富谷市

『住みたくなるまち日本一』をめざして

平成28年第3回富谷町議会定例会(開催日:9月1日~9月16日)

更新日:2016年09月16日

平成28年第3回富谷町議会定例会(開催日:9月1日~9月16日)

会議録目次

定例会会議録第1号

定例会会議録第2号

定例会会議録第3号

定例会会議録第4号

決算審査特別委員会会議録第1号

決算審査特別委員会会議録第2号

決算審査特別委員会会議録第3号

決算審査特別委員会会議録第4号

定例会会議録第5号

定例会会議録第6号

平成28年第3回定例会目次

平成28年第3回富谷町議会定例会会議録目次
第1日目 9月1日(木)
町長提出議案の概要説明
一般質問 15番 菅 原 福 治 議員
1 初代富谷市長就任の抱負と、今後の取り組みについて
2 「富谷市総合計画」の策定と、具体的な取り組みについて
12番 山 路 清 一 議員
1 シルバー人材センター更なる充実を
2 一歩前進か富谷のバス交通
4番 若 生 英 俊 議員
1 LRT実現への道筋を含めた新市・富谷市の「まちづくり」を問う
2 非常勤特別職及び消防団員等の報酬見直しを求める
2番 青 柳 信 義 議員
1 日吉台公民館放課後児童クラブの現状について
2 放課後児童クラブの民間委託及び施設環境、研修制度について
3 杜乃橋地区認定保育所整備計画の進捗を問う
第2日目 9月2日(金)
一般質問 1番 金 子 透 議員
1 町長公約の事業について問う
17番 相 澤 榮 議員
1 本町の農業政策について
2 電子黒板の使用実態について
13番 浅 野 直 子 議員
1 県立支援学校を富谷町へ誘致を
2 利用価値のある施設整備は必要
10番 長谷川 る 美 議員
1 子どもを産み育てやすい環境のさらなる整備を
2 高齢者、障がい者外出支援事業「とみぱす」事業内容を問う
18番 渡 邊 俊 一 議員
1 ジカ熱対策について伺う
第3日目 9月5日(月)
一般質問 16番 出 川 博 一 議員
1 上昇し続ける介護保険料 今後どうなる
2 地方創生総合戦略と総合計画前期基本計画は
8番 佐 藤 聖 子 議員
1 放課後児童クラブの今後を問う
2 軽度者介護の縮減が実施されたとき町の対応を問う
11番 佐 藤 克 彦 議員
1 本町の道路行政を問う
6番 齊 藤 秀 行 議員
1 介護難民をなくす方策を問う
3番 浅 野 武 志 議員
1 イノシシの被害対策と駆除について
2 鎌田橋・袋橋の歩道の設置について
第4日目 9月6日(火)
一般質問 9番 西 田 嘉 博 議員
1 平均寿命と健康寿命の差について
2 高齢者、障がい者外出支援乗車証とみぱすについて
3 宗派を問わない公営墓地の整備について
7番 藤 原 峻 議員
1 子育て支援の充実を求める
2 学習環境の改善と求める
3 まちづくりの充実を
19番 安 住 稔 幸 議員
1 市民と協働のまちづくりを問う
2 住民が安心できる生活環境にセーフコミュニティの取り組みを問う
認定第 1号 平成27年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について
認定第 2号 平成27年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第 3号 平成27年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第 4号 平成27年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第 5号 平成27年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第 6号 平成27年度富谷町水道事業会計決算の認定について
第5日目 9月15日(木)
議案第13号 富谷市総合計画基本構想の策定について
議案第 1号 富谷町を富谷市とすることに伴う関係条例の整理に関する条例の制定について
議案第 2号 市制施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について
議案第 3号 議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例の一部改正について
議案第 4号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について
議案第 5号 富谷町手数料条例の一部改正について
議案第 6号 富谷町水道事業の設置等に関する条例の一部改正について
議案第 7号 富谷町公民館条例の一部改正について
議案第15号 仙台都市圏広域行政推進協議会規約の変更に係る協議について
議案第16号 黒川地域行政事務組合規約の変更に係る協議について
議案第17号 宮城県市町村自治振興センター規約の変更に係る協議ついて
議案第18号 吉田川流域溜池大和町外2市4ケ町村組合規約の変更に係る協議について
議案第19号 宮城県市町村職員退職手当組合規約の変更に係る協議について
議案第20号 宮城県市町村非常勤消防団員補償報償組合規約の変更に係る協議について
議案第21号 宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等認定委員会規約の変更に係る協議について
議案第22号 宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等審査会規約の変更に係る協議について
第6日目 9月16日(金)
議案第 8号 平成28年度富谷町一般会計補正予算(第3号)
議案第 9号 平成28年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
議案第10号 平成28年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第2号)
議案第11号 平成28年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第2号)
議案第12号 平成28年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
認定第 1号 平成27年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について
認定第 2号 平成27年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第 3号 平成27年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第 4号 平成27年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第 5号 平成27年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第 6号 平成27年度富谷町水道事業会計決算の認定について
議案第14号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて
議案第23号 平成28年度富谷町一般会計補正予算(第4号)
議案第24号 平成28年度成田第1汚水中継ポンプ場ゲート設備改築工事請負契約の締結について
発議第 4号 富谷町議会基本条例の一部改正について
発議第 5号 富谷町を富谷市とすることに伴う議会関係条例の整理に関する条例の制定について
発議第 6号 富谷町議会委員会条例の一部改正について
発議第 7号 富谷町議会会議規則の全部改正について
発議第 8号 地方自治法第180条第1項の規定に基づく町長の専決処分事項(包括指定分)の一部改正について
発議第 9号 宮城県の子どもの医療費助成について県に対する意見書採択を求める意見書(案)
閉会中の各委員会調査について
平成28年富谷町議会決算審査特別委員会会議録目次
第1日目 9月9日(金)
認定第1号 平成27年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について
(企画部企画政策課、財政課、総務部総務課、税務課、町民生活課、会計課、議会事務局、監査委員事務局)
第2日目 9月12日(月)
認定第1号 平成27年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について
(保健福祉部長寿福祉課、保健福祉部地域福祉課、保健福祉部健康増進課、保健福祉部子育て支援課、教育委員会)
第3日目 9月13日(火)
認定第1号 平成27年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について
(企画部産業振興課、建設部都市整備課、建設部都市計画課、建設部上下水道課)
第4日目 9月14日(水)
認定第2号 平成27年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第3号 平成27年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第4号 平成27年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第5号 平成27年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第6号 平成26年度富谷町水道事業会計決算の認定について

平成28年第3回定例会議事録(第1号)

平成28年9月1日(木曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 金子透君
  • 2番 青柳信義君
  • 3番 浅野武志君
  • 4番 若生英俊君
  • 5番 畑山和晴君
  • 6番 齊藤秀行君
  • 7番 藤原峻君
  • 8番 佐藤聖子君
  • 9番 西田嘉博君
  • 10番 長谷川る美君
  • 11番 佐藤克彦君
  • 12番 山路清一君
  • 13番 浅野直子君
  • 14番 高橋正俊君
  • 15番 菅原福治君
  • 16番 出川博一君
  • 17番 相澤榮君
  • 18番 渡邊俊一君
  • 19番 安住稔幸君
  • 20番 浅野幹雄君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 町長 若 生 裕 俊 君
  • 副町長 大 庭 豪 樹 君
  • 会計管理者兼会計課長 矢 田 守 君
  • 企画部長 内 海 壯 晃 君
  • 総務部長 山 田 豊 君
  • 保健福祉部長 小 野 一 郎 君
  • 建設部長 奥 山 育 男 君
  • 保健福祉部次長兼保健福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター所長 中 山 高 子 君
  • 企画部企画政策課長 高 橋 弘 勝 君
  • 企画部財政課長 西 山 高 広 君
  • 企画部産業振興課長 鴇 幸 浩 君
  • 総務部総務課長兼情報化推進室長 神 田 能 成 君
  • 総務部町民生活課長兼東向陽台出張所長兼富ケ丘出張所長兼あけの平出張所長兼日吉台出張所長兼成田出張所長兼清掃センター所長 泉 川 潤 哉 君
  • 保健福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセンター子育てサロン所長 狩 野 悦 子 君
  • 建設部都市整備課長 齋 藤 英 夫 君
  • 総務部総務課参事兼危機管理室長 横 田 利 雄 君
  • 保健福祉部子育て支援課参事兼保育統括監 八 巻 恵美子 君
  • 教育長 菅 原 義 一 君
  • 教育次長 荒 谷 敏 君
  • 教育総務課長 高 橋 加 代 君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀郁雄
  • 次長 富澤裕
  • 主幹 長 瀬 千鶴子

議事日程 第1号

平成28年9月1日(木曜日) 午前10時00分 開会

町長提出議案の概要説明
日程1 会議録署名議員の指名
日程2 会期の決定
日程3 一般質問 15番 菅 原 福 治 議員
1 初代富谷市長就任の抱負と、今後の取り組みについて
2 「富谷市総合計画」の策定と、具体的な取り組みについて
12番 山 路 清 一 議員
1 シルバー人材センター更なる充実を
2 一歩前進か富谷のバス交通
4番 若 生 英 俊 議員
1 LRT実現への道筋を含めた新市・富谷市の「まちづくり」を問う
2 非常勤特別職及び消防団員等の報酬見直しを求める
2番 青 柳 信 義 議員
1 日吉台公民館放課後児童クラブの現状について
2 放課後児童クラブの民間委託及び施設環境、研修制度について
3 杜乃橋地区認定保育所整備計画の進捗を問う

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり 午前10時00分 開会
○議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、ただいまから平成28年第3回富谷町議会定例会を開会いたします。
この定例会は、町長から富谷市総合計画基本構想の策定についてなど市政関連の事件を含む議案が提出されることになっております。慎重に審議を尽くされ、町民の負託に応えられますようご期待を申し上げますとともに、議会運営につきましてもご協力をお願いいたしまして開会の挨拶といたします。
本日は傍聴人がおられます。傍聴人の方々に申し上げます。富谷町議会傍聴規則第8条では、録音機、カメラ、ビデオなどによる撮影等は議長の許可を得た場合以外は禁止になっております。また、携帯電話をお持ちの方は携帯電話の電源をお切りになるか、マナーモードに切りかえて静粛を保ち傍聴されますようお願いいたします。
日程に入るに先立ち、諸報告をいたします。
議長諸報告は、お手元に配付のとおりです。
なお、説明員の出席報告ほか関係資料については、事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
これで諸報告を終わります。
ここで、議案等の提案理由を含め、富谷町町長に挨拶を求めます。若生町長。
○町長(若生裕俊君) 皆様方、おはようございます。
本日ここに、平成28年第3回富谷町議会定例会が開会するに当たり、提出議案の説明にあわせ、本年10月10日の市制施行に向けての進捗状況及び「住みたくなるまち日本一」実現に向けての現在の取り組みの概要についてご説明を申し上げます。なお、本定例会が町としての最後の定例会ということで、本日は公務ご多用の中、宮城郡、黒川郡の各町村長の皆様方にも傍聴席にお越しをいただいておりますことに厚く感謝を申し上げさせていただきます。
初めに、台風等の被害状況及び本定例会会期中の追加議案について申し上げます。
8月に入り、17日に最接近した台風7号を初め、台風9号及び10号や低気圧に伴う大雨に対し警戒体制をしきながら対応してまいりました。台風10号については大型で非常に強い風雨を伴い、例年の8月一月分の降水量を超えるおそれがあったことから、8月30日、副町長を本部長とする特別警戒本部を設置し対応に当たりました。仙台管区気象台の発表によると、1時間雨量は多いところで80ミリメートルの猛烈な雨が予想され、竹林川等の増水のおそれがあるとの判断に基づき、三ノ関地区及び志戸田地区の一部に避難準備情報を発令し、地域住民の安全確保に努めました。本町の降り始めからの雨量が予想された雨量を大きく下回ったことから、現時点では台風10号による大きな被害は確認されておりませんが、他自治体において犠牲になられた方々に謹んで哀悼の意を表しますとともに、被災された全ての方々にお見舞いを申し上げます。
本町においては、8月の一連の台風等の被害としては、河川6カ所、学校施設1カ所、農業施設3カ所となっており、特に穀田川の要害堰下流部左岸の護岸ブロックが崩れる被害が発生しております。つきましては、復旧費用として本定例会会期中の追加補正予算に関連経費の計上を予定しておりますので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。
また、昨日、入札が執行された成田第1汚水中継ポンプ場ゲート設備改築工事につきましても、契約締結に係る追加議案を予定しておりますので、よろしくお願いいたします。
次に、市制施行に向けた手続及び取り組みについて申し上げます。
まず、地方自治法に規定する最後の手続である富谷町を富谷市とする処分についての総務大臣告示が8月25日に官報に掲載され、10月10日の富谷市市制施行が正式に決定をいたしました。このことを受け、同日、議員の皆様を初め、行政区長の皆様にもご参集のもと記念セレモニーを開催し、市制施行についての正式決定をご報告申し上げ、ともに祝っていただきました。
改めてこれまでを振り返りますと、明治22年の市町村制実施により富谷村が誕生し、以後、自治体として一度も合併を経験することなく、昭和38年には人口5,091人をもって町制を施行し、富谷町としての歴史を刻んでまいりました。富谷市誕生に向けては、昨年10月実施の国勢調査速報値で人口要件5万人をクリアし、さきの第1回定例会において、富谷町を富谷市とすることについて議決をいただきました。その後、3月22日の知事への正式申請、5月10日の総務大臣同意、7月5日の県議会での議決及び同日付で知事から市制決定処分を経て、8月25日の総務大臣告示により正式決定に至りました。
これまでの議員の皆様を初め、県、関係機関の皆様のご指導、ご協力に対し厚く感謝を申し上げます。今後は、市制施行後の各種住民サービスの円滑、確実な提供に向けた準備を遺漏なく進めてまいります。
また、10月10日に開催する富谷市市制施行記念式典では、議員の皆様を初め、ご来賓の皆様、ご招待の皆様、そして参加される市民の皆様とともに富谷市の誕生を祝いたいと存じます。なお、式典では、富谷市誕生までの礎を築いていただいた方々に対し、これまでのご尽力とご功績に感謝の意を込めて特別功労者表彰を行うこととしております。
次に、富谷市総合計画基本構想について申し上げます。
私はこれまでもさまざまな機会を通じ、市になることが目的ではなく、どのような市をつくっていくかが重要であると常々申し上げてまいりました。富谷市の誕生を文字どおり、新たなまちづくりのスタートと捉え、このたび富谷市総合計画基本構想を策定いたしました。
基本構想の内容については、8月23日開催の議員全員協議会でもご説明いたしましたが、これまでの経緯を改めて申し上げますと、4月下旬に実施した住民意向調査「富谷町まちづくりアンケート」及び6月に町内7会場で実施した富谷市制施行まちづくり懇談会において頂戴したご意見等を踏まえ、7月13日に富谷町総合計画審議会に対し基本構想を諮問いたしました。その後、3回の審議を経て、8月1日付で答申を受けた後、町公式ホームページによるパブリックコメントを実施し、最終的な基本構想を策定したところでございます。なお、本定例会に関連議案を提出しておりますので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。
続きまして、企画部所管の各種施策の実施状況について申し上げます。
初めに、泉中央駅への市民バス乗り継ぎ実証運行事業について申し上げます。
本事業についても、さきの全員協議会でご説明申し上げたとおり、市制施行後の10月11日から新たに市役所を起終点とする宮城交通の路線バスルートを新設した上で、市役所において市民バスから路線バスへの乗り継ぎを行った方を対象に市役所から泉中央駅までの運行実証を行うものです。
また、公共交通に関連して、今後のさまざまな計画策定に資するため、住民の皆様の通勤・通学形態や利用交通機関、移動手段等を調査する必要があることから、公共交通等利用実態調査を実施いたします。つきましては、本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。
次に、サイバーパーク富谷ビル、旧富ケ丘南部会館の財産処分について申し上げます。
サイバーパーク富谷ビルについては、本年1月に売払い公告を出し、その後、二度にわたり予定価格を下げて公告を出してまいりましたが、これまで応札者がなく現在に至っております。今後は、ビルの共有者に引き受けていただけるよう協議を進め、早期処分を図ってまいります。
次に、富谷ブルーベリースイーツフェアについて申し上げます。
7月に開催し、本年で7回目を迎えたこのフェアは、年々売り上げが上昇するなど確実に浸透してきております。特にお買い上げいただいたお客様からは、「本年のブルーベリーはとても質がよく、おいしかった」との声も多くいただいたところです。来年度以降もフェアの開催をスイーツを通して新たなシティーブランドを確立していくための重要な取り組みと捉え、夏の風物詩としてさらに認知度を高めていきたいと考えております。ご協力いただきました富谷町ブルーベリー生産組合及び傘下協力店の皆様に改めて感謝を申し上げます。
次に、とみや国際スイーツ博覧会について申し上げます。
株式会社仙台放送との運営契約のもと7月に新たに立ち上げた実行委員会を中心に、庁内推進会議や町内スイーツ店との意見交換会を通して具体的な企画内容について協議検討を進めております。特に大学や企業など各種団体とも連携を強化しながら、より事業効果を高めるための調整を図っているところです。
また、8月6日から8日の3日間においては、夢メッセ宮城で開催されたみやぎ元気まつりに富谷ブースを出店し、本年5月のG7伊勢志摩サミットで供応されたブルーベリージュースや町内スイーツ店のスイーツを販売するとともに、とみや国際スイーツ博覧会のPRも行ったところです。今後は、さらに多様なメディアを活用したPRを展開しながら、出店ブースや協賛企業の誘致を本格的に進めていくこととしております。
次に、企業誘致関連について申し上げます。
高屋敷地区残り2区画については、売買契約に向け、土地整理組合及び地権者と立地予定企業との最終調整の段階に入っておりますことをご報告申し上げます。また、新たに地権者となる企業に対しては、製造拠点としての投資を求めながら、初期投資が抑えられるリース方式による工場や研究開発拠点、いわゆるR&D施設を計画する企業の動きもあることを踏まえ、新たな産業集積の誘引となる支援制度の創設も含めて検討してまいります。なお、産業集積の観点からは8月21日に開催した「おもしぇがらきてけさinとみやふるさとまつり」において、県が保有する水素自動車を展示し、水素エネルギーについて普及啓発を図りましたが、今後は水素や燃料電池等、最新の技術に着目した情報収集と取り組みも進めてまいります。
次に、農業振興について申し上げます。
本年産米の生産調整については、県からの配分数量と東日本大震災により水稲作付ができない地域との地域間調整とも補償事業により調整を行った結果、目標の1,748トン、340ヘクタールに対し、作付面積は1,658トン、325ヘクタールとなり、生産調整は達成いたしました。また、農業者及び生産組織等が取り組む経営所得安定対策等の交付金の加入状況については、個人が210件、団体が4件、合わせて214件の交付申請を取りまとめ、東北農政局に送付いたしました。畑作振興に係るビニールハウスの助成事業については、野菜生産販売のため、助成事業の利用が増加しており、新たにおんないん会の会員から申請があったほか、曲がりネギ管理機導入事業についても助成申請があり、本定例会の補正予算に関連経費として計上しておりますので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。
続きまして、総務部所管の各種施策の実施状況について申し上げます。
初めに、町内会館整備について申し上げます。
二ノ関会館及び今泉会館の建てかえ工事につきましては、6月6日にそれぞれ契約を締結し、7月より工事着手いたしました。それぞれの地域のコミュニティー拠点として、本年度中の竣工を目指し建築工事を進めてまいります。
次に、職員採用及び組織体制について申し上げます。
平成29年度の職員採用については、7月24日に上級及び中級の第一次試験を実施し、132名の受験があったところですが、今後、初級試験を実施し、必要な人員を確保していくこととしております。
また、さきに議員の皆様にご説明しているとおり、平成29年度の組織体制の整備についても、現在、準備作業を進めているところでございます。
次に、交通安全関連について申し上げます。
本町の交通事故発生状況については、7月末現在、人身事故は78件と昨年同時期に比べ23件減少しておりますが、物損事故は700件と124件の増加となっております。また、4月に宮城県警察本部長より死亡事故ゼロ1年達成の祝詞を頂戴したところですが、6月3日、国道4号上り線志戸田地内の玉突き事故により、残念ながら1名の方のとうとい命が失われました。ここに謹んでご冥福をお祈り申し上げます。今後は、死亡事故ゼロの継続を目指し、全ての町民が安全で安心して利用できる交通環境を目指し、きめ細かな交通安全対策に取り組んでまいります。
次に、消防関連について申し上げます。
8月25日開催の黒川地域行政事務組合の定例会において、市制施行に先立つ10月1日から現在の黒川消防署富谷出張所を富谷消防署に昇格する議案が可決されましたことをご報告申し上げます。このことにより、本年4月の救急車両1台の増車に加え、本町の安心安全な暮らしの実現に向け、消防・救急体制の充実強化が図られることとなりました。
なお、本年の火災の発生状況については、7月末までに10件が発生し、昨年同時期に比べ2件の増となっております。うち、建物火災については、昨年同時期と同じ6件となっております。
7月24日に第49回宮城県消防操法大会が初めて本町を会場に開催されました。本町消防団には県消防協会塩釜地区・黒川地区を代表し多くの訓練を重ね大会に臨んでいただきました。残念ながら入賞には至りませんでしたが、団長を初め、出場選手の皆様はもとより後方支援で選手を支えていただいた団員の皆様、そして訓練指導をいただいた黒川消防署の署員の皆様に改めて感謝を申し上げます。また、大会当日、議員の皆様には何かとご多用の折にもかかわらずご参加を賜り、出場選手への温かいご声援を頂戴いたしました。ここに重ねて感謝を申し上げます。また、なお、市制施行後には富谷市消防団となりますが、地域住民の安全安心のため、さらなるご支援、ご協力をお願い申し上げます。
また、11月12日には成田東小学校を会場に富谷市総合防災訓練の実施を予定しております。現在、成田地区の行政区長を初め、地区役員の皆様と協議を進めております。この総合防災訓練により、地域住民一人一人に防災意識を自覚していただくとともに、自助・共助・公助という役割分担の認識をさらに深めていただき、大規模災害時における減災、早期復旧につなげていただくことを期待しております。
次に、町税関連について申し上げます。
まずは、改めて町民の皆様には納税に対しましてご理解とご協力を賜っておりますことに厚く感謝を申し上げます。本年度の当初町税課税額については、総額で52億9,000万円と、昨年度と比較いたしますと2億5,400万円の増となり、内訳については町民税で1億1,800万円、固定資産税で1億2,300万円、軽自動車税で1,300万円の増加となっております。
次に、総合窓口関連について申し上げます。
10月10日の市制施行後、最初に出生した市内の新生児に対し、富谷市とともに産声を上げ、また今後一緒に健やかに年齢を重ねていくことを祈念して記念品の贈呈を行うこととしております。つきましては、本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほどをよろしくお願い申し上げます。
マイナンバー関係については、7月末現在4,420名の方から申し込みがあり、地方公共団体情報システム機構からマイナンバーカードが届き次第、町で事前処理を行い各個人に発行手続のご案内を行っております。なお、現在約3,300名の方への交付が完了しております。
次に、生活環境関連について申し上げます。
空き家対策事業については、当初予算に計上しておりました関連システムの委託契約も既に締結し、現在、構築作業を進めております。本年度は、まず現地調査等を行い、町内の空き家情報の蓄積を図ってまいります。また、10月16日に予定しております秋のクリーン作戦に合わせ、小型家電リサイクル事業のイベント回収を実施することとしております。本年も昨年同様、通常は回収していないデスクトップ型パソコンの回収を行いますので、引き続きご理解とご協力をお願いいたします。
続きまして、保健福祉部所管の各種施策の実施状況について申し上げます。
初めに、長寿福祉事業について申し上げます。
富谷町高齢者保健福祉計画第6期介護保険事業計画において、来年度までに整備予定としておりました成田・明石台・東向陽台圏域の地域包括支援センターについては、事業者公募を行い、選定委員会を経て社会福祉法人東松島福祉会に決定いたしました。今後は、10月の開所を目指し、事業者と連携を図りながら進めてまいります。
また、富ケ丘南部・北部、鷹乃杜地域において検討を重ねておりました街かどカフェについては、各地域での協議を踏まえ、まずは町内会館や防災センターを拠点としてスタートすることといたしました。オープンは、各地域から市制施行をお祝いし、地域住民が互いに支え合う地域力の向上を目指す第一歩としたいとの地域の声を踏まえ、10月10日を予定しております。今後も円滑な運営に向けて地域、関係機関との連携強化に努めてまいります。
総合事業のモデル事業として昨年9月から週1回実施しておりますつどいふれあいサロン事業については、利用者が増加している状況のため、10月からは週2回に拡大し実施することといたしております。委託先である社会福祉協議会と連携しながら利用者ニーズに対応し、来年度からの総合事業の円滑な移行に努めてまいります。
平成30年度から32年度の3カ年を計画期間とする高齢者保健福祉計画第7期介護保険事業計画については、策定の基礎とするため、実態把握調査を実施してまいります。さらには、給付実績や介護保険運営委員会、保健福祉総合支援センター運営協議会の意見及び高齢者保健福祉計画第6期介護保険事業計画の実績、評価も踏まえ策定準備を進めてまいります。
また、一億総活躍社会の実現に向け、賃金引き上げの恩恵が及びにくい高齢者に対して支給される年金生活者等支援臨時福祉給付金については、8月2日をもって受け付けを終了し、2,307名の方に対し円滑に支給いたしました。なお、臨時福祉給付金については、広報とみや等で住民に周知するとともに、9月中旬には支給対象と思われる方に対して申請のご案内を行います。
次に、高齢者・障がい者外出支援事業について申し上げます。
高齢者・障がい者外出支援乗車証、通称「とみぱす」の申請受付状況については、6月13日から7月15日まで20日間にわたり各公民館及び本庁で申請受け付けを行い、高齢者1,595名、障がい者222名、計1,817名の皆様から申請をいただきました。今後は、10月10日から利用開始できるよう着実に交付の準備を進めてまいります。
次に、地域福祉事業について申し上げます。
福祉事務所設置に伴う準備状況については、現在、生活保護システムの動作環境を整え、これまで県で保有していたデータの移行作業に取り組んでおります。また、7月には生活保護受給世帯数等が類似する角田市社会福祉事務所へ職員を派遣し事務研修を実施するなど、生活保護業務が速やかに県から移行できるよう準備を進めております。
富谷町障がい者施策推進協議会については、8月4日に第1回協議会を開催し、10名の方を委員として委嘱させていただきました。今後は、平成30年度からの3カ年計画となる障がい者計画第5期障がい福祉計画の策定についてご意見を賜ってまいります。
次に、医療保険関係及び健康増進事業について申し上げます。
国民健康保険及び後期高齢者医療事業については、市制施行に伴う国民健康保険被保険者証、後期高齢者医療制度被保険者証等を新たに交付するための準備を進めております。また、医療機関による個人検診については、子宮頸がん検診が8月末に終了し、脳検診、成人歯周疾患検診を12月までに実施することとしております。
健康づくり事業については、検診会場や各町内会において健康推進委員会との協議による高血圧予防の普及啓発を初め、各種検診後の健康相談会を実施しております。
国民健康保険特定健康診査の受診率は61.6%となっております。特定健康診査の結果、保健指導の該当となった方については、生活習慣改善のためのサポートを来年2月末まで実施することとしております。
次に、子育て支援事業について申し上げます。
待機児童対策として、杜乃橋地区に民設民営の保育園または幼保連携型認定こども園を開設するため、整備事業者の公募を行いましたところ、認定こども園の開設に1件の応募がございました。8月24日に選考委員会により審査を行い、社会福祉法人三矢会に決定いたしましたので、ご報告いたします。今後は、事業者と詳細についての協議を重ねるとともに住民説明会を実施するなど準備を進めてまいります。
児童クラブの運営委託については、今後、事業者の公募を行う予定となっており、事業者の選定が終わり具体的な方向性が決定した段階で、保護者の皆様や議会等関係機関の皆様に説明を行ってまいります。また、日吉台小学校児童クラブは、当初、来年度の設計・新設を検討しておりましたが、児童数の伸びが著しいことから、本年度中の設計を行い、来年度には直ちに着工できるよう前倒しして進めてまいります。つきましては、本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほどよろしくお願いを申し上げます。
妊娠期から子育て期まで切れ目のない支援を行う拠点となる(仮称)子育て世代包括支援センターは、8月2日に工事安全祈願を行い、順調に進捗しております。
感染症予防対策については、10月から新たにB型肝炎の予防接種が定期接種化されることとなり、現在は対象となる方への接種券の配布や予防接種について広く周知を図るなど準備を進めております。
また、市制施行に向けて、家庭における適正な児童養育に関する相談指導を行う家庭児童相談員の公募を行っております。相談員の任用が決定した後は、子育てに悩む保護者に寄り添い、児童虐待の発生予防や早期発見・早期対応につなげることができるよう努めてまいります。
西成田コミュニティセンターの子育てサロンについて、西成田コミュニティセンターの改修工事に伴い、東向陽台公民館のプレイルームを会場としてサロンを継続する予定です。今後も子育て世代がゆとりを持って子育てができるよう、憩いの場、交流の場を提供してまいります。
続きまして、建設部所管の各種施策の実施状況について申し上げます。
初めに、町道整備について申し上げます。
町道穀田三ノ関線及び町道富谷12-1号線の用地測量業務については、契約を締結し作業に着手したところです。今後は、不動産鑑定評価業務及び物件補償業務を順次進めながら、来年度の用地買収を経て、平成32年度の供用開始を目指し役場周辺の道路交通環境の整備を図ってまいります。
また、町道二・三ノ関線舗装修繕工事については、12月中の完成を目指し順調に進捗しております。なお、町道二・三ノ関線の修繕については今年度の工事をもって全線完了となります。
次に、公園整備について申し上げます。
大亀山森林公園については、ちびっこゲレンデの修繕工事が6月に、アスレチック遊具の修繕工事が8月にそれぞれ完了し、現在、安全にご利用いただいているところです。
一般公園については、成田一丁目公園周辺の生け垣捕植工事が7月に完了し、杜乃橋公園の遊具増設工事については9月末日の完了を目指し、現在工事中でございます。また、富ケ丘三丁目第1及び第2公園の遊具交換工事については11月末の完了を目指し、それぞれ作業を進めているところです。
次に、都市計画について申し上げます。
仙塩広域都市計画第7回定期見直しについては、庁内関係課情報共有を図りながら問題点の提起と、その解決策などについて検討を進めているところです。また、開発予定者に対しては、その計画の精度を高めていただくようご協力をお願いしているところです。なお、今回の定期見直しにあわせて、本町の国土利用計画についても今後所要の改正を予定しておりますので、よろしくお願いいたします。
次に、上下水道事業について申し上げます。
上水道事業については、現在、富ケ丘一丁目、鷹乃杜三丁目及び町道堂ノ前線において配水管更新工事を実施しており、いずれも9月末に完了する予定となっております。
下水道事業については、長寿命化計画に基づき実施しております富谷第1号汚水幹線改築工事に7月から着手しており、10月中の完了を予定しております。
また、下水道事業の公営企業会計移行、地方公営企業法適用に向けての必要な業務については、7月に契約を締結し作業に着手したところです。本年度については、資料の収集整理を行い、来年度以降に固定資産の調査や評価、関係部署との調整及び会計システムの構築を行うとともに、平成32年4月からの移行に向け遺漏のないよう準備を進めてまいります。
続きまして、教育委員会所管の各種施策の実施状況について申し上げます。
初めに、町立幼稚園における3歳児保育の導入実施について申し上げます。
富谷幼稚園において来年4月から3歳児保育を実施するに当たり、現在、受け入れの準備を進めており、本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほどをよろしくお願いいたします。
次に、幼稚園就園奨励費補助金過払いについて申し上げます。
過払い総額約1,666万円のうち、7月末現在の返還状況は、率にして57%となっております。改めて、これまでご返還にご理解とご協力をいただいたことに厚く感謝を申し上げますとともに、今後、引き続き返還へのご協力をお願いしてまいります。
次に、学校施設及び設備の改修について申し上げます。
児童生徒が安心して学べる学習環境の整備充実を図るため、当初予定していた改修工事を順次進めております。なお、経年劣化による屋根の漏水など早期に対策が必要となった施設等の改修経費については、本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。
次に、学校教育について申し上げます。
インターネットに関連したトラブル未然防止に向け、6月28日に富谷町中学校連合生徒会サミットを開催し、中学生によるネットトラブルゼロ宣言を採択いたしました。この取り組みについては、広報とみや8月号の特集記事を初め、新聞等にも取り上げられ、広く住民の皆様にも周知されたところでございます。今後は、ネットトラブルゼロ宣言を受け、各校、各家庭において具体的な行動目標を定め、トラブルの防止に取り組んでまいります。
新規事業の学び支援コーディネーター等配置事業では、学び相談員を20名配置し、6月から小学校においては児童クラブ利用児童と登録児童を対象に、公民館や児童クラブで週1回ずつ、中学校においては試験期間前と夏期休業前に実施しております。今後も事業の周知とさらに利用しやすい環境整備に努めてまいります。
次に、中学生海外研修派遣事業について申し上げます。
派遣事業の来年度からの実施に向け、仙台空港国際化利用促進協議会の一部助成制度の活用を含め、事前現地調査のため、本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。
次に、ふるさとまつりについて申し上げます。
8月21日に商工会との共催により実施した「おもしぇがらきてけさinふるさとまつり」は、多くの皆様にご来場いただき大盛況のうちに終わることができました。改めて議員の皆様を初め関係各位に対しまして感謝を申し上げます。本年は、初めて商工会と協働で、そして夏祭りとして開催いたしました。今回の取り組みを検証し、今後のふるさとまつりの開催内容等について検討してまいります。
次に、民俗ギャラリーについて申し上げます。
昨年9月の大雨による影響で閉館している民俗ギャラリーについては、崩落のり面の所有者が復旧工事を実施したことにあわせて、民俗ギャラリー敷地内の土砂等の撤去・復旧工事を行い、このたび工事が完了し、8月19日に開館いたしました。およそ1年にわたり閉館したことに対しておわび申し上げますとともに、今後はよりよい施設の運営に努めてまいります。
次に、町民体育祭について申し上げます。
9月4日には町として最後の開催となる町民体育祭を開催いたします。なお、町制施行とともに歩んできた町民体育祭の今後の取り扱いについては、行政区長の皆様を初め、多くの皆様からご意見を伺いながら十分に検討してまいりたいと考えております。
最後に、提出議案の概要について申し上げます。
議案第1号富谷町を富谷市とすることに伴う関係条例の整理に関する条例の制定については、市制施行に伴い現行条例中の字句を修正するものでございます。
議案第2号市制施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定については、市制施行を機に現行条例中の不備を是正するものでございます。
議案第3号議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例の一部改正については、市制施行に伴い、地方自治法に基づき議決を要する契約の額等を改定するものでございます。
議案第4号特別職の職員である非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正については、鳥獣被害対策実施隊設置に伴うものでございます。
議案第5号富谷町手数料条例の一部改正については、市制施行に伴い、道路運送車両法に基づく臨時運行許可業務に係る手数料を設定するものでございます。
議案第6号富谷町水道事業の設置等に関する条例の一部改正については、市制施行に伴い、地方公営企業法に基づく予算で定める資産の額の改定、その他給水区域の規定の見直しを行うものでございます。
議案第7号富谷町公民館条例の一部改正については、空調設備に係る料金規定の見直しを行うものでございます。
議案第8号から議案第12号については、各種会計補正予算でございます。
議案第13号富谷市総合計画基本構想については、市制施行及び諸情勢の変化に伴い新市としての総合計画基本構想を新たに策定するものでございます。
議案第14号教育委員会委員の任命につき同意を求めることについては、教育委員1名が任期満了を迎えるため、任命について同意をお願いするものでございます。
議案第15号から第22号については、市制施行に伴い、組合等の規約変更を協議するものでございます。
認定第1号から第8号については、平成27年度の各種会計決算についてその認定をお願いするものでございます。
以上、予算外議案16件、予算議案5件、人事案件1件、決算認定6件の概要を申し上げましたが、議案審議の際には詳細にご説明いたしますので、慎重にご審議を賜り、全案件ご可決くださいますようお願いを申し上げます。
○議長(浅野幹雄君) これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。


   日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷町議会会議規則第127条の規定により、3番浅野武志君、4番若生英俊君、5番畑山和晴君の3名を指名いたします。


   日程第2 会期の決定
○議長(浅野幹雄君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
本定例会の会期は本日から9月16日までの16日間にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本定例会の会期は本日から9月16日までの16日間に決定いたしました。
この際、午前10時50分まで休憩をいたします。
   午前10時37分 休憩


   午前10時50分 再開
○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
先ほどの町長の挨拶の中で訂正があります。若生町長。
○町長(若生裕俊君) 先ほどの挨拶の中で、大変申しわけありません、昭和38年度の町制施行のときの人口を「5万91人」と読み間違えまして、大変失礼いたしました。「5,091人」でございますので、訂正をさせていただきます。また、農業関連のところで、「県」と申し上げましたが、「国」でございますので、そこの2カ所、訂正をお願い申し上げまして、おわびを申し上げさせていただきます。


   日程第3 一般質問
○議長(浅野幹雄君) 日程第3、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) よろしくお願いいたします。
それでは、まず初めに、今回の台風10号の被害に遭われた家族の皆様には心よりお見舞いを申し上げます。
私から、通告に従い2点質問をさせていただきます。
初めに、町長にお伺いいたします。市制移行によって、初代富谷市長に就任される抱負と今後の取り組みについてをお伺いいたします。
庁舎玄関入口の市制カウントダウンボートが39日を示しておりました。1963年、昭和38年に、ただいまありましたように5,000人余りの人口で富谷町が誕生し、来月10月10日には町制53年間の歴史に幕をおろし、県内14番目の富谷市として移行いたします。
そういう意味で、平成28年第3回富谷町議会定例会は町制最後の議会となりました。私は、こうした歴史的な市制移行の場に参画できることを非常に光栄に思っております。富谷市誕生を心よりお祝い申し上げる次第であります。これまで市制移行のために奔走していただいた職員の方々、また関係者に対しまして心より敬意を表したいと思います。大変ご苦労さまでございました。
町は、これまで幾度となく、近隣自治体との合併論議がされてきたと思いますが、先人は一貫して単独町政を主張してきたと伺っております。その基本的な理由としては、合併することによって、確かに行財政的には大きくなりますが、しかしながら、住民の自治権や意見反映などが制約される、また行政との距離が遠くなり、身近さや親しみやすさが薄くなるというふうに考えたからだと思います。
単に町を大きくすることだけではなく、むしろ近隣自治体同士の広域連携を充実させていくことのほうが地方分権に即した自治であり、時代の要請ではなかったかというふうに思います。
そういう意味で、市制移行後は仙台市なり宮・黒地域とのこれまで以上の連携と協力関係を保つことのほうがより市制効果を大きくするものと私は期待をしております。
そういう中で、これからの富谷の独自の発展と広域連携について、町長にお伺いいたします。
さて、今回町長は、富谷市の初代市長に就任されるわけですが、町長のお父様も町長職6期23年間務められ、親子二代で通算25年余りにわたって本町のトップリーダーとして富谷町発展に貢献をされてきました。そうした歴史的な経過も含め、初代市長としての思いと、これまでの実績を踏まえ、今後どのような方針をもって市政を進めていかれるのか、初代市長就任の抱負と就任後の政策などについてもお伺いいたします。
今回の市制移行は、これまでの説明の中では、新たに福祉事務所等は義務づけられておりますが、しかしながら、税金等は変わらず、各種手続なども必要がないと言われるように、大きくは変わらないと言われておりますが、これはこれで安心な部分でありますが、しかし、市としてこの機会に何か変わらなければならないとも思いますし、また町民としても、この機会に何か変わることを期待していると思います。そこで、移行に当たって、職員の意識改革なども含めて、どんなことを望んでおられるのかについてもお伺いいたします。
また、これまで町長は、町民の声を聞きたいとして、「町民の声が届くまち」「わくわく町民会議」などを進めてきましたが、その評価など、これまでの1年半の若生町政と富谷市政誕生直前の町長の基本的な見解をお伺いいたします。
そこで質問いたします。
1つ、初代富谷市長就任の抱負をお聞かせください。
2つ、富谷単独市制における独自性の発揮と広域連携のあり方についてお伺いいたします。
3つ、町民の声を聞く場としての「わくわく町民会議」、「町制懇談会」等の評価について。
4つ目、富谷市にとって、富谷市になりまして真っ先に取り組むべき政策、施策は何か。
5つ目、市制によって職員の意識改革など、どんなことを望んで、何を実施するのか。
6つ目、今後の行政と市議会との関係についてもお尋ねいたします。
次に、富谷市総合計画の策定と具体的取り組みについて、お伺いいたします。
町は、これまで、平成21年度から平成30年度までの10年間を富谷町総合計画としてまちづくりを進めてきました。しかしながら、この間、町長の交代や、さらには市制移行という新たなステージを迎えようとしており、新たなまちづくりを展開するには、新たなビジョンが必要となります。そんな中、地方創生総合戦略における人口ビジョンが示され、2060年度までに人口6万人を達成する。そして、町制移行から100年間にわたって人口がふえ続ける町を目指すとしており、またさらにはこの4月には住民意向調査を実施し、まちづくりのアンケートを実施した中で、今回、富谷市総合計画基本計画が策定されました。
そのような観点から、町から市への総合計画の見直しが必要ですが、今回、どのような考え方で整理なり見直しがされたのか、お伺いいたします。
そんな中、先月4日には富谷市総合計画基本構想(案)の発表とパブリックコメントが出され、また23日には全員協議会において総合計画基本構想(案)をお聞きしたところでした。
そこで、何点か、お伺いいたします。
まちづくりの将来像「住みたくなるまち日本一」とは、今現在、町に住んでいる方に対してなのか、それとも、これから富谷に住んでいただきたい人に対しての将来像なのか。大きな旗というのは誰にでもわかりやすくということで、戸惑いの声も聞いておりますので、ご説明をいただきたいなと思います。
また、市政によって職員及び市民のスキルが高まり、必ずといっていいほど要請されるのが市民協働のあり方だと思います。協働のあり方についてもお伺いをしたいと思います。
また、最重点プロジェクトの取り組みについても3点お伺いいたします。
一つは、町長の一丁目一番地である新交通システムの技術的検証について。この間の新聞記事では、地下鉄延長、仙台市からは「どこまで本気なのか、富谷町から相談がない」との報道がされましたが、その実情についてもお伺いしたいと思います。
2つ目に、次に住民の期待が高く、切実な問題として急がなければならない公営墓地に関する意識調査の結果と今後についてお伺いします。
また、3つ目に、成田郵便局の整備について伺います。成田地区には、現在9,600人もの町民が住んでおりますが、いまだに郵便局が整備されず、住民は大変な不便を感じております。現状認識とこれまでの行政としての郵便局会社への働きかけと今後についてをお伺いしたいと思います。
以下、質問いたします。
1つ、「富谷町総合計画」から「富谷市総合計画」の整理、見直しの考え方について。
2つ目、将来像「住みたくなるまち日本一」とは、どのような考え方なのか。
3つ目、新たなテーマとして「育む」を加えた狙いは。
4つ目、まちづくりのアンケート結果は総合計画にどのように生かされているのか。
5つ目、オール富谷と市民協働の目指すつながりについてお伺いします。
6つ目、富谷新交通システムの検討状況についてお伺いします。
7つ目、公営墓地に関する意識調査の結果と今後について。
8つ目、その他の課題として成田郵便局整備の進捗状況とその経過についてをお伺いいたします。
以上でございます。
○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
○町長(若生裕俊君) ただいまの菅原福治議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1、「初代富谷市長就任の抱負と今後の取り組みについて」に関連しての問い1、初代富谷市長就任の抱負につきましては、議会冒頭の挨拶でも触れましたが、市になることが目的ではなく、どんな市をつくっていくかが重要であると常々申し上げており、さきの議員全員協議会でもご説明しましたが、本定例会に富谷市総合計画・基本構想を提案しており、基本構想には、「住みたくなるまち日本一」の実現を富谷市の将来像と位置づけております。また、この将来像を実現するため、基本構想に最重点プロジェクトを新たに盛り込んでおります。市制施行後においては実効性のある施策を展開し、住民満足度の向上に努め、さらには人口減少社会において100年間ひとが増え続けるまちとして確固たる地位を確立してまいります。また、富谷市初代市長として、私自身みずからが先頭に立ち、市議会や市民の皆様との協働により、粉骨砕身富谷市発展のために尽力してまいります。
問い2の富谷単独市制における独自性の発揮と広域連携のあり方についてでございますが、明治22年の富谷村誕生以後、村から町へ、そして町から市へと移り変わる中で、本町は町村合併を経験していないため、富谷固有の風土や地勢的条件についての独自性を生かしつつ、さらには市制施行を契機に基礎自治体としての政策立案機能や調整能力を磨いていく必要があると認識しております。なお、広域連携のあり方については、市制を施行したとしても、これまでの連携の維持・強化に努めてまいります。
問い3、町民の声を聞く場としてのわくわく町民会議については、毎回異なるテーマを設け、町民の皆様から直接ご意見を伺う貴重な機会と位置づけ、実施しております。また、参加される方についても、これまで行政に対して声を届けられなかった方々、機会に恵まれなかった方々のご意見を頂戴したいとの思いから、一般公募を原則としております。今後とも、頂戴したご意見や要望を最大限施策に生かせるよう努力してまいります。なお、調整懇談会については、これまでのあり方と取り組みを踏まえつつ、市民協働をより一層進めるため、充実した内容を検討してまいります。
問い4の富谷市としての最優先施策、最優先課題については、富谷市総合計画基本構想に最重点プロジェクトとして位置づけております。今後は、前期計画基本計画と実施計画の策定作業を通じ具体化してまいります。
問い5の市制施行に当たって職位の意識改革についてでございます。市制施行に伴い、住民の方々の富谷市に対する期待も大いに高まるものと認識しております。このことから、職員一人一人が従来にも増して住民の皆様の声や思いを真摯に受けとめ、丁寧に対応していく必要があります。そのためには、風通しのよい組織風土の構築とあわせ、職員個々のさらなるスキルアップは必要不可欠であるものと認識しております。
8月22日には、議員の皆様にもご参加いただきましたが、内閣府地方分権改革推進室の宍戸邦久参事官をお招きし、「市制施行を迎える姿勢〜政策立案主体としての富谷市〜」と題し研修を実施し、職員意識の高揚を図ったところでございます。今後も市制を踏まえた研修の実施を図るとともに、幅広い視野と創造性、柔軟性を持った職員、住民の視点で問題を的確に捉えることのできる感受性を持った職員、情熱と使命感を持って行動する職員を目指し、人材育成を図ってまいります。
問い6、今後の行政と議会との関係については、これまで以上に連携と相互理解を強め、ともに富谷市の未来を創造していくものと認識しております。
質問件名2の「富谷市総合計画の策定と具体的な取り組みについて」に関連しての問い1でございます。富谷町総合計画から富谷市総合計画の見直しの考え方については、現在の富谷町総合計画を策定してから8年目を迎え、その間、東日本大震災の発生や高屋敷工業団地の完成、国の地方創生総合戦略など、本町を取り巻く環境は大きく変わっております。また、10月10日の市制施行という大きな転換期を迎える中で、新市としての新たなビジョンを明確にするため、富谷市総合計画を策定することといたしました。なお、本定例会には富谷市総合計画基本構想を議案として提出しておりますので、ご審議のほどをお願いいたします。
問い2の将来像「住みたくなるまち日本一」とは、どのような考え方なのかについて、富谷市総合計画基本構想では、将来像を「住みたくなるまち日本一」と定めました。ただいまの初代市長就任の抱負に関する質問でも答弁いたしましたが、この住みたくなるまちは、まずは現在富谷にお住まいの方々が生涯にわたって住み続けたいと思えるまちづくりを進めることが重要と考えております。まちの魅力を向上させることで、富谷にお住まいの方、富谷以外にお住まいの方、どなたにとっても住みたくなるまちを目指していきます。
問い3の新たなテーマ「育む」を加えた狙いにつきましては、基本構想を取りまとめていく中で、次世代を担う子供たちの育成や新市として新たな土壌を育てていくということなどから、基本理念の中に「育む」を追加することといたしました。
問い4、まちづくりのアンケート結果をどう総合計画に生かすかにつきましては、アンケートの中の満足度調査で重要度が高く満足度が低い分野と新市として必要な施策は相関関係にありますので、ある程度の優先順位をつけた上で、今後、基本計画や実施計画での位置づけを検討してまいります。
問い5の協働にはさまざまな形がありますが、まちづくりへの住民参加を通した地域と行政のつながりや地域と地域のつながりなどを大事にしながら、富谷にお住まいの方々や富谷に関係のある方、企業、議会、行政などが一つになり、相互連携、協力し合えるまちづくりを目指してまいります。
問い6の本年度の新公共交通システム推進事業につきましては、昨年度実施した新公共交通システム導入検討事業の結果報告を踏まえ、引き続き調査検討を実施する予定です。現在、専門業者とさまざま業務実施に向けた打ち合わせや協議をしております。なお、想定する整備事業費用につきましては、1、地下鉄を延伸した場合、2、ライトレール整備の場合、3、BRTを含め路線バスの強化の場合という3つのパターンにより大きな違いが生じますので、今後、必要とする調査内容やプロセス、財源を含めて調査業務を進めてまいります。
問い7、本年3月に実施した墓地に関するアンケート調査ですが、無作為により抽出した40歳以上の世帯主2,000名に対しアンケートを送付し、1,162名の方からご回答をいただきました。主なものといたしましては、現在お墓のない方が37.3%、今後お墓の取得を考えている方が30.8%、そのうち公営墓地を取得したいと考えている方が66.5%という結果でございました。今回行ったアンケート調査は、あくまで今後実施予定の墓地基本計画の中の需要予測を行うためのデータ収集を目的としております。まずはアンケート結果のダイジェスト版を今定例会中に議員の皆様には配付させていただき、今後墓地基本計画の素案を作成した段階でアンケート結果を含めた詳細をお示ししたいと考えております。
問い8、成田郵便局の整備の必要性については、議員と同様の認識でございます。昨年の就任直後から、関係機関への働きかけ行っており、実現に向け要望を行っているところでございます。
以上でございます。
○議長(浅野幹雄君) これより、菅原福治君の質問は一問一答により行います。15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) それでは、再質問をさせていただきます。
ただいま新市長就任の抱負をお伺いいたしました。私今感じたんですけれども、新市長に対しての決意なり期待というものを私は感じた次第でございます。本当にありがとうございました。
ただ、一つ、市長になりましたら、市になりましたら、何に真っ先に取り組むかということの回答は総合計画ということになっていましたけれども、その辺、市長になりましたら、何に最初にとりかかるか、それをお答えいただきたなと思います。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) ある意味、何に取り組むかというのは、具体的に今も、現在も政策を進めていく中で、そして改めて今、市の総合計画、何度もご説明させていただいておりますが、その中の一つということではなくて、やはり並行して同時に進行していかなければいけない課題がたくさんありますので、今回、富谷市総合計画の中の重点プロジェクトとして掲げたものをまずは早急に早速進めていくというふうにご理解いただければというふうに思っております。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 重点プロジェクトに取り組むということでございますが、重点プロジェクトを見た場合に本当に急ぐものばかりなんですね。都市整備だとか、いろいろインフラだとか、急ぐものばかりですので、本当、これから大変だと思いますけれども、よろしくお願いしたいなと思います。
独自性の発揮について、市制になりましたら独自性を発揮していかなければならないんだということについて、お伺いしますが、これも先ほどあったかどうか、わかりませんけれども、町長が今まで、我々単独町政をやってきたんですけれども、このことに対してどういうふうに受けとめておったか。合併論議もしないで独自性というか、単独町政をやってきたんですけれども、その辺、どういうふうに受けとめておったかをお伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) このたび市制を迎えるに当たって、私は改めて歴史を振り返ったときに、これまでもお話ししたことありますが、明治22年にいわゆる市町村制の実施によって富谷村が誕生して以来、昭和の大合併時期にものみ込まれることなく、合併することなく、平成の大合併においても合併することなく、単独の形で発展してきたというのは、これは大きな誇りとするところでございます。特に昭和の大合併時期、いわゆる内閣、当時の総理大臣からの勧告や県知事の勧告を受けながらも、当時、先人の方々は昭和32年に村議会において自立自存の決議を行っているという、その決議の決意、そしてそれをその後しっかりと受け継いで、その志を受け継いでしっかりと自立自存の道を歩み、そして発展を遂げてきたというのは、まさに多くの先人の皆様方のたまものでありますので、このことを誇りにしながら、やはりこれはほかの全国の自治体でもまれなことでございますので、全く合併することなく今を迎えているという、これを誇りにしながら、そして、その特徴を生かしたこれからの新しい新市としての発信をしていきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) ありがとうございました。
いよいよ市制に入るわけですけれども、これから富谷が特徴あるまちづくりを進めていくためには、やはり先ほどから言っている独自性の発揮が必要だと思います。そのためには本当に、これも前から言い古されていることですけれども、やっぱり何と言ってもベッドタウンからの、ベッドタウンはベッドタウンでいいんですけれども、やっぱり脱却も図っていかなければならない、また本当に自立も図っていかなければならないと思いますが、その辺について、再度お伺いしたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) ただいまの議員のご意見にもありましたが、私も今回、市制施行を迎えるに当たって、やはりこれまで富谷町はベッドタウンとして発展をしてきたわけでございます。ある意味、今回の市制施行というのは、そのベッドタウンからのある意味脱却という一つのテーマも掲げさせていただいてまいりました。これはやはり隣の仙台市、大都市仙台市に依存してある意味発展してきた部分もありますので、そこを今回は自立した都市基盤をそのためには確立しなければいけないということで、いわゆるベッドタウンからの脱却、そのためには都市基盤の確立ということで、交通アクセスの問題やいわゆる働く場の産業の確立だったり、そういったあらゆる分野について自立した都市基盤の確立に向けて努力していかなければいけないというふうに認識しております。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 今回の富谷市誕生は、町民はもとより、いろいろ新聞なんかを見ても、県内、宮城県民も注目しているようでございます。これから本当に、若干おくれております都市機能、またインフラ整備、これについてはスピードを上げて取り組まなければなりませんが、都市機能、インフラ整備についての町長の決意、取り組む決意をお伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 富谷町が今の発展があるのは、やはりいろいろな宅地造成含めて、その段階でやはり行政だけでは多分なし遂げなかった、これはやはりすごく富谷の特徴として、民間企業と行政が連携をしてお互いに厳しい状況を乗り越えながら、やはりお互いに努力して連携してきたことが今の富谷の発展に私はつながっていると思いますし、やはりそのことを大切にし、やはり行政だけでは難しい部分がありますので、いわゆる民間と連携、民間あり、いわゆる大学関係の研究機関、またはそういったところとのさらなる連携強化を図り、そして、これまでも話しているように、やはり富谷には大変多くのさまざまなすばらしいキャリアを持っている方々もたくさんお住まいでございますので、そういった市民の皆様方の力もいただきながらということでの市民協働も一つの柱としながら発展に向けて努力していきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 菅原福治君。
○15番(菅原福治君) あわせまして、これからは観光なり、富谷のまたブランドなりを進めていかなければならないと思いますが、新たな富谷の魅力、富谷のブランドとして、スイーツを今売り出そうと考えておりますが、これについても、いま一つ、ちょっと浸透不足かなというふうに思いますので、早急に内外に発信する必要があると思います。その辺、どうお考えなのか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 今回、地方創生の総合戦略の中で、富谷市をスイーツのまちづくりとして一つの地方創生総合戦略の中に位置づけさせていただきました。その背景につきましては、これまでも答弁等でご説明させていただいておりましたが、いわゆるスイーツは、富谷はブルーベリーが町の特産品でありまして、ブルーベリーのスイーツフェアをこれまで重ねてまいり、その効果もあらわれております。ブルーベリーと言えばスイーツ、スイーツと言えばということで、スイーツというのは人を呼び込む大変魅力を持っていますので、交流人口の拡大、そしてさらにはスイーツの素材となる一次産業の活性化というものを目指して、今回、スイーツのまちづくりというものを掲げさせていだだいておりまして、同時進行で、そのために今回市制施行記念イベントとして11月の12、13、これもまた国の地方創生の加速化交付金で全額国のいわゆる資金によって開催するわけでございますが、「富谷国際スイーツ博覧会」、これがある意味、ひとつの今回、富谷をスイーツのまちとして全国、世界に発信する一つの機会というふうに捉えております。今現在、その11月の国際スイーツ博に向けて事業受託をいただいた仙台放送さん初め、町内の、先ほどもご説明しましたが、スイーツ店の皆様方、または実行委員会の皆様方、あらゆる方々のお知恵とお力をおかりしながら、地元の企業の方々にも参加をいただき、今11月のスイーツ博に向けて準備を進めておりまして、それとあわせて、スイーツ博とあわせて、今、ご当地スイーツ、富谷スイーツというものの確立にも今努力をしております。新たな素材の提供もしながら、現在進めておるところでございますので、11月の12、13、富谷国際スイーツ博が一つの富谷をスイーツのまちとして発信する機会として捉えていただければというふうに、そして最終的には道の駅に向けて進めていきたいというふうに思っております。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) せっかくの機会でございますので、市制ということで動いてはおるんですけれども、やっぱりもう少しきめ細かく、せっかくのチャンスでございますので、情報発信をしていただきたいなと。いろいろな人に聞くと、ちょっとわかっていない方もおります、事実。その辺にも届くように、ぜひお願いしたい。
次に、近隣との広域連携のあり方についてご質問いたします。誰から見ても、黒川地域の自治体連携というのは、自動車関連誘致企業を初め、本当にうまくいっているんじゃないかなと思います。恐らく他の自治体からはうらやましく思われているんじゃないかなというふうに思います。そういう意味では、村井知事の富県宮城に大きく貢献しているんじゃないかなというふうに思います。さらに、市制移行を契機に、宮・黒の連携が拡大していくために何が必要か、町長、その辺のところどのように見ているのか、お考えをお聞かせいただきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 広域、いわゆる近隣市町村との連携というものは不可欠でありますし、これからもさらにお力をいただかなければいけないというふうに思っております。きょうは、先ほど来、冒頭から宮・黒の町村長の皆様方がきょうは傍聴席においでをいただいております。改めて感謝を申し上げたところでございますが、やはりまずは黒川地域行政事務組合につきましては、これからも、市になっても継続して一緒に黒川地域の行政発展に努力して進めていきますので、これまで以上にその関係性を大切にしていきたいというふうに思いますし、また宮・黒という地域の中で、宮・黒町村会から今回組織的なところでは外れますが、ある意味、これからも歴史的に宮・黒地域というのは長い連携してきた歴史がありますので、その歴史と関係性を踏まえながら、大切にしながら、これからも連携を強化しながら、お互いに協力し合っていわゆる宮・黒エリアの仙台圏の発展に努力していきたいというふうに思います。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 私は宮・黒地域なんですけれども、特に黒川地域なんですけれども、これからさらに拡大していくためには、やっぱりこの地域は農業関係が大きな主な産業になっておりますので、6次産業、何とかならないのかなと、6次産業を展開できないのかなというふうに思っております。その辺、町長、どういうふうに見ているか、お伺いしたいんですが。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 議員のご意見のとおり、私も同感でございます。やはり農業を大切に守っていくためには、特にこのエリア、黒川においてはJAあさひなさんが一つのエリアとして存在しているわけでありますので、連携を図る必要があると思っております。現に今回、スイーツのまちづくりということでJAあさひなさんにも参画をしていただきながら、新たなスイーツの素材となる新果樹や、または素材の開発研究に向けて連携をしながら進めておりますので、そのスイーツのまちづくりの先に6次化も含めながら検討を今進めているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) それから、今の宮・黒の自治体とはこれからも、先ほども町長言われたように、不離一体だと思います。これからも基本的には今までどおり、組合とかの部分は今までどおりだとは思いますが、さらに市制移行効果を発揮していくためには、本当に口幅ったい言い方になりますけれども、市として中心的役割なり、リーダーシップなりが必要だと思いますが、町長、その辺、答えにくいかもわかりませんけれども、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) この宮・黒の町村長の皆様方は私にとって大先輩方でございますので、これまでもご指導を賜ってまいりました。これからもご指導をいただきながら、自治体として富谷が持つ特性、持つ力というものを最大限発揮しながら、ただ、連携をいろいろ模索しながら、お互いに相乗効果を図って宮・黒地域の発展に努めていきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) よろしくお願いします。
あとはその他の産業の連携、また観光という中での連携を図っていくことが重要だと思いますが、やっぱり先ほどから言っている独自性とか広域連携というのは、口では言うんですけれども、なかなかはっきり言って難しい部分だと思います。ただ、そうは言っても、両輪を強めていかないと市としてもやっぱり従来どおりの姿になってしまいますので、その辺の連携、独自性なり広域連携をさらにするんだという意気込みを町長からお伺いしたいんですけれども。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) さまざまなやはり広域的な抱えている課題もあります。ましてやその課題解決とあわせて、やはり広域で持つ環境なり、そういった力というものを特にこのエリアは北部工業団地を抱えているということで、そして多くの方々がこの富谷に住んでいただいているということでもありますので、そういったところの特性を生かしながら、さらに協力関係を強化してこの地域の発展に努力していきたいというふうに思います。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 次に、職員の意識改革などについてお伺いをいたします。
町は既に、先ほど町長からもありましたように、先月の22日に円滑な市制移行に向けてということで全職員の研修を実施しましたが、そのときに我々も、議員も配慮をいただき参加させていただきました。大変ありがとうございました。
今回の研修は、市制移行に向けての業務能力が中心だったというふうになっておりますが、この際に職員に対してアンケート調査を実施しておったようですが、その内容について、どういうアンケート調査の内容だったのか、お伺いしたいんですが。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 今回の研修に当たりましてアンケートを実施をいたしました。その内容につきましては、まず、この研修が市制移行に当たって非常によい内容であったかというようなことであったり、あるいは今後どういった研修が必要となるのかといったようなアンケートでございました。アンケートの結果としましては、おおむね職員の方からは業務に役立つということの結果であったというふうに認識をしております。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 私も参加させていただきましてよかったなと、私も議員研修いろいろやっていますけれども、よかったなというふうに感じておりました。
その中で、市制移行後に期待する研修というような記述もあったかと思います、職員に対して。その辺、どんな内容だったのか、今後こんな研修をしてほしいというふうな部分あったのか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 今アンケートの結果を集計をしている最中でございます。個別にではさまざまな内容がございました。特にコミュニケーション能力の向上であったり、あるいは市民協働の仕方とか、そういったそれぞれ職員が持つ課題についての研修を望むというような内容でございます。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) その中で、今後、総務として、アンケートはアンケートでいいんですが、今後、市制移行後、これに取り組むんだという項目、ありましたら挙げていただきたいんですが。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) まず、基本的には市になるということで、業務遂行能力を向上させる必要があるだろうというふうに考えております。また、いかに住民ニーズを政策に反映させるかというような政策形成能力も必要になってくるかと思います。具体的な研修の内容につきましては、今から詰めていく形になりますが、そういった視点を持って研修を実施をしてまいりたいというふうに考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 今回の市制移行で新たに福祉関係で権限委譲があったわけですけれども、このことに関してはしっかりと住民サービスに努めていかなければならないんですが、その辺の福祉関係権限委譲の準備状況というか、今の状況、万全なのか、今の進捗をお伺いしたいんですが。
○議長(浅野幹雄君) 総務部長。
○総務部長(山田 豊君) そうでございます。福祉事務所につきましては必置でございますので、それに向けましては準備は着々と進めさせていただいておるところでございまして、具体的に、じゃあ、今と何が違うのかというところにつきましては、7日の全協に依頼してございますので、そちらのほうで具体的な事務委任の内容につきましてご説明をさせていただくと同時に、10月10日以降に今度は住民の方たちに対しても、こういうことが福祉事務所で所管しますよということは広報等で十分に周知をさせていただきたいというふうに思ってございます。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 新たな業務でございますので、準備万端期すようによろしくお願いします。
現実的な話になるわけですけれども、10月10日以降、10月10日なんですけれども、市民が市役所を訪れたときに、市民に対して、何か変わったという何か形的なものとか、挨拶的なものとか、そういうふうなものを何か考えているのか、その辺ちょっとお伺いしたいんですが。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) まず、10月10日になると変わったことということでお話をさせていただければ、こういったネームを富谷市という形で新たにさせていただきますし、身分証明書なども新たなものにさせていただく予定でございます。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 初めてというか、これは最初ですから、やっぱり最初の印象というのは大事だと思うんですね、何でも。富谷市で庁舎に来たときに、今までどおりじゃなくて何か、着るものを変えろとは言いませんけれども、何かインパクトというか、ちょっと気持ちに残るものも、若干まだ時間ありますから、考えていただきたいなというふうに思います。町長、いかがですか、その辺は。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) まずは、今回、看板を10月10日に合わせて変えさせていただきますし、あとは今議員のご意見のとおりでございます。やはり市になって住民の方が役所に来たときに、「あ、変わったな」という何かしらインパクトのある方法を、限られた財源ではございますので、経費をかけない形で何かしら検討していきたいというふうに思っております。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) それでは、変わったところをよろしくお願いしたいなと思います。
それでは、ちょっと変わります。次に、総合計画についてお伺いいたします。
総合計画、町から市の総合計画、変わったわけですけれども、それについての見直ししたんだということになっております。その見直しがもちろん必要なんですけれども、もちろん当然やるべきだと思いますが、ただ、今まで富谷町総合計画としてしっかり取り組んできたわけですね。それはそれであったわけですから、その辺の、ないがしろにするということじゃなくて、どういうふうに見直し整理を図ったのか。その辺、もう少し詳しくお伺いしたいなと思います。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) まず、今議論しているのは構想というふうな部分なので、全体像がちょっとお示しできていないので、やはりご質問のようになるんだなとは思うんですけれども。今回、昨年度から議論しているのは、割と短い言葉でまとめましょうという総合計画審議会の委員の方々のご意見がありまして、それでその理念として「誇る」とか、「活かす」とか、「動く」というようなシンプルな言葉で全てを構成していって、それを住民の皆様に伝えるようなことを検討してほしいということで今の基本構想の提案にはなっているんですけれども。今後そういったことも踏まえながら、今後策定する基本計画と、それから実施計画というところで具体な肉づけをさせていただきたいというふうに考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 今まで、町の総合計画があったわけですね。その辺の総括とは言わないまでも、その辺どういうふうに、今まで8年間やったわけですね。その辺、ただ脇に置くということじゃないと思うんですけれども、何か整理されたと思うんですけれども、その辺、もちろんその辺整理されて市に移行する部分はあったと思うんですけれども、その辺をちょっと、その辺が載っていないんですよね。お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) そうですね。その辺も十分踏まえて今やっておるところでございます。済みません。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 済みません。補足させていただきます。
今回、総合計画を策定するに当たりまして、地域の住民説明会のときにもご意見をいただきました。まずはこれまでの総合計画の総括をするべきじゃないかというご意見もいただきましたので、今回、総合計画を策定するに当たりまして、まずはこれまでの長期総合計画の総括をさせていただいて、それをもって今回の総合計画の策定に着手をさせていただいております。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) やっぱり総括は大事だと思うんですね。これからのことも大事ですけれども、やっぱり総括をすればこれからのことが生きてくると思いますので、よろしくお願いします。
それでは、「住みたくなるまち日本一」についてお伺いします。
何を今さらこんなことを言っているんだというふうに恐らく思われると思いますけれども、ただ、そういうふうに指摘される方も結構おります。それでお伺いしますが、住みたくなるまちというのは、誰に対しての住みたくなるまちなんだと。これから住んでいただきたい人なのか、それとも、これを見ると、どうも今住んでいる方が何か外に外されているようなイメージだというふうなことで聞かれるんですね。だから、その辺、もう一度、考え方、先ほどは町長から住んでいる人も、これからの人もどっちもなんだというような部分ありましたけれども、もう少し詳しくご説明いただきたいなと。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 住みたくなるまちにつきましては、これまでもお話しさせていただいているように、まずは、そのためには今住んでいる人たちが住みやすくなければいけないということを基本に考えておりまして、そのために必要な施策をしっかりと行い、そして誰もがこの富谷に住みたいと思ってもらえるまちをつくっていくということのその日本一を目指すということでございまして、そのためには具体的にいろいろな子育て支援だったり、高齢者の問題、障がい者の問題、さまざまな方々が抱える課題解決、または要望等に応えながら、繰り返しますが、今住んでいる富谷町の人たちが住みやすいまちというもの、まずはそこがあって、その上で誰もが住みたくなるまち日本一というふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 今の答弁聞いても、なかなかすっきりわかったとちょっと言いがたい部分なんですけれども、私も何回も住民の方、町民の方から質問を受けているんですけれども、なかなかうまく……。わかっているんです、何となくはわかっているんですけれども、なかなかすっきりと話ができていません。それで長期総合計画の長期的な将来像ですから、いま少し、誰から見てもすんなりする何かあれがなかったのかなと。その辺、ちょっとどう考えていられるのか、もちろんこのままでいくと思うんですけれども、その辺、どういうふうに考えていられるのか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 基本的には、審議会の中で議論をいただいて答申をいただいた結果でもございますので、やはり住みたくなるまち日本一というのは大切にしながら、ただ、今議員がご指摘の、いわゆる住民の方々がもっとわかりやすくというところにつきましては、今後、その辺も配慮した形で進めていきたいというふうに思います。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) それと、日本一というのも言われているんですよね。日本一というのは簡単に使うべきでないという主張なんですけれども、人口日本一だったら数字でわかるけれども、住みたくなるまち日本一、どうやってはかるんだというようなこともしつこく言われている方おりますので、その辺についても詳しく説明いただきたいなと思います。
どちらにしても、すっきりわかったとは言いがたいんですけれども、ただ、大事なのは町民の方に、大きな旗ですから、やっぱり時間をかけて、これは変えるわけにはいかないと思いますので、時間をかけて理解を得るように、旗に結集するようにしていただきたいなと思います。
それでは、次に、市民協働についてお伺いいたします。
市民協働、これは職員なり市民、これは市制することによってどこでも起きておりますが、必ず大事になってきます。恐らくは市制移行の重要なキーワードになるのではないかなと思いますが、どういうふうに受けとめているか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 市民協働につきましては、まさにこれからのまちづくりにおいて欠かすことのできない、そして、特に富谷町は先ほども答弁で申し上げましたが、全国各地からさまざまな方が、そしてなおかつ、すばらしいキャリアを持っている方々がたくさん富谷にご縁があって移り住んでいただいております。そういった方々のいろいろな持っている力、能力、経験等をフルに生かしていただく、発揮していただく、そのための場として市民協働というものが大きな柱になってくるというふうに思いますので、そのために、じゃあ、どういう形でそういう体制をとっていくかということは、これから最大限、市制に向けて検討しながら、まずは市民協働という大きな柱の中で進めていきたいというふうに思います。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) この間の研修でも、市民協働について研修を受けました。市民協働というのは、市民も、行政も、一緒なんだよ、対等なんだということを習いましたが、そこで心配されるのが、対等とは言うまでも、行政としてみずからやることに対して、銭金が絡む、財政が絡みますので、市民に丸投げなり、押しつけ的なことが一部考えられるし、またそういうふうにされている行政もあるので、その辺の心配に対しての回答をお願いしたいなと思います。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 市民協働の中で、やはり住民に押しつけというものがあってはいけないというふうに思います。やはりお互いに補完し合う、いわゆる行政の補完できない部分を、やはり住民の方々のお力をおかりする。その上ではやはりご納得をいただいた上で前向きな姿勢でご協力をいただくということが大事だというふうに思いますので、そういった押しつけには決してならないように、やはりその辺は最大限配慮しながら市民協働のまちづくりを進めていきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 次に、全く逆ですが、押しつけじゃなくて、逆に住民の、市民の意見を聞かないで、どちらかというと行政サイドでやってしまうという心配もされているところがありましたので、富谷市政としてはどう臨まれるのか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 私は、就任以来、町民の声の届く町政をということを大変心がけてまいりました。そして、職員にもそのことを徹底するために、「町民の皆様方の声に耳を傾ける努力をしてください。声なき声にも耳を傾ける努力をしてください」ということを言い続けてまいっております。そのことは基本でございますので、そのために、いわゆる日常の機会を通じ、またはわくわく町民会議だったり、地域住民懇談会だったり、そういった機会を大切にしてまいりましたので、これからもやはり住民の皆様、市民の皆様の声の届く市政、そのことを大切にしていきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 次に、市制移行の体制、先ほども町長から若干あったんじゃないかと思いますが、ぜひ市民協働課というものを特化なり新設していただきたいと思いますが、それで市民が協働についても参画しやすいような体制にしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 先ほどの冒頭のご挨拶の中で申し上げましたように、現在、平成29年度に向けての組織改編も今検討しておりますので、ただいまのご意見を参考にさせていただいてさらに検討を進めたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 最後に、最重点プロジェクトの富谷新交通システムの検討状況についてですが、とにかく、先ほども言いましたように、このプロジェクト、急ぐものばかりで恐らく大変だとは思います。でも、この間、報道で、新交通システムで、仙台市側から「相談がない」という部分ありました。これは二度目ですので、ぜひ、住民を不安を与えるような報道につながらないような対応をいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 趣旨を踏まえて交渉してまいりたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 町長にも同じ質問をお願いします。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 先ほどの議員のご指摘の新聞報道につきましては、その後、実は仙台市の、富谷町におきましては、実は常に交通アクセス問題につきましては、これまでも何度もご説明しておりますように、随時、仙台市の市当局のほうに報告をし、情報を共有しながら進めさせていただいておりまして、あの報道につきましては、名取市長がたまたま地下鉄南進というものを掲げて当選したということでの答弁と間違って答弁したことが富谷も含めての答弁だったということで、申しわけなかったという言葉はいただいたわけでございますので、ちょっと誤解が発生したということと、少なくとも仙台市との関係性につきましては、就任以来、全てにおいて情報を共有しながら、交通アクセス問題につきましては特に大切に進めております。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) わかりました。
せっかく富谷と仙台の間には広域行政協議会が設置されていますので、この中でも徹底して、富谷の側からそういう説明する機会、今回もあると思いますけれども、ぜひその中で説明をいただきたいなというふうに思います。その辺についてはいかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) ご意見を踏まえながらさらに努力していきます。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 最後でございます。
成田の郵便局でございます。郵便局については、本当に町長も同じ思いだということでございますが、成田の郵便局のアンケートをとって10年以上、明石台ができて五、六年以上になるんですね。震災もあったという過程はわかるんですけれども、そろそろスケジュールなり方向性がわかってもいいんじゃないかなと。そのことについて再度、町長、今後どう考えられているのか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 成田郵便局につきましては、先ほど答弁で申し上げましたように、就任直後から関係機関に対して働きかけを行っておりまして、熟度とすればかなり高まってきていおります。ただ、先方の機関のいろいろな状況もありまして、なかなか今現状として明らかに公言できる状況ではございませんが、とにかく、これまでも努力しておりますし、引き続きその辺の協議は進めておりますので、何とか早い実現に向けて努力したいというふうに思います。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) やっぱり成田から言うと、市政にはなったというものの、9,600人も住んでおって郵便局がないというのは市政なのかと。そういうふうな声も出ているのも事実です。本当に郵便局というのは都市機能じゃないんですね。本当に住民の基本機能でございますので、ぜひその辺、早急に解決するようにお願いしたい。
本当の最後でございますが、お墓、公営墓地に関してでございます。
今、意識調査終わって、今度、議員に対してダイジェスト版を出すんだと先ほどありましたけれども、それ以降の、これは本当に切実な、高齢者からすれば本当に菩提寺がないんだという声です。これから取りかかってもまた3年、5年とかかるわけですから、本当に重要なテーマですので、ぜひ早急に取りかかっていただきたい。ダイジェスト版以降のスケジュール、もしわかればお伺いしたいんですが、これで最後でございます。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 公営墓地につきましては、今菅原議員のご意見のとおり、私も切に町民の皆様方の声を受けとめさせていただいております。まずは、先ほどご説明申し上げましたように、アンケート調査を踏まえまして需要調査を行ったところでございますので、それを踏まえまして、今回、また総合計画の中でも重点プロジェクトの中に掲げさせていただいておりますので、早急に進められるように努力をしていきたいというふうに思います。(「終わります」の声あり)
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) 今回、私は大きく2点について質問いたします。
まず1点目は、「シルバー人材センター更なる充実を」について質問いたします。
公益社団法人富谷町シルバー人材センターが、平成15年4月に事業を開始してから今年で13年になります。当初219人の会員数で始まりましたが、昨年度は438名、契約金額も初年度4,227万円、昨年度は2億3,436万円と順調に伸びております。これからは富谷町の高齢化も急速に高くなることが予想され、また、国も、人口減少に伴い女性や退職者等を含めた一億総活躍社会を目指している現在、公益社団法人富谷町シルバー人材センターの重要性が一段と増し、センターのさらなる充実と発展を目指し質問いたします。
現在、公益社団法人富谷町シルバー人材センター、以後、シルバー人材センターと言いますが、使用している敷地を含めた事務所は旧富谷町役場跡地と建物であり、1つ目としまして、シルバー人材センターが使用している、旧庁舎敷地と建物の借用状況をお伺いいたします。
次に、会員増強の促進について伺います。
平成15年度設立当時は219人、そして、27年度は438人ですが、富谷町60歳以上の人口加入割を見ますと、15年度の入会率は3.43%、27年度は3.53%と、富谷町の高齢化率と比較しても現状はほとんど伸びておりません。シルバー人材センターでは事業計画の目標値をもとに、月1回入会説明、町広報誌への会員募集の掲載、女性部会の定期的開催による女性会員の充実、賛助会員・特別会員の奨励、移動入会説明会の実施、そして、みずから行っている会員募集・仕事PRのチラシ配布等など、自分の仕事は自分で開拓する意識を持ち、常に会員本人が保有する技能資格を活用し新規派遣事業先の開拓に努めて行動するなど、町民多くの要望に対応するため日々努力しております。
会員をふやすことはシルバー人材センターの事業を維持発展する上で重要な要件であり、現状の厳しい経済情勢の中で高齢者が生計を維持するため就職希望者も多く、そして、高齢者が健康で働くことにより、町が抱える大きな課題である医療費等の経費削減に貢献することを考え、町当局の協力なくしてはできないことであります。そこで、2つ目としまして、会員増強の促進に関し、町が行い、また協力できる対応策をお伺いいたします。
次に、シルバー人材センターは富谷町と「災害時における応援協力に関する協定」を締結し、地震・水害等有事が発生した場合の対応を円滑に行えるよう取り決めています。そこで、3つ目としまして、災害時における応援協力に関する協定についてお伺いいたします。
次に、安全に関して伺います。
安全第一は、仕事を行う上で全てのことに優先して行わなければならない第一番のことです。重大災害を起こすと企業の存続にかかわる大きな課題です。昨年度のシルバー人材センター内での事故は、重大災害ゼロ件、飛び石などによる軽微な人身・物損事故が10件ほど報告されています。シルバー人材センターも災害ゼロを目指し、毎月1日と15日を安全の日と定め、安全意識の高揚を図るとともに、各現場において危険予知活動の励行や安全・適正就業委員会の実施、安全パトロール、安全・適正就業推進大会の開催、安全標語の募集、緊急連絡カードの活用、安全講習会の開催などを行い無事故に努めております。
しかし、重大災害は小さな事故の陰に隠れております。富谷町に貢献し、また町から請け負っている仕事、そして町内近隣市町村での作業において、事故は決して起こしてはならない大きな課題です。特に多くの仕事を発注、そしてシルバー人材センターで働いている町内の知人・仲間等が事故に遭わないよう、町も常日ごろ事故防止に対し安全指導に取り組んでいるものと思い、4つ目としまして、シルバー人材センターに安全対策に対し町が行っている指導協力状況をお伺いいたします。
次に、シルバーワークプラザについて伺います。
現在使用している事務所は老朽化が目立ち、手狭になり、国の指導でもある事務所、作業所、研修室、展示室、子育てサロン、倉庫等を1カ所に集約した「シルバーワークプラザ」の必要性を痛感し建設要望書も提出されておりますが、5つ目としまして、シルバーワークプラザの建設要望について町の考えをお伺いいたします。
続きまして、大きな2つ目の項目としまして、「一歩前進か富谷のバス交通」について質問します。
町民バス泉中央駅への乗り入れは、以前から住民の要望も多く、富谷町の抱える大きな課題の一つでもあり、私を含め、多くの同僚議員も取り上げ討論してきました。しかし、宮城交通が富谷町へのバス事業を行っている現状では、法的な課題によりなかなか進まず、このままでは実現不可能かと思われていました。しかし、単独での新町長による宮城交通との折衝も含め、今回の件は執行部が一丸となり取り組んだ成果だと思います。
今回、町民バスと宮交バスとの乗り継ぎによる地下鉄泉中央駅までの乗り入れ実証運行事業を立ち上げ、平成30年4月からの本格運行を目指し、10月11日から平成30年3月31日までの約1年6カ月間の実証運行をすることになったことは、これから解決していかなければならない多くの課題がある中で、今回設置された富谷町地域公共交通会議の場において、会議の出席者に含まれている、特に宮城交通・宮城バス協会・東北運輸局・宮城交通労働組合・仙台土木事務所、そして町内会長等住民または利用者代表・大和警察署等の方々など関係する皆様の意見を十分に聞き、討論し、泉中央駅までの公共交通が長年の住民の課題であったことに対し、今回一歩前進したものと思います。今後、ライトレール等鉄軌道の実現に向け、大いに賛同、そして期待する立場から質問いたします。
初めに、町民バスと宮城バスとを結ぶ実証運行事業は、仙台市内への公共交通の促進を図る一環として捉えられ、1つ目としまして、町民バス乗り継ぎ実証運行事業の趣旨を伺います。
町民バスを仙台市の地下鉄駅乗り入れについては、町民そして我々議員の望む大きな課題です。悩みは富谷町から仙台駅までの料金が高いことです。町民誰しもが痛感していることです。一例だけ述べます。今まで、これも何度も話していますけれども、仙台駅から富谷学校前まで820円、仙台駅から山形駅まで片道930円なんですけれども、これも6枚つづりの回数券を買いますと1回784円で山形まで行きます。他県に行くよりも高い料金です。皆さん、この辺をどう思うかということですね。路線バス運行等による法律により、宮城交通との間に大きな課題の山があり、乗り越えることができなく、現状がそのものでございます。
しかし、今回、新町政の努力が実り、宮城交通をここまで取り込めたことは一歩前進したことであり、実現まではまだまだ課題が山積みされていますが、2つ目としまして、宮城交通と今回に至るまでの交渉経過をお伺いいたします。
次に、町民バス乗り継ぎ実証運行事業は、大きな目標に向けての第一歩であり、課題が多くあります。例えば宮城交通の路線バス新規区間の運行に対しての運行経費の補助金、富谷町役場を路線バス起点化し、町民バス全路線を結節する実証運行、地域によっては大きな時間的ロスがあります。町民バス各路線との調整、地区による利用可能と不可能な状況、乗り継ぎ方法の周知、そして運行時間帯、午前10時から午後4時は町民が望む時間帯か。言いかえれば、通勤通学時間帯が除かれており、平日の一番利用客の少ない時間帯でございます。その他まだまだありますが、町当局も当然考えていることであると思い、4つ目としまして、今回の事業についてのメリット、デメリットをお伺いいたします。
最後になりますが、やっと取り組むことになった今回の町民バス乗り継ぎ実証運行事業のさらなる進展を望む町民も多く、大いに協力したく思っている一人として、次のことをお伺いいたします。目標とすべき町民バス泉中央への乗り入れ実現に向けて、今後の取り組みをお伺いいたします。
以上、論旨といたします。
○議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
   午後0時02分 休憩


   午後1時00分 再開
○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
山路清一君の質問に対し答弁を求めます。若生町長。
○町長(若生裕俊君) ただいまの山路清一議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まずは、質問件名1の「シルバー人材センター、さらなる充実を」に関連しての問い1です。
シルバー人材センターが使用している旧庁舎敷地と建物借用状況につきましては、建物につきましては平成2年に増築した2階建てプレハブ部分169.94平方メートル、土地については建物敷地のほか、正面駐車場の一部と北側道路を挟んだ消防ポンプ小屋裏の駐車場、合わせて596.64平方メートルについて使用を許可しております。許可期間は1年ごとの更新で、本年度の使用料は27万6,020円です。
問い2の会員増強の促進に関し町が協力できる対策につきましては、富谷町シルバー人材センターとの話し合いのもと、町広報誌への会員募集や活動状況などのPR掲載を行っています。引き続き連携を図りながら加入促進に協力してまいります。
問い3の協定については、災害時における応援協力に関する協定を平成25年3月18日に締結しまして、町は大規模な災害が発生した場合、富谷町シルバー人材センターに人的な応援協力を要請することができる内容となっております。
問い4の安全対策に対し町が行っている指導、協力状況につきましては、本町では、7月6日に富谷中央公民館で開催されました富谷町シルバー人材センター安全適正就業推進大会において、事故防止啓発チラシを作成し全会員に配布し、安全に対する意識の普及啓発に努めております。
問い5、ワークプラザについては、高齢者の皆さんの就業に役立つ技能講習であったり、各種教室など、交流の場として、その多様な能力を十分に生かすことのできる活動や運営にふさわしい施設が求められるほか、駐車場など施設周りの環境整備の必要性なども含め慎重に検討をしてまいります。
質問件名2の「一歩前進か、富谷のバス交通」に関連しての問い1でございます。
町民バス乗り継ぎ実証運行事業の趣旨につきましては、さきの議員全員協議会におきまして説明申し上げたとおり、市制施行にあわせ市民バス全路線が乗り入れする市役所内に新たに路線バスの停留所を設置の上、市民バスと路線バスを結節し乗り継ぎを行うことで地下鉄泉中央駅への区間運行を実施いたします。事業の趣旨といたしましては、町内からの泉中央駅への交通アクセスの向上と市役所への路線バスルート新設に伴う交流人口の拡大を図るものでございます。
問い2の宮城交通と今回に至るまでの交渉過程につきましては、昨年2月の町長就任早々に、宮城交通株式会社社長へ町民バスの泉中央駅への乗り入れに向けた協議の申し入れを行い、十分な信頼関係を保ちながらたび重なる交渉を継続的に実施し、さまざまな関係機関との連絡調整の上、今回の実証運行の双方同意による実施となったところでございます。なお、実証運行にあわせ市民バスダイヤなどの改正事項につきましては、先日開催されました富谷町地域公共交通会議での全会一致の承認を受け、現在、委託業者において東北運輸局への認可申請を行っているところでございます。
問い3の事業予算関係については、既に6月補正予算にてご承認いただきました本年度分の予算額については、委託料と印刷製本費を計上しております。まずは、委託料につきましては、固定経費として富谷市役所から富谷学校前付近の新設路線区間距離1.7キロメートルに宮城交通乗合規定キロ単価及び運行便数と運行日数を乗じて算出した165万円と精算経費として市役所から泉中央駅までの通常区間運賃から自己負担額を差し引いた額に実乗車人員を乗じた額332万円を合わせ、総額497万円の予算規模となっております。なお、固定経費については、ルート新設に伴う経費支出でありますので、乗車人員の多寡にかかわらず支払いを行いますが、精算経費につきましては、実乗車人員、利用者の実績人数をもとに支払いを行います。また、印刷製本費につきましては、種類別の路線バス往復券の作成を予定しております。
問い4の、まず、メリットについては、市民バス全線が乗り入れする市役所前に路線バス停留所が設置されることにより泉中央駅までの公共交通の利用促進と利便性の向上が図られます。また、町外からの来町者の交通アクセス向上に伴い、市民バスへの乗り継ぎ利用による交流人口の増加と市内周遊が可能となります
一方、デメリットとしては、通常の路線バスルートの延伸運行であるため、市役所から泉中央駅まで45分ほど時間を要する点でございます。また、地理的に泉中央駅に近い地域にお住まいの皆様には、市役所まで市民バスでお越しいただくご不便をおかけすることになりますが、交通アクセスの向上に向け、とみぱすに続く新たな取り組みということで、ご理解をお願いいたします。
問い5の今後については、市民バス乗り継ぎ実証運行事業での検証を踏まえ検討してまいりたいというふうに考えております。
以上です。
○議長(浅野幹雄君) これより山路清一君の質問は一問一答により行います。12番山路清一君。
○12番(山路清一君) それでは、まず最初にシルバー人材センター関係についてご質問いたします。
先ほど、今シルバー人材センターのほうで使っている建物なんですけれども、平成2年に増築したという話を聞いたんですけれども、平成2年に建てたものか、増築ということは今の旧庁舎のほかに建てたのかどうか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(西山高広君) 旧役場庁舎につきましては、大きいところで言いますと、昭和45年に正面玄関の部分を建てまして、その奥ですけれども、道路南側に面したところを昭和53年に増築しております。その後に庁舎裏側、北側に平成2年に今のプレハブのほうを設置しているものでございます。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) そうしますと、今シルバー人材センターのほうに行きますと、今使っている建物を見ますと、結構劣化していまして、漏水関係とか、そういうものがあるかどうか。雨漏りとかあるかどうか、お聞きいたします。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(西山高広君) 今お貸ししておりますプレハブのところにつきましては、平成27年度に雨漏りがひどいというふうなこともありまして、簡易修繕で雨漏りを修繕しております。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) 雨漏りは修繕したということですね。それで、その雨漏りの修繕費は幾らほどかかったか、わかればお聞きいたします。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(西山高広君) たしか40数万円だったと思います。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) その費用というのは、シルバーのほうで払ったのですか、町のほうで払ったのですか、お聞きいたします。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(西山高広君) 町負担分でございます。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) そのほかに、ちょっとシルバーのほうから話を聞いたら、雨漏りはとまったという話を聞きましたけれども、壁からの吹きさらしの場合に、壁とか窓際から雨が入ってきて仕事がしにくいという話を聞きましたけれども、この辺はお聞きになっているかどうか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(西山高広君) そこは確認しております。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) 確認しているということは、実際にそのようになっているということでよろしいんですか。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(西山高広君) 壁の部分につきましても、シーリングの劣化というふうな部分でございまして、そのシーリングの劣化の部分につきましては、雨漏りとあわせまして修繕しております。ただ、今現在もサッシ枠、窓枠から台風等による強い横風、雨などによりまして、吹き込むというふうな話は伺っております。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) 今おっしゃったこと、よくわかりますけれども、今やっぱり風向きによって壁、あるいはプレハブですので、プレハブのつなぎ目、ジョイントと言うんですけれども、そのつなぎ目のところをシーリングしたという話を聞いたんですけれども、やはり窓枠関係もやっていただいて、やはり最低限度雨が入ってこないようにやっていただきたいということで、再度お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(西山高広君) もう一度、現場のほうを確認いたしまして状況を把握したいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) それから、今使っていないというか、旧庁舎に関して、旧庁舎のほうに地下水というか、流入水があるという話を聞いていますけれども、それが実際あるのかどうか、お聞きいたします。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(西山高広君) そちらにつきましては、前からありまして、ちょうど庁舎1階の、以前で言いますと町民課のところにゆう水のポンプが設置されておりまして、そちらのほうで随時排水というふうなことでやっております。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) その今排水やっているという話を聞きましたけれども、その排水なんですけれども、そうすると、今流入水というのはとまらない状況なんですか。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(西山高広君) そこは地下水位が高い部分でございまして、水位が高いというふうなところで、以前から排水ポンプを用いて流しているというふうな実情にはございます。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) 実は、前から話があるんですけれども、旧庁舎の今後の使用するか、解体するかという話もございますけれども、その辺を含めて、今の流入関係は実際にとまらないのかどうか、止水できないかのどうか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(西山高広君) 今のところ、そのような調査をしたことがありませんので、済みませんが、そちらについてはお答えできません。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) じゃあ、今の旧庁舎関係なんですけれども、これは町長にお伺いしますけれども、今の旧庁舎、今後、前からちょっといろいろお話ございますけれども、今後どのように考えていくか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) これまでも何度かご説明したことでございますが、改めて今回市制施行の次に、今回の富谷市総合計画の重点プロジェクトの中にも、ちょうど2020年、次の東京オリンピックのときが富谷が開宿400年に当たるわけでございます。その富谷開宿400年に向けて、しんまちの活性化というものを掲げておりますので、しんまちの活性化に向けて、ハードの部分でこれから整備をする上で、旧庁舎の位置づけ、またはその後の利用方法について検討をしてまいりたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) ぜひとも、そのように考えていただきたいと思っています。
次に、シルバー人材センターの会員の増強に対しての町のほうなんですけれども、広報関係のほうでやっているという話を聞きましたけれども、実際的に今シルバー人材センターのほうで働いている方はほとんどの方が富谷町民の方で、私の友だち、それから知人関係も結構いらっしゃいます。そういうことで、今後、富谷の高齢化率が進んでいきますと、やはり、今後、シルバー人材センターのそういう雇われるというか、働く方がふえてきますので、やはりその辺に関しまして、町のほうも積極的にやはり人材関係に対してのPRをしていただきたいということで、富谷町に進出する企業関係も含めて、今後取り組むことはないかどうか、再度お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 今、議員がおっしゃられましたとおり、今後、高齢化に向けましては雇用の創出の場として大切な場所であると認識しております。したがいまして、今議員がおっしゃられたことを参考とさせていただきまして取り組んでいく方向で考えております。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) 続きまして、安全に対してちょっとお聞きいたします。
安全は、非常にこれは各会社、それから公共関係もそうなんですけれども、事故を起こしたら、今は本当に小さな会社であればその場で終わりということになりますので、これは事故は絶対起こしてはならないと私は感じております。その中で、先ほど、シルバー人材センターの安全大会のほうに出席していただいたという話を聞いていますけれども、やはり一番今シルバー人材センターのほうでやっている仕事は町の仕事、富谷町からいただいている、今後富谷市になる、富谷市からいただく仕事が結構一番多いと思うんです。それに関してやはり定期的に安全パトロールというか、抜き打ち的に町のほうも積極的にやっていただきたいということで、ちょっとその辺についてお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 安全対策につきましても、町長が申し上げましたとおり、町としましては今回初めてチラシのほうの配布ということで啓発を図っております。今申し上げられましたパトロール等につきましてはシルバーが行っております。今後、そういった面につきましても連携・協力をしながら検討してまいりたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) 安全で、事故を起こしますと一番最初に来るのが基準監督で来ます。その前に救急車と警察が来ますけれども、書類関係が一番問題になってきます。実際的に書類が残っているかどうか。それについて、町でやる義務はないと思うんですけれども、町のほうでもその辺の書類関係についても指導なり、定期的に見ていただくということで、本当は義務はありませんけれども、その辺も含めて、ちょっとその辺の考えがあるかどうか、お聞きいたします。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 今後、シルバーセンターさんと連携・協力のもと、そういった意見を踏まえまして、対応を検討していきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) シルバーのほう、最後になりますけれども、シルバーワークプラザに関して、シルバー人材センターのほうから要望書関係出ていると思います。これにつきまして、先ほど町長のほうからいろいろご説明ありましたけれども、シルバーワークプラザに関して、今町のほうで本当にどのように考えているかというか、今、シルバー人材センターのほうで出しているのは、旧庁舎を使いたいとかいろいろな案が出ています。これに対して、町のほうの考えがあるかどうか。そのほか、例えば旧庁舎、それから今後つくるであろう道の駅に併設でつくるとか、その辺の考えがあるかどうか、その辺について町長にちょっとお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) ワークプラザにつきましては、これまでも要望書をいただいておるところでございます。つきましては、このことはシルバー人材センターのほうにもお伝えしておりますが、やはりしんまちの活性化にあわせて旧庁舎の利用方法をなるべく早い段階で決めながら、その経過によってワークプラザのこともあわせて検討していきたいということでお話をさせていただいています。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) 今、あそこの道路を通ると、繁盛しているのはシルバー人材センターと魚屋さんですね、人が入っているのは。あとそのほかは余り入っていないんです、はっきり言いまして。ですから、あそこからシルバー人材センターがいなくなると、ほとんど寂れてくると思いますので、その辺も含めて、町のほうの対応をよろしくというか、考えていただきたいと思っています。
続きまして、バスの乗り継ぎに関してお聞きいたします。
まず、宮城交通のほうと町長みずから出向いてお話ししていただいてこのようになったということは、私も含め、町民誰しもがよかったなと思っているんじゃないかと感じます。その中で、先ほど、宮城交通との交渉関係、若干話聞きましたけれども、実際的に何回くらい行って話したのか、結構いらっしゃったと思うんですけれども、その辺についてちょっとお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) お互いに、私が訪問した回数とすれば数回だと思います。逆にこちらに来ていただいた機会もありますし、あとは宮城交通の青山社長とは、実は私も就任後、河北ランドのほうの監査役に就任をさせていただいた関係で、河北ランドのほうの役員会等その他いろいろな機会にも顔を合わせる機会があったので、その都度いろいろ御相談をしながら慎重に進めてきたところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) 続きまして、事業予算関係なんですけれども、今回497万円ほどの予算が計上されております。これは半年ですよね、予算は。この件をひとつお聞きいたします。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 28年度については約半年分でございます。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) 先ほど、宮城交通への委託関係のお金の件と、それから実際的に富谷町のほうでかかるお金があると思うんです。この辺につきまして詳細的にわかればお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 役所でかかる分の予算については本年度計上しているものでございます。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) ちょっと今、聞きにくかったんですけれども、ちょっと再度、もう一回お願いします。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 予算に計上している金額の中で本年度は行ってまいります。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) 先ほどの497万の中でやるということでよろしいでしょうか。わかりました。
続きまして、メリット、デメリット、先ほどいろいろございました。ルート的にもちょっとかかりますので、時間的に45分ほど泉中央までかかるというお話を聞いております。本当に不可能と思われていたことが町の積極的な努力と行動により明かりが見えた状況であると私は思っております。ただ、これは油断ができないというか、言葉は悪いんですけれども、今回、解決しなければならない多くの課題があると私は感じております。その中で、二、三、ちょっとお聞きしたいんですけれども、10時から2時の間、この時間帯に決まったんですけれども、この決まった時間帯というのは何か宮城交通のほうからあったのかどうか、その辺を含めてちょっとお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 朝晩についてはやはり営業目的でのバスでございますので、その辺で調整をさせていただいたところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) そうしますと、今見ている一日のバスに乗る方が59人ですか。4往復しますので8便、1つ乗るのに、今単純に計算しますと1便当たり7.5人というような数字が出てきますけれども、これでよろしいんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 予算の計上のときにはそのように計算いたしました。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) 予算の計上の中で497万の中で、例えば7.5人ですと、単純に言うとマイクロバスでもいいわけなんですね。この予算計上の場合に、大型か、小型か、マイクロバスか、この辺でどちらのほうで考慮したのか、お聞きいたします。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) それについては宮城交通さんの乗り入れということなので、宮城交通さんのバスというふうな想定でございます。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) そうしますと、今宮城交通で使っている大型バスで考えてよろしいんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 乗り入れはそのように伺っております。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) 宮城交通のほうにも小型、マイクロバスみたいなもの結構あります。維持費関係を考えますと、大型を使って497万円であれば私はわかりますけれども、小型とかマイクロバスの場合はもっと金額が下がるんじゃないかと思うんでけれども、単純に考えると。その辺についてどのように思うか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 今回の実証のバスと、それから通常の料金を払って乗られる方、両方を対象にしておりますので、既存のバスが来るというふうなところでございます。貸し切りとかそういうことではなくて、通常の路線バスでございます。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) じゃあ、通常のバスで考えてよろしいということですね。
実際に町民が乗る場合に、料金なんですけれども、富谷の今走っている町民バスに100円、それから乗り継いで宮城交通のほうのバスのほうに100円、片道200円で考えてよろしいでしょうか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) そのとおりでございます。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) そうしますと、先ほどいろいろ新しいルートの中で、今公民館のほうから富谷市役所、新しい市役所のほうまでの1.7キロに関しての区間の料金も含めて200円というか、最大価格が200円と考えてよろしいでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) そのとおり、そこの部分も含め、実際はそこは公費負担になります。その1.7キロの部分については、料金というよりは税のほうでの負担というふうな認識でございます。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) 地図を見ますと、サニータウン、とちの木のほうに入っていっていますね。これは何か意味があってとちの木のほうに入れたのかどうか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) もともととちの木のほうに入っている部分のバスを延伸していただいたということでございますので、あえて今回のためにサニータウンのほうに入ったということではなくて、もともとサニータウンを経由しているバスの起終点の部分を延長していただいたということですので、通常の路線バスという言い方をしているのはそういった理由でございます。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) その辺がちょっとこの間のお話の中でなかったんですね。であれば、わかったんですけれども、とちの木の入っている延長ということで考えるということで、新しい路線というか、とちの木の延長を含めたプラス1.7キロということで考えてよろしいんですか。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) そのとおりでございます。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) 何よりも、やはり今まで本当に手つかずだったものがここまで来たというのは、本当に私も含め町民皆さんが喜んでいると思います。今後、目標とすべき町民バスの泉中央への乗り入れの実現に向けて何としてもこれはやっていかなくてはならないことだと私は考えています。やはり、新交通システムも、今、調査をやったりなんかしていますけれども、なかなか難しい問題がある。やはり町民バスを泉中央なり八乙女まで入れていくのがやはり一番近い近道じゃないかと考えています。これについて、最後になりますけれども、今後の町民バス泉中央への乗り入れ実現に向けての取り組みについて、町長の答えられる範囲で結構ですので、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 本日の答弁の中でもご説明させていただきましたが、まずは今回、この実証実験で泉中央駅への乗り継ぎ実証運行事業ということで、市民バスがそのままここの起終点となって乗り継ぎで泉中央駅に行くということが、まずは大きなハードルを乗り越えた形になります。そして、この期間、そのことによって、先ほど、メリット・デメリットの中でもご説明させていただきましたが、そういう意味で、やはりこちらから起終点となることによって、まずは時間はかかります、デメリットの中で時間はかかりますが、ただ、山路議員がこれまでも、いわゆる交通費の問題で、山形まで行く料金と富谷、学校前まで来る料金の比較をよくご意見いただいてまいりましたが、時間帯は通勤通学の列車時間じゃありませんが、ただ、少なくとも、交通費の負担におきましては200円で町民の方が泉中央駅まで行けるという部分で、かなり交通費の軽減になりますし、あとは外からのいわゆる交流人口の拡大にも、市民バスとの乗り継ぎ巡回が可能になるということで、その辺を含めて、まずは今回、1年、この期間の中で効果を検証させていただきまして、その上で、今後につきましては、さらに住民の要望に対して最大限努力をしていきたいというふうには思っております。
○議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
○4番(若生英俊君) 合併によらない5万人単独市制施行が実現し、富谷市が間もなく誕生いたします。全国928町村の一自治体から791番目の市になり、行政主体が町政から市政へ転換することとなります。
行政、議会が一体となって市民の描く市政イメージに応え、さらなる前進のためそれぞれの役割を果たさなければなりません。よもや、市制施行の本質を10月10日を境にして看板をつけかえただけなどと矮小化されてはなりません。
県内13市の市制施行日と市制施行当時の人口規模を確認いたしますと、仙台・石巻・塩竈は戦前に既に市制施行し、平成合併前に市制施行した気仙沼・白石・名取・角田・多賀城・岩沼の6つの市はいずれも人口規模3万人を超えて市制施行した市であり、人口要件5万人単独での市制施行は、昭和22年に施行された現行の地方自治法のもとにおいては県内においては初めてであります。
多賀城市・岩沼市・旧泉市が市制施行したのは今から45年前、しかも3万人規模での市制施行であり、県内初となる5万人単独市制施行する富谷市の場合とは、対象市民数の違い、市行政の権限と範囲は45年前とは質、量ともに異なり、行政及び議会は相当の覚悟を持って臨まなければなりません。
7月末現在の富谷町の人口規模は5万2,437人で、全国510番目前後、1,718自治体の上位3分の1以内の人口規模を有する自治体として、地の利と人の和にすぐれ、豊かで多様な人材を有する引き続き発展可能性を秘めたまちであることには変わりありません。
富谷市の将来人口が微増ながら増加すると予測されていることは明るい材料ではありますが、7月末現在の5万2,437人の人口は、去年の同じ月と比べ312人増加したとはいえ、これまでの約30年間、1年間に平均1,000人の町民を受け入れてきたまちづくりとは明らかに違うことを認識する必要があります。
富谷の課題である交通利便性の向上や造成から年数を経過した住宅団地の道路側溝整備促進等に努めながら、緑豊かな自然環境と住みやすい居住性、快適性、生活の利便性と、街道の宿場の面影を残すしんまち通りの歴史的資源など、町民・市民が実感しているすぐれた特性を生かしたまちづくりが期待されているところであります。
富谷町は、昭和50年代から右肩上がりの人口増による宅地需要の高まりから、仙台のベッドタウンとして住環境に配慮した良質で優良な大型住宅団地が子育て世帯を中心に居住者の支持を得て、これまで行政、議会、住民が一体となって住みやすい、誇りと愛着が持てるまちづくりに努め、40年来のたゆまぬ取り組みの継続が5万人都市富谷をつくったと言っても過言ではありません。
ベッドタウンは住宅地を中心に発達した都市類型の一つであり、仙台市に隣接する地の利が重なり今日の発展の礎となったことは議論の余地がありません。あわせて富谷の大型優良団地群は全国的にも類例がなく、他に誇れる社会的資源、町の財産の一つであると考えます。
町長は、就任以来、「市になることが目的ではなく、どのような市をつくっていくかが重要である」と繰り返し述べてきました。私はこれまで市制施行した先例自治体において市制施行を目的化した事例は寡聞にして知るところではありません。
市制施行は、行政のレベルアップ、住民サービスや福祉向上を目指すための手段であり、目的となることはあり得ません。つまり、市になることが本来的に目的になることはなく、自治体としてのレベルアップ、ステップアップ、自立した自治能力の拡大、外部からの注目度、市民意識の誇りと自覚を持つための手段と認識されるべきものであります。結果として、このたびの市制施行は、富谷市の発展及び富谷市民の福祉向上に資するものであります。
富谷町は、合併によらず、しかも5万人単独による高いハードルを乗り越えて町制施行以来半世紀余りの先人の努力と町民の総意のもと、今日、市制施行のチャンスをつかみ実現できたのであります。
私は、先ごろ、政務活動調査で北海道夕張市を視察する機会があり、自分の目で見たこと、感じたことに加え、7月23日、朝日新聞に掲載された「日本の課題先進地から」と題した鈴木直道夕張市長のインタビュー記事が目にとまりました。その中で、市長は「炭鉱が最盛期の1960年(昭和35年)に12万人いた住民は、今は8,000人台、炭鉱から観光へと政策転換を決めた当時の市長や議員はいなくなり、残った市民が負担を背負う」という市長の発言に強い衝撃を覚えました。
自治体の首長の日々の判断・決断が30年先のありようを左右すると言っても過言ではないと思うのは杞憂でしょうか。もちろん、議会もその責めを負う立場にあり、議員の役割、責務も同じく重大であると認識するところであります。
このような問題意識と観点に立ち、まず最初の質問であります。LRT実現への道筋を含めた新市・富谷市のまちづくりに関して質問をいたします。
町長は、泉中央駅への交通アクセスの向上のための解決策として「地下鉄南北線延伸」、「ライトレール」(次世代型路面電車)構想を示していますが、その実現には、財政的側面、採算性、地形・物理的制約、富谷単独事業でなく相手(仙台市であります)があることなどの困難さを抱えております。そこで、以下、事前通告した8つの質問項目を通して、ライトレールが現実的な切り札となり得るのか、できるか、できないかの二者択一で平行線をたどる議論ではなく、現実的で常識的な判断基準を示した議論を市民は期待しています。
事前に通告した質問項目を申し上げます。
1、仙台市とのこれまでの協議経緯について。
2、平成28年、「新公共交通システム推進事業」(予算規模委託費200万円)でありますけれども、委託内容と委託時期。
3、町長就任2年目に入って、実現までのプロセスに変更はないか。
4、建設にかかる初期コスト、事業継続のためのランニングコストを含め、富谷市に財政負担能力はあるか。
5、富谷市単独事業でなく、相手先があることについての困難度の認識は。
6、市民バス乗り継ぎ実証運行事業の狙いと期待される実証の成果。
7、総合計画及び基本構想におけるLRT実現のプロセスと位置づけ。
8、LRT実現の可否判断時期について。
以上、1問目であります。
次に、2つ目に入ります。非常勤特別職及び消防団員等の報酬見直しについて質問をいたします。
市制施行に伴い、交付税算定基準の変更や法定受託事務の執行等により、地方交付税及び国県支出金等の増減があり、歳入歳出構成が変わることになります。
10月10日から、議員報酬及び町長を除く常勤特別職の給与が「地域経済及び社会情勢の変化」を考慮して改定されることになりました。議員報酬は、平成9年に22万9,000円から23万2,000円に増額改定され、その後、これまで改定はなく、平成28年10月10日より27万8,000円に改定されることになりました。
一方、町長は、平成9年に83万2,000円から84万円に増額改定された後、平成15年、平成16年、2回にわたり減額改定され、さらに平成23年に現行の81万2,400円に減額改定されて今日に至っております。
特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例別表には、教育委員の年額報酬が14万6,000円、同じく農業委員が16万8,000円、行政区長が18万5,000円に加えて、世帯数掛ける650円の合計額、健康推進員が2,300円など定められております。別の条例により、消防団員が3万5,000円、交通安全指導員(通称、交通指導隊員とも呼んでおるようです)が4万3,000円となっております。
非常勤特別職等の報酬は、議員報酬、常勤特別職の給与と同じく、長らく改定されることなく今日に至っているものと思われます。報酬水準は、職務への誇りと自覚に直接、間接につながり、職務に見合うすぐれた人材登用にもつながるものであります。まちづくりの中核の一端を担い、市政発展に引き続きご貢献いただく皆さんの報酬を他の市の水準を参考に検討することを求めるものであります。
市制に伴い歳入歳出構成が変わるこの機会に、非常勤特別職の報酬及び消防団員等の報酬の見直しを検討し平成29年度当初予算に反映されるよう求め、以下、通告した質問項目を申し上げます。
1、市制施行に伴う歳入構成の変化、とりわけ地方交付税、県支出金の増減など。
2、報酬の支払対象となる非常勤特別職の数と報酬支払総額。平成27年実績額でお願いいたします。
3、次に申し上げる条例に定める非常勤特別職等の報酬が現行の額となった時期であります。特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例、富谷町非常勤消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例、富谷町交通安全指導員条例であります。
4、次に申し上げる4つの職種でありますけれども、報酬額、先ほど申し上げましたので、割愛していただいても結構でございます。加えて郡内他町村及び県内13市との比較をお願いします。教育委員、農業委員、消防団員、交通安全指導員の4職種であります。
5、行政区長報酬の支払総額、平成27年実績額であります。
最後であります。非常勤特別職の報酬を議員報酬並みに20%アップとした場合の支払総額であります。
以上、一括方式により質問をいたします。
○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
○町長(若生裕俊君) ただいまの若生英俊議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の「LRT実現への道筋を含めた新市・富谷市のまちづくりを問う」に関連して、問い1と問い5は関連がありますので、あわせて答弁させていただきます。
昨年2月の町長就任直後から、仙台市、関係当局と広域連携を図るべく継続的に情報を提供しているところでございます。なお、昨年度の新公共交通システム導入検討事業の実施に際しても、仙台市への情報共有を行いながら進めてまいりました。今後も引き続き両市町間の課題整理に向け取り組んでまいります。
問い2と問い4の質問につきましては、先ほどの菅原議員の答弁にお答えしたとおりでございます。
問い3の町長就任2年目に入って実現までのプロセスに変更はないかにつきましては、現時点では変更はございません。
問い6、市民バス乗り継ぎ実証運行事業の狙いと期待される実証成果につきましては、さきに開催いたしました議会全員協議会での趣旨説明及び先ほどの山路議員への答弁のとおりでございます。
問い7と問い8につきましては、関連がありますので、あわせてお答えさせていただきます。まず、富谷市総合計画・基本構想につきましては、さきの議会全員協議会の際にご説明しておりますが、基本構想の中での最重点プロジェクトの一つとしまして、新公共交通システムの導入検討を掲げておりますので、引き続き実現に向け検討作業を実施してまいります。
質問件名2の「非常勤特別職及び消防団員等の報酬見直しを求める」に関連して、問い1でございます。市制施行に伴う歳入構成の変化については、平成29年度は本年度の地方交付税ベースで試算すると、生活保護費等の基準財政需要額の増加で2億8,000万円程度の地方交付税等がふえる見込みです。国県支出金は、平成29年度の生活保護費等に関する事務など市制移行に伴い新たに行う事務として2億7,000万円程度がふえる見込みでございます。
問い2と問い6、関連しますので、一括して答弁申し上げます。非常勤特別職の人数につきましては、平成27年度一般会計実績で1,207人(議会議員を除く)でございます。支払報酬額の総額は1億107万6,000円でございます。報酬額を20%アップした場合は、平成27年度一般会計実績をもとに算出すると1億2,129万1,200円となります。
問い3、現行の非常勤特別職等の報酬につきましては、平成9年4月1日から施行されております。
問い4、教育委員、農業委員、消防団員、交通安全指導員のうち、各委員、団員、隊員の職で申し上げます。先ほど議員もご質問のときに申し上げておりましたが、本町の教育委員報酬額は年額で14万6,000円、農業委員の報酬額は年額16万8,000円と、郡内町村及び県内13市との比較では最も低い状況となっております。消防団員の報酬額は年額3万5,000円で、郡内町村との比較では報酬額が高い順から2番目、県内13市との比較では5番目に位置いたしております。交通安全指導員の報酬額は年額4万3,000円で、郡内町村との比較では同額の3番目、県内13市との比較では4番目でございます。なお、非常勤特別職の報酬額につきましては、富谷町特別職給料等審議会答申における附帯事項において「執行機関各委員の報酬についても次年度以降検討を行い適正な金額とされたい」とされていることから、平成29年度改定に向け検討することとしております。
問い5の行政区長報酬の支払総額につきましては、昨年度実績で2,026万5,500円であります。
以上です。
○議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
○4番(若生英俊君) それでは、再質問いたします。
今回の議会一般質問を通して、そしてまた基本構想出たわけでありますけれども、まちづくりの基本理念を「住みたくなるまち日本一」とした。その中の交通利便性を高めたい。地下鉄延伸であったり、市民バス乗り入れ、それにより利便が高まるわけでありますから、そういうふうなことでいえば、それが実現すれば今住まっている住民、そしてまた新たに住まおうとする皆さんにとっても魅力的なまちになると、このようなフレーズ、流れはわかるところでありまして、ぜひ交通の利便性を高める方策、方向性、切り口については、以前からの課題でもありますし、ぜひその取り組んでいただきたいこととあわせて、取り組もうとしている姿勢を評価したいというふうに思います。
論旨で述べたとおり、しかしながらということになりますけれども、その実現には非常にハードルが高いという認識です。とりわけ町の財政負担能力の観点からすれば、本当にそういう金額が出てきたときに、せんだっての美里であったり、角田であったり、こんな数字かということでない数字は既に我々としても描ける程度の内容でありますので、そういった視点から、高いハードルではないかというふうなことの前提をもって質問することをお許しいただきたいと思います。
個別的には仙台市との協議経緯ということで申し上げましたが、相手先があるというふうなことであります。たしか5月に仙台・富谷の広域協議会が行われました。その折に事務方でこの内容についてどのような打ち合わせがされ、当時、議題としてどのように取り上げられ、町長やら議員やらがどういう主張をし、仙台市の反応はいかがかと。それがまず第1点であります。
2つ目、財政の負担能力というふうなことであります。3つのパターンでというようなことで答弁がありましたけれども、これらについての概算事業費、既に出ていたのか、出ていないのか、定かでありませんけれども、富谷でどのような、その額が富谷市で負担できる規模の内容であるのかというのが2つ目です。
3つ目は、市民バス乗り継ぎ実証事業、先ほども一般質問の中にありましたが、極めて課題が多いのではないかなというふうに私は感じます。幾つか申し上げますけれども、南部循環線、要するに明石台・成田の利用者はいかがなものか。そしてまた、西部、日吉台・富ケ丘の方、あのかいわいの皆さんが市役所まで来て、そしてまた待ち時間を経て四、五十分かけて泉中央まで行きますか。町民バス100円負担をし、そして、宮城バス、民間バス100円を負担し、要するに町民バスに乗る時間、待ち合わせ時間、また乗車して出向く時間、そしてまた利用の少ない昼間の時間というふうなあたりの便、8便を選んで実証するというふうなことの行き先に本当に本格運行というふうなことが描けるものかどうか。この辺の確度についてお願いします。
利用者は乗りかえなしで泉中央駅まで100円程度で乗っていけると期待しているわけです。内情は、この実証事業を見てわかりますように、富谷市役所から泉中央駅まで590円です。100円をご自身にご負担いただいて、差額490円は町で持ちますということです。差額は税投資しますよということ、そういうふうな形の延長上に本格乗り入れていった場合に、100円であれ、200円であれ、一定の自己負担をしてもらった上に、その差額を町が負担するような形態になるものか。私はそうならざるを得ないと思います、残念なことに。これは民バスが自由業ではなくて許認可営業として公共交通の役割を果たしているわけですね。そういうことからすれば、町が100円で行くことに町民が、乗客が行けば、その差額分は宮城バスのほうにご負担願いますねというのは、当然の主張ではないかというふうに思います。ですから、そういう意味で、本格運行、今のような利用者の思い、そしてまた内情はということと、本格運行の行き先について、つながりを持った中で実証事業がなされるものかというふうなあたりについてお聞かせをいただきたいと思います。
なぜ、このように申し上げますかというと、町民バス利用者の7割が南部循環線と西部循環線利用者です。七万何人分の五万何がしということで、7割です。そういう皆さんの利用機会のない施策に公費をかけることは、私は町政の不信感につながるのではないか。望むのではないんですよ。一番恐れることです。私らも、執行者もそうであります。内側にいる議会人としてもそうであります。どのようなことをもってこのようなものが議会で議論されたのですかというふうなものは、当然、市井の皆さんとやりとりがあるわけですから、このような場面でこのようなことを、議論を深めながら、ぜひ、そういう行政への不信につながるような、事業への信頼度の高いスタートであってほしいなと、このように思います。これが第1問に関してです。
第2問に関しては、歳入増が2つ合わせると5億5,000万円ほど。参考までに、議員報酬、2割アップしたことによって7,300万円から約9,000万円弱というふうなことになることも、一応の数字として捉えております。そしてまた、教育委員、さきの4職種と言わせていただきますけれども、4職種の郡平均から4職種とも下回りますというふうなことであったように思いますが。教育委員と農業委員は最低値ですねというふうなことでしたかね。そのようなことで、市の平均、今度市になるわけですから、4つの職種の市の平均と富谷の今の実額というふうなあたりの乖離といいますか、どれくらいの開きがあるのか、何倍の開きがあるのか、その辺をちょっと速算して、用意がなければ速算してお答えいただきたいと思います。
再質問については以上でございます。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) まず、仙台・富谷の件だったと思うんですけれども、総会、それから幹事会、その前段の幹事会等々でいろいろなご議論が出まして、結果、今の状況は、その後、事務局の中で今後の仙台・富谷のあり方を検討しましょうというふうなことで、今キャッチボールといいますか、本年度の部分について検討をさせていただいておるところでございます。
それから、3つのパターンの財源も含めた工事費については、その部分も含め、今年度の事業費では200万円の部分で発注の準備をしておりますので、今年度の委託業務の中で、より精査してまいりたいと考えてございます。
それから、市民バスの実証事業については、確かにいろいろな採算性の問題というのでしょうか、そもそも乗る人がいないんじゃないかというような議論ももちろん我々内部でも当然ありました。ただ、今回はこれがゴールではありませんので、これがやっぱりスタートだというふうなところで、その辺ちょっとご理解をいただければというふうに思っております。
以上でございます。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) それでは、4つの報酬について、市の報酬平均との比較というところでございますが、まず、教育委員で申し上げます。富谷町が14万6,000円でございます。市の平均でございますが、仙台市を除きますと年額換算で55万4,000円ほどでございます。仙台市を含めますと69万9,000円ほどでございます。農業委員につきましては、富谷町が年額16万8,000円でございます。市平均、仙台市を除きますと、塩竈が1日換算ということになりますので、塩竈市を除きますと年額41万円ほど、仙台市を含めますと43万8,000円ほどでございます。消防団員でございます。富谷町は年額3万5,000円でございます。市平均、仙台市を除きますと年額2万9,000円ほどでございます。仙台を含みましても2万9,000円ほどでございます。交通安全指導員でございます。富谷町、年額4万3,000円でございます。市平均、仙台を除きますと、こちらも東松島が1日出勤での報酬体系になっておりますので、それを除きますと4万5,000円ほど、仙台市を含みますと4万4,000円ほどでございます。
○議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
○4番(若生英俊君) 何事もゴールでない、スタートでない、それはそれで結構でございますので、ぜひ、成果の上がるといいますか、結果、振り返ったときに、やっぱりあそこでというようなことにならないようにだけ、細心の注意を、公費投入というようなことの視点からすれば、そのことを強調しておきたいと思います。
そしてまた、乗り継ぎ実証、49人、割る8で、7.5人という、7人ちょいというようなことになりますけれども、それはここに向けて来られた方、ここから、最大60分待ちありましたね、改めて検証しましたならば。到着して、ここで60分待って乗り継ぐという便もありましたという、10分から30分というふうな説明ではあったんですけれども、そういう1時間近くというようなものもあるようです。ですから、乗っている時間四、五十分、待ち時間、そしてまた云々というと、現実は、東向陽台一丁目から14分、220円ですよ、代表的なバスで、宮交の定期バス。成田センター東からは20分で360円、日吉台ショッピングセンターからは20分で420円、金額が……、ということもありますけれども、やっぱりこの世の中、時間というようなことの兼ね合いもあるわけですので、そういう意味からすると、7.5人の皆さんが幾らか待ったにしろ、そこに乗り継いで行く人の確率というのは果たしてどれくらいと見ているんでしょうかね。1便7人で来た人も7人そのまま泉中央に行くわけではないんですよね。そういうことからすると、本当に数字としては、半分以下、1人、2人、このようなことも想定できるのではないかなというふうに危惧するところであります。そういうふうなことも含めて、ゴールでないことを理解しながらも、この時期でありますので、ご指摘をさせていただきたいと思います。
そしてまた、今度は報酬のほうに移りますけれども、先ほど市の平均値ということで、富谷の14万6,000円に対して、市部、仙台市を除いて55万何がし、比率を見ますと約4倍近くというか、4倍弱といいますか、3.何倍というようなことになりましょうかね。農業委員も16万8,000円に対して、平均値ということですとやっぱり2倍を超えるかと。そんな中で、消防団員と交通安全指導員が、市の平均値が2万9,000円で、やや意外な感じがいたしました。
このようなことで質問いたしますけれども、消防団員について、市の平均値が2万9,000円と低い水準というのは何か背景があるものでしょうかというのが一つ。しかし、消防団員の内実を見ますと、職務内容だとか出面に見合うかとか、24時間肉体的・精神的な拘束が考慮されているかとか何かを考えるときに、そういう意味でも市の平均値の低さと、そしてまた、今現在の消防団員の報酬の、私、主観的には低さというふうな感じをいたしますけれども、その辺についての相関について町の見解を求めたいと思います。
最後になりますけれども、質問の2回目ですからね、町長の描く富谷市のまちづくり、この思いを前段の質問の後で結構でございますので、最後に町長が描く富谷市のまちづくりの思い、そしてまた方向性をみずからの言葉でお話しをいただきたいと思います。
以上です。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 最後の質問にお答えをさせていただきます。
私の思いといたしましては、これまでも申し上げておりますとおり、私は町民の声の届く町政というものを基本にさせていただいておりまして、町民の声に耳を傾けながら、そして、町民の声の届く町政を基本としながら、住みたくなるまち日本一の実現に向けて取り組んでいるところでありまして、また改めて、今回市制施行にあわせて、先ほど菅原議員の初代市長としての意気込みの中でも抱負としても申し上げましたとおり、今回、市制施行にあわせての富谷市総合計画の実現に向けてしっかりと粉骨砕身努力をしていくという決意でございます。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。もとい、危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) 市で一番高い報酬で5万6,000円、一番低いところで、こちらがちょっと1万3,500円ということで、差があっての平均ですので、という形で2万9,000円というふうな形でなってございます。
○議長(浅野幹雄君) この際、午後2時15分まで休憩をいたします。
   午後2時04分 休憩


   午後2時15分 再開
○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 通告に従い3件の質問をいたします。
1件目といたしまして、「日吉台公民館放課後児童クラブの現状について」。
本日、町長の挨拶におきまして、「本年度中の設計、来年度には直ちに着工できるように前倒しで進めてまいります。本定例会の補正予算に設計業務委託の経費計上しております」とありましたが、再度、現状を認識していただきたく質問をいたします。
これまで富谷町の子育て世代の施策の取り組みとして、病院医療費の無料化対象を18歳の年度末まで拡大し、また待機児童対策として認可保育所を中心とした新規認定、誘致による対策を行ってきたことは、町としての取り組みに大いに評価すべき点はあります。現在、町内各地における新規の宅地造成に伴い、若い子育て世代の転入増加による子育て世代に対する施策が急務となっており、また社会情勢も変化し共働きが当たり前となってきたことから、小学生まで成長した子育て世代の親にとって、富谷町における放課後児童クラブは、親御さんが働いている時間帯に子供たちを預かってもらい、安心して親御さんが働きに出られることを支える重要な事業の一つとなっていると考えます。
日吉台公民館放課後児童クラブは、7月21日時点で、登録状況としては1年生から6年生まで合わせると171名、平日の利用者数が80名後半から90名、夏休みが始まってから100名を超える利用者数となっております。子供たちが過ごす日吉台のプレイルームの広さは138平方メートル、夏休みの利用者を100名と捉えた場合、平均で割ると1.38平方メートルとなっている状況です。さらに登録者で割ると0.81平方メートルとなっている状況は、厚生労働省の定める放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準においての専用区画の面積は、児童1人につきおおむね1.65平方メートル以上でならなければならないと定められております基準の半分以下の劣悪な環境です。そして、プレイルームには現在ランドセルなどを置く棚が壁に設置され、また、勉強など、食事をするためのテーブルが置かれているため、実際の子供が動ける広さとしては約半分近くは使えない広さとなっております。このような状況により、低学年を中心とした、狭さから生じる衝突、特定の子供を中心としてのいざこざ、子供同士のトラブルが絶えない状況にあります。
また、日吉台公民館はもともと住宅地の中に設置されており、隣接する個人宅への配慮から、子供の声などの騒音を極力漏らさないため、通年を通し終日窓を開けることができない状況であり、その中で勤務する児童指導員の先生方の置かれている職場環境としては、子供たちの話す声、子供同士のトラブル処理など、心身に与えるストレスは現実として過酷な職場環境であります。また、パート職であることから、5.5時間という勤務条件の中で、長期休業時の預かりでは午前8時から午後7時までの間に交代しながら限られた人員で対処しなければならない現状もあります。
また、本来の公民館のプレイルームのあり方は、乳幼児が母親とくつろいで乳幼児はもちろんのこと、母親同士の情報交換、憩いの場として利用されるべきものと思われますが、児童の長期休暇のときは朝から児童たちの利用により本来の使い方がなされていないという状況にあります。
日吉台公民館については、平成30年度以降に設置場所が学校の敷地内等に移動が検討されることから、しばらくの期間について、運営場所に変化はない予定です。現時点での放課後児童クラブの運営状況としては、狭隘なスペースの中で子供たちの生活が強いられている状況にあります。今後数年間は主に杜乃橋からの新入生の増加が容易に想定されることから、このまま日吉台公民館で現在の入会基準を踏襲したままでの受け入れは限界があります。
以上のことから、今後の日吉台公民館内における児童クラブの運営状況について改善が必要であることから考え、町執行部において、日吉台公民館児童クラブの現状をどのように捉え、今後のあり方についてどのように考えているのか。以下の内容について質問いたします。
1つ、現在の日吉台児童クラブの現状について、どのように認識されていますか。
2つ、町で把握している今後の日吉台児童クラブの登録者数、利用者の平成30年度までの利用児童数は何人と推計していますか。
3つ、推計した人数による現在の日吉台公民館内での児童クラブ運営を行うことは可能であると考えますか。
4つ、富ケ丘、あけの平、成田の児童館、児童クラブが29年度4月開所予定で進んでおります。日吉台において計画がなかった理由をお伺いします。
5つ、日吉台児童クラブの設置場所については、学校敷地内に児童館開所を平成30年度以降に向けて調整とされていますが、平成29年度、新年度に設置できない理由をお伺いします。
6つ、仮に平成30年度まで現在の場所で児童クラブを続ける場合、何らかの措置、利用する部屋などの改善、改修が必要と考えますが、町としての考えをお伺いします。
2件目としまして、「放課後児童クラブ民間委託及び施設環境、研修制度について」。
平成29年度4月より、放課後児童クラブ土曜日開所の実現に向け、児童館及び児童クラブ合わせて8カ所の運営を民間に委託することが先般7月19日の議会臨時会にて可決されました。しかし、現場で働く児童指導員の先生方の所属が民間に委託されることに対する指揮命令系統、身分保障などの変化に対する不安は容易に想像されます。また、民間企業の使命として、当然、利益追求があります。現在は、児童指導員と小学校、公民館副館長を初め、職員が地域の実情にあった連絡をとり、児童一人一人の多種多様な環境に即したきめ細やかな対応をとってきました。このようなサービスの質を維持していけるのかが非常に不安材料として残ります。あえていえば、そこで過ごす子供たちの健全な育成への阻害の可能性、親御さんに対して、町の児童クラブの姿勢に対し、このまま我が子を預けてもいいのだろうかという不安と町に対する不信、そして、なり手である児童指導員の確保の困難さが懸念されます。
よって、次の質問を行います。
1つ、民間委託業者へ委託した場合の役場、民間業者、児童指導員の指揮命令系統、責任体制をお伺いします。
2つ、児童館放課後児童クラブで万が一の事故があった場合の責任者は誰になりますか。
3つ、小学校、公民館で保有している児童個別の個人情報及び家庭の状況に関して、どの程度まで開示すべきと考えますか。お伺いします。
4つ、町全体の放課後児童クラブのあり方について、これからも子育て世代の転入が予想され、放課後児童クラブを利用する世代がふえてくると思いますが、今後どのように取り組んでいく考えであるのか、お伺いします。
5つ、明石台小学校は昨年4月に新築で開所、利用者1人当たりのスペースが3.75平方メートルで、プレイルーム、ホールも広々と充実しており、エアコンはもちろんのこと、シックハウス症候群対策で24時間送風の空調設備管理と恵まれた環境のところもあれば、成田東小学校のように、小学校の校舎を改築し、エアコンもなく、本年度やっと1教室に2枚の網戸の設置で暑さをしのぐといったような児童クラブもあります。施設に関して差があり過ぎることに対して見解をお伺いします。
6つ、児童指導員に対しての研修状況及び研修制度をお伺いします。
3件目としまして、「杜乃橋地区認定保育所整備計画の進捗」を問います。
本日の町長の挨拶におきまして、社会福祉法人三矢会に決定したとのことですが、詳細を伺いたく質問します。
昨年12月定例議会一般質問におきまして、私は日吉台・杜乃橋地区への認可保育所施設の設置を要望し、平成29年4月開園を目指し準備との返答をいただきました。本年1月と3月に私立認可保育所整備事業の公募を行い、事業者の公募はありましたが、決定まで至らず、本年7月に3回目の平成28年度保育所もしくは幼保連携型認定こども園の公募を行っておりました。1月の公募要綱と7月の公募要綱での相違点及び計画の進捗を伺いたく、以下内容について質問いたします。
1つ、1月の公募要綱では、定員120名、施設面積が332.62平方メートルであったが、7月の公募要綱では、2号認定及び3号認定こども園の定員は90人、施設面積は217.8平方メートルと3分の2の規模に縮小されております。その理由をお伺いします。
2つ、7月の公募要綱では、平成29年4月1日開業を予定していますが、開園時期については協議に応じますとあります。現時点での開園時期の予定をお伺いします。
若生照男元町長のお言葉にこんなすてきなフレーズがあります。「富谷町には大きい山がない。大きい川にも恵まれない。海にも接していない。豊かにあるのは子供たちだ。この子らを町の財産にしたい。みんなで育てたい」。
以上、若生町長の見解を求めます。
○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
○町長(若生裕俊君) ただいまの青柳信義議員のご質問にお答えを申し上げます。
質問件名1、「日吉台公民館放課後児童クラブの現状について」の問い1でございます。
日吉台児童クラブにつきましては、昨年度の登録者数は150人ほどと多かったのですが、ここ数年、1日当たりの利用者数の平均が67名で、1人当たりの基準面積は確保できておりました。ところが、本年度に入り、登録者数及び1日の利用者数が20人ほど増加いたしまして、4月からの利用者の平均が87人になりました。なお、急激に利用者数がふえたことにより、手狭な環境の中での生活となっておりましたことは、青柳議員のご指摘もいただき、喫緊の課題であると認識しているところでございます。
問い2のここ数年、年間平均10人ほどの登録者数の増加が続いていることから、平成30年度までには20人程度の登録者数が増加すると予想しているところでございます。また、1日当たりの利用者数については、本年度の保育所申し込み者数から推計しますと120名程度の利用者になるのではないかと見込んでおります。
問い3の日吉台公民館児童クラブの床面積では、国が定めた1人当たり1.65平方メートルの基準を超えておりますので、小学校の敷地内に新設すべく早急に検討を行っているところでございます。
問い4の日吉台において計画がなかった理由につきましては、段階的に学校の敷地内に児童館・児童クラブの新設を計画していたもので、学校と児童クラブの距離や児童クラブの敷地面積と利用者数の兼ね合いから優先順位を決めておりました。児童館・児童クラブの計画を立てていた平成27年度ごろには日吉台の1日当たりの利用者数は65名でほぼ横ばいであったため、今回の新設の計画には入らなかったものでございます。
問い5の日吉台児童クラブの設置場所について、平成29年度、新年度に設置できなかった理由につきましては、現在の利用児童者数から平成30年度まで待つことは困難な状況になっている状況から、当初の計画を前倒しして本年度中に設計業務を行いまして、平成29年度に早速工事に取りかかり、来年度の夏休み過ぎには利用できるようにしてまいりたいと考えております。
問い6でございます。現状では、1人当たりの基準面積が確保できない状況となっておりますので、公民館や児童指導員と検討を重ね、9月より2階の和室も放課後児童クラブとして利用しております。必要物品をそろえ、安全面も考慮し進めているところでございます。
質問件名2の「放課後児童クラブの民間委託及び施設環境、研修制度について」の問い1でございます。民間委託業者へ委託しても、現在と変わることはなく、全体の指揮命令や責任は主管課である子育て支援課になります。
問い2の事故が発生した場合、子育て支援課に連絡が入るように緊急連絡体制を整備するなど、リスク分担や管理について委託事業者と十分協議をしていきます。なお、最終的な事故の責任は市にあります。
問い3、委託事業者への提供は、児童の既往歴、保護者の連絡先等、児童を預かる際に必要な最小限の情報となります。そのほか必要と思われる事項については随時対応してまいります。
問い4の町全体の放課後児童クラブのあり方について、今後どのように取り組んでいくか、考えられるのかにつきましては、来年4月には、あけの平・富ケ丘・成田小学校の校内に児童クラブが開設されます。また、来年中ごろには日吉台小学校に開設されます。富谷小学校の児童クラブは引き続き富谷中央公民館内で実施をしていく考え方です。
問い5につきましては、施設に関して差があり過ぎることに対しての見解につきましては、明石台小学校児童クラブは新設の小学校にあわせて建設された特別な施設で、児童数等も見通しを持ち、広く設置された恵まれた児童クラブとなっております。成田東小学校児童クラブの開設については、これまで成田公民館に成田小学校と成田東小学校の児童が集まり活動しており、年々利用者数の増加により世代間交流室内は手狭になっておりました。そこで、児童数の減少に伴い空き教室が活用できる成田東小学校へ移ることで対応したところです。十分な準備期間のない中ではありましたが、成田東小学校と成田公民館の2カ所に児童クラブが分散したことで子供の安全性は確保されました。そのほかの児童クラブにおいても、児童の状況や学校の状況もさまざまですが、限られた条件の中でよりよい環境づくりに努めているところです。なお、最低基準はしっかり確保しながら大きな格差のないよう整備を進めてまいります。
問い6の児童指導員に対しての研修状況及び研修制度につきましては、昨年度は、子育て支援課において2回の研修を実施しております。本年度は、6月に町主催の虐待防止のための研修会に参加しており、今後は10月に全体研修を行う予定です。また、全国学童保育連絡協議会の研修へも自主的に参加しております。放課後児童支援員の宮城県認定資格研修は、平成31年度までに全員が取得できるよう計画的に受講を進めていきます。
質問件名3、「杜乃橋地区認定保育園整備計画の進捗を問う」に関連しての問い1でございます。1回目の公募の後、複数の社会福祉法人から定員120名とすると開所までに保育士の確保が確約できないとの話があり、保育士のやりくりがしやすいように入所定員数を見直しました。床面積的には100名以上の入所が可能なので、状況を見きわめながら必要に応じ定員を増員することは可能と考えております。
問い2の現時点での開園時期の予定につきましては、8月24日に選考委員会により運営事業者を社会福祉法人三矢会による幼保連携型認定こども園に選定いたしました。開園時期につきましては、来年4月を目指しますが、工期や国補助金等との兼ね合いがありますので、三矢会と協議の上、なるべく早い時期に開所したいと思います。
以上です。
○議長(浅野幹雄君) これより青柳信義君の質問は一問一答により行います。2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 先ほど、富ケ丘・あけの平・成田が計画があって、日吉台に計画がなかったという理由で、先般いただいた資料によりますと、日吉台のほうが利用者が少なかったというお話なんですが、富ケ丘は136平米、日吉台公民館は130平米、全員協議会のときにいただいた資料でございますけれども、それを見ますと、平成27年度で、約同じ平米数で富ケ丘が47.5、日吉台公民館は67.1、20名ほど多いわけなんですね。先ほどの意見との、富ケ丘のほうが多かったということに関して、再度質問いたします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 富ケ丘公民館に関しましては、利用児童数の人数ということもございますが、やはり学校から放課後児童クラブまでの距離というところで、お子さんによっては自宅と反対方向に向かっていかなければいけないといったことも理由として一つございます。
○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) それもわかるんですけれども、登録人数からしてみても120人と153人で、やはりかなり劣悪な状況にあった日吉台公民館がなぜ候補に入らなかったのかを再度お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) その当時、各公民館での状況を確認した上で、こちらとしても優先順位をつけさせていただいたというところで、やはり日吉台も一つ案として上がっていたところではあったんですが、実際の一日の平均利用者数というところであけの平と富ケ丘になったというふうな話でございます。
○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 平成30年度までの利用人数の推計でございますけれども、先ほど町長の答弁で、約20人くらいふえるだろうというふうに答弁ありましたけれども、ことしの日吉台小学校の1年生の児童数は109人でした。そのうち、児童クラブ登録者数が53名、約48.6%の児童が登録しております。来年度、29年度の1年生の予定者は5月時点で87人で、これを本年度の予測で割りますと約42人が登録される予定になっております。もちろん高学年の脱会も見ても、私は20人というよりも30人程度ふえると予測していますけれども、その辺の見解を再度お願いします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 登録者数に関しましては、やはり皆さん登録はするけれども、利用するかどうかは別として、まず登録するというお母さん方も中にはいらっしゃるようで、実際の利用実績として見ますと、やはりちょっと現実とは違うのかなというところで、登録者数ということであれば例年どおりの伸びていくのではないかというふうに考えました。ただ、やはり実際に一日当たりの利用者数ということで考えたときに、現実的なのは、今現在保育所に申し込んでいる5歳児の、特に日吉台地区の方が何人いるのかというところで調べたところ、今5歳児で保育所に申し込みをしている方が20数名ということでしたので、その伸びでいくとこの人数になるのではないかというふうに見込みました。
○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) ありがとうございます。
来年、夏休み明けには開設の予定ということなんですが、それまで2階の和室の研修室などを利用するという答弁がありましたが、2階にはソファなんかも置いてありまして、低学年のお子さんだとソファに乗って遊んでいるうちに下に転落するというような事故の可能性も大いに考えられますが、その辺の安全対策に関してどのようにお考えか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 2階の和室に関しましては高学年のお子さんの利用ということで、低学年の方は今までどおりのお部屋で見ていくというふうな形で考えておりました。
○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 高学年の利用はわかるんですが、私も何度か公民館のほうに足を運んでみましたけれども、2階のロビーなり、やはり低学年の方も一緒になって遊んでいるわけなんですね。あとはお昼寝タイムも低学年がその和室に行って休んでいるという現状もあります。その現状も踏まえまして、再度同じ質問をいたします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 2階から下へのぞき込むことがないように、パネル等を設置してその危険を防止するようにしております。
○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) パネルというのは、転落防止のアクリルパネルみたいなものを設置するということでよろしいですかね。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) そのとおりでございます。
○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 日吉台放課後児童クラブの件に関しましては、町長の挨拶でもいただきましたので、このくらいにしておきます。
2件目の民間委託に関してですけれども、最終の指揮命令系統は子育て支援課、万が一事故があった場合には市として責任をとるということで、再度確認をいたします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) もちろん、そのような事態が起きないように事業者とは日々話を詰めていくことですとか、そういう事故が起きたときの連絡体制、報告、今後の対応についてどうしていくかといったところもあわせて話をしながら委託をしていくことになるかと思いますが、最終的な責任というのは町にあると思います。
○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 現在、8つの児童館があるわけですけれども、3つの児童館におきましては、3名の方、再任用、常勤勤務、あとは再任用時間勤務の職員がいる児童館もあるわけですけれども、その他5つの児童館に関してはそういった責任者の方がいらっしゃらないわけなんですね。その辺をどのように考えているのか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 民間委託を検討しました理由の一つとして、土曜日の開所ということもございましたが、やはり公民館から離れて小学校の敷地内に児童クラブが単独でいるというふうなことになりますと、やはりそこをちゃんと管理できる立場の人間ですとか、今は児童指導員さんたち、同じ賃金で、同じ立場で子供たちを見ていただいている中で、公民館の職員が何かと相談に乗るというような形になっておりますが、そこから離れて、小学校の敷地内にあるという場合には、やはりそういった職員の責任体制といいますか、職務が違ってくるような、管理できる立場の職員も必要になってくるかなというふうなことを考えましたときに、民間の事業者に委託することで、そういったノウハウを持った職員が既に事業者さんのほうにいらっしゃるということだったり、あるいは今いる職員をそういうふうに、力のある方はそういうチーフとして、責任者として雇い上げていただけるのではないかという思いもございまして、民間委託というふうに考えました。
○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 今の答弁ですと、現在いらっしゃる児童指導員、役場雇用の方がある程度力がつけばチーフとしてまた上に上げていただけるというような解釈でよろしいですか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 何カ所かの民間の委託事業者、近隣自治体で委託されている事業者さんとのお話の中では、やはり今現在いる指導員さんたちにぜひ残っていただきたいという中で、その方たちの力とか思いとか、そういったものを組み入れながら、できる方はそういう立場にというようなお話も実際はお聞きしましたところです。
○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) その場合、賃金というのは、今ホームページ上でも公募しておりますけれども、時給900円、これはチーフになった場合でも、上がりますか、それとも現状維持でしょうか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) そこは委託事業者が決まってからということで、町は事業者さんに委託料ということでお支払いする中で、事業者さんがどのようにそこを割り振るかということにはなるかと思うんですが、近隣自治体での状況を見ておりますと、やはりそこは違うというか、正職員という扱いになっているのかなというふうに思っております。
○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) その辺、児童指導員の方も若い方もいらっしゃいます。非常に前向きで、自分で工夫して子供さんたちを育てたいと。やはりそのような方を正職員にして吸い上げるという方法も必要だと思いますが、その辺の見解をお伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 私も児童クラブのほうに顔を出したときに、やはりそういった指導員さんたちの思いというか、熱意がすごく感じられておりまして、扶養に入られていて、どうしてもそれ以上働けないという方もいらっしゃるんですが、そうでない方はぜひそういう立場で働いていただけたらなというふうには感じております。
○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 私の知り合いの方でも、本来なら富谷で児童指導員をやりたいんですけれども、5.5時間の縛りで900円ということで、富谷では働けない。まだ20代の方なんですが、その方は仙台市の児童館に行ってフルで働いているような状況もありますので、ぜひそのような雇用体系も検討していただきたいと思いますが、見解をお伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 児童指導員さんは本当に私たちもたくさん来ていただきたいというところもございますので、委託事業者がこれから公募して決まってきたときに、そういったことも含めて検討していきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 個人情報の件に移りますが、小学校、公民館は公的な立場ということで、地元の住民の理解を得ることができるんですが、民間に委託することによって、いろいろな情報、これは学校なり、当然、地域住民の親御さんに説明する必要があるかと思いますが、そのタイミングなり、どのような説明を行うのか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) まず、民間委託に関しては、今後公募という形になりますので、公募事業者が決定したタイミングでは、議会の皆様ですとか、児童指導員、今実際に利用されている保護者の方には説明を行ってまいりたいと思います。来年度入会される方の説明会のときにももちろんそこは説明をさせていただく予定でございます。
個人情報に関しましては、最低限度の、町長の答弁にもございましたように、最低限度、ただお子さまの体のことですとか、やはりアレルギーを持ったお子さんもいらっしゃいますし、そういった必要な情報に関してはお伝えしていきたいと思いますし、あとは事業者のほうでやはりそれぞれのお子さんと保護者と話を詰めていくことになるかと思います。
○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) ぜひ、初めての試みだと思いますし、これは8児童館とも全部同じじゃなくて、全部、8業者になる可能性もあるわけかどうか、ちょっとお伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 1つの事業者に頼めるかどうかも、ちょっと公募してみないとわからないところもありますので、そこは1事業者ということではなく考えております。
○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) その辺、ぜひ慎重にやっていただきたいというふうに思います。
先ほど、明石台小学校と成田東小学校の格差についてお尋ねしましたが、再度、成田東小学校、エアコンなりつけていただくとかそういった考えがあるのか、ないのか、再度お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 成田東小学校に関しましては、空き教室を貸していただくということでありましたので、やはり冬休みになってからの工事ということもございまして、ちょっとこちらのなかなか進みぐあいがよくなかったという点は本当に申しわけなく思っております。エアコンに関しては今後つけていくというふうなことで、環境整備は今後ともしてまいりたいと考えております。
○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) それでは、杜乃橋の認定保育所に移りますけれども、今回、3分の2に縮小されまして、本年度予算で1億1,965万1,000円計上されているわけですけれども、これは本年1月のときより3分の1に縮小されていますけれども、同じ予算でございますか。お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 2号認定、3号認定に関しましては定員が確かに90名ということではございますが、幼稚園の分、1号認定に関しましては60名ということで、人数、定員数としては変わりがないのかなというところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) じゃあ、この現状の公募、三矢会は、上桜木では定員150人、明石台若樹の森保育園では定員200人だったと思いますけれども、今回の応募定員で、日吉台・杜乃橋地区の待機児童は解消されるとお考えかどうか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 解消できるようになっていただきたいなと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 終わりですか。2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) まず、その辺のところ、ぜひ期待しまして、最後に、子育て世代の若い地域住民もかなり期待しております。当初の予定である来年4月の開園を目指して努力を期待いたしますが、再度、町長の見解をお伺いいたします。これで最後に質問とします。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) このたびの杜乃橋地区の認定保育園につきましては、これまでの経過もありまして、なかなかいわゆる受け入れてくれる事業者が決まらなかったということで、やっと今回、認定こども園ということで事業者が決定をいたしました。最大限、先ほどの議員のご意見の中で、待機児童ゼロというご質問ありましたが、改めて、私も待機児童ゼロの実現に向けて、今回、杜乃橋の整備に臨んでおりますので、早急に事業を進めて、何とか来春の開園に向けて努力をしていきたいというふうに思っております。
○議長(浅野幹雄君) これをもちまして本日の一般質問を終わります。
これで本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでした。
   午後2時57分 散会

平成28年第3回定例会議事録(第2号)

平成28年9月2日(金曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 金子透君
  • 2番 青柳信義君
  • 3番 浅野武志君
  • 4番 若生英俊君
  • 5番 畑山和晴君
  • 6番 齊藤秀行君
  • 7番 藤原峻君
  • 8番 佐藤聖子君
  • 9番 西田嘉博君
  • 10番 長谷川る美君
  • 11番 佐藤克彦君
  • 12番 山路清一君
  • 13番 浅野直子君
  • 14番 高橋正俊君
  • 15番 菅原福治君
  • 16番 出川博一君
  • 17番 相澤榮君
  • 18番 渡邊俊一君
  • 19番 安住稔幸君
  • 20番 浅野幹雄君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 町長 若 生 裕 俊 君
  • 副町長 大 庭 豪 樹 君
  • 企画部長 内 海 壯 晃 君
  • 総務部長 山 田 豊 君
  • 保健福祉部長 小 野 一 郎 君
  • 建設部長 奥 山 育 男 君
  • 保健福祉部次長兼保健福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター所長 中 山 高 子 君
  • 企画部企画政策課長 高 橋 弘 勝 君
  • 企画部財政課長 西 山 高 広 君
  • 企画部産業振興課長 鴇 幸 浩 君
  • 総務部町民生活課長兼東向陽台出張所長兼富ケ丘出張所長兼あけの平出張所長兼日吉台出張所長兼成田出張所長兼清掃センター所長 泉 川 潤 哉 君
  • 保健福祉部地域福祉課長 菅 原 俊 司 君
  • 保健福祉部健康増進課長 菅 原 順 子 君
  • 保健福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセンター子育てサロン所長 狩 野 悦 子 君
  • 建設部都市整備課長 齋 藤 英 夫 君
  • 建設部都市計画課長 伊 藤 正 君
  • 保健福祉部長寿福祉課技術参事兼保健福祉総合支援センター所長兼高齢者施策専門監 安 積 春 美 君
  • 保健福祉部子育て支援課参事兼保育統括監 八 巻 恵美子 君
  • 教育長 菅 原 義 一 君
  • 教育次長 荒 谷 敏 君
  • 教育総務課長 高 橋 加 代 君
  • 学校教育課長 齋 藤 卓 也 君
  • 生涯学習課長兼総合運動公園所長兼民俗ギャラリー館長 渡 邉 正 弘 君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀郁雄
  • 次長 富澤裕
  • 主幹 長瀬千鶴子

議事日程 第2号

平成28年9月2日(金曜日) 午前10時00分 開会
 第1 会議録署名議員の指名
 第2 一般質問(通告番号5番~9番)

一般質問 1番 金 子 透 議員
1 町長公約の事業について問う
17番 相 澤 榮 議員
1 本町の農業政策について
2 電子黒板の使用実態について
13番 浅 野 直 子 議員
1 県立支援学校を富谷町へ誘致を
2 利用価値のある施設整備は必要
10番 長谷川 る 美 議員
1 子どもを産み育てやすい環境のさらなる整備を
2 高齢者、障がい者外出支援事業「とみぱす」事業内容を問う
18番 渡 邊 俊 一 議員
1 ジカ熱対策について伺う

本日の会議に付した事件

    議事日程のとおり 午前10時00分 開議
○議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。


    日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷町議会会議規則第127条の規定により、6齊藤秀行君、7番藤原 峻君、8番佐藤聖子君の3名を指名いたします。


    日程第2 一般質問
○議長(浅野幹雄君) 日程第2、一般質問を行います。
昨日の青柳信義君の答弁の中で訂正の申し出がありましたので、これを許します。子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) おはようございます。
昨日の青柳議員の一般質問に対する回答に誤りがございましたので、訂正させていただきます。
質問件名1の日吉台児童クラブについての質問の中で、2階の和室を児童クラブ室として使用するに当たり、安全対策としてロビーに設置するのはアクリルパネルかということと捉えてよいかというご質問に対し、「はい」と回答いたしましたが、正しくはアクリルパネルではなく、展示パネルの誤りでございました。訂正しておわびいたします。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 皆さん、おはようございます。
富谷町として最後の定例会一般質問です。10月10日からは富谷市となります。我々議員は、将来を見据え、大所高所からの政策を議論し、すばらしい富谷市をつくることに努力すべきと考え、質問いたします。
町長は、昨年2月の選挙において17件の公約をなされました。子育て支援、高齢者支援、障がい者支援、泉中央への交通アクセス、また、大規模な箱物事業など、全ての事業について4年以内に何らかの形が形成される内容であると理解しております。
実際に、18歳までの医療費無料やわくわく町民会議の開催、待機児童ゼロへの取り組み、外出支援乗車証とみぱす、子育て世代包括支援センター建設着手など、町民の生活に直結した要望に応え、一定の成果を得ることに私も評価するものであります。
大規模な事業に関しては、一部について調査、研究が行われている状況と理解しております。町長公約の大規模事業、ライトレール、次世代型図書館、複合文化ホール、スイーツの駅、パークゴルフ場、公営墓地など、全部実現できればすばらしく、大変うれしく思います。しかし、総事業費を考えれば、かなり無理があるのではないでしょうか。
ことし5月に実施された富谷町まちづくりアンケート、かなり精度の高い集計結果と思っております。そのアンケートで示された町民の意思を重く受けとめ、それぞれの事業の優先順位を定め、一歩ずつ確実に歩むべきと考えます。
今の我が国を見れば、アベノミクスはある程度評価しますが、地方に、全体に波及することなく終わりを見せようとしていると思われます。消費税10%は再延期され、少子高齢化の中、年々増加する社会保障費の財源は示されず、財政改革もなされず、現在、国の債務残高は1,200兆円を上回り、桁外れな金額でこれから先が見通せないようなありさまではないでしょうか。
町としては、事業内容をよく精査して、我が町の財政状況に見合った案件のみにすべきと考えます。物をつくれば、それ以後維持管理費がかかります。コンクリートの建造物は一般的に50年ぐらいが寿命と言われております。昭和40年代から整備された建造物の更新等も考えねばなりません。20数年前のバブル経済崩壊後のような負の遺産を次世代に残すことなど、決してあってはなりません。事業について議論し、起こすタイミング、我が町を取り巻く環境の変化、また、その時々の経済状況などを考慮すれば、新たな判断による事業の変更、延期、凍結、中止等の決断はやむを得ないものと思います。住民の皆様に対し説明責任を果たせば、決して公約違反とは言えないと考えます。
町長に就任して1年半、市制施行を目前にした今、そして来年度の予算編成を間近に控えた今、町長としての考え、方針を示し、中長期的なビジョン、すなわち富谷町の、富谷市の未来への展望を示すのは町長の責務と考え、質問いたします。
17件の公約、既に実行なさっている案件もありますが、次の件についてお答えください。
ライトレール、次世代型図書館、複合文化ホール、スイーツの駅、パークゴルフ場、公営墓地造成について、1つ、今後どのようなスケジュールをお考えですか。
2つ、事業の変更、延期、凍結、中止などは考えておりますか。
以上、2問質問いたします。
○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
○町長(若生裕俊君) おはようございます。ただいまの金子 透議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名、町長公約の事業について問うの問い1でございます。
今後どのようなスケジュールを考えかにつきましては、まず、ライトレールを含めた新公共交通システムについては、昨日の菅原議員の一般質問でも答弁いたしましたとおり、導入空間の物理的な制約条件の検討を行った上で、概算事業費の算出及び今後必要とする調査内容やプロセス、財源も含め、検討を進めてまいります。
スイーツの道の駅に関しては、昨年度実施しました道の駅の設置可能性調査の結果をもとに、現在関係機関との協議を交えながら、各調査内容を精査、検証しているところでございます。今後は、具体的な事業化に向けて進めてまいります。
公営墓地に関しては、アンケート調査を行っており、次の段階として墓地基本計画及び基本設計を来年度予算において計上することを予定しております。その後、実施設計を行い、造成着手というスケジュールを予定しております。
文化ホール及びパークゴルフ場についての具体的なスケジュールについては、現時点ではまだ特定しておりませんが、図書館整備については、市制施行後ワークショップやわくわく町民会議を開催し、多くの方々より意見を伺う予定で計画を進めております。
問い2の個別事業の延期、凍結、中止等の考えはについてでございますが、富谷市総合計画の基本計画や具体的な実施計画及び財政計画の策定作業を通じ、改めて内部検討を行ってまいります。なお、検討に際しては、さきに実施いたしましたまちづくりアンケートでの住民の皆さんのご意向やまちづくり懇談会で寄せられたご意見等を踏まえ、計画策定を行ってまいります。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 私なりの考えも含め、再質問させていただきます。
富谷町を富谷家という一家と想定いたします。まだ幼い子供がいます。小学生、中学生もいます。お父さん、お母さん、じいちゃん、ばあちゃん、おっぴさん夫婦もいます。4世代同居の一家であります。
普通の家族の場合、ごく普通の家族の場合です。第一に、子供のことを考えます。当然のことであります。子供たちには健やかに育ってもらうための手当てをいたします。その子供たちの将来の夢の実現のために、一生懸命応援します。できる限りの手を尽くし、いろいろな形で応援いたします。次に、じいちゃん、ばあちゃんが安心して日々穏やかに暮らせるように考えます。お父さんは新しい車が欲しいが、今は少し我慢しようかなと、こういった感じであります。
まさに、富谷町は家族なのだと考えております。現在生活している人々、経済的に大変な人への手当てを拡充して、皆がある程度満足できなければと考えます。子育て支援、高齢者支援、障がい者支援、まだまだ不十分と考えております。
大和町では、公共交通を利用して通学する高校生、専門学校生に月額上限1万円の補助を実施することとなりました。子育て支援の拡充策の1つと思っております。富谷町でも独自の支援策を検討すべきと考えます。
また、10月10日から実施される外出支援乗車証とみぱす、本当に支援の必要な人たちの支援にはまだまだと思っております。バス停にすら行けない高齢者、障がい者の方たちのことを思えば、ドアからドアといった配慮も必要ではなかったのかとの思いであります。例えば、富谷町内を営業区域とするタクシー会社と提携して事業を展開すれば、まさにドアからドアへのサービスの実現が可能になると思います。住みたくなる町日本一を標榜するのであれば、他自治体より先駆けた制度設計をすべきと考えます。検討すべき案件と思っております。
次に、先ほども話しましたが、既存のインフラ、上下水道、道路、橋、公共施設、耐用年数を50年とすると、あと5年後ぐらいから次々と建てかえ、更新等の必要なインフラ、公共施設が出てくることと思います。そのような状況のとき、大規模な新たな事業を始めて、我が町の財政は大丈夫でしょうか。多額の維持管理費、運営費が必要な案件は時期尚早との思いであります。いろいろな施設を持つにふさわしいまちづくりをしてから、自主財源を充実させてから、また、基金などを積み上げてからでも遅くないとの考えです。町民の皆様の利便性、生活の向上、教育文化の向上に、維持管理運営費や費用対効果だけを語れませんが、いずれ必要となるときが来るとしても、先行投資するにしても、それは今ではないとの考えであります。その時が来るまで機運を消すことなく、住民の皆様と十分議論が尽くせる時間が設けられたと、そのように考えることができるのではないでしょうか。お答えください。
次に、私の考えですが、各自治体がそれぞれに同じ施設を完備するという時代はやがて終わり、近隣の自治体がお互いに補い合い住民サービスを行うような時代がやがて来るように思えてなりません。私は、全ての事業を否定するわけではありませんが、新しい施設が本当に必要か十分議論し、熟慮すべきと考えます。
これから事業を行うとき、10年後、20年後の富谷市の姿を想定し、その時々の運営、管理費の計算が大事と考えております。私としては、物づくりの前に、人への、生活者への事業を優先すべきと思っております。
きのう、青柳議員が一般質問で語った、町長のお父様の故若生照男元富谷町長の言葉の一節を引用させていただきます。「我が町に豊かにあるのは子供たち、この子らを町の財産にしたい。みんなで育てたい」、胸打たれる思いであります。
少子高齢化であえぐ自治体が多い中、富谷町の財産の何と誇らしいことかと思っております。子供に投資して、我がふるさと富谷を心から愛する人に育ってもらい、この富谷の担い手となってもらい、その彼らに物づくりを託す。こんな考え方もあってもいいのではないでしょうか。いかがでしょう、お答えください。
来年度予算が議会に上程される3月定例会、町長に就任して2年、1期目の折り返し点でもあります。その3月定例会には、より具体的な道筋を示していただきたいと考えております。
以上、私の考え、質問に改めてお答えください。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) ただいまの金子議員のご意見と私も思い同感で、まさに同感でございます。これまでもお話ししていますように、そしてただいまのお話にありましたように、富谷町は子供の多い町でございます。子供たちは町の宝でございますので、子育て支援はしっかりとこれは最優先でやはり取り組んでいかなければいけないと思いますし、私も就任以来、子育て支援というのをまずは真っ先に取り組ませていただきましたし、継続してそれを優先的に考えております。
そういった中で、先ほど出たいわゆるまだ不十分な部分、例えば高校生のいわゆる通学費の負担の高い部分、負担感に対するご意見につきましても、以前から要望もいただいていることでございますので、今後検討をしていきたいというふうに考えております。
また、高齢者支援も重要なことでございますので、その辺も含めてあわせていきますし、今回まずはとみぱすを第1回目の第1次として今回実現に至ったわけでございます。これもまずは仙台市交通局の本当に全面的なご支援をいただいて、初期投資ゼロで全て市のいわゆるシステムを利用させていただいて活用させていただくというのは、本当にありがたい限りでございますが、それも皆さんのご支援のたまものでございますので、まずは今回とみぱすを実施させていただきます。ただ、ただいまの議員のご意見にもありました、とみぱすを利用できない方が存在しているのも事実でございます。そういう方々については、福祉タクシーも含めまして今後検討をしてまいりたいというふうに思っております。
また、インフラ整備、今後いわゆる建てかえ、その辺ますますこれから財政負担になっていくというのも、ご意見のとおりでございます。そういう意味では、ハード面につきましては、私もこれは建てれば維持費がかかっていくというのはもう当然でございますので、その辺に関しましては私も大変慎重に考えなければいけないというふうに思っております。私自身も金子議員と同じように会社の経営を、就任前ずっと会社を経営してまいりましたので、いわゆる経営者とする視点というのはいつも頭で常に先々のことまで経営数字を描きながらやらなければいけないということでございますので、私自身この町長になってからも、いわゆる経営者としての経験をフルに生かしながら、今財政的な部分は決して将来負担が滞ることが許されないわけでございますので、その辺を考えながら、特にハード面に関しては慎重に考えていきたいというふうに思っております。
その辺も含めて先ほど答弁でお話をさせていただきましたが、まずは今回、私の公約も含めてでございますが、まずは今回アンケート調査、そしてまちづくり懇談会でいただいたご意見を含めて今市政、富谷市の総合計画を策定させていただきました。そして、その上で今回実施計画、またはあわせてそれで財政計画もあわせて策定をします。これは言うまでもなく29年度、来年の3月のいわゆる当初予算にこの財政計画も含めて検討していきますので、その上で長期的な視点を持ってやはり考えていきたいというふうに思っており、また、ハード面につきましては決して、町の財政は限りがあります。もう限りがあるので、いかに私は、これからもですけれども、大切なのは国や県からのいかに支援、補助金なり、予算を獲得するか、支援をもらえるかと。
あとは、今回道の駅につきましては、当初からPPP、PFI、いわゆる民間資本を活用してということでお話をさせていただいておりますので、ある意味そういった民間資本も活用しながら、極力町の財政を直接投資しなくてもいい部分に関してはそういったことも考えながら、将来に向けて財政的な負担のないように、そういった富谷市総合計画の基本的なところを含めながら政策を進めていきたいというふうに思っております。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) それでは、最後の質問をさせていただきます。
1カ月ぐらい前、河北新報の記事で「聞くだけ町長」などとの記事が出ておりました。町長をやゆする記事とか、また、批判する記事と語る人がおりますが、私は決してそのようには思ってはおりません。人の話を聞くことのできない人、苦言に耳をかそうともしない人、世の中たくさんおります。そんな中、人の話をよく聞く町長、大変結構なことであると思っております。
何か事に当たるとき、住民の意見をよく聞き、声なき声にも十分配慮し、議会にも諮り、その上で町長は判断、決断してほしいと考えております。町長の決断ですから、我々議員は重く受けとめます。その上で是々非々の議論をさせていただきます。
ここで町長に1つ言葉を聞いていただきたいと思っております。かなり以前から、今の私の心にもある言葉です。その言葉を語ったのは、元副総理大臣であり、数々の国務大臣も務めた、今は亡き人でカミソリ後藤田こと、後藤田正晴氏の言葉であります。後藤田5訓と言われる5つの教訓を残しましたが、それとは別の言葉であります。
では、「リーダーは、みずからの責任において決断しなければならない。しかし、独断であってはあってはならない」、テレビの対談での言葉であります。
往々にして、独断は混乱や停滞を生み出します。町長にはこの言葉、心の片隅で結構ですのでとどめていただければと思っております。
最後の質問です。町長も私も富谷に生まれ、富谷に育ちました。初代富谷市長となります。ふるさと富谷に対して並々ならぬ思いあることと思っております。それを含め、公約事業の件も含め、富谷町、富谷市に関しての町長の政治姿勢、政治信条と、これから先どのようにリーダーシップを発揮し市政運営に当たるのかをお答えいただき、私の一般質問を終わらせていただきます。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) ありがとうございます。
私も就任以来、まずは町民の皆さんの声の届く町政をということを基本にさせていただいてまいりました。なので、いろいろな機会に町民の皆さんの声の届く町政、耳を傾ける、声なき声にも耳を傾ける努力を、それは昨日もお話しさせていただきましたが、私だけではなくて職員の皆さんにもお願いしているところでございます。それを徹底しながら、やはり声をいただく。そして、聞くという姿勢を大切にしてまいったわけでございます。
ただ、先ほどの新聞報道でもありました、新聞に書かれたところでもありますが、ご意見のとおり、私も決して聞くだけ町長になるつもりはございません。やはりその意見、聞いた意見をしっかりと形にできるものは形にしていく。そして、その上でやはりそれはもちろん今後藤田先生の言葉をいただきましたが、まさにリーダーの責任でございます。これはやはり最終的に決断をするのはリーダーの責任でございます。ただ、その上で、やはりいろいろなご意見をその上でもいただきながら、最終的な責任は私がもちろん持つという形で覚悟の上で決断をします。ただ、意見を聞く前のその独断にはならないようにこれからも気をつけながら、しっかりと議会の皆様方のご意見もいただきながら、市民の皆様方、住民の皆様方の声もいただきながら、今後も進めていきたいというふうに思っております。
私も金子議員と同じように富谷で生まれ富谷で育ち、まさにこの富谷のためにこれからも、昨日も初代市長としての決意表明をさせていただきましたが、とにかくこの富谷のために粉骨砕身、もうとにかく燃え尽きる思いでこの富谷町のために、そして10月10日からは富谷市制でございます。富谷市制の発展のために身を尽くす思いで取り組んでまいりたいというふうに思いますので、どうぞこれからもよろしくお願い申し上げます。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) 改めまして、皆さんおはようございます。私は、2問についてご質問をいたします。
最初に、本町の農業政策について。
農業就業人口がことし、ついに200万人を切りました。高齢化で離農は毎年着実に進みます。反面、後継者難から新規就農者は思うようにふえません。
就業者減少が、生産基盤である農地の荒廃や食料安定供給に不安を招かないのか。先進国で最も低い食料自給率の一層の低下につながらないよう、農業再建を大きな課題として認識を共有し、農業の新たな担い手を育成していく必要があります。
農林水産省が先ごろ発表した2月現在の農業就業人口は192万2,000人、前年と比較すると8.3%減りました。最近は毎年10数万人のペースで減少しています。東北の農業就業人口は32万9,000人と、前年より12%以上の大幅の減少です。今や人口の1.5%の人が食料生産を担っているのが実態で、既に担い手の状況はかなり危うい状況にあります。農業就業者の3分の2は65歳以上の高齢者が占め、就業人口の減少以上に農業の弱体化が進んでいることがうかがえます。農業就業者が減るにつれ、耕作放棄地もふえています。農業の担い手がこのまま先細りしていったとき、先進国の中で最低の食料自給率39%がさらに低下するおそれも否定できません。なぜ自給率が1%も上がらなかったのか、明確にするべきであります。
新計画案では、自給率向上策の1つとして、食用米の供給過剰を受け、10アール当たり最大10万5,000円を助成し生産を奨励する飼料米を、10年後に生産量10倍にする目標を掲げました。しかし、途上の数値目標はむろん、肝心の助成金が維持されるのか定かではありません。攻めの農業、もうかる農業は安倍農政の金看板でもあり、もちろん計画案にも色濃く反映されています。農家と関連産業が得る農業・農村所得を10年で8兆円に倍増させるという、経営規模の拡大、野菜や果樹の生産増、6次産業化の推進、農産物の輸出増と、実現に向けたキーワードは並びますが、その道筋は見えません。自民党から民主党、そして再び自民党へと政権がかわるたびに翻弄されるだけでなく、農政の基本計画でさえ、不確実性に満ちた努力目標ばかりが躍っています。
今や、農業就業者減少の要因になっているのは、輸入農産物がふえ、十分暮らせるだけの収入が農業では得にくくなっていることが背景にあります。加えて、ころころと政策が変わり、安心して先を見通せない猫の目農政の弊害も影響しています。
新規就農の際の給付金支給、農機具取得の際の補助金交付や無利子融資はもちろん、営農指導など各種メニューを取りそろえていますが、家族経営型の農業だけでなく、労働条件を整備した農業法人の設立も後押しして、さらにその流れを加速することが必要であります。
若者の就農の重要性は明らかですが、高齢者の就農も意義は大きいです。自給的農業を営み、生活費は低く健康度は高い高齢者をふやすことは、高齢者の生活不安、年金財政逼迫、医療保険・介護保険原資不足といった高齢化問題への対処にもなるかと思います。農業の振興のためには、専業農家が自給的農家に優先されるのは当然ですが、住民の福祉や健康、公共団体の財政という観点からは、高齢者の自給的農業ももっと見直されていいのかもと考えます。
政府は、全農地の8割を担い手に集積する目標を掲げ、農業の構造改革を急いでいます。高齢化により預けたいという農地は年々ふえ、そうした受け皿づくりの必要性が増しています。さらに、担い手の規模拡大をコスト削減につなげ、強い農業を目指しています。だが、米が暴落すれば、大規模経営ほど打撃が大きいのです。担い手のリスクの高まりに備え、経営安定のセーフティーネットや地域内のバックアップ体制をどう整備するか、農地集積バンクがしっかりと機能されていますか。生産現場はもっと踏み込んだ議論を求めています。
一方、農地を貸し出した農家が離農し、地域外に移住してしまうと、農地や水路を集落ぐるみで維持することも難しくなってきます。少人数の借り手で集積が進んだ場合、集落機能の低下が懸念されます。農地や水路などの保全活動を支援する多面的機能支払交付金を活用する農地面積の割合が高い地域ほど、経営耕地面積の減少率が抑えられており、担い手への集積が進んでいます。農地遊休化歯どめのためにもぜひ普及させたい制度であり、どのように考えますか、伺います。
次に、道の駅について質問いたします。
直売所の理想は、売り台に旬の地場農産物が山盛りとなっていることであります。現状の本町の農業者だけでそれだけの生産力がありますか。それが一番の課題であると思います。また、一生懸命売っても、売れ残りは出ます。売れ残った商品は最終的に廃棄されることが多いのが現実です。せっかくの畑の恵みを捨ててしまうのはもったいないです。売れ残り品をどうするかは、全国2万店をを超す直売所に共通する課題です。国内で食べられるのに捨てられてしまう食品ロスが、年間500から800万トンが発生しています。
一方で、生活保護の受給者、昨年10月現在約217万人と、過去最多を更新しました。18歳未満の子供の貧困率は16.3%と過去最悪になっています。この現状を受けて、昨年11月、食べられるのに捨てられる食品の削減と貧困解消を同時に達成する目的で、約40の団体でつくる全国フードバンク推進協議会が立ち上がりました。
先日の新聞報道によりますと、貧困家庭の子供たちに食事と語らいの場を提供するこども食堂の開設や運営のノウハウを伝授する講座が仙台市で開催されました。我が国では6人に1人の子供が貧困に直面していると言われています。そうした子供たちに安心・安全な農産物を分配することができることは社会貢献であり、資源の活用にもなると考えます。今後、道の駅建設に当たり、この辺の考え方について伺います。
次に、鳥獣の被害は、農産物にとどまらず、生活の環境へと拡大しているのが特徴です。ことしは町も田舎もなく熊の出没が町内各地に広がっています。新聞には、熊出没情報が連日記事として掲載されています。また、イノシシの被害が拡大しています。町は対策に取り組んでいると思いますが、成果は上がっていますか。猟友会についても伺います。
農業の衰退は、地域の活力低下に大きな影響を与えます。地方創生に果たす農業の役割を再認識し、意欲的に農業ができる環境整備にどのように取り組むか、次の項目にて質問いたします。
1、本町農業の実態、専業農家戸数、経営の状態、新規就農者数。
2、農地集積の進め方について、あわせて集落営農の指導について。
3、多面的機能支払交付金活用について。
4、道の駅について。
5、鳥獣被害の実態と対策について。
2問目、電子黒板の使用実態について。
新聞報道によりますと、教育現場で配備が進む電子黒板の活用が低迷しています。画像を映し出したりタブレットと連動させたりできるが、使いこなせていない教員が多いのが現状とも言われています。文部科学省は、子供たちの学習意欲を高める効果があるとして普及を図っており、研修などを通して活用法を広めていきたいとしています。
電子黒板を使えば、資料を拡大したり印をつけたりして、子供たちにわかりやすく教えることができます。本町では、数年前に電子黒板を導入されましたが、どう使えばよいかわからない教員が多く、校内の隅に追いやられているのではないかと思います。
機能活用のため、文科省ではICT機器の研修を推奨しているが、26年度の調査では全体の65.3%の教員が研修を受講していなかったとのことです。児童生徒にタブレットを配付し電子黒板と連動させれば、端末で作成した資料や解答を電子黒板に表示することができます。文科省の担当者は、「電子黒板は、子供たちがみずから課題を発見して解決を図るアクティブラーニングの有効なツールとなる。支援員を派遣するなどして、有効な活用法を伝えていきたい」と話しています。
政府は、2017年度までに全ての小中学校で1学級当たり1台を設置することを目指し整備を進めていますが、本町での導入実態、活用法、その効果、問題点、今後の指導について、次の項目にて伺います。
1、現状どうなっていますか。
2、効果と活用法の課題。
3、有効に活用するために、黒板の台数、指導員の養成、研修等について、それから効果的な導入方法について。
以上でございます。
○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
○町長(若生裕俊君) それでは、ただいまの相澤 榮議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の本町の農業政策についての問い1でございます。
問い1、本町農業の実態につきましては、昨年度末の農家戸数は444戸で、そのうちのイ、専業農家数は30戸で、兼業農家数が414戸となっております。
ロの経営の状態は、農家戸数444軒のうち、経営に係る意向調査に回答のありました286戸をもとに申し上げます。経営形態は、「稲作」が100%、「園芸作物を一緒に行っている」が112戸で39%となっております。後継者の有無については、「あり」が98戸で34%、「なし」が188戸で66%となっております。今後の経営の方向性については、「現状維持」が203軒で71%、「規模拡大」が6戸で2%、「規模縮小」が18戸で6%、「離農」59戸で21%でございます。なお、後継者不足等により現状維持という回答が多い状態であり、今後担い手への集積が不可欠です。
ハの新規就農者数は、現在2名の新規就農予定者が町内で研修中であり、来年4月の就農に向けて農用地の確保等支援を行ってまいります。
問い2の農地集積につきましては、農地中間管理事業の活用を図り、効率的な土地利用の形成に努めております。現在、受け手として農家10軒が登録しており、借り手3人が貸し手6人から農地を借り、約12ヘクタールの集積が図られる計画です。集落営農については、農協や仙台農業改良普及センターなど関係機関との連携を図りながら、研修会や営農指導などを行い、推進してまいります。
問い3の多面的機能支払交付金活用については、農振農用地の地域資源である農業用施設、水路など、農業を支える共用の施設等を維持管理するための地域共同作業に対し支払われております。本町では、二ノ関、大童、今泉地区で取り組まれております。農業用施設の維持管理や地域共同活動への支援が図られる事業であることから、今後も推進をしてまいりたいというふうに思います。
問い4の道の駅については、先ほど金子議員にも申し上げたとおりでございますが、現在調査内容を検証中であり、改めて内部検討を行ってまいります。その上で、先ほどご意見にありました売れ残りの農産物等の有効活用、いわゆるフードバンク等との連携なども含めながら、そういったご意見も参考にしながら検討をしてまいりたいというふうに思います。
問い5の鳥獣対策につきましては、熊の出没に加え、イノシシの出没が増加しています。本町では、鳥獣被害防止措置法に基づき対策をまとめた被害防止計画により、捕獲や防護柵の設置といった実践的活動を担っていただく鳥獣被害対策実施隊を10月に設置し、被害防止対策の強化を図ってまいります。つきましては、本定例会にて条例の一部改正並びに補正予算に関連経費を計上しております。今後も引き続き農作物等の被害防止や対策に努めてまいります。
問い2の電子黒板の使用実態につきましては、教育長のほうから答弁をさせていただきます。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) それでは、私のほうから第2問目の電子黒板の使用実態についてのご質問についてお答えをさせていただきます。
まず、1問目、現状どうなっているかということでございますが、小学校では7台所有している学校が1校、6台が1校、4台が1校、2台が3校、1台が2校というふうになっております。中学校では各学校1台ずつ導入されてございます。
2問目の効果と活用法の課題というご質問ですが、電子黒板は、議員さんのおっしゃるとおり、マーキングや書き込み、拡大、移動、保存などの操作を学習指導の中に効果的に取り入れることができ、児童生徒の興味関心を高めたり理解を深めたりする効果が期待できます。各学校で工夫し活用しておりますが、台数が限られており、時間を調整しながら使っていることや、教室への移動、配線、パソコンへの設定など、休み時間では準備が間に合わないことなどもあり、活用場面が限られてしまっていることが課題として挙げられております。
3点目の有効に活用するためのもろもろの条件等につきまして、まず、研修につきましては、本年度は県教育委員会及び総合教育センター主催の情報教育に関する研修に参加しております。さらに、これまで富谷町のICTの教育推進校として日吉台小学校を指定し、デジタル教科書を導入したICT授業研究会及び公開研究会を実施し、全町内への普及を図っているところでございます。また、平成25年度から3年間、県の教育委員会指定の学力指定校に東向陽台中学校が指定を受けており、ICTを活用した授業づくりの研究を行い、公開授業等を実施し、広く情報を発信しているところでございます。
今後の導入につきましては、現在通信会社による研修会を2回実施し、ICT教育の充実に向けた機器の整備やネットワーク環境の整備について研究しているところでございます。今後は、次期学習指導要領が示す学習活動のあり方や各学校の要望を踏まえ、電子黒板を含めタブレットの導入などICT機器の整備、デジタル教科書などのソフトウエア、さらに通信環境の整備など総合的に検討し、導入してまいりたいというふうに思ってございます。
○議長(浅野幹雄君) これより相澤 榮君の質問は一問一答により行います。17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) 電子黒板のほうから最初にお聞きしたいと思います。
現状についてはお伺いした……。失礼しました。電子黒板のほうから質問いたします。
現状については、状況把握いたしましたけれども、その中で活用法の課題につきましては、移動が限定されるということです。それで、そのために活用が限られているということで、各階に1台、それとも各教室に1台あればいいというのが一番理想なんですけれども、その辺の普及とか増設についてどのように考えますか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 実はリース期間が中学校5校、今年度で終了しまして、来年度全く新しいICT環境の今整備を図ることの準備を進めているところですが、一つ、その中の整備計画の一つが、Wi-Fiのネットワーク環境を学校に全て整えるということが1点、もう一つは、電子黒板と同じ機能のいわゆるプレゼンテーションを含めた各個人、個人のタブレットの充実を図っていくということ、あともう1点は、従来までの継続として業務用のノートパソコンはこれは継続してやっていくということで、子供のそのICT環境では、いわゆる電子黒板と同じような効果が期待できるものにプロジェクターがございます。プロジェクターのほうがもちろんパソコンと接続して書き込みや移動や投影して行えるわけで、こちらは非常に持ち運びも簡単ですし、価格も安価、電子黒板に比べれば安いということも挙げられます。ですから、現在の整備の検討段階では、電子黒板を含めた、電子黒板に固執しない有効なICT環境の整備を今検討しているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) 電子黒板に固執しないということでございますけれども、それはすばらしいことである。ただ、移動しないで各教室に1台という方向性についてはどのように考えますか。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) まず、タブレットを1人ずつというか、かなり子供に普及させる。今は子供、初年度の段階で3分の1から2分の1の導入を今検討しているところでございますが、タブレットそのものがあれば、タブレットで電子黒板にかなりかわる機能が期待できます。つまり、タブレットそのものに個人、個人の考えとかを全部投影できますので、それを投影するためには、先ほど言いましたように持ち運びのできるプロジェクターというのが有効かなと。つまり、戸外でも使えますので、いろいろなところで使えますので、教室も移動して使えますので、有効だというふうに考えています。ですから、プロジェクターのほうですと、各教室とか各階も含めて普及台数をより電子黒板よりはできるのかなというふうな検討を今進めております。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) 現在、明石台小学校でタブレットを活用した研究授業がやられていると思うんですけれども、まだ成果については報告できる段階かどうかわかりませんけれども、できればその部分についてちょっとだけでもいいからお話しいただけたらと思います。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 明石台小学校は昨年度開校したということの条件もありますので、4年生以上の全ての教室にそのプロジェクターが今設置してございます。ですから、4年生以上は各学級ごとにそのICTの環境が整っているということになります。それで、その3年生以下の学年に対しては、学年に1台ずつの普及を今図っておりますので、そういう意味では先進的な今取り組みをしております。あの学校には反転授業というICTを活用した授業のある意味エキスパートがおりますので、彼を中心にした反転授業を含めたICTの今実践は進めております。これはほかの学校の教員に対しても機会があれば公開しておりますので、その辺は各学校への刺激にもなっているし、普及に役立っているのではないかなというふうには思っております。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) 教育の平等性からいったら、電子黒板の設置台数がそれぞればらばらですけれども、これを統一した形で平等に指導していく方法を考えるか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) まず、環境をやはり整備していくことが大事だと思います。今のところ明石台小学校が先行はしておりますが、先ほど言いましたように中学校5校全て今回更新いたしますので、この機会にまず中学校5校のICT環境を整備していきたいというふうに思っています。実は2日前、8月31日に文部科学省のほうから局長名で通知が出されまして、現在平成26年から4カ年間のICT環境に向けた整備計画が今行われているところなんですが、単年度当たり1,678億円の交付金を各自治体に交付していると。「にもかかわらず」というところがお叱りなんですけれども、ICT環境の整備が非常におくれていて、自治体による格差が大変できていると。これの実際のそのICT環境の格差が教育格差にもつながりかねないことから、各教育委員会は首長に積極的に提案をしてICT環境の整備を推進していくようにと通知をいただきましたので、この際、私もまず中学校から取りかかりますが、町長、市長にお願いをして、ぜひ来年度、現在あるICT環境の数段規格の上のICT環境を備えていきたいというふうに今協議をし、頑張っているところではございます。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) 文科省の通達に沿って、すばらしい教育ができればすごくいいんですけれども、それを指導する職員がそれを使いこなせるかどうかというのが一番問題だと思うんですけれども、その研修とかについては十分な体制なんですか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 1年に1回は必ず私、各学校の授業を1日しっかり見てくるという日を設けてはいるんですけれども、その中でも電子黒板、それからプロジェクターを使ったICT環境、つまりICTの使用した授業というのはかなり多く見られているなというふうに思っています。ですから、先ほど議員がおっしゃられたように、電子黒板使えなくて隅のほうに追いやられているという実情ではないというふうに認識しています。ですから、授業だけでなくて、英語活動であるとか、そういう意味でも電子黒板等は大変ICTは有効ですので、特に中学校に台数が多いのは、中学校の興味関心を喚起するために大変有効だということもその理由かなというふうにも思っています。しかし、中学校でも有効ですので、活用を図っていくというのは先ほど答弁したとおりでございます。研修十分とは言えませんが、これからよりスピードを持って内容を充実して進めてまりいたいというふうに思っています。
○議長(浅野幹雄君) この際、午前11時10分まで休憩をいたします。
    午前10時57分 休憩


    午前11時10分 再開
○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) 農業問題についてお伺いします。
先ほど専業農家戸数について30戸という数字が出てきました。それでは、富谷町で自立できる農家の所得、総収入はどのぐらいに見ていますか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 自立できる総収入につきましては……。少々お待ちください。今ちょっとデータのほうを持ち合わせておりませんので、後ほどご説明したいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) 数字持ち合わせていないということでございますけれども、例えば水田だったら10町歩とか、畜産だったら和牛何頭とか、園芸農家だったら畑何町歩、農作物どういうものをつくるとかという、そういうふうな報酬概要についても数字は持ち合わせていませんか。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 認定農業者等の基準というのはございますけれども、ちょっと詳細にそのもの、事例ごとのデータ、資料が持ち合わせておりませんので、後ほどそちらのほうもお示ししたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) 今ここで、議会で提示できないような状況にあるならば、富谷の農業をではどのようにするんですかということの質問をしたら、どういうふうに答えてくれますか。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 農業の振興につきましては、大変重要なものと考えております。したがいまして、今申していただいたことにつきましては、切に考えまして農業振興に当たっていきたいと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) 農業委員会という制度がございます。その中で本町の農業のそういったもろもろの数字を出して相談かけるというそのような考えはありますか。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 農業委員会等にも当然所得関係については諮ってのことでございます。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) それでは、別の項目に移ります。
新規就農者2名が今研修中ということでございますけれども、これは富谷町の在住の方ですか、よそから来たんですか。お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 町内在住の方でございます。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) この方は現在家族が農家をやっている方ですか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 現在農家はやっていないと聞いております。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) この方が就農できる時期はいつですか。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 来年の4月の予定でございます。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) この方は単身ですか、それとも家族がいらっしゃいますか。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 単身でございます。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) ぜひこの方が就農して、富谷町の農業のリーダーとして育っていっていただければいいと思いますが、その指導については万全なる態勢でされていると思いますが、いかがですか。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 指導関係につきましては、今現在三ノ関の農業指導員小松さんのところで研修ということで1年取り組んでおります。また、そのほかに研修会なりそういったもので参加をして進めているという状況でございます。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) この方の指導について、一農家の人がやっているというように今受け取ったんですけれども、町としてのかかわり、それからJAとしてのかかわりについてはどうなりますか。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 町としましては、この方たちが就農するに当たりまして、必要な農地の確保、そういった面での支援なり、そのほか営農指導ということで農協とも連携を図りながら取り組んでいくところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) そうした場合、農地の集積の進み方についてはどのようにされますか。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 農地の集積につきましては、今、三ノ関というところで研修をしております。よって、近くの農地を確保するような形で今こちらでは各地域の方とも協議をしようということで準備している段階でございます。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) その見通しはあるわけですか。お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 今のところ何点か候補がございますので、そちらのほうをちょっと進めていこうかと考えております。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) その農地についてちょっと、1カ所に集約されているんだか、その辺をお伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 今、ちょっとこちらで検討を考えているところは集積されているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) この2名の方が別々に農業をやるということなんですか。それとも、2人で共同でやるんですか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 別々ということでございます。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) それでは、農地集積の部分について、本町での実績については先ほど受託10戸で12ヘクタールというような数字が出てきたんですけれども、農地管理機構については町ではどのぐらいかかわっていますか。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 農地管理機構とのかかわりにつきましては、各集落営農組織等で会議等そういった部分でお話を出しまして、そういった事業に参加する方とかの情報を収集しているというところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) 集落営農組織はするとどのぐらいあるんですか。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 今のところ、集落営農組織というのはございません。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) 先ほど課長は集落営農組織で普及を図るということを言ったんですけれども、そうするとどのようにするんですか。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 済みませんでした。集落営農推進協議会でございます。申しわけございませんでした。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) そうすると、富谷町として農地バンクに登録している方はあるんですか。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 受け手のほうでございますでしょうか。貸し……(「両方」の声あり)はい。受け手のほうにつきましては8名の方が登録という形でございます。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) そうすると、貸し手はまだ見つからないということですか。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 貸し手につきましては、なかなかちょっと今のところマッチングする方がいない状況もございまして、まだ進んでいないという状況もございます。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) そうすると、富谷町として農地集積もしたいんだけれども、農地が集まらない。農家の目標も全然出てこないという状況になったときに、どのように指導していくんですか。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 受け手側の方につきましては、かなりまだまだ余裕があるということでお聞きをしている部分がございますので、そちらのほうで対応は可能かと考えております。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) なかなか貸してくださいとか、手放してくださいということは言えないと思います。しかし、そのようなパンフレットをどんどん農家の方にお渡しすることによって、やはり理解してくると思うんですよ。だから、その情報が不足しているのではないかと思うんですけれども、パンフレット1枚渡せばいいんじゃないんだと思うんですけれども、いかがですか。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) まず、各、年間何回か農家の方、16行政区の方たちを対象に会議等行っております。その中でも周知等は図っておりますけれども、今おっしゃったことも参考とさせていただきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) それでは、多面的機能支払交付金活用についてお伺いします。
二ノ関と大童と今泉だけが今やっていますけれども、これは前は農地・水管理機構ということでございましたけれども、この農振農用地域だけが当てはまるんですけれども、そこから外れた地域についてはどのように考えますか。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 外れた地域につきましては、多面的事業の中身としましては、施設整備なり、あとまだ草刈りなど、そういった共同活動の面もございます。この施設面につきましては、今現在資材支給ということで対応をしておるところでございますけれども、共同活動、そういった面につきましては集落営農ということでの取り組みが地域の活性化にもつながるということもございますので、そちらのほうを推進してまいりたいと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) 集落営農を進めるということでございますけれども、その中でですけれども、山間地については全くもう要らないわと、やめたいという方もいっぱいいるんですよ。そういう話は町のほうには届いていないんですか。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) そういった遊休農地等についてのお話は賜っております。しかし、町のほうとしましてその辺を活用した今新果樹等、クリの栽培であるとか、そういった面での活用にはできるということで考えておりますので、今後そちらのほうで進めていきたいと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) 資材支給で活用していくという、対応していくということでございますけれども、一番は環境の整備なんですよね。草刈ったり、堀を払ったりする。そのことについては結局はみずからやらなければならないということでございます。そういうことで、高齢化なっている状況の中で、町がどのようにかかわるんですか。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) やはりちょっと何度も申し上げますけれども、集落営農ということで地域一丸となってそういった高齢者の方を助けながら地域活性化に努めて実施していただければということで考えております。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) 堂々めぐりになりそうなのでやめました。
それでは、道の駅についてお伺いします。
道の駅については、スイーツの駅という特色ある駅をつくりたいということでございますけれども、先ほどもある議員がおっしゃったんですけれども、民間資本の活用ということでございますが、目標とする日時はわかりましたらお伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 今のところ検討という状況でございます。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) 全く白紙ではないと思うんですけれども、内容についてもう少し説明できるところがあったらお伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) その辺も町長が申し上げましたとおり、昨年実施調査を行っておりますので、それを深く掘り下げているという状況でございます。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) 私、論旨の中でも申し上げましたけれども、店の中に農産物が山となっている部分があるかないかによって、この店が繁盛するかどうかということをやはりその場で感じられるわけですね。そういう状況の中で、そういう生産者をどのようにして育成していくのか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) まず、売り場、売る関係につきましては、その規模等によりますけれども、そちらのほうに出荷する生産者のほうにつきましては、今現在取り組んでおりますが、新果樹などの推進ということで生産の増、また、おんないん会などそういった直売組織で活動している方の売り上げも今順調ということで、その辺そちらの促進をさらに図っていくと。やはりあと、農協との連携も当然図りながら取り組んでいくということでございます。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) おんないん会の力をかりるようでございますけれども、おんないん会についてはいろいろなところで店を出しているわけですね。そのほかのことを考えて道の駅ということ、プラスになるわけですよね。そのプラスになる生産量がどのようにして生産できるかということなんですけれども。それをお伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 生産量につきましても、やはり生産量のためには農地を拡大しなければならないと。ただ、農地も限られている中での生産を増加しなければならないということがございますので、この施設栽培なり、そういった面で農地を有効に活用しながら、何とかその生産の場をふやしていくということも考えていくという予定でございます。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) それでは、鳥獣被害のことについてお伺いします。
被害額について、実態お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 大変申しわけありません。被害額につきましてはちょっと把握していない状況でございます。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) 被害の状況についてはいかがですか。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 被害の状況につきましては把握しております。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) 被害額もつかんでいないで、対策をどのようにしてとるんですか。お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 被害の対策につきましては、その農地を守るということでございまして、電柵であったり、防護柵といった形での検討をしておるところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) 非常にやり方について今お話があったんですけれども、それでは成果はどうなっていますか。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) イノシシにつきましては、おり設置を行っていくという現状はございますけれども、成果のほうはまだ上がっていないというところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) 成果が上がるように期待したいんですけれども、そんな状況ではどうなるのか、鳥獣被害対策実施隊設置という議案にあるものもお伺いしたんですけれども、それらとあわせてもう少し被害を実態を調査する方法があるかと思うんですが、いかがですか。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 被害の状況につきましては、逐次被害に遭った方から報告をいただきまして、こちらで現場に出向きまして確認はしているという状況でございます。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) 農家の人たちは、少しの被害があると「面倒くせえから言わねわ」と、「どうせ言ったって、対策もとらないんだろう」と、そういう方が結構多いんですよ。ジャガイモ畑一面植えたんだけれども全部掘られまして、また一面植え直ししましたという方もいらっしゃいます。けれども、恐らくそのことも町には届かっていないと思うんです。万事そういう状況がありますので、やはり信頼される産業振興課になっていただきたいというふうに思うんですが、いかがですか。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 議員のおっしゃるとおりでございます。その辺の詳細の把握、またはその対策について、欠けている部分がありますので、なおこれからはさらに農家の皆様方にそういった被害があったら瞬時ご報告いただき、そして丁寧にこちらも対応策について努めるように努力していきたいというふうに思います。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) では、最後に1つだけ。小動物の狩猟について、許可がなくても箱わなは設置できますか。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 小動物につきましても許可が必要という形になっております。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) 二、三日前の新聞に、17年度からそれも箱わな設置については免許がなくてもやれるというふうに新聞に載っていたんですけれども、そのことについてはご存じでしたか。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 申しわけございませんが、周知しておりませんでした。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 通告に従い、2問質問させていただきます。
1問目は、「県立支援学校を富谷へ誘致を」と題し、住民の方々より市制移行に伴い福祉の充実と教育環境のより一層の支援を図るべきとの訴えがありました。
今、黒川圏内人口の密度も濃くなり、児童生徒も多くなりました。県内の中枢に位置し、これから最も重要な地域になると思い、私自身、文化教育の充実したまちづくりは未来永劫発展するものと考えています。
新聞報道でもありましたが、県立利府支援学校の手狭により、2つの分校を設置することになりました。私も県の担当者に会い、説明を受けてきました。
平成29年4月に供用開始となります(仮称)利府支援学校塩釜校予定は、塩竈市立第二小学校を利用し、小学部設置で15人から20人、対象学区が塩竈市、松島町、七ヶ浜町となり、平成30年4月開始の(仮称)小松島支援学校松陵校予定は、旧仙台市立松陵小学校の利用で、小学部・中学部設置で30人から40人、仙台市北東部の対象学区の設置の設置となります。どちらも空き教室、空き学校を改修しての利用となります。費用については、国が3分の1、県が3分の2で、基本的には市町村の負担はありません。
平成28年5月1日現在の利府支援校に通う中学部・高等部の黒川郡4カ町村の子供たちは48人となっています。富谷町の子供たちは15人です。また、県のモデル校とも言われています利府支援学校富谷校には黒川圏域24人の児童が通学をしております。
今、町内に通う中学生の保護者からも支援校の分校を望む声があり、富谷町においては空き教室などはありませんが、支援を必要とする児童生徒が増加傾向にあります。県の意向もあるとは思いますが、ぜひ土地の利用なども考え、支援校を富谷町へ誘致するなど、福祉の充実と人材育成のために県への働きかけなど必要と思い、質問いたします。
1、県立支援学校を富谷町へ誘致すべきと考え、当局の見解を伺います。
2、障がい者支援は福祉関係の人材育成にもつながると考え、黒川地区の拠点として機能すると思い、質問いたします。
次に、2問目は「利用価値のある施設整備は必要」と題し、質問します。
現在、図書館、パークゴルフ、墓地などの建設に関する調査を依頼されています。全住民が利用できる施設整備は財源の確保と維持管理の点で課題も多くありますが、本当に必要な施設整備は利用価値をより高めるものと考えます。
今回、(仮称)子育て世代包括支援センターの建設に着手しますが、母子センターの役割が大きいことは理解できます。しかしながら、幅広い子供たちへの支援施設として利用できる環境が必要ではないかと考えます。
先日の全員協議会において、各児童館の建設が変更となり、放課後児童クラブの建設となる旨の説明を受けたわけですが、通告を行った後に説明を受けましたので、通告どおりに質問をさせていただきます。
富谷町は6つの公民館を大きな柱とし、各町内会館において盛んに地域活動が行われております。公民館の利用で行われていた放課後児童クラブもその1つでしたが、このたび各小学校へ併設となることで、子供たちの安全面が確保されることはよかったと思います。
しかしながら、既存の施設も少ない中で、子供支援、住民支援をどのように進めていかれるのか、今まで利用していた放課後児童クラブの空き教室はどのように使用できるのか。また、児童館建設に伴い未就学児の支援も可能にしようと計画をされていましたが、今後どのような方向で対応されるのか、伺います。
7月に視察いたしました石川県かほく市は、住みよいランキング全国7位の高い評価を受け、少子高齢化に伴う現状でも若い世代の後押しに子育て世代の充実を図っております。定住人口増加プロジェクト、若者世代の住みやすさをキーワードに、ライフステージに合わせた支援を行っていました。また、スマートフォンアプリを活用した子育て支援情報発信や、ママ目線による市政への参画「ママ課プロジェクト」を設立し、まちづくりに市民参画を求めていました。
また、富山市のこどもプラザは、駅前の立地条件のよさもあり、施設のフロアにとやま駅南図書館も併設になっていますが、社会資本整備交付金を使い既存の施設を大幅に改修し、子育て交流施設として子ども図書館、子育て支援センター、こども広場、ファミリーサポートセンターを集約し、どの角度からも支援の手を差し伸べられていました。そして、こどもプラザの中に子ども図書館を設置して、読書を通じて心豊かに成長していく学びの世界をつくり、デザインコンセプトは「おもちゃ箱をひっくり返したような」がテーマです。どこまでも子供目線のカラフルな色使いと使いやすさ、母親目線では子育て支援のシステムの充実によりほとんどの問題解決につながり、安心して子育てできる身近な行政の窓口だなと感じました。特に、子育てほっとステーションは、乳幼児の相談と小中学生の相談を、面接相談は毎日、電話では24時間体制で行っておりました。小中学生の夜間相談は、子どもほっとダイヤル、児童養護施設と連携して行われております。みんなで助け合って子育てをする世の中をつくろう、この思いで子育て支援センターはスタートしたようです。
富谷町は急激な人口増加となり、また、既存の施設も少ない中での対応に(仮称)子育て世代包括支援センター建設に着手しますが、子育て世代にとって最大の支援は相談できる窓口、情報提供、親子交流の参加できる環境、行政と住民のネットワークの強さが大事だと思いますので、より多くの利用者と内容の充実が行き届いたものになることを期待するものです。
また、待機児童の問題も大きな課題となっています。昨日の杜乃橋地区の土地利用について、国が今進めています認定こども園の建設が民設民営で決まったとの説明を受け、本当によかったと思います。
施設建設には財源の確保が大きな課題となるわけですが、子育てに限らず高齢化も進みます。自由に集える憩いの場の提供、文化教育のさらなる向上へ、住民にとって必要な施設整備は進めるべきです。そして、既存の施設の老朽化も進みますので、経費削減で可能であれば、大きな発想の転換をして1つの公民館を文化教育の施設として利用できるように大改修をすることも必要ではないかと思います。
今回の質問は、「利用価値のある施設整備は必要」と題し、今、町で調査依頼されている施設等の計画はどのように進められているのか、既存の施設をどのように活用されているのか、今後の対応を求めます。
冒頭で話しましたが、全協前に提出をしていますので、通告に従い、以下質問いたします。
1、これから各児童館建設が始まりますが、進捗状況について質問します。
2、児童館の具体的な利用内容はどのようになりますか。
3、児童クラブで使用した公民館の部屋について、今後進められる計画は。
4、小中高生の学習できる環境整備として、公民館使用も考えるべきでは。
5、図書館の建設に当たり調査依頼されていますが、結果内容は。
6、町の目指す図書館は。
7、杜乃橋地区の施設建設の進捗状況と内容は。
8、子育て世代包括支援センターに電話相談室などの設置も必要と考え、質問いたします。
以上でございます。
○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
○町長(若生裕俊君) それでは、ただいまの浅野直子議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1、県立支援学校を富谷町へ誘致をに関連しての問い1でございます。
県立支援学校を富谷町へ誘致すべきとの考えにつきましては、町内の小中学校の特別支援学級に在籍児童生徒の保護者の方からも同様の要望をいただいております。なお、ご指摘の支援学校に係る課題は、全県的なものであると認識をしております。また、県立の特別支援学校の新設について、宮城県の担当課に確認をしましたところ、検討段階であり、校種、地域など具体化には至っていないとの回答をいただいたところでございます。このような状況から、県立支援学校の早急な誘致は難しい状況にあるところでございます。しかし、子供の多い本町において、特別支援教育を含め教育環境の充実は重要な課題でありますので、近隣市町村とも連携を図りながら充実に努めてまいりたいというふうに考えております。
問い2の障がい者の地域理解を促進することは、広く障がい者支援につながるものと考えております。その役割としては、教育現場のみならず、障がい者福祉施設も大きく担っているものと認識をしております。現在の状況といたしましては、黒川4町村が実施主体となる黒川地域自立支援協議会において、黒川管内の事業所のみならず、関係機関を対象としたセミナーや情報共有の場を定期的に開催し、スキルアップという観点で人材育成に努めております。引き続き、本協議会を中心とした取り組みを行ってまいります。
質問件名2の利用価値のある施設整備は必要と関連しての問い1、問い2、問い3につきましては、関連がございますので一括して答弁をさせていただきます。
児童館建設につきましては、国の次世代育成支援対策施設整備交付金を充当する予定で計画を進めていたところでしたが、内示が受けられないこととなり、現在、子ども・子育て支援整備交付金の追加交付の申請をしているところでございます。この交付金は、放課後児童クラブ等の実施のための施設整備に充てられるもので、児童館機能を持たせることはできないものであることから、児童館として施設整備を考えていた場所を児童クラブの専用室に充てることで今後の留守家庭児童の増加に対応できるよう計画を変更いたしました。そのため、各公民館でこれまで児童クラブとして利用していた世代間交流室に専門の職員を配置し、主に乳幼児の親子を対象に幼児教育活動や図書読み聞かせ活動、情操を高める遊びの提供を行うなど、生涯学習活動とあわせ児童館機能を持たせてまいります。
問い4につきましては、生涯学習活動の一環として、公民館において小中高生の家庭学習補完と家庭学習の励行の動機づけを図ることは重要な施策と考えております。児童クラブ移設後の公民館世代間交流室の有効活用として、小中高生向けの学習室開放についても考えてまいりたいと思っております。なお、本年度より学習支援として児童クラブ対象者や中学生の試験前や夏季休業中などにおいて、「学びやとみや」を実施しております。このような事業を活用しながら対応してまいりたいと考えております。
問い5につきまして、本年度図書館整備に関する委託経費を計上しておりますが、計画している委託内容は、図書館整備に関するワークショップを予定しており、開催時期は市制移行後の日程で現在作業に取り組んでおります。このことから、結果内容等についてはこれからとなっております。また、調査業務ではございませんので、成果としてはワークショップの開催内容報告となるものでございます。
問い6の町の目指す図書館はにつきましては、図書館の一般的な役目として、図書資料等を通じ人類の英知、国内外の知識、情報に触れることで一人一人の考える力、創造性を育む、地域の知的生産・創造の拠点施設とされております。このような基本的な方針を踏まえ、利用者のさまざまなニーズを満たす、例えば読みたい、調べたい、学習したい、集いたいなど、快適な図書空間の提供が必要ではないかと思っております。乳幼児から高齢者の方々、体の不自由な方も、いつでも知り、学び、楽しめることが図書施設には求められると思っております。図書館整備に当たっては、図書関連法令を遵守するとともに、利用者により親しみやすく、また、来たくなる、みんなに役立つ図書館など、このような図書館の整備を図るため、多くの皆さんからご意見をいただきながら検討してまいりたいと思っております。
問い7の杜乃橋地区の施設建設の進捗状況につきましては、先日の青柳議員の質問でもお答えしたように、去る8月24日に選考委員会を行い、運営事業者を社会福祉法人三矢会による幼保連携型認定こども園に選定をいたしました。開園時期については、来年4月を目指しますが、工期や補助金等との兼ね合いがありますので、三矢会と協議の上、なるべく早い時期に開所するよう努力をしていきたいというふうに考えております。
問い8でございます。母子保健を初めとする子育てに関するご相談については、現在も保健師が随時電話や窓口において対応をしており、相談件数は年々増加傾向にあります。今後は、(仮称)子育て世代包括支援センターに子育てに関する相談機能を持たせてまいります。子育て中の方がいつでも気軽に相談できる場所として認識していただけるよう、広く周知してまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(浅野幹雄君) これより浅野直子君の質問は一問一答により行います。13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) まず、支援学校のほうからの質問なんですが、前向きな町長の答弁をいただきました。しかしながら、やはり一番の悩みは、中学校を卒業して、中学校まではこの町内の中学校で本当にさまざまな支援をしていただいているんですが、中学校を卒業して利府の支援学校に行くわけなんです。それで、実はやはり親としては高校で終わりじゃないんですよね。その先ずっとあるわけなんです。生きていかなければなりません。そのために自立をさせるんですね。そのために、ある親は、高校、利府の学校に通うのにバスを使い、地下鉄を使い、電車を使って、本当にその通学できるように入学前の1カ月間、親子総出でその子を交通機関を乗り継ぎできるように確立をして、その子は3年間通い詰めをいたしました。そういったやはり我々の知らない陰のそういった努力というものは本当にあるんだろうと思います。ですので、やはりこういったことを考えますと、黒川圏域内、今本当に支援の子供たちもふえておりますが、そういった意味でもぜひとも強力に県のほうにもう一度、県はその意向はあると思いますが、それはそれとして、やはり町として市制をしく上で大事な部分だと思いますので、再度町長の決意をお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) ただいま浅野直子議員のご意見にございましたように、私自身も実際、そういった子供さんを抱える親御さんと直接接しておりまして、直接今のようなお話をいただいております。また、今の利府支援学校の高等部が手狭で環境としても大変よくないんだということも伺っておりますので、そういったことも含めながら、何とか近いこの富谷の地にそういった学校があればというのは同じ思いでございますので、さらに県のほうに積極的にそういった誘致を進めていきたいというふうに思います。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 町のほうには県の保有地も、所有地があると思いますけれども、そういったものも活用しながら、本当にこの施設、大きな物を建てるとかそういったことではなくても、この施設に関しましては市町村の負担はないわけですので、やはりそういったところもいろいろな角度から攻めていただいて、やはりこの黒川郡の中枢となる、また、県北の中枢となるような中等部、高等部、高等部だけでも結構でございますので、そういったことを誘致できるように再度、町長、そのような県有地の利用というところも考えるべきではないかと思いますが、見解を求めます。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) ただいまの浅野議員のご意見のとおり、私も同じように県有地の有効活用という意味でも、町にとっては大変大きな意味があると思いますので、その辺も含めながら県のほうに相談をしていきたいというふうに思います。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) それでは、2問目のほうに入らせていただきますが、今回児童館建設がなくなったわけなんですけれども、今後この児童館建設というのは計画をされますか。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 今回の件につきましては、当初各学校敷地内に児童館をということで進めてきたものが、今回ご説明したとおり児童館としての対応が難しくなったということで、児童クラブのみということになりましたので、今後につきましては、それで児童館機能はいわゆる今児童クラブが使っている各公民館のスペースを活用して児童館機能、さらなる地域の身近な子育て支援機能ということで、ある意味方向性を変えたものですから、それは町全体として同じ方向性で今後は進めていきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 先ほど公民館の世代間の交流室を使ってのいろいろな支援がなされるというふうな説明がございました。これは各公民館において全てそのような支援がなされるのかどうか、質問いたします。
○議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(渡邉正弘君) 子育て支援課のほうと協議いたしまして、そういった形で進めていきたいと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 先ほど学習できる環境整備においては前向きな回答をいただいたんですけれども、この町長の昨日の挨拶の中に、コーディネーターの配置をしての事業の取り組みがございました。このところを再度公民館や児童クラブで週1回ずつというふうになっていたんですが、挨拶の中に。ここのところを詳しくもう一度どのような方法でされるのか、伺います。
○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) ただいま本年度より進めております学び支援コーディネーター等配置事業というのがございまして、現在退職校長がそのコーディネーターの役職に当たっておりまして進めておるところです。指導員としましては、学生あるいは退職教員、教員経験者等ございまして、うちの町では主に退職教員を中心にその指導に当たっております。現在、各児童クラブで週に1回ずつ1時間から2時間程度で小学生を対象に行っておりますので、この事業の充実を図っていくことも大事な点ではないかというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 公民館や児童クラブというようなちょっと文面があったように思ったんですが、これは公民館の児童クラブでも行うというふうな意味合い、とり方でよかったんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) 今、児童クラブのほうが公民館を活用しているものと学校の中に入っているものとございますので、そういった意味合いで書いておりますので、児童クラブに在籍している児童と希望しているその学校区の子供たちを対象に行っております。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) これから土曜日の放課後児童クラブも先行して委託事業というふうな形のとり方をなさるんですけれども、こういった支援というのは土曜日のほうの、土曜日でもこういった学習指導というのはされるんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) 他の市町村の例を見ますと、そういった活動も行っているところもあるようです。ただ、富谷町においては今年度から始めた事業というところで、無理のない範囲で現在計画をして進めているところです。そういったことについては今後の他の市町村等の動向も見きわめながら、あと指導員の確保の問題もございますので、検討させていただきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 大事な部分でございますので、他の市町村の動向ではなくて、富谷町、積極的にその取り入れは行っていただきたいと思いますが、再度質問させていただきます。
○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) 県のほうでこの事業につきましては他の福祉のほうのケアの事業であるとか、そういったものと統合されていくような方向だということも聞いておりますので、あわせて県の動向等も踏まえながら考えていきたいというふうに思います。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) あと、自由に勉強ができる環境というのが富谷町にはもちろん図書館もないわけで、そういった公民館機能も余りないわけなんですが、そういった環境というのは大変必要ではないかと思います。やはり町長の答弁の中に前向きなご答弁はいただいたんですが、この整備というのは大変重要であると思いますので、この公民館の利用をフルに活用できるように積極的に施設運営といいますか、施設整備をお願いしたいんですけれども、その件について質問いたします。
○議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。もとい、教育次長。
○教育次長(荒谷 敏君) この件につきましては、公民館の運営のほうにかかわっておりますので、これは多くの住民の方からも土日開放というのも来ております。特に公民館施設は学び続ける施設ということもありますので、そういったものも含め子供たちの居場所づくり、そういったものも考えながら、これから考えてまいりたいと思っているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 図書館建設につきましては、先ほど町長の答弁ありましたけれども、今ワークショップなどのそういったことを開くんだというようなお話がありました。図書館建設についてどうこうではないんですけれども、やはり読書をするというのは大変な重要なところでございます。今、公民館で図書室という形で活用されておりますけれども、やはり何か一つ大きな転換として、本当に公民館機能を持っているこの富谷町の独自の機能を大いに活用して、そして財源のこともありますけれども、本当に改革をして、もしよければ1つの公民館を本当にそういった文化教育の場となるような大改修の方向もあっていいのではないかと思いますけれども、そのことについて町長の見解をお願いします。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 富谷町におきましては、やはり各地域に公民館機能、かなり充実した公民館の存在というのが大変大きな力、役割を担ってまいりましたし、今のこの富谷があるのに大変大きな生涯学習全般、さまざまな形で地域のコミュニティー、人間関係づくりでも大変大きな役割を担ってまいったわけでございますので、そういう意味では各地域の公民館機能というのはこれまでの経過を含め、これからもさらに充実した形で進めていく必要があるというふうに思いますので、特化してというのは難しいと思いますが、やはりそこは全体として同じようなふうに有効に活用していきたいというふうに思います。
なお、その上で、ただいま浅野議員からいただいたそういった場所の設置というのは必要だというふうに思いますので、その辺含めながら今回の図書館の整備検討を進めながら検討をしていきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
    午前11時58分 休憩


    午後 1時00分 再開
○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) それでは、放課後児童クラブの建設につきまして、午前中、児童クラブが建設になった場合に使用するのが午後からになりますので、午前中の利用というのは一切ここは使えないというふうな状況になるのか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) あいている部屋を使いたいという気持ちはあるんですが、今回のこの交付金の中ではそういう児童館機能を持たせることはできないということでしたので、そこをそのような形で利用することはできないと思います。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 例えばPTAの役員会とか、学校に特化したそういったものにもそうしたら使えないという認識でよろしかったですか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) そこはもう一度確認をしていきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 杜乃橋地区の建設については認定こども園ということで決まったわけなんですが、ここは大変今人口が増加をしております。いずれ、いずれですが、町内会もどうなるかわかりませんが、いずれ町内会が新しくできた場合においては、その町内会館というのも視野に入れなければいけないと思うんですが、このときの土地の利用というのはできるのか、確認いたします。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。土地利用。
○財政課長(西山高広君) 町内会館につきましては、今回建設いたします保育所施設と隣接する土地等ございまして、そちらの土地の利用につきましては改めて確認させていただきます。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 最後の質問になります。
子育て世代包括支援センターの中の先ほどの電話相談のところの回答、種々対応するということでしたけれども、やはり相談というのが親にしてみれば最初の突破口といいますか、本当に電話をかけるのもどきどきしながら電話をかけたりということもあるかと思うんですね。そういったときに、障がいをお持ちのお母さんだったり、いろいろな形で相談は来ると思うんですが、そういったところの対応というのは、そこに専任を置かなくても大丈夫な状況なんでしょうか、質問いたします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 子育て世代包括支援センターには保健師もおりますので、まず最初の出会いのその妊娠のときから顔なじみになっていくという中で、お母様方からいつでも相談しやすい関係をまず築いていきたいと思っております。そういった中で、もっと細かい専門的な相談、発達のことですとか、そういった相談が必要となった場合には、保健師を介してつないでいくという形でお母様方の相談、悩みに答えていきたいと考えております。
○議長(浅野幹雄君) 10番長谷川る美君。
○10番(長谷川る美君) それでは、質問に入らせていただきます。
質問件名1、子供を産み育てやすい環境のさらなる整備をに関してです。
富谷町の人口は、1960年代、仙台市のベッドタウンとしての役割を期待され、大規模住宅団地が次々と開発されたことにより、当時の人口4,874人から年々確実に増加し続け、2015年には5万2,004人となり、55年の間に約10倍の人口増加となりました。
こうした人口増加も、将来的には全国的な少子高齢化の影響を受けると予測されている中で、富谷町は2060年に人口目標6万人を目指しています。富谷にとって将来にわたって人がふえ続けるまちとなるためには、子供を産み育てやすい環境の整備が必要です。子育て支援事業のきめ細かい取り組みが重要であると思い、以下質問いたします。
1、(仮称)子育て世代包括支援センターの事業に関し、お伺いします。
(1)包括支援センターの中心となる機能(コンセプト)と事業内容の詳細。
(2)中央公民館に比べ、包括支援センターで実施される事業内容のすぐれている点。
(3)支援を要する乳幼児等の相談機能の強化について。
2番、児童館及び放課後児童クラブの運営に関し、お伺いします。
(1)計画の進捗について。
(2)運営を民間委託にする際の課題について。
(3)継続される場合の職員の雇用条件について。
(4)児童が休みとなる日の開所時間の繰り上げについて。
(5)一部負担金の額について。
(6)支援を要する児童の特別な配慮の現状と課題について。
3、杜乃橋地区に建設予定の保育所に関し、お伺いします。
(1)現在の進捗状況について。
(2)当初の建設計画からおくれている理由と開園時期。
4、町立幼稚園3歳児受け入れに関し、お伺いします。
(1)3歳児が定員どおり30名入園した場合の個別の対応は十分か。
(2)平成30年度の各年齢別定員とクラス編成について。
次に、質問件名2、高齢者、障がい者外出支援事業「とみぱす」事業内容を問うに関してです。
高齢者と障がい者の外出支援のための交通乗車証「とみぱす」が、各機関の協力で10月10日の市制施行に合わせて実現することになりました。事業の開始に当たり、将来の高齢化に伴い予想される課題に柔軟に対応し、町民の立場に立った展開が望まれます。とみぱすの事業が円滑に開始できることを願い、以下質問いたします。
1、10月10日開始に向けて準備は万全か。
2、交付対象者のうち、それぞれの交付率は。
3、当初の見込み申請者数は。
4、とみぱす申請手続等で住民からの改善の要望は。
5、未申請者のうち、真に必要とする方への対応について。
6、バス、地下鉄の乗車が、一人では困難だが同行する人がいれば利用できる方の人数と対応は。
以上です。よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
○町長(若生裕俊君) それでは、ただいまの長谷川る美議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1、子供を産み育てやすい環境のさらなる整備をに関連して、問い1の(仮称)子育て世代包括支援センター事業に関しての(1)でございます。
包括支援センターでの中心となる機能(コンセプト)等、事業内容の詳細についてでございます。妊娠期から子育て期にわたるまでに起こり得るさまざまな不安や悩みを相談できる場として、子育て世代包括支援センターがあります。基本的には、母子保健センター機能を中心とした母親教室や乳幼児健診等で個別のニーズを把握し、情報提供や相談支援を行い、必要なサービスを円滑に利用できるよう、きめ細かく支援を行ってまいります。また、地域のさまざまな関係機関とのネットワークを構築したり、利用者相互の交流を図る事業等を進めてまいります。
(2)の中央公民館に比べ、包括支援センターで実施される事業のすぐれている点については、中央公民館は生涯学習のための施設であり、子育て世代包括支援センターは乳幼児健診や離乳食教室等、子育て支援専用の施設となります。今まではそのような場がなかったため、公民館の部屋を使用していたものです。これからは乳幼児室等、乳児を連れた方も利用しやすい設備が整っておりますことから、健診や教室等で把握したさまざまなニーズに合わせた事業を展開していくことができると考えております。
(3)の支援を要する乳幼児等の相談機能の強化についてでございますが、現在も行っている臨床心理士等の専門職による発達相談のさらなる充実を図るとともに、新たにあかいしの森との事業連携等も検討してまいりたいと考えております。
問い2の児童館及び放課後児童クラブの運営に関しての(1)計画の進捗状況については、これまでも浅野議員の説明、質問にお答えしましたとおり、交付金等の手続により幾分のおくれはありますが、来年3月には完了することを目標に進めております。
(2)運営を民間委託にする際の課題についてでございます。ほとんどの近隣自治体が民間委託を行っており、特に大きな課題があったという声は聞かれておりません。今後、運営を委託するに当たり、近隣自治体での事例等を参考にし、考えられる課題や対応について検証をしてまいりたいというふうに思っております。
(3)の継続される場合の職員の雇用条件についてでございますが、運営を委託するに当たっては、なれ親しんだ児童指導員に継続してかかわりを持ってもらうことが、放課後児童クラブを利用している保護者や児童にとっての安心感につながり、大変重要なことと考えております。雇用の条件につきましては、現在より低下することのないように委託業者と十分協議をしてまいります。
(4)の児童が休みとなる日の開所時間の繰り上げについてでございますが、開所時間を早めるためには児童指導員の確保等が必要となってくることから、委託事業者と協議しながら進めてまいります。
(5)の利用料の負担については、近隣自治体を参考にしながら現在検討をしているところです。
(6)の支援を要する児童の特別な配慮の現状と課題についてでございますが、放課後児童クラブを利用している児童の中には、個々の発達や行動に支援を要する児童がおります。児童指導員は個々の特性に応じた支援に配慮し対応しております。また、学校との会議等で情報の共有を図り、必要な場合は家庭と連絡を密にとりながら、児童が安心して過ごせるような環境整備に努めております。利用児童数の増加とともに個別支援を要する児童も増加していることから、おのおのに合わせた適切な対応ができるようにしていくことが課題となっております。今後も児童指導員の資質の向上につながるよう、情報交換会や研修会の機会を提供できるよう努めてまいります。
問い3の(1)と(2)に関しては、一括で答弁させていただきます。
青柳、浅野両議員の質問と同様の答弁となりますが、第1回目の公募では1者の応募があったものの、資格要件を満たしておらず、選定には至りませんでした。2回目の公募では応募事業者がありませんでした。その後、公募内容について協議をし、3回目の公募で認定こども園を含めることに変更し、今回運営事業者の選定に至りました。
開園時期については、来年4月を目指しますが、工期や国庫補助金等との兼ね合いがありますので、三矢会と協議の上なるべく早い時期に何とか開所したいと思っております。8月24日に選考委員会により運営事業者を社会福祉法人三矢会による幼保連携型認定こども園として選定し、今後詳細を詰めてまいります。
問い4の関連しますので、(1)、(2)を一括して答弁申し上げます。
3歳児の受け入れ実施に当たりましては、本年11月の入園応募状況により複数担任の配置や複数学級編成とすることも視野に入れ、準備を進めていく予定としております。
また、平成30年度の町立幼稚園の定員と学級編成につきましても、本年11月の入園応募状況を見ながら今後検討をしてまいりたいというふうに考えております。
質問件名2の高齢者、障がい者外出支援事業「とみぱす」事業内容を問うに関連しての問い1でございます。
とみぱすの準備状況につきましては、1,817名の方にご申請をいただき、現在仙台市交通局においてとみぱすを制作している段階でございます。9月中旬には封入作業に入り、10月10日までに簡易書留でお届けを予定しております。今後も関係機関連携のもと、準備作業に万全を期してまいりたいというふうに考えております。
問い2の18歳以上の障がい者手帳をお持ちの方の交付率は16.3%、70歳以上の方の交付率は31.6%でございます。
問い3の本年度の予算ベースで申し上げますと、18歳以上の障がい者手帳をお持ちの方は440人、70歳以上の方は3,300人でございます。
問い4、申請手続についての要望といたしまして、とみぱす申請受付の際には、2回目以降の入金申請を公民館、いわゆる出張所でも受け付けしてほしい。または、町民バスで本庁に行っても、帰りのバス時間が合わないのでバス時刻の調整やバスの増便、本庁舎内にカフェスペースがあるといいなど、また、受け付け時間を延ばしてほしい等々、要望がございました。受け付け終了後から8月上旬にかけては、10月10日からの利用開始なのに受け付け締め切りが早いのではないか、申請を忘れたので何か救済措置はないか等の意見がございました。
問い5につきまして、とみぱすの対象要件を満たしながら未申請の方については、とみぱす交付事業が浸透していないことが懸念されますので、今後もさまざまな機会を捉え事業の周知に努めてまいります。公共交通機関であるバス、地下鉄の利用ができない皆様の支援につきましては、なるべく早い段階でタクシー助成等検討をしてまいりたいというふうに考えております。
問い6でございます。バス、地下鉄の乗車について、一人での乗車が可能かどうかの判断は個々の状況により異なるため、人数の把握は難しい状況です。例えば、厚生労働省からの身体障がい者に対する旅客鉄道株式会社等の旅客運賃の割引についての通知を基準に、介助の必要な方を第1種身体障がい者とした場合、18歳以上の身体障がい者1,056人のうち556人となり、障がい者手帳の提示により介護者も運賃が50%割引となります。
以上です。
○議長(浅野幹雄君) 10番長谷川る美君。
○10番(長谷川る美君) それでは、再質問いたします。
1、子育て世代包括支援センターは、本来、妊娠から出産、子育てまで一貫して同じ場所で相談できることにより、出産や子育てに女性が前向きになり、人口減少に歯どめをかけることを狙いとして設置される施設です。2060年に6万人を目標としている富谷にとって、包括支援センターを相談の拠点と位置づけ、相談者がこのセンターに尋ねるだけで安心感が得られる、そのような支える場所として捉え機能させることの重要性を強く感じます。建設される包括支援センターは、十分な機能を備えているか。先ほど同僚議員からも質問がありましたけれども、改めて町長のお考えをお聞きします。
また、今後の施設建設に当たり、事前に機能や平面配置などの質疑や説明の場を持つべきと考えますが、町長の認識をあわせてお伺いします。
2、次に児童館建設についての質問です。
町長は公約の中で、地区ごとに分散型の児童館設置を掲げています。が、今回交付金がつかなかったために、小学校敷地内に建設するのは放課後児童クラブとするという説明でした。単純なミスで大きく計画の変更を余儀なくされることとなります。本来、児童館であれば地域の子供全てが対象となり、地域全体を視野に入れながら子供の生活を保障し、総合的に子育てを支えていく拠点となるべきものでした。今回の変更は将来の展望も見据え、真に子育て支援ニーズに応えることになるのか、町長の見解をお伺いします。
また、今回の事務手続ミスにより交付金が得られなくなったことについての町長の認識と、担当職員等の責任のとり方についてお伺いします。
3、杜乃橋地区に建設予定の保育所が、第3回目の公募で認定こども園を含めることに変更し、ようやく決定しました。待機児童は深刻な問題となっており、速やかな解決が求められています。他の自治体ではさまざまな角度から独自の特徴的な取り組みを行い、問題解決に積極的に着手しています。市に変わるこの時期、富谷も他の自治体に倣い、あらゆる取り組みをして早期に待機児童解消につなげる必要性を強く感じますが、町長のお考えをお聞きします。
4、町立幼稚園は、特別に支援が必要な子供の受け入れを実施し、保育料が安く、町の幼児教育の機会を広げる役割を果たしてきました。今回、富谷幼稚園の3歳児受け入れが始まりますが、東向陽台幼稚園では定員確保のためにどのような取り組みをお考えですか、お伺いします。
5、とみぱす申請手続の際、住民から特に要望の強かった2回目以降の入金申請を各出張所でということに関し、検討はなされていますか。
また、70歳以上の人口は富谷でも年々増加が予想され、これに伴い敬老乗車証の交付者数の増加も見込まれます。高齢者人口がピークを迎える年まで、安定的な制度の維持のための検討が必要であると思います。町ではこのような検討がなされているか、お伺いします。
また、とみぱすが新生富谷の名にふさわしい福祉施策事業と位置づけられていると思いますが、申請者が3割にとどまったことについての町長のお考えをお聞きします。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) まず、子育て世代包括支援センターにつきましては、議員のご意見のとおり、今回乳幼児からいわゆる子育て期全般、ワンストップ機関としていわゆる全てにおいて対応する体制を含めて今準備を進めておりますので、相談業務も含めながらあらゆる面で機能を持たせて、いわゆる富谷町における子育て支援の拠点施設として十分な機能を果たせるように、果たすことを目的として今回整備をしますし、その機能充実に向けて今準備も進めているところでございます。また、あわせて設備の説明会等につきましては、今後機会を見つけて開催も含めて検討をしてまいりたいというふうに思っております。
また、児童館が今回、いわゆる申請の手続のミスによりまして交付金を受けられないということで児童クラブのみの機能に変更したということにつきましては、前回の先日の全員協議会でもご説明したとおり、あってはならないミスでございました。とはいえ、現在それで私が公約で掲げた児童館ということで、それにこだわってそれを1年おくらせることによって、さらに今児童クラブのいわゆる昨日の青柳議員等のご質問にもありましたように、今大変厳しい状況が悪化している、ふえている状況の中で、やはり早急にその児童クラブの対策を急がなければいけない。先送りすることもできないという状況の中では、ある意味そこはもう児童クラブを学校敷地内においての先行して進めていくという判断をすることが必要だったというふうに考えております。
つきましては、児童館機能につきましては、これまでも答弁で申し上げておりますように、ある意味大事なことは施設ではなくて、拠点施設が子育て世代包括支援センターがあり、各地域の身近なところに、いわゆる子育て支援の乳幼児からの支援施設が身近なところにもあるということが大切でありますので、そういう意味では先ほどの質問でもお答えしているように、各地域の公民館を一つのそういう機能を、児童館機能含めながら子育て支援の身近な地域の支援施設ということで位置づけながらその充実、いわゆるハード面ではなくて、ソフト面でのしっかりと機能を公民館、各地域の公民館を活用して有効に生かしていきたいというふうに思っております。
また、待機児童の問題につきましては、とにかく私も同じように待機児童ゼロは確実になさなければいけないということで、昨年に引き続き今年度もいわゆる杜乃橋への保育園の設置、結果的には認定こども園になったわけでございますが、少なくとも含む今回の施設をもって待機児童ゼロを目指しております。結果、数値を見ながら、状況を見ながら、またさらなる必要があればまた検討はしていきたいというふうに考えております。
また、東向陽台幼稚園の定員の問題につきましては、さまざまな要因があります。やはり送迎バスの問題だったり、給食の問題だったりというのもあるかと思いますが、改めてその辺検討させていただきながら、充実した公立幼稚園としての役割をまずは満たしていくように進めて検討していきたいというように思います。
また、とみぱすにつきましては、今後、今回やはり当初我々も想定した予算の中で想定したのは、仙台市の交付、いわゆる仙台市における交付率を参考に算定をさせていただきました。そういう意味では、若干その想定よりは下がるのは想定の中だったんですけれども、想定内でありましたが、やはり若干低目かなというふうに思いますが、その部分に関しては先ほど来答弁でも申し上げましたように、やはり周知不足等もあったかと思いますので、改めてそういった周知等も含めながら、今後に向けてさらにとみぱすが有効に活用していただけるものとして努めていきますし、さらにまずは今回とみぱすを稼働させて、その上で利用者からの声、またはいろいろな関係機関からの声を参考にさせていただきながら、さらに今後の展開というか、展望につきましてはその上で検討をしていきたいというふうに思います。
以上です。
済みません。とみぱすの2回目以降の申請、先ほども答弁で申し上げましたとおり、2回目以降も各公民館でということでの要望でございますが、それも伺っておりますが、それにつきましては内部でまたいろいろ検討をさせていただきたいというふうに思いますが、何せ現金を取り扱う関係もありますので、その辺なかなか難しいところもありますので、その辺含めて最大限要望に応えるように努力はしていきたいというふうに思いますが、その辺ご理解いただければと思います。
70歳以上の増加。70歳以上の増加に伴ってという部分に関しましても、これもとみぱす今回まずスタートして、その対応について、それに裏づけられる財政面に関しましては、当面今回スタートして……。なので、ある意味若干今回低目でスタートさせていただいているというのは、多分申請者からするともう少し、今回年額でいわゆる2万円という額になっているのは、やはり本来であればもう少し期待をしていた部分もあったというのはありますが、その辺は低目で最初スタートさせていただいたというのは、将来的な長期的な運用を考えた上での設定でございました。
交付金、今回のいわゆる手続のミスによりまして交付金をもらえなかったということでの、変更せざるを得なくなったということ、交付金もらえなかった部分に関しましては、改めて今内部でいわゆるある一定の前例も含めながら処分の検討をさせていただいておりまして、何かしらのやはりしっかりとその辺は職員に対して厳正なる対応をしていきたいというように考えております。
○議長(浅野幹雄君) 10番長谷川る美君。
○10番(長谷川る美君) 最後の質問です。
地方分権と言われる中、住民の日常生活や地域での活動に影響を及ぼす地域政策の立案が重要となります。従来は、政策を生み出すのは国であり、自治体は事業を実施することが役割と考えられていました。が、これからの自治体に求められるものは、地域をよくするための政策主体であるという認識を持ち、自治体の存在価値を高めるために、住民に喜ばれる政策を生み出し独自の事業を展開していく必要があると言われています。
町長は「あらゆる施策を通じて6万人を目指したい」とおっしゃっていますが、その実現に向けた熱意と本気度をお伺いします。
以上です。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 今回人口要件、これは地方創生の総合戦略の中でのいわゆる人口規模の想定につきまして、6万人という設定をさせていただきました。それにつきましては、今回あわせて市の、何度もお話ししていますが、富谷市の総合計画においても含めて、そのための施策としてこれからの10年間についての構想、そしてこれから計画も含めて検討していくわけでございますが、確実に今人口が減少社会と言われている中で、かなりこれまでの自然に富谷町、年間約1,000人規模でいわゆる伸びてきた時代とはまた変わるわけでして、その伸び率は低くならざるを得ないわけでございますが、その中でいかに人口増加を維持していくかということにしていくためには、やはりあらゆる施策が必要だというふうに思います。
まずはその新たに住居を構えられ、新たなそういう住居地域の確保も必要ですし、または職場の、まずは働く場が必要だったりとか、それの拡充、またはいわゆる産み育てる、何よりもそして産み育てられる環境というのをさらにつくっていかなければいけないというふうに思っております。6万人を達成するためには、最終的には出生率を現状よりも高めなければいけないわけでございますので、その出生率をいかに高めるかという部分に関しては、やはり産み育てやすいその環境をこの富谷町で、富谷市でつくっていくということが大切だというふうに認識しておりますので、その辺をしっかりと力を入れてこれから取り組んでまいりたいというふうに思います。
○議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。
○18番(渡邊俊一君) 本日最後であります。通告に従いまして、私から1件3要旨について、ジカ熱対策についてお伺いをいたします。
ジカ熱は、2015年5月にブラジルで感染が確認され、これまで25カ国に広まり、この先全世界で400万人まで感染が広がるのではないかとWHOでは懸念されており、そのウイルスを媒介するのはネッタイシマカや、日本に生息する蚊であり、主に熱帯、亜熱帯に生息するヒトスジシマカが媒体で、ヒトスジシマカはヤブ蚊の一種で、国内では北海道を除き広域に生息しており、草むらや公園などで活動し、感染すると3ないし12日間ほどの潜伏期間後、発熱、頭痛、関節痛の症状を発症し、最悪死に至ることがある感染病であります。妊娠初期の女性が感染した場合、小頭症の赤ちゃんが生まれるリスクの一つに挙げられており、若い世代が多く住み、出生率の高い我が町においては安全で安心に出産のできる環境づくりに努めることが大事であると考え、次の3問にて質問いたします。
1つ、公園や公共施設などにおいて、ヒトスジシマカ、ヤブ蚊の発生についての対策についてお伺いをいたします。
2つ目として、ジカ熱に感染しないよう、住民に対し指導啓蒙が必要と考えますが、対策について伺います。
3つ目として、感染の根源であります蚊の発生を根絶するため、蚊の幼虫でありますボウフラの発生を防ぐことが肝心であるという観点から、町内の側溝、U字溝の滞留の調査が必要と考えますし、特にとちの木一丁目1号公園の東側の住宅地における道路側溝整備は早急に対処しなければならない地域と考えますが、町長の見解を求めます。
以上であります。
○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
○町長(若生裕俊君) それでは、ただいまの渡邊俊一議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名、ジカ熱対策について問うに関連してでございます。
問い1、公園や公共施設等においてヒトスジシマカ、ヤブ蚊の発生についての対策については、本町では蚊の発生抑制対策として、毎年散布要望のある町内会に対し防疫薬剤を配付し、地域内の蚊の発生源と思われる場所に配付をしていただいているほか、広報を通して家庭での水のたまりやすい場所の定期清掃を呼びかけております。また、特に公園におきましては、政府が展開している夏の蚊対策国民運動の情報提供を受け、本年度から公園内で蚊の発生源となるおそれのある水たまりや雨水ます等の確認を行い、空き缶やペットボトルなどの撤去、公園内の雨水ますにボウフラの発生を抑える薬剤の投入など、対策を実施しているところでございます。
一方、蚊に刺されない対策としては、蚊がいそうな場所に行くときは肌を露出せず虫よけスプレーや蚊取り線香などを携帯するなど、蚊に刺されないように注意をして外出する習慣を身につけることが効果的と考えております。
今後も啓発、地域との連携、関係機関の指導を得ながら、蚊の発生抑制に努めるとともに、公園や道路側溝などの公共の場については関係課が連携して対応してまいりたいというふうに考えております。
問い2のジカウイルス感染につきましては、国、県より8月17日付で注意喚起の通告がありました。このことにより、町としても住民の皆さんに向けて感染予防の注意喚起に関する記事をホームページに掲載しております。また、同じ蚊からの感染で発症するデング熱に関しても、同様にホームページを通して注意喚起を図っております。
問い3の町内の側溝の滞留等については、これまで定期的に実施しております道路パトロール時に確認を行ってきたところですが、今後はより目が行き届くよう、道路パトロールとは別に側溝に関する実地調査も行ってまいりたいと考えております。
とちの木地区の側溝につきましては、議員ご指摘のとおり経年劣化とともにそうした状況があることも把握をしております。予算的に大変厳しい行政運営の折、なかなか着手できない状況でありましたが、今後現地を詳細に調査し、前向きに検討をしたいと考えております。
○議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。
○18番(渡邊俊一君) まず、第1点目でしたが、防除に対しての散布用の薬を配付しているということであります。かつて私ども旧16区の町内会では、1週間に1回ずつ集団防除ということで、各チームを組んで夏の期間でありますけれどもずっとやっておりました。そういったことからして、やはり1つは日本脳炎の対策、それでボウフラがかなりやはり幻滅していったというか、また、ハエの発生も大分少なくなったというような状況であります。
しかしながら、今日に至っては、やはり下水道の整備がかなり進んだということで、そういったものがどの地域でも見られなくなってきた。しかしながら、そういった集団的にやらないというところにも、その発生の根源がやはり今日に至ってあらわに見えてきているのではないかと、こんなふうにも思っております。
しかるに、単なる町内会からの要望で薬剤を配付するということでなくて、やはりその辺は全体的な、先ほど来町長もお話ししたように、道路パトロール以外のU字溝の滞留の調査を進めていくということでありますから、その辺ももう少し厳密に考えながら今後行動をされるように強く望むわけでありますけれども、その件について改めて質問をいたします。
また、大変厳しい財政の中でのやはり道路整備、側溝整備、そういったものが多々今からも行われなくてはならないというような現状、私も十二分に認識させていただいておる一人であります。ここ五、六年までのうちに、やはりその地域を本来ならば早目にその整備をしなくてはならなかった状況でありますけれども、やはり今町長おっしゃったように、財政の面で優先順位をどこに持っていくか、それから一旦手をつけたところでそれを継続してやらなきゃならないというようなジレンマがあったものですから、なかなかやはり進められなかった。
おかげさまで順次進めてきたところ、小さなエリアの団地の中では側溝整備なども完全におかげさまで終了させていただきました。その後に即、そのとちの木の地域を整備しようというような話を進めていたわけでありますけれども、その前に本年度太子堂の小松自工の上の部分、あれが物すごくやはり滞留するというか、そういうような状況でありましたから、それをやはり優先的にやろうというような話を担当課との詰めで話をさせていただいてきたわけでありますけれども、今回改めてこの地域、6年以上もずっと放っておいた地域でありますから、その地域に対して皆さんからの要望を十二分に加味した中で、やはり基本的に前向きな検討という、その今の現状ではなかなかそう言わざるを得ないんでしょうけれども、基本的に今、新年度の予算の取り組みを早速やっておられるわけでありますから、ぜひその辺についても新年度の予算計上に対しての考え方を改めて町長にお尋ねをいたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) まず、最初の害虫、いわゆる虫の対策でございます。私もかつて議員がお話しのように16地区、私の地域でも毎週夏場、地域の人が班ごと交代で消毒器と、あとトイレに入れる薬剤を持ってじょうろでもってやっていたことを今も覚えているわけでございます。時代の流れでそういうことが必要なくなったということで、ただしかし、先ほど渡邊議員のご意見にもありましたように、今は形を変えていわゆる側溝からが原因、または今新興住宅地の中で蚊の問題というのが深刻にいろいろご意見をいただいているところでございますので、そういう意味ではそういったところへいわゆる対応策として改めてそういった対策もこれから地域、要望があってから動くのではなくて、町、行政側の施策としてそういった対策もこれから検討をしていきたいというふうに考えております。
また、2つ目の側溝、とちの木の側溝の問題でございます。
渡邊議員のご意見のとおり、一度ほかの地域である程度、今3地区で側溝の毎年少しずつでございますがやっておりまして、ほかにその一度手をかけるとなかなか毎年その継続で、そこが完結するには何十年もかかるという現状の中では、新たに手を広げること、予算を措置するのが難しかったという状況でございます。ただしかし、それを言っているとこの悪化した環境を改善することができないというのも認識をしておりますので、改めて先ほども申し上げましたが、今回のとちの木の改めて現状をもう一度確認をさせていただきまして、早急に対応を検討して、来年度の予算に反映できるかどうかも含めながら検討していきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。
○18番(渡邊俊一君) 2時前には終わりますから。
今、町長お話ししたように、改めて現地を調査していただいて、やはりその状況を判断して最優先的に取り組まなければならないと私は思っております。しつこいようでありますけれども、ぜひ新年度予算に計上できるように努力していかなくてはならないと私は考えておりますけれども、その件について改めてお聞きをいたしたいと思います。
それから、今町長おっしゃったとおり、従来の地域と言うとちょっと語弊ありますけれども、新興住宅地以外については割かし蚊の発生、ハエの発生が大分というか、もうほぼ壊滅の状態に近いくらい発生がなくなっております。ただ、同僚議員も一般質問等でいろいろ質問してきた経緯もあるわけでありますが、新興住宅地、要するに新たにできた住宅地、団地というと語弊ありますけれども、そういった地域のほうが反対に蚊の発生が多く見られるような状況になっている。特に、玄関先とか、ベランダに蚊取り線香を置いて生活なさっている。そういう現状を今私も見させていただいておるわけでありますけれども、やはり1つはタイヤの放棄というか、よく捨てていくとか、一番はタイヤが一番発生する原因なんですね。タイヤの中に雨水がたまって、それにボウフラとか。やはりそういうところも徹底しながら、今後この蚊の発生の対策を講じていかなきゃならない。
あとは先ほど来お話ししたように、まず側溝の部分なんですね、やはりね。ですから、側溝の部分に滞留している部分があると、これまた蚊の発生が大分大きくなるということで、その辺も重々改めて頭の中に入れながら、この対策に対して検討するべきであると、こういうふうに思っております。
まずは新年度予算にぜひ計上するべきだと私は思いますけれども、その件について再度町長の見解を求めさせていただきます。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 改めてとちの木の側溝につきましては、いわゆる環境面においても今問題になっているという部分では、改めて早急に対応しなければいけないという認識を改めてさせていただいておりますので、最大限ご期待に応えられるように努力したいというふうに思っております。
また、蚊の対策、新興住宅地における蚊の対策につきましては、本当にこれも大変、よく新興住宅地の方々からいわゆる夏場は孫たちが虫に刺されるのが嫌で来なくなったとか、そういう声も聞かれていて本当に深刻になっておりますので、その辺やはり真剣にいろいろな意味で対策を検討していかなければいけないというふうに思っておりますし、基本的に住みたくなる町のために実現のためにそういった環境面でも最善の努力をしていきたいというふうに思います。
以上です。
○議長(浅野幹雄君) これをもちまして本日の一般質問を終わります。
これで本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでした。
    午後1時53分 散会

平成28年第3回定例会議事録(第3号)

平成28年9月5日(月曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 金子透君
  • 2番 青柳信義君
  • 3番 浅野武志君
  • 4番 若生英俊君
  • 5番 畑山和晴君
  • 6番 齊藤秀行君
  • 7番 藤原峻君
  • 8番 佐藤聖子君
  • 9番 西田嘉博君
  • 10番 長谷川る美君
  • 11番 佐藤克彦君
  • 12番 山路清一君
  • 13番 浅野直子君
  • 14番 高橋正俊君
  • 15番 菅原福治君
  • 16番 出川博一君
  • 17番 相澤榮君
  • 18番 渡邊俊一君
  • 19番 安住稔幸君
  • 20番 浅野幹雄君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 町長 若 生 裕 俊 君
  • 副町長 大 庭 豪 樹 君
  • 会計管理者兼会計課長 矢 田 守 君
  • 企画部長 内 海 壯 晃 君
  • 総務部長 山 田 豊 君
  • 保健福祉部長 小 野 一 郎 君
  • 建設部長 奥 山 育 男 君
  • 保健福祉部次長兼保健福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター所長 中 山 高 子 君
  • 企画部企画政策課長 高 橋 弘 勝 君
  • 企画部財政課長 西 山 高 広 君
  • 企画部産業振興課長 鴇 幸 浩 君
  • 総務部町民生活課長兼東向陽台出張所長兼富ケ丘出張所長兼あけの平出張所長兼日吉台出張所長兼成田出張所長兼清掃センター所長 泉 川 潤 哉 君
  • 保健福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセンター子育てサロン所長 狩 野 悦 子 君
  • 建設部都市整備課長 齋 藤 英 夫 君
  • 建設部都市計画課長 伊 藤 正 君
  • 企画部企画政策課参事兼市制移行・地方創生推進室長 松 原 誠 君
  • 保健福祉部長寿福祉課技術参事兼保健福祉総合支援センター所長兼高齢者施策専門監 安 積 春 美 君
  • 保健福祉部子育て支援課参事兼保育統括監 八 巻 恵美子 君
  • 教育長 菅 原 義 一 君
  • 教育次長 荒 谷 敏 君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀郁雄
  • 次長 富澤裕
  • 主幹 長瀬千鶴子

議事日程 第3号

平成28年9月5日(月曜日) 午前10時00分 開会
 第1 会議録署名議員の指名
 第2 一般質問(通告番号10番~14番)

一般質問 16番 出 川 博 一 議員
1 上昇し続ける介護保険料 今後どうなる
2 地方創生総合戦略と総合計画前期基本計画は
8番 佐 藤 聖 子 議員
1 放課後児童クラブの今後を問う
2 軽度者介護の縮減が実施されたとき町の対応を問う
11番 佐 藤 克 彦 議員
1 本町の道路行政を問う
6番 齊 藤 秀 行 議員
1 介護難民をなくす方策を問う
3番 浅 野 武 志 議員
1 イノシシの被害対策と駆除について
2 鎌田橋・袋橋の歩道の設置について

本日の会議に付した事件

    議事日程のとおり 午前10時00分 開議
○議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。


    日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷町議会会議規則第127条の規定により、9番西田嘉博君、10番長谷川る美君、11番佐藤克彦君の3名を指名いたします。


    日程第2 一般質問
○議長(浅野幹雄君) 日程第2、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 皆さん、おはようございます。
それでは、私から2点について質問いたします。1つは、上昇し続ける介護保険料についてです。2つ目として、地方創生総合戦略と計画中の総合計画についての2点です。
まず、最初に、介護保険について伺います。
第6期介護保険事業計画は、計画期間を平成27年から29年度としており、今年度は2年目に入っています。町の介護保険料は、2000年にスタートしたときは月額2,226円で、3年ごとに上昇し続け、現在は5,590円となっております。
まち・ひと・しごと創生総合戦略の策定で、人口ビジョンとして将来人口目標は、2040年5万8,000人、2060年6万人と示されました。今年度から準備に入っている平成30年度から第7期、次の期、第7期介護保険事業計画での今後の高齢者保険福祉施策について質問します。
1つ、第6期計画では、2025年を見据えた中長期的な計画とありますが、具体的にはどういうことなのか、お尋ねいたします。
2点目として、地域包括ケアシステムの構築に向けた進捗状況はどうなっているのか。
3つ目として、第6期計画での平成27年度の介護給付費額と事業計画との差異についてお尋ねします。
4つ目に、第7期計画は、どこにウエートを置いて策定する予定なのか、お尋ねします。
5つ目、今後、町の介護保険料はどこまで高くなるのか。
次に、地方創生総合戦略について伺います。
平成27年11月26日、富谷町総合計画審議会より、富谷町地方創生総合戦略についての答申が出されました。その後、まちづくりアンケートの実施、そして、その集計結果を踏まえた7カ所での住民説明会が開催されました。今回の富谷市制施行・まちづくり懇談会は、前回の要望も踏まえ、2日間の土曜・日曜開催を組み込みました。執行部の住民の声に耳を傾ける姿勢が具体的に示されたものと高く評価いたします。
ことし7月、新たに審議会委員への委嘱があり、8月1日、基本構想への答申がありました。今後、さらに施策としてそれぞれ各部各課での検討が加えられ、基本計画、そして具体的な実施計画が示される予定になっています。
総合戦略を踏まえ、今年度より実質的にスタートしている総合計画前期計画について質問します。
1つ、平成27年度から31年度の総合戦略の基本目標は何か。
2つ目、具体的な施策での数値目標はどのようなものか。
3つ目、重要業績評価指数(KPI)はどのようなものか。
4つ目、目標達成のため、平成31年度までの財政計画はどのようになっているのか。
5つ目、1年おくれで始まる総合計画前期基本計画と総合戦略との関連性はどのようなものなのか。
以上が私からの質問です。よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
○町長(若生裕俊君) おはようございます。
それでは、私からただいまの出川博一議員のご質問にお答えを申し上げさせていただきます。
まず、質問件名1の「上昇し続ける介護保険料、今後どうなる」に関連しての問い1でございます。介護保険計画は1期3年間の計画期間となっておりますが、国が示しているように、第6期計画においては、団塊の世代が75歳になる2025年まで見通しを立て、介護保険サービスの見込み量、介護給付費、保険料の推計、地域包括ケアシステムの構築に向けた地域包括ケア計画としての位置づけなど、第6期計画以降も視野に入れた計画策定となっております。
問い2の本町の地域包括ケアシステムは、これまでの高齢者支援、介護予防事業、地域活動などさまざまな事業をつなぎ、地域の社会資源を多面的に活用し、地域、関係機関、本町が三位一体となり、地域コミュニティーを育みながら構築する方針を立てたところでございます。
地域ケアシステム構築に向けた主な事業の取り組みとしては、介護予防・日常生活支援総合事業については、昨年度、本年度のモデル事業を検証中で、来年4月から実施いたします。在宅医療、介護連携推進事業については、既存の黒川地区地域医療対策委員会や地域の医療機関の連携の会等と連携を図り、本年度から随時実施をしております。生活支援サービスの体制準備事業については、保健福祉総合支援センター運営協議会において、第1層協議体の役割を担い、第2層協議体は各生活圏域の包括支援センターに設置することとしております。10月に東向陽台・成田生活圏域に新たに地域包括支援センターが開所の予定でございますので、生活支援コーディネーターや認知症地域支援推進員の研修を受講し、協議体では地域ケア会議、個別ケア会議により、地域に必要な資源開発やネットワークの構築などを進めてまいります。認知症対策推進事業については、従前からの認知症学びの講座やSOSネットワークの充実に向け検証を始めるとともに、2つの認知症初期集中支援チームを設置しました。今後は、本年度中に事業内容を網羅した認知症ケアパスを整備する予定としております。
問い3の平成27年度の介護給付費額と事業計画との差異につきましては、昨年度の介護給付費は18億3,000万円で、計画値では19億9,400万円でありました。計画値より介護給付費が1億6,400万円下回った理由は、介護保険第6期計画作成に際して、人口や認定者の伸び以外にも、第6期計画推進のため、直近の平成25年度から平成26年度の実績の伸びを加味して作成したところですが、昨年度においては、通所介護とショートステイの伸びが鈍化し、また全体的に緩やかな伸びにとどまったものによるものでございます。
問い4の第7期計画はどこにウエートを置いて策定するのかにつきましては、第6期計画の柱でもありますが、地域包括ケアシステムの構築に向けて実効性のある事業の展開を盛り込んだ計画としてまいります。また、医療・介護の連携体制づくりをさらに推し進めてまいります。本年度は、計画の基礎となります高齢者の実態把握や給付分析等の準備作業を行い、今後は、制度改正等の状況や国が示す基本指針等を踏まえて富谷市総合計画関係諸計画との連携、整合性を図りながら策定してまいります。
問い5の今後、町の介護保険料はどこまで高くなるのかにつきましては、今後、高齢化率の上昇に伴い、介護保険認定者もふえ、介護保険サービスの利用者も増加することが予想されます。居宅サービスあるいは施設サービスの利用件数がふえることによって、第1号被保険者の介護保険料に反映されることとなりますが、要所要所における制度改正等もありますので、どのくらい高くなるのか、現段階ではっきりとはわかりかねる状況でございます。
続きまして、質問件名2の「地方創生総合戦略と総合計画前期基本計画は」に関連して、問い1でございます。今回の富谷町地方創生総合戦略の基本目標は、基本目標1といたしまして、企業誘致の実現による新たな雇用の場の創出、基本目標2といたしまして、スイーツ等による「とみやシティブランド」の確立、基本目標3としまして、未来を担う子どもたちを育てる環境のさらなる充実、基本目標4といたしまして、生活圏を踏まえた暮らしやすさの一層の向上、以上の4つの基本目標を定めております。
問い2の具体的な施策での数値目標はどのようなものかにつきましては、まず、基本目標1の企業誘致の実現による新たな雇用の場の創出の数値目標は、新規雇用の場の創出の数値目標は新規雇用者800人以上、新規雇用者800人以上のうち女性雇用率30%以上です。次に、基本目標2のスイーツ等による「とみやシティブランド」の確立の数値目標は、交流人口1万人以上増加です。次に、基本目標3、未来を担う子どもたちを育てる環境のさらなる充実の数値目標は、子育て世帯500世帯の増加です。次に、基本目標4の生活圏を踏まえた暮らしやすさの一層の向上の数値目標は、「今後も暮らしたい」(定住意向)とする住民の割合80%以上でございます。
問い3の重要業績評価指数(KPI)はどのようなものかにつきましては、まず、基本目標1、企業誘致の実現による新たな雇用の場の創出の重要業績評価指数は、企業の誘致・操業5社以上です。次に、基本目標2のスイーツ等による「とみやシティブランド」の確立の重要業績評価指数は、とみや国際スイーツ博覧会を平成28年度より年1回開催、新たな特産品開発1品以上です。次に、基本目標3、未来を担う子どもたちを育てる環境のさらなる充実の重要業績評価指数は、待機児童ゼロの実現、子ども医療費拡大の対象年齢を18歳まで拡大、全ての町立幼稚園及び小中学校のユネスコスクール登録1校を、2園13校です。次に、基本目標4、生活圏を踏まえた暮らしやすさの一層の向上の重要業績評価指数は、町民バス年間利用者数7万1,962名を7万7,000人に、高齢者・障がい者交通支援事業創設(公共交通バス・地下鉄利用のためのICカード乗車証導入)、いわゆる「とみぱす」交付対象への交付率50%でございます。ともに支える地域づくりの推進として、地域の交流拠点(仮称)街かどカフェの設立2地区、地域コミュニティー活動の実施支援、15カ所から20カ所。自主防災組織の設立、23町内会から全45町内会です。以上のように設定をしております。
問い4の財政計画につきましては、富谷市総合計画基本構想を効果的に実施するため、これから策定する平成29年度から平成31年度までの3カ年の実施計画に基づき、来年度当初予算にあわせて策定をしてまいります。
問い5の総合計画前期基本計画と総合戦略との関係性につきましては、今回の地方創生総合戦略の各項目は、これから策定する前期基本計画に包括されて、前期基本計画の中でも地方創生の観点から重点的に取り組む項目として明記することとしております。
以上です。
○議長(浅野幹雄君) これより出川博一君の質問は一問一答により行います。16番出川博一君。
○16番(出川博一君) それでは、これから一問一答でどのような論点で議論したいか、最初に提示いたします。それから、私の持ち時間の30分を含めて1時間以内としたいので、明確で短い答弁をお願いいたします。
それでは、介護保険での論点については、富谷町の人口構成の変化における富谷町の介護保険の今後について、広く住民によく理解してもらい、協力してもらうことが必要ではないかとの観点で質問いたします。
先ほど、平成27年度の介護給付費額と事業計画との差異についての要因について、計画値の策定との乖離があったというふうな、大まかにいえばそういうことかと理解してよろしいかどうか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 議員がおっしゃったように、乖離があったことは事実でございます。町長の答弁にもございましたように、通所介護とショートステイの給付が計画値よりも伸びず、約、合わせて1億円程度下回ったことによるものでございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) といいましても、過去2年間、介護給付実績、これを前年度と比較いたしますと、前々年が1億4,700万円、そして26年が1億5,500万円と伸びていたものが、27年度決算では5,900万円の微増にとどまっていますけれども、その理由は先ほどの計画値との違いだけでは説明つかないと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 平成27年度の実績におきまして、グループホームなどの地域密着型サービスにおきましては対前年度比118%、4,700万円の増、施設サービスにつきましては対前年度比103%、1,700万円の増となりましたが、居宅サービスにつきましては対前年度比99%、700万円の減ということで、トータル、結果的に5,900万円程度の伸びにとどまったという形になったものでございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) それから、介護サービス利用者数、これも過去2年調べてみますと、25年は対前年比で1,326人増、それから26年は3,253人増となっていますけれども、27年度においては567人の微増の2万6,163人となっております。何か特殊な事情でもあるのかどうか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 26年度におきましては、伸び率が物すごく高かったことによるということと、27年の8月より法改正がございまして、今までの1割負担から高所得者の場合2割負担というふうな形になったことも少なからず影響があったと思われます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 要介護認定者になる率、これを出現率と言うのだそうですけれども、これが平成26年度は13.9%、27年度は13.6%と、0.3ポイント下がっております。その要因はどういう要因なのかお尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 前年度と比較いたしまして、65歳以上の方で認定を受ける方が少なかったことによるものでございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 出現率が下がるということは、非常に結果としては好ましいことだと思うんですけれども、そのために何か具体的な、いわゆる26年と27年度について、これだけ下げられる何か施策をとられたということなんでしょうか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 平成18年度から地域支援事業という新たな事業が創設されまして介護保険に移行しないことを目的とした二次予防事業等を行ってまいりましたが、少なからずその事業が効果を奏したものと思われます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) ということは、これまでの施策の結果として効果が出てきたということであれば非常に感謝を申し上げたいと思います。
続いて、2025年を見据えた中長期的な視点で議論を深めたいと思いますけれども、介護保険制度がスタートした平成12年度の第1期は除外しまして、平成15年度、第2期と現在の第6期の比較で、被保険者1人当たりの保険給付費、これが18万3,000円から26万3,000円に上がっておりますけれども、その認識で間違いないかどうか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) そのとおりでございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) この間、8万円上がりましたけれども、その要因は何なのか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 主な原因といたしまして、介護サービスを利用する方のうち、近隣にも特別養護老人ホーム等の施設ができましたので、その施設サービスを利用する方が増加したということと、いろいろな地域密着型サービスが18年度より創設されましたので、そういったサービスを使う方々もふえてきたことによるものでございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) ただ、1人当たりの給付費ですので、近隣にふえたということは、それはわかるんですけれども、そうではなくて、75歳以上の要介護認定者の出現率、これがこの間、この10年間で約4ポイント上昇しているんですけれども、それが大きく影響しているんじゃないでしょうか。どうでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 認定者のうち、75歳以上の認定者のほうが物すごく多い状況でございますので、議員がおっしゃっているように、75歳以上の方の認定者がふえたことが大きな要因となっておると思います。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 行政実績報告を分析しますと、この10年間で第1号被保険者数は、平成18年度5,061名、平成27年度9,030人で1.8倍、それに対して要介護認定者は、平成18年度614人、27年度1,227人で2倍となっております。この比較は間違いないかどうか確認いたします。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) そのとおりでございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) そうしますと、第1号被保険者の伸びが1.8倍、それに対して要介護認定者の伸びが2倍と、この差0.2倍の伸びの違いは何を意味するのか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 65歳以上の人口の伸びよりも認定者の数がふえているというふうな形だと思います。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) いや、それはそういうことなんてしょうけれども。やっぱり、見れば、要介護認定者の出現率、これがこの10年間で1.5ポイント上昇しているんですけれども、その辺のところの影響があるということなんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 75歳以上の後期の方の出現率が高くなっているというようものが大きな要因かと思われます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) そうなんですね。さらに出現率の中身を見ますと、この10年間で、65歳から74歳までの方の出現率は3.5%から4%ということで横ばいになっています。それに対し、75歳以上では25.3%から30.3%で確実に上昇傾向と分析いたしましたが、これは加齢に伴うもので、やむを得ないこととは思うんですけれども、今後の施策のポイントとして、75歳以上の被保険者の出現率をいかに抑えるかということが重要だと思いますけれども、その辺の認識についてお尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 議員がおっしゃるように、75歳以上の方がやはり元気で生き生きと過ごしていく、そして介護保険に移行しないようにしていくことがすごく大切だと思います。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 実は、調べてみると、75歳以上の方の出現率は21年度から毎年上がっておりまして、26年度で30.3%になっています。ところが、27年度、75歳以上の出現率の方が29.6%と歯どめがかかり、0.7ポイント低下しています。これはどのような施策によってこれだけ低下したのか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) これまでもいろいろと福祉健康センター等を中心に高齢者の介護予防事業等を実施してまいりましたが、そのような介護にならないようないろいろな介護予防の事業を行ってきたことによるものと思われますので、今後もそういった高齢者の事業のほうの充実を図っていくことが大切と思われます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) ということは、裏を返せば、その努力を続けていかないと保険料は大幅にアップになりますよというふうに理解していいのかどうか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 議員がおっしゃるとおり、そういう形だと思われます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 地方創生総合戦略での人口ビジョンにおいて基礎データとして使っている国立社会保障・人口問題研究所、社人研のデータで、本町の人口構成を推計したグラフを議員の皆様に配付しております。2015年を100としたグラフで、この4つのグラフの分析は間違いないのかどうか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 間違いありません。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 最初の1ページと次のページの3つのグラフは、2015年を100とした飛び上がり率を他の市町村と比較したものなんですけれども、他の市町村より大きく上回っていますけれども、これをどのように読み取ればよいのか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 高齢化率につきましては、富谷町の場合、現在、低い状況にございますが、それが急激に速度が進むというふうな形に見てとれると思います。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 4つ目のグラフで3本ある線のうち、緑の線、これが本町の特異性といいますか、特徴的なところなんですけれども、75歳以上の被保険者の伸びが突出しています。この推計について、担当課としてはどのように考えておられるのか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 現段階では、高齢化率が先ほどもお話ししましたが、県下一低い町でございますが、2040年になりますと257%上昇するというふうな形になっておりますので、およそ2015年のときに比べて2.6倍程度増加するというふうな形で見ております。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) その辺の現状認識は行政サイドでは当然承知していることなんでしょうけれども、町民はそこまでの認識はないと思います。高齢化率の非常に低い若い町だという程度の認識しかないと思いますけれども、担当課としてはその辺の町民の認識についてどのように観察しておられるのか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 県下一高齢化率が低いというふうな形で周知されておりますが、今後その伸び率がすごく高くなるということはいろいろな機会を捉えて町民のほうに周知していかなければならないことだと認識しております。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) さらに頭を抱える問題としては、この4つ目の表で見ると、本町で突出した伸びを見せる75歳以上の被保険者の出現率、いわゆる要介護になるという出現率が30%と高いんですよね。これは介護保険の性格上、加齢に伴うものでやむを得ないと思いますけれども、保険料算定のベースになる保険給付費の大幅な増をもたらすと思いますけれども、このような理解でよろしいんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 高くなる要因だと思われます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) このグラフを見ると、一般的には本町の介護保険料は他の市町村より大幅な上昇が予想されると思うんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 増加することは予想されるとは思いますが、他市町村との比較は今のところ何とも言えない状況でございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 保険料が第1期のとき2,226円、そして現在5,590円ということで、2.5倍になっております。いわゆる介護保険制度での2025年問題、10年後の第9期での保険料の見込みはどう見ておられるのか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 平成37年の全国の平均の保険料はおおむね8,200円程度と推計されておりますが、富谷町においても増加するというふうな形は見込まれておるところでございますが、今の現段階でははっきりとはわかりかねる現状でございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) まだはっきりわからないんでしょうけれども、一般的に思えば、このグラフで示してあるように、保険料は現在の倍以上になるのではないかと心配するんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 人口のふえたことの、倍になるからといって、介護保険料も必ずしも倍になるというふうな形ではなくて、やはりいろいろな介護保険の改正がございますので、それらを見込んでいきますと、必ずしも倍になるとは今のところはちょっと言い切れないところがあると思います。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) でも、本町の介護保険料については非常に憂慮されることだと思うんですけれども、これは先ほど出現率が0.7ポイント下がったとか、行政サイドの努力と被保険者の健康管理への自助に尽きるということなんでしょうけれども、その中で行政サイドの努力についてどのようなことをしようと考えておられるのか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 先ほどから申し上げておりますように、やはり介護保険に移行しないようにというふうな形でのいろいろな事業のほうの展開を行っていくということと、それとともに、やはり地域住民の支え合い、いろいろなそういった取り組みというふうな形での、介護保険でいいます互助というふうなところのそれを推進していくことも必要と思われます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 町長にお尋ねしたいんですけれども、今後、第1号被保険者になる方々が、いわゆる本町は他の市町村と違って75歳以上の伸び率が非常に高いという特異性とか特殊性を早目に住民に理解してもらうことが重要だと思うんですけれども、それに対する町長の見解と将来を見据えた施策についてお尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 議員のご指摘のように、富谷町、現在は若い町ということで、平均年齢も一番若い町でございますが、ご指摘のように、そしてまた資料でも出ていますように、明らかに急激にこれから高齢化が進むのは事実でございますので、そういう意味では、その認識をやはり町民の皆さんと早い段階から共有することも大事ですし、そしてまた、やはり我々行政として取り組むべきは、町民の皆様方の協力、理解もいただきながら、やはりいかに健康で居続ける年齢を引き延ばすことができるかという、そのことが大変大事だというふうに思いますので、健康維持に向けてのいわゆる町民挙げての推進、または地域における包括ケアシステムの充実というものも大切だというふうに思いますので、高齢者が生涯安心して住みなれた地域の中で暮らしていける環境づくり、それを実現するためには、やはり地域包括ケアシステムというものも大切な位置づけだというふうに思いますので、その辺を含めながら今後しっかりと進めていきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) それでは、2つ目の質問に移ります。
論点としては、実現性の高い総合計画の策定を望むという観点から質問いたします。これは総合計画の前期基本計画、いわゆる28年度、今年度からなんですけれども、32年度までの5年間と総合戦略、これは27年度から31年度までなんですけれども、密接な関係性にあると思いますので、総合戦略を中心に質問いたします。
基本目標の1として企業誘致による雇用の創出ということで、数値目標、新規雇用者800人以上と示してありますけれども、これは富谷町民の雇用者に限定してカウントするということなんでしょうか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 町内企業におきましての雇用者の人数ということでのカウントでございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) それは簡単に把握できるんでしょうか。いわゆる800人ということで、富谷町民に限定してということの答弁ですけれども、それは現実問題として特定できるのか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 今後、そういった雇用形態なり等につきましても、こういった戦略を掲げている以上、協力なりをお願いしながら何とか把握に努めていきたいというところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) いや、ちょっと待ってください。それはスタートからそういうことでは困るんですよ。やっぱりベースになるものをちゃんとこういう形で把握できますよという中で800人とかという計数を計上するのはいいんですけれども、これから努めますでは何とも心もとない答弁だと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○町長(若生裕俊君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) この問題につきましては、企業誘致も含めながら新規の企業が立地、そして操業もまた含めた段階で、その企業、いわゆる従業員数の確認、そしてまた、そのうち町民がどれぐらいそこで雇用されるかというものを随時確認をしながら実績という形として積み上げていきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) それでは、27年度の企業誘致は何社だったか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 4社でございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 4社でそれぞれの新規雇用者数をお尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 4社のうち、1社はまだ起業しておりませんので、3社ということで約957名と。ただ、雇用形態、新規雇用、そういった形の内容につきましては、企業のほうで公表を控えさせていただきたいという企業と、その他雇用促進奨励金、そちらがございますけれども、その時点で把握を行いたいと思っている状況でございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) この数値目標の800というのは何か心もとないんですけれども、そういう形で後づけで数字を把握するということなんですか。普通、数値目標というのは、だめだったら、今年度だめだったら来年度、そういうことで31年度までに何とか800人達成しようというふうに組み立ていくわけですよ。その辺のところの発想はいかがなんですか。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 後づけということではちょっと考えておりませんで、あくまで事実としまして、現実的に今企業のほうに照会しましても、ちょっと公表は控えさせていただきたいというお話があったり、その辺は協力を要請していくという状況でございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) いや、それだったら800という数字は押さえられないんじゃないですか。どうですか。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) そのほかの企業等につきましては、雇用促進奨励金等、そういった申請の時点で確定的な部分で押さえられるかと思います。しかしながら、何度も申し上げますが、公表を控えさせていただきたいという企業がちょっとございます。企業と町との良好な関係の中でちょっと進めなければならないというところもございますのでご理解のほどをお願いしたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) それは、個別の企業の中で何人というのは、それは問いませんけれども、全体で800人という目標数値を掲げているんですから、それは確実に把握できるのかどうかということをお尋ねしているんですけれども。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 把握に努めていきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) わかりました。起業、それから操業、これに対する支援で、役場内でのワンストップでの情報提供の窓口はどこになるのか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 産業振興課でございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) ちょっと心配なんですけれども、そのためのノウハウは蓄積されているんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) その辺につきましては、関係機関であるとか近隣市町村等の情報収集、また各種研修会、会議等を通しまして、起業・操業支援のスキルは備えていると思っております。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) それでは、次に基本目標の2であるスイーツ等による数値目標で、国際スイーツ博覧会での交流人口1万人以上増加とありますけれども、今年度実施される国際スイーツ博覧会の会場である成田公民館の室内でのキャパシティーはどのくらいなんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 最大で1,000人程度と想定しております。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 2日にわたって開催されるわけなんですけれども、開催時間が10時から16時、6時間ですね。これは回転率はどのように、何回と見ておられるのでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 1日5回転程度を想定しております。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 確かに数字では1万人になりますよね。5回転、1時間ちょっとで回転できるんですか、1,000人ずつ、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 約1時間半ぐらいでは回転できるのではないかと考えております。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 数字の遊びは別にいたしまして、スイーツ博に第1回目で1万人以上の来場者は可能なのかどうか、再度お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 可能と考えております。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) これから毎年実施するという方針のようなんですけれども、毎回1万人の集客は見込めるんでしょうか、毎年。いかがですか。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 見込めるものとしまして協議を進めてまいります。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) それでは、スイーツ博覧会、今年度は地方創生加速化交付金4,158万2,000円で実施されるんですけれども、その実施内容の概略についてお尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 主な内容としましては……。まず、済みません、全額、とみや国際スイーツ博覧会に充当ということでの今の金額でございますが、主な内訳としましては、仙台放送への委託料として3,500万円、シャトルバスや冷凍庫、電源車等借り上げ等の使用料及び賃借料として520万円、その他はちみつ実証試験など50万円を計上しているという状況でございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) これは来年度以降も続けるということなんでしょうか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 本事業につきましては、平成31年までの計画期間であるということで総合戦略で明記しております。戦略に基づきまして少なくとも31年までは開催したいということで考えております。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) その場合、事業規模はどのように想定しておられるんでしょうか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) イベント自体の規模といたしましては今年度と同規模を想定しております。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 今年度と同規模ということは、補助金か何かあるんですか。財源措置はどのようになるのか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 現在予定しております補助金等はございませんので、今後、一般財源での対応になるものと考えておりますけれども、企業協賛等……。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 次年度以降につきましては、やはり補助金がないものとして、今年度、そういう意味では民間からの負担金等も確保できるような、次年度以降も極力一般財源は持ち出さないように努力しながら、来年度に向けたことも想定しながら今準備をしているところです。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 27年度まではふるさとまつりということが町の大きなイベントだったわけですけれども、これについてもいろいろ補助金については950万円が上限じゃないかということで今まで運用していたと思いますけれども、今後のイベントについてはどのようなお考えなのか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 教育次長。
○教育次長(荒谷 敏君) 教育委員会関係のイベントといたしましては、今回のふるさとまつりは500万円の補助金でやらせていただきました。これを反省材料といたしまして、さらに来年度に向けた検討をしてまいります。ただ、金額の上限については、さまざまなイベントがございますので、その都度、そのイベント内容を検証しながら、計画として策定していくものではないかと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) これはスイーツ博覧会も含めてなんでしょうけれども、今後のイベントについては、29年度予算ではよく精査をしてその辺の対応をしなければいけないと思うんですけれども、それについてはいかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 今回、いわゆる基本構想を計画しておりますが、それにあわせて計画または実施計画、そして財政計画にあわせて、その中で、やはりイベントの事業一つ一つもしっかりと見直しをしながら、極力、財源を節約しながら無駄のないように計画を策定していきたいというふうに思います。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 新たな特産品の開発の動きはどうなっているのか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) まず、メーンのイベントの一つに「とみやスイーツ」のレシピコンテストを予定しているところでございます。したがいまして、ブルーベリーのほか、新たな特産品候補のシャインマスカット、イチジク、蜂蜜のうち、いずれかをスイーツの原料とすることを要件として実施するというところでございます。「とみやスイーツ」を通しまして、6次化の可能性も見据えた取り組みを進めていくというところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) それでは、基本目標3つ目の数値目標、子育て世帯500世帯の増加とありますけれども、子育て世帯の定義はゼロ歳から14歳までなのかどうか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 子育て世帯の定義としましては、子ども医療費の対象となっております18歳までと考えております。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) その前提に立って、27年3月末時点での子育て世帯数は何世帯でしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 6,947世帯でございました。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 28年3月末時点では、何世帯でしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 6,987世帯でございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) そうすると、余りふえていないというふうな理解でよろしいんでしょうか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 現時点では40世帯ほどの伸びかと思われます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 子育て世帯数については定期的に公表されているデータはあるんでしょうか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 全国的に毎年という形で公表されているデータは、私もちょっと調べてみたんですけれども、確認はできませんでした。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 先ほど説明のあった27年3月、28年3月の世帯数はどのような形で数字を示されたのか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 町の住民基本台帳をもとにしております。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 1年間ではそれほど伸びていない。32年3月末までに500世帯の増ということに対する施策は、どのような施策を打つのかお尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 施策といいますか、現在、明石台東のほうに今後分譲される予定の宅地の数を見込んでいるという状況でございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) でも、あそこだって多分あと一、二年で終わると思うんですけれども、その先についての展望はあるんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 今現在、毎年、母子手帳交付の中で、初めて出産される方という伸びも結構180世帯ほどございますので、そういう形で、今後も富谷に暮らして、富谷で子供を産みたいと思われる家庭がふえるような形の支援を行っていくようにしていきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) KPIの数値として、待機児童ゼロの実現とありますけれども、27年4月時点での待機児童数は何人でしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 79名でございました。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 27年10月と28年4月時点では、何人でしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 27年10月に関しましては95名、ことしの4月時点では47名でございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) それぞれの増減の理由といいますか、大分大きく振れがある。例えば27年4月と28年4月と比べると約30人ほど減っているということなんですけれども、この辺の増減の理由についてお尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 4月の時点で大体入所が決まっていて、ただ、育児休暇をとっている方がそれぞれ随時で入所を希望されるので、どうしても10月は待機児童がふえてしまうという傾向にございます。今年度4月30名ほど減っているというのは、やはり菜の花保育園の開設によるものと思われます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) そうすると、杜乃橋の認定こども園の建設が待たれるということなんでしょうけれども、認定こども園の定員は、いわゆる保育所部分である第2号認定と3号認定の定員は90名。当初計画は120名ということだったんですけれども、保育所定員数では30名減となりますけれども、そのような理解でいいのかどうか。それとまた別に何か施策を打っているのかどうか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 今現在のところでは、確かに保育所の定員としましては90名というところで公募いたしております。ただ、広さ的には十分もっと受け入れ体制としてはできるのかなというところもありますので、今後の見通しに関しては、今後の事業者との話し合いによっていくのかなと思われます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) この完成については来年4月をめどにしたいということなんですけれども、事業者と協議していくということで、例えば来年の10月の開園だとすると、待機児童ゼロは見込めるんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 年度途中での開所というのがどうなのかというところも今後検討にはなるかと思うんですが、やはりこれだけの規模の保育所が開所するとなれば、ゼロと言い切れるかどうかはあれなんですけれども、かなり近くなってくるのではないかと思われます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) それでは、ユネスコスクールの活動についてちょっとお尋ねいたします。
この活動は、多岐にわたってグローバルなものなんですけれども、町の教育委員会としてテーマはどこに絞る考えなのか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 幼稚園から小中学校、それから富谷高校が今ユネスコスクールに登録していますので、幼稚園・小中高校まで一貫した、連携した教育を今進めようとしています。内容については、ユネスコスクールが今現在行っておりますESD、持続可能な開発のための教育、具体的な中身としては、防災教育、国際理解教育、それから環境教育を今メーンとして考えているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) この際、午前11時10分まで休憩をいたします。
    午前10時58分 休憩


    午前11時10分 再開
○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
16番出川博一君。
○16番(出川博一君) ユネスコスクールの活動について、テーマを3つほどに絞ったというお話だったんですけれども、防災に関して、成田中学校の活動については、私は先進的と思うんですけれども、教育委員会としての評価はいかがなんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 議員と全く同じ思いでおります。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 小学校までは育成会という組織がありまして、地域との協働の活動の場があるんですけれども、一方、私個人としては、中学生の地域活動は寂しさを感じております。教育委員会としてはその辺の中学生の地域活動についてどのようなご認識でございましょうか。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) まず1点は、今議員がお話しになりました成田中学校が今進めているそのやり方をほかの中学校のほうへも波及効果というか、そういう形で図れないかということを検討していることが1点と。それから、町の拠点として行われている総合防災訓練に、おととしあたりからですか、中学生の参加を今進めておりますので、その方向でもまた中学生の参画を進めていきたいと思っています。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) それでは、基本目標の4について、数値目標として今後も暮らしたいとする住民の割合を80%以上という目標を掲げておりますけれども、ことし4月のアンケート、住民意向調査によると、いわゆる今後も暮らしたいという方が最終で89.4%と非常に高い比率です。目標としてこれを下回った目標を設定しているんですけれども、適切なんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) この目標を設定したときは、実はアンケート前でございましたので、あくまで当時の推計で8割、80%以上ということにしました。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) それはわかるんですけれども、ということは、これからの目標とすれば、総合戦略の中では80%以上ということにしているんですけれども、90%以上と目標を高く掲げる予定はあるんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 現時点では80%以上というふうな目標はクリアしておりますので、当面はこのままということにさせていただきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 現状で、やはり目標として一応80%と設定しましたが、アンケートの調査で、議員のご指摘のとおりでございますので、やはりさらに今回、総合計画の基本的に住みたくなるまち日本一というのは、ある意味、幸福度を高めるという意味でございますので、そのためにも目標をさらに、政策的には、意欲としてはさらに90%台を目指していきたいと考えております。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) そうすると、この計画の終わる32年3月にアンケート調査をもう一度するということなんでしょうか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 32年3月と、期間については何とも、その時点というふうなことは今時点では考えておりませんが、何らの方法で定住意向のほうは調査したいと考えております。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) KPIの指数として、町民バス年間利用者、現在よりも5,000人増の7万7,000人とした狙いは何なのか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 狙いというより、直近の伸び率等々を勘案して目標と設定させていただいたところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) ということは、伸び率だけでそういう策定をしたということは、そのための施策というものは特に打つお考えはないということなんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 利用者増のために、何度もご説明しましたが、乗り継ぎ実証実験等々で連結を講じていく。あとはとみぱすに関しても同様な効果が期待できるものと考えております。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) とみぱすは違うんじゃないですか、町民バスととみぱすというのは。町民バスの利用者ですよ。ちょっともう一度、その辺の認識をお尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 可能性としてゼロではないと、町民バスの乗り継ぎ実証を踏まえて計画しますので、全くゼロと、関連がないというふうなことではないということでございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) それでは、7月に終了したとみぱすの申請率は何%だったか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 28.3%でございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 申請率が低かった要因といいますか、原因は何なんでしょうか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 当初予算計上の際の想定といたしましては、仙台市の利用率、高齢者6割、障がい者29.5%を用いましたけれども、それに比較すると低いというふうなこととにはなろうかと思いますが、町長の答弁にもありましたとおり、若干低いというところは周知徹底のところが一番のところかと思います。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) この中で、目標として交付対象者への交付率50%とするとあるんですけれども、今の説明だと何らかの具体的な施策を打たない限りは50%にならないんじゃないかなと思いますけれども、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 事業そのものの住民への周知というところに力を入れていくべきものと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 周知でそれだけ伸びるのか、あるいは地域ごとによっていろいろとみぱすの利用に難色を示している地域があるとか、その辺のところもあろうかと思うんですけれども、それについての具体的な対策は立てないのでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) アンケートもとっておりますので、その辺のところも検証しまして、どの地域の交付率が高いということ等々も踏まえて今後に生かしていきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 街かどカフェの設立、2地区はどこを想定しておられるのか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 富ケ丘と鷹乃杜地区でございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 団地ごとの高齢化の現状を勘案しますと、東向陽台地区も必要ではないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) まずもってこの地域からスタートというふうな意味合いでございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) それでは、財政計画についてお尋ねいたします。
財政担当課として、歳入の長期見通し、試算はしておられるんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(西山高広君) そちらについては29年度の当初予算にあわせまして31年度までの計画を立てさせていただきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 市になることによって歳入は大きく変わるんでしょうか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(西山高広君) 特に税収面では変わることはないんですけれども、福祉事務所関係で社会福祉費ですとか、生活保護費がかかります。そこのところで国県支出金がふえるというふうなことと、財政需要がふえますので、その財政需要の部分で普通交付税が伸びるというふうなところで考えております。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 先週までの質疑の中で、交付税で2億8,000万円、国・県の補助金で2億7,000万円、計5億5,000万円がふえるというお話だったんですけれども、これはそうすると、富谷市の一般財源として実質的に使えるものはどのぐらいなのか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(西山高広君) 国県支出金は一般財源になりませんので、一般財源となりますのは地方交付税になります。ただ、この地方交付税分についても、財源につきましては、生活保護費ですとか社会福祉費のほうに充当されるべきものと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) ということは、側は大きくなるけれども、中身的には、財政的には変わらないという理解でよろしいんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(西山高広君) 財政規模はふえますけれども、議員おっしゃるとおりでございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 根源となる町税収入の二、三年分の見通しとか、そういうものはお持ちなんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(西山高広君) 当面ですけれども、最近の伸び率を勘案しますと、約1億円は増となるところで捉えております。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) ここのところの財政の状況を見ると、来年度は臨時財政対策債を借り入れしたとしても、今年度4億8,800万円ということなんですけれども、それでも公債費元利金、多分29年度は5億以上になると思われるんですけれども、借入金でもって借金を返済できない。一般財源を圧迫すると思われるんですけれども、どうでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(西山高広君) 借り入れしますと公債費は増となりますので、ただ、今のところの見込みですと、今、平成28年度、公債費を借りたとして、一番ピークになるところが平成30年と考えております。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 市制移行のうたげが終わった後、すぐに29年度予算の編成になります。町長の公約も事業が多いんですけれども、そろそろ選択が必要と思いますけれども、財政担当者としてそろそろブレーキをかける必要があると思いますけれども、どうでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(西山高広君) 今後、実施計画と財政計画を策定してまいりますので、その策定作業にあわせまして内部で検討させていただきます。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 2件について質問します。
まず初めに、児童クラブについての質問ですが、町長が児童館の建設、放課後児童クラブもその場所で行う方針を示されたときに非常にうれしく思いました。期待をしていました。と言いますのも、先輩議員たちが児童館や児童センターの必要性を住民の声として届け、繰り返し建設を求めてきたことが現実のものになる日が目の前にあったからです。
議員全員協議会で説明があったとおり、事務的な過失によって、次世代育成支援対策施設整備交付金を逃してしまいました。残念です。放課後児童クラブは、子ども・子育て支援整備交付金事業の追加交付を受けることが決まっていると説明がありました。確かに、新しい施設で放課後児童クラブはできますが、児童館建設はないことになってしまいました。今後予定している児童館建設については言及がありませんでしたが、説明があるべきだったと考えます。この定例会での質問に、公民館に児童館機能を持たせる旨の答弁がありました。ということは、今後、児童館建設はないということでしょうか。
さて、放課後児童クラブについてですが、質問は6項目です。
子ども・子育て支援法と児童福祉法改定で、放課後児童クラブ・学童保育は大きく変わったということができます。
全国保育団体連絡会・保育研究所は、2016年保育白書を発行していて、それによると、国は、今後の学童保育の実施に当たっては、「基準及び運営指針に沿った一定水準を確保した全国展開を図る」としていることを述べて、これまで学童保育は、市町村や施設によって実施方法や運営内容が多様で、共通認識ができていなかった。基準及び運営指針が策定されたことの意義は大きいと評価しています。
富谷町も平成26年に富谷町放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例を制定しました。
最初の質問です。この設置及び運営に関する基準と放課後児童クラブ運営指針が示されたことで、町はこの基準と指針をもとに放課後児童クラブ事業を実施していくという認識でよいのか、お尋ねします。
第2の質問です。放課後児童クラブの運営については、業務委託を検討していて、本定例会の町長挨拶の中に、今後、事業者の公募を予定しているとありました。事業者選定後に説明があるとのことですが、委託先検討のその基準をお尋ねします。
成田東小学校の放課後児童クラブは、成田公民館で行われていました。保護者から「遠過ぎるので危険、学校に近い場所で運営して」と、強い要望がありました。議会の場でも何度も取り上げられた問題でした。やっと小学校の余裕教室で行われ、ほっとしています。小学校の余裕教室の利用というのは初めての事例です。
第3の質問です。余裕教室を放課後児童クラブが利用する際に、学校側との取り決めはどのような点に留意しましたか、お尋ねをいたします。
第4の質問です。放課後児童クラブ業務委託の運営費ですが、どの程度になると推定していますか。また、保護者負担について言及がありましたが、新たな負担によって利用できなくなる事態は避けなければなりません。どのように検討していますか、お尋ねします。
第5の質問です。現在、指導員は時給900円、5.5時間勤務です。業務委託とした場合でも、指導員の時給引き上げなど処遇改善が必要と考えますが、検討しているのでしょうか、お尋ねします。
放課後児童クラブは、対象が6年生までになりました。1年生から6年生までの発達や心理に応じた援助が必要です。設置及び運営に関する基準には放課後児童支援員という資格を持った職員を2人以上配置するとなっています。この資格は、保育士や教諭、社会福祉士などが都道府県知事が行う16科目24時間の認定資格研修を受講し修了することになっています。富谷町の場合、一放課後児童クラブから2人ずつ、16人が参加したということです。研修の費用は町負担ということでした。
第6の質問です。指導員の研修は、欠かすことができませんから、今後の研修の体制をどうとるのか、研修費の補償の考え方をお答えいただきたいと思います。
2問目の質問です。介護に関する問題です。
介護保険の新たな制度改定に向けた議論が厚生労働省で始まったと報道され、来年の通常国会にも法案提出する計画があるとされています。今回の改定は、要介護1・2の人が使う訪問介護のうち、掃除や調理などの生活援助や要介護2以下の人たちの福祉用具貸与の保険外し、負担増などが焦点になっています。昨年、要支援1・2の人たちの生活援助などを公的保険の対象から除外したばかりです。これは利用する高齢者や家族に苦難と負担を強いることになります。全国的に要支援1・2と要介護1・2を合わせれば、要支援・要介護に認定された人全体の65%を超えるということが明らかにになっています。
富谷町の場合、平成27年度決算行政実績報告書によれば63%です。高い保険料を強制的に徴収しながら、6割以上の人から保険給付を取り上げるというのは一体全体どういうことなのでしょうか。だまされたと感じても仕方のないことだと私は思います。
さらに、保険給付だけでなく、保険料についても徴収対象を引き下げて現在の40歳前から支払いを求めることの是非の論議が始まったとの報道がありました。若い世代の理解が得られないなどの反対意見が相次いだとも報道されています。65歳以上の保険料は、現在、全国平均で月額5,500円が、2025年には8,000円を超える見通しだとも伝えられています。9年後には1.5倍の保険料負担が想定されるということです。富谷町の基準額は月額5,590円ですから、全国同様に8,000円を超えてしまうということになりかねないということです。
2000年から始まった介護保険制度ですが、団塊の世代が最高になる2025年問題は想定されていたことであり、給付外し、保険料の徴収対象年齢引き下げなどの問題の根本が何であるのか、国民にツケを回さず解決するよう、各自治体は国に求めていかなければならないのではありませんか。
憲法に保障されているとおり、全て国民は、健康で文化的な最低限の生活を営む権利があり、国は、全ての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならないとあります。
自治体の職員は、住民と一番近いところで仕事をしています。最前線にいます。暮らしぶりがよくわかります。苦悩もまた敏感に感じ取っているはずです。だからこそ、住民を守る立場で懸命に義務を果たさなければならないと考えています。介護保険制度を骨抜きする議論がされている今、住民の暮らし・福祉を守る防波堤になる決が必要だと私は考えます。
介護保健についての質問は、6項目です。
第1の質問です。本定例会の町長の挨拶で、第7期計画に向けて実態把握調査をするとありましたが、第6期、今の介護保険計画、平成27年から29年までですが、これで現時点での事業の進捗、中間年に当たり第7期計画に求められる点については、どのように捉えているのでしょうか、お尋ねします。
第2の質問です。平成27年から要支援1・2に認定された人たちの地域支援事業は大きな変更がなされました。町としての対応をお尋ねいたします。具体的にお答えください。
第3の質問です。介護保険制度によって、介護サービスを適切に利用できていないこと。つまり、介護保険を使わせないことが家族を疲弊させたり、高齢者を重症化させたりすることにつながるのではないでしょうか。介護ベッド、車椅子など介護用品を使うことで家族が負担軽減を実感し、何より本人の生活が成り立つということが、調査でも明らかになっています。介護保険の中で軽度に認定された人たちがサービスを縮減していくことの影響、それについての認識をお尋ねします。
第4の質問です。特別養護老人ホーム入所は、昨年4月から入所要件が介護度3以上となりました。これにより入所希望者の変化はありますか。入所希望者の実人数は何人ですか。
第5の質問です。介護保険の制度が改定されたことによって、介護施設の運営状況などで何か相談を受けたりすることはありますか。また、介護の提供者との懇談などは実施しているでしょうか、お尋ねします。
最後の質問、第6の質問です。街かどカフェ事業について、富ケ丘南部、富ケ丘北部、鷹乃杜地域で町内会館や防災センターを拠点としてスタートすることになったことが町長挨拶でありました。改めて、経過説明と今後の取り組みをお尋ねします。また、以前に少し紹介しましたが、高齢者の居場所づくりを独自に立ち上げている人たちがいるということです。できるだけ近い場所で、歩ける範囲で交流したいと考えている人たちに対して、相談を初めさまざまな援助が必要ではないかと考えていますが、どうでしょうか、お尋ねします。
以上です。
○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
○町長(若生裕俊君) それでは、ただいまの佐藤聖子議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の「放課後児童クラブの今後を問う」に関連して、問い1につきましては、現在、あけの平公民館と日吉台公民館内で実施している児童クラブは、利用者数の増加に伴い、専用区画の床面積の不足があります。また、児童クラブの開所日数が250日に満たないなど、一部基準に合っていないところもありますが、今後、学校の敷地内に新設することや土曜日開所することにより、基準は全て満たされることになります。
問い2、委託先検討の基準につきましては、保護者が安心して子供を育て、子育てと仕事などを両立できるように支援できることを第一に、事業に対する熱意や近隣自治体での実績等、運営に関する基本的な要件を定め、公募してまいりたいと考えております。
問い3の学校側との取り決めにつきましては、学校側と放課後児童クラブのセキュリティーの確保のため、防火壁を設置するなど、安全性について取り決めました。また、下校時の児童クラブまでの通学路の確認、学校の臨時休業や災害時の緊急連絡体制の強化、体育館や校庭の利用についてなど、十分に話し合いを重ねております。
問い4の運営費につきましては、近隣自治体を参考にして、一児童クラブ当たり、年間1,800万円程度を見込んでおります。保護者負担については、生活保護世帯やひとり親世帯、生活困窮世帯の方には減免措置を設ける方向で考えております。
問い5の指導員の処遇改善につきましては、児童指導員不足も問題となっていることもあり、時給引き上げも視野に入れ検討していきます。
問い6の指導員の研修につきましては、昨年度より、児童指導員の資質向上を図るため、子育て支援課が研修の機会を設け、職員研修を重ねております。これまでの研修は、午前中に実施しております。また、県や任意の研修の情報を提供しながら、参加できるものについては随時参加できる体制づくりを図っております。なお、研修費の補償につきましては、県の研修または全国学童保育指導員研修等につきまして、県のほうは無料になっておりますし、全国の学童保育指導員研修につきましても東日本被災県につきましては無料となっているところでございます。
次に、質問件名2の「軽度者介護の縮減が実施されたとき、町の対応を問う」に関連しての問い1でございます。第6期計画におきましては、地域包括ケアの構築に向けて体制づくりに取り組んでいるところでございます。主な事業の進捗状況といたしましては、地域包括支援センターの整備の充実として、本年10月から東向陽台・成田圏域に地域包括支援センターが設置されます。生活支援サービス体制整備として、生活支援コーディネーター養成研修に職員2名が受講中でございます。認知症対策の支援の強化としては、昨年、認知症地域支援推進員研修を4名受講し、今後の認知症に対する取り組み企画調整を行ってまいります。認知症初期集中支援チームは、2医療機関と連携し稼働したところでございます。施設整備としては、来年4月開所予定の特別養護老人ホームアルシュ富谷の開設準備室が立ち上がったところです。
平成30年度から32年度を計画期間とします第7期計画につきましては、現在実施しております地域包括ケアの構築の体制整備を受けて実効性のあるものとしてまいります。さらに、富谷市総合計画関係諸計画との連携、整合性を図りながら策定してまいります。
問い2につきましては、要支援1・2の方々が利用する訪問介護、通所介護については、平成29年度末までに地域支援事業へ移行することが求められております。本町におきましても、介護予防・日常生活支援総合事業モデル事業を昨年度から実施しております。具体的には運動をメーンとした軽体操・筋トレ型通所サービスを町内の介護サービス事業所2カ所、または交流を目的とした集いふれあいサロン通所サービスを社会福祉協議会にそれぞれ委託して実施しております。さらに、訪問生活支援サービスについても、社会福祉協議会に委託して実施しているところです。本年度も事業はモデル事業として継続事業を実施しているところであり、参加者の生活体力の維持向上や主観的健康感の改善が見られ、効果が示されたところでございます。今後は、この実績評価をもとに組み立てを行い、来年4月から事業を実施してまいります。
問い3の軽度に認定された方の支援につきましては、相談等があった場合、保健指導の専門職が適切にアセスメントを行い、介護保険制度におけるサービス利用なのか、あるいは町単独のサービス利用なのかをしっかり見きわめて、必要なサービスにつなげてまいります。今後、制度改正で軽度者に対するサービスの縮減が行われた場合、掃除、調理、買い物などの生活援助サービスを利用しているひとり暮らしあるいは高齢者夫婦世帯などが影響を受けるものと思われます。しかし、その方々が生活に支障のないよう、個々人のニーズに合った総合事業等のサービスにつなげてまいります。
問い4につきましては、町内3カ所の特別養護老人ホームに確認しましたところ、制度改正の周知も見られ、確かに介護度1・2の方の申し込みは減少傾向にあるとのことで、若干の変化はあったようでございます。しかし、申し込みがあった場合は、一律に断るのではなく、状況を確認し、待機リストに載せているとのことでした。入所希望者につきましては、本年4月1日現在で、実人数92名でございます。
問い5につきましては、グループホーム、小規模多機能型居宅介護事業等の地域密着型サービス事業の場合、2カ月に1回の運営推進会議に保健福祉総合支援センターの職員が参加し、意見交換等を行っております。また、特別養護老人ホームの入所判定会議にも参加しております。さらに、ケアマネ・ケアスタッフ研修、定例会におきましては、グループワーク等を通してケアマネジャーや介護スタッフと情報交換等を実施しております。
問い6の街かどカフェにつきましては、設立地域を富ケ丘、鷹乃杜地域とし、本年2月にプロジェクトチームによる全体会議を開催し、その後、各地域において設立場所や支援スタッフ等の検討を進めてまいりました。8月にはプロジェクト全体会議を開催し、これまでの地域での検討内容の共有と今後の進め方について話し合いをしたところでございます。そして、町内会館、防災センターを拠点に週1回程度からスタートすることといたし、10月10日の市制施行に合わせてオープンをする予定としております。
地域において福祉活動を行っている団体につきましては、町から社会福祉協議会へ補助区分に団体等交付金を設けており、地域活動団体補助を町と社会福祉協議会それぞれ2分の1としているところでございます。補助額は1団体当たり基本額1万円に、活動者1人につき500円の人数加算を加え、上限額2万円の補助としているもので、本年度は22団体の申請がございました。今後も社会福祉協議会と連携を図り、地域のサロン等を実施している団体の方々への周知または支援に努めてまいります。
○議長(浅野幹雄君) これより佐藤聖子君の質問は一問一答により行います。8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 初めに、児童館建設についてお尋ねします。
今後、児童館建設はどのようになるのでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 前回の全協でもご説明させていただきましたとおり、今回建設するものに関しましては放課後児童クラブ機能だけということで、児童館に関しては、当面、公民館でのその機能を果たしていくという方向でございます。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 公民館に児童館機能を持たせるということですが、そうしますと、そこにあるのは、町長の児童館建設の約束というものがほごになってしまうということにならないかということなんですが、これについてはどうでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) そういったところは大変残念なところでございますが、しかし、これまでも答弁で申し上げているとおり、やはりそのことにこだわることによって、現在、いわゆる児童クラブでの環境が悪化している、ふえている中で、そのことによっておくれることのほうが重要だというふうに思ったので、優先すべきは、現在、やっぱりその児童クラブを利用している児童の方々のことでございますので、そこを優先をさせていただきました。その分、児童館機能につきましては、これまでも答弁申し上げているとおり、各公民館を地域の拠点として、そういった支援を行う機関として充実させていきたいというふうに思います。
なお、先ほど、成田東小学校の学校側との取り決めのところで、セキュリティーの確保のための「防火壁」と私申し上げましたが、「防火扉」でございます。訂正お願い申し上げます。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 厚生労働省といいますか、児童館は児童福祉法の第40条に規定されていまして、児童に健全な遊びを与えて、その健康を増進し、または情操を豊かにすることを目的とするというふうにうたわれているわけですが、そうしますと、公民館でこういう形で行われていくということになりますが、それでいいでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 議員のおっしゃるとおり、児童に健全な遊びを与えるというところで、子育て支援課のほうで専門職を配置して児童館、公民館での遊びを提供していくという場面を設定していきたいと考えております。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) この間も論議になりましたけれども、公民館の土日の開放が求められているということがありました。土日を開放して居場所づくりを考えていかなければならないということだったわけですが、児童館が来春には建設されないので、早急にこの検討をしなければならないと思いますが、これはどのように検討していくのか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 教育次長。
○教育次長(荒谷 敏君) この件につきましては、公民館の運営のほうにかかわってまいりますので、現在の職員体制では土日開放まではなかなかいかない状況でございますので、今回のこの件を踏まえましてこれから検討してまいるところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) そうしますと、本来であれば来年の4月、児童館機能を持ったというか、児童館ができていたわけですね。そうすると、来年の4月にそれが行えるように検討するということで確認していいでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 教育次長。
○教育次長(荒谷 敏君) この件につきましては、児童クラブが土日開放となりましたら、当然また公民館の中で行われることになりますので、当然、管理といたしましても公民館をあけざるを得ない状況になると思います。そのためにどういった職員体制または管理体制を整えるか、早急に検討してお示ししてまいりたいと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 富谷町の放課後児童健全育成事業の設置及び運営に関する基準を定める条例、先ほど言いました条例ですが、その条例が制定されて、それによって行われているわけですよね。条例というのは最低基準を示すものだと、何回も、何回も富谷町の条例の中に上がってきます。そうしますと、今ある児童クラブですけれども、これからつくっていく児童クラブについてですが、どういうところを基本にしながら最低限をクリアし、よりよいものにしていくという、そういう立場で運営をする。ごめんなさい、何かあれになりましたけれども、今ある富谷町の条例は最低だという認識を持って運営に当たる。そして、よりよいものにしていくという立場で確認していいかどうか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 国の定めた設置及び運営に関する基準等をもとに、よりよいものにしていきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) これまでですが、富谷町は公民館を使って直営でやってきたわけです。ここに来て、民間委託、民間への業務委託ということになったわけですが、この選択をした理由について、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) まず一つは、以前から利用されている保護者の方から土曜日開所を望む声というのが非常に多くあったという中で、今の職員体制の中ではどうしても土曜日開所をするには非常に指導員の数も足りないですし、その間の管理体制などにも問題が出るだろうということがまず一つございました。そういったところから民間委託というふうなところも考えていたところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 民間委託についてですけれども、これまで、今利用している子供あるいは保護者たちへの説明はどこまで伝えているのでしょうか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 保護者の方と子供たちに対しての説明はもう少し具体的になってからというところで、これから公募をして事業者が決まってからというふうに考えておりました。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) ご挨拶にもありましたけれども、業者の選定後、具体的な方向性が決定した段階で保護者、議会に説明するということがあったわけですが、しかし、なぜ委託しようとしているのかという説明がなかったんですね、そのときに。だから、こういうような説明が必要だったと私は思うのですが、その点についてはどうでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 説明が大変不十分だったことに関しては申しわけなく思っております。ただ、民間委託といっても、本当に前向きにいい方向に持っていこうというふうに考えての施策と捉えていただきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 先ほど、業務委託に関する基準ということを質問しましたら、お答えがありましたけれども、今、運営費のことでお尋ねします。富谷町で直営で行っているわけですが、1クラブ当たり大体どれぐらいの運営費が今かかっているのでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 済みません。今ちょっと資料を確認しますので、お待ちください。今現在、指導員の人数ですとか、そのほか、それにかかわる職員の給与形態とかを考えて、大体今試算したのが、1館当たり1,800万あればとんとんぐらいなのかなというふうな試算をしたというふうに認識しております。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) そうしますと、運営費の中に、人件費のほかに、本当の運営費というものも入るんだと思いますけれども、人件費については、直営でやった場合、今どれくらい、1館当たり平均でかかっているということになりますか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 職員の給料とか、今現在、小学校のほうで管理する立場で再任用の職員等の給料分も含めますと、賃金だけで見ますと1億ぐらい、1億1,000万ぐらいいっているかと思われます。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) それは今行われている全ての館の合計ですよね。そうしますと、平均だと幾らになりますか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 1館当たり1,400万ほどになるかと思います。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 現在、人件費が1,400万円ぐらいだろうと。そして、民間にした場合、さまざま計算したら1,800万円だということであります。そうしますと、ここのところに、土曜日の開所が含まれていない時点だからこういう金額が、数字が出てくるのかもしれませんけれども、金額の面でそれほどメリットということはないように思うのですが、この点はどうでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 金額の面で言うと本当にとんとんぐらいなのかなというところではあります。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 土曜日の開所によって250日以上になると、こういう話がありました。これによって受けられる交付金、これはどのくらいになりますか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 済みません。ちょっと今手持ちの資料がないので、後でお答えしたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) そしてまた、支援の単位ごとに補助金単価があって、それが出るというふうな仕組みになっているわけですね。国から3分の1、県から3分の1、交付されるということになっています。これによっても、お金が入ってくることになるかと思うのですが、これについての計算、入ってくる分の計算はしているのでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) もちろんそこの試算も入れております。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) そうしますと、これについてはどれくらいのお金が入ってくると見込まれているのでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 済みません。ちょっと正確な数字が今出てこないので、後でお答えしたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 業務委託した場合ですけれども、現在の指導員と同じ人数の指導員を配置できるということでいいのでしょうか。そういうふうに確認してもいいでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 現在の指導員さん、そのままできれば残っていただきたいということもありますけれども、そのほかに、今現在ですと、本当に児童指導員さん、同じ立場で、同じ賃金で働いていただいているんですが、その方により、ちょっと主任の方ですとか管理する方がふえてくるというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) そのとき、これについても国が常勤の人雇うための交付金みたいなものも出ますよね。そういうものについてもきっちり計算の中に入れてそういう人を配置するようにしたいと考えているのでしょうか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) そういうところも踏まえて考えていきたいと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 利用料についてですが、それでは、全体でどれぐらいを想定しているのか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 利用料に関しては、ただいま、現在、近隣自治体との整合性というか、ほかの自治体等の調査をしつつなので、まだちょっとお答えすることはできません。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 先ほど、町長の答弁の中に、生活保護だとか母子家庭あるいは収入の少ない人たちのところに減免をというか、安くするようなことがお話がありました。これは国には今ないんですね。ですから、大変いい制度になるかとは思います。しかしながら、今までは無料だったわけですから、有料になったときに、これが高かったら、それがもとで放課後児童クラブに来られないという家庭ももしかしたら出てくるという懸念もありますので、これについてはできるだけ抑えるという必要があると思いますが、この点についてはどういう認識でしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) できる限り、ご負担感のないように設定していきたいというふうには感じております。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 民間委託の場合に、有料になるということとセットになって進められているわけで、こういうときにやはり保護者たちにもっと前にこんなことを町は考えていますという説明が必要ではなかったかと思いますが。繰り返しになりますが、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 私たちのほうとしましても、ある程度明確になった時点でのご説明をしたいというふうには考えておりましたが、議員のおっしゃる思いもよくわかります。
○議長(浅野幹雄君) 佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 同僚議員の質問に答えて、民間委託になったとき、指揮命令は子育て支援課にあると答弁をされました。これについての詳細説明を求めます。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 今現在でも、公民館に児童クラブがございますので、公民館職員との連携ですとか、児童指導員さんたちの話し合いというものを行っておりますが、民間委託をすることになれば、そこで町とのパイプ役となる職員1人、主任であるとか、チーフであるとか、そういった立場の方になるかと思いますが、その人たちを介して、児童クラブの状況、現状について、子育て支援課が話し合いを持つというふうな形になると思います。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) そうしますと、児童クラブを全て業務委託、民間に委託するというのではなく、そこのところに町の職員も入って運営されていくということですか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) いえ、運営はもちろん委託するんですが、その考え方とか、現状については町も報告を受けて、今どういう方向に向いているのかとか、何か問題になっていないかとか、そういったところは確認していくということになります。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 町が受託業者の労働者を直接指揮命令することはできないということは既にご承知ですよね。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 指揮命令ということではなく、町の方向性、考え方をお示ししていくという形になるかと思います。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) ですから、業務委託するときの基準はどうですかといった場合に、そこの中に全てを盛り込まないと、いい意味でこういうふうにしてほしいということがあったとしても、それは委託をするということからすると法的にさまざまな問題があるのではないかと私は思っているのですが、その点についての見解をお尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 公募する際も、実際に運営を委託する際に関しましても、細かい部分での仕様書のようなものは提示していきたいと考えております。
○議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
    午後0時00分 休憩


    午後1時00分 再開
○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 先ほど、佐藤議員からのご質問がありました放課後児童クラブに関する運営費の補助金に関してお答えしたいと思います。
正確には構成する児童の数についても違いがございますので、大まかな数ということにはなりますが、1館当たり、国・県合わせて220万6,000円ほどを見込んでおります。したがいまして、8館合わせると1,764万8,000円の補助金を見込んでいたというところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) わかりました。
先ほどお尋ねしましたけれども、直営の人件費ということで、職員のという話がありました。それは公民館職員が手助けをするからその分も入れているという計算ですか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 公民館職員ももちろんですが、子育て支援課も放課後児童クラブに関して職員が携わっておりますので、そこも含めた計算になっております。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 委託先として考えられるところはどういうところでしょうか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 今現在、近隣の自治体で委託を受けているところですと、やはりNPO法人がほとんどかなというところもあります。ただ、私も全て把握しているわけではないので、もう一回、そういったところもいろいろどういったところがあるかは見ていきたいと思いますが、子育てにかかわる今までも支援を行ってきていたNPO法人が多いのかなというふうには思っておりました。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) そういったところに業務委託をした場合ですが、先ほどありました指導員の処遇について、町長は改善に努めなければならないというような必要性を示されたわけですが、そういうことも、そうしますと、委託先に条件としてつけていくということでいいんですか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 私たちも民間委託を考えた際に、何カ所かのそういう運営事業者さんのお話を伺ってきましたけれども、やはりそういったところでも人件費、人に対する手当てというのは非常に厚く考えていらっしゃるところもございましたので、そういったところを加味して町としてもお願いをしていきたいと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 全国によりますと、パートで働く人たちは年間で150万円にも届かないというようなことがありまして、これでは本当に一人で暮らしていくというようにはならないわけで、こういう場合に、どういうことを考えながら条件としてつけていくのか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 人によっては、余り扶養を超えられない、扶養の金額があって、それ以上働けないという方もいらっしゃいますので、全てこうしてくださいというふうな形になるかどうかは今後検討していくところかとは思いますが、今、町で雇い上げているところを最低にして、それ以上の、それ以下にはならないようにというところはまず考えていきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 研修のことに移ります。
指導員の研修は自主的に午前中、今までやってきたというような話でしたが、これは全館でそのように実施されているのでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 午前中の場合ですと、全館集めて行うということもありますし、研修のものによっては、時間帯として仕事時間中というか、放課後児童クラブがやっている時間であれば、代表の方何人かというふうな形でローテーションを組んでの研修ということもやっております。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 先ほど申しましたけれども、指導員の研修ではなくて、放課後児童支援員等資質向上研修費というものが拡充されています。これについては各館から2人ずつというふうに、私はそういうふうに聞いたのですが、これを速やかに、全ての人たちがそれに当てはまるように、資質向上研修会に出るべきだと考えるわけです。そのときに、研修費が無料だと、先ほど町長のご答弁ありましたけれども、体制をとることのほうが難しいと思うんですね。これを体制とっていくために検討すべきだと思うのですが、これはどのようにやっていくのでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) こちらとしても、皆さんの資質の向上というところを図っていきたいと思いますので、計画的にどの館から誰が受けて、誰が受けていないかということも把握しながら計画的に進めてまいりたいと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 成田東小学校の余裕教室についてお尋ねします。
先ほどご答弁がありましたが、放課後児童クラブで何らか問題が発生したときに子育て支援課が責任を負うということが明確になっているということでいいのでしょうか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 問題の中身にもよるかと思いますが、そこは原則的に、最終的には町が責任を負うということになると思います。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 学校の施設を子育て支援課が借用しているということで、何かがあったときに困らないような文書上の約束事をしておくべきだと思うのですが、それはできているのでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 学校とのやりとりにおいては、校長先生とか先生方との話し合いの中で決めさせていただいたということではございますが、今後、文書等が必要なのかどうかは、そこは学校とも、教育委員会とも諮っていきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 明確にすべきだと思いますので、そのことについて話し合いを求めていきたいと思います。再確認です。どうでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 国としましても、学校の施設内において児童クラブを運営している方向性を示している中で、やはりそこの責任の所在というあたりは福祉部局にあるというふうなことも書かれておりますので、そこを含めて検討していきたいと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 放課後児童クラブですけれども、富谷小学校を除いて、7校では校内あるいは校庭につくられたところで運営されているということになります。これは言うまでもなく、放課後の児童の生活の場ということであると。こういうことが根本になければならないと思うわけですね。そういうことを頭の中に入れて、これから民営化で走っているわけで、私としてはもっと慎重であるべきであったと思うのですが、こういうときに、生活の場として最低基準をどんどん上げていくような、そういう契約内容にしていくということを求めたいと思いますが、その点についてお尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 生活の最低基準、子供の生活の最低基準ということでよろしかったでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 失礼しました。町でつくっている条例が最低基準であって、そこをどんどん引き上げていくように運営する、基準も、指針もということで、委託する場合にはそれは最低なんだよと、生活の場としてもっとよいものにしていくという必要があるということを明記した公募の仕方をするべきではないかということです。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 私もそのように思っておりますので、そのように頑張りたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 介護保険のほうに入りたいと思いますが、まず、街かどカフェについてお尋ねします。
街かどカフェは富ケ丘の南部、そして鷹乃杜ということになりましたが、これについてですけれども、2回ですか、開かれたのは。ここの中で、どういうことが実際出てきたのか、お尋ねしたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 全体会議といたしましては2回開催しております。当初の1回目のときには、街かどカフェがどういったもので、どういうふうな機能を持たせていくと地域の福祉向上につながるのかというふうなところで、2回目のところは、じゃあ、具体にそれを進めていく上でどのようにというふうなところで方針を定めたところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 計画がつくられて、第6期の介護保険の計画などがあって、そのときは平成27年ですね。ずっとその間、27年度中にはやったことはやったんですけれども、こんなに時間が必要だったと、当初、思っていたのでしょうか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 計画策定の時期は、地域とともにその事業をつくり上げていくというふうな目標を定めたものでございます。第1回目のところが2月ですので、確かに、それからまた8月というところで時間はかかっているかと思います。でも、その間、どういったところで行っていったらいいか、どういう中身でしていったらいいかというふうなところで、地域での検討を踏まえて第2回目の検討でございます。この経過を大切にして、地域とともにつくり上げていくというふうな方針のもとにしておりますが、ちょっと遅いという感はあるかもしれませんけれども、確実に進んでいるところというふうに思ってございます。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 2月に開くまでの間についても、これだけの時間を要さなければ地域にこういうことで集まってくださいということはできなかったのか。そこの時間も結構長かったなと思いますが、その点についてはどうでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 実際の選定地域をどこにするかとか、そういったところから入りましたので、長い短いのところは感覚的なところもあろうかと思いますが、精いっぱい努力した結果でございます。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 街かどカフェをしますというときに、そこまでのイメージといいますか、想定は持っていずに、街かどカフェというものをしますということだったのでしょうか、そうしますと。
○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) いいえ、そうではありません。町のほうでの方針といいますか、イメージのところは持ってまいりましたけれども、それを地域の中にそのままお伝えするのではなく、地域の皆さんがみずから地域課題を出してきて、どういう方法がいいのかというふうな、その経過を大切にしていこうというふうなところで今に至っているというふうなところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) お尋ねしていることとちょっと答弁が合いませんが、しかし、時間もあれですから、進みます。
この場合、街かどカフェをつくるに際して予算の提示を最初しなかったと。こういうことはネックにはならなかったでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) どういった拠点でどのように行っていくかというふうなところが見えてきた時点での予算計上というふうなところで考えておりました。ようやくその方向が見えてまいりましたので、本議会のところに補正予算を計上させていただいたところです。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) そして、やるところが町内会館と防災センターということになったわけですか。これはどういうことでこうなっていったということなんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 当初の予定のところで、空き家も検討に入れというふうなところでも確かに検討をしてまいりましたけれども、なかなかそこのハードルは高いところができまして、まずやれるところから、やれる範囲から行っていきましょうというふうな地域の総意を得たところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) そうしますと、今後の街かどカフェに今回の経験をどのように生かしていくということになりますか。
○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 街かどカフェは仕組みづくりですので、やりながらその方法を考えていくべきというふうに思ってございます。ですので、拠点等もほかの場所がいいのかというところも並行して検討しながら、まずもって会館でスタートというふうなところです。これの一定の経過、評価、検証ができましたら、次の地域のところに当然生かすというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) そうしますと、これからつくっていくところもやはり同じように人、キーになる方々を集めて、同じように提示しながら進めていくということになりますか。
○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) はい。まずもって、地域の理解がないと始まりませんので、まず、町内会からの理解を得てというふうなことで考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 先日、河北新報に、自宅を開放して交流の場をつくり、定期的にサロン活動をしているという記事が載りました。お目にとまったかと思いますが、富谷町でも同じようにといいますか、やっている人たちがいるということで、先ほど補助金のこともありましたけれども、こういう人たちをもっともっと広げていく必要性についてはどう考えているのでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 検討している地域あるいは検討している中で、ひとり暮らしの方が自宅をちょっと開放してもいいよというようなお話等々も拠点の検討の中ではありました。当然、そういったことも踏まえながら、どういうふうに展開していくのがその地域のためなるのかというふうなところで考えていきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) それでは、最初のほうに戻りまして、介護保険の中で、改定で、要介護1・2の人の介護サービスが制限される。このときにどうするかということで、互助のあたりもという話があったわけですが、そのほかに町が行うサービスを提供していくということになるとお考えですか。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 介護1・2の方の介護軽減というか、縮減するというふうな形のそれに対する町としての考え方というか、事業の施策の方向性につきましては、これから要支援1・2の方々の今総合事業をモデルで行っておりますので、そこも絡めながら要介護1・2の方々に対しても利用できるような形、まだ国のほうからもそこのところ縮減、はっきりは出ておりませんので、その方向性で考えていければなと思っておるところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 先ほど要旨の中でも述べましたけれども、家事援助とか、福祉用具とかというのがあって初めて生活が成り立っているということもありますし、軽度だから、誰でもお手伝いすればいいというものじゃないと。その利用者を見て適切な判断を下すということもヘルパーの中には仕事としてあったわけです。そういうことが今本当に求められるときだと思うのですが、それでも総合事業のようなものにしていくというお考えでいるのか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) まだ、介護1・2については国のほうからも出ておりませんので、総合事業に移行するとかという段階ではないと思いますが、要支援1・2の方につきましては地域支援事業の総合事業のほうに移行というふうな形になっておりますので、しっかりケアマネジャーのところでその方々のアセスメントを行いながら、総合事業のほうへの移行というふうな形で考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) これからどうなっていくか、わからないんですけれども、先ほどもありましたけれども、保険料が物すごく高くなっていく。これでは払い切れないだろうということで、保険給付をセーブするようにというか、抑えるようにしていくんだと思うんですね。そのときに国が進めることをそのままやっていったのでは本当に自治体の職員なんだろうかと。先ほど申し上げましたところに戻るわけですけれども、本当にこれでいいのかと。こうだとしたら、いや、大変なんだということ、介護施設の方も、介護する人たちも、本当に家族も大変なんだということを国に対して述べていかなければならないと思うわけですが、このあたりについてはどのように実行されているのか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 国から示されたそのものをそのまま町で実行するのかという形での問いでございますが、やはり富谷町の実情というものもございますので、その実情、実情に合わせて、また県・国への年1回とかの要望とかもありますので、その中で富谷町の実情を訴えていきたいと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 会計の仕組みの中で、さっき保険料が出ましたけれども、富谷町の場合は調整交付金が入ってこないということを事前に聞いています。これは全国では、入ってこない自治体というのは幾つあるんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 全国で富谷町も含めて41団体だと記憶しております。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 入ってこない分は、保険料としてはどうなっていますか。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 現在、第1号被保険料が22%の給付の割合になっておりますが、そこに入ってこない調整交付金5%をプラスして第1号被保険者の保険料が27%という形に加算されている状況でございます。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) これは会計の仕組みの問題だと思うんですが、こういうことも国に対して、「いや、もっと、非常に保険料が高くなるので」というようなことは、国や県に対しては働きかけているのでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 県を通して国のほうへというふうな形で要望の中には訴えております。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 調整交付金ですけれども、先ほどさまざまな改定があるので、今後についてはわからないというようなお話でしたが、この調整交付金が入ってくる見通しについてはどうでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 調整交付金につきましては、市町村からの保険料の基準の格差を是正するために給付されているような状況ですので、今後、その要件としまして、後期高齢者の加入割合と第1号被保険者の所得の分布割合というふうな形で係数が出てくるような状況になってございますので、今後、75歳以上の人口がふえてくる。あるいは所得の状況とういうものを見れば、いつ出てくるのか、どれくらい出てくるのかというあたり、ちょっと私のところではまだわからない状況ですが、全くゼロではないかもしれないというふうなところしか言えない状況でございます。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 次に移りますが、介護施設の方々との定期的なやりとりがあるというようなことがありましたが、この中でどういうことが出されているか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 地域密着型サービスの事業所と2カ月に1回というふうな形で運営推進会議のほうを開いているわけですが、その中で、地域の方々への交流をどういうふうにしていくかとか、利用家族の方とか、利用者さんの要望を聞きながら、こういった施設のこういったところを直していただきたいとか、ニーズとかというものをお聞きしながら運営していくというふうな形になってございます。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 2015年の介護保険の制度の改定で、施設の食費だとか居住費などの負担増があったという話だとか、それから職員の不足だとか処遇改善が喫緊の課題になっていると。こういうものはどこでも全国的に言われているわけですが、そういうものは出てきていませんか。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 特に職員の方々から介護の処遇改善について云々とかということは特には出てきていない状況でございますが、やはり介護職員の人材不足というふうなところのお話は出ているような現状でございます。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 先ほども申しましたけれども、やはり加齢を伴ってどんどんやっぱり必要になってくるわけです。2000年に介護保険がスタートしたとき、これをどういううたい文句で始めたのでしょうか、確認したいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 一番最初に始まったときには、介護保険をみんなで支えて、みんなで行っていく仕組みづくりをしていきましょうというふうな形での始まりだったと記憶してございます。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) ところが、2025年があって、それが計算の中に入っていたはずなのに、物すごいサービスが受けられないような状態になっている。これは何も私たちが望んでそうしていることではないので、やはり事業者と自治体が力を合わせて、こんなことについては解決を図っていく、利用する人たちにしわ寄せをするのではないやり方が必要だと思いますが、それに向けて町は、そう思うのですが、いかがですか。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 議員がおっしゃるとおり、やはり利用者のための介護保険サービス利用のよりよいサービス利用をしていくというふうな形だと思いますので、議員おっしゃるとおりだと思います。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) では、今後、それについてどのようにしていく予定でしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) まず、サービスを利用されている方々の声を聞きながら、あるいは、高齢者の方々の声を聞きながら、それぞれの私たちのできる範囲内での事業の展開というふうな形に努めさせていただきたいと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 11番佐藤克彦君。
○11番(佐藤克彦君) まず初めに、昨日の富谷町最後の町民運動会が多数の町民参加のもと盛大になごやかに大きな事故もなく開催されたことに対し、町民の一人として関係者並びに参加された町民一人一人に心より感謝申し上げます。本当にご苦労さまでした。
さて、私は通告に従って本町の道路行政を問うということで質問します。
富谷町総合計画後期基本計画、2014年から2018年までの中で、現況課題では、町道については、路線数は増加傾向にあり、道路補修や街路樹剪定などの維持管理経費も増加しています。今後は、橋梁等の主要構造物や舗装の長期化を図る対策が求められ、また、通学路となっている路線では交通安全施設の整備や側溝の有蓋化が求められている。
施策内容では、国道・県道については、適正な維持管理、問題箇所の改善、施設の更新を働きかける。特に県道については、未改良区間の整備等について宮城県に働きかけます。都市計画道路の整備推進については、周辺土地利用計画と調整しつつ、必要に応じて見直しを行いながら、効果的な整備を推進、企業進出に伴う産業・流通構造の変化に対応する。
本町への企業誘致に向けて必要となる道路の早期整備に努める。幹線町道などの整備推進では、通学路となっている道路などの身近な生活道路について、歩道のバリアフリー化や交通安全施設の充実、側溝の有蓋化、適切な除雪など、安全で快適な人に優しい道づくりを推進する。道路施設の増加と高齢化に対応するため、予防保全の実施や施設の長寿命化など、経済的な道路管理に努め、整備に当たっては利便性、安全性、快適性の向上と日常生活に潤いを創出する道路景観の形成など、道路の多面的機能の確保に努めるとともに環境の保全に十分配慮しますという富谷町の基本計画がありますが、なかなか進まないのが現状だと思います。
進まない都市計画道路、手をつけたがなかなか進行しない町道整備、町道等で発生する賠償等を伴う事故、町の道路管理はどのように計画され、実施されていますか。昨年の関東東北豪雨時、県管理の竹林川と宮床川にかかる鎌田橋と袋橋では、河川より橋の部分がじょうごの口のように狭くなっており、橋の上流部で堤防を越えたことは町当局も知ることと思います。また、町道の歩道、側溝が未整備、途中まで整備されてなかなか進まない場所など、早期の整備が必要と思い、次の質問を行います。
1、都市計画道路の今後の整備推進計画は。
2、街路樹等の管理計画は。
3、町道上の橋の整備計画は。
4、町道の歩道整備の実施計画は。
5、町道の側溝整備の実施計画は。
以上質問し、答弁を求めます。
○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
○町長(若生裕俊君) それでは、ただいまの佐藤克彦議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1、「本町の道路行政を問う」に関連しての問い1でございます。都市計画道路の今後の整備推進計画につきましては、本町の都市計画道路の多くは面的な開発を伴う発生集中交通の処理を目的に計画され、開発によって整備が進められてきました。しかし、近年、大規模開発は減少傾向にあり、都市計画道路の整備も以前のように進まない状況にあります。都市計画道路を整備するための補助事業についても、道路整備だけを目的とするメニューは減少し、土地利用と一体となった整備が求められるようになっております。そのため、どのようなまちづくりを進めるかを十分に検討し、そのために必要な道路を計画的に整備する必要があると考えております。
また、各都市計画道路が持っている機能に着目し、県道の代替路線となり得るものや仙台都市圏の広域幹線道路として整備する必要があるものについては、県による整備を積極的に働きかけていくこととしております。
問い2の街路樹等の管理計画につきましては、街路樹の管理計画については、低木の剪定、緑道の剪定、高木剪定と3区分に分けて実施をしております。低木の剪定及び緑道の剪定は、6月から11月までの工期で6工区に分けて実施をしております。高木の剪定については、2月から3月までの工期で4工区に分けて実施をしております。なお、高木の剪定については、随時状況を確認しながら実施をしているところです。
問い3の橋の整備計画については、現在のところ、新設・かけかえ工事等の予定はありません。維持管理については、橋の長寿命化を目的に国が定める統一基準により5年に一度の定期点検が義務づけられているところです。本町では、現在対象となる橋梁56橋、大型ボックスカルバート1施設を有しており、平成26年度に2橋、平成27年度に16橋を既に実施しております。残る橋梁38橋と大型カルバートについては平成30年度までに実施する予定としております。
問い4の歩道の整備計画については、現在、ひより台地区の歩道改修工事と鎌田橋・袋橋の歩道設置工事を検討しているところです。予算にも限りがありますので、現状把握に十分努めながら、各種行政課題が山積する中で優先度を見きわめながら計画的に取り組んでいく必要があると考えております。
問い5の本町の側溝整備計画については、これまでも何度か議会で取り上げていただき、ご答弁申し上げてきたとおり、富ケ丘、鷹乃杜、太子堂地区の3地区について、今後も引き続き優先的に計画的に事業を進めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
○議長(浅野幹雄君) 11番佐藤克彦君。
○11番(佐藤克彦君) 再度質問します。
本町では、多くの町道整備を行っていますが、深苗代線や大童今泉線など、いつ完了するのか、先の見えない整備区間があります。今後どのように整備を実施していきますか。街路樹、特にケヤキですが、現在、植栽されて二、三十年になります。大変樹勢が盛んです。今緊急に間引きや強剪定が必要と感じています。地元の町内会等と早急に相談して対策をとっていく考えはありませんか。
8月10日、大和町役場において国・県より吉田川水系の今後の整備計画と意見交換会がありました。この中でも、西川、宮床川、竹林川の整備計画はないと説明を受けました。これらの川にかかっている橋は町道より狭く、歩行者が通るのに大変危険です。歩道設置が早急の課題です。設置はどのようになりますか。
町道石積線は、6年前ほどですか、石積町内会より富谷町議会に対して歩道設置の請願があり採択されましたが、まだ進んでいません。町道明石石積線は、排水路にふたがけをしましたが、歩道はありません。今後どのように整備していきますか。
町道田子沢線ですが、10年ぐらい前から側溝整備を要請していますが、進んでいないのが現状です。早期に整備の必要があると思いますが、どのように実施するか答弁を求めます。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 最初の深苗代線含め町道の整備につきましては、財政的な負担も大きいものですから、その辺含めて、これから総合計画、そして財政計画にあわせて今後検討をしていきたいというふうに思っております。
また、街路樹のケヤキの問題につきましても、改めてその辺、ただいまご指摘いただいたことも含めまして内部で検討をさせていただきたいというふうに思います。
また、歩道の設置、歩道の整備事業につきましても、道路整備と同じように大変財政負担の大きいところでございます。しかし、やはり安全の確保において必要不可欠のところもありますので、その辺は優先順位等を含めながら検討して、財政状況を鑑みながら努力していきたいというふうに考えております。
最後の4点目につきましては、担当のほうから申し上げさせていただきます。
○議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
○都市整備課長(齋藤英夫君) 田子沢線の側溝につきましては、現場を調査しましたところ、一部コンクリートの側溝、そのほかは土側溝でした。しかし、側溝の機能については問題がなく流れていましたので、しばらく様子を見ていきたいと考えております。
○議長(浅野幹雄君) 11番佐藤克彦君。
○11番(佐藤克彦君) 再々度質問します。
町道一ノ関と町道二・三ノ関線の交差点ですが、見通しが悪く、交通量も非常に多く、大変危険な交差点です。10年ほど前、町に相談したところ、この場所には危険が多く横断歩道が設置できないので、横断歩道の設置に向いたところに横断歩道を設置しますということで、向かい側の道路に15メートルほど歩道を設置してもらった場所があるんです。それが、設置してから全然それ以上工事が進んでいません。早期に整備が必要と思います。
また、町道田子沢線ですが、車両が通行すると歩行者との交差も幅員が狭いため、また側溝も土側溝のため、大変危険であります。せめて側溝を整備し、ふたかけを行い、歩行者の安全確保が早期に必要と考え、再度答弁を求めます。
○議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
○都市整備課長(齋藤英夫君) 二・三ノ関の歩道につきましては、現在のところ考えておりませんが、横断歩道を具体的に設置するとなった場合ですけれども、その場合、検討していきたいと思います。
田子沢線の側溝整備につきましては、いましばらくちょっと様子を見させていただきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) 皆さん、こんにちは。
それでは、通告に従いまして、質問件名を「介護難民をなくす方策を問う」と題し、1要旨6項目の質問をさせていただきます。
まずは、台風10号の被害を受け亡くなられた方々に対し心よりお悔やみ申し上げます。岩手県では、高齢者グループホーム入所者9名を含めた県内犠牲者は16名を超え、いまだ多くの方々の安否が不明です。また、台風12号の上陸の予報により、その恐怖感、緊張感は途切れることはありません。陸上自衛隊により孤立集落から救出されたとはいえ、いまだ大変厳しい環境にある被災地の皆様におかれましても、一日も早い生活再建がなされますよう心よりご祈念申し上げます。
では、質問に入ります。
高齢化とは、ある国や地域の人口に占める高齢者の比率が高まることを指しますが、日本の高齢化は、長寿化と少子化という2つの大きな流れが組み合わさった結果と捉えることができます。長寿化は、医療技術の進歩や生活水準の向上によって人々が長生きできるようになったということですから、基本的には大変喜ばしいことであり、その結果、高齢者の人口が増加をし続けています。他方、人々の所得水準が向上したことで、お金で買える楽しみが多様化、高度化し、それが若い世代の人々に子育てに時間とエネルギーを費やすことをちゅうちょさせる傾向、すなわち晩婚化や未婚主義ですが、が生じてきました。その結果が少子化の潮流で、当初は子供の数、続いて若者の数、さらには生産活動を担う労働力人口が減少に転じています。これら2つの流れが重なったことで日本の人口に占める高齢者の比率は上昇を続けているのです。65歳以上の高齢者の比率は、1990年には総人口の約12%にすぎませんでしたが、2010年には23%まで上昇しており、2030年には32%、2050年には40%まで上昇すると予想されています。また、内閣府の資料によれば、現在の日本は2.5人に1人以上が65歳以上、4人に1人は75歳以上であり、これは超高齢社会です。
富谷町は、平均年齢が40歳台である若い町です。一見すると超高齢社会である要素は希薄と思われがちですが、しかし、10年後、20年後にその平均年齢を維持することができるのでしょうか。
10年後、高齢者の平均寿命は医療のさらなる進歩により長寿化になるでしょう。今はまだ小学生の子供たちも高校を卒業し、大学進学や就職と町外に転出していきます。生産活動を担う労働力人口が町外に流出していくんです。地域高齢者は地域包括ケアシステムにより町内にてその生涯を過ごし、若者は町外へ出ていく。当然、平均年齢ははね上がり、町内の高齢化は余儀なくされ、過疎化・限界集落化をしていく可能性が高くなっていきます。
超高齢社会の社会構造として、以前は若者4人で高齢者1人を支えるみこし型でした。その後、2人で支える担架型を経て、現在は1人の若者が1人の高齢者を支えなければいけない肩車型に移行しております。
また、介護職員不足や介護離職問題が社会問題になっていますが、そもそも高齢者増加による介護需要と生産活動年齢者の減少による介護供給のバランスが崩壊しており、介護職員の増員や処遇改善が効果的な問題解決にはなっていない。私はそのように考えます。
統計上、健康寿命は平均寿命よりも10年ほど短く、その10年の間にさまざまな高齢者問題が予見されます。その中で、今回は介護難民について取り上げたいと思います。
介護難民とは、介護が必要な高齢者・障がい者・障がい児、それらの方々が家庭・病院・施設にて介護が受けられない者を指します。介護難民をなくす方策につき、問題提起を行うべく、6項目につき質します。
1、我が町における特別養護老人ホーム(以下「特養」といいます)の待機者数を問う。
2、死亡以外で特養を退所した利用者の有無、退所者数とその原因を問う。
3、我が町における独居高齢者世帯・65歳以上の高齢者世帯数を問う。
4、我が町の行政区ごとに平均年齢の高い地域と低い地域を順に5カ所ずつ示してください。
5、我が町において、独居高齢者の孤独死等の事例があるのかを問う。
6、我が町における空き家の戸数と空き家になった原因を示していただきたい。
以上が私からの質問です。よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
○町長(若生裕俊君) それでは、ただいまの齊藤秀行議員のご質問にお答えをいたします。
「介護難民をなくす方策を問う」に関連しての問い1でございます。本町における特別養護老人ホームの待機者数は、本年1月1日現在で92名でございます。
問い2の死亡以外で特養を退所した利用者の有無、退所者数とその理由につきましては、町内にあります3カ所の特別養護老人ホームに確認しましたところ、9名の該当がございました。理由としては、一番多かったのは、喀痰吸引や点滴等医療行為が必要になったことによる病院への入院等が5名、他の特別養護老人ホームへの入所2名、本人の意向、在宅での介護が整ったことによる退所がそれぞれ1名ずつとなっております。
問い3の本年3月末現在におきまして65歳以上の高齢者のみ世帯のうち、ひとり暮らし世帯が663世帯、2人世帯1,328世帯、3人以上世帯40世帯となっております。
問い4の我が町の行政区ごとに平均年齢が高い地域と低い地域につきましては、本年7月31日現在のデータで申し上げます。まず、平均年齢が高い地域の上位5カ所ですが、上から順に今泉、大童、志戸田、明石、石積地区となっております。次に、低い地域5カ所ですが、下から順に明石台第7、明石台第6、杜乃橋、成田第1、大清水一丁目の順となっております。
問い5、我が町において独居高齢者の孤独死等の事例につきましては、所管課で把握しておりますのは、突然死も含め、ひとり暮らしをしていて誰にもみとられずに亡くなった65歳以上の高齢者は、緊急通報システムを設置し不動通知のあった方が1名、生活保護受給者で単身独居の方が2名の合計3名となっております。また、社会から孤立した結果、死後長時間放置された事例につきましては、把握している限りございません。
問い6の我が町における空き家の戸数と空き家となった原因につきましては、昨年5月に完全施行された空き家対策特別措置法に伴い、本町では、現在、空き家管理システムを構築中であり、今後、詳細な空き家データの蓄積を行う予定です。その後、空き家の所有者に対し、空き家に至った原因も含め、今後の活用等についてのアンケート調査も行う予定としておることから、現在のところ、詳細な空き家の戸数や原因に関しての情報は保持しておりません。以前、平成26年12月時点において水道閉栓データから抽出した空き家戸数としては263世帯を把握しております。
○議長(浅野幹雄君) この際、午後2時5分まで休憩をいたします。
    午後1時53分 休憩


    午後2時05分 再開
○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより齊藤秀行君の質問は一問一答により行います。6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) 先ほど、まず1番の我が町における特別養護老人ホーム、特養の待機者を問うというところで、今待機者は92名というような答弁をいただきましたけれども、この92名の特養待機者に対して具体的な今後の取り組みの予定というのは何かあるんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 町として具体的なと申しますと、平成29年4月に大きい対策にはなりますけれども、アルシュ富谷のほうが、70床で特養が開所するというふうな形になるところかなと思ってございます。
○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) 先ほど冒頭でお話ししたとおり、高齢者の数、これからどんどんふえ続けていく。そういう中で、特別養護老人ホーム含めた介護施設の要は供給量というか、それが足りる、足りないという部分で考えると、足りないからつくるという短絡的な考え方では、この先、破綻してしまうというふうに私は思ってはいるんですけれども、町として新たな施設をつくるという方策以外に、そういった社会保障としての受け皿になる新たな考え方というか、そういったことは何かありますでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 特養の施設以外にと申しますと、いろいろな地域密着型サービスですとか、看護小規模多機能型居宅介護のように24時間訪問できて、泊まりもできるし、デイサービスもできるというふうな、そういった多様なサービス、小規模多機能型居宅介護のようなサービスというようなところがあると思われます。
○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) これは去年の「シルバー新報」の記事に載っているんですけれども、特別養護老人ホームですと7割が減収、訪問通所介護事業者は約4割が赤字になっています。小規模多機能においてはたしか5割ほど赤字経営になっているところがある。そういった部分では社会保障としての受け皿として、事業所がどんどん、そういった面では破産、倒産している状況が散見されますけれども、そういった部分については当局はどのようにお考えでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 介護報酬ですとか、介護処遇改善加算とかというふうな形で、それぞれ介護保険の改正の中で処遇改善とかは見られているところではございますが、それぞれやはり事業所の管理者といろいろなお話を聞きながら、現状を把握していくというようなところかなと思ってございます。
○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) では、次に、死亡以外で特養を退所した方の人数等々の確認を先ほど行ったんですけれども、これはごめんなさい、富谷の事例ではないんですが、仙台ですと、特養に入ったときには介護度が4とか、5とか、当然、これは重度の介護度として認定されて入ったところ、更新の時期になって介護度が2とか、ともすると1とかに下げられてしまって、退所を余儀なくされているケースというのが実は耳に入ってきています。富谷では、そのような形で介護度が変わったことによっての退所者というのはいたんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 富谷におきましては介護度が変化したことによって退所したという方はいらっしゃいませんでした。
○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) そうしますと、大体、特養、老健というのは介護度が重たい順にというふうな感覚で、もちろん利用される方、当然、介護事業者はそのような認識を受けていると思うんですけれども、今現在の特養の入所者の中で、介護度というのは基本的に大体どれくらいの平均値がとれているんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 大体のちょっと感覚でございますが、3から4の間かなというふうな形に思ってございます。
○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) そうしますと、介護度が3ないし4ぐらいですと、当然、これは更新の時期に介護度が下がる可能性もありますよね。その場合に、例えば2とか1という判定が出た場合には、今後、特養・老健としてはどのような対応をされるのでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 老健につきましては、2以上とかそういった形の3以上というのはございませんので。特養につきましては、例えば更新の時期に3以下になった場合につきまして、その方の状況を勘案いたしまして、例えば認知症がひどいですとか、介護、お家で見られない、家族介護状況等を把握いたしまして市町村の意見書というふうな形で記載することによりまして、継続入所ということが可能となってございますので、その方の状況を把握していくというふうな形になると思います。
○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) というのは、特別養護老人ホーム等はもちろん入居戸数というか、入居室数というか、受け入れられる人数というものが、制限がもちろんありますし、その特養・老健の戸数がふえないということは、当然、高齢化、要は要介護者がふえていくということは、当然、集中するわけですよね、そういった施設の中に。そういったところで、要は、そこからあふれた方々の受け皿が今どんどんなくなってきている。今の話では、例えば介護度が低くなって退所を余儀なくされた方々、家族で受け入れられる環境がつくれる方であれば、これ家族のもとに戻れるのかもしれませんが、基本的には特養に入るというのはついの住みかに入るという意味合いで、そこで生涯を閉じるという方がほとんどだと私は認識しております。そういった場合に、なかなかみとられる環境にない方々、いわゆる介護難民というのがこれからどんどん出てくるのではないかと。かつ、例えば通所施設等々におきましても、やはり介護度が低いとはいっても、認知症状が強くて、身体的な能力が高い、だけれども、グループホームには入れない。要は、数量制限がありますから、なかなか入ることができない。そういった方々も基本的には必要な介護を受けられないという現状が今あると思うんですが、その辺はどのように考えられるでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 富谷町の住人の方で介護保険を受けられて認定になられた方につきまして、介護を受けられないというふうな方が出ないように、まず、その認定者の状況を把握して、例えばグループホームにつきましても、町内3カ所でございますが、それ以外にも近隣のグループホームであきがあれば協議をして入所するというふうな形にしてございますし、特養に入れない方、待機待ちの方については、在宅のサービスで地域密着型サービスができてきておりますので、そちらのほうで対応していただくとかというふうな形で状況を見ているようなところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) では、次の質問に行きます。
3番の独居高齢者世帯、65歳以上の高齢者世帯というところで、単身世帯が663、2人以上が1,328、単純に倍すると大体この倍数だと思うんですが、大体2,650、3人以上が40世帯ということで、これは120、結構な数いらっしゃいます。こういう中で、これはわかればでよろしいんですが、独居高齢者、平均年齢というのは大体どれぐらいの年齢かは把握されているんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 申しわけございません。ちょっとひとり暮らしの平均年齢とかは把握してございません。
○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) では、単独で結構なんですけれども、要介護者の割合というのはわかりますか。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 正確なちょっと数のほうは把握してございませんが、ひとり暮らしで要介護状態というふうな形であれば、要支援、軽い方、軽度の方というふうな形で認識してございますので、それほど多い数ではないのかなと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) といいますのは、まず、要支援・要介護の方々であれば、当然、ケアマネジャーとか、そういったかかわりがありますので、何らか社会保障としての手が入る。そういった意味では、孤独死とか介護難民になる可能性というのは極端に高いと思うんですが、やはり介護も受けていない、要支援認定も受けていない、そういう方々が一人で暮らしているという現状の中で、実際に、これはちょっと町民の方からのお話であったんですけれども、ひとり暮らしをしていてとても不安だと。年も90歳を超えている方ですので。ただ、結局は誰も訪ねても来てくれないし、これからどうしたらいいかわからない。あした死ぬかもしれない不安というものを抱えながら、その方は日々暮らしております。民生委員の方とか、もちろんそういった協力もあるんでしょうけれども、なかなかそういったところが、その方においては行き届いていない状態だったようだったんですけれども、そういった単独高齢者、しかも介護を使っていないような方というのは、かなり孤独死であったり、孤立死であったりという可能性が高くなるかと思いますが、そういったところでの具体的な何か対応策というのはありますでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 先ほども議員の話の中に出てまいりましたけれども、民生委員の訪問というところで、ひとり暮らし、二人暮らし高齢者の避難行動要支援者名簿への登録というあたりでは定期的に民生委員の訪問と、そのほか、見守り支援というところで生協、河北新報との協定を結んでおりますので、今後、仙台市ガス局との協定も行っていくというところで、協定の中で、何か異変があったときに連絡をいただくというふうな形になってございます。そのほか、緊急通報システムというふうな形で、ひとり暮らしの高齢者に対して緊急通報システムを設置導入していただいて、協力員あるいは近所の方々の協力をいただいて見守りをしていくというふうなことがございます。
○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) そうしますと、介護を使っていない、単身の高齢者に対しては、今お話があったように、民生委員のそういった協力等々があるということでしたけれども、この際に、例えば介護の必要がある、なしという可否の判断というのはその民生委員の方がやるようになるんですか。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 民生委員が介護を必要になるかどうかというものを判断するわけではないので、訪問して、例えば何かちょっとサービスを使いたいとか、こういったところで困っているんですというふうな形の声があれば、そこを町あるいはつないでいただいて、そこからどういったサービスが必要になるのかなというあたりを導入していくというふうな形になると思います。
○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) もちろん民生委員の方々も介護を学んで民生委員をされているわけではないので、その辺の判断とかというのは人それぞれだと思うんですけれども、ちょっと中に事例として、携わりがある方なんですが、30年来、民生委員の方が本当によく来ていただいて本当にお世話をしていただいていたと。ただ、結局、介護の必要性というところでは、それを行政のほうにそういった必要があるということが伝わらずに、ずっと民生委員さんのお世話だけで30年間暮らしてきた方がいるんですね。当然介護が必要な場合での、例えばパットとか、そういうリハパンとかという使用ではなくて、あくまでも自分が生活上使っていたものの延長だけでずっと暮らしてきてしまった。その方は生活保護者でもありまして、本当にそういった意味でぎりぎりの生活をしていたんですけれども、その方が特に県営住宅の3階というところでずっと暮らしておりまして、腰を痛めて、結局、そこで介護の必要性があるということがわかったという事例が実はありました。
なかなか、もちろん行政サイドのほうでもいろいろな形でそういった独居高齢者の安全担保というものはされているかと思うんですが、なかなか行政の介護という目から外れてしまって民生委員主体のそういった把握になってしまいますと、そこの精度がやはり余り高くない部分というものがちょっと散見されるんですが、その辺は具体的に何か指導とかというのは、何か担当課のほうではあるのでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 民生委員さんに対しましては、毎月一回定例研修がございますので、その中でいろいろな制度ですとか、介護保険も制度改正がございましたときにその制度改正の研修とかを行っておりますので、なおのこと、今議員がおっしゃったようなことがあるのであれば、介護保険法について、いろいろな制度について、周知してまいりたいと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) それでは、ちょっと次の質問に移ります。
行政区平均年齢のほうを示していただきましたが、実はちょっと予想外でして、私は高い地域としては鷹乃杜、富ケ丘が入ってくるかと思っておりましたが、割合で考えると今泉、大童、志戸田等々ということでご返答いただきました。
地域包括ケアシステムにおいて、街かどカフェ、これは初めに大富、鷹乃杜というお話でしたけれども、実際には人数は少なくとも、今言われたような今泉、大童、志戸田、明石、石積、そういった等々のところについては、規模は小さくても、そういった街かどカフェみたいなものというのは設置するという、優先順位としてそういったことはあるんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 街かどカフェ、やはり近所の、地域の縁側といいますか、居場所というふうなところ辺が一つの視点になってございます。今申し上げました平均年齢が高いところの地域のところは、隣近所のコミュニティーが盛んでというふうなところの視点からしますと、一概に低いとは言いませんけれども、早急にというふうなところからは少し外れてくるのかなというふうなところがございます。全地域にというふうなところでの思いでのスタートでありますが、優先順位というところからすると低いのかなというふうなところでございます。高齢化率の高いところからというふうなところがまず一番最初のところがありましたので、その辺のところもご理解いただきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) 今までの質問というのは、本当に介護難民をどうやってなくしたらいいか、これは私自身もまだ模索しているところありますけれども、まずその1番目の質問においては、まず特養、そういった受け入れの社会保障としての施設が足りていない。2つ目の質問においては、特養から出される、もしくは特養に入れない方々に行き先がない。3番については、基本的にみとられる環境というものがなかなか今つくられにくくなっている。4番の質問にとっては、高齢化がどんどん進んでいる地域がやはり多くなっている。平均年齢40代といって若いとはいえども、冒頭の説明でお話ししたとおり、高齢化率というのは著しく富谷町は進んでおりますので、10年、20年後の構成比率はまるで逆転する可能性のほうが私は高いと思っております。
住みやすいまち、3世代同居のまちを掲げる町長の姿勢には、私は議員としてではなく、一町民として賛同するものではあるんですけれども、そういった、要は不安な環境の中で、家族もなく、そして生涯を終えてしまうという、いわゆる介護難民、孤独死等々について、町長としてはどのような意見をお持ちでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) きょうのご質問いただいております最初のいわゆる施設的な部分に関しましては、アルシュ富谷の今来春の開所を目指して進めておりますし、また、昨年2月に閉鎖しました季館もなるべく早い段階で有効に活用するということで、最大限受け入れ施設の充実に努めていきたいというふうに考えております。また、小規模のそういったいわゆる受け入れの施設をあらゆる形で整備を進めていく必要があると認識しておりますし、または、そういった中で、やはりひとり暮らしだったり、そういった独居老人、独居の高齢者の方々に対するケアにつきましては、先ほど来お話ありましたように、民生委員さんたちの協力もいただいて、地域の方々の協力をいただいたりしながら、やはり生涯安心して暮らせるまちというものをしっかり築いていきたいというふうに思いますので、そのための施策として、街かどカフェもそのたまり場づくりですし、そういった交流の場でもありますし、そういったあらゆる施策をとりながら、やはり富谷町に住む人たちが生涯不安なく安心して暮らせるまちづくりをしっかりと進めていきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) それでは、最後の質問です。
先ほど6番目の質問におきまして、空き家の戸数、空き家になった原因ということで、今調査中ということの答弁いただきましたけれども、平成27年2月26日に空き家対策特別措置法、これは施行されまして、仙台では、仙台の全戸数10%が空き家なんですね。それの対策チームが先月、河北新報に載りましたが、その対策に着手している、今、状態にあります。また、社会資本整備総合交付金の基幹事業である空き家再生推進事業、活用事業タイプと除去事業タイプがあります。また別枠では、空き家対策総合支援事業、もしくは先駆的空き家対策モデル事業というものもあります。私はこれはあくまでもやっぱり町で持っている資産を有効に使いながら、社会保障の受け皿をつくっていくべきではないかなと、私はそのように考えます。
このような新しい、介護保険法とか障害者総合支援法、生活保護法、既存の法律では対応がし切れる状態ではないと思っております。高齢者はどんどんふえる、働き手はどんどん少なくなっていく、借金でいえば債務超過になっているような状態ですので、これを根本的に変えるには町独自の取り組みが必要なのではないか。その上で、先ほど言いました空き家対策特別措置法の中のそういったモデル事業とかそういった交付金の活用、そういったものが必要不可欠になってくるかと思いますが、そういった部分の活用について、町長の、最後、お話をお聞きしたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 空き家対策につきましては、これからいろいろな安全面を踏まえての観点から見ても大変重要な課題だというふうに認識しておりますので、これまでも答弁で申し上げましているように、ただいまデータの蓄積を行う予定でございますし、今後、空き家対策について積極的に検討し、そしてまた、有効的な、いわゆる富谷モデル方式の確立も含めながら検討していきたいというふうに思っております。
○議長(浅野幹雄君) 3番浅野武志君。
○3番(浅野武志君) 通告により質問いたします。
質問件名1、イノシシの被害対策と駆除について。
昨年、イノシシの出現農作被害状況について、一ノ関、二ノ関、志戸田地区と言いましたが、ことしは大亀、石積、明石、三ノ関でも農作物被害が確認されています。これはイノシシの頭数が増加していることにより、食べ物を求めて各地域に移動しているものと思われます。農作物への被害、被害面積は、年々増加、拡大すると思われますので、早急に捕獲と農作物被害の減少対策を講じなければならないと考え、次の6点について質問いたします。
1、イノシシの農作物への被害状況について。
2、イノシシの駆除の取り組みについて。
3、イノシシの捕獲頭数について。
4、イノシシの捕獲助成金について。
5、電気柵への助成金について。
6、狩猟免許の取得人数について。
次に、質問件名2、鎌田橋・袋橋の歩道の設置について。
町道一ノ宮線にかかる鎌田橋は昭和48年3月竣工、一・二ノ関線にかかる袋橋は昭和54年3月竣工です。それぞれの橋の幅はともに5.05メートルで、普通車がすれ違うのにも運転に大変気をつけなければなりません。
鎌田橋は43年前、袋橋は37年前の建設で、その当時の自動車の保有は各家庭1台ぐらいで、今は1人1台保有が当たり前で車社会の時代となっています。北部工業団地、北山トンネル等ができたことにより自動車の交通量が年々増加しております。車種も軽自動車から大型貨物車・ダンプ等多種にわたっています。橋を渡る歩行者、自転車の運転者、自動車の運転者も大変気をつけなければ危険な状況にあります。
歩道の設置は地区町民の要望も高く、町民の生命と安全・安心を守るためにも歩道の設置について質問いたします。
○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
○町長(若生裕俊君) それでは、ただいまの浅野武志議員のご質問にお答えを申し上げます。
まずは、質問件名1の「イノシシ被害対策と駆除について」に関連して、問い1でございます。イノシシの農作物への被害状況につきましては、被害を受けた地域は一ノ関、二ノ関、志戸田、石積、大亀、町上(仏所地区)の6地区です。被害は農地が掘られたり、大豆、種芋、カボチャ、里芋などが食害を受けている状況でございます。
問い2のイノシシの駆除の取り組みにつきましては、被害を受けた5地区に捕獲用のおりを設置しております。
問い3のイノシシの捕獲頭数につきましては、ゼロでございます。
問い4のイノシシの捕獲助成金につきましては、捕獲には狩猟免許や許可が必要であり、危険も伴いますので、捕獲隊以外の一般住民に対しての助成は検討しておりません。
問い5の電気柵への助成金につきましては、町の助成事業はありませんが、現在、貸し出し用の電気柵を4基所有しており、現況の貸し出しは1件となっておりますが、利用促進を図るとともに、今後の利用状況を踏まえながら、助成事業についても検討してまいりたいというふうに考えております。
狩猟免許の取得人数につきましては、町内の所有者は29名でございます。
質問件名2の鎌田橋・袋橋の歩道の設置につきまして、問い1、鎌田橋及び袋橋につきましては、橋梁の部分だけ歩道がなく、歩行者の皆様には大変危険な状況の中、これまで時間が経過してしまいましたことを本当に申しわけなく思っております。町としましては、今後、改めて現場調査を行いながら、早期の設置に向けて整備方法等について検討をしてまいりたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) これより浅野武志君の質問は一問一答により行います。3番浅野武志君。
○3番(浅野武志君) イノシシにつきましては、毎年、1頭当たり5つから6つぐらい出産するということで、早目にやはり対策を講じないと年々増加するということで、早目の対策が求められるんですけれども、狩猟免許があるわけですけれども、箱わなとかくくりわな、そういうものの取得人数をふやす対策をぜひ講じていただきたいと考えるんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 狩猟免許等につきましては、基本的に個人で取得という形になっておりますけれども、実際、全国的にも猟友会等につきまして、人数等、高齢化等、担い手等不足という状況の中で、会員をふやすということで、町の猟友会のほうでも努めているところではございます。それに対して、町のほうでも協力をしていきたいと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 3番浅野武志君。
○3番(浅野武志君) 鳥獣対策の実施隊制度というものが農水省から出ているんですけれども、この前の相澤議員さんへの答弁で、そういう駆除隊についての答弁があったんですけれども、改めてそれについてお聞かせください。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 実施隊につきましては、相澤議員のほうに答弁でお話し申し上げたとおりですけれども、鳥獣保護の被害の防止特別措置法に基づきまして市町村において設置することができるということになっております。それに従いまして、町のほうでも実践的な活動を担っていく実施隊の設置ということで対応させていただくということでございます。
○議長(浅野幹雄君) 3番浅野武志君。
○3番(浅野武志君) その実施隊の構成メンバーについてお示しください。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 実施隊につきましては、今現在もおります農作物被害防止協議会、そちらのほうからの推薦等によりまして、町のほうで任命等という形をとる予定でありますので、今、防止対策協議会が9名おります。その方たちが今のところ基本で、9名を予定しているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 3番浅野武志君。
○3番(浅野武志君) 当然、猟友会あたりも入ってくるかと思うんですけれども、「全国農業新聞」に、今、鳥獣害関係の対策が載っているんですけれども、これを見てみますと、地区を挙げて、農家、非農家問わず、地区を挙げて対策に取り組んでいるという、そういう地区がほとんどの事例で載っています。やはり我が町もそういう形で、被害のあったところばかりでなく、やはり被害が広がらないような、そういうものもぜひ講じていかなければならないと思いますので、やはり、猟友会のみならず、狩猟免許の制度もありますので、農家の方々に広く周知して、くくりわな、そういうものを取得していただいて、駆除隊に入っていただいほうが取り組みやすいのかなというふうに考えますけれども、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 今後、今お話をいただいたように、被害に遭っている地域の方なり、また今後猟友会、実施隊、そういった方々と協議しながら検討させていただきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 3番浅野武志君。
○3番(浅野武志君) 先ほど、電気柵の貸し出しということであったんですけれども、まだ農家の方がわかっていない方がほとんどだと思います。早目にそういう貸し出しがあるということで農家の方々に周知していただきたいと思うんですけれども、そういう考えについてお聞かせください。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 被害に遭った方及び農家の方々の集う場なりを活用しまして、周知に努めてまいりたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 3番浅野武志君。
○3番(浅野武志君) 鎌田橋・袋橋の歩道についてですけれども、実際私メジャーを持ってはかってまいりました。5メートルちょっとということで、大変狭くて危険な橋というふうに思ってございます。やはり今大型車が大分通る状況になってございます。町としても、そういう危険な橋ということで認識をしているかどうか、考えをお聞かせください。
○議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
○都市整備課長(齋籐英夫君) 認識はしております。
○議長(浅野幹雄君) 3番浅野武志君。
○3番(浅野武志君) やはり町民にそういう危険な場所があるということを取り除くのが行政だと思いますので、先ほど検討してまいりますという答弁ありましたので、ぜひ年次計画を立てて、町民の方にわかってもらえれば、あと何年すればそういう歩道ができるのかなというふうに、ひとつ安心みたいなものが出てくるのかなと思いますので、そこら辺の考えについてお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
○都市整備課長(齋籐英夫君) 今後、内部で詳細に検討していきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 3番浅野武志君。
○3番(浅野武志君) 当然、予算も莫大にかかるものでございますから、早急に検討していただいて町民にお示しをしていただきたいと思います。
質問を終わります。
○議長(浅野幹雄君) 質問じゃないんですか。
○3番(浅野武志君) そういうふうにお示しをしていただきたいというふうに思いますが、町の考えをお聞かせください。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) あそこの危険な状況にあるのは十分に承知しております。ただいまのご意見を踏まえまして、早速現地の調査含めて、財政計画等含めて、あわせて年次計画も立てていきたいというふうに考えております。
以上です。
○議長(浅野幹雄君) これをもちまして本日の一般質問を終わります。
これで本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでした。
    午後2時43分 散会

平成28年第3回定例会議事録(第4号)

平成28年9月6日(火曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 金子透君
  • 2番 青柳信義君
  • 3番 浅野武志君
  • 4番 若生英俊君
  • 5番 畑山和晴君
  • 6番 齊藤秀行君
  • 7番 藤原峻君
  • 8番 佐藤聖子君
  • 9番 西田嘉博君
  • 10番 長谷川る美君
  • 11番 佐藤克彦君
  • 12番 山路清一君
  • 13番 浅野直子君
  • 14番 高橋正俊君
  • 15番 菅原福治君
  • 16番 出川博一君
  • 17番 相澤榮君
  • 18番 渡邊俊一君
  • 19番 安住稔幸君
  • 20番 浅野幹雄君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 町長 若 生 裕 俊 君
  • 副町長 大 庭 豪 樹 君
  • 会計管理者兼
  • 会計課長 矢 田 守 君
  • 企画部長 内 海 壯 晃 君
  • 総務部長 山 田 豊 君
  • 保健福祉部長 小 野 一 郎 君
  • 建設部長 奥 山 育 男 君
  • 保健福祉部次長兼保健福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター所長 中 山 高 子 君
  • 企画部企画政策課長 高 橋 弘 勝 君
  • 企画部財政課長 西 山 高 広 君
  • 企画部産業振興課長 鴇 幸 浩 君
  • 総務部総務課長兼情報化推進室長 神 田 能 成 君
  • 総務部町民生活課長兼東向陽台出張所長兼富ケ丘出張所長兼あけの平出張所長兼日吉台出張所長兼成田出張所長兼清掃センター所長 泉 川 潤 哉 君
  • 保健福祉部地域福祉課長 菅 原 俊 司 君
  • 保健福祉部健康増進課長 菅 原 順 子 君
  • 保健福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセンター子育てサロン所長 狩 野 悦 子 君
  • 建設部都市整備課長 齋 藤 英 夫 君
  • 総務部総務課参事兼危機管理室長 横 田 利 雄 君
  • 保健福祉部長寿福祉課技術参事兼保健福祉総合支援センター所長兼高齢者施策専門監 安 積 春 美 君
  • 保健福祉部子育て支援課参事兼保育統括監 八 巻 恵美子 君
  • 教育長 菅 原 義 一 君
  • 教育次長 荒 谷 敏 君
  • 教育総務課長 高 橋 加 代 君
  • 学校教育課長 齋 藤 卓 也 君
  • 生涯学習課長兼総合運動公園所長兼民俗ギャラリー館長 渡 邉 正 弘 君
  • 代表監査委員 眞 山 巳千子 君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀郁雄
  • 次長 富澤裕
  • 主幹 長瀬千鶴子

議事日程 第4号

平成28年9月6日(火曜日) 午前10時00分 開議
 第1 会議録署名議員の指名
 第2 一般質問(通告番号15番~17番)

一般質問 9番 西 田 嘉 博 議員
1 平均寿命と健康寿命の差について
2 高齢者、障がい者外出支援乗車証とみぱすについて
3 宗派を問わない公営墓地の整備について
7番 藤 原 峻 議員
1 子育て支援の充実を求める
2 学習環境の改善と求める
3 まちづくりの充実を
19番 安 住 稔 幸 議員
1 市民と協働のまちづくりを問う
2 住民が安心できる生活環境にセーフコミュニティの取り組みを問う
認定第 1号 平成27年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について
認定第 2号 平成27年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第 3号 平成27年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第 4号 平成27年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第 5号 平成27年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第 6号 平成27年度富谷町水道事業会計決算の認定について

本日の会議に付した事件

    議事日程のとおり 午前10時00分 開議
○議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。


    日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷町議会会議規則第127条の規定により、12番山路清一君、13番浅野直子君、14番高橋正俊君の3名を指名いたします。


    日程第2 一般質問
○議長(浅野幹雄君) 日程第2、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。9番西田嘉博君。
○9番(西田嘉博君) 皆様、おはようございます。
それでは、通告に従い、以下の3件について質問いたします。
件名1、平均寿命と健康寿命の差について。
件名2、高齢者・障がい者外出支援乗車証「とみぱす」について。
件名3、宗派を問わない公営墓地の整備について。
件名1、平均寿命と健康寿命の差について。
富谷市総合計画基本構想が目指す将来像「健康寿命延伸まちづくり」には、高齢者が楽しく生活を送るために心身ともに健康であることが重要条件の一つであります。個人の健康は自己管理することが基本でありますが、社会環境の影響も大きく受けます。また、その結果、社会保障費に大きく影響いたします。
宮城県は、厚生労働省の平成25年特定健康診査・特定健康保健指導・メタボリックシンドロームの状況(都道府県別一覧)によると、該当者割合が沖縄県に次いでワースト2位、予備群割合が沖縄、栃木・福島県に次いでワースト3位で、合算では平成19年から6年連続ワースト2位と、改善が目に見えておりません。結果として、高齢者に限らず中高年者であっても健康は自己管理だけではなく強力な支援が必要ということになります。
また、東京都健康長寿医療センター研究所の発表によりますと、高齢者では食べ過ぎよりも低栄養(栄養不良)のほうが健康リスクにより強く影響するので、介護が必要な人を減らすための国の対策として、認知症やロコモの啓発に加え、高齢者の栄養不良を改善していく必要があると呼びかけています。
内閣府の平成27年版高齢社会白書によると、高齢者人口(65歳以上)は2015年に3,395万人、人口の26.8%、2060年には人口の39.9%になると報告されています。
国立社会保障・人口問題研究所で出された社会保障費用統計によると、平均寿命が長くなり高齢者人口が増加することにより、高齢者医療、老人福祉サービスなど高齢者向けの給付はふえ続けることになります。次世代への負担を少しでも軽減するためには、健康を維持し介護予防することにより医療保険、介護保険の支払い額を抑えなければなりません。
現在、平均寿命は男性80.5歳、女性86.83歳で、平均は84歳です。ご存じのとおり出生してから亡くなるまでの寿命をあらわすものですが、寿命にはもう一つの健康寿命というものがあります。健康寿命とは、平均寿命のうちの「健康で自立した生活を送ることの期間」を言います。この健康寿命が74歳とのデータがあり、平均寿命との格差10年間が課題と思います。
言いかえれば、この10年間は不健康期間ということであり、表現はよくないと思いますが、「寝たきりの期間」と記述されているデータも見られます。この不健康な期間、つまり日常生活に支障のある期間には、病気やけがで入院してしまったり、寝たきりになったりしてふだんの生活に支障を来し、介護を必要とする期間や認知症も含まれます。
健康寿命における平成25年度の都道府県別のデータをご紹介いたします。宮城県は31位で74.25歳でした。一応平均値の74歳を上回っていますが、1位の山梨県は75.78歳で、3年前のデータでは男性5位、女性12位から大きく順位を上げ、健康な県として知名度を上げています。すなわち、全国20大都市の健康寿命ランキングで、仙台市は男性70.42歳の8位、女性は74.42歳で3位でした。
平均寿命と健康寿命の格差は年々広がっております。この格差を縮め、高齢になってもますます健康で楽しく生涯現役を貫けるようなやりがいのある暮らしを送るための対策が必要と思っております。
健康寿命の延伸は高齢者だけの問題ではありません。常日ごろからの健康管理が後々の日常生活に支障のある期間を短縮することに影響します。例えば、生活習慣への対応としての健康増進、発病予防対策としてメタボリック症候群への対応やがん対策としての受動喫煙防止、食生活の指導、そして運動の習慣など、さまざまな対応が求められます。これらに対し町民が健康に関心を持ち自主的にかかわることは、街かどカフェの活用等にも大きく期待できます。個人から集団へと各地区でソーシャルキャピタル、信頼関係や結びつきを構築させる中で健康の輪を広げるためにも、希望する人に活動量計を配付、協働で個人の支援を行うことが、地域のきずなを深めながら健康寿命を延ばす効果的な一手法と考えます。また、健康寿命が延伸することは、この財政難の折、医療費や介護給付との問題など、社会保障費や高齢者の社会貢献に大きく影響を及ぼすことになります。
そこで、富谷町総合計画基本構想が目指す将来像「健康寿命の延伸まちづくり」に期待し、以下の質問をいたします。
1、県は、メタボリック症候群に該当するか予備群に当たる県の割合が全国の都道府県で最下位レベルにあるのを受け、市町村や企業、関係団体と健康づくりに取り組む「スマートみやぎ健民会議」を設立しましたが、富谷町の具体的な対応はどのようになっているのか、お伺いします。
2、介護が必要な人を減らすための国の対策として、認知症やロコモの啓発に加え、高齢者の栄養不良を改善していく必要があると呼びかけていますが、町としてはどのように考えているか、お伺いします。
3、内閣府の高齢社会白書によると、高齢者人口(65歳以上)は2015年に3,395万人、人口の26.8%、2060年には人口の39.9%が高齢者になると報告されていますが、富谷市を迎えるに当たりどのように予測しているか、お伺いします。
4、平均寿命が長くなり高齢者人口が増加することにより、高齢医療、老人福祉サービスなど高齢者向けの給付はふえ続けることになりますが、その予測をお伺いします。あわせて、健康増進や介護予防等により医療保険、介護保険の支払い額を抑えなければならないと思いますが、対応策についてお伺いします。
5、地域の人たちが気軽に出会える地域の居場所を地域の人たちとつくり豊かな地域を目指す街かどカフェや集会所に出向き、地域の人々との交流を図ることが運動増進、脳活性化につながり、さらに地域での交流を深め、地域のにぎわいをつくることにもなります。自分で出向けない人はもとより、自分では出向けない人にもきっかけを与え誘い合えるようにすることが、お互いの輪を広げる要因でもあります。活動量計で目標を設定することにより、1日の目標活動カロリーを自動算出して達成度が確認できる活動量計の配付についてどうお考えか、お伺いいたします。
件名2、高齢者・障がい者外出支援乗車証「とみぱす」について。
高齢者、障がい者に対して、公共交通バス・地下鉄ICカード乗車証を導入し、社会参画と安心・安全な移動支援の趣旨、目的に、交通乗車証とみぱすが10月10日に交付されます。住みたくなるまち日本一を目指す将来像からも喜ばしい条例と賛同しています。
この交通乗車証を有意義に活用していくためにも、地域の要望も踏まえてその条例運用の利便性について、以下の質問をいたします。
1、交通乗車証とみぱすの対象者については、70歳以上の方もしくは障がい者手帳を取得している18歳以上の方となっているが、この方々の身体的事由その他の理由により、これらの恩恵を受けられない方々がいます。例えば、人工透析を受けている方など、この方々に対して上限以内の額でタクシー券の交付や現金支給などの支援ができないか、お伺いいたします。
件名3、宗派を問わない公営墓地の整備について。
富谷町まちづくりアンケートによると、宗派を問わない公営墓地の整備が上位にランクされました。最近、墓地に対するニーズは多様化され、樹木葬など従来の墓石型から自然と共生した新しい形の墓地が求められるようになりました。
集約型墓地の一番成功した活用事例として、平成18年度から活用を開始した横浜市営墓地「グリーンメモリアル」に代表される樹木型合葬式埋蔵施設と聞いております。ほかにも芝生型、慰霊碑型のタイプを設けることで、地域における墓地ニーズを満たす新しい市営霊園が報告されています。以下の質問をします。
1、町長の公約の一つの公営墓地の建設をうたわれていますが、この方向性や時期についての基本構想をお伺いします。
2、最近の多様なニーズに対応するために公園型墓地が望ましいと思いますが、お考えをお聞かせください。
3、墓地周辺にはサイクリングロードを設け、いつでも誰でも訪れやすいメモリアルパーク等の考えがあるのか、お伺いします。
以上です。
○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
○町長(若生裕俊君) おはようございます。
それでは、ただいまの西田嘉博議員のご質問にお答えを申し上げさせていただきます。
質問件名1、平均寿命と健康寿命の差についての問い1でございます。
スマートみやぎ健民会議の活動としては、県民のメタボリックシンドロームへの健康課題改善のため、適正体重維持を主眼に住民皆様の健康づくりの意識向上を図ることを目的としているものです。本町においても、本年2月にスマートみやぎ健民会議に参画をしました。また、本町の対応としては、健康増進計画、国民健康保険特定健康診査等実施計画に基づき、特定健康診査、特定保健指導の実施、また、生活習慣病予防とした地区健康教室や相談会開催など、健康事業を実施しております。また、宮城県塩釜保健所が行っている黒川脱メタボプロジェクトにも参加し、中学校への出前講座、標語の表示などを行っています。今後も継続してメタボリックシンドローム改善への事業を展開してまいりたいと思います。
問い2でございます。
議員のご指摘のとおり、高齢になりますと、嗜好の変化や手軽な食事の傾向等により栄養のバランスが崩れがちになると言われております。本町では、高齢者の健康づくり、交流の場として、福祉健康センターで「楽々クッキング」や「シニアメンズ教室」などの教室を開催し、栄養士の指導のもと、食生活に関するワンポイントアドバイスや毎日の食生活に役立つ調理実習を行っております。また、栄養補完が必要な65歳以上のひとり暮らし、高齢者世帯等の高齢者に対して配食サービスを実施しており、必要に応じて栄養士が家庭訪問を行い、食事の状況確認や日常生活における食事のアドバイス等を実施しております。
問い3でございます。
本町における本年3月末現在の65歳以上の人口は9,088人で、高齢化率は17.4%となっております。国立社会保障・人口問題研究所より出された日本の地域別将来推計人口をもとに本町独自の推計を行った富谷町人口ビジョンによりますと、2060年には65歳以上の人口1万9,918人、高齢化率33.4%と推計をしております。
問い4でございます。
75歳以上を対象とした後期高齢者医療制度においては、被保険者数の増加に比例して医療費も増加傾向にあります。また、高齢者が安心して在宅生活を過ごすための配食サービス、緊急通報システム等の高齢者在宅支援事業の事業費も年々増加しております。平成20年度から比較してみますと、毎年の平均増加額は、後期高齢者医療費は1億2,000万円、高齢者福祉サービス費は90万円となっており、この傾向は今後も続くと思われます。対策といたしましては、高齢者の介護予防事業として、福祉健康センターにて、高齢者の運動・栄養等の健康づくり教室や、陶芸や趣味活動を通しての生きがいづくりの事業を実施しております。また、若いうちから自分の健康管理ができるよう、各地区に出向いての生活習慣病予防の教室や相談会などを開催しております。今後も元気で生き生きとした高齢者像を目指して各種事業の充実に努めてまいります。
問い5でございます。
活動量計の配付につきましては、活動量計は歩数のほかに1日の消費カロリーなどが表示され、結果が見えることで日常生活の励みや達成感が得られ、有効な手段の一つと思われます。街かどカフェに参加される方への配付につきましても、運営全体を考えていく中で有効的な活用ができるかどうかを含めて検討してまいります。
質問件名2の高齢者・障がい者外出支援乗車証「とみぱす」についての問い1でございますが、公共交通機関を利用になれない高齢者・障がい者の方々の外出支援のあり方については、本年度予定しております高齢者保健福祉計画第7期介護保険事業計画並びに障がい者計画第5期障がい者福祉計画実態把握調査を踏まえ、今後タクシー助成などについて段階的に検討してまいりたいと考えております。
質問件名3の宗派を問わない公営墓地の整備についての関連、問い1でございます。
公営墓地に関しては、アンケート調査の結果を受け、今後は墓地基本計画、基本設計、そして実施設計という段階を踏んで造成ということになると思われます。先日の菅原議員、金子議員の一般質問にもご答弁申し上げましたが、今後のスケジュールについては、墓地基本計画の中で詳細を調整してまいりたいと考えておりますので、工程上時間が必要になればおくれが生ずることもあると考えております。
問い2と問い3は関連しますので、一括してご答弁申し上げます。
近年開発されている墓地につきましては、議員がおっしゃるように多様な形態があることは存じております。本町の公営墓地につきましても、需要予測による区画数やそれに伴う開発面積、今後永年的に発生する管理コスト等、総合的に勘案した中で、議員のご提案も参考にしながら、本町にふさわしい形態の墓地を計画していきたいと考えております。
以上です。
○議長(浅野幹雄君) 9番西田嘉博君。
○9番(西田嘉博君) それでは、再質問させていただきます。
質問1、静岡県は健康寿命の重要性にいち早く着目し、県、市町村挙げてこの問題に取り組んだ結果、健康寿命の延伸が図られ、国の健康増進プロジェクト・スマートライフプロジェクトで第1回の「健康寿命を延ばそう!アワード」最優秀賞を受賞しています。健康長寿日本一に向けたふじの国の挑戦として、1、ふじ33プログラム、2、変身マップによる見える化、3、市町村ごとにお達者度を算出する、4、個人の健康マイレージを設定する。以上の行政方針を受け、平成11年度から静岡県在住の高齢者約1万4,000人を追跡調査した結果、運動・栄養ありで32%減少、3要因ありでは51%も少なくなったことが報告されています。このような成功事例を参考として、市制移行富谷市としての健康寿命延伸を図る独自の政策展開も重要と考えますが、見解を求めます。
質問2、中高年に対するメタボ予防では油や肉は控え目にと指導されるが、高齢者になっても肉を避けて野菜ばかり食べたり、脂肪分を控えたりする食生活を続けていると、低栄養に陥ることがあると報告されています。特に体重の変化や栄養状態の指標になる血清アルブミン値などに日々気を配ることは難しいが、まずはたんぱく質をきちんと摂取して低栄養を予防する意識を強く持ち、元気に食べていますかと啓発をすることが重要と考えますが、見解を求めます。
質問3、日本でのジェネリック医薬品の使用率は年々伸びておりますが、2014年度で52%と世界の使用率に比べるとまだ低い状況にあります。国は後発医薬品に係る数量シェアの目標について、2017年中に70%以上とすることともに、2018年度から2020年度末までの間のなるべく早い時期に具体的に決定すると掲げており、今後ジェネリック医薬品の使用はさらに進み、シェアが拡大していくことが予想されます。ジェネリック医薬品の世界市場におけるシェアは、2014年数量ベースではアメリカ92%、ドイツ83%、イギリス73%、フランス64%となっています。本町においても、医療費削減を図る意味からも国に先駆けてジェネリック医薬品の使用拡大を加速するため、あらゆる面から住民への理解を得るよう啓発活動を図るべきと考えますが、町の見解を求めます。
質問4、65歳を過ぎると、加齢とともに免疫機能が低下するため、感染症にかかるリスクが高くなります。そのため、厚生労働省は平成26年を「健康予防元年」と位置づけ、国民の健康づくりのほかに国民健康寿命が延伸する社会の実現に向けた予防・健康管理の取り組みの一つとして、認知症の予防とともに肺炎予防対策を掲げております。そこで、高齢者の嚥下性肺炎の予防に向けた口腔ケア、成人用肺炎ワクチンの接種の推進についてお伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) 静岡県における取り組みにつきましては、大変先進的な取り組みとして本町でも参考にしながら現在健康推進計画などを策定作業中でありますので、その中で検討していきたいと考えております。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) まず、ただいまの静岡県の例、ただいま菅原課長も申し上げましたが、参考にしながら富谷町でも独自の何かしら健康寿命の延伸、これは大事なことでありますので、検討していきたいというふうに思います。
また、2点目のいわゆる食生活の問題、これは本当に大変大切なことでありますし、特に高齢者にとってのその食生活というのは重要な位置づけでありますので、そういったところも町としてこれから重要性を大切にしながら、町民の方、市民の方々に普及啓発に努めていきたいというふうに思います。
3点目のジェネリック医薬品の普及につきましては、これは議員のおっしゃるとおりでございます。医療費の負担についてもまずは大変負担が大きくなっている中で、ジェネリック医薬品への転換というのは大きな課題でございますので、町独自として積極的にジェネリック医薬品の推進に努めていきたいというふうに考えております。
最後の4つ目のいわゆる肺炎予防につきましては、ただいまいただいたご意見を踏まえながら、今後周辺自治体の事例も参考にしながら検討してまいりたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 9番西田嘉博君。
○9番(西田嘉博君) それでは、富谷町の墓地等の経営許可に関する事務取扱要綱では、市街化調整区域であることや、人家から100メートル以上離れていること等の許可要件が記載されております。町でもこの要件を満たす形で用地選定を行うと思いますが、この要件を満たす場所となると山の中というイメージになります。そうなると、墓参の利便性等も含めた検討がなされるべきと考えますが、町の見解を求めます。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) ただいまの議員のご意見のとおり、墓地におきましては法律で決まっております。その辺も含めながら、ただいま調査を行いながら検討をしておりますので、その辺、あと改めて内容が固まり次第またご説明をさせていただきたいというように思います。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 通告に従いまして、質問を行います。
質問件名1、子育て支援の充実を求めるです。
OECD保育白書「人生の始まりこそ力強く 乳幼児期の教育とケアの国際比較」によりますと、家庭外の良質のチャイルドケアは、早い時期から始めれば社会全体にも利益をもたらすことが明らかになっています。例えば、非行率や犯罪率の低さ、成人後の高収入といった効果です。プレスクールのよりよい質が15歳でのよりよい成績と関連していたという研究や、認知面での向上、2歳ごろに高い水準の保育を経験していると、行動的問題が少なく社会的能力が高くなったという研究などもあり、先進国では就学前の教育を大変重要視しております。
日本は、就学前教育の教育支出の対GDP比は0.2であり、OECD平均の0.6%を大幅に下回り、ほかのOECD加盟国の場合とは異なり、就学前教育支出の大半は私費による負担です。就学前教育支出に占める公財政支出の割合は44%と、OECD加盟国の中で最も低く、OECD平均の80%を大幅に下回っている、そういう状態です。また、2015年の調査では、教育機関への公的支出対GDP比は6年連続で最下位であり、国の責任は大変大きいものです。待機児童の解決だけではなくて、就学前の質の高い保育などの環境整備は子供の未来をも左右するものであり、社会的投資の中でも大変効果が大きなものだと私たちは自覚をしなければなりません。
富谷町は、2060年に人口目標を6万人、合計特殊出生率を段階的に2.07まで引き上げるという目標を採用しています。内閣府の2013年の「子ども・子育てビジョンに係る点検・評価のための指標調査」報告書によりますと、将来に子供を持つと考えたときの不安という項目では、経済的負担の増加が70.9%、仕事と生活・育児の両立、これが45.9%、不安定な雇用、就業関係、これが42.2%、保育所などの保育サービスの不足、これが35.3%などとなっています。少子化対策には経済的支援が必要であり、いかに子育ての負担を社会で支えるか、また、子育てと雇用が両立しやすい環境をつくるかが鍵となります。
富谷町の保育所の定員は、平成24年度から平成27年度で180人ふえ850人となり、順調にふえています。しかし、待機児童は平成20年度から毎年40人以上存在し、平成28年4月では47名、待機児童をなくす政策は強くもとめられています。
もし女性に子供が生まれた際にも仕事をやめずに正社員として働き続けていれば、生涯賃金はやめた場合に比べ約2億2,000万円ふえると内閣府は試算しています。待機児童のために仕事に復帰できないということは、社会の富の問題でもあります。そして、保育の質の確保のためにも、全産業の平均年収より166万円も少なく2000年以降賃金が改善されていなかった保育士への補助、これも重要です。2.07の目標を達成するための子育ての支援は、あらゆる策を講じなければなりません。
また、子供の貧困が6人に1人と拡大している中で、宮城県も「宮城県子どもの貧困対策計画」を発表しました。富谷町としても貧困対策が求められています。
質問に移ります。
(1)待機児童対策としての杜乃橋保育施設の進捗状況は。3歳未満児への対策はどうなっているか。また、新設に何が課題になっているのか。
(2)東向陽台保育所の老朽化対策として、建てかえなどをするべきではないか。また、保育の質の担保のためにも、今後も公営で進めるべきではないでしょうか。3歳未満児を入れる努力は検討できないか。
(3)河北新報の7月26日の記事によると、待機児童が多い全国62市町村のうち、39%の4割の市町村が、保育士の給与上乗せや家賃補助など独自の処遇改善を実施しているそうです。船橋市は約3万2,000円給与の上乗せ、静岡市は2万5,000円の上乗せ、明石市は潜在保育士の就職時に最大10万円支給、それ以外にも臨時職員に月1万円上限の通勤手当を出しているところもあります。長時間保育を望む保護者ニーズに応えようとすると、保育士の負担もふえます。保育現場の過酷さや、雇用環境を整えるための保育士の独自支援の検討は。
(4)就学援助は、県内で約10%の児童生徒が就学援助を受けておりますが、富谷町では約5%であります。認定基準を仙台市のようにわかりやすくするべきではないでしょうか。また、準要保護における生活保護と特別支援教育就学奨励費との受給による差は、具体的な試算ではどうなりますか。また、支援が必要な世帯に対する就学援助の内容の拡充も検討するべきではないですか。
(5)国の方針として多子減免が示されています。多賀城市でも6月議会で説明があったと聞きます。富谷町ホームページに、同一世帯から2人以上の児童が家庭的保育者、幼稚園及び認可保育所などを同時に利用する場合に、多子減免制度があると掲載されています。国の方針として多子減免制度は示されております。しかし、富谷の場合にはまだこちらが実現しておりません。教育費は進学するにつれ負担はふえますが、この同時にというところがこれが制限となっております。早急な多子減免制度の改善が必要ではないでしょうか。
質問件名2、学習環境の改善を求めます。
2015年の夫の平均年収を2002年と比較すると、50代42万円、40代99万円、30代以下は28万円の減少となっています。さらに、25歳から54歳の男性の非正規労働者、これは2002年から2015年で1.44倍にふえ、正規雇用は0.91倍にまで減っております。このような雇用環境の悪化から、仕送り、1995年に5万円未満は7%だったのですが、2015年には4人に1人にまでふえております。ここ40年間で学費は国立大学で約20倍、私立大学で約5倍にふえているそうです。学歴によって生涯賃金が大きな影響を受けるため進学をして、その仕送りの減少を補うためにアルバイトで生活費を稼ぎ、学業に専念ができない。そのような格差、そういう状況も生まれています。大学での学びの機会を喪失させているとも考えられます。また、親の貧困など困難を抱えた家庭ほど、大学など進学率が低くなることも大きな問題です。
2016年5月21日に開催されたみやぎ奨学金問題ネットワーク・シンポジウムのアンケートによりますと、およそ半数の学生が経済状況に余裕がなく、9割の学生が奨学金の返済が不安だと回答しています。さらに、雇用環境の悪化と奨学金の返済が重なるために、生活ができない、結婚ができない、子供ができない。これは大きな不合理であり、社会的な損失であります。
質問に移ります。
(1)みやぎ奨学金問題ネットワークによると、大学生における月当たり奨学金の借入額中央値は5万円です。富谷町において、現在奨学金を借りる人が少なくなっていることとも関係があると考えられます。富谷町の大学生向けの奨学金は、せめて中央値の5万円以上を検討すべきではないでしょうか。
(2)2015年に実施された中央労福協のアンケートでは、32歳女性、「奨学金は借金なので、将来結婚のことを考えると、全て返済し終わった後にしかしたくないと思っています」、26歳の女性、「自分に奨学金という借金がある以上、結婚はできない。このままだと出産時期を逃してしまいそうです」などと切実な回答があります。少子高齢化と奨学金や雇用の問題が直結していることは明らかであり、給付型の奨学金の検討が必要です。検討はどのように行われていますか。
(3)昨年4月施行の生活困窮者自立支援法に基づく貧困家庭の子供対策の学習支援を充実していく必要があるのではないでしょうか。
(4)学習環境の整備として、図書館は大変重要なものです。整備の検討はどうなっておりますか。
質問件名3、まちづくりの充実を。
町は、歴史、文化、風土、そして人など、多様な要因によってつくられていくものです。富谷町の魅力や可能性を最大限にしていくためにも、まちづくりに力を入れていかなければなりません。
質問に移ります。
(1)県内最古、町内唯一の酒蔵であり、伊達政宗公の命によってつくられた内ケ崎酒造店、それを中心とした富谷町の礎として富谷しんまちなどがありますが、さらなる支援を行っていく必要があると考えております。宮城県では伊達文化という軸で観光を盛り上げる計画があります。伊達政宗公にゆかりのある富谷町は、例えばこの計画の中に入っておりません。県との連携を模索する必要があるのではないでしょうか。
(2)まちづくりにおいて、文化や習慣を大切にしつつも、若い感性を取り入れていくことも必要です。富谷町においてさまざまな問題がある中で、近隣大学との連携をより努めていくということが求められているのではないでしょうか。
(3)2009年から2012年の宮城県内市町村の事業所の開業率は、富谷町は大衡村3.6%に次いで2番目に高かった状況です。企業誘致も重要ですが、足元を固めるという意味で創業支援などが必要ではないでしょうか。例えば、数カ月単位の勉強会、販路開拓・取引先紹介を個別支援や交流会など、さまざま考えられます。みやぎ産業振興機構が塾という形でも実施し、他市町村でも創業支援に力を入れています。また、地方創生として、県内でコワーキングスペース開設もふえているように、若く開業が多い富谷町だからこそ、さまざまな検討が必要ではないでしょうか。
(4)人間の命を支えるのは食であるように、地域の土台は農業です。直売所として成功している「内子フレッシュパークからり」ですが、直売所をつくる前に行政とともに長年勉強会や直売所の実験を行っていたという土台があります。直売所を検討するに当たり、行政が長期計画で農家の思いを酌み取りながらともに勉強会を行っていく、そして必要な財政的支援を行っていく、そういう必要があります。富谷町の直売の取り組みであるおんないん会さんへの聞き取りや勉強会など、連携や支援の強化が必要ではないでしょうか。
以上になります。
○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
○町長(若生裕俊君) ただいまの藤原 峻議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1の子育て支援の充実を求めるに関連しての問い1でございます。
青柳議員、浅野議員、長谷川議員の質問にもお答えしましたように、8月24日の選考委員会により、運営事業者を社会福祉法人三矢会による幼保連携型認定こども園として選定をいたしました。開園時期については、来年4月を目指しますが、工期や国補助金等との兼ね合いがありますので、三矢会と協議を行ってまいります。3歳未満児への対応といたしましては、公募要項で町の示した床面積では、3歳未満児が最低でも44名入所可能な面積確保を求めております。入所定員を何名にするかは今後の話し合いとなりますが、ご質問のとおり待機児童が多いのは3歳未満児ですので、できるだけ多くの入所予定を設けたいと考えております。新設の課題といたしましては、今回運営事業者が決まりましたことから、今後は地域住民の皆様に対する説明会等を実施し、ご理解を得ること、三矢会との打ち合わせを密に行いながら、早い時期の開所に向けて進めていくことと考えております。
問い2でございます。
東向陽台保育所は、昭和52年に富谷町の保育所として最初に開所し、築39年経過しております。これまでに屋根の改修や窓、床など、必要に応じ手を加えてまいりました。東日本大震災後の建物検査においても特に支障はないとの報告を受けております。年数は大分経過しておりますので、東向陽台保育所の今後については検討させていただきます。保育の質については、保護者の希望する保育所の傾向から見ても、公立に偏ることなくさまざまな条件を勘案し選択されています。私立保育園も質の向上に日々努めているところです。3歳未満児の受け入れ対策としましては、本年度ぷらむ保育園、小規模保育園のくまちゃん保育園を3歳未満児受け入れ保育園として運営して拡大しております。3歳未満の今後の利用状況も勘案し、検討してまいります。
問い3でございます。
公立保育所で働く臨時・パート職員については、年額1,200円を限度とした通勤手当相当額を既に支給しています。月20日間働いたとして2万4,000円となります。同記事の福岡県須惠町よりも多く支給をしております。一方で、私立認可保育所への独自の処遇改善については、現在のところ実施しておりません。国、県の運営負担金に処遇改善のための加算分が含まれており、町も一部を負担しながら処遇改善に努めております。また、今後国の施策でどの程度の処遇改善の上乗せがあるかを見きわめながら、さらに努力してまいります。
問い4でございます。
制度の周知につきましては、認定基準額の目安を提示できるよう検討してまいります。特別支援教育奨励費の基準と生活保護基準を比べますと、おおむね1.1倍で推移している状況にあります。また、就学援助の内容の拡充につきましては、市制施行を契機といたしまして県内の市部における実施状況を参考としながら、制度の拡充について調査研究を進めてまいります。
問い5の国、県の運営負担の見込めない自治体独自による多子減免制度の拡充については、相当の財政負担を伴います。試算では保育料の30から40%が歳入減となることから、現実的には厳しい状況にあります。しかし、本年度内に国で年収360万円未満の世帯について年齢撤廃や軽減措置を行うという改正の情報がありますので、国の動向を見きわめ対応してまいりたいと思います。
質問件名2の学習環境の改善を求めるに関連しての問い1でございます。
奨学貸付金につきまして、月当たり5万円の貸し付けを行いますと、正規の就学期間の貸し付けは240万となります。1年猶予の後、6年間で償還していただく金額は、月当たり約3万3,000円となります。現行の月当たり3万円貸し付けした場合ですと、貸付額が144万円となり、償還額は月2万円となります。償還額を比較した場合に、月額3万3,000円の負担は大きいものと認識しておりますので、現行の月3万円の貸し付けを継続してまいりますが、国の動向等を踏まえ調査研究を進めてまいります。
問い2でございます。
給付型奨学金につきましては、文部科学省が検討チームを設置し具体的な制度設計の議論を始めており、年内に議論を取りまとめ、来年の通常国会で必要な法改正をし、平成30年春の入学者からの給付を目指すとのことであります。本町において、給付型奨学金制度を導入することにつきましては、奨学金制度の継続性や安定性、給付対象者を選考する基準等の公平性を保つため、制度設計をどのようにするのか、その方策について国の動向を踏まえつつ、奨学生選考委員会等の意見を参考にしまして調査研究を進めてまいります。
問い3、生活困窮世帯の子供に対する学習支援は、貧困の連鎖を防ぐためにも支援を行う必要性は認識しているところです。本年度に学習支援事業を実施している自治体は、仙台市、石巻市、岩沼市の3団体となっており、来年度より宮城県も実施予定となっておりますので、今後本町における対象者等のニーズを把握し、生活困窮者自立支援法に基づく学習支援事業について関係各課と連携の上、実施に向けて準備を進めてまいります。
問い4でございます。
図書館の整備関係につきましては、藤原議員の6月定例会でのご質問でお答えしているとおり、本年度は多くの皆さんからご意見をお聞きするため、ワークショップやわくわく町民会議等を開催する経費を予算化しております。現在、市制施行後の日程で開催するよう準備を進めており、まず多くの皆さんと富谷町の目指す図書館整備のあり方を議論させていただき、次年度以降の整備方針検討へつなげてまいりたいと考えております。
質問件名3、まちづくりの充実をに関連しての問い1でございます。
内ケ崎酒造店並びに銘酒「鳳陽」については、県主催で開催される東京・名古屋企業立地セミナーの出席者に対して鳳陽を紹介して好評をいただいています。また、本町のホームページや町・県のパンフレット等への掲載などによるPR活動を幅広く行っております。これからも酒造店との連携、協力もいただきながら、県と連携しながらPRに努めてまいります。
問い2でございます。
大学との連携の必要性及びまちづくりに若い感性を取り入れることに関しては、議員と同様の認識でございます。これまで、大学教授のわくわく町民会議への助言者としての参画や宮城学院女子大学との健康づくりに関する連携、協定に加え、本年度は宮城大学事業構想学部基礎ゼミの学生の受け入れと、さきに行った富谷町総合計画審議会に学生をオブザーバー参加させるなど、新たな取り組みを行っております。また、11月に開催する国際スイーツ博覧会でも大学との連携協力を進めております。
問い3でございます。
創業に対する支援策としては、既存の中小企業振興資金の活用の促進を図っています。また、黒川商工会において経営指導員の配置により創業に対する相談や指導を行っており、経営状況の分析や事業計画の策定等の支援、需要動向調査の実施など、創業に必要な取り組みを行っております。引き続き商工会と連携を図りながら、ビジネスチャンスの創出を図る取り組みを努めてまいります。なお、創業支援、起業家育成については、本町の地方創生総合戦略の重点施策にも位置づけており、本町独自の新たな支援事業を検討しております。
問い4でございます。
直売活動を行っているおんないん会においては、好調に売り上げが伸びています。おんないん会では、毎年、県農業普及センター、農協、町と連携のもと、栽培に係る栽培管理、肥培管理や直売運営などの勉強会を開催しながら、農業に取り組んでおります。また、毎月1回定例会に町担当職員も出席し、意見交換を行っております。なお、農業振興事業の視察研修においても、おんないん会や農家の方々の参加をいただき、毎年直売所などの先進地視察を行い、農業振興の取り組みなどについて学んでいます。支援については、産直直売等推進補助事業において、栽培から直売活動に係る取り組みへの支援を行っており、引き続き直売など地産地消の推進に努めてまいります。
以上です。
○議長(浅野幹雄君) これより、藤原 峻君の質問は一問一答により行います。7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 杜乃橋における、今回三矢会さんのほうから提示されている定員数はどのようになっておりますか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 今のところまだ提案ということで、定員の確定ということにはならないんですが、よろしいでしょうか。
それでは、1号認定ということで幼稚園部門ということになりますが、3歳児は15名、4歳児15名、5歳児15名の計45名で提案をされております。保育のほうでは2号認定、3歳児18名、4歳児18名、5歳児18名の合計54名、3号認定のゼロ歳児6名、1歳児15名、2歳児15名の36名ということで提案を受けております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 以前に配付された保育所の定員児童数、待機児童数推移によりますと、待機児童が平成25年から平成27年まで、ゼロ歳児で最低3人、最大が17人、2歳児で最低16人から最大24人、3歳児で最低12人から最大23人というふうになっております。今回の提示されている目標値で果たして解決できるのでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) その定員につきましては、今後三矢会さんとまた話し合いを求めていくところになりますので、これで確定ということではないということで考えていただければと思います。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 現在、この定員をふやすということに関しては、三矢会さんのほうからはどのような課題があるというようなお話を伺っておりますでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 運営する側としましては、やはり開設当初から多くの人数を受け入れるということに関しては、やはり保育士の確保ができるかどうかというところで考えていらっしゃるところはあったようです。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 町として、保育士の確保の補助などは検討できないのでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 今のところは特にそこまでは検討しておりません。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 宮城県内の保育士さんの求人倍率ですが、3倍ぐらいだったかと思うんですけれども、もし保育士さんが確保できなければ開所はできないというような状況も考えられるかと思うのですけれども、これは検討しておいたほうがいいかと思うのですが、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 今回提案をいただいたときに、法人さんのほうでもかなりご努力をもう既にされているというふうなお話も伺っておりましたので、今後の話し合いの状況によって検討していくことになるかと思います。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 富谷町としては、保育の質というのはどのように考えておりますでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) やはり大切なお子様をお預かりする場ということでございますので、保育の質というのはかなり大事なことと捉えております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 先ほども通告の際にお話ししたんですけれども……。通告じゃなくて、先ほどの論旨の説明の際にもお話ししたんですけれども、子供のころのこの保育所時代の影響というのは長期間にわたり影響があるというのが、世界的なこれ常識となっておりまして、やはり待機児童で保育に通えないということであれば、これ社会的な損失でもありますし、親御さんが働けないということであれば富の損失でもあると、そのような状況でもあると思います。この待機児童の対策に関して、町長、どのようにお考えでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) ただいまの議員のご意見のとおりでございます。私も同感でございます。やはりその待機児童ゼロという、待機児の問題につきましては深刻に考えておりますし、今待機児童ゼロに向けて努力をしているところです。それにあわせて、やはりその保育士の質、いわゆるそれも大変重要だと思いますので、その辺も含めながら町として待機児童ゼロ、そして保育環境の充実というものをあわせて力を注いでいきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) この際、11時10分まで休憩をいたします。
    午前10時58分 休憩


    午前11時10分 再開
○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 先ほど論旨のところでまちづくりの記述の伊達政宗公の命によってつくられた内ケ崎酒造店というような旨を言ってしまったのですが、正確には伊達政宗公によってつくられた宿場町の中にある内ケ崎酒造店ということですので、訂正をさせていただきたいと思います。引き続き、質問をさせていただきます。
ことし4月の待機児童の年齢別の内訳を教えてください。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) ゼロ歳児が8人、1歳児が19人、2歳児が10人、3歳児が5人、4・5歳児が5人でございます。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) やはり待機児童、1歳児、仕事を育児休暇ということで休んだ後ふえるということだとも思います。ここら辺の対策を町長としてもぜひ本腰を入れていただきたいのですが、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 年代の偏りは別として、とにかく待機児童ゼロに向けて全力を注いで努力していきたいというふうに考えます。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) それでは、次の質問に移ります。
東向陽台保育所に関しましては、現状も公立なので今後も公立で進めていくことがよいのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 保育統括監。
○保育統括監(八巻恵美子君) 東向陽台保育所については、これから公立でというところですが、今後また検討させていただきます。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 公立としての拠点があるということも大変重要だと思いますが、再度お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 保育統括監。
○保育統括監(八巻恵美子君) 公立としての特性とか、よさというものもありますけれども、私立保育園の努力しているよさ、それから特性なども、利用されている保護者からは特に希望されているところも多いと感じております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) ちなみに、東向陽台保育所の窓ガラスというのは、割れても安全なガラスとなっておりますでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。もとい、保育統括監。
○保育統括監(八巻恵美子君) 窓ガラスには強化フィルムが張っておりますので、安全であります。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) また、外側から見たときに、大分老朽化しているように見えてしまうんですね。内側に入りますと、確かに町側にエアコンをお願いしたりであるとか、トイレを改築していただいたりとか、なかなかいい形になっているかと思うんですけれども、外壁の塗り直しなどのご検討などはいかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 保育統括監。
○保育統括監(八巻恵美子君) 確かに年数もたっておりますので、その辺今後検討させていただきます。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 次の質問に移ります。
共栄大学の内田教授、白梅学園大学の無藤教授が紹介している研究があるのですが、有効な幼児教育プログラムの特徴というものに、(1)教師の教育水準と給与が高いこと、指導が意図的であり、計画されたカリキュラムがあること、そして教師、子供の比率に無理がなく、子供と一緒に活動できるように構造化されていること、そしてスーパービジョンによる指導援助などと入っております。
やはりその給与水準というのが日本全体的にこちら低過ぎるんですけれども、こちらを高めていく、その認可保育所に補助を設けていくというような検討などはなされておりますでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) ただいまでも国と県のほうと、あと町と合わせて運営負担金の中で処遇改善の加算分が含まれているところではございます。その扱いをどのようにするかというところは、その保育所によってまちまちな部分もありますので、そういったところも踏まえて今後検討していきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) そして、若手の保育士さんたち、8割ぐらいがストレスを抱えているというような研究もありました。スーパーバイス、アドバイスを受けるということができなくて孤立してしまって悩んでしまうというような状況も考えられるかと思います。困ったときの相談や持続的な研さんなど、専門職としてのその後の学校卒業してからの研さんが必要ですが、町として教育システム、そして横のつながりをつくる機会などは設けられておりますでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 認可保育所の所長さんたちと合同会議等は、子育て支援課が主催となって行っております。ただ、その中で働いている方々等との話になりますと、保育統括監を中心として現場でお話を聞いたりというところではございますが、研修に関しては今後認可保育所との合同会議等でも少し検討させていただきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 次に、就学援助に関して話を移します。
県内自治体と富谷町と同じ級地の県内自治体を見ますと、富谷町の準要保護の基準は明らかに低い水準だと思うのです。大崎市は富谷町と特別就学奨励費の1.3倍ということで、富谷町の1.3倍になっています。それ以外に、例えば石巻市、349万円が収入の基準になっていたり、こちらは生活保護の1.3倍などです。こちら、富谷町の準要保護の基準を見直すべきだと考えておりますが、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) これまで郡内の他の市町村とほぼ同水準ということで基準を設けてまいりました。ただ、町長の答弁にもありましたように、市制移行に伴いまして、今度市部のほうがどのような支給をしているかということを今情報収集をして検討している段階でありますので、今後の基準の引き上げといったところを検討、研究中でございます。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 例えば、大崎市と比べると、収入の面でマイナス74万円違うというような状況もあります。それで、同じ級地の収入の平均、こちらを見ますと富谷町マイナス88万円というような状況もありまして、こちらは本当に改善が必要だなと思います。文部科学省の平成25年度就学援助実施状況等調査によりますと、生活保護基準を適用していると答えた自治体が全体の64.2%でしたが、その中で1.2倍、これはその全体の64.2%を100倍にして考えたときに生活保護基準の1.2倍が約20%、1.3倍という自治体が49.7%、1.4倍以上で約15%ということでした。こちらはしっかりと検討していく必要があるかと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) 2つの基準がございまして、生活保護基準をもとにして1.数倍、それから特別支援就学奨励費、こちらを基準にということでそれぞれございますが、具体的な数値としまして今議員がおっしゃったような1.2倍、1.3倍というところがございますので、そちらをもとに現在富谷町でどのような方が対象になるかといったところも含めて検討しておるところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 例えば、生活保護と特別支援就学奨励費では、どちらのほうが条件としてはよいのか、どうでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) 町長の答弁でも述べましたように、特別支援奨励費のほうが若干高くといいますか、緩やかな条件になっているというふうに把握しております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 25年度の就学援助実施状況等調査によりますと、市町村別の調査によりますと、大崎市で、富谷と同じ特別支援教育就学奨励費の1.……、同じ基準のそれの1.3倍、それが324万円、石巻、これは生活保護基準の1.3倍で349万円、ほかにこちらが岩沼市ですね。岩沼市が生活保護の1.3倍で350万円ぐらい。それ以外にも生活保護の1.2倍で330万円の角田市などがあります。特別支援就学奨励費のほうが基準としてはよいということだと思うんですけれども、それ以外の扶助の加算でどうも生活保護のほうが上になっている自治体もあるという状況もあると思います。そこら辺も加味して検討する必要があるかと思うのですが、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) 生活保護基準につきましては、もちろんそのような検討もしておりますが、25年の段階で一度基準の見直しがあったときに、受給世帯が不利にならないようにということで特別支援奨励費のほうも設定されておりますので、今後も比較検討しながらやっていきたいというふうに思っております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 就学準備費を入学前に支給する自治体、これが東京都板橋区、福岡市、新潟市、青森市など広がり始めているんですけれども、富谷町でもぜひ検討してみてはどうかと思うのですが、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) 就学援助の内容の拡大というところも検討の中には入っておりますので、どのような支給の仕方がいいか、検討してまいりたいと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) ちなみに、今の質問ですと、その就学準備費を入学前に支給してはどうかという質問だったんですけれども、そちらのほうも検討されるということでよろしいでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) 入学前の支給につきましては、入学の要件等もありますので、そういったところを基準をクリアできるかどうか、これから検討する必要があるというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) それでは、入学前に支給することも検討できるということでよろしいでしょうか。再度確認いたします。
○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) 先ほどと重なってしまいますが、なお基準、基準ではないですね、その支給の要件等も含めて調査研究してまいりたいというふうに思います。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 現状ではこの就学準備費、どのようになっておりますでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) 議員のおっしゃる準備費というのがどのあたりを含めておっしゃっているのかつかみかねるところはありますが、入学に当たって必要な学用品等につきましては、入学後の支給ということで対応させていただいております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) やはりその就学の準備における費用を、入学後に配付されても準備はできない状況はあると思いますので、こちらしっかりと検討していただく必要があるかと思うのですが、再度お願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) 入学世帯への支援というのは必要なことだというふうに認識しておりますので、検討させていただきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) また、独自支援としまして、富谷町ではまだ実施されていないのですが、例えばクラブ活動、眼鏡やコンタクトレンズ、卒業時のアルバムなど、これを実施している自治体もあります。その検討はいかがでしょうか。このクラブ活動というのが、生涯の友人ができる機会でもあります。その機会をやはり町として支援をしていく。これは大変重要なことだと私は感じております。そして、眼鏡やコンタクト、これは勉強に支障が出るようなものでもあります。町としての支援策をこちらも伺います。そして、卒業アルバム、これも一生の思い出です。もしお金がなくて買えないなどということは、これは本当に悲しいことだと思います。こちらの3つ、町としての支援策、再度ご検討お願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) まとめて出ていますからね。一問一答ですから。学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) クラブ活動費等、いわゆるそのほかの部分のところですが、基準といたしましてはユニフォームであるとか、練習器材であるとか、ボール、消耗品など、そこに所属する児童生徒が一律に負担すべきものとなっておりますので、こういった点も含めて検討してまいりたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) それでは、眼鏡やコンタクトについてはいかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) 現段階ではそちらまで含めた検討はしておりませんので、今後の課題とさせていただきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 卒業アルバム、こちらも一生の思い出ですので、町としての支援策を伺います。
○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) 現在、卒業アルバムにつきましては、学校のほうで額を随分抑える努力もしておりますので、そういった点も含めて総合的に見ていきたいというふうに思います。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 多子減免制度に関してなんですけれども、多賀城市では、国の方向を受けまして6月の議会での説明があったとお話を聞きました。富谷町でも一刻も早く国に確認を行い、そして実施をしていくべきだと思うのですが、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 今年度の予算で国のほうで先ほど答弁のところでもございましたが、年齢撤廃や軽減措置を行うというふうな案は示されておりましたものの、国のほうからその後の通達を待っているところではございました。ただ待っているということではなく、対象者の保育料の算定ですとか、そういうシステム改修を行いながらという状況でございますので、システム改修が終わり次第、こちらも進めていきたいと考えております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 続きまして、質問件名2のほうに、奨学金のほうに移りたいと思います。
奨学金を中央値、これ5万円にするというと、償還額が3万3,000円になってしまうということで、これ問題は恐らく返済する期間が短過ぎるのではないかなと思うのですが、そこら辺いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。もとい、教育長。
○教育長(菅原義一君) 返済の期間も含めて総合的な検討ということは今現在進めているところではありますが、当然議員のおっしゃるとおり、貸付金額がふえれば返済額はふえていくということで、その負担をやはり考えていかなきゃならないというふうには思っています。しかし、現状、大学も公立や私立、学部によって大分納付金の差がございますので、国の日本学生支援機構の利子型、いわゆる利子型の給付金に対しては選択制が5段階からできるという制度だったと思いますので、例えば3万円、それから5万円の選択制の制度というのは可能なのかどうか、その辺も含めて調査研究を進めていきたい、返済期間も含めて調査研究を進めていきたいと思っています。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) その際に、ぜひとも返済期間に関してもご検討いただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 期間も含めて調査研究を進めていきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 今後富谷町、ユネスコスクールへの加入、これを進めるということだったかと思うのですが、ユネスコスクールのホームページを拝見しました。4つの基本分野のうちの一つ、地球規模の問題に対する国連システムの理解の中、その中の一番最初に「貧困」とありまして、それに続いて「飢餓、失業……」などと書いてあるのです。このユネスコスクール加入を目指す富谷町だからこそ、学業における貧困対策、こちらが必要ではないかなと思うのですが、給付型の奨学金のご検討はどのようになっておりますでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) まず、第1点は国の動向なんですが、松野文部科学大臣のほうが首相からの指示を受けて、来年度の予算の概算請求の中にきちんとした道筋をつけていくことはこの間大臣談話でも発表されておりますので、2年後のいわゆる2018年度には具体化されてくるのではないかというふうに思っています。やはりこの国の制度をしっかり見据えながら、やはり何といっても奨学金制度は国の制度が基本でございますので、こちらの動向を見据えながら町の奨学金のあり方も検討してはまいりたいというふうには思っています。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 例えば、ユニセフのこんな研究がありました。41カ国で子供たちがいる世帯の所得の格差、これを調査したものなんですけれども、日本は34位、アメリカ、韓国よりも低い。そんな状況で、本当に格差が広がっているそうです。この格差のために教育の格差も生まれてきているかと思います。やはり国の動向も重要かとは思うのですが、地方自治の時代ですので、富谷町として独自の奨学金のご検討、これはいかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) きちんとした形で調査研究は進めてまいりたいというふうに思います。先ほど議員の論旨の中にもありましたように、OECDの加盟国の中で給付型の奨学金がないのはたしか日本とアイスランドだけだったというふうに思っておりますので、それを見据えた国の動向が今回具体化してきているというふうに思っています。ですから、やはり何度も言いますが、町のあり方も調査研究いたしますが、やはり根幹は国の奨学金制度にあると思っていますので、その動向を見ながら進めていきたいというふうに思っています。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 国に対して自治体として意見を申し述べるというようなことはできるのでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 例えば、教育長のほうでも全国的な組織がございまして、教育長の組織の中でもこの充実、教員の定数法改善等々含めて国のほうに要望書というものは提出してございます。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) ことしLED化、防犯灯のLED化を富谷町進めようとしているかと思うのですけれども、名取市が最近4,000基街路灯など含めてLED化したということで、毎月数百万円電気代が安くなるということは試算されていたものが新聞に載っていたんですけれども、富谷町もこのLED化したときに、恐らく予算として大分軽減されるかと思います。そういうお金を奨学金に検討するというようなことはできないのでしょうか。町長。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。もとい、若生町長。
○町長(若生裕俊君) LED化の問題はLED化の問題として今現在進めているところでございますので、あわせて奨学金の給付型につきましては先ほど来教育長が答弁をしているとおりでございますので、国の動向をうかがいながら、町としても調査研究を進めてまいりたいというふうに思います。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 以前の議会ですと、町長も給付型の奨学金ももし必要の要請があれば、つけることも検討いたしますとお話しされていましたが、それは今も変わらないではおりますでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 十分にその辺も含めて検討しておりますので、ご理解いただければと思います。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 生活困窮者自立支援法に基づく貧困家庭の子供の学習支援に関してなんですけれども、現在、仙台、石巻、岩沼が実施しているということだったのですが、富谷町としての今後の計画はどのようになっているのか、再度お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(菅原俊司君) こちら、ただいま議員おっしゃったとおり、県内におきましては3市において実施しております。また、宮城県につきましては、来年度からの施行というようなことで今情報のほうを把握しているところであります。富谷町といたしましても、まず県の状況、どのような事業の展開をしていくのか。学習支援と言いましても、一概には一くくりではございません。その中には数事業ございますので、その中でどういったものを事業展開していくのか、そういったことを重々町としても注視してまいりたいと考えております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 図書館に関して質問いたします。
町民会議の中でも高校生が図書館が欲しいというような発言があったと河北新報に載っておりました。町民アンケートでも4位ということで上位であります。日本の図書館の設立、2010年、市では98%、富谷町は今その2%のうちに入ろうかというところかと思うのですが、最良の学習環境というのは、私たち大人が子供たちに残せる大変重要なものだと思うのですが、町長の思いをお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 図書館につきましては、これまでも答弁申し上げておりますように、今年度町民の皆様方、またはいろいろな形でワークショップや町民会議を含めながら、どういった図書館が望まれているのかというのを調査をさせていただくということで今年度予算もつけさせていただいておりますので、その辺をいただきながらやはり今準備を進めてまいりたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 次の質問に移ります。まちづくりのほうに関連して移ります。
例えば、富谷町、富谷しんまちの景観を守る、そのような補助の検討などは富谷町では現状はなされていないでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 今年度、ただいま策定しております富谷市総合計画基本構想の中の重点プロジェクトの中にも、いわゆる富谷が1620年に宿場町として開宿してちょうど2020年が400年に当たるということで、その400年祭に向けてしんまち通りの活性化というのは貴重な機会だというふうに考えておりますので、その辺含めながら今後検討していきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 次の質問に移ります。
創業支援として、町としてはどのようなことを現状では検討されているのか、お伺いいたします。例えば、宮城大学でも事業構想学部などもあり、まちづくり、創業支援などもさまざま協力できることがあるのではないかと思います。ほかの大学も同じようにさまざま協働できるのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 創業支援関係につきましては、企業であるとか大学、さまざまな支援機関においてさまざまな取り組みを行っているという状況でございます。したがいまして、町としましてもそちらのさまざまな取り組みを参考といたしまして、今検討しているという状況でございます。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) ほかの自治体から委託されて行っている事業などを見ますと、参加しているその創業希望者の方たちが集まっていろいろ勉強会なりしたりをする機会があるかと思います。これはその人的なネットワークができるという意味でも大変重要なものだと思うのですが、富谷町でそのようなものの検討はなされているのでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 議員のおっしゃった内容につきましても、一つの参考として検討はしております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 次に、(4)の農業についてに移ります。
新規就農の方が2名いるというお話を先日伺いましたが、高齢化と後継者が少ないというような中で大変貴重な人材であります。これは宝だと思います。町の独自支援策が必要ではないでしょうか。これは何か検討はなされる考えがあるか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 町の支援策としましては、今ビニールハウスの支援であったりとか、あと果樹等の新果樹ということで取り組んでおりますけれども、その中で新果樹の助成というのもございます。そういった形で支援をしていきたいと考えております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) この新規就農の受け入れている方にお話を伺いました。例えば、農業を始めるに当たっての準備金、こういうものがあると農業が進めやすいのではないかというお話、さらには農地を優遇的に新規就農の方に回す仕組み、これがないと、せっかく就農の訓練を受けたとしてもなかなかできない、そういうような状況もあると思います。そういうような検討はなされておりますでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 経営関係につきましては、また別に開始型というか、運営に当たっての助成金がございます。ただ、そちらにつきましては、別な人・農地プランといいますか、別な計画を立てますとそれに該当するという形で、そちらのほうを町としましても今検討を進めているという状況でございます。
また、あと今おっしゃった農地関係につきましては、集積ということと、またあと作業上そういった集積でないと作業もしづらいということもありますので、その辺については協議しながら進めてまいりたいと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 集積と同時に、ではその新規就農の方への配置なども検討するということでよろしかったでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 集積とあわせまして推進してまいりたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) やはり食べ物、命をあずかっているというものだと思います。その地産地消の方向をより強く進めていく上でも、給食への活用、これは町が補助を出してでも、もっとしっかりと進めるべきではないかなと思うのですが、町長のお考えをお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 学校給食に対する地産地消の推進という部分に関しては同感でございます。ただ、しかし、富谷町の場合センター方式である以上、ある意味そのセンター方式であるがために小ロットではなかなか難しいという課題もあります。その辺含めながら、最大限地元の地産地消に努めていきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 最低限県内産を活用するというそのような検討は行われますでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) その辺も含めて努力をしていきたいというふうに考えます。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 最後、2つ目の質問に移ります。
大学と連携し、地産地消マップなどの作成がされたというお話を伺いました。こちら、縦割りではなくて産業振興課もぜひ連携して経年でデータを集積をし、さらには事業所を拡大していくというそういう地産地消の推進を図るべきではないかなと考えておるのですが、そういう取り組みを今後どのように町として支援をされていくでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) マップのほうを作成しました担当課と連携、協力しながら進めてまいりたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 最後の質問になります。
鳥獣被害防止の電気柵、これは町としてはレンタルということでお話をしていたかと思うんですけれども、これは支給という形にはできないのか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) あくまで貸し出しということで準備したものでございます。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) それでは、私の一般質問をさせていただきます。私は、2件について質問させていただきます。
初めに、1件目であります。市民との協働のまちづくりを問う。
近年の地域社会を取り巻く環境は、少子高齢化の進展等により目まぐるしく変化しております。富谷町は、本年10月10日に市制を施行します。新たなまちづくり、新生富谷市のまちづくりには、市民一人一人との信頼関係と行政との信頼関係を築き、それぞれが協力してまちづくりに取り組むことが必要と考えます。
住民のニーズが多様化しております。その住民ニーズに対応できなければ、住民の満足度は低くなります。社会的課題や地域課題を解決していくためには、住民の皆さんと行政が一緒になってまちづくりについて話し合い、考え、ともにつくり上げていく「協働のまちづくり」が今まさに必要となっております。
各地域が有する課題はそれぞれ異なり、住民のニーズも多様化、複雑化する中で、行政が全域に一律に対応していくことは極めて困難になってきており、地域がそれぞれの実情に対応し、行政がこれらの活動を支援していくことにより皆が満足でき、住みよい地域の形成につながると考えるものであります。住民のまちづくりの積極的な参画によって、自治意識の高まりが期待できるものと思います。
どのようなまちづくりをしていくのか、住民みずから選択し、責任を持ち、住民と行政がお互いに協力をし、事業を進めていくことによって、住民の満足度が高くなると思います。さらに、住民みずからが自主的な活動を展開することにより、生きがいの創出や地域への愛情、誇りが深まり、住んでいてよかったと、住みたくなる町、活力ある地域の創造にもつながっていくと考えます。
それを進めるに当たって、住民同士のコミュニケーションや親睦、学習活動を初め、地域が抱える課題についてともに考え対応していける自立性の総合的な組織として、住民自治協議会のようなものも必要となってくると思います。
また、町内会は、住民が自主的に活動する自治組織であります。ほかの市町村では、ホームページ上にこの町内会、自治会の役割や活動内容などを掲載している市民活動情報サイトを立ち上げているところもふえてきております。これも協働のまちづくりに欠かせないものと思います。
地方創生が叫ばれておりますが、地域の創生なくして地方創生はないのではないでしょうか。富谷市としての新たなまちづくり、さらなる住みよいまちづくりには、市民参加は欠かせません。市民参画のまちづくり、市民との協働のまちづくりを推進すべきです。
以下、質問いたします。
1つ目、住民との協働のまちづくりについて。
2つ目、市民活動情報サイトの立ち上げについて。
3つ目、地域力の創出への支援について。
4つ目、協働のまちづくりにおける町内会との連携と活動支援について。
5つ目、市民協働のまちづくりを推進する担当部署の設置について。
6つ目、まちづくり基本条例制定の進捗についてであります。
それでは、大きい2件目でございます。
住民が安心できる生活環境に、セーフコミュニティーの取り組みを問うであります。
セーフコミュニティーは、事故・けがは偶然の結果ではなく、プログラムの作成とその実施により予防できるとの理念のもと、安全・安心に暮らすことのできる町を目指し、地域の実情をデータ等を用いて客観的に評価・検証し、地域で活動する団体や市民、行政、警察、医療機関などが一緒になって安全の向上に取り組んでいるコミュニティーのことです。全ての住民が健やかで元気に暮らすことができるまちづくりを協働で進めるものであります。
今までも、安全なまちづくりを進めるため、地域の住民と組織が協働で課題を見つけ、安全・安心なまちづくりに取り組んでおりますが、それをもっと具体的に進めるため、けがや事故などのさまざまなデータを活用し、それに対して取り組みによる影響や成果を科学的に確認し、改善へつなげるものであります。
セーフコミュニティーの導入によって期待できる効果に、1、地域の再生、セーフコミュニティーは人と人とがお互いに信頼し合える地域を再生し、安全で安心に暮らせるまちづくりを進めるものです。ボランティア意識を持ち、行動できる市民が増加するそうであります。
2に、地域のイメージアップです。心の通う安全・安心なまちづくりが進み、地域のイメージアップが図られます。
3に、事故などによるけがの減少です。この取り組みを進めることにより、事故によるけがが減少します。
4、医療費等の削減です。事故によるけがの減少により、医療費や介護費用を減らすことができます。
このようなさまざまな効果が期待でき、何よりも、取り組みを通じて私たちのまちは私たちで守るとの、市民との協働のまちづくりが進むものと考えます。
セーフコミュニティーはWHO、世界保健機構が推奨しているもので、現在16の自治体で進めております。また、独自に小学校などで取り組みをしているところもあります。安全・安心なまちづくり、協働のまちづくりを推進する一つの施策として取り組みをすべきと考え、以下、質問いたします。
1つ目、セーフコミュニティーへの認識について。
2つ目、セーフコミュニティーへの取り組みについて。
以上でございます。
○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
○町長(若生裕俊君) ただいまの安住稔幸議員のご質問にお答えをさせていただきます。
市民との協働のまちづくりを問うに関連して問い1、住民との協働のまちづくりについては、本定例会に提案しております富谷市総合計画基本構想においても、基本方針に「市民の思いを協働でつくるまち」を掲げているとおり、まちづくりへの住民参加を通した住民と行政のつながりや地域と地域のつながりは、重要なことと考えております。協働にはさまざまな形がありますので、富谷にお住まいの方や富谷に関係のある方、企業、議会、行政などが一つになり、相互に連携・協力し合えるまちづくりを目指してまいります。
問い2の市民活動情報サイトの立ち上げについては、町内会やボランティア団体などの情報やイベントの開催などを広報し、住民活動の広がりを支援するサイトと認識しております。サイトの立ち上げには一定の利用ルールも必要と考えておりますので、今後の検討とさせていただきます。
問い3の地域力の創出への支援についてでございますが、人材の豊富な富谷において、地域の方々との連携・協力のもと、まちづくりを進めていくことが重要となります。現在も各担当課で地域の方々が行う事業への支援を行っておりますので、支援の趣旨や内容を精査しながら、今後の支援のあり方を検討してまいります。
問い4の協働のまちづくりにおける町内会との連携と活動支援については、これまでも環境美化活動や防災訓練などを通した相互の連携・協力を図っております。また、活動支援としては、地域振興費補助金による地域活動支援を行っております。今後はさらに町内会を含めた地域との連携・協力に努め、活動を支援してまいります。
問い5の市民協働のまちづくりを推進する担当部署の設置については、現在、新年度の組織体制の準備作業を行っており、市民協働はまちづくり推進の重要なキーワードであることから、担当部署の設置について協議・検討を進めております。
問い6のまちづくり基本条例制定の進捗については、まちづくりのルール、条例の制定に向けては、内容やプロセスなどの検討を行いながら、策定に向けて準備をしてまいります。
質問件名2の住民が安心できる生活環境にセーフコミュニティーの取り組みを問うにつきましての関連しての問い1でございます。セーフコミュニティーの認識については、セーフコミュニティーは、けがや事故などは偶然に起こるものではなく予防できるという概念のもと、行政、住民、地域の組織や団体などが協働し、けがやその原因となる事故の予防を行う取り組みであり、安心・安全なまちづくりを進める手法の一つであるものと認識をしております。
問い2のセーフコミュニティーの取り組みについてでございますが、セーフコミュニティーは、平成20年3月に京都府亀岡市が我が国で初めて認証を取得し、現在まで全国で13自治体が認証され、3自治体が認証に向け活動を行っている状況と認識をしております。東北6県では、現在のところ青森県十和田市のみが認証を受けている状況であります。本町といたしましては、今後、認証を受けている自治体の活動状況等の確認や研究を行ってまいりたいというふうに考えております。
以上です。
○議長(浅野幹雄君) これより安住稔幸君の質問は、一問一答により行います。19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) それでは、まず、市民との協働のまちづくりで質問いたします。
市民協働活動サイト、住民との協働のまちづくりについてでありますけれども、これにつきまして相互に住民というか、そのほかの皆さんと連携をとりながらということであります。具体に、実際に今取り組んでいらっしゃる、これから取り組もうとしているそういったものが何かございましたら、具体にお示しいただきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 町長申し上げたとおり、今後の計画の策定の中で具体的に煮詰めていきたいと思ってございます。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 私もこの富谷市総合計画基本構想、見させていただきました。これを見ますと、まちづくりの基本理念が4つ、基本方針が4つございまして、その中に「市民の思いを協働でつくる」という項目も入っております。また、6つの基本理念を見ますと、全てやはり協働が基本となるものなのかなということで、そのような文言も入っております。
こう考えますと、また、「オール富谷」というような言葉も使っていることを考えますと、今後の富谷のそのまちづくりに関して、やはり全て、全てとは言いませんが、やはり住民自治、団体自治、そういったような分け方でもありますので、やはりこれからのまちづくりとしましては、住民のその思いというか、そういったものが入るものではなければいけないということで思っておりますけれども、この辺につきまして再度確認いたします。その住民の思いというものがやはり入ったものがこれからの基本、まちづくりに入ってくるものかと思っていますが、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) ご趣旨のとおりで受けとめたいと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) そうしますと、例えば今、市民活動情報サイトにつきまして、いろいろルールもあるので検討するということであります。もちろん検討・研究は大事なことでありますので、思いつきでされるものではないということはよくわかっております。しかしながら、今本当にこの住民活動情報サイトがふえてきております。やはりほかの住民の皆様にもこういったものがほかのところでこういった町内会でやっているかとか、いろいろなものがやはり情報の提供というか、そういったものでお互いに啓発しながら高めていくというのが大事かと思います。検討でなく、やはり前向きにというか、その立ち上げについて、やはり実施に向けて検討というようなことが必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 組織のあり方というようなところ、先ほど答弁にもあったと思いますので、それとあわせて検討していきたいとしか、今の段階ではちょっと申し上げられないので、済みません。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) それでは、まずちょっと次に進みます。
地域力の創出への支援について、担当課としまして支援しているものもあるというようなこともございました。これにつきましても、今現在されているものを何か示していただければと思います。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 連携、町内会等との連携ということで、環境美化の活動ですとか、申し上げたとおり防災訓練、それからあと助成金とか、そういったことで今ばらばらで行っているというようなところが課題になっているかなとは考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) そういうことで、今いろいろお話を聞いていますと、やはりこれも協議・検討ということであるようですけれども、その担当する部署でしょうか、市民協働のまちづくりを推進する、担当する部署、これがやはり、今のところ担当する部署がないというわけではありませんが、やはり先ほど町長が申されたように、この基本計画基本構想は協働が基本というようなように主に思いますので、そうしますとやはり協働というものについて、それを推進する。そういった専門部署、専門部署というか、担当部署ですね。部署がやはりきちんと対応できるものが必要かと思いますけれども、その辺についてもう一度お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。もとい、若生町長。
○町長(若生裕俊君) 安住議員のご意見のとおりでございます。現在進めております富谷市総合計画においても、やはり市民協働というのは大きな柱でございますし、これからの新しい富谷市の歩む中でも大きな柱になっていきますので、その体制をつくるためにはそういう環境をつくることも大切だというふうに思っておりますので、本日いただいたご意見を踏まえながら今後に生かしていきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) そして、その自治意識と高揚と活動支援というのでしょうか、やはり協働には欠かせないものであります。こういったものにつきまして、何か具体的に考えていらっしゃるものがありますでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 何度も繰り返しになりますけれども、今やっているものについてはご紹介できるんですけれども、今後については済みません、組織のあり方、内部のあり方とあわせて検討させていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 一応こういったものもどうかなと思いまして、ご質問させていただきます。やはり協働を進めるには住民の先ほど言いました自治意識の高揚というか、活動支援、そういったものが欠かせないものと思っております。実際にはほかの自治体ではそのようなものも多く取り組んでおります。例えば、まちづくりについての学びの講座とか、また、スキルアップも必要だと思います。例えば、地域やそういったNPO団体、そういったまちづくりのほうに関心がある、また、活動されている方々についてのスキルアップ講座やら、現地の学習、また、まちづくりカフェとか、こういったものが結構いろいろなところで開催されている例がございます。こういったものについては、今のところお考えはいかがなんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) その辺も含めながら、いわゆる市民協働、そして民間の各種、富谷町に今いろいろな民間のボランティア団体がたくさん、小さいグループ含めてたくさん頑張っていただいております。その辺のいわゆる情報共有できる機会だったり、そういった場が必要だというふうに私も認識しておりますので、そういった環境づくりに向けて調査・検討をしていきたいというように考えております。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) そして、やはりそうしますと市民同士の情報交換とか交流活動拠点、こういったものもみんな必要になってきておるというか、やはりあったほうがいいわけであります。この辺につきましても今のところ、その辺についてのお考えはまだいかがなんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) これからご質問の趣旨を踏まえ、まちづくりに生かしてまいりたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
    午後0時00分 休憩


    午後1時00分 再開
○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) それでは、ちょっと別なほうからの質問を再度させていただきます。
地域力の創出への支援ということでありますが、今、担当課のほうで支援についていろいろされているという話でございます。例えば、これもよくほかの自治体で見かけるものでありますけれども、公募というか、地域の方々から提案などを受けまして、事業の提案を受けまして、もちろん金額の大きいものではなく、そんなにかからないものを検討しまして、そしてそれに対して町が少し金額のそう大きくないものでありますけれども、それを支援していくというそういったものをよくやっているところがございます。こういったものにつきまして、やはりこれも協働のまちづくりに十分役に立つものかと思いますけれども、この辺についてはいかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) ご質問の趣旨を含め、検討させていただきます。ちょっと具体のものについては済みません、申しわけございません。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 私は今ずっといろいろ質問させていただいているんですけれども、協働のまちづくりということについて、非常にポイントとなるもの、ポイントと言ったら大げさかもしれませんけれども、非常にプラスになるものをいろいろ取り上げさせてお話をさせていただいているわけですけれども、それでは総合計画のほうの別に今回の議会で審議のものが入っておりますけれども、提案されておりますけれども、この中で基本方針4で最重点プロジェクトで「市民協働のまちづくりの推進」でまちづくりの基本となるルールづくりの整備・検討ということがございます。これについてはどのようにお考えなのか、お示しください。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 各市の状況等を見ましてさまざまな、一口にまちづくり基本条例といっても、さまざまな類型がございますので、その辺も含め検討していきたいというふうに考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) そうしますと、この構想が、基本構想が採決されれば、ちょっと内容がどうなっているかわかりませんけれども、このままでいきますと、そういったものについてこれから基本条例のつくりに、検討に入るというようなことだと思いますが、これにつきまして、実際いつごろまでというか、おおよそのそのものを、時期的なものをお考えなんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) そうですね。それも含め、実施計画の段階で明らかにさせていただきたいと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 確かにすぐにでき上がるものでもないということも私十分よくわかっておりますけれども、やはりこういったものを、例えばまちづくり基本条例、これは本当にこれからの協働によるまちづくりには欠かせないものでありますので、やはりこういったものをつくっていくには、市民とともにつくり上げていくというそういうプロセスがやはり一番大事なのかなということで思っております。この辺につきましてはどのようにお考えでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) おっしゃるとおり重要だと思っておりますが、まずは議会の、前にも申し上げましたけれども、懸念される部分も幾つかございますので、議会の皆様と最初にまず打ち合わせをさせていただきたいと考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 大分前の私の質問に対しまして、その後ちょっと答弁が変わっておりますけれども、デメリットというか、それらしいようなものもお話を聞いたことがございます。今のお話はそういったものを考えているのか、それともこのまちづくり基本条例は間違いなくこれから時期は別にしましても策定していくということで考えてよろしいんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 何らかのルールづくりというものに関しては必要だということで、前にも答弁しておりますけれども、懸念される部分として前にも申し上げましたけれども、他の条例よりも一番上になるというふうな位置づけをしている自治体と、そうでない自治体、それからまちづくり基本条例といっても、例えば防災寄りのものにシフトしているとか、あるいは子供に優しいとか、そういったところで目的を持っているもの等々があるので、その辺懸念していると言ったところはそういったところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 私の思いとしての話でありますけれども、やはり市民の皆様のその思いが形になるまちづくり、そういったものが基本となるようなものだとは思います。その具体的なものにつきましてはどのようになっているか、ちょっと私も何とも申し上げられませんけれども、そういったものになるように私は思っております。
そうしますと、どちらにしましても市民の皆様とともにつくり上げるとなれば、やはり先ほど言いましたように、市民の皆様のそういったものに参画しやすいというか、策定につきまして、こういった場というのがやはりどうしても必要になってくる。そしてまた、そういった方々のその勉強する場というか、そういったものが必要かと思いますけれども、その辺について再度どのようにお考えなのか、お聞きいたします。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) その辺も含め、検討させていただきたいと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 検討させていただくというずっとお話であります。この総合計画の基本構想で、今回上程されております。もちろん、これが通っての中身ということにはなるかとは思いますけれども、しかしながらやはりある程度、ある程度というか、それなりのものが、基礎となるものがあってこそ、この基本理念なり将来像というものがあるものかなと、私はちょっと個人的にそのように思うわけでありますけれども、やはりその辺もう少しこう具体的なものはなくても、実際に今私いろいろ話をしたものについて、今まで実際に何かしらの検討というか、研究というか、そういったものはされたんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 議員さんからのご質問のときのものについて、具体にという踏み込んだものについてはまだございません。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 正直言って、そういう状況の中で協働のまちづくりをいわば目指していらっしゃる。もう少しいろいろなことを研究し、調査し、検討し、その中で協働のまちづくりというものを普通は考えていくのかなということで思っていまして、その辺については本当に、何もということはないですね。調査・研究はせずに、この構想の中で協働というものをメーンというか、そういう感じで出しているんでしょうか。お聞きしておきます。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) いわゆるまちづくり基本条例含めて、これまでも他自治体、全国の事例などを参考に調査などはさせていただいております。それを踏まえて今回、総合計画の中で今後これからいわゆる前期の基本計画、実施計画をつくっていく中で、あわせて具体的な計画はこれから位置づけていくということで、課長が答弁しているとおりでございます。
しかし、議員がご意見にあるように、やはりまちづくり基本条例につきましては、市民協働の柱でございますので、住民の皆様方の意見を聞く機会も必要だと思いますし、そういった機会も含めながら今後そういった、ただ、しかし、時間もかけなければいけない部分でありますし、時間をかけながら、そしてまた、逆にその市民協働というのにおいて、逆にその条例が足かせになってもいけないと思いますので、そのルールづくりの位置づけ等含めながら、やはり自主的に、一番大事なのは市民協働のまちづくりに向けてのそれが前向きに力となることが大事だというふうに思っておりますので、その辺含めながら前向き、もちろんこれから市民協働は柱でございますので、その辺含めながら検討していきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) この総合計画を見ますと、28年度、もう既に今ですと半年過ぎていると考えますと、確かにこれから基本計画、実施計画、そういったものを決めていくというのはわかるんですが、こう考えますと相当やはり後ろのほうになってくるのかなと、ちょっとその協働についての施策のものにつきましては実際にそのように思うわけでありますけれども、どのように大体考えていらっしゃるでしょうか。その期間というか、時期的なものは。
○議長(浅野幹雄君) 一般質問ですから、議案審議でないですから、一般質問に徹してやっていただけますか。あと、堂々めぐりがあるようですから。19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) それでは、この件につきましてはでは最後ということで、もう一度町長のほうから、この協働のまちづくりについて、本当に具体にどういったものを考えていらっしゃって、そしてどのような方向で進み、そしてまた、もっとできましたら時期的というか、はっきりしたものは無理だとしても、こういったものを今考えていらっしゃる。そういったものはやはり住民の方に、市民の方にというか、示していかなければならないと思います。
10月10日にもう市になるわけですから、皆さん本当に期待はしているわけであります。その中でやはり私たちもまちづくりに参画しているという、そういった意識をやはり持っていただくことも大事だし、また、それに対して期待もしているわけであります。これについてもう一度、町長のほうからご答弁をお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) このたびの富谷市総合計画につきましては、これからの重要な位置づけでございますし、今回基本構想を可決いただきまして、速やかに今度基本計画、そして実施計画とあわせてそして策定をしまして、29年度の予算にいわゆる財政計画を含めて反映をさせていくというプログラムで考えれば、少なくとも来春までにはある程度の計画等も示しながら、実施計画としてお示ししていきたいというふうに考えております。その柱は言うまでもなく市民協働は何度も答弁しておりますように、今回の基本計画の大きな柱でございますので、その辺をしっかりと位置づけて検討していきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) ぜひともよろしくお願いいたします。
それでは、2問目のセーフコミュニティーについてお聞きいたします。
これも富谷市の総合計画の基本構想を見ますと、基本方針3に「ともに支える地域づくりの推進」の中に……、あ、違った。申しわけありません、間違えました。基本方針4の中に「地域コミュニティーによる自主防災組織の育成・推進」というような言葉が入っております。こういったこの中でいろいろ文章を見ますと、このセーフコミュニティーに該当するようなものが文言として入っております。これにつきまして、このセーフコミュニティーとこの基本構想はある意味ではある程度似通ったものかなと思いますけれども、この辺についての認識をお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) このコミュニティーということで同じ文字にはなっていますけれども、セーフコミュニティーというものとはまた別物という意味になってございます。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) この中で安心な暮らしをみんなで守るまちづくりということで、その中に(2)でありますけれども、いろいろな連携云々ということが書いてあります。やはりこれは病院、警察、そういったいろいろな関係団体とのデータを用いての連携ということで、今までのまちづくり、安心なまちづくりとは違うものかなということは思っております。これについて、やはり積極的な取り組みが今後大事かと思いますけれども、その辺についてはいかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) 検討はしていきたいとは思いますけれども、今ここで取り組むとか、そういったことは言える状況ではないというところでございます。
○議長(浅野幹雄君) これをもちまして、一般質問を終わります。
この際、午後1時半まで休憩をいたします。
    午後1時14分 休憩


    午後1時30分 再開
○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


    日程第3 認定第1号 平成27年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について
    日程第4 認定第2号 平成27年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
    日程第5 認定第3号 平成27年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
    日程第6 認定第4号 平成27年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
    日程第7 認定第5号 平成27年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
    日程第8 認定第6号 平成27年度富谷町水道事業会計決算の認定について
○議長(浅野幹雄君) この際、お諮りいたします。
日程第3、認定第1号平成27年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について、日程第4、認定第2号平成27年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第5、認定第3号平成27年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第6、認定第4号平成27年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第7、認定第5号平成27年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第8、認定第6号平成27年度富谷町水道事業会計決算の認定については、富谷町議会会議規則第37条の規定により、一括議題にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、日程第3、認定第1号から日程第8、認定第6号までを一括議題といたします。
続いて、お諮りいたします。
ただいま一括議題となりました認定第1号から認定第6号までは、富谷町議会会議規則第39条第3項の規定によって、議案の説明を省略したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、認定第1号から認定第6号までは議案の説明を省略することに決定いたしました。
ここで、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定により、町長に平成27年度決算に基づく財政健全化判断比率及び資金不足比率について報告を求めます。若生町長。
○町長(若生裕俊君) 地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項並びに第22条第1項の規定に基づき、平成27年度決算に基づく健全化判断比率並びに資金不足比率について報告いたします。
健全化の判断比率であります実質赤字比率、連結実質赤字比率、将来負担比率については、総務省より示された書式にのっとり算定した結果、赤字額はなく、将来負担比率も算定されませんでした。実質公債費比率はマイナス2.5%になりました。また、水道事業、下水道事業における資金不足比率も資金不足はなく、算定されませんでした。
以上、報告いたします。
○議長(浅野幹雄君) 次に、代表監査委員に平成27年度決算審査意見書の内容について説明を求めます。代表監査委員眞山巳千子君、登壇願います。
○代表監査委員(眞山巳千子君) それでは、決算審査意見書、31ページをお開きください。
決算審査意見書、総合意見を述べさせていただきます。
平成28年7月11日付で、地方自治法第233条第2項、第241条第5項及び地方公営企業法第30条第2項の規定によって、富谷町長より審査に付された平成27年度富谷町一般会計を初め特別会計及び水道事業会計合わせて6会計における決算書、財産に関する調書、実質収支に関する調書、決算書以外では平成27年度業務委託契約状況、工事請負契約状況、また、事前に提出を求めた関係書類に基づきまして決算審査を行った。
初めに、財政状況について述べます。
地方公共団体における財政構造の硬直度や弾力性を見る上で最も重要な指標である経常収支比率は、歳入で経常一般財源の町税が前年度より9,842万5,000円の増となり、歳出においては人件費、物件費、扶助費、補助費、公債費が増となった。結果、前年度より1.3ポイント減の89.8%と改善されたが、さらに財政の健全化を図られたい。
実質収支比率は、地方公共団体の決算剰余金や欠損の状況を財政規模との比較であらわしたもので、前年度より2.4ポイント減の5.1%となった。財政規模や当該年度の経済の景気等によって左右されるが、望ましい数値とされる3から5%の範囲に近づいてはいるものの、一層の改善を図られたい。
実質公債費比率は、実質的な公債費に該当する一般財源の標準財政規模に占める割合を示すものであり、本町においては依然として低い水準が維持されているが、一般会計の公債費が増加していることから、計画的な財政運営を努められたい。
財政力指数は、地方公共団体の財政力を示す指標であるが、前年度より0.02ポイント増加し0.78となった。この3年間で毎年0.02ポイントの増加となっており望ましい傾向となっているが、さらに財政力の強化に努力されたい。
審査結果と今後の対応に向けての所感を述べます。
決算審査の結果、計数的に正確であり、不当性、違法性は認められなかった。また、特定目的基金の運用についても適正と認める。今後も施策の優先度を把握するとともに、経常経費の支出を抑制しながら必要とされる各種事業を行い、一層の行政サービスの向上に努めることを望むものである。
一般会計につきましては、一般会計歳入の決算額においては、前年度より17億6,234万8,000円の減となった。
主な要因として、歳入では、明石台小学校校舎建設事業、子育て世帯臨時特例給付費支給事業費補助金等の国庫支出金の減や、明石台小学校建設事業債などの町債の減によるものである。また、町の大きな財源である町税は、人口増に伴い個人住民税及び固定資産税が伸びた。歳入全体の収入未済額は4億4,243万2,000円となっており、うち町税の収入未済額は前年度より3,183万円減の1億4,928万2,000円となった。今後も引き続き税負担の公平性維持と健全財政に向けた対策を講じられたい。そのためには、納税者の納税意識の高揚に努め、全町職員の共通理解のもと、財源確保のためさらなる収納率向上に努められたい。
一方、歳出の決算額においては、前年度より14億7,058万1,000円の減となった。
歳出では、総務費において市制移行関連経費やマイナンバー制度への対応に係る基幹系システム等の改修業務、プレミアムつき商品券発行事業等の増があったものの、民生費において臨時福祉金支給事業、子育て世帯臨時特例給付金支給事業が減となり、また、教育費においても明石台小学校校舎建設事業の完了により減となっており、結果として歳出全体の決算総額は減となっている。
不用額は前年度より1億1,803万4,000円の減となっているが、今後も引き続き適切な適切な減額補正等を行い、適正な予算の執行管理に配慮されたい。
国民健康保険特別会計においては、国民健康保険税の収入済額は前年度より6,365万2,000円減少しており、不納欠損額は2,182万9,000円減少、収入未済額は6,373万9,000円の減少となっている。国民健康保険事業の財政基盤強化のため、今後も短期被保険者証の適切な交付と、未納者との面談による国民健康保険税の納税意識の向上、未納縮減に努め、納税者間の公平性の維持に努められたい。また、保険給付費が前年度より8,263万2,000円の増となっており、今後も保険給付費の伸びが続くものと思われる。歳出削減のためにも、被保険者の資格適用や資格管理及び給付の適正化に努め、後発医薬品の利用促進を図るなど、長期的な国保財政の安定化を図るとともに、データヘルス事業により健康管理意識の向上を図る保健事業等を実施して疾病予防と健康づくりに寄与されたい。
下水道事業特別会計においては、下水道使用料は前年度より911万5,000円増加しており、支出済額は下水道建設負担金の減等により1,618万円減少している。公共下水道使用料の不納欠損額は前年度より8万4,000円減少したが、収入未済額は前年度より313万7,000円増加し3,954万9,000円となった。さらなる徴収努力を図られたい。
介護保険特別会計においては、収入済額は前年度より被保険者の増と保険料の改定により1億229万6,000円増加しており、支出済額も介護給付費の増により3,037万8,000円増加している。収入未済額は前年度とほぼ同額の1,155万円となっている。高齢化が進む中において将来的にも保険給付費が増加していくことは避けられないことから、今後も保険給付の適正化に努め財政の安定化を図るとともに、計画的に予防重視型システムの構築を図りながら介護保険事業の円滑な実施に努められたい。
次のページ、お開きください。
後期高齢者医療特別会計においては、収入済額は前年度より586万5,000円増加しているが、支出済額も855万6,000円増加している。今後も運営主体である宮城県後期高齢者医療広域連合と連携し、後期高齢者医療制度の円滑な運用を図られたい。
水道事業会計について述べます。
水道事業会計における水道加入状況は、新規加入等によって給水人口は前年度より390人多い4万8,993人、また給水戸数は前年度より287戸多い1万7,176戸となった。給水状況は、年間給水量が対前年度より13万7,876立方メートル増の504万6,811立方メートルに、また年間有収水量は対前年度より5万9,092立方メートル増の438万6,140立方メートルで、有収率は対前年度より1.24ポイント減の86.91%になった。1日平均給水量は対前年度比340立方メートル増の1万3,789立方メートルに、また1人1日平均給水量は対前年度比5リットル増の282リットルとなっている。
水道事業会計における財政状況について、事業収益は前年度より4,640万3,000円減の10億5,936万7,000円となった。一方、これに対する事業費用は前年度より5,510万1,000円減の9億5,852万円となった。営業収支では3,415万4,000円の営業損失となり、営業外収支では1億3,500万1,000円の利益を生じ経常利益1億84万7,000円の計上となり、同額が本年度の純利益となった。また、建設改良工事に伴う資本的収支では、資本的収入1億1,317万6,000円から資本的支出1億167万9,000円を差し引き8,850万3,000円の不足額が生じたので、損益勘定留保資金で補塡した。未収金については毎年増加の一途をたどり、本年度決算で7,505万6,000円となった。計画的な回収方法による適宜、適切な対処と抜本的な対策が望まれます。今後も経営の基本原理である地方公益企業法第3条により、常に企業の経済性を発揮し、より一層の収益性の向上を図るとともに、経営の合理化、効率化を図りながら長期的な経営安定に努められ、需要者への安定供給とサービスの向上に努められたい。
以上、地方自治法第233条第4項及び第241条第6項並びに地方公営企業法第30条第5項の規定による監査委員の合議による決算審査意見とするものである。
平成28年8月24日、富谷町代表監査委員 眞山巳千子、富谷町監査委員 出川博一。
以上でございます。
○議長(浅野幹雄君) これより決算審査意見書に対する質疑に入ります。
質疑ございませんか。8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) それでは、3点についてお尋ねします。
新しい監査委員の体制になったことなので特にお尋ねしたいのですが、監査で特に留意した点、着眼点をどこに置いたかということで、1点お尋ねします。
2点目ですが、富谷町の財政ですが、これについては健全であると見たのか、今後注意すべき点はどのようにあるべきだということを監査委員はごらんになったのか、お尋ねします。
3点目です。職員の適正配置、労働時間等労務管理は適切だったか。このことは去年の監査意見書の中にはその記述がありましたが、今回はなかったわけで、その点についてはどうだったのか、お尋ねします。
以上、3点です。お願いします。
○議長(浅野幹雄君) 代表監査委員。
○代表監査委員(眞山巳千子君) お答えいたします。
まず、着眼点でございますけれども、各種会計決算、基金の運用状況、財政健全化の審査を行いまして、この中で特に予算の執行が適正に行われているか、文書取扱規程や事務決済規程に準拠した事務処理を行っているかについて審査を行いました。
財政は健全化であるかというご質問でございますけれども、健全であると思います。各種指標において、意見書でも示しましたとおり改善されてきておりますし、改善はされてきておりますけれども、まだ国が示している数値の範囲には至っていないという指標がありましたので、それの目標に健全化を図られたいということで、決算意見書の中で記しました。
職員の適正配置ということでございますけれども、職員の配置に関しては定数管理の中で管理されておりますので、適正と認めるものでございます。それから、労働時間の管理につきましては、時間外手当などにおきましては事前申告と命令によりまして適正に行われていると見ました。健康管理につきましてですが、定期健康診断においては受診率100%になっております。実績報告書の中でも記されているところでございますけれども、人間ドックや脳検診につきましても希望者全員が受診できるような体制の整備などもされておるようでした。また、産業医につきましては、27年6月より精神科の顧問医も配置されておりまして、メンタルヘルス対策にも努めているなということを感じました。
それから、決算意見書の中で健康管理についての記載が昨年はあってことしは記載がないということでございますけれども、決算審査につきましては初めに冒頭申しましたが、各種会計決算、基金の運用状況、財政健全化、そこのところを主として行いましたので、総合的所見につきましてはそれらの計数的所感ということで述べさせていただきました。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 職員の適正配置、この職員の労働時間などについてお尋ねしますが、有給休暇についての取得は100%できているようだったでしょうか、お尋ねします。
また、労働基準法だとか、労働者を守る法律が適正に行われているか、労働者が、職員ですね、がしっかり守られているかについてはどのようにごらんになりましたか。
○議長(浅野幹雄君) 代表監査委員。
○代表監査委員(眞山巳千子君) 年休に関しましては、それぞれの職員のそれぞれの状況でとっておりましたので、決して100%になっているというわけではございませんけれども、適正に年休は与えられているのではないかなというふうに思っております。
それから、労基法に関することですけれども、先ほど申し上げましたように時間外手当などは事前申請で事前に所属長の命令によって行われておりますので、適正であるというふうに認識いたしました。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
ここでお諮りいたします。
ただいま議題となっております平成27年度富谷町各種会計決算の認定については、富谷町議会会議規則第39条及び富谷町議会委員会条例第5条並びに富谷町議会先例96の規定により、議長を除く議員全員で構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、平成27年度富谷町各種会計決算の認定については、議長を除く議員全員で構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定いたしました。
この際、決算審査特別委員会の委員長及び副委員長の選任をしていただくため、暫時休憩といたします。
    午後1時53分 休憩


    午後1時53分 再開
○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
決算審査特別委員会の委員長及び副委員長が選任されましたので、その結果を報告いたします。
委員長に山路清一君、副委員長に青柳信義君が選任されました。よって、本案は決算審査特別委員会の議題といたします。
ここでお諮りいたします。
議案調査のため、明日7日から14日までの8日間を休会にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、明日7日から14日までの8日間を休会することに決定いたしました。
なお、9月15日の本会議は午前10時からの開会といたします。
これで本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。
ご苦労さまでした。
    午後1時54分 散会

平成28年決算審査特別委員会(第1号)

平成28年9月9日(金曜日)

富谷町議会決算審査特別委員会は、富谷町議会議場に招集された。

出席委員 19名

  • 委員長 山 路 清 一
  • 副委員長 青 柳 信 義
  • 委員 安 住 稔 幸
  • 委員 渡 邊 俊 一
  • 委員 相 澤 榮
  • 委員 出 川 博 一
  • 委員 菅 原 福 治
  • 委員 高 橋 正 俊
  • 委員 浅 野 直 子
  • 委員 佐 藤 克 彦
  • 委員 長谷川 る 美
  • 委員 西 田 嘉 博
  • 委員 佐 藤 聖 子
  • 委員 藤 原 峻
  • 委員 齊 藤 秀 行
  • 委員 畑 山 和 晴
  • 委員 若 生 英 俊
  • 委員 浅 野 武 志
  • 委員 金 子 透

欠席委員 なし

職務のため出席した者の職氏名

  • 議長 浅野幹雄

説明のため出席した者の職氏名

  • 町長 若 生 裕 俊 副町長 大 庭 豪 樹
  • 会計管理者兼会計課長 矢 田 守
  • 会計課長補佐 赤 坂 松 子
  • 企画部長 内 海 壯 晃
  • 企画部企画政策課長 高 橋 弘 勝
  • 企画部企画政策課参事兼市制移行・地方創生推進室長 松 原 誠
  • 企画部企画政策課長補佐 須 藤 弥 生
  • 企画部財政課長 西 山 高 広
  • 企画部財政課長補佐兼検査監 高 橋 隆 美
  • 企画部財政課長補佐 日 野 正 樹
  • 総務部長 山 田 豊
  • 総務部総務課長兼情報化推進室長 神 田 能 成
  • 総務部総務課参事兼危機管理室長 横 田 利 雄
  • 総務部総務課長補佐 小 山 温
  • 総務部税務課長 吉 田 尚 樹
  • 総務部税務課参事兼徴税特別対策監 高 橋 作喜男
  • 総務部税務課長補佐 遠 藤 勝 彦
  • 総務部税務課長補佐 高 橋 正 徳
  • 総務部町民生活課長兼東向陽台出張所長兼富ケ丘出張所長兼あけの平出張所長兼日吉台出張所長兼清掃センター所長 泉 川 潤 哉
  • 総務部町民生活課長補佐 亀 莊 一 郎
  • 総務部町民生活課長補佐 安 藤 司

議会事務局職員

  • 議会事務局長 亀郁雄
  • 次長 富澤裕
  • 主幹 長瀬千鶴子

午前10時00分 開会

○委員長(山路清一君) 皆さん、おはようございます。
本日の出席委員は19名であります。定足数に達しますので、決算審査特別委員会を開催いたします。
まず初めに、昨日の大雨について総務部長よりお話ございます。総務部長、よろしくお願いいたします。
○総務部長(山田 豊君) それでは、おはようございます。
昨日からの大雨の状況につきまして、まずちょっとお時間を拝借いたしましてご説明をさせていただきたいと思います。
昨日9月8日、夕方から夜半にかけての大雨に伴う町の対応の概要でございます。まず、気象の警報等でございますが、昨日16時47分、大雨警報と洪水警報が発令されたのに引き続きまして、20時14分、土砂災害警戒情報が発令されました。これに伴いまして、21時15分、本町といたしましてはゼロ号配備、いわゆる警戒態勢の配備をさせていただいたものでございます。その後、竹林川等の水位が上昇に転じましたために、三ノ関、志戸田地区の一部9世帯42名の方に対しまして避難準備情報の発令をさせていただきました。同時に、太子堂会館、そして志戸田会館を避難所として開設をいたしまして、あわせまして町職員7名が現地での対応をさせていただいたところでございます。
次に、雨量と水位について申し上げます。まず、雨量についてでございますが、大童の観測所におきまして降り始めからの累計の雨量が145ミリ、明石の観測所では降り始めからの累計雨量が148ミリとなってございます。それから、竹林川の水位でございますが、新田橋の観測所におきまして最大水位2.68メーター、これは22時20分現在でございますが、これが最大水位となってございまして、避難氾濫水位、いわゆる特別警戒水位を超えたという状況になってございます。それから、その後、雨が小康状態となりまして、竹林川の水位も低下してきたということで、午前0時をもちまして避難準備情報の解除をさせていただいたところでございます。この間、2つの避難所、開設いたしました避難所への避難者はいらっしゃいませんでした。
次に、会議等でございますが、ゼロ号配備の会議は21時15分以降、4回にわたりまして会議を開いてございます。最終は午前0時となってございまして、その後、危機管理室にあっては報道等の対応が多うございましたので、今朝未明までの対応となったということでございます。
それから、消防団の出動状況でございますが、団長、副団長初め合計6名の方々に、特に三ノ関地区等を中心に警戒をお願いしたということでございました。
その後、2時10分、土砂災害警戒情報が解除となり、午前4時51分に大雨警報が解除となってございます。
最後に、本町の被害の状況でございますが、人的な被害、住家の被害はございませんでした。町の施設の被害でございますが、これは雨が降るたびということでございますが、三ノ関大崎線、こちらの一部通行止めがございました。それから、町内数カ所でマンホールからの吹き出し等の通報がございまして、一時冠水という状況でございましたが、こちらも被害的なものはございませんでした。それから、文教施設でございますが、民俗ギャラリーで雨漏りが発生いたしましたが、対応を進めて、本日は平常どおり開館しているという状況でございます。以上でございます。よろしくお願いいたします。
○委員長(山路清一君) ありがとうございます。
それでは議題に戻ります。
去る9月6日の本会議におきまして、『認定第1号』「平成27年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第2号』「平成27年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第3号』「平成27年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第4号』「平成27年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第5号』「平成27年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第6号』「平成27年度富谷町水道事業会計決算の認定について」の審査のために本委員会が設置されました。
決算認定制度の意義と重要性を改めてご認識いただき、慎重な審議をお願いいたしまして、開会の挨拶といたします。
直ちに本日の会議を開きます。
最初に、本委員会の日程についてを議題といたします。
本委員会は、本日9月9日、12日、13日、14日の4日間にわたり付託事件の審査を行い、各開催日の審査事項については、次第のとおりといたしたいと思いますが、これに異議ございませんでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(山路清一君) 異議なしと認めます。よって、本委員会の日程は、本日より9月14日までの4日間とし、審査事項については次第のとおり行うことに決定いたしました。


    認定第1号 平成27年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について
○委員長(山路清一君) 初めに、認定第1号 平成27年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
なお、本日の日程は、一般会計のうち企画部企画政策課、財政課、総務部総務課、税務課、町民生活課、会計課、議会事務局及び監査委員事務局の所管に属する決算について審議をいたします。
それでは、これから各担当課長へ内容の説明を求めます。最初に、財政課長。
なお、財政課長には一般会計決算の全般についてもあわせて説明願います。財政課長。
[財政課長、企画財政課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]
○委員長(山路清一君) この際、午前11時20分まで休憩いたします。
    午前11時15分 休憩


    午前11時25分 再開
○委員長(山路清一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。初めに、税務課長。
[税務課長、町民生活課長、会計管理者、議会事務局長が決算書のとおり内容の説明を行った。]
○委員長(山路清一君) この際、午後1時まで休憩いたします。
    午前11時59分 休憩


    午後 1時00分 再開
○委員長(山路清一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
担当部課長の説明等は終わりました。これより質疑に入りますが、決算審査特別委員会は、慣例により一問一答方式により行いたいと思いますが、これに異議がございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(山路清一君) 異議なしと認めます。よって、一問一答方式により質疑を行うことといたします。なお、質疑を行う前に、質問者及び答弁者にお願いいたします。質疑事項は要領よく、簡潔な質問と答弁に徹し、特に質問する委員は多くの委員が平等に質問できるように、一問一答方式で質問数に制限はありませんが、十分にわきまえて質問し、議事進行にご協力くださるようお願いいたします。
また、最後の質問事項のときには、次の方が挙手しやすいように、最後の質疑などと言葉等で表現をお願いいたします。
これより質疑に入ります。質疑はページ、款、項、目を明示され行ってください。
質疑ございませんか。ないですか。藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 済みません。54ページの、決算書ですね。済みません。富谷町各種会計決算書の54ページなんですけれども、ことしライトレール次世代型路面電車の推進事業につきましては、具体的に今後どのような課題を解決しようとされているのかお伺いいたします。
○委員長(山路清一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 今後のということですか。今の当初予算で計上している部分の予算と、それから今回の補正予算で計上している部分、それの執行に向けて今、昨年度の調査を踏まえて、さらなる調査を今行おうとしているところでございます。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 同じページの企画調整事務が、昨年度に比べまして、昨年度が666万4,063円だったんですが、かなり上がっているんですけれども、これはどのような形で上がっているのかお伺いいたします。
○委員長(山路清一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 地方創生の総合戦略等々の策定の業務でございます。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 次の56ページのほうに移ります。こちら、マイナンバー制度対応事業ですね。かなり多くなっているんですけれども、昨年度が1,661万9,400円ということで、こちらの予算というのは、具体的にどういうことでこれだけ上がっているのかお伺いいたします。
○委員長(山路清一君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 平成26年度は、マイナンバーの設計あるいは開発に係る費用でございます。27年度につきましては、具体的な改修であったりテストを行うということで上がっているものでございます。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。藤原委員、ちょっとお願いがあるんですけれども、語尾、最後の語尾もはっきり言ってくださいね。じゃあ、藤原委員。
○委員(藤原 峻君) このマイナンバーに関しましては、町の持ち出しというのはどのぐらいあるのでしょうか。国から戻ってくるものなのでしょうか、お伺いいたします。
○委員長(山路清一君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 歳入と交付税の措置額と歳出を見ますと、歳入は約3分の1程度というふうなところでございます。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 同じページで、基幹システム運用事業、基幹系システム改修事業のほうもかなり増額しているんですけれども、こちらのほうは具体的にどのようなことだったのでしょうか、お伺いいたします。
○委員長(山路清一君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) まず、新たなものとすると、メールサーバーを新たに賃貸借をいたしました。また、基幹系システムの情報資産管理機器の導入業務も新たに行ったということで、前年度よりは増額をしているというふうな状況にございます。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 済みません。前後してしまって申しわけないんですが、マイナンバーのほうにまた戻ります。先ほど3分の1が歳入で入ってくるということだったんですけれども、これは町が3分の2を負担するということで、以前からそうだったのでしょうか、お伺いいたします。
○委員長(山路清一君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) それぞれ住基であったり、税であったり、福祉であったり、それぞれの補助率というのが異なるところでございます。補助率も、例えば10分の10あるいは3分の2というふうな補助率であっても、対象の経費というものが算定をされます。その関係で、実質10分の10とは言いながらも、実際には10分の10の歳入がないというふうな状況になっているところでございます。その残った3分の2については、一財ということになろうかと思います。
○委員長(山路清一君) ほかにございませんか。出川委員。
○委員(出川博一君) それでは、行政実績報告を中心にお願いいたします。
概要の6ページ、ここのところで基準財政需要額、これ26年比3億800万円増の65億6,400万円、これは23年度からのトレンドを見てみますと、1億2,000万円、1億1,000万円、そして1億600万円とずっと1億円程度でこの3年間経過しているんですけれども、今年度なぜ3億円にはね上がったのかお尋ねいたします。
○委員長(山路清一君) 財政課長。
○財政課長(西山高広君) こちらにつきましては、まち・ひと・しごと創生が進められておりまして、その仕事をする上で基準財政需要額のほうに、そのときに新設されました人口減少特別対策事業費というふうな費目がございまして、そちらの新設分で約1億5,000万円ほどふえているというふうなことが、まず一つでございます。
そのほか、費目のほうで高齢者福祉費、それから地域振興費というふうなところでの算定する際に、補正係数が変わっていると、増加しているというふうなことから、税収を含めて3億円ぐらいふえているというふうなのが実情でございます。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) そうすると、いわゆる需要額と収入額、基準収入額、この辺のところはリンクしているというふうにこれから見ていけばよろしいんでしょうか。
○委員長(山路清一君) 財政課長。
○財政課長(西山高広君) 当然、収入もございますし需要もございますので、両方伸びているというふうなことです。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) では、経常収支比率について、臨時財政対策債を含まない係数でちょっとお尋ねいたします。これは、平成18年度に77.3%、そして毎年上がり続けて、26年度で91.1%になりました。ただ、この27年度決算においては89.8%で、1.3ポイント歯どめがかかったんですけれども、この要因はどのように分析しておられるんでしょうか。
○委員長(山路清一君) 財政課長。
○財政課長(西山高広君) こちらにつきましては、まず町税の伸び、歳入では町税が伸びているというふうなことと、地方消費税交付金のほうも約3億3,000万円ほど伸びているというふうなこともありまして、基準財政需要額も当然伸びているんですけれども、それを上回って収入のほうも伸びているというふうなことでございます。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) 町税の伸びは、毎年約1億円前後でここのところ来ているんですけれども、そうすると28年度以降も、この経常収支比率は下がっていく可能性があるというふうに踏んでいいんでしょうか。
○委員長(山路清一君) 財政課長。
○財政課長(西山高広君) 今のところ、税収の伸びも見込んでいるんですけれども、経常経費のほうも今まで説明しておりますとおり、経常費も大分伸びております。まずもって、来年度は市制移行後の生活保護費等の扶助費も大分大きくなるというふうなこともありますので、増になる見込みでございます。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) それでは、財政力指数についてお尋ねします。これは、25年度0.74、26年度0.76、27年度0.78と順調に上がってきておりまして、財政力が高まっていると非常に歓迎するものなんですけれども、その要因をどのように分析されているのかお尋ねいたします。
○委員長(山路清一君) 財政課長。
○財政課長(西山高広君) こちらの財政力指数なんですけれども、基準財政需要額と基準財政収入額の割合でございまして、こちらも先ほど来お話ししております税収の伸びというふうなところで、今まで伸びてきているんですけれども、今後も税収につきましては約1億円ぐらいは伸びていくのかなというふうに推測しておりますけれども、それもありますけれども、先ほど来、需要額のほうも人口増ですとかそういったもので伸びておりますので、今のところ大体同じ推移で0.76、0.78、そのくらいで推移するのかなというふうなことで考えております。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) それでは、実績報告書8ページ、企画のところで、1番目のところで事業決算概要で庁議の欄がございますけれども、政策決定過程と書いてありますけれども、いわゆる推進に関しての会議はあるんですけれども、政策を決定しているという会議は見当たらないんですけれども、その点についてお尋ねします。
○委員長(山路清一君) 企画部長。
○企画部長(内海壯晃君) 政策決定につきましても、この庁議の中で決めてございます。あと、また下にありますように、その他の以外のものにつきましては、地方創生なり市制移行推進会議等こういった内容のものにつきましては、そういった会議の中で決めてございます。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) でもね、庁議等の設置及び運営に関する規定の中では、政策の決定に関しては政策企画会議を開催するというふうにうたわれているんですけれども、それが実施されていないというのはなぜでしょうか。
○委員長(山路清一君) 企画部長。
○企画部長(内海壯晃君) 今、おっしゃられましたとおり、庁議等設置及び運営に関する規定等はそういったことでうたってございますが、実際まだその辺については行ってはございません。今後、そういったこの規定なりに基づくように、なおかつ規定なんかを見直しして体制を整えるということで進めたいと思ってございます。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) でも、これは、政策推進会議というのは、総合的な調整とか連絡を行う会議ですよ。この中で重要な政策の決定はされているんでしょうか。
○委員長(山路清一君) 企画部長。
○企画部長(内海壯晃君) 確かに、今言われますように、種類には政策企画会議、政策推進会議等そういった庁議の種類ございますが、実際、今、最終的な決定につきましては、政策推進会議等で決めてございます。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) そうだと、そういう体制というのはおかしいんじゃないですか。推進ですよ。企画決定とは違うんですよ。それも重要な施策について審議決定するのが政策企画会議になるので、どうしてそれを持たないのかお尋ねいたします。
○委員長(山路清一君) 企画部長。
○企画部長(内海壯晃君) その辺につきましては、規定等にはございますが、それらを今後整備しながら進めていく予定でございます。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) いや、これはね、私前にも、1年ぐらい前にも取り上げていますので、その前もですけれども、そういう意味でもう少しきちっと体制といいますか、でなかったらこの規定は外すとか、そういう形でぜひ対応すべきだと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○委員長(山路清一君) 企画部長。
○企画部長(内海壯晃君) 今、言われたように、体制等を整えまして、それに合ったような会議の持ち方をしたいと思ってございます。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) それでは、続いて49ページ。文書管理事務、一番下のところにあるんですけれども、我々は27年6月の定例会で、一般質問で問題提起がありまして、いわゆる開発負担金に関連して重要な文書が3つないということがわかったんですけれども、この文書の保存、管理体制はどうなっているのかお尋ねいたします。
○委員長(山路清一君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 文書保存、管理でございますが、こちらはそれぞれ文書の保存年限等々を全体で定めてございますので、その基準に基づいて、永久保存であれば永久保存で、3年の期限であれば3年で廃棄をするというようなことを行っているところでございます。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) それが確実に実施されているかというのは、どこの部署でチェックするんですか。
○委員長(山路清一君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 実質的には、例えば文書管理をする総務のほうでもって、全ての課が保管をしている保管ファイルを確認するということは、現実的にはなかなか困難でございます。したがいまして、それぞれの部、課で確実に保管、管理をするというのが原則かというふうに思ってございます。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) いや、それで水が漏れているんですよ。そこの辺でどういう体制をとるかというのは、もう既に考えて実施しなければだめなことじゃないですか。もう一度お尋ねいたします。
○委員長(山路清一君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 今の委員の質問でもって、今後さらにしっかりとした管理をするように進めてまいりたいというふうに思ってございます。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) それでは、次に行って60ページをお願いいたします。町内会の会館整備事業なんですけれども、これについて27年度は志戸田の会館5,167万8,000円で実施されましたけれども、これはいわゆる25年、26年と太子堂、富ケ丘と会館整備をしてきたんですけれども、大分額的にはいろいろばらつきがあると思うんですけれども、この辺のところの過去のやつの会館新築工事について、この太子堂との対比でどのように見ておられるのかお尋ねいたします。
○委員長(山路清一君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) それぞれ、志戸田であれば建設が26年ですかね。震災以降、建築資材が高騰している、あるいは人件費が高騰しているということで、会館のみならず、ほかの工事請負についてもかなり工事費が高騰しているというふうなことがございますので、その辺の影響があるのではないかというふうに考えてございます。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) そうすると、今年度、今泉会館と二ノ関会館、それぞれ設計業務委託ということで、これは入札割り増しで2,900万円と2,840万円と一気に下がっているんですけれども、ということは、いわゆる外部環境として資材が下がったり人件費が下がったりということなんですか。私はそういうことではないなと思っているんですけれども、今それほど、いわゆる建築価格が下がっているというふうには判断していないんですけれども、町の考え方をお尋ねいたします。
○委員長(山路清一君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 例えば、志戸田会館につきましては100世帯以上おりますので、おおよそ200平米程度の建物でございます。二ノ関、今泉につきましては、100世帯おりませんので、おおよそ120平米ぐらいの建物でございます。こういった面積の異なる建物だということも、大きな要因ではないのかなというふうに思ってございます。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) いわゆる志戸田が200平米だとしても、それぞれ120平米の今泉と二ノ関を1つの会館、200平米の会館で2つできるというのは、幾ら何でもちょっと違い過ぎるんじゃないかなと思いますけれども、その辺の見解をお願いいたします。
○委員長(山路清一君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) そうですね。今回、二ノ関、今泉会館につきましては、各町内会長さんのほうと打ち合わせをしながら、平面図あるいはその仕様などを具体的に決めたりというふうなことでございます。こちらとしましては、基本的には仕様が不便にならないような形にするのは、第一義的にはそうでございますが、もう一つの視点としましては、極力シンプルな会館にということでお願いしておった経緯がございます。その辺も一つの要因にはなるかなというふうに思ってございます。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) それでは、90ページの住基、住民基本台帳に関連してお尋ねいたします。この中で、人口の伸びが大分少ないといいますか、伸び率が大幅に下がっているんですけれども、分母が大きくなっているので率そのものが下がるのはやむを得ないと思うんですけれども、実人口の増加数が気になるところで、25年が1,116人、26年が667人、27年が367人とどんどん半減といいますか、傾向的にそうなっていますけれども、これはどのように分析しておられるのかお尋ねいたします。
○委員長(山路清一君) 町民生活課長。
○町民生活課長(泉川潤哉君) そもそも富谷町の人口増加というのは、面的整備、住宅地の開発によって伸びてきたという部分が主な要因だと思います。そういった部分が、新たな住宅地の整備とかあと供用開始というのが、今現在ちょっと停滞しているような状況ですので、そういったものが影響しているんではないかと考えられます。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) でも、明石台地区ではまだ九丁目、八丁目が、九丁目は半分ぐらい手ついていますけれども、八丁目は全然手つかずでまだ余地はあるんですけれども、それがなぜ急にブレーキがかかったのか、その辺のところの分析はいかがなんでしょうか。
○委員長(山路清一君) 町民生活課長。
○町民生活課長(泉川潤哉君) 八丁目に関しましては、まだ供用開始されていないということで、これから販売ということで、それに伴って人口が伸びていくかと思うんですけれども、成田の団地ができたときとか、明石台の何丁目が一気に供用開始されたというような状況ではないので、九丁目だけの伸びだけで考えますと、そんなに大きくは伸びないのかと。全体で見ますと、人口が減っているわけではございませんので、伸びがちょっと停滞しているような、今現在はそういう状況かと考えております。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) その説明わからないわけではないんですけれども、ただ人口動態を詳しく見てみますと、自然増は大きく動いていないんですよ。大体150から200ぐらいのところで。社会増の動きが気になります。非常に。25年で909人増、26年で537人増、27年で209人増、この社会増が大きく減少しています。この要因の分析はどのように認識しておるのかお尋ねいたします。
○委員長(山路清一君) 町民生活課長。
○町民生活課長(泉川潤哉君) 昨年のこの場所でも菅原委員から同じような、1世帯当たりの人数がだんだん少なくなっているというようなご質問を頂戴しておりました。私、そのとき答弁したのが、単身なり少ない世帯での転入が多いんではないかというお話をさせていただいておりまして、その後ちょっと気になって見ておったんですけれども、一部転出、要はお子様が大きくなって、大学なり就職なりして転出する世帯が多くなったとか、あと高齢者でどちらかが施設に入所ということで転出される。世帯数は減らないんですけれども、人数が減っていくとそういった部分が大きな要因にあるのではないかと考えます。実際、転入の数も減ってはいるんですが、そういった転出も転出の数を見るとふえてはおるんですけれども、そういった部分で影響しているんではないかなと考えております。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) 課長の説明もわからなくはないんです。ただ、対前年比の増減で見ると、27年3月がマイナス5人、それから27年の7月がマイナス2人、28年3月が5人プラス、28年7月がマイナス10人と、3月と7月、このときにちょっと人口の伸びというか落ち込みが目につくようになってきたんですけれども、この辺のところはどういう分析でしょうか。
○委員長(山路清一君) 町民生活課長。
○町民生活課長(泉川潤哉君) 先ほどもご答弁申し上げましたけれども、一番大きな要因はその面的な整備が今のところないというところが原因なんですけれども、3月、7月というのがちょうど1学期の始まる前と、あと終わるときなんですね。そのときの、お子さんのいる世帯ですと異動が多いのではないかとそういった分析をしております。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) 先ほど課長のほうから1世帯当たりの人口云々という話が出ましたけれども、これもちょっと見てみると1世帯当たりの人口が25年で2.2人、26年で1.5人、27年で1.2人で、この28年の4月から8月までの数字を拾うと0.8人と非常に大きく落ち込んでいるんですけれども、これは何を意味するのかお尋ねいたします。
○委員長(山路清一君) 町民生活課長。
○町民生活課長(泉川潤哉君) 先ほどもご答弁申し上げましたように、単身世帯もしくは夫婦だけの世帯、2人世帯というような形での少ない人数での転入が多い。逆に、今度世帯を残したまま一部転出ということで、家族の誰かが転出していく、そういった要因が考えられます。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) でも、28年に入って4月、8月の0.8人というのは、そのような説明で果たして説明がつくのかどうかちょっと疑問なんですけれども、もう一度お尋ねいたします。
○委員長(山路清一君) 町民生活課長。
○町民生活課長(泉川潤哉君) 一件一件分析したわけではないんですが、4月から8月といいますとやっぱり新しいところに就職もしくは就学したということで、そういった要因で一部の転出が多いんではないかと考えられます。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) それでは、これで最後にしますけれども、多分これはいわゆる地方創生の部分に入るのかと思いますけれども、今掲げている2040年、2060年の人口の推計というのは、この辺の現状をよく認識して早目に手当てしないと、その計画は砂上の楼閣といいますか、非常に危ういもんだと思うんですけれども、その辺について地方創生推進室長のほうにお願いしたいんですけれども。
○委員長(山路清一君) 地方創生推進室長。
○市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 富谷町では、地方創生総合戦略で2060年で人口6万人という目標を掲げております。この目標の数字につきましては、国の外郭団体であります社会保障・人口問題研究所または日本創成会議、そういったところで5万8,000人というような数字も導き出されております。そういった数字をもとに、これからの富谷町のまちづくりといたしまして、これまでも人口が伸びておりますけれども、そういったところを市制を弾みといたしまして、さらなるまちづくりということで、例えば面的な開発の推進、または子育て世帯の転入増、そういったところの施策をこれからさまざま展開をしていきながら、この人口6万人という数字を目指してまいりたいというふうに考えております。
○委員長(山路清一君) 西田委員。
○委員(西田嘉博君) それでは、各種会計決算書の14ページ、1款1項1目2節不納欠損額935万728円、1款1項2目2節10万3,400円、計として945万4,128円の不納欠損額となっておりますが、1件の最高金額をお尋ね申し上げます。
○委員長(山路清一君) 徴税特別対策監。
○徴税特別対策監(高橋作喜男君) 済みません、ちょっとお待ちください。準備していたんですけれども、ちょっと。済みません、ちょっと今資料を探すのに時間かかっているんですけれども、たしか300万円ぐらいの最高額になっていたと思います。1人。
○委員長(山路清一君) 西田委員。
○委員(西田嘉博君) それでは、次に、同じページですが、1款2項1目2節不納欠損額の988万9,180円の中で償却資産額は幾らだったでしょうか、お伺いします。
○委員長(山路清一君) 徴税特別対策監。
○徴税特別対策監(高橋作喜男君) 償却資産については、不納欠損は入っておりません。
○委員長(山路清一君) 西田委員。
○委員(西田嘉博君) それでは、平成27年度実績の報告書の13ページ、プレミアムつき商品券についてお聞きいたします。1回、2回目までは抽せんに当たった人は、イオン富谷での第3回目の商品券販売には参加できないものと多くの住民が理解しておりました。ところが、当日炎天下にもかかわらず、地域近くの泉ヶ丘、大和町の住民も大変集まって、大変多くの住民が混雑をされ、町長がお見えになって初めておさまったと思いますが、今後このような交付金の場合、住民のための交付金でありますので、その辺を十分に考え対策をとっていただきたいと思いますが、お考えをお伺いします。
○委員長(山路清一君) 市制移行・地方創生推進室長。
○市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 確かに、委員がおっしゃるように、今回のプレミアム商品券につきましては、町が黒川商工会富谷事務所のほうに補助金を交付して、黒川商工会で実施していただいた事業ではございますが、確かに最初のお申し込みの段階で予定数に達しなかったことから、基本的には1回目、2回目申し込まれた方でも再度、その残についてイオンのほうで、商工会がイオンのほうにお願いをして販売をしていただいたものでございます。
ただ、しかし委員おっしゃるように、確かに大勢の方がいらっしゃって買えなかったという方も大勢いらっしゃいました。そういったところでは、さまざまお問い合わせ等をいただいておりますので、今後こういった事業の実施の際には町あるいは商工会、そういったところで十分検証しながら、今回の問題を検証して取り組んでまいりたいというふうに考えております。
○委員長(山路清一君) 長谷川委員。
○委員(長谷川る美君) 決算書56ページ、2款1項6目企画費の備考欄にあるスイーツの駅構想推進事業についてお聞きいたします。1,056万6,940円の内訳についてお伺いします。
○委員長(山路清一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 主には、調査業務委託料、それから視察に係る旅費ということでございます。
○委員長(山路清一君) 長谷川委員。
○委員(長谷川る美君) 立地場所は、どこを検討していますか。
○委員長(山路清一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 立地場所については、その調査業務の中で複数提示されておりまして、それで現在、担当課のほうで詳細を詰めているという状況でございます。この調査業務の中で立地場所を決定したということではございません。
○委員長(山路清一君) 長谷川委員。
○委員(長谷川る美君) それでは、まだ具体的な場所というのはお示しできないという理解でよろしいんでしょうか。
○委員長(山路清一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 現在は、企画のほうでその立地場所を検討しているものではなくて、産業振興課のほうで立地場所を検討してございます。申しわけございません。
○委員長(山路清一君) 長谷川委員。
○委員(長谷川る美君) 道の駅設置費用は、一般財団法人地域活性化センターというところによりますと、2億円未満の道の駅が全体の22%を占めますが、平均7億円で、20億円以上の事例も6%あるということだそうです。財源確保についてはどのようにお考えでしょうか、お伺いします。
○委員長(山路清一君) 産業振興課のほうですので、今回はちょっと。
○委員(長谷川る美君) わかりました。以上です。
○委員長(山路清一君) ほかにございませんか。金子委員。
○委員(金子 透君) それでは、決算書96ページ、一番下の段、PCB処分運搬事業とありますが、本町に現在残存しているPCBはまだあるのでございますか。
○委員長(山路清一君) 町民生活課長。
○町民生活課長(泉川潤哉君) 現在把握している分では、ございません。ございません。
○委員長(山路清一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) 全て終わったという理解でよろしいわけですね。
○委員長(山路清一君) 町民生活課長。
○町民生活課長(泉川潤哉君) 現在のところ、把握している分では終わったと考えております。
○委員長(山路清一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) それでは、続きまして62ページ、上から4件目の事業で、男女共同参画社会推進事業、どのような事業をなさってどのような成果を得たのかお示しください。
○委員長(山路清一君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) こちらの支出につきましては、女性のための相談会を行っておりまして、その相談会に対する相談員の謝礼というところでございます。
○委員長(山路清一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) この男女共同参画に関しては、国、県、世の中で言われて久しい年月がたっていると思うんですけれども、1万5,000円の事業費では富谷町の本気度がちょっと疑われるのではないかなと私は感じるのですけれども、その点どのようにお考えですか。
○委員長(山路清一君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 男女共同参画につきましては、例えば町の職員の女性の割合であったり、あるいは町のさまざまな審議会の女性の割合というのは、県内の他の自治体と比べますと高いというような状況にございます。そういった面から言うと、一定の推進はされているというふうには思ってございます。しかしながら、女性活躍推進法というものも新たに制定されたということがございますので、今後取り組み方についてはさらに深めてまいりたいなというふうに思ってございます。
○委員長(山路清一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) 民間のほうでは、依然このような形態にはなかなかなっていないのかなと私は考えておりますけれども、以後より一層のかかる事業費もあるでしょうけれども、積極的な展開を考えていただきたいと私は思いますが、どのように捉えておりましたでしょう。
○委員長(山路清一君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 今後、事業内容をさらに検討を進めてまいりたいというふうに思ってございます。
○委員長(山路清一君) ほかにございませんか。畑山委員。
○委員(畑山和晴君) 実績報告書の14ページの3の(2)富谷町企業誘致促進支援事業、795万8,520円となっていますが、この意向調査を実施したということで、どれだけ深く、調査内容となっていますでしょうか。
○委員長(山路清一君) 市制移行・地方創生推進室長。
○市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 今回の企業誘致促進事業につきましては、地方創生の交付金を活用して実施した事業でございます。
内容といたしましては、企業情報を扱う民間の事業者の方に委託をいたしまして、全国2万2,000社に対して今後の投資計画、または東北地方、宮城県、そして富谷町への進出の可能性があるのかどうかというようなアンケート調査の実施をいたしました。その結果、今後の投資計画ですとかそういった今後の進出の見込みが可能性としてあるとか、あとは例えば、今はないんだけれども資料の提供をしてほしいとかそういった結果を受けておりますので、そういった内容につきまして例えば東京事務所の派遣しております企業誘致担当、そういった者と情報を共有しながら、今後の企業誘致施策に生かしてまいりたいというふうに考えております。
○委員長(山路清一君) 畑山委員。
○委員(畑山和晴君) 実際、何社ぐらいの興味を持っている企業はあったんでしょうか。
○委員長(山路清一君) 市制移行・地方創生推進室長。
○市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 具体的には、例えば関係資料を送付してほしいという企業につきましては、大体40社程度です。そういったところの結果でございました。
○委員長(山路清一君) 畑山委員。
○委員(畑山和晴君) 水素だったり燃料電池だったりの企業を誘致したいということで町長がお話ししていたと思うんですが、そういった関連の企業からの興味というか、そういう問い合わせというか、そういうのはあったんでしょうか。
○委員長(山路清一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) こちらの業務そのものでは、その問い合わせに関してはないんですけれども、別ルートでそれは今来ておるというところでとどめさせていただきたいと思っております。
○委員長(山路清一君) 畑山委員。
○委員(畑山和晴君) 関連していくんですけれども、報告書の概要6の中で、先ほど同僚委員からも例えば標準財政規模だったり経常収支比率の数値が適正に近づいてきているというんですが、今はその人口がふえているから適正な数値になっていくと思うんですけれども、これから人口が微増になったり打ちどめになったということを考えれば、20年後30年後、10年後20年後ということを考えると、やはり企業誘致という部分での税収というのがなければ、非常に厳しい町の財政になっていくのではないかと、実際人口の年齢のグラフとか同僚委員から提示してもらった中で、やっぱり60代の定年の人口が一気にふえるのが20年後ぐらいになってくるので、そのときの不安を考えると、やはり企業誘致というのが富谷町にとっては一番必要なことであると思うんですが、その辺最後にお伺いいたします。
○委員長(山路清一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 全く同感の意見を持っておりまして、我々も危機感を持って取り組んでおるところでございます。
○委員長(山路清一君) そのほかはございませんか。浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) それでは、決算書の20ページ、13款、歳入のところでございます。使用料手数料につきましてですが、1節総務使用料のところがあるんですけれども、ここは大きい金額のところの企業、先ほどオートヒルズだとかけやきとか施設の名前は出たんですが、金額を2つぐらいお知らせいただければと思います。
○委員長(山路清一君) 財政課長。
○財政課長(西山高広君) まず、オートヒルズでございますが、約600万円と。それから、シルバー人材センターにつきましては約80万円というふうなことでございます。
○委員長(山路清一君) 浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) それでは、50ページになります。2款1項文書広報費、広報掲示板の整備事業がございますけれども、こちらに金額が載っておりますが、27年度で増設した場所というのはあるのかどうなのかお示しいただければと思います。
○委員長(山路清一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 新たにふやしたというところはございませんで、行政実績報告書の6ページのほうに広報掲示板の整備事業の箇所を掲載してございましたので、ごらんいただければと思います。
○委員長(山路清一君) 浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) 実績報告書の99ページになります。狂犬病のところで、今回の実施が狂犬病を接種した方の比率が85.6%となっておりました。26年度に比べまして若干減っていると思うんですけれども、本来であればこの狂犬病というのは大変今、町内大変犬も多くなってまいりましたけれども、こういった要因というのは、どうして減ってしまったのかというところを知りたいんですが、お示しいただければと思います。
○委員長(山路清一君) 町民生活課長。
○町民生活課長(泉川潤哉君) まず、この登録頭数と予防注射頭数ですね、の差が492頭ということで500弱おるんですが、その中には生後91日未満だとまだ注射できないとか、あと何らかの病気を持っている犬ですと、その注射をすると体に負担がかかるので注射できないといった要因とか、あと町のほうでは3カ所の動物病院と委託契約しておるんですけれども、それ以外の病院なんかで注射する場合もございます。そのときは、その病院から証明書を発行されるんですが、それを持って本来であれば役場の窓口もしくは出張所のほうに来ていただければ、注射済み証ですね、それを交付できるんですけれども、そういった手続をされていない方もこの中に含まれていますので、大体はもう注射は済まされているんではないかと考えております。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) それでは、質問します。実績報告書の7ページになります。町政懇談会についてでございますが、これは昨年も私お伺いしましたが、毎年減っているんですね。25年7カ所、26年4カ所、昨年は2カ所ということで減っているので、その辺が何の原因なのかお伺いしたいんですが。
○委員長(山路清一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 確かに回数は、広聴事業の中で町政懇談会というのは減っておりますが、我々としても、とはいえそれに補完するということではないんですけれども、昨年度からはわくわく町民会議あるいは市制移行の地区懇談会というようなところでも自由なご意見というものを伺っておるので、これについて減っているのは確かにそうなんですけれども、あるいはメール等々での手紙とかということで、全体としてはチャンネルがふえて、いろいろなご意見を聞くチャンネル自体は昨年度からはふえているのかなというふうに、全体としては思っているんですけれども、確かにこの調整懇談会については、町内会のほうからの要望で今のところやっているという状況でございますので、それにかわって町民会議とかはこちらから、それから市制移行の懇談会とかというのは行政側からというふうな、すみ分けて保管しているという認識でございます。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) ということは、町民会議なりわくわく懇談会、また市制懇談をやりましたけれども、それが原因だということですか。
○委員長(山路清一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 原因というわけではないんですけれども、こちらのほうが減ってきているのはわかっておりましたので、わくわく町民会議なり懇談会で自由意見というものを聞くようにしたというところです。
○委員長(山路清一君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) この減った原因というのは、やはり今まで町政懇談会、各町内会から要望があってということで、かなりやはりいろんな道路だったり表示の問題だったり、横断歩道の問題だったりという、そういう課題を集めて要望をいただいての開催というのが多かったんですけれども、昨年からはある意味、日常的に速やかに、そういった相談があったときにすぐに相談に対応しているというのも多分背景にありますし、あと別な形で市制移行懇談会ということで昨年も、ことしはまちづくり懇談会ということで開催しておりますので、全町的に、7カ所を回って開催していることによって、日常的な地域の方々のいろんな幅広い意見を聞く懇談会を開催しているというのが、あえて町政懇談会という形での、町内会からの要請が少なくなっている背景にあるというふうに思います。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) 確かに、チャンネルはふえていると思います。いろんな格好でね。町長の姿勢、話を聞きたいという姿勢ありますので。ただ、若干このテーマからすると、行政懇談会ということからすると、町長の思いとちょっと違うのかなと。今、言われましたけれどもね。やはり、ただ町民会議、市制懇談、これはもう完全に市制ですよね。わくわくもテーマを持っていますよね。これ、やっぱりチャンネルはふえたものの、テーマ設定されているわけですからね。町政懇談はテーマ設定がまずないわけですよね。参加者も役員全部来れますしね。そういったことで、私はそれはちょっと当たらないんじゃないかなと。チャンネルふえた、確かにそうですけれども、ちょっと当たらないんじゃないかなと。町長の聞く姿勢とはちょっと違うんじゃないかなと思いますけれども、いかがですか。
○委員長(山路清一君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) ある意味、やはり町政懇談会の開催の内容も、改めて現在検討をさせていただきたいというふうに思っておりますし、大切なのは住民の皆さんの声がしっかりと常に町政に届くことが大事だというふうに思っておりますので、その辺を、ご指摘を真摯に受けとめさせていただきながら、今後に向けて努力をしていきたいというふうに思います。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) それでは、そういったことで、ただこれから市制移行になるわけですから、やはりこういう場というのは市民の協働に必ずつながってくると思いますので、そうはいってもテーマなしの懇談というのは絶対必要ですからね。やっぱり区長会議があるでしょうから、再度徹底して、やっぱり従来どおり拡大するように考えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○委員長(山路清一君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) その辺を含めながら、今後より多く住民の皆さんの……。決して市制移行懇談会も、テーマは市制移行に向けてということですけれども、その他全般でご意見はいただいてまいっておりますので、その辺は委員もご出席いただいておりますので、伺っていただいているとは思うんですけれども、決して市制移行の懇談会なので市制に関係してだけじゃなくて、幅広く全てにおいてご意見をいただいておりますので、決してそういう機会がなかったというふうには思っておりません。逆に、今後その辺も含めながら、よりよい形で開催をしていきたいというふうに思います。以上です。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) 次に、実績報告書の26ページの入札に関して若干お伺いします。震災以降、入札不調が続いているということで評価されているんですが、27年度の不調の件数とあわせて、その状況についてお伺いしたいなというふうに思います。
○委員長(山路清一君) 財政課長。
○財政課長(西山高広君) 27年度の不調、それから不落の情報ですけれども、全体で10件ほどございました。その中で、多いものが災害の復旧工事でございまして、10件のうち4件が災害関係になってございます。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) その入札不調の中身というんですか、変化というんですか、状況をちょっとお伺いしたいなと。不調になった見方というんですか、変わった状況を教えていただきたいなと思います。
○委員長(山路清一君) 財政課長。
○財政課長(西山高広君) 中身につきましては、今ご説明したとおり、不調が8件なんですけれども、8件のうち4件が災害復旧工事と。こちら災害関係で、しかも河川災害でございましたので、例えばですけれども、設計金額と業者のほうで積算した金額にずれが大きかったというふうなことが、一つ大きな要因があるかと思います。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) 予算がちょっと足りなかったということですけれども、労働力なんかもやっぱりあるんでしょうか、お伺いします。
○委員長(山路清一君) 財政課長。
○財政課長(西山高広君) 労働力不足については、解消傾向にあるのかなというふうには思っておるんですけれども、まず積算に当たっても材料のほうもまだ落ちついていないというふうなことが一つと、あとは設計管理費等の経費関係も震災地区であるというふうなことから、経費も一般よりは割り増しして、上乗せしているというふうな実情の中でも不調が続いているというところでございます。
○委員長(山路清一君) この際、午後2時10分まで休憩いたします。
    午後1時58分 休憩


    午後2時10分 再開
○委員長(山路清一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。菅原委員。
○委員(菅原福治君) 入札について、現在の町の指名業者の中で、町内、町外の内訳というんですか、それをつかんでおられるかどうかをお伺いします。
○委員長(山路清一君) 財政課長。
○財政課長(西山高広君) データはございますけれども、今は持ち合わせがございません。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) それでは、今回、27年度、230件ほど入札があったんですが、地元の業者、これもないのかどうかわかりませんけれども、地元の業者のウエート、お伺いします。
○委員長(山路清一君) 財政課長。
○財政課長(西山高広君) 済みません。そちらもちょっと今は持ち合わせがございません。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) では、件数がないんですから、金額ももちろんウエートを持ち合わせていないと思うんですけれども、町はこれから市になる中で、今後のことなんですけれどもね、地元業者のウエートをふやしていくおつもりなのか、その辺の考えをお聞かせいただきたいと思います。
○委員長(山路清一君) 財政課長。
○財政課長(西山高広君) 今も今後も変わらず、優先的にといいますか、町内の仕事はなるべくそういうふうに発注していきたいと考えております。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) それでは、次に実績報告書の76ページの徴収事業についてお伺いします。収納率が大幅にアップして、毎回毎回上がっているんですけれども、県内でもトップクラスだと思いますが、県滞納機構の移管状況についてお伺いいたします。滞納者の県への移管といいますか、引き継ぎ条件といいますか、その辺のまた戻ってくる返還というんですか、その辺の仕組みというかその決定要綱をお聞かせください。
○委員長(山路清一君) 税務課長。
○税務課長(吉田尚樹君) まず、行政実績76ページの一番上段になります。基本的には、富谷町におきましては1人派遣しておりますので、移管案件マックス60件ということで規定されてございます。そんな中で、年度によって若干変わるんですけれども、やはり町県民税が優先されますので、県税も含まれる。町県民税の滞納が20万円以上の方にぶら下がる国保税、固定資産税を徴収していただくということで、移管をさせていただいております。実態調査、それから当然滞納整理をしていただいて、年度末に結果として町のほうに機構から報告があるというような仕組みになってございます。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) それで、60件ということですが、ことしというか27年が52件ということで、これはそれに合致しなかったということなんでしょうか。お伺いします。
○委員長(山路清一君) 税務課長。
○税務課長(吉田尚樹君) 今お話ししました条件に合致した移管件数、マックスで52件だったということでございます。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) 町県民税以外のその他の滞納者、例えば金額の大きい滞納者は、移管はできないんでしょうか。
○委員長(山路清一君) 税務課長。
○税務課長(吉田尚樹君) 先ほども申し上げましたとおり、町県民税があって、かつ、というところですので、町県民税がない者については、機構への移管はできないと。ということは、町単独での滞納整理をするということになります。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) 中身を見てみますと、金額また徴収引き継ぎにおいても、収納実績においても、前年の半分ぐらいに大幅に減っているんですけれども、これはどんな状況で金額の滞納者が減ったことにつながったのかお伺いします。
○委員長(山路清一君) 税務課長。
○税務課長(吉田尚樹君) 機構の受け入れ態勢もいろいろ基準がある程度、年度ごとで若干変わってきている。数年前は、町県民税がなくても、例えば国民健康保険税だけでも受けていただいたというようなことも実際はあるんですけれども、今その辺徹底されておりまして、町県民税、かつ、というところはもう崩されないという状況の中で、金額が減っているというのが実情なんですけれども、21年から滞納整理機構のほうに移管しまして進めてきている中で、大口の滞納者自体もだんだん当然減ってきているということもありますので、今後ある程度低い水準で推移していくんだろうなというふうな見方をしております。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) そういった中で、戻ってくるというか返還されるというのは、どんな見込みになったときに返還されるのかお伺いします。
○委員長(山路清一君) 税務課長。
○税務課長(吉田尚樹君) 基本的には、1年間の期間で滞納整理機構が滞納整理をするものということで移管させていただいておりますけれども、やはり1年間でどうしても滞納整理ができなかった案件というのも当然ございます。その中には、財産調査、それから勤務先、それから個人ともなかなか接触できない。要は、調べ尽くしたけれども、何もその材料となるものが発見されなかったというケースが、やはり1割から2割ぐらいありますので、そういうものについては処理できないということで、返ってきます。
あともう1点、本人との交渉の中で、滞納整理ということで行うわけですけれども、財産給与収入状況からして、税収の見込みがないというような部分については、機構として滞納処分できない案件だということで、返ってくるものもあるというような現状でございます。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) その戻ってきた方については、それの工程は、従来の町でやる収納のやり方になるんですか。それとも、特殊な考え方でもっているのかお伺いします。
○委員長(山路清一君) 税務課長。
○税務課長(吉田尚樹君) これ、何パターンかございまして、まず一つとしては返ってくる案件の中で、もう滞納整理ができない方、回収不能だよという意見が貼付されて返ってくるもの、これらについては執行停止という処分を一般的に町のほうでかけますので、いずれ3年後には不納欠損として債権放棄をするというのがまず一つ。それから、1年間でどうしても実を結べなかったものについては、引き続き2年目にもう一度お願いをするというような、何パターンかに分かれているような状況であります。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) ちょっと若干違いますけれども、今回実績報告書を見ると仙台北税務署との連携がないようなんですけれども、これは打ち切ったのか、その辺をお伺いします。
○委員長(山路清一君) 税務課長。
○税務課長(吉田尚樹君) 仙台北税務署にお願いしているのは、町県民税オンリーということで、町県民税がありますので町にかわって県が徴収するよというところで、引き受け件数が大体10件ぐらいなんですね。27年度実績としてはありませんけれども、そのやり方のほかに、今黒川郡内でチームT.O.T.Oということで、黒川郡が共同して滞納整理をしましょうと、去年からそういう動きをとってございます。ですので、その通常今まで移管していた分は、そのT.O.T.Oの中でいろいろやっていきましょうということで、27年度自体の実績はないというような状況でございます。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) 今ありました、これも聞こうと思っていたんですけれども、黒川郡との連携を今言われましたけれども、もう少し詳しくお伺いしたいんですが。
○委員長(山路清一君) 税務課長。
○税務課長(吉田尚樹君) チームT.O.T.Oにつきましては、黒川郡内4町村の中で重複する滞納者を県が自動車税の滞納をベースに集約をしまして、複数市町村にまたがる滞納者を集約します。その中で、チームT.O.T.Oとして黒川郡を挙げて滞納整理をしましょうというような組織であります。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) 重点項目を見ますと、内容が督促、差し押さえ等々すさまじい書き方になっているわけですけれども、私は基本的には収納というか税金に関しては、公平の観点からも厳しくあっていいなと思います。そういった中で、これから市制移行を迎えるわけですけれども、徴収にもさまざまな、市制ということで変化を来すと思いますけれども、これについてはこれからますます厳しくなるのか、それとも通常どおりなのか、その辺ちょっとお伺いしたいなと。
○委員長(山路清一君) 税務課長。
○税務課長(吉田尚樹君) その件につきましては、徴収実績で税目徴収率については、先ほどご説明したとおり、昨年比ほとんど増加しているような状況でございます。ただ、中身を分析しますと、現年の徴収率は県内でもかなり上位のほうに今ありますけれども、滞納繰越額の徴収率については、ほかと比べると若干低い、トータルで見ると高いというような現状なので、今後につきましてはやはり当然納税者もふえてきますので、町それから市になってもこの辺は、私ども考えとしては、さらなる強化を図って収入未済額の縮減をして、自主財源の確保をしていきたいというふうな考えを持っております。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) 市制移行になって交付金もそうふえないと、ふえたとしてもひもつきなんだということで、前回お伺いしました。そういったことで、ぜひとも収納につきましては他自治体、黒川ということもありますけれども、他自治体を参考に、やはりもう少し、もう少しというかさらに厳しくあっていいなと思います。その辺についてお伺いします。
○委員長(山路清一君) 税務課長。
○税務課長(吉田尚樹君) やはり公平かつ公正な課税をした結果、当然制度にのっとりまして課税をさせていただいておりますので、伸びているというというところはありますけれども、やはり目指すところは、100というところを当然目指して我々やっていきますので、それを踏まえた中できちんと取り組んでいく必要があるというふうに考えております。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) 最後の質問ですが、最後の質問というか最後の項目なんですけれども、実績報告97ページになります。防疫薬剤散布配付事業についてということでお伺いします。これも私、何回か質問いたしました。また、今回一般質問でも渡邊議員からも質問ありましたが、蚊の問題でございます。
これ、一向に改善しておりません。再度、どんな退治の方法を、蚊の退治をやられているのか、再度簡単にお伺いします。
○委員長(山路清一君) 町民生活課長。
○町民生活課長(泉川潤哉君) 今回の一般質問でもございまして、建設部のほうで幹線道路等に関して調査していくというような答弁ございました。私のほうも防疫薬剤配付ということで、各町内会のほうで希望があった町内会に対して配付しておるところなんですけれども、一部の町内会で配付されている防疫薬剤が効かないんじゃないかとそういったご意見もありまして、ちょっと種類を変えて試験的にやってみないかということで、一部の地区で試験的に、今回ちょっと別な薬を配付したような次第でございます。
昨年もご答弁申し上げたと思うんですけれども、強い薬というのはちょっとなかなか配付できない。環境への影響とか健康への被害というのも考えられますので。蚊を撲滅するというか、抑制するという考えで薬を選んで配付しておるようなところですので、自助の部分、個人個人の住民の方も虫よけスプレーなり虫よけパッチなりそういったもの、蚊取り線香を携帯するとか、そういったものを携行していただいて、蚊に刺されないような工夫も必要なのではないかと私のほうでは考えておりまして、防疫薬剤に関しましては今後も何かいい薬がないかどうかは調査しながら、行政区長等とご相談しながら配付事業のほうをやっていきたいと考えております。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) 昨年と同じなんですけれども、私が住んでいる成田でございますが、これはもう何年と続いているんですね。蚊の問題ですけれども。毎年、蚊撲滅大作戦と称して町内会、環境保全組合挙げて、あと住民ですね、3つの組織でもってやっております。どんな取り組みをしているかというと、町内会はボウフラ駆除のボンフラン、これ配付しています。配付して散布しています。ボウフラの段階でボンフランをまいていますし、環境保全は成虫退治のスミチオン、これを環境保全は毎年やっています。それと、住民は空き缶だとか古いタイヤだとかそんなものの環境を守って今やっています。それでも、毎年やっているんですよ、毎年。それでも、効果がないということ。その件については、認識あるでしょうか、お伺いします。
○委員長(山路清一君) 町民生活課長。
○町民生活課長(泉川潤哉君) 大体20日ぐらいで新しい卵が産みつけられまして、それがまたボウフラになって成虫で蚊になっていくというような繰り返しで、温暖な気候になってくるとそういったサイクルで蚊が発生してくるという状況なんですね。本当に、撲滅というような考えでいくのであれば、もう1カ月、2カ月に3回とか、そういったペースで薬をまくなりしていかなければならないのではないかと思うんですが、またその薬の影響が河川とかにも影響が出てくるということもありますので、町内会に配付する際は取り扱い説明書をよくお読みになってお使いくださいということになっていますので、また町内会でもそれほどの頻度で薬剤をまいたりというのも大変な作業になるかと思いますので、今のような形で継続してやっていただいて、抑制していくとそういった考えが必要なのではないかと。あと、先ほども申し上げましたように、蚊に刺されないような工夫もしていただかなければいけないなと考えております。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) これについては、聞くところによると、この間もあったんですけれども、南部地区というか新興団地が多いみたいなんですね。これだけ毎年取り組んでいて一向に改善しないというのは、やっぱり、それで根底の生活に支障を来しているんですよね。1軒で蚊取り線香、表とか玄関に5個ぐらい並べているんですよ。それでもだめなんですよ。だから、この辺は実態調査もして、やっぱり根本的な原因を探るというようなことに着手してもらわないと、いつまでたってもそういう、失礼なんですけれども、やわらかい回答では困るなと思いますが、いかがでしょうか。
○委員長(山路清一君) 町民生活課長。
○町民生活課長(泉川潤哉君) 蚊の発生原因、発生元というのは、ちょっと資料のほうに目を通しましたら、平成25年に一度担当のほうで薬剤会社のほうに調査できないかということで確認をとっているんですが、発生元というのはちょっと確認できないそうです。ただ、よくやっておりますのが、このエリアに蚊が何匹いるかとそういった調査はよく他の市町村でもやっておりますので、そういったことをして、どこに多いのかとかどのぐらい減っているのか、ふえているのかというのを継続的に見る意味でも、ちょっと今後そういうことができないかどうか検討していきたいと考えております。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) ありがとうございます。まず課長も調べて言われているとは思うんですが、ただ一向に改善しないということからすれば、本当に県に相談していただくとか、あと専門はやっぱり業者だと思うんですね。課長も調べたとは思うんです。ただね、専門業者に入っていただいて徹底して調べていただかないと、恐らく解決しないんじゃないかな。これ、ずっと続いていますからね。先ほどの町政懇談会でも毎年出ていることですから、それでずっと解決していないわけですからね。ぜひ再度、意気込みを、県なり専門家に聞くということで対応いただきたいんですが、いかがでしょうか。
○委員長(山路清一君) 町民生活課長。
○町民生活課長(泉川潤哉君) 委員おっしゃるとおり、私もいろんなインターネットやテレビなんかでそういった番組をやっていれば、見るような形をとっているんですけれども、この間もテレビでやっておったんですが、要はそのテレビはこの間出たデング熱とか、あとジカ熱の関係での番組だったんですけれども、やはり蚊を撲滅するという話ではなかったんですね。ほかの市町村のを見ましても、例えばここにあります佐賀市市役所で出しているパンフレットだったり、あと名古屋市なんかでもマニュアルなんかをつくって出しているんですけれども、やはり蚊に刺されない工夫、そういったのがメーンで書かれております。行政が薬を、薬剤をまくと、委員おっしゃるようなことをするのであれば、公園とかあと幹線道路、そういったところになってくるかと思うんですが、ご自宅、民地に入って薬をまくということはできませんので、おのおのその人の考えもございますし、薬は絶対嫌だという方もいらっしゃいます。ですから、行政でやるとしたらそういった公共施設なりの散布になっていくかと思うんですけれども、この間ご答弁申し上げましたように、幹線道路等に関しましては今後調査していくということでしたので、そういった方向で考えております。
○委員長(山路清一君) 答弁のほうも簡潔にひとつよろしくお願いいたします。続きまして、青柳委員。
○委員(青柳信義君) 実績報告書の53ページ、電子申請事業なんですが、こちらのほうの負担金が平成27年で25万2,000円、申請件数が3件と。そのうち内部利用を除けば1件と。1件で25万2,000円なんですが、これは県内自治体をとっても大体このくらいが平均なんでしょうか、お伺いします。
○委員長(山路清一君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 電子申請につきましては、申請自体、電子申請をしたとしても、やはり実際にさまざまな証明書であったりそういったものをとるには、やはり行ってお金を払って授与しなければならないというふうなことがあって、どうしても県内自治体も同様に伸びていないというのが現状でございます。
○委員長(山路清一君) 青柳委員。
○委員(青柳信義君) わかりました。それで、今後の啓発活動というのはどのように考えているかお伺いします。
○委員長(山路清一君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) マイナンバー制度等の活用というか、そういったものを取り組みながら、事務員の方々に周知をしていければなというふうに考えてございます。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) 幾つか質問をいたします。決算書の22ページ、そしてまた実績報告書74ページというところであります。下のほうの2節に督促手数料112万4,300円とありますけれども、それぞれ督促をする折に、100円のというふうなことだと思いますけれども、それの督促手数料、督促をそもそも収納日、予定納期日までに納める方の割合、そしてまたそこからさらに督促をし催告をするというそういう手間をかけながら、ご協力をいただきながら徴税事務されているご担当であるわけでありますけれども、そういった面で幾つかの質問を通してさらに改善できればというふうに思います。そのようなことで、督促手数料、その100円で割れば1万1,000件以上というふうなことでよろしいのか。そして、また……。ええ。よろしいのか伺います。
○委員長(山路清一君) 税務課長。
○税務課長(吉田尚樹君) 手数料100円ですので、今言った計算でよろしいかと思います。
○委員長(山路清一君) 若生委員、一問一答でお願いします。
○委員(若生英俊君) はい。そのような中で、実績報告書74ページ、固定資産、町税何種目かありますけれども、固定資産税それぞれ賦課された方がそれぞれ納めるというふうなことからして、固定資産に絞って質問をいたします。22億2,800万円、町税全体の4割程度を占める大変重要な税目であるということが一つ。2つ目は、滞納分8,500万円の調定に対して千八百何がしという収納、マイナス47%というふうなことで、収入の未済が大きい数字に見えますけれども、この辺の取り組みについてお伺いをいたします。
○委員長(山路清一君) 税務課長。
○税務課長(吉田尚樹君) 町税全体ということで、滞納整理を図ってございます。固定資産税に特化したというところではなくて、全体を見ながらということですけれども、現年についてはほぼ横ばいと見ておりまして、滞繰分について昨年度より若干数字を落としているというのが現状ですので、この辺、町税全体の中でさらにその税目も絞った中で対策を常に講じてはいるんですけれども、結果として27年度の決算が出ましたので、これをもとにさらにターゲットを絞るような形で工夫をしていくというような体制で臨んでおります。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) やはり現年で賦課されたものを極力ご理解、ご協力をいただくというあたりが基本線でないかとこのように思います。ご苦労は十分わかりますけれども、やはり滞納に繰り越さない、そしてまた何年か後に不納欠損というふうなことにならないような税の収納体系を望むところでありますけれども、いかがでしょうか。
○委員長(山路清一君) 税務課長。
○税務課長(吉田尚樹君) 当然、滞納整理におきましては、そのような考えで進めさせていただいております。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) それでは、実績報告48ページ、同じく決算も48ページです。区長報酬であります。平成9年から現行の体制できたということは確認されたわけでありますけれども、平均割18万5,000円、この数字、何だろうかなと思っていろいろ数字を置いてみたんですけれども、365日、1日500円というあたりが基本でなかったのかなというふうに想定するわけですけれども、いかがでしょうか。
○委員長(山路清一君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 世帯割650円の、どういった形で650円を定めたのか……。(「18万円ですよ」の声あり)ああ、済みません。平均割18万5,000円ですね、につきましては、恐らくその県内の、郡内の自治体の状況なども鑑みながら、一定の金額を定めたのではないかなというふうには考えてございます。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) いろいろ、想像ですからどんな数字か、それぞれ立場によるというふうなことでいいんですけれども、計算上、それを割り算すると1日当たり500円ぐらいに相当するねというふうなことを算出したところです。そしてまた、実績報告書48ページを見ますと、ざくっと言えば45町内会、いわゆる最低値が20万円、最高値が80万円と4倍の開きというふうな感じです。1票の格差ではありませんけれども、この辺のところどのように見るか、今後の改定作業する折に検討の、この辺の内容について見解を求めたいと思います。
○委員長(山路清一君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 対象となる世帯が多いということは、それだけ行政区長さんの業務も幅広くなるというのは、あろうかと思います。そんな中で、本当にその算定の基準が妥当かというのは、この改定のときに改めて検証していく必要があるのではないかなというふうに考えてございます。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) そしてまた、実績で二千万何がし支払いがされているわけでありますけれども、平均割の割合が4割、そしてまた世帯割が6割と、4、6の比率になっているようであります。800万円と1,200万円程度というようなことであります。そういったことも含めて、やはり平均割を6割、世帯割4割、こういったバランス、先ほどの1対4というふうなことも含めて、こういった視点も必要ではないかというふうに思いますが、いかがでしょうか。
○委員長(山路清一君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) その辺の視点も参考にさせていただければというふうに思ってございます。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) それでは、3つ目に入ります。決算書40ページ、決算書40ページ。決算書の40ページで、物品売り払い収入2,900万円のうちに、町史5,000円、そしてまた議会百年史3,500円ということも説明があったところでございます。たしか町史4,000冊ほどというふうなことで、市制移行を前にして一定の町史の今後の取り扱いについて、これまでの検討がなされたのか、そしてまた今後についての取り扱いについてお願いします。
○委員長(山路清一君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 町史につきましては、委員おっしゃるとおり4,000冊以上の残数があるというふうな状況にございます。27年度におきましても、何とかこれをさばけないかやということで、北方領土の推進大会のときも実はPRをして何とかしようというふうなことでございました。結果、1冊も売れなかったということでございます。
今後としましては、市になるということになりますので、その市になるタイミング等々も踏まえて、何らかの対策がとれないかということで、内部的には協議をしているところでございます。今後、どういった形で行うか、さらに検討を進めてまいりたいというふうに思います。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) 町史の価値、否定しませんけれども、やはり市制に及ぶというふうなことで一区切りでありますので、ぜひ今のような立場でさらに詳細を詰めていただきたいと思います。
もう一つ、議会の百年史、残部何冊でしょうか。
○委員長(山路清一君) 議会事務局長。
○議会事務局長(亀 郁雄君) 残冊が、214冊でございます。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) 最後になります。決算書116ページ、防災センター運営維持管理事業ということで、カーテン等の補修、修繕を行ったという説明でありました。防災センターの改修については予定があるのか、そしてまたこのカーテンの修繕がこの改修計画の中の一環でスタートしているものやら、その辺についてお伺いいたします。
○委員長(山路清一君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) 改修につきましては、照明LED化ということで今年度、事業のほうを予定しております。あと、計画としては、調理のところ、そこの改修もという要望も来ておりますので、今後計画的に実施をしていくというふうな予定をしてございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) それでは、一番最初に全体的なことでお尋ねします。国、県から交付金や補助金などを得て、その事業実施することは重要で、そのためにさまざまアンテナを張っているところですが、平成28年の国際スイーツフェアだとか児童館建設だとか、ほかにもさまざまありましたけれども、見込んだ金額が得られなかったということがありました。幼稚園の就園奨励金の過誤もあり、保護者に返還をお願いしているという、これに類似したことがたくさんあったわけですが、これらの町がもっと本当に真剣に取り組まなきゃならなかったのに、ミスが起きている。このことの原因は何だと思っているのでしょうか、お尋ねします。
○委員長(山路清一君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 今の件は、一概に同じような条件で答弁できない、お答えできないというのが実情でございます。種によって、いわゆる就園奨励金の過払いに関しては、やはりかなり当初から改めて数年前の部分を今になってということもありますので、まずはご理解いただくのに時間がかかるという部分もありましたので、その辺はある程度想定している中で日々努力をしてきたところでございます。
また、いわゆる今回の児童館建設等に関するミス等、いわゆる事務的なミスによるものもありますが、基本的にほかに大きな想定外のところでというのは余りないというふうに認識しております。逆に、今回、国際スイーツ博の当初七千幾らを申請して四千百幾らということで、前回の定例議会のときにご指摘をいただいたところもありましたが、それにつきましても単にカンファレンスの部分の、そこの部分はやはり当初から難しいというのはわかった上で、満額8,000万円という上限があったので、上限に臨んで、最初から難しいところにチャレンジして、結果として4,150万円というのを獲得しただけでも、私としては大変評価をしているところでございますので、そういう意味では一概に答えは回答できるものではございませんが、27年度を振り返った中では決して大きな落ち度があったというふうには考えておりません。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) さまざまなものを一緒の原因だということは申し上げるつもりありませんけれども、見ているときにさまざま、ちょっとしたことでもミスがあるのではないかという懸念があります。どこかに緩みがあるのではいのかなというところもあるわけでね、そのための再発防止をどのようにしていくと町全体で思っているのか、そのあたりをお尋ねします。
○委員長(山路清一君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) くれぐれも事務的なミス等、チェック漏れ等によるミス等、そういったいわゆる行政上のミスによるそういったことが起こらないように、とにかく現在はダブルチェック、とにかくトリプルチェックということで確認確認ということを徹底しまして、そういうことがないように今、周知徹底をしているところです。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 一つ一つの事業をするに当たって、やはり補助金もらってとか交付金つけてもらってというときに、本当に集中して真剣に取り組まなければ、後から大変なミスになって大きくなるということなので、そのチェック体制でいいのかどうか、そのあたりをもう一度ミスがないようにするためのやり方を研究すべきでないかと思うんですが、そのあたりはどうでしょうか。
○委員長(山路清一君) 総務部長。
○総務部長(山田 豊君) 先ほどほかの委員さんのほうからもご質問ありましたけれども、例えば文書管理一つとってみても、昨年のベースで考えますと、対応といたしましては再発の防止ということで、特にその事務の取り扱いについて厳選を期すということで、副町長名で依命通知を出したところでもございます。ただ、依命通知を出した後にも今回の次世代の交付金だったりとかその辺のミスが続きまして、どういうことが原因かと特定するという、犯人探しではないんですけれども、今後実際に担当している職員レベルで、どういうふうにしたら防げるのかというプロジェクトチーム等を立ち上げて、みずからの言葉で再発防止策を検討させるというふうな方向で今考えてございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 職員配置の点ですけれども、その適正というか、少なくてそのあたりで業務過多になっている、こういうことは考えられませんか。
○委員長(山路清一君) 総務部長。
○総務部長(山田 豊君) その点につきましては、昨年その依命通知を出させていただく前段として、各課長にどういうことが原因と考えられますかと、いわばアンケートのようなものをとりました。その際に、確かに今、委員おっしゃるように業務が多いと、職員がなかなか十分ではないという意見も一部ございましたので、その辺も含めまして今回、来年度に向けての組織体制を今検討中でございますが、満額張りつけられるかというのは、これは採用試験等々の条件もありますから何とも確たることは言えませんけれども、なるべく原課の意向に沿うような形もとりたいなというふうに思ってございますので、その点ある程度は改善するところなのかなというふうには思ってございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 大切な予算を執行して、後のこの結果ですから、やはりこういうことも検証していかなければならないということでお尋ねします。監査委員にも伺いましたけれども、職員の有給休暇の取得率ですが、これはどれくらいになっていますか。
○委員長(山路清一君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 有給休暇率、23.7%でございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 権利であるその有給休暇ですが、なぜ23.7%どまりだとその要因を把握しているでしょうか。
○委員長(山路清一君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 有給休暇につきましては、現在23.7%というふうなパーセントでございます。これは、やはり通常、私どもは土曜日、日曜日がお休みとなります。その中でリフレッシュを土日で行っているというふうなのが、まずあろうかと思います。もう一つは、業務がやはり忙しいというのが、一つは否定はできないのかなというふうには考えてございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) やはり上に立つ者が100%とれるような体制をとる、そして同じ部課の中で仕事のやり方だとか勘考しながら、23.7%よりも平成28年度の決算でこれが向上できるような対策をとってもらいたいと思います。そういう検討はしていくことになりますか。
○委員長(山路清一君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 先ほど部長が申し上げましたけれども、今後さまざま検討を行うというふうにしてございます。そんな中で、基本的にはミスを起こさないようにするために、職員は一生懸命業務を行っているということもあって、その業務を行うためにはなかなか休めないというふうな一面もあろうかと思います。そういったものを改善するために、効率的に進めるために、あるいはミスを出さないためにというふうな視点でもって協議を進めていければなというふうに考えてございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 有給休暇ですけれども、そもそもどういうためにというところを考えると、ちょっと今の課長の答弁はかなり前の、旧態依然としたようなところかなというふうに思います。しかし、平成28年については改善してもらえるように期待をして、次の質問に移ります。
決算書の3ページ、4ページ、お願いします。3ページ、4ページからいって、これが7ページ、8ページまで続くんですが、収入で134億612万3,000円と、歳出は127億3,242万6,000円だということでさっき説明ありました。この中で、規定によって2億2,000万円を基金に繰り入れることになっていますが、これを入れた際の基金の残高、幾らかお示しください。
○委員長(山路清一君) 財政課長。
○財政課長(西山高広君) 済みません。先ほど28年度の6月補正までで約9億円ほど使っているというふうなご説明させていただきましたので、今現在、大体ですけれども、33億円か34億円というふうなところでお願いいたします。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) この財政調整基金ですけれども、県内との比較ではどうですか。順位はどの程度でしょうか。ことしのはないでしょうけれども、去年のところの比較でも結構です。
○委員長(山路清一君) 財政課長。
○財政課長(西山高広君) 済みません。基金の合計というふうなところで、財政調整基金のみではなくて、全体というふうなことでお答えさせていただきます。県内では、合計で言いますと20番目というふうなことでございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) そうしますと、1人当たりの順位はどうなりますか。金額ではどうでしょう。
○委員長(山路清一君) 財政課長。
○財政課長(西山高広君) 30番目でございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 平成26年度は、6億2,451万円の黒字でした。平成27年度は4億3,671万円の黒字だったわけです。昨年度との比較で決算を見ると、どのような特徴が、それぞれ違いがあるというのかお尋ねします。
○委員長(山路清一君) 財政課長。
○財政課長(西山高広君) まず、全体の説明でも申し上げましたとおり、まず決算規模が前年度より歳入歳出ともに10%、11%減少しているというふうなことが一つございます。また、黒字分につきましても、実質収支のほうで約2億円ほど圧縮がかかっているというふうなことでございます。経常収支比率、そして実質公債費率等々は、財政力指数も含めまして大体例年どおりというふうなところで判断しております。
○委員長(山路清一君) この際、午後3時10分まで休憩いたします。
    午後2時58分 休憩


    午後3時10分 再開
○委員長(山路清一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 決算書の5ページ、6ページというところでなくて、決算書の、済みません、3ページ、4ページでした。町税の収納率をどれくらいと見たのか、お尋ねします。
○委員長(山路清一君) 税務課長。
○税務課長(吉田尚樹君) 実績ですので、行政実績のほうに実績は上げさせていただいております。それから、今回のこの3ページ、4ページにつきましては、あくまでも結果ということで、収納率の見込みではなくて実績ということでの報告になってございます。以上です。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 予算を立てるときに見込みを置いたはずなんですが、それは幾つでしたか。
○委員長(山路清一君) 税務課長。
○税務課長(吉田尚樹君) 税目ごとに違いますので申し上げますけれども、まず個人の町県民税につきましては、当初予算見込みで98%となってございます。それから、固定資産税につきましては98%、軽自動車税につきましては97.5%、たばこ税は100、それから入湯税も100ということで見込んでございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 予算現額に対しては、全体でですけれども101.53%でした。これは、繰り返し述べていますが、その見込みを上げることによって財政を確保できるということがありますが、これについては検討があったのでしょうか。
○委員長(山路清一君) 税務課長。
○税務課長(吉田尚樹君) おっしゃるとおり、予算現額に対しまして決算額101.5、1.5%予算より上がっているというのが現状です。この数字は、決して多くない数字ということで私どものほうは考えておりまして、最終的には当初予算の見込みから27年度からちょうど収納率の見直しをしまして、歳入状況についてもある程度実績に近いことで見込んでいるというのが27年度、それから28年度もそのような対応をさせていただいております。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 決算書の5ページ、6ページ、お願いします。ここの中で、国庫支出金の収入未済額というのがあります。1億9,334万8,826円ということで、調定額の18.89%に当たるものが収入未済となっていますが、これはどういうものでしょうか。説明お願いします。
○委員長(山路清一君) 財政課長。
○財政課長(西山高広君) こちらの収入未済額につきましては、28年度への繰越事業の分、未収特財分でございまして、例えば富谷国際スイーツフェアですとか、あとは年金生活者の臨時福祉金の支給事業、そういったものの繰越財源等でございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 先ほどさまざまな要因があってということがありましたけれども、予算を立てたときに100%入るべきだと何かこういうふうに思ってしまうわけですが、ところが収入未済額がかなりあると。これは、もっと未済額を縮減する手はないのかなと思ってしまうのですが、そういう考え方ではならない、そういうことはないということなのか、縮減する具体的な手だてというのがあるものなのかお尋ねしたいと思います。
○委員長(山路清一君) 財政課長。
○財政課長(西山高広君) 収入未済額の中身を見ていただきますと、例えば税収入の未済額につきましては滞納分というふうなことと、今お話のありました国県支出金の分につきましては、事業繰越分が含まれているというふうなことがございますので、縮減するとなれば収納率の向上、そして繰越事業をなるべくなくすというふうなことでもって、未済額は減少できるかと思います。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) では、実績報告書の74ページ、76ページでお尋ねします。ここのところに賦課徴収ということがずっと書いてありまして、滞納整理マニュアルにのっとりと、職員が適切な指導で効率的な、効果的な滞納整理業務ができたとあります。このときに、ただ払ってもらえばいいというのは、役場の職員がすることではないと思います。払えない人にはさまざまな理由があるわけですから、その人たちの立場に立って、例えばなぜ納税できないのか、廃業してしまったとか失業してしまったというときには、例えば生活保護につなげるだとかそういうことをしているのでしょうか。滞納整理マニュアルにはそういうことが書いてあるのでしょうか。お尋ねします。
○委員長(山路清一君) 徴税特別対策監。
○徴税特別対策監(高橋作喜男君) 当然、税に関しては法律的に定められていること、当たり前のことを当たり前に処理するというところで、納める人と納められない人の見きわめはきちんとしているつもりでございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) わざとですかね、故意に納めないという人に対しては、そういうこともあり得るでしょう。しかし、何かしらの理由で納められない事情というのを町の職員がしっかり聞くということをしなければいけないと思うのですが、その立場で業務に当たっているのでしょうね。どうでしょうか、お尋ねします。
○委員長(山路清一君) 徴税特別対策監。
○徴税特別対策監(高橋作喜男君) 当然、そのようにやっております。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) それでは、滞納整理の中で生活保護の相談につなげたという人は、何人いますか。
○委員長(山路清一君) 徴税特別対策監。
○徴税特別対策監(高橋作喜男君) 私が担当するようになってからは、まだおりません。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 実績報告書10ページです。お願いします。ここの中に、北部道路の機能強化として富谷ジャンクションのフルジャンクション化が上げられています。これ、もし実施されたとしたときには、事業費の総額は幾らになるでしょうか。
○委員長(山路清一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 総額に関しては、ちょっと国の事業なので正しくは把握していないところでございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) その場合ですが、幾らになるかはわかりませんけれども、町の財政負担についてはどのようになっているのでしょうか。
○委員長(山路清一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 基本的に、国といいますか道路公団等々の事業で何とかお願いしたいというふうな要求をしておるところでございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) このときも町の税金であれ国の税金であれ、やはり正しい税金の使い方ってあると思うのですが、無駄のないようにぜひやってもらいたいなということを思いますが、その点についてはどのように考えているのかお尋ねします。
○委員長(山路清一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 町の立場で国の税に使い道についてなかなか答弁としては難しいんですけれども、恐らく同じ税金を扱う者としては、当然効率性というものあるいは採算性、そういったものは重視されるものというふうに認識してございます。
あと、ちょっと、先ほどの答弁で修正の箇所、藤原委員のところで企画調整事務の増減というところで、私、地方創生の関係というふうにちょっと申し上げてしまったんですけれども、実際増減の理由としては公用車の購入が去年ございましたので、企画調整事務の増減についてはその理由でございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 実績報告書13ページ、お願いします。これを見ますと、これを見なくてもわかっていることなんですが、町民バスは土日祝日は運行しません。そういう中で7万7,000人をしたいというのがこの間の説明だったわけですが、市民バス乗り継ぎ実証実験が開始されることになります。利便性を考えれば、土日祝日、これをしない限りは効果が上がるというふうには思わないのですが、この点についてはその平成27年度決算のところで検討したでしょうか。
○委員長(山路清一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) そういった意見は、町民バスを始めたとき、あるいは無料化にしていたとき等から懸案事項になっておりますので、当然内部では議論はしておるんですけれども、当面は土日運休についてはまだ見合わせているというような状況でございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 富谷市役所行きというものをつくりたいと。そういうときは、やはり土曜日、日曜日、祝日に来庁される方、富谷市においでになる方が多いと思いますので、この点のそうしますと検討というのはちょっと不足ではないかと思うのですが、今後についてはどのようにしますか。
○委員長(山路清一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) もちろん全て今回のスタートでございますので、可能性としてこの場で否定するものでは全然ございません。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 実績報告書13ページです。地方創生推進事業、2のところに地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金というものがあります。これは、富谷町ではプレミアムつき商品券の事業をして、消費喚起型として実施したということでありまして、交付額は5,275万4,241円ということになると思いますが、このとき全国の自治体の約97%がプレミアムつき商品券発行事業だったようですが、富谷町がこれを採用したというその理由は何だったでしょうか。
○委員長(山路清一君) 市制移行・地方創生推進室長。
○市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 今回の事業につきましては、国のほうで地域の消費喚起というのが大前提のメニューでございました。そして、委員おっしゃるように全国の市町村でプレミアムつき商品券ということで実施するということですので、富谷町でも同じような施策をとらせていただいたところでございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) そのとき、業務を遂行するために当たった職員の経費、費用というのは、どのように算出されているでしょうか。
○委員長(山路清一君) 市制移行・地方創生推進室長。
○市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 今回のプレミアムつき商品券の事業につきましては、全額補助金として黒川商工会富谷事務所のほうに交付をさせていただいて、そちらのほうが事業主体となってやっていただいておりますので、そういったところで事務費ですとかそういったことも鑑みながら、報償金として交付をさせていただいているところです。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) それでは、その消費喚起といった場合ですけれども、経済効果といいますか、経済の波及効果の検証はどのように行われましたか。
○委員長(山路清一君) 市制移行・地方創生推進室長。
○市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) こちらのプレミアムつき商品券販売の際に、アンケート用紙も購入者の方に一緒にお渡しをしております。そのアンケートでどういったものに使用したか、そういったものについてアンケートをとらせていただいております。そういったところでの消費喚起の検証というものも、あわせてさせていただいているところです。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) よくこういうものがあったから、これだけの経済効果があったと。例えば、去年、ことしでしたっけ、嵐が来たときに何億円という数字が出てびっくりしたんですが、そういう金額での経済効果の検証というのはやっていないということですか。
○委員長(山路清一君) 市制移行・地方創生推進室長。
○市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 今回のアンケートの中では、主にどういったものについて使用しましたかというような項目もございます。一番多いのが生鮮食品ですとか、次が加工食品、飲料等ということで、主に日用品での使用が多いような状況でございました。ただ、今回につきましては販売額が1億5,000万円、発行額が1億9,500万円ということで、約4,500万円のプレミアム分がありますので、その分については消費喚起があったのかなというふうには考えております。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) そうしますと、今までのものをただ単にそれに置きかえたというだけで、国が目指した消費喚起に本当に当たったのかなと。3,000円分が当たっただろうというんですけれども、3,000円分を頂戴して使ったというだけであって、それが回り回って町内の商工会で加入している人たちがということだとすると、その町内の商工会の人たちの中でこういうふうにしてふえましたとかそういうものがなかったら、ただ単にお金をあげましたということにならないでしょうか。そのあたりの検証はきっちりするべきだと思うんですが、どうでしょうか。
○委員長(山路清一君) 市制移行・地方創生推進室長。
○市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 今回のアンケートにつきましては、事業者の方からも回答をいただいております。そして、事業者の方からもある一定の消費喚起はあったのではないかというような意見もございました。ただ、やはりお使いいただいた事業所というのは、小さな小売店舗というよりは大きいスーパー、そういったところがウエートとしては大きいような状況でしたので、確かに事業者間でのばらつきはあったのかなというふうには考えております。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 実績報告書25ページ、お願いします。庁舎の維持管理、経常的経費の推移というのがありまして、平成27年度は合計で3.1ポイント下がりまして、金額にすると188万円削減されました。これは、目標を決めてこのような削減につなげたのかお尋ねします。
○委員長(山路清一君) 財政課長。
○財政課長(西山高広君) 行政実績25ページの1の庁舎維持管理業務のところでよろしかったでしょうか。こちらは、例年、中身を見ますと除草、剪定、それから自然緑地の刈り払い、庁舎の維持管理というふうなことでございまして、まず庁舎の維持管理につきましては3年間の継続契約になっておりましたので、26年度と27年度はほぼ同額でございます。除草、剪定と緑地の刈り払いにつきましては、入札差金というふうなことで捉えております。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 内訳として、水光熱のところにさまざま削減された数字が載っていますが、これってとても大切だと思うんですね。一人一人が気をつけること、電気を消すだとか、それからお水を出しっ放しにしないだとかね。今は自動の蛇口ですからそういうことはないかもしれませんけれども、こういうことを徹底していく必要があるかと思います。平成25年度は10.6ポイント伸び、平成26年度は5.5ポイント伸びて、伸びの傾向にあるんですね。こういうの一つ一つが税金で払われているとことを肝に銘じなければ、ずっとこのままになってしまうということがあると思います。快適な職場環境というのは、当然ですけれども、無駄はいけないとこういうことでして、目標を持ちながら進むべきだと思うんですが、その点についてはどう取り組みますか。
○委員長(山路清一君) 財政課長。
○財政課長(西山高広君) 委員おっしゃるとおり、また町長からも日ごろ町民から預かっている税金というふうなこともありまして、きちっと使い道を決めて、また無駄のないようにというふうな指示がございます。今後ともそのように努めてまいります。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) そのほかにもコピーだとかね、紙だとかとさまざまあるんでしょうけれども、そこまでは言いませんが、ぜひ目標を持って進めてもらいたいと思います。
そして、次に移りますが、実績報告書44ページです。重点施策というところに防災用の備蓄物品等事業がありまして、ことしの熊本地震発生のときに飲料水、アルファ米、クラッカーなどを熊本に送りました。そのときに賞味期限についての言及があったわけですが、今防災備蓄用品の賞味期限、消費期限、これはどのようになっているでしょうか。
○委員長(山路清一君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) 食料品、飲料水関係につきまして、アルファ米等については、12月の初めで全て切れるというような期限になってございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) では、その分についてはどのように処理するのでしょうか。
○委員長(山路清一君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) 今年度、その期限が切れる前に、一応必要物ということで準備するように財政課のほうに入札ということでお願いをしております。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 実績報告書の44ページの6、物品等整備事業がありまして、これ去年から比べるとかなり減っています。去年は、これで多分期限がまだあったからいいんだと思うんです。でも、そういってことしは買いかえると、平成28年になったら買いかえるということだと思うんですが、そうしますと12月で切れるというのはどれくらいの量があるのでしょうか。
○委員長(山路清一君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) ちょっと今、詳しい数字は持っていないんですけれども、四千何がしの食料分が期限を迎えるというふうに把握してございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 4,000人分ですか。アルファ米だとすると4,000パックということですか。
○委員長(山路清一君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) アルファ米は50人用の箱でですので、何人ということで人数でカウントすると4,000……。百の単位はちょっと覚えていないんですけれども、4,000の少し超えた部分の今、在庫をしているというふうなことでございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) そういうことが起きないような購入の仕方をしなければならないと思うのですが、それについては担当官としてはどういうふうに購入するのか。そういう目標についてはどういうふうに思いますか。どのようにしますか。
○委員長(山路清一君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) 一応、計画的に準備をしながら、あと当然、毎年そういう訓練等々もございますので、そういうのも考えながら、必要物については必ず在庫を置くというふうな形で進めていきたいと、一応このように思っております。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 最後の項目の質問にしたいと思います。93ページ、実績報告書ですが、住基カードとマイナンバーの関係ですが、住基カードについてはここにある数字、1,485枚はマイナンバーカードですよね。
○委員長(山路清一君) 町民生活課長。
○町民生活課長(泉川潤哉君) はい、そうです。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 住基カードは何枚発行されましたか。
○委員長(山路清一君) 町民生活課長。
○町民生活課長(泉川潤哉君) 92ページになります。住基カード発行枚数、ございます。そちらの累計、計2,224、こちらの数字になります。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) この住基カード、カードだけではありませんけれども、住基カード、住基を設置するために今までの総額といいますか、これまでにどれくらいの費用を投資しましたか。
○委員長(山路清一君) 町民生活課長。
○町民生活課長(泉川潤哉君) 済みません。きょう、そちらのデータ持ち合わせておりません。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 鳴り物入りで始まった住基ですが、これが2,224枚しかカードが出ていないということになりました。それよりは、マイナンバーのほうは出足が早いのかなと思いますが、これも鳴り物入りで国が進めようとしているわけですが、一つ一つに本当に必要なものを精査しながら進めないと大変なことになってくると私は思いますが、その点に注意をしていくという思いはあるでしょうか。
○委員長(山路清一君) 町民生活課長。
○町民生活課長(泉川潤哉君) 一つ一つのものというのは、申しわけございません、どういった意味合いのご質問なんでしょうか。済みません。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 国が、これもやれあれもやれというふうに押しつけてくるような気がするんです。そのときに、本当にそれが必要なものなのか、本当にそこをしなければこのシステム改修ができて活用になっていかないのか、そういうあたりを見きわめる能力といいますかね、そういうものを持ちながら、できるだけ費用を抑えていくべきではないかと思うんです。限りある財源ですからね。国から来るからいいというものではないはずなので、その点について担当課ではどういう心構えで処するのかお尋ねします。
○委員長(山路清一君) 町民生活課長。
○町民生活課長(泉川潤哉君) 町民生活課のほうは交付する担当課になってはおるんですけれども、私の考えとして将来的に国のほうでこういった政策にマイナンバーカードを使うよというときに、町のほうでやるやらないの判断ができるかどうかもあるんですけれども、そこら辺はきちんと精査した上で進めていかなければならないなと。もし判断できるんであればですね、思います。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 実績報告書の12ページになります。町民バス無料乗車証の交付に関しまして、障がいをお持ちの方が77人少なくなっているんですが、この要因というのは何でしょうか。
○委員長(山路清一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) ちょっと済みません。数値としてはこれなんですけれども、申しわけございません。そこの要因と言われても、一概にはちょっと何とも。結果としてはこのような申請の状況なので、ちょっと済みません。申しわけございません。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) それでは、運転免許証返納者の方が少し、微増みたいなんですけれども、今後ふえるかと思うのですが、町としては今後どのようにふえていくと考えておられるでしょうか。
○委員長(山路清一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 町民バスというよりかは、とみぱすが身分証機能を有しているので、そちらのほうで期待をしておるというところでございます。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 次の質問に移ります。実績報告書14ページなんですけれども、スイーツの駅関係、スイーツフェア関係に関しては産業建設のほうの質問になるんでしょうか。(「中身は。内容による」の声あり)
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) こちらで、スイーツの駅設置可能性調査で出た課題というのは、具体的にどのようなものがあったでしょうか。
○委員長(山路清一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) まず用地選定の問題、それからあと運営形態、当然あと施設の規模というようなところで、さまざまメリット、デメリットありますねというふうな調査報告は受けたところでございます。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) こちらに関しては、後でご提示とかはしていただけるのでしょうか。
○委員長(山路清一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 先ほどもいただいたと思いますので、あと委員の皆様に内容についてご提示したいと思っております。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) スイーツフェア、富谷ブルーベリースイーツフェアに関してなんですけれども、町内のお店、商工会に入っていない方は出れないというお話を伺ったんですけれども、これは事実でしょうか。
○委員長(山路清一君) それは産振のほうですので、後ほど、3日目ですね、よろしくお願いいたします。藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 最後の質問になります。実績報告書の16ページ、3番のSNSソーシャルネットワーキングサービスの活用に関しまして、市民歌、479の「いいね」をいただいたということなんですけれども、今後動画などで配信する予定などはあるのでしょうか。
○委員長(山路清一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) SNSの動画利用と。まだちょっと私もそこまで詳しくないので、内部で検討させていただきたいと思います。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 最後になります。市民歌がせっかくできるのですので、モンキーマジックさんから動画などで思いを語っていただくなどもおもしろいかなと思うのですが、いかがでしょうか。
○委員長(山路清一君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) ちょっとその辺、芸能の関係でございますので、マネジャーさんとちょっと詰めさせていただきたいと思います。
○委員長(山路清一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) 実績報告書61、62の両方にわたるものだと思うんですが、相談業務というもので含めてだと思います。62ページの成果及び今後の取り組みにつきまして、この下のほうに最後の行になりますか、利用しやすい相談所に向けて町内諸施設と協力しながら、一層の周知啓発を推進していくとありますが、この辺についてはどのようにお考えなんでしょうか。
○委員長(山路清一君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 相談業務につきましては、現在消費相談であったり行政相談、あるいは人権相談ということで、さまざま相談を行っているところでございます。中には、そういった相談があるというのもなかなかわからない事務の方々などもおりますので、さまざま周知徹底を行って、利用しやすい相談所をつくり上げていきたいというふうに思ってございます。
○委員長(山路清一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) この「町内諸施設」という文言が入っております。この辺については、どのようなお考えをお持ちなのかお聞きいたします。
○委員長(山路清一君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 各施設にチラシ等を配りながら、各施設においてもそういった相談業務がありますよということをお知らせしていただければというふうに考えてございます。
○委員長(山路清一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) 私ちょっと思ったのは、相談、ふだんですと平日、それもいわば日中ということで実施されているように思いますが、やはり土日とか、また場合によっては夜間、こういったものもやはり検討していくべきだと思いますけれども、その辺についてはどのようにお考えになったかお聞きいたします。
○委員長(山路清一君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) どれだけニーズがあるかというところかと思います。現状、土日あるいは夜間のニーズというのがまだつかめておりませんので、その辺を今後把握していく必要があるかと思っております。
○委員長(山路清一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) あと、相談室とかを利用して相談に当たられていると思うんですが、ちょっと以前にもお話ししたことありますが、私相談を受けましてこちらのほう、庁舎のほうにお連れいたしました。しかしながら、その相談室が埋まっておりまして、3階の会議室を急遽利用させていただいてということもありました。これから福祉事務所で云々ということでも相談業務がふえるかと思いますけれども、この辺については相談室の増設なりすることについては、どのようにお考えになったんでしょうか。
○委員長(山路清一君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 相談室なりそういった実際の課の配置等々も含めて、相談室の増設等々についても、全体の体制整備の中で検討していく内容かというふうに思ってございます。
○委員長(山路清一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) 最後です。実績報告書76ページ。76ページで、この中で滞納処分、なかったらいいですけれども、その公売ですね。市町村合同公売会in名取に出品というのが書いてあります。実際にこの公売について成果はいかがだったんでしょうか。
○委員長(山路清一君) 税務課長。
○税務課長(吉田尚樹君) こちらの実績につきましては、行政実績報告書75ページの滞納処分の状況というところにございまして、27年度公売による売り上げ1万1,331円となってございます。
○委員長(山路清一君) 相澤委員。
○委員(相澤 榮君) 私は、2問お伺いしたいと思います。決算書59ページですね。1款1項12目市制移行準備費についてお伺いいたします。当初予算で1億4,250万円ほど予算を組んだんですけれども、補正で2,250万円ほど減額しました。そこで、決算額として650万円ということで、全体の65%ぐらいしか決算されていないんですけれども、これだけの予算を組んでこれだけしか使っていないという要因は何だったんでしょうか。
○委員長(山路清一君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) こちらは、市制移行に伴う住基並びに税関係のシステム改修が繰越明許になったというところでございます。
○委員長(山路清一君) 相澤委員。
○委員(相澤 榮君) 10月10日に市制移行に入るわけですけれども、進捗状況を考えたときに、これだけの執行率で順調に進んでいるのかどうかをお伺いします。
○委員長(山路清一君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 現在、システムにつきましては現在も鋭意システムの改修を行っているところでございます。現在、各システムにおきましては改修の検証作業が、SEによる作業はほぼ完了してございます。今後、職員によるさらなる確認をして、問題ない市制移行になるように努めてまいりたいというふうに思ってございます。
○委員長(山路清一君) 相澤委員。
○委員(相澤 榮君) そうすると、今後必要とされる金額、項目についてお伺いします。
○委員長(山路清一君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) ちょっと質問の趣旨がちょっとわからなかったので、済みません、もう一度お願いいたします。
○委員長(山路清一君) 相澤委員、もう一度お願いします。
○委員(相澤 榮君) 住基の問題だけお話しされたんですけれども、啓発問題とか啓発項目ですか、そういうことでこれから市制に向けての残された部分をどのように考えているんだかという。
○委員長(山路清一君) 市制移行・地方創生推進室長。
○市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 市制移行の推進準備費につきましては、平成28年度におきましては主に当初予算に計上させていただいております。一部6月議会等で補正をさせていただいている部分がございますが、基本的には今後の新たな増加というのは、現時点ではないというふうに考えております。
○委員長(山路清一君) 相澤委員。
○委員(相澤 榮君) 実績報告書9ページについて。土地利用規制対策事業について、成果について平成28年4月から県より権限移譲のために業務を実施しているということでございますけれども、市制移行前に権限委譲として県から来ているわけですけれども、これはどのぐらいの項目がありますか。おわかりになったらお伺いします。
○委員長(山路清一君) 総務課長。(「全体の権限移譲ですか」の声あり)相澤委員、もう一度お願いいたします。
○委員(相澤 榮君) 9ページに成果及び今後の取り組みということで、平成28年4月より宮城県から権限移譲を受けて業務実施予定と記されています。もう今は9月ですので、まだ市制移行していないんですけれども、権限委譲としてもう進んでいるのかなというふうに受け取れるんですけれども、その項目がどのぐらいあるかということでお伺いしています。
○委員長(山路清一君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 全体の権限委譲というところで申し上げますと、多くは犬及び猫の死体収容であったり、浄化槽の設置届の受理であったり、有害鳥獣駆除のための許可であったり、そういったものを権限移譲を受けているというふうなところでございます。
○委員長(山路清一君) 相澤委員。
○委員(相澤 榮君) それでは、課全体としてはどのぐらいあるかを数がおわかりでしたらお伺いします。
○委員長(山路清一君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) ちょっとお待ちいただきたいと思います。おおよそ49の業務が移譲事務でございます。
○委員長(山路清一君) 相澤委員。
○委員(相澤 榮君) そうしたら、49の中で先ほども、もう1回聞きますけれども、既に権限移譲されて進んでいる部分をお伺いしたんだけれども、その分については数字が出てこなかったんですけれども、おわかりですか。どのぐらいって。
○委員長(山路清一君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 済みません。課の数でしょうか。ああ、今申し上げたのは、既に権限移譲を受けている業務が49あるというところでございます。
○委員長(山路清一君) よろしいですか。相澤委員。
○委員(相澤 榮君) 私が質問したのは、全体でどのぐらいありますかと、そして既にもらっているのがどのぐらいですかと聞いたんです。今、課長からは既に権限移譲あったのが49だということですので、町全体としてどのぐらいあるかということを再度お伺いします。
○委員長(山路清一君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 権限移譲の対象となる事務で申し上げますと、約200ほどございます。現在、権限移譲を受けているのが49でございます。
○委員長(山路清一君) 相澤委員。
○委員(相澤 榮君) それでは、10月10日に向けて、先ほど市制移行の準備費についてお伺いしたんですけれども、10月10日を迎えるばかりになって準備万端整ったというふうに理解していいんでしょうか。
○委員長(山路清一君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 準備万端、現在整えているというところでございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 不用額についてお尋ねします。決算書でいきますと、例として申し上げますが、49ページ、50ページのところです。先ほどテレフォンオペレーターということで、賃金がりました。これは、不用額として73.54%残っています。同じように、需用費がありまして、11節ですね。予算のうちの48.72%が残っているということなんです。この事業をするためには、丸々ゼロになるということはあり得ないわけですが、しかし議員必携にもちゃんとありまして、どういうものでそういう不用額が生じたのかという検証をしなければならないということが指摘されています。一定の金額以上あるいは金額ではなくて一定のパーセンテージになったものについては、一覧表として出してくれて、それで決算のところをきっちり見たいなと思いますが、そういう今取り組みは、財政課のところでは行っているでしょうか。
○委員長(山路清一君) 財政課長。
○財政課長(西山高広君) 済みません。特にありません。
○委員長(山路清一君) 相澤委員。
○委員(相澤 榮君) やはりこの不用額についてはもっと厳しい目で当たらないと、不用額が生じたままになってしまうということが懸念されます。何とか次に向けて改善を図るように求めますが、対応を伺います。
○委員長(山路清一君) 財政課長。
○財政課長(西山高広君) 不用額につきましては、今後も精査させていただきます。
○委員長(山路清一君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(山路清一君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
以上をもちまして、本日の議事を終了いたします。
本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでございました。
    午後3時53分 散会

平成28年決算審査特別委員会(第2号)

平成28年9月12日(月曜日)

富谷町議会決算審査特別委員会は、富谷町議会議場に招集された。

出席委員 19名

  • 委員長 山 路 清 一
  • 副委員長 青 柳 信 義
  • 委員 安 住 稔 幸
  • 委員 渡 邊 俊 一
  • 委員 相 澤 榮
  • 委員 出 川 博 一
  • 委員 菅 原 福 治
  • 委員 高 橋 正 俊
  • 委員 浅 野 直 子
  • 委員 佐 藤 克 彦
  • 委員 長谷川 る 美
  • 委員 西 田 嘉 博
  • 委員 佐 藤 聖 子
  • 委員 藤 原 峻
  • 委員 齊 藤 秀 行
  • 委員 畑 山 和 晴
  • 委員 若 生 英 俊
  • 委員 浅 野 武 志
  • 委員 金 子 透

欠席委員 なし

職務のため出席した者の職氏名

  • 議長 浅野幹雄

説明のため出席した者の職氏名

  • 町長 若 生 裕 俊
  • 副町長 大 庭 豪 樹
  • 保健福祉部長 小 野 一 郎
  • 保健福祉部次長兼保健福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター所長 中 山 高 子
  • 保健福祉部長寿福祉課技術参事兼保健福祉総合支援センター所長兼高齢者施策専門監 安 積 春 美
  • 保健福祉部長寿福祉課長補佐 浅 野 輝 夫
  • 保健福祉部地域福祉課長 菅 原 俊 司
  • 保健福祉部地域福祉課参事兼福祉事務所設置準備室長 制 野 徹
  • 保健福祉部地域福祉課長補佐 高 橋 弘 美
  • 保健福祉部健康増進課長 菅 原 順 子
  • 保健福祉部健康増進課長補佐 伊 東 大 助
  • 保健福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセンター子育てサロン所長 狩 野 悦 子
  • 保健福祉部子育て支援課参事兼保育統括監 八 巻 恵美子
  • 保健福祉部子育て支援課長補佐 星 英 樹
  • 教育長 菅 原 義 一
  • 教育次長 荒 谷 敏
  • 教育総務課長 高 橋 加 代
  • 教育総務課長補佐 櫻 井 武 司
  • 学校教育課長 齋 藤 卓 也
  • 学校教育課長補佐 千 葉 正 俊
  • 生涯学習課長兼総合運動公園所長兼民俗ギャラリー館長 渡 邉 正 弘
  • 生涯学習課長補佐 村 上 正 彦
  • 生涯学習課富谷中央公民館長兼富ケ丘公民館長兼東向陽台公民館長兼あけの平公民館長兼日吉台公民館長兼成田公民館長 阿 部 雄 也
  • 生涯学習課長補佐兼富谷中央公民館副館長 相 澤 美 和
  • 学校給食センター所長 郷 右 近 衛

議会事務局職員

  • 議会事務局長 亀郁雄
  • 次長 富澤裕
  • 主幹 長瀬千鶴子

午前10時00分 開会

○委員長(山路清一君) 皆さん、おはようございます。
本日の出席委員は19名であります。定足数に達しますので、直ちに本日の決算審査特別委員会を開きます。


    認定第1号 平成27年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について
○委員長(山路清一君) 平成27年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
なお、本日の日程は一般会計のうち保健福祉部長寿福祉課、地域福祉課、健康増進課、子育て支援課、教育委員会の所管に属する決算について審議をいたします。
それでは、これから各担当課長へ内容の説明を求めます。
その前に、お願いがございます。本日の一般会計、教育民生常任委員会の所管に関するものについては、通例ですと結構長くなりますので、各担当課長は要領よく簡潔な答弁に努めてください。最初に、長寿福祉課長。
[長寿福祉課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]
○委員長(山路清一君) 次に、地域福祉課長。
[健康増進課長が決算書のとおり内容の説明を行った]
○委員長(山路清一君) 続きまして、健康増進課長。
[健康増進課長が決算書のとおり内容の説明を行った]
○委員長(山路清一君) 続きまして、子育て支援課長。
[子育て支援課長が決算書のとおり内容の説明を行った]
○委員長(山路清一君) この際、午前11時25分まで休憩いたします。
    午前11時15分 休憩


    午前11時25分 再開
○委員長(山路清一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。教育総務課長。
[教育総務課長が決算書のとおり内容の説明を行った]
○委員長(山路清一君) 続きまして、給食センター所長。
[給食センター所長が決算書のとおり内容の説明を行った]
○委員長(山路清一君) 次に、生涯学習課長。
[生涯学習課長が決算書のとおり内容の説明を行った]
○委員長(山路清一君) この際、午後1時まで休憩いたします。
    午前11時59分 休憩


    午後 1時00分 再開
○委員長(山路清一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
本日、最後の説明になります。要領よく簡潔な説明をお願いいたします。公民館長。
[公民館長が決算書のとおり内容の説明を行った。]
○委員長(山路清一君) 以上で本日の説明を終わります。
これより一問一答方式による質疑に入りますが、質疑を行う前に質問者及び答弁者にお願いがございます。質疑事項は要領よく簡潔な質問と答弁に徹し、特に質問する委員は多くの委員が平等に質問できるように配慮し、一問一答方式に徹してください。質問数に制限はございませんが、十分にわきまえて質問し、議事進行にご協力くださるようお願いいたします。
また、最後の質問事項のときには、次の方が挙手しやすいように、最後の質問など言葉等での意思表現をお願いいたします。
なお、教育民生委員会に関する質疑は例年ほか他委員会より多く、特に本日の決算審査特別委員会をスムーズにとり行うため、皆様方のご協力をお願いいたします。
質疑は、必ずページ、款、項、目を明示してから行ってください。
それでは、質疑ございませんか。西田委員。
○委員(西田嘉博君) それでは、27年度行政実績報告書について4つの質問をさせていただきます。
一つとして、131ページ、元気回復ショートステイ事業について。元気回復ショートステイ、26年度、27年度事業比較して利用者が増加したにもかかわらず、事業費は減少しております。この要因の一つに、精神的リフレッシュ効果と考えますが、どのように評価されていますか、お伺いさせていただきます。
○委員長(山路清一君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 委員がおっしゃるように、元気回復ショートにつきましては家族介護負担の軽減のための事業でございますので、家族のための精神的リフレッシュの一つの原因にはなったと思われます。ただ、1人当たりの事業費が減っているということにつきましては、1人当たり7日間の利用となっているところでございますので、その方々の利用状況にもよりますが、1人当たりの利用の日数が減っている要因だと思われます。
○委員長(山路清一君) 西田委員。
○委員(西田嘉博君) それでは、次に159ページ、インフルエンザ対策について。高齢者インフルエンザワクチン予防接種、26年度、27年度について、対象者が増加したにもかかわらず接種率が減少しているのは、1,000円から1,500円の負担増額になったのが影響していないのかお伺いさせていただきます。
○委員長(山路清一君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) 高齢者インフルエンザワクチンにつきましては、27年度から1,500円に自己負担を上げさせていただいていましたけれども、こちらについては黒川郡予防接種の担当者会議等で自己負担金は郡内統一ということで決めておりました。また、インフルエンザの蔓延などが抑制されたために、接種者数が減少したのではないかというふうに当課では考えておりました。
○委員長(山路清一君) 西田委員。
○委員(西田嘉博君) それでは、228ページ、主な施設の修繕1,523万4,908円の予算で震災等の影響を受けた学校では、ふぐあい箇所がこれによって相当改善されたと思いますが、その辺のお考えをお伺いさせていただきます
○委員長(山路清一君) 教育総務課長。
○教育総務課長(高橋加代君) 震災による被害関係は、既におおよそ修繕は終わっております。
○委員長(山路清一君) 西田委員。
○委員(西田嘉博君) それでは、次に234ページに移らせていただきます。最後の質問でございます。その他公共施設公用施設災害復旧事業のうち、成田中学校校舎北側のり面の2カ所について、復旧工事が3月末に竣工しました。今月の8日、9日にかけて想定外の激しい雨が局地的に降りましたが、復旧箇所及び周辺での状況に変化は見られなかったのか、その辺のところをお伺いさせていただきます。
○委員長(山路清一君) 教育総務課長。
○教育総務課長(高橋加代君) 成田中学校ののり面箇所につきましては、ことし3月の復旧工事後、安定した状態が続いておりましたが、先月8月23日の大雨によりまして、特別教室のある校舎北側ののり面の一部が再度崩落いたしました。そちらにつきましては、翌日に仮復旧を行いまして、先日の9月になってからの大雨に関しましては、特に被害には至っておりません。
○委員長(山路清一君) ほかに質疑はございませんか。長谷川委員。
○委員(長谷川る美君) それでは、実績報告書135ページ……。
○委員長(山路清一君) 済みません。マイク、もうちょっと。
○委員(長谷川る美君) 済みません。それでは、実績報告書135ページをお願いします。135ページの5番の(2)ですね。(2)の各町内ごとに実施場所、街かどカフェ事業です。5番の街かどカフェ事業の(2)のところの一番下のところに、各町内ごとに実施場所、内容や支援スタッフなどの検討開始、継続中とありますけれども、現在の進捗状況についてお伺いします。
○委員長(山路清一君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 現在のところ、実施場所のところは町内会館、あと防災センターというふうなところでございます。
あと、支援方法に対しましては、町内で募っているところと、あと既存のグループを使って支援を行うというようなところの検討に入っております。
○委員長(山路清一君) 長谷川委員。
○委員(長谷川る美君) 開始時期はいつになるのでしょうか、お伺いします。
○委員長(山路清一君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 10月10日を目途としております。
○委員長(山路清一君) 長谷川委員。
○委員(長谷川る美君) 実際に開始されてからなんですが、時間については決まっておりますか。何時から何時までとかそういうことなんですが。
○委員長(山路清一君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 時間等は、現在各地域で検討中でございます。
○委員長(山路清一君) 長谷川委員。
○委員(長谷川る美君) 運営にかかる費用等についてお伺いします。
○委員長(山路清一君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 27年度実績は、ございません。28年度は、9月補正で準備の備品等、あと消耗品等を上げさせていただいております。
○委員長(山路清一君) 長谷川委員。
○委員(長谷川る美君) それでは、次に同じく行政実績報告書の180ページをお願いいたします。
一番下の行で、待機児童解消の一つとして富ケ丘公民館2階の旧富ケ丘北部会館を保育所として利用するための改修を行ったとありますけれども、その結果、待機児童はどのぐらい減少しましたでしょうか、お伺いします。
○委員長(山路清一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) ことしの4月で47名までなりました。
○委員長(山路清一君) 長谷川委員。
○委員(長谷川る美君) さらに、待機児童を解消するため、今杜乃橋に認定こども園を建設する予定で現在計画が進められていると思いますが、開園時期など確実な詳細についてはいつごろわかりますでしょうか。
○委員長(山路清一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 今、補助金関係のところで事業所と話を詰めているところですので、具体的な日にちに関してまだお答えするところには至っておりません。
○委員長(山路清一君) 長谷川委員。
○委員(長谷川る美君) 待機児童を早期に解消するために、富ケ丘北部会館を保育所として利用するための改修など行われたんですけれども、そのようなハード面の対策に加えて、ソフト面で町独自の取り組み等検討なされていたのか、また現在されているのかお伺いします。
○委員長(山路清一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 運営費の中に、保育士さんに対する処遇改善の部分も含まれておりますので、町独自でということでの検討は現在行ってはおりませんでしたが、その分で賄われているというふうに捉えております。
○委員長(山路清一君) ほかにございませんか。浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) それでは、決算書の80ページでございます。実績報告書では177ページになりますが、決算書の1款2項3目児童福祉総務費のところで、実績のほうの家庭的保育事業が昨年よりも1,644万七千何がしふえておるんですけれども、この説明を求めたいと思います。
○委員長(山路清一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 昨年までは、助成金という形で家庭的保育料、保育室のほうにお金を支払っていましたが、子ども・子育て支援新制度の開始になりまして、委託料ということでこちらがふえております。
○委員長(山路清一君) 浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) この家庭的保育事業は、この3カ所というところで27年度も事業されて、皆様に大変喜んでいただいているんですが、この反省点といいますか、もっと詳しく反省点、27年度の課題等があればお知らせください。
○委員長(山路清一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 家庭的保育室は、やはり小さいお子さんを少人数でということで、かなり評判もよろしいですし、私たちとしてもこういったところをもっとふやしていきたいという思いはございます。
ただ、やはり個人の家庭で実施するということになりますので、そこら辺の負担ということに関してどこまでできるのかというところは、ちょっと町として考えられるものなのかどうかは、ちょっと疑問なところもあるんですが、家庭的保育室さんたちの話ももうちょっと伺いながら今後考えていきたいと思います。
○委員長(山路清一君) 浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) この助成金がなくなったというところで、大変負担的には大きくなるわけなんですけれども、こういったことというのは、制度が変わりましてこのようになりましたけれども、これから先やはりこういったことについては助成金というのは必要ではないかなと思うんですけれども、何かを通じて訴えていくといいますかね、助成金を求めていくというようなことの話し合いというのはあったんでしょうか。
○委員長(山路清一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 助成金ではなくて委託料という形には変わりましたけれども、家庭的保育室のほうに入るお金としては、ふえているというふうなことになりますので、そこら辺はよろしいのではないかと思います。
○委員長(山路清一君) 浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) それでは、実績報告書の179ページになりますが、ファミリーサポート支援事業についてでございます。大変、やはり協力会員と利用会員とふえてはいるんですけれども、この支援件数がかなりふえておりますね。ここにつきましての27年度の課題等がありましたら、お示しください。
○委員長(山路清一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 利用者数がふえているのに対して協力会員さんがなかなか伸びないというところが、こちらとして考えていかなければならないところかなと思います。
○委員長(山路清一君) 浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) この時給に対しての金額等というのは、これは27年度これでよかったというふうに考えていますか、質問いたします。
○委員長(山路清一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) そこについては、これから少し検討していきたいと思います。
○委員長(山路清一君) 浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) それは、増額するというふうな形をとりますか。それとも、利用者に対して増額をしていくという考えなんでしょうか。
○委員長(山路清一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 検討と言いましたのは、その増額云々ということではなくて、実際に協力会員さんたちのお声もちょっと確認をとっていきたいという意味でお話をさせていただきました。
○委員長(山路清一君) ほかにござい……。失礼、よろしいですか。(「はい」の声あり)ほかにございませんか。佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) では、お尋ねします。決算書で71ページ、72ページをお願いします。ここの中に、社会福祉費の備考欄のところに社会福祉協議会補助事業ということがありまして、2,958万7,000円があります。これは、3款民生費の合計でこの金額なのでしょうか、お尋ねします。
○委員長(山路清一君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) そうでございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 実績報告書に、社協に委託というのが何回も何回も出てきます。説明の中でもありましたが、町が社協に支出している委託で、その金額は全部で幾らになるでしょうか。
○委員長(山路清一君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 長寿福祉課所管分につきましては、1,637万円ほどになってございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 福祉課のほかの部署については、わかりますか。幾らになっているか、委託料が。
○委員長(山路清一君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 子育て支援課のほうでは、ファミリーサポ、育児ヘルプ支援事業等になると思いますが、額のほうについてはちょっとわかりかねます。あと、地域活動支援センターの指定管理費というふうな形では、地域支援課のほうになっていると思われます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) それでは、子育て支援課ではその委託料でどれくらい社協に出しているかお尋ねします。
○委員長(山路清一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 635万5,529円です。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 地域福祉課ではどうでしょうか。
○委員長(山路清一君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(菅原俊司君) 指定管理、5年契約ということで、総額で8,969万円の契約としております。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 委託をしているということなので、それぞれの仕事をお願いしているわけですよね。そうしますと、その決算を締めるに当たって、成果はどこまで行ったかというその検証が必要だと思いますが、どのように検証しているのかお尋ねします。
○委員長(山路清一君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) それぞれ配食サービスですとか、あと家族介護用品支給事業ですとかいろんな事業を委託しているところでございますが、それぞれあと年度の終わりのときにはどれくらいの人数になっているのかとか、あとどういうふうな形の人が利用しているのかというふうな形での検証はしているところではございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) それでは、長寿福祉課にお尋ねしますが、1,637万円という委託をしていますが、上から3つ、あるいは4つぐらいで、どういうものにどれくらいという金額はわかりますか。
○委員長(山路清一君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 高齢者生きがい健康づくりのうちの配食サービスのところで792万5,000円、あとまた同じく高齢者生きがい健康づくりのところで、家族介護者用品支給事業のところで417万9,000円、あとは介護予防日常生活総合事業のモデル事業ということで、今年度新たに委託したところでございますが、291万1,000円がベストスリーというか、上位3つの事業でございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 検証に当たっては、毎年同じような物差しですることが必要だと思いますが、今後はそれに加えて何か検証のときに必要だと思われているものはありますか。
○委員長(山路清一君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 新たなサロン事業につきましては、利用者の意見ですとかそういったところを聞きながらやっていく必要があるのかなと思っておるところでございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 子育て支援課では、検証についてはどのように行っているのかお尋ねします。
○委員長(山路清一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 毎月、社会福祉協議会のほうから報告書をいただいているのと同時に、アドバイザーの方と随時話し合いをしながら、特に相談があったお子さんあるいはお母さんの件については、保健師のほうも話し合いを行いながらというふうな形で行っております。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) それでは、地域福祉課のほうではいかがでしょうか。
○委員長(山路清一君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(菅原俊司君) 地域福祉課におきましては、定期的に社会福祉協議会の職員の方と事業の内容について報告を求め、またその内容について一定の指導なり、場合によっては助言というようなこともさせていただいています。また、さらには年度末におきましては実際に利用している利用者の方の要望など、どういったものがあるかというようなところまで言及しながら、社協との事業展開についても詰めておるところでございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) それでは、決算書です。74ページ、お願いします。不用額についてですが、全体として不用額を見たときに、ああかなり金額が多いなとか、残っているパーセンテージが高いなということがありますが、今回は74ページあるいは、その次のページでお尋ねしたいと思いますが、3目の障がい福祉費8節の報償費、これは18万8,080円でしたね。残っていまして、62.49%になります。こういうときに、もう少し早目の補足といいますか、こういうのはできなかったかということがあります。例として申し上げますと、同じように5目のところで報償費が36%残っているだとか、それから児童福祉費のところで68.52%残っているだとかというのがあるんですね。この不用額について、やはりあり方をどうやって捉えるかということが必要だと思いますが、この点について平成27年の決算で福祉部としてはどのように捉えて、どのように処理すべきだということだったのでしょうか、お尋ねします。
○委員長(山路清一君) 福祉部長。
○保健福祉部長(小野一郎君) それぞれ3月末までの執行状況を確認し、当然12月と3月の補正の段階でも順次進捗状況を確認しながらやっております。物によっては、扶助費等は3月の執行でもってなかなか専決でもおろしにくいものも性格上ありますので、そのところは今後も十分に精査しながら、不用額の出ないようなそういう体制をもっていきたいと思ってございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 今、部長がおっしゃったように、事業遂行に差しさわりがあってはいけないと思いますが、やはり節ごとに見て予算を立てたときに、それが適切だったか、あるいは努力してこうなった結果だとか、そういうことの必要性ってあると思うんです。ですから、今後については次年度、平成28年度についてはそういう目で見ながら、今の時点で補正すべきものは補正すべきだと思うのですが、そのような対応をしてくださるのかお尋ねします。
○委員長(山路清一君) 保健福祉部長。
○保健福祉部長(小野一郎君) 今、議員おっしゃられたとおり、それに対して対応できるような体制、あと社会保障全般にわたってパイがかなり大きいものですから、細かいところまで含めて、そうしますとかなり不用額も縮小できるのではないかと思ってございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) ただいまは福祉部についてだけ申し上げましたが、それぞれの教育民生常任委員会、所属、私たちが今しているところでも同じようなことで、立場でしてもらいたいということでお話を進めたいと思います。
実績報告書176ページ、お願いします。ここに児童福祉、保育園の表が出ています。ここでは、上桜木果樹園の森の定員150人でよかったでしょうか。
○委員長(山路清一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 上桜木は150名です。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 今、弾力条項があって、多分25%まで入れていいということになっていると思うので、その150人の定員なんだけれども、7月からはずっと180人入っているということだと思うんです。これですが、このときのそういう弾力条項があるのと、前に伺ったときにはそれだけの広さを備えているということではありましたが、そのときの保育士の配置についてはどのようになっているのかお尋ねします。
○委員長(山路清一君) 保育統括監。
○保育統括監(八巻恵美子君) 保育士の配置については、入所人数に対しての保育士対応となります。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) そうしますと、数人ではありますが、4月には175人、そして7月から180人となっているわけですよね。そこでもきっちり対応されている、そういうことになっていると担当としては確認できているということでしょうか。
○委員長(山路清一君) 保育統括監。
○保育統括監(八巻恵美子君) 入所児童の年齢と、それから人数に合わせた保育士の割り当てとなっておりますので、確認できております。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) それでは、お尋ねします。平成27年度、町立と認可の保育士の数、それぞれに合わせて配置されているわけですが、これの定着といいますか、ずっと働き続けているか、それともあるいは何かがあってやめていくか。何か定着という言葉はあまり好きじゃないもんですが、それにどのような傾向が見られると思いますか、お尋ねします。正規、臨時、パートなどについて分けてお答えください。
○委員長(山路清一君) 保育統括監。
○保育統括監(八巻恵美子君) 正規職員につきましては、ここ数年職員を入れていただいております。臨時職員については、やはり家庭の事情等々でおやめになる方につきまして、いましても、それに対応する職員の人数は入れております。また、パートさんについては継続的な勤務をしていただいているところが多いところです。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) ただいまのは、町立の保育所についてのお話だと思いますが、ほかの3園、認可保育園の保育士の定着については何か言われていることはありますか。
○委員長(山路清一君) 保育統括監。
○保育統括監(八巻恵美子君) 認可保育所の施設によりまして多少差はありますけれども、やはり年度の切りかえでおやめになる方等々もいらっしゃいますが、4月入所に当たってはそれに対応する職員の人数を入れていると伺っております。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) その間ですが、保育に当たるといいますか、継続して大体平均でどれくらい仕事を続けているものなのか、その点については把握していますか。
○委員長(山路清一君) 保育統括監。
○保育統括監(八巻恵美子君) 施設の年数によりまして異なるとは思うんですけれども、当初から継続的な方もいらっしゃいますし、また1年でおやめになる方とさまざまな状態もあります。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 全国的に言われている、保育士の処遇がよくないということがあって、子供が好きで、しかしながら暮らしていかれないということがあるかと思いますが、町の担当としては今後に生かすべき点検、その保育士の定着をよくするということでですね、今後に生かすべき点は何だと考えていますか。
○委員長(山路清一君) 保育統括監。
○保育統括監(八巻恵美子君) 職員のやはり仕事をする意欲の持てる運営であるというところで、こちらも指導を行っていきたいと思っております。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 質問の最後にしたいと思います。実績報告書116ページ、お願いします。(4)のところで、災害義援金支給状況というのがありまして、このように支給しましたということがあります。これはこのとおりだと思いますが、今回お尋ねしたいのは、3月の11日、あの大震災からのことでですが、義援金を頂戴したのがあって、それが1,653万円でしたね。これが、ある日突然出てきたというのがわかったということがあって、これの処理については現在どのように行われているかお尋ねしたいと思います。
○委員長(山路清一君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) その義援金につきましては、ただいま庁舎内で検討しているところでございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) これが明らかになってからかなり時間がたちますが、これについては現時点ではどのような検討がされているのでしょうか。
○委員長(山路清一君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 義援金につきましては、早急に有効に活用させていただきたいということで、それで災害義援金でもありますので、災害関係に関してということで、各課から意見を聴取して、具体的に案まではでき上がったんですけれども、実は先方とのいわゆる最終的な詰めのところでうまくいかなかったりして、ちょっと時間がかかっていることに改めておわびを申し上げたいというふうに思います。改めて早急に、有効な活用方法を含めながら、有効に活用させていただきたいというふうに思います。時間がかかっていることを改めておわび申し上げます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 案までできて、先方というのはどういう感じの先方なのか、そこを言っちゃいけないんでしょうか、お尋ねします。
○委員長(山路清一君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 先方ではないです。済みません。予算的な配分の関係でうまくかみ合わなくてということですね。済みません。
○委員長(山路清一君) そのほかはございませんか。藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 実績報告書の130ページの配食サービス事業に関して伺います。こちら、サービスの資格者の基準というのはどういうものでしょうか。
○委員長(山路清一君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 高齢者ひとり暮らし、あるいは高齢者世帯の方々で、食事の補完が必要な方となってございます。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) こちらの事業ですが、やはり栄養不足になってしまうと身体に一面への悪影響があると思います。大変大事な事業だと思います。相談を受けた方がおりまして、息子と住んでいるのですが対象外になっていると。その息子さんが、今非正規雇用だという状況だそうなのですが、こういう声は把握されておりますでしょうか。
○委員長(山路清一君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) その方については、私のところには上がってきませんけれども、日中やはり同居家族がいる方については、アセスメントをしながらという形で、全員だめという形で切っているような状況ではございません。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) こちら、柔軟な形でしっかりと必要とされている方に広報が伝わっているのかお伺いします。
○委員長(山路清一君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 周知につきましては、いろいろと民生委員ですとかいろんなそういった方々がひとり暮らしの方に接する機会が多うございますので、そういったところを通しながら周知活動という形では行っているような状況です。また、認定者につきましては、介護支援専門員のところでも、基準に該当するような方については周知していただているというふうなところでございます。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 先ほどの配食サービスが必要な方の基準というのは、具体的にはどういった基準で定められているのでしょうか。
○委員長(山路清一君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 先ほども申しましたように、配食サービスの要綱がございますので、その要綱に沿ってひとり暮らしあるいは高齢者世帯の方で補完が必要な方という形で、相談が上がった時点で保健師のほうが訪問して、該当するかどうかというのをご本人さんにお聞きして行っているような状況でございます。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) こちらですけれども、フードバンクとの連携などはできないのでしょうか。
○委員長(山路清一君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) フードバンクとちょっと配食というのは、毎日というかのことですので、そこの連携となるとまたちょっと別なのかなと思われます。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) それでは、次の質問に移ります。実績報告書の131ページの緊急通報システム事業に関してなんですけれども、こちら町外からやはり引っ越してきて、親戚が全くいないと。そういう中で、保証人が必要なために借りづらいというお話を聞いているんですけれども、こちらの声は把握されているでしょうか。
○委員長(山路清一君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 緊急通報システムの場合、保証人という形ではなくて、協力員という形で申請を受けているような状況でございますので、保証人というあたりはちょっと存じ上げてございません。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 済みません。保証人ではなくて協力員に訂正いたします。その協力員が必要なために、借りれなかったということで相談を受けた方がいたんですけれども、そういう声のほうは上がっておりますでしょうか。
○委員長(山路清一君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 特に私のところには、上がってはおりません。協力員につきましては、地区の民生委員ですとかになっていただくこともできますので、特段その利用したい方が探してとかというふうな形ではございませんので、例えば隣人ですとか、ご家族の方がいらっしゃればそのご家族の方というふうな形で、二、三名というふうな形での協力員というふうな形ではお願いしているところでございます。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) こちら、やはり子供がいない世帯の方だったんですけれども、隣人の方に緊急通報システムにお願いをする前に迷惑をかけてしまったということで、お願いをしづらい状況だったという方がいらっしゃいました。こちらの協力員が必要のない自治体というのは、把握されておりますでしょうか。
○委員長(山路清一君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 今のところ、把握してはございません。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) こちらのほうは、調査していただいてもよろしいでしょうか。
○委員長(山路清一君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 緊急通報システムのその活用をどのような形で行っていったら有効的なのかなというあたりも含めまして、委員がおっしゃるように近隣どのような形にしているのかというあたりは、検討させていただきたいと思っております。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) それでは、次の質問に移ります。155ページの富谷町食育推進計画に関するアンケートの実施状況なんですけれども、こちらのほうで出てきた内容としては、どのようなものが出てきたでしょうか。
○委員長(山路清一君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) 食育推進計画のほうの食生活アンケートにつきましては、こちらにもありますように小学校5年生、中学2年生とその保護者の方、あと1歳から5歳の保護者の方を対象としてアンケート調査いたしまして、調査結果につきましては……。少々お待ちください。食生活の3食食べているかですとか、あとは甘い物、飲み物のとり方ですとか、食事のマナーで気をつけていることなど、そういった食習慣とあとは食生活に対してのマナーについてとか、そういったことについてお聞きしていて、回答を得られているところでございます。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) その上の食育推進事業に関してなんですけれども、食育の推進、こちらは食に関する講話、調理実習等を実施したとあるんですけれども、農作物をつくられている方の現場を見るであるとか体験をするというのは、行われたのでしょうか。
○委員長(山路清一君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) 食育の事業につきましては、日吉台小学校の宮農高との食育推進事業などを行いまして、畑などには行くことはなかったかと思いますけれども、小学校のほうに出向いていただいて体験などをさせていただいたところでございます。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) やはり食べるというと、命を育んでいただいているというところで大変重要なものだと思うんですけれども、言葉だけ、絵だけの説明だけですと、やはり体験としては足りない、薄っぺらいものになってしまうと思うんですね。実際に現場に行くということ、そして体験をするということは今後計画されるでしょうか、お伺いいたします。
○委員長(山路清一君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) 今年度、28年度につきましては、昨年度そういった事業がありませんでしたが、宮城学院女子大との連携事業などで、町内の畑のほうの摘み取り体験や調理実習などを実際に今行っているところでございます。
○委員長(山路清一君) 藤原委員、番号を言わないでくださいね。
○委員(藤原 峻君) ああ、済みません。実績報告書の176ページに移ります。こちらの認可保育所、延長保育運営費補助なんですけれども、昨年度の実績報告書を見ますと、平成26年が3万4,180となっていたのですが、この差というのは何だったのでしょうか。
○委員長(山路清一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 済みません。もう一度お聞きしたいんですが、延長保育の運営補助のほうでしょうか。
○委員長(山路清一君) じゃ、そのままで言ってください。(「昨年度の実績報告書の178ページに平成26年度が3万4,180円ですけれども」の声あり)はっきり。
○委員(藤原 峻君) 176ページの2の認可保育所延長保育運営費補助……。
○委員長(山路清一君) マイクを近づけて、ちょっとはっきり。
○委員(藤原 峻君) 176ページの認可保育所(上桜木果樹園の森保育園、明石台若樹の森保育園、明石台わか葉保育園)延長保育運営費補助の表です。
○委員長(山路清一君) よろしいですか。じゃあ、子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 延べ利用児童数が少ないのに対して補助額が同じだということについてのご質問でよろしかったですか。ああ、数字が違う。
○委員長(山路清一君) 課長、よろしいですか。じゃあ、答弁をお願いします。
○子育て支援課長(狩野悦子君) そこら辺、もう一度確認していきたいと思います。
○委員長(山路清一君) じゃあ、もう一度ゆっくり言ってくださいね。藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 続きまして、242ページの教育振興の奨学金のほうに移りたいと思います。奨学金の新規、大学生が5人、高校生が2人となっております。今後、給付型の奨学金の検討などはなされる予定はありますでしょうか。
○委員長(山路清一君) 今、決算委員会だから。決算に基づいて検討しているのね。学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) 一般質問でもお答えしましたように、活用していただくような方がふえるような方向での検討は、していきたいというふうに考えております。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 続きまして、244ページの小学校教育振興のほうに移ります。こちらの成果に、対象児童の的確な把握と認定に努めるとあるのですけれども、やはり基準の引き上げが必要かと思うのですが、今後の検討状況をお伺いいたします。
○委員長(山路清一君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) ここで申し上げます的確な把握というのは、申請していただいた書類の審査等についてのことでございます。拡大については、検討の方向で考えております。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 続きまして、248ページの給食センター管理のほうに移ります。平成26年から平成27年度13食ふえ、全体で95%を超えています。7,000食で考えますと95%を超えているという状況なんですけれども、こちら適切な数字であると言えますでしょうか。
○委員長(山路清一君) 学校給食センター所長。
○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 食数につきましては、必ず毎年同じ子供の数ではございませんで、1年、3年、5年とか1年飛びで多かったり少なかったりというような生徒数で推移しておりまして、中学3年生が多ければ、その方が卒業すれば、実際小学校のほうでは食数が少ない程度で入学するということで、その辺のバランスを見ていますと7,000食では対応できます。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) こちら、リスク管理の面ではどうでしょうか。
○委員長(山路清一君) 学校給食センター所長。
○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 今のところ、それは順調には動いておりますので、大丈夫だと思っております。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 続きまして、米飯給食に関してなんですけれども、こちら週3回、パン給食週2回となっているんですけれども、こちらの一般質問や昨年度の決算でも質問をいたしましたけれども、その後の検討状況はどうなっておりますでしょうか。
○委員長(山路清一君) 学校給食センター所長。
○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 27年度の段階では、各種調査してその動向について検討しましょうということで終わっております。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 検討の結果、どういう結果になったのでしょうか。
○委員長(山路清一君) 学校給食センター所長。
○学校給食センター所長(郷右近 衛君) これは、新年度になりまして、28年度の運営審議会等でもどのような調査をするかということで検討を加えまして、調査の方向で進んでいるところでございます。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 実績報告書249ページ、成果及び今後の取り組み、栄養価の記述のところで、学校給食取り扱い基準の範囲内と熱量は9割以上かもしれないが、たんぱく質、小中とも最高値に対して75%、ビタミンA、小学校46%、中学校は約37%、こちら範囲内とはいえ問題とは考えられないでしょうか。
○委員長(山路清一君) 学校給食センター所長。
○学校給食センター所長(郷右近 衛君) この改正につきましては、平成25年の文科省の改正でございまして、この範囲であれば許容範囲であるということの認識での数値でございますので、影響はないと思っております。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 子供たちの成長に大変重要なものであると思いますが、町が支援を出すなども含めての検討などはいかがでしょうか。
○委員長(山路清一君) 学校給食センター所長。
○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 今のところ、考えてはございません。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 今後、検討する予定はありますでしょうか。
○委員長(山路清一君) 学校給食センター所長。
○学校給食センター所長(郷右近 衛君) その辺につきましては、いろいろ考えさせていただきたいと思います。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 同じく、249ページの実績報告書の、給食原価と構成比なんですけれども、その他の経費が平成25年には4,477万8,759円、こちらは39円だったのが、平成26年には4,976万5,892円、43円、さらに平成27年には5,815万3,059円、50円と年々上がっているんですけれども、これは何で上がっているのでしょうか。
○委員長(山路清一君) 学校給食センター所長。
○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 決算額の総額で、26も27も変わらず461円程度でございますけれども、これは比率の関係がございます。たまたま27年度を見ますと、光熱水費のほうの比率が下がってしまったということになりますと、その他のほうが上がるというような比率での数値の問題でございます。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) いや、これは原価なので5,815万3,059円というのが、平成27年度で間違いないとすれば、これ平成25年は4,477万8,759円なので大分上がっているかと思うのですが、これはパーセンテージの問題なのでしょうか。
○委員長(山路清一君) 学校給食センター所長。
○学校給食センター所長(郷右近 衛君) その辺につきまして、大体そういうふうな見方でしております。案分でそういう単価を出してしまいますので、そういうふうな格好になってしまいます。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) こちらの数字というのは、案分で決まるということなのですが、このパーセンテージでは平成25年は8.6%で、ことしは10.9%になっているので、案分というのは当てはまらないと思うのですが、具体的な中身としては何なのでしょうか。
○委員長(山路清一君) 学校給食センター所長。
○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 案分と言いましたけれども、全体経費の案分という、比率ということでございます。それで、今回、27年につきましては光熱水費が700万円そこそこ下がってしまいましたので、その分がその他の経費のほうに、かさ上げというわけではございませんけれども、その分がふえたというような状況に見えるという内容でございます。
○委員長(山路清一君) この際、午後2時10分まで休憩いたします。
    午後1時57分 休憩


    午後2時10分 再開
○委員長(山路清一君) 引き続き会議を開きます。
ほかに質疑ございませんか。金子委員。
○委員(金子 透君) 私から1件のみ質問させていただきます。決算書の44ページ、奨学金の未収の内訳、先ほどお話があったんですけれども、もう一度ちょっと内訳教えてください。
○委員長(山路清一君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) 未納額についての内訳ということでよろしいでしょうか。27年度から申しますと26名、343万7,200円でございます。過年度分についてでございます。申しわけありません。
申しわけありませんでした。過年度分につきましては、収入未済額は1,820万3,500円でございます。
○委員長(山路清一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) その過年度分、何名でしょう。
○委員長(山路清一君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) 高卒、専門学校卒、大学卒合わせて48名となっております。
○委員長(山路清一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) それでは、その過年度分の48名、長年にわたってということでよろしい
わけですか。
○委員長(山路清一君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) こちらで把握している分で、一番長い方が平成16年度から返納していただく方が対象で上がっております。
○委員長(山路清一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) ということは、11年にわたって未納だということですね。最大未納額の方、金額はお幾らになっているんでしょう。
○委員長(山路清一君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) 最大の方で、大学を出られた方で現在204万6,000円となっております。
○委員長(山路清一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) その大卒の方で11年間未納だと仮定すれば、留年、浪人していないとすれば、現在33歳ぐらいということでよろしいですか。
○委員長(山路清一君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) 済みません。今、年齢はすぐ出ないのですが、この方の返納が21年度から始まっておりますので、その前年、20年度で恐らく浪人等がなくて22歳ということですので、現在ですと28歳くらいになるかと、30歳前後かと思います。
○委員長(山路清一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) たしか奨学金のとき、本人が借入人になって、あと保証人という方の欄もあるかと思うんですけれども、その辺までの返済というか求めておるのですか、それとも本人どまりですか。
○委員長(山路清一君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) こちらについては、書面での督促、それから訪問等を行っておりますので、基本的にはご本人さんがすることになりますが、同居の場合等であれば保護者の方も、保証人の方にもお知らせするような形となっております。
○委員長(山路清一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) 単年度の方が26名、過年度の方が48名、聞き間違いでなければトータル74名の方ですね。その74名の方の経済状況であったりとか事情、個別個別に把握しておるんでしょうか。
○委員長(山路清一君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) 現在、未納の方についてこちらで調査をしておりまして、就職をされているだとか無職であるとか、そういったところまでは把握をしております。
○委員長(山路清一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) 74名の方が、将来にちょっと設計できかねて大変な状態であるというふうに私、理解しているんですけれども、どのように考えているでしょう。
○委員長(山路清一君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) 奨学金は、新聞等でもいろいろ報道されているとおり、返済については苦しい状況の方もいるというように把握しております。
○委員長(山路清一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) それは事実を言っただけであって、どのように感じていますかということを質問しているんです。
○委員長(山路清一君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) そうですね。そのような苦しい状況にあるということですので、こちらでも条例等の改正によって対応しておりますので、ぜひ申し出をしていただいて、少しでも生活に余裕を持ってというか、そのようなふうにしていただければというふうに考えております。
○委員長(山路清一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) それでは、最後の質問です。個人情報等々あるのでしょうけれども、個人が特定できないもので結構ですので、年数と金額とがわかる資料というのは提示いただけるでしょうか。
○委員長(山路清一君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) 年度ごとの人数と、それから額等でよろしければ、はい、そちらについては、提供することは可能です。
○委員長(山路清一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) 一人一人の細かいデータが欲しいんです。ざくっと年度年度ということではなくて、この人は何年間で幾らですよ、この人は何年間で幾らですよという細かいデータが、個人が特定できないもので構いませんが、明示できますか。
○委員長(山路清一君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) 出身高校等も伏せさせていただくような形であれば、はい、提供することは可能ですので、後ほど提供させていただきたいと思います。
○委員長(山路清一君) ほかに質疑ございませんか。若生委員。
○委員(若生英俊君) 幾つか質問を申し上げます。決算書の20ページ、24ページ、26ページ、34ページ、そしてまた実績報告は176ページ、182ページということでお願いを申し上げます。実績報告書176ページ、児童福祉総務、決算額が8億800万円余ということとなります。財源内訳が、1億3,200万円余ということであります。この中に、受益者であります、負担とする保育料が入っていようかと思いますけれども、保育料の額、そしてまたその他幾つかあれば、保育料に加えてその他財源の内訳、一つ二つぐらいお願いしたいと思います。
○委員長(山路清一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) このその他の中に含まれる額ですが、認可保育所の保育料としましては1億3,246万8,320円入っております。そのほかは、西コミの子育てサロンでの一時預かりですとか、母子福祉貸付金の元利収入が含まれております。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) それでは、同じように保育所ですね。実績報告書182ページ、こちらも同じ質問であります。
○委員長(山路清一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) こちらは、町立の保育所の保育料となってございまして、7,587万800円でございます。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) それでは、次に入ります。子ども医療、乳幼児医療ということとなりますけれども、実績報告書174ページ、決算額が2億5,700万円余、そしてまた国県の支出金、合計が3,400万円余と、一般財源が2億3,200万円余とこういうふうな実績報告に記載をされているところであります。2億6,700万円、一般財源の2億3,200万円、87%ほどの事業の中でも一般財源の投入する額の大きいほうのトップクラスではないかとこのように思うところであります。そのような中で、18歳、10月から、年度途中の下半期に拡大したわけでありますので、その件に関連して申し上げます。乳幼児、6歳未満児乳幼児、そして小学生中学生、このたび半期で拡大された18歳年度末まで、それぞれの延べ人数に加えて延べ件数、この辺の数値は捉えておりますでしょうか。
○委員長(山路清一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 延べ人数のところは、今ちょっと手持ちがございませんのでお話はできないのですが、実績報告書の中、174ページの助成件数、助成額のところに、件数としてはそれぞれ記入させていただいているところでございます。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) 延べ人数ということで、後ほどまた確認をいたしたいと思います。
それでは、次に学校、教育総務、教育委員会に関連して申し上げます。最初に、決算書の124ページ、先ほどの説明の中で13目委託料、業務員の配置だった思いますけれども、中学校5校に現在どのような形態でどのような人数の業務員が配置されておるのか、お願いいたします。
○委員長(山路清一君) 教育総務課長。
○教育総務課長(高橋加代君) 平成27年度の業務員の配置ということで、中学校は2校に配置しております。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) 学校名をお願いいたします。
○委員長(山路清一君) 教育総務課長。
○教育総務課長(高橋加代君) 東向陽台中学校と成田中学校でございます。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) 2校に町職員を入れているということですか。逆ですか。
○委員長(山路清一君) 教育総務課長。
○教育総務課長(高橋加代君) 臨時の業務員配置が、東向陽台中学校と成田中学校ということでございます。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) たしか小学校はシルバーに委託ということだったと思いますけれども、中学校は直接雇用ということでしょうか。
○委員長(山路清一君) 教育総務課長。
○教育総務課長(高橋加代君) 中学校も小学校と同様でございます。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) それでは、2つ目に入ります。決算書の121ページ、2ページ、24ページ、28ページ、46ページとまたがるところであります。小学校建設費、具体的には明石台小学校の建設事業、最終額というふうな説明もありました。3億8,500万円余ということであります。24年以来、数年をかけて27年度開校したわけでありますけれども、明石台小学校の建設費、総事業額をお願いいたします。
○委員長(山路清一君) 教育総務課長。
○教育総務課長(高橋加代君) 平成25年度から27年度分までということで、総事業費約27億円となっております。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) それでは、財源内訳をお願いいたします。国庫負担、国庫補助ですね。さらには、町の町債、そしてまた一般財源、その辺の内訳があればお示しをお願い申し上げます。
○委員長(山路清一君) 教育総務課長。
○教育総務課長(高橋加代君) まず、国庫支出金分が6億4,000万円、それから起債分が13億5,000万円、それから一般財源分が7億1,000万円となっておりまして、それぞれの割合で申し上げますと、起債が2分の1、国庫支出分それから一般財源分がそれぞれ4分の1ということになります。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) それでは、今27億円余ということでありましたけれども、その3区分ですね。それの内訳比率はいかがでしょうか。額から、今度は比率でもしあればお願いします。
○委員長(山路清一君) 教育総務課長。
○教育総務課長(高橋加代君) 先ほども申し上げましたが、それではパーセンテージで申し上げます。国庫支出金が24%、起債分が50%、それから一般財源分が26%という比率になっております。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) それでは、次に入ります。決算書28ページ、126ページ、実績報告書231ページ。町立幼稚園のありようということで、この間、一般質問でも取り上げておりますけれども、決算書上、幼稚園就園奨励費補助金4,000万円余、幼稚園就園奨励費補助事業1億4,100万円余と、このような決算書上の記載がございます。つきましては、質問の1つ目。4,000万円と1億4,000万円、その差額8,800万円余が町の一般財源、持ち出し財源であるか確認をいたします。
○委員長(山路清一君) 教育総務課長。
○教育総務課長(高橋加代君) こちらが、まず補助事業のほうの1億4,000万円ほどのほうが、過払い分の国の償還分が340万円ほど入っておりますので、実際この分を差し引いた額が補助事業分の費用ということになります。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) 差し引いた額をお願いいたします。
○委員長(山路清一君) 教育総務課長。
○教育総務課長(高橋加代君) 差し引いた額が、231ページに掲載しております補助分でございまして、1億3,756万3,200円ということになります。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) その中の大きな割合を占めるものとして、就園奨励費、幼稚園就園奨励費補助ということでありますけれども、その対象者数は決算書上、何人でしょうか。
○委員長(山路清一君) 教育総務課長。
○教育総務課長(高橋加代君) こちらも実績の表中に記載しておりますが、1,006名ということになります。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) そのような中で大きく捉えておきたいと思いますけれども、1,006名1人当たりの、割り出せばいいということになりますけれども、平均値、そしてまた最大最小の幅、その辺のところの3つの数字をお願いいたします。
○委員長(山路清一君) 教育総務課長。
○教育総務課長(高橋加代君) 平均値としまして、単純にこの表の補助額から対象者1,006名割りますと、約13万7,000円ということに平均額はなるかと思います。上限額でよろしいですか。(「上限、下限もお願いします」の声あり)上限、下限ということでございますが、こちらの補助対象額ベースで申し上げますと、最大が30万8,000円、それから最少が6万2,200円ということになります。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) 最後の質問に入ります。3つ目であります。決算書125ページ、121ページ、幼稚園管理費2億2,900万円余とこのような数字が決算書に出ております。町立幼稚園の運営費、実質運営費ですね。たしか一般質問でも8,000万円、9,000万円という数字を捉えたように思いますけれども、決算書上、町立幼稚園の運営費についてその額をお願いいたします。
○委員長(山路清一君) 教育総務課長。
○教育総務課長(高橋加代君) 約8,300万円ほどとなっております。
○委員長(山路清一君) よろしいですか。若生委員。
○委員(若生英俊君) そうしますと、町立幼稚園の歳入を見ますと、国の補助交付制度、交付がないというふうな捉え方でよろしいでしょうか。
○委員長(山路清一君) 教育総務課長。
○教育総務課長(高橋加代君) そのとおりでございます。
○委員長(山路清一君) いいですか。安住委員。
○委員(安住稔幸君) 決算書21、22ページ、3目の教育使用料でお聞きします。予算現額を見ますと、例えば2節の公民館使用料、3節コミュニティセンター使用料、4節の大黒澤苑使用料、この金額に対して調定済み額が、そんなに大きい金額ではありませんけれども、1.5倍やら、中には2倍、3倍とか、もうそれ以上というのもあります。実際の実績のその利用件数を見ますと、26年度とそんなに、ふえているのもあれば減っているのもあるということで、ただ大きな差はそんなにないような気はしますけれども、この辺の金額の差は、金額というか、その利用実績を見ますとこれだけの調定額と予算現額との差がちょっと出てこないのかなと思いますけれども、この辺についてはいかがなんでしょうか。(「公民館」の声あり)公民館と、西コミと大黒澤苑なので。公民館につきまして。
○委員長(山路清一君) 公民館長。
○公民館長(阿部雄也君) 公民館については、今お話あったように、1.4倍ぐらいの収入になっております。ただ、有料団体でお使いになる団体がふえたということで、その分、一般のサークルとかそういう方たちがその部屋が使えないということで、実績の数としては変わらなくても、有料団体がふえたということにより金額が上がっているということになります。
○委員長(山路清一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) それでは、3節のコミュニティセンター使用料についてはいかがなんでしょうか。
○委員長(山路清一君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(渡邉正弘君) 例年、このぐらいの予算はとっておりますが、使用の内容によりまして、その使用料の金額もちょっと変わるということでございまして、そういったことも含めて、大黒澤苑もございますが、時間の長い利用とかいろいろございますので、その辺で上回っているものと認識しております。
○委員長(山路清一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) わかりました。
続きまして、実績報告書123ページになります。障がい者支援事務というくくりに入るかと思いますが、その中でいわば障がい者の方の就労支援ということでいろいろ書いてありますが、この辺の実数として何名というのを書いてあるところもありますけれども、ほかにそういった就労支援に結びついたものはあるんでしょうか。
○委員長(山路清一君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(菅原俊司君) 済みません。ちょっと質問の内容をもう一度おっしゃっていただいてよろしいですか。
○委員長(山路清一君) じゃあ、そのままでもう一度話してください。
○委員(安住稔幸君) 特に3でしょうかね、123ページの3、黒川地域自立支援協議会という、その上にも該当するのかな。ああ、違いますね。3ですね。これらのいろいろ就労支援というのをされていると思いますけれども、もっと多くの方がその就労支援によって就労についた実績があるかと思うんですけれども、その辺の中身というか詳細をお願いいたします。
○委員長(山路清一君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(菅原俊司君) 今、委員ご指摘の黒川地域自立支援協議会の関係であったかと思いますが、この中におきましては就労の支援のネットワーク会というようなことでの実績をこちらのほうで記載させていただいております。お一人お一人の就労というようなところ、特に一般就労のところまでは町としてもなかなか把握を、確認しづらいというところも正直なところでありますが、ハローワークを通して障がい者雇用というような一つの枠として捉えるのであれば、昨年度は316名の方が就労なさっていらっしゃるという実績はございます。
○委員長(山路清一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) 316名、やはり町としてもいろいろ手を下して、こういった316名の方にもつながっているかと思います。こういった数字も今後、こういった実績報告書のほうに載せていかれたほうがよろしいかと思いますけれども、その辺についていかがでしょうか。
○委員長(山路清一君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(菅原俊司君) こちらの数字につきましては、実績報告書にはよりませんが、町の障がい者計画、こちらのほうに3カ年の経過というようなところで記載をさせていただいております。今年度、次回第5期に向けて作成をしている段階でございますので、当然そういった内容も記載させていただこうと思っております。
○委員長(山路清一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) よろしくお願いいたします。
続きまして、128ページ、実績報告書です。128ページの認知症学びの講座というのがあります。延べにしますと、約千四、五百名かな、くらいの方が受講されているのかなと思いますけれども、やはり多くの方の受講していただいたほうがよろしいかと思いますけれども、ある程度その目標というか、そういったもの、数字についてはいかがお考えだったんでしょうか。
○委員長(山路清一君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 高齢者保健福祉計画の中で、人口の一応5%程度という形での目標は出していたところではございますが。
○委員長(山路清一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) 5%ですね。じゃあ、それについてよろしくお願いいたします。
続きまして、178ページです。虐待相談状況というのがございまして、児童福祉関係ですけれども、この書いてあることを見ますと、経過を追う、継続件数が多かったというような話で書いてあります。やっぱり何というか新たな発生、発見というんでしょうか、そういった事案についてはいかがだったでしょうか。
○委員長(山路清一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 昨年度も例年どおり新規での相談、経過を追うお子さんというのももちろん当然おりました。
○委員長(山路清一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) それは、何件ほどあったんでしょうか。
○委員長(山路清一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 相談件数としましては、新規は43件ございました。
○委員長(山路清一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) 今のそういった早期対応というんでしょうかをするために、積極的に警察関係のほうとの連携というかそういったものを取り入れるということで、たしか昨年あたりから国のほうから来ているかと思いますけれども、この辺についてはいかが対応されてきたんでしょうか。
○委員長(山路清一君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 相談を受けた場合に、やはり子育て支援課だけで何かできるということは少ないもので、学校教育課ですとかあと警察、児童相談所等関係機関との連携を必ずとるようにやってまいりました。
○委員長(山路清一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) 続きまして、256ページです。256ページで生涯学習活動の実施状況について、その中で放課後子どもプラン推進事業、これ昨年に比較して、数字だけを見ますと7,000人ほど減っている。それを、書いてある文章を見ますと、計算の仕方が違ったということらしいんですが、やっぱり自主的には昨年と比べると、昨年というかその前と比べるとどのような状況だったんでしょうか。
○委員長(山路清一君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(渡邉正弘君) 本当に大変申しわけございませんでした。大体同じような数字で推移しております。
○委員長(山路清一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) それでは、最後になります。265ページ、265ページの成果及び今後の取り組みについてであります。この中で図書活動について書いてありまして、図書集配業務については実際に何件あったんでしょうか。
○委員長(山路清一君) 公民館長。
○公民館長(阿部雄也君) 今、確認します。お待ちください。申しわけございません。お待たせしました。27年度の合計ですと、1万1,473が実績になります。
○委員長(山路清一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) 図書集配業務が1万1,473、365で割るとすごい数になるかなというか、単純に365ではないと、毎日ではないという話を以前聞いたことがありますけれども、実際に1回当たりですと大体どのくらいのものになるんでしょうか。
○委員長(山路清一君) 公民館長。
○公民館長(阿部雄也君) 毎日集配をしているということではなくて、月、水、金を基本に回っております。それで、配送日数が135日、1回当たりの冊数としては6館合わせて84冊になります。
○委員長(山路清一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) わかりました。
その中で、同じく下のほうに、宮城県図書館や県内外図書館との相互貸し出し事業をフル活用ということがありますが、実際にこの辺については、数字はいかがだったんでしょうか。
○委員長(山路清一君) 公民館長。
○公民館長(阿部雄也君) 今、資料を確認します。お待ちください。大変お待たせいたしました。3万5,000になりますね。
○委員長(山路清一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) ちょっと戻りますけれども、図書集配業務は以前、私の思い違いだったらごめんなさい。シルバー人材センターさんの方にお願いしていると聞いておりますけれども、いかがなんでしょう、今現在。
○委員長(山路清一君) 公民館長。
○公民館長(阿部雄也君) 現在もお願いしております。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) それでは、質問します。各種健康診断について、ページで実績報告書157ページ、お願いします。前年比較で、対象者がトータルで860名、人口がふえているんですけれども、860名ほど減っております。その辺はどういうふうに見ているのか、お伺いしたいなと思います。
○委員長(山路清一君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) 済みません。どの健診だったでしょうか。
○委員(菅原福治君) 私が見ていたら、どの健診というよりも14ある健診の中で、十ぐらいが減っているんですね。対象者ですよ。受診者でなくて。減っていないですか。
○委員長(山路清一君) 健康増進課長、よろしいですか。
○健康増進課長(菅原順子君) 減っております。若干減っております。こちらにつきましては、年齢的に対象年齢が定まっているものもございまして、その年齢に達している方の人数が減っているということだと思います。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) 微増で人口はふえているということで、単純に変だなと、おかしいなということを思ったんですが、しかしそんな中で受診者が、受診者です、今度。前年と同じか、逆に11の検診でふえているんですね、受診率が。これは、人数で2,117名もふえていますしね、2.2%伸びているということで、これはすばらしいなと思うんです。対象者が減っているにもかかわらず。これは、努力の結果だと言われればそれまでなんでしょうけれども、当事者としてはどのように見られているのかお伺いします。
○委員長(山路清一君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) 富谷の町民の皆さんの健康意識の高さかというところもございますけれども、あとは胃がん検診等につきましては、受診率を高めるために未検者対策ということで、秋にも4日ほど行ったということもありまして、500人ほど受けていただいているようなところもありました。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) 次に、子宮がん検診20、乳がん検診40が前年よりちょっと落っこっているんですけれども、これは前年の反動が来たんでしょうか、お伺いします。
○委員長(山路清一君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) 子宮がん検診の20歳、あと乳がん検診の40歳は、この20歳到達した方、40歳到達した方に受けていただくという形ですので、1年間の対象ということになりますので、微減というふうな形ですが、ほぼ横ばい状態というふうに考えておりました。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) 各種健診、毎年なんですけれども、私感心しているんですけれども、結構毎年上がっているんですよね。県内でも上位クラスだと思うんですが、その中で平日の検診ができなかった方を休日なり夜間やられておりますが、その辺の評価、実績表には載っていないんですけれども、その辺の評価、実績表に載っけてもいいと思うですけれどもね。その辺の評価、どのように捉えているのかお伺いします。
○委員長(山路清一君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) 実績報告のほうには載せておりませんでしたが、夜間健診、あと休日健診ともに実績のほうは伸びているような状況ではございます。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) ぜひ、いいことですので、載っけたほうがいいんじゃないかなというふうに思います。
それと、次に実績報告書の226、成田東小学校の太陽光発電設備導入工事ということですが、これ4,300万円強のうち、これは全額国県の補助ではなかったかちょっとお伺いします。
○委員長(山路清一君) 教育総務課長。
○教育総務課長(高橋加代君) こちら、全額、こちら県補助金3,600万円ほどということで記載ございますが、補助対象額の10分の10ということでございまして、対象外の経費もあるためにこのような結果となっております。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) 工事代は、その対象に入るんですか。
○委員長(山路清一君) 教育総務課長。
○教育総務課長(高橋加代君) 基本的に工事代が対象経費ということになるんですけれども、対象外の経費もございますので、こういった結果になっております。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) これは、富谷二中も一緒の考え方ですね。
○委員長(山路清一君) 教育総務課長。
○教育総務課長(高橋加代君) そうでございます。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) それでは、次に小中学校のコンピューター教育についてお伺いします。実績報告では、245、247になります。小中学校のコンピューター授業というのは、今どき欠かせない条件だなというふうには思いますが、これ従来の事業から特化したと思うんですが、これの今、パソコンというのが普通だと思うんですけれども、コンピューターと学校ではいっているのかどうか、その辺ちょっと。大型コンピューターのことをここでいっているのか、それともパーソナル、個人向けのパソコンというかコンピューターで言っているのか、その辺をお伺いします。
○委員長(山路清一君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) いわゆるパーソナルコンピューター、個人向けのものを指しております。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) それでは、今後からは学校というか教育的にはコンピューターというのかもわかりませんけれども、パソコンのほうがふさわしいんじゃないかなと。学校でも呼ばれているのはパソコンと私は聞いていますので、できればパソコンの表示のほうがいいんじゃないかなと、わかりやすいんじゃないかなというふうに思います。
それと、これは教室の中での、教室の一環、一つの教室の科でやっているのか、それとも部活というかクラブでやられているのか、どんな運営されているのかお伺いします。
○委員長(山路清一君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) 利用につきましては、授業で使っているものがメーンとしまして、あと課外のクラブ活動等でも、学校によってですが、使っております。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) ああ、学校によって違う。どちらのウエートが高いんでしょうか。
○委員長(山路清一君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) 正規の授業内で使う方が高くなっております。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) 1つの学校で、例えば小学校でも中学校でも何人ぐらいの、先ほど部活、クラブと今話しましたけれども、何人ぐらいそこに入っているか、わかる範囲内で教えてください。
○委員長(山路清一君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) それぞれのクラブ活動については、実数は把握しておりませんので、申しわけございません。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) パソコンの中で、以前、私が行ったときに、ロビーというかオープンスペースにパソコンがあったんですけれども、今なくなったと思いますけれども、それはある学校とない学校があるのか、その辺をお伺いします。
○委員長(山路清一君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) 基本的には、コンピューター教室、特別教室を1つ用意しております。あと、それぞれの教室あるいは理科室等特別教室に配置ということで、オープンスペースでの利用は想定しておりません。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) わかりました。
それと、このパソコン授業の成果を見ますと、保守点検とか機能性の点検とかというような文言で書かれているんですね。何かもったいないなということなんです。要は、パソコンでこんな勉強をしたよとか、パソコン教室を何回開いて何人来たよとか、そういう積極的な評価、成果というものを上げていただきたいんですが、その辺いかがでしょうか。
○委員長(山路清一君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) 今、授業のほうではデジタル教科書、教材を使ったものが随分進められておりますので、そういった児童生徒に対する教材の提示といったところで、すごく効果を上げているというふうにつかんでおります。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) 最後の質問になりますけれども、公民館、生涯学習について、260ページをお願いします。生涯学習というのは、本当に高齢者にとって重要な事業だと思います。特に、これから市制移行してからは、市民のスキルなり意欲というのは必ず高まってくると思うんです。間違いなく市民が生涯学習ということで、こぞって来ると思うんですね。そういった中で、この生涯学習と公民館活用について、6つの公民館の今現状の活動内容をどういうふうに見られているのか、難しい質問ですけれども、どういうふうに見られているのかお伺いします。
○委員長(山路清一君) 公民館長。
○公民館長(阿部雄也君) 公民館でやっているいわゆる高齢者対象の事業としては、豊壽大学というものに取り組んでおります。各公民館、全体でまとまって行う事業もあるんですけれども、基本的には年10回の講座ということで今実施しております。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) 今現在、そういうふうな豊壽大学等々やっているんですが、公民館運営、この表を見ますと、毎年私見るんですけれども、いま一つかなと。失礼ですけれども。参加率等々を見ても、本当にもうそろそろ検討する時期ではないのかなと、市制でもあるしというようなことで今思っているんですけれども、本当に運営がマンネリ化になっていないかというようなことを一度検証してみる必要があると思いますけれども、いかがですか。
○委員長(山路清一君) 公民館長。
○公民館長(阿部雄也君) 中身に関しましては、社会教育指導員の先生方にご協力いただいて、内容を検討しているわけですけれども、先ごろ、今菅原委員おっしゃったように、豊壽大学として第4期が今年度終わりますので、市制になっての来年度の取り組みについては、今検討を加えて話し合いをしている最中でございます。
○委員長(山路清一君) 教育次長。
○教育次長(荒谷 敏君) ただいまの委員のご指摘のとおりのところもございます。今回、市の総合計画、今策定されておりまして、今議会に基本構想が上程されております。当然、それを受けまして、教育委員会もそれを踏まえながら新しい生涯学習のあり方を考えていかなくてならない状況でございますので、そういったことも含めて、市にふさわしいような生涯学習の展開を今後考えていくためにいろいろな計画物がございますので、そういったものも策定をしていかなくてはならない状況でございますので、今のご意見を参考にしながら取り組んでまいりたいと思っております。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) 今、次長からそういう話をいただいた中で、ちょっと恐縮なんですけれども、やっぱり先ほど豊壽大学が出ましたので、豊壽大学のこの参加率が5割、6割になっているんですね。これ、自分が、私も卒業生なんですけれども、申し込んだにもかかわらず5割、6割というのは、これは大学生、大学生というか生徒も悪いんでしょうけれども、やっぱり行政側もいま一つ、多少厳しくやられてもいいんでないかなというふうに見ているんですけれどもいかがでしょうか。
○委員長(山路清一君) 教育次長。
○教育次長(荒谷 敏君) これも委員のご指摘のとおり、こちら主催側といたしましても、参加率が悪い事業もございます。そういったところも含めて今検討しているところでございます。魅力ある事業を展開しないと、やはり受講生の皆様も参加しにくいというのもありますので、そういったところも踏まえて、ニーズを把握しながら取り組んでまいりたいと思っております。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) また豊壽大学なんですけれども、今、豊壽大学を受けている方なんていうのは、見てみますと、受講するというか受け身の講座が多いんですね。私は、こういう豊壽大学を受けるような方は、自分でスキル持っていますから、要は昔とったきねづかというやつなんですね。そういうのも発揮できるような講座、その辺検討されたかどうかお伺いします。
○委員長(山路清一君) 教育次長。
○教育次長(荒谷 敏君) こちらのほうも確かに受け身型ということで、こちらがメニューを考えてそれに沿って受講していただくところもあります。運営委員会というのもつくっておりまして、それぞれ各館の状況も踏まえながら1年間の計画は立てておりますので、委員のおっしゃるとおり参加して楽しむこと、そして生涯学習ですので、何かを学んでいただいて今後のスキル向上に向かっていただくと、そういったのも必要でございますので、そういったものを含めて検討させていただきたいと思います。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) あと、やっぱり参加率なり成果を上げるには、私も今持ってきているんですけれども、成田の公民館だよりなんですけれども、これは各地区各地区こういうふうな格好でやられていると思うんですよね。だから、これではどうなのかなと。これはこれで必要でしょうけれども、できれば年間スケジュール、各公民館のを全部、これはやっている市町村ありますからね。それを生涯学習関連は全部一気に、そうすることによって前のスケジュールがわかりますから、1カ月だけのスケジュールではなかなか参加率が上がらないと思うんですね。成田には行けないけれども富ケ丘に行きたいとか、そういうふうにお互いに交流できますからね。その辺、工夫されたのかどうかちょっとお伺いします。
○委員長(山路清一君) 教育次長。
○教育次長(荒谷 敏君) その点も、委員のおっしゃるところもあろうかと思います。公民館の地区館ということで、地域の皆さんのコミュニティーの場ということ、学習の場ということで展開しておりますが、メニューによっては各館それぞれ行っておりますので、当然行き来していただいて交流を深めていただくのも一つでございますので、そういったメニューの紹介の仕方とか、やっぱり時代に合ったようなPRの仕方も必要だと思っております。インターネットを使ったり、委員のおっしゃるような年間スケジュールをもっとわかりやすくするとか、極力参加しやすいような方法をとらせていただいて、こちらの成果としては受講生のアップと参加率のアップが指標になりますので、そういったものも含んで考えさせていただきたいと思います。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) もう2つなんですけれども、中身を見ますとやっぱり男の項目が少ないですね。やっぱりやっても少ないだろう、参加しないだろうという思いなんでしょうけれども、やっぱりなかなか男は確かに出不精なんですね。もうそこを何とか工夫してほしい。されたかどうかも含めて、やっぱり今後は男性を引きずり出すというか、言葉は悪いですけれども、ぜひその辺も検討していただきたいと思いますけれども、いかがですか。
○委員長(山路清一君) 教育次長。
○教育次長(荒谷 敏君) 確かに男性の参加率は悪く、おっしゃるとおりで出不精なところもございまして、そういったところに出向くようなきっかけづくりも必要かと思います。物によっては、男性クッキング教室とかそういったのには結構参加していただいたりしておりますので、やはりそのメニューの楽しさ、男性でも受け入れられるようなそういったもの考えてまいりたいと思います。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) 最後になりますけれども、私、ここでいっぱい課題があるんですけれども、ここでは取り上げません。町長にお伺いします。本当に、生涯学習というのはこれからどんどんやってくると思うんですね。需要が深まると思うんです。そういった中で、やっぱり昔とったきねづかの方もいますから、そんな方も出して、本当に生涯学習の理想形……。私、県のいきいき学園も卒業したんですけれどもね、あんな感じが本当にいいなと思います。そんなことで、わくわく町民会議のテーマにも十分これはなり得ますので、ぜひその辺も検討していただきたいなと。検討ということで申しわけないですけれども、一言回答をお願いしたいなと思います。
○委員長(山路清一君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 菅原委員のご意見のとおりでございます。特に富谷町は、やはり生涯学習、いわゆる各地域の公民館を拠点としてつくってきたコミュニティーが、やはりすごく大きな効果を出してきたというふうに思っております。そういう意味では、ただ豊壽大学にせよ、やはり基盤はできているんですけれども、やはりある意味、毎年繰り返していることで、1つ目の次の段階にやはり今度はステップアップする必要があるかというふうに思います。そういう意味では、もっといわゆるみずから運営そのものも参加者が提案し、運営にも参画するという、次の段階に向けての検討をこれから進めていきたいというふうに思います。
○委員長(山路清一君) この際、3時15分まで休憩いたします。
    午後3時01分 休憩


    午後3時15分 再開
○委員長(山路清一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑の前に、先ほどの藤原委員に対して保育統括監からの答弁を許します。
○保育統括監(八巻恵美子君) 先ほどの藤原委員による質問、176ページにつきましてお答えいたします。平成26年度の認可保育所の延長保育の数字の記載と異なるのではないかというところだったんですけれども、平成26年度の認可保育所は、延長保育ではなく、特別延長保育の記載によりまして、4時15分から7時15分の3時間についての延べ利用児童数となっております。
新制度になりまして、平成27年度は延長保育となり、6時15分から7時15分の1時間の利用数となりますので、26年度についてはそこの1時間の間の数字を出したことで異なったものでございます。
○委員長(山路清一君) 質疑を受けます。出川委員。
○委員(出川博一君) それでは、実績報告書だけで5点質問いたします。まず、137ページ、介護保険給付事業についてなんですけれども、ここの集計の状況が……。137ページです。(「介護保険のことじゃない」の声あり)介護保険特別……。(「ああ、そうだ。介護保険給付事業」の声あり)ああ、そうか。わかりました。失礼しました。じゃあ、あと4件です。ああ、そうか。そうすると、済みません、ちょっと確認です。国保のは、きょうではないということですね。(「そうです」の声あり)わかりました。3件になりました。
それでは、242ページ。242ページ、教育振興で、先ほどから奨学金の貸付事業についてるるありましたけれども、今現在、27年度、つまり28年3月末での貸付残高は幾らになっているんでしょうか。
○委員長(山路清一君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) 貸付金額の合計でございますが、3,894万3,500円でございます。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) それでは、先ほどの同僚委員からのやつで未納者全員について状況を把握しているということなんですけれども、その中で28年の6月に条例一部改正があって、条例の第12条の2項と3項での償還猶予者は何人で、金額は幾らなのかお尋ねいたします。
○委員長(山路清一君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) 災害、それから病気、それから就労等の関係で、されていない方は、現在はゼロでございます。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) ということは、先ほどお話のあった過年度で48名の方については十分に督促ができるというか、入金督促は可能だということで理解してよろしいでしょうか。
○委員長(山路清一君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) 文書による督促、それから訪問徴収等を行わせていただいております。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) 努力はわかるんですけれども、そういう意味では22年当時は1,391万6,000円、それがこの27年では1,820万3,000円ということで500万円ほどもふえているんですけれども、これは毎年増加しているんですけれども、この辺のところについてはどのような見解をお持ちなのかお尋ねいたします。
○委員長(山路清一君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) 大変就労が厳しい状況にあるということと、それから就労しても収入自体がなかなか上がらない状況にあるというところでつかんでおります。また、近年ですが、若干ですが収納状況が少し上がってきておりますので、就職状況等も少しではありますが改善されているというふうに捉えております。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) 毎回、決算審査でこの問題が出るわけですけれども、今の時点で収入未済が1,800万円、つまりこれが入っていれば1,800万円の何らかの事業ができるというそういう発想はおありでしょうか。
○委員長(山路清一君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) 一概にすぐ新規の事業というふうにはならないのかもしれませんが、そういったことも可能だというふうには思います。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) 2つ目、245ページです。それから、247ページ、ここにそれぞれ学校図書、245ページは小学校、247ページは中学校の図書推進事業があるんですけれども、この中の事業概要ですね。この重点項目、成果、(3)課題とありますけれども、これが3年、25、26、27年と同じコメントなんですよ。この辺のところについて、例えば重点項目と成果については同じでもあれかと思うんですけれども、3年間も課題が全然改善されないというのは、どういう形でこの事業を運営しておられるのかお尋ねいたします。
○委員長(山路清一君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) 文言として変わっていないということはご指摘のとおりかと思いますが、中身としましては職員の入れかわり等もございまして、継続してこのような課題を抱えて、少しずつ解決しているというふうな状況でございます。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) いや、改善しているんであれば、この課題の中身が変わってくるんじゃないですか。私はそういう理解をするんですけれども、何もしていないから毎回同じ課題ということになるんではないのかと思いますけれども、もう一度お尋ねいたします。
○委員長(山路清一君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) 例えば、3番の質の高い読書活動の実践というところにつきましては、学年も変わりますので、それぞれの目標も変わってまいります。一言でまとめたときに、このような書き方になってしまった点は反省いたしまして、表現等も変えていきたいというふうに思います。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) 今の言葉を信じると、28年度、来年度のこの実績報告は変わった文言になるというふうに理解してよろしいですか。
○委員長(山路清一君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) 28年度の実績を踏まえまして、それにふさわしい表現にしていきたいというふうに考えております。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) それでは、最後の項目です。266ページ。266ページ、ここに、2番のところにスポーツ活動振興事業費補助金とございまして、その一番下に生涯スポーツ活動振興事業費補助、これが26年と比べると約倍増という、427万円ということなんですけれども、この辺の伸びはどうしてなのかお尋ねいたします。
○委員長(山路清一君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(渡邉正弘君) この辺につきましては、広報等々とかいろんな広報を十分に行ったものじゃないかというふうに推測いたします。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) ただ、26年は99大会で200名、これが今回のやつではいわゆる大会とすれば8つふえただけで、人数が181人ふえているんですよ。この辺のところの分析は、どのような分析をされておりますか。
○委員長(山路清一君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(渡邉正弘君) 地域によりましてその補助金の額も違うということもございますので、その辺あたりも、ちょっと分析はまだしていないんですけれども、その辺が大きな原因じゃないかというふうに思っております。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) これはあれでしょうか。今後ともどんどん倍増ゲームでふやすというような考えなのかどうかお尋ねします。
○委員長(山路清一君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(渡邉正弘君) この辺につきましては、年々ふえているということもございまして、ある程度補助金要綱のほうも見直しまして、よりよい派遣事業にしていきたいというふうに思っております。
○委員長(山路清一君) ほかにございませんか。相澤 榮委員。
○委員(相澤 榮君) 実績報告書260ページと265ページの成果取り組みについての公民館図書のあり方についてお伺いします。25%の利用率が伸びているということでございますけれども、県立図書館からはどのぐらいの冊数が出ていますか、お伺いします。
○委員長(山路清一君) 公民館長。
○公民館長(阿部雄也君) 先ほど安住委員さんからもご質問ありましたけれども、細かいデータについては今手持ちがありませんので、県からも問い合わせをして、後ほど委員さんのほうに提出したいと思います。
○委員長(山路清一君) 相澤委員。
○委員(相澤 榮君) 失礼しました。それでは、県内外の図書館ということについては、どういうふうになっていますか。
○委員長(山路清一君) 公民館長。
○公民館長(阿部雄也君) 今、本日持ってきたものについては、仙台圏域ということで、大ざっぱに言うと仙台教育事務所管内での相互利用についてのデータは、今手持ちがありますけれども、そのほかまでとなると、具体的な数字はちょっと、そこまでは答えられません。
○委員長(山路清一君) 相澤委員。
○委員(相澤 榮君) 県内外からの図書についても富谷から要望しているわけですが、富谷の公民館の図書が県内外に出ているという数字もあると思うんですけれども、それは把握されているんですか。
○委員長(山路清一君) 公民館長。
○公民館長(阿部雄也君) 先ほど申しました仙台都市圏に公立図書館相互利用のデータがあるんですが、例えば仙台の方が富谷の本をどれぐらい借りたかというようなデータもここにはあります。今、仙台を例えばで言いましたが、1,103冊ほど仙台の方が借りております。
○委員長(山路清一君) 相澤委員。
○委員(相澤 榮君) 本の出版数は相当あると思うんですけれども、新しい本の買い方とか要望についてお伺いします。
○委員長(山路清一君) 公民館長。
○公民館長(阿部雄也君) 予算についてまず申し上げますと、今まで、成田公民館が一番新しいということで蔵書数が少ないことより、ほかの公民館より10万円ほど増額で予算をとって図書をそろえておりました。だんだん蔵書数がそろってきたということで、逆に各図書室がスペース的に狭くなっているところもありますので、古いのはどんどんと書庫のほうに片づけるというふうになっているわけですが、新刊に関しては、新しい本に関しては、利用者からのリクエストも採用していまして、書いていただいて、それを踏まえて図書指導員さん、それから公民館職員で検討してそれぞれの公民館で利用があるだろうと思われる図書を購入しております。
○委員長(山路清一君) 相澤委員。
○委員(相澤 榮君) 利用者からのリクエストを受け付けるということでございますけれども、6つの公民館の中でダブるという部分も結構あると思うんですけれども、そのような場合はどうされるんですか。
○委員長(山路清一君) 公民館長。
○公民館長(阿部雄也君) 当然、人気のある本については、極端な話、各館で購入ということも考えられます。
○委員長(山路清一君) 相澤委員。
○委員(相澤 榮君) 最後にします。図書館の部屋で読書できるというスペースはなかなか難しいんですけれども、今の状況の中ではね。それを今後、今の状況の中でどういうふうにするかお伺いします。
○委員長(山路清一君) 公民館長。
○公民館長(阿部雄也君) 10人も20人も図書を座って読めるという公民館は、どこもありません。ただ、机に関しては2脚ぐらいは置いて、そこで閲覧できるように、見れるような配慮はしております。
あと、公民館を、ほかの部屋の利用の仕方も今後検討して、一人でも多くの方に本に親しんでもらいたいなと思っております。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 実績報告書の249ページに関して、給食原価と構成比に関してなんですけれども、先ほども質問したのですが、平成25年にはその他の経費が4,477万8,759円で、平成27年が5,815万3,059円と1,337万4,300円ふえています。平成26年から27年でも838万7,187円ふえているんですけれども、その増額の理由というのはどういったものでしょうか。
○委員長(山路清一君) 学校給食センター所長。
○学校給食センター所長(郷右近 衛君) 委託費のほうでございまして、シルバー人材センターのほうに配送委託、一部お願いして、また27年でちょっと少し規模を上げてということで、ちょっとふえた部分もございます。それから、修繕とかも経年的なものというか、3年で定期的な交換というかそういうふうな修繕もちょっとふえておりますので、その辺の増額がそういうふうになった数字でございます。
○委員長(山路清一君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(山路清一君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
以上をもちまして、本日の議事を終了いたします。
本日はこれにて散会いたします。どうもお疲れさまでございました。
    午後3時31分 散会

平成28年決算審査特別委員会(第3号)

平成28年9月13日(火曜日)

富谷町議会決算審査特別委員会は、富谷町議会議場に招集された。

出席委員 19名

  • 委員長 山 路 清 一
  • 副委員長 青 柳 信 義
  • 委員 安 住 稔 幸
  • 委員 渡 邊 俊 一
  • 委員 相 澤 榮
  • 委員 出 川 博 一
  • 委員 菅 原 福 治
  • 委員 高 橋 正 俊
  • 委員 浅 野 直 子
  • 委員 佐 藤 克 彦
  • 委員 長谷川 る 美
  • 委員 西 田 嘉 博
  • 委員 佐 藤 聖 子
  • 委員 藤 原 峻
  • 委員 齊 藤 秀 行
  • 委員 畑 山 和 晴
  • 委員 若 生 英 俊
  • 委員 浅 野 武 志
  • 委員 金 子 透

欠席委員 なし

職務のため出席した者の職氏名

  • 議長 浅野幹雄

説明のため出席した者の職氏名

  • 町長 若 生 裕 俊
  • 副町長 大 庭 豪 樹
  • 企画部長 内 海 壯 晃
  • 企画部産業振興課長 鴇 幸 浩
  • 企画部産業振興課長補佐 高 田 浩 幸
  • 企画部産業振興課長補佐 今 野 善 徳
  • 建設部長 奥 山 育 男
  • 建設部都市整備課長 齋 藤 英 夫
  • 建設部都市整備課長補佐 清 水 利 美
  • 建設部都市整備課長補佐 菅 原 典 夫
  • 建設部都市計画課長 伊 藤 正
  • 建設部都市計画課長補佐 佐 藤 健 一
  • 建設部都市計画課長補佐 柴 田 康 紀
  • 建設部上下水道課長 浅 場 悟
  • 建設部上下水道課参事 横 倉 時 夫
  • 建設部上下水道課長補佐 内ヶ崎 考 一

議会事務局職員

  • 議会事務局長 亀 郁 雄
  • 次長 富 澤 裕
  • 主事 後 藤 秀 樹

午前10時00分 開会

○委員長(山路清一君) 皆さん、おはようございます。
本日の出席委員は19名であります。定足数に達しますので、直ちに決算審査特別委員会を開きます。


    認定第1号 平成27年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について
○委員長(山路清一君) 認定第1号平成27年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
なお、本日の日程は、一般会計のうち企画部産業振興課、建設部都市整備課、都市計画課、上下水道課の所管に属する決算について審議をいたします。
それでは、これから各担当課長へ内容の説明を求めます。簡潔明瞭にお願いいたします。最初に産業振興課長。
[産業振興課長、都市整備課長、都市計画課長、上下水道課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]
○委員長(山路清一君) 以上で、説明を終わります。
本日は、決算審査特別委員会3日目となります。昨日までは皆さんのご協力によりスムーズに進んでおります。感謝いたします。本日も質疑を行う前に、毎回同じことですが、質問者及び答弁者にお願いがあります。質疑事項は要領よく簡潔な質問と答弁に徹し、特に質問する委員は多くの委員が平等に質問できるように配慮し、一問一答方式に徹して行ってください。質問数に制限はございませんが、十分にわきまえて質問し、議事進行にご協力くださるようお願いいたします。
また、最後の質問事項のときには、次の方が挙手しやすいように、最後の質問など言葉等での意思表現をお願いいたします。
なお、産業建設常任委員会所管に係る質疑をスムーズにとり行うため、皆様のご協力をお願いいたします。
質疑は、必ずページ、款、項、目を明示してから行ってください。
それでは、これから質疑に入ります。質疑ございませんか。西田委員。
○委員(西田嘉博君) 私からは、質問2件です。
1件目として、決算書110ページ、8款4項2目一般公園維持事業について。公園除草では、年2回と年3回の除草に分かれて実施されていますが、その基準についてお伺いさせていただきます。
○委員長(山路清一君) 都市計画課長。
○都市計画課長(伊藤 正君) 公園の除草につきましては、基本的に2回実施することとしておりますけれども、夏祭り等で公園を使うような場合ですね。そういった場合につきましては、3回除草を実施しているところがございます。
○委員長(山路清一君) 西田委員。
○委員(西田嘉博君) その中で、ほかの公園で、夏祭り以外で地区住民からの要望というのはございませんでしょうか、お伺い申し上げます。
○委員長(山路清一君) 都市計画課長。
○都市計画課長(伊藤 正君) 夏祭り等以外に2回以上の実施要望というのは何件かございますけれども、それにつきましては以前、3回実施していたときも同じような状況でございまして、2回にしたからといって急に要望件数がふえたということはないというふうに認識しております。
○委員長(山路清一君) 西田委員。
○委員(西田嘉博君) それで、私が住んでいる、今朝見て回ってきたんですが、富ケ丘三丁目の第1公園、第3公園、四丁目の第1公園、第3公園、第2公園は住民が徹底的にきれいにしておりますので、ここは問題ありませんが、その雑草が一面に伸びて、小さいお子様が遊べるような状況では今なくなっております。その辺のところをどのように理解されて、今後考えていただけますか、お伺いさせていただきます。
○委員長(山路清一君) 都市計画課長。
○都市計画課長(伊藤 正君) 除草に当たりましては、草の生え方なども考慮しながら実施させていただいているところでございますけれども、どうしても回数に限度がございまして、常に短い状態に維持するというのはなかなか難しいというのが現実でございます。基本的には、今後は2回という回数は続けていきたいというふうに考えておりますので、できましたら地元の方のご協力も得ながら利用しやすい環境をつくっていければというふうに考えております。
○委員長(山路清一君) 西田委員。
○委員(西田嘉博君) 住民としては、非常にやっぱり子供、小さいお子さんを連れてこういう草の伸びているところで遊ぶのはできない今の状況、けさの状況を見てもそうなんです。そうしますと、いろいろな角度から検討して、町内会長さんとかいろんなところとどういう形ですり合わせしていくかということも、大変重要になってくるんじゃないかと思います。公園はつくって、2回の除草で、その後小さい子供が遊べないとなると、何の意味の公園かということを考えざるを得ないんですが、その辺のところを再度お聞きさせていただきます。
○委員長(山路清一君) 都市計画課長。
○都市計画課長(伊藤 正君) 草の伸びぐあいも考慮して、今後除草の時期を再度調整しながら実施するように努力したいというふうに考えております。
○委員長(山路清一君) 西田委員。
○委員(西田嘉博君) 2件目として、決算書106ページ、8款2項2目富ケ丘地区側溝事業について質問いたします。側溝の年次計画、特に予算案がつくもんですから非常にいろんな財源の問題もありますので、ただ一番皆さんが言っているのは、この年次計画、今後の見える化についての提示をいつごろしていただけるかということを非常に考えておられます。その辺のところをお聞きいたします。
○委員長(山路清一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(齋藤英夫君) 富ケ丘の側溝につきましては、今、毎年3,000万円ぐらいの予算で継続しておりますので、その辺、見える化につきましては検討していきたいと思います。
○委員長(山路清一君) 西田委員。
○委員(西田嘉博君) ご存じのように、鷹乃杜も富ケ丘も、間もなく日吉台も追ってきますが、特に高齢化の問題も考え、せめて生きている間に予算をつけてほしいとの要望が、懇談会でも町長に切にお伝えされたと思いますが、それの声を今後どのように反映していただけますか、町長の見解をお聞かせください。
○委員長(山路清一君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 側溝の問題につきましては、これまでも答弁申し上げておりますが、大変地域の方々からの声もいただいております。しかし、限られた財源の中での運営になりますので、どうしてもやはりある程度の予算の範囲内で、こつこつと進めていかざるを得ないというのが実情でございますので、その辺何とかご理解をいただければというふうに思います。
○委員長(山路清一君) 西田委員。
○委員(西田嘉博君) よく理解できますけれども、今さっきお話いただきました、それでは年次的見える化、これをやっぱり示していただければ、ある程度自分が生きている間、どこまで来るのかなということも理解できますので、その辺のところをあわせてお聞かせいただいて、私の質問といたします。
○委員長(山路清一君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 見える化につきましては、先ほど課長からも答弁をさせていただきまして、ありましたように、今後検討して進めていきたいというふうに思っておりますので、どうぞご理解いただければと思います。
○委員長(山路清一君) ほかにございませんか。高橋委員。
○委員(高橋正俊君) それでは、2点質問させていただきます。実績報告書の205ページ、6ページにわたりまして質問したいと思います。
○委員長(山路清一君) マイク……。
○委員(高橋正俊君) この大亀山森林公園の……。
○委員長(山路清一君) もう一度、初めからちょっと。聞こえませんでしたので。(「えっ」の声あり)もう一度初めから言ってください。(「ページ」の声あり)ページから。
○委員(高橋正俊君) 実績報告書の205ページ、6ページにわたり質問をさせていただきます。205ページの大亀山森林公園の維持管理事業についてです。まず1点目。このキャンプ場のテントデッキ撤去工事とかありますけれども、今この大亀山森林公園の事業で泊まりのキャンプは中止していると聞いているんですが、お聞かせ願います。
○委員長(山路清一君) 都市計画課長。
○都市計画課長(伊藤 正君) 大亀山森林公園につきましては、夜間管理人がいないというのが一つ。さらに、近年、熊の出没が、結構報告が多いということから、泊まる方の安全面を考慮しまして、現在泊まりのキャンプは中止させていただいているという状況でございます。
○委員長(山路清一君) 高橋委員。
○委員(高橋正俊君) それでは、今後も泊まりのキャンプはしないという方向でいくわけですか。
○委員長(山路清一君) 都市計画課長。
○都市計画課長(伊藤 正君) 基本的には、安全を確保できるような状況になれば再開ということもありますけれども、ちょっとその辺については今のところ見通しが立たないという状況ではございます。
○委員長(山路清一君) 高橋委員。
○委員(高橋正俊君) それから、大亀山森林公園、管理棟には管理人がおりますけれども、町民からクレームとか苦情とかは入っておりませんか。
○委員長(山路清一君) 都市計画課長。
○都市計画課長(伊藤 正君) 年間に何件かちょっと対応等でトラブルということはありますけれども、そんなに頻繁に来ているという状況ではないというふうに認識しております。
○委員長(山路清一君) 高橋委員。
○委員(高橋正俊君) 実は、私のところに二、三、その管理人の対応の問題でちょっと苦情が入っているわけでございますけれども、この大亀山森林公園、私も質問でお伺いしたんですけれども、数少ない富谷町のほかの町から来る施設なもんですから、そういう苦情が出るようなものではうまくないと。これは、将来的にやっぱり指定管理とかそういう方向に考えていったらいいのではないかというふうに思いますが、町長、その辺お聞かせ願います。
○委員長(山路清一君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 指定管理につきましては、効率的な効果的な運営につきましてもし効果が上げられるのであれば、今後検討はしていきたいというふうに思います。
○委員長(山路清一君) 高橋委員。
○委員(高橋正俊君) それでは、2点目。実績報告書の206ページですが、成田せせらぎ公園の水路の清掃業務でありますが、この清掃業務の仕事の発注している内容、どの程度までやるのかというその内容をちょっとお聞かせ願いたいんですが。
○委員長(山路清一君) 都市計画課長。
○都市計画課長(伊藤 正君) 成田せせらぎ水路の清掃につきまして、基本的に年4回実施いたします。そのうち2回につきましては、環水槽といいましてポンプの脇にあります一時的に水をためる水槽、こちらのほうまで清掃するような内容となっております。
○委員長(山路清一君) 高橋委員。
○委員(高橋正俊君) 実は、この業者、27年度と28年度、その業者を変更したというお話は伺っておるんですけれども、今回たまたま、8月の末だったと思うんですが、清掃業者が仕事をしているときにたまたま私が通りかかったもんですから、仕事の内容をちょっと見ていたんですけれども、大変今回の業者は丁寧な清掃をしておりまして、その後の水路の水を見てみますと、去年までの清掃した後の水というか、水がきれいなような状況になっているんです、今はね。ですから、今、年に4回という話がありましたけれども、具体的に何月何日ごろにやっていたかわかれば教えていただきたい。
○委員長(山路清一君) 都市計画課長。
○都市計画課長(伊藤 正君) 済みません。ちょっと何月何日までは、ちょっと調べた上でご報告させていただきたいと思いますけれども、よろしいでしょうか。
○委員長(山路清一君) 高橋委員。
○委員(高橋正俊君) 今回、その業者が大変丁寧にやっていたというのを私も見まして、時期を考えれば年4回やらなくても、ちょうど枯れ葉が落ちて、紅葉時期が終わって枯れ葉が落ちる、水路にその枯れ葉がたまってしまう、その時期には掃除を去年もやっていなかったんですよね。ですから、時期をずらせば、私は4回じゃなくて3回でも、十分その時期を考えれば対応できるのではないかなと思うんですけれども、その辺をお聞かせください。
○委員長(山路清一君) 都市計画課長。
○都市計画課長(伊藤 正君) 回数については、何回かというのはあれですけれども、基本的には夏場ですと特に藻が発生してしまうということもあって、どうしても2回程度必要になると。あとは、流れ始めさせる4月の前、要するにちょうど3月下旬ころに1回ということで、どうしても4回程度がいいというふうにうちのほうでは考えております。
ただ、3回とか2回に減らしてしまいますと、やっぱりその期間の間が長くなりますので、その辺、藻の発生であったりとか汚れが目立ってしまうということがありますので、基本的には4回を続けさせていただきたいというふうには考えております。
○委員長(山路清一君) 高橋委員。
○委員(高橋正俊君) いや、私は3回に必ず減らせと言っているわけじゃないんで、状況に応じてやる時期をずらして、例えば藻の発生して汚れている、この間やっていた、8月の多分末だったと思うんですけれども、その時期にはいいでしょう。次にやるときには、ちょうど木の葉が落ちてから、その時期に1回やってもらえれば、次の年にまだ少しあっても、時間の間隔があいてもきれいに水路を保てると思うんですけれども、その辺再度考えをお伺いします。
○委員長(山路清一君) 都市計画課長。
○都市計画課長(伊藤 正君) 去年の清掃する際の状況等を再度確認して、その辺回数の変更等できるかどうか検討させていただきたいというふうに考えております。
○委員長(山路清一君) この際、11時10分まで休憩いたします。
    午前10時57分 休憩


    午前11時10分 再開
○委員長(山路清一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
先ほどの高橋委員の質問に対しまして都市計画課長よりお話がございます。都市計画課長。
○都市計画課長(伊藤 正君) 先ほどご質問いただきましたなりたせせらぎ水路の清掃業務の実施日でございます。4回実施しておりまして、1回目が6月4日から6月12日、2回目が8月24日から8月31日、3回目が11月24日から11月30日、4回目が3月22日から3月24日でございます。以上でございます。
○委員長(山路清一君) それでは質疑に戻ります。質疑ございませんか。金子委員。
○委員(金子 透君) それでは、私から2件お願いいたします。
実績報告書の213ページ、合併処理浄化槽維持管理補助事業の件に関してです。対象件数(1)と書いてあるのは、補助の対象ですから、これは全部個人のお宅ということでよろしいですか。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) そのとおりでございます。
○委員長(山路清一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) それに対して、5人槽は申請割合100%ということでよろしいんですけれども、7人槽、10人槽、対象件数に申請件数が追いついていないというのは、どのようなわけなんでしょう。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) 未申請者のお話を伺いますと、面倒だからというご意見でございました。
○委員長(山路清一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) それでは、年間の契約の金額のうち、補助しますというのを私要りませんよということで申請が出ていないということですか。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) そのようなことになるかと思います。
○委員長(山路清一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) 当然、法定検査等々を受けて適正な管理がなされておるということは、確認しておりますか。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) 確認してございます。
○委員長(山路清一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) それでは、次の件。実績報告書の194ページ、決算書の106ページ、委託業務、道路台帳の作成の業務に関して。これなんですけれども、一千六百何万円ということなんですけれども、当然入札で決まった物件でしょうか。
○委員長(山路清一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(齋藤英夫君) 入札です。
○委員長(山路清一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) この業務なんですけれども、ゼロからの積み上げでなくて、もととなるもの、今まで使っていたものがあって、それを修正して積み上げていくという内容でよろしいですか。
○委員長(山路清一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(齋藤英夫君) そのとおりです。
○委員長(山路清一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) 私的な感覚なんですけれども、もととなる資料があってつくるのに、1,600万円もかかるのかなとちょっと疑問に思うんですけれども、適正価格なのか積算根拠をちょっとお示しください。
○委員長(山路清一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(齋藤英夫君) この業務につきましては、平成27年ですと26年度に道路の引き継ぎとかいろいろありまして、結構今回延長が長かったと。それの修正業務ですので、金額、今回は、27年度はちょっと高かったということです。
○委員長(山路清一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) 少しボリュームがあったからこのぐらいかかったんだよという今の答弁だと思うんですけれども、もととなるものがあって、それに手を加えて新しいものにするというときに、この金額に、恐らく予定価格はあったと思うんですよ。入札に付すわけですから。その予定価格をちょっとまず最初に教えてください。
○委員長(山路清一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(齋藤英夫君) 消費税を除きまして1,659万円です。
○委員長(山路清一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) 落札率、幾らですか。
○委員長(山路清一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(齋藤英夫君) 94%です。
○委員長(山路清一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) これの積算の根拠となった、もととなった資料は何でしょう。
○委員長(山路清一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(齋藤英夫君) もととなった資料につきましては、測量関係の歩掛かりがありまして、それをもとに積算しております。
○委員長(山路清一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) じゃあ、それは公的な資料に基づいて積み上げていった積算が、予定価格1,659万円に対しての九十何%の落札であったという理解でよろしいですか。
○委員長(山路清一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(齋藤英夫君) そうです。
○委員長(山路清一君) よろしいですか。青柳委員。
○委員(青柳信義君) 報告書の195ページ、舗装工事についてお伺いいたします。舗装工事の打ちかえとあるんですが、この打ちかえの基準といいますか年数といますか、そういったものについてお伺いします。
○委員長(山路清一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(齋藤英夫君) 打ちかえにつきましては、現場を確認しまして、相当劣化がひどければ打ちかえというふうにしております。
○委員長(山路清一君) 青柳委員。
○委員(青柳信義君) 日吉台団地なんですけれども、団地ができましてから30年を経過しようとしております。現在、クラックできたところにタールといいますか、ああいったものをやっているわけですが、そこできょうみたいな雨の日ですと自転車のスリップ、あとは歩行者がそこでスリップして転んでけがをしたというふうな事例もありますけれども、その辺どのようにお考えかお伺いします。
○委員長(山路清一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(齋藤英夫君) たしか町道熊谷前河原線という町道でございまして、まず本来であれば修繕工事、交付金を活用した、というふうにうちのほうで一応考えておりましたが、ちょっと国のほうの補助金がつかなかったことなどがありまして、まず打ちかえについては検討しているところでございます。
○委員長(山路清一君) 青柳委員。
○委員(青柳信義君) ぜひ交付金の活用でやっていただきたいというふうに思います。
あともう1件、実績報告書の205ページ。先ほど同僚委員からも質問あったんですが、大亀山。こちらのほうの年間の利用者数をお伺いいたします。
○委員長(山路清一君) 都市計画課長。
○都市計画課長(伊藤 正君) 今ちょっと手元にありますのは26年度の実績となってしまいますけれども、26年度で約2万6,000人ほどというふうになっております。
○委員長(山路清一君) 青柳委員。
○委員(青柳信義君) 延べで2万6,000人だと思うんですけれども、私も何度か行っていますけれども、なかなか活用される方が、以前と比べますとかなり少なくなってきているのかなというふうに思います。予算も1,290万円かけていますので、先ほど同僚委員からもありましたとおり、キャンプ場の設置なり、あとはきっちり整備して、もっと人を呼ぶようなきっちりした大亀山をつくっていただきたいと思うんですが、その件に関してお尋ねいたします。
○委員長(山路清一君) 都市計画課長。
○都市計画課長(伊藤 正君) 大亀山森林公園の本格的な整備が始まりまして約二十数年、30年近くたちますので、施設自体も大分老朽化が進んでいるということもございます。その辺も含めまして、今後大亀山のどのような取り扱いというか、利活用をしていくべきかということを検討していきたいというふうに考えております。
○委員長(山路清一君) 次にございませんか。長谷川委員。
○委員(長谷川る美君) それでは、私のほうから2点質問させていただきます。
先ほど同僚委員から質問があった件と同じ部分もあるんですけれども、富ケ丘の地区ではかなり切実で重要な問題ですので、私のほうからも再度質問させていただきます。実績報告書206ページ、一般公園維持管理事業に関しお伺いします。公園の除草が、平成27年度から年2回となりました。それまでの3回から2回に変更になった理由についてお伺いします。
○委員長(山路清一君) 都市計画課長。
○都市計画課長(伊藤 正君) 27年度から除草回数が2回になったというのは、道路も含めて全体的な予算、諸事情、回数を減らしたというふうに認識しております。
○委員長(山路清一君) 長谷川委員。
○委員(長谷川る美君) 先ほど回数が2回に減ったということについて、町民の方たちから若干、少し声がありましたということの答弁だったんですけれども、私は富ケ丘の二丁目第3公園のそばにうちがありまして、子育て世代の親御さんから公園の草が本当に伸びまして、子供の膝あたりまでも来て、そしてもう公園で安心して遊ばせることができないという切実な声をたびたび耳にしました。回数が減ったことにより、公園として良好な環境を維持することができているかどうかの検討はなされていますか、お伺いします。
○委員長(山路清一君) 都市計画課長。
○都市計画課長(伊藤 正君) 除草後の状況とかも確認はさせていただいております。2回になったから一概に、極端に悪くなったということよりは、その年の天候であったりとかも大分影響しているのかなというふうには認識しております。
○委員長(山路清一君) 長谷川委員。
○委員(長谷川る美君) 「住みたくなるまち日本一」の実現と安全・安心で快適な居住環境のため、除草回数の検討についての必要性というものを感じますけれども、町長のお考えをお伺いします。
○委員長(山路清一君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) この除草回数につきましては、全体の限られた財源の中で、いわゆるこれまで過去3回やっていたものを2回にということで、これは検討を進めております。切りかえをさせていただいたわけではございますが、ただ必要に応じて、お祭りやそういうところにつきましては個別に対応したり、その都度必要に応じて対応もさせていただいております。じゃあ、これは回数を3回にまた戻せばいいかというものではなくて、やはり限られた財源をいかに効果的に、その分そうするとほかのところから何かしら削ってこなくちゃなくなるので、かなりこの除草に係る費用も大きいもんですから、その辺含めながら、昨年、ことしと、27年、28年の状況を見ていますと、極端な苦情等は、一部もちろん声はいただきますけれども、大きな問題は起こっていないというふうに認識しておりますので、その辺を含めながらもう少し様子を見させていただければというふうに思っております。
○委員長(山路清一君) 長谷川委員。
○委員(長谷川る美君) わかりました。よろしくお願いいたします。
それでは、2問目をお伺いします。実績報告書の195ページ、道路維持管理事業の側溝の有蓋化についてお伺いします。27年度整備した富ケ丘地区の側溝は、未整備のうちの何%になりますか、お伺いします。
○委員長(山路清一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(齋藤英夫君) 約1%ぐらいですね。
○委員長(山路清一君) 長谷川委員。
○委員(長谷川る美君) 側溝整備完了はいつごろの予定になりますか、お伺いします。
○委員長(山路清一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(齋藤英夫君) 現在の約3,000万円で試算しますと、約31年後完成です。
○委員長(山路清一君) 長谷川委員。
○委員(長谷川る美君) 住みたくなるまち日本一の実現には、住民の生活環境の安全性と利便性も重要な位置づけになると思います。限られた財源の中で優先順位をつけ、早期の実現の必要性を強く感じますが、町長のお考えをお伺いします。
○委員長(山路清一君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) これまでも答弁申し上げておりますように、限られた財源の中でとは言いながらも、やはり一地域に3,000万円以上のお金を毎年いわゆる予算として組んでいるわけで、三千数百万円というとある意味、小さな町内会館であれば1つ建てられる会館の予算を毎年その側溝整備に予算として配分しておりますので、時間のかかるところはどうかご理解をいただければというふうに思います。
○委員長(山路清一君) ほかにございませんか。藤原委員。大変失礼いたしました。
○委員(藤原 峻君) 実績報告書の15ページに移ります。地方創生加速化交付金、スイーツの支援とスイーツ店増によりにぎわいの創出を目指すと書いてあるんですけれども、このにぎわいに関してのPR方法はどのような検討がされているでしょうか。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) にぎわいという形でございますけれども、今27年度の調査の時点でのあれですけれども、今現在、28年度では今回の議会の中でもスイーツ関係、道の駅関係を申し上げていますけれども、そういったいろんな関係で検討をしているという状況です。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) こちら、例えばスイーツのマップづくりなどは検討されていたのでしょうか、お伺いいたします。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) まだ検討はしておりません。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 今後のこともぜひ検討していただきたいと思います。
続きまして、33ページの農業振興に移ります。富谷250園芸促進事業、こちら参加者が平成25年76人、平成26年69人で、平成27年68人と毎年少なくなっている状況ではあるのですが、この状況をどのように捉えられておりますか。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 数名ずつ減少という状況ではございますが、今後この事業、長年うちのほうとしては大切に進めているところでございます。したがいまして、高齢化等いろいろございますけれども、今後も引き続き農業振興の大きな一つの事業として取り組んでいくという状況でございます。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) こちらの参加者の獲得増加のために、新規就農の方を獲得していくような検討などはなされていたのでしょうか。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) もちろん検討しております。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 続きまして、34ページに移ります。こちらの5農業振興に関する補助事業に関してですが、環境保全米対策事業、こちら住みよい環境のイメージともやはり富谷町、合致しているかと思うのですが、さらなる推進などの検討などはされているのでしょうか、お伺いいたします。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) こちらの事業につきましては、あさひなでつくっております郷の有機、そちらのほうを使って稲作に取り組むという事業でございまして、500キロ当たり、1反歩当たりに500キロということでの助成の中身になっております。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 続きまして、農作物有害鳥獣対策事業に関しまして、こちら電気柵を必要としている数などは把握しておりますでしょうか。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 電気柵につきまして、町で貸し出しということで準備はしておりますけれども、今そちらのほうにもちょっと申し込みのほうはございませんので、今のところつかんでいないという状況でございます。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 続きまして、新規就農への補助などの要望などはありましたでしょうか。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 新規就農、今現在も2名の方が研修中ということでございまして、国の助成事業ということで準備型、また経営開始型という2つの助成事業がありますけれども、そちらをいただけるように今、協力、連携しながら進めているというところでございます。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) こちら、独自の補助などは検討されていましたでしょうか。具体的に言いますと、農地の優先的な支給などです。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 農地等につきましては、こちらでいろんな貸し借りの関係で協力ということで行いますけれども、その他の助成事業としましては、今回新規就農者の方、園芸作物に取り組みたいというお話ですので、もう既にハウスの助成等がございます。また、畑作に限らず果樹とかということであれば、果樹の助成事業とかもありますので、そちらのほうでまずは協議しながら進めていきたいと思います。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) それ以外に、例えば独自の新規就農する際の創業支援のような賃金的な補助みたいなものは、考えていたのでしょうか。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 今のところは国の助成事業の活用ということで考えておりました。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) こちらのお話というのは、これまで出てきていたのでしょうか。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 内容がどういった……。
○委員(藤原 峻君) 検討自体は、なされたことはありますか。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 賃金等でちょっと検討はしたことがございます。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 続きまして、35ページに移ります。とみやブルーベリースイーツフェアなのですが、こちらは商工会に入っていない方も参加はできる形でしょうか。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 参加はできます。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 例えば、レストランなどでスイーツをつくられているところもあるかと思うのですが、そういうところも参加できるのでしょうか。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) あくまでも調理をして、今もある店舗では対応していますけれども、パフェとかそういった形で出す場合はスイーツとして参加いただいております。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 続きまして、39ページに移ります。(3)の融資あっせんに係る原資の委託に関してなのですが、小規模企業小口資金、これ毎年ゼロとなっているんですけれども、これはどういった事業内容なのでしょうか。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 申しわけありません。ちょっと現在、しばらく支出のほうがございませんので、ちょっと内容については具体に把握していません。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 続きまして、193ページ、防災対策に移ります。こちら、防犯灯照明等の年間電気代が、昨年度の6,549万5,000円から大分下がっているんですけれども、この要因というのは何でしょうか。
○委員長(山路清一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(齋藤英夫君) 修理の都度、LEDにかえたものだと思っております。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) ちなみに、そのLED化防犯灯などリースで検討していくという昨年度の決算でお話あったかと思うんですけれども、その後の進捗状況はどこまで進んでおりますでしょうか。
○委員長(山路清一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(齋藤英夫君) 現在、さまざまな検討をしているところで、まず検討内容としましてはリース方式、または請負の方式、そして明るさなど今詳細に検討しているところでございますので、もう少しお時間をいただければと思います。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 最後の質問に移ります。195ページ、道路の維持に関してです。同僚委員からも切実な問題だと訴えられておりましたが、ちょっと違う視点から質問させていただきます。1整備工事の富ケ丘地区町道整備工事なんですけれども、こちら昨年度に比べまして単価が2倍以上になっているかと思うんですけれども、これはどういった要因なのでしょうか。
○委員長(山路清一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(齋藤英夫君) 済みません。単価と申しますと、工事費の単価。
○委員長(山路清一君) 単価と工事費とは違うよね。藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 昨年度が、富ケ丘地区町道整備工事、昨年度、平成26年度の行政報告実績報告書の197ページに値段が載っているんですけれども、それを見ますと側溝整備743メートルで3,713万5,000円、ことしは257.2メートルで2,916万円ということで、メートル当たりに換算しますとことしは11万3,300円、昨年度が4万9,940円という形だったんですけれども、これはこれだけ単価が変わっているというのはどういう要因なのでしょうか。
○委員長(山路清一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(齋藤英夫君) 単価的には、去年と、工事費単価ですね、余り変わらないんですけれども、側溝のほうが、全長がちょっと、道路のほうの舗装もありますもんで、その辺は側溝の延長とイコールというかその単価はなりませんので、ボリューム的には同じぐらいだと考えてよろしいです。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) いまいちよくわからないので、もう一度説明をしていただきたいんですけれども、これだけ、倍ぐらい違うわけなので、どういった要因なのでしょうか。
○委員長(山路清一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(齋藤英夫君) まず、道路のほうも一緒に整備していきますので、道路の側溝整備の延長とまず単価的には去年とは変わらないんですけれども、道路の舗装のほうが多かったということです。
○委員長(山路清一君) 藤原委員、わかりますか。藤原委員。
○委員(藤原 峻君) こちら、整備工事費としては富ケ丘の側溝整備が、昨年度ですけれども743メートル、ことしは257メートルでのお金で、2,916万円と出ているんですけれども、これは道路なのでしょうか。
○委員長(山路清一君) よろしいですか。今の課長の話ですと、側溝のメーター単価は変わらないんだけれども、それに付随する舗装工事がふえたので、舗装工事もあわせてふえたという話で私のほうは理解したんですけれども、課長いかがですか。
○都市整備課長(齋藤英夫君) そのとおりです。
○委員長(山路清一君) そういうことでございます。藤原委員、よろしいですか。藤原委員。
○委員(藤原 峻君) つまり、これは側溝とは書いてあるんだけれども、道路の費用も含まれているという考え方なんですね。
○委員長(山路清一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(齋藤英夫君) 道路の舗装の打ちかえも含まれた工事でございます。
○委員長(山路清一君) 浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) 実績報告書30ページをお願いいたします。4番のところにブルーベリーの産地拡大事業がございますが、昨年度は164万円ほどになっておりました。27年度、約14万円ぐらい少なくなっているようなんですが、この要因は何だったんでしょうか、説明を求めます。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 要因につきましては、産地拡大事業の見込みというところで、ちょっと減ったというような状況でございます。
○委員長(山路清一君) 浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) わかりました。
じゃあ、34ページになりますが、ブルーベリーふれあい教室のところでお伺いいたします。参加者が、第1回目が9名、そして2回目が6名というふうになっておりますけれども、ここのところは、この目標値というのは27年度、この教室をするに当たってはどのような目標を立てていたんでしょうか。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 募集人員が、たしか15名ぐらいだったと思いますので、申しわけございませんが。
○委員長(山路清一君) 浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) ちょっと少ないような感じがいたしますが、努力を求めたいと思いますね。
あと、済みません。35ページになります。畜産振興につきましてですけれども、この畜産振興におきましては、26年度から農家数が14件というふうになりました。今回、この実績報告書を見ますと、およそ27年度、13頭の養頭が少なくなっているというふうになっておりますけれども、富谷町の数少ない畜産家でございますが、この要因は何だったんでしょうか。13頭減った要因は何でしょうか。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 販売した関係での減だと思います。
○委員長(山路清一君) 浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) この伝染病等の予防もあるわけなんですが、27年度、このいろいろ家畜において、畜産において病気があったのかお示しください。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 病気はございません。
○委員長(山路清一君) 浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) 決算報告書の中に47万円という数字、今この実績報告書の中にも47万円という決算額が出ておりますけれども、畜産農家に対しましての表彰というようなことは、県で出荷をいたしますとよく表彰されている方が富谷町にもいらっしゃるんですけれども、そういった農家に対しての、畜産家に対しての表彰というのは、この実績の、この決算の中にも入っているんでしょうか。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 副賞としまして予算どりして、農協のほうに出しております。
○委員長(山路清一君) 浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) その予算どりというのは、どれぐらいの予算を立てていらっしゃいますか。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 1万2,000円でございます。
○委員長(山路清一君) 浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) 1万2,000円というのは、どういった内容になりますか。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 副賞としまして、賞状とかそういったものの予算でございます。
○委員長(山路清一君) 浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) この表彰に対しましては、この予算というのは1万2,000円でずっと来ているんでしょうか。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 済みません、ちょっと26年度の予算、持ってきていませんでしたので、多分同額だと思います。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長にお願いします。答弁の前に返事をしてください。よろしくお願いします。浅野直子委員。
○委員(浅野直子君) 大丈夫です。
○委員長(山路清一君) よろしいですか。ほかにありませんか。若生委員。
○委員(若生英俊君) それでは、質問をいたします。初めに、決算書92ページ、実績報告書213ページ、合併浄化槽の件でありますけれども、先ほども出ましたけれども、7人槽、10人槽、比率が100ではなくてというようなことがありました。対象数と申請者件数、7人槽では差し引き21、10人槽では差し引き13という数字が読み取れるところであります。まず最初に、この合併浄化槽維持管理の補助制度がスタートしたのは何年ですか。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) 平成24年度からでございます。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) それでは、それぞれの、7人槽、10人槽の申請しない方の、これ7人槽は幾らと定額で決まっていましたでしょうか。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) 決まってございます。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) それでは、7人槽のこの21名の合計額、そしてまた10人槽の13名の未申請額、それぞれお願いいたします。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) ただいま計算します。ちょっとお待ちください。7人槽で31万5,000円、10人槽で22万1,000円でございます。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) 補助制度、公共下水と自前で管理する合併浄化というふうなことで、平成24年でしたかね、いろんな議論の経緯の中でスタートしたわけであります。ぜひ、その意味合いもあわせて、面倒だからというふうなことでの未申請というふうな答弁でありましたけれども、極力5人槽100%申請のように、7人槽、10人槽においても働きかけを求めるわけでありますけれども、いかがでしょうか。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) そのように努めてまいります。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) それでは、決算書100ページ、ブルーベリー産地拡大事業150万9,000円余ということでありますけれども、その事業の内容について詳細をお願いいたします。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 事業の内容につきましては、一つにはブルーベリー産地拡大事業ということで、苗木の助成がございます。あと、2つ目としましてはスイーツフェアに係るPR関係、またブルーベリーの成木育成事業及びアドバイザーの講師関係の事業、栽培講習会に係る事業などでございます。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) 詳細はというのは、その金額の明示をお願いするところであります。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 苗木助成につきましては約19万円、あとスイーツフェアにつきましては85万円、成木育成事業とアドバイザー講師関係については約9万5,000円、栽培講習会については約22万円ということでございます。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) それでは、次に入ります。側溝整備、それぞれ決算書106ページであります。富ケ丘2,900万円余と、鷹乃杜、東向陽台、太子堂、それぞれの整備事業が明記されております。あるときから、側溝整備、道路の両面ですから、道路延長の2倍ということとなります。側溝整備の要望を受けて、一度に水道管の埋設やらガス管も含めて、後から掘り返すことのないようにということで進めてきた経緯があろうかと思います。そのようなことで、富ケ丘に絞りますけれども、2,916万円余ということとなりますけれども、整備の延長距離、そしてまた側溝と路面の整備がともになされているのか、その点についてお伺いいたします。
○委員長(山路清一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(齋藤英夫君) 側溝と舗装打ちかえ、一緒にやっております。27年度の延長ですか。27年度延長は、側溝整備が257.2メーター。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) それでは、富ケ丘、鷹乃杜、東向陽台、太子堂、側溝延長を数字で捉えているか、あるいは道路延長として捉えているか、どちらかでも結構でありますけれども、道路延長、側溝を含めてそれぞれの整備率ということでお伺いしますけれども、それぞれ4カ所の総延長とそれに伴う整備実施済みということで整備率、その2つについてお願いいたします。
○委員長(山路清一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(齋藤英夫君) 富ケ丘につきましては、今まで9,310メーター、36.4%。鷹乃杜につきましては1,874メーター、9.6%の整備率。東向陽台につきましては、862メーターで100%、太子堂につきましては7,852メーターの整備で73.8%の整備率でございます。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) このように、やはり住民の皆さんの声は切実なんですね。路面の打ちかえも含めて。まず限られた財源というふうなことではありますけれども、やっぱり選択と集中、その限られた財源は共通して認識するわけでありますから、そういう意味では選択と集中、どこに集中特化するか。あれもこれもでない、これをというふうなあたりの基本の線をぜひこの限られた町財政、市財政の中での運営を次年度以降望むところでありますけれども、町長の見解を求めます。
○委員長(山路清一君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) これ、集中してという話だと、そうするとじゃあ、例えば一地域にそれを集中したときに、多分ほかの地域から間違いなく、「何でうちの地域は」というふうになろうかというふうに思いますので、その辺はやはり慎重に考えなきゃいけないように思っておりますので、これまでの流れもありますので、これまでの流れを踏まえながらそこはご理解をいただきながら進めていきたいというふうに思います。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) 集中というのは、地域を集中するということを私は申し上げているわけではないんですね。都市基盤、道路整備というふうなことでの認識をぜひ強めていただきたい、そのようなことで申し上げたところであります。
次に移ります。決算書108ページ、深苗代1,200万円余、合田線3,100万円余、高屋敷道路改良1億6,400万円余とこのように決算書に表記されているところです。それぞれ深苗代から入ります。深苗代の1,200万円余の内容について、詳細をお聞きいたします。
○委員長(山路清一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(齋藤英夫君) 深苗代線につきましては、分筆登記業務、これが205万円。あと、畦畔設置工事267万8,000円、あと土地購入費としまして136万円ほど。136万4,160円ですね、となっております。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) それでは、続きまして郷田線の3,100万円余の内訳、お願いいたします。
○委員長(山路清一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(齋藤英夫君) 郷田線につきましては、全部が改良工事でございまして、延長が76.75メーターの幅員が9.25メーターとなっています。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) 3つ目でありますけれども、高屋敷道路改良1億6,400万円余ということになりますが、高屋敷、あのように造成を終えてそれぞれスタートしているわけでありますけれども、高屋敷全体に、造成に当たりまして、1億6,400万円以外に総額としてどういった内容にどれくらいの額を町での支援というふうなことで進めてきたのかお願いします。
○委員長(山路清一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(齋藤英夫君) 支援ということはございませんけれども、拡幅工事に係る用地購入のほうで108万2,000円ほど使っております。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) 1億6,400万円余に橋の橋梁工事等については、含まれておるんですか。
○委員長(山路清一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(齋藤英夫君) 全部含まれております。この金額につきましては、繰り越しの金額でございまして、前年度に1億6,200万円ほど使っておりますので、これと合わせますと3億2,600万円ぐらいになっております。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) それでは、最後にいたします。決算書98ページであります。農業委員の委員会について、報酬を12名の皆さんにというふうなこととの関連であります。ややそれるかとも思いますけれども、10月10日いよいよ式典があるわけでありますけれども、かつて農業委員を務めた方、現職でないOBの皆さんですね。そういった皆さんは、式典へのご招待の対象者に入っているかどうかお伺いいたします。
○委員長(山路清一君) 企画部長。
○企画部長(内海壯晃君) その方は、入ってはございません。
○委員長(山路清一君) この際、午後1時まで休憩いたします。
    午前11時55分 休憩


    午後 1時00分 再開
○委員長(山路清一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
最初に、都市整備課長より先ほどの藤原委員に対しての訂正がございます。都市整備課長。
○都市整備課長(齋藤英夫君) 実績報告書195ページの1の整備工事、富ケ丘地区の道路整備工事、ここで側溝整備257.2とありますけれども、これは474メーターに訂正をお願いします。以上です。
○委員長(山路清一君) それでは、質疑に入ります。質疑ございませんか。菅原委員。
○委員(菅原福治君) それでは、先ほど指名されましたので、ちょっと早目に質問します。
まず初めに、実績報告書の34ページ。これから質問する、先ほど各委員からも質問が出た件が結構多いんですが、私もブルーベリーの産地拡大についてご質問します。ことしの三重サミットで、ブルーベリーのジュースが各首脳に振る舞われたということで喜ばしいわけですが、そうはいっても本当に私ら見ていますと、このブルーベリーの状況が他地域から多少というか、大きく水あけられている劣勢状態にもあるんではないかなというふうに思います。ある人なんかは、富谷のブルーベリー、どうなっているんだと。「どうなっているんだ」という意味が、いまいち私もわかるんですけれども、そういうふうなことで言われているわけです。そうはいうものの、富谷のブルーベリーですから、やっぱり伸ばさなきゃならないという部分もあります。私もそう考えている一人なんですけれども、本腰を入れないとだめだと思います。
ただ、今回成果として生産増と産地拡大に取り組んだということになっておりますけれども、その辺が、これ24年ピークに上がっていないんですね。事前に聞いた内容ですと、24年ピークとしてそれからずっと下降なんですね。だから、その辺どういうふうに見ていられるのかお伺いします。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) その辺につきましては、24年度以降、気候関係、天候関係がかなり異常気象というわけではありませんけれども、暑かったりということで渇水状態になったりということで、なりが悪く、収量がちょっと減ったりということがあったという状況がございます。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) 天候ということなんでしょうけれども、半分以下と。24年に3.3トンあったと。27年、昨年は1.5トンということで、半分以下と。これ、天候だけなのかなということで心配はしているんですけれどもね。そのトン数が少な過ぎるんですよね。減ったのもわかりますけれども、ちょっと生産の量としては少ないんでないかなというような感じはしますけれども、その辺どう見ているかお伺いします。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) またちょっと同じような話になりますけれども、やはり現状としまして気候的なものが大きい要因という状況がございます。ただ、ちょっと今年度の話になってしまいますけれども、新たにかん水関係で一農園さん、ちょっとそういったシステムを導入という形で取り組んでおられるところもありますので、そういった形の導入とかも見ながら、新たなちょっと町でも取り組みなりを検討して進めていきたいと思っております。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) これ、市制移行になればまたブランドということで本腰を入れなきゃならない。新たなブランドといっても、なかなか今はできる状態にもありませんので、ぜひ本腰を入れてやっていただきたい。24軒の農家さんがいるというんですけれども、24軒が少ないか多いかはちょっとわかりませんが、ただ本当にこの24軒の方、跡取りとかいろんな後継とか問題も抱えていると思いますので、ぜひ拡大方向に向けて町で指導なり目配りをしていただきたいなと思いますがいかがでしょうか。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 委員のおっしゃられますとおり、農協であるとかまた生産組合と連携協力しながら進めてまいりたいと思います。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) わかりました。
それでは、次に、これもダブるわけですが、実績報告書の39ページ、同じく課長にお伺いすることになると思いますけれども、商工総務、商工振興についてお伺いいたします。ここ数年、毎年この実績報告書を見てみますと、同じ取り組み経過になっております。残念ながら、同じ取り組みになっています。数字は若干違うんですけれども、この予算から繰越明許費とか融資制度とか立地の奨励金なんかを除くと、幾らも残らない予算になっているんですね。その辺どのように考えられているのか、ちょっとお伺いします。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 融資関係、その辺につきましては例年同じような形になっておりますが、以下の実績報告書、4つ目、5つ目ということで、観光事業であるとか地場産であるとか、そういった部分で商工とかそちらの推進を図っていきたいと思っております。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) 見てみますと、町のこの企業誘致は重要だというのを訴えているのはわかりますけれども、正味というか中身を見ますと、スイーツの補助金とか融資制度とかを除くと、本当に企業立地なり観光商工にどれだけ取り組んでいるのかなというような部分、本当にその辺、去年、おととし、さきおととしと年度ありますけれども、検討されている経過がちょっと見れないんですけれども、昨年についてはいかがでしょうか。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 委員のおっしゃられるとおり、例年同じような事業にはなっておりますけれども、今後話を受けまして検討していきたいと思います。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) ちょっと先ほど、今融資というのがありましたけれども、この融資というのは、ブルーベリーの農家じゃないとは思うんですけれども、融資の目的というのは事業拡大が主だとは思うんですけれども、これは資金繰りとかそういうのに使えるのかどうかちょっとお伺いします。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 運転資金であるとか設備資金であるとかに運用できません。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) 別項目でセミナー、東京、名古屋で2カ所で開催になっておりますけれども、開催とだけなっています。具体的な開催内容、例えば準備から当日から、その辺どんな開催内容になっているのか、具体的に伺いたいんですが。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 準備につきましては、事前に県との打ち合わせ。その後、当日、会場に出向きまして準備という形で、あとセミナーが行われるという形になっております。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) 町からは、どんなメンバーで行かれているのかお伺いします。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 産業振興課の職員2名と、当町企画部長と企画政策課長が行っております。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) 簡単に行って、そう簡単にすぐ成果があらわれるとは、私はもちろん思っておりませんが、これまで何社か印象に残っている会社も中にはあると思うんですが、その会社に対してはどんな活動をされているのかお伺いします。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 名刺なり交換ということを行いますので、メールなりでお礼なり、また相手方からいろんな問い合わせということでやりとりをしているということがございます。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) それは、当然返礼ですから当たり前のことなんですけれども、私が聞いているのは、例えば今回の10月10日、市制迎えますとかそういう案内なり、やっぱり町より市になったということで高まりますよね。その事業者も。市ですから。その辺をうまく報告して、実績に結びつけるような活動をしているかどうかお伺いします。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 今年度のちょっと話になりますけれども、東京セミナーにおきましてはそういった市制移行に係るもちろんPRをしながら、企業誘致ということで努めております。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) それでは、ぜひ私もそう思っていますので、そのように進めていただきたいと思います。
町では、現在中小企業等、把握されているかどうかお伺いします。昨年は、867軒と聞いておりますが、昨年というか26年度。27年度は何軒という報告を受けているかお伺いします。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 商工業者につきましては、879軒でございます。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) 若干ふえているんですけれども、その中で黒川商工会というんですか、そこに入られている事業者は何軒。昨年、344と聞いています。何軒ございます。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 402軒になります。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) かなりふえていますね。かなりふえていると思う。60軒ぐらいふえていますけれども、前回、何を言いたいかというと、総務の委員の関係で入札をお伺いしました。そのときに、若干回答は得られなかったんですけれども、私の想像ではかなり地元の業者、商工業に入られている、入札に登録している件数というのは、恐らく地元はそんなに多いわけじゃないなとは思っています。本当に、そういった意味で入札をとるにしても地元を盛り上げるにしても、やっぱり大企業もそれは大事かもわかりませんけれども、やっぱりその屋台骨を支えているのが中小企業ですから、その辺を掘り起こしていくという考え方、町長どうでしょうか、お伺いします。
○委員長(山路清一君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 地元の企業、やはりこれは委員のご意見のとおりでございまして、私も同じように認識しておりまして、地域の地元の企業はやはり大切にしていかなければいけないと思っておりますので、実は就任以来、企業誘致、外から連れてくる努力はもちろんさせていただいておりますが、地元の企業とのいわゆるいろんな情報交換なりそういう機会も、時間を見ながら設けておりまして、地元の企業にお邪魔をさせていただいたりしながら、もしそこで抱えている課題なんかないかとか、あと今後に向けてのいろんな相談もさせていただいているところでございます。
あと、あわせて商工会への加盟促進も町としても積極的に取り組んでおりまして、結果として先ほど出た数字が、その結果だというふうに思っております。今後また、さらにその辺は力強く地元の企業の支援を行っていきたいというふうに思います。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) ぜひ力強く進めていただきたいなと思います。
次に、実績報告書の206ページになります。これも先ほどから出ております環境整備、公園の整備でございます。先ほどから聞いていますからダブりませんが、私の場合は2回から3回というふうにしてほしいという部分はもちろん聞いているんですけれども、困っているのは通学路で困っているというのを一部、私、聞いています。通学路。子供さんが学校に通うのに困っているんだと。何で困っているかというと、通路で右左に小さな樹木というか木々があるんですけれども、それの伸びが早くて道路を塞いでいるというような場合がございます。簡単に言いますと、部長にお伺いします。そういうのには少しスポット対応、公園で例えば、お祭りではスポット対応をしていただいていますけれども、こういう場合のスポット対応をぜひお願いしたいなと。そうすれば、子供さんも安心して通えるなと思いますので、ぜひ前向きの回答をお願いしたいなと。
○委員長(山路清一君) 建設部長。
○建設部長(奥山育男君) ただいまのような事例の場合は、通報があったり、あるいは道路パトロールで発見したような場合には、職員直営で随時対応しておりますので、私のほうだけでは目が行き届かない点がございますので、そういった情報があればこちらのほうに届けていただければ、対応に努めていきたいと思っております。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) ぜひそのようにお願いしたいと思います。ありがとうございます。
次に、今度は別件なんですけれども、家屋、自宅からはみ出ている、自分のうちの樹木ですか。木。道路のほうにはみ出て占拠している部分、これも若干聞きます。これについては、もちろん町内会というか環境保全組合が動いているんですけれども、なかなかやっぱり、人間対人間ですからなかなか言えないという部分の対応方法、あればお伺いします。
○委員長(山路清一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(齋藤英夫君) まず、そのような場合、自宅に伺いまして、何回も行くわけですけれども、会えればお話をしまして、出ている分、町のほうで切ったりとかした例もございます。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) これは完全に任せっきりじゃなくて、町のほうにね、環境保全なり町内会も同行しますので、ぜひその辺の連携をとって環境保全に努めていただきたいなと思います。それでは、理解していただいたということで次に進めさせていただきます。
次に、決算書の251ページ、これ水道になるわけですけれども……。
○委員長(山路清一君) あした。明日になります。
○委員(菅原福治君) 下水じゃない。水道だよ。
○委員長(山路清一君) 別です。
○委員(菅原福治君) ああ、水道もだめなんだっけ。下水だけじゃないんだっけ。わかりました。はいはい。それじゃあ、もう終わります。あした2つありますから、よろしくお願いします。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 実績報告書の31ページです。ここにシルバー人材センターの補助金が1,600万円あります。シルバー人材センターの総売り上げは、幾らですか。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 受注契約額になりますけれども、2億3,097万円になっております。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) その中で、町が発注しているという金額、総額で幾らですか。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 公共事業といたしましては、5,929万3,000円になっております。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) その中には、例えば学校への用務員の委託だとか、そういうものも入っているんですか。たった5,900万円ぐらいのものですか。町の発注する額です。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 学校の委託につきましては、宮城県のほうの委託という形に……。学校関係も入っております。
○委員長(山路清一君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 町のシルバー人材センターが人材派遣の資格を持っていないということで、県のシルバー人材を通して現在のところの派遣をしているという関係で、実際の数字に出てこないんですけれども、今委員のご指摘のように、学校に派遣しているのを含めると年間約1億円を超すぐらいの金額になっております。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) そうしますと、総売り上げが約2億3,000万円だと。町が発注しているものが1億円ということで、それでいいんでしょうか。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) そのとおりでございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) そうしますと、残りの1億3,000万円ですけれども、これはどういうことで収益になっているのでしょうか、売り上げになっているのでしょうか。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) そのほかにつきましては、屋内清掃であるとかそういった別の業務をやっていただいているという形になっております。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) カナイ清掃でしたか。申しわけありません。もう少し大きい声でわかるように説明お願いします。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 屋内清掃と屋外清掃とかの業務になります。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) それは、各家庭から出される注文ということですか。町ではなくて、各個人が発注しているということですか。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 企業とかそういったところへの派遣といいますか、事業でございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) シルバーの中でここに登録している人は、平成27年度では幾らで、現在は何人ですか。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 27年度で438名でございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 438人の人が、2億3,000万円の稼ぎをしているということで、それが町の発注だとか企業だとか個人宅だとか、こういう大枠のまとめで間違いないですか。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) そのとおりでございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) シルバーへの補助金1,600万円ですけれども、これはどういう契約になって1,600万円出されていたでしょうか。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 要望書等によりまして、内部で精査した結果、予算化しておるという状況でございまして、補助金の概算要求ということで予算づけしておるものでございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) そうしますと、ここにある表では平成25年から27年まで同じ金額ですが、これは同じような要望、時世の状況とかにもかかわらず同じ要望書が出て同じように査定したということですか。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) そのとおりでございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) シルバー人材センターですが、ここの中で成果と今後の取り組みの中にさまざま書いてありますが、これからもやはり同じような方針で、このシルバー人材センターは運営されているということになりますか。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) そのような形になるとは思いますけれども、シルバー人材センターのほうでも取り組みの中におきまして、例えば重点施策であるとかそういった部分を幾つか毎年上げている部分もありますので、そういった形では内容は見ていくという形になります。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) このシルバーの中で、平成27年、会員の拡大はどこまで進んだのでしようか。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 26年度と27年度におきましては、トータル的には減という形になってございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) ほっと育くが、場所が変わりました。通りから見られていたのがなくなって、寂しいなということを私は思うのですが、ほっと育くを利用している方々の声は聞いているでしょうか。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 多少、活動スペースとかが狭くなったということはあったようでございますが、一方で駐車場が広くなったということで便利になったということなどのお話は聞いているところでございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 実績報告書です。概要3というところが前のほうにありますが、ここに目的別の歳出の推移が載っていまして、ここの中を見ますと、農林水産業費、これの決算の構成比が0.6となっています。前年比で33.5ポイント落ちているわけですが、これをどういうことでこうなったと、その特徴的なものは何だったかということでお尋ねします。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 何点かございます。企業誘致事業、そちらのほうで、今まで高額に支援していた企業が3年を過ぎて終わったというところと、あと大雪のハウス事業、そちらが1,000万円ぐらいございますし、あと農道の補修整備、そちらのほうも高額、2,000万円程度減と。あと、緊急雇用関係でも700万円ぐらいの減という形でございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) ブルーベリーとか食のことを大切にしながら、これから道の駅をつくるだとかということになっていくと、ここの産業振興課の役割って物すごく大きくなると思うんですが、そういうふうに総括したのか。平成27年度を締めるに当たって、どのようなことで検討したのかお尋ねします。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) まず、取り組みにつきましては同じ内容ではございますが、農業振興の部分であるとか、あと企業誘致関係については、引き続きですけれども、年々ふえているという感じにはなっていますので、そういった形で事業費のほうはちょっと上がっていくのかなと思っております。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 企業誘致もそうですけれども、農業振興については特段の太い幹といいますか、そういうのが必要ではないかと思いますが、この点については平成27年度、どういう結論に至ったのかお尋ねします。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 27年度につきましては、同様のちょっと取り組みという形で検討はしておりますが、引き続き新果樹等、新たな取り組みということで推進をしながら、農業振興に努めてまいりたいと思っております。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 同じ実績報告書の概要3のところに、商工費があります。構成比は1.0、前年比から14.7ポイント下がっていますが、これが下がったという理由はどうでしょうか。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 先ほど申し上げましたが、企業誘致の関係で奨励金のほうが約3,000万円ほど減になったというところが大きいところでございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 実績報告書では31ページになるのですが、緊急雇用創出事業があって、臨時特例交付金事業がありました。ここの中で、新商品販売全国展開、観光誘客業務というのがありました。これを、ここの中でどう生かしたのか、ここのところが臨時に雇用してさまざま調査したんだけれども、それがどのように生かされたかということだと思うんですが、これはどのように生かしたのかお尋ねします。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) まず、雇用としましては2名の方を雇用と。その他につきましては、新商品の開発、販売ということにつなげるということです。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) それが、その商工を監督する、担当課の中で、こういうことをしてそれが実を結んで大きく広がったという実感、皆さんに聞いてもらって、こういうふうに取り組んだらこういう結果になりましたというようなことは、平成27年度の中でどのように示すことができますか。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 新商品の開発などにおきましては、引き続き販売をしているとそういった中で、かなり好調に販売をしているということでございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) それでは、新商品はどんなもので、どれくらいの売り上げになっているかお尋ねします。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 商品につきましては、「とみや茶の子」、あと「酒粕チーズタルト」、それから「十宮」タルト、あと「とみやブルーベリーウィークエンド」ということで、売り上げについては約370万円ぐらいになっております。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) それでは、実績報告書207ページお願いします。町営住宅管理費です。このときは、98世帯が入居しているとなっていますが、現在は何戸入居していますか。
○委員長(山路清一君) 都市計画課長。
○都市計画課長(伊藤 正君) 今現在は、100戸入居しております。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 同じところに修繕がありまして、費用が120万8,000円とあります。この20件ですけれども、内容はどのようなものを修繕したのかお尋ねします。
○委員長(山路清一君) 都市計画課長。
○都市計画課長(伊藤 正君) 主には、浴室の換気扇であったりとか、それとかあとは換気扇、雨どいの修繕、それから入れかわりの際のクロスの張りかえなど、そういったものを実施しております。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 今年度だったと思いますけれども、長寿命化の計画を立てるということになっていましたが、計画的な維持管理をしなければ今後だめだと思いますが、ことしはどこまで進んだのかお尋ねしたいと思います。
○委員長(山路清一君) 都市計画課長。
○都市計画課長(伊藤 正君) 今、発注業務のほうを進めておりまして、間もなく契約に至るという状況でございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 自宅でもそうなんですけれども、大体何年したら屋根とか何年したら壁とかというふうに思うんですけれども、西沢住宅などはちょっと屋根の状態もひどいかな、壁もこれでいいのかなというようなのがありまして、こういうものについてはそこまで計画を、発注しなければならないでしょうか。そこのところを、たしか200万円……。かなり結構な金額だったと記憶していますが、そういうふうにしなければならないものなのか。それについてはどうだったのかな。平成27年のその町営住宅を見て。お尋ねします。
○委員長(山路清一君) 都市計画課長。
○都市計画課長(伊藤 正君) 長寿命化計画の作成に当たりましては、修繕工事に対する補助金を受けるための条件ともなっております。そのため、今年度、長寿命化計画を作成いたしまして、30年から計画的な修繕を実施していくという計画としているところでございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 決算書105、106ページお願いします。不用額ですけれども、不用額の検証をどのようにしたかということでお尋ねします。ここの土木総務費、上段12節に役務費がありまして、92.27%残っているということです。同じページの下段のところに、道路維持費がありまして、これは、同じ12節ですが、役務費は68.74%残っている。さまざまな理由があるかと思いますが、この点についてはいかがでしょうか。
○委員長(山路清一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(齋藤英夫君) 土木費の不用額……。不用額31万1,406円についてですか。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 106ページの上段のところに、12節役務費があって、5万6,000円で予算が立てられていたんですけれども1,528円、残っているのが5万4,427円と、火災保険料等とあって、1件だけ支出があるように記述されているんです。そうしますと、この火災保険が払われたらあとは不要だったということなので、これは適切な時期で補正すべきじゃなかったかなと思いますが、どういう理由でここに残っているのか。そしてまた、一番下のところに、同じように役務費で68.74%残っていると。この金額はどういうことで残したのかお尋ねします。
○委員長(山路清一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(齋藤英夫君) 最初の役務費の5万4,472円につきましては、うちのほうの都市整備課とあと都市計画課の業務員の方が、民俗ギャラリーを一部借りておりまして、そこのFF暖房機の保守点検料ということで残しておりました。あと、12節の役務費31万……。不用額については、おろすべきだったと思います。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) では、109ページ、110ページ、同じに不用額です。一部を取り上げて例示しますが、ほかにも不用額がありますので、適切な時期に補正を組むべきだと思ってお尋ねするわけですが、都市計画総務費、19節です。負担金補助及び交付金です。これが丸々残っているということがありまして、何かの手違いだったろうとは思いますし、次のページの112ページにいったところで役務費があります。これは、37万2,000円残っていまして、37%に当たります。これは、どのようなことでこうなったのかお尋ねします。
○委員長(山路清一君) 都市計画課長。
○都市計画課長(伊藤 正君) まず、110ページのほうでございます。都市計画総務費の負担金補助及び交付金の関係でございますけれども、こちらにつきましては研修のための負担金として1万円計上しておりましたけれども、実質そういった負担を求めるような研修は今回なかったということで、時期的に2月とかにおろせればおろすべきだったかというふうには考えております。
さらに、112ページのほう、こちらにつきましては公園費の役務費、一番上段でよろしいでしょうか。3万八千……。失礼しました。住宅管理費のほうの役務費でございます。こちらにつきましても、手数料として計上していたものが余ったものでございますので、これも適切な時期に減額すべきだったというふうに考えております。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) やはり、丸で何もなくて仕事がはかどらないということでは困りますが、適切な時期に補正をするように求めます。今、課長からそれぞれそういうふうにしますということでしたが、仕事がたくさんあって大変な仕事だと思いますが、そのように事務執行すべきだと思います。もう一度、答弁してほしいと思います。
○委員長(山路清一君) 都市計画課長。
○都市計画課長(伊藤 正君) 住宅管理費のほうの役務費でございますけれども、手数料分で余っている分でございます。これにつきましては、入退去時のハウスクリーニング、その他の清掃等に使う費用でございましたので、ちょっといつ出られるか、うちのほうで把握できない部分もございますけれども、最悪2月とかを目標に、可能であればその辺、可能な分についてできるだけ減額するような方向で検討していきたいというふうに考えております。
○委員長(山路清一君) ほかにございませんか。畑山委員。
○委員(畑山和晴君) 報告書の30ページのブルーベリー産地拡大事業についてですが、栽培拡大、消費拡大に努めるということがありますが、例えば品種改良等を事業の概要として考えて話し合ったことはありますか。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) ブルーベリーにつきましては、毎年新品種等が出ております。それに伴いまして、生産組合なり農協なりと協議をした上で、選定をいただいているという状況でございます。
○委員長(山路清一君) 畑山委員。
○委員(畑山和晴君) やはり今までどおりの流れの中でのブルーベリー生産ということも大事は大事なんですが、例えば粒の大きいブルーベリーなんか、ほかにはないような新しい品種というのを開発するという部分も検討はしたんでしょうか。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 実際、品種的には全て大粒という形で改良されておりますので、そういったものを選定しているという状況でございます。
○委員長(山路清一君) 畑山委員。
○委員(畑山和晴君) やはり富谷といえばブルーベリーというのは、かなりの周知がされていると思います。今後、例えば若い人につなげていくためにも、例えば授産施設として活用していくという方向も必要であるとは思うんですが、そういった話は今まで検討はされたんでしょうか。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 今までは、そういった形はございません。
○委員長(山路清一君) 畑山委員。
○委員(畑山和晴君) やはりこれからブルーベリーをもっともっと富谷町のものだということで、後継者ということを考えると、非常にそういった方向性も重要ではあると思いますので、本当にブルーベリーって生産が難しいというのはわかります。ただ、直植えじゃなくて鉢植えのほうが実がなるということも聞いたことがあります。ただ、根っこが張る問題でなかなかそれは続かないということだったんですが、やはりブルーベリー富谷、小学校とかで食育にも多分つながるとは思うんですが、小学校で栽培していくというような方向性というのは考えておりますでしょうか。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 実際、各小中学校、また保育所、幼稚園のほうにもブルーベリーのほうは植えている状態でございます。
○委員長(山路清一君) 畑山委員。
○委員(畑山和晴君) ありがとうございます。
では、次に193ページの防犯灯維持管理になるんですが、防犯灯新設、建てかえ31基というのは、3番の防犯と道路照明等地区別内訳というところで、平成27年新設という数字しかないんですが、これは新設、建てかえ合わせての数字になるんでしょうか。
○委員長(山路清一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(齋藤英夫君) 内訳でそうなっております。
○委員長(山路清一君) 畑山委員。
○委員(畑山和晴君) では、このうち新設した箇所というのは、何カ所ありますでしょうか。
○委員長(山路清一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(齋藤英夫君) 31基です。ああ、31基の内訳ですか。全て新設建てかえでございます。
○委員長(山路清一君) 畑山委員。
○委員(畑山和晴君) わかりました。その新設する際の基準というのは、どこに置いて新設をするんでしょうか。
○委員長(山路清一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(齋藤英夫君) 町内会からの要望とかで、現地を確認しまして、新たにつけるということ。現地を確認して新たにつけると。
○委員長(山路清一君) 畑山委員。
○委員(畑山和晴君) 例えば、私、仕事柄いろんな町内、配達で回るんですが、県警だったり町からの防災メールが来る場所、やはり来る場所と街灯が暗い場所というのが少なからずリンクしている場所があるんですが、そういった部分で例えば危機管理室等などと連携しながら、そういう防犯灯の設置というのは考えてはいたんでしょうか。
○委員長(山路清一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(齋藤英夫君) 町内会及びあと大和警察署、そちらのほうからも要望が来まして、現地を確認しまして設置するようにしております。
○委員長(山路清一君) 畑山委員。
○委員(畑山和晴君) 年間電気量が400万円ぐらい下がってはいるんですが、例えば成田西公園、夜街灯がついていないんですが、私が言われたのは、防犯灯がついていないので、子供たちが、高校生なんですけれども、が集まってきて、暗いところで集まってきているというんですけれども、防犯灯がついていれば明るいので周りから見えるというお話をいただいて、成田西公園に街灯をつけていない理由というのは何かあるんでしょうか。
○委員長(山路清一君) 都市計画課長。
○都市計画課長(伊藤 正君) 団地内の公園につきまして、一部町内会とかの要望をいただいて、逆に明るいと夜子供たちが集まるという苦情もございまして、夜間一部消している場所もございます。
○委員長(山路清一君) 畑山委員。
○委員(畑山和晴君) なかなかその要望が分かれて難しいところではあると思うんですけれども、やはりその辺どういった場所でどういった立地でというのを考慮して、今後検討していきたいと思うんですが、最後にお伺いいたします。
○委員長(山路清一君) 都市計画課長。
○都市計画課長(伊藤 正君) 今のところ、暗いために子供たちが集まって困るというようなお話、ちょっと今回初めてお伺いしましたので、その辺も町内会と相談させていただきながら、対応を検討したいというふうに思います。
○委員長(山路清一君) ほかにございませんか。出川委員。
○委員(出川博一君) それでは、実績報告書の4ページ。ここのところに、地方創生各種事業の中でスイーツによる地方創生プラン策定調査業務とありまして、これ今度の11月12、13に開催される国際スイーツ博覧会の件だと思うんですけれども、あと60日ということなんですけれども、検討状況はいかがになっていますでしょうか。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 検討状況につきましては、スイーツ店の意見交換会であるとか、あと実行委員会の開催であるとか、また推進委員会の開催ということで、具体にはそういった中で決めながら進めているというところでございます。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) 会場は成田公民館になるということなんですけれども、あそこは中の建物、会館、それからあと外の駐車スペースとか、そういうやつも全部使ってやるという計画なんでしょうか。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) そのとおりでございます。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) この行事については、あと2カ月なんですけれども、いつごろ概要が公表されるのかお尋ねいたします。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 近日中に、委員さん方にもお示しをしたいと思っております。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) これは、水面下では一生懸命やっておられるんでしょうけれども、なかなか見えてこない。ポスターはあるんですけれども、それはレシピコンテストの参加募集ということなので、ちょっとその辺の周知というか広がりに欠けるという懸念があるんですけれども、その辺についてもう一度お尋ねいたします。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 今月中に資料等は提示したいと思っております。
○委員長(山路清一君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 順調に進んでおります。いろいろテナントでの張りつけとか、そういう条件なんかのすり合わせでちょっと若干時間がかかっておりまして、余り公表できる資料が少なかったわけでありますが、先ほど課長が答弁しましたように、近日中に資料をお配りさせていただきたいと思いますし、十分に11月の12、13に向けて、いわゆる受託事業者である仙台放送さんも全面的に順調に準備を進めておりますので、その辺実行委員会とも連携しながら、また地元のスイーツ店との連携もしながら進めてまいりたいというふうに考えております。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) 私、心配しているのは、我々でさえ余りよくわからないので、町民にはもうほとんど周知されていないというか、認識に欠けているんじゃないかなと。そういう意味で、4,000万円もかけてやる事業ですので、もう少しうまいPRというか、その辺をぜひお願いしたいなというふうに思っております。いかがでしょうか。
○委員長(山路清一君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) PRに関しましては、受託事業者が仙台放送でありますので、PRに関してはテレビ、雑誌も、紙ベースの出版物も持っておりますので、その辺含めて計画的にしっかりとこれから行っていく予定でおります。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) それでは、実績報告34ページ、ここのところの中段にあります農業振興に関する補助事業に関してですけれども、その下段にある農産物有害鳥獣対策事業と鳥獣保護対策事業の内容についてお尋ねいたします。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 有害等事業につきましては、有害鳥獣防止の計画策定であるとか、実際の捕獲なりの従事ということで対応していただいております。
済みません。鳥獣保護につきましては、県の猟友会に対しての助成金ということで、そちらではいろんな計画、そちらも同じく計画を立てたり活動として補助をしているというものでございます。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) ということは、内業的にはオーバーラップしている部分が結構あるというふうに見てよろしいんでしょうか。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 猟友会につきましては、町内全員といいますか、猟友会に入っている会員の方全てに対してで、農作物協議会については今9名おりますけれども、その方たちにという形になっております。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) 猟友会のこの事業の会員は、何人になっているんでしょうか。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 19名でございます。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) 今回、この猟友会というか鳥獣保護対策事業に関して条例の提案があるわけですけれども、ここのところで19名で、たしか補正予算では5万8,000円の支出というふうに議案として出ていたと思うんですけれども、この辺はこの猟友会に対する5万円の補助というのは、そろそろ併合というか、この鳥獣対策事業等を一緒にして、いわゆる補助金のスクラップ・アンド・ビルドを図ったらどうかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) それにつきましては、組織ごとに県にかかわる事業であるとか、町の事業という形で携わっていただいておりますので、今、ただ委員のおっしゃったようにちょっと検討といいますか、参考にはさせていただきたいと。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) 結局ね、こういう事業を有害鳥獣対策事業については、26年度は27万円の補助だったんですけれども、27年度が54万円ということで、その必要性は認めるところなんですけれども、どんどん補助金がふえていってしまうということで、非常にこの辺のところは危惧しておりまして、今回さらに条例でもって報酬を支払うということもありますので、その辺のところについて、もう一度いわゆる補助金についての考え方をお示しいただきたいと思いますけれども。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 補助金につきましては、今度実施主体という形で設置いたしますと、まず交付税措置で8割程度が入ってくると。また、あと補助金につきましても、活動がふえますので、その分、補助金は上がりますけれども、受給する率は上がるという状況がございます。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) いやいや、補助金に対して、いや、交付金が出るとかそういうやつは別で、補助金をこれからどんどんふやしていくのか。つまり、猟友会の5万円といえども、もうその意義がなくなったら、なくすべきじゃないかというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) その辺につきましては、何度もあれですけれども県の猟友会、また町で組織する有害鳥獣対策協議会という形でやりますので、またちょっと検討させていただきながら進めさせていただきたいと思います。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) それでは、39ページ。商工総務のところで、この制度融資として中小企業振興資金、決算で8,700万円ということがございます。これについては、今年度、28年度予算では9,300万円ということで、毎年800万円前後ふえているというふうなことで、この辺についてこれをこのまま預託金として積んでいくことがいいのかどうか、ちょっとその辺について考えをお尋ねいたします。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 現状におきましては、今の支援事業ということで取り組んでいくということでございますが、財政再度とかその辺とも今後検討しながら進めてまいりたいとは思っております。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) いや、この施策はやらなくちゃだめな施策なんで、それはいいんですけれども、つまり1億円というお金が4月1日に銀行に預けて、3月31日に銀行から戻してもらうということで、死に金になってしまっているんですよね。結局、1億円の事業ができるんですよ。本当は。これがなければというか。だから、その辺について金融機関等、いわゆる保証会社も絡むんでしょうけれども、ぜひ協議して、お金じゃなくていわゆる契約書でもいいし、支払い承諾とかそういう形でもいいですから、この1億円を何とかして町の予算として使えるような手だてをぜひ考えていただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○委員長(山路清一君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) ただいまの出川委員のご意見のとおり、私もごもっともだと思います。と言いながらも、この支援はしていかなければいけないということで、有効な方法としてやはり今、1億円をそのまま寝かせてしまうという、寝かしてしまわざるを得ないという状況は、改善をしたいというふうには思っております。近隣で、同じ目的で違う取り組みをしている自治体もありますので、その辺を参考にしながら今後検討していきたいというふうに思います。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) 多分、金融機関も喜ぶはずなんですよ。余計に保険料を払わなくちゃない、マイナス金利で余計な金利を払わなくちゃないということがなくなりますので、ぜひ来年度予算ではその辺を組み入れたやつをお願いしたいと思います。
それでは、最後に193ページ。防犯灯の件なんですけれども、ここのところに、成果と今後の取り組みの中に、街路灯の現地調査をしてみましたということで、確かに26年度の灯数と比べてみますと、54ある地区の22地区で本数が間違っていたということなんですけれども、これは27年度は現地調査をしたので、これが正しい数字だと読んでよろしいんでしょうか。
○委員長(山路清一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(齋藤英夫君) まず、担当職員が約1カ月かけまして、町内一円を台帳と現場を照らし合わせ確認した防犯灯の数となっております。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) そうすると、このぶれはどうして出るんでしょうかね。今までは、台帳管理で追加したところはプラスして、とるところはないと思うんですけれども、そういうやつで何でこんなにぶれが出るのかお尋ねいたします。
○委員長(山路清一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(齋藤英夫君) まず、一つは単独柱がありまして、それが、単独の防犯灯とか、それが老朽化しましてそのまま撤去して、あと台帳のほうを整備しなかったとか、そういったものが主なものだと思います。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) 先ほど職員が1カ月かけて調査をしたということなんですけれども、そうするとこれは1カ月をかけるというのは、毎年かなり厳しいことかと思うんですけれども、今後も台帳管理にするのか、それとも現地調査方式にするのか、その辺の考え方についてお尋ねいたします。
○委員長(山路清一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(齋藤英夫君) まず、しばらくは台帳管理でいきたいと思います。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) ということであれば、前回現地調査をしたのはいつごろでしょうか。
○委員長(山路清一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(齋藤英夫君) 前回は、4年前だと思います。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) 4年前で、これだけ違うんですよ。ですから、やっぱりそれはサイクルをもう少し短くするとかそういう形で、町の財産というかあれですから、その辺の管理はきちっとすべきだと思うんですけれどもいかがでしょうか。
○委員長(山路清一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(齋藤英夫君) 今後は、毎年じゃなくても、3年に1回ぐらいの現場との照らし合わせをしていきたいと思います。
○委員長(山路清一君) この際、午後2時10分まで休憩いたします。
    午後1時59分 休憩


    午後2時10分 再開
○委員長(山路清一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
ほかにございませんか。安住委員。
○委員(安住稔幸君) 2件ほどでありますので、すぐ終わるかと思います。
実績報告書34ページであります。今、同僚委員からいろいろ質問が出ておりましたブルーベリー産地拡大についてであります。このブルーベリーの栽培面積、収穫量をお願いいたします。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 27年度におきましては、面積が4.3ヘクタール、収量につきましては1,500キロでございます。
○委員長(山路清一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) そうしますと、ブルーベリーの関連商品というか、いろいろケーキとかなんかも含めますとちょっと実数はつかめないと思いますけれども、ブルーベリー生産組合のほうでつくられている商品、幾つかあると思いますけれども、この辺についての売り上げは把握しておりますでしょうか。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 合計でございますが、売り上げ的には約830万円ということで聞いています。
○委員長(山路清一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) 今お聞きしました栽培面積、また収穫量、先ほども同僚委員から出ておりましたけれども、この生産組合の売り上げにつきましてもここ数年の、どういう状況だったのかその辺についてお聞きいたします。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 25年ぐらいまでは順調に1,000万円ぐらい売り上げておりましたけれども、天候の関係でやはり売り上げが下がってきていたと、生産量が減ったために加工するものも減ったということで、売り上げ等も減ってきていたという状況でございます。
○委員長(山路清一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) 町としても、富谷はブルーベリーということで力を入れていっているわけでありますから、この実績報告書はやはりこういった栽培面積と収穫量、また売り上げ、そういったものについてやはりこれからこの実績報告書、これからについてはやはり記載していったほうが非常に明確に目標も立てやすいのかと思いますけれども、この件についていかがでしょうか。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 記載のほうにつきまして、スペース等も勘案しながら検討させていただきたいと思います。
○委員長(山路清一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) 続きまして、39ページになります。商工総務、商工振興の部分で、これも毎年、私お話しさせていただいている、これからだと思いますけれども、この中で地場産品の進行等ということで、例えばみやぎまるごとフェスティバルというので、本当に私、毎年実際に見に行かせていただいているんですが、富谷のブースはどちらかというと、ちょっと寂しい雰囲気があるところであります。毎回お聞きして、町のほうでもよく取り組んでいらっしゃるんですが、やはりいろんな出展されるお店というかのご都合もあって、思うようにいっていないのもよくわかるんでありますが、この辺についてどのように今後進められるかお聞きしたいと思います。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 今後、各企業といいますか、賛同いただけるお店なりに声をかけながら、推進してまいりたいと思います。
○委員長(山路清一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) それで、先ほどの質問の中で、新商品ということで「茶の子」とかその他もろもろ、いろんなものがあるというか、幾つか出ております。こういったものをやはり皆様にお知らせするというか商品の紹介をするという、こういったものもいろいろ活用できる場ではないかなと思いますけれども、その辺についてはいかがお考えだったんでしょうか。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) その辺につきましては、参考とさせていただきまして、対応のほうを検討していきたいと思います。
○委員長(山路清一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) あと、こういった場が、例えばみやぎまるごとフェスティバルがあります。そのほかにもあるかと思いますけれども、今後についてでありますけれども、そういった機会、具体的に考えていらっしゃる部分があるんでしょうか。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) こういった事業、県のほうでの主体となるイベントのほうが結構ございます。町としましても引き続き連携をしながら……。9月に、地産地消まつりというのがございます。そういったものにも参加の声がけをしてまいりたいと思います。
○委員長(山路清一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) そして、やはり町の10月10日の市制というものも絡んでありまして、国際スイーツ博覧会もこれからあるわけであります。こういったもののPRの場としても使えるかと思いますけれども、その辺についてもいかがお考えなのか、例えばポスターの掲示やら何やらあるかと思いますけれどもいかがでしょうか。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 積極的にPR等に努めてまいりたいと思います。
○委員長(山路清一君) 安住委員。
○委員(安住稔幸君) これで、多分最後になると思います。あと、ブルベリッ娘ですか。着ぐるみ、非常にすばらしい、かわいい新しいキャラクターができて、こういった場にも多分活用というか出ていただけるとは思うんですが、やはりこういったものとか、あと皆さんもピンバッジをつけていると思いますけれども、これは商品化というんでしょうかね。例えば。ぬいぐるみとかいろいろありますけれども、そういったもので少し周りに対してもそういった商品化、売って周知を広めていく、そういったようなお考えもぜひ必要ではないかと思いますけれども、その辺についてはいかがでしょうか。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) バッジとかそういったもの、確かに好評といいますか人気でございます。ただ、町のほうでちょっと売り買いというのはできませんので、商工会なりそういったところと協議しながら検討してまいりたいと思います。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) 決算書106ページであります。午前中にも質問いたしましたけれども、もう1つ追加で。そもそも側溝を整備する折に1メートル整備単価、あるいは路面も一緒だ、路盤も一緒だというふうなことであると、平米単価というんでしょうかね。それぞれの数字でもよろしゅうございますので、1メートル単価あるいは1平米単価、そういった数字をお示しいただきたいと思います。
○委員長(山路清一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(齋藤英夫君) まず、1メーター当たりの側溝だけの単価ですと、約3万8,000円ぐらい。そして、舗装も打ちかえをしますと1メートル当たり約6万2,000円ぐらいでございます。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) それでは、2つ目に入ります。あけの平地区が側溝整備事業、予定入っておりませんけれども、あけの平地区におきましては側溝整備、有蓋化ですね、整備予定はありますでしょうか。
○委員長(山路清一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(齋藤英夫君) 今のところ特に要望もなく、また舗装も良好であり、現時点では考えておりません。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) 確かにあけの平を通る折、大変路面は傷みが少ないほうではないかなというふうに思います。構造上、何か違いはあるのでしょうか。
○委員長(山路清一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(齋藤英夫君) まず、あけの平の舗装構造につきましては2層で、舗装が5センチ5センチ、ほかの団地ですと舗装が5センチとあと路盤だけになっていますので、あけの平は舗装が2層になっているため、若干強いということでございます。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) それでは、そのような2層構造の道路は、ほかの富谷町内に、ほかの地域にあるのでしょうか。
○委員長(山路清一君) 都市整備課長。
○都市整備課長(齋藤英夫君) 幹線道路ですと大体2層構造ぐらいにはなっていますけれども、区画道路ですとあけの平と成田地区ぐらいだと思います。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) 3つ目に入ります。実績報告書、214ページであります。公共下水土の普及率、年々というふうなことで、100に近づいておるわけでありますけれども、ここは人口ベースで表記されている資料であります。処理区域内におきまして、今年度、平成27年度、公共下水道に接続した世帯は、幾らでしょうか。
○委員長(山路清一君) 若生委員、これは下水道関係になりますので、明日になります。
○委員(若生英俊君) 下水。下水はきょうではないの。あしたあるんですか。
○委員長(山路清一君) はい。ほかにございませんか。藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 2問だけ再質問させていただきます。30ページのブルーベリー産地拡大事業、同僚委員からも質問があったのですが、ヘクタール当たりで、収量で考えれば少な過ぎるという農家の声を聞いておるのですが、こういう声は届いておりますでしょうか。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) ヘクタール当たりというよりも、生育の状況にもよると思いますので、ただそういった声は今のところちょっと、私のところにはちょっと、今現在ですけれども、聞いてはおりません。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) こちら、その農家の方が言うには、直接農家のところに来て買っていき、その収量の分が町の収量に反映されていないというような声があったんですが、それについてもお伺いはないですか。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 把握の時点におきまして、直販についても把握してこちらのほうに周知いただきたいということで、組合のほうにはお話はしているところでございます。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) こちら、売ること自体はそんなに悪いことではないかと思うんですけれども、しっかりと収量の把握だけはしていかなければいけないと考えるのですが、どのようにお考えでしょうか。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 現在、27年度、今おっしゃられた部分では23.4キロということでは報告いただいています。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) 続きまして、33ページの一番下の認定農業者、認定者数、平成27年度4名となっているんですけれども、こちらの年齢分布をお願いいたします。
○委員長(山路清一君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) この年齢につきましても、更新者ということですが、60歳を超えているという状況だと思います。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) やはり高齢化、そして後継者が少ないという状況で、対策を立てていかなければ、このままでは富谷町には農業という土台がなくなるという根なし草になってしまうのではないかと考えるのですが、町長としてこの現状をどのように捉えておりますか。
○委員長(山路清一君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) やはりこれからの富谷の農業を考えたときに、深刻な課題だというふうに認識しております。
○委員長(山路清一君) 藤原委員。
○委員(藤原 峻君) それでは、最後の質問になります。こちらに対しての対策に関して、町長としてはどのようなことを考えられておりますでしょうか。
○委員長(山路清一君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 現在、来春からの新規就農者2名の今準備を進めておりますが、さらにこれからやはり農家の跡取りだけじゃなくても、やはりそうでない若者が新規就農者として参画できるような環境をこれから目指して、その環境整備にいろいろ調査研究を進めていきたいというふうに思っております。
○委員長(山路清一君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(山路清一君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し採決したいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(山路清一君) 異議なしと認めます。よって、これより採決をいたします。
認定第1号 平成27年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成委員の起立をお願いいたします。
〔賛成者起立〕
○委員長(山路清一君) 起立多数と認めます。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
以上をもちまして本日の議事を終了いたします。
本日はこれにて散会いたします。
どうもお疲れさまでございました。
    午後2時23分 散会

平成28年決算審査特別委員会(第4号)

平成28年9月14日(水曜日)

富谷町議会決算審査特別委員会は、富谷町議会議場に招集された。

出席委員 19名

  • 委員長 山 路 清 一
  • 副委員長 青 柳 信 義
  • 委員 安 住 稔 幸
  • 委員 渡 邊 俊 一
  • 委員 相 澤 榮
  • 委員 出 川 博 一
  • 委員 菅 原 福 治
  • 委員 高 橋 正 俊
  • 委員 浅 野 直 子
  • 委員 佐 藤 克 彦
  • 委員 長谷川 る 美
  • 委員 西 田 嘉 博
  • 委員 佐 藤 聖 子
  • 委員 藤 原 峻
  • 委員 齊 藤 秀 行
  • 委員 畑 山 和 晴
  • 委員 若 生 英 俊
  • 委員 浅 野 武 志
  • 委員 金 子 透

欠席委員 なし

職務のため出席した者の職氏名

  • 議長 浅野幹雄

説明のため出席した者の職氏名

  • 町 長 若 生 裕 俊
  • 副町長 大 庭 豪 樹
  • 総務部長 山 田 豊
  • 総務部税務課長 吉 田 尚 樹
  • 総務部税務課参事兼徴税特別対策監 高 橋 作喜男
  • 総務部税務課長補佐 遠 藤 勝 彦
  • 保健福祉部長 小 野 一 郎
  • 保健福祉部次長兼保健福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター長 中 山 高 子
  • 保健福祉部長寿福祉課技術参事兼保健福祉総合支援センター所長兼高齢者施策専門監 安 積 春 美
  • 保健福祉部長寿福祉課長補佐 浅 野 輝 夫
  • 保健福祉部健康増進課長 菅 原 順 子
  • 保健福祉部健康増進課長補佐 伊 東 大 助
  • 保健福祉部健康増進課長補佐 二 戸 映 子
  • 建設部長 奥 山 育 男
  • 水道事業上下水道課長 浅 場 悟
  • 水道事業上下水道課参事 横 倉 時 夫
  • 水道事業上下水道課長補佐 内ヶ崎 考 一
  • 生涯学習課富谷中央公民館長兼富ケ丘公民館長兼東向陽台公民館長兼あけの平公民館長兼日吉台公民館長兼成田公民館長 阿 部 雄 也

議会事務局職員

  • 議会事務局長 亀 郁 雄
  • 次長 富 澤 裕
  • 主事 後 藤 秀 樹

午前10時00分 開会

○委員長(山路清一君) 皆さん、おはようございます。
本日の出席委員は19名であります。定足数に達しますので、直ちに決算審査特別委員会を開きます。
その前に、月曜日に行われました公民館長の発言の訂正を行います。公民館長。
○公民館長(阿部雄也君) おはようございます。
申しわけございません。訂正をさせていただきたいと思います。
実績報告の中で、公民館図書活動の中の総合貸し出し事業について質問がありました。
富谷町の方が、町外の公民館からこの制度を利用して何冊本を借りているかということに対して、正確な数については4,118冊が正確な数になります。
なお、利用している延べ人数については、1,582人がこの制度を利用して図書をほかの市町村から借りたということになります。どうも失礼しました。よろしくお願いします。


    認定第2号 平成27年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
○委員長(山路清一君) 続きまして、認定第2号 平成27年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
これから担当課長へ内容の説明を求めます。健康増進課長。
[健康増進課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]
○委員長(山路清一君) 以上で、認定第2号の説明を終わります。
これより一問一答による質疑に入りますが、質問者及び答弁者は要領よく簡潔な質問と答弁、そして昨日までと同様にスムーズな議事進行にご協力くださるようお願いいたします。また、質疑はページ、款、項、目を明示され行ってください。
それでは、質疑に入ります。質疑ございませんか。西田委員。
○委員(西田嘉博君) 私から質問は2点とさせていただきます。
1点目、決算書の152ページ、1款1項の不納欠損額3,969万3,914円が、決算審査意見書の処分分析によると平成5年から平成25年までの期間で、根拠法令は地方税法第15条の7第4項、同15条の5項、第18条第1項となっています。25年度の収納率71.93%、26年度の収納率73.11%、27年度の収納率77.3%であり、その件数は126件となっています。
年々、収納率は改善されていますが、今後どのように収納率を高めていかれるのかお伺いします。
○委員長(山路清一君) 税務課長。
○税務課長(吉田尚樹君) 今の収納率につきましては、委員さんからお話のあった数字でございます。中身的なお話をさせていただきますと、まず現年度分の徴収率、国民健康保険の徴収率につきましては96.2ということで、県内の中で大体今3番目ぐらいの位置をしております。現年と滞繰を合わせますと、先ほど言いました77.3ということで、これは県内的には17番目ぐらいの位置をしているということで、その滞納繰越分に対する徴収の強化というのが、今後、町の課題ということで捉えております。
今後も引き続き、滞納整理機構と連携をしながら、この滞納額をどうやって削減していくかということで、取り組んでいきたいと考えております。
○委員長(山路清一君) 西田委員。
○委員(西田嘉博君) それでは、不納欠損処分の126件の対象者の保険証は、その後、どのような扱いになっているのかお伺いします。
○委員長(山路清一君) 徴税特別対策監。
○徴税特別対策監(高橋作喜男君) 短期証の交付につきましては、要綱等で定めておりますけれども、この不納欠損に該当する方が全て完納された場合というか、整理された場合は一般証になります。あと、不納欠損でもまだ残っている、滞納されている方につきましては短期証の要綱に従って整理しております。
○委員長(山路清一君) 西田委員。
○委員(西田嘉博君) それでは次に、納める生活力がありながら、なかなか中には納めない人もいるのではないかと、これはあくまでも推測ですが、推測しますが、どうその人たちに対応されているのかお伺いさせていただきます。
○委員長(山路清一君) 徴税特別対策監。
○徴税特別対策監(高橋作喜男君) 生活力があるかどうか、納税の能力があるかどうか、そういったことをきちんと調査なり法令を遵守しながら整理しております。当然、財産の調査等の調査は十分にした上で判断しております。
○委員長(山路清一君) 西田委員。
○委員(西田嘉博君) 大変よく理解できますが、納税は国民の義務でありますので、その辺のところをきちっと管理しながら、管理というか調査しながら公平、不公平のないように、ぜひお努めいただくよう、ここで再度お伺いさせていただきまして、これで最後と、1件は取り下げますので、次の別の問題ですので、これで私の質問は終わります。
○委員長(山路清一君) 徴税特別対策監。
○徴税特別対策監(高橋作喜男君) 委員おっしゃるとおりでございまして、国民の義務というところに従いまして、法令を遵守しながら今後も適正な整理、滞納処理、その他そもそもの業務に携わっていきたいと考えております。
○委員長(山路清一君) ほかに質疑ございませんか。佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) では、実績報告書でお尋ねします。
162ページです。お一人当たりの療養給付費全体が33万5,049円、前年比4.3ポイント増になっています。164ページを見てもらいますと、高額医療費が4,594件で2億7,326万円と件数で425件、10.2ポイント増になっています。平均でいきますと59万4,819円になるわけですが、この高額医療費の中で最高額というのは幾らでしょうか。
○委員長(山路清一君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) 今ちょっと手元にございませんので、後ほどにさせていただきたいと思います。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) その方々ですけれども、病気の傾向としてはどういうものに最高額が支払われているということになっていますか。
○委員長(山路清一君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) さまざまな疾患はございますけれども、大きな手術等で心臓や、あと脳の手術、あとはがんの治療というところが高い傾向にはございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 165ページです。実績報告書の。その中の(2)ということで、疾病予防の(2)のところに各種検診の表が載っています。受診者の合計が7,357人ということになっています。このうち、再検査あるいは精密検査が必要だったという人数は何人になりますか。
○委員長(山路清一君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) 国保の被保険者だけという数字は、ちょっと今、持っていませんので、またそちらも後ほどにさせていただきたいと思います。あと、町全体での人数等になるかと思いますが、よろしくお願いします。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) さまざまな指導もしていますので、その人たちの検査がその後どう必要だったかというところについては、把握が必要だったと思います。後で人数など教えてほしいと思うのですが、その結果、検査の結果どういう治療につながったか、その結果についてはどのように分析していますか。
○委員長(山路清一君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) 精密検査の精度管理は町全体で行っておりまして、かなりな精度で対がん協会等々関係機関と協力して行っておりまして、精度管理は高いというところです。
経過観察になった方については、その症状等に合わせて期間は決められており、経過観察をしていることについても、こちらでお一人お一人で管理させていただいておりました。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) そうしますと、その人数についても、もちろん把握しているということでいいですか。
○委員長(山路清一君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) 確認しております。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) これだけの高額の金額でいきますと、425件、これ国保だけでないという話だったですか、それについてもよくわからないところですが、国保に限度額認定証がありますが、この発行数は、今、幾つですか。
○委員長(山路清一君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) はっきりした数字等はちょっとつかんでおりませんが、年間で500程度となっております。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) このときの申請の要件は、どのようになっていますか。
○委員長(山路清一君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) まず、総所得によって限度額適用区分が分けられております。また、審査に当たりましては滞納等がない方というようなところで審査させていただいていました。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 限度額認定証が発行されないと、そういう世帯ですけれども、貸付金利用、これは可能ですか。監査意見書では実績なしとなっていましたが、それについては貸し付けをしてもらえるのでしょうか。
○委員長(山路清一君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) 実際に貸し付けのほうは、実績としてはございませんが、そういった医療につながらないような、そういったお困りの方については保険証をとりにきていただいたりとか相談など対応させていただいておりました。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) それでは、実績報告書の167ページです。ジェネリック医薬品にシールを配布し、ということになっていますが、これについては、小さいということをこの間も述べましたけれども、そのために、今後こういうふうにしなければならないという検討などはありましたか。
○委員長(山路清一君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) 小さいシールではございますが、保険証にシールでつけるというようなことを考えますと、ばらばらというのはちょっと、いつも持ち歩くというわけにいかないので、やはりカードに保険証に張りつけるようなサイズが適当かと思っておりました。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 今後平成30年度に都道府県単位化になりますが、今のところどのように進んでいるのでしょうか。
○委員長(山路清一君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) 現在、県の国保医療課におきまして、推進室が立ち上がり、そちらのほうで市町村から担当者が、財政部会や標準事務処理などについての協議を進めているところで、まだ大きく決定事項というところまでは至っていないところです。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 先ほどの説明の中で、決算書の157、158のところで、保険財政共同安定化事業交付金とありまして、1円以上が共同事業になっているという説明がありました。これがあれば、特に都道府県一本でやる必要ないかと思いますが、それについて、担当課としてはどのように捉えていますか。
○委員長(山路清一君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) 現在もそういった県内市町村での共同事業を行っておりますけれども、この都道府県単位化につきましては、国で示されたことですので、こちらのほうではそれに従って進めていくというところになります。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 実績報告書の166ページをお願いします。166ページです。国保税がありまして、これをずっと見てみますと、1世帯当たり1.8人と見ていいかどうかということでお尋ねします。
○委員長(山路清一君) 税務課長。
○税務課長(吉田尚樹君) 済みません、何に対する1世帯の1人かちょっと、済みませんわかりませんでしたので、もう一度済みませんお願いします。
○委員(佐藤聖子君) 国保税の世帯数と人数がありますよね。これから推してみると、1世帯の平均の家族数といいますか、加入者数というのは1.8人ぐらいかなと思うのですが、それでいいでしょうか。
○委員長(山路清一君) 税務課長。
○税務課長(吉田尚樹君) こちらの徴収率からは読み取れないんですけれども、行政実績報告書の162ページ、こちらに国保の加入者状況とありますので、被保険者数を世帯数で割っていただくと1.7人ぐらいになるのかなというふうに思います。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 調定額についてお尋ねしますが、1世帯当たりの調定額というのはどれくらいでしょうか。私がちょっと思ったのでは18万6,500円前後かなと思いますが、1世帯当たりの調定額はどれくらいでしょうか。
○委員長(山路清一君) 税務課長。
○税務課長(吉田尚樹君) こちらにつきまして、下の表に1人当たりの調定額ということで集計をさせていただいております。今の世帯当たりということでの数字ございませんで、先ほど言った、これに1.78を掛けると、大体1世帯当たりの平均になるかと思います。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 私は、1.8人と見て18万と言ったわけですが、計算し直せばそこで出てくるということでいいですね。
○委員長(山路清一君) 税務課長。
○税務課長(吉田尚樹君) それでよろしいと思います。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) それではお尋ねします。国保世帯の平均所得は、平成27年度幾らだということになっていますか。
○委員長(山路清一君) 税務課長。
○税務課長(吉田尚樹君) こちらにつきましては、1世帯当たり153万1,000円となりました。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 収入だとどれぐらいだと見たらいいでしょうか。
○委員長(山路清一君) 税務課長。
○税務課長(吉田尚樹君) 済みません、国保加入者につきましては、給与所得者、それから自営業者、さまざまおりますので、収入の捉え方が一律ではございません。ですから、所得ということでは集計しておりますけれども、営業所得を売り上げの収入で捉えるかという問題になりますので、そこの数字は持ち合わせておりません。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 先ほども出ましたけれども、収納状況についてです。
県内比較で結構高いほう、3番目ということになっていたと思いますが、その理由については、どのように検討しましたか。
○委員長(山路清一君) 税務課長。
○税務課長(吉田尚樹君) ここ数年来、新たな滞納者を生まないということで、現年の徴収に力を入れていたというのは、ここ数年来そういう取り組みをしてきました。また、滞納整理機構との連携で、滞納するといろいろ滞納処分があるよという、そういう話題とかアナウンス効果もございまして、このような数字につながっている。また、国税の改正で納めやすい税率だというところが上げられると考えております。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 税率の改正も手助けしているということになるかと思います。そういうお話でしたが、未納世帯というのは、およそ200世帯と捉えていいのでしょうか。167ページのところで196世帯、ここに短期証が発行されているということなので、未納世帯としても同数ということになるのでしょうか。
○委員長(山路清一君) 税務課長。
○税務課長(吉田尚樹君) こちらはあくまでも短期証の数でございまして、滞納者の数とはリンクしておりません。滞納者の状況ですけれども、そちらの行政実績報告書のほうに載せておるんですけれども、726世帯というような状況となってございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 未納世帯の経済状況の把握といいますか、これについては、どこまでどのようにされているのか。平成27年について、特に進んだ点はどういうことだったでしょうか。
○委員長(山路清一君) 徴税特別対策監。
○徴税特別対策監(高橋作喜男君) 先ほどから申し上げておりますとおり、滞納者の世帯につきましては、個々の資産なり、そういったところの調査は当然でございますけれども、あと先ほど課長が申しましたように、機構等の連携を深めながら調査、そういったものを進めております。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 世帯としては726世帯が滞納になっていると。そういうことで短期証については196世帯に発行されたということで、726世帯と196世帯、この方々の経済状況については、平成27年に全部連絡をとりながら調査できたということになるのでしょうか。それとも、この中でここの部分だけを抽出しながらやったということなのでしょうか。具体的には、どういうふうに進めたのでしょうか。
○委員長(山路清一君) 徴税特別対策監。
○徴税特別対策監(高橋作喜男君) 全て726世帯全部調査したかというご質問でございますけれども、当然、個別に連絡等つく世帯とつかない世帯、当然ございます。そういったところでは文書なり催告書なり、そういったもので対応させていただいております。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 国保が一番滞納の中で金額が張るものだと思うんです。県町民税があってというときに、滞納整理機構のほうにお願いするという話がありました。国保の中で、かなり大きな額を残しているという人たちが、もし相談に来たときに、そのほかのところに、例えば生活保護につなげるだとかというのを、この間の答弁の中では、平成27年度なかったかのように聞いたわけですが、そうしますと、今までの間に、これまでの間に、きょうまでといいますか、これまでのところに生活困窮者のところに何かしらの手だてを打って、ほかのサービスが受けられるというような、そういうやりとりはしていますか、お尋ねします。
○委員長(山路清一君) 徴税特別対策監。
○徴税特別対策監(高橋作喜男君) 生活保護への誘導というか、そういった考え方は基本的にはございませんけれども、ただ事情を加味しながら、そういった制度もご利用できる、利用することも可能だ、そういったご相談には乗っております。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 暮らしていけないわけで、滞納が物すごく負担になっているわけで、そういう場合にやはり、来てくれた人、相談してくれる人の身になって、こういうこともありますと、最後のセーフティーネットですから、そういうところに話を持っていくというのは当然ではないでしょうか。今後そのようにするべきではないでしょうか、お尋ねします。
○委員長(山路清一君) 徴税特別対策監。
○徴税特別対策監(高橋作喜男君) 先ほど申しましたように、まず納税は国民の義務であるというところを、まず認識していただきながらのご相談内容によって、逐次整理等を進めております。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) ここで論議するつもりはありませんけれども、確かに義務ですが、払いたくても払えないという状況があるということを、ぜひ心の中に入れて対応すべきだと思いますが、その点について、再度お尋ねします。
○委員長(山路清一君) 徴税特別対策監。
○徴税特別対策監(高橋作喜男君) 当然、そういったことも心得ております。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 実績報告書167ページに短期証の発行がありますが、1カ月、3カ月、6カ月について、それぞれの数をお尋ねします。
○委員長(山路清一君) 徴税特別対策監。
○徴税特別対策監(高橋作喜男君) 27年度、1カ月証40、3カ月証78、6カ月証78、合わせまして196世帯ということになっております。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 平成28年に国保税が減税されました。平成27年度では8,400万円の積み立てがありますが、国保基金、この8,400万円を入れたときの現在高は幾らになりますか。
○委員長(山路清一君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) 基金を入れまして、約13億円となっております。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 先ほども言いましたけれども、国保税の納税が進んでいるというのは、やはり減税の効果もあるということだと思いますし、それから税務課の職員の働きかけはもちろんあったかと思います。やはり、間もなく都道府県単位、一本化になるわけですけれども、それにしても、この基金を使って減税をもう一回考えてはいいのではないかと思いますが、その点の検討はしましたか。
○委員長(山路清一君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) 都道府県単位に向けての減税については協議いたしましたが、今後、納付金等のことがまだ明確にはなっておりませんが、現在も2億6,000万ほど繰り入れながら、震災による基金などが終了となりましたので、毎年繰り入れしながら国保のほうを運営するような形になりますので、減税については都道府県単位に向けては、今のところ考えておりません。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 決算書の167、168ページをお願いします。
ここの中で、需用費の不用額があります。4項1目11節です。不用額は80万8,206円で67.26%になっています。同じページの2款1項2目19節不用額が2,404万3,352円、これは16.1%に当たります。これ補正できなかったのかどうか、お尋ねします。
○委員長(山路清一君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) 不用につきましては、4項1目11節需用費につきましては、予定しておりましたが、こちら国保連からの無償提供のパンフレット等がありまして、経費として必要なくなったので不用となったものです。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 時期によっては補正ができたということはありますか。
○委員長(山路清一君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) 補正は組めたかと思います。今後、補正のほうで対応したいと思います。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 次のページ、169、170ページのところで、出産育児一時金がありますが、この時期ですが、減額をしてやっていますが、この時期はどの時期で減額補正したのでしょうか。
○委員長(山路清一君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) たしか2月の補正だったと思います。
○委員長(山路清一君) ほかにございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(山路清一君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し、採決したいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(山路清一君) 異議なしと認めます。よって、これより採決します。
認定第2号 平成27年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定するべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○委員長(山路清一君) 起立多数と認めます。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。


    認定第3号 平成27年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
○委員長(山路清一君) 続きまして、認定第3号 平成27年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
これから担当課長へ内容の説明を求めます。上下水道課長。
[上下水道課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]
○委員長(山路清一君) 以上で、説明を終わります。
これより一問一答による質疑に入ります。質疑ございませんか。西田委員。
○委員(西田嘉博君) 1問だけ質問させていただきます。
決算書の188ページ、6款1項1目4節弁償金額1億4,398万3,000円のうち、収入済額2,729万6,980円ですが、収入未済額1億1,664万円は、どのようになっているのかお伺いさせていただきます。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) それでは、行政実績報告書の215ページの上段を見ていただくとおわかりになるかと思いますが、先ほど申し上げました27年度に完了した額が2,729万6,980円、28年度に繰り越ししております額が1億1,664万円となってございます。
そのうち、既に工事が完了して弁償金をいただいているというものが、28年度に繰り越ししている分の1号ポンプ機能回復、それから2号ポンプ機能回復、これにつきましては、もう弁償金のほうを頂戴してございます。工事のほう終了して、弁償金のほうを頂戴しております。
残り2つの下の工事につきましても、9月中に工事が完了し竣工する予定でございまして、その弁償金につきましても10月中には納付されるものなのかなという予定で、今、進めているところでございます。
○委員長(山路清一君) ほかにございませんか。金子委員。
○委員(金子 透君) 実績報告書212ページ、5番目の項目管路調査事業、具体的にどこで実施しておりますか。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) 27年度につきましては、明石台でございます。
○委員長(山路清一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) 明石台というと、まだできてそんなに年数たってないんですけれども、どのような不都合を想定しての調査だったのでしょうか。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) 明石台につきましては、設置してから一回もマンホールを開けていないという状況ですので、カメラの調査ではなくて、明石台全体を広く目視でもって調査したものでございます。
○委員長(山路清一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) 関連するんですけれども、かなり年数のたっているところ、かなりの箇所があるんですけれども、それについてはどのような考えでしょう。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) 古い団地につきましては、その都度計画をもって管路の調査のほうをしているところでございますが、特に緊急性を要するところにつきましては、優先的に今後カメラのほうでもって調査を進めていきたいというふうに考えてございます。
○委員長(山路清一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) それでは、同じ項目2番目のところなんですけれども、下水道本管補修事業、これの内容をお知らせください。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) こちらにつきましては、人工の改修工事、それから管渠の修繕工事でございます。
○委員長(山路清一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) 調査して不都合を発見して、この工事に至ったということでよろしいわけですか。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) そのとおりでございます。
○委員長(山路清一君) ほかに質疑ございませんか。佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 実績報告書215ページです。先ほどもありましたが、そうしますと、この中では10月には全て結果が得られるということになるかと思いますが、その後のチェック体制、改善しなければならないということだったわけですが、どのようなチェック体制を具体的にとったでしょうか。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) 週に3回、日常点検時のチェックをしておりまして、そのチェックリストによって確認を行っているところでございます。それから、年次点検時につきましては、町担当職員が必ず立ち会いまして確認しているというところでございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 実績報告書の216ページです。
ここの中に(1)とあって、吉田川流域下水道の維持管理があります。ここの中で、平成26年度の比で1.38悪くなったわけですが、こうなりますと金額ではどれくらいだと見込まれるのでしょうか、お尋ねします。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) 約400万円程度と見込んでございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) この有収率を上げる方策というのは、どのようにとろうとしているのかお尋ねします。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) 不明水につきましては、200キロ以上に上ります下水道管渠及びその管渠に接続される約1万8,000個の排水設備の至るところから浸入する可能性があるということから、対策ということは難しいところもございますが、管路調査ですとか修繕工事を効率的に進めながら、不明水対策をしていきたいというふうに考えてございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 決算書です。191、192です。
これもまた不用額になりますが、ここのところで、上段のところに維持費があって、13節に委託料があります。420万4,541円の不用額で、率では6.4%になります。これは適切な時期に補正が必要ではなかったかと思いますが、そのほかにも不用額については、適切な時期に補正することが必要だと思いますが、この点については、どう考えますか、お尋ねします。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) 下水道事業につきましては、工事請負費ですとか委託料というところで、若干金額が大きくなってございますが、下水道事業の場合、ご存じのとおり管渠というのは目に見えないところでございまして、突然道路が陥没するとか、管が詰まるとかという事態が想定されます。その事態に備えて、委託料なり工事請負費なり、最終的に不用額となりますが、落とさないでそのままにしてきたというところでございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 今回は、委託料について例示したわけですが、ほかのところで、これは適切な時期に補正しておくべきだったというものも見受けられるかと思います。その点について、検討すべきではないでしょうか。最後の質問になります。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) もちろん、不用なものがあれば補正でもって減額補正で対応していくということとなるかと思います。
○委員長(山路清一君) ほかに質疑ございませんか。若生委員。
○委員(若生英俊君) 実績報告書214ページであります。
公共下水道の普及率、人口ベースで記載をされているわけでありますけれども、処理区域に接続されていない戸数があるのではないかと思いますが、新規で平成27年度、接続した世帯、戸数は幾らでしょうか。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) 1件もございません。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) 処理区域内で接続すべき戸数、数はどれくらいと押さえていますか。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) 42戸でございます。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) それでは、出だしですね、公共下水道に接続した時期から直近で、昨年はないということなんですけれども、その後、整備事業の後、直近ではいつ接続した事例がありますか。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) ちょっとお待ちください。
414戸でございます。(「時期」の声あり)
昭和62年からでございます。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) 昭和62年以来、新規に接続した事例はないということでよろしいんですね。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) 昭和62年以降で414戸でございます。
○委員長(山路清一君) 若生委員。
○委員(若生英俊君) 最後です。
42戸とこうありますけれども、どのような形で皆さんへ勧めていますか。これまで取り組んでこられたのか、その事例をお願いいたします。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) 接続していないというご家庭につきましては、経済的な理由ですとか、それから地理的に大分設置が困難だというところが原因でございます。
○委員長(山路清一君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(山路清一君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し、採決したいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(山路清一君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
認定第3号 平成27年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定するべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○委員長(山路清一君) 起立全員と認めます。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
この際、11時20分まで休憩いたします。
    午前11時07分 休憩


    午前11時20分 再開
○委員長(山路清一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


    認定第4号 平成27年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
○委員長(山路清一君) 認定第4号 平成27年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
これから担当課長へ内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
[長寿福祉課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]
○委員長(山路清一君) 以上で説明を終わります。
これより一問一答による質疑に入ります。質疑ございませんか。出川委員。
○委員(出川博一君) それでは、1点だけ。実績報告書137ページ、ここのところで事業決算概要の集計月次といいますか、(2月末現在)となっていますけれども、これはぜひ、公表データの統一化をお願いしたいなと思っております。といいますのは、介護計画書は毎年9月末ベースで推計しています。そして介護計画に基づく事業計画書は毎年度末での推計計画。どうしても、この2月末だと、比較するために非常に支障があるので、公表データの3月末の統一化をお願いしたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
○委員長(山路清一君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 介護保険におきましては、サービスつきで見ておりまして、国保連とか国への報告書が3月から2月ベースというふうな形になってございますので、これは2月末現在というふうなことは、これは統一されておるものでございます。あと、計画書につきましては、直近の計画実績を反映させるためということで、前年度分の一番のところの実績がわかるところという形で9月末の実績を上げているというふうな形になって、それぞれちょっと性格が違いますので、統一ということは、ちょっと難しいかなと思われます。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) ただ、これは年次決算で4月から3月までのいわゆる保険料収入あるいは保険給付ということでやっているわけですから、この辺のところは、ちょっと手を加えれば、報告書とまた別々で1カ月分集計すればできることだと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○委員長(山路清一君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 集計すればできることはできるんですけれども、そうなってくると、県との比較であったりとか国との比較ということができなくなりますので、やはり、全体的なサービスベースで、3~2ベースというふうな形は、やはり他のところの比較という形で行っていくほうが効果的かなと思われます。
○委員長(山路清一君) 出川委員。
○委員(出川博一君) それは行政サイドというか事務局ベースの話であって、我々に提示されるのは事業計画書であったり、あるいはここで出されている実績報告書、そういうやつで比較していくわけですから、そこの部分はもう少し丁寧なといいますか、きめ細かな統一資料でお願いできないかなと思いますけれども、いかがですか。
○委員長(山路清一君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 今後の検討とさせていただきたいと思います。
○委員長(山路清一君) ほかにございませんか。佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 実績報告書で136ページです。ここのところで、介護認定の変更申請97とあります。これについて、判定結果はどのようになったかお尋ねします。
○委員長(山路清一君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) ちょっと一つ一つのケースについての実績は持ち合わせてございませんが、大体変更申請を出される方は、状態が重くなったとか、あと生活状況が悪くなったという方でございますので、今の介護状態よりも落ちているというふうな形で捉えてございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 成果及び今後の課題のところに、認定調査時期が集中する云々とありますが、これはどのような時期に集中しますか。
○委員長(山路清一君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 7月、8月ぐらいに毎年集中しているような状況でございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) そうしますと、この認定調査員の増員というものは必要だと考えていますか。
○委員長(山路清一君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 随時、年々1人とかという形ではふやしておる状況でございますが、トータル的に見ますと、毎月平均してならしてみますと、やはり多いときとあと少ないときというふうなときがございますので、多いときには正職のほうが出て訪問調査をしているというふうな形にもなってございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 普通徴収で未納になっている人数、何人ですか。
○委員長(山路清一君) 税務課長。
○税務課長(吉田尚樹君) 実人数で154人となっております。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) その中で、介護サービスの利用者は何人いますか。
○委員長(山路清一君) 税務課長。
○税務課長(吉田尚樹君) 済みません、利用者とのリンクさせた集計はしてございませんで、どの方が利用しているかというところは、申しわけございませんが、税務課のほうでは把握しておりません。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 長寿福祉課ではどうですか。
○委員長(山路清一君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 私が持ち合わせている資料のほうは、ちょっと古いものになりますけれども、平成24年から26年の3年間で、滞納者112名のうちのサービス利用者は12名となってございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) その方々に対しては、サービスの制限などというのはしていませんよね、これまでどおり。
○委員長(山路清一君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) はい、行っておりません。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 決算書です。209ページ、210ページのところです。
また不用額なのですが、3項2目13節委託料、不用額が4万220円です。これ率で91.41%なんですが、ほかのところでもあるんですが、こういうものについての適正な時期での補正というのを、どういうふうに心がけたか。これからしていかなければならないと思うのですが、それについてはどうでしょうか。お尋ねします。
○委員長(山路清一君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) ここの委託料につきましては、遠隔地への調査を委託しているものでございますので、そのときによって出てくることがございますので、すぐにおろすということはできませんですが、今後それ以外の不用額につきましては、適正な時期で補正の対応をしてまいりたいと思います。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 決算書239ページです。介護給付準備金がありまして、今回5,200万円を積み立てたとあります。現在高ですが、幾らになっていますか。お尋ねします。
○委員長(山路清一君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 決算書の239ページのところにございますが、介護給付費準備基金積み立てのところで、現在高8,303万997円となってございます。
○委員長(山路清一君) 質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(山路清一君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し、採決したいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(山路清一君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
認定第4号 平成27年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定するべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○委員長(山路清一君) 起立全員と認めます。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定しました。


    認定第5号 平成27年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
○委員長(山路清一君) 続きまして、認定第5号 平成27年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
これから担当課長へ議案の説明を求めます。健康増進課長。
[健康増進課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]
○委員長(山路清一君) 以上で、説明を終わります。
これより一問一答による質疑に入ります。質疑ございませんか。佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 実績報告書144ページです。保険料の未納者の実人数は何人ですか。
○委員長(山路清一君) 税務課長。
○税務課長(吉田尚樹君) 実人数で47人となっております。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 金額で一番多い人の額はどれくらいですか。
○委員長(山路清一君) 税務課長。
○税務課長(吉田尚樹君) 57万円となっております。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 47人いるということ、未納が。そして保険料の収納率が14ポイント落ちているわけですが、この人たちの経済状態の把握はできているのでしょうか、お尋ねします。
○委員長(山路清一君) 徴税特別対策監。
○徴税特別対策監(高橋作喜男君) 滞納繰越の分につきましては、やはり高齢化、滞納者の高齢化が要因の一つとなって納付能力が落ちていくという判断をしております。当然、調査その他は実施しております。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 先ほどともつながりますけれども、高齢者の生活保護世帯が急増しているというのが、先日新聞にもありましたが、この方々にそういうご案内もするということが必要だと思いますが、その点についてはどうでしょうか。
○委員長(山路清一君) 徴税特別対策監
○徴税特別対策監(高橋作喜男君) 徴税のほうでは、特段そういったところに通知等はしておりません。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) それでは、後期高齢者医療広域連合の積立金額、今幾らになっているのかお尋ねします。
○委員長(山路清一君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) 積立金額といいますと、もう一度お願いいたします。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 済みません、町ではなくて広域連合の中で積立金があると思うのですが、その額については把握していると思います。幾らでしょうか。
○委員長(山路清一君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) 後期高齢者広域連合のほうの基金につきましては、失礼いたしました、37億3,537万円となっております。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 最後になりますが、それは平成26年度決算でということになりますよね。平成26年度決算ですか。
○委員長(山路清一君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) 27年度になっております。
○委員長(山路清一君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(山路清一君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し、採決したいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(山路清一君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
認定第5号 平成27年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○委員長(山路清一君) 起立全員と認めます。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
この際、午後1時まで休憩いたします。
    午前11時53分 休憩


    午後 1時00分 再開
○委員長(山路清一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


    認定第6号 平成27年度富谷町水道事業会計決算の認定について
○委員長(山路清一君) 認定第6号 平成27年度富谷町水道事業会計決算の認定についてを議題といたします。
これより担当課長へ内容の説明を求めます。上下水道課長。
[上下水道課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]
○委員長(山路清一君) 以上で、説明を終わります。
これより一問一答による質疑に入ります。質疑ございませんか。金子委員。
○委員(金子 透君) 何点か質問させていただきます。
決算書247ページ、給水状況、有収率1.24%下がっておりますけれども、1.24%というと約4万4,000トンくらい、ドラム缶22万本ぐらいの水量だと思うんですけれども、その原因、何と分析しておりますか。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) 漏水によるものと考えてございます。
○委員長(山路清一君) 金子委員
○委員(金子 透君) それでは、4万4,000トンといったらかなりの水量ですから、年間ですけれども、漏水調査を実施しておりますけれども、どの地区で実施しておったのでしょうか。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) 富ケ丘地区でございます。
○委員長(山路清一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) 富ケ丘全域ですか。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) そのとおりでございます。
○委員長(山路清一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) それでは、およそ漏水しそうな場所を大体想定できますよね。その場所、まだ未調査の場所というのはお示しできますか。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) ちょっと今、その辺資料を持ち合わせてございません。
○委員長(山路清一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) 古い管種のところの場所でありますから、路盤の陥没等々事故の発生の要因は漏水、かなりの件数を占めておりますので、しっかり調査して対処していただきたいと考えまして、次の質問です。
排水管の布設がえ工事を実施しておりますけれども、これで見ると鷹乃杜と富ケ丘、これは側溝整備工事に合わせての排水管の入れかえですか。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) そのとおりでございます。
○委員長(山路清一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) 太子堂、側溝整備やっているはずですけれども、太子堂で工事がないのは何でですか。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) 太子堂につきましては、舗装の打ちかえを伴わない側溝だけの工事でございまして、そういった理由から行わなかったということでございます。
○委員長(山路清一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) 今、脱鉛という方向で進んでいるのは当然ご存じのはずですよね。各戸への給水管ぐらいは何とかというふうには考えなかったでしょうか。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) 鉛製の給水管につきましては、よく承知してございまして、ですので側溝の入れかえですとか舗装の打ちかえ等ある場合は、その都度実施してございます。太子堂につきましても、鉛管が残っているご家庭が多い地区ということは存じてございまして、今後、舗装の打ちかえを伴った工事ですとか、住宅の建てかえ等に応じて交換工事を実施していきたいと考えてございます。
○委員長(山路清一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) WHOの話にまでさかのぼる案件でございますから、打ちかえを待ってやるのではなくて、せめて側溝整備の段階であれば、全面打ちかえしない状態でも各戸への公道内の給水管、鉛管脱鉛できるのではないかと私は考えておりますが、いかがでしょう。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) 太子堂地区側溝の工事のときも、側溝に当たる部分につきましては鉛管の入れかえ工事は実施しているところでございます。
○委員長(山路清一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) たしか3月の予算のときに、老朽化に伴う布設がえのことを、私、話しましたけれども、費用の面だけではなくて健康面にもかかわることでもありますから、もうちょっと真剣に取り組んでいただきたいと思うんですけれども、いかがでしょう。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) 今後、そのように努めていきたいと考えてございます。
○委員長(山路清一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) それから、耐震化の件もあわせて考えるべきと思いますがいかがでしょう。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) 当然、耐震化につきましても管の更新工事に合わせて実施しているところでございます。
○委員長(山路清一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) それにかかる費用等々、大体想定積算とかというのはしてございますか。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) 特には行ってございません。
○委員長(山路清一君) 金子委員。
○委員(金子 透君) 何回も言っておりますけれども、ライフラインですから、大まかな全体像をつかんで年次計画ぐらい立てるべきと、私は思っております。いかがでしょう。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) 委員おっしゃるとおりかと思います。今後そのように努めていきたいと考えてございます。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) それでは、私は決算書の251ページ、この中の収入の部分の開発負担金の部分なんですけれども、1,300万ほど入っておるんですが、これの負担の開発地区、開発業者をお伺いしたいんですが。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) こちらにつきましては、高屋敷土地区画整理組合からの開発負担金でございます。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) これ、1,300万全て高屋敷でございますか。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) そのとおりでございます。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) それでは、明石台東の開発負担金は何年までで終了しているのかお伺いしたいんですが。残が残っているのか残っていないのかお伺いします。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) 平成23年度から26年度の4カ年、6回に分けて納入されてございます。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) 全て終わっているということですね。1億5,000万。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) そのとおりでございます。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) それでは、次、決算書247ページをお伺いします。
これの財政状況をお伺いします。
私、民間出身なんですが、これをざっくり見ますと、項目を見ますと営業利益が毎年三角で3,400万ほど赤で、営業外が1億3,500万ほど利益が出ていると。それで純利益が1億となっていますね。それで間違いないですよね。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) そのとおりでございます。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) 私、不思議なのは、営業外の例えば253ページの損益計算書の長期前受金戻入というのがあるんですね、営業外で。これが恐らく作用していると思うんですけれども、これはどういうものなんでしょうか。営業外のこの大きな1億6,200万を占めていますけれども、これはどういうものか、これがわかれば、この仕組みがわかると思うんですけれども、お伺いします。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) 今までは、資本金として計上しておりました補助金などで得た財産について、制度の見直しによりまして資本ではなく負債に計上し、減価償却費に合わせて長期前受金戻入として収益化を行うこととなったことから、このようなことになったものでございます。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) わかりやすく言っていただきたいですね。単純にどういう営業外収益なのか。営業収益があって営業外収益があって利益が出ているということでね。今のでちょっとわかりにくいんですけれども、もう一度お願いします。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) 今まで補助金等で得た財産、給水の管等については資本の部分に計上しておりましたが、今度、26年度以降については、それが負債の部分になったと。その負債の部分から減価償却する部分について長期前受金として収益化ができるというようなところで制度が改正されてございます。そのことでございます。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) わかったようなわからないような、ちょっとはわかったんですけれども。でもこれは正しいことなんですか。そういうふうに変わったと言いましたけれども、本来だったら営業で利益が出るのが普通なんでしょうけれども、毎年営業外が補塡しているような格好になっていますけれども、変わったと言っていますけれども、その辺は正しいのかどうかお伺いします。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) 正しいかどうかというところにつきましては、私もはっきりとは申し上げられませんが、ただ、今回の改正につきましては、国のほうでも、今、再度見直しているといいますか、そういった動きがあるようでございますので、今後、国の動き等を注視していきたいというふうに考えてございます。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) そういう見方もあるということを知っていただきたいなと。私、正しいと思うんですけれども、お願いします。
それと、次に最後になりますけれども、最後の質問、247ページの、同じ247ですね、先ほど同僚議員からありました年間有収率でございますけれども、1.24%減ということ。これは86.91というのは許容範囲なんですか、お伺いします。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) 許容範囲というところの定義は、特にはございませんが、県内を見た場合については、そんなに悪い数字ではないというところでございます。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) 100%はもちろんないんでしょうけれども、目標というかふさわしい率というのはどれくらいなんですか。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) もちろん、100に近い数字がふさわしいかと思いますが、それは物理的に不可能かと思いますので、一つの目安として90というところがあるんでしょうか。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) 90と出ましたけれども、そうすると、90を目標に置いているというふうに見ていいんですね。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) はい。一つの目安として90を目標として努力していきたいというところでございます。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) 全て、同僚議員のあれだと6万平方キロ、約それくらいになるんですけれども、これ幾らぐらいの試算になるかわかりませんけれども、恐らく無駄なんですね、かなり、14%ぐらい無駄ですから。これは、極端に言ったら、今、調査を富ケ丘でやられているということですけれども、調査地点というのはもっともっとあるんですか。何カ所ぐらいあるんですか。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) もちろん、開発が古い団地についてというのが漏水しやすい団地というふうに考えてごさいます。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) 最後ですけれども、これは漏水ですから、我々家庭で気をつけて改善するような余地というのはあるんですか。もしあれば、そういうのを徹底すれば、少しでもパーセントが、有収率が上がるのではないかなと思いますが、いかがですか。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) 住宅を建てかえされる場合について、古い団地については鉛管を使っている可能性もございますので、その辺を確かめた上で鉛管でないものに交換していただくということはできるかと思います。
○委員長(山路清一君) 菅原委員。
○委員(菅原福治君) これは、すぐさま水道料金にはね返るということはないんでしょうね、お伺いします。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) ございません。
○委員長(山路清一君) ほかにございませんか。佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 決算書の251ページ、252ページです。
今、寄附金の話が出まして1,300万の寄附金があったといういうことで、正しくは1,317万9,000円、ここの部分が寄附金でしょうか。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) 1,317万6,000円でございます。その金額でございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) そうしますと、高屋敷ということでしたが、ここのところから何とか端数を切ってもらいたい。端数です、端数。そういったときに、その端数の切り捨ての要綱だとか規則だとかいうのは町にあるのでしょうか。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) ございません。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 持っていないということですか。ないということですか。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) そのとおりでございます。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) そうしますと、もし今後、開発が進んでいった場合に、何とか免除してほしい、減額してほしいといったときには、どのように対応しますか。だから、つくっておくという必要はないでしょうか。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) そういった案件が出てきた場合には協議ということになろうかと思います。
○委員長(山路清一君) 佐藤聖子委員。
○委員(佐藤聖子君) 最後の質問です。決算審査意見書があります。監査がつくってくれたものですが、30ページです。30ページのところに、生産性に関する項目というのがあります。これは全国平均から見て、かなり富谷町の職員は稼いでいるなということがわかります。決算書の中でも先ほど説明がありましたが、人員が1人減っているということもありまして、かなり業務過多ではないかと思います。
それで、業務過多ということと技術の継承が十分にできるかという心配があるわけですが、これについては、どのように考えていますか、お尋ねします。
○委員長(山路清一君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) 確かに委員おっしゃるとおり、職員1人当たりの負担というのは大きくなっているとは思いますが、今後、人事のほうと協議しながら技術の継承についても十分にできる体制にしていくよう、努めていきたいと考えてございます。
○委員長(山路清一君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○委員長(山路清一君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し、採決したいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(山路清一君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
認定第6号 平成27年度富谷町水道事業会計決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○委員長(山路清一君) 起立全員と認めます。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
以上をもちまして、本委員会に付託されました全ての審議が終了いたしました。
暫時休憩いたします。
    午後1時40分 休憩


    午後1時41分 再開
○委員長(山路清一君) 休憩前に引き続き委員会を開きます。
決算審査特別委員会における審査結果を議長に報告することになりますが、その報告書はお手元に配付のとおり報告したいので、内容を朗読いたします。
[委員長が報告書のとおり朗読した。]
○委員長(山路清一君) ここでお諮りいたします。
以上のとおり審査結果報告書を本定例会最終日に議長宛てに報告したいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○委員長(山路清一君) 異議なしと認めます。よって、決算審査結果につきましては、このとおり報告いたします。
以上をもちまして、延べ4日間にわたる決算審査特別委員会を閉会いたします。
委員各位のご協力に感謝いたします。
大変ご苦労さまでございました。
    午後1時44分 閉会

平成28年第3回定例会議事録(第5号)

平成28年9月15日(木曜日)

出席議員(18名)

  • 1番 金子透君
  • 2番 青柳信義君
  • 3番 浅野武志君
  • 4番 若生英俊君
  • 5番 畑山和晴君
  • 6番 齊藤秀行君
  • 7番 藤原峻君
  • 8番 佐藤聖子君
  • 9番 西田嘉博君
  • 10番 長谷川る美君
  • 11番 佐藤克彦君
  • 12番 山路清一君
  • 13番 浅野直子君
  • 14番 高橋正俊君
  • 15番 菅原福治君
  • 16番 出川博一君
  • 17番 相澤榮君
  • 18番 渡邊俊一君
  • 19番 安住稔幸君
  • 20番 浅野幹雄君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 町長 若 生 裕 俊 君
  • 副町長 大 庭 豪 樹 君
  • 企画部長 内 海 壯 晃 君
  • 総務部長 山 田 豊 君
  • 保健福祉部長 小 野 一 郎 君
  • 建設部長 奥 山 育 男 君
  • 企画部企画政策課長 高 橋 弘 勝 君
  • 企画部財政課長 西 山 高 広 君
  • 企画部産業振興課長 鴇 幸 浩 君
  • 総務部総務課長兼情報化推進室長 神 田 能 成 君
  • 総務部町民生活課長兼東向陽台出張所長兼富ケ丘出張所長兼あけの平出張所長兼日吉台出張所長兼成田出張所長兼清掃センター所長 泉 川 潤 哉 君
  • 水道事業上下水道課長(建設部上下水道課長) 浅 場 悟 君
  • 総務部総務課参事兼危機管理室長 横 田 利 雄 君
  • 教育長 菅 原 義 一 君
  • 教育次長 荒 谷 敏 君
  • 生涯学習課富谷中央公民館長兼富ケ丘公民館長兼東向陽台公民館長兼あけの平公民館長兼日吉台公民館長兼成田公民館長 阿 部 雄 也 君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀郁雄
  • 次長 富澤裕
  • 主事 後藤秀樹

議事日程 第5号

平成28年9月15日(木曜日) 午前10時00分 開議 

第 1 会議録署名議員の指名
第2 議案第13号 富谷市総合計画基本構想の策定について
第3 議案第 1号 富谷町を富谷市とすることに伴う関係条例の整理に関する条例の制定について
第4 議案第 2号 市制施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について
第5 議案第 3号 議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例の一部改正について
第6 議案第 4号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について
第7 議案第 5号 富谷町手数料条例の一部改正について
第8 議案第 6号 富谷町水道事業の設置等に関する条例の一部改正について
第9 議案第 7号 富谷町公民館条例の一部改正について
第10 議案第15号 仙台都市圏広域行政推進協議会規約の変更に係る協議について
第11 議案第16号 黒川地域行政事務組合規約の変更に係る協議について
第12 議案第17号 宮城県市町村自治振興センター規約の変更に係る協議について
第13 議案第18号 吉田川流域溜池大和町外2市4ケ町村組合規約の変更に係る協議について
第14 議案第19号 宮城県市町村職員退職手当組合規約の変更に係る協議について
第15 議案第20号 宮城県市町村非常勤消防団員補償報償組合規約の変更に係る協議について
第16 議案第21号 宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等認定委員会共同設置規約の変更に係る協議について
第17 議案第22号 宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等審査会共同設置規約の変更に係る協議について

本日の会議に付した事件

    議事日程のとおり 午前10時00分 開議
○議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。


    日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷町議会会議規則第127条の規定により、15番菅原福治君、16番出川博一君、17番相澤 榮君の3名を指名いたします。


    日程第2 議案第13号 富谷市総合計画基本構想の策定について
○議長(浅野幹雄君) 日程第2、議案第13号富谷市総合計画基本構想の策定についてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し内容の説明を求めます。企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) それでは、ご説明申し上げます。
議案書79ページ、お願いいたします。
議案第13号富谷市総合計画基本構想の策定について別冊のとおり策定するため、議会の議決すべき事件に関する条例第2条の規程に基づき議決をお願いするものでございます。
提案理由につきましては、市制施行に加え、本町を取り巻くさまざまな情勢の変化に対応するための富谷市総合計画を立案する上で、新たな基本構想の策定が必要となったものでございます。
では、基本構想の内容についてご説明申し上げます。
既にお配りしております別冊のほうをご用意をお願いいたします。
まず1ページお願いいたします。
1としまして、総合計画策定の趣旨とその背景を記載させていただいております。
まず現在の状況でございます。町の状況ということで、富谷町総合計画の8年目を迎えているのが現時点での立ち位置でございますが、現計画の基本構想、当時の議決件名としましては「富谷町基本構想」という表現でございましたが、富谷町基本構想の議決をいただいた平成21年当時、その後の東日本大震災の発生や、それから全国的な課題である人口減少社会への対応、さらには国が進めております地方創生総合戦略への取り組みといった、町を取り巻くさまざまな社会情勢、外的な要因が大きく変化しているというのが1つ目のポイントでございます。
もう1点目が、富谷町固有の要因、内部的、内側への変化の対応というものがございます。
来月10日の市制移行から行う、生活保護に代表されます法定受託事務のサービスの開始、さらには県からの委譲事務の追加というものに対応していくことが自治体として求められております。
そして何よりも市民の皆様に対しまして、町から市に生まれ変わるこのタイミングで、どのような市を目指すのか、新たなビジョンを示す必要があることから基本構想を策定するものでございます。
なお、新しい基本構想につきましては、下から2行目の部分でございますけれども「政策方針と重点事業の関連をシンプルでわかりやすい内容で」と記載のあるとおり、さきの全員協議会でも一部ご説明申し上げましたが、基本構想の中に最重点プロジェクトというものを位置づけておりまして、現行の基本構想との差別化を特に意識したところでございます。
続いて2ページのほうをお願いいたします。
こちらの三角形で、総合計画の全体図を示しておりますけれども、議決をお願いする部分、基本構想につきましては三角形の一番上の部分となってございます。
また、まちづくり懇談会での説明、それから一般質問でも答弁してございますけれども、個別具体の事業の年次計画などなど、そういったものについては三角形の底辺の部分、実施計画の策定を通じ明らかにすることで作業を進めております。
続いて4ページをお願いいたします。
第1章まちづくりの将来像でございます。
「住みたくなるまち日本一~100年間ひとが増え続けるまち 村から町へ 町から市へ~」こちらを富谷市の将来像と明確に位置づけ、その将来像を実現するための基本理念を5ページに整理しております。
今年度の総合計画審議会で新たに「育む」というキーワードを理念に加えまして、6つのキーワード、こちらの理念をいわゆるエンジンとして掲げている4つの基本方針に基づく各種施策を推進していくことで、住みたくなるまち日本一を具現化していくというのが富谷市のまちづくりの理念でございます。
なお、審議会での議論ですけれども、特に昨年度の基本構想の骨子の部分を取りまとめるに当たっては、我が町の特性であります豊富な人材、人口増加がもたらす人的資源、子供から高齢者までを含めた多様な人材に着目した議論が展開されまして、記載にあります「活かす、守る」など、こちらのキーワードを軸にさまざまなご意見を頂戴いたしたところでございます。
そして、富谷にお住まいの方はもちろん、富谷にかかわりのある全ての方と議会、行政、企業等も含めた体制でのまちづくりが「オールとみや」という言葉の意味でございます。
続いて6ページをお願いいたします。
昨年度策定しております富谷町地方創生総合戦略での人口ビジョン、2060年6万人到達という目標を踏まえ、本計画の目標年次である平成37年の人口につきましては5万5,000人と改めて定めるところでございます。
この目標人口5万5,000人ですけれども、現行の土地利用の計画、平成21年にこちら議決を頂戴しております富谷町国土利用計画での人口フレームと同じ値でありますので、ここの部分、考え方の整理としましては、当時の議決、平成21年第1回定例会の議案第16号富谷町国土利用計画の改定ということで議決をいただきましたけれども、そこからは変更は生じていない。本日、富谷市基本計画基本構想を審議する本日の時点では、従前の土地利用がそのまま踏襲されているということでの共通認識をお願いいたします。
一方で、6月の定例会におきまして、国土利用計画につきましても新たに議決事件と定められておりますので、具体的には、富谷市に移行した後の本格的な検討とはなりますけれども、本定例会冒頭での町長の挨拶にもありましたとおり、いわゆる線引き、見直しに伴う富谷市国土利用計画の策定作業を改めて行って、人口フレームの精査というものを予定してございます。
なお、この目標人口につきましては、5年ごとに実施されます国勢調査での人口でございますので、日々変動する住民基本台帳に基づく数値とは異なる点にご留意をお願いいたします。
また、この棒グラフ、2015年、昨年10月、平成27年の国勢調査の人口5万1,592人ですけれども、この数値はあくまでも速報値というものでございますので、今後、国のほうから公表される確報値とは異なってまいります。この確報値の公表時期につきましては10月ごろということで、まだ具体な期日ははっきりしていないという状況でございます。
そこで、今回の審議の対象、基本構想としての範囲ですけれども、資料の4ページから15ページまでが議決対象部分でございますので、例えば議決をいただいた後に記載内容を修正する場合には、再度の議決の手順を踏むのが一般的なルールでございます。
しかしながらこの部分、国勢調査人口の速報値から確報値への置きかえにつきましては、執行部の意思決定の変更には当たらないということで、数値の公表に基づき事務的に修正させていただきたいと存じますので、どうぞよろしくお願いいたします。
続きまして7ページをお願いいたします。
こちらの7ページから15ページまでが、基本方針1から基本方針4の具体的な内容でございまして、冒頭申し上げたように最重点プロジェクトというものを位置づけております。
こちらの7ページ以降の記載内容につきまして、さきの議員全員協議会でお渡ししている内容と同じ中身なのでございますけれども、1カ所変更している箇所がございます。
11ページの最重点プロジェクトをお開きください。
そちらに3つ書かれておりますけれども、一番下のプロジェクトですが、今の表現ですと「身近な地域での子育てサロン等」ということで、8月23日の配付資料では「児童館や子育てサロン」と記載してございました。この部分、その後修正してございます。
それから記載内容の変更ではありませんけれども、その上に記載してございます「(仮称)子育て世代包括支援センターの整備運営」という部分ですが、今後正式な施設名称を決定することになっておりますので、この部分につきましても国勢調査の数値の置きかえと同様、再度の議決ということではなく、施設名称の決定に伴い字句の修正、こちらを行わせていただきたいと存じますので、どうぞよろしくお願いいたします。同様に12ページ、こちらの最重点プロジェクトにも「子育て世代包括支援センター」の記載がございますので、あわせて修正させていただきます。よろしくお願いいたします。
なお、こちらの最重点プロジェクトを基本構想に位置づけること、基本構想レベルに個別具体の事業を書き込むことということに関しては、大きく分けて2つのご意見を頂戴いたしました。
一つには、基本構想については、あくまでもまちづくりの理念であり、新市としての大局的な方向性を示すものであり、施策レベルの内容や個々の事業を書き込む必要はないといったご意見でございます。
しかしもう一つのご意見としましては、理念や方向性だけを説明されても、具体的な内容のページがないと、基本構想それ自体の是非を判断できないというようなご意見も頂戴しておりまして、結果、こちらのご意見を踏まえまして、さらには現行基本構想との差別化を図るという視点と、昨年度策定いたしました総合戦略との整合性を構想レベルから図るという視点から、今回、基本構想の中に落とし込んだところでございます。
なお、最重点プロジェクト以外のもの、富谷市として行う各種施策につきましては、現在、策定作業を行っております前期基本計画に落とし込む予定でおりますが、前期基本計画につきましても、可能な限りシンプルな形でお伝えしたいと考えております。
では、改めて7ページお願いいたします。
基本方針1、暮らしを自慢できるまち。
四角の1でございます。富谷で働くことにやりがいを実感できるまちづくりにつきましては、企業誘致による新たな雇用の場の確保と、それから富谷で起業したいという方への支援事業を行ってまいります。
続いて四角の2です。“とみやシティブランド”で自慢したくなるまちづくり。
こちらの施策の方向性につきましては、基幹産業の一つである水田農業の維持、活性化に加え、富谷の歴史的原点であるしんまち地区の新たな魅力づくり。
そして8ページですけれども、スイーツに着目した施策。スイーツに特化した施策を展開することで、農業、しんまちといった古くからある価値観と、それからスイーツという市の新しい価値観を融合させたシティブランドの確立を目指すということでございます。
四角の3でございます。安全で自由に移動できる便利なまちづくりにつきましては、まちづくりのアンケートの結果、あるいはまちづくりの懇談会で寄せられたご意見からも、住民の皆さんの関心が最も高い施策分野でございますので、引き続き利便性確保につながる事業を実施してまいります。
四角の4、住み心地のよさを実感できる豊かなまちづくりですが、施策の分野としましては、富谷市全域を俯瞰しての土地利用全般、富谷市のグランドデザインに関する部分となりますが、こちらにつきましても、アンケートなどからは都市と農村の共存を求めるご意見、インフラの整備を求めつつも、同時に豊かな自然環境の維持を求めるというご意見を頂戴してございますので、引き続きバランスのとれた土地利用を図ってまいるというところでございます。
続いて10ページをお願いいたします。
基本方針2、教育と子育て環境を誇るまちでございます。
四角の1、創造性豊かな教育環境のまちづくりということで、公立幼稚園そして小学校、中学校に求められている本来の役割に加え、高等学校との連携を含めた国際理解教育を推進してまいります。
四角の2でございます。あらゆる世代が生きがいを感じて暮らせるまちづくりにつきましては、従前からの公民館活動等を通じた生涯学習への取り組みの継続と、それから最重点プロジェクトでは、生涯学習活動拠点の整備を検討することとしております。
続いて11ページをお願いいたします。
四角の3、伝統と文化を誇れるまちづくりについてですが、一部の事業につきましては、基本方針1に掲げるシティブランドの確立での事業の再掲ということにはなりますけれども、富谷の地に残っている歴史的資源と、それから富谷に根づいている文化活動を誇り、それらを未来につないでまいります。
四角の4でございます。地域で子育てを支えるまちづくりにつきましては、待機児童ゼロを実現するための各種施策と、新たに建設する(仮称)子育て世代包括支援センターの機能を活用し、育児不安等の解消など子育て世代の支援策を展開してまいります。
続いて12ページお願いいたします。
基本方針3、元気と温かい心で支えるまち。
四角の1、あらゆる世代が元気に暮らす健康自慢のまちづくり、こちらにつきましては、記載のとおり、文字どおりの意味でございまして、子供から高齢者までが、いつまでも元気で暮らせるまちづくりを目指してまいるところでございます。
四角の2でございます。高齢者も障がい者も安心して暮らせるまちづくりにつきましては、10月10日からサービスを開始いたします「とみぱす」の円滑な利活用と、次年度以降の交付率の拡大、さらには交通弱者、「とみぱす」を利用できない方々への対応を急ぎ検討してまいります。
続いて13ページお願いいたします。
四角の3、身近なコミュニティがみんなの支えになるまちづくりにつきましては、三世代の同居、または近居というのがキーワードとなってございまして、子供、働く世代、そして高齢者の3つの世代に対してそれぞれの施策を講じていくことが必要であろうということで、まちづくりの理念、方向性を記載させていただいております。
続いて14ページお願いいたします。
四角の1、日常生活が安心で包まれたまちづくりにつきましては、まちづくりのアンケートでも高い関心が寄せられた部分でございまして、住民の皆様の安心・安全に暮らしたいという思いに対しましては、町であろうとも市になろうとも継続して取り組む課題であるというふうに認識してございます。
四角の2、持続可能な都市環境がブランドになるまちづくり、こちらにつきましては、(1)として資源循環をシティブランドとして誇る4Rのまちづくりと記載しております。
この4Rという言葉ですが、「3R+1R」とありまして、最後のRはリターンのRでございます。こちらは、審議会の議論からつくられました造語でございます。富谷市オリジナルの表現でございまして、そして15ページの(2)に記載しております自然エネルギー、再生可能なエネルギーの利活用とあわせ、文字どおり市民の誇りとなるような施策を検討してございます。
ちなみに4Rですけれども、他の自治体でも使用しているケースがあるようですが、この自治体の4つ目のRにつきましては、買い物袋を断る、拒絶するという意味の「refuse」ということでRを使ってございますけれども、本市の場合は3Rに取り組むことが誇りとなり、市民みずからに誇りが戻ってくる、リターンするという意味での「3R+1R」というような表現を用いてございます。
続いて同じく15ページ、四角の3、健全なまちづくりに向けてみんなが協働するまちづくりにつきましては、本定例会の一般質問にもございました、市民協働、住民協働への取り組みと、それから健全な行財政運営に加え、富谷市職員、市の職員としての資質向上に向けての施策を講じるとともに、組織体制の整備をすることとしてございます。
簡単ではございますが、私からの説明は以上でございます。
○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) それでは質問させていただきます。
昨日、富谷町の総合計画の評価と課題、いわゆる総括をいただいたんですが、前期で50%というふうなことになっておりました。これ、今回の富谷市総合計画には、その辺の課題なり評価が生かされているのかお伺いいたします。
それと、基本方針に4つの方針、暮らし、教育、子供、協働ということで4つ入っておりますが、その思い、狙いについてお伺いいたします。
それと、最重点プロジェクトの項目ですが、10年間計画なわけですが、22項目、具体的な項目を入れると32項目になっているんですが、ざっくり見て、アンケート調査等々の関心なんかも含めると若干足りないのかなというような感じがいたします。もう少しふやしてもいいのではないかなというふうに思います。10年間という取り組みでございます。
それと、最重点プロジェクトの中に、検討という字が入っているんですけれども、できれば最重点プロジェクトとそこまで絞ったわけですから、検討はできれば削除していただきたい。例えば「新交通システムの導入の検討」、これは時間がかかるのかもわかりませんけれども、例えば「道の駅の整備の検討」、「整備」でとめていただきたい。「公営墓地の整備検討」「まちづくりの基本となるルールづくりの整備検討」、大きく言えばこの3つの検討と入っておりますので、これでいいのかどうか。
それと基本構想案、今説明いただいた基本構想案の5ページの基本方針1のテーマなんですけれども「暮らしを自慢できるまち」となっています。ところが、7ページでは基本方針1で「暮らしを自慢したくなるまち」ということで、2つ使われているんですね。目次のところもそうですけれども。これはいかがなものかなと。やはり私から見たら「暮らしを自慢できるまち」のほうがシンプルでいいのではないかなと思いますので、統一をしていただきたい。
それと、実施計画については毎年度策定が、毎年ローリングされるわけですので、回して見直しなりされるわけですので、実施計画は3年ではなくて2年ごとのほうが、何かおさまりがいいのではないかなというふうに思いますので、ご質問します。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 最初の前期の総括につきましては、しっかりと踏まえた中で、表現等は違っている部分もありますが、十分に前期の課題等を総括を踏まえた中で今回基本構想の策定に臨んでおります。
2つ目の、4つの基本方針の狙いにつきましては、ここにわかりやすくシンプルに事を伝えたいということで、ただ大枠で、まずはやはり暮らしの部分、いわゆる暮らしのためのまずは働く場の設置、そして2つ目の子供の多いまちでございますので教育、子育てという部分、そして3つ目がいわゆる誰もが、いわゆる高齢者だったり障がいを持つ方々が誰もが温かい心で支えられるまち、暮らせるまちというのを掲げさせていただいて、そして4つ目がいわゆるこれからの一つの大きなキーワードでございます市民協働というのを大きな柱として位置づけて、これを4つに分けた形で、今回基本構想として掲げさせていただいたところでございます。
最重点プロジェクトの数につきましては、これは基本的に基本構想の中に最重点プロジェクトというものを入れることそのものが、実はほかの自治体ではなかなかない部分でありまして、逆にこれは、今回かなり踏み込んだ形での表記でありまして、やはり今回、それにこの重点プロジェクトを入れる、入れないについても、いろいろな賛否がありました。
本来はそこまで必要ないのではないかというのが、実は大半の意見だったわけでございますが、やはり今回、新しく富谷町が富谷市として新たな歴史を歩み始めるときに、もう少しやはり基本構想だけではなかなか描きにくい、伝えられにくい部分があるので、その辺市民の方々がしっかりとわかりやすく、そしてこの部分はしっかりと取り組んでいきますという部分を明確に伝えるために、ただ、とはいえ、やはり大枠での一番根幹の基本構想でございますので、いいかげんなものを記載するわけにはいかないという部分で、その中はやはり絞り込んだ中で、表記できる部分を絞って掲げさせていただいたのが重点プロジェクトに当たります。
あと、4つ目の検討が多い部分に関しましては、確かに議員のご意見のとおり、そこは検討が必要ないのではないかというご意見もあるわけでございますが、やはり、検討していくということが、実際の一つの取り組みでございますので、そこはご理解いただければというふうに思っております。
あと、先ほどご意見いただいた「暮らしを自慢できるまち」の統一につきましては、検討をさせていただきたいというふうに思っております。
あと3つ目の、その部分に関しましては、やはり検討させていただきたいというふうには思いますが、一応、基本的にはその方向でご理解いただければというふうに思っております。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 今のでも若干再質問があるんですけれども、別の再質問に変えさせていただきます。
次に、具体的にお伺いしたいんですが、そうはいっても具体的というと、今ありましたように、これは基本構想だよということで、なかなか実施計画とか基本計画ではございませんので、なかなか言いづらい部分もあるとは思いますが、そうはいってもわかりやすく、やはり基本構想とはいえ、やはりわかりやすく説明していただきたいんですね。基本構想だからわからないんだというようなことではなくて。
例えば、基本方針の1で「産官学の連携を含めた多様な企業誘致」とありますが、なかなかこういうお題目はいいんですけれども、実際これはどういうことなのか、これもお伺いします。
それと、女性の雇用促進とありますが、どういう職場を考えているのかお伺いします。
それと、企業支援サポート体制となっておりますが、これもどんなふうに考えているのかお伺いします。
それと、10ページの基本方針の2について、これは生涯学習についての計画でございますが「市民一人一人の自主的、主体的な学習活動の支援のあり方」とありますが、本当にこの辺、どんなイメージなのかお伺いします。
一方的な部分でなくて、やはり市民も中に入って主体的にできるのかどうか、その辺お伺いしたい。
それと、この基本方針の2に、図書館整備の部分が確かに重点項目に入っていないんです。せっかく入れたということでございますので、これは新交通システムに次ぐ、図書館とかの要望が、関心がかなり高かったにもかかわらず、この辺が抜けているのか、あえて入れなかったんでしょうけれども、この辺の町民の関心がどう説明されるのかお伺いしたい。それとも「生涯学習の拠点づくり」と入っていますから、そこに入っているのかもわかりませんけれども、その辺お伺いしたいと思います。
それとスポーツに関してですが「子供から高齢者までそれぞれの体力、年齢に応じ主体的にできるスポーツ」となっていますけれども、これもどういうイメージなのか、かなり広いと思いますが、お伺いします。以上でございます。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 産官学、実は相談して、文字どおりの意味でございまして、大学側のほうから、ただ個別具体には、やはり大学の先生とか企業は申し上げられないので何ともなんですけれども、そこから相談を受けて働く場を確保したい、研究拠点なりをというお話があって、具体にそれを進めて実現できる方向で今、検討してございます。
女性の雇用についても、どういった職場というような、これこれこういった職場というふうな具体のどこがというふうなのは、この時点では、申しわけございません、まだどこというふうなことではなく、全般的な取り組みを継続していくというところでございます。
こちら起業支援サポートですけれども、これは総合戦略のほうでも実際掲げておりまして、誘致のほうは誘致のほうで進めるんですけれども、今、総合戦略のほうのメニューにも施設改修とかそういったものの補助メニューなども提示されていますので、そちらの内部検討をして、町内の施設なり、あるいは民間の建物の中を間借りして起業できるような、そういった体制を構築していきたいということで、内部検討しておるところでございます。
それで10ページのほうでございますが、こちらについては、確かに自習できる図書館等々が必要だと、学習するために、そういったご意見等々もございまして、どちらかというと今後整備する図書館等を想定した記載にさせていただいたところでございます。
確かに図書館につきましては、最重点プロジェクトの生涯活動の活動拠点の整備というところで、内部でここに図書館だけを記載するかどうするかというのは、最後まで、図書館と記載すると、逆に言うと図書館しかしないんですかという質問も想定されるでしょうということで、あえて幅広の表現をとらせていただいたところでございます。
あと、スポーツ活動その辺については、こちらイメージとしてはソフト事業の継続というようなイメージを持ってございます。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 最後の質問になります。
今の部分で生涯学習が抜けておりますから、これも再度回答をください。
3回目の質問でございますが、基本方針の4でございますけれども、これは一般質問でもありました協働の考え方、この再質問3回目は協働についてだけ申し上げます。
自治基本条例との関係でございますが、やはり10年間の構想に、なぜ基本条例が定義されないのかなという疑問でございます。やはり基本条例というのは、総合計画を目標に推進するための市民と行政、議会が3つの矢で対等な立場で役割を分担して進めるということだと思うんですね。そういうまちづくりだと思うんですけれども、やはり市民の基本的なルールを定めていますから、やはり総合計画を進めるにしても、市民協働と基本条例というのはセットだと思うんですね、あくまでも。どこまでもセットにしていかないと、この基本構想なり総合計画というのは発揮されないと思うんです。
ということで、例えばその裏づけとして、市民協働の中には自助、共助、公助というあれがありますね、市民の活動がありますけれども、そのときに、自助は自助でいいです。でも、共助、公助の活動の場合に基本条例がないとどうなりますかということです。やはり、基本条例というのは市民を守ってくれるんですね。ただ市民を守るだけではなくて、まちのほうもいいと思うんです、はっきりしていれば。だからお互いにいいことなんです、この基本条例というのは。だから、ここに載っていないのが、基本計画なんかに入ってくるかもわかりませんけれども、できればそういう思いで基本計画なんかもつくっていただきたいということで、やはり市民協働と基本条例というのはセットだという考え方なんですけれども、いかがでしょうか。町長も含めて回答いただきたいんですが。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) ただいまの市民協働と自治基本条例はセットではないかというご意見を賜ったわけでございますが、一般質問のときにも答弁でお答えしましたように、いわゆる自治基本条例、まちづくり基本条例含めて、それにつきましても、これから他の自治体の実例、情報を調査をしながら進めていきたいというふうに思っております。
ただ時間のかかる作業でございまして、逆に余り条例の部分を急ぐことによって、逆に足かせになる場合もありますので、その辺慎重に、いろいろなご意見をいただきながら、大切なのは、住民の皆さんとやはり共有できることが大事だというふうに思いますので、その辺は時間のさらにかかる作業でございますので、そこはこれから進めていきたいというふうに思います。
つきましては、それを待ってとなると、なかなか基本構想の策定がまた先送りということもありますので、今回はまず、先行的に基本構想をまずは策定をさせていただき、その中で、進みながら条例の制定につきましても、あわせて検討していきたいというように思いますので、どうかご理解いただければと思います。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 先ほどの同僚議員の質問とちょっとダブるところもありますけれども、改めて質問させていただきます。
この基本構想、全体像としては是として評価するものでありますけれども、1点だけ質問させていただきます。
10ページの一番下、最重点プロジェクト、生涯学習活動拠点の整備ということで、2つのコンセプトのもとにこういう重点目標を立てているわけなんですけれども、これを見る限り図書館なのかな、複合文化施設なのかな、ちょっと個別の案件が特定できないような感じなんですよね。これでまさによろしいかと思うんですよ。
そして、私が聞きたいのは、8ページ、9ページの最重点プロジェクトに、道の駅、公営墓地、否定するものではありませんが、この基本構想というのはピラミッドの一番頂上部分でありますから、方向性であったりイメージが示されるべきと私は考えておりますけれども、この具体的な個別の案件が明示されたところの意図するところは、どこにあるのでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 先ほど町長のほうも答弁してございますが、まずは新市になって真っ先に取り組んで具体的に書き込める部分、最大限書き込める部分は、より具体なものを書きましょうと。2つ、3つとあるもののうちで、まだ内部では方向性が決まらないものはどちらでも読めるような形、それも方針としてはどちらかに絞った形でお伝えするのがよいだろうという判断でございましたけれども、この策定自体のプロジェクトの考え方としましては、やはり市民の方が読んでわかりやすさ、金子議員のおっしゃるご意見も、確かに庁内の、特に職員のほうはそういったご意見、ここの段階で出す必要はないだろうというご意見も多数占めたところではございますが、最終的には、現時点で方針が固まっているものについては、具体の施設名称なりを落とし込みましょうという判断に至ったところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) ということは、私の理解では、道の駅も公営墓地も反対するわけではありませんが、まだ議論のテーブルにものっていないかと思うんですよ。そういうときに、具体的な案件を述べたということは、もう整備建設ありきというような印象が拭えないのですが。
もう1点、先ほども言いましたが、10ページの一番下の部分、やはりこういう、一番冠となる部分は、イメージとか方向性を示すものであって、具体的な案件は真ん中の段のところで示すべきではなかったかなと。何となく私としては、もう整備建設ありきというような思いがしてならないのですが、その点、改めてお答え願いたい。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 道の駅、それから公営墓地等々については、実際に内部のほうでさまざまな事業の中でも実際にお金をかけてというか、見える形で支出をした道の駅の整備検討、昨年度調査業務、それから公営墓地についてもアンケート等々で実際に支出をしてございますので、その点を含め施設の名称を入れたということと、菅原議員のほうからは「検討」というのはどうかというご指摘もありましたけれども、その意味で整備ということではなくて、「整備検討」というふうな2文字をつけて、ややぼやかすというわけではございませんけれども、「整備」というふうにすると確かに整備ありきというふうになりますけれども、実際の現状は整備に向けて検討をしていると、言葉どおりの受けとめ方をしていただければと考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) それでは最後です。
さきの一般質問でも私、話しましたが、町長の判断、決断は非常に重いものと我々議員は受けとめます。ただそれに当たって独断ではだめですよということも話ししました。我々議会の議論のテーブルにきちっと上げていただきまして、みんなで前向きに検討して、本当に必要であれば整備すべきと私も考えております。その辺、町長に改めて思いをお聞かせください。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) ただいまのご意見のとおりでございます。私も決して独断で先行するつもりはございません。ただ、今、課長が申し上げたとおり、ある意味自主的に、具体的に検討を進めているものにつきましては表記をさせていただいたということです。あくまでこれは、整備というふうに言い切っているのではなくて、検討を重点プロジェクトとして行っていきますということでの表記でございますので、あくまでこれは、あくまでその辺は誤解のないように、しっかりと皆さんのご意見をいただきながら、これから検討を進めていくということでご理解いただければというように思います。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。3番浅野武志君。
○3番(浅野武志君) 10ページですけれども、最重点プロジェクトに生涯学習の活動拠点の整備ということで載っているんですけれども、この中に総合運動公園も含むのかなというふうに捉えることもできるんですけれども、第7回のとみやわくわく町民会議でも、***委員が発言していますけれども、まだまだそういう運動に関しては不十分だという意見もありますし、この前の定例会の質問でも、総合運動公園の整備について申し上げたんですけれども、具体的に最重点プロジェクトで掲げている項目もありますので、ぜひ、総合運動公園の整備について、ここに明記してはどうかと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 最重点プロジェクト、それから私の説明でもありました、それ以外の事業というものは、また基本計画等々に落とし込むというふうな、先ほどご説明申し上げたとおりでございまして、まずは最重点として行うものは基本構想の中に、そして内部検討を踏まえて、ほかの事業については改めて基本計画、それから実施計画というようなところで、より具体的なものを書き込みたいというふうに考えてございますので、その点、何度も何度もくどい説明になってしまいますけれども、どうぞご理解のほう、よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 3番浅野武志君。
○3番(浅野武志君) 富谷総合運動公園という名称なので、今の現状を見ますと、ちょっと公園としては、まだ公園らしくないのかなというふうに思います。そういう意味でも、まずそこら辺を掲げていただきたいということで、再度回答をお願いします。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 総合運動公園のあり方ということでございますけれども、そういったご意見も踏まえ、個別の総合運動公園について、最近も交流館ですか、そういったものも、テニスコート等も徐々にではありますけれども進んでいるという内部では理解をしてございますが、ご指摘のとおり、それが全てかというふうなことでございますので、具体の計画というものを位置づけていくというようなところで、ご理解をどうぞよろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 私は、15ページの基本方針4の四角い3の「健全なまちづくりに向けてみんなが協働するまちを創ります」についてお伺いいたします。
この(1)のところに、対話と情報公開による情報の共有化を進める云々ということで書いてあります。今までありました富谷町総合計画の目標指数達成度から見ますと、住民参加につきましては未達成というようなことで、意見の結果の公開や双方向での情報発信が課題というようなことが記されております。
そうしますと、まず対話についてどのようなものを、こちらの基本構想をつくるに当たって、どのようなものを想定というかお考えになって示されておるのか、その辺について、まずお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) こちらも一般質問の答弁、それから先ほどの町長の答弁にもございまして、まちづくり、市としての重要な施策であるということはご指摘のとおりでございますので、とはいえいろいろなケースが考えられますので、構想後に具体の計画を策定するという、繰り返しのこちらも答弁になってしまいますけれども、どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) そうしますと、この前の一般質問で、たしか回答では来年の3月ですか、までには基本計画のようなそういったもので具体的に、具体的にというかどの程度かわかりませんけれども、示していただけるということであります。
それはそれとして、またちょっとお聞きしたいのは、情報公開というような文言も入っております。やはり情報公開というのは、こちらの先ほど富谷町基本計画でもありましたように、意見の結果の公表とか双方向の情報発信というのが課題ということもあります。
例えば、富谷町情報公開条例によりますと、やはりまちづくりの主体であります町民は、町が保有する情報をもとに、みずから考えみずから判断することにより、町政に参加する権利を有しているというようなことが条例で入っております。
こういうことを考えますと、やはり、こういったものにつきましても、やはり具体というかそういったものを進めていかなければならないと思いますけれども、この辺につきましても、やはり同じく、今現在どのようなお考えになっているか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 情報公開条例、条例の中身ということでなくて、その考え方は全く否定するものではごさいませんので、さらに基づいて、それらについては後退するというような考えもございませんので、さらにオープンな議論等を含めていきたいというふうなことでございます。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 一般質問と同じような感じにちょっとなって、内容的に答弁もそうなのかなということで思っておりますけれども、そうすると、来年の3月の議会のときには、きちんとこういったものについて、ある程度明示されてくるんだと思いますけれども、それに当たって、やはり市民の皆様からご意見などを募る、そういうことも3月に、計画策定までの間に、こういった市民からのご意見などを聞くような場も、やはり考えていくべきではないかと思いますけれども、その辺については、お考えをお聞きいたします。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) この場でそれを、内部検討しておりませんので、それをお約束はちょっとできないと。ただ、計画のほうでは明らかにして、その中で、どういったことでご意見を集約するかというようなことは示していきたいと考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。16番出川博一君。
○16番(出川博一君) それではまず、4点ほどお尋ねしたいと思います。
1つは、今後のスケジュール、先ほど基本計画がいつとか、多分パブコメもやるんだろうと思うので、その辺のスケジュールについてお尋ねしたいと思います。
それから、前回と言えばいいのか、現在続いている総合計画なんですけれども、これについて、21年から25年度までの前期基本計画の評価と総括を、きのう実はいだたきました。これがなぜ26年度からの後期計画に出なかったのか質問いたします。
それから、きのういただいた計画の評価と課題の中で、目標指数の数が50項目で達成項目が24項目、48%になっているんですけれども、これはどのように評価しているのかお尋ねいたします。
それから、それらを踏まえて次年度、今回の計画ですけれども、もう既に28年度から始まっておりますけれども、前回のやつを見ると、容易に数値として評価しにくいものも入っていたので、これからつくる基本計画の数値目標設定をどのようにしようと考えているのか、以上についてお尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) まずスケジュールでございます。いつ提示するのかということでございますが、基本計画については11月下旬にお示ししたいというスケジュール感でございます。
実施計画、こちらにつきましては当初予算の編成と並行するということで、2月の下旬をスケジュール感としては持ってございます。
それで、評価、昨日お渡ししました前期基本計画の評価・課題と、それから目標指数のうちで達成度48と、こちら関連するといいますか、当時出さなかったと、内部のほうでは数値のほうは取りまとめはしてございましたが、前期と後期計画の目標指数にまず変更はないと。前期富谷町のですね、計画上は前期の数値目標をそのまま踏襲すると。その踏襲する理由としては、達成度が48%と。全てのものがその時点で超えていると、もしそういうような状況であれば、新たな目標設定ということになったかと思いますけれども、25年度当時、後期計画を策定する段階では未達成な項目が多いというようなことで、そのまま後期計画では前期を踏襲したと。とはいえ、最終的に30年度、当時の計画でございますけれども、30年度で富谷町基本計画は切れるわけでございますので、その時点では何らかの全体の評価をするというような、当時のスケジュール感でございました。
それらを踏まえて数値目標、確かにご指摘のとおり、既に、その当時は目標に掲げるものとしては適当だろうというふうな項目ですけれども、現在は把握しにくいというような目標も、我々のほうでもつかんでございます。客観的な数値は、もうつかめないものもありますというようなことも内部のほうでつかんでございますので、こちらの新しい計画には、一番参考に、今しているのは、昨年度策定した総合戦略のレベル感といいますか、そういったもので統一して数値目標を管理していきたいというふうに考えてございます。
以上でございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 今、先ほどの答弁ですと、26年度からの後期計画は、未達成部分もあったので、そのまま踏襲して後期にということだったんですけれども、ところが、後期計画には数値目標が入ってないんですよ。なぜかしら。その辺についてもう一度。それは今、担当してなかったからわからないという部分もあるかもしれませんけれども、やはりこれは、組織として活動しているわけですから、その辺のところは後任であっても、その見解をいただきたいと思います。
それから、非常に基本構想なのできれいな文章で記載してあるんですけれども、これから具体的な施策は、先ほどお話しされたスケジュールで基本計画、実施計画が示されたら、それは精査していきたいと思いますけれども、3ページにあります計画の進行管理についてなんですけれども、1つとして、適切な進行管理、施策事業の目標達成度と効果、それを定期的に把握するとありますけれども、これは執行部とか行政サイドのみならず、市民が常時把握できる体制をとるべきだと思うんですけれども、それはどのような体制をとるおつもりなのか。ぜひ、今後とも積極的な情報開示をお願いしたいという観点からの質問です。
それから2つ目として、いわゆる定期的に進行管理をしていく中で、さらに計画に反映させると。反映させるということは、計画の変更もありかというふうなニュアンスで捉えるんですけれども、その辺のところの対処の仕方についてお尋ねします。
それから3つ目として、市民に公開していくとありますけれども、進行管理はどのような形で、先ほどとちょっとダブりますけれども、公開するのか。例えば、途中での変更があった場合に、それはどのような形で市民に対して告知され、知らしめられるのか、その点についてお尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) この際、午前11時15分まで休憩をいたします。
    午前11時03分 休憩


    午前11時15分 再開
○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) まず計画の進行管理というようなご質問でございます。
こちらは、今後策定する基本計画、それから基本計画の中で数値目標等々も入れ込みたいと考えてございまして、その数値の目標が年度単位のものであれば年度ごとの情報提供と。例えば月ごとに管理するような項目が例えばあれば、もちろん毎月の情報の公開というふうにはなろうかと思いますけれども、基本、年度ごとの情報については実施計画の策定とそのローリング、そのことによりわかりやすく伝えたいと考えてございます。
常時というようなことですけれども、それは、今申し上げたとおり、数値の目標がどのように置くかということにかかってくるかと思います。
あとは、当然、計画の変更、それはもちろん3カ年の実施計画を立てて必ずそのままというようなことではございませんし、初年度になくても2年目からとか、3年目のときから位置づける事業というようなことも当然想定してございます。
以上でございます。
そちらについては、1回目の質問での答弁になってしまうんですけれども、当時の内部のほうとしては達成ができないと、達成度が半分程度ということなので、前期計画のものをそのまま用いているというふうな理解ですけれども、確かに総合計画、後期の部分には明確には書き込まれていないというのは確かでございますので、今後につきましては、そういったことのないように取り組んでまいりたいと考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 今、いわゆる情報公開といいますか計数管理についての答弁がありましたけれども、これからできる基本計画上の指数管理について、年次ごとであれば可能かというような答弁だったんですけれども、これは、いわゆる何項目か多分これからつくった中で出てくるんだろうと思いますけれども、それを一覧表にして年次ごとにホームページ上に掲示する覚悟はありますか。それをお尋ねいたします。
それから、町長にちょっと質問したいんですけれども、町長、民間企業の経営者としてわからなかった行政の部分で、徐々にわかってきているのではないかというふうに推察しているんですけれども、私、余計なことかもしれませんけれども、私個人としては、総合計画の具体化に当たって、公約の一部を含めて現実的な対処が必要ではないかと考えております。
これまで町長、27年、28年と住民との懇談会を開催されて、情報公開等対話の姿勢は真摯で、真正面からの取り組みで非常に高く評価しておりますし、今後も期待しております。このスタンスを貫いて、今後とも市民、議会との対話を続けてほしいと願いまして、特に情報公開については、先ほどもちょっと厳しいホームページ上の掲示という提案をいたしましたけれども、その辺のところについて、いわゆる市民との対話と情報開示、これについての町長の見解をお尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 住民の皆様方の声の届く町政をというのが、私の就任以来、一番大切にしてきたところでございますので、それは、これからも最も大切にしていきたいというふうに思います。いわゆる市民の皆様方の声をしっかりと行政に反映する。そのためには、常に情報も開示をしていかなければならないということは基本でありますので、情報開示は、さらに積極的に進めていきますし、その辺、お互いの理解を含む、それがなければ市民協働の実現にも至らないと思いますので、そこはしっかりと実施を最大限努力をしていきたいというふうに思っております。
その中で、いわゆる私の公約の部分との整合性でございますが、私も就任以来、公約の実現に向けていろいろな形で努力をしてまいっておるわけでございますが、今回、ある意味基本構想を策定するに当たりまして、やはりこれからの実施計画の中で、やはりそこはすり合わせを行いまして、またあわせて今回財政計画も策定しますので、それに合わせて、やはりいわゆる公約の部分に関しても、それは先送りしなければいけないものは先送りしなければいけないと思いますし、その部分に関しては、万が一そういうことが発生した場合は、やはり政治家として私はしっかりと説明をする機会を設けながら、その辺は混同しないように適切に対応していきたいというように考えております。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 行政実績報告書ということでお渡ししているわけでございますので、その目標管理、こういった目標について初年度はこうでしたということについては、やぶさかではないと。(「ホームページ上で」の声あり)ホームページ上で、それも情報公開の一つのツールであるというふうには考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 1件だけ質問させていただきます。
富谷町といえば、富谷といえばマーチングフェスティバル、そしてブルーベリーだと思うんですが、マーチングフェスティバルに関しましては11ページに記載があるんですが、ブルーベリー、こちらのほう、サミットでも各国首脳に提供されてお祝いもした経緯があります。このブルーベリーという文言が農業のところにも出てきませんし、とみやシティブランドのところにも文言がありません。この辺、あったほうがよろしかったのではないかなと思いまして質問させていただきます。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 構想のほうには、確かにご指摘のとおりでございますので、基本計画、そちらのほうには明確に文言を載せていきたいというふうに考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。4番若生英俊君。
○4番(若生英俊君) では質問いたします。
1ページの、今回の策定の趣旨で、市民、町民の皆さんにわかりやすい内容でということに努めたというふうな表記でございます。主観かもしれませんけれども、語句のやはり概念をやや逸脱するとか、曖昧さが残る、そんな印象が残ります。後ほど指摘を申し上げます。
全体としては、表現に粗さがあるのではないかと、こんなふうな印象を持ちます。語句はやはり概念どおり、どなたがその言葉を聞いても、このように解釈をする、受けとめると、このような一般性あるいは平易性が求められるのではないかと、このように思うところであります。
それでは、4ページ、5ページ。そもそも、住みたくなるまち日本一、本来ですと「を目指して」ということでずっと来たかと思います。そのような中で、審議会の答申も含め、先ほどの課長の説明を含め、本来はこれは「目指す将来像」でないかなというふうに思います。しかしながら、5ページに入りますと、まちづくりを基本理念ということで、これが理念になってしまっていると。そして答申の案文、議運で配付されたものを見ますと、どうも基本理念は「オールとみや 市民全員参加で創ろう6万人都市」というのが基本理念ですというような表記のように私は受けとめました。その辺について基本理念、そしてまたもう一つ、6項目、「育む」が追加されて6つの今度また基本理念が出てきます。これはまさにワード、語句だと思いますけれども、このように将来像、基本理念、6つの基本理念、そしてまた「オールとみや云々6万都市」というようなあたりの点が気になるところであります。
次、その中で……。
○議長(浅野幹雄君) 質問ですか。
○4番(若生英俊君) 質問です。ですから質問1つ目。
2つ目、「誇る」と「つなぐ」というところで「富谷らしい暖かい心」、「つなぐ」のほうには「富谷らしい温かい心」で「温」と「暖」という違いで表記されてありますけれども、そこに特別な意図があるのでしょうか。そしてまた「富谷らしい温かい心」というのは何なんでしょうか。あえて「富谷らしい」とつけた背景等について、2つ目お願いいたします。
7ページ、基本方針に入りますけれども「暮らしを自慢できるまち」と今回議案として添付された基本構想、確定構想を見ました。前回の全協で提案をされた案は「自慢したくなるまち」でありました。これが、先ほどの説明がないまま「暮らしを自慢できるまち」とこうなりました。私は、「暮らしを自慢にできるまち」ではないかと、そのように語感上思いますが、それはそれぞれだというのであれば構いません。示されたのが「暮らしを自慢できるまち」、私は「暮らしを自慢にできるまち」、この辺の語感について、何か見解があればお願いをいたします。
その下、2番目、先ほどの同僚議員の質問にもありました。やはりブルーベリーの語が、この基本構想に一言もないというのは、非常にインパクトとしては弱いのでないかと。
もう一つ、具体的に特産づくりとあります。(1)特産づくり。そしてその下の3行目、特産品の開発とあります。特産づくりと特産品の開発、私は(1)も特産品づくりでないかというふうに思いますが、そこの見解を求めます。
(2)未来につなぐ“面影”づくりとあります。恐らくしんまちを言っているんだと思いますけれども、面影なるものは、どのようなワードの概念であるのか説明をお願いいたします。古きよき富谷、恐らくしんまちのことをイメージしているんだと思いますけれども、先ほどのブルーベリーと同じく、しんまちの語句が、私の見る限りでは、この基本構想には入っておりませんが、そのあたりの見解をお願いいたします。
8ページ、3の(2)日常の利便性をということで、道路をつなぐという、(道路)とありますけれども、まさにこの間、あるいは長年、住民の要望であります住環境、生活道路、側溝整備と、こういったところの内容が、この表現からは読み取れないところでありますけれども、その辺の位置づけ、お願いをいたします。
9ページ、同じく……、そこは割愛いたします。
10ページに入ります。「教育と子育て環境を誇るまち」と、このようになりますけれども、私は語感としては「教育と子育て環境を誇れる」、「れ」が入る語感を持ちますけれども、何かありましたらお願いいたします。
次、11ページ、3番、これも先ほどとつながりますけれども、歴史遺産。宿場町の歴史的資源、恐らくしんまち通りを言っていると思います。歴史遺産、これも大半は富谷のしんまちかなというふうに、歴史的資源という表現と歴史遺産、そのような中で具体的にしんまちの記述が、ここにこそ必要でないかなというふうに思います。最重点プロジェクトの項目もございません。しんまちの例えば再開発ですとか、しんまちの振興とか、拠点施設を中心としたしんまちの振興とか、そういったあたりの重点プロジェクトとしての表記も期待したところであります。
次、12ページ、「元気と温かい心」、これも先ほどの言葉の概念からすれば、「元気と温かい心で」というのは私はよく理解できません。ですから、わかりやすい言葉というふうなことの中で、町民から、これはどんな意味なのということの返しがないような、厳密なるワード、語句の概念どおりの言葉を使うべきでないかと、このように思います。
そしてまた、ここは「元気と温かい心で支え合うまち」というのが私の感覚であります。「支えるまち」ということで、まちが支えるという、そんなふうな受けとめになりはしないかと、このように思いますがいかがでしょうか。
もう一つ、突然(1)のところに“おっぴさん”を誇る笑顔と出てくるんですけれども、おっぴさんというのは曾祖父母ですよね。ひいじいちゃん、ひいばあちゃん。じいちゃん、ばあちゃんが三世代家族、おっぴさんを入れると四世代家族ということになります。このような数と、果たしてここに突然“おっぴさん”という表記、そこに入れる重要度といいますか必要度の点について、どのような経緯で、このような表現が入ったものやら。
したがって12ページの3番の(1)、ここには三世代のつながりと書いています。こうやって三世代を意識した中で“おっぴさん”が表記、やや矛盾といいますか、あるのではないかなというふうに思います。
最後になります。14ページ、「市民の思いを協働でつくるまち」。簡単に言えば「市民協働でつくるまち」だと思いますけれども、この辺も、このように先ほどの冒頭、直したところがある中で、そのような検討がなされたのか、その辺のところについて、第1回目の質問といたします。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) まず、5ページの「暖」と「温」というところ、「つなぐ」と「誇る」の「暖」と「温」については、こちらは「温」のほうで、ワープロの変換の誤りということで「温」というふうなところで訂正をさせていただきたいと思います。それはおわびして訂正させていただきます。
それ以外の言い回しの部分については、ご指摘の語感のとりようでございまして、ただそこの部分については、ご指摘はご指摘として踏まえさせていただきたく存じまして、ここの方針に掲げた部分の文言については、この場ではなかなか訂正というふうにはできないという状況でございますので、計画の中で、そういったご指摘を踏まえて解釈にそごが生じないような配慮というふうなものをしてまいりたいと思います。
あと、おっぴさんというような言葉でございますけれども、三世代、四世代ということに関しては、こちらに記載しているとおり三世代と、三世代のほうでございますけれども、おっぴさんというふうな、審議会の中でおっぴさんというのは、かなりクローズアップされた言葉でございまして、おっぴさんの力を使って、企業の方からの積極的な提案がありまして、そういったものを生かしていくまちづくりはどうだろうかというようなことでの記載でございます。(「ブルーベリーとしんまちは」の声あり)
ブルーベリーについては、確かに記載がないというようなことで、先ほども答弁いたしましたけれども、ブルーベリーの文言については計画の中のほうに位置づけるとさせていただきたいと考えてございます。(「しんまち」の声あり)
しんまちというのは、富谷しんまちというふうに、全く表記がないというわけではないというふうな内部の理解をしてございます。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。4番若生英俊君。
○4番(若生英俊君) 言いたくはないんですけれどもと言ってはだめなんですけれども、肝心の基本理念、将来像、そこの初発のところが大きく欠けておりますけれども、その答弁をお願いいたします。答弁漏れです。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 6つのワード、おっしゃるとおり6つのワードを先ほどエンジンというふうな言い方をしましたけれども、それを結びつけて基本方針に掲げて、基本方針にぶら下がる各種施策を実現していくこと、その結果が住みたくなるまち日本一につながると、5ページの理念としてはそういうふうなことでのご理解を、どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
○4番(若生英俊君) 答申の文言を見ますと、「住みたくなるまち日本一」を将来像と掲げてきちっと表記されているんですよ。そしてまたオールとみや云々が基本理念でと書いてあるんですよ。ここからなぜ、このように諮問を超えて基本構想の一番大事な部分、「住みたくなるまち日本一」が基本理念になるのか、その答弁は、今の答弁でされたことになりますか。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 私の言い方があれでしょうか、理念と将来像をごっちゃにしているという。「住みたくなるまち日本一」は、将来像というふうに定めておるところでございますけれども、ここの5ページの「まちづくりの理念」と書いてあって、その下に「住みたくなるまち日本一」があるのがおかしいという……。
1ページのほうには、きちんと将来像というふうに掲げておると。この1、2ページで将来像と基本理念をあらわしているというところなんですけれども。
○議長(浅野幹雄君) 3回終わりです。手を挙げて指名しておりますので、3回です。ほかに質疑ありませんか。18番渡邊俊一君。
○18番(渡邊俊一君) 今、皆さんでいろいろ議論されておりますけれども、やはり1つは配付しただけで、この本議会で、この議案を審議するというのは、ちょっとなかなか難しい部分があるのかなと思って聞かせていただいておりました。
やはり1つは、全協なりで内容をもう少し具体に報告し、そして皆さんからの、要するに議会議員からとしての意見を聴取する部分が必要でなかったかなと思いますけれども、その辺についての反省等がありましたら、お答えを願いたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 改めて、ただいまの渡邊議員のご指摘のとおりだというふうに思います。全協でもう少ししっかりとご説明をし、その場でご意見をいただいておけば、きょうのこの本会議においての、このようなご質問に至らなかったかもわかりませんので、改めて、今後このようなことがないように行っていきたいというふうに思いまして、改めて今回、説明不足だったことをおわび申し上げたいというふうに思います。
○議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。
○18番(渡邊俊一君) それに基づいてでありますけれども、やはり先ほどからいろいろ皆さんからお話を受けていますけれども、理念に対しての住みたくなる日本一、これはやはり町長が掲げてやっているものでありますから、私はやはり、町民から唯一選ばれた町長の考えでありますから、十二分にそれを反映していくべきだと、こんなふうに思っておりますし、それから、あくまでもそれらの基本構想、やはり余りにも凝縮した中で基本構想をつくると、基本的に実施計画がなかなかつくりづらいというか、ですから私は、今回はこの基本構想そのものでいいような気がするんですけれども、実質実施計画の中で、内容を明確にしていくということで理解してよろしいのか。また、この実施計画そのものが、やはり皆さんからの今回のご意見を頂戴して、改めて変更する機会があるというふうに理解していいのかどうか、その辺をお聞きしたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) ご議論を踏まえて、基本計画に最大限頂戴したご意見を盛り込んでつくってまいりたいと考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「実施計画に関しての質問をした」の声あり)
○企画政策課長(高橋弘勝君) 実施計画についても、基本構想それから基本計画に基づいて、個別具体の事業というものは実施計画に明示するというところは、何度も申し上げたとおりでございます。
○議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。
○18番(渡邊俊一君) 再度お聞きしますけれども、この基本構想の中で、今、いろいろ議論をされているわけであります。ですから、改めて皆さんからのご意見を鑑みて、この基本構想を、今すぐというわけにはいかないと思います。やはり取り下げるか、それとも修正するかのどちらかでないと、なかなかこの審議は進まないと思いますから、改めて皆さんからのいただいたご意見を真摯にやはり分析しながら、変更する機会が今後あり得るのかないかという質問を、先ほどさせていただいたんですけれども、それが明確に答弁されておりませんので、改めてご質問いたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) この基本構想につきましては、やはりここでの議決が伴いますので、基本的には基本構想につきましてはご理解をいただき可決いただいた内容で、字句の訂正等は発生するかと思いますが、基本的にはこの内容で進めていきたいというふうに思います。
ただ、いただいたご意見等につきましては、基本計画また実施計画をこれから策定していく上で、しっかりと盛り込んでいきたいというふうに思いますし、その中で、またあわせてそれは年度の中でご意見をいただきながら、経過も含めながら修正をしながら、具体的に事を行政として進めていきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) 15ページ、「健全なまちづくりに向けてみんなが協働するまちを創ります」と、そちらの項目の2番「未来に不安のない健全経営でつなぐまちづくり」、この部分についてなんですが、いわゆる町政の健全なる経営という部分について、もちろんこの基本構想についてはこれでいいと思うんですけれども、実際に具体的な中身、結局は新しい部課がこれからやはりつくられたり、また法律の改正によっていろいろなところでの業務というのが、どうしてもこういうふうな、業務量が多い時期というのはどうしても煩雑になりがちで、そういったところでは取り返しのつかないミスが過去何件か散見されております。具体的に言えば、例えば書類の紛失であったり、あと解釈の間違いであったり、そういった部分で町民及び我々議会議員も不安に思わないような、きちんとした管理システムというのを、この機会に構築すべきだと私は考えます。
その上で、この基本構想の部分については、改めてここに明記する必要はないとは思うんですが、新たにそういったシステムの部分というか、自浄できるようなシステムの部分を、後に基本的な具体的な構想をする場合には示していただかないと、結局は、やるやると言って絵空事になって、結局はその内容がきちんと精査されていない。その中ではいろいろな不備な問題が多々出てくるというふうになってしまっては意味がないと思いますので、その辺の考え方を示していただければと思います。
○議長(浅野幹雄君) 企画部長。
○企画部長(内海壯晃君) ただいまありましたように、今回、皆様のほうから基本構想で同意をいただきますその後に、基本構想が10年計画、次に前期、後期の5年、5年の基本計画がございます。そういった中で、各課からいろいろな、今言われたようなシステムの改築なり組織の体制なり、そういったことが具体的に見えてきます。それが次の前期基本計画のほうに反映されるようになりますが、その施策の過程の中で、また町のほうで勝手に決めるわけではないので、その都度議員の皆様のほうにお諮りをしつつ、今回、表現の中で足りなかった分、それらも含めながら策定をしていくというような運びで進めたいと思ってございます。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 3点ほど質問いたします。
基本構想から基本計画になりますが、基本構想だけでは財政面などの根拠が明らかにならないので、本来であれば、基本計画と一体で出すべきだったのではないかなと考えられます。今回は基本計画、予算的裏づけが出ていないため、全体としての判断がなかなか難しいと。なぜ基本計画と一緒に出せなかったのかというのがまず1点目です。
2点目としましては、先日配られましたまちづくりアンケート、大変すばらしい内容だと思うんですけれども、こちらの内容というのは反映されているのか、参考にされているのかお伺いいたします。
そして3点目なんですけれども、15ページのエネルギーに関して、こちら検討となっているんですね。検討という言葉だと、検討してしまえばそれでオッケーとなってしまうような語句だと思うんです。ですので、進める意思が必要ではないかなと思うのですが、いかがでしょうか。ご意見伺います。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 構想の中に計画というふうなご指摘、それはそれでもっともなご意見と受けとめておりますけれども、先ほど申し上げましたとおり、計画については構想の後、11月下旬をめどにお示ししたいというふうに思います。
財源というものにつきましては、計画の中でも、実際今の富谷町の計画を見ていただければおわかりかと思うんですけれども、財源については計画の中でも触れてございません。そのため、財源はではどこで見せるのかというところについては、実施計画というもので財源と事業費等々をお見せしたいと考えてございます。
それからまちづくりアンケートを参考にしているのかということでございますけれども、もちろん、こちらは構想の部分、それから計画の中に十分反映させていきたいというふうに考えております。
最後にエネルギーの部分、検討という意味で語感の問題ですけれども、こちらについては進める方向で実際に今、ただぼんやりと考えているという、同じ検討でもそうではなくて、具体のプロジェクトというものを、今、念頭に置きながら進めておるというところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 今回のアンケートで、大変今回の総合計画に関して少し危惧しているところがありまして、例えばまちづくりの、町民の皆さんの目指すべき方向性で、一番最初が安心して暮らせる福祉の充実したまち、これが67%。(2)が生活基盤が整った利便性の高いまち、65.7%。3番目が子供たちをはぐくむ教育の充実したまち、39.7%。4番目に防災、防犯にすぐれたまち、これが34.3%。5番目に自然豊かで潤いある環境に優しいまち、これは28%に続いて、地場産業が充実した活気のあるまちとなっているんですね。
今回の基本方針の1番に産業を持ってこられているんですけれども、ここが町民の皆さんの思いとのずれが出てきてしまうのではないかなと大変危惧しておりまして、そこら辺についてどう考えているのか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 今、アンケートのまちづくり方向性の解説については、議員のとおりでございまして、こちらについては、市になったから、町になったからということで、取り組みを逆に言うと大きく変えるものではないというところでございますので、それは、その言葉のとおり、今まで以上にそこらの部分には配慮すると。
ただ、構想の部分とはいえ、市になったらどういうことを、真新しさというものを期待されているご意見等々もございましたので、その産業の部分を持ってきました。これは、昨年の総合戦略でも、この施策の部分、産業の部分というのは自治体の今後の、少なくとも前期基本計画に当たる総合戦略の5年間と重なる部分でございますので、整合性というところも意識して、一番最初のほうに持ってこさせていただいたところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 最後の質問になります。
やはり、富谷町固有の環境の整備が重要だと、まだ足りてないというのは、私も重々承知しているんですけれども、やはり、一番最初に子育て、子供の支援、教育の部分を前回の総合計画のように出していただいていたほうが、町民の皆さんの思いとしても合致していたのかなと。そして、安心・安全、生活環境の充実、ここら辺を、やはり前に持ってくるべきだったのではないかなと思うのですが、最後にもう一度伺います。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 趣旨については全く同感でございます。ただ、見せ方というんでしょうか、そこの部分も十分配慮するというところには変わりない、繰り返しになりますけれども、そこの部分、安心・安全なまちづくりというものについては、変わらず継続して行っていきたいというところでございます。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
これより討論を行います。
まず、原案に反対者の発言を許します。8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 総合計画は、まちづくりの大もとになるもので、基本構想、基本計画、実施計画、予算というふうに連動していくものです。今回提案されています基本構想ですが、これが基本計画が一緒にないということがありまして、これだけではよくわからないと。一体で出すべきものだったと考えていますが、そういうことから、判断できないという結論に至りました。その中でも、基本構想を一つの完成した文章として見た場合、以下の点に修正が必要であると思うものです。
まず1番目に、基本方針1に「産業」を持ってきている点です。全ての市民が対象となる「暮らし」を持ってきたほうがよかったのではないかと思います。そしてまた、基本方針という表現と内容が合致していないというふうに考えました。具体的に言いますと、基本方針1のところで暮らしだとかそういうものを持ってきたときに、基本方針1として「元気と温かい心で支えるまち」、こういうことではなくて「市民の暮らしを支える温かいまち」、これは高齢者、健康保険、医療、障がい者などに向けたということで「市民の暮らしを支える温かいまち」が適当ではないかと考えます。
そして、基本方針2とするときに「教育と子育てを誇るまち」、これは文章としては問題は感じませんが、「誇るまち」というものを次の基本方針の3で使うことにして、ここでは「子供の成長と伝統を大切にするまち」としたらどうだったということです。
そして基本方針3「暮らしを自慢したくなるまち」と表現している点ですが、内容は商工業、雇用、起業支援、農業、商業、観光、交通、道路、土地利用と、産業と都市基盤整備が主なものです。文章と内容がマッチしていないと考えます。加えて「自慢したくなるまち」というのは、ちょっといかがなものかと思いました。「誇れるまち」としたらどうでしょう。元気がある、暮らしも便利でなおかつ豊かな自然もある富谷ということなので、「活気、便利、豊かを誇るまちと」したら、基本方針3が生きてくるのではないかと思います。
基本方針4については「市民の思いを協働でつくるまち」、これも独立した文章では少し意味が不明、明瞭ではないと思います。内容は、協働で安心・安全なまちをつくるということですから、これをあらわすのであれば「市民の協働で安心・安全をつくるまち」としたらどうでしょうか。こういうことを申し上げますと、このままでは賛成できかねるということを述べて討論とします。
○議長(浅野幹雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) 私は、この基本方針について賛成の立場から討論いたします。
昭和38年に町制施行してから、平成28年に市制施行するまでの約50年間、着実に人口がふえ続けてきました。富谷町としてスタートしてから約100年後に当たる2060年まで、より多くの方々から生活の場として選ばれ続けるまちづくりを推進することで、継続的に人口をふやし、成長し続けていくことを目指しています。この将来像の目標として、住みたくなるまち日本一を掲げております。それで、この理念を進めるために4つの基本方針を示しております。
1つ目、基本方針の1つ目といたしまして「暮らしを自慢できるまちづくり」、その中で重点プロジェクトといたしまして、企業誘致の実現による新規雇用の創出、それから道の駅整備等、宿場町富谷開宿400年記念事業。また、公共交通グランドデザイン等を示しております。
また、基本方針2といたしまして「教育と子育て環境を誇るまちづくり」ということで、最重点プロジェクトといたしまして国際理解教育の推進や生涯学習の活動拠点整備、また、待機児童ゼロの実現、子育て世代包括支援センターの整備運営等を示しております。
基本方針3といたしまして「元気と温かい心で支えるまちづくり」と示し、ともに支える地域づくりの推進、高齢者、障がい者、外出支援乗車証「とみぱす」の円滑な運営、また待機児童ゼロなどの子育てしやすい環境づくりを示しています。
基本方針4といたしまして「市民の思いを協働でまちづくり」としています。その中で、最重点プロジェクトは、地域コミュニティーによる自主防災組織の推進、またまちづくりの基本となるルールづくりの整備方針、そして最後に市政運営に対応した職員、人材の育成と組織体制の整備ということであります。
この構想につきましては、本市の特徴である多様な人と資源を生かし、守り、育みながら新たなまちづくりへと動き出します。そして、市民、議会、事業所、行政の協働、協力、連携、つながりを図り、富谷市が市民の誇りとなるよう「オールとみや」の体制で新生富谷市を創造していきます。
この基本理念は、地域別地区懇談会、まちづくりアンケートをもとに広く町民の意見を計画に反映され、計画されており、条例等その他足らざるところは進めながら検討していくと述べています。
よって、この基本構想を評価し賛成討論といたします。以上です。
○議長(浅野幹雄君) 相澤議員に申し上げます。
冒頭、基本構想を基本方針と発言しましたが、訂正をお願いいたします。
○17番(相澤 榮君) 議長がおっしゃったように訂正いたします。
○議長(浅野幹雄君) ほかに討論ありませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これから、議案第13号を採決いたします。
この採決は、起立によって行います。
本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(浅野幹雄君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり可決されました。
この際、午後1時まで休憩をいたします。
    午後0時00分 休憩


    午後1時00分 再開
○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


    日程第3 議案第1号 富谷町を富谷市とすることに伴う関係条例の整理に関する条例の制定について
○議長(浅野幹雄君) 日程第3、議案第1号富谷町を富谷市とすることに伴う関係条例の整理に関する条例の制定についてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。総務課長。
○総務課長(神田能成君) それではよろしくお願いいたします。
議案書1ページをお願いいたします。
議案第1号 富谷町を富谷市とすることに伴う関係条例の整理に関する条例の制定につきましてご説明申し上げます。
提案理由といたしましては、富谷町の市制施行に伴い、現に効力を有する条例の整理を行うものでございます。
条例提案に当たりましては、去る9月7日開催の議員全員協議会におきましてご説明申し上げたとおりでございますが、今般の整理条例対象となります条例につきましては、全163条例でございます。これらの条例につきまして、富谷市となることにより改正が必要な字句につまして一括して改正するものでございます。
それでは、条例制定内容につきましてご説明申し上げます。
議案書2ページをお願いいたします。
第1条につきましては、趣旨を規定をしたものでございます。
平成28年10月10日から「富谷町」を「富谷市」とすることに伴いまして、現に効力を有する条例の整理に関し、必要な条例を定めることを規定したものでございます。
第2条につきましては、既存の条例の改正を規定したものでございます。
第1項は既存の条例中「黒川郡富谷町」とあるのを「富谷市」に改正をするほか、全29の字句について記載のとおり既存の条例を改正し、字については削除することを規定したものでございます。
第2条第2項につきましては、字句を改めることが不適切な箇所については、同項の規定は適用しないことを定めるものでございます。
附則といたしまして、この条例は平成28年10月10日から施行するものでございます。
以上、よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第1号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


    日程第4 議案第2号 市制施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について
○議長(浅野幹雄君) 日程第4、議案第2号市制施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定についてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。総務課長。
○総務課長(神田能成君) それでは、議案書3ページをお願いいたします。
議案第2号 市制施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定につきましてご説明申し上げます。
提案理由といたしましては、富谷町の市制施行に伴い、現に効力を有する条例の整備を行うものでございます。
現行条例中に明らかな不備がある場合には、市制施行を契機に是正を図ることとし、それらをまとめた整備条例により一括で改正及び廃止を行うものでございます。
それではご説明申し上げます。
対象となります条例につきましては、一部改正が44条例、廃止が5条例でございます。
当該整備条例につきましては、4ページの第1条富谷町民バス条例から、63ページ、第47条富谷町民俗ギャラリー条例までにつきまして一部改正をし、48条富谷町例規集の改版等に伴う現行条例の用語等の統一等に関する条例の廃止から、64ページ、第52条東日本大震災による災害被害者に対する国民健康保険税の減免に関する条例までを廃止するものでございます。
改正内容別で申し上げますと、法改正等に伴う修正漏れ等による改正が11本の条例、同一条例内の引用不備等による改正が21本の条例、字句等の誤りによる改正が19本の条例、現状にそぐわないことによる改正が10本の条例、廃止が5本の条例、建物所在地の補正による改正が5本の条例でございます。
それぞれの改正内容につきましては、先般の議員全員協議会におきましてお示しをさせていただいたとおりでございますので、廃止条例のみ改めてご説明を申し上げたいと思います。
63ページ、第48条富谷町例規集の改版等に伴う現行条例の用語等の統一等に関する条例の廃止につきましては、当該条例は平成12年の例規集改版時の特例条例であり、実効性もないことから廃止をし、第49条高度技術工業集積地域開発促進法適用地域における固定資産税の不均一課税に関する条例の廃止につきましては、根拠法令につきましては既に廃止をされており、特例期間も経過をしていることから廃止をし、第50条、平成15年夏期における異常気象による農作物災害の被害者に対する町税等の軽減または免除に関する条例の廃止につきましては、平成15年度課税分に限定をした特例条例のため廃止をし、第51条平成23年東北地方太平洋沖地震による災害被害者に対する町税の減免に関する条例の廃止につきましては、平成23年度課税分に限定をした特例条例のために廃止をし、64ページ、第52条東日本大震災による災害被害者に対する国民健康保険税の減免に関する条例の廃止につきましては、平成24年度課税分に限定をした特例条例のため廃止をするものでございます。
附則といたしまして、この条例は平成28年10月10日から施行するものでございます。
以上、よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 今回の改正につきまして中身を見てみますと、本則の改正漏れとか、現状にそぐわない規定の削除、あるいは現状に合わせた規定の修正、さらに引用条項修正、引用条例の削除というような形で、この52本ある提案の過半のものが、いわゆる現行の条例そのものの不備があるというふうに理解していいのか、まずその点についてお聞きすると同時に、もしそうだとすれば、これは条例ですから基本的な指針になるわけなので、このような見落としを防ぐ手だては何なのかお尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) まず、それが誤りだったのかというところでございますが、こららについては、その当時の誤りというところでございます。こういったものを防ぐためにはというところでございます。基本的には、原課と法令担当でもって連絡を密にするというのが大前提かと思います。あわせて、法令の改廃システムというものを現在、それを用いながら情報収集に当たっておりますので、そういったものを活用しながら、こういった不備をなくしてまいりたいというふうに思ってございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) これは、我々いわゆる議案のチェックをする、チェック機能を果たす議会も非常に恥ずかしいことだと、私自身は感じておるんですけれども、提案する執行部はもっと猛省を促したいなというふうに思います。
10月10日に富谷市になるわけですけれども、議会あるいは執行部とも、こんな恥ずかしいことはないのではないかというふうに、非常に感じているところでございまして、これからやはり、市として議会、市、それぞれもっと切磋琢磨して厳しい現実を乗り越えていかなければならないと思いますけれども、その辺の見解をお尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 議員のおっしゃるとおり、あってはならない誤りの一つかと思っております。今後は、チェック機能をさらに充実をさせて、しっかりとこのようなことがないように努めてまいりたいというふうに思ってございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) これ、非常にガバナンスに係る問題なので、総務部長にお尋ねしたいんですけれども、先ほどの課長の答弁の中で、原課の問題、あと法令担当の部署の問題、それぞれ掲げられておりましたけれども、これらはやはり、どっちといいますか、基本的な部分については原課が関係性をわかっているわけですから、その辺のところの問題とか、言ってみれば、これは市のレベルでは笑われるような問題だと思いますので、この辺のところの体制整備への課題、先ほど課長からも話がありましたけれども、部長として、いわゆる2つ、3つの課にまたがる問題ですし、その辺も含めて課題等対策についてお尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 総務部長。
○総務部長(山田 豊君) ただいまのご質問についてですが、この件にかかわらず、過般の文書の取り扱いであったりとか、そういうものの不備が散見されますので、特に文書等の取り扱いについては文書取り扱い主任というのを各課に置いてございますので、そのポジションの機能強化を十分に発揮して有効たらしめたいというふうに思ってございます。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第2号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


    日程第5 議案第3号 議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例
の一部改正について
○議長(浅野幹雄君) 日程第5、議案第3号議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
○財政課長(西山高広君) それでは、議案書の65ページをお開き願います。
議案第3号議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例の一部改正についてご説明申し上げます。
提案理由でございますが、市制施行に伴いまして、地方自治法第96条第1項第5号の条例で定める契約及び同項第8号の条例で定める財産の取得または処分を変更するものでございます。
なお、変更に当たりましては、政令で定める市の基準の下限値で変更しているものでございます。
内容につきましては、新旧対照表でご説明いたします。次のページお願いいたします。
まず第2条でございますが、地方自治法第96条第1項第5号の規定により、議会の議決に付さなければならない契約の予定価格を5,000万円から1億5,000万円に改めるものでございます。
次に第3条でございます。地方自治法第96条第1項第8号の規定により、議会の議決に付さなければならない財産の取得または処分の予定価格を700万円から2,000万円に改めるものでございます。
この条例につきましては、平成28年10月10日からの施行とするものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。
この間、議会活性化調査特別委員会で決定して、議会からの提案で提出しているものですから、これは申し合わせで、一応なしということで進めることになっておったんですが、どうしても質問ありますか。(「はい」の声あり)16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 質問というよりは、質問なんですけれども、当面、全員協議会等で、いわゆる一気に額が大幅にアップしたものですから、その辺のところについて全員協議会等で説明する意向があるのかどうか、その1点だけお尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(西山高広君) その点につきましては、議会事務局とも事前に詰めておりまして、契約案件が5,000万円、もしくは700万円の土地の取得処分につきましては、当面、こういった案件が出てくれば全員協議会のほうで説明させていただくというふうなことで考えております。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第3号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


    日程第6 議案第4号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について
○議長(浅野幹雄君) 日程第6、議案第4号特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 議案書67ページをごらんいただきたいと思います。
議案第4号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正につきまして、条例の一部を別紙のとおり改正するものでございます。
提案理由につきましては、熊やイノシシの出没の増加による農作物被害などへの対策強化を図るため、鳥獣被害防止措置法に基づきまして、鳥獣被害対策実施隊を設置することに伴いまして、所要の改正を行うものでございます。
次のページをごらんいただきたいと思います。
改正箇所につきましては、下線が引かれました部分、太枠内でございます。改正箇所でございます。職名鳥獣被害対策実施隊隊長年額1万円、副隊長年額8,000円、隊員年額5,000円を追加するものでございます。
附則といたしまして、この条例は平成28年10月10日から施行するものでございます。
以上、よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。16番出川博一君。
○16番(出川博一君) これまでの質疑の中で、この件に関して隊員が9名で予算総額が5万3,000円ということはわかっておりますけれども、これそのものの実働部隊の猟友会に対して、これは県の組織だというふうにこの間お聞きしたので、各支部への補助金の額はおわかりかどうか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 近隣の3町村におきましては、補助金のほうは猟友会には渡していないというところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 額的には5万ということで少ない額なんですけれども、ぜひその辺の状況も踏まえて、この補助金の廃止について、ぜひ検討いただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 先ほど申しました3町村につきましては、実は町で出しています猟友会分、その辺につきまして農作物被害対策協議会、富谷町にもございますけれども、そちらのほうに一括で合わせて支給をしているということでの内容でございますので、富谷町につきましては、今の現状で猟友会という組織につきましては、ハンター、狩猟者らの技術の向上であるとか育成、また会員相互の連携を図る組織であると。また、捕獲隊協議会につきましては、あくまでそういった実働部隊であるという組織としまして、組織の明確化を図りながら、引き続き対応してまいりたいというところで考えております。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 現状、いわゆる隊員といいますか猟友会のメンバーは9人で、従来から比べると、多いときでは40人ぐらいいたと思うんですけれども、それがここまで減少してきているんですけれども、現実的には育成の効果というのはあるんでしょうか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 現在、猟友会の中におきまして、新たな会員が入るであろうという数名の方について、今、いろいろやりとりをしているという状況がございます。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第4号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


    日程第7 議案第5号 富谷町手数料条例の一部改正について
○議長(浅野幹雄君) 日程第7、議案第5号富谷町手数料条例の一部改正についてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。町民生活課長。
○町民生活課長(泉川潤哉君) よろしくお願いいたします。
それでは、議案第5号についてご説明申し上げます。
議案書の69ページでございます。
提案理由でございますが、市制施行に伴いまして、道路運送車両法に基づく自動車の臨時運行許可業務を行うこととなるため、富谷町手数料条例の一部を改正するものでございます。
これは、いわゆる仮ナンバーの交付に伴いまして、その許可申請手数料を新たに定めるものでございます。
内容につきましては、次のページ、70ページでございます。
富谷町手数料条例新旧対照表によりご説明申し上げます。
富谷町手数料条例の別表第2条関係に規定をしております手数料を徴収する事務及び金額中、現行33その他の証明を、34その他の証明に改め、その他の証明の前に手数料を徴収する事務としまして、新たな33道路運送車両法第34条第2項の規定に基づく自動車の臨時運行許可申請手数料を追加し、金額を1両につき750円と定めるものでございます。
なお、この許可申請手数料の額の根拠でございますが、この事務は地方自治法第228条第1項により、手数料について全国的に統一して定めることが特に必要と認められるものとして、政令で定める標準事務に該当し、平成12年1月21日政令第16号で定められているものでございます。
附則といたしまして、この条例は平成28年10月10日から施行するものでございます。
以上、よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第5号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


    日程第8 議案第6号 富谷町水道事業の設置等に関する条例の一部改正について
○議長(浅野幹雄君) 日程第8、議案第6号富谷町水道事業の設置等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) それでは、議案書71ページをお願いいたします。
議案第6号富谷町水道事業の設置等に関する条例の一部改正につきましてご説明申し上げます。
まず、提案の理由でございますが、市制移行に伴いまして、地方公営企業法第33条第2項に定める重要な資産の基準について、また字の名称変更により所要の改正を行うものでございます。
改正内容につきましては、新旧対照表にてご説明を申し上げます。次のページをお願いいたします。
今回の改正でございますが、まず第3条第2項第1号の給水区域につきましては、市制移行に伴う字の名称変更により、別表に示す区域を富谷市全域(東向陽台地区を除く。)にするものでございます。
また、このことにより本ページ右下から始まります給水区域をお示しいたしました別表第3条関係を削除するものでございます。
次に、重要な財産の取得及び処分を定めた第5条についてでございますが、これまで地方公営企業法第33条第2項の規定に基づき、予算で定めなければならない水道事業の用に供する資産の取得及び処分について、町村については700万円以上となってございましたが、市制移行に伴い、これを2,000万円以上とするものでございます。
なお、改正後の本条例は平成28年10月10日から施行するものでございます。
以上、よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第6号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


    日程第9 議案第7号 富谷町公民館条例の一部改正について
○議長(浅野幹雄君) 日程第9、議案第7号富谷町公民館条例の一部改正についてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。公民館長。
○公民館長(阿部雄也君) それでは、議案書77ページをお願いいたします。
今回の一部改正の提案理由でございますが、富ケ丘公民館の暖房供給手段の変更に伴う改正を行うものです。
昨年12月に、重油ボイラーを使用しての暖房供給を行っておりましたけれども、そのボイラーが破損したことにより、料金設定を新たにしなければならないということで、今回、改正を行います。
条例の第7条に使用料の記載があるわけなんですが、使用者から別表に掲げる使用料を徴収するといういうことで、その別表に関して今回訂正いたします。
次の78ページをお願いいたします。
別表の1、基本使用料の項目の区分のところですが、今までは冷房使用料、1時間につきという記載でしたが、そこを冷暖房使用料というふうに変えます。なお「右の欄に掲げる暖房使用料を除く。1時間につき」という掲載もしております。
具体的に言いますと、富ケ丘公民館の場合は、2階の第1研修室、第2研修室が重油を使ったボイラーでの暖房供給でした。それが、今回から今年度設置いたしました空調設備による暖房供給というふうに変更しておりますので、その料金設定ということで、冷房だけではなくて同じ機械を使っての暖房供給ということより、冷暖房というふうに変更をしております。
なお、下の2カ所、同じように冷房使用料のところを冷暖房使用料というふうに変更しております。
料金設定については、部屋で申しますと1部屋およそ50円の料金設定なんですが、同じ料金に設定するわけですけれども、業者のほうから積算根拠として、1時間当たりの消費電力がどれぐらいかかるのかということで問い合わせを行いましたが、冷房については1時間当たり39.3キロワット、暖房については38.9キロワットということより、差がないというふうに判断しましたので、同じ料金というふうに考えました。以上です。
○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 今、説明ちょっとわかりにくいんですけれども、これ電気暖房でしょうか。電気暖房の中で、特別使用料と基本使用料、電気暖房であれば冷暖使用料とすれば、暖房使用料は要らないのではないですか。冷暖房というのは冷房暖房ですから、後ろの暖房というのはどうなんですか。先ほどの説明、ちょっとわからないんですけれども。この冷暖房で後ろの暖房は包含されているのではないんですか。お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 公民館長。
○公民館長(阿部雄也君) 先ほど説明不足もあったこと申しわけございません。
例えば1階の第1会議室、第2会議室だと、従来のFFストーブが現在も動きます。ただ、そのストーブに関しては、この表でいう右の欄の暖房使用料のところに掲載されている料金になります。
ところが、先ほど申し上げましたように、2階についてはFFのストーブがもう機能しない、燃料の供給ができない状態ですので、冷暖房のシステムを使っての暖房供給になるということです。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 確認します。そうすれば、冷暖房使用料の分は電気、暖房だけの部分はFFということでよろしいんですね。
○議長(浅野幹雄君) 公民館長。
○公民館長(阿部雄也君) そのとおりでございます。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第7号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


    日程第10 議案第15号 仙台都市圏広域行政推進協議会規約の変更に係る協議について
    日程第11 議案第16号 黒川地域行政事務組合規約の変更に係る協議について
    日程第12 議案第17号 宮城県市町村自治振興センター規約の変更に係る協議について
    日程第13 議案第18号 吉田川流域溜池大和町外2市4ケ町村組合規約の変更に係る協議について
    日程第14 議案第19号 宮城県市町村職員退職手当組合規約の変更に係る協議について
    日程第15 議案第20号 宮城県市町村非常勤消防団員補償報償組合規約の変更に係る協議について
    日程第16 議案第21号 宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等認定委員会共同設置規約の変更に係る協議について
    日程第17 議案第22号 宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等審査会共同設置規約の変更に係る協議について
○議長(浅野幹雄君) ここでお諮りいたします。
日程第10、議案第15号仙台都市圏広域行政推進協議会規約の変更に係る協議について、日程第11、議案第16号黒川地域行政事務組合規約の変更に係る協議について、日程第12、議案第17号宮城県市町村自治振興センター規約の変更に係る協議について、日程第13、議案第18号吉田川流域溜池大和町外2市4ケ町村組合規約の変更に係る協議について、日程第14、議案第19号宮城県市町村職員退職手当組合規約の変更に係る協議について、日程第15、議案第20号宮城県市町村非常勤消防団員補償報償組合規約の変更に係る協議について、日程第16、議案第21号宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等認定委員会共同設置規約の変更に係る協議について、日程第17、議案第22号宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等審査会共同設置規約の変更に係る協議については、市制施行に伴う改正であることから、富谷町議会会議規則第37条の規定により一括議題にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、日程第10、議案第15号から日程第17、議案第22号までを一括議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。初めに企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) それでは、私からは議案第15号、それから議案第16号についてご説明申し上げます。
まず議案第15号でございます。81ページです。
仙台都市圏広域行政推進協議会規約の変更に係る協議についてということでございます。
提案理由としましては、富谷町の市制施行に伴い仙台都市圏広域行政推進協議会の規約を変更することについて議決を求めるものでございます。
なお、改正内容でございます。具体の改正内容につきましては83ページをお願いいたします。
右が現行で、現在大郷町の次に富谷町がございますが、それが岩沼市の次に追加されるという内容でございます。
続きまして議案第16号でございます。
黒川地域行政事務組合規約の変更に係る協議についてということで、提案理由については先ほどと同様でございます。
具体の内容につきまして、こちらも新旧対照表、86ページから89ページまで「富谷町」を「富谷市」にするものの関連でございます。
説明は以上でございます。
○議長(浅野幹雄君) 次に、総務課長。
○総務課長(神田能成君) 私からは、議案第17号、それから議案第19号から議案第22号までご説明を申し上げます。
それでは、議案書91ページをお願いいたします。
議案第17号宮城県市町村自治振興センター規約の変更に係る協議について、地方自治法第286条第1項の規定により、富谷町の市制施行に伴い宮城県市町村自治振興センター規約を変更することについて協議するため、同法第290条の規定により議会の議決を求めるものでございます。
起案理由といたしましては、市制施行に伴い変更することにつき協議をするものでございます。
それでは、新旧対照表でご説明いたします。93ページをお願いいたします。
事務所の位置につきまして規定しております第4条中「黒川郡富谷町」とあるのを「富谷市」に改め、暫定措置の附則第2項を削り、附則第1項の見出し及び項番号を削るものでございます。
なお、附則の暫定措置につきましては、宮城県自治振興センターが富谷町成田に建設されるまでの一定期間、自治会館を組合事務所とすることを定めたものであり、暫定措置期間を終えたことによる削除でございます。
附則といたしまして、この規約は、平成28年10月10日から施行するものでございます。
続きまして議案書97ページをお願いいたします。
議案第19号宮城県市町村職員退職手当組合規約の変更に係る協議について、地方自治法第286号第1項の規定により、富谷町の市制施行に伴い宮城県市町村職員退職手当組合規約を変更することについて協議するため、同法第290条の規定により議会の議決を求めるものでございます。
起案理由としましては、富谷町の市制施行に伴い変更することにつき、協議をするものでございます。
新旧対照表、99ページをお願いいたします。
当該組合を組織する市町村等を規定しております。
第2条関係別表第1中「東松島市」の次に「,富谷市」を加え「,富谷町」を削り、当該組合の議会の議員定数を規定しております第5条関係別表第2第2区の項中「栗原市」の次に「,富谷市」を加え、同表第5区の項中「,富谷町」を削るものでございます。
附則といたしまして、この規約は平成28年10月10日から施行するものでございます。
それでは、議案書101ページをお願いいたします。
議案第20号宮城県市町村非常勤消防団員補償報償組合規約の変更に係る協議について、地方自治法第286条第1項の規定により、富谷市の市政施行に伴い宮城県市町村非常勤消防団員補償報償組合規約を変更することについて協議をするため、同法第290条の規定により議会の議決を求めるものでございます。
起案理由としましては、富谷町の市制施行に伴い変更することにつき協議をするものでございます。
新旧対照表、103ページをお願いいたします。
当該組合の議会議員の選出方法を規定しております第5条第2項中「大崎市」の次に「,富谷市」を加え「,富谷町」を削り、組織をする市町村を規定しております別表中「大崎市」の次に「,富谷市」を加え「,富谷町」を削るものでございます。
附則といたしまして、この規約は平成28年10月10日から施行するものでございます。
続きまして議案書105ページをお願いいたします。
議案第21号宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等認定委員会共同設置規約の変更に係る協議について、地方自治法第252条の7第2項の規定により、富谷町の市制施行に伴い宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等認定委員会共同設置規約を変更することについて協議をするため、同条第3項において準用する同法第252条の2の2第3項の規定により議会の議決を求めるものでございます。
起案理由といたしましては、富谷町の市政施行に伴い変更することにつき協議をするものでございます。
新旧対照表、107ページをお願いいたします。
当該委員会を共同設置する市町村等規定をしております別表第1中「・富谷町」を削り、「大崎市」の次に「・富谷市」を加え、「吉田川流域溜池大和町外2市4ケ町村組合」を「吉田川流域溜池大和町外3市3ケ町村組合」に改めるものでございます。
附則といたしまして、この規約は平成28年10月10日から施行するものでございます。
続きまして議案書108ページをお願いいたします。
議案第22号宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等審査会共同設置規約の変更に係る協議について、地方自治法第252条の7第2項の規定により、富谷町の市制施行に伴い宮城県市町村等非常勤職員公務災害補償等審査会共同設置規約を変更することについて協議をするため、同条第3項において準用する同法第252条の2の2第3項の規定により、議会の議決を求めるものでございます。
起案理由としましては、富谷町の市制施行に伴い変更することにつき協議をするものでございます。
新旧対照表、110ページをお願いいたします。
当該審査会を共同設置いたします市町村等を規定しております別表第1中「・富谷町」を削り、「大崎市」の次に「・富谷市」を加え、「吉田川流域溜池大和町外2市4ケ町村組合」を「吉田川流域溜池大和町外3市3ケ町村組合」に改めるものでございます。
附則といたしまして、この規約は平成28年10月10日から施行するものでございます。
私からは以上でございます。
○議長(浅野幹雄君) 次に、産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 私のほうからは、議案第18号につきましてご説明申し上げます。
議案書94ページをごらんください。
吉田川流域溜池大和町外2市4ケ町村組合規約の変更に係る協議について、地方自治法第286条第1項の規定により、富谷町の市制施行に伴い吉田川流域溜池大和町外2市4ケ町村組合規約を別紙のとおり変更することについて協議するため、同法第290条の規定により議会の議決を求めるものでございます。
起案理由といたしまして、富谷町の市制施行に伴い吉田川流域溜池大和町外2市4ケ町村組合規約を変更することにつき、協議するものでございます。
95ページをごらんいただきたいと思います。
吉田川流域溜池大和町外2市4ケ町村組合規約の一部を次のように変更するものでございます。
題名を次のように改める。
吉田川流域溜池大和町外3市3ケ町村組合規約
第1条中「吉田川流域溜池大和町外2市4ケ町村組合」を「吉田川流域溜池大和町外3市3ケ町村組合」に改める。
第2条中「大和町,大郷町,富谷町」を「富谷市,大和町,大郷町」に改める。
第4条中「黒川郡大和町吉岡字町南裏16番地」を「黒川郡大和町吉岡字西桧木1番地の1」に改める。
第5条第1項中「富谷町」を「富谷市」に改めるものでございます。
附則といたしまして、この規約は平成28年10月10日から施行する。ただし第4条の規定は知事の許可のあった日から施行するものでございます。
なお、次のページには新旧対照表を載せておりますので、ご参照願いたいと思います。
以上、よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) ここでお諮りいたします。
本案は、質疑、討論を省略し、富谷町議会先例105ただし書きの規定により、一括採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第15号から議案第22号までの8件を一括採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、議案第15号から議案第22号までの8件は、原案のとおり可決されました。
これで、本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。
ご苦労さまでした。
    午後1時46分 散会

平成28年第3回定例会議事録(第6号)

平成28年9月16日(金曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 金子透君
  • 2番 青柳信義君
  • 3番 浅野武志君
  • 4番 若生英俊君
  • 5番 畑山和晴君
  • 6番 齊藤秀行君
  • 7番 藤原峻君
  • 8番 佐藤聖子君
  • 9番 西田嘉博君
  • 10番 長谷川る美君
  • 11番 佐藤克彦君
  • 12番 山路清一君
  • 13番 浅野直子君
  • 14番 高橋正俊君
  • 15番 菅原福治君
  • 16番 出川博一君
  • 17番 相澤榮君
  • 18番 渡邊俊一君
  • 19番 安住稔幸君
  • 20番 浅野幹雄君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 町長 若 生 裕 俊 君
  • 副町長 大 庭 豪 樹 君
  • 企画部長 内 海 壯 晃 君
  • 総務部長 山 田 豊 君
  • 保健福祉部長 小 野 一 郎 君
  • 建設部長 奥 山 育 男 君
  • 保健福祉部次長兼保健福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター所長 中 山 高 子 君
  • 企画部企画政策課長 高 橋 弘 勝 君
  • 企画部財政課長 西 山 高 広 君
  • 企画部産業振興課長 鴇 幸 浩 君総務部総務課長兼情報化推進室長 神 田 能 成 君
  • 総務部税務課長 吉 田 尚 樹 君
  • 総務部町民生活課長兼東向陽台出張所長兼富ケ丘出張所長兼あけの平出張所長兼日吉台出張所長兼成田出張所長兼清掃センター所長 泉 川 潤 哉 君
  • 保健福祉部地域福祉課長 菅 原 俊 司 君
  • 保健福祉部健康増進課長 菅 原 順 子 君
  • 保健福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセンター子育てサロン所長 狩 野 悦 子 君
  • 建設部都市整備課長 齋 藤 英 夫 君
  • 建設部都市計画課長 伊 藤 正 君
  • 水道事業上下水道課長(建設部上下水道課長) 浅 場 悟 君
  • 企画部企画政策課参事兼市制移行・地方創生推進室長 松 原 誠 君
  • 教育長 菅 原 義 一 君
  • 教育次長 荒 谷 敏 君
  • 教育総務課長 高 橋 加 代 君
  • 学校教育課長 齋 藤 卓 也 君
  • 生涯学習課長兼総合運動公園所長兼民俗ギャラリー館長 渡 邉 正 弘 君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀郁雄
  • 次長 富澤裕
  • 主事 後藤秀樹

議事日程 第5号

平成28年9月16日(金曜日) 午前10時00分 開議

第 1 会議録署名議員の指名
第2 議案第 8号 平成28年度富谷町一般会計補正予算(第3号)
第3 議案第 9号 平成28年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
第4 議案第10号 平成28年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第2号)
第5 議案第11号 平成28年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第2号)
第6 議案第12号 平成28年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
第7 認定第 1号 平成27年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について
第8 認定第 2号 平成27年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
第9 認定第 3号 平成27年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
第10 認定第 4号 平成27年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
第11 認定第 5号 平成27年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
第12 認定第 6号 平成27年度富谷町水道事業会計決算の認定について
第13 議案第14号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて
第14 議案第23号 平成28年度富谷町一般会計補正予算(第4号)
第15 議案第24号 平成28年度成田第1汚水中継ポンプ場ゲート設備改築工事請負契約の締結について
第16 発議第 4号 富谷町議会基本条例の一部改正について
第17 発議第 5号 富谷町を富谷市とすることに伴う議会関係条例の整理に関する条例の制定について
第18 発議第 6号 富谷町議会委員会条例の一部改正について
第19 発議第 7号 富谷町議会会議規則の全部改正について
第20 発議第 8号 地方自治法第180条第1項の規定に基づく町長の専決処分事項(包括指定分)の一部改正について
第21 発議第 9号 宮城県の子どもの医療費助成について県に対する意見書採択を求める意見書(案)
第22 閉会中の各委員会調査について

本日の会議に付した事件

    議事日程のとおり 午前10時00分 開議
○議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
日程に入るに先立ち、諸報告をいたします。
議長諸報告は、お手元に配付のとおりです。
なお、関係資料については事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
これで諸報告を終わります。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。


    日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷町議会会議規則第127条の規定により、18番渡邊俊一君、19番安住稔幸君、1番金子 透君の3名を指名いたします。


    日程第2 議案第8号 平成28年度富谷町一般会計補正予算(第3号)
○議長(浅野幹雄君) 日程第2、議案第8号平成28年度富谷町一般会計補正予算(第3号)を議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
○財政課長(西山高広君) おはようございます。よろしくお願いいたします。
それでは、議案第8号についてご説明申し上げます。
別冊、28年度の補正予算に関する説明書の2ページのほうをお開き願います。
議案第8号平成28年度富谷町一般会計補正予算(第3号)は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億2,048万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ133億9,895万4,000円とするものでございます。
第2項、歳入歳出予算補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
第2条、地方債の変更は、「第2表 地方債補正」によるものでございます。
初めに、第2条関係についてご説明させていただきます。5ページをお開き願います。
まず、地方債補正でございますが、普通交付税の交付額の決定に合わせまして、交付税の代がえ財源であります臨時財政対策債の発行可能額の通知がございましたので、限度額を4億8,800万円に変更するものでございます。
続きまして、歳入についてご説明申し上げます。11、12ページお願いいたします。
9款1項1目地方特例交付金につきましては、112万4,000円を減額するもので、個人住民税から控除されます住宅借入金等特別控除の減収補塡に対する交付決定でございます。
次に、10款1項1目地方交付税につきましては、6,800万9,000円を追加するもので、普通交付税の交付決定によるものでございます。決定額は11億8,800万9,000円となりまして、前年比14.7%の減、額にいたしますと2億499万3,000円の減となっております。
次に、14款1項1目民生費国庫負担金につきましては、2,339万円を追加するもので、障がい児のデイサービスに要する費用、国負担分として事業費の2分の1を追加するものでございます。
次に、14款2項1目総務費国庫補助金につきましては、501万7,000円を追加するもので、マイナンバー制度に係る通知カード、番号カードの関連事務補助金の交付見込みが決定したものでございます。
4目農林水産業費国庫補助金につきましては、170万円を追加するもので、農地集積・集約化対策事業費補助金の割り当て内示によるものでございます。
6目教育費国庫補助金につきましては、100万円を追加するもので、幼稚園就園奨励事業管理システム開発費補助金の交付決定によるものでございます。
7目災害復旧費国庫補助金につきましては、298万8,000円を追加するもので、関東・東北豪雨による農地等災害復旧事業補助金の追加割り当て内示によるものでございます。
次に、15款1項1目民生費県負担金につきましては、1,169万5,000円を追加するもので、障がい児のデイサービスに要する費用、県負担分として事業費の4分の1を追加するものでございます。
次に、15款2項1目総務費県補助金につきましては、527万5,000円を追加するもので、市町村総合振興補助金の交付決定によるものでございます。
8目教育費県補助金につきましては、50万円を追加するもので、29年度に実施予定としております中学生海外研修派遣事業の事前調査に当たりまして、仙台空港利用促進補助金を活用するものでございます。
次に、13、14ページお願いいたします。
15款3項1目総務費委託金につきましては、1万5,000円を減額するもので、工業統計調査と経済センサス活動調査委託金の交付決定によるものでございます。
4目教育費委託金につきましては、9万円を追加するもので、28年度から実施しております学び支援コーディネーターの巡館指導見込みがふえたものでございます。
次に、16款1項2目利子及び配当金につきましては、34万2,000円を追加するもので、黒川森林組合への出資に対する配当金でございます。
次に、16款2項1目物品売払収入につきましては、104万円を追加するもので、市制移行を記念して販売する年賀はがき2万枚の頒布収入を見込んだものでございます。
次に、17款1項1目一般寄附金につきましては、1,105万7,000円を追加するもので、2名1団体からの寄附でございます。
次に、18款1項1目介護保険特別会計繰入金239万6,000円と2目後期高齢者医療特別会計繰入金78万6,000円の追加につきましては、決算による精算でございます。
次に、18款2項1目財政調整基金繰入金につきましては、1億7,475万1,000円を減額するもので、財源調整でございます。基金残高は約33億円となっております。
次に、19款1項1目繰越金につきましては、1億8,671万円を追加するもので、決算による実質収支から財政調整基金に積み立ていたしました残額について繰り越ししたものでございます。
次に、20款4項1目雑入につきましては、162万4,000円を減額するもので、主な内容でございますが、防犯灯LED化の財源として予定しておりました二酸化炭素排出抑制対策事業費補助金について、事業内容の再検討をするというふうなことで申請を見送ったものでございます。
15、16ページをお願いいたします。
21款1項3目臨時財政対策債につきましては、2,400万円を減額するもので、地方債補正で説明した内容でございます。
歳入は以上でございます。
次に、歳出についてご説明申し上げます。17、18ページをお開き願います。
それでは、1款1項1目議会費でございますが、12万1,000円を追加するもので、議場に設置する国旗、町旗等を購入するものでございます。
次に、2款1項1目一般管理費につきましては、117万円1,000円を追加するもので、13節委託料は、マイナンバー制度の実施に伴い、源泉徴収票に個人番号を表示するためのシステム導入をするもので、18節備品購入費は故障しておりますタイムレコーダーを更新するものでございます。
5目財産管理費につきましては、27万円を追加するもので、庁舎1階正面玄関ホールに設置しております防犯カメラの録画機、レコーダーが故障したことにより更新するものでございます。
6目企画費につきましては、500万円を追加するもので、公共交通等利用実態調査を実施するものでございます。
7目情報化推進費につきましては、財源更正でございます。
8目交通安全対策費につきましては、100万円を追加するもので、黒川地区交通安全協会への電光掲示板設置に対する補助金でございます。
9目防犯対策費につきましては、財源更正でございます。
11目出張所費につきましては、126万3,000円を追加するもので、3節から7節賃金までは出張所の代がえ職員に係る人件費でございます。
12目市制移行準備費につきましては、146万円を追加するもので、市制移行記念はがき2万枚を作成しまして市制を広くPRするものでございます。
次に、2款2項2目賦課徴収費につきましては、56万2,000円を追加するもので、議会で何度か取り上げられておりますご当地ナンバーを作製するもので、8節報償費はデザイン募集に当たっての優秀作品者への賞賜金、11節需用費はナンバープレート代でございます。
次に、2款3項1目戸籍住民基本台帳費につきましては、539万6,000円を追加するもので、8節報償費は市民第1号となる方に対しまして記念品を贈呈するものでございます。19節負担金、補助及び交付金は、地方公共団体システム機構に対するマイナンバーに係る事務委任交付金でございます。
次に、2款5項2目商工統計調査費につきましては、1万5,000円を減額するもので、説明欄にあります調査に要する消耗品の減でございます。
19、20ページをお開き願います。
3款1項1目社会福祉総務費につきましては、89万円を追加するもので、4節から9節旅費までは地域福祉課の代がえ職員に係る人件費でございます。
3目障害者福祉費につきましては、財源更正でございます。
8目国民健康保険事業費につきましては、184万4,000円を減額するもので、国民健康保険特別会計の補正に伴いまして繰り出しを減額するものでございます。
次に、3款2項1目児童福祉総務費、こちらも財源更正でございます。
3目児童福祉施設費につきましては、347万8,000円を追加するもので、日吉台小学校に放課後児童クラブを整備するための設計業務でございます。
5目障害児福祉費につきましては、4,678万円を追加するもので、障がい児のデイサービスの利用の増でございます。
次に、3款3項1目老人福祉費につきましては、64万円を追加するもので、介護保険特別会計の補正に伴い事務費を繰り出すものでございます。
2目福祉健康センター費につきましては、140万1,000円を追加するもので、富ケ丘南部・北部、鷹乃杜、3地区の街かどカフェ立ち上げに要する経費でございます。
4目後期高齢者医療制度費につきましては、578万9,000円を追加するもので、後期高齢者医療特別会計の補正に伴い事務費を繰り出すものでございます。
次に、4款2項1目清掃総務費につきましては、30万円を追加するもので、ごみ集積所の修繕等の増によるものでございます。
21、22ページをお開き願います。
4款2項2目ごみ処理費につきましては、財源更正でございます。
次に、6款1項3目農業振興費につきましては、336万円1,000円を追加するもので、1節報酬は有害鳥獣実施隊を新設するもので、4節から9節旅費までは産業振興課の代がえ職員に係る人件費でございます。19節負担金、補助及び交付金につきましては、農業改良事業奨励補助金といたしましてビニールハウス設置に対する補助、次に曲がりねぎの作付に使用する管理機導入に対する補助でございます。経営転換協力金は農地集積・集約化対策事業に係る経営転換者に対する協力金でございます。
次に、6款2項1目林業振興費につきましては、34万2,000円を追加するもので、歳入で説明しております黒川森林組合からの配当金全額を同組合に出資するものでございます。
次に、7款1項2目商工振興費につきましては、32万円を追加するもので、企業誘致のための旅費でございます。
次に、8款2項2目道路維持費につきましては、11節需用費は道路側溝等の緊急修繕の増によるもので、15節工事請負費は、あけの平12-1号線、場所は4号線あけの平西側上り口歩道でございまして、鉄分を含む湧水で滑りやすく、通学路でもあることから早急に暗渠工事を行うものでございます。
次に、8款3項1目河川費につきましては、607万4,00円を追加するもので、穀田川の護岸ブロックの修繕でございます。
次に、8款4項2目公園費につきましては、275万9,000円を追加するもので、今年度に購入いたしました軽ダンプのスタッドレスタイヤの購入と大亀山森林公園展望台の破風の修繕でございます。
3目公共下水道費につきましては、1,741万5,000円を減額するもので、下水道事業特別会計の決算によりまして繰出金を減額するものでございます。
次に、8款5項1目住宅管理費につきましては、102万7,000円を追加するもので、11節需用費は、西沢住宅地内通路の横断側溝に段差がありまして、危険であるため修繕するものでございます。17節公有財産購入費は、湯船沢住宅地の一部に民有地がありまして、管理上取得するものでございます。
次に、9款1項3目消防施設費につきましては、財源更正でございます。
次に、10款1項2目事務局費につきましては、127万6,000円を追加するもので、3節から7節賃金までは学校教育課の代がえ職員に係る人件費、9節旅費は校長会の先進地視察の旅費、14節使用料及び賃借料は説明欄にあります使用料でございます。
次に、10款2項2目小学校管理費につきましては、608万1,000円を追加するもので、東向陽台、あけの平、日吉台小学校の受変電設備や門扉、雨漏りなどを修繕するものでございます。
次に、10款3項2目中学校管理費につきましては、856万3,000円を追加するもので、7節賃金、9節旅費のうち、費用弁償は英語教育を支援するために国際理解教育支援員の人件費でございます。普通旅費は支援員の研修会への旅費で、特別旅費は中学生海外研修派遣事業の事前調査のための旅費5名分でございます。11節需用費は、東向陽台、日吉台、成田中学校の受変電設備や雨漏りなどの修繕でございます。
25、26ページをお願いいたします。
上段、13節委託料でございますが、説明欄にあります業務によるものでございます。14節使用料及び賃借料は各種大会への出場機会の増に伴う追加でございます。
次に、10款4項1目幼稚園管理費につきましては、1,056万4,000円を追加するもので、9節旅費は幼稚園パート職員の通勤手当の変更分、11節需用費は東向陽台幼稚園の雨どい修繕、15節工事請負費は3歳児保育の導入に向けまして保育室やトイレなどの改修を行うものでございます。19節負担金、補助及び交付金は制度改正に伴う追加でございます。
次に、10款5項1目社会教育総務費につきましては、93万2,000円を追加するもので、3節から7節賃金までは生涯学習課の代がえ職員に係る人件費でございます。
5目公民館費につきましては、193万2,000円を追加するもので、15節工事請負費は富ケ丘公民館の火災報知器の改修工事と成田公民館の街路灯設置工事でございます。18節備品購入費は破損しております卓球台3台を更新するものでございます。
次に、10款6項2目総合運動公園費につきましては、145万1,000円を追加するもので、総合運動公園内の電線に接触しております支障木を伐採するものでございます。
以上で説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) それでは、お願いします。
13ページ、14ページです。一番下のところに諸収入であります雑入がありまして、減額になっています、162万円。防犯灯の二酸化炭素排出の事業を予定していたけれども再検討が必要だということですが、どういうところで再検討が必要になったのか、今後どうするのかお尋ねします。
21ページ、22ページです。土木費で道路維持管理がありまして修繕料があります。工事請負費があって、あけの平の北の入り口のところでありますが、これの工事する延長、そして工事はいつまで行われるのか、どのように行われるのか、このあたりの詳細を説明してください。
そして3番目で最後ですが、23ページ、24ページです。下のところに中学校費がありまして賃金が書かれています。国際理解教育支援員ということですが、どういう基準で募集するのか、どういう人に何をしたいということでこれが提案されているのかお尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
○都市整備課長(齋藤英夫君) まず、LEDの補助金を見送ったことにつきましては、この間も説明しましたように、いろいろとリース事業あるいは受け入れ方式とか今検討中でございますので、もう少し時間をいただきたいと思います。
あと、工事請負費のあけの平の件につきましては、雨が降りますと歩道から水があふれて出てきまして表面がぬれている状況でございますので、暗渠管を整備するもので、暗渠管、パイ150ミリ、33メーター、そしてパイ100ミリ、Lは61メーター、あと集水ます500を2基設置する予定でございます。
○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) ご質問のありました国際理解教育支援員についてでございますが、こちらにつきましては、今年度、小学校のほうに英語等支援員を配置し、英語教育、外国語活動のより一層の充実を図っているところでございますが、同様に中学校においても英語の学習の充実あるいは国際理解教育の推進というのは大切な教育課題であると捉えております。この国際理解教育支援員につきましては、中学校英語の免許を持ち、さらに外国での生活経験あるいは職業経験等ある方を想定しております。
中身といたしましては、中学校に配置することで、文化についての理解を図ったり、職業として英語を使うことをより具体的にイメージさせることにより、英語をまず身近に感じられる、それから国際感覚を養うといったところを狙いとしております。以上でございます。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 13ページ、14ページのLEDですが、そうしますと、今年度は見送りと、検討するということですが、これはいつまで検討して、実施時期はいつなのか、再度お尋ねします。
21ページ、22ページですが、これはそうしますと道路全体をするのか、どこの場所にその管を埋めながらますをつけていくのか、このあたりはどうなっているのか、もう少しだけわかりやすく説明してほしいと思います。お尋ねします。
23、24ページです。国際理解教育支援員ですが、今、ALTが5人配置されていますが、その人たちだけではだめだということで、新しく中学校にこの人を入れるということになるのでしょうか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
○都市整備課長(齋藤英夫君) まずLEDの検討時期につきましては、年内中に検討して結果を出したいと思います。
あと、あけの平の、部分的に現場を調査しまして、一番吹いているところにつきましてまず33メーター、次にあと、部分的なんですけれども、100ミリを61メーター暗渠管を入れる予定でございます。歩道部分にですね、済みません。
○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) ALTだけで不足をしているのかということでございますが、現在1校につき1名の配置となっておりますので、授業の形態によっては、ALTと英語担当で行っている授業、あるいは英語担当のみで行っている授業というような形になっておりますので、より充実を図りたいということでALTに加えてこの国際理解教育支援員の配置を考えております。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) あけの平の歩道の暗渠整備工事ですが、時期、工事はいつからいつまでで、あそこはとちの木からの子供たちも通るので安全策が必要だと思いますが、その対応はどうなっているのかお尋ねします。
それから学校ですが、ALTは英語の時間にほかの先生と一緒になってやるということが基本です。そうでなければ授業が進められないわけですが、この支援員についてはどのようにそれでは実際には実施するのかお尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
○都市整備課長(齋藤英夫君) あけの平の工事関係ですけれども、一応年内中には工事を完成させたいと思っております。あと、現場を調査しながら、清掃とかそういったのは週に一遍程度やっております。
○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) 英語の免許を持っている方を想定しておりますので、担当の指示を受けて個別の指導であるとかそういったことも可能だというふうに考えております。また、通常の授業においては、ALTと同様に英語担当の補助をするような形での授業を考えております。また、国際理解教育や英語に必要な教材・教具の作成や環境整備等についても受け持つようなことを想定しております。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。4番若生英俊君。
○4番(若生英俊君) それでは、2つほどお願いいたします。
1つは市制移行の記念年賀はがきでありますけれども、歳入で104万円、歳出で146万円ということで、1枚当たり73円であったり52円であったりということとなりますけれども、2万枚。販売方法ですね。郵便局にお支払いする額だと思いますが、そして買い取って販売する方法かどうかということと、2万枚の年賀はがきを予定したこの数字の根拠といいますか、どの辺ぐらいの見立てをもって2万枚となったのかということが一つと、販売の方法と販売の時期、その辺のところをひとつお願いいたします。
もう一つは、20ページ、放課後児童クラブ整備工事、日吉台小学校のということとなりますけれども、児童館の建設、校地内児童館を建設を断念するというふうなことの冒頭挨拶があったわけであります。そのような中で、校地内に児童館の建設なしというふうなことの中で放課後児童クラブに切りかわる。この日吉台小の348万何がしについて、校地内の一角にというふうなことであるのか、そしてまた、全体のですね、児童館の建設を断念したことによる見直しはなされているのか。私は、10年、20年のスパンで考えてみた場合に、校地内への永久建築物というあたりは十分吟味すべきであるという質問等を通してお話をしてきているわけでありますけれども、その辺のところの断念をした中での全体としてですね、児童クラブ等の検討がなされていた中でのこのような提案であるのかどうかお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。
○市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) ご質問のオリジナル年賀はがきの件につきましては、まず発行枚数なんですが、2万枚ということで発行させていただきます。2万枚の数字につきましては、郵便局ともいろいろご意見、協議をさせていただきまして、これくらいの枚数であれば売れ残らずに広く販売できるのだろうというようなところで2万枚という数字を決めさせていただいたところでございます。
また、販売の方法につきましては、予約販売方式をとらせていただければというふうに考えております。
周知につきましては、広報とみやで詳しくはお知らせをさせていただきたいというふうに考えておりますが、10月の中旬ごろから電話、メール、ファクス等による予約を受け付けたいというふうに考えております。そして、先着順での受け付けで、販売予定枚数に達し次第、予約のほうは終了させていただければというふうに考えております。
具体的に納品の時期なんですが、大体11月の上旬ころ、郵便局のほうから納品になる予定ですので、その辺の時期をあわせまして、引き取りの場所につきましては、役場、そして各出張所のほうでもお引き取りをできるような方法を考えていければというふうに考えております。以上でございます。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 放課後児童クラブの件につきましては、一般質問の中でもお話をさせていただいておりましたが、現在、日吉台公民館で行っております児童クラブがかなり手狭になってきているということもありましての今回児童クラブの設計業務というふうなことで上げさせていただきました。
児童館全体、児童館を断念せざるを得なかったことに関しましては本当に申しわけないというところでございますが、児童館というところの目的ということの一つに、やはり子供たちの健全な遊びを提供するというところが一つ目的としてあると思います。そういう健全な遊びを子供たちに提供するということの中では、やはり一番最初に乳幼児期のお母さんと子供とどういうふうに遊びを経験していくか、あるいは地域の人たちとどのようにかかわっていくかというところがやはり一つ大きなことになるのかなというところを考えますと、小学校区内での児童館というのはちょっと断念せざるを得なかった部分ではありますが、公民館の児童クラブが出た部分の世代間交流室の中でそういった場を提供していきたいというふうに現在検討しているところでございます。日吉台小学校の児童クラブにおきましては、校地内での設計を検討しているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
○4番(若生英俊君) それでは、年賀のほうからですけれども、先ほどの説明で十分わかったところです。もう一つは、1人当たり何枚という制約は予定されているのかどうかというのが1つです。
後半のほうでありますけれども、今経緯が話されました。公民館に児童館機能を付与しますというふうな発言もあったやに思いますけれども、児童館という趣旨のどんな部分を公民館にいわゆる機能としてできるのか。公民館は公民館なわけですよね。ですから、そこに公民館兼ここは富谷の何児童館ですというようなことは私はできないんだと思うんですけれども、児童館の機能のどういう部分を公民館に付加、付与せんとされるのか、そこは明確にお示しをいただきたいと思います。以上です。
○議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。
○市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 販売の枚数なんですが、1セット10枚を単位といたしまして、お一人5セットを基本として考えていければというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 公民館の中に児童館的な機能をということでございますが、公民館は地域の中にあるもので、皆さんが集まりやすいところではあると思います。公民館の世代間交流室という場所を子育て支援課でお借りして、子育ての経験の豊かな方ですとか保育士さんですとかを雇い上げるというふうな形になるかと思いますが、いつでも乳幼児を連れたお母さんたちに集まってきていただいて、遊びの伝授ですとか、あるいは、具体的な内容についてはこれから検討していくことにはなるかと思いますが、小学生のお子さんたちにも遊びに来ていただけるような、そういう場面を展開していけたらというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
○4番(若生英俊君) 最後になりますけれども、大きな施策の転換ということでありますので、単に交付金、補助金がおりなくなったのでこのようにというふうなことのみならず、それはそれとしてあり得ることでありますから、しかしながら、このような大きな政策変更したときに、児童館、児童クラブ、校地内、校舎利用、さまざまな要素を、要件をやはり十分勘案して、将来に禍根を残さないような施策決定をお願いしたいと思いますが、町長、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 一般質問でも答弁したとおりでございます。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 18ページの1款1項6目企画費の公共交通等利用実態調査業務、これはどのような内容を調査するのか、これがまず1点目です。
2点目としましては、20ページの3款3項2目、高齢者健康づくり事業の街かどカフェ事業に関しまして、こちらの予算というのは町の持ち出しなのか、次の質問としては、どのような実施体制になっているのか、事業費の内訳はどうなっているのか、今後の計画はどうなっているのかお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 街かどカフェの予算につきましては、その内訳としまして報償金として6万円上げておるところでございます。カフェ開催時の講師謝礼というところで、レクリエーション講師ですとか、ちょっとしたおいしい紅茶のいれ方の講師の方を選ぶという形で3カ所1万円、3地区掛ける2人ということで6万円上げてございます。あと、消耗品につきましては、10月10日に3カ所開催するということでオープニングセレモニーを行いますので、そのときの風船でちょっとお祝いしてちょっと華やかなというふうな形の消耗品と、あとカフェ開催時の茶道具ですとか運営関係のものの消耗品となってございます。あと、備品につきましては、晴れたときには会館の外でも集えるようにというような会員さんの要望もございましたので、テラスガーデンですとか椅子とかそういったもの、パラソルとかというのを買う予定となってございます。
実施体制につきましては、その地区のプロジェクトを組んでおりますので、地区の方々で運営していただくというふうな形になってございます。
今後の計画につきましては、今年度初めての事業でございますので、それを行いながら検証して次年度につなげていきたいと思ってございます。(「財源」の声あり)
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) それでは、こちらの500万円の内容でございます。こちらは住民の皆様へのアンケートを予定してございます。利用実態調査と、住民の皆様がどういう交通機関でどういうふうな動きをしているかというものを年内にアンケートを実施する予定でございます。対象の世帯は無作為で3,800世帯ほどの世帯にご郵送いたしまして、想定する回収率は今のところ40%程度の回収率を予定してございまして、今年度はアンケートの実施、そして次年度についてはそのアンケート結果に基づく解析というものを予定してございます。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 財源でございますが、市町村振興補助金の事業がございまして、県2分の1の補助となってございます。補助メニューの市町村地域福祉おこし事業の中の補助事業として120万円申請しておりまして、その2分の1ということで内示額60万円をいただいているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) それでは、2回目の質問に移らせていただきます。
公共交通等利用実態調査業務に関しましてなのですが、現状の調査とそれ以外に、例えばシミュレーションといいますか、交通費が地下鉄まで行くのに幾らぐらいだったらば使いたくなるとか、そのような具体的な、何ていうんですかね、シミュレーションといいますかそういうものは予定はされているのでしょうか。
続きまして、高齢者健康づくり事業のほうに移りますが、やはり人と人とつながることによって健康の状態がよくなる、健康状態がいいというような研究結果がありますので、やはり人と人がつながりたい、ここに集いたいと思えるような仕組みが大事かと思いますが、そういう集まりたいと思えるような検討というのはどういうことが今なされているでしょうか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 具体の質問項目については今検討中なんですけれども、まず町民の皆様がどこからどこまで何を使って移動しているのかというのを把握するのが今回の調査の目的でございますので、ちょっとそのアンケートの中身にそこまで入れるかどうかは検討させていただきたいと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 集まりたいという形のどういった検討をしているかということにつきましては、それぞれ3町内会でのプロジェクトチームの構成員の中でいろいろな集まってこれるような工夫とかというふうな形の意見を吸い上げて、それを事業のほうに反映していくというふうな形になってございます。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) それでは、3回目の質問に移らせていただきます。
公共交通等利用実態調査業務ということで、どこからどこまでを調査するということなのですが、何を使い幾らぐらいかかっているのかというのも検討、調査されるということでよろしかったかお伺いいたします。
そして、高齢者健康づくり事業に関しましては、やっぱり町民の皆さん、プロジェクトの中でいろいろやりたいという思いが出たときに、町として予算をさらに応援をしていく、補助をつけていくというような考えがあるのかどうかお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 結果として移動手段等もお伺いしますので、あとはそのアンケートの中で料金を聞かなくても把握できるものと考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) 予算につきましては、今後検討してまいりたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) それでは、17、18ページで、2款総務費2項徴税費の2目賦課徴収費の、たしかこれにつきましてご当地ナンバーというかそのようなご説明があったと思いますが、もう少し詳しく、ちゃんと実施時期とかそういったものにつきましてご説明をお願いいたします。
続きまして、23、24ページ、25、26にも続くものでありますが、中学生海外研修派遣事業、議会初日の町長からの説明の中にもありましたけれども、もう少しこれにつきましても、今後どういう方針で進められるのか、またこの中身につきましてもう少しご説明をお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 税務課長。
○税務課長(吉田尚樹君) それでは、17、18ページの賦課徴収費についてご説明をさせていただきます。こちらにつきましては、かねてから検討を重ねてまいりましたご当地ナンバーということで、ナンバープレートにマスコットとかキャラクターとかということで、富谷市をアピールする意味で開始ということで方向づけを決めさせていただきました。今後のスケジュール等につきましては、これから警察等との協議を開始させていただきまして、年内にデザインのほうを公募により決定をさせていただきたいと思います。交付時期につきましては来年の3月、4月あたりを今検討しておりますけれども、交付日の決定につきましては再度、議決をいただきましたらその辺についても詰めていきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) 中学生の海外派遣事業についてでございますが、来年度からとして、異文化体験、それから交流、あるいはそういった生活体験を通して語学力の向上や国際感覚を身につけた青少年を育成することを目的として派遣事業を考えております。今回の下見につきましては、その事前調査ということで考えております。
具体的には、まず研修派遣事業のほうですが、町内の中学生、各校5名程度、総勢25名程度を想定しております。それらを海外に派遣することによって、現地の体験、企業訪問あるいは市内見学、現地の中学生との交流等を考えておりますので、それのための事前調査ということでございます。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) それでは、私から1点の質問です。歳出の16、17ページになります。6目のほうの委託料、新交通システム推進事業、いわゆる市民バスの乗り継ぎ実験でございます。これの狙いについてでございますが、この間全協で説明をいただきました。説明をいただきましたが、いま一つこの事業ってわかりづらいんですね。ということで若干質問させていただきます。
今現在の富谷の(発言者あり)そうかそうか、500万だもんね。(「補正に入っておりませんので」の声あり)はい。先ほど、同僚議員、アンケート調査ということで回答いただいたんですけれども、これは当初から考えられていたことかどうかお伺いしたいんですが。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 当初考えていないので補正で計上させていただいたところでございます。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。10番長谷川る美君。
○10番(長谷川る美君) 私のほうから1点お伺いさせていただきます。17、18ページ、2款1項12目市制移行準備費の11節需用費、印刷製本費146万円とありますけれども、この本の冊数と内容など詳細についてお伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。
○市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) こちらにつきましては、先ほどご説明いたしましたオリジナルの年賀はがきの発行に係る経費でございます。146万円の内訳につきましては、オリジナル年賀はがきの広告掲載代金といたしまして1枚当たり21円、これの2万枚ということで42万円、そしてはがき代が52円ということで2万枚で104万円、合計で146万円という内訳になっております。よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) それでは、23、24ページで土木費の中で土地購入費がありますけれども、これは町営湯船沢住宅地内、宅地内ということなんですけれども、これ、そうすると今まで借りていたということなんでしょうか。この辺のところもう少し詳しくお願いしたいと思います。
それから次に、24ページから26ページ、先ほど同僚議員から質問ありましたけれども、中学生派遣事業事前調査ということと特別旅費ということで、これは50万円の補助金をもらったということなんですけれども、それに伴って支出的には135万円ぐらいの支出が出るという内容なんですけれども、これは、今回のやつは5人程度で視察に行くということなんですけれども、これは特に29年度以降の事業について今の時点で確たるものがあるのかどうか、その辺のところについてお尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
○都市計画課長(伊藤 正君) まず土地購入費についてでございますけれども、こちらにつきましては、町営住宅に隣接する場所に土地を所有されている方から町に対しまして、登記上は存在するけれども公図に表示されない土地がございますということでご相談をいただいておりました。その土地につきまして、国勢調査の際、失礼しました、国土調査の際のちょっと資料のほうを確認いたしましたところ、町営住宅内の通路の一部にそういった土地が存在するということを確認したものでございます。そのため、国土調査の際の資料には現地確認不能、現況道路という記述がございましたので、その土地についてどのようにするかということで地権者の方とちょっと相談をさせていただいたものでございます。
現在、その土地につきましては町営住宅用地として既に利用されている土地でございますので、その部分を民地として返還することについては、町営住宅もしくはその周辺にお住まいの皆様の生活に非常に大きな支障が出るというふうな判断のもと、その土地について町が所有権を所有する形にして、今までどおり土地利用を図っていけるようにしたいという考えのもとに、今回その土地を購入するための費用を上げさせていただいたものでございます。
○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) 助成金についてでございますが、こちらは説明でございましたとおり仙台空港国際化利用促進協議会というところで行っているものでございます。要件といたしましては、それぞれ実施をする学校等、教育委員会等も含めてでございますが、そちらを実施する予定である学校等が行う事前調査のうちの国内交通費、航空運賃、それから現地交通費、宿泊費等を助成するもので、1人当たりにつき10万円を限度とするものでございます。申請は年度内1回限りとし、同一路線については過年度分を含め3回を限度としているということですので、今回の事前調査についての助成ということでございまして、実際の生徒が行くときの助成ということではございません。また来年度新たに事前調査を行う場合については申請が可能ということですが、今後の見通しについては現時点でははっきりしていないという回答をいただいております。(「29年度の計画は」の声あり)
申しわけありません。29年度の計画につきましては、先ほども若干申し上げましたが、中学生を想定しております。各校5名程度の25名、それから引率教員等も含めまして30名程度の人数を想定しております。また、方面としましてはマレーシア、それから内容につきましては、異文化体験、現地校との交流、市内見学あるいは企業訪問等、今後検討していきたいというふうに考えております。実施時期につきましては、夏休み前半のころ、7月下旬から8月上旬あたりを候補として調整をしているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) それで、先ほどの土地購入の件なんですけれども、先ほど国土調査によってそういうところがあったということなんですけれども、現時点で担当課のほうで把握しておられるそういう、いわゆる公図上にはないんだけれども、登記簿上にはあるというようなやつはどのぐらいあるのか、お示しいただきたいと思います。
それから、派遣事業のほうなんですけれども、補助金は1人当たり10万円で5人ということで50万円の額だということなんですけれども、であれば50万円で行ける範囲で予算を組むべきなんじゃないでしょうか。その辺のところはどうなのか。
そのほかに、29年度、もうあたかも各学校5人ぐらいで引率入れて30名で行くというような既定方針のような話なんですけれども、これは多分町長の公約と絡むことなのかもしれませんけれども、町長は、修学旅行、生徒の派遣ということは言ってないんですよね。それがいつどのようにしてそういうふうに変わったのか、その点についてお尋ねしたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
○都市計画課長(伊藤 正君) 先ほど申し上げたような、現地不能のために、公簿は存在するけれども公図上に表示されない土地がどのぐらいあるかということでございますけれども、それについて、町営住宅の管理しているサイドといたしましては今回が初めて存在するというのを把握したものでございまして、これ以外にどの程度あるかということについては現実的には把握していないというか、その存在はちょっと確認はできておりません。
○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) まず限度内でということですが、極力かからないようにということで3泊4日程度で想定しております。これはいずれ修学旅行等を計画する際の日程とあわせてというところでございますので、ご理解いただければと思っております。
また、あたかも既定のようにということでございますが、私の説明が不十分で申しわけございませんでした。今回の事前視察をもって、そのような方向で検討していくという計画ということで押さえていただければと思います。
それから、海外修学旅行からということですが、実際に、町内一学年700名ほどおりますが、その子供たちの修学旅行を直ちに海外でということに対しては準備期間が必要であります。また、この研修旅行につきましても、修学旅行実施に向けた前段階というようなことで今計画をしているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 研修旅行というか、中学生を派遣するというやつと修学旅行というのとは全然意味合いが違うと思うので、その辺のところもまずはっきりした区分といいますか、その辺をお示しいただきたい。
その場合、29年度以降ですね、派遣ということで、それはどういう形でされるのか今のところ見えないんですけれども、その場合の、今回のやつは多分先生たちは全部自己負担なしで行くんだろうと思うんですけれども、この辺の考え方。それからあと、子供、中学生を派遣する場合に、自己負担とかそういう詰まったところの議論というのはされているのかどうか、その辺をお尋ねして、やっぱりこれは、自己負担なしで派遣するということであればもう少しやっぱり費用を圧縮すべきだと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) まず、修学旅行と研修旅行の違いというところでございますが、ご指摘のとおりかと思います。現在、中学校の修学旅行につきましては、2泊3日、東京方面、観光も含め職業体験等で行っておりますので、そういった教育課程の中に組み込まれているものとまた海外で体験するものといったところで違いがありますので、それの中学校での教育課程の取り入れ方、それから保護者の理解あるいは費用の面等も含めて現在検討している段階でございまして、その検討材料としてこういった研修旅行も一つ入っておるというところでございます。
それから、自己負担の圧縮ということにつきましては、日数、それから方面、あと(「費用」の声あり)費用の圧縮については十分検討しておるところでございます。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。14番高橋正俊君。
○14番(高橋正俊君) 私から1点だけお聞きします。26ページの公民館維持管理の中に成田公民館の街灯工事が入っておりますけれども、この内容をお聞かせお願いします。
○議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(渡邉正弘君) こちらにつきましては、駐車場ですね、公民館と出張所に入っていくところの左側の駐車場の部分にLEDの街灯を2灯設置するものでございます。以上でございます。
○議長(浅野幹雄君) 14番高橋正俊君。
○14番(高橋正俊君) それはいつごろ完成する予定なんですか。
○議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(渡邉正弘君) こちらの補正が通った後で速やかに実施したいと思っております。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第8号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
この際、午前11時20分まで休憩をいたします。
    午前10時59分 休憩


    午前11時20分 再開
○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


    日程第3 議案第9号 平成28年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
○議長(浅野幹雄君) 日程第3、議案第9号平成28年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) それでは、補正予算説明書のほう30ページをごらん願います。
平成28年度富谷町国民健康保険特別会計の補正予算(第2号)は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ8,185万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ44億223万1,000円とするものでございます。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
それでは、内容につきまして事項別明細書で説明いたします。39ページ、40ページをお願いいたします。
3款2項国庫補助金4目国民健康保険制度関係業務準備事業補助金、184万4,000円の追加でございます。こちらはシステム開発費等補助金で、平成30年度の都道府県単位化後の納付金算定に必要なデータを県に報告するためのシステム改修経費で、国の補助金でございます。被保険者数に応じて補助額が決定されたものでございます。
4款1項1目療養給付費等交付金、330万8,000円の追加でございます。平成27年度の退職者療養給付費等交付金の追加交付額が決定によるものでございます。
9款1項1目一般会計繰入金、184万4,000円の減です。こちらは国民健康保険制度の先ほどのシステム開発費補助金が交付されるもので、減額としたものでございます。
2項1目財政調整基金繰入金、43万3,000円の減、財源更正でございます。
次のページをお願いします。
歳出です。
1款1項1目一般管理費、こちらは先ほど説明いたしましたシステムの改修費用の補助金の交付がされたための財源調整でございます。
2款1項2目退職被保険者等療養給付費、こちらは27年度の退職者療養給付費等の交付金の追加交付のための財源調整でございます。
2款2項1目一般被保険者高額療養費、6,420万5,000円の追加です。平成28年度4月からこれまでの実績により高額療養費が増が予想されるための追加でございます。
2目退職被保険者等高額療養費も1,108万5,000円の追加で、同様の理由でございます。
11款1項3目償還金、656万4,000円の追加です。平成27年度補助額の確定による療養給付費負担金、特定健診・特定保健指導等負担金の返還分でございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 41ページ、42ページの保険給付費の中の高額医療費なんですけれども、今回の追加予算約8,100万円ですけれども、その中で7,500万円を占めるという大きな補正なんですけれども、これは、この分かかるというのはやむを得ないこととしましても、国民健康保険特別会計の中でこれはいわゆる交付金とかそういう手当ては後で出てくるんでしょうか。今回の資料を見ますと全ていわゆる一般財源という記載になっておりますけれども、その辺をお尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) こちらの高額療養費につきましては、普通調整交付金や県の第1号都道府県調整交付金、共同事業交付金などでの交付金のほうがあります。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) その交付金の額は大体、額というか、比率はいわゆる半分なのか4分の1なのか、その辺のところわかればお知らせいただきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) こちらの交付金につきましては、およそ給付に対しての約30%程度ということです。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第9号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


    日程第4 議案第10号 平成28年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第2号)
○議長(浅野幹雄君) 日程第4、議案第10号平成28年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) それでは、議案第10号平成28年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第2号)についてご説明申し上げます。
説明書44ページをお願いいたします。
平成28年度富谷町の下水道事業特別会計の補正予算(第2号)は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ771万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ9億75万3,000円とするものでございます。
第1条第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものとし、45、46ページにお示ししてございます。
53、54ページをお願いいたします。
歳入でございます。
4款1項1目一般会計繰入金は、歳入歳出予算の減額、追加等による調整により1,741万5,000円を減額するものでございます。
5款1項1目繰越金は、決算に伴いまして2,512万7,000円を追加するもので、平成27年度の決算剰余金でございます。
歳入につきましては以上でございます。
続きまして、歳出でございます。55、56ページをお願いいたします。
1款1項1目下水道総務費、27節公課費は消費税納付金でございまして、確定申告に伴い771万2,000円を追加するものでございます。追加の理由といたしましては、下水道使用料の増及び控除対象となる税額の減によるものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 消費税の納付ということでの追加補正なんですけれども、これは当初予算では626万8,000円ということで、さらに771万2,000円補正ということなんですけれども、当初よりもはるかに多いいわゆる補正なんですけれども、これは当初の額の見積もり相違なのか、それとも何か特別な事情があるのかお尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) 見積もり相違ということではございませんで、今回の理由としては、先ほどお話しさせていただきましたが、下水道使用料の増により預かっている税額が増加となったことに加えまして、控除対象仕入れ額が吉田川流域下水道建設負担金が約5,000万円分少なくなったこと等により減額したことにより税額の増となったところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 使用料の増ということなんですけれども、26と27年決算ベースで見ると900万円の使用料増、さらに28年度当初予算で見ると400万円の増ということで、それほど、700万円の補正をしなくちゃないほどふえているわけではないと思うんですけれども、もう一度お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) 消費税の納付につきましては、下水道使用料から預かっています消費税額から、控除対象仕入れ額といいまして下水道使用料にかかる消費税額から控除できる金額のことでございますが、の部分を差し引いた額を国に納めることとなっておりまして、28年度の予算で納める消費税額につきましては、27年度概算分の一部、それから精算分、それから28年度分の概算払い分の一部で、年4回に分けての支払いとなってございまして、税額で見ますと、今回使用料として増加となった部分につきましては約262万4,300円、それから、この税額の増によりまして、平成28年度分の概算払い部分につきまして前年度と比較いたしまして415万7,200円程度の増となったところが大きな要因でございます。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第10号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


    日程第5 議案第11号 平成28年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第2号)
○議長(浅野幹雄君) 日程第5、議案第11号平成28年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(中山高子君) それでは、平成28年度富谷町介護保険特別会計補正予算でございます。説明書58ページをお願いいたします。
議案第11号平成28年度富谷町の介護保険特別会計の補正予算は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3,060万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ25億3,307万2,000円とするものでございます。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
事項別明細書にてご説明いたします。67、68ページをお願いいたします。
歳入でございます。
8款1項1目一般会計繰入金につきましては、64万円を追加するもので、市制移行に伴う認定者以外の第1号被保険者に対する通知を送付するための通信運搬費でございます。
2項1目介護給付費準備基金繰入金につきましては、2,043万9,000円を減額し、財源調整するものでございます。
9款1項1目繰越金につきましては、5,039万2,000円を追加するもので、平成27年度介護保険特別会計剰余金の繰り越しでございます。
10款3項3目2節支払基金交付金過年度収入につきましては、1万円の追加で、平成27年度地域支援事業交付金精算に伴う支払基金からの追加交付分でございます。
69、70ページをお願いいたします。
歳出でございます。
1款1項1目一般管理費につきましては、64万円を追加するもので、歳入でもご説明いたしましたが、市制移行に伴う第1号被保険者に対する通知の通信運搬費でございます。
4款1項1目介護給付費準備基金積立金につきましては、1,226万6,000円を追加するもので、財源調整のためでございます。
6款1項2目償還金につきましては、1,530万1,000円を追加するもので、平成27年度介護保険給付費等負担金の精算に伴う支払基金、国・県への返還金でございます。
2項1目一般会計繰出金につきましては、239万6,000円の追加でございます。平成27年度の実績に基づきまして一般会計への戻し入れをしたものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第11号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


    日程第6 議案第12号 平成28年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
○議長(浅野幹雄君) 日程第6、議案第12号平成28年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) それでは、補正予算説明書の72ページをごらん願います。
平成28年度富谷町後期高齢者医療特別会計の補正予算(第2号)は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ790万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ3億2,379万8,000円とするものでございます。
2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
それでは、内容につきまして事項別明細書によりご説明いたします。81ページ、82ページをお願いいたします。
3款1項1目事務費繰入金、48万7,000円の追加です。被保険者数の増加による被保険者証の郵送料の増のためでございます。
4目過年度分繰入金、530万2,000円、平成20年度から26年度の後期高齢者医療保険料の一部について一般会計に繰り出した額を特別会計に繰り入れするものでございます。
4款1項1目繰越金、210万2,000円の追加、平成27年度後期高齢者特別会計決算剰余金を繰り越しするものでございます。内訳につきましては、事務費が78万7,000円、27年度後期高齢者医療保険料の繰り越し分131万5,000円でございます。
次のページをお願いいたします。
歳出でございます。
1款1項1目一般管理費、48万7,000円の追加でございます。被保険者数の増加による被保険者証の郵送料で、定期更新の被保険者証郵送料が7万9,000円、市制移行対応被保険者証郵送料が40万8,000円でございます。
2款1項1目後期高齢者医療広域連合納付金、661万7,000円を追加するものでございます。こちらは後期高齢者医療広域連合納付金に要する経費でございます。
4款2項1目一般会計繰出金、78万7,000円、27年度の事務費精算分で、一般会計に繰り出しするものでございます。
以上です。よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第12号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
この際、午後1時まで休憩をいたします。
    午前11時40分 休憩


    午後 1時00分 再開
○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


    日程第 7 認定第1号 平成27年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について
    日程第 8 認定第2号 平成27年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
    日程第 9 認定第3号 平成27年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
    日程第10 認定第4号 平成27年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
    日程第11 認定第5号 平成27年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
    日程第12 認定第6号 平成27年度富谷町水道事業会計決算の認定について
○議長(浅野幹雄君) この際、お諮りいたします。
日程第7、認定第1号平成27年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について、日程第8、認定第2号平成27年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第9、認定第3号平成27年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第10、認定第4号平成27年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第11、認定第5号平成27年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第12、認定第6号平成27年度富谷町水道事業会計決算の認定については、富谷町会議規則第37条の規定により一括議題にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、日程第7、認定第1号から日程第12、認定第6号までを一括議題とし、富谷町議会会議規則第41条の規定により、決算審査特別委員会委員長に審査結果の報告を求めます。決算審査特別委員会委員長山路清一君、登壇願います。
○決算審査特別委員会委員長(山路清一君) 決算審査特別委員会審査結果報告書。
平成27年度富谷町一般会計を初めとする各種会計決算の認定につきましては、去る9月6日の本会議におきまして、その決算審査のため、議長を除く議員全員で構成する決算審査特別委員会が設置されました。
決算審査特別委員会は9月9日、12日、13日、14日の延べ4日間にわたり、認定第1号平成27年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について、認定第2号平成27年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第3号平成27年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第4号平成27年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第5号平成27年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第6号平成27年度富谷町水道事業会計決算の認定について、それぞれ慎重に審査を行いました。
その結果、全議案とも賛成多数により原案のとおり認定すべきものと決定されました。
以上、決算審査特別委員会の報告といたします。
平成28年9月16日、決算審査特別委員会委員長山路清一。
○議長(浅野幹雄君) 訂正。
○決算審査特別委員会委員長(山路清一君) 「審議」を「審査」としましたので、「審議」に改めます。
○議長(浅野幹雄君) 認定第6号ですね。
○決算審査特別委員会委員長(山路清一君) 認定第6号です。大変失礼いたしました。
○議長(浅野幹雄君) これより、採決に当たっては逐次議題といたします。
日程第7、認定第1号平成27年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
質疑を省略し、討論に入ります。
まず、原案に反対者の発言を許します。7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 平成27年度の歳入総額約134億6,100万円、歳出総額約127億3,200万円、実質収支額約4億3,700万円と黒字となりました。
平成27年度の予算編成は、平成27年の2月に実施された町長選挙から短時間で前町長が編成したものを急遽見直して執行されたものです。そのような中で、子育ての支援としては、富ケ丘北部町内会館跡に菜の花保育園を開園させたこと、さらには子ども医療費助成を18歳まで拡大などしました。さらに、町民の強い要望だった交通対策として町民バスの泉中央への乗り入れに積極的に取り組み、前進しております。とみぱすも平成27年度の準備期間を得ていよいよ実施されます。また、公営墓地のアンケートを実施するなど、整備に向けて動き出しています。黒川消防署富谷出張所で救急車を1台増車し2台体制にしたことなど、さまざま町民に評価されていると考えております。
しかし、課題もあります。待機児童の問題に関しては、順調に定員数をふやしてはいるものの、毎年40人以上の待機児童であり、待機児童ゼロにはまだ至っておりません。そして、とみぱすと同時に同金額で障がい者向けの福祉タクシーやガソリンの助成をすべきであったことや、障がい者の方の住まいの支援、雇用の場の創設がいまだ進んでおりません。親亡き後の心配を町として切実に取り組んでいかなければなりません。また、農家の高齢化、後継者不足の現状に対して、課題解決に向けた予算が反映されておりませんでした。前町政からの課題ですが、道路と側溝の更新・整備も大きな課題となっております。
また、前町長が東日本大震災時の災害見舞金1,653万円を適切に処理せずに放置していたことが明らかになりました。その後の検討は始まっていますが、いまだに未処理の状態となっています。富谷町町立幼稚園就園奨励費補助金の誤交付という行政事務のミスもありました。決算審査では、不用額の検証や各委託事業の効果検証が十分になされていたとは言えません。
町長に時間的制約がある中で、細部まで予算見直しの検討ができてなかったことは理解しております。しかし、町民は住みよいまちづくりに期待をしております。今後の改善を求め、反対討論といたします。
○議長(浅野幹雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 私は、平成27年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について、賛成の立場で討論いたします。
歳入につきましては134億612万3,000円で、前年比11.6%の減、歳出につきましては127億3,242万6,000円で、前年比10.4%の減、歳入歳出の減少の主な要因は、明石台小学校建設事業の終了により歳出が減少、歳入はこの財源となる国・県の支出の減のためでございます。
歳入における自主財源につきましては歳入の54%を占め、そのうち町民の皆さんに納めていただいている町税は前年より9,800万円増加し、自主財源の約79%とウエートも高く、町の予算を支える大きな柱となっております。また、前年滞納収納率につきましても97.1%と前年を大幅にアップし、健全な財源確保につなげました。結果、実質収支におきましても4億3,600万円の黒字決算となり、基金として2億2,000万円の積み立てを行い、残りは次期繰り越しに充てました。
歳出の主なものとしては、一番が民生費で全体の34%を占め、子ども手当の支給や子ども医療費助成など子育て家庭における経済的負担軽減に努めました。次に教育費が19.1%のウエートで、小中学校の適切な施設整備と管理運営に努めました。次に総務費で15.4%、市制移行に向けた各種PRと関連した経費の執行、マイナンバー制度の対応にかかわる基幹系システム改修やプレミアム商品券発行事業などを行いました。さらには、各種健康診断における受診者の増加、町内会館の整備建設等、住民の医療または長年の地域課題にも取り組みました。
以上のことから、私は、平成27年度一般会計の執行予算は町民の負託に応える妥当な決算であると考えます。今後、執行部におかれましては、当初課せられた計画の達成とさらには行財政改革の着実な推進を図り、町民との協働のもと、着実なる福祉の向上と住民サービスに努められますようお願い申し上げます。いよいよ来月10日には、町制53年間の歴史に幕をおろし、県内14番目として富谷単独市制が誕生いたします。しかしながら、市制移行がゴールではなく、これからがまちづくりの本番です。
これで私の平成27年度富谷町一般会計決算の賛成討論といたします。どうぞ議員各位のご賛同をよろしくお願いします。以上です。
○議長(浅野幹雄君) ほかに討論はありませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより認定第1号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長報告のとおり、本案を認定することに賛成議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(浅野幹雄君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり認定することに決定いたしました。
日程第8、認定第2号平成27年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
質疑を省略し、討論に入ります。
まず、原案に反対者の発言を許します。8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 私は、認定第2号平成27年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算に反対します。
国民健康保険はご存じのように、自営業者、農業者、年金生活者などが加入している医療保険です。国民健康保険法は憲法25条の理念を受けています。憲法25条は、国民の生存権、国の社会保障的義務を規定し、全て国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する、第2項では、国は、全ての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならないとしています。
国民健康保険法の1条で、この法律は、国民健康保険事業の健全な運営を確保し、もって社会保障及び国民保健の向上に寄与することを目的とする、第4条で、国は、国民健康保険事業の運営が健全に行われるように努めなければならないと国の義務を規定し、国庫負担を義務化しています。しかし、現在、国庫負担金の割合は非常に低くなり、そのことが国保加入者負担に大きく影響しています。
富谷町は平成28年度も減税を実施し、国保加入者の負担軽減に努めているところです。徴収率の向上は担当課の努力によって成果が上がってきていますが、何といっても、この間、国保税減税によって負担を軽くしてきた結果によるものということが決算審査の中で明らかになりました。
平均所得が約153万円、未納世帯は726件、短期被保険者証は1カ月証40、3カ月証78、6カ月証78、合計196世帯に出されています。これは制裁措置です。年金生活世帯の生活保護受給割合が高くなっているという報道があります。低い年金で、2カ月間生活を切り詰めながら何とかやっている様子が書かれていました。私の身の回りにもいます。納税は国民の義務ですが、税金のあり方は本来、負担能力に応じたものとするのが原則です。経済状態、家計が大変な中で、それでもみんなが国保税を納めているのだから滞納は許されないという人々がいることも現実です。
初めに述べたように、国民健康保険事業は社会保障及び国民保健の向上に寄与することを目的としているのです。そうであるからには、国保世帯には町がその理由を、滞納している理由をよく聞き、相談に応じ、そして生活が成り立つ制度につなげることこそ必要ではないでしょうか。国保基金が約13億円。国保の都道府県単位化が目前にあるとして、国保税引き下げに町は消極的ですが、全体を精査し、引き下げを検討すべきではないでしょうか。
地方自治法第1条の2で、地方公共団体は、住民の福祉の増進を図ることを基本として、地域における行政を自主的かつ総合的に実施する役割を広く担うものとしています。富谷町の職員は何を今さらと憤慨しているかもしれませんが、どうぞこれに基づいて引き続き職務の遂行をしてくださるように、そのことを求めて討論とします。
○議長(浅野幹雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 私は、認定第2号平成27年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算について、賛成の立場で討論をいたします。
国保事業として特定健診は、未受検者対象に周知啓発を図り、受診者数及び受診率については上回りました。本年度は、データヘルス計画を策定するほか、新規疾病予防事業として50歳体メンテナンスの開催と各種がん検診に町独自の助成を行うなど、被保険者の健康づくりと医療費の適正化に努めたことは大いに評価いたします。
国民健康保険税の収納状況は現年と滞納繰越分を合わせ4.2ポイント増の77.3%、短期被保険者証は前年度から73世帯減の196世帯となり、宮城県地方税滞納整理機構との連携やきめ細かな収納体制、相談体制で収納率向上に努めたことも評価いたします。
国保の加入状況は9,272人と、前年対比18人の減となっているが、横ばいで推移しています。保険給付費は、療養給付費全体で前年対比8,912万円の増、高額医療費は1,638万円の増となり、今後も少子高齢化社会が進む中で医療費の伸びが続くことが予想されます。
国民健康保険は町民の生命と健康を支える重要な社会保障制度であります。被保険者の疾病、負傷、出産及び死亡に関して必要な保険給付を行う社会保障制度であり、その目的は、健全な運営を確保し、社会保障及び国民保健の向上に寄与することであり、この目的のため長期的な財政安定と財政基盤が求められております。
この国民健康保険事業が、国保加入者に対して反復、継続的に保険給付サービスが提供されることにより、町民の健康保持・増進が図られることを期待いたしまして、平成27年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算承認について賛成いたします。
○議長(浅野幹雄君) ほかに討論はありませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより認定第2号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長報告のとおり、本案を認定することに賛成議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(浅野幹雄君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり認定することに決定いたしました。
日程第9、認定第3号平成27年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
質疑を省略し、討論を行います。
まず、原案に反対者の発言を許します。討論ありませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより認定第3号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長報告のとおり、本案を認定することに賛成議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(浅野幹雄君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり認定することに決定いたしました。
日程第10、認定第4号平成27年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
質疑を省略し、討論に入ります。討論ありませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより認定第4号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長報告のとおり、本案を認定することに賛成議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(浅野幹雄君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり認定することに決定いたしました。
日程第11、認定第5号平成27年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出の決算の認定についてを議題といたします。
質疑を省略し、討論に入ります。討論ありませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより認定第5号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長報告のとおり、本案を認定することに賛成議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(浅野幹雄君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり認定することに決定いたしました。
日程第12、認定第6号平成27年度富谷町水道事業会計決算の認定についてを議題といたします。
質疑を省略し、討論に入ります。討論ありませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより認定第6号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長報告のとおり、本案を認定することに賛成議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(浅野幹雄君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり認定することに決定いたしました。


    日程第13 議案第14号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて
○議長(浅野幹雄君) 日程第13、議案第14号教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生町長。
○町長(若生裕俊君) それでは、議案第14号教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて。
教育委員会の委員に下記の者を任命することについて、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により議会の同意を求めるものでございます。
住所、生年月日は記載のとおりでございます。お名前につきましては、江刺義夫さんでございます。
提案理由につきましては、教育委員会委員、菅原昭男さんが平成28年9月30日をもって任期満了となるためでございます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
これから議案第14号を採決いたします。
この採決は無記名投票により行います。
議場の出入り口を閉めます。
〔議場閉鎖〕
○議長(浅野幹雄君) ただいまの出席議員は19名であります。
次に、立会人を指名いたします。
富谷町議会会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に11番佐藤克彦君、12番山路清一君、13番浅野直子君の3名を指名いたします。
投票用紙を配付いたします。
〔投票用紙配付〕
○議長(浅野幹雄君) 念のため申し上げます。
富谷町議会会議規則第83条の規定により、本案を可とする議員は賛成と、否とする議員は反対と記載願います。
なお、投票による表決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは、富谷町議会会議規則第84条の規定により否とみなし取り扱います。
投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票用紙の配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。
〔投票箱点検〕
○議長(浅野幹雄君) 異状なしと認めます。
ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を読み上げますので、1番議員から順番に投票願います。
〔事務局長点呼、投票〕
○議長(浅野幹雄君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
開票を行います。11番佐藤克彦君、12番山路清一君、13番浅野直子君、立ち会い願います。
〔開票〕
○議長(浅野幹雄君) 投票の結果を報告いたします。
投票総数19票
有効投票 19票
無効投票 なし
有効投票のうち
賛成 17票
反対 2票
以上のとおり、賛成が17票です。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議場の出入り口を開きます。
〔議場開鎖〕


    日程第14 議案第23号 平成28年度富谷町一般会計補正予算(第4号)
○議長(浅野幹雄君) 日程第14、議案第23号平成28年度富谷町一般会計補正予算(第4号)を議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
○財政課長(西山高広君) それでは、議案第23号についてご説明申し上げます。9月9日に追加提案しております議案書の1ページをお開き願います。
初めに、今回の追加補正につきましては、8月から続く台風関連の補正となっております。
また、本件議案第23号につきましては、本日可決いただきました議案第8号、3号補正予算の議決前の追加提案でございましたので、補正前の予算額は議案第8号と同額の132億7,847万3,000円で調整しております。本日、議案第8号を可決いただきましたので、現在の予算総額は133億9,895万4,000円となりまして、追加提案しております本件議案第23号、4号補正予算の補正前の予算額は133億9,895万4,000円となっております。したがいまして、第1条の歳入歳出予算の補正におきましては、920万9,000円を追加した後の歳入歳出の予算総額は134億816万3,000円となるものでございます。また、第1表歳入歳出予算補正、それから事項別明細書の補正予算前額なども同様に変更となりますので、よろしくお願いいたします。
それでは、申し上げます。
平成28年度富谷町一般会計補正予算(第4号)は、次に定めるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ920万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ134億816万3,000円とするものでございます。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
第2条、地方債の追加は、「第2表 地方債補正」によるものでございます。
初めに、第2条関係についてご説明させていただきます。4ページお開き願います。
第2表地方債補正でございますが、起債の目的は現年単独災害復旧事業債、限度額は670万円、起債の方法、利率、償還の方法につきましては記載のとおりでございます。
なお、後年度の元利償還金のうち47.5%については、普通交付税の基準財政需要額に算入されまして交付税措置されるものでございます。
続きまして、歳入についてご説明申し上げます。10、11ページお願いいたします。
18款2項1目財政調整基金繰入金につきましては、250万9,000円を追加するもので、財源調整でございます。
次に、21款1項4目災害復旧債につきましては、670万円を追加するもので、地方債補正で説明した内容のとおりでございます。
歳入は以上でございます。
次に、歳出についてご説明申し上げます。12、13ページお開き願います。
11款1項1目農業用施設災害復旧費につきましては、700万円を追加するもので、台風7号によりまして、穀田川の要害堰頭首工下流部の護岸ブロック、高さ3メートル、幅12メートルが崩壊した被害がございましたので、復旧するものでございます。
次に、2項1目道路橋梁・河川災害復旧費につきましては、220万9,000円を追加するもので、台風9号と10号によりまして、穀田川で4カ所、沼田川で2カ所のり面の崩れがございましたので、そちらを復旧するものでございます。
以上、説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第23号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


    日程第15 議案第24号 平成28年度成田第1汚水中継ポンプ場ゲート設備改築
工事請負契約の締結について
○議長(浅野幹雄君) 日程第15、議案第24号平成28年度成田第1汚水中継ポンプ場ゲート設備改築工事請負契約の締結についてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
○財政課長(西山高広君) それでは、追加提案しております議案書の15ページをお開き願います。
議案第24号平成28年度成田第1汚水中継ポンプ場ゲート設備改築工事の請負契約の締結についてご説明申し上げます。
平成28年8月31日一般競争入札に付した案件について、下記のとおり請負契約を締結するため、地方自治法第96条第1項第5号の規定により議会の議決を求めるものでございます。
契約の目的は、平成28年度成田第1汚水中継ポンプ場ゲート設備改築工事でございます。
契約の方法は、一般競争入札。
契約金額は、6,685万2,000円。
契約の相手方は、仙台市青葉区一番町四丁目6番1号、仙台第一生命タワービルディング12階、株式会社フソウ東北支店、支店長亀田 浩。
この工事請負契約に当たりましては、さきに平成28年8月10日に入札公告を行い、株式会社フソウ東北支店の1者が参加いたしまして、8月31日に条件付一般競争入札を行いました。入札参加資格につきましては、宮城県内に本店または支店、営業所を有すること。入札資格登録があり、機械器具設置の承認を受け、格付がSまたはAであること。宮城県または富谷町から指名停止を受けていないこと。地方自治法施行令第167条の4の規定に該当しないこと。富谷町契約に関する暴力団排除措置要綱の別表各号に掲げる措置要件のいずれにも該当しないこと。建設業法に基づく主任技術者または監理技術者を配置できることとしております。
予定価格は税抜き6,231万円、最低制限価格は税抜き4,730万円で入札を行いました。その結果、1回目の入札で落札し、落札価格は税抜きで6,190万円、落札率は99.78%となりまして、去る8月31日仮契約を締結いたしましたので、本契約を締結するに当たり議会の議決をお願いするものでございます。
工事概要につきましては、上下水道課長からの説明とさせていただきます。
○議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) それでは、お配りしております資料、3枚つづりのものでございます、をごらん願います。
議案第24号平成28年度成田第1汚水中継ポンプ場ゲート設備改築工事の概要についてご説明いたします。
1枚目でございます。
成田第1汚水中継ポンプ場につきましては、成田三丁目の成田中学校北側に位置しており、本町公共下水道の約4割に相当する明石台及び成田地区で発生する汚水を自然流下が可能となる上桜木二丁目までポンプにて圧送するもので、本町公共下水道の主要な施設の一つと位置づけられてございます。
当該ポンプ場は平成6年1月に供用開始してから22年が経過しており、これまで日常点検や定期点検、施設の修繕工事等を適宜実施し維持管理してまいりましたが、老朽化が著しい主要設備も出てきたため、平成25年度より計画的に改築を進めてまいりました。今回の工事の概要につきましては、ゲート設備の更新及び内部防食工の新設工事を行うものでございます。
資料の2枚目をお願いいたします。
ゲート設備につきましては、主流入ゲート1門、朱書きの(1)の部分でございます、と流入ゲート2門、朱書き(2)、(3)の部分でございます、の合計3門を更新改築するものでございます。内部防食の新設につきましては、ゲートの更新とあわせ、流入ゲート室、着水井と書かれている部分でございます、と沈砂池ゲート室、着水井の右側の赤で網かけされている部分でございます、におきまして硫化水素によるコンクリート構造物の腐食対策を行うものでございます。対象となりますコンクリート構造物、表面の汚れや劣化部等を超高圧洗浄にて除去し、耐硫酸性無収縮モルタルライニングにより素地調整を行った後に防食被覆層を施工するものです。塗布型ライニング工法にて実施するものでございます。
資料の3枚目につきましては施設下部の平面図及びゲートのサイズ等をお示ししたものとなっておりますので、ご参照をお願いいたします。
なお、当該工事につきましては国庫補助事業の対象となっておりまして、事業費に対する補助率は2分の1となってございます。また、工期につきましては平成29年3月24日までを予定してございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) それでは、伺います。
この工事は昨年の事故と全く関係ないのかお伺いしたいと。
それと、工期につきましては先ほど来年の3月ということでありましたが、この主流入ゲート、あと流入ゲートA、Bということですが、3つ工事することによって、何て言うのかな、全面改築になるわけですね。そうすることによって、町内の4割を占める汚水の処理になっていますので、重要な処理になっていますので、ここでストップするということはないのか。機能が一時的にでも滞ることがないのか。4割ですのでね。全面ですから、3門ゲートを閉じるのかどうかわかりませんけれども、そういう工事ですので滞ることがないのかどうかお伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) まず事故との関係でございますが、こちらは直接的には関係ございません。
それから、工期(「一時ストップすることはあるかないか、その辺」の声あり)今回のこの工事につきましては、工事の期間中、管を接続いたしまして、不断水による工法でもって実施することとなってございますので、排水等に影響はございません。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) それと、工期が3月までということで冬期間になるわけですね。あそこ、課長も地元ですからご存じでしょうけれども、道路が狭いですので、工期が長いし、坂になっていますので、十分その辺ですね、住民に最大限の配慮をされて工事されるようにお伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) その辺については十分配慮して行いたいと思っています。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 先ほど同僚議員のほうから質問あったんですけれども、このゲート、電動によるゲートのように見受けられるんですけれども、昨年の事故で水没しているはずですよね。それで、経年劣化のみの原因での交換なのか、それとも、私的に考えれば、この電動部分も水没しているわけですから、何がしかの影響があったのではないかと考えているんですけれども、あの事故後に実際開閉、作動状況は確認いたしましたか。
○議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) もちろん確認してございます。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) それでは、やっぱりあの事故とは無関係ということで理解でよろしいわけですね。
それからもう1点、どうしても私腑に落ちないのが、着水部、コーティングするということでしたよね。ここの部分、不断水のどうのこうのということなんですけれども、不断水のバルブ云々かんぬんじゃなくて、常に生活しているわけですから汚水は流れ込んできているわけですよ。どのような工法でやるのか、もうちょっと詳しく教えてください。
○議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) それでは、資料の2枚目をちょっとごらんになりながらお願いいたします。汚水流入、左側ですね、汚水流入と書かれた部分がございます。こちらから汚水のほうが着水井に流れ込むわけなんですが、その汚水流入口から、2番のゲートの部分がございますが、そちらのゲートまでの部分について管、鉄製の管を接続いたしまして不断水といたしましての工法ということでございます。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第24号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
この際、午後2時10分まで休憩をいたします。
    午後1時51分 休憩


    午後2時10分 再開
○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


    日程第16 発議第4号 富谷町議会基本条例の一部改正について
○議長(浅野幹雄君) 日程第16、発議第4号富谷町議会基本条例の一部改正についてを議題といたします。
提出者、青柳信義君に説明を求めます。青柳信義君、登壇願います。
○2番(青柳信義君) 富谷町議会基本条例の一部改正についてをご説明いたします。
議員の皆様には先日の議会活性化調査特別委員会にて議案を事前に配付しております。よろしくお願いいたします。
発議第4号。
富谷町議会基本条例の一部改正について。
富谷町議会基本条例(平成24年条例第20号)の一部を別紙のとおり改正する。
平成28年9月16日提出。
提出者青柳信義。賛成者金子 透、浅野武志、若生英俊。
提案理由といたしまして、平成28年10月10日から富谷町を富谷市とすることに伴い、所要の改正とともにあわせて字句の整理を行うものでございます。
改正内容の主なものといたしましては、条文中の「富谷町議会」を「富谷市議会」に、「富谷町」を「富谷市」に、「町民」を「市民」に、「町長」を「市長」に、「町政」を「市政」にそれぞれ改め、あわせて字句の整理を行うものです。
附則といたしまして、平成28年10月10日から施行するものです。
以上で説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) お諮りいたします。
本案は、質疑及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。
これより発議第4号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


    日程第17 発議第5号 富谷町を富谷市とすることに伴う議会関係条例の整理に関する条例の制定について
○議長(浅野幹雄君) 日程第17、発議第5号富谷町を富谷市とすることに伴う議会関係条例の整理に関する条例の制定についてを議題といたします。
提出者、相澤 榮君に説明を求めます。相澤 榮君、登壇願います。
○17番(相澤 榮君) 富谷町を富谷市とすることに伴う議会関係条例の整理に関する条例の制定についてをご説明いたします。
発議第5号。
富谷町を富谷市とすることに伴う議会関係条例の整理に関する条例の制定について。
富谷町を富谷市とすることに伴う議会関係条例の整理に関する条例を別紙のとおり制定する。
平成28年9月16日提出。
提出者相澤 榮。賛成者畑山和晴、賛成者齊藤秀行、賛成者藤原 峻。
提案理由といたしまして、平成28年10月10日から富谷町を富谷市とすることに伴い議会関係条例の整理を行うものでございますが、条例案の朗読をもって説明にかえさせていただきます。
富谷町を富谷市とすることに伴う議会関係条例の整理に関する条例。
趣旨。第1条、この条例は、平成28年10月10日から富谷町を富谷市とすることに伴い、現に効力を有する条例(以下「既存の条例」という)の整理に関し、必要な事項を定めるものとする。
適用。第2条、この条例は、次に掲げる条例について適用する。
(1)富谷町議会議員定数条例(平成14年富谷町条例第26号)
(2)富谷町議会事務局設置条例(昭和48年富谷町条例第1号)
既存の条例の改正。第3条、既存の条例中、「富谷町議会」を「富谷市議会」に改める。
附則、この条例は、平成28年10月10日から施行するものでございます。
以上で説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) お諮りいたします。
本案は、質疑及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。
これより発議第5号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


    日程第18 発議第6号 富谷町議会委員会条例の一部改正について
○議長(浅野幹雄君) 日程第18、発議第6号富谷町議会委員会条例の一部改正についてを議題といたします。
提出者、山路清一君に説明を求めます。山路清一君、登壇願います。
○12番(山路清一君) 富谷町議会委員会条例の一部改正についてをご説明いたします。
発議第6号。
富谷町議会委員会条例の一部改正について。
富谷町議会委員会条例(平成元年条例第25号)の一部を別紙のとおり改正する。
平成28年9月16日提出。
提出者山路清一。賛成者佐藤聖子、賛成者西田嘉博、賛成者長谷川る美。
提案理由といたしまして、平成28年10月10日から富谷町を富谷市とすることに伴い、所要の改正とともにあわせて字句の整理を行うものでございます。
改正内容の主なものといたしましては、条文中の「富谷町議会」を「富谷市議会」に、「町長」を「市長」に改め、あわせて字句の整理を行うものです。
附則といたしまして、平成28年10月10日から施行するものです。
以上で説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) お諮りいたします。
本案は、質疑及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。
これより発議第6号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


    日程第19 発議第7号 富谷町議会会議規則の全部改正について
○議長(浅野幹雄君) 日程第19、発議第7号富谷町議会会議規則の全部改正についてを議題といたします。
提出者、菅原福治君に説明を求めます。菅原福治君、登壇願います。
○15番(菅原福治君) それでは、富谷町議会会議規則の全部改正についてをご説明いたします。
発議第7号。
富谷町議会会議規則の全部改正について。
富谷町議会会議規則の全部を別紙のとおり改正する。
平成28年9月16日提出。
提出者菅原福治。賛成者佐藤克彦、賛成者高橋正俊、賛成者出川博一。
提案理由といたしまして、平成28年10月10日に富谷町を富谷市とすることに伴い、所要の改正を行うものであります。
本改正につきましては、改選後の平成27年10月9日に設置いたしました議員全員による議会活性化調査特別委員会において、市議会に移行することへの対応について多項目にわたり調査検討を重ねてきたところであります。その中で、議会運営の指針となる会議規則のあり方を検討した結果、市制移行を機に今後の議会運営に幅を持たせることにより議会活動の一層の充実を図るため、現在の標準町村議会会議規則方式を改め、標準市議会会議規則をベースに全面改正することの結論に達し、今回の提案に至ったものです。
それでは、説明させていただきます。
富谷市議会会議規則。
富谷町議会会議規則(平成元年議会規則第1号)の全部を次のように改正する。
第1章、会議。第1節、総則、第1条から第13条まで。第2節、議案及び動議、第14条から第19条まで。第3節、議事日程、第20条から第24条まで。第4節、選挙、第25条から第33条まで。第5節、議事、第34条から第47条まで。第6節、秘密会、第48条及び第49条。第7節、発言、第50条から第66条まで。第8節、表決、第67条から第77条まで。第9節、公聴会、参考人、第78条から第84条まで。第10節、会議録、第85条から第89条まで。
第2章、委員会。第1節、総則、第90条から第94条まで。第2節、調査、第95条から第111条まで。第3節、秘密会、第112条及び第113条。第4節、発言、第114条から第125条。第5節、委員長及び副委員長の互選、第126条及び第127条。第6節、表決、第128条から第138条。
第3章、請願、第139条から第145条。
第4章、辞職及び資格の改定、第146条から第150条まで。
第5章、規律、第151条から第159条まで。
第6章、懲罰、第160条から第165条まで。
第7章、協議又は調整を行うための場、第166条。
第8章、議員の派遣、第167条。
第9章、補則、第168条。
とするもので、条文につきましては既にお手元に配付のとおりとなっておりますので、条文の説明は省略させていただきます。
附則といたしまして、1、この規則は平成28年10月10日から施行するものです。2、富谷町議会会議規則(平成元年議会規則第1号)は廃止するものとします。
以上で説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) お諮りいたします。
本案は、質疑及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。
これより発議第7号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
この際、午後2時45分まで休憩をいたします。
    午後2時25分 休憩


    午後2時45分 再開
○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


    日程第20 発議第8号 地方自治法第180条第1項の規定に基づく町長の専決処分事項(包括指定分)の一部改正について
○議長(浅野幹雄君) 日程第20、発議第8号地方自治法第180条第1項の規定に基づく町長の専決処分事項(包括指定分)の一部改正についてを議題といたします。
提出者、浅野直子君に説明を求めます。浅野直子君、登壇願います。
○13番(浅野直子君) 地方自治法第180条第1項の規定に基づく町長の専決処分事項(包括指定分)の一部改正についてをご説明いたします。
発議第8号。
地方自治法第180条第1項の規定に基づく町長の専決処分事項(包括指定分)の一部改正について。
地方自治法第180条第1項の規定に基づく町長の専決処分事項(包括指定分)の一部を別紙のとおり改正する。
平成28年9月16日提出。
提出者浅野直子。賛成者渡邊俊一、賛成者安住稔幸。
提案理由といたしまして、平成28年10月10日から富谷町を富谷市とすることに伴い、所要の改正とともにあわせて字句の整理を行うものでございます。
改正内容の主なものといたしましては、条文中の「富谷町議会」を「富谷市議会」に、「町長」を「市長」に改め、あわせて字句の整理を行うものでございます。
附則といたしまして、この議決は平成28年10月10日から施行するものでございます。
以上で説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) お諮りいたします。
本案は、質疑及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。
これより発議第8号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


    日程第21 発議第9号 宮城県の子どもの医療費助成について県に対する意見書採択を求める意見書(案)
○議長(浅野幹雄君) 日程第21、発議第9号宮城県の子どもの医療費助成について県に対する意見書採択を求める意見書(案)を議題といたします。
提出者、齊藤秀行君に説明を求めます。齊藤秀行君、登壇願います。
○6番(齊藤秀行君) それでは、宮城県の子どもの医療費助成について県に対する意見書採択を求める意見書(案)の説明をいたします。
平成28年9月15日提出。
発議第9号。
富谷町議会会議規則第14条の規定により提出いたします。
提出者、齊藤秀行。賛成者相澤 榮、山路清一、高橋正俊、出川博一、浅野直子、渡邊俊一、若生英俊、佐藤聖子。
なお、意見書(案)を読み上げることで説明とさせていただきます。
意見書(案)、宮城県の子どもの医療費助成について県に対する意見書採択を求める意見書。
宮城県の子どもの医療費助成について県に対する意見書採択を求める意見書。
6月15日から行われた第356回宮城県議会において、乳幼児医療費助成制度の通院助成年齢を就学前まで拡充する方針が明らかになった。しかし、中学校3年生までの拡充を望む市町村の要望に照らして、県が助成年齢を就学前まで引き上げるにとどまるとすれば、余りに拡充幅が少ないと言わざるを得ない。
大震災後、市町村では子育て支援が大変重視され、近隣と歩調を合わせ、一貫して拡充を推し進めてきた。このたびの県の拡充方針を受けた5つの自治体が拡充を決め、ほかにも16の自治体が県の正式決定を待って対応を決める見込みだが、県の拡充幅が小さいため、自治体の財源負担は期待したより軽減されない。
県内自治体の乳幼児または子どもの医療費助成制度の状況は自治体間で制度が異なっているため、住む地域によって助成内容に格差が生じているのが現状である。このような地方公共団体の施策を一層充実させ、子供を安心して産み、育てることのできる社会の実現を目指すには地方制度の安定化が必要であり、そのためには県による支援が不可欠である。被災からの復旧・復興を目指すに当たり、県の乳幼児医療費助成制度の拡充は、自治体の財政負担を軽減し、県政による被災地支援につながるものである。
よって、宮城県におかれては、当面、県による子ども医療費助成の助成年齢を中学3年生まで拡充されることを強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成28年9月15日。
宮城県知事村井嘉浩様。
以上です。
なお、議員各位のご賛同をいただきますようによろしくお願い申し上げます。
○議長(浅野幹雄君) 齊藤議員に申し上げます。知事への提出日、15日になっておりますが、きょう16日でございますので、採決後すぐということになりますので、16日でよろしゅうございますか。(「はい、済みません」の声あり)
これから質疑に入ります。18番渡邊俊一君。
○18番(渡邊俊一君) 1カ所だけ読み上げた内容と文言がちょっと違うところがありましたので、もしそれを訂正できるのか、それとも読み上げたままでいいのか、その辺をお聞きしたいと思います。
上から4番目の項目でありますけれども、「中学3年まで」となっているやつを先ほど来「中学校3年まで」と話したように聞きましたのですけれども、どちらが正しいのかお示しを願いたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) 文章どおり「中学3年生まで」という形で訂正をお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 削除願います。
ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。
これより発議第9号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(浅野幹雄君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり可決されました。


    日程第22 閉会中の各委員会調査について
○議長(浅野幹雄君) 日程第22、閉会中の各委員会調査についてを議題といたします。
各委員会から所管事務のうち富谷町議会会議規則第75条の規定によって継続調査の申し出があります。
お諮りいたします。
各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
平成28年第3回富谷町議会定例会は、終始熱心な審議を経て全ての議案を議決いたしました。執行部におかれましては、各議員から出された意見を十分に尊重し、町政を執行されますよう強く要望いたします。
閉会に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。
顧みますと、昭和38年の町制施行以来、富谷町議会は常に町民とともに歩んでまいりました。このたび富谷町議会は市議会移行前の最後の定例会として本日会期末を迎え、ここに53年の歴史に幕をおろすこととなります。
私たちは、今ここに歴史の証人として立ち会えることを、喜びと感動を確かな記憶として胸に刻むこととなります。
これまで議会の立場から富谷町の発展を支えてこられた議員各位並びに歴代議長及び礼遇者各位に対し、心から敬意と感謝を申し上げる次第であります。
市議会移行を契機に、なお一層の住民福祉の増進を図るため、富谷市市議会基本条例のもと議会活動のさらなる充実をここにお誓いいたし、閉会の挨拶といたします。
これで本日の日程は全て終了いたしました。議会を閉じます。
平成28年第3回富谷町議会定例会を閉会いたします。
ご苦労さまでした。
    午後2時57分 閉会

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議会事務局 代表