富谷市

『住みたくなるまち日本一』をめざして

平成28年第4回富谷市議会定例会(開催日:12月5日~12月13日)

更新日:2016年12月13日

平成28年第4回富谷市議会定例会(開催日:12月5日~12月13日)

会議録目次

定例会会議録第1号

定例会会議録第2号

定例会会議録第3号

定例会会議録第4号

定例会会議録第5号

定例会会議録第6号

定例会会議録第7号

平成28年第4回定例会目次

平成28年第4回富谷市議会定例会会議録目次
第1日目 12月5日(月)
市長提出議案の概要説明
議案第 1号 富谷市公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例の制定について
議案第 2号 とみや子育て支援センター条例の制定について
議案第 3号 職員の給与に関する条例の一部改正について
議案第 4号 議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について
議案第 5号 特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正について
議案第 6号 富谷市内部組織設置条例の一部改正について
議案第 7号 富谷市税条例の一部改正について
議案第 8号 富谷市国民健康保険税条例の一部改正について
議案第 9号 富谷市福祉健康センター条例の一部改正について
議案第10号 平成28年度富谷市一般会計補正予算(第5号)
議案第11号 平成28年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
議案第12号 平成28年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第3号)
議案第13号 平成28年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第3号)
議案第14号 平成28年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)
議案第15号 平成28年度富谷市水道事業会計補正予算(第2号)
議案第16号 相互救済事業経営の委託について
議案第17号 町の区域をあらたに画することについて
第2日目 12月6日(火)
一般質問 18番 渡 邊 俊 一 議員
1 太子堂団地内の安全対策について伺う
14番 高 橋 正 俊 議員
1 黒川南部地域の消防力強化について
2 防犯対策について
3番 若 生 英 俊 議員
1 富谷市の将来像と平成29年度予算編成方針について問う
2 職員の処分等市政運営について問う
10番 西 田 嘉 博 議員
1 生涯スポーツを推進するための施設整備について
2 高齢者・障がい者外出支援「とみぱす」について
15番 菅 原 福 治 議員
1 「新年度予算編成と市長の公約等にスピードを」について問う
2 「地域包括支援センターと地域の繋がり」について問う
3 「とみや国際スイーツ博覧会の成果と課題」について問う
第3日目 12月7日(水)
一般質問 11番 佐 藤 克 彦 議員
1 富谷市の食育を問う
5番 畑 山 和 晴 議員
1 富谷市のICT教育について
2 屋内外で遊べる子どもたちの施設について
12番 山 路 清 一 議員
1 日吉台・杜乃橋等市内の道路舗装を問う
2 市道歩道除雪業務等を問う
2番 青 柳 信 義 議員
1 富谷市の公共交通について問う
2 放課後児童クラブの民間運営委託について
1番 金 子 透 議員
1 旧役場庁舎土地の活用を問う
2 市道の歩道整備を問う
第4日目 12月8日(木)
一般質問 16番 出 川 博 一 議員
1 平成29年度予算編成の基本方針は
2 若者の意見はどう反映されるのか
19番 安 住 稔 幸 議員
1 来年のとみや国際スイーツ博覧会や市民体育祭等の実施を問う
2 共通投票所設置を問う
13番 浅 野 直 子 議員
1 交通安全対策と交通費補助は必要
2 シティーブランドに富谷茶再生を
4番 長谷川 る 美 議員
1 「富谷市」となり、これからの市政運営を問う
2 富ケ丘をはじめ団地部公園の適切な除草管理を問う
7番 藤 原 峻 議員
1 障がい者福祉の充実を問う
2 公共交通について問う
第5日目 12月9日(金)
一般質問 9番 浅 野 武 志 議員
1 古い町内会館の建替えについて
2 一般会計の確実な執行について
17番 相 澤 榮 議員
1 中学生の国際交流事業の取り組みは
8番 佐 藤 聖 子 議員
1 放射性廃棄物の焼却灰は受け入れるべきではないのでは
2 富谷市の農業を発展させるための取り組みは
3 杜乃橋保育施設と待機児童対策 放課後児童クラブの運営について
6番 齊 藤 秀 行 議員
1 新生「富谷市」のリスクヘッジについて
第6日目 12月12日(月)
議案第 1号 富谷市公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例の制定について
議案第 2号 とみや子育て支援センター条例の制定について
議案第 3号 職員の給与に関する条例の一部改正について
議案第 4号 議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について
議案第 5号 特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正について
議案第 6号 富谷市内部組織設置条例の一部改正について
議案第 7号 富谷市税条例の一部改正について
議案第 8号 富谷市国民健康保険税条例の一部改正について
議案第 9号 富谷市福祉健康センター条例の一部改正について
第7日目 12月13日(火)
議案第10号 平成28年度富谷市一般会計補正予算(第5号)
議案第11号 平成28年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
議案第12号 平成28年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第3号)
議案第13号 平成28年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第3号)
議案第14号 平成28年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)
議案第15号 平成28年度富谷市水道事業会計補正予算(第2号)
議案第16号 相互救済事業経営の委託について
議案第17号 町の区域をあらたに画することについて
議案第18号 富谷市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について
議案第19号 富谷市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について
議案第20号 富谷市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正について
議案第21号 平成28年度富谷市水道事業会計補正予算(第3号)
発議第10号 地方議会議員の厚生年金への加入を求める意見書(案)
発議第11号 有害鳥獣(イノシシ)駆除対策に対する補助の増額及び広域連携の制度化を求める意見書(案)
富谷町明石台東地区開発に伴う「宅地開発負担金」に関する調査特別委員会委員長報告
閉会中の各委員会調査について

平成28年第4回定例会議事録(第1号)

平成28年12月5日(月曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 金 子 透 君
  • 2番 青 柳 信 義 君
  • 3番 若 生 英 俊 君
  • 4番 長谷川 る 美 君
  • 5番 畑 山 和 晴 君
  • 6番 齊 藤 秀 行 君
  • 7番 藤 原 峻 君
  • 8番 佐 藤 聖 子 君
  • 9番 浅 野 武 志 君
  • 10番 西 田 嘉 博 君
  • 11番 佐 藤 克 彦 君
  • 12番 山 路 清 一 君
  • 13番 浅 野 直 子 君
  • 14番 高 橋 正 俊 君
  • 15番 菅 原 福 治 君
  • 16番 出 川 博 一 君
  • 17番 相 澤 榮 君
  • 18番 渡 邊 俊 一 君
  • 19番 安 住 稔 幸 君
  • 20番 浅 野 幹 雄 君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 市長 若 生 裕 俊 君
  • 副市長 大 庭 豪 樹 君
  • 代表監査委員 眞 山 巳千子 君
  • 会計管理者兼会計課長 矢 田 守 君
  • 企画部長 内 海 壯 晃 君
  • 総務部長 山 田 豊 君
  • 保健福祉部長 小 野 一 郎 君
  • 建設部長 奥 山 育 男 君
  • 保健福祉部次長兼保健福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター所長 中 山 高 子 君
  • 企画部企画政策課長 高 橋 弘 勝 君
  • 企画部財政課長 西 山 高 広 君
  • 企画部産業振興課長 鴇 幸 浩 君
  • 総務部総務課長兼情報化推進室長 神 田 能 成 君
  • 総務部税務課長 吉 田 尚 樹 君
  • 保健福祉部健康増進課長 菅 原 順 子 君
  • 保健福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセタンター子育てサロン所長 狩 野 悦 子 君
  • 建設部都市整備課長 齋 藤 英 夫 君
  • 水道事業上下水道課長(建設部上下水道課長) 浅 場 悟 君
  • 保健福祉部長寿福祉課技術参事兼保健福祉総合支援センター所長兼高齢者施策専門監 安 積 春 美 君
  • 教育長 菅 原 義 一 君
  • 教育次長 荒 谷 敏 君
  • 教育総務課長 高 橋 加 代 君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀 郁 雄
  • 次長 富 澤 裕
  • 主事 後 藤 秀 樹

議事日程 第1号

平成28年12月5日(月曜日) 午前10時00分 開会

市長提出議案の概要説明
日程1 議席の変更について
日程2 会議録署名議員の指名
日程3 会期の決定
日程4 議案第 1号 富谷市公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例の制定について
日程5 議案第 2号 とみや子育て支援センター条例の制定について
日程6 議案第 3号 職員の給与に関する条例の一部改正について
日程7 議案第 4号 議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について
日程8 議案第 5号 特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正について
日程9 議案第 6号 富谷市内部組織設置条例の一部改正について
日程10 議案第 7号 富谷市税条例の一部改正について
日程11 議案第 8号 富谷市国民健康保険税条例の一部改正について
日程12 議案第 9号 富谷市福祉健康センター条例の一部改正について
日程13 議案第10号 平成28年度富谷市一般会計補正予算(第5号)
日程14 議案第11号 平成28年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
日程15 議案第12号 平成28年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第3号)
日程16 議案第13号 平成28年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第3号)
日程17 議案第14号 平成28年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)
日程18 議案第15号 平成28年度富谷市水道事業会計補正予算(第2号)
日程19 議案第16号 相互救済事業経営の委託について
日程20 議案第17号 町の区域をあらたに画することについて

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり 午前10時00分 開会

○議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、ただいまから平成28年第4回富谷市議会定例会を開会いたします。
本日は、10月10日の市制施行後の新しい議会史の幕あけとなる初の定例会であります。開会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。富谷市議会は、議会運営の指針である議会基本条例のもと、市民の福祉の向上と富谷市の発展を議会運営の基本に据え、市民の立場に立ちながら議会としての最良の意思決定の役割を担う重大な責任を負っております。このたび、市議会としての新しい枠組みでのスタートを契機に、議会活動のさらなる充実のため積極的に取り組む必要性を深く認識するところであります。
議員各位におかれましては、一層のご奮闘をご期待申し上げます。
本定例会につきましては、市長から富谷市公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例の制定についてなどの事件議案が提出されることになっております。十分に審議を尽くされ、市民の負託に応えられますようご期待を申し上げますとともに、議会運営につきましてもご協力をお願いいたしまして開会に当たっての挨拶といたします。
日程に入るに先立ち、諸報告をいたします。
議長諸報告は、お手元に配付のとおりですが、市制施行に伴い、全国市議会議長会、東北市議会議長会、宮城県市議会議長会への加入手続も終え、平成28年10月18日開催の宮城県市議会議長会秋季定期総会に副議長、事務局長とともに参加をさせていただきましたことをご報告申し上げます。
なお、説明員の出席報告ほか関係資料については、事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
これで諸報告を終わります。
ここで、議案等の提案理由を含め、富谷市市長に挨拶を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) 皆さん、おはようございます。
本日ここに、富谷市として記念すべき第1回目の富谷市議会定例会が開会されるに当たり、提出議案の説明にあわせ、市制施行後の市政運営状況及び「住みたくなるまち日本一」実現に向けての取り組みの概要について、ご説明を申し上げます。
初めに、市制施行後の状況について申し上げます。
10月10日の市制施行から約2カ月がたとうとしていますが、事務的な移行については、最大の課題であった各種電算システムを含め、予定どおり順調に稼働しているところです。また、新たに設置した福祉事務所についても、保健福祉部内で連携を図りながら適切に運用しているところです。今後も、富谷市として行政サービスの質の向上に努めてまいります。
私は、これまでも「市になることが目的ではなく、どのような市をつくっていくかが重要である」と申し上げてまいりましたが、先人の皆様方が築いてこられた富谷の歴史を大切にしながら「住みたくなるまち日本一」の実現を目指し、県内14番目の市として確かな歩みを進めてまいります。議員の皆様におかれましては、引き続き、ご指導、ご協力をよろしくお願い申し上げます。
市制施行当日の式典には、多くのご来賓の皆様と市民の皆様を合わせて1,000名を超える皆様にご臨席を賜り、盛会裏にとり行わせていただいたことに改めて御礼を申し上げます。
式典で初披露した富谷市市民歌については、多くの皆様から「すばらしい市民歌ができましたね」「中学生の皆さんの合唱に感動しました」などの率直な感想をいただきました。楽曲を手がけていただいたMONKEY MAJIKのメイナード・プラントさん、菊池拓哉さん、そして、すばらしい歌声で合唱していただいた市内各中学校の30名の生徒の皆様に改めて感謝を申し上げます。市民歌については、各公民館まつりや町内会の行事でも歌っていただいており、市民の皆様方に親しまれ、愛されるよう、周知・PRに努めてまいります。
また、市制施行を記念して、11月5日には、「あたらしいふるさとが生まれた~富谷市 市制施行元年~」と題した特別番組がテレビ放送され、県内の多くの皆様に対し富谷市の誕生と本市の歴史や魅力をお伝えしたところです。同様に、絵本「ふるさとは、たからのまち」については、市内の保育所・幼稚園・小学校や公民館へ配布し、活用していただいているほか、県内の各公立図書館へも寄贈し、富谷市の誕生とあわせてPRを図っております。
また、10月10日の前後には、「とみやバーゲン」「とみやLaLaマルシェ」「わくわくふるさとウオーキング」などさまざまな記念イベントが開催され、市制施行をともに盛り上げていただきました。
開催に当たりご尽力いただいた関係機関、市民の皆様に改めて感謝を申し上げます。
次に、富谷市としての新たなシティーブランドの確立に向け、初開催した「とみや国際スイーツ博覧会」について申し上げます。
11月12・13日に成田公民館で開催した本イベントは、昨年度策定した地方創生総合戦略に位置づけられ、国の加速化交付金の充当が認められた事業であります。両日とも天候に恵まれ、多くの皆様にご来場いただき、当初の目標1万人をはるかに超える約3万人もの集客を達成いたしました。特に、市外からの来場者が多く見受けられ、「スイーツのまち=富谷」を広く発信いたしました。
また、市特産品の開発についても、豆乳クリームを初めとする新素材を用いたスイーツに新たな可能性を見出したところでございます。
初開催に当たりご尽力いただいた全ての皆様に対し、この場をおかりして厚く御礼を申し上げます。
今後は、開催実績に基づくさまざまな課題に対し、一つ一つ十分な検証と対策を図りながら、来年度以降の開催に反映させてまいります。
なお、今後の市制施行に伴う記念事業としては、原付バイク富谷市ご当地ナンバーを導入するため、現在、デザインを公募しております。交付は来年3月を予定しておりますので、よろしくお願いいたします。
また、来年1月21日、22日の両日、富谷スポーツセンターを会場に、NHK仙台放送局と富谷市の主催による「やっぺぇ冬まつり」が開催されます。当日は、人気キャラクターやっぺぇなどによるステージショーが行われますので、多くの皆様にお越しいただきたいと存じます。
次に、市制功労者表彰について申し上げます。
11月3日に市制施行後初めて開催した表彰式では、多面にわたりさまざまな分野で市の発展に寄与された個人10名、河川愛護団体9団体の皆様と特別功労者表彰として長持唄全国大会で見事優勝を遂げた菅原歩美さんに感謝の言葉を申し上げさせていただきました。受賞された皆様には改めてこれまで以上のご活躍とご健勝を祈念申し上げます。
次に、富谷市総合計画前期基本計画について申し上げます。
基本計画については、9月定例会でご可決いただいた基本構想に基づき策定作業を進め、11月28日開催の議員全員協議会でもご説明申し上げたとおり、議員の皆様には素案を提示しております。今後は、本定例会でのご議論や、現在実施しておりますパブリックコメント及び今月22日開催予定の議員全員協議会でのご議論を踏まえ策定する予定としております。
なお、実施計画及び財政計画については、平成29年度当初予算の編成作業にあわせ策定してまいります。
次に、「(仮称)富谷まちづくり産業交流プラザ」整備事業について申し上げます。
本事業についても、さきの議員全員協議会でご説明申し上げたとおり、旧役場庁舎の改修整備について、地方創生拠点整備交付金の活用を視野に入れ、今後、申請を行うこととしております。つきましては、本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほどをよろしくお願いいたします。
続きまして、企画部所管の各種施策の実施状況について申し上げます。
初めに、公共交通利用に関するアンケート調査について申し上げます。
本アンケート調査については、市民の皆様の通勤、通学や通院、買い物といった利用形態や利用交通機関等を把握し、詳細に分析することにより、今後のさまざまな計画策定に役立てるものでございます。既に市内3,800世帯にアンケート用紙を郵送しておりますので、ご協力をよろしくお願い申し上げます。
また、市民バスに関しても、利用者アンケートを実施しておりますので、今後のバス運行改善につながるご意見をお寄せいただきますよう、あわせてお願いをいたします。
なお、本定例会の補正予算に来年度の市民バス運行業務に係る債務負担行為を計上しておりますので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。
続きまして、総務部所管の各種施策の実施状況について申し上げます。
初めに、町内会館整備について申し上げます。
二ノ関会館及び今泉会館の建てかえ工事については順調に進捗し、11月29日にそれぞれ竣工いたしました。今後は、地域コミュニティーの拠点として、また選挙投票所として、地域の皆様にご活用いただけるものと期待しております。
次に、国勢調査について申し上げます。
平成27年10月1日現在で実施された平成27年国勢調査の確定値が10月26日に総務省より公表され、ことし2月の速報値に対し、人口で1名の減、世帯数では6世帯の増となり、本市の人口は5万1,591人、世帯数は1万7,494世帯で確定いたしました。なお、平成22年の前回調査との比較では、人口が4,549人の増、世帯が2,095世帯の増となり、東京23区を除く市町村別人口増加率ランキングでは全国13位となっております。
次に、組織体制の整備について申し上げます。
さきの委員全員協議会でご説明申し上げたとおり、本市の組織体制については、専門性の高い組織体制の構築を図り、もって行政課題の迅速かつ確実な推進を図るため、これまで検討を重ねてまいりました。来年度の組織体制は、企業誘致・観光・地域振興、市民協働のまちづくり、安全・安心なまちづくり、新公共交通システムの推進、公営墓地の推進、秘書機能の強化、地方創生推進の継続強化という視点から体制強化を図り、さらなる住民福祉の増進を図ってまいります。このことにより新たに市長公室、市民生活部、経済産業部を新設することとし、本定例会に関連議案を提出し、補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほど、よろしくお願いいたします。
次に、交通安全関連について申し上げます。
9月21日に実施した平成28年秋の交通安全県民総ぐるみ運動富谷町出動式には、多くの議員の皆様にもご参加をいただき、感謝を申し上げます。運動期間中は、交通安全協会各支部を初め、それぞれのお立場で交通安全意識の高揚及びその普及・浸透に取り組んでいただきましたことに対し、心より御礼を申し上げます。また、9月25日には富谷消防署脇の緑地帯に大型電光掲示板が設置され、点灯式が行われました。今後、住民や通行車両等に対し広く交通安全意識の啓発が図られますことを期待しております。
次に、消防関連について申し上げます。
ことしの火災発生状況については、10月末までに11件が発生し、うち、建物火災が6件となっております。本市の消防機能については、10月1日に黒川消防署富谷出張所が富谷消防署に昇格し、消防力の充実・強化や事務処理の迅速化などが図られることとなりました。また、消防団については団旗、班旗を新調し、11月13日に富谷市消防団団旗交付式を行い、新たにスタートいたしました。住民の安全・安心のため、引き続きご支援、ご協力をお願い申し上げます。
次に、防災関連について申し上げます。
11月12日、成田東小学校を会場に、富谷市総合防災訓練を実施し、総勢306名の皆様にご参加をいただきました。この総合防災訓練では、避難所運営訓練、安否確認訓練、情報伝達訓練のほか、仙台管区気象台による地震と気象の講演を行ったところです。
訓練に際してご協力いただいた関係者の皆様に改めて感謝を申し上げます。
また、備蓄食料の有効活用を図るため、11月2日、生活共同組合連合会コープ東北サンネット事業連合と基本協定を締結しました。東日本大震災後購入した本市の備蓄食料は、これまで自主防災組織や町内会の防災関連行事、婦人防火クラブの研修等に提供してきたほか、熊本地震により甚大な被害を受けた熊本県御船町に対し提供しましたが、消費期限を迎えることから、本協定により福祉施設などでの活用を図っていただくことといたしました。
次に、総合窓口関連について申し上げます。
市制施行後最初に出生した市内の新生児に対する記念品贈呈の対象者については、10月14日生まれの3名に確定いたしました。富谷市と一緒に産声を上げ、今後、一緒に健やかに年齢を重ねていくことを祈念し、オリジナルのオルゴールを贈呈することとしております。
また、マイナンバーカードについては、11月30日現在、3,622名の方への交付が完了しておりますが、来年4月開始予定のいわゆるコンビニ交付にはマイナンバーカードが必要なことから、今後、広報やホームページを活用し、市民の皆様からの積極的な申し込みを促してまいります。
次に、生活環境関連について申し上げます。
10月16日、市制施行後初めて実施した秋のクリーン作戦には、各町内会のご協力のもと、約9,500名の皆様にご参加をいただきました。また、当日はクリーン作戦終了後、市役所前において、小型家電リサイクル事業のイベント回収も実施し、昨年同様、通常は回収していないデスクトップ型パソコンなどの回収を行い、昨年と比較し約5倍の753点、約4.5トンの小型家電を回収することができました。来年度もイベント回収を実施する方向で検討しておりますので、引き続き、ご協力をお願いいたします。
また、空き家対策システムの構築作業が先日終了したことから、今年度は、まず東向陽台、富ケ丘、鷹乃杜、太子堂の各地区を中心に現地調査を行い、空き家データの蓄積を図ってまいります。
続きまして、保健福祉部所管の各種施策の実施状況について申し上げます。
初めに、地域包括支援センターの整備について申し上げます。
地域包括支援センターの整備については、10月1日、東向陽台、明石台、成田、上桜木、大清水を担当地区とする地域包括支援センターさくらが特別養護老人ホームせせらぎの里内に開所いたしました。今後は、要支援者のケアマネジメントを初め、高齢者の相談機関として円滑に事業が推進できるよう、委託先の社会福祉法人東松島福祉会と連携を図りながら進めてまいります。
次に、福祉健康センターの指定管理者制度導入について申し上げます。
おおむね60歳以上の高齢者を対象とした健康づくり、仲間づくりの場である福祉健康センターについては、来年4月の「(仮称)子育て世代包括支援センター」開所により、母子保健機能が移行するため、今後は高齢者の介護予防としての拠点機能の強化に努めてまいります。これに伴い、多様な住民ニーズに対応し事業を効率的かつ効果的に運営するため、運営体制について指定管理者制度を取り入れてまいります。つきましては、本定例会に関連議案を提出し、補正予算に債務負担行為を計上しておりますので、ご審議のほどをよろしくお願いいたします。
次に、民生児童委員及び主任児童委員につきまして申し上げます。
民生委員、児童委員及び主任児童委員については、3年に一度の一斉改選を迎え、今月1日に委嘱状交付式を行いました。今回は、特に高齢化が進む地域の迅速な対応を図るため、定員を5名増員するとともに、19名の新たな委員を迎え、61名体制でスタートいたしました。今後も地域における身近な相談支援者として大いに活躍が期待されるところであります。
次に、臨時福祉給付金について申し上げます。
臨時福祉給付金については、今月16日までを申請期間として事業を実施しております。11月30日現在における案内件数に対する申請率は80.5%となっており、より多くの方に申請受給していただけるよう、受け付け期間を来年2月28日まで延長することとし、来月の広報等により周知してまいります。
また、消費税率の引き上げ時期の延長により新たに実施される経済対策分臨時福祉給付金については、本年度内に申請受け付けが開始できるよう、本定例会の補正予算に関連経費及び繰越明許費を計上しておりますので、ご審議のほどよろしくお願いをいたします。
次に、地域福祉事業について申し上げます。
福祉事務所については、福祉事務所長に保健福祉部長を充て、地域福祉課に総合窓口を設け、健康増進課を除く保健福祉部3課で業務に当たっております。来庁者の皆様には、正面玄関の総合案内カウンターに表示板を設置するとともに、1階のシティナビや地域福祉課前に福祉事務所表示を提示するなど、周知に努めております。
生活保護業務については、現在、ケースワーカーによる定期訪問のほか、月例会議や適宜開催しているケース会議において情報を共有しながら生活保護世帯への適切な指導・助言に努めております。なお、11月30日現在の生活保護受給件数は79世帯、108名、市制施行後の保護申請件数は3件という状況になっております。また、平成27年4月施行の生活困窮者自立支援法に基づき、富谷市自立相談支援センターを創設いたしました。運営は一般社団法人パーソナルサポートセンターへ委託し、現在、2名の相談支援員が常駐しながら生活困窮者の自立に向けた相談に対応いただいており、引き続き、生活保護とともに自立支援相談により生活困窮者への包括的な支援の強化に努めながら、安心して暮らせるまちづくりに取り組んでまいります。つきましては、平成29年度の生活困窮者自立支援業務について本定例会の補正予算に債務負担行為を計上しておりますので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。
次に、障がい者相談支援業務について申し上げます。
近年、本市における障がい者数は増加傾向にあり、今後、障がい福祉サービスを受給するため必須となっている障がい児支援利用計画及びサービス等利用計画が円滑に作成されることで、対象者のみならず、ご家族の負担軽減につなげるため、相談支援業務の拡大を図ることとしました。つきましては、本定例会の補正予算に債務負担行為を計上しておりますので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。
次に、医療保険関連について申し上げます。
国民健康保険及び後期高齢者医療事業については、市制施行に伴う被保険者証の交付等、各関係機関にご協力をいただき、滞りなく完了いたしました。
また、国民健康保険事業については平成30年度の都道府県単位化に向けて県が中心となり、県内市町村間において協議を重ねながら準備を進めております。つきましては、本定例会の補正予算に債務負担行為を計上しておりますので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。
次に、子育て支援事業について申し上げます。
待機児童対策として、杜乃橋地区に民設民営の幼保連携型認定こども園を開設するに当たり、近隣住民の方を対象に説明会を行ってまいりました。保育施設の必要性や事業者が提案した園の配置図などをお示しし、住民の方からご意見をいただき検討を重ねた上で、現在、設計作業を行っております。
児童クラブの運営委託については、11月10日に事業者の選定を行い、NPO法人せんだい杜の子ども劇場とNPO法人仙台YMCAファミリーセンター、学校法人曽根学園に運営を委託することに決定いたしました。運営委託により、土曜日の開催や学校休業中等の登館時間を30分早めた午前8時から受け入れるなど、保護者の皆様がより利用しやすい運営を進めてまいります。なお、放課後児童クラブについては、近隣自治体を参考に、利用日数が月10日以上の場合は月額3,000円、10日未満は月額1,500円の利用料を徴収することとしました。今後も委託事業者と詳細に打ち合わせを行い、よりよい環境づくりを考慮した放課後児童クラブの運営につなげてまいります。
妊娠期から子育て期まで切れ目のない支援を行う拠点となる「(仮称)子育て世代包括支援センター」については、施設の正式名称を「とみや子育て支援センター」とするため、本定例会に関連議案を提出しておりますので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。また、愛称については、579件の応募の中から「とみここ」と決定いたしました。
子育てサロンについては、西成田コミュニティセンターの改修工事に伴い11月より東向陽台公民館のプレイルームを会場として業務を継続しております。今後も子育て世代がゆとりを持って子育てができるよう、憩いの場、交流の場を提供してまいります。つきましては、本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。
続きまして、建設部所管の各種施策の実施状況について申し上げます。
初めに、市道整備について申し上げます。
道路舗装の劣化に伴う道路舗装補修工事については、東向陽台地区が10月31日に竣工し、市道二・三ノ関線については今月15日に竣工を予定しており、本工事をもって全線完了となります。側溝有蓋化工事については、太子堂地区が9月15日に竣工し、富ケ丘地区は今月9日の竣工予定です。鷹乃杜地区についても来年1月25日の竣工を目指し工事を進めているところです。また、道路改良事業の市道穀田三ノ関線及び市道富谷12-1号線については、現在、用地測量業務を実施中であり、今後、物件調査算定業務及び不動産鑑定評価業務を経て、平成29年度の用地購入へと事業を進めてまいります。つきましては、本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。
次に、除融雪業務について申し上げます。
冬期間の除融雪業務については、本年度より作業区域を3工区から4工区に細分化し、作業の迅速化を図ってまいります。また、歩道除雪については、通学児童の安全確保を目的に、原則、通学路で住宅に接していない歩道について、あらかじめ教育委員会と協議の上、作業路線を指定しているところです。住宅地に接する歩道の除雪については、児童の安全確保のため、沿線居住者の皆様のご理解とご協力を賜りますよう、改めてお願いを申し上げます。
次に、公園整備について申し上げます。
公園整備については、杜乃橋公園の遊具設置工事が9月末に完成し、10月6日から供用を開始しております。開始以降、多くの子どもたちが利用し好評をいただいております。また、富ケ丘3丁目第1公園及び第2公園の遊具交換工事については、11月末に完了し安全にご利用いただいているところです。今後も安心して公園をご利用いただけるよう適切な維持管理に努めてまいります。
次に、上下水道事業について申し上げます。
上水道事業については、経年劣化が著しい桜川橋及び御所橋の添架水道管更新事業に係る実施設計業務について、本年度末の完了を目指し受託業者と協議を重ねているところです。
下水道事業については、長寿命化計画に基づき実施していた富谷1号汚水幹線改築工事が10月末に完了しております。また、成田第1汚水中継ポンプ場ゲート設備改築工事については、本契約を締結し工事は順調に進捗しております。
続きまして、教育委員会所管の各種施策の実施状況について申し上げます。
初めに、富谷幼稚園における3歳児保育の導入実施について申し上げます。
平成29年度入園児の募集を行いましたところ、3歳児30名の募集に対し25名の応募があり、来年4月からの導入に向け当初の予定どおり受け入れの準備を進めてまいります。つきましては、本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。
次に、学校施設の環境整備について申し上げます。
富谷第二中学校体育館屋根改修工事は、10月7日に完了し、あけの平小学校体育館床改修工事は来年2月末日を完了予定として現在工事を進めております。また、昨年及びことしの豪雨で被害が発生した成田中学校の校舎北側のり面に雨水排水設備を整備するため、本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。
次に、全国学力・学習状況調査結果について申し上げます。
本年4月に行われた全国学力・学習状況調査は、小学校6年生には国語と算数が、中学校3年生には国語と数学が実施され、8月に結果が公表されました。本市の調査結果については、いずれも全国平均を上回り、おおむね良好の結果となり、10月28日には市学力向上推進会議を開催し、調査結果についての分析と情報共有を図ったところです。今後は、これまでの効果的な取り組みを継続しつつ、学力・学習状況調査の結果から課題を明確にし、授業改善や教師の授業力の向上に努め、児童生徒の基礎的、基本的な学力や活用力などのさらなる定着に取り組んでまいります。
次に、中学校コンピュータ教育推進事業について申し上げます。
中学校で導入しているコンピュータが本年度末で契約満了を迎え、契約を更新するに当たり、文部科学省の推進方針を受け、通信環境の整備やタブレット型パソコンの導入など、ICT教育環境の充実を計画しております。つきましては、本定例会の補正予算に債務負担行為を計上しておりますので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。
次に、生涯学習関連について申し上げます。
10月29日、30日に開催されましたマーチングバンド東北大会において、とみやマーチングエコーズと富ケ丘小学校が全国大会出場の推薦をいただき、今月17・18日にさいたまスーパーアリーナで開催される全国大会に出場いたします。エコーズは19年連続20回目の出場、富ケ丘小学校は初出場の栄誉となります。つきましては、本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。
また、文化関係施設の整備については、次世代型図書館の整備に向け、市民の皆様のご意見を伺うため、公募型提案方式において受託事業者を選定し、ワークショップやセミナー、シンポジウムの開催を予定しております。
次に、平成29年、新年祝賀会及び成人式について申し上げます。
新年祝賀会及び成人式については、来年1月5日と8日にそれぞれ富谷スポーツセンターを会場に開催いたします。とり年の新年を祝い、市民の皆様の幸せと富谷市のさらなる発展を祈念する機会として、また、心身ともに健やかに成長され、新しい時代を担う新成人を温かく見守り育んでこられたご家族の皆様、地域の皆様と一緒にお祝いしたいと存じます。それぞれ富谷市として初めての開催となりますので、これまで以上に多くの方々にご出席いただきますようお願いを申し上げます。
次に、公民館関係について申し上げます。
10月15日の東向陽台公民館まつりを皮切りに、先月20日のいきいき代官松まつりまで、市内6カ所の6つの公民館で公民館まつりが開催されました。地域の皆様やサークル活動の発表などバラエティーに富んだ実施内容となっており、引き続き地域活動の拠点施設として皆様にご活用いただけるよう取り組んでまいります。
なお、富谷中央公民館大ホール等においては、来年夏の空調設備稼働を目指し、来年春からの設備工事を工事着手に向けて準備を進めてまいります。つきましては、本定例会の補正予算に関連経費及び繰越明許費を計上しておりますので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。
最後に、提出議案の概要について申し上げます。
議案第1号富谷市公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例の制定については、地方自治法第244条の2第3項の規定に基づき、指定管理者指定の手続に係る通則条例を制定するものでございます。
議案第2号とみや子育て支援センター条例の制定については、公の施設としてとみや子育て支援センターを設置するため、地方自治法第244条の2第1項の規定に基づき条例を制定するものでございます。
議案第3号職員の給与の支給に関する条例の一部改正については、国の一般職の職員の給与改定に準じて所要の改正を行うもので、議案第4号、議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正及び議案第5号特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例については、富谷市の一般職員の給与改定に準じて所要の改正を行うものでございます。
議案第6号富谷市内部組織設置条例の一部改正については、組織改編に係る所要の改正を行うものでございます。
議案第7号富谷市税条例の一部改正及び議案第8号富谷市国民健康保険税条例の一部改正については、所得税法等の一部を改正する法律の公布及び外国人等の国際運輸業に係る所得に対する相互主義による所得税等の非課税に関する法律の一部改正に伴い所要の改正を行うものでございます。
議案第9号富谷市福祉健康センター条例の一部を改正については、当該施設を指定管理者による管理とするため、地方自治法第244条の2第3項の規定に基づき必要事項を設けるものでございます。
議案第10号から議案第15号については、各種会計補正予算でございます。
議案第16号相互救済事業経営の委託については、社団法人全国市有物件災害共済会が行う相互救済事業に加入するため、地方自治法第263条の2第1項の規定により議決をお願いするものでございます。
議案第17号町の区域をあらたに画することについては、高屋敷土地区画整理事業の施行に伴い町の区域を新たに画するため、地方自治法第260条の規定により議決をお願いするものでございます。
以上、予算外議案11件、予算議案6件の概要を申し上げましたが、議案審議の際には詳細にご説明いたしますので、慎重にご審議を賜り、全案件ご可決くださいますようお願い申し上げます。
なお、本定例会会期中に追加提出を予定している富谷市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正、富谷市職員の育児休業等に関する条例の一部改正、富谷市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正及び平成28年度富谷市水道事業会計補正予算(第3号)の4議案についても、あわせてご審議のほどよろしくお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。


日程第1 議席の変更について

○議長(浅野幹雄君) 日程第1、議席の変更についてを行います。
富谷市議会会議規則第4条第3項の規定により、ただいま着席の議席に変更したいと思いますが、ご異義ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、ただいま着席のとおり議席を変更いたします。


日程第2 会議録署名議員の指名

○議長(浅野幹雄君) 日程第2、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、2番青柳信義君、3番若生英俊君の2名を指名いたします。


日程第3 会期の決定

○議長(浅野幹雄君) 日程第3、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
本定例会の会期は本日から12月13日までの9日間にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本定例会の会期は本日から12月13日までの9日間に決定いたしました。
この際、午前10時55分まで休憩をいたします。

午前10時39分 休憩


午前10時55分 再開

○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


日程第 4 議案第 1号 富谷市公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例の制定について
日程第 5 議案第 2号 とみや子育て支援センター条例の制定について
日程第 6 議案第 3号 職員の給与に関する条例の一部改正について
日程第 7 議案第 4号 議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について
日程第 8 議案第 5号 特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正について
日程第 9 議案第 6号 富谷市内部組織設置条例の一部改正について
日程第10 議案第 7号 富谷市税条例の一部改正について
日程第11 議案第 8号 富谷市国民健康保険税条例の一部改正について
日程第12 議案第 9号 富谷市福祉健康センター条例の一部改正について
日程第13 議案第10号 平成28年度富谷市一般会計補正予算(第5号)
日程第14 議案第11号 平成28年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
日程第15 議案第12号 平成28年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第3号)
日程第16 議案第13号 平成28年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第3号)
日程第17 議案第14号 平成28年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)
日程第18 議案第15号 平成28年度富谷市水道事業会計補正予算(第2号)
日程第19 議案第16号 相互共済事業経営の委託について
日程第20 議案第17号 町の区域をあらたに画することについて

○議長(浅野幹雄君) 日程第4、議案第1号から日程第20、議案第17号まで、富谷市議会会議規則第35条の規定により一括議題といたします。
本案は、朗読を省略し日程順に内容の説明を求めます。
議案第1号富谷市公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例の制定について、内容の説明を求めます。総務課長。

○総務課長(神田能成君) それでは、おはようございます。よろしくお願いいたします。
議案書1ページをお願いいたします。
議案第1号富谷市公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例の制定について別紙のとおり制定するものでございます。
提案理由としましては、地方自治法第244条の2第3項の規定に基づき、指定管理者指定手続等に係る通則条例を制定するものでございます。
条例提案に当たりましては、去る11月28日開催の議員全員協議会におきましてご説明申し上げたとおりでございますが、本条例につきましては、各施設に共通する指定の手続についての通則的な事項を定めるものでございます。なお、指定管理者の管理の基準や業務の範囲につきましては、施設により性質が異なりますことから、各施設の公の施設設置条例でそれぞれ整備されるものでございます。
それでは、条例制定内容につきましてご説明を申し上げます。
議案書2ページでございます。
第1条は、当該条例の趣旨を定めたもの、第2条につきましては、指定管理者の公募を定めたもので、指定管理者の選定に当たっては公募を原則とすることを定めたものでございます。
第3条、指定管理者の指定の申請につきましては、指定管理者の指定を受けようとする団体の申請手続について定めたものでございます。
第4条、選定の基準につきましては、指定管理者の候補者の選定に当たって総合的に評価して決定することを定めたものでございます。
次のページをお願いいたします。
第5条は、選定結果の通知。
第6条、指定管理者の指定につきましては、議会の議決が必要であることを定めたものでございます。
第7条、協定の締結は、協定締結の事項を定めたもの。
第8条、事業報告書の作成及び提出につきましては、事業報告書の作成事項等を定めたものでございます。
第9条、業務報告の聴取等につきましては、業務内容または経理の状況に関する報告を求める事項等を定めたものでございます。
第10条は、指定の取り消し等について定めたもの。
第11条は、原状回復義務につきましては、指定管理者の原状回復義務の取り扱いを明確化し、責任の所在を明らかにするものでございます。
第12条、損害賠償金は、指定管理者の施設の故意または過失による不適切管理に起因して当該施設または設備を損傷または滅失した場合の指定管理者の市に対する損害賠償金を規定するものでございます。
第13条、教育委員会所管の施設への適用は、公の施設が教育委員会の所管である場合、本条例中、「市長」とあるものを「教育委員会」と読みかえることを定めたものでございます。
次のページをお願いいたします。
第14条は、委任について規定をしたものでございます。
附則としまして、この条例は、公布の日から施行するものでございます。
以上、よろしくお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 議案第2号とみや子育て支援センター条例の制定について、内容の説明を求めます。子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) よろしくお願いいたします。
議案第2号とみや子育て支援センター条例の制定についてご説明いたします。
提案理由としましては、地方自治法第244条の2第1項の規定に基づき子育て支援センターの設置及び管理に関し必要な事項を定める条例を制定するものでございます。
内容についてご説明いたします。
7ページをごらんください。
第1条は、条例の趣旨を定めております。
第2条は設置の定めで、1項はセンターの設置目的を定めております。妊産婦及びその家族からの母子保健、育児に関する悩み等の相談に円滑に対応し、もってきめ細やかな子育て支援を図ることを目的としております。
2項は、名称と位置を定めるもので、名称を「とみや子育て支援センター」とし、位置を富谷市明石台七丁目2番地1と定めるものでございます。
第3条は、管理について。
第4条、職員につきましては、所長ほか必要な職員を置くと定めているものでございます。
第5条、利用対象者としましては、市内に居住する妊産婦等としております。
第6条は、業務内容を定めております。母子手帳交付の際の相談から始まり、教室や訪問、乳幼児健診等で妊娠、出産、子育てに関する相談及び支援を行い、妊産婦等の心身の健康状態や育児及び生活状況を把握し、関係機関との連携やネットワークづくりを図ることなどを定めております。
第7条は、開設時間で、午前8時30分から午後5時30分まで、休日は市の休日とすると定めております。
第8条は、使用料について。
第9条は、利用の制限。
第10条は、関係機関に対しセンターの周知を行い連携を密にすることと定めております。
第11条は、委任としまして、センターの設置及び管理に関し必要な事項は、別に定めることとしております。
附則といたしまして、この条例は、平成29年4月1日から施行するものでございます。
以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 議案第3号職員の給与に関する条例の一部改正について、内容の説明を求めます。総務課長。

○総務課長(神田能成君) それでは、議案書9ページをお願いいたします。
議案第3号職員の給与に関する条例の一部改正につきまして、ご説明申し上げます。
提案理由としましては、国の一般職の職員の給与改定に準じて本市の一般職の職員の給与を改定をするものでございます。
初めに、別紙の議案第3号関係資料について、ご説明申し上げます。
国の一般職の職員の給与改定につきましては、平成28年の人事院勧告に基づく国家公務員の一般職並びに特別職の給与に関する法律等の一部を改正する法律が11月24日に公布をされました。このことに伴いまして改正を行うものでございます。平成28年人事院勧告としましては、(1)としまして、民間給与との格差0.17%を埋めるため、俸給表の引き上げでございます。(2)番としましては、いわゆるボーナスの支給割合0.1月分の引き上げでございます。さらに、給与制度の改正といたしまして、配偶者に係る扶養手当の手当額を他の扶養親族と同額とし、子に係る手当額を引き上げるものでございます。
以上が、平成28年の人事院勧告及び給与制度の総合的見直しに伴う改正内容でございます。
給与改正等の内容でございますが、まず、月例給につきましては、民間との初任給との間に差があること等を踏まえて、初任給で1,500円引き上げられ、若年層につきましても同程度の改定となります。その他はそれぞれ400円の引き上げを基本に改定されるものでございます。
ボーナスにつきましては、期末勤勉手当の支給月数を現行の「4.20月」から「4.30月」に引き上げられるもので、0.1月の引き上げにつきましては、12月の勤勉手当に上乗せをされるものでございます。また、次年度以降につきましては、勤勉手当の支給月数を6月及び12月、それぞれ同月とするものでございます。
次に、配偶者に係る扶養手当の見直しでございますが、これは民間企業及び公務における配偶者に係る手当をめぐる状況の変化等を踏まえて見直されるものでございます。
具体に申し上げますと、まず、配偶者につきましては、現行「1万3,000円」から平成29年度には「1万円」、そして平成30年度には「6,500円」に引き下げられ、子につきましては、現行「6,500円」から、平成29年度に「8,000円」、そして平成30年度に「1万円」まで引き上げられるものでございます。また、職員に配偶者がいない場合で、父母等または子のうち、1名について「1万1,000円」であるものを、平成29年度に「9,000円」に引き下げられ、平成30年度には当該区分が解消されるものでございます。このように扶養手当につきましては、段階的な実施となるものでございます。
それでは、議案書についてご説明を申し上げます。
9ページ、10ページをお願いいたします。
今般の条例改正につきましては、施行期日等が異なりますことから、第1条及び第2条によりご提案申し上げます。第1条及び第2条、職員の給与に関する条例の一部を次のように改正するにつきましては、新旧対照表にてご説明を申し上げます。
第20条第2項第1号は、勤勉手当0.1月の引き上げを12月支給の勤勉手当で行うこととして、「100分の80」を「100分の90」に改正をし、あわせて文言整理をするものでございます。
同じく、2号の再任用職員につきましても同様に「100分の37.5」を「100分の42.5」に改めるものでございます。
次のページ、11ページでございます。
附則第19項につきましては、附則第16項において6級職で55歳に達した職員の給料、地域手当、期末手当、勤勉手当の減額を規定しておりますが、この規定が適用されている間は、給料月額減額前の額を勤勉手当支給総額の算定の基礎とするものではなく、給料月額減額前の額に一定率を乗じて得た額を総額から減じることを規定するものであります。その率を「100分の1.2」から「100分の1.35」に改め、最低号俸に達しない場合にあっては、勤勉手当基礎額に「100分の80」とあるのを「100分の90」に改正をするものでございます。
11ページ下段から14ページ中段までは、行政職給与表を改めたものでございます。
14ページの下段をお願いいたします。
第10条は、扶養手当を支給する扶養親族を規定をしておりますが、第2項第2号で扶養手当額が改正することに伴い、子と孫を区分し規定をするものでございます。
15ページ、第10条第3項は、先ほど申し上げました扶養手当額の改正でございます。
第11条第1項は、扶養親族規定の改正に伴う届出対象者を改正するものでございます。
第2項は、文言整理でございます。
第3項は、扶養手当の支給額の改正について規定をしておりますが、前条第1項第3号が削除されたことに伴い改めるものでございます。
17、18ページをお願いいたします。
第20条第2項第1項、勤勉手当でございますが、第1条で「100分の90」と改めたものを次年度の平成29年度においては「100分の85」に改め、6月及び12月における支給月数を同率とするものでございます。
同じく、第2項の再任用職員につきましても、同様に「100分の42.5」を「100分の40」に改めるものでございます。
附則第19条は、第1条で「100分の1.35」及び「100分の90」に改めたものを、給与改定に伴い、それぞれ「100分の1.275」及び「100分の85」に改めるものでございます。
附則としまして、第1項、この条例は、公布の日から施行するものでございます。ただし、第2条及び附則第5条の規定は、平成29年4月1日から施行するものでございます。
第2項は、第1条の規定中、別表第1の行政職給与表につきましては、平成28年4月1日から適用するものでございます。
第3項、第1条の規定のうち、第20条、勤勉手当の規定については、平成28年12月1日から適用をするものでございます。
第4項、給与の内払いは新条例の規定を適用する場合においては、第1条の規定による改正前の職員の給与に関する条例の規定に基づいて支給された給与は、新条例の規定による給与の内払いとみなすことを規定しているものでございます。
第5項、扶養手当に関する特例は、扶養手当の改定について、段階的に改正することを規定するものでございます。
第6項、委任は、この条例の施行に関し必要な事項は、規則で定めることを規定するものでございます。
以上、よろしくお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 議案第4号議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について、内容の説明を求めます。総務課長。

○総務課長(神田能成君) それでは、議案書21ページ、お願いいたします。
議案第4号議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正につきまして、ご説明申し上げます。
提案理由としましては、一般職員の給与改定に準じて所要の改正を行うものでございます。これは平成28年人事院勧告により特別職の職員の給与に関する法律が一部改正され、一般職の国家公務員の給与改定に準じ、特別職の国家公務員の給与が改正されたことに伴い、本条例の一部を改正するものでございます。
新旧対照表にてご説明を申し上げます。
第5条第3項、期末手当につきまして、期末手当基礎額に乗ずる割合を12月に支給する場合において「100分の160」を「100分の170」に改正をするものでございます。
附則としまして、この条例は、公布の日から施行し、平成28年12月1日から適用するものでございます。
以上、よろしくお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 議案第5号特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正について、内容の説明を求めます。総務課長。

○総務課長(神田能成君) それでは、議案書23ページをお願いいたします。
議案第5号特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正につきまして、ご説明申し上げます。
提案理由としましては、一般職員の給与改定に準じて所要の改正を行うものでございます。当該条例の一部改正につきましても、議会議員同様、特別職の職員の給与に関する法律が一部改正され、一般職の国家公務員の給与改定に準じ、特別職の国家公務員の給与が改定されたことに伴い、本条例の一部を改正するものでございます。
第1条、特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例につきまして、ご説明を申し上げます。
第4条第2項、通勤手当及び期末手当について、期末手当基礎額に乗ずる割合を12月に支給する場合において「100分の165」を「100分の175」に改正をするものでございます。
続きまして、第2条、特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を次のように改正する。
第4条第2項、通勤手当及び期末手当について。期末手当基礎額に乗ずる割合を6月に支給する場合において「100分の150」、12月に支給する場合において「100分の175」をそれぞれ「100分の155」及び「100分の170」に改正をするものでございます。
25ページ、お願いいたします。
附則としまして、第1項、この条例は、公布の日から施行する。ただし、第2条の改正規定につきましては、平成29年4月1日から施行するものでございます。
第2項、第1条の規定による改正後の特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の改正規定は、平成28年12月1日から適用するものでございます。
以上、よろしくお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 議案第6号富谷市内部組織設置条例の一部改正について、内容の説明を求めます。総務課長。

○総務課長(神田能成君) それでは、議案書26ページをお願いいたします。
議案第6号富谷市内部組織設置条例の一部改正について、別紙のとおり改正をするものでございます。
提案理由としましては、市制施行に伴い、専門性の高い組織体制を構築するものでございます。条例提案に当たりましては、去る11月28日開催の議員全員協議会におきましてご説明申し上げたとおりでございますが、内部組織の改正に至る背景といたしましては、まず1つ目としましては、10月10日に町から市へ移行し、今後、住民ニーズはさらに高度化、複雑・多様化していくことが見込まれますことから、職員の資質の向上とあわせ、より専門性の高い組織体制構築を図る必要があること。そして、2つ目につきましては、「住みたくなるまち日本一」に向け、基本方針の最重点プロジェクトについて迅速かつ確実な実現を図るため、推進体制を整備する必要があることによるものでございます。このことによりまして、2部1室を新設をし規定をするものでございます。
それでは、改正内容につきまして、新旧対照表によりご説明を申し上げます。
議案書27、28ページをお願いいたします。
改正後の内容で申し上げます。
第1条につきましては、部等の設置を規定をしておりますが、新たに市長公室、市民生活部、経済産業部の2部1室を新たに規定をし、「部」とあるものを「部及び室」に改めるものでございます。
第2条は、分掌事務を規定をしておりますが、1項に「市長公室」を加え、分掌事務を秘書に関すること、広報及び公聴に関することとして規定をし、2の企画部の事務分掌から「広報及び公聴に関すること」、「農政及び林政に関すること」、「商工労政に関すること」、「観光に関すること」、「企業立地に関すること」を削除し、「統計に関すること」を加え、第3号、総務部の分掌事務から「統計に関すること」、「市税に関すること」、「土地家屋に関すること」、「国民健康保険税及び介護保険等に関すること」、「戸籍及び住民基本台帳に関すること」、「窓口事務に関すること」、「住居表示に関すること」、「環境衛生に関すること」を削除し、「市民協働に関すること」を加え、4号、市民生活部の分掌事務としては、「市税に関すること」、「土地家屋に関すること」、「国民健康保険税及び介護保険等に関すること」、「戸籍及び住民基本台帳に関すること」、「窓口事務に関すること」、「住居表示に関すること」、「環境衛生に関すること」、「その他市民生活に関すること」を規定をし、5号、保健福祉部につきましては、次のページでございます、29ページでございます。「福祉」とあるのを「保健福祉部」に改め、6号、「経済産業部」の事務分掌を「農政及び林政に関すること」、「商工労政に関すること」、「観光に関すること」、「企業立地に関すること」、「その他経済産業に関すること」を規定するものでございます。
附則といたしまして、この条例は、平成29年4月1日から施行するものでございます。
以上、よろしくお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 議案第7号富谷市税条例の一部改正について、内容の説明を求めます。税務課長。

○税務課長(吉田尚樹君) それでは、よろしくお願いいたします。
それでは、議案第7号についてご説明申し上げます。
議案書30ページをお開き願います。
富谷市税条例の一部を別紙のとおり改正するものでございまして、提案理由につきましては、所得税法等の一部を改正する法律が平成28年3月31日に公布されたことに伴いまして、特例適用利子等及び特例配当等に係る個人の市民税の課税の特例に関する規定につきまして所要の改正を行うものでございます。
改正につきましては、外国居住者等の所得に対する総務によります非課税等に関する法律の一部が改正されまして、平成29年1月1日から施行されることに伴うものでございます。
具体的には、国内に居住する外国人や国内に居住する日本人が国外で得た利子や配当につきまして、二重課税の排除及び脱税防止のため、他国と租税条約が結ばれ特例措置が講じられておりますが、今回の改正につきましては、租税条約が結べない台湾につきまして、民間レベルで租税条約に相当する内容を盛り込んだ取り決めがなされたことによりまして、特例対象とする改正となってございます。
それでは、新旧対照表によりご説明をさせていただきます。
31ページをごらん願います。
附則第20条の2関係でございますが、こちらは特例適用利子等及び特例適用配当等に係る個人の市民税の課税の特例を規定するための追加でございまして、第1項及び第2項につきましては、特例適用利子等について規定しているもので、こちらは分離課税の対象として100分の3を乗じた額を所得割として課税するための規定でございまして、従来は総合課税として取り扱われておりまして、100分の6が適用されていたものでございます。
次に、33ページをごらん願います。下段のほうになります第3項及び次のページの第4項及び第5項につきましては、特例適用配当等について規定しているものでございまして、こちらも分離課税の対象として100分の3を乗じた額を所得割として課税するものでございます。従来はこちらも総合課税として取り扱われており、100分の6が適用されていたものでございます。
次に、36ページをごらん願います。
第20条の3につきましては、第20条の2が追加されたことによります条ずれと文言の整理でございまして、これが42ページの上段まで続いております。
最後になりますが、42ページの附則といたしまして、この条例は平成29年1月1日から施行するものでございます。
以上で説明を終わります。よろしくお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 議案第8号富谷市国民健康保険税条例の一部改正について、内容の説明を求めます。税務課長。

○税務課長(吉田尚樹君) それでは、議案第8号についてご説明申し上げます。
議案書43ページをお開き願います。
こちらにつきましては富谷市国民健康保険税条例の一部を別紙のとおり改正するものでございまして、提案理由は、所得税法等の一部を改正する法律が平成28年3月31日に公布されたことに伴いまして、特例適用利子等及び特例配当等に係る個人の市民税の課税の特例に関する規定について所要の改正を行うものでございます。
改正につきましては、議案第7号でご説明させていただきましたとおり、税条例の改正と同様の理由によるものでございまして、租税条約が結ばれていない台湾について、民間レベルで租税条約に相当する内容が盛り込まれた取り決めがなされたことによります改正となってございます。
それでは、新旧対照表により説明をさせていただきます。
44ページをごらん願います。
附則の第11項でございますが、こちらは特例適用利子等に係る国民健康保険税の課税の特例の追加でございまして、国民健康保険税の算定に特例適用利子等を含める規定となってございます。
次に、45ページをごらん願います。
第12項でございますが、特例適用配当等に係る国民健康保険税の課税の特例の追加でございまして、国民健康保険税の算定に特例配当利子等が含まれる規定となってございます。
次に、46ページをごらん願います。
第11項及び第12項が追加されたことによります項ずれが生じまして、現行の11項から13項が13項から15項と改正となるものでございます。
最後に、附則といたしまして、この条例は、平成29年1月1日から施行するものでございます。
以上で説明を終わります。よろしくお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 議案第9号富谷市福祉健康センター条例の一部改正について、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) それでは、議案書47ページをお願いいたします。
議案第9号富谷市福祉健康センター条例の一部改正について、ご説明申し上げます。
提案理由は、高齢者施設であります福祉健康センターの設置目的を明確にするとともに、指定管理者による管理とするため、地方自治法第244条の2第3項の規定に基づき所要の改正を行うものでございます。
主な内容は、現在あります福祉健康センターは、昭和63年4月の開所当時から保健センター機能を持たせており、母子健診や子どもの教室等を実施してまいりましたが、平成29年4月1日から(仮称)子育て世代包括支援センターが開所することとなり、高齢者本来の施設としての設置目的を明確にするものでございます。
また、福祉健康センターの方向性として、事業者の持つノウハウを活用することによって、サービスの質の向上が図られ、多様な住民ニーズに対応でき、かつ、事業を効果的、効率的に運営できる指定管理者制度導入を図ってまいるための改正となっております。
それでは、新旧対照表にてご説明申し上げます。
48ページです。
第2条の設置につきましては、冒頭でも申し上げましたとおり、これまでは母子健診の実施も行う保健センター機能を備えておりましたが、平成29年4月より(仮称)子育て世代包括支援センターが開所することに伴い、昭和52年の厚生省社会局長通達にあります老人福祉センター設置運営要綱の目的に基づき、高齢者の施設としての目的を明確にし、改めたものでございます。
第8条と第9条につきましては、指定管理者制度導入に伴い、新たに条項を設けたものでございます。
第8条は、指定管理者による管理でございます。
第1項については、福祉健康センターの管理を指定管理者に行わせることができると定めたものでございます。
第2項につきましては、指定管理者が福祉健康センターの管理を行うことを定めたものでございます。
第3項の第1号から第3号につきましては、指定管理者に行わせる福祉健康センターの業務について定めたものでございます。
49ページをお願いいたします。
第4項については、指定管理者とした場合に、第4条から第7条の「市長」あるいは「市」とあるものを「指定管理者」と読みかえ、また「使用料」を「利用料金」と読みかえることを定めたものでございます。
第9条は、利用料金について定めたものでございます。
第1項については、利用料金の設定について、市長の承認を経て定めるものとし、変更する場合も同様であることを定めたものでございます。
第2項については、利用料金は指定管理者の収入とする旨を定めたものでございます。
第3項については、利用料金を減免する場合は、あらかじめ市長の承認を得ることが必要であることを定めたものでございます。
附則、第1項、この条例は、平成29年4月1日から施行するものとしたものでございます。
50ページをお願いいたします。
第2項、この条例の施行の日前までに、この条例による改正前の富谷市福祉健康センター条例の規定に基づきなされた行為は、この条例による改正後の富谷市福祉健康センター条例の規定に基づきなされたものとみなすとしたものでございます。
第3項、改正後の条例の規定による指定管理者による利用料金の承認の申請その他の行為は、この条例の施行の日前においても行うことができるものとしたものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 議案第10号平成28年度富谷市一般会計補正予算(第5号)について、内容の説明を求めます。財政課長。

○財政課長(西山高広君) それでは、議案第10号についてご説明申し上げます。
別冊の平成28年度の補正予算に関する説明書の2ページをお開き願います。
議案第10号平成28年度富谷市一般会計補正予算(第5号)は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ5億2,242万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ139億3,058万6,000円とするものでございます。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
第2条、地方自治法第213条第1項の規定により、翌年度に繰り越して使用することができる経費は、「第2表 繰越明許費」によるものでございます。
第3条、債務負担行為の追加は、「第3表 債務負担行為補正」によるものでございます。
初めに、第2条、第3条関係についてご説明させていただきます。
5ページ、お願いいたします。
第2表繰越明許費でございますが、年度内に完了の見込めない次の2件について設定するもので、3款1項経済対策分臨時福祉給付金支給事業につきましては、3月中に申請書を送付いたしまして、4月から給付を開始する予定としております。
次に、10款5項公民館維持管理事業につきましては、富谷中央公民館の大ホールと図書室に空調設備を設置するもので、今年度中に着工いたしまして、夏までに完成させるものでございます。
続きまして、第3条関係でございます。
6ページ、お願いいたします。
第3表でございます。債務負担行為でございますが、6ページから9ページとなってございまして、合わせて68件の追加となってございます。こちらは記載の業務につきまして、29年4月から切れ目なく開始できるよう28年度中に契約するもので、例年この時期に追加させていただいているものでございます。
前年度の12月補正と比較いたしまして、追加いたしました主なものといたしましては、複数年契約をしておりました複写機、コピー機ですけれども、こちらの更新がございます。また、新しい事業といたしましては、8ページの上から4行目、福祉健康センター指定管理業務、生活困窮者自立支援促進事業、相談支援事業などがございます。
続きまして、歳入についてご説明申し上げます。
15、16ページ、お願いいたします。
12款1項2目民生費負担金につきましては、8万3,000円を追加するもので、助産施設を利用される方の負担金でございます。
次に、14款1項1目民生費国庫負担金につきましては、9,331万7,000円を追加するもので、1節社会福祉費負担金は、障がい者自立支援給付費等の増に伴いまして、国負担分として事業費の2分の1を追加するもので、2節児童福祉費負担金は認可保育所運営費の増に伴い追加するものでございます。
次に、14款2項2目民生費国庫補助金につきましては、8,929万1,000円を追加するもので、6節臨時福祉給付金支給事業費補助金は、経済対策分の充当財源でございます。14節地域介護・福祉空間整備等施設整備交付金は、交付内示により減額するものでございます。6目教育費国庫補助金につきましては、298万3,000円を追加するもので、幼稚園就園奨励費補助金の交付決定によるものでございます。
次に、15款1項1目民生費県負担金につきましては、4,666万円を追加するもので、1節社会福祉費負担金は、障がい者自立支援給付費等の増に伴いまして、県負担分として事業費の4分の1を追加するものでございます。2節児童福祉費負担金は、認可保育所運営費の増に伴い追加するものでございます。
次に、15款2項3目衛生費県補助金につきましては、21万4,000円追加するもので、宮城県自殺対策緊急強化補助金の交付決定によるものでございます。
次に、15款3項1目総務費委託金につきましては、2,000円を追加するもので、説明欄にあります委託金の交付決定によるものでございます。
17、18ページ、お願いいたします。
16款1項1目財産貸付収入につきましては、約80万円を追加するもので、旧富ケ丘北部会館に開園いたしました菜の花保育園の建物貸付収入でございます。
次に、16款2項1目物品売払収入につきましては、1万1,000円を追加するもので、給食センターの廃品類の売払収入と市制移行を記念いたしまして制作いたしました絵本の頒布収入の科目存置でございます。
次に、17款1項1目一般寄附金につきましては、1,653万円を追加するもので、各都道府県町村長からの東日本大震災に係る災害見舞金等でございます。2目民生費寄附金につきましては、9万5,000円を追加するもので、東日本大震災に係る義援金の配分残金につきまして、今後の災害において被災者支援に充てるものでございます。
次に、18款2項1目財政調整基金繰入金につきましては、2億6,938万3,000円を追加するもので、財源調整でございます。この繰り入れによりまして、基金残高は30億4,584万9,000円となるものでございます。
次に、20款4項1目雑入につきましては、205万4,000円を追加するもので、4節雑入は、会計課職員、会計課のパート職員の雇用保険料、5節過年度返納金につきましては、平成27年度の後期高齢者医療に係る療養給付費負担金の精算分、6節共済等保険金は、給食センター配送車の損害共済金でございます。
以上、歳入でございます。
次に、歳出についてご説明申し上げます。
19、20ページをお開き願います。
初めに、今回の歳出の補正につきましては、議員報酬と職員の給与に関する条例の一部改正による増減分が計上されておりますが、議員報酬及び職員給与、それから財源更正につきましては、省略して説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。
それでは、中段より下のほうになります。2款1項4目会計管理費でございますが、38万2,000円を追加するもので、会計課職員の産休代替パートの人件費でございます。5目財産管理費につきましては、1,236万6,000円追加するもので、13節委託料は、庁舎敷地の南側自然緑地の下に隣接しております農地約2,000平方メートルを買収するための不動産鑑定、それから組織改編に伴うレイアウト変更業務を委託するものでございます。18節備品購入費は、組織改編に伴う電話器、事務機器等を購入するものでございます。7目情報化推進費につきましては、37万円を追加するもので、(仮称)子育て世代包括支援センター新築に伴うシステムの回線使用料とシステムの構築のサポート業務でございます。
21、22ページ、お願いいたします。
12目市制移行準備費つきましては、15万8,000円追加するもので、市制移行記念の絵本の販売手数料でございます。
次に、2款3項1目戸籍住民基本台帳費につきましては、71万5,000円を追加するもので、市民生活課の臨時職員をパート職員に変更するに当たりまして、3節職員手当等のうち、勤務手当を減額いたしまして、9節旅費を追加するものでございます。
次に、2款5項1目統計調査総務費、2目商工統計調査費につきましては、説明欄にあります調査等に係る県委託金の確定によるものでございます。
次に、2款6項1目監査委員費につきましては、7万7,000円を減額するもので、1節報酬は監査日数の増によるものでございます。
23、24ページ、お願いいたします。
9節旅費は、会議等の出席回数の減によるもので、11節需用費は、参考図書の追録代、19節負担金及び交付金は、研修会の負担金でございます。
次に、3款1項3目障がい者福祉費につきましては、8,550万円を追加するもので、障がい者の自立支援サービスの利用増に伴いまして、説明欄にあります各種費用を追加するものでございます。5目保健福祉総合支援センター費につきましては、44万2,000円を減額するもので、公用車購入の執行残でございます。
25、26ページ、お願いいたします。
7目子ども医療助成費につきましては、3,524万1,000円を追加するもので、13節委託料は、子ども医療費に係る現物給付件数の増、20節扶助費は、子ども医療費助成の増によるものでございます。8目国民健康保険事業費につきましては、211万5,000円を追加するもので、国民健康保険特別会計の補正に伴いまして繰り出しするものでございます。10目臨時福祉給付金支給事業費につきましては、9,302万6,000円を追加するもので、11節から20節の扶助費までは、経済対策分の臨時福祉給付金支給事業に要する経費を計上しております。
次に、3款2項1目児童福祉総務費につきましては、1億7,889万1,000円を追加するもので、11節需用費のうち、消耗品は富ケ丘小学校、あけの平小学校、成田小学校の放課後児童クラブで使用する日用品、教材等でございます。印刷製本費は、富谷市子ども・子育て支援事業計画を増刷するものでございます。13節委託料は、認可保育所の6園、こちらの職員の処遇加算率等の改定と園児等の受け入れの増によるものでございます。18節備品購入費は、新たに開設する放課後児童クラブ3館の備品購入でございます。23節償還金、利子及び割引料は、27年度の子育て世帯臨時特例給付金支給事業費補助金の精算分でございます。3目児童福祉施設費につきましては、2,286万6,000円を追加するもので、11節、12節、次のページ、お開き願います。18節備品購入費でございますが、(仮称)子育て世代包括支援センターの新設に伴いまして、施設で使用する消耗品と備品、それから軽自動車2台を購入するものでございます。15節工事請負費は、杜乃橋地区認定こども園の歩道切り下げ工事でございます。5目障がい児福祉費につきましては、8万3,000円を追加するもので、通所施設の利用増に伴い、給付金の支払い手数料を追加するものでございます。
次に、3款3項1目老人福祉費につきましては、154万5,000円を減額するもので、19節負担金、補助及び交付金は、介護ロボット等の導入支援事業に伴い、こちらは交付内示に基づきまして減額するものでございます。28節繰出金につきましては、介護保険特別会計の補正に伴いまして、事務費を繰り出すものでございます。4目後期高齢者医療制度費につきましては、70万1,000円を追加するもので、27年度に実施いたしました一部負担金免除に伴う負担金でございます。
29、30ページをお開き願います。
4款1項2目予防費につきましては、2万3,000円を追加するもので、健康増進員の増員に伴いまして追加するものでございます。
次に、4款2項2目ごみ処理費につきましては、112万4,000円を追加するもので、11節需用費は、29年度から本格開始を予定しております使用済み天ぷら油の回収用コンテナを購入するものでございます。
次に、5款1項1目労働諸費につきましては、1,500万円を追加するもので、旧庁舎の改修をいたしまして、シルバー人材センターや企業、それから創業支援などを行う施設として活用するための建築設計費を計上しております。
次に、6款1項5目農地費につきましては、83万9,000円を追加するもので、三ノ関排水機場のハネ車の交換に伴う負担金でございます。
31、32ページをお願いいたします。
中段でございます。8款2項5目道路改良費につきましては、1,099万5,000円を追加するもので、市道穀田三ノ関線と富谷12-1号線に係る物件調査算定業務を委託するものでございます。
次に、8款4項2目公園費につきましては、324万3,000円を追加するもので、都市公園緑地の枯れ木倒木事故を未然に防止するため伐採するものでございます。3目公共下水道費につきましては、173万6,000円を追加するもので、下水道事業特別会計への繰り出しでございます。
33、34ページ、お願いいたします。
8款5項1目住宅管理費につきましては65万円を追加するもので、市営住宅の修繕見込みの増によるものでございます。
次に、9款1項3目消防施設費につきましては、1,169万2,000円を追加するもので、12節から27節公課費まででございますが、東日本大震災に係る災害見舞金を活用いたしまして、二ノ関地区に消防ポンプと軽積載車、それからポンプ小屋等を整備するものでございます。次に、5目災害対策費につきましては、723万4,000円を追加するもので、こちらも災害見舞金を活用いたしまして、災害時の巡回等に使用する災害対応車両、それから防災施設にLED照明を設置するものでございます。
次に、10款1項2目事務局費につきましては、145万4,000円を追加するもので、19節負担金、補助及び交付金は、学校教育活動において東北大会等への出場機会がふえたことによりまして追加するものでございます。3目教育振興費につきましては、802万円を減額するもので、28年度の奨学生貸付金等の確定による減でございます。
35、36ページをお願いいたします。
10款2項2目小学校管理費につきましては、162万円を追加するもので、小学校8校の緊急修繕の増でございます。
次に、10款3項1目中学校教育振興費につきましては、50万円を追加するもので、要保護、準要保護の生徒に対する修学旅行等の助成費の追加でございます。2目中学校管理費につきましては、568万2,000円を追加するもので、11節需用費は、中学校5校の緊急修繕の増、13節委託料は、人事異動に伴う用務業務の委託料の追加でございます。15節工事請負費は成田中学校の排水設備を整備するものでございます。
次に、10款4項1目幼稚園管理費につきましては、216万円を追加するもので、11節需用費は、幼稚園2園の緊急修繕の増、18節備品購入費は、富谷幼稚園の3歳児保育用の備品購入でございます。
次に、10款5項1目社会教育総務費につきましては、368万5,000円を追加するもので、8節報償費は、日吉台公民館における放課後子ども教室の開催日数の増に伴いまして、コーディネーターへの報償費の追加でございます。12節役務費は、ふれあい交流総務事務に要する電話代の減でございます。
37、38ページ、お願いします。
19節負担金、補助及び交付金は、エコーズと富ケ丘小学校分でございます。2目コミュニティセンター管理費につきましては、422万4,000円減額するもので、西成田コミュニティセンターの間仕切り壁改修工事に伴いまして不要となる工事期間中の警備業務を減額するものでございます。5目公民館費につきましては、3,455万1,000円を追加するもので、15節工事請負費でございますが、中央公民館の大ホールと図書室の空調設備設置工事でございます。
次に、10款6項1目保健体育総務費につきましては、92万9,000円を追加するもので、3節職員手当等のうち、時間外勤務手当は町民体育祭の執行残、8節報償費は、町民体育祭の参加賞の執行残でございます。19節負担金、補助及び交付金は、生涯スポーツ活動振興事業に係る補助金の不足額を見込んだものでございます。2目総合運動公園費につきましては、99万6,000円を追加するもので、ボイラー、それから発電機等の修繕料でございます。
以上、説明を終わります。よろしくお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。

午前11時52分 休憩


午後 1時00分 再開

○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
議案第11号平成28年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)について、内容の説明を求めます。健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) それでは、議案第11号平成28年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算に関する説明書の48ページで説明させていただきます。
48ページをお願いいたします。
平成28年度富谷市国民健康保険特別会計の補正予算(第3号)は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億2,457万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ45億2,680万1,000円とするものでございます。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
第2条、地方自治法第214条の規定により、債務を負担する行為をすることができる事項、期間及び限度額は、「第2表 債務負担行為」によるものでございます。
それでは、51ページをお願いいたします。
第2表債務負担行為でございます。国保関係システム保守業務、こちらは国民健康保険事業の実績報告や調整交付金の交付申請書作成、高額療養システム保守業務、国保都道府県単位化対応業務として、既存のシステム改修業務を委託するものでございます。
次に、特定健康診査等業務、平成29年度特定健康診査業務を円滑に進めるため、債務負担行為をするものです。期間、限度額は記載のとおりでございます。
それでは、次に、57ページ、58ページをお願いいたします。
内容につきまして、補正予算、事項別明細書によりご説明いたします。
4款1項1目療養給付費等交付金、補正額2,695万4,000円を追加するもので、平成28年度退職者医療療養給付費等交付金の決定によるものでございます。
5款1項1目前期高齢者交付金、120万4,000円を追加するもので、平成28年度前期高齢者交付金の決定によるものでございます。
9款1項1目一般会計繰入金211万5,000円の追加でございます。国民健康保険都道府県単位化対応業務として、既存のシステム改修業務を委託することにより、一般会計から繰り入れを増額するものでございます。
9款2項1目財政調整基金繰入金、9,429万7,000円を追加するものです。財源調整によるものでございます。この補正による財政調整基金残高は10億9,832万4,000円でございます。
では、次のページをお願いいたします。
歳出になります。
1款1項1目一般管理費209万4,000円を追加するものです。2節から4節は職員手当等に要する経費になっており、13節委託料につきましては、国民健康保険都道府県単位化対応業務として、システム改修業務及び国保標準システム導入に当たってのサポート業務を委託するものでございます。
1款2項1目賦課徴収費、2万1,000円を追加するもので、賦課徴収に係る職員手当等に要する経費でございます。
2款1項1目一般被保険者療養給付費、1億2,311万3,000円を追加するもので、実績により療養給付費の増が予想されるためでございます。2目退職被保険者等療養給付費、こちらは平成28年度の退職者療養給付費等交付金の決定による財源更正でございます。3目一般被保険者療養費、141万2,000円を追加するもので、実績により療養費の増が予想されるためでございます。4目退職被保険者等療養費、13万2,000円を追加するもので、実績により療養費の増が予想されるためです。また、退職者医療療養給付費等交付金の決定によるための財源更正でもあります。5目審査支払手数料、32万6,000円を追加するもので、実績により審査支払手数料の増が予想されるためでございます。
次のページをお願いいたします。
2款2項2目退職被保険者等高額療養費、平成28年度の退職者医療療養給付費等交付金の決定によるための財源更正でございます。
3款1項1目、169万9,000円を減額するもので、納付金額の決定によるものでございます。
4款1項1目前期高齢者納付金、3,000円追加するもので、こちらも納付金額の決定によるものでございます。
6款1項1目介護納付金、83万2,000円を減額するもので、納付金額の決定によるものでございます。
以上となります。よろしくお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 議案第12号平成28年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第3号)について、内容の説明を求めます。上下水道課長。

○上下水道課長(浅場 悟君) それでは、議案第12号についてご説明申し上げます。
補正予算に関する説明書66ページをお願いいたします。
平成28年度富谷市の下水道事業特別会計の補正予算(第3号)は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ173万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ9億248万9,000円とするものでございます。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
第2条、債務負担行為の追加は、「第2表 債務負担行為補正」によるものでございます。
69ページをお願いいたします。
第2表債務負担行為補正でございます。成田第1汚水中継ポンプ場維持管理業務、明石台汚水中継ポンプ場ほか4施設維持管理業務、マンホールポンプ場維持管理業務については、いずれもポンプ場の維持管理業務にかかわるもので、期間、限度額は記載のとおりでございます。
続きまして、内容につきまして、事項別明細書にてご説明いたします。
75、76ページをお願いいたします。
歳入でございます。
4款1項1目一般会計繰入金につきましては、歳出予算の追加により、173万6,000円を増額するものでございます。
77、78ページをお願いいたします。
歳出でございます。
1款1項1目下水道総務費につきましては、23万6,000円を追加するもので、職員の人件費分でございます。2目下水道維持費につきましては、150万円を追加するもので、追加の要因といたしましては、ひより台第3汚水中継ポンプ場圧送管の清掃業務の委託費用でございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 議案第13号平成28年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第3号)について、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) それでは、議案第13号についてご説明申し上げます。
別冊の補正予算に関する説明書の82ページをお願いいたします。
平成28年度富谷市の介護保険特別会計の補正予算は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ440万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ25億3,747万4,000円とするものでございます。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
第2条、地方自治法第213条第1項の規定により、翌年度に繰り越して使用することができる経費は、「第2表 繰越明許費」によるものでございます。
第3条、債務負担行為の追加は、「第3表 債務負担行為補正」によるものでございます。
85ページをお願いいたします。
第2表繰越明許費でございます。1款総務費一般管理に要する経費447万2,000円は、法改正に伴う介護保険システム改修業務の委託料で、今議会で補正を計上しておるところでございますが、平成28年度の補助事業の業務完了が平成29年度まで延びることによる繰越明許でございます。
86ページをお願いいたします。
第3表債務負担行為補正でございます。介護保険システム運用は、主に保険料算定処理、月割賦課処理等の運用支援にかかわるものでございます。次の認知症初期集中支援推進事業は、認知症の早期発見、早期治療に向けて相談から継続治療につながるまで専門職がチームを組み、一定期間かかわるものでございます。次の富ケ丘・日吉台圏域包括支援センター運営事業は、相談や権利擁護などの包括的支援事業及び要支援の方々のケアプラン作成などの包括支援センターの運営委託にかかわるものでございます。次の東向陽台・成田圏域包括支援センター運営事業につきましても同様でございます。介護予防・日常生活総合事業(通所型)は、要支援あるいは基本チェックリストに該当した方々を対象とした平成29年4月の本格稼働に向けて、サロン型と軽体操・筋トレ型通所サービス事業の業務委託にかかわるものでございます。次の介護予防・日常生活総合事業(訪問型)につきましても、同様に訪問介護の業務委託にかかわるものでございます。いずれも今年度からの準備により円滑に運営できるようにするため債務負担行為をいたすもので、期間、限度額は記載のとおりでございます。
続きまして、補正予算について、事項別明細書にてご説明いたします。
93、94ページをお願いいたします。
歳入でございます。
3款2項2目2節包括的支援事業費交付金につきましては、1万5,000円を減額するもので、保健福祉総合支援センターの専門職3名分の給与改定に伴う国補助の減でございます。同じく3目1節事業費補助金につきましては、223万5,000円を追加するもので、法改正に伴う介護保険システムの改修費の国からの補助で、補助率2分の1となっております。
5款2項1目地域支援事業費交付金につきましては、8,000円を減額するもので、保健福祉総合支援センターの人件費3名分の給与改定に伴う県補助の減でございます。
8款1項1目3節地域支援事業繰入金につきましては、8,000円を減額するもので、保健福祉総合支援センター3名分の人件費に伴う市負担分の減によるものでございます。同じく4節職員給与費等繰入金につきましては、3万9,000円を減額するもので、介護保険担当の人件費2名分の給与改定に伴う減でございます。同じく3節事務費繰入金223万7,000円につきましては、システム改修に伴う市負担分の一般会計から介護保険特別会計への繰り入れでございます。
95、96ページをお願いいたします。
続きまして、歳出でございます。
1款1項1目3節職員手当等8万3,000円の追加と4節共済費12万2,000円の減額は、介護保険担当の人件費2名分の給与改定に伴うものでございます。13節委託料447万2,000円の追加は、法改正に伴う介護保険システムの改修費によるものでございます。
2款1項1目居宅介護サービス給付費につきましては、1,919万8,000円を減額するもので、計画値に対しまして伸び率の鈍化により、特に通所介護の減少によるものでございます。2目地域密着型サービス給付費につきましては、750万円の追加で、対象者の増によるものでございます。
2項2目介護予防サービス計画給付費につきましては、79万8,000円の追加でございます。
4項1目高額介護サービス費につきましては、560万円を追加するもので、対象者の増加によるものでございます。
6項1目特定入所者介護サービス費につきましては、食費、居住費の助成分で530万円の追加でございます
3款2項1目2節給与から、次のページ、4節共済費までの3万7,000円の減は、保健福祉総合支援センターの専門職3名分の人件費の給与改定によるものでございます。
4款1項1目介護給付費準備基金積立金13万4,000円の減額は、財源調整のためのものでございます。
6款1項1目第1号被保険者保険料還付金14万円の追加は、未請求分に不足が生じたことによるものでございます。
以上でございます。

○議長(浅野幹雄君) 議案第14号平成28年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)について、内容の説明を求めます。健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) それでは、議案第14号平成28年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算を説明させていただきます。
102ページをお願いいたします。
平成28年度富谷市後期高齢者医療特別会計の補正予算(第3号)は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ12万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ3億2,391万8,000円とするものでございます。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
第2条、地方自治法第214条の規定により、債務を負担する行為をすることができる事項、期間及び限度額は、「第2表 債務負担行為」によるものでございます。
では、105ページをお願いいたします。
第2表債務負担行為でございます。後期高齢者医療システム運用支援業務、こちらは後期高齢者医療システムの変更等に対応し円滑なシステムを運用するため、債務負担行為をするもので、期間、限度額は記載のとおりでございます。
それでは、111ページ、112ページをお願いいたします。
補正予算事項別明細書により説明させていただきます。
歳入です。
5款2項1目保険料等還付金、12万円を追加するもので、こちらは歳出、還付額が当初の見込みを上回るためでございます。
次のページをお願いします。
歳出でございます。
4款1項1目保険料等還付金、12万円を追加するものでございます。保険料還付額が当初の見込みを上回るためでございます。
以上となります。よろしくお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 議案第15号平成28年度富谷市水道事業会計補正予算(第2号)について、内容の説明を求めます。上下水道課長。

○上下水道課長(浅場 悟君) それでは、議案第15号についてご説明申し上げます。
補正予算に関する説明書116ページをお願いいたします。
第1条、平成28年度富谷市水道事業会計の補正予算(第2号)は、次に定めるところによるものでございます。
第2条、予算第3条に定めた収益的支出の予定額を次のとおり補正するもので、支出の第1款水道事業費用で2,495万5,000円を減額し、合計を11億1,986万5,000円とするもので、第1項営業費用で同額分を減額し、合計を10億4,878万1,000円とするものです。
第3条、予算第6条に定めた議会の議決を経なければ流用することができない経費について、次のとおり補正するものです。(1)職員給与費、議決額「5,119万2,000円」を補正後「5,129万3,000円」とするものです。
第4条、予算第8条の次に、次の1条を加えるもので、第9条、債務負担行為をすることができる事項、期間及び限度額を次のとおり定めるものです。水道用計装設備保守点検業務、受水用配水池兼送水ポンプ場ほか保守管理点検業務、水道監視システム保守点検業務については、施設の維持管理にかかわるもの、地図情報システム賃貸借については、地図情報システムの賃借料、水道事業基本計画策定業務につきましては、平成31年度からの基本計画策定に向け資産調査等準備を進めていくものでございまして、それぞれの期間、限度額は記載のとおりでございます。
続きまして、実施計画明細書によりご説明いたします。
126ページをお願いいたします。
収益的支出でございます。
支出の1款1項の中で、人件費として3目配水及び給水費、4目業務費、5目総係費に計上しております給料、手当等法定福利費について追加及び減額をするものでございます。
1款1項4目業務費の委託料につきましては、事業計画策定業務について、当初、28年度の1カ年により策定する内容となってございましたが、計画の見直しにより1年では難しいことから、債務負担行為にも定めましたとおり、平成30年度までに策定することとし、減額するものでございます。
127、128ページをお願いいたします。
予定損益計算書の補正前と補正後についてお示ししているところでございます。
数字が太字で斜めの書体となっております部分が変更となる箇所でございまして、今回の補正により、128ページの下から3行目の当年度純利益がマイナスからプラスに転じる見込みとなります。
129ページから132ページでございます。
予定貸借対照表の補正前と補正後についてお示ししてございます。129、130ページが補正前のもの、131、132ページが補正後となってございまして、131ページ、資産の部の2番、流動資産の預金額がふえることによりまして、132ページ、資本の部の7番、剰余金の(2)のハ、当年度未処分利益剰余金が増加する内容となってございます。
次のページでございます。133、134でございます。
予定キャッシュ・フロー計算書の補正前と補正後についてお示ししてございます。
134ページの上段、当期純利益が増となった分、下段の現金及び現金同等物の期末残高がふえる見込みとなる内容となってございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 議案第16号相互救済事業経営の委託について、内容の説明を求めます。財政課長。

○財政課長(西山高広君) それでは、相互救済事業経営の委託について、ご説明させていただきます。
議案書の51ページをお開き願います。
議案第16号相互救済事業経営の委託について、地方自治法第263条の2第1項の規定に基づき、毎年度予算で定める経費を支弁して、本市の所有または占有に属する財産で必要なものの火災その他の災害による損害に対する相互救済事業を公益社団法人全国市有物件災害共済会に委託したいので、議会の議決を求めるものでございます。
提案理由でございますが、地方自治法第263条の2第1項の規定に基づき、相互救済事業を公益社団法人全国市有物件災害共済会に委託するため、議会の議決を求めるものでございます。
これまで、本市の公共施設等の建物災害共済事業につきましては、町村等の共済事業を行っております一般財団法人全国自治協会に委託しておりましたが、市制移行に伴いまして、市などの共済事業を行っております公益社団法人全国市有物件災害共済会に委託する選択肢もふえましたので、共済事業の内容を比較検討いたしまして、より財政負担の少ない全国市有物件災害共済会のほうに平成29年4月から委託するものでございます。
以上、説明を終わります。よろしくお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 議案第17号町の区域をあらたに画することについて、内容の説明を求めます。総務課長。

○総務課長(神田能成君) それでは、議案書52ページをお願いいたします。
議案第17号町の区域をあらたに画することについて。地方自治法第260条第1項の規定により、本市の区域の町の区域を別紙のとおり新たに画するものでございます。
提案理由としましては、富谷市高屋敷土地区画整理事業の施行に伴い、当該施行区域において、町の区域を新たに画することにより合理的にするものでございます。
それでは、次のページ、変更調書にてご説明申し上げます。
富谷市高屋敷土地区画整理事業の施行区域内に含まれておりますのが、字名に記載の富谷北沢、富谷源内、富谷高屋敷、富谷日渡、富谷南沢のうち、記載の地番でございます。これは富谷市高屋敷土地区画整理事業地内の区域を新たに画する町名として、高屋敷に変更するものでございます。
別添でお配りしております議案第17号関係資料をごらんいただきたいと思います。
1枚目でございますが、現行町名の高屋敷土地区画整理事業地内との重ね図となります。新町境については、赤い線で囲っている区域でございます。この区域が土地区画整理事業区域内でございます。この区域内に黒線と黒丸で囲っております現在の町字境が入り組んでいるのが確認されるかと思います。
2枚目でございます。
2枚目につきましては、変更後の新しい地番図になります。高屋敷土地区画整理事業内の区域全てが高屋敷として新たに区画され、地番が付番されることになります。なお、当該処分の効力につきましては、地方自治法第260条第3項により、告示によりその効力を生じるものでございます。
以上、よろしくお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) これで本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでした。

午後1時30分 散会

平成28年第4回定例会議事録(第2号)

平成28年12月6日(火曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 金 子 透 君
  • 2番 青 柳 信 義 君
  • 3番 若 生 英 俊 君
  • 4番 長谷川 る 美 君
  • 5番 畑 山 和 晴 君
  • 6番 齊 藤 秀 行 君
  • 7番 藤 原 峻 君
  • 8番 佐 藤 聖 子 君
  • 9番 浅 野 武 志 君
  • 10番 西 田 嘉 博 君
  • 11番 佐 藤 克 彦 君
  • 12番 山 路 清 一 君
  • 13番 浅 野 直 子 君
  • 14番 高 橋 正 俊 君
  • 15番 菅 原 福 治 君
  • 16番 出 川 博 一 君
  • 17番 相 澤 榮 君
  • 18番 渡 邊 俊 一 君
  • 19番 安 住 稔 幸 君
  • 20番 浅 野 幹 雄 君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 市長 若 生 裕 俊 君
  • 副市長 大 庭 豪 樹 君
  • 企画部長 内 海 壯 晃 君
  • 総務部長 山 田 豊 君
  • 保健福祉部長 小 野 一 郎 君
  • 建設部長 奥 山 育 男 君
  • 保健福祉部次長兼保健福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター所長 中 山 高 子 君
  • 企画部企画政策課長 高 橋 弘 勝 君
  • 企画部財政課長 西 山 高 広 君
  • 企画部産業振興課長 鴇 幸 浩 君
  • 総務部総務課長兼情報化推進室長 神 田 能 成 君
  • 保健福祉部健康増進課長 菅 原 順 子 君
  • 保健福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセタンター子育てサロン所長 狩 野 悦 子 君
  • 建設部都市整備課長 齋 藤 英 夫 君
  • 建設部都市計画課長 伊 藤 正 君
  • 企画部企画政策課参事兼市制移行・地方創生推進室長 松 原 誠 君
  • 総務部総務課参事兼危機管理室長 横 田 利 雄 君
  • 保健福祉部長寿福祉課技術参事兼保健福祉総合支援センター所長兼高齢者施策専門監 安 積 春 美 君
  • 教育長 菅 原 義 一 君
  • 教育次長 荒 谷 敏 君
  • 教育総務課長 高 橋 加 代 君
  • 学校教育課長 齋 藤 卓 也 君
  • 生涯学習課長兼総合運動公園所長兼民俗ギャラリー館長 渡 邉 正 弘 君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀 郁 雄
  • 次長 富 澤 裕
  • 主幹 長 瀬 千鶴子

議事日程 第2号

平成28年12月6日(火曜日) 午前10時00分 開会

日程1 会議録署名議員の指名
日程2 一般質問 18番 渡 邊 俊 一 議員
1 太子堂団地内の安全対策について伺う
14番 高 橋 正 俊 議員
1 黒川南部地域の消防力強化について
2 防犯対策について
3番 若 生 英 俊 議員
1 富谷市の将来像と平成29年度予算編成方針について問う
2 職員の処分等市政運営について問う
10番 西 田 嘉 博 議員
1 生涯スポーツを推進するための施設整備について
2 高齢者・障がい者外出支援「とみぱす」について
15番 菅 原 福 治 議員
1 「新年度予算編成と市長の公約等にスピードを」について問う
2 「地域包括支援センターと地域の繋がり」について問う
3 「とみや国際スイーツ博覧会の成果と課題」について問う

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり 午前10時00分 開会

○議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。


日程第1 会議録署名議員の指名

○議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、4番長谷川る美君、5番畑山和晴君の2名を指名いたします。


日程第2 一般質問

○議長(浅野幹雄君) 日程第2、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。18番渡邊俊一君。

○18番(渡邊俊一君) 皆さん、おはようございます。
私からは、太子堂団地内の安全対策について、1件2要旨について質問いたします。
平成26年9月議会において、私は、北部地域のさらなる発展のため、市役所東側を通る都市計画道路であります穀田三ノ関線の事業計画とその重要性について提言提案をさせていただきました。
平成28年度9月定例議会において、若生市長の挨拶にもありましたように、来年度に用地買収を経て平成32年度中の供用開始を目指す旨の年次計画を示されました。この事業は北部地域の発展はもとより富谷市全体の交通の利便性に大きく寄与するものと大いに賛意する一人であります。
これが完成すれば、国道4号に頼らず富谷市南部地域から市役所東側を通りまるまつ交差点の国道4号へ抜ける、南から北へ通じる最も便利な都市計画道路であり、計画年次に遅滞のないよう事業推進を強く望むものでありますが、完成と同時において環境の変化に伴い太子堂団地内の交通の安全について危惧されると考えます。
国道4号に抜けるまるまつ交差点の渋滞を避けるため太子堂団地内を走行する車がふえ、閑静な団地内の環境が破壊され、子供たちの通学の安全においても大変危惧されるところであり、それを回避するための市道三ノ関大崎線の未整備地であります小松自工から三ノ関会館前までの整備が必要と考え、次の2問にて質問をいたします。
1つ、都市計画道路穀田三ノ関線の完成時における太子堂団地内の環境と通学時の子供たちの安全対策に対し、どのような考えか伺います。
2つ目、大雨のたびに冠水し通行どめになる市道三ノ関大崎線の未整備地であります小松自工から三ノ関会館前までの改良工事を穀田三ノ関線の完了と同時に供用できるよう整備促進することが大事と考えますが、若生市長の見解を求めます。

○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) おはようございます。
それでは、ただいま渡邊俊一議員からいただきましたご質問に対し、お答えをさせていただきたいというふうに思います。
まず、今回の「太子堂団地内の安全対策について問う」に関連しての問い1でございます。道路完成前に通学時の通学路の点検や市道仏所太子堂中線の道路状況等も考慮した上で必要な道路標識の設置や路面表示などを検討し、対応してまいりたいと考えております。
続きまして、問い2につきましては、三ノ関大崎線の三ノ関会館前の冠水対策は大きな課題であり、改良の必要性は議員と同じ認識であります。しかしながら、穀田三ノ関線と同時期に三ノ関大崎線の工事を進めていくことは財政運営上かなり厳しい状況でもあります。今後、市の財政状況を勘案し整備計画を検討していきたいと考えております。
以上でございます。

○議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。

○18番(渡邊俊一君) ただいま市長から答弁をいただきましたけれども、まず、第1点目として、道路表示等で安全を確保していくというような状況であります。今現在、基本的にそんなにまだ危惧されるような状況ではないと。私が申し上げているのは、やはり将来像を常に念頭に置きながら中長期的にまちづくりの計画を進めていくことが大事であるという観点に立って、平成32年に供用開始でありますから、それまで、基本的に時間はあるわけでありますよね。今、市長が答弁された財政的な面、そして、その他もろもろの面からして、即その問題に対応できるような状況ではないというようなお話でありますけれども、私はやっぱりそういった将来に向けて危惧される問題については、やはり今から具体に計画を進めていって、そして、基本的には32年に供用されるわけでありますから、それまでの間に随時やはり行動を進めていくということが執行部の課された課題ではないかと私は思っております。そういうことからすれば、改めて道路表示等その他のもろもろのものは当然でありますから、これは。今の現状でもそれはやらなければならない状況でありますから、32年に当たってそれをやるというようなことではなくて、やはり整備をしていくということが重要な原点であります。
市長も、当然、こちらから出かけて吉岡方面に向かうときに、あのまるまつの今の現状の渋滞というのは十二分に理解しているはずであります。しかるに、そのまるまつのところの交差点、信号を嫌って、そして基本的に、じゃあ、太子堂の信号のところから入るかというと、決してそうではないんです。それも嫌うわけであります。そうしますと、どうしても三ノ関大崎線、それが改良されないと、コカ・コーラのところからあの町道を真っすぐ進む車が物すごく膨大にふえるわけであります。
そういった意味からして私はあの市道を早急に検討し、そして、平成32年の穀田三ノ関線の供用開始と同時にやっぱり進めるべきだと、こういうふうに私は思って今提案をさせていただいているわけでありますけれども、改めて、その件について市長の認識を問いたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) ただいまの渡邊俊一議員のご指摘のとおりでございまして、私も大変貴重なご意見をいただいたというふうに思っております。改めて、32年の供用開始になってからの対応ではなく、早目に32年の供用開始の状況を想定した上で、早目、早目の対応をしっかりと検討しながら進めていきたいというふうに思いますので、貴重なご意見ありがとうございました。

○議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。

○18番(渡邊俊一君) ぜひ、市長、そういうような気持ちで、やはりまちづくりに邁進していただければと、このように思います。大変くどいようでありますけれども、供用開始まで4年以上あるわけでありますから、それまでのうちに完全にやっぱり執行部としてお互いに協議をし合いながら、この事業に前向きにやっぱり進むべきだと、こんなふうに思います。しかるに、来年度からは用地買収、当然始まるわけでありますけれども、その時点で、基本的に三ノ関大崎線の整備についても、やはり調査をする意味でも、来年度あたりから調査費をつけ、そして、どのように整備していくか。そして、ひいては4年後の完成のときに同時に供用できるような、そういった進みぐあいをぜひするべきだと私は思っております。その件について、大変くどいようでありますけれども、改めて、あの地域の穀田三ノ関線が供用された時点での安全面に対して大変危惧されるものでありますから、再度、市長の見解を求めます。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 貴重なご意見いただき、ありがとうございます。ただいまのご意見を踏まえながら、現在、総合計画の策定もしておりまして、来年度の、29年度の当初予算に向けての財政計画もあわせて今後検討していきますので、その検討の中で、32年の供用開始の段階で慌てることなく、有効かつ効果的に供用がなされるように、早目の対応と計画を検討してまいりたいというふうに思っております。

○議長(浅野幹雄君) 14番高橋正俊君。

○14番(高橋正俊君) 皆さん、おはようございます。
それでは、私の一般質問をさせていただきます。
それでは、まず、11月12・13日に開催されました「とみや国際スイーツ博覧会」が大盛況で終わり、大変うれしく思っております。過去に開催されたイベントでこんなにも多くの人たちが集まったイベントはなかったのかなと思っております。その反面、数多くの課題も残ったのではないかと思っております。また、今後の開催を期待するところであります。
それでは、本題に入ります。
1問目ですが、「黒川南部地域の消防力強化について」です。
ことし4月1日に黒川消防本部富谷出張所に救急車が配備され、2台体制になり、市民からは大変評価されているところであります。また、10月1日には出張所から消防署に昇格し、消防に関する申請や許可はほとんどのものが富谷消防署でできるようになりました。これも、我が町の市長が消防担当理事としてリーダーシップを発揮し、行政組合担当議員が協力し合い積み重ねてきた結果だと思っております。
また、今後は、黒川行政組合理事長である大和町長がおっしゃっている黒川南部地域の消防力の強化についてですが、まず、市長の考えを伺います。
黒川南部地域とは、具体的にどの地域のことを言っているのか伺います。
2点目、消防力強化をするというのは、どのような方法があるのか伺います。
3番目に、私は、消防力を強化するには、富谷にもう1カ所、出張所が必要と考えますが、市長の考えをお伺いします。
次に、2番目ですが、「防犯対策について」です。
我が市では、最近、人口増加と並行するように、事件事故が多くなっているように思います。ことしになってわいせつ事件が2件発生し、その他にも不審者が出没したり、万引き事件なども数多く発生していると聞いております。市ではどのくらい認識されているのかわかりませんが、まだ、解決していない事件もあるようです。もし子供たちが被害に遭ったりしては一生心に傷を残すことになり、そのようなことを考えると恐ろしいことであります。そこで、市長に伺います。
富谷市の防犯対策はどのように考えているのか、お伺いします。
富谷市内での事件はどのくらい把握しているのか伺います。
市役所内に防犯対策課を設置してはどうかと思いますが、市長の考えをお伺いします。
以上です。

○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの高橋正俊議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1の「黒川南部地域の消防力強化について」の問い1でございます。
南部地域につきましては、行政区で申し上げさせていただきます。おおむね富ケ丘、鷹乃杜、日吉台、杜乃橋、あけの平、大清水、上桜木、東向陽台、明石台、成田地区と大和町杜の丘、もみじが丘地区となります
問い2と問い3については、関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。救急車が本年4月から1台増車の2台体制となり、10月からは黒川消防署富谷出張所が富谷消防署に昇格し、消防力の充実・強化と予防・警防の事務処理の迅速化等が図られております。また、来年4月には、救急隊2隊の専任体制となりますことから、消防力強化の一つになると考えております。さらに、今後、本市含む黒川南部地域のさらなる消防力強化については、黒川地域行政事務組合理事会等において、出張所も含め、現有消防力との比較に基づき検討を進めていくことになっております。
問い2の「防犯対策について」の問い1でございます。まず、ソフト面の対策といたしましては、地域の自主防災活動の育成や地域コミュニティー活動等の支援を通じて、市民防犯意識の高揚を図ってまいりたいと考えております。また、ハード面の対策といたしましては、防犯灯・街路灯のLED化への整備改修、防犯カメラの設置検討を含め、予算の範囲内においてその整備を図ってまいりたいというふうに考えております。
問い2につきまして、富谷市内での事件につきましては、市内2つの交番より、毎月、発生件数の報告を定期的に受けております。本年10月末現在の刑法犯罪認知件数は209件となっております。その内訳といたしましては、窃盗犯167件、粗暴犯10件、知能犯8件、その他24件となっております。また、認知件数も昨年同時期と比べると49件の増となっており、内訳に増減はございますが、ふえた要因といたしましては、窃盗犯が50件の増、そのうち乗り物盗・車上盗で26件の増となっております。
問い3につきましては、11月28日の富谷市議会全員協議会及び本定例会開会初日の議案説明において、内部組織設置条例の一部改正についてご説明しましたが、新年度に向けて組織改編を行うこととしており、ご質問の防犯対策だけではなく、防災も含めた対応組織を設置したいと考えております。
以上でございます。

○議長(浅野幹雄君) これより高橋正俊君の質問は一問一等により行います。14番高橋正俊君。

○14番(高橋正俊君) それでは、再質問させていただきます。
まず1点目、黒川消防の件についてですが、まず、南部地域といっても、富谷だけじゃなくて大和町にもあるわけですから、大和町は小鶴沢とか山田地区とか、そういう近辺も南部地区に入ると思うんですが、まずは我が市で出張所が必要なのか、やっぱり明石台、東向陽台、大亀、石積、あの地域を消防力強化するにはやっぱり特に明石あたりに私は必要だと思っているんですが、市長がまずこの辺に必要だという意識を持ってもらいたいと思いますが、伺います。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 南部地域の消防力につきましては、やはり富谷の人口の増加によりまして、現有の消防力では不足しているというふうに私も認識しております。特にまた高速自動車道を境に、現在のところ、大郷の出張所以外は皆全て西側に位置しているということで、やはり災害時のことを考えると自動車道の東側にも何かしらそういう出張所的なものが必要ではないかということはいろいろな視点で考えられるかと思いますが、その辺も含めながら、今後、南部地域の消防力の強化について、黒川地域行政事務組合の皆様方とご意見を交わしながら検討していきたいというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 14番高橋正俊君。

○14番(高橋正俊君) 今まで黒川消防署の話を聞いてみますと、出張所、箱物をつくる場合に、各町村で土地を準備するのが慣例だと聞いておるんですが、まず、市長が南部地区の消防力強化をするにはここがいいんじゃないかという意識を持ってもらって、そして行政組合のほうと交渉するなり、我々議員が一丸となって強い要望をしていくためには、まず土地の確保というか、その辺の認識を改めて決定というか、そういう大体の計画を示していただかなければ進まないのかなと思っているんですが、その辺をお伺いします。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 議員のご意見のとおりでございます。今回、先ほど議員からもお褒めの言葉をいただきましたように、春には救急車が1台増車になり、10月1日には富谷出張所が富谷消防署として昇格をしたことにより、この近々、ことしだけでもかなり消防力の強化にはつながっておりまして、そういう意味では、今後、黒川行政事務組合の中で、いわゆる土地を町、自治体が用意したとしても、上物のいわゆる建設コストというものはかかるものですから、そういった予算的な部分も関係するので、一応方向的な部分も含めて、いわゆる黒川行政事務組合の各理事の皆様と、また議員の皆様方との方向性の確認がされてから具体的な作業に入るべきというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 14番高橋正俊君。

○14番(高橋正俊君) 市長の言っているとおりでございますけれども、黒川消防署の全体的な計画としては、箱物に関しては、南部地域に出張所を1つつくれば大体箱物の分は計画的には終わりなのかなというふうに私も思っております。
それでは、防犯対策についてでございますが、確かにやっぱり私が思っていたように、件数もふえているようでございますけれども、市民から何件かお話があって、「富谷市が誕生したので、警察署はできないんですか」とか、「警察署があったらいいんじゃないんですか」というようなお話が何件か、私のところに寄せられているんですが、それはちょっと富谷市の問題じゃなくて、宮城県の問題なので、それは簡単にはできないと。ただし、やっぱり未然に事故、犯罪を防ぐためには、私は防犯対策課というちょっと大げさな表現をしていると思いますけれども、今の中に専門に、青パトも含めて専門的な人員を二、三人ふやすというような、それは臨時でも、パートでもいいんですけれども、そういうような市長の考えはないか伺います。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) ただいまの議員のご意見のとおりでございまして、私も同じように認識しておりまして、人口がふえ、企業もどんどんふえている中で、やはり犯罪件数等がふえているのも事実でございますので、そういう意味では、やはりそういった面での対応をするに当たっては、やはり、現在、危機管理室という室対応でございますが、やはり新年度につきましては新たにそういう対応できる組織再編が必要かというふうに認識しておりまして、先ほども答弁で申し上げましたように、そういう意味では、防犯にあわせて防災も含めての対応できる、いわゆる課の設置という形で検討をしていきたいというふうに思っております。

○議長(浅野幹雄君) 14番高橋正俊君。

○14番(高橋正俊君) それでは、ちょっと提案になるかもしれませんが、富谷市にも大分警察官が現在もいるわけでございますから、警察官のOBを中心に採用して、そして、やっぱり警察官というのは高校卒業して入ると42年、大学卒業すると38年ぐらい経験しているわけですから、その警察官の経験と知識、それから、あの人たちはやっぱりすばらしい勘といいますか、そういうものを持っているので、ぜひ、そういう人材を考えるのであれば、警察官のOBというような採用も考えてはいかがと思いますけれども、市長の考えをお伺いします。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 大変貴重なご意見ありがとうございます。ただいまのご意見、参考にさせていただきながら、何せ人事関係でございますので、いろいろな角度で考えなければいけないこともありますので、今後の検討課題として参考にさせていただきたいというふうに思います。

○議長(浅野幹雄君) 14番高橋正俊君。

○14番(高橋正俊君) ちょっとアドバイス的な話になるんですけれども、実際に今警察官の定年退職した方々のお話を聞いてみますと、警察学校とか、それから免許センターとか、あとは民間の企業に、それから民間の企業でも警備員とか、そういう場所に再就職しているような状況でございますから、ぜひ、県警の人事課あるので、それも含めて相談しながら進めていきたいと思いますけれども、しつこいようですけれども、再度その辺をお伺いして終わりにします。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 私も議員のご意見のとおり、いろいろなさまざまなキャリア、経験を持たれている方のお力をかりるというのは大変有効だというふうに考えております。現に、現在、今年度、来年度に向けて交通対策に関しては行政経験者をということで、任期つきの職員を募集しているところでもございまして、そういう視点からすれば、今後、そういった方向でも検討する価値はあるかと思いますので、今後の検討とさせていただきたいというふうに思います。

○議長(浅野幹雄君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) 皆さん、おはようございます。
それでは、一般質問を行います。
市制施行から2カ月が経過しようとし、市長初め職員の皆さんの事務事業の執行に日夜努力されていることに敬意を表します。本定例会は、市制施行後、初めての富谷市議会定例会であり、私は富谷市議会議員として、市政推進、市勢発展、住民福祉の向上のため、引き続き邁進する所存であります。
通告している質問件名は、1つ、「富谷市の将来像と平成29年度予算編成方針について問う」。2つ目は、「職員の処分等市政運営について問う」の2件についてであります。
平成29年度の予算編成作業も大詰めに入り、市制施行2年目となる平成29年度は新しい総合計画のもと、確かな一歩を踏み出す大事な年と認識するところであります。
さて、富谷市の人口は、2015年の国勢調査において5万1,591人と確定し、2010年からの5年間で4,549人が増加し、増加率は9.7%増、増加率では県内2位、全国第13位という伸び率でありました。その結果として、富谷市は2010年、平成22年国勢調査人口4万7,042人から、年間約900人の人口増加を維持し、5万1,592人の速報値をもって、各種議決を経て、本年8月25日、総務大臣告示により市制施行が決定し、町から市に昇格したのであります。
なお、人口5万人単独で市制施行を目指した自治体は、富谷町と福岡県那珂川町の2自治体でありました。10月10日の記念式典には、平成30年10月1日に市制施行を目指している福岡県那珂川町から市制準備室職員3人の方が式典にも見えられました。
ここで、富谷町と同じく単独市制施行を目指してきた那珂川町の状況に触れますと、国勢調査の速報値は5万29人でしたが、10月26日の確定値発表、期待と不安の入り交じる中で5万4人と悲願の5万人超えを達成し、平成30年10月1日の市制施行に向けてこれから本格的に準備に入るそうであります。
結果として、今回の国勢調査により、現時点で単独市制施行できたのは富谷町だけであります。
那珂川町は2005年、平成17年から市制施行を目指しておりましたが、前回は4万9,780人で5万人に220人及ばなかったため、人口増加推進員600人に委嘱するなどして企業回り等を積極的に行い、人口呼び込みを行った結果、5年前よりも224人ふえ、悲願の市制施行の人口要件を満たすことになり、町長初め関係者の感きわまる状況がネット上に掲載されておりました。
一部引用いたしますと、「5万4人です」と、町長が涙声で話すと、職員は一斉に拍手した。町長は、「人口増に向け職員と取り組んできたことが走馬灯のように浮かんだ」。「市になるのは通過点で、行政サービスの拡大に向け、職員の意識改革をし、企業誘致を進めたい」。また、「市になると福祉事務所の設置など行政サービスが拡大し、都市的イメージでさらに飛躍できるよう、各種施策に取り組みたい」と述べておられます。
悲願達成のため那珂川町の並々ならぬ取り組みを見るにつけ、富谷市においては、予定どおりつつがなく最短6年で市制施行が実現できたことは心底安堵したところであります。
那珂川町町長のコメントのとおり、市になることは通過点であって、富谷市においてはさらなる市政発展を目指して、行政、議会、市民が目指すべき方向性を共有しなければなりません。
先ごろ、河北新報に掲載された片山元総務大臣の「ふるさと納税、即刻廃止を」の記事が目にとまりました。「自治体もよその自治体の税を奪うためにではなく、もっとまともなことに知恵を出すべきではないか。まともなこととは、住民が必要とする質の高い行政サービスをいかに効率的に提供するかということである」という記事内容でありました。
私は、自治体に求められる行政の本質は、「質の高い行政サービスをいかに効率的に提供するか」が行政の生命線であると考えるものであり、大いに共感した次第であります。
さて、ことしに入り富谷市の人口増加が顕著に鈍化しております。10月末現在の住基人口は5万2,465人となっており、昨年同月比では197人増と初めて200人台を割り込み、「100年間ひとがふえつづけるまち」を標榜する総合計画の根幹が揺らぐのではないかと懸念しているところであります。将来人口が6万人になるためには、2015年から2060年までの45年間で年間平均200人の割で増加することを前提としているからであります。
人口増加が鈍化すれば、平成30年の第7回線引き見直し、いわゆる都市計画変更の告示において、住居系の市街化区域編入にも影響が及ぶのではないかと懸念しているところであります。
そこで、富谷市の確かな将来像を描くためには、市民が求める安全・安心が担保された「住みやすさ、利便さ、快適さ」のための住環境の整備や、富谷の教育に期待して居住を決めた子育て世代に応えるさらなる教育環境の充実、児童生徒の健全育成及び高い学力水準の維持・向上は、市制及び教育行政に求められている最重要課題と考えます。
富谷市の住みよさは、既に居住している皆さんが実感しているところであります。
東洋経済新報社で発刊している「都市データパック」では、全国の790の市と東京23区の都市力を住みよさランキングとして公表しています。住みよさの指標を安心度、利便度、快適度、富裕度、住居水準充実度の5つの観点に分類し、15の指標について、それぞれ平均値を50とする偏差値を算出し、その単純平均を総合評価としてランキングしたものであります。
平成26年に富谷町のデータを提供し、試算を依頼したところ、住みよさランキングで19位にランキングされましたが、2017年版では、コストコ初め大型店の出店などにより、住みよさはさらに上位にランキングされることが予測されるところであります。
「住みよさ」と「住みたくなる」は相通じることとは思いますが、市政運営に当たっては質の高い行政サービスの提供に徹し、事業推進に当たっては多面的多角的に検討を尽くして推進するよう求めるものであります。
そこで、これまで述べた視点と観点から、平成29年度予算編成方針が示された基本方針や最重点プロジェクトに掲げられた事業等に平成29年度予算がどのように反映されるのかを伺います。
事前に通告した質問項目を通して質問件名1について伺います。
1つ、人口増が顕著に鈍化している背景と主な要因。
2つ、仙台北部道路富谷ジャンクションのフル化につながる4月のコストコオープン後の富谷インターチェンジの通行量の推移。
3つ目、第7回線引き作業の進捗状況。
4つ目、旧庁舎跡地利用計画の進捗状況。
5つ、造成後、相当年数が経過する住宅団地の道路側溝整備の加速の取り組み。
6つ目、主要幹線市道及び生活道路整備の進捗と整備予定であります。主な市道としては、穀田・三ノ関線、石積線、大童今泉線、深苗代線であります。
次に、7つ目です。学校教育環境向上のための整備計画内容について通告してございます。
次に、あけの平・富ケ丘児童館建設補助金(次世代育成支援対策施設整備交付金)について、予定していた交付内示が得られなかった経緯を8月23日全協で説明を受けたところであります。当時、町長は、「事務上の重大ミスであり、職員の処分を考えている。処分を検討する」との認識を示しましたが、処分内容は、「県に照会したところ、類似案件がないとの見解を得て、口頭による注意処分とした」と、総務部長からの回答を得たところであります。勤務上の重大ミスと認識を示しながらも、口頭による注意処分が厳正かつ公正な懲戒処分であるか、甚だ疑問であります。
また、市制施行記念式典の記念品、お祝い品に新訂富谷町史が配布され、失望の声が上がりました。9月定例会後には、希望者に配布し、その後、ホームページ上に掲載し、広く無償で配布するとしていたことが、式典当日、参加者全員に渡され、既に持っている人や一家で数冊持ち帰ることになった方から配布についての不満や疑念の声を聞いたところであります。また、那珂川町から視察に来られた市制移行準備室の職員には3冊も手渡されることとなりました。仮に配布するにしても、これらを避ける方策を十分検討すべきことでありました。
そこで、懲戒処分について及び新訂富谷町史の配布について判断を変更した経緯と妥当性の認識を伺うため、次の通告をしてございます。
1、処分内容、処分理由、処分の概要、処分年月日、処分対象範囲。
2つ目、懲戒の趣旨と懲戒処分等の種類。
3つ目、市制施行記念式典時に新訂富谷町史を全員に配布することとした判断の経緯と妥当性の認識。
以上2件について、一問一答により質問いたします。

○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの若生英俊議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、最初の質問件名1の「富谷市の将来像と平成29年度予算編成方針について問う」の問い1でございます。本市の住民基本台帳人口を各年の10月末現在で比較すると、平成25年が対前年比2,070人の増、平成26年が794人、平成27年では577人の増となっております。人口の増加率が減少している要因としては、ここ5年間の間に年間200人以上増加していた杜乃橋二丁目、明石台七丁目、成田一丁目などの宅地分譲が順調に進み、各団地への流入数のピークが過ぎたものと分析しております。なお、現在分譲中の明石台九丁目については、今後増加傾向になるものと捉えております。
問い2でございます。まず、仙台北部道路の1カ月当たりの通行台数につきましては、4月29日のコストコ富谷倉庫店開店時の4月と比べますと、9月の実績では1,786台、通行台数が増加しております。また、富谷ジャンクション開通前の平成25年9月と本年9月の実績を比較すると3,871台増加しており、今後の企業立地の状況を踏まえると交通量はさらに増加すると見込んでおります。なお、富谷ジャンクションのフル化については、私が会長を務め、黒川郡内の町村と利府町を含めた5市町村での同盟会により国土交通省を初め関係省庁への要望活動を引き続き実施してまいります。
問い3につきましては、第7回線引き見直しにつきましては、編入希望地区の開発予定者と土地利用計画の精度を上げるための協議・調整を行っております。宮城県からはまだ市街化区域をどの程度拡大するかを示すフレームは示されておりません。今後の作業スケジュールは非常にタイトなものとなりますので、開発予定者に対しましては、限られた期間内に宮城県の担当課などと協議がスムーズに行えるように資料の作成等をお願いしているところでございます。
問い4の旧庁舎につきましては、これまで解体の方針が示されておりましたが、しんまち地区の再生化などを踏まえた慎重な判断が必要と考え、一旦保留にしてまいりました。このような中、旧庁舎につきましては、さきの議員全員協議会での説明のとおり、地方創生拠点整備交付金が創設されたことから、この交付金を活用して必要な改修工事を行い、複合的な拠点施設として整備することとしたところでございます。
問い5の道路側溝整備事業につきましては、ご案内のとおり、現在、富ケ丘地区、鷹乃杜地区、太子堂地区を継続して整備しているところです。この問題につきましては、昨年の定例会でも同僚議員から幾度か取り上げられ、繰り返し答弁してきたところです。本市の財政運営や全体のバランスを考えた場合、現行どおり、基本的には地区ごとに工事費約3,000万円程度を目安に優先箇所を見きわめながら継続して取り組んでまいりたいと考えております。一方で、機能上の問題や緊急性を要する状況が生じた場合には、予算の範囲内において、できる限り早期改善に向けて努力してまいりたいと考えております。
問い6、市道穀田三ノ関線につきましては、現在、用地測量業務を実施中で、今後、不動産鑑定評価業務、物件調査算定業務を実施し、来年度には道路用地の購入へと事業を進めてまいりたいと考えております。工事については、平成30年度から2カ年計画で進め、平成32年度中に供用開始できるよう取り組んでまいりたいと考えております。石積線、大童今泉線、深苗代線については、本市の財政計画及び道路情勢等を勘案し、緊急性や客観性、妥当性等を見きわめながら検討してまいりたいと考えております。
問い7につきましては、初めに、ハード面では、来年度以降、契約更新にあわせ小中学校にタブレット型コンピューターの導入と通信機器の整備を行い、ICT教育の充実を図っていくこととしております。図書館教育につきましても、引き続き蔵書の整備に努め、質の高い読書活動を推進してまいります。また、経年により老朽化した校舎等の改修を順次計画的に進めてまいります。
次に、ソフト面では幼稚園、小中学校への特別支援教育支援員、英語教育等支援員、国際交流支援員の配置に加え、スクールカウンセラー、教育相談員、心の教室、スクールソーシャルワーカーの配置等により児童生徒や家庭をきめ細やかに支援するための体制整備を図ってまいります。
質問件名2の「職員の処分等市政運営について問う」の問い1でございます。当該事案の概要につきましては、あけの平、富ケ丘、成田東児童館建設のための平成28年度交付金、次世代育成支援対策施設整備交付金について厚生労働省との事前協議がなされず、児童館建設について計画を見直すこととなったものでございます。
当該事案に関する処分につきまして申し上げます。本年9月2日付で保健福祉部長、保健福祉部次長、子育て支援課長、子育て支援課長補佐を対象に、指導上の処置として私より口頭により厳重注意をいたしました。当該処分の理由ですが、事務上の過失ではあるものの、市民への直接的な影響が少ないこと。また、担当課においては交付金申請のスケジュールに従い厚生労働省とメール等により調整を図るなど、必ずしも市側の一方的な過失とは言えない状況もあったことや、故意に基づく作為があったものでは全くないことから、地方公務員法上の懲戒処分ではなく、指導上の処置として口頭による厳重注意としたものでございます。
問い2の懲戒については、地方公務員法第27条が根拠法令となっております。懲戒処分とは、当該公務員に職務上の義務違反、その他単なる労使関係の見地においてではなく、全体の奉仕者として公共の利益のために勤務することをその本旨的な内容とする勤務関係の見地において、公務員としてふさわしくない非行がある場合に、その責任を確認し、公務秩序を維持するため課せられる制裁であり、職員の一定の義務違反に対する道義的責任を問うことにより、公務における規律と秩序を維持することを目的とする処分と言われており、職員にとって不利益な処分であります。なお、当該処分については、非行為を戒めるだけではなく、再発防止に資することを目的としているものであります。種類については、地方公務員法第29条第1項を根拠法令とし、戒告、減給、停職または免職と定義されており、非行為に対して当該法令及び各自治体の規定に基づき処分を課すというものでございます。非行為とは、法第29条第1項各号に掲げる場合及びこれらに準ずる行為をいい、具体的には、法及びこれに基づく条例、市の規則もしくは市の機関の定める規定に違反した場合、職務上の義務に違反し、または職務を行った場合、全体の奉仕者たるにふさわしくない非行のあった場合などがあります。
本市において懲戒処分と判断される事案に対しては、市長の諮問により職員分限懲戒審査会を開催し、富谷市職員の懲戒処分に関する指針に基づき処分量定を判断しております。なお、処分決定に当たっては、県内自治体の状況を宮城県市町村課から情報を収集し、総合的な判断に努めることとしております。
問い3の新訂富谷町史の配布につきましては、9月16日に書面にて議員の皆様にご報告させていただいたとおりでございますが、配布したことについて失望の声は市には寄せられておりません。市制施行記念式典におきまして町史をお配りすることとした経緯につきましては、市制施行のタイミングに町史をお配りすることによって、富谷の歴史、文化を知っていただくこと。あるいは確認をしていただく非常によい機会になるものと判断したものであり、ご理解いただけるものと認識しております。
以上です。

○議長(浅野幹雄君) この際、午前11時10分まで休憩をいたします。

午前10時55分 休憩


午前11時10分 再開

○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより若生英俊君の質問は一問一答により行います。3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) では、質問いたします。
まず最初に、人口の減少傾向、そしてまた線引き、北部道路、この辺との絡みで質問させていただきます。答弁にもありました、私も認識するところでありますけれども、かつての1,000人規模から1,000人を割り込んでというようなことで、今や200人を割るというふうな、非常にびっくりもし、どうしたのかというようなことも含めながら、流入数がピークを過ぎたとか、あるいは九丁目、八丁目もあるわけですので、さらにというふうなことの答弁でありましたけれども、恐らく今までのような500人を超えるとか、あるいは1,000人近くというふうな増加は、今後見込めないのではないかなというふうな感じを持つところであります。
そのような中で、第7回線引き、いよいよ30年に向けて追い上げをかけていることだと思いますけれども、このような状況の中で、市街化の区域編入、予定されているところ、数カ所示されておりますけれども、非常に厳しい状況、まさに、私の経験からしても、町の主張、まちづくりはこうなんだよというふうなことを持って県と向き合わなければ、県のフレームが示されますというふうなことで言えば、前回も示され、前々回も示されたわけですね。前回、第6回線引きでもそういうフレームが示されたという経緯があります。
そのような中で、まず、質問の1つ、市街化区域編入の住居系の編入予定箇所の内容についてお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) 予定箇所といたしまして、今予定している地区数としましては3地区でございます。

○議長(浅野幹雄君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) お願いします。
人口数とか、区画数とか、お願いいたします。そして、具体的な場所もお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) 地区に関しましては、ただいま県のほうとの協議中でございますので、この場で説明するのは控えさせていただきたいというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) そういう答弁ですか。不満ではありますけれども、よしとします。
しかしながら、このように私ども明石台であったり、成田であったりについては既に認識しているところでありますので、厳しい現実の中で、現状の中で、何とか次の5年、10年の富谷町の将来性、土地を開かないことには富谷の発展はないという、そういう構図にもあります。全域、都市計画区域です。市街化区域、調整区域、厳然たるものがありますというふうな中で、市街化区域に編入をする努力を、まさにここ29年、30年、注力しなければならない。そのためにはまさに町の土地を町がどう活用するか。この辺あたりが勝負どころだというふうに思いますが、それぞれ、今の線引きに当たってどのような今町として県と向き合おうとしているのか、その内容をお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。

○都市計画課長(伊藤 正君) 今作成中であります総合計画などにも将来人口設定しておりますので、それを実現するべく強い意思を持って県のほうに要望していきたいというふうには考えております。

○議長(浅野幹雄君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) 強い決意、強い意思、これは相当のものと、客観的な裏づけが必要です。5万人都市とか、あるいは県外からの移住者の受け入れとか、そのような要素、要因をもって第6回線引きが可能になったという経緯を考えれば、人口減少の傾向の中で厳しい局面が予想されますので、ぜひ住居系のところとて必ずや市街化への繰り入れ、編入されることを強く求めるところであります。
次にといいますか、別な項目に入りますけれども、北部道路の、先ほど、現状、コストコ開店後、そして、開通時と現在比較というようなことも触れていただきましたけれども、NEXCOの交通量予測、当初、開通した折には、コストコの出店は要素に入っていませんでしたので、当初の需要予測といいますか、交通量予測よりも上回っているのか、その辺のところ、見解はいかがなものでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) NEXCOの予測との比較という、すみません、そちらについてはちょっと現状把握してございませんので、申しわけございません。

○議長(浅野幹雄君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) コストコの、私も通るたびに左に目が行くわけでありますけれども、とまっている車、3台、5台、10台というのは今まで経験ないように思いますが、そのような中で、この1,800台近くの増が1日当たりにすると60台ということになりましょうか。そのような台数が多いのか、少ないのかというようなことをやや懸念するところであります。ぜひ、費用対効果、富谷インターからのジャンクションのフル化というような大きなテーマを持っておりますので、こういったあたりについても、ぜひ交通量の監視、NEXCOの対応、その辺について今のような質問に答えられるべく、今後、内容精査、用意をしていただきたいと、このように思います。

○議長(浅野幹雄君) 今のは質問ですか。

○3番(若生英俊君) そのようなことで、次に入ります。

○議長(浅野幹雄君) 質問に徹してください。

○3番(若生英俊君) 旧庁舎跡地利用計画、十分な検討がなされたのかという観点からも質問を申し上げますけれども、11月28日に唐突にといますか、突然にと言ってもいいくらい、全協で説明を受けました。皆様、必ず「全協で説明を申し上げたとおり」となるのでありますけれども、その前段が十分な練り込みがなされているのかと、この1点のみならず、大変懸念するところです。現実、非常に手狭感であったり、それぞれの部屋ごとにそれぞれの機能を当てはめたと、こんなふうな印象を受けますし、そもそもが交付金を受けられることになったので改修することになった。私は交付金が改修動機であったのかなというふうにも思ったりします。しかしながら、十分な宮城大学の利活用等の検討結果もないまま、このように進めます、補正予算を組みますというふうなことのありようは、本当に適切なのかどうかと、この辺のところを思います。
それでは、質問の項目になりますが、仮に民俗ギャラリーを3階にといった場合に、民俗ギャラリーの今の平米数は250ぐらいのようですね、1階ワンフロアーで。3階のあのスペースにといったときに、あれも250程度です。それに加えて事務室等を配置するというふうなこととなれば、現状の250よりさらに狭い広さの中で、あそこに民俗ギャラリーは本当に配置できるものか、していいものかと、そんなふうにも思います。そしてまた、大きなもみすり機械やら等々大きなものの出入り口、搬入などはどのように予定されているのか。そういったことも、細かいことも含めて、このような改修計画に至ったのか。その辺についてお伺いします。

○議長(浅野幹雄君) 教育次長。

○教育次長(荒谷 敏君) この件につきましては、ただいまの旧庁舎の利活用の民俗ギャラリーの部分ですので、これにつきましては、当初から議会へ請願が上がり、それが議会議員の皆さんで可決され、現状の位置から旧庁舎への移転ということが議決されておりました。それも踏まえて、今回交付金があるということで、民俗ギャラリー側、教育委員会とすれば移転が可能になったということで一歩進んだと思います。これから詳細な設計が上がってまいりますので、今後、教育委員会として市長のほうと協議をさせていただきながら、搬入の仕方とか事務体制、事務所のあり方、いろいろなものも入りますので、旧庁舎全体の管理運営、そういったものが協議され決定されていくものと思っております。

○議長(浅野幹雄君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) 45年を過ぎた建物であるということと、1階の南、西側、1階の暗さ、あるいは湿気の問題等々課題としてあるわけでありますので、十分検討し尽くして最終的に結論を出していただくことを強く望みます。

○議長(浅野幹雄君) 要望ですか。質問に徹してください。

○3番(若生英俊君) 次に、南西隣接地、南西、南側といいますか、空き地があります。民地の所有でありますけれども、あそこの場所の一体的な計画といいますか、言葉で言えば買収の予定まで視野に入っているかどうか伺います。

○議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。

○市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 今の時点では、そこまでの検討はなされておりません。

○議長(浅野幹雄君) 議席番号をお願いします。3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) そのようなことで、やっぱり一体的な、せっかくの機会ですので、あの空き地、交渉した経緯もありますので、ぜひそういったことも視野に入れながら将来に悔いのない計画を織り込んでいただきたいと思います。
次に、造成、5番と6番ですね。相当数経過したもの、そしてまた市道というふうなことで、それぞれ取り上げておりますけれども、やはり現行どおり、3,000万円程度ある地区ごとというふうなこととなります。そうした場合、代表的な富ケ丘、鷹乃杜、改めて確認をいたしますけれども、そのようなスケジュールでいった折のいわゆる最終形、どれくらいの年数見込んでいるか伺います。

○議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) 富ケ丘地区で約31年後、鷹乃杜地区で約45年後、太子堂地区におきましては4年後完成を目指しております。

○議長(浅野幹雄君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) 限られた財源がというふうなことで、市長就任後、この間、数回の議会でもたびたび聞くところです。それは当然のことであります。それは今に始まったことではないというふうに思います。
しかしながら、このように当座、皆さんが目の前でつまかけして困るよも含め、客観的に見て改修の必要性があると、このようなものを30年先、40年先に繰り延べ、最終形、どこかがということになりますけれども、最終形全体として、その数字の捉え方もありますけれども、ぜひ、加速させる方策は考える余地はございませんか。

○議長(浅野幹雄君) 建設部長。

○建設部長(奥山育男君) あくまでも側溝整備を兼ねての道路整備の期間、費用的なところを先ほど課長のほうからも述べております。道路整備、路面の穴ぼこというか、そういった状況、劣化に対する対応については、側溝整備とは別に、そういった状況を見ながら維持修繕事業のほうで、修繕事業のほうで対応しているところでございます。単純に側溝とあわせて道路整備も含めた所要の年数というのが、大体、ほかですと富ケ丘で30年、鷹乃杜ですと45年、単純に考えればその程度かかるというようなお話でございます。

○議長(浅野幹雄君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) 30年、40年を私問題にすることではなくて、最終形ですからね、最後の年で、はい、100%と言って、それが30年目ですとか、40年目ですとかとなるわけですから、そこまで細かいことを言っているわけではないので。近々の、喫緊の課題としてありますよという認識を町の当局がどの程度持つかということなんです。加速はできるんですよ。19年から26年までの8年間と11年から18年までの8年間を比較してみました。これは担当課でちゃんと持っているはずなんです。申し上げますけれども、距離で1.8倍、予算で2.2倍加速したんです。30年というのはそれを15年に半減することになるんですね。それくらいの気構えを持ってほしいと、持つべきではないかというふうなことを改めて市長にお願いします。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) これまでも答弁申し上げて、お答えしておりますように、限られた財源でございますので、限られた財源の中で、計画的に進めるということでの方針は変わりございません。ただ、先ほどの答弁で申し上げましたように、緊急性を要する場合につきましては別途予算づけをして対応していくということで先ほども答弁しておりますので、ちゃんと聞いてください。

○議長(浅野幹雄君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) ちゃんと聞いているんですよ、反論するようで申しわけないですけれども。それはそういうスタイルでは加速しませんねということを議員として執行者に申し上げているわけでありますから、真摯に受けとめていただきたいと思います。
次に入ります。
そのようなことで、結果としては主要地方道も同じ。三ノ関線も課題です。そこに目を向ければ、そこはその他、手をつけませんよというふうな状況、財政の枠組みの中で大変厳しい状況であります。ですから、そういう意味で、大山線も一つあるんですね、大亀の大山線、こういったふうなことも含めて、さらに加速を求めます。以上といたします。
次、7つ目。

○議長(浅野幹雄君) 質問に徹してください。

○3番(若生英俊君) 次、学校教育の7番目でありますけれども、学力調査、結果が11月号に発表されました。たしか前回、21か22年、公表していたというふうなことで公表した経緯があろうかと思います。市長の挨拶の中にも、今回、全国平均を上回り、おおむね良好な結果だというふうなことと、28日に市学力向上推進会議が開かれたというふうなことがあります。やはり保護者の求める学力の高水準の維持というふうなあたりが富谷町に望まれるものの一つだと、このように思います。会議の中でといいますか、このような今の富谷町の小中学生の児童の学力の件に関して、その評価と、もし課題があるとすればこのような点ですというふうなことをお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 教育基本法に人格の完成を目指しという教育の目的が明記されておりますので、この基本法の趣旨にのっとって、知・徳・体のバランスのとれた児童生徒の育成に今後も努めてまいりたいというふうに思っております。

○議長(浅野幹雄君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) ぜひそのような意気込みで取り組んでいただきたいと思います。この件の最後となりますけれども、教育行政全般に当たる教育長、再任され、2期目、3期目というふうなことで今頑張っておられるわけですけれども、今後の教育行政に取り組む教育長の決意をお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) いつでも、今言いましたように、教育の基本法に定められた目的にのっとって、市長とよく連携を深めながら邁進してまいりたいというふうに思っております。

○議長(浅野幹雄君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) それでは、大きな2つ目でありますけれども、職員の処分等についてであります。本当に厳正・公正な処分でないんですね。指導上の措置ですというふうなことであります。理由を先ほど3点ほど述べられましたけれども、本当にその理由でこのような処分に当たらない口頭による注意処分というふうなことで適正なのですか。改めて伺います。

○議長(浅野幹雄君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 本市における今までの処分事例、あるいは県内での類似事案等を勘案してみても適正であるというふうに考えてございます。

○議長(浅野幹雄君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) しかし、地方公務員法上の29条を読むまでもなく、職務上の義務に違反すると、この辺のあたりの認識は、今の答弁と整合性ありますか。(不規則発言あり)

○議長(浅野幹雄君) ご静粛にお願いいたします。続けてください。

○3番(若生英俊君) 当時、町長は重大な事務ミスと認識しました。まさに世間一般の常識からすれば懲戒処分、戒告、訓告ですかね。そしてまた文書によるとか、その辺あたりは常識的に考えればそのとおりだと思います。それを超えて、影響が少ないとか、あるいは一方的な過失でないとか、故意でないとかという理由でいいんですか。影響は、多大な影響が大きいんですよ。児童館建設事業の変更を余儀なくされたんでしょう。これを影響大と言わずして何と言いますか。一方的な過失でないと、市長、答弁でおっしゃるならば、相手方、厚労省にかこつけていくことになるんですよ。そして、故意でないというのは、故意は過失のさらに上ですからね。(「質問」の声あり)一問一答ですからね。(「一問一答だから質問に徹して」の声あり)

○議長(浅野幹雄君) 質問に徹してください。(「ちゃんと質問に徹して」の声あり)

○3番(若生英俊君) 質問やっていますよ。

○議長(浅野幹雄君) 若生議員、こちらを向いてやってください。
静粛にお願いいたします。

○3番(若生英俊君) いいですか、故意でない……。
全体の中で質問に至るまでの経緯を話さなければ、委員会の一問一答とわけ違いますよね。ですから、私も続けますからね。
故意でないと、過失があることが既に処分やら指導上の処置なんですよ。それを故意がないとかということをくっつけることではないんです。ですから、私は理由の3つ全てが誤りだと思います。ぜひ、懲戒の職員分限懲戒審査会を改めてというか、開催をして、処分の検討の見直しを図るご意思はないか、伺います。

○議長(浅野幹雄君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 処分に当たりましては、処分を行うかどうか、あるいはどういった処分を選ぶかというものを、故意であるのか、あるいは過失なのか、影響はどうなのか、それまでの処分歴はあるのか、そういったものを総合的に勘案して決定をした内容でございますので、現在のところ、改めて行うということは考えてございません。

○議長(浅野幹雄君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) 今までも、今後もあるわけですから、そういうふうな中で平準化された公正な処分かどうかというのは今後のまた事例にも影響するわけですからね。思うところがあれば、ぜひ私は分限懲戒審査会開催を求めるところであります。
しかし、もう一つは、一方では、監督責任というものがありますよね。指導監督が不適切、上司の。それは保健福祉部長だけでいいんですか。私は副市長あたりの責任は極めて大きいと思うんですが、副市長、もしよろしければ副市長の見解を求めます。

○議長(浅野幹雄君) 副市長。

○副市長(大庭豪樹君) 総務課長の答弁のとおりでございます。

○議長(浅野幹雄君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) ぜひ公正、厳正な、この事例に限らずというようなことで求めるところであります。
最後となりますけれども、新訂町史、このような判断を、私は正直な本音を言えば、すべきでないと思います。持っている人にまた追加で一家に3冊も4冊もというふうな、こういう判断は私は理解できません。既に持っている人は一家で数冊持ち帰ることになることの配慮、この辺の認識は準備をする時点で認知されなかったものでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 町史の配布につきましては、昨年度からさまざまなことで検討していたわけでございます。当然のことながら、非常に重いものでもございますし、それを配布するのかどうかというのは当然議論としてはございました。しかしながら、この市制移行が富谷を知っていただく非常によい機会になるものと捉え、あるいは同じものを持っている方もいらっしゃるかもしれませんが、基本的には、そのものを持っているかどうかという視点ではなくて、それをいかに活用していただくか、そういった視点で今回配布をさせていただいたものでございます。
一つ、ちょっと毎日新聞に町史のことが載っておりましたので、ご紹介をさせていただきたいと思います。毎日新聞の11月27日号に、「10月の市制施行記念式典で出席者に配られた富谷町史はなかなかおつなお土産だった」というふうなコメントでございました。

○議長(浅野幹雄君) 10番西田嘉博君。

○10番(西田嘉博君) それでは、私からは通告に従い2件の質問をさせていただきます。
件名1、生涯スポーツ推進するための施設整備について。
件名2、高齢者・障がい者外出支援乗車証「とみぱす」。
10月10日に我々の富谷市が誕生いたしました。市ホームページの市長挨拶は、富谷市誕生「住みたくなるまち日本一」を目指してのタイトルであります。その中で、富谷市総合計画の基本構想において、どなたからも「住みたい」「住んでよかった」と思ってもらえるまちを目指し、まちづくり将来像・基本理念を「住みたくなるまち日本一」100年間ひとがふえ続けるまち~村から町へ町か市へ~と定めました。将来像の実現に向け、本市の特徴である多様な“ひと”と“資源”を「活かし」「守り」「育み」ながら新たなまちづくりへと「動き」出しますと、表明されております。市民にも、市民以外の人にもわかりやすい新生富谷市のメッセージとして共有したいと思います。
富谷市総合計画(案)の前期基本計画。第2編「教育と子育て環境を誇るまち!」、第2章「あらゆる世代が生きがいを感じて暮らせるまちを創ります」の2-1に生涯学習と2-2にスポーツ・レクレーションが掲げられております。その中の生涯学習の活動拠点の整備、最重点プロジェクトとして、「生涯学習の拠点施設である公民館施設の保全・補修を計画的に進め、安全で快適な学習環境の提供に努めるとともに、市民の誰もが利用しやすい施設の環境整備に努めます」とあります。
生涯スポーツを推進する上では、地域で子供から高齢者までが楽しく生き生きと、かつ、安全に軽運動のスポーツやダンスなどの軽運動を行えることが大切な支援となります。生涯スポーツの中心的な役割を果たす公民館、地域開放等で使用される小学校の体育館等は、市民にとっても身近で重要な施設となっています。あわせて、災害時の避難場所という重要な役割を担っております。スポーツの観点から、子供から高齢者までが、足、膝、腰等にできるだけ負担のかからない床の弾性確保や、転倒による事故を防ぐための床の構造及び衝突の可能性のある壁面の安全性の確保は必要不可欠です。
具体例では、富ケ丘公民館大ホールの床はコンクリートの上に薄い塩ビ系の材料を施したつくりで、安全に配慮したスポーツ施設用床材には見受けられませんでした。また、壁面の安全性や暗幕の開閉に対する配慮にも疑問を感じております。
そこで、公民館大ホール及び小学校体育館の床と壁面等の構造に対する見解について以下の質問をいたします。
1、スポーツ、軽運動を行う施設(公民館大ホール、小学校)の現況の床仕上げや床面の基準はどのようになっていますか、お伺いします。
2、富ケ丘公民館大ホールの床は、コンクリートの上に薄い塩ビ系の材料を張った程度のつくりであるため、多くの卓球、バレーボール愛好者の利用者などから、膝への負担や転倒の危険性が大きいとの指摘を受け、その改善の要求が出ております。市としては、どのようなお考えですか。
3、この大ホールは災害時の避難場所にもなっており、現況の床では、避難生活、特に冬期間の避難利用に何らかの対策が必要と思いますが、市の見解を求めます。
4、この大ホールでボール競技を行う場合、まぶしさで運動に支障を来さぬよう暗幕を閉めております。その開閉には移動式の脚立を使い、垂直のはしごを上りおりしなくてはならず、相当の危険性を伴います。市としてはどのように認識されていますか、お伺いします。
5、衝突のおそれのある壁面についても、スポーツ、軽運動を行う施設の現況の壁仕上げ、壁面の衝撃についての安全基準についてお答えください。
6、公民館ホール及び小学校の体育館で、床及び壁面の安全基準に合致しない床、壁を持つ施設や運用の安全性に欠ける施設がどれくらいあるのか。また、あるとすればとのような方法、スケジュールで改修されるのか、お伺いします。
件名2、高齢者・障がい者外出支援「とみぱす」について。
市制施行とともにスタートした「とみぱす」は、対象となる高齢者及び障がい者に好評を得ていると推察されます。趣旨のとおり、外出がふえ、社会参画が進み、健康寿命の延長につながることが期待できると思います。
現在利用されている「とみぱす」の発行申請受け付けは、一次日程が6月13・14日に富ケ丘公民館、15・16日に成田公民館、20・21日に日吉台公民館、27・28日に東向陽台公民館、6月29日・30日の5カ所で、二次日程が7月4日から15日まで役場本庁町民交流ホールで行われました。これで今年度の申請は終了し、次回の平成29年利用開始分は、平成29年7月を目途に新規受け付けを予定されております。
しかしながら、申請資格者の中には、最終申請日を把握できなかった人や「とみぱす」を利用している状況を見て初めて「とみぱす」を理解する人もいるのではないかと考えられます。申請できなかった方は向こう1年間待機することになり、そういう人々の救済措置も必要に感じられます。
以下、この件について質問いたします。
1、有資格者の未申請者は何人か、お伺いします。
2、有資格者への情報伝達は、広報等により十分に周知されたことになっているが、それでもこのような状況を鑑み、広報誌の字を大きくしたり、編集に工夫を凝らす等の検討も必要ではないか考えますが、市の見解を求めます。
3、「とみぱす」についての情報を知らなかったり、申請を忘れてしまった方々がその制度を速やかに受けられるようにするため、市としてはどのように対応されるのか、お伺いします。
以上です。

○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの西田議員のご質問にお答えをさせていただきます。質問件名1の生涯スポーツを推進するための施設整備についてに関連して、問い1と問い5及び問い6については、関連がございますので、あわせてお答えをさせていただきます。
まず、小学校体育館について申し上げます。床仕上げや床面、壁仕上げにつきましては、建設時期や学校によって違いはありますが、いずれも文部科学省の補助基準によって審査され建設されており、いずれの学校も子供たちの教育施設として運動や集会等に適した仕上げとなっております。
次に、公民館の大ホールにつきましては、整備時の補助規定では、講堂という扱いになっておりますが、特に整備に関する基準などは設けられておらず、適切な基準に基づいて、当該建設年度に許可を受けて整備されております。このようなことから、小学校や公民館において、安全基準を満たしていない施設はないものと認識をしております。
次に、問い2でございます。富ケ丘公民館の大ホールの床仕上げについては、ご指摘いただきましたとおり、コンクリートの上に6.2ミリの塩ビ樹脂を敷いた設計となっております。ご利用いただいている方々から、直接公民館に対して、床に関する相談を受けたことは、現在のところはありません。議員のご指摘のように、膝への負担軽減を図るため、体育館アリーナのような仕様へ改修するとなると大規模な工事が必要になると思われ、概算見積もりをとったところ、おおよそ2,000万円ほどの工事費がかかる見込みでございます。これらのことから、議員のご指摘もわかりますが、十分ご相談、または検討をさせていただきたいというふうに考えております。
問い3、富ケ丘公民館大ホールの災害時の床対策についてお答えをさせていただきます。
富ケ丘公民館の備蓄倉庫には、カーペット50枚、毛布240枚ほどを配備しておりますので、有事の際、寒さ対策等にも活用いただけるものと認識しております。また、災害時用備品として、停電時にも使用できる石油ストーブを配備しております。なお、不足等が生じた際には速やかに対応してまいりたいというふうに考えております。
問い4につきましては、富ケ丘公民館の場合、日中暗幕を閉めて活動しているのは卓球サークルが該当するところでございますが、ご指摘のギャラリー部分は、通常、メンテナンス用として使用しており、安全上から通常使用するものではないため、はしごに関しては、子供が使用できないように下まではついておらず、途中からの設置となっております。サークルの皆さんにはこの現状を十分理解していただき、注意しながら使用していただいておりますが、なお、不安等を感じた場合は、公民館職員へぜひご相談いただければ対応させていただきたいと思います。
続きまして、質問件名2の高齢者・障がい者外出支援「とみぱす」についての問い1でございます。高齢者・障がい者外出支援乗車証「とみぱす」の交付対象は、70歳以上の方及び障害手帳を所持している方であって、交通機関の利用ができる方としております。このため、お一人お一人の本人の状態はわかりかねるところでございますので、年齢区分の人数で申し上げます。障害手帳を所持していない70歳以上の方5,051人のうち、申請者は1,595人、未申請の方は3,456人でございます。18歳以上の障害手帳を所持している方1,365人のうち、申請者は222人、未申請の方は1,143人でございます。
問い2でございます。「とみぱす」交付に際しては、広報やホームページのほか、高齢者を主な対象とする各種団体、老人クラブ、シルバー人材センター、ゆとりすとサロンなどの事業の機会やマスコミへの投げ込みなどを通して周知に努めてまいりました。広報については、フロー図なども用いながら、本年4月号から7月号まで連続でお知らせし、10月号には2回目の入金申請について掲載したところでございます。今後もさらに見やすい紙面となるように工夫するとともに、さまざまな機会を捉えて事業の周知徹底に努めてまいります。
問い3の本年は広報を主軸として事業周知に努めましたが、議員のご指摘のとおり、全ての対象者へ情報が行き届いていないことが懸念されますので、検討の結果、来年は対象者全員へ個別にお知らせをして事業の周知を徹底し、多くの方が申請できるように努めることといたしたいと考えております。
以上です。

○議長(浅野幹雄君) これより西田嘉博君の質問は一問一答により行います。10番西田嘉博君。

○10番(西田嘉博君) それでは、再質問いたします。
再度、安全基準について、建築学会や文部科学省の学校施設基準に床や壁の何らかの評価基準や弾性基準などの仕様が示されていると聞いておりますが、その内容及びその基準や仕様と現況の施設の状況との違いはありますか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 教育総務課長。

○教育総務課長(高橋加代君) まず、学校体育館の建設時における国の補助金交付の基準といたしましては、学級数に応じた広さということが基準となっております。また、そのほかにも設計時における留意事項というものが国の小学校施設整備指針というもので示されているところでございます。その中では、まず、体育館を含む学校の内部仕上げにつきましては、十分な安全性、強度及び必要な吸音性を持つ材質、工法を取り入れることとされております。これにつきましては、フリックや表面の荒れなどを生じにくい材質を使用すること。それから、十分な強度と適度な弾力性を備え危険な突起などがない形状とすることが基準として挙げられているところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 10番西田嘉博君。

○10番(西田嘉博君) それでは、富ケ丘小学校の床はその基準に合致しているでしょうか。お伺いします。

○議長(浅野幹雄君) 教育総務課長。

○教育総務課長(高橋加代君) 富ケ丘小学校につきましても、床につきましては、鋼製床下地の採用によりまして、クッション性のあるものとなっております。また、壁につきましては、下地に木材を使用しているため、衝撃が緩衝される、また吸音性を備えているというものになっております。富ケ丘小学校に限らず、ほかの全ての小学校についても同様でございます。

○議長(浅野幹雄君) 10番西田嘉博君。

○10番(西田嘉博君) それでは、富ケ丘公民館大ホールの利用クラブ数及び人員についてお伺いさせていただきます。

○議長(浅野幹雄君) 教育次長。

○教育次長(荒谷 敏君) 富ケ丘公民館のサークルにつきましては、現在、総数で37団体ほどおりますが、その中で、議員のおっしゃる大ホールの利用については、10団体、卓球サークルの方3団体含めて、そういった状況となっております。利用については年度で大きく差がありますのでこちらのほうは資料として後ほど提供させていただきたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 10番西田嘉博君。

○10番(西田嘉博君) 富ケ丘公民館では現在、卓球サークル40名、富ケ丘北部ピンポン愛好クラブ45名、ジュニアサークル15名が利用している状況であり、衝撃が少ない床構造はより愛好者から求められておりますが、その辺の見解を再度お伺いさせていただきます。

○議長(浅野幹雄君) 教育次長。

○教育次長(荒谷 敏君) 富ケ丘の大ホールにつきましては、先ほど市長が答弁したとおり、コンクリート材に塩化ビニール製をひいたものになっております。議員がご指摘されたとおり、膝への負担は、これはスポーツ界全般に渡ってコンクリート仕様の上にラバーを張った体育施設というのは結構ありまして、それの膝とか足腰、全てにわたる障がいというものも最近言われているところでございます。そういったところを踏まえて、ただ、昭和57年度の建物でございますので、当時、そういった考えはなく、補助規定によりまして、公民館としては講堂という扱い、部屋の名称が重要な補助規定でございましたので、それに基づいて整備されたようになっておりますので、今後、市長答弁のとおり、利用者の皆さんのご意向を伺いながら、全部を入れかえるとかなりの経費もかさみますので、それにかわるラバー材も最近多く出ております。そういったものを含めて、一度検討させていただきたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 10番西田嘉博君。

○10番(西田嘉博君) この関連ですが、会員の多くは高齢者のため、特に膝、腰への負担を訴える会員も多いようです。また、床に張ったラインのテープが剝がれたためにつまずき、骨折1名、捻挫、ちょっと重い捻挫のようですが、1名の事故が最近発生しています。このような事例を把握されていますでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 教育次長。

○教育次長(荒谷 敏君) そのけがの報告は私どものほうにはちょっと上がっておりませんでしたので、この辺については、報・連・相の徹底と市長も申し上げているとおりでございますので、まず徹底させていただきたいと思います。なお、施設の管理上でけがをされたとなりますと、これは管理責任のほうも問われますので、ラインが剝がれてつまずいたとなると、それはこちらの責任も若干ありますので、十分、調整させていただきたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。

午前11時56分 休憩


午後 1時00分 再開

○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
10番、西田嘉博君。

○10番(西田嘉博君) 1-3です。本市はかたい地盤、大きな河川がないため、災害に強い、恵まれた地形ではあるが、世界的な温暖化の影響から200年、500年を想定した災害にも備えなければならなくなってきており、避難場所としての床の性能が大事であると同時に、非常時に大事である施設内でのインフラ確保、特に水と電気についてはどのように対処する予定か、見解を伺います。

○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。

○危機管理室長(横田利雄君) 水に関しましては、市のほうで防災備蓄倉庫のほうに保有している部分もございますけれども、協定先ということで、コストコ、生協、そういったところで1日後にはいろいろ申請をすると提供もしていただけるということも聞いておりますので、そういったところと協定を密にしながら、連携を密にしながら確保に努めるというふうにしたいと思っております。
電源等につきましては、今、非常時の蓄電装置、各公民館のほうにございますので、夜間でも歩いたりいろいろするための照明確保には、現在の施設で対応できるものというふうに思っております。

○議長(浅野幹雄君) 10番西田嘉博君。

○10番(西田嘉博君) それでは、1-4ですが、移動式脚立と固定式はしごの上りおりの高さは約3.6メートルあり、その危険性についてはどのようにお考えでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) これは先ほど市長が答弁したとおり、管理用のメンテ用として設置されているものでございますので、利用団体の皆さんがまぶしいという場合は、今の団体の皆さんにはひいてもらったりしておりますが、場合によっては、公民館の職員にご相談いただいて、職員が対応することも考えられますので、その辺は今後検討させていただきたいと思っております。

○議長(浅野幹雄君) 10番西田嘉博君。

○10番(西田嘉博君) これに関連しますが、この危険性を回避するためにも、ぜひ自動式開閉にすべきと考えますが、見解を求めます。

○議長(浅野幹雄君) 教育次長。

○教育次長(荒谷 敏君) それの利用頻度もございますので、そういったものも含めまして、総体的に考えさせていただきたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 10番西田嘉博君。

○10番(西田嘉博君) 件名2に移らせていただきます。
2-1、申請者より市長宛て、担当部署への要請並びに件数及びその内容についてお聞かせください。

○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) まず、受け付け件数のほうですけれども、「とみぱす」交付後のところは約160件ほどのご意見やご質問等をお受けしております。その中でも、主なところは制度の内容がどうなのかとか、チャージについてというふうなところです。あとは、市長への手紙のほうは、延べ6件いただいております。5人、6件なんですけれども、感謝のお手紙ですとか、あとは「とみぱす」と市民バス乗車券の共用についてというような建設的なご意見をいただいております。あとは、本年度中の追加のところでの考えはというふうなところでのご意見を頂戴している状況です。

○議長(浅野幹雄君) 10番西田嘉博君。

○10番(西田嘉博君) この件は、私も議員さんも皆一緒だと思うんですが、大変厳しい言葉をいただいて、猛反省をしろという言葉もいただいておりますので、この辺のところはよく検討していただいて、改善の方向に向けていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) 先ほど、市長が申しましたように、周知方法につきましては、広報を主軸としておりましたけれども、全部の方、対象者の方に行き届かないというようなことがございますので、来年度に向けては、対象者全員にお知らせをして周知徹底に努めてまいることにしております。

○議長(浅野幹雄君) 10番西田嘉博君。

○10番(西田嘉博君) では、同じく関連で、高齢者から障がい者を除いた交付率は31.5%だとだと計算しておりますが、31年度までの交付率は50%の目標となっていますが、できるだけ前倒しにできるような周知徹底を図るべきと考えますが、市の見解を求めます。

○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) 先ほど申しましたように、個別通知を初め、広報、あとはいろいろな事業等、あらゆる手段を講じまして事業の周知に努めまして、目標に近づけるように頑張っていきたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 10番西田嘉博君。

○10番(西田嘉博君) 市長に答弁いただきましたんですが、改めて申請者、対象者が確実な状況で、はがき等の郵送による実行をされるよう、重ねて要望させていただきたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 要望ですか。質問に切りかえでしょうか。

○10番(西田嘉博君) はい。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 先ほど来、専門監も先ほど答弁で、私も答弁で申し上げましたし、専門監もご答弁させていだたいているとおりでございますが、改めて、今回、周知にはかなり努めてきたわけでございますが、結果として、行き届かなかった部分があったのは事実でございますので、来年度の早い段階で、個別に対象者全員にお知らせを送る準備をこれから進めていきたいというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) それでは、よろしくお願いします。
私から3点質問させていただきます。
まず最初に、「新年度予算編成と市長の公約等にスピードを」についてお伺いいたします。
10月10日、町政53年間の歴史に幕をおろし、市制移行を実現いたしました。式典においては、若生市長より新しい富谷の歩みを着実に進めると力強い決意表明がありました。また、移行後の事業につきましても、外出支援乗車証「とみぱす」の利用開始を初め、宮城交通バスとの乗り継ぎ実証実験の開始や「とみや国際スイーツ博覧会」等を実施いたしました。
また、市制移行の業務におきましても順調に進みスタートを切りました。ここでは職員の頑張りを大いに評価したいと思います。
さて、市長は、就任以来2年たちますが、まさに精力的に取り組んできました。一つ一つ取り上げませんが、大いに評価しているところでございます。
そんな中で、平成29年度の予算編成方針が公表されました。今回は、市政として初の予算編成になることから、予算編成においては、これまでの課題や、またこれからの成長分野への取り組み、さらには将来への投資等が編成されるものと思います。インパクトのあるものを市民は期待をしております。ここでは、市長の公約や新年度予算編成等について、また、子ども医療費や高校生の交通費助成、またネーミングライツについてもお伺いいたします。
1つ、29年度重点施策は何か、具体的にお伺いいたします。
2つ目、市長公約の取り組み状況と、新年度の予算編成の反映について。
3つ、子ども医療費助成の完全実施(自己負担の撤廃)について。
4つ目、子どもの通学費助成に関する事業について。例えば上限5,000円助成など。
5つ目、市制施行に伴ってのネーミングライツ等の収入策の導入の考え方はあるのか、お伺いいたします。
それでは、次に、2つ目でございますが、地域包括支援センターと地域のつながりについてお伺いいたします。
我が国の高齢化率は、超スピードで伸びております。その中で、本市の高齢化率におきましては、県内で一番低いと言われておりますが、しかし、本市においても、福祉環境の変化が迫ってきております。
そのような中で、昨年、団塊の世代が後期高齢化になる平成37年、いわゆる2025年を見据えた高齢者福祉計画第6期介護保険計画の中長期計画が策定されました。改正では、高齢者が重度な要介護状態になっても住みなれた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、医療、介護、予防、住まい、生活支援が包括的に確保される体制を進めることが大きな柱になっています。
そんな中、本市において、10月に東向陽台、明石台、成田、上桜木、大清水の地区担当の市内で3つ目の地域包括支援センター、愛称「さくら」が設置され、専門職員による相談窓口を開設をいたしました。これから南部地区の介護予防等の相談が進むものと思います。
私は、富谷の地域包括ケアシステムを進めるに当たっては、医療、介護といった専門的なサービスを前提にしながらも、しかし、これからは生活支援、予防等身近な地域レベルのつながりを重要視していかなければならないと思っております。そのことが少しでも介護保険を使わない、介護保険に移行しない近道ではないかと思います。
さらに、これからは共助、公助に期待することは難しくなってきており、新たにお互いという互助を加え、自助、互助の役割を拡大していかなければならないと思います。そのためには、互助による住民組織や地域レベルのつながりが重要になってくると思います。そんな観点で質問いたします。
1つ、昨今の人口構成など福祉環境の現状認識について。
2つ目、高齢者保健福祉計画・第6期介護保険事業計画のポイント。
3つ目、各介護サービスの地域とのつながりにおける課題とは。
4つ目、認知症における現状の取り組み今後の施策について。
5つ目、18年度7期に向けての今後の課題について。
次に、3つ目の質問でございますが、「とみや国際スイーツ博覧会」の成果と課題についてお伺いいたします。
市制施行の記念として「とみや国際スイーツ博覧会」が開催されました。目的は、新たなブランドの発掘や交流人口の拡大を狙いとした地方創生交付金を活用した事業です。2日間とも物すごい人出で、各店舗、各ブースには長蛇の列ができておりまして、計画の3倍、3万人が来場されました。
評価できる点として、富谷としてもやり方次第では、県外、市外等々からあれだけの集客ができるんだなということがわかりました。2つ目には、富谷とスイーツというブランドイメージがより進んだこと等々でございました。しかしながら、大きな課題も残ったのも事実です。せっかくの交流人口・来場者を生かし切れなかったこと、短時間でスイーツの完売店舗が続出したこと。車の大渋滞等々、一面、やむを得ない面もありますが、こういった一つ一つの課題を整理しながら、しっかりと総括を行い、次年度につなげていかなければならないと思います。
そこで伺います。
1つ、事前の検討はイベント会社も含めて十分だったのか。
2つ目、国際スイーツ博覧会の成果と課題について。
3つ目、来年度以降の開催の考え方についてお伺いいたします。
以上でございます。

○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの菅原福治議員のご質問にお答えをさせていだたきます。
まず、質問件名1の「新年度の予算編成と市長の公約等にスピードを」についての問いでございます。問い1と問い2関連がございますので、あわせてお答えをさせていただきます。
現在、富谷市総合計画の前期基本計画を策定中であり、来年度の具体的な施策については、今後の実施計画などをもとに検討していきます。総合計画の基本構想に掲げた最重点プロジェクトは、地方創生総合戦略や公約に掲げた事業との関連性がありますので、着実な実施に向けて新年度予算への反映を検討してまいります。
問い3の子ども医療費助成完全実施についての問いでございます。本市においては、昨年10月に市独自で医療費助成の対象年齢を18歳年度末までに拡大したところでございます。教育費用のかかる年代に対する経済的負担の軽減策として、市民の皆様から大変喜びの声をいただいておるところでございます。しかしながら、医療費助成に対する国や県の負担は現在も変わらない状況であります。先般、宮城県においては来年4月より15年ぶりに医療費助成の対象を拡大することを発表し、対象年齢が3歳未満までから就学前までに伸びましたが、財政的な負担はまだまだ大きい状況にありますので、今後も国や県に対し、さらなる財政支援の充実を要望していきながら、一部負担金の撤廃については、検討を重ねてまいりたいと存じます。
問い4の通学者に対する路線バスなどの交通費助成補助につきましては、関係部署と連携し、他自治体の例を参考にしながら、今後の課題として検討してまいりたいというふうに考えております。
問い5につきましては、平成29年度の予算編成方針でも示しているとおり、有料広告など、新たな歳入確保策についても検討することとしております。現在、平成29年度に向けて市ホームページや市広報に有料広告欄を設けることなどの検討を行っており、今後、ネーミングライツについても検討してまいりたいというふうに考えております。
問い2の「地域包括支援センターと地域のつながり」について問うの問い1でございます。人口構成など高齢者を取り巻く福祉環境につきましては、まず、高齢化率については、介護保険第6期介護保険事業計画における推計との比較で、昨年は16.8%で計画どおりでしたが、ことしは計画では17.5%が17.7%と、0.2ポイント高齢化が進展しております。高齢者世帯も増加しており、昨年からの1年間でひとり暮らし高齢者世帯は72世帯、二人暮らしの高齢者世帯は138世帯増加している状況でございまして、ついに高齢者環境は肩車社会へと変化しております。本市においても例外ではなく、65歳以上1人に対して20歳から64歳は、2010年では4.4人、2025年には2.5人、2040年には1.8人と推計され、1人の若者が1人の高齢者を支える厳しい社会が予想されます。また、認知症、有病率については、2012年では高齢者の15%と推計され、2025年には20%に上昇するとされております。この率を用いて本市の認知症高齢者を推計すると、2016年の1,400人に対して、2025年には2,600人ほどに増加する見込みであり、認知症対策も急務でございます。
問い2の高齢者保健福祉計画第6期介護保険事業計画は、介護保険制度改正を踏まえるとともに、2025年を見据えた中長期的な視点で策定いたしました。具体には、地域包括ケアシステムの構築、サービスの重点化、効率化、費用負担の公平化を掲げるとともに、高齢者がサービスの受け手としてだけではなく、大切な担い手としての地域活動に参画していく互助の仕組みを目指したところでございます。
問い3につきましては、総合事業や一般介護予防事業については、地域のサポーターの支援をいただきながら事業を実施しておりますので、継続的な安定した開催のためにも、サポーター養成を初めとした地域で循環できる仕組みづくりが課題でございます。地域密着型サービスについては、各事業所において定期的に開催する運営推進会議において、市や関係機関のほか地域の参加もいただいておりますので、それぞれの立場からの意見や提案を取り入れ、サービスの向上につながるよう的確な助言指導が求められております。
問い4の認知症総合支援事業につきましては、地域の認知症の理解、見守りのための認知症学びの講座やリーフレット作成、徘徊高齢者発見のためのSOSネットワークシステム、認知症初期集中支援チームの設置、権利擁護事業のほか、家族介護者支援等に取り組んでおります。今後、認知症の進行に合わせた医療介護サービス等、適切なケアの流れを示した認知症ケアパスを作成予定でございます。
問い5の第7期介護保険事業計画に向けては、まず、総合事業の円滑な実施、各地域包括支援センターにおける協議会の設立等、地域ケア会議の実施、基幹型、機能強化型のセンターとしての保健福祉総合支援センターの充実を図ってまいります。
次に、今年度実施予定の実態把握調査により、市民ニーズを把握し、施策や事業に生かしていくことであります。また、社会保障審議会での審議内容を注視しながら、平成30年度の第7次医療計画と第7期介護保険計画の改定に対応できる体制の整備等が求められております。
問い3のとみや国際スイーツ博覧会の成果と課題についての問い1でございます。開催に至るまでには、委託業者である仙台放送初め、協賛企業、団体等との日常的な協議に加え、4回の実行委員会、市内スイーツ店との7回にわたる意見交換会、8回を数える推進会議など、できる限りの準備をして臨みました。
問い2の国際スイーツ博覧会の成果と課題についてでございますが、成果としては、本市がスイーツのまちとして広く内外に周知し、そして多くの方々に認知いただけたものと捉えております。また、市内スイーツ店では、新作とみやスイーツの販売などによる売り上げが著しく伸びたことに加え、市特産品の開発に向けた取り組みにも着手できました。さらに周辺地域の店舗においても、集客による相乗効果が見られたと報告もいただいたところです。一方、駐車場や商品数が不足する事態になったことは今後の課題として検討してまいります。
なお、具体的な成果と課題の整理については、年内中を目途に進めており、来場者アンケート、従事者アンケート、市内スイーツ店等とのヒアリングなど、さまざまなお立場の皆様からのご意見をまとめた上で実行委員会で協議し検証してまいります。
問い3でございます。来年度以降の開催についてでございますが、新たなシティーブランドの確立に向けて、来年度以降も開催していきたいと思っております。なお、その開催に当たっては、協賛企業の参加など、事業費確保に向けた動きも積極的に行っていきたいと考えております。
以上です。

○議長(浅野幹雄君) これより菅原福治君の質問は一問一答により行います。15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) それでは、予算編成の質問をさせていただきます。
回答では、実施計画とあわせて検討するということでございました。それでは、私のほうから考え方、中身は別にしても基本方針なり、重点施策の考え方についてお伺いをしたいと思います。考え方の中身は、当然、これまでの市の課題やまた富谷の成長分野、さらには投資、将来への投資について考えられていると思いますが、その辺の市長の見解をお伺いいたしたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 今回の、今後の進め方につきましては、先ほど答弁で申し上げたとおりでございますし、議員が今ご意見をいただいたとおりでございますが、改めて、今回、総合計画とあわせて重点プロジェクトを掲げさせていただいたところでございます。この重点プロジェクトにつきましては、やはり重要度が高いもの、または今回の総合計画策定において、アンケート調査等を踏まえて市民の皆さんからの要望の強かったもの等を含めて重点プロジェクトに掲げたものでございますし、その部分については、力を入れて進めていく必要があるというふうに認識しております。また、あわせて、私自身公約に掲げたものと今回調査でご意向でいただいたものをすり合わせながら、今後の実施計画等を含めながら検討していきたいというふうに考えています。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) それでは、今お答えいただいたんですが、本市の成長分野、ちょっと具体的にお伺いしたいんですが、当然、成長分野というと、リターンが望める子供の子育てや教育関係等があると思いますが、ほかにはどんな分野が成長分野なのか、市長の見解をお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 今回の市制施行に当たりまして、やはりベッドタウンからの脱却という、いわゆる都市基盤の確立ということも掲げさせていただいておりますので、そういう意味では、産業面の充実、拡大ということも重要視、市として考えていきたいというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) それでは、投資の部分ですけれども、当然、投資、産業分野と今もありましたけれども、投資には企業誘致等も入っていると思いますが、企業誘致以外での投資というのは何か思い浮かぶことがあるでしょうか、お願いします。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 企業誘致、あとは企業の創業支援も含めて、これから力を入れていきたというふうに思っておりますし、また、これからは新しいエネルギー分野についても検討していきたいと思いますし、あとは、今回地方創生の中で掲げております、スイーツによるまちづくりという部分に関しても、スイーツは決して交流人口の拡大のみならず、産業面でも個人事業から、一つは取り組めることと、または、大きな産業にも発展するのがスイーツの大きな力になると思いますし、また1次産業の活性化にもスイーツのまちづくりは強く活性化にもつながるというふうに思っております。幅広い面で産業面を捉えて働く場の確保、そういったところも含めながら推進していきたいというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) 私もそのように思っております。
それであれば、次に、論旨でも申し上げましたけれども、市長は就任以来、精力的に取り組んできました。失礼ですけれども、バランス感覚などもすこぶるよくて、大いに評価しているところでございます。
ここで、一つ一つは取り上げませんが、市長、2年目を迎える中で、率直に言って、どのように考えられているのか、お伺いしたいと思いますが。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 大変、私は就任してまだ2年はたっていないわけでございますが、おかげさまで、掲げた公約につきましても、いわゆる「とみぱす」あたり含め、18歳までの医療費拡大含め、かなり実行できた、公約のうちのかなりの部分で実行できたかなというふうに思っております。その背景には多くの皆様方のご理解ご協力があってことだというふうに心から感謝をしているところでございます。今後は、さらに改めて、今回、市制施行にあわせて新しい総合計画を策定したわけでございますので、その中に、これまでの公約も含めて、今後の10年間に向けてのしっかりと先を見据えた計画をしっかり位置づけて、実施計画も含めて形にしていきたいというふうに思っております。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) そのように、市民も、多くの市民は評価をしております。しかしながら、市民の中には階層ごとの考え方の違いとかもございます。多様なニーズなどもあります。私、論旨で言っているスピードという部分でございますが、一部で、図書館整備などについていま少しスピードを上げてほしいなと。町長選挙云々というような、タイムロスもありましたよね、確かに。すごく長く感じているとは思うんですけれども、市民の人も。そうはいっても、もう少しスピードを上げてほしいなという部分もあるんですね。そういった中で、図書館建設の中で、ワークショップとこの間聞きましたけれども、その辺、どんな内容なのか、もう少し詳しくお伺いしたいんですが。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 図書館等の整備を含めました計画につきましては、これまでも何度か答弁をさせていただいておりますが、やはり図書館についての要望、私の公約にも掲げましたし、今回のアンケート調査でも高い要望をする声があったのも確かでございますのて、今年度、その調査、であれば、どういう図書館が富谷の市民の人たちが求めているのかというもの私は重要だというふうに思っております。図書館というのは単につくればいいというものではなくて、やはり維持していくことが大事ですし、やっぱりそういう意味で、住民の方々がつくる段階からかかわり、そして運営にもかわっていくということが私は大変重要だと思っておりますので、そのためにはどういう図書館を住民の人たちが望んでいるのかというものを含めて、伺う機会をしっかりといろいろな形で、いろいろなご意見を広くいただくために、今回はワークショップだったり、幅広いいろいろな意見集約の機会として、新たな取り組みとして、今年度予算を設けて現在進めているところでございます。
ほかの自治体とは違う取り組みでございますので、若干、もしかしたら時間がかかっているという思いもあるかもわかりませんけれども、やはり大切な投資でございますので、より慎重に、より効果的なものつくるためには、若干のお時間をいただくことをご理解いただければというふうに思います。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) というのは、富谷には前々から文化施設が少ないと言われて久しいんですけれども、今回、市にもなりました。もう少しピッチを上げて進めていただきたいんだというようなものが市民の感覚だと思います。反面、コストという面で、慎重な方もおります。今、市長の話ですと、力点はつくるんだというふうに私は思っておりますけれども、ワークショップもどちらか揺れているというのではなくて、つくるんだというような意味の回答だと、私は思います。そういった中で、やっぱりアンケートでも、先ほどもありましたけれども、大きな期待があったわけですから、若干時間がかかるとはいうものの、本当に早い時期に場所なり、具体的内容を決めていただきたいというのが本音なんですけれども、もう一度お伺いいたしたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 文化施設は議員の今ご意見にもありましたように、大変建設コストがそれなりに発生することかと。維持費もやはり同時に、ランニングコストもかかるものでございますので、そういった部分を考えると、やはりつくる段階で慎重に、先、将来、10年先、50年先、100年先まで見据えた形でつくっていかなければいけないというふうに思っておりますので、そういう意味で、若干、慎重にいろいろなご意見をいただき、そして、富谷らしい、これまでも話しているように、富谷はすぐ隣、大和町、すぐ10分圏内のところに県立図書館があるという状況にございますので、その立地条件の中で、いかに富谷の市民の皆さんが望む、喜ばれる図書館含め文化施設の整備が必要かということを今後検討していきたいというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) ちょっとまたわからなくなってきたんですけれども、というのは、富谷は人口も多いですし、市にもなりました。子供も多いまちですので、やっぱり図書館整備というのは最もふさわしいと思うんですね。本来だったら、市制移行と同時ぐらいに図書館のオープン、それくらいの早さが欲しかったなという方も確かにおります。いろいろな階層がおりますからね。そういう方おりますけれども、かなわなかったというような部分あるんですね。現在、検討ということでございますが、ぜひ、スピードを求めている市民に対して、本当に、しつこいようですけれども、やっぱりつくるんだと、大和町の云々と言われても、それが出てくると、ちょっとややこしくなるんですね。本当につくるんだというぐらいの意気込みで、ちょっと見解をお願いしたいんですけれども。

○議長(浅野幹雄君) 答弁は簡明にお願いします。若生市長。

○市長(若生裕俊君) 決して、県立図書館が近くにあるからということで、建設そのもの検討しているのではなくて、その立地条件にあるという上で、やはり簡単に図書館、一般的な図書館をつくろうと思えばもしかしたら、そんなに時間をかけないでつくることは可能なんですけれども、やはり、富谷ならではの新しい次世代型の図書館というふうに、今回はよりいいものをつくりたいということで時間をかけているということでご理解いただければと思います。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) そういった意味で、まさに次世代のものを考えているということでしょうけれども、よろしくお願いします。
次に、アンケート結果では、下位の下位のほうでございましたけれども、私も気にしておりますパークゴルフの整備、今どきそういうのを言うとはやらないみたいなことですけれども、そうはいっても、やっぱり市長の公約ということで、特に高齢者は期待しております。富谷の場合、スピードも求められているんですね。待てないということで。やっぱり、この間、スイーツフェアもやりました。いいものを考えればあれだけ人が来るんですね。やっぱりいろいろな心配はあるでしょうけれども、それに立ち向かうくらいの、やっぱり決意を持たないと市民は喜びも少なくなると思いますよ。ぜひ、そういった意味で、時期の方向性とか、場所とか、自衛隊等の関係がどうなっているのかとか、前はその辺踏み込んで回答していただいたんですけれども、もう少し詳しく回答いただきたいんですけれども、よろしくお願いします。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) パークゴルフ場含め、今後のそういった部分全体につきましては、現在、総合計画を策定し、今後の実施計画に含めて検討してまいりたいというふうに思っております。ただ、私はこれまで公約に掲げたことを忘れることはありませんので、常に……。ただ、それでやはり優先順位だったりタイミングというものも大変重要だと思いますので、その辺はご理解いただければというふうに思います。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) 特に市民は期待しておりますので、よろしくお願いいたします。
次に、仙台へのアクセス改善の交通問題でございます。これについては、現在、3案、LRTなり、地下鉄、バスということで、新交通システムとして検討しているわけですが、これは富谷最大の課題でもありますので、多少時間がかかると思います。これにつきまして、計画策定の目標値、なにか早いことになっていましたけれども、公約の修正は考えていないのか。時期的な修正は考えていないのか、はっきりその辺考えていないのか、お伺いしたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 交通アクセス問題につきましては、これまでも答弁で申し上げておるとおり、昨年度あらあらの調査をして、今年度さらに技術的な部分も含めて、今、深掘りの調査をさせていただいているところでございますので、今年度の調査結果を踏まえて、今後の計画づくりに生かしていきたいというふうに考えております。現在のところは当初の予定どおりの方向で進んでいければというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) わかりました。
次に、放課後児童クラブの整備についてお伺いいたしますが、基本は学校敷地内として今現在着々に進んでおりますが、しかしながら、今回、この間の全協で聞きました有料化について、一部父兄のほうから、26年度のアンケートの結果を得ていますが、有料化というのは唐突に聞こえるんだというような部分で耳に入ってきております。その辺は、今後、どういうふうに。来年度の予算になると思うんですけれども、この辺どのように考えておられるのか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 来年度、放課後児童クラブの運営に向けては、学校敷地内での児童クラブの運営ですとか、土曜日の開設というところも含めまして、委託の方向で検討するとともに、有料化につきましても、いろいろなほかの自治体等の調査もした上で検討を重ねてきたところでございます。子育て支援課としましても、保護者に向けて2日間かけて説明会を行ったところではありますが、その説明会の中、説明会の後も、資料等を通して児童クラブご利用の方には有料化についての説明がわかるようにということで、資料を配布させていただいております。
子育て支援課のほうに問い合わせがありました件につきましては、有料化に対して、なぜ急に決まったのかとか、なぜこの値段なのかというふうなことの問い合わせではなくて、自分が利用する場合は金額が幾らになるのかというふうなことのお問い合わせのみでしたので、そこら辺はご理解いただけたのかなというふうに感じております。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) 私の質問の仕方が悪かったと思います。ちょっと言葉足らずなんですけれども、聞いているのは、唐突というのは、有料化は方向的にはいいんだということなんですね、有料化は。ただ、やっぱり事前に聞いていなかった。26年に全部公表したわけじゃないでしょうから、アンケートをとったのでしょうから、その時点では聞いていなかった。その時点で聞いている人は、当然、2年たっているわけですから、唐突にも見えないんでしょうけれども、やっぱりそのときに聞いていなかった人は唐突というようなことになっているんでしょうね。だから、そうであれば、あと若干、3カ月ぐらいあるわけですから、ぜひ、しっかりと集中徹底図る中で理解を得られたらいいと思いますが、その辺について、どうでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 今回、2日間にわたり説明会を行わせていただきましたが、来年度入学されるお子様の保護者に向けてもですし、今まで放課後児童クラブをご利用になっていないけれども、学校敷地内にあるのであればぜひ利用したいという方もいらっしゃることと思いますので、説明会を今後も重ねて行ってまいりたいと考えております。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) 次に、先ほど、同僚議員からもありました敬老乗車証の「とみぱす」について、これは先ほども言いましたように、利用者から大変評価されております。来年は、さまざま先ほど同僚議員からもありましたけれども、さまざまな住民から要望が上がっております。改良点、改善点を考えてほしいんだというような部分あります。先ほど、これは聞きましたのでいいんですが、来年はどうなるかわかりませんけれども、利用額の増額について、市長はどのように考えられているのか、方向性も含めてお伺いしたいんですけれども、かなり住民は期待しておりますので、よろしくお願いします。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) まずは今年度、市制施行に合わせて、現制度でスタートしたところでございます。先ほど来、答弁申し上げたように、まだまだ利用されていない方もいらっしゃいますので、まずは多くの方々に利用していただき、その利用していただく中でご意見をいただきながら、今後のことについては参考にしながら検討していきたいというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) 来年というのは難しいと思いますが、1年置きぐらいに、ぜひ検討していただきたいと思います。
それでは、次に、子ども医療費についてお伺いいたします。
県は、先ほどもありましたけれども、県は来年17年度より子ども医療費の拡大を検討しておりますが、その検討の内容というのはわかるんでしょうか、教えていただきたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 県のほうからは8月31日に説明会が開催されまして、来年度から就学前までに拡充をするということと、通院は、通院に対しても今まで3歳未満を対象にしていましたところを、義務教育就学前までに拡大をするというふうなところでの説明がございました。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) それでは、その拡大をしたときに、本市への県からの来年からの増額部分は幾らで見ているのか、お示しいただきたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) あくまでも医療機関を受診される件数というか、金額によりますので、そこは不確かなものだということでご理解いただければと思うんですが、ここ二、三年の経過を見ておりますと、大体、医療費助成として、これから県が拡大することで、市に戻ってくるだろうと、補助が来るだろうと。増額分に関しては、1,000万から1,500万くらいなのかなというふうに見ております。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) そうすると、その1,500万円増額した部分を見込みにした場合には、本市で自己負担の撤廃というのは、完全実施というのは、所得制限は別にしても難しいんでしょうか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 今現在の一部自己負担金、発生しております金額は大体2,400万円ぐらいになりますので、それでは見込めないということになります。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) 市長、もう少しの額なんですね。その辺、踏み込めないでしょうか。1,500万円ぐらい入ってきて、ただ、自己負担が3,000万円ぐらいということになれば、あと半分なんですね、1,500万円ぐらい。市の負担で完全実施に向けては、されないでしょうか、お伺いします。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 先ほど答弁でありましたように、今回、県のほうの拡大分というものが見込めるのがやっぱり1,000万円から1,500万円ということでございます。その額は、大体、今回、18歳まで拡大した分ぐらいが大体そのぐらいの額でございますので、そういう意味では、なかなか全体の財政状況を考えると、完全医療費無料化というところまでは、若干、すぐには見込めないところでございますので、ご理解賜ればというふうに思います。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) いずれにしても、県が拡大するという部分は周知になりますので、ぜひ早目の段階で完全実施に踏み切っていただきたいなと、こう思います。
それでは、次に、子供通学費の補助についてお伺いします。この件は、同僚議員からもその都度質問されておりますが、子供の通学費の補助に対しては、認識は、いつも聞いていますとかなり認識しているんだということは聞くんですが、どの程度の認識なのか。若干、認識度合いによっては進まない場合がありますので、再度、その認識度合いについて、子供通学費の補助について、認識度合いについてお伺いしたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 昨年度、要望書というものも頂戴しておるところでございますので、そして、泉中央へのアクセス問題というものに関しては、非常に高い関心があるということで、政策としては重要な問題であるという認識はしてございます。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) 本市の通学、高校への通学の環境というのは、物すごく厳しいんですね。本市には富谷高校のみ。大和に離れて黒川高校、意外と多いのが仙台通学ということなんですね。相当厳しいと。例えば、やっぱり仙台に通学している子供さんの親御さんは、定期代3万円前後、3万円以上の方もおります、場所によっては。そうすると、やっぱり子供にかかる諸経費というのはかなりなものになっておりますので、やっぱり子供に対しての投資ですから、リターンが後で必ず戻りますので、ぜひこれは、先ほど強い関心があるんだということがありましたけれども、もう少し、これもスピードを上げて取り組んでいただきたい。もう一度、この見解をお願いします。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 繰り返しになるんですけれども、ただいまご質問のあった5,000円を人数に単純に掛けて、12カ月掛けると1億を超えるような金額になるという現実的なところもありますので、もうちょっと、そこはちょっとスピード感ということで、去年からそういった試算はできているんですけれども、「とみぱす」の部分とか、乗り継ぎ実証のほうを昨年度、今年度は優先させていただいたというところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) その辺、工夫をいろいろしていただいて、本当に全ての方に喜んでもらう方法もありますけれども、本当に相当困っているという部分を取り上げて援助するという方法もありますので、その辺は検討していただきたいと思います。
次に、ネーミングライツについてお伺いいたします。
ふるさと納税については、先ほども同僚議員からありましたけれども、今現在、取り組んでいただいておりますが、富谷の場合は取り組まざるを得ないという環境なんですね。取り組まなければ、他の自治体から割を食うというような、この間の新聞記事には載っていました。というようなことでございますが、しかし、ネーミングライツについては、市制施行、市制を実施したわけですから、市の価値、まちの価値がかなり、やっぱり上がったし、上がると思いますし、上がったんですね。そういったことでいえば、収入増の検討というものは必要じゃないかなと思います。意外と、市役所からネーミングライツのお願いというのですか、説明に行くと、市役所が来たということで、ぜひ検討したいなというような方が結構多いみたいです。だから、ぜひ、そういう気持ちもうまく作用しているようですから、その辺ひとつ考えていただいて、ぜひ収入源、収入策の一環として、先ほど市長もいろいろ考えているんだということありましたけれども、本気になって考えられたほうが、何かに、1円たりともというような話もありますので、ぜひ、これは本気になって考えることではないかなと思いますので、もう一度答弁をいただきたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) ネーミングライツにつきましては、議員おっしゃるとおりでございまして、市といたしましても、今後、ネーミングライツにつきましては、検討を進めてまいります。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) それでは、地域包括センターの質問に移らせていただきます。
先ほど、高齢化率17.7ということで1%上がったんだということを聞きました。ちょっとダブってましたので、それと、本市には65歳以上の単独世帯、夫婦世帯、先ほどもありましたけれども、もう一度教えていただきたいんですが。

○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) 28年3月末現在ですけれども、ひとり暮らし世帯が663世帯、二人暮らし高齢者世帯が1,328世帯でございます。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) そうしたら、ちょっと話を変えます。介護予防サービスについてお伺いいたします。
65歳以上の方で、生活する中で困ったという方は支援センターを利用してくださいということにはなっておりますが、今回、成田にもできましたので、身近になりましたので、近くの支援センターへ出向きやすいと思うんですが、国で定めているチェックリスト実施する方が今後、これでかなり多くなると思われているのかどうか、その辺をお伺いしたいんですが。どういうようなもくろみでいるのか、お伺いします。

○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) チェックリストは総合事業利用のためのチェックでございます。身近なところで相談できるようになりますので、相談窓口としては多いかと思います。ただ、チェックリストを受けて、該当になりますよというふうな最終的な判断のところは自治体になりますので、その辺は連携を密にしていきたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) わかりました。
私は、介護計画の最大のポイントは医療介護のサービスが大前提だとは思いますが、しかし、高齢者が元気で過ごし、介護保険に移行しないようにすることが重要だと思いますが、そのためには、地域レベルのつながり、要は生活支援と生活保護の予防等が一番重要だと思いますが、その辺は、私の考え方は合っているんでしょうか、お伺いします。

○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) 介護予防の前に、生活、自分自身の自立した生活というようなところが大前提になると思いますので、それを支えるための介護予防というふうなところで考えております。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) その地域レベルでのつながりについて、お伺いしますが、国で定めているチェックリストに該当しない人、つまり、今現在、地域のゆとりすと、該当しない人がゆとりすとで支援を受けているわけですが、聞きますと、サポーター不足だと一部聞いておるんですが、それについてはいかがでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) ゆとりすとの地域サポーターにつきましては、研修を含め行っておりますが、なかなか、ゆとりすとのサポーターさんも年を重ねていくという実態があるわけでして、地域の中で循環するというためには、もっともっと地域の方に幅広く参画していただく、参加していただくというふうなところが重要になってくるかと思います。例えば街かどカフェとかそういったところでの地域住民のかかわりとかというふうなところをいろいろな場面でつくっていきまして、地域に根づいたような研修あるいはボランティアの育成、先ほどの連携もありますけれども、そういったところに力を注いでいかなければならないということと認識しております。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) 次に、基本チェックリストで介護予防、生活支援が必要となった場合に、地域でのかかわりなんですけれども、町内会や老人会、先ほど、今課長からありましたボランティア等々の期待というふうな部分ありましたけれども、これは期待されると思うんですが、その辺の連携を今後どのようにされるのか、お伺いしたいんですが。

○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) チェックリストで該当されますと、総合事業がまず使えるようになります。今、町の総合事業の流れとしましては、昨年、今年度とモデル事業で実施しておりますサロン型と筋トレ型、あるいは訪問型という事業を行っていますので、それをスムーズに、円滑に移行させることと、その中に地域の方々のボランティアさんに入ってもらって支えながら事業を遂行していくというふうなところにありますので、そういった意味では、町内会、あるいはボランティアさんの協力、あるいはご理解が必要不可欠というふうに考えてございます。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) 地域といいますと、我々すぐ町内会というふうに思い浮かぶんですが、生活支援する場合に町内会との連携をどのように、かなり難しいと思うんですけれども、地域といえば町内会を除いては地域と言えないんでしょうけれども、その辺の活用の仕方というのは、どこまで考えているのか。ますますこの部分は大きくなると思うんですけれども、お伺いします。

○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) 今、包括支援センターは生活圏域を3つに分けて3地域全て立ち上がりました。そこの中で、協議会あるいは地域ケア会議というものを開催して、地域の中でのそれぞれの地域の課題等も検討する会議がございます。そういう参画の構成機関のところには当然地域も入ってまいりますので、生活支援コーディネーターというふうなところでの研修を受けていただいたり、あるいは町内会としてどういう支援ができるかというふうなところをかかわっていただければと思います。具体には、例えばゆとりすとを開催する場合にも、街かどを開催する場合にも、まず町内会の理解を求めて進めておりますので、町内会のかかわりなくしてはそういった事業は進めませんので、今後も充実してまいりたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) この際、暫時休憩をいたします。

午後1時59分 休憩


午後2時00分 再開

○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) 私の質問も入るわけですからね、1時間。街かどカフェの進め方なんですけれども、今、一部でやられていますけれども、町内会、今も話があったんですけれども、どういうふうに進めていくのか、イメージがちょっとつかないんですね。町内会のかかわる街かどカフェ、その辺、ちょっともう少し具体的にお願いします。短目で。

○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) まず、街かどカフェは町内会で、街かどカフェの趣旨を町内会で共有して、町内会としてもその事業が必要だというふうなところでの共通理解からスタートしております。そこでは町内会長さんの理解を求めて、次のステップでサポーターさんを募集してという流れを組んでおりますので、町内会とともに歩んできたというようなところでごさいます。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) 話を変えます。
互助関係についてお話をお伺いします。互助といいますと、ボランティアが多く挙げられるんですけれども、ボランティアですと、費用負担とか保障というふうな部分でありません。特に地域住民の取り組みや団体においては、意識的に強力に進める場合には、互助関係というものが進まないんですね。要は、ボランティア云々ですので。その辺を強力に、効果あるように進めるには、その辺、何か考えているんでしょうか。お伺いします。

○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) 互助、まず、気持ちが大切だと思います。それと継続をする、継続をするための例えばボランティアとなりますと、高齢者、ボランティアさん自身のためになる。自分自身が楽しいというふうなところが重要不可欠だと思いますので、モチベーションが下がらないような企画といいますか、そういったことは必要かと思います。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) それでは、認知症についてお伺いいたしますが、介護計画では認知症になってからの部分が結構多いんですね。私、大事なのは認知症にならないための方策のほうが大事だとは思うんですけれども、そういった中で、高齢者の認知症、MCIと言うそうですが、認知症かどうかわからないという人が多いそうですが、それをやっぱり予防するのには、脳トレ、生活習慣病の改善等々が考えられているようですが、その辺の取り組みというのは、市の部分ではどのように考えられているのか、お伺いします。

○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) 今現在、認知症、正しく理解をというところで、認知症学びの講座を開いております。対象者が、例えば高齢者の方々が多い場合には、今議員がおっしゃったような生活習慣を整えていくという、予防策、完全な予防策は今もってありませんけれども、そのリスクを減らすというようなところでは、講義内容そういう中身に変えてお話をさせていただいたりしておりますので、そういったことを積み重ねていくべきと考えております。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) ちょっと高度な質問になるかもわかりませんけれども、これはテレビで話題になっておったんですけれども、これからの審議会なり、社会保障に対して、これから、来年、再来年、6期が改善されて7期になるということですが、将来、自己負担が2割対象とする部分が拡大するとか、高額医療サービスの基準が引き上げられるとかというようなことのようですが、持続可能な社会保障のためには、財源上、一面、やむを得ない部分は理解できますが、市の担当、福祉担当者として、どのようなその辺の認識なのか、そのとおりなのか、それともそこにブレーキがかかるのか、その辺の認識についてお伺いします。

○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) まずもって、介護保険を使わないまちといいますか、施策が重要と考えております。その上で、負担率の割合のところは国等の審議会の状況でも出ておりますけれども、その辺は注視しまして、対応を考えていかねばならないというようなところで、その負担割合のところでは、今ここでお話しできる状況にはないというふうなところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) そうだと思います。
それでは、最後のスイーツの博覧会の件についてお伺いいたします。
スイーツ博覧会について、もちろん、市も成果もあった、課題もあったというような部分で率直に認めております。ただ、本当に市だけの問題じゃなくて、エージェントを通していますので、その辺、これから検討するということを言われていますけれども、エージェント、イベント会社がどういうふうにこのことを言われているのか、ちょっと、もし聞いているのであれば、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 課題と成果等につきましては、ただいまちょっと取りまとめ中ということでございまして、受託事業者も含めまして、今ちょっと検証という状況でございます。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) 私なりに思いますと、本当に先ほど論旨でも言いましたように、成功の部分といい面と課題の部分があったんですけれども、本当にネーミングに問題はなかったのかなと。確かに大きく見せることは大事なんですけれども、ちょっと大きかったんじゃないかなというふうに思うんですけれども、その辺についてはどういう見解なのか、お伺いします。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) ネーミングにつきましては、当初目標が交流人口1万人ということに対しまして、現実的に、相当かなり上回る3万人という実績が出ております。その辺につきまして、こういったネーミングも有効であったのではないかと考えているところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) 来年も予定していると、4年ぐらいやられると思うんですけれども、ぜひ総括いただいて、来年につなげていただきたいと思います。終わります。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 来年度に向けまして、検証しながら進めてまいりたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) これをもちまして本日の一般質問を終わります。
これで本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでした。

午後2時07分 散会

平成28年第4回定例会議事録(第3号)

平成28年12月7日(水曜日)

平成28年12月7日(水曜日)

  • 1番 金 子 透 君
  • 2番 青 柳 信 義 君
  • 3番 若 生 英 俊 君
  • 4番 長谷川 る 美 君
  • 5番 畑 山 和 晴 君
  • 6番 齊 藤 秀 行 君
  • 7番 藤 原 峻 君
  • 8番 佐 藤 聖 子 君
  • 9番 浅 野 武 志 君
  • 10番 西 田 嘉 博 君
  • 11番 佐 藤 克 彦 君
  • 12番 山 路 清 一 君
  • 13番 浅 野 直 子 君
  • 14番 高 橋 正 俊 君
  • 15番 菅 原 福 治 君
  • 16番 出 川 博 一 君
  • 17番 相 澤 榮 君
  • 18番 渡 邊 俊 一 君
  • 19番 安 住 稔 幸 君
  • 20番 浅 野 幹 雄 君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 市長 若 生 裕 俊 君
  • 副市長 大 庭 豪 樹 君
  • 企画部長 内 海 壯 晃 君
  • 総務部長 山 田 豊 君
  • 保健福祉部長 小 野 一 郎 君
  • 建設部長 奥 山 育 男 君
  • 企画部企画政策課長 高 橋 弘 勝 君
  • 企画部財政課長 西 山 高 広 君
  • 企画部産業振興課長 鴇 幸 浩 君
  • 保健福祉部健康増進課長 菅 原 順 子 君
  • 保健福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセタンター子育てサロン所長 狩 野 悦 子 君
  • 建設部都市整備課長 齋 藤 英 夫 君
  • 企画部企画政策課参事兼市制移行・地方創生推進室長 松 原 誠 君
  • 保健福祉部子育て支援課参事兼保育統括監 八 巻 恵美子 君
  • 教育長 菅 原 義 一 君
  • 教育次長 荒 谷 敏 君
  • 学校教育課長 齋 藤 卓 也 君
  • 生涯学習課長兼総合運動公園所長兼民俗ギャラリー館長 渡 邉 正 弘 君
  • 学校給食センター所長 郷右近 衛 君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀 郁 雄
  • 次長 富 澤 裕
  • 主幹 長 瀬 千鶴子

議事日程 第3号

平成28年12月7日(水曜日) 午前10時00分 開会

日程1 会議録署名議員の指名
日程2 一般質問 11番 佐 藤 克 彦 議員
1 富谷市の食育を問う
5番 畑 山 和 晴 議員
1 富谷市のICT教育について
2 屋内外で遊べる子どもたちの施設について
12番 山 路 清 一 議員
1 日吉台・杜乃橋等市内の道路舗装を問う
2 市道歩道除雪業務等を問う
2番 青 柳 信 義 議員
1 富谷市の公共交通について問う
2 放課後児童クラブの民間運営委託について
1番 金 子 透 議員
1 旧役場庁舎土地の活用を問う
2 市道の歩道整備を問う

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり 午前10時00分 開会

○議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。


日程第1 会議録署名議員の指名

○議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、6番齊藤秀行君、7番藤原 峻君の2名を指名いたします。


日程第2 一般質問

○議長(浅野幹雄君) 日程第2、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。11番佐藤克彦君。

○11番(佐藤克彦君) おはようございます。
私は、「富谷市の食育を問う」ということで質問いたします。
今、世界中で日本食(和食)が広まっています。日本農業新聞によると、自民党の農林食料戦略調査会などでは、「和食の日」の11月24日、和食の普及について議論したそうです。食の欧米化が進む中、和食文化を次世代につなぐため、子供や子育て世代への働きかけの必要性を確認したそうです。
会合では、日本料理店「銀座小十」の主人で和食給食の推進に取り組む奥田 透氏が「和食は日本の歴史の中で成り立ってきたかけがいのない財産。2020年の東京五輪、パラリンピックを控え、日本人が日本食のすばらしさを発信するべき」と主張しています。
一般社団法人和食文化国民会議の熊倉功夫会長は、和食の文化が2013年12月にユネスコ無形文化遺産に登録されたことで、海外で和食が広まっているとする一方で、国内は盛り上がりが欠けていると指摘。若い世代に啓発するため、学校給食での和食の普及を提案したと報道されていました。
また、JA全中は、11月28日、JAファーマーズマーケットを拠点とした食農教育推進のためのセミナーを福島県郡山市で開き、生産者が幼稚園や福祉施設などに出向き、一緒に料理をつくったり、学校給食に向けた農産物を供給している小学校で児童と給食を味わったと紹介されています。
食育基本法(平成17年法律第63号)に基づき、食育推進計画がされています。このような中で、富谷市の食育について、学校給食審議会等で食育について基本的な方針や考え方を議論、検討しているのでしょうか、疑問に感じます。
学校給食法では、抜粋ですが、第1条(目的)では、児童及び生徒の心身の健全な発達に資するもの。児童及び生徒の食に関する正しい理解と適切な判断力を養う。学校給食の普及、充実及び学校における食育の推進を図るとなっています。
第2条の(目標)では、1、適切な栄養の摂取による健康の保持増進を図る。2、日常生活における食事について正しい理解を深め、健全な食生活を営むことができる判断力を培い、及び望ましい食習慣を養うこと。3、学校生活を豊かにし、明るい社交性及び協同の精神を養うこと。4、食生活が自然の恩恵の上に成り立つものであるということについての理解を深め、生命及び自然を尊重する精神並びに環境の保全に寄与する態度を養うこと。5、食生活が食にかかわる人々のさまざまな活動に支えられていることについての理解を深め、勤労を重んじる態度を養うこと。6、我が国や各地域のすぐれた伝統的な食文化について理解を深めること。7、食料の生産、流通及び消費について正しい理解に導くこと。
学校給食を実施するに当たって、この7つの目標が達成されるよう努めなければならないと書かれています。
私の調査によると、富谷市立富谷幼稚園では、週2回の給食があります。民間の給食会社のメニューから選択していました。幼稚園児の給食としては疑問に感じるメニューもありました。富谷保育所、市内の認可保育所の給食はご飯が主のメニューですが、午前・午後のおやつは、市販のものを利用していることが多いようです。小学校、中学校での給食は、週3回は米飯給食ですが、パンの日が2日もあります。保育所で米飯が主であったのが、学校給食で週2回もパン給食に変わります。誰のためのパン給食なのか、疑問を感じます。
富谷市の食育に対する基本姿勢、方針が見えない給食と感じます。私は、日本の食文化を大切に思い、富谷の子供たちに継承してほしいと願い、次の点について質問いたします。
1、富谷市の食育に対する基本方針は、どのように考えていますか。ゼロ、1、2歳児に対する考え方や保育所、幼稚園、小学校、中学校ではどのように考え推進していますか。
2、食育教育を今後どのように進めていきますか。
3、保育所、幼稚園、小学校、中学校では、給食を行っていますが、給食での食育をどのように進めていますか。
4、食農教育について、富谷市ではどのように考え、今後、どのような対応を行っていきますか。
5、食育の中で郷土食の利用を考えていますか。
以上、質問いたします。

○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) おはようございます。
それでは、ただいまの佐藤克彦議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名、「富谷市の食育を問う」の問い1でございます。本市では、第2期富谷市食育推進計画において4つの基本方針を掲げております。その一つに、子供たちが食を通して豊かな心を育み、正しい食習慣を身につけることを目指しており、子供たちの成長に応じてさまざまな機会を捉え、保護者の皆様や児童生徒に対して推進しております。
また、学校教育重点施策の一つとして位置づけ、各校、各園で食に関する指導の全体計画を作成し、給食の時間はもとより、学級活動や道徳など教育活動全体で指導を行っております。
問い2と問い4が関連しますので、あわせてお答えをさせていただきます。
本市では、現在、第3期富谷市食育推進計画の策定中であり、食育推進会議委員の皆様からさまざまなご意見をいただき、食生活に関するアンケート調査結果から課題の分析や食育推進状況等を精査し、本市の特性を生かした計画を策定し、食育を推進していくこととしております。
また、食農教育、いわゆる食と農を一体として学ぶことは大変重要だと認識しており、現在行っております小中学校での食や健康に関する学習、農業を初めとする地域の産業及び文化に関する学習や、子供から大人を対象にした収穫体験教室などにつきましても、地域や関係団体等の協力を得ながら継続してまいります。
問い3につきまして、保育所については、市立保育所食育年間計画に基づき、児童の月例や発達に応じた食育指導を行っております。また、小中学校の食育については、学校給食センター栄養士が各クラスを訪問し、朝食の大切さ、宮城の食材、郷土料理の授業や食事のマナーに関する指導を行っております。
問い5でございます。現在、保育所や学校の給食において、おくずかけや冬至カボチャなど、四季折々の行事食や宮城の郷土料理を献立に取り入れております。また、第3期富谷市食育推進計画においても、行事食や宮城の郷土食を次世代に伝え、受け継がれるための取り組みについて協議をしてまいりたいというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 11番佐藤克彦君。

○11番(佐藤克彦君) 再度質問します。保育所のおやつについて質問します。
市立保育園、認可保育園の献立表では、週に3回程度、ジュースを提供し、また午前のおやつ(ゼロ歳から2歳児)ですが、袋に入ったおやつのみということがあります。午後のおやつも市販のおやつが中心です。
平成24年3月、厚生労働省発行の保育所における食事の提供ガイドラインには、間食の与え方について、幼児にとって間食は三度の食事では補い切れないエネルギー、栄養素、水分の補給の場であると述べられています。
市の健診でも、子供たちには清涼飲料水や市販のお菓子だけではなく、おにぎりや果物、飲み物はお茶にしましょうという指導を行っているそうです。にもかかわらず、保育園ではジュースや市販のお菓子が日常的に提供されている現状です。市の取り組みとして、間食のあり方の改善を求めるとともに、市の指導はどのように行っていますか。
また、学校給食で石川県羽咋市、宮城県松島町では、JA、生産者などと協力し、町内の小中学校、幼稚園の学校給食で地元産の低農薬米や有機野菜を使用した特別給食を、生産者を招きともに食して交流を図っているそうです。
富谷市においても、市で生産されている環境保全米や有機栽培の野菜等を使用した特別給食を実施することを考えてみてはいかがですか。給食センター方式の本市では難しいと思いますが、自園方式の保育所は実現可能と思います。考えを伺います。
また、新潟県三条市では、平成21年4月1日施行の三条市食育の推進と農業の振興に関する条例、条例趣旨は、全市民が食育が心身の健康増進と豊かな人間形成の基本であること及び食を支える農業の持続的な発展が必要であることを認識し、相互理解を深めながらそれぞれの立場で食育推進と農業振興に努力し、誰もがずっと住み続けたいと思える生き生きとしたまちになることを目指すものです。食育推進上に係る基本理念として、健康と環境に配慮した食事を選択する力等を身につける。自然の恩恵及び食にかかわる人々への理解及び感謝の念を深めることだそうです。そこにおいて学校給食の意義は、給食は食育教育の生きた教材、学校生活での給食は、食べることを学ぶ時間、生涯の健康を守るために望ましい食習慣の定着を目指して、そして、毎日、米飯給食だそうです。富谷市においても米を初め地元農産物を給食に活用することが大切だと思い、市長の答弁をもとめます。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 済みません、1点目の保育所のおやつに関しては担当のほうからお話をさせていただきたいというふうに思います。
2点目の環境米や、いわゆる環境保全米やいわゆる有機野菜などということで、先ほど議員のご意見のように、確かにセンター方式ではなかなか大量の素材が必要なので難しいわけでございますが、保育所のように自校であれば可能な部分もあるかと思いますので、今後も、その辺、可能な限り検討していきたいというふうに思っております。
3点目につきましては、私も当初から、やはり給食については、やはり食農教育含めて、やはり地元の食材を含めて、最大限活用したいというのは私も就任する前から、自分自身、スローフードだったり、そういう農を通じてずっと自分の活動もしてきた関係で、思いは同じでございます。ただ、現実、今、センター方式という給食センターのシステムの中では、なかなか取り入れられない限界があるものですから、その辺、そういった中で、でも、可能な限り、やはり地元の食材をいかに活用していくか、そして地元の生産者といかに結びついた給食を提供していくかというもの、これからも可能な限り努力していきたというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 保育統括監。

○保育統括監(八巻恵美子君) 保育所の給食、おやつについてご質問があった件ですけれども、保育所はやはり幼稚園と違いまして、一日、長い時間、保育に携わるもので、午前のおやつと午後のおやつ、週2回おやつが提供されております。その中で、午前のおやつについては、お昼も全て手づくりで行っておりますので、果物を提供したり、また時には煎餅であったりという簡易的なもので補っております。午後につきましては、焼きそばとか手づくりのクッキーであったり、手の込んだものということで、給食献立のほうでは考えているところです。またジュースにつきましては、市の栄養士の指導もありまして、なるべくジュースは控えているところなんですけれども、誕生会であったり、一日長い時間あるので、ちょっと糖分をそこで補ったりというところで、時々使っているという状況で、栄養士としても献立については十分考慮し、子供たちに栄養を提供しているところです。

○議長(浅野幹雄君) 11番佐藤克彦君。

○11番(佐藤克彦君) 再々質問を行います。
先ほど言ったとおり、市長は、スローフーズの日本の先駆者であり、第一人者ということは皆さん承知のことだと思います。富谷市を日本一の食育推進の地にするために、わくわく市民会議等で食育について市民全体で話し合い、そして理解し合い、学校給食等を利用して市民と一つになり、食育推進日本一を目指し頑張ることを望み、市長の決意と答弁を求めます。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) まさに、ただいまの佐藤議員のご意見のとおり、私も同じ思いで、今お話にありました、先ほどもお話ししましたように、私自身、何年か食育または食に関する活動家として全国、世界を回ってきた自分としても、思いは大変強く持っている一人でございます。そういう意味では、今後、富谷市を日本の誇る食育推進市として推進していくために、可能な限り私も努力をしていきたいというふうに考えています。

○議長(浅野幹雄君) 5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) それでは、私から2つの質問をいたします。
まず、1件目としまして、「富谷市のICT教育について」質問いたします。
ICT教育が文科省より導入が進められておりますが、全国的に見ましてもまだまだ進んでいない状況であります。富谷市は、子供たちが多い市であり、また、市制施行されたばかりの新鮮な市でもあります。そのような状況を踏まえて、県内でもさまざまな面で注目度も高く、ICT教育についてもリーダーシップを発揮し進めていかなければならない市であると思います。子育て世代が何を基準に移住してくれるか。保育所等の子育て支援施設の充実と同じくらいに、学校教育についての興味が非常に高くなってきております。そのためにも、ただ単にICT教育を導入するということではなく、中長期的なビジョンのもと進めていかなければならないと思っております。
以上の理由から5項目質問いたします。
1つ、現在のICT教育の現状を伺います。
2つ、なかなか進んでいないように思われますが、その理由と背景は。
3つ、予算的な問題ですか。それとも人材育成の問題ですか。
4つ、進めていく中でのメリット、デメリットはありますか。
5つ、今後の詳しい方針、方向性は。
次に、2件目の質問になります。2件目としまして、「屋内外で遊べる子どもたちの施設について」質問いたします。
富谷市は、全国的に見ても子供の数が非常に多い市であります。そしてまた、今後もふえていく見込みもあります。しかし、10年後、20年後の富谷市の状況を考えますと、果たしてこのままふえ続けると言えるでしょうか。横ばいか、減少していくことも予想されます。
今回、昨年度視察した山形市にある「べにっこひろば」に、今の現状をお聞きしました。オープンから2年間で、約60万人の利用があったということです。県外からの利用も相変わらず多く、約1割弱とのことでした。
今、こうして子供たちが多く、そして市制施行し注目されている中で実行することが、より効果的であると思われます。将来必ず訪れるであろう少子化、そのときに動き始めたのでは遅いのです。観光資源に乏しい富谷市で、スイーツとともに住みたくなるまち日本一を実現するためには、屋内外で子供が遊べる施設が必要不可欠であると思い、5項目の質問をいたします。
1つ、市制移行の住民アンケートの中でも要望が多かった屋内外の子供の遊び場ですが、その結果をどう捉えていますか。
2つ、少子化対策として大きな効果があると思われますが、どのように考えておりますか。
3つ、こういった3世代が楽しめる施設があることで、移住してくれる方々や、再び富谷に戻り生活をしたいと思っている方々への「住みたくなるまち日本一」「100年間ひとがふえ続けるまち」のアピールになると思いますが、どのように考えますか。
4つ、観光資源が少ない富谷市にとって、スイーツと並ぶ非常に大きなアピールポイントとなると思いますが、どのように考えますか。
5つ、予算の部分が重要課題だと思われますが、市で持っている土地を有効活用することはできませんか。
以上2件の質問です。よろしくお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。初めに、若生市長。

○市長(若生裕俊君) ただいまの畑山議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、最初の質問件名1の「富谷市のICT教育について」につきましては、後ほど教育長のほうから答弁をさせていただきます。
質問件名2の「屋内外で遊べる子どもたちの施設について」の問いについてお答えをさせていただきます。
まず、問い1でございます。屋内外で子供たちが遊べる施設については、以前にもご質問をいただいたところです。また、住民アンケートの自由意見のほか、お手紙やメールをいただくなど、要望の多い施設であることは認識をしております。
問い2につきましては、屋内遊戯場の必要性は十分認識しているところでございます。しかしながら、「べにっこひろば」の建設費用が約21億3,000万円、運営費用が年間約8,000万円という現状でございます。現在の富谷市の財政状況から考えますと、今すぐということではなく、今後の検討とさせていただきたいというふうに考えております。
次の問い3、問い4は関連がございますので、あわせてお答えをさせていただきます。屋内外で子供たちが遊べる施設があることは、子供の多い本市にとって子育て支援の充実という観点から、市内外に発信できるアピールポイントの一つとなり得ることは認識しておりますが、建設費用の面などから考えますと、さきのお答えのとおり、今後の検討とさせていただきたいと思います。今後は、さまざまな取り組みを通じ、富谷市のよさを広く発信をしてまいりたいというふうに考えております。
問い5につきまして、児童遊戯施設「べにっこひろば」の施設状況について調べたところ、建築面積2,690平方メートル、敷地面積2万4,500平方メートルという広大な敷地面積を有しておりました。現在、本市の管理する未利用地で最大の土地は、大清水公共公益施設予定地の1万6,800平方メートルですが、先ほどの答弁のとおり、建設費用や運営費用の面で現在の本市の財政状況から考えますと、財政負担がかなり大きいものとなりますので、まずは少子化対策として現在進めております(仮称)子育て世代包括支援センターや放課後児童クラブ事業を優先したいと考えておるところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 次に、菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) それでは、私のほうから第1問目、「富谷市のICT教育について」お答えを申し上げます。
まず、質問の1番目、現状についてでございますが、初めに、授業においては課題や教材、資料の提示、ドリル学習、インターネットを用いた情報収集など、グループや全体での発表や話し合いの場面でICTを活用しているところでございます。
次に、整備状況でございますが、小学校は、児童用パソコン、各校40台、タブレット10台、教室用約12台となってございます。中学校は、生徒用パソコン、各校40台、タブレットは、現在はございません。教室用が約16台となっております。1台当たりの児童生徒人数は、全国平均と同じ6.2人となっているところでございます。
次に、2と問い3については、関連がございますので、あわせてお答えを申し上げます。
ICT教育を進めていくには、議員のご指摘のとおり、適正な予算措置を行い、環境を整えることと、教員の技能の向上を図るとともに、外部人材の活用など人的な面の両方が考えられます。
次、第4点目、メリット、デメリットということでございますが、メリットといたしましては、問い1でお答えいたしましたとおり、授業にICTを導入することで学習意欲を高め、授業内容の理解を支援することが期待できます。さらに、資料提示や収集の効率化が図られるところでございます。一方、デメリットとしては、直接体験の減少であるとか、視力低下などの健康問題、教材作成等による教師の負担の増加などが考えられるところでございます。
第5点目の今後の方針、方向性についてでございますが、来年4月には、市内中学校のコンピューターを更新いたします。その際には、生徒用として3.1人に1台を導入するとともに、Wi-Fiによる通信環境の整備をする計画でございます。また、平成30年8月には市内の小学校のコンピューターが更新を迎えますので、中学校の導入の成果を踏まえ計画しているところでございます。
以上でございます。

○議長(浅野幹雄君) 5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) それでは、再質問をさせていただきます。
文科省は、これから来る未来を予測して、生きるために必要な能力や資質が何であるかを学校教育に落とし込み、その道具としてICTが必要だと言っております。経産省は、2019年以降人口減少に拍車がかかり、また情報化社会になることから、少ない人口でハイパフォーマンスを発揮しなければならないので、もっとふやさなければならないと言っています。ICTを進めたからといって学力が上がるとは限りませんが、これからの子供たちは日本にとどまらず、世界に目を向けなければなりません。人生においての選択肢の幅を広げるためにも非常に重要であると思っています。
ICT教育ニュースのサイトに載っていた記事を紹介します。茨城県の古河市で行われたICTフォーラムでは、子供たちがすばらしいプレゼンテーションをロイロノート・スクールを使い発表しました。表現力が豊かで創造性があり、内容がすばらしかったと載っていました。こうして自己表現をICTの活用で行うことにより、プレゼンテーションの能力の向上、そして自己肯定感も高まることと思われます。
また、水戸市にある上大野小学校では、ICT活用のテーマとして取り組んでいることは、1、原稿を見ないで話す。2、相手を意識する。3、自分の言葉で伝える。であり、プレゼンテーションの目的は、相手に伝わることが大事ということであります。市内小中学校へのiPad導入に向け、全教室に費用が余りかからないセルラー方式の端末の導入を選び、教室外、学校外ではiPadの利用を可能にしているとのことでした。このプレゼンテーションの取り組みは、市長、議会、教育委員会、学校長、教員が子供たちの未来のために一致して進めているそうです。
では、何のためのICTなのかを考えますと、子供たちにとって有益な学びのためでもあり、保護者も絶対に反対しないと思います。
それでは、質問します。
なぜICTの教育が一向に進んでいかないのですか。また、電子機器を使わない紙媒体のプログラミングというものもありますが、ぜひ、今のうちにチャレンジし、導入してみてはいかがでしょうか。
2つ、中学校のコンピューター教育推進事業について、PC室と教育のPCの更新は、目的用途が別であることで、仕様が異なることから、別々に考えているのでしょうか。また、PCからタブレットへの変更であるから、用途に応じた製品が必要なのではないでしょうか。仕様については、現場と相談し、教育目的、用途を定めるべきで、物よりも中身を重視し、将来のICT教育の構想を持ってやるべきだと思いますが、どうお考えでしょうか。
3、学習指導要領の改定、プログラミング必修化の中で、物の計画、教員の育成計画、ICT支援員の配置計画などはありますか。また、明石台小がICT教育を実践している中で、モデル校としての計画、またはタブレット導入等のヒアリング等はしておりますか。
4つ、先日、教育長は富谷市PTA連合会の子供たちの未来を語る会で、ミスを恐れない教育方針をとお話しされていました。ICT教育も失敗を恐れず、どんどん取り入れる姿勢が必要であると思います。積極的にトライアル・アンド・エラーを繰り返し、よりよいやり方を模索すべきであると思います。失敗しないことではなく、学校という管理下で安全に失敗することが大切であると思いますが、どのような考えを持っていますか。よろしくお願いします。

○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) まず、第1問目の現状でございますが、先ほどもお答え申し上げましたとおり、環境としては、全国の調査、昨年度行った全国調査とほぼ同一でございますので、特にICT導入についておくれをとっているという認識はございません。ただ、やはり、今議員が紹介されました先進的取り組みをしている地域から見れば劣っているのかなという認識はございます。ただ、来年度、先ほど申し上げましたように、中学校が一律に環境を更新いたしますので、この環境であれば国が求めている3.6人に1台を上回る3.1人に1台の環境が整備されますし、無線LANも全て完備いたしますので、かなり加速的に環境が整備され、その内容の充実も図られるのではないかというふうに思っております。
2点目の将来のICT教育も今の答えとダブりますけれども、特に、中学校での実績を踏まえながら、近い将来、小学校での環境の更新時期を迎えますので、それにあわせて、小学校のほうも環境整備を図っていきたいと思います。
それから、ICT支援員等のお話ですが、現在のところは、外部の人材、ICTに関しては大変堪能な方も市民にございますし、それから、いろいろ社会貢献ということで企業も学校のほうで出前授業等を踏まえて人材を派遣してくれる制度もございますので、現在のところは、そういう外部人材を活用した充実を図っていくという方向で取り組みたいと思っております。
積極的取り組みということでございますが、これからの環境、教育環境にとどまらず、子供たちの全ての環境が、やはりICTを抜きには考えられない生活環境になりますので、できるだけというか、かなり重点的にそういう環境に子供たちが適応できる、そういう教育をやはり小学生のうちからしっかりつくっていかなければならないなと、つくっていくべきだなというふうに考えております。
明石台小は、明石台小学校の職員に、いわゆる反転授業という、今大変注目を集めておりますICTを活用した授業を推進できる、大変堪能なスキルを持った教員がおりますので、この教員のスキルを全市的な形で広げていくという方向が、今取り組みを始めているところでございますので、ぜひ、この方向は一つの方向として生かしていきたいというふうに思います。
最後に、デメリットということも、先ほどの答弁で申し上げましたが、やはり注意していかなければならないなと思っている点は、本日、OECDの国際学力到達度調査、ピサと言いますが、3年ごと行っている国際調査でございますが、本日の紙面に大きく取り上げられておりました。数学と化学のリテラシーに関しては非常に向上したのであるが、読解力が4位から8位というふうに下降したということが大変大きく取り上げられておりました。この学力調査は前に、ピサショックという、教育界に大変大きなセンセーショナルな話題を振りまいたというか、影響を及ぼした調査なんです。やはり、この影響がSNSを中心とした会話文的な使い方が日常化しているために、長文に対する読解力がやはり劣っているという指摘を文科省もしておりますので、ぜひ、この辺が一つのネックになっていくと思いますので、十分、この点は注意して、読解力もあわせて向上する方向で取り組んでいきたいというふうに思っております。
以上です。

○議長(浅野幹雄君) 5番畑山和晴君。

○5番(畑山和晴君) ありがとうございます。
では、再々質問させていただきます。
昨年の第4回定例会でも子供のこと、屋内外の遊び場の質問をさせていただきましたが、今回再び質問をさせていただく背景となったのは、市長からの答弁でもあったとおり、市制移行のアンケートの中でも「子供たちが遊べる施設があるとよい」という要望が多く上がったことと、私が実際参加した東向陽台公民館で行われた市制移行の住民の方々との意見交換の中で、年輩の男性が「孫と遊べる施設があるといいんだよね」という声を実際に聞いたことからでした。先月、白石市の市長選で当選された山田市長も屋内外で遊べる子育ての施設を公約に掲げていました。新たに富谷に移住しようと思う方々にとって、子育て施設の充実は非常に大きな基準になると思います。また、富谷で生まれ、今は富谷以外に住んでいる方々が、子供が生まれたこときっかけにふるさとに帰ろうと思ったときに大きなポイントになると思います。
富谷市の総合計画の中でも、教育と子育てを誇るまちとあります。そして、あらゆる世代が生きがいを感じて暮らせるまちをつくりますともあります。山形のべにっこひろばに調査を合わせて4回行きました。3世代が笑顔で遊んでいます。祖父母と本を読んでいます。パパ、ママと外の噴水で遊んでいます。祖父母と息子夫婦とで子供を笑顔で見守っています。その姿こそが「住みたくなるまち日本一」の基本になるのではないでしょうか。
それでは、質問します。
1つ、費用の問題ですが、べにっこひろばは、土地取得費用もありましたので20億という高額になっておりますが、富谷で言えば、例えば成田公民館のグラウンドや空き地に建物を建て、そして、成田公民館は水を流すことができる滝があります。その水源を利用して子供たちが安全に楽しく遊べる噴水をつくることもできます。うまくあいている土地活用をしていけば、大きく費用をかけないでつくることも可能だと思いますが、改めて考えをお聞きします。
2つ、べにっこひろばは誰が利用しても無料ですが、富谷市民以外の方は利用料として例えば200円を徴収するなどして、少しでも管理費を捻出する方法もあるかと思いますが、これからの検討の中身でどう考えているか、お聞きします。
3つ、スイーツのまち富谷という方向が大きく前進していますが、もっと多くの方々が富谷に足を運び魅力を知ってもらうためには、仙台市隣接、宮城の中心にある地の利を生かし、多くの人を呼び込めるであろう屋内外の遊び場は、スイーツと並ぶ柱として考えていくべきと思いますし、母親同士のネットワークは非常に大きな効果が期待でき、利用者増を見込めると思いますが、どのように考えますか。
4つ、富谷に来れば一日遊べる施設があると、市外の方にも富谷に来てもらえる効果も期待でき、またスイーツのまちだと、さらに魅力を知っていただくきっかけにもなると思います。そして、交流人口もふえ、富谷市に新たな住民を迎えてさらに発展するチャンスにもつながると思いますが、どう考えますか。
5つ、最後の質問になります。しかし、私には懸念があります。放射線汚染物質の焼却処分と石積埋立処分場への受け入れについてです。せっかく魅力ある将来像、そしてスイーツのまち進めている中で、一番は風評被害が心配です。屋内外で遊べる施設があっても、汚染物質が……。農作物にしても……。11月28日の全員協議会の説明の中で、どの程度の放射性廃棄物が富谷市に搬入されるかのシミュレーションの説明もありませんでした。新潟であった「○○菌」と呼ばれるいじめ、そういった事例も今後ある可能性も出てくると思います。実際、私も3人の子を持つ親として、そしてその代表として強く心配に思います。
住みたくなるまち日本一、100年間ひとがふえ続けるまちを目指している富谷市にとっては非常に大きな妨げになることは間違いありません。そして、我々は、子供たちの未来のために、そしてこれから生まれてくる子供たちのために、しっかりとした安全安心の今と未来をつくっていかなければなりませんし、子供たちが将来住んでよかったと思わせる未来を見せてあげなければなりません。市民の皆様が思い描く未来図がこの埋め立てによって真っ黒なキャンバスになってしまいます。市長のお考えをお聞かせください。
以上です。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) まず最初の1点目でございます。既存の土地等を利用してというご意見でございまして、今回、私も答弁をいろいろと検討するに当たって、いろいろなその辺も検討させていただきました。なので、そういった中で、やはりまずこういうものはやはり、土地だけじゃなく、建物そのものを、いろいろな施設そのものもやはり充実しておりまして、その建設コスト、また維持費というものが大変かかっております。その部分については先ほど答弁したとおりでございますが、ただ、基本的に、私はやはり今既存の施設なり土地を利用して子供たちが安心して親子で、親子3代そろって、または親子で含めて、そういった場所が富谷の中に必要だというふうには、同じように、思いは同じでございますので、今後、そういった活用できる場所、施設がないか含めて、そこに何か附属させることによって効果的にそういう場所を設定できないか、今後の検討をしていきたいというふうに考えております。
また、2つ目の維持費等に、市民は無料化で市外の方は有料化等も含めて維持費の捻出というご意見もいただきましたが、その辺も含めて、今後の検討する上で参考にさせていただきたいというふうに思います。
3点目の、いわゆる子供たちが憩える、楽しめる遊戯施設が、一つの富谷のシティーブランドの一つの売りとして重要な位置を占めるのではないかという部分は、私ももっともだというふうに思います。改めて、スイーツのまちづくりとあわせて、まずは地元の富谷の子供たちが、子供を持つ親子、そして親子3代が過ごせるような施設の整備、またあわせて、それが一つの富谷の一つのアピールポイントとして発信できるような場所をつくれないか、今後検討していきたいというふうに考えております。
最後の3点、4点、今のご意見で、統一で答弁させていただきます。
5点目の最後の部分の放射性廃棄物につきましては、11月3日に私ども市町村長会議で初めて村井知事から今回の県として既存の、今震災から5年8カ月、9カ月たって、いまだにいわゆる民有地に廃棄物が放置されている。そのままになっているという状態を考えれば、このまま、そのうち約9割以上がそういう民有地にそのままになっているという状況からすれば、県とすれば放置するわけにはいかないので、全市町村協力し合って、一斉焼却という方針をということでのご説明をいただいたわけでございます。その部分に関しましては、私も今回の状況を含めては県の考え方そのものは理解できるところでございますが、ただ、現状、富谷としての立場とすれば、また仙台市が、仙台市の奥山市長も新聞報道等でも報道されているとおり、試験焼却についてもまだ、今現在検討しているという状況でございますので、仙台市がまずはどういうふうな結論を出すかということが一番重要だと思いますし、またあわせてその際には、地元、周辺住民ということで石積地区の方々への説明を行うということも、報道されているとおりそういった機会も設けられるものというふうに思っておりますので、そういった地元の人たちの声、そういったところを含めながら、皆さんのご意向を確認、そういった流れを見ながら、最終的に私自身の考え方を整理をしたいというふうに思いますので、今の段階ではなかなか具体的にコメントをこの場でどうこう申し上げるのは、ちょっと大変難しいところでございますので、ご理解賜ればというふうに思います。

○議長(浅野幹雄君) この際、午前11時5分まで休憩をいたします。

午前10時50分 休憩


午前11時05分 再開

○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
12番山路清一君。

○12番(山路清一君) 私は今回、一般質問通告書により、大きく2点について質問いたします。
まず、1点目は、「日吉台・杜乃橋等市内の道路舗装」を質問いたします。
富谷市内の団地アスファルト舗装は、昭和40年から50年代の造成工事に始まり、舗装面の傷みも激しく、市当局も改修・補修工事に追われて頭を悩ませているのが現状かと思われます。
平成27年度行政実績報告書にも、道路の維持管理については、住民から多くの要望があり、案件ごとに的確で迅速な対応が求められており、今後も経年劣化に伴う舗装の維持補修及び無蓋側溝の有蓋については、長期的な視点に立ち、地域の特性や重要性・緊急性を考慮しながら計画的な実施に努めてまいりますと述べております。
日吉台・杜乃橋地区の道路舗装は、一部富ケ丘から接続する区間(日吉台小学校入り口前)を除き、団地造成後20年以上も全面改修が行われておりません。十数年前になりますが、国道4号から仙台銀行交差点付近まで、下水道工事により道路半分を路盤も含め全面改修工事が行われた経緯がございます。
また、近年、北四番丁・大衡線を通り、北部工業団地への通勤道路として多くの車両が通行し、それにより舗装面の傷みがひどく、毎年、部分補修をしております。先日の若生市長の挨拶、市道整備の中で、今年度の道路舗装工事について東向陽台地区が10月31日に竣工し、市道二・三ノ関線については今月15日に竣工予定、全線完了と話され、また側溝有蓋化工事については、太子堂地区が9月15日に竣工、富ケ丘地区は今月9日、そして鷹乃杜地区は来年1月25日の竣工を目指して工事を進めていますと述べております。
日吉台・杜乃橋も路盤補修等も含め全面舗装工事の時期と考え、次のことを質問いたします。
1つ目としまして、国道4号から日吉台地区内の全面舗装工事について予定区間と時期を伺います。
次に、杜乃橋地区について伺います。杜乃橋地区も日吉台地区と同様に通勤車両が年々増加し、以前から住民の要望していた信号機が設置され、また、コストコオープンにより国道4号を利用する車は分割され、交差点の混雑は解消されたものの、車の通行量はさほど変わらないのが現状かと思われます。国道4号からヤマザワの交差点まで、富谷市の市道であり、日吉台と同様にかなり傷んでおり、質問いたします。
2つ目としまして、国道4号から杜乃橋地区の全面舗装工事について、予定区間と時期をお伺いいたします。
次に、日吉台と杜乃橋は、道路を隔てて市町の境界が複雑になっております。富谷市が管理する道路は、ヤマザワ交差点から北側に向かい、杜の丘の住宅が建ち並んでいる歩道まで、そして大和町はヤマザワの交差点から日吉台郵便局近辺までの歩道部分を含んでおります。特に日吉台中学校からヤマザワ交差点までの傷みがひどく、以前から住民の苦情があり、舗装部の破損による車両事故が心配されており、私も個人的になりますが、もみじケ丘の大和町2名の議員に対応をお願いしているところでございます。
また、富谷市都市整備課の担当の方も確認し、大和町には話されていることとは思いますが、日吉台・杜乃橋以上に損傷がひどく、3つ目としまして、日吉台・杜乃橋地区の大和町管理道路の全面舗装工事について市の対応をお伺いいたします。
次に、大きな2番としまして、「市道歩道除雪業務等」を質問いたします。
道路歩道除雪に関しても27年度行政実績報告書に、冬期間の車両等の安全な通行を確保するため、気象予報をもとに委託業者と連携して除雪・融雪作業を実施し、児童の通学路に係る歩道除雪については、平成27年度から適用基準を20センチから15センチに見直しを図ったとあります。
また、市長の挨拶でも、冬期間の除融雪業務について、本年度より作業区域を3工区から4工区に細分化し、作業の迅速化を図り、歩道除雪については通学児童の安全確保を目的に、原則、通学路で住宅に接していない歩道について、あらかじめ教育委員会と協議の上、作業路線を指定して、住宅地に接する歩道の除雪は、児童の安全確保のため、沿線住民の皆様のご理解とご協力を承りますと述べております。
冬季降雪時において、安全・安心に歩道を通学できるよう富谷市が実施している市内小学校近辺を含めた歩道除雪業務等を質問いたします。
降雪・凍結時に一般道路以上に歩道除雪融雪が特に小学生通学路において必要と思い伺いいたします。
小学生が履いている長靴・防寒靴は丈が短く、十数センチも積雪があったりすると、雪だまりの場所など含め、歩くのが大変です。また、凍結時には雪国の靴底にはスパイクの滑りどめが打たれておりますが、近辺で販売されている靴にはありません。
特に通学路が坂道の歩道通学時には、転倒防止策等安全対策には十分考慮しなければならず、通学時の事故防止のために次のことを質問いたします。
1つ目としまして、平成28年度市道歩道除雪作業委託路線をお伺いいたします。
2つ目としまして、除雪する積雪量の基準をお伺いいたします。
3つ目としまして、融雪に対して市の取り組みをお伺いいたします。
杜乃橋地区から日吉台小学校に通学する生徒は345名、小学校全体の約64.5%、また、中学校には130名、中学校全体の41.3%、昨年度は約32.1%ですから、1年で10%近くもふえております。小学生345名、中学生130名、合わせて475名が日吉台中学校の坂道の歩道を通学していることになります。
そこで、最後に4つ目としまして、日吉台中学校歩道は、道路とともに大和町の管理になっているが、富谷市の取り組みをお伺いいたします。
以上質問いたします。

○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、私からただいまの山路議員の質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の「日吉台・杜乃橋等市内の道路舗装を問う」についての問い1と問い2、関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
初めに、日吉台地区の国道4号から西に走る市道熊谷小野線につきましては、既に一部対応済みとなっております。杜乃橋地区につきましては、市道熊谷前河原線、国道4号から西に延長約470メートル、信号2基目の交差点までのことでございますが、来年度に実施する計画としております。幹線道路の維持・修繕につきましては、平成26年度に60路線を対象に実施した路面性状調査結果に基づき、路面の損傷度の高い路線から優先順位を検討し、国の交付金事業を活用しながら計画的に取り組んでいるところでございます。なお、生活道路につきましては、道路パトロールを定期的に実施するとともに、地域住民の皆様からの通報等により状況を把握し、適宜補修対応しております。
問い3のご指摘の件につきましては、市民の皆様からも同様の声をたびたびいただいております。日吉台地区から杜乃橋地区にかけて南北に走る道路は、本市と隣接する大和町との行政区域の境界となっているところでありますので、今後も、大和町とさらに情報を共有し、適切な居住環境の確保に向けて一層の協力連携に努力してまいりたいというふうに考えております。
次に、質問件名2の「市道歩道除雪業務を問う」についての問い1でございます。歩道除雪につきましては、本定例会冒頭の挨拶でも申し上げましたとおり、基本的には小学生の通学時の安全確保を目的に取り組んでおります。実施路線につきましては、市内各小学校が指定している通学路で、原則、住宅に接していない路線の歩道部分としております。地域の皆様には、児童の安全のため、自宅前の道路や歩道の除雪についてご協力くださるようお願いをしております。本年度は、7小学校で9路線、歩道延長が約9,890メートルとなり、6工区に分けて業務委託により実施をいたします。
問い2の基準につきましては、開始当初は、積雪量20センチ以上となった場合としておりましたが、昨年度からは15センチ以上に見直し対応しております。なお、気象情報や降雪の状況により、登下校の時間帯に15センチ以上の積雪が見込まれる場合には、15センチに至っていない状況であっても登下校時の安全確保を図るため、柔軟に対応することとしております。
問い3でございます。車道の融雪に関しましては、気象情報や現地パトロールなどにより、道路状況を確認し、幹線道路を実施しております。歩道については、本市で融雪剤の散布は行っておりませんが、市内各所に融雪剤を配置しておりますので、必要に応じて融雪剤を利用していただきますよう、地域の皆様のご理解とご協力をお願いしているところです。
また、必要に応じて町内会館にも配布しておりますので、お申し出いただければというふうに思います。
問い4につきまして、ご指摘の道路につきましては、先ほどの答弁で申し上げたとおり、行政界の関係で、大和町管理の町道となっております。しかしながら、杜乃橋地区の児童が日吉台小学校へ通う通学路となっておりますので、当該路線の歩道融雪については、本市で対応をしております。
以上でございます。

○議長(浅野幹雄君) これより山路清一君の質問は一問一答により行います。12番山路清一君。

○12番(山路清一君) まず初めに、今市長のほうから話されたことについて、確認ということでお伺いしたいんですけれども。杜乃橋のほうの道路に関しましては、来年度予算に入っているという話聞きました。日吉台に関しましては、一部、何か完了したという話を聞いたんですけれども、日吉台のほうに関しましての詳細はどのようになっているか、再度お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) 市道の熊谷小野線につきましては、平成26年度に打ちかえ工13.7平方メートル、オーバーレイ工89メートル、約77.5平米を実施しております。

○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

○12番(山路清一君) そうしますと、杜乃橋のほうは、来年度全面的に直すという話なんですけれども、日吉台地区については、今、部分的な補修の件が課長のほうからお話ございました。日吉台地区については、全面的に道路舗装をやり変える計画はあるのかどうか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。


○都市整備課長(齋藤英夫君) 今後、さらに路面性状調査をして、そちらのほうを実施しまして、その後、検討していきたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

○12番(山路清一君) 十分なる検討のほうを考えていただきたいと思っています。
続きまして、今、私が論旨の中で話して、市長のほうからもお話あったんですけれども、やはり、一番道路が傷んでいるところが杜乃橋のヤマザワの交差点から日吉台中学校に上がったところ、非常に今傷んでおります。いつ事故が起きてもおかしくないというような、私素人から見ても状況になっていますので、私も、これも論旨の中で話したように、本市のほうから2議員が選出されて行っております。2人の議員のほうにもいろいろ話はしていますけれども、なおかつ、富谷の担当課のほうでも、また市長が大和町の町長と会うときもその辺の話をしていただいて、早急なる対応のほうを考えていただきたいと思いますので、この辺について再度お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 私も通行させていただいて、議員と同じように認識をしているところでございますので、大和町の町長なり町のほうに積極的にこれからもご理解、ご協力いただけるようにお願いをしてまいりたいというふうに思います。

○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

○12番(山路清一君) 私たちも一生懸命やりたいと思いますので、その辺についてはお考えのほどお願いいたします。
続きまして、今富谷市に通っている道路が国道、それから県道、市道関係が結構通っていると思うんですけれども、この道路のメーター数、わかればお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) 国道につきましては1路線、富谷市内を南北に走っております国道4号、平均幅員が26メートルで延長が8,280メートルとなっております。市内には3路線の県道がありまして、塩釜吉岡線、平均幅員が10.5メートルで延長が1,640.5メートル、仙台三本木線が平均幅員で10.5メートル、延長が9,271メートル、西成田宮床線が幅員が9.5メートルから22メートル、延長が3,514.6メートルとなっております。市道につきましては、幅員が1.5メートル以上2.5メートル未満の道路が197メートル、2.5メートル以上4.5メートル未満の道路が2万1,778メートル、幅員4.5メートル以上の道路が24万7,553メートルとなっております。

○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

○12番(山路清一君) 結構なメーター数ですね。今、道路に関して、やはり国道、県道、それから市道関係もそうなんですけれども、道路の一番問題となる舗装面もそうなんですけれども、路盤関係について、大型車両とか一般車両通るところで若干違ってくると思いますけれども、この辺の路盤構成はどうなっているか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) 交通量等の関係もあり一概に決まっておりませんが、平均的に申し上げますと、大型車両ですと、表層のアスファルトが5センチ、その下の基層のアスファルトが5センチから10センチとなっておりますので、アスファルトの舗装の厚さは10センチから15センチ、その下に砕石が22センチ以上となっております。一般車両ということですが、管内の区画道路で申し上げますと、表層のアスファルトが5センチが標準となっておりますが、団地によっては表層のアスファルト5センチの下に基層のアスファルトが5センチとなっているところもあります。その下の砕石が25センチ以上となっております。

○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

○12番(山路清一君) 今お話聞いたものを見ますと、やはり大型車両、それから一般車両についての路盤関係の構成というのは違ってきていると思いますので、今、例にとって私が一番怖いといった話、先ほどしたように、日吉台中学校のところの坂のところ、亀の甲的に割れていますよね、はっきり言いまして。あれはアスファルト舗装が1層になっているんですか、2層になっているんですか。あそこは1層ですか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) 幹線道路ですので、多分、5センチと5センチ、2層になっていると思います。

○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

○12番(山路清一君) そうしますと、多分アスファルトじゃなく、路盤関係からも傷んでいると思いますので、早急なる対応を改めてお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) 今後、検討していきたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

○12番(山路清一君) それでは、ちょっと専門的なことをお聞きして大変申しわけないんですけれども、アスファルト舗装なんですけれども、いろいろな舗装が今使われております。粗粒、細粒、密粒とか、それから私の周囲では高規格というのですか、何か下のほうに浸透していくというか、水がたまらないで下のほうに浸透していく。それから音が出ないようにとか、いろいろなこの辺があるんですけれども、その辺の調査というか、市のほうで知っている範囲でわかればお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) 市内につきましては、表層につきましてはほとんどが密粒度のアスファルトになっておりまして、その下のアスファルトにつきましては、粗粒度アスファルト安定処理となっております。開粒度、排水性舗装等はほとんど使用していない状況でございます。

○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

○12番(山路清一君) 続きまして、アスファルト関係の舗装の点検に関してちょっとお伺いしたいと思います。道路関係の点検は、毎日というわけじゃないと思いますけれども、常に点検というか、道路の通行の状況を見ながらいろいろ点検していると思います。方法で、点検関係の方法なんですけれども、目視とか、専門家に頼むとかいろいろあると思うんですけれども、その辺は市のほうでどのように対応しているか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) まず定期的に月1回、都市整備課職員によるパトロールを行っております。点検方法につきましては、まず都市整備課職員のパトロールつきましては、目視点検となっております。また、平成26年度に専門業者へ委託し、路面性状調査を行いました。この調査におきましては、特殊な車両にて路面の性状測定を行いました。

○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

○12番(山路清一君) そのように点検とかいろいろやっていると今お話聞いたんですけれども、点検関係のいろいろ、チェック方法とかいろいろあると思いますけれども、その辺の富谷市がとっているチェック関係はどのようになっているか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) 職員の道路パトロールにつきましては、目視にて判断を行います。専門業者の委託に関しましては、道路面積に対してひび割れ、またはわだちが20%未満が損傷度小、20%以上40%未満が損傷度中、40%以上が損傷度大との判定で、損傷度小につきましては、現時点での補修の必要はなしと。損傷度中で要観察、損傷度大で補修が必要との基準でございます。

○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

○12番(山路清一君) ご苦労かけますけれども、点検のほうを怠りなくやっていただいて、悪いときには早期にやっていただくということで、私のほうの要望でございます。
続きまして、道路の破損等による、このごろ結構車の物損事故、人身事故はまだ起きていませんけれども、物損事故に関しまして、今まで5年間にいかほどあったか、富谷町のときから幾らあったか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) 平成26年度に3件、平成28年度、今年度に1件、計4件、舗装の穴ぼこによる物損事故がありました。

○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

○12番(山路清一君) やはり事故が4件ほど起きていますので、やはりその辺は今後怠りないように、本当に事故というのはないように、ひとつ協力のほどをしていただきたい。やはり、物損事故で今のところ済んでいますけれども、人身事故は決して起こさないということを目標に掲げて取り組むように願います。
続きまして、平成28年度の道路維持予算が約4億4,880万ほどあります。今後、やはり富谷市の団地関係は昭和の時代に造成された団地が結構ございます。この辺含めて、舗装の修繕等も含めて、非常に予算だけで頭を悩ませるところなんですけれども、今後、富谷市として結構お金がかかっていくと思うんです。かかると思うんです。やはりライフライン関係、道路関係は、市民の本当に通勤通学、それから買い物関係、いろいろな面で非常に大事なところでございますので、この4億4,880万の予算が今後ふえていくと思いますので、これにつきまして市長のご意見をお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) ただいまの山路議員のご指摘のとおりでございまして、これから特に古い振興住宅地につきましては、道路改修、またほかそういった部分での改修工事等がこれからは大きくなってくるのが現実でございますので、その辺を見据えた長期的な、見据えた形でしっかりと計画的に補修工事を行っていく必要があるというふうに認識しております。

○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

○12番(山路清一君) 道路のほうについて、最後になりますけれども、国のほうから交付金事業関係でお金のほうをいただいていると思うんですけれども、これは多分、その辺詳しくわからないんですけれども、道路の、例えば今回、二ノ関、三ノ関の道路関係の舗装工事ございました。その辺に関して含めて、交付金の事業関係はどのように申請して、どのように国のほうで了解していただいて交付になるのか。その辺についてお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) 交付金事業につきましては、事業費全体で申請をしまして、その事業費に対しまして、交付決定、例えば50%とか、40%とか、そういった関係で、全額申請しても半分ぐらいしかつかないとか、そういったことになります。

○議長(浅野幹雄君) 山路議員に申し上げますが、要望や意見ではなく質問に徹してください。どうぞ。12番山路清一君。

○12番(山路清一君) わかりました、要望とかそういうのではなく、徹してやります。
平成27年度道路維持費関係に関しまして、決算額が4億6,880万、国庫支出金が4,552万、一般の財源が4億2,830万でございますけれども、これは国庫支出金というのは、先ほど言った交付金事業に充てられた金額でよろしいんでしょうか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) はい、それでよろしいです。

○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

○12番(山路清一君) 続きまして、じゃあ、2番目の市道歩道除雪業務等についてお伺いいたします。
論旨でも述べましたが、通学路などの歩道融雪は、児童の通学路に係る分については、気象予報をもとに委託業者と連携し、平成27年度から適用基準を20センチから15センチに見直したとありますが、この辺について、関連でちょっと質問いたします。
除雪基準以下のときの除雪について、例えば日吉台中学校のところの坂道関係がありますけれども、この場合は、あの坂道に関しては、今、規制的に大和町の管理区分になっていますけれども、富谷市のほうで今やっているのが現状でございます。これが15センチになると除雪していただくという話なんですけれども、それ以下の場合、これは学校のほうでやるのか、それから町内会のほうでやるのか、その辺についてお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) 富谷市では、積雪15センチ未満では歩道除雪を行わないので、もし除雪を行うのであれば、近隣の方、町内会、学校からの協力が必要と考えます。

○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

○12番(山路清一君) 今お話あったように、近隣の方、学校の方という話ありました。私が心配しているのは、雪が降るのも心配なんですけれども、雪が少なくて、1センチ、2センチ、またそれが凍結した場合の問題が非常に怖いと思うんです。あそこは結構坂なっていて、下がインターロッキングなんですけれども、実際的に凍結しないとインターロッキングというのはざらざらになっていますし、滑りどめにもちょうどなりますので、その辺はいいやり方なんですけれども、積雪しない場合に、融雪剤を先ほど配布とございましたけれども、それから道路に置いてある融雪剤ありますけれども、融雪剤は、これは学校当局というか、多分、町内会とか近隣の方がまくといろいろございますので、学校当局のほうで、前日に凍結を、次の日に凍結するという場合に前もってまくようなことはできないのかどうか、学校関係のほうにちょっとお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) 安全対策については、雪道に限らずさまざまな面が考えられますので、今後、学校等とも協議しながら、事前の対策をとれるように検討してまいります。

○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

○12番(山路清一君) 15センチになると除雪車が入ってきて除雪していただくんですけれども、前もいろいろ同僚議員のほうから以前あったと思うんですけれども、メーン道路と枝道から入るところで、枝道から来ると出入りができなくなるんですね。メーン道路を除雪していきますと。その辺の雪の撤去関係はどのように考えているか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) 除雪した雪があって出られない……。車道の除雪、それにつきましては、業者のほうによく指導しておりますので、今後検討していきたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

○12番(山路清一君) 最後になりますけれども、その辺、業者のほうに十分検討していただきたいと考えております。
今、平成27年度の市道部分の歩道の除雪融雪に関しまして、約11.7キロ、93万7,000円というふうな金額が平成27年度の実績報告書のほうには載っているんですけれども、平成28年度、雪とかいろいろな問題が多い少ないありますけれども、今予算的には幾らほどとっているのか、最後になりますけれども、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) 予算につきましては、市道除融雪業務7,760万円の中で実施する予定でございます。

○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 通告に従い2件の質問をいたします。
1件目としまして、「富谷市の公共交通について」問います。
富谷市総合計画基本構想におきまして「安全で自由に移動できる便利なまちを創ります」をスローガンに掲げ、公共交通の充実を行うことは非常に重要なことです。施政方針では、生活圏域の実態を踏まえた公共交通のあり方について検討をしていきますとうたっております。
本年4月から5月にかけて行われましたまちづくりアンケートの住民意向調査の中で、新生富谷市として必要な施策74.6%、711名が、「仙台市泉中央までの交通利便性の確保」を求める声が圧倒的に高くなっています。
既定計画の施策に対するポートフォリオ分析結果におきましても、重点改善項目として「公共交通機関の利便性」を挙げる方が圧倒的に多いと分析しております。
逆に、富谷市で暮らしたいと思わない71.3%の方が挙げている理由は、「交通の便がよくない」との結果です。
アンケート結果では、「通勤・通学先としては仙台市内が52%と多く、仙台市のベッドタウンとしての位置づけがかいま見られる」と分析しております。だからこそ、この富谷市の公共交通インフラは避けて通れない喫緊の課題となっているのは事実です。
よって、生活圏域の実態を踏まえた公共交通のあり方について、以下の点について質問します。
1件目としまして、市民バス乗り継ぎ実証運行計画について。
市制移行後の10月11日から開始され、はや2カ月を迎えようとしております。私が乗降客の確認をしたときには、ほとんど往路、復路とも乗客がおりませんでした。よって、途中経過の報告を求めたく次の質問をいたします。
1つ、市民バス乗り継ぎ実証運行の10月11日から11月18日までの1日平均の利用者数を伺います。
2つ、計画では、1日当たり平均59人の乗車数を見込んでおります。差異の要因を伺います。
3つ、本年6月の補正予算で429万円を計上しておりますが、このまま本年度3月末まで運行を続ける予定か伺います。
4つ、当初の計画どおり、来年度末の平成30年3月末までこのままの状況で運行を続ける予定か、お伺いします。
公共交通についての2件目といたしまして、民間路線バスについて質問いたします。
昨年12月6日の宮城交通ダイヤ改正において、富谷に関する2路線の最終便が改定。平日、泉中央発、富谷営業所行きは富ケ丘、日吉台、杜乃橋を経由して富谷営業所。イオン富谷行きは東向陽台、サニーハイツ、明石台、上桜木、大清水経由の最終便です。この2便は地下鉄の最終便に間に合う貴重な便でしたが、24時台がなくなり、22時台に改正されました。
残業や会社のつき合いで帰りが遅くなったとき、本当にありがたい最終バス2便が削減されてしまいました。私の住んでいる日吉台は泉中央からバスは420円、タクシーの場合は深夜料金で3,000円の料金です。このようなことも住民が富谷市の交通に不満を持つ大きな要因の一つとなっているのではないでしょうか。
また、これから冬場の降雪、降雨時の朝の通勤、通学ラッシュ時間帯に、ふだん、自転車、バイクなどで通勤、通学している社会人、学生がバスを利用することにより、バスが満員となり、バス停をそのまま通過することが多々あります。寒風吹きすさむバス停で雨、雪にさらされる住民の交通に対する不便さへの思いははかり知れないものがあります。
よって、次の質問を行います。
1つ、宮城交通へ最終バス深夜便の復活を強く要望することに関し、市としての見解を求めます。
2つ、冬場の降雪、降雨時の朝の通勤ラッシュ時間帯に宮城交通路線バス臨時便を求めることに関し、市としての見解を求めます。
大きな2件目としまして、「放課後児童クラブの民間運営委託について」質問いたします。
平成29年4月より、放課後児童クラブ土曜開所の実現に向け、児童館及び児童クラブ合わせて8カ所の運営委託業者が3事業者に決まりました。
現場で働く児童指導員の先生方の所属が民間に委託されることに対する賃金、指揮命令系統、身分保障などの課題が残されております。
民間企業の使命として、当然、利益追求があります。現在は、児童指導員、公民館副館長を初め、職員が地域の実情に合った連携をとり、児童一人一人の多種多様な環境に即したきめ細やかな対応をとってきました。このようなサービスの質を維持していけるのか、非常に不安材料として残ります。また、有料化にすることで、子供さんを預ける親御さんの考え方にも変化があると思われます。よって、次の質問を行います。
1つ、児童館8施設を3事業者に委託することに関し、施設の割り振りの判断基準をお伺いします。
2つ、児童指導員の賃金が事業者によって、土曜休日勤務賃金も含め、格差が出る可能性についての対応をお伺いします。
3つ、手のかかる児童に関しても、今までどおりの対応が可能かどうか、お伺いします。
4つ、保護者負担金に関して、基本利用分、延長利用分とその設定基準をお伺いします。
5つ、有料化に伴い保護者の要求が課題になってくる可能性が予測されます。過剰な要求についての責任区分についてお伺いします。
6つ、児童が増加している地域において、児童館の定員設定の有無をお伺いします。
以上、若生市長の答弁を求めます。

○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの青柳議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1の「富谷市の公共交通について問う」の問い1の1の1でございます。
市民バスの利用者数につきましては、ご質問の期間、平日28日間における1日平均の利用者数は約3.9名でございます。
1の問い2でございます。乗車数の見込み値の算定については、予算積算上、市民バスを利用し市役所へ来庁する方々の平均値をベースに積算しているため、利用実績との差異が生じております。
1の3と1の4につきましては、関連がございますので、あわせてお答えをさせていただきます。
本年度の運行につきましては、実証運行が始まったばかりなので、現行の制度周知を徹底し、より多くの地域の皆様にご利用いただくよう周知を図ってまいります。なお、来年度以降につきましては、本年度末までの実証運行の実績を踏まえ、予算の範囲内でありますが、乗り継ぎ地点の新設を視野に入れ、検討を重ねてまいります。
続きまして、2の1でございます。2の1と2の2が関連ございますので、あわせてお答えをさせていただきます。
これまでのバスダイヤの改正や運行便数の減便などのさまざまな懸念事項につきましては、従前より強く認識しており、その都度、宮城交通に対して要望しているところでございますが、運転手のマンパワー確保など事業経営に関することにつきましては、行政側が関与できない側面もあるのが実情でございます。しかし、市内唯一の公共交通機関である路線バスは、仙台市などへ通勤、通学する方々にとりましても必要な生活交通でありますので、今後とも宮城交通と十分な協力関係を保ちながら、継続的に協議を実施してまいりたいというふうに思います。
質問件名、大きな2でございます。「放課後児童クラブの民間運営委託」につきましての問い1でございます。問い1の施設の割り振りの判断基準につきましては、事業の規模や地域性及び特性などさまざまな要件を考慮するとともに、事業者の移動、連絡等の観点も考慮に入れ検討してまいります。また事業者間同士の連携、連絡、協力も踏まえて判断をしたいと思います。
次、問い2の賃金については、3事業者間で格差の出ないように、子育て支援課を含めた4者で協議を重ね、待遇面での均等化を図ります。
問い3につきましては、対応についてはこれまでどおり進めてまいります。どの事業所においても専門的な知識や経験を持ち合わせており、これまで以上に個々に沿った適切なかかわりができるものと思っております。
問い4の保護者負担につきましては、先日開催した富谷市子ども・子育て会議で放課後児童クラブの運営についてを議題として取り上げ、委員の皆様からのご意見を伺いました。そこで出されたご意見や近隣自治体の状況を踏まえ、さきの議会全員協議会でご説明しましたとおり、近隣自治体と比較して同程度の基本料金とすることに決定をいたしました。
問い5につきましては、放課後児童クラブの目的は、適切な遊びや生活の場を提供し、子供の健全育成を図ることでございます。目的を達成するためには、事業者や行政の力だけでなく、保護者の協力、連携、理解の共有が必要不可欠なものと考えます。各事業所において、日ごろから保護者との面談や交流を心がけていくことをお願いしてまいりますが、過剰な要求があった場合でも、保護者の方々のご意見には真摯に向き合い、適切な対応をしていくものでございます。問題解決には市と事業者が連携をとって対応してまいりたいというふうに考えております。
問い6の定員については、子ども・子育て新制度を浮かべ、児童1人当たりの占有面積が1.65平方メートルと規定されております。市でも条例で規定しておりますが、平成31年度までは経過措置としております。児童クラブ等の床面積で収容児童数は限られてきますので、平成32年度以降については、定員を設けるのか、定員を設けず、余裕教室や増築での対応とするのか、今後の動向を見て検討してまいりたいというふうに考えております。
以上です。

○議長(浅野幹雄君) これより青柳信義君の質問は一問一答により行います。2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 市民バス乗り継ぎ運行、実証運行ですけれども、1日3.9名、4名として、往復路で多分8便あったかと思うんですが、1便当たり0.5人、これに関してどのようにお考えか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 数値としては、議員おっしゃるとおりでございまして、周知不足の面と、それから路線の、市長答弁にもありましたけれども、新たな乗り継ぎ実証ポイントが必要であるというふうな認識でございます。

○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 今おっしゃったとおり、新たな乗り継ぎ地点を考えるということで、当初の予定どおりの59名は行くものと考えているか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 59名は、これは目標値ではございませんので、予算の積算上の数字でございますので、そこを目標にするかどうかというのは、ちょっと別な視点で考えたいと思っております。

○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) いただいた、8月23日、全員協議会でこの計画を知らされまして、そのレジュメに59名というふうに載っていますので、それが架空とは言いませんけれども、あくまでもこれが目標だと私は思っていましたけれども、その辺の見解を再度お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 予算どりする段階で数字が必要でございまして、そのときのよりどころになる数字がそれまでの市民バスの実績値でそこに持ってきましたので、それで予算を獲得しました。予算の、その段階で予算を確保していないと、契約行為というものができませんので、そのまま、その当時は一番信頼できる数値はその値でございます。ただ、今実証を踏まえましたので、次に予算要求する段階では確定値の値が一番信憑性があるものというふうな位置づけでございます。

○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 今の件はこれで終わりにしますけれども、予算とる上でも59人というのは何らかの根拠があってやったものと思われます。その根拠をお示しください。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) ですから、市役所に来る便の平均の乗車数をそのとき用いたものでございます。市役所に来る方が全員泉中央に行った場合という予算どりでございます。

○議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩といたします。

午前11時57分 休憩


午後 1時00分 再開

○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 先ほどの予算をとるために59人、実際は1日3.9名ということで、1割以下のギャップが出ております。これに対して、今年度、来年3月までのギャップ対策、そういったものをお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 先ほど市長の答弁で、まず運行区の形態については、来年の3月までは現状のまま、推移を見させていただきたいというのが一つでございまして、ギャップの対策については、さまざまな機会を通じて実証運行をしているというふうなもののPRを努めていきたいと考えてございます。

○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 私も別に乗り継ぎ実証運行計画なりに、批判的な考えではなくて、今の若生市長になってから、いろいろな大きな山がどんどん動いているんですね。どんどん動いて、本当にいい市になろうとしています。だからこそ、私はもっともっといいものをつくり上げたいというふうに思って質問させていただいていますので。
まずは、現在、市役所まで市民バスで来てから、泉中央だけの1本でございますけれども、そうしますと、西部、南部循環線、この沿線の方々というのは、一旦、30分なり1時間かけてここに来て、また行かなくてはならない。先ほど、ポイント、ポイントで乗り継ぎ地点の見直しというお話がありましたが、私のイメージとしては、例えば西部循環、南部循環、ある地点に行けば、そこで乗り継ぎバスのチケットをもらって、そこで泉中央まで行けるというようなものか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 議員の認識と同じ方向で今検討してございます。

○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) ぜひ、そういったことで、あとは市民の意見を聞きながらまずやってほしいというふうに思います。
次に、宮城交通バスの最終便でございますけれども、昨年のダイヤ改定は地下鉄東西線開業に伴うダイヤ改定で、削減する深夜便4便、そのうちの2便がなぜか富谷の便でございました。全く地下鉄とは関係ないところで削減されてしまいましたので、せっかく、今、宮城交通さんと泉中央への乗り入れ、そういったところまでやっていますので、何とか、富谷市として申し入れをしていただきたいというふうに思いますが、その件に関して答弁をお願いします。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) その点につきましても、バス路線の見直し等々の場合、さまざまなご意見を住民の皆様からも頂戴してございますので、機会を見て対応しておるところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 私からも若干補足をさせていただきます。
この件につきましては、24時台の便がなくなった時点で、宮城交通の小野社長のほうに私からも直接お願いをさせていただきました。天野社長も申しわけないということで、先ほど答弁したように、マンパワーの問題だということで、人が、人員確保すれば復帰するという話もそのときにお話をいただいておりますので、さらに一日も早く、もう一度復帰していただくように、私のほうからもお願いをしたいというふうに思います。

○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) この深夜便というのは、私もサラリーマンで四、五年前まで仙台に通っていたわけなんですけれども、週に1回以上は利用して、ほとんど満員の状況でございますので、どちらかというとドル箱の部類だったのかなというふうに思いますので、ぜひお願いしたいというふうに思います。
それと、冬場の、特に朝の通勤ラッシュ時間帯に明石台、成田地区、こういったところは非常に急激に人口がふえていますので、早急に増便の申し入れをお願いしたいと思いますが、これに関して見解を伺います。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) そちらにつきましても、ただいま市長が申し上げたとおりでございまして、私どもとしましても、そういった状況を踏まえ、実際に要望なりを伝えてはおるところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) それでは、次の質問に移ります。
放課後児童クラブの民間運営委託についてでございますが、こちらのほうも県内ほとんどの自治体が有料でやっています。どちらかとしたら、今までサービスでやってきたのが、ちょっと本当に過剰サービスだったのかなというふうにも思っております。児童館8施設を3事業者に委託すると。この割り振りの先ほどの答弁が地域性、特性で検討ということで、具体的なものは上がっていないんですが、私は思うに、東向陽台公民館から分かれたのが東向陽台小学校、明石台小学校、成田公民館より分かれたのが成田小学校、成田東小学校。ですから、もともと1つだったところが2つに分かれたところは、1業者に移行したほうがよろしいのではないか。というのは、お母さん方の、保護者の情報交換というのはすごいんですね。これがうちはこうだよ、うちはこうだよと。今まで同じ児童館に行っていたものが別々になると、そういった情報交換でふぐあいが発生するのかなというふうな、私の考えでございますけれども、執行部の考えをお伺いします。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 現在、受託業者、委託業者のほうとの相談を進めておるわけでございますが、十分にただいまの青柳議員のご意見はごもっともだというふうに思いますので、その辺、配慮した中での委託をお願いしていきたい、進めていきたいというふうに思います。

○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 事業者の賃金も、先ほど協定なりでやっていくということで、それもぜひお願いしたいというふうに思います。
それと、3番目の手のかかる児童に関してでございますけれども、保護者の説明会でもありましたけれども、ヘルパーつきで利用している児童は、今後も利用可能であるか。または、そのようなヘルパーつきでお願いしたいというふうな保護者が来た場合に利用可能かどうか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 児童クラブをご利用いただくお子さんに関しましては、保護者が就労されているというところがまず一つ条件になってきます。そういった中で、お子さんを預かる際に、お子さんが安心に安全にそこで過ごせるかということがまず第一に考えていかなければならないことと考えております。そういった安全に安心に放課後児童クラブで過ごせるかどうかといったことを考えるときに、まず、お子さんがその集団の中で、放課後児童クラブというのは結構な人数が集まるところでございますので、その大きな集団の中で適応してやっていけるのかどうか。一人で食事にしろ、排泄にしろ、一人で過ごせるのか。あるいは例えば子供同士のトラブルということも考えられますが、そういったときに、自分の気持ち、嫌なことがあったら嫌だとか、助けてとかいったような表現ができるかどうかというようなところも踏まえながら、受け入れられるかどうかということに関しては、その都度個々に対応していきたいと考えております。

○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 手のかかる児童に関しての2つ目ですけれども、ADHD、アスペルガー症候群の児童で指導員がつきっ切りにならざるを得ない場合、今までは何らかの形で対応してきたんですが、今後、民営化になった場合に、今までどおりの対応が可能であるかどうかをお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 今までも利用される前にお母様方からご相談いただく場合もございますし、やはり学校に通われて放課後児童クラブを利用されるようになってから、いろいろ課題があるということに気づいて相談を受けたりすることも多々ございました。その中で、本当に個別に対応していくような形になるんですが、どうしても1人指導員が特別につかなければならないといったような場合ですと、放課後児童クラブだけではなくて、療育的な部分で児童デイサービスのご利用を進める場合もありますし、そこは必ずしも放課後児童クラブだけではなくて、いろいろなその方に合わせた支援ということを考えていきたいと思っております。

○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 次に、利用料金に関して質問いたします。
利用日数に応じて3,000円と1,500円、10日を境に設定されましたけれども、これは利用者の負担軽減をやったと思いますが、かえって保護者の混乱と、あとは料金徴収の事務の煩雑さにつながったかと思いますが、その辺に関しての考えをお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) さきに考えていたときには基本料金一律でという考え方ももちろん中にはありました。ただ、現場からの意見としまして、必ずしも毎日通われているお子さんだけではないというふうなこともある現状から踏まえて、こういった形、10日以上、10日未満というふうな設定をさせていただきました。保護者説明会のときにも、じゃあ、自分はどこに当てはまるんだろうというふうなご質問があり、やはりそこはちょっと説明不足だったかなというところもあるんですが、基本、今回、今後実際に利用される方々に説明をしていく中で、まずご本人たちの申請で選んでいただく形になるかと思います。お仕事をずっと毎日されている方でも、必ずしも放課後児童クラブを毎日ご利用になるわけではないと思いますので、例えば塾や習い事等に行くので、その分、児童クラブに通わないという方もいらっしゃると思いますので、その家庭のご事情でまずは選んでいただくというふうな形になります。

○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) その辺は富谷市でしかやっていない、一つのサービスのようなものですから、よい点として認識します。
次に、有料化に伴って、保護者の要求が過大になってくるのではないかということで、さきの保護者説明会でも保護者の過剰な要求も出てきております。今まで無料で預かってもらっていたので口出しはしませんでしたけれども、今後、有料になれば、過剰な要求が出ないとも限らないというふうに思います。その場合、運営委託業者と子育て支援課のほうで対応するかと思うんですが、その辺のQ&Aの対策なり、その辺をお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 今も事業者とも打ち合わせをしていく中で、やはり保護者の方の意見をどういうふうに見ていくかというふうなところでは、今現在、話し合いを進めているところなんですが、一つ、考えられるのは、保護者へのアンケートというものを、今まではちょっとこちらで行っていなかったんですが、放課後児童クラブを利用してどのように感じているかというアンケートをとりながら、その後の対応について考えていきたいと考えております。

○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 今年4月、議会臨時会におきまして、放課後児童クラブ運営で議会でも承認を受けまして、その後、現場を預かる児童責任者と運営委託に関して、説明じゃなくて、打ち合わせは何度程度、何回程度行われたか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 済みません。もう一度、事業者との打ち合わせということでしょうか。済みません。

○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 事業者の打ち合わせではなくて、子育て支援課と8児童クラブの責任者なりとの今回の民間委託に関する打ち合わせというのが何度ほど行われたか、お伺いします。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 今現在、児童クラブのほうを管理している職員との話し合いというものは常々、随時、会議という形で改めてというのはなかなかないんですけれども、やはり報告に来た段階ですとか、こちらに事務処理の関係で役場に連絡事項があって来るときに常々話はしております。児童指導員に対しての説明会というのは、今まで2回行っております。

○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。

○2番(青柳信義君) 最後の質問でございます。
児童指導員ともっともっと深く打ち合わせすれば、料金体系なり、障がいのある児童への対応、緊急時の対応、利用時間への対応など、もっともっと打ち合わせをすれば保護者の説明会もスムーズに行われ、運営委託業者へもスムーズにいったのではなかろうかと私は思いますが、その点に関して見解をお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 児童指導員一人一人に話を聞くというところも必要なところかとは思いますが、代表として管理している者には話を聞きながら進めてきた次第でございます。今後、実際に事業者が決まって、これから指導員にも説明を行っていくことにはなるかと思いますが、事業者が決まった後の指導員との説明会の後には、できるだけ一人一人の話、意向等は聞いていくつもりでおります。

○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。

○1番(金子 透君) 11月28日の議員全員協議会にて私の一般質問に関連する事業の説明がございましたが、通告どおり、2件質問いたします。
1件目として、「旧富谷町役場庁舎土地の活用について」質問いたします。
富谷新町地内にあります旧富谷町役場庁舎は、昭和45年ごろの建設と思っております。現在の新町、当時の字町、まさに富谷の中心に建設されました。役場への来庁者の人たちや商店への買い物客でにぎわい、活気のある町並みでした。当時は、お正月の初売り、商工会の福引き、春の富ケ丘公園の花見へ行き交う人々、夏祭り、熊野神社の例大祭など、季節ごとのいろいろな行事に心躍らせたものでありました。現在の新町はどうでしょう。残念ながら、当時のようなにぎわいを見ることはできません。時代の流れで、仕方のないことなのでしょうか。私としてはそのようなことで納得してはいかんと考えます。
新町は、宿場町富谷宿の起源の地であり、富谷の根っこであります。富谷の先人の人々が代々努力を重ね、400年の長きにわたり繁栄し、富谷村から富谷町、そして本年10月10日富谷市となり、現在の富谷があります。先人の方々の英知と努力のたまものではないでしょうか。
新町地区は、本来、富谷の中心として発展し、牽引役にならなければいけない歴史的な事実がありながら、現在の状況にじくじたる思いであります。仙台市のベッドタウンとして本市の南部地区に開発が集中し、現在の富谷市となりましたが、私としては、新町を中心に水面に波紋が生じたとき幾重にも輪を描いて広がるような、そのようなまちづくりはできなかったのか、また不可能だったのかなと考えることあります。富谷の礎は富谷宿のあった新町なのだとの思いであります。
しかしながら、現在の姿を嘆いてばかりはいられません。富谷市は人口6万人の都市を目指しております。この先、まだまだ伸びます。伸ばしどころを間違えては取り返しのつかないこととなります。東西に、南北に、バランスのとれた住みよい、暮らしよいまちを次世代に渡したいものであります。
そこで、新町の発展、振興、活性化を考えたとき、旧富谷町役場庁舎は重要なポジションにあると考えます。現在、旧庁舎にシルバー人材センターが事務所を置き活動しております。年間通して活動しており、人々の出入りも盛んで、新町の活性の一翼を担っておりますが、活動の拠点である旧庁舎は、建築45年経過しており、耐震建築ではなく、雨漏りもしており、附帯する給排水、電気などの設備は使いものになるはずもありません。
私としては、解体して複合的な施設の整備なども考えておりましたが、先日の議員全員協議会で説明のあった地方創生拠点整備交付金充当事業を活用して、財政的な負担の軽減を図った事業も是とするものであります。
本市のホームページから観光案内、おすすめ観光コースしんまちめぐりを見ました。内ヶ崎酒造店、富谷宿、熊野神社、恋路の坂、脇本陣跡、中宿の景観、地元の住民には当たり前ですが、他地域からの観光客、交流者人口増を目指すには余りにも寂し過ぎます。観光資源の少ない本市において、観光の目玉となるような拠点の整備の必要性を感じております。
質問いたします。旧役場庁舎土地の有効活用をどのようにお考えか、お答えください。
次に、2件目として、「市道の歩道整備について」です。
現在の富谷市の道路事情、交通環境については、本市は仙台市の北に位置し、さらに北には大規模な北部工業団地があります。仙台と北部工業団地を結ぶ路線の中心に位置するのが富谷であります。また、東に利府、多賀城の企業や、西に泉パークタウンの工業団地もあり、東西南北、場所に関係なく富谷市全域にわたり、通勤通学時間帯の交通量はかなりの数と思っております。そして、その数は年々増加しており、日中の交通量もかなりの数と思っております。
幹線道路で大型車が多数通行しているのに、歩道の未整備の市道があります。沿線の住民の方が健康のため自宅の前の道でのウオーキングがままなりません。子供が友だちの家へ遊びに行くのもままなりません。住民の皆様の安全・安心を思えば、歩道の整備は必要と考えます。交通量の調査等を実施し、実情を把握すべきではないでしょうか。その結果、交通量の多い路線、危険度の高い路線は速やかに歩道の整備をすべきと考えます。
次の路線について質問いたします。市道石積線、明石と石積を結ぶ明石・石積線、明石玉抜から上桜木までの明石1号線、いずれの路線も大型車の通行量が多く、歩道整備の必要性を感じております。市としてどのように考えておるのか、歩道整備についてお答えください。
以上、私から2件の質問であります。

○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの金子議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1の「旧役場庁舎跡地の活用を問う」の問い1でございます。旧役場庁舎につきましては、さきの議員全員協議会でご説明しましたとおり、富谷宿開宿400年記念事業を視野に入れながら、地方創生拠点整備交付金を活用して必要な改修工事を行い、企業創業支援の拠点、地域コミュニティーの活動拠点、民俗ギャラリーの移設、シルバー人材センターワークプラザの設置など、複合的な拠点施設として整備し、新町地区のにぎわいの創出や活性化にも役立ててまいりたいと考えております。
旧役場庁舎につきましては、これまで解体の方針が示されておりましたが、新町地区の再生化などを踏まえた慎重な判断が必要と考え、一旦保留としてまいりました。このような中におきまして、今回、地方創生拠点整備交付金が創設され、既存施設の改修も対象とされたことから、改めて、旧役場庁舎の利活用について検討を行った結果、交付金を活用して必要な改修工事を行い、既存建物の有効活用を図ることが費用対効果の面で最良であると考えたものでございます。ご理解、ご協力のほどをよろしくお願い申し上げます。
続きまして、質問件名2の「市道の歩道整備を問う」の問いでございます。ご指摘の3路線に対する現状認識は議員と同様で、特に朝夕の通勤時間帯は交通量の増加とともに歩行者等の危険性も高まっており、歩道整備の必要性も課題として認識しているところでございます。
まず、市道石積線につきましては、これまでも本市の道路整備計画の中で検討を重ねてまいりましたが、他の道路事業や財政事情などから、引き続き課題とさせていただきたいと思います。
次に、市道明石・石積線につきましては、県道塩釜吉岡線の石積トンネル開通後、通過車両が増大する中、平成25年度において、歩道整備とまでは及びませんが、歩行者等の通行幅員を広くする目的で、全線側溝の有蓋化を図り、また夜間通行の安全性を考慮し、LED防犯灯8基を新設し、歩行者等の安全性向上に努めてきたところでございます。
次に、市道明石1号線につきましては、明石台の宅地開発にあわせて整備された道路です。歩道の設置等の改良事業については、今後の開発の状況とあわせて検討してまいりたいと考えております。
引き続き、市道の交通安全確保に向け努力してまいります。
以上でございます。

○議長(浅野幹雄君) これより金子 透君の質問は一問一答により行います。1番金子 透君。

○1番(金子 透君) それでは、再質問いたします。
まず、旧役場庁舎の件ですが、財政負担の軽減を図り、既存の施設の有効活用は大変結構でありますが、築45年の建物ということをまず考慮に入れて、11月18日付河北新報の記事で、仙台市役所の耐震工事についての記事でありますが、コンクリートが大気中の二酸化炭素に反応してアルカリ性から中性に変化し、建物自体の耐用年数にも影響するというふうに書かれておりますが、このことについて、どのように捉えておりますでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。

○市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 確かに仙台市役所の例でそのような報道がなされたところでございます。旧役場庁舎につきましても、昭和40年代に建設されたというところで、そういったところが危惧されるわけなんですが、平成22年に行いました耐震診断の際に、コンクリートの診断というものもあわせて行っております。そういった結果も今回考慮しながら、必要な措置を行いながら、安全性についても十分な措置ということで考えて建設をしてまいりたいというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。

○1番(金子 透君) それでは、既存の建物を利用して、活用しての整備ということで、改修工事の妥当性というか、正当性というか、これを使ってやることに間違いはないんですよということの担保のためにも、再度検査をする考えはございませんか。

○議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。

○市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 改めて検査となると、費用的なものとか、時間的なもの、そういったものがかかるところでございます。まずは、根拠となるのは、平成22年に行いましたそういった耐震診断、そういった結果を踏まえながら、安全性の高い建物として改修工事を行ってまいりたいというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。

○1番(金子 透君) それでは、耐震改修工事等々、いろいろな工事をするのでしょうけれども、完成後、どのぐらいの使用を見込んでおりますでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。

○市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 今回は国の交付金を活用して、国のほうも建設国債ということで、そういったものを財源として国のほうも交付金にしているようですので、耐用年数についても、それなりの耐用年数のものが当然必要になってきますので、ちょっと何年ということはなかなか申し上げられないんですけれども、かなりの耐用年数ということで考えてまいりたいというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。

○1番(金子 透君) 今の答弁であれは、まさか5年、10年とかというような捉え方ではないということの理解でよろしいかと思っております。
次に、3階の展示スペース、どのように考えておりますでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。

○市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 3階につきましては、現在の民俗ギャラリーの移設ということを考えております。広さ的にも大体同じぐらいの広さを確保しているところでございますが、どのような展示の方法とか、そういったものについては、今後、教育委員会とも調整をしながら、内容を詰めていければというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。

○1番(金子 透君) 民俗ギャラリー、そのままそっくり引っ越しするという考え方なんでしょうけれども、そればかりではなく、富谷の近未来的なものを発信できるような、誰が見てもわくわく、どきどきするような、そのような未来に向けた発信をできるような展示も必要ではないかなと考えておりますけれども、いかがでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。

○市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) ただいまの議員のご指摘どおり、そういった視点からも教育委員会と調整を図りながら、展示について検討を進めてまいりたいと考えております。

○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。

○1番(金子 透君) 先ほども話しましたとおり、観光資源の本当に、みずからの市をこのような言い方をするのはなかなかあれなんですけれども、乏しい市であるのかなという自分的な捉え方なので、現在の富谷を、先ほど言ったように、未来の富谷を思い切り発信できる拠点となるようにするためにも、例えば商工会、JAさんとも連携いたしまして、観光協会、物産協会等々を立ち上げまして、広く発信できる拠点にしてはいかがと考えております。いかがでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) ただいま、金子議員のご意見、大変貴重なご意見でございますので、ただいまのご意見を参考にさせていただきながら、関係機関、団体と協議をしながら検討してまいりたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。

○1番(金子 透君) 限りあるスペースで、私が新町からの議員であるということで利益誘導的な考えではなく、富谷全体の発信の拠点となるよう、改めてお答えください。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 私も同感でございまして、今回の件につきましては、そういう意味では、黒川商工会の会長初め、現在のシルバー人材センターの理事長もそうでございますが、関係者初め、いろいろな機関とご相談をしながら、やはり新たにあそこの旧庁舎を富谷の新たな発信拠点として、さまざまな可能性を持った施設として有効に活用していけるようなところを目指していきたいというふうに思います。

○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。

○1番(金子 透君) この件に関して最後の質問といたします。
シルバー人材センターの建設ということですので、これから高齢化社会、間違いないわけですから、シルバー人材さんという組織、団体は、有効に、本当に市のためにウイン・ウインの立場で活躍していただく、そのような考え方に立ちまして、ぜひ協力を仰ぐべきと考えております。いかがでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 現段階でも、シルバー人材センターの理事長初め関係者の方々とは協議をさせていただきながら、連携をして今回の拠点づくりを進めていきたいというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。

○1番(金子 透君) それでは、次に歩道の整備について伺います。
交通量の調査等々は実施しておりますか。

○議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) 明石・石積線と明石台1号線につきましては、平成25年の12月に交通量調査を実施しております。

○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。

○1番(金子 透君) 歩道整備の終わっておる市道と歩道整備の未整備の市道と、交通量の比較、危険度の比較、どのように感じておられますでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) まず、明石台・石積線と明石台1号線の交通量調査についてちょっと申し上げますと、まず、台数にしますと、利府方面に向かいまして、大体1日3,400台ほど、そして歩行者が一人もおりませんでした。そしてなおかつ、自転車につきましては3台ほど、利府方面に向かっている状況でございます。

○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。

○1番(金子 透君) 交通量はかなりあるが、歩行者、自転車は思いのほか少なかったという答弁の理解でよろしいわけですか。

○議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) 一応、この2路線につきましてはそうでございます。

○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。

○1番(金子 透君) ではありますが、やはり、私一度実験というか、ちょっと言い方はまずかったんですけれども、高齢者の耳の不自由な方になったつもりで、耳を塞いで歩いたんですよ。後ろから大型車がいきなり来るのが気配として感じられないわけなんですよね。歩いている一人二人が高齢者だった場合に、なかなか危ない、よくない状況ではないかなとは考えるところでありますけれども、いかがでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) 確かにこの路線につきましては、交通量は大変多いので、そういうふうな状況だとは思います。

○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。

○1番(金子 透君) 完全に2メートルとか、3メートルの歩行者道路をつくって、完全に歩道整備をしたらどうですかという考え方もあるんでしょうけれども、例えば、グリーンのゾーンを設けて、ポールみたいなものを使って、一応歩行者の安全を確保するというような整備の仕方は考えられませんか。

○議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) まず、通学路とか、そういった指定があれば、そういったことも考えられます。

○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。

○1番(金子 透君) 通学路の指定でなければそういった整備はだめですよということでありますか。

○議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。

○都市整備課長(齋藤英夫君) 今後、内部のほうで検討していきます。

○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。

○1番(金子 透君) 限られた財政ということも重々理解しておりますけれども、事は住民の皆様の安心・安全のことでございます。子供、将来の富谷の担い手である子供たちのことでございますので、限られた財政の中からでも何とかお願いすべきと私は考えておるんですけれども、市長、最後に結構です、もう一度、改めてご答弁ください。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) ご意見ごもっともでございまして、直接、現地の方からお手紙なんかもいただいたりしておりますので、大変、私もその辺は認識をしておるところでございます。本日いただいたご意見を踏まえながら、内部で可能な範囲の中で、そういう安全性確保なりの努力を検討してまいりたいというふうに思います。

○議長(浅野幹雄君) これをもちまして本日の一般質問を終わります。
これで本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。
ご苦労さまでした。

午後1時39分 散会

平成28年第4回定例会議事録(第4号)

平成28年12月8日(木曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 金 子 透 君
  • 2番 青 柳 信 義 君
  • 3番 若 生 英 俊 君
  • 4番 長谷川 る 美 君
  • 5番 畑 山 和 晴 君
  • 6番 齊 藤 秀 行 君
  • 7番 藤 原 峻 君
  • 8番 佐 藤 聖 子 君
  • 9番 浅 野 武 志 君
  • 10番 西 田 嘉 博 君
  • 11番 佐 藤 克 彦 君
  • 12番 山 路 清 一 君
  • 13番 浅 野 直 子 君
  • 14番 高 橋 正 俊 君
  • 15番 菅 原 福 治 君
  • 16番 出 川 博 一 君
  • 17番 相 澤 榮 君
  • 18番 渡 邊 俊 一 君
  • 19番 安 住 稔 幸 君
  • 20番 浅 野 幹 雄 君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 市長 若 生 裕 俊 君
  • 副市長 大 庭 豪 樹 君
  • 企画部長 内 海 壯 晃 君
  • 総務部長 山 田 豊 君
  • 保健福祉部長 小 野 一 郎 君
  • 建設部長 奥 山 育 男 君
  • 保健福祉部次長兼保健福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター所長 中 山 高 子 君
  • 企画部企画政策課長 高 橋 弘 勝 君
  • 企画部財政課長 西 山 高 広 君
  • 企画部産業振興課長 鴇 幸 浩 君
  • 総務部総務課長兼情報化推進室長 神 田 能 成 君
  • 保健福祉部地域福祉課長 菅 原 俊 司 君
  • 保健福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセタンター子育てサロン所長 狩 野 悦 子 君
  • 建設部都市整備課長 齋 藤 英 夫 君
  • 建設部都市計画課長 伊 藤 正 君
  • 総務部総務課参事兼危機管理室長 横 田 利 雄 君
  • 健福祉部長寿福祉課技術参事兼保健福祉総合支援センター所長兼高齢者施策専門監 安 積 春 美 君
  • 保健福祉部子育て支援課参事兼保育統括監 八 巻 恵美子 君
  • 教育長 菅 原 義 一 君
  • 教育次長 荒 谷 敏 君
  • 教育総務課長 高 橋 加 代 君
  • 学校教育課長 齋 藤 卓 也 君
  • 生涯学習課長兼総合運動公園所長兼民俗ギャラリー館長 渡 邉 正 弘 君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀 郁 雄
  • 次長 富 澤 裕
  • 主幹 長 瀬 千鶴子

議事日程 第4号

平成28年12月8日(木曜日) 午前10時00分 開会

日程1 会議録署名議員の指名
日程2 一般質問 16番 出 川 博 一 議員
1 平成29年度予算編成の基本方針は
2 若者の意見はどう反映されるのか
19番 安 住 稔 幸 議員
1 来年のとみや国際スイーツ博覧会や市民体育祭等の実施を問う
2 共通投票所設置を問う
13番 浅 野 直 子 議員
1 交通安全対策と交通費補助は必要
2 シティーブランドに富谷茶再生を
4番 長谷川 る 美 議員
1 「富谷市」となり、これからの市政運営を問う
2 富ケ丘をはじめ団地部公園の適切な除草管理を問う
7番 藤 原 峻 議員
1 障がい者福祉の充実を問う
2 公共交通について問う

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり 午前10時00分 開会

○議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。


日程第1 会議録署名議員の指名

○議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、8番佐藤聖子君、9番浅野武志君の2名を指名いたします。


日程第2 一般質問

○議長(浅野幹雄君) 日程第2、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 皆さん、おはようございます。
それでは、私から2点について質問いたします。1つは、平成29年度予算編成についてです。2つ目は、わくわく町民会議における高校生の意見についてお尋ねいたします。
まず最初に、平成29年度予算編成について伺います。
平成29年度予算編成に関連し、10月14日付で企画部長名の平成29年度予算編成方針について通知が公表されました。各課からの予算要求が11月15日に提出され、本定例会終了後の12月14日から財政課とのヒアリングが行われる予定と聞いております。
来年度の予算編成方針について、5点お尋ねいたします。
1つ、平成29年度予算編成方針の特色は何か。
2つ目、最重点プロジェクトと平成29年度予算編成の関連性は。
3つ目、財政政策と整合性のある実施計画はいつ提示されるのか。
4つ目、児童クラブの民間委託と有料化の検討状況はどのように進捗しているのか。
5つ目、市立幼稚園の申し込み状況と今後の方向性について見解をお尋ねします。
なお、2つ目の重点プロジェクトと予算編成の関連、3つ目の実施計画の提示時期、この2つについては、既に市長からの答弁がありましたので、市長からの答弁は省略していただいて結構でございます。
次に、わくわく町民会議における高校生の意見について伺います。
第7回とみやわくわく町民会議は、若者による「富谷市のまちづくり」をテーマに、平成28年8月18日に開催されました。18歳選挙権制度の導入など社会情勢の変化により、若者の意見をこれまで以上に必要とする時代となり、富谷市総合計画策定に若い人たちの声をいかに反映していくかが重要との認識に立ったものと思われます。
参加した高校生の意見を踏まえ、質問します。
1つ、富谷市を紹介できるイベントや特色となるものは何か。市長が思われるもの、あるいは事を3つ挙げるとしたら何々か。
2つ目、高校生の通学に際し、泉中央駅までのバス運賃助成、いわゆる補助をする考えはないか。
3つ目、図書館、文化ホールの検討状況はどの程度進展しているのか伺います。
以上が私からの質問です。よろしくお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) 皆さん、おはようございます。
それでは、私からただいまの出川博一議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1の「平成29年度予算編成の基本方針について」の問い1、問い2、問い3につきましては、さきの議会議員の答弁で済んでいるということで、割愛させていただきます。問い4、問い5につきまして、問い4からご答弁をさせていただきます。
問い4の児童クラブの民間委託と有料化の検討状況についての答弁からでございます。11月10日に3事業者参加による選考委員会を開催し、3事業者とも設定した最低基準を超えたため、8カ所の児童クラブを割り振って選定を終えたところでございます。
有料化については、骨格はさきの議員全員協議会でお示ししたとおりでございますが、今後は、4月に向けて条例改正等の整備を進めてまいります。
問い5の市立幼稚園の申し込み状況と今後の方向性についてでございます。
初めに、市立幼稚園2園の平成29年度入園申し込み状況につきまして申し上げます。まず、富谷幼稚園には、初めて募集した3歳児は30名の募集に対し25名、4歳児は30名の募集に対し39名の申し込みがございました。4歳児は募集定員を超える申し込みがあったため抽せんによる選考を行い、32名入園予定者といたしました。東向陽台幼稚園には、4歳児30名の募集に対し19名の申し込みがあり、入園予定者といたしました。当初の申し込みは14名でしたが、富谷幼稚園から東向陽台幼稚園に申し込みを変更いただいた方や富谷幼稚園の抽せん選考に漏れた方からの申し込みがあり、最終的には19名の申し込みとなったものでございます。なお、5歳児につきましては、いずれの幼稚園も数名の申し込みがございました。
公立幼稚園の今後の方向性につきましては、今回の入園申し込み状況から保護者のニーズ等を分析した上で、民間移管も視野に入れた効果的かつ効率的な園の運営について慎重に検討を進めてまいりたいと考えております。
質問件名2の「若者の意見はどう反映されるのか」についての問い1でございます。3つに絞ることは難しいところでございますが、あえて挙げるとすれば、まず1つ目は、特産品のブルーベリー、そしてブルーベリースイーツフェアや今年度初開催した「とみや国際スイーツ博覧会」などのスイーツを核とした取り組み。2つ目は、平成元年から開催をしている「とみやマーチングフェスティバル」。そして、3つ目は、市の特色でもある子供たちが多いまちが挙げられると考えております。
問い2の通学者に対する路線バスなどの交通費補助につきましては、さきの菅原福治議員への答弁で申し上げましたように、関係部署と連携し、他自治体の例を参考にしながら今後の課題として検討してまいりたいというふうに考えております。
問い3、図書館、文化ホールの検討状況についてでございます。富谷市の基本理念「住みたくなるまち日本一」を目指すには、やはり若い世代が住みたいと感じる魅力あるまちの創造が必要不可欠と思われ、その核となる施設が図書館などの文化施設であり、施設に対する若者としてのこだわりは何なのかなど、今回、わくわく町民会議に参加した若者の意見から感じることができました。
現在の取り組みは、今月23日に富谷市次世代型図書館づくりに向けたワークショップを開催し、さらに多くの市民の皆様からご意見を伺う企画を進めています。また、1月には、さらに図書館に関する専門家をお招きし、シンポジウム形式でさらに市民の皆さんと富谷の次世代型図書館のあり方を考えていく予定で準備を進めております。
このように、富谷の次世代型図書館づくりに向けて、未来の若者、子供たちにとって最もよりよい施設にしていくために多くの皆さんからご意見を伺い、ともに考え、アイデアを出し合いながら、整備方針策定へ向けて取り組んでまいるところでございます。現段階ではこのような状況となっております。
以上でございます。(「予算」の声あり)
どうも失礼いたしました。
質問件名1の問い1の平成29年度予算編成方針の特色につきましてでございます。平成29年度の予算編成では、これまでと同様に厳しい財政見通しの中にありながらも、的確な収入の見通しのもとで効率的に財源を配分していくとともに、義務的経費や一般行政経費の支出抑制を図りながら、富谷市総合計画に掲げるまちづくりの将来像「住みたくなるまち日本一」の実現に向けて取り組むものでございます。
以上でございます。大変失礼いたしました。

○議長(浅野幹雄君) これより出川博一君の質問は一問一答により行います。16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 一問一答に入る前に執行部にお願いがございます。
この場で回答できない場合は、議事録に残るような方法で回答をいただきたいと思います。この場での質疑は、私、議員個人ではなくて、住民の代表としての議員活動ですので、市民に広く知ってもらう必要があることから、よろしくお願いしたいと思います。また、今会議から議員間の申し合わせにより、一問一答は答弁時間も含めて1時間以内ということで、私の持ち時間30分をフルに質問できるよう、メモができるスピードで、ゆっくりではあるが、明快な答弁をお願いしたいと思います。
それでは、質問に入ります。
予算編成に関連して、従来はいわゆる編成方針の通知は10月の末であったんですけれども、なぜ2週間、半月早まったのか、理由をお尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 今年度はやはり市制施行もということで、初年度でございますので、早目に方針を示して準備を早目から取り組んでいきたいということで、早目の方針を示したところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) ということは、これは今年度に関してということなんでしょうか。それとも、次年度以降もやっぱり10月15日前後をめどにして公表したいという考えなんでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 今後につきましては、今年度、初年度、今回の議会の対応につきましてもですけれども、含めて、やはり今年度市制に当たって最初の年でございますので、一度、今年度やった上でまた総括して今後の方針につきましては検討したいというふうに思います。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) それでは、続いて、市制移行に関連した費用は、これは特別会計分も含めてなんですけれども、28年度、今年度の概算でどのぐらいになるのか、お尋ねいたします。

○議長(浅野幹雄君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) こちらの市制移行関連経費でございますけれども、一般会計、それから特別会計含めまして約1億3,200万というふうなところで捉えております。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 移行作業は多分今年度で終わると思うので、今お話しになった1億3,000万は、29年度、特に制約なく使えるという認識でよいのかどうか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) こちらは一般財源でございますので、そのとおりでございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 今回の編成において、通知文の中に、「事前にサマーレビューを実施し方向性について検討しているため、昨年度実施したシーリングは実施しない」とありますけれども、サマーレビューとは何なのか、お尋ねいたします。

○議長(浅野幹雄君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) 例年、予算編成のときにはスケジュール的に厳しいというふうなこともございまして、夏の間に、今回ですと一般財源で前年度と比べて500万以上増になるものというふうなところでタマ出しをさせていただきまして、それを事前に予算のほうを検討させていただいたという内容でございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) その中で、方向性について検討するということなんですけれども、これはいわゆる個別の事業をもとに29年度に取り組む、取り組まないというようなあたりも含めての検討なんでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) そのとおりでございます。その中で上がってきたものについて、例えばやる、やらないだけの判断ではなくて、規模を縮小して実施するというふうな内容も含んでございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 今回の通知の中には特に経常経費へのシーリングの考えは盛られてはいなかったんですけれども、シーリングは考えないということなのかどうか、お尋ねいたします。

○議長(浅野幹雄君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) その部分につきましては、一般的経常経費につきましては前年度予算並みというふうなところでの周知徹底をしております。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) スクラップ・アンド・ビルドに関してなんですけれども、一気に負担金あるいは補助金、交付金を整理統合するということは難しいことだと私も思います。ただ、総合計画がスタートしているわけですから、これの実施計画に合わせて現在の全ての交付要綱等にいわゆる事業の最終年次、年度というか、3年ごとの刻みを入れる。これは3年間だけで、また再検討しますよというようなことで、事業の継続性または廃止の検討を行うということについてはどうなのか、お尋ねいたします。

○議長(浅野幹雄君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) そういった検討も必要かと思いますので、今後検討してまいります。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) その辺はやっぱり財政課でももう少し主張して、3年ごとに協議が必要だというシステム化といいますか、そうでないと、どうしても補助金は流れてどんどん膨らんでいくだけなので、その辺を考えるシステムを構築すべきだと思うんですけれども、いかがでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) 今後に向けて検討させていただきます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) これは市長の強い指導力、指示が要るというふうに私は考えておりますけれども、この考えを採用する意向はありますか。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 貴重なご意見だというふうに思っております。私も議員と同じように考えるところもありますので、同感でございますので、前向きに検討させていただきたいというふうに思います。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 前向きということを捉えれば、29年度から幾つかの項目については絞り込んで採用すると言明していただけますか。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 3年ごとの見直しの方針を示す上では、やはり最初の段階である程度示していく必要があると思いますので、その辺はこれからの財政計画とあわせて、今後新たに設置する際にはそういうことを、見直しをちゃんと3年ごとにしますよということを示す必要もあると思いますので、その辺、時間の猶予も必要かなというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 最重点プロジェクトの最後に、19番目として健全な行財政運営を掲げておられます。その中のコメントで、町の借金、町債の借入金残高は平成22年度末に33億円まで減少したものの、平成28年度末見込みで72億円となり、平成22年から2.2倍になっているというコメントがございました。この中で、額的に39億円ふえているわけですけれども、この増加の内訳、億単位の比較で結構ですので、お示しいただきたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) それでは、今の質問にお答えいたします。
まず、22年度以降、中学校、小学校関係の増築がございました。成田中学校、それから東向陽台中学校の増築、日吉台小学校の増築と。また、給食センターの建設もございました。そのほかに臨時財政対策債の借り入れが23年から始まっておりますので、そういった面から増加しているものでございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 最後に、臨時財政対策債とさらっと言いましたけれども、これが実は32億円ふえているんですよ。39億円ふえた中で32億円が臨財債でふえております。確かに財政課長言うように、明石台小学校の起債で13億5,000万円ほど起債しておりますので、それはあるんですけれども、それでも教育債は4億円しかふえていない。この見方でいいのかどうか、お尋ねいたします。

○議長(浅野幹雄君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) 教育債で4億円ということですか。(「はい」の声あり)22年度からということで。(「はい」の声あり)例えば成田中学校の増築ですと1億6,000万、給食センターの関係だと1億8,900万、東向陽台中学校ですと1億500万、日吉台小学校の増築ですと9,400万……。(「済みません。残高ベースで私比較しているので、途中経過は省いていただいていいです」の声あり)わかりました。
明石台小学校の新築関連だけでも15億ぐらい起債借りておりますので、4億円というのは、ちょっと済みません、わかりませんでした。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 財政課長言うように、ところどころで借りて、それは返済しているんですよ。ですから、そういう意味で、残高ベースで比較したときにというお話で、この6年間で、結局、交付税で手当てされるという名のもとに臨時財政対策債が32億円ふえた。そして、この中身を見ると、結局、それはユーマイタウンの積み立て18億に回っている。それから、財政調整基金の40億円近い残高キープに向けられているというふうに私は見ているんですけれども、この見方が間違っているかどうか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) 臨時財政対策債は一般財源になりますので、借り入れが臨財債とかユーマイタウンにそのまま積まれるというふうなものではございませんので、そこはちょっと違うと思います。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) それは理屈はそうなんだと思うんですけれども、残高ベースで見たときに、そういうふうに歴然と数字としてあらわれているということでして、これはやっぱり言ってみれば、麻薬のような臨財債を使って、財政規模を5億、7億という借り入れでふやして拡大しているというふうに私は見ているんですけれども、その見方はいかがでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) 今の本市の財政運営上では、いろいろな行政ニーズもございますので、この行政ニーズを賄うためには交付税措置されません部分の臨時財政対策債を借り入れて実施しなければならないというふうな厳しい状況にあるというふうなことでございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) これをお話ししてもいずれかみ合わない議論になってしまうんですけれども、ユーマイタウン施設整備基金、これは18億円あるんですけれども、これはどのように活用されるのか、お尋ねいたします。

○議長(浅野幹雄君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) ユーマイタウンにつきましては、今後、今から実施計画を作成してまいりますけれども、そちらのほうで方向性をつけさせていただきたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) それでは、次に、方針の中で最重点プロジェクトを達成し、市民から信頼される成果を上げるために組織整備を図る予定であるとして、今回の議会においても具体的な条例改正が提案されております。これは現在もそうなんですけれども、これまでも部長空席のときがありました。失礼ながら形だけつくるのではないかという疑念があるんですけれども、いかがでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 具体的な人事については今からということではありますが、現状、現在では、形だけということではなくて、しっかりと部長、課長を配置をするというふうな計画でおります。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 職員幹部の人材育成は成果を上げておられるのかどうか、お尋ねします。

○総務課長(神田能成君) 今年度に入りましても管理者向けの研修を行ったりしてございますので、徐々に資質の向上は図られているではないかというふうに考えてございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 以前に、部長職たる6級職の人材がいない旨の発言があって、空席になった時期があります。市長にお尋ねしたいんですけれども、人材は育てなければならないものだと思うんですよ。特に部長職の幹部職員を育てるのは特別職の三役の仕事であり、責任だと思っているんですけれども、その辺のお考えをお尋ねいたします。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) ただいまの出川議員のご意見のとおりと私も認識をしておりまして、人材育成は大変重要であり、特に幹部職員の育成というものは重要な我々三役の務めだというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 組織改正の条例が成立した場合、その実効性を高めるために、議会での答弁において、市長の指名により施策の部分については担当部長がする、実務的な計数とかそういうものについては担当課長が答弁できるようにはできないかどうか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 今回のいわゆる組織改編をあわせて、ただいまのご意見も踏まえて今後検討していきたいというふうに考えます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) やっぱりそういう形で意識づけもしていかないといけないと思うので、ぜひその辺のところは十分に検討いただきたいと思います。
それでは、次に、平成29年度当初予算の編成の中で、財政計画と整合性のある実施計画の3年間の当初期間はいつからいつまでなのか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 今想定しておりますのは、今年度、総合計画が28年度から入っておりますので、28年度分の事業費も含め、29、30、31というふうな方針で今検討しておるところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) そうすると、総合計画の前期計画のスタートとは1年ずれるというふうに考えてよろしいんでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) そこの部分、28年度の部分もやはり入れるので、初年度だけ、ちょっと、結果、4年分を見せて、あと3年ごとにというのが現実的なのかなというふうに今考えてございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 箱物のない富谷市だと言われながらも、市で管理している公有財産の全体件数は何件ぐらいなのか。できれば、施設、道路、下水道、この辺に分けてお尋ねしたいんですけれども。

○議長(浅野幹雄君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) まず、公共施設のほうですけれども、いわゆる箱物と言われるものでございますけれども、約104施設。それからインフラの施設ですけれども、道路でございますが、道路延長で263キロ、それから上水道の管路でございますけれども、延長で293キロ、下水道管路で205キロというふうなところで把握しております。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) これらは今、多分公有財産の総合管理計画ということで、仙台では既にスタートして対策を講じているものなんですけれども、これは今、富谷市の場合は来年の3月までに策定するということなんですけれども、これを組み込んだ実施計画になっているのかどうか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) 今策定しておりますのは、実施計画ではなくて、こちらのほうの施設を整備するための、維持管理するための基本方針というようなものを整備しております。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) そうすると、これはいつぐらいの時期にいわゆるインフラの整備に関する、いわゆる長寿命化に関する対策というものはスタートするんですか。

○議長(浅野幹雄君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) 今現在、各課のほうにおいて長寿命化計画というふうなものを立てられているんですけれども、それをまとめるような形の基本方針を定めるものでございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) ということは、これは各課にいろいろ、学校も含めていろいろな部課にまたがっているんですけれども、財政課のところで一本化してこれから管理方針なりを立てていくという理解でよろしいんでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) 総合管理計画でございますので、総合的には財政課のほうで、個別計画のほうについては担当課のほうでということでございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 方針の中で、いわゆる老朽化した公共施設の修繕や維持管理費が増加し、今後も厳しい財政状況が見込まれるとあります。きのう、おとといの2日間の市長の答弁でも、図書館等の新たな建設についてはランニングコストを意識した発言がありましたけれども、さらに今後、施設の長寿命化対策が財政上の大きな負担、おもしになると考えるんですけれども、この認識はいかがでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) 今現在、総合管理計画の中でも、どのぐらい老朽化しているかという老朽化比率なども、そういった部分も見えてくるかと思います。今後、どのぐらい維持修繕に予算が多く費やされるのかというふうなところも見えてきますので。ただ、そういったデータはないものの、維持修繕に係る経費は今のところも随分増大しているものでございますので、今後の財政負担には大きく負担になっていくかと思います。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) それでは、次に、29年度採用の合格者が公表されております。11月10日付で14名、12月5日付で25名、計39名の合格者が発表されています。29年、来年の4月1日での職員数の見込みはどのぐらいになるのか、お尋ねいたします。

○議長(浅野幹雄君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 現在のところ、新規採用職員につきましては、一次合格者を発表した段階でございますので、まだ確定ではございません。おおむね次年度につきましては340名程度になると考えてございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) その中で、市長の事務部局、これは定数250人になっているんですけれども、何人ぐらいになる見込みなのか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 具体的な配置につきましては今からということでございますので、具体的な数字はちょっと控えさせていただきたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) それでも、いわゆる教育委員会部局も入れて考えると、これは定数条例の改正をしなくては乗り越えられないんじゃないかなというふうに思っておりますけれども、いかがでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 3月議会に定数条例を上程する予定でございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 今の段階ではまだ最終合格者じゃないということなんですけれども、少なくとも11月10日の14名は最終かと思うんですけれども、そういった場合に職員に係るいわゆる共済費、福利厚生費も含めて、人件費の増加見込み額が幾らぐらいになるのか、お尋ねいたします。

○議長(浅野幹雄君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 概算でございますけれども、単純に新規採用職員がふえたことによる人件費の増については、給与、共済、退手負担金等を含めますと約1億5,000万程度になるのではないかと考えておりますが、今年度につきましては13名の定年退職者がございます。13名で1億を超えるぐらいの支出ではないかなというふうに考えてございます。今後、再任用を希望する、しない、あるいは常勤か、短時間かということでも変わってきますので、単純に1億5,000万がふえるというふうには考えてはございません。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 前回の定例会の質疑の中で、財政課長のほうから、市税は最近の伸び率からすると年間で約1億円程度の増加になるという認識が示されておりましたけれども、それを考えると、1億なり1億5,000万というのはかなり大きな数字だと思うんですけれども、財政的には大丈夫なんでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) 先ほども言いましたとおり、厳しい財政状況の中というふうなことですので、厳しいと感じております。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) その対案ということではないとは思いますけれども、かなりの臨時職員、パート職員、これは今の正職員と同じぐらいの三百五、六十人いるわけなんですけれども、この辺のところの減員というか、いわゆる正社員がふえた分、その分は補助労働力である人たちは少なくしていくのかどうか、お尋ねいたします。

○議長(浅野幹雄君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 議員がおっしゃるとおり、臨時・パート職員につきましては300名を超えるような状況でございますが、多くの人数の要員は、専門職、保育士であったり、あるいは給食センターの調理員であったりということでございます。基本的には一般事務をとる臨時・パート職員につきましては極力抑えている状況でございますが、ただ、どうしても育児休業等々がある場合に採用が必要となりますので、現在のような状況になっているということでございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 続いて、この間の全協で「(仮称)富谷産業育成プラザ」、これについてのお話がございまして、今次補正予算の中に設計業務として1,500万計上されております。これは多分29年度の大事業になると思われますけれども、交付金決定が1月末ごろの見通しとなっていますけれども、補正予算が成立した場合、設計予算の執行はいつごろになるのか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 設計業務の執行は補正予算可決後、速やかに手続をとりたいと、実施設計の業務の発注は行いたいと考えております。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) ただ、これは交付金決定が1月末ごろの見通しだという、この間、説明がありましたけれども。3年前のスポーツ交流館の轍を踏んではいけないと私は思っております。というのは、スポーツ振興くじtotoの助成金6,000万を財源の一部として7,500万の増築計画の議案があったわけなんですけれども、最終的にこれは助成が受けられなかったということで、議案として成立していれば一般財源からの穴埋めを余儀なくされたと思います。財政上も大きな問題となりますので、慎重な対応であるべきだと思いますけれども、いかがでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) 今のところ、交付決定で補助がつかないとなれば一財持ち出しというふうなことも考えなければならないということでございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) そうすると、交付金がつかなくても4億の計画は実施するということが決まっているということなんでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 例えばゼロに実際になると、交付決定がゼロということは、事業として認められないということであれば当然執行はできないものというふうに考えてございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) ですから、いわゆる補正予算が通った場合の設計費1,500万については、執行は1月末を見て、2月に執行していいんじゃないかということをお尋ねしているんですけれども。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) そこについては、採択された後に実施設計をすると、今回の事業規模が大きくて、来年度の年度末に完成させないと、たとえ補助決定されていてもお金を交付されないという条件があるので、設計のほうだけは仮に一般財源であっても実施させていただきたいというふうなところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) それでは、児童クラブの民間委託に関して質問いたします。
民間委託の目的は、放課後児童クラブの児童の一層の安全確保と内容の充実を目指すことということで、土曜日の開館、さらに学校休業日等の受け入れ時間を30分早くするということで、サービス向上が図られるわけなんですけれども。現在いる指導員の、五十数名ほどいると思うんですけれども、その方たちの影響はどのようになるのか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 今、事業者が決まった段階で、事業者と打ち合わせをしているところなんですが、また児童クラブの指導員のほうにも説明会を通しまして、なるべく子供たちの環境を変えないために、同じ場所でのこのまま継続雇用のほうをお願いしているところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 既に2回の保護者への説明会がされたということなんですけれども、今後の予定と説明する内容について、ちょっとお尋ねしたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 今後に関しましては、まず事業者がどの児童クラブに配属になるかというところを割り振られましたら、事業者とともに保護者に対しての説明会を1月に行いたいと思っております。その後、今後、来年度新たに入学する児童の保護者さんに対しての説明会もその後行っていく予定で考えております。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 有料化することによって受け入れ児童数の増減があろうかと思うんですけれども、児童数が減った場合の変更契約条項とかそういうところも今協議されているんでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 事業者のほうと事業の内容について等と運営の仕方についての打ち合わせ等は行っておりますが、子供の数がこれから受け付けをしていく中でどう変化していくかというところも見えない中で、減額というふうなお話は今のところはしておりません。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) ということは、1館当たり委託料を年間1,800万を上限とするとした考え方の積算根拠は何なのか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 現在、市で直営でやっております児童クラブの運営費、今年度に関しまして見ますと、備品ですとか工事請負費を除いた額として約8,100万ほど計上しております。これは1館当たりにすると大体1,013万程度の運営費というふうなところで見込んでいただくことになるかと思いますが、そのほとんどが人件費ということになります。委託費、上限1,800万からすると、大体700万ほど上回っているというふうに思われるかと思いますが、ここには、先ほど議員さんもおっしゃったように、土曜日の開設というところで、その分の児童指導員の増額というか、人件費増という分も見込んでおりますし、あとは今回から、来年度から児童クラブが学校の敷地内に単独で運営されるということになりますと、今までは公民館の副館長等が保育にかかわる以外の事務的な部分に関して、物の管理ですとか、人の管理ですとか、事業の計画ですとか、そういったものに関して行っていた部分を担う管理者という正規職員の配置人件費等を見込んでいるというところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) そうすると、まだ8カ所のそれぞれの委託料金はすり合わせが終わっていないということでよろしいんでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 委託に関しては、今のところ1,800万というところでは見込んでおります。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) ということは、27年度決算で8,300万、28年度予算で8,200万、これが今、児童クラブの運営費ということなんですけれども、1,800万、掛ける、8カ所で1億4,400万ということで、6,000万ふえるということなんでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) その6,000万のふえる見込みのところは、今もお話しいたしましたように、児童指導員の人件費の増というところと、管理者となる正規職員、今までですと児童クラブ、児童指導員は子供たちが来る時間に合わせて来ているわけですが、午前中から出欠の確認ですとか、それ以外に保護者との連絡事項ですとか、年間計画を立てたりといった事務的な部分を担う職員、正規職員が1名ないし2名雇い入れられるだろうというところでの人件費で、ほぼとんとんというところで見込んでおります。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) そうすると、委託することによって、その他の費用は不要になると、いわゆる委託料だけでいいんだという考え方でよろしいんでしょうか。手短にお願いします。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) はい、そのとおりでございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) そうすると、児童クラブ担当の再任用職員は配置転換をするという考えでよろしいんでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 再任用職員に関しましては人事のほうでの話になるかと思います。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 先ほど、公民館あるいは子育て支援課でいわゆる支援している職員の人件費も加味しましたというようなお話ぶりだったんですけれども、現実に東向陽台公民館で26年度と28年度の人員体制を見てみますと、26年度は公民館業務について3名だったものが、28年、つまり28年というのは明石台小学校、それから東向陽台小学校、それぞれ独立の児童館ということになって、公民館職員は2名ということで1名減になっております。これは29年度、他の公民館でも可能だというふうに考えてよろしいんでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 今年度の実績を踏まえながら全体的な人事の計画の中で考えていきたいというふうに考えてございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) そういう答弁しかできないかもしれませんけれども、現実的には東向陽台で3名から2名ということで1名減になっています。ぜひ、そういう形で、それでなくても6,000万以上の費用がふえるという試算が出ているわけですから、その辺のところをぜひ検討いただきたいと思います。
続きまして、財政は、現在、国・県からの補助金はないんですけれども、これをもらうための要件は何なのか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 今現在は250日以上児童クラブを開設していないというところで補助金の申請ができなかった状況でございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) であれば、今度、土曜日開館によって補助金が出るということになると思うんですけれども、その補助金の額、1館当たり幾らなのか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 国の補助金、1館当たり110万円、県補助金を110万円で見込んでおります。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) まだ決議されていないんですけれども、利用料金、29年度計画どおり徴収すると幾らぐらいの試算になるのか、お尋ねいたします。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) あくまでも70名ぐらいの利用があってというふうなところでの計算で見込んでおるところではございますが、約197万円ほどと見込んでおりました。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) そうした場合の、いわゆる補助金が出る、利用料が入るというようなことを踏まえて、児童クラブの運営費として、28年度と29年度の歳入歳出の比較の試みの計算、いわゆる試算をお願いしたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 歳入に関しましては、平成28年度は全くゼロでございますので、29年度にしますと417万円ほどふえる見込みでございます。運営費に関しましては、先ほど議員さんもおっしゃったように、委託費が1,800万円と考えますと、700万ほど増ということになります。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) そういった場合に、試算で約、8つの児童クラブを含めて、先ほど6,000万ふえると思ったんですけれども、試みなんですからあれなんですけれども、委託により3,000万の経費増だけになるというふうな見方になるかと思うんですけれども、児童クラブが抜けた後、29年度から公民館をどのように活用していくのか、お尋ねいたします。

○議長(浅野幹雄君) 教育次長。

○教育次長(荒谷 敏君) これにつきましては、以前もお答えいたしましたが、本来の公民館事業として活用させていただきたいんですが、児童クラブがあったところは、子供たちの居場所づくりにもぜひ活用してまいりたいと今考えているところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 6つの公民館の人件費が約1億円、維持管理費で1億円、持っているだけで毎年2億円の費用がかかっております。児童クラブを除いた公民館の稼働率の調査をしたことはあるでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 教育次長。

○教育次長(荒谷 敏君) 稼働率につきましては、年間利用者数を把握しておりますが、児童クラブはそもそも公民館に増築してつくっておりますので、本来の公民館の姿に増築した部分でございますので、それを含めた利用調査というものは特にはしておりません。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 児童クラブの部分は別にして、公民館の稼働率は高いという認識を持っておられるのかどうか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 教育次長。

○教育次長(荒谷 敏君) 公民館もコミュニティー活動の場でございまして、登録する団体もかなりございます。他の市町村と比べて富谷の場合は生涯学習部門ではかなり高い位置を示していると思っております。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 市長にちょっとお尋ねしたいんですけれども、公民館を維持していくのに2億円かかっております。今、文化ホールがあればいいねという話もありますし、公民館の図書室も含めて、あるものをどのように有効に活用していくか。もし、市長が民間企業経営者だったらどのようにお考えになるのか、お尋ねいたします。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 現状、各公民館は、やはり富谷の特徴として、各学校区ごとに公民館の充実というものが……。特に富谷は新しい人がふえてきております。その新しく富谷に来た人が地域の中で出会い、触れ合う、コミュニティーの拠点としては大きな役割を担っていると思っておりますので、各公民館の価値は大変大きいと認識しております。
ただ、今、出川議員からご指摘、ご意見がありました、今回児童クラブが学校敷地内にできることによってあいたスペースにつきましては、今回、児童クラブと児童館を併設でということで展開した部分の児童館を盛り込めなかった部分を、各公民館にいわゆる児童館機能、いわゆる居場所づくり含めて、そういった役割を担う必要があるというふうに認識しておりますし、各公民館の図書館も含めて、やはり地域のコミュニティーの拠点として有効に、ただ無駄のないようにだけ考えていきたいというふうに思います。
以上です。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) それでは、幼稚園に関してお尋ねいたします。ちょっと持ち時間が少なくなってきましたので、市立幼稚園の定員の充足率について、26年から29年の見込みまで含めてお尋ねしたいんですけれども。

○議長(浅野幹雄君) 教育総務課長。

○教育総務課長(高橋加代君) 26年から、それぞれの幼稚園ごと、全体で申し上げてよろしいでしょうか。まず、26年度……。(「東向陽台幼稚園だけで」の声あり)東向陽台幼稚園だけ、まず26年度が71.7%、27年度が56.7%、28年度が50%、29年度の見込みが11月10日時点の申し込み状況では63%の見込みでございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 幼稚園費の中で、いわゆる富谷幼稚園と東向陽台幼稚園の人件費比率、これが何対何になっているのか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 教育総務課長。

○教育総務課長(高橋加代君) 富谷幼稚園と東向陽台幼稚園の比較でよろしいでしょうか。28年度ベースでよろしいですか。それとも27年度決算ベースで……。

○議長(浅野幹雄君) まずは答弁してください。

○教育総務課長(高橋加代君) それでは、お待ちください。
済みません。28年度の園児定員での予算ベースで申し上げますと、大体6対4の割合、富谷が6、東向陽台が4の割合でございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 定員では2対1で、人件費にすると6対4ということで、非常に人件費ですから、規模が小さいからといってすぐ減らせるものではないというのはよくわかるんですけれども、そういう意味では、非常に効率が悪いというか、そういう認識を持っております。現在の未充足の状況について、担当課の見解はどのような見解か、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 教育総務課長。

○教育総務課長(高橋加代君) まず、来年度、富谷幼稚園の定員数の見直しと通園区の廃止によりまして、充足率は2園ともに今年度よりは改善する見通しとはなっております。しかしながら、議員もおっしゃるとおり、財政面における効率性の面では引き続き課題があるものと捉えておりますので、先ほど市長も答弁申し上げましたとおり、今後、効果的、効率的な園の運営につきまして検討を進めていく必要があるものと考えております。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 富谷市の幼稚園児の中で、私立幼稚園と公立幼稚園のそれぞれ園児数の比率、8対2なのか、9対1なのか、その辺の比率をお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 教育総務課長。

○教育総務課長(高橋加代君) まず、公立幼稚園が全体の1割、私立幼稚園のほうが9割という比率となっております。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) その場合、今、就園奨励金がありますので、そういう意味で、父兄の負担とすれば、私立、公立、どちらが有利なといったらいいのか、違いがあるのか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 教育総務課長。

○教育総務課長(高橋加代君) まず、幼稚園によってそれぞれというところはございますが、私立幼稚園の就園奨励費補助を勘案した場合には、一定所得以下の世帯ですとか多子世帯等につきましては、最大の補助枠30万8,000円となりますので、この場合は、私立幼稚園によっては入園料、保育料が無償となるところでございます。私立幼稚園の場合は、保育料の中に給食費、それから送迎バス代等も含まれているケースもございますので、そういった場合にはこれらの給食代等も含んで無償となるケースもございます。一方、公立幼稚園ということで、市立幼稚園につきましては最大で授業料全額免除ということもございますが、こちらの授業料には給食代というものが含まれておりませんので、年間2万1,000円の給食代は必ず負担していただくということになっております。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 時間がなくなってきました。

○議長(浅野幹雄君) 続けてください、まず。

○16番(出川博一君) 近隣市町村での公立幼稚園をめぐる動き、これを私調べてみましたところ、仙台市では秋保幼稚園のみ。それから名取市では、公立幼稚園は本年度末で全部閉園、そのほかに岩沼、利府、多賀城の公立の幼稚園はないということで、この近辺では私立幼稚園のない大郷町と松島町のみが実施しているということで、この辺で、最後の質問として市長にお尋ねします。
これまで我慢強く推移を見守ってきたと思いますけれども、3歳児の受け入れの手も打ったということで、そろそろ近隣自治体の状況を勘案して、公立幼稚園の維持についてソフトランディングを検討する時期ではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 私も同感でございます。慎重に今後については検討していきたいというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) この際、午前11時15分まで休憩をいたします。

午前11時03分 休憩


午前11時15分 再開

○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
先ほどの出川博一君の質問に対し、市長から追加の答弁の申し出がありますので、許可をいたします。若生市長。

○市長(若生裕俊君) 先ほど出川議員の最初の質問で、今回予算編成の部長からの方針を早めた理由につきまして、市制移行に伴いということでのご説明のみで終わらせたところでございますが、説明不足のところがありまして、改めてつけ加えさせていただきます。
今回、市制移行に伴いまして、議会招集告示日がこれまで開催日前、3日前から7日前に早まったことから、財務規則を改正し提出期限を早めたということが理由でございますので、改めてつけ足したいという部分を補足させていただきます。

○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。

○19番(安住稔幸君) それでは、私の一般質問をさせていただきます。私は2件について行わせていただきます。
初めに、「来年のとみや国際スイーツ博覧会や市民体育祭等の実施を問う」でございます。
11月12日・13日に開催された「とみや国際スイーツ博覧会」は大盛況でございました。来場者は、予定の1万人をはるかに超え、およそ2万9,000人と約3倍もの人が来場されました。しかし、課題も多くございました。会場周辺や4号線などで激しい渋滞になり、近くまで来ていても1時間以上もかかった人もいたようであります。また、駐車場もすぐ満杯となり、会場周辺のスーパーなどに車をとめた人もいたようであります。そして、やっと会場にたどり着いても、スイーツが短時間で売り切れ、買うことができないという状況でございました。「とみや国際スイーツ博覧会」の成果と課題について総括をしっかりしていただきたいと思います。
また、9月4日に町民体育祭が開催されました。富谷町として最後の体育祭ということで大変盛り上がりました。しかし、競技種目で参加者がそろわず、全町内会が参加できない状況でもあり、全町挙げての体育祭にはなりませんでした。来年に向けての課題も残されたと思っております。
そして、日程の関係で、十三夜ふるさとまつりが富谷商工会と共催となりました。8月21日に開催され、これについても大勢の来場者があり大盛況でありましたが、暑い真夏での実施となり、しんまち方面での人通りは例年より大分少ないように感じられました。また、昨年までふるさとまつりで出店されていた方で、ちょっとした食べ物を出していた方は、大変暑いため、食中毒などが心配なので、出すことを取りやめたところもあったと聞いております。また、出店料というのでしょうか、出店に当たっての協賛金が今までより高かったため、出店を断念したところもあったとお聞きしております。そして、花火の打ち上げ場所を役場前の駐車場としたことで、十分な来場者の駐車スペースが確保できない状況でもありました。
富谷の市制移行、そして市制施行を内外に大いに発信できたものとは思いますが、しかし、たくさんの課題も残されました。来年はどのように実施、開催を考えているのか。また、新たな富谷市を内外に発信するイベントなどについて質問いたします。
1、とみや国際スイーツ博覧会の成果と課題について。
2、来年への開催に向けての検討について。
3、来年の市民体育祭の開催について。
4、ことしのふるさとまつりの開催状況について。
5、来年のふるさとまつりの開催について。
6、市制施行1周年記念イベント等の開催について。
7、富谷宿開宿400年の記念イベントの開催について質問いたします。
続きまして、大きな2問目でございます。「共通投票所設置を問う」であります。
夏の参院選から、初めて18歳以上が投票できるようになりました。多くの国民が注目をし、関心の高い選挙でもありました。期日前投票にも大勢の有権者が来られました。しかし、今回においても押しなべて投票率の低下傾向でもありました。
そのような中、公職選挙法の改正により、全国で4市町村がショッピングセンターなどに共通投票所を設置し、有権者の利便を図り、投票率の向上につながったところもあります。選挙における有権者の投票行為は、国民としての最大の権利であり、根本でもございます。有権者が一人でも多く投票できるようにすることは当然であります。
富谷町役場での期日前投票所で、夏の参院選の話であります。一日に大勢の有権者が投票したときもあり、大変混雑したようでもあります。混雑を緩和するために、また利便を図るために対応が求められていると思います。
以下、質問いたします。
1、共通投票所についての認識について。
2、共通投票所の設置について。
3、期日前投票の投票状況について。
4、期日前投票所の追加設置について。
5、投票所入場券の裏面への期日前投票用の宣誓書の印刷についてでございます。
以上です。

○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、私のほうからただいまの安住議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の「来年のとみや国際スイーツ博覧会や市民体育祭等の実施を問う」についての問い1、問い2、関連がございますので、あわせてお答えをさせいただきます。
先日、菅原議員に答弁したとおりでございますが、成果としましては、スイーツのまち富谷を広く内外に周知し、そして、多くの方々に認知いただけたものと捉えております。市内、スイーツ店においては新特産品の開発と連動した新作とみやスイーツの販売などによる売り上げが伸びたほか、周辺地域の店舗でも集客による相乗効果が見られたようでございます。
一方、駐車場や商品数が不足するなど課題もございますが、具体的な成果と課題の整理については、今後、来場者アンケートなどさまざまなお立場の皆様からのご意見をまとめた上で、実行委員会で来年の開催に向けて協議し検証してまいります。
問い3につきましては、問い3の体育祭に関しましては、共催で行っている行政区長の皆様と9月に全体会で協議し、また、最終的に区長会役員の皆さんと、先般、11月24日に今後の方向性を話し合いました。結論としては、町と歩んできた体育祭であり、地域のコミュニティーづくりにも大きく寄与してきたこともあり、今後も継続して実施していくことがベストではないかとの方向となりました。しかしながら、選手集めや町内会組織の対象など、さまざまな課題もあることから、来年度の体育祭開催については、種目を改めたり、種目によっては、自由にチームを編成し参加できるなど、より多くの方が参加できるような体育祭の開催に向けて、また幅広い年齢層の市民がスポーツに親しみ、明るく元気で健康的な地域の交流と地域活力の向上を図るさまざまなスポーツ事業を総合的に鑑み、十分に検討してまいりたいと考えております。なお、来年3月開催予定の行政区長会議に説明させていただきたいと存じます。
問い4と問い5に関しましても関連がございますので、あわせてお答えをさせていただきます。
本年のふるさとまつりは、初めて商工祭との合同開催で実施をいたしました。開催時期が10月から8月に変わりましたが、平年並みの来場者数を得ることができ、盛会に開催できたものと感じております。先般、11月21日に今年度最後の実行委員会を開催し、委員の皆さんからも反省点などのご意見をいただき、実行委員会は解散いたしました。また、来年度につきましては、まだ最終的な方向性は決定しておりませんが、合同で開催した検証を進め、商工会のメリット、市制の成果などを十分研究、検討し、来年度の予算編成過程とあわせて決定してまいりたいと思っております。
問い6の市制施行1周年記念イベント等の開催につきましては、現在、予算編成とあわせて検討中ですが、来年1月に富谷武道館を会場に開催するNHK仙台放送局主催のファミリー層向けのイベント、市制施行記念、「やっぺぇ冬まつり」のように、民間団体や関係機関等とタイアップしたイベントの開催も積極的に取り入れてまいりたいと考えております。
問い7、宿場町富谷開宿400年記念事業につきましては、富谷総合計画基本構想でも最重点プロジェクトに位置づけております。具体的な内容については今後の検討となりますが、富谷市の歴史と魅力を広く内外にPRし、また富谷シティーブランドを高める記念事業にしてまいりたいと考えております。
質問件名2の「共通投票所設置を問う」の問い1、問い2については関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
共通投票所は、本年6月19日施行の改正公職選挙法により、投票率の向上につなげるため、投票日に駅や商業施設等、利便性の高い場所に投票所を設置できるようになったものでございます。設置につきましては、各自治体の判断となりますが、本市では二重投票を防ぐためのシステム構築や並びに人件費等のかかる経費の負担増や投票用紙保管や投票の秘密保持等について課題があること。そして、何よりも安全で正確な選挙の執行を最優先としていることから、現時点では、共通投票所を設置するには至っておりません。今後は、共通投票所の設置に伴う課題が解決し、全国的な普及と投票率向上につながる有効な施策であることが明確となった場合に、改めて設置に向けた検討をすることといたしたいというふうに考えております。
問い3、問い4、問い5に関しましては、関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
本市における期日前投票所につきましては、市役所市民交流ホール1カ所となっております。運営状況につきましては、直近の参議院選挙を例に申し上げますと、通常は5名、選挙日前の土曜日は7名の職員が従事しております。投票実績につきましては、17日間で5,218名が期日前投票を行い、投票日前日の土曜日が916名と最多となっております。特に当該土曜日につきましては、混雑緩和のため従事職員を増員するとともに、会場のレイアウト変更を行い、円滑な投票に努めているところでございます。
宣誓書につきましては、期日前投票所内での記載となりますが、記載内容は簡易であり、記載所につきましても一定のスペースを確保するなど、混雑により入場者をお待たせすることのないよう配慮しております。
期日前投票所の追加設置につきましては、共通投票所同様、安全で正確な投票事務の執行を最優先とし、追加設置が投票率向上につながる有効な施策であることが明確となった場合に、改めて設置を検討いたしたいというふうに思っております。
入場券の宣誓書印刷につきましては、円滑な投票につながる一つの手段であることは認識しておりますが、本人記載の立証や印刷面が制限されるなど課題もあることから、今後の検討事項として引き続き研究してまいります。
以上でございます。

○議長(浅野幹雄君) これより安住稔幸君の質問は一問一答により行います。19番安住稔幸君。

○19番(安住稔幸君) それでは、再質問させていただきます。
まず、国際スイーツ博覧会の成果と課題についてのほうであります。今、市長からのお話だと、いろいろな団体のほうからも調査というか、聞き取りをするようなお話がございました。具体に、あの会場では特にアンケート調査のようなものはなかったような気はするんですが、これは実際、今後どのように実施されることをお考えなんでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 実際、来場者アンケートということで実施はいたしております。今現在、回収数については約1,500件ということで、今それを取りまとめ中でございます。

○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。

○19番(安住稔幸君) 来場者からで1,000名を超える方があったということで、大まかな内容的なもの、もちろん、今それの集計作業中かと思いますけれども、どんな主な内容だったものか、お示しいただきたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 内容につきましては、年齢、性別、お住まい、またこのイベントをどのようにお知りになりましたか。また、イベントの評価をお聞かせください。印象に残った企画は何ですか。その他、自由意見というようなものでございます。

○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。

○19番(安住稔幸君) イベント、国際スイーツ博覧会での評価という部分、最後のほうでしたか、その辺についての内容を主なものをお示しいただきたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 評価という点につきましては、アンケートということで、気軽に書いていただきたいということで、「とてもよい」とか、「よい」「ふつう」「悪い」「とてもよい」というような形での回答の内容になっております。
申しわけございません。失礼しました。内容につきましては、取りまとめ中ですので、ちょっと把握していないという状況であります。

○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。

○19番(安住稔幸君) 私、多くの方から、今回の非常に国際スイーツ博覧会、本当に今、市長からもお話ありましたように、富谷の本当にスイーツの発信をするという、本当にすばらしいものがあったのかなと思っております。しかしながら、ある反面、本当にこんなところというような言い方もされた方もいらっしゃいました。余りにも混雑、来るのも大変だったし、来たものの全然売っていないというようなこともありまして、やはり、今お話ありましたように、来年の開催について、もちろん予定はされているわけでありますけれども、やはり、そういったものを、印象を一度与えてしまいますと、やっぱりそういった話が出てきても、あのときひどかったからまた……。というような大体お気持ちになるかと思います。この辺について、本当にもう少し多くの方、いろいろな団体、そういったものから、市内、それを町内会なども含めてもう少し多くの方からご意見をいただくような、そういった調査なんかもあったほうがよろしいんじゃないかと思いますけれども、いかがでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 検証に当たりまして、参考として今後検討してまいりたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。

○19番(安住稔幸君) そして、来年につきましてはこれからということでありますが、たしか、交付金というか、補助のほうもつかないというような、つかないのではないかということで考えるわけでありますけれども、この辺につきまして、どのようにお考えなのか、お聞きいたします。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) その点につきましては、出店料、または協賛金、そちらのほうを集めて、一般財源を極力少なくということで開催できるように努めるように、検討を今後していきたいと思っております。

○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。

○19番(安住稔幸君) そして、この前の同僚議員の質問に対しまして、イベントの中心となりました仙台放送とかそういった方々と、これから総括的なそういったものもするようなお話でございました。それは、これからするんでしょうか。それは終わったんでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 仙台放送とのやりとりにつきましては、これから検証を含めて進めていくというところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。

○19番(安住稔幸君) そちらのほうも大事ではありますが、市内の出店されたケーキ屋さん、こういった方からのご意見、そういったものについては、いかがお聞きなさっているんでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 率直に、大変よいイベントであったという意見を頂戴しているところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。

○19番(安住稔幸君) そういった、皆さんお集まりいただきまして、そういったような、そういった情報交換というか、反省というか、次回に向けてのそういったものの中から出てきたということで、よろしいんでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 失礼いたしました。先日、意見交換会ということで開催をいたしまして、その中で、そういった意見をいただいております。なお、具体に、さらに来年に向けまして、開催を重ねていくという予定でおります。

○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。

○19番(安住稔幸君) ぜひとも、来年、今以上というのはちょっとわかりませんが、とにかく非常にすばらしいものでもありましたので、ぜひとも、この富谷をアピールするためにもよりすばらしいものに進めていただきたいと思います。
続きまして、市民体育祭のほうの開催に移ります。
今のお話聞きますと、11月24日に行政区長の皆様にお集まりいただきましてお話を聞いたということでありますけれども、今後、継続という形ではありますが、いわゆる私もちょっとその資料をいただきまして、例えば公民館、個々の実施やら、または午前中での取り組みができるようなもの、午前中で終了ができるようなもの。またそういったもので、何か市のほうからは行政区長の皆様に一応資料として提示され、その中で検討されたというような話でありますが、やはり、大きく変えるとなりますと、非常に、町内会の皆さんも、その内容で実施するには非常に難しいところもありますので、少し時間をかけてやっていくというか、その辺がやはり大事ではないかと思いますけれども、その辺についてはいかがお考えなんでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(渡邉正弘君) この間、行政区の役員の方々にお話を伺いまして、今議員がおっしゃったときに、公民館区とか、小学校区とかということでございました。種目によっては、自由に参加できるようなチーム編成等々、皆さんが気軽に参加できるようなものを考えていきたいと思っております。

○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。

○19番(安住稔幸君) 小学校区、学校区、公民館単位でもよろしいんですが、そういったことで、実際に実施するとなりますと、今までですと各町内会単位で非常にまとまりがあって、中でやる選手を出してきたということがございます。それを急に公民館単位で出してください、学校区単位で出してくださいと言われても、やはりそこには幾つかの町内会が所属しているわけでありますので、そこの意見まとめというか、その辺の段取りというか、その辺は結構ご苦労されるような話をちょっと聞いております。そういったことを考えますと、やはりそう簡単にいかないのかなという感じは私なりには思うわけでありますが、市としてはどのような感触をお持ちでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(渡邉正弘君) その件につきましては、今後、こちらのほうでも十分検討して実施していきたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。

○19番(安住稔幸君) そして、私、前にもこちらでお話をさせていただいた、学校とのやはり共催というか、学区民運動会というような言い方になるんでしょうか。よく仙台のほうでも実施されているというのは聞いておりますけれども、そういった方向性を持っていって、そして、大和町さんのほうでされておりますような、4年に一遍、全町挙げての、たしか4年に一遍だと思うんですけれども、挙げての選抜チーム的な運動会、そのようなものなんかも、やはり考慮する一つのものかなと思いますけれども、その辺についてはいかがお考えでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(渡邉正弘君) その辺も含めまして、検討してまいりたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。

○19番(安住稔幸君) 地域の、特にこういったものは、地域の絆というか、そういったものを結びつける大事なイベントというか、行事でございます。やはり、これについて、これからの富谷のまちづくりというものを考えますと、市のほうから積極的にそういった町内会のほうにやっぱり出向いて協力していくというか、推進していく、そういった姿勢が求められると思いますけれども、これは市長、いかがでございましょうか。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 先ほど、答弁の中で、いろいろ誤解があったかと思うんですけれども、実際、今回、最終的には、区長会の役員の皆さんと話しして、いろいろなご意見出ました。学校区単位でやってとか、ただいま、先ほどの安住議員のご意見のように、大和町方式も一つの案として意見としては出たんですけれども、現状はやはりまず現況の各町内会単位でこれまでのとおりの、来年に限ってはこれまでどおり、各町内会単位で一堂に集うというのが大事ではないかということで、最終的には方向性としてそういう方向に固まりました。ただ、種目の内容とか運営方法については、効率的なもの、または参加しやすいような種目も設けるとか、その内容については若干検討するということで、方向性とすれば、これまでのように町内会単位で一堂に集うというところは最終的に確認したところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。

○19番(安住稔幸君) 私も一堂に会してというのはやはり理想かなということで思っております。しかしながら、実際にことしの町民体育祭ではやはり種目的に出られないところもありまして、参加されていない町内会もあったということで非常に残念ということも思います。近隣の町内会のほうもやはり何となく違和感も感じていらっしゃるのかなという感じもあります。やはり、それはそれでありますけれども、やはりこれだけの規模の市になってきますと、毎年のように同じようなパターンというわけにもいかないのかと思いましていろいろお話をさせていただいているんですが、やはりどちらにしても、本当に地域の、地域で盛り上がるような、そういったきずなが深まるような、そういったものでこれからも進めていっていただきたいということで、今後の、来年はわかるんですが、その次、数年かけて徐々に考え、やり方を変えていくというのが大事かと思いますけれども、その辺についていかがお考えでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。

○生涯学習課長(渡邉正弘君) 議員のおっしゃったとおりに、検証を重ねながら、よりよい市民体育祭にしたいと思っております。
以上でございます。

○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。

○19番(安住稔幸君) 続きまして、ふるさとまつりであります。こちらも先ほど話しましたように、正直言って、あの暑い中でしんまちをゆっくり歩くというか、見て歩くという、日陰が全くないわけではありませんが、やはり特に富谷は小さいお子さん連れで今までですと多くの方が来ておりました。もちろんご年輩の方も大分来ておりました。そう考えますと、ふるさとまつり、今までと同じようなパターンで考えれば、やはりしんまち通りを真夏の暑い日にあそこを歩くというのは、正直言ってちょっときついのかなということを感じましたし、そして、実際に先ほども、出店されている方のボランティアの方のことをお聞きしますと、やはりあの夏は非常に正直言ってきつかったというようなことがございました。
「おもしぇがらきてけさin」、あれはあれですばらしいものでありますので、あれはあれで実施していただければありがたいと思いますが、やはり、ふるさとまつりを今までのようなということではありませんけれども、やっぱり時期を考慮していただきまして、先ほど、お話もありましたけれども、市制施行の1周年のイベントなんかと組み合わせての10月の開催とか、そういったものも十分考えられると思いますけれども、いかがでございましょうか。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) ご意見のとおり、今年度に限っては、これまでもご説明していますように、10月に市制施行の式典等があったということで、今年度に限っては商工祭と合同でということで開催をしたわけでございますが、今回、先ほどの答弁で申し上げましたように、実行委員会のご意見も踏まえ、今後に向けて、来年度に向けては、ことしの総括をしっかり行って、皆さんがより参加しやすい、そして、みんなで楽しめるような内容を模索していきたいというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。

○19番(安住稔幸君) そして、市制施行1周年記念イベント、記念イベントということではありませんけれども、前もちょっと提案というか、お話しさせていただいたんですが、やっぱり市とともに歩むということを考えますと、何かしら、タイムカプセルというようなものでもなくても、それに準じたようなものを何か、毎年、富谷とともに刻んでいく、そういったものはやはりあったほうがよろしいと思いますけれども、その辺についてはいかがでしょうか。市長、いかがでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) ただいまのご意見を踏まえまして、今後、そういったイベント等含めて検討していきたいというふうに考えます。

○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。

○19番(安住稔幸君) 本当に10月10日に富谷が市になりまして、やはり本当に、いわば今が旬と言っていいか、言い方からすればちょっとご批判を受けるかもしれませんけれども、やはり今が本当に売りどき、そしてまたそれは、しかしながら、5年も10年も続くというわけではないと私は思います。やはり、ことし、来年、ここ二、三年というのが本当に勝負どきというような感じで思います。この辺について、やはり富谷を積極的に県内外に、市内外にアピールする、そういったイベントとは限りませんけれども、この辺について、市長としてどのように思っていらっしゃるか、お聞かせいただきたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 私も議員同様、1周年記念のイベントなり、1周年記念をどういうふうに過ごしていくかというのは大変重要だというふうに考えておりますので、来年の1周年にあわせて、皆さんのご意見をいただきながら、最大限効果的な時期に、効果的なものを行っていきたいというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。

○19番(安住稔幸君) 続きまして、共通投票所のほうにお話を移らせていただきます。
まず、共通投票所の認識につきましては、非常にいい認識ということでお持ちのようではありますが、やはりいろいろな課題も多いということで、今のところ、全国でも4カ所だけということでありますが、論旨でも言いましたけれども、お一人でも多く選挙に参加するというのが、やはり一番最大の目的というものではないかなと思います。確かに、費用対効果もわからないことはないんですが、これはやはり、我々本当に日本国の国民として、自分の最大の権利ということで、これは求められて、それに応えるのが、国なり自治体の使命だと私は思っております。それにつきまして、やはりお一人でも多くの方に投票しやすいような場をつくるということが、私は大事かと思いますけれども、この辺の認識につきまして、市長、いかがでございましょうか。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 投票につきましては、私も安住議員と同感でございまして、一人でも多く、やはりこれは国民の権利でございますので、一人でも多くしっかり投票に参加してもらうことが重要だというふうに考えております。ただ、先ほども答弁で申し上げましたように、優先すべきはやっぱり投票の安全性だったり、そういった部分もかなり重要に考えなければいけませんので、その辺の部分と効果と両方を検討しながら今後の課題として進めていきたいというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。

○19番(安住稔幸君) そのとおりではあるわけでありますけれども、今回、18歳以上ということになりまして、若い方が非常にそういったショッピングセンターなどのほうには気軽に行く。しかしながら、役所とかそういったほうにはやはり非常に足が重いというのが現実でございます。そういったことを考えますと、ぜひとも、その辺は今後も検討をしていただきたいと思います。
続きまして、期日前投票所の状況につきましてでありますが、期日前投票の投票状況、前日に最大で916人ということでございまして、私が考えるに、いろいろ手だてはされたと思いますけれども、相当な混雑というか、そういったものがやはり思われるわけであります。こういったことを考えますと、やはり期日前投票所の追加、前もたしかお話しさせていただいたと思いますが、防犯上云々、いろいろなことを考えますと、やはり成田公民館に新たに設置する。そういった方向ですと経費的にも、もちろんかからないわけではありませんけれども、民有地、民間の場所に設けるわけでもありませんので、いろいろな面でもクリアできるのかと思いますけれども、この辺についてはいかがお考えでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 共通投票所あるいは期日前投票所が設置に向けた、公選法の改正の背景は、基本的に投票環境における制約があって有効な投票機会が提供できない側面があるのであれば、それを改善する必要があるだろうというのが側面でございます。本市におきましては、49.18平方キロという中で、決して大きい面積ではない状況でございます。現在、共通投票所なり、期日前投票所を設置をしている4つの自治体については、本市の倍であったり、10倍であったり、そういった自治体が行っているというのが現状でございます。市長も申し上げましたが、正確な投票事務を執行するというのが最大の目的でございますので、それに向けて、有権者が投票しやすいような環境も考えながら、今後も進めていきたいというふうに思ってございます。

○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。

○19番(安住稔幸君) それはそれでよくその辺のご意見もわかります。行政側というか、自治体側の考え方としましては、そのように間違いのない事務執行を選挙に対してするというのが最大のものというのはわかります。しかしながら、私が先ほどからも申し上げております国民の側というか、有権者側から言わせていただければ、やはり、その方々が一人でも多くの方が投票しやすい、そういう状況をつくるという。また、それで1票でも、お一人の方でも、投票所に多く来ていただけるということが我々側のほうに立ったときの考えになるのかなと私は思うものであります。
今のお話、916人ということでありまして、たしか600人ほどの日もあったということを聞いておりますけれども、やはりそれなりに結構な混雑もあるわけでありますから、その辺についてきちんと検証をしていただきまして、その方向性を見きわめていただきたいと思いますけれども、この辺についてはいかがでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) その辺、今後も検証しながら進めてまいりたいというふうに思ってございます。

○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。

○19番(安住稔幸君) そして、期日前投票916人、やはり相当の混雑ということで、繰り返しますけれども、なっていたと思います。それで、投票所の入場券、今、投票所の入場券の裏面に宣誓書、これは特に珍しい話ではありませんで、県内でも結構な自治体でやっているということも聞いておりますし、全国的に見ますと特別珍しいこともなく、非常に効果というか、大分有権者の皆さんからは助かるというようなお話も聞いております。こういったことを考えますと、やはり何でもかんでもということではありませんけれども、それに結びつけたくはありませんけれども、住みよいまちづくり日本一、こういったものも、こういった小さいこともこういった一つ一つがやはりそういったもののまちづくりの一つにつながっていくものかと思っております。
私もちょっとご高齢の方にいろいろちょっと書いてもらうことがあります。署名なり、サインなり、やはり正直言って、苦手というか、そういう意識が先に立っておりまして、あと私も開票立会人のほうに参加させていただきまして、あちらのほうに書いてある文字などを見ますと、やはり非常に緊張しながら書かれているなというような感じが非常に感じます。そういったことを考えますと、この入場券の宣誓書の印刷というのは、やはりある意味では理にかなったものと思いますけれども、再度、この辺についてお聞きいたします。

○議長(浅野幹雄君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 市長が答弁申したとおり、円滑な投票につながる一つの手段であるということは、こちらのほうも認識をしているところでございます。実は、入場券自体が非常に記載できる面も少ないということがありますので、その辺は今後さらに研究を進めさせていただければというふうに思ってございます。

○議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。

午前11時54分 休憩


午後 1時00分 再開

○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 通告に従い2問質問いたします。
初めに、「交通安全対策と交通費補助は必要」と題し質問いたします。
商業施設の開発に伴う急激な車両通行の増加は、安全対策も間に合わない状況で、さらなる取り組みが必要との認識は住民の声としてとても多く聞かれます。
富谷市民は、仙台圏への通勤・通学者も多く、以前より、交通に関する支援の充実を求めてきました。市制施行とともに高齢者・障がい者支援の「とみぱす」が始まりました。しかしながら、バス利用できない高齢者・障がい者には不十分な支援であると思いますので、タクシー利用者にも支援を求めるものです。
また、かねてより高校生の定期代は家計の負担が大きく、家族の送迎によるところが多いので、負担軽減を求めてまいりました。月額、仙台市への定期代は平均1万5,000円から2万円、割引の少ないところは3万円にもなります。子育て支援の充実は進められていますが、15歳から教育にかかる費用はかなり負担となります。アンケート調査の結果でも交通対策、交通費補助の支援を求める声は多く掲げられていました。高校入学時の自転車購入や定期代購入の一部補助など中間層世代の家計支援は必要だと考えます。
昨日の同僚議員の質問にもありましたが、泉中央から富谷市への帰宅時間にバス運行時間の改正で塾に通う学生や通勤者がバス利用できない状況にあり、家族の迎えがないときはタクシーを利用してお金がかかることなどの相談を受けました。
そのようなこともあり、私たち公明党は、仙台市公明党市議団とともに12月2日夜10時から11時まで泉中央駅でアンケート調査用紙を配布いたしました。はがきによる投函となっておりますので、後日調査結果が出ると思います。
泉区と富谷市4路線で、11時以降のバス路線の廃止に伴うものです。富谷に関しては泉ケ丘経由富谷営業所、新富谷ガーデン行きの2路線です。交通アクセスについては、富谷市だけの問題ではないと考えますが、交通機関の環境が変わることで市内・市民への影響も大きいことがわかります。
交通網につきましては、最近、特に団地内を通過走行する車両は、他市町村からの通勤者によるところが多く見られ、交通安全対策は非常に重要な課題であると言わざるを得ません。特に、高齢者による交通事故が報道されますが、高齢者に限らず交通事故防止対策は喫緊の課題であり、4号線を挟み開発が進む富谷市は、早急に市民の命を守る対策を万全に進めるべきです。
忘れてはならない記憶に、2012年に京都の亀岡市で車が暴走し、児童を含む10人の方々が死傷する事故が発生しました。新聞報道では、この事故を受けて国土交通省が全国一斉に交通危険箇所の点検をして、「防災・安全交付金」を創設し、カーブミラーやカラー舗装化、ガードレールなどの設置が行われ、全体の93%、6万8,000カ所に及ぶ整備がされたという記事が掲載されています。
私は、議会で何回も取り上げてきました、大清水一丁目とあけの平団地の交差点の危険度はかなり高く、約650人の子供たちが通学をし、他の歩行者を加えますとかなりの人数になります。短時間での横断歩道に700人からの人々が往来するわけですので、万全の対策が必要です。
日没の早いこの時期は、登下校の子供たちや歩行者の姿が見えづらいなどのこともあり、車の走行もかなりの車両が通過しますので、信号機の設置や思い切った通行車両に対する対策を求めるものです。再度、市内全域の危険箇所を点検し、早急な対応が必要です。また、高齢者による運転免許証返納者に対する支援のさらなる充実を求め、交通安全対策と交通費補助について、同僚議員の質問と重なるところはありますが、通告に従い質問いたしますので、丁寧な回答をお願いし、以下、質問いたします。
1、高校生を対象に交通費補助の支援はできないのか質問します。
2、高校生が自転車購入などに使える補助支援はできないのか質問します。
3、「とみぱす」を利用できない方へのタクシー補助は必要と思いますが、対応を求めます。
4、交通量の増加は市内全域で見られますが、危険箇所の調査と対応は。
5、あけの平三丁目と大清水一丁目公園交差点付近の交通対策は、どのように取り組みを進められるのか質問します。
6、高校入学時のお祝い金として支援はできないか質問いたします。
次に、「シティーブランドに富谷茶再生を」と題し質問いたします。
富谷町史を開き歴史をひもとけば、富谷茶について皆様ご存じの「国分の町よりここえ七北田よ 富谷茶飲んで味は吉岡」とうたわれたというくだりがあります。大正の末期には製茶業者も三十数軒存在していたという記録があり、私は今回、富谷茶の再生を求め、質問いたします。
53年の町政に幕をおろし、富谷市政となり、新たな歯車が動き出した感じがいたします。その一つがシティーブランドの立ち上げです。先日行われた国際スイーツ博覧会は、今までにない富谷の発信となりました。ブルーベリーに続き、シャインマスカットやイチジク、ハチミツ、豆乳クリームなど、ブランドとして探究が進むようですが、他県からの出身者も多く、特に若い世代が非常に多い環境ですので、今こそ歴史をつなぎ、誰でも食することができるお茶「富谷茶」をシティーブランドとして復活すべきと考えます。
富谷市記念行事でウオーキングに参加したとき、富谷茶の話も伺いました。新しいものへの取り組み、古きよきものを復活させ後世につなぐ研究も必要だと思います。教育活動の中でもお茶の栽培を体験した子供たちの報告がありました。何といっても、お茶の効能はすぐれていますので、スイーツの材料にも適しています。
私の出身は鹿児島ですが、お茶の生産量全国2位の産地です。我が家もお茶畑があり、小さいころお弁当を持ってお茶摘みをした経験があります。お茶は年4回茶摘みができますので、高齢化が進む町でも生きがいを持ちながら仕事をしております。お茶の木を生け垣にしたり、庭先にほとんどの家で鑑賞用に植えてあったり、広く住民の誇りとして伝え、さまざまな工夫がなされています。
お茶の生育は4年から5年だと聞いております。ちょうど2020年、富谷宿が開宿400年を迎え、東京オリンピック開幕のころ収穫ができるものと考えます。中長期的な計画を立て、将来につなげられる施策の推進だと思います。
先月、視察に伺った福岡県朝倉市JAあさくらは、イチゴの「あまおう」、カキの「富有柿」が有名ですが、多岐にわたる品目、フルーツの栽培に力を入れ、イチジクの栽培も始めていました。生産者とのネットワークを強め、徹底した研究、指導が行われておりました。
富谷市は、若い力と次世代を担う人材の宝庫だと思います。生産、管理、需要と供給のバランスを生かした施策の遂行を求め、富谷茶復活へ期待するものです。
これからのシティーブランドの成功へ住民協働の取り組み、環境整備、財源など、どのような取り組みになるのか、強く富谷茶再生を求め、以下、質問いたします。
1、富谷茶再生に向けて見解を求めます。
2、富谷茶の育成課題は何ですか、質問します。
3、歴史の継承に富谷茶は大事な観光資源だと思いますが、どのように考えていますか。
4、西成田コミュニティーセンターの遊歩道のお茶の整備について質問します。
5、体験学習や教育活動においても大事な取り組みと思いますが、学校の敷地内や農地などを利用してお茶の育成はできないか質問します。
6、富谷シティーブランドの中にお茶の栽培も入れて、スイーツの材料になるよう推進を求めたいと思いますが、見解を伺います。
7、プロジェクトチームなど市民にお茶の栽培者を募集して、住民協働のまちづくりを図るべきであると考え、質問いたします。
以上でございます。

○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) ただいまの浅野直子議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1の「交通安全対策と交通費補助は必要」についての問い1と問い2につきましては関連がございますので、あわせてお答えをさせていただきます。
まず、高校生の通学者に対する路線バスなど交通費補助につきましては、さきの菅原福治議員、出川博一議員への答弁で申し上げましたように、関係部署と連携し、他自治体の例を参考にしながら、今後の課題として検討をしてまいります。
また、高校生の自転車購入補助制度につきましては、まずは利用実態の把握に努めてまいります。
問い3でございます。市制施行に合わせて開始いたしました高齢者・障がい者外出支援乗車証、通称「とみぱす」は、おかげさまで多くの皆様より大変ご好評をいただいております。バス・地下鉄などの公共交通機関の利用が困難な皆様への支援につきましては、これまでも県内自治体の取り組み状況を参考としながら段階的に検討していく方針である旨をご説明させていただいております。ご理解のほどをよろしくお願い申し上げます。
問い4につきまして、危険箇所の調査に関しましては、市政懇談会、市長への手紙、メールなどさまざまな機会を通して交通事情の環境改善を求める声をお聞きしております。市では、その都度、現地調査を行い状況を把握した上で、道路構造等の道路管理につきましては、関係課と協議しながら対策を講じております。また、信号機や一時停止などの交通規制にかかわる要望につきましては、大和警察署を通じ宮城県公安委員会に要望をしております。
問い5のご指摘の当該交差点及び市道あけの平6-56号線の交通安全対策につきましては、これまでも町内会と協議を重ね、交差点のカラー舗装や路側帯のカラー舗装、カバーポールの設置、また交差点、横断歩道部をカラー舗装するなど、対策を講じてきたところでございます。しかしながら、抜本的な解決とはならず、さらなる安全対策が課題となっております。本市では、昨年、この路線及び当該交差点を国が進める生活道路における交通事故対策事業において重点的に取り組む対策エリアの交付エリアとして働きかけを行い、登録をいただきました。現在、国土交通省東北地方整備局仙台河川国道事務所と連携し、安全対策について検討を進めているところです。今後、関係者を交えた意見交換会等を開催し対策を講じてまいりたいと考えております。
問い6につきまして、高校入学時のお祝い金につきましては、まずは他の自治体の取り組みの把握に努めてまいりたいというふうに考えております。
質問件名2の「シティーブランドに富谷茶再生を」の問い1でございます。
富谷茶につきましては、その歴史的な背景を鑑みても重要なシティーブランドの一つになり得るものと考えております。このことを踏まえ、商工会を初めとする関係機関・団体と協議・検討しながら富谷茶の再生に向けて努力をしていきたいというふうに考えております。
問い2の富谷茶の育成課題についてでございますが、生産環境の整備や生産者の確保、加工や商品化などに課題があります。
問い3につきましては、奥道中歌では「国分の町よりここへ七北田よ、富谷茶飲んで味は 吉岡」と歌われたように、確かに歴史的な価値のあるものではありますので、歴史の継承とともに観光資源としても視野に入れながら、富谷茶の普及に努めてまいりたいというふうに考えております。
問い4の西成田コミュニティーセンターの遊歩道のお茶整備につきましては、富谷茶の再生に向けて総合的な観点から検討してまいりたいというふうに考えております。
問い5につきまして、富谷茶を題材にした学習は、現在、富谷中学校で総合的な学習の時間に行っております。富谷茶の栽培の歴史やつくり方を地域の方に教えていただき、大変有意義な学習活動になっております。しかし、校地内でのお茶の栽培は難しいなど課題はありますが、今後、富谷茶の栽培が可能か検討してまいりたいというふうに考えております。
問い6でございます。スイーツの材料としては効果的なものでありますので、積極的に取り入れてまいりたいというふうに考えております。
問い7につきまして、ご質問のとおり、栽培者を募集し、プロジェクトチームの発足など、住民参画を取り入れながら積極的に進めてまいりたいというふうに考えております。
以上です。

○議長(浅野幹雄君) これより浅野直子君の質問は一問一答により行います。13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 先日の同僚議員の質問の中に、高校生の定期代等の負担について、認識度は高いとの答弁をされました。この認識について、当局は具体にどのような協議をされたのか、そのことをお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 内部ということで、企画政策課のほうで実際に通っている人数等々、高校生の数、さまざまな他の自治体で行っている仕組みもあわせて、財政的な部分、支出の部分での検討はずっと、いただいたときから検討を重ねておるところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) きのうの答弁の中に、ちょっと1億円というような言葉が出たようでございましたけれども、それはどういった試算で1億円というようなことがあったんでしょうか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) きのうの菅原福治議員の場合は、月額5,000円、例えばというふうなお話で、ざっくりと5,000円の補助をしている場合で、高校生の数を掛けて、それに12月を掛けるとそういった金額になりますねというところでお答えいたしました。

○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 自転車購入につきましての話なんですが、3年間自転車登校する学生もおります。その理由はさまざまなんですけれども、例えば自転車を購入するとき、あと修理代等、本人しか利用できないような富谷ならではの安心サポート店のようなもの、こういったもので一部支援はできないか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 具体的な部分、他の自治体の助成の仕組みというものを検討し始めたところなので、今いただいたご意見も含め、今後の検討課題とさせていただきたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 他の自治体も当然比べなければいけないと思いますけれども、やはり富谷市がこのように交通量が本当に危険なところもたくさん出てまいりました。そして、泉中央、またさまざまな問題がありまして、自転車を使う子供たちも大変おります。ですので、市に合った支援の仕方というものは絶対あると思います。それで一歩踏み込んだやはり協議をしていただきたいと思いますが。再度質問させていただきますが、こういった支援の、幅広い支援にも目を向けていただきたいと思いますが、質問にかえますが、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 私も十分、今高校生の子供さんを持つ親御さんのご負担というのは十分に認識をしております。その中でいろいろな対策を検討もしているのも事実でございまして、ただ、先ほど、課長が答弁したように、何せ富谷は高校生、対象者の数が他自治体よりも多いという状況の中で、その辺も含めながら、財政的な負担も鑑みながら、いろいろな効果的な支援がないか、いろいろ検討をさせていただいているところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 私、以前にも質問させていただきましたが、春から秋への自転車の走行の方はたくさんいらっしゃいます。通学の方はいらっしゃいます。だけれども、冬になりますとバスを利用する方がたくさん多いんですね。そのために、やっぱり期間限定で、例えば11月から3月まで一部の交通費補助をするとか、先ほど月額5,000円というものがありましたけれども、やはりそういった定期代が1万5,000円から約3万円の枠でありますので、その一部だけでもいいから、やはり支援はできないか。そういった検討をお願いしたいと思いますが、こういった期間限定の支援はできないか質問させていただきます。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) いただいたご意見も踏まえ、済みません、何度も繰り返しになりますけれども、この場で今するとか、しないとか、協議が調っておりませんので、何度聞かれても、申しわけございません。失礼いたします。

○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) お祝い金の支援についてもやっぱり使い勝手のよい定期代の一部、参考書の購入、そういったものにも使えるような支援。というのは、40代、50代の中間層の世代がすごく多いんですね。その方々の支援というのが大変少ないんです。実は、住民の声として、そういったものは多いものですから。重なるというんです、やっぱり働いても、働いても大変だというような声を聞くものですから、やはり15歳、入学のときに、高校入学のときにやっぱり何かそういった形になるもの、少しでも市民目線であれば、こういうもの、たとえそれが金額の格差ではなくて、その思いだと思いますので、そういった使い勝手のよいものを富谷市として発信できないか、そのことをお伺いしたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) こちらもいろいろ調べさせていただいて、全部の高校生、その市なり町の全員対象に支給をしている自治体もあれば、あるいは奨学金のような形で、いいか、悪いかはあれなんですけれども、何名かの方にやっているところとか、あるいは専門の基金を増設して、その基金の中でそのような支援をしているというふうなところ、さまざまなパターンがあるというのは理解しておるんですが、検討をしているというような状況でございます。

○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) ぜひとも検討を急いでいただきたいと思いますが、タクシー利用券のことについてなんですけれども、やはりこのことについては急ぐべきだなと思います。できましたら、10月10日から使えたら本当はよかったのではないかなと思います。このことについて、再度なんですが、見解を求めたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) タクシー、公共交通、バス等を利用できない方に対する交通支援という部分での検討につきましては、やはり必要だというふうに認識はしておりますので、今回は、とりあえず、10月10日、「とみぱす」を先行してスタートさせていただきましたが、今後、前向きに検討していきたいというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 「とみぱす」なんですが、実は、条件はいろいろあると思いますが、高校生も利用できないかと思いますが、この「とみぱす」については、高校生の利用はできないか質問いたします。

○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) 「とみぱす」は高齢者・障がい者の方の外出支援乗車証というふうなところでの目的を持って行っておりますので、そこまでの検討には至っておりません。

○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 現在の高校生、2,000人ということなんですけれども、大体、2,000人に、例えば「とみぱす」、同じような2万円の試算をいたしますと約4,000万円になります。1万円ですと、ご存じのとおり半分になるわけなんですが、全員が「とみぱす」みたいに使うわけではないわけなんですよね。そうすると7割、5割かもしれません。そういった場合に、1,000万円単位でも予算はとれると思います。こういった、仙台市は学徒パスというものがありますけれども、こういった、やはりちょっと考えを変えて、何かそういった方法でも支援の手だてはできるのではないかと思いますが、市長、見解をお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 私も浅野議員同様にいろいろなそういう可能性を模索してみました。ある意味、「とみぱす」方式を高校生版に切りかえられないかとか。あとはいろいろな、現在の仙台の市バス、あれは市バスと地下鉄だけで宮交は対応されていないとか、いろいろな課題があるものですから、その範囲の中でいろいろな角度で検討はさせていただいておりますが、なかなかこれといった明確なちょっと効果的ものが見つからないというのが実情でございまして、その辺、「とみぱす」を定期がわりに、そうすると定期の割引がなかなかそこのかみ合わせができなくなったりとか、いろいろシステム的な問題もあるものですから、いろいろ、今後その辺も含めながら何かしら考えてはいきたいというふうに思います。

○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 「とみぱす」についてなんですけれども、例えば夫婦の場合、夫がバスを利用できます。しかしながら、奥様はバス停まで歩けない、そういったことがあります。そういったときにタクシーを使うわけなんですね。その逆もあります。そのときに、「とみぱす」を申し込むときの夫婦の特典として申請時にタクシー利用券の発行もできないか、例えば2万円の支援のところを1万円はタクシー券のほうにできないか、そういった施策のほうはできないか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) そのことは、結局、バスを利用できない方への支援の方策を考える、検討するというふうなところで、段階的な検討の中でそういったことも視野に入れながら考えていくべきものと考えております。

○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) やはり生活者の目線というところが一番の支援につながるのではないかと思います。ですので、いろいろな、さまざまな生活のスタイルというものがあるわけで、やはりこういったせっかくの「とみぱす」、大変好評いただいておりますので、それならば、やはり夫婦でもっと利用できるように、一対でタクシーのほうにも利用できるように早急な対応を求めたいと思いますが、質問いたします。

○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) 繰り返しになりますが、段階的な検討の中でそういったことも考慮しながら検討してまいりたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) それでは、交通対策についてお伺いをさせていただきます。
車両通行の規制がいろいろと、例えば一方通行にしたり、速度制限をしたりということがあるわけなんですが、これについては警察の判断でしょうか。それとも自治体の要請になりますか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。

○危機管理室長(横田利雄君) 一方通行については関係者の同意、要はその地区だったり、利害関係の方の同意がないと、警察のほうでは規制をかけられないというご説明を一応受けております。やはり、何かあったとき、1人でも2人でも反対すると、その対策がやっぱり方向性としておかしくなるというか、地区の総意、同意としてということになっております。信号とかそういったものも地区の同意を持ちながら申請をしていただくということで、市のほうに要望が来たものについては、大和警察署のほうに出向いて協議をしながら進めているということでございます。

○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) そうしますと、やはり住居していらっしゃる方の意向といいますか、そこのところが一番になるんだろうと思いますけれども、地域において皆さんがここは危険だと思っていて、本当にここは危険だよと思っていて、それを直接、例えば警察というか、市のほうでもここは危険だよと判断したときに、その地域の方が要請がなくてもできるというようなことではないんでしょうか。そういったことではないでしょうか、その判断は間違っておりますか。例えば市でもってここは危険だなと思う、その地域の方だけではなくて、市もここは危険だと思ったら、そのことを警察のほうに市でもって、執行部のほうで言うということは、それはだめなんでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。

○危機管理室長(横田利雄君) 警察のほうと協議したときは、あくまでもやっぱり地域の同意をいただいた上で規制をかけるなり、いろいろ協議するというふうに聞いてございます。先ほどの繰り返しになりますけれども、市のほうでもいろいろなところから要望等は出ております。なので、その都度、いろいろ相談をさせていただきながら、やはり地区の、地域の同意が必要になるねという話は一応出ております。なので、市を介さず、警察のほうに町内会なり地区のほうからご要望を出しているケースもございますし、市を通して出しているケースもありますので、それはどういうケースであっても、警察のほうの受け付けというふうには最終的にはなろうかと思っています。

○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) あけの平団地と大清水交差点の対策なんですけれども、今以上の対策はできないでしょうか。室長のかかわっていらっしゃる目から見てどう思っていらっしゃいますか。あの対策しかできませんか。大変危険だと思いますけれども。

○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。

○危機管理室長(横田利雄君) 市長の答弁にもございましたけれども、これまで町内会等と協議を重ねながら、現状の対策ということで一応なってございます。現状の対策なんですけれども、やはり手紙だったり、電話だったりということで、議員さんがおっしゃるように、危険だというような一応お話をいただいた上で、市のほうで国交省のほうの事業、そちらでどういった対策かとれないかということで一応申し込みをさせていただきまして、県内で2カ所のうちの1カ所に、そこの地区があったと。ついきのう、おととい来たんだと思うんですけれども、19日、国交省のほうで市役所のほうに参って協議をしたいというふうなお便りというか、メールが届いておりますので、そこでスケジュール、方法等、いろいろな形でアドバイスなり、いろいろな形が受けられるのかなというふうに思っております。

○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 大変ありがとうございます。そのように進めていっていただきたいと思いますが、危険箇所の点検につきましては、今、随時やっていらっしゃると思うんですけれども、以前みたいな大がかりな点検というのは、一斉にやったことがありましたよね、やはりかなり短時間でやられた場合があって、カーブミラーがついたり、ガードレールがついたりした、2012年以降の対策があったと思うんですが。今、この危険箇所、市内全域の危険箇所の点検というのは、大体、年何回ぐらいなさっていらっしゃるんでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。

○危機管理室長(横田利雄君) 点検といたしましては、定期的には学校のほうから危険箇所、通学路の安全点検ということでありまして、ことしも18件ほど上がってきましたけれども、そちらを警察、関係課、そういった人と一緒に一堂に会して地区を見ながら、いろいろな方法はできないか、警察のほうでする分、市のほうでする分、国交省にお願いする分というふうなことで分けながら進めさせていただいています。
なお、いろいろな、先ほども言ったように、市長への手紙、いろいろ議員の皆様、個人からも来ておりますし、そういったときは、来てすぐ、現地のほうに赴いて対策をということで取り組んでおります。

○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 今のお話をお伺いいたしますと少し受け身ではないかと思いますが。直接、今学校から上がって18件というようなことで、各部署のほうにいろいろな要請をするという回答でございましたけれども。市としての取り組みが、巡回だったり、いろいろな車の通行車両を調べたりとか、ここは前よりは危険だとか、新しいこういうところが危険だとかという、そういう町の取り組みとしての、受け身ではなくて、積極的な取り組みを求めるものですが、そういった危険箇所の点検というものはなさっていらっしゃるんでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。

○危機管理室長(横田利雄君) 危険箇所につきましては、私もいろいろ思うところがありますけれども、やはり交通マナー、要は30キロのところを30キロで本来歩いていただければ危険箇所にならないところが、やはり2人、3人の方から、スピードを出す、いろいろなことで子供たちが危ないというような形も一応聞いております。なので、いろいろハード面だけではなくて、ソフト面のほうでも何らかできないか。いろいろな啓蒙とか、そういったものもできないかということで、そちらも含めて検討していきたいと思っております。

○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) それでは、シティーブランドのほうに移らせていただきます。
先ほど、商工会と各種団体の協力を得ながら進めていきたいという前向きな答弁をいただきました。本当に富谷茶再生、大変すばらしい取り組みだと思います。各種団体からの要請もあったかと思うんですけれども、どういったところに富谷茶を、主となるようなところというのは、その条件といいますか、そういった条件というのはあるのか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 今のご質問で条件ということですけれども、今現在はそういったことは考えておりません。

○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 観光資源として、大変、先ほど、前向きな答弁でございましたので、観光資源としても大変お茶というのは大事であると思います。やはり、市民の中にもそういったお茶は挿し木できますけれども、そういったものをお配りをして、何かの記念のときにはお茶のそういった挿し木を、苗木を差し上げるようなことも大事ではないかと思いますが、そういった計画も今後詰められるのか、そういった計画があるのか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 現在、そういった計画はございませんので、今のご意見を参考に今後いろいろと検討してまいりたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 今、まちづくりに大学生との協働、提携、意見交換というものが随分騒がれておりますし、また、そうやってまちづくりをやっているところも大いにございます。富谷茶の研究の提案といいますか、県内の大学とのコラボで何か研究発表できるような、そういった取り組みも必要ではないかと思いますが、こういったことについてどうお考えか質問いたします。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 今回の国際スイーツ博覧会、そちらのほうでも大学等との連携をしながら、スイーツのまちづくりということで連携を図って取り組んでおります。したがいまして、お茶につきましても大学との連携も必要なところではあると考えておりますので、今後、検討しながら進めてまいりたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 最後の質問になります。
遊歩道の整備につきましてですけれども、やはりなかなか富谷市には遊歩道が少ない。あっても短かったりするものですから、お茶というのはすごく人の心を和ませるといいますか、そういった効力がありますものですから、遊歩道のところにはやはりお茶の苗木をしっかり植えていただいて、富谷茶、富谷市らしい観光資源の礎になるような遊歩道の整備というものを早急にお願いしたいと思いますが、そのご意見を頂戴いたします。

○議長(浅野幹雄君) 教育次長。

○教育次長(荒谷 敏君) 西コミにつきましては、産業振興課管理の遊歩道がありますので、そちらのほうに今も富谷茶が植えられております。それは、生涯学習課としては、あそこを管理している以上、さまざまな事業で今も活用しております。ただ、それを摘み取ってお茶にするというところまでは、一度は行ったんですが、その後、やっぱり管理の仕方とかいろいろな問題もあったので、現在やっておりませんが、今後、こういったご意見もいただきましたので、十分活用できるような方向を考えてまいりたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 富谷茶につきましては、藩祖伊達政宗公がかつて藩内でお茶の生産を推進したと。その中で、結果として富谷がお茶の産地として有名になったという歴史的な背景からしても、大変有効的な一つのシティーブランドにつながると思っておりますので、富谷宿400年に向けて、積極的にいわゆるお茶の栽培について、大学またはシルバー人材センターなんかとも協働しながら推進していきたいというふうに思います。

○議長(浅野幹雄君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 住民の大きな期待を乗せて、本年10月10日、富谷町は富谷市となりました。単独市制移行までの間、市長を初め市役所職員の皆様のご労苦に改めて感謝の意を表したいと思います。
それでは、質問件名1、「『富谷市』となり、これからの市政運営を問う」についてお伺いします。
富谷市誕生を全市民が喜び、市制施行後さらなる期待が膨らむ中、「住みたくなるまち日本一」を掲げて、富谷市誕生に尽力された市長が富谷市をどのように導いていくのか。5万人有余の新市民と一緒に目指す新たなまちづくりの姿に注目と期待が高まっているところであります。
そこで、富谷市誕生からまだ2カ月ではありますが、平成29年度の予算編成方針が示される大切な時期、富谷市のこれからの市政運営について、議論を深め、よりよい富谷市を目指していくことが大切であると考え、以下、質問いたします。
初めに、平成29年度予算についてお伺いします。
1、平成29年度予算編成方針と重点項目を通して市民への訴えは何ですか。
2、「住みたくなるまち日本一」に向けて、市民が希望を持てる予算とするための具体策。
3、予算編成過程において、いわゆる見える化を求めますが、その考えは。
次に、市政運営についてお伺いします。
1、富谷市が誕生し、発展し続ける富谷市をつくり上げるためのプロセス。
2、最重点プロジェクトが19項目あり、「住みたくなるまち日本一」の目標達成のためには、優先順位を明確にすべきと思いますが、市長の見解をお伺いします。
3、最重点プロジェクト施策のうち、1、とみや国際スイーツ博覧会について、イ、博覧会で取り扱われている特産品の考え方。ロ、北洲ハウジングとコラボ開催となった理由と経緯。ハ、第1回目としての成果と課題、こちらについては先ほど答弁をいただきましたので、省いていただいて結構です。2、待機児童ゼロの実現について、イ、杜乃橋認定こども園の開園時期とめど。ロ、入園、入所を希望する皆さんへのきめ細かい多様な取り組みは。ハ、保育士の処遇改善策。ニ、建築に伴う既存住宅と調和を図って進めていくための方策。3、「とみぱす」の円滑な運営について、交付申請締め切り後の追加申請と公民館でのチャージについての検討は。
次に、質問件名2、「富ケ丘をはじめ団地部公園の適切な除草管理を問う」についてお伺いします。
公園は、乳幼児から高齢者の方までが安心して利用できる憩いの場です。特に団地の中にある公園は、住民間の親和を図る公共の場です。健康的、開放的で安心して利用できる公園が、除草回数が減ったために公園としての景観や機能が損なわれる状況にあり、市民の方からも苦情が寄せられています。「住みたくなるまち日本一」を目指す富谷市にとって、改善を求め、以下、質問します。
1、団地部公園の除草対象面積は幾らですか。
2、平成28年の除草に係る請負額をお伺いします。
3、3回除草した場合に係る見込み額ついてお聞きします。
4、2回の除草回数で公園は適正に管理されていますか。
5、除草に関し公園の適正な管理の目安についてお伺いします。
以上、よろしくお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) ただいまの長谷川議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の「『富谷市』となり、これからの市政運営を問う」の問い1の(1)から(3)につきましては関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
まず、市民への訴えはの問いにつきましては、富谷市総合計画に掲げるまちづくりの将来像「住みたくなるまち日本一」の実現でございます。希望を持てる予算とするため、現在、富谷市総合計画の前期基本計画を策定中であり、来年度の具体的な施策については、今後の実施計画などをもとに総合計画の基本構想に掲げた最重点プロジェクトの着実な実施に向けて新年度予算への反映を検討してまいります。
また、予算編成過程における見える化は、議員のおっしゃるとおり、重要なものと認識しております。今後、他の自治体の取り組みの把握に努めてまいります。
問い1の問い2の(1)でございます。富谷市総合計画基本構想に掲げた将来像の実現に向けて現在策定中の前期基本計画に基づいた各種施策を着実に実施、達成していくことが発展し続ける富谷市をつくり上げるプロセスとなるものと考えております。
問い1の問い2の(2)でございます。現在、前期基本計画とともに実施計画を策定しているところですので、実施計画をもとに新年度予算案への反映を検討していきます。限られた予算での編成になりますので、その過程の中で効率性や効果などを見きわめながら、重点的に実施していく事業を判断していきたいと考えております。
問い1の問い2の(3)のイでございます。新果樹などのイチジク、シャインマスカット、大豆を使用した豆乳クリーム及びハチミツを使用し、1次産業の活性化を図りながら特産品であるとみやスイーツの開発に努めたものでございます。
問い1の問い2の(3)のロでございます。北洲様より、本市内に本社を構える企業として本市のブランディング化に向けてともに盛り上げていきたい旨のご意向をいただき、コラボ開催したものです。また、駐車場のご協力や会場が近いことも相まって相互の内容が重複しないよう十分調整しながら開催したものでございます。
問い1の問い2の(3)のハは、答弁済みということで割愛させていただきます。
問い1の問い2の(3)の(2)のイでございます。杜乃橋地区の認定こども園については、現段階では、今年度中に着工し、来年度の秋ごろには園舎が完成する予定となっております。開園時期については、三矢会と協議の上、できるだけ早期に開園できるように努めてまいります。
問い1の問い2の(3)の(2)のロでございます。保育統括監を中心に保育所担当職員が電話や窓口において、その方の就業時間やお住まい、就労場所等を考慮しながら、なるべく希望に沿うような保育所の紹介を行うよう心がけているところです。今後もより一層きめ細かな相談に乗れるよう努めてまいります。
問い1の問い2(3)(2)のハでございます。9月に行われました第3回定例会での藤原議員への答弁のとおり、私立認可保育園への独自の処遇改善については現在のところ実施しておりません。国・県の運営負担金に処遇改善のための加算分が含まれており、市も一部を負担しながら処遇改善に努めております。また、今後、国の施策でどの程度の処遇改善の上乗せがあるのかを見きわめながら、さらに努力してまいります。
問い1・問い2の(3)の(2)のニでございます。杜乃橋地区に計画を進めている認定こども園につきましては、さらに2回の住民説明会を実施しており、建物の配置や駐車場の位置等について、近隣住民の方々の意見も参考にして調整を図っております。また、日々の生活音についても、十分近隣に配慮するよう三矢会と協議を進めております。待機児童の多い本市では、保育施設は必要不可欠でありますので、今後、保育施設の新設計画がある場合でも、近隣住民との調和を図りながら進めてまいります。
問い2の(3)の(3)でございます。高齢者・障がい者外出支援乗車証「とみぱす」につきましては、大きなトラブルもなく、10月10日の市制施行に合わせてスタートすることができました。その後、市民の皆様からのご意見も踏まえ、今後の申請受け付け等の検討をいたしました。そして、申請のお知らせから「とみぱす」交付までは一定の期間を要し、新学期前後の交通局の繁忙期に差しかかることなどを勘案し、追加申請は断念したものでございます。
また、入金受け付け窓口につきましては、申請受け付け業務のみならず、有効期間内のチャージ回数や残額とチャージ時期の確認などの進捗確認も伴いますので、本庁での受け付けを継続することとしたものでございます。
質問件名2の「富ケ丘をはじめ団地部公園の適切な除草管理を問う」の問い1でございます。大亀山森林公園を除く都市公園除草業務につきましては、公園と緑地をあわせて発注しており、除草の対象面積は約49万6,000平方メートルです。そのうち、公園部分の面積は約23万3,000平方メートルであり、対象となる施設は、公園82カ所と成田せせらぎ緑道広場3カ所となっております。
問い2、本年度の都市公園除草業務は、公園と緑地の一部を対象に、市内を4地区に区分して発注しております。その業務の委託料の合計額は3,544万円で、そのうち、公園に係る金額は約1,818万円となっております。
問い3でございます。大亀山森林公園を除く公園全て3回除草した場合、その予算額は約4,100万円と見込んでおります。本年度の除草業務と比較した場合、約556万円の増額となります。
問い4と問い5、関連ございますので、あわせてお答えさせていただきます。
現在の公園の除草業務におきましては、年2回の除草を基本に夏祭りなどが行われる公園については年3回の除草を実施しております。公園の除草回数につきましては、回数が多いほどより快適に利用していただけるものでありますが、限られた予算の範囲内での事業となりますので、回数を制限することは必要であると考えております。
一方で公園の雑草の生え方を改めて検証したところ、2回の除草で十分と感じられる公園と3回の除草が必要と感じられる公園がございました。以上のことから、全ての公園で一律に3回除草を実施するのではなく、雑草が激しく生える公園については来年度から年3回の除草が実施できるよう予算措置をしたいと考えております。

○議長(浅野幹雄君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) それでは、通告した質問項目に対しそれぞれ再質問をいたします。
初めに、予算についてです。
先ほどの答弁では、具体性がなく、少し残念に思います。私は予算編成を行う上で世代間の公平に配慮しつつ、将来にわたり過度な負担を残さないよう、財政規律に配慮し、計画的に財政運営を務めることが真に市民が希望の持てる予算であると考えますが、その点について再度お考えをお聞きします。
また、予算編成過程におけるいわゆる見える化は、市民への説明責任を果たし、財政の透明性の向上と市政への理解と関心、そして何より信頼をより一層深めるためにも、富谷が市となった今、先送りをせず、優先的に取り組む必要性を強く感じますが、市長の認識をお伺いします。
次に、市政運営についてお伺いします。限られた財源の中での施策の実現を図るには、前例となっているということを主な理由でその改善を先送りするような考えから抜け出すべきと考えます。既存の枠組みにとらわれず、類似事業との統合も含めた事業の再構築や必要性を見きわめて検討すべきと考えますが、市長の認識をお伺いします。
次に、施策のとみや国際スイーツ博覧会について、お尋ねします。特産品とは一般的にその地域で特に盛んに生産されている品物であり、生産量が多く、品質もすぐれていることが特徴であると言われています。今回、スイーツ博覧会で、富谷の特産品としてハチミツが紹介されていました。ハチミツ実証実験の成果を踏まえ、生産量と品質向上のため、今後どのように取り組む予定なのか、お伺いします。
また、北洲ハウジングとのコラボ開催の経緯については、ただいまの答弁で理解できました。今回、コラボ開催を事前に町内会にお知らせしなかったために不満の声が出ましたが、町内会や議会に対して説明する必要性の認識をお伺いします。
次に、杜乃橋に建設予定の認定こども園についてです。
9月定例会において、開園時期は29年4月を目指すということでしたが、予定より大幅に計画がおくれているのが現状です。年度途中の開園には課題が多い中、気仙沼市では鹿折認定こども園を来年12月に開園予定とのことです。他の自治体の例も参考にしながら、29年度開園に向けて積極的に取り組み、待機児童解消を加速させることが今富谷市に最も求められている課題であると思いますが、市長のお考えをお伺いします。
また、慢性的な保育士不足を補うため、仙台市ではことし6月より子育て支援員制度を導入し、その解消に努めています。富谷も市となり、これからを考えたとき、そのような新たな一手が必要であると思いますが、お考えをお聞きします。
「とみぱす」について、次、お伺いします。
私は、9月定例会において「とみぱす」について質問したところ、市民の方から「とみぱす」の限定的な周知方法により不利益をこうむっているという趣旨の電話と市長への手紙の回答をいただきました。それによると、10月18日の回答では、利用状況を見ながら追加申請を検討するということでしたが、11月26日には、断念する旨の回答となり、結果的に市民の求めるサービスに応えることができませんでした。
「とみぱす」制度を導入するに当たり、高齢者の1年は現役世代の10年にも相当するという思いに寄り添い、もし10月10日以降に対象となる方が他市町村から転入してきた場合どうするのかなど、さまざまな事柄を想定し十分な協議・検討がなされたのでしょうか。市民は質の高いサービスを求めています。これらのことについて、市長のお考えをお伺いします。
最後の質問になります。
質問件名2の富ケ丘を初め団地部公園の除草についてです。
雑草が勢いよく生える公園について、29年度から年3回の除草が実施できるよう予算措置をということでしたが、具体的にどの地域の公園なのでしょうか。また、今後、公園の管理に対する諸問題や利用上のマナーなどについて、住民と対話を持ち、管理者と利用者が一体となって、富ケ丘を初め団地部公園の良好な保全に努めていくことが市となった富谷のこれからに大変重要であると思いますが、その認識をお伺いします。
以上です。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 質問件名、最初の1つ目でございます。29年度の予算編成についての具体的な示しがなかったということへの再質問でございますが、先ほども答弁で申し上げましたように、現在、総合計画を策定中でございますので、それとあわせて、これまでも、先ごろ議員さんたちにお答えをしているとおりでございますので、今後、具体的なところを示させていただくので、ご理解賜ればというふうに思います。
また、見える化につきましては、先ほども答弁したように、大変重要なご意見というふうには考えておりますので、今後、他自治体の取り組みも含めて検討していきたいというふうに思います。
また、3点目の事業の再構築につきましては、先ほど、これまでの質問にも答えておりますように、私も常に改善を心がけるべきだと思っておりますので、慣例にとらわれることなく、常に改善を心がけながら、しっかりと予算編成を考えていきたいというふうに思っております。
問い4の、4つ目のハチミツの今後につきましてでございますが、今後も、今年度やった効果が大変反響も大きく、効果も大きい声をいただいておりますので、引き続き、29年度も、主体が市になるのか、市が直接行うようになるのか、それともNPO団体なり、あとは民間でも、今回、今年度の取り組みが効果的で養蜂に取り組みたいという声もありますという個人の方もいますので、その辺を含めながら、さらに富谷におけるいわゆる養蜂、ハチミツの生産に努めていきたいというふうには考えております。
また、北洲とのコラボにつきまして、事前の説明等が不足したという部分に関しましては、改めておわびを申し上げます。そのもの、今回、ぎりぎり、途中からのいろいろな、今回、スイーツ博が進んでいる中で、いろいろな駐車場のご提供なんかも、周辺の企業さんやそういうところにお願いをしている中で、北洲さんにも駐車場提供をというご相談をさせていただいて、その中で、北洲さんもせっかくの機会なので、イベントをコラボでということでのぎりぎりになってからの開催ということもありましたので、今回、事前のご説明等がおくれたことにつきましては、おわびを申し上げたいというふうに思います。事情につきましては、ただいまお話ししたとおりでございます。
続きまして、杜乃橋の認定こども園の開園時期につきましては、先ほどの議員のご質問にもお答えしておりますが、今回、完成時期は若干おくれますけれども、現在、既存の保育園を使って一時的な預かりをするなり、とにかく待機児童ゼロに向けて、とにかく29年度からそういう対応ができるように、今、事業者等ともいろいろな相談をさせていただいておりますので、決して、先送りするということは全くどこでも語っておりませんので、今後、なるべく早い段階でしっかりと対応してまいりたいというふうに思います。
子育て支援員制度につきましては、仙台市の取り組み等も含めながら今後検討していきたいというふうに思っております。
また、「とみぱす」の再申請、追加申請につきましては、お声なりお手紙をいただいて、いろいろな角度で検討しました。先ほどの答弁でも申し上げましたように、その段階で、これから再募集を、追加申請をした段階だと、どうしても仙台市の交通局が、新学期が近くなるので、繁忙期に入るということで、一概に富谷の市だけですぐに発行できるカードであればすぐに追加申請を受け付けることができたんですけれども、やはり一旦富谷で受け付けて、それを仙台市の交通局にお願いして、そこでカードの発行という、手続が大変複雑な作業が伴うものですから、やはりそういう意味では、ちょうどその流れだと春先のいわゆる繁忙期に入るということで、なかなか、仙台市の交通局にご迷惑をかけるということと、あとは受けることも大変難しいということだったので、であれば、今回については、大変申しわけありませんが、断念をせざるを得なかったということで、ただ、今回の反省を踏まえて、今回も、これまで答弁で申し上げているように、かなり事細かに毎回広報等を使っていろいろな機会にお伝えをしてきたんですけれども、それでも不十分だったというお声をいただいておりますので、次回につきましては、対象者全員にお知らせの書面をお送りして、しっかりと申請が、知らなかったということがないように、それは最善の、対象者全員に申請書も含めて送付する方向で今準備を進めております。
9点目の、富ケ丘の公園の除草につきましては、先ほど答弁申し上げましたように、いわゆる雑草の生え方のひどい公園につきましてはやはり年3回の除草を行う方向で現在検討しております。やはり、地域の方々との協力をいただきながら、健全な環境整備も含めて努めていきたいというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 最後の質問となります。
これからの市政運営に関し、お伺いします。
富谷が市となり、これからの市政運営を考えるときに民間と行政の協働による市の魅力を高める商業開発や人と物を動かすインフラ整備の推進が重要であると考えます。目標を明確に定めた上で、施策を立て、定期的な目標達成方法の効果と確認及び方法の改善、そして、一つ一つの課題に真摯に向き合い、共感と信頼の心で市民生活の現場に根差した施策を進めることが新市となり順調なスタートを切った富谷にとって強く求められることであると認識しますが、市長の考えをお伺いします。
また、未来を担う子供たちが大人になっても富谷に住み、仕事をして、地域を支える若きリーダーとして活躍できるため、子育て支援と教育にさらに力を入れ取り組み、住みたくなる環境をさらに整えていくことも、これからの市政運営を考える上で、ともに重要なことであると思いますが、あわせて市長の見解をお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 1点目の民間との協働につきましては、私も就任前から民間の経営者でございますので、フルに民間と、行政ができることの限界は十分に限界がありますので、やはりいかに民間と協働して最大限いろいろな効果を発揮していくかというのは重要でございますので、今後もしっかりと、そのためには市民の皆様方に対する広く広報する戦略だったり、そういうことも含めて最大限に努力をしていきたいというふうに思います。
2つ目の未来を担う子供たちのためにということでございますので、これも言うまでもなく、富谷は子供の多いまちでございますので、子供たちは地域の宝であり、富谷の宝でございますので、子育て支援、そして学校教育含めて、教育の改善、最大限含めながら、いろいろな形で充実に努めていきたいというふうに考えております。
以上です。

○議長(浅野幹雄君) この際、午後2時20分まで休憩をいたします。

午後2時08分 休憩


午後2時20分 再開

○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) それでは、通告に従いまして2件質問を行います。
質問件名1「障がい者福祉の充実を問う」です。
ノルウェーの首都であるオスロ市の元市長は、自身も障がいがあり、「障がいのある方を町の真ん中に置いて町づくりすると、みんなが幸せになる」という理念で、まちづくりをその方向に進めました。誰もが年とれば心身が弱り、病気の方がふえるように、障がいのある方を大切にしたまちづくりが誰にとっても安心や希望を生み出したそうです。
富谷市は、今後も人口がふえると予想されていますが、人口がふえれば、おのずと障がいを持つ人もふえます。市制施行がなされた今だからこそ、誰もが安心して暮らせるまちをしっかりとつくっていく必要があります。
児童福祉法の改正により、平成30年度から「障害児童福祉計画」の作成が自治体に義務づけられます。自治体が責任を持ち、障がいのある子供へのサービス提供体制を質・量ともに計画的に整備する責任を持ちました。また、市町村が必ず作成する「障害福祉計画」の中で、2017年度までに市町村または保健福祉圏域で少なくとも1カ所の支援拠点を整備する方針を打ち出しています。富谷市総合計画基本構想・前期基本計画(案)には、「障がい者を地域で支援する体制を確立し、障がい者を抱える家族への支援に取り組みます」とあります。自治体の責任が今後より大きくなってきております。
富谷市の育成会の方からお話を伺いました。「我が子を殺して自分も死ぬ、そこまで追い詰められてしまう家族もいます」というお話であります。これは本当に切実な問題だと感じます。それ以外にも、「富谷市外の施設に通っている人のほうが市内に通っている人よりも圧倒的に多い」状況です。「特別支援学校を次々と卒業しても、その先の就職先がない」「入所、ショートステイも早急に欲しい。虹の風にはあったのになあ」と、長年の慢性的な要望だとお話をされていました。家族だけに責任を押しつけるのではなくて、社会全体で支えていくことが必要です。そして、親亡き後に展望を持てるために、住む環境の整備、地域でのサポート体制の整備、労働訓練・雇用環境の整備を行政が真剣に考え実現していかなければなりません。
しかし、安心というものは土台として絶対的に必要ですが、安心だけでは足りません。障害者権利条約の批准や障がい者関連制度の改革に伴い、施設に求められるものは「保護」から「権利の主体」としての支援、そちらのほうにシフトしました。本人の思いを尊重した可能性が開かれる豊かな生活体験、それを実現する地域社会が必要です。働く訓練も、訓練のための訓練ではなくて、実際の社会とつながること、働きがい、やりがい、そのような質が重要になってきます。
今日本の各地域ではすばらしい実践も始まっています。過疎地の宅配サービスや介護用具の貸し出しサービスなど、地域の課題を障がい者が力をかし、障がい者の困り事、生活の幅を広げるのに地域が手助けするという、お互いが補い合う関係です。障がいのある方々が地域に必要とされ、地域を豊かにしていく主体となる取り組みが各地で生まれつつあります。
富谷市でも多様な人がつながることで、誰でも安心と希望を持てる、「住みたくなるまち日本一」の市を目指す必要があると考え、以下の質問を行います。
1、就労支援施設の整備・誘致の検討は。6次産業化を試みている施設もあるが、農業と組み合わせた取り組みの誘致の検討は。
2、多様な働き方を支えるには、地域の連携が必要です。地元企業への雇用促進の協力依頼の検討は。宿泊訓練ができるショートステイ、グループホームの整備の検討は。空き家を活用し、場所は富谷市が用意をし、運営を任せるというような方策は考えられないでしょうか。
3、障がいを持たれているご本人と親御さんの思いを酌み上げる場の充実はどうなっていますか。
4、雇用先を探し、雇用主の不安の解消、作業内容の分析をし、雇用先への定着支援、これらは障がい特性や企業の作業特性など、就労支援に関する専門性を持つ職員が必要です。市としてジョブコーチを雇う検討は。
5、横浜市では、ひとり暮らし等で生活する障がいのある人を計画的に支援する「自立生活アシスタント事業」を市単独の事業として実施しています。本人の困り事や悩みを受けとめて一緒に解決していく支援です。富谷市での検討は。
6、知的障がい者を含む障がい者の地域生活を支援する目的の「地域生活支援拠点」の富谷市における整備はどうなっておりますか。
質問件名2に移ります。「公共交通について」問います。
2013年12月に交通基本法が制定され、地方公共団体の責務として「自然的経済的社会的諸条件に応じた施策を策定し、実施すること」「情報提供等を通じて、交通施策の基本理念に関する住民等の理解を深め、その協力を得るよう努めること」が定められました。地方公共団体が中心にまちづくりと連携し、面的な公共交通ネットワークを再構築するため、地方公共団体が「地域公共交通網形成計画」を策定できるように、「地域公共交通の活性化及び再生に関する法律」が大幅改正されました。
公共交通は、通勤や通学、通院、買い物などの生活に不可欠な基盤です。自治体が公共サービスとして公共交通を実現することは、採算性よりも地域住民のサービスの向上や自治体内の住民の公平性を重視したものです。公共交通に頼らざるを得ない高齢者や障がい者など交通弱者の移動手段、交通手段の空白地帯での移動手段の確保は地域からの声として大きいものです。しかし、公共交通は交通弱者と呼ばれる人たちだけのものではなくて、地域や地域外の全ての人の利用しやすさも重要であり、富谷市のこれから検討されている図書館などの公共施設整備地区、観光、商工も含めた都市計画の問題であり、多角的に考えていくことが必要です。
富谷市のアンケートで最も回答が多かったのは交通問題です。「とみぱす」が実現し、仙台市への乗り継ぎ実証実験が一歩進んだことは住民からも喜ばれております。しかし、多くの課題が見えてきました。
「とみぱす」については、申請が年1回は不便だ、役所の申し込みは不便なので出張所で申し込みできるようにしてほしい、大亀など路線バスがない地域では「とみぱす」が意味をなさない、透析などでバスを利用できない人がいる、「とみぱす」について知らなかったなどの声ありました。また、市民バスの乗り継ぎ実証実験が一歩前進しましたが、やはり不便だという声が多く聞こえます。
富谷市、そして日本の未来を担う若者への、高校生や大学生への交通費の支援も重要です。
また、県内ではデマンドタクシーが角田市、東松島市、大河原町、村田町、柴田町、丸森町、美里町で実施されており、富谷市でも検討が必要です。
以下、質問に移ります。
1、「とみぱす」の年1回の申請回数をふやせないか。また、申し込みを出張所でできるようにならないのか。
2、「とみぱす」が利用できない障がい者の方がいるが、これは不平等である。タクシー券、福祉タクシー、ガソリン補助など、「とみぱす」以外の支援の検討状況は。対象は何人で、予算はどの程度と見込んでおりますか。
3、大郷町は町外へ町民バスを動かしている。市民バスが市外へ移動する場合の課題と、市民バスの仙台駅もしくは泉中央駅への直接乗り入れの協議状況は。
4、市外へ通学している高校生、大学生への交通費補助の検討は。
5、大亀など路線バスが不便な地域では「とみぱす」や実証実験が意味がないとお話を伺ってしまいました。公共交通が不便な地域ではデマンドタクシー、もしくは2万円を上限にタクシー券の対応などが必要ではありませんか。検討はどうなっておりますか。
以上です。

○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの藤原議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1の「障がい者福祉の充実を問う」の問い1でございます。
現在、2法人より就業継続支援B型施設を来年度より開設運営したい意向を伺っているところであります。これにより、市内での就労支援施設は、就労継続支援A型施設1カ所、就労継続支援B型施設4カ所、就労移行支援事業所2カ所の合計7カ所となる見込みです。今後も市内において開設を希望する法人等への積極的な支援に努めてまいります。
また、農業と組み合わせた取り組みとのことでございますが、法人の運営方針等もあることから、近隣における取り組み状況を把握しながら積極的に誘致に努めてまいりたいというふうに考えております。
問い2の、本市においては直接企業に対して就労を依頼することは行っておりませんが、障害者就業・生活支援センターや就労支援移行事業所、ハローワーク、養護学校等の関係機関と連携を図りながら障がい者雇用の促進に取り組んでいるところでございます。
宿泊訓練のできるショートステイやグループホームの整備とのことでありますが、現在までに自立支援給付事業所において宿泊型自立訓練サービスの支給決定者は1名であります。また、知的障がい者グループホーム体験ステイ事業施設が市内1事業所あり、定期的に体験利用されている方もおります。今後は、サービスの利用状況について注視し、対象者のニーズを把握してまいります。
また、空き家につきましては、地域資源として有用に活用されるべきものであり、今後、他自治体の利用状況の把握に努めてまいります。
続きまして、問い3でございます。互いの苦労を共感し合える場として、富谷市身体障がい者福祉協会及び富谷市手をつなぐ育成会の支援を富谷市社会福祉協議会とともに行っております。富谷市精神障がい者家族会「やおき会」、自閉症スペクトラム障がいを持つ親の会「とみやいっぽの会」においては、定例会を行い、学びを深めたり、家族同士の交流、情報交換などを行っており、市としては、主体性を尊重しながら、その取り組みを支援しております。また、相談支援業務としては、地域の身近な相談役として、知的障がい者相談員、身体障がい者相談員、合わせて4名がご本人やご家族の相談・助言を行っております。
専門スタッフによる相談支援としては、障がいをお持ちの方とそのご家族の希望や思いを引き出し、よりよい支援につなげるため、現在、黒川4市町村で県社協が運営している「ぱれっとよしおか」に相談支援を委託しております。しかしながら、1件の相談に多大な時間がかかり、マンパワー不足が生じている状況にあります。今回、債務負担行為を設定させていただいておりますが、新たに相談支援事業所委託をふやすことにより、より一層寄り添える支援が展開できるものと計画しております。
問い4でございます。ジョブコーチは障がい者就業センターや障がい者の就労支援を行う社会福祉法人、障がい者を雇用する企業に配置されており、障がい者の職場適応、定着支援等に取り組んでいただいております。そのため、本市が独自でジョブコーチを雇用するのではなく、こうした関係機関との連携により、各種セミナーの開催や情報提供に努めながら、対象者の就労定着支援を図ってまいりたいというふうに考えております。
問い5のただいま藤原議員よりご紹介がありました横浜市の取り組みは、ひとり暮らし等の障がいをお持ちの方が住みなれた地域で安心して生活できるように総合的に支援していくことを目的に平成13年度から導入している事業であります。親亡き後の取り組みとして、本事業の必要性を十分に理解するものであり、今後、国の動向も見ながら検討させていただきます。
本市においては、地域福祉課内に生活保護と障がい保健福祉業務があることから、福祉事務所機能を生かし個々の対象者支援を各担当者が情報共有、協働し、他の関係機関とも連携を図りながら支援展開をしております。このことが職員のケースワークスキルのみならず、組織としての育成にもつながるものであると考え、今後も努めてまいります。
問い6につきましては、地域生活支援拠点については、黒川地域自立支援協議会において黒川圏域での整備を検討しております。この事業に求められる5つの機能、相談、体験の機会・場、緊急の受け入れ対応、専門性、地域の体制づくりを進める方針であり、それぞれの事業所の持つ強みを生かした面的整備を想定しております。優先順位としては、緊急の受け入れ対応を整備し、その他の機能については段階的に整備をしていく予定でございます。
質問件名2の「公共交通について問う」の問い1でございます。高齢者・障がい者外出支援乗車証「とみぱす」は仙台市交通局が発行している顔写真入りの身分証一体型ICカードを活用した乗車証でございます。このため、申請窓口で撮影した写真データを用いていること、申請受け付けからデータ確認、仙台市交通局での「とみぱす」作成と一定の時間を要すること、新学期前後の仙台市交通局の繁忙期を避けるため、毎年10月から翌年9月までの1年間を有効期限としていること等を総合的に勘案し、申請受け付けは一定期間を設けて実施したものでございます。
本年は連続しての受け付け期間でしたが、体調が悪く申請できなかったとのご意見も頂戴しましたので、一定期間を複数回に分けて申請の方向で検討をしてまいります。出張所での入金受け付けについては、長谷川議員への答弁で申し上げましたように、申請受け付けのみならず、進捗管理が伴うことにより、市役所受け付けにてご理解をお願いいたします。
問い2につきましては、さきの浅野直子議員への答弁で申し上げましたように、これまで公共交通機関の利用が困難な皆様への支援につきましては、県内自治体の取り組み状況を参考としながら段階的に検討していく方針である旨をご説明させていただいております。現在、詳細についてお知らせできる段階ではございませんので、ご理解いただきますようお願い申し上げます。
問い3、大郷町の場合は、路線バス等の公共交通機関が運行されておらず、交通事業者の収益確保の面での調整等の手続が容易であることから、町民バスの町外への運行が可能なものと伺っております。一方で、本市の場合は、既存の交通事業者と収益確保の面での調整が必要となります。その点も踏まえながら、まずは新たな取り組みである路線バスとの乗り継ぎ実証運行を通して、利便性確保に向けて検討・協議を重ねてまいります。
問い4でございます。さきの浅野直子議員、出川博一議員、菅原福治議員への答弁で申し上げましたように、通学者に対する路線バスなどの交通費補助につきましては、関係部署と連携し、他自治体の例を参考にしながら今後の課題として検討してまいります。
問い5につきましては、ご提案がありましたデマンドタクシーについては、現在、コミュニティーバスにかわる新たな公共交通サービスとして交通空白地帯の解消や交通弱者と言われている方々の移送の手段として県内外でさまざま運行されております。しかしながら、本市における年間7万3,000人の市民バス利用者の利便性に資するためには、定時運行する現状の路線バス方式が、地域を限定したデマンド方式に比べ優位性があるものと考えております。今後も地域や世代間によって多種多様なニーズが考えられることから、地域公共交通会議において、市民バスの路線や運行形態などについても総合的に検証し、利便性の向上に努めてまいります。
以上です。

○議長(浅野幹雄君) これより藤原 峻君の質問は一問一答により行います。7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) B型の施設が1施設、申し込みがあったということで、これは大変すごい動きだなと感じました。先日、やはり働き場もないし、施設もないし、市外に行っていたので本当に困っていたというお話だったので、これは大変うれしいお知らせだと感じています。
質問に移ります。
野菜加工の施設などがあると、給食で活用できたりもしますので、農家の所得の向上にもつながるような取り組みでありますので、そのような検討などは誘致の際にご検討されますでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) ただいまの市長の答弁にもございましたとおり、農業を活用した誘致というようなものにつきましては、今後、積極的に検討してまいりたいと思っております。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 俊君。

○7番(藤原 峻君) 続きまして、社会との接点となっていく、そういう施設というのは本当にこれから重要な役割を持っていくかと思うんですね。さらには地域の課題すらも解決していくというようなものであります。そして、利用される方が良質な体験を通じて成長していく場でもありますので、そういう施設の充実の市長のお考えをぜひともお伺いしたいです。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 私も藤原議員と同じように考えておりまして、やはりそういった施設が今現在不足しているということは認識しておりますし、そのことが結果的に市外へ行かざるを得ないという状況を招いておりますので、その辺、積極的にこれから市内でそういう場を提供できるように検討していきたいというふうに考えます。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 富谷市の地域性、そして将来性、例えば農業であればブルーベリーの生産などにもご協力いただいたりなど、そういう収穫などのお手伝いなど、そういうものの検討はいかがでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 可能な限り、そういった就労の場なり、そういった機会を可能な限り検討していきたいというふうに考えます。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 富谷市としては、ちなみに、次の質問に移るのですが、宿泊をする訓練をする場所というのはあるということなのでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) 市内におきましてはございません。ちなみに、県内においても8カ所ということで把握してございます。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 県内に8カ所あるという、そういう宿泊型訓練施設というのは、富谷市では、検討はいかがでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) 現在、市内の市民の方で、今年度、申請を受けて、給付の決定を受けていらっしゃる方が1名でございます。今後のニーズというようなところも重要視しながら検討してまいりたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) こちらの施設、やはり、ご本人さんは余り、その時々で利用する必要性を感じていないときもあるのですが、いつか親御さんが亡くなるときにこちらの利用を考えたいという方は何人かお会いしました。そういうようなニーズの確認というのはどういう形で今後進めていかれるでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) こちら、現在、第5期の障がい福祉計画策定に向けて取り組んでおりまして、その中において、対象の方を中心にアンケートを予定しております。また、障がい児のお子様方の家族の会の皆様方のところには、直接聞き取りをさせていただきながら、詳細なニーズを把握していきたいと考えております。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 続きまして、次の質問に移ります。
自立生活援助というのは、ひとり暮らしを始めた障がいのある方に対して、支援員が定期的に訪問するサービスです。問題が深刻になる前に随時支援を行うものです。障がいを持たれた方でも、周囲とのコミュニケーションをとることが苦手なために社会的に孤立をしてしまう、そういう方がおりますけれども、適宜の見守りがあれば生活を営むことができる人もおります。そういう方にとっては、自立生活援助、大変重要なんですけれども、富谷市としての現状は今どのようになっておりますでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) こちらは先ほど市長の答弁にもございました。現在、福祉事務所機能を活用しながら、障がい担当の職員、または生活困窮者の委託事業所、また生活保護の担当職員等々と連携をとりながら、こういった方々への対応というようなことで常に情報共有をしているところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) こちらの自立生活援助というのは、グループホームや入所施設の利用をしている人だけが対象でしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) こちらは、議員おっしゃる自立生活援助につきましては、平成30年度からの施行予定として、今、法の一部改正を検討されている援助事業であろうかと思います。その中におきましては、対象につきましては議員おっしゃるとおりの内容で今協議がなされているというところまでの状況の把握でございます。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 今後始まるということなんですけれども、国会で附帯決議があったものとしましては、親元からのひとり暮らしを含めて希望者の必要に応じて支援がなされるようにとあったそうです。富谷市の対応としましては、そちらのほうも検討されるということでよろしいでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) こちらの事業につきましては、先ほどご紹介いただきました横浜市の取り組みと大変類似するような事業内容となっております。この事業の内容をより精査しながら、今現状、富谷市ででき得る事業の展開というようなところで模索してまいりたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 次に、次々と養護学校を卒業しても、特別支援学校を卒業しても、この先の就職先がない状態だそうです。例えば特別支援学校を卒業した人で、企業への就職は約4人に1人というところで、行き先が大変困ったというような状況だとお話を伺います。富谷市として、地元業者の皆様、そして福祉施設や行政などを含めた地域全体での協議会のような、そういう就労支援に関する連携する仕組みが必要と考えておりますけれども、そういったものは構築する検討などはなされておりますでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) こちらは現在、黒川自立協議会というものが富谷市を含め、大和、大衡、大郷において取り組んでございます。その中において、就労ネットワーク会というものを設けております。その中で情報共有をしながら、こういったハンデのある方々への就労の定着に向けて、事業主へのご理解というようなところで各種セミナー等を開催し、情報をそれぞれ共有し合っているという段階でございます。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 障がいを持たれている方のご本人様とご家族の方、実態把握やニーズ調査の頻度というのはどのような形で考えられておりますでしょうか。
それと、質を高めるためにも量的な指標だけではなくて、満足度的な評価も必要かなと思うのですが、そこの検討はなされておりますでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) こちら、先ほど申し上げたとおり、まずは第5期の計画に向けてのアンケート、または聞き取りというようなところを今後進める予定としておりますが、今後、各種ご家族の会等を通して皆様方の声をお伺いさせていただこうと考えております。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) アンケートなど、直接聞き取りなど、ぜひ計画を立てるときではなくて、適宜実施していただくようなことは検討なさっているでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) こちらは現在、富谷市におきまして、3障がいにおける各種団体がございますが、特に2団体においては社会福祉協議会への委託をさせていただいております。その社会福祉協議会からの意見の吸い上げとか、または地域福祉課が事務局として設けている育成会の方々へ直接聞き取りというようなところについては十分可能であろうと考えております。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 次に、就職に関してお伺いいたします。
能力や適性に合った仕事であれば職場で戦力になります。例えば自閉症が重い方でも、こだわりが強いことによって、逆に見きわめるのが大変得意な方もいらっしゃったりします。倍のスピードで仕事を進められるという、そういう話も聞いたりいたします。やはり、マッチングというか、専門的な支援がなければ、企業の理解もなく、サポート体制もつくれないというようなこともあります。業務内容の検討、職場でのサポート体制をつくる、助言体制をつくっていくというものは、これは大変専門的な支援になるのですが、再度伺うのですが、ジョブコーチを雇う、さらにはより富谷市の中で就労支援を進めていくというお考えは、どのように考えておりますでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) こちらジョブコーチにつきましては、宮城県においては、現在、宮城障害者職業センターというようなところで、スーパーバイザー的な役割として各企業に配置されてございますジョブコーチの育成支援に努めていただいているところでありました。また、ハローワークを中心として、トライアル雇用というようなものにおきまして、ハンデのある方と事業所とのマッチングというようなことで試用的な期間を設けながらというようなことも取り組みとして進めておるところでありましたので、市としても、このトライアル雇用というような関係性につきまして、今後、連携を図ってまいりたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 例えばなんですけれども、障がい者の方を就職させたいという企業様があったときに、障がい者の方の担当者の方が企業在籍型職場適応援助者の研修を受講するような場合などに補助などを検討されてはいかがかなと思うのですが、いかがでしょか。

○議長(浅野幹雄君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) こちら、先ほど申し上げました宮城障害者就業センターのほうにおきまして、ジョブコーチの養成講座を開催してございます。そしてまたその講座を受講に当たりましては、促進助成制度というものが制定ございますので、まずはそちらのほうをご活用いただいてというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) それでは、市長にお伺いいたします。地域で障がい者施策の中で特に重点化すべきもの、早急に整備すべきものは何と考えておりますでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 何がということは一概に言えることではないと思うんですけれども、やはりまず地域の中でそういった人たちを受け入れ、支え合うという意識を高めていくことだったり、あとはそういう環境を整備していくことが大切だというふうに認識しております。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 先ほど、地域生活支援拠点に関しまして面的整備タイプの方向で進むということだったと思うんですけれども、やはり各地域では面的タイプが進んでいるというような状況、選択するところが多いそうです。既存の事業所が地域で求められる機能を強化していく必要があるというふうに言われているんですけれども、富谷市としてはどのように強化の支援をしていくか、ご検討されているか、お伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) こちらも先ほどの市長のご答弁の中にもございました。まずは優先的なところとしては緊急の受け入れ先というようなところを黒川圏域において今現在検討しているところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 日常生活の危機への対応というのは大変重要な課題だと考えております。緊急対応支援というのは黒川圏域で足りているというご認識でしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) こちら、現在、富谷市におきましては、緊急の受け入れ先として登録いただいているのは1事業所のみでございます。その1事業所というのが多いのか少ないのかという判断がなかなか厳しいところではあります。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 例えば富谷市で緊急対応の問い合わせなどは幾らぐらいありますでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) 今年度におきまして、一、二件ほどご要望をいただき、その都度、保健師または委託先でありますぱれっとよしおかのほうに相談しながら対応を行ったものがございます。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 今後、やはり高齢化が進んできている中で、親亡き後の心配、大変出てくるかと思います。急に親が亡くなってしまったときなど、常時からもこういう備えが大変重要だと考えるのですが、どのように検討される予定でしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) 議員おっしゃるとおりで、今後の課題としては、親亡き後の安心した生活づくりというようなところに今後はシフトされていくものと考えております。そういった中において、まずは緊急的な対応として、まず緊急の受け入れ先の脆弱さというようなところが黒川圏域としても十分承知しているところでありますので、まずは段階的に強化に努めていきたいと考えております。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 例えばですけれども、単独予算による専用居室の確保などはいかがでしょうか。ご検討なされるでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) 参考とさせていただきます。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) それともう一つですが、地域に存在する緊急時の支援機能の周知というのはどのようになされておりますでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) こちらにつきましては、常日ごろより、障がいをお持ちのご家族の皆様方と地域福祉課、保健師を中心として常に情報のやりとりをしてございます。その状態につきましても、ご家族の状態につきましても十分把握しておりましたので、その都度、情報の提供をさせていただいております。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 地域生活を送る際のリスクを有する人、そういう世帯が十分に把握されている必要があるかと思うのですが、例えばそういう情報の把握というのはどのようにされておりますでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) 直接役所のほうにお問い合わせをいただく方はもちろんのこと、それ以外、各課にわたって広域的な取り組みの中においてそういった方が出てくることがございますので、その都度、かかわりを持つような取り組みを日常的に行っております。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 続きまして、利用計画の利用対象なんですけれども、国から示されているように、家族と同居している人であっても支給対象となるというような考えで、富谷市はよろしいのでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) ただ、そのご家族の状況というようなことで、緊急時における対応が難しいというご家族につきましては、今議員がおっしゃるとおりでございます。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) この地域定着の利用期間というのは必要に応じて2年以上の更新というのは可能でしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) こちら、地域移行支援の場合につきましては原則半年、また地域定着支援につきましては原則1年となってございますが、その状況において、なお支援が必要な場合においてはこの限りではないというような制度となっております。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 地域における基幹相談支援センターの設置というのは、全市町村の約25%にとどまっているそうなんですけれども、富谷市ではどのような検討をなされているでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) こちらにつきましては、富谷市を含む黒川4市町村におきまして、ぱれっとよしおかという事業所に委託してございます。また、そこのぱれっとよしおかの事業所において、緊急を要する場合の方が発生したときにおいては、広域的に関係機関への連絡調整を中核を担って行っていただいているところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 基幹相談支援センターなんですけれども、富谷市、やはり人口が多いですし、これから障がいを持たれている方もふえてくるかと思います。富谷として単独に設置するようなご検討はなされるでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) まずは富谷市といたしましては、障がいをお持ちの方の相談窓口というところが現在のぱれっとよしおかだけでは正直厳しい状況でございます。それを踏まえ、新たな相談機能を有する事業所の増設を図りながら、まずは障がいをお持ちの方のご家族の方々のお声をきっちりと聞き取っていただき、またそれをサービスにつなげていただけるような事業所を市として委託を検討をしておるところで、このたび債務負担行為として計上させていただいております。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 先日、育成会の方とお話を伺う機会があったんですけれども、役員会を行う場所が今なかったと。役員会でちょっとした集まりをするときに成田公民館を土曜日に借りようとしたそうなんですけれども、やはり土日だと借りる方が多いらしく、借りられなかったということで、そういうような場所を提供するというような検討などはどのように検討すればよろしいでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) そういうお声があれば、まずは申し出ていただければご相談に乗らせていただきます。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 放課後デイは、障がいのある学齢期の子供の放課後や長期休暇中の発達支援、創作活動、地域交流活動を行う場であります。現在の富谷市の課題というのは何か出ておりますでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) 障がい児の市内における人数というようなことが年々増加傾向になってございます。放課後デイをご利用いただく児童数につきましても顕著に伸びてございまして、9月のご利用の児童が144名と、これまでで最高の人数を示しているのもそういったところから読み取れるかと思っております。また、市内においても、放課後デイの事業所が現在6カ所、ことしの10月に1事業所ふえまして6カ所となっておりますが、今後、その6カ所での対応につきましても懸念しているところであります。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) ことし3月の厚生労働省の通知でなんですけれども、提供する支援の質の評価を行い、支援の質の向上図る必要があるというふうにありました。新しくふえたということもありますし、最高の人数がどんどんふえているというような状況でもあります。こちらの支援の質の評価というものは今どのように行われているでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) 議員おっしゃるものにつきまして、私が把握しているものと同一のものかちょっとわかりませんが、今年度の厚生労働省の障害保健福祉行政事務の指導監査というものが発令されております。指導監査に基づく実施計画、その中において、各事業所における指導というようなところも明記されてございます。今後、県とも連携を図りながら、市内における事業所へのそういった指導というようなところにも目配りをしてまいりたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 学齢障がい児の放課後に学童保育、児童館などの一般的な子育て施策を取り入れるということは、共生社会を目指す上では非常に重要だと言われています。例えば障がい児を受け入れる、例えばLDもあるというような形のときには加配の職員さん雇うというような検討などはしてありますでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) こちらは富谷市単独で加配に対する措置というものでは決してございません。こちらはあくまで県のほうでたしか実施しておったかと把握しております。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) こちらの質問のほうは最後になるのですが、障害者差別解消法が実施されましたが、障がい者差別解消地域協議会の富谷市での実施状況というものは現在どのようになっておりますでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) こちらの法律は本年4月より施行されてございまして、それに伴い、先ほども何度かご紹介させていだだいております黒川自立協議会におきまして障がい者差別解消地域協議会というものを立ち上げたところでございます。今後の活動状況につきまして、現在はお知らせできる活動状況はございません。今後、この協議会をもって活動を進めていくというようなことで4市町村において共有しているところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 障がい者差別解消地域協議会に関してなんですけれども、例えば差別解消に関しての職員への研修などはなされる予定でしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 地域福祉課長。

○地域福祉課長(菅原俊司君) 現在、総務課法令担当と内容を詰めながら年度内の研修を予定してございます。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 続きまして、2問目の質問に移ります。
公共交通は、どういう都市をつくっていくかという都市計画全体の考えが必要かと考えます。ただの交通網だけではなくて、総合的な整備計画としての交通体系という考え方が重要だと考えているんですけれども、例えば図書館をつくれば公共交通の利用がふえます。魅力ある公共施設の整備とあわせて考える必要があるかと思うのですが、市長のお考えをお伺いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 議員のご意見のとおりでございますので、そういった部分も含めながら今後検討していきたいというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 仙台市の敬老乗車証の期限というものを調べてみたんですけれども、福祉割引用で毎年9月30日というふうに書いてありまして、富谷市が年1回というのはここから来ているということなのでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 先ほど来もご答弁させていただいていますように、やはり交通局がいわゆる窓口になるものですから、いわゆる学生の新入学の学期末、学期初めだと大変繁忙期になるので、その時期を避けるということで、この時期にということで調整になりました。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 例えば4月、3月ぐらいをずらして、3カ月ぐらいずらして、半年ごとに例えば1万円ずつ支給をするというような検討などは今後なされる予定でしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) 年度ごとに金額を切ってというふうな考えではございません。年間でその方、その方で使う頻度等が異なりますので、あくまで年間、1年間というふうなところを基準にしたところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 交通に関しまして、ジャスコのバス、大変使い勝手がいいということで、利便性がいいということで利用している方が多いと伺ったのですけれども、ジャスコとの連携などを探るというのはいかがでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 今回、いろいろな公共交通、市民バスの乗り継ぎ実証含めながら検討しいく中で、一つの案としては内部では出たわけでございますが、なかなかその辺も含めて、既存の公共交通事業者がありますので、そちらとの、まずは優先的に相談を進めたところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 例えば乗り継ぎ実証実験のポイントというものがお話出ていましたけれども、ジャスコの位置だと大変やりやすいのかなというので、ぜひ、ご検討などはいかがでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 乗り継ぎポイントにつきましては、これまでも答弁申し上げておりますように、今後、新たな乗り継ぎ地点の検討をこれから進めていきたいというふうに思います。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 乗合タクシーの運行が年々増加し、2015年時点で541の自治体で行われているそうです。富谷市での検討はできないでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 乗合タクシーということでは、イメージとしては市民バスの定時性というよりも、デマンドと市民バスの間のようなイメージなのかなというふうには思っておるんですけれども、ここも、先ほど、うちのほうは年間7万3,000人というのは、お調べになっていただければわかるかと思うんですが、この人数でもかなり密度が濃いほうであるという集計結果が出ておりますので、実際、いろいろな日中の時間帯、余り乗っていないんじゃないかというふうなご批判もあるんですけれども、集計ですと、かなり費用対効果が高い市民バスになっておりますので、ちょっと直ちに市民バス、これをやめて乗合にするのか、市民バスと並行してあわせて乗合バスとかそういったものをやるのかというのはちょっと、今今はちょっと、当面はこのスタイルでさせていただければなというふうなところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) あと3問で終わりになります。
土日の最終バスが早いので、市外にアルバイトに行けないというお話をよく伺います。宮城交通さんとの最終バスの時刻、これは大変大きな課題だと思います。例えば地域の方とお話をした際に、深夜タクシーの割増のような、3割増しというような運行でも皆さん納得して乗っていただけると思うんですけれども、そういうような協議とかというのは可能なのでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 深夜バスの部分については、例えば今まで検討したのはその時間帯です。空白の時間帯にバスを出していいかというような協議はしたんですけれども、ただいまの議員のようなものはちょっとまだ検討には入っていないというところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 続きまして、あと2問なんですけれども。
杜乃橋二丁目から日吉台の小学校までが遠過ぎるという親御さんのお話を伺いまして、やはり子供の足だと7時前に出るというような状況で、帰りも不審者の問題であるとか、これは心配だというお話なのですが、こちらは、町民バスなどの対応などはいかがご検討なされているでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 通学での、そういったご意見もいただいているので、ダイヤの見直しといいますか、債務負担行為とも絡むんですけれども、増便というものを予算要求をしておるところですので、そういったところも踏まえて、新設等々、場合によっては廃止するところが出るかもしれないんですけれども、今後のダイヤの見直しの参考とさせていただきたいと思っております。

○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 最後の質問とさせていただきます。
ライトレールの課題、これは大変難しい問題だと思っているんですけれども、高校生の方が町民会議でやはり懸念を出していたというように、隣の市では地下鉄の需要が最初より低く見積もって、さらに6割だったというような状況がありますので、そのような状況というのは、富谷市ではやはり起こしてはまずないというふうに感じております。例えば赤字が多くなり、負債が膨らむようなものになってしまっては、これは本当に問題ですし、泉中央まで直接の乗り入れがないと、そこからまた乗りかえるというと大変不便なものになってしまうので、これに関しては本当に慎重に進めるべきだと感じております。ぜひ、こういうものを決定する、何かを、公共交通を設定していくときに、まちの皆さんのアンケートを決定の前にとっていただきたいなというふうに感じでおりますが、いかがでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 今、3,800世帯に、今後の計画を策定するために事業の実態を把握してしないことにはということで、アンケートしているような状況でございます。

○議長(浅野幹雄君) これをもちまして本日の一般質問を終わります。
これで本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでした。

午後3時13分 散会

平成28年第4回定例会議事録(第5号)

平成28年12月9日(金曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 金 子 透 君
  • 2番 青 柳 信 義 君
  • 3番 若 生 英 俊 君
  • 4番 長谷川 る 美 君
  • 5番 畑 山 和 晴 君
  • 6番 齊 藤 秀 行 君
  • 7番 藤 原 峻 君
  • 8番 佐 藤 聖 子 君
  • 9番 浅 野 武 志 君
  • 10番 西 田 嘉 博 君
  • 11番 佐 藤 克 彦 君
  • 12番 山 路 清 一 君
  • 13番 浅 野 直 子 君
  • 14番 高 橋 正 俊 君
  • 15番 菅 原 福 治 君
  • 16番 出 川 博 一 君
  • 17番 相 澤 榮 君
  • 18番 渡 邊 俊 一 君
  • 19番 安 住 稔 幸 君
  • 20番 浅 野 幹 雄 君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 市長 若 生 裕 俊 君
  • 副市長 大 庭 豪 樹 君
  • 企画部長 内 海 壯 晃 君
  • 総務部長 山 田 豊 君
  • 保健福祉部長 小 野 一 郎 君
  • 建設部長 奥 山 育 男 君
  • 保健福祉部次長兼保健福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター所長 中 山 高 子 君
  • 企画部企画政策課長 高 橋 弘 勝 君
  • 企画部財政課長 西 山 高 広 君
  • 企画部産業振興課長 鴇 幸 浩 君
  • 総務部総務課長兼情報化推進室長 神 田 能 成 君
  • 総務部市民生活課長兼東向陽台出張所長兼富ケ丘出張所長兼あけの平出張所長兼日吉台出張所長兼成田出張所長兼清掃センター所長 泉 川 潤 哉 君
  • 保健福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセタンター子育てサロン所長 狩 野 悦 子 君
  • 総務部総務課参事兼危機管理室長 横 田 利 雄 君
  • 保健福祉部長寿福祉課技術参事兼保健福祉総合支援センター所長兼高齢者施策専門監 安 積 春 美 君
  • 保健福祉部子育て支援課参事兼保育統括監 八 巻 恵美子 君
  • 教育長 菅 原 義 一 君
  • 教育次長 荒 谷 敏 君
  • 学校教育課長 齋 藤 卓 也 君
  • 学校給食センター所長 郷右近 衛 君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀 郁 雄
  • 次長 富 澤 裕
  • 主幹 長 瀬 千鶴子

議事日程 第5号

平成28年12月9日(金曜日) 午前10時00分 開会

日程1 会議録署名議員の指名
日程2 一般質問 9番 浅 野 武 志 議員
1 古い町内会館の建替えについて
2 一般会計の確実な執行について
17番 相 澤 榮 議員
1 中学生の国際交流事業の取り組みは
8番 佐 藤 聖 子 議員
1 放射性廃棄物の焼却灰は受け入れるべきではないのでは
2 富谷市の農業を発展させるための取り組みは
3 杜乃橋保育施設と待機児童対策 放課後児童クラブの運営について
6番 齊 藤 秀 行 議員
1 新生「富谷市」のリスクヘッジについて

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり 午前10時00分 開会

○議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。


日程第1 会議録署名議員の指名

○議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、10番西田嘉博君、11番佐藤克彦君の2名を指名いたします。


日程第2 一般質問

○議長(浅野幹雄君) 日程第2、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。9番浅野武志君。

○9番(浅野武志君) 皆さん、おはようございます。
通告に従い、2つの質問をいたします。
質問件名1「古い町内会館の建替えについて」。
町内会館の整備については、毎年、計画的に1町内会館の建てかえを行ってきていますが、本年は二ノ関・今泉町内会の2会館建てかえを行いました。
町内会館は、いろいろな会議、また会員が集い趣味を楽しむ等、会員の交流、コミュニティーの場、災害発生時の一次避難場所等として、会館の果たす役割は広範囲にわたり大変重要なものであります。
設備が整った快適な環境のもとで活動ができる拠点として古い町内会館の建てかえが急務と考え、1、穀田、明石、西成田町内会館の建てかえについて伺います。
次に、質問件名2「一般会計の確実な執行について」。
1、予算総額に対する9月末実施について伺います。
平成28年度富谷市一般会計予算の当初歳出総額は129億2,600万円です。
主な事業として、(仮称)富谷市子育て世代包括支援センター建築、また、とみやふるさとまつり、とみや国際スイーツ博覧会と、富谷市を大きく盛り上げるイベントを開催し、宮城県内外に富谷市を発信しました。また、市道の舗装整備工事、側溝の整備工事等、生活環境の整備、また、放課後児童クラブ等、子育て環境の整備、また、敬老乗車「とみぱす」等、福祉の向上にと、「住みたくなるまち日本一」のまちづくりを目指して事業執行に取り組んでいますが、伺います。
次に、2、富谷市ふるさと納税寄附金の金額と返礼品の金額について伺います。
富谷市ふるさと納税については、貴重な財源の確保として富谷市民を初め、富谷市を応援したい人たちの寄附金をしていただくものであります。皆さんからいただいた寄附金を有効に活用し、市政運営に反映していかなければならないと思います。
次に、3、ブルーベリー産地拡大事業で苗木の申し込みについて伺います。
富谷市の特産品であるブルーベリーは、伊勢志摩サミットで各国首脳に振る舞われたブルーベリージュース、とみやブルーベリースイーツフェアの開催、また、贈答用品としてブルーベリーの需要は毎年増加しております。天候の影響もあり、供給が不足している状況であり、作付面積と生産者の拡大を早急に図る必要があると思います。
次に、4、中小企業振興資金原資の実績について伺います。
富谷市中小企業振興資金は、町内業者からの利用も高く、27年実績は8,700万円です。資金の活用により企業のさらなる発展を図れば雇用の拡大に結びつくものと思います。
以上、質問いたします。

○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) おはようございます。
それでは、私のほうから、ただいまの浅野武志議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の「古い町内会館の建替えについて」の問い1の件でございます。
町内会館建設につきましては、本年度、二ノ関会館及び今泉会館の建設が竣工し、町内会が所有する会館は穀田地区、明石台地区、西成田地区の3地区となっております。そのうち、穀田町内会からは3月24日に平成30年度中の建設要望書を受けております。市といたしましては、平成30年12月までの竣工に向け、今後、協議を進めてまいります。
西成田地区及び明石地区につきましては、行政区長さんより、市の財政負担軽減を考慮していただき、西成田コミュニティーセンターや大黒澤苑の町内会館としての活用についてお話をいただいたところでございます。このことから、今年度に入り数回、行政区長さんと担当課において協議を図ってまいりました。今年度は試行的に西成田コミュニティーセンター及び大黒澤苑を活用していただくこととしておりますが、それぞれの施設を占有して町内会が使用できない現状から、町内会では今後、継続的に西成田コミュニティーセンターや大黒澤苑を町内会館として活用することの結論には至っていないのが現状でございます。
このことから、市といたしましては、会館の新設も含め、継続的に西成田及び明石町内会と協議を継続してまいります。
質問件名2の「一般会計の確実な執行について」の問い1でございます。
予算総額に対する9月末の実績については、本年9月末現在、歳入歳出予算総額は138億9,800万円で、歳入済額は62億3,500万円、収入率は45%、支出済額は50億3,100万円、執行率は36%となっております。
問い2でございます。
11月末現在の富谷市ふるさと納税寄附金は8件、調定額は1,050万円となっております。返礼品は、金額に応じ4種類の中から選択いただいております。寄附金額が1万円以上3万円未満の方は1品、3万円以上5万円未満の方は2品、5万円以上7万円未満の方は3品、7万円以上の方は全品となります。1品当たりの金額は4,000円相当となっております。
問い3でございます。
本年度のブルーベリー産地拡大事業補助金を活用した苗木の新植・補植の申し込み本数は、7名の方が608本、約4,600平方メートルの面積が拡大となる予定になっております。
問い4でございます。
中小企業振興資金原資の実績については、平成23年3月11日に発生した東日本大震災で被災のあった市内企業の支援策として富谷市中小企業振興資金融資あっせん要綱を改正し、利用者に対して支払金利年額の1%の助成を行い、利用者の負担軽減を行った内容となっております。市内企業にとってさらに魅力ある融資制度となり、改正初年度の預託金3,600万円から今年度9,380万円に増加し、約261%の伸びとなっております。改正後の貸付件数は186社に上り、年平均31社が有効に活用していただいております。
以上でございます。

○市長(若生裕俊君) これより浅野武志君の質問は一問一答により行います。9番浅野武志君。

○9番(浅野武志君) 今、町内会館の整備につきましては、答弁いただいたわけでございますけれども、特に3つの町内会館は古いということで、トイレが昔式のトイレということで、女性の方が大分不便に思ってございます。そんな関係で、敷地等のいろいろ確保の問題等もあると思いますけれども、早急にやはり建てかえを行ってはどうかと思うんですけれども、再度、質問いたします。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 西成田、明石会館につきましては、先ほども答弁申し上げましたように、西成田コミュニティーセンターと大黒澤苑を町内会館対応ということで、今年度試験的に対応していただいているところでございます。ただ、会館としては、やはり現状は、先ほど浅野議員がご意見いただくとおりでございますので、特にトイレの問題等含めれば建てかえは必要なわけでございますが、その辺、ご相談しながら、今後進めていきたいというふうに考えます。

○議長(浅野幹雄君) 9番浅野武志君。

○9番(浅野武志君) 一般会計のほうでございますけれども、36%の執行率ということで回答いただいたわけでございますけれども、27年度の不用額が3億5,419万4,000円と思うんですけれども、間違いないでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) 済みません、今手元に資料がございませんので、おおよそそのぐらいだったと記憶しております。

○議長(浅野幹雄君) 9番浅野武志君。

○9番(浅野武志君) せっかくの予算でございますので、昨年は3億5,000万という多額の不用額を出したわけでございますけれども、まだ支払い済みでない部分も事業によってあるかと思います。そんな関係で36%という執行率になっているかと思うんですけれども、ぜひ、そういう去年、27年度みたいな不用額を出さないような事業執行について、市長の答弁をお願いしたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 適切に補正を行うなどして、そのようなことが極力起こらないように努力したいというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 9番浅野武志君。

○9番(浅野武志君) ふるさと納税について伺います。
8件の1,050万円ということです。金額的には大きい金額でございますけれども、件数が8件ということで、ちょっと物足りないかなという感じはあるんですけれども。そこら辺の目標がありましたら伺います。

○議長(浅野幹雄君) 財政課長。

○財政課長(西山高広君) ふるさと納税については、今のところ、目標というふうなものは掲げてございません。ただ、前年度から比べますと、27年度はふるさと納税の件数が9件、現在8件というふうなことで、ふるさと納税の返礼品を出すことによって、最近、ふるさと納税をされる方も伸びておりますので、今後の推移を見守りたいと思っております。

○議長(浅野幹雄君) 9番浅野武志君。

○9番(浅野武志君) ちょっと聞き漏らしたかもわからないので、再度質問させていただきますけれども、予算が728万6,000円でございますけれども、返礼品にかかった金額は幾らでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 今のところ、返礼品、予算としては50万ほど見ておりまして、その中での今執行をしておるところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 9番浅野武志君。

○9番(浅野武志君) ただいま、50万という予算ということだったんですけれども、ちょっと私の勉強不足な部分があったと思います。50万のうち、返礼品に使った金額は幾らですか。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 返礼品で予算措置しているのが50万程度でございまして、今のところ、その中で4,000円掛ける15件ぐらいの金額を今支出したところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 9番浅野武志君。

○9番(浅野武志君) 15件の4,000円ということは6万ということで……。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 今月に入ってからの部分も若干ありまして、ざっと今それぐらいの金額で返礼品のほうは支出しております。

○議長(浅野幹雄君) 9番浅野武志君。

○9番(浅野武志君) 50万のうち6万ということで、1割ちょっとということなので、もっと、やっぱりせっかくの制度なので、もっともっとPRして、PRというのもちょっと難しいかと思うんですけれども、そこら辺の取り扱いについて、再度お伺いをいたします。

○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。

○企画政策課長(高橋弘勝君) 10月10日以降、返礼品のほうを開始いたしまして、今は市のホームページのほう、それから専用サイトのほうでもPRをしておるところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 9番浅野武志君。

○9番(浅野武志君) 次に、ブルーベリーについて伺います。ブルーベリーにつきましては、毎年、予算措置をして作付しているわけです。これは最終といいますか、目標本数とか、そういうものがあったら伺います。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 目標本数というのはちょっとございませんけれども、補助事業の中で、今ちょっとあれですけれども、約5ヘクタール目標ということで農協さんと一緒に掲げている数値はございます。

○議長(浅野幹雄君) 9番浅野武志君。

○9番(浅野武志君) 現在の作付人数について伺います。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 28年度で3名ふえまして、27名の方に作付いただくという状況です。

○議長(浅野幹雄君) 9番浅野武志君。

○9番(浅野武志君) 現在の作付面積について伺います。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 現在、今、28年度、予定を含めてでよろしいでしょうか。27年と実績でよろしいでしょうか。28年度、今現在ですと、予定を含めまして、答弁しておりますけれども、約4,600がふえるということで、4万7,772平方メートルになっております。

○議長(浅野幹雄君) 9番浅野武志君。

○9番(浅野武志君) ブルーベリーにつきましては、市を挙げて特産品ということで取り組んでいるわけでございますけれども、どうも、聞きますと、富谷に行ってもブルーベリーがなかなか見えないと、そういう部分もございます。せっかく市を挙げて取り組んでいるわけですので、やはりさらなる産地拡大、そういうものも取り組みをしていかなければならないと思っています。生産組合に今依頼している部分が多いかと思うんですけれども、もう少し、やっぱり市としても積極的に前面に立って推し進めていかねばならないと思うんですけれども、これについては市長の見解を伺います。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 私も思いは浅野武志議員と同じでございます。もっともっと、やはり産地拡大ということで努力をしていく必要を認識しておりますし、現に、現在、定期的に生産組合の総会に合わせて私自身出席して、総会後に生産者の方々との懇談会なども含めながら、いかにして産地を拡大していくかということに努力しているところでございます。改めて、さらに産地拡大に市を挙げて努力をしていきたいというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 9番浅野武志君。

○9番(浅野武志君) 最後に、中小企業について、再度質問させていただきます。
この果たす役割は大変大きいかと思うんですけれども、大体、1社当たりの金額は幾らなのか、ちょっと伺います。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 1社当たり、さまざま本当にございます。10万円以下の企業から、限度額はございませんけれども、多くて、ちょっと資料を見てみますと約100万ぐらいまでという形でございます。

○議長(浅野幹雄君) 9番浅野武志君。

○9番(浅野武志君) 最後といたします。
富谷市総合計画の現状と課題で、商店数は平成19年と比較して平成26年は減少しており、従業者数も減少しています。また、工業の工業所数は平成20年以降横ばいの傾向で推移しています。市内企業に対する支援活動や市内企業の交流活動などへの支援策が期待されていますとありますが、その取り組みについて、最後に市長に伺います。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 地元のいわゆる産業振興、企業支援も含めて、今回、総合計画の中にも一つの重点項目として掲げさせていただいておりますし、またあわせて、今回ご提案させていただいております旧庁舎を活用した企業創業支援等も含めながら、積極的にこれから取り組んでいきたいというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。

○17番(相澤 榮君) おはようございます。
私は、「中学生の国際交流事業の取り組みについて」ということで質問いたします。
教育は、人づくり・まちづくりと言われています。
国際化の時代、本市として、中学生のホームステイ受け入れ及び派遣事業等について伺います。
市長は、中学生の海外修学旅行実現を公約し、さきの議会において、中学生海外派遣事業について、来年度から実施に向け事前調査のため補正予算に関連経費を計上いたしました。富谷市は子供の多いまちです。より多くの児童生徒が生きた英語や異文化の交流を通して、豊かな国際感覚を持った子供たちがふえることを願っています。
青森県平川市に政務調査に行ってきたことをご紹介いたします。
弘前市の東隣に位置し、南津軽郡の平賀町・尾上町・碇ヶ関村の3町村が合併し、平成18年1月1日に県内10番目の市として誕生いたしました。合併当時の人口は3万5,000人ですが、現在は3万2,064人となっています。「中央から地方へ」「官から民へ」の構造改革の流れの中で、「人、地域、産業がきらめくまち」を基本理念とし、多くの資源とともに住民一人一人の英知を生かし、住民本位の行政運営、自立した地域づくりを目指しています。
特に教育では、学習支援派遣事業、国際交流事業に力を入れて取り組んでいます。ホームステイ派遣事業は、中学生を対象に外国でのホームステイ体験をさせることにより、生きた英語や異文化に触れるなどの体験を通して国際感覚を養い、語学学習への意欲・能力の向上を図り、また、将来的には豊かな国際感覚を持ち、市のまちづくりに積極的に貢献できる人材育成に資することを目的にしています。
平川市の中学校は4校で、生徒数818人です。中学生ホームステイ受け入れ事業では、アメリカ合衆国メーン州カムデン・ロックボートミドルスクールより中学生を受け入れてホームステイや学校体験を通じて日本の文化・生活を紹介するとともに、市内中学生と交流しながら市民との交流を図ることを趣旨としています。派遣人数、受け入れ人数は、ともに中学生10人です。引率者2人で、期間は11日間です。費用の負担額は、旅費の3分の1、約10万円と、事前・事後研修に要する経費及び旅券取得費用、任意保険料、食費については自己負担となっております。
中学生の体験記録をご紹介します。
「アメリカに行って一番驚いたことは、食事の量でもなく、道がとても広いということでもなく、家族と過ごす時間が多いと感じました。きっとお互いが一緒にいる時間を大切にして毎日を過ごしているのだなと思います。最近、夕食に限らず、家族で過ごす時間が短くなりました。忙しいというのはうそではないけれども、それは言いわけのようなもので、本当に一緒に過ごすということを余り大切にしていないのではないかと思います。これからは国際交流で感じた家族と一緒にいられることの喜びを忘れずに過ごしていければいいなと思います。
また、感謝の言葉の大切さです。家族、友達にもすぐに「ありがとう」を言っていました。自分の生活を振り返ってみると、「ありがとう」という言葉が少ないなと思いました。
最初は、英語だけの生活に迷いがあり、不安でいっぱいだったホームステイ。家族や学校の生徒たちと英語で話すことができるのか、通じるのか。その心配をする暇もないほど、あっと言う間に時間が過ぎてしまいました。英語でのコミュニケーションができたことは、英語での会話が今までよりずっと好きになり、自分を少し変えられたように思います。
今回の体験から、物事に対して非常に積極的になりました。それは言葉の壁があっても、身ぶり手ぶりを加えて活発にコミュニケーションをとることにより、お互いにわかり合えるということを発見できたからだと思います。そして、この積極性はこれからの学校生活やそれ以外のたくさんの場面でも必ず生かされると思っています。今回のホームステイに参加し、多くのことを学び成長することができ、本当によかったです」と、述べています。
平川市教育委員会指導室長は、「平川市は、教育は人づくりという原点に立ち、潤いと活気に満ち、確かな学力の定着を図りながら、子を生かし、生きる力と夢を育む学校教育の推進に努めています。その一つとして、一人一人の子供たちが、我が国や外国の文化や伝統について関心・理解を深めながら、国際社会に生き、貢献できるような人づくりのために、アメリカの中学生のホームステイ受け入れ事業、ホームステイ派遣事業を含む積極的な国際交流を実施してきました。そうした中で、外国語を駆使したコミュニケーション能力を高めることができたらすばらしいことです。
外国からの生徒のホームステイを引き受けることも、学校を訪問しての会話や活動を通した交流をすることも、実際に外国に行ってホームステイの体験をすることも、全て貴重な体験であります。平川市におけるこうしたさまざまな機会を通しての交流は、生徒たちにとって大きな志を抱くきっかけの一つになっています。
平川市における国際交流事業は、有為な人材育成の観点からも大きな意義があると考えると同時に、確かな歩みを遂げていると言えます」と、述べられています。
人材育成にはいろいろな教育の仕方があると思いますが、国際化の時代、より多くの子供たちが、生きた英語や異文化の交流を通して、豊かな国際感覚を持った有為な人材育成のため、次の項目にて質問いたします。
1、国際交流事業への考え方。
2、本市における国際交流事業への取り組みと課題について。
3、中学生のホームステイ、交流事業について。
4、中学生の海外修学旅行への取り組みについて。
以上でございます。よろしくお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) それでは、ただいまの相澤 榮議員のご質問に対しお答えを申し上げます。
まず、第1点の考え方についてでございますが、グローバル化する社会の中で、広い視野で活躍するために必要な資質、能力の育成が求められております。歴史、文化、学術などの面で、諸外国との交流により国際性を養い、外国の人々との相互理解と信頼を深め、次世代を担う国際的感覚の豊かな人材の養成及び国際化社会に対応する生きる力を育成することを目的としてございます。中学校の海外研修はこの一環として行う予定としておるものでございます。
続いて、第2点目の取り組みと課題についてお答えを申し上げます。本年度の中学生海外研修実施に向け、1月に事前の現地調査を行う予定にしてございます。研修先は台湾です。研修内容といたしましては、現地中学校との交流、留学生を交えての協働フィールドワーク、現地企業視察、市内見学を考えております。今後は、事前の現地調査をもとに計画を練り上げてまいりたいというふうに思っております。
3点目のホームステイ交流事業についてでございますが、現時点では、ホームステイによる研修は考えてはございませんが、今後の研究課題としてまいりたいというふうに思っております。
第4点目の海外の修学旅行への取り組みについてでございますが、来年度実施予定にしております海外研修事業を検証してまいりたいというふうに思います。また、海外修学旅行実施に向け、研究をさらに深め、さらに学校と協議を重ね検討してまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。

○議長(浅野幹雄君) これより相澤 榮君の質問は一問一答により行います。17番相澤 榮君。

○17番(相澤 榮君) 修学旅行とホームステイ、ごっちゃになった質問になるかと思いますけれども、ご了承いただきたいと思います。
最初に、国際交流事業の考え方については理解いたしましたけれども、取り組みと課題についての延長線上においてホームステイも入ってくるかと思うんですけれども、このことについては今後の研究課題だということでございますが、その課題の大きな部分は何ですか、伺います。

○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) まず、ホームステイについてでございますが、やはり今議員のほうからご紹介ありました青森の平川市等を含めまして、ホームステイを行っているところは県内の町・市にもございますので、その辺の事情をよくこれから調査研究しながら、ホームステイの重要性は認識しておりますので、その辺は今後の課題としながら、研究を進めていきたいというふうに思っております。

○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。

○17番(相澤 榮君) ホームステイを進めるためには、やはり相手国との姉妹都市関係なども結ぶことが非常に早道になるかと思いますけれども、このことについてはいかがに考えますか、お伺いします。

○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 直接的には、中学校の海外派遣事業を進めていく、そのもう少し先のほうにはそういうことも出てくるかなと思いますが、直接的には、これとリンクはしていないかなというふうには思っています。ちょっと煮え切らない答弁で済みません。

○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。

○17番(相澤 榮君) ホームステイと姉妹都市関係は、恐らく私は関連していると思うんです。一番の早道は、やはり市長がスローフードジャパンの会長をしていたり、インターナショナルの理事長をしたりということで世界各国を巡っているわけですね。そういうつてから、それからALTの人材を通した、そういうつながりでもって進めることができないかどうかということでお伺いします。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) ホームステイと国際交流の部分に関しては、やはり結果として、もしかしたら連動する可能性は十分に、相澤議員のご意見のとおり、可能性はあるというふうに思います。また、その先としましては、私自身も世界各国いろいろなつき合いをさせていただいていますので、友人関係、人間関係、大変多く、幅広くおりますが、それとはまた、やっぱり教育現場としての派遣事業を含めてのホームステイなので、いろいろな角度で検討しなければいけないので、まずは今回、事前の視察も含めての1月に行います事前研修、事前視察を含めて、それを持ち帰っていただいた上で今後の検討を進めていきたいというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。

○17番(相澤 榮君) 現在、富谷市にALTの方は何人いらっしゃいますか。

○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 5名でございます。

○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。

○17番(相澤 榮君) その方たちの出身地については、私は存じないんですけれども、その方とのつながりでもってこれを進めるという方法はありませんか、お伺いします。

○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) 今、授業等でそれぞれALTが出身国について話をしたりとか、そういった文化を伝えるということをしておりまして、大変有意義な活動となっております。ただ、現時点ではまだそういった検討はされておりませんので、参考として今後の検討をさせていただきたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。

○17番(相澤 榮君) 英語力、語学力を高めるためには、やはりホームステイが一番いいのではないかということと、それから異文化を知るということ、お互いに交流するのが一番の近道だと思うんですけれども、その辺の考え方について、先ほど教育長からお伺いしたんですけれども、このことについては、私も10年前に一度質問しています。その当時の教育長からは前向きに、いろいろ課題がありますけれどもと答えられておりますが、カリキュラムの問題、教育課程の中でそういうものもありますが、その辺について、ご説明をいただきたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 今回の海外研修として予定している場所は台湾でございますので、日本も台湾も母国語は英語ではございませんので、ただ、第二外国語として英語教育に大変力を入れている国という共通点はございます。ただ、ホームステイに関しましても、まず、ハードルがやはり少し高いというふうに思っておりまして、今回の実施予備調査、それから1回目、2回目と、やはり研修旅行を重ねる中で検討していくということになるのかなというふうには今認識しているところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。

○17番(相澤 榮君) そうすると、10年ほど前に私が質問したことに対しての答弁はそのままになっていたというふうに私は思うんですけれども、その辺の考え方については引き継ぎも何もなかったなというふうに思うんですが、教育長はどういうふうに考えますか。

○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 10年前の話は、実は今初めてお伺いしたのですが、私らの今計画しているこれを、一つは新たな事業、いわゆる今国際化、グローバル化人材の育成の一環として行うものでございますので、新たな事業の一環として捉えてご理解いただければというふうに思います。

○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。

○17番(相澤 榮君) それでは、今現在のところ、ホームステイについては考えていないと、今後の研究課題だということでございますが、めどはありますか、お伺いします。

○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 先ほども言いましたように、実際実施している市町村が県内にもございますので、その辺の情報収集等を含めながら、それから、私らが実際実施する海外研修旅行の実績等をしっかり分析しながら、積極的な方向では検討していきたいというふうに思います。

○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。

○17番(相澤 榮君) それでは、修学旅行についてお伺いします。
その後の進捗状況については、1月の事前調査ということでございますけれども、そこでの調査内容についてお伺いします。

○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) 今回の事前調査におきましては、まず、台湾のほうの中学校との交流について、実際に現地を訪れて、事前交渉ではないですけれども、そういったことをする予定でおります。また、現地企業の見学、それから文化体験、文化施設等の見学等を予定しております。

○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。

○17番(相澤 榮君) 中学の授業風景とかと見られるんですけれども、訪問人員はどういう方で、何人ぐらい行かれるんですか。

○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) 今回、5名予定しております。2名は教育委員会事務局から、それから3名、中学校の教頭、主幹教諭、それから英語担当といったところで、広く中学生を派遣するに当たっての事前調査を行いたいというふうに計画しております。

○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。

○17番(相澤 榮君) その場合の1人当たりの経費とかという部分も調査されるんですか、お伺いします。

○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) 経費については、業者と打ち合わせをしながら、最低限というのも変ですけれども、できる限り抑えつつ内容の充実を図ってまいりたいというふうに考えております

○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。

○17番(相澤 榮君) ちょっと戻るんですけれども、事前調査に行く日程について、どのようになっていますか。

○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) 29年1月11日水曜日から14日までの土曜日の3泊4日を予定しております。

○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。

○17番(相澤 榮君) そうすると、これがそのまま修学旅行の実施項目予定になりますか、お伺いします。

○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) これに向けても、本日を含めて事前の打ち合わせ等を数回持ちます。また、戻った後にも教育長も含めましてその成果と課題について検証しながら、翌年予定しております、まず派遣事業についての検討を行いながら進めていく予定でおります。

○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。

○17番(相澤 榮君) そうした場合に、恐らく、生徒が行かなければ修学旅行にならないんですけれども、学校が5つあって、その中でどのような形で進めるかということは、行ってきてからの考えですか、最初からそういう目標を持っていくのですか、お伺いします。

○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) 今後の29年度の予算要求の際に上げようと思っております計画につきましては、各中学校から5名、計25名程度の規模で実施を今検討している段階でございます。

○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。

○17番(相澤 榮君) そうした場合の経費は、1人当たりどのぐらいかかりますか。

○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) 概算としまして、実施時期も含めてかなり変動はあるかと思いますが、現時点でわかっていることとしまして、夏休み前半で、1人当たり16万円程度、そのうちの自己負担をどうするかといったことは、今後、検討しておりますが、現段階ではそのような数字を把握しております。

○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。

○17番(相澤 榮君) 各学校5名ということでございますが、これの募集方法はどうなりますか。

○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

○学校教育課長(齋藤卓也君) あくまでも予定ですが、現在、他の市町村等で行っております事業を参考にさせていただきながら、公募するような形で考えております。まだ予算通っておりませんので、それが通った後になるかと思いますが、募集を行い、ある程度審査、作文審査等なども入ってくるのかなというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。

○17番(相澤 榮君) 各校5名で、これが修学旅行と言えるのかというふうに思うんですけれども、この5名から外れた人たちの部分についてはどのようにされますか。

○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) 5名で来年度行うのは海外研修視察事業でございまして、それの研修を含めながら、将来的な修学旅行へつなげていくということでございます。ですから、来年度実施するのは修学旅行とは違うものだというふうにご理解いただきたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。

○17番(相澤 榮君) そうすると、実際的に、本当に修学旅行という名前のもとに実施されるのは、いつごろを目安にしていますか。

○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) まず、修学旅行は中学校の教育課程の中で大変重要な行事、活動になりますので、当然、全員参加ということを原則としておりますので、この辺はしっかり学校側と協議をしながら、そして、来年度実施する海外派遣事業の研修を深めながら検討してまいりたいというふうに思っております。

○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。

○17番(相澤 榮君) 私も論旨の中でいろいろお話ししたんですけれども、例えば現地に行った場合の生徒たちのコミュニケーションを深めるためには、やはり語学力を高めなければならないと思うんです。現在のALTの方たちだけでそれを達成できるかということはなかなか難しいのではないかと思います。日程を先延ばしすれば、それはそれで済むんですけれども、やはり語学力を高めるためにはどういうふうに考えますか、お伺いします。

○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) まず、やはり語学は早期よりということが大事になってまいりますので、今年度より各小学校、全ての小学校に英語等支援員を導入いたしまして、市長のほうから理解をいただいて導入を今現在しておるところですが、やはり小学校の英語活動をしっかり充実させていく。この検証をしながら、今中学校のほうへも英語の国際理解教育の支援員を語学教育の支援の形で導入する方向で今検討しておりますので、この辺を基礎に語学力は図っていきたいというふうに思っています。海外の派遣事業もその一環であるというふうにご理解いただければというふうに思います。

○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。

○17番(相澤 榮君) では、最後の質問にしたいと思います。
それでは、向こうから、海外からの受け入れ事業についてはどのように考えますか。

○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

○教育長(菅原義一君) まず、予定というか、具体的には、そういうオファーがあった時点で具体的に考えていくということにはなると思いますが、できるだけ積極的にその方向で進めていきたいというふうに思います。

○議長(浅野幹雄君) この際、午前11時まで休憩をいたします。

午前10時48分 休憩


午前11時00分 再開

○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 私は、3件について質問します。
1件目は、「放射性廃棄物の焼却灰は受け入れるべきではない」ということでの質問です。
連日のように、放射性廃棄物に関する新聞記事を目にします。福島第一原発事故により広範囲な放射能汚染が起きました。放射能で汚染された稲わらなどが宮城県内には3万6,000トン存在し、5年9カ月間放置されています。村井県知事が市町村長会で混焼による焼却を提案し、奥山仙台市長は8,000ベクレル以下の放射性廃棄物焼却について「試験焼却に限り検討している段階」と報道されました。
この8,000ベクレルですが、政府が特別措置法で1キログラム当たり8,000ベクレル以下であれば一般廃棄物としての扱いができるとしたものです。しかし、福島第一原発事故前には、セシウム137が1キログラム当たり100ベクレル以上であれば、放射性廃棄物として低レベル放射性廃棄物処理施設で長期間厳重に保管することが求められていました。
100ベクレル以上を流通させないということでは、平成28年6月、国際NGO FoE Japanの政府交渉により、敷地外に出す際には100ベクレル以上の低レベル放射性廃棄物が持ち出されないようにチェックとあり、また、電気事業連合会によれば、100ベクレル以下のものも一般には流通していないとなっています。
ここから見て、8,000ベクレル以下の放射性廃棄物の焼却、埋め立て処分の異常性は明らかです。これまでの80倍でも大丈夫とは何と無責任ではありませんか。
放射性廃棄物は集めて隔離し、放射線の減退を待つのが基本です。焼却しても濃度が減退するわけではありません。減退には時間がかかるのです。
昭和59年10月16日、仙台市と当時の富谷町が石積埋立処分場の協定を結んだのは、一般廃棄物の焼却が前提のものです。放射性廃棄物の処理を想定したものではなく、したがって、石積埋立処分場の協定書には放射性廃棄物の記述はありません。
11月28日の全員協議会で、宮城県から「8,000㏃/kg以下の汚染廃棄物に関する処理方針(案)」が説明されました。しかし、各自治体の焼却能力や、どの程度の放射性廃棄物の焼却灰が富谷市に搬入されるのかのシミュレーションも説明がなく、放射性廃棄物を保管・埋め立てする観点からの環境調査、そして影響調査もなされていません。遮水シートの耐久性の目安も答えられませんでした。放射性廃棄物に多く残るセシウム137は半減期が30年と長く、将来の環境への影響は予測が困難です。
モニタリングも月1回ではなく、連続監視が必要であり、安全面への配慮も不足しています。将来への保障・担保すらなく、埋め立て処分の判断に必要な情報はありませんでした。「全ての自治体の施設で焼却、埋め立てを行う」とありましたが、試験焼却中は、搬出元への返却は行わないと記載されており、富谷市に集中して搬入されるという矛盾もあります。これが通ってしまえば、焼却能力が高い仙台市の施設で県内の放射性廃棄物を処理する際には富谷市が受け入れ地となる危険性があることから、到底これは受け入れられるものではありません。住民への情報公開と説明、同意は必須となります。
富谷市は、環境が豊かであることから住み続ける場所として選ばれてきました。子供が多く、「住みたくなるまち日本一」を目指している富谷市に放射性廃棄物の処分はふさわしくありません。何より子供たちに残す環境としてふさわしくありません。
埋立処分場から東向陽台中学校は約2.6キロメートルの位置に、東向陽台小学校、成田小学校は約2.7キロメートルに位置します。松森焼却場と東向陽台中学校の位置関係は約4キロメートルです。焼却路のバグフィルターが排ガスの中の放射性セシウムを99.9%除去するから漏れ出ることはないとする向きもありますが、これは学会の定説ではありません。さらに、多くの人々が一番心配する必ず起きるであろう風評被害については何も検討されていません。
県に対し、放射能汚染廃棄物の安全な管理の強化と放射性廃棄物を焼却処理しないこと、焼却灰を石積埋立処分場に搬入しないことを強く求めることが必要と考えます。富谷市長は、県内の動向、特に仙台市の動向を注視しての判断となるのでしょうが、富谷市民のことを第一に考えて判断してください。
以下、質問いたします。
1番目の質問です。仙台市の最終処分場である石積埋立処分場に放射性廃棄物の焼却灰の受け入れを拒否するべきではないでしょうか。市民が不安に感じており、受け入れないという表明を求め、見解を伺います。
2番目の質問です。仙台市は、昨年、汚染された牧草、ほだ木など放射性廃棄物を520トン焼却したと報道されています。その焼却灰は石積埋立処分場に搬入されているはずですが、事前の申し込みなどはあったのでしょうか、お尋ねします。
3番目の質問です。放射性廃棄物を焼却処理しても放射性物質は消えるわけではありません。放射性物質を発生させた責任は東京電力にあることから、東京電力の責任で処理させるべきだと考えませんか。どうでしょうか、お尋ねします。
2件目の質問です。「農業を発展させるための取り組み」をお尋ねします。昨年に続き、ことしも農業委員として農地パトロールに参加しました。減反によりここが水田なのかと思うようなところを見ると、痛々しいという感想を持ちます。これまでも解決を求める声は議会でもたびたび取り上げられています。
政府の農政は、農業委員会法を改定し、法の目的から「農民の地位の向上」削除し、「農地利用の最適化推進」を強調しています。農業委員会法改定は、農協法や農地法の改定と一体で、そこにあるのはアメリカの次期大統領が離脱宣言をするとしているTPP受け入れを前提とした国内体制づくりです。家族農業中心の戦後農政を根底から覆そうというものです。
こういう中で、富谷市の農業振興を図るには並々ならない決意が必要です。
総合計画で、農業について新たな誇りを育む特産品づくりを掲げ、水田農業の維持、活性化に努め、交流農業、産直や地産地消の促進、農業の担い手の育成支援を挙げています。また、地域の農業と企業の協働などにより、新たな特産品の開発促進、6次産業化を目指した生産性の向上や販売の開発を支援、農業環境の創出を図るとあります。
前期基本計画では、ブルーベリーの生産拡大、新たな特産品の開発、農業生産者に対するきめ細かい支援策の強化の推進が方針として挙げられています。
若い農業者から話を聞きました。「ものをつくり、販売するのが好き。富谷で販売されているものが富谷産だったらいいのにと考えながら、富谷市内で売れるように量もふやしていきたい」と話してくれました。富谷市への要望としては「国道4号沿線で泉区に近い場所で、道の駅など売る場所が欲しい」と言います。あ・ら・伊達な道の駅は年商10億円、元気くん市場は5億円とも話し、若い農業者はことしトウモロコシを4万5,000本販売したとも熱く語ってくれました。こういう人たちを大きく応援したいものです。
質問に移ります。
1番目として、基本方針に「市の基幹産業である水田の維持、活性化に努めながら」云々とありますが、新年度の水田の維持、活性化の具体策を示してください。
これまでの議会での質問に答えて、学校給食米飯提供回数をふやす旨の答弁をしていますが、どのように審議していましたか。そして、その結果は新年度に反映されていますか、お尋ねします。
3番目です。とみや国際スイーツ博覧会の総括は現在進行中とのことですが、総括と来年度への取り組みをお尋ねします。
4番目です。11月の農業委員会総会の折に、市長からご挨拶がありました。豆乳クリームの開発と商品化、野菜を使ったスイーツのことなど詳細なご挨拶でしたが、スイーツ博覧会の参加者から、既に栽培されているカボチャ、サツマイモ、ニンジンなど、安全性と品質の向上に取り組む必要がある。これらもスイーツの素材になることから、その必要があると強く訴えられました。この指摘を受けて、その点をどのように考えていくのか、お尋ねします。
富谷市内には400戸を超える農業生産者がいます。基本計画(案)に「きめ細かい支援策の強化推進」とありますが、新年度の特徴を挙げ、その支援策でどのような変化を求めているのでしょうか、お尋ねいたします。
6番目です。新規農業者の獲得は今後の富谷市農業の発展につながると考えますが、市独自の取り組みの構想をお尋ねします。
3件目の質問です。「杜乃橋保育施設と待機児童対策、放課後児童クラブの運営について」お尋ねします。
来年春に開園予定だった杜乃橋の保育施設のおくれにより、新年度の待機児童増にならないかが心配です。担当課で聞きましたところ、昨年との比較で申し込みが若干減っているようですが、子供の年齢や希望する保育園などの調整があるので、待機児童数はわからないということでした。
設計業者の選定が済み、年度内に着工できる見通しとも聞きました。しかし、計画どおり、来年4月の受け入れはできません。今回の事例から酌み取るべきことはたくさんあると考え、質問をいたします。
1つ目の質問です。杜乃橋の保育施設の開園がおくれた原因、今後の教訓とするものは何なのか、お尋ねします。
2番目です。新年度の待機児童対策については、昨日答弁がありましたが、具体的にはどのようにするのでしょうか、お尋ねします。
3番目、放課後児童クラブについてですが、放課後児童クラブの業務委託は、運営の大きな変更でありながら、議会への説明が十分とは言えませんでした。児童の生活の場としての運営改善は行われなければなりませんが、子供と保護者が安心できる保育が保障されることであり、利用者の思いを十分反映させる必要があります。必要な時間をかけ、利用者の立場に立った運営であるべきではないでしょうか。質問をいたします。
4番目の質問ですが、業務委託は議会の関与がなく、指定管理での運営の問題点もありますが、しかし、指定管理の場合は条例化が必要であり、議会がかかわることになります。その検討はあったのでしょうか、お尋ねします。
5番目の質問です。放課後児童クラブの開設場所が全て予定どおりになった時期に合わせて運営の検討をするよう求め、対応をお尋ねします。
以上です。

○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの佐藤聖子議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の「放射線廃棄物の焼却灰は受け入れるべきではないのでは」の問い1でございます。
現在、県内各地に4万27トンの放射性物質を含む廃棄物が一時保管されております。そのうち、指定廃棄物を除き、かつ8,000ベクレル以下であることが確認された汚染廃棄物約3万6,000トンについて、県内の施設で一斉焼却する旨の案が11月3日の市町村長会議において県から説明されました。県では、今月末に開催予定の市町村長会議において、1月から行う予定の試験焼却について各市町村長の賛否を問うこととしておりますが、そもそも汚染廃棄物が存在しない本市域に、焼却灰とはいえ、受け入れることに対しては、必ずしも賛意を示せるものではありません。しかしながら、汚染廃棄物の多くが民有地で保管されているという現状が現実であり、既に約6年にも及ぶ長きにわたって現状を受け入れざるを得なかった最も身近な被災者の方々を取り巻く環境を改善しなければならないという考えから、県が主体となって一斉に処理するということであり、このような見地に立てば、当該案に関しては一定の理解を示さなければならないと思っております。
現在は、県から詳細な割り当てや処理内容について示されてはおりませんが、随時、事務レベルにおいて情報収集を行っているところであり、今後、他市町村の動向等を慎重に見きわめながら判断してまいりたいと考えております。
問い2につきましては、昨年の6月11日に仙台市環境局の施設課長と担当者が来庁され、本市の課長が対応し、処理内容やスケジュールについて説明を受けました。その後、7月7日には仙台市が石積地区住民に対して説明を行い、結果、一定の理解を得たと報告を受けております。その際、今後は最終処分場における安全性の確保及び放射線測定結果の情報公開を仙台市において実施することを確認しております。
また、ご質問にありました排水処理ですが、これについては、実際には埋め立て処理を行っており、管理型最終処分場ですので、浸出水については水処理施設及び放流水において月に一度、放射線濃度を計測している状況でございます。結果、汚染廃棄物の混焼期間を含め、放射性セシウムは不検出となっております。なお、放流水につきましては、塩分濃度が高いことから、川俣川への放流は行わず、タンクローリーにおいて、毎日、仙台市の下水道へ運び出していると仙台市から説明を受けております。
問い3につきましては、現時点で論ずべきは、処理責任の所在というよりは、むしろ震災から約6年が経過しようとしているにもかかわらず、汚染廃棄物を身近に保管することを余儀なくされている県内各地の方々の生活環境の改善ではないかと考えるところでございます。停滞が続く処理問題を早期に打開しなければならないという思いは県内の全ての市町村共通の課題であるはずであり、県内全域で応分の負担を分かち合うという県の姿勢には一定の理解を示しますが、今後とも注意深く見ていく必要がございます。繰り返しになりますが、今後とも引き続き、県からの詳細な計画等、情報収集を行うとともに、他市町村の動向等を慎重に見きわめながら判断してまいりたいと考えております。
質問件名2の「富谷市の農業を発展させるための取り組みについて」の問い1でございます。
水田農業については、基本となる国の生産調整の経営所得等安定対策による各種支援策に取り組みながら、経営及び維持いただいているところでありますが、本市においては、市独自の対策として、あさひな農協の協力を得ながら、水田保全支援事業により10アール3,500円の水田維持管理助成を引き続き行ってまいります。
また、水田活用を図る戦略作物である飼料用米の作付面積が本市では前年比で164%増加していることから、推進に努めております。また、あさひな農協のブランド米である特別栽培米に対し、環境保全米対策事業補助金による支援を継続し、ブランド米の販売促進に寄与しながら、あさひな農協、黒川地域との連携を図り、水田農業の活性化に努めてまいります。
問い2の学校給食の米飯につきましては、本年3月の運営審議会から、米飯回数についての審議を進め、児童生徒の意向を調査するため内容を検討し、7月に調査を実施いたしました。その結果をもとに、11月の運営審議会において、子供たちの希望も勘案し、現在週3回の米飯を週3回と週4回を交互に行い週3.5回にふやすという意見を取りまとめ、教育委員会に具申したところでございます。さらに、12月の教育委員会での審議を経て、来年度からの実施という運びになっております。
問い3のとみや国際スイーツ博覧会につきましては、富谷市となって初めてのイベントとしてスイーツのまち富谷を広く内外に周知し、多くの皆様に認知いただけたものと思っております。また、市内スイーツ店では、新作とみやスイーツの販売などによる売り上げが著しく伸びたことに加え、新特産品の開発に向けた取り組みにも着手できました。さらに、周辺地域の店舗においても集客による相乗効果が見られたとの報告もいただいているところです。
一方、駐車場や商品数が不足する事態になったことは、今後の課題として検討していかなければなりません。
なお、具体的な成果と課題の整理については、年内中を目途に進めており、来場者アンケート、従事者アンケート、市内スイーツ店等のヒアリングなど、さまざまなお立場の皆さんからのご意見をまとめた上で実行委員会で協議し検証してまいります。
問い4でございます。初開催となった今回においても、果樹のみならず、野菜についても使用しており、スイーツの食材として推奨してまいります。また、太子食品工業と東北大学との共同開発による大豆を加工した豆乳クリームを使用した新作とみやスイーツの開発も進めてまいります。なお、レシピコンテストでのグランプリ作品は、カボチャとハチミツを使ったスイーツであり、今後、野菜を使った新たなスイーツの展開が期待されております。
問い5につきましては、水田農業については、問いの1で申し上げたとおりですが、園芸農業については、特産品であるブルーベリー、産地拡大事業やビニールハウス助成による地場産の野菜等の栽培を推奨し、地産地消を推進します。また、新たな助成事業として、スイーツのまちづくりにおける新作とみやスイーツの食材となる新果樹栽培への支援を行い、1次産業の活性化を図りながら、6次産業の推進にも努めてまいります。
問い6、新規就農農業者の獲得につきましては、現在、2名の方が来年度の新規就農に向け、三ノ関地区で研修中です。就農後は、2名が軌道に乗るまでには時間を要すると考えておりますので、引き続き、県や農協など各関係者とともに指導、支援を行っていく予定であります。本市初の新規就農者として、農業の魅力を伝えていただいたり、支援の内容をホームページ等により情報を発信するなど、引き続き、新規就農者の掘り起こしに取り組んでまいります。
質問件名3の「杜乃橋保育施設と待機児童対策、放課後児童クラブの運営について」の問い1でございます。
杜乃橋の保育施設の開園がおくれた原因につきましては、本年1月に1回目、3月に2回目の公募を行いましたが、運営事業者の選定に至らず、3月の3回目の公募で社会福祉法人三矢会に決定いたしました。その後、近隣住民への説明会を9月、10月の2回行い、その際に出されたいろいろな意見を配置図等に反映するのに時間を要したことなどから、当初の予定からおくれが生じました。できるだけ早期の開園を目指し努力してまいりますが、今後の教訓とするためにさまざまな視点で考えてまいりたいと考えております。
問い2の新年度の待機児童対策につきましては、杜乃橋地区の認定こども園を平成29年度中、できるだけ早期に開園できるように努力してまいります。開園するまでの間は、認定こども園への入所を希望する1歳、2歳児を三矢会が運営する認可保育園の特別教室で一時的に受け入れる方向で協議をしております。そのほか、家庭的保育事業の増員や、空き家・空き店舗等を利用した小規模保育事業ができないかなど対応策について検討しております。
問い3、子供と保護者が安心できる保育のためには、なれ親しんだ児童指導員が帰ってくる子供たちをこれまでどおり迎え入れるということも一つの大事なことと考えております。そのため、放課後児童クラブの児童指導員に関しては、現在勤務している場所で継続雇用していただくことを基本として事業者と協議を進めております。保護者や指導員の方々にはそれぞれ説明会を2回行って、今後の運営について説明させていただくとともに、ご意見も伺っております。今後も引き続き説明会等は行っていく予定です。
また、さきの全員協議会において、議員の皆様にもご説明させていただきました。それぞれの説明会でのご意見を参考に、来年度からの放課後児童クラブ運営に生かして、よりよい放課後児童クラブになるよう努めてまいります。
問い4と問い5については関連がありますので、あわせてお答えをさせていただきます。
指定管理については、内部での検討はいたしましたが、来年度当初は、富谷小学校、日吉台小学校の放課後児童クラブが公民館内に残りますので、指定管理は難しいと判断いたしました。また、今後、放課後児童クラブが全て専用棟での運用となれば指定管理も再度前向きに検討してまいりたいというふうに考えております。
以上です。

○議長(浅野幹雄君) これより佐藤聖子君の質問は一問一答により行います。8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 一番最初に、放射性廃棄物についてですが、これは本当に富谷市にとって苦渋の決断になるかと思います。富谷市には、現在、放射性廃棄物というものはありませんで、これをどうやってその処理をするかということは、本当に燃やせばなくなるというものではないというか、放射線というのは半減期ということがあってずっと残っていくというわけですよね。だから、本当に目に見えないんだけれども、皆がそれぞれ心配しているということだと思うんです。それを最終処分場である富谷が受け入れなければならないということになっているわけで、本当に大変だろうなと思いながら、しかし、市民がここを選んできたということについては、風評被害のことが一番心配されるわけですが、先ほども言いましたように、焼却処理、仙台市が一番大きな焼却場を持っているということでありまして、そこから出てくる灰は99%除去されるんだと言いますけれども、先ほどお話ししたとおりで、それは定説ではありませんので、そのあたりも考えなければならないと思います。そして、先ほども言いましたけれども、試験焼却の分はみんな来るということになっています。この日程についてもですが、11月3日に知事がお話をし、12月の末ぐらいに開かれるという次の段階で取りまとめてこいと。これについては余りにも性急だと思うのです。市民に対しての十分な理解も得られないままで進める、このことについて、市長はどのように考えているのか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) あくまで、今回、県のほうが、11月3日に県として、方針として今回示したものであって、あわせて県のほうで、12月末に改めて市町村長会議を開くので、その段階で賛否を問いたいということでの、県側でのいわゆる示した日程でございます。現実、今回の市町村長会議でどこまで、どういった形になるかはまだ私のほうでは想像もできないわけでございますが、あくまで県のほうでの日程でございますので、私はここで改めて、それが短いとか、長いとかというふうに、なかなかコメントもしづらいところでございますので、ご理解賜ればというふうに思います。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 富谷市においては、先ほども言いましたように、放射性の廃棄物がないわけで、メリットが何もないという声が聞かれます。一方で、そうは言っても、県内にあるものだから、それは分かち合わなければならないのではないかという声も聞きます。しかし、焼却によらない方法もさまざま言われていまして、そのことについても県は……。安全な方向で処分すべきだと私は思っているわけですが、このあたりをぜひ次の市町村長会でも発言いただければなと思いますが、そういう機会はあるのでしょうか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 実際に、今度の会議がどういう流れで進められるかも全く想像ができませんので、またその段階において他の市町村または周辺の状況がどういうふうになっているかもわかりませんので、今の段階での発言は差し控えさせていただければというふうに思います。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 先ほども申しましたが、石積焼却場から、「放射性の物質は煙突のところで99%」と言う方がいる一方で、「いや、6割から7割で、それ以外は出る」という人たちもいますし、それから、運ばれてきたときに、それが本当に安全を担保されているとかというものもわかりませんので、該当する地域、当該地域については説明が必要かと思います。県の責任で説明をされるべきだと思いますが、これについては、市としてはどのように対応していくのか、お尋ねしたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) もちろん、説明責任という部分に関しましては、地元の石積地区の住民の皆様方含め、それは、説明責任は必要だというふうに私も認識しております。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) そして、仙台市も仙台の市民団体からさまざまな要請を受け入れたり、質問状が出たりということで、今、検討といいますか、慎重な検討に入っているかと思いますが、富谷市としても、ぜひ仙台市に対して焼却をしないように、こういうことは市長間同士では申し入れというものはできないものなのでしょうか。検討はしているのか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) これまでも答弁させていただいておりますが、あくまで、やはり今現在、仙台市のほうで試験焼却をどうするかということで、内部での検討の段階でございますので、その段階で私どものほうからご意向を示したり、意向を確認するということはまだ時期尚早でございますので、その辺につきましては、仙台市がある程度内部で今回の試験焼却についての方向性なりを示した段階での時期になろうかというふうに思います。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 論旨の中でも、そして質問の1番のところでも申しましたが、やはり富谷市はここが安全だということで多くの方が移り住んできています。これからまだ6万人に向けてさまざまなことをするわけですが、つい最近もありました。原発事故のあった福島から転出していった子供たちが、名前に「○○菌」というものをつけられて、本当につらい思いをしているということがありました。富谷もそういうことでいえば、焼却灰が搬入されたときにどんな風評被害が起きるとも限りません。そういうことを考えれば、市民が一番、よくこのごろ言いますが、「市民ファースト」といいますか、そういうことで判断をぜひ市長にはお願いをしたいと思うのですが、その対応を再度伺って、次の質問に入りたいと思います。お答えいただきますようお願いします。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 最初に答弁で申し上げましたように、私自身もそもそもいわゆる汚染廃棄物が存在しない本市域に、焼却灰とはいえ、受け入れることに対しては必ずしも賛意を示せるものではございません。しかし、現在、県内の各地で保管しているという状況の中で、そのままの状態になっているということを考えれば、今どうのこうのというふうに私が一概に言えることではございませんので、その辺はご理解いただければというふうに思います。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) それでは、2件目の質問に入ります。
農業を発展させるということで、今、さまざま計画が出されていますが、先ほどお尋ねいたしましたけれども、本当に米のこれからの見通しというのは非常につらいかなと。ある大きなブランド化といいますか、そういうものがなければ難しいということを思いますし、これから減反のことについても制度が変更になるということで、市長は、今後の水田についてはどのような対応が必要だと考えていますか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 基本的に、やはり水田の持つ役割というのは、単にいわゆる米を生産するだけではなく、その地域の保全、環境保全も含めて、災害におきましては必要なものでございますので、水源をしっかり守っていかなければならないというのは強く認識を持っているところでございます。
では、そのためにどうすればいいかということにつきましては、やはり経営する方が水田を、いわゆる水稲栽培をするに当たってしっかりと収支が成り立たなければ維持できないわけでございますので、そのためにはどういった支援が必要かというのはその地域によってさまざまだというふうに思いますし、その経営規模によってもさまざまな状況にあると思います。やはり兼業農家だから抱えている課題、または専業だから抱えている課題というものもありますので、その辺はそれぞれ詳細にそれぞれいわゆる耕作者、経営者の、栽培者の立場に立った支援をとっていきたいというふうに思っております。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 市長がおっしゃるとおりで、2回、農地パトロールをしましたが、いいところでも、本当にここだったら耕作できるかなというところでも耕作されていないというのがありますし、「田んぼ売ります」の看板もあったりしますし、本当につらいことだなと思います。水田の保水能力みたいなものがあって日本が生かされているという本も読みましたし、本当に市長としてはスローフードの観点からさまざまなところをごらんになっているわけで、これから水田をしながら、そして、ほかのものにどうやって取り組んでいくかということは、これまでの経験に基づきながら、ぜひ、してほしいと思いますが、今後、この農業分野において市長が掲げるものについては、どのように考えておいでなのか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 私は、今回、一番にはやはりスイーツのまちづくりという部分で、スイーツの素材となる、ブルーベリーに次ぐ、第二、第三の新果樹、または野菜も含めてということで、これはやはり間違いなく一次産業の活性化につながるというふうに思っております。現在、小作放棄地の土地におきましても、栽培できるものというのはたくさんありますので、スイーツの素材として活用できるものをどんどん推進をしながら、富谷の1次産業をしっかりと守っていきたいというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) これまでなかなか動かなかった給食の米飯が、交互にですが、来年度から3回と4回、3.5回ということになるのでしょうか。なったということは喜ぶべきことだなと思います。先日の河北新報に中学生の投稿がありまして、ご飯がいいということがありました。私としては、今後、引き続き、米飯給食については回数をふやしていくということが必要だと思いますが、今後はどのようになさるのか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 来年度から週3.5回の見込みで進めるということで、それを検証いたしまして、審議員といろいろ調査しながら、ふやす、ふやさないということを審議を継続していきたいというところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) そうしますと、引き続きということで、ぜひ期待したいところでありますが、米そのものでなくても、米粉パンというものもありますよね。これについては検討しているのでしょうか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 米粉パンにつきましての詳細の検討はいたしておりませんけれども、米粉となりますと、ちょっとルートが変わってまいりまして、実際に地元産の米を使っているというものではございませんので、そちらの調査は薄れているというところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 私は米で食べるのが、特に中学生には、投書に載っていたものからすると、おなかの中でもちが全然違うというものがありまして、そういうことからすれば米で食べるのが一番だと思いますが、そうでないといった場合には、地元の米を使って米粉パンにするということも検討としては必要ではないかと思いますが、その点についてはどうでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 学校給食センター所長。

○学校給食センター所長(郷右近 衛君) ちょっと以前に米粉の製粉の体制をちょっと調べたことがございますけれども、あそこで受け入れていただくということがどうかということで、その結果、ちょっと今の状態はどうなっているかわかりませんけれども、そういう道があればそちらで富谷の米を製粉していただくというルートも考えていきたいというところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) スイーツ博についてお尋ねしますが、新果樹、もちろんこれもどんどん新しいものをつくりながらということでやっていってほしいと思うわけですが、しかし、野菜もという参加者からの指摘、本当にそうだなと思いました。そして、きのうもあった富谷茶ですが、これもまた活用できるなと思うわけです。ところが、ただつくればいいということではなくて、品質の安全性、そして品質の向上ということが課題になるかと思いますが、この点については今後どのように取り組んでいくのか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 食の安全性という面につきましては、農協、また関係機関なりとの連携、検討しながら進めてまいりたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) この間、テレビで見たのですが、カボチャでも、本当にお砂糖を入れなくても甘くて、それをプリンにするというのが出ていました。そういうことができるように、富谷だったらこのカボチャですというようなことができるような取り組みを、農協と一緒になりながら本当に産業振興課としてもぜひ進めてほしいと思いますが、その点については、カボチャだけに限らず、そういう用意はあるのでしょうか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) ご意見は参考とさせていただきますけれども、これからのカボチャ以外の作物につきましては、今実際、直売組織でありますおんないん会、そちらが園芸作物については積極的に取り組んでいただいているというところですので、そちらと協議、検討しながら進めてまいりたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 先ほど、若い農業者からお話を聞いたということでしたが、本当にやる気が感じられるんですね。ですから、やる気がある人、ここで稼ぎたいという人への支援と、このままでいいやと、できるだけ自分の畑、田んぼを荒らさないようにしようという人への支援ではおのずと違ってくるわけです。ですから、こういう人たちにはこういう支援を、こういう人たちにはこういう支援が必要だという、その明確な支援方法があるかと思いますが、その点についてはどのように考えているのか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 先ほど市長のほうからも農業形態等含めてご答弁申し上げておりますけれども、さまざまな形態等がございます。取り組み等がございます。その中で、その人に合った支援ということでは、今後、農協なり、関係機関ともやはり協議しながら進めていくということで、今具体にはちょっとないという状況でございます。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) この間、私も住んでいたことがある青森県五所川原市で、世界に向けた認証マークをとったということが高校の中であったという話があって、これはすごいことだなと思いました。やはり意欲がある人たちに意欲をもっと高めるような支援がどうしても必要だと思います。稼げるということを次の日の深夜のラジオでも聞いたような気がして、農業は稼ぐことができるということをPRしていくことが農業人口をふやすことにつながるのではないかと思いますが、この点についてですけれども、道の駅で販売できる。これがまた一つの大きなきっかけになるかと思いますが、この道の駅については、今現在、どのように考えられているのか、市長にお尋ねしたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 現在、道の駅につきましては、スイーツの駅という一つの特徴ある道の駅を目指して、昨年度、調査を依頼して、現在、具体的な候補地の選定を進めている段階でございます。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 若い人たちがそこで本当に力を発揮できるようなものにぜひしてほしいと思うところです。そのためには、青年たちと、そしてまた、これからしたいという青年以外でも意欲ある人との交流が必要だと思いますが、その点についてはどのように考えていらっしゃるでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 私も次代を担う後継者、若い世代の生産者は大変貴重であり、大切だというふうに思っておりますので、農協青年部含め、若い生産者との交流、懇親を大切に思っていますし、実際にそういう機会を設けて、夢を持ってこれからの富谷の農業を担っていただけるように最善の努力を尽くしていきたいというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 3件目の質問に入ります。
杜乃橋の保育施設、おくれた原因というのは、端的に言うとどのように総括しているのか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) まずは、公募をしましたけれども、なかなか事業者が、1回目の公募に関しましては法人格を持っていなかったということで選定に至らなかった。2回目は公募をしましたけれども、集まらなかったといったところにまず時間を割いてしまったところがございました。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) そして、今回、三矢会が受けたときに説明会をした時点で、近隣住民から意見がたくさんあったということですが、それについては具体的にはどのように言われているのか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) まず、近隣住民の方々がご心配いただいた件というか、ご意見いただいたことに関しましては、まず、保育園が建つというところで、子供たちの声がどの程度響くのかなというところのご心配と、あとは保護者様たちが送迎のときにどういうルートでこども園に来るのか、路駐をする人がいるんじゃないかとか、そういったようなご心配をいただいておりました。あとは、園庭、園舎がどの位置に建つのかによっては、北側にお住まいの方々の日照の問題とか、そういったあたりのご意見をいただいております。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 来年の4月とはいかないまでも、来年には募集が始まるわけですが、しかし、それで終わらないのが富谷市の現状で、次の保育児、園児たちを受け入れることを考えなければならない。このときにはどのように進めなければならないと考えているのか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 杜乃橋ができて、そのほかに、その後でもやはり待機児童というものがすぐには解消できないのかなというふうには考えております。そのために家庭的保育事業の増員というものも考えておりますし、企業での保育ができないかですとか、小規模保育事業をやっていただけるところがないかというようなところでは、今後も検討を重ねてまいりたいと考えております。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 先ほど、三矢会で待機になった子供たちというのを受け入れるということになりましたが、それも大概、あれですよね、上限ありますよね。そうしますと、それから漏れた人たちについては、市としてはどのように対応していくのか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 来年の1月に家庭的保育事業の研修をする予定にしておりまして、家庭的保育事業が増員できることを、まず最初に、現実的なところでは考えているところです。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 放課後児童クラブについてお尋ねしますが、この業務委託というのは大きな変更だったと思うのですが、なかなかその全容がわかりませんでした。今でも不明なところはあるわけですが、この段階、保護者にはもちろんです。利用者の親たちにはもちろんですが、議会へのもっと十分な説明が必要だったと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 説明に関しましては、私たちもある程度形として示せるものができた段階でというふうな形で説明会を行っておりましたので、回数として不十分であったというところは今後の反省につなげていきたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) このままでいきますと来年度からということになるかと思いますが、しかし、全ての施設がオープンしているわけではありませんね。ですから、全部整ったところでという考えはないのか、再度お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 全ての施設が整った段階で運営委託を考えるということになりますと、やはり今建てている児童クラブの管理を誰がするのかといったようなところで、実際に管理運営する者の配置とかも考えていかなければならないといったところで、やはりここは同時に運営を委託するのが妥当かというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 保護者にとって利用料の負担というのは結構大きいかと。受け入れるという声も昨日ありましたけれども、しかし、ここの中で一つ、今児童クラブは7時まで受け入れということになっています、無料ですからね。それを6時までにして、6時からは延長料金を徴収する。これでなくてということを、教育民生常任委員会の中で申し上げておりましたのですが、ここの検討は再度検討するように求めるわけですが、いかがでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 利用料を決める際に、私たちも各自治体も参考にさせていただいたところもございますが、子ども・子育て支援会議等でも利用料についてのご意見等々を伺ったこともございます。その際に、やはり現在の利用状況がどうかによって、すみ分けというか、6時まで使われている方がどのくらいいて、延長している方がどのぐらいいるのかということを把握した上でそういったものを決めていくのも公平な判断になるのではないかといったご意見もございましたので、現在の利用状況を確認しましたところ、およそ8割の方は6時までにお迎えに来ていただいているという状況から、延長料金というものを設定させていただきました。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 6時まで来ているのであれば、別に7時までにしても同じだと思うのですが、再検討されませんか。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 再検討が必要かどうかにつきましても、今後、実際運営してみて検討させていただきたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 今の指導員は継続してもらうようにという話でしたが、そうしますと、これから委託する3業者、この人たちは何人来て、どういう体制になっていくのか、引き続き今いる人たちがその指導に当たれるのかどうか、その点はどうでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 今事業者との細かい打ち合わせをしている段階です。今後、児童指導員に対しても事業者とともに説明を行いながら、児童指導員の意向も確認しつつ、皆さんに残っていただけるようにというふうなことではお話をしていくわけですが、そういった中で、細かい人数が具体的に決まってくると思います。その具体的な人数が決まった時点で、事業所のほうでも人の数というものをはっきりさせてくるというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 加配の指導員の質問が先日もありましたけれども、今、富谷町で加配されているこの体制は維持できるのでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 済みません。児童指導員で加配というのは今特にはしておりません。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 今の人数は、結構、子供たちに応じて、それぞれほかの児童クラブから比べたら多いと、そういうつもりなんですが、そういうことは堅持されるのか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 国で定められたものよりも確かに児童指導員の数は多くいると思っております。それはやはり運営上必要だということでの判断でございますので、そこに関しても事業所とお話を詰めていくことになると思います。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) その加配の人たち、今いる人たちが全部いなければサービスの低下につながると、親の不安につながると思うのですが、その点についてはどうでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 実際に保護者説明会のときにも指導員の方たちが変わるのかといったようなご質問もございましたので、私たちとしても子供たちが安心して放課後児童クラブに来てくれるようにするために、環境を変えないということを第一に考えております。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 来年度からということになると思うのですが、業務委託、あるいは指定管理で一番心配される、懸念されることは、一般的に事業費を何とかしようといったときに人件費の削減、コスト削減や労働条件の低下などというものが言われています。これが今、市でやっている労働条件よりも下がらない、こういう確約できるのか、その点についてはどういうことになっているのか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) そこに関しましても事業者と打ち合わせをしている中で、事業者としましては市の意向に沿うというふうなことも言葉としては聞いております。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 最後になりますが、一番初めのことに戻るのですが、ぜひ、市長には市民が一番ということで、市民の安全性、不安をなくすという立場でご判断いただきますようにお願いしたいと思います。そして、その対応についてお答えいただきますよう、どうぞお願いします。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) もちろん、私にとって常に優先すべきは富谷の市民の方々のことでございますので、そのことは一番に考えながら今後もしっかりと職務を全うしていきたいというふうに考えております。

○議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。

午前11時56分 休憩


午後 1時00分 再開

○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
午前中の浅野武志議員の質問に対し答弁の訂正の申し出がありましたので、これを許可いたします。産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 先ほど浅野武志議員より一般質問の中におきまして、中小企業振興資金の貸付金の範囲につきまして、「10万円から約100万円」という回答をいたしましたが、正しくは「数十万円から2,000万円」となっておりますので、訂正しておわび申し上げます。

○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) 皆さん、こんにちは。
それでは、通告に従いまして、質問件名を「新生『富谷市』のリスクヘッジ」と題し、1要旨6項目の質問をさせていただきます。
内閣府の資料によれば、現在の日本は2.5人に1人が65歳以上、4人に1人は75歳以上であり、超高齢社会です。超高齢社会の問題の一つとして少子高齢化が挙げられています。第3回定例会の論旨でも述べたように、日本の人口は高齢化と少子化の潮流が合わさり、人口減少が進む中、人口に占める高齢者の比率は上昇を続けています。65歳以上の高齢者の比率は、1990年には総人口の12%にすぎませんでしたが、2010年には23%まで上昇しており、2030年には32%、2050年には40%まで上昇すると予想されています。
地域格差はあれ、この問題は、遅かれ早かれどの地域にも必ず起こる危険な問題なのです。そのため、将来予測されるリスクを予防・回避するためにも、その原因・要因の抽出・検討が必要不可欠となります。「リスクヘッジ」と「リスクマネジメント」、そして大事なことは「リスクコントロール」です。あらかじめ予見される問題を的確に捉え、事前に対応策を講じることで危険を回避することが可能となります。
そこで、昨今、富谷市において予見される種々の問題となり得る事案を提議し、総括的な対応策を講じるべく、質問させていただきます。
冒頭、申し上げたとおり、さまざまな問題をはらんだ超高齢社会を背景に、「富谷町」は10月10日に「富谷市」として新たに生まれ変わりました。人口増による単独の市制施行は極めてまれな恵まれた環境であり、少子高齢化の昨今、大きな期待を寄せられています。その期待には当然厳しい評価もついてまわり、県内外の政治家不祥事における政治不信等の問題も大きく影響してくると言わざるを得ません。我々議員自身はもとより、行政執行部各位におかれましても、「今まででいい」という甘い考えは通用しません。それだけの大きな期待と羨望のまなざしで注視されています。
新たな成長点を迎えた富谷市において対応が必要な要素をつまびらかにし、また、注目度の高い富谷市だからこそ、世間で騒がれている諸問題に対し策を講じる必要があります。事が起きてからの事態収拾ではなく、事前の情報収集やシミュレーションが必要です。危険回避策を講じるため、予見されるリスクについて6項目の質問を致します。
まず、1項目め。「とみや国際スイーツ博覧会についての経済効果と開催時の問題点を問う」です。
11月に開催された「とみや国際スイーツ博覧会」は、1万人の目標予測を大きく上回る2万9,000人を超す集客結果を残し大盛況となりました。垂涎のスイーツはもとより、SCRによる「積み木広場」や北洲ハウジングの「お菓子の家」など、子供たちの夢をかなえた魅力あふれるイベントでした。来場されたお母さん方からも「地元にもこんなイベントがあれば」との声。そのお子さんからは「富谷大好き。富谷に引っ越したい」との声が寄せられました。石巻に住むその親子はその後も毎週のように富谷に来てくれています。まさに市長が望む「住みたいまち日本一」を体現したイベントでした。
しかしながら、その成功の陰にはさまざまな課題が残されています。同僚議員からの質問にもありましたが、指定駐車場からあふれた車両の近隣店舗への無断駐車や周辺道路の渋滞、販売物の欠品等、予想を超えたからこそ予見し切れなかった問題が露呈されました。子供たちに夢を、大人にはまちの魅力を伝えることができる価値のあるイベントだからこそ、事前のシミュレーションが重要であると考えます。
続きまして、「街かどカフェの利用状況と現状の評価を問う」です。
地域包括ケアシステムの「街かどカフェ」は、地域高齢者にとって非常に重要な位置づけとなります。しかし、公民館や防災センター等の公的資産を利用するに当たり、何をもって成果とするかが非常に判断しにくいという側面があります。限りある財源と解決のめどが立たない高齢化問題。公助を外し自助・共助・互助を推進することで国費の流出軽減を図っているようにすら感じてしまいます。国の定めた法整備の中、自治体レベルで高齢者問題を解決することは極めて困難であります。
しかし、富谷市における高齢者の現状は、他の自治体に比べ非常に恵まれています。行政執行部並びに先人の努力により元気な高齢者が多い富谷市においては、さらなる健康寿命の延長を図るためにも「街かどカフェ」の有効性を実証しなければなりません。そのためにも、他自治体における成功例等の情報収集や民間企業とのマッチングを視野に入れながら、現状における課題・問題の抽出と検討が必要と考えます。
次に、「空き家対策の具体的な予定は」です。
平成27年5月26日に完全施行された空き家対策特別措置法について質問いたします。
まず、この法整備の主たる要因として、耐久年数を超え、劣化が著しいまま放置されたビルや家屋にはさまざまな悪影響が懸念されることが挙げられます。建物家屋の状態による悪影響として、建物全体の傾き・主要構造の腐食による倒壊や屋根・外壁の剝離による飛散事故。ゴミ屋敷化による衛生上の影響として、害獣・害虫の増殖や植栽放置による道路通行上の影響、窓ガラス・門扉の破損による不法侵入の危険などが挙げられます。
また、この悪影響は、いつ起こるかわからない地震等の自然災害により、さらなる甚大な悪影響を及ぼすことは容易に想像がつきます。
人口減少社会である昨今、2019年が人口に対する世帯数のピークであるとの指針も出ています。法整備の目的である、地域住民の生命・身体を保護し、生活環境の保全を図る上でも、早急に調査を進める必要があると考えます。
前回の答弁により、今後調査をするとの回答をいただきました。しかし、この特別措置法は、時間と手順を踏まなければなりません。空き家の調査と現状の把握から、改善への助言と指導。是正されなければ勧告。最終的に、従わなければ命令・強制対処となります。国交省のまとめによると、社会資本整備総合交付金である空き家再生等推進事業の採択事案は平成27年に21件ありました。交付金の有効活用も視野に入れ、早急に対応する必要性があると考えます。
次に、関連質問なのでまとめますが、4つ目、「市内、運転免許証保有者の65歳以上・75歳以上の割合と全国平均割合は」、5、「上記、65歳以上・75歳以上の運転免許証返納率を問う」、「65歳以上・75歳以上の高齢者の運転事故件数を問う」です。
現代社会において、高齢運転者の事故は、新聞やニュースでも多く取り上げられ、大きな社会問題となっています。平成6年ころから日本人口の高齢化が問題視され始め、平成9年に介護保険法が成立しました。高齢化が問題になり始めた平成6年から16年までの10年間を調べたところ、高齢運転者による死亡事故が特に増加していました。平成16年の高齢運転者が第一当事者となった死亡事故を法令違反ごとに分析すると、漫然運転による事故割合は14.5%でした。しかし、この割合は高齢運転者に限らず全ての年齢層の平均と変わりありません。
しかし、問題となるのは次に挙げる4例です。アクセルとブレーキの踏み間違え等の運転操作不適が12.4%、ブレーキ操作のおくれ、標識未確認等の一時不停止が10.2%、優先通行妨害が6.1%、一方通行・高速道路などの逆走等通行区分違反が8.3%。これらの法令違反による高齢運転者の死亡事故件数は他の年齢層と比較すると約2倍の死亡事故割合になっていました。
その時点から12年経過し、少子化による若年層の減少や若年層の運転離れもあるので、一概には判断できませんが、高齢化が進む現代社会において高齢運転者は年々増加しています。高齢者の事故を防ぎ、安全に運転を継続できるように支援する施策を充実させることが必要であると考え、質問いたします。

○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生市長。

○市長(若生裕俊君) それでは、ただいまの齊藤秀行議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名「新生富谷市のリスクヘッジについて」についての問い1でございます。
とみや国際スイーツ博覧会につきましては、富谷市となって初めてのイベントとしてスイーツのまち富谷を広く内外に周知し、多くの皆様に認知をいただきました。市内スイーツ店では新たな国産品の開発も視野に入れた富谷の食材を使った新作とみやスイーツの販売などで売り上げが著しく伸びたほか、新たなユーザーも多く獲得できたものと思っております。また、周辺地域の店舗でも集客による相乗効果が見られた等の報告もいただいております。
このように交流人口を増加させることで、スイーツ店のみならず、近隣店舗等への相乗効果など、経済効果も期待できるものと考えております。
一方、リスクヘッジについては、駐車場の確保など、考え得る範囲で講じてきましたが、やはり実際に開催して見えてきた課題も多くございました。次回に向けては、これらの課題対応への新たなリスクヘッジの視点も含めて十分な検証と改善を図ってまいります。
問い2の街かどカフェは、富ケ丘南部「街かどカフェ“いこい”」、富ケ丘北部「街かどカフェ縁が輪」、「鷹乃杜街かどカフェ」と各地域の名称が決定し、それぞれ週1回開催をしているところです。先日、オープン後1カ月の振り返りの会を開催し、各地区の情報共有を図ったところです。各地区20名から40名ほどの方にご利用いただき、高齢の皆様のほか、お子さん連れのお母さんや3地域の街かどカフェを利用している方もおられ、会館の前がにぎやかになってきたとのお話がありました。
地域ごと運営方法が異なりますので、連携を密にするとともに、今後、随時振り返りの会を開催し、地域に愛される、定着する街かどカフェを目指してまいりたいというふうに考えております。
問い3の空き家対策についてでございます。9月定例会においてもご答弁申し上げましたが、空き家管理システムが先月納品となり、現在、システムの微調整を行っているところです。あわせて、空き家データの蓄積のため、まずは市内でも早い時期に開発された東向陽台、鷹乃杜、富ケ丘、太子堂の各地区を重点的に空き家該当家屋の確認を行っていきます。その後は、蓄積されたデータをもとに所有者に対しアンケート調査を行う予定としております。
問い4でございます。昨年末時点の市内の運転免許証保有者の割合につきましては、65歳以上15.5%、75歳以上3.4%で、全国の保有者の割合は65歳以上20.8%、75歳以上が5.8%となっております。
問い5でございます。昨年中の市内の運転免許証返納率につきましては、65歳以上0.8%、75歳以上が1.1%、全国の返納率は、65歳以上1.6%、75歳以上が2.6%となっております。
問い6でございます。昨年中の第一当事者、この第一当事者とは過失が重い人か同程度の過失ならば人身傷害の程度が軽い人という定義になりますが、その人の居住地を基準として、高齢者の人身事故件数につきましては、65歳以上20件、75歳以上4件、全国の運転事故件数は65歳以上10万551件、75歳以上3万3,547件となっております。参考までに、発生率で申し上げますと、市内の高齢者の運転事故に占める割合につきましては、65歳以上が11.4%、75歳以上が2.3%、全国の運転事故に占める割合は、65歳以上が19.7%、75歳以上が6.6%となっております。
以上でございます。

○議長(浅野幹雄君) これより齊藤秀行君の質問は一問一答により行います。6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) それでは、まず、とみや国際スイーツ博覧会の件で質問いたします。
まず、高齢者・障がい者に対する事前の配慮というものはシミュレーションの段階であったのでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 検討の中におきましては、バリアフリー、また障がい者の駐車場ということなりで検討はしておりました。

○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) それでも今回はたまたま晴天に恵まれましたが、雨天時等のシミュレーションはできておりましたでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 雨天時等の障がい者等に対する対応につきましても、そういったところで、補助員として、例えば傘を持って歩くとかそういった点では検討はしておったところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) 開催の2日間の間に迷子や、例えば転倒事故などの事例はあったでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 迷子とかございました。

○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) それでは、すりとか置き引き等の犯罪事例というものはありましたでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 犯罪等につきましては、発生しておりません。

○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) これは本当に継続する価値の高いすばらしいイベントだと思いますので、事前のシミュレーションというのはすごく大事になってくるのかなというふうに思っております。実際に、先ほどいろいろ関係者等の声を聞いてまとめ上げるというふうなお話されておりましたけれども、大体いつぐらいのめどになるのか教えていただければ幸いです。

○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

○産業振興課長(鴇 幸浩君) 答弁でも申し上げておりますけれども、年内中をめどにまとめていきたいというところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) では、続きまして、街かどカフェの利用状況の件について質問いたします。
街かどカフェ自体は、やはり行きたいと思える、集いたいと思える場所じゃなければなかなかその利用価値を見出すことができないと思いますが、理想と魅力にあふれる地域高齢者コミュニティーの創設方法として、民間企業とのマッチング等の検討はされるのでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。

○高齢者施策専門監(安積春美君) まず、街かどカフェは居場所を目指したところでございます。始まったばかりで、どういうふうな形で進めていくかは各それぞれの地域で今後いろいろな課題が見えてこようかと思います。その中で、当然、地域の社会資源の有効利用というか、活用、協働というふうなところで、今議員のおっしゃったようなところとの協力も必要と思っております。

○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) それでは、次に空き家の件で質問いたします。
この法整備について今調査を進めているということでしたけれども、この法整備は、建物所有者にとって知らなかったでは済まされないとても重要な問題なんですけれども、現段階において、空き家所有者に対して何か周知方法等は模索されているでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) 先ほどご答弁、市長からありましたように、現在のところ、システムのほうが納品されまして、先ほど言いました4地区、重点的に調査を進めている状況でございます。その後、空き家と認定したものに関しまして、まず所有者の意向というものが大事ですので、その方に対して今後どうしていくのかというアンケートをとる予定でおります。

○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) 結構、これはすごい、いろいろな法律の要素絡む部分ですので、とても慎重に扱わなければいけない案件だと思うんですが、まず、勧告を受けた時点で固定資産税の特例対象から外れるとか、強制対処費用は建物所有者負担になる、また、相続が絡んで空き家になってしまうといろいろな法律問題をはらんでくるんですけれども、その相談窓口というのは、行政の中で開設する予定というか、開設が可能なんでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 市民生活課長。

○市民生活課長(泉川潤哉君) 措置法の中でもあるんですけれども、まず、こちらのほうから特定空き家ですよと勧告、その後、強制代執行と進んでいく中で、所有者側からの意見といいますか、そういったものを聞く機会もございますので、そういった中で、法的な相談したいのであればそういった相談には一つ一つ乗っていこうとは考えております。

○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) それでは、最後の質問の部分なんですけれども、やはり今かなり高齢運転者の事故が多い中で、高齢運転者の特徴としては、加齢に伴う運転に必要な情報を得るための視力・聴力の低下、また中でも動体視力や夜間の視力低下が事故を招く要因というふうに挙げられております。高齢運転者の事故を未然に防ぎ事故被害者をなくすために見やすい道路標識等の設置が必要と思われますが、当局の見解をお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。

○危機管理室長(横田利雄君) 道路の標識につきましては、県の公安委員会とか警察のほうで、いろいろ確認をしながら薄くなったものを交換したりとかしておりますので、具体的にもしこういったところというところがあれば、大きくできるとか何かの形でできるものであれば、こちらからもお話はしております。

○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) これはわかればなんですけれども、信号機もLED化というものが大分推進されているようなんですが、富谷市内においてLED化がどれくらいまで進んでいるかというのは把握されているでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。

○危機管理室長(横田利雄君) そこの把握はこちらではしておりません。

○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) また、警視庁のほうでは、大分推進するという形としては、道路標識のみならず、道路表示の大型化、また高輝度化というのですか、わかりやすく光るようにする高輝度化というものも必要だと思われるんですが、当局の見解をお示しください。

○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。

○危機管理室長(横田利雄君) 例えば、道路とかで「とまれ」に丸くプラスチックがついているものも見受けられることもありますので、いろいろ違法とか、そういったところにつきましては、大和警察署のほうに要望というふうな形にはなりますけれども、今後、実施していきたいというふうに思っております。

○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) では、ちょっと関連というか、複合的に考えてなんですけれども、先ほどの問い3番目の空き家対策で社会資本整備総合交付金を活用、あとは街かどカフェについても、かなりこれは市として重要な位置づけにあるという部分で、例えば整備総合交付金を活用し街かどカフェの増設をするといった場合には担当部課を超えた連携がやはり必要になってくると思います。また、その制度や交付金の活用というのは市の財源を確保するためにも有効な手段だと思うんですが、市長の見解を求めます。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) ただいまのご意見、参考にさせていただきながら、有効な空き家対策、有効な活用に向けて調査研究、検討をしてまいりたいというふうに考えます。

○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。

○6番(齊藤秀行君) それでは、最後の質問であります。
高齢運転者の事故の件だったんですけれども、高齢運転者増加の背景として、交通手段の選択肢の少なさが挙げられます。これはたまたまなんですが、本日、12月9日河北新報朝刊に「高齢運転者に不安感」と題した記事がありました。その中では、「高齢ドライバーによる重大事故が全国で相次ぐ中、運転免許証を自主返納する動きは県内でも顕著になっている。また、運転を諦める高齢者がふえる一方、仙台市中心部を除いて地域の足は脆弱なため、大半の高齢者は自主返納に二の足を踏んでいる」とあります。
交通インフラが整備されず、移動手段として車に頼らざるを得ない環境であれば、高齢運転者の事故は減少しないと考えます。しかし、交通インフラの整備には多額の財源と長い年数が必要です。交通事故は、一つの事案で加害者と被害者という複数の犠牲者を生み出してしまいます。富谷市から交通事故犠牲者を生まないためにも、乗合タクシーのような即効性のある交通インフラの整備が必要と考えますが、最後に市長の見解を求めます。

○議長(浅野幹雄君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 現在、高齢者の事故につきましては、社会問題になっているとおりでございますので、我が富谷においても重大な問題として捉えております。今回、その一つとして、実は「とみぱす」は、高齢者が自主返納する際に、免許証を返納するのはいいけれども、免許証を返すと身分証明書がなくて困るんだということをよく聞いていましたので、今回の「とみぱす」は、ある意味、身分証明書機能つきなので、そういう意味では、かなり免許証を返納しても「とみぱす」で身分証明書機能つきということで、その部分でかなり大きな返納促進にはつながるかというふうに思っております。
ただ、あと重要なのは、ただいま齊藤議員がご指摘いただいたように、足の問題だと思います。利便性を、高齢者が免許を返納した後にどう確保してあげるかという部分でございますので、その辺につきましては、市民バスの現状、実証運行を含めて現在進めておりますので、その部分をまずはしっかりと検証しながら、よりよい、市民の皆さんも、高齢者も含めながら、市民の皆さんの交通の利便性につながるように努力をして、さらにその上で個別の手法なり対策をとっていきたいというふうに考えております。(「終わります」の声あり)

○議長(浅野幹雄君) これをもちまして一般質問を終わります。
これで本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでした。

午後1時29分 散会

平成28年第4回定例会議事録(第6号)

平成28年12月12日(月曜日)

出席議員(19名)

  • 1番 金 子 透 君
  • 2番 青 柳 信 義 君
  • 3番 若 生 英 俊 君
  • 4番 長谷川 る 美 君
  • 5番 畑 山 和 晴 君
  • 6番 齊 藤 秀 行 君
  • 7番 藤 原 峻 君
  • 8番 佐 藤 聖 子 君
  • 9番 浅 野 武 志 君
  • 10番 西 田 嘉 博 君
  • 11番 佐 藤 克 彦 君
  • 12番 山 路 清 一 君
  • 13番 浅 野 直 子 君
  • 14番 高 橋 正 俊 君
  • 15番 菅 原 福 治 君
  • 16番 出 川 博 一 君
  • 17番 相 澤 榮 君
  • 18番 渡 邊 俊 一 君
  • 19番 安 住 稔 幸 君

欠席議員(1名)

  • 20番 浅 野 幹 雄 君

説明のため出席した者

  • 市長 若 生 裕 俊 君
  • 副市長 大 庭 豪 樹 君
  • 企画部長 内 海 壯 晃 君
  • 総務部長 山 田 豊 君
  • 保健福祉部長 小 野 一 郎 君
  • 建設部長 奥 山 育 男 君
  • 保健福祉部次長兼保健福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター所長 中 山 高 子 君
  • 企画部財政課長 西 山 高 広 君
  • 総務部総務課長兼情報化推進室長 神 田 能 成 君
  • 総務部税務課長 吉 田 尚 樹 君
  • 保健福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセタンター子育てサロン所長 狩 野 悦 子 君
  • 教育長 菅 原 義 一 君
  • 教育次長 荒 谷 敏 君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀 郁 雄
  • 次長 富 澤 裕
  • 主事 後 藤 秀 樹

議事日程 第6号

平成28年12月12日(月曜日) 午前10時00分 開会

日程1 会議録署名議員の指名
日程2 議案第 1号 富谷市公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例の制定について
日程3 議案第 2号 とみや子育て支援センター条例の制定について
日程4 議案第 3号 職員の給与に関する条例の一部改正について
日程5 議案第 4号 議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について
日程6 議案第 5号 特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正について
日程7 議案第 6号 富谷市内部組織設置条例の一部改正について
日程8 議案第 7号 富谷市税条例の一部改正について
日程9 議案第 8号 富谷市国民健康保険税条例の一部改正について
日程10 議案第 9号 富谷市福祉健康センター条例の一部改正について

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり 午前10時00分 開会

○副議長(安住稔幸君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりでございます。


日程第1 会議録署名議員の指名

○副議長(安住稔幸君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、12番山路清一君、13番浅野直子君の2名を指名いたします。


日程第2 議案第1号 富谷市公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例の制定について

○副議長(安住稔幸君) 日程第2、議案第1号富谷市公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例の制定についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) おはようございます。
質問させていただきます。
指定管理者制度というのは、これから本市にとって非常に大事な制度だと思います。条例8条にあるように、事業報告書の提出など4項目があるわけですが、このことで本当に十分になのか、お伺いします。

○副議長(安住稔幸君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) この4項目だけで十分なのかということございますが、基本的にはこの4項目で十分であるというふうに認識をしてございます。

○副議長(安住稔幸君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) 大事だ、これで十分、4項目で十分という一面があるんですが、そういった中で、議会との関係なんですけれども、希薄にならないのかというような部分が若干心配されるところなんですけれども、予算決算時などの提案とか報告は従来と変わらないのか、お伺いいたします。

○副議長(安住稔幸君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 予算決算等、適宜、公の施設の所管の課において議会のほうへの報告なりを行うというふうな形になろうかと思います。

○副議長(安住稔幸君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 指定管理制度、目的としては住民サービスの向上を図るとともに経費の削減を図ることだと思うんですけれども、5つほど質問いたします。
1つは、今回の提案は通則条例なんですけれども、指定管理制度が適用可能な公の施設を、これを具体的に列挙していただきたいと思います。
2つ目として、そもそも何で今の段階で通則条例の制定をするのか、その理由をお尋ねします。
3つ目として、従来、地域活動支援センター、TOMOTOMO・YOUYOUのところですけれども、の1件だったんですけれども、今回、通則条例を制定することによって、支援センター条例に優先するのかどうか、お尋ねいたします。
4つ目として、今回、福祉健康センターの提案が後の議案に出ております。それから29年度(仮称)まちづくり産業交流プラザ、これはこの間の全協において産業交流プラザも指定管理を導入したいというようなお話もございました。方向的には、これからどんどん拡大していく方向なのか、お尋ねします。
5つ目として、指定管理施設の拡大は委託料が増になるわけですけれども、多分、執行部のほうでは、その分、人件費が少なくなるんだという発想をお持ちかもしれませんけれども、本当に市職員の人件費は減るのかどうか、お尋ねいたします。

○副議長(安住稔幸君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) まず1件目の公の施設の具体的にということでございますけれども、公の施設でございますと、町が管理している全ての施設ということになりますので、例えばスポーツセンターであったり、公民館であったり、幼稚園・保育所、給食センター、そういった公の施設が全て対象となる施設というふうなことでございます。
それから、2つ目の通則条例、今回制定をした理由というところでございますけれども、自治法の244条の中で、公の施設の設置の目的を効果的に達成するため必要があると認めるときには、条例の定めるところにより施設の管理を行わせることができるという定めがございます。その中において指定管理者の指定の手続を行う規定となってございますので、今般、通則条例を制定をするというところでございます。
3つ目でございますけれども、地域活動支援センターの条例と通則条例、どちらが優先するのかというふうな話ですけれども、これはどちらが優先するということではなくて、地域活動支援センターの条例は個別条例でございます。その中で、管理の基準であったり、業務の範囲を定めているところでございます。今般、制定をいたします条例につきましては、指定管理者の指定の手続等について定めるということでございますので、それぞれの条例の役割が異なるということかと思います。
4つ目の方向的に拡大方向かというところでございますけれども、具体的なものは案件によって、その都度協議をしていくということかと思いますが、基本的には有効に活用していく必要があるだろうというふうに考えてございます。
5つ目でございます。人件費の問題でございますが、指定管理者の部分でもって言いますとやっぱり人件費は削減の方向にはなるんだろうと思いますが、ただ、それでもって人事異動の関係等で他の部署へ移るというふうなこともありますので、そこは総体的に減っていく方向であればいいというふうに考えてございます。

○副議長(安住稔幸君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 公の施設はほとんどのものが入るということなんですけれども、ということはあれでしょうか。いわゆる都市基盤施設、例えば公園とか上水道・下水道、市営住宅、道路・河川、この辺も入るというふうなことで考えていいのかどうか、お尋ねします。
それから、通則条例第8条で、「事業報告の作成及び提出を求め」と言いますけれども、これは担当課までなのか、それとも通則の定めなので、これについては総務課もタッチするのかどうか、お尋ねします。
それから、地域活動支援センターは個別の条例であるからということでというお話だったんですけれども、支援センター条例第4条で、指定管理者に管理を行わせるとありますけれども、事業報告書の作成及び提出は求めていません。これまで報告書の提出はなされたのか、お尋ねします。
それから、通則第9条で、指定管理者に対する監督が明記されましたけれども、支援センター、これは平成17年から指定管理制度を導入しているわけですけれども、これまでの支援センターへの指導監督についてはどう対応されたのか、お尋ねします。
それから、委託料に関して、例えばきょうの9号議案である福祉健康センターの例でいくと、正規職員は2名体制、看護師がパート2名で隔日勤務で、言ってみれば一日誰かがいるということでの体制になっていますけれども、人件費は幾らぐらいなのか、お尋ねします。
それから、人件費以外の維持管理費、事業費は幾らなのか。これは27年度決算で見ると、維持管理費は700万、事業費は900万ということなんですけれども、いわゆる福祉健康センターの支出の中に人件費が見えないんですけれども、どこから支出されているのかお尋ねします。
それから、例えば福祉健康センターの場合、常勤職員は配置がえになるだけで、市における人件費減にはならない。いわゆる指定管理の活用の目的である経費節減にはならず、委託料のみが増加すると思われるんですけれども、その辺についてもお尋ねします。

○副議長(安住稔幸君) 福祉健康センターの人件費、いろいろとありましたね。これにつきましては、議案第9号でよろしいでしょうか。(「はい」の声あり)
総務課長。

○総務課長(神田能成君) 最初のほう、道路管理等が対象になるかということでございますが、法の趣旨からすればそういった管理についても対象となるというふうに認識をしてございます。
それから、事業報告関係、総務課もタッチをするのかということでございますが、基本的には原課のほうでの対応というふうに考えてございます。
それから、地域活動支援センターのほうで、これまで報告書の提出はされていますかということでございますが、総務省のほうの通達に基づいて、こういった報告書の提出も従来からしているところでございます。
それから、人件費関係でございますが、配置がえになるというふうなことだけで、市における人件費減にはならないのではないかというふうなことでございますが、配置がえになるということは、行った先で新たな雇用をすることがないということになりますので、一定の人件費削減にはつながるだろうというふうに考えてございます。

○副議長(安住稔幸君) 福祉部長。

○保健福祉部長(小野一郎君) 3番目にご質問のありました指定管理者に対する監督ということでございますけれども、これについては常日ごろそういった情報の共有、交換、課題等のそういったものの話し合いの場は設けてございます。

○副議長(安住稔幸君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 今の答弁の中で、報告書の提出はされています、あるいは指定管理者に対する監督はされていますということなんですけれども、これは中身としては、協定書の中にうたわれているんでしょうか。それとも明文化されない中で運用でやっているということなのかどうか、そこのところ。もしそうだとすれば、それは非常に大きな問題だと思うので、その辺について答弁願います。

○副議長(安住稔幸君) 保健福祉部長。

○保健福祉部長(小野一郎君) それについては、実務レベルでの協議ということで進めてあったかと思います。あわせて、協定の中に事業計画書を提出し、確認を得なければならないと。計画書と報告書、それについてはあわせて確認をしなければならないということで書いてございます。それに基づいての実施でございます。

○副議長(安住稔幸君) ほかに質疑ございませんか。8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) お尋ねします。
ただいま公の施設ということで、道路まで対象になり得るということでしたが、そうしますと、通則条例を定めるときに、数としては幾つということを考えているのか、お尋ねします。
そしてまた、今後さまざまなところに拡大されていくということになりますと、これから建設されるであろう図書館、あるいは文化施設、これについても指定管理をするということになるのか。このことについては、片山総務大臣、ここの場でも紹介したことがありますけれども、指定管理にはなじまないと、このように言っておりまして、その点はきつく分離して考えるべきだと思いますが、その点はいかがでしょうか。
今提案されている手続条例ですが、これは今必要があったときにこのように制定するということでしたが、県内では、それではどこの自治体がしているのか、お尋ねしたいと思います。
指定管理のところですが、これはやはり一般競争入札ということになるかと思うんですね。競争原理が働くということになると、どうしても一番気になってくるところは、人件費がちゃんと確保されるか、労働条件は適正なものになるかということだと思うんですね。この点についてはどのように考えているのか、お尋ねします。
そしてまた、ここの最後のところに、5ページのところに、この条例に定めるもののほかと、施行に関して必要なものは別に定めるということになりますが、これはどのように定めてあるのか、用意ができてあるのかどうか、お尋ねします。
ほかの自治体の例ですが、運用ガイドラインをつくって細かにしているところがあるんですね。そういうものが設定されているのかどうか。今回の条例提案に当たって、一緒に提出することはなぜしなかったのか、お尋ねします。

○副議長(安住稔幸君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) それでは、最初に、公の施設の数ということでございますが、済みません、ちょっと数というと、建物共済に加入している公の施設の数ということで、ちょっと申し上げさせていただきたいと思います。施設数で言いますと133件でございます。
それから、2つ目の図書館等の委託の関係でございますが、図書館につきましてはこれから具体的に協議を進めていくということでございますので、住民サービスにつながる、あるいは公費の削減にもつながるというふうな、そういったものも踏まえて協議検討していく内容かというふうに思ってございます。
3件目の県内の条例の状況でございますが、県内の市で申し上げますと、通則条例は全ての市が通則条例を設けているというふうな状況でございます。
それから、指定管理をした場合の労働条件ということでございますけれども、そういった労働条件等も選定をする上での一つの基準になってくるのかなというふうに思ってございます。
5番目でございますけれども、第14条の中で、必要な事項は別に定めるというふうなところでございますが、こちらは個別条例との兼ね合いもございますので、必要に応じて、そのときに対応するというふうなことでございます。

○副議長(安住稔幸君) ほかにございますか。14番高橋正俊君。

○14番(高橋正俊君) ただいま同僚議員から大分詳しい質問が出たようでございますけれども、私は基本的に民間でできることは民間にと、民間の力をかりるという考え方で、基本的な考えは同意するところでありますけれども、今現在、指定管理者で事業展開しているところは、富谷でどのぐらいあるのか。あるのか、ないのか、その辺をお聞きします。

○副議長(安住稔幸君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 本市で指定管理をしているのは、1カ所でございます。富谷の地域活動支援センターのほうを社協のほうに指定管理をお願いしているところでございます。

○副議長(安住稔幸君) 14番高橋正俊君。

○14番(高橋正俊君) 今、社協のほうにというお話なんですけれども、そこの中央公民館でやっている事業、あれは指定管理にしている施設ではないんですか。

○副議長(安住稔幸君) 保健福祉部長。

○保健福祉部長(小野一郎君) 夢の風のことだと思うんですけれども、あちらは場所を貸しているという状況で、向こうは永楽会のほうの直接の直営の事業所ということになります。

○副議長(安住稔幸君) 14番高橋正俊君。

○14番(高橋正俊君) 今、永楽会というお話が出ましたけれども、市でどのような介入というか、指導とか、管理とか、そういうところをまず1点お聞きします。
それから、永楽会という福祉法人、この永楽会でこの間、問題、事件というか、事故というか、発生していますけれども、その辺の報告とか、町で管理できるような指導とか、そういう報告とか、ないのか。永楽会の事業を展開……。

○副議長(安住稔幸君) 高橋議員に申し上げます。今の発言は、今回この議案の審議の内容とはちょっと違うかと思いますので。

○14番(高橋正俊君) 指定管理ではないんですか。

○副議長(安住稔幸君) 指定管理ではありませんので。

○14番(高橋正俊君) そうですか。済みません。じゃあ、質問を変えます。
例えば、この10条の指定管理者が指定を取り消されたときに、市長は改めて期間を定めて一部を停止する、命じることができるということは、いわゆる入札制度と同じような指名停止制度というような意味で解釈してよろしいのか。
それから、指定管理者に管理指導できるような、これは9条ですね、もっと強いというか、はっきりした、指導管理をできるようなはっきりした文言でこれに入れてはどうかと思うんですけれども、その辺を伺います。

○副議長(安住稔幸君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) まず、指定管理の取り消し等々の話でございますけれども、指定取り消しの事由、こういう場合というふうなことで申し上げますと、業務内容の経理状況報告を行わなかった場合であったり、あるいは虚偽の報告をしたり、そういった場合については、そういった指定取り消しの事由につながるというふうなところでございます。
それから、9条のほうの文言の関係でございますが、9条において事業報告の聴取等ができることに明確に明記してございますので、これでもって定期的に報告を求めたり、実地での調査を行ったりが可能になるというふうに考えてございます。

○副議長(安住稔幸君) ほかにございますか。8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 指定管理を管理者にお任せするといったときに、富谷市内あるいは黒川郡内にこれを受ける法人または団体というものは何団体あって、どういうところを想定しているのか、お尋ねします。
そしてまた、それをするときに、利害関係があるとか、ないとか。そういうものについては特別な項目を設けているのか。そのあたりもお尋ねしたいと思います。
そしてまた、公共のサービスというのは、やはり市が直接やることが必要だと思っています。一時期、指定管理、さまざまなアウトソーシング、はやりましたけれども、指定管理の場合は撤退しているというようなこともありまして、慎重にやるべきだと思うんです。そして、そこの中で本当に住民の声を聞くということが大切になってくることだと思うので、そのあたりをどうやって推進していくのか、お尋ねしたいと思います。

○副議長(安住稔幸君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) まず、指定管理を行うことができる団体がどのくらいあるのかというふうなことでございますけれども、具体的な業務範囲等については、個別の条例でそれぞれが定めるということになってございます。本市にある公の施設を個別に管理委託をするというケースが出ないと、なかなか、件数というものが実態としてはわからないというのが現状でございます。
それから、利害関係でございますが、こちらにつきましても、実際に個別の条例においてそういった中まで踏み込んで、中で審査していくというふうなことになろうかと思います。
それから、市が直接行ったほうがというふうなお話でもございます。基本的には、市が行ったほうがサービスが向上するのか、あるいは経費が削減できるのか、そういったことを総合的に勘案をして方向性を定めていく必要があるというふうに考えてございます。

○副議長(安住稔幸君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) お尋ねしますが、指定管理するときに、上だけ変わるんだけれども、指定管理ではありませんでしたが、児童クラブのところで、新しい法人が来てということになりますけれども、トップは確かに変わるかわからないんですけれども、スタッフは余り変わらないということもありますし、そういうときに本当にそのスキルがあるのか、やり方が十分なれているのかというようなこともあると思うんです。そのときになったら一つ一つ吟味するというわけですが、しかし、手続条例があって、今この手続条例をきっちり制度化させておく。そして、それを執行するに当たっては、もっと細かなことを詰めておくという、これが今必要ではないかと思うんですが、このことをそのときになったら出しますというのでは、この条例の審議は進まないのではないかと思いますが、この点を最後に伺います。

○副議長(安住稔幸君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 今回の条例は、あくまでも通則的な条例でございます。例えば申請の手続であったり、公募の関係について定めるというものでございます。やはり、管理の基準、業務の範囲等は、やはりその施設の状況によって大きく異なるものだと思いますので、そちらについては、本市のみならず他の市においても個別の条例で定めているというふうなことでございますので、ご理解いただければと思います。

○副議長(安住稔幸君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 東京市町村自治調査会が2013年に実施した調査によりますと、「指定管理制度の運用に関する実態報告書」というものがあるんですが、統括担当課と施設担当課の共通の課題として、モニタリングや評価の仕組み、制度の導入効果が実感できない。さらには、他自治体の制度活用に関する情報収集などが挙げられております。このモニタリングや評価の仕組みが、今回の条例の中ではどのように担保されているのかというのが、まず1点目と。
2点目としましては、八王子のように、今回の条例の前に検討委員会のようなものはつくったのか。課題の整理、制度運用のあり方などの検討は、現状、どのようになっているのか。
そして、3点目としまして、これは財団法人地方自治総合研究所が2008年に出した「指定管理制度の現状と今後の課題」、2008年と、ちょっと古いものではあるのですが、教育や文化施設など長期的な視野に立って人材育成や文化振興を図ることが求められる施設では、短期間では目に見える成果を出しづらく、指定期間の成果に限定した評価は一面的なものにすぎないと考えられるとあります。
導入状況調査で、3から5年を指定期間とする施設が全体の約9割だったらしいんですね。指定期間の3から5年の指定期間では、正規職員及び専門的技術、ノウハウを有する職員を新たに雇用することが指定管理者にとっては経営上のリスクになるというふうなものがあります。ここら辺はどのような形で運用がなされるのか、お伺いいたします。

○副議長(安住稔幸君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) モニタリングのまずお話でございますけれども、当然、毎年、毎年、事業報告をいただいておりますので、一定の確認は当然できるんだろうと思います。更新の時期等には、そういった使用者の声なども確認をしながら判断をしていくというのも一つの方法だろうというふうには考えてございます。
2つ目の検討委員会というところでございますけれども、どの時期の検討委員会なのか、ちょっとわかりませんけれども、選考する上での委員会ということであれば、その施設に応じた検討委員会的なものを設置をして決めていくというものが必要だろうと思います。
それから3つ目につきましては、教育関係については短期間ではというふうなお話でございました。その辺は施設によって、それが短期間で確認できるもの、あるいは長期間かかるものというものがあるんだと思います。その辺は、個別案件に応じて対応していくというのがよろしいのではないかというふうに考えてございます。

○副議長(安住稔幸君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 先ほどの3問目の教育・文化施設など、どういうものがやはり適しているかというのは、ある程度方針としては示せるかと思いますので、そこら辺の検討は今後しっかりとしていただけるのか、再度伺うことといたします。
そして、2点目としまして、2008年の「指定管理者制度の現状と今後の課題」の中に、経費の削減がサービス水準や安全管理、人員配置、労働条件にしわ寄せが行っていないか、選定の際に吟味する必要がある。また、経費の削減に関する項目の配点を高くすると価格競争の色が濃くなり、安かろう、悪かろうとなりかねないことを留意すべきであるとあるのですが、適正な雇用の形態であったりとか、そういうことまでガイドラインにしっかり盛り込んでいる札幌市などの例もありますので、そこら辺の研究といいますか、調査というのは、どのような形で今進められておりますでしょうか。

○副議長(安住稔幸君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) まず、1点目のところでございますが、教育の施設で、どこが適しているのかというのは、今、教育委員会のほうで図書館等々の方向性について協議をしているところでございますので、そういった中でもご議論されていく内容かなというふうには思ってございます。
それから、2つ目の経費を削減したことによって、サービスの点で落ちる、あるいは労働条件が悪くなるんじゃないかというようなことでございますけれども、その辺も、実際に選定をしていく上でしっかりとその辺も確認をしながら決定をしていく必要があるというふうに思ってございます。

○副議長(安住稔幸君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 最後の質問になるのですが、それらを含めた全体として縦串が通るような大まかな方向性、ガイドラインのようなものと、その個別事例としてのそういうガイドラインというものを今後作成する予定があるのか、お伺いいたします。

○副議長(安住稔幸君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 検討させていただきたいと思います。

○副議長(安住稔幸君) ほかに質疑はございませんか。17番相澤 榮君。

○17番(相澤 榮君) 2条の3、指定期間決定の仕方について、施設によってそれぞれあるかと思うんですけれども、決定の基準というものがどこで決められて、今後、検討するのかという部分。
それから、7条2の6項にありますけれども、施設の指定の期間がそこまで延びるのか、取り消されるまで延びるのかということと、取り消される部分の基準がございましたら、お伺いします。

○副議長(安住稔幸君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 済みません、2点目からちょっとお話しさせていただきたいと思います。
7条の関係でございますけれども、指定の期間というところでございますが、指定の期間は、何年が妥当かというのは、その施設によるんだと思いますが、将来にわたる指定管理料であったり、利用料金の金額が見込めないような場合は単年度というふうなことも考えられますので、その辺は実際のその施設に応じた対応になってくるというふうなことでございます。
2条、指定の期間につきましては、ただいま申し上げたとおりでございます。

○副議長(安住稔幸君) 17番相澤 榮君。

○17番(相澤 榮君) そうすると、現在はまだ決まっていないということ。施設によって、何の施設はいつまでだよ、何年間だよという、そういう、まだ決め方はしていないですか。

○副議長(安住稔幸君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) そちらの期間は、個別の条例での対応になるかと思います。

○副議長(安住稔幸君) ほかにございますか。1番金子 透君。

○1番(金子 透君) 指定管理者なんですけれども、業務報告調書等というところなんですけれども、向こうから、管理者になっていただいた方からの報告等々なんですけれども、市として、事故のないように、サービスの低下が起きていないように、積極的に調査というか、査察というか、能動的に管理者のほうを管理するというか、そういうようなことの考えはどのように思っておりますでしょうか。

○副議長(安住稔幸君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 議員おっしゃるとおりかと思います。9条のほうで、具体的に業務について実地調査を行うというふうなものも条項に入れてございますので、積極的にその辺は管理指導を行ってまいりたいというふうに思ってございます。

○副議長(安住稔幸君) 1番金子 透君。

○1番(金子 透君) ちょっと例が適切かどうかはあれなんですけれども、例えばバス事故なんかが起きると、事業者に運輸省が後から調査に行って、ああだった、こうだったと。火災が起きると消防庁が行って、防火施設がちょっとああだった、こうだったと。いつも、大体、後手後手に回った対応でいろいろな事案が発生しているわけなんですよね。私が言いたいのは、1件の事故の陰には、50件、100件ぐらいのはっとしたこととか冷やりとしたことがあって1件の事故が発生するわけですから、はっとした、冷やりとした、その時点で食いとめられるような仕組みづくりを考えるべきだと思いますが、いかがでしょうか。

○副議長(安住稔幸君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) そういった事故が起きないような形で、協定を結ぶ際、あるいは募集をする際には、しっかりとしたものを市のほうで提示をしてまいる必要があると考えてございます。

○副議長(安住稔幸君) ほかに質疑はございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託を省略することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
本案については、富谷市議会会議規則第51条の規定に基づく発言通告がなされておりますので、これより討論を行います。
まず、原案に反対者の発言を許します。8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 私は、議案第1号富谷市公の施設に係る指定管理者の指定手続に関する条例の制定について反対します。
今回提案の条例は、公の施設の設置目的を効果的に達成するため、サービスの質、コスト面などを総合的に評価し、その管理を指定管理者に行わせようとするものです。
市民の要望に的確に応えられるノウハウ、つまり技術的知識、情報、物事のやり方を持つ法人、その他の団体を公募して選定するとしています。対象になる公の施設は、建物共済の数で133施設、今議会では、議案第9号で福祉健康センターが指定管理者による管理の条例改正議案が提出されています。今後、指定管理者の管理の対象として考えられる施設は、先ほど出てきたように、市の全ての施設が挙げられております。全て対象になってしまうということです。
2011年1月、当時の片山総務大臣は、図書館に指定管理者制度はなじまないと記者会見で述べ、通達も出しています。公務の市場化は誤りだったと明言していますが、今後、建設される図書館については、市の答弁で、協議が検討の対象になるとしております。将来にわたっての、その担保を書き込むこと、指定管理にしないという担保を書き込むことを切望します。図書館は、集客施設ではなく、図書館の位置づけから、指定管理者の管理にはなじまない。この点を求めて、市の直営とすることを強く要望します。
公の施設での公共サービスは、利用する市民の経済状態によって利用ができる、できないが決まるものであってはならないと考えます。もし、経済に応じたサービスを利用することとなったら、それは民間のサービスと同じになってしまいます。
指定管理は一般競争入札実施で、コストの削減が求められることは全国の例から明らかであり、人件費削減によってコスト削減を図る事例は多く聞かれます。指定管理者に管理を任せた場合、指定期間を定めますが、次の入札のときに指定が受けられるとは限らず、そこで働く労働者は雇用が不安定になることが考えられ、その環境の中でスキルを伸ばすことができるでしょうか。適正な労働条件の確保を図らなければなりません。
公の施設を指定管理者の管理としようとするとき、富谷市内、または黒川郡内、対象になる法人、その他の団体の数は、今のところは明らかでないようですが、しかし、市外の団体が管理することが多くなるのではないかと思われます。市民との関係を考えると、それで果たしていいのか、とても心配です。公の施設は、それぞれが市民と行政を結ぶものであり、市職員が市民の状況を肌で感じる、じかに声を聞き取るということを第一にするのであれば、これまでどおり、市の直営で管理すべきと考えます。
第14条に、この条例の施行に関し必要な事項は、別に定めるとなっていますが、条例提案の折にはこれらも同時提案がなければ的確な判断ができないと考えます。他自治体の例ですが、指定管理者に関する運用ガイドラインを制定し、指定管理者の選定に関して、内部委員、外部委員、委員の除斥など、詳細に決めています。
公共サービスは、本来、市職員が行うべきものと考えます。労働者の権利がないがしろにされたり、官から民へが進めば本来の公共サービスと似て非なるものになる危惧を持ちます。このことを申し上げて討論とします。

○副議長(安住稔幸君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。12番山路清一君。

○12番(山路清一君) 私は、議案第1号富谷市公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例の制定について、賛成の立場から発言いたします。
11月28日月曜日に開催されました富谷市議会議員全員協議会において、富谷市公の施設に係る指定管理者の手続等に関する条例の制定についての説明がありました。条例の制定趣旨でも述べられていますが、地方自治法第244条の2の規定に基づき、「普通地方公共団体は、公の施設の設置の目的を効果的に達成するため必要があると認めるときは、条例の定めるところにより、指定管理者に当該施設の管理を行わせることができる」とあります。このことにより、指定管理者の指定手続、指定管理者が行う管理の基準及び業務の範囲等必要な事項を定めるため制定するとあり、そして、各条例について、第1条(趣旨)から第14条(委任)まで、ポイントが明記され、特に大事な第4条(選定の基準)には、指定管理者の候補者の選定に当たって、サービスの質、コスト面など総合的に評価して決定することを定めており、このことを特に重要視して、昨今、ほかの公共団体等施設でも少ない人員で民間のすぐれた経営方針を取り入れている指定管理者制度、競争入札によりコスト削減による課題も考えられるが、管理条件等により、富谷市市民が期待するサービス向上を常に追求する企業を指定管理者として迎えることを望み、かつ、富谷市のさらなる発展を期待して賛成討論といたします。
多数の議員の賛同を望みます。

○副議長(安住稔幸君) ほかに討論はありませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより議案第1号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕

○副議長(安住稔幸君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第3 議案第2号 とみや子育て支援センター条例の制定について

○副議長(安住稔幸君) 日程第3、議案第2号とみや子育て支援センター条例の制定についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) とみや子育て支援センターの職員の方についてお伺いします。
センターに所長、そして保健師、事務職員、その他の職員を置くとありますけれども、どのような職種の職員の方ですか、お伺いします。

○副議長(安住稔幸君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 子育て支援にかかわる職員ということになりますと、栄養士、心理職、保育士等考えられると思いますが、具体的な職員に関しましては、今後、人事と検討していくことになります。

○副議長(安住稔幸君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 第6条の3で、手厚い支援を要する妊産婦等に対しての支援プランの策定とありますけれども、どのようなことですか、お伺いします。

○副議長(安住稔幸君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 手厚い支援を要する妊産婦さんといいますと、やはりお子さんの育児について、なかなか手助けしてくださる方がいないですとか、やはり育児不安を抱えている方、最近結構いらっしゃるところなんですが、そういった方に対しましては、通常の健診ですとか教室だけではなくて、訪問等で様子を伺うとか、ご相談に乗るというふうな形にもなってくるかと思われます。そういった方への計画、次はいつぐらいにお伺いしますよとか、お子さんがこのくらいの時期になったら電話でまた確認させてくださいといったあたりのプランを立てていくことになります。

○副議長(安住稔幸君) 4番長谷川る美君。

○4番(長谷川る美君) 第10条で、妊娠、出産及び子育てに関係する機関とありますけれども、具体的にはどのような機関でしょうか、お伺いいたします。

○副議長(安住稔幸君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 医療機関もそうですし、あとは保育所ですとか、学校ですとか、そういったところが関係機関となってくると思います。

○副議長(安住稔幸君) ほかにございませんか。13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 文言の確認でございます。質問になりますけれども。
第5条のところのセンターの利用対象者は市内に居住する妊産婦等というふうになっておりますが、ここのところは、子供または関係する者、あと妊産婦等というふうになるのではないかと思うんですけれども、これは妊産婦等だけでよろしいんでしょうか、質問いたします。

○副議長(安住稔幸君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 「等」の中にいろいろ含まれている形にはなるんですが、主には妊娠中のお母様方からかかわることにはなるんですけれども、だからといって、お父さんを対象にしないということでもないですし、祖父母の方ももちろんですし、当然、子供も入るということで、「等」とさせていただきました。

○副議長(安住稔幸君) 13番浅野直子君。

○13番(浅野直子君) 条例でございますので、もっとここはしっかりとやはり文言を入れたほうがいいのではないかと思いますけれども、再度質問いたします。

○副議長(安住稔幸君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 条例ですので、余り規定をしてしまうと幅が持たせられないというところもあっての考えでございました。

○副議長(安住稔幸君) ほかにございませんか。8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) ここのところで、今出ました5条のところですけれども、妊産婦等とあって、ここの中に妊娠はしたんだけれども、なかなかおなかの中で育たないという例が非常にあって、妊娠した人たちを悩ませているというところがあります。そういうものについての対応は、どこをどのように読めば出てくるのか。そういうことを想定しているものなのかどうかもお尋ねします。

○副議長(安住稔幸君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 想定となると、本当にいろいろな方が出てくるかと思います。今ここに、そういうご相談をいただいているケース以外でも、いろいろ相談というものは受けてくるのかなと思いましたので、そういう意味も含めて大きく捉えられるように「妊産婦等」というふうにさせていただきました。

○副議長(安住稔幸君) ほかにございませんか。3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) 条例の名称でありますけれども、「とみや子育て支援センター条例」と、こうなりますが、富谷市子育て支援センター条例、平仮名の「とみや」というふうな表記と「富谷市」と、平仮名の表記となりましたけれども、富谷市子育て支援センターという検討はされましたか。

○副議長(安住稔幸君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 親しみやすいというところで、この「とみや子育て支援センター」という名前になりました。

○副議長(安住稔幸君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) 親しみやすさを否定するわけではありませんけれども、そこにまた愛称がつきましたよね、愛称募集というふうなことで。本来でしたら、例規集に載る形からすれば、私は「富谷市子育て支援センター」として、愛称何々と、こういった流れが本来の筋じゃないかと思いますが、再度お願いいたします。

○副議長(安住稔幸君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) そうですね、「富谷市」という検討は今回のところでは特には出てきませんでした。

○副議長(安住稔幸君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) まさに市制誕生後、初の施設、そしてまた条例というふうなこととなりますので、ここまで来ましたのでやむなしといたしますけれども、十分なる、今後、こういった名称等、吟味をしていただきたいと思いますが、いかがですか。

○副議長(安住稔幸君) 子育て支援課長。

○子育て支援課長(狩野悦子君) 今後、検討させていただきたいと思います。

○副議長(安住稔幸君) ほかに質疑はございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第2号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
この際、午前11時5分まで休憩いたします。

午前10時55分 休憩


午前11時05分 再開

○副議長(安住稔幸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


日程第4 議案第3号 職員の給与に関する条例の一部改正について

○副議長(安住稔幸君) 日程第4、議案第3号職員の給与に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 11ページ、12ページ、13ページ、14ページに表が載っています。これでお尋ねしますが、この場合、今現在で職員の平均年齢は幾つなのか。また、平均の給与額は幾らなのか。そして、13ページのところですけれども、6級85号俸の人の現在の人数、何人でしょうか。

○副議長(安住稔幸君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 少々お待ちいただきたいと思います。済みませんが、定員管理の数値でちょっと述べさせていただきたいと思います。済みません、手持ちが平成26年でございますので、そちらでちょっとご了承いただければと思います。平均年齢が43.2歳でございます。平均給料月額が30万9,119円でございます。それから、6級職でございますが、6の85は、現在はゼロというところでございます。

○副議長(安住稔幸君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) そうしますと、さっきお尋ねした、平均給与額、月額で給料では30万9,000円ということでしたが、年額でのボーナスなども合わせた額の平均は幾らになりますか。それと、6級で今一番高い人は何号俸でその人が何人なのか、お尋ねします。

○副議長(安住稔幸君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 1人当たりの給与で申し上げますと、先ほどの年度になりますが、497万2,000円でございます。最新、27年度で申し上げますと520万9,000円でございます。
済みません、今一番高いところというところでございますが、今ちょっと済みません、手元にそちらの資料がございませんので、後ほどお示しをさせていただきたいと思います。

○副議長(安住稔幸君) ほかにございますか。3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) それでは、条例別表の級別職務分類表、5級においては、課長の職務または職務の複雑、困難及びこれと同程度のもので市長が定める職能、職務と。6級は、「課長」を「部長」に置きかえてと。こんなふうな分類になってございます。課長の職務と部長の職務の違いについて、お伺いをいたします。
2つ目は、このように5級職、現状、何人いるのか。そして、6級職が何人いるのか。全体の比率というふうなあたりもお願いをいたします。5級、6級それぞれです。
3つ目でありますけれども、現行の6級の部長相当職の号俸、何号俸の下限から上限、この幅に何人いますと。5級も同じようにこの幅に何人いますと。このように明示をお願いいたします。

○副議長(安住稔幸君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) まず、課長と部長の職務の違いですけれども、当然、課長ですので、その課の業務を所掌するというところかと思います。部長につきましては、部長が所管をする課の分掌を管理監督するというふうなことかと思います。
それから、数でございますが、5級で22名、6級で7名でございます。
それから、5級と6級の給料の幅というところでございますが、そちらについては、済みません、手元に資料がございませんので、後ほどとさせていただきます。

○副議長(安住稔幸君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) それでは、今申し上げましたように、5級と6級、それぞれ級別に差があるわけでありますけれども、今の現状の6級の、参考までに最高報酬の号俸は何号俸であるのか、6級の何号俸かというものの明示はここでできますよね、お願いいたします。
そのような中で、課長の職務、部長の職務というのは、そのように課を所掌するとか、部を所掌するとかという、そういうことのみならず、それを超えて課長の職務に相当するスキルといいますか、それぞれに相当すべきポジション、そしてそういったポジションに当てられるべき人材、こういったことについては厳密に評価、管理されていると思いますけれども、そのような課長から部長へとか、課長への登用だとか、そういうふうなことに当たって、どのような基準をもってそのような部署の配置にしているのか。その具体的な内容についてお伺いいたします。
2つお伺いいたします。

○副議長(安住稔幸君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 済みません、級別のことにつきましては、先ほど申し上げたとおり、ちょっと手元に資料がございませんので、後ほど、お渡しをさせていただきたいと思います。
それから、部課長への登用ということでございますが、こちらにつきましては、毎年行っております人事考課等を参考にしながら登用をするというところでございます。

○副議長(安住稔幸君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) 号俸が、ここで出ないと、具体的数字をもって議論するというふうなことですから、今の数字がないということは、私は非常に不可解、不本意でございます。どうぞ、午後一でも、後の条例の制定の件もありますので、取り急ぎお願いを申し上げます。
そのようなことでありますので、先ほどの人事考課と、ことし、課長向け、部長向けというようなことで、どのような今準備が進んでいるのか。その辺のところをお願いいたします。

○副議長(安住稔幸君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 現在、業績評価の提出を12月中に行いますので、そういったものを勘案をして、今後進めていくということになります。

○副議長(安住稔幸君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第3号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第5 議案第4号 議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について

○副議長(安住稔幸君) 日程第5、議案第4号議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第4号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第6 議案第5号 特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正について

○副議長(安住稔幸君) 日程第6、議案第5号特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第5号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第7 議案第6号 富谷市内部組織設置条例の一部改正について

○副議長(安住稔幸君) 日程第7、議案第6号富谷市内部組織設置条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) お伺いします。
総務部の中に市民協働に関することと簡単に書いておりますが、これの業務内容について詳しくご説明ください。

○副議長(安住稔幸君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 基本的に、市民協働に関することであったり、各種相談業務等を所掌する形でございます。

○副議長(安住稔幸君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) 私はこれから市制施行するに当たって、今進めているわけですが、市民協働というものが一番のポイントになると思うんですね。したがって、この中に市民協働に関することと入っているのは非常にいいことなんですけれども、ただ、市民協働に関することということで今説明ありましたけれども、いまひとつ、協働によって市民の力をかりるんだ、課題を解決するんだというふうな部分が入っているのかどうか。その辺の思いが入っているのかどうか、お伺いしたい。積極さが入っているのかどうか、ちょっとお伺いします。

○総務課長(神田能成君) まちづくり基本条例等、そういった条例に向けた協議検討なども行う形になりますので、入っているものでございます。

○副議長(安住稔幸君) 15番菅原福治君。

○15番(菅原福治君) ということは、市民に対しての総合窓口的な総務の項目なのか。それとも、市民が来た場合に、ここでワンストップで、いろいろなさまざまな相談事、課題、一緒にやっていこうというような部分のワンストップでできる係なのか、その辺ちょっとお伺いしたいんですが。

○副議長(安住稔幸君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 住民協働に関する新しいセクションでございますが、ワンストップというふうなことではなくて、基本的には、通常の住民サービスをする、各種証明であったり、手続関係、そういったものについては、当然のことながら各課で手続を行っていただくというふうなことでございます。市民協働につきましては、まちづくり基本条例、あるいは行政区長さんとの連携等も含めて、まちづくり全般あるいは相談の業務を担うというふうなことでございます。

○副議長(安住稔幸君) ほかに質疑ございませんか。16番出川博一君。

○16番(出川博一君) この組織改正条例について、私もちょっと調べてみたんですけれども、部制施行したのが平成22年4月、このときは4部14課ということで、当時の人口4万6,915人、これは統計資料でとったので、21年12月、いわゆる3カ月、4カ月前の数字になります。それから、部の追加が25年4月、ここで5部16課4室になりました。このときの人口が5万18人、そして28年4月、ここのとき、今年度のスタートですけれども、5部17課4室ということで、人口が5万2,293人、そして28年10月10日、市制施行ということで、今回提示されたもの、つまり、この11月末の人口が5万2,506人ということで、人口からすると、ひところ1,000人ペースでふえていたものが、ここに来て大分鈍化して500人を切るような状況ということで、全協の説明の中で、10月10日に町から市へ移行し、住民ニーズはさらに高度化、複雑多様化していくことが見込まれるとしていますけれども、なぜ、今なのか。人口が減ってきているというか、人口の伸びが鈍化している中で。
つまり、行政サービスの需要の高まりは市民の人口増によるところが大きいと私は考えております。そういう意味からすれば、人口増加が落ちついてきた今、なぜなのか。つまり、これまでも人口急増のこれまでの行政課題には危機管理室とか、いわゆる室のやりくりで対処してきているんですよ。ピークのときが26年4月の7室、7つの室がありました。課の下にありました。現在は、福祉事務所の準備室はなくなったと思いますので、現在は3室と、これまで弾力的に運用してきております。
この辺の経過を踏まえまして、なぜ今の段階で1公室2部を増設というか、組織変更しなくてはならないのか。
それから、2つ目として、市長公室は、これまでの課の中の室とは違うのか。つまり、部と同列なのか。
3つ目として、市民生活部は総務部からの分離と見受けられます。さらに、経済産業部は企画部からの分離ということで、これによって全体で何課ふやすのか。今の段階で、その計画がなければないで結構ですけれども、幾つの課をふやす予定なのか。そして、部をふやさないで、課を新設することで対処できないのかどうか、お尋ねいたします。

○副議長(安住稔幸君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) まず、なぜ今なのかというところでございますけれども、市に移行したというふうなものも全協のほうでは記載をさせていただいたわけでございますが、基本的には、時代の環境変化といいますか、行政需要の変化が顕著であろうというふうに考えてございます。
昨年度も、市制にあわせて組織改編というふうな協議もなされたわけでございますが、市に移行になるために誤りのない体制をということで、組織の改編については最小限に抑えたというふうな経緯がございます。
今般につきましては、市制を迎えたということで、さまざまな高度化、多様化する行政課題に的確に対応するためにはこういったセクションが必要だということで、今般の組織改編に至ったというところでございます。
それから、市長公室の関係でございますが、今回の条例改正の中で含めましたのは、基本的には市長直轄のセクションだということで条例の中に設けさせていただきました。そういった意味では、部とは同列ではございませんが、直轄ということでの組織でございます。
それから、何課ふやす予定かというところでございますが、これは現状で申し上げさせていただきますと、4課をふやす予定でございます。
部を2つふやしましたということで、課を新設することで対処できないかというふうなことでございますが、やはり専門性を高めるため、あるいはさまざまな複雑な問題を的確に処理するためには、一定の部の新設も必要だろうということでの新設でございます。
以上でございます。

○副議長(安住稔幸君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 今の答弁の中で、確かに住民ニーズは高度化、あるいは複雑化している。それがますます顕著になってきたんだということなんですけれども、であれば、人口がどんどん急増している段階でかなりの矛盾を抱えながら組織を運営していたということで、私は、市になったからということで、ここで何も2部、2つの部をふやすということじゃなくて、どちらかといえば、確かに課は必要かもしれません。私もその辺は理解できます。一つの課が大分大人数を抱えるようになってきている現状もわかるので、それはそうかと思いますけれども、どうして部制にして対処しなくてはならないのか。いま一度お尋ねします。
それと、2つ目として、平成22年4月に4部創設したときに部長と課長との兼務はあったわけなんですけれども、そのような運用でやる想定をしているのかどうか、お尋ねします。
それから、3つ目として、先ほど、6級職、いわゆる部長職相当と思われるんですけれども、現在は7名だというお話がございましたけれども、いわゆる来年3月の退職等を勘案すると、多分人事考課は1月にして、1月に昇格も決めるんだろうと思うんですけれども、何人昇格させて、何人にする予定なのか。
それから、そういうシミュレーションをした後で、課長職も増加になりますということで、管理職手当を含めた、いわゆる今回の組織改正だけでの人件費の増加、いわゆる採用によってふえるのはまだ定かではないけれども、1億以上はふえるだろうとの答弁が先週ありました。そして、実際、私も決算書をひもといて見ると、人数は10名行かないんですけれども、10名以下でふえて毎年1億ずつ確実に増加しています。そういうことからすると、多分、今度は、人数は10名以上、多分20名ぐらいの採用になれば、それプラス、管理職手当というか、組織改編による人件費増が懸念されるわけで、その辺について答弁願います。

○副議長(安住稔幸君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) まず、課で対応できるのではないかと。なぜ部を2つというところでございますが、やはり、さまざまな行政課題であったり、あるいは総合計画を的確に円滑に進めるためには、新たな部を新設をすることによって、そういったものが円滑に進むだろうというところでございます。
2つ目でございます。部長、課長との兼務というところでございますが、具体的な人事というのは今からというふうなことになりますけれども、現在のところは想定はしてございません。
何人昇格させる、1月にというところでございますが、1月の段階で新たな部なり課ができるわけでございませんので、1月の段階で昇格をさせるということは考えてございません。
組織改編によって、どれだけの支出がふえるかというところでございますけれども、例えば課長になったから、部長になったからということで、極端に人件費が伸びるというふうなことではございません。単純に誰が上がるか、どういった職の給料をもらっている人が上がるかでも全然違うんですけれども、例えば、総務部総務課でちょっと試算をしてみますと、総務部総務課の職員の給料で試算をしてみますと、金額的には増額するのは8万程度でございます。

○副議長(安住稔幸君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 8万というのは月ということですか、1人当たり。8万というのは、だって今、管理職手当、課長職で4万3,000円、部長職で5万3,000円か4,000円ということで、それはちょっと、その試算はちょっとよく納得できないんですけれども。その点について、それについては後で結構です。ここで額について議論してもしようがないので、それはいいんですけれども。
そこで、ちょっと市長にお尋ねしたいんですけれども、就任以来、各種の事業のスピード感がある動きで、なおかつ成果を上げておられますので、非常にその辺については感心して興味深く拝見させていただいています。ただ、3年目に向けてアクセルを踏み込みたいところなんでしょうけれども、その気持ちはよくわかるんですけれども、ここはどうでしょうか。これまでの、私、人件費についてしつこく議論しているので、大変申しわけないんですけれども、やっぱり来年の4月1日の数字は、採用人数はわかりませんけれども、それやこれや、前の一般質問の中でも、市税として、ここ二、三年、純増を期待できるのは1億円程度だということの中で、それが全て人件費に消えるというのも、これもまた、いわゆるほかの事業を運営することを考えるとなかなか厳しいのではないかと思いますので。これは先ほどお話ししましたように、平成22年の部制をひいたときに、部長・課長が兼務だったというような形で対処できないか。あるいは部制にしないで、課制だけで何とかやりくりできないか、この辺のところについて、ご見解をお尋ねいたします。

○副議長(安住稔幸君) 若生市長。

○市長(若生裕俊君) 今回のいわゆる組織の改編につきましては、本当に正直、いろいろな形でずっと時間をかけて内部でも議論をさせていただいてまいりました。また、ただいま出川議員のご指摘のように、人件費の年々拡大していることについても、大変私自身も懸念をしているところでございます。その辺含めて、やはり年々拡大するそういった支出の拡大をいかにこれから抑えていくかというのは、大変大きな今課題でございますので、今回、総合計画策定にあわせて財政計画もあわせて行います。その中で、やはり日ごろの維持、いわゆる固定経費の部分に関しましてもしっかりと精査をする必要があるというふうに思っております。そこについては、とにかくこれまでもお話ししているように、1円たりとも無駄にしないという姿勢でいきたいというふうに思います。
ただ、それと組織を効果的に、安定的に、運営していくという部分に関しては、やはり、そこの部長の役割、課長の役割というものがしっかりと役割を担っていただいて、そして大切なのは、しっかりと富谷市がこれから「住みたくなるまち日本一」に向けてしっかりと政策立案、そしてそれを実行していくということの、いわゆるそういう体制をしっかりつくらなければいけないという部分もありますので、その両方の難しさはあるわけでございますが、そこはしっかりとそのぐらいの期待に応えられるように、しっかりと頑張っていきたいというふうに思います。
部長と課長のそこを兼務ということにつきましては、現在のところは、やはり先ほど申し上げましたように、部長と課長の役割はやはり明確に私は違うと思っておりますので、そこはこれから人事関係は進めてまいりますので、もしかしたら、そういう可能性もあるわけでございますが、基本的には、今のところは余り考えてはおりません。また、部制についても、ただいまお話ししましたように、課制の限界があると思いますので、今まで部制にしいてからの流れもありますので、そこを踏まえながら今後進めていきたいと思いますので、どうかご理解賜ればというふうに思います。

○副議長(安住稔幸君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) それでは、組織のありようというのは、中庸といいますか、これでいいんだというあたりをそれぞれ執行者のほうも願って検討した結果がこのようなことだというふうには受けとめます。
しかしながら、組織の肥大化、あるいは組織のスリム化、これまた一方では常に検証しなければならないことであります。そのような中で、スリム化というテーマ、肥大化という懸念、そういったところの間の中でこのように落ちつきましたというふうなことなのかどうか。そしてまた、必ずや行政の場合、類似団体、比較というふうなことは参考資料としてされるはずであります。そういうふうな中で、単独市制移行した野々市であったり、長久手であったり、そういった直近の単独市制施行した自治体から見て、この組織のありようは中庸であるのか、ほどほどであるのか、この辺についての質問でございます。
もう一つは、やはりこのように市長も大変悩み、職員も苦渋の中でというふうなことの状況をかいま見るところでありますから、総務課長が一生懸命答弁されておりますけれども、このような中で、やはり市長の側近である総務部長が大局に立った中で答弁をというふうなあたり、今後望まれるところでありますけれども、今後の4月以降の、また3月議会も含めて、執行者としての答弁の変化がありや、なしやと。
この2点についてお伺いをいたします。

○副議長(安住稔幸君) 総務部長。

○総務部長(山田 豊君) まず1点目の組織の肥大化、スリム化の問題でございますが、これは2つ目のご質問とも関連ございますので、あわせてお答えさせていただきたいと思います。
まず、昨年2月に総務常任委員会あるいは全協で組織についてのご説明を既にさせていただいたところでございます。その際に、ほかの類似団体の組織規模につきましてもご説明をさせていただいたところでございます。それに比べますと、ほかの類似団体の規模と比べますと、今回、7部21課という規模が決して大きい規模ではございません。むしろ、それであっても恐らく一番低い段階の組織規模ではないかなというふうに思ってございますので、ご理解を賜りたいと思います。
あわせまして、先ほど来、課の新設ではどうかというようなご質問等々もございましたので、この際、ご説明申し上げますと、これまで職員の採用についてのコンスタントにとってこなかったという実情もございまして、例えば級別の職員のバランスが非常に悪い、年齢構成が結構まちまちだという内部事情もございます。組織改編という背景には、専門高度化する行政事務に対しての適切な対応ということとあわせて、内部の組織、職員の構成バランスをできるだけ適正な状態に戻したいということでございます。とはいっても、なかなか欠けている部分の職員を急に埋めることは、これは不可能でございますので、例えば若年職員の早期登用とか、そういうところで級別のバランスをとっていきたいというふうな背景ももちろんございますので、その辺をあわせましてご理解を賜ればと思います。

○副議長(安住稔幸君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) 今、採用バランスがというふうなことでありますけれども、長いスパンでというふうなことになろうかと思います。過去のアンバランスが将来にそのまま5年、10年と、このような形で影響を及ぼすというのはわかり得ることでありますからね。そのようなことで、今、総務部長から若年の早期登用というふうなことの発言がありました。ぜひ、よく公務員で年功序列というふうなあたり、代名詞にされますけれども、そのことも大事なんですね。まさに10年選手、20年選手、それぞれに持ち味、民間の同じ40歳の人を持ってきてできると、こういう職種でないことは行政の特異性だと私も認識します。そうでありながらも、年功序列、プラス、人材・能力優先と、このようなことをあわせ持ちながら、ぜひこの間、年度初め、そしてまた、この先5年、10年を見据えながら、人材育成等々含めて、すべきことだと思いますけれども、再度、答弁をお願いします。

○副議長(安住稔幸君) 総務部長。

○総務部長(山田 豊君) ただいまのご質問のとおりでございまして、職員の例えば構成バランスからいたしますと、人口もそうですけれども、ピラミッド型というのが一番健全と言われておりますが、今現在、これは十数年前からその現象が顕著化してまいっておるのでございますが、いわゆるそろばんの玉型ということで、若年が少なくて、中堅が多くて、上が少ないという状況が、今後、そのまま持ち上がってくるというふうな状況もございます。とはいっても、そろばんの玉の形も非常に余りいい形でもないので、その辺も総合的に勘案しながら、組織体制とそれから人事体制、この辺を取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。

○副議長(安住稔幸君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 今回、再編が示されているわけですが、私がよかったなと思っているのは、29ページに、経済産業部が新たに独立してできたということです。これで大きく進むのではないかと思う一方、先ほど出ました市長公室ですが、これはこれまでどおりでもいいのではないかという思いがいたします。そして、富谷市は職員数が人口に比較したら少ない市だということは、全協などの説明で私は感じているところですが、この再編によって、横断的な仕事といいますか、横断的にやれることがふえていくのか、それともそこの部で完結して、そしてなっていったとした場合に、その職員数が十分なのかという心配があるのですが、この点についてはいかがでしょうか。

○副議長(安住稔幸君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 市長公室がこれまででもよいのではないかというふうなお話でございます。市になったことによりまして、対外的な分野で職員も一緒に行かなければならないというふうな業務もかなりふえてきてございますので、的確に公務を遂行するためには、市長公室がどうしても必要ではないかなというふうに考えてございます。
それから、人口に比較してもというところでございますけれども、1人当たりの住民数で申し上げますと、今般採用人数を、新採用職員を雇用した場合であっても、県内においては、恐らく、1人当たりの住民数は、それでもまだトップを保っているような状況かと推測されます。
そういった中で、新たな部ができたことによって、横断的な対応になるのか、それとも部で完結するのかというふうなことでございますが、部で完結できるものは極力部で完結されたほうがいいんだと思います。しかしながら、行政課題、さまざまな部にかかわる内容でございますので、そこは内容に応じて機能的に対応していけばよろしいというふうに思ってございます。

○副議長(安住稔幸君) ほかに質疑はございませんか。(「なし」の声あり)
ちょっとお待ちください。訂正がございます。総務課長。

○総務課長(神田能成君) 先ほど、出川議員のご質問の中に、組織改編になったことによって、どれだけ給料がふえるのかというふうなお話でございました。済みません、誤った数字を申し上げてしまいました。総務課、総務部でちょっと仮に算定をしますと、部長が2人ふえて、課長が5名ふえるというふうな場合については、約540万ほどの増額でございます。済みませんでした。年間でございます。

○副議長(安住稔幸君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 1点だけ質問いたします。
やはり職員の数が少ないということで、メンタルヘルスの関係性などたくさん出てくるかと思いますので、そちらのほうの適正な運営に関してしっかりと行っていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。

○副議長(安住稔幸君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) 今年度からメンタルヘルス関係のチェックを行っておりますし、あるいは衛生委員会のほうでも協議をしているところでございます。あわせて、精神科顧問医も雇用し、適宜対応させていただいておりますので、今後とも継続をして精神のほうに問題がないように努めたいというふうに思ってございます。

○副議長(安住稔幸君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) やはり、業務が過多になり過ぎてしまいますと、やはりメンタルヘルスの問題もかなり出てきてしまうかと思いますし、ミスも出てきてしまうかと思いますので、適正な配置人数というものもしっかりと検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

○副議長(安住稔幸君) 総務課長。

○総務課長(神田能成君) そのようにしてまいりたいというふうに思います。

○副議長(安住稔幸君) ほかにございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第6号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第8 議案第7号 富谷市税条例の一部改正について

○副議長(安住稔幸君) 日程第8、議案第7号富谷市税条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第7号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第9 議案第8号 富谷市国民健康保険税条例の一部改正について

○副議長(安住稔幸君) 日程第9、議案第8号富谷市国民健康保険税条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 今回の一部を改正することによって、富谷市としては数字上どういう変化があらわれるのか。それについて詳細にお答えいただきたいと思います。

○副議長(安住稔幸君) 税務課長。

○税務課長(吉田尚樹君) 今回の改正につきましては、租税条約相当ということで、日本に居住する方が台湾で配当、それから利子所得を得た場合ということに限られますのですけれども、今回、対象者として現状はそのような方はおりませんので、国保税に対する影響はなしと。
ただ、この改正によりまして、投資なり、台湾への出資というところがふえれば影響が出る可能性はあるんですけれども、そこはなかなか読みづらいということで、私どものほうでは、今現在、ほとんど影響がないだろうという見込みを立てております。

○副議長(安住稔幸君) ほかに質疑ございますか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第8号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
この際、午後1時まで休憩といたします。

午前11時50分 休憩


午後 1時00分 再開

○副議長(安住稔幸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
まず初めに、議案第3号職員の給与に関する条例の一部改正につきまして、執行部より発言が求められておりますので、許します。総務課長。

○総務課長(神田能成君) それでは、5級職、6級職の給料号俸と金額の幅につきまして申し上げたいと思います。
まず、5級職でございますが、現行26名おります。号俸につきましては5級19号俸の33万800円から5級93号俸の39万1,800円でございます。6級職でございますが、7名おりまして、6級65号俸の40万8,873円から6級の77号俸で42万2,600円でございます。
以上でございます。


日程第10 議案第9号 富谷市福祉健康センター条例の一部改正について

○副議長(安住稔幸君) 日程第10、議案第9号富谷市福祉健康センター条例の一部改正についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 今回、第9条のほうに利用料金に関して書いてあるのですが、今の運用状況がどうなっているのかと、これが設定されることによって、将来、どういう可能性があるかを教えていただきたいと思います。

○副議長(安住稔幸君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) 現在の利用状況についてでございますが、おおむね60歳以上の方からは利用料を取らないとなってございますので、今現在は徴収はしていないような状況でございます。今後につきましても同じような形で考えてございますので、必要があれば、あとは利用減免というふうな形で考えてございます。

○副議長(安住稔幸君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 「指定管理者制度の現状と今後の課題」という2008年の財団法人地方自治総合研究所のものがあるんですけれども、管理委託制度からの移行に際し、施設ごとに指定管理者制度の導入の妥当性、有効性が十分に検討されることのないまま導入が進められたケースも少なくないというふうな指摘があるんですけれども、こちらの導入に当たりまして、どのような検討がなされていたのかと、今後、ガイドラインが示されていないんですけれども、それはどのようになっているのか、お伺いいたします。

○副議長(安住稔幸君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) 指定管理者制度の導入に向けてでございますが、平成29年の4月から子育て支援センターが開所するということに伴いまして、母子保健健診が移行するということで、高齢者施設としての方向性というものを考えていかなければならないというところで、福祉健康センターの設置目的の検討というところで、何のための施設なのか、利用者数の推移、費用対効果、将来的な需要予測等を鑑みまして、それでは管理方法の検討という形で、市民サービスが向上されること、経費削減、ニーズの多様化への対応というふうなところを考えまして、トータル的に考慮した結果、指定管理制度導入に向けていいのではないかというふうな形の検討段階を踏んでまいった形でございます

○副議長(安住稔幸君) 7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) こちらの管理の方向に関してなんですけれども、先ほども、議案第1号でも指摘させていただいたんですけれども、やはり適切な雇用環境がしっかりなされないと、やはり質が低下してしまったりであるとか、安かろう、悪かろう、そういうような状況も出てくる危険性があるかと思います。この辺に対しての配慮というものはいかがお考えであったでしょうか。

○副議長(安住稔幸君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) 議員がおっしゃるとおり、そこの適切な雇用管理というところにつきましては、とても重要な部分だと考えてございますので、人材育成の部分ですとか、選定するに当たってはそこも十分検討させていただきながら行っていきたいと思ってございます。

○副議長(安住稔幸君) 3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) 指定期間についてお伺いしたいと思います。指定管理者に委託をした場合、指定期間をどの程度に設定しているのか。ちなみに、参考までに平成17年10月、いわゆるTOMOTOMO・YOUYOUが指定管理でここまで推移しておりますので、TOMOTOMO・YOUYOUの場合の指定期間をお願いいたします。

○副議長(安住稔幸君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) TOMOTOMO・YOUYOUの地域活動支援センターの指定管理につきましては5年となってございます。今回の福祉健康センターの指定管理につきましては、いろいろと検討した結果、施設の設備の維持管理が主たる業務ではなくて、それに伴って人材育成とかノウハウが必要でありますし、ソフト事業を一体的に実施しておりますというところと、やはり安定性とサービス内容の定着性等を考慮いたしまして5年間と考えてございます。

○副議長(安住稔幸君) ほかに。8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 先ほど藤原議員の質問に利用料のことをお尋ねしたわけですが、そのときに利用料は今のまま取らないというように聞こえたわけですが、そのままでいくのでしょうか。利用料は徴収しないということでいいのか、そうすると、9条、別表に定めると、これはどういうところを考えてのこういうことになっているのか。あるとすれば、別表があるはずなんですが、それはどこになっているのか、お尋ねします。
そしてまた、経費の削減ということを言われました。経費の削減が図られると、それは経費の削減はどのようなことで削減が見込まれるとして決定したのか、お尋ねします。

○副議長(安住稔幸君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) 利用料につきましては、改正前の福祉健康センター条例の中に盛り込んでおりまして、基本料金の、例えば教養娯楽室を利用する場合、午前中であれば1,620円、栄養指導室であれば1,080円というふうな形で載せておるところでございます。どういう場合に想定するかというふうな形でございますが、おおむね60歳以上の高齢者以外で利用される団体等があった場合に、利用料が基本料金のところで該当するかと思われます。ただ、その場合、福祉団体等につきましては減免をすると、管理規則の中でなってございますので、必要に応じて規則のところを該当させていくというふうな形になってございます。
経費削減につきましては、やはり人件費の削減というふうな形になってございます。

○副議長(安住稔幸君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 利用料といった場合は、そこにサービスを求めに行く人についての利用料だと思ったんですね。例規集を見てみますと、さっき課長がおっしゃったのは、使用料で部屋に対する使用料ですね。利用料と使用料は違うものだと私は認識しておりましたが、その点はいかがなのでしょうか。
そのときに、人件費の削減ですけれども、人件費が、非正規で採用されると本当にひどいワーキングプアということもありまして、そのときのチェックをきちんとするべきだと思いますが、そういうことについてはきちんと市がするようになるのか、お尋ねします。

○副議長(安住稔幸君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) 利用料につきましては、一番最初のところの公の施設のところの条例の中で、使用料を利用料と読みかえるとなってございますので、同じような形で福祉健康センターの一部改正のところでもそういう形に読みかえたところでございます。
そして、実際に高齢者の方が教室等に参加して、その教室の中で実費等が生じた場合につきましては、例えば調理実習とかの材料代につきましては徴収させていただくというふうな形で考えてございます。そして、その分については指定管理者の収入になるというふうな形になります。
人件費の部分について、そこにつきましても、選考委員会のほうできちんと仕様書なりにうたって人材のところがきちっとした人材が当たられるように行っていきたいと思ってございます。

○副議長(安住稔幸君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) これは宮城県の社会保険労務士会が出しているものですけれども、社会保険労務士による労働条件審査の導入のご提案というものを手にしました。これによって、やはりこの人たちが適正な賃金で働けるようにするべきだと思いますが、こういうことについては導入するお考えはありますか、お尋ねします。

○副議長(安住稔幸君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) その部分については検討させていただきたいと思ってございます。

○副議長(安住稔幸君) ほかに。16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 5点ほどお尋ねします。
1つは、今回、第2条でいわゆる母子健康センター的な位置づけから、高齢者の各種相談ということで高齢者に特化した、ここのところの理由をお願いしたいと思います。
それから、2点目として、先ほどお尋ねしましたけれども、正規職員が現在2名体制、そして、看護師もパート2名で、常時1名動いているというようなことで、そこのところの人件費について、年間でどのぐらいかかっているのか、お尋ねします。
それと、27年度決算で見ると、福祉健康センターの支出の中で1,600万の決算額なんですけれども、その内訳は維持管理費に700万、事業費に900万ということになっていますけれども、今年度もそのような見通しなのかどうか、お尋ねします。
3つ目としては、この間の全協の資料で見ると、母子健康センターというような位置づけでいろいろ健診に使ったということで、非常に高齢者の利用率が減少してきていると。この二、三年で見ると1,900人前後ということなんですけれども、この見通しというか、これについて、指定管理にすることによってどのぐらいの目標を持っているのか、お尋ねします。
それから、こういう高齢者を中心とした健康センターというか、こういうもの、他自治体での指定管理にしている参考例があったら、それをご提示いただきたい。
それから、5つ目として、あのセンターの中に、今現在、食堂を運営している夢の風があるわけですけれども、これは社会福祉法人永楽会さんが運営しておりますけれども、いわゆる指定管理するに当たって、永楽会さんが優位に立つ懸念がないのかどうか、お尋ねいたします。

○副議長(安住稔幸君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) まず、1点目の第2条の高齢者に特化した理由でございますけれども、先ほども申し上げたように、母子健診が移ったということで、高齢者本来の介護予防であったりとか、そういった高齢者に特化した事業展開を図っていくというふうな形で、従来あります老人福祉センター運営要綱に沿って一部改正したものでございます。
2点目の人件費についてでございますが、平成28年度ベースで、正規職員2名とパート職員2名、看護師と作業員でございますが、1,700万程度になってございます。
3番目の平成27年度の決算の1,600万円、維持管理が700万円、運営費が900万円というふうな形で、今後、これも推移していくのかというふうなお話でございますが、維持管理につきましては、このとおり推移していくものと思われます。そして、運営費につきましては、この中に健康づくり事業費も含まれておりましたので、ゆとりすとの部分であったり、健康フェスティバルの部分であったりも含まれておりましたので、それは長寿福祉課のほうの高齢者福祉費のほうに移管して、若干、ちょっと下がるような形になってございます。
4番目の指定管理した場合の人数の目標についてでございますが、1,900人前後というふうな形で横ばい状態に来ているような状況ですので、指定管理を行った上でも、人数については少しでも増加するように指定管理事業者と協議を重ねながら行ってまいりたいと思います。
「他自治体の参考例は」ということでございますが、県内の老人福祉センター34施設あるうちの指定管理制度を導入しておるところが25施設で、73.5%程度が指定管理を導入しているような状況でございます。仙台市におきましては、8カ所ある老人福祉センター全て指定管理制度を導入してございますので、そこの、仙台市の老人福祉センター等を参考にしながら行ってまいりたいと思ってございます。
最後の夢の風の今現在の委託先が永楽会になっているので、そこが優位に立つのではないかというふうなお話でございますが、きちんとした選定基準を設けますので、その中で厳正な審査、結果で行われていくような形になると思われますので、永楽会が優位に立つというふうなことはないと思われます。

○副議長(安住稔幸君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 今、センター運営費、人件費が1,700万、維持管理費も700万ぐらい、同じぐらいじゃないかということで、これは両方足しますと2,400万で、今回の補正予算で、債務負担行為で、5年間で1億1,000万の債務負担の議案が出ております。それを勘案すると、年当たり2,200万、人件費と維持管理費、これで2,400万、ただ、事業費が全部、全て長寿福祉課へ移管になるということでもないかと思いますので、そういうことからすると、金額設定的にはかなり厳しいんじゃないかなというふうに思いますけれども、その辺の見解をお尋ねします。
それから、利用者が減っていっている現状は、過去の経緯を見るとやむを得ないことかなと思いますけれども、やっぱり、指定管理者としてそれなりのノウハウのあるところに委託する形になるわけですから、いわゆる選考基準というか、その中にやっぱり利用目標を2,500人ぐらいをめどにしてほしいとか、あるいは最初の選定で難しいのであれば、協定書の中で結ぶ、あるいは協定書の中に運営委員会を置いて、二、三カ月ごとに定期的に協議をさせていただいて、利用者の増加を図っていただきたいというふうなところもぜひ加えるべきだと思うんですけれども、その点についてもお願いいたします。

○副議長(安住稔幸君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) 2,400万という指定管理料につきましては、人件費のところである程度の削減はできるのではないかというふうな形で考えてございます。
2点目の利用目標について、最初のときに設定できないのであれば、協定書の中に、あるいは運営委員会でもんでいくような形でというふうなお話がございましたので、実際に募集要綱の中にはまだ目標指数のところは載せる予定はございませんでしたが、協定書の中に入れるような形での検討も考えてまいりたいと思ってございます。

○副議長(安住稔幸君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) やっぱり、指定管理制度を採用するというメリットは、いわゆるサービスの向上と、それから経費の節減という、いわゆる行政側の目的があるわけですから、そういう意味では、今言った、2,400万を2,200万にする、そこのところで削減ができると。それから、利用者の増加、いわゆるノウハウを持ったところと指定管理の契約をするわけですから、そういう意味では、やっぱりそういう民間のノウハウをうまく利用して利用者をふやしていく、この辺のところをぜひ盛り込んでいただくように再度お願いします。
それから、人件費の部分ですけれども、結局、今、正職員として2名おいでになります。パートの看護師さんは別にしましても。そうした場合に、その2名の方は、結局、市としては人件費は減らないわけですよね。結局、どこかに配置転換するなりするということで、ですから、そういう意味では、必ずしも、大きい大枠で見れば人件費の減にはならないかと思うんですけれども、そこのところの見解をお願いしたいと思います。

○副議長(安住稔幸君) 長寿福祉課著。

○長寿福祉課長(中山高子君) 市全体として見ればというところではあると思いますが、福祉健康センターに特化してみれば、人件費の削減につながるのかなというところでございます。
そして、市全体として見た場合に、不足している部署にそこの人を配置するというふうな形になろうかと思いますので、全体的に見れば、削減にはつながっていくのかなと思われます。
指定管理するメリットとして、サービスの向上とか、民間のノウハウを利用するような形で協定書なりに盛り込んでいくような形でというお話もございましたので、その利用人数、高齢者の利用人数の目標とかは、実際に協定書の中にはこれから盛り込んでいくような形にさせていただきたいと思っております。

○副議長(安住稔幸君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託を省略することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。
本案については、富谷市議会会議規則第51条の規定に基づく発言通告がなされております。
これより討論を行います。
まず、原案に反対者の発言を許します。7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 私は議案第9号富谷市福祉健康センター条例の一部改正について、反対の立場から討論をいたします。
指定管理の運用は透明性、客観性、公平性が重要です。さらには、指定手続等に関する条例4条に「公の施設の効用を最大限に発揮させる」とあるように、費用対効果、サービスの質も重要になります。もちろん、経費の縮減とあるように、過大な委託料はあってはなりません。
東京市町村自治調査会が実施した2013年の「指定管理者制度の運用に関する実態調査報告書」によると、統括担当課と施設担当課の共通の課題として、モニタリングや評価の仕組み、制度の導入効果が実感できない、さらには他自治体の制度活用に関する情報収集が挙げられております。サービスの質の向上につながるのか、これは疑問があります。
地方自治法244条にある公の施設の定義には「住民の福祉を増進する目的をもって、その利用に供するための施設」とあります。例えば、今回の一部改正の第9条にあるように利用料金を定められるとあります。今までは、高齢者や福祉団体の使用時は利用料を徴収していませんが、今後、手数料を取るような可能性もあるかもしれません。これは可能性ですが、協定の中身や運用のガイドラインなどが示されない中では、どのような運用になるのかはわかりません。札幌のように指定管理者のガイドラインを策定、提示すべきであったと考えます。
公共サービス基本法の基本理念には「公共サービスに関する国民の権利であることが尊重され、国民が健全な生活環境の中で日常生活及び社会生活を円滑に営むことができるようにすることを基本として行わなければならない」とあります。公共サービスは市民の権利であり、指定管理制度が安易なコストカットのためだけに使われ、質が低下してしまっては、市民にとっては意味がありません。
指定管理で重要なこととしては、利用者の負担が増えない、サービスが低下しない、市の負担も増えない、専門性・ノウハウが保たれる適切な雇用条件、適切な行政による評価が行われること、住民によるモニタリング、情報公開がしっかりなされる、そして委託後も意見が反映される、これらが担保されなければならないと考えます。現状で、これらが協定書、ガイドラインとしては示されておりませんので、担保されるのか明らかではありません。
良質な公共サービスの方向性を明らかにすることを求め、反対討論といたします。

○副議長(安住稔幸君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) 議案第9号富谷市福祉健康センター条例の一部改正について、原案に賛成し、討論を行います。
富谷市福祉健康センターは、老人福祉法第15条第5項に規定する施設として、昭和63年4月に開所し、高齢者の心身の健康増進、教養の向上及びレクリエーションのための便宜に供するため各種事業を行い、高齢者の福祉向上に大きな役割を担ってきました。また、出生者数の増加に伴い、母子健診や子供の教室など、母子健康センターとしての機能もあわせ持つ施設として今日まで運営されてきました。
平成29年4月、とみや子育て支援センターが明石台に開所することとなり、母子保健事業が移行されることに伴い、高齢者の介護予防の拠点施設としても機能の充実強化が求められています。これを機に事業の運営面においては、事業者の持つノウハウを活用することにより利用者へのサービスと利便性の向上を図り、施設の管理面においては、管理経費の削減が期待される指定管理者による管理が求められるところであります。
本条例改正は、第2条において、母子保健事業の移行に伴い、高齢者の健康維持増進、ひいては高齢者の介護予防事業を強化する施設としても期待される内容であり、適切な改正内容であります。
また、第8条において、指定管理者による管理、第9条の利用料金についても地方自治法第244条の2第3項及び第8項の規定に沿った内容であり、妥当と考えます。
よって、富谷市福祉健康センターの設置目的を明確にし、指定管理者による管理により、施設の管理運営を効果的、効率的に行い、もって高齢者の福祉向上にかなうものであり、条例改正は妥当であります。
さらにまた、先ほど県内34老人福祉施設のうち、24施設が既に指定管理者による管理運営との答弁もありました。私は、指定管理者による管理運営は時代の要請と考えるところであります。
ちなみに、富谷市地域活動支援センター、いわゆるTOMOTOMO・YOUYOUは、平成17年10月から既に指定管理者制度を導入しており、利用者のニーズを的確に把握し、満足度の高い事業展開がなされてきたところであります。
富谷市福祉健康センターが設置目的にかない、公共施設として適切な管理がなされ、質の高い住民サービスの提供により一層の高齢者福祉の向上に資するよう求め、提案された条例改正に賛成し、討論といたします。

○副議長(安住稔幸君) ほかに討論はありませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより議案第9号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕

○副議長(安住稔幸君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり可決されました。
これで本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでした。

午後1時30分 散会

平成28年第4回定例会議事録(第7号)

平成28年12月13日(火曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 金 子 透 君
  • 2番 青 柳 信 義 君
  • 3番 若 生 英 俊 君
  • 4番 長谷川 る 美 君
  • 5番 畑 山 和 晴 君
  • 6番 齊 藤 秀 行 君
  • 7番 藤 原 峻 君
  • 8番 佐 藤 聖 子 君
  • 9番 浅 野 武 志 君
  • 10番 西 田 嘉 博 君
  • 11番 佐 藤 克 彦 君
  • 12番 山 路 清 一 君
  • 13番 浅 野 直 子 君
  • 14番 高 橋 正 俊 君
  • 15番 菅 原 福 治 君
  • 16番 出 川 博 一 君
  • 17番 相 澤 榮 君
  • 18番 渡 邊 俊 一 君
  • 19番 安 住 稔 幸 君
  • 20番 浅 野 幹 雄 君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 市長 若 生 裕 俊 君
  • 副市長 大 庭 豪 樹 君
  • 企画部長 内 海 壯 晃 君
  • 総務部長 山 田 豊 君
  • 保健福祉部長 小 野 一 郎 君
  • 建設部長 奥 山 育 男 君
  • 保健福祉部次長兼保健福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター所長 中 山 高 子 君
  • 企画部企画政策課長 高 橋 弘 勝 君
  • 企画部財政課長 西 山 高 広 君
  • 企画部産業振興課長 鴇 幸 浩 君
  • 総務部総務課長兼情報化推進室長 神 田 能 成 君
  • 総務部市民生活課長兼東向陽台出張所長兼富ケ丘出張所長兼あけの平出張所長兼日吉台出張所長兼成田出張所長兼清掃センター所長 泉 川 潤 哉 君
  • 保健福祉部地域福祉課長 菅 原 俊 司 君
  • 保健福祉部健康増進課長 菅 原 順 子 君
  • 保健福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセタンター子育てサロン所長 狩 野 悦 子 君
  • 建設部都市整備課長 齋 藤 英 夫 君
  • 建設部都市計画課長 伊 藤 正 君
  • 水道事業上下水道課長(建設部上下水道課長) 浅 場 悟 君
  • 企画部企画政策課参事兼市制移行・地方創生推進室長 松 原 誠 君
  • 総務部総務課参事兼危機管理室長 横 田 利 雄 君
  • 教育長 菅 原 義 一 君
  • 教育次長 荒 谷 敏 君
  • 教育総務課長 高 橋 加 代 君
  • 学校教育課長 齋 藤 卓 也 君
  • 生涯学習課長兼総合運動公園所長兼民俗ギャラリー館長 渡 邉 正 弘 君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀 郁 雄
  • 次長 富 澤 裕
  • 主事 後 藤 秀 樹

議事日程 第7号

平成28年12月13日(火曜日) 午前10時00分 開会

日程1 会議録署名議員の指名
日程2 議案第10号 平成28年度富谷市一般会計補正予算(第5号)
日程3 議案第11号 平成28年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
日程4 議案第12号 平成28年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第3号)
日程5 議案第13号 平成28年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第3号)
日程6 議案第14号 平成28年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)
日程7 議案第15号 平成28年度富谷市水道事業会計補正予算(第2号)
日程8 議案第16号 相互救済事業経営の委託について
日程9 議案第17号 町の区域をあらたに画することについて
日程10 議案第18号 富谷市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について
日程11 議案第19号 富谷市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について
日程12 議案第20号 富谷市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正について
日程13 議案第21号 平成28年度富谷市水道事業会計補正予算(第3号)
日程14 発議第10号 地方議会議員の厚生年金への加入を求める意見書(案)
日程15 発議第11号 有害鳥獣(イノシシ)駆除対策に対する補助の増額及び広域連携の制度化を求める意見書(案)
日程16 富谷町明石台東地区開発に伴う「宅地開発負担金」に関する調査特別委員会委員長報告
日程17 閉会中の各委員会調査について

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり 午前10時00分 開会

○議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
日程に入るに先立ち、諸報告をいたします。
議長諸報告は、お手元に配付のとおりです。
なお、関係資料については、事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
これで諸報告を終わります。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。


日程第1 会議録署名議員の指名

○議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷市議会会議規則第88条の規定により、14番高橋正俊君、15番菅原福治君の2名を指名いたします。


日程第2 議案第10号 平成28年度富谷市一般会計補正予算(第5号)

○議長(浅野幹雄君) 日程第2、議案第10号平成28年度富谷市一般会計補正予算(第5号)を議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第10号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第3 議案第11号 平成28年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)

○議長(浅野幹雄君) 日程第3、議案第11号平成28年度富谷市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 歳入のところでありますが、57、58ページです。
一般会計からの繰り入れということで、県単位化になるというシステム改修のためということで211万5,000円が歳入になっています。歳出でもあるのですが、これからシステム化についてはどの程度の費用が見込まれるのか、お尋ねします。
財政調整基金ですが、この間のときは10億9,800万円が現在高だというのですが、今後どのような傾向になるか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) 都道府県単位化につきましてのシステム改修委託費ですけれども、今年度、今回の補正予算で164万円ほど、29年度の債務負担行為で2,500万円ほど上げさせていただいておりまして、合計で2,600万円でシステム改修費は終了する予定となっております。
財政調整基金につきましては、今回の補正を行いまして約10億円ということで先日ご説明しましたけれども、今後につきましては、来年度も保険給付の伸び等に対応しまして、ことし同様程度、2億6,000万から7,000万ほどは繰り入れをしていく予定になっております。

○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ございませんか。16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 今、県単位化の件について、システム関係の答弁ございましたけれども、県単位化の進捗状況について、わかる範囲でお聞かせいただきたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) 都道府県単位化の準備状況ですけれども、今年度、県の国保医療課のほうを中心としまして、国保所管課長の連携会議、財政部会、事務処理標準部会、目標収納率部会と3部会で協議をした結果を現在取りまとめております。
11月時点の連携会議におきまして、県のほうとの協議の結果、幾つか決まってきたこともございますが、国保の保険者事務の共同実施についての一部と、あとは標準保険料率の算定方式につきましては3方式で行うということで、こちらにつきましては、県が実施するのは保険料率の算定のみで、保険税の額の算出については、それぞれ市町村ごとが行うというようなことに現在はなっております。
当初は、30年の都道府県単位化当初から、4月から、保険料の水準を統一してはというようなことも協議しましたけれども、現在、まだ納付金等の算定がはっきり出てこない状況では、統一できるかというところの協議は進まなかったので、4月当初はそれぞれの市町村で保険税のほうは算出するということになっております。
その後、今後もまた来年度に引き続き、それぞれの部会、連携会議で協議を進めながら30年度を迎える予定になっております。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 今の答弁をお聞きしますと、まだ30年度の国保のいわゆる各市町村ごとの税額の算定、あるいは見通しもまだ立てられない。そういう状況の中で、あと1年となるわけなんですけれども、本当に単位化はできるんですか。その辺についてお尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) 30年4月に統一化するために今さまざまな準備をさせていただいております。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 各市町村そうなんでしょうけれども、一番心配なのは、いわゆる国保税がどうなるか。今より高くなるのか、低くなるのか。その辺のところを、例えば国の補助があって、当面はこういう感じに動きますとか、そういうような見通しは今のところ立てられない状況なのかどうか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) 保険料につきましては、大きく変動がないように、国のほうからも5カ年については激変緩和措置ということで措置がございます。また、当初におきましては、基金のほうを活用させていただいて、大きなご負担はいただかないような形にさせていただきたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。18番渡邊俊一君。

○18番(渡邊俊一君) ちょっと私もよくわからない部分で質問させていただくわけでありますけれども、57、58ページの中で、歳入で、基本的に一般会計からの繰入金があるわけでありますけれども、財政調整基金が10億以上あるような中で、なぜ一般会計から繰り入れをしなければならないのか。その辺について、改めて質問をいたします。

○議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) こちらの繰入金につきましては、主に職員給与等の繰り入れとシステム改修関係の費用になってございます。これにつきましては、法定内繰り入れということで考えております。また、システム改修費用につきましては、国からの補助が来ますので、一般会計の負担のほうは低くなるかと考えています。

○議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。

○18番(渡邊俊一君) その辺については私も重々承知しているわけでありますけれども、やはり、常に一般会計からの繰り入れをしなければならないというような状況をずっとつくられてきたわけであります。しかし、基金がこのように通常必要とする基金以上にやっぱり基金を持っているということでありますから、その辺からの繰入金をふやし、できるだけ一般会計からの繰り入れを減らしていくというような考えをやっぱり持っていかないと、基本的に一般会計の繰入金は国民健康保険を納めていない人たちからも、基本的には徴収された中での税を余儀なくされているということでありますから、その辺について、今後どのような考えを持つのか、お聞きをしたいと思います。

○議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) 基金につきましては、先ほども述べましたとおり、210億ほど、今現在保有しておりますけれども、今後、都道府県単位化に向けまして、激変緩和措置と保険給付の伸びに対応するためにも、こちらのほうは確保していきたいというふうに考えておりますし、あとはやはり、先ほども述べましたとおりに、法定内繰り入れ等の範囲内では繰り入れさせていただきたいと考えます。

○議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。

○18番(渡邊俊一君) 法定内というのはよくわかりますけれども、やはり最小限度にやっぱり抑えていかないと、常に一般会計からの繰り入れがどんどんふえているような状況というか、過去の事例から見ますと、その辺をやっぱり重々考えながら予算化をしていかないとまずいのではないかと私は思いますけれども、改めて今後について、その辺についての考え方を質問いたします。

○議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) 財政運営等重々考えまして、法定内の中で予算のほうは考えさせていただきます。

○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) 先ほど課長が基金は10億円だというお話でしたが、この間の説明の中では10億9,800万円、およそ11億だというふうに私は思っているのですが、この11億、あるいは10億円を国保税の激変緩和に使うだとか、給付の伸びに対応するということになっていますが、給付の伸びといったときに、これから出さなければならないもの、2億6,000から2億7,000万、それは平成29年度分だけでいいんですよね。そうすると、約3億だとしても、10億から3億引くと、7億円が残ると。その7億円を激変緩和に使わなければならないという趣旨だと思うんです。そうなりますと、県内の国保税全体平均でどれくらいなのか。富谷市の場合はどれくらいなのか。そうすると、5年間にわたって、これくらいの激変緩和のために使うということが想定されての話だと思うんです。そうでなかったら、今の時点で、今いる国保加入者のところに還元すべきだと思うんですが、その数字についてはどのようになっているのか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) 基金につきましては、29年度までにつきまして、保険給付の財源としても充てるような形になります。その後、30年につきましては、一部県のほうが保険者となりますので、給付については大きく基金のほうを繰り入れて財源を確保するというようなことはなくなってくるかと思いますけれども、その先、30年度から以降につきましては、毎年納付金のほうが算定されますので、保険給付費の実績に応じて算定されることになりますので、そこが今幾らなのかというところが、全体量が見えてこないようなところにございますので、今すぐに基金のほうを今の国保の財政運営に繰り入れしたりというようなことは、少し、まだこの時点ではできかねるかと思います。

○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。終わりです。8番佐藤聖子君。

○8番(佐藤聖子君) そうしますと、さっきのところでお答えがなかったんですが、県内の比較でどうなのか。県が納付金をどれぐらい求めてくるか、それはそのとおりだと思うんですが、しかし、全体として、県の平均といいますか、今の国保の平均がわかって、どれくらい各自治体が使っているかがわかれば、おおよそのことができる。となると、ここのところで5億は全く必要ない。これを持っていても、激変緩和のために使うと言いながらも、本当は余り必要がないというものが出てくるのではないかと思うのですが、そういう検討はしているのか。県内の比較ではどうなのか。改めてお尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。

○健康増進課長(菅原順子君) 具体な数字とかについては、今持ち合わせておりませんが、今現在、富谷市の国保税につきましては、県内でも中段以下というふうなことで、安いような保険料になっております。低い状況になっておりますので、それを考えますと、単純に平均的に保険税を考えますと、今よりも必要な納付金につきましては、保険税で得られる歳入よりも高く求められる可能性は高いかと思います。

○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第11号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第4 議案第12号 平成28年度富谷市下水道事業特別会計補正予算(第3号)

○議長(浅野幹雄君) 日程第4、議案第12号平成28年度富谷市下水道事業特別会計補正算(第3号)を議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第12号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第5 議案第13号 平成28年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第3号)

○議長(浅野幹雄君) 日程第5、議案第13号平成28年度富谷市介護保険特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 86ページに債務負担行為の補正がありますけれども、この中で、中段ぐらいに、いわゆる包括支援センター、富ケ丘・日吉台と東向陽台・成田圏域の債務負担の限度額が提示されておりますけれども、これは多分業務内容としては同じような内容だと思うんですけれども、富ケ丘は1,711万円、それから東向陽台・成田が1,993万4,000円ということで、280万ほどの差があるんですけれども、この違いについてお尋ねいたします。

○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) 東向陽台・成田圏域包括支援センターにつきましては、ことしの10月1日からの委託ということで、新規ということでありますので、アドバイザー的な人数を1人置いておりますので、週1でございますけれども、そこの人件費の部分と、3職種がこの包括支援センターにはおりますけれども、その3職種の経験年数による人件費の違いによるところが大きいところでございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 今の答弁を聞きますと、富ケ丘の職員たちはなれているということで、10月スタートした成田の場合は、アドバイザーとかいろいろ習熟も含めた研修が必要だというふうなように私は理解したんですけれども、ということは、何年かたてば、二、三年たてば大体同じような債務負担額になるというふうな理解でいいのか。
それから、富ケ丘・日吉台地域と東向陽台・成田圏域の、これのいわゆる65歳以上の対象者といいますか、そういう方の人数はどのぐらいなのか、お尋ねいたします。

○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) 債務負担の数字についてですが、今後、同じくなってくるのかということでございますが、それぞれの、先ほども申し上げましたように、3職種の人件費、経験年数とかにもよりまして全く同じ形の人件費にはならないので、そこが同じ数字になるかというと、ちょっと全く同じくなるとは限らないというところでございます。
それと、それぞれの圏域の65歳以上の人数でございますけれども、3月31日現在で、富ケ丘・日吉台圏域におきましては2,891名で高齢化率は22.7%、東向陽台・成田圏域におきましては65歳以上が2,905名で高齢化率が11.6%というふうな状況でございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) いわゆる習熟度が違うとか、人件費の計算なんですということなんですけれども、言ってみれば、センターの運営委託というのは、見積もりだけでなくて、それをベースに市のほうでそれを査定するというか、試算に対して妥当かどうかを見きわめるわけだと思うんですけれども、そういう中では、やっぱり同じような業務で、なおかつ高齢者の人数もそれほど変わらないということであれば、高齢化率は変わります。これから東向陽台・成田のほうはさらに高齢化率が上がっていくことによって負担がふえるというのはわかるんですけれども、今の段階では、やっぱりイコールフッティングで、市のほうでそれなりの形の費用負担を求めていくべきだと思うんですけれども、いかがでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) 議員がおっしゃるようなところも考慮に入れて行っていきたいと思いますけれども、そのほかに、それぞれの包括支援センターで担当します要支援1・2の部分の方々についても、富ケ丘・日吉台圏域につきましては、平成24年8月から委託を受けているような状況でございますので、安定的に国保連からのケアプラン収入の部分は入ってくるというふうな形になってございますが、東向陽台・成田圏域につきましては、今、ことしから委託を受けたというふうな形で、そこら辺の予防給付の部分が少ないというふうな形もございますので、そこら辺を加味しながらというふうな形になってくると思います。

○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。7番藤原 峻君。

○7番(藤原 峻君) 今出川議員のほうから、高齢化の人数を伺ったと思うんですけれども、こちら、富ケ丘、それと日吉台、東向陽台、成田、それぞれの65歳以上の人数とパーセンテージも幾らになっているでしょうか、お尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。

○長寿福祉課長(中山高子君) 富ケ丘・日吉台圏域につきましては、65歳以上が2,891名で高齢化率が22.7%となってございます。

○議長(浅野幹雄君) それぞれだそうです。

○長寿福祉課長(中山高子君) それぞれですか。富ケ丘南部、ちょっと富ケ丘南部と北部、日吉台一丁目から三丁目というふうな形で、ちょっと細かい数字については持ち合わせてございますけれども、それぞれの区域についてはちょっとわからないので、富ケ丘北部、細かい数字でもよろしいでしょうか。(「はい」の声あり)
富ケ丘南部につきましては65歳以上が682名で31.6%、富ケ丘北部につきましては65歳以上が773名で高齢化率が37.2%、鷹乃杜につきましては787名の30.1%、日吉台一丁目につきましては214名の17.4%、日吉台二丁目につきましては262名の16.3%、日吉台三丁目につきましては102名の13.9%、杜乃橋につきましては71人の3.1%という状況でございます。
それぞれ細かい形の数字でよろしいでしょうか。東向陽台につきましては、東向陽台第一につきましては576名の31.9%、三丁目につきましては385名の34.3%になります。成田第一につきましては207名の6.5%、成田第二につきましては328名の10.4%、成田第三につきましては223の7.1%という状況でございます。

○議長(浅野幹雄君) 7番、数字の確認とか、きょうは補正予算ですから、その内容について質問してください。
ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第13号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第6 議案第14号 平成28年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)

○議長(浅野幹雄君) 日程第6、議案第14号平成28年度富谷市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第14号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第7 議案第15号 平成28年度富谷市水道事業会計補正予算(第2号)

○議長(浅野幹雄君) 日程第7、議案第15号平成28年度富谷市水道事業会計補正予算(第2号)を議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第15号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第8 議案第16号 相互救済事業経営の委託について

○議長(浅野幹雄君) 日程第8、議案第16号相互救済事業経営の委託についてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第16号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第9 議案第17号 町の区域をあらたに画することについて

○議長(浅野幹雄君) 日程第9、議案第17号町の区域をあらたに画することについてを議題といたします。
これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第17号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第10 議案第18号 富谷市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について

○議長(浅野幹雄君) 日程第10、議案第18号富谷市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し内容の説明を求めます。総務課長。

○総務課長(神田能成君) それでは、よろしくお願いいたします。
12月9日追加提出いたしました議案書1ページをお願いしたいと思います。
議案第18号富谷市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正についてご説明いたします。
起案理由としましては、地方公務員の育児休業等に関する法律及び育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律の一部を改正する法律の公布に伴い、所要の改正を行うものでございます。
当該法律につきましては、12月9日に公布をされたところでございますが、改正の主な内容につきまして申し上げます。
1つ目としましては、育児休業等の対象となる子の範囲の見直しにより、育児休業等の対象となる子の範囲に特別養子縁組の監護期間中の子及び養子縁組里親に委託されている子等を加えるものでございます。
2つ目としましては、介護休業の分割取得で、介護休業取得可能期間3月を3つの期間に分割して取得できることとなるものでございます。
3つ目でございます。介護のための所定労働時間短縮措置でございます。介護休業とは別に連続する3年の期間内において、介護のため1日につき2時間の範囲内で勤務しないことができる制度を設けることでございます。
4つ目でございます。介護休業の申し出をすることができる非常勤職員の要件の見直しでございます。介護休暇の申し出ができる非常勤職員の要件緩和でございます。このことに伴いまして、当該条例を一部改正するものでございます。
それでは、次のページ、2ページ、3ページ、新旧対照表にてご説明申し上げます。
条例改正につきましては、施行期日が異なりますことから、第1条及び第2条によりご提案申し上げますので、よろしくお願いいたします。
第1条、富谷市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を次のように改正する。
第8条の2につきましては、育児又は介護を行う職員の深夜勤務及び時間外勤務の制限を規定をしておりますが、育児を行う子の範囲に、特別養子縁組の監護期間中の子及び里親である職員に委託されており、かつ当該職員が養子縁組によって養親となることを希望している子を加えるものでございます。
なお、平成29年4月1日以降は、養子縁組里親である職員に委託されている子に改正されますことから、第2条にて改めて改正を行うものでございます。
第8条の2第4項は、介護を行う子の範囲を、同様に、特別養子縁組の監護期間中の子及び養子縁組によって養親となることを希望している子を加え、第15号で介護休暇対象を要介護者に明確に規定されたことによる文言整理でございます。
次のページ、4ページです。
第11条につきましては、休暇の種類を規定をしておりますが、新たに介護時間を加えるものでございます。
第15条は、介護休暇を規定しておりますが、介護休暇対象を要介護者として明確にし、介護休暇の分割取得の規定を加えるものでございます。
第15条第2項は、介護休暇期間を連続して6月の期間から3回を超えず、通算して6月を超えない範囲に改正するものでございます。
第15条の2は、新たに介護時間を規定をするもので、取得時間及び給与からの減額についてもあわせて明記をするものでございます。
第16条は、休暇の任命権者からの承認の規定に、介護時間を新たに加えるものでございます。
次のページをお願いいたします。
第2条、富谷市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を次のように改正する。
第8条の2第1項及び第8条の2第4項につきましては、第1条で育児を行う子の範囲に特別養子縁組の監護期間中の子及び養子縁組によって養親になることを希望している者を加えたものを児童福祉法改正に伴い、養子縁組里親に改めて改正を行うものでございます。
附則といたしまして、第1項、この条例は、平成29年1月1日から施行する。ただし、第2条の規定は、同年4月1日から施行するものでございます。養子縁組里親に係る改正が4月1日からになります。
第2項、経過措置として、介護休暇の分割については、改正の日に介護休暇の初日から起算して6月を経過していないものについても、その改正の日後に残余の期間を分割して取得できるように措置をするものでございます。
以上、よろしくお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第18号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第11 議案第19号 富谷市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について

○議長(浅野幹雄君) 日程第11、議案第19号富谷市職員の育児休業等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し内容の説明を求めます。総務課長。

○総務課長(神田能成君) それでは、議案書9ページをお願いいたします。
議案第19号富谷市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について、ご説明を申し上げます。
提案理由としましては、前議案同様でございます。当該法律の改正内容につきましても前議案にてご説明を申し上げたとおりでございます。
次のページ、新旧対照表にて内容について説明をいたします。
条例改正につきましては、第1条及び第2条によりご提案申し上げます。よろしくお願いします。
第1条、富谷市職員の育児休業等に関する条例の一部を次のように改正するものでございます。
第2条は、育児休業をすることができない職員を規定をしており、3号のアでは、例外規定を定めておりますが、非常勤職員につきまして、養育する子が1歳になった後も雇用継続の見込みがあり、2歳になるまでの間に更新されないことが明らかである者を除くとしていたものを、養育する子が1歳6カ月になるまでの間に更新されないことが明らかである者を除くに改めるもので、育児休業の申し出ができる非常勤職員の要件を緩和をし、イにつきましては、条項ずれに伴う文言整理でございます。
11ページ。
第2条の2は、育児休業法第2条第1項が改正され、職員の子の範囲に特別養子縁組の監護期間中の子及び養子縁組によって養親となることを希望している者が加えられたことに伴いまして、新たに規定をするものでございます。
以降、第2条の3から第2条の4までは、条ずれ及び文言整理でございます。
第3条は、育児休業法第2条第1項ただし書きの条例で定める特別の事情を規定をしておりますが、このただし書きは、当該子について既に育児休業したことがあるときの例外規定を条例で規定をしているところですが、第2条第2号に特別養子縁組に関する規定を加え、あわせて文言整理をするものでございます。
3号から8号までは、このことによる条ずれでございます。
第10条につきましては、育児短時間勤務の終了の日の翌日から起算して1年を経過しない場合に育児短時間勤務をすることができる特別の事情を規定をしておりますが、3条の改正に伴い、第10条第2号を加え、あわせて文言整理をするものでございます。
3号から7号までが、このことに伴います条ずれでございます。
次のページ、14ページでございます。
第18条第2項は、部分休業の承認を規定をしておりますが、介護のため1日につき2時間の範囲内で勤務しないことが規定をされたことに伴いまして改めるものでございます。
第18条第3項は、非常勤職員に対する部分休業の承認について規定をしておりますが、育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律の一部改正に伴い、要介護家族の介護をするため1日の勤務時間の一部について勤務しないことを加えるものでございます。
次のページ、16ページをお願いいたします。
第2条、富谷市職員の育児休業等に関する条例の一部を次のように改正するものでございます。
第2条の2は、第1条で育児を行う子の範囲に特別養子縁組の監護期間中の子及び養子縁組によって養親となることを希望している者を加えたものを、児童福祉法改正に伴い養子縁組里親に改めて改正を行うものでございます。
附則としまして、この条例は、平成29年1月1日から施行する。ただし、第2条の規定は、同年4月1日から施行するものでございます。
以上でございます。よろしくお願いします。

○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第19号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第12 議案第20号 富谷市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正について

○議長(浅野幹雄君) 日程第12、議案第20号富谷市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し内容の説明を求めます。上下水道課長。

○上下水道課長(浅場 悟君) それでは、議案書17ページをお願いいたします。
議案第20号富谷市企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正につきまして、ご説明申し上げます。
まず、提案の理由でございますが、国の一般職の給与改定等に準じて、所要の改正を行うものでございます。
改正内容につきまして、新旧対照表にてご説明申し上げます。
次のページをお願いいたします。
今回の改正でございますが、まず、本ページの第1条の改正につきましては、先ほど議決をいただきました議案第18号富谷市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正の第1条における第8条の2の改正と同様となっておりまして、地方公務員の育児に関する法律の改正に伴い、育児部分休業を取得する職員の育児時間の対象となる子の範囲を実子のみならず法律上の親子関係に準ずる関係にある子にも拡大するものでございます。
19ページ、20ページにかけての第2条につきましては、こちらも昨日議決いただきました議案第3号、職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の第2条における第10条の改正及び先ほど議決をいただきました議案第18号の第2条における第8条の2の改正と同様の改正内容となってございまして、中身につきましては、人事院勧告により条例第6条に規定されております扶養手当が支給される親族について、子への支給額が変更となることに伴い子と孫に分けたものでございます。
また、第17条については、児童福祉法の改正に伴い、引用条文を改正するとともに、養子縁組された親の定義を明確化するものでございます。
附則といたしまして、改正後の本条例は、平成29年1月1日から施行することとするものでございます。ただし、第2条の規定については、同年4月1日から施行するものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第20号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


日程第13 議案第21号 平成28年度富谷市水道事業会計補正予算(第3号)

○議長(浅野幹雄君) 日程第13、議案第21号平成28年度富谷市水道事業会計補正予算(第3号)を議題といたします。
本案は、朗読を省略し内容の説明を求めます。上下水道課長。

○上下水道課長(浅場 悟君) それでは、議案第21号についてご説明申し上げます。
議案書22ページでございます。
第1条、平成28年度富谷市水道事業会計の補正予算(第3号)は、次に定めるところによるものでございます。
第2条、予算第4条に定めた資本的支出の予定額を次のとおり補正するもので、支出の第1款資本的支出で2,700万円を追加し、合計を1億7,662万6,000円とするもので、第1項建設改良費で同額分を追加し、合計を8,995万2,000円とするものでございます。
続きまして、内容について、実施計画説明書によりご説明いたします。
25ページをお願いします。
資本的支出でございます。支出の1款1項1目配水施設費の工事請負費につきましては、富谷源内地区配水管布設工事に係る経費分を追加するものでございます。
今回、追加提出いたしました理由につきましては、先月、11月26日に富谷源内地内におきまして、源内地区10世帯に水を供給している国道4号を横断している管が破損いたしまして、歩道より漏水しておりましたが、当該漏水箇所の修繕工事をすることが難しい状況だったことから、横断している管を止水し、新たに杜乃橋地区に供給している管から分岐し、仮設配管により源内地区の皆様に給水している状況となっておりますので、速やかに本設工事をする必要があることから追加提出をさせていただいたところでございます。
26、29ページでございます。
予定貸借対照表の補正前と補正後についてお示ししてございます。数字が太字で斜めの書体となっている部分が変更となる箇所でございまして、26、27ページが補正前のもの、28、29ページが補正後となってございます。資産の合計が減った分、負債合計が減る内容となってございます。
30、31ページをお願いいたします。
予定キャッシュ・フロー計算書の補正前と補正後についてお示ししてございます。今回の支出により、31ページ下段の現金及び現金同等物の期末残高が減る見込みとなる内容となってございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。

○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。16番出川博一君。

○16番(出川博一君) まず、今回、2つ目の補正が出たわけなんですけれども、これはそれぞれ、現在、今回からといいますか、前回の補正から貸借対照表、損益計算書、それぞれ出るような形でなっていまして、ぜひ、この議案可決の後は、後での議員への資料配付でよろしいので、2つのものを踏まえた現時点での、予算が可決したならば、合計のものを補正して今現在はこういう貸借対照表(B/S)になっています、あるいは損益計算書になっていますというものを、最新のものを議員配付でお願いしたいと思います。それが1点。
それから、源内地区での布設工事が仮設で今やっているということなんですけれども、その辺の詳しい事情をお尋ねいたします。

○議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。

○上下水道課長(浅場 悟君) まず、補正後の貸借対照表の議員配付につきましては、そのとおり行わせていただきます。
2点目でございまして、今回の破損の詳細ということでございますが、まず、11月26日のお昼ごろになります。源内地区の国道4号の下りの歩道から漏水しているとの連絡を受けまして、職員が現場に急行し、漏水しているところを確認したところでございます。それからすぐに歩道の安全対策を施しまして、暗くなったということもありまして、翌日に復旧を進める予定としてございました。
翌27日になりまして、午前8時過ぎに歩道部を開削いたしまして漏水箇所の特定に努めた結果、国道4号を横断している管の破損ということでの漏水の可能性が高いという結論となったものでございます。
管の補修につきましては、国土交通省の機関でございます仙台東国道維持出張所と協議した結果、なかなか通行どめにして復旧を進めるということは難しいということもございまして、開削せずに、国道の南側約250メートル先に杜乃橋に給水している管がございます。そちらの管から分岐いたしまして、源内地区10世帯でございますが、そちらの管から分岐して給水しようという結論となったものでございまして、ただいま仮設で、仮でもって10世帯に給水しているところでございますが、今回、本設の復旧工事、本設工事ということで2,700万円を計上したということでございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) ということは、今国道をまたいだものが、配管から漏水があったという説明で、わかったんですけれども、ということは、今現在、富谷市の水道管、国道4号をまたぐものは何本ぐらいあるのでしょうか。

○議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。

○上下水道課長(浅場 悟君) 13カ所でございます。

○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。

○16番(出川博一君) 13カ所のものは今後その辺の心配がないのかどうか。そしてなおかつ、杜乃橋から来ているものは国道4号をまたいでいるのかどうか、その辺について最後にお尋ねします。

○議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。

○上下水道課長(浅場 悟君) 13本横断しているわけでございまして、それぞれ布設年度というものが異なってございます。いつ破損という事態になるかわからないところでございますが、その都度、ケース・バイ・ケースでもって対応することとなるのかなというふうに考えてございます。
また、杜乃橋の管につきましては、国道4号を横断している管となってございます。

○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、委員会付託及び討論を省略し採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第21号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
この際、午前11時15分まで休憩をいたします。

午前10時53分 休憩


午前11時15分 再開

○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


日程第14 発議第10号 地方議会議員の厚生年金への加入を求める意見書(案)

○議長(浅野幹雄君) 日程第14、発議第10号地方議会議員の厚生年金への加入を求める意見書(案)を議題といたします。
提出者、青柳信義君に説明を求めます。青柳信義君、登壇願います。

○2番(青柳信義君) 発議第10号。
提出日平成28年12月8日。
富谷市議会議長浅野幹雄殿。
提出者青柳信義。賛成者浅野武志、賛成者金子 透、賛成者西田嘉博、賛成者若生英俊、賛成者長谷川る美、賛成者畑山和晴、賛成者齊藤秀行、賛成者藤原 峻、賛成者佐藤聖子、賛成者佐藤克彦、賛成者浅野直子、賛成者高橋正俊、賛成者菅原福治、賛成者出川博一、賛成者相澤 榮、賛成者渡邊俊一、賛成者山路清一、賛成者安住稔幸。
地方議会議員の厚生年金への加入を求める意見書(案)。
富谷市議会会議規則第14条の規定により、上記の議案を提出いたします。
意見書案の朗読をもって説明にかえさせていただきます。
地方議会議員の厚生年金への加入を求める意見書(案)。
地方創生が我が国の将来にとって重要な政治課題となり、その実現に向け大きな責任を有する地方議会の果たすべき役割はますます重要となっている。
このような状況の中、地方議会議員は、これまで以上に地方行政の広範かつ専門的な諸課題について、住民の意向を酌み取り的確に執行機関の監視や政策提言などを行うことが求められている。また、地方議会議員は、議会活動のほか地域における住民ニーズの把握等さまざまな議員活動を行っており、近年においては都市部を中心に専業化が進んでいる状況にある。一方で、統一地方選挙の結果を見ると、投票率が低下傾向にあるとともに無投票当選者の割合が高くなるなど、住民の関心の低さや地方議会議員のなり手不足が深刻な問題となっている。
よって、国民の幅広い層から政治参加や地方議会における人材確保の観点から、地方議会議員の厚生年金加入のための法整備を早急に実現するよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出いたします。
提出先は、衆議院議長大島理森殿でございます。

○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
これから発議第10号を採決いたします。
本案は原案のとおり採択し、それぞれの提出先へ送付することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり採択し、それぞれの提出先へ送付することに決定いたしました。


日程第15 発議第11号 有害鳥獣(イノシシ)駆除対策に対する補助の増額及び広域連携の制度化を求める意見書(案)

○議長(浅野幹雄君) 日程第15、発議第11号有害鳥獣(イノシシ)駆除対策に対する補助の増額及び広域連携の制度化を求める意見書(案)を議題といたします。
提出者、山路清一君に説明を求めます。山路清一君、登壇願います。

○12番(山路清一君) 議案第11号。
富谷市議会議長浅野幹雄殿。
提出者山路清一。賛成者青柳信義、賛成者相澤 榮。
有害鳥獣(イノシシ)駆除に対する補助の増額及び広域連携の制度化を求める意見書(案)。
富谷市議会会議規則第14条の規定により、上記の議案を提出いたします。
有害鳥獣(イノシシ)駆除に対する補助の増額及び広域連携の制度化を求める意見書(案)。
イノシシの生息は拡大の一途をたどっており、宮城県内においては丸森町が生息域の北限と思われていましたが、現在では県北部まで広がっています。これらイノシシの生息域の拡大に従い、農作物に深刻な打撃を与えていることは周知のとおりです。また、イノシシの駆除頭数の増により、駆除したイノシシを埋設するための労働力不足及び環境悪化も懸念されます。
斯様な状況に対して、平成20年10月に宮城県が策定した現在第2期を迎えている宮城県イノシシ捕獲管理計画を受け、当市においても鳥獣被害防止計画を作成しています。想像をはるかに超えるイノシシの繁殖力の前に、被害額の減少に至っていないばかりか、民家の庭先に群れであらわれ餌を探すなど住民の日常生活すらも大きく脅かしており、捕獲数が繁殖数に到底追いついていないのが現状です。
よって、イノシシ個体数のさらなる削減、農作物被害軽減及び人的被害防止を実現するよう、以下の項目を求めるものです。

1、宮城県鳥獣被害防止総合支援事業交付金の増額について。
年々増加するイノシシの個体数に対して、保護数も大幅に増加しておりますが、狩猟免許取得者及び箱わなの絶対数を増加させなければ、効果かつ切れ目のない対策が困難であるため狩猟免許取得促進と捕獲機材購入費のための予算増額等の拡充を求めるものです。
2、隣接自治体間及び各猟友会等の有機的な広域連携の制度化について。
増大著しいイノシシの個体数を削減するためには、隣接自治体間及び各猟友会等の有機的な広域連携をすることは大きな効果をもたらすと思料されることから、自治体間の猟友会が密な情報交換を行い、有機的な連携をとることのできる制度の創設と必要な予算措置を求めるものです。
以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出いたします。
平成28年12月13日。
宮城県富谷市議会議長浅野幹雄。
宮城県知事村井嘉浩殿。
以上です。(「訂正いたします」の声あり)

○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

○12番(山路清一君) 先ほど、1番で「保護」と言いましたけれども、「捕獲」のほうに訂正いたします。

○議長(浅野幹雄君) 捕獲のほうですね。

○12番(山路清一君) はい。

○議長(浅野幹雄君) それから、ただいまの論旨の中で、「発議第11号」を「議案第11号」と読み上げましたので、訂正いたしますか。

○12番(山路清一君) はい、訂正いたします。

○議長(浅野幹雄君) 訂正をお願いいたします。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
これから発議第11号を採決いたします。
本案は原案のとおり採択し、それぞれの提出先へ送付することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり採択し、それぞれの提出先へ送付することに決定いたしました。


日程第16 富谷町明石台東地区開発に伴う「宅地開発負担金」に関する調査特別委員会委員長報告

○議長(浅野幹雄君) 日程第16、富谷町明石台東地区開発に伴う「宅地開発負担金」に関する調査特別委員会委員長報告を議題といたします。
地方自治法第117条の規定によって、3番若生英俊君の退場を求めます。
富谷市議会会議規則第39条の規定により、委員長に調査結果の報告を求めます。委員長安住稔幸君、登壇願います。

○19番(安住稔幸君) それでは、報告書を読み上げます。
富谷市議会議長浅野幹雄殿。
富谷町明石台東地区開発に伴う「宅地開発負担金」に関する調査報告書。
平成28年12月12日。
富谷市議会富谷町明石台東地区開発に伴う「宅地開発負担金」に関する調査特別委員会委員長安住稔幸。
内容につきましては、一部抜粋して朗読させていただきますので、よろしくお願いいたします。
1、特別委員会設置に至る経緯。
前任期における平成27年第2回定例会で議決設置された富谷町明石台東地区開発に伴う「宅地開発負担金」の減免に関する調査特別委員会において、事情聴取のため参考人として若生英俊前町長に出席を要請したが、欠席であったため、調査不十分となった。平成27年8月12日の特別委員会の報告書で、改選後においても引き続き調査が必要であるとし、継続調査が申し送られたことを受けて設置したものです。
2、特別委員会の名称及び調査事項。
1、名称。富谷町明石台東地区開発に伴う「宅地開発負担金」に関する調査特別委員会。略称、宅地開発負担金に関する調査特別委員会。
2、設置根拠。地方自治法第109条及び富谷市議会委員会条例第5条。
3、目的。明石台東地区開発に伴う開発負担金に関する調査。
4、調査項目。(1)明石台東地区開発に伴い、開発指導要綱に基づく負担金決定の経緯に関する調査。(2)そのほか開発負担金に関する調査。
5、委員定数。18人。(議長及び当該者を除く全議員)
6、調査期間。当該調査終了まで閉会中も調査することができる。
7、申し送り事項。ア、開発指導要綱の果たす役割に関する町当局の認識について。イ、開発負担金免除の決定に際して、町当局としての総意を反映されたか。ウ、開発負担金免除の目的は何だったのか。その目的は達成されたのか。エ、今後の開発に際して、行政としての公平性担保や信頼回復をどのように進めるか。オ、損害賠償等法的措置も含めた今後の対応について、どのように考えるか。カ、3つの重要文書がなぜ紛失したのか究明するとともに、責任の所在を明らかにすることが必要と考える。
3、調査内容及び結果。
調査日時におきましては、記載のとおり、平成27年11月13日に第1回を行いまして、28年12月8日、第18回と回を重ねております。そしてまた、正副委員長聞き取り調査といたしまして、28年7月12日に実施しております。
それでは、内容でありますが、9ページの調査結果報告書を読み上げて報告とさせていただきます。
結論は、開発負担金決定に至った経緯はいまだ不明ではあるが、総意を得た中での決定ではなく、前町長であった若生英俊参考人が独断で決定したものと考える。不当な行為と言わざるを得ない。水資源負担金は条例で定めており、義務である。水資源負担金の一部減免は、公益上の理由から減免適用はできるとしているが、事業体からの減免要望もない中での減免は、過分な行き過ぎた負担軽減行為であると断ずる。正規の手続を経て決定されたものではないことは明白であり、市当局の厳正なる対処が望まれる。
また、文書の紛失、会議録の不備が開発負担金決定の経緯の解明に至らなかった理由の一つでもある。参考人や説明員への聴取が数度に及び多くの時間を要することとなったことは、当時の最高責任者として、若生英俊参考人は真摯に受けとめるべきである。そして、議会への説明不足、会議録の不備は、行政運営の透明性を著しく阻害していることであり、このことは市民の知る権利をないがしろにするものである。
若生英俊参考人は、開発負担金は、実質、法的拘束力を持たないとしているが、過去において、開発指導要綱に則した大規模開発によって現在の富谷市街地が形成され、そして、本年10月10日、念願の富谷市制施行が実現したことは紛れもない事実である。開発指導要綱をもって町が大規模開発に対応してきたことは、財政的にも、諸政策においても、秩序あるまちづくりに貢献してきたといえる。
明石台東地区開発に伴う開発負担金の免除、減免は今後の開発行為に多大なる影響を及ぼしていることは間違いなく、また、約3億円は、最終的には全市民が負担したこととなると考えられ、行政サービスの低下をもたらしているとも考えられる。
そもそも開発負担金を減額するに当たり、そのときに議会に説明をするべきであった。開発負担金免除はその後のまちづくりや財政等に多大な影響が予想され、また、免除、減免額も約3億円と大変大きなもので、説明をしなかったことは、到底、理解納得できるものではない。説明を行っていれば全庁にわたっての共有や市民への説明もでき、調査特別委員会は設置されることはなかったのではないか。また、行政への市民の不信感もなかったのではないかと考える。
開発負担金の免除、減免は、新聞にも掲載され、議会報告会や議会への手紙等で市民から意見も寄せられるなど、多くの市民が最大の関心事である。若生英俊参考人は、前述のとおり、「おわび申し上げたい。議会、町民への説明はやぶさかでない。議会の意思に従います」と発言し、説明の機会があれば何らやぶさかではありませんとの回答は、余りにも受け身で、当時の行政執行の最高責任者として真に市民に対しての説明責任を果たさなければならないとの強い意思が感じられない。
開発負担金免除、減免は不適切な手続によって決定されたことは明らかであり、若生英俊参考人は説明並びに謝罪を、みずから市民に向かって真摯に説明責任を果たすべきである。また、議会に対しても改めて説明と謝罪を行うべきである。
附帯事項。
開発負担金の免除、減免は、前町長であった若生英俊参考人の独断で決定したものである。市当局は、条例に定められている水資源負担金の減免された474万4,800万円に対して、しかるべき対処をとっていただきたい。
そして、文書の紛失、協議における会議録の不備、正式な処理規定を無視した事務手続行為はあってはならぬことである。再びこのようなことが起こらぬよう市当局に厳正なる対処と是正を求め、若生裕俊現市長のもと、コンプライアンスの強化と再発防止への体制をとっていただきたい。
また、当調査特別委員会は、前町長である若生英俊議員に、議会において改めて説明と謝罪を求めるものである。今後開催される議会において、若生英俊議員に説明、謝罪を求めるよう浅野幹雄議長に要請する。
4、特別委員会調査報告書の提出。
富谷町明石台東地区開発に伴う「宅地開発負担金」に関する調査特別委員会は、所定の調査を経てここに終了することとなったので、富谷市議会会議規則第110条の規定により、平成28年12月13日、議長宛て報告書を提出するものである。
5、資料につきましては、記載のとおりでございます。
よろしくお願いいたします。以上でございます。

○議長(浅野幹雄君) お諮りいたします。
委員長報告では、所定の調査を経てここに終了することになっております。委員長報告のとおり、本調査特別委員会の調査結果のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、本調査特別委員会の調査結果のとおり決することにし、調査を終了することといたします。
若生議員に申し上げます。
ただいま決定しました調査結果において、若生議員に説明と謝罪を求めることになりました。この場で発言されるかどうか、申し出願います。3番若生英俊君。

○3番(若生英俊君) 現段階で報告内容をお聞きしておりませんので、現時点で申し上げることはございません。今後、報告内容を検討した上で対応してまいりたいと思います。


日程第17 閉会中の各委員会調査について

○議長(浅野幹雄君) 日程第17、閉会中の委員会調査についてを議題といたします。
各委員会から所管事務のうち富谷市議会会議規則第111条の規定によって継続調査の申し出があります。
お諮りいたします。
各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
平成28年第4回富谷市議会定例会は、終始熱心な審議を経て全ての議案を議決いたしました。執行部におかれましては、各議員から出された意見を十分に尊重し、市政を執行されますよう強く要望いたしまして閉会の挨拶といたします。
これで本日の日程は全て終了いたしました。会議を閉じます。
平成28年第4回富谷市議会定例会を閉会いたします。
ご苦労さまでした。

午前11時39分 閉会

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