、「第1項の規定にかかわらず、多機能端末機(本市の電子計算機と電気通信回線により接続された民間事業者が設置する端末機であって、証明書を発行する機能を有するものをいう。以下同じ。)による申請については、手数料を徴収する。」を新たに追加するものでございます。
別表(第2条関係)では、3の課税に関する証明書の交付、8の住民票の写しの交付、9の住民票記載事項証明書の交付、17の印鑑登録証明書の交付については、現行の1通につき200円に、「ただし、多機能端末機による場合は1通につき300円」を追加し、12の戸籍の附票の写しの交付及び16の印鑑登録証の交付においては、現行の1通につき「350円」を1通につき「300円」に改正するものでございます。また、8の住民票の写しの交付の適用欄、現行では、1人増すごとに50円を加算するとありますが、コンビニ型多機能端末機の性質上、人数をカウントすることができないことから、「ただし、多機能端末機を除く」を追加し、一律300円に統一するものでございます。
次に、18ページの条例改正の第2条でございます。
富谷市印鑑登録及び証明に関する事務の一部を次のように改正する。
現行条例第15条の次に、「(多機能端末機による印鑑登録証明書の交付)、第15条の2、前条の規定にかかわらず、被登録者は、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律(平成25年法律第27号)第2条第7項に規定する個人番号カード(電子署名等に係る地方公共団体情報システム機構の認証業務に関する法律(平成14年法律第153号)第22条第1項に規定する利用者証明用電子証明書が記録されているものに限る)を用いて、自ら多機能端末機(本市の電子計算機と電気通信回線により接続された民間事業者が設置する端末機であって、証明書を発行する機能を有するものをいう。)に必要な事項を入力することにより、印鑑登録証明書の交付を申請し、その交付を受けることができる。」と改正するものでございます。
これは第15条において、本来、印鑑証明書を請求する場合には、印鑑登録証を添えて申請しなければならないとされているものを、今回新設の15条の2において、コンビニ等において交付を受ける場合には、マイナンバーカード及び多機能端末に必要事項を入力することで識別するので、印鑑登録証を提示しなくてもよいことを示したものでございます。
附則といたしまして、この条例は、平成29年4月1日から施行するものでございます。
以上、よろしくお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 議案第7号富谷市税条例等の一部改正について、内容の説明を求めます。税務課長。

○税務課長(吉田尚樹君) それでは、よろしくお願いいたします。
議案第7号について、ご説明申し上げます。
議案書20ページをお開き願います。
富谷市税条例等の一部改正について、富谷市税条例等の一部を別紙のとおり改正するものでございます。
提案理由といたしましては、社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うため、地方税法及び地方交付税法の一部を改正する法律等の一部を改正する法律及び地方税法施行令の一部を改正する政令等の一部を改正する政令が平成28年11月28日に公布されたことに伴いまして、所要の改正を行うものでございます。
今回の改正内容につきましては、消費税率10%とする時期が平成29年4月から平成31年10月に延期されたことによりまして、既に平成29年4月消費税率改正に合わせた条例改正を行っておりましたので、「平成31年10月」とするための改正でございます。
内容といたしましては、平成28年6月議会でご説明させていただいております軽自動車税の環境性能割及び種別割についての延期並びに法人税割の税率引き下げを延期するための改正でございます。ページ数、ボリュームは多いんですが、内容はほとんどがその内容となってございます。消費税関連以外の部分につきましては1項目だけでございまして、住宅借入金等特別控除の適用時期の延長となってございます。
それでは、21ページをお開き願います。
改正第1条につきましては、富谷市税条例の一部を次のとおり改正するものでございまして、新旧対照表により説明させていただきます。
先ほど説明いたしました消費税関連以外の1項目がこれでございまして、附則第7条の3の2といたしまして、住宅借入金等特別控除の適用期限を平成43年度まで延長し、あわせて居住年も平成33年までとするものでございます。
次に、21ページの下段をごらん願います。
ここからは全て消費税率10%の延期に伴うものでございまして、軽自動車税関連、法人税割関連の施行期日延期のための改正でございます。
それでは、改正第2条でございますが、富谷市税条例等の一部を改正する条例の一部を次のとおり改正するものでございまして、22ページ、このページから37ページまでとなってございますけれども、昨年、平成28年6月の議会で説明いたしました軽自動車関係、それから法人税割に関する部分について、改正がなかったものとして内容を戻す必要がございまして、その改正でございます。
続きまして、37ページの下段をごらんいただきたいと思います。
富谷市税条例等の一部を改正する条例第1条の改正規定の次に、第1条の2として、改正規定を加えるものでございまして、こちらは軽自動車税関係、法人税割に関する部分を新たに改正するものでございます。これが53ページまで続いてございます。
内容につきましては、消費税、従来の軽自動車税が種別割と改正され、新たに環境性能割が創設されたこと及び法人税割の税率を「100分の9.7」から「100分の6」へ引き下げる改正でございまして、全て施行期日延期に伴うものとなってございます。
次に、53ページをお開き願います。
附則についてご説明をさせていただきます。附則ですが、施行期日を定めたものでございまして、第1条第1号につきましては、施行期日、平成29年1月1日とするもので、第2号を改正してございますので、「(次号に掲げる部分を除く。)」を削除するものでございます。
次に、54ページ、第2号につきましては、施行期日、平成29年4月1日とするもので、軽自動車税に係るグリーン化特例分、それから、13年を経過した車両に対する重課分となってございます。次に、55ページの第4号でございますけれども、施行期日、平成31年10月1日とするもので、内容は軽自動車税及び法人税割の規定によります消費税10%時期延期によるものとなってございます。
次に、第2条第3号、こちらは削除させていただきまして、第2条の2を追加するものでございまして、法人税割の引き下げ時期を平成31年10月1日移行の事業開始年度とすることを規定してございます。
次に、56ページの第3条の2の追加でございますが、軽自動車税に係るグリーン化及び重課の適用年度を平成29年度とするものでございます。
次に、第4条でございますけれども、第1項が、軽自動車税に係る環境性能割は平成31年10月1日以降に取得した分から適用し、第2項の種別割につきましては32年度課税分から適用する規定でございます。
以上で説明を終わります。よろしくお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 議案第8号富谷市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) それでは、議案書57ページをお願いいたします。
議案第8号富谷市指定地域密着型サーズの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、ご説明申し上げます。
提案理由は、地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律の一部の施行に伴う厚生労働省関係省令の整備等に関する省令の施行に伴い、所要の改正を行うものでございます。
今般の改正は、利用定員18人以下の小規模な通所介護事業所及びデイサービスにつきまして、原則要介護認定を受けた富谷市のみの住民が利用できる地域密着型サービスへ移行したことによる追加でございます。
それでは、58ページをお願いいたします。
新旧対照表にてご説明いたします。
小規模多機能型居宅介護のことを定めました第82条の従業者の員数等についてでございます。第6項の表の中欄において、下線部分の「指定地域密着型通所介護事業所」を加えるものでございます。これは小規模多機能型居宅介護事業所の同一敷地内に指定地域密着型通所介護事業所がある場合は、小規模多機能型居宅介護事業所に勤務する看護師あるいは准看護師は指定地域密着型通所介護事業所に従事することができるものとしたものでございます。
59ページをお願いいたします。
附則として、この条例は、公布の日から施行するものでございます。
以上でございます。

○議長(浅野幹雄君) 議案第9号指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正について、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) それでは、議案書60ページをお願いいたします。
議案第9号指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正について、ご説明申し上げます。
提案理由は、地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法令の設備等に関する法律の一部の施行に伴う厚生労働省関係省令の整備等に関する省令の施行に伴い、所要の改正を行うものでございます。
今般の改正は、議案第8号と同様、小規模な通所介護事業所が地域密着型サービスへ移行したことによる追加でございます。その他、文言の整理でございます。
それでは、新旧対照表にてご説明いたします。
61ページをお願いいたします。
介護予防認知症対応型通所介護のことを定めた第39条、地域との連携等について、第1項の下段、一般的な「聞く」から、みみへんの積極的に耳を傾ける意味の「聴く」に文言を整理するものでございます。
続きまして、62ページをお願いいたします。
介護予防小規模多機能型居宅介護のことを定めた第44条、従業員の員数等につきまして、議案第8号と同様の理由によりまして、第6項の表の中欄に地域密着型サービスとなった指定地域密着型通所事業所を加えるものでございます。
続きまして、下段、第86条の準用につきまして、第39条の後に、括弧書きにて、「(第5条を除く。)」という文言を加えるものでございます。これは、第39条第5項は介護予防認知症対応型通所介護のみに限定する内容であるため、削除するものでございます。
63ページをお願いいたします。
附則につきまして、この条例は、公布の日から施行するものでございます。
以上でございます。

○議長(浅野幹雄君) 議案第10号富谷市道路占用料等条例及び富谷市公共物管理条例の一部改正について、内容の説明を求めます。都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) それでは、64ページをお願いします。
議案第10号富谷市道路占用料等条例及び富谷市公共物管理条例の一部を別紙のとおり改正するもので、提案理由といたしましては、道路法施行令の一部を改正する政令の公布に伴い所要の改正を行うものでございます。
65ページをお願いします。
第1条、富谷市道路占用料等条例の一部を次のように改正するもので、現行から改正後のとおり料金を改正するもので、占用料の額の改正につきましては、平成27年度に行われた固定資産税評価の評価がえ、地価に対する賃料の水準の変動等を踏まえた改正となっております。
68ページをお願いします。
地下に設ける食事施設等の道路占用料の額の合理化を図り、地下に設けるものに係る区分を新たに設けるもので、土地利用の制約が厳しいことを踏まえ、道路占用料の額を低廉なものとしております。
69ページをお願いします。
備考の7につきましては、占用面積等につきまして、現行「1平方メートル若しくは1メートル未満」、改正後は「0.01平方メートル若しくは0.01平方メートル未満」とし、端数処理方法を精緻化するものでございます。
70ページをお願いします。
第2条、富谷市公共物管理条例の一部を次のとおり改正するもので、第1条と同じく、平成27年度に行われた固定資産税評価の評価がえ、地価に対する賃料の水準の変動等を踏まえた改正となっております。
71ページをお願いします。
備考の4、5、6につきましても、端数処理方法を精緻化するものでございます。
附則、この条例は、平成29年4月1日から施行するものとし、2項、第1条による改正後の富谷市道路占用料等条例の規定は、この条例の施行日以後の占用に係る占用料に適用し、施行日の前日までの占用に係る占用料については、なお従前の例によるものとし、3項、第2条による改正後の富谷市公共物管理条例の規定は、この条例の施行日以後に徴収するべき使用料について適用し、施行日の前日までに徴収するべき使用料については、なお従前の例によるものとします。
以上でございます。よろしくお願いします。

○議長(浅野幹雄君) この際午後3時25分まで休憩をいたします。

午後3時10分 休憩


午後3時25分 再開

○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
議案第11号の一般会計補正予算、若生議員の質問に対し、答弁があります。子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) まず、議員からご質問いただきました乳幼児医療の県補助金につきましては、平成28年度の歳入といたしまして2,200万円を見込んでいるところでございます。
それともう一つ、医療費の伸び率ということでのご質問がございましたが、当初の予算から比較しますと、現在、補正をしている段階で大体18%から19%の伸びということにはなってございますが、今回、インフルエンザ、ノロウィルス等の感染症の発症率が結構高かったということもございまして、若干大目に見越している数字だということをご理解いただきたいと思います。


日程第20 議案第17号 平成29年度富谷市一般会計予算
日程第21 議案第18号 平成29年度富谷市国民健康保険特別会計予算
日程第22 議案第19号 平成29年度富谷市下水道事業特別会計予算
日程第23 議案第20号 平成29年度富谷市介護保険特別会計予算
日程第24 議案第21号 平成29年度富谷市後期高齢者医療特別会計予算
日程第25 議案第22号 平成29年度富谷市水道事業会計予算

○議長(浅野幹雄君) 日程第20、議案第17号から日程第25、議案第22号まで、富谷市議会会議規則第35条の規定により、一括議題といたします。
本案は、朗読を省略し、日程順に内容の説明を求めます。
議案第17号平成29年度富谷市一般会計予算について、内容の説明を求めます。企画部長。

○企画部長(内海壯晃君) それでは、どうぞよろしくお願いいたします。
議案第17号についてご説明申し上げます。
別冊の当初予算書2ページをお願いいたします。
議案第17号平成29年度富谷市一般会計予算は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ130億2,100万円と定めるものでございます。
第2項、歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、「第1表 歳入歳出予算」によるものでございます。
第2条、地方自治法第214条の規定により債務を負担することができる事項、期間及び限度額は、「第2表 債務負担行為」によるものでございます。
第3条、地方自治法第230条第1項の規定により起こすことができる地方債の起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法は、「第3表 地方債」によるものでございます。
第4条、地方自治法第235条の3第2項の規定による一時借入金の借り入れの最高額を3億円と定めるものでございます。
第5条、歳出予算の流用は、地方自治法第220条の第2項ただし書きの規定により、歳出予算の同一款内での各項の経費の金額を流用することができる場合は、給料、職員手当及び共済費(賃金に係る共済費を除く)に係る予算額に過不足を生じた場合でございます。
次に、予算の概要について説明申し上げます。
それでは、歳入の主な内容についてご説明いたします。
3ページ目をお願いいたします。
1款市税につきましては、個人市民税と固定資産税の増を見込み、前年比で約1億2,000万円を増額し、計上するものでございます。
2款地方譲与税から9款地方特例交付金につきましては、地方財政計画の推計値や前年度交付実績を勘案してそれぞれ計上したものでございます。
10款地方交付税につきましては、市制施行により生活保護費等の基準財政需要額の増額の影響を加味し、前年対比で2億3,000万円を増額し、計上するものでございます。
12款分担金及び負担金につきましては、前年度交付実績等を勘案したものでございます。また、新たに放課後児童クラブ利用料を計上したものでございます。
14款国庫支出金につきましては、市制施行により生活保護費負担金や児童扶養手当負担金を増額し、計上するものでございます。
15款県支出金につきましては、障害者自立支援給付費や保育所運営費負担金を増額し、計上するものでございます。
18款繰入金につきましては、財政調整基金、庁舎整備基金繰入金やユーマイタウン施設整備基金繰入金の繰り入れを計上するものでございます。
21款市債につきましては、道路整備事業債、道路改良事業債や臨時財政対策債を計上するものでございます。
次に、5ページをごらんいただきます。
歳出の目的別主な内容についてご説明をいたします。
1款議会費でございますが、1億7,630万1,000円を計上するものでございます。これは議会運営費でありますので、説明を省略させていただきます。
2款総務費につきましては、16億3,686万5,000円を計上するもので、前年度との比較で2億626万3,000円の減となっております。要因は、市制移行準備費の皆減や情報化推進費の減によるものでございます。
3款民生費につきましては、52億1,970万1,000円を計上するもので、前年度との比較で2,539万6,000円の減となっております。要因は、生活保護関連事業費の皆増や児童扶養手当支給事業の皆増があるものの、子育て支援拠点整備事業が平成28年度で終了したことによるものでございます。
4款衛生費につきましては、12億7,324万1,000円を計上するもので、前年度との比較で9,857万1,000円の増となっております。要因は、仙台市松森工場建設負担金の増やごみ集積運搬等業務の増によるものでございます。
5款労働費につきましては、1,611万円を計上するもので、前年度同様の計上をしてございます。
6款農林水産業費につきましては、9,382万8,000円を計上するもので、前年度との比較で823万1,000円の増となっております。要因は、農業委員会報酬や多面的機能支払交付金の増によるものでございます。
7款商工費につきましては、2億1,077万3,000円を計上するもので、前年度との比較で7,301万6,000円の増となっております。要因は、とみや国際スイーツ博覧会事業の皆増などによるものでございます。
8款土木費につきましては、12億8,894万5,000円を計上するもので、前年度との比較で8,084万6,000円の増となっております。要因につきましては、市道穀田三ノ関線や市道12-1号線の道路改良工事に伴う用地購入費の皆増となっております。
9款消防費につきましては、6億5,307万3,000円を計上するもので、前年度との比較で2,770万4,000円の増となっております。要因は、黒川行政事務組合の消防事務負担金の増によるものでございます。
10款教育費につきましては、19億3,984万円を計上するもので、前年度との比較で3,723万円の増となっております。要因は、中学校コンピュータ教育事業のパソコンリース料の増や公民館施設管理業務委託の皆増によるものでございます。
次に、6ページをごらん願います。
11款災害復旧費につきましては、600万円を計上するもので、前年と同額を計上しております。
12款公債費につきましては、4億7,632万3,000円を計上するもので、起債の元利償還金でございます。前年度との比較で1,803万4,000円の減でございます。
13款予備費につきましては、3,000万円を計上するもので、前年度と同額を計上しております。
歳出目的別の説明につきましては、以上でございます。
次に、207ページをお願いたします。
歳出の性質別主な内容についてご説明させていただきます。
まず、4の扶助費につきましては、24億986万2,000円を計上するもので、前年度との比較で4億9,137万2,000円の増となっております。主な要因は、生活保護関連扶助費の皆増や児童扶養手当の皆増などによるものでございます。
次に、6の普通建設事業につきましては、9億2,385万6,000円を計上するもので、前年度との比較で5億348万1,000円の減となっております。主な要因は、子育て支援拠点整備事業が28年度で終了したことによるものでございます。
以上が一般会計予算総額130億2,100万円の主な内容でございます。
引き続き、各担当部長より、各部における主な予算の説明を申し上げます。
平成29年度当初予算のうち、企画部関係予算について説明を申し上げます。
企画部に所属する企画政策課、財政課、産業振興課における予算でございます。主な予算の説明を申し上げます。
5ページをごらん願います。
初めに、2款1項総務管理費につきましては、一般管理費、文書広報費、財産管理費、企画費、情報化推進費、諸費、財政調整基金ほか各種基金費を計上してございます。
主な事業は、財産管理費において、庁舎電話設備更新工事にかかわる経費を計上してございます。財源は庁舎整備基金の繰り入れとしてございます。
企画費においては、新公共交通システム推進事業費、市民バス乗り継ぎ実証運行事業などにかかわる経費でございます。
5款1目労働諸費につきましては、労働雇用の経費でございます。
6款1項の農業費につきましては、農業委員会費、農業総務費、農業振興費、畜産業費、農地費、生産調整推進費を計上してございます。農業振興費については、特産品定着推進事業としてシャインマスカット、イチジク、ぽろたんグリ、ラズベリーなどの定着を推進するための補助金を計上してございます。
6款2項の林業費につきましては、林業振興費を計上してございます。
7款1項商工費につきましては、スイーツを通した「スイーツのまち富谷」というブランディングを展開していくため、とみや国際スイーツ博覧会事業、とみやスイーツ活性化事業の経費を計上してございます。
11款1項の農林施設災害復旧費につきましては、農業用施設の災害復旧費を計上してございます。
以上が企画部関係の予算の説明となります。どうぞよろしくお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 次に、総務部長。

○総務部長(山田 豊君) それでは、総務部に所属いたします総務課、税務課及び市民生活課における当初予算の概要並びに議会事務局、監査委員事務局及び会計課における当初予算の概要についてご説明を申し上げます。
歳入につきましては、前段、企画部長からの全体説明の中でご説明を申し上げたとおりでございますので、歳出に係る主な内容についてご説明を申し上げます。
15ページをお願いいたします。
初めに、2款1項の総務管理費につきましては、一般管理費として、職員給与等に関する経費、職員研修事業、行政区長事務、情報公開、個人情報保護事務など、文書広報費として、法令事務、文書等郵送事業など、そのほか会計管理費、情報化推進費、交通安全対策費、自治振興費、出張所費、諸費などを計上してございます。主な事業につきましては、自治振興費におきまして、老朽化が著しい穀田町内会館について、平成30年度会館建設に向けまして(仮称)穀田会館新築工事の設計業務の委託料等を計上してございます
次に、2款2項の徴税費につきましては、市税の賦課徴収等に係る経費を計上してございます。主な事業といたしまして、徴収事業においては、平成29年4月から開始するコンビニ収納関連に係るものでございまして、その関連経費を計上してございます。
次に、2款3項の戸籍住民基本台帳費につきましては、戸籍住民基本台帳事務に係る経費を計上してございます。主な事業につきましては、戸籍住基等事務におきまして、同じく平成29年4月から開始いたしますコンビニ交付関連経費でございます。ことし4月からは、マイナンバーカードをお持ちの方は最寄りの主なコンビニエンスストアの端末で住民票の写し、印鑑登録証明書や課税非課税証明書、所得証明書などの各種証明書が取得できるようになります。
次に、2款4項の選挙費でございます。選挙管理委員会の経費や各種選挙に係る経費でございます。本年は、11月20日に任期満了を迎える宮城県知事選挙に係る経費を計上してございます。
次に、2款5項の統計調査費につきましては、統計調査に係る経費を計上してございます。本年は、5年ごとに行われます就業構造基本調査に係る経費などを計上してございます。
次に、4款1項の保健衛生費につきましては、環境衛生費、狂犬病予防費を計上してございます。主な事業でございます。環境衛生総務事務におきまして、昨年実施いたしましたアンケート調査を踏まえまして、公営墓地の整備検討について基本計画の委託費を計上してございます。
次に、4款2項の清掃費につきましては、清掃総務費、ごみ処理費を計上してございます。清掃費は、仙台市松森工場建設負担金や一般廃棄物収集運搬処理業務の増大によりまして、計上額が増加してございます。
次に、9款1項の消防費につきましては、常備消防費、非常備消防費、消防施設費、水防費、災害対策費、防災センター管理費を計上してございます。主な事業は、富谷市消防団の機動力向上のため、第3分団今泉班へ小型動力消防ポンプ軽積載車及び格納庫の配備等に係る経費を計上してございます。
次に、前後いたしますが、1款1項の議会費につきましては、議員及び事務局職員の人件費と政務活動費等の議会活動事務に係る経費について計上をしております。
最後に、2款6項の監査委員費につきましては、主に監査委員に係る報酬について計上しております。
以上、総務部関連のご説明を終わりますが、どうぞよろしくご審議を賜りますようにお願い申し上げます。以上でございます。

○議長(浅野幹雄君) 次に、保健福祉部長。

○保健福祉部長(小野一郎君) それでは、続きまして、平成29年度当初予算のうち、保健福祉部関係の予算についてご説明を申し上げます。
保健福祉部に所属する長寿福祉課、地域福祉課、健康増進課及び子育て支援課に係る分についての説明を申し上げます。
同じく15ページをそのままお開きいただきたいと思います。
初めに、3款1項の社会福祉費につきましては、社会福祉総務費、国民年金事務費や障害者福祉費などの経費を計上してございます。
主な事業としては、3款3項の老人福祉費にも計上してございますけれども、昨年度に引き続き高齢者・障がい者交通対策事業について、70歳以上の方、18歳以上の障がい手帳をお持ちの方を対象に高齢者・障がい者外出支援乗車証「とみぱす」の交付経費について計上してございます。
3款2項の児童福祉費につきましては、児童福祉総務費、児童措置費、児童福祉費、保育所費、障害児福祉費、母子福祉費などを計上してございます。
主な事業としては、市制施行により市の事務となりました児童扶養手当支給に係る経費、市内8カ所の放課後児童クラブを民間事業所に委託する経費などを計上してございます。また、児童福祉施設費として、日吉台小学校児童クラブの新築工事等、平成29年4月に開所する子育て支援センター、通称「とみここ」の運営・維持管理経費等について計上してございます。
3款3項の老人福祉費につきましては、老人福祉費や福祉健康センター費などの計上でございますけれども、主な事業としては、平成29年より福祉健康センターを指定管理者に委託するための関連経費となってございます。
3款4項の災害復旧諸費につきましては、東日本大震災に係る災害援護資金の貸し付けに係る経費を計上しているものでございます。
3款5項の生活保護費につきましては、生活保護総務費、扶助費を計上しております。主な内容は、市制施行により市の事務となりました生活保護、扶助の関連経費について計上をしてございます。
次に、4款1項の保健衛生費の保健福祉部関係につきましては、保健衛生総務費、予防費、及び母子保健費を計上してございます。主な事業としては、住民の方の健診事業、感染症予防事業等となってございます。
以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 次に、建設部長。

○建設部長(奥山育男君) それでは、建設部の都市整備課、都市計画課及び上下水道課が所管します事務事業関係予算について、その概要をご説明申し上げます。
15、16ページでご説明申し上げます。
初めに、2款1項総務管理費中におきまして、防犯対策費で既存防犯灯改修工事費、LED化事業を新規事業として計上しております。
次に、8款1項土木管理費につきましては、職員給与に関する経費及び土木総務事務に関する経費を計上しているものでございます。
2項道路橋梁費につきましては、道路橋梁総務費、道路維持費、交通安全施設費及び道路改良費を計上しているものでございます。
主な内容といたしましては、右ページ、特定財源に示しております国庫補助金の社会資本整備総合交付金及び市債の道路整備事業債を財源に、経年劣化等により損傷が非常に高い主要幹線市道の舗装修繕事業として現在着手しておりますあけの平12-1号線に加え、28年度の交付金決定額が事業計画を大きく下回った関係で先送りとしておりました成田西部線、熊谷前河原線の舗装修繕工事関係費を改めて計上しているものでございます。また、同じく市債の道路橋梁事業債を財源に、都市計画道路穀田三ノ関線及び市道富谷12-1号線道路改良事業に係る用地購入関係費を計上しているものでございます。
なお、橋梁維持費につきましては、国の社会資本整備総合交付金事業枠を有効的に活用し、対象となります橋梁の法定点検事業、これらを前倒しで実施したことによりまして本年度全橋梁点検が完了したということで、平成29年度当初予算におきましては計上額がありませんので、申し添えさせていただきます。
3項の河川費につきましては、河川維持管理事業関係費を計上しているものでございます。
4項都市計画費につきましては、職員給与関係費を含む都市計画総務費、公園及び公共下水道関係費を計上しているものでございます。主な事業内容といたしましては、都市計画図の修正業務、一般公園及び大亀山森林公園の維持管理関係費でございます。
5項住宅費につきましては、こちらも国・県等の補助金を活用しながら市営住宅に関する住宅管理費及び住宅宅地震災対策事業費を計上しているものでございます。
次のページ、お開き願います。
最後に、11款2項の公共土木施設災害復旧費でございます。こちらは道路橋梁河川災害復旧費及び都市計画施設災害復旧費を計上しているものでございます。
建設課関係につきましては以上でございます。よろしくお願いします。

○議長(浅野幹雄君) 次に、教育次長。

○教育次長(荒谷 敏君) 教育長部局、教育部に所属する教育総務課、学校教育課、生涯学習課に関連する予算概要についてご説明いたします。
教育委員会予算編成方針につきましては、市総合計画並びに市教育大綱、市教育基本方針に基づき、平成29年度に実施する事業において必要な経費を計上させていただいております。
それでは、歳出についてご説明いたします。
15ページから17ページにわたって掲載されておりますので、ごらんいただきたいと思います。
初めに、10款教育費1項教育総務費につきましては、教育委員会費、事務局費、教育振興費などを計上しております。主な事業は、事務局費では、国・県が策定した教育振興基本計画などを踏まえた富谷市教育振興基本計画を策定するための経費、小学校の社会科副読本の全面改訂に要する経費などを計上しております。
次に、10款2項の小学校費並びに3項の中学校費につきましては、それぞれ小中学校における教育振興費、運営管理費などを計上してございます。
主な事業につきましては、中学校コンピュータ教育事業におきまして、事業契約の更新にあわせ、ノート型コンピューターとタブレット型コンピューター、合計700台の導入の経費などを計上しております。また、新規事業として、中学生海外研修派遣事業において、市内中学生を対象とした富谷市中学生海外研修派遣事業の経費を計上しております。
次に、10款4項の幼稚園費につきましては、幼稚園管理費、園長職の外部登用などに要する経費などを計上してございます。
次に、10款5項の社会教育費につきましては、社会教育総務費、公民館費などを計上しております。主な事業につきましては、生涯学習推進事業において次世代型図書館の整備を進めるために有識者懇談会や市民ワークショップなどを開催する経費などを計上しております。また、公民館維持管理業務において、本年4月から、夜間及び土曜日曜祝日の管理を外部機関へ委託し、管理人が常駐する体制を整備する経費を計上しております。このことによりまして、住民の皆様に安心してお使いいただけるとともに、休日の図書の貸し出しにも取り組み、生涯学習環境のサービス向上に努めてまいります。
次に、10款6項の保健体育費につきましては、保健体育総務費、総合運動公園費、給食センター管理費を計上してございます。
主な事業は、健康体力増進事業におきまして、市制施行1周年記念事業として、特別巡回ラジオ体操「みんなの体操会」を誘致し、市長施政方針等でもお話ししておりますが、正式に開催地として決定されまして、開催地が負担する経費などを予算計上しております。また、学校給食センター運営維持管理事業におきましては、米飯給食を、現在週3回の米飯を週3回と週4回が交互となる週3.5回にふやして実施する経費などを計上しております。
以上、教育部に関する歳出予算の説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 議案第18号平成29年度富谷市国民健康保険特別会計予算について、内容の説明を求めます。保健福祉部長。

○保健福祉部長(小野一郎君) それでは、よろしくお願いいたします。
議案第18号についてご説明を申し上げます。
同じく予算書210ページをお願いいたします。
議案第18号平成29年度富谷市国民健康保険特別会計予算は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ44億7,647万6,000円と定めるものでございます。
第2項、歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、「第1表 歳入歳出予算」によるものでございます。
第2条、地方自治法第235条の3第2項の規定より、一時借入金の借り入れ最高額は2億円と定めるものでございます。
第3条、地方自治法第220条第2項ただし書きの規定により歳出予算の同一款内での各種の経費の金額を流用することができる場合は、給料、職員手当及び共済費に係る予算額に過不足が生じた場合とするものでございます。
それでは、歳入について説明をいたします。
それでは、歳入の主な内容についてご説明をさせていただきます。215ページをお開きいただきたいと思います。
歳入歳出予算事項別明細書で説明をさせていただきます。
1款国民健康保険税7億4,279万円につきましては、実績に基づき見込んだものでございます。対前年度比106万円を減額し、計上するものでございます。
3款国庫支出金8億4,191万9,000円、前年度比9,515万3,000円の増で、保険給付費の増に伴い増額となったものでございます。
4款療養給付費等交付金7,566万6,000円、前年度比4,936万2,000円の減で、これは退職医療者対象者の減に伴うものでございます。
5款前期高齢者交付金につきましては11億8,157万2,000円、前年度比3,882万6,000円の増、前期高齢者医療費の増の見込みによるものでございます。
6款県支出金2億7,247万6,000円、前年度比5,739万3,000円の減、都道府県調整交付金の減が大きな要因となってございます。
7款共同事業交付金7億7,060万円、対前年度比4,348万2,000円の増で、保険財政共同安定化事業交付金の対象でございます医療給付費の増に伴うものとなってございます。
9款繰入金5億8,468万8,000円、前年度比8,872万円の増で、財政調整基金繰入金の増に伴うものでございます。
それでは、歳出について説明をいたします。
217ページをお願いいたします。
まず、1款総務費でございます。8,347万8,000円を計上するもので、これは給付資格及び賦課徴収等に要する事務経費となってございます。
2款保険給付費につきましては27億7,547万4,000円、前年度の比較で1億7,498万9,000円の増となってございます。療養給付費等の伸びによるものでございます。
次に、3款後期高齢者支援金等につきましては4億8,758万3,000円、前年度と比較で8億8,817万3,000円の増となってございます。後期高齢者医療費の増に伴い支援金が増額となったものでございます。
4款前期高齢者納付金、5款老人保健拠出金、6款介護納付金は、前年度と同様の内容となってございます。8億7,307万2,000円を計上するもので、前年度との比較で4,050万3,000円の減となってございます。共同事業拠出金、こちらの減の要因につきましては、前年度の実績によるものとなってございます。
次に、8款保険事業費から12款予備費までにつきましては、前年度と同様の計上をしてございます。
以上、国民健康保険特別会計予算の説明を終わります。どうぞよろしくお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 議案第19号平成29年度富谷市下水道事業特別会計予算について、内容の説明を求めます。建設部長。

○建設部長(奥山育男君) 議案第19号平成29年度富谷市下水道事業特別会計予算について、ご説明申し上げます。
252ページをごらんいただきたいと思います。
平成29年度富谷市の下水道事業特別会計の予算は、次に定めるところによるとするものです。
第1条、歳入歳出予算の総額は歳入歳出それぞれ8億8,489万円と定めるものです。
第2項、歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、「第1表 歳入歳出予算」によるとするものです。
第2条、地方自治法第230条第1項の規定より起こすことができる地方債の起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法は、「第2表 地方債」によるとするものです。
第3条、地方自治法第235条の3第2項の規定による一時借入金の借り入れの最高額は1億円とするものでございます。
それでは、内容について、概要について、257、258ページをお願いします。
初めに、歳入でございます。
2款1項使用料につきましては、5億6,569万9,000円を計上するもので、これまでの実績等に基づき、前年対比で968万1,000円の増額を見込んでいるものでございます。
3款1項の国庫補助金及び7款1項の市債の計上額につきましては、それぞれ対象となります歳出のほうの公共下水道建設事業及び流域下水道建設事業費が前年対比で減となっておりますことから、関連して減とするものでございます。
次に、歳出でございます。
次のページ、お開きください。
1款1項下水道管理費につきましては、下水道総務及び維持管理に要する経費でございまして、2億6,530万8,000円の計上としております。前年対比で1,104万5,000円の増としておりまして、主な理由としましては、人件費及び下水道事業会計移行業務関係費の増によるものでございます。
同じく3項流域下水道建設費につきましては、1,011万8,000円の計上で、こちらは吉田川流域下水道整備事業に要します経費で、建設負担金の減により前年対比で1,058万4,000円の減としているものでございます。
以上でございます。よろしくお願いします。

○議長(浅野幹雄君) 議案第20号平成29年度富谷市介護保険特別会計予算について、内容の説明を求めます。保健福祉部長。

○保健福祉部長(小野一郎君) それでは、よろしくお願いします。
議案第20号についてご説明申し上げます。
予算書の280ページをお開き願います。
議案第20号平成29年度富谷市介護保険特別会計予算は、次に定めるところによるものでございます
第1条、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ26億379万3,000円と定めるものでございます。
第2項、歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、「第1表 歳入歳出予算」によるものでございます。
第2条、地方自治法第235条の3第2項の規定により、一時借入金の借り入れ最高額は2億円と定めるものでございます。
それでは、最初、予算の概要についてご説明申し上げます。
285ページをお願いいたします。
1、総括、歳入歳出予算事項別明細書にて説明をいたします。
1款保険料につきましては、介護保険料で6億7,900万円、前年度比4,228万5,000円の増で、対象者の増に伴うものとなってございます。
3款国庫支出金4億6,809万9,000円、前年度比1,140万円の増、保険給付費の増に伴い増額となるものでございます。
4款支払基金交付金6億8,988万4,000円、前年度比2,671万9,000円の増、同じく保険給付費等の増に伴うものとなってございます。
5款県支出金につきましては3億6,850万円、前年度比2,395万7,000円の増で、同じく保険給付費の増の見込みによるものでございます。
6款サービス収入316万8,000円、前年度比213万6,000円の減、実績によるものとなってございます。
8款繰入金3億9,508万2,000円、前年度比1,509万2,000円の増で、地域支援事業の介護保険繰り入れによるものでございます。
なお、基金繰入金は、財源調整により減となってございます。
それでは、歳出についてご説明を申し上げます。
287ページをお願いいたします。
最初、1款総務費でございます。6,530万4,000円を計上するもので、これは給付資格、賦課徴収等及び認定審査に要する経費となってございます。
2款保険給付費につきましては、23億8,151万円を計上するもので、前年度の比較で2,741万7,000円の増となってございます。介護サービス等諸費の伸びによるものでございます。
次に、3款地域支援事業費につきましては、1億4,616万9,000円を計上するもので、前年度との比較で7,407万9,000円の増となってございます。平成29年度から本格的に開始される介護予防・生活支援総合事業の経費によるものとなってございます。
4款基金積立金から7款予備費までは、前年と同様の計上をしてございます。
以上で説明を終わります。どうぞよろしくお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 議案第21号平成29年度富谷市後期高齢者医療特別会計予算について、内容の説明を求めます。保健福祉部長。

○保健福祉部長(小野一郎君) それでは、議案第21号についてご説明申し上げます。
同じく予算書318ページをお開き願います。
議案第21号平成29年度富谷市後期高齢者医療特別会計予算は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ3億661万2,000円と定めるものでございます。
第2項、歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、「第1表 歳入歳出予算」によるものでございます。
第2条、地方自治法第235条の3第2項の規定により、一時借入金の借り入れ最高額は5,000万円と定めるものでございます。
それでは、最初、予算の概要についてご説明申し上げます。
それでは、323ページをお願いいたします。
歳入の主な内容についてご説明をさせていただきます。
1款後期高齢者医療保険料につきましては、2億2,972万2,000円で、前年度比150万1,000円の減となってございます。
次に、3款繰入金7,625万7,000円、前年度比719万7,000円の減、一般管理費の減に伴う減となってございます。
5款諸収入は、昨年度と同様の内容となってございます。
次に、歳出でございます。
325ページのほうをお開きいただきたいと思います。
まず、1款総務費でございます。1,966万4,000円を計上するものでございます。これは給付資格及び賦課徴収等に要する事務経費でございます。前年度比1,117万5,000円の減で、システム改修等の終了に伴うもので減となってございます。
2款後期高齢者医療広域連合納付金につきましては、2億8,620万2,000円を計上するもので、前年度との比較で247万2,000円の増となってございます。対象者の見込み増によりこの金額となってございます。
次に、3款健康保持増進費から5款予備費までにつきましては、昨年同様の計上をしてございます。
以上で、予算書の説明を終わります。どうぞよろしくお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 議案第22号平成29年度富谷市水道事業会計予算について、内容の説明を求めます。上下水道課長。

○上下水道課長(浅場 悟君) それでは、説明書334ページをお願いいたします。
議案第22号についてご説明申し上げます。
第1条、平成29年度富谷市水道事業会計の予算は、次に定めるところによるものでございます。
第2条、業務の予定量につきましては、主要給水件数が1万7,432件、年間総給水量が520万2,851立方メートル、1日平均給水量が1万4,254立方メートルで、前年度と比較いたしましてそれぞれ若干の増加を見込んでいるところでございます。
第3条、収益的収入及び支出につきましては、水道事業の経営活動の予定額でございまして、収入の第1款水道事業収益は11億3,984万9,000円で、前年度比909万8,000円の増を見込んでおり、増額の主な要因といたしましては、第1款営業収益で水道料の増によるものでございます。これに対して支出の第1款水道事業費用は11億3,473万4,000円、前年度比879万9,000円増としております。増額の主な要因といたしましては、修繕費の増によるものでございます。
第4条、資本的収入及び支出につきましては、次のとおりと定めるもので、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額1億5,279万9,000円は、損益勘定留保資金で補塡するものでございます。
収入の第1款資本的収入は3,000円で、科目存置でございます。
次のページをお願いいたします。
支出の第1款資本的支出は1億5,280万2,000円で、前年度比2,262万6,000円の増となってございます。増額の主な要因といたしましては、工事請負費の増によるものでございます。
第5条、予定支出の各項の経費の金額の流用は営業費用と営業外費用の間のみ可能であることを定めたものでございます。
第6条、議会の議決を経なければ流用することができない経費は、職員給与費で5,318万8,000円とするものでございます。
第7条、他会計からの補助金については、一般会計から水道事業会計へ補助を受ける額を24万円とするもので、職員の児童手当に係るものでございます。
第8条、棚卸資産購入限度額につきましては、限度額を1,388万円とするもので、水道メーターや材料を購入するための費用でございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) ここでお諮りいたします。
ただいま議題となっております平成29年度富谷市各種会計予算については、富谷市議会委員会条例第5条及び富谷市議会先例集96により、議長を除く議員全員で構成する予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、平成29年度富谷市各種会計予算については、予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定いたしました。
この際、予算審査特別委員会の委員長及び副委員長を選任していただくために暫時休憩といたします。

午後4時11分 休憩


午後4時11分 再開

○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
予算審査特別委員会の委員長及び副委員長が選任されましたので、その結果をご報告いたします。
委員長に青柳信義君、副委員長に相澤 榮君が選任されました。よって、本案件は予算審査特別委員会の議題といたします。
ここで、お諮りいたします。
議案調査等のため、明日22日から3月1日までの8日間を休会にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、明日22日から3月1日までの8日間を休会とすることに決定いたしました。
なお、3月2日の本会議は、午前10時からの開会といたします。
これで本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでした。

午後4時13分 散会

平成29年第1回定例会議事録(第2号)

平成29年3月2日(木曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 金 子 透 君
  • 2番 青 柳 信 義 君
  • 3番 若 生 英 俊 君
  • 4番 長谷川 る 美 君
  • 5番 畑 山 和 晴 君
  • 6番 齊 藤 秀 行 君
  • 7番 藤 原 峻 君
  • 8番 佐 藤 聖 子 君
  • 9番 浅 野 武 志 君
  • 10番 西 田 嘉 博 君
  • 11番 佐 藤 克 彦 君
  • 12番 山 路 清 一 君
  • 13番 浅 野 直 子 君
  • 14番 高 橋 正 俊 君
  • 15番 菅 原 福 治 君
  • 16番 出 川 博 一 君
  • 17番 相 澤 榮 君
  • 18番 渡 邊 俊 一 君
  • 19番 安 住 稔 幸 君
  • 20番 浅 野 幹 雄 君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 市長 若 生 裕 俊 君
  • 副市長 大 庭 豪 樹 君
  • 企画部長 内 海 壯 晃 君
  • 総務部長 山 田 豊 君
  • 保健福祉部長 小 野 一 郎 君
  • 建設部長 奥 山 育 男 君
  • 企画部企画政策課長 高 橋 弘 勝 君
  • 企画部財政課長 西 山 高 広 君
  • 総務部総務課長兼情報化推進室長 神 田 能 成 君
  • 総務部税務課長 吉 田 尚 樹 君
  • 保健福祉部健康増進課長 菅 原 順 子 君
  • 保健福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセンター子育てサロン所長 狩 野 悦 子 君
  • 建設部都市計画課長 伊 藤 正 君
  • 総務部総務課参事兼危機管理室長 横 田 利 雄 君
  • 保健福祉部子育て支援課参事兼保育統括監 八 巻 恵美子 君
  • 教育長 菅 原 義 一 君
  • 教育次長 荒 谷 敏 君
  • 学校教育課長 齋 藤 卓 也 君
  • 生涯学習課長兼総合運動公園所長兼民俗ギャラリー館長 渡 邉 正 弘 君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀 郁 雄
  • 次長 富 澤 裕
  • 主幹 長 瀬 千鶴子

議事日程 第2号

平成28年3月2日(木曜日) 午前10時00分 開議

日程1 会議録署名議員の指名
日程2 一般質問 4番 長谷川 る 美 議員
1 未来を担う子供たちのさらなる子育て環境整備を問う
2 わくわく市民会議の検証と施策への反映を問う
8番 佐 藤 聖 子 議員
1 児童生徒の生活環境の調査と対応策について
2 国民健康保険の県単位化の進捗と国保税について
6番 齊 藤 秀 行 議員
1 資産の有効活用を問う
2 予見される交通問題を問う
17番 相 澤 榮 議員
1 公共施設マネジメントについて

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり 午前10時00分 開議

○議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましてはお手元に配付のとおりです。


日程第1 会議録署名議員の指名

○議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、18番渡邊俊一君、19番安住稔幸君の2名を指名いたします。


日程第2 一般質問

○議長(浅野幹雄君) 日程第2、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 皆様、おはようございます。
昨年10月10日、富谷町は富谷市へと移行し、新たなまちづくりが始まりました。「住みたくなるまち日本一」の実現を目指し、精力的に各施策を推し進められている市長、そして、職員の皆様の熱意と努力に心から感謝申し上げます。
2060年将来人口6万人を目標値とする富谷市にとって、人口増加に向けた着実な発展のため、さらなる子育て環境の整備は引き続き重要な課題であると考えます。全ての子供に発達段階に応じた質の高い教育・保育、そして、子育て支援が必要であり、子供一人一人の心豊かな成長を育む環境づくりが大切です。
就学前教育や保育のさらなる充実、放課後児童健全育成事業の推進、また、多様な保育サービスの充実を図るため、延長保育事業や病児・病後児保育などの事業の拡大の検討も大切であると考えます。
また、安心して子供を産み育てることができる環境づくり、子育ての不安を軽減し、子育ての楽しさを実感し、安心して子供を預けられる環境づくり、きめ細かい相談体制の充実、子育て情報の提供を通して全ての子供が心身ともに健康で過ごせる環境づくりへの取り組みが今最も求められているところであると言えます。
さらに地域の特色を生かし、子供の成長にとってよりよい環境づくりのため、身近な地域で子供や子育てを見守り、支え合うことができるような取り組みを通し、地域全体で子供を育てる環境づくりの推進など、着実に実施する必要があると考えます。
以上のようなさまざまな子育て環境の課題がある中、私は今回、4月から民間委託となる放課後児童クラブと待機児童解消のため建設が予定されている杜乃橋の認定こども園について質問いたします。
それでは、初めに、質問件名1の未来を担う子供たちのさらなる子育て環境整備を問うについてです。
未来を担う子供たちは富谷市にとってまさに市の宝であると言えます。子供たちが夢を描き、未来をみずから創造していくためには、子供たちの健やかな成長を助ける子育て環境の充実を図ることこそが、市となった今、最も求められている課題であると考え、以下質問します。
初めに、放課後児童クラブについてお伺いします。
1、現在着工している富ケ丘、あけの平、成田の開所予定時期に変更はないか、お伺いします。
2、公民館が児童館機能を果たすとしていますが、どのような準備をして4月から進める予定か、お聞きします。
3、児童館建設方針の変更により、当初計画していた子育て支援事業で変更となった点についてお伺いします。
4、業務を委託する事業者の持つ得意なノウハウなどを相互に取り入れるよう、市で指導する考えはありますか、お聞きします。
5、民間委託により新年度の指導員の雇用形態についてお聞きします。
次に、杜乃橋の認定こども園についてお伺いします。
1、開園時期をおくらせないために市はどのような対策をとったか、お聞きします。
2、3歳未満児が秋の園舎完成まで2カ所での分散保育により転園する負担は法人、保護者、未満児にとって相当大きいと思いますが、市の認識をお伺いします。
次に、質問件名2、わくわく市民会議の検証と施策への反映を問うについてです。
「住みたくなるまち日本一」の実現のため、市民の声が届く市政運営は大変重要であり、市長はこれまで、会議の名称の変更はありましたが、9回開催してきました。バランスのとれたよりよい富谷市を目指すには、会議の狙いと開催目的、そして、その会議で話し合われた内容がどのような形で施策へ反映されたかが大切であると考え、以下、質問いたします。
1、テーマの設定は、市民からの要望によるものか、お伺いします。
2、テーマの設定は、これから取り組む施策や計画する事業など、広く市民の意見を掌握しようとする視点に立って進められてきたか、お聞きします。
3、図書館のあり方をテーマとするわくわく市民会議の開催予定はあるかどうか、お伺いします。
4、わくわく市民会議で得た市民の声が平成29年度各種施策でどう反映されたか、お聞きします。
5、2月17日に開催された第2回わくわく市民会議は、非公開とされましたが、その経緯についてお伺いします。
以上、よろしくお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) おはようございます。
それでは、ただいまの長谷川る美議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1の未来を担う子供たちのさらなる子育て環境整備を問うの問い1でございます。放課後児童クラブについての開始予定時期に変更はないかについてでございます。現在のところ、予定どおり、本年4月当初の開所予定でございます。
問い1の(2)につきましては、公民館の設置目的には、学校教育、家庭教育以外で行われる教育を広く社会教育と呼び、活動拠点として公民館が担うことを目的としております。このことから、児童クラブが移転した後は、チャレンジキッズや幼児学級、親子教室などの事業を中心に、新たに子供たちの学習室、親子憩いの場の提供として、保健福祉部と連携し、児童館機能をあわせ持った公民館として新年度より運営していくこととしております。
このようなことを踏まえ、公民館はこれまで以上に地域の方々と連携し、健やかな子供たちの育成を図ってまいることとしております。
問い1の問い3につきましては、児童館建設方針が変更することとなりましたが、公民館で幼児学級や学童を対象とした居場所づくりを行ってまいりますので、子供の健全な遊び場を育成するという児童館機能は果たせるものと考え、大きな計画の変更はないと思っております。今後は公民館と子育て支援課が連携をとりながら、児童館的機能の充実を図ってまいります。
問い1の問い4につきましては、委託後も受託事業者3者と子育て支援課で月1回程度の打ち合わせを行う予定にしております。そういった場で情報交換を行いながら、それぞれの長所を取り入れるなど、お互いに協力していく方向で、現在、話し合いを行っております。
問い1の(5)につきましては、委託後は市雇用のパート職員から民間事業者による雇用に変更になります。しかし、賃金に関しては、市で雇用していたときと同じ金額とするよう要請をしており、事業者も了承しております。また、働く日数に関しても、児童指導員の働くことが可能な日数に合わせた雇用形態にするなど、柔軟に対応していただく方向で進めております。
問い2の杜乃橋の認定こども園についてでございます。できるだけ早期に開園できるよう、運営法人である三矢会と密に打ち合わせを行い、開園前に分散保育を行うことを決定いたしました。
問い2の(2)でございます。転園することによる負担も勘案いたしましたが、待機児童がいまだゼロにならないことと、働いている母親にとってはいずれ近くに完成する保育施設に通園することが決まっているという安心感のほうが優先度が高いと判断いたしました。子供たちにとっても、なれた保育士が一緒に転園することで負担感が軽減できると考えております。また、分散保育に関しては、保護者の意向も聞き、法人と協議の上行っております。
質問件名2のわくわく市民会議の検証と施策への反映を問うの問い1、テーマの設定については、市民からの要望はとっておりませんが、開催に当たって、市民の皆様にとって必要とされているテーマを設定しております。
問い2でございます。昨年7月の第6回開催時には「スイーツを通したシティブランドの確立を目指して」というテーマで実施し、参加した各立場の委員の皆様からスイーツのまちづくりについてのご意見をいただきました。さらにその会議にご参加いただいた数名の方には、とみや国際スイーツ博覧会の実行委員やアドバイザーとして貴重なご意見、そして、ご協力をいただいたという経緯があります。また、8月開催の第7回や市として第1回目となる11月の開催では、富谷市総合計画へのご意見をいただきました。さらに、先日開催した2回目のご意見は、第5期障がい福祉計画策定に向けての参考とさせていただいております。今後の計画や事業においても市民の皆様のご意見をいただくツールとして、この会議の果たす役割は大きいと認識をしております。
問い3の図書館に関しましては、昨年12月から図書館づくりに関するワークショップ、本年1月には富谷市の図書館を考えるシンポジウムにより、そのあり方についてご意見をいただいているところです。昨年8月の第7回わくわく町民会議、若者による富谷市のまちづくりについてにおいて、高校生の皆様から図書館に関するご希望をいただいております。その会議に参加した高校生の中から、さらに図書館づくりに関するワークショップにもご参加いただき、より活発な図書館のあり方にご意見をいただいております。今後もワークショップ等でご意見の集約を進めてまいります。
問い4でございます。よりよい子育て環境についてというテーマについて行った際に母子健診会場へのご意見をいただき、本年4月開所予定のとみや子育て支援センター「とみここ」の設計に反映させていただいたということがあります。そのご意見によりくつろぎコーナーが設けられ、女子トイレのスペースも広くなっております。
また、昨年11月に開催した富谷市のまちづくりについてのわくわく市民会議の際には、旧役場庁舎を再利用し、しんまち地区の活性化に生かしてほしいとのご意見が出され、来年度に整備される(仮称)富谷まちづくり産業交流プラザの整備計画への大きなはずみとなり、反映の一つと言えます。
問い5につきましては、2月17日に開催したわくわく市民会議のテーマは、障がい者が住みよい地域づくりについてでございました。ご参加された方は、障がいをお持ちのご本人、またはそのご家族の方が多く、まさにこの会議の目的でもある声なき声、声の出せない方の声を聞くための会議だったと言えます。
開催に当たっては、当初、公開を前提に進めておりましたが、参加者から、ご自分の障がいについて公にすることがつらいというご意見をいただいたことにより、会議の趣旨である市民の皆様の声が届く市政運営と個人のプライバシーの保護を考えた末に非公開という選択をしたものでございます。
以上です。

○議長(浅野幹雄君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) それでは、再質問いたします。
初めに、放課後児童クラブについて、4項目、お伺いします。
3月24日の竣工予定から放課後児童クラブ開所の4月3日までの間、土日を除くと平日は5日間で、その間にさまざまな準備を終わらせる必要があります。3月は年度末で何かと忙しさが加わる中、4月からのスタートに向けて十分な準備をして臨む必要性を強く感じますが、その点についての認識をお伺いします。
2つ目です。今までの公民館で行われていた放課後児童クラブは、地域に溶け込むことを目指し、世代を超えてさまざまな交流の中で子供たちの成長を地域が見守ってきたように思われます。4月から民間委託となり、そのような世代を超えたさまざまな交流や地域とのつながりを通して、子供の健全育成を地域全体で見守る仕組みが生かされるかどうかについてお伺いします。
3、先ほど指導員の雇用形態についてお伺いしましたが、指導員の働く条件の改善は、児童クラブの子供たちのためにも欠かせません。子供たちの生活の場である放課後児童クラブの質を高め、クラブの活動内容の蓄積、向上へとつなげるためには、指導員が安心して働き続けられる条件を整えることが重要であると考えます。処遇の向上を法人に求める考えはありますか、お聞きいたします。
4つ目です。市長の施政方針によると児童クラブ移設により生じる公民館のスペースを学習室に転用するということでしたが、具体的にどのような学習室なのか、お伺いします。また、移設後の児童館機能を備える公民館の運営についてお伺いします。
次に、杜乃橋の認定こども園について、3項目お聞きします。
1、杜乃橋の認定こども園の開園により29年度の待機児童の数はどのようになりますか。また、真に待機児童ゼロを達成するためには、丁寧で熱心な取り組みや公民一体となったチーム富谷の取り組みが大切であると思いますが、お考えをお聞きいたします。
2、1月8日の読売新聞によると、保育施設の子供らが出す音や声をめぐり、うるさいとの苦情を受けたことがある自治体が全国主要146自治体のうち109自治体、約75%に上るという記事が掲載されており、施設の整備や運営が年々難しくなっている状況にあると言えます。市の計画に沿って、一日でも早く待機児童を解消するため、開園に向け準備している法人に対し、開園後に近隣とトラブルなどが生じた際、その対応を任せきりにせず、市も積極的に間に入って解決できるよう進めるべきと考えますが、見解をお伺いします。
3、杜乃橋地区は、新しい団地で、地域のつながりをこれから構築し、さらに顔の見える関係をつくっていくことが課題であると考えます。認定こども園が地域に溶け込む園となるため、開園後の地域交流などについて法人へ指導する考えはありますか、お聞きいたします。
最後に、わくわく市民会議について、3項目、お伺いします。
1、テーマの設定は、市民からの要望はとっていないという答弁でしたが、平成27年第3回定例会では、「ぜひ皆様方からもテーマを募集する機会を積極的につくっていきたい」と、市長は答弁されています。市民の声を市政に反映するという市長のお考えからも早急に取り組むべきと考えますが、見解をお伺いします。
2、前回、わくわく会議について質問した定例会で、テーマ設定を年間もしくは半年スパンで作成するなど計画的な取り組みについても今後検討していきたい考えを述べておられます。検討されたかどうかも含め、計画的な取り組みについて、改めてお考えをお伺いします。
また、より早い段階でテーマを設定し、募集と十分な周知を図る必要性があると述べておられますが、その点について実際どのように取り組まれているか、お聞きいたします。
3、今後のわくわく市民会議のあり方、開催するテーマの内容と回数、改善すべき課題についてお伺いします。
以上です。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) まず、問い1問目の児童クラブについてでございます。年度末における民間委託ということでありますが、トラブルや問題が起こらないように、現在も事業者と担当課、あわせて協議を進めておりますので、そのようなことのないように万全の体制で移行ができるように努力してまいります。
2つ目の公民館での児童クラブへの、地域全体でこれまで、人たちのかかわりについてということでございますが、これからも、学校敷地内に移ってからも、児童館機能で子供たちの公民館の出入りは変わらず行いますし、これまでどおり、これまで以上に、やはり地域の方々と世代を超えた交流の場としての環境づくりには努めてまいりたいというふうに考えております。
3点目の指導員の質、新しい市で働けることのできる環境づくりにつきましては、先ほど答弁でも申し上げましたように、事業者と市担当課としっかりとその辺は必要な環境づくり、またはそういうことも含めて協議を進めておりますし、事業者のほうもその辺はしっかりと理解していただいておりますので、問題ないと考えておりますし、さらに今後も年間、月ごとの打ち合わせ等を含めながら、常にそういうことを注意しながらお互いに協力していけるように環境づくりに努力していきたいというふうに思っております。
または、児童館機能につきまして、いわゆる学習室という、先ほどありましたが、またほかの機能につきましては先ほど答弁したとおりでございます。
問い1の待機児童につきましては、現段階で47名でございます。今後もチーム富谷としてというご意見でございましたが、しっかりとして、オール富谷という、今回も総合計画で策定させていただいておりますように、これからもいろいろな関係者の皆様方にご協力いただきながら、待機児童ゼロに向けて努力をしていきたいというふうに思っております。
次に、地域住民の理解についてでございます。これはやはり先ほどご紹介あったように、他の自治体でも、最近、建設について問題が起こっているというのも実情でございます。今回もそういう関係もありましたので、杜乃橋の地域住民の説明会、これまでも答弁で申し上げておりますように、3回開催をさせていただきまして、きめ細かに説明をさせていただいておりますし、その辺はしっかりと事業者の三矢会さんと協力をし、市側も前面に出てしっかりと説明会に対応をさせていただいております。
また、これから杜乃橋地区での地域の方々との関係づくりにつきましても、事業者、そして担当課、市がいわゆる橋渡しになり、地域の方々としっかりと、地域の方々に愛される認定こども園として育っていくように、その環境づくりに努めていきたいというふうに思っております。
3番目のわくわく市民会議についてでございます。テーマ募集につきまして、市民より公に募集という形では設けておりませんが、いろいろな形に市民の方々から声をいただいたことも含めながらテーマ設定をさせていただいております。また、年間づくり、先ほど答弁でということでございますが、計画づくりについては、まだ、なかなか年間計画で示せないところもあります。といいますのも、やはりその都度その都度、大切なテーマが出てくるというものもありますので、その辺、なるべく、以前に答弁で申し上げましたように、年間でテーマ設定できればその辺努力はしていきたいというふうに思いますが、なかなかその辺が今のところは状況でできていないところもありますが、その辺、両方、両にらみで今後検討していきたいというふうに思っております。
また、今後の市民会議の開催につきましても、そのような、早く告知できるように努力をしていきたいというふうに思っておりますし、今後につきましては、今回、総合計画のスタートと実施計画の今最終的な作業も行っておりますので、その辺踏まえながら、あわせて年度当初、早い段階でお示しできるように努力していきたいというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) それでは、最後の質問をさせていただきます。
子供は富谷の未来そのものであると思います。富谷市の強みである地域のつながりをさらに強め、富谷に暮らす私たち大人を含めたみんなが力を合わせて子供たちの健やかな成長を応援していくことにより、その子供たちがみずから育ててもらったふるさと富谷に愛着を深め、未来の富谷のまちづくりの担い手になっていくのではないでしょうか。
今回、私は未来を担う子供たちのさらなる環境の整備について質問いたしました。急速な少子化の進行に歯どめをかけるため、また、少子化から生ずるさまざまな問題に的確に対応するため、子育て環境整備は必要不可欠であり、冒頭にも述べましたように、この整備に市を挙げて取り組むことが富谷市の将来にとって大変重要な課題であると考えたからです。
また、子育て環境整備に不可欠なインフラである保育サービスについては、ますます多様化する個人の働き方、ライフスタイルに適切に対応できるサービスを提供していくことが必要であり、そのために各関係機関が連携し、保育サービスに関する選択肢を最大限拡大する努力が求められていると思います。この点について、市長のお考えをお伺いいたします。
以上です。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) これまでもいろいろな機会に申し上げておりますように、そしてまた、ただいま長谷川議員のご意見にもありますように、富谷は子供の多いまちでございます。やはり子育て支援、そして、子供たちが安心して育てる環境、そして、質の向上というものは一番優先すべきことと思っておりますので、その辺はこれまでも、そして、これからもやはりしっかりと対応していきたいというふうに考えております。
また、待機児童の問題につきましても、いち早く改善し、待機児童実質ゼロの実現に向けてさらに努力をしていきたいというふうに考えておりますし、その他施策を含め、しっかりと子育て環境の向上、そしてまた、その親御さんたちも安心して子育てができる地域づくり、生活環境をつくっていくように努力をしていきたいというふうに考えております。
以上です。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) おはようございます。
私は2件、質問いたします。
1件目は、児童生徒の生活環境の調査と対応策についてであります。
児童生徒の貧困について、富谷市の現状はどうなっているのか、正確に把握する必要があります。子供の貧困、6人に1人という発表が私たちを驚かせました。仙台市は、昨年夏、「子どもの生活に関する実態調査」を実施しました。貧困と判断される基準・貧困線未満を設定し、調査結果が11.9%だったということです。全国調査の16.3%より低いとはいえ、計算上は8人に1人が貧困の状態にあるということになります。
仙台市の調査では、貧困線未満世帯と貧困線以上の世帯の比較で、「子供が病院を受診しなかったことがある」、これが2倍に当たりましたし、経済的理由で買い控えが「時々あった」・「よくあった」というのが食料品では4.8倍、洋服などの衣料品は3.8倍にもなっています。進学の断念や学校中退については、「ある」・「可能性がある」が51.3%だったと河北新報が報道していました。家計の困難から学業が追いつかないということもよく聞きます。自治体では学習支援に力を入れたり、退職教師、大学生が学習支援をしているということも聞きます。
貧困は連鎖します。貧困の連鎖を断ち切らなければなりません。子供が貧困状態で成長することで、将来の職業選択の幅が狭められてしまい、生涯手にできる収入は1億円もの差が出るということも言われています。
戦後数年して生まれた私の周囲は、みんなが同じように貧乏でした。炊飯器、洗濯機、掃除機はなく、全て母親が朝早くから家事をこなしていました。ほかの家庭も同じだったと思います。「そういう中でみんなやってきた。今、貧困だからといって甘えるな。努力すれば解決できる」と言う人もいます。しかし、現在の貧困は昔の貧乏、例えば、今、テレビで見る内戦などで食べ物がなく、住むところもなく、やせ細って死と隣り合わせの絶対的貧困とは違います。今問題になっているのは、平均的な生活水準と比較して所得が著しく低い所得で生活する世帯、全国民を所得の高い順に並べた中央値の半分に位置する人たち、相対的貧困状態のことです。
子供の貧困の根源は、国民全体の貧困を改善することと、実効性ある子供の貧困対策を進めることにあると考えます。
仙台市に隣接する富谷市として実態把握をすること、調査結果を分析して支援ニーズに応える資源量の把握や支援体制の整備計画、支援ネットワークが形成できるようにしなければならないと考えます。実態把握があってこそ対策が立てられます。
以下質問いたします。
初めの質問は、一般的に言う子供の貧困についての認識をお尋ねします。
2番目の質問は、子供の貧困は、子供たちを学校の中で見ているだけでは見えにくく、生活の実態がわかりづらいと言われています。富谷市でも独自に、仙台市が実施したような子供の生活に関する実態調査が必要ではないでしょうか、お尋ねします。
3番目の質問です。就学援助についてです。就学援助利用率、全国平均が平成25年度15.42%でした。同じ年度ですが、富谷市は、小学生が5.30%、中学生6.29%でした。平成27年度実績報告書では、小学生5.18%であり、中学生は6.24%です。全国平均との比較で余りにも低い状態です。約10ポイントの差があります。富谷市の就学援助の利用率が低いことをどのように見ていますか。なぜ低いのか。必要な子供たちが利用できるように改善すべきではありませんか、お尋ねします。
4番目の質問です。義務教育は無償となっていますが、保護者は学校給食費などの校納金を納めます。入学時には準備が必要で、出費は多額になります。入学準備が間に合うようにということで対応を考えるべきではありませんか。
平成29年度から、要保護世帯に対する就学援助のうち、新入学児童生徒に対する入学準備費の国の補助単価が約2倍に引き上げられました。小学生への補助単価は4万600円、昨年は2万470円でした。中学生が4万7,400円になります。昨年は2万3,550円です。準要保護、これについては、就学援助についても援助単価を引き上げるべきだと考えます。準要保護の就学援助の拡充は、子供の貧困対策として重要だと考えます。準要保護に対する国の補助は平成17年の一般財源化で廃止され、各自治体の裁量に任されることになりました。国は一般財源化をやめて従来の補助に戻すべきですが、まず、富谷市としては準要保護世帯の基準を引き上げるべきではないでしょうか、お尋ねします。
最後の質問ですが、平成25年「子どもの貧困対策の推進に関する法律」、子どもの貧困対策法と言われますが、これが成立しました。そして、「子どもの貧困対策に関する大綱」も閣議決定されました。ここには学校を子供の貧困対策の拠点にしようとする方向性が見られます。市として支援計画が必要ではありませんか、お尋ねします。
次に、平成30年度から国民健康保険が県単位で実施されることになります。このことについて質問します。
これまで各自治体は保険者として、各種保険事業、健診などを実施しながら、病気が重症化しないようにさまざまに取り組んできました。来年度からの国保県単位化によってどうなるのか。国保会計の健全化ということで医療給付費削減が前面に出されたとき、市民の健康と医療をどのように守るのかが心配です。
国保基金ですが、平成27年度末で13億5,914万31円です。県の指導的助言として医療給付費の1カ月分の保有が必要と言われていますが、機会あるごとに基金を活用して国保税引き下げを求めてきました。担当課はそのたびに、基金を繰り入れ国保予算を編成している状況にあることや、県単位化のときに激変緩和が必要になることも考えられること、そして、感染症発生時のことなどを考えて保有するなどとこれまで答弁してきました。しかし、医療給付費は、平成27年度の実績報告書によりますと、年間で31億2,533万円でした。月平均では2億6,044万円ですから、5.2カ月分にも当たると思います。県の指導的助言から見ても基金の持ち過ぎであり、国保税の引き下げを求めます。
協会けんぽなどの公的医療保険と比較して、国保には高齢者や低所得者が加入しているという構造的な問題があります。国庫負担金を大幅に増額させることが国保会計の問題解決の基本と思いますが、しかし、国民健康保険は憲法25条に基づく社会保障の制度です。助け合いの制度ではありません。1955年、昭和30年になりますが、このときの国保法第1条で、国保を「社会保障及び国民保健」のための制度と規定しています。第4条では、その国保運営責任は国にあると明記しています。
高過ぎる国保税引き下げのためには、一般会計からの繰り入れを実施している自治体も数多くあります。厚生労働省は、都道府県単位化後も市町村の一般会計からの繰り入れは自治事務でもあり、当然認めているところです。国保税負担軽減のために地方自治体として国庫負担金の増額を求めてほしいと思います。
以下質問に移ります。
初めの質問です。国保の県単位化のスケジュール、県の説明はどのように、どこまで進んでいるのか、お尋ねします。
2番目の質問です。国保の県単位化ですが、具体的な標準保険料は幾らになるのかが焦点の一つと考えますが、県からどのような説明がされていますか。
3番目の質問です。国保県単位化は、国保制度の大転換です。これまで各自治体が保険者として健診事業、健康に関する事業などとあわせて医療についても総合的に取り組んできたことを申し述べました。再来年度からは保険者が宮城県になるということで、質問要旨でも述べましたが、財政を握られ、医療給付削減が求められていくことになるのではないかと思っています。国保税の負担を軽くしてほしいのなら、医療機関にかかるなというぐあいになりかねません。現に政府はみずからが医療費削減に取り組むインセンティブ改革を強調しています。現時点で市として準備すべきことをお尋ねします。時期も明示してお答えください。
国保の最後の質問です。国保基金は、富谷市の場合、県内の自治体と比較した場合、上位にあります。県の指導的助言として、医療給付費の1カ月分の保有が必要と言われますが、それにしても適正な基金以外は引き下げに活用すべきではないかということで質問いたします。
以上です。

○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。
初めに、若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、質問件名、最初の1につきましては、後ほど教育長のほうから答弁をさせていただきます。私からは質問件名2の国民健康保険の県単位化の進捗と国保税について、お答えをさせていただきます。
まずは、問い1の国保県単位化へのスケジュールにつきましては、現在、県の国民健康保険運営連携会議とその下部組織である財政部会第3部会により事務レベルの協議・検討が行われており、来年度も引き続き協議が行われる予定となっております。これまでは主に共同で実施する事務の範囲や納付金算定方式などの協議が行われております。今後の主要なスケジュールとしては、本年4月に県国保運営協議会設置、11月に県国保運営方針策定、来年1月に納付金算定が予定されております。特に納付金算定スケジュールについては、国の標準スケジュールとして、県は来年1月に市町村に対し額の通知を行い、市町村では来年の3月議会あるいは6月議会で税条例改正を行うというスケジュールが示されております。
問い2の県からの説明につきましては、昨年11月と本年1月に、県の納付金算定システムの稼働テストを兼ねて納付金の仮試算が行われたところですが、いずれも算定条件が未確定な状況での試算であり、具体的な標準保険料率は明らかとなっておりません。国の示すスケジュールでは、来年1月に市町村への納付金額の通知がある予定であるため、標準保険料率並びに納付金額は来年1月以降に公表される予定でございます。
問い3につきましては、都道府県単位化は、国保制度開始以来の大きな制度変更であることから、広報やホームページを活用し被保険者へ必要な周知を行うとともに、市国保財政の安定的な運営を行うため必要な検討を行います。そのほかの準備として、システム改修など事務処理上必要な準備を行います。
なお、準備などの時期については、国・県の動向により変動しますが、適宜適切な時期に行ってまいります。
問い4の国保県単位化前の引き下げにつきましては、財政調整基金は2月補正時点の予算ベースで約10億3,000万となっておりますが、来年度当初予算において財政調整基金から約3億5,000万円を繰り入れることとしており、約6億8,000万円の基金保有額となっております。これまで財政調整基金を活用し、3回、国保税の引き下げを行ってきたため、国保税水準は低くなっています。都道府県単位化により県から求められる納付金の額は、現時点で明らかではありませんが、現在の国保税との差が生じることも想定されます。このことから、市独自の激変緩和措置の財源として、財政調整基金の活用も必要となることから、現時点で引き下げを行うことは難しいと考えております。
以上でございます。

○議長(浅野幹雄君) 次に、菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) それでは、私のほうから、第1問目、児童生徒の生活環境の調査と対応策についてというご質問について、お答えを申し上げます。
まず、第1問目、子供の貧困についての認識をということでございますが、子供の貧困対策の推進に関する法律や宮城県子どもの貧困対策計画にも示されているように、子供の貧困は、生まれ育った環境によるものです。そして、親が貧しく教育への関心が低い家庭で育つことで、学力や自己肯定感が低いままになる貧困の連鎖という問題もございます。子供の将来がその生まれ育った環境によって左右されることのないよう、貧困の状況にある子供が健やかに育成される環境を整備するとともに、教育の機会均等等を図ることが教育の重要な使命であるというふうに認識してございます。
第2問目、仙台市の調査に関してでございますが、子供の生活状況の把握につきましては、日々の観察に加え、保護者面談、家庭訪問等、あらゆる場面を通して行っております。子育て支援課、児童相談所等とも連携し、家庭環境の把握に努めておるところでございます。今後、保健福祉部等と連携し、より詳細な実態把握に努めてまいりたいというふうに考えております。
3問目のご質問についてでございますが、ご指摘のとおり、本市の利用率は全国平均より低い状態にあります。各種調査等によりますと、富谷市民の所得は全国でも上位に位置しており、利用率のみで比較することはできませんが、子供の貧困を救うために制度の拡充と周知は必要なものと捉えております。来年度は、対象者の拡充を図るため、特別支援教育奨励費をもとにした基準、現在は1.0でございますが、1.2に引き上げ、当初予算にも計上させていただいております。さらに、就学援助制度により多くの保護者の方に知っていただけるよう、学校とも連携し、今後とも周知を図ってまいりたいというふうに思ってございます。
第4点目のご質問でございますが、入学準備段階での支給について要望があることは承知してございますが、宮城県内で入学前の支給を実施している市町村はございません。実施していない理由としては、被災児童生徒就学支援事業補助金は国の補助金事業を利用しての実施しており、前倒しをしてしまいますと、その補助金事業の対象外となってしまうことや、支給年度の所得で認定審査を行っているため、所得が基準を上回った場合や支給後に他の自治体へ転出した場合など、支給要件に該当しなくなった場合、保護者に返還してもらうなどの課題があるというふうに認識しておるところでございます。
5点目でございます。大綱において、学校を拠点とする部分は教育に関する支援というふう捉えております。現在も特別支援教育の支援員、スクールソーシャルワーカー、教育相談員等を配置したり、学び舎富谷を実施し、放課後や長期休業中の学習支援を進めております。大綱においては、ほかに生活の支援、保護者の就業支援などが挙げられており、県の計画に基づいて保健福祉部と連携を図り対策を講じてまいりたいというふうに思っております。
以上でございます。

○議長(浅野幹雄君) この際、午前11時まで休憩といたします。

午前10時49分 休憩


午前11時00分 再開

○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより佐藤聖子君の質問は一問一答により行います。8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) では、通告どおり、子供のことから、児童生徒のことから再質問します。
先ほど、教育長のお話の中で、就学援助の基本を1.2にすると非常にうれしい決断をしていただきまして、本当にこのことによってかなり適用される人がふえてくるのではないかなと思います。非常にうれしい限りです。
それにしても、周知の方法だとか、ほかにも改善する点があるかと思うのですが、その点についてはどのような検討がなされたか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) まず、子供たちの実態というものをやはり正確にきちんとつかんでおくということがまず大事だというふうに思いますので、今いろいろ学校の就学の実務者、担当との打ち合わせと、それから、先ほどお答えしましたように、子供たちの日々の生活状況の観察と、大変きめ細かな観察がやはり必要であるということで、それをまず実施しているところではございます。
それから、国の統計でもあらわれていますように、ここ30年間で10.1%から16%というふうに上昇してきておりますので。ただ、当市の場合はここ3年ほど受給の範囲はそう大きくは動いてはいないんですけれども、それにしても、子供たちの将来が環境によって左右されることのないように十分気をつけていきたいということと、あわせて、今ホームページのほうでも周知を図っておるところではございます。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) これは何の制度でもそうなんですが、申請によるものと、保護者が申請しなければならないということで、そのところに目が行かなければ申請するも何もないということで、そのあたりを丁寧に、例えば小学校に上がる前でしたら、就学時健診がありますが、そのときにお知らせするだとかということも必要だと思うんです。そういうことを今なさっているかと思いますけれども、もっと頻繁に、こういうものがありますと、大体これくらいだったら目安ですという、そういう周知の仕方が必要だということはたびたび申し上げてきたところですが、そういうことも検討する必要があるのではないかと思いますが、どうでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 入学の説明会であるとか一日入学という形でどこの小学校も実施しておりますので、そういう機会を利用しまして、保護者の皆さんにはこういう制度がありますよ。特になかなかみんなの前では手を挙げにくいことでもございますので、きちんとした教育相談の時間をとって、そういう方たちの意見をきちんと拾っていくということには努めているところではございます。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 入学準備にかかるものですが、普通の子供たち、就学援助をもらう、もらわないにかかわらずですが、小学校の準備にかかるもので、ランドセル、それから体育着、算数セット、鍵盤ハーモニカなどなどといいまして、この間、新聞で見たのでは、5万円のランドセルが高いというものが載っていたんですね。その話をしましたら、「あら、5万円なんて高いほうじゃないですよ」と言われてどっきりしたんですが、10万円以上はかかるとそのおばあちゃんはおっしゃっていたんですがね。そうしますと、中学校になる場合は、このほかに制服もかかります。そうしますと、市としては大体どれぐらい入学準備に必要だと把握しているでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) 正確なところまでは、現在、金額として申し上げることはできませんが、制服代、それからランドセル、鞄等かかりますので、今議員がおっしゃられたような10万円を超える額ということは負担されているかというふうに認識しております。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) ほかの方に伺ったところでは20万までは行かないけれども、中学だとそれぐらいの金額を用意しておかなければいけないというお話でした。これが非常に家庭で金銭が大変なところでは、制服をあつらえるとき、注文するときに非常に大変だという話があるんです。だから、入学する前までに何とかこれを支給するようにならないかということでした。先ほど、教育長からさまざまなことが説明あったわけですが、仙台市でですが、新日本婦人の会という人たちが、就学援助の対象者に対して3月にこのお金を支給してほしいということを申し入れたそうです。そうしましたら、課長が出て、「どうすればできるか、ほかの都市の事例を調べながら検討しているところです」と、このように回答なさったということが出ていました。
富谷市としても、そういうことを検討しながら、こういうことがあって難しいというふうにおっしゃらずに、検討するということでも始めたらどうでしょうか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 実は、富谷市と類似の自治体といいますか、そういうところでも検討しているという情報がございますので、その自治体からいろいろ情報を収集しながら、今後、やはりそれは調査研究を含め、進めていかなければならないことだなというふうには認識してございます。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 類似団体というところで、ぜひ検討を重ねて、本当に制服が買えないと困る、注文できないということがないように進めていただきたいと思います。そうしますと、検討というのは、ことしから検討するということでお話を伺っていいでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) その制度の導入についての検討をするということで、もう少し検討の時間というものはやはりいただきたいなというふうには思います。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 要保護については単価の引き上げがあったわけですが、先ほど言いましたように、準要保護は一般財源化になって、自治体のということになりました。しかし、準要保護も同じように単価の引き上げが必要ではないかと思いますが、この点についてはいかがでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) 準要保護につきましても同様の対応を進める予定でおります。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) そのお知らせもわかりやすく、ぜひ皆さんにお知らせしてくださるようにお願いしたいところですが、そのようになさるでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) 先ほど教育長も申し上げましたように、学校を通しての周知、それから、市のホームページのほうも、現在文書のみですが、そういったところにモデルなり、変更点等を載せて、よりわかりやすくということは心がけていきたというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 先ほど、入学時に非常にお金がかかるということを言いました。学校に入ってからもさまざまお金が必要です。小学校、中学校というものの中では、学級費、教材費、給食費などが必要です。小学校で、年間で言いますと、その学年によって違いますが5万円から7万円ちょっとぐらいということになると思いますが、中学校の場合、給食費、小学校は240円です。中学生は285円ということもあって、これは少しずつ違うんだと思いますが、大体このあたりを校納金として納めているということでよろしいでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) 給食費につきましては、1食当たりの費用、それに日数を掛けたもので集金をしておりますので、月に直しますと5,000円前後のところで複数回に分けての集金をさせていただいております。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 金融機関から引き落としするわけですが、そのときの注意書きに、引き落とされなかった場合は割賦をお渡ししますと。そういうふうにして、それで納めてくださいというのが多分どこの学校でもあるかと思います。納められない人たちがいるわけです。これは多分、給食費が高いということでだと思うんです。給食費についても援助をしているというところがほかの自治体で広がってきています。全般的にやれというふうに言いたいところですが、なかなかそうもいかないという、財政事情がそうであるということもお答えの中で出るということだと思うので申し上げますけれども、例えば中学校3年生と第3子以降を無料化するだとか、小中学生2人以上の場合は第2子以降を補助するだとか、さまざまなやり方をしているんですね。これは学校給食も体をつくるという、頭をつくったり、体をつくったりということで、無償の中の一つだと、こういうことで始まったかと思いますが、この点についても検討されるべきだと思いますが、どうでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) もしかすると、一部誤解があるのかもしれませんが、給食費については、現在、支給の対象として対応しております。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 就学援助は離れました。済みません、自分の中で。済みません。一般の子供ということです。普通の子供たちが通っている中で学校給食を補助している自治体が生まれてきているんです。うんと多く広がっているというわけではありませんが、100に近づいているというところがあります。その中で、区切って、この部分だけは、さっき言いましたように、中学校の一番上の子に出すだとか、2人いたら2番目の子をするだとか、補助率も半分にするとかというものがあるわけで、そういうことも検討する必要があるのではないかと、こう思いますが、いかがでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) 給食費、全ての市町村を把握しているわけではございませんが、富谷市の給食費の単価としては安いほうではないかというふうに思っておりますので、現段階でそういった全員を対象とした補助については検討しておりません。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) それでは、全国の動向なども調べていただいて、こういう制度でやっているところがある。ここの部分については、少し賄い材料を出そうとか、今の給食費がほかの自治体と比べてうんと高いと思っているわけではありませんが、しかし、それでも給食費を払えないでおくれてしまっている、払えないままになっているというところもありますので、そういうところもぜひ検討してほしいということなのですが、もう一度、見解を伺います。

○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 今、課長がお答えをしましたとおり、就学援助の中には給食費が含まれておりますので、その点は、まずご理解いただきたいと思います。それから、給食費、今、詳細なデータは持ち合わせておりませんけれども、子供たちの給食費はほぼ賄い材料費に充当する額でございまして、本当に食料の賄い材料費だけのご負担をいただいているということで、かなり単価も低く抑えられているのが現状ではないかなというふうには思っております。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 給食が始まったときに、これも無償であるべきだという意見があって、そのように自治体が米の分だとか、小麦粉の分だとか、牛乳の分を出したということがあるということを本で読みましたが、そのとおりとすれば、今現在もそのように賄い材料を保護者に負担させるというのではなくて、ある一定部分を自治体が負担するという考え方もできるのではないかと思いますが、その点について、もう一度、お答えをください。

○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 繰り返しになりますけれども、ある意味、受益者負担という考えも当然ございますので、賄い材料費というのは、本当に食料費の材料費ということでございまして、そのほかの人件費、施設設備の運営、それから維持管理費等含め、全てそれは市が負担をしているところでございますので、その辺は保護者の皆さんにはご理解いただいているのではないかと思います。ですから、今のところ、全ての子供の給食費を免除してほしいという要望が届いているわけではございません。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 先ほども待機児童の話が出ました。47人ということですが、富谷は若い人たちがたくさん来るということもあって、追いつかないというのが現状だと思います。しかし、先ほども申しましたけれども、私としては、子育て、本当に集団の中で子供たちが育っていく、これは大切なことだと思っています。そして、その次、学校に上がっていく。こういうことからすると、待機児童の対策というのは、望む人、私が手元に置いて育てたいというのであればそれもいいでしょうけれども、しかし、集団の中で伸び伸び育つということで、経済的な理由で貧困格差などを生まないようにするということが大切だと思います。そのために、市としては認可保育所の増設をずっと頭の中に入れながらしていかなければならないと思うわけです。そういうこともあって、子供の貧困は小さいときから、学校に上がってからではないということだと思うのですが、この点のお考えはいかがでしょうか。(「どちら側に聞きたいのか」の声あり)

○議長(浅野幹雄君) どちら側、子育て支援課ですか、それとも教育課関係ですか、今のは。どちらともとれるんですが。

○8番(佐藤聖子君) そうですか、それでは、教育長にお尋ねしたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。ちょっとロスタイムになっていますので。今のは通告に入っていないので、やり直してください。8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) それでは、子供の貧困は幼児期から始まっているということを私は申し上げて、次の質問に入りたいと思います。通告が漏れておりましたので、そのところはしません、ということにしたいと思います。
そして、子供の貧困から、今度は国保のほうに質問を変えたいと思います。
確認ですけれども、先ほどの中で、国保の基金ですが、一つの資料を見ますと、これは平成27年度というところで10億9,879万円というものと、平成27年度末13億5,914万円、これは県の国保医療課の資料ですが、こういう数字がありますが、27年度末の国保基金は幾らでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) 27年決算におきましては約12億5,500万になっております。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) そうしますと、県の国保医療課が出しているこの13億5,900万、これは何によったものなのでしょう。この数字を上げたことは市としてはありませんか。

○議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) そちらの13億5,900万につきましては、27年度決算年度末現在高に合わせまして剰余金や基金繰入金の積み立てのほうを行った額を合計したものがその13億5,900万というふうな額になっております。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 国保の運営協議会が設置されることになると思いますが、この内容の説明をお願いします。

○議長(浅野幹雄君) 保健福祉部長。

○保健福祉部長(小野一郎君) 今現在も、市のほうには国民健康保険運営協議会がございまして、それの上部団体のような形になります。国保全般にわたる運営についての協議団体ということになります。学識経験者等ということで、今のところ考えているようでございます。詳細についてはまだこちらのほうは把握してございません。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) どのように選定されるのでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 保健福祉部長。

○保健福祉部長(小野一郎君) 今申したとおり、まだ詳細についてはこちらのほうでは具体にわかっておりません。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) この間の県議会では11人のような話をしていましたが、そうではないのですか。

○議長(浅野幹雄君) 保健福祉部長。

○保健福祉部長(小野一郎君) おおむねそのような数字かと思いますけれども、具体にはちょっとこちらのほうでは把握してございません。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) この国保の運営協議会というものはこれから始まる国保で物すごく大事な役割になると思いますが、ここの中で、公募の委員とか、委員のメンバーについては、何か決まりはあるのでしょうか。それは聞いていますか。

○議長(浅野幹雄君) 保健福祉部長。

○保健福祉部長(小野一郎君) 先ほどからお話ししているとおり、具体によくわからないんですけれども、現在の市の国保運協、これも法律で決められておりますので、その範囲の中で行われるのではないかなと思っております。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 国保料というのでしょうか、国保税となるのでしょうか、そのあたりはどのような、今はただし書き方式で徴収していますが、そういうことになるのでしょうか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 保健福祉部長。

○保健福祉部長(小野一郎君) 現在は、市のほうは国保税となっておりまして、仙台市のほうは国保料なってございます。ただ、全体的な保険者は県になりますし、こちらの市、自治体のほうもなります。その中で、県のほうの総括的な保険ついては納付金ということになっております。県のほうに拠出するものというか出すものですね。市のほうはそれぞれ、こちらのほうですと国保税になりますので、国保税ということになろうかと思います、そのまま。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 納付金を県に納めるというときに、富谷の場合はこれまでどおり、そうしますと国保税として、ただし書き方式で賦課して納めるようになるというイメージですか。

○議長(浅野幹雄君) 保健福祉部長。

○保健福祉部長(小野一郎君) 現在のところはそのような形になろうかと思います。あくまで県に出すのは納付金という形になりますし、市のほうでは、現在は国保税ということになります。「料」と「税」となるか、ちょっと現在のところは、私のほうではちょっとよく把握してはございません。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 平成27年度と平成28年度、それぞれ1,700億円の保険者の基盤安定制度でお金が入ってきていると思いますが、これを使って国保税引き下げられたはずだと思いますが、この分については、富谷は幾ら入ってきて、これが基金を積み増す要因になったのかどうか、伺います。

○議長(浅野幹雄君) 保健福祉部長。

○保健福祉部長(小野一郎君) こちらの支援分につきましては、5,800万ほどとなってございます。それについては1人当たり6,360円ぐらいということになりますけれども、あくまでも税のほうの改正につきましては現行の基金を取り崩しての減額ということになっておりまして、こちらの支援金につきましては事務費相当、いろいろそちらのほう、もろもろのほうに充当したものでございます。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 国保税の引き下げで国保加入者に負担軽減を図るという、こういうことが必要だと思うのですが、そういう立場には立たなかったということなのでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 保健福祉部長。

○保健福祉部長(小野一郎君) これは準備金のようなもので、全国で1,700億ということで、前段の準備の資金ということで捉えてございました。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 今現在、平成28年度、国保の収納率といいますか、納入されてきている率、全体でどれぐらいになっていますか。

○議長(浅野幹雄君) 税務課長。

○税務課長(吉田尚樹君) 今、28年度途中でございますけれども、現在の収納率についてお答えをさせていただきます。1月末現在になります。79.41%、前年との比較で0.69ポイントほど上回っているような状況となってございます。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 平成27年度は96.21%収納があったわけですが、そうしますと、このままでいくともう少し上がるということになりますか。

○議長(浅野幹雄君) 税務課長。

○税務課長(吉田尚樹君) 出納整理まで、5月までということで、まだ期間がありますけれども、目標にしておりますのは96%台、昨年の数字を維持したいというところで今努力をさせていただいております。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 平成29年度の予算ですけれども、これはそうしますと、収納率の見込みはどのように立てて予算化したでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 税務課長。

○税務課長(吉田尚樹君) 調定見込みに対しまして90%の収納率を見込んで予算編成をさせていただいております。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) ここで、努力して、努力の結果ですけれども、96%を皆さんから納めてもらったと。だけれども、見込みは90。これではちょっと適正な予算の見込みではないのではないかと思うわけです。9,620円のものを100人で買ったとします。そうしますと、1人当たりは100円です。100円払えばそれが買えることになります。9,620円のものを90人で買ったら、1人当たりは106円80銭ぐらいになるんですね。大体107円ぐらいになるわけです。そうしますと、同じものを買うのに、100円で買えていたものを107円で買わなければならない。これは適正に見込めば、ここの100円は100円だったはずなのに、なぜこんな予算の立て方をするのか。このあたりの説明をお願いしたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 総務部長。

○総務部長(山田 豊君) 収納率見込みに基づきます歳入の予算の計上の仕方というものにつきましては、もちろん歳入の期待値といいますかマックスを原則とするのではなくて、あくまでも堅実なラインで予算を計上するということが、いわゆる財政運営だったりとか、財政規律の原則であるというふうに思ってございます。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) それにしても、96%、努力してこういう収納率になったと。そういうときに90%というのは余りにもかけ離れていると私は思うわけです。もう何%か、現実に近づけるような、努力をしながら96%の収納率があるわけですけれども、これをもう2ポイント、3ポイント引き上げるというような検討はしないのですか、しているのですか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 総務部長。

○総務部長(山田 豊君) あくまでも、先ほど申し上げたとおり、繰り返しになりますけれども、財政運営の原則というのは、「入るをはかって出るを制す」というところにあると思ってございますので、90というラインで計上させていただきたいというふうに思ってございます。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 確かに国保の場合、入るをはからなければ大変なことだというのはわかりますけれども、そのための基金もありますし、何もここのところで、100円で買えたものを、さっき言いましたけれども、107円で買わなければならないような、そういう、皆さんに税金を納めてもらうというやり方はないんじゃないかと思いますが、この考えは私が間違っているということなのでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 総務部長。

○総務部長(山田 豊君) 考えが間違っているということではないと思いますけれども、繰り返しになりますが、財政運営の原則ということでご了解を賜りたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 努力して96%、ことしもまた努力して、出納閉鎖までこの収納率を何とかしたいというふうに思っているわけで、次年度からは、これで1ポイント、2ポイント上げたような、実際に見合うような予算の立て方をすることを求めます。そして、それについての答弁は、総務部長はそのように財政の原則だとおっしゃるかもしれませんが、それは国保加入者の思いだと思いますので、この点については検討くださるように答弁を再び求めたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 総務部長。

○総務部長(山田 豊君) 諸情勢を勘案いたしまして対処させていただきたいというふうに思います。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 今、富谷市は資格証明書を廃止しました。まだやっているところもあるわけですが、資格証明書じゃなくて、短期証明書ですが、これについて、もし県一本化になったときには資格証明書というのは、また復活してきたりするのでしょうか。そのときに市としては、それはしませんというふうにガードできるものなのでしょうか。すべきだと思うのですが、この点についてはどうでしょうか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 保健福祉部長。

○保健福祉部長(小野一郎君) 今、議員のお話しなさったように、現在は、資格証なしで、短期保険証で一応対応しております。ただ、今、徴収部会ということで、収納部会ということで、現在、県のほうで準備行為をしておりまして、その中でそういう話も出てきているかと、私もちょっと詳細にはわからないんですけれども、ただ、責務としては、先ほどお話ししたとおり、県も保険者であり、また自治体も保険者であるという二重構造の中にありますので、保険者努力ということの一端として、それも考えられることもあるかと思います。ただ、現行としては、現在のところは短期保険証にて対応しているということでご理解をいただければと。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) その短期保険証がいまだに役所の中にとめ置いてあるということも聞いていますが、これについては速やかに、納付相談は納付相談ということで、保険証は命綱でもありますし、きっちり渡すべきだと思いますが、この点について答弁をお願いします。

○議長(浅野幹雄君) 保健福祉部長。

○保健福祉部長(小野一郎君) 確かにとめ置きもございます。順次、こちらでも働きかけはしております。当然、税と連携しながらでございますし、お子様については当然ずっとやっておりますから、その辺については大丈夫かと思うんですけれども。現に短期保険証でとりに来られない方、結局、医療の自由というか、アクセスフリーといいますか、自由に受けられるそういう機会も自分で逃されておりますので、できるだけ来ていただくように今後も働きかけはしてまいりたいと思っております。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 国保の世帯の中に、所得がさまざまであるかと思いますが、この方はどう見ても生活保護以下だなと、生活の状況から見てこうだなというような世帯はどれぐらいいると担当課としては把握しているのでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 税務課長。

○税務課長(吉田尚樹君) 生活状況が苦しい方はおられます。ただ、どのぐらいかと言われると、数字は今持ち合わせてはございませんけれども、生活保護と同レベルかなと思う方につきましては保健福祉部のほうに相談という形で、いろいろ納税相談の中で対応させていただいているような状況でございます。

○市長(若生裕俊君) 6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) 皆さん、こんにちは。
それでは、通告に従いまして、質問件名を資産の有効活用を問う、予見される交通問題を問うと題し、2要旨7項目の質問をさせていただきます。
まず、要旨1の資産の有効活用を問うです。
市長の掲げる17項目の公約、その一つ一つは市民の夢や希望であり、多くの市民がその実現に期待を寄せています。私自身も必ず実現してくれると信じております。しかし、全ての公約が実現に至るまで、長い期間と多額の費用が必要となることは言うまでもありません。新交通システムの確立や図書館、公営墓地、パークゴルフ場の設置、白紙の状態から実現に至るまでの過程の中で時代は刻一刻と移り変わっていきます。中には、時代の変化に取り残され、多額の費用と時間を要した割には活用されず、負の遺産として不必要になるものもある、私はそのように考えます。
例えて挙げるのであれば、学校校舎などがいい例だと思います。第1次、第2次ベビーブームにより相当数の学校が設置されましたが、少子高齢化の時代、子供の数は減少の一途をたどり、過疎化の進んでいる地域においては空き教室の増加、教職員の大量離職時代の到来、学校の統廃合や校舎の再利用に頭を抱えています。中には、介護施設への転用等のケースもありますが、宿泊等を伴う施設であれば、消防法、建築基準法により、大規模な改修と多額の費用が必要となります。
人口減少時代である昨今、「足らなければふやせばいい」、「なければつくればいい」というような安易で短絡的な思考では、活用できない遺産がふえるばかりか、不必要な経費が発生してしまいます。新たに社会資源となる市有資産を設ける際には、10年、20年先に、未来の子供たちに受け渡す必要価値があるかどうか、それを熟慮しなければなりません。
富谷市は、人口減少時代のさなかに人口がふえているとても恵まれた自治体です。人口増による市制移行を遂げた現在だからこそ、市長が掲げる公約のみならず、今までの市が保有する資産の見直しを図る必要があると考えます。保有資産を見直し、必要最小限の支出でその利用価値が上がれば、新たに資産を設けることよりも低予算で富谷市の価値を上げることが可能となります。
新しい時代の変化に即し、限りある資産・財源の有効活用がさらなる市勢発展と安定した市政継続の鍵となります。そこで、富谷市の緑豊かな自然の象徴である大亀山森林公園の活用方法についてただします。さらなる市勢発展を望むべく、資産の有効活用を問うと題して、4項目の質問をいたします。
1、大亀山森林公園の開園に至る経緯とその開園費用、その目的を問う。
2、当局の把握する範囲で、上記公園で定期的に開催されるイベント、また主な公園の利用方法を問う。
3、上記公園の平成22年度から平成27年度の維持管理経費の推移を問う。
4、上記公園での平成22年度から平成27年度での事故・事件・クレームの有無及びその内容を問う。
次に、要旨2の予見される交通問題を問うに移ります。
第1問目の要旨で申し述べたとおり、公約実現には長い時間が必要になります。実現可能に要する期間内であっても、環境や社会情勢の変化により新たに深刻な社会問題が発生し、その中には公約よりも優先すべき事案が存在いたします。企業誘致や新たなイベントの開催等によって周辺の道路は大きな環境変化を遂げます。さらに、高齢運転手の事故増加等に起因する交通問題等は目を背けることのできない大きな問題となっております。
事故・事件になる前の情報収集・分析・対応等、自治体のリスク管理能力が試されます。さらなる市勢発展を望むべく、予見される交通問題について質問いたします。
1、平成22年度から平成27年度での鷹乃杜団地入り口と4号線バイパス交差点の交通量の変化を示してください。
2、平成22年度から平成27年度での、同じく上記交差点で起きた事故件数は。
3、市内における交通事故の多発地域を把握されているかを問う。

○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの齊藤秀行議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、最初の質問件名1の資産の有効活用を問うの問い1でございます。
大亀山森林公園の開園の経緯、費用、目的につきましては、大亀山森林公園は、次世代を担う子供たちに創造性豊かな夢を与え、当時、富谷町を内外に広くアピールする特色ある公園として昭和58年度から平成6年度にかけて、ふるさと創生事業などを活用し総事業費約10億3,900万円をかけて整備したものでございます。平成7年4月1日に都市公園として供用開始いたました。
問い2の大亀山森林公園で開催されるイベントや公園の利用方法につきましては、本年度、NPO法人のSCRによるイベントが4回開催されました。このイベントは、青少年健全育成や木育、食育などの生涯学習、自然再生などを目的とした体験型のものであり、多くの方にご参加をいただきました。主催者からは、来年度も同様のイベントを開催したいとの相談をいただいております。
そのほか、公園の主な利用方法といたしましては、家族連れによるアスレチックや、ちびっこゲレンデでのソリ遊び、職場や友人のパーティーによるバーベキューや芋煮会などのほか、散策や展望台からの眺望などを楽しんでいただいております。
問い3、大亀山森林公園の平成22年度から平成27年度の維持管理経費につきましては、年間約1,100万円から2,100万円で推移をしております。平均しますと年間約1,500万円となっております。この期間内で維持管理費が平均を超えたのは平成25年度及び26年度であり、その額は約1,700万円及び2,100万円となっております。これは経年劣化などにより修繕を必要とする施設が多かったこと。また、除草業務の請負率が例年より高かったことなどが主な要因となっております。
問い4、大亀山森林公園での平成22年度から平成27年度までに発生した事件、事故といたしましては、平成27年度に第2駐車場に駐車しようとした車両がガードレールに接触する車両事故が1件ございました。事件としては、平成22年度に宿泊キャンプをしていた利用者に対し、使用許可を受けていない者が迷惑行為を働き、車どめを破壊し、ごみを不法に投棄する事件が1件ございました。クレームとしましては、ちびっこゲレンデの滑りが悪いというものや電話による利用予約の際の対応が悪いというものがございました。
質問件名2の予見される交通問題を問うの問い1でございます。平成22年度道路交通センサスによりますと、富ケ丘入り口交差点から北部インター入り口交差点区間の交通量は4万57台となっております。また、平成27年度の交通量は、公表まで至っておりませんが、国道交通省東北地方整備局からは、交通量はほぼ横ばいと伺っております。
問い2の上記交差点で起きた事故件数につきましては、年ごとの件数を申し上げますと、平成22年14件、平成23年11件、平成24年11件、平成25年19件、平成26年10件、平成27年4件、平成28年13件、平成29年2月22日現在ゼロ件となっており、平成22年から平成28年までの7年間の平均は11.7件となっております。
なお、発生件数については、年度集計ではなく、暦年集計となっており、交差点中心から半径約40メートルの範囲の人身事故及び物損事故を合わせた件数となっております。
問い3の市内における交通事故の発生状況につきましては、大規模商業施設敷地内及び周辺の国道・市道上が多い傾向でございます。具体的には、大清水地内のイオン富谷店周辺やひより台地内のSEIYU周辺が挙げられます。
以上でございます。

○議長(浅野幹雄君) これより齊藤秀行君の質問は一問一答により行います。6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) それでは、要旨1、大亀山森林公園の件について質問させていただきます。
今、答弁によりますと、定期的に開催されるイベントというのはSCRの4件ということで、今年度もまた同じような形でというお話でしたが、富谷市が主導とするようなイベントの開催というのはあるのでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 富谷が主催してのイベントというのは、去年は行っておりません。

○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) 大亀山森林公園というのは、本当に富谷にとって、とてもシンボルとしても有効活用できる資産だというふうに私は考えておるのですが、ホームページ上で調べると、本当に住所、連絡先、あとは地図が載っている程度で、例えばその景観であったり、内容的なものがわかるというような形にはなっていないように見受けられますが、その辺はどのようにお考えでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 建設部長。

○建設部長(奥山育男君) ただいま議員からご指摘のあったホームページの件でございますが、そういった面で情報発信する上で必要なツールでございますので、不足感があるものについては、今後、情報提供に努めるように努力しなければいけないと思います。

○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) 今現状、アスレチック等、かなり特色のあるアスレチックが整備されているというふうには理解しているんですけれども、中には補修、改修が必要なもの、経年劣化によると、先ほど質問ありましたが、今現状では、幾つ、それが使えなくなっている状態なのか、お示しください。

○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) アスレチックにつきましては、設置当時、21基ございましたけれども、その後、修繕困難という状況で4基撤去いたしまして、現在は17基となっております。こちらにつきまして、今現在、使用中止になっているものはございません。

○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) たしか、ごめんなさい、記憶ですが、富谷町時代のいろいろな町名とか地名をアスレチック一つ一つにつけて、その特色を設けていたような記憶があるんですが、その辺の、要はなくなってしまったものについてはそのままの状態なんでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) 撤去したものについては、新たな遊具の設置の予定、ちょっと今のところございませんので、地名としてもちょっと遊具からはなくなった状態になってしまうということでございます。

○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) 公園というのは、いわゆる公の園と書くぐらいですから、もちろん自治体で管理しながら、市民のために使いやすく、使いたくなる公園である。それがその価値を私は決めるものだと思っているんですけれども、なかなか今の大亀山森林公園の中で、使い勝手がいいとか、逆にそこに行きたいとかという声がなかなか聞かれないのが今現状です。
なお、例えばインターネットとかで調べますと、検索していると、中には、心霊スポットとか、余り評価としてよくない表現が使われていたり、行ったけれども残念だったというような表記がちょっとあるのですが、そういったところを、把握も含めて、今後どのように改善していくかを示していただければと思います。

○議長(浅野幹雄君) 建設部長。

○建設部長(奥山育男君) ただいま議員のほうからお話のあった、そういったマイナーな部分の情報といいますか、そういった部分も確かに耳にはするところでございます。やっぱり、魅力ある富谷の自然を生かした公園、レクリエーションの拠点施設というふうな位置づけもしておりますので、今後は、ニーズに応じた魅力のあふれる公園に見直していく必要があろうかと思っております。

○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) この公園はちょっと特殊な形状というか、やっぱりもともとの森林を有効利用してということなので、公園の中に市道が通っているような、たしか、形状だったと記憶しております。そういう中では、駐車場から目的地までというのがかなり傾斜のきつい坂道であったりということで、なかなかすぐに改善できることではないかというふうに解しているんですが、少なくとも就学前のお子さんであったりとか、高齢者、障がい者の方々にとってはすごく使いづらいという声がやはり多々上がっております。そのことに関してはどのような見解を示されているでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) こちらの公園につきましては、自然の地形をそのまま活用した形で整備のほうを進めておりました。そのために平場の確保というものも大分難しい状況でして、全体の配置も検討はしながらではありますけれども、十分確保できる場所として今のところに駐車場を整備したということから、その施設によりましては、地形的に、体の不自由な方とか小さいお子様にとってはちょっと行きにくいという部分はあるかと思いますけれども、その辺も楽しんでいただきながら、できれば活用していただければというふうには考えております。

○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) 私はちょっと、もともと仙台市青葉区の台原というところが出生でして、近くには台原森林公園というとてもすばらしい公園があり、そこでは毎日のように老若男女、いろいろな方々がジョギングをしたり、ハイキングをしてみたり、よさこいではイベント等に活用されています。現在においては、よく水の森の公園のほうでバンガローを設置されていて、そこに至るまでスロープ形状になっているので、車椅子を押しながらでも行けるような環境になっています。地形を有効利用しているというところで、もちろんバリアフリー化とかそういったことはできないまでも、例えばバイク専用のキャンプ場にするであるとか、活用方法として、また新たな視点で取り組んでいかないと、せっかく創生資金を充てて富谷を代表する公園にしたにもかかわらず、年間に1,000万、平均で1,500万ほどの維持経費をかけながら利用価値がどんどん下がっていくという、ちょっと負のスパイラルに入ってきているような気がするのですが、その辺はいかがお考えでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) 大亀山森林公園につきましても、公園として供用してから約20年ほどたっております。設置当時は、大分、新しくて人気もあったものですけれども、その後、キャンプ場なんかにつきましては、周辺部でもう少し便利なものがどんどんできていたということから、利用希望者も大分減ってきている状況でございます。そういったことも考えまして、先ほども部長も申し上げましたけれども、今後の大亀山森林公園をどのように有効に活用していくべきかというのは、今後、その辺のご意見も伺いながら検討していく必要があるというふうには考えております。

○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) 先ほど、本当に市長のほうで答弁されたように、子供の夢を本当にかなえられるような、そういった市の本当に財産だというふうに私は理解しておりますので、そこをなるべく有効活用、あとはなかなか公園自体をほかのところと比べることというのは難しいとは思うんですが、その中で、新たに、例えば民間の、例えばSCRさんなんていうのはNPO法人ですけれども、そういったところの意見とかを積極的に取り入れながら、本当に活用をしていかなければ、ただただ税金が1,500万なり、その維持管理費だけに使われてしまうのでは、これはかなり資産としてもったいないと思うので、その辺の見解のほうをお示ししていただければと思います。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 齊藤議員のご意見のとおりでございます。まさに大亀山森林公園は、富谷の持つふるさと創生資金を活用して富谷のシンボル的な公園として整備をした経緯がありますので、今の現状というのは、それを生かし切れていないという状況でございます。そういう意味では、先ほど課長、部長からの答弁にもありましたように、今後、しっかりとその辺の改善を進めていくとともに、やはり今年度SCRさん、民間のNPO団体に活用いただいて、その4つのイベントにも多くの方々が参加し、喜んでいただいたという経緯もありますので、その開催に向けても、市側も全面的に協力をさせていただいてまいりましたが、さらに今後は、そういった民間のNPO団体さんを初め、いろいろな団体と連携をしながら、また、先ほどバイクによるキャンプ場の活用というご意見もいただきましたので、現状、あそこは自然を生かした公園ということでございますので、その中で最大限生かせるような方法を検討しながら、子供たちにも喜んでもらえるような森林公園をつくっていきたというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) それでは、次の要旨の質問に移ります。
鷹乃杜団地入り口、4号線のバイパスの交差点の部分なんですが、私自身、ちょっと経営する施設が鷹乃杜にあるもので、毎朝、交通状況を見ているのですけれども、鷹乃杜の団地からバイパスに出る下り坂のところで、右左折しかできない。直進ができないような状況になっています。そこで右折をする側の車が、判断能力をある程度持っている人であったり、機敏な方であれば、前面から来る左折車に対して、車と車の間にすっと横に入ってうまく流れていくんですけれども、鷹乃杜団地、高齢化も進んでおりまして、高齢のドライバーも多い地域でありますので、なかなかその判断がうまくいかず、交差点の中心部でとまってしまうケースが物すごく今多いんです。中には、それを無理くり後ろから追い越して右側に右折して合流するようなケースがすごく見られるんですが、そういったところを、なかなかバイパスの部分でもありますし、あとは道路の構造上の問題もいろいろあるとは思うんですが、その辺を何かリスク管理として対応できる手段はないのでしょうか、ちょっとそれをお示しください。

○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。

○危機管理室長(横田利雄君) あそこの鷹乃杜からおりる道路については、片側1車線の道路ということで右折ライン等もないものですから、現状としては、時差式信号とか矢印信号とかというのは難しい状況にある交差点と把握してございます。警察のほうともいろいろなときにお話はするんですけれども、現状としては、やはり啓発活動、そういったところで実施をしていくというふうな形になっておろうかと思っております。
なお、平成26年の年に、直進する車があると危ないというご意見、皆さんのほうからのご意見がありまして、警察のほうから指定方向外直進禁止の看板を設置していただいたり、市のほうといたしましては道路に直進禁止という表示をさせていただきまして、ドライバーに注意喚起、そういったものを行っているところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) そうすると、昔というか、26年の前は直進できていたということですか。

○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。

○危機管理室長(横田利雄君) 私の把握しているところでは、直進できないんだけれども、ああいう交差点なので、直進をする車がいて危ないということで、それを防止するための対策を何かということで意見があって、そういう看板を設置したり、路面表示をしたりという対策をあそこの交差点付近で実施をしているということでございます。

○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) ただ、今の現状を考えてみると、あそこは逆に真っすぐ行けたほうが大清水の方面に行く方々にとっては大分有効ではないのかなと。ただ、対面の右左折、もちろんあるわけですから、事故が多いということでそうなったのであれば仕方がないんですが。ただ、そこら辺はやはり、なかなか事故が多いという認識は鷹乃杜の団地の方はやっぱり多く持っておりまして、結局は誰か死ななければわからないとか、そういった、どちらかというと諦めに近い言葉が多いんですね。具体的に事故を未然に防ぐという視点から見て、どういったことがこれから行政としてできるかというものをちょっと示していただければと思います。

○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。

○危機管理室長(横田利雄君) 道路の交通、一方方向とか、そういったものは公安委員会のほうでいろいろ決定されているところでございますので、警察のほうと話をしながら、何かいい方法があるかどうかというのは、こちらとしても継続して確認をしていきたいと思っております。現状としては、今のところ、あの状況のとおりとなっているところでございます。

○議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。

午後0時00分 休憩


午後1時00分 再開

○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) 質問に入る前に、先ほどの午前中の質問におきまして、要旨並びに質問の中で「バイパス」という、私表現をしてしまいましたが、こちらは「国道4号」に訂正を求めます。
それでは、続きまして、最後の質問に入ります。
誰しもが交通ルールを守り、節度を持った運転をすれば、当然、事故は起こらず、問題は起こりません。しかし、そうでないのが現実です。道路の構造上の理由で信号が設置できない、国道の渋滞緩和のため信号管理が難しいなど、さまざまな理由はあるとは思いますが、しかし、前回質問で取り上げたように、高齢運転者が第一当事者となる事故がふえていることは社会問題になっています。高齢化が進む現代社会において、高齢運転者は年々増加しています。高齢運転者の特徴として、加齢に伴う運転に必要な情報を得るための視力、聴力の低下が挙げられます。中でも動体視力、夜間の視力低下が事故を招く要因となっています。
先ほど、事故多発地帯というところでの質問を求めましたが、やはり事故の把握というのは、当然これは行政でもできるわけであって、その中で事故が多い地域に対して優先的にそういったことの改善が必要になるかと思いますが、そちらのほうの見解をお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。

○危機管理室長(横田利雄君) その箇所のみならず市内全域というところで、これから、来月、春の交通安全県民総ぐるみ運動、そういったところで議員の皆様及び関係団体の皆様と連携を図りながら、1件でも事故が減るようにということで啓発活動、そういったものを努めていきたいというふうに思っております。

○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。

○17番(相澤 榮君) 私は、公共施設マネジメントという表題について、1問で質問をいたします。
平成26年4月22日付で「公共施設等の総合的かつ計画的な管理の推進」についての表題による総務大臣よりの通達がありました。インフラの老朽化が急速に進展する中、新しくつくることから賢く使うことへの重点化が課題であるとの認識のもと、平成25年11月には「インフラ長寿命化基本計画」が策定されてのことです。
地方公共団体においては高度経済成長期の人口急増に伴って集中投資された公共施設の老朽化が進み、施設の更新需要が高まっています。今後、巨額の更新投資負担が集中して発生することが予想されますが、税収増の鈍化に加えて扶助費等の増大が見込まれる中、更新・修繕費用の確保が懸念されています。
さらには、公共施設のあり方として、少子高齢化による人口構成の変化及びそれに伴って求められる施設機能の変化への対応や災害時の避難場所の再検討といった課題も顕在化しています。社会環境の変化や地域特性に応じた適切な公共サービスの提供と安定した財政運営を両立させるために、保有する公共施設を総合的に把握し、財政運営と連動させながら管理・活用する仕組みである公共施設マネジメントを導入することが急務となっています。
現在、多くの自治体では建物先行で公共施設マネジメントを進めていますが、自治体予算には限りがある中、建物とインフラにどのように予算を振り分けて使う必要があるのかを見きわめておくことが必要です。例えば建物を中心に公共施設マネジメントを進め、個別具体の施設計画まで整備できていたとしても、いざ整備事業に着手しようとしたときになって、橋の崩落などがあればそちらに先行して予算を回さなければならず、結局、数年間、建物の整備は実現しないまま、また新たな老朽化が進み、計画自体が成り立たなくなる可能性もあります。逆に、建物先行で現金や基金などを使って整備を進めた後で、インフラにも手をつけなければならなくなったときには、既に少しも余力がないといった状況に陥る場合もあります。マネジメントの原則を定める上で、インフラを含めた公共施設全体を見通すことが非常に重要であります。
こうした中、本市が保有する公共施設について、効果的・効率的に活用し、必要なサービスを持続的に提供し続けられるよう、計画的な視点に基づく改革が必要であります。本市では、現在、これらの課題の解決と将来のまちづくりに向け、市民の皆様との協働により、次世代へ過度な負担を残さず、良質な公共施設を引き継ぎ、将来にわたり持続可能な公共施設サービスを最適化することが求められます。
よって、公共施設マネジメントの取り組みについて、次の項目によって質問いたします。
公共施設総合管理計画の策定に向けて。
(1)本年度の取り組みと今後について。
(2)公共施設の現状について(実態把握及び計画の策定・見直し等について)。
(3)施設の老朽化による更新、維持管理の将来的な財政負担について。
(4)計画期間について
(5)情報を管理・集約する部署について。
(6)評価結果等への議会への報告や公表方法について。
(7)住民との情報共有をどう図るか。
以上でもって質問いたします。よろしくお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの相澤 榮議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名、公共施設マネジメントについての問い1でございます。本年度の取り組みと今後については、本市におきましては、本年度中の公共施設等総合管理計画策定に向け取り組んでおります。現在のところ、計画案についての内部説明会を終え、本日よりパブリックコメントを実施しております。また、議員の皆様にも今会期中に計画案をご説明させていただく予定にしております。今後の取り組みにつきましては、本計画に基づき、順次、個別計画の策定を進めながら、限られた財源の中で効果的な維持管理を図ってまいりたいというふうに考えております。
問い2、公共施設の現状については、平成28年4月時点における公共施設の現状について、建築系公共施設からご説明を申し上げます。棟数は236棟で、延べ床面積の合計は約14.7万平方メートルとなっており、学校教育系施設が61.6%と半数以上を占めている状況です。また、本市における1人当たりの公共施設の延べ床面積は2.84平方メートルで、全国平均値の3.22平方メートルに比べて低くなっております。
次に、施設の経過年数につきましては、一般的に築30年程度が経過すると大規模改修が必要となり、築60年程度が経過すると建てかえが必要になると言われておりますが、本市におきましては、築31年以上経過する施設は41棟で全体の17.4%、築60年を経過する施設はございませんでした。
次に、土木系公共施設についてご説明いたします。道路は、一般道路と自転車・歩行者道の合計で約392.5キロメートルです。橋梁は56橋で、うち、法定耐用年数の60年を経過している橋梁は3橋で全体の約5.4%になります。上水道管路は約300.5キロメートルで、うち、法定耐用年数の40年を経過している管路は約4.3キロメートルで、全体の約1.4%になります。下水道管路は約204.7キロメートルで、うち、法定耐用年数の50年を経過している施設はございませんでした。
以上が現状になります。
問い3の将来的な財政負担については、総務省が公表している更新費用試算ソフトを参照し試算を行いました。
初めに、建物でございますが、今後新たな建設は行わない、建設後30年目で大規模改修を行い、60年目で建てかえを行うことを条件に試算を行ったところ、今後40年間、総額で約531億円になり、年平均約13億円の更新費用が必要と推計されました。
次に、インフラでございますが、道路舗装の耐用年数を15年とし、橋梁、上水道管、下水道管の耐用年数を先ほど申し上げました年数で更新をすることで試算したところ、今後、40年間、総額で約789億円になり、年平均約20億円の更新費用が必要と推計されました。
以上のことから、今後、個別計画の指針となる本計画を策定し、順次、個別計画の策定、見直しを進め、対策を講じてまいります。
問い4、計画期間におきましては、今後の財政状況や制度変更、社会情勢の変化など踏まえ、10年間を設定し必要に応じ適宜見直しを図っていく予定です。
問い5の情報管理・集約する部署については、現状におきましては企画部財政課を軸に推進してまいりますが、情報の一元的管理や庁内調整など体制の強化と判断につきましては今後の取り組みの中で検討してまいりたいというふうに考えております。
問い6、議会への報告につきましては、今後、内容や時期等を検討した上、対応させていただきます。その上で、公表につきましては、議会への報告後に市のホームページ等を活用してまいりたいというふうに考えております。
問い7、住民との情報共有につきましては、今後の維持管理に係る経費等にご理解をいただくために市の財政状況や公共施設等の保有状況について、市のホームページや広報とみやを活用した情報公開に努めてまいりたいというふうに考えております。
以上です。

○議長(浅野幹雄君) これより相澤 榮君の質問は一問一答により行います。17番相澤 榮君。

○17番(相澤 榮君) ただいま、それぞれの問題に対してるるお答えがあったわけでございますけれども、最初に現況についてと、それから更新費用についてお答えがあったんですけれども、この金額について、現在の財政積立金、それからいろいろな積立金があるわけですけれども、それらでもって対処できるかどうかということをお伺いします。

○議長(浅野幹雄君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) 今の現状ですと、試算しますと、例えば箱物ですと、今答弁いただきましたように、40年間で531億円、年平均で大体13.3億円かかるというふうな見込みでございます。その中で、直近の投資的経費の平均、23年から27年までの5年間の平均で14億2,000万円かかっているということで、箱物については約9,000万円ほど、年間平均しますと上回っている状況でございました。ただし、インフラのほうでございますけれども、そういった試算をしますと、年間当たり12億円ほど不足が生じているというふうなことでございました。
その中で、今、ご質問がありました基金を活用してということでございましたが、まずは、基金を活用する前に本計画を立てさせていただきまして、また個別計画を立てさせていただいた中で、不足額を埋めるような形で、今後、財政計画のほうを進めさせていただきたいと思っております。

○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。

○17番(相澤 榮君) この事業に対しては、平成26年度に、論旨でも申し上げましたとおり、26年度から3年間にわたって特別交付税措置があったわけですよね、28年度まで。ことしからこの事業に取り組むということになったわけですけれども、この3年間の間に何でできなかったかということでお伺いします。

○議長(浅野幹雄君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) この取り組みにつきましては、まず、前年度、前々年度に固定資産台帳の整備をしてまいりました。その中で、まず箱物の情報収集、それから翌27年にはインフラの情報収集をいたしまして、そちらの情報を踏まえて、今回この計画のほうを策定しているというふうな状態でございます。

○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。

○17番(相澤 榮君) ただいまの答弁の中で、固定資産台帳が整備されたと。今までは整備されていなかったんですか。

○議長(浅野幹雄君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) 固定資産台帳については、27年、済みませんが、その当時ぐらいから整備を始めているものでございまして、こちらは公会計の情報公開もございましたので、そちらのほうを進めながら固定資産の台帳のほうも進めている状況でございました。

○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。

○17番(相澤 榮君) 3年間おくれたわけでございますけれども、このことについて、市長はどのように考えていますか。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 議員のご指摘にもありましたが、ただいま、先ほど課長が申し上げましたとおり、現状の調査を踏まえて今回させたものであり、本来であれば、やはりもっと早くからその辺は実際進めておくべきだったというふうには考えるところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。

○17番(相澤 榮君) それでは、利用もされているわけですから、今動きながらマネジメントを進めるわけですけれども、延命化等も進めなければならないわけですね。年間に十二、三億円かかるということでございますけれども、現在の財政調整基金の中で、それが機能するくらいになっているのかどうかということをお伺いします。

○議長(浅野幹雄君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) これは先ほども申しましたとおり、財政調整基金を活用するまでもなく、本計画を立てさせていただきまして、またさらに個別計画を立てさせていただいて、なるべく予算を平準化していくというふうなことで進めさせていただければと思っております。

○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。

○17番(相澤 榮君) 財政負担について、仙台市なんかは、公共施設長寿命化推進基金という名目の中でお金を積み立てているんですけれども、その辺については考えていますか。

○議長(浅野幹雄君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) 今のところはそこまでは考えておりません。まずはこの計画、本計画を立てさせていただきまして、個別計画の中でどのくらいできるか判断させていただきたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。

○17番(相澤 榮君) 先ほどの資金計画の中であるんですけれども、修繕とか更新も含め、新しくつくるのじゃなく、修繕・更新も含めた形での予算規模というふうに考えていいんですか。財政規模というのか、十二、三億円という数字というのは。

○議長(浅野幹雄君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) そのとおりでございます。大規模修繕、そして、更新、新たにつくり直すというふうな経費が含まれております。
議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。

○17番(相澤 榮君) それでは、長寿命化させるためには、何か秘策がありますか。

○議長(浅野幹雄君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) まず、安全安心で建物が使える状態を保っていくということからすると、まず、毎年定期的な点検が必要であると。今は事後修繕で行っておりますけれども、予防修繕というふうなことでの観点からも今後検討していかなければならないのかなと考えております。

○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。

○17番(相澤 榮君) 先ほど、このマネジメントに対してパブリックコメントをやるということをお伺いしました。それから、議会にも相談をするということをお話しいただいたんですけれども、やはり市民の皆さんに上手に使っていただくことが大事だと思うんです。ですから、この建物がこういうような、あと何年ぐらいすると建てかえなければならない状況にありますよとか、そういうインフラもそうなんですけれども、そういうことについての市民に知らせる方法というのは考えていますか。

○議長(浅野幹雄君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) そちらについては今後検討していかなければならないんですけれども、お伝えしようとする場合には、やはり先ほども市長が申しましたとおりに、広報誌ですとかホームページを活用しましてお知らせしたいと考えております。

○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。

○17番(相澤 榮君) 例えば、たらればということはおかしいという人もいると思うんですけれども、例えば議会の中で、毎回市道の整備が出てきます。そして、計画を練って、それは順番でやりますから待ってくださいというふうな答弁が帰ってくるんです。それが通例です。今までの中で、手をつけていたんだけれども、済みません、道路のことなんですけれども、なかなか進まない。そういう状況下にあって、今、庁舎の東側の穀田三ノ関線が優先的に進めなければならないというふうになってきますよね。そうした場合に、例えば西成田コミュニティセンターの前の道路は途中でとまっているとか、穀田の部分がとまっているとか、そういう部分の市民に知らせる方法というのはどのようにされていますか、お伺いします。

○議長(浅野幹雄君) 建設部長。

○建設部長(奥山育男君) 事業の進捗状況ということでは、広報とみやの中の決算に関するご報告とか、そういった機会でもって報告しておりますが、個別具体なところのご案内というのは確かに不足しているものだというふうに思っております。

○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。

○17番(相澤 榮君) 道路問題について、もうちょっとだけ。実はそういう形でいっぱい要望があるんだけれども、待ってください、そちらもやらなければならない、こちらもやらなければならないという場合、市民はそれで納得するかどうかということなんですけれども、やはり、それは何年後にやりますよとか、そういう整備の年度計画なんかも出す方法もマネジメントの中であらわれてくると思うんですけれども、そのことについてはいかがですか。

○議長(浅野幹雄君) 建設部長。

○建設部長(奥山育男君) ただいまの件であれば、例えば事業の計画、そういったところは今総合計画とあわせて実施計画というものが企画中心に策定されて準備されて、進められているところなんですが、そういったところに一定程度のそういった具体な事業なんかでもってお知らせするということはこれからできるんではないかなというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。

○17番(相澤 榮君) 先ほど、話変わりますけれども、担当部署が財政課ということでお話いただきましたけれども、全庁的に進めることによって、これは機能が発揮されると思うんですが、いかがですか。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 道路の問題は、確かに議員のご指摘のように、途中でとまっているものが多く、なかなか、要望はいただきながらも実現に至らないというものがたくさん多いのも現実でございまして、大変申しわけなく思っているわけでございますが、どうしても、今、正直、ここ近年、財源不足の中で、どうしても、先ほどの公共施設のいわゆる早目に予防的な補修を進めるべきところもなかなか行き届かず先送りしていたり、道路の問題も先送りせざるを得ないという状況がここ近年続いておりまして、なかなか、そこの計画的にというものが至らない、至っていないところでございますので、ここは、道路の問題は特に財源が大きく、負担も大きいものですから、その辺、ご意見も十分に理解はできていますが、なかなか現状、それができていないのも事実でございます。その辺は反省も含めて、今後、そのような計画が立てられるような検討は、何かしら検討はしていきたいというふうに思っております。

○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。

○17番(相澤 榮君) 結局、施設類型ごとにそれぞれ、建物とか、施設整備があると思うんです。その辺の情報もしっかりととられると思うんですけれども、そのこととの関連はいかがになりますか。

○議長(浅野幹雄君) 企画部長。

○企画部長(内海壯晃君) ただいまのお話にありますように、富谷市の公共施設等の総合管理計画のその下に各施設の個別計画、これをもちまして行う予定になっていますので、ただいま議員さんの言われました各道路なり、橋梁なり、学校、そういった全てを網羅した中での計画ということになってございます。

○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。

○17番(相澤 榮君) 恐らく素案の段階だと思うんですけれども、それに対して私質問するのがちょっと非常にいかがなものかなと思いながら質問しているんですけれども、結局、このことについてはみんなが初めてだと思うんです。ですから、インターネット等でいろいろな情報をとりながら進めているわけですけれども、更新費用の試算ソフトもありますよね。それなんかもこれから大事な問題であろうと思うんですけれども、これについては購入済みなんですか。

○議長(浅野幹雄君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) それは購入はしてございません。

○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。

○17番(相澤 榮君) これから進める中では、これがあることによって、これから個別的にどのぐらい費用がかかるかとか、市民の人口に合わせてこれが十分に間に合っているかとか、余っている状況かという部分が出てくると思うんですけれども、それについてはいかがなされますか。

○議長(浅野幹雄君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) 今の議員のおっしゃっているものは、国で、総務省のほうで出している試算ソフトと思われますけれども、今回、そちらのソフトを用いまして、市の公共施設のほうの総量、それからその試算ソフトを用いて、向こう40年間の総費用のほうを出させていただいております。そちらも今、試算となっておりますけれども、総合管理計画の中にどのようになっているか記載させていただいておりますので、こちらについては、説明の際に、どれぐらいかかるか、再度ご説明させていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。

○17番(相澤 榮君) 先ほど、しませんけれども、素案の段階なので、余りしっかりとした問題が聞けないのが残念なんですけれども、一般の人を、住民を巻き込んだ形でのマネジメント計画をつくるという計画がありませんか。

○議長(浅野幹雄君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) 今内部のほうを取りまとめさせていただきまして、先ほどもご説明しましたけれども、本日からパブリックコメントのほうを出させていただいておりますので、そちらのほうで情報のほうを共有させていただければと思っております。

○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。

○17番(相澤 榮君) 最後の質問にします。
現在の富谷市の総人口に対して、年代別人口の今後の見通しと、それから公共施設の利用される状況というものは把握されていますか。

○議長(浅野幹雄君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) 富谷の場合、今後も人口が増加していくわけなんですけれども、その増加の率が、今後は、人口構成比、65歳以上の方がだんだん伸びてくるというふうなことで人口構造も変わってきますので、そういったことに関する施設の今後の変更の対応とかも考えていかなければならないのかなと、そう考えております。

○議長(浅野幹雄君) これをもちまして、本日の一般質問を終わります。
これで本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでした。

午後1時31分 散会

平成29年第1回定例会議事録(第3号)

平成29年3月3日(金曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 金 子 透 君
  • 2番 青 柳 信 義 君
  • 3番 若 生 英 俊 君
  • 4番 長谷川 る 美 君
  • 5番 畑 山 和 晴 君
  • 6番 齊 藤 秀 行 君
  • 7番 藤 原 峻 君
  • 8番 佐 藤 聖 子 君
  • 9番 浅 野 武 志 君
  • 10番 西 田 嘉 博 君
  • 11番 佐 藤 克 彦 君
  • 12番 山 路 清 一 君
  • 13番 浅 野 直 子 君
  • 14番 高 橋 正 俊 君
  • 15番 菅 原 福 治 君
  • 16番 出 川 博 一 君
  • 17番 相 澤 榮 君
  • 18番 渡 邊 俊 一 君
  • 19番 安 住 稔 幸 君
  • 20番 浅 野 幹 雄 君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 市長 若 生 裕 俊 君
  • 副市長 大 庭 豪 樹 君
  • 企画部長 内 海 壯 晃 君
  • 総務部長 山 田 豊 君
  • 保健福祉部長 小 野 一 郎 君
  • 建設部長 奥 山 育 男 君
  • 企画部企画政策課長 高 橋 弘 勝 君
  • 企画部財政課長 西 山 高 広 君
  • 企画部産業振興課長 鴇 幸 浩 君
  • 総務部総務課長兼情報化推進室長 神 田 能 成 君
  • 総務部市民生活課長兼東向陽台出張所長兼富ケ丘出張所長兼あけの平出張所長兼日吉台出張所長兼成田出張所長兼清掃センター所長 泉 川 潤 哉 君
  • 保健福祉部健康増進課長 菅 原 順 子 君
  • 保健福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセンター子育てサロン所長 狩 野 悦 子 君
  • 建設部都市計画課長 伊 藤 正 君
  • 企画部企画政策課参事兼市制移行・地方創生推進室長 松 原 誠 君
  • 総務部総務課参事兼危機管理室長 横 田 利 雄 君
  • 保健福祉部子育て支援課参事兼保育統括監 八 巻 恵美子 君
  • 教育長 菅 原 義 一 君
  • 教育次長 荒 谷 敏 君
  • 学校教育課長 齋 藤 卓 也 君
  • 生涯学習課長兼総合運動公園所長兼民俗ギャラリー館長 渡 邉 正 弘 君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀 郁 雄
  • 次長 富 澤 裕
  • 主幹 長 瀬 千鶴子

議事日程 第3号

平成29年3月3日(金曜日) 午前10時00分 開議

日程1 会議録署名議員の指名
日程2 一般質問 5番 畑 山 和 晴 議員
1 各学校への防犯カメラの設置について
2 夏休みプール開放事業における運営監視マニュアルについて
3番 若 生 英 俊 議員
1 市制施行後のまちづくりの方向性について
2 「道の駅」建設構想について
1番 金 子 透 議員
1 将来を見据えた市政運営かを問う
13番 浅 野 直 子 議員
1 地方創生・目指す環境整備は
2 5歳児健診と支援の取り組みは

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり 午前10時00分 開議

○議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましてはお手元に配付のとおりです。


日程第1 会議録署名議員の指名

○議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、1番金子 透君、2番青柳信義君の2名を指名いたします。


日程第2 一般質問

○議長(浅野幹雄君) 日程第2、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) 皆さん、おはようございます。
それでは、私から2件の質問をいたします。
富谷市は、子供の数が多く、つまり、富谷の宝がたくさんいるということです。どんなことよりも、その宝を健やかに育成し、そして、その大切な命を守っていかなければなりません。図書館建設や文化ホールなどの魅力あるまちをつくり、子供たちを育成していくという点では、ハード面も大切です。しかし、その前にソフト面を重要視していかなければと思っています。子供たちの安心で安全があってこそ、全ての子育てについてが機能するものだと思っております。
何よりも命の大切さ、命を守っていくことが、家庭も学校も行政も一つになり協働して行わなければならないと思っております。子供たちの命を守り、育むことが市長の言う「オール富谷」の一番のベースになるのではないでしょうか。私はそう信じております。
それでは、質問件名1の各学校への防犯カメラの設置についてを伺います。
2月初めに成田東小にて猫の死体が発見されました。テレビのニュースや新聞でも報道され、大きな問題になっています。学校の先生方、PTA、地域の方々が、現在、立哨活動やパトロールをしております。そして、事件後早々に成田東小、成田小、成田中への監視カメラの設置が決まり、そして、現在設置されております。
しかし、この事件は、成田地区だけの問題でしょうか。ほかの学校でも起こる可能性も大きくあると思われます。全国に目を向けてみると、以前、池田小学校事件など、学校に入り込み、子供たちを傷つける悲しい事件も起きております。
富谷市でも子供の安全を守るためには必ず設置しなければならないものだと思います。さらに、幼稚園や保育所についても、女性職員がほとんどの中で、やはり同様に設置をしていかなければと思っております。
以上、質問いたします。
1、必ず設置しなければならないと思いますが、その認識はありますか。
2、設置の予定はありますか。
3、今まで設置の検討をされたことはありますか。
4、設置する場合の規模は。
5、もし設置した場合の予算は。
6、幼稚園や保育所への設置予定は。
次に、質問件名2、夏休みプール開放事業における運営監視マニュアルについてを伺います。
夏休みのプール開放は、子供たちにとって待ちに待った楽しい時間です。このプール開放事業は、PTAが学校側から依頼され行っております。各学校にはマニュアルなどはありますが、細かいところまでの運営監視マニュアルがありません。平成24年に熊本市で女子児童の水難事故がありました。それに対して熊本市教育委員会では運営監視マニュアルを作成しました。非常に心配なのは、もし事故が起きた場合の責任の所在がどこに、そして、誰にあるのかが問題となっています。監視員なのか、監視をしていた保護者なのか、PTA会長なのか。
子供たちがプールで楽しく安全に遊んでほしいと強く思っておりますので、運営監視マニュアルの作成は非常に重要であると思います。
質問をいたします。
1、今まで富谷ではプールの事故はありましたか。
2、各学校、PTAの判断だけではプール開放事業の継続は非常に厳しくなると思いますが、どのように考えておりますか。
3、教育委員会で統一した安心安全に開放できるマニュアルの作成は必須と思いますが、作成する意思、方法はありますか。
以上になります。

○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) おはようございます。
それでは、ただいまの畑山和晴議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1、各学校への防犯カメラの設置についての1問目、必ず設置しなければならないと思いますが、その認識はということでございます。子供たちが安心、安全に学校生活を送れることが何よりも大切であり、議員のご指摘と同様に、必要なものであると認識してございます。
2問目、設置の予定についてでございますが、早急に対応が必要であるとの認識から、まず、2月27日の成田東小学校から成田中学校区3校に順次設置をしております。ほかの学校、幼稚園につきましては、この3校の運用状況等を踏まえ、平成29年度から順次設置を予定しておるところでございます。
3問目のこれまで設置の検討はというご質問でございますが、これまでに設置している日吉台中学校、明石台小学校に設置した時期に検討しております。また、市全体の防犯対策として危機管理室において検討しておるところでございます。
4点目、設置する場合の規模についてでございますが、関係機関等に助言を仰ぎながら、まずは学校の敷地内の設置を考えております。各校の校地の広さや校舎の形状等、状況に合わせ、3から4台程度の設置を現在は想定しておるところでございます。
もし、設置した場合の予算ということでございますが、現在の成田中学校区で設置したものは、1台当たり約6万円となります。1校当たり4台といたしますと約25万円となります。
幼稚園や保育所への設置予定でございますが、幼稚園については、学校と同様の対応を考えております。保育園につきましても設置に向け検討しているところでございます。
第2問目の夏休みプール開放事業における運営監視マニュアルについて、お答えを申し上げます。
まず、これまで富谷でのプール事故でございますが、平成24年から28年までの5カ年において、授業における水泳指導中の事故や夏期休業中のプール開放における事故はございませんでした。
第2問目でございます。夏休み中のプールの開放に当たっては、市で雇用している1名の監視員、教員、保護者で監視体制をとっております。利用する子供たちの安全、そして保護者、教員の負担等を考慮しながら、プール開放を継続できるように、これまでと同様、PTAと連携を図り、協議してまいりたいと思っております。
3点目、プール開放に当たっては、それぞれの学校の利用規定やマニュアルにより運用しております。監視員や保護者にも事前や当日に監視に当たっての注意点等を指示し、協力をいただいているところでございます。より安全に利用できるよう各校の利用規定やマニュアル等を点検し、改善を図ってまいりたいというふうに思っております。
以上でございます。

○議長(浅野幹雄君) これより畑山和晴君の質問は一問一答により行います。5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) それでは、質問します。
必ず設置しなければならないということで、順次、監視カメラ、防犯カメラを取りつけていくということなんですが、そのつけていく順番というのは、どういうふうにお考えでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) まず、今答弁しましたように、成田地区の3校の実績等をよく考慮しながら、順番等もこれから学校と協議しながら、その緊急性等を考慮して決めていきたいというふうに思っております。

○議長(浅野幹雄君) 5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) 日吉中、明石台小の防犯カメラの今まで何か不審者が見つかったとか、怪しいような人がいたとかという録画された内容というものはありますでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 日吉台中学校は平成20年に設置したものですが、これは私の就任前ではございますが、たしか校舎への破損等の事案がありまして、それの予防ということの緊急性から設置したというふうには聞いております。そして、明石台小学校の場合は、新設校ですので、やはり今の時代の要請に合わせた施設として必要であるという意味でつけたものでございまして、これにより、これまで事件等に、この防犯カメラ等を利用し、その解決に当たったという事例は、私は今のところはないというふうに思っています。

○議長(浅野幹雄君) 5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) 防犯カメラが1台6万円ということなんですが、その防犯カメラの機能というのは、どこまでの機能になっているのでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) 機能につきましては、警察等にもご相談したところ、およそ学校で設置するものとして耐え得るだろうというところです。詳細につきましては、ここで述べさせていただくのは防犯上どうかと思うところもありますので、後ほど資料としてお示しさせていただきたいと思いますが、十分対応可能ということで認識しております。

○議長(浅野幹雄君) 5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) 今まで、町内会からの行政懇談会とかでも、防犯カメラの要望が多分毎回あったと思うんですけれども、特に成田地区の町内会長さんからはそういう話をいただいています。その要望があったにもかかわらず、なかなか設置に進まなかったというのは、やはり何か事件が起きないと動けないというような感じでいたからなんでしょうか。それとも、何か予算的な部分であったりということなのでしょうか、お伺いします。

○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) まず、学校のほうは、一番近々に設置しました明石台小学校で約260万ほど設備費としてかかっているんですが、そういう予算的なものも考え、費用対効果という意味から、果たして全校に設置するだけの緊急性、そして必要性というところは、協議をしていたということ、研究調査をしていたというところでとどまっていたというところは事実でございます。

○議長(浅野幹雄君) 5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) 明石台小が260万ほどかかっているということで、来年度から順次、学校に設置していくということで、それの1台が6万円で各学校25万円という、その差があると思うんですけれども、その辺というのはどういう形で考えていたのでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) 明石台小学校で設置したものにつきましては、職員室で監視をすることが可能なタイプでございます。ただ、現在の運用を考えますと、常にそこのカメラの前に1人職員がいて監視できる体制はとれておりませんので、そういったところを考えますと、個別のカメラに録画機能をつけまして、何かあったときに確認をする、あるいは犯罪等の事件の抑止ということを第一の目的としての設置と考えたために、今回、費用は抑えたものになっております。

○議長(浅野幹雄君) 5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) その防犯カメラ、警備会社との連携というシステムもあるかとは思うんですが、そこまでは考えてはいないんでしょうか。予算の部分もあるとは思うんですけれども、将来的な部分も含めてお伺いします

○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) 性能については少し控えさせていただくということを先ほど申したばかりですけれども、現在のものですので、スマートフォン等を使った確認等はできるものというふうになっておりますので、その運用につきましては、今後最善を尽くしていきたいというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) 防犯カメラについては、ほかの小学校、中学校、13校全部のやはり保護者の方が、東小の事件もあった中で、本当に要望が大きく、安心・安全という部分では本当に真剣に考えていますので、早々に設置をしてほしいと思うんですが、全校、13校、来年度で全部設置されるんでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
まず、成田地区3校は今度設置しますし、2校には設置済みですので、あと残りの学校については次年度順次設置をするという予定でおります。

○議長(浅野幹雄君) 5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) 早々に安心・安全のために設置していただきたいと思います。幼稚園にも設置するということですが、幼稚園も来年度設置するという考えでよろしいんでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) そのとおりでございます。

○議長(浅野幹雄君) 5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) 保育園、保育所についてなんですけれども、やはり保育所も、うちもトータル12年、保育所のほうに通わせていましたが、やはり保育所の先生方というのは子供に手がかかってなかなか動けないというのもありますし、今4カ所の保育所を見てみますと、やはりちょっと不安な部分もあるかと思うんですけれども、保育所にも防犯カメラというものの設置というのは必要だと思うんですが、それも来年度という考えでよろしいのでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 保健福祉部長。

○保健福祉部長(小野一郎君) 今、教育長が答弁したとおり、一緒にあわせて協議してまいりたいと思っております。

○議長(浅野幹雄君) 5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) では、次に、プール監視のほうに移ります。
熊本市のほうで24年に女子児童の水難事故があったということで、そのちょっと資料を教育委員会のほうに提示させていただいたんですけれども、その内容というのはごらんにはなったのでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) いただいた資料についても拝見させていただいております。

○議長(浅野幹雄君) 5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) 先ほど教育長の答弁で各学校の利用方法とマニュアルというものを各学校で見直してもう一度ということだったんですけれども、教育委員会でその大もととなるマニュアルをつくるという考えはありますでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) 水泳指導については非常に安全が何よりも優先されるものですので、文科省のほうからもさまざまな資料が出されております。そういったものに基づいて各校の運用規定、あるいはマニュアル等を作成しておりますので、いただいた資料等をもとにしながら、落ちている部分の点検をするということをまず行いたいというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) プール監視、夏休みの当番表とか、PTAのほうで作成するというのが、人のやりくりというのが非常に毎年大変で問題になっていまして、各学校の保護者だったり、PTA会長なんかと話をすると、やはりプール開放事業の大変さというのがやっぱりどこの学校からも出てきているというのは実際の声としてあります。
そこで、各学校によって、例えば応急処置の研修を受けないとだめとか、受けなくても、とりあえず子供たちのためにプールに入れようということで、そういう研修を受けていなくてもプール監視、要するに担ってということで、結構ばらばらな各学校の対応になっていると思うんですが、そこに私はすごい危険性があるなというのを思っているんですが、研修を受けないと監視員ができないというようなルールづくりというものは必要だと思うんですけれども、いかがお考えでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 議員の質問要旨の中で、プールの開放事業はPTAが主催者というご発言がございましたが、PTAと学校と、それから私ら教育委員会、3者で協議をして運営しているという実態はもちろんございますけれども、学校の子供たちの災害給付を行っております日本スポーツ振興センターのほうの要旨にも、学校教育計画に基づいて行っているプール監視については、あくまでこれは学校の管理下における事故で、いわゆる給付対象になるというような見解もいただいて、その上での開放ですので、あくまでこれは教育委員会であり、学校のほうが主となって行うものでありまして、PTAの皆さんには、大変、それに対して協力をいただいているというのが実態でございます。ですから、各学校のいわゆる夏休みのプール開放における手引き、計画、それからマニュアルがございますので、各学校が責任を持ってつくって行っていることですので、それを一番尊重して行うのが一番いいのかなと思っています。
そして、協力いただくPTAの皆さんにはやはりそれを共通認識をしていただいて、その共通理解のもとに共通行動というか監視体制をとっていただくという、そういうシステムをこれからも継続していきたいというふうに思っております。

○議長(浅野幹雄君) 5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) 共通認識のための指針というか、方向性というものを一度、教育委員会のほうから出してもらえると、保護者としても、例えばほかの学校との話し合いだったり、情報交換の中で、各学校での意思の共通というか、共有というか、確実な情報交換ができると思うんですが。1つの統一マニュアルというものをまずは出していただけると非常に助かるんですけれども、お伺いします。

○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 早急にその実現の方向で図りたいというふうに思います。あくまでも議員のおっしゃるとおり、夏休みのプール開放というのは、大変子供たちが楽しみにしている。そして、私もぜひこれは継続していくという考えに立っておりますので。ただ、このごろ全国のいろいろな情勢等を見ていますと、やはり監視体制、それから責任問題等で、学校のプールを開放するのが年々減ってきているというのが現状なんですね。しかし、富谷市においては、ぜひこのままの形で実現していきたいと思いますので、今、議員のご指摘どおり、早速、学校と協議を図りながら、夏休みに間に合う時点で協議を進めていきたいというふうに思っています。

○議長(浅野幹雄君) 5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) その方向でぜひお願いします。
最後の質問なんですけれども、高校生、大学生をプール監視員として雇い入れているんですが、雇い入れている高校生、大学生に応急処置講習は受けさせているのかどうかということが各学校から不安視が出ましたので、それを最後に聞きたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) 監視をされる方、監視員の方には受けていただくように進めております。

○議長(浅野幹雄君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) 皆さん、おはようございます。
平成29年度は市制施行から半年が経過し、新たな総合計画に基づいたまちづくりがスタートする年であります。10月10日の市制施行まで、内部での準備や外部関係機関との連絡調整など、市長初め職員の皆さんにおかれましては多忙で張り詰める日々であったことと拝察し、市制施行後から今日まで行政事務事業が遺漏なく進められていることに敬意を表します。
県内では45年ぶりに合併によらず単独で市に昇格した富谷市は、特例により複数の自治体が合併して町から市に昇格した栗原市、登米市、東松島市とは違い、市民、職員ともに町時代と外形的には変わらない枠組みの中にあっての市昇格でありますので、そもそも市民の皆さんには変化を実感しづらい面があることも確かであります。
市民から、「町から市になって何か変わったのか」の声が出るのはやむを得ないとしても、市長をトップに17の公約実現による「住みたくなるまち日本一」目指す富谷市がどこに向かおうとしているのか、先ごろの市長施政方針においても明確なまちづくりの方向性を示すメッセージは希薄であります。
県内では、戦後初となる5万人単独市制をなし遂げた富谷市に求められるのは、市の昇格により、成人の日が大人になったことを自覚する日であるように、全国791の市の一員として市になったことを自覚し、行政も議会も、市の水準を意識した日々の実践を通して、役所が変わった、あわせて議会も変わったと市民が実感できる取り組みが肝要だと思います。
市長の市政報告には、「とみぱす」の実施、幼稚園の3歳児入園、とみやスイーツ博覧会など17の施策はおおむね予定どおり、あるいはそれ以上のスピードで実行、または計画ベースで進行することができておりますとありますが、17の公約の進捗状況はおおむね予定どおりと言えるのでありましょうか。そのプロセスもいまだ不透明であります。図書館建設、道の駅建設、公営墓地整備などの大型プロジェクトに関しても、施政方針に具体的方針が示されず、先送りの感が強いのであります。
そもそも詳細な実施計画と財政計画なくしては、市民から負託を受けた議員として事業評価をするすべがないのであります。私は市制施行により都市的イメージアップを図るための都市ブランドの構築の必要性に異議を唱えるものではあまりせんが、スイーツの富谷市、スイーツのまち富谷、スイーツによるシティブランドの確立などと旗を上げても、市民が真に求めるまちづくりの方向性であるかどうかは、現時点では着地点まで見通せないところであります。
富谷市は、仙台市に隣接し、地の利に恵まれ、顔の見えるまち、教育に熱心なまちを、いわゆる売りの一つとして、住まいを求める子育て世代を中心に人が人呼び、50年来、人口増とともに発展してきたまちであることは衆目一致するところであります。今日、富谷市は全国791ある市に仲間入りし、人口規模で500番前後、面積で650番前後、人口密度は245番前後の自治体として引き続き発展可能性を秘めていると確信するものであります。
都市ブランドの構築にあわせて、地域課題を解決するための諸施策にも取り組む必要があることは言うまでもありません。とりわけ、市長が公約する地下鉄延伸、ライトレール構想も、仙台市頼みとはいえ、着実な成果が期待されるところであります。町長、市長就任から2年を経過した今日、富谷市のまちづくりの方向性が大局的視点に立ち、将来展望につながる施策展開になっているかが質問の主要な論点であります。
交付金を得て、旧庁舎を改修し、(仮称)富谷まちづくり産業交流プラザ事業が進んでおります。しんまち振興の拠点施設として位置づけるとしておりますが、天井が低く、急な階段、日照の悪さ、湿気が多いなど、役場庁舎として使われていたときから指摘されていた築47年目を迎える建物がしんまちの活性化につながる施設として計画どおりの役割と機能を果たすのでありましょうか。私は、宿場の風情を残すしんまち地区の将来を展望するとき、事業が進行しているとはいえ、建物の老朽化と狭隘さの面から、改修による利活用が妥当であるのか、いまだに懸念しているところであります。
役場旧庁舎は建築から45年以上が経過し、しかも15年近く使用することのない中で、建物の劣化程度の確認が不十分なまま改修に着手、予測以上の傷みと劣化により、耐震補強や建物の長寿命化のための改修費がかさむことになりはしないかとも懸念するところであります。
昭和40年に建築された仙台市役所本庁舎は、建てかえる方針を固めたとの報道がありました。報道によれば、耐震補強工事は終えているものの、耐用年数はこの先十三、四余年と見込まれ、このまま放置すれば内部の鉄筋のさびが進み、建物が壊れるおそれがあり、10年使う程度の改修費には6億円、30年使用に耐えるための改修費には66億円を要すると報じられました。さらには、役場庁舎と同じく昭和45年に建てられた多賀城市役所東庁舎、面積は2,569平米と、昭和44年に建てられた大崎市役所西庁舎2,113平米も老朽化を理由に解体して新築するとの報道が相次ぎました。
改修を決断する前に、しんまちの活性化の拠点施設と位置づけるためは、にぎわっていた往時の富谷宿やしんまち通りの再現、ビジュアルな映像、先人であります内ヶ崎作三郎翁を初めとする先人の業績、シルバーワークプラザ、シルバーほっと育くの配置など、しんまちめぐりの中核施設として、隣地の民有地の活用も視野に入れ、にぎわいを最大化する観点に立って検討すべき余地があったのではないでしょうか。私は、旧庁舎を改修し、新たに(仮称)富谷まちづくり産業交流プラザにする事業は、将来を展望し、長期的視点に立ったまちづくりの方向性にかなう事業かどうかの評価は、現時点では留保せざるを得ません。
そこで、これまで述べた視点と観点から、質問件名1として、市制施行後のまちづくりの方向性について、通告している質問項目を申し上げます。
まず初めに、公約の進捗と今後のまちづくりに関して。
1つ、17の施策の進捗について、現状との認識にずれはないか。
2つ目、町長・市長就任の2年間のまちづくりの成果は。
3つ目、実施計画と財政計画の提示を先送りした理由とこれまでの策定経緯。
4つ目、スイーツの富谷市、スイーツのまち富谷、スイーツによるシティブランドの確立のまちづくりの狙いと目指す方向性。
5つ目、図書館建設、道の駅建設、公営墓地造成など大型公共事業に関する平成29年度予算措置と中期的財源確保の具体的見通し。
また、これまで一般質問で検討すると答弁を得たものについて、その後の検討経過に関し、以下3つ、通告してございます。
1つ目、市民憲章。
2つ目、まちづくり基本条例の制定。
3つ目、行政区長と非常勤特別職の報酬改定についてであります。
次に、質問件名2、道の駅建設構想についてであります。
道の駅建設構想に関しても、施政方針では述べられておりません。しかし、市長の市政報告にはスイーツの駅の場所の選定作業に取りかかるとあります。スイーツの駅、道の駅の場所の選定作業は進んでいるのでありましょうか。
産業建設常任委員会所管事務調査を通して、私は、道の駅建設の成否は、建設に充てる財源確保が見通せるか、行政に支援を求めることなく自立した経営が見込めるか、地域振興につながり、市及び市民の利益につながるかの3要素全てを満たすかが鍵になるとの認識に至りました。
昨年11月14日、産業建設常任委員会所管事務調査で、石巻市河北町の道の駅「上品の郷」を調査いたしました。概要を紹介いたしますと、初期の建設コストは14億3,000万円、年間売り上げは10億円を超え、来店客1人当たりの平均客単価1,200円、同一敷地内にある温泉施設「ふたごの湯」の利用者数は20万人、1日当たり500人ほどの利用があり、成功モデルの道の駅の一つと言われております。道の駅「上品の郷」は公設民営により、2004年、平成16年から営業し、駅長は河北町長を務められた太田 実氏で、当日、駅長から道の駅の実態をつぶさにご説明いただきました。道の駅の経営は厳しい現状にあり、計画段階からコンサル頼みにはしなかったとのこと。コンサルはえてして商圏を無視し、来場者を過大に予測し、客単価は過大に設定するのが一般的でありますから、コンサルをうのみにして始めていればひところ大にぎわいであったドライブインの二の舞になるとの言葉が印象に残っております。シイタケ農家でもあった太田 実氏が町長になる前から、みずからつくった農産品に値づけできる農業者を目指し、仲間とともに農業所得を上げたいという強い動機が成功に導いた背景にあると感じたところであります。
つまり、道の駅実現までには、財源見通し、立ち上げまでの準備、建設、運営と超えなければならないハードルが余りにも多く、強い動機が薄い道の駅構想は、長期的視点に立ったまちづくりの方向性に照らしてみても、実現可能性の見きわめの判断が大切であります。
ちなみに、道の駅「上品の郷」に出している直売農家は250ほど。うち、野菜産直農家は100ほどだそうであります。将来的には200以上、他との差別化を図るためにも200以上ないとのことであります。温泉とレストラン、コンビニを併設し、大いににぎわってはおりましたが、太田駅長によれば、道の駅の役割はもうけを出す、地域に貢献する、地域活性化につながるとのことであり、私も共感するところであります。
しかし、私は、富谷市の販売農家数、産直、直販農業者の年齢構成の現状、限られた立地予定場所、既存大型店やコンビニとの競合など、これまで調査した既存の道の駅と比較しても、スイーツに特化した道の駅といえども、優位性を見出しにくく、道の駅建設の決断には重ねて慎重な対応を求めるものであります。
通告している質問項目を申し上げます。
1つ、事業推進のための平成29年度予算額と内容。
2、平成24年度に調査した内容と27年、28年の調査において指摘された共通の課題は。
3つ目、道の駅建設の目的及び実現のためのプロセスとこれまで得た成果。
4つ目、スイーツの駅の優位性と期待される効果。
5つ目、新規に就農した直売者数と離農した数。直売会員の農家戸数と従事者数の男女別、年齢別構成。
6つ目、今後、何をどのように検討し、平成29年度の目指す到達点はについてであります。
以上2件について、一問一答により質問をいたします。

○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) おはようございます。
それでは、ただいまの若生英俊議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の市制施行後のまちづくりの方向性についての問い1でございます。公約の進捗と今後のまちづくりに関しての(1)と(2)については関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。就任直後には、18歳以下への医療費助成拡充や財源確保のため、「とみここ」の事業費見直しに着手いたしました。また、小学校への児童クラブ設置といった子育て支援施策、「とみぱす」の導入、特別養護老人ホームの新設といった高齢者施策に加え、スイーツの駅を見据えたとみや国際スイーツ博覧会の開催など、さまざまな取り組みを進めております。さらには、長年の懸案事項であった旧役場庁舎の改修にもめどが立ち、現状、大きなずれはございません。
問い1の(3)でございます。実施計画と財政計画の提示を先送りした理由とこれまでの策定経緯についてというご質問でございますが、実施計画については、平成24年度を最後に策定しておらず、この間、財政見通しを立てずに事業を進めてきた経緯がございます。施政方針でも申し上げたとおり、限られた財源を有効活用するため、4月から取り組む予定としていた行財政改革を一部前倒しして、現在、事務事業の精査を行っているため、本定例会会期中にはお示しをさせていただくものでございます。
問い1の(4)につきましては、新特産品を含む富谷産の食材を使ったとみやスイーツを生かした6次化の展開により、地域産業全体の活性化を図ります。また、とみやスイーツにより富谷の魅力を内外に広く発信することで、交流人口、ひいては定住人口の増加を目指すものでございます。なお、その効果的な展開に向けては、このたび創設したとみやスイーツ基金という子供たちの活動に寄与する独自のツールを活用することで、とみやスイーツの高付加価値化、ブランド力の強化、そして地域産業の加速化を図ってまいりたいというふうに考えております。
問い1の(5)についてでございます。平成29年度予算措置について、ご説明いたします。図書館建設につきましては、今年度は有識者懇談会や市民ワークショップなどを開催する経費を計上し、本年度に引き続き、さらに具体的な検討を進めてまいります。
次に、道の駅建設については、予算の計上はしておりませんが、国際スイーツ博覧会を通して、市民の機運を醸成しながら、スイーツの駅の設置に向け庁内での検討を進めてまいります。
次に、公営墓地造成につきましては、公営墓地、パークゴルフ場の一体整備を念頭に、(仮称)やすらぎパーク富谷整備基本計画を策定する経費を計上しております。また、事業の財源見通しにつきましては、あわせて検討しているところでございます。
問い2の(1)と(2)につきましては、関連がございますので、一括でお答えをさせていただきます。まず、市民憲章につきましては、これまで単独で市制施行した他市の例も参考に、現在の町民憲章を市民憲章として引き継ぐことといたしました。なお、名称とあわせ、例規集の改正につきましては、現在、手続を進めているところです。まちづくり基本条例の制定については、富谷町時代の平成21年度に策定した前期基本計画には、まちづくり基本条例の制定を目標指標として掲げておりましたが制定に至らず、平成26年度の後期基本計画策定時には、条例の制定ではなく参加と協働の基本的なルールづくりと改めた経緯については、議員が十分にご承知のことと存じます。
しかしながら、住民参加、協働の理念は市政運営に欠かすことができない視点であることから、改めて富谷市総合計画の最重点プロジェクトに位置づけております。今後については、市民協働に関する業務を担う市民協働課を4月から新設し、取り組みを進めてまいります。
問い2の(3)非常勤特別職の報酬については、来年度の改定に向け、昨年10月に活動状況等の調査を実施いたしました。しかしながら、全ての非常勤特別職が対象であり、一定期間の検証、検討を要することから、平成30年度当初予算への反映を目途に検討を継続してまいります。
以上です。

○議長(浅野幹雄君) 質問2、ございますね。

○市長(若生裕俊君) 済みません。
質問件名2の道の駅の建設構想についてでございます。
問い1と問い6については、関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。道の駅整備計画等に係る予算としては計上しておりませんが、将来の円滑な運営に向けた基盤づくりとして、新特産品や新商品の開発を初め、とみや国際スイーツ博覧会による出店者リストの蓄積、そして、「スイーツのまち=とみや」の内外への発信に努めてまいります。
問い2と問い3についても関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。スイーツによるシティブランドの確立に向けた新たなまちづくりを実現するための拠点としてスイーツの駅を位置づけておりますが、ことし1月の産業建設常任委員会事務調査でもご提示したとおり、平成24年度は、全国の道の駅データファイルの作成や類似市町村の実態調査など、ハード、ソフト両面から当時のトレンド等の調査、情報収集作業を実施いたしました。一方、昨年度はスイーツの駅の設置可能性調査として、より具体的な立地候補地や導入機能、運営手法等などを調査したものでございます。そして、本年度は、仙台河川国道事務所との情報交換や指導助言のもと、国土交通省の要件を整理し、昨年度調査での候補地別に検証作業を進めてまいりました。また、本年度については、効果的なまちづくりに寄与できる施設として、6次産業化を見据えたとみやスイーツの開発やとみやはちみつプロジェクト生産者と連携した新特産品の開発、そして、とみや国際スイーツ博覧会などを開催し、その基盤づくりにも取り組んでまいりました。
なお、建設に当たっては、当然ながら財源の確保や住民との合意形成などが必須要素であることは十分承知しておりますが、これまでの調査内容などをもととして、引き続き、基本計画作成等の準備を進めてまいります。
問い4のスイーツの駅の優位性と期待される効果については、ほかにはないスイーツに特化した施設であることが大きな優位性となるものと考えております。このような明確な差別化が多くの来館者を呼び込み、富谷独自のブランド力強化にもつながってくるものと期待しているところです。
問い5についてでございます。新規就農者及び直売組織に新たに加入した方はおりません。野菜の直売組織おんないん会について、お答えをさせていただきます。平成26年度以降、新規会員の加入はなく、昨年度の会員数は21名に対し、現在は2名減の19名となっております。男女別では、男性8名、女性11名であり、年齢別では70代4名、60代7名、50代4名、40代はゼロ、30代が4名となっています。
以上でございます。

○議長(浅野幹雄君) この際、午前11時まで休憩をいたします。

午前10時49分 休憩


午前11時00分 再開

○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより若生英俊君の質問は一問一答により行います。3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) それでは、質問いたします。
実施計画、財政計画の件でありますけれども、策定がおくれていることは事実だと思います。先送りというふうな言葉を表現しましたけれども、使いたくないところではありますが、「去年の12月には」とか、あるいは「ことしの定例会までには」とかというようなことで繰り返されてきたことから、先ほどのような発言になったところでございます。指摘だけをさせていただきます。
それでは、その答弁の中に、事務事業の精査というふうなところがありましたけれども、平成28年に、29年度予算編成に向けてどのような事務事業の精査をなされたのか。それについてお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 29年度に関しては、予算編成にあわせて、予算の枠組みの中での一定の事務事業の見直しというものをしたところではございますけれども、今般、新年度から新たに行革推進室というふうなものを設けるに当たり、改めて、さらに翌年度の、今回提出する次の実施計画をにらんでの、今、事務事業の精査をしているような状況でございます。

○議長(浅野幹雄君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) 具体的にというふうなことの事例では示せませんか。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 当課の場合、課が分かれますので、その中で予算の、細かい話ですけれども、企画費と、それから総務管理費、その辺に事業が散らばっていたものを一本化して広報公聴事業というふうな位置づけは、29年度に向けてはできるものは取り組んだところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) 先ほども答弁の中に、政策、成果はというふうなところの中に、医療費助成であったり、以下あったわけであります。新規事業を拡大すれば、その分だけ費用が増大していく。プラスとマイナスというふうなことの範囲でしかないわけでありますので、そういった拡大分と、そして、従前からの支出分、拡大する分だけ増大するわけですから、その辺の認識はいかがでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) そこのところの拡大分のところにつきましては、当然、議員のおっしゃるとおり、歳出を抑制しなければならないということもございますので、今後、そちらの行財政改革のほうを進めてまいるところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) 当然のことですよね。財源不足は増大していくという、その方向性にあるわけであります。よって、医療費助成の拡充分、あるいは児童クラブの初期建設コスト、以後かかる運営費、そしてまた「とみぱす」と、これらを取り上げただけでも、従前からどれぐらい増大することになりますか。

○議長(浅野幹雄君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) 済みません。今のお答えは、今手元に資料がございませんので、後ほど回答させていただきたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) やはり財源、言葉としては俗っぽいですけれども、先立つものは金、どこに根拠を見出すかというふうな、財源をどこに意図するかという、その辺あたり、常に我々も認識をしなければならないという、そんなふうなことを感ずるところです。
したがいまして、先立つものから、市民に対しては、やっぱりない袖は振れない。そういったことの説明を、行き着く先がこのとおりなことでありますから、あれもこれもではなくて、選択と集中、あるいは重点化、これを市民に理解していただく方策、この辺についての見通しはいかがでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) ご指摘を踏まえて実施計画の策定に取り組ませていただきたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) 行政改革あるいは行財政改革、事業の見直しというふうな答弁、あるいは施政方針の中にも文言として見えるようになりました。行政改革の行き着く先、大体、我々、過去の経験から、行政サービスの低下、あるいは職員数の削減、人件費のカットとか、これ以外、方策、この認識はいかがでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) これから取り組みを進めている最中でございますので、今、その見通しについては何とも申し上げないようがないところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 先ほど答弁して申し上げましたように、とにかく財政計画、財政見通しを立てないで、ここ22年ぐらいからずっと財源不足の状況が続いてきた状況を、今回改めて根本的なところから見直すということで、行財財政改革を進めなければということで、今回、本腰を入れてスタートさせていただくところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) 関連しますけれども、人件費カットに踏み込むというふうなことは想定されますか。

○議長(浅野幹雄君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 現在のところはそこまでの検討には至ってございません。

○議長(浅野幹雄君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) それでは、図書館等々の大型公共事業なるものの質問に移ります。
検討、検討というふうなことで、何回か出てきますね。シンポであったり、ワークショップであったり、開催しますというふうなことなんですけれども、こういうふうなものを通して次世代型図書館、イメージ、まだつかみかねておりますので、次世代型図書館というふうなことのイメージ、シンポやら、ワークショップやらからどのようなところが見えてきましたでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 教育次長。

○教育次長(荒谷 敏君) この件につきましては、市長の公約で現在進めておりますが、昨年というか、つい最近行いましたワークショップでも、次世代型図書館のイメージはということで参加された皆さんにもお答えしているところなんですが、次の世代の方も有効的に使って、その次の世代もその施設を有効的に使っていけるような、世代を超えて次の世代、次の世代まで施設を引き継いでいくというような、そういったものも含めて、さらに現在の図書館機能、いろいろな進歩もされておりますので、そういったものも取り込みながら進めていく。そういったもので今は想定して進めております。

○議長(浅野幹雄君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) 私だけが認識不十分なのかもしれません。シンポやら、ワークショップ等々で、次世代型、従来型の図書館、あるいは「図書館」という3文字以外に「次世代型」というふうに常に富谷の枠組みが表現されるわけですから、参加されている皆さんもその辺のところは十分認識深めつつあるのでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 教育次長。

○教育次長(荒谷 敏君) これにつきましては、「次世代」というのは、次世代型自動車とか、次世代型家電とか、いろいろ「次世代」という言葉は広く使われていると思います。公共施設におきましても、次世代型の公共施設、そういった取り組みも今後は必要になってくるということで、市長の公約に沿って今進めているところです。
たまたまワークショップには中学生、高校生も入っておりまして、さらに70代の高齢の皆さんも入って、その中で若い皆さんの意見も、私たちも大人になっていくと、そういう世代になっても楽しく使える図書館であってほしいとか、逆に、高齢の皆様は、自分たちも行って楽しめるような施設にしてほしいとか、そういったさまざまな世代を超えてのご意見をいただいておりますので、そういったものを称して「次世代型図書館」というふうに今のところは考えているところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) わかるように努めたいと思いますけれども、ネット上で見ますと、従来型の統合図書館システムという言葉がありますし、それに対して次世代型の図書館業務システム、ここに次世代型と出てくるようですね。朝日新聞のネット情報によれば、富谷の取り組み、富谷の市長はデジタル化をフル活用し、これまでの発想にとらわれない新時代の図書館を模索できればと話していますと、期待が高まりますというふうな感じの、検索をすると上位のほうに出てきておりました。ですから、そういう意味で、早くに図書館の、言ってみれば基本方針、あるいは基本構想、基本計画、こういったものを、枠組みを、市が主体としてやるわけでありますから、いつ、どのような形で、そういったものの枠組みが描かれるものやら、その点についてお聞きをいたします。

○議長(浅野幹雄君) 答弁は簡明にお願いいたします。教育次長。

○教育次長(荒谷 敏君) この件につきましては、新年度も予算要求しておりまして、その中でまた広く皆さんから意見聞くところでございます。できれば、市長からも申しているところでございますが、来年度中には構想まで行くまでの骨子案をまずまとめていきたいということでございますので、そういったところで進めさせていただきたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) 今後のスケジュール、早期にお示しをいただくということで、次の質問に参ります。
かつて、28年、第1回から第4回までの定例会で、質問で取り上げ、検討しますというふうな回答を得たものの3項目でありました。その中の市民憲章から入ります。先ほどは、そのまま「町」を「市」に変えて、市民憲章は引き継ぐというふうな簡易な答弁でありましたけれども、そうなるにしても、いつ、どのような場で、そしてまた、第1回定例会での答弁との整合性も含めて、いつ、どのような場でこのことが決定されたのでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。

○市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 市民憲章につきましては、28年第1回定例会でご質問をいただきまして、その際の答弁といたしまして、基本的には現在の文言のまま引き継ぎさせていただきたいということでご答弁をさせていただいておりましたので、今回、改めてその方向性を確認して、そのようにすることとしたところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) そこは認識が違いますね。後、確認をいたしますけれども、基本、引き継ぐことにしたいというふうな答弁であったかどうかについては、私は非常に疑問です。あのときは、たしか市民歌の制定ということで、市民歌の上位に市民憲章、それとのセットでの検討は考えませんかという趣旨の質問でした。そういうふうな中で、市民歌が先行し、市民憲章については、以後検討しますというふうなことであったように記憶します。
それはそれにしても、やはり市民憲章、そしてまた市民歌、市の花、市の木、そして市章、記章、そういうふうな当たり、五つセットもので当初から吟味すべきではなかったかというふうに思いますけれども、その認識に誤りはありますか。

○議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。

○市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 基本的には、今回の市制施行におきましては、町花、町木、そして市民憲章も含めまして、現在の町の時代の策定したものについて、そのまま引き継ぐということにさせていただいているところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) 行政区長等の非常勤特別職の報酬改定の件です。30年度に向けてでしょうか、検討を継続しますというふうなことでありました。活動状況調査をしたということでありますけれども、どのような傾向が把握されましたか。

○議長(浅野幹雄君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 傾向といいますか、各非常勤特別職、それぞれ業務内容が異なりますので、その中で、個別の活動日数であったり、あるいは活動時間のほうが現在把握できたというところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) 次年度、増額改定をする客観的必要性、あると受けとめていいですか。

○議長(浅野幹雄君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 検討するというのは、基本的には、増額ありきでの検討ではなくて、報酬額の妥当性をまず検討するということでございます。当然のことながら、支給区分の妥当性であったり、そういったことも含めて検討させていただきたいというふうに思ってございます。

○議長(浅野幹雄君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) それでは、質問件名2に入ります。
1つ目、事業推進のための28年度予算額とその内容というふうなこととなります。予算計上、道の駅については予算計上なしでありますけれども、道の駅実現につながる諸施策、各課にまたがってあろうかと思いますけれども、それの内訳をお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 諸施策につきましては、全員協議会でもお示ししました。例えばですが、スイーツ基金、そういったものも一つの施策として取り組んでいくものでございます。

○議長(浅野幹雄君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) 大きな、予算書はまだ精査しておりませんけれども、スイーツ博覧会2,700万ほどとありますよね。これも含めて個別なものの内訳をお願いしますということであります。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 主な内訳といたしましては、特産品定着推進事業に100万円、新果樹定着推進事業に50万円、とみやはちみつプロジェクトに50万円、また、今おっしゃられたとおり、博覧会に2,700万円、スイーツ基金に40万円という状況でございます。

○議長(浅野幹雄君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) 今、速算できませんので、合計額、幾らですか。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 合わせまして3,031万2,000円になります。

○議長(浅野幹雄君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) それでは、また続きますけれども、共通の課題ということで、20年調査と27年、28年の調査ということで、共通の課題について質問をいたしましたけれども、その中に、答弁の中に住民との合意形成が必須という、どちらか、発言があったと思いますけれども、住民との合意形成というのは、地権者なのか、その周辺なのか、市民全体なのか、住民との合意形成の住民とはどの皆さんを指しているのでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 住民につきましては、当然、市内と、また交流人口ということでの意味も含んでいるものでございます。

○議長(浅野幹雄君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) この住民に交流人口も入ってくるんですか。ちょっと、もう一回やってください。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 失礼いたしました。市内の住民でございます。

○議長(浅野幹雄君) 市内の住民です。3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) 市内住民。ですから、先ほど私も冒頭でも述べましたように、市民との合意形成、本当にその方向性、具体的にこういうふうなものなんだよというようなことを、やはり、今までの別な事例での住民周知というふうなことと同じように、この方向性はぜひ今年度も3,000万を超す一般財源の支出というようなこととなりますので、その辺の周知の工夫についてはいかがでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) ただいまありました総額3,000万という、国際スイーツ博につきましては、歳出で見ていますけれども、これは歳入も最大限得るようにしていますので、これは丸々全部一般財源から持ち出すということではないので、そこは誤解なくご理解いただければというふうに思っております。
なお、最大限、その辺の合意形成、もちろん設置に向けては地域のまずは地権者の理解であったり、住民の皆さんの、やはり大きな事業になるわけでございますので、そこはしっかりと説明をしながら、理解を得られた段階での事業の着手という形になるかと思います。

○議長(浅野幹雄君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) それでは、5番目のところでありますけれども、富谷の産直組織おんないん会、現状20名を切るという。それにしても、20名前後で、この間、20年の歴史を持つ、私もたしか19年、20年あたりから1,000万台に乗って、現状4,000万台に。しかし、20人で4,000万、相当努力された中での売り上げ、販売額だと思います。この20人をベースにして倍をというのは、私はどう逆さになってもこれは現実不可能だというふうなこととなります。したがいまして、産直農家数の増加策というふうなあたりはどの辺に切り口を見ていられますか。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 先ほど申し上げました、例えてですけれども、新規果樹の推進事業ということで取り組むものでございます。そういった中で、今、現実的に数名の方から栽培に取り組んでみたいというお話をいただいております。そういったところから、収穫になった際は、当然、直売活動に参加していただくように進めていきたいと思っているところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) 道の駅あり・なしにかかわらず、やはり地元の農業育成、産業振興というようなことからすれば、そしてまた、見える、安心・安全な農産品というふうなあたりからすると、果樹は私は将来的にも消えないと思います。したがいまして、ぜひ、意欲といいますか、意欲の喚起というあたり、ここ数年来、たしか2割以上、3割近く、前年度比アップというふうな状況の年もあったやに記憶しています。したがいまして、現状、ここ数年来の状況からすれば、限界に近いんだと思いますね、この人数からして。ですから、ぜひ、倍にして1億円、そして、先ほど道の駅「上品の郷」で言いましたように、「100でも足りないよ。やはり特化するには200以上ないとね」というのが太田駅長の声でもありました。そういう意味で、富谷町の今までも取り組んできた課題が将来にもつながりながら、ぜひ市が描く将来の姿に努めていただきたいというふうに思います。
シャインマスカット、ブドウですね、イチジク、この2つについての栽培の現状、栽培者あるいはブドウの木の本数、その辺あたりはいかがなものでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) シャインマスカットにつきましては1名の方が3本、イチジクにつきましては、今現在は2名の方が300本ぐらいで、29年度につきましては、おんないん会のほうで330本ほど植えるという予定でおります。

○議長(浅野幹雄君) 若生議員に申し上げます。この場は一般質問でございますので、先ほど「指摘をいたします」という発言がありましたが、今後とも一般質問の場合は質疑に徹するようお願いいたします。
1番金子 透君。

○1番(金子 透君) 私からは、通告どおり、1件、将来を見据えた市政運営かを問うで質問いたします。
富谷市となり初めての予算編成であります。数々の継続事業、市長の公約に関連した事業、市民生活に直結した事業など、一定の評価はいたすものであります。しかし、財源不足による基金の取り崩しや、市債残高は年々増加している状況での新たな施設整備に向けた事業は慎重であるべきと考えます。今本当に必要な事業は何なのか、再度精査すべきではないでしょうか。本当に必要な事業に力を入れ、その先にある効果や成果を得ることも大切なことと考えます。世代間の公平性との考えから、広く次世代にも負担をしていただき、起債により事業を始めるとのことなどもありますが、それはあくまで右肩上がりの成長が見込めることが前提であると私は思っております。年々増加している義務的経費、老朽化するインフラの修繕・更新、少子高齢化への備え、待ったなしで必ず実施すべき事業は山積み状態だと思っております。
最近、公共施設の長寿命化をよく耳にします。既存の施設を適正に管理して、長く大切に使うことだと思います。もったいないの精神で大変結構なことであると考えます。しかし、別な面から見れば、建物の建てかえや橋のかけかえには国や県はなかなか補助金は出せません。財政状況は厳しいのだと理解できるのではないでしょうか。国の債務残高は1,200兆円以上、県は2020年度には100億円の財源不足を予測し、本市では財源不足での29年度予算編成、30年度以降29年度の財源不足分の歳入増が見込めないのなら、財政運営は慎重の上にも慎重であるべきと考えます。次世代に負担をと考えるのは自分の子や孫の時代の財政悪化の一因となり、みずからの手で自分の子や孫の手足を縛ることと何ら変わりのないものと思っております。
以上の考えから、2つ質問いたします。
1つ、財源不足での予算編成、来年以降、何を見据えますか。
2つ、生活者、人への新たな支援は予算に反映されましたでしょうか。
以上2つ、お答えください。

○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの金子 透議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名、将来を見据えた市政運営かを問うの問い1でございます。来年度以降の予算編成では、国、地方を通じた厳しい財政見通しの中で、的確な収入の見通しを行い、効率的に財源を配分してまいります。また、新たな歳入確保、さらなる歳出抑制などの行財政改革を推し進めながら、慢性的な財源不足の解消を図り、総合計画の着実な推進、新しい課題への適切な対応を図ってまいります。
問い2の生活者、人への新たな支援につきましては、来年度の予算編成は、富谷市総合計画に掲げるまちづくりの将来像「住みたくなるまち日本一」の実現に向けて、全ての市民の方への支援に取り組むものでございます。主な支援は、子育て世代への支援として、富谷幼稚園において3歳児保育を4月から新たに実施するほか、富谷子育て支援センター「とみここ」において、妊娠期から子育て期まで切れ目のない支援を実施してまいります。また、放課後児童クラブの土曜日の開所や公民館の土日祝日の開放など、利用しやすい環境の整備に加え、中学校に700台のタブレット等を導入し、ICT教育の進展を図るほか、中学生海外研修派遣事業などを実施してまいります。
以上でございます。

○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。

○1番(金子 透君) それでは、再質問いたします。
市長のお父さんであります故若生照男元富谷町長は、この庁舎建設に当たり基金を積み上げ、ほぼ無借金で整備したと私は理解しております。役所の庁舎は次世代の人も含めほとんどの市民が利用いたします。これこそ世代間の公平な負担との考えから、起債により整備したとしても何ら異論の出る事業ではないと考えます。では、なぜそうしなかったのか。まさに次世代に負担をさせないとの考えだと私は思っております。
物をつくれば、完成と同時に維持管理運営費という固定費がかかってまいります。起債になる事業なら、借金でありますから返済もいたします。財政状況はますます悪化いたします。柔軟性を失います。全てに広くでは、成果も効果も得られないままのおそれもあります。歳出を正すか選択をすべきと考えます。いかがでしょう。お答えください。
次に、先日、図書館についてのシンポジウムに参加させていただきました。当然、整備ありきの意見だけでした。一方の議論のみで、別の議論は一度もございません。なぜでしょう。不思議でなりません。すぐ近くに県立図書館があります。本市から、場所によっては車で10分もかかりません。利用しないのはもったいないと私は思っております。宮城県民である富谷市民が県の施設を有効活用することに何か不都合なことでもあるのでしょうか。例えば、本市から県立図書館へ市民バスの路線などを設け、年間1,000万円かけたとします、10年で1億です。この数字、覚えておいてください。次世代型図書館はある程度の整備でなければ利用者の確保は難しいとのことで、30億から40億くらいの事業規模とシンポジウムでの話でした。仮に本市にて図書館を整備したら、どの場所に整備したとしても、大多数の市民は車で来館いたします。県立図書館に車で行くのと何ら変わらないように思われてなりません。すぐ近くにある設備も蔵書も大変充実した県立図書館の有効活用と、30億から40億かけての整備することの比較検討はしないのでしょうか。比較検討したのなら、その結果をお答えください。まだ比較検討がないのであれば、なぜなのか。また、現在の考えをお答えください。また、30億から40億という財源をどのように見込んでいるのか、あわせてお答えください。
次に、人への支援の質問でございます。私はこの場で約1年半の間に4つ話しました。1つ、町独自に子育て支援の上乗せ。2つ、高校生・専門学校生へのバス通学費の助成。3つ、給付型の奨学金について。4つ、高齢者・障がい者への「とみぱす」のドアからドアへのサービスについて。4つとも、「前向きに考えますが、周辺自治体の状況や財政状況もあるので理解ください」との答弁だったと記憶しております。
ある程度の理解は示しますが、先日の議員全員協議会にていただいた富谷市総合計画の基本構想の1ページ目の真ん中に、「住みたくなるまち日本一」とあります。日本一ならば、周辺自治体より先駆けるべきと考えます。この「住みたくなるまち日本一」は、将来像であり基本理念であります。ピラミッドの頂上、まさにてっぺんであります。言い方を変えれば、富谷市の錦の旗印であります。
では、「住みたくなるまち日本一」とは何でしょう。施設の充実したまちでしょうか。何でも物がそろっているまちでしょうか。そんなことだけではないと私は考えます。物を求めたら切りがありません。富谷に住む人が皆心穏やかに日々安心・安全に生活できる。子供は伸び伸びと健やかに、少年は将来の夢に向かい頑張り、現役世代も、高齢者も、障がい者も、心豊かに明るく生き生きと生活できるまち、それこそ「住みたくなるまち日本一」と私は考えます。
先ほど話した人への支援4つ、1つ、町独自に子育て支援の上乗せ。2つ、高校生・専門学校生へのバス通学費の助成。3つ、給付型の奨学金について。4つ、高齢者・障がい者への「とみぱす」のドアからドアへのサービスについて。前向きな検討、シミュレーションはなさったのでしょうか。実施できそうでしょうか。お答えください。もし前向きな検討、シミュレーションがなされていないのなら、なぜなのでしょうか。あわせてお答えください。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) まず、最初の庁舎建設に向けての話、私もその当時、父・照男が庁舎建設については、やはり税金で仕事をする身の者たちが借金をしてまでその建物を建てるというのは町民の皆さんに申しわけないということで、とにかく1円足りとも借金をしないでということで、その部分は基金を設けて、職員がみんなで節約して、鉛筆1本、消しゴム1つも無駄にしないように、とにかく節約して基金をためて、30億たまったら庁舎建設にという、とにかく1円たりとも無駄にしてはいけない、税金は町民の皆様からの預かっているお金だからというのは、常々私も耳にしていたし、その姿を見ていた一人として、私も今もその精神は受け継いでおります。
そういった中で、やはり負担のない財政運営というのは一番心がけなければいけないと思っておりますので、これから選択の部分に関しましては、しっかりと見きわめながら、必要な、いわゆる基金の設置なり、その辺は見きわめながら、しっかりと選択をしながら、財政運営を計画的に進めていきたいというふうに考えております。
2つ目の図書館につきましては、シンポジウム、どうしても限られた時間だったので、質問を受ける時間、当初は質問を受ける時間を設けられればということでスタートしたんですけれども、やはりなかなか、進行の方が限られた時間でせっかく遠くから来ているパネリストの方々のこの機会は有効に伝えていただく時間を優先したいということで、あのような形になりましたことをまずはご理解いただければというふうに思います。
なお、当時、会場で30億から40億というお話がありましたけれども、到底、今の富谷の財政規模で考えれば、30億、40億という図書館のことは、私も含めて想定はしておりません。また、なぜ、県立図書館があって市立図書館が必要なのかという部分に関しては、これまで、県立図書館が近くにあるから、市の図書館は確かに建てるにはお金がかかる、そして、維持費もかかるということで、これまでずっと長年見送ってきた経緯があるのも十分に承知をしております。
しかし、多くの町民、今は市民ですけれども、市民の方々から絶えず、やはり子供から大人まで多くの方が地元の、県立図書館はすぐ近くにあるのは知っていながら、でも、図書館の必要性というものをいろいろ形で要望が高いのも事実でございまして、実際、今回、総合計画を策定する上でアンケート調査をとった中でも、交通アクセスの次に、上位3番目か4番目に実は位置していたのが図書館を求める声でもございました。そのことを踏まえて、今回、総合計画の中で、決して私が公約で掲げたからということではなくて、アンケート調査を踏まえて上位にあったことから総合計画に策定をさせていただいたところでございます。
なお、図書館ありきではなくて、総合計画の中でも生涯学習施設ということで、いろいろな形のことを含めながら、今後、皆さんのご意見をいただきながら進めていくということで検討をしているところでございますので、なお、今後に向けては、先ほど来、答弁申し上げているとおり、ワークショップ、またはこれから意見聴取をいただきながら慎重に進めていきたいというふうに考えておりますので、どうかご理解をいただければというふうに思います。
3点目のソフト事業につきましては、これもまた、先ほど4点、議員から以前ご意見のありました子育て支援のいわゆる上乗せ、または高校・専門学校生への交通費の助成、給付型の奨学金、そしてまた「とみぱす」の利用できないドアからドアへという方々の支援ということで、4つとも全て、私も必要な事項だというふうに思っておりますし、そういった声をいただいているのも事実でございます。実際に一つ一つ、全て担当課等含めて検討をさせていただきました。しかし、今現実問題、全て算定した段階での費用の部分とかいろいろ考えたときに、なかなかすぐに今それを具体的に提示できる状況になかったものですから、まだ引き続き、これはできないということではなくて、今後まだ継続努力していきたいというふうに考えておりますので、その辺は、ただ今、現実問題すぐに実現できるものではないというのもご理解いただければというふうに思っております。

○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。

○1番(金子 透君) 個々の案件については、また別の機会に議論させていただきたいと思っております。
最後の質問をいたします。
全ての施設整備に反対しているわけではございません。また、何の整備もなく、ただ我慢しなさいと言っているわけでもございません。本当に今必要か、10年後、20年後も必要とされているか。将来の負担にならないか。整備するなら、その方法、財政的な裏づけ、タイミング、同じテーブルでの360度の議論であるべきと私は考えております。世代間の公平性からの起債は、その時々の時代のニーズに応じた将来世代の行政運営の妨げにもなりかねません。先ほども申しましたが、自分の子や孫の手足をみずからの手で縛るようなことがあってはならないと考えております。
市長も、私も、目指すところはおおむね一緒と思っております。次世代にツケを回すことなく、今は基金などを積み上げ、物づくりは少しお休みして、何物にも変えることのできない人材という人づくりを我々世代は一生懸命やり、次世代の礎で我々は構わないと考えます。この私の考え方に対して、市長の考え、意見を求め、私の一般質問を終わらせていただきます。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 私も基本的には金子議員と同感でございます。同じように、将来、財政的な負担を後世、今の子供たち、次の世代に残してはいけないというふうに本当に思っております。ですから、今回、いわゆる公共施設等の管理計画もあわせて今後の総合計画で、行財政改革をどうしてもこれをやらなければいけないというふうに考えたのも、それも早急に実施計画にその部分も反映させながらということで考えておるのは、そういうこともあって、今見直さなければ、これまでずるずるといつの間にか財源不足が慢性化してきたということが起こっておりましたので、今ここでしっかりと見直さなければいけないということで、強い決意で行財政改革に臨む、そのために来年度いわゆる専門の行政改革推進室を設けて取り組んでいくという、これはまさに今後にそういうツケを残さないための組織体制でもありますので、しっかりとそこは金子議員と私も同じ思いでございますので、ハードはもちろん建てれば維持費がかかるというのは当然でございます。私も同じでございますので、必要最低限のやはり整備でそこは実施していくということで、また、今道の駅等のお話をさせていただいておりますが、その面は、やはり民間の資本なりそういうことを活用することも一つの施策で考えられるところでございますので、全て公的な一般財源を投入することではなくて、ハード面もそういった民間資本を活用しながら、そして必要なものを、最低限度必要なものは必要なものとして整備はしなければいけませんが、安易にハードのほうに財政投資をするという姿勢ではございませんので、そこは同感でございますので、ご理解いただければというふうに思います。

○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) それでは、通告に従い、1問目は、地方創生、目指す環境整備はと題し、質問いたします。
昨年10月、市政がスタートし、人口6万人へ向けて施策の推進は評価するものですが、安心と安全、豊さ、人に優しい市民目線の支援へ進んでいるのか。住環境整備について、今般の総合計画前期基本計画に示された住み心地のよさを実感できるまちづくり、地域づくりの視点から、空き家対策、公園整備、そして子育て支援などについて質問いたします。
人口の増加は、決して新しい団地だけにとどまらず、30年、40年の団地も空き地がないほど住宅は密集し、ひとり・夫婦二人暮らしも多く、また2世帯住宅、子育て世代など、地域コミュニティーの流れも少しずつ変わってきました。憩いの場、ついの住みか、子育てなど次代を生きる世代に最も自然豊かな環境整備こそ必要です。そのような中でも、住宅密集の中には長年空き家になっているところもあり、障子の破れや雑草の伸びなど、支援の推進、近隣への配慮などを進める対策は必要と考えます。執行部へ問い合わせ、27年度の市内空き家は、水栓閉鎖でアパートなどを合わせて250戸と伺っておりますが、今回、市長の施政方針に空き家対策へ調査の取り組み、システム化への推進を表明されました。住宅団地形成の富谷市ではその対応は遅過ぎたのではないかと思っております。
国の平成29年度予算案を見ますと、新たな住宅セーフティーネット制度の中で、住宅確保要配慮者に対する支援の拡充が盛り込まれております。この制度は、自治体に専用住宅として登録された場合、月15万8,000円以下の所得制限はありますが、高齢者などの入居で、国が最大、家賃の4万円の保証支援をいたします。空き家を整備する場合には、補助対象の工事はありますが、国3分の1、地方3分の1となっております。富谷市の市営住宅は100戸どまりとなっておりますが、市営住宅の建設は未定の状況の中、高齢者、低額所得者、子供を育成するご家庭など、支援を求める方のために住宅支援、空き家対策へ加速をつけて総合的な支援を進めるべきと思います。
また、以前より公園整備については質問しておりますが、小さな公園への対応が少ないのではないか。ペンキの塗りかえだけで終わり、35年間も遊具は変わらず、撤去された遊具の跡には何も設置されず、利用されない公園へ変貌していくような公園整備では、憩いの場の提供、子育て支援にはつながらないと感じます。
また、住民アンケートによる公営墓地とパークゴルフ場、やすらぎパークの一体化の建設を視野に調査計画が示されておりますが、どのような観点から整備されるのか。今後の世代を超えた支援につながるように、まちづくり、地域づくりからの視点を持って質問をさせていただきます。
1、施政方針で示された4地区の調査とシステム化による空き家対策の説明を求めます。
2、団地形成で成り立つ富谷市ですが、もっと早い段階で空き家対策について調査が必要ではなかったか、当局の見解を求めます。
3、総合計画前期基本計画の中に空き家対策が盛り込まれていなかったのですが、その理由を問います。
4、平成29年度国の予算案において、空き家対策に新たな住宅セーフティーネット制度が盛り込まれております。市営住宅の建設も未定の状況の中、住宅確保要配慮者に対する支援の取り組みなど、推進すべきであると考えますが、見解を求めます。
5、地域づくりの観点から、憩いの場となる各町内会の会館近くに公園がありますが、35年間変わらない遊具、ベンチの数、大きな公園だけの自然豊かな環境整備では住民の満足には至りません。遊具、ベンチ設置の見直しなど、利用される公園への整備はどのようになっているか、お伺いいたします。
6、公営墓地とパークゴルフ場の一体整備を視野に計画がありますが、この方向性は変わらないのか、質問いたします。
次に、2問目は、5歳児健診と支援の取り組みはと題し、4月開所の子育て世代包括支援センター、通称「とみここ」について、富谷市の子育て支援の内容と今後の子育て支援の取り組みについて質問いたします。
母子機能を充実させて、妊娠期から子育てまで切れ目ない支援の拡充を進めることになりました。国の方針による全国展開の推進によりますが、富谷市の子育て支援は、医療費も18歳まで拡充され、公民館を中心に子育て支援が行われてきました。これから始まる「とみここ」での健診、相談窓口での対応、支援の内容、専門スタッフの配置など、取り組みを問います。
今回も待機児童が前年と同じぐらいの47人と伺いました。以前にも、保育コンシェルジュの配備の重要性を訴えさせていただきましたが、相談窓口の充実は必要です。「とみここ」にも相談窓口の配備はあると伺いましたが、全ての相談を受ける対応になるのか、支援の取り組みに産後ケアもあると思いますが、支援の内容の説明を求めるものです。
今、各自治体では、5歳児健診の推進が進められております。私が話を伺った東京都の千代田区では、人口約5万8,000人、ゼロ歳から10歳までの子供は、平成27年度およそ5,800人です。富谷市と同じような状況で、千代田区では平成21年に子育て支援のあり方検討委員会を立ち上げました。23年4月より2カ月に1回の割合で5歳児健診を行ってきました。その後、平成26年度からは毎月1回の健診にして、誕生日月を健診日とし、個別に健診案内を送付し、受診の有無を確認し、任意の健診ですので再度案内はしないとのことでした。都合が悪く健診できなかった子供には、マックス半年間の間で健診できる体制をとっております。その理由といたしまして、3歳児健診が終わってから小学校へ入学するまで総合的な健診がなかったため、育児に悩む家族の相談もふえ、成長の不安を訴える両親など支援の必要性を感じ、健診の支援がなされています。任意の健診ですが、27年度の実績では513人対象で393人、76.6%の受診がありました。小児科医、歯科医、運動指導者、栄養士、心理学者、障がい者支援の職員、保育士、保健師、幼稚園・小学校の関係者など、20数名の対応で行っているとのことです。大変重要な成長期にあるため、早期の対応と支援の方向性など、子育て支援の充実を追求した取り組みになっておりました。支援のために一般財源から予算を組み立てているとのことでした。当然、課題もありますが、早急な対応で健診率は伸びているとのことでした。
大事な、大事な未来を担う富谷市の子供たちにも5歳児健診の導入を求めるものですが、重要な拠点となる「とみここ」をフルに活用できるような体制について質問いたします。
また、母子支援では、産後ケアの充実を問います。産後の1割の方は育児不安となり、社会現象を見ても高齢出産がふえ、支援する家族も高齢のため支援を受けられなかったり、核家族の増加で家族の支援が受けにくいなど、孤独になる時間が多く、また、育児不安から児童虐待へ進む事例もふえております。産後うつによる自殺者が出ており、特にゼロ歳児への虐待は産後うつによるものが物すごく多く、支援の推進が必要です。
子育て世代包括支援センターの支援の充実と今回の2017年国家予算案が、先日、衆議院を通過いたしましたが、産後ケア事業を行う市町村において、産後うつ予防と早期発見につなげるため、産後2週間や1カ月に行う健診費用2回分を助成する取り組みが導入されております。1回の費用につき5,000円を上限に国が費用の2分の1を負担します。産後ケア事業、ネウボラですが、産後ショートステイや産後デイケアなど、各自治体でも推進されておりますので、富谷市における産後ケア事業の充実を求め、今後の取り組みを問います。
切れ目ない子育て支援に夜間救急医療対策への取り組みがあります。夜間の小児科診療では、仙台市北部急患診療所が対応し、金曜日と土曜日、日曜日の診察があり、仙台市立病院が終日365日対応しております。富谷市では、富谷医院さんなど対応していただけるときがあります。富谷市や黒川地区においては、休日当番の対応はできておりますが、夜間の小児科対応は厳しい状況にあります。富谷市における小児科ネットワークを確立して夜間小児科医療の推進へご協力をいただけるような体制はできないのでしょうか。富谷市の夜間診療に対する取り組みと対応を伺います。
子供たちの自転車走行について、交通車両の増加もあり、自転車を利用する小学生など、住宅地での交差点、曲がり角での急な飛び出しが目立ってきました。自転車利用の子供たちにヘルメット着用で、運転手、歩行者にも目立ち、たとえ転倒したときにも頭を守れることなどから、小学生以下の子供たちへヘルメット着用を促し、交通ルールや自分の命は自分で守る意識を高め、事故防止へさらなる取り組みを進めるべきであると思います。
以上のようなことから、子育てに関する支援について質問いたします。
1、子育て世代包括支援センター「とみここ」に育児不安、産後うつにならないための相談窓口、支援の取り組み、専門スタッフの配置など、どのように進められますか。
2、5歳児健診の取り組みが他自治体で推進されていますが、当局の見解を求めます。
3、子供の夜間救急医療対策はどのようになっていますか。市内病院への対応はどのように進められますか。
4、身体保護防止に小学生以下の自転車利用者にヘルメット着用の義務づけは必要と考えますが、見解を求めます。
以上です。よろしくお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。

午前11時56分 休憩


午後 1時00分 再開

○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
先ほどの若生英俊議員の答弁漏れがありますので、発言を許します。財政課長。

○財政課長(西山高広君) 先ほどご質問いただきました拡大分のご説明でございます。
平成29年度の予算計上額でご説明させていただきますと、子ども医療費の拡大分につきましては約2,600万円、「とみぱす」の分といたしまして約4,400万円、放課後児童クラブの運営費につきましては1億6,200万円、日吉台放課後児童クラブの建設費でございますが、こちらは9,000万円となっております。

○議長(浅野幹雄君) 休憩前に行われました浅野直子君の質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、先ほどいただいた浅野直子議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の地方創生、目指す環境整備はの問い1の空き家対策についてでございます。現在、市内でも初期に開発された東向陽台、太子堂、鷹乃杜、富ケ丘地区を中心に空き家戸数の把握のため職員が現地調査を行っており、そのデータを今年度導入した空き家システムに随時蓄積している状況でございます。今後は調査区域を広げ、最終的には市内全域の空き家の戸数を把握したいと考えております。
問い2、もっと早い時点に、もっと早い段階で空き家対策について調査が必要ではなかったかの問いにつきましては、本市では、平成26年12月に当時の水道閉栓情報に基づき調査した結果、空き家と推認されるものが250件ございました。ご質問の要旨にもございますように、本市では不動産取引が活発なことから、住宅の建てかえも多く、空き家になる状況はほかの市町村と比べ少ない状況であると認識しております。しかしながら、今後、空き家となる物件が逓増することは推測されることであり、その要因を調査分析し対策を講ずることが必要であると考えております。平成27年5月に空き家対策特別措置法が完全施行されたことに伴い、本市では、まず空き家の特定を行うとともに、空き家システムへのデータの蓄積を行うことで現状の詳細把握に努めてまいりたいと考えております。
問い3、総合計画前期基本計画の中に空き家対策が盛り込まれていなかった理由については、今後、本市では、空き家の所有者に対しアンケート調査を行う予定としております。なぜ、売買が進まないのか、相続できないのか、今後どのように活用するお考えなのかなど、所有者に対し調査したいと考えております。その調査の結果を受け、本市の空き家の実態に合った施策や対策を行っていくことから、現時点においては計画に掲載しなかったものでございます。今後、具体的な方向性が決まりましたら、計画等への掲載について検討してまいります。
問い4につきましては、問い3でも述べましたが、まずは所有者の意向が一番であることから、今後、アンケート調査の内容をもって本市の空き家への対策を検討してまいります。その際には、もちろん、国や県の施策の状況を踏まえ、当該制度を活用してまいりたいと考えております。
問い5、遊具・ベンチ設置の見直しなど、利用される公園への見直しにつきましては、本市では、公園の維持管理事業として供用開始から30年以上経過する遊具の更新事業を実施しております。遊具の更新に当たりましては、町内会と協議し、その地区の公園の利用状況等を考慮して新たに設置する遊具の選定を行っております。ベンチにつきましても、修繕の際には、町内会や公園を利用されている方のご意見を参考に利用状況に応じた見直しを実施してまいります。
問い6、公園墓地とパークゴルフ場との一体整備についてでございます。方向性として変わっているものではございません。今定例会に上程いたしました来年度当初予算において、公営墓地とパークゴルフ場の一体整備に伴う基本計画策定費用について計上しております。
質問件名2の5歳児健診と支援の取り組みはの問い1でございます。産後うつ、育児不安への支援は専門的なかかわりが必要となるため、「とみここ」においては保健師や臨床心理士等専門スタッフを中心に関係機関と連携をとりながら支援していく予定となっております。現時点でも、母子手帳交付のときに個別に状況をお聞きし、必要に応じて、妊娠中から電話や訪問等を行ったり、産後は新生児訪問で産後うつのチェックを行うなどの支援をしておりますが、今後は、育児相談支援事業等をさらに充実させながら切れ目のない支援を提供してまいります。
問い2、5歳児健診については、鳥取県を初めとする一部の自治体で実施されており、全国的に見ても実施している自治体は1割弱という状況でございます。県内自治体においては現在実施しているところはありませんが、3歳児健康審査から就学時健康診断までの谷間を埋める健診として軽度発達障がい児の早期発見等に有効であることは認識しております。しかしながら、今後の導入につきましては、医師会との連携や健診の実施方法等について十分に検討を重ねていく必要があると考えております。
問い3につきましては、市民の皆さんから、市内に夜間救急診療に対応する医療機関を望む声が多くあることは承知しておりますが、地域における小児科医師等医療スタッフの確保については全国的にも課題となっており、近々の夜間救急の実現は困難な状況にあります。しかしながら、医療体制や財政面も含め、市内病院及び近隣地域の病院に働きかけてまいります。また、子育て中の皆様には、仙台市内3カ所の救急診療所や宮城県こども夜間安心コール等、緊急時の対応を子育て情報誌や乳幼児健診において周知してまいりたいというふうに考えております。
問い4のヘルメット着用につきましては、道路交通法第63条の11で、「児童又は幼児を保護する責任のある者は」、「児童又は幼児に乗車用ヘルメットをかぶらせるよう努めなければならない」となっており、努力目標となっていることから、義務化は困難であると認識しております。なお、市では、春・秋の交通安全県民総ぐるみ運動の運動の重点目標として、自転車乗車中の交通事故防止、自転車安全利用五則により、子供はヘルメットの着用に努めることを掲げ運動を展開し、啓発に努めております。
また、小学校では、保護者の皆様に校外で自転車に乗る場合はヘルメットを着用するよう周知を図るとともに、交通安全教室を通じ、自転車利用時における交通ルール及び交通マナーの正しい理解と実践に努めてまいります。

○議長(浅野幹雄君) これより浅野直子君の質問は一問一答により行います。13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) それでは、空き家対策について質問させていただきます。今、4地区の東向陽台、太子堂、富ケ丘、鷹乃杜の調査に入るということのご答弁をいただきました。大変古い団地からということの認識はいたしましたけれども、やはり空き家対策につきましては早い段階での調査結果が必要ではないかと思うんですね。民間の委託会社も入れながら、早急に市内全域の空き家に対する調査というものは必要ではないかと思いますが、ご答弁をお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) 現在こちらの4地区に関しまして、まず空き家ではないかという場所を、うちの放射線測定のパートさんを使いまして、まずは調べてきてもらっています。その後、職員が出向きまして、本当に空き家かどうか、住民基本台帳のほうと照合したりして確定作業をしております。現在のところ、それで余り時間も要していないようですので、まずは、特定空き家とかの認定の前に、空き家が何戸あるかという調査をしたいと思っておりますので、現在のところは業者さんに委託とかそういったことは考えておりません。

○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 今、調査が始まっているというようなことでございましたけれども、この調査は、大体、期間的には、今4地区やっておりますが、どれぐらいかかっているんでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) 現在、4地区の調査を進めているところですけれども、ことしの1月、始めまして、年度内には4地区全て終わる予定でございます。

○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) パートさんたちをご利用というところでございますが、何人体制でこの調査は進められているんでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) 現在、今、放射線の測定のパートが1名ということで、それに職員が同行しまして、1名、2人体制でまずは空き家ではないかを調査してまいります。新年度からは、当初予算の話になるんですけれども、もう1名、パートさんをふやさせていただきたいと考えておりました。

○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 本来ならば、全ての全市内の空き家対策が必要かと思いますけれども、来年度の予算にも1人加わるということでございますが、早急な調査の結果をもって進めていただきたいと思うんですけれども、やはり、空き家で、もっと、本当は今ではなくて、なぜ早い段階での調査ができなかったかというところに一番疑問を持つところなんですが、ここのところを回答いただきたいと思いますが。

○議長(浅野幹雄君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) 市長の答弁にもありましたとおり、不動産の取引がうちの市の場合は活発ということで、よく報道であります全国に空き家が800万戸という話がありますけれども、これは平成25年の住宅土地統計の空き家率から割り出した数字になっているんですけれども、全国ですと13.5%、宮城県の空き家率ですと9.4%、富谷市におきましては県内で下から3番目の4.4%という状況でして、余り空き家の戸数が多くないと。喫緊の問題として余り捉えてはいなかったんですが、空き家の苦情等がありましたら、個別にこれまでも対応しておったところでございます。27年5月の空き家特別措置法に伴いまして、県内の各自治体でも本腰で動き始めたんですけれども、県内の自治体と比べましても特別遅いほうではございません。

○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) なぜ早い段階でと申したかと申しますと、やはり空き家であったというところであれば、もっと早い段階で、例えば防災対策だったり、さまざまな取り組みができたのではないかという懸念もあるものですから、その質問をさせていただきました。こうやって震災も経験をいたしまして、空き家も富谷においては4.4というところで少ないというようなお話でございますが、やはりこれから、いつ、どういうふうな形で震災がくるかわかりませんけれども、さまざま、豪雨もありますが、こういったことにつきまして、やはり被災というところ、防災の面からの考えからいけばもっと早い段階でという思いがあるんですけれども、そういった関連についてはどのようなお考えでいらっしゃいますか。

○議長(浅野幹雄君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) 先ほど申しましたとおり、これまでに関しましては特別遅いという認識はなかったんですけれども、今後は、空き家システムを活用しまして、危機管理室、住宅を担当しております都市計画課等と連携をとりながら、そちらの防災の特定空き家、そういった認定についても進めてまいりたいと考えております。

○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 先ほど、答弁の中にアンケート調査というようなことがありました。アンケート調査の結果が出るのはいつになりますか。

○議長(浅野幹雄君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) 新年度の作業になるかと思いますけれども、なるべく早い時期に調査をしまして、できれば夏・秋、そのくらいまでには結果を出したいと考えております。

○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 総合計画前期基本計画の中に盛り込まれなかったというところで、市長のほうからの答弁もいただきました。しかしながら、やはり富谷市の団地形成におきましてはやっぱり本当に住宅が密集しておりますので、空き家になるリスクというのは高いと思います。ですので、やはりどういった理由があるにしても、計画の中には盛り込むべきであったのではないかと考えますが、ご答弁お願いします。

○議長(浅野幹雄君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) 市長からの答弁にもありましたが、今後、そのアンケート結果を見まして、今後の対策、施策、決まりましたら、今後、総合計画になるんですけれども、そちらのほうに載せるかどうかもちょっと検討してまいりたいと思います。担当課としましては、空き家対策計画というものがまずありまして、そちらの計画のほうをまずは考えておるところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 住宅セーフティーネットの制度についての質問になりますけれども、この住宅確保要配慮者というところで、高齢者だったり、障がい者だったり、さまざまな対象になる方が、低所得者だったり、いるんですけれども、こういった方々にこの制度を活用して、アパートなり、個別の住宅なり、申請したというようなことはあったんでしょうか、質問いたします。

○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) セーフティーネット制度につきましては、例えば空き家を賃貸住宅にするためのリフォームのための費用の補助であったりとか、低家賃で空き家を賃貸する場合にその差額分の補助であったりということではございますけれども、今、富谷におきましてはそのような形の申請というのはございません。

○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) それでは、公園整備のほうに移らせていただきます。大小、市内には80を超える公園等があるわけなんですけれども、やっぱり古い団地におきましては、特にあけの平に住んでおりますので、あけの平の例を言わせていただければ、35年からの団地になります。小さいときから、子育てをいたしまして公園を使っているんですが、撤去されては……。1台の遊具が撤去されて、回旋塔というのですか、危険遊具ということで、全国的にそれは撤去になった時期があったと思うんですが、それを撤去されてから一度も新しい遊具が設置されさないというような状況でございます。こういったことがありますので、やはり利用価値のある公園への整備というのは必要ではないかと思いますが、撤去された後の新しい遊具に対しての設置というのは、どのような取り組みを考えていらっしゃるのか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) 以前に危険性が高いということで撤去した可動式の遊具、そういう回旋塔であったりとか箱型のブランコ、そういったものについてはほとんど撤去が完了しているわけですけれども、それに関する新たな遊具の設置というのは、ちょっと市内では行っていないという状況でございます。

○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 撤去された後に遊具がないというのは、これはちょっと理解できないところなんですが、やはり撤去されたら、新しいものか、それにかわるものを設置するというのが基本ではないかなと思うんですけれども、そういった考えにはならなかったのか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) 当時につきましては、まず危険な遊具の撤去というものを第一に事業のほうをさせていただいたということで、それにかわる遊具の設置というのは、当時、特に検討はしなかったという状況でございます。

○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) ということは、これからもないということですか。これからはあるということの理解でよろしいでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) 当時、そういった危険性が高いということで撤去した遊具に関しまして、新たに別な遊具を追加するような形で建てるという予定は今のところございません。

○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 論旨でも述べさせていただきましたけれども、今、古い団地、新しい団地にかかわらず、人口増加がふえております。人口、子供たちも大変ふえております。そういった中で公園の持つ意義といいますか、利用価値といいます、大変今ふえております高齢者も散歩をいたしまして、ベンチがあればそこに座り、春になれば花々が咲いて、桜を見たりとかというところもあるわけなんです。そうやって公園の持つ、本当に重大な地域コミュニティーの場であると感じておりますが、やはり使われる公園へという意識の中だったら、設置をするという方向に行くのではないかと思いますが、どうでしょうか、そういった考えには行かないでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) 遊具につきましては、ただいま30年以上経過した遊具の計画的な交換というものを進めております。その際に、町内会などと相談させていただきながら、子供向けの遊具をそのまま設置するか、もしくは高齢者の方も利用できるような健康遊具に変えるか、その辺をご相談させていただきながら計画のほうを進めているところでございます。ちなみに、現在、東向陽台から順次進めておりまして、富ケ丘地区について、今年度、29年度でほぼ完了する予定となっておりまして、引き続き、29年度からあけの平地区、その後、鷹乃杜とかと順次入っていく予定としております。

○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) それでは、墓地とパークゴルフ場の一体的な取り組みについての調査計画というところで今回質問させていただきますけれども、全国的に見ましても、墓地とパークゴルフというところの一体化ではなくて、広大な敷地の中に墓地だとか、ゴルフ場、スポーツ施設、レストランだったり、近くには温泉があったりということで、広範囲に利用できるような、そういった墓地公園としての整備を進めているところは、北海道の石狩なんかにもございます。ですけれども、墓地とパークゴルフ場の一体というのはなかなかないのではないかと思いますけれども。この調査計画でございますけれども、これはこのまま進めるというお話でしたが、パークゴルフにしたという経緯は、どういった理由でこのようなふうになったのか、お伺いさせていただきたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 今回、公営墓地とパークゴルフ場の一体整備に向けてというのは、公園墓地と、あわせていわゆる墓地公園のイメージで、さらに何かしらということでのパークゴルフ場ということでの今方向性で検討を進めているところでございます。背景にはやはり先ほど議員が申し上げた、全国にはいろいろなレストランやいろいろな設備も整えているところもたくさんあるわけでございますが、いわゆるそのためにはコストもかかることなので、今回、極力、ある意味、これは最終的には分譲して、いわゆる購入される方々の負担になるわけでございますので、その辺、極力負担を少なくするという意味も含めて、初期の工事費を最小限に抑えるためにその方向で今検討しているところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 住民のアンケート調査でも墓地の本当に要望は多いですし、また、パークゴルフをなさっている方の人口も徐々にふえているような、近隣でもたくさんいらっしゃいますので、そういったことは理解を示します。ただ、今回、なぜこのパークゴルフと墓地だったのかなというところにおいて、多分、敷地も要るのではないかというようなところもありまして、どこかの市内の場所をある程度策定されての経過、調査だったのかなと思いますが、その場所的なところも今視野に入れていらっしゃるという認識でよろしいんでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 場所については、まだ未定でございます。これから計画を進めながら場所の選定も進めていくわけでございますが、先ほど答弁で漏れた部分で、先ほど、アンケートの中で公園墓地が、議員のご意見のように要望が強いということ。あわせて、パークゴルフ場を求める請願書等もいただいているということも一つ背景にあることと。これはまだ確定ではないんですけれども、これまでも答弁で何度かお示ししたように、造成工事に、一次の粗造成を自衛隊の造成にご協力いただければということもあったものですから、その上での条件となると、そういった背景があったということも含めて、確定ではございませんが、そういったいろいろな背景があって、今回墓地と、公園墓地の中にパークゴルフ場という一体型ということで、その方向性を検討しているところです。

○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 続きまして、子育て支援のほうに質問させていただきます。
子育て世代包括支援センター「とみここ」の開所ということで、大変喜んでおります。本当に母子支援、子育ての拠点ができるというところで、皆さんも安心して、市民の皆様も安心しているところと思いますが、私のほうからは、産後ケアについて、この充実についてどのようなご認識でいらっしゃるか、担当のほう、回答をお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 産後ケアにつきましては、今でも母子手帳交付のときなどに、若年、若い妊婦さんですとか、出産後手伝いに来てくださる方がいらっしゃらない方ですとか、そういった方を対象にしながら、保健師のほうも電話なり訪問なりで、なるべくかかわる機会を持つというふうなことで取り組んできております。この子育て世代包括支援センターができるということで、相談場所もふえるということになりますので、産後ケアという意味では、例えばお母さんたちが外に出てこられるくらいになりましたら、いつでも気軽に相談に来られるような場所の提供ということを今後深めていきたいと考えております。

○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 全国的には、産後ケア、ショートステイだったり、デイケア、日帰りの支援等があるわけなんですけれども、市内には産科が少ないというところもありますけれども、黒川病院さんもありますが、富谷市内だけに限らず、黒川地区全域においても、そういった子供たちが大変生まれておりますので、産後ケアという意味では充実が必要だと思いますが、富谷市内だけに限らず、黒川圏域においてもしっかりと産後ケアの充実に向けて、病院へのショートステイだったりデイケアだったりの事業を推進するお考えはあるか、質問いたします。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) デイサービスですとかショートステイということになりますと、やはりそこの受け入れ先との連携ですとか、そういう充実といったところも必要になるかと思います。産後ケアに必要になってくるものとしては、やはり子供と2人でいるのが不安というお母様方に対してどのようにこちらが対応できるかというふうなことになりますと、やはりそばに寄り添って必要な支援、育児支援だったり家事支援だったりそういったところで、お母さんたちがどこかに行くのではなくて、訪問であったりというところでの支援をもう少し充実できないかなというふうに考えておりました。

○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 「とみここ」の本当に中心は、相談の窓口が充実するという、その入り口の部分がやはり子育て支援の第一歩ではないかなと思います。先ほど答弁の中にも、保育士さんだったり専門の方がついたりということはあるんですが、専属でその場所に相談できる体制になっているのか。相談を毎日そこで受けられるような体制になっているのか。その体制はどのようになっておりますか。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 人事についてはまだ今後のことになるんですが、今現在ですと、子育て支援課、本庁内にありまして、そこに保健師ですとか専門職がいる中で、健診のときですとか教室のときには、それぞれ公民館や健康センターのほうに出向いてというふうなことで不在にする場面も多々あったかと思うんですが、そこの「とみここ」におきましては、そこを中心に活動していくこととなりますので、専門職が、そこに行けばいつでも相談できる体制になると考えております。

○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 5歳児健診についてお伺いさせていただきます。
実は、全国的には少ないということで、市長の答弁の中にも1割程度、また宮城県においてはしていないというようなことで、仙台市におきましても、こういった5歳児健診の要望をしたんですけれども、やはりなかなかできない状況であるという回答はいただいております。しかしながら、5歳児というのは、3歳児健診においては、やはり3月生まれと4月生まれでは成長の差が大変大きいですよね。だけれども、5歳児となりますと、ある程度の発達、言葉の発達でしたり、歯科健診にしてもそうですけれども、さまざまなところで発達がある程度一定してくると思うんですね。そういったところに、幼稚園に入りましてから、自分の子供はちょっと違うんじゃないか、ほかの子と比べてちょっとおかしいんじゃないかというようなお母さん方の悩みといいますか、そういったものをまずは軽減するという意味でこの5歳児健診というものは推進されているんですけれども。こういった5歳児健診の取り組みについて、全国的に少ないからということではなくて、子育て支援を大いに富谷市が支援をしているという、充実の意味からいったら、こういったことがやはり市制になって充実した部分というふうになるのではないかなと思いますけれども、5歳児健診についての担当課としての見解を求めます。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 議員のおっしゃるとおり、法的には3歳児健診が就学前の最後の健診ということで、以前ですと、そこだと集団にも入られているお子さんも多くいらっしゃって発達もある程度落ちついていてというふうなところでもございましたが、今は、全国的に見ても3歳児健診でも気になるお子さんというのがかなりふえております。そういったお子さんに関しまして、保健師が訪問ですとか電話等で発達確認を行ったり、保育所さんとの連携をとりながら確認をしたりというふうなところもございますが、やはり数がふえてきているということもあって、確認できる場所というのは必要かなというふうには感じているところではございます。
ただ、5歳児健診を実際に実施するということになりますと、現実的にやはり医師会とのすり合わせということも必要になってまいりますし、軽度発達障がいのお子さんを見つけた後の、その後の就学に向けての支援をどのように行っていくかというところをある程度明確にしていかないと、やはり、お母さんたちの不安を消せればいいんですけれども、逆に与えてしまうというふうなところもあると思いますので、そういった道筋をまず今後検討していってから、実施する方向になるかどうかの検討になるかと考えております。

○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 今、担当課のほうでお話をなさったようなことも、もちろん課題の中にはあります。しかしながら、千代田区の例を言いますと、幼稚園に入られて、幼稚園側から、実はこの子のことを少し気になるので診ていただけないですかというような、逆に幼稚園側から情報をいただいて、しっかりとその健診をするというようなところも生まれております。そしてまた、就学に関しまして、幼稚園と小学校の連携が物すごく密に行われております。また、例えば軽度の判断になったと。中には、そこの場で健診を受けて軽度の判断になったけれども、ほかの病院に行ったら何でもなかったよというようなこともあったと。そういう電話の相談もあったそうです。しかしながら、それは早急に対応しながら、本当に、やっぱり子育ての世代においては子供の成長に対しての不安というのは大きいものがあるんだなというような回答でございました。
ですので、やる、やらないとかというよりも、むしろ、そういうあり方支援検討会みたいなものを立ち上げながら、時間をかけてでも結構でございますので、そういう方向性でいくという考えはあるか、質問させていただきます。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 議員のおっしゃるように、幼稚園に入られてから、あるいは小学校に入ってから、いろいろ問題に気づいてご相談いただく場合も当市の場合でもございます。そういったときに、やはり関係機関との連携というものをまずしっかりと組んでいくというところから始めていきたいと考えております。

○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 最後の質問になります。
ヘルメット着用についてなんですけれども、今団地の中では、大変、気候もこのような状況で、小さな子供たちが、自転車を利用する子供たちが大変多くなってまいりました。運転しながらも、大変ちょっとこちらも冷やっとするようなことも多いんですけれども、義務づけはできないという回答でございましたが、啓発に向けての取り組み、このことをお伺いさせていただきます。

○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。

○危機管理室長(横田利雄君) 市長の答弁にもありましたけれども、全国的な春・秋の交通安全運動の重点目標にもなっておりますし、市のほうでは、自転車にかかわらず、通学、そういったところで安全を期すということで、幼稚園卒園時に教育のリーフレット、そういうものをお渡しさせていただいて、ぜひ、6歳から7歳に変わって、親との通学から一人で歩く時期になりますので、事故とかに遭わないようにということで啓発に努めていきたいと思っております。

○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 今、お話を伺いましたけれども、やはり、学校単位でもヘルメット着用の推進というものはできないか。学校単位でもヘルメットの推進というのは、義務にはできないけれども、学校としての取り組み、あけの平小学校や東向陽台の小学校さんでは、たしかヘルメット着用の、義務ではないんですが、啓発をしているようなんですけれども、各学校においてもそのような取り組みというのはあるのか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) それぞれの学校におきまして、長期休業前に保護者あるいは児童生徒向けにお便りを出しておりまして、その中でヘルメットを着用しましょうというような呼びかけを行っております。これにつきましても生徒指導部会等で検討しておりまして、保護者の方にどのように勧めていけばより啓発ができるかというところで検討はしております。

○議長(浅野幹雄君) これをもちまして、本日の一般質問を終わります。
これで本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでした。

午後1時35分 散会

平成29年第1回定例会議事録(第4号)

平成29年3月6日(月曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 金 子 透 君
  • 2番 青 柳 信 義 君
  • 3番 若 生 英 俊 君
  • 4番 長谷川 る 美 君
  • 5番 畑 山 和 晴 君
  • 6番 齊 藤 秀 行 君
  • 7番 藤 原 峻 君
  • 8番 佐 藤 聖 子 君
  • 9番 浅 野 武 志 君
  • 10番 西 田 嘉 博 君
  • 11番 佐 藤 克 彦 君
  • 12番 山 路 清 一 君
  • 13番 浅 野 直 子 君
  • 14番 高 橋 正 俊 君
  • 15番 菅 原 福 治 君
  • 16番 出 川 博 一 君
  • 17番 相 澤 榮 君
  • 18番 渡 邊 俊 一 君
  • 19番 安 住 稔 幸 君
  • 20番 浅 野 幹 雄 君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 市長 若 生 裕 俊 君
  • 副市長 大 庭 豪 樹 君
  • 企画部長 内 海 壯 晃 君
  • 総務部長 山 田 豊 君
  • 保健福祉部長 小 野 一 郎 君
  • 建設部長 奥 山 育 男 君
  • 保健福祉部次長兼保健福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター所長 中 山 高 子 君
  • 企画部企画政策課長 高 橋 弘 勝 君
  • 企画部財政課長 西 山 高 広 君
  • 企画部産業振興課長 鴇 幸 浩 君
  • 総務部総務課長兼情報化推進室長 神 田 能 成 君
  • 保健福祉部地域福祉課長 菅 原 俊 司 君
  • 保健福祉部健康増進課長 菅 原 順 子 君
  • 保健福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセタンター子育てサロン所長 狩 野 悦 子 君
  • 建設部都市整備課長 齋 藤 英 夫 君
  • 建設部都市計画課長 伊 藤 正 君
  • 企画部企画政策課参事兼市制移行・地方創生推進室長 松 原 誠 君
  • 保健福祉部長寿福祉課技術参事兼保健福祉総合支援センター所長兼高齢者施策専門監 安 積 春 美 君
  • 教育長 菅 原 義 一 君
  • 教育次長 荒 谷 敏 君
  • 教育総務課長 高 橋 加 代 君
  • 学校教育課長 齋 藤 卓 也 君
  • 生涯学習課長兼総合運動公園所長兼民俗ギャラリー館長 渡 邉 正 弘 君
  • 生涯学習課富谷中央公民館長兼富ケ丘公民館長兼東向陽台公民館長兼あけの平公民館長兼日吉台公民館長兼成田公民館長 阿 部 雄 也 君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀 郁 雄
  • 次長 富 澤 裕
  • 主幹 長 瀬 千鶴子

議事日程 第4号

平成29年3月6日(月曜日) 午前10時00分 開議

日程1 会議録署名議員の指名
日程2 一般質問 10番 西 田 嘉 博 議員
1 一般質問における答弁の進捗状況について
11番 佐 藤 克 彦 議員
1 富谷市の農業政策を問う
2番 青 柳 信 義 議員
1 富谷市の公共交通について
2 防犯灯の整備について
16番 出 川 博 一 議員
1 平成29年度予算 集中と選択を問う
2 地方創生の意味するところは

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり 午前10時00分 開議

○議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。


日程第1 会議録署名議員の指名

○議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、3番若生英俊君、4番長谷川る美君の2名を指名いたします。


日程第2 一般質問

○議長(浅野幹雄君) 日程第2、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。10番西田嘉博君。

○10番(西田嘉博君) 皆さん、おはようございます。
それでは、私は通告に従い、一般質問における答弁の進捗状況について質問いたします。
今までの定例会において、多くの質問の中でその回答内容を住民の皆様に報告してまいりました。その中で、町道富ケ丘11-1号線の歩道を含めた道路改修工事と、小・中学校の校長室、教職員室のエアコンの設置、成田中学校グラウンドの砂じんにつきまして、現在の経過が気になるところであります。
また、70歳以上の方か障害者手帳を取得している18歳以上の方を対象として、社会参画と安心・安全な移動支援を趣旨として交通乗車証とみぱすが交付され、有意義に活用されております。なお、その中でも身体的理由、その他の理由により、これらの恩恵を受けられない方々がいることも事実であります。
昨年10月10日に、まちづくりの将来像、基本理念を「住みたくなるまち日本一」として、我が富谷市が誕生しました。その1つとして、楽しく生涯を送るためには心身ともに健康であることが重要案件の一つであります。個人の健康は自己管理することが基本ではありますが、目標として生涯健康都市を構築するためには、市としての積極的なアプローチと住民の協力、そして成果の検証が重要と思います。
住民の皆さんの関心の高い案件ですので、その後の進捗について、以下の4項目について質問いたします。
1、平成27年第3回定例会における質問で、町道富ケ丘11-1号線につきましては「歩道を含め道路改修が必要な状況であることを確認したので、早急に整備していく方向で検討しているところである」との回答でしたが、現在どのような状況か、伺います。
2、平成27年第4回定例会における質問で、町内小・中学校のエアコンの設置につきましては、「学校の意見も踏まえながら、国の補助制度の活用も視野に入れ検討してまいりたい」との回答でしたが、現在どのような状況か、伺います。
あわせて、グラウンドの砂じんにつきましても、「強風時には歩道などに校庭の砂が飛散している様子も見受けられ、既存の防砂ネットの整備する方向で検討してまいりたい」との回答でしたが、どのような状況か、伺います。
3点目、平成28年第3回定例会における質問で、高齢者・障がい者外出支援乗車証とみぱすにより交通機関を利用になれない高齢者・障がい者の方々の外出支援のあり方については、「第7期介護保険事業計画並びに障がい者福祉実態把握調査を踏まえ、タクシー助成などについて段階的に検討してまいりたい」との回答でしたが、現在の段階についての見解を求めます。
4点目、平成28年第3回定例会における健康寿命の延伸に関連する質問で、「健康増進計画、国民健康保険特定健康診査等実施計画に基づき、特定健康診査、特定健康指導の実施、また、生活習慣病予防とした地域保健健康教室や相談会開催などを実施しております。また、宮城県塩釜保健所が行っているくろかわ脱メタボプロジェクトに参加し、中学校への出前講座、標語の表示などを行っています。今後とも継続してメタボリックシンドローム改善への事業展開をしてまいります」との答弁でしたが、市制施行後、どのように計画はなされているか、伺います。
以上です。

○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) おはようございます。
それでは、ただいまの西田嘉博議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名、一般質問における答弁の進捗状況についてでございます。
問い1、市道富ケ丘11-1号線に関する対応状況についてお答えします。
当該路線は、舗装の劣化に加え、車道曲線区間においては道路横断勾配がセンターの高さに比べて外周部が下がった形状であったため、車両通行に危険を及ぼすおそれがあり緊急性が高いと判断し、当該区間の片側車線のみではありましたが、昨年9月に舗装打ちかえによる改修工事を行ったところでございます。また、歩道についても部分補修を行い、歩行者の安全確保に努めたところです。残りの区間については、他の修繕対象路線を含めて緊急性や交通状況など優先度を総合的に見きわめながら、今後改修に努めてまいります。歩道についても同様に、状況に応じて適宜対応してまいります。
問い2、市内小・中学校へのエアコン設置については、平成27年第4回定例会においてもお答えしましたとおり、本市においては平成24年度までに全小・中学校の保健室とコンピューター室にエアコンを設置しております。エアコンの増設に関しては、職員が夏期休業期間中の猛暑の中で勤務している現状と学校からの要望を踏まえ、職員室、校長室、図書室等への設置の検討をしてまいりました。しかしながら、設置には多額の費用を要すること、県内自治体の設置状況が高くないこと、国の補助金の採択率が低い状況にあることなどから、当面は実施することが難しいとの判断に至りました。
引き続き今後の課題として、学校教育環境の改善に努めてまいりますので、ご理解いただきたいというふうに思います。
また、成田中学校のグラウンドの砂じん対策については、継続して経過を観察してまいりましたが、当面は既存の防砂ネットで対応することとし、更新する際に改めて対策を強化したいと考えております。なお、強風時に歩道などに飛散した砂は、これまで同様清掃等により適切に対応してまいります。
問い3でございます。
第7期介護保険事業計画及び第5期障害福祉計画の実態把握調査につきましては、本年1月に実施し、現在集計作業の段階でございます。調査項目には、外出状況把握のため、外出先や外出手段等の設問を設けておりますので、今後分析を進めてまいります。
また、バス・地下鉄等をご利用になれない方々のために、既にタクシー助成事業等に取り組んでいる自治体の実施内容についても引き続き調査・研究を重ねている段階でございます。
問い4、市制施行後の計画についてでございます。
市制施行後、宮城県協会けんぽ宮城支部及び仙台白百合女子大学と連携し、地域の商業施設において健診の受診率向上や高血圧予防の周知活動を実施しております。また、町内会の協力を得て、健康推進員会との共同により、町内会館、公民館に出向き、身近な場所で健康教室を実施し、延べ735人のご参加をいただきました。今後は、現在策定中の健康推進計画において、引き続き健康寿命の延伸を基本目標とし、市民の健康づくりにかかわる関係各課、関係機関と連携して、あわせてメタボリックシンドロームの改善を含めた健康づくりを推進してまいりたいというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 10番西田嘉博君。

○10番(西田嘉博君) それでは、次の質問に移らせていただきます。
問い1の1点目、歩道に関しての補修工事はいつごろになる予定でしょうか、お尋ねいたします。
問い2の2点目、現在の歩道状況は平板コンクリートの使用であり、今後段差等の箇所も多くなることが考えられます。長期的な観点から、透水性のアスファルト舗装への移行も検討すべきと考えますが、見解を求めます。
問い1の3点目、歩道の道路側にある縁石の傾きは年々ひどくなってきていますが、今後、補修工事の検討がされるのか、お尋ねします。
問い2の1点目、エアコンの設置に関して、先ほど調査されたと伺いましたんですが、小・中学校各校の意見も聞かれましたか。
問い2の2点目は、エアコンの設置の国の補助制度の検討はどのようになっていますか。先ほども少し話をいただきましたんですが。
問い2の3点目、県内のエアコン設置状況についての調査をされましたか。
問い2の4点目、成田中学校の防砂ネットの効果についての見解を改めて求めます。
問い3、障がい者の強い要望をかなえるためにも、タクシー、ガソリン券助成の検討はその後どうなっていますか。
問い4、本県のメタボリックシンドロームは47都道府県ではワースト3位であり、本市でのメタボリックシンドローム予備群への取り組みについての見解を求めます。
以上です。

○議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) 歩道整備につきましては、先ほど市長からも答弁がありましたが、他の修繕対象路線を含めて、緊急性や交通状況など優先度を総合的に見きわめ、改修に努めたいと思います。
今後、パトロールに力を入れまして、適宜適切な対応に努めていきたいと考えております。(「いいの。3問あるんだよ、3問。この件について」の声あり)
透水性のアスファルトにつきましては、その優先度を総合的に見きわめ、改修に努めていきたいと思います。
あと、歩道の縁石につきましても、今後パトロールに力を入れまして、その場所につきまして適切な対応に努めていきたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 教育総務課長。

○教育総務課長(高橋加代君) 私からは、問い2関連につきましてお答え申し上げます。
まず、1点目でございます。エアコン設置に関して、各学校の意見を聞いたかということでございますが、こちらは昨年10月に各小中学校を対象に実施しました予算編成ヒアリングの際、改めて各学校の意見を聴取しております。
次に、2点目、エアコン設置の国の補助制度の検討はということでございますが、こちらは検討いたしました。市長の答弁にもありましたとおり、エアコン設置などの環境改善のための補助金の採択率が非常に低いことが課題となったところでございます。
次に、3点目、県内のエアコンの設置状況についての調査をしたかということにつきましては、近隣自治体を中心に調査をしております。
4点目、成田中学校の防砂ネットの効果についての見解ということでございますが、議員もご存じのとおり、防砂ネットの下の部分に土のうを積んでいることを含めて、砂の飛散は大分防止できているものと捉えております。

○議長(浅野幹雄君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) タクシーにつきましては、以前も議会におきましてお答えしておりましたとおり、富谷市を除く13市において導入されており、また、燃料につきましても10の自治体で導入されていることは承知しております。現在、内容について、おのおの各自治体において対象者の絞り込みがまちまちでございます。富谷市における対象者となり得る方がどういった方がよろしいのかというようなところ、同じ障がいの1級においても、障がいの程度によっては本来そういったタクシーを必要とすべき方というような方もいらっしゃれば、そうでなくともとみぱすで十分対応できるような方も中にはいらっしゃいます。そういった精査も必要かと思っておりますので、その辺の段階にはあるということでご理解いただければと思います。

○議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) 本市におけるメタボリックシンドロームの予備群への取り組み状況ということでのお答えいたします。
本市におきましては、特定健診や特定保健指導のほうの受診率向上に努めてまいっております。今年度につきましても、速報値ではありますけれども、特定健診の受診率もさらに上回っておるという状況になっております。また、特定保健指導につきましては、グループ指導からより個別の市民の皆様に合った内容の相談をということで、個別で対応するような工夫をしてまいりました。また、非肥満の高血糖の方を対象にした教室ですとか検診結果の相談会、または特定健診の会場ですとか乳がん検診の会場におきまして、高血圧予防のキャンペーンなどを実施しながら、メタボリックシンドロームの予備群の取り組みなど予防に努めてまいっておるところでございます。
以上です。

○議長(浅野幹雄君) 10番西田嘉博君。

○10番(西田嘉博君) それでは、最後の質問に移ります。
1点目、先ほどお話を伺いましたんですが、防砂ネットの高さは82センチの高さであり、グラウンドの砂はネットを越え、東正面入り口付近に堆積する状況であります。せめてこの高さを二、三メートルにすれば、そういう飛散が防げるのではないかと思いますが、その辺の見解を求めます。
2点目、これも非常にこだわるんですが、校長室、教職員室へのエアコン設置については、学校環境衛生基準において、教室とは、職員室等の児童生徒及び職員が通常使用する部屋を指すものであり、文科省の環境衛生基準、夏期は30度以下、最適温度25度ないし28度とされていますが、現在の教職員室は事務機器等からの熱源に加え、校舎の構造上風通しがよいとは言えない環境であり、エアコンの設置が必要と考えます。改めて見解を求めます。
3点目、特に働き手の40歳代のメタボリック予備群対策として、市内企業、関係団体との取り組みはどのようになっていますか、お伺いします。
4点目、宮城県は黒川地区の市町村と連携を図りながら、肥満者が多い要因を特定し、食事や運動に関してポピュレーションアプローチを実施することにより健康水準を図ることとしています。この事業は、全国健康保険協会宮城支部により実施されており、健診医療データ分析と情報提供、被扶養者特定健診向上策、そのほか県と連携したさまざまな職域向けの事業展開を図っていますが、本市の対応について伺います。
以上です。

○議長(浅野幹雄君) 教育総務課長。

○教育総務課長(高橋加代君) まず、1点目の防砂ネットの高さを2メートル、3メートルの高さにすべきということでございますが、こちらは市長の答弁にもありましたとおり、防砂ネットを更新する際には議員のご提言を踏まえまして対策を強化してまいりたいと思います。
それから、2点目の校長室、職員室へのエアコンの設置につきましては、こちらも市長の答弁にもございましたとおり、夏期休業期間中の猛暑の中で職員が執務している状況は十分に把握しているところでございまして、改善が必要であるとの認識は議員と同様でございます。昨年の状況で申し上げますと、7月と9月の仙台地点の最高気温の平均は26度前後でございましたが、夏期休業期間中の8月は約30度という状況でございました。このような近年の状況も踏まえまして、引き続き今後の課題とさせていただきます。

○議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) まず、働き手の40歳代の予防ということでございますけれども、富谷市におきましては、平成27年の12月に協会けんぽ宮城支部様と覚書を締結いたしまして、本市だけならぬ協会けんぽ宮城支部様に加入されている方たちの特定健診の受診率向上への事業などに協力をさせていただきまして、昨年とことし2カ年にわたりまして市内の商業施設での扶養されている家族の皆様を対象にしたまちかど健診などを実施しております。また、市内の企業の受診、特定健診の実施ですとか、あと保健指導の実施についてもご協力させていただいておりました。
その次の黒川地区の町村と連携を図りながらのポピュレーションアプローチなどということで、町村と協会けんぽ宮城支部との連携事業ということですけれども、今お答えいたしました連携事業のほかに、協会けんぽ宮城支部に加入していらっしゃいます富谷市民と富谷の国保の特定健診の結果や医療費の分析のほうを実施してまいりました。その結果、高血圧等に課題があるというような共通の健康課題なども見出すことができまして、そちらをイオン、商業施設様で行いましたまちかど健診や、あと宮城県では協会けんぽ宮城支部と共催で行いました塩エコキャンペーンなどで、その分析結果をお買い物に来られた皆様に対して周知啓発をしたりというような取り組みをしているところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 11番佐藤克彦君。

○11番(佐藤克彦君) 私は、富谷市の農業政策について質問します。
ことしもわが家に平成29年水稲の作付割合個人配分が明示されました。作付割合は0.5555で、前年度比0.0083減です。生産調整率は44.45%です。44.45%の減反です。この割合は毎年増加し続けています。これは、米の消費の落ち込み、消費者の家庭での炊飯の減少、小家族化、食べ物の多様化などが考えられます。米消費拡大の対策が大変重要だと思います。
日本で唯一穀物において100%自給できるのは、米だけです。海外との価格差などもありますが、為替の変動等も大変大きいです。
このような状況の中、政府は平成30年より、政府主導による減反政策の廃止、米の直接支払交付金の廃止などの政策を打ち出しました。その対策として、平成29年度予算で農業競争力強化プログラム概要ですが、生産資材価格の引き下げや、流通・加工の構造改革、収入保険制度の導入、土地改良制度の見直し、飼料米の推進など、13のプログラムを発表しました。
近年、TPP、FTA、EPAなど、多くの貿易問題等を抱え、農業経営の環境は非常に厳しい状況であります。富谷市の農業経営をもっと強くするための政策が必要です。今後の対策を伺い、次の質問をします。
1、農業振興地域、農用地指定地域を見直す考えはありませんか。
2、老朽化している農業施設の改善計画はどのように考えますか。
3、今後の米生産のための対策は。
4、園芸作物(果樹、野菜)振興のための対策は。
5、イノシシ被害に対する対策は。
以上、質問いたします。

○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの佐藤克彦議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名、富谷市の農業政策を問うの問い1でございます。
農業振興地域については、農業を振興する地域であり、農用地区域は、今後長期にわたり一体として農業の振興を図る区域について農業振興地域整備計画書で定めるものであり、今のところ見直す予定はありませんが、今後大幅な土地利用の変更や社会情勢の推移等により必要に応じて対応してまいります。
問い2でございます。
農業施設の改修や維持・修繕については、地域から資材支給申請を受け、現地確認後資材を支給し、地域の皆さんで整備を図っていただいております。また、二ノ関、大童及び今泉地区では、多面的機能支払交付金を活用し、農業を支える共用設備を維持管理するため共同作業に取り組んでおります。地域の皆さんのご協力がなければ適正な維持管理は困難な状況ですが、役割分担を明確にしつつ、適切な農業施設の保全管理に努めてまいりたいというふうに考えております。
問い3、今後の米生産については、来年度で国からの生産調整に係る米の直接払交付金が終了いたします。生産調整に係る国からの配分も本年で終了となり、平成30年度より県からの配分調整が行われるという状況となっております。また、経営所得安定対策に係る国からの水田活用の直接払交付金や産地交付金の予算も限られる中での調整など、米の生産調整等については危惧しているところでございます。
対策等については、産地交付金に係る本市地域水田農業推進協議会策定の水田フル活用ビジョンの交付金対象作物の拡大や、環境保全米がブランド米として高く売れるお米への栽培促進を図る支援拡充など、あさひな農協黒川地域との連携を図りながら、農業経営の安定に向けた支援、方策に取り組んでまいりたいというふうに考えております。
問い4でございます。
園芸作物の振興については、特産品であるブルーベリー産地拡大事業や、新作富谷スイーツの食材となる新果樹栽培に係る支援事業、産直直売等に係る支援事業、ビニールハウス助成事業による地場産野菜等の栽培を推奨してまいります。また、直売活動組織のおんないん会主催によるLaLaマルシェを4月から12月まで毎月第2日曜日に開催し、生産者の顔の見える安全・安心な地場産野菜などの産直活動も支援をしてまいります。
問い5、イノシシ被害に対する被害につきましては、富谷市鳥獣被害対策実施隊により、本年度市内では4頭を捕獲いたしました。引き続き実施隊の活動への支援、協力しながら、捕獲に努めてまいります。なお、本年度より、防除対策として電気柵を貸し出し、その効果などについて調査、確認をしてきました。結果として、防除効果に期待が持てるという検証ができたものであり、購入しても設置したいというご意見等をいただいたところです。このことから、本市では、電気柵やワイヤーメッシュなどを最も効果的な対策を実施隊や関係機関と協議し、来年度から電気柵等購入経費の一部を助成する独自の支援事業を行います。あわせて、国の補助事業の活用も検討し、イノシシの被害防止に努めてまいります。
以上です。

○議長(浅野幹雄君) これより佐藤克彦君の質問は、一問一答により行います。
11番佐藤克彦君。

○11番(佐藤克彦君) 富谷市では、ここ二、三十年、農業振興地域や農用地地域等の指定をやっていませんが、なぜだったんですか。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 農振・農用地の指定解除と変更につきましては、要件が幾つかございまして、その要件の中に、10年以上まずは長期にわたって大きな変動等がないことがそういった地域にまずは指定するようになっております。その中で、さらに10ヘクタール以上超える農地の整備であるとか、改良事業による土地の改良とか、そういった事業がなければ特に変更ということにはならないということですので、そのままということでございます。

○議長(浅野幹雄君) 11番佐藤克彦君。

○11番(佐藤克彦君) では、農振や農用地指定されない地区で、土地改良とかそういうことをやったらいいとか何か、そういう要望を確認したことはありますか。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 要望としましては確認したことはございません。

○議長(浅野幹雄君) 11番佐藤克彦君。

○11番(佐藤克彦君) 政府は、ことし土地改良法の改正案で、中間管理機構が借り受けた農地に限り、農家負担なしで基盤整備、暗渠等できる優遇制度を発表しましたが、富谷市では中間管理機構の利用についてどのような指導、推進を行っていますか。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 中間管理機構の事業におきましては、対象者がまず認定農業者が受け手ということでございますので、認定農業者の方を初め、あと出し手となる方々に対しまして、地域に対してさまざまな会議等におきまして周知を図っているところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 11番佐藤克彦君。

○11番(佐藤克彦君) 農振地域を見直しし、中間管理機構を利用し、土地改良や基盤整備を行う必要があると思います。富谷市ではこういう考えはあるのか、ないのか、答弁ください。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 先ほど市長の答弁でも申し上げておりますとおり、今後は大幅な土地利用の変更と、あと社会情勢等によりまして変わればそういったことで検討なりをしていきたいと思っております。

○議長(浅野幹雄君) 11番佐藤克彦君。

○11番(佐藤克彦君) 基盤整備事業は、農業の足腰を強くするためと、もう一つ、農村を守るという最重要課題だと思います。今の小さい田んぼを大きくしないと、なかなか刈り取れないんです。農振・農用地を見直して基盤整備をしたいと思いますが、市長、どう思いますか。答弁をお願いします。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 議員のご指摘、ご意見につきましては、大変私も同様に考えているところでもございます。ただ、中間管理機構のいわゆるまだまだ定着していない部分、そしてどちらが先かという部分もあるんですよね。その中間管理機構を利用したくとも、いわゆる整備されていないところがなかなかそこに至らなかったりする部分もあって、やはりそこは我々も積極的にそういう地域の方々と連携しながらその辺は検討していかないといけないかなというふうに思いますので、やはり中間管理機構、いわゆる基盤整備があって初めて中間管理機構のいわゆる整備、いわゆるその辺も集約も進んでいくものというふうに思っておりますので、その辺は地域の方々等のご意向も確認しながら、そういった整備の必要性は認識しているところでございますので、今後検討していきたいというふうには考えております。

○議長(浅野幹雄君) 11番佐藤克彦君。

○11番(佐藤克彦君) では、次に、多面的機能支払い制度の利活用ですが、富谷市では今、3地区言いましたが、これ以降どう進めるか、どう推進していくか、答弁を求めます。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 多面的事業につきましては、今現在1地区新たにちょっと追加ということで話し合いをしているところがございます。それとあわせましてまた、該当する地域につきましては引き続き協議等を進めてまいりたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 11番佐藤克彦君。

○11番(佐藤克彦君) 多面的機能支払い制度も農振・農用地じゃないとだめなんですよね。農地を守るということは、農振・農用地に編入しないと守れないという、今現在そういう制度になっているわけですが、その考えについて答弁を求めます。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) その辺も考慮いたしまして、今後考えてまいりたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 11番佐藤克彦君。

○11番(佐藤克彦君) では、老朽化した農業施設、ポンプ場や堰の改善計画ですが、富谷市ではどのような改善計画を持っていますか。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 改善計画というのはちょっと作成はしておりませんで、あくまで地域の方々からご要望があった場合に、資材の提供なりということで対応しているというところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 11番佐藤克彦君。

○11番(佐藤克彦君) では、用排水路や農道の整備計画は持っていますか。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 計画のほうは策定していない状況でございます。

○議長(浅野幹雄君) 11番佐藤克彦君。

○11番(佐藤克彦君) こういうのもね、多面的支払いで利用して整備計画立てられるんですよ。だから、農振をやってくださいと私は言ったつもりなんです。と同時に、地方交付税、農道、青線、全部入っているわけです。だから、これがどっちにしても市が主体となって計画立てられると思いますが、また再度答弁をお願いします。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) ご意見をいただきましたことにつきまして、今後検討、考えてまいりたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 11番佐藤克彦君。

○11番(佐藤克彦君) では、平成30年以降、先ほども市長から答弁あったとおり、減反政策が変わります。この変わることに対して、富谷市ではどのような計画を持っているか、考えているか、答弁をお願いします。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 答弁でも申し上げておりますが、地域の水田推進協議会で策定しております水田フル活用ビジョン、その中におきまして生産調整に係る産地交付金というものがございます。その中で、推奨する作物の部分で拡大を図りながら支援を拡大ということと、あとこれも農協さんと絡むことですけれども、環境保全米の取り組みを推進していきまして、売れるお米の推進を図ってまいれればと考えております。

○議長(浅野幹雄君) 11番佐藤克彦君。

○11番(佐藤克彦君) 富谷市では、道の駅建設プランを持っていますね。その場所でどのような農産物を売るのか、再度質問します。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) まだ道の駅につきましては今準備中ということでございまして、そういった作物の直売所経営になると思いますけれども、そういったことにつきましても現状を確認しながら、今スイーツによるまちづくりということで基盤づくりに努めておりますので、その直売所については、ただ、規模というものもございますが、その形で今、済みません、失礼しました。基盤づくりということで努めておるところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 11番佐藤克彦君。

○11番(佐藤克彦君) 約45%が減反です。この農地を利用する必要があると思うんです。現在、産地交付金は果樹とネギだけですね、今。それでいいのか。他の野菜栽培に対しても活用すべきだと思いますが、市長、答弁を求めます。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 改めて本当に今議員のご指摘のように、30年からのいわゆる見直しも含めて、本当に真剣に考えていかなければいけないというふうに考えております。その現実的な打開策というのがなかなか今見出せない状況の中にあるわけでございますが、その中で富谷においては独自のいわゆるスイーツのまちづくり、そしてそのスイーツの素材となるいわゆる1次産業の活性化というところで、いわゆるその転作作物として、または休耕地の土地利用ということで、そういう形で何とか推進していければというふうに思っておりますので、いわゆるその推奨作物につきましても今後最大広げていきたいというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 11番佐藤克彦君。

○11番(佐藤克彦君) では、園芸作物を栽培するのにも、減反を利用するわけですよね。田んぼっていうのは排水対策が一番重要なんですよね。これを富谷市ではどのように指導、推進策を考えているか、答弁を求めます。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 排水対策等につきましては、整備されたところにつきましては改良区との協議をしながらと、それ以外の地域につきましては地域のご意見などをお聞きしながら進めてまいりたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 11番佐藤克彦君。

○11番(佐藤克彦君) 今の土地改良、出てきましたが、改良区の暗渠というのは地下水調整機、今ついているんです。畑にいつでもできるように。そういう機能を持った基盤整備事業を行っています。もっともっと農振に入れて中間管理機構を利用して、農地を守るというそういう気持ちを市長、一言答弁お願いします。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) まさにいかにその農地を守っていくかというのは、大変重要な課題でございます。その方策としてやはり、先ほど議員が多面的機能支払い交付金の活用というお話もありましたし、その辺を今やはりそこをフル活用で、いわゆる全地域をその対象地域にしながら、いわゆるそのためには土地改良事業組合との連携も必要なことだというふうに考えておりますので、その辺積極的に連携をしながら、今後農地を守るために努力していきたいというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 11番佐藤克彦君。

○11番(佐藤克彦君) イノシシ対策ですが、100%この被害をなくすというのは大変なことだと思います。けれども、少しでも減らす工夫が必要だと思います。富谷のどこかの地域だけでもいいから、1カ所モデル地区をつくって、みんなで必死に考えてやるということが大切だと思いますが、それに答弁お願いします。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 有害鳥獣被害防止実施隊のほうなり、あと地域と、また、関係者なりと協議しながら、そういったモデル地区をなるようなことなどもあれば考えていきたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 通告に従い、2件の質問を行います。
質問件名1として、富谷市の公共交通についてを質問いたします。
富谷市は交通政策強化のため、交通政策推進室を設置すると新聞、テレビで報道され大変注目を集めております。市民も非常に高い期待を託しており、応えるべく、危機感を持って早急に取り組まなければならない課題と思います。
1番目として、市民バス乗り継ぎ実証運行計画、宮城交通最終バス深夜便復活について。
昨年第4回富谷市議会定例会においての継続質問です。新たな乗り継ぎ実証ポイントが必要との答弁に対し、約半年間の実証運行計画の実績を踏まえた来年度計画の報告及び宮城交通最終バス深夜便復活に対する継続的な協議の進捗について伺います。
昨年10月から開始した市民バス乗り継ぎ実証運行計画は、市民のニーズに即した施策であるか疑問です。そのために、本年度500万、来年度930万の予算を計上しております。市民が納得いかないような施策であれば、市民の意見を反映した施策に練り直したほうがよいかと私は考えます。よって、次の質問を行います。
市民バス乗り継ぎ実証運行計画についての1番目、昨年10月11日から本年2月24日までの利用者総数、1日平均の利用者数をお伺いします。
2つ、前回質問時、予算取り積算上の計画1日当たり59名と実際の乗客数3.9名のギャップに対し、さまざまな機会を通じて実証運行をPRするとの答弁に対して、どのようなPRを行ったか、お伺いします。
3つ、西部循環線、南部循環線乗り継ぎ地点の新設について、どのように検討なされたか、お伺いします。
4つ、市民が切に要望しているのは、朝、夕、夜間の通勤・通学での泉中央までの市民バス運行です。検討をなされたのか、お伺いします。
5つ、平成30年度4月からの本格運行するに当たり、平成29年度の具体的な計画をお伺いします。
6つ、宮城交通最終バス深夜便復活に対する継続的な協議の進捗をお伺いします。
2番目として、宮城県立利府支援学校高等部、宮城県立利府高等学校生徒の通学手段確保について。
宮城県立利府支援学校高等部に通う生徒の通学手段は、基本的に就労支援のために原則公共交通機関の利用をすることになっております。学校の配慮により、中等部のバス利用状況に応じて空きがあれば高等部の生徒も利用可能とのことですが、高等部進学生徒に対し、対処療法的な対応ではなく恒久的な交通手段の確保が必要と思われます。
今後、富谷市、大和町も含め人口の伸び率が大きく、若い世代の人口流入、増加に伴い富谷市のみならず、大和町、大衡村の高等部への進学者がふえると予測されます。
また、富谷市から宮城県立利府高校に通学する生徒も通学に困難を抱えているという話を聞きます。よって、富谷市と利府町間の公共交通についての考えをお伺いします。
1つ、宮城県立利府支援学校の富谷市の在籍生徒数をお伺いします。
2つ、宮城県立利府支援学校の大和町、大衡村の在籍生徒数をお伺いします。
3つ、富谷市、大和町、大衡村の生徒の宮城県立利府支援学校への通学手段をお伺いします。
4つ、富谷市より宮城県立利府高校へ通学している生徒数をお伺いします。
5つ、市民バスによる富谷市、利府間での運行が可能か、お伺いします。
6つ、宮城交通へ富谷市、利府間の運行を要望することが可能か、お伺いします。
質問件名の2番として、昨年平成28年2月23日に行われました平成28年第1回富谷町議会定例会の施政方針で、当時、町長は「防犯灯については、既存の約3,000基をリース方式によりLED仕様に交換を予定しております。実施に際しては、まず、対象となる防犯灯の調査業務を行い、その後、順次交換工事を進めてまいります」と述べられております。一昨年、平成27年度第3回定例会一般質問におきまして、私は、防犯灯の整備強化の質問を行い、そのときの答弁により、実施を決めたものと思っておりました。
しかし、事業は行われず、しかも何ら説明もなく、今回、平成29年第1回富谷市議会定例会におきまして、市長は「市内の既存防犯灯(約3,000灯)のLED化事業については、防犯環境の向上とともに、電気料金の削減と環境負荷の低減、CO2排出量の削減を目的に、来年度から段階的に実施してまいります」と昨年と同様のことを述べられております。よって、次の質問を行います。
1つ、平成28年度に事業が行われなかった理由をお伺いします。
2つ、来年度の段階的な実施計画をお伺いします。
3つ、施政方針どおりに事業が行われなかったことに関し、説明責任をお伺いします。
以上、質問いたします。

○議長(浅野幹雄君) 青柳さん、「とみやちょう」を「とみやまち」と訂正。(「はい」の声あり)

○2番(青柳信義君) 済みません。質問件名の2、私、今「とみやちょう」というふうに発言しましたが、「とみやまち」に訂正をお願いします。
以上でございます。

○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの青柳信義議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まずは質問件名1の富谷市の公共交通について、問い1の(1)市民バス乗り継ぎ実証運行計画についての(1)でございます。
ご質問の期間の平日91日間の利用者総数は延べ274名で、1日平均の利用者数は3.01名の実績となっております。
問い1の(2)乗り継ぎ実証運行事業のPRについては、運行開始時におけるホームページ、広報誌での周知や市民バス車内でのチラシ配布に加え、定期的に開催している記者会見での取材を通じPRに努めてまいりました。また、公共交通利用に関するアンケート及び市民バスアンケートにおいて、乗り継ぎ実証運行に関する質問項目を設けており、本事業の認知度の把握を行うとともに、今月末に郵送します市民バス無料乗車証交付のチラシにも掲載を行うなど、さらにPRに努めてまいります。
問い1の(3)と(5)につきましては、関連がありますので合わせてお答えをさせていただきます。
来年度の乗り継ぎ実証運行については、市役所に加え、市民の皆様が多く利用している区間や乗り継ぎの利便性などを考慮に入れながら、新たな乗り継ぎ地点の設置に向け協議を進めております。なお、新設する乗り継ぎ地点については、イオン富谷店を予定しております。
問い1の(4)と(6)についても、関連がありますので合わせてお答えをさせていただきます。
泉中央駅へのアクセス改善については、乗り継ぎ実証運行の乗り継ぎ地点の新設により、利便性の向上と利用者の経済的負担を軽減してまいります。
また、深夜便の廃止を含むさまざまな懸念事項については、従前より強く認識しており、その都度宮城交通に対し要望を行っておりますが、運転手の確保など事業経営に関することでもあり、市が関与できない側面もありますことにご理解をお願いいたします。
しかしながら、市内唯一の公共交通機関であることから、宮城交通との十分な信頼関係のもとで市が抱える課題を共有し、引き続き協議を行ってまいります。なお、先方からの意向もあり、協議の進捗及び内容については交渉過程にあることから、具体的な答弁は差し控えさせていただくことをご理解を願います。
問い2の(1)から(3)については、関連がありますので合わせてお答えをさせていただきます。
まず、県立支援学校高等部の在籍生徒数113名のうち、本市の在籍生徒数は8名、大和町が15名、大衡村が3名で、合計26名となっております。
また、通学手段については、スクールバス利用の方が22名、自力通所による通学者が4名となっております。
問い2の(4)本市より利府高等学校へ通学している生徒数は25名となっております。
問い2の(5)と(6)については、関連がありますので合わせてお答えをさせていただきます。
まず、市民バスの利府までの運行には、新たに1,000万円ほどの財政負担が必要となり、現状では困難であると認識しております。なお、宮城交通に対しては、路線新設の要望を行ってまいりたいというふうに考えております。
質問件名2の防犯灯の整備についてでございます。
問い1から問い3については、関連がありますので合わせてお答えさせていただきます。
初めに、本事業を来年度に先送りとした理由について申し上げます。
当初は、国の補助事業を活用し、対象事業となるリース方式で実施を計画しておりましたが、着手に当たり、当該事業経費や本市の財政事情を踏まえながら改めて精査し検討した結果、リース方式ではなく、市が直接整備する方式に変更したもので、将来的にも財政負担が少なく、所期の目的を達成できるものとの判断に至ったものであります。あわせて、本年度の財政事情もあり、来年度に先送りさせていただいたものでありますので、どうかご理解を願います。
説明責任につきましては、昨年の第3回、9月の議会定例会時におきまして、補正予算の説明の中で当該事業を見直しさせていただく旨申し上げたところでございましたが、不十分であったことにつきましてはおわびを申し上げさせていただきます。
今後の事業推進につきましては、約3,000灯の既存防犯灯のうち、まずは来年度に1,000灯を目安にLED仕様に交換し、以降段階的に整備を進めてまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。

○議長(浅野幹雄君) この際、午前11時10分まで休憩をいたします。

午前10時59分 休憩


午前11時10分 再開

○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

○議長(浅野幹雄君) これより青柳信義君の質問は、一問一答により行います。
2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) まず、市民バス乗り継ぎ実証運行計画なんですが、約5カ月間で274名、1日当たり3.01名で予算が500万かかっております。この件に関してどのようにお考えか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 答弁にもありましたが、それを踏まえましたので、新たな実証ポイントというところをイオンのほうで現在進めております。

○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) イオン富谷店、乗り継ぎはわかるんですが、実際この計画、59名に対して3.01名、5%ですよね。これに対して、イオン富谷今度やるからいいじゃないですかじゃなくて、どのようにお考えか、お尋ねいたします。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 予算積算何度もお話ししておるんですけれども、どれぐらいの利用量があるか把握するためのまず実証ですと。積算するためには59という数字は確かに使いました。それで、もし今後富谷、29年度は実証ですので、30年度以降も市役所を今のスキームでやる場合は、予算上の目標というのは今やっている数値を使って置くという、そういう認識でございます。多い少ないというものを把握するために、交通需要があるのかないのか、実証についてはそのように認識しております。
それから、もう一方は、路線バスの延伸でございます。もう1つの意味は路線バスの延伸ということで、固定経費もお支払いしておりますので、今回の実証には2つの意味があるというのは従前から申し上げているとおりでございます。

○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) それでは再度お尋ねしますが、来年度930万の予算をかけ、イオン富谷店を新しい乗り継ぎ地点の新設ということですが、これをやれば飛躍的に乗客数が伸びるというふうにお考えか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 前段、乗り継ぎの利用者、乗り継ぎでございます。イオンで何名乗って、イオンでどれぐらいの方がおりるかというふうなものは調査してございますので、少なくとも市役所よりは利用者が多いというものは想定してございます。

○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) では、そのイオン富谷を利用した場合の想定の1日当たりの利用客をお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 結果、調べた数字で申し上げますと、1日当たり平日70名から90名ぐらいの利用者は乗りおりがあったというふうなところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) ということは、来年度930万は70名から90名乗るだろうという形での予算であるか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 結果は別として、予算上はそのように置かせていただきましたが、さらにその後事業を続ける場合は、乗り継ぎ実証の数字を用いてまた予算計上するというふうなところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) この件はこれ以上やってもしようがないので、PR方法なんですが、ホームページ、広報誌、チラシ配布、記者会見、アンケート等々でやられたというお話ですが、これをやればもっともっと59に近づいたというふうにお考えかどうか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 方法としてはそのような方法、事業がスタートするときはもちろんホームページ、広報等でもお知らせはいたしましたけれども、12月定例会以降のというふうな限定でのご質問でございましたので、その間の取り組みについて市長のほうに答弁させていただいたところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) それでは、来年度の計画なんですが、先ほども申しましたとおり、市民が要望しているのが朝、夕、夜間の通勤通学でございますが、それに関してアンケートをとるとか、市民の声を聞くような活動を行ったかどうか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) まだ集計はできておりませんが、交通利用アンケート、2月末で集計終わりましたので、その分析を新年度進めたいと考えてございます。

○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 来年度まだ日数ありますが、今、日中4便ですが、これ、今度朝、夕、夜間もやるような予定かどうか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) まず、庁舎については現状のままで行いたいと思っております。ただ、イオンの部分は時間限定ということではなくて、イオンから発着する全ての便が対象になるというふうなことで、実証だけを考えるとその前後の時間も実証でカバーできるというふうなスキームでございます。

○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 市民バスの乗り継ぎでしょうから、市民バスの運行時間ですと、夜間もありませんし、朝のサラリーマン、学生の通勤時間帯にも間に合わないというふうに私は考えますが、それについてのお答えをお願いします。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) それについてはそのとおりでございます。

○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) そのとおりであれば、どのような対策を考えているのか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 実情のところはただいま課長が答弁しているところでございまして、この事業、冒頭にも申し上げ、この導入、実証実験入るときにも申し上げましたように、いわゆる宮城交通さんとのこれはぎりぎりの線での第一歩ということでご理解いただきたいということで、この決して十分ないわゆる時間帯でないのは、そこはご理解をお願いしますということでスタートした実証実験でございます。実証運行でございます。一気にその夜間、通学というのはもちろん当初から要望が強いのは十分に承知しているわけでございますが、宮城交通さんの理解があってご協力があって行われているということもありますので、一気にその辺がこちらの一方的な要望で進められるかというと、なかなかそこは難しい事情もありますので、その辺は何とかご理解いただければというふうに思います。

○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) ただいま市長の答弁で段階的にということで、それは期待いたしますが、やはり市民、かなりこの交通に関しては関心も持っていますし、課題となっていますので、ぜひ取り組んで、本気で取り組んでいただきたいというふうに思います。
市民バスを離れまして、宮城交通最終バス深夜便でございますけれども、こちらのほうは今どなたが交渉なされているのか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 詳しい交渉過程は先方のほうから開示しないでほしいというふうなことでございましたので、ちょっと申し上げられないんですが、市と宮城交通で機会があるごとにそういった話題をお互い理解を深めているというふうなところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 課長は宮城交通さんに行かれてこの話は、昨年12月に一般質問しているわけですけれども、それ以降に宮城交通さんに行ってこういった話をしたかどうか、ちょっとお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 宮城交通さん、現地に赴いたかどうかというお話でございますでしょうか。(「はい」の声あり)それについても、私のことなので、ではお答えしますけれども、それ以外の部分では当然この話題は出して具体に向こうの方とお話しした経緯は、三度ぐらいはその後ございます。

○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) それは向こうじゃなくてこちらに来てもらってもいいんですけれども、それは面談して対話を行ったかどうか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) そのとおりでございます。私が行う場合もありますし、私どもの担当が行う場合、私も同席してその話題についてはお話しさせていただいたところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) これ、企画部長も一緒に入ってなされたかどうか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 企画部長。

○企画部長(内海壯晃君) この問題には入ってはございません。

○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 非常に市民の要望も高いものでございますし、先ほど運転手の確保が難しい等々ありましたが、そのほかにも私も宮城交通さんと話しますけれども、やはり深夜帰ってきて1時になってから、それから洗車して整備をやると、やはり3時くらいまでかかってしまうと。その場合の人件費が高いというような意見も聞いたことがあります。ですから、これは宮城交通さんの事情もあるでしょうけれども、再度、企画部長なりが取り組んでいただきたい課題と思いますが、その辺をお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 企画部長。あんたが行くか行かないかだから。

○企画部長(内海壯晃君) 企画部長ということのご指名でございますが、トップのほうでそういった交渉は行ってございますので。

○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 次、宮城県立利府支援学校高等部に質問いたします。
今、宮城県利府支援高等部に通学する生徒は、富谷市で8名、大和町で15名、大衡で25名で、富谷から利府支援学校高等部に通学する場合に、宮城交通バスで泉中央駅、そこから地下鉄で仙台駅、東北本線利府駅から徒歩で学校まで約1時間半、往復で3時間の行程がかかります。ケアが必要な生徒にとっての就労のための社会訓練とはいえ、かなり負担がかかります。実際、公共交通機関で通学なされている生徒さんもおります。この実情をどのようにお考えか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 今の数字だけは先ほどの答弁で答えたとおりでございまして、その後ご質問あった市民バス等々の路線の拡充については現状ちょっと難しいというふうな判断でございます。

○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 答弁にもありましたが、富谷市から利府県立高校に通学する生徒は25名、男子にとっては自転車で行ける距離でしょうが、女子生徒にとっては厳しい距離、ましてや雨雪の悪天候時にはなおさらだと思います。その25名プラス富谷から利府支援学校高等部に通っている方が8名で、33名今、富谷から利府に通っているわけですが、この33名のために通学のための市民バスを運行するに値する人数と考えますが、その辺の考えはいかがでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 確かにバス1台、25人なりを超えるような人数というふうな認識はございますけれども、先ほども新たな財政負担が1,000万、これに小型で積算したケースでございますので、現状はちょっと難しいというふうな繰り返しになりますけれども、そちらでどうぞご理解をお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) その1,000万というのはどういう運行計画で1,000万か、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 朝晩の2往復での実際はそうなんですけれども、朝晩等へ新しいバスの確保、それから運転手の確保での金額でございます。

○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 朝夕2往復で、年間で1,000万でよろしいか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) そのように積算したところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 市民バスが1,000万かかるということで、宮城交通さんに対してなんですが、富谷、大和、大衡で利府支援学校さんに通っている方が26名、あとは利府高校で25名、合計51名の方が黒川郡から行っているわけですけれども、このくらいの生徒があれば、宮城交通さんにお願いできるような、運行することを検討できるかお願いできるか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 従前、黒川病院から利府駅のほうですか、というふうなバスを宮城交通さんのほうで運行していたというふうな実態がございますので、何とかそこの復活というふうなことで交渉したいと考えてございます。

○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 確かに課長おっしゃるとおり、16年前までは吉岡営業所から富谷経由じゃなくて、向こうの東側経由で、イオン経由じゃなくてあったんですけれども、採算が合わないということで16年前に廃止になったという話は聞いております。再度、今度はイオン経由で折衝していただけるものか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 要望についてはそのようなことも考えてございます。

○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 宮城交通さんが路線バスが確かに難しい点はあると思います。春休み、夏休み、冬休みの長期休暇もありますので、その場合に今、先ほど言った51名いるわけですから、富谷市、大和町、大衡のほうで資金を拠出してスクールバスを運用するようなことができるかどうかをちょっとお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 今初めてのご提案でございますのですけれども、新たな財政負担というふうなことになると、なかなか難しいのかなというふうに考えてございます。

○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) ケアが必要な生徒さん、あとは運転免許を持たない高校生に対して、身近なところで困っている方を助けるような交通政策もぜひ検討していただきたいというふうに思います。
次、質問件名の2番、LED防犯灯に移ります。
これ、事業を断念した時期は9月ということだったと思いますけれども、その後、第3回議会で説明あったということですが、再度あったかどうか、お伺いします。

○議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) 平成28年第3回定例会、9月16日、一般会計補正予算におきまして、財政課長のほうから、防犯灯LED化財源として予定しておりました二酸化炭素排出抑制対策事業補助金について、事業内容の再検討をするということで申請を見送ったという説明をしております。

○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 私の聞き漏れだと思います。ただ、この施政方針、当時町長が発した言葉は、市民の皆さんには大変喜ばれました。地域住民の方も治安がよくなると期待を持っていましたが、9月に言われたといえば、私も帰って議事録なり確認しますけれども、ただ、そういった文言、口頭だけじゃなくて、やはり全員協議会なりで丁寧な説明があってもよろしいかと思いますが、その件に関してご意見をお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) 先ほども市長の答弁にもありましたけれども、不十分であったことにつきましてはおわびを申し上げます。

○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 私はこれが延期になったということに関しては、別に何にも思っていません。諸般の事情があるということでしょうから。ただ、延期になったことに対して真摯な説明があれば、その時点で私は市民の方、住民の方に「今こういう形でリース事業予算かかるので、長期的に見た場合に今度は買い取りでやったほうがいいですよ」というような説明ができると思うんですね。それがやはりできなかったというのは、私は本当に非常に市民の方に対しても恥ずかしいと思いますし、今回も言っていたと言われればそれで終わりですけれども、今後はそういった形で真摯にやっていただきたいと思いますが、その件に関して、これ最後の質問でございます。よろしくお願いします。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 先ほど来申し上げましているように、昨年の9月に議会で説明をさせていただいたところでございます。なお、その辺、説明不足だったところは先ほどおわびしたとおりでございます。また、いろいろな機会で実は座談会か、いろいろなときにもこのLEDの問題につきましては、ご意見をいただいたときに説明は丁寧にしてきたつもりでございますが、不十分だったということについては改めておわびを申し上げまして、今後このようなことがないように努めてまいりたいというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) それでは、私から、2点について質問いたします。
1つは、平成29年度予算について、2つ目は、地方創生総合戦略についてです。
まず、最初に、平成29年度予算について伺います。
平成29年度予算は、市となって初めての通年予算となります。
私は、予算という概念は、何かをすれば何かができない。いわゆるトレードオフの原則に立っているものだと考えております。その上で、市長が何を選ぶのかに尽きるのかと思っています。
公約の実行には、税金を財源とするお金が必要です。従来の事業をやめるか、縮小するしか、自主財源でのやりくりは無理と考えます。自主財源の市税は、毎年約1億ふえております。しかし、それは職員の増員により消えていっている現状にあります。あとは国、県からの補助金をもらうか、借金するしか、事業推進はできないことは、自明のことと思います。
町から市に移行しても、財政規模は大きく変わらない中で、苦労された予算編成と推察いたします。選択と集中による平成29年度予算について、8点について質問いたします。
1つ、平成29年度予算の目玉は何か。5つ挙げるとすればということでお尋ねいたします。
2つ目、平成29年度の行政組織と職員定数条例改正の関連性についてお尋ねします。
3つ目、放課後児童クラブ有料化の反響についてお尋ねします。
4つ目、ICT教育の必要性と中学生海外研修の今後の取り組みについてお尋ねします。
5つ目、公民館事業拡充、土曜日曜・祝日の開放の意味するものは何なのか、お尋ねします。
6つ目、市民バス乗り継ぎ実証運行の今後の取り組みについて。
7つ目、新特産果樹定着推進事業とは何か。
8つ目として、基金と市債の、市の借金ですね。市債の動向への所見についてお尋ねいたします。
次に、地方創生総合戦略について伺います。
地方創生は、いかに知恵を出してそれ、それは交付金ということなんですけれども、を取りにいくのかにかかっており、地方創生拠点整備交付金で2億2,346万1,000円をかち取ったこと、執行部の皆さんの努力と熱意に敬意を表するものです。また、広報とみや「市長目録」で拝見すると、予算編成の多忙な中、2月8日上京し、内閣府ほか地方創生拠点整備交付金関係機関を訪問し、次につながる布石も打っていることに敬意を表したいと思います。
しかし、地方創生総合戦略、これは一方では、本質的には各地域におかれている現状・状況をその地域の特性を勘案して、地域にある自然環境をも踏まえ、地域内での循環経済の必要性を見直す視点も意図しているものと思っております。
まち・ひと・しごと創生総合戦略に関連し、5点について質問いたします。
1つ、里山の維持と利活用の具体的施策の検討状況について。
シビックエコノミー、これは解釈の仕方はいろいろあるかと思いますけれども、私は、シビックエコノミーは住民による生産、流通、そして消費する。さらに、その蓄積のプロセスを経て、雇用の創出につながると解釈しています。その視点で、シビックエコノミーの発想は本市にはなじまないのか、お尋ねいたします。
3つ目、最近の富谷市人口動向に対する所見についてお尋ねします。
4つ目、仙塩広域都市計画の定期見直しの動向についてお尋ねします。
5つ目、宅地開発負担金に関する調査特別委員会報告に対する市の対応についてお尋ねいたします。
以上が私からの質問です。よろしくお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの出川博一議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1の平成29年度予算、集中と選択を問うの問い1でございます。
平成29年度予算の目玉につきましては、まず、とみや国際スイーツ博覧会事業です。スイーツを通したスイーツのまちイコール富谷というブランディングを展開してまいります。
次に、市道穀田三ノ関線道路改良事業及び市道富谷12-1号線道路改良事業でございます。市役所周辺道路の渋滞緩和と道路交通の安全性、利便性の向上を図るため、道路整備に必要な用地を購入するものでございます。
次に、(仮称)やすらぎパークとみや整備基本計画策定業務です。公営墓地、パークゴルフ場の一体整備を念頭に計画を策定してまいります。
次に、中学校コンピューター教育事業です。来年度の更新時にタブレットを導入し、1台当たり6.1人から3.1人に拡充してまいります。
最後に、子育て支援事業です。4月開所予定の子育て支援センター「とみここ」を拠点として、妊娠期から子育て期まで切れ目のない相談支援を実施してまいります。
問い2、本市の職員定数につきましては、これまでも現行の職員数を基本とし、大幅な職員数の上乗せは行わず、必要に応じて職員定数を改正してきた経緯があります。行政組織の見直しと職員定数は必ずしもリンクするものではありませんが、平成29年度の行政組織は複雑・高度化する住民ニーズに的確に対応するため、専門性の高い組織体制に改編するものであり、このことに伴います職員定数の改正は、当初より想定していたものでございます。最終的な人事配置計画の結果、市長部局において現行の定数を超えることが見込まれますことから、職員定数条例を改正するに至ったものでございます。
問い3、放課後児童クラブ有料化は、以前より要望があった土曜日の開所や開所時間の延長など、サービスの拡大に伴うものでございます。昨週より5回実施しております保護者説明会の中でも説明をさせていただき、特に反対の意見もなく、保護者の皆様からのご理解をいただいたと感じております。なお、今後も説明会を予定しておりますので、さらにご理解をいただくよう努めてまいります。
問い4、スマートフォンやタブレットコンピューターに代表される情報端末の多様化など、ICTはさらなる進化を遂げております。小・中学校の児童や生徒たちにも情報化社会に主体的に対応できる能力を身につけることの必要性が、ますます高まっております。ICT教育は、単にICTになれ親しむという側面のみならず、学習への興味・関心を高め、わかりやすい授業や子供たちに深く考えさせる授業を実現する上で効果があります。多様な学びの手段としてICTを活用することにより、教育の質そのものを向上させるためには重要と認識しております。
中学生海外研修の今後の取り組みにつきましては、公募により市内中学校から25名の生徒を募集します。参加者が決定し次第、保護者説明会、事前研修を実施し、ことし7月下旬に3泊4日の日程で台湾台北市にて研修を行うものです。研修内容は、国際感覚を養い国際社会で活躍できる人材の育成を図ることを狙いとして、現地中学生や学生ボランティアとの交流を計画しております。
問い5につきましては、以前より公民館の利用については、夜間・休日等予約制によりご利用いただいておりますが、管理人は常駐しておらず、施設は無人の状態で開放しておりましたが、危機管理の意味合いから常駐化を検討したものでございます。管理人が常駐していることで、利用者の方々には不安なく安心してご利用いただけることとなります。
また、かねてより議員の皆さんから、市民の方々から休日の図書貸し出しを求める声もあり、これについても対応してまいりたいと考えております。なお、児童クラブが移転した後は、チャレンジキッズや幼児学級、親子教室などの事業を中心に、新たに子供たちの学習室、親子憩いの場の提供として、保健福祉部と連携し、児童館機能をあわせ持った公民館として新年度より運営していくこととしております。
このようなことから、公民館が生涯にわたって行われる学習活動を支援していくという視点に立ち、市民皆様の要望に応えていくとともに、社会の変化に対応し、安心した施設開放を図ってまいりたいと思っております。
問い6でございます。
来年度の乗り継ぎ実証運行については、さきの青柳議員への答弁でも申し上げたように、イオン富谷店を新たな乗り継ぎ地点とすることで関係事業者と協議を進めております。
問い7、新特産果樹定着推進事業につきましては、スイーツのまちづくりにおけるスイーツの食材として、ブルーベリーに次ぐ新たな特産品の定着を目指し、ブドウ、イチジク、栗、ラズベリーの4品目に対し、栽培に係る苗木、資材の購入経費に対して、市で3分の1、あさひな農協で3分の1の補助事業により支援するものでございます。
問い8、基金と市債の動向については、平成28、29年度の基金残高見込みは減少し、市債残高は増加しております。来年度から行う行財政改革により、基金の繰り入れや市債の新規発行を抑制し、健全財政の維持に努めてまいります。
質問件名2、地方創生の意味するところに関しての問い1と問い2、関連がありますので合わせてお答えをさせていただきます。
本市は、自然と都市が調和した環境であり、この環境は次世代まで継承していくべき大切な地域の魅力であります。その魅力を継承していく上では、市民活動を通じて経済活動を両立させるシビックエコノミーの理念はまさにオール富谷のまちづくりとマッチングするものと思っております。特に、本市内で活動されている四季学校にならい、第1次産業から第3次産業までを新旧住民の交流機会にも寄与した市民参加型で取り組むことで、地域に根差した効果的な経済循環となるほか、市民一人一人のシビックプライドの醸成にもつながるものと考えております。今後はこのような視点を踏まえ、地域コミュニティーの創出と地域産業の連携強化に努めてまいります。
問い3、最近の富谷市人口動向に対する所見についてでございますが、本市の住民基本台帳人口を各年の12月末現在で比較すると、平成26年が698人、平成27年では459人、平成28年が233人の増となっております。人口の増加率が減少している要因としては、ここ5年間の間に年間200人以上増加していた杜乃橋二丁目、明石台七丁目、成田一丁目などの宅地分譲が順調に進み、各団地への流入数のピークが過ぎたものと分析しております。なお、現在分譲中の明石台九丁目については、今後増加傾向になるものと捉えております。
問い4、仙塩広域都市計画の第7回定期見直しにつきましては、編入候補地区の市街化区域編入に向けた関係機関協議を開始をしております。また、3月中旬には宮城県に対して、市としての候補地区一覧を提出し、3月下旬に県のヒアリングを受けることとなっております。なお、今回の定期見直しでは、どの程度市街化区域を拡大するかがまだ示されておりませんので、今回提出する候補地区については絞り込みなどは行わず、住居系3地区、工業系3地区の計6地区を候補地区として提出する予定としております。
問い5でございます。
質問の宅地開発負担金に関する調査特別委員会の調査結果報告書につきましては、本年1月23日付富議第4号で直接浅野議長より送致を受けております。この報告に対する市の対応ですが、調査結果報告及び附帯事項に基づく市側への要請事項、並びに当日議長より口頭要請を受けた事項も含めまして、庁内でまず整理をし、それに基づき市の顧問弁護士と協議をさせていただいております。現時点では、顧問弁護士からいただいた見解をもとに、市としての具体的な対応について検討しているところでございます。
なお、調査特別委員会からご指摘がありました文書紛失等の手続面の不備につきましては、市の公文書管理規則及び文書取扱規程に照らしても望ましいことではないと認識しております。このことにつきましては、今後適切な処置を行う必要があると考えております。
以上でございます。

○議長(浅野幹雄君) これより、出川博一君の質問は一問一答により行います。
16番出川博一君。

○16番(出川博一君) それでは、これからの一問一答ではどのような論点で議論したいか、最初に提示して議論の質を高めたいと思っております。
市制に移行し、市民の期待も大きく、その期待に添うべく、私と執行部お互いのレベルを高めたいと願って質問します。
まず、最初に、2問目のほうから入りたいと思います。
地方創生総合戦略、国のまち・ひと・しごと創生の長期ビジョンは、「みずからの地域資源を活用した多様な地域社会の形成を目指す」とあります。当市の場合、人口の増減のみに気をとらわれることなく、本来のあるべき姿を目指すべきとの論点でございます。
1と2、いわゆる里山の維持とシビックエコノミー、この点についての質問をさせていただきます。
先ほど四季学校の紹介がございましたけれども、私も酒米を栽培し、そして地元酒造会社で「簑かくし」の銘柄で頒布会を行っていると。そしてさらに、その頒布品の中には、お酒のほかに地元の白菜漬けだとか、お菓子だとか、ウコンだとかをまさしく富谷産の物だけしか入っていない。このような地域経済の循環活動を、行政としてどう評価しているのか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 先ほど答弁でも申し上げましたように、まさに四季学校の取り組みが1次産業からいわゆる6次化まで含めて大変、そしてなおかつ四季学校のすばらしいのは、田植えやその稲刈りまでの年間通して、新しく富谷に来た方、または最近は市外からの参加者もふえているということで、人と人との交流、まさに自然を通じた交流、そして食育だったり、食の教育にも子供たちの効果があるということで、あらゆる面で大変すばらしい、そしてそれをまさに地域の人たちが支えながら自主的に運営をされているというのも大変すばらしいと思っておりますので、さらに我々行政ができる支援を、支援できることは支援をし、さらにそういった事例を参考にしながら、そういった事例が他の形でもふえていくように努めていきたいというように考えております。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 今、市長の答弁にもあったようにまさしく非常にすばらしい活動で、6次産業化も目指しているわけで、ところが関係者にお話を聞いてみますと、徐々に高齢化の、いわゆる主体的に動いている方たちが徐々に高齢化の波に入ってきているということで、先ほど市長お話しになられた行政として支援できることというのは、今具体的に何か考えておられることはありますか。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 現段階で、四季学校のいわゆる学級委員の方々から、どういったことという具体的な要望をいただいているわけではないので、もしそういった要望があるのであれば、それに応えていきたいというふうに思っております。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 今、市役所で開催しているLaLaマルシェなんですけれども、これは農産物のほかに地元の事業者がパンとか、あるいはいろいろな物販を販売しております。これについて、今後どのように展開していく意向なのか、お尋ねしたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) LaLaマルシェにつきましても、今回いわゆる産直グループでありますおんないん会さんが中心となり、市制施行に合わせて記念事業として行ったのがきっかけとなっているわけでございますが、大変反響が大きく、そしてその反響がよかったので継続してということで継続したわけでございますが、継続するに当たって、毎回、毎回最初は産直から始まったのが、いわゆる1次産業の産直だけにとらわれず、市内のいわゆるお店の出店もどんどんふえてきておりまして、そういったネットワークも広がり、また、このLaLaマルシェが人を呼び込む力にもなっているというふうに思っておりますので、ことしはさらに先ほど答弁で申し上げましたが、毎月、1年間を通して、年間通して定例で進めていくということでおりますので、そこもおんないん会、主催者と連携をとりながら、行政としても最大限支援をしていきたいというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) そういう意味で、まさしくシビックエコノミー、いわゆる地元でつくって地元にお金をおろすということですので、これは今のところは市役所のホールでやっておりますけれども、これはやはりより消費者に近い、いわゆるこれから各公民館、土日開放というか、あくわけですから、そちらを回りながら、より消費者に近いところでどんどんそういう地域経済の循環というのを高めていっていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) その辺につきましては、主催者でありますおんないん会のほうの意向もあるかと思いますので、その辺ご意向も伺いながら、最大限ただいま議員からいただいたご意見も参考にしながら、さらに充実・発展するように努めていきたいというように考えております。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 来年度、スイーツ基金が創設されるということで、これの使途というか、目的に地産地消、農業の大切さの意識ということと、さらにスイーツ関連の企業やいわゆる新しく事業を興すことや雇用創出も狙いとしているということで、6次産業化に向けてこの活動というか、いわゆるスイーツ博も含めてなんですけれども、どのような施策をさらに実施しようとしているのか、お尋ねいたします。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) スイーツ基金の使途につきましては、全員協議会でもお示しはしましたとおりですけれども、まず、現在につきましては子供の教育活動ということで、講師派遣代、また、あと将来的に人材の発掘ということにつながればということで今現在は考えているところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 四季学校の活動やスイーツによる6次産業化に対して、農林漁業成長産業化支援機構、A-FIVEと言いますけれども、ここによる資本投入の余地はないのか、お尋ねいたします。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 具体なちょっと施策、方策等について今ございませんけれども、サポート役としまして検討の余地はあるのかなと考えているところではございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) それでは、人口動向についてお尋ねいたします。
住民基本台帳では29年9月末の人口が5万2,537人ということで、これは27年12月に地方創生の計画を立てたわけなんですけれども、このときの見込んだ人口の将来展望と、トレンドとしては合致しているのかどうか、お尋ねいたします。

○議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。

○市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 今回の地方創生総合戦略を策定した当時、平成27年の人口では約5万2,000人余りでしたので、現在の人口の動向とおおむね合致しているものと考えております。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 平成26年度から30年度計画の従前の総合計画後期基本計画での人口5万5,000人到達は何年と見ていたのか、お尋ねいたします。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 当時の後期基本計画では平成30年と、2018年と推定されてございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 27年策定の地方創生総合戦略では、人口5万5,000人到達は何年と見ていたのか、お尋ねいたします。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。もとい、市制移行・地方創生推進室長。

○市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 総合戦略のほうでは、1年刻みの推計というのはしておりませんが、おおむね2025年から2030年というふうな推計になっているところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) これは策定の時期は2年ほどしか違わないんですけれども、いわゆる後期基本計画、これは22年度からスタートしておりますので、そして27年策定の創生総合戦略、たった2年しか違わないのに、達成年度が何で7年とか、10年という違いが出てくるのはなぜか、お尋ねいたします。

○議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。

○市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) まず、従前の後期基本計画のほうなんですけれども、こちらのほうは平成21年度に策定をしました前回の総合計画、この基本構想で定めた人口という、目標人口をそのまま採用しておりますので、まずは平成21年に策定した人口であるということ。あとは、今回の地方創生の総合戦略の目標人口につきましては、平成25年に社会人口問題研究所、国の外郭団体のほうから出されました人口の推計をもとに算定をしているというところで違いが出てきているものと考えます。
また、総合計画のほうは、平成17年の国勢調査までの人口の推移を、数値を参考にしておりまして、今回の地方創生総合戦略、社会人口問題研究所の推計につきましては平成22年までの国勢調査の人口の推移を参考にしておりますので、そういったところからも違いが出てきているものと考えます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) その答弁はわかるんですけれども、実は後期基本計画の中では、これは26年の12月に発行されたんですけれども、そのときの文言とすれば、十分に平成30年度で5万5,000人になるというきちっとした文言も入っているんですけれども、それを考えるとたった1年ですよ。たった1年でいわゆる5万5,000の到達時期が少なくとも7年先送りになるということ、もう一度その辺のところについてご説明いただきたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。

○市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 今回の地方創生の総合戦略につきましては、現在の人口の推移、そういったより減少に近い数値をもとに算定をしているというところもありますので、そういったところから違いが出てきているのかなというふうに捉えております。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) それでは、宅地開発負担金に関する調査特別委員会の報告に対する対応についてお尋ねします。
議会調査特別委員会で、富谷町明石台東地区開発に伴う宅地開発負担金に関する調査報告について、市当局での所見はどのようなものか、お尋ねいたします。

○議長(浅野幹雄君) 総務部長。

○総務部長(山田 豊君) 先ほど市長からもご答弁申し上げたとおり、1月の23日にこの調査結果報告書を頂戴してございます。中身につきましては、今顧問弁護士と協議をしてございまして、現時点でのその所見というのはちょっと差し控えたいなと思います。よろしくお願いします。

○議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。

午後0時02分 休憩


午後1時00分 再開

○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 議会での調査報告書に対する市当局の独自の調査の現状はどうなのか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 総務部長。

○総務部長(山田 豊君) この件につきましては、議会側といたしましても平成27年の11月から18回にわたって調査特別委員会でご議論を賜っていったものと承知しております。今後の独自の調査という観点からいたしますと、その何を対象に、どの程度までの確認をしなければいけないかということも含めまして、現在検討中でございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 給水条例第32条では、減免に関して、「公益上の理由、その他の特別の理由があると認められたとき」とあります。開発負担金の口頭での減免の申し出があったと。しかも、それは当時の町長しか聞いていなかったということで、文書による申請でなくてよいのかどうか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 総務部長。

○総務部長(山田 豊君) 公務慣習上から推察するに、文書によるべきだったのではないかというふうに承知してございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 水道事業開発負担金取扱規程第16条では、負担金の免除に関して、「別に定めるところによる」とあります。担当課での協議伺いも存在しない中で、別に定めるところとは協議伺いが必要ないということなのかどうか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 総務部長。

○総務部長(山田 豊君) 決してそのような限定的な解釈ではないと承知してございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 給水条例にるる定められている開発負担金に関するこの事務の取り扱い、この事務取り扱いについての市当局の認識をお尋ねいたします。

○議長(浅野幹雄君) 総務部長。

○総務部長(山田 豊君) 全体的に見ますと、決して望ましい形態ではなかったというふうに思ってございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 適切な取り扱いではなかったというようなニュアンスですけれども、協議伺いがない中で、474万4,800円が減免されていますけれども、問題はないんでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 総務部長。

○総務部長(山田 豊君) この470万何がしの減免額について、その問題があるかないかと。その問題というのは、例えば不当なのかとか、違法なのかとか、その辺の解釈によって今後の検討は大きく変わってまいりますので、この辺も含めまして今弁護士のほうと相談を、協議をさせていただいているというところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) この件に関しては、もう重要文書が紛失しております。平成22年1月22日付及び平成23年1月20日付で、事業体から提出された明石台東地区開発に関する要望書、これがございません。さらに、平成23年6月6日付の町長名による回答書の原本と、それを発行するための協議伺いも存在しません。これは私自身は隠蔽としか思えない。このようなずさんな事務処理はどのように認識しているのか、お尋ねいたします。

○議長(浅野幹雄君) 総務部長。

○総務部長(山田 豊君) 公務の文書の取り扱い上は、決して望ましいものではないというふうに承知してございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 今の答弁にもありますように、公文書管理規程あるいは文書取扱規程上での数々の違反があると認識しますけれども、私のその認識は誤りかどうか、お尋ねいたします。

○議長(浅野幹雄君) 総務部長。

○総務部長(山田 豊君) 各規程、規則規程にその違反するか、それとも抵触するのかと。その程度ぐあいも含めまして、今後の検討事項とさせていただきたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 市当局として、職員分限懲戒審査会を設置し、対処する意向はあるのかどうか、お尋ねいたします。

○議長(浅野幹雄君) 総務部長。

○総務部長(山田 豊君) 懲戒審査会につきましては、あくまでも市長からの諮問ということでございますので、私からの答弁はここまでということでご理解を賜ればと思います。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 給水条例での開発負担金の対処については、当時の町長としての裁量権を逸脱していると思われますけれども、市当局の認識はどのようなものか、お尋ねいたします。

○議長(浅野幹雄君) 総務部長。

○総務部長(山田 豊君) 首長としての裁量権というのは当然あるものというふうに認識してございますが、その裁量権が無制限かということについては、決してそうではないというふうに理解してございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) るる今弁護士と相談中ということで、次の質問に対してもそのような回答かと思いますけれども、もう一度お尋ねします。給水条例で定められている開発負担金の減免474万4,800円について、どのように対処するつもりなのか、お尋ねいたします。

○議長(浅野幹雄君) 総務部長。

○総務部長(山田 豊君) この間頂戴いたしました調査結果報告によりますと、そこを集約いたしますと、市当局として厳正に対処するということを検討してくださいということだと私は承知してございますが、先ほどのご答弁ともちょっと繰り返しになるんでございますが、その今回の案件が不当であったか、もしくは違法であったかと、その辺大きく結論に影響することでございますので、今後の検討、協議に委ねたいなというふうに思ってございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) それでは、29年度予算について質問いたします。
選択と集中による平成29年度予算編成と言っていますけれども、それはどの部分なのか。スクラップアンドビルドなしにできないと思うんですけれども、それを論点として質問いたします。
目玉5つ、5つの目玉を挙げるとすればということで、るる5つほど挙がっておりますけれども、これについては、あす同じ会派の菅原議員のほうから国際スイーツ博とかやすらぎパークについては質問させていただきます。私は別の角度から質問いたします。
この5つの中に、選択と集中を意図した事業はあるのかどうか、お尋ねいたします。

○議長(浅野幹雄君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) まず、今回取り組みました予算の目玉でございますけれども、国のほうでも一億総活躍社会というふうなことで、子育てをメーンに政策を展開しているわけなんですけれども……はい。今回、5つの目玉ですけれども、それぞれ子育て関係に関連するような内容となっておりますので、そのように考えております。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) スクラップ、いわゆる廃止または縮小した事業はあるのかどうか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) 廃止として検討しているようなものは何点かございます。そのほかに、今回の予算につきましては、修繕工事等先送りしたようなものが何件も見受けられているところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) それでは、今度の行政組織についてなんですけれども、今、先ほど答弁にもありましたけれども、人口の伸びが鈍化してきている。200人台まで対前月でふえないという状況の中で、なぜ今この行政組織の改革が必要なのか、お尋ねいたします。

○議長(浅野幹雄君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) こちらの答弁にもありますように、行政課題につきましては複雑多様化しております。そんな中で新たに市になったということもあって、今から総合計画を推し進めていくというためには、こういったさまざまな課題を迅速に行う必要があるということでの組織の改編でございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) ちょっと経費面でお尋ねしたいんですけれども、昨年10月市制移行して、昔のいわゆるブルーの様式の印刷物の在庫はどのぐらい残っているか、お尋ねいたします。

○議長(浅野幹雄君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 済みません。質問の趣旨が。(「印刷物の在庫」の声あり)あ、封筒ですか。正確な部数は把握、今手元にありませんけれども、ただ、市制に移行するということで、その辺その残部を見ながら適切に印刷を発注していたところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) それで、去年10月にあの赤い封筒にいわゆる様式変更したわけですけれども、その在庫はどのぐらいありますか。

○議長(浅野幹雄君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 現在、手元にはその在庫についての資料ありませんので、後ほどお示しをさせていただきたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) いやいや、それでは話進まないんですよ。ですから、通告しているわけですから、印刷物とかどのぐらい残っているかというのは確認して、休憩をとって確認いただきたいんですけれども、いかがでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 手元に今資料ございませんので、そちら確認した上でお示しをさせていただきたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) いやいや、結局それを、その在庫をこれからどうするのか。多分また印刷し直すということで、そういう方向性になるんじゃないかと思うので、その在庫数について調べて、今この場で回答いただきたいと思います。毎回、次にといったって、全然それじゃ議論進まないんですよ。皆さん、後で聞きますということで受け入れていますけれども、私は受け入れませんから。ぜひ、この場で今すぐ休憩をとって調べて、大ざっぱな在庫、それをお調べいただきたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 今すぐということであれば、今確認をさせていただいてお示しをさせていただきたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) ちょっと休憩とりませんので、総務課長でない質問してください。別なの、ないすか。そちらに切りかえてください。では、総務課長、すぐに在庫。

○16番(出川博一君) それでは、ICT教育の必要性と中学生海外旅行の件についてお尋ねいたします。
中学生派遣事業の予算541万6,000円の内訳をお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) こちら、引率等含めまして32名を想定しておりまして、まず航空費、航空運賃でございますが、そちらが224万円、仙台空港までの費用として約12万円、それから日当として48万円、それから宿泊費がおよそ111万円、それから嘱託料といたしましておよそ56万円となっております。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) これは中学生25人の自己負担の額はどの程度と計画しておられるのか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) 費用1人当たりに直したところ……、済みません。先ほどので1つ、ガイド料およそ90万円が漏れておりました。これらを含めまして、およそ541万6,000円となります。自己負担につきましては、1人当たりの費用のおよそ3分の1程度、現段階では4万円から5万円程度ぐらいになるのではないかと見込んでおります。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) この研修の意図は英語教育の援護力なのか、それとも国際感覚の醸成、どちらのウエート、ウエートはどのようなウエートになるか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) 市長の答弁にもございましたが、まず国際感覚の醸成といったところがウエートは重きを置いておりますが、研修の中身といたしましては、英語教育に力を入れている学校での体験、それから現地でいます学生、英語を使っての交流等考えておりますので、決して英語のほうをおろそかにしているということではございません。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 多分これは選抜された各中学校5人ずつだと思うんですけれども、研修後の情報の共有はどうするのか。参加者の発表会等の開催はあるのかどうか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) この研修を非常に意義を持たせるためにも、事前の研修、それから事後の研修会という形での発表会を計画しております。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 今のお話ですと、それは各中学校ごとなんですか。それとも、どこかに一堂に会しての説明会、発表会をやるということなんでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) 詳細についてはこれから詰めていくところもございますが、まず1つ、事後の研修会として一堂に会したものを予定しております。それから、各学校においては校内の計画に基づいて行ってもらう予定でおります。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) まちづくり町民アンケート調査結果では下位、最下位なんですけれども、位置するこの事業の必要性は何なのか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) 現在、英語教育の必要性については高まっているというところがございます。アンケートの結果では確かに低かったのですが、今後そういった必要性の高まりとともに市民の方の意識も変わってくるのではないかというふうに考えております。また、体験を通して英語を学ぶということは非常に重要なことで意義のあることですので、必要性があるというふうに認識しております。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) けれども、先ほどは国際感覚の醸成のほうがウエート高いんだよというお話だったんですけれども、やはり英語力なんですか。台湾では、英語はいわゆる母国語として使われているんですか。

○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) 済みません。言葉が足りなかったかもしれませんが、まず、台湾のほうでは英語を第二言語として勉強しております。そういった中で、同じアジアの国の学生として、英語を学ぶ姿勢について触れてくるということは、非常に大きなことだというふうに思っております。また、今回の引率としまして中学校からの教員も一緒に派遣する予定でおりますので、そういった中で英語の教育に対する意識の高まりも期待できるかというふうに考えておりますので、この研修を通して英語に対する意欲であるとか、そういったところも必ず学べるというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 29年度、中学校でタブレットを500台を含め905台のICT機器のリースが予定されております。国の第2期教育振興計画の目標値はクリアするのかどうか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) 中学校においては、こちら達成できるようになっております。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 中学校のパソコンリース料、これは予算ベースなんですけれども、27年度3,630万、そして29年度4,190万ということで、設備を増強することによって560万ほどのリース料増にいたしますけれども、間違いないかどうか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) ご指摘のとおりでございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) この560万の増額は、今後5年間続くのですか。

○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) 5年間の賃貸借契約となっておりますので、5年間続くものでございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 平成29年度が最終年度である国の第2期教育振興計画の目標値は、小学校では達成できないのか。また、全国及び県平均で劣後している無線LAN整備は手つかずになるのか、お尋ねいたします。

○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) 小学校の契約のほうは30年の8月までだったと思いますので、29年度中の達成については達成できないということになります。(「無線LAN」の声あり)無線LANについても同様でございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 今、小学校では達成できないということで、小学校でのICT教育強化のための今後の予定についてお尋ねいたします。

○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) 明石台小学校を除く7校につきましては、30年の8月に更新を予定しておりますので、そこに合わせて現在の中学校の様子等踏まえながら検討してまいります。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) ということは、いわゆる今中学生は約2,100人、小学生は4,100人なんですけれども、中学校との比較で言うと、約30年度から1,000万のリース料の増と予想してよろしいでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) 中学校のほう1校当たりで見ますと、100万円程度ということで見ていきますと、1,000万まではいかないかと思います。また、無線LANの方式、それから内容構成等見ながら、そこまでの費用の増がならないように調整をしてまいりたいというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) ICT教育の必要性については、総合計画でも成果目標を掲げております。そのための財政措置も必要になるんですけれども、今の課長の答弁からすると、約30年度では小・中合わせて1,500万ぐらい最低でも5年間は必須増になると理解しておりますけれども、その理解でよろしいでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) 無線LANの方式等については、業者から今回のですがセルラー方式、いわゆる携帯電話等と同じような方式も提案されております。そういったところで費用を比較しながら、極力この増額分を圧縮していきたいというふうに調整を図ってまいります。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 教育委員会で今後1,500万、いわゆるリース料でふえると見込まれるわけですけれども、やはり選択と集中という中で、中学生の海外研修は続けるべきなのかどうか、その辺について両方比較した場合どうなのか、お尋ねしたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) どちらも意義はあるというふうに考えておりますので、単純な比較はできないかと思いますが、まず研修旅行につきましては、29年から31年までの3年間、海外修学旅行についての検討のためもございますので、およその目安として3年間を予定しております。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) それでは、市民バスについてお尋ねします。
先ほどの質疑でわかったところもありますので、それを除いて、29年度予算で委託料917万1,000円の積算根拠をお示しいただきたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 予算要求時のものでございますけれども、まず、固定経費ということで路線バスの維持の部分でございます。市役所からの部分が380万円ほど、それから市役所から泉中央の部分で積算上230万ほど、それからイオンから泉中央の部分まで、こちら当時は半年分というふうなことで310万円ほど、合わせて917万円ほどの計上をしておりますが、イオンの部分は先週決定したばかりでございまして、また、あと開始時期、予算上は要求上は半年分だけを計上しておりましたけれども、ここは総枠の範囲内でなお精査させていただきたいと考えております。

○議長(浅野幹雄君) 出川議員に申し上げます。質問の残り時間が6分となっておりますが、トータル1時間まであと8分ほどしか残っておりませんので、考慮の上、質問願います。
16番出川博一君。

○16番(出川博一君) わかりました。それでは、次に、新特産果樹定着推進事業について、29年度予算にある50万は、1回きりなのか、それとも今後も続けることなのか、お尋ねいたします。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 1回きりではございませんで、継続してまいります。

○議長(浅野幹雄君) 総務課長が戻りましたので、総務課長から答弁を求めます。総務課長。

○総務課長(神田能成君) ちょっと封筒の数まで通告になかったものですから、把握できませんでした。確認をさせていただきました。青の封筒は角2、大きいほうの封筒でございますが、こちらが100、それから長3のほうが300の在庫ということでございます。赤の封筒につきましては、おおよそ3,000枚、長3については7,000枚の現在の在庫でございます。赤については1月、各2につきましては約1月分の在庫、長3については3月分の在庫ということでございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 今、果樹のほうに最初終わらせてから移りたいと思います。
この補助を続けるということであれば、補助金の要項はおつくりになるのか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 作成いたします。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 以前に補助金の要項をつくるときには、いわゆる終期、終わりの時期を、あるいは期限を決めるべきじゃないかというふうな提案をさせていただきましたけれども、今度の要項にはどのような対応をされるのか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 今度の作成におきましても、期限は設けないという予定でございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 期限を設けないでずっと続けるということなんですか。それはおかしいんじゃないですか。いつまでもだって、たとえ3分の1といいながらも、ある程度目標を決めて、例えばスイーツ博をやっている間のあと4年間とか、そういう有期でやらないと、補助金は絶対ずっと残っていくんですよ。もう一度答弁願いたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 必要に応じまして、改正等をしてまいりたいと、考えてまいりたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) いや、ここ、市長、ぜひその辺のところ、指導力発揮していただきたいと思いますよ。

○議長(浅野幹雄君) まだ指名しておりません。若生市長。

○市長(若生裕俊君) 今の御意見踏まえて、期限を設けることも含めながら検討していきたいというふうに考えます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) それでは、今、封筒の件ありましたけれども、ちょっと時間的にあれなので、つまり今、赤い封筒は1カ月分しかないということで、無駄にはならないという理解でよろしいんですか。

○議長(浅野幹雄君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) はい、そのとおりでございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) この改正は、いわゆる行政組織の改正は、市民の要望なのでしょうか。それとも、役所側の論理なのか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 市民の要望にいかに応えるのかというのが役所になりますので、根底には市民の要望に対する対応ということでございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) そのための費用として、12月補正で1,200万が計上されたわけですけれども、今月中にレイアウト変更するわけでしょうけれども、この1,200万はどういう形で市民の福祉向上に還元されるのか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) こちらは組織改編に伴いまして、その施策に対する迅速性ですとか、そういったところで還元したいと考えております。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) それでは、基金と市債の動向についての所見は先ほどお聞きしましたけれども、議員各位には私がつくったグラフを差し上げております。これについて、色は非常に明るいんだけれども、何か暗い結果をもたらす表だね……、あ、行っていないんですか。

○議長(浅野幹雄君) 議員各位のみ配付でございます。そういう申し入れだと認識しておりました。どうぞ、続けてください。

○16番(出川博一君) わかりました。それで、これは見ると一目でおわかりになりますけれども、このグラフを見た感想、財政課長お願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) いただいております。起債のほうにつきましては、年々増加する一方でございまして、基金のほうにつきましては、ここ2年間、来年度も含めまして減少している状況でございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) それでは、最後に、副市長と市長にお尋ねいたします。
まず、最初に副市長にお尋ねしたいんですけれども、行政改革推進本部本部長として今就任されているわけなんですけれども、この1カ月間、1カ月ないんですけれども、短い期間で何を最後の置き土産とするのか、お尋ねしたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 最後の置き土産ってどういうことですか。まだ人事の発表とかその他ありませんので、これは取り下げてください。16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 行革推進本部の本部長として、今の検討状況をお尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 大庭副市長。

○副市長(大庭豪樹君) 本日、行政改革推進本部を開催したところでございます。その中で、行政改革に関しまして、歳入確保対策の検討、あるいは事務事業の見直しについて、職員間で意識の共有を図ったところでございます。事務事業の見直しというと、どうしても後ろ向きな姿勢と、後ろ向きなイメージがつくところでございますが、私のほうからは、事務事業の見直しを通してスクラップアンドビルド、あるいは事務の簡素化、効率化の検討を通じ、むしろ今後の行政能力あるいは政策調整能力の向上を図る機会として前向きに捉えてほしいということを職員に対して指示したところでございます。

○議長(浅野幹雄君) あと1分です。16番出川博一君。

○16番(出川博一君) それでは、市長に2点お尋ねします。(「一問一答でございます」の声あり)はい。平成26年末、まち・ひと・しごと創生法が制定しまして、それを受けて市町村まち・ひと・しごと創生総合戦略の策定が努力義務になりました。それを受けて、27年12月、町の創生戦略会議、そしてそれを受けて、総合計画の改定という流れを踏んできているわけですけれども、そういう意味で取り巻く環境の変化があります。そういうことを踏まえると、市長の公約、そしてその実施時期もさることながら、創生法が優先すると私は考えますけれども、市長の見解をお尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) ただいま議員がご指摘のとおり、今回地方創生総合戦略の策定、その後に総合計画の策定をさせていただいたわけでございます。総合戦略を包括する形で総合計画を策定しましたので、この策定の間におきましても、私の公約も含めながら、アンケート調査も、また、パブリックコメント等住民の皆さんの声を聞きながら策定したのが総合計画でございますので、決して公約よりも総合計画、また、総合戦略が優先すべきというふうに考えております。なお、具体的な今後の時期等、実施等に含めましては、現在検討を進めており、今期中に、会期中にお示しする実施計画、財政計画とあわせて検討を進めているところでございます。

○議長(浅野幹雄君) これをもちまして、本日の一般質問を終わります。
これで本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでした。

午後1時33分 散会

平成29年第1回定例会議事録(第5号)

平成29年3月7日(火曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 金 子 透 君
  • 2番 青 柳 信 義 君
  • 3番 若 生 英 俊 君
  • 4番 長谷川 る 美 君
  • 5番 畑 山 和 晴 君
  • 6番 齊 藤 秀 行 君
  • 7番 藤 原 峻 君
  • 8番 佐 藤 聖 子 君
  • 9番 浅 野 武 志 君
  • 10番 西 田 嘉 博 君
  • 11番 佐 藤 克 彦 君
  • 12番 山 路 清 一 君
  • 13番 浅 野 直 子 君
  • 14番 高 橋 正 俊 君
  • 15番 菅 原 福 治 君
  • 16番 出 川 博 一 君
  • 17番 相 澤 榮 君
  • 18番 渡 邊 俊 一 君
  • 19番 安 住 稔 幸 君
  • 20番 浅 野 幹 雄 君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 市長 若 生 裕 俊 君
  • 副市長 大 庭 豪 樹 君
  • 企画部長 内 海 壯 晃 君
  • 総務部長 山 田 豊 君
  • 保健福祉部長 小 野 一 郎 君
  • 建設部長 奥 山 育 男 君
  • 保健福祉部次長兼保健福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター所長 中 山 高 子 君
  • 企画部企画政策課長 高 橋 弘 勝 君
  • 企画部財政課長 西 山 高 広 君
  • 企画部産業振興課長 鴇 幸 浩 君
  • 総務部総務課長兼情報化推進室長 神 田 能 成 君
  • 総務部市民生活課長兼東向陽台出張所長兼富ケ丘出張所長兼あけの平出張所長兼日吉台出張所長兼成田出張所長兼清掃センター所長 泉 川 潤 哉 君
  • 保健福祉部地域福祉課長 菅 原 俊 司 君
  • 保健福祉部健康増進課長 菅 原 順 子 君
  • 保健福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセタンター子育てサロン所長 狩 野 悦 子 君
  • 建設部都市計画課長 伊 藤 正 君
  • 企画部企画政策課参事兼市制移行・地方創生推進室長 松 原 誠 君
  • 総務部総務課参事兼危機管理室長 横 田 利 雄 君
  • 保健福祉部長寿福祉課技術参事兼保健福祉総合支援センター所長兼高齢者施策専門監 安 積 春 美 君
  • 教育長 菅 原 義 一 君
  • 教育次長 荒 谷 敏 君
  • 生涯学習課長兼総合運動公園所長兼民俗ギャラリー館長 渡 邉 正 弘 君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀 郁 雄
  • 次長 富 澤 裕
  • 主幹 長 瀬 千鶴子

議事日程 第5号

平成29年3月7日(火曜日) 午前10時00分 開議

日程1 会議録署名議員の指名
日程2 一般質問 15番 菅 原 福 治 議員
1 「若生市長の施政方針について」問う
2 「若者世代の地元定着と創生計画について」問う
3 「富谷警察署設置について」問う
12番 山 路 清 一 議員
1 子ども遊具の充実と高齢者向け健康遊具の設置を
2 少子高齢化による医療費等増加抑制対策を早急に
19番 安 住 稔 幸 議員
1 新生「富谷市」のまちづくりを問う
7番 藤 原 峻 議員
1 今後の図書館建設を問う
2 まちづくりの重要課題を問う
3 放射性廃棄物の焼却問題を問う

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり 午前10時00分 開議


○議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。


日程第1 会議録署名議員の指名

○議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、5番畑山和晴君、6番齊藤秀行君の2名を指名いたします。


日程第2 一般質問


○議長(浅野幹雄君) 日程第2、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) 皆さん、おはようございます。
それでは、私のほうからは3点質問をさせていただきます。
最初に、「若生市長の施政方針について」をお伺いいたします。
市長の今回の施政方針は、定例方針とあわせ、総合計画の4つの基本方針と前期基本計画の取り組み概要について述べられております。間もなく市制移行から半年を迎えますが、具体的に事業が動き出した感がありました。
その中で、旧庁舎を活用したまちづくり産業交流プラザの整備交付金内示につきましては、市長並びにスタッフの努力がうかがわれました。この事業は、富谷宿開宿400年を視野に、しんまち地区の活性化とあわせて富谷全体におけるまちづくりの交流と情報拠点としているところです。私は、将来への投資ということで肯定的に受けとめております。しかしながら、進めていく上では、これからが真価が問われると思います。ぜひ、創生交付金と起債を生かさなければなりません。確認をさせていただきます。
さらに、今回、新たな体制として、交通政策と行政改革の2つの推進室が新設され、具体的な市政の動きとして感じられます。設置の思いと進め方についてもお伺いいたします。
また、都市整備として、なくてはならないやっと動き出した公営墓地、長年の市民の夢であったパークゴルフ場の整備、また、暮らしの快適性を追求した図書館整備等々、住みたくなるまちの方向性についても質問をいたします。
1つ、(仮称)とみやまちづくり産業交流プラザの整備事業を通じ、新たな人の流れとまちづくり全体の活性化にどのようにつなげていくのか。
2つ、行政改革、事務事業の見直しの内容とイメージについて。
3つ目、公共交通関連として3つ。
1つ目、新交通システムのグランドデザイン策定の進め方について。
2つ目、市民バス乗り継ぎ実証実験の新たな乗り継ぎ時点とは。
3つ目、今回の宮城交通のバスの料金値上げについて。
4つ目、仙台北部道路富谷ジャンクションのフルジャンクション化の整備状況について。
5つ目、(仮称)やすらぎパークとみやの構想内容について。
6つ目、次年度の図書館整備の進め方について。
7つ目、防災行政無線が聞き取れないことへの対応について。
次に、「若者世代の地元定着と創生計画について」をお伺いいたします。
東京一極集中を是正し、地方の人口減少に歯どめをかけ、地方に活力をつけることを目的とした国の地方創生計画を受けた富谷市創生総合戦略も、ことしで3年目を迎えます。昨日の議論の中でも、創生総合戦略の重要性は確認されましたが、私は創生計画そのものが富谷の将来を決定づけるものであり、それは若者世代をどのように考えていくかだと思っております。
本市の人口ビジョンでは、2060年に6万人に達すると予想されております。これからおよそ40年間のスパンの中で、前半の20年間でおよそ6,500人、また、後半の20年でおよそ1,000人の増加、合わせまして7,500人の人口増加計画となっており、前半の20年に大きなウエートがかかっております。ここ最近の人口推移傾向を見た場合に、若干厳しい予想になっているのではないかと思います。それだけに、創生計画をきっちり仕上げなければなりません。問題は、若者世代の県外流出、特に首都圏方面ですが、そのことが富谷の人口に大きな影響を与え、将来的には少子化につながることも予想されます。大事なことは、若者が富谷に定着するための施策を連打していくことと、創生計画の考え方を持続して取り組んでいくことが、若者定着の鍵だと思います。さらには、既存の中小企業との連携を図り、また、新たな産業での雇用の機会をいかに創出していくかなど、暮らしの快適性や都市機能を高めていくことが問われています。
ここでは、創生総合戦略の3年目を確認する中で、富谷の若者が地元に定着するための環境整備についてお伺いいたします。
1つ、若者が定着する環境整備の認識について。
2つ目、これまでの富谷地方創生総合戦略の全体的評価について。
3つ目、事業業績評価指標KPIの実施状況について。
4つ目、企業誘致による新規雇用者800人以上の採用実績と評価について。
5つ目、2回目となるとみや国際スイーツフェアの考え方と、スイーツ道の駅の現状と方向性について。
6つ目、待機児童ゼロ、子育て世帯500世帯増加の実績と評価について。
7つ目、2世帯、3世帯が安心して暮らせるまちづくりの推進状況について。
次に、大きな3つ目でございますが、富谷警察署設置についてをお伺いいたします。
昨年10月1日、市制移行に合わせ、黒川地域行政事務組合消防本部の富谷出張所が富谷消防署に昇格をいたしました。このことは、住民の安全・安心が格段にアップされ、住民の期待に応えたもので、大いに評価をされております。
市制移行から間もなく半年になりますが、同じ安全・安心としての機能としての富谷警察署の設置を求める声が高まっております。昨今、治安面において、だんだんと都市化が進む中、これまで地域社会で伝統的に担ってきた犯罪の抑止機能が低下してきているようにも思います。現在、富谷には2つの交番所がありますが、2つの交番所で果たして人口5万2,500人の市民の安全がカバーできるのか、不安なところです。現状では、大和警察署が処理する交通事故等の件数のうち、2件に1件は富谷市の中で起きており、実態に合わせた警察署の配置と対応が望まれます。
先日、黒川地域の現状について、県警察本部総合企画室を訪ねて伺いました。県警からは、「昨今の富谷市の人口増加等々の状況は理解しているが、現在においては富谷警察署の新設の計画はない。しかしながら、一昨年9月の台風18号の豪雨で大和警察署や黒川消防本部が冠水し機能が麻痺したことから、大和警察署の移転・建てかえを今検討しているところだ」ということでした。しかしながら、時期については未定ということです。また、富谷と大和のように、立地自治体より管内の別の自治体のほうが人口が多い、そういう人口の重心が外れた地区が県にあと2つ、全部で3地区があると報告を受けました。
そこで伺いますが、確かに消防と警察の所管の違いはありますが、ここでは市民の安全という観点から、今後の警察署のあり方について、3点質問いたします。
1つ、黒川地域行政事務組合における消防署設置の評価について。
2つ目、富谷警察署設置についての認識と考え方について。
3つ目、市が抱える安全・安心に対する課題と警察署の必要性について、お伺いいたします。
以上です。

○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) おはようございます。
それでは、ただいまの菅原福治議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、初めに、質問件名1の「若生市長の施政方針について」問うの問い1でございます。
(仮称)とみやまちづくり産業交流プラザは、富谷発展の原点であるしんまち地区のシンボル的な施設と位置づけて整備を行い、企業・創業支援事業を中心に、民俗ギャラリーの移設による歴史・文化発信事業や新特産品発信事業など、複合的な事業の実施を通して新たな人の流れを生み出し、地域のにぎわいの創出と活性化を図ってまいります。また、2020年に開催を予定している宿場町「富谷」開宿400年記念事業の効果的な展開に資する施設としても活用し、しんまち地区を含めた富谷全体の活性化と交流人口の拡大にもつなげてまいります。
問い2の行政改革の内容とイメージについては、市制施行に伴う新たな生活保護費等、新たな行政需要への対応や、富谷市総合計画に掲げた各種施策を着実に進めるため、事務事業のスクラップアンドビルドに組織体制を整備し取り組むものでございます。具体的には、富谷市行政改革推進本部を昨日、3月6日立ち上げました。なお、今月28日には、内閣府地方分権推進室宍戸参事官様を講師に招き、全職員を対象とした行政改革講演会(職員研修)を開催いたしますので、議員の皆様方にもぜひご参加をお願いしたいと思います。
また、4月には、担当部署より行政改革推進室を新設し、さらには外部の有識者で構成する富谷市行政改革懇談会も設置いたします。今回の見直しを通じ、一般財源の適正配分と歳出規模の抑制を図ってまいります。
問い3、まず、公共交通グランドデザインの策定については、現在実施している新交通システムの技術的検証の調査結果や、公共交通利用に関するアンケート調査の集計・分析に基づき、平成30年度に着手し、31年度中に策定することで進めております。
市民バス乗り継ぎ実証運行につきましては、さきの答弁でも申し上げたように、イオン富谷店を新たな乗り継ぎ地点とすることで関係事業者と協議を進めております。
宮城交通バス料金値上げについては、事業者が国土交通省の認可を受け設定することから、今後実施される公聴会での意見や、最終的な国土交通省の判断を注視するとともに、本市運行区間の運賃設定が具体的にどのように変わるのか、情報収集を行ってまいります。
問い4、富谷ジャンクションのフル化につきましては、私が会長を務め黒川郡内の町村と利府町を含めた5市町村間において同盟会を設置し、国土交通省初め関係省庁への要望活動を実施しております。今後も仙台北部道路の機能強化を図るべく、フルジャンクション化建設促進の働きかけを継続的に実施してまいります。
問い5、(仮称)やすらぎパークとみやについては、パークゴルフ場と公営墓地を一体的に整備する方向で作業を進めてまいります。公営墓地の基本構想については、平成2年に策定しております富谷町墓地基本構想を現在のデータ、状況に置きかえた形で基本計画を策定していくこととしております。また、パークゴルフ場につきましては、世代を超えて皆で楽しめるコミュニティースポーツの概念を基本に考え、改めて基本計画の中で基本構想についてもお示しすることにしております。
問い6、次年度の図書館整備の進め方については、本年度実施しましたワークショップやシンポジウムを検証し、さらに次世代型図書館の整備実現に向けて事業を継続し、取り組んでまいります。事業の進め方については、市民の皆さんの意見集約や他自治体の事例研究、施設視察を重ねていく計画としており、それらに要する経費を新年度へ予算計上しております。
問い7、防災行政無線については、平成25年4月より運用を開始しておりますが、指定避難所への設置を基本とし整備したものであり、市内全域で聞き取ることのできる設置とはなっておりません。外部スピーカーで市内全域をカバーするためには、億単位の費用を要することから、増設の予定はございませんので、ご理解いただきたいと思います。
また、防災行政無線を確実に聞くための対策として、個人宅で放送を受信できる設備設置について、現在、株式会社ジェイコムイースト仙台キャベツ局と年度明けの早い段階での協定締結に向け、協議を進めているところでございます。さらに、市では、現在、緊急速報メール、安全・安心メール、ホームページ、ツイッター等、多くのツールにて情報提供に努めておりますので、それぞれのライフスタイルに応じた情報収集のチャンネルを選択の上、ご活用いただきたいと思っております。
質問件名2の「若者世代の地元定着と創生計画について」問うの問い1でございます。
若者の定着には、安定した雇用環境と安心して結婚、妊娠、子育てができる環境の整備が重要であると認識しております。富谷市地方創生総合戦略の基本目標において、企業誘致の実現による新たな雇用の場の創出、未来を担う子供たちを育てる環境のさらなる充実を掲げ、その達成に向けて取り組んでおりますので、今後も引き続き若者が定着する環境整備に努めてまいります。
問い2、富谷市地方創生総合戦略のこれまでの全体的な評価といたしましては、とみや国際スイーツ博覧会来場者数、目標数値1万人以上のところ、実績数3万人達成など、各基本方針においても数値目標、重要業績評価指標KPIの達成に向けて、順調に取り組んでいるものと認識しております。
問い3、重要業績評価指標KPIにつきましては、今月末に富谷市総合計画審議会を開催し、評価・検証を行うこととしております。その後、議会への報告とあわせて公表したいと考えております。
問い4、企業誘致による新規雇用者800人以上の実績と評価についてでございます。
本年2月末現在では、企業数については、目標5社に対して4社、新規雇用者数については、目標800人に対して708人、達成率88.5%となっております。また、女性の雇用者数については68.9%となっており、目標30%を大きく上回っている状況でございます。総合戦略2年時としては、おおむね順調と言えるものと考えております。
また、高屋敷地区では、株式会社ザイエンスが5月から創業予定であることや、当該地区に残る用地の販売も終了しております。なお、残る用地の詳細については、今月末の記者会見での発表を予定しております。
問い5、とみや国際スイーツ博覧会については、初回の課題等を踏まえ、施政方針でも申し上げたとおり、日時並びに会場を変更することで準備を進めております。また、内容についても、買う要素に加え、見る、学ぶ、楽しむといった要素を充実し、子供を初め来場者がおのおの楽しめる企画を盛り込んでいきたいと考えております。
スイーツの駅については、これまでの調査結果等を踏まえ、将来の円滑な運営に向けた基盤づくりとして、新特産品や新商品の開発を初め、とみや国際スイーツ博覧会による出店者リストの蓄積、そしてスイーツのまちイコール富谷の内外への発信に努めてまいります。
問い6でございます。
待機児童の実績につきましては、平成27年4月1日現在報告数で79名、平成28年4月1日現在では47名となっております。大幅に減はしたものの、いまだ待機児童ゼロは実現できておりません。現在、杜乃橋地区に認定こども園の新設を進めておりますので、待機児童数の推移を見きわめ、早期の待機児童ゼロを目指してまいります。
子育て世帯500世帯増加の実績につきましては、各年度末時点での把握数としており、平成27年3月末時点で6,947世帯、平成28年3月末時点で6,987世帯と40世帯の増加となっております。今後、今月末時点での実績を踏まえて評価を行うこととしております。
問い7、2世帯、3世帯が安心して暮らせるまちづくりの推進は、高齢者の安心な暮らし、子育てしやすい環境の整備のため必要な施策であり、総合計画基本計画でも位置づけているところでございます。推進のための施策については、昨年11月に実施した公共交通利用に関するアンケート調査において、同居・近居の状況に関する設問も設定していることから、その結果も踏まえながら取り組んでまいります。
質問件名3、富谷警察署設置について問うの問い1でございます。
富谷消防署設置の評価については、既にご案内のとおり、市制施行に合わせ、昨年10月1日に黒川消防署富谷出張所が富谷消防署へと昇格いたしました。このことにより、指揮権限の強化による消防力の充実強化及び予防、警防の事務処理の簡素化、迅速化が図られたことから、今後は黒川南部地域の消防力の一層の強化につながるものと認識しております。
また、昨年4月1日より救急車が増車となり、これまで消防隊の乗りかえ方式による救急隊2隊体制となっていたものが、新任職員の研修終了に伴い、来年度当初より6人増員となり、救急隊2隊の専任体制となることが決まっております。このことによりまして、救急体制のさらなる強化につながるものと考えております。
問いの2と3については関連がありますので、一括でお答えさせていただきます。
警察署の新設につきましては、平成17年に宮城県警察本部において策定した計画により、大規模な再編・整備が行われました。その一方で、平成16年に人口が急増している本市の体制強化及び機動力強化を図るため、鷹乃杜駐在所が交番に格上げする形で成田交番が整備されました。今後の警察署の整備計画は、宮城県警察本部において策定されているところでございますが、富谷警察署として独立しての設置は現時点では計画されていないと承知しております。
しかしながら、宮城県警察本部では、大和警察署の建てかえの際には、管轄区域のほか、県下全体の治安情勢等を総合的に勘案し、現在警察署が所在する自治体以外への移転も含めて、適切な位置に建設できるよう検討する方針であると伺っております。
以上です。

○議長(浅野幹雄君) これより、菅原福治君の質問は一問一答により行います。
15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) それでは、質問をさせていただきます。
補正予算でも審議させていただきましたが、旧庁舎を活用したまちづくり交流プラザについてお伺いいたします。
当初計画から2カ所、図面の変更があったということを聞いておりますが、この変更点の内容と考え方についてお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。もとい、市制移行・地方創生推進室長。

○市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 今回、さきの全員協議会でまずは配付をさせていただいた図面から、本申請の段階で大きくは2カ所変更させていただいております。この変更の経緯につきましては、まず、本申請の前に国に対して、事前相談ということで計画の内容について提示をさせていただきました。その中で、国のほうからコメントをいただいた部分について、この部分についてはもしかすると対象外になるかもしれないというような点でご指摘をいただいた部分について、図面の変更をさせていただいたという経緯でございます。
具体的に申し上げますと、1階のスペースについて、こちらが当初は観光情報発信スペースということで位置づけておりましたが、申請の時点ではチャレンジスペースというところで、例えば新商品の開発ですとか、そういったアンテナショップ的なスペースへと変更しております。もう1点が、3階のスペースでございます。当初は市民交流ホールということで位置づけておったスペースにつきまして、起業・創業支援多目的スペースということで、よりさまざまなイベントといいますか、業態に対応できるようなそういったスペースへと変更しているのが大きな変更点でございます。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) 事業の事前の相談だったということで、国から指導も受けたと思うんですが、私は新商品の発信もこれももちろん大事ですが、観光のスペース、富谷の一番弱いところなので、観光のスペース、また、ハローワークも当初ありましたね。その辺もぜひ必要だと思いますが、いかがでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。

○市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) この観光情報のスペースにつきましては、国の事前相談の段階で観光情報等については本来は自前でやるべき部分だというところで指摘は受けておりまして、そういったところで一部変えたところはありますけれども、このチャレンジスペースにつきましては、できればそういったような要素も含めて対応していければいいのかなというふうには考えております。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) 本番ではそういうようなものも網羅されるということで受けとめます。
それと、3階の市民ホールですか。これも同じようなことだとは思うんですが、これも変更になりましたけれども、この辺の考え方も先ほどと同じような考え方でしょうか、お伺いします。

○議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。

○市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) こちらにつきましても、国の指導のもと変更した点でございます。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) 図面を見ますと、当初図面、変更図面を見ますと、起業支援について多くのスペースがとられたように思いますが、これからこの起業支援をどのように進められるのか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。

○市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) この産業プラザにつきましては、まずは起業・創業支援の拠点としての施設として中心的に位置づけてまいりたいというふうに考えております。現在、さまざまな先例ですとか、そういったところも情報の収集ですとか、研究をしておりますので、そういった中で富谷に合う、富谷で起業・創業していただける、そういったスペースにしていければなというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) 起業・創業のチャレンジ支援には、スペースだけの支援ではなくて人的な支援、いわゆる例えば銀行さんの相談窓口を常設する、日がわりでもいいんですが、とにかく銀行さんにも協力をいただくというような考え方が必要だと思いますが、いかがでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。

○市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) こちらのスペースについては、議員おっしゃるとおり、単なる場所を貸すというようなところではなくて、起業・創業に向けたさまざまなノウハウの提供、そういったものも当然考えておりますので、銀行の常設というのは多分難しいとは、人的というのは難しいとは思いますけれども、例えば起業・創業セミナーの中でそういった金融機関のご協力をいただいて、そういったセミナーの開催というのは十分考えられるのかなというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) 名前がプラザになっていますので、プラザというのは人が多く集まるという意味でございますが、集まらなければ意味がないということはないですけれども、活気づきません。とにかく人を集めるということに対しての貪欲な考え方があるのかどうか、その辺もちょっとお伺いしたいんですが。

○議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。

○市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) こちらの施設につきましては、しんまち地区の活性化ですとか、新たな新しい人の流れを生み出す施設としても活用してまいりたいというふうに考えておりますので、当然、議員おっしゃるようなそういった視点も大事にしながら考えてまいりたいと考えております。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) 市長にお伺いいたしますが、この事業はこれからが本番だと思います。古い富谷のいい部分と新しい富谷のこの融合を図ろうとしているわけですが、そのことによって新たな富谷を発信するということですので、そうはっきり言って簡単ではないと思うんですね。そこのところが一番重要なところだと思いますので、市長のその辺の思い、再度お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) ただいま議員のご意見のとおりでございます。今回の(仮称)とみや産業交流プラザにつきましては、決して建物がありきではなくて、逆にやはり中身の部分が一番重要でございます。それはもう地方創生総合戦略の考え方の基本でございますので、いかに今回の起業・創業、起業家の支援、育成という部分、そしてまた、今回いわゆるこれから富谷の財産は、今回総合計画でも最終的には、すごいさまざまな経験をしさまざまなキャリアを持つ人が多いというのが、それが富谷の財産だということで総合計画の中でも位置づけておりますので、そういったキャリアを持つ方々が新たにこの富谷で起業・創業支援できる。いわゆるシルバー世代の起業支援も含めて、いかにそういったソフト事業を充実させていくかというのが大変重要だというふうに考えておりますので、その辺しっかりと目的を達成できるように努力してまいりますし、あとは先ほど来いただいた、いわゆるプラザ、人が集う場所としてしんまちの活性化につながるにぎわいづくりにも効果的な内容にするように努力していきたいというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) 私は、この事業は特に大事なのは施設管理運営、あの部分が重要になってくるのではないかなと思います。恐らく指定管理になると思いますが、この市側の代行として、監督代行として参加するテナントに対して常に魅力あるものを発信するように言い続けなければならないということで、横串も入れる仕事も担っているのではないかなと思いますが、その辺いかがでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 菅原議員のご意見のとおりだというふうに思います。今後、いわゆる指定管理も含めて運営等につきましても、先ほど担当室長が答弁申し上げましたように、他の地域の先例等を参考にしながら、効果的に運営できるような体制を整えていきたいというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) それで、コストについてですが、この間の補正予算のときにはまだわからないということでしたが、これはわかったのか、それともわからなければいつごろ公表できるのか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。

○市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) コストにつきましては、ただいま概算でありますけれども、積算をしているところでございます。お示しにつきましては、実施計画の中でお示しができればというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) では、次に、行政改革(事務事業の見直し)についてお伺いいたします。
これまで余り、昨日の答弁ですと、余り従来取り組んでこなかったということがありましたが、そうであればこの責任は、責任というか、やってこなかったのは執行部なり、我々議会側双方の課題ではなかったかなとは思いますが、このことについてお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) きのうの本部会議でも資料のほうをお渡ししたんですが、行革のほうは平成21年度までは行っておったんですけれども、それ以降は大綱等々も整備されず、大きな事務事業の見直しもないまま推移してきたという経緯でございます。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) そういうことなんでしょう。今、市制移行して、今年度、来年度予算を見た場合に、予算額が微増と、1億円ぐらいだということでございます。そういった中にあって、この行政改革(事務事業の見直し)は、市民から見た場合も本当に役所の存在が見えてくると思うんですね。その辺のことについて、その辺も意識されているかどうか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) 今回の当初予算につきましては、やはり歳入歳出の中身を見ながら、また、歳入があってこそ歳出が組めるということでございますので、そのできる限り歳入の範囲内で予算を組ませていただいたものでございます。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) 先ほどもありましたけれども、3月28日に行政改革の講演会、我々も要請されているわけですけれども、その前に聞いておきたいんですが、この改革というのは本当に幅広い改革だと思うんですが、この取り組みの考え方には、2009年に思い出すんですけれども、民主党政権時代の事務事業の効率化、無駄遣いはなくすんだというあの事業仕分けありましたけれども、そういう発想も含まれているのか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 見直しの、必ずそれを行うというふうなところではございませんけれども、そういった要素も幾らかは含まれると、現時点ではそのように。ただ、方向として、その民主党がやっていたものをそのまま取り入れるかどうかというのは、今の時点では何とも申し上げようがないところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) この行政改革を進める中で、これから全ての課、また、多くの分野に切り込んでいくというか、そういうふうに対応していかなきゃならないんですが、そうしますとあらゆる分野に精通したスキルが要求されると思うんですね。その課に対して。その辺はそういう理解でよろしいんでしょうか。お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 具体的に質疑、どういった体制になるのか、今時点ではちょっと見えないんですけれども、おっしゃるそういった人材が配置されるものと、今の担当では思っております。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) そうしますと、見直し、事務事業の見直し等々進める中では、恐らく俗人的に決めるわけではないと思うんですね。要は推進室で共通したこのメジャーが今ないわけですから、共通したその尺度が必要となりますが、そのような認識でよろしいのか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 今回の行政改革については、とにかくしばらく行政改革ずっと取り組んでなかったという現状の中で、やはりここは本腰を入れてやらなければいけないという思いで、今回新年度より行政改革推進室を設け、その体制も含めて進めていくと。それに当たって、やはりその新年度からでは遅いということで、その全体的な見直しを含めて検討する必要があるということで、年度内からということで昨日行政改革推進本部をいわゆる立ち上げをして、年度内にいわゆるそういう作業を進めていくというのも、その実質的なもうスタートをしていくというのもその背景にあるということで、ご理解いただければというふうに思います。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) そうすると、その年度内にそのメジャー、尺度も作成されるということでよろしいんでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) はい。昨日立ち上げて、これからそれぞれ全庁的な内部の検討を進めていきますので、思いとすればその辺も含めて、とにかく全体を全て今回、改めて行財政全てを今回見直すという形で検討していきたいというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) それでは、次に、公共交通問題についてお伺いいたします。
今回、交通政策推進室が設置されましたが、従来の交通問題等々、昨日出ていたような交通問題等々もこの室で、専門推進室で担当するのか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) おっしゃるとおり、交通関係の部分も担っていただく室と認識してございます。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) この交通システム、恐らく新交通システムが特化して進められると思うんですが、交通システムの改善というか、本気度がうかがわれるわけですが、現在、新交通システムには3つの案がございます。来年度予算820万ほど計画されておりますが、これはグランドデザインも作成するという中にあって、この3つの案の深掘りも含めた820万なのか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) その大きく2つ挙げまして、今年度実施したアンケートの解析というものと、あとは現在行っております技術的検証、そちらをさらに深めたものでの作業を予定してございます。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) そうすると、グランドデザインもつくるということは、絵を描くわけですから3つの絵を描くわけじゃないと思うので、そうすると1つの交通体系に3つの案から選定するという考え方でよろしいんでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) おっしゃるようなご意見と、どこまでその29年度で作業が進むかというところもありますので、システムというふうなものに特化する案と、それから輸送とか需要ですね。そちらのほうを勘案したグランドデザインと、システムの部分の特化を必ずこのグランドデザインの中でするかしないかというのは、今のところちょっと判断できないところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) いずれにしても、これから進めると。建設費なり、コスト等々進めるわけですが、室長に、室長なのかな。民間の方を登用するというようなことも一部聞いておりますが、私はこの考え方はすばらしいなと思います。これからは民間の知恵をフル活用して検討していくことがいいと思いますし、この民間と予定している思いというのを市長にお伺いしたいんですが。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 今回、実は公募で交通対策専門の人材をということで、今回民間というよりは、いわゆる交通対策に公的に経験のある人間ということで広く公募をさせていただきましたので、民間という決して限ったものではなくて、逆に公共での経験者という位置づけのほうが今回の、ただ、外部からの人材登用ということで、今回本格的にその部分を進めていく力となっていただきたいというように考えております。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) 大いに外部の力を活用されたほうがいいと思います。
次に、乗り継ぎ実験、きのうも出ておりましたけれども、これ1問だけですが、私はこのことははっきり言って効果も確かに求めますが、今後の宮城交通との関係を重視した考え方だと私は思っております。効果も一定程度追求しなけりゃなりませんが、やむを得ない部分も出てくるのではないかなという思いでございますが、その辺のそういった理解でよろしいんでしょうか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 全く議員と同様の認識でございます。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) それでは、次に、今回のバス料金の値上げについてお伺いいたします。
平均で7%運賃値上げだということで、現行区間によって違いますが、20円から40円、あと50円ぐらい上がるところもあるようですが、しかし仙台市内の路線は競合ということで、仙台市交通局との関係で上げないということを聞いています。民間とはいえ、本当に公共交通の立場から、ほかの方法はなかったのかどうかというような部分について、その辺市長はどういうふうに思われるか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 今回の値上げにつきましては、あくまで宮城交通さんが独自で国の国土交通省のほうに申請をしてということでございますので、我々が意見するのも難しいところでございます。ただ、やはりその事業所としてしっかり今人手不足の部分を含め、解消も含め、いろいろな総合的に今回の値上げを申請しているというふうには伺っておりますので、その辺はいろいろな意味で理解もしていかなければいけないのかなというふうには考えております。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) もしわかればでいいんですが、公共交通ということから、県と宮城交通さんとの間で何かあると思うんですが、その辺の県の支援策、宮城交通さんにですね。その辺、どのような支援策があるのか、もしわかればお伺いしたいんですが。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 県の支援、市町村、済みません。ちょっとここの情報はちょっと、今ちょっと答弁は資料がないので、申しわけございません。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) 市長、ご存じでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 私の認識ではないというふうに認識しております。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) こういう課題は、公共交通ということからぜひ市長にお願いしたいんですが、やはり県のそういった支援策も私必要だと思いますが、いかがでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) これ民間の一応宮城交通が入っておりますので、この場は差し控えてください。(「はい」の声あり)15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) 県の支援が必要だとは思いますが、それでは今回の値上げについて、富谷市、先ほど公聴会が今後あるんだということがありましたけれども、これに対してどのような動きというか、活動をされるのか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 実はあした開催されるということなので、まずは傍聴はしたいと考えてございました。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) では、傍聴して、市の立場を代弁していただきたいなと思います。
皆一様に、このことは新聞報道以来、俗に言う怒っているんですね。このことによって、本当にせっかくのとみぱすの効果も若干薄らぎます。このことが実施されれば。そういったことでございますので、早い段階で、まだ無理でしょうが、早い段階でとみぱすの増額についても今後検討されるべきと思いますが、いかがでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) とみぱすの制度的なところの見直しは、地方創生戦略の計画の見直しにあわせてとしておりますので、大きな改正は31年というふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) 次に、きのうの目玉という部分で、公営墓地とパークゴルフ場の建設についてお伺いいたします。
この事業は、長年の市民の夢が実現し、特に高齢者市民にとっては大いに評価しているところでございます。整備の場所については恐らく回答できないと思いますので、ここでは基本計画についてお伺いいたします。
公営墓地の整備についての基本計画における今後の取り組みスケジュールをお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) まず、新年度、もし予算がご可決いただけましたら、新年度より基本計画のほうに着手したいと思うのですけれども、その中で今後のスケジュールについても決めていきたいと考えておる次第です。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) まだスケジュール、大まかなスケジュールは決まっていないんでしょうか、来年の。

○議長(浅野幹雄君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) 現在のところ、決まっておりません。私の中では、来年度中に基本計画を策定したいというところで考えております。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) そうすれば、今度パークゴルフについても同じ質問なんですが、来年度の基本スケジュールどのようになっているか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 教育次長。

○教育次長(荒谷 敏君) パークゴルフ場につきましても、公営墓地と一体として整備する関係上、同じようなスケジュールを想定しております。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) 今回ダブルでやるんですが、事業は1つだと思うんですが、今回基本計画検討するということで、見通しも含めて入っていたと思うんですけれども、600万が計上されております。この2つの600万の事業の配分というのはどういうふうになっているのか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) 配分というものは特にございませんでして、1本の契約で結びますので、全体で600万円ということで考えております。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) 先ほど、600万はわかりました。そうすると、先ほど課長の墓地の部分については、来年いっぱい基本計画がかかるんだということになれば、恐らくあと3年ぐらい全体ではかかるのかなというような考え方でいるんですが、その理解でよろしいでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) 先ほど申しましたように、スケジュールにつきましても今後決めていくような形になりますが、できるだけ早いスケジュールで進めていきたいと現在考えております。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) 次に、パークゴルフ場の規模でございます。パークゴルフ場の規模は、現在大衡に54ホールがございます。これから造成する三本木、あと仙台荒浜公園ですか。この2カ所、ここは仙台市と宮城県の造成になりますので、恐らく大型になることが予想されます。パークゴルフの利用者はどうしても規模を見てプレーする場合もあるんですね。規模で。そういった観点で、今回検討されるのであれば、最低でも公式な試合ができる36ホール以上のホールが必要だと思いますが、その辺についてはいかがでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 教育次長。

○教育次長(荒谷 敏君) 整備規模につきましても、議員のおっしゃるとおりでございますし、あとは請願というか、要望書もいただいております。そういったものを含めながら、市全体の予算等勘案をいたしまして、基本的にその中で構想の中で明らかにさせていただきながら、またご意見を伺ってまいりたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) 市長にも規模をお伺いしたいんですが。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 議員のご意見、また、要望をいただいている部分についても十分に理解しているところでございますが、ただ、想定外の、先ほど議員もご質問の中でお話あったように、いわゆる三本木に県で大規模な計画が生まれたり、近隣で大規模なパークゴルフ場が続々とでき上がっていく中で、そこに競争するような規模のものを果たして富谷で必要なのかというと、そこまではいろいろな今の財政状況を考えても難しいかなというのが正直なところでございます。そういう意味では、身近にいわゆる大規模な、身近に地元の方々がいわゆる楽しめるパークゴルフ場という形で、規模感はこれからですけれども、そういうご理解でいただければというふうに思っております。

○議長(浅野幹雄君) 菅原議員に申し上げます。質問時間が5分50秒残っておりますが、残り時間1時間7分となっておりますので。1時間のうちの7分となっておりますので、お含み置きをいただきたいと思います。15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) ここはパークゴルフと墓地以外に何かあと検討されておりますか。

○議長(浅野幹雄君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) 今現在のところ、まだ白紙の状態でございますので、これから基本計画の中で詰めていきたいと考えております。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) では、図書館建設についてお伺いいたします。
図書館建設には、さまざまな考え方があるのも承知しております。私は適正で健全な財政支出によって、暮らしに潤いと快適さを求めて市民の要望に沿った事業であれば適切だと思っておりますが、そのような理解でよろしいでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 教育次長。

○教育次長(荒谷 敏君) それは議員のおっしゃるとおりで、今年度行った事業もそういったことを含めながらワークショップ、シンポジウムを開催しております。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) この間、次世代の取り組みとして矢巾町の取り組みがございましたが、楽天との事例ありましたが、これについては市長ご存じでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。知っているか、知らないかっていう話ですよ。

○市長(若生裕俊君) 済みません。ちょっと今認識していなかったんですけれども。

○議長(浅野幹雄君) はい、もう一度お願いします。15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) 矢巾町で楽天との取り組みの事例で、インターネットを活用して特産品のネット販売とか電子図書サービス等々の報道があったんですけれども、この辺も今後の富谷には検討される予定であるのかどうか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) あらゆる事例を参考に、今後検討していきたいというように考えております。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) 私、物の本を読みましたら、これまでの図書館は受け身だったということがありました。しかしながら、これから図書館運営で一番大切なことは、探しもの、調べもの、要は借り手の手伝い、要はレファレンスサービスというふうに言うそうですが、このことを備えれば、利用者が満足するということを言われていますが、その辺の考え方でよろしいでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 教育次長。

○教育次長(荒谷 敏君) 図書館につきましては、さまざまなご意見をいただいております。議員のおっしゃるとおりのところも一つあります。また、歴史とか、そういったものの保存、活用も含まれておりますので、基本は図書館法にのっとって整備を進めながら、地域の皆さんが何を望むか、そういったものに応えていく図書館ということが最大の要件かと思っております。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) 現在、市民の図書館ということで、市民からさまざまな意見を聞いておりますが、余り時間をかけ過ぎますと、失礼な言い方ですが、頭でっかちになりはしないかということを心配しております。図書館ができ上がった時点で、本当に自分の意見が反映されていないことも予想されるわけですね。だから、そういった場合もありますので、基本的な今次世代の部分とかね。レファレンスサービスの部分とか、司書の部分を備えれば、最低確認されれば大まかいいのではないかなというふうに思いますが、その考え方についてはどうでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 教育次長。

○教育次長(荒谷 敏君) 図書館整備につきましては、財源確保というのも重要な要素になりますので、そういったものを含めながら、富谷にある既存の公民館とかそういったもの、施設もありますので、そういったところとの利活用、そういったものを総体的に考えながら、あと今意見を伺っておりますし、市長の公約でもあります皆さんからの意見をたくさん聞くということで、来年度についても意見を聞きながら、そういったものを含めて構想の中でお示ししてまいりたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) これも今度のも図書館の規模に当たるわけですが、この間のシンポジウムの中でちょっと印象に残っているんですが、岡山の瀬戸内市民図書館の館長が、コストも大事ですが、うちの場合ですと隣に県図書館があるわけですけれども、しかしながら富谷においてもこの一定量の規模、蔵書がないと、やはり利用者は満足しないということが言われました。このことについては市長、どういうふうにお考えなのか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 規模感につきましては、県立図書館がすぐ近くにあるというこの立地条件を生かして最大限、また、先日答弁でも申し上げましたが、今の財政、富谷の財政状況を考えれば、それなりの規模の図書館、そういう施設にならざるを得ないかというふうには思っておりますので、その中で充実したものをいかにつくっていくかということが重要だというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) それでは、若者世代と創生計画についてお伺いします。
人口ビジョンについてですが、前半の20年間に大きなウエートがかかっておりますが、昨日もありましたけれども、28年1年間で人口増加が233人ということがありましたから、従前は1,000人近く1年間でふえておったんですけれども、この急激な低下になっていますが、この急激減の認識についてお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。

○市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 昨日も同様の質問がございましたが、確かに人口が減少しているような状況にあります。その要因につきましては、団地の造成、そして分譲がひところよりも落ちついてきたというのが要因として考えられると思っております。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) それでは、KPIについてお伺いいたしますが、このKPIは今富谷市総合計画審議会で行われているのか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。

○市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 市長の答弁にもありましたが、今月末に総合計画審議会を開催する予定としておりますので、その中で検証、評価をする予定にしております。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) 時間がないので飛び飛びになりますけれども、次に、スイーツ博覧会の件ですが、予算が2,760万ほどとられていますが、昨年から見たら半分ぐらいになっているんでしょうけれども、この予算で……

○議長(浅野幹雄君) 質問・答弁時間が60分を経過しました。
これにて、菅原福治君の一般質問を終わります。
この際、午前11時15分まで休憩をいたします。

午前11時03分 休憩


午前11時15分 再開

○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
12番山路清一君。

○12番(山路清一君) 私は今回、一般質問通告書により大きく2点について質問いたします。一般質問最終日ですので、明瞭簡潔な質問に努めて行いたいと思っています。
まず、第1点目、子ども遊具の充実と高齢者向け健康遊具の設置について質問いたします。
富谷市内には、団地造成時に開発指導要綱等により多くの公園が適所に配置され、にぎやかな子供たちの声が聞こえてきます。近年、少子高齢化の影響が富谷市でも見受けられ、子供にかわって高齢者が公園で遊ぶ姿や、健康ウオーキングや、またはご夫婦で散歩している姿がここ数年多く見受けられ、既存の子供用遊具と高齢者向け健康遊具について質問いたします。
国土交通省の調査によりますと、全国の高齢者用健康遊具数は、平成10年の5,690台から平成22年には2万583台と約4倍近くふえていると発表していますが、現在では相当の数ではないかと思われます。その一方で、健康遊具を使った児童が落下したり、衝突したり、骨折や打撲などのけがを負うケースも報告されております。公園内に設置されてあるだけに子供が利用する機会も多く、国土交通省では、健康遊具は子供遊具とは別の場所に設置するなどの安全指針を検討しているとのことです。
健康づくり、老化防止策への取り組みとして、仙台市においても市内84の公園で筋力アップに役立つ腹筋ベンチや懸垂平行棒などの健康遊具を設置しており、体力づくりや介護予防に取り組む市民グループのメンバーを中心に利用が進んでいるとのことです。
また、群馬県桐生市においても、今年度中に公園移転整備先に児童向け遊具のほか高齢者向けの健康遊具を設置し、事故防止等安全策を考慮し公園内にシルバーゾーンを設けるなど、住民要望を取り入れて従来の児童公園にはないユニークな施設に仕上げ、また、高齢者が多く使用するため、男女別のトイレ、そして遊具等の充実した公園となるために、遠方からの来園者も見込み駐車スペースを設けると公表しております。
少子高齢化により児童数が減少し高齢者が増加している現在、全国の市町村においても桐生市と同様な取り組みが行われており、児童遊具も含め次のことを質問いたします。
1つ、富谷市が管理する公園の種類と箇所数を伺います。
2つ、設置されている主な器具の種類をお伺いいたします。
3つ、設置遊具の管理状況をお伺いいたします。
4つ、現在使用禁止になっている遊具はあるか、お伺いいたします。
5つ、高齢者向け健康遊具は市内公園のどこに何台設置されているか、伺います。
6つ、高齢者向け健康遊具の今後の取り組みについて、お伺いいたします。
以上、大きな1点目を質問いたします。
次に、大きな2点目として、少子高齢化による医療費等増加抑制策を早急にについて質問いたします。
富谷市は県内市町村においても最も高齢化率の低い市ですが、近年、当市の高齢化率は右肩上がりで、平成12年3月で8.7%であった高齢化率が、特に平成17年の10.8%から伸び率が上がり、平成28年3月末では17.4%と、16年間で2倍です。
このままで推移すると、県内一高齢化率の伸び率が高い市となることが予想され、このことは以前開催されました黒川地方町村議会議員研修会での講演においても、当時富谷町の高齢化率の急上昇傾向が予想される研究結果が述べられたことを記憶している同僚議員も多くいらっしゃると思います。また、2月14日の全員協議会で配付されました富谷市総合計画・前期基本計画についての第3編第1章「あらゆる世代が元気に暮らす健康自慢のまちをつくります」の中、1-1「高齢者支援 現況と課題」でも高齢化は進行すると推測され、それに対する課題が明記されています。そして、このことが1人当たりの医療費の増加や国民健康保険に大きく影響を及ぼすことが予想され、他市町村においても財政破綻につながる最大の課題です。
若生裕俊市長施政方針で、10ページ、健康・保健施策について、「現在、富谷市健康推進計画及び第3期富谷市食育推進計画の策定を進めており、学校や関係団体と協力・連携し、計画的かつ効果的に市民の皆様が健康づくりや食育に取り組めるよう関連事業を推進してまいります」と述べられ、そしてまた、医療関連施策についてでは、平成29年度国民健康保険特別会計の予算規模について、保険加入者に占める高齢化比率の上昇や医療の高度化等により医療費の増加が見込まれ、対前年度比約1億6,000万円増の約44億8,000万円となります。また、同僚議員の質問にもありましたが、「平成30年度の都道府県単位化に向け、本市に求められる負担の状況等を踏まえながら準備を進めるとともに、健全な国保の運営に取り組んでまいります」と結んでおります。今回私が質問する大きな2番目の内容をまさに要約したものです。
さて、みらい富谷会派は、昨年11月に長野県佐久市に政務調査で訪れ、今回の質問事項を解決する大きな対策の一端となる調査を行ってきました。参考になりますので、簡単に述べさせていただきます。
調査内容は、「いきいきシニアライフ老い支度講座・長生き元気ぴんころ御膳」です。
佐久市は、以前塩分を多くとりすぎ平均寿命が短かったが、「ぴんころ御膳」等、地産地消と減塩に努め、今では日本でも有数の長生きの市です。佐久市にある成田山薬師寺の山門前に建設された「ぴんころ地蔵」は長寿地蔵として全国的にも知れ渡り、健康長寿祈願に訪れる参拝客も多くいるとのことです。
ぴんころとは、「ぴん・ぴん・ころり 元気で長生き、天寿を全うしよう」ということです。ぴんころ運動推進事業として、ピンピン講座、ぴんころステーション、ぴんころ食の普及、食育の推進として高校生への食育教室や親子教室など。そして、ぴんころ食のポイントとしては、塩分控え目、カロリー控え目、野菜たっぷり、たんぱく質をしっかり、食材を満遍なく取り入れています。ぴんころ食の普及として、佐久市民164名が食生活改善推進協議会委員として活躍しております。
これからの課題として、壮年期予防活動と若年層にも重点を置く、塩分の摂取量がまだまだ多い、若い世代の男性に生活習慣病予備群が多い、生活習慣の改善が必要な子供たちの増加、そして学校でもぴんころ食をぴんぴんキラリ食として提供することだとのことです。
ちなみに、佐久市の平成22年度時点での平均寿命は、男性が81.7歳で全国で15位、女性は88歳で全国19位です。敬老者に対しての医療費の増加は、各市町村での大きな課題であり、佐久市はぴんころ御膳の取り組みにより、ぴんぴんころりと医療機関にかかる日数も激減し、医療費等に大きく貢献できているとのことです。
以上のことを踏まえて、次のことを質問いたします。
1つ、高齢化率の予想について、把握している数値をお伺いいたします。
2つ、介護保険給付費の増加傾向についての対応策を伺います。
3つ、1人当たり医療費の増加予想を伺います。
4つ、国民保険会計保険給付の予想を伺います。
5つ、国民健康保険構成比において、保健事業の占める費用額及び割合をお伺いいたします。
6つ、介護保険、国民健康保険保険給付費等の増加防止策をお伺いいたします。
以上、質問いたします。

○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの山路清一議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、初めに、質問件名1の子供遊具の充実と高齢者向け健康遊具の設置をに関連しての問い1でございます。
本市が管理している公園の種類と箇所数については、都市公園として街区公園が76カ所、近隣公園が6カ所、総合公園の大亀山森林公園が1カ所、緑道の成田せせらぎ緑道が1カ所の計84カ所でございます。そのほかに、児童遊園が2カ所ございます。
問い2、公園に設置されている主な遊具の種類については、滑り台やブランコ、鉄棒、ジャングルジム、シーソー、うんてい、スプリング遊具、そしてこれらの遊具を数種組み合わせた複合遊具などがあります。最も身近な街区公園に設置している遊具といたしましては、滑り台とブランコを基本にその他の遊具を1台から2台程度設置しております。また、このような子供用遊具のほか、アスレチック遊具や大人向けの健康器具などを設置している公園もございます。
問い3、設置遊具の管理については、担当職員による安全点検を年に2回、9月と3月に実施しております。また、専門業者に委託し、より詳細な安全点検を2年に1回実施をしております。そのほか、不定期ではありますが、担当職員が日常業務の中で施設の変状や異状の有無を確認しております。このような点検において変状や異状を確認した場合には、状況に応じて使用中止などの処置をとり、必要な修繕を実施しております。
問い4、使用禁止になっている遊具については、現時点においては使用禁止としている遊具はございません。
問い5、高齢者向けの健康遊具はどこの公園に何台設置されているかにつきましては、高齢者向けと限定はしておりませんが、大人の方を対象とした健康器具として、富ケ丘、成田、明石台地区の公園や緑地7カ所に計20基を設置しております。健康器具の主なものとしましては、ストレッチや軽い筋トレ機能を持つベンチ系の器具、懸垂や全身を伸ばしてストレッチするぶら下がり系の器具、足腰の強化とストレッチ機能を持つ下半身の運動のための器具などがございます。
問い6、高齢者向け健康遊具の今後の取り組みについては、先日浅野議員からのご質問でもお答えしましたが、現在、供用開始から30年以上経過する公園遊具の更新事業を実施しております。更新に当たりましては、町内会と相談をしながら設置する遊具の選定を行っておりますので、その地区の公園の利用状況等を考慮しながら、大人向けの健康器具の設置の必要性についても一緒に検討したいと考えております。
質問件名2の少子高齢化による医療費等増加抑制対策を早急にに関係しての問い1でございます。
高齢化率の予想については、本市における昨年12月末現在の65歳以上の人口は9,432人で、高齢化率は17.9%となっております。国立社会保障・人口問題研究所より出された日本の地域別将来推計人口をもとに本市独自の推計を行った富谷市人口ビジョンによりますと、2020年には65歳以上の人口は1万1,051人、高齢化率20.2%、さらに2060年には65歳以上の人口1万9,918人、高齢化率33.4%と推計をしております。
介護保険給付費、国民健康保険給付費については、問いの2と6は関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
まず、介護保険給付費の増加防止対策につきましては、地域包括ケアシステムの構築を図る中で、互助による住民組織やボランティア等の取り組みの強化が求められているところでございます。具体的には、介護保険に頼らない元気な高齢者づくり対策として、本市独自の事業である、地域の力をかりながら開催しているゆとりすとクラブサロン等の介護予防事業に力を入れております。また、本年4月から本格的に実施される介護予防日常生活支援総合事業、筋トレ型事業、サロン型事業の実施により、将来要介護状態になることを予防することが期待されているところでございます。さらに、第7期介護保険事業計画のアンケート結果から、介護保険の認定を受けることとなった疾病の主な要因として、認知症、脳卒中が挙げられております。このことにより、若いころからの生活習慣予防に取り組むことも大切となっております。
次に、国民健康保険保険給付費等については、医療費通知(後発医薬品ジェネリック差額通知)により、被保険者に医療費の状況等をお知らせし、より安価な後発医薬品の普及を図るなど、保険給付費の増加防止対策を行っております。本年11月調剤分の前年度同月比で、ジェネリック医薬品の利用率が44.1%増加し、46.2%となっております。また、国保デルタヘルス計画に基づき、健康診査、がん検診の受診推進、要医療判定者に対する受診勧奨や重症化予防、各種健康事業を実施し、被保険者の健康づくりを進めているところでございます。
今後も、関係課と連携をとりながら、引き続き介護給付費及び保険給付費の抑制と適正化に努めてまいります。
問い3、1人当たりの医療費の増加予想につきましては、平成25年度から昨年度までの実績で、1人当たり医療費は毎年平均で約1万2,000円増加しており、主な疾病はがん、生活習慣病等となっております。65歳以上の前期高齢者の1人当たり医療費は約40万円、65歳未満では約19万円と、前期高齢者に係る医療費は約2倍となっております。本年1月末現在の被保険者数8,900人のうち65歳以上の前期高齢者は3,947人、構成比では44.3%と、昨年度末から人数で60人、構成比率で2.4ポイント増加しているなど、被保険者に占める前期高齢者割合は増加傾向にあることなどから、1人当たり医療費は当面増加することが予想されます。
問い4、国民健康保険会計保険給付費の予想につきましては、保険給付費は平均で毎年約3%、額にして約7,000万円の増、昨年度実績では月平均約2億6,000万円の支出となっております。被保険者に占める前期高齢者比率が増加傾向にあること、高額な薬剤の普及や医療の高度化が進んでいることなどから、今後においても保険給付費の増加傾向は当面続くものと予想しております。
なお、保険給付費の増による国保財政破綻の懸念については、国保都道府県単位化により国保給付に係る費用は全額を県で措置し、保険給付費等交付金として市町村に交付する予定となっているため、保険給付費の増減リスクは基本的に県が負うこととなります。ただし、各市町村が県に納め、県の保険給付費等交付金の財源となる国保事業費納付金については、現時点では県で協議中のため未定ですが、医療費水準の反映により医療費の増に伴い納付金の額も増となり、市国保会計に波及する可能性もあることから、給付と負担の適正化を図りながら引き続き医療費の抑制に努めてまいります。
問い7、本年度当初予算における保健事業費の額は7,300万円、構成比で1.64%となっております。主な事業内容は、特定健康診査、保健指導、疾病予防の各事業、がん検診の自己負担額助成、医療費やジェネリック通知の郵送料などとなっております。昨年9月に宮城県が発表した平成26年度国民健康保険事業状況調査では、1人当たり保健事業費の県平均は953円、本市は1,105円となって、県平均を上回っている状況にあります。
以上でございます。

○議長(浅野幹雄君) これより山路清一君の質問は、一問一答により行います。
12番山路清一君。

○12番(山路清一君) 初めに、子供遊具の……(「マイク使ってください」の声あり)充実と高齢者向け健康遊具の設置について、お伺いいたします。
富谷市に設置されている高齢者遊具について、この形状や使用目的、それからメーカー等によって違ってくると思うんですけれども、いろいろな形状があるんですよね、あの形状。一目見ただけでは、これ何に使うのかなと思うような器具ですよね。それで、今答弁にございましたけれども、今富ケ丘とか、明石台とか、成田のほうについているという話を聞いていますけれども、今、富谷市のほうで入れている遊具関係、形状、メーカーで違うと思うんですけれども、どれくらいの単価で入っているのか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) 市内に設置しております健康器具につきましては、大体材料費としまして15万円から30万円ぐらい、設置費も含めますと約30万から60万円の価格帯のものが多くなっております。

○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

○12番(山路清一君) 結構な金額だと思います。
続きまして、高齢者遊具による子供の事故がインターネットなんかで見ますと大分ふえているという話を聞いていますけれども、今健康遊具について子供たちが事故に遭ったというような報告とかそういうのがございますか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) 市内に設置しております健康遊具に伴う事故の報告というのは、今のところございません。

○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

○12番(山路清一君) 今、先ほど出たように富谷市内に3カ所、20数台ですかね、入っているのが。この遊具関係なんですけれども、子供用遊具と高齢者遊具、近い場に置くと非常に問題があるということも、これもいろいろ今騒がれているところでありますし、その高齢者遊具のゾーンを子供遊具と離して設けるべきだと思うんですけれども、この辺について市の考えをお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) 健康遊具につきましては、お子様が使った場合にちょっと危険な物もあるということで、子供用遊具と、それからそういった大人向けの遊具につきましては、それぞれまとめまして少し離れた位置に設置するような形で工夫させていただいております。

○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

○12番(山路清一君) その辺徹底してやっていただきたいと思っております。
続きまして、先ほどもちょっと話をしたんですけれども、この高齢者遊具、本当に形がさまざまでございます。どうやって使うのかもちょっとわからないようなこともございますので、この遊具の使用方法について、説明について当局のほうの考え方をお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) これまで設置してきました遊具については、大体ベンチタイプのものが多いものですから、ごらんいただきますと利用方法は大体想像がつくのかなというふうには考えております。ただ、最近出てきております遊具、確かにどういった使い方をしたらいいのかわからないようなものも多くあるということから、そういった遊具につきましては使用方法を示したようなパネルであったりとか、そういったものを現場のほうに設置したり、もしくは町内会のほうにご協力をいただきまして、使用方法なんかについて回覧でお知らせしたいというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

○12番(山路清一君) 今回の富谷市の一般公園維持管理事業において、平成27年度は事業委託、施設修繕、施設工事において約8,880万円ほどかけておりますが、先ほど公園ですね、種類いろいろ話されましたけれども、全ての公園含めて確認ですけれども、84カ所でよろしいんでしょうか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) 都市公園としましては84カ所、それから児童遊園として2カ所あるという状況でございます。

○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

○12番(山路清一君) 平成29年度に明石台九丁目公園を新設しましたが、今年度新設するような公園があるかどうか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) 今予定しておりますのが明石台八丁目関係、そちらで約4カ所、それから高屋敷地区に新たに設置しました公園1カ所を29年度に供用開始する予定としております。

○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

○12番(山路清一君) 高屋敷のほうなんですけれども、今あれですか。杜乃橋に上がるところの右側ですか。今ある、設置するところ、公園は。お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) コストコのほうから杜乃橋に向かいまして右側にあるのがその公園でございます。

○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

○12番(山路清一君) 続きまして、公園の、これ前にもいろいろ同僚議員のほうから質問あったと思いますけれども、公園の砂場の猫の排せつ物ですかね。そういうのが結構ありますので、その砂場の除菌関係はどのようにやっているのか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) 砂場につきましては、現在、公園内に56カ所ほどございます。そちらにつきましては、業者のほうに委託しておりまして、清掃を4月から11月まで及び3月まで、計9カ月におきまして、月1回の割合で清掃を実施しております。また、4月と8月におきましては、除菌作業のほうもあわせて実施しているところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

○12番(山路清一君) 公園内、それから緑地環境の除草についてお伺いいたします。
原則として年2回、除草関係やっていると話を聞いています。また、夏祭りするところの会場に関しては、年3回という話を聞いているんですけれども、そのやる時期ですね。例えば夏祭りのときは夏祭りの前近くやると思うんですけれども、その時期的にはいつごろやっているか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) 公園の除草につきまして、年2回実施することとしている部分につきましては、主に6月と9月ごろ、それから年3回実施する場合につきましては、6月、8月、10月ごろを予定しております。

○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

○12番(山路清一君) 先ほどの答弁にもございましたけれども、公園遊具交換時には高齢者のほうの遊具関係も考慮するというような話を聞いていますけれども、この辺について再度お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) 公園の遊具、30年以上経過したものを計画的に交換を実施しております。その際には、どのような遊具を設置するか、町内会と相談をさせていただきまして、その地区に適したような遊具、もしくは必要であれば高齢者向け遊具に一部を交換して設置するというような形を予定しておりますので、今後そのような状態を続けていきたいというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

○12番(山路清一君) 高齢者遊具について形状的なやつ、先ほど話しましたけれども、その取り扱いについて定期的な説明が必要かと思われるんですけれども、その辺について当局のほうの考えをお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) 大人向けのそういった健康遊具につきまして、常に公園に人員を配置するというのはなかなか難しいものですから、遊具の近くにそういった使用方法の説明するための何か看板的なものを設置するとか、もしくはあと町内会のほうのご協力をいただいて、使用方法について回覧等でお知らせするような手続、今後続けていければというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

○12番(山路清一君) 安全第一、事故防止ですので、その辺は徹底してお願いしたいと思います。
次に、高齢化社会に伴い、65歳以上の方が結構ふえていますので、各公園にトイレの設置が必要だと私は思うんですね。ただ、いろいろな経費的な問題とかございますので、都市公園のその種類によってまた違うと思います。この辺について市の考えをお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) 現在、都市公園内のトイレでございますけれども、大亀山森林公園を除きますと、近隣公園に6カ所、それから街区公園に5カ所の計11カ所ほど設置しているところでございます。ただ、全ての公園にトイレとなりますと、1カ所当たり最低でも1,000万円近くの費用がかかるということから、なかなか難しいのかなというふうに思っております。今設置しているところにつきましても、できるだけ広い範囲から利用者の方がいらっしゃる近隣公園とかをメーンにつけさせていただいておりますし、さらにそういった近隣公園のない団地につきましては、近隣公園に準ずるような大きな公園について設置させていただいておりますので、今後もそういった形で設置する方向で進めさせていただければというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

○12番(山路清一君) 今、杜乃橋の4号線から上っていって、杜乃橋の上のほうに信号あるんですけれども、コンビニのところです。あそこのコンビニのところから、ヤマザワのところから中学校のところまで、今道路改修工事、大和町でやっています。それに伴い、両サイドの緑地、あれ約11メートルあるんですね、両方で。両方で11メートルくらいずつあるんです。結構幅広い緑地帯なんですけれども、その工事について、大和町のほうでは路盤も含め舗装工事をしますよという話をしていますけれども、その緑地帯についての工事について、町のほうで知っている情報があればお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 建設部長。もとい、都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) 杜乃丘地区で大和町が管理しております町道部分について、現在舗装の補修工事ということで、舗装の打ちかえ工事を行っているとのことでございます。施工範囲といたしましては、車道とそれから歩道の部分だけというふうに伺っております。緑地については特に今のところ手をつける予定はないというふうに伺っているところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

○12番(山路清一君) この項最後になりますけれども、今、富谷町の管理が……(「市です」の声あり)富谷市ですね。失礼いたしました。富谷市の管理が北に向かって両サイドあります。その緑地の非常に富谷市は管理がよくて、大和町よりも草刈ったり何かするのは早目に刈っていただいたり、非常に助かっているんですけれども、あの土地が非常にもったいないというか、何か使う価値があるんじゃないかなと思うんですけれども、その辺について当局のほうの考えがあれば、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) これ、整備のほうになるの。土地でしょう。建設部長。

○建設部長(奥山育男君) 今、議員からご提案のありました緑地帯の有効利用ということではあるんですが、現在のところ、そこを利用して活用してというようなところの具体的な考えは持ってはおりません。ただ、今後とも緑地として除草、そういった樹木の剪定等を行いながら、適切に緑地帯として管理していきたいというふうに考えてございます。

○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

○12番(山路清一君) 子供たちが通学していますので、その辺は管理のほうは十分にやっていただきたいと思っています。
続きまして、2番の少子高齢化による医療費等増加対策を早期にについてお伺いいたします。
先ほどちょっと答弁にもございましたけれども、他市町村では医療費等増加についてどのように捉えているか、富谷市も含めて市の見解をちょっとお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) 医療費の増加につきましては、宮城県の平成27年度の医療費につきまして総額で2,040億円ということで、対前年比約2.1%の増ということで、他市町村におきましても年々増加傾向にあるというふうな捉え方をされていると思います。本市におきましても、1人当たりの医療費の増加傾向ということで先ほど答弁させていただきましたけれども、全35市町村中29位の低い1人当たりの医療費の推移ということになっておりますので、本市におきましては県内全般で見ますと医療費の伸びは幾らか緩やかであるというふうに捉えております。

○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

○12番(山路清一君) 続きまして、策定を進めている富谷市健康推進計画の概要をお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) 現在策定しております推進計画ですけれども、健康増進法の計画の「健康日本21」という国の計画がございますが、その市町村計画に位置づけされておりまして、現在策定しているものは来年、29年度から35年度の7カ年の計画としております。富谷市の総合計画の基本理念を念頭に置きながら、計画の基本理念は「あらゆる世代が元気に暮らす健康自慢のまちづくり」としまして、基本目標を「健康寿命の延伸」というふうに今考えております。計画の体系におきましても、市民の皆様が取り組めるような課題等をピックアップしながら、それぞれに市民の皆様の取り組みですとか、市が取り組むことですとかを明記する予定になってございます。

○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

○12番(山路清一君) 同様に、第3期富谷市食育推進計画の概要をお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) 富谷市食育推進計画は、第3期というふうな計画で今策定しておりまして、こちらも食育基本法に基づく計画として市町村計画に位置づけされておりまして、平成29年度から平成38年度の10カ年の計画ということで今策定を進めております。こちらにつきましても、基本の理念は富谷の子供たちが多いという本市の特徴を生かしながら、子供とその家族に向けた食育の推進というものを中心にしまして、地域の食を通して生涯にわたり豊かな心と体を育むという基本理念のもとに策定を進めております。

○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

○12番(山路清一君) 先ほどの答弁の中にも、医療費の高度化ということを述べられております。マスコミとかテレビなんかでごらんになった方もいらっしゃると思いますけれども、1瓶が500万とか何とか、非常に高い薬ですね、今出てきているのは。この辺について、今後の市の取り組みについてお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 市ですね、町じゃなくて、市。健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) 医療の高度化に伴う本市の取り組みとしましては、一番には重症化予防を推進してまいりたいと考えております。そのために、各種検診の受診率向上ですとか、あとは先ほども答弁で述べさせていただきましたとおりに、医療機関が必要な、受診が必要な方たちへの受診勧奨、あとはがん検診の精密検査の対象者への受診勧奨などを強化していくということも取り入れていく予定でございます。また、日ごろからかかりつけ医を持つことをお勧めするようなことで、重症化にならないようなそういった取り組みを今後も進めてまいりたいと思っています。

○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

○12番(山路清一君) 最後の質問になります。富谷市総合計画前期基本計画の中には、高齢者支援等の現状と課題や介護予防の推進、安心できる在宅生活のための環境整備の推進、ともに支える地域づくりの推進、介護保険事業の推進等については詳しく述べられておりますが、一番大事な病気にならない防止策として、幼年期からの食育教育等、塩分控え目や健康食、そして体を鍛え、病気予防策など、例えば質問の1で述べた高齢者遊具等についての記載がありませんが、富谷市の今後の取り組みを最後にお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 保健福祉部長。

○保健福祉部長(小野一郎君) いろいろこちらで述べましたとおり、幼児期から高齢者まで、全てのあらゆる世代にわたってそれぞれの食育、それぞれの計画、それを有機的に活用しまして、市民の方の健康づくりに邁進してまいりたいと思ってございます。

○議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩といたします。

午前11時57分 休憩


午後 1時00分 再開

○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
19番安住稔幸君。

○19番(安住稔幸君) それでは、私の一般質問をさせていただきます。
私、1問でございまして、新生「富谷市」のまちづくりを問うと題して質問させていただきます。
昨年10月10日に富谷市が施行されました。市制移行は問題もなく、順調に移行できたものと考えます。市長初め職員の皆様に、改めてご苦労さまと申し上げます。
平成29年4月から、丸々1年間の富谷市としての予算編成による市政が始まります。新たな施策も盛り込まれ、新生富谷市のまちづくりが進められていきます。平成29年度は「富谷市元年」と名づけることもできるのではないかと思います。
市民は、今後の富谷市に期待を大きくしています。その1つに、次世代型図書館整備事業があります。市は、富谷市次世代型図書館づくりに向けた市民参加ワークショップ、新生富谷市の図書館を考えるシンポジウムを開催し、新たなまちづくりを進めようとしております。私もワークショップとシンポジウムを傍聴させていただき、まちづくりに手応えを感じることができました。図書館を起点に、市民とともにまちづくりを進めていく。しかも、パネラーの方も言っておられましたが、それは、私たちが一般的に思っている図書館ではなく、その今までの図書館の概念を大きく変えるものであり、地域の交流、市と市民との協働の発信の場であると考えます。
市民が、地域や市の諸課題に市とともに考え、解決に導いていく。市民みずからまちづくりの主体者となっていくこと、そこに図書館を位置づけ、図書館がまちづくりの一部であり、市民のまちづくりへの醸成の場であるということであります。日本図書館協会が本年1月公表した調査結果では、1,049自治体のうち、まちづくりや地域振興に役立つ目的で事業を行っていると答えた図書館は497自治体あり、事業として、農家と消費者の交流会、子育て支援、ビジネス相談など597事業の回答があったそうであります。図書館をまちづくりの拠点として取り組んでいるところでは、ワークショップや講演がたびたび開催されております。
このようなことを考えますと、市民との協働によるまちづくりの拠点は、図書館ということではなく、文化発信の場であり、施設であると考えます。図書館は当然でありますが、講演やワークショップ、演奏会が行える舞台・ステージのあるホールや会議室、美術展示室、創作室、ダンスや楽器などの練習ができる音楽室、軽い運動ができる屋内運動場、乳幼児が親とともにくつろげる施設、調理室、学生たちの自習室、和室などの複合施設が望まれるのではないでしょうか。東日本大震災の被害の様子や復旧・復興の記録、そしてまた、地場産品の展示など、富谷の紹介展示スペースなども必要ではないでしょうか。また、市民が来館しやすいように、駐車スペースも十分な広さが必要であります。
複合文化施設は各地にございます。近隣では、平成24年に開館した仙台市宮城野区にある宮城野文化センターがよい例であると思います。建設費用はおよそ50億円くらいだったと思います。
私は、今月に入って、岩手県滝沢市の複合文化施設「ビッグルーフ」と福島県会津若松の複合文化施設「会津稽古堂」を見てまいりました。滝沢市のビッグルーフは、昨年12月に開館した複合文化施設で、滝沢市役所前の広大な平たん地に建てられております。約3万4,000平米の敷地に延べ床面積約6,400平米の施設で、名前のとおり大きな屋根のある建物です。一部2階建てで、主要なものはほとんど1階に配置されております。建設事業費は約48億円と聞いております。施設概要は、演奏会や伝統芸能、演劇、大型展示会、パーティーなどができる、成田公民館にあるような移動できる椅子席約500席の多目的大ホール、もちろん音響にも配慮されております。そして、もちろん10万冊蔵書予定の図書館、楽器の練習などができる防音仕様の音楽スタジオ、音楽講座や舞踊練習、軽スポーツなどができるアクティブルーム、美術作品や工作物の制作ができる創作室、調理室、和室に、そして大小会議室や相談室もあります。産直販売所、レストランなどが4月にオープンの予定と聞いております。また、大きな屋根がせり出しておりまして、その下で催し物ができるようになっております。駐車場は約400台です。
会津若松市の会津稽古堂は、平成23年に建設されたもので、会津若松市役所の近くの建物密集地の中にあります。城下町としての景観に配慮して、蔵をイメージした外観となっております。敷地面積は約4,800平方メートルで、延べ床面積は地下駐車場を除いて約6,300平方メートルです。地上4階、地下1階の建物です。地下には約90台が駐車できます。建設事業費は約33億円です。施設概要は、滝沢市のビッグルーフとほぼ同じく、演奏会や伝統芸能、演劇などができるやはり移動できる椅子約200席の多目的ホール、もちろんこちらも音響についても配慮されております。それに、12万冊蔵書の図書館、絵画や写真などが展示できる市民ギャラリー、楽器の練習などができる音楽スタジオ、音楽講座や同じく舞踊や軽スポーツなどができる健康スタジオ、そしてこちらも同じく美術作品や工作物の製作ができる創作室や調理室、そして和室や大小会議室、いろいろございます。駐車場は、ほかに近隣の民間駐車場と提携しております。どちらの建物の大きさは、この富谷市役所の庁舎より若干小さ目の建物面積と思います。
富谷市も、まちづくりと文化発信拠点として複合文化施設の整備に取り組むべきであります。どのように考えておられるか、お伺いいたします。
以上でございます。

○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) ただいまの安住稔幸議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名は新生「富谷市」のまちづくりの問うの、富谷市もまちづくりと文化の発信拠点として複合文化施設の整備に取り組むべきです。どのように考えておられるかとの質問につきましては、現時点では、単独施設、複合施設とも確定し事業を進めているわけではございません。多くの皆さんからご意見を伺い、富谷の現状にふさわしく次世代へつながる施設整備のあり方を十分検討していきたいと思っております。他自治体の事例や日本図書館協会の調査報告など、近年の状況等の研究も重ねながら、財源問題等も考慮しつつ、富谷市に見合った計画を議員のご意見も参考に取り入れ、取り組んでまいりたいと考えております。
以上でございます。

○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。

○19番(安住稔幸君) それでは、再質問させていただきます。
今、市長のほうから答弁いただきまして、今のところ単独、また、複合ということも今のところではまだ決定というか、確定しているわけではないということであります。
市長が昨年の10月8日ですか。大崎タイムスのその当時は町長だったと思いますけれども、10月8日の大崎タイムスの記事に、「図書館と限定しなかったのは、図書館に併設して文化施設の機能も合わせる可能性があるため、広い意味でそのようにした」というような、表現したというようなお言葉が載っておりまして、私もこれならやはり図書館、そのパネラーの方なんかもいろいろお話聞きましたら、やはり図書館だけではいわばもったいないというか、まちづくりに弾みをつけるには、やはりより多くの方が集う施設として、こういった複合文化施設が必要ではないかなということで、きょうお話をさせて、質問をさせていただきました。
やはり何でもありますが、簡単に言えば図書館に来る方は本を読みに来る、借りに来る、簡単に言えばそういうような方でもちろんあります。もちろん勉強で自習に来られる方もいらっしゃいますけれども、やはりそういった目的の方だけでなく、それでは交流人口、交流っていうのではないんですけれども、その来る方の人というか、人数はいわば限られてくるというか、そう多くないと想像できるものであります。やはり多くの方が集うというか、そういうことによって、多くの人方と接して触発されることで、やはりこのまちづくりだけでもなく、自分の生きがいづくりというものもでき上がってくるのかな。そう思いますと、やはり図書館だけではなく、相当費用も大きくかかるものはよくよくわかってはおりますが、やはりこういった施設内容として、施設として今後そういった方針で考えていくべきではないかなということで、私は思っています。
大人のパネラーの方も繰り返しますけれども、やはりいわば図書館の概念というものを、今までの概念とはもう全然違うんだというようなことを考えますと、やはりこういった複合文化施設のようなものが必要になってくるのかなということでもあります。
町内でいろいろな団体の方、本当にまちづくりというか、ボランティアも含めてそのほかいろいろな方がやはり活動されております。こういった方がその一つの施設でいろいろ活動し、そして触発し合って新たなものを創造する。アイデアを出し合ってつくり上げていく。こういったものがやはり大事じゃないかなということで思っております。
それで、今の市長は、初めにその図書館、次世代型図書館でのワークショップ、シンポジウムというような名称で一応動いてきております。私もワークショップとかシンポジウムを傍聴させていただきましたが、今のところ私の感じとしてはやはり図書館中心にというか、図書館だけということはないでしょうけれども、図書館中心にお考えなさってきているのかなと思いますが、その辺について現在、今後の進め方についてどのようにお考えになっているか、お聞きしたいということであります。
そしてまた、これからどのような施設になるかはわかりませんが、やはり相当な金額のものがかかるわけでありますから、建設費のほうを見ますと、やはり最近ですとPFIというんでしょうか。ああいったものも利用して結構全国的に建設されているようなものを聞きます。また、もちろん管理につきましても指定管理者を使用しまして、経費の節減かどうかわかりませんが、そういったものでやはり、それに市民も参加することによって新たなまちづくりというものも自覚できるかということで思っております。
こういったことを考えますと、やはり今後はその複合施設だけとは言いませんけれども、複合施設というふうな方向で検討、協議していくべきではないかと思いますけれども、その辺についてお聞きいたします。市長、お願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) まず、最初の次世代型図書館というふうに表記しながらシンポジウム、ワークショップ等を進めているということで、図書館先行ではないかということでのご質問につきましては、これについては今回総合計画を策定するに当たって、アンケート調査をさせていただきました。その中でやはり確実に上位のほうに要望として強かったのがやはり図書館で、その他のいわゆる音楽ホールだったり、そういうもののニーズが実は下のほうだったということで、今回はそういう意味も含めてまずは図書館をメーンにということで、今回いろいろな市民の皆さん、住民の皆さんの声を聞く機会をということで進めさせていただいているところでございます。
がしかし、これまでもいろいろな機会に答弁でお話しさせていただいているように、図書館のみにということではなくて、ある意味いろいろな可能性は含めながらいろいろなご意見をいただいているところでございますので、今後はその辺も含めながら皆さんのご意見をいただき、検討を進めていきたいというふうに考えておりますし、2つ目のいわゆる複合施設として考える気はないのかということでの問いにつきましては、そのことも含めながら、今後皆さんのご意見をいただきながら最終的に取りまとめをしていければというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。

○19番(安住稔幸君) ぜひその方向でお願いしたい、するべきと思っております。
それで、以前から市民の方というか、以前ですと町民の方から、富谷には文化施設がないというようなお話をたびたび聞くというのがあります。本町、スポーツセンターとか武道館ありますので、全くないわけではありませんが、もちろんあと公民館もあります。しかしながら、よく近隣であります美術館、図書館、また、文化ホール、こういったものがないわけであります。
この庁舎ができたとき、本当に立派な庁舎をつくられたわけなんですが、このとき住民の方から、本当に美術館、図書館、いわば文化ホールも、こういったものもないのに、こう言っちゃあれなんですが、「職員の方が使うこんな立派な建物を建てて」というような言い方もされたことがございます。そして、そのとき、その当時この建物の南西側に約3,500平米で、そして椅子の席が大体600席くらいの「(仮称)とうみやの杜ホール」という建設構想がありました。いつの間にかそれはなくなったんですが、やはり私もこういうことをお話しして、いずれはそういったものが建てるように町としては、その当時ですけれども、考えているようだよというようなことをお話をさせていただきました。しかしながら、あれから平成15年ですからもう14年ですか。こうなりまして、今図書館ということでお話は上がってはきているんですが、やはりこういったことを考えますと、確かに順位的にはその文化ホールとかというのは低いのかもしれませんけれども、先ほども繰り返しにはなりますが、多くの方が集うということを考えますと、やはりそれなりのきちんとしたものが必要じゃないかなということであります。
そして、またちょっと違う話になるかもしれませんが、皆さんも多分ご存じかと思いますが、高齢者というか、退職者でしょうかね。特に男性でありますけれども、男性のその退職者、高齢者の方の居場所づくりというのも非常に大事なものでございまして、例えば結構大型電気店とか、またはホームセンターとか、そういったところに結構行っていらっしゃる方が多いです。そして、私も図書館に限らずいろいろこういった施設を見ますと、結構男性のその退職されたご年配の方というか、そういう方が本当に図書館で新聞を見たり、ゆっくり一日されているというような状況が多々見られます。これからのその高齢化、高齢化といえばまだまだこれからすべきことを考えますと、やはりそういった方々の居場所づくりということも考えると、もちろん図書館だけでなく、そういった複合施設的なものが多面的にというか、多目的に機能するようなそういった交流施設というようなことを基本に考えていただきたいということであります。
本当にハード面というんでしょうか。そのまちづくりに当たりまして、ハード面というか、その建物という意味だけではありませんけれども、例えば制度とか、そういったものにつきましてはやはり市のほうできちんと行政側でやっていただきまして、まちづくりというそのソフトの面というんでしょうか。そういったものにつきましては、市民お一人お一人がみずから自覚を持ってつくられていくというのが、やはりこの新しい富谷市として絶対必要なものだと私は思っております。
ですので、ぜひとも、いろいろな考え方があるということもよくわかるんですが、相当な金額もかかるのもよくわかるんですが、やはり複合文化施設ということを基本に入れたものをぜひとも考えていただきたいということで、考えていくべきだと思っております。もう一度市長のご決意をお聞きいたします。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) ただいまの安住議員のご意見も賜った中で、これまでそういった声もたくさんいただいているのも事実でございます。そして、今回、図書館をテーマにいろいろご意見をいただいて、ワークショップだったり、シンポジウムだったり、いろいろな機会にやはり一番多いのは、もちろん図書の貸し出しというのもありますけれども、やはり多くが居場所を求めているという、特に学生さんたちは勉強する場とか、その居場所を求めているという声がたくさんありますので、そういう意味では複合的な施設としての位置づけという部分でも大変共通する部分はあろうかというふうに思います。
ただ、でありますので、最大限いろいろな形でこれからさらに皆さんの声をいただきながら、よいものを形にしていきたいというふうに思いますが、何せ限られた財源でございますので、それを有効に活用するもの、あと、または大きいものをつくれば大きいものをつくっただけ維持管理費もかかるということが現実でございますので、その辺将来的なことも含めながら皆さんのご意見をいただいて、財源の部分も検討しながら検討していきたいというふうに思いますので、きょういただいたご意見は最大限参考にさせていただきながら、また、あわせて皆さんの、住民の皆さんの声を聞かせていただいて、最終的な方向を見出していきたいというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 通告に従いまして、3件の質問を行います。
質問件名1、今後の図書館建設を問います。
昭和22年に制定された旧教育基本法第7条では、「家庭教育及び勤労の場所その他社会において行われる教育は、国及び地方公共団体によって奨励されなければならない」。2項「国及び地方公共団体は、図書館、博物館、公民館などの施設の設置、学校の施設の利用、その他適当な方法によって教育の目的の実現に努めなければならない」とあります。昭和22年の時点からも、家庭教育、社会教育に図書館の役割は最も重要視されていたことが理解できます。
また、新しい教育基本法の第12条では、「個人の要望や社会の要請に応え、社会において行われる教育は、国及び地方公共団体によって奨励されなければならない」。2項では、「国及び地方公共団体は、図書館、博物館、公民館その他の社会教育施設の設置、学校の施設の利用、学習の機会及び情報の提供、その他の適当な方法によって社会教育の振興に努めなければならない」とあります。
富谷町まちづくりアンケートで上位にありました図書館、これは富谷においては社会の要請に応え自治体が振興に努めなければならない事項であると言えます。2015年の市区町村図書館設置率は約99%であり、図書館の設置は知的インフラと言われるように、ごくごく身近に当たり前にあるべきものであります。また、1月17日の河北新報によりますと、自治体が公立図書館で地域振興やまちづくりを目的とした事業を行っているところは少なくとも497になることが日本図書館協会の実施した全国調査で明らかになったと紹介しておりました。
また、筑波大学の学位論文の藤岡さんの調査によりますと、中心市街地内において、公共図書館があることによって回遊行動を起こす割合が、高崎市が想定していた約27%に対して43.5%という水準が確認されたそうです。これは高崎市の想定を10ポイント以上上回っており、中心市街地活性化に対して公共図書館整備が期待以上に有効であると言えるというふうに結論づけております。このように、公共図書館がもたらす効果はさまざまありますが、交通も含めた拠点化、そしてエリアの価値を高める視点も求められます。
また、海外の研究では、公立図書館があることによる費用対効果が高いという結果が出ております。例えば、セントルイス公共図書館調査では、ビジネス支援や教育支援を目的とした利用者の便益を合算すると、図書館への1ドルの投資が4ドルの効果を生み出すことを報告しています。マイアミ・デイド公共図書館の調査では、1999年会計年度では1ドル当たり6.27ドルの効果をコミュニティーにもたらしていることを明らかにしています。そのほかにも海外の公立図書館の調査では、社会的投資に対するその回収の効果の高さが示されております。
富谷市においては、平成28年度に図書館の調査予算がついたことにより、ワークショップとシンポジウムが開催されました。今後、報告書が作成される予定です。ワークショップに関しては、広報や市民の声の抽出、集約方法に少々課題がありました。シンポジウムでは、住民の意見を聞く時間を設けられなかった点では反省する点もあるかと思います。ただ、大盛況ではあったかとは思います。今後、富谷市では、基本構想や基本計画、図書館法に基づき図書館条例の制定や条例施行規則をつくり、図書館協議会の設置、そして建設検討委員会が必要であります。図書館に関する基本構想を作成する前に、骨子作成が重要と考えます。そして、市民に愛される図書館をつくるための骨子、そして基本構想を作成するためにも、協議会の前身となる専門家や市民代表を含めた準備委員会、中核となる専門知識を持つ司書の存在が重要です。
今回の図書館建設の検討というのは、富谷宿誕生以来、図書館空白の歴史に終止符を打つ富谷史上初めての出来事として記録されるものです。富谷の宝は人材です。知の拠点として図書館は人材育成に役立つものです。例えば有名な例では、読書習慣により学力の向上に効果があること、これは明確に示されております。また、地域の文化を育むのが図書館でもあります。富谷市にふさわしい富谷市の課題解決にに役立つよりよい図書館建設に向けて、質問をいたします。
(1)2017年度分の図書館調査に関する予算は、いつ、誰によりどのように使われる予定ですか。
(2)市民の声を広く聞くためにアンケート実施をすることを検討しては。
(3)名取市では、新たに図書館を計画するために、各公民館へ出向き市民の意見を聞いたそうです。富谷市も参考にしてはどうですか。
(4)若者の意見の集約するための方法が必要です。名取市では、高校生などを対象にしたワークショップを開催しました。高校と連携するなど、若者の意見を集約する取り組みの検討は。
(5)ワークショップの中で課題として出た、自由な発言の機会をくみ上げる機会の検討は。
(6)図書館は立地、蔵書と人、特に司書によって左右されます。今後、図書館の骨子、基本構想、基本計画、条例など、富谷市の知の拠点となる図書館づくりをリードする認定司書レベルの人材の全国公募を実施しては。
(7)図書館法第14条では、図書館協議会について規定されています。富谷市の図書館協議会の前身となる準備会の設置が必要ではないですか。
質問件名2、まちづくりについて問うです。
富谷市の課題として、仙台市や市内への移動に関する交通問題、少子高齢化・核家族化と、市外からの転入が多い富谷市で需要が多い公営墓地、転入してきた市民同士がソーシャルキャピタルを育む場など、さまざまな取り組みが求められています。現在も調査など少しずつ要望が実現していることは、市民も楽しみにしております。
交通問題では、敬老パスや乗り継ぎ実証実験はより利便性を向上させることが課題となっています。公営墓地に関して、公共性、公益性のあるものであり、安定的供給、誰もが安心して利用できる低廉なお墓の提供や無縁墓対策などが重要なものです。富ケ丘の団地造成の初期から移り住んできた70代の夫婦からお話を伺いましたが、「県内から来ている家庭が多く、子供と一緒に住んでいない人も多くいます。自分もお墓を買うかどうか迷っていたので、方針が早く知りたいです」。また、80代のご夫婦で体が弱ってきている方からお話を伺いましたが、「高齢で早くつくってほしい」など、さまざまな声をいただいております。お墓の利用に直面し始めた方にとっては、まさに今が分岐点だと思われます。
富谷市のさまざまな課題に対して、限られた予算の中で優先順位をいかにつけていくかが重要であり、投資に対して利用者数や公共性、緊急性なども配慮し、まちづくりアンケートの順位も真剣に向き合うことが重要だと考えております。実現に向けて、職員一人一人への過大な負担となると実現が困難になりますし、質も悪くなってしまうことも想定されます。職員のバランスは整える方針と言いますが、人材の確保とともに育成は必須のことでもあります。さまざまな取り組みの実現には、市になったこともあり、さらに市民の声を広く聞き、みずから最新動向を調査し、富谷市に合うものはどういうものかと検討を調整し、富谷市にしっかり使いやすくできるようにデザイン化をし、実現していくというプロセスこそが重要です。上杉鷹山公は「なせば成る なさねば成らぬ何事も 成らぬは人のなさぬなりけり」という有名な言葉を残しておりますが、何事も人が全てを左右いたします。
以下、重要課題とそれを実現していくための人材確保、人材育成に関して質問をいたします。
質問項目(1)とみぱすの出張所での申し込みを可能にしてほしいという要望は非常に多いです。検討はどうですか。
(2)公営墓地の基本構想の予算がついたが、公営墓地の完成をいつ見込んでいるのか。需要予測と市内のお寺の墓地との関係はどうなっていますか。
(3)公営墓地とパークゴルフを一緒に整備したいということですが、一緒に整備しない場合と比べてどの程度予算が変わると見込んでおりますか。
(4)市民活動支援センターなど、市民活動(人材の見える化)は富谷市にとって人と人を結びつける上でも大変重要な機関になると考えます。今後の図書館建設と一緒に検討してはどうですか。
(5)市として積極的に人材育成の機会の提供をすべきではないですか。
(6)職員は、仕事の経験だけではなくて、仕事外のさまざまな体験により、市民への提案の幅も広がると考えます。有給休暇の取得を推奨すべきではないでしょうか。また、そのための体制づくりも検討すべきではないでしょうか。
(7)同じ級地における職員の給料体系を考慮し、富谷市の職員の給与も再考が必要な時期ではないでしょうか。
(8)庁舎内で昼の時間帯になると、外部へのインターネットがつながりにくく不安定になると聞きます。業務に支障が出る場合があるので改善が必要かと考え、問います。
質問件名3、放射性廃棄物の焼却問題を問うです。
昨年から浮上している放射性汚染廃棄物の焼却に関して、石積地区の皆さんが一致して反対を表明し、市長に申し入れを行ったと河北新報にも掲載されていました。12月の市町村長会議では、焼却処分の決定は栗原市の反対はありましたが、半年程度の延期という状況になりました。福島原発事故以前はキログラム100ベクレル以上は厳格に管理されており、原子力発電所敷地内では今もそのように対応されています。原子力発電所の管理区域外のほうが80倍も高い基準という異常な状況です。原子力発電所で焼却する場合にも、バグフィルターよりも性能が高いフィルターを使用しており、今回の焼却処分は異常と言わざるを得ません。
栗原市では、県から予算を出してもらい、平成25年に雨風・獣害を防ぐことができる一時保管所をつくりました。市の所有する土地に4カ所、私有地に1カ所、これらの3倍がつくられれば、燃やす必要もないそうです。焼却処分だけという姿勢が、今再考が必要な状況だと考えております。
松森工場でまた確認しましたが、1時間当たり5万リットルの空気を送り込んでいる。ほかの資料によりますと、10万倍程度の希釈を想定している。そういう状況で放出しているということです。検出がなされないというのは、実際は検出ができないくらい薄めているという懸念があります。検出されなければ安全かというと、そうではなく、セシウム137の半減期は30年であり、数年に及ぶ焼却によりホットスポットができる危険性があります。飛灰の降下は煙突の高さによって変わると言いますが、松森の工場の場合には煙突の高さは100メートルで、最も降下すると言われているのが約4キロと予想されます。松森工場から4.6キロの地点に東向陽台小学校・中学校があり、放射能の影響が高い子供のいる場所に降り注いでいくことになります。
ドイツでは、原子力発電所5キロ圏内で小児性のがんが有意にふえたという研究もあります。最近の研究でも、低線量被曝での閾値はなく、内部被曝、低線量被曝の危険性が指摘されるようになってきています。特に子供における放射能の危険性が高く、子供の多い富谷市で子供を守るために質問をいたします。
質問項目(1)石積最終処分場のある石積地区の住民が一致をして反対をしており、富谷市として賛意は示せないのではないでしょうか。市長として明確に反対をする考えはないか。
(2)そもそも石積最終処分場は放射能対応の施設ではなく、仙台市との契約時に放射線核種に関する取り決めなどはありませんでした。契約の見直しや放射能が漏れ出ない施設の設備など新たな対応が必要であり、仙台市、県、国との協議が必要で、さらには市民に対する説明責任があるのではないか。
(3)実際に不安を抱いている市民がおります。市長としてその不安にどう向き合うのか。
(4)松森工場での焼却処分に関しては、特に東向陽台や明石台、さらには成田などへの影響が考えられます。仙台市へ住民に対する説明を求めていくことが必要ではないでしょうか。
(5)風評被害が一番恐ろしいものでもあります。実際に栗原市では、2億円の取引をしていたという米農家が基準値以下でも取引を停止され、基準値以下であるがゆえに東電からは補償がされなかったということが実際に起きています。補償がない中で進めることは農家にとっては死活問題であり、特に富谷はスイーツのまちとしてブランド化しようとしている中で、反対を表明すべきではないでしょうか。
(6)モニタリングは月1回とされておりますが、常になされるべきであり、仙台市で求めていく必要があるのではないでしょうか。
以上です。

○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの藤原 峻議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1の今後の図書館建設を問うの問い1、平成29年度分の図書館調査に関する予算につきましては、来年度の予算執行につきましては、早い時期に委託契約を結び、教育委員会が中心となり、市民参加による意見交換を初め、有識者懇談会などを開催してまいりたいと考えております。
問い2、アンケート調査につきましては、市民意向の調査を行うための一つの手法としては有効な手段と思います。次世代図書館という考えから、富谷にふさわしいさまざまな図書館の可能性について、アンケート調査を含め多くの市民の皆様から意見を傾聴していく方法を考えてまいりたいというふうに考えております。
問い3でございます。
名取市の事例を調査したところ、震災以前にまず新名取市図書館整備基本計画が策定されており、震災後の平成26年12月にその改訂版を策定しております。その後、平成27年2月に、公民館18カ所で出張ライブラリーミーティングを開催しておりました。もちろん、すぐれた図書館整備事例であると思いますが、現段階では名取市のように計画が策定されている段階ではないことは、ご理解いただきたいと思います。今後の次世代図書館整備推進において、議員のご提案を参考に公民館区などを対象とした意見を伺う手法なども考えてまいりたいと考えております。
問い4、名取市の事例は大変参考になると思います。本市においては、本年度実施したワークショップに高校生はもとより中学生のご参加もあり、既に若い方々の積極的な参画をいただいているところでございます。もちろん、将来世代である若者の声は重視すべきことであり、今後も参加できるような機会を設けていきたいと思っております。
問い5、さまざまな意見を伺うことは必要なことだと思っておりますので、今後も引き続き機会を設けていきたいと考えております。あわせて、今後多くの市民の皆様の積極的な参加をお願いしたいと思います。
問い6、認定司書レベルの人材の全国公募につきましては、議員のご提案のとおり、今後議論を進めていく上で、市民の皆様に本市の将来のために必要な人材であることをご理解いただければ、全国公募などによる人材採用などについても検討してまいりたいと考えております。
問い7、準備会の設置につきましては、図書館協議会は図書館法第14条で、「公立図書館に図書館協議会を置くことができる。図書館協議会は、図書館の運営に関し、館長の諮問に応ずるとともに、公民館の行う公民館奉仕につき館長に対して意見を述べる機会とする」と規定されております。今後、次世代型図書館づくり構想策定の中で、その必要性や役割を検討してまいりたいと考えております。現段階では、今後設けていく可能性があるのは、まず整備検討に関する委員会や協議会などは必要ではないかと考えております。その場合、市民の皆様に開かれた形で運営してまいりたいと思っております。
質問件名2のまちづくりの重要課題を問うの問い1でございます。
とみぱすの入金申請受け付けの際に、出張所での受け付けについてのご質問もありますが、とみぱすの仕組み、具体には申請受け付けのみならず、有効期間内の入金回数や残額等、入金時期の確認、説明等の進捗管理も伴うため、市役所での受け付けとしていることを説明し、ご理解いただいているところでございます。このような状況でございますので、市役所での受け付けについてご理解をお願いいたします。市民の皆様からお話があった際にはご説明いただきますように、あわせてお願いを申し上げます。
問い2でございます。
(仮称)やすらぎパークとみや整備事業については、来年度基本計画を策定するため、策定費用を予算計上しております。(仮称)やすらぎパークとみや整備事業では、公営墓地とパークゴルフ場の一体整備に係る計画となり、公営墓地については昨年実施した墓地アンケートをもとに需要予測や墓地形態についても示していくこととなります。よって、市内寺院の墓地の残数等、さまざまな要因を積み上げて開発面積や全体スケジュールが算出されることから、現時点では明確な完成時期はお示しできないことをご理解願います。
問い3、全体的な工事費につきましても、まずは基本計画の中で用地選定をし、その選定用地での概算工事費を算出していくことになります。よって、現時点では全体の詳細な予算は見込めない状況にあります。しかしながら、仮に2つの施設を別々の場所に整備することとなれば、明らかに建設コストは増すものと考えております。
問い4、いわゆる市民活動支援センターについては、貸し会議室やフリースペース等を備え、市民活動を支える施設であり、議員ご指摘のとおり、人と人を結ぶ重要な機関であるとの認識は一致しておりますので、今後の図書館と生涯学習施設の議論とあわせ、検討させていただきます。
問い5、人材育成については、富谷市人材育成方針に規程する職員像を実現するため、研修計画に基づく取り組みを行っております。特に、外部研修については、市町村アカデミーや宮城県市町村職員研修所での研修も効果的に活用している状況です。今後についても、研修の機会を広く捉え、積極的な人材育成に努めてまいります。
問い6、職員の年次有給休暇については、心身の疲労回復、労働力の維持・培養を図ることをその趣旨としております。また、さまざまな社会体験が職員の見識を深め、住民サービスの向上につながる側面も理解するところでございます。本市におきましては、これまでも年次有給休暇の取得しやすい環境づくりのため、祝日や連休といった機会に有給休暇の行使の促進を全庁的に周知し、リフレッシュできるよう声がけを進めてきておりますので、継続し取り組みを進めてまいります。
問い7、生活保護における級地の考え方と職員給与のあり方は、一般的には関連づけられる性質のものではないものと認識しております。地方公務員の給与については、運用面も含め国準拠が原則であり、自治体間で異なる運用は適切ではないものと捉えております。
問い8、現在、本市のインターネット環境については、時間帯、利用状況により回線速度が低速になる場合があります。業務上大きな支障に至ってはおりませんが、来年度宮城県の情報セキュリティー強化対策事業、情報セキュリティークラウドに参加することにより、安全で円滑なインターネット環境に改善される見込みとなっております。
質問件名3、放射性廃棄物の焼却問題を問うにつきましては、問い1、昨年12月27日に行われた第12回宮城県指定廃棄物等処理促進市町村長会議において、栗原市と登米市がすき込みや堆肥化で処理する方向で検討することとなったことから、宮城県が示す県内一斉焼却は一時棚上げとなりました。次回の会議においては、汚染廃棄物を抱えている県内各市町村において、すき込みや堆肥化についての検討内容が示される予定であることから、まずはその内容を確認したいと考えております。
問い2、8,000ベクレル以下の汚染廃棄物につきましては、法の定めにより一般廃棄物と各市町村が処理することとされております。また、仙台市の石積埋立処分場は、管理型最終処分場であり、処分場の空間線量及び放流水の放射性濃度についてもモニタリングを行っており、空間線量については市街地と変わらないレベルで安定し、放射能濃度についても不検出となっております。よって、現在のところ、市民への説明や改めての国や県、仙台市との協議は必要ないと考えております。しかしながら、次回の市町村長会議の動向等を注意深く見きわめ、その後必要があれば安全対策等の協議を行い、適切に対応してまいりたいというふうに考えております。
問い3の市長としてその不安にどう向き合うのかにつきましては、今後の動向を見きわめながら、市民が不安にならないよう最善の努力をしてまいりたいというふうに考えております。
問い4と問い5につきましては、関連がありますので合わせてお答えをさせていただきます。
現在のところ、汚染廃棄物の焼却処理は一時棚上げとなっていることから、次回の会議の動向を見きわめた上で対応してまいります。
問い6、モニタリングにつきましては、石積埋立処分場では、仙台市において週1回敷地境界及び埋立地中央等で空間線量の測定を行っており、他の地域の線量とほぼ変わらない値を示しております。放流水についても、月1回の放射能濃度測定を行っており、これまで不検出といった状況にあります。また、放流水は塩分濃度が高いため、震災以前から苅又川への放流は行っておらず、仙台市の下水道へ毎日搬出している状況です。今後、線量等異常な値があった場合は、常時監視を求めていくこともあり得ますが、当然そのような場合には仙台市が率先して対処していくものと考えております。
以上でございます。

○議長(浅野幹雄君) これより、藤原 俊君の質問は一問一答により行います。
7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) まず、図書館の調査に関して質問をいたします。
来年度の委託契約に関しては、事業者は決まっていないのでしょうか。お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 教育次長。

○教育次長(荒谷 敏君) 来年度の委託内容につきましては、業者はまだ未定でございます。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) どういう条件で委託を契約する予定なのか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 教育次長。

○教育次長(荒谷 敏君) ただいま200万の当初予算を要求しておりますので、それに見合った内容についてプロポーザルもしくは入札、そういったところを視野に入れながら契約を行ってまいりたいと思っております。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) こういう件に関しては、やはり事業者によって、事業者の力量によって大きく左右されるものだと思われます。その予算だけではなくて、実績、計画のプロセス、目的の明確さなど、そういうことも必要かと考えますが、見解をお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 教育次長。

○教育次長(荒谷 敏君) 当然、プロポーザルにしても、入札にいたしましても、市の特記仕様書というものをつくります。その中で市が目指す図書館像、今回ワークショップなりシンポジウムなどを行いながら皆さんの意見も伺っておりますので、そういったところを一旦精査しながら仕様書をまとめて、それに見合った業者のほうを選定させていただきたいと思っております。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 今後、準備委員会など、整備検討委員会などを設定されるというお話だったかと思うんですけれども、市民からの公募であるとか、例えばその専門家の選定であるとか、それはどのように行われる予定なのでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 教育次長。

○教育次長(荒谷 敏君) 一般市民の皆さんの参加の場合は、当然今回も公募で全て行っておりますので、そういった方向で行っていきたいと思います。また、有識者懇談会につきましては、現段階はこういった方々というのは未定でございますが、当然図書館建設に精通されている方、あとは宮城県内、特に富谷市をご理解いただいている方とか、そういった方々を選考させていただくのではないかと思っております。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 特に、今後富谷市を左右する図書館になるかと思うんですが、その司書が大変重要だと思います。市長として、やはり町民に必要性が理解されればということではなくて、本当に司書によって図書館が左右されるのだということを町としてしっかりと定め、全国公募するということが重要ではないかと考えますが、見解を問います。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 議員のご意見のとおり、司書の役割は大変大きな役割を担っておりまして、その司書の力量によって運営にも大きな影響があるというのは十分に私も認識しているところでございます。がしかし、先ほども答弁で申し上げましたように、そのいわゆる選任方法等含めて、その辺は今後の進捗状況に応じてあわせて検討してまいりたいというように考えております。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) なるほど。やはりここですね、ここは町として、市長として、しっかりと認識して行うべきだと思われます。もう一度再度認識をお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 私もかつて県の図書館委員も務めておりましたし、司書の役割というのは十分に認識しておりますので、その必要性についても理解はしているところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) では、町としては検討していただけるという方向でよろしいですか。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 先ほども答弁したように、今後の進捗の全体の流れの中でその辺もあわせて人材の登用も含めて検討してまいりたいというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 私、花泉図書館のほうにこの間視察に行ってまいりました。総額ですが約5億7,400万円で建設したそうです。結構コンパクトな図書館なんですけれども、おじいちゃんが家族の方を連れてきたり、若い方がいたり、建物もすごいすてきで、太陽光があったり、あと地中熱の空調が設定されていたりと、大変工夫がされておりましたし、地元木材の建築で県の建築の表彰をされたりしておりました。さらに、小さいんですけれども、借りたいと思う本が本当にたくさんありまして、司書の力量というのは本当にすごい重要だなというふうに感じました。
ですので、やはり司書をしっかりと選定していくということ、これは町として重要な事業として認識していただけないかということで、見解を再度お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 何度も繰り返すように、十分に認識しておりますのでご理解いただければと思います。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 紫波町のオガールタウンでは、全体で図書館も含めまして直売所、さらにはエリアの価値を高めるために、食べ物屋さんであるとか、さまざまなものを誘致をしたりして設定をしております。全体で10億かからない状況だったそうです。富谷市としても、エリアの価値を高めるという考え方で、町の計画、まちづくりの観点に立って場所の選定など、さらにその複合にするかどうかは置いておいて、そのエリアとしてはさまざまな機能をつけ加えることも重要ではないかと思うのですけれども、見解をお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) ただいまのご質問につきましても、これまで先ほどの同僚議員のご質問にもお答えしたように、今後複合にするか含めまして、今後検討していきたいというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 名取市では、ほかの自治体の状況を行政の職員さんがさまざま見てきたそうです。富谷市としても、職員の方をですね、中核となる方をさまざまな場所に派遣をして、しっかりと最先端の状況を見てくるということ、これ大変重要だと思うのですが、見解をお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 教育次長。

○教育次長(荒谷 敏君) その辺も視野に入れて、全国の事例、視察が必要であればそちらのほうへ出向きながら、調査を進めてまいりたいと思っております。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 富谷市におきましては、図書館建設、先ほどもお話ししたんですが、図書の総合的な整備、さらには交通ですね。移動のしやすさというところも位置づける必要があるかと思います。例えば道の駅とともに集中をして設定をする。さらには、その乗り継ぎポイントを設定するなどの考え方も検討してはいかがかと思いますが、どうでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) おっしゃるとおり、今後の議論の参考とさせていただきます。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 先日、河北新報のほうに、内ヶ崎作三郎さんの資料展示が行われたと。これは富谷じゃないところで、東京だったかと思うんですけれども、こういうのは富谷でこそ重要なことだと思います。特に、その研究拠点として図書館が大変重要な役割を担うかと思うのですが、見解をお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 教育次長。

○教育次長(荒谷 敏君) そちらのほうも図書館が整備されれば、重要な一つの要素になります。郷土の新たな一面とか、そういったものを今の市民の皆さんにお伝えして後世にも伝えていくと。そういったものも図書館における重要な要素でありますので、十分そういったところも考慮しながら検討を進めてまいりたいと思っております。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 関連しまして、富谷市は公文書保管法に基づく公文書館の設置構想などはあるのでしょうか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 現在のところはございません。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 例えば富谷市では、富谷宿関連などの古文書なども収蔵する博物館法に基づく博物館の設置構想などはありますでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 教育次長。

○教育次長(荒谷 敏君) 現在のところ、そういったところまでの議論は深めておりませんが、図書館においてもそういったことは十分果たせると思いますので、現在公民館の蔵書の中にもあったりしますので、そういったところも考慮しながら考えてまいりたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) こちら、本当に新設の図書館の基本構想にも関係してくることだと思われます。ぜひ検討していく必要があるかと思います。
図書館の建設に関しまして、最近例えば仙台市でもサードプレイス、居心地のいい公共空間、これが人と人を結びつける役割であるとか、家でもない、職場でもない、第三の居場所ということで、さまざま取り組み始めております。富谷市としても、このサードプレイスの考え方も含めて図書館の建設も検討してはいかがかと思いますが、見解をお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 教育次長。

○教育次長(荒谷 敏君) それについては現在公民館がそういったところの場になっているところはありますが、図書館が整備されれば、知識や情報を介して人と人がつながるというようなそういった施設になろうかと思います。コミュニケーションを図る上のツールとしても図書館は重要な部分だと思いますので、そういったところも構想の中で十分議論されていくのではないかと思っております。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 図書館に関しましては最後の質問になるのですが、これアンケートでも本当に上位のものでありますので、図書館建設本当に重要なものだと思われます。それで、やはり今後、来年ですね。来年といいますか、2017年度にどのような形でより多くの方たちの声を聞いていくのかということを具体的な今の段階での案をお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 教育次長。

○教育次長(荒谷 敏君) それは先ほど市長も答弁しているとおりでございまして、早い時期にまず市の方針を定めながら契約を進め、そして市民の皆さんに参加いただけるような機会から始めて有識者懇談会、そしてできれば骨子、先ほど議員がおっしゃったような構想に結びつけるような骨子ということを取りまとめていくような時期ではないかと思っております。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) この早い時期というと、具体的にどのぐらいの時期になるのかなということでお伺いいたします。昨年度、やはり市制移行も関係してしまったので、大分ぎりぎりになってしまったところもあるかと思うのですけれども、本当に早い時期に必要だと思います。具体的にどのぐらいからを計画されているのか、現段階でわかっている範囲でいいですのでお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 教育次長。

○教育次長(荒谷 敏君) そのスケジュールについてはこれからというところがあるんですが、できるだけ今回予算上程しておりますので、まず議決をいただいた後に、4月早々に取りかかり、契約ですので5月あたりから順次始めてまいりたいと思っております。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 続きまして、質問件名2のほうに移らせていただきます。
とみぱすの出張所での申し込みに関してなんですけれども、受け付けや残額の説明などが必要だということだったんですけれども、これ支所でもできるかと思うのですが、再度お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) ただ、ここでの説明の中には、残高が幾らあって、いつまで期間で入金しなければいけないとか、あとは障がい者であれば有効期間がある手帳をお持ちの方もおりますので、そういったことも含めての説明やらが必要になるというふうなことを含めての進捗管理ということで、そこのところまで出張所というふうなところでの考えにはないというところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) では、こちらに関しては支所では対応ができないという、物理的に無理だというところなのでしょうか。お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) 物理的にというよりも、そのシステムそのものがまだ入っていないというふうな状況が一つと、あと完全なその進捗管理のところができるかというふうなところで、まだ制度を開始しまして6カ月の時点でその検討の段階には至っていないというところです。今現在は制度の安定的な運営のところに努めているところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) そうしますと、今後ある程度時期が来ましたらば、そのシステムの設置も含めて検討なされるということでよろしいのでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) システムのところは今年度中に導入予定なのですけれども、そのシステムで完全にその進捗管理ができるかというふうなところには、甚だ疑問がございますので、そこの部分に関しては原課の責任において申請を受け付けするというふうな方向ですということでございます。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 続きまして、とみぱすが使えない透析をされている方のお話を伺ったりするんですけれども、本当に必要な方が使えなかったりするんですよ。これはやはり改善が絶対的に必要なところかなと思うのですが、見解をお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) とみぱすをご利用できない方々に対してのその交通対策というのは、また同時進行で検討しているというふうなところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 乗り継ぎ実証実験の乗り継ぎポイントの検討に関してなんですけれども、この乗り継ぎポイントは実施されるのはいつぐらいになるのでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 新年度の早い、遅くとも7月の前までにはということで今話し合いを進めております。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 続きまして、公営墓地のほうに移らせていただきます。
事業予測がなかなか難しいという側面があるそうなんですけれども、やはりお金がなくてお墓が買えないという方とか、低所得者向けのお墓はこれは絶対的に必要だと思うのですが、こういうところも検討はされているのでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) そちらも昨年行いました住民墓地アンケートの結果をもちまして基本計画の中で示していきたいと思いますが、合葬墓地とか集合墓地、そういったものも検討に入れていきたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 利府のほうではアンケートなど10年前にされたそうです。公営墓地をつくったら、すぐに売り切れてしまったということで、需要予測本当に難しいかとは思うんですけれども、高齢化とともに需要というのもふえるかと思います。逆に、七ヶ浜では多くつくったために多賀城に一部提供しているというような状況もありまして、これ難しいところではあるかと思いますが、例えば今本当に必要な東向陽台とか、例えば富ケ丘であるとか、高齢化率が高くなっている地域があると思います。しかし、そこは今の直面として今必要としているんですけれども、将来的には成田とか明石台、その若い世代のところが一気に需要が高まってくるということも予想されます。そういうところは検討されておりますでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) 需要予測を立てる上で、市内の地区別には需要予測を検討はいたしません。全体の年齢構成とか家族構成、そういったものを含めてさまざまな方式ございまして、そちらに当てはめながら策定していくような形になります。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 平成25年3月の相模原市の市営墓地のあり方の検討委員会による改訂峰山霊園整備基本構想の一部見直しでは、「大型の高齢墓地よりも、小スペースで効率的な土地の有効利用を図る視点が取り入れられています」とあります。また、各地で大型よりもコンパクトに整備されることが多くなっているそうです。富谷市でも財政状況が厳しくなっている中、限られた予算で多くの墓地を供給する立体墓地、合葬式墓地など集合型の墓地がスペースに対してより多くの方に提供できると。その低予算で実現できる公営墓地の検討、先ほどされるということだったんですが、再度一応お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) 集合墓地の要望も結構アンケートでは多かったんですが、若干一般の区画の墓地のほうが多かったようだとたしか記憶しております。そういったご要望もありますので、バランスよくそちらのほうも整備できるように、基本計画のほうでは示していきたいと思っております。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) この公営墓地の和式の墓地であるとか、例えば集合型であるとか、どうも世帯構成であるとか、あと年齢によって大分需要が変わってくるということが調査の中で見ました。例えば50代以下の方ですと、集合墓地であるとかそういうものを望んでいたりするというような、60代以上だと和式のそういうしっかりしたものが欲しいとかあるかと思います。そういうところも含めて、ちょっと余白といいますか、将来的なものを見越してのところも必要になってくるかと思うのですが、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) 墓地の形式、さまざまございまして、あと芝生墓地とか、そういったのもございます。墓地そのものを市のほうでは、公営ではお墓ですね、を売るわけではなくて、区画として永代使用料ということになりますので、そこに建てられる墓地そのものは、買われた方々の希望で洋式のものもございますし、そういった形で公営墓地は宗教問わずということですのでそういう形態になっていくのではないかと考えております。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 墓地使用権の有期限化など、その無縁墓地対策、循環型墓地の検討というのはなさっておいででしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) 現在のところ、まだそこまでは検討しておりません。基本計画の中、あとその後の管理運営を検討していく中で、その辺も考えていきたいと思っております。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) パークゴルフと公営墓地の造成に関してなんですけれども、こちらは一緒に造成するということでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) 一体整備ということですので、そのようになるかと思います。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 私の周りでもパークゴルフ、これはつくってほしいという声はたくさんあります。ただし、やはり市長がこれまで述べてきたように、優先順位というのがあるかと思います。交通対策、図書館などお金を使うことがめじろ押しでありますので、同時に整備を行うことで、これが同時に整備を行うことが全体的に見て市民が本当に望んでいるのかというのは疑問もあります。パークゴルフはアンケートで低かったという状況なんですけれども、このお金が限られている中で公営墓地とパークゴルフの整備を一緒にすることで、公営墓地がおくれないのかという懸念があるのですが、いかがでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) この問題につきましては、これまでも何度か答弁させていただいておりますが、今、実は公営墓地を自衛隊の部外工事としてお願いをするご相談をさせていただいております。ただ、その部外工事として対象になる場合、公営墓地だと対象にならないんですね。対象になるためには、パークゴルフ場のいわゆる健康増進施設ということで、ある意味パークゴルフ場が併設であれば、その部外工事の対象になるということで、やはり今回場所はまだ決まっておりませんが、造成の部分がかなりの費用負担になるものですから、そこを自衛隊の部外工事でやるとすることによって、結果として費用を抑えることができるということになりますので、そういった観点で実はパークゴルフ場も併設でということで、一体で今回検討していることをご理解いただければというように思います。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 造成に関しては一体に行うことによって、その予算を低く抑える。これは大変重要なことだと私も考えております。ただ、両方同時にやろうとすることによって、予算が足りなくなって両方遅くなるというのは、これは優先順位のつけ方としてはちょっとまずいのではないかなと思うのですが、ここら辺どのようにお考えでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) 優先順位ございますけれども、まずは基本計画を策定して、その中でどういった配分になるか、どのぐらいの開発面積になるか、まだその工事費自体が見込めないところございますので、そういったものを踏まえながら今後検討していきたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) パークゴルフに関しては、私もぜひ早くつくっていただきたいなとはもちろん思ってはいるのですけれども、まずその平成2年の段階からずっと進んでこなかったというような状況というのを、これは町としてどのように考えておりますか。市として。

○議長(浅野幹雄君) 教育次長。パークゴルフ。

○教育次長(荒谷 敏君) パークゴルフのほうの整備が進まなかったということではなくて、公営墓地。(「まず、答弁させてください。ええ。そういう質問ですから」の声あり)整備が……、結構広い土地が必要になります。パークゴルフとしても公認の18ホールつくるにしても約1ヘクタール、それ以上になるとその倍となりますので、それを今の富谷の地内で求めるにはかなり難しいところもありますので、そういったところも含めながら、あと需要のバランスもあったかと思っております。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 大変失礼いたしました。
公営墓地に関しまして、この間70代、40代から70代ぐらい、80代ぐらいの10人ぐらいの方とお話を少ししたときに、もう本当に話が尽きないぐらいお話が出てきました。住民の皆さんの意見を公営墓地の建設に関して聞いていく場が必要かと思いますが、これは設定されることでよろしいのでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) 現在のところ、明確にそういった公聴会とか開く予定はございません。しかしながら、公営墓地をつくっていく上で、住民説明会、あとパブリックコメントとか、そういったものが必要ではないかと今は思っていますので、基本計画の素案ができましたら、まず議員の皆さんにもご説明したいと思うんですけれども、そういった時期にそういった機会が持てましたら考えていきたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 実際にお話を聞く場がこれはぜひ検討していただきたいと思います。
続きまして、市民活動支援センターに関してなんですけれども、人材の発掘、見える化の取り組み、これ富谷の中で人材が宝だと言っているように、これは大変重要な事業だと思うのですが、市長の見解をお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 富谷も大変すばらしい人材がいろいろな今市民活動も取り組んでいただいております。そういった方々が情報共有、またはいろいろな連携する機会としても、やはりそういった市民活動の拠点というのも必要だというふうには認識しております。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 続きまして、市職員の皆さんの人材育成の機会に関してなんですけれども、私も大学院でプロフェッショナル論であるとか、プロ意識に関して実は研究をしておりまして、プロの育成条件として、所属団体の規範、そして持続的な研修や体系的な研修養成、そしてプロからのスーパーバイズなどが必要になってくるかと思います。この富谷市としてはどのような職員像を目指しているのか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 市のほうでは、求められる職員像ということで掲げてございまして、こちらでは幅広い視野と創造性、柔軟性を持った職員であったり、市民の視点で問題を的確に捉えることのできる感受性を持った職員、そして情熱と使命感を持って行動する職員というふうに求められる職員像として掲げているところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) やはりこの幅広い視野、創造性、感受性を高める。そのためにもやはり有休というのは大変重要な機会だと私は感じておりますが、現在の取得状況と今後の取得目標はどのようになっておりますでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 取得状況でございますが……。済みません。平均取得日数で申し上げますと、9.2日でございます。全国平均が約10日でございますので、これを超えるような形を目標にしたいというふうに考えてございます。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) こちら、1日と言わず、より多く、連続してとることによって、外国にも行き、より視野が広められるかと思います。もう少しこれ高い目標を掲げられないかなと思い、再度お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) おっしゃるとおり、ワーク・ライフ・バランスの関係からも、有給休暇の取得というものは非常に大切だというふうに認識をしてございます。10日とは申し上げましたけれども、極力有給休暇を多く取得できるような環境整備を図ってまいりたいというふうに考えてございます。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 職員バランスを整えていくというお話を以前に伺ったんですけれども、それを行うことによって有休のとりやすさというのは改善されるのでしょうか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 職員体制も当然のことながら、もう一つ、業務改善が当然必要だろうというふうに考えております。業務改善を行いながら事務の効率化を行って、有給休暇のとりやすい環境を整えるというふうなことで進めてまいりたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 市長にこれ有休の重要性に関しての見解をお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 私も先ほどのワークバランスも含めて、やはり有給休暇というのは重要性はすごく私も認識しておりますので、有給休暇をとれるような環境づくりがまずは必要だと思いますので、その体制と環境づくりに努力していきたいというふうに思います。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 最後に、放射性廃棄物の焼却問題に関して問います。
やはり入り口としては、県内の焼却能力の半分を持つ仙台市が協力しなければ進まないと。富谷にそれが入ってくるというようなのが、まず実験といいますか、昨年度示された中でも出ていたんですけれども、富谷市の市長が反対をすれば、これは恐らくストップできるかと思うんですけれども、本当に不安を抱えていらっしゃるお母さん、2人のお子さんをお持ちの20代のお母さんからお話を伺いまして、成長であるとか、そういうまちづくりももちろん大事だとは思うんですけれども、それよりも安心・安全なまちづくりをしてほしいと、そういう声を聞いております。市長として、その思いにどう応えられますか。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 先ほども答弁で申し上げましたように、とにかく市民の皆さんが不安に陥らないようにということで、そこを最優先するのが私の役目だというふうに思っております。また、その部分に関しましては今後、今の段階では一旦年度末、昨年末の市町村長会議において、一斉焼却はまず棚上げの状態になっており、現在各自治体ごとにいわゆる堆肥化なり、すき込み化なりということで検討を今しておりますので、その辺含めて今度の会議でその方向、確認がされるかというふうに思います。基本的には私もとにかく市民の皆さんが不安に陥らないようにということで、あとなお、前回の市町村長会議においても、私は石積地区の皆さんが全会一致で反対しているというその声につきましては、しっかりと市町村長会議で私も発言をさせていただいているところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 市町村長会議で市長がお話しされたのは、私も把握しております。やはりそもそも石積の皆さんも全会一致で反対をされたという、反対を表明されたということで、これ本当に不安のあらわれかと思われます。その思いにぜひ応えていただきたいと思います。その半年後に延ばされた段階で、もし焼却処分をやるとなったときに、そのまますんなりと受け入れる状況になるのかどうなのか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 先ほども申し上げましたように、今のところその方向のまだ具体的な議論になっていない段階で、早々になかなかこういう場で私が発言するのはいろいろな波紋を招く可能性もありますので、どうかここはご理解をいただき、まずは先ほど来申し上げておりますように、市民の方が不安に陥らないように最善の努力に努めるのが私の役目だというふうに思っております。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) このモニタリングの問題もありまして、その松森工場の一番恐らく降下するであろうというのが4キロ、その東向陽台の小学校・中学校が4.6キロということで、このモニタリングはしっかりと常時やっていく必要があるかと思います。これは仙台市に対して強く求めていく必要があるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 先ほども答弁で申し上げましたように、仙台市は仙台市なりにしっかりとモニタリング含めて現在もやってはいただいておりますので、今後もその辺の徹底については仙台市のほうとの連携をしながら、しっかりとその環境に努めていただくようにお願いをしてまいりたいというふうに思います。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 石積の地区の皆さんの思いはしっかりと把握していただいて、お願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) これをもちまして、一般質問を終わります。
ここでお諮りいたします。
議案調査のため、翌8日を休会にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、翌8日は休会とすることに決定いたしました。なお、3月9日の本会議は午前10時からの開会といたします。
これで本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでした。

午後2時22分 散会

平成29年第1回定例会議事録(第6号)

平成29年3月9日(木曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 金 子 透 君
  • 2番 青 柳 信 義 君
  • 3番 若 生 英 俊 君
  • 4番 長谷川 る 美 君
  • 5番 畑 山 和 晴 君
  • 6番 齊 藤 秀 行 君
  • 7番 藤 原 峻 君
  • 8番 佐 藤 聖 子 君
  • 9番 浅 野 武 志 君
  • 10番 西 田 嘉 博 君
  • 11番 佐 藤 克 彦 君
  • 12番 山 路 清 一 君
  • 13番 浅 野 直 子 君
  • 14番 高 橋 正 俊 君
  • 15番 菅 原 福 治 君
  • 16番 出 川 博 一 君
  • 17番 相 澤 榮 君
  • 18番 渡 邊 俊 一 君
  • 19番 安 住 稔 幸 君
  • 20番 浅 野 幹 雄 君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 市長 若 生 裕 俊 君
  • 副市長 大 庭 豪 樹 君
  • 企画部長 内 海 壯 晃 君
  • 総務部長 山 田 豊 君
  • 保健福祉部長 小 野 一 郎 君
  • 建設部長 奥 山 育 男 君
  • 保健福祉部次長兼保健福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター所長 中 山 高 子 君
  • 企画部企画政策課長 高 橋 弘 勝 君
  • 企画部財政課長 西 山 高 広 君
  • 企画部産業振興課長 鴇 幸 浩 君
  • 総務部総務課長兼情報化推進室長 神 田 能 成 君
  • 総務部税務課長 吉 田 尚 樹 君
  • 総務部市民生活課長兼東向陽台出張所長兼富ケ丘出張所長兼あけの平出張所長兼日吉台出張所長兼清掃センター所長 泉 川 潤 哉 君
  • 保健福祉部健康増進課長 菅 原 順 子 君
  • 保健福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセンター兼子育てサロン所長 狩 野 悦 子 君
  • 建設部都市整備課長 齋 藤 英 夫 君
  • 保健福祉部子育て支援課参事兼保育統括監 八 巻 恵美子 君
  • 教育長 菅 原 義 一 君
  • 教育次長 荒 谷 敏 君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀 郁 雄
  • 次長 富 澤 裕
  • 主事 後 藤 秀 樹

議事日程 第6号

平成29年3月9日(木曜日) 午前10時00分 開議

日程1 会議録署名議員の指名
日程2 議案第 2号 富谷市農業委員会の委員及び富谷市農地利用最適化推進委員の定数に関する条例の制定について
日程3 議案第 3号 とみや放課後児童クラブ条例の制定について
日程4 議案第 4号 富谷市職員定数条例の一部改正について
日程5 議案第 5号 富谷市個人情報の保護に関する条例の一部改正について
日程6 議案第 6号 富谷市手数料条例及び富谷市印鑑登録及び証明に関する条例の一部改正について
日程7 議案第 7号 富谷市税条例等の一部改正について
日程8 議案第 8号 富谷市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について
日程9 議案第 9号 指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方向に関する基準を定める条例の一部改正について
日程10 議案第10号 富谷市道路占用料等条例及び富谷市公共物管理条例の一部改正について

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり 午前10時00分 開議

○議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。


日程第1 会議録署名議員の指名


○議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、7番藤原 峻君、8番佐藤聖子君の2名を指名いたします。


日程第2 議案第2号 富谷市農業委員会の委員及び富谷市農地利用最適化推進委員の定数に関する条例の制定について

○議長(浅野幹雄君) 日程第2、議案第2号富谷市農業委員会の委員及び富谷市農地利用最適化推進委員の定数に関する条例の制定についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 公選制の意味が変わることで今後どうなるのかという点が1点目。
そして、今まで独立した行政委員会であったものが、それがなくなるという意味をどのように捉えているかというのが2点目です。
3点目としましては、今までは農業委員会が建議ができるというふうにされておりました。それが今後なくなるということでどういうふうに変わるのか。
そして、最後に、農業委員会の役割に関して、どのように認識をしているのか。
その4点に関して質問をいたします。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) まず、1点目、どのように変わるかということでございます。今回、法改正に伴いましては、主たる農業委員会の取り組みとして、農地等の利用の促進というところの重点化ということで、農地の遊休農地の解消であるとかそういった部分が重点化ということで見直しがされたというところでございます。
農業委員会の役割につきましては、今申し上げたとおりですけれども、そういった内容につきまして取り組んでいくという形に変わるということでございます。
建議等につきましては、実はこの法改正の前に、各市町村との会議の中でそういった部分でやはりいろいろ意見が出されたということをちょっと聞いております。その中におきまして、今回は法改正であるということになりますので、あくまで、今後は宮城県の農業会議、そこが今度ネットワーク機構という形で組織されます。ですので、市町村等におかれましては、そちらのほうに意見を申し入れしながら国のほうに働きかけていくようにつなげていくということで考えているところでございます。
独立した委員会でないと、今も独立した委員会ということでありますので、引き続き、活動というか、運営をしていくという形になります。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) これまで、独立したというときに、教育委員会、選挙管理委員会、農業委員会ということで、一般の行政庁のところから離れて独自の独立した審議をしてきたと思うんですね。それが今、市長の任命制になったときに、本当にそういうことではないと私は考えているわけです。そこのところを、どう、さまざまあったけれども、こういうふうになりますということで、担保できるかどうかということもあるかと思います。そして、農業委員会は、これまで優良農地の確保ということが農業委員会の総会のときに必ず言われてきたわけですが、それが促進ということだけになってしまうのではないかということがありますが、その点についてはどうでしょうか。お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) まず、独立性、市町村長さんの任命ということの意味かと思いますけれども、その辺につきましては、あくまで、今回、応募、公募、募集という形での委員の募集になります。その中で、その後、評価委員会というものを設置しまして、その中でまた選任する、選ぶと。それに対して、市長のほうが今度は選任するという形になりますので。
農地の確保等につきましては、今後、農地等の利用の適正化の推進ということになりますので、今の中間管理機構とかそういったものがございます。そういった中でのかかわりを持ちながら、また、例えば遊休農地の解消となれば、今は市で進めております新果樹等の推進ということで、そちらの推進なりを通じて、周知しながら解消していくという形の取り組みなどがあると思います。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 独立した組織かという件につきまして、あくまで選出方法がこれまでの公選制から任命制という、選出方法が変わるだけでありまして、あくまで今後も独立した農業委員会というふうに認識しております。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) これまでは定員が8名、現在ですが、選挙で選ばれる委員が8人ということになっています。それは農民がある一定の制約といいますか、条件の中で立候補し、選挙になってきました。選挙にならない場合もありましたが、そういう決まりで行ってきたわけです。今、課長は、公募をしてと。こういうふうに選ばれますということになりますが、農民の代表としてきたものがそういう形でなくなるのではないかという心配がありますが、その点についてはどうでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) あくまで、今回の公募の条件に、認定農業者を、うち、4名を確保するというふうになっていますので、あくまで、やはり認定農業者というのはきちっとした農業者として認定されている方々でありますので、しっかりとその部分については農業者の方々の声がしっかり反映されるというふうに認識しております。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 先ほどの建議のところですけれども、これまでは建議することができるという条文があったわけですが、ここのところが、農地等の利用の最適化の推進に関する事項に関する事務をより効果的かつ効率的に実施するために必要があると認められたときとか、それから、農地等利用最適化推進策の改善について具体的な意見を提出することができると。そういうことに、農地のことだけになっているんですね。これでは、今までの建議できるとしてきたものからすると、農地のことだけ言ってよということになって、かなり建議するという、意見を言うことができるというものが狭まってくるということになるのではないかという心配がありますが、その点についてはどうでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) その辺につきましては、先ほどもちょっと申し上げたとおり、今回の改正に当たりまして、お話が出た際に、法改正ということになりましたので、さっき言ったように、ネットワーク機構等を通じながら国のほうには働きかけといいますか、意見は申し出していく場はあるというところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 私から3点、お尋ねいたします。
認定農業委員、多分18人前後で推移しているんじゃないかなと思いますけれども、その辺の動きについて確認したいと思います。
それから、2つ目として、推薦募集、公募ということなんですけれども、これは自薦・他薦、どちらでも可なのか。これについてお尋ねします。
3点目として、報償のところで、「実績額3万7,000円以内で市長が別に定める額の」とありますけれども、この運用は実際どのような形になるのか。
この3点についてお尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 推薦と他薦につきましては、推薦という部分については、今までの農業委員会の中でも、団体ということで、農協であったり、土地改良区であったり、自分での申し込みということでも受け付けをいたすということですけれども、ただ、個人に対しましては3名以上の推薦が必要という形で考えております。
認定農業者につきましては、28年度で17名という状況でございます。
報酬の3万7,000円につきましては、あくまでこの部分、実績額ということでの3万円以内で別に定める額というところでございまして、この件につきましては、あくまでも成果払いというような形になりますので、定められた算式、全員協議会の際にもお示しした資料の中で、一部、実績の評価に応じた報酬という部分で、評価して、点数とかを入れて出す部分がございますけれども、そこで点数が評価して出るということであれば、発生しないということになりますので、その分については支給をしないという形になります。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 認定農業委員、今18名前後ということでお聞きしたんですけれども、私が調べましたら、平成22年に19人だったものが23年に18人になって、今年度、多分17人になるというふうな情報も聞いたんですけれども、認定農業者は、毎年、目標としては20人ということで設定しているんですけれども、なぜふえないのか、その理由についてお尋ねしたいと思います。逆に減少しているのがなぜなのかも含めてお願いします。
それから、認定農業者、17名か18名か、わかりませんけれども、この中から4人の農業委員、認定農業者から出すということですから、ということでいうと、農業委員会の機能が有効に機能するのかどうか、その辺がちょっと心配なんですけれども。
その2点についてお尋ねいたします。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 認定農業者がふえないという理由ですけれども、やはりちょっと高齢化と、また、担い手不足というのが正直なところではございます。ただ、今後、新たに新規就農者等も出ますし、実際、後継者も中にはおりますので、その辺について、こちらから加入なり、認定農業者として認定するように努めていきたいと思います。
農業委員の認定、今度、委員として4人が認定農業者という形になりまして、それの17名のうちから認定農業者が選ばれるということになりますけれども、活動的には特に支障はないと考えております。
済みません。機能のほうは、すると考えております。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 最後に、今までの質疑を踏まえると、市長にお尋ねしたいんですけれども、町から市になったんですけれども、農業政策が正しかったのかどうか。認定農業者が目標としている20人にもかかわらず、減少し続けていっている現状を踏まえると、そういう意味では、今回の農業委員会法の改正によって、仙台市という大きなマーケットの中で、いわゆる近郊農業型といいますか、そういう中でこれからの富谷市の農政をどうすればいいのか。何か問題が浮き彫りになってきているような感じがするんですけれども、その辺について、お尋ねいたします。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 私も議員のご意見のように、大変深刻に現状を認識しております。やはり、富谷の中でいわゆる農業に専業として従事する方が、特に若い後継者、新規就農含めてですけれども、なかなかそういう環境になっていないという部分では大変深刻に考えなければいけないというふうに思っております。
ただ、富谷は、いわゆる消費地を抱えて、すぐ仙台なり、富谷の市内においても消費地を抱えているという中で、現在、おんないん会も毎年のように売り上げを伸ばしているという中では、やはり園芸含めて、これまで水稲中心で進めてきた富谷の農業だったわけでございますが、園芸・野菜含めて取り組んでいけば、十分にこれからの農業経営というものも見出せるというふうに思っておりますので、その辺、これからしっかりとそういうシステムも含めながら、やはり今回、そういう意味では、スイーツのまちづくりも含めてですけれども、あらゆる施策をとりながら、しっかりと富谷の農業を守っていく。農業を守るためには、次の時代を、農業を担っていく担い手の育成、イコール、認定農業者というふうに、その中核が認定農業者という形になっていくかと思いますので、その辺、これから真剣に、さらにこれから力を入れていきたいというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 後継者不足の問題、耕作放棄地の問題、この問題は本当に強く私も認識しているところではあります。ただ、農業が滅ぶと文明が滅ぶとも言われております。何よりも、もともと文化の発祥はやっぱり農業であったわけですので、やはり農業を守らなければいけないということは、これは大変重要な問題だと思います。
2015年5月29日、全国農業新聞に重大なレポートが掲載されました。茨城県古河市で、農業組合法人を装う業者が農地を取得し、そこに建設残土を捨てて放置していたという問題であります。
農業委員会法の改正案で農地の番人としての農業委員の役割が弱体されるのではないかという危険性はあるかと思われます。この認識についてお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) そういった事件、事故等が起きないようにということで、今回、農業委員会と別、いわゆる現場等に足を運びながらやる推進委員というものが今回あわせて選任されるものというふうに認識しております。

○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。17番相澤 榮君。

○17番(相澤 榮君) 農業員候補者が推薦公募できますが、それをどういうスケジュール、それから、評価委員会のメンバーと、それから、人数をお伺いします。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) スケジュール観につきましては、全員協議会のほうでお示ししました資料のとおりでございまして、今直近につきまして、3月の下旬ぐらいから募集を開始するという予定でおります。評価委員につきましては、今、内部でちょっと調整をしておるところですけれども、四、五名程度ということで今検討しているところでございます。

○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は委員会付託を省略することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
本案については、富谷市議会会議規則第51条の規定に基づく発言通告がなされておりますので、これより討論を行います。
まず、原案の反対者の発言を許します。7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 議案第2号富谷市農業委員会の委員及び富谷市農地利用最適化推進委員の定数に関する条例の制定について反対をいたします。
この条例の提案理由として、農業委員会等に関する法律の改正に伴い、議会の同意を得て任命することとなる農業委員会の委員等の定数について定めるためとあります。農業委員を農民による公選制を廃止をして、農民の代表ではなく、市長が任命する制度にするものです。農業委員会は、地方自治法に基づく行政委員会で、一般的な行政機関から独立してみずからの責任において行政の一部を担当し執行する機関として存在してきました。行政委員会はこれまで、農業委員会、教育委員会、選挙管理委員会などありましたが、教育委員会は改定され、今回、農業委員会も同様になろうとしております。
農業委員会は、優良農地確保のため転用に厳しい制限加えながら、農地法に基づく農地の転売、貸し借り、転用の許認可を行います。しかし、今後は、説明資料にあるとおり、農業委員会の役割が農地等の利用の最適化の推進として強化されることになり、これまでの農業委員会の役割とは大きく異なってくることになります。
富谷市は、現在、選挙による委員8人、JA推薦、土地改良区推薦、農業共済推薦、議会推薦各1人ずつの12人が委員です。今回の議案は、農業委員会を7人にし、農地利用最適化推進委員を新設し、委員数を8人にするというものです。
また、農業委員会は、農業、農民に関することについて意見を表明し、行政長に建議することができるという条文がありました。これを削除して、農地等の利用の最適化の推進に関する事項に関する事務をより効果的かつ効率的に実施するために必要があると認められたときはとか、農地等利用最適化推進策の改善について具体的な意見を提出など、細かな条件をつけたものに変えました。農業全般に建議ができるということではなくなってしまいました。
これまで、農業委員会は、地域の農民の声を聞いてきたのですが、農業委員の定員の減によって、農業委員会は単なる机上委員会となり、活動は農地利用最適化推進委員の役割になってしまうのではないでしょうか。
そして、2015年5月29日付の全国農業新聞に重大なレポートが掲載されましたが、茨城県古河市で、農業組合法人を装う業者が農地を取得し、そこに建設残土を捨てて放置していたというものが発覚いたしました。農地の番人としての農業委員の役割が弱体化してしまうのではないかという危険性はあります。農業、林業を守るということは、お金がかかりますが、国民の命の糧となる食料を確保するための一番の安全保障につながります。
今回の議案は、農業委員会を今現地で農地を守っている農業者の声を反映しにくく、形骸化し、今後は農地利用の最適化だけというものになるということが懸念されるということを述べて、反対いたします。

○議長(浅野幹雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。11番佐藤克彦君。

○11番(佐藤克彦君) 議案第2号富谷市農業委員会の委員及び富谷市農地利用最適化推進委員の定数に関する条例の制定について、賛成の立場で討論を行います。
このたびの条例制定については、農業委員会等に関する法律の改正が平成27年9月7日に公布され、農業委員や農地利用最適化推進委員の数の上限等を定めた政令、省令が同年10月28日に公布され、平成28年4月1日から施行されているものであります。
この法律では、農業生産の生産力の発展及び農業経営の合理化を図るため、農業委員会の組織及び運営並びに農業委員会ネットワーク機構の指定等について定め、もって、農業の健全な発展に寄与することを目的としているものであります。
農業委員会では、農地移動に関する許認可、農地利用や農業振興についての指導、農業者年金や後継者対策などの業務、農政活動などを行っており、これらはいずれも農業生産の根幹をなす農地と人にかかわる重要な業務を担っているものであります。今般の改正においても、農業委員会は、主たる任務である担い手への農地等の利用や集積、集約化、遊休農地の発生防止や解消、新規参入の促進など、農地等の利用の最適化を積極的に推進していくことが重要とされ、農地等の利用の効率化及び高度化の促進を図っていくこととされています。
将来にわたる食料の安定供給と農業の持続的な発展を図るために効率的かつ安定的な農業経営を規制するため、農業委員及び農地利用最適化推進委員には農業の基盤となる農地等の利用の最適化の推進のために重要な役割を担っていただくものであります。
富谷市においては、平成29年7月19日に現職の農業委員会の任期満了に伴う平成29年7月20日からの新制度による新たな農業委員会の発足に向け、条例を制定するものであります。富谷市の農地等の適正な利用の推進により、ますますの農業生産力の増進と農業経営の合理化を目指し農業の健全な発展に寄与いただくものであることから、賛成するものであります。
以上、賛成討論といたします。

○議長(浅野幹雄君) これで討論を終わります。訂正ですか。7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 大変失礼いたしました。農地法に基づく農地の「売買」というべきところを「転売」と言ってしまいましたので、「売買」と訂正させていただきます。

○議長(浅野幹雄君) これで討論を終わります。
これより、議案第2号を採決いたします。
この採決は、起立によって行います。
本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕

○議長(浅野幹雄君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第3 議案第3号 とみや放課後児童クラブ条例の制定について

○議長(浅野幹雄君) 日程第3、議案第3号とみや放課後児童クラブ条例の制定についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 議案書の7ページのところに、第3条で、児童クラブの利用定員は規則で定めるとあります。ほかにも規則で定めるというところがありますが、規則はどのようになっているのか。今回、なぜ一緒に提示しなかったのか、お尋ねします。
現行の利用時間ですが、何時から何時までなのか、お尋ねします。
そして、利用料についてですが、このままでいきますと、最大限、年間1人についての利用料は幾らになるのか、お尋ねします。保護者から特に異論はないということであったのですが、最大限幾らになるのかお尋ねするとともに、減額についてですが、減額についてはその中でどのように定まっているのか。例えば多子世帯、それから18歳未満で、18歳で中学校を卒業しているけれども、3人いるとか、4人いるとかといったときの場合はどうなるのか、お尋ねしたいと思います。
そして、その場所によって違うと思いますが、最大限どのくらいの子供たちが集まるようになるのか。その場合、厚生労働省が求めているように40人という目安はどのように担保されるのか、お尋ねします。
そしてまた、児童クラブの内容ですが、新しい3カ所の団体に引き継がれる、委託することになりますが、この中でやってきていた事業、特色ある事業もそこの児童クラブによってあるかと思いますが、それは引き継がれることになるのか、お尋ねします。
親からですが、今、パルクールというのですか、体を使って遊ぶというのが非常に楽しいなということで、引き続きやってもらえないだろうかという声がありますが、そういう事業はそこの場所で引き続き行われることになるのかどうか。そして今、富谷市の場合は、放課後児童指導員ですが、結構重くといいますか、配置されていると思いますが、今後の職員の体制についてはどうなっているのか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) まず、規則のほうなんですが、今規則のほうは制定をしておりまして、文言整理をしている状況でございましたので、本日お見せすることができなく、大変申しわけないんですけれども、そういった状況で進んでおります。
利用時間に関しましては、さきの全員協議会のときにもお話をさせていただきましたが、通常では、授業終了後から18時までが通常の基本利用の時間帯ということになっております。18時から19時までは延長というふうな形で考えております。土曜日に関しては、8時から18時までが基本という形で考えております。
最大限の利用料ということなんですが、月10日以上利用される方、月3,000円ということになりますが、それにプラス、延長も利用されるとなると、プラス1,000円、さらに土曜日も利用しますとなると、さらに1,000円が加わりますので、月5,000円の利用料になるかと思います。それを12カ月で掛けますと、1人6万円の利用料が最大限のものとなると思います。
多子減免に関しましては、規則といいますか条例のほうにも書かせております、別表の下の備考のところに書かせていただいておりますが、同一世帯に2人以上の利用児童がいる場合というふうにさせていただいておりますので、中学生の方が第1子ということで第2子の小学生のお子さんが利用されているということであっても、第1子の方は当然児童クラブにはいらしていないということになりますので、その場合は減免に該当はいたしません。
最大の利用人数ということなんですが、現在、まだ申し込み、ほとんど2月末で申し込みのほうは一応打ち切ってはいるんですが、まだちょこちょこ申し込みが来ている段階で、確定数ではないんですけれども、やはり10日以上、10日未満のお子さんを合わせても、その場所にもよりますが、最大で108名ほどのお子さんの申し込みがあります。日によって100名超えることもあったり、そうでなかったりというふうなところもあるかと思います。
ただ、児童クラブの、今回ふえたところがどこかというと、やはり富ケ丘とか、あけの平とか、今現在、小学校の敷地内に児童クラブ室を設けているところなんですけれども、そこは児童クラブ室の収容人数も当初予定していたところで大体見込みを持ってやっておりますし、児童クラブ室以外にホールというお部屋も用意していまして、児童クラブ室だけで皆さんが過ごすということではなく、体を使った少し遊びができるような場所ですとか、少し落ちついて学習に取り組めるような学習室といったようなお部屋も用意しておりますので、その規定内にはおさまることになるかと思います。
最後の質問で、特色ある児童クラブの活動ということで、児童クラブ、運営委託になりますので、三者それぞれ、それぞれの事業者の持ち合わせた利点といいますか、特徴も今後発揮していただくことにはなるかと思いますが、そこをどこがいいとか、どこが悪いとか、皆さんの意見がそれぞれ出てくるようなことがないように、こちらとしましても、市が仲立ちといいますか、月一回は定例で話し合いをしながら、どういう運営をしていくかについて確認をしていきたいと考えております。
パルクールに関しましては、28年、初めてこちらのほうで各児童クラブのほうに先生を派遣しながら、少し体を使った遊びを子供たちにも経験させようということで新たな取り組みとして行ったものではありますが、今後そういったことを、体を使った遊びというものはやはりこちらとしても進めていきたいところではありますので、事業所と話をしながら進めていきたいというふうには考えております。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 私が現在の利用時間についてお尋ねしましたが、ここの中で、条例で述べているように18時までということでしたが、現在もそれでは18時までなのか、19時ではなかったのか、お尋ねします。
そしてまた、利用児童の数ですけれども、108人になるかもしれない。そういうところもあるということでした。厚生労働省が出している40人が過ぎたら2つに分けるように、それ以上になったら40人を規模にしなさいということなんですが、これについて、ここも使える、ここも使えるというやり方ではないということを厚生労働省は求めていると思うんですね。そういうときに、じゃあ、これから子供たちがふえてきたときどう対応していくのか、お尋ねしたいと思います。
そしてまた、利用料金についてですが、最大だと、このままでいくと月5,000円で6万円になるということでした。この場合ですが、そこのところを利用している人が2人いたときに、1人については減額する。そうではなくて、私が求めているのは、子供が2人、3人、3人でもいいですね。そういうふうになったときに、その人が利用していなくても減額にすべきではないか。そうやって子供を育てている人に減額をするということを考えないかということでのお尋ねです。いかかでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 大変失礼いたしました。現在の利用時間、確かに28年度の利用時間ということになりますと、19時ということになります。
あと、先ほどの質問で抜けてしまっていたところがございましたので、回答させていただきますと、指導員の配置ということで、今現在の児童クラブにいる指導員さんたちにはできるだけ残っていただきたいというふうなことでお話をさせていただき、事業所のほうでも面接を行っております。指導員の方、ほとんど残っていただけるというふうなことではありますが、やはり旦那さんのお仕事の都合ですとかそういった家庭の事情によりおやめになる方もいらっしゃるということで、事業所のほうでも必要な人数に関してはそれぞれ探しているという状況にはなっているということでございます。
今後、人数がふえた場合、今現在、児童クラブ室、大体90名ほどお子さんたちが入れるような児童クラブ室にはなっています。ただ、だだっ広くそこを使うのかといいますと、やはりそうではなくて、低学年ですとか、高学年といったような使い方もやっぱり分けていかなければいけない部分もありますし、そういったものはある程度、例えば、本箱で区切るとかパーテーションで区切るとかといったやり方で、少し生活空間というものを居心地のいいものにしていきたいというふうには考えております。ただ、完全に区切ってしまうというのは、やはり異年齢集団というところのよさというところもありますので、そこも踏まえた上での児童クラブ室の運営の仕方になるのかなというふうには考えております。
子供の多子減免のあり方ということではあるんですが、今回、多子減免というものを考えたときに、県内でもほとんどのところではやっていないものではありました、児童クラブに関しては。そのほかにも、10日以上、10日未満ということで利用頻度でも半額になるというふうなところもありましたので、そこを加味したところで児童クラブにいらっしゃる方というところでの2人以上利用される方の減免というふうに考えておりました。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 今、夕方7時まで預かっているのに、6時までにする。その間、延長料金を発生させると。こういうことはしないでくださいというのを教育民生常任委員会のところでも言ってきたわけです。そのことで親の負担がふえる。そういうふうに言いますと、親たちはできるだけ早く帰ってきて子供との触れ合いを大切にするのだというふうにおっしゃるかもしれませんが、しかし、今7時までやっているものを6時までにするというのは、これは全く違うものだというふうに思います。
そしてまた、各部屋ですが、子供たちは各年齢といいますか、その年齢に合ったような過ごし方というのは必要だと思うんですね。そこのところをどうやっていくのか。本当に特徴を持った接し方ができるのかどうかというようなことも気になります。
そしてまた、戻りますが、お金に関してですが、ここの中に、要保護、準要保護というものについてもきっちり入れて、それを減額する措置というものも講ずべきではないかと思いますが。
以上お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 6時から7時に、利用時間、今まで7時まであったものが6時までを基本として、そこから延長にするということに関しては、こちらとしても悩んだところではございます。ただ、やはり、18時以降の利用の方がほとんど少なかったということもございますし、やはり子供たちにとっても19時までいるというところに関しては、学校の疲れもあって、集団の、長い時間そこで過ごすということもありましたので、やはりそこを一度は18時までなるべく帰ってきていただいてというふうなところでの設定を考えました。
あと、児童クラブ室の年齢に合った使い方ということに関しましては、今現在の児童クラブ室でもそのように配慮はしていると思うんですが、やはり低学年のお子さん、帰ってきて、すぐにランドセルを置いてゆっくりできるようなスペースですとか、高学年のお子さんになってくると、やはり宿題等を先にやって、それから遊びに出かけられるようにというふうなところでの、やはり余り近くで勉強している子たちにちょっと邪魔になることのないようにですとか、子供たちが疲れないような配置に座れるようにといったような配慮は、それぞれの児童クラブ室の中においても実際にやっているところでございます。
要保護、準要保護に関しましての減免ということでは、ほかの近隣自治体の状況等も踏まえていろいろお聞きしたところ、そういった要保護は、生活保護に関しては見ておりますけれども、準要保護の方に対しての減免というものを実施している市町村はなかったというところもございましたので、こちらではそこは検討しておりませんでした。

○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑はありませんか。4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 第2条の2で、児童クラブの名称及び位置は、次のとおりにするというふうになっておりまして、富谷小学校の児童クラブと日吉台小学校の児童クラブは公民館の位置になっております。富谷小学校は、今後、小学校のほうの敷地内にという計画はないのか。日吉台小学校の児童クラブは、学校のほうの敷地内に移動ということになっていますけれども、それの時期についてお伺いします。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 小学校の敷地内に児童クラブ室を設けることの目的といいますと、やはり子供たちが遠くまで歩いていって児童クラブに通うということの不便さと安全面の問題ということが一つあったかと思います。あとは、今現在利用している公民館の児童クラブ室ではちょっと収容できないぐらいの人数の方がご利用いただいていることがまず一つあります。そういった観点から考えますと、富谷小学校におきましては、すぐ身近に児童クラブ室があるということもございますし、人数的にも今十分な広さがございますので、その意味では、富谷小学校児童クラブはそのままというふうに考えております。日吉台小学校の児童クラブの新設につきましては29年度始まりましたら早々にというふうに考えておりますので、今、いつ完成できるかということに関してはちょっと具体的にはお示しできる段階ではございません。

○議長(浅野幹雄君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 日吉台のほうはまだはっきりということでしたけれども、保護者の方の説明会の中にも保護者の方からそういった質問が出ているという中で、やはり早くという思いは父兄の方たち持っていらっしゃるでしょうし、しっかりとした見通しというか、計画を早くというところを示して、そして、計画的にということをするということが大事だという思いはあるんですけれども、それについて再度お伺いします。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 議員のおっしゃるとおりだと思います。私たちもできるだけ早く日吉台小学校敷地内に児童クラブができるように頑張ってまいりたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 今、19時までということで、最大の時間がそういうふうになっているんですけれども、これがもし、利用されている方から仙台市のように7時15分まで延ばしてほしいという声が多く出た場合、それについて検討して変更できるかどうか、その余地があるかどうかについてお伺いします。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) そういった声がたくさん上がってきた場合に関しましては、実際に運営を今度委託していく事業者との話し合い等もございますし、やはりそこに子供たちを見ている児童指導員がそこまで配置できるかどうかといったこともあわせて考えていかなければいけませんので、そういったところも含めて事業者との話し合いになるかと思います。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。簡明にお願いします。

○7番(藤原 峻君) まず、1問目としましては、先ほど佐藤議員も質問したんですけれども、集団の規模に関しまして、厚生労働省の放課後児童クラブ運営指針の中に、子供が相互の関係性を構築し、一つの集団としてまとまりをもってともに生活したり、放課後児童支援員等か個々の子供と信頼関係を築いたりできる規模として、おおむね40人以下とするとあるのですが、これに関しての見解を、まず1点目、お伺いいたします。
そして、2点目としましては、これも厚生労働省が指摘しているんですけれども、障がいのある子供への対応、こちら見通しをもって計画的な育成支援を行うようにとあるのですが、これはやはり専門家の支援が必要になってくるのかと思いますが、それに関しての見解をお伺いいたします。
そして、障がいのある子供、配慮を必要とする子供が近年ふえているというお話だったかと思うのですが、その状況についてお伺いいたします。
続きまして、放課後児童支援員がおやつの提供の際、食物アレルギー事故、窒息事故などを防止するための応急対応について学んでおく必要があるというふうに指摘してあるのですが、それに関して対応はなされているのかについてお伺いいたします。
それと、防災及び防犯対策の状況についてお伺いいたします。
あのスペースの中で放課後児童支援員等が事務作業や更衣ができるスペースも求められているというふうに、これも厚生労働省のほうで指摘してあるのですが、これに関してはどのようになっているのか、お伺いいたします。
最後になりますが、遊びを豊かにするための遊具及び図書を備えるというふうに運用指針のほうに載っております。これに関してはどのようになっているのか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 集団の規模が、1つの集団40人以下ということで、それはこちらも存じているところであります。1つの児童室の中でそのような単位に区切れるようにというふうな形で、例えば、本当に物の置き方ですとかパーテーション等で、ごちゃっと本当に90人が一部屋で過ごすということではなく、40人以下になるような配置をしていくというふうなことで考えてございます。
障がいのある児童の対応ということで、国としては、いずれは障がいのあるお子さんも放課後児童クラブで受け入れるようにというふうなことを示しているところはございますが、現在、児童クラブにおいて受け入れる際にやはりある程度ご自分のことはご自分でできるようなお子さんを受け入れますというふうなことは保護者説明会の中ではさせていただいているところです。やはり、集団が大きい集団になりますので、そして、異年齢になるということもございまして、例えばご自分が嫌なことをされたときに嫌だと言えるかどうかとか、学校から児童クラブまで一人で来られるかどうかとか、そういったところの自立がどのぐらいできるかによって、今現在、受け入れられるかどうかというふうなところで決めておりますので、もし、それ以上にやはりこちらの支援が必要になってくるお子さんを受け入れるというふうなことになった場合は専門家の支援というふうなことも必要になるかと思うんですが、今の段階では、ある程度そういう自分のことはある程度自分でできるお子さんというふうなところでの受け入れとなっている状況です。
ただ、そうは言っても、家では特に問題ないんだけれども、集団の中でなかなか落ちつかないとか、やはり学校に来てみて少し発達に課題があるのかなという気づきが親としても出てくるお子さんというのもやはり現状としてはいらっしゃる状態ではあります。そういったお子さんにどのようにかかわったら落ちついて過ごせるのかといったあたりに関しては、やはり学校との連携というものが非常に大事になってきます。学校でどのようなかかわりをして学校生活を送っているのか。例えば今までかかわってきた保健師がどのように見立てをしているのか、児童相談所とかそういった専門機関とのつながりがあったのかといったところを関係機関で話し合いながら、どこで、どのようにかかわったらいいのかというものを考えながら接しているというふうな状況になってございます。

○議長(浅野幹雄君) 答弁も簡明にお願いします。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 済みません。
おやつの提供に関しましては、アレルギーのお子さんもいらっしゃいますので、児童指導員に対して、エピペンの使い方といった研修等も行ってございます。
事務作業が必要になるということで、当然、事務室のほうも配置してはございます。
子供たちに必要な遊びの遊具ですとか図書の購入もこちらで行っているという状況でございます。
防犯に関しては、それぞれのところに刺又ですとかそういったものも置いておりますし、児童クラブのほうで防犯対策のほうを確認している状況ではあります。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 2点だけ、再質問させていただきます。
やはり、障がいのあるお子さんであるとか特別な配慮を必要とする方、最近ふえているということですので、町としても特別な対応を今後検討していただけないかというご質問をさせていただきます。
そして、2点目としましては……。
まず、そちらについて質問させていただきます。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 特別な配慮が必要なお子さんを受け入れるに当たっては、やはり安全に安心して預かれる状況になるということがまず第一番と考えますので、そういった環境になるかどうかを今後事業所とも詰めながら確認して検討していきたいと思っております。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 大変失礼いたしました。
防災及び防犯対策に関しまして、具体的な計画及びマニュアルの作成が必要かと思うのですが、見解をお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) マニュアルに関しては実際作成しておるところでございます。

○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ございませんか。16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 1点だけ、お願いします。
今回の条例、一番気になるところは有料化の問題かと思います。これまで11月28日、2月14日と全員協議会を開いていただいて、いろいろ詳細な説明を承りまして、その中で、特に説明会を開いても有料化に対しての反対意見はなかったと。先ほどの議員の答弁にもそのようなことかと思いますけれども。その後、2月14日以降で担当課のほうにそういう声はなかったのかどうか、その点をお尋ねいたします。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 直接、有料化に反対するという意見はございませんでした。

○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) では、2点、質問いたします。
まず、同僚議員からもありましたが、防犯対策ということで、先日、成田東小の児童クラブのほうに学校の空き教室を利用しての児童クラブの状況での不審者が入ってしまったという事件がありました。今度、成田小学校とあけの平小学校が始まりますが、敷地内だとしても単独の建物になるわけですので、やはり防犯対策という部分、マニュアル作成するということだったんですけれども、例えば小学校だと防犯カメラの設置が来年度から始まって、今、実際ついているところもあります。そういった対策をちゃんとするのかどうか。そして、できたマニュアルというのは保護者のほうにもしっかり、こういうマニュアルがあるということで提出されるのかどうかというものを聞きます。
もう1点は、同僚議員からもあったように……。

○議長(浅野幹雄君) 同僚議員が質問した質問は失礼にあたりますので、なるべく控えてください。

○5番(畑山和晴君) わかりました。
利用料について、不満はないということだったんですけれども、実際、私が聞く声だと、利用料がかかるというのはやっぱり負担にはなるということでした。ただ、委託するということで、委託した後の内容の状況を、アンケートをとるとかそういう状況把握というものを小まめにするべきではないかと思うんですけれども、その辺2つお伺いします。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 防犯カメラに関しましては、やはり児童クラブのお子さん、遅くまで残っているということもございますので、こちらのほうとして考えていきたいところではございます。
マニュアルに関しては、児童の利用のしおりのほうに詳しく書いているという状況でございます。
アンケートに関しましては、こちらとしましても初めて委託をするということもございますので、保護者の方たちの感じたご意見等を集約したいという思いもございますので、とる予定でございます。

○議長(浅野幹雄君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) 4点ほど、お願いいたします。
1つ目は、従前の条例と今回の条例との関連ということでありますけれども、児童福祉法34条の8ということとなります。従前の条例は34条の8の2第1項という根拠規定が示されておりますけれども、その関連についてお願いいたします。
2つ目は、利用使用児童、保護者が就労等により昼間家庭にいない児童というふうに限定的になりました。従前は、放課後家庭で適当な保護指導を受けられない小1から小6までということでありましたけれども、そのような中で、自由来館、非定期的に来るお子たちと一緒に顔なじみの皆さんがというふうなことで公民館で運営されてきたわけでありますけれども、今後、学校の児童クラブと公民館での活動、分離されることとなります。このような中で、月10回、料金がかかるとはいいながら、1,500円の口に、やはりお友だちのいる学校の児童クラブに登録しようかしらと、このような動きはないものやらと。この辺のところが2つ目です。
3つ目は、従前、土曜日はやっておらなかったわけでありますけれども、今回から土曜日の利用が可能となるというふうな中で、全体の利用者の中で土曜日も利用しますという、全体の中での数字と割合をお願いいたします。
4つ目、土曜日、学校行事等あるわけであります。その折にも、学校行事、運動会が終わりました。その後、6時まで児童クラブを開きますというふうなことなのかどうか。原則どおりですというふうなことなのかどうか。
そしてまた、土曜日出ることで、振りかえの休業が月曜日に生じることとなりますけれども、当然ながら、月曜日は問題なく開くと。土曜日の学校行事と振りかえとの関連、そして結果としては、年間の開く日数がふえるのではないかというふうにも、ふえないんですかね。ちょっと今のは混乱しましたけれども、土曜日の行事のあったときの午後、行事終了後、6時までの活動を予定しているのかどうかに切りかえます。
以上、4点お願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 今回のとみや放課後児童クラブ条例と今までの条例についての関係性でございますが、今までございました条例は、放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例ということで、こちらは先ほど議員もおっしゃいました児童福祉法第34条の8の2第1項の規定に基づいて定めるものでございました。今回は、ここから運営に関しての具体的な中身を、今までは要項で載せていたような、どこの場所にあるかとか、対象はどうかといったような具体的な中身を載せたものになります。
それから、自由来館のお子さんの登録はどうなのかということで、こちらに書いてございますように、あくまでも保護者が就労等により昼間家庭にいないものというふうなことでございます。就労等の「等」の中には、やはり、例えば保護者がぐあいが悪いというか、長期で病気で休んでいらっしゃるというふうな場合も含めたところでの「等」ということではございますが、やはりほかのお子さんと遊びたいから登録するというふうな形では、やはりこちらとしても就労証明書等を出していただいての申請という形になりますので、そういった利用は今のところ受けていない状況になっております。
土曜日利用のお子さんに関しましては、まだ現在の確定数ではございません。3月3日現在でこちらのほうで把握している分に関しましては、93名ほど、土曜日利用を申請になっております。大体1割程度かなというふうに感じているところでございます。
土日の学校行事等の後の利用ということで、例えば保護者会とか総会があった後に子供たちを預かれるのかというふうなことの質問もこちらでも受けたところはございます。もともと登録していて、土曜日も、お母さんが仕事をしているので土曜日も利用しますよという登録されているお子さんであれば、総会等が終わってからのご利用というふうなことはある程度できるかと思いますけれども、土曜日の利用を申し込んでいない方に関しては、そういった利用はできないというふうになります。
その後の振り休に関しましては、今までも振りかえ休日に関しては児童クラブのほうも開けておりましたので、当然、利用はできるというふうになります。

○議長(浅野幹雄君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) 結果としては、対象児童が保護者が就労等により、「等」というものはありながらも、結果としては登録児にほぼ限られるというふうなことでよろしいのでしょうか。
そしてまた、全体の1割程度、土曜日利用者は1割程度というふうな今答弁がありました。全部でというのは時間の制約がありますので、富ケ丘小学校に限って、全体登録者数、そしてまた、5,000円口の利用者、1,500円口の利用者、そして土曜日利用者、富ケ丘小に限って、今の問いにお願いをいたします。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 現在の数字で、3月3日現在での数字ということでございますと、10日以上利用されるという方が92名、10日未満の利用を申し込まれている方が16名、長期のみの利用をされる方が26名でございます。10日以上、10日未満の利用者の中で、土曜日利用される方は、10日以上が14名、10日未満が2名というふうな数でございます。

○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。

○19番(安住稔幸君) それでは、質問させていただきます。
まず、基本的なものから話をお聞きいたします。今までの年間の児童クラブの運営費、お幾らだったのか。
そして、今後の児童クラブの運営費の額、費用の額はどのぐらいか、年間、お聞きいたします。
学校敷地内また校舎内への今始めておりますが、これの今までのトータル、また、これから日吉台もありますか。日吉台も含めて、この設置するに当たりまして、どの程度の金額であるのか、その額をお願いいたします。
登録で、例えば土曜日を利用するというようなことの登録をした場合、土曜日ですから、月に4回ないし5回があるわけでありますが、例えば実質的に1日しか土曜日は使わなかったとか、そういった場合の利用料につきましてはどのように考えておられるのか、お聞きいたします。
将来的な話になりますけれども、日曜日についてはどのように考えていらっしゃるか、お聞きいたします。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 済みません。運営費に関しては、ちょっと今計算をしますので、ちょっとお時間をいただきたいと思います。
土曜日、1日利用の方の場合というのは、こちらも保護者説明会の中でもお話はさせていただいたんですが、1回でもご利用いただければ1,000円という形でいただくことになってございます。
日曜日に関しては、今のところまだ検討はしておりません。

○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。19番安住稔幸君。

○19番(安住稔幸君) 確かに説明会ではそのようにということでは聞いておりましたが、やはり実質1日しか使わないような場合、やはりそれでも、今後、その辺実質利用のものを検討することは必要ではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) そういうふうになってきますと、例えば年に1回の利用の方をどうするのかというふうなご意見とかもやはり出てきますので、まずはこの形で運営をさせていただいて、実際、やはりいろいろなお母さんたちの声も聞きながら、今後どういうふうにしていったらいいのかの検討になるかと思います。

○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。

○19番(安住稔幸君) 今までの土曜日と同じになりますけれども、やはり長期休業日等のみということでありますけれども、これにつきましても、極端なことを言えば、夏休みしか使わないとか、冬休みしか使わなかったというときも、やはりその辺の金額についての配慮というものはされているんでしょうか。したほうがいいと思いますけれども、いかがでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 長期休業日を利用される方といいますのは、大体、放課後にはお母さんたちが戻ってこられる時間帯でお仕事をされている方が多いのかなと思います。なので、午前中から子供たちを預かる場合、例えば振り休のときですとか、そういった長い休みのときにご利用いただくことを考えると、例えば夏休みしか使わないといった場合でも、多分日数で割ると通常利用されている方とほぼ変わらないというか、むしろお安くなっているのかなというふうな認識でございました。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) 私も地区で聞いておるんですけれども、一部、全体的にはやむを得ないという雰囲気なんですけれども、やっぱりここで事業委託にもなりますので、やっぱり根気よく、これからもお母さんたちの接点を設けていただきたいと思いますけれども、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 今回、このように事業運営の仕方をかなり変えるということもございますので、ただやりっ放しということではなく、皆さんの声は拾っていきたいと考えております。

○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託を省略することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
本案については、富谷市議会会議規則第51条に基づく発言通告がなされておりますので、これより討論を行います。
まず、原案に反対者の発言を許します。8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 私は、議案第3号とみや放課後児童クラブ条例の制定について反対します。
放課後児童クラブは、保護者の強い要望で今まで継続されてきました。児童館で保育をしてほしいという声も多かったのですが、今回、児童館ではありませんが、児童クラブ専用室で実施されることが決まっております。環境は改善されるということになると考えております。
放課後児童クラブというのは、児童福祉法第6条の3第2項の規定に基づき、保護者が労働等により昼間家庭にいない小学校に就学している児童に対して、授業の終了後等に小学校の余裕教室や児童館等を利用して適切な遊び及び生活の場を与えて、その健全な育成を図るものです。厚生労働省が2015年に策定した放課後児童クラブ運営指針では、安心して過ごせる生活の場としてふさわしい環境を整え、全面的に配慮しながら、子供がみずから危険を回避できるようにしていくとともに、子供の発達段階に応じた主体的な遊びや生活が可能になるように、自主性、社会性、及び創造性の向上、基本的な生活習慣の確立等により、子供の健全な育成を図ることを目的とするとあります。子供の健全な育成には、身体を使った遊びも不可欠です。
また、厚生労働省の運営指針によると、子供の集団の規模、支援の単位ですが、これについては、子供が相互に関係性を構築したり、一つの集団としてまとまりをもって、ともに生活したり、放課後児童支援員等々が個々の子供と信頼性を築いたりできる規模として、おおむね40人以下とするとあります。100人を超えるほどに人数が多い場合には目が届かないという懸念があります。1人当たりの面積はある程度確保できているということですが、精いっぱい体を動かすという点に関しては制約もあるかと思います。事故が起きてからでは遅いと考えます。
今後、土曜日の開所も決まり、利用料が設定されることにより最大6万円となるということがわかりました。負担は確実にふえます。利用料の減免は、生活保護、母子・父子家庭は利用料を減免することができるとありますが、しかし、今、非正規雇用が4割近くになり、過去最高になっています。社会的な雇用環境の悪化の中で、就学援助のように準要保護までとするのが適切であると考えます。
また、現段階では調整中であるということでしたが、規則の提示も必要であったかと考えます。
最後になりますが、防犯の対策、これが充実されることが必要だと思います。マニュアルを作成して、そして、保護者にもきっちり知らせていく。このことを申し述べて、反対討論とします。

○議長(浅野幹雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 議案第3号のとみや放課後児童クラブ条例の制定について、賛成するものです。
とみや放課後児童クラブ条例制定は、児童福祉法に基づく放課後児童健全育成事業の実施に関し必要な事項を定めるものです。富谷市の児童クラブは、各公民館を利用し運営されてきました。しかしながら、学校からの移動は、近年の交通状況、不審者などの社会環境の情報、また学校から離れた場所にあるため課題も多かったことも事実です。子供たちの安全と安心、利便性を考えますと、学校敷地内に設置することが理想であり、長年にわたる保護者からの強い要望もあり、今回の建設と運営に理解し、高く評価しているところです。そして、大きな前進は、土曜日の利用が可能になることで、保護者の仕事に対する影響を緩和できることも支援の拡充につながりました。
しかし、今までと違い、市の運営ではなく民間委託となり、三者の事業所がそれぞれの児童クラブを担うことで支援の格差が生じないことを要望します。
今まで無料で利用できていたことが有料となるため、利用する子供、利用する保護者への説明が非常に大事になり、そのこと踏まえて多くの子供たちが利用できるように、近隣自治体の状況などを把握し、住民並びに議会へ説明を重ねた執行部の対応は、保護者の間でも理解を示し、専門性を生かした質の高い事業形態と指導員の方々の雇用の継続も図られ、建設的な推進につながったと思います。
放課後児童クラブの建設に係る費用は、およそ2億円の財源予算となっております。その視点から、利用時の宮城県内、仙台市を除く32の自治体調査が示され、24の自治体で基本料金2,000円から5,000円の枠で制定されていました。今回、富谷市においては有料になることで疑問もありましたが、現在の児童数と環境を重視すると、児童クラブへ通う子供たちの安心・安全を第一に確保した積極的予算の位置づけだと思います。
将来を見据えた幅広い運用の継続を図るには、保護者の一部負担も理解をするところです。今後の児童クラブのスキルを高めた取り組みと働く世代の応援隊になれる施策の推進が求められます。
また、この施設が有効に利用されて、子育て支援のさらなる充実を期待し、住民負担の軽減をと申し添えて、議案第3号のとみや放課後児童クラブ条例の制定について、賛成いたします。(「訂正をお願いします」の声あり)

○議長(浅野幹雄君) 訂正ですか。(「はい」の声あり)8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 申しわけありません。先ほどのところで厚生労働省の運営指針のところで、「安全面に配慮しながら」というところを「全面的に」というふうに申しましたので、「安全面に配慮しながら」と訂正をお願いします。申しわけありませんでした。

○議長(浅野幹雄君) これで討論を終わります。
これより議案第3号を採決いたします。
この採決は、起立によって行います。
本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕

○議長(浅野幹雄君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり可決されました。
この際、午前11時25分まで休憩をいたします。

午前11時10分 休憩


午前11時25分 再開

○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


日程第4 議案第4号 富谷市職員定数条例の一部改正について

○議長(浅野幹雄君) 日程第4、議案第4号富谷市職員定数条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 今回、定数が25人ふえることになりますが、関連して、退職者数をお尋ねします。そして、そこの中で、採用されている人、何人なのか、全て新卒なのか、お尋ねします。採用された人の採用の状況についてご説明ください。
また、再任用の職員は何人いるのか。類似団体と比較した場合にどうなのか。人数としてはどうなのか、お尋ねします。
このことによって有給休暇の取得率が少しでも改善できるということになるのか、お尋ねします。
その中で、あるいは臨時とかパートとかという人たちがいるわけですが、直近の数で結構です、何人になっているかもお尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) まず、採用者数というところでございますけれども、採用者数と、その内訳ということで申し上げたいと思います。
新規採用職員合計が35名でございます。内訳申し上げます。上級行政が15、上級土木が1、中級保育士が4、上級の臨床心理士が1、上級の学芸員が1、中級の栄養士が1、初級行政10、初級土木が2でございます。
それから、再任用職員の数でございますが、3月1日現在で申し上げますと、再任用職員12名でございます。うち、2名が短時間勤務ということになってございます。
このことによって有休の消化につながるかということでございます。取得につながるかということでございますけれども、職員数がふえてきて、さらには業務改善、効率化が図られれば、有給休暇につながっていくものと考えてございます。
臨時・パートの人数でございます。臨時・パート職員については、その月によって出入りがあるものですから、ちょっと、28年の4月1日現在で申し上げさせていただきたいと思います。臨時・パート合わせて317名でございます。

○議長(浅野幹雄君) 退職者数。

○総務課長(神田能成君) 退職者数につきましては13名でございます。類似団体とのあれですけれども、宮黒管内で申し上げますと、再任用職員、本市がやはりほかの町村より多いというふうな状況でございます。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 先ほど上級学芸員とありましたが、この人はどういう仕事をしてもらうのか、今まで経験があるのか、お尋ねします。
そしてまた、保育士が4人ということですが、保育士の中に退職する人がいて、その人を埋めるためなのか。純増になるには何人なのか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) まず、学芸員でございますけれども、現在、本市につきましては、専門職としての学芸員がいないというふうな状況でもございますので、実際に発掘業務を行える学芸員について雇用をするということで、対象者につきましては経験がある方ということでございます。
それから、保育士でございますけれども、4名でございます。保育士の退職者が3名でございますので、純増ということではございませんが、現状よりはふえるというところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 先ほど、類似団体ではという話をしましたが、すばらしく改善しているというようなお答えではありませんでした。さまざま人口率をはかったりということになると思いますが、これは類似団体に並ぶようにならなければならないと思いますが、この点についてはどのように考えているのか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 類似団体との関係でございますけれども、28年度ベースで申し上げますと、類団でいいますと、職員1人当たりの住民数が類団あるいは長久手、野々市などを入れた15自治体で申し上げますと、抱える住民数が多いほうから数えていくと4番目に当たります。28年度ベースで4番目ということになりますので、29年度、一般行政職がふえることに伴って、若干、それは当然緩和されるんだろうというふうに考えてございます。

○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 私、1つの項目についてだけ、質問いたします。
職員定数、これは3年連続改正があるわけですけれども、27年3月には6名増の223名、28年3月は27名増の250人、それから、今次、29年3月は25人ふえて275名というふうに、3年間で58名の定数上の増加になっています。
お尋ねしたいのは、実態面の職員数、いわゆる27年度末、それから本年度は見込み、29年度の見込み、それぞれ実際の職員数はどのように見ておられるのか、お尋ねいたします。

○議長(浅野幹雄君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 実際、実質的な職員数ということでございますけれども、まず、28年でございますけれども、311名でございます。それから、29年度の見込みでございますが、338名を見込んでございます。こちらは予算上での見込みということでございますけれども、338名でございます。それから、27年度でございますが、290名でございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) そうすると、定数上は58名の増なんだけれども、実人員とすれば、29年度見込みも含めて48名の増ということになるかと思います。これについて、平成26年度対比で、人件費で、48名増の中で人件費増とすれば約4億円ですよ。これについて、これはちょっと部長に質問したいんですけれども、人事政策と人件費との、どのようにコントロールしていくお考えなのか、お尋ねいたします。

○議長(浅野幹雄君) 総務部長。

○総務部長(山田 豊君) いわゆる定数と人件費の絡みでございますが、昨年の全協のときにもお示しをさせていただいたと思っておりますが、これまで16%前後で人件費というのは推移してきたんですが、今回、採用数も多いということで、ほぼ20%に近い数字になろうかなというふうに予測はしてございます。
ただ、類似団体等との比較の中で、職員1人当たりが持っている住民の方の数も非常に多いと。今後、じゃあ、もっとふやすのかというところになりますと、今の財政状況からいたしますと、人口規模あるいは市を取り巻く情勢の割には収入額がほかの類似団体に比べて決して高いとは言えないという中において、今後、人をふやしていけば、いわゆる分母が変わらず分子だけがふえていけば、いわゆる人件費率はますます高くなっていくという憂慮もございます。
したがいまして、かつては、平成12年の地方分権一括法が施行される前までは定員適正化計画を出せということで、かなり厳し目に国・県のほうから指導をいただいて、抑制策をずっと継続しておったわけですけれども、分権以降は自己責任、自己決定というところで、かなり人数的にもふやしているところはございます。
ただ、先ほど申し上げましたとおり、収入をもっともっとふやしていけば、人も当然ふやしていけるという土壌はできるわけですけれども、そういう今環境に、なかなか厳しい環境にあるというところもございますので、その辺の兼ね合いも含めまして十分に調整をさせていただきたいなというふうに思ってございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 確かに類似団体と比較して、1人当たりの人口が多いもので4番目だということで、非常に労働密度というか、そういう意味で負荷がかかっているということは、確かに数字上ではそう言えるかと思いますけれども。とはいいながら、26年と比較して、4億では、毎年、それは市税で1億ちょっとずつ増収になっていますけれども、それが全部人件費に行っている。そして、新たな事業は何もできないという、今、非常にジレンマというか、隘路に入っていると思うんですけれども。
最後に、市長にお尋ねしたいんですけれども、この辺のところ、どのようにこれからコントロールしていかれるおつもりなのか、所見を求めたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 基本的には、先ほど部長が答弁した内容と同じでございますが、基本的に、やはり、といいながらも、人件費が財政を圧迫する状況に至ってはいけないというふうに思っております。それは私自身も長年、20年以上民間の会社を経営してきた中で、その辺の人件費のバランスというのは大変大きな経営に影響を及ぼすというのは肌身をもって学んでおりますので、そういう意味では、しっかりその辺のバランスは考えなければいけないというのは基本的に思っております。
ただ、やはり、行政上、正直、本当にやはり職員数の不足というのがいわゆる行政ミスにつながる場合も起こり得るという状況の中では、やはり、単純に人件費をふやして人件費が上回るその部分だけを考えれば、じゃあ、今のまま、なるべく人はふやさないでというところになるんですけれども、やはりある程度、その辺、適正な数をもってというところが必要だったということで、今回、市制施行もあわせて、総合計画にあわせて、そういうところも含めて適正な体制がこの人数ということで、今回、新たに体制をとったところでございます。
ただ、今後につきましては、先ほど部長も申し上げましたように、これ以上人件費が財政負担になることのないように、その辺はバランスをとりながら慎重に今後は考えていきたいというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) では、質問いたします。
現行から改正後、市長事務部局職員、250から275という改正内容であります。今の総務課長の発言からすれば311分の250、そして、それが一般職合計数が今度は338の275と、このようなことになろうかと思います。そのような中で、単独市制施行という類似団体、野々市にしろ長久手にしろ、類似団体調査をしましたということではありますけれども、富谷町の場合、行政改革前倒しというふうな中で、行政改革のことからすれば、職員の増を抑制するとか、それに伴う人件費を抑制につなげると、こういうふうなテーマが一体となってなされるべきことだと思いますけれども、このような形で、思います。
まず、1つ目は、市長部局に限って、現行、何部、何課、何室で、改正後というか、新年度、市長部局に限って、何部、何課、何室であるのかというのが1点目です。
2つ目は、行政改革等含めて、前倒しというふうな……。

○議長(浅野幹雄君) 全協で説明していますけれども。

○3番(若生英俊君) ですから、お待ちください。行政改革前倒しということでありますので。

○議長(浅野幹雄君) 変わっていませんよ。

○3番(若生英俊君) この辺の考え方と、職員増、人件費増というようなことについて、相矛盾しないのかどうか、その認識をお伺いいたします。
3つ目は、第2条の2号以下7号までについては、当然のことながら定数が定められておりますけれども、こちらについては現行の定数のまま29年度スタートするかどうか。
その3点についてお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 「富谷町」という発言がありましたけれども、町時代のでいいんですか。それとも、市ですか。「富谷町」という質問でしたけれども。座ったままでいいですよ。

○3番(若生英俊君) 途中市制ですから、それはどちらでも、311という数字を使っていいのであれば、311、町であれ、市であれというようなこととなります。

○議長(浅野幹雄君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 現行の市長部局ということでございますけれども、まずは教育長部局もちょっと合わせた数で最初申し上げさせていただきます。市長・教育長部局、(「市長部局に限って」の声あり)そうですか。そうしますと……。

○議長(浅野幹雄君) 全協で配っている資料でだめですか。全部、課、載っているでしょう、部と。(「市長部局に限ってください」の声あり)見ればわかるんじゃないの。(「質問ですから」の声あり)

○総務課長(神田能成君) 4部2局14課4室でございます、現行。それが6部2局18課5室でございます。(「現行、4部2局、その次、お願いします」の声あり)2局14課4室。済みません、局は……。4部14課4室でございます。

○議長(浅野幹雄君) 総務部長。

○総務部長(山田 豊君) ご質問の2点目の行革との絡みでございますが、今月末に内閣府の宍戸参事官に来ていただいて行革の絡みのお話を頂戴することになっています。その中でも触れていただくことになってございますけれども、これまでは人件費も含めまして、行革というと、イコール、削ると。削る行革というところが論点の大きなところだったわけでございますが、今後は、削るだけではなくて、生かす行革という観点でもお話を頂戴できることになってございますので、この辺も含めまして、人件費と収入額とか、その辺の兼ね合い、調整をさせていただきたいなと思ってございます。
(2)から(7)につきましては、現行どおりでクリアできますので、その旨、ご回答申し上げます。

○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第4号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第5 議案第5号 富谷市個人情報の保護に関する条例の一部改正について

○議長(浅野幹雄君) 日程第5、議案第5号富谷市個人情報の保護に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第5号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第6 議案第6号 富谷市手数料条例及び富谷市印鑑登録及び証明に関する条例の一部改正について

○議長(浅野幹雄君) 日程第6、議案第6号富谷市手数料条例及び富谷市印鑑登録及び証明に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第6号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第7 議案第7号 富谷市税条例等の一部改正について

○議長(浅野幹雄君) 日程第7、議案第7号富谷市税条例等の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第7号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第8 議案第8号 富谷市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について
日程第9 議案第9号 指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正について

○議長(浅野幹雄君) ここでお諮りいたします。日程第8、議案第8号富谷市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について及び日程第9、議案第9号指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正については、提案理由が同一であることから、富谷市議会会議規則第35条の規定により一括議題といたします。
これから議案第8号について質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
次に、議案第9号について質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
ここでお諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、富谷市議会先例集105ただし書きの規定により、一括採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第8号及び議案第9号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第8号及び議案第9号は原案のとおり可決されました。


日程第10 議案第10号 富谷市道路占用料等条例及び富谷市公共物管理条例の一部改正について

○議長(浅野幹雄君) 日程第10、議案第10号富谷市道路占用料等条例及び富谷市公共物管理条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 今回の改正に関しましては、金額の変更などがあるかと思うのですが、これはどのような影響が富谷市にあるのか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) 金額の影響ですと、平成29年度に約24万ほど増額になる予定でございます。

○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第10号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
ここでお諮りいたします。
議案調査のため、明日10日から16日までの7日間を休会にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、明日10日から16日までの7日間を休会とすることに決定いたしました。
なお、3月17日の本会議は、午後1時30分からの開会といたします。
これで、本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。
ご苦労さまでした。

午前11時50分 散会

平成29年予算審査特別委員会(第1号)

平成29年3月10日(金曜日)

富谷市議会予算審査特別委員会は、富谷市議会議場に招集された。

出席委員 19名

  • 委員長 青 柳 信 義
  • 副委員長 相 澤 榮
  • 委員 安 住 稔 幸
  • 委員 渡 邊 俊 一
  • 委員 出 川 博 一
  • 委員 菅 原 福 治
  • 委員 高 橋 正 俊
  • 委員 浅 野 直 子
  • 委員 山 路 清 一
  • 委員 佐 藤 克 彦
  • 委員 西 田 嘉 博
  • 委員 浅 野 武 志
  • 委員 佐 藤 聖 子
  • 委員 藤 原 峻
  • 委員 齊 藤 秀 行
  • 委員 畑 山 和 晴
  • 委員 長谷川 る 美
  • 委員 若 生 英 俊
  • 委員 金 子 透

欠席委員なし

職務のため出席した者の職氏名

  • 議長 浅野幹雄

説明のため出席した者の職氏名

  • 市長 若 生 裕 俊
  • 副市長 大 庭 豪 樹
  • 会計管理者兼会計課長 矢 田 守
  • 企画部長 内 海 壯 晃
  • 企画部企画政策課長 高 橋 弘 勝
  • 企画部企画政策課長補佐 須 藤 弥 生
  • 企画部企画政策課参事兼市制移行・地方創生推進室長 松 原 誠
  • 企画部財政課長 西 山 高 広
  • 企画部財政課長補佐兼検査監 高 橋 隆 美
  • 企画部財政課長補佐 日 野 正 樹
  • 総務部長 山 田 豊
  • 総務部総務課長兼情報化推進室長 神 田 能 成
  • 総務部総務課長補佐 小 山 温
  • 総務部総務課参事兼危機管理室長 横 田 利 雄
  • 総務部税務課長 吉 田 尚 樹
  • 総務部税務課参事兼徴税特別対策監 高 橋 作喜男
  • 総務部市民生活課長兼東向陽台出張所長兼富ケ丘出張所長兼あけの平出張所長兼日吉台出張所長兼成田出張所長兼清掃センター所長 泉 川 潤 哉
  • 総務部市民生活課長補佐 亀 莊一郎
  • 総務部市民生活課長補佐 安 藤 司

議会事務局職員

  • 議会事務局長 亀 郁 雄
  • 次長 富 澤 裕
  • 主事 後 藤 秀 樹

午後1時30分 開会

○委員長(青柳信義君) 皆さん、こんにちは。
本日の出席委員は19名であります。定足数に達しますので、「予算審査特別委員会」を開会いたします。
去る2月21日の本会議におきまして、『議案第17号』「平成29年度富谷市一般会計予算」、『議案第18号』「平成29年度富谷市国民健康保険特別会計予算」、『議案第19号』「平成29年度富谷市下水道事業特別会計予算」、『議案第20号』「平成29年度富谷市介護保険特別会計予算」、『議案第21号』「平成29年度富谷市後期高齢者医療特別会計予算」、『議案第22号』「平成29年度富谷市水道事業会計予算」の審査のために本委員会が設置されました。慎重な審議をお願いいたしまして、開会の挨拶といたします。
直ちに本日の会議を開きます。


予算審査特別委員会の日程について


○委員長(青柳信義君) 最初に、本委員会の日程についてを議題といたします。
本委員会は、本日3月10日金曜日より15日水曜日までの4日間にわたり、付託事件の審査を行い、各開催日の審査事項については次第のとおりといたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)

○委員長(青柳信義君) 異議なしと認めます。よって、本委員会の日程は、本日より3月15日までの4日間とし、審査事項については次第のとおりに行うことに決定いたしました。


議案第17号 平成29年度富谷市一般会計予算

○委員長(青柳信義君) 初めに、議案第17号平成29年度富谷市一般会計予算を議題といたします。
なお、本日の日程は、一般会計のうち企画部企画政策課、財政課、総務部総務課、税務課、市民生活課、会計課、議会事務局及び監査委員事務局の所管に属する予算について審議をいたします。
なお、本会議において各部長より概要説明は受けておりますので、これから、各担当課長等へ補足説明を求めます。最初に企画政策課長。
[企画政策課長、財政課長、総務課長、税務課長、市民生活課長、会計管理者、議会事務局長が予算書のとおり内容の説明を行った。]

○委員長(青柳信義君) 以上で説明を終わります。
これより質疑に入りますが、予算審査特別委員会は、慣例により一問一答方式により行いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)

○委員長(青柳信義君) 異議なしと認めます。よって、一問一答方式により質疑を行うことといたします。
なお、質問者及び答弁者は、要領よく簡潔な質問と答弁、そしてスムーズな議事進行にご協力くださるようお願いいたします。
これより質疑に入ります。質疑はページ、款項目を明示され行ってください。質疑ございませんか。西田委員。

○委員(西田嘉博君) では、私から、ページ数74、2款3項19節通知カード・個人番号カード関連事務委託交付金、28年度予算473万7,000円ですが、29年度、本年度は予算は1,690万1,000円が計上されていますが、この増額の内容について伺います。

○委員長(青柳信義君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) 先ほどご説明申し上げましたけれども、当初予算策定時の国のほうから通知来ております。その直近の額を概算で計上しております。今後、年に何度か通知が来るんですけれども、その都度補正予算で増額なり、減額する予定でございます。

○委員長(青柳信義君) 西田委員。

○委員(西田嘉博君) それでは、28年度のカードの発行人数について伺います。

○委員長(青柳信義君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) 先日、補正予算の際……、ちょっと今正確な数字持ってきていないんですけれども、先日、補正予算の際に佐藤聖子議員のほうから同じ質問受けまして、私、4,000超と申し上げたんですが、戻りまして調べましたら4,000弱でございました。3,977だったかと思います。

○委員長(青柳信義君) 西田委員。

○委員(西田嘉博君) それでは、その4,000ですね、当初の見込みと大分差があるのではないかと思いますが、その辺はいかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) これも先日の補正予算でご答弁さし上げておったところなんですけれども、当課として、市としてマイナンバーカードの予想というのは組んでおりません。この間、こちらの補助金のほう、減額の補正今年度させていただいたんですが、国のほうの通知が減額されたということですので、国のほうも当初見込んでいたよりは伸び悩んでいるというところではないかと。それで減額になったのではないかというところです。

○委員長(青柳信義君) 西田委員。

○委員(西田嘉博君) それでは、税の増収、増収というか、適正な徴収等考えますと、やはりこのマイナンバーカードは必要になってくると思います。そういう意味からして、本市の今後の取り組みようについてどのように考えているか、お伺いさせていただきます。

○委員長(青柳信義君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) 今、委員おっしゃったように、税の公平な課税というところでまずマイナンバーカード始まりましたけれども、本市では新年度よりコンビニ交付始まりますので、その際には必ずマイナンバーカード必要になります。そのコンビニ交付が始まりましたら、また交付申請される方がふえてくるのではないかと考えております。それから、国のほうでも今後いろいろなサービスを展開していくかとは思うんですが、利便性が上がればマイナンバーカードの普及も進んでいくのではないかと考えております。まずは本市といたしましては、広報等で交付申請を促すような記事を掲載していきたいと考えております。

○委員長(青柳信義君) 西田委員。

○委員(西田嘉博君) それでは、107ページと108ページにまたがりますが、4款1項4目の飼い主・飼い犬のマナーアップ推進事業に13万3,000円計上されていますが、私は特に朝早く起きておりますから、非常に散歩をしているんですけれども、そのときに非常に路上に結構ふんが落ちておりまして、ほとんど拾ってくるとごみ袋、結構大きなごみ袋がいっぱいになってくるような状況なんです。非常に飼い主のマナーが毎年、毎年本当に悪くなってきている状況でございますが、この事業ではそういったふん害等に対する飼い主の指導を行っているのか、伺います。

○委員長(青柳信義君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) 年に一度、大和町と持ち回りで飼い主・飼い犬マナー教室を行っております。これまでも講師から、犬の無駄吠えやら、ふんの始末についても教授していただいておりました。また、ふん害のひどい箇所には市のほうで看板の設置を行っておりますし、市広報での啓発も行っているところでございます。

○委員長(青柳信義君) 西田委員。

○委員(西田嘉博君) 看板というのは非常に目立つものにしてほしいという要望が住民の皆さんから結構あるんです。例えば、駐車場で東京なんかで、路面とかちょっと目につくところに人の顔なんか描いたりすると、非常に駐車違反が減るとかいう問題等も提起されておりますし、もし可能であれば、特に道路が悪い状況もあるかもしれませんが、11号線の1号、富ケ丘の、あそこの歩道の上には本当にビニールでまとめて持ってきたやつを捨てていっている状況がいっぱいあるんです。ですから、そういう状況を鑑みますと、路面の上にもしできれば何か本当に良心に訴えるようなものの言葉を入れていただけるようなことができるのであれば、そういう検討もなされないか、伺います。

○委員長(青柳信義君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) 路面や歩道の整備になりますと、都市整備課のほうの所管になってしまうんですが、私たちの課としましては、委員おっしゃるような注意喚起、目立つような形でデザインや色合い等も勘案して、効果のあるような事業展開を進めていきたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 質疑ございませんか。若生委員。

○委員(若生英俊君) それでは、市制施行、去年の10月市制施行を終え、4月新年度、新たな市制に基づく財政運営ということになりますけれども……(「若生委員、何ページになりますか。款項目をお願いします」の声あり)11ページ、13ページ。
まず、大きく市制に伴う歳入歳出の構造の変化というようなあたりはいかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) まず、市制に伴いまして大きく変わったところでございますけれども、福祉事務所の設置ということがございました。そこで、その費用を見込みまして、まず歳入のほうですけれども、普通交付税のほうで基準財政需要額が伸びるということもありまして、2億3,000万円ほど伸ばしてございます。また、その生活保護費等は国からの交付金事業になります、補助事業になりますので、国・県の支出金等で合わせて2億5,000万円ほど増となってございます。そういったところで歳入のほうが増が見込まれると。
また、歳出のほうでは、先ほど言いました生活保護費等の扶助費の増が大分伸びているところでございます。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) それでは、今の増額要因はお伺いしました。11ページ、地方消費税交付金7,000万円の減ということですけれども、要因はいかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) こちらは県からの見込み通知によりまして計上させていただいておりますけれども、県に配分される地方交付税が約64億円ほど試算で減額しております。その中で、県から人口ですとか従業員割で市町村に配分されるもので、その見合いで今回減額となったものでございます。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) この消費税については、年度途中で増額要因の可能性というのはあるんですか。

○委員長(青柳信義君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) こちらについては、増減があればそのように補正対応させていただきたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) それでは、46ページ、議会費、共済会負担金2,667万9,000円であります。平成28年2,263万2,000円とこうなります。これは年金廃止に伴う負担ということだと思いますけれども、今後いつまでなのかということと、いつまでか、お願いします。

○委員長(青柳信義君) 議会事務局長。

○議会事務局長(亀 郁雄君) 共済費につきましては、議員報酬の支払いといいますか、報酬支出に伴う共済負担金でございまして、制度の廃止が行われたことに伴う以前の古いほうの廃止が平成30数年まで続くということであります。今回の予算につきましては、それも含めて、あと議員報酬の分も含めた共済費の計上になっております。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) 現職議員の共済費の内訳はどうなっていますか。

○委員長(青柳信義君) 議会事務局長。

○議会事務局長(亀 郁雄君) 失礼しました。説明のほうなんですが、現在の現行の議員報酬をもとにして、37.5%の比率をもって共済費を負担していると。その分の、それが原資となって過去の共済費の、年金の原資となるということですので、現在の議員のための掛け金ということではございません。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) この制度は何年から始まっていましたか。

○委員長(青柳信義君) 議会事務局長。

○議会事務局長(亀 郁雄君) 共済費の制度の開始ですか。(「負担の開始」の声あり)負担の開始。共済負担金の支出のスタートですか。ちょっとお待ちください。戦後からというふうに思っておりましたが。年金廃止のほうが平成23年度だったでしょうか。ちょっと廃止の年度、今のところ記憶的にはちょっと薄いんですが、23年度ころだったかとは思うんですが。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) ですので、これまでの負担の総額と、今後どれくらい見込まれるか、その辺のところを質問したかったわけでありますけれども、以後にいたしましょう。
それでは、54ページ、文書広報費、先ほど広報発行事業、行政情報誌発行事業、今年度からこうしましたというふうなことでありますけれども、新たに29年度、広報誌の発行総経費、そしてまた、事業者はどこに決定したのか、お願いいたします。

○委員長(青柳信義君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 先ごろ決定いたしまして、印刷会社は株式会社ソノベ、それから単価、1ページ当たり1.55円というふうなのまで決定しております。(「総額でお願いします」の声あり)予算とはちょっと違う、決定額として1,100万ほどでございます。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) コンビニの証明書受け付けが29年度から始まりますけれども、コンビニで証明書等受領するその見込み枚数……(「ページ、款項目をお願いします」の声あり)これはコンビニ交付……、では後ほどにいたしましょう。
職員採用試験、50ページ。職員採用試験、市制施行に伴って104万8,000円、市独自で行うこととなり、委託をすることになったということでありますけれども、その委託先、独自というふうなあたりはどのような、あるいは13市、14市が委託する先でお願いするのかですね。その辺の新たなスタートでありますので、この内容についてお願いいたします。

○委員長(青柳信義君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 独自の採用試験でございますが、基本的には独自ということでございますが、ほかの市と同じ日になるということもあろうかと思います。委託先としては、日本人事研究センターをこちらとしては予定をしているところでございます。採用試験につきましては、上級1回、初級を1回、それから人数が採用予定の人数が採用されなかった場合のもう1回ということで、予算計上しているところでございます。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) 統一試験、町村の場合ですと統一試験ということで試験日同じでしたということとなって、今回新たに市制施行により試験日が市で決めて、他とダブらない日にちを選ぶことができると、そういうふうなことと受けとめてよろしいでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) そのとおりでございます。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) 72ページ。たしか有線放送使用料6万5,000円、このことかと思いますけれども、市民交流ホールに常時有線放送流すという説明やに聞き取りました。それでよろしいですか。

○委員長(青柳信義君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) そのとおりでございます。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) 行政改革あるいは事業見直しというふうな中で、新たに市民交流ホール、ここに音楽を常時流すというふうなことの決定と、このように予算立てということになりますけれども、この辺の背景、事情はいかがだったでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) 市長の公約にもありました、何でも受付担当というところがそもそも市民の方が来庁された際に、気持ちよく市役所をご利用いただいて帰っていただくというところがコンセプトにございましたので、そういった意味合いから、まず来ていただいたところに、来ていただいた際に市役所の雰囲気も変わったなというところで音楽を流そうと、そういったところの発想から今回予算計上させていただきました。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) そうしますと、この内容は市民からの声ではなく、市の発想の中からスタートしたと、このようなことでよろしいですか。

○委員長(青柳信義君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) うちの市民生活課のほうから発信したという形になります。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) いろいろな場で使うわけですよね。式典だ、何だってね。そういうふうな場で切る、オンオフにすると。こういうふうな状況のそういう場所が常時流すべきという、この有線放送のなじみというのは私はいかがかなというふうに思うんですけれども、その辺の検討はされましたか。

○委員長(青柳信義君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) コントロールするところも警備室となっておりますので、市民生活課から近い場所となっております。オンオフも必要な場合にはそちらに行ってできるような形になっております。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) それでは、142ページ。黒消の負担金、6億を超えるというふうなことでの予算であります。富谷市の負担割合をお願いいたします。

○委員長(青柳信義君) 危機管理室長。

○危機管理室長(横田利雄君) 0.47043でございます。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) 47%相当するというふうなことでよろしいですね。はい。
それでは、非常勤の報酬、消防団員の報酬等の検討ぐあいということとなりますけれども、どのような検討と、一般質問での答弁にもありましたけれども、経緯をお願いいたし……、経緯と結果についてお願いいたします。

○委員長(青柳信義君) 危機管理室長。もとい、総務課長。

○総務課長(神田能成君) 非常勤特別職の検討につきまして、一般質問のほうでも質問ございますけれども、まず28年度では、27年度の勤務日数であったりを検討したというのが今までの経緯でございます。新年度については、さらに……(「総務課長、上に書類載っていると思いますので」の声あり)さらに、市に移行してからの状況も踏まえた上で検討を重ねていくということとしてございます。

○委員長(青柳信義君) 質疑ございませんか。浅野武志委員。

○委員(浅野武志君) 58ページ、2款1項6目ですね。企画調整事務477万9,000円あるんですけれども、この中にふるさと納税が入っているかどうか、伺います。

○委員長(青柳信義君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 返礼品のほうの経費は入ってございます。

○委員長(青柳信義君) 浅野武志委員。

○委員(浅野武志君) 金額は幾らでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 43万円ほど計上……、賞賜金で43万円ほど計上してございます。あと手数料のほうが10万円ほど計上してございます。

○委員長(青柳信義君) 浅野武志委員。

○委員(浅野武志君) 13節の委託料なんですけれども、富谷市民バス運行業務4,225万計上されていますけれども、28年度は2,929万なんですけれども、その増額分について伺います。

○委員長(青柳信義君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) バスのほう、1台増車という経費でございます。

○委員長(青柳信義君) 浅野武志委員。

○委員(浅野武志君) 増車ということですけれども、運行路線等の変更はどうなっているんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 6路線、そちらのほうは大きな変更はございませんけれども、運転手の業務体系とか、それからダイヤの見直しを余りして、大きく今回はしたんですけれども、従前のままこの3年ほど行っておりまして、そのダイヤの間隔が短くて、スピード違反というわけではないんですが、運転がかなりタイトなスケジュールだったので、そこに余裕を持たせるために今回増車をしたところでございます。

○委員長(青柳信義君) 質疑ございませんか。佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) それでは、全員協議会で頂戴しました資料がありまして、そこの10ページのところでお尋ねします。
去年と比較してですが、自主財源と依存財源の割合について、これを見ると1.2%減っているということなのですが、今回その生活保護費が入ったことによって、余り去年と比較した場合に変わらない、実際は変わらないのではないかと思うのですが、その点についてはどうでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) まず、自主財源のほうでマイナス1.2、構成比で1.2、依存財源でプラス1.2という構成でよろしいでしょうか。はい。(不規則発言あり)

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員、発言は委員長を通していただくようお願いします。

○財政課長(西山高広君) まず、自主財源のほうですけれども、若干減っているものは、基金の繰り入れがまず減少しているというふうなことが大きな要因でございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) それで、財政調整基金からの繰り入れが5億875万円ですね。そして、去年より2億1,549万円減っているわけですが、これはそういうふうにして予算を立てたというその理由についてはどういうことなのでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) まず、財政調整基金を繰り入れさせていただいたということは、財源不足のところ、やりくりのために入れさせていただいているという部分でございます。そして、前年度から約3億円ほど減額して予算5億円ということで計上させていただいておりますけれども、その減額になった要因は、歳入のほうが例えば市税のほうで約1億伸びているとか、国・県支出金のほうで2億5,000万伸びていると、そういったところが要因になっております。

○委員長(青柳信義君) この際、午後2時40分まで休憩します。

午後2時28分 休憩


午後2時40分 再開

○委員長(青柳信義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 財政歳入の内訳ですけれども、臨時財政対策債を上限の6億2,000万円を見込んだという話がありました。この財政調整基金ですけれども、後で地方交付税で措置されるからという話になっているわけですが、平成27年度の富谷の財政力指数というのが0.78だったわけですね。そうすると、この財政力指数が臨時財政対策債のその地方交付税措置されるときに大きな影響があるのではないかと思うのですが、借りた分が全てその地方交付税で措置されるかどうか、この財政力指数との関係はどうなるのか、お尋ねしたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) 議員おっしゃるとおりでございまして、財政力指数が1になれば、当然不交付団体となりますので、交付税措置はされないということになります。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) そうしますと、富谷がさまざまな固定資産税とか入ってきて、どんどん財政力指数が上がっていった場合に、その時点で臨時財政対策債借りていたとなると、今の見込みではこれくらい入ってくるんだけれども、いや、現実のときにはそうではなかったということはあり得るということですか。

○委員長(青柳信義君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) 当然、不交付団体になれば、そういうふうになります。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 不交付団体じゃなくて、例えば1未満の場合は、その財政力指数に関係なく、全て全額が交付税措置されるということの、それとも1になった場合にしか、その交付税措置されないということになるのか、その辺はどうなのでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) 臨時財政対策債だけではないんですけれども、交付税の算定に当たりましては、前からも何回かお話しさせていただいているんですけれども、基準財政需要額のうち基準財政収入額を差し引いた残りのところに交付税措置されるものでございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 私は、今回のその財政の歳入を見ましたときに、基金の繰り入れを減らして上限いっぱい臨時財政対策債を用いているということがありまして、これでいいますとそれを逆転させるといいますか、基金繰り入れが5億ですよね。そして、臨時財政対策債、まず6億と。そういうことであったとすると、基金から6億を繰り入れて、もしどうしても借りなければならない、臨時財政対策債を利用しなければならないといったときに、それを5億というような選択肢はなかったのかね。そのほうが安全ではなかったかと思うのですが、この考え方はどうでしょうか。違っているでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) 臨時財政対策債につきましては、国が本来財源が十分あれば交付税措置されるべきものなんですけれども、国の交付税の財源不足というふうなことがありまして、臨時財政対策債を発行するようにと。ですので、市側からすれば、全国的になんですけれども、臨時財政対策債については交付税の代替財源なんだというふうなことで取り扱わせていただいております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 本来であれば、ストレートに地方交付税措置されるべきものだということはそのとおりだと思います。しかし、その臨時財政対策債、国の対策債で出しているもの、かなりの大きな部分になってきていますよね。すごい心配なんですよね。本来であればということなのですが、これを用いる場合には、もちろんそれを使って住民のサービスのためには必要でしょうけれども、うんと慎重な対応が必要ではないかと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) 財政運営上、借りなければ借りないにこしたことはございません。その中で今後、来年度から本格的に行財政改革を行ってまいりますので、その中で極力抑制できるように努めてまいりたいと思っております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) それでは、予算書の47、48ページ、お願いいたします。
47、48ページの総務費の総務管理費、一般管理費がありまして、行政区長に2,097万4,000円が出されています。これは区長手当として45人に出されているものでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) そのとおりでございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) この区長ですけれども、区長に対しては、区長になってもらったときにさまざまな検証をするということがありました。これは以前に総務部長がそのようにお話をされているかと思います。その中で、政治的中立といいますか、その辺についてもきっちり検証するんだということを言われていたかと思いますが、そのとおりでいいですか。

○委員長(青柳信義君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) まず、最初の行政区長会議の場をもって、その辺政治的中立性の話、説明はさせていただいているところでございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 例えばの話ですけれども、ある行政区長といいますか、町内会長が委嘱されて行政区長になるわけですけれども、町内会長が○○○町内会会長何々何といって、ある特定の候補者のために文書を出したと。それを配布したというようなことがあったときには、市はどのように対処するのでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 選挙に対して、それに問題があるかというところですけれども、かなりケース・バイ・ケースの案件が多いというところでございます。実際にそれがその受ける側が行政区長というふうな肩書きでもってその後に行動を移すということであれば、問題はあろうかと思います。その辺については、一つ一つのケースによって異なってくるというふうに考えてございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) もしもといいますか、一般的な場合ですけれども、町内会の会長が行政区長、一緒になっていますよね。富谷の場合は。そのときに、特定の候補者に向けて応援メッセージだとか、こういうことで頑張りましょうだとかというのを町内会に配布したと。これは全く今の答えではちょっと私は納得しかねるわけですが、その点についてはどうでしょうか。これは、絶対してはいけないと言うべきものではないかと思うのですが、どうでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 基本的には、その行政区長というその地位利用に当たるかどうかという判断になります。その判断については、選管サイドというよりは、最終的には警察の判断になりますので、その辺についてはこちらとしては留意いただきたいということで毎年説明をしているというふうなことでございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 行政区長の最初の段階で、「こういうことは気をつけてください。慎んでください」と言っているところからすると、「これは絶対しないでくださいね」と言うほうのほうが、みんな納得するのではないかと思いますが、そうしますと今後については、「こういうことは皆さんの中ではないと思いますけれども」というように注意喚起を図るということはありますか。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員、マイクをもうちょっと近づけて発言をお願いします。総務課長。

○総務課長(神田能成君) 1つの例という形で留意事項、改めて具体例を挙げた形で説明をさせていただければなというふうに思っております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) それでは、50ページに行きます。
市長交際費が150万円となっています。平成27年度は200万円でした。平成28年、去年が190万円になって、ことしは150万円になっています。これはどのような理由で150万円としたのか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 実績を見込んでのところでございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) これまで私たち日本共産党は、町内の補助団体などにはご祝儀は持って出かけるべきでないというようなことを言ってきましたが、その点については今現在どのように支出されているのでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) そこの部分はケース・バイ・ケースで判断させていただいているところでございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 支出基準については、何かしらのその基準、要綱などをつくって、それによって支出しているのでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) そのとおりでございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) ほかの自治体を見ますと、市長交際費などということがあって、ホームページ上に載せているというのがありますが、これについての検討はありますか。

○委員長(青柳信義君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 載せているというふうに理解しております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 富谷市でも載せているということですか。ちょっと見損なった。ごめん。済みません。委員長、見逃しましたので、また改めて見たいと思います。見損なったではありません。済みませんでした。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 済みません。それでは、路線バスについてです。58ページです。
乗り継ぎ実証をするということでイオン富谷ということになりましたが、これでも中間部の人は乗ることができるようになって改善されるんだと思うんですが、さらに南の人たちについてもこれは一緒にするべきではなかったかと思いますが、その点についての検討はあったのでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 実はいわゆる3カ所目というのは、制度が始まる段階で3カ所ほど検討して、まずスタートは富谷市役所というところからスタートさせていただきまして、今、2カ所目のイオンのところでほぼ決着をつくんですけれども、その3カ所目については、最初の段階では宮交ともるる検討していた段階では話はあったんですけれども、ここでちょっと少なくともこの実証期間中でもう1カ所、3カ所目というのはなかなか難しいというのが今折衝の内容でございますので、期間中は2カ所で、本格運行する段階でもやはりちょっと2カ所というのが今の現状のところでございます。3カ所目の南はちょっと営業の利益を大幅に、宮交さんの利益の関係でちょっと難しいというのが今の現状のところでございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) ジャスコといいますか、イオン富谷のところで乗り継ぐというのだと、かなり便利になるなということがあるかと思いますが、帰りの市民バスがない。その先の市民バスがないというようなことについてはどのように対処するのでしょう。

○委員長(青柳信義君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 確かに今回は時間、宮交さんの、今市役所の場合ですと、帰りの部分も考えての日中帯の時間帯だけを逆に運行しているというところも、宮交さんのバスを4便にしているというのは、帰りの便も、市民バスの分も考えてのところもあるんですけれども、逆に宮交さんのバス、イオンのほうは全ての便が今度は対象になるので、確かにおっしゃるとおり後ろの便で戻ってきた人を今度市民バスで地区に戻すということになると、さらに市民バスの運行時間を今度広げなくてはならないというふうなちょっと逆のジレンマも抱えているのは確かでございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 実証実験、イオンが始まればすぐにそういうことに突き当たると思うんですね。そうしますと、そのことをしておかなければ、せっかくイオンやったのに何でしょうということになると思うんですがね。それについては早速に検討する必要があるかと思いますが、それはどのようにして解決しますか。

○委員長(青柳信義君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 一番いいのはそのイオンが戻ってきた最終便に合わせて、さらに市民バスを出せばいいというのは、今回の協議の段階でもあったんですけれども、かなりの経費がかかるのも確かなところなので、そこはちょっと今の段階では、今の議論の中ではまずその行く分というんでしょうか、そこの部分をちょっと優先させていただいたところでございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) そうしますと、グランドデザインを描いてということの後に、それも一緒に含めながら計画になっていくということなのでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) グランドデザインというふうなことになれば、今回の実証、それから不便さというものも考えてのグランドデザインの策定となることを今のところ考えております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 110ページ、そして112ページにまたがるところですが、衛生費のところで、清掃総務費がありまして、人員がことしは6人ということで計算されています。組織改編によってというような説明だったかと思いますが、この倍になったという理由については具体的にはどういうことがあるのでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 今回、29年度に向けて組織改編のほうを行ったわけでございますが、新たに生活環境課というものを課として設けるということになっております。これにつきましても、公営墓地の関係を速やかに推進させるというふうな意味合いもございますので、従来の人数よりもさらに人数を加えた形で体制整備をして実行していくというふうなことでございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 118ページです。
ごみの処理費についてですが、処理費で見ると、次のページ、114ページでいくと、収集運搬ではふえている、114ページの真ん中ぐらいに、ごみ収集運搬では2,500万円ぐらいふえているのですが、116ページにいくと、ごみの焼却費になるとその680万、700万近く減っているということですが、これはその収集する場所がふえたということだけで、これほどの250万円の、114ページですね。これほどの増になるということなのでしょうか。何カ所から何カ所になってふえたということになりますか。

○委員長(青柳信義君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) 現在、今回たまたま12月でも採決頂戴しましたけれども、今年度で一度契約が切れます。来年度から新たな契約になるわけなんですけれども、収集箇所何カ所と今拾ってはいないんですが、今後4年間ふえるであろう見込みと、あと今回安全対策と、あと労働環境の是正という部分で、先ほどもご説明申し上げましたけれども、人員の補充をしております。収集運搬の人員の。そういった部分で、今回上乗せになっているような状況でございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) この間、石積の処分場に行ったときに、「富谷のごみきれいだから、そんなに人手で分けたりはしていないですよね」って仙台市の清掃局の人と話をしたら、「いやいや、結構手でやっているようですよ」という話だったんですが、現在あれですか。その分別の状態というのはどういう感じで、もう少しきれいに、すっかりきれいに分別できるのではないかなと思っているのか、これがマックスだろうと思っているのか、そのあたりの見解をお尋ねしたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) 先ほどの収集運搬とは別な話になるんですけれども、うちのほうの粗大ごみ処理施設のほうで、臨時職員とあと職員いるんですけれども、そちらのほうが分別のほう、例えば瓶とか、あと缶ですね。アルミと、あと鉄を分けたり、そういった分別は行っております。実際、なぜその作業が発生するかというと、そのごみを排出される際に、やはりそういった部分が曖昧になっている部分もありますので、一度集まってきたのをきれいに緑色の瓶とか、透明の瓶、黒色の瓶ということで実際そういった作業は行っているような状況です。ですから、現在マックスだとは考えてはおりません。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 不法投棄ごみのことが前に説明書の中にあったんですが、動物センターでしたっけっか。あそこのところに監視カメラを借りて設置しているというようなことがありましたが、今現在はその不法投棄ごみについてはどうなっていますか。

○委員長(青柳信義君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) あれは一定期間だけ宮城県のほうから借りて設置するような制度になっていまして、市のほうでは監視カメラというのは持ってない状況です。現在は借りておりませんので、設置している場所はございません。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) そうすると、不法投棄ごみで集中している場所とかというのは、市で把握しているのでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) 把握しております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) それはどういう状況ですか。それでその予算化しなければならないというようなものではないですか。

○委員長(青柳信義君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) 予算化というのは、カメラ……。現在、この間も別な場所で不法投棄が多いところがありましたので、その後借りまして設置はしたんですけれども、設置した際には抑止効果になっているか、不法投棄はない状況になるんですけれども、その後また外すと、しばらくするとまた不法投棄というようなイタチごっこのような形となっております。今後そういった状況も勘案しながら、可能であればそういったカメラの購入とか検討していきたいと考えております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 申しわけありません。50ページに戻ります。
市長交際費ですが、先ほど大変失礼しました。戻ってからもう一度ゆっくり探してみたいと思いますが、平成27年の200万円から150万円まで、実績に合わせたという話でしたが、そうしますと27年から今年度までどういうところでその削減をしていったのか。実際はどんなふうにしてこの予算がつくられたか、お尋ねしたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 支給の基準というものがございまして、それに基づいての支給なんですけれども、その実績の推移を勘案しての内容でございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) そうしますと、支給基準のところで先ほど私が言いましたけれども、市内の、市民に対する交際費というのは必要ないのでないかというふうに思います。そして、市外のそれを渡すことによって、あるいはさまざまなメッセージを託すことによって、関係を構築しなければならないというところにするべきだと思うわけですね。その基準の見直しなどについての再考はあるのでしょうか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) るる監査委員のほうからもいろいろ市長交際費に関しては見直しというような指導も受けておりますので、その都度内部議論をさせていただいておるところでございます。

○委員長(青柳信義君) 渡邊委員。

○委員(渡邊俊一君) 63、74ページの自治振興費……、ごめん、ごめん。失礼。
63、64ページの自治振興費、そこの中の委託料で、穀田の会館の新築工事に関しての予算が計上されておりますけれども、これは基本的にこの29年度内で完成させるというような計画で、今回この地質調査並びに工事の設計業務の予算を計上しているのかどうか、確認をさせてください。

○委員長(青柳信義君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 穀田町内会のほうからは、平成30年度の建築ということでの要望書が提出をされております。平成30年度完成のために、平成29年度の地質調査と設計業務の委託を行うということでございます。

○委員長(青柳信義君) 渡邊委員。

○委員(渡邊俊一君) そうすると、従来ですと、1年に1カ所ずつ町内会館建設してきました。また、昨年度ですと、それにプラスして1カ所で今泉、二ノ関の2カ所建設されました。これは大変喜ばしいことだなと思ってきたんですけれども、ということは本年度内に1カ所も完成しないというような感覚で捉えてよろしいんですか。29年度以内ね。

○委員長(青柳信義君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) そのとおりでございます。

○委員長(青柳信義君) 渡邊委員。

○委員(渡邊俊一君) やはり地域のコミュニティーの場所でありますから、もしそういった形であれば、本来ならば30年度にその手をつけて、30年度の中で完成させる。そしてまた、ほかにも何カ所か残っているはずでありますから、そちらのほうを逆に先行させて29年度に完成させるというような計画はなかったのかどうか、確認をさせてください。

○委員長(青柳信義君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 現在、要望が上がっている町内会につきましては、穀田、そして今後ということで杜乃橋町内会についても今後分離をするということでが上がってきております。ただ、穀田につきましては、その解体費用とかの捻出もございますので、平成30年度の建設でいいですよというふうなお話がございます。杜乃橋地区につきましても、今からその開校準備を進めていくということからすると、町内会は今から検討していくというふうなことになっていきますと、なかなか29年度の建設というのは難しいのかなというふうなところでございます。

○委員長(青柳信義君) 渡邊委員。

○委員(渡邊俊一君) 今、杜乃橋の話が出てきました。これは私も初めて今耳にするわけでありますけれども、杜乃橋の一丁目についても、本来ならば業者が建設する部分を当時の富谷町が建設されているというような状況だったと思います。そして、その二丁目については、やはり建設業者的ものでの建設を推進するんだというような話をされてきたと思うんですけれども、その辺は私の言っていることとその内容は違いがあるかどうか、確認させてください。

○委員長(青柳信義君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 現在では私が知る範囲では、業者が建築をするということではなくて、市のほうで建築をしなければならないというふうに認識をしております。

○委員長(青柳信義君) 渡邊委員。

○委員(渡邊俊一君) 指導要綱の中で確たるものは載ってはいないんですけれども、今までずっとその開発している部分については開発業者が町内会館を1棟建てるというようなことでずっとやってきているはずだと思うんですけれども、その辺についてそういった認識はありませんか。

○委員長(青柳信義君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 現在の杜乃橋地区の町内会館につきましても、町が建設を実際にしておりますので、二丁目会館の建築に当たっても、町が建設をする必要があるのかなというふうな認識でございます。

○委員長(青柳信義君) 渡邊委員。

○委員(渡邊俊一君) 当時ね、議会でもちょっと議論をした経緯があります。というのは、杜乃橋の一丁目については、人口が張りついているから早急に町内会館を建築しなきゃならないというようなことで、当座、当時の富谷町の支出の中で建築すると。そして、二丁目については、そのときはまだほとんど住居が建っておりませんでした。それをあと業者のほうと交渉して二丁目のほうについては建築させるんだというようなことで、議会の中で間違いなく議論しているはずですから、その辺を再度確認してください。お願いします。いかがですか。

○委員長(青柳信義君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) その当時の議事録なども確認をしながら進めてまいりたいというふうに思ってございます。

○委員長(青柳信義君) 渡邊委員。

○委員(渡邊俊一君) 町内会館の要望がないからというような話をされておりますけれども、いろいろな意味合いからしても、町内会からの要望はあったと思うんです。今現在、西成田、それから明石、そういった残っている部分ですね。そして、先ほど来、そのほかに杜乃橋からの要望がありました。それで、とちの木からの要望はありませんか。

○委員長(青柳信義君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) とちの木からの要望も済みません、ございました。

○委員長(青柳信義君) 渡邊委員。

○委員(渡邊俊一君) ですから、私は旧来の16区の本当に古くなった会館、その整備は順次やはり遅滞なく進めていかなきゃならないと。その1年でもおくれるということになりますと、今度新たに新興住宅地の中でも30年来たっている、経過している会館、そしてまた、その当時基本的にその会館をつくったときには200戸ぐらいの戸数しかないんですけれども、今現在400戸も、450戸にもふえているというような現状があるわけでありますから、完璧にその地域のコミュニティーの場所が狭くなってしまって、どうしてもいろいろな活動の中で使用不能になってしまっている部分があるということであります。そういった部分も加味する上で、改めて最低でも1年に1個ずつつくるというようなことでずっと計画してきているわけでありますから、それをやはり順次守っていった中で、そして新たにその経年劣化しているような新興住宅地の会館をやはり新築もしくは増築していくというような状況をつくらなくてはならないのではないかと思うんですけれども、その辺について、市長はいかがお考えでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) ご意見は十分に理解をするところでございます。がしかし、今回、現実先ほど来課長が答弁している経過があって、今年度の実質的な建設はなかったわけでございますが、その背景には実際には現実的に財源的なかなり厳しい財政状況もある中でやったものですから、今回は29年度については新たな会館の建設というのは今回予算化していないところでございます。
今後は、ただいま渡邊委員のご意見を賜ったわけでございますが、改めて今後はこのようなことがないように、毎年1会館ぐらいずつはしっかりと整備に努めていくように、行財政改革を進めると同時に、そういった滞りなく進めていけるように努力していきたいというふうに思っております。

○委員長(青柳信義君) 渡邊委員。

○委員(渡邊俊一君) 市長、財政厳しい、そういった状況というのは、私も十二分に理解しているわけでありますけれども、その財政厳しいが上に、やはりこういった需要については極端に大幅にアップしながらやろうということでなくても、地道にやはり進めていかなきゃならない。そして、新規事業を取り組んでいかなきゃならない。その新規事業のために、今までの継続した事業が滞ってしまうのでは、どうにもならない部分があると思うんですけれども、その件について、余り私も強く言いたくはないんですけれども、その辺についても十二分に理解した上でやはり行政運営をぜひやっていかなきゃならないと思うんですけれども、改めて市長の見解を求めさせていただきたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) ご意見のとおりでございますので、今後このようなことがないように努めていきたいというふうに思っております。

○委員長(青柳信義君) 渡邊委員。

○委員(渡邊俊一君) それでは、65ページ、66ページの中で、土地開発基金がありますけれども、これは当然目的基金ですね。

○委員長(青柳信義君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) はい、そうです。

○委員長(青柳信義君) 渡邊委員。

○委員(渡邊俊一君) その内容について、具体に示していただきたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) 市のほうで先行投資的に土地を取得する場合に、基金を充てて購入するという目的でございます。

○委員長(青柳信義君) 渡邊委員。

○委員(渡邊俊一君) 先行投資ということのお話でありますけれども、仮にどういった部分についてそういうものが想定されますか。

○委員長(青柳信義君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) これは全くの例えでございますけれども、例えば図書館建設などをする場合に、市有地がないというふうな場合に、土地を確保するために土地開発基金を使うわけなんですけれども、当面、5年とか10年先を見据えて先行投資的に活用させていただくものなのかなと考えております。

○委員長(青柳信義君) 渡邊委員。

○委員(渡邊俊一君) 課長の例えばの話ですから、私もちょっと例えばの話をさせていただくんですけれども、仮に、今現在あけの平地域のところに県の所有している県有林あります。ああいったものを将来の富谷の発展のために、やはり県と協力し合いながら、県からその土地を購入して富谷の将来の発展の、富谷市のためになるような土地利用というか、そういうものに先行するということも可能なんですか。これ、基金の内容だから財政課長でいいんでない。

○委員長(青柳信義君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) 市としてまさしくそういう計画が確実に立てるのであれば、そういうふうな目的で活用するべきものだと考えております。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。藤原委員。

○委員(藤原 俊君) 59ページの総務費7目情報化推進費、こちらは前年度と比較しまして1億6,300万ほど減っておるのですが、先ほど説明もあったかと思うのですけれども、これだけ約半分に減っているというこの中身、再度お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 情報化推進費の減額している詳細ということでございますけれども、1つはコンビニ収納、それから交付に係る開発の業務が終わったということが1つでございます。それから、マイナンバーに係るシステムの整備のほうが完了したということが1つ、それから内部情報システムの更新が完了したというふうなところが主なところでございます。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 俊君) 完了となったということは、来年度以降もそんなに上がることはないと予想されるということでよろしかったでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 当該事業に係る開発につきましては、完了したということでございます。ただ、今後、例えばクラウド化に進むということになれば、ほかのそれが上がる、必ずしも上がるということではございませんけれども、そういった予算も計上されるということでございます。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 俊君) 続きまして、70ページの航空写真図作成、土地評価データ等修正及び画地認定業務、こちらは具体的にはどういった内容なのか、もう一度再度説明お願いいたします。

○委員長(青柳信義君) 税務課長。

○税務課長(吉田尚樹君) こちらは3年に1回の評価がえにおきまして、航空写真ということで飛行機を飛ばします。全体像を写真で撮りまして、3年前の写真と重ねましてその変化を見ると。それで、適正な建物に対する課税もしくは土地が変われば土地が変わったものに対する適正な課税のためにやっております。そのためには、地番図とか、現況図といった図面も当然整備しなくちゃいけませんので、それらの一連の関連の業務ということでございます。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。金子委員。

○委員(金子 透君) それでは、私から1点だけ質問させていただきます。
106ページ、環境衛生費の委託料、やすらぎパークとみやについてです。
策定業務600万計上されておりますけれども、あくまでも公営墓地とパークゴルフの一体整備に向けての策定でありますか、お答えください。

○委員長(青柳信義君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) そのとおりでございます。

○委員長(青柳信義君) 金子委員。

○委員(金子 透君) この計画策定、29年度中に基本計画が形づくられるという理解でよろしいですか。

○委員長(青柳信義君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) これから策定という形なんですけれども、先日も私申し上げたと思うんですが、私の中では来年度中に完成させたいと、来年度、平成29年度中に、思っております。

○委員長(青柳信義君) 金子委員。

○委員(金子 透君) それでは、29年度中に事業規模、場所、時期等々、全てに関するようなものの青写真は大体お示しいただけるということでよろしいですか。

○委員長(青柳信義君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) 予定どおりいけばそのようになるかと思います。

○委員長(青柳信義君) 金子委員。

○委員(金子 透君) 済みません。1つ忘れたの。整備に向けた財源の手当ての見込み等々も示されるということでよろしいですか。

○委員長(青柳信義君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) 財源の手当てというのは、交付税とかそういった部分ですか。実際、公営墓地の部分でしか私お答えできないんですが、公営墓地に関しましては起債のほうで借金するような形になりまして、永代使用料で償還していくような形ですので、そこに何か補塡されるという部分はないかと思っております。

○委員長(青柳信義君) 金子委員。

○委員(金子 透君) 墓地の件に関しては、一時工事代立てかえて、あとは永代使用料等とかで補塡できるということでわかりましたけれども、パークゴルフのほうに関しての財源の手当ての見込み等々も示されるのかどうか、お聞きしたい。

○委員長(青柳信義君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) 申しわけございません。契約も1本で、予算のほうもこちらのほうに1本で載っておりますので、申しわけないんですが、パークゴルフに関しましては月曜日の教育民生の際に生涯学習課のほうにお聞きいただければと思います。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) 議会費の、46ページであります。
議員年金の廃止に伴う共済会負担金、これまでの額、総額、そしてこれからの見通しというふうなことで確認をさせていただきます。

○委員長(青柳信義君) 議会事務局長。

○議会事務局長(亀 郁雄君) 廃止が平成23年度からですので、23年度から28年度までの6年間の実績の合計が1億8,707万40円の支出でございました。ではいつまでかというところなのですが、これにつきましては23年の廃止当時の国からの資料がございまして、地方財政計画上、平成70年までの計画を示しているということで、平成70年を最終年度というふうな計画ということですが、ただ、それが富谷市にとって幾らの負担になるかということになりますと、総務省のほうで毎年度受給者の数、金額、それから算定基礎となります議員の数、毎年変わりますので、それを勘案した上で毎年負担率が変わるということになりますので、実際の将来の総額支払いの、納付の総額についての見通しは基本的には困難であるということだと思います。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) たしか1兆円を超えるいわゆる財源不足というふうなことで廃止に至ったと。確認をしますけれども、平成70年、今29年ですから、あと39年、約40年近くこの負担が継続する。このことの確認でよろしいでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 議会事務局長。

○議会事務局長(亀 郁雄君) 制度上は平成70年度ということなんですが、毎年度減っていくと、年金受給者の方……はい。70年に終了するものと見込まれています。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) それでは、63ページと72ページ。
出張所費7,900万何がしですね。それに伴いまして、伴いましてといいますか、関連しまして、コンビニでの受領が始まるということであります。これまでのコンビニ受領に向けて、経費はどれくらいの経費が支出されたのでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) システム改修費用に5,100万、あと保守費用……、済みません。システム改修費用に5,100万というところですか。5,151万ですね、51万6,000円。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) そういうふうな中で、コンビニの可能、これは町内、市内のみならず、全てのコンビニということでよろしいんですか。

○委員長(青柳信義君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) はい、そうでございます。全てといいますか、主要コンビニになります。主要なコンビニ。10社、約5万店舗というところでございます。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) そうしますと、どれくらいのいわゆる申請可能、取得可能な申請枚数を当初見込んでいますか。

○委員長(青柳信義君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) 手数料のほうで支払わなければいけませんので、今回予算では5,000件ということで見込んでおります。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) その5,000件の予算の費用の額をお願いいたします。

○委員長(青柳信義君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) 57万5,000円でございます。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) それでは、市制施行10月10日、一般管理費負担金というふうなあたり、負担金のところ、結構数あるんでありますけれども、市制移行に伴って、この……(「若生委員、ページ、款項目をお願いします」の声あり)ですから、52ページですね。総務費で一般管理費負担金、節のところの負担金。市制施行に当たって新たに発生した負担金の種類といいますか、数と額というあたりはつかんでいますか。

○委員長(青柳信義君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 全ての部署のその負担金というものは把握はしてございませんけれども、例えば消費生活であれば、都市消費生活の負担金が発生したりということで、市になったことによって発生している負担金が課によってあるということでございます。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) それでは十分でないですので、後ほどで結構でございます。市制に伴う負担金の種類と額というようなあたり、大枠取りまとめをお願い申し上げます。
そして、次に申し上げます。143ページ。
防災センター維持管理ということで出ておりますけれども、改修のテーマ、改修計画、数年来見聞きするところでありますけれども、平成29年度に当たって、改修の検討はどのようになされ、その結果はいかがですか。

○委員長(青柳信義君) 危機管理室長。

○危機管理室長(横田利雄君) 29年度は、台所の流しの蛇口というか、そのほうを改修をするというふうなことで上げさせていただいております。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) それでは、先ほどのもう1回。72ページ、有線放送6万5,000円。
まず、最初に、私ども来年度の視野に入れて、今この予算を審議しているわけであります。財政計画、きょう金曜日で来週1週間で議会が終わります。財政実施計画に加えて財政計画、財政見通し、これを会期中に提出をするということでありますけれども、来週のいつになりますか。

○委員長(青柳信義君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) 15日に全員協議会の中でご説明させていただきたいと思っております。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) そのような中で、くどいようですけれども、いや、そのような中でって、私のですよ。私のあれなんですけれども……(「若生委員」の声あり)先ほどの有線放送、本当に必要ですか。執行を見送る検討をする認識はございませんか。

○委員長(青柳信義君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) 現在ございません。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) では、最後といたします。
乗り継ぎ実証、最初先ほど3カ所目で……(「ページ、款項目をお願いします」の声あり)58ページ、乗り継ぎ実証。市民バスも58ですね。(「58ページでよろしいですか」の声あり)よろしゅうございます。
3カ所目も検討したけれども、宮交との折り合いがつかなかったと。それは利益を大きく損なわれるからだというふうな答弁、発言がありました。本当にこの乗り継ぎ実証ですね、この今3月10日、いつから始めるんですか。新たな乗り継ぎ実証は。

○委員長(青柳信義君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) この間も答弁しましたが、7月までには、4、5、6のそこで今調整してございます。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) 確認しますけれども、7月1日からスタートするということですね。(「1人1問じゃありませんか」の声あり)この新たな実証は、市民に周知をしていつから始まるかという確認をさせてください。

○委員長(青柳信義君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) ですから、今、そこを協議中でございまして、おそくとも7月の、6月中にはスタートしたいと考えてございます。

○委員長(青柳信義君) この際午後3時45分まで休憩します。

午後3時32分 休憩


午後3時45分 再開

○委員長(青柳信義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
ほかに質疑ございませんか。出川委員。

○委員(出川博一君) それでは、37、38ページ。
16款財産収入で、ここに物品売り払い収入で市制施行記念絵本頒布収入16万2,000円とありますけれども、これの算定根拠をお願いいたします。

○委員長(青柳信義君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 1冊1,620円の100冊というふうに見込んでございます。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) これは当初何冊つくって、今残部数が幾らになるのか、お願いいたします。

○委員長(青柳信義君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 1,000冊でございまして、在庫が今400ほどございます。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) これは多分広報なんか見ると、寄贈もしておられるというふうに読んでおったんですけれども、何冊ぐらい寄贈されたんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 400ちょっと贈呈しまして、今年度の販売が130、今現在でございます。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) 1,000部つくって400部寄贈して、600部が販売に当たるということの中で、今年度は、29年度、来年度100冊ということですと、28年度売ったやつが百何部かということで、この計画でもまだ250ぐらい余るということでよろしいんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) ざっとした計算ではそのようになります。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) 29年度の売れ行きがどのくらいとかということで、100冊という見込みなんですけれども、そうするとあと二、三年はかかるというような見通しかどうか、お尋ねいたします。

○委員長(青柳信義君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 現時点ではそのような見通しでございます。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) 旧訂町誌富谷のこともあるので、その辺で結局残らないようにするためには、やはり余り時期を置かないで積極的に販売されるほうがよろしいんじゃないのかと思いますけれども、その辺の見解についてお尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 今年度は書店での販売だったんですけれども、来年度は一部ことしも行いましたけれども、市の主催のイベント等々で積極的に販売をしたいと考えてございます。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) それでは、71、72ページで、2款総務費の中の12節役務費、先ほどのここの手数料の中で、コンビニへの手数料ですよということで5,000件を見込んでいますということでしたけれども、これの単価は115円というふうに前答弁等でお聞きしておったんですけれども、先ほど税務課長のほうからコンビニ収納での手数料は60円を見ていますということなんですけれども、これは何かこのばらつきというのは全然種類が違うから金額の違いがあるということで理解してよろしいんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) 国からの通知によりまして、おのおの手数料定められておりまして、全国統一されていると思います。委員おっしゃるとおりだと思います。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) そうすると、税務課長にお尋ねしたいんですけれども、市税の口座振替の手数料は幾らになっているんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 税務課長。

○税務課長(吉田尚樹君) 1件10円でございます。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) その中で、そうすると多分コンビニ収納で1件60円という市税の収納、これについてはどんどんふえていくと、手数料という形で財政を圧迫するような可能性もあると思うんですけれども、そういう点で口座振替手数料が10円というのはどうなんでしょう。余りにも安くて金融機関から引き上げ要請とかそういうのはないんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 税務課長。

○税務課長(吉田尚樹君) 今現在、そのような要請はございません。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) それでは、115ページ、116ページ。
これは款とすれば4款衛生費13節委託料で、中段にありますごみ焼却業務仙台事務委託9,369万2,000円、この業務について、過去をさかのぼってみますと、27年が1億2,750万、28年が1億60万で、28年が……。済みません。1年ずつ間違えました。ということで、毎年この委託料が下がってきております。この委託料は多分焼却トン数掛ける単価だというふうに理解しているんですけれども、そういう意味で単価の変動が大きいんでしょうか。お尋ねいたします。

○委員長(青柳信義君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) 単価の変動もございます。これは前々年度の実績で単価示されるわけなんですけれども、それの変動がございます。あと、ごみも若干ずつ減ってきているような状況ですので、トン数がですね。推計の仕方を若干修正したというところで、今回このような予算の計上となったところでございます。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) そうすると、ごみの焼却トン数が減ってきているということなんですけれども、どのような推移なのか、ちょっとお尋ねいたします。

○委員長(青柳信義君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) 平成25年ぐらいからでよろしいでしょうか。平成25年で1万5,440.7トン、平成26年で1万5,606.8トン、平成27年実績で1万5,399.7トンとなってございます。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) ということは、必ずしもずっと下がってきているわけではないということなんでしょうか。いろいろばらつきがあるんだけれども、単価が下がったがために毎年下がっているというようなことと理解してよろしいですか。

○委員長(青柳信義君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) 必ずしも下がるというものではございませんが、単価自体も平成25年で1万1,630円、平成26年で1万1,300円、平成27年で7,750円と大きく下がっております。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) 単価が下がっているということは非常に喜ばしいことだと思いますけれども、やはり皆さんはごみを捨てるのに、ただだという意識があるんじゃないかというふうに私非常に危惧しておりまして、そういう意味でごみの減量、ごみを出すのを少なくする。この辺の市民に対する要請というか、その辺について29年度考えられている施策はあるんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) 今回、契約更新、収集運搬業務の契約更新に合わせまして、今年度中なんですが、新たにパンフレットを作成しております。その中でも分別をきちんとしましょうということで啓発載せておりますし、あと年に3回、環境衛生推進会議やってございます。その中でも衛生推進員さんに私たちが取り組んでいる事業等を説明していただいて、市民の皆さんに広げていただくというようなところで、そういった計画を来年も続けていこうと考えております。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) それでは、64ページですね。
64ページの10目の自治振興費1,647万4,000円と市民協働について、若干お伺いいたします。
まず、最初に、市民協働課の業務内容についてお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 市民協働課の所掌事務というふうなことだとすれば、町内会、自治振興に関することであったり、あるいは人権擁護、それから行政相談、こういったものが所掌するということでございます。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) この間の全協でもお伺いしたんですけれども、今もそうなんですが、若干町内会、人権擁護も出てきましたけれども、町内会とか、区長さんとかに若干偏り過ぎているのではないかなと思うんですけれども、もう少し広く捉まえたほうがいいんじゃないかなと思うんですが、いかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 市民協働につきましては、新年度からつくり上げていかなければならない業務というのも当然ございます。以前もお話をさせていただきましたけれども、まちづくり基本条例の例えば課題であったり、成果であったり、そういったものをこの部署において協議・検討を進めていくというのも、大きな役割でもございます。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) そういったまちづくり基本条例に持っていくためにも、私は市になったということでこの市民協働というのは、今まではどちらかというと受け身、町の時代は町民も受け身だったと思うんですけれども、これからはやはり単なる行政のお客さんというんじゃなくて、やはりもう少し前に出て市のまちづくりにちょっと参画するという意味があるのではないかなと思うんですけれども、若干町内会と何回も出てくるんですけれどもね。その辺の今後はどう考えられているのか、お伺いしたいんですが。

○委員長(青柳信義君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 委員のおっしゃったように、まちづくりに参画をしていくというふうなことでございますけれども、実際にどのような内容で参画を進めていくのかというのは、29年度以降、協議をしながらつくり上げていくというふうな形になろうかと思います。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) そういったことで、できれば市民協働課が独立したわけですので、できれば市民協働課が横断的に仕事できるように、各課に共同の担当者なりを置くようなシステムを考えていただきたいんですが、いかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 業務につきましては、縦割りであってはいけないのは当然でございます。現状でも横断的に業務を行っておりますので、担当という形でなくても、連携を行うことは可能ではないかなというふうに考えてございます。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) その係とか、部分にいく前に、できれば部会というんですかね。市民協働課に部会を設けてやっていくという方法もあると思うんですけれども、いかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) どういったものをつくり上げていくかということによるかと思います。必要に応じて部会であったり、プロジェクトチームというのは実際には行われることもあるのではないかなというふうには考えてございます。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) それでは、次に、ページの58ページの企画費の長期総合計画推進事業ということで、何か創生計画もこれ絡んでいると思いますのでお伺いしたいんですが、我が市は国の創生計画においての人材支援制度をどのように認識されているか、お伺いしたいんですが。

○委員長(青柳信義君) 総務部長。

○総務部長(山田 豊君) 地方創生に係ります人材支援制度、26年度からエントリー始まりまして27、28と実績ございますが、29年度に向けまして昨週、富谷からもエントリーをさせていただいてございます。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) 確かに事業についてはここのところとんとん拍子にきているんですけれども、聞くところによりますと、国では1,000人近くの名簿を公表しているというのも聞いております。若干費用面はわからないんですけれども、どんな部門に、どんな部門というような部分も要請項目にあると思うんですけれども、どんな部門でしょうか。もし差し支えなければお伺いしたいんですが。

○委員長(青柳信義君) 総務部長。

○総務部長(山田 豊君) この人材支援制度でございますが、対象がまず国家公務員の方、その次が大学の研究者の方、それと民間の人材の方ということで、大きく3つの畑から選んでいただけるということの内容でございまして、こちらからエントリーしております内容的には、総合計画等でも位置づけられておりますとおり、公共交通だったりとか、主にその企画部門を重点的に担っていただきたいという内容でのエントリーでございます。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) 確かに私もそう思っていたんですけれども、企画とかね。今度の推進室あたりがいいなと思っていたんですけれども、これは期限はあと2年ということなんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 総務部長。

○総務部長(山田 豊君) 派遣期間としては2年ということになってございます。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) これ、費用面は発生するのか、国持ちなのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 総務部長。

○総務部長(山田 豊君) 人件費的なものということ……。はい、はい。こちらのほうでの負担ということになります。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) わかりました。
それでは、次に、同じく58ページの新公共交通システム関連で、どうしても避けて通れないのがバスの遅い時間の時刻なんですけれども、これについてはさきの一般質問でもありましたけれども、認識は十分しているんだということなんですが、これは地域公共交通会議というのがあるように聞いているんですが、これの開催状況についてお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 今年度2回開催してございます。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) その内容というんですかね、その辺は交通渋滞、バス問題、いろいろなのがあると思うんですけれども、テーマを絞ってやられているのか、お伺いします。

○委員長(青柳信義君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 主には市民バスのダイヤの改正ですとかバス停の移動、そういったことを協議してございます。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) だったら私聞きたいのは、今、公共交通というか、システム的には今やられている、やろうとしていることもわかるんです。それとは別に、バスの問題なんですけれどもね。現に宮交さんのバスの遅い時間帯の部分なんですけれども、これはその辺の再三出ていますけれども、その辺の課題はぶつけられているんですか。

○委員長(青柳信義君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 公共交通会議の中では、その中での議題というわけではございませんけれども、さきの一般質問のとおり、都度宮交との打ち合わせのとき等々には、夜間バスのことは再三議論させていただいておるところでございます。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) 私も成田に住んでいるんですけれども、この富谷全体そうだと思うんですけれどもね。やはり地下鉄おりて、11時台にはないんですね。10時50何分ですよ、最終ね。平日、土曜日はもう9時台です、最終。これは幾ら何でも、いや、今新交通やっているのはわかります。それを今から推進してやっている最中ですけれども、身近な問題としてどうしても行政としてこの辺にやはり力を入れないと、宮城交通、強力なお願いというか、指示まではできないでしょうけれども、その辺もう少しきつくですね。やはり確かに原因はわかるんです。地下鉄東西線の関係だと思うんですけれどもね。これはやはり声を大きくしたほうが勝ちというか、対応になると思いますので、ぜひ、今の時間帯ですからね。これは働いている人から見たら、もう引っ越している人もいるんですよ。旭ケ丘とか。あちらは12時までありますから。引っ越している人もいるんですよ、家賃出して。その辺の今後の進み方も含めて認識をお伺いしたいんですが。

○委員長(青柳信義君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) そのバスの最終便の問題につきましては、これまで答弁させていただいておりますように、大変切実な問題として私も受けとめております。現に、私のほうからも、また、担当の者が宮交さんといろいろな打ち合わせをする際にも要望をさせていただいているところでございますので、バス問題の中でも重要な案件として今回の最終便がなくなった、ダイヤがなくなったというのは大きな問題として捉えておりますので、今後も課題、要望として宮交さんのほうには強くお願いしていきたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) 2点ほど、お伺いいたします。
まず、1点目、64ページなんですけれども、これの町内会の会館維持管理事業の中の修繕費200万あるんですけれども、この内訳をお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 町で管理をしている町内会のうち、緊急に修繕が必要となった場合の修繕費ということで、200万ということで計上してございます。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) どのような緊急な修繕が必要になったか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 基本的には町で修繕を行うものと、それから町内会さんのほうで修繕を行うものということで大きく分けているものでございます。基本的には、構造体にかかわるような改修、修繕等を市のほうでの予算をもって工事を行うというふうな内容になってございます。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) それでは、今の話ですと、建物の構造に関するのが主だと。その他のやつは町内会のほうだという話を今お聞きしましたけれども、例えばトイレをですね、便器関係、ほとんど新しい町内会館には水洗トイレが、そして洗浄トイレがついております。大便ということですね。今ほとんど大便器で各家庭で洗浄トイレのついていない一般家庭はほとんどありませんね。ほとんど今洗浄トイレついていますけれども、この辺について会館に、会館全部じゃないですよ。会館のトイレ全部じゃないですよ。男子1カ所、女子1カ所でも各会館に洗浄トイレをつけられないかどうか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 現状の市の運用とすると、洗浄便座への改修というのは予定してはおりません。ただ、今後その協議というか検討をしていく必要があるのではないかということで考えてございます。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) この件についてはぜひ市長、市長の考えをお伺いしたいんですけれども、お願いいたします。

○委員長(青柳信義君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 洗浄トイレにつきましては、本当に今我々日常的に各家庭では当然のように今利用されているわけでございますので、会館におけても設置されていない会館、先ほど課長も申し上げましたように、今後の課題としてご意見を賜りたいというように思います。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) ぜひとも今後の課題として考えてください。
続きまして、66ページ、この真ん中のところに黒川郡犯罪更生予防協会20万と書いてありますけれども、この内訳をお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) こちらは保護司会、黒川郡の保護司会への補助でございます。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) 補助に関してなんですけれども、今、毎月じゃないんですけれども、「更生保護かみくろ」というのをいただいていますけれども、この辺の発行費も含めてのお金でしょうか。お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 「かみくろ」の支出の中には、各自治体のその負担金を原資に発行されているというふうに認識してございます。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) 最後になりますけれども、富谷の保護司は何名くらいいらっしゃるんですか。お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 少々お待ちいただきたいと思います。済みません。28年11月ちょっと現在で申し上げさせていただきますと、保護司は9名でございます。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。相澤委員。

○副委員長(相澤 榮君) 115ページ、衛生費。このことについて、鳥獣死骸の処理費はどこになっていますか、お伺いします。鳥獣の死骸、それの処理費。処理費用。

○委員長(青柳信義君) 鳥獣、その処理費用でございますね。(「はい」の声あり)市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) 申しわけございません。ごみ収集運搬業務の2億2,861万5,000円の中に、路上死体の分ですけれども、含まれております。

○委員長(青柳信義君) 相澤委員。

○副委員長(相澤 榮君) 大体主に言えばタヌキだと思うんですけれども、これ年に何回ぐらいありますか。

○委員長(青柳信義君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) 約300件ほどございます。

○委員長(青柳信義君) 相澤委員。

○副委員長(相澤 榮君) それでは、別の、同じ項目なんですけれども、今、農村地帯で空き家になっているうちがございます。そのところには猫が7匹も8匹も飼っているということでございまして、空き家になったためにそこに居残りになっているわけですよね。それが地域内、野良猫という形になっているんですけれども、それらの対処法についてお伺いします。

○委員長(青柳信義君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) ちょっと確認とれていないんですが、4月から野良猫の対応は保健所のほうで対応するようなこともちょっと聞いておりましたので、後ほど確認したいと思います。

○委員長(青柳信義君) 相澤委員。

○副委員長(相澤 榮君) 以前はおりを持ってとって、それから保健所とか処分場に持っていっていたんですけれども、今はそういうことはすることができないんですか。

○委員長(青柳信義君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) 現在、鳥獣保護法でおりを使って猫等、動物を捕らえるということはできないということになっております。

○委員長(青柳信義君) 相澤委員。

○副委員長(相澤 榮君) 保健所の対応ということでございますけれども、それは結局はそういう対症療法みたいな形にしかならないということですか。

○委員長(青柳信義君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) ちょっと運用のほうは保健所のほうになりますので、ちょっと私のほうではご答弁しかねるところでございます。

○委員長(青柳信義君) 相澤委員。

○副委員長(相澤 榮君) たまたま私、きのうの夕方、電話させていただきました。それで、保健所にではないんですけれども、市民生活課のほうに電話して対処法をお聞きしたところ、保健所で猫が近づかないように低周波の電波を流す機械があるんだと。それを貸し出ししていますということでございますけれども、それを借りるためには保健所に行って借りるんですけれども、恐らく1週間ぐらいやるということなんですけれども、そういう情報は私たち知らなかったわけなんですよね。だから対症療法ですかと聞いたんですけれども、それでいいんですか。

○委員長(青柳信義君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) お問い合わせあった際には、そういったご案内をさせていただいておりますので、そのようになろうかと思います。

○委員長(青柳信義君) 相澤委員。

○副委員長(相澤 榮君) 結局のところは、猫が来たら追いやるという方法しかないんですけれども、その方法でいいんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) 現在のところはそういった状況になりますけれども、その猫自体が実際に野良猫かどうかも確認できませんので、どこかで飼っている猫かもしれません。そういった状況から捕まえて保健所に持っていくということもできないような状況にあります。

○委員長(青柳信義君) 相澤委員。

○副委員長(相澤 榮君) ですから、私最初に、空き家になってしまったんですよ。そこで6匹も7匹も飼っているところが猫を置いていってしまったの。それが地域内を歩いているわけです。ですから、以前は飼ってはいたんですけれども、今は飼ってはいない状況にあります。だから、そのことについての対症療法をお伺いしたいんです。

○委員長(青柳信義君) 相澤委員に申し上げます。
予算審議に入っていただきたいと思いますので、質問は予算審議に特化してお願いしたいというふうに思います。相澤委員。

○副委員長(相澤 榮君) その予算がないから、私は聞いているんです。その解決方法が予算の中に反映されないんだったら、どうしようもないな。そういう問題が地域に発生しているわけですから。ですから、それが予算に関係ないと言われれば、では一般質問とかそういう形でやればいいんですか。それとも、直接行ってお話聞けばいいんですか。そこをお伺いします。

○委員長(青柳信義君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 委員の今のご意見の件は、実は空き家になる前にもう相談をいただいて、何とかその野良猫化しないようにということでのいろいろ対応はしたんですけれども、結果としてもう転居してしまったということで、今そういう状態になっていると思います。決して放置しているわけではないので、その都度やはり地域の問題になるかというように思っておりますので、今後何かしら対応できないかは検討していきたいというふうに思いますが、先ほど来課長が答弁していますように、飼い猫で飼い主が要請すれば可能だとか、そうでないと捕獲できないとか、いろいろ難しい法律の壁もあったりするものですから、いろいろそういう条件の中で地域のそういうものをいかに衛生的なところも含めて守っていくかということですので、今後の課題として対応していきたいというふうには思っております。

○委員長(青柳信義君) 安住委員。

○委員(安住稔幸君) 57、58ページ、6目企画費の中で、先ほど市民バスのことで経費が相当上がっているという、バス1台ふやしたということなんですが、市民の皆様から市民バスがたびたびおくれてくる、非常に使いづらいというお話があったんですが、この予算組みで今回そうしますとその辺は解消されると思ってよろしいんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) バスの運転業務ということも一つはございますけれども、あとはやはりバスでございますので、天候ですとか道路の状況というものもあるので、必ずしもその改善はもちろんされるものとは思いますけれども、必ず定時運行をこの予算でできるかというのは、ちょっと今の段階では申しわけございません。

○委員長(青柳信義君) 安住委員。

○委員(安住稔幸君) ぜひともそちらのほう、本当に皆様から、皆様というか、市民の皆さんからそういったものがありましたので、お願いいたします。
あと、73、74になるかと思うんですが、これは2款総務費のほうの前のほうに、そうですね。通知カード、個人番号カードについてでありますけれども、マイナンバーを利用しての今納税、納税の申告ですか、ができるようにやっておりますけれども、もう少しやはり皆さんにこのマイナンバーカードのメリットというか、そういった使い方について、広報で2月号には載ったんですが、そのほうをぜひ周知徹底すべきだと思いますけれども、いかがなんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) ぜひ検討させていただきたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 安住委員。

○委員(安住稔幸君) それで、やはりマイナンバーカードのほかでの利用、これが結構あちらこちらでいろいろされているようなことを聞きます。場合によっては母子手帳をこのマイナンバーを使って管理しているというようなことも、やっているところもありますけれども、そういったようにほかでの利用についての研究とか、これからにつきましてはどのように29年度は考えていらっしゃるんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) 29年度はそのコンビニ交付というところでマイナンバーカードを使っての交付を行う予定でして、それ以降は現在のところまだ検討に入ってございません。そういったものを今後やり始めていくにも、システムの開発費等さまざまかかっていきますので、そういった財政状況と内容を十分検討しながら、今後どのように進めていったらいいのかも考えていきたいと思います。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)

○委員長(青柳信義君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
以上をもちまして本日の議事を終了いたします。
なお、次の13日月曜日の本委員会の会議時間は、午後1時となります。
本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでした。

午後4時21分 散会

平成29年予算審査特別委員会(第2号)

平成29年3月13日(月曜日)

富谷市議会予算審査特別委員会は、富谷市議会議場に招集された。

出席委員 18名

  • 委員長 青 柳 信 義
  • 副委員長 相 澤 榮
  • 委員 安 住 稔 幸
  • 委員 渡 邊 俊 一
  • 委員 出 川 博 一
  • 委員 菅 原 福 治
  • 委員 高 橋 正 俊
  • 委員 山 路 清 一
  • 委員 佐 藤 克 彦
  • 委員 西 田 嘉 博
  • 委員 浅 野 武 志
  • 委員 佐 藤 聖 子
  • 委員 藤 原 峻
  • 委員 齊 藤 秀 行
  • 委員 畑 山 和 晴
  • 委員 長谷川 る 美
  • 委員 若 生 英 俊
  • 委員 金 子 透

欠席委員 1名

  • 委員 浅 野 直 子

職務のため出席した者の職氏名

  • 議長 浅野幹雄

説明のため出席した者の職氏名

  • 市長 若 生 裕 俊
  • 副市長 大 庭 豪 樹
  • 保健福祉部長 小 野 一 郎
  • 保健福祉部次長兼保健福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター所長 中 山 高 子
  • 保健福祉部長寿福祉課課長補佐 浅 野 輝 夫
  • 保健福祉部長寿福祉課技術参事兼保健福祉総合センター所長兼高齢者施策専門監 安 積 春 美
  • 保健福祉部地域福祉課長 菅 原 俊 司
  • 保健福祉部地域福祉課課長補佐 高 橋 弘 美
  • 保健福祉部地域福祉課参事兼福祉事務所査察指導員 制 野 徹
  • 保健福祉部健康増進課長 菅 原 順 子
  • 保健福祉部健康増進課課長補佐 二 戸 映 子
  • 保健福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセンター子育てサロン所長 狩 野 悦 子
  • 保健福祉部子育て支援課課長補佐 星 英 樹
  • 保健福祉部子育て支援課参事兼保育統括監 八 巻 恵美子
  • 教育長 菅 原 義 一
  • 教育次長 荒 谷 敏
  • 教育部教育総務課長 高 橋 加 代 教育部教育総務課課長補佐 櫻 井 武 司
  • 教育部学校教育課長 齋 藤 卓 也 教育部学校教育課課長補佐 千 葉 正 俊
  • 教育部学校教育課参事兼指導主事 田 中 謙
  • 教育部学校教育課学校給食センター所長 郷右近 衛
  • 教育部生涯学習課長兼総合運動公園所長兼民俗ギャラリー館長 渡 邉 正 弘
  • 教育部生涯学習課課長補佐兼総合運動公園主幹 村 上 正 彦
  • 教育部生涯学習課富谷中央公民館長兼富ケ丘中央公民館長兼東向陽台公民館長兼あけの平公民館長兼日吉台公民館長兼成田公民館長 阿 部 雄 也

議会事務局職員

  • 議会事務局長 亀郁雄
  • 次長 富澤裕
  • 主幹 長瀬千鶴子

午後1時00分 開会

○委員長(青柳信義君) 皆さん、こんにちは。
本日の出席委員は17名であります。定足数に達しますので、直ちに本日の「予算審査特別委員会」を開きます。


議案第17号 平成29年度富谷市一般会計予算

○委員長(青柳信義君) 議案第17号平成29度富谷市一般会計予算を議題といたします。
なお、本日の日程は、一般会計のうち保健福祉部長寿福祉課、地域福祉課、健康増進課、子育て支援課、教育委員会の所管に属する予算について審議をいたします。
それでは、これから各担当課長へ補足説明を求めます。
最初に、長寿福祉課長。
[長寿福祉課長、地域福祉課長、健康増進課長、子育て支援課長、教育総務課長、生涯学習課長、公民館長、学校給食センター所長が予算書のとおり内容の説明を行った]

○委員長(青柳信義君) 以上で説明を終わります。
これより一問一答方式による質疑に入りますが、質問者及び答弁者は、要領よく簡潔な質問と答弁、そしてスムーズな議事進行にご協力くださるようお願いいたします。また、質疑は、ページ、款項目を明示され行ってください。
それでは、質疑ございませんか。西田委員。

○委員(西田嘉博君) それでは、1問ですが、82ページ。3款1項20節扶助費、28年度は3億2,683万6,000円の計上に対して、29年度は4億2,721万7,000円の大幅な予算の計上となっています。増加分のサービス内容は、先ほど居宅介護等の増であるとの説明でしたが、もう少し詳細な内容についてお尋ねいたします。

○委員長(青柳信義君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) こちら、障がい者の福祉サービスメニューは、ご承知のとおり多種多様にございますが、そういった中においても大きく項目立てになってございます。訪問系であるだとか日中の活動系であるだとか、また、日中の活動系の中におきましては就労に伴う支援というようなことも入ってございます。そうした中で、特に訪問系の一つである居宅介護というようなところの伸び率が顕著となっておるのが一つ。また、短期入所ということで、ショートステイをご利用になる方々というような方も伸び率としては目立って出ておるというようなことが一つ。そしてまた、就労系ということで、就労移行支援、また就労継続支援のB型というようなところのご利用になる方の利用者数が伸びているというようなところが扶助費全体を持ち上げているということで、ご説明を申し上げさせていただきました。

○委員長(青柳信義君) 西田委員。

○委員(西田嘉博君) それでは、本市としては今後もこのような傾向が続くと見込んでおられるか、その辺のところをお伺いさせていただきます。

○委員長(青柳信義君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) 今後の推移と動向というようなところでありますが、もう既にただいま申し上げたとおりでございます。在宅に係るサービスというようなところにつきましては、今後も高い推移を維持、もしくは右肩上がりで上がっていくものであろうというようなことを推測はしてございます。あわせて、就労系ということで、特にB型につきましての利用者が大変多うございます。とは申せ、富谷市内におきましては就労先が少ないというような状況もございますが、現在、仙台市内であるだとか、黒川圏域における事業所のご利用の方が大変多い中においても、今後、富谷市内においてそういった事業所が増設されてくれば、なお一層、こちらの就労系をご利用になる方がふえてくるものと推察しているところでございます。

○委員長(青柳信義君) 渡邊委員。

○委員(渡邊俊一君) 質問の前でありますけれども、私ごとで、忘れ物をし、自宅に戻り開会におくれたことをおわび申し上げます。
それでは、質問に入らせていただきます。
162ページでありますけれども、主な事業名の中で、ふるさとまつり運営事業559万3,000円が計上されております。本年度の場合は、このふるさとまつりと商工祭を同時進行したわけでありますけれども、新年度についても同じような傾向を考えておるのか、また、別な方向性で取り組もうとしているのか、その辺をお聞きします。

○委員長(青柳信義君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(渡邉正弘君) こちらにつきましては、昨年度、商工会と一緒に実施したわけでございます。その関係もございまして、商工会のほうとも相談いたすとともに、旧庁舎の解体も始まるということでございますので、その辺も鑑みまして総合的に検討を進めていきたいというふうに考えております。

○委員長(青柳信義君) 渡邊委員。

○委員(渡邊俊一君) 私、なぜこの質問をしているかいうと、真夏の開催でありました。ということは、地域の商店街の人たちが大変余り暑過ぎて食中毒を懸念し出店ができないということで、大分、店数というか、出店数が少なかった。食材数といいますか、提供するそういったものも少なかったということで、地元というか、その地域の町三区の商店街の方々に、強く議会の中でもお話ししてくれないかということで、基本的に一般質問でやろうかと思ったんですけれども、新年度、どのような感覚で物事を捉えるのか、まだよく見きわめていなかったものでありますけれども、ぜひ、そういった観点からして、従来のやはり10月とか、9月末から10月、その辺にぜひ持っていくということを検討しなければならないのではないかということで質問させていただきました。
商工会、要するに商工祭と同時に開催したということは、市制移行に伴って、なかなか、時間の制約があるということで、要するに同時に開催したわけでありますから、従来にぜひ戻すべきと思いますけれども、そういう検討を今の段階からするべきだと思うんですけれども、いかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(渡邉正弘君) 先ほど委員がおっしゃられたとおり、夏場の開催ということで、出店関係というのはこちらのほうでも聞いております。その辺も検討いたしまして、時期的なもの等々についてさらに検討していきたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 渡邊委員。

○委員(渡邊俊一君) なお、ランタンでありますけれども、ちょうど8月ころはまだ日が長くて、ランタンの意味が全然見出せないということもあります。これは大変、県内でも有数なランタンのお祭りということで大分好評になっておりますから、その辺も考えた上で、ぜひ、やはり商工祭と分離した中で事を進めることが大事であろうと私は思っております。
また、市長の今提案されております富谷宿開宿400年祭に向けて、やはりあの通りをぜひ活性化するという意味では、本年度のやり方ではどうにもならないということを実感させていただいた一人でありますから、ぜひ、そういった部分を改めて心の中に入れて新年度の予算計上の中で推進していただかなければならないと、こんなふうに思いますので、改めての決意をお聞きをいたしたいと思います。
市長でも結構であります。どうぞ。

○委員長(青柳信義君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 渡邊委員のご意見、私のほうにも同じようなご意見もいただいているところでございます。昨年に関しては、ご説明、これまで申し上げてきたように、市制施行の記念式典と市制施行の関係があったので、昨年度、28年度に限っては同時開催ということで、同時で開催をしたところでございましたので、今年度につきましては、今後、ただいまいただいたご意見も踏まえながら、そして、しんまち400年祭に向けての、ある意味、連動性も含めながら、その辺、いただいたご意見踏まえて検討させていただきたいというふうに思います。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。金子委員。

○委員(金子 透君) 私から1点、お聞きします。
164ページ、委託料、次世代型図書館づくり支援業務となっておりますけれども、図書館づくりの支援ですから、図書館はつくることに決定事項なのですか。

○委員長(青柳信義君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(渡邉正弘君) 29年度もセミナー等を行いまして、もっと熟慮していくというようなものでございます。

○委員長(青柳信義君) 金子委員。

○委員(金子 透君) それでは、まだ白紙だという理解でよろしいですか。

○委員長(青柳信義君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(渡邉正弘君) ある程度うちのほうで考えて、その辺を進めていきたいと思っています。

○委員長(青柳信義君) 金子委員。

○委員(金子 透君) 200万の予算を計上していろいろ意見を聞いたりなんだりするということなんでしょうけれども、その結果によっては、例えば即整備しますよとか、もうちょっと先送りしますよとか、そういった回答が出てくるということでよろしいですか。

○委員長(青柳信義君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(渡邉正弘君) 先送りといいますか、こちらのほうも参考にして進めてまいりたいというふうに思っています。

○委員長(青柳信義君) 金子委員。

○委員(金子 透君) 私の一般質問でも話しましたけれども、県の施設の有効活用とか、また各公民館ありますよね。放課後児童クラブとかが公民館から学校に移ったわけですから、公民館の使用頻度としては少しあきが出るのかなとかというふうに考えたんですけれども。例えば各公民館の図書室を有効にもうちょっとリフォームするなり拡大するなりして、各地区の公民館にそれぞれ小さい図書館を置くというようないろいろな方向が考えられると思うんですけれども、そういう検討はなされないんですか。

○委員長(青柳信義君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(渡邉正弘君) 公民館のほう、児童クラブのほう移動するわけでございますので、市長のほうでも答弁しておりますように、学習支援なり、子供のチャレンジキッズとか、そういったもので有効に利用していきたいと思っております。

○委員長(青柳信義君) 金子委員。

○委員(金子 透君) 私ちょっと理解できない部分があるんですけれども、次世代型図書館というものと、今まである既存の図書館との違いは何なんですか。コンセプトは何なんですか。お答えください。

○委員長(青柳信義君) 教育次長。

○教育次長(荒谷 敏君) この件につきましては、一般質問でもお答えしていますけれども、次世代型図書館づくりにつきましては、市長の公約でもあって、次の世代、またその先の世代へつなげていく図書館ということで、それについて、ワークショップなんかでも市民の皆さんからいろいろご意見を伺っております。先ほどの委員のご意見もあったんですが、そのほかに、中心となる図書館をぜひ整備してほしいというのが総合計画のアンケートの中でも出ていたとおりでございますので、そういったことで進めさせていただいているところです。

○委員長(青柳信義君) 金子委員。

○委員(金子 透君) 私的な考えからすれば、この間の成田やったときの話ですけれども、広く中高生が集えるような場所も含んでの図書館だということの話もあったんですけれども、本来、図書館というのは静かに勉強をしたり、静かに本を読んだり、そういうところを私は図書館というのであって、人が集っておしゃべりする、何だかんだするのは、公民館の談話室でもよろしいのではないかと考えますけれども、いかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 教育次長。

○教育次長(荒谷 敏君) そういったご意見もあることは承知しておりますが、近年の図書館整備は、ご承知のとおり、まちづくりの核として整備を行うと、そういったところも担っておりますので、そういったものも含め、市民の皆さんがまず何を望んでいるかということを把握したいというのが市長の考えですので、それにのっとっていって、今、市民の皆さんとの対話を続けているところでございます。

○委員長(青柳信義君) 金子委員。

○委員(金子 透君) 仮に整備建設やるとなった場合に、図書館の利用の予測とか、どのように市民の皆様に愛されて使われていくのかとか、もっと先のことの検討はしましたか。

○委員長(青柳信義君) 教育次長。

○教育次長(荒谷 敏君) この件については、基本的に今意見を伺いながら進めておりますが、基本構想、そういったところで明らかにしていくところでございます。ただ、一般的には5万人でどのぐらいの大きさというものは、これは基準があるので、そういったものも参考にしながら、先ほど委員がおっしゃったように、県立図書館も近いと、富谷ではどういった図書館が必要かというものをさらに議論を深めて整備方針がまとまっていくのではないかと思っております。

○委員長(青柳信義君) 金子委員。

○委員(金子 透君) どうもうっすらと青写真ができているような気がするんですけれども、財源は何を見込むんでしょうかね。お答えください。

○委員長(青柳信義君) 教育次長。

○教育次長(荒谷 敏君) 青写真は、市長も申し上げているとおり、全く描いてはおりません。ただ、今、市民の皆さんがどういったものをイメージするかという、そういうことを把握する段階だということでご理解いただきたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 金子委員。

○委員(金子 透君) うっすらと、おぼろげながら形ある、5万人規模の人口に対しての図書館ということですから、ある程度の規模とか、大きさとかは想定していると思うんですよ。大体どのぐらいの費用がかかって、それにどのような財源を見込むのかなということを考えておられるのか、お聞きしたかったわけです。

○委員長(青柳信義君) 金子委員に申し上げます。予算書に関しての質問をお願いします。
この際、午後2時10分まで休憩します。

午後1時59分 休憩


午後2時10分 再開

○委員長(青柳信義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
皆様にお願いいたします。質問者及び答弁者は簡潔な質問と答弁に徹していただくようお願い申し上げます。
若生委員。

○委員(若生英俊君) 質問いたします。
扶助費に関して2点、お願いをいたします。

○委員長(青柳信義君) 款項目を示してください。

○委員(若生英俊君) 今申し上げます。市制施行に伴っての件であります。88ページ、20節、児童扶養手当の内容についてお願いいたします。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 児童扶養手当はひとり親家庭のうちで所得の少ない方に対し支払われるもので、法的に決められたものでございます。この1億5,100万円に関しましては、4月、8月、12月と支払われる額に、大体人数的には今のところ450名から500名程度の人数を見込んで計算したものでございます。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) それでは、100ページ、20節です。生活保護費であります。社会福祉事務所ということでスタートしたわけでありますけれども、そのご苦労も実務を取り仕切りながらあろうかと思います。現状、社会福祉事務所の資格者も含めて実務に当たっておられる職員の構成比をお願いいたします。

○委員長(青柳信義君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) こちら、生活保護担当職員の配置といたしましては、まず、査察指導員を1名、現業員を現在3名でございます。こちらは法律に基づきまして240名の対象者に対して3名というようなものでございます。80名ごとに1名ずつケースワーカーをということに基づいております。あとは嘱託医を1名と就労支援員を1名配置してございます。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) 市制になって何が変わるのというふうなことのトップに社会福祉事務所が設置されるというようなことでありました。現実、半年ほど経過しようとしている中で、県の業務が市の実務というふうなこととなりましたので、そこを通して対象者等を含め、どのような、スムーズだとは思いますけれども、実務を通して何か課題等、見えることがありますか。

○委員長(青柳信義君) 地域福祉課参事。

○地域福祉課参事(制野 徹君) 市制移行の時点で83世帯あったものが今79世帯ということになっておりまして、現業員のほうも、経験年数は少ないですけれどもそれなりに勉強いたしまして業務に取り組んでいるところであります。現在抱えている課題としますと、やはり生活保護はちょっと特殊な業務ですので、現業員としての経験値、これがまだ少ないというところがありますので、これは今後ちょっと対象のケースワーカーのほうもふやしていくなりして、将来的な展望も考えながら人員配置をしていく必要があると思っております。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) これまでの相談ケース、数的なものというようなあたりでお示しをいただきたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 地域福祉課参事。

○地域福祉課参事(制野 徹君) 平成28年度、市制移行後は、生活保護の相談件数36件になっております。28年度4月から仙台保健福祉事務所で業務をやっていた時期も合わせますと、今年度は89件になっております。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) ありがとうございます。
それでは、子ども医療のほうに入ります。
86ページ、20節、これも扶助費でありますけれども、34ページ、補助金、支出金、県の支出金の表示がありました。拡大した内容を説明お願いします。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 県のほうで拡大した内容ということでございますね。今まで3歳未満を対象としてございましたが、就学前までというふうにしたところが拡大分でございます。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) 入院、通院はいかがですか。ともにということですか。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 入院も通院もともにということでございます。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) それでは、88ページ、13節に入ります。家庭的保育事業、家庭的保育業務ですね。去年よりも予算が増額になっておりますけれども、そこの経緯。まず初めに、何年からこの制度、富谷では始まりましたか。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) まず、増額分に関しましてですが、昨年、子ども・子育て支援法が改正になりましたことから、今まで運営費は、委託料ではなく補助金という形でお出ししていたところ委託料になったというところで、試算の仕方もちょっと、子ども・子育て支援法によって試算の仕方が変わったというところもございまして、昨年の見込みがちょっと若干少なく見積もっていた部分がございました。今年度は実績の分ということもございますし、試算の仕方として、やはり保育事業者たちの経験年数とかも含めての試算という形にもなっておりますので、そういったところも含めて増額になったということでございます。(「何年から」の声あり)
23年からだそうです。済みません。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) それでは、記憶であれば4名の保育者でよろしいですか。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 現在は3名でございます。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) それでは、3名で、29年度、どのような受け入れ数になりますか。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 1室5名ということでございます。それぞれ5です。(「保育者の」の声あり)

○委員長(青柳信義君) 若生委員、挙手の上お願いします。若生委員。

○委員(若生英俊君) 質問と食い違っていますから。3人の方のそれぞれの受け入れ数です。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) それぞれ5名ということでございます。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) それでは、感染症の予防、110ページ13節であります。委託料、予防接種業務ということで1億4,000万弱と、こうなりますけれども、どれぐらいの予防接種数、予防接種の種類といいますか、改めて確認をさせていただきたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 今、ざっくりと数えましたので、ちょっと数は不確かなんですけれども、12種類ほどございます。

○委員長(青柳信義君) そうしますと、対象となる延べ人数はいかがですか。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) まだ、今年度の決算終わっていない状況なんですが、延べとしましては9,100名ほど、今のところ2月末ぐらいまででおります。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) 今は中央公民館でやってきたわけでありますけれども、今度は子育て支援センターということになります。予防接種業務に子育て支援センターを使う日数というのは、いかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 今まで中央公民館でやっておりましたのは、BCGの予防接種ということで集団でございますので、4回か5回だったかと思います。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。菅原委員。

○委員(菅原福治君) それでは、質問させていただきます。
81ページの保健福祉総合支援センター運営事業についてお伺いいたします。将来的には、10年以内に5人に1人ぐらいが認知症になると言われておりますが、本市の場合、高齢者8,500人ぐらいいるかと思うんですが、認知症の状況と、あわせて10年後ぐらいにどれくらいの状況になるのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) 65歳以上の約5人に1人というふうなところでございます。推計で、今のところ平成37年のところで1万2,000ほどの高齢者数と見込んでおりますので、それの5分の1というふうなことになります。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) これは予備軍も入ってですか、入らない数字ですか。

○委員長(青柳信義君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) 入ってございません。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) 予備軍が入ったらすごい数になるんですけれども、これはこれから、私も含めてですけれども、通る道なんですが、そこで大事なのは、いかに認知症、当たり前なんですけれども、認知症になる前に、認知症を低下させる、予防させることがいかに大事かということになると思います。本市も頑張っておりますが、この予算を見ますと、若干でありますが、30万ほど減額になっておりますが、むしろ増額すべきときではないかとは思いますが、その辺どうなのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) 認知症対策につきましては、一般会計予算の部分と特別会計、特会のところでの地域支援事業のところにも入ってございますので、そこのところの総額というふうな形になろうかと思います。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) 私、間違っているのかな。地域支援のほうも昨年と同等ぐらいだったと思うんですが、私間違っているんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) 地域支援事業のところから、全体予算のところでは、そちらのほうがふえております。といいますのは、総合事業のところが特別会計のほうに移ってございます。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) ここの81ページの予算を見れば、国の支援が対象となる事業がなかったのかどうかわかりませんけれども、この辺はなぜだったのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) こちらのほうの運営事業で認知症関係のところですと、専門相談の部分、あとは認知症学びの講座に関するところのテキストとか講師謝礼等々が主なところとなってございます。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) そちらのほうはふえている、増額されているということですね。

○委員長(青柳信義君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) 認知症専門相談のところも集中支援チームと分けて充実しておりますので、こちらのほうはふえてございます。報償費のところがふえてございます。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) これからの取り組みとして、そういった認知症の予防なり発見ということになりますと、体制、人員的に強化しなければならないと思うんですけれども、その辺の体制づくりはこの計画には入っているのかどうか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) 方向性といたしまして、保健福祉総合支援センターは包括支援センター機能を持ってございますが、そこで今基幹型、特化型というふうな種別のところが出てきております。ですので、3区域の生活圏域のところでは包括支援センターのほうに委託をし、保健福祉総合支援センターは全市的なところでの基幹型というふうな方向性で考えておるところでございます。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) そういうふうに方向性が求められているんですけれども、今回、推進室を2つ設けました。そういったことであると、この辺の取り組みも、認知症の予防なりの取り組みも将来的には推進室なりを設けて取り組むべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) どういう体制のもとでというよりは、何をどのようにというところが出てこようかと思います。それに基づきまして必要な体制整備というふうなところが求められると考えてございます。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) 認知症は最後なんですけれども、認知症がそういうふうにこれから当たり前の世の中になりますので、若干、やっぱり行政の取り組みとしても、認知症というものが前面に出ていないと思うんですね、私らが見て。何か少し遠慮があるような感じがするんですけれども。私は、当たり前ですから、予防策なりを市民にわかりやすく、明るく啓蒙するというのも難しいでしょうけれども、認知症が認知症だけにね。でも、もう少し前面に立って、オープンにわかりやすく市民に啓蒙する。そのための、私ちょっと聞いたんですけれども、支援策も国から出ているようにも聞きましたので、その辺を活用する中で啓蒙活動、例えば富谷市で年2回ぐらい、大きな講演会、認知症についてとかそういうもので啓蒙を図っていくことによって予防にもつながるんじゃないかなと思いますが、いかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) 24年度から認知症学びの講座というところで、地域でありましたり、グループでありましたり、老人クラブさんでありますとか、いろいろな関係団体のところに出向いていきまして、認知症の深い理解をというふうなところで進めてまいっております。今、27年度と28年度、実績のあるところで1,600名ほどの方に受講していただいておりますので、そういったところをもっともっと広げていくというふうなところと、「認知症は病気です」というふうなところで、今、ケアパスのほうの作成をしておりますので、そちらのところで理解を深めてまいりたいというふうに考えております。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) 学びの講座はわかっているんですけれども、何かちょっと、どちらかというと小規模みたいな感じなんです、一千何人ということを今聞いたんですけれども。もう少しオープンで大々的なことをしてほしいなと。もう一度、国の予算も何か出ているようですので、その辺を活用してお願いしたいなと、こう思います。

○委員長(青柳信義君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) どういったものが効果的なのかというところを十分踏まえまして、今後、そういったことも含めて検討してまいりたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) それでは、次に、ページ、89ページの保育所費の待機児童についてお伺いいたします。
現在の保育所全体の定員と保育児童数、現在の定員と現在の実績、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 保育統括監。

○保育統括監(八巻恵美子君) 市立におきましては320名を定員としております。認可につきましては720名となっております。待機児童につきましては、現在47名となっております。(「それは定員ですか」の声あり)
今の定員、47名につきましては、平成29年度の待機、4月現在となっているところです。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) 待機児童47名はわかっているんですけれども、定員と実績児童、通われている人数、そこをお伺いしているんですけれども。

○委員長(青柳信義君) 保育統括監。

○保育統括監(八巻恵美子君) 市立につきましては、現在、定員320名に対して296名通所しております。認可につきましては、593名が今28年度、通所しているところです。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) そうすると、かなり余裕あるんですけれども、現在、47名の待機児童ということですが、これは来年度開園予定の民設民営の杜乃橋の部分が開設されても、この47名は消えないんですか。

○委員長(青柳信義君) 保育統括監。

○保育統括監(八巻恵美子君) 29年度は、杜乃橋のほうは未満児の保育を実施していただくんですが、それを含めまして47名の待機児童となっております。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) わかりました。
本市の場合、ゼロになったことはないんですけれども、待機児童は、いつも言われる3歳児未満の入所が問題になっておりますが、これは施設の問題なのか、それとも保育士さんの人の問題なのか。その辺、ちょっとお伺いしたいんですが。

○委員長(青柳信義君) 保育統括監。

○保育統括監(八巻恵美子君) 未満児の入所の拡大というところで、早目に仕事に復帰されて働きたいというお母様がふえていることと。それから、現在、やっぱり慢性的な保育士不足ということで、今お話ししたように、実際もう少し入れるところなんですけれども、保育士がそれに対応する人数がいないために入れないという現状も確かにあります。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) 現在、待機児童というのは去年あたりから社会問題になっておりますが、そのような中で、社会問題になっているということで国も躍起になっていますよね。そんな関係で、今度の予算を見ても国の予算反映されていないように見えるんですけれども、いかがですか。

○委員長(青柳信義君) 保育統括監。

○保育統括監(八巻恵美子君) 国の予算が反映されていないというところでは、運営費が入って実施というところで、それはございません。反映されております。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) これはどこに反映されているんですか、教えてください。

○委員長(青柳信義君) 保育統括監。

○保育統括監(八巻恵美子君) ページ、88ページの13節の委託料の認可保育所運営費というところとなっております。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) ここに幾ら反映されているんですか。

○委員長(青柳信義君) 保育統括監。

○保育統括監(八巻恵美子君) 予算ベースで、これは29年度のものなんですけれども、1億8,248万43円というところで負担金のほうを提示しております。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) 反映されているということなんでしょうけれども、先ほど聞きました、定員に対して実績数がかなり不足しているんですよね、200名以上。この辺が、3歳児未満もわかるんですけれども、何か工夫してできないんですかね。そろそろ、大都市でさえもゼロというようなところがあるわけですから、何か国の支援なりも使って待機児童ゼロに持っていけないものか、伺います。

○委員長(青柳信義君) 保育統括監。

○保育統括監(八巻恵美子君) 今後も保育所の整備に努めるとともに、先ほど出ました家庭的保育室の整備というところで検討していきたいと考えております。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) 例えば同じ市の保育所でも、認可でも、3歳児未満が問題なんですから、そこを充当するために床面積を拡大するとか、そういう支援も恐らく出ていると思うんですけれどもね。その辺の活用でここができないものですかね。いつまでたっても……。横浜なんかでもゼロなんですよ。その辺ちょっと何かわからない部分あるんですけれども、その辺の支援策を使って床面積をふやすとか、保育士の人件費なんかも今補塡ありますね。確かに少ないんでしょうけれども、なかなか探すの大変なんでしょうけれども、そこ活用したら探せるんではないかなと思うんですけれども、いかがですか。

○委員長(青柳信義君) 保育統括監。

○保育統括監(八巻恵美子君) 面積につきましては、国の基準が決まっておりまして、厳しい監査がありまして、そこのところはなかなかできかねるところなんですけれども、保育士の募集につきましてとか、また認可保育所との人数調整につきましては、今後、やはり検討課題が出ておりますので、そこを積極的に進めさせていただきたいと考えております。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) そろそろ一気に、待機児童ゼロ、富谷はゼロなんだというようなものを一気に、今の環境だったら市長の考え方でできますから、ぜひ、職員の方が力を出せばできると思いますので。そのことによって、富谷市は待機児童ゼロなんだということになれば、ますます人が来ると思うんですね、若いお母さん方。そうすれば、ますますいいと思うんですよ。また、待機児童には結びつきますけれども、そんなこともちょっと考えられたらいいと思うんですけれども。職員がやらないと誰もやらないと思いますので、もう一度、回答お願いします。

○委員長(青柳信義君) 保育統括監。

○保育統括監(八巻恵美子君) ただいまのお話を重く受けとめまして、積極的に待機児童ゼロに向けて努力していきたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) それでは、次に、153ページの中学校管理費の中学生の海外研修について、お伺いいたします。これは私の実体験からもお話ししたいんですが、この研修は夏ごろということで聞いていますので、この辺のカリキュラムはできたんでしょうか、お伺いいたします。500万の中に入っているのかどうか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 学校教育課参事。

○学校教育課参事(田中 謙君) 海外研修4日間のプログラム等の大体の案はできております。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) ぜひ、体験していただきたいことに、カリキュラムの中に企業訪問を入れていただきたいなと。ぜひ、海外で頑張っている日本の企業を訪問して、先方の日本人の責任者なり現地の方との懇談を通じて、国際感覚を磨いていただきたいなと思いますが、いかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 学校教育課参事。

○学校教育課参事(田中 謙君) 確かに現地調査のときには、向こうの企業さんのほうの日本の方とお話をしてきました。今回プログラムとして考えている部分で企業訪問については、実質2日しかない活動時間のために、ちょっとそこのところは今回は入れてございません。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) 2日間であれば少し工夫して、できれば、私も経験あるんですけれども、やっぱり異国で日本人の方が会社で頑張っているという姿を見ていただければ、やっぱり語学にもなりますし、国際感覚にもなりますし、ぜひ、その辺検討していただきたい。やっぱりそのことによって一気に、日本人の会社、日本人と話すことによって一気に海外のイメージが近くなるんですよね、物すごく。だから、ぜひ検討していただきたいなと。その2日間の中に入れていただきたいなと思いますが、いかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 学校教育課参事。

○学校教育課参事(田中 謙君) 委員のおっしゃるとおりでございます。今後、そういった時間が実際の研修の中に含めることができるのかどうかも含めまして検討させていただきたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) よろしくお願いします。
それでは、先ほども出ていました、ページで言うと164ページ、162ページの生涯学習とそれにまつわる図書館、次世代図書館の件ですが、これはやらないつもりだったんですけれども、ちょっとやらせてもらいます。選択と集中ということに尽きると思うんですけれども。本市の予算を見ると、本当に予算的にはきゅうきゅうしていまして、余り将来的には増加が望めませんが、余り選択と集中が過ぎますと、どうしても小さいものが大きいものに食われたり、市独自の豊かなものが失われたりしますので、ぜひ、この辺はバランスよく、集中と選択だと思うんですが、ぜひ、そういった中で次世代型図書館を進めていただきたいなと思いますが、いかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 教育次長。

○教育次長(荒谷 敏君) そういったことも含めまして、十分検討させていただきたいと思っております。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) 余り効率だけ追い求めるとどうしても画一的になりますので、その辺も肝に銘じてお願いしたいなというふうに思います。
そういった中で、本来、この際、一般質問、きのうですか、質問も出ておりましたけれども、文化施設と図書館整備を一体で進めることが選択と集中につながるのではないか、私はそう思うんですね。図書館だけの選択じゃなくて文化施設とあわせた、図書館だけぽつんとあるんじゃなくて、文化施設とセットになった選択と集中がいいと思うんですが、いかがですか。

○委員長(青柳信義君) 教育次長。

○教育次長(荒谷 敏君) そういったことにつきましては、今後、市長と相談させていただきながら、また市民の皆さんの意向も把握しながら進めさせていただくべきものではないかと思っております。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) 最後ですが、ぜひ、一体型でお願いしたいと思います。それが、どちらかというと、一体型こそ次世代だと思うんですね。図書館だけやる、次世代のことを考える、若い孫さんとか、曾孫さんのことを考える部分もありますが、セットでやるというのも次世代だと思いますので、再度検討をお願いします。

○委員長(青柳信義君) 教育次長。

○教育次長(荒谷 敏君) この件につきましては、全国のいろいろな事例があります。手法もBBIとか、いろいろなBFIとかを使って、いろいろな施設が組み合わさって図書館なども行われております。富谷市内の公共施設のあり方もありますので、そういったところを総合的に勘案して検討させていただくことかと思っております。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。山路委員。

○委員(山路清一君) 2点ほど、お伺いいたします。
ページ数、99ページ、4款1目1節報酬、健康づくり推進委員会委員が26万2,000円となっていますけれども、委員数をお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) 健康推進委員は56名となっております。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) 健康づくり推進委員会の運営事務について33万6,000円の内訳をお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) 健康づくり推進協議会につきましては、ことし、平成28年度に計画を策定いたしまして、29年につきましてはその推進状況についてご審議いただくというようなことで、大体3回の会議を予定しております。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) 会議内容は、どのような会議内容か、具体的にわかればお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) 会議の内容につきましては、29年度になりましては、これからの健康づくり推進事業の推進状況ですとか、そういったところの実績などを報告しながら、さらに進めるためのいろいろなご助言をいただく予定でございます。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) 食育推進委員会議委員の26万2,000円の報酬についてありますけれども、委員数をお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) 食育推進委員会議委員につきましては15名となってございます。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) 食育推進事業の49万3,000円の内訳をお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) 食育推進事業につきましては、健康づくり推進協議会と同様に、計画を策定いたしまして、その食育の推進につきましてのご審議、ご助言をいただく予定で3回ほど会議を予定してございます。それと、あとは食育を実際に推進するための事業費を計上させていただいております。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) 食育推進事業として、健康教室を開催し、食に関する講話、調理実習を実施し食育の推進を図っておると思います。平成26年度は15回ほど開催され520人ほどの参加、平成27年度は10回ほど開催され350人参加されておりますが、平成29年度はこのような計画はあるのかどうか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) 健康事業とあわせまして、食育推進事業も同様に計画しております。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) 平成28年度は実施されたのか。実施されたのであれば、人数をお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) 平成28年度につきましては、食育推進事業と健康づくりの事業合わせて約700人程度はご参加となってございます。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) 開催は何回ほど開催されましたでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) 健康づくりのほうで約30回ほど、食育推進事業で5回か6回程度となってございます。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) 平成27年度より食育の推進及び情報の共有を図るため庁内の食育推進検査のスタッフを選任して、スタッフ会議を開催し、アンケート調査項目の意見収集を行い、平成28年度には調査結果に基づき第3期食育推進計画を策定しておりますが、平成29年度の計画をお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) 食育推進計画を策定いたしまして、そちらにつきましては、今まで食育推進を小学校、中学校、また幼稚園や保育園、また地域の方々と進めてまいりまして、そちらを統括しながら、さらに課題のほうを今回計画のほうで見えてきましたので、そちらをあわせて強化しながら進めていく予定でございます。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) 続きまして、健康プラン策定事業において、平成27年度に20歳以上の当時町民1,956人からアンケート調査を行っており、28年度には健康づくり推進協議会を立ち上げ、健康増進法に基づく市の健康課題や調査結果に即した健康推進計画の策定を行っておりますが、29年度の計画があればお伺いします。

○委員長(青柳信義君) 健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) 健康推進計画のほうを策定いたしまして、29年度から改めて富谷市における健康課題について取り組んでいく予定でございます。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) ここまで健康を含め食育関係について聞いたのは、一般質問でも私取り上げましたけれども、高齢者に対する医療費の増加が各市町村で大きな課題になっているということで、佐久市の事例を挙げまして、「ぴんころ御膳」とかを例にとりまして、食育の課題、特に減塩の徹底、医療機関にかかる日数を激減したということで、佐久市のほうは取り組んでおります。
富谷市の医療費等に大きく貢献することが期待できるから、ちょっと聞いたんですけれども、富谷市の総合計画、前期基本計画についても書いていますけれども、健康保険の現状と課題の中で、生活習慣病予防やメタボリックシンドロームの改善、そして、若い世代や子育て中の親の健康意識の向上の中で、子供が食を通して豊かな心を育まれるよう、関係機関と連携を図り、情報の発信や学びの機会等を提供しますと述べているだけで、健康衛生の基本となる具体的な取り組みが具体的にないんですけれども、この辺について、今後の富谷市の取り組みをお伺いしたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) 今、お話ありましたとおりに、富谷市の総合計画にも概要ということで掲載させていただいております。今後、富谷市の課題としましては、医療費の方面から見ますと、血圧の持病が多いですとか、調剤のところが伸びているとか、さまざまな問題もございます。食育と健康というのは少し性格性の違う計画でございまして、食育につきましては、子供とその親世代を対象にして子供が健やかに成長するための計画、そして、その次の世代につなげるための食文化を継承するというような内容を重点的に置いてございます。健康推進計画につきましては、メタボリックの予防ですとか、生活習慣病の予防、がんの予防というような、そういう大きく健康づくりをメーンとして幅広い内容で推進していく予定でございます。

○委員長(青柳信義君) 質問と答弁は簡潔にお願いいたします。山路委員。

○委員(山路清一君) じゃあ、続きまして、ページ数、79ページ、3款民生費の3目障がい者福祉費13節の委託料、訪問入浴サービス事業についてお伺いいたします。139万8,000円の予算は、何名の方が利用しているか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) 4名でございます。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) 平成26年、27年の実績報告書には3名と書いてあるんですけれども、4名でよろしいのでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) 登録者が現在4名となってございますので、それに基づいた計上でございます。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) そうしますと、26年度は141回、177万5,190円、27年度111回、139万7,490円ほど払っていますけれども、これは3人じゃなく、4名に払ったお金でしょうか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) 26年度のことをおっしゃっているのでしょうか。
本年度が4名ということでございます、まずは。28年度。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) なお、単純に計算しますと、1回の利用料1万2,590円になるんですね、割ると。そういう中で、例えば平成27年度111回ですと、1人大体37回利用したことになるんですけれども、このような計算でよろしいんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) ご利用いただいている方、少ないんですけれども、それは通年、通してということになりますので、延べ件数ということでそちらに表記させていただいておるとおりの件数となります。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) この回数が多いか、少ないか、私わかりませんけれども、大体月に、見ますと3回なんですね、入浴が。大体3回くらいで考えてよろしいんでしょうか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) ご利用に至りましては、登録はすれど、必ずしも、ご利用するかどうかというのはまたその時々によって違いますので、実績、まずは27年度実績報告書にあります回数につきましては、登録をいただいた方が実際にご利用いただいた件数ということでご理解いただければと思います。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) そうしますと、今入浴が使われているのは障がい関係の方だけで、高齢者の方で入浴というのがあるかどうか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) 高齢者につきましては、介護保険のほうで、障がい者よりも介護保険のほうが優先されますので、介護保険のほうで利用されているというふうな形になってございます。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) 今後やはり高齢化になってきますので、その辺の入浴関係のサービスなんですけれども、今、介護保険でなさっている方で、大体の数字でよろしいんですけれども、何名ほどいらっしゃるか、最後ですけれども、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) 介護保険のほうでお答えしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。(「わかりました」の声あり)

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。浅野武志委員。

○委員(浅野武志君) 1点だけ、お伺いいたします。
ページ、174ページ、市民体育祭事業ございますけれども、29年度も28年同様、全町内会を対象として実施するのかどうか伺います。

○委員長(青柳信義君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(渡邉正弘君) 体育祭でございますが、内容等々吟味して、一応全行政区のほうにお声がけするという予定ではございます。

○委員長(青柳信義君) 浅野武志委員。

○委員(浅野武志君) 市民体育祭なんですけれども、今までアンケートを何回かとった経過があると思います。見直し等々、そういうものもいろいろ意見あったと思いますけれども、28年度、たしか2町内会が出席しないというような状況がありますので、それら辺の見直しについての考えを伺います。

○委員長(青柳信義君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(渡邉正弘君) やはり年代別リレーとか、一応年齢的なものとかいろいろ制約がございましたので、その辺も緩和して皆さんが参加できるような種目で一応考えております。

○委員長(青柳信義君) 浅野武志委員。

○委員(浅野武志君) 町内対抗という方式はちょっと今の時代にそぐわないような気もしてございます。45町内会ということでございますので、そこら辺についての考えをお聞かせ願います。

○委員長(青柳信義君) 教育次長。

○教育次長(荒谷 敏君) そういったものを含めまして、行政区長さんからたくさんご意見をいただいております。アンケートも行った結果、半々であったりしましたので、できれば区長会から役員会のほうに再度調整ということで、その結果、できるだけ参加しやすいような方向で考えながら、開催するほうもいいのではないかと言いながらも、まだちょっと根強い反対の意見もございますので、改めてこの辺については協議をさせていただいて、最終的に3月中に決めさせていただければということでご案内したいと思っております。

○委員長(青柳信義君) 浅野武志委員。

○委員(浅野武志君) 人口5万を超える富谷市なので、体育祭の内容を、こういう町内対抗から、内容をやはりファミリーマラソンあるいは市民マラソン、そういうような内容の見直しをぜひやっていただきたいと思うんですけれども、最後に市長にお伺いします。

○委員長(青柳信義君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 先ほど来、課長、次長が答弁申し上げましたように、今のところ、昨年、答弁で町の間はやりますということで、町民体育祭を最後に一つ区切りをしたわけでございますが、その後、アンケート調査をした結果、半々でございました。それを踏まえて、半々の中で行政区長会の役員会でもう一回ご審議をいただいたんですけれども、そこでは、やはり年に一度、集う機会は必要だというところで、ただ、いまだにまだいろいろ、これまでどおりの体育祭でいいんだろうかというご意見もたくさんいただいておりますので、ただいま委員からいただいた市民マラソン等を含めながら、今月中にまた行政区長会もありますので、その辺のご意見をいただきながら、ただいまのご意見を踏まえながら、皆さんの一番ベストな形のそういう機会を見出していければというふうに考えております。

○委員長(青柳信義君) この際、午後3時10分まで休憩します。

午後2時59分 休憩


午後3時10分 再開

○委員長(青柳信義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
ほかに質疑ございませんか。長谷川委員。

○委員(長谷川る美君) 24ページ、12款1項1目民生費負担金1節児童福祉費負担金の中の説明の欄の中ほどなんですけれども、助産施設入所負担金というので1,000円計上されております。今まで計上というのはなかったんですけれども、今回ということで、それについてお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 助産制度といいますのは、市になりましたことで、福祉事務所の中にある一つの制度になります。収入が少ないために出産費用が準備できない方に収入に応じた少ない費用で出産していただく制度ということで、基本的には、生活保護の方ですとか市民税非課税の方等が対象になるのですが、その方の収入に応じて若干負担金があるということで、その負担金が入るところがこの児童福祉費負担金の中の助産施設入所負担金ということになります。

○委員長(青柳信義君) 長谷川委員。

○委員(長谷川る美君) 市になったことでというご説明でしたけれども、ほかに市になったことで取り扱うというか、そういったことでの新しいことというのはありますか。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 子育ての管轄としましては、助産施設のほかに母子寮といったこともございますし、ひとり親の家庭の支援等々自立支援の給付金等もございます。あとは児童扶養手当が市の事業として入ったというところでございます。

○委員長(青柳信義君) 長谷川委員。

○委員(長谷川る美君) ありがとうございます。
その下のところですけれども、富谷小学校放課後児童クラブから明石台小学校放課後児童クラブまで197万2,000円ということで書いておりますけれども、それについて、どういう計算で出された数字なのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 児童クラブの利用につきましては、それぞれのクラブによって人数等々も変わってくるものではございますが、試算するに当たりまして、大体、平均的に利用者数75名で計算をしております。そのうち、月10日以上ご利用になる方、7割程度見込んでおりまして、月10日未満という方は大体2割くらいかなと見込みました。長期休みのときだけ利用する方を1割と見込んだところで、延長利用と土曜日もそれぞれ3割、2割とあるだろうというふうなことで計算をしまして、そのほかに多子軽減が全体の3割いるんじゃないかなというところも含めての計算で197万2,000円を出しております。

○委員長(青柳信義君) 長谷川委員。

○委員(長谷川る美君) それでは次に、30ページ、14款2項2目民生費国庫補助金3節放課後児童健全育成事業ですけれども、826万4,000円となっておりますけれども、昨年よりも600万弱ですけれども増額になっております。それについてお尋ねいたします。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 28年度まで放課後児童クラブに関しましては、250日を超える開所をしていなかったということで、この子ども・子育て支援交付金のほうに手を挙げることができなかったんですが、29年度から土曜日もあけるということで250日を超えますことから、ここに放課後児童健全育成事業の運営費というところで国庫補助金のほうを、交付金のほうを出していただくように手を挙げているものでございます。

○委員長(青柳信義君) 長谷川委員。

○委員(長谷川る美君) 同じく、4節児童館・放課後児童クラブ整備費補助金、先ほどのご説明で日吉台放課後児童クラブということだったんですけれども、これから、今年度、29年度の開設ということなんですけれども、内示を受けて、それから入札とか、そういうスケジュールがあるんですけれども、やはりそういったものを皆さんに早い段階でタイムスケジュールを説明するというか、お示しする必要があると思うんですけれども、それについてお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 29年度になりましたら、なるべく早い時期で進めてまいりたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 長谷川委員。

○委員(長谷川る美君) それでは次に、86ページ、お願いします。86ページ、3款2項1目児童福祉総務費の右の欄の説明のほうなんですけれども、認可保育所運営事業の欄で、各保育所、各認可保育所の運営費、それぞれ幾らになるか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 保育統括監。

○保育統括監(八巻恵美子君) 運営費でございますが、上桜木につきましては1億3,571万8,660円、若樹の森保育園につきましては1億3,990万8,148円、わか葉保育園は1億3,027万7,840円、菜の花保育園は7,839万9,032円、ぷらむ保育園8,916万880円で、ひよこ保育園は3,522万4,960円、それから、小規模保育園のくまちゃん保育園は2,300万となっております。

○委員長(青柳信義君) 長谷川委員。

○委員(長谷川る美君) それでは、その4行下の虐待防止連絡協議会児童部会についてお聞きいたします。28年度は41万1,000円でした。本年度は92万8,000円ということになっております。その増額の理由について、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 28年度に関しましては、まず児童部会ということで、児童をメーンに予算化していたところではございますが、成人部門のDV等の予算も含めての数ということもございますし、1年間やってきた中で、やはり相談を受けるだけではなく虐待の防止ができるような試みもしていきたいというふうなところも含めての金額でございます。

○委員長(青柳信義君) 長谷川委員。

○委員(長谷川る美君) 虐待の件数というのは増加傾向にあると言ってよろしいんでしょうか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 28年度の実績がまだ明確にはなっていないんですが、右肩上がりでふえているかというと、そういった感覚は今のところございません。

○委員長(青柳信義君) 長谷川委員。

○委員(長谷川る美君) どういった虐待が、虐待の中でもいろいろ種類はあるんですけれども、主にこういったものが多いとかというものがあれば、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) その年によっても大分傾向が違いますが、数として多いのは、育児放棄といいますか、ネグレクトの虐待種別が多いというふうに数の上では捉えております。ただ、28年度を見ますと、やはり妊娠中から気になるお母さんというのも数としては少ないんですが、こちらとしてかかわりを持っている方の中では危険性が、リスクが高いかなというお母さん方も若干ふえてきている状況です。

○委員長(青柳信義君) 長谷川委員に申し上げます。予算に関する質疑に徹していただきますようお願い申し上げます。長谷川委員。

○委員(長谷川る美君) それでは、もう少し下の欄にあります放課後児童クラブ運営事業なんですけれども、28年度8,199万3,000円ということでしたけれども、今年度は1億6,000ということでかなり金額的にふえていますけれども、この増額の理由についてお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 放課後児童クラブの運営を事業所に委託するということで、1館当たり1,800万円で計上しております。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。畑山委員。

○委員(畑山和晴君) 150ページの市立小学校維持管理事業の予算についてなんですが、成田東小学校の金管バンドの練習、体育館、特に夏場は閉め切らないといけない。近所からのクレームということで、閉め切らなければいけない状況の中で練習しているんですが、そこで、多分保護者の方から、エアコンなりスポットエアコンなりという要望があったかと思うんですけれども、そういった予算、設置するような予算というのは今回入っているのでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 教育総務課長。

○教育総務課長(高橋加代君) 教育委員会には学校を通して要望という形で上がっておりますが、29年度の予算には入ってございません。

○委員長(青柳信義君) 畑山委員。

○委員(畑山和晴君) 昨年、やはり熱中症になった子もいたと聞いています。今回の予算じゃなくても補正予算でも、これは必ず設置していかなければ命の安全という部分で必要不可欠だと思うんですが、今後そういった考えはありますでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 教育総務課長。

○教育総務課長(高橋加代君) エアコンに関しましては、成田東小学校からは体育館という要望、その他の学校につきましては図書室など、あと職員室、校長室など、エアコンの設置場所についてはさまざまな要望をいただいております。そのような中で、今後、財源の関係もございますので、調整しながら検討してまいりたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 畑山委員。

○委員(畑山和晴君) 成田東小については、やはり夏に閉め切っているということで、本当に命にかかわる状況ですので、検討するというよりも、これは設置しなければならない、そういうふうに思います。その辺を市長、どのようにお考えでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) ただいまの委員のご意見は十分に理解できるところでございます。しかし、一般質問でも答弁申し上げたように、エアコンの要望はほかの学校からも大変高くて、ただ、それに対する財政負担も大きいというところで、大変厳しい状況にあるのが現実でございます。ただいまいただいた、確かに子供さんの健康にかかわるという部分に関しては重く受けとめながら、実情もご理解いただき、何かしらほかに対策がないか含めて検討させていただきたいというふうに思います。

○委員長(青柳信義君) 畑山委員。

○委員(畑山和晴君) 続きまして、90ページの児童館・放課後児童クラブ整備事業の中で、これも成田東小学校の児童クラブなんですけれども、児童クラブの給湯器のお湯が出ない。防犯扉を通ってトイレに行く。これもエアコンなんですけれども、エアコンを設置すると、昨年度、予算入っていたと思うんですけれども、実際はエアコンは設置されていない。今回、この予算のほうにはその点は入っているんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 29年度の予算の中では日吉台小学校の児童クラブの整備工事ということになってございます。成田東小学校の児童クラブにつきましては、28年度の予算を繰り越すという形で行ってまいりたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 畑山委員。

○委員(畑山和晴君) そうだとすると、給湯器とかエアコンとか、設置されるという考えでよろしいんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) そのように考えております。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。出川委員。

○委員(出川博一君) それでは、29ページ、30ページ。放課後児童クラブ運営に関して、歳入の点からお尋ねいたします。ここのところで、14款2項2目3節で放課後児童健全育成826万4,000円。それから、33、34ページの15款2項2目9節の宮城県子ども・子育て支援交付金、この中に826万4,000円が入っているかと思いますけれども、その理解でよろしいでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) そのとおりでございます。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) それから、先ほどの23ページ、24ページで、12款1項1目1節児童クラブ利用料、各クラブ197万2,000円で8校分で1,577万6,000円、この3つの歳入を合計すると3,300万4,000円ですけれども、歳入はこれで全部と見てよろしいんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 歳入に関しましては以上のとおりでございます。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) そして、歳出を見ると、85、86ページなんですけれども、3款2項1目、歳出として説明欄に放課後児童クラブ運営事業1億6,172万3,000円とあります。これは歳出と歳入の差額は、1億2,941万9,000円が市の負担というふうに考えてよろしいんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) そのとおりでございます。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) 放課後児童クラブ運営事業として1億6,172万3,000円の内訳をちょっとお願いしたいんですけれども。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 内訳としましては、先ほど委託をするために1館当たり1,800万というふうなところがまずございます。そのほかに、今回委託をするのが1年ということもありまして警備業務のほうが、こちら、まだ契約が終わっていないところもございましたので、その分の警備業務の委託料等もこちらに含んでございます。そのほか、光熱水費に関してなんですが、今までは公民館を使用させていただいていたところもございまして、光熱水費、児童クラブ単体でどのぐらいかかるのかという見積もりが今回とれなかったところもございましたので、ここの光熱水費に関してはことし1年は市の予算から捻出するというふうな形で考えていたところでございます。そういったところが市の予算というところに、大まかな大きなところではそういったものになります。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) 今話したものでいくと、まだ1,000万ぐらい足りないんですけれども、そのほかの内訳はどうなんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 大変失礼いたしました。そのほかの部分として入っていますのが、日吉台小学校にできます児童クラブに入れる備品代もこちらの中に含まれているものでございます。そのほか、修繕費としまして、児童クラブの運営を委託した事業者のミスによるものに関しては事業者に請け負ってもらうことにはなるんですが、それ以外の部分で、こちらで既に運用している東向陽台ですとか明石台ですとか、できているところもございますので、そういったところの施設の修繕費等々も見込んでおります。そのほかには、児童指導員に対して、事業所それぞれも研修等々計画はしていると思うんですが、市としても研修を行っていきたいというところもございましたので、そういった報償費も含んでいる計算になります。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) 今の説明で、そうすると28年度までは直営でやって自前運営だったんですけれども、そのときの28年予算額は約8,200万、委託することになった来年度予算はさらに4,000万増となるという理解でよろしいんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 確かに委託をすることでかなり多く見積もっているというふうに思われるかもしれません。ただ、1,800万の中身を見てみますと約8割が人件費ということになります。28年の予算も見ていただきますとおわかりになるかと思うんですが、大体、こちらで持っていた予算でも児童指導員の賃金が800万から900万ぐらい、そのほか手当等も含めると1,000万近くなるかと思うんですが、さらに児童クラブ、土曜日も開所いたしますし、児童クラブを1日、今まで子育て支援課ですとか公民館の職員が担っていた仕事も含めてやれる人間が、人材が必要ということになりますと1,800万というのは決して高いものではないかなと考えております。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) わかりました。
であれば、公民館の職員はそれだけ減るということと理解してよろしいんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 公民館の職員がその仕事を全てやっていたということではなくて、公民館の職員でしたり、子育て支援課の職員がその業務の中で児童クラブについて、その3割、4割ぐらいは仕事を担っていた部分があるかと思います。その分の職員を、児童クラブの事業所のほうで8時間勤務体制の職員を2名ほど置く予定になっておりますので、その人間の賃金というか給料等々を見込みますと1,800万というのは妥当なというふうな形でお答えしたつもりでした。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) いや、だから、言っているのは、つまり、委託することによって、いわゆる管理者とか、そういう公民館の職員が手をかけなくてもいい部分がこれから出てくる。それに伴って、公民館の職員を減らすんですかということをお聞きしているんですけれども。もし担当外であれば、誰か答弁願いたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 公民館長。

○公民館長(阿部雄也君) 公民館としては、お手伝いということで電話の受け付け等は行っておりましたけれども、直接事業に対しては公民館職員は携わっておりません。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) わかりました。ちょっと難しい質問なので。
いずれにしても、委託することによって1館当たり500万の支出増になるということは間違いないことかと思います。ということは、委託するとコスト増を招くというふうに理解してよろしいのか。非常に難しい問題なんですけれども、私はそのように理解しているんですけれども、いかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) その500万の差額で児童クラブの担当職員を2名雇い上げられるかというふうに考えますと、コスト増というふうには見込んでおりません。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) 次に、81、82ページ、3款1項3目13節委託料。ここに第5期障がい福祉計画策定業務があるんですけれども、これは第4期、つまり今現在やっているものなんですけれども、それの3年前の26年予算は280万8,000円、今回529万2,000円と大幅になった理由と要因をお尋ねいたします。

○委員長(青柳信義君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) まず、こちら大きな差が出ておる大きな要因といたしましては、まず、委託先の研究員の労務単価が当時と比較しますと6,000円違っております。それに加えて、延べ人数の人数がおおよそ約30人の違いが出ておりますので、この中で既に130万ぐらいの差が出るのかなということが大きく挙げられます。それに伴う出張旅費というものも当然回数というようなところでも変わってくるというようなふうに読んでおるところでありました。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) 第4期の策定の資料、これなんですけれども、これは非常に紙が厚くてQRコードまで入った非常に装丁が立派なものだと思うんですけれども、今回もこのような装丁にするおつもりなのか。ちょっと余計な支出じゃないかというふうな危惧を抱いております。ここ、いかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) こちらのほうからの仕様といたしましては、紙質の指定は特にはしてはおりませんでした。ただし、表紙についてはカラー印刷というようなことで、このたび業者のほうにはお願いはしたものの、内容につきましては、今委員おっしゃるとおり、私個人的にもそのような思いもありますので、今後、製本につきましては、なお業者と協議をさせていただこうと思います。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) 続きまして、89、90ページ、3款2項3目。説明欄の子育て支援センター運営維持管理539万7,000円がありますけれども、これは28年度までは、新しく「とみここ」ができたので、こういう別建てになったんでしょうけれども、28年度までの予算書ではどこに幾ら計上されていたか、お尋ねいたします。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 子育て支援センター運営維持管理事業として実際に行っていくものとしましては、母子保健の健診費、健診とか教室等々になります。その教室や健診を行っていた場所は、28年度までは福祉健康センターですとか中央公民館、あとは母子手帳交付に関しては役場で実施してございました。基本的に職員も役場の庁舎内にいて相談を受けたり、そこから訪問に行ったりというふうなことですので、ここでどこにというふうな、具体的にここに予算が上がっているというふうなところをお示しできるものはちょっと、分散されているということで、なかなかできるものはないかと思います。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) ということは、今回、独立した施設になったので500万ほどの多額な維持管理費が計上されたわけなんですけれども、そうすると、従来も幾らか、100万か200万は分散されてあったということで、独立したから急にふえたわけじゃないというふうなことの理解になるんでしょうか。それとも、やっぱり独立したがために300万ぐらい経費増になったという理解のほうがいいのか、どちらでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 光熱水費ですとか電話、ファクス、コピー代とかは本庁におりましても使っていたものですので、そういったものも含めると、この500万が全て純増というふうなことではないと。そういったものを、そこを削って、今まで使っていた分を削ると大体200万から250万が純粋にふえるかなというふうに見込んでおります。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) 同じページで、3款2項4目の保育所費なんですけれども、2節では給料の欄に45人分とあります。これが28年は4名増、29年3名増と、毎年ふえているんですけれども、これも保育児、27年と28年度の比較では何人ふえたのか。それから、29年と28年で保育児は何人ふえたのか、お尋ねいたします。

○委員長(青柳信義君) 保育統括監。

○保育統括監(八巻恵美子君) 職員につきましては、27年度が40名で、28年度42名、29年度が45名というところになっておりますけれども、園児につましては、済みません、平成27年度は304名、それから平成28年度につきましては296名の園児、それから29年度は今のところ予定として280名というところで、ふえているところではありませんけれども、職員数はふえているところですけれども、現在、不足している分で臨時職員として補っていて、合計の保育士数としては増になっている現状ではありません。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) といいつつ、いわゆる保育士、多分、保育士として28年4名、それから29年3名ふえているので、そういう意味では、保育の質が高くなる。ところが、保育児童は少なくなっているというのは、何か矛盾しているというか、何でそういう形になるのか。先ほどの質問でありましたけれども、結局、保育士が足りないといって、職員として採用して手当てをしても、なおかつ保育児はふえていかない。この現象はどういうことなんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 保育統括監。

○保育統括監(八巻恵美子君) 確かに臨時職員の募集を図っているところなんですけれども、なかなか募集人数が確保されていないというところの現状で、入所児童数が満たされていないというところになっております。通常、ハローワークさんのほうにも毎月のように掲示させていただいているんですけれども、なかなか集まらない現状と児童数が比例しているという関係になっております。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) そうすると、これは非常に根が深い問題だというか、職員はふやしても、必ずしもいわゆる保育児はふえていかない。サブの保育士を、パートの人を雇わないと運営できないという今の現状ということなんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 保育統括監。

○保育統括監(八巻恵美子君) パート保育士さん等々もあわせて人数の確保をというところなんですけれども、なかなか充足しないところではあります。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) 次、続いて、97、98ページ、3款3項2目13節。ここに、説明欄に福祉健康センター管理として28年は1,853万7,000円、これは予算ベースです。今度、指定管理で2,317万2,000円ということで、予算書上では463万5,000円の増になるんですけれども、やっぱりあれなんでしょうか。さっきも委託、あるいは指定管理とも、外部に出すとコストが高くなるというふうな理解になってしまうんですけれども、その辺についてお尋ねいたします。

○委員長(青柳信義君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) 指定管理料につきましては、今現在の2名分の職員分が28年度の運営事業の中には入ってございませんので、指定管理をしたことによってその人件費がプラスされるというふうな形で、委託料の中で増というふうな形になってございます。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) ということは、その2人の職員の方が今度は別な仕事をするということになるかと思うんですけれども、その辺のところは、いわゆる人材を効率的に活用しておられるのかどうか、その辺のところをお尋ねしたいんですけれども。

○委員長(青柳信義君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) 人材の活用につきましては、総務課の人事のほうの担当のほうの管轄になると思いますけれども、有効に活用というふうな形では考えてございます。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) 13節の委託料、これは指定管理者との契約は幾らにする予定なのか、お尋ねいたします。

○委員長(青柳信義君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) 指定管理の委託料につきましては、5年間で1億295万円というふうな形でなってございます。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) 債務負担の中では1億1,000万円だったと思うんですけれども、ということは、その分、安く契約になるということと理解してよろしいんですか。

○委員長(青柳信義君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) そのとおりでございまして、705万円程度減というふうな形になってございます。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) 同じページの3款4項で、ここに生活保護費ございますけれども、市制移行によって、福祉事務所が開設されました。全体で、生活保護費で5,300万の市一般財源の持ち出しという理解でよろしいんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) 済みません。ちょっとお待ちください。
失礼しました。おっしゃるとおり、そのとおりでございます。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) これは27年、28年は10月から福祉事務所ができたんですけれども、27年までの支出はあったんでしょうか、お尋ねいたします。

○委員長(青柳信義君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) ここに今回計上していますものは、27年度はございません。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) ということは、市制移行に伴って、ここの部分については国の補助があるけれども、4分の1の一般財源の持ち出しがあるということで、その部分では、財政的には非常に圧迫されているという理解でよろしいんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) 圧迫しているかどうかというのは、私から申し上げることはできませんが、おっしゃるとおり4分の1ということでございます。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) それでは、続いて、151、152ページをお願いいたします。10款2項2目11節需用費、ここに光熱水費として4,177万8,000円。これは28年と同額なんですけれども、中学校側で見ると水道光熱費は28年と同額計上しています。先ほど、子育て支援課長のほうから児童クラブの分はお支払いしなくてはならないというお話があったんですけれども、この分は減らないのか、お尋ねいたします。

○委員長(青柳信義君) 教育総務課長。

○教育総務課長(高橋加代君) こちらはあくまでも学校分の計上でございまして、児童クラブの分は基本的には入ってございません。ただ、成田東小学校だけ、空き教室を利用してやっているものですから、そちらの分は若干含まれるような形にはなります。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) おかしいんじゃないの、同じところで、教育委員会ではそれは全然見ない。子育てのほうではその分支出があります。当然、小学校のほうで減るんじゃないですか。そういう、全体を見ればそういうことですよ。だから、縦割りでやっているから、そういうことになるんじゃないですか。もう一度、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 教育総務課長。

○教育総務課長(高橋加代君) 済みません。これまでも小学校で児童クラブをやっているところに関しては、別々に光熱水費は支払っておりますので、これまでも発生していないような形になっております。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) ちょっと、じゃあ、子育て課長に聞きますけれども、それで本当に間違いないですか。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 水道に関しましては、今までお支払いいただいていたという認識でございました、学校のほうで。
済みません、間違いました。水道はこちらで払っていて、電気のほうは学校のほうで払っていただいてという認識でございました。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) いや、ぜひ、その辺、調整というか、はっきり分けて計上すべきだというふうに思いますので、その辺のところについて、両方の課にまたがるので、市長のお考えをお聞きいたします。

○委員長(青柳信義君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 委員のご指摘のように、今回、民間委託、いわゆる指定管理するに当たって、やはりその分で持ち出しがふえるということはないようにというものを心がけていろいろ査定をさせていただいたところです。そういう意味では、今までかかっていた人件費だったり、そういうものを踏まえて委託料だったり、指定管理の予算を積み上げた額で今回委託なり指定管理をさせていただいておりますので。
なお、そのようなことがないように、これからもしっかり、(「水道光熱費」の声あり)水道光熱費のその辺の部分にもきちっと管理も明確にしていきたいというふうに考えております。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) 157、158、10款4項。ここの幼稚園費で市立幼稚園の入園状況、最新の件数をお願いしたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 教育総務課長。

○教育総務課長(高橋加代君) 最新ということで、29年度の入園予定者数ということでお答えしたいと思います。まず、富谷幼稚園、3歳児が28名、4歳児が32名、5歳児が37名、合計97名でございます。東向陽台幼稚園が、4歳児が18名、5歳児が19名、合計37名でございます。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) 東向陽台幼稚園、定員が各30名となっているわけですけれども、29年度はそれでスタートするんでしょうけれども、30年度ももう少し様子を見るという考えなのかどうか、お尋ねいたします。

○委員長(青柳信義君) 教育総務課長。

○教育総務課長(高橋加代君) まず、東向陽台幼稚園、やはり29年度におきましても充足率がやや低いということでございまして、財政面での効率性という部分では課題があるものと捉えております。このことからも、今後の公立幼稚園のあり方につきましては、次年度より本格的に存続、民間移管、または認定こども園ということも含めまして検討してまいりたいと考えております。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) 東向陽台保育所は築後何年たっているんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 昭和52年に建っているということですので、30年以上になります。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) 多分これは財政課で今計画している公共施設の総合計画の中でも対象になる物件ではないかなと思いますけれども。といいつつ、明石台地区の今後の住民の動向を推定すると、まだ八丁目は全然手つかずです。ですから、そういうところには若い世代が張りつくと予想されるんですけれども、どのように見ているのか、お尋ねいたします。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 私のほうでもやはり八丁目、九丁目に若い子育て世代が多く入ってこられるのではないかと考えております。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) 待機児童47名の地域別の分布というのは把握しておられるのでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 今手元にその資料がございませんので、お答えできません。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) 東向陽台幼稚園、保育所、それぞれ4歳、5歳児を抱えております。そういう意味では、やっぱり認定こども園の構想が強くなるのではないかなと思いますけれども、その辺のところについて見解をお尋ねいたします。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 認定こども園に関しましては、こちらも視野に入れて、どこがいいのかというところも含めて検討していきたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) 161ページ、162ページ、10款5項1目。ここの説明欄、ふるさとまつり運営事業559万3,000円ありますけれども、先ほどは明確なお話がなかったんですけれども、日時と場所は決まっているのか、お尋ねいたします。

○委員長(青柳信義君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(渡邉正弘君) まだでございます。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) ということは、ふるさとまつりを開催するという意図するところは何なのか、お尋ねいたします。

○委員長(青柳信義君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(渡邉正弘君) やはりしんまち地区の通りの活性化等々でございます。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) 多分、ことしはあそこ、旧庁舎補強工事ということで、多分あそこのところは余り使えないというふうになろうと思いますし、スイーツ博で2,700万の一般財源が使われると。その辺を踏まえると、ふるさとまつりの中止の選択肢はないのか、お尋ねいたします。

○委員長(青柳信義君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) まず一つは、スイーツ博について、一般財源、全額持ち出しではなくて、国なり県の交付金をいただくなり、民間の出店料等を含めて、全額一般財源からの持ち出しということは考えておりませんということでご理解いただければというふうに思っております。
なお、あわせて、ふるさとまつりにつきましては、先ほど来、答弁で申し上げましたように、今後、具体的な作業を進める中で、場所等、日時等、また400年祭に向けての連動性も含めながら、今後検討していきたいというふうに考えております。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) ということは、今の答弁を聞くと、今年度もやりたい気分はあるんだけれども、本当にやれるかどうかという、先ほど、いろいろ時期の問題、秋にずらすべきだとか、ただ、そこはスイーツ博覧会があって、10月28、29日は埋まっていると。その前に運動会があるとかそういうことを考えると、かなりスケジュール的には難しいと思うんですけれども、いかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) その辺も含めながら、実行委員会またはいろいろ関係者の方々のご意見をいただきながら、今後検討していきたいというふうに考えております。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) それでは、169ページ、170ページ、10款5項5目7節の賃金。ここに事務補助員の6名ということで先ほど答弁がありました。この業務内容についてお尋ねいたします。

○委員長(青柳信義君) 公民館長。

○公民館長(阿部雄也君) 公民館にはパート職員さん、3名今おります。事務職員、それから図書指導員、そして次のページ、業務補助員ですが、業務補助員に関しましては、印刷補助、それから施設貸し出しの集計、管理、そのようなもの、それから公民館まつりに関しては、お手伝いをかなりの部分でいただいております。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) 今、お話があった、それでは業務員の業務内容は何なのか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 公民館長。

○公民館長(阿部雄也君) 業務補助員という名称ですけれども、簡単に言いますと、公民館の清掃業務になります。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) 図書指導員は別にしても、事務補助員あるいは業務補助員、この辺のところは一緒に統合することはできないんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 公民館長。

○公民館長(阿部雄也君) 公民館職員、今、出張所職員と併任ということで、公民館職員の人数も公民館によってまちまちです。よって、利用者の方々に利便を図るという点からは、今の業務形態を継続していきたいと考えております。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) 次のページに、13節に委託料として、公民館施設管理1,503万2,000円、この業務内容についてお尋ねいたします。

○委員長(青柳信義君) 公民館長。

○公民館長(阿部雄也君) 先ほどの説明でも、若干、概要をほんの一言お話し申し上げましたが、今まで、公民館の施設管理ですが、管理人さん、各公民館2人、交替制でやっていただいておりますが、その管理人さんの業務、基本的には部屋のあけ閉めが基本ということで、土曜・日曜も公民館の施設貸し出しはしているわけなんですが、極端な話、そこに誰もいない状態で施設が使われているという現状がありました。それで、きのう、おとといも6年目ということで、地震のことを改めて考えたわけですけれども、あの地震がもし土曜・日曜に発生したとなったら大変な問題になるだろうなという思いがずっとありまして、少なくとも利用者の方々に安心してもらえるということで、管理人さんの配置を考えました。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) これは多分委託ということですから、どこかに委託されると思うんですけれども、同じ施設管理ですから、業務補助員との兼務というか、そういうことは考えられないか、お尋ねいたします。

○委員長(青柳信義君) 公民館長。

○公民館長(阿部雄也君) 時間帯が全くばらばらになりますので、今回計上しました1,500万円のほうは平日の夜、それから土日、朝から、利用があれば夜までということになりますので、通常の業務補助員さん等とは勤務内容が異なってくるというふうになります。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) 177ページ、178ページ、10款6項2目13節委託料がございます。ここのトレーニング講習会、これは29年度の新たな事業なのかどうか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(渡邉正弘君) 28年度は職員のほうで実施していたものでございます。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) そうなんですよね。28年までは報償費19万2,000円の中で対応していたのではないかと思うんですけれども、これはあえて独立させて委託するということになった経緯についてお尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(渡邉正弘君) こちらのほう、平日の夜と休みの日に実施していたわけでございます。それにつきまして、職員の職務の軽減ということでございまして、委託するということでございます。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) でも、実際は2時間程度ですよね、講習会。職員は1人しか出ていません。それで本当にわざわざ外部に金を払って10万ほど高く払って運営しなくてはならないのかどうか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(渡邉正弘君) 先ほども申しましたように、職員の職務の軽減ということでお願いしたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) でも、実際、代休をとって対応しているかと思うんですけれども、もう一度確認します。

○委員長(青柳信義君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(渡邉正弘君) 一応、代休制度はございますが、なかなか執行できない面もありますので、その辺を加味したものでございます。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) その下に、学校スポーツ指導員派遣、これは新しい委託になりますけれども、内容をお尋ねいたします。

○委員長(青柳信義君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(渡邉正弘君) 保育所、幼稚園、小中学校のほうにスポーツ指導者の派遣を行うものでございます。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) これは28年度は実施していなかったんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(渡邉正弘君) 28年度は実施しております。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) 実施しておりますということですけれども、これには費用、幾らかかっていますか。

○委員長(青柳信義君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(渡邉正弘君) ちょっと今、持っておりません、資料のほう。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) 多分、これは総務費の中の手数料30万8,000円のうちの一部を使って対応していたんじゃないかと思いますけれども、わざわざ28年度もやっているものを独立させて外部委託する、その理由について、もう一度お尋ねいたします。

○委員長(青柳信義君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(渡邉正弘君) とみやスポーツクラブの育成という面も考えまして実施するものでございます。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) でも、とみやスポーツクラブは、totoから八百何十万、15年もらうんですよ。そういうところにわざわざ、何も厳しい市の財政を鑑みれば委託しなくてもいいんじゃないですか。わざわざスポーツクラブを養成するために、じゃあ、新しい事業をしているということですか。

○委員長(青柳信義君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(渡邉正弘君) こちら、専門的な外部講師の登用も見込んでのものでございます。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) それでは、最後に183、184ページ、10款6項3目19節負担金。ここにみやぎ支援方式米供給価格41万がありますけれども、これは新たな制度としてできたものなんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 掛かり増し経費の支援ということで、今までそういうふうな表現をしておりましたけれども、実際、内容的には同じでございまして、みやぎ支援方式という言葉が最近使われるようになっておりますので、掛かり増しという言葉を改めたということでございます。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) これは28年35万5,000円、掛かり増しという項目には35万5,000円、今回、29年度41万ということで、この増額は、米飯給食を週3回から3.5回に増加したために増額になったということかどうか、お尋ねいたします。

○委員長(青柳信義君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) そのとおりでございます。
この際、午後4時15分まで休憩します。

午後4時03分 休憩


午後4時15分 再開

○委員長(青柳信義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
ほかに質疑ございませんか。藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 82ページの扶助費のところなんですけれども、昨年度、DV被害者等緊急一時保護が入っていたかと思うんですが、本年度は、こちらの中でちょっと見えなくなっていたんですが、これは来年度も実施されるということでよろしかったでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 29年度も実施する予定でございます。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 最近、周りの方で、旦那さんからのDV被害があって、それで友人のところに逃げたという方もいらっしゃいましたので、こういうところをしっかりと充実させていくという考えがあるのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君)まず、相談に乗っていきながら、本人たちがどのように今後なっていきたいかというところも相談の中で受けながら、充実させていきたいと考えております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 話し合いの中でという流れもあるかと思うんですけれども、本当に緊急事態のこともあるかと思いますので、この辺は、緊急時の対応というのはどのように検討されておりますでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) まずは女性相談所等で一時保護できないかどうかというふうなところの相談になるかと思います。そこがすぐに動けない場合の緊急避難というところで、市の財政というところを見込んでいるところでございます。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 続きまして、84ページの子ども医療費助成事業に移ります。県の事業助成の拡大に伴いまして、ほかの自治体で対象を引き上げたということがあります。富谷市でも一部負担金、そして、所得制限をなくすという検討はなされたのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 今回、県のほうで対象を拡大するというところではございましたが、その対象拡大に当たって市に入ってくる財政、1,000万円ぐらいというふうなところでしたので、そこを当て込むというふうなところまでは検討はいたしましたけれども、それよりも18歳まで拡大しているというところで、ほかの市町村に比べて市のほうではかなり負担している部分もございますので、今回はそこまではしないというふうな方向で考えております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 続きまして、94ページの新しい事業としてひとり親家庭等自立支援事業558万円入っているかと思うんですけれども、これは具体的にどのような内容を何人に対して行うことを想定されているのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) ひとり親の方で仕事をするに当たって、やはり資格を持って仕事をされると給料的にも多くいただけるだろうということで、そういった資格が取れるための支援ということで、28年度に関しましては介護職員の資格を取られたりという方もいらっしゃいました。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) ちなみに、これは1人当たりお幾らぐらい手当が出るのでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 自立支援の給付金によっても若干違うんですが、例えば年間上限額が20万というものもございますし、例えば看護師の資格を取るとか、そういった高等職業訓練の促進をする場合ですと月額10万円を限度というふうな形で見込んでおります。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) ひとり親の方ですと、なかなか生活費のほうまで回らないという方がおりますけれども、本当により支援を充実していかなければ、資格を取るようにお金をつけたとしても、なかなか実施できないのではないかなと思うのですけれども、見解をお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 生活費の支援ということでしたらば、児童扶養手当等でもこちらとしては手当は差し上げているところもございますので、そこら辺も含めてという形になるかと思います。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 続きまして、96ページの委託料の緊急通報システムについてお伺いいたします。申請書に際して、2名以上の協力員、ボランティアが必要となり、1名以上の協力員にいざというときのために自宅の合い鍵を預かっていただきますとあるのですけれども、これが足かせになり、なかなか登録ができないという方がおります。県外から来ており、子供がいない場合、旦那さんが急に体調を崩してしまい、これを登録したかったんですけれども、ご近所さんとちょっとトラブルがあって、これをお願いできなかったという方がおりまして、これをもっと使いやすくするために、協力員であるとか、いざというときのための自宅の合い鍵に関しては、これは再検討する必要があるのではないかなと思うのですけれども、伺います。

○委員長(青柳信義君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) 協力員につきましては、お近くの民生委員さんとか、近くに近隣の方がいらっしゃらない場合には民生委員さんとかにお願いしているような状況でございます。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) こちら、もっと使いやすくなるように、そこの面も含めて記載をして告知に努めていただきたいなと思うんですけれども、それに関してお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) その使い勝手につきましては今後検討させていただきたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 続きまして、98ページの福祉健康センター管理事業に関しまして、昨年度、生きがい教室であるとか高齢者健康づくり事業などがこちらに記載されていたんですけれども、今回、一括化されたのか、そういうものが見えなくなってしまっているんですね。情報の提示がやはり必要だと思うのですけれども、そちらに関しては提示していただけるのでしょうか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) 平成28年度に福祉健康センター事業として、維持管理、世代間交流、高齢者生きがいづくり、健康づくりの4つに分かれて計上していたと思いますが、29年度におきましては、指定管理というふうな形になりましたので、福祉健康センターで実施しております維持管理、世代間交流、高齢者の生きがいづくりにつきましては指定管理のほうに含められたというふうな形になってございます。高齢者の健康づくりの部分につきましては、ゆとりすとクラブ・サロン事業等が入ってございますので、その部分につきましては老人福祉費の一般介護予防事業のほうに移管というふうな形で平成29年度は計上しております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) こちらに関しましても、やはり情報の提示がないと、これがどういうことかということで、こちらとしても判断ができませんので、情報の提示はしていただけるのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) 情報の提示を議員さんにということでしょうか。説明のときには、移管になりましたという形でご説明申し上げたつもりでございましたけれども。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 予算書のほうでもやはり中身を、移管はわかるんですけれども、具体的なこういう事業の計画ですというような形でやはり教えていただきたいなと思いますが、それについて再度お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) 今後そのように努めてまいりたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 続きまして、150ページの奨学生貸付金について伺います。
昨年度1,212万円だったのですけれども、今回、差額で基準の緩和等について先ほどお話しされていたと思うんですけれども、具体的にどういった内容なのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) 奨学金につきましては、今年度見込みとしまして、高校生、新規で5名、大学・専門学校合わせて15名、計20名ということで想定しております。また、継続といたしましては、高校生1名、大学生19名の計20名でございます。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 具体的に、何か基準の緩和などについて先ほどおっしゃっていたような気がしたんですけれども、それについて再度お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) 以前にも答弁で申し上げたところではございますが、学力に関する要件を外しておりますので、そういったところで拡大を考えております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 給付型の奨学金に関しては検討されましたでしょうか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) 国の動向等を資料を取り寄せながら調査研究を進めている段階でございます。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 続きまして、154ページの中学校特別支援教育就学奨励費。小学校の部分もあるかと思うんですけれども、就学奨励費に関しまして、名取が3月の支給ということを始めました。さらに仙南のほうでも幾つか、3月、4月前の支給ということで検討しているようです。これに対して、富谷市としては今後検討される予定なのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) 県内でも先行して実施する自治体があるということはこちらでも情報としてつかんでおりますので、当市に当てはめたときにそれが実施可能かどうか、今後も資料を取り寄せながら研究を進めているところでございます。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 174ページの先ほど、全国大会への支援などということをお伺いいたしました。こちら、多子、子供が複数、全国大会に行くときに1つの家庭で10万円以上の負担になるというお話も私伺いました。多子に対する補助をもう少し充実させる必要があるのではないかと思いますが、その件に関して検討なされるか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(渡邉正弘君) 一応、1名ずつというような考えでございます。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) やはり1名ずつでも2人重なってしまうとかなりの額になってしまうと思いますので、こちら検討が必要かと思いますが、再度お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(渡邉正弘君) その辺については検討していきたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 最後の質問になります。
市のバレーボール大会が昨年度行われまして、その中で、3位決定戦がなくて、すぐ試合が終わってつまらなかったというようなお話も伺いました。今年度の計画として、そういう3位決定戦などは検討なされているのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(渡邉正弘君) 今後、検討したいと思います。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 91ページ、92ページです。保育士の問題ですが、保育士は42人から45人になったということになります。それが前のページで、92ページのところには賃金がありまして、保育士が書かれています。この臨時・パートの人数をまず伺います。

○委員長(青柳信義君) 保育統括監。

○保育統括監(八巻恵美子君) 臨時職員につきましては22人、パート職員については20人となっております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 臨時でクラスを担任しているという人はいますか。

○委員長(青柳信義君) 保育統括監。

○保育統括監(八巻恵美子君) おります。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) その人は何人ですか。

○委員長(青柳信義君) 保育統括監。

○保育統括監(八巻恵美子君) 各保育所によって異なりますので、ちょっと今数字を持ち合わせておりませんので、後ほどお示ししたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 臨時ですが、先ほどもありました、なかなか人が集まりづらいということがありますが、今のところ、大体間に合っているというものではないですよね。定数に対して少ないということは応じた募集ができないということなので、その分をこの後どのようにして臨時の保育士を集めるのかということについての検討はどうなっていますか。

○委員長(青柳信義君) 保育統括監。

○保育統括監(八巻恵美子君) 保育士の募集につきましては、ホームページまたはハローワーク等々におきまして募集を図っているところです。また、大学につきましても早目に訪問したり等々し、募集には努力はしているところなんですけれども、やはり認可保育所が仙台市また宮城県におきましてもたくさんできているところから、正職として勤務される方がほとんどそちらのほうに動いているというところで、最終的に臨時となったときに、なかなか募集を図っても集まってこないという現状ではあります。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) そうしますと、富谷市の臨時で働く人の給料が低い、それから休み、雇用条件が仙台市と比べて余りよくないということに尽きると思うわけですが、それの改善のためにはやはり正規の職員の採用がこれからも必要だと思うのですが、その点についてどのように考えたのか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 保育統括監。

○保育統括監(八巻恵美子君) 臨時職員の給料につきましては、他市町村と比較してさほど低いとは考えておりません。ただ、これから精査しなければいけないところはあると思います。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 先ほどの定数に合わせても、まだまだ、3歳未満児のところで、多分保育士が集まればそこのところで受け入れられるということがあると思うんですね。保育の質を確保しながら保育士を集めて、そして、待機児ゼロにするということが市のすべきことだと思いますが、そういう立場で保育所を運営していくということでいいでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 保育統括監。

○保育統括監(八巻恵美子君) 未満児の希望が多いというのは現実でありますので、そこの保育士の確保に努力しながら、待機児童ゼロを目指して今後も努力していきたいと考えております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) ことし4月に開所予定だった杜乃橋ですけれども、時期が延びるということになりました。45人を法人が見るということになっていますが、法人のことなので、よくわからないということもあるかと思いますが、その法人の中で45人を受け入れるための体制、これで保育士の体制は十分なのかどうか、整っているかについては、市で把握していますか。

○委員長(青柳信義君) 保育統括監。

○保育統括監(八巻恵美子君) 募集におきましては、保育士の確保が確実になったところでの数を募集しておりますので、そのところは大丈夫だと認識しております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 未満児のところで、やっぱり人手が要るわけですよ。そうしますと、法人のところで未満児として受け入れるというのは子供の数で何人ですか。

○委員長(青柳信義君) 保育統括監。

○保育統括監(八巻恵美子君) 未満児が45人となっております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 45人に対応する保育士が万全の体制をとっているということで市としてはつかんでいるということになります。そうすると、45人、認定こども園に移りますね。そうしますと、その保育士はどのように処遇されるのかはご存じですか。

○委員長(青柳信義君) 保育統括監。

○保育統括監(八巻恵美子君) 杜乃橋につきましては、職員を採用するに当たって杜乃橋に勤務ということで当てておりますので、その子供たちと一緒に担任が移行することで不安やそういう面がないように配慮されたものとなっております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) それでは、95、96ページでお尋ねします。一番下のところに老人福祉費があって、20節に扶助費があります。養護老人ホーム措置費、これが科目存置になっていますが、ここで利用できるという人の要件、これはどのような人がこの中に入るのか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) 高齢者の方で経済的に困難な方で、おひとり暮らしというか、生活ができない方というふうな形になってございます。措置というふうな形になっておりますので、介護保険の施設とかを利用できないという方の対象というふうになってございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) これまで措置された人の数は何人ですか。

○委員長(青柳信義君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) ここ数年、措置された方はいらっしゃらなくて、3年くらい前にお一人いらっしゃったというふうな形でちょっと記憶しております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) なかなか生活が大変でと、家族でもいればそこの中で話し合いもできるんでしょうけれども、そういう人たちの把握についてはどのように市としてはしているんですか。

○委員長(青柳信義君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) その把握につきましては、おひとり暮らしにつきましては、民生委員さんを通してひとり暮らし高齢者の訪問とかを通して把握というふうな形に努めておるところでございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) そうしますと、現在、措置するような対象者はいないということで確認できますか。

○委員長(青柳信義君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) 今現在、その対象となる方からの相談というふうな形はないような状況でございます。相談があったとしても、その対象にならないとか、ご家族がいらっしゃって介護保険の利用とかそちらのほうにつながるとかというふうな形になってございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 明石の特別養護老人ホームが開所しますが、開所日時は決まりましたか。

○委員長(青柳信義君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) 開所日につきましては、4月15日から開所というふうな形で聞いてございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 現在、何人の申し込みがあるのか、ご存じですか。

○委員長(青柳信義君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) ちょっと、しばらく前に聞いた情報でございますが、35名程度の利用申し込みというふうな形で聞いてございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 35人の人が入所した場合に、富谷市の特別養護老人ホーム待機者数はどうなっていますか。

○委員長(青柳信義君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) 宮城県の4月1日、平成28年度の老人ホームの入所申し込みの宮城県での調べの富谷の待機状況につきましては124名となってございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 147、148ページに移ります。ここのところで委託料があります、学校関係のところで13節委託料がありまして、教育振興基本計画策定業務540万円がありますが、この委託の内容について示してください。

○委員長(青柳信義君) 教育総務課長。

○教育総務課長(高橋加代君) こちら、策定に当たりまして調査研究業務、それから計画書作成関係、それからアンケートの業務の委託内容を予定しているところでございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 時期については、いつごろをめどにしていますか。

○委員長(青柳信義君) 教育総務課長。

○教育総務課長(高橋加代君) 現時点では、29年度中ということで予定しております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) そうしますと、委託先として考えているところはどこでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 教育総務課長。

○教育総務課長(高橋加代君) 今後の入札によってということにはなりますが、こういった調査研究ができる業者ということで考えているところでございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) その調査できる、研究できるということだとすると、大体何社くらいで、どういうところが委託先として考えられるのか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 教育総務課長。

○教育総務課長(高橋加代君) 現時点では見込んでおりません。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 見込んでいない中で、540万円のそうしますと算出の根拠といいますか、それはどのようにしてこの540万円というものが出てきたのでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 教育総務課長。

○教育総務課長(高橋加代君) 具体的に何社ということは見込んでおりませんが、数社はあるとは考えております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 153ページ、154ページです。上のほうにありまして、小学校管理費のところです。18節備品購入費があります。1,596万1,000円、庁用器具となっていますが、これの内訳はどのようになっていますか。

○委員長(青柳信義君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) 備品購入費につきましては、まず、一般備品としまして128万5,603円、それから教材用備品といたしまして184万8,220円、体育用備品といたしまして61万1,197円、音楽用備品としまして37万386円、それから、ことばの教室がございますので、そちらとして5万4,730円、特別支援学級用の教材備品としまして5万3,865円等となっております。大きなところといたしましては、図書購入費670万円が入っております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 小学校の楽器が非常に古いということで、計画的に購入するという話がありましたが、これは37万円ですが、これが計画のうちの金額でしょうか。さらに増額ということはないのでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) 済みません。先ほどの音楽備品というのは教科のほうで使うものでございまして、楽器の更新といたしましては29年度200万円を計上しております。購入先としましては、今回、東向陽台小学校を予定しております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) そうしますと、その備品購入費の中に200万円が楽器としてあるということでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) 先ほどの庁用器具費の中に、備品の中に入っております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) そうしますと、これまで何校が備品として新しくして、何校が残っているということなのか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) これまでのところでございますと、古いところから始めておりますので、富谷小学校、富ケ丘小学校、終えております。来年度、東向陽台小学校、順次古い学校のほう見ながら更新していくところでございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 十分ということはないのでしょうが、この200万円というものでどの程度更新できるのでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) 今手元に昨年度したものとかございませんので、詳しいところはお話しできませんけれども、ごく一部、トランペット等で言えば1つ二、三十万円というところですので五、六台、あるいはもう少し高いものであると少し台数が減りますが、そのような状況でございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 同じページですが、中学校の管理費になりまして、右側のところに内訳があります。中学生の海外研修派遣事業というものがありました。先ほど詳しく聞きましたので、ここに海外派遣と同じように平和のための学習ということで、発言、以前にもしたことがあるんですが、長崎とか広島に、修学旅行であれば本当は一番いいんですが、そうでなかったとしても派遣事業というものについては検討した経緯があるのか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) 今回の海外研修につきましては、この中での検討となっておりますので、国内での派遣については検討しておりません。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) わかりました。
それでは、次にお尋ねします。157、158ページです。幼稚園のところですが、市長の施政方針の中に……。済みません、先に、民間委託というものもありましたが、これについて、今、富谷市立幼稚園の中には課題があるといいますか、問題があると、手のかかるという子供もたくさんいるわけで、そうなったときの民間委託も視野に入れてというときに、これは今後どのように検討していくのか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 教育総務課長。

○教育総務課長(高橋加代君) 委員のおっしゃるとおり、支援の必要なお子さんに関しましては、やはり公立のきめ細やかな対応というところがニーズとしてあるところでございますので、そういったところを継続できるような形での民間移管というところは、民間移管する場合には検討してまいりたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 民間に移管といったときに、ことしからやっと富谷幼稚園が3歳からということになりました。30人に対して28人という予定者だそうですが、これが東向陽台でもやっていったら、また違うような面も出るのかなと思いますが、そういう検討はしたのでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 教育総務課長。

○教育総務課長(高橋加代君) 東向陽台幼稚園に関しましては、現在、2学級分の教室しかございませんので、東向陽台幼稚園で3歳児の保育を始めるとなりますと施設の増築ということになってしまいますので、そちらのほうにつきましては富谷幼稚園のみという検討でございました。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 今回の施政方針の中で、市長が富谷幼稚園の園長、それを外部登用ということがありましたが、その外部登用ですが、これは富谷幼稚園と東向陽台幼稚園、両方なのか、まず伺います。

○委員長(青柳信義君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) こちらにつきましては2園を統括するような形での園長職というふうに考えております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 2園を統括するといいますと、幼稚園、今それぞれに園長がいるわけですが、その人の上に統括する人ができるということになるのですか。

○委員長(青柳信義君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) 例えば富谷幼稚園ですと、この園長の下に副園長、それから教諭4名という構成を考えております。また、東向陽台幼稚園につきましては、副園長を置きまして、教諭2名の、実際の指導のところでは3名体制を考えております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) つい最近の森友学園の話ですけれども、幼稚園の中には園長がいなければならないという決まりがあるというふうに報道で聞きましたが、そういう場合、園長がいて、副園長がそれぞれにいてと、これはオーケーなんでしょうか。そのあたりは確認していますか。

○委員長(青柳信義君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) これについては、なお、さらに確認をしたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) そして、今園長の人が副園長になってしまうということになるのでしょうか。そうだとすれば、園長として仕事をしてきたのに、降格人事になるということになると思うのですが、その点についてはどうでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) こちらの人事に関しましては、なかなか私のほうから申し上げることはできませんが、降格といったようなことは想定していないというふうに考えております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) この外部園長の登用ですけれども、選考は既に行われたのでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) 総務課のほうで面接等を行っております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) その面接といいますか、選考の要件ですが、それはどのように行われたのでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) こちらは募集をしましたときに、まず、29年4月1日現在で60歳以上、幼稚園教諭または小中学校教員免許を有する。それから、幼稚園または小中学校、特別支援学校において、平成29年3月31日現在、2年以上の管理職、園長、校長、副校長、教頭等の経験があり、正規教諭等の経験を含めると15年以上の正規教育職の経験を有する方というふうにしております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) その際ですが、60歳以上とおっしゃったかと思いますが、その場合の給与体系はどのようになるのでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) こちらにつきましては再任用の職員と同様の給与形態をというふうに考えておりました。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 今回、外部園長にするという、その最大のメリットは何ですか。

○委員長(青柳信義君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) 昨今の様子を見ますと、園児はもちろん保護者の方の対応、それから求められる幼児教育、そういったところで深い見識が必要だというふうに認識をして、このような方の受験資格を設けたところでございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) そうしますと、今までの富谷幼稚園、東向陽台幼稚園が否定されるような感じもちょっと受けるわけですが、その点についてはどのように検討したのですか。最後にそこのところだけお尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) 決して否定するものではございませんが、先ほどの中にもありましたように、障がいを持ったお子さんの受け皿であったり、そういったところも含めまして、より手厚く支援ができたり、それから、教諭の育成という面で今回のような運びになりました。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 169ページ、170ページです。公民館費があります。そこの中で、次のページになりますが、公民館施設管理業務というものがありまして、平日の夜、あるいは土曜日という話が先ほどありました。ここの中でお尋ねしたいのですが、児童館機能を持たせるという話がありました。ここの中で言う児童館機能というものはどういうものをイメージしているのか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 公民館長。

○公民館長(阿部雄也君) 今回、予算計上いたしました管理業務の1,500万の中には児童館的機能というものは全くもって含まれておりません。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) それでは、児童館ができないということになって、公民館に児童館機能を持たせるということになったわけですが、そうしますと、児童館機能はどこのところに予算が計上されているのでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 公民館長。

○公民館長(阿部雄也君) 公民館といたしましては、特別、児童館的機能ということでの予算づけはございません。今まで行っておりました幼児学級、それから全館ではございませんが、子育てサロンというものも行っておりまして、そちらで児童館的機能を果たすというふうに認識しております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 児童館といったときに、高校3年生、18歳までがその対象になると思うのですが、そういうときに今まであるとおりの人員配置で十分だというお考えなのか。それともまた、それに児童館機能を持たせるといった場合には別の体制が必要ではないかと思うのですが、この点についてはどのように検討しているのか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 公民館長。

○公民館長(阿部雄也君) 公民館として、今ご発言いただきました18歳までということで該当するのを考えてみますと、児童クラブが学校のほうに移る。そのあいた部屋を利用しての学習室の提供ということでの支援ということで考えております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 地域の実情に応じて居場所づくりをするというのが児童館機能の大きなところだと思います。遊んで、そこの中で体験していくということがありますけれども、中学生、高校生の居場所づくりということにもつながってくると思うんですね。居場所づくりといったときに、じゃあ、平日の夜と土曜日にその管理人だけを置いていいということになるのか。そのあたりの検討が、どこで、どのようになされたのか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 今回、これまでも答弁で申し上げていますように、館長は全くないという答弁だったんですけれども、あくまで、今回、夜間、土日のいわゆる管理業務を置くことによって、子育て支援課と生涯学習課が連携をしながら、そういった居場所づくりを含めながら児童館機能を設けていくという方向で、今いろいろ検討をさせていただいているところでございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) そうしますと、予算面で拡充することもあり得るということになりますか。

○委員長(青柳信義君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 予算につきましては、あくまでこの範囲の中で今年度は進めていきたいというふうに考えております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 済みません。漏れましたが、中学校で用務員が1人減っていますが、それはどこの中学校でしょうか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) 昨年度より富谷中学校がシルバーのほうに委託しておりますので、その分でございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 179ページ、180ページです。
学校給食センターのところでですが、1人、去年はたしか12人だったと思います。ことし11人になるのだと思いますが、この減員の理由は何でしょうか。

○委員長(青柳信義君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 職員数につきましては、11名だったと思います。同じだと思います。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 済みません、当初予算の比較なので、12人が11人にこうなったかなと思ったわけですが、では、11人ということでよいということで進めたいと思います。
施政方針の中に、学校給食センターの運営の効率化を図るため民間活力の導入云々とありました。委託をしていくという方針なのか、その点はいかがなのでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 他の市町村も見ておりますと、委託という形態もとっております。本市におきましては自営ということでございますけれども、その辺のほうを検討して、どのような姿がいいのかということでの進める段階でございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) そこに続いて、安定供給対策になるというふうなことが書かれていますが、安定供給対策というのは具体的にどういうことでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) いわば安全安心という言葉を、その言葉も含めまして安定供給というような言葉で表現したところでございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) そうしますと、それが民間活力を導入することによってどのように改善されるというお考えなのでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) まだ、その辺、資料もまだ持っておりませんので、その辺を情報収集しながら進めていきたいというところでございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 現在、県から栄養士が来ていますが、何人ですか。

○委員長(青柳信義君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 4名でございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) その学校給食センターに県の栄養士が4人配置されています。これまで問題になってきたのは、給食をつくる際に、それを直接、栄養士が指導できない。偽装請負だという話があるわけで、この点についてはどのようにクリアしていくことになるのか、考えているのでしょうか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 済みません。もう一度、質問をちょっとお願いします。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 業務委託をするということになっていった場合に、県から来ている職員が、その委託された調理員たちに直接指示することは偽装請負だということがずっと言われてきたわけです。この点をどのようにクリアして、民間活力導入ということにしていくつもりなのか、お尋ねしています。

○委員長(青柳信義君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 委託となりますと、先ほど委員が申しましたように、直接、県の栄養士は指示できないというような内容も聞いてございます。そこで、その栄養士につきましては、委託先の栄養士といろいろ内容を協議しまして、それを調理員のほうに伝えて、そこからの指示で動くというような格好になるというような情報は聞いております。

○委員長(青柳信義君) 本日の委員会は、審査の都合により時間を延長して行います。
佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 栄養士は県費で来ているわけですよね。それを業務委託する、その人を人件費込みで4人分を栄養士も雇うことになるわけですね。これが民間活力の導入と、それから給食の運営等でかかった場合に、どちらが本当にお金がかからないかということは、これは篤と計算すべきだと思います。先ほど来から出てきているように、委託、そして指定管理といったときに、目に見えるような減額にはなっていないということもあると思うのです。そういうときに、民間活力だということで、ほかもやっているからというそういうことではなくて、本当に給食は子供たちの生活を見る、学力を向上させるために必要なものだとすれば、直営方式でやるのがいいのではないかと思うのですが、その点のところについては検討してのことだったのか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) やっぱり直営というのはそれなりに行き届いたところもあると思います。ただ、委託ででもその辺はちゃんと行き届いてやるということを、まず、情報的には受けております。その辺につきましても、どのような内容、どの程度のことまで確かにしていただけるのかという、そういう話を聞いてもおりませんので、その辺を聞いた上で、どちらがいいのかということでいろいろ進めていきたいということでございます。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。安住委員。

○委員(安住稔幸君) 79、80ページ、2目国民年金事務費のことであります。年金の受給資格が、期間が25年から今度10年ということになってまいります。この案内というか、周知というか、そういったものが市町村で行うようになっているかと思いますが、これについてはどのような体制になっているんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) 受給資格期間が短縮になったことにつきましては、宮城県の対象者の方たちにも本日から第一弾が通知のほうが出されているというふうに確認しております。また、広報等などでもお知らせするような予定にしてございます。

○委員長(青柳信義君) 安住委員。

○委員(安住稔幸君) ぜひとも周知徹底、よろしくお願いします。
続きまして、99、100になるんでしょうか。生活保護費、要保護についてであります。先ほど、ほかの委員の方からも質問あったんですが、扶助費、やはりこれも全国的にどんどんふえているような、いろいろ話を聞いております。やはりこの委託料に入るのでしょうか。生活困窮者自立相談、そういったような、就労準備とかこういったものについて、我が市のやはり生活保護を受ける方を幾らかでも少なくするというのは、受けさせないということではなくて、自立できるようなものに持っていくということで、この辺については、29年度についてはどのようにお考えになったんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 地域福祉課参事。

○地域福祉課参事(制野 徹君) 生活保護と生活困窮者、制度自体が違いますので、生活保護を受けている方が困窮者の制度のほうを利用できるというものではございません。その中で、生活保護を受けている方をどうやって自立させるかといいますと、今現在すぐに自立できるという世帯が限りなくゼロに近い状態になってきております。なので、今後は、今すぐというよりは、2年、3年後という先を見越した支援をしながら自立に向けた時期を探していくべきかなというふうに考えております。

○委員長(青柳信義君) 安住委員。

○委員(安住稔幸君) ぜひとも本当にその辺お願いいたします。
それでは、その委託料で、生活困窮者自立相談支援業務、生活困窮者就労準備支援業務、またその下の一時生活支援業務というものがございますが、これらについてもう少し詳しくご説明お願いいたします。

○委員長(青柳信義君) 地域福祉課参事。

○地域福祉課参事(制野 徹君) 困窮者のまず自立相談支援事業になりますが、これは生活困窮者自立支援法の必須事業ということで必ずやる業務になっておりまして、困窮している方という名目に限らず、どなたでも利用できる制度でありまして、就労支援とか家計相談、家族の問題、いろいろな問題を抱えている方の相談を受ける事業ということになっております。
それから、困窮者の就労準備支援業務、これに関しては、相談を受けた中で、すぐに就労というよりは、これまでの例えば職歴が乏しい方とか、ずっとひきこもりだった方という方がすぐに一般就労というわけにいきませんので、それの前段階に当たる準備的な、短時間就労とかそういうものにつなげていく事業になっております。
それから、困窮者の一時生活支援業務というものは、これはきょう、今、住むところがない、食べるものがないという方に関して、一時的な期間、一定期間、住む場所の提供と食事の提供をするという事業になっております。

○委員長(青柳信義君) 安住委員。

○委員(安住稔幸君) 今ご説明いただきまして、それらでご説明いただきましたが、実際に件数というのでしょうか、何人というか、こういったことについてはどのようにお考えになっているのでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 地域福祉課参事。

○地域福祉課参事(制野 徹君) 現在の件数でよろしいですか。まず、自立相談支援に関しましては、現在、2月1日現在で20件の相談がありまして、それから、就労準備に関しては現在2件、一時生活に関しては利用している方はいらっしゃいません。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。若生委員。

○委員(若生英俊君) それでは、教育費について3点ほどお願いをいたします。
1つ目、162ページ。ふるさとまつり運営事業でありますけれども、1点だけ確認をさせていただきます。商工祭と去年は一緒にやりましたが、ことし、29年度、一緒にやる可能性は残されていますか。

○委員長(青柳信義君) 教育次長。

○教育次長(荒谷 敏君) これは先ほど市長も申し上げたとおり、商工側の反省、市側の反省がありますので、その辺も含めて今検討を進めているところでございます。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) それでは、次、164ページ、13節図書館づくり支援業務とこうありますけれども、そのような中で、まっさらですとか青写真も描かれていないというふうなことの発言もありました。まさに推進の意思、市として推進の意思のありやなしやというふうなこととの関連で申し上げます。
そもそも図書館づくり支援業務という、支援という表現は適切でしょうか。

○委員長(青柳信義君) 教育次長。

○教育次長(荒谷 敏君) こちらにつきましては、言葉では支援業務とつけさせていただきましたが、今年度行ったようなことをさらに深めていくということで、ワーキンググループとかそういったものを委託をして、支援をもらって運営していくというような意味でこういう名称をつけさせていただいております。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) 市の意思というふうなことからすれば、やっぱり図書館づくり推進業務と、推進の意思をやはり表現してほしかったというふうに思います。市長が答弁の中で、ずるずると財政不足が慢性化して、必要最低限の整備だというふうな発言もありました。あるいは、シンポジウムの、これは三、四十億というシンポのアドバイザーの話を受けてというふうな前段がありました。もう一方では、参加者から一定数の蔵書がないと人が集まりませんねというふうな質問に対して、今の財政状況からすれば、同じような趣旨で、それなりのものにならざるを得ない。その中で充実させるというふうな発言でありました。
もう一度お伺いします。市が本気になって、単独か複合か等々については、私の一定の見解は別な機会にしますけれども、推進の意思のほどをお聞かせください。

○委員長(青柳信義君) 教育次長。

○教育次長(荒谷 敏君) 現段階では、まず皆さんのご意見を聞くことを進めております。当然、整備に向けて行っておりますので、そういった考えで我々は今進めさせていただいているところでございます。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) 3番目、最後といたします。海外研修派遣、今回、それを通して中学生の海外修学旅行が実施できるのかどうか。私は、富谷町でやる、やらない、やったほうがいいんだというふうな面の受けとめ方、それは誰しもやるわけですけれども、対象者数の多さ、ボリュームの多さ、ことしでさえも700人を超える中学3年生なんですよね。それに5万、10万というふうなことからすると、3,000万、5,000万を超えるというふうなものを一気に財源確保をしなければならないというふうなことはまさに自明の理であります。慎重さを、海外派遣事業は派遣事業として、その先に修学旅行がつながることだとすれば私は慎重な対応を求めますが、見解を伺います。

○委員長(青柳信義君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) この件につきましては、これまでも一般質問等でもいただいておりましたとおり、委員おっしゃるとおり、たくさんの人数の中学生がおりますので、直ちに実施ということではなく、この研修旅行、研修派遣事業を通しまして検証していくというふうに捉えております。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)

○委員長(青柳信義君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
以上をもちまして本日の議事を終了いたします。
なお、明日の本委員会の開議時間は午後1時となります。
本日はこれにて散会いたします。
ご苦労さまでした。

午後5時10分 散会

平成29年予算審査特別委員会(第3号)

平成29年3月14日(火曜日)

富谷市議会予算審査特別委員会は、富谷市議会議場に招集された。

出席委員 18名

  • 委員長 青 柳 信 義
  • 副委員長 相 澤 榮
  • 委員 安 住 稔 幸
  • 委員 渡 邊 俊 一
  • 委員 出 川 博 一
  • 委員 菅 原 福 治
  • 委員 高 橋 正 俊
  • 委員 山 路 清 一
  • 委員 佐 藤 克 彦
  • 委員 西 田 嘉 博
  • 委員 浅 野 武 志
  • 委員 佐 藤 聖 子
  • 委員 藤 原 峻
  • 委員 齊 藤 秀 行
  • 委員 畑 山 和 晴
  • 委員 長谷川 る 美
  • 委員 若 生 英 俊
  • 委員 金 子 透

欠席委員 1名

  • 委 員 浅 野 直 子

職務のため出席した者の職氏名

  • 議長 浅野幹雄

説明のため出席した者の職氏名

  • 市長 若 生 裕 俊
  • 副市長 大 庭 豪 樹
  • 企画部長 内 海 壯 晃
  • 企画部産業振興課長 鴇 幸 浩
  • 企画部産業振興課長補佐 高 田 浩 幸
  • 企画部産業振興課長補佐 今 野 善 徳
  • 建設部長 奥 山 育 男
  • 建設部都市整備課長 齋 藤 英 夫
  • 建設部都市整備課長補佐 清 水 利 美
  • 建設部都市整備課長補佐 菅 原 典 夫
  • 建設部都市計画課長 伊 藤 正
  • 建設部都市計画課長補佐 佐 藤 健 一
  • 建設部都市計画課長補佐 柴 田 康 紀
  • 建設部上下水道課長 浅 場 悟
  • 建設部上下水道課長補佐 内ケ崎 孝 一
  • 建設部上下水道課参事 横 倉 時 夫

議会事務局職員

  • 議会事務局長 亀 郁 雄
  • 次長 富 澤 裕
  • 主幹 長 瀬 千鶴子

午後1時00分 開会

○委員長(青柳信義君) 皆さん、こんにちは。
本日の出席委員は18名であります。定足数に達しますので、直ちに「予算審査特別委員会」を開きます。
3月10日開会の本委員会における若生委員の質疑に対し答弁がありますので、発言を許します。企画部長。

○企画部長(内海壯晃君) 3月10日に開催いたしました総務常任委員会の所管に関する予算審査の中で、若生議員より、市制に伴う負担金の増減についての照会がございましたが、本日配付のリストのとおり回答とさせていただきますので、ご了承いただきます。どうぞよろしくお願いいたします。


議案第17号 平成29年度富谷市一般会計予算


○委員長(青柳信義君) 議案第17号平成29年度富谷市一般会計予算を議題といたします。
なお、本日の日程は、一般会計のうち企画部産業振興課、建設部都市整備課、都市計画課、上下水道課の所管に属する予算について審議をいたします。
それでは、これから、担当課長へ補足説明を求めます。
最初に、産業振興課長。
[産業振興課長、都市整備課長、都市計画課長、上下水道課長が予算書のとおり内容の説明を行った。]

○委員長(青柳信義君) 以上で説明を終わります。
これより一問一答による質疑に入りますが、質問者及び答弁者は、要領よく簡潔な質問と答弁、そしてスムーズな議事進行にご協力くださるようお願いいたします。また、質疑は、ページ、款項目を明示され行ってください。
それでは、質疑ございませんか。西田委員。

○委員(西田嘉博君) それでは、私から、ページ134ページ、8款2項2目15節富ケ丘地区側溝整備工事費3,000万円の予算について、市長の施政方針で、「有蓋化を加速させるために、今後は有蓋化に重点を置き工事を進める」とのことでしたが、この事業推進と捉えてよいのか、お尋ねいたします。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) まず、現地を調査・確認しまして、舗装の状況がよければ、その後側溝の有蓋化を重点的に進めていくという考えでございます。

○委員長(青柳信義君) 西田委員。

○委員(西田嘉博君) 続きまして、28年度までの富ケ丘地区での施工状況は、南部地区44%、北部地区18%と聞いています。29年度予算は地区全体の進捗状況を考慮し検討すべきと考えますが、見解を求めます。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) 今後、富ケ丘南部及び富ケ丘北部の会長さんを交え、側溝の有蓋化事業につきまして話し合いを行いまして、その後進めていきたいと考えております。

○委員長(青柳信義君) 西田委員。

○委員(西田嘉博君) 非常に大切な部分だと思いますが、町内会の協議はいつごろ考えておられますか、お伺いします。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) 4月ごろを考えております。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。高橋委員。

○委員(高橋正俊君) 136ページ……(「高橋委員、マイクをお願いします。マイクを立ててください」の声あり)136ページの大亀山森林公園管理事業について、1点お伺いします。
この管理事業費ですね、2,443万7,000円、この金額でこれ以上のものはないのか、まずお伺いします。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) 大亀山森林公園の管理につきましては、この予算内で行うという予定にしております。

○委員長(青柳信義君) 高橋委員。

○委員(高橋正俊君) この大亀山森林公園の展望台のほうに上がっていくところのトイレが、大変きれいに管理されているんですけれども、この事業費の中に、明細の中にこの部分が載っていないんですけれども、これはどういう形で清掃業務やっているのか、お伺いします。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) 予算書でいきますと138ページ、13節の委託料の中に園内日常清掃業務というのが含まれております。こちらのほうで今年度でございますとシルバーさんのほうにお願いしまして、週に1回清掃のほうを実施していただいておりますので、そちらでそこの公園のほうの管理もさせていただくというふうに考えております。

○委員長(青柳信義君) 高橋委員。

○委員(高橋正俊君) この大亀山森林公園の管理なんですけれども、森林公園、近隣に県の県民の森とか利府の加瀬沼公園とかがあるんですけれども、話を聞いてみると、指定管理ということで皆委託しているような状況なんですけれども、富谷市でもいろいろなこの森林公園を使ったイベントとかそういう活性化というんですか、そういうやっているNPO法人なんかもあるようですけれども、これをもっと活用するには、やはり指定管理か何かでもう少し活気のある公園管理、こういうのを考えてはいかがかなというふうに、その管理費を安くできればの話ですけれども、その辺の検討はなされていないのか、お伺いします。

○委員長(青柳信義君) 指定管理者制度については検討した経緯もございますけれども、公園内での収益を上げるというのがなかなか難しいというのが一つ、さらには施設の老朽化も進んでいるということで、安全に維持管理するためには委託ではなくて直接管理が必要なのではないかということから、今も直接管理という形で管理をさせていただいているというところでございます。

○委員長(青柳信義君) 高橋委員。

○委員(高橋正俊君) 私はあそこの管理棟が非常にもったいないと。今現在何も使用されていないような状況であるから、管理費が上乗せするのではこれは意味がないんですけれども、あそこも利用できるようなその指定管理の業者がいないのか、もう少し私は検討するべきではないのかなと思うんですけれども、その辺最後ですから市長にちょっとお聞きしたいと思うんですけれども、よろしくお願いします。

○委員長(青柳信義君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 高橋委員のいただいたご意見も大変理解させていただくところでございます。安全にまずは森林公園をこれまでも一般質問等でも答弁申し上げましたように、やはり富谷を代表する公園でございますので、まずは安全に管理をすること、そしてまた、有効にいわゆる管理棟含めて活用するという部分では、民間のいわゆる指定管理制度も一つの手法としてはあり得るかなというふうには思いますが、その辺改めて内部で検討させていただきながら、今後に向けて有効に活用できるように努力していきたいというふうには思います。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。金子委員。

○委員(金子 透君) 128ページ、7款……(「金子委員、マイクを立ててください」の声あり)済みません。128ページ、7款1項2目商工振興費の中ほどに企業誘致事業570万8,000円とありますけれども、内容をお知らせください。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 内容につきましては、企業立地セミナーへの参加、また、大きいところでは中小企業振興資金の貸し付けというところが主なところでございます。

○委員長(青柳信義君) 金子委員。

○委員(金子 透君) 中小企業振興基金の貸し付けにこれの、企業誘致のお金が充てられているわけですか。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 失礼しました。企業立地促進奨励金でございます。申しわけございません。

○委員長(青柳信義君) 金子委員。

○委員(金子 透君) ということは、富谷市に企業誘致を図るための活動に充てられている費用だという理解でよろしいでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) はい、そのとおりでございます。

○委員長(青柳信義君) 金子委員。

○委員(金子 透君) 28年度七百何十万という予算づけだったと思うんですけれども、企業誘致、積極的に図るのであれば、200万以上の減額になった理由をちょっとお答えください。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 28年度まで、3つの企業に支援しておったところですけれども、今回28年度で1社終了という形になりますので、その分の減となっております。

○委員長(青柳信義君) 金子委員。

○委員(金子 透君) その1社誘致が終わったから、200万円減額になったという理解でよろしいんですか。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 誘致ということではなく、助成が3年間ということでございますので、そちらが終了したということでございます。

○委員長(青柳信義君) 金子委員。

○委員(金子 透君) 新しい企業の誘致というのは、法人さんからの安定した歳入増につながるわけですから、本来ならなくなったから減額になったのではなくて、もうちょっと増額してでも本腰を入れてやるべき事業と私考えているんですけれども、いかがでしょう。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 制度上のちょっと内容になっておりますので、その辺ご理解をいただきたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 金子委員。

○委員(金子 透君) それでは、企業誘致のほうに関しては、なお努力するということで、次の質問をいたします。
次のページ、130ページ、中ほどにくろかわ商工会688万4,000円、これの内容をお知らせください。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 内容につきましては、商工会への経常経費分の補助金、また、イベント、商工祭等への助成金、あとは活性化事業としてフラット商店街というところへの助成金になっております。

○委員長(青柳信義君) 金子委員。

○委員(金子 透君) 28年度割り増し商品券というか、プレミアム商品券というか、それの発行事業に補助金出しておったと思うんですけれども、今年度この中には含まれてはいないのでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 今年度は計上しておりません。

○委員長(青柳信義君) 金子委員。

○委員(金子 透君) 先ほど話をしたのと似たような感じなんですけれども、28年度のプレミアム商品券、間違いなく地元の商店、企業の振興活性化の一役買ったのは間違いないことなんですけれども、再考する考えはございませんか。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 今後、考えてまいりたいと思います。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。渡邊委員。

○委員(渡邊俊一君) 128ページでありますけれども、商工振興費の中で中小企業の制度、融資事業が1億1,528万1,000円計上されておりますけれども、具体にこの内訳をお示し願いたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 内訳といたしましては、補助金ということで中小企業振興資金保証料の補給金ということで885万5,000円と、中小企業振興資金融資等利子補給補助金ということで1,628万1,000円……。失礼いたしました。742万6,000円と、貸付金としまして9,900万円、以上でございます。

○委員長(青柳信義君) 渡邊委員。

○委員(渡邊俊一君) これは大変近隣の市町村でもかなり優遇しているというか、企業にとっては大変ありがたい制度であります。しかし、富谷市の中でも近年、大分企業がふえてきている状況と、やはり中小企業の育成といいますか、もう少しやはり富谷市内でこの中小企業から少し前進していくといいますか、もう少し設備投資などをしながら企業を拡大していきたいというような傾向が大分見られると思います。よって、この制度の融資枠をもう少し、大幅にとは言わないんですけれども、年々企業がふえているわけでありますから、そのふえている比率的なものに正比例しなくてもいいんですけれども、ある程度少しずつ上がっていくような状況というものは、新年度の予算の中で検討はされた経緯があるのかどうか、お聞きしたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) まず、融資枠等につきましては、やはり貸し付けに関する預託金等原資というところがちょっと一番大きい要因がございまして、そちらのほうが年々増額なっているという状況がございます。したがいまして、その辺の財政状況等勘案しながら検討していくところが必要であると考えているところでございます。

○委員長(青柳信義君) 渡邊委員。

○委員(渡邊俊一君) ぜひそういった方向でやはり企業育成といいますか、そういうような形をぜひとっていただければなと思いますけれども、今後の状況から見て、やはり富谷の将来の税収といいますか、雇用の拡大にもつながってくるような状況でありますから、市長、その辺今後どういうふうな検討をされるか、改めて質問させてください。

○委員長(青柳信義君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 渡邊委員のただいまのご意見、大変貴重なご意見いただきまして、まずはありがとうございます。富谷にとってやはり中小企業の育成、創業支援、または企業拡大も含めて、大変重要な意味があるというふうに私も認識しているところでございます。
ただ、この中小企業融資制度につきましては、いろいろ課題もありまして、今富谷の財政規模の中でこれが年々いわゆる膨らんできている状態の中では、この制度そのものをやはりいろいろな形で見直さなければいけない時期にも実は今入ってきておりまして、その辺は近隣の市町村の動向も見きわめながらというふうにはなっておりますが、これを拡大することだけではなくて、逆にそのほかの手法も含めながら、いかにこの地元の富谷の企業の支援に効果的な支援ができるかという、限られた財源の中で有効に活用できるかということをいろいろ検討していきたいというふうに思っております。その中で、この融資制度の部分についても今後検討させていただきたいというように考えております。

○委員長(青柳信義君) 渡邊委員。

○委員(渡邊俊一君) 市長、ぜひそのいい方向でやはり今後検討していただくような状況を見出してください。
それでは、次に、134ページであります。
この15節の中での工事請負費、常に話題になっております各地域の側溝整備関係なんでありますけれども、なかなかやはり目に見えて進んでいないなと。確かに財政的な面からすれば、大変厳しい状況の中でやはり進めざるを得ないんだろうなと思いながらも、住民に直結しているその事業なものですから、やはり各議員の個々の方々にも住民から直接大分要望あるということで、一般質問等なんかでも質問されております。そういった意味からして、改めてこの事業に対してもう少し増額できないものかなと、こんなふうに思っております。
特に、富ケ丘地区の側溝整備については、大変面積も広いような地域の中で、南部と北部に分かれております。その町内会そのものが南部と北部に分かれておるのでありますけれども、南部のほうに集中させ、北部のほうが少し置いてきぼりになっているというような状況もありますので、その辺について、その地域の一体感を考えた場合に、どのように今後精査しながらこの整備を進めていく考えなのか、お聞きをさせていただきます。

○委員長(青柳信義君) 建設部長。

○建設部長(奥山育男君) 議員のお考えも、私どもも十分理解できるところです。現実、側溝整備のその進捗率がなかなか加速しないということで、冒頭施政方針の中で市長が申し上げましたとおり、この側溝の有蓋化につきましては、これまで打ちかえ工事と一体的にやっておった背景もございます。これからはその一体的ではなくて、その舗装路面の状況、地域の状況を見ながら、側溝整備のほうに特化して側溝の有蓋化の加速化を図るといったことで建設部のほうでは考えてございます。
また、予算の規模拡大ということは、なかなか維持費、土木費が大体一般会計予算総額120億、130億の中の大体1割弱ですね。9%から10%です。そんな中で、維持費が占める割合も65%、もう7割近くがいろいろな意味で維持からの維持費に要している状況です。そんな中、道路ネットワーク、そういった部分で都市計画道路なり、主要幹線道路の今行っております穀田三ノ関線とか富谷12-1号線、そういったところの改良工事も同時に現状進めなくちゃいけないということからしますと、なかなかその維持費の予算を拡充していくというのは現状厳しいものがあるということで、事業実施に当たっては内容をいろいろ精査しながら有効的な手法でもって進めていきたいというふうに考えてございます。

○委員長(青柳信義君) 渡邊委員。

○委員(渡邊俊一君) その辺は私も重々認識しているつもりであります。やはりただ、この地域、この地域が終わらないと次の地域に移っていけないんだなというようなこともよく理解するわけでありますけれども、そのまだ整備されていない住民からすれば、いつ自分のところに順番が回ってくるのか、そういった危惧をしている方々も大変多くおられます。しかるに、ある程度進んできた場合に、その今現在富ケ丘の南部を整備していますよというような現状を常に見させていただいている中で、やはり3,000万とは言わず、1,000万でもいいですから北部のほうにもある程度手をつけられるような状況をやはりつくっていかないと、富谷市全体を見た場合に、大分多くやらなきゃならない部分はあるんですけれども、やはり住民の不安を払拭させるためにも、ぜひそういったやり方も必要ではないかと思います。
また、従来の側溝整備と舗装整備を同時に進めていくということは、基本的に経費のかからない方法であればそのほうが間違いなくコスト的に削減されるはずですから、従前に私もそういった発言をさせていただいて、何年度か続けてそういうような対応をさせていただきました。中には、どうしても側溝整備と舗装整備を同時に進めなきゃならない部分も当然あるわけでありますから、今回の場合も市長の所信表明の中でもそれを分離していく。恐らく分離していくということは、舗装整備をしなくても側溝整備だけで十二分に整備可能な部分が大分あるんだろうというふうに思いますので、その3,000万の中の、1つの地域の3,000万の予算を有効利用していくということが一番大事なのかなと、こんなふうに思っております。
改めて、1つの地域であります富ケ丘でありますけれども、大分北から南まで幅広い地域でありますから、南部に今現在3,000万でずっとやっている部分、それをでは次の段階で1,000万でもいいですから北部のほうにも、北部も随分ひどいところあるんですね。そういうところにもやはり手をつけていくというような考えがぜひ必要ではないかと思いますけれども、その辺についての見解を求めさせていただきたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 建設部長。

○建設部長(奥山育男君) ただいまのご意見、ごもっともだと思っております。やはり地域格差、そういったところが目に見えて出ないように、いろいろな施設整備、側溝の有蓋化につきましても、先ほど西田議員からお話もあった際に、南部地区が44%、北部が18%ということで倍以上の開きがあるという現状にあります。そういったところはこれからそういった地域の公平性、そういったところも考慮しながら、あとその予算の拡充はなかなか厳しいものがありますので、その予算の範囲の中で本当に必要な部分、側溝の有蓋化、そちらのほうに重点を置く地域については、そういった考え方で対応していきたいなと。
あと、一部は打ちかえと並行してきたという背景には、水道管とか下水道管の老朽化の更新、そういったもので掘削して道路の打ちかえと同時に進行してというようなことも背景にありました。そういったところは今後上下水道課、あるいは都市整備課、そういったところと情報を共有しながら効率的に事業を進めていきたいというふうに考えております。

○委員長(青柳信義君) 渡邊委員。

○委員(渡邊俊一君) 同じ134ページの中で、市道穀田三ノ関線の改良工事事業について予算計上されておりますけれども、「あ、ようやく来たな」というような感覚でおります。しかしながら、その先の開通したときに混乱を招かないように、三ノ関大崎線の調査費などもこの中に計上されるのかなと思っていましたけれども、その辺が見えておりませんでした。そのような検討はどのようになされたのか、お聞きをいたしたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) 穀田三ノ関線につきましては、まだ29年度用地購入、そして30、31で工事という予定でございますので、今のところまだ予算のほうの計上はしておりません。

○委員長(青柳信義君) 渡邊委員。

○委員(渡邊俊一君) 市長、平成32年に開通するというようなことで述べられておりますけれども、それまでのうちにはやはりそういった形で三ノ関大崎線も眼中の中にあるというような考えでよろしいでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 大崎三ノ関線の件につきましては、前回の議会でも渡邊議員からご質問いただいて、その重要性は同じように認識しているところでございます。ただ、今回まず、穀田三ノ関線の今年度は用地購入ということでの予算でございます。今後、段階的に工事のほうを進めていくわけでございますが、その中で可能であれば検討していきたいというふうに思いますが、今正直なところ限られた財源で、本当に財政状況厳しいので、今回行政改革をする中で、ある意味そういう中で圧縮できるところは圧縮した上でそういったところに予算が見出せれば、その辺も十分に必要性は認識しているということだけはご理解いただきまして、今後努力はしていきたいというように考えておりますので。事情はご理解ください。

○委員長(青柳信義君) 渡邊委員。

○委員(渡邊俊一君) よくわかっています。ぜひ、工事の進捗の中で経費を削減するなりなんなりして不用額が出していただいて、それででも整備をぜひ進める必要性があるのではないかと思いますけれども、その辺について担当課のほうでどのような考えを持つか、お示しを願いたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 建設部長。

○建設部長(奥山育男君) 執行に当たって、議員がおっしゃられたような不用額、そういった部分も契約実際に実行した中で発生はしていると思います。ただ、この不用額につきましても、これはまだまだ控えています整備を要するような大きな課題がいっぱいあるものですから、そちらのほうとの今の大崎三ノ関線との本当に必要性、緊急性といいますか、そういった重要性、そういったものも踏まえながら、十分慎重に検討してまいりたいというふうに考えております。

○委員長(青柳信義君) 渡邊委員。

○委員(渡邊俊一君) 最後になります。
穀田三ノ関線の改良工事が進むということで目に見えてきたわけでありますけれども、穀田線、途中で歩道が切れております。せっかくかなりの予算を投下し、そしてあの整備を進めてきたわけでありますけれども、今ここに来て考えますと、あの部分が整備されないと、あの穀田線の整備した意味がまず半減すると言っても過言でないくらいの状況であります。もし、なかなか進まないということであれば、本来ならばこの穀田三ノ関線の都市計画道路を最初に通して、そしてやるべきだったのではないかなと、こんなふうにも私は今思っておるわけでありますけれども、その穀田線のあの歩道整備関係について、残された部分に対しての整備事業というものが今回この中に明記されておりません。どのようになっているか、その辺についてお尋ねを申し上げます。

○委員長(青柳信義君) 建設部長。

○建設部長(奥山育男君) 穀田線も一部未整備の区間が残っております。こちらは地権者の方と交渉をし、できるだけ早く了解を、承諾を得て進めたいというような考えは町のほうでは十分持っておりますが、なかなかちょっと相手があることですので、なかなか今そこに至っていない状況です。かといって、その路線の優先順位の考え方ですけれども、やはり当時の町のときの状況、そういったことから考えますと、穀田線の整備、道路改良というものも穀田三ノ関線との連携を図る上でも必要な事業ではなかったのかなというふうに考えております。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。長谷川委員。

○委員(長谷川る美君) 138ページ、8款4項2目13節委託料、都市公園除草業務3,876万6,000円となっていますが、昨年よりも約200万円の増となっていますが、その理由をお伺いします。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) 基本的には除草回数、一部3回にふやすところがあるということなどが主な理由となっております。

○委員長(青柳信義君) 長谷川委員。

○委員(長谷川る美君) 市長の施政方針の中でも、一部の公園について3回の対応とありましたが、年3回除草対象となった公園をお伺いします。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) 公園の除草を今年度も3回実施したところがございます。13公園ほど今年度も3回行っておりますけれども、来年度からはそれを26カ所ふやしまして、39カ所にするということでございます。そのふやす26カ所でございますけれども、読み上げさせていただきます。鷹乃杜一丁目公園、富ケ丘一丁目第1、富ケ丘一丁目第2、富ケ丘二丁目第2、富ケ丘二丁目第3、富ケ丘三丁目第1、富ケ丘三丁目第2、富ケ丘四丁目第3、東向陽台一丁目第1、東向陽台三丁目第2、それからひより台一丁目西、ひより台一丁目東、二丁目の西、二丁目東、それから杜乃橋公園と杜乃橋一丁目公園、あけの平一丁目東とあけの平二丁目、それから成田西公園、大清水一丁目第1、大清水一丁目第2、大清水一丁目第3、大清水二丁目第2、上桜木一丁目第1から第3まででございます。

○委員長(青柳信義君) 長谷川委員。

○委員(長谷川る美君) 今後も予算をとってそのように3回除草するというのは今後も継続ということになるんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) 今後につきましては、予算の全体の中でということになりますけれども、基本的には今回3回とさせていただいたところについては引き続き実施していきたいというふうには考えております。

○委員長(青柳信義君) 長谷川委員。

○委員(長谷川る美君) 続きまして、134ページ、8款2項2目15節工事請負費の中の太子堂、富ケ丘、鷹乃杜の側溝整備事業の工事が、昨年より太子堂と富ケ丘で240万、鷹乃杜で520万の減となっておりますが、その理由についてお伺いします。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) 一応今後、3,000万の予算で側溝の有蓋化を進めていくという考えでございます。

○委員長(青柳信義君) 長谷川委員。

○委員(長谷川る美君) 市長の施政方針によると、側溝の有蓋化に重点を置いて工事を進めるとありますけれども、太子堂、富ケ丘、鷹乃杜の側溝の有蓋化が終了されるという予定時期についてお伺いします。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) 太子堂につきましては平成32年度、あくまでもこれは予定でございますので、富ケ丘につきましては平成61年度、鷹乃杜につきましては平成80年度の予定、これはあくまでも今現在の試算でございまして、人件費の高騰や物の値段の値上がりなどを考慮していませんので、あくまでも今の段階の計算でございます。

○委員長(青柳信義君) 長谷川委員。

○委員(長谷川る美君) 最後に、市長にお伺いします。
住みたくなるまち日本一を目指すためには、スイーツによる道の駅や、あと図書館建設なども大切であると言えます。が、私たちの生活に密着し、私たちが毎日生活する中で、生活にかかわってくる道路であったり側溝、そして公園などがいつも美しく整備されている街、それこそが住みたくなるまち日本一ではないかと考えます。その確実な実現のためにも、日々私たちの暮らしに直接かかわってくる側溝整備事業などにより多くの予算をとり、補足させる必要があるのではないかと思いますけれども、その点についての認識をお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) この側溝有蓋化工事につきましては、これまでも本当に何度も申し上げておりますように、地域の方々にとっては大変重要な大きな課題であるというふうに認識をしているところでございます。がしかし、やはりその限られた財源でございますので、ある意味その限られた財源で全体を維持管理していかなければいけないことも含めまして、先ほど部長の説明でもありましたように、やはり全体の中で市の全体予算の1割がいわゆるそういった道路関係維持管理で費用がかかっているわけでございますので、その辺を含めて、その中の約1億をこの有蓋化に予算をとっているというだけでも、それは一つの大きな割合を占めているわけでございますので、そこは何とかご理解をいただければというふうに、さらにただ、今回、いわゆる道路の一体でこれまで進めてきたのを分離して、必要に応じて可能なところは有蓋化を進めるということで、その辺も模索しながらなるべく早い段階で工事が進むようにいろいろ努力はしていきたいというふうに考えております。
以上です。

○委員長(青柳信義君) この際、午後2時15分まで休憩します。

午後2時02分 休憩


午後2時15分 再開

○委員長(青柳信義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
ほかに質疑ございませんか。若生委員。

○委員(若生英俊君) それでは、土木費、質問をいたします。
132ページ、下段のほうでありますけれども、13節、15節にまたがる熊谷前河原線、場所、工事区間、工事内容のあたりについてお願い申し上げます。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) 熊谷前河原線につきましては、4号線の交差点から469メートルでございます。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) 熊谷交差点から日吉台に入っていく。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) あけの平の北入り口の交差点から、460……。北入り口から469メートルを予定しております。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) それでは、その中で設計業務、調査業務、交通量調査が入って、そして舗装修繕とこうなっているんですけれども、これを調査、交通量調査というのは何か事前に終えているものかなとも思うんですが、これを一体に予算立てをした背景はいかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) この工事をする前に、交通量調査、あと舗装修繕設計をしまして、その後工事の発注というような順番になっております。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) その内容を今年度事業完結するということでよろしいんですね。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) はい、そうです。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) それでは、134ページ、下段ですかね。工事請負費、上段であります。3,000万という区切りのいい数字、どうしたのかなと思って見ていたところ、先ほどの答弁の中に、平成29年3,000万の予算の範囲でというふうな答弁がありました。平成29年度、あるいはそれ以降も含めてその予算の金額ありきというふうなことでの予算組みと受けとめてよろしいのでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) それでよろしいです。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) そうしますと、3,000万の太子堂、富ケ丘、鷹乃杜、この予算は上限決まりましたという場合に、どこをどのような工事をするかという明細は既に見積もり等で出しているわけですね。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) 場所のほうはまだ決まっていませんけれども、延長のほうは大体概算でつかんでおります。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) それでは、延長距離の3カ所についてお願いいたします。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) 太子堂につきましては、側溝整備延長が700メートル、富ケ丘につきましては舗装の打ちかえなしで620メートル、鷹乃杜地区につきましては480メートルというふうになっております。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) そうしますと、側溝でありますので、480であれば両側ということで240メートルほど側溝が整備されるという受けとめでよろしいんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) はい、それで結構です。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) これに関連して、震災を境に工事単価、労務費やら、資材費やら、原材料費やらというようなことで、単価の上昇が言われております。一般的に震災前、震災を挟んで工事単価の上昇幅はいかほどでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) 今資料を持ち合わせてございませんので、後でお知らせします。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) それでは、136ページ、13節であります。委託料。
都市計画図修正業務ということで、先ほどの説明の中に、都市計画、いわゆる線引きの決定やら変更等を織り込んだ図面の修正を手がけますというふうなことであります。そんな中で、いよいよ線引きが進んできたわけですけれども、富谷市から宮城県に取りまとめた内容を提出する期日はいつですか。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) 線引き見直しのということでございますれば15日、あしたが県提出の期限というふうになっております。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) その中で、これまでこのような中で数年来準備をしてきたわけですけれども、編入予定地域は住居系、工業系、それぞれ何地区ありますか。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) 今回候補地区として提出する部分につきましては、住居系3地区、工業系3地区を予定しております。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) それでは、最後となります。土木費の最後であります。
編入地区の事務作業が確定する時期はいつですか。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) おおよそ6月から7月ごろになるのではないかと思われます。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。出川委員。

○委員(出川博一君) それでは、121ページ、122ページ。
ここ6款1項3目19節に補助金、農産物有害鳥獣対策協議会85万3,000円ということで、これは29年度大幅増になるわけですけれども、先ほどの説明の中で箱わなということだったんですけれども、この箱わなの在庫はどのぐらいあるか、お尋ねいたします。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 箱わなの在庫につきましては、イノシシ7基、熊用3基でございます。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) 近くのレクリエーション農園で落花生が被害に遭っているという話を聞いたんですけれども、これはイノシシによるものなんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) イノシシによるものと思われます。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) それで、このいわゆる鳥獣被害については、一般質問等でも取り上げられておりますけれども、この対策はやはり各自治体のみでは限界がある。広域で対処すべきだと思うんですけれども、この辺についての対策はどのようになっているか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 要望活動を行っておりまして、県町村会には県の要望として、あと政府のほうにも要望のほうは行っているというところでございます。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) これは端的に言えば福島で放置されているというのが大きな原因かと思われるので、その辺のところの国、県からの回答はどのような回答ですか。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 要望内容がいろいろ具体に細かくちょっといろいろな書いてあるんですけれども、それに対しての回答ということでいただいてはおります。例えばですが、県の要望関係につきましては、有害鳥獣の対策についてということで、いろいろ許可権限の移譲であるとか、あと警察署内に駆除隊を設置することなどの対応ということで要望を書いておりまして、それの回答といたしまして、権限移譲している町は既にありますので、引き続き県のほうでも推進してまいりますと。あと、警察の関係につきましても、そういった配置を考えますということで、今回県のほうで2人警察署員が委託を受けて駆除隊になったということがありますけれども、そういったことで警察の関係の方が配置になったというところも要望によってかなと考えているところでございます。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) けれども、実際効果は上がっているんでしょうか。非常にどんどんふえているという話が多く聞こえるんですけれども、そういう意味で結局は駆除というか殺処分して、それをしない限りはどんどん広まっていくというか、防御にはならないという話を聞いているんですけれども、その辺の見解についてお尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 市としましても、実施隊を主体として今一生懸命駆除に当たっていくということでございますけれども、ちょっとなかなか成果が出ないというのが実際のところでございますが、引き続きその辺は協力、連携しながら多くの駆除ができるように取り組んでいきたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) 続きまして、127、128ページ、7款1項1目2節に、給料欄に職員9名分と、先ほどの説明にも28年と比較すると7名ふえていますよということなんですけれども、これは組織改正で経済産業部ができて、産業振興課が産業観光課へ衣がえするということなんだろうと思うんですけれども、ただ、ここの2目のところで商工振興費、予算面では3,300万ふえています。先ほどの説明では、スイーツ博で2,700万ほど、あと中小企業の融資で700万ほどということで、部を創設した目的というか、その目玉の事業というのはどういうものなんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 国際スイーツ博覧会等でございます。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) だって、国際スイーツ博覧会って28年度、今年度に2人の体制、2人とは言いませんよ。それは農林のほうも一緒になってやったということで、企画も入ってやったとかいろいろありますけれども、ふやさなくたってできていたんじゃないですか。その辺についてお尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。もとい、若生市長。

○市長(若生裕俊君) この産業振興を含めて経済観光を今回設けまして分離させていただいて、そこは予算的に目玉の事業として今回予算組んでおりませんが、やはり富谷にとって大きな産業、農業振興、また、産業観光というのは大きなこれからの重要な政策だというふうに考えておりますし、総合計画の中でも今後400年祭に向けて、または今回補正予算でご提案しております旧庁舎のとみやふるさと産業交流プラザも含めて、その辺の活用も含めて、あらゆる場面でこれから、あとまた企業誘致含めていろいろな形でやっていく上で、専門的にその部を設置をさせていただいたというところでございます。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) 市長の答弁に返すようなあれなんですけれども、であれば、来年度、29年度の事業として予算的な裏づけはどうなっているのか、お尋ねいたします。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 例えば繰り越しで産業プラザの予算等、そういったものがございます。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) いや、そうではないんじゃないですか。だって、去年の12月、11月に全協の説明会があって、こういう組織改正をしたいという提案されて、12月の議会でそれが可決されたわけなんですけれども、もう既にその段階から29年度、いわゆる新しい部、経済産業部で何をするかというのはもう当然議論して、その中で予算づけをして29年度スタートするんじゃないですか。もう一度お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) その過程につきましては、先ほど市長が述べましたような形のものについての予算措置というところでございます。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) ということは、まだ何も考えていないということ。その辺についてもう一度お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。もとい、若生市長。

○市長(若生裕俊君) これまでも企業立地セミナー含め、企業誘致活動も行ってまいりました。ただ、やはり実際に私自身トップセールスとして歩いたり、努力はしてきているんですが、やはりさらにそういった部分を含めて強化をしていく。そういう部分も含めながら、決してその予算ありきということではなくて、体制としてその経済産業部をしっかりと富谷の中で推進していくというのも今回の目的で組織再編でありますので、そこはご理解いただければというふうに思っております。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) それはわかります。ただ、人数だけふやして、事業は今までと同じ中で、それは体制強化にはなるんでしょう。でも、普通一般的に役所の全体予算というのはその中で29年度はどの事業をする、そのために人がこれだけ必要だということで当然予算づけ、予算的な裏づけの事業があってしかるべきだと私は考えているんですけれども、それは理想論でしょうか。もう一度お尋ねいたします。

○委員長(青柳信義君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 具体の事業があってというよりは、やはり組織としてしっかりと産業経済振興を進めていくという上では、やはりまずは人の部分、人的なその辺の体制が整っていなかったというのを私はこれまで大きな課題だったというように思っておりますので、そこをしっかり充実させるために今回分離をしたというふうにご理解いただければと思います。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) 余りこれ議論したくないんですけれども、ただ、それはいわゆる各課を横断的にやって、みんなで言ってみればスイーツ博覧会の場合はプロジェクトチームみたいに企画も集まる、あちらも集まるということで、みんなでしてやったわけですから、そういうやはり工夫ということで、余り体制をとるというのはそれは形はいいんですけれども、ただ、それでは単に図体が大きくなってしまうという危険をはらんでいると思うんですけれども、最後に、市長に答弁させるのは大変申しわけないんですけれども、最後にではお願いいたします。

○委員長(青柳信義君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) その辺はしっかりといただいたご意見を踏まえながら、しっかり形に残るように29年度全員体制で、もちろん横断的な、これからも縦割りの部分にならないように、これまでどおりある意味例えば国際スイーツ博についてもあらゆる一つ一つの関連事業についても横断的にこれから心がけていきますし、さらに今回体制をとっただけの成果が残せるようにしっかりと努力していきたいというように考えています。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) 続きまして、129ページ、130ページ。
7款1項2目21節に貸付金9,900万、これ多分この融資制度は平成23年度に大幅に変わったと思います。その23年度以降の利用件数と貸出金の総計額をお願いしたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 23年から28年度まででございますと、貸し出しの総件数が190社で14億4,808万円でございます。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) その中で、設備資金と運転資金のそれぞれの利用件数と金額についてお尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 運転資金につきましては135社、11億3,620万円、設備費につきましては39社、2億838万円、併用につきましては16社、1億350万円となっております。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) 状況を見ると、運転資金の借り入れというか、利用が多いようですけれども、これは運転資金は一般的に5年間で返済するということになろうかと思うんですけれども、5年返済した後で再度運転資金を利用された先数と金額をお願いいたします。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 重複分につきましては28社になりまして、金額で5億1,490万円でございます。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) ここのところで先ほどの質問にもあったんですけれども、やはりこの制度、設備資金、先ほど言ったように設備でもって生産を増強して、中小企業からどんどん大きくなるというようなことが理想だと思うんですけれども、この辺についてのいわゆる資金需要、この辺の掘り起こしはされておるんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 銀行等と貸付面等についてはいろいろ協議をしておるところですけれども、掘り起こし等まではちょっと至っていないというところでございます。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) 今度は体制が強化されたら、ぜひその辺のところもお願いしたいと思います。ただ、先ほど市長の答弁にもありましたけれども、現状1億円の予算上の資金が塩漬けになっています。ですから、これ結局1億円の事業ができないわけですよね。ですから、これは制度変更しなくちゃならないということで前にお話をしておったんですけれども、その後の検討状況についてお尋ねいたします。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) まず、今おっしゃった件につきましては、あと金融機関等とも協議や情報交換を行っておるというところでございますが、今のところ運用しているという市町村の情報等はちょっとないという状況でございます。またあと、近隣市町村等についても確認はちょっとしておるところなんですけれども、運用はしていないというところでございます。引き続きそういった情報であったり、近隣市町村との意見交換なりを進めながら考えていきたいと思っております。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) 先ほど資金等、設備資金か運転資金かということでお尋ねしましたけれども、全体の190件の中で135件、7割以上ですよね、が運転資金で使っていると。そして、額的にも全体で14億の中で11億が運転資金だと。そういう意味ではやはりこの制度、そろそろ見直しといいますか、どちらかというと設備資金に重点を置いた形の運用というのもぜひこれから検討すべきと思うんですけれども、いかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) ご意見を参考とさせていただきまして、考えてまいりたいと思います。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。藤原委員。

○委員(藤原 峻君) まず、120ページの6款1項3目の中で、富谷250園芸促進事業、こちら平成27年102万9,000円、平成28年度91万1,000円で、平成29年度が77万5,000円と、これ年々下がっているんですけれども、この要因というのは一体何でしょうか。お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 250園芸関係の事業で減額、下がっているという要因につきましては、小資金の中で里の雪というものを土づくり事業として提供しておるところですけれども、その中でふるさとまつりに参加していただいた方、またはあと給食に出していただいた方、直売等に参加していただいた方ということで予算措置をしておるんですけれども、そういった部分で若干変動がございます。減ってきているというところがちょっと大きいものですので、その辺で減ってきているというところがございます。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) こちらの要因ですが、担い手が減ってきているというのが原因ではないでしょうか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 250園芸につきましては、あくまで園芸振興の事業ということでございまして、担い手に特化してという事業ではございませんので、ちょっとそういったことではないと考えております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 年々下がってきている中で、やはりそろそろ見直しの時期に入ってきているのではないかなというふうに感じております。以前も質問で取り上げたこともありましたけれども、その新しい見直しに関して伺います。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 委員のおっしゃられるとおり、富谷250園芸促進事業、よく議員からもこの事業名等含めて見直しをしたらよろしいんじゃないかという話をいただいております。今後こちらで検討をしていくという考えでおります。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 続きまして、124ページの新特産果樹定着事業50万円とあるんですけれども、50万円というのはこれから新しい特産品をつくっていくという中で予算づけとしてはかなり微々たるものなのではないかなと感じるのですが、もっと思い切った予算づけが必要ではないかと思いますが、そのご意見を伺います。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) あくまで予算については50万と当初設けておりますけれども、今後取り組んでいく中で要望者なりが多く出てきた場合は、補正等で対応させていただくということで考えております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 続きまして、130ページのほうに移ります。
中小企業への制度融資事業などさまざまあるかと思うのですけれども、中小企業への支援ですね。そのためにも、まず調査が必要かと思います。例えば、岡崎市では市の経営者へのアンケートをとり、売り上げ向上への課題が明らかになったと。そのための検討を行い、相談機関の支援と、そういう支援機能の強化を図ったそうです。富谷市としても、中小企業の方への悉皆調査を行わないと、課題の把握、抽出というのがこれできないと思います。適切な支援が困難ではないかと思います。この悉皆調査の検討を伺います。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 商工会等、いろいろなそのために巡回指導なり、いろいろ話をされているんですけれども、今後、今ご意見いただいたようなことについても考えてまいりたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) それでは、やはりまだ把握ができていないというのが現状ということでよろしいでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 申しわけございません。そのとおりでございます。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 続きまして、先ほどとみや産業プラザのお話も出たかと思うのですけれども、岡崎市の岡崎ビジネスサポートセンターというところの取り組み、これは大変すごい取り組みだなと思います。市や商工会議所など取り組んで、売り上げが10%、20%伸びたりとか、販路開拓であったり創業支援を行っていたりしています。富谷の中で今後公的な機関の支援を行うというときの最大の課題、これ何かというと、こちらのオカビズの中でも取り上げてあるんですが、結果を生み出せる適正ある支援、人材の確保となっているんですね。富谷市として、このとみや産業プラザに関しての来年度以降の予算づけ、これはどうなっているのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 企画部長。

○企画部長(内海壯晃君) 産業プラザにつきましては、28年度で事業を開始いたしまして、先ほど来出てきているんですけれども、組織、今度直すわけですけれども、そういった組織改編の中で具体的にそういった産業プラザの活用方法なりを検討していくということで人員も配置されているということで、ご了承いただきたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 続きまして、131ページ、道路維持費に関しまして、こちら比較すると昨年度よりも9,370万6,000円全体で下がっている状況の中で、先ほども他議員が質問されていましたけれども、富ケ丘や鷹乃杜、これが下がっているという状況だと。これが現状だと思われます。しかし、これはまだまだ先なわけですね。これ、市民の方が果たしてこの予算づけで納得できるかというと、そうではないかと思います。この予算づけの検討に関しまして、この後退というのではなくて、せめて維持できるような補正なりなんなりが必要ではないかなと思いますが、その見解についてお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) まず、この予算で新年度やっていきまして、どうしても不足した場合については補正等も考えております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 続きまして、134ページの8款2項3目15の工事請負費の道路照明灯LED交換工事に関してなんですけれども、よくLEDに交換するときに明る過ぎるというような苦情が出るというお話もあるのですが、それに関しての対応などは、対策などは検討されておりましたでしょうか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) ここの場所につきましては、明るさがほとんど変わらない状況でございますので、ほかの防犯灯なんかもありますけれども、検討は考えております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 最後の質問になります。
136ページの大亀山森林公園維持管理事業です。こちら、やはり石巻、塩竈からも来ているということで、お話を伺って私も大変びっくりしているんですけれども、地元の方に意外と活用されていないというお話も伺いました。まずは安全に利用できるということも大事だと思うのですが、地元に使われるように市民の皆さんのアイデアを活用していくということが大事だと思います。その指定管理云々ではなくて、市民の皆様からの意見を酌み上げていくという態勢はどのように検討されているのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) 今後、大亀山森林公園のあり方というのを検討していく必要があると思いますけれども、そういった際にいろいろな機会を使いまして住民の皆様のご意見等を伺っていきたいというふうに考えております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) この大亀山に関しまして、ある市民の方から、要望を担当課に届けたんだけれども1年間何もなかったというようなお話も伺ったことがありました。しかし、これ町として、やはり市長としてこの大亀山をどのように位置づけて活用していくのかというこのリーダーシップが必要になってくるかと思います。市長として、この市民の思いであったり、アイデアをどのように活用していくのがいいのかというところでお話を伺いたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 大亀山森林公園につきましては、これまでも答弁で申し上げておりますように、私にとっても大変、富谷にとって大変大きな私は公園だというふうに思っておりますし、観光のいわゆる交流人口拡大という意味でも、そしてまた、地域の富谷に住んでいる住民の方々にとっても地元のいわゆる森林公園ということで、これは大変大きな役割を担えるものというように思っております。ただ、しかし、先ほど委員のご意見にもありましたように、まだまだ地元の方の利用も十分にされていないというところもありますので、その辺含めて、ただ、私も去年SCRさん、NPO法人と連携して年間4回、あそこの森林公園を会場に開催をしていただいただけでもすごい多くの方々が地元の方々、子供さん、親子で参加をしていただいたというだけでも大きな進歩だったというふうに思っておりますので、そういう意味では市民の方々からのアイデアも含め、あとそういうNPO団体との連携も含め、有効にこれから大亀山森林公園を活用していきたいというように思います。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 最後の最後の質問になります。
駐車場の課題がやはりいろいろなところからお伺いいたします。何かイベントをやろうとしたときにも、駐車場が小さいのでちょっと済みません、できませんと断られることもあるかと聞いております。この駐車場の拡大に関して、町を挙げてここの有効活用……、市を挙げて有効活用を考えて、こちら整備していく必要があるかと思いますが、ご意見といいますか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) これまでも何度か答弁、ご意見いただいている件でございます。ただ、大亀山森林公園の予算はやはり、余り手を加えない、もともとあった自然の状態を最大限保ちながらという部分でやっているのが今の大亀山森林公園のよさだというふうに思っております。そういう意味では、駐車場をつくるために、あの緑豊かな森林公園の一部を崩したり、環境を壊さなければいけないということになるので、そういうことがないように周辺地域でとなると、かなり厳しい課題であります。とはいいながらも、やはり多くの方が、利用者がまずは車で来る中で、とめられない状況は解決していかなければというふうにも思っておりますので、今後の重要な課題として受けとめさせていただきたいというふうに思います。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。菅原委員。

○委員(菅原福治君) それでは、質問させていただきます。
ページの135ページの都市計画総務の中の右側の先ほども出ましたが委託料、都市計画修正業務ですか。これについて、いわゆる線引きなんですが、お伺いいたします。
今回の予算を見ますと、1億円弱の増収に対して人件費が、この間も言われておりましたけれども2億円強の人件費が占めているということで、そういった予算組みになっているんですが、これは決して本来の姿だとは思いませんが、この辺の市長の認識をお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) ご意見いただいた、今回人件費の増大という部分に関しましては、これまでもご質問、ご意見、答弁させていただいておりますように、まずはこれまで現実不足していた状態がずっと続いていたという状況の中で、まずは今回市制施行に当たりまして、しっかりとした体制を整えるというのが今回の目的でございます。その上で、やはりその必要な体制、人員体制という部分で、今回組織体制も見直した上で整備をさせていただいたところでございます。今回に限っては、そういう意味では人件費の拡大が目立つところではございますが、その分今後行財政改革を進めながら、しっかりと健全財政を保ちながら、そして総合計画の実現に向けて安定した、しっかりした財政運営に努めていきたいというように考えております。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) 今までおくれていた部分を手をつけたということでしょうが、そうはいっても、これからそんなに増収は望めないという中で、そうすると成長は望めないわけですね、富谷として。だから、そういった場合に、やはり本来富谷が伸びてきたのは、企業誘致なり宅地造成、これで伸びてきたんですけれども、これから本当に成長続けるためには、コスト削減、確かに行政改革、これは力入れてほしいんですけれども、コスト削減だけでは乗り切れないということで、その辺でこれからが、今まで町だったんですけれども、これからが市制移行の本領の発揮しどきだと思うんですね。それが本当の市制移行だと思うんです。町でははっきり言ってできなかった部分だと思うんですけれども、これに対して、そういうような中で宮城の都市計画、線引きに入るわけですけれども、仙塩都市広域計画というのが30年に先ほども出ましたけれどもやるということで、住宅系3つ、工業系3つということでございますが、これのスケジュール、先ほど簡単に言われましたけれども、県のスケジュール、もっとあると思うんです。あした、何か提出日だということなんでしょうけれども、もっと意欲も感じられないですね。スケジュールあしたなんだというような、提出日が。もう少し何かアピールする、県にアピールするスケジュール項目あると思うんですけれども、その辺ちょっとお伺いしたいんですが。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) それぞれの市町村の候補地区の提出期限というのが、あす3月15日になっております。その後、各市町村に対して県のほうからヒアリングがございますけれども、富谷市に関しましては、3月28日、編入地区に関する状況等を聞かれるためのヒアリングがございます。その後、県のほうにおきまして、編入地区を大体6月から7月ころを目標に決定するというようなスケジュールになっております。その後につきましては、その県で決定しました候補地区に関して、国との協議であったりとか、その後法定手続等に入っていくというようなスケジュールになっているというものでございます。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) 今回は、今回もなんですが、富谷としては絶対とらなきゃならないと思うんですね。成長するためには。大した成長できないんですから、ここがやはり見せどころだと思うんですね、腕の。これから行政の見せどころだと思いますので、どうしてもとらなきゃならないといったときに、今みたいなスケジュールあるんでしょうけれども、この市としての準備、あした以降もあるんでしょうけれども、その辺の準備万端整っているのかどうか。30年と言えばすぐですから、その辺準備万端整っているのかどうか、お伺いしたいんですが。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) 編入地区につきましては、それぞれ民間の開発ということになりますけれども、編入に当たってはそういった開発を予定されている方との協議、それから既に県の関係課との協議なんかも進めておりまして、編入に向けて精いっぱい、今のところできる範囲の努力をさせていただいているという状況でございます。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) 若干関連あるんですけれども、今度は133ページですね。
道路改良費の17節土地購入、ちょっと富谷のジャンクション、無理あるかもわかりませんけれども、ジャンクションについてお伺いしたいんですが、これは今あった恐らく成田2期も工業系、住居系も入っていると思うんですが、やはりこれから伸びるためには、その線引きも生かすためにはフルジャンクションだと思うんですね。東北道を生かさないと、これから伸びていかないと思うんです。そのために、市長の施政方針にもありましたけれども、先行して土地を取得していくという考え方だと思うんですけれども、その考え方でよろし……、富谷のジャンクションのところの土地、周辺の土地を整備していくという考え方でしょうが、そんな考え方でよろしいんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 若生市長。
菅原委員に申し上げます。今回、この予算に関しての質問に徹していただきたいというふうに思います。菅原委員。

○委員(菅原福治君) これは予算に関連、土地購入ということで、フルジャンクションの周辺の土地購入、恐らく手がけると思うんですけれども、その辺をお聞きしているんですけれども。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) 北部道路と、それから東北自動車道を結ぶジャンクションの整備につきましては、国のほうに行っていただく事業になるかと思います。その用地につきましては、基本的に事業者である国の購入ということになりますので、市のほうでそのための用地を先行して取得するという計画は今のところはございません。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) 私の思いなんですけれども、ぜひ獲得して、フルジャンクションにつなげていただきたいなと思います。
それでは、ページ変わりまして、131ページ、戻ります。
これの中の道路維持費についてお伺いしますが、最近、道路が傷んできたようには私も思っております。市内の幹線道路の補修、修繕については、平成26年度の路面性状調査をもとにしているようですが、これは何年ごとにこの調査は行われているのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) その何年ごとということはございませんが、市のほうの予定としましては、5年ごとに一応調査する予定ではございます。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) これに国の交付金、社会整備、資本整備というんですか、が活用されているようですけれども、これは内訳というんですか、負担割合を教えていただきたいんですが。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) 55%でございます。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) 今回8路線の工事も含まれているようですが、これはいつごろから始まっていつで終わるのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) これ、交付金事業ですので、全額交付決定されれば年度内に終わる予定でございます。

○委員長(青柳信義君) 菅原委員。

○委員(菅原福治君) もう1点でございます。
道路関係の道路維持費でございますが、奥山部長はご存じだと思いますが、成田のブルーバールのインターロッキングの破損について、あと残り何カ所、7カ所だったと思いますが、これいつごろ手がけるのか、お伺いします。

○委員長(青柳信義君) 建設部長。

○建設部長(奥山育男君) 具体的には都市整備課長からと思ったんですけれども、ことし、28年度点検しまして17カ所だったんですね。そのうちの9カ所ほどは既に終わっていまして、残りの分は29年度でこの予算の範囲内で早い時期に進めたいというように考えております。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。山路委員。

○委員(山路清一君) 2点ほど、お伺いいたします。
ページ数、140ページです。工事請負費をお伺いいたします。
平成28年度の予算が1,000万ですが、今回2,000万のほうに増額なっています。先ほど説明あったんですけれども、野外卓交換、それから明石台二丁目公園遊具交換、成田九丁目2号線ほか排水などの工事によってふえたというお話ありました。これ、基本的な年間約1,000万円ほどの予算を都市公園の遊具関係の交換に使うのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) 工事につきましては、その年度によって若干の増減がございますけれども、大体今までの経緯を見ますと1,000万から2,000万ぐらいの範囲で推移しているのかなというふうには考えております。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) 野外卓交換工事ということで、先ほど大亀の公園関係でご説明ありました。これ、もうちょっと詳しくお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) こちらにつきましては、大亀山の下のほうにありますバーベキューを行う広場、そちらのほうに固定式の野外卓が7台ほど設置しております。それにつきまして、根元とかの腐食が大分進んでおりまして、倒壊の危険性もあるということから、交換を実施したいというふうに思っているものでございます。今回、28年度におきましてはそのうちの5台について交換を行いますけれども、現在設置されているものについては非常に高価なものがついておりますけれども、交換に当たりましてはもう少し費用の安いもので対応していきたいというふうに考えております。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) 年間そのバーベキュー関係で使われているという話なんですけれども、年間何日ぐらい使われているか、わかればお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) 申しわけございません。バーベキューの利用者数に関する資料、少しお待ちください。まず、28年度でございますけれども、約3,500人、27年度で約2,200人、26年度で約2,200人となっております。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) 続きまして、都市公園遊具交換工事に934万2,000円の中に、児童遊具のほかに高齢者のその健康遊具もこれ含まれているのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) 都市公園の遊具交換工事でございますけれども、こちらにつきましては29年度3公園、一応8基の施設の交換を予定しております。この交換に当たりましては、それぞれの町内会とご相談させていただきまして、どのような遊具に交換するかというのを決定したいと思っております。その際には、その地域の状況に応じて高齢者の方が利用できるような器具、そういったものの選択というのも設置する遊具の中に、検討の中に取り入れていきたいというふうには考えております。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) では、十分その地区の方と相談してお願いしたいと思います。
続きまして、昨年度は富ケ丘地区の公園遊具を交換して、高齢者遊具を数台設置しておりますが、今回行われる明石台二丁目公園複合遊具交換工事でも、高齢者の健康遊具を設置するのかどうか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) 明石台二丁目公園の複合遊具の交換につきましては、現在木製の複合遊具が設置されております。ただ、明石台地区につきましては、設置できる場所が限られておりまして、本来であれば個別の遊具を何基かという形にすべきなんですけれども、どうしても設置場所の都合から複合遊具を設置させていただくということにしております。そのために、新たな例えば高齢者向けの遊具を設置できるかどうかというのはちょっとなかなか場所的にも難しいということで、今のところは予定していないということでございます。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) 高齢者遊具について、結構設置する場合、子供のけがとか安全面を考えて、高齢者遊具の使用方法関係、それから子供遊具等、つくる場合に子供遊具と離して設置するというような考えがあると思いますけれども、その辺についてお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) 高齢者の方というか、大人の方が使われるような健康器具と、それから子供が使われる幼児用の遊具とかそういったものについては、一応それぞれをまとめて少し離れたような位置関係で設置していきたいというふうに考えております。また、利用に当たりましても、使用方法等を町内会のご協力を得ながら回覧等で周知させていただきたいと思っておりますけれども、その際にお子様がそういった大人向けの遊具を使う際には十分注意していただくようなご指導をいただきますようにお願いをつけ加えさせていただきたいというふうに考えております。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) 次は2点目ですけれども、その今のページの下のほうなんですけれども、2目に住宅宅地地震対策費ということがございまして、この中に木造住宅耐震診断助成事業に140万ほど同じ金額でここ数年かかっています。これは1件約14万円で10件の予算で考えているのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) そのとおりでございます。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) 平成27年度なんですけれども、木造住宅耐震診断士派遣事業はこれ6件ほどやっております。平成28年度はこれ何件行ったか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) 28年度におきましては、9件でございます。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) 補助金としまして、木造住宅耐震改修工事助成事業補助金として255万円とありますが、耐震改修工事助成事業及び平成27年度から開始したリフォーム工事を補助対象とする工事は、今年度何件とみなしているか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) 28年度の実績ということで……(「はい」の声あり)ございますね。としますと、リフォームありの改修で2件でございます。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) これは補助金については1件どのくらいにつきますか。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) リフォームありですと、55万円でございます。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) この補助金関係ですね。もっと市民の安全・安心のために補助金のこれを知らせる必要があると思うんですけれども、この辺は今広報関係で広報とみやなんかで言っていると思うんですけれども、この辺について当局のほうのお考えをお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) こちらの制度につきましては、隔月とかで広報してご案内をさせていただいているところでございますけれども、28年度につきましては、6月に町内会のご協力を得まして、回覧でもってそういう対象となります昭和56年以前の住宅が建っている地区に対して回覧でそういう制度があるということでお知らせをしたところでございます。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) では、回覧でやっているということですね。
では、続きまして、最後の質問になりますけれども、危険ブロック関係なんです。危険ブロックの関係に補助金として毎年なんですけれども、震災後ですかね。45万円ほどずっと同じ金額で載っていますけれども、東日本大震災以降、年度別にこれ何件くらいあったか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) 済みません。ちょっと資料見当たらないもので、後ほどご説明させていただきたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) 最後になりますけれども、実際に町内を歩いてみますと、まだ危険なブロックの場所がございます。ちょっと傾いたり、それから口が開いたりというところがございますけれども、この辺のその危険ブロックの箇所について、当局のほうで見て危険だなと思う箇所は富谷市の中でどれくらいあるか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) 申しわけございません。そちらの資料もちょっと見当たらない……。後ほどご説明させていただくということで。

○委員長(青柳信義君) 山路委員。

○委員(山路清一君) その資料ですね、後ほどでは私のほうにというか、私のほうにひとつよろしくお願いします。これで終わります。

○委員長(青柳信義君) この際午後3時20分まで休憩します。

午後3時10分 休憩


午後3時20分 再開

○委員長(青柳信義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
若生委員の質疑に対し答弁がありますので、発言を許します。都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) 先ほどの震災前との比較なんですけれども、人件費で約60%アップ、あと資材等につきましては約40%、全体としまして約50%のアップとなっております。

○委員長(青柳信義君) 山路委員の質疑に対し答弁がありますので、発言を許します。都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) 震災以降の危険ブロック塀除去事業の申請件数でございますけれども、平成23年に36件、24年に7件、25年に3件、26年に1件、27年と28年がゼロ件、以上6年間で47件の申請件数でございました。
さらに、現在危険ブロック塀がどの程度存在するかということでございますけれども、平成24年、震災後に調査した結果に基づきますと、その時点で申請のないそういう危険ブロック塀は約75件ほど確認済みであるということでございます。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。安住委員。

○委員(安住稔幸君) 質問させていただきます。
127、128ページ、2目商工振興費の13節委託料であります。2,560万上がっておりますが、いろいろ10種類ほど上がっていますが、これの説明をお願いいたします。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) まず、上のほうから順に申し上げます。
ペーパーバック精査業務委託につきましては、昨年まで企画政策課のほうで市のPRといいますか、紙袋ですね。それをこちらに予算化したというところでございます。
あと、次の商工ケース食品サンプル業務、こちらにつきましては、各公民館等に商品の展示ケースがございます。そちらに入れるサンプルを年1品目、企業の中からちょっと選定しましてつくっておるという業務でございます。
あと、その次の工業用地開発パネル作製業務につきましては、新たにパネル、企業誘致関係でセミナーなりで使う際のパネルを更新するというものでございます。
企業誘致の資料作成というこれにつきましても、今何部かございますけれども、それを更新するという形でございます。
その次のイメージポスター製作業務、こちら、市をPRする目的としてポスターを作製するというものでございます。
済みません。公式キャラクターグッズ作製業務、こちらにつきましては、ピンバッジ及びスプーンを作製するというものでございます。
会場設営等業務につきましては、スイーツ博覧会の委託業務費でございます。
その下、ブランディング調整業務につきましても、スイーツ博覧会での業務委託でございます。
専用ホームページ管理運営業務につきましても、スイーツ博覧会の業務でございます。
スマホアプリ作製業務につきましても、スイーツ博覧会の業務委託でございます。

○委員長(青柳信義君) 安住委員。

○委員(安住稔幸君) まず、ペーパーバッグ製作業務でありますけれども、これは富谷市をアピールするようなものということでいいでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) そのとおりでございます。

○委員長(青柳信義君) 安住委員。

○委員(安住稔幸君) 続きまして、公式キャラクターグッズ作製業務、ピンバッジやらスプーンという話ですが、これは販売とかそういったものも考えていらっしゃるのでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 現在のところの販売は考えておりません。

○委員長(青柳信義君) 安住委員。

○委員(安住稔幸君) どのような配り方をするかわかりませんが、やはり市民の皆様もこの私たち、ちょっときょう私しておりませんけれども、ピンバッジ見て、欲しいという方も結構いらっしゃいますので、その辺もぜひ検討していただきたいと思いますが、この辺についてはいかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) その辺につきまして、市でちょっと販売というのは難しいと思いますので、商工会なり、その辺の関係で協議をしながら考えてまいりたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 安住委員。

○委員(安住稔幸君) あと、下のほうでありますけれども、専用ホームページ管理運営業務、市のホームページのほうにはその部分はありますけれども、それのことを言っていらっしゃるのでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) これは別にスイーツ博覧会専用のホームページを設けるということで考えています。

○委員長(青柳信義君) 安住委員。

○委員(安住稔幸君) では、その下のスマホアプリ作製業務とありますが、いわゆる今、いろいろなスマホを利用して観光というか、富谷の、富谷というか、地域のアピールをするようなものが出ております。そういったものの内容かどうか、お聞きします。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) おっしゃるとおりでございまして、即時性といいますか、すぐ情報が見られるということでの活用、業務でございます。

○委員長(青柳信義君) 安住委員。

○委員(安住稔幸君) そうしますと、そのスマホアプリ、いつごろ使えるようになるのか、そしてどのような使い方というんでしょうか、掲示の仕方というか、そういったものについて、どういう活用の仕方をするか、お聞きいたします。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 活用としましては、情報の提供ということになりますので、その前後、もしくは当日という形に考えております。

○委員長(青柳信義君) 安住委員。

○委員(安住稔幸君) これ、そうするとスイーツ博覧会でのものということなんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) はい、そのとおりでございます。

○委員長(青柳信義君) 安住委員。

○委員(安住稔幸君) 町、これちょっとどうですかね。町じゃない、富谷市のその観光アピールとかということまで使うものということでは考えていらっしゃらないんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 今のところはスイーツ博に特化したものと考えております。

○委員長(青柳信義君) 安住委員。

○委員(安住稔幸君) ぜひとも観光という大げさなものでないのかどうかわかりませんが、やはり市をアピールするということで、そういうスイーツはスイーツの時期になりましたらそれはそれで活用していただく。年中というか、年間通じて利用できるようなものをやはり考えていったほうがよろしいかと思いますけれども、いかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 市のホームページ自体が今スマホ対応にはなっておるという状況でございます。

○委員長(青柳信義君) 安住委員。

○委員(安住稔幸君) それはよくわかっております。ではなくて、よくその地域に来ますと、スマホを当てるといろいろな情報が知ることができるとか、そういうことがありまして、そういうようなものではないということなんでしょうか。もう一度お願いいたします。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 今回はスイーツ博覧会ということですけれども、ご意見を参考に考えてまいりたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 安住委員。

○委員(安住稔幸君) 続きまして、133、134になるかと思うんですが、2目道路改良費のほうであります。
深苗代線のことでございまして、この予算書のほうには載っていないんですが、土地も買収、全部ではないんですが、一部買収されて、いわばそのままの状態にもなっているわけであります。以前の答弁ですと、28年度はできなかったけれども、その次も、その次というか、その後は考えていきますというようなたしか答弁が、そのような答弁があったと思うんですけれども、深苗代線についてはどのようにお考えなさったんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) まず、限られた予算でありますので、まず緊急性及び優先度の高い路線を整備しまして、その後改めて検討していきたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 安住委員。

○委員(安住稔幸君) ぜひ、執行残というような言い方もちょっと使うというのはどうかなと、わからないことはないんですが、ぜひとも今後ともその状況を見て、検討のほうを主にしていただくということで、再度市長、お考えいかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) これまで申し上げておりますように、やはり、また、今課長が答弁したとおりでございます。なかなか道路財源というのは限られている中で、深苗代線、やはり優先度の高いところがまだほかに多数ある状況の中で、その整備状況を踏まえながら今後の課題としてご意見を賜らせていただきたいというように思います。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。相澤委員。

○副委員長(相澤 榮君) 120ページ、19節……(「相澤委員、マイクを立ててお願いします」の声あり)120ページ、19節宮城県青年会館宮城青年交流センターに8万円が支出されます。このことについて、毎年このような数字が出ていると思うんですけれども、目的をお伺いします。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) この負担金につきましては、青年後継者対策関係に係る関係での負担金ということで、郡内で後継者対策ということで取り組んでいるところでございます。

○委員長(青柳信義君) 相澤委員。

○副委員長(相澤 榮君) 本市としては、これまでこれを活用した事業とか、青年会館から来ていただいて事業をしたとか、そういう経緯はございますか。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 市としてはございません。

○委員長(青柳信義君) 相澤委員。

○副委員長(相澤 榮君) これの支出額は、1年には大した金額ではないんですけれども、恐らく十四、五年はなると思います。そんなに納めておいて、どうするかということを考えないんですか。お伺いします。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 今後、黒川郡の後継者対策協議会等でこういった宮城青年交流センター等の活用等についても取り上げてお話、検討していきたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 相澤委員。

○副委員長(相澤 榮君) この事業については、前にも私、直接お話ししたことがございますけれども、結婚相談事業が主なことだと思うんです。それで、本市においても先ほど後継者不足ということでお話があるんですけれども、本市として結婚適齢期の方の人数はつかんでいらっしゃるんですか。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 今のところ、結婚に至ったというようなのはここ数年はちょっと聞いてはおりません。

○委員長(青柳信義君) 相澤委員。

○副委員長(相澤 榮君) 数字も確認しないで、ただ単に8万円という金額ではございますけれども、貴重な税金を投入しているわけですので、もう少し慎重に、そして有効に活用していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 意見を参考に今後考えてまいりたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 相澤委員。

○副委員長(相澤 榮君) それでは、ページ135ページ、土木費、河川費についてお伺いします。
これについては、大分60%ぐらい減額されておりますけれども、この要因についてお伺いします。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) 昨年と比べますと、土砂撤去工事のほうがなくなっております。

○委員長(青柳信義君) 相澤委員。

○副委員長(相澤 榮君) この予算書を見ると、調整池の除草業務について非常に大きなウエートを占めております。そんな中で、富谷市としては1年に1回は大雨が来ております。それで、町管理の河川の中で、大雨によって水没する面積というのは把握されていますか。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) 面積は把握しておりません。

○委員長(青柳信義君) 相澤委員。

○副委員長(相澤 榮君) その数字はどのぐらいになりますか。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) 把握しておりません。

○委員長(青柳信義君) 相澤委員。

○副委員長(相澤 榮君) 具体的に申し上げます。沼田川河川についてお伺いします。
大亀の袋橋まで水没いたします。それで、恐らく今泉地内で40ヘクタールぐらいは必ず水没する状況になっております。その原因は何かといいますと、沼田川の河川の対岸、要するに民有地の竹とか木の状況が非常にひどくなっています。それで、河川費としてここに投入する金額がないのではないかと思うんですけれども、いかがですか。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) 河川費としては当初予算には含まれておりません。

○委員長(青柳信義君) 相澤委員。

○副委員長(相澤 榮君) 結局、災害復旧費で対処しているということになると思うんですけれども、水の流れをしっかりとコントロールするのは市としての大きな役割だと思うんですけれども、そのことについてどういうふうに考えますか、お伺いします。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) まず、土砂撤去工事につきましては、平成30年度以降に検討し、進めていきたいと思います。あと、民有地の木とか倒木ですね。その辺については民有地の所有の方に連絡しまして、伐採するよう働きかけていきたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 相澤委員。

○副委員長(相澤 榮君) 私、このことについては直接職員の方にお伺いしていたこともございます。そんな中で、民有地ですので民有地の方に竹とか木を伐採していただくのが筋ですというような答えをいただいていますけれども、この答えが何年たっても同じなんです。ですから、これはらちが明かないと思うので、ぜひ市指導のもとに進めていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) 今後も民有地の方にお願いしていきたいと思います。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 118ページです。
労働費のところにシルバー人材センターへの補助金があります。シルバー人材センターですから、年商というのはおかしいかもしれませんが、年商、会員数、事務所員の数、業務の種類などについて、詳細をお尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 会員数につきましては、2月末現在で465名となっております。資料といたしまして、12月分までの資料でございますが、請負費としまして1億5,375万1,020円、派遣費としまして5,257万6,891円、合計で2億632万7,911円となっております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 事務所員の人数は何人でしょうか。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 申しわけありません。資料がちょっと今手元にございませんので、後ほどお答えしたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) そうしますと、これは12月までということでしたが、昨年度でもいいのですが、会員宛てに分配金を支払うわけですけれども、剰余金というのでしょうかね。もうけと言ったほうがわかりやすいかと思いますが、その剰余金については平成27年、28年だと12月までなので不正確なわけですから、27年ではどのような金額になっていますか。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 申しわけございません。27年度、ちょっと今、はい。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) この補助金が1,600万円というのは数年続いているわけですが、そこのところでどういう積算なのかということをまずお伺いしたいのと、その中で剰余金との関係でこれは引き続き補助金として出すべきものなのかどうか、この点について検討をしたのか、予算上ですね、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 補助金につきましては、国、平成19年から県等の補助金がなくなったことに伴いまして……。済みません、ちょっと。1,600万の根拠につきましては、シルバーからの要望等もございますけれども、定額ということで補助しているところでございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 業務も拡大してきていると思うんです。市がさまざまなところで委託をしたりということがあって、そういう中でいつまでも1,600万円というのが何かしら根拠があってこういう金額だとわかるのですが、そこのところを精査もしていないというふうに思うわけですね。そういう中で、本当に適正なものかどうかということがありまして、そこの見解を求めたいと思います。予算をここに上げたというその理由ですね。そのことをお尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) そのシルバーへの補助金につきましては要綱がございまして、その中で各事業が細かくなっております。その内容を精査しまして、その結果、定額という形で補助金を出していたというところでございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) そうしますと、これからシルバーが会員数もふえていったり、派遣の仕事もたくさんしたりということになって、増収になるといいますか、何か商売のような言葉で実際はシルバー人材センターはそういう目的でつくられているわけではありませんから、この言葉は適切ではないかもしれませんが、売り上げが上がってきたときでもその要綱に従って、それでは1,600万円の補助金は確保されていくものだということで認識していいのでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) まず、おっしゃるとおり売り上げというのはないわけでございまして、その定額の助成金についてはおっしゃる部分もございますので、こちらではいろいろなことで勘案しながら考えていくという余地はあると思っております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) それでは、119、120ページです。
ここのところに主な事業名がありまして、農作物有害鳥獣等駆除事業というのがあります。これで、市としての被害額、これについては幾らということで把握していますか。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 29年2月末でございますけれども、26万9,650円ということで捉えております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 農作物が26万9,000円の被害に遭ったということでいいのですか。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) そのとおりでございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) ほかから聞く話では、これだけでは済まないということなんですが、これはどのようにした調査に基づいたものですか。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) こちらにつきましては、現場に出向いた職員が被害の範囲を、あと作物名を確認いたしまして、こちらでは生産している、販売しているものではなく、自家消費等もございますので、こちらで積算根拠として農水省で出しています1反歩、例えば1反歩当たりの収穫量に対しての金額であるとか、そういったものからはじいたものでございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 電気柵が有効だということで貸し出しもしているわけですが、これについての補助などは考慮しましたか。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 補助につきましては、29年度から実施という予定でございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) それはどのような金額になりますか。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 事業費に対しまして、上限5万円の2分の1でござい……、はい。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 5万円ということですか。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) そのとおりでございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 農業委員会が、全国農業会議所が出している農業新聞というのがありまして、そこの中に野生の鳥獣対策の土台となるものは緩衝帯の設置が不可欠だということが載っていました。電気柵だけではだめだということで、課長もごらんになっているかと思いますが、こういうものについては市として今後この方向をやっていくというような考えはあるでしょうか。そのような予算の組み立てにはなっているでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 先ほど申し上げました助成事業ですけれども、電気柵のみならずワイヤーメッシュというものも考えています。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) そうしますと、それを電気柵だけでなくて、一定の場所に囲い込まないといけないというのがこの新聞の趣旨だと思います。そういうことをしなければ本当の被害は減らないと、大きく減っていかないということなんじゃないか。これは本当に大きな仕事になるんだと思うんです。これはテレビでもやっていましたけれども、今まで里山だったところがもう人が手をつけないのでずっと隠れながら人家に近づいてきているというのがありました。ずっと刈り取りをして見晴らしよくしてイノシシだとか熊だとかが出てこないようにする。そういうことが必要で、そのほかに電気柵をすることによって、もっと効果的だという話なんですが、そういうような予算どりをするべきだと思いますが、そういう検討は今回したのかどうか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員に申し上げます。質問は簡明にお願いします。
産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 今回の助成事業については市単独の事業は先ほど申し上げたとおりでございますが、そのほかに国の助成事業もございます。そちらについては事業費の2分の1ということで、地域全体を囲むなりという形での事業でございますので、被害に遭っている地区の方々にはちょっとお伝えはしておるところでございます。したがいまして、申請なりが来れば、こちらでも対応を考えるということでございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 簡明にしたいのですが、伝わりませんでしたから説明をしたということです。(「簡明にお願いします」の声あり)よろしくお願いします。
134ページです。
ここの最後のところに、市道穀田三ノ関線があります。分筆して登記する金額だとか用地購入というのがありますが、ここの地権者は何人ぐらいが予想されますか。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) まず初めに、市道穀田三ノ関線につきましては、法人6者に個人が13名、市道富谷12-1号線につきましては、個人が6名の地権者となっております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 穀田三ノ関線だけについてお尋ねしますが、そうしますとその穀田三ノ関線ですが、どれくらいの面積を購入しなければならないということになりますか。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) 約2万4,750平米ほどでございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) これはそうしますと購入するときに、1平方メートル当たりなのか、1坪当たりなのか、どちらでも結構ですが、その単価については幾らということで予想しているんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) 全部平米で購入する予定でございまして、まず宅地とか、畑とか、田んぼ、山林、原野とかと分かれていますけれども、全部の単価ですか。はい。宅地につきましては1万8,900円から2万3,000円の間でございます。畑につきましては4,000円から7,000円の間、田んぼにつきましては4,500円、山林につきましては2,000円から3,000円の間でございます。あと、原野につきましては2,500円、雑種地につきましては8,000円、雑種地につきましては市街化区域となっていますので8,000円となっております。あと、公衆用道路4,000円というような単価で一応見積もっております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) スムーズにいけばいいのですが、これでなかなか進まないというようなことになったときは、これが上がるということもあり得るわけですか。

○委員長(青柳信義君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) 単価につきましてはこの単価で進めたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 140ページです。最後になります。
先ほども耐震補強の話がありましたが、昭和56年以前といいますと、住んでいる人もそれなりに高齢になってきているということがあるかと思います。そうしますと、大枚をかけてというのが負担になることもあるわけで、1室だけ補強するというような策は考えていますか。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) 対策としてはその1室だけの補強という方法があるというのは存じておりますけれども、それに対する補助というのは今のところ考えてはおりません。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) なかなか進まないように見受けられます。耐震診断はしたけれども補強まではいかないというようなことがあるとすれば、今後の地震のこともあれば、そういうことも検討して予算化すべきではなかったでしょうか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) 現在のところ、そういう部分的な補強に関してはちょっと県内でやっているところもないということもありますので、今後の検討課題にさせていただければというふうには思います。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。若生委員。

○委員(若生英俊君) それでは、質問いたします。
まずは35ページ、5目農業委員会県補助金、前年と同額で計上されております。ことし7月からの制度改正、報酬等含めて増額されたわけでありますけれども、この額の変更、県補助金の額の変更はあるのでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) こちらに記載されております交付金につきましては、現在の農業委員の事務方の経費ということでの交付金でございますので、農業委員とは別でございます。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) それでは、124ページ、19節とみやはちみつプロジェクト補助金が計上されております。蜂蜜のその補助金の相手先はどこでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 今回、今年度も協力いただいておりますNPO法人SCRさんにまた協力をいただいていくということで、その中で組織を立ち上げていただきまして、そちらの組織に対して補助金を出すということでございます。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) その補助金を補助したことでの見返りといいますかね、成果、どの辺を見込んでおりますか。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 販売またはケーキ店への提供ということで考えております。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) 128ページ、13節スイーツ博事業委託料というふうに続きますけれども、スイーツ博の第1回スイーツ博終えた後を踏まえて、第2回の実施の狙いについてお願いいたします。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 目的といたしましては、とみやスイーツによる富谷の魅力の発信と、また、あと6次化の拡充と拡幅による地域産業の活性化と、また、子供たちの国際感覚の醸成と、また、とみやスイーツによるブランディング化の展開と、またあと、ふるさと富谷への愛着心の醸成などということで目的等掲げております。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) 委託料が計上されておりますけれども、委託条件、去年と変更点、あるいは追加点ありましたら、お願いいたします。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 変更点につきましては、昨年の実績からでございますけれども、まず会場設営費の運営委託、そちらのほうにつきましては、削ってはおりません。削除はしないということでございまして、そのほか、例えば新商品の開発というものが今度はブランディング化ということでまた別な取り組みができますので、そういった取り組みということでその辺は見ませんと。またあと、もう1つ、例えば専門家の招聘という部分では、招聘の仕方もいろいろ、お金をかけずともできるというところがございますので、その辺の削除であったり、またあと、広報の宣伝費、そちらのほうもいろいろな形でお金をかけずにできるのではないかというところでの予算計上でございます。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) そのような中で委託業者が決まるわけでありますけれども、大まかな選定のスケジュールについてお願いいたします。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 今月下旬に……、済みません。4月28日にプレゼンということでスタートするような感じでございます。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) 最終的には業者決定、私どもの耳に入るのはいつごろでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 5月2日ごろの予定でございます。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) 128ページ、とみやスイーツ活性化事業、40ページに歳入額そのまま30万2,000円計上されておりますが、活性化事業の内容についてお願いいたします。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 今回のスイーツ活性化事業につきましては、全員協議会等でもご説明しておりますけれども、まずは子供たちへの外部講師の謝礼ということで計上しているところでございます。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) 外部講師の謝礼ということですか。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) はい。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) では、130ページ、19節負担金であります。
宮城県洋菓子協会というのがあります。この協会の性格、設置目的をお願いいたします。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 宮城県の洋菓子協会を導入することによって、底上げというか、そういった形でスイーツに取り組んでいくと、取り込んでいくということでの計上でございます。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) ちょっと違うんですね。この協会、洋菓子協会なるものの性格、設置目的は今答弁の内容に含まれていますか。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 申しわけございません。ちょっと持ち合わせがございません。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) そうしますと、一般的には協会加盟、傘下というか、傘の下ですね。加盟数、洋菓子店加盟数というようなあたりもあろうかと思いますけれども、いかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 申しわけないですが、そちらもちょっと資料を持ち合わせておりません。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) 負担金の支出がこのような今幾つかの2問ほど質問いたしましたけれども、不十分な中で、私は負担金の支出の目的、質問します。負担金支出の目的をもう一度お願いいたします。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 県洋菓子協会との連携を図るというところがまずは目的でございます。

○委員長(青柳信義君) 若生委員。

○委員(若生英俊君) この負担金の支出は、適正だという認識ですか。

○委員長(青柳信義君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 適正であると考えております。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)

○委員長(青柳信義君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
これより議案に対し討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)

○委員長(青柳信義君) 異議なしと認めます。よって、これより採決をいたします。
議案第17号平成29年度富谷市一般会計予算について、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕

○委員長(青柳信義君) 起立多数と認めます。よって、本案は原案どおり可決すべきものと決定いたしました。
以上をもちまして、本日の議事を終了いたします。
なお、あすの本委員会の会議時刻は、午後1時30分となります。
本日はこれにて散会いたします。
ご苦労さまでした。

午後3時59分 散会

平成29年予算審査特別委員会(第4号)

平成29年3月15日(水曜日)

富谷市議会予算審査特別委員会は、富谷市議会議場に招集された。

出席委員 18名

  • 委員長 青 柳 信 義
  • 副委員長 相 澤 榮
  • 委員 安 住 稔 幸
  • 委員 渡 邊 俊 一
  • 委員 出 川 博 一
  • 委員 菅 原 福 治
  • 委員 高 橋 正 俊
  • 委員 山 路 清 一
  • 委員 佐 藤 克 彦
  • 委員 西 田 嘉 博
  • 委員 浅 野 武 志
  • 委員 佐 藤 聖 子
  • 委員 藤 原 峻
  • 委員 齊 藤 秀 行
  • 委員 畑 山 和 晴
  • 委員 長谷川 る 美
  • 委員 若 生 英 俊
  • 委員 金 子 透

欠席委員 1名

  • 委 員 浅 野 直 子

職務のため出席した者の職氏名

  • 議長 浅野幹雄

説明のため出席した者の職氏名

  • 市長 若 生 裕 俊 副市長 大 庭 豪 樹
  • 総務部長 山 田 豊
  • 総務部税務課長 吉 田 尚 樹
  • 総務部税務課参事兼徴税特別対策監 高 橋 作喜男
  • 保健福祉部長 小 野 一 郎
  • 保健福祉部次長兼保健福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター所長 中 山 高 子
  • 保健福祉部長寿福祉課課長補佐 浅 野 輝 夫
  • 保健福祉部長寿福祉課技術参事兼保健福祉総合センター所長兼高齢者施策専門監 安 積 春 美
  • 保健福祉部健康増進課長 菅 原 順 子
  • 保健福祉部健康増進課課長補佐 二 戸 映 子
  • 建設部長 奥 山 育 男
  • 建設部上下水道課長 浅 場 悟
  • 建設部上下水道課長補佐 内ケ崎 孝 一
  • 建設部上下水道課参事 横 倉 時 夫

議会事務局職員

  • 議会事務局長 亀 郁 雄
  • 次長 富 澤 裕
  • 主事 後 藤 秀 樹

午後1時30分 開会

○委員長(青柳信義君) 皆さん、こんにちは。
本日の出席委員は18名であります。定足数に達しますので、直ちに「予算審査特別委員会」を開きます。
3月10日開会の本委員会において答弁の訂正の申し出がありますので、発言を許します。総務部長。

○総務部長(山田 豊君) 大変恐縮でございます。
先週金曜日の総務常任委員会所管の予算審査特別委員会におきまして、相澤 榮委員に対する市民生活課長の答弁の中で、「鳥獣保護法」という発言がございましたが、「動物愛護法」の誤りでございましたので、訂正をさせていただきたいと思います。大変申しわけございませんでした。


議案第18号 平成29年度富谷市国民健康保険特別会計予算

○委員長(青柳信義君) 議案第18号平成29年度富谷市国民健康保険特別会計予算を議題といたします。
なお、本会議において概要説明は受けておりますので、これから担当課長へ補足説明を求めます。健康増進課長。
[健康増進課長が予算書のとおり内容の説明を行った。]

○委員長(青柳信義君) 以上で説明を終わります。
これより一問一答による質疑に入りますが、質問者及び答弁者は、要領よく簡潔な質問と答弁、そしてスムーズな議事進行にご協力くださるようお願いいたします。また、質疑は、ページ、款項目を明示され行ってください。
それでは、質疑ございませんか。佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) それでは、229、230ページです。
職員の数が書いてあります。去年平成28年の当初予算では4人いたのですが、今回3人ということになっています。この減の理由をお尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 総務部長。もとい、健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) 計上上は昨年4人となっておりましたが、実際は今年度も3人で業務をしておりますので、変更なしということでございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 当初予算の比較でしたので、これから県一本化になるときに、この体制で大丈夫かなと思ったのですが、それでは今までどおりの体制でいくというので大丈夫だということになりますか。

○委員長(青柳信義君) 健康増進課長。総務部長、もとい。

○総務部長(山田 豊君) 当初予算の組み方といいますのは、あくまでも見積もりが始まるのが前年の11月あたりから始まりますので、現実的なその人員配置とはちょっと差がございますので、実際今度国保については県の単位化という大きな事業も控えておりますので、それらに適切に対応できるような人員体制ということで人事のほうとしては考えています。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) それでは、これから実際にいくときに、もしかしたらそういう見直しもあるというお答えということでいいでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 総務部長。

○総務部長(山田 豊君) 申しわけございません。見直しというのは。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 実質はことしも3人だったと。だったので、そうなるとことし平成29年の予算も3人でいくんだけれども、県一本化になるということで大きな変更になりますよね。そうしますと、その3人というのでなくて4人になることもあり得るということで捉えていいですか。

○委員長(青柳信義君) 総務部長。

○総務部長(山田 豊君) 実際の業務に的確に対応できる人員体制ということでございますので、ご了解いただきたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 同じページの13節です。
委託料がありまして、下のほうに県単位化に向けた多分そのシステム改修だとかというのがあるかと思いますが、それはこの中で国・県支出金が出ているかと思いますが、これはどのように入っているのか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) こちらは国の支出金ということで、歳入のほうを入れております。国のほうから示されているものにつきましては、予算の範囲内ではありますけれども、10分の10というふうに聞いております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) そうしますと、国保都道府県単位化対応業務からずっと1、2、3、4、4項目がそれ全部10分の10で来るということでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) 4つではなくて、上から国保都道府県単位化業務から国保事業報告システム制度改正対応までが国保都道府県単位化の改修になります。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 改修に当たっては、その委託ということになっていますが、どのように委託するのか、委託先のところはどのように想定されているのか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) 改修につきましては、現在、自庁でベンダーのほうがおりますので、自庁改修という形で改修を考えておりますが、選定につきましては選定委員会のほうに付議するような形になるかと思います。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 自庁というのがよく聞きなれない言葉なのですが、どういう進め方ということなのでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) 現在、今、住基ですとかシステム化されておりますけれども、それと国保のシステムが連動されているという形になりますので、また新たなシステムを導入しますとそれだけコストも高くなるということの判断で、今現在使っているシステムを改修しながら対応するという考え方でございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 県一本化になったときに、保険税といいますか、富谷でいうと保険税だと思いますが、そこの金額がどうなるのかということが一番の関心事だと思います。平成30年度の県への納付金、これは医療水準と所得水準を勘案して算定されると県は言っていますが、そのとおりで市としても把握しているのか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) 委員のおっしゃるとおりでございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) そうしますと、その医療水準、それから所得水準というのが気になるところですが、県内で比較すると富谷市はどの位置にあるということでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) 現在、県のほうでその納付金を算定するための試算を、システムが稼働できるかどうかも踏まえての試算をしているわけなんですけれども、今の段階で見ますと、変動もあるかと思いますけれども、医療費のほうは県平均よりもやや低く、所得のほうはやや高いという傾向が見えております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) これについてはこれから4月に行われる運営協議会があって、その指針が決まってきてからということになるかと思いますが、その説明などは今随時県から来ていると思いますが、決まった段階で富谷市議会に説明する。こういうことになりますという説明を速やかにしてもらうようにしたいと思いますが、その点については予定していますか。

○委員長(青柳信義君) 健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) 国や県から示されたスケジュールもございますが、それに合わせながら市のほうでも随時これから説明のほうはしていきたいというふうには考えております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 先ほどのことで医療水準は低く、所得水準は少し高目だというようなことになっておりましたのですが、ここでは県がさまざま計算をしながらということで、大体どうなるかというのは担当課としてはまだ言えないという段階なのでしょうか。それとも、こういうことだったらこういうふうに現在の国保税が変わってくるというようなものについては、想定はできているのでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) 現在の段階では、交付金等が繰り入れられたりということもないので、まっさらな状態ですので、公表できる段階の額にはなってございません。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 国保税ですけれども、しばらくの間はその自治体が独自に決めると。納付金の額に合わせて自治体が決めるということになっていますが、将来的に統一していこうというのが国の考え方のようですが、そういった場合に独自の市としての施策、たくさんあるかと思いますが、そういうものが発揮できなくなるという懸念がありますが、私としては統一しないで各自治体が国保税決められるようになっていくべきだと思っていますが、その点についてのお考えを聞かせてください。

○委員長(青柳信義君) 健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) 国保税につきましては、将来的には県内統一というふうな形になるかとは思いますけれども、それぞれの市町村で行っている独自の保健事業ですとか、趣旨普及のようなそういった差が、ジェネリック関係の通知ですとかそういったものについては。今の段階ではそれぞれの市町村国保のほうで独自でこのまま実施していくという方向となってございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 221ページ、222ページです。
ここで、一般質問のときに聞きましたけれども、国保税の徴収率を90%と見込んだという話でした。これを93%にした場合、金額ではどのように変わりますか。

○委員長(青柳信義君) 税務課長。

○税務課長(吉田尚樹君) 調定見込みにおきましては、大体1%当たり800万ということで想定しておりますので、3%上がれば2,400万の増というふうに試算されます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 前年度からの繰り越しというのがありますが、500万円が入っていますが、平成28年度決算はまだですけれども、平成27年でいくと、繰越額は8,398万円になると思うんですね。これは補正でやられていると思いますが、これの関係について答弁願います。

○委員長(青柳信義君) 健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) 225ページの10款の1項2目のその他繰越金のほうに今科目存置ということで置いておりますけれども、こちらのほうで補正のときにはこちらのほうに、ここに入るというような形でございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) そうしますと、それはどの定例会のときにこれまで補正をしてきたのでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) 決算のほうが終わりまして、9月となります。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 平成27年度のときを言いましたけれども、8,398万円の繰り越しが出ているわけですね。毎年決算ですから違いますけれども、科目存置で1,000円というのと、8,400万円近いのが入ってくるということになると、その予算の見積もりの中が大きく変わると思うのです。そういうときに、やはりもうちょっと可能な限り正確な歳入見込みが必要ではないかと思いますが、この点についてはいかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) 国保の特別会計につきましては、最終的に医療費のほうは2カ月おくれで支払いのほう、請求のほうも来ますし、交付金等も3月末ぐらいまでじゃないとはっきりしたことはわからないというようなそういう事情もございますので、そういったところも鑑みて予算は立てているとは思うんですけれども、最終的にはその交付や医療給付についての動向と合わせてということになりますので、そういうことでご理解いただければと思います。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 補正で対応するのだからということでありますが、しかし、その徴収率頑張って96.2%で確かになっているわけですよね。もう3%上げれば2,400万円ということになって、1年、1年で区切られてその国保税を賦課するわけではないのですが、しかし、もう少し正確なその見込みがあってもいいかと思いますが、その点についてはご理解くださいということなのですが、そういう検討をさらに進めるべきではないかと思いますが、この点についてはいかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 健康増進課長。もとい、税務課長。

○税務課長(吉田尚樹君) その件につきましては、29年度の単年度予算で国保税率を決めているわけではございませんで、今までの実績が大きな柱になります。それをベースに今後の税収、それから給付費、そういうトータル的な見方で税率というのは短期・中期的に考えますので、1年をもって税率が決まるというやり方はとっておりませんことで理解をいただければと思います。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 一般質問のときに、90%をせめてもう数パーセント引き上げてみたらどうだという話のときに、もう少し改善の余地があるような答弁があったのですが、その点については現在はどうでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 税務課長。

○税務課長(吉田尚樹君) 一般質問で部長答弁したとおり、以前は86%で見込んでいたのを今90%台ということで、予算と決算の違いというところもございますので、今のところはこの徴収率でもって見込んでいきたいなというふうに考えております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 219ページ、220ページでお尋ねします。
ここのところに国庫支出金、県支出金というのがあります。その他というのももちろんありますが、この国や県から出てくる支出金の計、これを言いますと、これに国・県支出金の合計に対する予算の比率、これは何パーセントになりますか。

○委員長(青柳信義君) 健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) こちらの国・県の支出金ですと、24.8%となっております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 国民健康保険は皆保険の基礎をなすものですが、しかし、国からの支出金というのが25%弱だということで、非常にその分が国保加入者に重くのしかかっているということのあらわれだと思います。富谷市では数回にわたって国保税の改定を実施してきたわけですが、しかし、それでもまだ負担が重いという人たちがいるわけで、やはりこれは国に対して抜本的に国の負担を引き上げるようにということを求めていかなければならない、解決しない問題だと思います。これまでもやってきているということですが、この抜本的な引き上げを今後どのように求めていくか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) こちらの予算のほうで国・県の支出のほうになりますと24.8%ですけれども、一般財源のほうでも保険財政の基盤のほうの国・県の交付金なども含まれますので、それを合わせますと若干上がって27%、27.5%くらいになろうかと思います。そういったほかの財源のほうでも支援がありますし、そのほかに被用者の保険のほうからですとか、あとは前期高齢者の交付金ですとか、その他の財源のほうでの支援のほうもたくさんいただきながらの国保の財政運営という形になってございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) それにしても、半分まではいかないわけですよね。ですから、これをこの抜本的に求めていくということは必要だと思うのですが、その点についてはいかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) 常々そういった国や県のほうの交付金、補助のほうにつきましては要望等させていただいていますので、引き続き継続して要望をしていきたいと考えております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 短期証についてお尋ねします。
1カ月、3カ月、6カ月の短期証の発行といいますか、それはどのようになっているでしょうか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 税務課長。

○税務課長(吉田尚樹君) 現在の状況についてご回答申し上げます。
1カ月証27名、3カ月証62名、6カ月証53名、計142名が対象となっております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) これは役所に来たときに、市役所に来たときに渡すという方法になっているかと思いますが、その中で私たちは「とめ置いている」というふうに言っているんですが、「とめ置いているわけではない」ということをおっしゃるかもしれません。その1カ月、3カ月、6カ月でここの場にあるという人の数はわかりますか。

○委員長(青柳信義君) 税務課長。

○税務課長(吉田尚樹君) 今、未交付の状況になっている内訳ですけれども、1カ月証17名、3カ月証19名、6カ月証4名、合わせて40名が未交付の状態となってございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 1カ月証というのは、結構支払いの額が多かったりということだと思うのですが、なかなかとりに来られないということがあると思います。その人が医療機関にかからなければ、それはそれで被害はないかもしれませんが、そうでないということもありますのでね。これについては速やかに納付相談とは別に交付すべきだと思いますが、その考えについてはどのように対応しているでしょうか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 税務課長。

○税務課長(吉田尚樹君) この短期証対象者の方につきましては、基本的に納税が滞っている方が対象になります。ですから、きちんと納めていただいている納税者の目線もございますので、これまで同様の対応をしていきたいと考えております。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。渡邊委員。

○委員(渡邊俊一君) 225ページから226ページの中で、繰入金、一般会計繰入金が計上されておりますけれども、今回これでこの部分で改めてお聞きするわけでありますけれども、基金の残高は幾らぐらいになる予定ですか。

○委員長(青柳信義君) 健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) 今回予算のほうを、財源基金を入れた後の残高になりますが6億8,006万7,000円でございます。

○委員長(青柳信義君) 渡邊委員。

○委員(渡邊俊一君) それでは、安定的な運営を行うための基金はどのくらいと考えておられますか。

○委員長(青柳信義君) 健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) 大体4億円ほどと考えております。

○委員長(青柳信義君) 渡邊委員。

○委員(渡邊俊一君) 2度ほど国保税の改定により減額をされておりますけれども、私は基本的に4億ぐらいが必要なところを6億8,000万ほど基金があるということでありますけれども、ただ、この実質4億と6億でありますから、そんなに大きな開きではないと私は思っておりますので、これからこの改定に対してはやはり慎重な対応をしていかなきゃならないと思いますけれども、その件についてどのような考えをお持ちでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) 税率の改定ということでございますか。はい。現在の基金残高等も、保険税を下げたりというようなことで大分基金を繰り入れながら国保の財政のほうを運営をしているようなところでございます。また、都道府県単位化を見据えておりますので、今後その税の改正につきましては十分熟考しながら進めてまいりたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 渡邊委員。

○委員(渡邊俊一君) なお約3億近く開きがあるわけでありますけれども、できるだけやはり一般会計からの繰り入れを減縮して、そして運営していくような方向性をやはり見出さなきゃならないのではないかと思っております。ただ単に国保税の改定を行い減額することによって、その基金を縮小していくというような感覚でなくて、やはり平等性から考えますと、国民健康保険については社会保険に加入していない方々が拠出するわけでありますから、一般会計からの繰り入れということであれば、社会保険関係から全ての方々の住民が要するに税を納入して、そして一般会計のほうから繰り入れをさせていただいているということでありますから、その公平性から考えた場合には、やはり本来ならば国保税を納めている方々がお互いに拠出をし合いながら、それで運営していくというのが実際だと思いますけれども、そのような感覚を持っておってもよろしいのでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 保健福祉部長。

○保健福祉部長(小野一郎君) 先ほど国保についての質問でしたけれども、国保につきましてはご存じのとおり皆保険の根幹をなすものです。先ほど国保の負担割合とかいろいろお話ありましたけれども、やはり国保は特殊性があるということで、半分近くは国のほうの資金が入ってございます。あと社会保険につきましても、その社会保険を離れた場合には国保という最後のとりでになっておりますので、その辺のところで国保の重要性についてはご理解いただきたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 渡邊委員。

○委員(渡邊俊一君) それでは、先ほどお話ししましたように、一般会計の繰入金をできるだけ縮小するような方向性というのは見出せませんか。

○委員長(青柳信義君) 保健福祉部長。

○保健福祉部長(小野一郎君) 昨年度ご指摘ありまして、平成28年度の予算及び今回の28年につきましては、法定内ということで現にこちらの予算を組みました。あと、上にあります会計ですね。保険基盤、これにつきましては法定上のその法則にのっとった形での繰り入れということになっております。その下につきましては、それぞれ必要に応じてこれも基準にのっとった形で出しておりますので、全てにつきましては精査したものと思ってございます。

○委員長(青柳信義君) 渡邊委員。

○委員(渡邊俊一君) 今後ともそういうような方向性でぜひやっていかなくてはならないと思っておりますけれども、これからも改めてそういうような考えで一般会計からの繰り入れをできるだけ慎重にとり行うというような感じを持っていてよろしいでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 保健福祉部長。

○保健福祉部長(小野一郎君) 渡邊委員のおっしゃるとおりでございます。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。出川委員。

○委員(出川博一君) 1点だけ。先ほどから話が出ております県単位化の問題なんですけれども、この中で30年度ということで、もう喫緊に迫ってきているわけですけれども、29年度予算でその対応分として計上された予算はどれどれなのか、お尋ねいたします。

○委員長(青柳信義君) 健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) 230ページの歳出のところで、13節の委託料がございます。そこの下から2つ目、3つ目、4つ目ですかね。国保都道府県単位化対応業務から、国保事業報告システム制度改正対応業務までが準備の予算となっております。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) 多分、これはいろいろ情報を収集すると、30年の1月には両立というか、ケースが提示されて、その後、運営協議会が開催されるということだと思うんですけれども、その場合の運営協議会の回数とかはふえてはいるんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) 富谷市の国保の運営協議会のほうも回数はふやしてございます。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) それはどのタイミングというか、多分3月、来年の3月の議会には条例とか提案しなくちゃならないと思うんですけれども、年明けて何回ぐらい開催する予定なのか、お尋ねいたします。

○委員長(青柳信義君) 健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) 予算上は6回というふうに計上してございますが、県、国の動向を見ながら必要に応じて会議を持ちたいと考えております。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) 多分これは232ページの総務費の運営協議会費の中でだと思うんですけれども、53万6,000円というのは5回分でしょうか。6回はできないと思うんですけれども、いかがでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) 6回だったと思います。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) 先ほども話ありましたけれども、非常に29年度のうちに準備して30年度にスタートしなくちゃならないということで、かなり喫緊の課題にというか、スケジュール的に厳しいのではないかというように思いますけれども、この辺のところについては県のほうには申し入れはしているんでしょうか。それとも、もうこれは決まった方針だという受け取り方なんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) スケジュールにつきましては、大変厳しい状況にございますので、市町村国保の担当者の課長の連携会議などがございまして、そのときに県のほうにはスケジュールのほうを早めていただくようには申し入れはしているところでございます。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) 後期高齢者の場合だと、全県一つなんですけれども、これについては議員が派遣されて、派遣されてというか、選出されておりまして、その中で議決してやっているわけなんですけれども、この国保の単位化の場合にはどのような形になるんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) 国保の場合は、後期高齢医療制度とは異なりますので、議員等というふうな考え方はないかというふうに思っております。県の国保運営協議会のほうが発足されて、そこで審議されるというふうになるかと思います。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)

○委員長(青柳信義君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
議案第18号平成29年度富谷市国民健康保険特別会計予算について、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕

○委員長(青柳信義君) 起立多数と認めます。
よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。


議案第19号 平成29年度富谷市下水道事業特別会計予算

○委員長(青柳信義君) 議案第19号平成29年度富谷市下水道事業特別会計予算を議題といたします。
これから、担当課長へ補足説明を求めます。上下水道課長。
[上下水道課長が予算書のとおり内容の説明を行った]

○委員長(青柳信義君) 以上で説明を終わります。
これより一問一答による質疑に入ります。
それでは、質疑ございませんか。西田委員。

○委員(西田嘉博君) それでは、ページ、268ページ、1款1項2目15節工事請負費、成田第1汚水中継ポンプ場ゲート設備改修工事7,600万円の内容についてお伺いさせていただきます。

○委員長(青柳信義君) 上下水道課長。

○上下水道課長(浅場 悟君) 本工事につきましては、ゲート設備改築工事というところでございまして、内訳につきましては、まず5,400万円が流出ゲートの改築、2門でございますが、そちらで5,400万円。それから、沈砂池水路防蝕工事として2,200万円を見込んでございます。

○委員長(青柳信義君) 西田委員。

○委員(西田嘉博君) その流出防止のゲートは、従来にはなかったんでしょうか。何かふぐあいがあって改修ということになっておりますか、伺います。

○委員長(青柳信義君) 上下水道課長。

○上下水道課長(浅場 悟君) こちらの施設につきましては、平成4年に設置しているものでございまして、今回の改築につきましては経年劣化による重度のさびが確認されておりまして、それでもって電動での開閉が困難となっている状況も一部ございますので、今回改築工事をするものでございます。

○委員長(青柳信義君) 西田委員。

○委員(西田嘉博君) 経年劣化というのは、一般的に考えてどれぐらいの年数を考えているか、伺います。

○委員長(青柳信義君) 上下水道課長。

○上下水道課長(浅場 悟君) ゲートの耐用年数につきましては、25年程度を見込んでございまして、本施設につきましてはただいま24年経過しているところでございますが、先ほども申したとおりさびの状況が著しいというところでの改築でございます。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)

○委員長(青柳信義君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)

○委員長(青柳信義君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
議案第19号平成29年度富谷市下水道事業特別会計予算について、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕

○委員長(青柳信義君) 全員起立と認めます。
よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。


議案第20号 平成29年度富谷市介護保険特別会計予算

○委員長(青柳信義君) 議案第20号平成29年度富谷市介護保険特別会計予算を議題といたします。
これから、担当課長へ補足説明を求めます。長寿福祉課長。
[長寿福祉課長が予算書のとおり内容の説明を行った]

○委員長(青柳信義君) 以上で説明を終わります。
これより一問一答による質疑に入ります。
それでは、質疑ございませんか。藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 302ページの委託料、このサロン型通所サービス事業の対象となるのはどういった方でしょうか。お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) 従来の要支援1・2の方々とチェックリストで該当した方々が事業の対象者となっております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 想定される対象人数はどのくらいでしょうか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) サロン型につきましては、最大5日間の15人というふうな形で考えております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 今の答えだと、定員に関することかなと思うんですけれども、全体でどのぐらいその要支援1・2とチェックリストに当てはまる方でどのぐらいの人数がいるのかということで再度お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) 今現在の要支援1・2の方々で百二、三十人程度となっておりますので、その方々がサロン型あるいは通所型のほうの筋トレ型のほうの対象というふうな形と、そのほか従来の訪問看護とか、通所リハの対象というふうな形になると思われます。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) こちらは福祉健康センターで行われるものでよろしかったでしょうか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) サロン型につきましては、福祉健康センターで実施する予定でございます。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 今回、福祉健康センターのほうに委託ということで、改善点がありましたらばお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) 今までモデル事業で28年度実施してまいりましたが、特に改善点というものはございませんで、継続して実施していくというふうな形になってございます。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) この開催の日数は特に変わりはなかったでしょうか。増加といいますか、日数がふえているというお話も伺っていたかと思うんですが。

○委員長(青柳信義君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) 28年度におきましては、月曜日と木曜日、週2回で開催しておりましたが、29年度につきましては、最大月曜日から金曜日までの週5回を予定しているところでございます。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 先ほど120から130人の方が全体でいらっしゃるということだったんですけれども、この5日間で果たして対応ができるのか、その定員が1回で大体14人、15人くらいと先ほどのお話だとそういうことだと思うんですけれども、果たして需要に対して全て賄えるのかということでお伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) 先ほど私が申しました120から130という要支援1・2の方、全体的な人数でして、その中からサロン型を利用される方となると、また70名くらい、そのくらいの人数と見込んでいるところでございます。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) では、70名ぐらいだと、大体その週5日間で1回14人から15人ぐらいの中では需要には対応ができるということでよろしかったでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) サロン型と筋トレ型、全部含めてという形でご理解していただければと思います。私間違えまして、ちょっとサロン型全部というふうな形で申し上げましたが、サロン型と筋トレ型含めて70名程度というふうな形になってございます。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) こちらのサロン型なんですけれども、ボランティアの導入されて今現在事業ですけれどもされているかと思うんですけれども、交通費、お車がない方でバス代がかなりかかってしまってちょっと不便だというところのお話を伺ったんですけれども、そこに関しての対応というのは何か検討なされておりますでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) 今現在、社協のほうにお聞きしましたところ、そのボランティアさんにつきましては、特に車のない方につきましては同じボランティアさんで車のある方に乗り合い、あるいは市民バスを利用してボランティアのほうに来ていただいているという状況であるということをお聞きしておりますので。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) やはり確認していただくことが必要かと思うのですけれども、そういったボランティアさんの移動に関して、どういう状況なのかという確認をしていただけるかどうか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) 先ほど確認いたしまして、そういう状況であるというふうなことは聞いております。もしそのお車のない方につきましては、社協さんが利用者さんを送迎するときのお車に一緒に定員が乗れれば乗っていただくとか、あるいはボランティアさんのその協力を得てというふうな形で考えておるところでございます。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 続きまして、軽体操筋トレ型通所サービス事業に関しましては、これはどういった事業所さんにどういった形で委託をするのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) 今、平成28年度現在も委託しております市内の介護予防事業所と通所介護事業所のほうの2事業所のほうへ、委託というふうな形で考えております。

○委員長(青柳信義君) 藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 最後の質問になります。
この軽体操筋トレ型とそのサロン型通所、2つともなんですけれども、人的には専門家の方の対応ということでよろしかったでしょうか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) 同じく介護保険で実施している事業所でございますので、専門の方々が指導していただけるというふうな形になってございます。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。出川委員。

○委員(出川博一君) 来年度、平成29年度は第6期介護計画の最終年度、3年間の中の最終年度に当たるわけですけれども、今回の予算書を見ますと、従来のやつと違って総合事業に対応した費目立てというか、科目も大分変わっているのでちょっと比較できないので、この3年間でやろうと思った、やろうと思ったというか、いわゆる給付費の推移と29年度の見込み、この辺のところは3年前に計画したやつと比較してどうなのか、お尋ねいたします。つまり、達成しているのか、その辺の過不足があるのか、お尋ねいたします。

○委員長(青柳信義君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) 3年間の第6期の当初時点で立てました計画値につきましては、居宅介護のサービスのほうがやはり鈍化しているというか、伸び悩んでおるような状況で、施設サービスにつきましては、同じ計画値より若干ちょっと多目というふうな形になってございます。地域密着型サービスについては、同等の計画どおりというふうな形になっているところでございます。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) そういう意味では、計画どおりおおむね進んでいるという理解でよろしいでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) 全体的に見ますと、計画で立てた給付額よりも若干少な目に推移しているような状況でございます。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) それでは、最後に、第6期でたしか目標指数というか、いろいろの具体的な係数を策定したかと思います。例えば、支援センターについては3カ所にするとか、そういうやつについては達成しているんですけれども、そういう面で検証されているのかどうか、お尋ねいたします。

○委員長(青柳信義君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) まさしく今、第7期の計画を作成しようとしているところでございまして、アンケート調査を今ちょうど終わりましたので、その指数の中にアンケート結果のパーセントを盛り込んでいるところもございますので、第7期の計画の中でどのくらい達成したかということをこれから検証していくようなところになってございます。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) ということは、第7期をつくらないと達成状況がわからないということなんですか。ちょっとそれは回答としておかしいと思うんですけれども、もう一度お願いいたします。

○委員長(青柳信義君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) 第7期の前につくるような予定になってございます。課題分析を踏まえて給付分析も行いまして、その中で来年度いっぱいをかけて検証していくというふうな形になる……。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 第6期の計画の中にあったケアパスですけれども、これの作成はどうなっていますか。

○委員長(青柳信義君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) ケアパスにつきましては、今まさにつくっておりますので、29年度当初あたりには皆さんのほうにお配りできるかなと思っております。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 名前だけケアパスとなっていて、全体のイメージとしてはどんなものができてくるのでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) 認知症対策予防の1つでして、認知症のその段階に応じて相談窓口はどこであるのか、あとはそういった認知症の方々の施設のところは、あと市の施設はどういったところにあるのかというふうな一覧の冊子にまとめた、住民に向けての冊子というふうな形になってございます。

○委員長(青柳信義君) 佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 最後の質問ですが、福祉用具についてですけれども、現在、償還払いになっているかと思いますが、これを受領委任払いにしてほしいという要望があります。他市町村ではもう既にやっているところが多くありまして、富谷市としても受領委任払いにすべきだと思いますが、こちらの検討はどうなっているでしょうか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) 住宅改修については、もう早くから受領委任払いにしているところで、利用者の方々からは好評を得ているような状態でございますので、福祉用具につきましても早くに検討してまいりたいと思っております。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。藤原委員。

○委員(藤原 峻君) 最後の最後に済みません。質問をし忘れたというのがありましたので。
介護予防の中でもやはり認知症の予防が大変重要かと思うんですけれども、その302ページのこのサロン型通所サービス事業、やはり人と人が会うことで認知症の予防に大変つながると思われます。私のおばあさんも実は一度認知症になって、デイケアとかに通い始めたらすごい改善したということもありまして、もしその需要としてかなり多くなってきたときに、この定員をふやすということであるとか、その場所をふやすであるとか、午前・午後に分けてやるとか、何かそういう改善策といいますか、そういうことは検討されているのか、お伺いいたします。

○委員長(青柳信義君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) 29年度、その事業を開始してみて、状況を見ながらというふうな形にはなると思いますけれども、月曜日から金曜日の1日を実施する予定なのが3日間、そのうち半日が2日間というふうな形になってございますので、その半日間のうちを午後の分もふやしていけるかどうかというのは、その利用状況を見ながらというふうな形になってくると思います。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)

○委員長(青柳信義君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)

○委員長(青柳信義君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
議案第20号平成29年度富谷市介護保険特別会計予算について、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕

○委員長(青柳信義君) 起立全員と認めます。
よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。


議案第21号 平成29年度富谷市後期高齢者医療特別会計予算

○委員長(青柳信義君) 議案第21号平成29年度富谷市後期高齢者医療特別会計予算を議題とします。
これから、担当課長へ補足説明を求めます。健康増進課長。
[健康増進課長が予算書のとおり内容の説明を行った]

○委員長(青柳信義君) 以上で説明を終わります。
これより一問一答による質疑に入ります。
それでは、質疑ございませんか。佐藤聖子委員。

○委員(佐藤聖子君) 327ページですが、普通徴収保険料、これが253万1,000円減っていると、この理由は何でしょうか。

○委員長(青柳信義君) 税務課長。

○税務課長(吉田尚樹君) こちら、28年度までの予算の計上の仕方といたしまして、広域連合のほうから納付金ベースで今まで予算計上させていただいたんですけれども、毎年のように2月の定例議会のほうで減額補正をさせていただいていた状況がございますので、より現実に近づけた29年度は予算編成をさせていただいたということでの違いとなってございます。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)

○委員長(青柳信義君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)

○委員長(青柳信義君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
議案第21号平成29年度富谷市後期高齢者医療特別会計予算について、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕

○委員長(青柳信義君) 起立全員と認めます。
よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
この際、午後3時まで休憩します。

午後2時44分 休憩


午後3時00分 再開

○委員長(青柳信義君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。


議案第22号 平成29年度富谷市水道事業会計予算

○委員長(青柳信義君) 議案第22号平成29年度富谷市水道事業会計予算を議題といたします。
これから、担当課長へ補足説明を求めます。上下水道課長。
[上下水道課長が予算書のとおり内容の説明を行った]

○委員長(青柳信義君) 以上で説明を終わります。
これより一問一答による質疑に入ります。
それでは、質疑ございませんか。西田委員。

○委員(西田嘉博君) ページ、365ページ、1款1項3目……(「355ページ」の声あり)365ページです。(「356ページ」の声あり)はい。失礼いたしました。1款1項3目3,834万9,000円の内訳について、お伺いさせていただきます。

○委員長(青柳信義君) 上下水道課長。

○上下水道課長(浅場 悟君) それでは、申し上げます。
まず、漏水調査業務費といたしまして324万円、年末年始修繕当番業務といたしまして39万7,000円、上下水道施設台帳修正業務で746万2,000円、検査満了メーター交換業務で955万3,000円、施設用地除草業務で306万5,000円、排水施設等警備業務で30万1,000円、地図情報システム保守委託料で108万円、機械電気設備保守点検で1,066万7,000円、板坂川水管橋電食防止装置維持で7万8,000円、次亜塩素酸ナトリウム処分業務委託で28万4,000円、水道管システムASP利用料で95万円、それから最後となります水道監視システム保守業務で73万2,000円となってございます。

○委員長(青柳信義君) 西田委員。

○委員(西田嘉博君) それで、漏水調査場所はどこを予定されていますか、伺います。

○委員長(青柳信義君) 上下水道課長。

○上下水道課長(浅場 悟君) 予定ということではございませんが、今までの実績から富ケ丘、太子堂、鷹乃杜あたりが想定されます。

○委員長(青柳信義君) 西田委員。

○委員(西田嘉博君) それでは、これからの調査すべき場所はどこか、どの辺か考えておられますか、伺います。

○委員長(青柳信義君) 上下水道課長。

○上下水道課長(浅場 悟君) その前に、前の質問、誤ってお答えいたしましたので、訂正させていただきます。まず、漏水調査業務につきましては、富ケ丘地区の漏水調査業務でございます。
それから、ただいまの質問でございますが、延長が20キロ、それから監視装置につきましては250カ所でございます。

○委員長(青柳信義君) 西田委員。

○委員(西田嘉博君) 富ケ丘の何丁目を調査の対象にされておりますか、伺います。

○委員長(青柳信義君) 上下水道課長。

○上下水道課長(浅場 悟君) 富ケ丘全域でございます。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。相澤委員。

○副委員長(相澤 榮君) 配水管の総延長が……(「相澤委員、マイクを立ててお願いします」の声あり)済みません。配水管の総延長の何%が鉛管になっていますか、お伺いします。(「ちょっとお待ちください」の声あり)

○委員長(青柳信義君) 上下水道課長。

○上下水道課長(浅場 悟君) 済みません、お待たせしました。メーター数ではちょっと把握してございませんが、箇所数で言いますと、全体で1万7,639軒のうち、1,205軒となってございます。

○委員長(青柳信義君) 相澤委員。

○副委員長(相澤 榮君) 今、何%になっていますかと聞いたんですけれども。

○委員長(青柳信義君) 上下水道課長。

○上下水道課長(浅場 悟君) 今の軒数を当てはめますと、6.8%でございます。

○委員長(青柳信義君) 相澤委員。

○副委員長(相澤 榮君) これを全部更新するという予定はありますか。

○委員長(青柳信義君) 上下水道課長。

○上下水道課長(浅場 悟君) 更新につきましては、道路の改良工事等に合わせて今までも行ってきまして、それから新築に建てかえる際に鉛管を交換してきたという経緯がございます。今まで大体平均しますと、年間に70軒から80軒というところでございます。今のところはこのようなところで進めていきたいというふうに考えてございます。

○委員長(青柳信義君) 相澤委員。

○副委員長(相澤 榮君) 結局は道路工事、それから漏水関係と、そういう工事関係に関してだけ更新という形に進めているんですか、お伺いします。

○委員長(青柳信義君) 上下水道課長。

○上下水道課長(浅場 悟君) 今のところはそうでございます。プラス、建てかえ分も含まれてございます。

○委員長(青柳信義君) 相澤委員。

○副委員長(相澤 榮君) やはり計画的に交換していくという部分では大事かと思うんですけれども、そういう予定はありますか。

○委員長(青柳信義君) 上下水道課長。

○上下水道課長(浅場 悟君) ただいま平成31年度からの事業計画を今3カ年度でもって準備を進めているところでございます。そのところで資産調査という項目もございますので、その調査の結果を見て順次進めていきたいというふうに考えてございます。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。出川委員。

○委員(出川博一君) 355ページの営業収支、その他営業収益、さらに節でその他営業収益449万9,000円のこの内訳といいますか、をお願いしたいと思います。

○委員長(青柳信義君) 上下水道課長。

○上下水道課長(浅場 悟君) 下水道のデータ修正業務費として372万円、それから機器費が25万2,475円、保守費用といたしまして52万5,960円でございます。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) そうすると、あれですか。356ページにある3目の中段ぐらいにあります賃貸料51万9,000円、地図情報システム賃借料、これの何%をこのその他営業収益で見ておられるのか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 上下水道課長。

○上下水道課長(浅場 悟君) 約50%、2分の1でございます。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) 先ほど372万とおっしゃった金額は、これは地図情報のシステムに関するものなのかどうか、お尋ねします。

○委員長(青柳信義君) 上下水道課長。

○上下水道課長(浅場 悟君) そのとおりでございます。

○委員長(青柳信義君) 出川委員。

○委員(出川博一君) これはそうすると、いわゆる水道料そのもの、下水も一緒に水道料を集めているということで、これは上の下水料負担金、ここのところもそういう形で案分計上しているという見方でよろしいんでしょうか。

○委員長(青柳信義君) 上下水道課長。

○上下水道課長(浅場 悟君) そのとおりでございます。

○委員長(青柳信義君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)

○委員長(青柳信義君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)

○委員長(青柳信義君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
議案第22号平成29年度富谷市水道事業会計予算について、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕

○委員長(青柳信義君) 起立全員と認めます。
よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上をもちまして、本委員会に付託されました全ての審議が終了いたしました。
暫時休憩をいたします。

午後3時14分 休憩


午後3時16分 再開

○委員長(青柳信義君) 休憩前に引き続き委員会を開きます。
予算審査特別委員会における審査結果を議長に報告することになりますが、その報告書はお手元に配付のとおり報告したいので、内容を朗読いたします。
[委員長が予算報告書のとおり朗読した]

○委員長(青柳信義君) ここでお諮りいたします。
予算審査結果につきましては、各種会計予算とも討論を省略し、採決の結果、各事件とも多数の賛成によって原案のとおり可決すべきものと決定されました。よって、お手元に配付の報告書を本定例会最終日に議長宛て報告したいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)

○委員長(青柳信義君) 異議なしと認めます。よって、予算審査結果につきましてはお手元に配付のとおり議長宛て報告することといたします。
委員各位のご協力によりまして予定どおり審議が行われたことに対し、敬意を表するものでございます。
以上をもちまして、4日間にわたる予算審査特別委員会を閉会いたします。
大変ご苦労さまでした。

午後3時19分 散会

平成29年第1回定例会議事録(第7号)

平成29年3月17日(金曜日)

出席議員(19名)

  • 1番 金 子 透 君
  • 2番 青 柳 信 義 君
  • 3番 若 生 英 俊 君
  • 4番 長谷川 る 美 君
  • 5番 畑 山 和 晴 君
  • 6番 齊 藤 秀 行 君
  • 7番 藤 原 峻 君
  • 8番 佐 藤 聖 子 君
  • 9番 浅 野 武 志 君
  • 10番 西 田 嘉 博 君
  • 11番 佐 藤 克 彦 君
  • 12番 山 路 清 一 君
  • 14番 高 橋 正 俊 君
  • 15番 菅 原 福 治 君
  • 16番 出 川 博 一 君
  • 17番 相 澤 榮 君
  • 18番 渡 邊 俊 一 君
  • 19番 安 住 稔 幸 君
  • 20番 浅 野 幹 雄 君

欠席議員(1名)

  • 13番 浅 野 直 子 君

説明のため出席した者

  • 市長 若 生 裕 俊 君
  • 副市長 大 庭 豪 樹 君
  • 企画部長 内 海 壯 晃 君
  • 総務部長 山 田 豊 君
  • 保健福祉部長 小 野 一 郎 君
  • 建設部長 奥 山 育 男 君
  • 保健福祉部次長兼保健福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター所長 中 山 高 子 君
  • 企画部企画政策課長 高 橋 弘 勝 君
  • 企画部財政課長 西 山 高 広 君
  • 企画部産業振興課長 鴇 幸 浩 君
  • 総務部総務課長兼情報化推進室長 神 田 能 成 君
  • 総務部税務課長 吉 田 尚 樹 君
  • 総務部市民生活課長兼東向陽台出張所長兼富ケ丘出張所長兼あけの平出張所長兼日吉台出張所長兼成田出張所長兼清掃センター所長 泉 川 潤 哉 君
  • 保健福祉部地域福祉課長 菅 原 俊 司 君
  • 保健福祉部健康増進課長 菅 原 順 子 君
  • 保健福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセンター兼子育てサロン所長 狩 野 悦 子 君
  • 建設部都市整備課長 齋 藤 英 夫 君
  • 建設部都市計画課長 伊 藤 正 君
  • 水道事業上下水道課長(建設部上下水道課長) 浅 場 悟 君
  • 企画部企画政策課参事兼市制移行・地方創生推進室長 松 原 誠 君
  • 教育長 菅 原 義 一 君
  • 教育次長 荒 谷 敏 君
  • 教育総務課長 高 橋 加 代 君
  • 学校教育課長 齋 藤 卓 也 君
  • 生涯学習課長兼総合運動公園所長兼民俗ギャラリー館長 渡 邉 正 弘 君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀 郁 雄
  • 次長 富 澤 裕
  • 主事 後 藤 秀 樹

議事日程 第7号

平成29年3月17日(金曜日) 午後1時30分 開議

日程1 会議録署名議員の指名
日程2 議案第17号 平成29年度富谷市一般会計予算
日程3 議案第18号 平成29年度富谷市国民健康保険特別会計予算
日程4 議案第19号 平成29年度富谷市下水道事業特別会計予算
日程5 議案第20号 平成29年度富谷市介護保険特別会計予算
日程6 議案第21号 平成29年度富谷市後期高齢者医療特別会計予算
日程7 議案第22号 平成29年度富谷市水道事業会計予算
日程8 議案第24号 副市長の選任につき同意を求めることについて
日程9 発議第 1号 富谷市議会委員会条例の一部改正について
日程10 議員派遣の件
日程11 閉会中の各委員会調査について

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり 午後1時30分 開議


○議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
日程に入るに先立ち、諸報告をいたします。
議長諸報告は、お手元に配付のとおりです。
なお、関係資料については、事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
これで諸報告を終わります。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。


日程第1 会議録署名議員の指名

○議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、9番浅野武志君、10番西田嘉博君の2名を指名いたします。


○議長(浅野幹雄君) 去る3月9日の本会議における議案第3号とみや放課後児童クラブ条例の制定について、安住議員の質問に対し答弁漏れがありましたので、発言を許します。子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 先日、安住議員からいただきました質問に対してお答えをしたいと思います。
まず、児童クラブの建設費用ということでございましたが、あけの平、成田、富ケ丘、日吉台小学校を合わせまして2億7,137万円を見込んでございます。
続きまして、児童クラブの運営費ということで、今までとこれからの費用、どのくらいかかるのかといったご質問に対しましては、平成27年度の決算で見ますと8,332万円でございます。今年度、平成28年度現在のところ、9,239万9,000円を見込んでいるところでございます。今後の予算ということで、平成29年度予算としましては、日吉台小学校に新設いたします児童クラブの消耗品、備品等を合わせまして1億6,172万3,000円を見込んでございます。
以上です。


日程第2 議案第17号 平成29年度富谷市一般会計予算
日程第3 議案第18号 平成29年度富谷市国民健康保険特別会計予算
日程第4 議案第19号 平成29年度富谷市下水道事業特別会計予算
日程第5 議案第20号 平成29年度富谷市介護保険特別会計予算
日程第6 議案第21号 平成29年度富谷市後期高齢者医療特別会計予算
日程第7 議案第22号 平成29年度富谷市水道事業会計予算

○議長(浅野幹雄君) 日程第2、議案第17号から日程第7、議案第22号まで、富谷市議会会議規則第35条の規定により、一括議題といたします。
次に、富谷市議会会期規則第39条により、予算審査特別委員会委員長に審査結果の報告を求めます。
予算審査特別委員会委員長青柳信義君、登壇願います。

○予算審査特別委員会委員長(青柳信義君) 予算審査特別委員会審査結果報告書。
平成29年度富谷市一般会計を初めとする各種会計予算につきましては、去る2月21日の本会議において、その予算審査のため、議長を除く議員全員で構成する予算審査特別委員会が設置されました。
予算審査特別委員会は、3月10日、13日、14日、15日の4日間にわたり、議案第17号平成29年度富谷市一般会計予算、議案第18号平成29年度富谷市国民健康保険特別会計予算、議案第19号平成29年度富谷市下水道事業特別会計予算、議案第20号平成29年度富谷市介護保険特別会計予算、議案第21号平成29年度富谷市後期高齢者医療特別会計予算、議案第22号平成29年度富谷市水道事業会計予算について、それぞれ慎重に審議を行いました。その結果、全議案とも賛成多数により、原案のとおり可決すべきものと決定されました。
以上、予算審査特別委員会の報告といたします。
平成29年3月17日、予算審査特別委員会委員長、青柳信義。

○議長(浅野幹雄君) これより、採決に当たっては逐次議題といたします。
日程第2、議案第17号平成29年度富谷市一般会計予算を議題といたします。
質疑を省略し、討論に入ります。
本案については、富谷市議会会議規則第51条の規定に基づく発言通告がなされておりますので、これより討論を行います。
まず、原案に反対者の発言を許します。7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 議案第17号平成29年度富谷市一般会計予算について反対の立場から討論をいたします。
市制移行後初の予算は約130億円と、町政時代と余り変わりがないと河北新報に掲載がされておりました。実際に平成28年度と平成29年度の一般会計当初予算を比較しますと、9,500万円の増加に限られておりました。限られた財源の中で、集中と選択、効果的、効率的な財政運営が求められているかと思います。
このような中でも、放課後児童クラブが富ケ丘小学校など各小学校で4月より実施されるようになったことは、安全面からも重要なことでした。また、奨学金が返済期間の猶予、優秀規定の撤廃など改善されたことなど、これは市民が求めていることであり、喜ばれております。また、就学援助の準要保護の基準が拡大されました。交通に関しては、仙台市への乗り継ぎ実証実験に関して新たな乗り継ぎポイントが実施されること。さらには、長年の要望であった公営墓地の整備計画が平成29年度中につくられることが決まったこと。防犯灯のLED化が平成29年度から順次行われるようになっていることなど、さまざまな改善がされており、市民からも喜びの声が届いております。
しかし、まだ課題があります。日本は非正規雇用が過去最高となり、社会の経済状況が悪化しているため、子供の6人に1人が貧困の状態にあると言われています。子育ては社会全体で支える必要があります。子供の医療費助成事業では、県の助成拡大に伴い年齢枠を拡大した多賀城などの自治体があります。富谷市は、18歳までの医療費助成を県内でも早い段階で実現してきました。県の助成拡大に伴い補助金が1,000万円ふえるとの答弁でした。一部負担金や諸制限をなくす検討が必要であると考えます。放課後児童クラブに関して、生活保護や母子・父子家庭への補助はありますが、就学援助の準要保護まで含めることを検討すべきであります。
また、奨学金に関して、奨学金を借りている学生が2人に1人にまでなっている状況があります。みやぎ奨学金問題ネットワークによると、月に借りている奨学金の中央値が5万円、最大で12万円という結果があり、奨学金を借りるために結婚をちゅうちょするというアンケート結果すら出ております。富谷市の利子のない奨学金は、50年以上前に独自でつくられた誇るべきものであります。ユネスコスクールへの加盟を進めている富谷市だからこそ、誰もが学べる環境をさらに推し進めるための奨学金の増額や返済する必要のない給付型の奨学金の創設を実現すべきではないでしょうか。
富谷250園芸促進事業の参加者に関しましては、平成25年には76人だったものが平成27年度には68人、年々減少してきております。高齢化に伴い参加者が減っている状況を考えると、支援内容の全体的見直しが必要であると考えます。
側溝整備事業に関しては、平成29年度予算は、例えば富ケ丘では240万円、鷹乃杜では520万円の減であり、今のスピードでは、富ケ丘地区で平成61年の完成、鷹乃杜地区では平成80年という答弁でありました。市の道路維持費は平成28年度に比べて約9,371万円も抑えられております。運用には計画的なスピードアップが求められております。
また、富谷市の持つ交通問題やこれから整備される公共施設に関しては、それぞれを単発で検討するのではなく、包括的かつ総合的な計画が必要であります。
また、これまで直営だった放課後児童クラブの委託化、福祉健康センター運営の指定管理化、市立幼稚園園長職の外部登用が進められました。さらに、市立幼稚園の民間移管も視野に入れた検討を進めることや学校給食センターの運営の効率化を図るためとして、民間活力の導入を施政方針の中で表明しています。しかし、市民に対する行政サービスの充実に向けての方策としては、やはり事前に運用方針や計画などについて議会へ提示すべきであり、また、安易なコストカットにならないように慎重な運用であるべきと考えます。
富谷市まちづくりアンケートで16%という高い要望がありました図書館の建設に関しては、まずは予算の段階で年間スケジュールを提示すべきであったと考えます。また、図書館空白の歴史に幕をおろす富谷市において画期的な事業であることを考え、図書館建設の中心となる認定司書クラスの人材を全国公募すべきであります。また、図書館の準備委員会の設置も必要です。
「住みたくなるまち日本一」の実現に向け、さらなる改善を求め、反対討論といたします。

○議長(浅野幹雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) 私は、議案第17号平成29年度富谷市一般会計予算において賛成の立場で討論をいたします。
平成29年度富谷市一般会計予算は、市になって初めての通年予算となり、予算規模は130億2,100万円、対前年9,500万、0.7%増であります。市税については、対前年1億2,000万円の増を見込んでおり、公平公正な課税と自主財源確保のため、収納率向上と未済額の縮減にも努めております。
組織体制としては、さきの12月の定例会において、行政課題の推進のため3部門が新設されたことに伴い、今回は市長公室、交通政策推進室、行政改革推進室、防災安全課、市民協働課、生活環境課、産業観光課を新たに設置し、2局7部21課5室の組織体制となります。
主な事業内容は、昨年、3万人の来場をいただいたとみや国際スイーツ博は、昨年の課題を踏まえ、場所、開催時期を変更して実施されます。さらには、新たな果樹の取り組みや富谷産食材、はちみつプロジェクト、スイーツ基金等々、スイーツの環境も大きく変わり、新年度においても多くの交流人口が期待できます。
次に、市民バス、路線バスとの乗り継ぎ実証については、イオン富谷店を新たな乗り継ぎ地点とし、また、新公共交通システム事業につきましては、新たに交通政策推進室での取り組みとし、公共交通に取り組む本気度として評価されます。
また、市道の整備については、都市計画道路穀田三ノ関線及び市道富谷12-1号線について、用地買収と早期供用開始を目指しております。さらに、歩行者の安全と道路機能の向上を目的とした太子堂、富ケ丘、鷹乃杜地区での側溝有蓋化につきましては、限りある財源の中で引き続き取り組むことになっております。
さらには、市民の期待の高い公営墓地の整備検討につきましては、パークゴルフ場との一体整備を視野に(仮称)やすらぎパーク富谷の基本計画に着手したことは大いに評価できます。
次に、子育て支援事業として、妊娠期から子育て期間まで支援を行う富谷子育て支援センター「とみここ」についても、4月の開所に向け期待されるところであります。
また、放課後児童クラブにおいても、有料化に理解をいただく中で、土曜日開設や開所時間を早めるなど、サービスの拡大を予定しております。しかしながら、今後においても保護者の理解を得るための情報提供を求めるところです。
次に、子供たちの国際交流策として、台湾への中学生海外研修派遣事業が実施されます。実施に当たっては、現地中学生やボランティアとの交流、国際感覚を養い、世界の場面で活躍できる人材につがることが期待できます。
また、市内中学生コンピューター教育においては、タブレット型コンピューター700台の導入が計画されており、さらにICT教育が進むものと思います。
さらに、次世代型図書館整備については、市民生活に豊かな潤いをもたらすことに動き出したことは大いに評価できます。市民のための図書館であり、市民の意見を聞く中で進めていただきたいと思います。
次に、国民健康保険の加入者や医療費の増加する環境の中で、平成30年度の都道府県単位化に向け健全な国保運営の準備を進めていただいておるところでございます。
次に、住環境の整備の取り組みとして、市内防犯灯の整備を段階的にLEDに交換していき、電気料金等の削減にも取り組まれます。
また、市内の空き家対策についても調査研究を進めるところであります。
以上、これまで申し述べた各事業は、まちづくりの将来像である「住みたくなるまち日本一」の実現に向け、市民生活に密着した重要な重点事業であり、早期実施が不可欠です。今後の予算編成においては大幅な増は望めないことから、事業推進に当たっては、限られた財源を効率的かつ効果的に活用するための適切な選択と集中、市民目線の行政改革、事業見直しを徹底して進めていただくことを申し添えて、賛成討論といたします。
以上です。

○議長(浅野幹雄君) これで討論を終わります。
これより議案第17号を採決いたします。この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は可決すべきものであります。委員長報告のとおり、本案を可決することに賛成議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕

○議長(浅野幹雄君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。
日程第3、議案第18号平成29年度富谷市国民健康保険特別会計予算を議題といたします。
質疑を省略し、討論に入ります。
本案については、富谷市議会会議規則第51条の規定に基づく発言通告がなされておりますので、これより討論を行います。
まず、原案に反対者の発言を許します。8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 私は、議案第18号平成29年度富谷市国民健康保険特別会計に反対します。
平成30年度から国民健康保険は都道府県単位化になります。これは平成27年成立の医療保険制度改革法によるもので、財政運営の責任主体を市町村から都道府県に移行するものです。富谷市も平成29年度は新制度移行に向けた予算が計上されています。県単位化の全容はいまだに明らかではありませんが、4月に国保運営協議会が設置され、国保運営方針が12月末までに正式決定されると聞いています。県は納付金を市町村に示し、市町村は県に対して納付金を納めるため国保税率を決定することになります。県は納付金について医療水準と所得水準を勘案して算定するとしています。国のガイドラインでは、将来的には保険料水準の統一を目指すということになっています。しかし、これまで、市町村は住民に合わせた保健事業、特定健診や指導を実施してきたのであり、その結果の国保税です。今後も引き続き市町村は実情に応じた国保税を決定できるよう、国・県に対して強く要請するべきです。
日本の医療制度は、憲法で保障された権利に基づき国民皆保険制度として位置づけられています。全ての国民に平等の医療を提供することを、国と保険者が国民に必要十分な医療の保障を保険方式で行う制度です。国民健康保険は相互扶助であるとの考え方は、社会保障は自助・共助・公助を基本理念とするもので、社会保障の切り捨てにつながるものです。
平成29年度富谷市国民健康保険特別会計予算44億7,647万6,000円であり、平成28年度との比較で、医療費の伸びを見込んで1億5,764万9,000円の増額になりました。予算編成に当たって、国保税の徴収見込みを90%としていますが、直近の決算、平成27年度決算では96.2%、平成26年度決算では96.6%になっていることから、実態に合った徴収見込みとするべきと考えます。平成29年度国保税の会計の予算に占める国・県支出金の割合は24.8%であり、保険基盤安定繰入金などを入れても27.5%と答弁がありました。富谷市は、国保税引き下げを数回にわたって実施していますが、依然として負担は重いものがあります。これを解決するためには国庫負担金割合を抜本的に引き上げることしかありません。引き上げを国に対して強力に求め、国保加入者の負担軽減を図るようすべきです。
富谷市は資格証明書の発行はしていませんが、短期証については142人に出されていて、1カ月証27人のうち、17人は市役所内に保留のままになっています。これまでも納付相談につなげるためとして、来庁してもらうとしていますが、納付相談とは別に速やかに交付すべきです。
重ねて述べますが、国保加入者の負担軽減のために力を尽くすよう求め、反対討論とします。

○議長(浅野幹雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。10番西田嘉博君。

○10番(西田嘉博君) 私は、議案第18号平成29年度富谷市国民健康保険特別会計予算について、賛成の立場で討論をいたします。
平成29年度の富谷市国民健康保険特別会計予算は、国保加入者に占める高齢者比率の上昇や医療費の高度化等により医療費の増加が見込まれ、前年度に対し約1億6,000万円増の歳入歳出総額が44億8,000万円です。このうち、保険給付費は前年度に対し1億7,400万円増の約27億8,000万円となるほど国保会計は大変厳しい状況下にあります。
医療費の適正化を図るため、医療費通知やジェネリック医薬品差額通知を行っているほか、特定健康診査の受診向上やがん検診自己負担の助成、データヘルス計画に基づく疾病予防事業に取り組んでいることは大いに評価いたします。
今後も少子高齢化社会が進む中で医療費の増加が続くと予想されますが、平成30年度の都道府県単位化対応に向け国保の健全な財政運営を期待いたしまして、平成29年度富谷市国民健康保険特別会計予算について賛成いたします。

○議長(浅野幹雄君) これで討論を終わります。
これより議案第18号を採決いたします。この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は可決すべきものであります。委員長報告のとおり、本案を可決することに賛成議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕

○議長(浅野幹雄君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。
日程第4、議案第19号平成29年度富谷市下水道事業特別会計予算を議題といたします。
質疑を省略し、討論に入ります。討論ございませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより議案第19号を採決いたします。この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は可決すべきものであります。委員長報告のとおり、本案を可決することに賛成議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕

○議長(浅野幹雄君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。
日程第5、議案第20号平成29年度富谷市介護保険特別会計予算を議題といたします。
質疑を省略し、討論に入ります。討論ございませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより議案第20号を採決いたします。この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は可決すべきものであります。委員長報告のとおり、本案を可決することに賛成議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕

○議長(浅野幹雄君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。
日程第6、議案第21号平成29年度富谷市後期高齢者医療特別会計予算を議題といたします。
質疑を省略し、討論に入ります。討論ございませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより議案第21号を採決いたします。この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は可決すべきものであります。委員長報告のとおり、本案を可決することに賛成議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕

○議長(浅野幹雄君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。
日程第7、議案第22号平成29年度富谷市水道事業会計予算を議題といたします。
質疑を省略し、討論に入ります。討論ございませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより議案第22号を採決いたします。この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は可決すべきものであります。委員長報告のとおり、本案を可決することに賛成議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕

○議長(浅野幹雄君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。
この際、午後2時20分まで休憩といたします。

午後1時59分 休憩


午後2時20分 再開

○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


日程第8 議案第24号 副市長の選任につき同意を求めることについて

○議長(浅野幹雄君) 日程第8、議案第24号副市長の選任につき同意を求めることについてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) 議案第24号副市長の選任につき同意を求めることについて。
副市長に下記の者を選任することについて、地方自治法第162条の規定により、議会の同意を求めるものでございます。
氏名、高橋義広さん。提案理由につきましては、副市長を平成29年4月1日付で選任するためでございます。
なお、詳細、経歴等につきましては、さきに行われました3月9日に開催していただきました議員全員協議会の席でご説明申し上げました。また、本日の追加議案の議案書とあわせて、関係資料として経歴につきましては添付したとおりでございます。
どうぞよろしくお願いを申し上げます。

○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
これから議案第24号を採決いたします。
この採決は無記名投票により行います。
議場の出入り口を閉めます。
〔議場閉鎖〕

○議長(浅野幹雄君) ただいまの出席議員は18名です。
次に、立会人を指名いたします。
富谷市議会会議規則第31条第2項の規定によって、立会人に14番高橋正俊君、15番菅原福治君、16番出川博一君の3名を指名いたします。
投票用紙を配付いたします。
〔投票用紙配付〕

○議長(浅野幹雄君) 念のため申し上げます。
富谷市議会会議規則第72条の規定により、本案を可とする議員は賛成と、否とする議員は反対と記載願います。
なお、投票による表決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは、富谷市議会会議規則第73条の規定により否とみなします。
投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票用紙の配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。
〔投票箱点検〕

○議長(浅野幹雄君) 異状なしと認めます。
ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を呼び上げますので、1番議員から順に投票願います。
〔事務局長点呼、投票〕

○議長(浅野幹雄君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
開票を行います。14番高橋正俊君、15番菅原福治君、16番出川博一君、立ち会い願います。
〔開票〕

○議長(浅野幹雄君) 投票の結果を報告いたします。
投票総数18票
有効投票 18票
無効投票 なし
有効投票のうち
賛成 18票
反対 なし
以上のとおり、賛成が全員です。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議場の出入り口を開きます。
〔議場開鎖〕

○議長(浅野幹雄君) この際、暫時休憩をいたします。

午後2時28分 休憩


午後2時32分 再開

○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


日程第9 発議第1号 富谷市議会委員会条例の一部改正について

○議長(浅野幹雄君) 日程第9、発議第1号富谷市議会委員会条例の一部改正についてを議題といたします。
提出者菅原福治君に説明を求めます。菅原福治君、登壇願います。

○15番(菅原福治君) ご苦労さまでございます。
それでは、富谷市議会委員会条例の一部改正についてをご説明申し上げます。
発議第1号富谷市議会委員会条例の一部改正について。
富谷市議会委員会条例(平成元年富谷町条例第25号)の一部を別紙のとおり改正する。
平成29年3月17日提出、提出者菅原福治、賛成者青柳信義、賛成者相澤 榮、賛成者山路清一。
提案理由といたしまして、富谷市内部組織設置条例の一部改正に伴い各常任委員会の所管に関し改正するものです。
改正後の内容といたしまして、第2条に定めております各常任委員会の所管を総務常任委員会については、市長公室、企画部、総務部、市民生活部、会計課及び議会事務局並びに選挙管理委員会、監査委員会及び固定資産評価審査委員会の所管に属する事項及び他の委員会の所管に属さない事項とし、教育民生常任委員会については、保健福祉部及び教育委員会の所管に属する事項、産業建設常任委員会については、経済産業部、建設部及び上下水道並びに農業委員会の所管に属する事項とするものです。
なお、附則といたしまして、平成29年4月1日から施行するものです。
以上で説明を終わります。よろしくお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) お諮りいたします。
本案は質疑及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。
これより発議第1号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第10 議員派遣の件

○議長(浅野幹雄君) 日程第10、議員派遣の件を議題といたします。
お諮りいたします。
富谷市議会会議規則第167条の規定による議員派遣の件については、お手元に配付のとおり議員を派遣したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、議員派遣の件については配付のとおり派遣することに決定をいたしました。
お諮りいたします。
議員派遣日程のほか議案の審査または調査及び議会において必要があるものへの議員の派遣を決定するに当たっては、議長に委任することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、日程に記載のないものについては、議長に委任することに決定いたしました。


日程第11 閉会中の各委員会調査について

○議長(浅野幹雄君) 日程第11、閉会中の各委員会調査についてを議題といたします。
各委員会から、所管事務のうち富谷市議会会議規則第111条の規定によって継続調査の申し出があります。
お諮りいたします。
委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
ここで暫時休憩をいたします。

午後2時37分 休憩


午後2時37分 再開

○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
ここで、平成28年12月13日開催の本議会において決議しました富谷町明石台東地区開発に伴い開発負担金に関する調査報告書に基づき、議会において改めて説明と謝罪を求めるとの決定につき、前町長の若生英俊君より発言の申し出がありますので、発言を許します。若生英俊君、登壇願います。

○前町長(若生英俊君) 私は、平成19年2月から27年2月までの2期8年、町長職にありました若生英俊と申します。現在の職業は行政書士、また平成27年9月からは富谷市議会議員の職にあるものでございます。
地方自治法109条、委員会条例5条に基づき委員会が設置され、平成27年11月から平成28年12月までの間、18回にわたり慎重に調査を重ねてこられたことに敬意を表します。また、説明の機会を設けていただき、感謝を申し上げます。
しかし、特別調査委員会の設置が負担金免除決定後から数年経過し、町長退任後の平成27年6月になったことについてはいまだ腑に落ちないところであります。1月23日、調査特別委員会の調査報告書を議長より受領し、今日に至りました。報告書の附帯事項には、開発負担金の免除、減免は前町長が独断で決定したものであり、議会において改めて説明と謝罪を求めるとの内容でありました。
私は、これまで参考人として、3回、招致に応じ、調査に誠心誠意協力してまいりました。1回目が平成27年12月7日、2回目は平成28年5月13日、3回目は平成28年6月21日の3回にわたり出席し、また10月30日には15の質問項目に文書回答をもって協力してまいったところであります。
これから述べる負担金免除に至る経緯や背景及び免除決定の判断について、町民、市民、議会の皆さんに説明がなかったとのご指摘については真摯に受けとめ、この場をおかりしておわびを申し上げます。
富谷市は、平成22年国勢調査で4万7,042人、その前、前回、平成17年の4万1,593人から5,449人が増加し、年平均では1,090人の増となり、平成27年国勢調査では5万1,591人と、5年間で4,549人が増加し、年平均で910人増と、市制施行に必要な人口要件を満たすなど順調な人口増加が図られてきました。
委員会が設けた6つの調査項目のうちの1つに、「開発負担金免除の決定に際して、町当局としての総意は反映されたか」の項目がありますが、委員会報告では、独断で決定したと結論づけております。しかしながら、私といたしましては独断で決定したとの指摘は当たらないとの思いから、庁内協議を経て判断し決定したプロセスを総意によると申し上げてきたところであります。
総意とは、全体の意思を指すところではありますが、負担金免除に関する課題について協議するため、関係各課の職員を参集し、町の支援内容がおおむね妥当であるとの判断に至ったことを「総意をもって判断した」と表現してまいりました。
町として、負担金免除の重要な意思決定をするにあっては、当時、庁内協議を経た上で慎重な判断が町長に求められたことは言うまでもありません。負担金免除、減免につきましては、当時、組合から事業を確実に推進するため、負担金を免除、減免してほしい内容の要望書が提出され、それに基づいて内容を精査し、慎重な協議を経て最終判断に至ったものであります。(不規則発言あり)
静かにお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 続けてください。

○前町長(若生英俊君) 負担金免除決定に至る経緯について、6月21日の委員会の場で私は次のように答えております。
既に職員が言っているように、負担金免除要望の対応に当たり、関係各課の意見集約を行いました。「開発指導要綱がある中で免除ができるか」、「開発負担金は寄附行為なので、強制できないのではないか」、「開発指導要綱に関する敗訴事例があること」、「開発要綱の見直しを検討したら」など、関係職員との協議の中で出された発言であり、私がこれら全てを発言したわけではありません。
また、水資源負担金を減免することに違法性はないか。条例上の規定はどうなっているか。これまでの指導要綱の運用はどうであったか。負担金に関する指導要綱の法的拘束力はどうか。ごみと下水道については条例制定されていない背景など、関係する職員を参集し協議を重ねたとも答えており、委員会の独断で決定したとのご指摘は、見解を異にするところであります。
負担金の減免に至った背景につきましては、前回の第6回線引きスケジュールとしては、平成22年3月の最終決定告示に向けて平成20年から本格化し、平成21年3月に県に提出をし、7月に編入確定と進んでいったと思います。今行われております第7回線引きは、昨年、平成28年から本格化し、平成29年3月に県に提出、7月には編入区域が確定し、平成30年決定告示とほぼ同じような3年間スケジュールで進んでいたと記憶しております。
住居系地区が市街化区域編入に至ったのは、平成19年にセントラル自動車、現在のトヨタ自動車東日本であります。相模原からの移転が決定し、また、東京エレクトロンも山梨からの移転決定と相次ぎ、社員家族の移住が多数に及ぶことになりますので、移住予定者から需要の高い富谷に役割を担ってほしい、県から要請があったことも事実であります。第6回線引きで、当初、県では住居系の市街化区域編入は認めない方針を示しておりましたが、県外からの移転企業の社員家族が移住し、宅地需要が見込まれることから、宅地造成が例外的に許可される見通しが見え始め、区画整理事業の開発準備を進めてきた明石台東土地区画整理事業地が開発規模、居住人口規模の面から最適地であると判断し、県と交渉を重ね、市街化区域編入に至った経緯がございます。
当時、町としても明石台で行きどまりとなっていた都市計画道路宮沢根白石線の550メートル区間が開発にあわせて整備されることにより、車依存度が高い富谷にとって、泉松陵経由で仙台バイパス、利府街道へのアクセス向上に一歩前進が見込まれることなど、町の発展に資すると判断したものであります。
仮に、町の負担が3億円と捉えた場合であっても、市街化区域編入により、人口増、税収増、国勢調査後の市制移行の確実性など、富谷の発展に必ずやつながると判断したところであります。
負担金を免除する決定に当たり、行政行為に違法性と瑕疵がないかどうかについて慎重に検討を重ねた上で、負担金免除決定の判断に至ったものであることを改めて申し上げます。また、開発要綱に定める負担金に法的拘束力があるかどうかについても慎重に検討をいたしました。開発指導要綱に定める負担金は、通説では、あくまで内部ルールにとどまり、外部に対する法的拘束力を持たず、義務を課すことができないとされております。また、開発負担金に義務を課すためには、条例によらねばなりませんが、実質的に法的拘束力を持たないというのが行政法上の通説となっております。
したがいまして、負担金免除の決定の判断に当たり、開発負担金の支払いを求める法的根拠がないこと。事業者と町は対等で、町が事業者に対して優越的立場に立つ関係性にないこと。減免することに違法性はないこと。富谷の発展、市制移行の確実性の担保となり、公共の利益に合致することなどから、裁量権を逸脱しない行政行為であり、負担金免除決定に違法性と瑕疵はないものと認識しているところであります。
以上といたします。(不規則発言あり)

○議長(浅野幹雄君) 静粛にお願いいたします。
平成29年第1回富谷市議会定例会は、終始熱心な審議を経て全ての議案を議決いたしました。執行部におかれましては、各議員から出された意見を十分に尊重し、市政を執行されますよう強く要望いたしまして閉会の挨拶といたします。
これで本日の日程は全て終了いたしました。会議を閉じます。
平成29年第1回富谷市議会定例会を閉会いたします。
ご苦労さまでした。

午後2時49分 閉会

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