更新日:2016年06月10日
第1日目 6月2日(木) | ||||||||||||
町長提出議案の概要説明 | ||||||||||||
一般質問 | 1番 金 子 透 議員 | |||||||||||
1 | 消防団の強化等への取り組み、防災・減災への取組について | |||||||||||
12番 山 路 清 一 議員 | ||||||||||||
1 | 6万都市に向けて新たな宅地開発と企業誘致を | |||||||||||
2 | 前進するか富谷のバス交通 | |||||||||||
15番 菅 原 福 治 議員 | ||||||||||||
1 | 新たなビジョン「富谷市総合計画」の状況について | |||||||||||
2 | 観光の拠点となる道の駅「スイーツの駅」整備構想について | |||||||||||
2番 青 柳 信 義 議員 | ||||||||||||
1 | 子どもの笑顔を守る防犯対策を問う | |||||||||||
13番 浅 野 直 子 議員 | ||||||||||||
1 | 新生児聴覚検査補助と補聴器等の支援を | |||||||||||
2 | 健康マイレージ事業の推進を |
第2日目 6月3日(金) | ||||||||||||
一般質問 | 10番 長谷川 る 美 議員 | |||||||||||
1 | 富谷町の子育て支援事業の拡充と施設整備等の進捗状況について | |||||||||||
2 | 富谷町における高齢者対策について | |||||||||||
18番 渡 邊 俊 一 議員 | ||||||||||||
1 | 各団地内の歩道改良工事について伺う | |||||||||||
16番 出 川 博 一 議員 | ||||||||||||
1 | 市制移行準備は順調か | |||||||||||
2 | 職員の勤務成績評価は実施されているか | |||||||||||
4番 若 生 英 俊 議員 | ||||||||||||
1 | 富谷市総合計画策定に合わせ「まちづくり基本条例(自治基本条例)」の制定を問う | |||||||||||
2 | (仮称)とみや国際スイーツフェアの開催準備は万全か | |||||||||||
3 | 大規模災害時において他自治体への支援に関するガイドラインの作成を | |||||||||||
9番 西 田 嘉 博 議員 | ||||||||||||
1 | (仮称)子育て世代包括センター構想について | |||||||||||
2 | 地域住民の足となるバスの運行について |
第3日目 6月6日(月) | ||||||||||||
一般質問 | 5番 畑 山 和 晴 議員 | |||||||||||
1 | 中学生全員対象に行われたSNS教室の今後の方向性について | |||||||||||
2 | 富谷町でのSNSの活用について | |||||||||||
19番 安 住 稔 幸 議員 | ||||||||||||
1 | 防災への取り組みを問う | |||||||||||
2 | 市制移行に向けての取り組みを問う | |||||||||||
7番 藤 原 峻 議員 | ||||||||||||
1 | 図書館建設の今後の計画について問う | |||||||||||
2 | 障がい者福祉の充実を問う | |||||||||||
14番 高 橋 正 俊 議員 | ||||||||||||
1 | 大亀山森林公園について |
第4日目 6月7日(火) | ||||||||||||
一般質問 | 8番 佐 藤 聖 子 議員 | |||||||||||
1 | 富谷町立幼稚園の今後を問う | |||||||||||
2 | 健康と国民健康保険に関して問う | |||||||||||
6番 齊 藤 秀 行 議員 | ||||||||||||
1 | 「町民に優しいまちづくり」について | |||||||||||
議案第 7号 | 富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について | |||||||||||
議案第 8号 | 富谷町奨学金貸付条例の一部改正について | |||||||||||
議案第15号 | 市制施行に伴う字の名称の変更について | |||||||||||
議案第16号 | 富谷町道路線の廃止について | |||||||||||
議案第17号 | 富谷町道路線の認定について | |||||||||||
承認第 1号 | 専決処分の承認を求めることについて(富谷町税条例等の一部を改正する条例) | |||||||||||
承認第 2号 | 専決処分の承認を求めることについて(富谷町国民健康保険税条例等の一部を改正する条例) | |||||||||||
承認第 3号 | 専決処分の承認を求めることについて(平成27年度富谷町一般会計補正予算(第10号)) | |||||||||||
承認第 4号 | 専決処分の承認を求めることについて(平成27年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第6号)) | |||||||||||
承認第 5号 | 専決処分の承認を求めることについて(平成27年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第6号)) | |||||||||||
承認第 6号 | 専決処分の承認を求めることについて(平成27年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)) | |||||||||||
承認第 7号 | 専決処分の承認を求めることについて(平成27年度富谷町水道事業会計補正予算(第5号)) | |||||||||||
承認第 8号 | 専決処分の承認を求めることについて(富谷町復興産業集積区域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例) |
第5日目 6月10日(金) | ||||||||||||
議案第 1号 | 富谷町障がい者施策推進協議会条例の制定について | |||||||||||
議案第 2号 | 富谷町総合計画審議会条例の一部改正について | |||||||||||
議案第 3号 | 議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について | |||||||||||
議案第 4号 | 特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正について | |||||||||||
議案第 5号 | 富谷町国民健康保険税条例の一部改正について | |||||||||||
議案第 6号 | 富谷町保健福祉総合支援センター条例の一部改正について | |||||||||||
議案第 9号 | 平成28年度富谷町一般会計補正予算(第1号) | |||||||||||
議案第10号 | 平成28年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号) | |||||||||||
議案第11号 | 平成28年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号) | |||||||||||
議案第12号 | 平成28年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号) | |||||||||||
議案第13号 | 平成28年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) | |||||||||||
議案第14号 | 平成28年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号) | |||||||||||
議案第18号 | 富谷町固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて | |||||||||||
議案第19号 | 富谷町固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて | |||||||||||
諮問第 1号 | 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて | |||||||||||
諮問第 2号 | 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて | |||||||||||
発議第 3号 | 議会の議決すべき事件に関する条例の制定について | |||||||||||
閉会中の各委員会調査について |
平成28年6月2日(木曜日) 午前10時00分 開会
第1 会議録署名議員の指名
第2 会期の決定
第3 一般質問(通告番号1番~5番)
第1日目 6月2日(木) | ||||||||||||
町長提出議案の概要説明 | ||||||||||||
一般質問 | 1番 金 子 透 議員 | |||||||||||
1 | 消防団の強化等への取り組み、防災・減災への取組について | |||||||||||
12番 山 路 清 一 議員 | ||||||||||||
1 | 6万都市に向けて新たな宅地開発と企業誘致を | |||||||||||
2 | 前進するか富谷のバス交通 | |||||||||||
15番 菅 原 福 治 議員 | ||||||||||||
1 | 新たなビジョン「富谷市総合計画」の状況について | |||||||||||
2 | 観光の拠点となる道の駅「スイーツの駅」整備構想について | |||||||||||
2番 青 柳 信 義 議員 | ||||||||||||
1 | 子どもの笑顔を守る防犯対策を問う | |||||||||||
13番 浅 野 直 子 議員 | ||||||||||||
1 | 新生児聴覚検査補助と補聴器等の支援を | |||||||||||
2 | 健康マイレージ事業の推進を |
議事日程のとおり 午前10時00分 開会
○議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、ただいまから平成28年第2回富谷町議会定例会を開会いたします。
この定例会は、町長から富谷町障がい者施策推進協議会条例の制定についてなどの事件議案が提出されることになっております。慎重に審議を尽くされ、町民の負託に応えられますようご期待を申し上げますとともに、議会運営につきましてもご協力をお願いいたしまして開会の挨拶といたします。
日程に入るに先立ち、諸報告をいたします。
議長諸報告は、お手元に配付のとおりです。
なお、説明員の出席ほか関係資料については、事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
これで諸報告を終わります。
ここで、議案等の提案理由を含め、富谷町町長に挨拶を求めます。若生町長。
○町長(若生裕俊君) 皆さん、おはようございます。
本日ここに、平成28年第2回富谷町議会定例会が開催されるに当たり、まず、4月14日以降断続的に発生している熊本地震により犠牲になられた方々に謹んで哀悼の意を表しますとともに、被災された全ての方々にお見舞いを申し上げます。さらには、今なお懸命に復旧活動を続けている被災自治体初め関係各位のご尽力に対し、改めて敬意を表しますとともに、一日も早い復興を心より願っております。
本町では、東日本大震災の際に熊本県御船町議会より災害義援金をいただいておりましたことから、4月19日に、備蓄していた非常食料アルファ米200箱1万食分、リッツ80箱5,600食分、保存水200箱、1,600本を支援物資として提供いたしました。また、町議会の皆様も御船町に対し、災害義援金をお送りしたことも承っております。
なお、支援物資とは別に、県町村会を経由しての見舞金を本定例会の補正予算に計上しておりますので、ご審議のほどをよろしくお願いいたします。
それでは、提出議案の説明にあわせ、本年10月10日の市制施行に向けての進捗状況及び「住みたくなるまち日本一」実現に向けての現在の取り組みの概要についてご説明を申し上げます。
初めに、市制施行に向けた手続について申し上げます。
さきの定例会におきまして、富谷町を富谷市とすることについての議案を全会一致でご可決をいただき、3月22日には浅野議長にもご同席を賜り、申請書を知事に提出いたしました。県では、申請を受け、総務省に対して協議を行っておりましたが、先月10日付で総務大臣から富谷町を富谷市とすることについて同意する旨の決定がなされましたので、本日ここにご報告いたします。
今後のスケジュールについては、今月開会される県議会での議決を経て、知事による市制施行処分がなされ、その後、総務大臣の告示をもって10月10日に市制施行と、順に手続が進む見込みとなっております。
また、庁内での準備状況については、富谷町市制移行推進会議を毎月第1、第3月曜日の庁議終了後開催をし、各検討部会の作業状況の把握と情報の共有、課題解決に努め、市制施行に向けた準備作業の加速化を図りながら取り組んでおります。
今後も、県や関係機関と密に連絡を図り、市制施行の円滑、確実な実現に向け、遺漏のないよう準備を進めてまいります。
次に、富谷市総合基本構想について申し上げます。
富谷市総合計画基本構想については、本年9月末の策定に向け、4月下旬に無作為に抽出した18歳以上の方2,000名を対象に、住民意向調査「富谷町まちづくりアンケート」を実施したところであり、先月26日現在の回収率は、当初の想定を上回る47.9%となっております。アンケートの分析結果等の詳細については、本定例会会期中に予定している議員全員協議会で別途ご説明をいたしますので、よろしくお願いをいたします。
なお、町民の皆様のご意見を直接頂戴する機会として、富谷市制施行まちづくり懇談会を今月18日から町内7カ所を会場に順次開催し、市制施行の準備状況及び総合計画基本構想の内容、進捗状況について説明を行うこととしております。
続きまして、企画部所管の各種施策の実施状況について申し上げます。
初めに、町民バス乗り継ぎ実証運行事業について申し上げます。
本事業は、富谷学校前から役場までの路線バスのルートを新設した上で、役場において町民バスから路線バスへの乗り継ぎを行った方を対象に、役場から泉中央駅までの運行実証を行うものです。実証期間としては、市制施行後の10月11日から平成30年3月末までを予定しており、本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。
次に、特産品の振興について申し上げます。
本町の特産品であるブルーベリーについては、先月26、27日に開催されたG7伊勢志摩サミットにおいて、町生産組合のブルーベリージュースが各国首脳に供されるという栄誉を受けましたことをご報告申し上げますとともに、昨日、生産組合の皆様方をお迎えし、長きにわたる生産活動をたたえ、その栄誉を祝うため、祝賀会を開催したところです。今回のサミットでのおもてなしを、ブランドイメージの向上はもとよりシティーセールスにも役立つ絶好の好機と捉え、改めて生産拡大につながる取り組みを進めてまいります。
なお、本年も「さわやか夏の味覚とみやブルーベリースイーツフェア」を来月5日から18日まで開催いたします。本町のブルーベリーのPRと消費拡大を目的とした本フェアは、第7回目を数え、参加協力店を拡大して、本町の魅力を町内外に広く発信してまいります。また、11月に開催する(仮称)とみや国際スイーツフェアとの連携も視野に入れながら取り組んでまいります。
次に、新特産品の開発について申し上げます。
富谷市としての新たなシティーブランドの確立に向け、新特産品の開発を進めており、4月25日にとみやはちみつプロジェクトを立ち上げ、役場庁舎屋上に巣箱5箱を設置し、藤原養蜂場の指導、助言のもとに、町内NPO法人の運営管理を委託しております。採蜜については、先月6日から行っており、今月26日現在、約120キログラムの採蜜となっております。今後は養蜂業のスキルやノウハウを持った人材の育成も図りながら、ミツバチのすむ豊かな自然環境を情報発信するとともに、ハチミツを地域の菓子店等へ原料として供給することにより、6次産業化を含む広がりのある取り組みを推進してまいります。
次に、(仮称)とみや国際スイーツフェアの開催について、改めて申し上げます。
市制施行後初のイベントとなる(仮称)とみや国際スイーツフェアは、本町地方創生総合戦略の重要施策として位置づけ、地方創生加速化交付金、補助率、対象事業費の10分の10を活用して実施いたします。今回の加速化交付金申請時には、富谷武道館を会場としての機能性食品に関する学術研究発表等、いわゆるカンファレンスの開催経費も含め申請いたしましたが、当該関連経費が交付対象外となったことで、武道館を利用する必要がなくなり、さらには町内スイーツ店との意見交換を踏まえ、開催日を11月12、13日に、会場を成田公民館にそれぞれ変更することといたしました。
事業実施に当たっては、(仮称)とみや国際スイーツフェア推進会議を4月に設置し、庁内での情報共有と協議を行っております。また、今月8日には、専門的なノウハウとアイデアを有する運営支援業者をプロポーザル方式により選定するとともに、町内スイーツ店や農産物生産者に専門家などを交えた実行委員会を立ち上げ、進めてまいります。なお、来月1日には、スイーツをテーマとしたわくわく町民会議の開催を予定しております。
次に、商工業施策について申し上げます。
高屋敷土地区画整理事業地内には、4月29日にコストコ富谷倉庫店がオープンし、新たに350名ほどの雇用が生まれております折、そのうち150名ほどが町民の方と伺っております。また、2月3日に同地内に立地表明を行った株式会社ザイエンスについては、昨日工事安全祈願祭・起工式がとり行われ、順次工事に着手し、来年3月の竣工を予定しています。引き続き、県及び関係機関との連携を図りながらトップセールスを積極的に行い、地域経済の活性化と雇用の拡大に努めてまいります。
公式キャラクターの「ブルベリッ娘&ブルピヨ」については、現在着ぐるみを製作中であり、来月4日のブルーベリースイーツフェア・オープニングでお披露目する予定となっております。その後は、さまざまなイベント等で積極的に活用をしてまいります。
続きまして、総務部所管の各種施策の実施状況について申し上げます。
初めに、町内会館整備について申し上げます。
二ノ関会館及び今泉会館の建てかえについては、先月31日、入札により工事業者が決定いたしました。契約締結を経て、本年度中の竣工を目指し建築工事を実施してまいります。
次に、行政組織及び人事配置について申し上げます。
本年10月10日の市制施行とその後の行政運営をより円滑に進めるため、4月に行政組織機構の一部見直しを行いました。まず、市制施行後に多様化する保健福祉事務を的確に執行するため、福祉部を保健福祉部に改め、福祉事務所設置予備室へ保健福祉部内に地域福祉課を新たに設置いたしました。上下水道課については、3月22日より2階に移動しておりますが、特に混乱もなく、順調に事務執行がなされております。
なお、本年度の新規採用職員については、住民福祉の一層の増進と市制施行に伴う今後の業務に適切に対応するため、前倒し採用の3名を含め19名を採用いたしました。また、本年度は、定年退職者4名を再任用職員として採用いたしました。これまでの実務経験と専門性を生かし、後進の指導、育成を含め、再任用職員ならではの活躍を期待するものです。
これらにより、本年度は5部2局17課4室、正規職員314名という体制となっております。今後とも全職員一丸となって行政運営を進めてまいります。
次に、交通安全関連について申し上げます。
4月6日から15日まで、春の交通安全県民総ぐるみ運動が実施されました。運動初日には、交通安全関係機関・団体の皆様約300名にご参集いただき、富谷町出動式を開催したところです。また、4月6日に、交通死亡事故ゼロ1年が達成されたことから、富谷町出動式にあわせ、宮城県警察本部長より祝詞を頂戴いたしました。引き続き死亡事故ゼロの継続を図り、全ての町民が安全で安心して利用できる交通環境を目指し、きめ細かな交通安全対策に取り組んでまいります。
次に、消防関連について申し上げます。
本年の火災の発生状況については、4月末現在で7件発生し、うち建物火災が4件となっております。4月の建物火災では、残念ながら1名の方がお亡くなりになりました。ここに謹んでご冥福をお祈り申し上げます。また、緊急の課題でありました黒川南部地域の救急需要の対策として、4月より黒川消防署富谷出張所に救急車両1台が増車され、2台体制で運用されております。このことは、地域の安全・安心の向上に大きな効果をもたらしているものと考えております。今後とも黒川地域行政事務組合に対し、消防・救急体制のさらなる強化を要請してまいります。
来月24日には、本町としては初めての第49回宮城県消防操法大会が総合運動場を会場に開催されます。富谷町消防団では、4月16日にこの大会に出場する選手団の結団式を行いました。ぜひとも優勝を目指し大会に臨んでいただき、ポンプ車操法においては10月14日に長野県で開催される全国大会に、富谷市消防団としてその勇姿を披露されますことを期待しております。
次に、町税関連について申し上げます。
まずは、改めて町民の皆様には、納税に対しましてご理解とご協力を賜っておりますことに深く感謝を申し上げます。先月には、町・県民税の特別徴収分、固定資産税並びに軽自動車税の納税通知書を送付させていただきました。今月は町・県民税の普通徴収分を送付させていただきますので、引き続きご理解とご協力をお願い申し上げます。
次に、公営墓地について申し上げます。
公営墓地の町民アンケートについては、3月上旬に無作為抽出による40歳以上の世帯主2,000名に発送し、当初の想定を上回る58.1%の回収率となっております。今後は、アンケートの集計結果に基づき、順次必要な処置を講じてまいります。
続きまして、保健福祉部所管の各種施策の実施状況について申し上げます。
初めに、ゆとりすとクラブ・サロン事業及び街かどカフェについて申し上げます。
ゆとりすとクラブ・サロン事業については、先月28日に新たに明石台第3ゆとりすとサロンが設立し、全部で20カ所となりました。事業の活性化に向けて、サポーターが地域の高齢者を支える仕組みづくりの活動支援を行ってまいります。街かどカフェについては、高齢者の集いの場の創設として、昨年度から新規事業として立ち上げ、富ケ丘と鷹乃杜地区を設置地域としてプロジェクトチームを設立して、地域住民のニーズや意見等を集約しているところでございます。地域の居場所づくりを目指して地域の方々とつくり上げるため、体制整備を行ってまいります。
次に、富谷町高齢者・障がい者外出支援事業について申し上げます。
高齢者・障がい者の方々の外出を支援する高齢者・障がい者外出支援乗車証、通称「とみぱす」については、初年度に当たり、多くの方に利用していただき申請受け付けを円滑に行うため、第1次受け付けを今月13日から順次各公民館で、次いで第2次受け付けを役場で実施することとしております。なお、先月31日に、仙台市交通局及び宮城交通と、とみぱすの交付に向けての調印式をとり行ったところです。引き続き、仙台市交通局及び宮城交通との連携を図りながら、とみぱす利用に向け住民周知の徹底を図るとともに、10月10日の市制施行日に合わせ利用開始ができるよう、努めてまいります。
次に、福祉事務所の設置準備について申し上げます。
福祉事務所は、福祉6法を中心とした住民福祉を実践する機関として重要な役割、機能を果たす組織であります。市制施行に伴い、生活保護や生活困窮者自立支援事業の実施、家庭相談室の設置、社会福祉法人の設立認可、監査業務、特別障害者手帳等の給付等の幅広い範囲の業務が県から移管されてまいります。新たに設置する富谷市福祉事務所が、住民の皆さんに安心して暮らせる環境を提供し、より身近な福祉業務を実践する組織となるよう、引き続き国の機関である東北厚生局、県医師会を初めとした関係機関との協議を進めてまいります。
次に、障がい保健福祉について申し上げます。
障がい保健福祉については、平成27年から29年度の3カ年を計画期間とする障がい者計画、第4期障がい福祉計画の2年目となりました。今後の施策の方向性と来年度までの目標数値を設定しておりますので、計画に基づき各事業の進捗状況の管理を行ってまいります。あわせて、平成30年から32年度の3カ年計画となる障がい者計画、第5期障がい福祉計画の策定に向け、本年度にアンケート調査を実施し、来年度に計画を策定してまいります。
次に、健康増進関係事業について申し上げます。
住民健診事業については、昨日から特定健診及び子宮がん検診がスタートし、11月に実施いたします胃がん検診の未検者検診まで、約5カ月間にわたり住民健診を実施いたします。特定健診等各種検診、医療費等のデータを分析し策定いたしました富谷町国保データヘルス計画に基づき、町民の皆様の疾病について早期発見、早期治療を図るため、各種検診の受診率向上を初め、重症化予防事業に取り組んでまいります。
健康づくり事業についても、富谷町国保データヘルス計画で明確となりました町の健康課題を重点課題と捉え、協定を締結いたしました協会けんぽ宮城支部及び宮城学院女子大学、各地区の健康推進員の方々との連携を図りながら、町民の健康づくりを進めてまいります。
次に、国民健康保険事業について申し上げます。
国民健康保険税率の見直しについては、東日本大震災に係る国の国保財政支援策として、平成24年度から昨年度まで交付されていた特別調整交付金や、保険税の収納率が94%から96%台と維持し、安定的に推移していることから、現在の国保財政調整基金の保有状況を踏まえ、被保険者の適切な国保税負担を検討した結果、現行の税率を引き下げることといたしました。本定例会に条例改正案を提出しておりますので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。今後は、平成30年度からの都道府県単位化に向け、円滑な移行に向けた情報の収集と準備を進めてまいりますとともに、引き続き保険税の適切な収納対策と効果的な保険事業、健康づくり事業の推進に努めてまいります。
次に、子育て支援について申し上げます。
待機児童対策として、保育所の設置を予定しておりました旧富ケ丘北部会館の改修工事は、1月末に竣工し、4月1日に定員54名の富ケ丘菜の花保育園を開所いたしました。また、昨年度まで認可外保育所であったぷらむ保育園及び富谷ひよこ園が認可保育園となり、認可保育所が6カ所にふえております。なお、ぷらむ保育園の認可に当たっての園庭整備として、町緩衝緑化にフェンスを張る工事を実施する予定であり、本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほどよろしくお願いを申し上げます。
杜乃橋地区に新たに民設民営の保育所を開設すべく、整備事業者の公募を2回行いましたが、先月1日現在、町の希望に合致する法人がいないという結果に至っております。今後は認定こども園も視野に入れながら、3回目の公募を検討してまいりますとともに、事業者が決定した際には、詳細についての協議を重ね、準備を進めてまいります。
続きまして、建設部所管の主な施策の実施状況について申し上げます。
初めに、町道整備について申し上げます。
役場周辺の道路交通環境の改善を目的にルート変更手続を進めてまいりました、都市計画道路の町道穀田三ノ関線については、知事の同意を得て4月7日付で都市計画変更の告示を行うことができました。これに伴い、本定例会に関連議案の提出とともに、補正予算に用地測量業務に係る経費を計上しておりますので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。
次に、公園整備について申し上げます。
大亀山森林公園については、都市公園として供用を開始してから20年を超え、園内にはそれ以前から使用している施設も多く、老朽化が進行しております。特に、ちびっこゲレンデについては、ゲレンデ周辺部の人工芝の劣化が著しいことから、利用がふえる夏休み前に工事が完了できるよう、修繕工事を進めてまいります。また、アスレチック遊具については、消耗・劣化した部材の交換が必要な遊具10基の修繕工事を発注したところですが、利用者への影響を最小限とするため、1基ずつ修繕していくこととしております。
次に、都市計画について申し上げます。
仙塩広域都市計画第7回定期見直しについては、現在、本町における開発可能地の調査、検討を進めており、今後県と調整を図りながら、計画的な市街地の整備に取り組んでまいります。また、高屋敷地区については、今後の良好な土地利用を確保するため、4月7日付で高屋敷地区計画の都市計画決定の告示を行いました。なお、本定例会に関連議案を提出しておりますので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。
次に、下水道事業について申し上げます。
昨年9月14日に発生した成田第1汚水中継ポンプ場事故の復旧状況については、現在、1号及び2号ポンプの復旧工事が完了しております。また、完了した工事については、随時損害賠償金の請求を行っており、総額約1億4,400万円のうち約9,000万円が既に相手方から納入されております。なお、3号ポンプについては、現在、工場で整備中であり、9月に復旧見込みとなっております。ポンプ場における復旧工事完了をもって、残る損害賠償金を請求する予定としております。
続きまして、教育委員会所管の各種施策の実施状況について申し上げます。
初めに、小中学校、幼稚園の状況について申し上げます。
この春、小学校8校に707名が入学し、児童総数は4,148名、前年度比29名増、中学校5校には697名が入学し、生徒総数は2,121名、前年度比7名増となり、児童生徒の総数は6,269名、前年度比36名増となりました。また、町関係職員については、学校図書館指導員、特別支援教育支援員、学校業務員、ことばの教育指導員、外国語指導助手など合わせて75名を配置し、本年度をスタートいたしました。
2つの町立幼稚園には52名が入園し、合わせて123名が在籍しております。
次に、町立幼稚園における3歳児保育の導入実施について申し上げます。
3歳児保育の導入については、来年4月からの実施に向け、現在準備を進めており、富谷幼稚園の4歳児及び5歳児の標準定員を現在60名から30名に変更し、3歳児1学級、4歳児1学級、5歳児は経過措置として2学級編成とし、現在ある4教室で対応することとしております。既に教育委員会議における審議を経て所要の規則改正を行っており、現在は広報とみや6月号及び町公式ホームページなどで、保護者の方々を初め町民の皆様へ周知を行っているところです。
次に、幼稚園就園奨励費補助金過払いについて申し上げます。
過払い総額約1,666万円のうち、4月末現在の返還額は、率にして50%の状況となっております。今後も引き続き、きめ細かい相談に適切に対応し、返還へのご協力をお願いしながら、収納向上に努めてまいります。
次に、学校教育について申し上げます。
学校教育については、いじめや不登校など、子供たちの抱える課題が複雑化している中、一人一人のニーズに応じたきめ細かな支援、指導を行ってまいります。特に、ネットトラブルの防止に向け、町PTA連合会と連携し、町内全中学校でSNS研修会を実施するとともに、生徒会が主体となり富谷町中学校生徒会サミットを開催し、よりよき人間関係づくり、コミュニケーション能力の向上に取り組んでまいります。
また、学力向上に取り組むとともに、児童生徒及び家庭の支援の充実を図るため、新規事業としてスクールソーシャルワーカー及び学び支援事業を進めてまいります。さらには、コミュニケーション能力を強化し、グローバル人材を育成する英語教育の充実を図るため、町内小学校全校に英語等支援員を配置し、ALTとともに外国語活動の支援に当たっております。
次に、ふるさとまつりについて申し上げます。
本年度のふるさとまつりの開催については、市制施行のスケジュール等により、8月21日の商工会で例年実施している「おもしぇから来てけさin とみや」と合同で開催することとし、4月26日に実行委員会を設置いたしました。実行委員会では、当初、開催日を8月20日としておりましたが、泉区民まつりと重なることから、8月21日に変更し実施することなどが決定いたしました。今後は、商工会を初めとする町内各団体と協議を進めながら、市制施行に向けて記念となる祭りとなるよう、開催準備に取り組んでまいります。
次に、民俗ギャラリーについて申し上げます。
昨年9月の大雨による影響で閉館している民俗ギャラリーについては、崩落のり面の所有者と協議が進み、災害に伴うそれぞれの状況により、民俗ギャラリー敷地内の土砂撤去を行うため、本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほどよろしくお願いを申し上げます。なお、今後の開館へ向けて、引き続き関係機関等と協議をし対応してまいりますので、ご理解をお願いいたします。
次に、西成田コミュニティセンターについて申し上げます。
西成田コミュニティセンターの防火壁改修工事については、本年第1回定例会でご説明申し上げましたとおり、本年度中の改修工事完了を図るため、本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。
次に、公民館について申し上げます。
富ケ丘公民館大ホール、図書室等の空調設備設置及び成田公民館駐車場出入り口増設工事については、本年夏からの運用開始に向けて工事を進めてまいります。また、富ケ丘公民館の駐車場については、駐車台数の不足から利用者の方々へご不便をおかけしていることから、駐車スペースを拡張する工事について、本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほどをよろしくお願い申し上げます。
最後に、提出議案の概要について申し上げます。
議案第1号富谷町障がい者施策推進協議会条例の制定については、障がい者に関する施策の総合的かつ計画的な推進について必要な事項等を調査、審査するため、新たに条例を制定するものでございます。
議案第2号富谷町総合計画審議会条例の一部改正については、富谷町総合計画審議会の委員となる者から町職員を削除する等の改正を行うものでございます。
議案第3号議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正及び議案第4号特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正については、それぞれ地域経済及び社会情勢の変化等を考慮し、所要の改正を行うものでございます。
議案第5号富谷町国民健康保険税条例の一部改正については、富谷町国民健康保険加入者の負担を軽減するため、基礎課税分、医療給付費分のうち、平等割を引き下げる改正を行うものでございます。
議案第6号富谷町保健福祉総合支援センター条例の一部改正については、地域福祉課が障がい者への支援担当課の役割を担うこととなったため、当該部分の削除等の改正を行うものでございます。
議案第7号富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正については、高屋敷地区の土地区画整理事業に伴う基盤整備にあわせて適正かつ合理的な土地利用を誘導し、良好な市街地形成と維持を図るため、都市計画決定に合わせ所要の改正を行うものでございます。
議案第8号富谷町奨学金貸付条例の一部改正については、本条例における奨学金の貸付対象として、学業の成績にすぐれ身体の健全な者との要件を設けておりますが、誰もが学ぶ機会を公平に得られるよう、これらの項目を削除するなどの改正を行うものでございます。
議案第9号から第14号については、各種会計補正予算でございます。
議案第15号市制施行に伴う字の名称の変更については、第1回定例会において可決された同議案について、その一部の訂正を行うものでございます。
議案第16号町道路線の廃止について及び議案第17号町道路線の認定については、穀田三ノ関線及び郷田線整備に伴い、路線の廃止及び新たな路線の認定を行うものでございます。
議案第18号及び第19号については、固定資産評価審査委員会委員が任期満了を迎えるため、選任に関しまして同意をお願いするものでございます。
諮問第1号及び第2号については、人権擁護委員が任期満了を迎えるため、候補者の推薦をお願いするものでございます。
承認第1号から第8号については、さきに行った平成27年度の事業確定に伴う各種会計補正予算5件及び関連法令の改正に伴う税関係関連の条例改正3件の専決処分について、その承認をお願いするものでございます。
以上、予算外議案11件、予算議案6件、人事案件4件、専決処分の承認8件の概要を申し上げましたが、議案審議の際には、詳細にご説明いたしますので、慎重にご審議を賜り、全案件ご可決くださいますようお願いを申し上げ、本定例会開催に当たっての挨拶といたします。
○議長(浅野幹雄君) これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。
日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、4番若生英俊君、5番畑山和晴君、6番齊藤秀行君の3名を指名いたします。
日程第2 会期の決定
○議長(浅野幹雄君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
本定例会の会期は本日から6月10日までの9日間にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本定例会の会期は本日から6月10日まで9日間に決定いたしました。
この際、午前10時50分まで休憩をいたします。
午前10時37分 休憩
午前10時50分 再開
○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
日程第3 一般質問
○議長(浅野幹雄君) 日程第3、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 皆さん、おはようございます。
消防団、防災・減災、自然災害に関する質問をするに当たり、熊本の地震災害にてお亡くなりになられた方に心より哀悼の意を表し、また、被災された方に心よりお見舞い申し上げます。
通告に従い、質問いたします。
富谷町は、5年前の東日本大震災、昨年の大雨災害と、約4年半の間に二度の大規模な災害に見舞われました。東日本大震災のときは、家屋への被害、道路・のり面の崩落、ライフラインの寸断など、甚大な被害を受けました。また、昨年9月の豪雨災害では、住宅への浸水、道路や橋のつけ根部分の流出、官地・民地問わず多数ののり面崩落など、やはり大規模な災害となりました。
発災の原因は、地震と気象と別ではありますが、2件とも自然災害であります。
宮城県内で発生した大規模な自然災害、昭和53年の宮城県沖地震から、何も調べず自分の記憶だけで県内の大規模な災害を思い出してみました。まず、最初に、宮城県沖地震、2つ目に吉田川流域の8.5の大水害、3つ目、名取・岩沼の水害、たしか名取の垂水ダムが絡んでの水害だったと思っております。4つ目が鹿島台・涌谷・南郷の地震、5つ目が矢本・石巻・河南の地震、6つ目が宮城・岩手内陸地震、7つ目が東日本大震災、8つ目が昨年の豪雨災害、記憶をたどっただけでも約40年で8回の大規模な自然災害が発生しております。
私の記憶ですから、間違いがあれば後ほどおわびして訂正いたします。しかしながら、資料を詳しく調べれば、最も多く発生しているのではと思います。やや無理があるかもしれませんが、これから先も5年ごとに大規模な自然災害に見舞われるかもしれないと予見できるのではないでしょうか。
地震では、いつ、どこの活断層が活動するのかわからない状況で、すぐ近くに長町・利府活断層があります。また、宮城県沖地震の震源域はまだ破壊されていないと話す学者もおります。大雨や台風など気象については、場所に関係なく温暖化の影響で年々強力に大規模化を予測する学者もおります。これらの自然災害に対する町の備えはどうでしょうか。
現在の富谷町消防団、条例定数179名、現団員156名、3分団16班とラッパ班の体制であります。富谷町が人口五千数百人のときの条例そのままではないでしょうか。
昭和48年に常備消防である黒川消防が設立され、昭和55年に富谷町に黒川消防署富谷出張所が配備されました。現在まで紆余曲折はありましたが、富谷出張所に2台目の救急車が配備され、確実に体制は強化されているものと思っております。
常備消防体制が確立しているとき、最前線での活動が少ない消防団より常備消防の充実を図るべきとの意見もあります。確かに最前線での活動は重要です。しかし、その後の住民の皆様への支援も重要な任務であります。マンパワーの不足を危惧するのは取り越し苦労でしょうか。
富谷町は、本年10月10日に市制移行して人口5万2,000人の富谷市となります。町制施行時の10倍の市となります。さきに話したような大規模な自然災害の発生に対して、現在の陣容では余りにも少な過ぎると思っております。人口は町南部に集中しておりますが、消防団の16班はほとんどが中心より北部に配置しており、156人の団員を総動員しても、5万2,000人への支援はおぼつかないと考えます。
5年前の東日本大震災で、富谷町で火災の発生がなかったのは不幸中の幸いというべきで、もし朝夕の食事の用意をしている時間帯、そしてさらに強風のときの発生だったらと考えると、背筋がぞっとする思いであります。地震災害は季節、時間に関係ありません。予測困難な自然災害にさえ、もはや想定外などという言葉は使えません。大規模な災害が発生したなら、住民の皆様からは多種多様なニーズがあるものと想定できます。
将来6万人都市を目指し、住みたくなるまち日本一を標榜するなら、住民の生命、財産、安全・安心の確保は最優先事項の1つであると考えます。
平成25年11月、26年4月、27年2月と三度にわたり、総務大臣から消防団員の確保、処遇改善などについて、日本全国各自治体に書簡が出ております。また、消防団を中核とした地域防災力の充実・強化についても語られております。
質問いたします。今後の消防団の強化などに関する取り組み、防災・減災への取り組みをお答えください。
○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
○町長(若生裕俊君) ただいまの金子 透議員の消防団の強化等への取り組み、防災・減災への取り組みについてに関連して、まずは消防団強化等、今後の消防団への取り組みについてお答えさせていただきます。
町では、地域防災力の中核を担う消防団の体制を強化するため、小型動力消防ポンプ積載車や、救助資材搭載車の配備を積極的に進めてきました。本年度は、志戸田班へ軽積載車の配備を予定しており、今後も町内会館の建てかえに合わせるなど、計画的に全班への配備を進め、消防団の機動力を確保してまいります。また、10月10日の市制施行に合わせ、富谷市消防団の新しい活動服や消火活動に必要な防火衣等の購入を予定しており、消防団員の装備充実についても進めることとしております。
火災や大雨等の災害に出動した団員については、火災現場や冠水箇所の警戒など、訓練等とは区別し費用弁償を増額するなど、処遇改善も図っているところでございます。
団員確保対策としては、本年度に入り、女性消防団員5名を含む10名の新入団員があり、現在消防団員は164名、充足率91.6%となっております。今後も女性団員の募集を積極的に行うとともに、18歳以上の町民や町内に勤務している方を対象に広く団員を募り、条例定数である179名、充足率100%を目指し、団員確保に努めてまいります。
本町としましては、今後も消防団の体制強化を図るため、車両配備や団員確保、装備の充実等を進め、消防団員が安全に活動できるよう講じてまいります。
あわせて、続きまして防災・減災についての取り組みについてお答えをさせていただきます。
本町の防災・減災対策の基本的な事項を定めている富谷町地域防災計画は、東日本大震災の教訓や取り組みを反映して、国や宮城県の計画と整合性を図るため、昨年3月に改定をいたしました。
災害の発生を完全に防ぐことは不可能であることから、被害を最小化、被害の迅速な回復を図る減災の考え方を防災の基本方針として、人命が失われないということを最も重要なことであるとし、また、経済的被害ができるだけ少なくなるよう、さまざまな対策を組み合わせて災害に備えることとしております。
本町では、住民がみずからを災害から守る自助、地域社会がお互いを守る共助、そして国や地方公共団体等、行政の施策としての公助が適切に役割分担されている体制の連携強化によって、防災・減災対策を推進することとしております。自主防災組織等、防災警備活動を実施する団体への補助金交付のほか、宮城県防災指導員養成講座の受講費負担など、自助、共助への支援を続けてまいります。また、情報発信や食料、物資等に関する企業等との災害協定を進めるなど、町内外の企業、団体との連携を強化してまいります。
10月には、市制移行に合わせて、NTTタウンページ株式会社様の協力をいただき、タウンページ富谷市版と別冊で防災タウンページを発行することとしております。町内全戸へ配布し、避難所や土砂災害の危険箇所等をお知らせするなど、防災情報発信とあわせて町民の皆さんの意識啓発に努めてまいりたいと考えております。
○議長(浅野幹雄君) これより、金子 透君の質問は一問一答により行います。1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 本題の質問に入る前に、二、三、ちょっと確認のためお聞きいたします。
総務大臣から3回、書簡来ております。間違いないと思いますが、詳しい内容についてはちょっとわからないのですけれども、いずれ消防団の強化、待遇改善等々、消防団に関する書簡、3回とも同じような書簡だったのか、お答えください。
○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) 間違いなく3回来ております。ただ、内容は、全て同じ内容ということではなく、対策が少しずつふえたりというふうな形で届いているという状況でございます。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) では、もう1点。約1年3カ月で同じ省庁の大臣から似たような内容の書簡が3回も届くというのは、時々あることなんですか。それとも、めったにないことなんですか。
○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) 同じ省庁から3回ということで、個人的には多いとは認識しておりますけれども、それが全体的に多い、少ないと言われると、そこまでのちょっと把握はしていないところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 私的な感想なんですけれども、同じ省庁の大臣も同じ名前で、やはり1年3カ月に3回というのは、私的にはかなり多い、まれな出来事ではないのかなと考えます。ということは、総務省のほうでも迅速にスピード感を持って事に当たってくださいよと。そして、なおかつ成果を上げなさいよということの理解をしたわけですけれども、町当局としてはどのような理解をしたのでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) 書簡に基づきまして、町のほうでも推進をしないといけないという方向で考えているということでございます。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 3回の書簡ですけれども、平成25年12月、消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律というのが成立しているわけなんです。それで、基本理念として、1つだけ項目読ませていただきます。「消防団を中核とした地域防災力の充実強化を図り、もって住民の安全の確保に資することを目的とし、地域防災力の充実強化は消防団の強化を図ること等により、地域における防災体制の強化を図ることを旨として実施」、基本施策として「消防団を将来にわたり、地域防災力の中核として欠くことのできない代替性のない存在と規定する」とあるんですけれども、消防団のポジションというのをすごく重く受けとめての総務省からの3回の書簡だったと思うんですけれども、人員確保について、今まで町はどのように取り組み、また、どのような成果を上げたか、具体的にお示しください。
○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) 現在のところ、町というか、消防団の皆様に団員確保を依頼ということでお願いをしながら、確保に努めてきたということで行ってきておりました。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) そのとおりですね、今までね。私も消防団活動しておりますから、なかなか聞きづらいところもあるんですけれども、この25年11月の一番最初の書簡が発出された後の広報をずっと見たんです。町の広報。消防団の募集に関するくくりは一言も出ていないんですよ。広報とか利用するとかということは、広報というのは町の情報、いろいろなお願いの大切なツールであり、重要な発信源だと思うんですよ。そういうことの利用とかは考えられませんでしたか。
○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) 今までは先ほど申したように団員の方にお願いしているというところでございましたけれども、広報のほうも検討にということで町長からも話がありまして、今検討しているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 団員のほうも一生懸命頑張って、隣近所であったり、友人、知人、いろいろな手を尽くして消防団入団どうですかということでお声がけしているんですけれども、やはり個人のレベルではどうしようもないところまで今来ていると思うんですよ。何よりも、消防団員の年齢別の構成比率、今わかりますか。
○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) 平均年齢は約48歳という把握はしているんですけれども、ちょっと構成までは今手元のほうに資料はないです。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 年々高齢化しているのは間違いないと思うんです。若い世代にきちっと引き継がないと、団そのものの存続もどうなのかなという、少し危機的に考えているところもあるわけですから、広報を使って、本当に自分たちの町を守るんだという、震災以降、皆さんボランティア意識、ふるさと意識が強くなっていると思うんですよ。町民の皆さんも。そういう方面で、単発ではなくて、継続的に紙面、半分とは言いませんけれども、紙面少し大きく割いてでも募集を図るべきと思いますけれども、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 私もただいま金子議員、金子議員は富谷町消防団の幹部としてご活躍いただいておりまして、一番実情をわかっておりますので、ご意見のとおりであります。私も同じように認識しておりまして、今はやはり旧富谷の各班に依存しているという状況でありますので、やはり新興住宅地なり、企業からのいわゆるそういった新たな若い人たちの消防団の加入という形も今後検討していかなければいけないというふうには私自身思っておりますので、今後消防団の皆さんとご意見をいただきながら、前向きに積極的に検討していきたいというように思います。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) よろしくお願いします。
それで、関連することなんですけれども、現在16班、旧富谷という言い方がちょっと適切かどうか、富谷町のときからの地区16個に配備されているだけなんですよね。新たに例えばあけの平に1班とか、富ケ丘に1班とか、新しく富谷の住民になられた方の安心・安全の確保のためにも、そちらに配備する考えはございませんか。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) その辺も含めて、今後検討してまいりたいというふうには考えております。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 先ほど小型ポンプとか、消防団の機動力向上のために一生懸命頑張っていただいていること、私としても心強く思っております。私言うのは、マンパワーの不足というのは、例えば直下型の大規模災害が発生したとき、常備消防である黒消さんが4つの署ありますよね。富谷町で火災が1件、各町村で火災が1件ずつ発生したと想定します。そうしたら、もう常備消防さん身動きとれないわけですから。そうすると、消防団が動かなきゃならないんですけれども、恐らく富谷町でもそういう発災があったときに、団地のほうにないということは、複数的なことも、阪神大震災のときのあの大規模な火災、あれを想定すると、富谷町、山をしょっているお宅も結構ありますから、同時多発的な火災、あと先ほども言ったように自然災害、強風、季節関係ありませんから、ある程度というか、もう万全の体制をしいて備えるべきだと思いますが、どのように考えますか。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 私も就任してから、団地内なんかで火災が起こっても、ほとんど出動していくのはいわゆる今既存の消防団のある地域の方々がその団地に行って消防活動をしているという状況を見ていまして、やはりその地域に、新しい地域にもそういった組織が必要ではないかというふうにはずっとかねがね思っておりましたので、その辺も含めて今後いろいろご相談、消防関係機関の方々とご相談しながら検討していきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) よろしくお願いしたいと思います。各町内会、自主防災組織として一生懸命町内会の役員さん、町内会の人たち、一生懸命頑張って町の防災訓練にも参加していただいていて、大変心強いなとは思っているんですけれども、実際、発災したとき、火災が発生したとき、町内会さんの自主防災組織では現場での対応はもう無理なのではないかなということを考えるときに、やはり各団地にせめて1つぐらいの班はなければ、同時多発的なものも考慮しないといけないと思います。
それから、新しい団員の募集に関して、例えば大学生とか、今ボランティア意識高い大学生いっぱいいますから、富谷町から宮城大に通っている、例えば富谷のアパートとかに入って通っている大学生さんも何ぼかいると思うんです。大学さんに呼びかけて協力いただくとか、そういうもういろいろな手を尽くしてやるべきだと考えますけれども、いかがでしょう。(「とみやまちですね」の声あり)はい、済みません。失礼しました。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) そういった先ほどもお話ししましたように、やはり新しい地域、新しいエリア、そして新しい層という部分で、より若い方々に消防団に加わっていただけるような機会、対策を今後検討していきたいというふうに思っております。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) では、次なんですけれども、災害が実際に発生して、被災して避難所等々、さきの東日本大震災のときにも避難所というか、一時的な避難所はあちこちにできたと思うんですけれども、被災者の半分は男性で、半分は女性ですよね。単純に分ければ。そうすると、やはり女性のきめ細かい対応、これから先々すごい必要になってくると思うんです。どうしても我々男性では行き届かない点いっぱいあると思うので、先ほど広報を使うとか、町の使える手段を総動員してでも、女性の団員募集等にもぜひ力を入れていただきたいと思っております。いかがでしょう。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 今、金子議員のお話のとおりでありまして、特に女性消防団員募集については、今年度積極的に富谷町の消防団の幹部の皆様方もご協力、ご尽力いただきまして、先ほどお話ししましたように、今年度に入って5名の女性消防団員が入団をしていただきました。今後、さらにこの女性消防団員の存在というのは大きいものがあると思いますので、積極的に広報等を含めながら、努力をしていきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) よろしくお願いします。先ほどお話しした団地への班の配備、それも含めて、ぜひ町のほうで検討してみてください。よろしくお願いします。
次に、防災・減災についてですけれども、富谷町地域防災計画、手元にいただきましたけれども、実際に災害が発生したとき、危機管理の体制ができ上がりますよね。皆さん、自分がどのポジションでどのように支援するか、おわかりでしょうか。危機管理に関して、皆さんにポジション、割り振りなっていましたよね。シミュレーションの図で。あれに関して特別訓練とか、机上訓練とかシミュレーションとかで訓練とかというのはやっておりますか。
○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) 会議等でどちら、各課が救助、救護とか、そういった形でさせていただきながら、机上の上でのそういうお話はしておりますけれども、実際のその動きということにつきましては、東日本大震災のときにやはりそれに類した、それに基づいてということで各課で安否確認とかいろいろなことを、それを超してまでしていただいたというような実績はございます。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 災害、そうですね、発災してからいろいろな状況、複雑な状況考えられるので、一概にああしろ、こうしろということは言えないと思いますけれども、やはり発災直後、どこの災害現場でも混乱しますよね。右往左往するような、熊本の地震を例えに出しては大変申しわけないんですけれども、2日、3日ぐらいは機能不全に陥っているような部分がありますので、きちっとした机上訓練等々、年に1回等やるべきかと考えますけれども、いかがでしょう。
○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) 町、今度市になりますけれども、行政の中身、いろいろ体制も変わりますので、その中で修正しながら、そういったところを含めて実施していきたいなと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) よろしくお願いします。
同じ防災計画の中にあります土砂災害危険箇所等、106カ所ですか、全部で。これは指定しているといったほうがいいんですか。これを認識しているという、どういう位置づけなんですか、この106カ所というのは。
○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) 106カ所というのが、急傾斜地の崩落の危険があるというところが106カ所、あと土石流のほうの危険があるということでなっているところが11カ所で、県のほう、国のほうのあれにはなるんですけれども、一応公表箇所数としては117カ所公表されているということで、町のほうのホームページのほうから入って、一応いつでも見られるような形で公表はしているものでございます。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) では、例えば公表しているものを見たときに、ああ、自分のうちの裏山の傾斜地が、これやばいところに指定されているというか、ここに挙がっているねというのは、それぞれの方が見ればわかるような状態になっているんですか。
○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) 図面にその箇所が記されていますので、その家の方が見れば一応わかるような今も状況にはなってございます。ただ、町長もお話あったとおり、タウンページの別冊がありますので、そちらのほうに入れさせていただきながら、より皆さんにお知らせをするというふうな形で進めていきたいなというように考えております。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) その危険箇所なんですけれども、区分が3区分あるんですね。区分1、2、3と3つに分かれているんですけれども、1の区分の部分の自然のもの16カ所、人工物12カ所、あと区分2と合わせると合計69カ所、区分1というのは人家が5軒以上あるところ、区分2は1軒から4軒、当然土砂災害が発生すれば、人的被害が予想されるところでありますけれども、そこについて、そこに居住している方への積極的なお知らせ等々はやっているんですか。
○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) 現在、県のほうで基礎調査ということでしておりまして、一応測量等きちんとした中で、対象となった地区、対象の人につきましては、集まっていただいてお知らせをしているというふうな一応形ではなってございます。指定されていないところについても、今後4年、計画では4年くらいで全部現地のほう確認をするというふうな県のほうの方針も出ておるようですので、そちらのほうを確認しながら、町のほうでも進めていきたいなというふうに思っております。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) ということは、この区分の1と2に関しては、それに該当するであろう民家にお住まいの方には、全て町当局はもうお知らせを終わったという理解でよろしいですか。
○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) 平成14年に公表されたということでお話ししたのですけれども、ちょっと大変申しわけないです。私、その発表当時お知らせしたかどうかというところをちょっと確認とってきませんでしたので、そこはお答え今できない状況でございます。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 土砂災害の予想される危険な傾斜地なんですけれども、大体被災された方は「まさかおらいの裏山崩れっと思わねがった」、まさかここがこうなると思わなかったというようなのが、大概の住民の方なんですよね。そのまさかを防ぐために、人的な被害を防ぐために、該当するお宅には積極的にお知らせして、通常の例えば気象庁からの特別警報とかなんとか出ますけれども、大雨警報とか、それ以前の状態に、「よくよく注意してくださいね、お宅の裏山危ないんですよ」というお知らせはすべきかと思っておりますが、いかがでしょう。
○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) これまでしていたかどうかはちょっと今不明ですけれども、金子議員のおっしゃるとおり、危険なところをしょっているということですので、何らかの形でお伝えはしていきたいなというふうには思っております。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 住民の生命、財産にかかわることですから、積極的に行っていただきたいと思います。
次なんですけれども、同じ災害、耐震診断に関する補助、町でやっていると思うんですけれども、たしか耐震診断をするのに8万円ぐらい、実際耐震工事をすると、上限が50万ぐらいだったと思うんですけれども、それで間違いないでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
○都市計画課長(伊藤 正君) 耐震診断事業につきましては、200平米以下であると14万8,000幾らか、かかります。そのうち14万円ほどを町のほうで補助させていただいて、個人所有者の方のほうに8,000幾らだったか、ちょっと端数あれですけれども、8,000円ちょっとを負担していただくということにしております。耐震診断の結果、耐震性が低いということで、耐震計画がつくられるわけですけれども、それをもとに改修工事を行う場合には、最大で55万円の補助をさせていただくという制度もございます。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 我々、内陸部にあるわけですから、当然津波はあるわけはないわけですけれども、巨大な地震、大規模な地震、直下型地震でも海溝型でもプレート型でも何でもいいんですけれども、家屋の倒壊による人的被害が想定されると思うんですけれども、その耐震の補助を行う建物、たしか昭和五十何年以前の建物ということだったと記憶しておりますけれども、対象となる建物はおよそ何件ぐらいありますか。
○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
○都市計画課長(伊藤 正君) 済みません。ちょっと今、それに関する資料を用意しておりませんでした。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 対象の助成、補助に関しては、広報等に随時載っかっているのを確認しておりますけれども、やはり建物倒壊等々の人的被害が想定されるわけですから、もうちょっと積極的に、対象となる建物が何件あって、今まで何件ぐらい耐震工事しましたよと。そうすれば、富谷町で地震に弱い建物は何件ぐらいだねとかというぐらいの把握はしておくべきだと思いますけれども、いかがでしょう。
○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
○都市計画課長(伊藤 正君) その数につきましては、把握しておりますけれども、ただいまちょっと資料のほう持っておりませんので。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) わかりました。では、後ほど資料をよろしければ、よろしいですか。
昨年の大雨被害で、田んぼとか農地ののり面崩落したときに、自主復旧するときに、くいであったり、土どめの矢板であったりを現物支給して支援したことで間違いないでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) その件は、担当課今出席しておりませんので。答えられる。では、もとい、産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 資材のほうは支給ということで対応しておりますけれども、今件数等についてはちょっと資料を持ち合わせておりません。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) それでは、住宅、一般の住宅ですよ。民家。浸水被害、床上でも床下でも浸水したとき、町は何か支援しておりますか。
○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) 町からというのは、金銭的な部分についてはなかったかと一応思っております。ただし、ごみを出していただいたり、ちょっと私の所管部分ではないんですけれども、一応ごみの部分、あと消毒、いろいろそういった部分で町のほうでご支援をしていると。あと、日赤、共募関係、ちょっと不明であれですけれども、いろいろそういったほうの支援もあったかというふうに記憶してございます。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) では、それでは、現在居住している住宅の例えば裏山が崩れてきて今住んでいる家がちょっと危ない状況だよと。あと、家建っているところの下の崖が崩れました。これも危ない状況だよと。そういうようなとき、町は何か支援をしておりますか。
○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) 町のほうとしては、そちらのほうにはしてはいないというような状況でございます。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) ということは、居住している住宅地にもかかわらず、住んでいる人が大変困った状況に陥ったにもかかわらず、町は何の支援もしないという理解でよろしいんですか。
○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) 今回の大雨の際は、いろいろ検討ということで部署を起こしてしたわけですけれども、個人の資産というところで支援は難しいだろうということでできなかったとか、しておりません。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) それで、今回民俗ギャラリーの閉館8カ月にも及んで、閉館したということで理解してよろしいですか。
○議長(浅野幹雄君) 荒谷教育次長。
○教育次長(荒谷 敏君) 議員のおっしゃるとおりでございます。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 現在、そういう現行制度であれば、民地の云々かんぬんにはなかなか手出しするのは難しいと、そういうのであれば、生活者が困っているわけですから、新しく制度設計しようとは考えませんかね。8カ月も民俗ギャラリーが閉まっていたということは、町長よくおっしゃっている富谷町への交流者人口の足をとめた一つの原因にもなると思いますし、もう一つ、子供たちの社会教育、私たちの生まれ育った町を勉強するときに、ふるさとを思う気持ちを勉強するときに、そういう気持ちを損なったことにもつながったと思いますが、8カ月間の休館というのは役場の入り口、2本しかない入り口の1本があのような状態で8カ月間というのは、なかなかちょっと理解に苦しむところでありますけれども、どのように考えてこのような形に、8カ月間にも長きにわたってこのような形になったのか、ちょっとお答えください。
○議長(浅野幹雄君) 荒谷教育次長。
○教育次長(荒谷 敏君) 議員のおっしゃるとおりでございますが、民俗ギャラリーを管理している教育委員会といたしましては、前も申し上げておりますが、一刻も早く開館できる状態にしたいと思いまして、庁内のほうでいろいろ協議をしております。ところが、先ほどからいろいろ答弁があったとおり、補助制度もなかなかなく、直接的な支援もできる状態でもなかったということで、その中でも何とか民俗ギャラリーとしては一刻も早くオープンをして、多くの小学生の皆さんであったり、来町者、来る方々へ開放するということで、今回補正予算を上げさせていただいて、開館に向けて努力しているところです。
幸い、あののり面の所有者の方も自己努力で今回やっていただけるような状況になりまして、それを見計らいながら、民俗ギャラリーのオープンへ向けて一刻も早く取り組んでまいりたいと思っておるところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) そういうね、今回何とか復旧に向けた動き、加速して、間もなくきちっとした形になろうかとは思いますけれども、これから先々、自己責任100%において、自己責任において復旧しなさいというのは、先々いろいろ考えるとなかなかできないようなことがいっぱい発生すると思うんですよ。ちょっと言い方は不適切かもしれませんけれども、土地、建物は自分の所有物でありますけれども、なかなかお金が資金が思わしくないという方もこれから先々出てくると思うんです。そのときに、今回は官民の間での災害でしたから、なかなかということもあったようですが、例えば民・民の間の土砂崩れとかで、お互いにどうしようもない状態に陥ったときに、民間の問題ですから何も手をつけられませんというのは、町として生活者のことを思うことを考えれば、なかなか私ちょっと納得できないんですけれども、どのように考えているんでしょう。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 金子議員のご意見のとおり、私も実は本当に正直そういうふうに思いまして、ましてや所有者が私有地であっても、民間の民俗ギャラリーが開園できないというのは、公的なこれは被害じゃないのということも含めて、内部で検討して何とかならないかというのをかなり震災直後から内部で検討をしたんですけれども、本当に正直法律の難しい壁というのがありまして、今回補正をつける、落ちてきた土砂を撤去する補正をかけることすら、なかなかいろいろハードルがあったという中でありまして、その辺本当に法律の壁をこれからやはり、とはいいながらも、金子議員のご意見のとおりでありますので、今後何かしらそういったときの対応ができる、できないか、今後改めてまた検討は進めていきたいというふうに思います。ご意向的には私も同感でございます。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) これから先々いろいろなパターンがあると思うんです。もう建物に町は赤いシールをぺたんと張って、危険な建物ですよ、だめですよというそういう判定とかやるわけですよね。恐らく災害に遭ったとき。ただ何の手当てもなくぺたぺた張って、入ってだめだよというのだったら何とか手当てしてくれよというのは、もう町民の方の偽らざる気持ちだと思うんですよ。町としての立ち位置として、あと行政は住民のためにあるわけですし、弱者救済の意味合いも含まれていると思うんですよね。条例制定とか制度設計するのに上級法の縛りがあって難しいというのであれば、何か別な方法、制度的なものを確立して、私言いたいのは、民俗ギャラリーの問題でいえば、8カ月間あそこでとまったのはかなり問題だなと私思うんです。だから、制度設計確立しないまでも、こういう方向性というだけでも決めて、速やかに動いて、民俗ギャラリーであったり、民・民の問題であったりしたときに、速やかにスピード感を持って動けるような体制づくりを検討していただきたいなというのが、私の思いでございます。
最後に、そこら辺の思い、ちょっと町長、もう一度お聞かせいただきまして、私、これで最後の質問といたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 全く私も金子議員と同じ思いでして、何度もその災害後から関係部署課長、管理職、担当者含めて何度となく今回の民俗ギャラリーの件については協議をしまして、何か方法ないのか、何か方法ないのかというのを何回も私もお願いをしていろいろやったんですけれども、本当にこのジレンマというか、なかなか現実的に難しい課題というのが幾つもありました。とはいいながらも、やはり町民の方々の安心・安全を非常時にやはり守っていかなければいけないというのが我々の責任でありますので、今回のことを一つの教訓として、今後何かしらそういった方策について検討していきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) 今回、私は2点について質問いたします。
まず、1点目は、6万都市に向けて新たな宅地開発と企業誘致について質問いたします。
「住みたくなるまち日本一」をスローガンに、若生裕俊町長公約と同様のビジョンを上げ、2060年時点の将来人口6万人を目指した(仮称)富谷町総合計画の中で、人口増加に向けた発展を目指しており、今後の新しい宅地開発計画と成田二期北工業用地内への企業誘致、そして一般保留地を工業用地造成工事着手に導くため、質問いたします。
平成27年10月に国勢調査が行われ、富谷町の人口が5万人を超え本年10月10日に市制移行を迎えるまでになり、宮城県が富谷町を見る目も一段と変わるものと思います。
富谷町は、ここ10年は年間1,000人ほど人口がふえ続けてきましたが、平成27年4月15日から平成28年4月15日までの1年間では、411人と人口の伸びが大きく下がっており、東日本大震災やセントラル自動車等による関連が一段落したことも大きく影響したのではないかと思われます。しかし、富谷町居住の人気は高く、新しい住宅地の造成が望まれるところでございます。
前回、仙塩広域都市計画第6回定期見直しにおいて、工業用地は高屋敷地区、一般保留平成26年5月に解除と、成田二期北地区、いまだに一般保留地として土地利用を認められ、また、住宅地は明石台東地区の開発行為のみ、県から許可が出ました。町長の挨拶にも仙塩広域都市計画第7回定期見直しについて、開発可能地域の調査検討を進めていることの話がありましたが、宮城県は次期見直し作業に着手しており、関係する関連企業の動きも見受けられ、1つ目の質問項目としまして、平成30年に予定されている仙塩広域都市計画第7回定期見直しに対し、民間開発計画の状況をお伺いいたします。
成田二期北地区は、前回第6回定期見直しにおいて、工業用地として一般保留地と認められましたが、いまだに開発の動きは見られません。富谷町による遺跡調査は完了していますが、進出企業など多くの問題があると思われ、2つ目としまして、前回仙塩広域都市計画で見直された成田北工業用地の造成計画はあるのか、お伺いいたします。
成田二期北工業用地開発予定地には遺跡が多く、白鳥遺跡など名のある遺跡もあり、富谷町が率先して調査完了していますが、3つ目としまして、成田二期北工業用地に今まで町がした支援策をお伺いいたします。
成田二期北地区は、約200ヘクタールもある広大な土地であり、東日本、いや、全国的に見ても一、二位を争う開発予定地と思います。工業用水・下水、そして道路等のインフラ整備など、部分的な開発方法を含め大きな課題がありますが、既に北部道路を横断しているカルバートは施工されており、今後設立されるであろう土地区画整理組合予定関係者や宮城県、そして富谷町も一体となってこの事業を成功させなければ富谷の発展はなく、4つ目としまして、成田二期北工業用地開発に、宮城県、富谷町ができる企業誘致等支援活動において、成功に導く秘策はあるか、お伺いいたします。
次に、大きな2番としまして、「前進するか富谷町のバス交通」について質問いたします。
まちづくりのビジョンとして「住みたくなるまち日本一」を上げ、生活圏を踏まえ暮らしやすさの向上として、新公共交通システムの導入を前提とした公共交通グランドデザインを策定、検討していますが、早急なる対応策として、住民の足として宮城交通バスの課題が大きく、新交通システムも含め質問いたします。
1つ目としまして、平成27年度富谷町新交通システム導入検討事業業務委託報告書(概要版)が昨年12月に作成されていますが、町の見解をお伺いいたします。
宮城交通バスが富谷町の唯一の大量交通の手段であり、町民の足として通学、通勤等に使用されていますが、仙台駅前から富谷学校前まで、料金大人820円、仙台駅前から山形駅前まで930円、6枚回数券を買いますと4,700円、1回当たりの乗車約783円で、富谷学校前より山形駅前のほうが37円安い状況でございます。このことを皆さんはどう思いますか。
特に、仙台市内に子供を通学させている親は大変です。泉中央駅まで車で送り迎えをする親、本人が雨風の中でも自転車で通学する学生。これを解決しないと、本当の意味で住みたくなるまち日本一になることはできません。日本一通学費の高い町と言われてもおかしくありません。
昨年、若生裕俊町長一人でみずから宮城交通に乗り込み、富谷町の実情を話され、町民バスの地下鉄駅への乗り入れが法的な問題もあり大変厳しい条件がある中で、実現に向け交渉し、調整している難題を、先ほど町民バス乗り継ぎ実証運行事業について話されました。富谷学校前から役場まで、路線バスのルートを審査した上で、役場において町民バスから路線バスへの乗り継ぎを行った方を対象に、役場から泉中央駅までの運行を実証するもので、10月11日から平成30年3月末までを予定していますという話がございました。
そこで、2つ目の質問としましてお伺いいたします。
宮城バスと町民バスとの乗り継ぎによる仙台市地下鉄駅までの交通手段を考慮しているが、宮城交通との進展状況をお伺いいたします。
続きまして、論旨の最後になります。とみぱすについてお伺いいたします。
仙台市は他市町村に先駆けて取り組んでおり、富谷町の高齢者、障がい者の皆さんの外出を支援するとみぱすは、仙台市並みとはいかないまでも、若生裕俊町長公約17項目の一つの大きな進歩として捉えることができ、大いに評価する一人であります。同じ思いの町民も多く、期待が膨らむ事業です。
そこで、とみぱす交付事業が6月13日から7月15日まで申請を受け付ける広報等に対して、住民の反響をお伺いいたします。
以上、一問一答前の論旨といたします。
○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
○町長(若生裕俊君) ただいまの山路清一議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1の6万都市に向けて新たな宅地開発と企業誘致をに関連しての問い1でございます。
平成30年に予定されている仙塩広域都市計画第7回定期見直しについてでございますが、第7回定期見直しにおいて、市街化区域への編入を計画し、町に対してその意向を示している地区は、住居系3地区、工業系2地区です。今後、総合計画や国土利用計画との整合、インフラの整備状況、開発に当たっての問題点などを総合的に検討し、宮城県及び関係機関との協議をすることとしております。
問い2、前回仙塩広域都市計画で見直された成田二期北地区につきましては、前回の第6回定期見直しで一般保留地区に位置づけられましたが、進出企業が決まらず、保留解除に至らなかったことから、現時点で開発の計画はございません。なお、第6回定期見直しで保留地区に位置づけられた地区については、昨年の12月までに関係機関との協議が完了しなければ、保留解除できないこととなっております。そのため、成田二期北地区を開発するためには、次回の第7回定期見直しにおいて改めて保留地区に位置づけられる必要があります。
問い3、成田二期北工業用地開発に今まで町がした支援策についてでございますが、平成22年度、23年度に緊急雇用創出事業補助金として、約1億1,000万円の事業費を活用し、当該区域内にある埋蔵文化財の基礎調査として、遺跡の範囲を確認する調査を行い、企業立地の促進を図っています。また、当該工業用地のPRパンフレットを作成し、企業誘致に努めております。
問い4、成田二期北工業用地開発に、宮城県、富谷町ができる秘策はあるかについてでありますが、大消費地である仙台圏に属することから、立地特性と労働力提供という面では、他の地域よりも有利な状況にありますが、成田二期への誘致を考えた場合には、現状のインセンティブを一部見直す必要があると認識しております。具体的には、現状で本町に立地する企業が用地の取得を前提とする場合は企業立地促進奨励金の枠組みでの支援を行います。一方、レンタルでの立地を希望する企業には、インセンティブが働かないことから、一定の条件を満たす場合にはレンタル料相当額の支援を行うといった柔軟な対応も必要であると考えております。その対象としては、特定の研究分野や質の高い特許等を有する研究機関や最先端の開発を行う企業に、町内へいわゆるR&D、リサーチ・アンド・デベロップメント、拠点化への取り組みを先行させ、その後の製造拠点立地につなげていくことなどを考えております。
質問件名2の前進するか富谷のバス交通に関連して、問い1でございます。
新公共交通システム導入検討に当たりましては、昨年度専門業者へ業務委託を行い、本町の公共交通体系や交通手法の現状確認を踏まえ、ライトレールなどを含めた今後の整備の方向性などをさまざま検証したところでございます。本年度も委託料を計上し、公共交通の質と量に対応した持続可能な交通システムを目指し、引き続き調査検討を実施してまいります。
問い2の宮交バスと町民バスとの乗り継ぎについて、宮城交通との進展状況についてでありますが、本定例会冒頭の挨拶で申し上げましたとおり、本事業は富谷学校前から役場までの路線バスのルートを新設した上で、役場において町民バスから路線バスへの乗り継ぎを行った方を対象に、役場から泉中央までの運行実証を行うものでございます。実証の期間としては、市制施行後の10月11日から平成30年3月末を予定しており、関連経費の補正予算額につきましては、本定例会に計上しておりますので、よろしくお願いを申し上げます。
問い3のとみぱすの交付事業につきましては、反響が大変大きく、これまで100件ほどのご意見やお問い合わせをいただいており、河北新報にも大きく取り上げられたことも功を奏していると感じております。その内容は、「とても期待している」、「早くに実現してよかった」、「通院が楽になる」などのほか、事業内容への質問が主なものとなっております。今後も多くの皆さんのご期待に添えるよう、広報等による周知や円滑な申請受け付けに努めてまいります。
○議長(浅野幹雄君) これより山路清一君の質問は一問一答により行います。12番山路清一君。
○12番(山路清一君) 6万都市に向けて新たな住宅地開発と企業誘致について、関連質問をお伺いいたします。
新しい宅地開発を行わなければ、6万都市達成の道のりは厳しいことは誰でもわかることであり、また、人口減が大きな課題の今、宮城県としても次回、平成30年仙塩広域都市計画第7回定期見直しについて、富谷町に対しても大変厳しい対応があることを前提に考えてお伺いいたします。
先ほど答弁がありました富谷町の住宅地、3地区という話でございましたけれども、どの地区か、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 成田北……、成田二期の北地区と、済みません。成田二期の西と成田二期東、そして明石台東の3地区です。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) そうしますと、成田西と成田東は、これは前から継続で多分やっている案件だと思いますけれども、新しいその明石台のことについては、これは新しい場所なんでしょうか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
○都市計画課長(伊藤 正君) 今予定しておりますのは、前回の第6回で開発した区域のさらに東側部分を予定しております。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) 成田東と西については平米数、住宅戸数大体わかるんですけれども、今回の新しい明石台につきまして、わかればですけれども、土地の面積と計画戸数、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
○都市計画課長(伊藤 正君) 計画自体はまだ確定しておりませんけれども、面積で約40ヘクタール強、人口といたしましては、戸数といたしましては900戸弱というような計画となっております。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) 続きまして、工業地域が2地区あるという話を聞いています。この辺につきまして、先ほど一般保留関係の云々がありまして、新しく成田北工業関係の話がございましたけれども、この辺を含めて2地区についてお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
○都市計画課長(伊藤 正君) 工業系の2地区といたしましては、成田二期の北地区、仙台北部道路の北側の区域となります。さらに、桜木地区ということで、こちらにつきましては成田の既存の工業団地と東北自動車道の間に挟まっております市街化調整区域の一部ということになっております。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) 上桜木のところなんですけれども、前も申請したところでしょうか。第6回関係で。新しいところでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
○都市計画課長(伊藤 正君) 第6回の際にも工業用地として検討地区とはなっております。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) 続きまして、5月16日に産業建設常任委員会で所管事務調査におかれまして、そのときに、富谷町の企業施設における土地利用状況と今後の開発許可及び展望について、事務調査が行われました。企画建設部より関係部長、そして課長、課長補佐の方々が参加され、熱心な答弁をしたんですけれども、この中で、富谷町が考える第7回定期見直しについてなんですけれども、今、住宅地が3件、それから工業地域が3件ございます。前々からやっている地域が今住宅地ですと2カ所、新しいところが1カ所あります。工業地域については、今回は前回のやつの繰り越しというか、なっていますけれども、この件につきまして、町が考える優先順位というのはあるのかどうか、この辺についてお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
○都市計画課長(伊藤 正君) 今回検討しております地区について、特に優先順位というものは今のところは設定はしておりません。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) 特に今、話を聞いた中で、明石台につきましては戸数が900戸というような非常に大きな数でございます。前回、成田西、成田東ですか、が指定されなかった中に、やはり既存の森林関係を伐採とか傷めたりしてはだめだと、ちょっと自然的なやつを傷めないようにということで、前にあった関兵の牧場の牧草地ということで決まったような云々の話を聞いていますけれども、この辺について900戸といいますとかなり大きな戸数でございます。今、成田の、失礼、明石台の既存の宅地関係に関しまして、町のつかんでいることで結構ですけれども、今、あそこの宅地が、今販売している宅地が幾らで販売できたかどうか、わかっている範囲でわかればお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
○都市計画課長(伊藤 正君) 約半分というふうには聞いておりますけれども、具体的な数字はちょっと今持ち合わせておりません。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) この問題、結構ですね、指定したはいいんだけれども、900戸売ると大変な数でございます。ですから、前回のやつは700何区画かという記憶があるんですけれども、それ以上の数でございますので、この辺についてやはり十分留意していただいて、先ほどわからなかった数字を後ほどでも結構ですので、できれば頂戴したいと思います。(「質問ですか」の声あり)質問です。
○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
○都市計画課長(伊藤 正君) ちょっと販売価格……、失礼しました。販売数ではなく、張りついた住宅数でよければ、確認はとれるのですが、よろしいですか。(「はい」の声あり)では、それにつきましては後ほど示させていただきます。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) ちょっと成田の東なんですけれども、成田東につきましては、これは今ちょうど名前変わりましたけれども、MIDさんが約これ400くらいの区画を今考えていらっしゃるということだと私は思っています。成田西に関しては、鹿島さんが150戸ぐらいということで、これは第6回のその区画以前から、区画整理関係、開発関係の企業計画があってやっているところなんですけれども、このところを今成田二期北に乗り入れる都市計画道路、約25メートルの幅の道路がこれ計画されているんですけれども、あとカルバート関係がもう入っていますよね。これ、やはりこの辺を踏まえると、成田西と成田東、これ非常に成田北工業のほうに関係ございますので、この辺の取り合いについて町のほうはどのように考えているか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
○都市計画課長(伊藤 正君) 取り合いというのは……。都市計画道路の整備につきましては、今後どういった形でどの地区が編入されるかによるんですけれども、それに応じまして隣接する地区の開発とともに一緒に整備をするのか、もしくは粗造成までに終わりにするのか、全く手をつけないのか、その辺についても今後開発者のほうと協議させていただきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
午後0時01分 休憩
午後1時00分 再開
○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
12番山路清一君。
○12番(山路清一君) 午前中、途中で休憩に入りましたのでちょっと気が抜けたんですけれども、ダブって質問しているとご了承願いたいんですけれども、まず、最初に、富谷町の新しい住宅地についての新設についてお伺いいたします。
成田二期の東については、約400戸、これは今MIDから名前が変わりまして関電不動産開発となりました。また、成田西に関しましては、鹿島のほうで約150戸の計画があるということで、第6回の見直しから今までということで、その前からいろいろ動いているところでございます。また、成田二期の北のほうにカルバートを通って行く都市計画道路の25メートルの道路がその成田東と西の間に挟むところを計画されているというような状況であります。
これですね、私心配しているのは、この開発をやはり町としても真剣に考えていかないと、その北の工業団地、一般保留になっているところなんですけれども、この開発が関連しておくれるんじゃないかという心配もございます。なおかつ、この2社に関しましては、前々から活動しているということで、これで第7回で認められなければ、富谷から撤退するのではないかなというような心配も私ごとですけれどもございます。このことにつきまして、町長にお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) ただいま議員のご意見にありました、現在第7期について民間事業としていわゆる2社のお名前が、2事業体があったわけですが、両方とも今の成田をつくる段階から大変長く富谷町がともに連携をしながら進めてきた事業者でありまして、信頼関係、まさにまた、いろいろな形でも長きにわたりおつき合いしてきたところでありますので、それが第6回、いろいろな事情で見送られたという経緯がありますので、第7回に向けてはやはりこれまでの信頼関係も含めて前向きに連携をしながら協議を進めていきたいというふうには考えております。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) 町の取り組みを期待いたします。
続きまして、今、大衡村のほうで造成というか、宅地造成を今やっています。第1回目の宅地造成が98宅地だったと思うんですけれども、この辺の宅地造成をして完売したという話を聞いております。この辺について、町のほうで何か情報というか、知っている範囲でお話あればお伺いしたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
○都市計画課長(伊藤 正君) そちらについては、一切情報はございません。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) 大衡村のほうの第1期関係に関しましては、完売したという話を聞いていますし、今106宅地を大衡村のほうで造成しているという話も聞いております。この宅地に関しましては、やはりトヨタ自動車関連で子会社関係とかいろいろな関連企業が来ております。この辺について、販売したいという話なんですけれども、実は第1回目の宅地に関しても、トヨタ関係の方は一切買っていないという話でございます。これはなぜかといいますと、やはり大衡村と、例えば富谷町を考えた場合に、教育的な問題、例えば高校に通うとか大学に通うとか、いろいろな問題がございまして、トヨタ関係の関連会社のほうは今大衡のほうは求めていないという話は、私の耳では聞いております。
そして、実際にトヨタ関係のハウスメーカーが今、じかに宮城県のほうに土地確保のために交渉に行っているという話も聞いていますけれども、その辺の話は町のほうで聞いているか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
○都市計画課長(伊藤 正君) そういった話はちょっとうちのほうではまだ聞いておりません。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) トヨタ関連のハウスメーカーが、じかに宮城県の土木部のほうに行っているそうです。これは間違いない情報で聞いています。やはり町のほうでも今後の新しい宅地造成に関しては、町自治体独自ではなく、やはり要求する、要望しているその会社、また、ハウスメーカー等を含んでやったほうが、私は有利に運ぶんじゃないかなと思いますけれども、その辺について町長の見解をお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 先ほど課長からも答弁あったように、正式に町のほうにそういった依頼はいただいてはおりませんが、やはりこれからも住居エリア、まずは第7回での見直しをしっかりと進めていくことが一つですし、その上でそういったハウスメーカー含め、民間と連携していくことも一つの行政の役割だというふうに思っておりますので、今後大切に情報共有をしていきたいというふうには思っております。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) やはり自治体独自じゃなくて、民間企業とか、そういう民間関連会社を含めていくと、やはり県の対応も多分変わってくると思いますので、その辺を含めて今後の対応策よろしくお願いいたします。
続きまして、工業用の造成関係についてなんですけれども、成田二期北は今一般保留で工事にはかかっていないんですけれども、この地権者なんですけれども、前に100人前後という地権者だったと思うんですけれども、地権者は何名いるか、わかればお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
○都市計画課長(伊藤 正君) 開発者のほうからちょっと聞いております人数ですと、145名ということでございます。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) そうですね、145名ですか。この地権者の中に、大口としまして、関電さんと名前が変わりましたけれども、前のMIDさんが約20%の土地を持っていると。それから、鹿島さんが30%、この2社でもって50%のほうの土地を確保しているそうでございます。また、北大開発が約20%、関兵が10%ということで、残り20%がその他の方が所有しているという話は聞いております。こういうことも踏まえて、鹿島とやはりMIDのほうの50%が非常に大きな面積を含めていますので、仙塩広域都市計画第7回のその見直しについては、やはりこれは最優先でもちろん進めていかなければ、富谷がちょっと置いていかれるかと思いますので、その辺含めてちょっともう一度町長のほうにお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) ただいまの山路議員のご意見も踏まえながら、積極的に今後連携をしながら進めていきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) 先日ちょっと行いました産業常任委員会の所管事務調査で話があったんですけれども、成田の北のほうに関しまして、今後やはり富谷町のインフラ関係で町のほうの痛みも非常に大きな痛みが、財政の痛みがあると思います。この辺も踏まえて、道路、それから下水道、上下水道、工業用水等についての町のほうの考えをお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
○都市計画課長(伊藤 正君) 今のところまだ成田二期北地区に対してそのようなインフラというのがないものですから、今後開発に向けてどのような整備が必要なのか、事業費も含めて検討をできるだけ早い時期に行いたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) 続きまして、今まで成田北に関しまして、町のほうでいろいろな先行投資というんですか、先ほどお金で1.1億円の遺跡関係、文化移設関係の調査もされたという話を聞いています。この辺について、やはり今までどのようなことをこの成田北に対して行ったか、遺跡調査も含めてわかれば詳しくお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 冒頭、町長のほうから説明を申し上げておりますとおり、遺跡調査、緊急雇用事業を使って行ったという点と、やはりパンフレット等をつくってPRをしたということでございます。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) 産業建設常任委員会のほうの調査の中でお話ありまして、柱の跡とか、それから陶磁器関係が出たとか、これが多賀城の遺跡と共通する面があるというような話を聞いています。この辺について、その出たものを例えば展示とか、そういうものを考えていないか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(渡邉正弘君) そちらにつきましては、またちょっと吟味いたしまして検討したいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) せっかく出たものですので、大分興味がある方もいらっしゃいますので、どのようなものが出たか、やはり町のほうで展示していただいてやっていただきたいということでお願いというか、お伺いいたします。再度お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(渡邉正弘君) その辺も十分整理いたしまして、検討していきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) 成田北の工業団地につきましては、200ヘクタールという広大な敷地でございます。これに対して法的な問題というか、私もちょっとその辺はわかりませんけれども、要望するというか、進出する企業があれば、部分的に分けて、例えば2期工事、例えば50ヘクタールとか、そのように分けて工事にかかることも可能かどうか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
○都市計画課長(伊藤 正君) 線引き、市街化区域編入ということであれば、一回に全部じゃなくて段階的に分けて編入というのは可能になってくると思います。あとは事業のほうでそういった形での生産性というのは確保できるかということでもって、実際できるかどうかという判断になっていくかというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) では、続きまして、大きな2番としまして、前進するか富谷のバス交通についてお伺いいたします。
仙台駅から山形駅まで、朝夕ですと、これはバスの時刻表を見るとわかるんですけれども、10分置きに通っているんですね。山交と宮交が。所要時間は約1時間7分です。時刻表を見ると1時間7分になっています。これは高速道路を通行していますので、お客さんは必ず座席に座ってシートベルトを締めるとかしないと発車できないということなんですけれども、先ほど論旨で話しましたように、これ6枚つづりですと37円ほど安くなっております。
そして、富谷学校前というか、この辺がその納得の、要件的に納得のいかない原因の一つなんですけれども、仙台・吉岡、大衡間は宮城交通ですと900円、仙台から高速の三本木のバス停までですと、約700円ということでなっております。定期券ですと、仙台・山形間が1カ月で3万3,060円、富谷学校前ですと3万2,280円で、780円ほど富谷が高いです。これは3カ月定期になりますと、仙台・山形間が9万1,870円、仙台・富谷学校前が9万1,970円で100円富谷のほうが逆に安いと。この辺について、料金的に考えた場合、どうしても父兄ですと納得がいかないということで、町長も先ほど話あったように、新たに今いろいろなことを考えていますけれども、この料金的に考えて、町長どのようにお考えになりますか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 議員のご指摘のご意見は、私も以前からいろいろな方々から、町民の方々から多くいただいている声であります。なので、認識はしておりますが、ただ、民間の事業者でありまして、なかなかそこの料金設定まで要望としては町としても出せることは出せると思うんですけれども、なかなかそこは大変お互いに協力し合っている部分もありますので、大変慎重に物を申さなければいけないという部分もありますので、難しいところでもございます。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) 最後になりますけれども、先ほどの町長の挨拶の中で、私の今質問内容に含めて、富谷町役場のところで乗り継いで宮城交通と云々あります。非常に参考になるのではないかと私考えていますけれども、この辺の詳しくというか、今わかる状況で、10月11日から30年3月末という話を聞きましたけれども、乗り継ぎのためにどのようにやって、どのように行くのか。その辺ちょっとまだ詳しくわかりませんけれども、差し支えなければその辺についてお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 今、宮城交通のほうと協議をしておりまして、まず町民バスで、町民バスの利用促進というものも考えておりますので、町民バスを乗っていただいた方が一度役場のほうに来ていただきまして、そこから今考えておりますのは、町民バスのほうの中から宮城交通への乗り継ぎ券というものを発行していただきまして、そしてそれを持って泉中央へのほうに運行するというふうな仕組みで、1日4往復、実証実験でございますので、便数は少ないんですけれども、1日4往復程度というものを10月11日から走らせるように今進めておるところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) 富谷の町民バスも、そのコースいろいろございます。これのコースは今通っているコースに対して、遜色のないような対応で町のほうが考えているのかどうか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 今現在はダイヤのほうを見直す、町民バスそのものは見直さない、今現在はですけれども、そこも含め今宮城交通のほうと協議しております。乗り継ぎの時間帯が多くあくとか、そういった場合は町民バスそのものも一部見直すということも視野には入れております。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) それでは、私から通告に従い、2点質問させていただきます。
まず、最初に、新たなビジョンとしての富谷市総合計画について伺います。
5月10日、総務大臣より、富谷町を富谷市とすることについて、同意がされました。今後は、宮城県議会を経て、8月に総務大臣告示、いわゆる官報告示を受け、10月に念願の市制移行が実現されます。これまでの町関係者のご労苦に敬意を表したいと思います。
住民は、市制移行を機に、健全な市政の発展をなし遂げ、さらなる福祉の向上を目指し、そのことを次の世代に引き継いでいかなければなりません。そのためには、新たなステージでのまちづくりを展開する新たなビジョンが必要不可欠でございます。
さきに、富谷町地方創生総合戦略の中で人口ビジョンが示されました。それは、2060年までに人口6万人を達成する、そして町制移行から100年間にわたって人口がふえ続ける町を目指すとしております。現在、この人口ビジョン実現のため、富谷市の将来ビジョンとしての「住みたくなるまち日本一」を推し進める総合計画の基本構想が策定中であります。総合計画基本構想の策定は、地方分権の推進に伴い、平成23年地方自治法の改正により策定義務が廃止され、各自治体の判断に任せております。しかしながら町は今回、市制施行にあわせてまちづくりの指針として基本構想を策定する予定であることを踏まえて、議会としても総合計画に積極的にかかわる方向であります。
総合計画策定後は、これまで以上に町民、町執行部、議会が切磋琢磨をし、町民の期待に応えていかなければなりません。そこで、質問をいたします。
1つ、将来ビジョンの計画実現に向けた枠組みの考え方について。
2つ、富谷市総合計画策定の考え方について。
3つ、富谷町の課題とまちづくりの現状について。
4つ、計画の策定状況と主なポイントについて。
5つ、「オール富谷」と5つのテーマで進めるまちづくりとは。
6つ、まちづくり自治基本条例の制定について。
7つ目、総合計画策定に関する住民アンケート意識調査結果について。
8つ、今後のスケジュールについて。
次に、2つ目の観光の拠点となる道の駅「スイーツの駅」構想についてを伺います。
本町は、仙台市のベッドタウンとして急激な成長をなし遂げてきました。しかしながら、市制移行後はみずからの考えにより、みずからで稼ぐ自立した、一面厳しさも予想されますが、そんなまちづくりが求められます。
今後は、市制施行を踏まえ、都市を構成する形としてのさまざまな施設を早急に整備していかなければなりません。とりわけ、観光施設の整備についても早急に取り組み、住民の期待に応えていかなければならないと思います。
そんな中、地方創生総合戦略において、スイーツ等による富谷シティーブランドの確立が示されました。具体的には、(仮称)とみや国際スイーツフェアの開催と、新たな特産品の開発、さらには第1次産業への支援と積極的なシティーセールス等、そのことによってオリジナルブランド商品の確立を図り、スイーツを核とした観光の拠点としての道の駅構想の検討に入りました。
観光の拠点としてのスイーツ道の駅構想は、住民に対しては期待と楽しさ等、たくさんございますが、反面、みずからが稼がなければならない経営という厳しさも予想される中、町としては新たな観光振興も狙いとしている観点から、行政の責任として力強く推し進めていかなければなりません。
そんな中で、4月の末にコストコ富谷店がオープンをいたしました。町としては、このことも最大限に生かし、活性化の起爆剤として新たな観光の拠点となるよう、道の駅構想を推し進めていかなければならないと思います。
このスイーツ道の駅構想を通じて、交流人口の拡大と富谷の自立、また、地域の活力につなげていかなければならないと思います。そこで伺います。
1つ、(仮称)とみや国際スイーツフェアの進捗状況について。
2つ、オリジナル道の駅「スイーツの駅」の会社形態等、整備構想について。
3つ、駅を生かし、富谷の魅力をどう打ち出し、活性化につなげていけるのかについて。
4つ、近隣自治体との広域連携のあり方について。
5つ、新たな特産品の開発状況と6次産業の現状について。
6つ、今後のスケジュールについて、お伺いいたします。
以上でございます。
○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
○町長(若生裕俊君) ただいまの菅原福治議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1の新たなビジョン、富谷市総合計画の状況について、問い1から問い5までと問い7、問い8が関連いたしますので、一括してお答えをさせていただきますことをお許しいただきたい、ご理解いただきたいというふうに思います。
現在の総合計画基本構想は、平成21年度に平成30年度までの10年間を計画期間とし、策定しています。現在は平成26年度から平成30年度の5年間を計画期間とする後期基本計画の期間中となっています。しかしながら、基本計画を策定してから8年が経過し、その間、高屋敷工業団地の完成、国の地方創生総合戦略など、本町を取り巻く環境は大きく変わっており、また、本町は10月10日に市制施行という大きな転換期を迎えます。そのような状況の中で、新市としての新たなビジョンを明確にするため、市制施行と同時に富谷市総合計画基本構想を策定することといたしました。
昨年度報告された富谷町人口ビジョンでは、本町の人口は今後も引き続き増加していくと見込まれています。しかしながら、全国的な人口減少社会の中で、いかにして人口を増加させ、活力のあるまちづくりを行っていくために、市街地エリアの拡大、出生率の向上などが重要な課題と考えております。そのため、昨年度、具体的な施策目標を定めた富谷町地方創生総合戦略を策定し、2060年時点での人口6万人を目標に、既にさまざまな施策を展開しているところです。
新しい総合計画基本構想では、「生かす」、「動く」、「つなぐ」、「守る」、「誇る」の5つを基本理念とし、住みたくなるまち日本一の実現を目指します。基本計画では、総合戦略の基本目標を包括しながら、基本構想に基づいた計画を策定し、施策を展開していきます。施策の実施には、地域、企業、議会、行政が一つになることが重要ですので、協働、協力、連携を図りながら、まさにオール富谷でのまちづくりを進めていきます。
現在の進捗状況ですが、4月に行った住民アンケートの結果の分析を参考とし、基本構想の素案を策定しているところです。アンケートの結果については、本定例会会期中に開催をお願いしている議員全員協議会で別途ご説明を予定しておりますので、よろしくお願いをいたします。
今後は、市制施行の状況の説明とあわせ、町民の皆様のご意見を直接頂戴する機会として、今月18日から富谷市制施行まちづくり懇談会を開催し、7月から8月にかけて総合計画審議会への諮問、パブリックコメントを実施し、9月定例会にて総合計画基本構想の議会への上程を行う予定としておりますので、よろしくお願いを申し上げます。
問い6のまちづくり自治基本条例の制定については、自治基本条例などのまちづくりの基本ルールは必要と考えておりますので、市制施行後の早い段階で策定に向けて着手していきたいと考えております。その際には、議会の皆様と住民の方々の意見をお聞きしながら策定してまいります。
質問件名2の観光の拠点となる道の駅「スイーツの駅」整備構想についての問い1でございます。
(仮称)とみや国際スイーツフェアの進捗状況についてですが、本事業につきましては、地方創生加速化交付金を原資としております。平成28年2月補正で申請額ベースの7,500万円で申請したところですが、内閣府の審査により、全く認められなかった自治体や申請自体も行っていない市町村もある中、4,158万2,000円で交付決定されたものでございます。この審査結果に加え、町内スイーツ店との意見交換でいただいた要望を受け、会場及び日程を変更しております。
さて、具体的な進捗状況について申し上げます。
昨年8月に、庁内職員への公募によりスイーツプロジェクトチームを設置し、検討を進めてまいりました。その後、フェアに関する調査業務を上乗せ交付金で9月に申請、11月に交付金の決定をいただいております。本年4月には、庁内での総合調整と円滑な運営に向けた協議を進めるため、庁議メンバーで構成する(仮称)とみや国際スイーツフェア推進会議を設置しました。また、町内スイーツ店を参集し、直接意見交換する機会も設けたところでございます。受託業者の選定については、5月13日に会場の内覧会を開催、その後、3社の入札参加、エントリーを踏まえ、6月8日に企画提案審査会により決定し、今後は冒頭の挨拶で申し上げております実行委員会や当該推進会議、スイーツ店との意見交換を定期的に開催しながら、具体的な内容を協議していくこととしております。
問い2と問い6、関連しますので、問い2のオリジナル道の駅「スイーツの駅」の会社形態等、整備の構想についてと、問い6、今後のスケジュールについて関連がございますので、問い2と問い6について合わせてご回答をいたします。
スイーツの駅構想につきましては、昨年、27年9月補正で計上しました平成27年度地方創生上乗せ交付金297万円を原資として調査業務を実施いたしました。地域性を踏まえた立地場所や施設規模のほか、求められる機能や事業手法などについての可能性調査を行ってきたところです。今後はこれらの調査結果に基づき、国や県などの関係機関との協議を進めながら、最も効果的な整備のあり方や長期的ビジョンの検討など、より具体的な研究を進めていきたいと考えております。
問い3、スイーツの駅を生かすためには、県内外にスイーツのまち富谷を広くPRしていくことが重要であると考えております。また、ブルーベリーに続く第2、第3の新たな特産品づくりによる1次産品のブランディング化や、地場産物の直売等に取り組んでまいります。今後も1次産業の活性化を図りながら、6次産業への展開も含め、シティーブランドとしての確立及び発信していくことにより、魅力あるスイーツの駅の実現に努めてまいります。
問い4、スイーツの駅の整備に当たっては、JAあさひな・仙台、農業改良普及センターなど、関係機関との連携を図りながら、魅力ある道の駅をつくるため、継続的に協議や検討を行い、近隣自治体との情報交換など連携を図り取り組んでまいります。
問い5、新たな特産品につきましては、現在、果樹に限らず野菜も含め、品目ではイチジク、ブドウ、ラズベリー、栗、イチゴ、カボチャ、サツマイモなどが候補産品として挙げられております。また、現在、実証実験として取り組んでおりますハチミツについても、取り組みの一つであります。今後はそれらを原料とした新商品、スイーツの開発に着手し、6次化の可能性を広げる機会とするなど、具体的な取り組みを進めることといたしております。
○議長(浅野幹雄君) これより菅原福治君の質問は一問一答により行います。15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) それでは、再質問をさせていただきます。
まず、初めに、将来ビジョンの枠組みについてを伺います。
まず、確認ですが、全体枠として富谷市の総合計画がありまして、その中に総合計画の前期、後期と、前期・後期の基本計画があります。その中にまた、今回つくりました富谷町というか、富谷市地方創生戦略のこの3点計画セットで成り立っているのかどうか、これが枠組みになっているのかどうか、お伺いしたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) ただいまの議員の認識のとおりでございます。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) これももう一つ確認でございますが、富谷町の地方創生総合戦略が、これ10月以降は富谷市地方創生戦略に自動的に移行するというか、かわっていくということでよろしいんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 町から市に変わった段階で、そういうふうに市に変わるというふうにご理解いただければと思います。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 総合戦略との関係なんですけれども、今回の総合計画が、前回も同僚議員より話がありました総合戦略のその計画期間、平成31年まであるわけですが、今回総合計画の前期基本計画の期間が32年までとなっておりますが、この辺は合わせたほうがいいのではないかと思いますが、この辺の考え方についてはいかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) そういった議論は昨年からもあったところではありますけれども、総合戦略そのもの、今の状況ではまた何らかの、先んじて1年進んではおりますけれども、その計画期間が終わった段階で何らかの次の見直しがあるのではないかというふうなところで、引き続き地方創生の部分は続いていくということで、終期についてはそれほどこだわらなくてもというふうなことで、今内部のほうは整理しております。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 恐らく終わりの年度を合わせなければ、後で実施計画においてこの目標達成とか成果にタイムラグというものが生じてくると思うんですけれども、その辺の心配はいかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 個別の事業計画になりますと、総合計画、その前期5年の中に必ずおさまるものと、そうでないもの、またがるものとか、そういったものも出てくると思いますので、その点は大丈夫かなというふうには今思っております。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 今、課長のほうから、総合戦略の第2弾、第3弾みたいな話がありましたけれども、これは間違いなく国のほうというか、これは間違いなくあるんでしょうか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 今の時点で必ずあるかということについては、そのようにはちょっと申し上げることはできませんけれども、必ずということではないということでございます。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 必ずでなければ、この総合計画の実施計画に移行していくことも考えられるということでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 総合戦略を取り込んだ形の基本計画と、その中で具体の事業につきましては、総合戦略であっても、総合計画であっても、いずれにしても個別具体に位置づけて実施していくということでございます。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 私は少なくとも今回は、その実施計画と総合戦略の終わりの年度である平成31年度まで延長して4年間にしたらいかがかなと思うんですけれども、その辺についてはどうなんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 先ほど一応基本構想があって、その前期計画、後期計画があって、その中に総合戦略があるという枠組みのお話をさせていただきましたが、基本的に地方創生総合戦略は別物としてやはり位置づけていただければというふうに思います。これはやはり国が今回、昨年27年度から実施したいわゆる地方創生総合戦略で、富谷の場合はその4本の柱があり、いわゆる数値目標も立てた上でそれを今5年計画で進めているわけであります。ただ、それを網羅した形で今、総合計画を策定しておりまして、その前期の部分が重なりますので、その総合戦略とリンクはするんですけれども、形上はやはり別、そこは分けざるを得ないという部分でどうかご理解をいただければと思います。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) なぜかというと、総合戦略と総合計画が実施計画の中で特にダブると思うんですね。項目が。だから、あえて申し上げているんですけれども、はい、わかりました。
それでは、次の計画についての考え方について伺います。
これから市制をしくということで、多くの市民の方もこの計画の経過については今まで以上に関心を持っていただけると思います。この計画の策定については、特に総合計画の冊子、分厚い本出せると思うんですけれども、冊子については極力わかりやすくしていただきたいなと思いますが、その辺についてはいかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) ご意見を参考にさせていただきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 特にわかりやすい冊子といいますと、今現在、先ほど町長言った今使っている部分の総合計画なんですけれども、これは従来もそうでしたのでしょうけれども、現況の課題とか、目指す姿とか、施政方針、施策の方針、施策の内容、数値目標等々、きちっと入っていまして、本当に見やすくて、私はいいなと思うんですけれども、その辺が大きく変わるものなのかどうか、その辺をお伺いしたいなと思います。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 今回の基本計画そのものも、今回やはり大きく、いわゆる地域、企業、議会、行政が一つになってオール富谷というのを一つの基本にしております。そのオール富谷を実現するためには、町民の皆さん全てがこの計画を共有しなければいけないという意味では、今回いわゆる審議会の中でのご意見の中にもありますが、基本的にやはり住民の皆さんがわかりやすく、そしてともにその実現に向けてどう行動に移せるかということが大切でありますので、そういった意味では町民の皆さんがわかりやすいものとして取りまとめをしたいというように考えております。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 今、町長からありましたオール富谷については、後ほど質問させていただきますが、そのわかりやすいという部分なんですけれども、よく総合計画を見ますと、他の自治体の総合計画を見ますと、解説欄を結構多くとっているところがあるんですけれども、その辺は参考にしていけるんでしょうか、伺います。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) そういったところも参考にさせていただきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) その総合計画と総合戦略の部分の、先ほども言っているんですけれども、整合性ですね。とかく同じような目標云々ありますので、その辺の整合性を図って、先ほどから言うわかりやすくしていただきたいなと。その整合性を図るという部分についてはいかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 当然、そこは図りながら、矛盾することのないように位置づけてまいりたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 次に、実施計画について、毎年ローリングということが書かれておりましたけれども、そのローリングなんですけれども、どのように取り組みされるのか、どのようにローリングを実施したかという部分の過程なりを明確にしていただきたいなと。ここが修正したよとかというのは案外わからないんですね。その辺を我々にも町民にもわかりやすく、そのローリングのときに説明していただきたいなと思いますが、その辺についてはいかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) ご意見を参考にさせて策定させていただきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 次に、計画の管理体制ということで載っておりましたが、目標の達成度をクリアにしていくということで、町長盛んに言っておりますKPIを導入していくんだというような部分が載っておりました。評価なり検証については審議会で行うとしておりますが、具体的にその辺ご説明いただきたいんですが。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 恐らく今のは総合戦略の、いずれ年度改まりましたので、それは義務づけられておりますので、今後、昨年度実施した事業等々も含め、KPIを、検証のための審議会等々を開催を考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) それは総合戦略の部分で今回答いただきましたけれども、総合計画にも審議会で議論するんだというようなことが載っておりましたけれども、これも一緒でいいんですね。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) そこの部分は毎年度の議会の実績報告になるのか、改めて総合計画としての審議会を毎年そのKPIの検証をするか、そこはまだちょっと内部で詰め切れておりませんので、済みません、この場では失礼させていただきます。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) それでは、次に、まちづくりのその現状なんですけれども、町の課題はハード面等々いっぱいある、たくさんあるんですけれども、ソフト面の課題なんですけれども、ソフト面の課題というと何だということですが、唐突なんですけれども、富谷のこの魅力、先ほどの質問者にもいろいろありましたけれども、富谷の魅力とか、富谷のブランドというものは、町長、何でしょうか。それをちょっとお伺いしたいんですが。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) さまざまな形でやはり富谷の持つ特性というのはたくさんありますので、これといって具体的に示すとすればいろいろな、例えば特産品なのか、それとも景観なのか、いろいろな多分捉え方があろうかと思います。例えば、特産品で物を言うとすれば、やはりいわゆる355年という歴史があるいわゆる地酒が酒蔵があるとか、昨日、祝賀会をやりましたが、特産品のブルーベリーが、今回G7で提供させていただきましたブルーベリーという特産品もあります。また、景観とすれば、やはりこの緑豊かな大亀山の森林公園を初めとする緑豊かな環境というのも一つのあれですし、あとはまた、歴史等振り返ってみれば、富谷のもともとの原点である新町というのは、もともと、やはり今「殿、利息でござる」で話題になっておりますが、やはり吉岡宿と七北田を結ぶ間に富谷宿がいわゆる開宿されて、間もなく400年をもうすぐ迎えるというそういった歴史も富谷は持っているという部分で、角度を変えればいろいろな視点で魅力は持っているというふうに思っております。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 私は市制になるわけですから、本当にその辺、今いろいろな角度と町長言われましたけれども、確かにいろいろな角度はあるんですけれども、ある程度は絞っていかないと、アピールできていかないんじゃないかなと。間口だけ広くて、浅いのではどうにもなりませんので、やはりはっきり言いまして、従来の商品なり、お酒とかブルーベリー、これは従来は従来として並行して進めると思うんですね。ただ、これから新しいブランドの魅力というものも発掘していかないと、私は余り変わらないんじゃないかと。町が市になったというのではね。やはりその辺本気になってつくるか探すかしていかないと、ブルーベリーだめだというんじゃないですよ。その辺はその辺でいいですから、並行してもうちょっと絞ってね、いろいろな方面と言われましたけれども、もっともっと考えていかなきゃならないんじゃないかなと。でなければ、いつまでもこの2つの商品で終わっちゃうような市になっちゃうと思うんですね。その辺もう一度、決意も含めてお願いします。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 特産品等につきましては、ただいまスイーツのまちづくりといういわゆる地方創生総合戦略の中でもうたっているように第2、第3のブルーベリーに継ぐ第2、第3の特産品、6次産業化を含めて、今早急にその実現に向けて努力をしているところでございます。また、交流人口の拡大に向けても、早急にただいま菅原議員のご指摘のとおり、さらにもう一歩踏み込んだ形で、その一つがスイーツの道の駅の構想でもありますが、さらにその辺も含めながら、今後、富谷に足を運んでもらう魅力あるまちのいわゆる発信力を持つものを早急に検討していきたいというふうに考えます。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 私が言いたいのは、そのことなんですけれどもね。やはり口酸っぱいですけれども、富谷の将来に向けて大事なことですので、やはり百年の計という言葉がございます。いつかの時点でやはり考えなきゃならないと思うんですね。多少時間がかかってもいいですから、また、かけないとだめだと思うんですけれども、検討なり検証なり、その辺も計画の中に何と入れるかはわかりませんけれども、新たなというような部分で本当に入れていただきたいんです。でなければ、この2つの商品がいつまでも、それでもいいんですけれども、いつまでもいくというような部分で、やはり新たなものをつくるという意気込みを示していただいて、その辺を総合計画の中に入れていただきたいと思うんですけれども、その辺、担当課としてはいかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) そうですね。関係課とよく協議しながら進めさせていただきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 次に、人口ビジョンが示されましたけれども、今度は新たなビジョンとして、先ほども企業誘致の話がありましたけれども、産業ビジョンというのも恐らくそろそろ出されたほうが、企業誘致、企業誘致と言われているわけですから、いろいろ見ますと産業ビジョンというのもあちこちでつくられています。ぜひ、この辺も計画の中に入れられたらいかがかと思いますが、どうでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) いわゆる新たな産業という部分に関しては、企業関係の部分につきましては、先ほど山路議員の答弁もありましたが、新たなやはり枠組みとして検討していくものとして、今いわゆる研究機関や最先端の開発を行う企業に、一応いわゆるR&D、リサーチ・アンド・デベロップメントを拠点化への取り組みを先行させて、その後に製造拠点立地につなげていくというのも一つの考え方かというふうに思って、今検討しているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) いろいろ仕組みなり、政策が難しくなってきていることも事実ですので、やはり町民にも我々にも、将来性がわかりやすいように、産業についても方向性がわかりやすいような産業ビジョンというものもつくって、もうそろそろつくる時期ではないかと思いますので、その辺も計画の中に何とか網羅して入れていただきたいなと、こう思います。担当課の意見をお伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 趣旨は全く同感でございまして、ただ、いろいろ内部で検討しているものもありますので、今ここで言えるものと言えないものがありますので、どうかご勘弁をお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) ぜひ言っていただきたいんですけれども。
それでは、先ほど町長から出ました「オール富谷」についてお伺いいたします。
オール富谷の考え方については、先ほども町長言われましたけれども、市民とか、町内会とか、会社とか、行政とか、各種団体、それぞれにおいてこの連携、連帯していくことだと思うんですが、町長のずっと言われていますオール富谷の熱い思いというもの、先ほど5つのテーマありましたけれども、その辺、熱い思いをちょっとお話しいただきたいんですが。オール富谷といっても、ちょっとわからない部分があるんですよ。言っている意味はわかるんですよ。でも、どこ、オール富谷ですから全部なんでしょうけれども、ちょっと難しい部分があるのでちょっと教えていただきたいなと。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。簡明にお願いします。
○町長(若生裕俊君) オール富谷は、まずこの富谷に、いわゆる先ほどお話ししましたが、地域、企業、議会、行政という一つの枠組みが連携をし、そしてまた、全てこの富谷に住む全ての地域の住民の方々含め、みんながそれぞれに参画をして、まちづくりに参加をして、いわゆる協働、協力、連携を図っていくということが一つの視点でありまして、それが力となること、オール、全ての力がそこに集約されることによって、オール富谷という位置づけで、みんなの力でこの富谷の未来をつくっていくんだという意識で「オール富谷」という言葉を常に使わせていただいております。
○議長(浅野幹雄君) この際、午後2時5分まで休憩をいたします。
午後1時53分 休憩
午後2時05分 再開
○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 町長、いま少しオール富谷について詳しくご説明いただきたいんですけれども。先ほど町長言われましたように、5つのテーマ、理念というんですか、ありましたけれども、生かすとか動く、いろいろありましたけれども、その辺の市民の協働というのは、その辺の1つのテーマでも市民の協働というのはあるでしょうし、その5つをつなぐことによってのテーマの協働もあるでしょうから、その辺もう少し、オール富谷としてその辺どうつないでいくのか。オール富谷、確かに会社とか、行政とか、いろいろありますけれども、そこを、ただ言われているような、言われているとは思わないですけれども、もう少し詳しくご説明いただきたいんですけれども。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 済みません、説明不足で。今回、審議会をスタートしたときに、いろいろなご意見をいただく中で、富谷のやはり何がすごいところだろうという話があったときに、実は富谷っていろいろなところからいろいろな人たちがこの地に移り住んでいただいて、それですごいキャリアを持っている方がたくさんいて、多種多様な技術または多種多様な経験、すばらしい人がたくさんいるという、富谷の財産って人だよねという話から、実はその人たちがいろいろな形でその富谷に住む人たち、関係する人たちの力をフルに生かす方法はないんだろうかというところから、いろいろな意見を出す中で、いわゆるその力を生かす、そしてそういう人たちが動く、そしてその人たちがつながる、そしてそれを守る、そして誇れるという、そういったところから出たキーワードをつないでいって、オール富谷という、その人たちが全てかかわり、全ての力が関連するという、そこで全ての力がオール出せるまちづくりをということで、オール富谷というふうになったように、そこには原点には富谷に住む人というすばらしい財産がたくさんいるというのが原点でありますので、そこをご理解いただければと思います。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 考え方、私の受け取り方が下手なのかもわかりませんけれども、オール富谷というと、メリットにもデメリットにもなる部分があると思うんですね。一面ですよ。だから、そういった部分で今みたいな部分を常に発信されたほうが、メリットにつながっていくのではないかなと。市民協働ということがオール富谷につながると思うんですけれどもね。その辺、次にお聞きする自治基本条例にもつながるんですけれども、それではその自治基本条例の制定についてお伺いいたします。
これの先ほども必要性はわかるんだというような部分、回答ありましたけれども、この重要性なり、必要性、再度回答いただきたいんですが。自治基本条例の必要性。ただ、というのはまだここで検討するんだと、つくるんだというような部分まで至っていないようですので、認識をもう少し詳しくお伺いしたいなと思います。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) これから新しい市制として新しくスタートする上で、やはりその自治基本条例などのまちづくりのルールづくりは必要なわけで、具体的なところはこれからどういった形でどういう枠組みでというのは、これから検討していくわけでありますが、改めてこの機会にまちづくり自治基本条例というものの制定は必要だというふうに認識しているということであります。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 条例というのは市民と議会、行政が役割を持ってというような部分、物の本に書いていました。役割を持って市政を進めていくんだというその決まり事が条例なんだというような部分、書かれておりました。我々もこの問題については、議会報告会、毎年やっておるんですけれども、この中で毎年、同じ人なんですけれども、必ず自治基本条例はまだなのかと、いつつくるんだと、議会としても提言したらばというようなことを言われておりますけれども、町のほうにはそういった動きは住民の方からは来られているんでしょうか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 恐らく同じ方だと思いますけれども、内々にお話を伺ったところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 同じ方だと思うんですけれども、恐らく積極的に来られていると思うんですけれども、ぜひその方もやはり役割を認識したいというような部分で来られていると思うんです。ぜひそういった意味で、我々も毎年言われていますので、ぜひ早急につくるんだというような部分をお示しいただきたいと。
富谷町の町民憲章と誤解されている部分も一部聞きました。というのは、私は町民憲章とは若干違うんじゃないかなと思うんですね。町民憲章というのは、どちらかというと具体性がないんですね。このようにあるべきだみたいな感じ、私も読みましたけれども、そういった具体性がないので、ただ、基本条例というのは先ほど言ったように、市民、行政、議会が役割を持って物事を進めるというような部分で、その具体性なりがあるんですね。そういったことですので、ぜひ町民憲章にとらわれず、新たな基本条例をつくって市制に臨んでいただきたいと思いますが、改めてその辺をお伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 趣旨は十分理解しておるところでございますが、内部的には町民憲章にうたっている理念、それもあわせて検討したいなというふうに現時点では考えてございますので、ご理解よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) それでは、もう少し町民の協働というか、協働についてもう少しやってみたいんですけれども、今までは町の中では町民の協働というような部分は余り触れてきませんでした。しかし、これから市制をしくからには、よく市民の協働ということで、恐らく重要になってくると思うんですけれども、ぜひ基本条例を制定して進めなければならないんですけれども、ここで唐突なんですけれども、課の方に基本条例を制定した後の市制後のこの協働のあり方というようなものをちょっと二、三、お尋ねしたいんですが、まず、最初に、長寿福祉課の安積所長にお伺いしたいんですけれども、この住民協働、安積課長のところで、所長のところで……(「共同参画とかそういう部分でないので、自治基本条例についてお尋ねください」の声あり)
それでは、町長にちょっとお尋ねしますけれども、先ほどから言っていることなんですけれども、各課での、長寿福祉課でも、学校管理でも、関係でも、生涯学習でもいいんですけれども、その辺の協働のあり方についてお伺いしたいんですけれども。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 協働のあり方につきましては、現状もやはり各分野におきまして、住民の皆様方にご協力いただき、ご理解いただき、いわゆる協働の形でご協力いただいている部分はたくさんありますので、今後さらに、というのはこれを余り強く押し進めることが、逆に今度住民の方については押しつけになる部分もありますので、そこはやはりお互いに、住民の方とやはりこの部分はこうだよねというやはり信頼関係等、お互いの補完し合いながら、やはり協働の関係性、そして体制をつくっていくべく、現在総合計画の中で検討していきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) それでは、この間、野々市市に我々議員お邪魔したんですけれども、この野々市市には市民協働課というのが設定されているんですね。事務局にお聞きしました。それで、どういうわけなのというようなことでお聞きしましたら、やはり市になってからは市民の協力というのが必要だと、必要不可欠だというようなことで、そして協働に関しての相談事は、市民から受けたことはワンストップで、あちこちたらい回しのないようにワンストップで対応したいんだというようなことで、市民協働課というものを新設したそうですが、これが意外にも受けて評判もいいそうなんですけれども、この辺について、本町の方向性も含めて考え方をお伺いしたいんですが。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 現在、市制以降後の組織体制のあり方も含めて検討しております。改めて、今の議員からのご意見も参考にさせていただきながら、市制移行後の全体の組織体制も含めて検討していきたいというふうに考えます。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) それでは、次に、総合計画の住民アンケートの結果についてお伺いします。
これは先ほど全協の中でと、この議会の中で全協の中で説明したいという話がございました。1点だけお伺いしたいんですけれども、今回、暮らしやすさの設問があったと思うんですけれども、この暮らしやすさの設問で、今後も富谷で暮らしたいベストスリー、暮らしたくないベストスリー、挙げていただけないでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 済みません。その件につきましては、全協で申しわけございません、改めてご説明させていただきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 今資料がないということですか。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 済みません。そういった分析を今させていただいているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) いや、まだまとまっていないということですか。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 今集計しているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) それでは、これは来週の議会全員協議会で説明ということですね。はい、わかりました。
それでは、とみや国際スイーツフェアについてお伺いします。
ちょっと時間余りないのですが、町長の先ほどの話にもありました。今回、予算組みが大きく変更されました。それとまた、会場も変更されました。これについては事業運営上支障がないのか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) この件につきましては、冒頭のご挨拶、先ほどの答弁で申し上げましたように、今回、もともといわゆる機能性食をテーマにした研究発表、カンファレンスを同時開催として武道館で開催をする予定で、その予算の部分が実は今回内閣府で認められなかったということで、もともとスイーツフェアとしての要求した額は満額今回認めていただいておりますので、スイーツフェアの開催については全く問題はございませんし、会場変更、日時の変更につきましては、先ほどお話ししましたように、スイーツ店の皆さんとの意見交換をした際に、そういったスイーツ店の皆さんからのご意見も受けまして、そういった要望も含めて今回の場所の変更と日時の開催というふうにご理解いただければと思います。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) スイーツフェアは、全国から注目されているスイーツを集めて情報発信をするんだということでございましたが、今どの辺まで進んでいるのか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 現在のところ、6月8日にプロポーザルを経て業者委託という形で審査会を予定しております。そちらのほうの決定を受けまして、今後業者と打ち合わせなりをさせていただいて進めていくという形でございます。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 今お話ありましたように、プロポーザルで入札がかけられ、コンサル中心に進めていくと思うんですけれども、これって大事なのは、スイーツフェアも大事なんでしょうけれども、やはり道の駅につながるスイーツをオリジナルのブランドにしていくということが大事なので、その辺にフェアに今後のその道の駅のスイーツをつくることについての支障はないのかどうか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 支障はないと考えております。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) それと、道の駅の会社形態をお伺いしたいんですけれども、これは会社形態としては第三セクターなのか、純然たる民間会社なのか、その辺をお答えいただきたいなと思います。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 先ほどもご答弁申し上げましたが、今回、専門のコンサルにいわゆる調査を依頼しまして、あらゆる視点での報告書をいただきました。それを踏まえて今、どういう形態がいいのかも含めて検討をしているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) ぜひ、これから検討するということでございますが、私は第三セクターがいいと思います。というのは、やはり町もこれから大事なそのブランドをつくる部分でもありますので、町も絡んで一緒になってある程度までは進めていくと。責任を持って進めていくという部分では、必要ではないかなと思います。
それで、これから審議会を立ち上げると思うんですが、その審議会、いつごろ立ち上げるのか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 間もなく立ち上げということで、今関係者等について協議をしているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) その審議会のメンバーでございますが、今回は観光面とか、経営面ということで、専門的な視点が必要なことから、ぜひ審議会のメンバーに道の駅の経験者をアドバイザーなりに入れていただきたいと思いますが、その辺の考え方についてはいかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 検討させていただきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) それと同じなんですけれども、今回この道の駅構想について、先進地の視察は考えているでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) 今のところちょっと検討はしておりません。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) ぜひ今後検討していただきたいなと思います。
それと、道の駅を進めるに当たって、富谷の利点、地の利、今まで地の利ということで進めてきましたけれども、道の駅をつくる観点の地の利というものをどういうふうに考えられているか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) その点につきましては、やはり大都市圏仙台という隣に位置するということと、やはり交通量の多い国道4号線を持っているというのは、大変大きな利点だというふうに、立地条件だというふうに思いますので、その辺を最大限生かした形で考えていきたいというように思います。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) これからその立地を決めていくと思うんですが、その地の利、今先ほど挙げられたように、国道4号線沿いに道の駅がない。大消費地の仙台、今度コストコが来ています。それと、何といっても松島も近いということですね。道の駅となりますと、地元も大事ですけれども、地元はもちろん大事なんですけれども、外部のお客さんを恒常的に入れていかなきゃならないということになれば、そういう地の利を最大限生かして検討していかなきゃならないのではないかなというふうに思います。ぜひよろしくお願いします。
それと、最後になりますけれども、地場産品の販売だけでは道の駅と言わないと思うんですね。ぜひ、コストコ、コストコなんかも地場産品売るというふうに計画しているそうですから、ぜひ、こんなのダブっちゃいますから、そういうことではなくて、コストコとうまく連携とりながら、外部の他県の人でも入ってもらうような検討を今後進めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。もとい、町長。若生町長。
○町長(若生裕俊君) 今回、スイーツの駅という、道の駅の一つの特徴としてスイーツの駅というふうに掲げたのは、議員がご指摘のとおり、ただの道の駅では人を引きつける魅力がないので、やはりそれは富谷をスイーツの町にして、スイーツという一つの特徴を持たせることによって、集客力を高めたいという狙いがあるものですから、そして人が集まらなければ、地元の産品も販売につながらないと思いますので、その辺はただいまのご意見を踏まえながら、しっかりと人が集まってくる、足を運んでくれるような道の駅の実現に向けて努力していきたいというふうに考えます。
○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 通告に従い、子供の笑顔を守る防犯対策を問うについて質問を行います。
近年は、情報化社会、高齢化などの社会環境の変化に伴い、地域社会における連帯感の希薄化が顕著になってきている中で、犯罪の質や形態も変化してきております。私たちの安全と安心を確保するためには、地域社会が持つ犯罪を抑止する機能の充実、強化が大きな課題となっています。
その中でも、子供を守るのは大人の責任です。子供が犯罪に巻き込まれることなく、安心して暮らせる町であるためには、地域の皆さんの協力が重要です。また、子供たちを犯罪から守るためには、コミュニケーションを大切にし、時に子供の発するSOSをしっかり受けとめてあげられるようにしたいものです。
若生裕俊町長が昨年2月就任以来、1年半を迎えようとしております。公約どおり、子育て支援に全力を尽くしていることは、大いに評価できるものと思っております。本日の施政方針にもありましたが、待機児童ゼロを目指して要望しておりました杜乃橋への保育所の増設計画におきましては、今後の課題も残されましたが、地域住民の安全・安心を目指した施策であり、着実に前進していると大いに評価いたします。
また、昨年10月の私の一般質問におきまして、防犯灯の整備強化を訴えましたところ、今年度予算で既存の防犯灯約3,000基のLED仕様に交換整備を進めていただきました。
これらのことは、子供たちにとってはもちろんのこと、地域住民の皆様の安全・安心を守るということで非常に評価されるものと思われ、若生裕俊町長が掲げている「100年間人がふえ続けるまち 村から町へ 町から市へ」に即している施策と考えます。
しかしながら、現在、子供たちが危険にさらされている状況の一端を報告します。
本年3月からの富谷町安全安心メールです。
3月9日午後6時半ころ、富谷町上桜木地内の路上で、男が帰宅途中の女子生徒につきまとう事案が発生。3月26日午後5時30分ころ、富谷町大清水一丁目地内のゲームセンターで、男が遊戯中の女子小学生の体をさわる事案が発生。4月2日午後6時20分ころ、富谷町成田四丁目地内で、女子中学生が塾に行く途中にランニング中の男から腕をつかまれるという事案が発生。4月4日午後4時ころ、富谷町東向陽台一丁目付近で、女子中学生が男に声をかけられるという事案が発生。4月13日午後4時ころ、富谷町杜乃橋一丁目付近で、女子中学生が男に後ろからつけられたという事案が発生。4月21日午後4時ころ、富谷町あけの平一丁目付近で、女子小学生3名が男に後ろからつけられ、声をかけられたという事案が発生。4月24日午前10時ころ、大和町杜の丘一丁目ヤマザワ付近で、女子児童と母親が歩行中、自家用車に乗っている男から携帯電話で写真を撮られるという事案が発生。5月22日午後9時ころ、富谷町成田地区で、男が車で帰宅途中の男子中学生を追いかける事案が発生。
表面に出てきているだけでも、毎月これだけの不審者情報があるのです。これから犯罪の起きやすい夏場を迎え、子供たちの危機が危惧されます。
このほかにも、通学路の安全・安心では、杜乃橋地区から日吉台小学校までの距離の一番遠い児童は、2.3キロの道のりを通学しております。小学校低学年の児童にとっては大変な距離であり、子供の安全・安心を守るため、ありとあらゆる対策が必要と考え、次の項目を質問いたします。
1つ、平成27年度青色回転灯つき車両の貸し出し件数並びに利用団体名を伺います。
2つ、コストコ、イオンなどの大型商業施設の集積により、県内はもちろんのこと、県外からの商業施設への来訪者が多くなってきております。昨年度の巡回指導状況を伺います。
3つ、小中学校への防犯カメラの設置状況並びに今後の設置計画をお伺いします。
4つ、小学校8校、児童の校内外での名札の着用状況をお伺いします。
5つ、「子ども110番の家」について、(1)小学校区ごとの店名、事業所名の入った地図の有無をお伺いします。
(2)児童への場所の把握、周知方法をお伺いします。
6つ、富谷町防犯協会の「自主防犯活動のしおり」において、危険な場所など地図に示した地域安全マップの作成とありますが、作成及び配布状況をお伺いします。
7つ、防犯まちづくり基本計画の策定計画、作成予定の有無をお伺いします。
8つ、日吉台幹線北側丁字路交差点、通称日吉台小学校北側への信号機設置を、交通安全協会日吉台支部より大和警察署へ要望書を提出しております。町としての働きかけをお伺いします。
以上、町長の見解をお伺いします。
○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
○町長(若生裕俊君) ただいまの青柳信義議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1、子供の笑顔を守る防犯対策を問うの問い1でございます。
昨年度の青色回転灯つき車両の貸し出し件数は75件、利用団体名はあけの平一丁目町内会、新町地域防犯見守り隊、石積防犯パトロール隊、鷹乃杜町内会、成田防犯パトロール隊となっております。
問い2の昨年度の巡回指導状況につきましては、近年、富谷町内において、商業施設が多く進出する傾向が続いており、この影響等により、町内外より来訪される方もふえている現状です。富谷町では、青少年健全育成富谷町民会議が中心となり、イオン富谷店や西友、ヤマザワなど町内大型商業施設において、青少年犯罪や非行防止のため、町内約50団体の皆さんとともに、春、夏、秋、冬休みに街頭巡回指導を実施し、青少年の育成活動に取り組んでおります。昨年度の状況を申し上げますと、イオン富谷店においては68日間、延べ136回ほどの巡回指導を行いました。その他の施設を含めますと、年間200回を超える巡回活動を展開しているところでございます。
問い3の町立小中学校における防犯カメラは、本年5月1日現在、日吉台中学校、明石台小学校の2校に設置となっております。日吉台中学校は体育館南西側ほか3カ所、明石台小学校は児童用昇降口ほか4カ所に設置されております。なお、他の小中学校からは、防犯カメラの設置について強い要望はありませんが、プライバシー、個人情報保護の問題等を踏まえながら、学校や地域の実情や要望等を集約し、防犯カメラ設置について検討してまいります。また、設置に向けては、学校敷地内にとどまらず、通学路における安全確保も課題となっており、総合的な防犯対策の観点からも検討してまいります。
問い4、町立小学校8校の名札の着用状況は、次のようになっております。校内では8校全てで着用しております。校外、登下校時は、着用は6校、着用していないのは2校となっております。
問い5、子ども110番の家についての初めに、地図の有無につきましては、7校で健全育成会議やPTAと連携し作成しております。残りの1枚につきましては、以前に作成した地図の改定作業を進めております。
次に、周知の方法については、家庭への地図の配布、学校内での掲示、学級での指導、下校指導や校外学習時の現地確認と指導などによって行っております。
問い6、自主防犯活動のしおりにつきましては、富谷町防犯協会での各地域の自主防犯活動の一助となるよう作成したものでございます。現在のところ、小学校学区ごとに危険箇所マップを健全育成会議やPTAと連携して作成しており、各小学校において学級での指導や全家庭へ配布し、危険箇所の周知に努めております。
問い7、防犯まちづくり基本計画の策定計画、作成予定の有無については、本町では、平成14年12月に、町民が安心して生活できる安全なまちづくりを目的として、町、町民及び事業者の責務を規定した富谷町生活安全条例を制定いたしました。現在、その目的を達成すべく、各種施策の展開に努めておりますが、防犯まちづくり基本計画につきましても、今後他の自治体の例を参考に検討してまいりたいと考えております。
問い8、日吉台幹線北側丁字路交差点への信号機設置について、町の働きかけについてでありますが、大和警察署を通じ、宮城県公安委員会に対し、町でも設置に向けた要望を実施しております。昨年、当該交差点にて、当時小学校2年生の児童と自動車との接触事故も起きており、危険性が高いものと認識をしております。まだ明確な回答はいただいておりませんが、今後もいろいろな機会を捉え、強く要望をしてまいりたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) これより青柳信義君の質問は一問一答により行います。2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) それでは、再質問させていただきます。
まず、青色回転灯つき車両貸し出しでございますけれども、昨年5団体75件ということで、昨年は5件と多かったわけですが、26年度は利用団体が、石積、鷹乃杜、しんまちで3団体、25年も同じく3団体で石積、鷹乃杜、太子堂ということで、過去2年から比べれば2団体ほどふえたわけですけれども、この件数で満足なのか、また、もっと地域での活用が必要だと思われているのか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) この利用につきましては、町で2年に一度なんですけれども、青色回転灯のほうの講習会もさせていただいて、前回は27年の1月にさせていただいております。一応その中で、この地区に限らず町内の方からおいでいただいて、勉強会のほうには参加していただいておりますので、今後要望というふうな形にはなりますけれども、いただければ優先的に公用車のほうを準備をしていきたいというふうには考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 確かに一昨年、昨年ですね。1月29日の木曜日に研修会開かれていまして、2年に一度ということは来年になるわけですけれども、富谷町には45の行政区、さらに各種の青少年健全育成連絡会、あとは子供会連合、育成連合会などあります。今後、このような団体への貸し出し促進の働きかけであるとか、啓蒙活動が必要と思われますが、その辺のところをお伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 先ほど来、青柳議員がご指摘のように、まだまだやはりこの地域の中で青色回転灯つきの車両の利活用がまだ万全とは思っておりませんので、認識も同じくしております。なので、さらに全体、より多くの地域において、この青色回転灯含め防犯パトロールが広がっていくように、町としても今後努力していきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) ぜひそのような啓蒙活動でしていただきたいと。登下校時に5分間表に立っているだけで、犯罪が防げるという話もございます。ですから、青色回転灯車両が走っていれば、当然犯罪も少なくなるわけでございますので、ぜひお願いしたいというふうに思います。
次に、大型商業施設の巡回ということで、西友、ヤマザワ、イオンということでございますけれども、イオン富谷店の巡回の時間帯をお伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(渡邉正弘君) 午前の部と午後の部ということで実施しております。
○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 午前と午後の具体的な時間をお伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(渡邉正弘君) ある程度団体さんのほうの都合もございますので、明確な時間というのは定めておりませんが、大体午前と午後の時間ということで実施しております。
○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 多分総会資料には具体的な時間も載っていたと思うんですけれども、巡回指導報告書、27年度の抜粋あるわけですけれども、ちょっと一部読ませていただきます。
「本日、雨天のため、親子連れが多く、1階アミューズメントには小学生多数、2階アミューズメントには中学生数名いました。児童、保護者等何組か挨拶を交わしました。児童だけで遊びに来ているのは見られませんでした」。2番目、「特別に問題のある動向はありませんでした。ゲームセンターにお年寄りの方三、四人いたことが目につきましたが、楽しんでいるのだなと見ていました。フードコートでは子供が飲食、保護者は買い物をしている姿が見られました」。
こういった内容で、午後の時間帯も結構早い時間帯だと思うんですね。犯罪が起きるというのは、どちらかというとイオンの場合ですと9時まであいているわけですけれども、そういった遅い時間帯、ただ、青色回転パトロールも、こちらの巡回、大型商業の巡回もあくまでもボランティアでやってもらっていますので、その辺無理は言えませんけれども、やはりちょっと遅い時間の巡回も必要なのかなというふうに思いますが、その辺いかがでしょうか。お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(渡邉正弘君) 時間につきましても、今後なるべく検討していきたいと思っています。
○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) それでは、次の防犯カメラに移りたいというふうに思います。
先ほど要望がないということでございましたけれども、犯人にとっては監視カメラであって、学校、住民にとっては見守りカメラというふうにされています。宮城県のホームページを見ますと、宮城県、宮城県教育委員会、宮城県公安委員会発行の「犯罪のないみやぎ安全・安心まちづくり各種防犯指針」、こちらのほうを見ますと、学校等の安全対策、学校等への不審者侵入防止の確立、侵入監視のためのセンサーや防犯カメラ設置等について検討する必要があるというふうにうたっております。これは先ほど各小学校、明石台以外から、あと中学校も含めて要望がないので設置しませんという話でございましたけれども、再度今後の計画をお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) 今、明石台小学校につきましては4台設置してあると町長のほうから申し上げたところでございますが、明石台小学校での実績、成果等を踏まえながら、他の学校について検討を進めていきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 宮城県ではまだまだ小中学校への防犯カメラ、こういったものは普及しておりません。ただ、他県では既に運用を開始している自治体も数多くあります。群馬県の前橋市、高崎市、栃木県の宇都宮市、真岡市、神奈川県の平塚市などが既に運用を開始しております。いろいろな動向を見ながらというのも理解できますけれども、富谷町は若い世代が多い、そして子育てしやすい安全・安心な町ということで、ほかの市町村の先導を切っていち早く導入を開始して、そういったもので富谷町をそういった教育、あとは防犯で有名といいますかね、そういった形でやったらいかがかなと思いますが、いかがでしょうか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 大変ありがたいご指摘をいただきましたので、ぜひ今の議員さんのご提案を参考に今後も進めていきますが、やはり大事なのは、通学路を含めた地域全体の安全・安心を確保した上での学校での安心・安全との関連性を図っていくということだというふうに認識しておりますので、ぜひ地域での安心・安全を守るための防犯カメラの設置と、町長部局の関連部局と協議をしながら、今後進めてまいりたいというふうに思います。
○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 確かに地域での協力というのが必要になってきます。そういった観点で、4つ目の名札の着用状況に移りたいというふうに思います。
先ほど、校内は全て8校、小学校8校着用で、校外では着用しない学校が2校というお話でございました。校外で名札を着用しないとなりました経緯をお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 皆さんご記憶と思いますが、首都圏というか、関東圏で大変連れ去り、監禁という卑劣な事案が発生しております。あれの女子生徒が誘拐というか、連れ去られたきっかけが、大きくフルネームで犯人から呼ばれて指摘されたということが新聞等でも報道されております。やはり子供たちは相当な悪意とか、害を持って近づいてきた者であれ、やはり名前、フルネームで呼ばれて接触されるということは、やはりかなりの注意力を喚起されることになりますので、その名札の中にはフルネームを含めてもう少し情報も入っておりますので、校外で着用することにより、そういう害を持った人間への情報提供になってしまうというそういう危険性から、校外における、つまり名札を学校に置いて、そして帰って、また学校に来たら名札を着用するということになっているというところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 確かに本年3月発覚しました千葉の大学生による中学少女誘拐監禁事件、これは傘に書いてあったフルネームで呼ばれて車で連れ去られたと。そのための予防措置として名札を外していると。これは非常に重々理解できます。安全を考えれば、もっともなことだと私も思います。
ただ、犯罪は、先ほどおっしゃったとおり、地域コミュニティーが形成されるところでは起きにくいというふうにされて言われております。ですから、日ごろから隣近所とのコミュニケーションを深め、声をかけ合える地域のつながりが重要だと私は思います。そのために、小学校の通学時間帯、登下校時、児童への声がけが必要と思われます。名札を着用していたときは、直接名札を見て名前を呼んで声がけすることができました。例えば、子供さんがふざけて車道にはみ出して遊んでいたと。けんかしていたと。そういったものを注意しなければならない状況のときに、今までですと名前を呼んで「誰々君、だめだよ」、「誰々君、危ないからちゃんとこちらに入って。けんかしちゃだめだよ」、そういったものが言えたんですけれども、名前がわからないと声をかけづらいというふうな場面も多々ございます。その辺はいかがお考えでしょうか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) その件に関しても、議員のご指摘のことは大変私もよく理解できるところではございます。そして、地域の皆さんからやはり声をかけてもらって名前を呼んでもらって、安心・安全を確認しながら、また、そういう人間関係をつくって、地域みんなに見守られているんだなということを子供たち自身が実感していくという、そういう地域であるべきだというふうにも私はそのように思っております。ただ、先ほどから言いましたように、やはりその影に非常に悪意と害を持った人間がいるという、潜んでいるということも事実でございますので、その悪意と害を持った人間から子供を守っていくというのも、またこれ大事な一つの大人の責任、地域を挙げての大事な責任だというふうに思っていますので、親御さん方のご意見、それから学校とよく協議しながら、具体的にどうするかということは今後の検討課題とさせていただきたいと思います。
ただ、今、一つの方法として、リバーシブルのものができていることも事実なんですね。学校の中では名前のしっかり入ったもの、くるっとひっくり返すと学校名しか入っていないものというふうなものも出ておりますので、その辺のグッズといいますか、用具をあわせて検討しながら協議をしてまいりたいというふうに思います。
○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) ありがとうございます。
地域ボランティアの方ともいろいろお話しするんですけれども、せめて名字だけでもわかっていれば、「あ、誰々さんとこのお孫さんだな」とか、「あ、誰々さんちのお嬢さんだな」というふうな、わかって声をかけやすいという意見もあるのもひとつご承知おきいただきたいと。ただ、やはりこれだけ子供さんの犯罪が多いという見解からすれば、名札を外すのもしようがないのかなというふうな、私も同じような見解でございます。
次に、子ども110番の家について質問させていただきます。
先ほど8校中7校がそういったマップをつくっていますということでしたが、私も富谷町のホームページ探しましたが、富谷小学校区だけが27カ所ありますよと。地図、店名、事業所名があって、地図があって、非常にすばらしいできのものがありました。ぜひ、つくってあるのであれば、残りの6校もホームページにアップしていただければ、いろいろな方が利用できるのではないかなと。成田なり、明石台なり、日吉台でも、その父兄の方とか、地域ボランティアの方が利用できるのではないかなというふうに思いますが、いかがでしょうか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) 議員おっしゃるように、多くの方に知っていただくということが一つ抑止力にもなりますし、子供たちの安全にもつながります。現在、学校教育関係、教育委員会関係のホームページのリニューアルも計画しておりますので、そういったところで情報発信をしていきたいというふうに思います。ありがとうございます。
○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 次に、同じく子ども110番の家ですけれども、先ほどの町長のお話では、事業所などを校外学習会などで回って確認しているというお話でございましたけれども、これは小学校8校全校そのような形でやっているのか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) 全ての学校で確実に行っているかどうか、そこまで確認はしておりませんが、富谷小学校などでは校外学習、学区が広いということで、そのときに「ここです」というような指示をしながらやっているということをつかんでおります。
○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 富谷小学校は先ほども言いましたとおり、ホームページにもアップされていますし、きっちりなさっているなというふうに思いますけれども、ぜひほかの学校でも、特に小学校1年生、入ったばかり、そういった子供さんには校外学習で自分の通学路のその110番の家をお知らせしていただければなと。あと、また、ホームページいろいろ見ましたけれども、ハロウィンのときにその110番の家を回ってお菓子をもらうというような取り組みをしているような教育委員会もありました。
次に、同じく110番の家ですけれども、小学校で特に低学年になると思いますけれども、どのような状況のときに110番の家に行きなさい、活用しなさいと教育しているのかをお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) 1つは、先ほど来出ていますように、不審者に声をかけられたとき等がまず一番大きな役割としてありますので、子供たちにもそのような指導をしております。また、昨今、災害等もありますので、例えば地震が起きたときなども、110番の家の方のところに行くんだよというような指導もあわせて行っております。
○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 確かに子ども110番の家の趣旨はそうだと思います。ただ、今、子供さんが一番困っていると私が思うのは、トイレと水だと思うんですね。トイレはやはり通学路長いお子さんですと、子供の足で1時間近くかかる場合もあります。これから夏場に向けて、通学路の長いお子さん、2キロ超える場合、特に低学年のお子さんにとっては、非常に負担です。熱中症などの危険もあります。そういったときに、これもいろいろ課題はあるでしょうけれども、水を補給していただくために駆け込めるとか、そういったものもボランティアでやっている110番の家の方には負担になると思いますけれども、水なり麦茶をあらかじめその110番の家の方にお届けして、熱中症になりそうだと来たときには、水を補給してやれるというような方法も、これはちょっとハードル高いと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) ご意見として賜りまして、そういったことも可能かどうか、検討させていただきたいと思います。また、子供たちについては、熱中症等の予防につきましては、水筒を持参するような声がけも行っておりますので、それとあわせて対策を講じていきたいというように考えます。
○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 今、水筒のお話も出ましたけれども、子供さん、水筒持ってきております。私も家からお茶なり、ポカリスエットみたいなものを、今、ただ水をくんでいるというお子さん少ないと思うんですね。大体聞くと、お茶かスポーツ飲料と言います。なくなったら水筒に水道水を補給すればいいのかなという、私は認識していました。ただ、数人の小学生に聞きましたところ、学校の水はにおいがするので飲まないという子もおります。我々もそうですけれども、水道の水を直接今飲むという習慣、なかなかないと思うんですね。水は買って飲むもの、あとは浄水器の水を飲むと。そのような観点からも、学校でのそういった浄水器であるとか、そういったものも今後の課題として検討していただきたいと存じますが、その辺の見解をお伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) これにつきましては、施設設備といったところで、また学校教育課のみの判断といかない部分もありますので、教育委員会として検討課題とさせていただきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 私も冒頭に子供のSOSに耳を傾けてという話をしましたが、やはり子供目線でもっともっとやっていかなければならないかなというふうに私も思っております。
次に、地域安全マップのほうは作成してあるということでございますので、こちらのほうもぜひホームページへアップをお願いしたいというふうに思います。(「質問ですか」の声あり)ええ、アップをしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) 学校教育のほうとあわせて進めていきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 次に、防犯まちづくり基本計画の策定に移ります。
富谷町総合計画におきまして、事故や犯罪の少ない安全で安心なまちづくりというふうにあります。そのためにも、防犯まちづくり基本計画の策定は私は必要だと思います。富谷町は、県内のほかの市のように東北本線や仙石線など駅前を中心として発展してきた町とは違い、新しい団地の造成によって発展してきた町であります。よって、犯罪の発生の状況、侵入窃盗、乗り物窃盗、発生場所、自宅、アパート、学校、スーパー、コンビニなど、地域社会の抱える課題も違ってきていると思います。だからこそ、犯罪発生の状況を分析し、富谷町に合った基本計画が必要と考えますが、町当局の考えをお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) 町長も述べましたとおり、現在、各種施策の中で個々に対応しているという状況でございます。今後につきましては、基本計画につきましては、他の自治体を参考にしながら検討を進めるというふうにしたいと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。
○2番(青柳信義君) 最後になりますけれども、先ほど町長のほうから日吉台幹線北側丁字路交差点に働きかけしていますというお話でございますけれども、再度働きかけを町長の言葉でいただきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 改めて、私も大変あそこは本当に危険な場所ですし、とにかく一刻も早く信号設置に向けて努力したいというふうに思っておりますので、今後さらに努力していくことを改めてお誓いさせていただきます。
○議長(浅野幹雄君) この際、午後3時15分まで休憩をいたします。
午後3時03分 休憩
午後3時15分 再開
○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
先ほどの青柳信義君の答弁で訂正がありますので、発言を許します。生涯学習課長。
○生涯学習課長(渡邉正弘君) 先ほどの大型商業施設の巡回の時間でございますが、先ほど午前と午後というお話でしたが、一応午後からでございまして、基本的に1時から2時、夕方4時から5時ということでございますので、訂正のほうをお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 通告に従い、2問質問いたします。
1問目は、「新生児聴覚検査と補聴器等の支援を」と題し、質問します。
生まれて間もない赤ちゃんの耳の聞こえぐあいを調べる新生児聴覚検査を行うことで、早期に難聴を発見し、早期の療育で早目に補聴器をつけ、適切な指導を受けることにより、言語発達の面で効果が得られるからです。生まれつき1,000人に1人から2人の割合で聴覚に障がいがあるとされています。
新生児聴覚検査は、専用の機械を用いて眠っている赤ちゃんの耳に音を流し、脳波や返ってくる音によって聴力を調べる検査で、生後3日以内の初回検査を行います。医療機関によりますが、1回5,000円程度かかるため、費用面で検査を受けないと判断する母親も多いようです。地方交付税による財源措置も可能なため、岡山県では県内の全市町村で独自事業として行っております。6町村で全額負担、21の市や町が自己負担2,700円で検査を受けられるように整備をしております。
宮城県に問い合わせましたら、残念ながら県内では自治体支援は1カ所もありません。県でも、各市町村に啓発活動や検査を行える施設の拡充に努めているとの話でした。ことしの3月に厚労省から全自治体宛てに公費助成の導入など、受診を促す対応を求める通知が届いていると思います。県内では、大学病院や日赤など、ほかにも検査可能な病院はありますが、何よりも自治体の支援が必要です。
富谷町においては、子ども医療費が18歳まで拡充となり、皆様が助かっていると感じています。市制移行となる町として、すき間のない福祉支援の向上は、住民の願いだと思います。
新聞報道によりますと、国立成育医療研究センターの守本倫子医長は、「新生児聴覚検査を受けた子供は、早期療育に至る確率が受けていない子供よりも20倍も高くなり、コミュニケーション能力は3倍以上も上昇するという研究結果が出ている。人とのコミュニケーションは孤立を防ぎ、その後の人生を大きく左右する。だから、早期発見が必要です。そのためにも、自治体の支援が欠かせない。また、医療機関の保護者に対する丁寧な説明が求められる」とありました。2012年度から母子手帳に検査結果を記載する欄もあります。ぜひ、支援の拡充を求めるものです。
そして、さまざまな情報の発信には、子育て応援アプリの導入は不可欠です。広報とみやの地域で支える子育て支援のページはとてもわかりやすい発信だったと思いますが、アプリの導入について、以前にも質問させていただきましたが、積極的な取り組みを求め、進捗状況を問います。
また、年を重ねるごとに耳の聞こえが悪くなり、電話に出ない、出不精になり、人と余り話さなくなってしまい、人とのコミュニケーションがうまくいかなくなったと相談を受けます。「補聴器はつけないのですか」と聞きますと、「なれないなあ」とか、「高いからなあ」とかという方もいらして、割と補聴器に対する違和感と支援の内容が伝わっていないと感じます。補聴器を使用することで不便さが解消されることなども説明する必要があるのではないかと思います。高齢者の補装具支援の自己負担は1割でよいのではないかと思いますが、周知のほうはどのように進められているのか、また、支払いについては、年金生活をしている方への負担になっていないか、高齢化が進む中で補聴器を利用する方も多くなると思います。補聴器を必要としている方への町の支援について質問いたします。
1、全ての赤ちゃんに聴覚検査が行えるよう、地方交付税による財源で検査補助をすべきと考えますが、町長の見解を求めます。
2、年間出生数は何人になりますか。
3、子育て応援アプリは進められていますか。
4、補聴器等の代金補助などについて、町の対応はどのように進められていますか。
5、今後、高齢者支援に補聴器等の支援策も必要ではないかと思いますが、当局の見解を求めます。
6、難聴者支援はどのように進められていますか。
2問目は、「健康マイレージ事業の推進を」と題し、質問します。
健康マイレージ事業とは、健康増進のために、食事などの生活改善、運動、健診、イベント、ボランティア活動、スポーツ教室などへの参加に、自治体で決定した健康づくりを行った住民がポイントを集め、特典を得られ、自治体によっては地域ごとにポイントを還元し、必要なものと交換できる取り組みなど、さまざま楽しく日々の健康づくり生活を送れるように進められている事業です。住民一人一人が健康づくりに参加することは、健康寿命を延ばし、受診率向上だけでなく、家族で取り組めること、個人の生きがいづくりと積極的な社会参加で、高齢者は認知症対策にもつながります。
厚労省が健康寿命の算出をしてから、国が施策として強調し始めたことは、健康で長生きすること、健康寿命を延ばすことです。世界保健機関(WHO)によれば、2015年の男女合わせた日本の平均寿命は83.7歳で、世界トップを20年以上キープしております。そして、健康寿命は、男性71.11歳、女性は75.56歳です。
今回話を伺った佐賀県鳥栖市では、積極的な健康マイレージ事業の取り組みが行われております。人口およそ7万2,000人です。最初の狙いは、若い方が健康について関心を持っていただくこと、住民の健康づくり応援のために始めたそうです。ポイントを商品にかえるだけの取り組みではなく、自治会やPTAの方たちが一緒に集めたポイントをまちづくり推進協議会へ寄附し、学校区内の小中学校や幼稚園などへ花やボールなどを贈る取り組みをしておりました。そのほかに、図書カードや指定の温泉利用クーポン券、市内で使えるクオカードなどもそろえてありました。また、子ども健康づくりでは、食育に力を入れて、朝ご飯をしっかり食べる、おやつを食べ過ぎない、運動するなど、余り難しくしないで家族で取り組める企画を毎年考えているようです。27年度は約7,000人以上の方が参加されたようです。200万円の予算計上です。毎年参加者もふえて、継続して行うと話されておりました。
参加者がふえたのは、広報による啓発は当然ですが、楽しく参加される方々の口コミで多くの参加者がふえているようです。最も参加率が多いのは60代で、次が50代です。そして、健康増進課だけでなく、企画部や自治会、民生委員と連携し、イベントや講習会等で社会参加を促し、高齢者支援にもつなげているとのことでした。
教育民生常任委員会で視察をしました高浜市では、65歳以上の高齢者に、自分の健康は自分でつくるという理念のもとで、いきいき健康マイレージ事業に取り組んでいました。
私は、2013年9月議会でも健康マイレージ事業の推進を質問させていただきました。健康を保つことは医療費の削減にもつながるからです。また、高齢者のボランティア活動にポイント制度を設けるなど、今後、自助努力に対する啓発活動も大事です。ボランティア活動も有償化へと変わりつつあります。
私は、岐阜県可児市の平成26年度から28年度までの3年間をボランティア活動ポイント制度モデル事業として取り組んでいる内容を伺いました。人口10万1,122人で、4万462世帯です。今後、少子高齢化が進むに当たり、社会保障費の増大によって、子育て支援や高齢者支援に行政からのサービスを維持することも困難になると予想しています。可児市は、名古屋市のベッドタウンとして発展してきました。その背景には、さまざまな経験を持つ人材が豊富で、地域のボランティア活動も活発に行われております。そこで、ボランティアポイント制度と地域通貨を組み合わせ、地域の支え合いの仕組みづくりと地域経済の活性化を同時に図る社会貢献システムを策定しております。
この事業の26年度登録者数は436人でしたが、27年度は1,026人にふえたそうです。男性が35%、女性が65%の比率で、65歳以上が670人の参加です。地域振興課が中心になり、社会福祉協議会や商工会などプロジェクトチームを立ち上げ取り組んでおります。ちょうど丸2年経過をし、28年度は2年間を検証し検討していきますが、継続の方向に進むと思われますとのお話でした。
富谷町から市制へ移行するに当たり、福祉向上を住民は願っていますし、期待をしております。健康づくり、健康増進、誰でも参加できる、一人でも参加できるきっかけをぜひつくっていただきたいと思います。心の健康を保ち、友好活動などを通して、町民全体で楽しく参加できる健康マイレージ事業の推進と、支え合いの仕組みづくりのボランティアポイント制度について質問します。
1、健康づくり、ボランティア活動による健康マイレージ事業についての見解を求めます。
2、介護予防、疾病対策の健康づくりについて、今後の計画を伺います。
3、今後、自助努力に対する啓発活動は必要で、ボランティア活動も有償化の方向へと進むと考えますが、ボランティアポイント制度などへの取り組みは。
4、各健康・体力等の教室、講習会等の参加状況と課題は。
5、コール・リコール事業の取り組みはどのように進められていますか。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
○町長(若生裕俊君) ただいまの浅野直子議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1の新生児聴覚検査補助と補聴器等の支援をに関連しての問い1でございます。
新生児聴覚検査につきましては、各医療機関が希望者に対し自己負担で実施している状況であります。宮城県内において公費負担を実施している自治体はなく、全国的に見ましても、公費負担を実施している自治体は全体の6.3%という状況でございます。しかしながら、障がいを早期に発見し療育につながることで、障がいの影響を最小限に抑える意義は大きいものと認識しております。今後は、公費負担に関しては周辺自治体の動向を注視し、母子手帳交付時やプレママ学級等において、新生児聴覚検査の意義について啓発に努めてまいりたいというふうに考えております。
問い2の年間出生数につきましては、昨年4月から本年3月までの1年間の出生数は453名になります。
問い3、子育て応援アプリの導入につきましては、市制移行に伴いホームページのリニューアルを検討しており、その際、子育て支援関連のページもスマートフォン対応のものに更新する予定でございます。今後、広報担当課と協議を行いながら、子育て世代の方に関心を持っていただけるような内容にしてまいりたいと思います。
問い4の補聴器等の代金補助などについて、町の対応についてでございますが、聴覚障がいにより身体障害者手帳の交付を受けている障がい児については、補装具給付事業として補聴器の交付及び修理に関して助成をしております。また、18歳未満で手帳取得に満たない軽度、中度の聴覚障がい児に対する支援としては、難聴児補聴器導入助成事業を実施しております。対象要件は、補聴器の使用により脳の発達や言語の早期習得等に一定の効果が期待できると聴覚の指定医が判断している場合、両耳の平均聴力レベルが30から70デシベル未満で身体障害者手帳の交付対象とならないこととなっております。
問い5の今後高齢者支援に補聴器等の支援策も必要ではないかとの問いについては、まず、身体障害者手帳の交付を受けている方が、医師の補聴器に関する補聴器意見書を持って補聴器の申請をすることができます。また、聴覚障がいによる身体障害者手帳の取得状況につきましては、手帳所持者80名中52名が65歳以上の高齢者で、そのうち36名が65歳以上になってから身体障害者手帳の交付を受けております。今後も必要に応じまして、身体障害者手帳の交付を受け、補聴器をご利用いただければと考えております。
問い6、難聴者支援はどのように進められていますかにつきましては、市町村事業でありますが、地域生活支援事業におきまして、手話通訳者を派遣する意思疎通支援事業を実施しております。そのほか、とみぱすも含め、公共交通機関の割引や障がい福祉サービス、税の減免並びに障害者手帳の等級によって異なりますが、心身障がい者医療費助成や自立支援医療等、各種支援策の展開を図っております。
質問件名2の健康マイレージ事業の推進に関連しての問い1でございます。
健康マイレージ事業は、個人の健康づくりの動機づけのみならず、地域の商店街や企業等とも連携することにより、地域の活性化や地域貢献につなげている自治体もあるなど、有効な手段の1つであると認識しております。
問い2の介護予防事業につきましては、昨年度の介護保険法の改正により、これまでの2次予防と要支援の対象者を区別せず、地域の実情に応じた効果的、効率的な取り組みを推進するために、現在モデル事業を実施中でございます。今後は、元気な高齢者に対しては、福祉健康センターを介護予防の拠点とし、筋力アップ、認知症予防、栄養などの教室のほか、交流、生きがいづくりの教室等の充実を図ってまいります。また、地域での介護予防事業として、地域サポーターの支援を受けながら身近な地区の会館等で実施しておりますゆとりすとクラブ・サロンを地域の仲間づくり、健康づくりとして拡充してまいります。
疾病対策事業は、昨年策定しました富谷町国保データヘルス計画に基づき、30代からの健診の機会として、対象を35歳から39歳とした健康35を実施しております。また、高血圧症及び脳血管疾患を初め、糖尿病対策にも取り組んでまいります。具体的には、高血圧症及び脳血管疾患対策として、健康推進員との共同により、家庭血圧測定の普及、適塩の勧め等を実施してまいります。糖尿病予防として、特定健診を受けた方を対象に糖尿病予防教室を実施するほか、糖尿病成人症への進行を防ぐため、医療機関への受診勧奨を実施し、重症化予防に努めております。
問い3のボランティアポイント制度などへの取り組みについてでございますが、少子高齢化や財政状況から見て、今後共助、公助の大幅な拡充を期待することは難しくなっており、自助の果たすべき役割が重要となってきます。さらに、互助による住民組織やボランティア等の取り組みの強化も求められてきます。このため、昨年度より人材を育成し2カ所の軽体操・筋トレ型通所サービス事業、つどい交流型通所サービスや高齢者福祉施設での有償ボランティア、交通費程度の支給ではございますが、の活動を実施しております。ボランティアポイント制度も一つの方法とは思いますが、このように自分の得意なことを生かし、ひいては健康づくりや生きがいづくりにもつながる現在の取り組みを進めてまいりたいというふうに考えております。
問い4の各健康・体力等の教室、講習会等の参加状況と課題につきましては、昨年の参加状況は、特定健診後の特定保健指導は対象者の約40%の209名のご参加をいただき、疾病予防事業の糖尿病予防教室では定員を上回る申し込みがあり、ご参加いただきました。また、健康推進員との共同開催による地区健康教室は29回実施し、824名と多くの町民の皆様にご参加をいただいております。そのほか、運動習慣の継続を目的としてウオーキングをメーンとした講座「フレッシュアップクラブ」は70名が会員として登録し、およそ毎月実施しております。
課題としては、特定健診後の保健指導のさらなる実施率の向上を目指す必要があることでございます。そのため、対象となる方がより参加しやすいプログラムとなるよう、毎年評価し改善し、実施しております。まだ若い世代からの健康づくりへの意識向上を図ることが必要であると感じております。そのため、県及び関係機関、そして職域連携を図りながら、町民の皆様の健康づくりを推進してまいります。
問い5のコール・リコール事業は、本町では費用対効果の面で厚生労働省が奨励する手法での事業実施はしておりませんが、受診率を向上させていくことは大変重要な課題であるとの認識は変わりません。本町といたしましては、子宮頸がん検診、乳がん検診において、国で定めるクーポン事業の代替事業を継続してまいります。また、胃がん検診につきましては、昨年度に引き続き胃がん検診を申し込みされていても受診しなかった方を対象とした未検者検診を実施し、受診率の向上を図ってまいりたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) これより浅野直子君の質問は一問一答により行います。13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 子育て支援のところなんですけれども、医療費が18歳まで富谷町は拡充となりました。新生児こそ、やはりすき間のない支援ではないかというように思うんですけれども、再度、この聴覚検査は任意でございますので、ぜひこのことは支援をしていただきたいと求めるものですが、質問にかえます。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 先ほども申し上げましたように、周辺の自治体の動向も拝見しながらいろいろ検討してまいりたいというふうに考えます。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 先ほど出生率が1年間で450名ということでございました。1回5,000円ということでございますので、もう全ての赤ちゃんがこの検査を受けたとしても、230万ちょっとぐらいのお金になるかと思うんですけれども、本当にこういったことというのは、もう大事でございますので、負担をかけない。やはり生まれたときから支援をするという方向が大事かと思いますが、再度確認をいたしますが、支援はできないか、質問いたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 先ほども答弁申し上げましたように、やはり障がいを早期に発見し、療育につなげるというのが、障がいの影響を最小限に抑えるという意味では大変大きな意味はあると私も認識しておりますので、その辺含め、今後検討してまいりたいというように考えます。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 県のほうに問い合わせましたら、やはり検査をするその施設が少ないということでございますので、市制移行となるこの富谷町が県のほうにさらなる拡充、施設の検査のできる拡充を求めていただきたいと思いますが、町長の見解をお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) その辺は関係機関とご相談をしながら、また、いろいろ調査もしていきたいというふうに考えます。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 応援アプリのことで質問させていただきます。
先ほどホームページも新しくなるということで、子育て支援のスマホ対応を行えるということの町長からの答弁をいただきました。今現在で、どのようなところまで進んでいるかというところを説明お願いしたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 企画政策課のほうとこれから協議を進めるという段階でございます。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 当然そのようになると思うんですが、子育て支援課として、このスマホ対応に対しての重点的なところ、こういうところはしっかりと配信したいというところがあれば、課長のほうで答弁お願いしたいんですが。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 今のお母さんたちがやはり情報をスマホから得ているというのは、健診等でもよく見聞きをしている状態です。私たちも、お母さんたちとお会いしたときに伝えたい情報を全て伝え切れているかというところもございますので、そういった今育児でこんなことで悩んでいる方が多いですとか、こういった健康に気をつけてほしいといったような情報を、そういったサイトを通して伝えることができたらというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 1つだけ確認なので質問させてください。例えば、このスマホに対応しましたときに、施設の利用だったり、予約といいますか、ファミリーサポートなんかの予約といいますか、そういったものもできるようにするということの検討はあるんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 今のところ、そこら辺のところは検討しておりませんが、今、議員のご意見もいただきましたので、そういったことが可能なのかどうかというところも含めて検討させていただきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) もう一つだけ、相談メールの受け付けもぜひお願いしたいと思うんですが、このことについても検討いただけますでしょうか、質問します。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 今現在でも役場の子育て支援課宛てのメールにいろいろご相談いただく場合もありますので、そういったところも含めて考えていきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 企画課のほうに質問させていただきますが、基本的なところで参考にされている自治体というのはあるんでしょうか。ホームページをつくるに当たって。
○議長(浅野幹雄君) 企画部長。
○企画部長(内海壯晃君) 特にはございませんが、今そういった必要な事項につきましては、協議をしながら進めてございますので。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 議長、済みません。担当課を指名したこと、取り消してください。申しわけありません。
それでは、補聴器に対してなんですが、平成26年度に補装具交付修理事業で、補聴器の支援を16人の方に行ったというようなことが実績報告書に上がっておりました。これは高齢者も含めた人数と捉えてよかったのか、確認お願いいたします。質問いたします。
○議長(浅野幹雄君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(菅原俊司君) こちらは交付と修理合わせてということでお捉えいただければと思います。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 交付と修理ということですけれども、これは人数として16人という方が上がっていたんですが、高齢者も含めておりますか。高齢者も入っておりますか。高齢者。
○議長(浅野幹雄君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(菅原俊司君) これはあくまで年齢問わずということで上げております。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 先ほど町長のほうの答弁にありましたけれども、高齢者のこの補聴器に対する支援の取り組みなんですが、これは高齢者の方が例えば耳の聞こえなくなったというようなところのその相談窓口というところはしっかりと包括支援センターのほうにお話をするというような取り組みでよろしかったでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(菅原俊司君) 特段、ご高齢の方に対する対応というようなところでこの窓口というのは、ちょっと横断するところはございますので、内容によって対応する職員を割り当てたいと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) というのは、これから高齢者がふえていくわけなんですが、当然耳が聞こえないということは、社会参加の本当に引きこもってしまうというような状況もあるものですから、高齢者に対しての補聴器の支援というのは大事ではないかという観点から質問させていただいておりますが、こういった高齢者に対しての取り組みといいますか、耳が聞こえなくなった、出不精になったという方に対してのこの対応というのは、どのように取り組んでいかれますか。
○議長(浅野幹雄君) 保健福祉部次長。
○保健福祉部次長(中山高子君) 高齢者の方で相談とかありますと、その必要性があれば身障手帳を取得していただいて、そこから補聴器の購入というふうな形をお勧めするような形になります。ただ、それに該当しない場合につきましては、コミュニケーションする側のほうで、どうしても高齢者になりますと、音の高い音が聞こえにくくなりますので、まず少しトーンを落としてお話しするとか、あとゆっくりお話しするとかというふうな、周りでのその対応の仕方というふうな形での周知というふうなところを図っていきたいと思っておるところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 高齢者の補聴器の購入に関しては、1割負担というのはこれは間違いないでしょうか。これはこの1割負担の、補装具対応の1割負担というのは間違いないか、質問にかえます。
○議長(浅野幹雄君) 保健福祉部次長。
○保健福祉部次長(中山高子君) 身障手帳をお持ちの方でありますと、原則1割というふうな形で購入というふうな形になります。その方のあと所得の状況によりまして、負担がないとか、あと全額負担とかというふうな形になるような状況でございます。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) そうしますと、これは償還払いという形になりましたかしら。受領書払いでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 保健福祉部次長。もとい、保健福祉部長。
○保健福祉部長(小野一郎君) 身障法に基づいての給付となりますので、現物では当然その方に厚生相談所できちんと判定をして、そういう判断する場所がございますので、それに応じて、あと給付1割は町にというような形にたしかなったかと思います。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) それでは、健康づくりのほうに質問を変えます。
健康づくりは、スマートウィルネス、健康で生きがいのある状態、歩くことは基本ということでございますけれども、この健康づくりに参加できない方をこれからどのように指導されていくのか、伺います。
○議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) 健康づくりに参加されない方ということでのご質問でしたけれども、これから地域、職域の連携を重ねながら、そういった方たちにもぜひ健康づくりへの関心をお勧めできるように啓発してまいりたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 健康推進員の方が地域にいらっしゃるんですけれども、こういった方々が例えば健康づくりになかなか高齢者を回ってみて、例えば地域の中で最近弱くなってきたよねとか、ちょっとふさぎ込んでいるよねとか、そういった感じというか、健康づくりのほうに引っ張るというような、そういった取り組みというのは今後の計画の中にはないでしょうか。一人を支えるという意味での質問なんですが。
○議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) 各町内会からご推薦いただいている健康推進員の方々には、日ごろから地域のほうでの健康教室とかを開催していただきまして、各町内会にお住まいの方たちにご参加をお勧めしていただいているところでありますので、そういったところの声がけでお一人お一人の様子とかは確認させていただきながら、また、こちらにその情報をいただきながら、進めてまいりたいと考えています。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 歩くことを基本に行えるやはり今後の計画というのは大事ではないかと思うんですが、先ほども町長の中にフレッシュというようなところの取り組みがあるという、70名ぐらいの方が登録していらっしゃるというようなことでございましたけれども、歩くことはやはり健康づくりの基本だと思います。今後の歩くことに対して、以前は歩こう会とかさまざまありましたけれども、そういったことの計画というのはありますでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) 昨年、一昨年までウオーキング大会ですとか、歩効果というようなイベントを開催しておりましたが、今年度についてはそういった予定はございませんが、フレッシュアップクラブ等、毎月の継続性を重視した講習会などを継続してまいりたいと考えています。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) これからの取り組みとして、やはり歩くというのはすごく大事なことでございますので、例えば私はあけの平に住んでおりますが、あけの平から1キロ地点、2キロ地点、3キロ地点にはこういったものがありますよというような、その地点マップといいますか、歩いて、歩くとこの何歩になりますよというようなマップをその地域ごとで結構でございますので、そういったものを作成してお配りするような計画というのはいいと思うんですが、こういった方法の取り入れというのは検討されませんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) 今後検討させていただきます。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 健康づくりと特化しております新潟県見附市、人口4万2,000人なんですけれども、ここは健康の駅というもの、総合窓口なんですが、それを設けております。開設しております。ここに保健師と、あと常駐の受付1人おりまして、2人体制で市立病院の1階に環境もいいということでそこに設置をしております。年間、昨年度が5,950人の方がここに相談をして、地域の交流地点となっております。こういった皆様が健康に対してとか、さまざまなそういった相談をどこでもできるその拠点というのは大事ではないかと思いますが、その考えはないか、質問いたします。
○議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) 現在、そのような施設については、本町にはございませんが、役場健康増進課に保健師、栄養士、常駐しておりますので、多くの方々に健康相談等の機会があるということは啓発してまいりたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 健康の最初の入り口は、受診であり、また、相談であるというふうに考えております。思うんですね。それで、やはり体の健康が大事で、若い世代の受診率向上にはもう特に大事であると思うんですが、この若い世代への受診率向上に向けての取り組みを再度伺います。
○議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) 本年につきましては、昨年健康35ということで、35歳の方を対象とした健診を行っていましたが、やはり40歳の特定健診になる前の30代の方たちに多くの健診の機会を持ってもらいたいということで、ことしにつきましては35歳から39歳の30代の方の健診の機会を拡大しております。
また、子宮頸がん検診や乳がん検診についても、20歳、あと乳がん検診については40歳の方につきましては、お申し込み関係なく全員対象の方には受診票をお送りして受診を促しているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) きょうの町長のお話の中に、富谷町の国保データヘルス計画で明確になったことということがありましたけれども、どういったことが課題となり、どういったことが明確になったのか、質問いたします。
○議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) 昨年末に策定させていただきましたデータヘルス計画におきましては、富谷町につきましては、まず第1が、脳血管疾患の死亡率、あとは高血圧を治療されている方が多いということで、ことしは高血圧予防、また、基本に立ち返り、町民皆様につきましては高血圧予防をまず第一にというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 高血圧予防に取り組むということでございますが、それは地域においてさまざまな計画を立てて、地域ごとに行えるようにするというような意味合いもありますでしょうか、質問いたします。
○議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) 今年度につきましては、健康推進員と毎年共同で開催しています地区健康教室では、全……、どの教室におきましても、そちら同じメーンテーマを持ちまして開催し、啓発していく予定にしております。また、きのうから始まりました特定健診会場におきましても、健康推進員からの協力を得まして、減塩フードモデルの展示ですとか、あとは適塩のリーフレットの配布ですとか、そういった家庭血圧計の普及と、そういったところの啓発事業を共同で進めてまいりたいと考えています。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 介護予防の視点から、街かどカフェの説明がありました。ボランティアポイント制度の導入の私はチャンスだと考えますが、このことについての見解を求めます。
○議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。もとい、高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 街かどカフェにつきましては、現在、地域で支える仕組みづくりとして検討いただいております。まだそういったボランティア制度云々かんぬんのところまでの検討には至っておりません。地域でどのような形でしていったらいいのかというところを検証しながら、地域とともにつくり上げていきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) そうしますと、地域によってはさまざまやはりこれから街かどカフェがふえていくんだと思いますけれども、やはり地域によってはそれぞれの課題がありますよね。年代もありますし。それで、やはりボランティアというのが、何かポイントがつくと、何かそこに違和感を感じられるようなふうに毎回ちょっと感じるんですが、そうではなくて、前向きな捉え方としてやはりポイント制度というのは大事ではないかと思うんですが、地域のこういった街かどカフェだったり、また、高齢者がどんどん社会に進出をするという意味では、大変重要なところだと思いますが、再度、こういったボランティアのポイント制度について、見解を求めます。
○議長(浅野幹雄君) 保健福祉部次長。
○保健福祉部次長(中山高子君) このボランティア制度のポイント制につきましては、議員がおっしゃるとおり有効な方法の一つだとは思っております。西のほうでも結構、東京都の稲城市が一番最初に始めたポイント制でございますが、本町におきましては、そのポイント制度というよりは、町長が答弁しましたように、今現在自分の持っている健康づくりに自分の力を生かしていただいて活躍していただくというようなところで、最初は無償で行っていたところを、少しずつ有償でというふうな制度に行っておりますので、そういうところから始めていきたいなというふうに思ってございます。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 街かどカフェなんですが、これは学校区内に設置というような計画は今後あるんでしょうか、質問いたします。
○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) まだモデルとしてといいますか、スタートとして3地域を選定して動いているところですので、そういった成果等を見ていきながら広めていくというふうなところになろうかと思います。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) それでは、健康づくり、成人の歯周病疾患のことも大変重要になってくると思うんですが、富谷町では25年度からこの検診をしていらっしゃるということなんですけれども、40歳から70歳の間で10歳ごとの検診になっておりますよね。それで、26年度は25年度に比べまして119人の受診者が減っているというような状況、実績報告書にありましたけれども、この減った理由が何だったんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) 歯周病疾患検診につきましては、初年度につきましては対象の方全員に受診票をお送りしていたというところがあります。2年目からにつきましては、申し込み制になっておりますので、ほかの検診同様、3月に申し込みを承って、その方たちに受診票をお送りするというような形での検診になったものなので、その検診の申し込み状況で減ったのではないかというふうに認識しております。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) この申し込みに関しては、10歳ごとというのはこれは間違いないでしょうか、課長。
○議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) 10歳刻みの年齢になっております。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) この歯周病というのは、糖尿病だったり、心疾患につながりますし、また、ひいては認知症のほうにもつながっていくと言われております。ですので、基本的には10歳節目というような受診ではあると思いますが、検診と思いますけれども、やはりここは改革をして5歳刻みでもいいのではないかと、町の独自のやり方でもいいのではないかと思いますが、その辺のところについて見解を求めます。
○議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) こちらの検診につきましては、健康増進法に基づく検診として町では行っております。また、対象のほうを変更したりということになりますと、歯科医師会などの関係機関の方たちとの協議とかも必要になりますので、今のところすぐに変更するというふうなところは考えておりません。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 最後の質問になります。
コール・リコール事業が始まって3年目というようなところもあるんですけれども、今回大腸がんなんかも対象になっているかと思うんですが、このコール・リコール事業は町では取り組んではいないようなことのお話だったようなんですけれども、やはりこれは個人勧奨でございますので、何らかの形でやはり受診をしていない方にはどんどんその周知をするというようなことは大事ではないかと思いますが、その辺の見解を求めます。
○議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) 受診率向上に努めるのは図ってまいりたいというところは変わりありませんので、胃がん検診のほかにもさまざまながん検診などの未検者対策については、これから検討してまいりたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) この際、暫時休憩をいたします。
午後4時02分 休憩
午後4時03分 再開
○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これをもちまして本日の一般質問を終わります。
これで本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。お疲れさまでした。
午後4時03分 散会
平成28年6月3日(金曜日) 午前10時00分 開議
第1 会議録署名議員の指名
第2 一般質問(通告番号6番~10番)
第2日目 6月3日(金) | ||||||||||||
一般質問 | 10番 長谷川 る 美 議員 | |||||||||||
1 | 富谷町の子育て支援事業の拡充と施設整備等の進捗状況について | |||||||||||
2 | 富谷町における高齢者対策について | |||||||||||
18番 渡 邊 俊 一 議員 | ||||||||||||
1 | 各団地内の歩道改良工事について伺う | |||||||||||
16番 出 川 博 一 議員 | ||||||||||||
1 | 市制移行準備は順調か | |||||||||||
2 | 職員の勤務成績評価は実施されているか | |||||||||||
4番 若 生 英 俊 議員 | ||||||||||||
1 | 富谷市総合計画策定に合わせ「まちづくり基本条例(自治基本条例)」の制定を問う | |||||||||||
2 | (仮称)とみや国際スイーツフェアの開催準備は万全か | |||||||||||
3 | 大規模災害時において他自治体への支援に関するガイドラインの作成を | |||||||||||
9番 西 田 嘉 博 議員 | ||||||||||||
1 | (仮称)子育て世代包括センター構想について | |||||||||||
2 | 地域住民の足となるバスの運行について |
午前10時00分 開議
○議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。
日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、7番藤原 峻君、8番佐藤聖子君、9番西田嘉博君の3名を指名いたします。
日程第2 一般質問
○議長(浅野幹雄君) 日程第2、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。10番長谷川る美君。
○10番(長谷川る美君) 皆様、おはようございます。通告に従いまして、質問をいたします。
10月10日の市制施行を目前に控え、住民の方からの期待と関心が大きく膨らむ中、日々の議員活動を通して、よりよい富谷市にするため今すべきことは何であるかを真剣に考え、富谷市政前進のために活動していくことの大切さを強く感じるきょうこのごろであります。
6月議会の審議を通して、子育て支援事業と高齢者対策に関連し、以下、次の2点について質問いたします。
1、富谷町の子育て支援事業の拡充と施設整備等の進捗状況について。
2、富谷町における高齢者対策について。
最初の質問に関してです。
10月10日の市制施行を目前に控え、子育て世帯500世帯の増加を数値目標としている富谷にとって、その実現と子育て支援事業の拡充は最重要課題の一つであると言えます。事業の拡充と施設整備の進捗状況等、以下質問します。
質問項目(1)病児・病後児保育について質問いたします。
平成25年4月1日より、コミュニティクリニック上桜木小児科内に開設された「とみや病児・病後児さくら保育室」は、ことしの1月から対象が未就学児から小学2年生までに引き上げられました。
そこで、(1)対象年齢引き上げ前の利用実績と課題について。
(2)年齢別登録者数と4月の年齢別利用者数。
(3)対象年齢を小学2年生に引き上げた理由について。
(4)総事業費と国及び県からの補助額。
(5)利用できる条件とその手続について。
次に、質問項目(2)菜の花保育園の現状と安全対策について質問いたします。
ことし4月に54名の定員で2階にある旧富ケ丘北部会館を利用して開所した私立認可保育園「富ケ丘菜の花保育園」の現状と、2階保育室の安全対策について質問いたします。
(1)年齢別入所児童数及び居住別児童数。
(2)待機児童数は何人ですか。
(3)2階から避難する際の避難マニュアルは整備されていますか。
(4)緊急時の安全対策は十分ですか。
(5)園児が外遊びする場所は確保されていますか。
(6)必要な保育士数は確保されましたか。
次に、質問項目(3)杜乃橋地区に建設を予定している保育所について質問いたします。
杜乃橋地区に新たに定員120名で建設を予定している保育所の進捗状況について質問いたします。
(1)平成29年4月の開所予定に変更はありませんか。
(2)運営する法人決定に至る経過について。
(3)選定条件に「休日保育を行う」とありますが、休日の保育ニーズはどのくらいありますか。
(4)休日保育を町立保育所で実施すべきと考えますが、町の見解をお伺いします。
次に、質問項目(4)富谷町子育て世代包括支援センターについて質問いたします。
(1)落札業者は決定しましたか。
(2)当初計画と新たな計画の主な変更内容についてお伺いします。延べ床面積、総事業費など。
(3)子育て世代包括支援センターで実施する事業内容についてお伺いします。
(4)障がい児を支援するための事業は行われますか。
質問項目(5)児童館建設について質問いたします。
来年度から富ケ丘小学校、あけの平小学校、成田小学校、それぞれの校地内に児童館が建設され、それとともに放課後児童クラブ事業も開始されます。
そこで、(1)児童館の完成時期及び事業の開始時期はいつですか。
(2)児童館の建設されるそれぞれの具体的な場所と、出入り口は校門と同じですか。
(3)将来の児童数減少に対して配慮した点はありますか。
(4)今までの年間の児童クラブの利用者数と一般の利用者数は何人ですか。
次に、質問件名2の富谷町における高齢者対策について質問いたします。
富谷町の人口構成は若い世代の比率が高いため、他の市町村に比べて平均年齢が若く、高齢化率は平成26年で16.1%と県内において一番低い状況です。しかし、平成37年には21.1%に達するなど年々着実に高まり、それとともに認知症の方は平成37年には5人に1人と予想されています。そのような中、高齢者の方々が住みなれた地域で安全で安心して暮らしていけるよう、町の高齢者対策の取り組みについて質問します。
質問項目(1)平成28年10月を目途に鷹乃杜、富ケ丘北部、富ケ丘南部に設立予定の街かどカフェ事業について質問いたします。
(1)街かどカフェ設立の目的と設立地域の選定の理由。
(2)設立にかかる経費と運営方法。
(3)10月の設立に向けての事業の進捗状況。
(4)これまでの設立準備期間の中、地域の方からどのような声が届いていますか。
次に、質問項目(2)富谷町の認知症支援事業について質問いたします。
(1)認知症チェックリストと生活機能チェックリストの活用により、相談件数はどのぐらい増加しましたか。
(2)町でのチェックリストの周知、啓発のための具体的な取り組みについてお伺いします。
(3)認知症地域支援推進員を29年度までに圏域ごとに1人ずつとありますが、目標達成は可能ですか。また、地域が広く、高齢化率の最も高い富谷、あけの平圏域に増員の必要はありませんか。
(4)平成12年に大和警察署が事務局となり、黒川地区SOSネットワークシステムが設立されました。平成25年度発見率100%とありますが、これまでSOSネットワークシステムで捜した総人数は何人ですか。
(5)認知症を正しく理解するための学びの講座は大変重要だと思いますが、27年度の参加人数と参加団体数、また、認知症サポーターの人数は何人ですか。
以上、よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
○町長(若生裕俊君) それでは、ただいまの長谷川る美議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、最初の質問件名1、富谷町の子育て支援事業の拡充と施設整備等の進捗状況についての関連して問い(1)病児・病後児保育についてのその(1)、昨年度は延べ176名の利用がありました。課題については、当初から小学校低学年の利用を考えておりましたが、開始時期について検討をしておりました。
その(2)については、登録者は平成28年4月1日の満年齢で、ゼロ歳が9名、1歳児37名、2歳児36名、3歳児48名、4歳児45名、5歳児92名、6歳児34名、7歳児36名、本年4月の年齢別利用人数については、利用実質人数でゼロ歳児1名、1歳1名、2歳児2名、3歳児1名、5歳児1名、7歳児2名の計8名です。
その(3)につきましては、住民の方からの要望もあり、また、近隣市町村でも実施していることから、対象年齢を引き上げました。
その(4)につきましては、平成27年度総事業費712万8,000円、補助額は国と県それぞれ164万5,000円で、計329万円となっています。
その(5)につきましては、富谷町内に居住する小学校2年生までのお子さんが対象となり、事前登録が必要です。利用の場合は、あき状況を確認の上、予約してから病児・病後児保育申請書を記入し、かかりつけ医からの家庭医連絡票を添付して利用となります。
問い(2)菜の花保育園の現状と安全対策についてでございます。
その(1)、年齢別入所児童数につきましては、ゼロ歳児8名、1歳児10名、2歳児7名、3歳児11名、4歳児4名、5歳児4名となっております。居住別では、杜乃橋地区12名、続いて日吉台、富谷地区がそれぞれ6人、太子堂、とちの木、明石台、鷹乃杜地区がそれぞれ3人、富ケ丘地区が2人、大清水、あけの平地区の1人となっております。
その(2)につきまして、待機児童数は本年4月1日現在で47名です。
その(3)については、2階施設である菜の花保育園の避難する際のマニュアルは、避難時の対応等、留意点として整備されており、避難場所は中央公園を第1避難所と設定しています。
その(4)につきましては、緊急時の安全対策のマニュアルは、災害対応マニュアル、不審者侵入時対応マニュアル、園外保育の留意点と遊具の使い方と指導法、安全管理マニュアル等が整備されております。
その(5)につきましては、園児が外遊びする場所の確保として、まず1つ、北部会館横の公園、2つ目に中央公園、3つ目にベルサンピアの公園の3カ所の遊び場を設定しています。そのほかに、大和町の菜の花保育園やみやの森幼稚園の園庭を利用した外遊びも実施する計画となっております。
その(6)につきましては、必要な保育士数の確保については、ゼロ歳児8名に対して3名の保育士、1歳児10名に対して2名の保育士、2歳・3歳児18名に対して2名の保育士、4歳・5歳児8名に対して1名の保育士が配置され、基準に沿った配置となっております。そのほか、フリーの保育士が3名と主任保育士1名が配属されております。
問い(3)杜乃橋地区に建設を予定している保育所についてのその(1)、公募を2回行いましたが、町の希望に合致する法人がいないという結果に至っております。今後は認定こども園も視野に入れながら、3回目の公募を行うことを検討してまいります。
その(2)については、前述のとおり、運営する法人が現段階で決定しておりません。今後は公募を行い、応募いただいた法人によるプレゼンテーションを行い、富谷町認可保育所選定委員会による選考を行って運営法人を決定する予定になっております。
その(3)につきましては、富谷町子ども・子育て支援事業計画策定時に行った住民アンケート調査では、約12%の方が就労により日曜日の保育を希望しています。保育所入所時児童数からの算定では100名程度となりますが、実際に利用する児童数は20名程度と想定しています。
その(4)につきましては、町立保育所の現在の保育士数では即応することが困難ですので、当初から日曜保育に対応できる法人に運営していただくのがより現実的と考えます。
問い(4)の富谷町子育て世代包括支援センターについてのその(1)、6月14日に入札を行いますので、その後決定する予定です。
その(2)については、当初、複合型施設として計画を立てていた施設に関しましては、鉄筋コンクリート造2階建て、延べ床面積2,600平方メートル、概算工事費15億円でありました。その後見直しを図り、今回建設予定の子育て世代包括支援センターは木造平屋建て、延べ床面積836.19平方メートル、概算工事費は4億5,000万円程度を見込んでおります。
その(3)につきましては、母子手帳交付や乳幼児健診、育児相談や離乳食教室等のほか、子育て世代の方が気軽に集まれるように、子育て講座や母親同士が交流を図れるようなサロン的な場などを提供していきたいと考えております。
その(4)につきましては、健診等、発達に課題のあるお子さんに対しては、保護者が適切な支援を学べる研修会や遊びの教室等を実施するとともに、あかいしの森との連携も図ってまいりたいと考えております。
問い(5)の児童館建設についてのその(1)でございます。
本年中に富ケ丘、あけの平、成田東小学校の3カ所を整備し、それぞれ来年4月の開館を予定しております。
その(2)、富ケ丘小学校に建設する児童館は校舎西側に設置し、あけの平小学校は校舎南側に設置します。成田東小学校は空き教室を利用します。それぞれ安全性を考慮し、校門とは別の出入り口を設けております。
その(3)につきましては、今後5年間の児童数の推移を見ますと、成田東小学校は減少傾向にあることから、平成28年度より空き教室を利用した児童クラブ運営を実施しているところです。今後、児童数の推移も考慮に入れつつ、児童クラブの運営を展開してまいりたいと考えております。
その(4)につきましては、平成25年度から3年間の年度別1会館平均の年間利用数をお答えします。一般利用数は、児童クラブ利用の親子自由来館の小・中・高生をまとめたものです。平成25年度の児童クラブ利用者数は1万4,199人、一般利用者数は2,270人、平成26年度は児童クラブ利用者数1万5,975人、一般の利用者数は1,916人、平成27年度は児童クラブ利用数は1万6,783人、一般利用者数は1,282人となっております。
続きまして、質問件名2の富谷町における高齢者対策についての問い(1)でございます。
街かどカフェ事業についてのその(1)、街かどカフェは、地域包括ケアを地域で暮らす生活者の立場で捉え、地域や関係機関の連携により地域の居場所を設立し、地域の方を地域の方が支える仕組みをつくることで、安心して自分らしく暮らせる地域を目指すものです。富ケ丘、鷹乃杜地区での設立は、初期の団地開発地域で、高齢化率や社会福祉協議会のボランティア登録率が高いことなどを勘案したものでございます。加えて、各地域のカフェの行き来ができる距離のため、連携をとりながら開放的な運営を目指したものでございます。
その(2)につきまして、富谷町、地域、関係機関がそれぞれの役割を持ち、得意分野を生かしながら、協働により街かどカフェを生み育てていくと考えております。大枠の役割として、関係機関のバックアップのもと、地域が実際の運営を担い、町が拠点の維持管理等の後方支援を担うというように考えております。
その(3)につきましては、ことし2月の3地区合同のプロジェクト会議後、それぞれの地域で1回から2回の検討会を開催しており、現在は設立場所や支援メンバーの検討に入っているところでございます。設立時期は、検討会の進捗状況を見ながら決定してまいります。
その(4)につきましては、地域からは設立場所を探すところから始めています。町内会の皆さんの理解を深めるために、総会等さまざまな機会を捉え、周知していますなどの声をが届いております。
続きまして、問い(2)富谷町の認知症支援事業についてのその(1)でございます。
チェックリストは、平成27年度、28年度の総合事業のモデル事業における対象者選定につなげることを目的に実施しているものでございます。現在、モデル事業の軽体操、筋トレ型通所サービスは49名、集い交流型通所サービスは12名、訪問生活支援サービスは1名の方にご利用いただいております。
その(2)、昨年はチェックリストを広報へ折り込み周知いたしましたが、他のチラシとまぎれてしまったとのお声も頂戴しておりますので、本年は広報誌への掲載とともに、医療機関等への配布も考えております。
その(3)につきましては、昨年、全ての生活圏域への認知症地域推進員配置を目標に、地域包括支援センター、医療機関において、認知症地域推進員研修を受講し、配置目標は達成いたしております。富谷中央、あけの平圏域は現在2名となっており、今後も受講予定でございます。
その(4)につきましては、平成18年からの実績となりますが、本町で把握している人数は17人でございます。
その(5)につきましては、平成27年度における認知症学びの講座の実績は、5団体11講座で、515人のサポーターとなっております。
以上です。
○議長(浅野幹雄君) 10番長谷川る美君。
○10番(長谷川る美君) それでは、再質問いたします。
初めに、病児・病後児保育についてです。
私が保育士として勤務していたころ、急にお子さんが熱を出してお迎えが必要になったものの、保護者の方の勤務等の都合でしばらくそのままお預かりしていることが多々ありました。このような場合、事前にさくら保育室に登録をしておくことによって、あきがある場合利用できる。そのようなシステムをつくることは、さらなる子育て支援の拡充につながると思いますが、町の見解をお伺いします。
先ほど対象を小学2年生までに引き上げた理由についてお聞きしましたが、そのことによって、3人のお子さんを保育士1人で見ているという現状の中、ゼロ・1歳児の受け入れに支障を来したりしていませんか。
次に、菜の花保育室についてお伺いします。
緊急時の安全対策マニュアルは、整備されているということでしたが、緊急時、階段を使っての避難は事故につながる危険性もあります。富ケ丘保育所にある避難用の滑り台や、また、そのほかに避難スロープのようなものによって、安全に素早く避難できる対策を改めて検討していく必要性を強く感じますが、町の見解をお伺いします。
園児が外遊びをする場所は確保されているということでしたが、公民館や公園利用者とかち合うということなどはありませんでしょうか。また、ベルサンピアへの移動での安全上の注意点についてお伺いします。
杜乃橋に建設予定の保育園についてお伺いします。
杜乃橋地区から富ケ丘の菜の花保育園に12名のお子さんが通われているという現状の中、一日も早い保育所建設を多くの方が切望されていると思います。先ほどの町長の答弁の中で、認定こども園も視野に入れながらとありましたが、保育所でなく認定こども園を予定していらっしゃるのでしょうか、お伺いします。また、現段階で運営法人が決定されていないのは、休日保育を求めるなど条件が厳しいのではないかと思いますが、見解をお伺いします。
子育て世代包括支援センターについてです。
補助金が交付されなかった中、木造のメリットは何でしょうか。また、妊娠期から子育て期までを対象とする施設ということでしたが、事業を進めていくための十分な広さが確保されていますか。わくわく町民会議のどのような意見を参考に設計されていますでしょうか。
児童館についてです。
将来児童数が減少した場合、民営化して多世代が交流できる建物にするようなお考えはありますか。富ケ丘では、公民館利用数の約50%を児童クラブが利用しております。そのような現状の中、児童館へ移った後の公民館の活用の計画等は進んでいますか。
街かどカフェ事業についてお尋ねします。
3月に富ケ丘南部会館で行われた第1回目の街かどカフェについての検討会の中で、予算などがはっきりしない中、具体的な内容まで話し合いが進まず、住民の方の戸惑っている様子も見受けられました。地域の居場所づくりを目指して地域の方々とつくり上げるための一日も早い体制整備を、住民の方はもとより私も強く願うところでありますが、町長のお考えをお伺いします。
認知症支援事業についてです。
4月6日に富ケ丘北部で行方不明の高齢者の方はいまだ見つかっておらず、一日も早い発見を誰もが願っております。そのような中、今後二度と繰り返されることがないよう、町の取り組みについてお伺いします。
最後の質問です。
今回の富ケ丘の事例を通して、全高齢者世帯の実態把握調査の必要性を強く感じました。多賀城市ではお元気ですか訪問事業などを実施し、その把握に努めています。富谷町でも早急に調査をし、正確な実態把握に努めることが重要であると思いますが、見解を伺います。
以上です。
○議長(浅野幹雄君) 初めに、若生町長。指名がございました。
○町長(若生裕俊君) それでは、私のほうからは、8番目の街かどカフェ、町長の見解をという指名があったので、この件についてだけ私から答弁をさせていただいて、ほかは担当課のほうからの答弁とさせていただきたい。よろしいですか。
街かどカフェにつきましては、地域の居場所、高齢者の方々の居場所づくりということで今回計画をさせていただき、昨年、先ほど答弁で申し上げましたように、設立に向けてのいわゆる会議を開いて、それぞれ地域ごとに今検討していただいている段階です。
確かに予算がありきという、予算がない中でというお声も私も十分にお聞きはしておりますが、やはりこの街かどカフェについては地域の方々がその地域に合わせて主体的に計画を立てていただくというのが大切だというふうに思っております。それで、最大限その中で町がある程度維持管理の部分での支援をできる範囲の中でしていくという形、でも基本的にはやはり地域の中で自立、維持管理もしていけるということが基本的な考え方でありますので、その辺は今回もご説明をさせていただいている中でありますので、私もなるべく早く具体的に進んでいければというふうに思っていますが、ただ、やはり最初から具体的にこの場所を、カフェとついているので、どうしても何となく店舗みたいなものをイメージされている方々も多いみたいですけれども、逆にまずは大事なのは居場所づくりですので、まずはその集える居場所づくりから始まって、その中から新たに場所を次の段階で検討してもいいと思いますので、今状況の中でまずはスタートをしていただくことをいろいろ相談している段階でございます。
以上です。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 私のほうからは、まず、病児・病後児保育室のことについてお話をしたいと思います。
議員さんがおっしゃるとおり、やはり事前に登録しておくことで、急な発熱ですとか、病気になった場合、この保育室を利用することができます。ただ、現在、その保育所利用のお子さんの約半分に満たないぐらいの登録者数ということで、保育所に入られるときにこの病児・病後児保育のことも説明をさせていただいて、ぜひ登録をということをお願いしているところなんですが、そういった現状にあるというところです。事前に登録をしていただければ、当日例えばぐあいが急に悪くなったときに、そちらの保育室があいていれば、当日でももちろん利用することはできますので、今後もその周知に向けてはなお一層図っていきたいと考えております。
小2まで引き上げたということに関して、保育士さん1人で大変なんじゃないかというお話ではありましたが、こちらで病児・病後児保育に対して町のほうから補助金ということで、保育室のほうで人件費相当の金額を差し上げていることになりますが、それは保育士さん分だけではなくて、看護師さんの分も含まれているといったところもありますので、中で保育室、小児科と一緒のところになっていますので、そういった中での調整、声がけとか、時々様子を見に来てくださったりというふうなところもありますので、そこでうまく回っているのではないかと考えております。
次に、杜乃橋地区の保育所の建設というところで、私たちも一日も早くその待機児童をなくすということで、一日も早い建設をというところで頑張ってまいりたいと思っております。認定こども園を視野に入れるということは、保育だけでなく教育を受けたいという、教育にとってもよりよい環境づくりということもありますし、保育と教育が受けられるだけでなく、認定こども園になれば、地域の子育て支援というところもプラスされる部分もありますので、そういった意味では施設の活用が保育所であることよりは少し広がっていくのかなというところもありますし、その法人を公募していく中で、保育所であれば社会福祉法人だけの公募になりますが、認定こども園ということになりますと、学校法人まで広げていくことができるというメリットがございます。
休日保育が厳しいのではないかというご指摘もありましたが、公募がなかった件に関しては、ちょっとなぜなかったかという問いはこちらでも特に法人の方に聞いているわけではないので、そちらは何とも言えませんが、休日保育を求めているお母さんたちの声も実際にありますので、そこも含めて考えていきたいと思っております。
包括支援センターの交付金がなくなったというところで、木造になっているよさというところで言えば、一番はやはり木のぬくもりを子供たちにも感じてもらいたい、お母さんたちもそこでくつろいでいただくのに、ゆったりした気分になっていただくためにも、木造であるということは一ついい部分もあるのかなというところです。あと、なるべく走り回っても余り痛くないというか、けがをしないようなというそんなところの意味合いもあるかと思います。
十分な広さが確保されているかということに関しましては、今健診等で使っている福祉健康センターの和室ぐらいの大きさは、今回の和室もありますし、その向かい側にくつろぎコーナーとして設計されている部分に関しても、かなり広くとってありますので、お母さんたちが集まっていただくには十分な広さがあると考えております。
わくわく町民会議で出された内容としましては、全員協議会のときにも少しお話はさせていただきましたけれども、今まで健診会場として使わせていただいた場所ですと、やはり大人が使うことが主な目的となっているところでしたので、子供用のトイレの設置ですとか、授乳されているお母さん方が安心して授乳できるスペースが欲しいとか、あとは子供のおむつがえのスペースが欲しいといったような細々とした設置のこういったことも考えてほしいといったこともありましたし、あとはやはり駐車場と建物が余り離れていないほうが、雨の日とか、雪の日とかも利用しやすいというふうなご意見もございました。あとは内容的なところで、健診等の利用だけではなく、常に遊びに来られるような場所として欲しいといったようなご意見がございました。
菜の花保育室と児童クラブに関しましては、統括監のほうから説明させていただきます。
○議長(浅野幹雄君) 保育統括監。
○保育統括監(八巻恵美子君) では、菜の花保育園の2階建ての階段、避難訓練のときの利用について、お話しさせていただきます。
滑り台、スロープなどもありますけれども、菜の花保育園は階段となっておりますけれども、それぞれ利点もあり問題点もあるところなんです。そこで、日々の避難訓練の中で、訓練の仕方でより安全に避難訓練、避難できるように配慮していくというところで、今考えているところです。
それから、外遊びについては、中央公民館のほうでかち合うこと、中央公園等で遊びたいと思うときにかち合う場合もあると聞いています。そういうときには、状況に応じまして行き先を変えているというところです。そこで3カ所設定していたり、大和町の菜の花の保育園、それからみやの森保育園のほうで遊べる環境をつくっているというところで配慮されているところです。
それから、ベルサンピアの散歩への安全上の注意点ですけれども、裏側から入れる出入り口がありまして、そこを渡って行けるというところで危険性は余り伴わず、すぐに芝生のほうに入っていけるというところで配慮しているところです。
以上です。
○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) それでは、まず、認知症対策といいますか、支援の部分で、特にその行方不明というようなところでございますけれども、現在、前回のこの事例を踏まえまして、事務局であります大和署のほうでもSOSネットワークシステムのところの再度の整備というか、検討というところで構成機関等の今整備のところを動いているところでございます。それを受けまして、町のこの連携体制というふうなところをどのように構築していくかというところを今現在検討中でございます。
全高齢者世帯の把握というふうなところでございますけれども、確かにどういう、例えば認知症状も含めてその対策、状況把握というところは必要だというふうに思います。ですが、それを1回、例えば郵送返送でその状況を把握するだとかというところもなかなか見えてこないところがございますし、今、28年度現在65歳の方々、9,000名を超えました。その方々の全世帯の訪問というふうなところも現実的にどうなのかなというところがあります。どのような方法で把握していくかを今後、来期の介護保険事業計画の調査ともあわせまして検討してまいりたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 答弁漏れがあります。保育統括監。児童館。もとい、教育次長。
○教育次長(荒谷 敏君) 富ケ丘公民館、児童館建設後の富ケ丘公民館の利用方法でございますが、本来、公民館は生涯学習施設、生涯教育の拠点となりまして、地域の皆様に開放する施設でございます。そういったことから、本来の公民館業務に戻ると言ったらおかしいんですが、本来の公民館業務を行っていくようになろうかと思います。現在、東向陽台公民館でそれが実施されておりまして、特に子育て施設にも改築されておりますので、今はお子様連れでお母様が集まったり、本の読み聞かせであったり、そういったので公民館活動で東向陽台は使っておりますので、恐らくそういったものに活用するような方向で今後の利活用は図ってまいりたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 10番長谷川る美君。
○10番(長谷川る美君) 今回、私は一般質問で、初めに子育て支援事業について質問いたしました。安心して子育てができる環境を整備することは、結果として出生率の上昇となり、富谷が目標としている子育て世帯500の増加の達成にもつながります。子育て支援事業の拡充はまさに喫緊の課題として求められる、未来への投資と言えるのではないでしょうか。
そのためには、まず、施策の目的とその優先順位を明確にし、限られた財源を最大限に生かしていくための創意工夫、そして効果を検証しつつ、何よりもスピード感を持って支援策を展開していくことが必要だと考えます。今後の町長の子育て支援事業への取り組みに対する本気度をお伺いします。
次に、新学習指導要領では、児童生徒が高齢社会の課題や高齢者に対する理解を深めるため、小・中・高等学校において、ボランティアなど社会奉仕にかかわる体験活動や高齢者との交流活動を含む体験活動の充実を図ることとしています。欧米ではボランティア活動が大変盛んで、その数も多く、ベッド数よりも多いとさえ言われています。富谷町においても、小・中・高等学校において、しっかりとしたボランティア教育を行い、自立した市民として社会貢献に積極的な人材の育成に努める必要性を感じますが、町長の見解をお伺いします。
最後の質問です。
富谷町は若い町と言われ、高齢化率も低く、その上人口は増加している、まさに活気のある町です。今回、私は子育て支援事業と高齢者対策について質問いたしました。この問題は、国を挙げて取り組まなければならない大切な問題であると思います。そのような中、お子さんや若者、高齢者など多世代が交流し、互いに支え合えるまちづくりについての町長のお考えをお伺いします。
以上です。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) まず、最初の1問目の富谷町における子育て支援の体制でありますが、私もやはりもう就任以来から、富谷町は子供の多い町で、子供たちは町の宝であり、地域の宝であります。そういった意味では、子育て支援を積極的にということで、真っ先に行ったのがいわゆる皆さんご承認いただきましたが、18歳までの医療費の無料化を昨年の早々に実現をさせていただきました。そういった動きも結果として今回、宮城県のほうでも村井知事もやっと今回子育て医療費の無料化の拡大につながったというふうに思っております。
また、ほかにも、今回子育て、児童クラブの件につきましても、長年公民館から大変学校が離れていた地域におきましては、今回明石台の小学校の開校とあわせて、東向陽台小学校に児童クラブを設置したりと、あとあわせて、今学校敷地内の児童館設備含めて子育て、安心して暮らせる環境を積極的につくっているところでもございます。
ただいま長谷川議員のありましたように、やはりスピーディー感、そしてまた、計画的、そして財源もかなり、やはり限りのある財源をいかに効果的に生かしていくかというのが大変重要でありますので、ある意味、いろいろな国の補助金等も、プレハブだったら、例えば児童クラブ、仮設でつくるとリースで補助金全くつかないんですけれども、今回児童館であれば、しっかりと国の補助金もいただけますし、そういった部分でも最大限国や県の支援をいただきながら、財源的な部分も負担を少なくしながら努力をしていくように現在も進めておりますし、これからも進めていきたいというふうに思います。
また、2つ目の人づくりの部分に関しては、やはりご意見のあったように、やはり小学校、中学生、早い段階からそういったボランティア活動、公益的な意識を持つというのは重要なことでありますので、積極的に今後そういったことも含めて取り組んでいきたいというふうに思っております。
3つ目のいわゆる多世代を世代を超えてみんなが支え合う地域、これはまさに議員のお話と私も同感でございます。なので、今回いわゆる今現在、富谷市総合計画策定中でございますが、そのキーワードがやはり富谷は人であり、その人がつながり支え合う。そして、やはりそれは住民協働であり、「オール富谷」という言葉を使わせていただいていますが、このオール富谷に含められた言葉がいわゆる子供からお父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、世代も違うみんながそこにかかわって、つながることで大きな力になるという、そして皆さんとともにまちづくりを進めていくという思いが込められておりますので、そこも同じ思いでありますので、どうかご理解いただければというふうに思います。
○議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。
○18番(渡邊俊一君) 通告に従いまして、私からは、1件4要旨について、各団地内の歩道改良工事について質問をいたします。
我が町は、東北最大の都市仙台市の北隣の町として、昭和30年代後半から団地造成が始まり、それ以来人口増加が著しく進み、今日に至っております。昨年の国勢調査において市になる最大の条件であります人口5万人をクリアし、町民待望の市制施行が本年10月10日に確実されたことに、私も町民の一人として大変なる喜びを感じておるところであります。
若生町長は、住みたくなるまち日本一を掲げ、100年間人がふえ続けるまちづくりに取り組むと言われ、企業誘致による雇用の創出、富谷ジャンクションのフル化、交流人口をふやすため国際スイーツフェアの開催、さらに住民の暮らしやすさの向上のため高齢者や障がい者への交通支援など、あらゆる施策を打ち出し取り組んでおることについて、高く評価させていただいておる一人でもありますが、前段述べましたが、昭和後半に造成されました団地においては、施設の老朽化や道路の劣化が進み、地域住民の生活に大変支障を来しておるところもあります。ひより台団地の造成においては、当時富谷町の強い指導により計画造成された団地でありましたが、バブルがはじけた時期でもあり、販売に大変苦労されたためかわかりませんが、他の団地と比べても歩道切り下げ工事が施されておる部分が少ない団地であります。高齢者、障がい者、そして学童通学における安全面から捉え、造成から30年以上経過した団地内の歩道整備が急務であると考え、次の4項目について質問いたします。
1つ、造成から30年以上経過している団地内の歩道改良工事のこれまでの工事が完了されておる地域を伺います。
1つ、24条申請により、歩道からの乗り入れ工事を行うのが第一でありますが、歩道改良工事が完了されておらない団地内の現状は、住宅乗り入れのため、道路と歩道の境のL型側溝部に段差プレートが使用されており、大雨のとき雨水が車道に流出し、それを車がはね飛ばし、歩行者に被害を及ぼしておる現状の対策について伺います。
1つ、段差プレートを使用されていることにより除雪作業の妨げになると思われますが、その対策を伺います。
1つ、団地内の景観上からしても、歩道の改良工事を計画的に進める必要性があると考えますが、今後の整備計画について伺います。
以上、私からの質問であります。
○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
○町長(若生裕俊君) ただいまの渡邊俊一議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名、各団地内の歩道改良工事についての問い1でございます。
歩道改良工事のこれまでの工事完了されている地域についてでございます。造成から30年以上経過しているということで、昭和60年以前に造成された団地は、東向陽台地区、太子堂地区、鷹乃杜地区、富ケ丘地区、あけの平地区、とちの木地区、ひより台地区の7地区で、歩道に関する改良工事は太子堂地区、鷹乃杜地区、富ケ丘地区、あけの平地区の4地区で実施をしております。
次に、住宅乗り入れのため、道路と歩道の境のL字側溝部に段差プレートが使用されており、それが車がはね飛ばし、歩行者に被害を及ぼしておる現状の対策についてでございますが、段差プレートにより車道から宅地に乗り入れしている方については、道路法に基づく法第24条工事を促しているところですが、工事費用が自己負担となるため、なかなか実施に結びついていないのが現状でございます。また、段差プレートが排水の障害となり、雨水が車道に流出している場合は、取り急ぎ排水に支障を来さないようなものに交換または改良していただくようにお願いをしているのが現状でございます。
その関連で、その1として、除雪作業の妨げになると思われるがにつきましては、除雪業務を受託した業者には、事前に消火栓の位置や段差プレートの有無など、除雪ルートの確認作業を義務づけております。また、段差プレートについては、議員ご指摘のように多少の妨げにはなりますが、ほとんどが線の外側に設置されている状況から、除雪作業実施に当たりましては十分注意するよう指導しているところでございます。
その2につきまして、今後の整備計画についてでございますが、先ほど答弁いたしました改良済みの太子堂、鷹乃杜、富ケ丘の3地区につきましては、歩道幅員が狭い上、排水構造上、構造物等が老朽化により破損するなど、歩行者の安全確保に支障を及ぼす状況となってきたため、それぞれ改修工事の実施に至ったものでございます。あけの平地区については、大清水地区との町道と接続されたことにより交通量が増加したため、通学路及び歩行者の安全確保を図るために整備したものでございます。
今後の歩道改良工事につきましては、現在のところ計画はございませんが、ご指摘いただきましたひより台地区などを実地調査し、安全性や工事の緊急性などについて検討していきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。
○18番(渡邊俊一君) 余り長く質問するつもりはありません。
基本的に、あけの平、それから太子堂、または富ケ丘については、町長のお父さんの時代に私が議論させていただき、やはり早急に整備をすることを強く要望し、今日に至ったわけであります。しかるに、あの地域については、皆さんもご承知のように、大変景観的にもすばらしいこのエリアになったということであります。当時はやはり言うならば障がい者等に、また、弱者に大変優しいまちづくりということで、大変今日に至ってはそういった意味で寄与されているものと考えます。
今、町長がおっしゃったように、そのほかの部分について計画はないというような話であります。しかしながら、基本的にこの24条申請で各受益者が工事をやらなきゃならないということは十二分に私も理解しているわけでありますけれども、論旨にも述べましたとおり、当時のひより台団地については、富谷町の大きなる指導の中で計画され、そして当時一日も早くこの富谷の人口を増加させようというような一つの大きな町のビジョンの中での計画でありました。しかしながら、やはりなかなか売れ行きが悪くて、その区画整理事業が破綻するのではないかというところまでいっていたわけであります。保留地を1区画売るのに1年間かかったというような現状もあった状況の中で、町としてもそのエリアの中に何とかしなきゃならない、その事業を成功させなきゃならないというようなことで、そのエリアの中にスポーツセンターの地域を確保したり、あとまた、本来ならば指導の中で公共用地をとらせるわけでありますけれども、それをあえて学校用地として取得する。そういった協力体制を十二分にした中でありましたけれども、なかなかその事業が推進されなかったという実情があるわけであります。そういった観点からして、その工事費をできるだけ削減しながら、その団地を造成しなくてはならなかったそういう現状があったわけであります。
そういうことを過去に振り返ってみて、やはりほかの地域の団地とまた違う環境の中でやはり進めざるを得なかったという、そういう現況を十二分に把握していかなきゃならない。そういったことからしても、特にひどいのがひより台一丁目の南北に走るあの地域であります。ほとんど切り下げ工事がなされておりません。そのほかの部分については切り下げ工事はほとんどなされておるわけでありますけれども、やはりあの地域、歩道に松が植えておられる地域があるわけであります。そして、松の根がやはり盛り上がって歩道を多少傷めてしまっている。そういうような現状が見られるわけでありますから、そういった部分を十二分に町長も認識した中で、やはり今後計画がないということでなくて、やはり随時そういった部分を長期的な視野から立って計画を進めるということが物すごく大事ではないかと、こんなふうに思っております。
しかるに、そういった観点からして、改めて町長のあの地域以外にもたくさんあるわけでありますけれども、やはり弱者に優しいまちづくり、そして今新たに住む人たちだけでなくて、従来この富谷町をつくってきてくれたそういう人たちが利益をこうむられるような状況を、まちづくりをやはり進めなければならないというふうに思いますので、改めてその件について、この歩道整備についてどういう認識をお持ちなのか、町長に見解を求めさせていただきます。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) ひより台につきましては、ただいま渡邊議員のご意見のとおり、私も当時の背景については記憶にございますし、十分ただいま渡邊議員のご指摘のとおりだというふうに思います。確かに町が率先して町の施策としてあのひより台の造成をやったという背景、そしてまた、そんな関係もあって、あそこにはやはり旧、もともとの富谷の方々が多く住んでおられるわけでありますし、そういった意味ではやはりそのときの状況を踏まえながら、今の現代にある意味対応しなければいけない部分、そして行政として行わなければいけない部分をただいまのご意見を踏まえ、改めて認識をさせていただきましたので、改めて今後現地の調査も含めまして検討をさせていただきたいというふうに思います。
○議長(浅野幹雄君) この際、午前11時10分まで休憩をいたします。
午前10時59分 休憩
午前11時10分 再開
○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
16番出川博一君。
○16番(出川博一君) それでは、私から2点について質問いたします。
1つは、市制移行準備について、2つ目として、職員の人事評価についてです。
まず、最初に、市制移行準備について伺います。
3月22日、宮城県知事に市制移行への正式申請の後、5月10日には、総務大臣から県知事に富谷町を富谷市とする処分について同意すると正式協議回答がありました。いよいよ市制移行に向け、正式なゴーサインが出たことになります。事前準備の移行作業も大詰めに入っていると思われます。カウントダウンカレンダーも、昨日、130日となり、成田保育所の園児の皆さんによる人文字が町のホームページ上に掲載されました。
移行作業の進捗状況について質問いたします。
1つ、移行作業の主なものは何か。
2つ目、その作業スケジュールはどうなっているのか。
3つ目、予算面は支障ないのか。
4つ目、住所変更手続の必要なものは何か。
5つ目、まちづくり基本条例の制定はどうするのか、質問いたします。
次に、職員の人事評価について伺います。
3月議会において、職員定数条例の改正により、町長部局で27名の増員が可能となり、全体で326人の定数になりました。現状の町の財政規模では、いずれ職員増は限界に達すると思われます。職員の皆様には、少数精鋭で頑張ってもらうしかない現状にあります。今後、職員も市政レベルの行政能力が求められると思われます。市民からの目線も、仙台市を含めた他の市行政と比べられることを自覚しなければなりません。
折しも、地方公務員法の改正、これは既にことしの4月に施行されていますが、能力及び実績に基づく人事管理の徹底が規定されました。職員の任用が、人事評価その他の能力の実証に基づき行うものであることや、職員がその職務を遂行するに当たり、発揮した能力及び上げた業績を把握した上で行われる人事評価制度を導入し、これを任用、給与、分限その他の人事管理の基礎とするということです。
そこで、職員の待遇及び能力向上について質問いたします。
1つ、職員の給与は、他市町村と比較してどの程度の水準なのか。
2つ目、人事評価の内容はどのようなものか。
3つ目、町から市に移行した場合、人事、給与上で変わるものはあるのか。
以上、私からの質問です。よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
○町長(若生裕俊君) それでは、私から、ただいまの出川博一議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の市政移行準備は順調かにつきまして、その問い1でございます。
市制移行に向けた移行作業については、市制移行推進会議の各検討部会が中心となって、各課と連携を図りながら作業を行っております。
各検討部会の主な作業内容は、次のとおりです。
(1)住所表示部会では、住所変更に伴う各種手続の取りまとめ、街区表示板の修正作業、戸籍システムの改修作業を行っています。
2つ目、福祉事務所部会では、福祉事務所設置に向けて、内部の体制整備、県など関係機関との調整作業を行っています。
3つ目に、例規部会では、市制施行に伴う関係規則、条例等の制定、改正に向けた整理作業を行っております。
4つ目に、施設等表示部会では、施設表示板、案内、誘導看板などの表示変更に向けた指針の作成を行っております。
5つ目、電算システム部会では、福祉関係システムの構築、住基システムの住所変更作業を行っております。
問い2のその作業スケジュールはどうなっているかにつきましては、各検討部会において作業スケジュールを調整し、進捗管理を行いながら進めております。今後も10月10日の市制施行を基準とし、市制施行後の行政事務の確実な遂行と住民サービスの円滑な提供に向けて作業を進めてまいります。
問い3の予算面は支障ないかにつきましては、市制移行準備費として、平成28年度当初予算で1億1,313万2,000円を措置しています。今回補正予算として、施設等表示変更に要する経費として47万8,000円の追加計上を提案させていただいておりますが、今後も市制施行に支障を来すことがないよう、適切な予算管理に努めてまいります。
問い4の市制施行に伴う各種住所変更の手続については、市制移行推進会議の住所表示部会で調査、取りまとめを行い、現在、合計で106件の項目について照会、調査が終わっております。個人での手続が必要なものとして、ハローワークの登録者の住所変更や一部営業許可関係に係る住所変更などがありますが、ほとんどが原則個人による住所変更手続は不要となっています。住民の皆さんへは内容を整理し、広報とみや8月号の別冊として全世帯に配布する予定としております。
問い5のまちづくり基本条例の制定につきましては、先日の菅原議員への答弁でも申し上げましたが、自治基本条例などのまちづくりの基本ルールは必要と考えておりますので、市制施行後の早い段階で制定に向けて着手していきたいと考えております。その際には、議会の皆様と住民の方々の意見をお聞きしながら策定してまいります。
質問件名2の職員の勤務成績評価は実施されているかについての問い1でございます。
職員の給与は他市町村と比較してどの程度の水準かにつきましては、国家公務員給与との比較で地方公務員の給与水準をあらわすラスパイレス指数で92.2であり、県内市町村における本町の状況を見ますと、平成27年4月1日現在、34団体中27番目という位置づけでございます。県市町村平均が94.2、全国平均99.0となっておりますことからも、決して高い水準ではございません。また、県内市町村における平均給与月額から比較すると、本町は一般行政職で30万7,800円、県平均30万2,800円と、ほぼ同水準と言えます。
問い2の勤務成績評価の内容はどのようなものかについては、本町では、人事考課と能力評価を平成21年度から、業績評価を今年度から実施しております。人事考課の狙いとしては、能力、実績に基づく人事管理の徹底、組織全体の士気高揚、公務能率の向上が挙げられます。運用管理者を副町長とし、各部・次長については配下の課長等を、各課長等は配下職員を考課する流れとなっております。地方公務員法改正に伴い、新たに実施する業績評価については、富谷町人材育成方針に示されている求められる職員増を目標設定の視点として設定し、全職員が各職務、職位に応じ、2つ目の目標を設定することとしております。能力評価とあわせ、6月、12月勤勉手当、1月の昇給・昇格への反映を行いますが、業績評価については職員のモラル向上に資する取り組みと捉えてはおります。
問い3の町から市に移行した場合、人事、給与上で変わるものはあるかにつきましては、地方公共団体の人事、給与制度は、国準拠を原則とし、条例で定めることとされております。市に移行したとしても、この考え方は変わらないものであります。特に、給与については、給料表各給与等、人事院勧告に沿った対応が求められるため、独自での変更は想定されません。ただし、組織、機構及び職制については、自治体の将来像、基本構想、行政需要等に応じ、合理性があれば独自変更も排除されるものではありません。
以上でございます。
○議長(浅野幹雄君) これより出川博一君の質問は、一問一答により行います。16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 市制移行に関連して、町民の最も身近で関心の高いものとしては、住所変更に関する各種手続があるかと思うんですけれども、ほとんどは必要ないということなんですけれども、例えば銀行関係の住所変更の手続は大丈夫なんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 総務部長。
○総務部長(山田 豊君) 住所変更につきましては、例えば町の指定金融機関、それから町の指定代理金融機関ございますけれども、原則として変更の必要はございません。なお、都市銀行であったりとか、その他の銀行につきましては、一部必要になる場合もございますので、その際につきましては各自お問い合わせをいただければなというふうに思ってございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) ただいまの答弁で、都銀等は必要かもしれないということなんですけれども、これは8月に発行される広報とみやの特集号では、そういうところの具体的なところまで言及されるんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 総務部長。
○総務部長(山田 豊君) 広報の別冊でお知らせをする予定でございますが、逐一何銀行は何、何銀行は何という書き方になると、かなりボリュームも多くなりますので、例えばその銀行につきましては原則として必要ございませんが、一部ほかの銀行につきましては必要ですと、あと最後に、その他について場合によっては必要になる場合もございますということでの確認の文章はつけさせていただくということでお知らせをしたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) すると、年金とか保険関係、いわゆる生保、損保、国保以外の健康保険とか、そういうところへの住所変更の手続は必要になるんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 総務部長。
○総務部長(山田 豊君) 年金につきましては、受給者、加入者ともに住所変更の手続は必要ではございません。それから、保険の関係でございますが、町の国保以外の社保だったりとか、あるいは民間の生保、損保につきましては、必要になる場合がございますので、こちらのほうは基本的には各加入されている保険会社のほう、それから事務所のほうにお問い合わせをいただくということにしてございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 公的なやつで、いわゆる公共料金、電気、ガス、電話、携帯電話も含めてですけれども、それとか、あと私立の小中学校、あるいは高校等の教育機関への変更届は必要なんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 総務部長。
○総務部長(山田 豊君) まず、公共的料金でございますが、電気につきましては、基本このエリアは東北電力でございますので、東北電力については変更の手続の必要はございません。それから、ガスでございますが、仙台市ガス、それからカメイさん、それから宮城ガスさん、こちらのガス会社さんにつきましても必要ないという回答はいただいてございます。それから、電話でございますが、まず、非常に普及が進んでおりますこの携帯であったり、スマートフォンだったりでございますが、ドコモを含めましたNTTにつきましては、手続の必要はないという確認をとってございます。ただし、ソフトバンク、それからauにつきましては、こちらは各手続が必要であるという回答をいただいてございます。それから、学校でございますが、町立の小中学校以外の高校、大学、それから私立学校などなどにつきましては、これは各学校にお問い合わせをいただきたいと。町内の小中学校以外については必要だということでございます。
以上でございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) マイナンバーカードですね、個人カード、もう発行されている方もいるんですけれども、これの表記、町から市になるという場合には、再発行の手続をしていただけるんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 総務部長。
○総務部長(山田 豊君) マイナンバーカードでございますが、住所が変わったときには、裏書きの表示ということになります。ちょうど運転免許証なんかと同じような感じになりますが、その場合には、出張所のほうでも取り扱いはできるんでございますが、ICカードでございまして、ICのチップの中身のデータを書きかえるには、現時点では本庁でしか対応ができないという状況でございますので、余り支障はございませんですけれども、念のため必要であれば本庁のほうにご来庁いただいて、変更の手続、裏書きの手続をしていただければなというふうに思ってございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) ただ、住所変更、表記変更に関して、各個別に表記変更通知が送られてくるんだろうと思うんですけれども、それはいつごろの予定でしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 総務部長。
○総務部長(山田 豊君) 10月10日の市制施行後、なるべく早い段階でお届けできるように、郵便局との調整も必要になってございますので、早い段階で届くように配慮したいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 郵便物、結構いろいろの変更の郵便物が各個人、個人に送られるかと思いますけれども、今わかっている範囲でその延べ件数はどのぐらいになるんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 総務部長。もとい、市制移行・地方創生推進室長。
○市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 各種郵便物の通数につきましては、5月31日現在で約7万3,000通となっております。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 7万3,000件ということは、かなりの郵便料がかかるかと思うんですけれども、これについては郵便料の節約するために名寄せの作業をするんじゃないかなと思いますけれども、その辺のところのマンパワーは大丈夫なのか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。
○市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 町といたしましても、できるだけ名寄せをしながら郵送料の軽減、あとは受け取る側の負担軽減に努めてまいりたいというふうに考えております。ただ、送付の内容によっては、例えば簡易書留であるとか、そういった確実な送達記録が必要なもの、そういったものもございますので、まずは各課単位でまとめられるものはまとめて発送するという方向で今調整をしているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 今のお話だと、課単位での名寄せということなんですけれども、もう少し横断的な、いわゆる庁舎横断的な対応というのは考えておられないんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。
○市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 確かに議員おっしゃるとおり、各課横断的なということもあるんですが、時間的な問題ですとか、あとは事務の繁雑さ、そういったことも含めながら検討しているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 一番重いというか、失敗できない部門として電算システム、これがあるかと思うんですけれども、この検証作業の作業量と検証体制というのはどうなっているのか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 総務部長。もとい、総務課長。
○総務課長(神田能成君) 市制移行に関しましては、住基、税、福祉の既存システムの改修業務委託を10月末まで契約を行っているところでございます。確認作業につきましては、委託先であります富士通によります確認のほか、担当課職員、それから電算部会職員が確認を行うこととしてございます。作業量でございますが、委託先の富士通につきましては、SEの作業として約7,200時間、約688日分の検証、確認、本番適用作業と見込んでおります。現在、各担当課におきましては、既に各帳票等の確認作業を行っております。既におおむね終了しているところでございます。今後は担当課職員、それから電算部会職員によります変更箇所等をダブル確認を行い、それから帳票等を取りまとめて、その後にテスト環境による帳票出力を行い、最終チェックを行うということとしてございます。この期間、おおむね2週間程度を見込んでいるところでございます。電算システムの改修につきましては、遺漏のないよう万全を期してまいりたいというふうに考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 職員の検証というのは、そうすると個別にサンプリングをしたやつで確実に検証するというふうに理解してよろしいでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) まず、今行っておりますのは、各帳票をサンプリングをとっての確認でございます。最終的にはテスト環境でもって、それぞれの帳票出力をしてサンプリングを確認をして、問題ないということを一つ一つチェックを行っていくというところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 結局、10月10日ということで3連休を挟んでという対応をしたのは、多分その電算システムの部分が一番大きな要因かと思うんですけれども、その辺のところにはそうするとテスト環境というのはその3日間のことを言うんでしょうか。それよりも前からテスト環境をおつくりになるんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 基本的には、テスト環境については7月中にはその環境を整えてチェックを終えたいというふうに考えているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) そうすると、システムを2つ持つというようなイメージで想定していればよろしいんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) そうですね、テスト環境と現状の環境があって、最終的には本番データを組み込むというような形になりますので、2つといえば2つの環境ということになります。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 町発行の保険証とか、受給者証で、切りかえを急ぐものはあるんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。もとい、福祉部長。
○保健福祉部長(小野一郎君) こちら、保健福祉部関連の4課ともそれぞれ関連するものがございまして、まず1つは長寿福祉課といたしましては、介護保険証、この方は認定されている方、その方については急ぎます。あと、国民健康保険証、現在は10月30日までということになっておりますけれども、10月10日以降切りかえということになります。あと、ほかに健康増進課といたしましては、後期高齢者保険証、こちらにつきましても10月10日までには切りかえが必要ということになってございます。あとほかに、子ども医療受給者証とか、母子父子医療受給者証、心身医療受給者証、これにつきましては、基準日が10月1日となってございまして、その9月中に発送してしまいますので、それについては特に急がない状況となってございます。
以上、保健福祉部内での保険証、受給者証関係の切りかえ関係でございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) システム関係で確認なんですけれども、多分今年度中にコンビニ交付なり、コンビニ収納のシステム対応されるというふうに理解しているんですけれども、その理解でよろしいでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 総務部長。
○総務部長(山田 豊君) コンビニの証明書の交付、それからコンビニでの税等の収納につきましては、ご指摘のとおり29年度からということになります。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) そうすると、コンビニ交付のやつ、何種類かあるかと思うんですけれども、それに対してマイナンバーの個人番号カードが必要かと思うんですけれども、その交付率は今、交付枚数は何枚ぐらいになっているかと、町全体の交付率は何%か、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 総務部長。
○総務部長(山田 豊君) 5月末現在でございますが、マイナンバーカードの交付枚数は2,462枚でございます。これを人口で割りますと、交付率としましては4.7%となってございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 4.7%ということは、これはこれからいわゆる町として29年度から使いますよという形でPRする考えはいかがなんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 総務部長。
○総務部長(山田 豊君) もちろん、このカードがないと当然コンビニ交付・収納もなかなか難しいので、広報等で周知を図ってまいりたいと思ってございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) あと、コンビニ収納も29年度からというふうな先ほどのご回答でしたけれども、コンビニ収納できる税目は何種類を検討しておられるんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 総務部長。
○総務部長(山田 豊君) コンビニで収納できる税目でございますが、町県民税の普通徴収分、それから固定資産税及び軽自動車税の町税3税目、それと国民健康保険税となってございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 今お話を聞くと、コンビニ交付にしろ、コンビニ収納にしろ、かなりの開発負荷がかかるんじゃないかなと思うんですけれども、これは移行作業とオーバーラップしていますけれども、大丈夫なんでしょうか。お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 総務部長。
○総務部長(山田 豊君) 現時点でも既に電算担当と、あとベンダーさんとかとの調整も進めているところでございますので、当然もう大丈夫になる方向で対処したいというふうに思ってございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 続いて、福祉事務所ですね。これは多分これから立ち上げるということで、外部機関との折衝とかかなり多いと思いますけれども、この立ち上げは順調なのかどうか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 保健福祉部長。
○保健福祉部長(小野一郎君) 昨年の12月1日に準備室を設置いたしまして、それ以後、関係機関ということですので、仙台保健福祉事務所、あと県の社会福祉課、あとほかに医療機関関係では総括の東北厚生局、あと医師会、国保連、社会保険診療報酬機関、中生連、あとほかに歯科医師会とか、各関係機関のほうは回らせていただいて、それを踏まえて福祉事務所のいろいろ変更についてのお願いということでは言ってまいりました。現在は、毎週月曜日を基準といたしまして準備会議室を設置しておりまして、その中で部内での情報の共有と進行状況の管理をしているところでございます。
そのような状況で、あと4月1日から組織改編をいたしまして、福祉事務所の10月10日以降に向けた形での体制を整備しておりますし、県のほうから生活保護のエキスパートをお呼びしまして、その方に要綱等、そういったものについての吟味を今しているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 福祉事務所の設置場所は、今どこという形で検討されているんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 保健福祉部長。
○保健福祉部長(小野一郎君) 現在の福祉4課、それをもってして福祉事務所という体制をとりたいと思います。健康増進課は特に含まれないんですけれども、ある程度委任関係のもとに福祉事務所という組織を構成すると、そういう形をとりたいと思っておりますので、現行のままでやりたいと思ってございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) そうすると、福祉事務所という表示というか、プレートはかけないで、福祉3課で対応するというような理解でよろしいんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 保健福祉部長。
○保健福祉部長(小野一郎君) そのような形をとりたいと思っています。近隣市のほうも確認しましたら、特に事務所という看板は上げていないということもちょっとお聞きはしております。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) それでは、広報PR関係でお尋ねしたいんですけれども、主にどのような事業を検討しておられるのか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 企画部長。
○企画部長(内海壯晃君) 広報PR・イベント部会の主な役割としては、シティーセールスの効果的な展開、市制施行記念式典、記念祝賀会の総合的企画調整、その他市制施行の記念事業の調整などでございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 市制移行の記念の市制移行何々という冠事業はこれからもふえるのかどうか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。
○市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 現在のところ、冠の事業につきましては、24の事業を予定しております。今後も例えば民間の事業者の方からも問い合わせなどもありますので、冠事業についてはふえていくものと考えております。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 冠事業をした場合に、今特別の予算というのはつけないと思うんですけれども、何かそれによって特典というか、企画する側にとっていわゆるうまみというか、というのはあるんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。
○市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 議員おっしゃるとおり、基本的には特別な予算手当てというものは現状想定はしていないところでございます。この冠事業につきましては、ことし1年間市制に向けて町内の機運を高めていくということと、市制施行後は町民皆さんでお祝いをすると、そのような意味合いもあると思いますので、そういったところで広く取り組んでいければというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 市民歌をつくるという事業もあったかと思うんですけれども、これは町民に対してどのように認知してもらうのか、PR方法についてお尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。
○市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 新しく作成いたします市民歌につきましては、まず録音をしたCDを作成をいたしまして、全町内会または各小中学校のほうに配付をいたしまして、さまざまな機会を通して市民歌をまずは聞いていただければというふうに思っております。また、例えばフェイスブックですとか、そういったソーシャルネットワークシステム、そういったものを活用しながら広く周知を図っていきまして、富谷のシティーセールスに努めてまいりたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 市制移行記念番組、多分これはテレビ放映だと思うんですけれども、これの作成業務として500万の予算が計上されておりますけれども、事業内容はどのようなものなのか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。
○市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 今回の市制施行の記念番組につきましては、基本的には地上波での放送、番組の長さにつきましては55分の番組を想定しております。また、放送の期日につきましては、11月上旬ころを予定しまして、その後に開催される11月12日、13日の(仮称)国際スイーツフェア、こういった告知、周知も図りながら、広く富谷の市制というものをPRできるような番組ということで考えております。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 今、11月上旬に放映ということなんですけれども、これは1回だけなんでしょうか。それとも、2つの局から流すとか、その辺のところはどうなんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。
○市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 委託事業者につきましては、基本的には1社ということを想定しておりますので、1回の放送ということにはなろうかと思いますけれども、その後、例えば町のほうでデータをいただきますので、それの2次利用ということも考えていきたいというふうには考えております。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 次に、記念絵本の事業なんですけれども、この掲載内容はどのようなものなのか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。
○市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 記念絵本の内容につきましては、基本的には富谷の市制施行ということを記念して発行するものでございますので、富谷のこれまでの歴史や歩みをわかりやすくお伝えしながら、例えばふるさと教育ですとか、そういったことにも活用できるような内容になればというふうに考えております。具体的には、現在作家の方が制作に取りかかっていただいておりますので、具体的な内容につきましてはいましばらくお待ちいただければなと思います。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) この絵本は贈呈なのか、販売なのか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。
○市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 基本的には寄贈ですとか、贈呈ということを考えておりますが、場合によっては、例えば町内の書店さんのほうで扱っていただける場合には、そちらに置かせていただくというようなことも考えてまいりたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 絵本なので、今例えば幼稚園の園児とか、保育園の年長というか、3歳児以上とか、その方たちに贈呈するという考えはあるんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。
○市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 寄贈ですので、町内のそういった保育施設、幼稚園等にも当然寄贈のほうはさせていただくようにはなると思います。その中で、個別への贈呈ということについては、今後ちょっと検討をさせていただければというふうに思っております。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) それで、記念要覧について、その事業についてお尋ねしたいんですけれども、先般、株式会社ソノベさんが400万で落札しましたけれども、これはページ数とか、あるいは掲載内容についてある程度協議も進んでいるんじゃないかなと思いますので、お尋ねしたいんですけれども。
○議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。
○市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) ページ数につきましては、現在のところ、全56ページ、資料編も合わせてですが、全56ページというものを考えております。また、掲載内容につきましては、基本的には従来のものを踏襲するということはせずに、市制の記念といたしまして、全く新しい内容になるような方向で今受託事業者のソノベさんと検討しているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 施設表示についてお尋ねしたいんですけれども、一部張りつけにするという基本だというふうに聞いておるんですけれども、つくり直すのもあるのかどうか、今時点での検討状況についてお尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 建設部長。
○建設部長(奥山育男君) 表示切りかえにつきましては、基本的に表示物の性質にもよるんですけれども、1文字変更によるもの、あるいはシールでもって対応するもの、そういったところを考えております。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 市制施行の10月10日までに終わらせておきたいと思っている施設、あるいは表記について、今考えておられるところはどこなのか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 建設部長。
○建設部長(奥山育男君) 市制施行に当たりまして、表示物の変更の最優先施設ということでは、役場庁舎、そういったところの表示物の変更が最優先、当日の切りかえということで考えておるところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 時間的な余裕もないということで、1文字だけ張りつけるとか、切りかえるということの対応だと思うんですけれども、これは時間とか、予算を勘案しながら、いずれはつくりかえるという考えはあるんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 建設部長。
○建設部長(奥山育男君) 今回の表示切りかえの考え方では、暫定とか仮にということではなくて、その表示物の性質、数量等を考え、シール対応とかでもってその部分としては完結というようなことで考えているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) ということは、特に1文字変更が基本だということで、その後も補修はしないというか、つくりかえはしないということで、これに予算が5,316万というのはちょっと多過ぎるような気がするんですけれども、やはりこれだけかかるんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 建設部長。
○建設部長(奥山育男君) 表示物の変更の仕方、1文字変更を基本とするものですけれども、そのやはり表示物の性質によりましては、どうしても見ばえとか、バランス的なところもあります。そういったものでふぐあい的なものについては表示物全体を取りかえるというようなものも、それはあります。またあと、対象物がやはり多岐にわたっての表示物があります。その数量も施設の表示している看板のみならず、公共施設の案内板であったり、あるいは消火栓の標柱の表示であったり、カーブミラーの標柱の表示だったり、そういったもの、数を数えますと相当数のものがあります。そういったところから、予算のほうもお示ししたような予算が必要だということでのものでございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 今回の議案の補正予算で47万8,000円計上されているわけですけれども、これは何の分の追加補正ということになるんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(西山高広君) これらにつきましては、例えば公園の注意看板のステッカーの張りかえ分ですとか、あとは公印のつくり直しの分というふうなところで、当初予算からちょっと漏れてしまったようなもの、今確認作業もしておりますので、そういったものを補正として上げさせていただいております。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 例規改定についてちょっとお尋ねしたいんですけれども、これは町から市ということで、例規の中の文言の中で言ってみれば1字だけ違うという改定になるかと思うんですけれども、それほど負荷がない作業じゃないかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 確かに市制移行に伴います例規整備業務の中では、町から市への字句の整理というものは主な業務の一つではございますけれども、そのほかにも既存事務の変更に伴います例規の整備、それから新たに生じる事務に係る例規の整備、それから例規のデータベースのデータの更新に係る業務も必要となってまいります。
また、市制移行に伴いまして、その例規整備に当たりまして、全例規の検証、見直しを行っているところでもございます。現行例規中に不備があれば、この際に、この機会に是正を図っていくということも契約には含まれているところでございます。近年、町から市に移行した自治体では、例規の整備に係る予算1,500万ほどかかっているというふうな自治体もあるというところでございます。今回の整備契約につきましては、市制関連の例規整備を含めて、より完成度の高い例規とすることを目指しているということをご理解をいただければというふうに思います。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 今、例規について、データ更新もあるんですというお話があったんですけれども、この例規集は町のホームページ上に全て掲載されているのか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 全て掲載しております。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) であれば、この際に、この例規集を紙管理でなくてデータ管理にすることはできないんでしょうか。お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 現在、紙ベースの例規集につきましては、約100セットございます。市制移行後につきましても、現在のところ同数を想定をしております。各課での業務を見てみますと、その紙の例規集というふうなものも需要があるものというふうに認識をしております。また、災害時など異常事態の場合も想定して、紙ベースの例規集を全てなくすということは、現在のところは想定はしてございません。ただ、部数につきましては、現在の使用状況なども踏まえて、今後検討してまいりたいというふうに考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) いや、どこかで割り切らなくちゃいけないと思うので、例えばそれをプリントアウトして保存しておくとか、そういう形で、いわゆる今は差しかえでも費用がかかっているかと思うんですけれども、その辺の考えについてもう一度お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 先ほども申し上げましたけれども、全てなくすということについては想定してはしておりませんが、必要部数については、現在の使用状況を見ながら必要最小限にとどめておきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) それでは、まちづくり基本条例の制定ということで、第1問の最後に質問いたします。
これはいわゆる平成22年3月策定された富谷町の総合計画、これの中で基本構想、平成21年から30年度までのやつなんですけれども、これの第2章のまちづくりの基本方針、ここの3つ目として、「町民と行政がともにまちづくりに取り組む協働のルールとなる(仮称)まちづくり基本条例を制定します」とありますが、この検討状況はいかがだったんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 長い検討期間を経てしまいましたけれども、改めて先ほど町長が答弁したとおり進めてまいります。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 長い検討期間ということなんですけれども、これの基本計画の中、25年度までの5年間の中で、重点プロジェクトという位置づけを掲げておりまして、25年までの間にプロジェクトチームは立ち上がったかどうか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) プロジェクトについては立ち上がってございません。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 今現在適用されている後期基本計画では、これからの(仮称)まちづくり基本条例の制定の文言は消えています。この後期計画上は策定しないで、新総合計画の中で対応するということなんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) そのとおりでございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 滝沢市は、市制移行は平成26年1月1日でしたけれども、自治基本条例は26年4月1日から施行しております。今後町として、富谷町としてある程度の時期、例えば29年4月1日施行ということを明示して取り組む意向があるのかどうか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 今のスケジュールで29、来年の4月というのはないんですけれども、策定作業は先ほどの答弁にありましたけれども、市制にまず移行させていただいて、その後、付近の皆様も交えた形で、最初の段階から入っていただいて、そのときにはスケジュール観を示したいと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) ということは、今の段階で市制移行あって一段落したらスタートしますよということで、来年の4月1日という期日は想定にないということなんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 策定日の目安については、今のところは来年の4月1日というものは持っておりません。申しわけございません。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) それでは、2つ目の質問ということに……。はい。
○議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
午前11時59分 休憩
午後 1時00分 再開
○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
16番出川博一君。
○16番(出川博一君) それでは、2つ目のテーマですけれども、質問ですけれども、行政組織は首長とのかかわりとは別に、永続的、ゴーイングコンサーンといいますか、永続性が必要だと思います。町あるいは市の今後を見据えた確固たる行政マンとしての行政運営を願うことと、市制に向けて職員の能力開発と指導育成が必要との論点で、2つ目の問題について質問いたします。
宮城県公表の職員等平均給与月額、一般行政職比較で富谷町の水準はどの程度か、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 平成27年4月1日における仙台市を除く県内の平均の給与月額につきましては、県内34団体中14番目でございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 宮城県の場合、県の公表の場合は、平均年齢といいますか、勤続年数、この辺のところでばらつきがあるんですけれども、先ほど町長の答弁にあったラスパイレス指数、先ほどの答弁は27年4月1日のものだと思いますけれども、資料で公表されている26年4月1日の類似団体、つまり町、大和町とか、あと利府町とか、そういうところが入っているんですけれども、そこの平均は96.8、富谷町は91.6です。5ポイント以上違うんですけれども、この違いは何で発生するのか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) まず、ラスでの違うということでしょうか。(「はい、そうです」の声あり)はい。まず、昇給、昇格については、必ずしも各自治体が同一の運用ではないということがまず一つあろうかと思います。この運用が違うことによって、これらの積み上げによっての結果でまず差が生じるというのが一つあろうかと思います。
それから、ラスパイレス指数については、加重平均というものの算定によるものでございます。国との比較になりますけれども、国と自治体では母数に大きな差があります。市町村、小さな町においては、例えばその階層での部分で、例えば育児休業の職員がいるといった場合については、こういったものの要素がダイレクトに反映されてしまうということで、差が生じるというふうに認識をしてございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 説明はわかるんですけれども、そういうのをなくして比較するためにということでラスパイレス指数が使われていると思うんですけれども、私の認識は間違っているでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) ラスについては、年齢と勤続年数ですね。勤続年数、それから学歴等での比較ということになります。例えば育休があるかないか等々については勘案されていないものというふうに認識をしてございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) わかったようでわからないんですけれども、ただ、いずれにしてもまだ27年のケースが出ていないのでわからないですけれども、26年であると、類似団体と比べても5ポイント以上の開きがあるということをぜひ理解いただきたいなというふうに思います。
それで、この給与水準については、低過ぎるところについて、県とか町からの指導というのはあるんでしょうか。お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 例えばラスの指数が100を超えた場合については、是正を促す旨、指導が想定をされますけれども、低い場合についてはそういったものは想定はされないものでございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) ラスの指数には入らないんですけれども、富谷町の場合、地域手当が支給されております。これは26年から28年にかけての予算で3%から6%ということで倍にふえております。そういう意味で、これを比較するわけではないんですけれども、全体の仕上がりとしてはほかの市町村と比べてそこそこなのかどうか、その辺の見解をお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 今、議員がおっしゃるとおり、富谷町については地域手当が支給されているところでございます。27年については3%から4%、さらに27年度の人勧におきまして、4%から5%に遡及改定をされ、28年度から6%措置をされたということでございます。当然ながら、給与ベースではこういったことから増額をするということが見込まれるところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) これは26年の実績では地域手当、1人平均11万2,000円という数字が出ておりますけれども、多分これは倍になりますので、今度は28年度の中では22万5,000円ということで、1人平均につき1万円ふえるというふうな試算ができるかと思うんですけれども、この認識でいいのかどうか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) そのとおりでございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 翻って職員1人当たりの人口252人ということで、市レベルの、市ですよ、町じゃなくて。市レベルの類似団体比較でもトップの水準にあるというふうに理解しているんですけれども、そういう意味では少ない人数で効率のよい行政運営をしているというふうに考えればいいのか、それとも手が行き届かない部分があるというふうに理解すればいいのか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 現状の組織体制におきまして、最大限手の届かない部分がないよう、効率的、効果的な行政運営のほうに努めているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) この間の条例改正で、町長部局の定員が27名増可能なわけですけれども、その場合であっても、職員1人当たりの人口は225人という理解でいいのかどうか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 4月1日現在、町長部局が242人でございます。5月1日現在の人口5万2,369人で算出した場合、職員1人当たりの人口は216人ということになります。242人に27名を加えますと269人となりますので、そうした場合については1人当たり人口は194人ということになります。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) ということは、いわゆる平均給与は県内の町レベルの類似団体と比較しても若干見劣りすると。ただ、職員1人当たりの人口は全国の市の類似団体の中でもトップレベルだということで、これを簡単に言っちゃうと、富谷町の職員は比較的安い給料で効率よく頑張っているという認識になるんですけれども、そのような認識でいいのかどうか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 安い給料でとはちょっと申し上げられませんけれども、組織全体として効率的な行政運営のほうを目指して推進しているということでご理解をいただければというふうに思います。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) それでは、人事評価の内容についてお尋ねしますけれども、私、26年6月に公表の地方公共団体における人事評価制度の導入等について、これは総務省で出しているんですけれども、これに基づいてちょっとお尋ねいたします。
人事評価の評価項目、実施方法、評価体制は確立されているのかどうか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 人事考課の実施要綱により定めております。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) その内容は、被評価者である職員に明示されているんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 評価内容、それから項目については、評価者のほうには明示をしておりますが、被評価者へは明示はしてございません。ただ、今年度から実施をいたします業績評価とあわせまして、被評価者への明示を行っていくことが必要であるというふうに認識をしてございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 総務省の説明会における資料では、被評価者に明示すべきだというふうに指導されているんですけれども、その辺についてもう一度認識をお尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 今後、明示を行ってまいりたいというように考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) そして、評価をすれば当然結果が出るわけですけれども、評価の結果はこれまでは本人に開示されていたんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 開示につきましては、要綱に基づいて被考課者からの申し出があれば開示をできるというふうにしてございます。今までについては開示の実績についてはございません。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 私はこの人事評価の効果というか、それは本人に開示することによって、こういう部分についてさらに努力をしてください、あるいはこういう部分は非常にすばらしいのでこれをさらに伸ばしてくださいという形で運用していかないと、いわゆるモチベーションが上がらないというか、そういう懸念があると思うんですけれども、これからは請求されなくても開示すべきだと思いますけれども、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 今年度から業績評価を行うということとしてございます。目標による管理ということになりますけれども、その中でそれぞれ評価をした内容についてお話、指導するということが出てくるのではないかなというふうに考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) これは隠れて評価するものじゃなくて、その本人に先ほど言ったような形で指導、助言をして、さらにその職員の能力を伸ばしていただくという制度だというふうに理解していますけれども、積極的に開示していただくようにお願いしたいんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 前向きに検討させていただければと思います。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 職員の指導、教育の責任者たる管理職ですね。これは部長、課長になるんだろうと思うんですけれども、この評価は誰がするのか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) まず、課長の評価については、1次評価者が部長ということになります。部長につきましては、1次評価者が副町長ということでございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 管理職の評価項目に職員指導の項目はあるのかどうか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 管理職の評価要素としまして、職員の管理能力というものを評価要素としてございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) ということは、日常的な部下の行動観察というのは、これは管理者は評価者はそれぞれ記録してメモを持っているんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) まず、各評価の要素の着眼点が、基本的にはその日常的な行動観察に当たるというふうに考えてございます。しかしながら、個別具体に一人一人の記録までは求めておりませんが、各所属長については個別の対応をされているというふうに認識をしてございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) いや、そういうことだと後でわからなくなってしまうので、当然そういう日常の記録についてはメモをして、そして被評価者に職員に対してこういう点がこうですよというような具体的な説明をしないと、その評価というのは効果を上げないと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 評価をするためには、日々行動観察をするというのが必要であろうかとは思っております。そういったことから、日々職員個々の業務についてはそれぞれの所属長が管理観察をしているというふうに考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 町の評価者訓練はどのように実施されているのか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 従来は能力評価のみということでございましたので、評価基準等を示すだけということで、研修訓練については行ってはおりませんでした。しかしながら、今年度から業績評価を行うということになります。さらに、評価の公平性、公正性というものが必要となるということから、今年度、評価者研修を実施をするということとしてございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 具体的にはいつごろのタイミングでどのような内容のいわゆる訓練をするお考えか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 現在、人事担当部門で協議をしているところでございますので、まだ詳細については確定はしてございません。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) いわゆるこの総務省で出している指針については、26年の6月にもう公表されているんですよ。ですから、そういう意味ではもう少しその辺についてのスピードアップが必要かと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) おっしゃるとおりではございます。各自治体においては業績評価を行わなければならないということで、現在各自治体とも手探りで行っている状況でもございます。しかしながら、スピード感を持ってやらなければならないということは間違いございませんので、今後ともスピード感を持って対応してまいりたいというふうに考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 多分これからはその評価は昇格、昇進につながるものだと思うんですけれども、そうすると従来は年功序列の運用だったのか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 年功序列の運用ではございません。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 現在の昇給は1号給から6号給ということになっていますけれども、標準者の昇給は何号給なのか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 標準は4号給でございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) そうすると、富谷町の人事評価におけるいわゆる標準者、4号給と、あと上位者、下位者の比率の目安はあるのか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 地方公務員においては、評価の分布区分というのは規定はされてございません。しかしながら、国家公務員においては人事院規則によって運用の規定がございます。本町においてはこれらを参考としているというところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) それでは、国の基準について、標準者、上位者、下位者の比率をお尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 上位区分、8号俸については5%、6号俸については20%といった規定でございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) そうすると、標準者は大体7割ぐらいだよとか、6割ぐらいだよというような目安はないんでしょうか。国の基準ですけれども。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 済みません。ちょっとただいま持っている資料の中にございませんけれども、標準、そのあとにもC、D、Eという形でございますので、パーセントがあるものでございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 今年度、28年度の当初予算によれば、ことし1月の昇給について、最上位の6号給、これが21%の比率だと思うんですけれども、間違いないかどうか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) そのとおりでございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 翻って平成26年度、27年度の当初予算で見ますと、最上位の6号給比率は10%以内であったというように思いますけれども、間違いないかどうか、確認いたします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) そのとおりでございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) であれば、平成28年、今年度の予算で最上位の6号給の方が21%ということで、従来から比べると2倍になっているということなんですけれども、この今後の運用方針についてお尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 今後の運用につきましても、人事院規則の上位区分25%を一定の基準として、大きく乖離することのないよう運用してまいりたいというふうに考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) でも、国の場合は8号給まであるんですよ。町の場合は最上位が6号給ですから、その足して25%の運用でするということで本当にいいのかどうか、もう一度お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 先ほども申し上げましたとおり、地方公務員においては明確な分布というのは規定されておりませんので、国の基準を参酌するということでございます。その上では、Aはございませんけれども、それを踏まえた形のパーセントは適切ではないかなというふうに考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 職員の給与に関する条例ですね。第5条の9項に、職員の昇給は予算の範囲内で行わなければならないとありますけれども、具体的には予算審議の議決ということと理解してよろしいんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 予算措置がなければ、昇給後の給与等は支給できないということを意味しておりますので、昇給自体が予算審議をもって決定されるということではございません。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) ということは、国の指針はあるんだけれども、各自治体自由にいわゆる最上給を3割にすることも5割にすることもできるということで考えてよろしいんですか。お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) ほかの自治体の状況についてはちょっと承知はしてございませんけれども、基本的にはその国の基準を参考にしながら各自治体も行っているものというふうに考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 私から一つ提案なんですけれども、最近、能力の高い職員が入ってきているというように聞いております。そこで提案なんですけれども、役場に入って5年程度の若手職員をインストラクターとして1年間新人教育をさせてはどうかと思いますけれども、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 各課の業務におきましては、各若手と言われる方々が各部署のほうに配属をされております。現実的に若手職員が随時新人職員への指導、アドバイスを行っている状況でございますので、インストラクターに近い状況にはあるのかなとは思ってございます。また、毎年、先輩職員との懇談会というものを設けております。そういった中で若手職員へのアドバイスなども実施をしているところでございますので、こういったもので対応できればなというふうに考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) それでは、最後、町から市に移行した場合の人事給与上で変わるものということで、先ほどの答弁では、行政職の給与表は変わらないということと理解したんですけれども、それで間違いないかどうか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 市になりましたということで、自動的に、あるいは必然的に給料表が上がるものではないというところではございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) つまり、同じ給与表を使うというふうな理解でよろしいんですね。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 現在のところはそのように考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 公表されている富谷町の職員の給与、定員管理等について、一般行政職の級別職員の状況についてということで、部制を導入した22年4月と5年後の27年4月の一般行政職における比較をした場合、部課長、5級・6級職の人が22年度は17人、10.9%、それが27年4月には29人、17.6%、12人ふえています。この間、全体の職員数は22年156人、27年165人、9人しかふえていないのに、管理職のほうがそれよりふえているということは間違いないのかどうか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) そのとおりでございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 非常に構成上、上方シフトが著しいんですけれども、その要因は何なのでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 要因としましては、部長兼務の解消であったり、それから課、室の新設、あるいは参事職の増というものでございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) ということは、今後とも5級・6級の管理職の増加が見込まれるというふうなことと思われるんですけれども、職員構成の中での何パーセントぐらいにしようとかというようなそういう考え方はありますか。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 職員構成比率につきましては、バランスのとれた年齢、経験年数ということが望ましいということではございますが、特段管理職の割合については明確には定めてはございません。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 平成28年2月18日の全員協議会の資料で、行政職員体制の改編整備案についてという文書を拝見しましたけれども、今度の10月10日の組織改編の構想についてお尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 10月10日の組織改編の構想ということでございますけれども、2月に全協で総務部長が説明しておりますとおり、本年の10月10日の市制移行において、福祉事務所のほうを設置をして、保健福祉部内の関係課に係る事務を福祉事務所に委任をするということにしておりますが、その他の組織につきましては現行どおりとするものでございます。ただ、町民生活課につきましては、市民生活課に変更となるために、今後所要の規則改正を行うこととしてございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) ということは、実態は変わらないと。名称等の変更はあるけれどもということなんですけれども、それでは来年の29年4月1日の組織改編の構想について、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 現在、検討を進めている段階でございますので、まだ今の段階ではちょっとお答えできるような状況とはなってございません。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 市レベルの行政運営に当たって、個々の職員のレベルアップが必要と思いますけれども、どのように育成される方針なのか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 市、町にかかわらず、常に職員のスキルアップというものは必要というふうに考えてございます。さらに市となるわけでございますので、今後その必要な研修の実施等、適切な対応を図って職員のモチベーション、モラルの向上につなげていきたいというふうに考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) やはりそのためにはぜひ人事評価制度というのをうまく運用して、いわゆる評価内容についても開示すべし、結果についても開示をしてというような部下、職員とのコミュニケーションをとる必要があると思うんですけれども、もう一度その点についてお尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 基本的には、評価についてはそのモチベーション向上というのも大きな意味合いの一つであると私も認識してございますので、今後その開示の仕方についても検討を重ねてまいりたいというふうに思ってございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 最後に、町長にお尋ねしたいんですけれども、我々議員も市議会議員としてのレベルが求められることになると思います。また、職員も市政レベルの行政能力が求められると。その負託に応えなければならないと思いますけれども、能力向上についてお尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) ただいまの出川議員のご意見のとおり、やはり今回町から市へという変わることによって、住民の皆さんからやはり市政に対する期待度は大変高まるというふうに思います。そういった意味では、やはり職員につきましても従来に加えてアンテナを高くして、いわゆる町民の皆さんの声や思いを受けとめて丁寧に対応をしていく必要があるかというふうに思います。また、サイレント・マジョリティー、いわゆる物言わぬ多数派と言われる町民の方々や、またはその声の小さい方々へ耳を傾ける努力だったり、そういった努力を我々がしっかりと積み重ねることをやはり職員みずからがしていくことが大切だというふうに思いますし、そのためにはやはり風通しのよい組織風土の構築や、機動力を高めたり、あとは何よりもやはり個人、職員一人一人のいわゆるスキルアップを高めていくことが重要であるというふうに考えております。
そういった意味では、あらゆる研修等含めながら、また、富谷町のいわゆる人事育成方針もありますので、その方針に基づきながらしっかりと人材育成に努力をしていきたいというふうに思います。
○議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
○4番(若生英俊君) まず、質問の冒頭に当たりまして、このたび熊本地震の甚大な被災に対し、衷心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。
さて、町長、職員の皆さんにおかれましては、町勢発展と町民の福祉向上に日々精励されておりますことに敬意を表します。とりわけ、通常の年度初めの多忙さに加え、10月10日の市制施行に向けて滞りなく町から市に切りかわるには、なお一層きめ細かい職員対応に努めながら、町民が安心してその日を迎えられるよう最善の努力が求められるところであります。
議員として、議会として、富谷市誕生に住民、行政とともに迎えられますことは、大きな誇りと喜びとするところであり、富谷市誕生のために行政とともに最大限の努力を傾注してまいる所存であります。
顧みますと、町が2016年の市制移行を目指すメッセージを発してからはや6年、昭和38年、1963年から53年目にして、村から町へ、そして市へと発展し、半世紀余りで合併によらず単独で村制、町制、市制へと行政主体を変遷した自治体は、全国でもそう多くはありません。
議会活性化調査特別委員会の所管事務調査として、5月10日、11日の両日、石川県野々市市と能美市に赴き、市議会運営等について視察調査をいたしました。野々市市は、平成23年11月11日、富谷町と同じように5万人単独市制施行してから5年目であります。能美市は、平成17年2月1日、石川県能美郡内3つの町が平成合併によります5万人規模による市制施行してから11年目の自治体であります。どちらの市も基本構想とそれに基づくまちづくり基本条例が制定され、住民協働によるまちづくりが機能しているように感じられたところであります。町制から市制に変わり、職員には町制のときにはなかった広域での会議、研修を通して勉強する機会がふえたとのお話が印象的でありました。
富谷市誕生を迎えるに当たり、行政、議会がこれまでの横並び意識を脱却し、これまで以上に自主・自立的なまちづくりを進めるため、それぞれの役割が求められるということだというふうに思います。町民、市民が望むことと行政、議会が目指す方向性との一致点を集約し、黒川郡の一自治体から宮城県富谷市にステップアップして、真に実力が問われるステージに立ち、真価を発揮すべきときであります。そのことが、市民が望む富谷市の姿に重なるのだと思います。
そのためには、市制施行前に実施される8月のお祭り、9月の体育祭、10月10日の記念式典、富谷市制後、最大事業と位置づける11月のスイーツフェアを、市と市民が一体となって取り組み、将来につながる成果を得ることが重要であります。
市制施行まで4カ月に当たる6月議会において、次の3件について質問いたします。
1つ目、富谷市総合計画策定にあわせ、まちづくり基本条例、あるいは自治基本条例の制定を。
2つ目、(仮称)とみや国際スイーツフェアの開催準備は万全か。
3つ目、大規模災害時において、他自治体への支援に関するガイドラインの作成をについてであります。
まず、初めに、富谷市総合計画策定にあわせ、まちづくり基本条例の制定をについてであります。
町では、富谷市総合計画の策定が進められ、基本構想骨子案によりますと、「オール富谷 市民全員参加でつくろう6万人都市」をうたっております。市民全員にまちづくりへの参加を促し、住民協働のまちづくりを進めるためには、その担い手であります市民、議会、行政のそれぞれの役割と責務を明確に定めるまちづくり基本条例の制定が急務であると考えます。以下の観点について質問いたします。
総合計画基本構想の5つの理念のうち、「動く」、「つなぐ」に「住民参加の自覚」、「まちづくりへの参加」という表現が明記されております。住民協働と認識してよろしいか。
次に、市民協働のまちづくりの視点から、市民、議会、行政の役割と責務を明確に示すべきと考えるところでありますが、町の見解は。
次に、市民、議会、行政の役割と責務を明確にするには、まちづくり基本条例の制定が急務であると考えるところでありますが、町の見解を求めます。
次に、大きく2つ目であります。
(仮称)とみや国際スイーツフェアの開催準備は万全かについてであります。
昨年9月、第3回定例会において、(仮称)とみや国際スイーツフェアの開催が表明され、その財源に地方創生加速化交付金を充てることとし、ことし2月23日に開催経費として7,500万円の補正予算を議決し、3月18日には4,158万2,000円の交付金内示額が内閣府より公表されたところであります。
これまで、議会、行政区長及び一定の印刷物には、11月19、20日の両日、富谷スポーツセンター及び武道館での開催を周知してきたところでありますが、5月13日、開催日程と会場変更の通知があり、開催5カ月を前にして、1週間早めた変更に驚いたことと、変更するだけの大きな理由があったのか、甚だ疑問に感じたところであります。
事業実施まであと5カ月、多額の公費が充てられる事業で成果を得られるよう、事業費、事業内容等含め、その詳細について、次の観点について質問いたします。
事業の正式名称はいつ決定するのか。
(仮称)とみや国際スイーツフェアの開催趣旨及び開催効果。
予算計上額より交付内示額が大幅に減額になったことにより、事業内容の見直しはあるのか。または、予算計上額であります7,500万円規模で進めるのか。
主な来場者の階層と来場者見込み数。
国の平成26年度補正予算による地域住民生活等緊急支援のための交付金1,070万円が交付されたところであります。これを充てて調査しました「(仮称)スイーツの駅とみや」や、このとみや国際スイーツフェアに関する事業評価と、その調査における事業評価と事業推進のプロセスをお願いいたします。
次に、(仮称)とみや国際スイーツフェアにおける町内和洋菓子店の役割とその位置づけ。
次に、(仮称)とみや国際スイーツフェア開催によって、ブルーベリー振興にどのようにつなげるのか。
最後になりますが、開催6カ月前の時点で日程を1週間前倒し変更したその理由をお願いいたします。
3つ目に入ります。
大規模災害時において、他自治体への支援に関するガイドラインの作成をについてであります。
4月14日及び16日の二度にわたる震度7の熊本地震被害に対し、町では、地震から5日目の4月19日に熊本県御船町に備蓄食糧を支援物資として発送いたしました。支援の動機は、平成23年、御船町議会から10万円の見舞金を受けたことによると思われますが、いち早く支援した町の対応に異議を申すものではないところでありますが、このたびの御船町への備蓄食糧支援物資の総額は約300万円相当であると全協で報告を受けたとき、見舞金を受けた縁での相手自治体への支援としては過大ではないかと感じたところであります。
今後同じような大規模災害時において、他自治体への見舞い及び支援に関するガイドラインを作成し、公費の適正な支出の根拠を準備しておく必要があると考え、以下の観点について質問いたします。
どのような経緯で支援内容の決定がなされたか。
支援した備蓄食糧等の購入時の価額と運送費の合計額及び備蓄食糧等の補充はいつまでになされたか。
次に、新聞の記事によりますと、4月21日に宮城県町村会が熊本県町村会宛てに300万円の見舞金を送ることを決定し、この額は平成23年熊本県町村会からの見舞金と同額であります。今回の町からの支援物資は過大であり、公費支出に適正さを欠いたのではないかと思うところでありますが、町の見解をお願いいたします。
最後となりますけれども、ほかの自治体での大規模災害時に、町からの見舞い及び支援に関しガイドラインを作成すべきと考えるところでありますが、町の見解を伺います。
以上、一括方式により質問をいたします。
○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
○町長(若生裕俊君) ただいまの若生英俊議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、初めに、質問件名1の富谷市総合計画策定にあわせ、まちづくり基本条例の制定を問うに関連しての問い1です。
動く、つなぐには、住民参加の自覚、まちづくりへの参加と明記されています。町としましても、住民協働ということで整理をしております。
2つ目、市民協働のまちづくりの視点から、市民、議会、行政の役割と責務を明確に示すべきと考えるが町の見解としてはでありますが、町といたしましても、市民、議会、企業、行政等での協働には、役割や責務を明確にする必要があると考えております。
問い3、市民、議会、行政の役割と責務を明確にするには、まちづくりの基本条例の制定が急務であると考える。町の見解はでありますが、先ほど出川議員のご質問にもお答えしましたが、本来、富谷町総合計画前期計画、2009年から2018年において、「(仮称)まちづくり基本条例を制定すること」ということが明記されておりましたが、全く手つかずのまま、後期計画では消えておりました。そんな中ではありますが、やはりこれまで菅原議員、出川議員への答弁でも申し上げたとおり、自治基本条例などのまちづくりの基本ルールは必要と考えておりますので、市制施行後の早い段階で制定に向けて着手していきたいと考えております。その際には、議会の皆様と住民の方々の意見をお聞きしながら、策定をしてまいりたいというふうに考えております。
質問件名2つ目のとみや国際スイーツフェアの開催準備は万全かについての問い1でございます。
事業の正式名称については、6月8日の企画提案審査会により委託業者を決定し、当該業者の企画案を軸として、より具体的な内容を協議していくこととしております。したがいまして、契約締結後の早い段階において、事業の趣旨、目的、コンセプト並びに提案された企画内容を踏まえた名称を正式に決定したいと思っております。
2つ目、(仮称)とみや国際スイーツフェアの開催趣旨及び開催効果についてでございますが、富谷市としての新たなシティーブランドを確立し、国内外へ広く発信していくことを目的としております。また、確立に向けては、1次産品のブランディング化を図るとともに、スイーツを切り口とした新たな特産品の開発も進めてまいります。このフェアをきっかけとして交流人口がさらに拡大し、その交流拠点として位置づけるスイーツの駅への基盤整備にもつなげたいと思っております。
問い3につきましては、審査の結果、同時開催を予定しておりましたスイーツ・カンファレンス、昨日までの答弁で申し上げておりますが、カンファレンス等が今回省かれましたが、スイーツフェアについては満額で内示をいただいておりますので、開催に問題はございません。
問い4、主な来場者の階層につきましては、子供から高齢者まで、世代を超えて好まれるスイーツであり、世代を問わず多くの方々が学び、楽しめる取り組みにしたいと思っております。また、来場者見込み数につきましては、地方創生総合戦略に基づき、平成31年度開催の当フェアで1万人ということを目標として設定しております。
問い5につきましては、昨年度は議員のご質問にもある上乗せ交付金1,070万円を活用し、スイーツによる地方創生プラン策定調査と道の駅、いわゆるスイーツの駅設置可能性調査を実施いたしました。スイーツによる地方創生プラン策定調査は、その後の加速化交付金、いわゆる今回の4,100万の獲得につながっております。道の駅設置可能性調査では、事業モデルや候補地が提示され、今後の取り組みに役立ててまいります。
問い6、町内スイーツ店の役割でございますが、町内スイーツ店のさまざまなご意見をいただき、進めているところでございます。今後、フェア開催の目的である1次産品のブランディング化や、新たな特産品の開発に向けた協力をお願いする方向で進めております。具体的には、ブルーベリーに続く新果樹、野菜など新たな特産品や、スイーツの素材となり得る候補品を提供し、それらを原料とした新商品の開発を依頼予定です。このフェアで当該商品を展示、販売していただくことで、6次化の可能性を広げる機会としたいと考えております。
問い7、これまで以上に富谷産ブルーベリーの付加価値を高めるきっかけにしていきたいと考えております。特に、5月26、27日の伊勢志摩サミットで富谷産のブルーベリージュースが使用されたことは大変名誉なことであり、さらなる需要の拡大への大きな呼び水になると期待されているところです。このフェアを通して、こうした情報を広く発信しながら、高まる需要に対応できる供給力の強化に向け、生産組合等との協議を進めてまいります。
問い8であります。本定例会冒頭の挨拶でも申し上げましたとおり、町内スイーツ店との意見交換を踏まえて変更したものでございます。
質問件名3の大規模災害時において、他自治体への支援に関するガイドラインの作成をの問い1でございます。
平成28年4月14日に発生した、内陸を震源とする直下型の熊本地震により、熊本県では甚大な被害が発生いたしました。5月29日現在、死者69名、けが人1,736名、住まいの被害は全壊が8,528棟、半壊が2万303棟、193カ所の避難所に8,343名の方が今も避難生活続けております。
さて、今回の支援決定の経過についてですが、報道で伝えられた被害の状況を見たときに、当町としても何かできることがないかを考え、震災当時、熊本県内の自治体から支援を受けたことがないか確認するよう指示をいたしました。御船町議会から義援金を頂戴していることがわかりました。御船町議会は、東日本大震災前の平成22年7月に当町へ行政視察に来られた経緯があり、そのため義援金をいただいたものでございます。御船町は4月14日の地震で震度7を記録した益城町の南に隣接する町で、4月17日現在で死者2名、けが人5名、避難所数24カ所、避難者数3,238名と発表されており、さらに翌18日に御船町に飲食料の支援が必要かどうか確認をした際には、夜間避難者は約6,000人との回答をいただきました。総人口の3割を超える住民の方々が避難しており、電気は一部を除き停電、水道は断水中であり、飲食料が不足している状況であることが確認できましたので、備蓄食糧の提供について検討いたしました。
当町には、震災後に備蓄していたアルファ米とリッツ合わせて約2万食分の備蓄がありました。いずれも本年12月には5年の賞味期限を迎えることから、有効活用を検討していたところでもありましたので、先方の要望を十分に確認した上で、アルファ米や保存水等提供について、町長、副町長、教育長、関係部長と4月18日に協議をし、決定したものでございます。また、支援飲食料の輸送は、災害協定を予定していたヤマト運輸へ委託することとし、翌19日にはけやき館から搬出、20日には御船町へ届けることができました。
問い2の御船町へ提供しましたアルファ米の備蓄食糧は、5年前の購入時の価格なので、単純に合算するというのは適切ではないと思いますが、当時の価格で362万8,800円で、輸送費が35万6,400円で、合計すれば398万5,200円となります。
町が備蓄する食糧につきましては、昨年8月に改定した地域防災計画を広く町民の皆様にお伝えするため、全世帯に配布した概要版に掲載しておりますが、住民の役割、いわゆる自助の中で、3日分以上の食糧、生活物資の備蓄、非常時持ち出し品の準備等の備えをするよううお知らせをしております。また、市制施行後の全戸配布を予定している防災タウンページの中でも、自助により食糧や生活物資の備えを呼びかけることとしております。
なお、東日本大震災が発生した当時、約1万食分の備蓄食糧がありましたが、広域同時被災という未曽有の大震災、大災害であったにもかかわらず、既に協定を締結していた小売事業者はもとより、その他の事業者からも温かい多くの支援をいただいたおかげで、発災翌日、3月12日の夕食からは、備蓄アルファ米にかわって供給いただいた調理パン等を配給することができるようになりました。本町の避難所、医療機関、福祉施設等への食糧の配給は、3月28日までの18日間、延べ6万5,360食分に及びましたが、継続的に配給が可能だったのも、ひとえに町内外の災害協定締結事業所等のご協力のおかげであると思っております。
現在は、既に町内に出店したコストコとも災害協定を締結しており、大災害当時に比べると災害時の食糧供給体制は大きく向上しているものと考えております。また、地域防災計画においても、自助の観点から最低3日分以上の食糧備蓄に努めるよう定めており、大震災の教訓を生かして有事への備えを各世帯においても進めているものと思われます。
これらの環境変化を勘案し、本町での必要備蓄食糧数を見込むとき、大震災当時の1日当たりの平均供給数であった3,600食分に加え、各地区の防災訓練等へ提供する分も含め、5,000食分をもって対応可能であると判断するものでございます。また、そうすることで、賞味期限が到来した際に、結果として廃棄処分となるリスクも最小化できるものと考えております。したがいまして、現在の在庫は4,810食で、ほぼ間に合うものでありますが、本年12月には全ての備蓄食糧が5年の賞味期限を迎えることから、その買いかえの準備を進めることとしております。
町内に所在するイオンやコストコといった大規模小売事業者からは、例えばパンであれば、発災時刻にもよりますが、最大2万食分を超える提供を受けることができる見込みであると、これまでの協議の中で確認しておりますので、今後はその提供方法、輸送手段、受け入れ方法等に係るマニュアルを整備するなどして、発災後速やかに提供いただける体制づくりを進めてまいりたいと考えております。
問い3、東日本大震災が発生した際には、それまで何らかかわりやつながりのない、つながりの有無、そして協定を結んでいたかどうかにかかわらず、全国から多くの支援をいただきました。あのときの感謝の気持ちは今でも忘れることはできません。全くの同額をもって支援返しすることが、イコール現に生活に混乱を来している方々への誠意ある支援と言えるのでしょうか。発災の状況等を総合的に判断して、今、町にできる最大限の支援を行うことが大切であると認識をしております。御船町に支給させていただいた備蓄食糧につきましては、先ほどもお答えしましたとおり、先方と連絡を取り合い、必要数を確認した上で送らせていただいており、結果として食糧の不足に苦労していた避難者に対して大きな支援になったものと思います。県内の他の自治体においては、5年前の東日本大震災の際に今回の熊本地震の被災地から支援を全く受けていない自治体であっても、義援金や食糧等の支援はもとより、職員派遣を行っている自治体も多数あるということを考えれば、ご指摘のように過大な支援であったとの認識はございません。
問い4でございます。大規模災害の状況や町とのかかわり、食糧の備蓄状況等々、その時々の状況に応じて対応は変わらざるを得ないものと認識しております。本当に大切なものは何なのか、ミスマッチのない支援が前提にあると思われますが、一定の指針については他の自治体の例などを参考に検討をさせていただきたいと考えております。
○議長(浅野幹雄君) 町長、答弁漏れがあります。質問件名2番の3番の最後、7,500万円の規模で進めるのか。これの答弁がございません。(「質問件名2」の声あり)スイーツフェア。2の(3)です。質問件名2の3番。7,000……。(「開催には問題ありませんと」の声あり)7,500万円で進めるのかと、規模。
○町長(若生裕俊君) いや、これはまたは7,500万円の規模で進めるのかというか、この一切開催に問題はありませんで答弁しているつもりですけれども……。(「それを答えてください。7,500万円じゃなくて、4,000万規模でやるんでしょう」の声あり)はい。事業内容の見直しはあるのかについて、いわゆる7,500万円規模で進めるのかというのは、全く考えておりません。内示のあった4,100万……、内示のあった額で開催を行います。
○議長(浅野幹雄君) 4,500万、その4,100万でいいんです。それ答えていなかったから。
4番若生英俊君。
○4番(若生英俊君) 最初に、聞き違えかもしれませんけれども、上乗せ交付金、1,770と耳に届きましたが、これについても触れていただきたいと思います。私は1,070万というふうに発言をしましたけれども、それについてお願いいたします。
それでは、再質問に入ります。
まちづくり基本条例、先ほどの前の時代、私の町政のときはというふうなことはそのとおりであります。出おくれた中でも、ぜひ町民、そしてまた議会も広く望んでいるところでありますので、富谷市市制、そしてまた、富谷市総合計画が策定するこのいいタイミングに、ぜひ取り組んでいただき、早期にお示し、そしてまた、議会とともにというふうなあたりも視点に入れながらお願いをしたいと思います。
条例の目的は言うに及ばず、基本事項、まちづくりの基本事項を確認すること、そしてまた、まちづくりの担い手を市民、議会、行政とこういった位置づけを明らかにしながら、責任と責務を、役割と責務を明確にすると。基本ルールを定める。言うに及ばずのところでございます。
そのような中で、答弁の中に、市制施行の早い段階で策定に向けて着手すると答弁があったところでありますけれども、何から始めるのか。そしてまた、策定のプロセス、策定スケジュール、同僚議員のお話、答弁にもありましたけれども、その現状を示せるものがあれば、概要をお願いしたいと思います。概要を質問いたします。
富谷市総合計画骨子案によりますと、まちづくりの基本オール富谷、そしてまた、イコールという表現であります。イコールとして、向き合うのが市民全員参加ということなのか、やや不明ですけれども、でつくろう6万人都市、そして生かす、動く、つなぐ、守る、誇るとしております。そのような中で、富谷市の……、視察に出向きました野々市の基本理念を参考までに申し上げますが、「本市におけるまちづくりは、市民、議会、行政がそれぞれの役割と責務に基づき、協働により推進し、幸せを実感できる地域社会を実現することを基本理念とする」と。したがいまして、新しい富谷市の先ほど申し上げました富谷イコール市民全員参加云々というふうな、これをこのような文言といいますか、フレーズに置きかえる準備は既になされているのか。それがあれば、その表現をお示しをいただきたいと思います。
次に、スイーツフェアの件での再質問であります。
論旨でも述べましたけれども、何の事業、あるいはイベントと捉えることにしても、やはり将来につながる成果を得るというふうなことが一番のポイントであろうと思いますし、重要なことだというふうに考えます。開催の趣旨は、先ほどありましたように賛同するところでありますが、そのとおりだというふうに思います。これらに加えて、まさに調査における開催効果に加わることだと思いますけれども、スイーツの駅の基盤整備につなげるとの今の答弁にもありました。設置可能性調査結果というのも、この議会で調査内容の結果を知ったところでありますが、その結果の内容のうち、どのような事業モデルが示されたか。そしてまた、道の駅の候補地はどのように示されたのか。その調査結果の内容からお願いをいたします。
次に、2月補正予算、先ほど言いましたように7,500万、予算書の表記を取り上げます。委託料6,600万、イベントPR業務1,500万、イベント運営業務5,100万、そして使用料及び賃借料527万5,000円という事業内容での説明があり、この場での議決に至ったわけであります。したがいまして、交付金内示額が4,158万2,000円となったわけでありますので、事業経費の議決した、7,500万で議決したあの内容に沿って事業計画の内訳について、説明を求めます。
次に、平成31年度開催において交流人口1万人以上とすると、数年での最終点での交流人口が答弁でも今示されたところであります。したがいまして、そうは言いながらも、今年度初開催でありますので、平成28年度、初回の開催におきまして、2日間での入り込み数はどれくらいを見込んでおるのか、質問をいたします。
次に、ガイダンス、ガイドライン、指針の作成をというところのほうに再質問移ります。
趣旨にも述べましたように、義援金を送る指針等については何ら異議は挟むものではありません。遠路、23年の7月というふうに今お聞きしました。たしか委員会だったと思いますけれども、その縁で見舞金をいただいたこともそのとおりでありました。しかし、この宮城の東北から九州、恐らく1,000キロあろうかと思うんですね。そのような遠方の御船町に、本当にあの当時の状況、その後の様子を見ますと、食糧が本当に困窮したのかどうかというようなあたりは、物がないのか、それとも物流のネック、障害でなかったのか。(「静粛にお願いします」の声あり)はい、ありがとうございます。
そのようなことで、やはり検証が必要だと思うんですね。相手方、御船町に本当に何が足りないのか、十分なるやりとりをしたというふうなことでありますけれども、御船町とのやりとり、ここ数日、地震発災後数日の間に、4日目ですかね、どのようなやりとりの中で遠路、1,000キロ先の富谷町からこのような内容の物資を受け入れるというふうに相手方が、御船町が返答されたのか。その辺の内容について質問をいたします。
御船町、そうですね。そしてまた、いわゆる備蓄米、1日3,006食云々もありまして、現状5,000食対応としますと、3日分それぞれ自助努力でというふうなことで、補給する今の状況にないというふうな答弁でありましたけれども、その5,000食で足りる根拠、もう一度説明をお願い申し上げたいと思います。
以上でございます。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。もとい、若生町長。
○町長(若生裕俊君) 後ほど担当者からあと詳細についてはお答えさせていただきますが、まず、最初の1点目の質問に関して、まちづくり基本条例につきましては、前回の前期計画で全く手つかずの状態でしたが、今回はしっかりとちゃんと取り組んでいきたいというふうに思っておりますので、そこは明確にしたいというふうに思います。
あと、2つ目のスイーツフェアのいわゆる内訳については、後ほど担当課から申し上げますが、基本的に何度も申し上げますが、今回上乗せ加速化交付金、申請してもゼロのところも多いし、ありますし、申請もしていない中で、4,150万円獲得しただけでも、私は本当にありがたい内示でありますし、そういう努力をしてきたことを評価していただきたいというふうに思いますが、とりあえずスイーツフェア開催については何度もこれまでご説明しているとおり、何ら支障はございませんので大丈夫でございますことをご答弁させていただきます。
あと、3つ目につきまして、遠方にという、ありました。東日本大震災のときに、宮城県に全国、海外から、我々は支援をいただきました。あのときのことを私は忘れておりませんし、今もなお、生涯忘れることはできないというふうに思います。そんな中で、その熊本への支援が遠方だというただいまの議員のご質問には、大変驚くところでございますが、あのときは御船町は益城町の、震源地である益城町の隣で、どうしても新聞やテレビが東日本大震災のときもそうですが、テレビで報道されるところには集中して支援金が早速集まります。ただ、報道されないところには全く支援物資が届かないという現状が、東日本大震災のときにもありました。今回の御船町はそのとおり、全く隣で同じように災害が受けているにもかかわらず、報道されないことによって、一切食料品も水も届いていないという状況でありましたので、そこはこちらが連絡をとって、本当にその切実さを痛切に感じたものですから、距離が離れていようが、支援物資、そしてまた、5年前に700万強のお金を予算をかけて1回に買わなければ、こんなに処分に不安を考える必要はなかったんですけれども、あれを3回ぐらいに分けていれば、これほどあれだったんです。今回、5年前にまとめてあれほど大量に買ったわけで、今回実は賞味期限が切れたら、その処分に有効活用どうしようかというふうに考えてもいたところでありますので、であれば、早目に困っているところに支援をしたほうがよかろうという判断で、皆さんの総意で決定をしたところです。
詳細については担当課から申し上げます。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 総合計画でのさまざまなフレーズといいますか、そういったものについては、現在検討しているところでございます。
まちづくり基本条例については、先ほど来答弁しているとおりでございます。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) それでは、道の駅につきまして、お知らせをいたします。
まず、答弁のほうでも、昨日菅原議員の答弁のほうでも申し上げておりますけれども、地域性を踏まえた立地場所や施設の規模、またあと、求める機能や事業手法などについて、可能調査を行ってきたというところでございまして、内容につきましては、まず立地場所等につきましては、アクセス性、用地確保面、集客性、まちづくりの方向性といった4つを視点として検討したものがつくられております。次に、施設規模についてでございます。施設規模につきましては、スイーツ関連の機能として導入する施設ということで、4つほどテイストリーショップ、スイーツ工房、スイーツショップ、レストラン等の4つの施設を検討として挙げております。事業手法につきましては、官民連携を実現する事業手法としまして、従来から用いられております個別の業務委託から、指定管理者、DBO方式、またはPFI方式等といったさまざまな手法で検討を行っているという状況でございます。
次に、事業費の7,500万円から4,158万円に減額になったということでの内容につきましては、冒頭の挨拶でも申し上げておりますけれども、カンファレンス事業を除いたその分については全てスイーツフェア分という形になっております。
次に、31年の1万人以上というところにつきましては、2日間の入り込みは当然当初からやってみなければわからないというところはございますが、初年度から1万人を目指して今進めているというところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) それでは、御船町との受け入れ内容、会話というか、内容ということでありましたので、そちらについてお答えさせていただきます。
まず、担当者のほうと状況確認、町長が述べたような内容でしたので、状況確認をさせていただきました。そのとき、やはり夜6,000人を超える方が車も含めてですけれども、避難をして食料品が行き渡っていないというようなお話は頂戴しております。それで、富谷町で最大このくらいの支援はできそうだというお話をさせていただいて、実はうちのほう、町長が述べたとおり、賞味期限も近いものですから、こういう賞味期限のものですけれども、それでも必要ですかというお話をさせていただいた上で、あちらからぜひお願いしたいというお話がありましたので、一応今回、この数量で対応させていただきました。
一応、担当の人との話、最初だけでしたので、その後、総務課長のほうともお話をして、同じような内容でしたので、そのような形で至ったものでございます。
なお、到着した20日にまたお話を聞きましたら、やはり日中は避難者は少ないんだけれども、夜はやはり6,000人近くまだいるというような、口頭ですけれども、内容のお話は頂戴しております。
あと、備蓄の5,000についてということで、そちらについてお答えさせていただきます。
以前は3,500、3日3食ということで3万1,500ということで皆様のほうにお示しはしておりましたけれども、やはり協定とかいろいろさせていただきまして、協定だけではいけないということで、昨年イオンのほうと支援どのくらいできるかという調査、お答えをちょっといただきました。そうしたら、当日は店のあるものだけれども、翌日には東北センター、そちらのほうでペットボトルであれば最大7万8,000本、そのくらい富谷のほうにもしかしたら、ほかもあるので、全てが来るとは限りませんけれども、そういう数字もいただいております。また、コストコのほうでは、今現在で言うと、水が40トンほどあるというお話をいただいておりますので、それを1.5で割れば2万6,000人分とか、いろいろ出るか、1リットルで割ればということで出るかと思いますけれども、そういった水が協定に基づいて受け入れできるという見込みもありましたので、一応こういった形で今実施しているというようなところでございます。
なお、コストコのほうでは、パンのほうなんですけれども、今実際つくっておる個数で7万個以上つくって、小さいの、大きいのあるので、2つ、3つで換算すると、2万食以上分は1日につくって販売しているという情報もいただいておりましたので、そういったところを分けていただきながら、町民のためにいろいろ有効にということで工面をしていきたいと、一応このように思っています。
以上です。
○議長(浅野幹雄君) 答えなかった。町長、答えましたね。(「はい、答えました」の声あり)答えていますよ。議席番号お願いします。4番若生英俊君。
○4番(若生英俊君) 最後の質問に入ります。
まちづくり基本条例でありますけれども、策定に当たり、議会と住民の意見を聞くという答弁でありました。ぜひ議会、市民、行政、構成する審議会等、そういった場を予定しているのかどうか。それについての見解をお伺いいたします。
そして、ブルーベリーについてであります。
ブルーベリー、やはり成果につなぐというふうなことで、最終的にはブルーベリーの振興の強化の方向性を示すと。そのためには、栽培農家数だとか、あるいは栽培面積とか、生産量とか、具体的な数値目標を設定して、5年、10年という取り組みの目安をぜひ示しながら、町民、市民一丸となって富谷のこのシンボルでありますブルーベリーについて、既にできているのかどうかも含めて、この点について改めて質問をいたします。
最後となりますけれども、ガイドライン、やはり策定必要であることの見解はお伺いいたしましたけれども、やはり富谷で出したその直後、救急車と同じ理屈で、いつ何どき、きょう、あす起きるかもしれないというようなあたりのことも含めながら、ぜひ判断を、執行者総意の中で結論づけていただきたいというふうに思います。
最後に申し上げますけれども、廃棄処分のリスクの最小化というのは、私はこの支援、備蓄物資にどういうふうにつながるのか定かではありませんけれども、そのことを申し添えて、3項目についての最後の質問とさせていただきます。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 1について、あと1と2については、担当者から答弁させていただきます。
ただ、3についてのただいまの、先ほども何度も話しているように、今回、必要数について、その万が一何かあったときの約5,000食については、保存した、ストックした段階、状態で、そのほかの部分をということで、今回支援物資としてお送りをさせていただきました。それも先ほど来話しているように、表現的には大変難しい表現なんですけれども、いわゆる5年前に大量に買ったものが年内に賞味期限が切れてこれを廃棄しなければいけないという状況だったものですから、そのことを考えると、今回有効に活用させていただきましたし、振り返ってみればやはりそのときに3分割ぐらいで買っておけば、年度がある意味その無駄にならない、賞味期限が1年ごとにストックする時期が延びるわけですから、なぜあのときに大量にそれほどの700万強の予算であれほど買ったのかというのが、私は逆に疑問でございますが、改めて、この場で言ってもしようがないので、とりあえず、何よりも被災地に対して、本当に5年前のあの全国、海外から含めて世界中から、これは物を運んだじゃなくて、物だけじゃなくて人も、いろいろな形で我々は支援をいただいたわけでありまして、そのことを思えば、今回最大限返すというのが、困っている人たちがすぐいるというのは誰もがあのとき思ったわけで、そのことがなぜ理解されないのかが私は正直残念でございますが、あと詳細については担当からお話をさせていただきます。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 審議会、まちづくり条例に関しての審議会開催というふうなご質問でございまして、総合計画審議会条例に基づく開催なのか、それともまちづくり審議会条例に基づく開催なのかということで、今思案しております。ただ、まちづくり審議会条例ですと、今の条例ですと委員が10名以内というふうなことなので、この辺ちょっと改正も含め、10人で足りるのか、足りないのか、今、課内でもんでおるところでございます。
それから、議員の皆様にも最初から参画というふうなことも考えておりますので、このままの審議会条例の中で読み込めるかどうか、そういったことを今検討しております。
それから、スケジュールでぼんやりとした言い方をして恐縮なんですけれども、まず9月の定例会で総合計画基本構想、こちらの上程は行いたいと思います。その後、今議会で議員発議である基本計画の部分ですか、そちらの部分を今取り扱い、内部でどこのタイミングでするかというのを議論しております。その後、まちづくり基本条例というふうなことなんですけれども、線引きの見直しでその間に国土利用計画というものをもしかしたら策定しなければならないかもしれないということなので、そうなってくるとそちらのほうをちょっと急ぐとすれば、国土利用計画のほうを急がなくてはいけないので、その辺もあるのでちょっとぼんやりとしたスケジュール観で申し上げていたところでございます。
以上でございます。
○議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
○産業振興課長(鴇 幸浩君) ブルーベリーの振興につきまして申し上げます。
既に苗木の助成、また、ブルーベリーのインストラクターによる技術の向上支援、また、今年度からはブルーベリーのサポーターズ事業ということで、収穫量をふやすべく取り組むという形で振興してまいるという状況でございます。
○議長(浅野幹雄君) この際、午後2時35分まで休憩をいたします。
午後2時21分 休憩
午後2時35分 再開
○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
9番西田嘉博君。
○9番(西田嘉博君) 通告に従い、2点の質問をいたします。
1つ、(仮称)富谷町子育て世代包括支援センター構想について。
2つ、地域住民の足となるバスの運行について。
平成28年5月23日に、厚生労働省が平成27年度の人口動態統計(概数)を発表しました。この中で、女性が生涯に産む子供の推定人数を示す合計特殊出生率が1.46で2年ぶりに上昇となり、1.50だった平成6年以来、21年ぶりの水準になったとあります。厚生労働省は、この合計特殊出生率が上向いた理由に関し、平成25年、26年ごろに経済状況や雇用情勢が好転し、子供を産もうと思った人がふえたと考えられるとしています。
宮城県で見てみると、前年度より0.01上回る1.31ですが、全国平均を下回る44位です。さらに、出生率についても、東北6県では最上位でしたが、全国平均の8.0を下回る7.8で23位、ちなみに仙台市は8.4と、まだまだ出産、子育ての環境改善が進んでいない現状であることを痛感するところです。市町村別では、富谷町は県平均を上回る8.51で5位、最上位は隣町の大和町で11.23となっています。
こうしたデータを踏まえ、子育て支援の施策を見ると、国は平成27年4月より、全ての子供たちが笑顔で成長していくために、全ての家庭が安心して子育てでき、育てる喜びを感じられるためにという考えに基づき、子ども・子育て支援制度をスタートさせています。これにより、認定こども園という新しい支援施設が開設され、保育園、幼稚園とともに待機児童問題の対応に着手しています。
しかしながら、ブログで記憶に新しい「保育園落ちた。日本死ね」のように、待機児童の問題はまだまだ解消には至っていません。ところが、平成28年5月23日の仙台市の発表では、平成28年4月1日現在での待機児童は213人と、前年の同期比で206人減少と発表されました。市子供未来局では、保育総量の拡大に加え、適切な施設情報の提供やきめ細かな利用調整に努めてきた結果だと分析しています。格差はあるものの、成果が確実に見えていると言えます。
さらに、国では、平成27年4月より、これまでの妊娠・出産包括事業を拡充し、子育て世代包括支援センターとして、妊娠期から子育て期にわたるまでのさまざまなニーズに対して総合的相談支援を提供するワンストップ拠点として整備を図るとし、平成27年度中に150カ所を整備し、おおむね5年後までに地域の実情等を踏まえながら全国展開を目指すと位置づけています。
このシステムは、北欧フィンランドで生まれた制度で、子育てのさまざまな支援を1つの窓口で提供する「ネウボラ」と呼ばれており、助言の場という意味があります。この仕組みにより、虐待防止や少子化対策などに効果が発揮されているそうです。国は、第190通常国会に、子育て世代包括支援センターの設置を市町村の義務とする母子保健改正法が提出されています。平成32年までに全国に広げる予定です。既に青森県鰺ヶ沢町、埼玉県和光市、千葉県浦安市など、多くの実績報告がされています。
富谷町でも、(仮称)富谷町子育て世代包括支援センターとして平成29年の開設に向けての計画が進められていることから、以下4点について質問いたします。
1つ、子育て世代包括支援センターは、妊娠期、出産直後、子育て期を通じて、地域の関係機関が連携して切れ目のない支援を実施できるよう、必要な情報を共有し、みずから支援を行い、または関係機関のコーディネートを行うことになっています。このことへの町としての対応について伺います。
2つ、専門のスタッフの助産婦や看護師資格を持った母子健康ケアマネジャーや社会福祉士、保育士などの資格を持った子育てケアマネジャーの配置が必要であるが、その計画はどの程度進められていますか。
3つ、ワンストップ相談窓口において、妊娠中や子育て中の家庭の個別ニーズを把握した上で、情報提供、相談支援を行い、必要なサービスを円滑に利用できるよう、きめ細かく支援する必要がある。このことについて、どのように考えていますか。
4つ目、妊娠中から同じ職員が一つの家庭をずっと担当するのは、保健師と看護師の資格を持つ高度な専門職だが、利用者と同じ目線で寄り添い、利用者の意向を尊重し、必要な支援を一緒に考えていくことが大切であると言われています。その仕組みづくりについて、どう考えていますか。
質問件名2、地域住民の足となるバスの運行について、以下の2点について質問いたします。
1つ、総合運動公園での大きな行事を開催される場合にはシャトルバスを運行してほしいとの声があるが、見解を求めます。
2つ、町民バスの乗降率調査は実施されているか、伺います。
以上でございます。
○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
○町長(若生裕俊君) ただいまの西田嘉博議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1、(仮称)子育て世代包括支援センター構想についての問い1でございます。
現在は、母子健康手帳交付は役場、乳幼児健診は福祉センターや公民館というように、支援提供の場が異なっているのが現状です。(仮称)子育て世代包括支援センターが開設された際には、センターを核として妊娠期から子育て期まで切れ目のない支援を提供してまいります。また、医療機関や育児ヘルパー、ファミリーサポートセンターといった育児支援の関係機関、地域の子育て支援者等との連携強化を図り、適切にコーディネートすることで、より一層きめ細かな支援を実現してまいりたいと考えております。
問い2につきましては、子育て世代包括支援センターでは、さまざまな親の悩みに答えられるように、保健師のほか、栄養士、保育士、臨床心理士といった専門のスタッフを配置する予定でございます。
問い3、現状においても、母子手帳交付時に個別相談を行う中で、妊娠、出産、子育ての不安や悩みを把握し、産後に起こり得る健康問題や育児の問題等を予測しながら支援を行っているところです。しかし、現状では、役場や公民館など支援の場所がそのときによって違っております。(仮称)子育て世代包括支援センターが開設されることにより、現況の健診や教室だけでなく、子育ての講座や育児相談、母親同士が交流を図れる場の提供など、さまざまなニーズに合わせた事業が展開されることになり、保健師や栄養士といったスタッフと顔を合わせる機会が多くなります。そこに行けば、顔見知りの専門職がいて相談に乗ってもらえるという安心感を持っていただき、よりきめ細かな支援につなげていきたいと思っております。
問い4につきまして、フィンランドの議員のお話にあるネウボラのように、妊娠期から就学まで同じ保健師が担当することも一つの方法ではありますが、今の母子保健事業のあり方等を踏まえると、子供の発達段階で支援内容に応じて保健師や助産師等複数の者がかかわり、関係者が必要な情報を共有することで、切れ目のなく支援に当たることができると考えます。また、利用者の意向を尊重し、必要な支援を一緒に考えていくためには、母子健康手帳交付時や健診時などを通して、地区担当保健師と顔見知りの関係をつくり、相談できる人という認識を持ってもらえるよう努めていくことが大切と考えております。
質問件名2の地域住民の足となるバスの運行についての問い1でございます。
大きな行事等のときにシャトルバスの運行についてでございますが、総合運動公園を会場として行われるさまざまなイベントは、多種にわたっております。このような状況の中で、議員のご提案のシャトルバス運行につきましては、主に町主催による高齢者の方々を対象とした事業に実施されているものがあります。町が主催して町民の方全般を対象として行う事業へシャトルバスを運行すると想定した場合、開始時刻に集まっていただくために、町内各地より一斉にバスを運行することになるかと思います。議員のご提案を参考に、費用対効果の観点からも十分に多くの皆さんから意見をいただき、検討させていただきたいと思います。
また、運動公園にかかわらず、成田公民館や各公民館を会場としても大きなイベントが開催される場合もありますので、これらを含めて事業の規模や内容、または事業の効果などを検討させていただき、必要に応じてシャトルバスの運行について考えてまいりたいというふうに思います。
問い2でございます。町民バスの運行状況につきましては、富谷町民バス運行業務委託仕様書の運行報告に基づき、バス路線及びダイヤ時刻別に利用者数を毎日調査し、1カ月分をまとめた月報を町民バス委託事業者より提出していただきまして、利用状況を把握しております。
○議長(浅野幹雄君) これより西田嘉博君の質問は一問一答により行います。9番西田嘉博君。
○9番(西田嘉博君) それでは、再質問いたします。
件名1の問い1、利用者支援事業(母子保健型)と利用者支援事業(基本型)の機能を担うと理解してもよろしいか、伺います。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 保健師等の専門職が全ての妊産婦の状況を継続的に把握し、必要に応じて関係機関と協力してきめ細かい支援を実施するという母子保健型は、まさに今回の子育て世代包括支援センターの機能として理解していただいてよいと思います。もう一つの基本型につきましては、子育て世代包括支援センターを拠点として地域の子育て資源の育成ですとか、地域課題の発見、共有に努めていくということを考えますと、その機能の一部を担っていると考えております。
○議長(浅野幹雄君) 9番西田嘉博君。
○9番(西田嘉博君) そうしますと、母子保健支援事業、産前産後サポート事業、産後ケア事業等からなる妊娠・出産包括支援事業について、利用者支援事業(母子型)として実施されるのか、見解を求めます。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 子育て世代包括支援センターができることで、よりきめ細かい相談事業の展開ですとか、妊娠中から子育て期までが集える場を提供していくことができると考えますので、議員のおっしゃる妊娠・出産包括支援事業も実施していくこととなります。
○議長(浅野幹雄君) 9番西田嘉博君。
○9番(西田嘉博君) 特に産後サポート、非常に重要になってくるんじゃないかと思いますが、その点で今後、期間がかかってもいいですから、支援の拡充ということを今後検討されるのか、その辺もお伺いさせていただきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 産前産後サポート事業に関しましては、今のところプレママ学級ですとか、あと出産後の助産師さんによる訪問ですとか、そういったあたりで事業をやっているというふうな形になります。ただ、今、お母さん方の中でやはり退院後に子供と一緒に日中過ごせる場所が欲しいですとか、宿泊できるところがあればといった声があるのも、耳に届いているところではあります。そういったところ、どれだけそういう方がいらっしゃるのかとか、そういった方に対してどのようなことができるのかといったところは、今後検証してまいりたいと考えております。
○議長(浅野幹雄君) 9番西田嘉博君。
○9番(西田嘉博君) それでは、問い2について、1つ、5月27日の全員協議会での説明によると、組織体制は事務職、保健師、栄養士の約10名程度となっていますが、看護師、助産婦、言語聴覚士もスタッフの一員としても必要と考えておりますが、その辺のところをお伺い申し上げます。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 先ほど町長の答弁にもありましたように、保健師や栄養士のほか、臨床心理士、保育士といったスタッフを考えているところでございます。看護師、助産師、言語聴覚士に関しては、事業内容に合わせてお願いしていくことも考えております。
○議長(浅野幹雄君) 9番西田嘉博君。
○9番(西田嘉博君) もう一つ、特にこの問いの2の中で、子育て支援マネジャーの養成も大変必要となってくるかと思いますが、その見解を求めます。よろしく。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 子育て支援ケアマネジャーとしましては、やはり若いお母さんたち、若年の妊婦さんですとか、育児不安の強い方に対して、どういったサービスがあるかとか、そのサービスの機関につなげるといったあたりでケアプランを立てていく人ということで、特に先行している自治体のほうで出されているものかと思われます。富谷町としては、そういった方に対しては、地区担当保健師が妊娠中から寄り添いながら、どういったプランを立てていったらいいかということを一緒に考えていくというふうな形で考えておりました。
○議長(浅野幹雄君) 9番西田嘉博君。
○9番(西田嘉博君) それでは、次に、問い3について、ワンストップで妊娠、出産、子育てから就学時まで、子育て世代が直面する困ったことや心配なことに耳を傾け、相談に乗り、支えていくことが最も大切であり、また、障がいのある子供に対してもできるだけ早期からの発達支援が重要である。そのためには、保護者が揺れ動いている段階、もしくは子育てが始めて何もわからない段階から、障がいを意識することなく子育てを相談できる身近で敷居の低い相談窓口としての支援に取り組んでいく必要があると思うが、見解を求めます。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) まずは、困ったことや心配なことを相談できる相手としてまず認識していただくことが大切と考えております。そのためには、妊娠中からニーズに合わせたきめ細やかな支援を行っていくことが大切だと考えております。議員のおっしゃるとおり、身近で敷居の低い相談窓口として、支援に取り組んでまいりたいと考えております。
○議長(浅野幹雄君) 9番西田嘉博君。
○9番(西田嘉博君) 続きまして、件名2の地方創生総合戦略基本目標4、公共交通グランドデザインの策定では、買い物や通院など住民ニーズに対応した町民バスの運行に努めるとともに、生活圏を踏まえた暮らしやすさの一層の向上を検討し、新交通システムの導入を前提とした公共交通グランドデザインを設定しますとあるが、乗降率の調査が多分困難だと思いますが、困難であれば住民の意向調査が必要と考えますが、その辺のお考えをお聞かせいただきたい。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 乗降率自体は現在しておりませんけれども、何らかの調査実施を検討しているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 9番西田嘉博君。
○9番(西田嘉博君) 大変ICカードじゃないから乗降率の調査というのは大変難しいと思うんですが、この総合計画を見ますと、やはり町民バスの利便性とか、いろいろな意味から考えますと、ある期間やはり必要ではないかということを考えておりますので、大変遠いところ、例えば明石台、そういうところから公民館まで来る間に非常に時間がかかったり、時間のないときになかなか乗れないねというお話もかなり伺っておりますので、その辺のところの乗降率、この新しいシステムを策定する前段階として、いろいろな角度から住民の声なども集めて、そのような策定に結びつけていただければと考えておりますが、その辺はいかがでございますでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) ご質問の趣旨は理解させていただいたところでございます。
○議長(浅野幹雄君) これをもちまして本日の一般質問を終わります。
これで本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでした。
午後2時59分 散会
平成28年6月6日(月曜日) 午前10時00分 開議
第1 会議録署名議員の指名
第2 一般質問(通告番号11番~14番)
第3日目 6月6日(月) | ||||||||||||
一般質問 | 5番 畑 山 和 晴 議員 | |||||||||||
1 | 中学生全員対象に行われたSNS教室の今後の方向性について | |||||||||||
2 | 富谷町でのSNSの活用について | |||||||||||
19番 安 住 稔 幸 議員 | ||||||||||||
1 | 防災への取り組みを問う | |||||||||||
2 | 市制移行に向けての取り組みを問う | |||||||||||
7番 藤 原 峻 議員 | ||||||||||||
1 | 図書館建設の今後の計画について問う | |||||||||||
2 | 障がい者福祉の充実を問う | |||||||||||
14番 高 橋 正 俊 議員 | ||||||||||||
1 | 大亀山森林公園について |
午前10時00分 開議
○議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。
日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、10番長谷川る美君、11番佐藤克彦君、12番山路清一君の3名を指名いたします。
日程第2 一般質問
○議長(浅野幹雄君) 日程第2、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) 皆さん、おはようございます。通告に従い、私から2つの質問をいたします。
まず、先月行われました、富谷町の中学校全5校、全生徒を対象としたスマホ、SNSの教室についてお伺いします。
スマホによるSNSの恐怖は、皆さんが承知のとおり、ネット依存、いじめ問題、学習の妨げ、深夜までやっていることによる生活の乱れ、ネットゲームによる課金の問題、有害サイトの閲覧、児童ポルノの問題、誘拐の問題などさまざまな問題を抱えております。また、まだ記憶に新しいと思いますが、コンビニのアイス売り場へ入り撮影したのを投稿したり、線路へ入った動画を投稿したり、たった一瞬の投稿が既に消去できない速さで拡散されていき、それによって名前、住所、学校名までもが知れ渡り、引っ越しや転校だけでなく、保護者が会社をやめなければいけないおそれや、当人が将来就職できなくなったり多くの影響を及ぼすことも実際の問題としてあります。
全国のスマホのルールを調べますと、教育委員会や学校単体で時間制限を設けたりしておりますが、例えば夜9時以降使えないルールをつくるとなると、スマホのことが気になり勉強に集中できなくなることも考えられますし、中学生という思春期の中で、親の言うこと、大人の言うことを果たして聞き入れられるのかどうかなどという問題も考えられます。ただし、愛知県刈谷市のスマホに対する取り組みの中で夜9時以降の禁止についてアンケートをとったところ、中学3年生で賛成は31.4%、中学1年生では66%、つまり生活に根づいているかどうかがポイントになるということが考えられます。つまりスマホに依存する前からの行動が大切であるわけですから、中学生だけでなく小学生に対しても学ぶ時間というのは非常に大切であると思います。ただし、それを大人が考え実行させるのではなく、子供たちに考えさせ実行してもらうことが大きな成果が生まれると思っております。こういう部分を考えますと、今回の子供たちの子供たちによるルールづくりは非常に大きな効果があると期待しております。
さて、先月、富谷町でもSNSの教室が株式会社デジタルアーツの工藤様をお招きし行われましたが、実際に私もその講演を聞き、そして工藤様ともお話しする機会がありました。他県、他市町村の生徒と比べても富谷町の生徒は非常に積極的で熱心で、関心が高いことに驚かされたと話しておりました。また、学校単位でのルールづくりはありますが、町全体の生徒を対象にし、それを生徒同士でつくり上げ5校全体の考えとしてまとめて、それを実行することは全国でも非常に少ないということでした。大人からの押しつけのルールではなく、子供たち主導でそれに大人が従う。非常に前進的であり、確実に守ることのできるルールづくりであると思います。
それでは、以下の質問をいたします。
1、現在の中学生のスマホの所持率は。
2、今のところ富谷町では大きな事件・事故等は聞いてはおりませんが、問題になった事案はありますか。
3、今後どういう形でルールづくりを実行されるのか。
4、このSNSの教室は毎年開催されるものですか。
5、小学生高学年に向けての教室の開催はありますか。
6、小学生のスマホの所持率は。
7、保護者向けの教室の開催は。
続きまして、2つ目の質問をいたします。
富谷町では「とみや生活」というフェイスブックと富谷町公式ツイッターで町のさまざまな情報をお知らせしております。例えば市制施行カウントダウン、はちみつプロジェクトの進行状況、また給食センターからは毎日本日の献立を伝えております。フェイスブックの「いいね」をしている方は約1,200人、ツイッターでフォローしている方も約1,200人。この数字は少ないように感じます。
日本経済新聞の記事によると、佐賀県武雄市では人口約5万人で「いいね」をしている方が6月現在で3万4,000人にもなります。フェイスブックのよいところは、シェアをしてそれを町内外の方に伝えられることにもあると思います。実際に私は「とみや生活」に「いいね」をしておりますが、それをシェアして多くの方が目を通しています。そして、そこから富谷町のフェイスブックに「いいね」をしたという方も実際おります。日本中に、世界中に発信できるツールでありますから、非常に高い手段で情報を発信できることは間違いありません。
また、コメント欄もあり、それには写真も張りつけられることから、町民の方からのさまざまな情報を瞬時に得ることができるメリットもあります。また、当然富谷町以外の方も見ることになりますから、今後富谷市になっていく中で、富谷のイベント等の情報を発信でき、交流人口の増加も期待できるものと思います。
また、富谷町は平均年齢の低い若い町です。先日の同僚議員からの子育て支援課への質問の答弁でもありましたが、スマホを使って情報を得ている方が多いのが実情です。ホームページのリニューアルをする際には、フェイスブックやツイッターへの移動がわかりやすいように作成することが必要であると思います。また、逆にフェイスブックから詳しく知りたい方はホームページへ移動する方もいると思います。それらをしっかりと考慮して作成していただきたいと思います。
ただし、こういうSNS等、ITに疎い方に対しては勉強会等を開く必要があるかと思います。多くの方に情報が伝わるような配慮がなくてはならない部分もあると思われます。
それでは、今の時代に即した具体的で実情に合った町の取り組みを質問いたします。
1、SNSからの情報発信は非常に有効的であると思いますが、今後どのように運営していきますか。
2、「いいね」やフォローをふやすための方策は。
3、危機管理のための活用は。
4、各課からの情報発信は。
○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。初めに、若生町長。
○町長(若生裕俊君) おはようございます。
ただいまの畑山和晴議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1につきましては、後ほど教育長のほうから答弁をさせていただきます。
私のほうからは、質問件名2の富谷町でのSNSの活用についてに関連して、問い1から問い4、関連しておりますので一括でお答えをさせていただきたいというふうに思います。
本町のフェイスブックは平成24年11月から運用を開始し、私が就任した平成27年2月時点では400「いいね」ほどでしたが、現在では本日付で1,278「いいね」となっており、1年3カ月で3倍以上増加をしております。
しかしながら、「いいね」の数が県内には7,800を超えている自治体もあり、本町のフォロー数増加のためにはこれまで以上に町内各課からの情報発信が必要であるとの認識のもと、町の広報通信員には私からも直接、情報発信の機会をふやすよう指示をしたところでございます。
なお、昨年9月の豪雨の際にはフェイスブックにも情報を配信いたしましたが、現状の町公式ホームページには災害時のトップページの切りかえ機能が備わっていないため、これを改善するため現在リニューアル作業を行っております。また、リニューアルに合わせ、ご指摘の操作性の問題も向上させてまいりたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 次に、菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) それでは、私のほうから1問目の中学生全員対象に行われたSNS教室の今後の方向性についてお答えを申し上げます。
まず、第1問目の中学生のスマホの所持率でございますけれども、1年生29.0%、2年生38.2%、3年生40.1%、全体では35.8%となってございます。
第2問目、問題になった事案等についてでございますが、無料通信アプリなどのやりとりが原因で交友関係のトラブルやネットで知り合った人とのトラブルなどがございます。
3点目、今後どういう形でルールづくりを実行されるのかということにつきましては、SNS研修会の後、各中学校で現在ネットトラブルゼロに向けた具体的な取り組みについて話し合っているところでございます。今後は、6月28日火曜日に各学校の生徒会代表が集まり生徒会サミットを開催する予定でございます。その中で各学校の取り組みを紹介しながら意見交換をし、共同宣言を発表する予定としてございます。また、広報とみや8月号に特集を組み、共同宣言を町民の皆様にお知らせをし、地域、家庭、学校、全てで子供を守るという環境づくりを支えていきたいというふうに考えております。
4点目、それから5点目につきましては関連がありますので、一括してお答えをいたします。SNS教室の開催につきましては、現在、小学校のスマホ所持率が高くなっている現状を踏まえ、小学校高学年を対象としたSNS教室を、県の担当課及び民間会社と連携し、実施の方向で学校と協議を進めておるところでございます。それ以降につきましては、今後のSNS教室や各学校の取り組み状況を踏まえながら検討してまいりたいというふうに思っております。
6点目、小学生のスマホの所持率でございますが、上学年のほうの数値を申し上げます。4年生が7.6%、5年生が9.1%、6年生が16.9%でございます。
7点目、保護者向けの教室の開催についてでございますが、本年1月に町PTA連合会と共催で開催したところでございます。しかしながら、時間の都合上、参加できない保護者も少なくなかったというのが現状でございます。今後につきましては、町PTA連合会と共催で児童生徒向けのSNS教室を、今年度同様、開催を検討してまいりますし、より多くの保護者の方に参加してもらい、問題点や望ましい利用方法の理解を深めていけるよう啓発してまいりたいというふうに思ってございます。
以上でございます。
○議長(浅野幹雄君) これより畑山和晴君の質問は一問一答により行います。5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) それでは、スマホの所持率についてなんですが、全体合わせて35.8%ということだったんですが、県内の中学生の中での割合としては高いのか低いのか、お願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) これは2年ほど前、成田中学校でも実は同様の調査をしているんですけれども、そのときも県内とほぼ同数ぐらいの数値が出ていたというふうに記憶してございます。ですから、今回の調査も同じぐらいのレベルかなというふうには把握しているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) その推移というのは、来年度、高校生の所持率がほぼ100%になると言われている中で、中学生に対するその数字から見る増加率というのも考えながら対策は打っていくという方向にはありますか。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) まず所持率の推移でございますが、単独で持っているという意味での今回の数字というふうに把握してございます。例えば家族で共用ということもありますので、その辺の聞き方をもう少し選択肢をふやせばもう少しふえているのかなというまず現状の押さえが1点ございます。でも、確かに議員ご指摘のとおり今後ふえていくという傾向にあるのは間違いございませんので、その認識で対応を考えていきたいというふうに思ってございます。
○議長(浅野幹雄君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) 今まで大きな事故等というのは実際声には聞こえてはこないんですが、ただ、いろんな保護者の方から聞きますと、携帯を、スマホをお風呂に持っていってやったり、トイレに持っていってやったりというその悩みが親にはすごい多いんですが、その辺の町としての対応策、対策、学校もそうだとは思うんですけれども、そういった部分での親からの相談とか、あと方向性というのはお考えはありますでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 親御さんからもそういう情報はお聞きしているところでございます。次のご質問にありました、いわゆる6月28日の生徒会サミットの開催がそういう親御さんの声も反映して取り組んだものでございまして、この28日にはネットトラブルゼロを目指す共同宣言を出す予定にしてございます。この共同宣言の中にはできるだけ具体的なルールを盛り込みたいというのが今の取り組みの中でございます。例えば今議員がご指摘なさいましたようにお風呂とか寝るところには持ち込まないとか、そういうことまで踏み込んだ具体的なルールをこの共同宣言の中で発信をしていきたいというふうに考えているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) 中学校の校長先生方からお話を伺った際に、やはり見えない部分、結局夜中にスマホをラインとかでやっている見えない部分の対策が非常に難しい、頭を悩ませるんだと言っていたんですが、その辺をどういうふうな形で把握していく方法があるのか、考えがあるのかどうかお伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 先ほどの答えの繰り返しになりますが、例えば見えないところというのは、夜、寝る場所で、ベッドまで持ち込むということもその大きな一つになると思いますので、できればスマホは家族みんながいるリビングに置いて寝室には持ち込まないとか、そこまで踏み込んだ共同宣言が出せればいいなというふうには現在思ってございます。
○議長(浅野幹雄君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) その共同宣言した際に、学校の校則とかに反映されるのか、それとも町でどおんという感じで実行されるのかお伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) ちょっとだけ引用いたしますと、福岡の飯塚市というところの取り組みを私情報として読みまして、上からという言い方はおかしいんですが、学校とかそういうところで決めたものに対しては30%ぐらいしか守っていないという中学生のアンケート結果がございまして、やはり上からの取り決めというのはなかなか浸透しない。ですから、今度の取り組みは、議員のご指摘のとおり、中学生自身が決めていくという取り組みの方向にしたのはそういう理由がございますので、今回の共同宣言を町全体の広報の中で啓発をしながら、町全体の環境として共同でその大勢を見守っていきたいということの体制が構築できていければいいなというふうに現在は思っているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) 非常にすばらしい取り組みだと思うので、ぜひ事故のないルールづくり、子供たちにつくってもらいたいなと本当に思います。
この5月にやった教室というのは毎年開催していくものなんでしょうか、それとも隔年でやっていくんでしょうか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) さっき4問目、5問目でもお答えしましたように、今年度、これから引き続き全小学生のほうのスマホ教室を今計画して、学校と具体的な協議を進めているところでございます。そうすると、今年度4年生から中3までの全ての子供がそれを受講するということになりますので、その反響等を見ながら、今後の協議にもよりますが、隔年であるとか、そんな方向も選択肢に入れながら親御さんの意見を聞いて学校と協議を進めてまいりたいというふうに思ってございます。
○議長(浅野幹雄君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) ぜひ継続して続けていってほしいんですが、私も2年前に講習を受けたのと今回講演会を見たのとでは、やはり内容が全然進化しているというか、2年前のものはもう今は通用しないというか、もう時代おくれ的なものにもなっていますので、2年置きとかそういう感じで継続して続けていってほしいと思うんですが、その辺お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 今のご意見を参考にしながら今後とも協議をしてまいりたいというふうに思います。
○議長(浅野幹雄君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) 保護者向けの教室ということで、保護者がやはり一番身近に子供と接しているわけですから、保護者向けの教室というのも非常に大切であると思うんですが、なかなか、実際自分もいろいろ企画して声をかけても集まってくれないような状況ではあるんですが、やはり今回共同宣言した後に、その内容をもとに保護者を対象に勉強会、講習会を開いてもいいのかなと思うんですが、いかが考えでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 今回も5校の研修会には全ての保護者の皆さんにも呼びかけはいたしたんでございますが、実際的には参加は余りなかったというのは現状でございます。ただいまのご意見を大変参考にさせていただきながら、今後PTAの皆さんとも話し合いを進め協議してまいりたいというふうに思います。
○議長(浅野幹雄君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) なかなか保護者が関心が弱い、危険だということはわかっていても関心が弱いのが実際の現状であり、フィルターの部分に関しても、フィルターは知っているけれども実際はしていないという方のほうが多い中で、やはりその危険性というのを、強制的というのは難しいんですが、例えば授業参観の後に設けてやるとかという方法で確実にいろんな保護者の方が参加できるような動きのほうが、今回、子供たちだけじゃなく保護者に対しても、保護者共同宣言ということはいかないと思うんですが、それに近いような形でやっていく方向性はありますか。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 議員が会長を務めていただいております成田小学校のPTAのほうでは、PTA行事としてその講習会を2度ほど開催しているというところも承知してございます。その辺も学校の行事とあわせながら、できるだけ保護者の皆さんが参加しやすい条件で開催できればという、その辺もあわせて協議をしてまいりたいというふうに思います。
○議長(浅野幹雄君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) それでは、2つ目の質問のほうに移ります。
フェイスブックの活用についてなんですが、やはり武雄市のほうですごい効果があるとちょっと新聞の記事を探して載せたんですが、町長もフェイスブックをやってらっしゃるので、本当に非常に有効な情報発信であると思うんですが、これから市制に変わっていく中でもっといろんな情報を発信していただきたいと思うんですが、もう一度町長の見解をお伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 私も畑山議員と認識は同じでございまして、情報発信のツールとしてやはりこのSNS、特にフェイスブック等は大変効果的でありますし、私自身、気仙沼の復興屋台村を立ち上げたときに1年間で5,000「いいね」をクリアしたことが、ある意味、その後全国から30万人お客さんを呼び込むきっかけになったということで、やはりフェイスブックの持つ力というのは大変大きなものがありますので、その中で富谷の「とみや生活」がきょう現在で1,278というのはまだまだ少ない数値だというふうに思っておりますので、さらにまずは宮城県一の「いいね」を目指して推進していきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) 安全安心メールでメールでは来るんですが、その安全安心メール、同僚議員がフェイスブックに上げて、それをいろいろシェアしたりとかもしているんですが、安全安心メール、登録しないと見れないので、見れない方にも、その安全安心メール、フェイスブックに載せてもらえると非常に有効で安心安全を守れると思うんですが、いかが考えでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) 登録している方にいろいろな事案について即時に出すようにしております。今後につきましては、担当課のほうとも協議しながら、できるだけ情報発信、いろんな形でするように進めていきたいなと、一応このように思っております。
○議長(浅野幹雄君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) 熊情報だったり変質者情報だったりというのも、その各地域だったり学校に登録している方だけしか見れないというお話もいただきまして、やはり富谷町全員の方が、どこに熊が出ているのか、その比率というか出る場所、あと変質者とかが出やすいような場所という情報なんかもフェイスブックで発信してもらうとシェアして拡散できるんですが、そういった部分でもお願いしたいと思うんですが、どういう考えがあるでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) ただいまの畑山議員のご意見のとおり大変効果的だというふうに思いますので、今後積極的に進めていきたいというふうに考えます。
○議長(浅野幹雄君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) はちみつプロジェクトのフェイスブックのいろんなすばらしい声が、本当にいい企画だということで、私もいろいろシェアして、予定以上より収穫できたということなんですが、やはりそういう部分で新しい取り組みをどれだけ発信できるかというのがまた富谷の魅力をいろんな方にお伝えできることだと思うんですが、先日同僚議員からも、消防団団員の募集という部分でも、やはり広報等だけではなかなか目に行かない部分もあると思うんですが、そういう消防団だったりいろんな団員の募集という部分も考えられるとは思うんですが、その辺積極的に動く、動いていただきたい方向性でありますか。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) ただいまのそういった募集関係も効果的だというふうに思いますので、活用していきたいというふうに思いますし、現に、現在、来年度の職員採用をフェイスブックで取り上げたところ、大変やはりそれについても反響が大きいという実績もありますので、消防団含めそういったことにも活用していきたいというふうに考えます。
○議長(浅野幹雄君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) 先ほどの武雄市の件だったんですが、職員の方全員にフェイスブックに登録というんですかね、させたということも事案としてあるんですが、なかなかその辺個人情報的なものもあるので難しいとは思うんですが、そういった方向で町全体として職員全体として取り組んでいくという考えはありますか。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 私とすればやはりただいまの議員のご意見のように、全職員、フェイスブック、そういった情報発信する立場になっていただきたいというふうに思っておりますが、その辺はいろんな個人情報の問題もありますので、その辺慎重に取り扱いしながらも、一人でも多く職員みずからがそういった発信する側にもかかわれるようなところを目指していきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 5番畑山和晴君。
○5番(畑山和晴君) では、最後の質問をします。フェイスブックが今、大体大学生以上ぐらいからが多くなって、中学生、高校生になると極端に減ってきたとは言われているんですが、中学生、高校生ぐらいだとツイッターがやはりメーンにはなっているということなんですけれども、ツイッターとフェイスブックの併用ということで、多分リンクしてフェイスブックに載せるとツイッターにも行くような形にはなっているとは思うんですが、その辺もきめ細かく中学生、高校生に対してもいろんな情報を流していただきたいと思うんですが、ツイッター、フェイスブック含めて、2つの方向性、どういうふうになるのかお伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) ただいまの議員のご意見のとおり、ツイッターとフェイスブック、やはり世代間の利用度の違いもありますし、それぞれにいい面がありますので、その辺やはり併用して効果的な情報の発信に努めていきたいというふうに考えます。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) それでは、私の一般質問をさせていただきます。
質問に先立ちまして、熊本県熊本地方を震源とする地震で亡くなられた方々に哀悼の意を表し、被災されました方々にお見舞いを申し上げるものでございます。
それでは、私の一般質問をさせていただきます。
初めに、防災への取り組みを問うでございます。
熊本地震は震度7で、平成7年に発生した阪神・淡路大震災と同規模の大地震と言われております。今も8,000人を超える方々が避難されております。
熊本地震は活断層による直下型地震で、日本全国至るところに活断層が存在し、このような地震がどこででも起きることが予想されております。宮城県内においても、長町-利府線断層帯があり、これによる直下型地震の発生が危惧されております。
東日本大震災を経験した私たちは災害に対しての備えはできていると思います。しかし、阪神・淡路大震災、熊本地震のような直下型地震は富谷町は経験がなく、直下型地震は今まであった地震よりも家屋等の建物被害は甚大になることが考えられます。さらなる対策を進めるべきであります。地震への備えについて質問いたします。
質問項目1、避難所運用マニュアルの作成状況と内容は。
2、地域防災計画の検証と各項目におけるマニュアルの作成は。
3、防災・避難訓練の実施状況と訓練内容は。
4、防災備蓄品の状況は。
以上でございます。
大きな2問目、市制移行に向けての取り組みを問うであります。
町民の10月10日市制への期待が大きくなっているように感じられます。町としても、記念イベントや新たな施策の実施など、市制に向けて準備を進めております。
市制移行は住民にとって一大イベントであります。市制移行の記念すべき日、そして新たに誕生した市とともに歩む未来への期待と思いに応えるために、市制移行記念となるものの市民への配布、例えば特製クリアファイルの配布や、また、10年後、20年後の自分、家族、そして市の発展に思いをはせ、10年後、20年後に開封するタイムカプセルの設置など、記念となる事業の実施はいかがでしょうか。
また、市内外に市制施行をアピールできる事業の一つとして、市制施行記念特製年賀はがきの発行など検討してはいかがでしょうか。事業の取り組みを質問いたします。
また、富谷市のまちづくりの基本となるものは総合計画でありますが、それには市民とともにまちづくりをしていくという理念の上に築き上げられていくものであります。それを行うには、自治基本条例の制定、市民憲章の制定が必要と考え、その取り組みを質問いたします。
質問項目1、既に計画されている事業の内容は。
2、新たな事業への取り組みは。
3、自治基本条例の制定は。
4、市民憲章の制定は。
以上でございます。
○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
○町長(若生裕俊君) ただいまの安住議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の防災への取り組みを問うに関連しての問い1でございます。避難所運営マニュアルは、平成22年12月に自主防災組織と行政の協力・連携体制を確立することを目的に作成したもので、特に学校施設を避難所とした場合、地域住民や町職員、教職員が共同で迅速、スムーズに避難所運営を実施できるよう、役割や組織図等をまとめたものでございます。
現在実施しております総合防災訓練は、この避難所運営マニュアルをもとに、かつ東日本大震災の教訓を反映した内容で実施しているところですが、例えば女性の視点に立った運営体制などを加えた改定については、現在作業を進めているところでございます。
問い2の昨年3月に改定した本町の地域防災計画につきましては、東日本大震災時の取り組みや教訓を反映し、国や宮城県の計画との整合性を図ったものとなっております。今後は、一昨年の8月に発生した広島県の土砂災害や昨年9月に発生した関東・東北豪雨災害、そしてことし4月に発生した熊本地震災害時の被災自治体の対応等を参考に必要事項を掲載するとともに、国や宮城県の計画改定との整合性を図った上で、不断の見直し、改定を進める必要があると認識しております。
また、各種マニュアルにつきましては、既に策定している避難所運営マニュアルや職員行動マニュアルの随時の見直しと並行して、避難勧告等の判断・伝達マニュアルの策定などを進め、災害時の対応の体制強化に努めてまいりたいというふうに思います。
問い3、東日本大震災前の防災訓練は避難訓練のほか初期消火訓練や救急救護訓練などを実施しておりましたが、震災を機に内容を見直し、より実践的な訓練を実施しております。訓練の内容といたしましては、地域住民の安否確認、防災行政無線による情報伝達、自宅から1次避難所、指定避難所への段階的な避難、学校での避難所運営訓練などとしており、改定後の地域防災計画において明記した、自助、共助、公助の役割分担がより有効に機能することを目的に実施しております。
これまで、富ケ丘・鷹乃杜地区、平成24年度、東向陽台・明石台地区、平成25年度、あけの平・大清水地区、平成26年度、日吉台・杜乃橋地区、平成27年度で実施をしており、今年度は成田地区で実施することとしております。
また、昨年10月には、町の防災訓練とは別に、総合学習の一環として地域との防災活動体験が成田中学校で実施されました。PTAや町内会等で組織する中学生の防災活動を支え隊と連携し、防災活動や避難所開設、炊き出し等の訓練を体験することで、学校、地域、家庭のつながりが深まり、防災意識の醸成に大きな役割を果たしました。なお、今年度も引き続き実施されることとなっております。
問い4の防災備蓄品の状況についてでございますが、けやき館を防災備蓄拠点と位置づけ、食料、飲料水を一括管理するとともに、発電機32台、照明9台、水タンク10台等を備蓄しております。また、指定避難所等26カ所に防災備蓄倉庫を設置し、ラジオ30個や発電機35台、照明53台、簡易トイレ65個、毛布4,320枚、救援資機材等を備蓄しております。
質問件名2の市制移行に向けての取り組みを問うに関連しての問い1でございます。既に計画されている事業の内容についてでございますが、今年度は富谷町にとりまして記念すべき市制施行の年に当たることから、既存の事業を含め多くの事業について市制施行記念事業として開催し、富谷町の市制施行を広くPRしながら、市制に向けた機運を高めてまいりたいと考えております。
既に計画をしている事業としては、10月10日開催の市制施行記念式典、記念祝賀会や地方創生交付金を活用した(仮称)とみや国際スイーツフェアの開催ほか、公民館まつりなど既存の事業についても市制施行の記念事業として開催する予定としております。
問い2の新たな事業への取り組みにつきましても、ご提案のありました事業等につきましては、それぞれ予算との兼ね合いを考慮しながら検討させていただきます。特に市制施行を記念した特製年賀はがきの発行については、富谷市の誕生を全国の皆さんにお知らせする大変よい機会となりますので、市制施行の記念切手の作成とあわせて検討させていただきたいというふうに思います。
問い3の自治基本条例の制定につきましては、さきの答弁でも申し上げましたが、自治基本条例などのまちづくりの基本ルールは必要と考えておりますので、市制施行後の早い段階で策定に向け着手していきたいと考えております。その際には、議会の皆様と住民の方々の意見をお聞きしながら策定してまいりたいというふうに考えております。
問い4の市民憲章の制定につきましては、市民憲章は富谷市として市民皆様と共有する普遍的なまちづくりの理念となるものでございます。自治基本条例の制定とあわせて、議会、市民の皆様、そして有識者の方々のご意見も伺いながら検討してまいりたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) これより安住稔幸君の質問は一問一答により行います。19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) それでは、再質問させていただきます。
まず、避難所運用マニュアルのことについてであります。今のお話聞いておりますとマニュアルのほうは大体でき上がっているのかなと思ったんですが、私たちのほうには、防災計画という赤い分厚い本、これはいただいておりますけれども、具体的なマニュアル、運用についてもやはりこういったものができているということでよろしいんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) 先ほどの町長答弁にありましたけれども、平成22年12月に作成したものを基本として今活動させていただいております。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 今の話ですと平成22年10月ということでお聞きいたしました。そうしますと、東日本大震災の前の年というか前年ということであります。やはり、今町長からもお話あったと思うんですが、東日本大震災のあの震災を受けてやはりいろんなものが、認識というんでしょうか、考え方がやはり変えなきゃならないというものがあったかと思いますけれども、そういったものは反映されていないというものでよろしいんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) 実際、東日本大震災を経験させていただいて、女性の視点に立った部分とかやっぱり見直しをしないといけない部分はあるということで、今その作業を進めているということでございます。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) そうしますと、今そういった作成を進めているというような話であります。具体に大体いつごろを予定して作成にかかっているんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) 時期につきましては、今年度中をめどにということで目標に作成を進めているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 今年度中ということで、先ほども論旨で述べさせていただきましたように、日本全国どこでも地震が起きるような状況のようでありますので早急なるものが必要かと思います。
それで、具体的に熊本の地震なども見てみますと、もちろん私たち5年前も経験してよくわかってはいるんですが、非常に熊本の地震なんか見ていますと、東日本大震災、我々のあのときの教訓というか課題というか、そういったものがそれほど、こう言ってはあれなんですけれども、本当に発災当初のほうですと生かし切れなかったのかなという感じが思いました。
それで、避難所の実際の運営について、どの程度細かく今検討されておるんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) 細かくというか、やはり受け入れ体制とか、どういった方が避難してきたとか、いろいろそういったのを把握、そういうところもするようにということで今計画のほうをつくっているということでございます。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 今のお話は防災計画のほうに大体そういったものは網羅されているのかなということで、その辺はよくできているなと思いました。
しかしながら、実際面、熊本地震もニュース等の報道機関での中身でしかちょっと判断はできないんですが、非常に避難所運営について大変な状況で発災当時はやっていたような状況であります。そうしますと、その辺についてはやはり具体的なものをきちんと想定して避難所マニュアルというものを作成するべきではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) 議員のお話のとおり、より実践的な部分で細かくということで計画のほうですね、マニュアルのほうをつくっていきたいと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 例えば、検討していただくということでありますけれども、熊本地震でもそういうことがあったんですが、小さいお子さんが避難所に避難される。しかしながら、やはり小さいお子様でありますので、そういった状況でありますので、泣きやまないというか、非常に泣くことが多くて避難所にいることができずに、例えば車中での避難を続けられた方とか、そういった方が結構おられたようです。多分5年前にもそういった状況があったかと思います。こういったものについてどのように具体に今お考えになっているでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) 避難所の大きさ、部屋、そういったのでも変わってくるかとは思いますけれども、やはりいろんな方がいますので、先ほど言ったように女性の方の問題とか、今お子さんの話もありましたけれども、できる限りそういったところを取り組みできるようにというふうに一応考えてはおります。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) それで、ほかの自治体での例ということでありますけれども、例えば子育て支援センター、今度富谷町といたしましても子育て世代包括支援センター、仮称でありますけれども、が設置されることになっております。こういったところに、小さいお子さんを連れられた母子というかそういった方の一時的な避難とか、そういったものに設定しているというか、そういうところもございます。そういったことについてはいかがお考えなんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) 今のところは、今ある現有施設ということで計画をしておりましたので、今後関係課のほうと打ち合わせをしながら、そういったところも可能かどうか、いろいろそういった発災のとき人がそこに行けるかどうかというところも確認をしながら進めていきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 今のところ、例えば子育て包括支援センターのほうですと、いろんな資格を持っているというか、そういった専門の方々が一応はいらっしゃる予定にはなっております。そうしますと、やはりこういったようないわば有事の際のときも非常に助けていただけるのかなということで思いますので、その辺ぜひとも考えていただきたいと思いますし、そして、小さいお子さんなんかですとやはり、防災備蓄品の関係でありますけれども、もちろん自助努力というのは必要でありますけれども、粉ミルクや飲料水、ビスケットなどの食料品というか、そういったものもやはり配慮すべきではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) その辺も、入手、事業所のほうからすぐできるものかどうかとかいろいろ確認をしながら、有事に提供できるようにということで検討というか進めたいというふうに思います。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) そして、私、支援センターのほうでお話しさせていただいたんですが、いわば現在あるものと考えますと、保育所、また幼稚園ですか、そういったような場所でのそういった活用というものも考えられるかと思いますけれども、この辺についてはいかがお考えでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) その辺につきましては、今後関係課のほうと可能かどうかも含めて検討を進めたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) それで、実際に5年前のほうをちょっと調べてみましたら、保育所でしたか、地震が発生し、そしてお子さんを迎えに来ていただいたのが、遅い方で夜であったというふうな話もあります。地震というか災害がどの程度になるかわかりませんが、やはり場合によってはその日のうちに迎えに来ることができない、そういった状況も考えられるわけであります。この辺につきましては、今どのようにお考えなさっているでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) やはりそういう有事の際は、学校でも保育所でもですけれども、保護者の方にお渡しをするというまでは責任がありますので、職員のほうで対応するというふうな形になろうかと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 大分こまい話をさせていただいておりますけれども、実際に発災した場合、避難所というかそういったところがやはり一番大変かなと思いますので、その辺をきちんとすべきだということでお話をさせていただいております。
また、5年前、やはり保育所で、寒さ対策として建物内にありましたブルーシートやテントで子供たちのいわば暖をとるというんでしょうか、寒さ対策として使用したというものがあったそうであります。こういうことを考えますと、何か暖房というか、そういったものについての対策というものもやはり考えていくべきと思いますけれども、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) そちらのほうも保育所等と、施設のほうとお話をしながら、対応としてどういう形が一番いいのかというところで打ち合わせを今後して進めたいと、このように思います。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 女性に関して、また小さいお子さんに関しては、多分これから随分検討していただけるかなと思っております。
あと、福祉避難所というんでしょうか、こういったことについてでありますが、福祉避難所については対応はいかがなさっているんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) 町内の特養さんとグループホームさんとか協定を結ばせていただきまして、そういったとき受け入れをしていただけるようにということで対応はしております。なお、詳しい、いろいろこういうときはというところまで今後煮詰めていければというふうに考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) それもですね、前回も同じだったと思うんですが、今回の熊本地震におきましてもそのようなものをいろいろ手だてはされていたような話は聞いております。しかしながら、正直言って、今の何もない状態でも介護施設での対応がいわば目いっぱいな状況のような施設がほとんどのようであります。そういった中で、ほかからの、被害を受けた施設からの受け入れというのができないような状況が熊本のほうで実際にあったようであります。
そういうことを考えますと、この富谷におきましては十分その辺については検討されていると思いますけれども、いかがなんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) 先ほどの繰り返しになりますけれども、協定先のほうと話をさせていただきながら、集会スペースとかいろんなところで受け入れができないかとか、いろいろ打ち合わせをしていきたいというふうに思っております。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) そして、施設に入っている方は今のお話だったんですけれども、施設に入っていない、いわば自宅で介護されている方、そういった方も結構な方がおられると思いますけれども、そういった方々はいわば建物が被災すればいることができませんので、そういった方についての避難所での受け入れというか、福祉避難所というんでしょうかね、そういったものについてはいかがお考えなんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) 一応先ほどの福祉避難所の中には、在宅の方の受け入れですね、そういったのも含めて検討の中に入れるというふうに考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) この際、午前11時10分まで休憩をいたします。
午前10時58分 休憩
午前11時10分 再開
○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) それでは、続いてまた質問させていただきます。
まずペット同伴避難所、これにつきましてはどのようにお考えかお聞きいたします。
○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) ペットにつきましては、私のほうでもどうしたらいいものかということで検討の中には入っておりますけれども、実際ちょっとどのような形で対応できるかというところまでは至っていないという現状がございます。その辺も含めて課題ということで検討は続けてしていきたいというふうに思っております。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 防災計画の中を見ますと、ペットにつきましては県獣医師会中央支部の協力を得ながら避難所マニュアルに記載すると記述がございます。この辺についてはどのようなものかなと思って、その辺の説明をお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) ペットも飼っている人からすると一人の家族というふうな形で飼ってもいますので、いろんな形でアドバイスをいただきながら検討していくということにしていきたいというふうになっております。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 富谷町内に宮城県の動物愛護センターがございます。以前、私もちょっとペットの避難について、避難所というんでしょうか、につきましてお聞きしたことがあるんですが、この愛護センターとの連携というか、そういったものについてはどのようにお考えなんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) 今後の協議の中で確認をしていきたいというふうに思います。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 熊本でもそのペット、非常にいろんな避難所として設けられていたようでありますので、ぜひともその辺も具体的なものを考えていただきたいと思います。
それで、防災備蓄品のほうでありますけれども、アレルギーをお持ちの方も結構いらっしゃるわけであります。この辺につきましてのアレルギー対応食品というんでしょうか、そういったものについての備蓄というか手当てについてはどのようにお考えなんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) 今年度購入予定のものにつきましては、一応アレルギーに対応した食品ということで選んで購入するということで予算をとってございます。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) それで、この計画書のほうを見ますと、調達・救援食料の集積場所は学校給食センターという記載があります。これは保管とか仕分け等を考えますと給食センターでは十分なスペースがとれるのかなとちょっと思ったんですが、この辺については心配はないんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) 現在はいろいろ一括管理は旧給食センターのけやき館でしておりますので、計画後いろいろ変わっている部分はありますので、そういったのは今後のいろいろな見直しのときに整合性を持っていきたいというふうに考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 今の避難訓練のほうの話でございますけれども、町長のほうからお話をいただきまして、私もたしか地元のほうで参加させていただいたことがあります。しかしながら、どちらかというと、実際の避難所での運営というか運用というか、避難するまで、1次避難所から指定避難所に来るまでの安否確認についても結構しっかりできているなという気はしたんですけれども、避難所での実際の運用については、実際に訓練というんでしょうか、そういったものはされていないように感じたんですけれども、その辺についてはいかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) 現在、ペーパーで名前、何歳、男女というふうなことで書いていただいて出していただく形を今訓練でとっております。それで、年齢、男女別、いろんな形でこちらで把握、どういう方が避難しているかというのを把握できるような形で受け入れるほうも受けるというふうな形で、いろいろ対応をしやすくするというか、情報を得るような形で進めるということで実際避難訓練でもしてございます。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 今のお話、私も脇で見ていましたのでよくわかります。しかしながら、その後の実際の避難所の運営について、今までずっとお話聞いていて、避難所の運営マニュアルがそもそもできていないので、それを実際に避難訓練に生かせといってもそれはちょっと無理なのかなという感じはするんですけれども、もう少し具体的なものを想定した訓練というのも必要かと思いますけれども、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) 議員のお話のとおり、やはり避難を受け入れたときに、わかりやすく受けるほうも見て、把握、理解できるような形ということで考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 実効性があるものをお願いいたします。
続きまして、今、この前の熊本地震もそうだったんですけれども、やはりマンホールトイレというんでしょうか、マンホールに直結したトイレを例えば公園とかそういうところに設けているようなところもございます。これはたしか交付対象事業ということになっているかと思うんですけれども、この辺についてはその取り組みについてはいかがお考えなんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) ちょっと情報として私持っていませんでしたので、今後確認を進めながら、対応できるものかどうかということでしていきたいというふうに思っております。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 今のマンホールトイレについても以前ちょっと私議会で取り上げたことがありますけれども、次もそうなんですけれども、今議会で同僚議員からもあったんですが、住民、被災した方のいわば救済処置というか、そういったものが何とかならないかということでありますけれども、これも以前取り上げたことがあったんですけれども、兵庫県で住宅再建共済制度、フェニックス共済と言われているものでありますけれども、年額5,000円で最大で600万円まで給付が受けられるというような制度であります。こういったようなものもぜひ検討に値するのかなと思いますけれども、いかがなんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) 大変申しわけございませんけれども、この制度もちょっと私認識しておりませんでしたので、確認をしていきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 続きまして、2問目のほうの質問させていただきます。
まず、今町長のほうから答弁がございまして、年賀はがきにつきましては何か実施することを考えていらっしゃるということであります。
私、タイムカプセルというようなこともちょっと言わせていただきまして、今タイムカプセル、役場の庁舎の南側ですか、ございます。平成14年でしたか、たしかタイムカプセル、開くのがたしか2050年、いわば50年先というような言い方だったと思いますけれども、一応私もそこに手紙を入れておりまして、自分宛てなのか家族宛てなのかちょっとわからないような状況ではありますけれども、やはり、論旨でも述べさせていただきましたけれども、本当に市の誕生とともに歩みを一緒にしていくというか、やはり自分の10年後、20年後、もちろん市の10年後、20年後、どうなっていくのかなと、そういう夢をやはり皆さん持っていくのかなと思います。そういったものを残しておくというか形にするには、やはりタイムカプセル、こういったものがあったほうがいいかなと思いますけれども、その辺、町長、いかがお考えでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) ただいまの議員のご意見を踏まえて検討をさせていただきたいというふうに思います。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 南側に設置されているような、ああいったいわば非常に豪華なというか、ああいうものでなくてもいいのかなと。やはりそういったものの皆さんの気持ちがこもったものであればいいかなと思っております。
そして、10月10日の市制移行、市制施行の記念日というか、こういったものもやはり何かしら、全町民に対してやはり何かこう、記録というか記憶というかそういったものが手元に残るようなものということで、論旨の中でクリアファイルという、そういったものをちょっと提案させていただいているわけなんですが、確かに今、市制移行に向かって非常に窮屈な予算の中で職員のほうで一生懸命やっていただいていることはよく存じておるんですが、本当に町民にとって、市民というんでしょうか、もう本当に一大イベントでございますので、この辺の配布もやはりあったらいいのかなと私は感じているわけですけれども、また住民からの声がございまして、再度お考えをお聞きいたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 本日の安住議員からのご意見を踏まえまして、何かしらそういった記念になるものをということで内部で検討はさせていただきたいというふうに思います。ただ、予算との兼ね合いもありますので、その辺踏まえながら、何かしら市制移行記念としての残せるもの、住民の皆さんになるようなものを検討をしていきたいというふうに思います。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 続きまして自治基本条例ということでございます。同僚議員からの質問がございまして、それに対してきょうの町長の答弁もいただきまして、市制後に取り組みたいというふうなお話でございました。
それで、同僚議員の答弁の中で、何ていうんでしょうか、審議会というのかちょっとわかりませんが、そういったもののメンバーが10人でいいのか、もう少し多くていいのかと、これは課長の答弁だったですね、というふうな形でありました。私思うんですが、やはり多くの方が、多くといっても全員というわけでありませんけれども、できるだけ多くの方がこの新しい富谷市のまちづくりに参加するというか、そういったものを一緒につくり上げるというのが私は大事だと思います。ですので、どちらかといいますともう少し多くの方が参加して、本当に住民とともにつくり上げるような自治基本条例、そしてまた市民憲章であるべきと私は思うんですが、その辺についてはいかがお考えでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 安住議員のご意見にあるように、やはり住民の方々が主体となってそういったご意見をいただく機会が必要だというふうに思いますので、より多くのご意見をいただけるような中で策定に向けて努力していきたいというふうに思います。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 最後になります。
それで、その自治基本条例、市民憲章もですが、町長の先ほどの答弁ですと、施行後早目にというふうなお話でございました。その前の同僚議員の質問に対しまして、国土利用計画ですか、そちらのほうの改定も場合によっては入ってくるかもしれないというようなこともございまして、その後になるのかなというふうなニュアンスの回答もございました。
やはり市になりまして半年も1年もたってからこういったものを進めていったのでは、熱が冷めるという言い方はちょっとどうなのかと思いますけれども、やはりその機運が非常にピークのときにこういったものを手がける。もちろんそれが完成するまでには時間はかかるでしょうけれども、やはりそういったものに取り組むというのは、極端なことを言えば市制施行と同時にというわけではありませんけれども、施行後にできるだけ時間を置かずにやはり取り組む事業だと思いますけれども、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) これまでも同僚議員のご質問にお答えしてまいっておりますが、まずは現在、富谷市総合計画を策定しておりまして、その計画に合わせていろんなものが策定されていくものというふうに思います。ある意味、自治基本条例につきましても、住民の皆さんの声をいただきながら策定していくとなると、やはり最低1年ぐらいは目安としてかかるというふうに認識しておりますので、そういう意味ではなるべく早い段階で着手はしていきたいというふうに思います。ただ、やはりある程度の時間は必要だというふうにご理解いただければと思います。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) それでは、通告に従いまして2件の質問をいたします。
質問件名、図書館建設の今後の計画について問うです。
富谷町役場の1階にある市制移行への思いが描かれているボードには、小学校5年生の子が「大きな図書館が欲しい」、さらに小学3年生の子も「図書館がいっぱいある市」と思いを書いてあります。それ以外にも、成田や富ケ丘、東向陽台の住民の方、そして富谷町の図書館を考える会などのさまざまな方から図書館が欲しいという要望をいただいております。実際に富谷町の図書室の利用者、貸出冊数ともに年々ふえており、利用者は平成24年度から平成27年度までで約35%もふえました。貸出冊数も平成27年度で10万816冊になり、平成24年度から約23%もふえています。
日本の図書館の設置率は、2010年には市で98%、町で61%です。しかし、富谷町には図書館はありません。そもそも図書館とはどういう存在でしょうか。図書館とは、知的インフラとして広く市民に無料で提供されるものであり、年齢や収入に関係なく全ての市民の知る権利などの基本的人権を保障する重要な施設です。また、ユネスコ公共図書館宣言で、公共図書館が教育、文化、情報の活力であり、男女の心の中に平和と精神的な幸福を育成するための必須の機関と宣言されています。
図書館はまちづくりを担う人を育て、まちの文化も育む大切な場となります。また、東京大学大学院の根本教授が図書館は地域における文化のバロメーターと述べているように、先進諸国の各都市では図書館は文化水準を示すものと捉えられています。さらに、求められている情報源への導きなどのレファレンス機能、個人の成長を促す、地域の人たちの文化活動の場、人と知識をつなぐだけでなく人と人をつなぐにぎわいの場として、さらに地域の文化水準を高める場、ビジネスの支援など多様化した役割を担っております。根本教授は、地方自治や地域開発、まちづくり、地域福祉や地域医療を支える情報センターへの脱皮が図られつつあることを指摘しているように、富谷町における重要な情報の拠点を担うことが期待されます。これは富谷町の未来をつくることでもあると考えられます。
さて、どのような運営方法がよいのか。これは調査段階だとは思いますが、住民の声を聞きながら、そして専門家のアドバイスをいただきながら検討していくことが必要です。
昨今、ツタヤ図書館が賛否両論となっていますが、多賀城図書館でも数多くの問題が指摘されています。1、一番よい場所を商業スペースが大きくとっている。2、委託などでコストが2.5倍にふえた。3、超高架書庫による安全性、作業効率性の問題。4、独自分類のために整理効率が悪いという問題。同じ分類のものが突然全く異なる場所に置いてあるという状況があります。5、プライバシーマークの取得を放棄しており、個人情報管理への疑いがあります。6、社会教育施設にもかかわらず、専用の学習室、講座室が一つもない。7、司書の作業スペースが狭過ぎる。8、司書の人材育成ができていないなど、さまざまな問題が挙げられております。
河北新報では多賀城図書館の利用者がふえたと言われておりますが、駅前という好立地であり、富谷町の場合には参考にはなりません。さらに、武雄市図書館では、地域資料の廃棄の問題や時間数で割ると貸出数はむしろ減るという問題、さらに地元市民の怒りを買い利用が減ったというような状況もあります。参考にするのならほかによい図書館がたくさんあります。要望として居心地のよい空間やカフェの併設、美しい建物など、これらは自治体直営でも実現可能なことです。多賀城のように、委託をしてコストが2.5倍になったにもかかわらず、図書館としての質が下がることはこれは問題です。
図書館法によりますと、図書館は国民の教育と文化の発展に寄与することを目的としています。その図書館奉仕には社会教育も含まれています。社会教育法によりますと、(1)全ての国民があらゆる機会、あらゆる場所を利用して、みずから実際生活に即する文化的教養を高め得るような環境を醸成するよう努めなければならない。(2)必要な学習の機会の提供及びその奨励を行うことにより、生涯学習の振興に寄与することとなるよう努める。(3)学校、家庭及び地域住民その他の関係者相互間の連携及び協力の促進に資することとなるよう努めるとあります。
図書館の位置づけは、市制移行を控える富谷町にとってますます重要なものになると確信しております。富谷町の未来のためにも図書館法にのっとった施設を直営でつくるべきではないでしょうか。現状でも自治体が本気になればさまざまな取り組みが可能ですし、すばらしい図書館をつくり出すことが可能です。今回、図書館建設の調査に予算をつけましたが、今後の図書館建設までの計画を質問いたします。
質問項目(1)予算をつけましたが、調査の内容は。誰が担当であり、どのように調査に予算づけされておりますか。調査のための図書館検討委員会などの検討はされていますか。人選が重要ですが、人選の検討は。
(2)図書館建設はどのようなスケジュールを予定しており、いつまでにどこに土地の確保など、どのような内容のものをどの規模で検討する予定ですか。
(3)図書館条例と図書館協議会の検討は。図書館建設委員会の検討は。
(4)賛否両論であるツタヤ方式の問題として、配架の問題や分類法、バックヤード、これはショップに大変大きな場所がとられている、年中無休で夜が遅い、これでは本を整理ができないと、1時間当たりの貸出冊数が減った、コスト増など多くの問題が出てきております。ツタヤ方式は採用しないと明言が必要ではないでしょうか。
(5)県立図書館も近くにあると言われます。しかし、図書館というのは文化の継承や文化の創造の拠点として重要と考えられますが、富谷町では図書館をどのように位置づけていきますか。
(6)文化の創造にとっても、住民が利用しやすい、愛される図書館が求められます。パブリックコメントを求める予定はありますか。
(7)平成27年に片山総務大臣が公共図書館は指定になじまないと、行政がちゃんと直営でスタッフを配置して運営すべきと言っているように、富谷町の図書館は直営と決めるべきではないでしょうか。
2つ目の質問に移ります。
質問件名、障がい者福祉の充実を問う。
障がい児を育てているお母さんより、富谷町の福祉は低いと。障がいがある場合に、住む場所の支援がないため、町外に出ていったご家族もいます。富谷町で働く場所がないので、高いバス代を払って町外の就労施設に通っています。しかも賃金よりもバス代のほうが高い状態ですと、そのようにお話しされました。また、とみぱすが実施されることとなりましたが、これは大変喜ばれているものです。しかし、移動の支援が最も求められているバスを使えない障がい者の方、車椅子の方など、その方たちへの支援が必要ではないかという声もいただいております。
障がい者の通う作業所などが加盟するきょうされんの生活保護受給者の収入状況を調べたものでは、これは1万2,531人へ調査を行ったそうですが、年収200万円以下が98%で、12年の前回調査とほぼ同じだったそうです。このうち年収100万円以下が6割を占めていたそうです。主な収入源は、障害基礎年金2級を受給している人が42%、1級が36%、自治体独自の手当を受けている人も8.6%と。そのほかの収入が作業所で働いて得る月数万円程度の賃金だけというように、経済的な弱さがもろに出ております。それだけではなく、親との同居は40代前半までで半数以上、50代前半も3分の1を占めているように、社会の受け入れの機能の弱さも露呈しております。このような状況で親亡き後の心配が出てくるのはごくごく当たり前のことです。これは自己責任ではなくて社会の受け入れの問題です。
私も精神障がい者の方の就労支援に携わり、多くの企業の皆さんのご理解を得て、工場や病院、福祉施設と連携し、外部での訓練をさせていただきました。それが就職に結びつき、毎年20から30%の方がさまざまな働き方で就職することができました。就労支援の現場と就労環境が異なるために、施設内だけの訓練では就職にも結びつきにくいということが言われています。しかし、理解してくれる企業はどこかにおります。
ただ、ここで課題となるのが、本人と企業とのすり合わせの能力を持つ、経験と知識に裏打ちされたジョブコーチなどの専門職です。本人のやりたいことと能力、そして企業の求めている仕事に差があればうまくいきませんが、その環境調整や段階づけができることでさまざまな仕事を探すことも可能となります。地域、社会の中でどのように障がいを持たれている方たちの可能性を花開いていくか、これを考えていかなければなりません。
富谷町障がい者計画・第4期障がい福祉計画によりますと、平成25年度末時点の本町の身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付人数は1,445人であり、交付人数の推計は穏やかに増加し、平成29年度には1,638人と見込んでおります。また、総人口に対する障がい者割合は2.98%の見込みとありました。今後富谷町の人口がふえれば、おのずと障がいを持たれる方もふえます。富谷町でも、親亡き後の心配を解消するための住まいの支援、就労の支援や移動の支援が今まで以上に求められていますが、全く足りていないと言わざるを得ません。障がい福祉計画の基本理念である障がい者が住みなれた地域で安心して生涯を過ごせるまちづくりの実現のためには、福祉施策の積極的な充実が不可欠です。住みたくなるまち日本一という目標のためにも、ぜひとも障がいを持たれている方々へも目を向けていただきたいと考えております。富谷町の障がい者福祉の充実について問います。
質問項目(1)富谷町の今後の障がい者の方への住まい整備のための計画は。
(2)愛知県のように富谷町の空き家をグループホームに転用する計画は。宮城県ではどのような対応か。宮城県へ申し入れたことはありますか。
(3)福祉タクシーの検討は。
(4)就労支援施設を充実させる計画は。富谷町の企業への就労支援の依頼などはしておりますか。
(5)ジョブコーチを富谷町として雇用し、障がい者と企業を結びつける、そして就労後にきめ細やかな支援を行うことの検討は。
以上です。
○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
○町長(若生裕俊君) それでは、私からただいまの藤原議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の図書館建設の今後の計画について問うの問い1でございます。担当部署につきましては生涯学習課で行います。調査内容は、公約として掲げている次世代型図書館の整備へ向けて、まずは現状分析として、近年の先進自治体の図書館整備状況の把握として、コストダウンが求められている中で指定管理者制度の導入や民間事業者への委託、自治体直営などさまざまな運営が行われております。整備に要するランニングコストやイニシャルコストなどの事例調査を行い、これらの現状分析をもとに、次世代型図書館として、図書館法に基づき、地域に親しまれ町民が活用する図書館、魅力ある図書館づくりを検討するものでございます。また、ワークショップなどの開催も視野に入れ、多くの皆さんの意見の集約にも努めるとともに、検討委員会の設置や人選につきましても検討することとしております。
問い2につきましては、建設スケジュールや土地の確保など具体的な内容につきましては、現時点でご説明申し上げる段階ではございません。第1回定例会において同僚議員の質問にお答えしたとおり、今年度の当初予算へ図書館整備に向けた調査経費等を計上し、取り組みを開始していくことを説明させていただき、今回実施していくものでございます。このような段階でございますので、ご理解をお願いいたします。
問い3、図書館条例につきましては、図書館法第10条に規定されているとおり、図書館の名称や位置であったり図書館協議会の規定など、設置、管理、運営などを定めることとなっております。図書館整備に向けては当然検討していくこととなります。また、図書館建設委員会につきましては、委員会の名称は別として、こちらにつきましても、当然整備に向けては多くの方々のご意見を伺い整備していくことになると思います。図書館は専門性の高い施設でもあることから、有識者など専門家の方々のご意見も伺ってまいりたいと考えております。議員のご意見も参考とさせていただきます。
問い4の図書館運営方針等につきましては、現時点で町として具体的なことは決定していませんので、明言を含めてお答えすることはできません。このようなことを踏まえ、まずは今回、近年の自治体図書館整備状況、運営形態などを調査させていただき、検討、検証したいと思っております。議員のおっしゃるツタヤ方式も、確かに賛否両論ありますが、指摘されてきた問題点を解消するための新たな制度の確立なども進んでいるようでもございますので、現段階で採用しないと明言するのは難しいところでございます。
問い5の図書館の役目としては、一般的に、図書資料を通じ人類の英知、国内外の知識、情報に触れることで、一人一人の考える力、創造性を育む地域の知的生産・創造の拠点施設とされております。このような中で、県立図書館は県立としての役割があり、市町村図書館は地域の実情に合った整備が求められていると思います。図書館整備に当たっては関連法令を遵守することが重要と考え、そして利用者により親しみやすく、また来たくなる、みんなに役立つ図書館を目指し、魅力ある図書空間の提供が重要ではないかと思います。このような基本的な条件を研究し、また近年の図書館建設事例、富谷町の地域特性などを考慮し、整備検討に当たっては、県立図書館との兼ね合いも含め、多くの方々のご意見をいただきながら検討してまいりたいと思います。
問い6につきまして、図書館整備のみならず、私の方針として多くの皆さんのご意見を伺いまちづくりを進めていくこととしており、その一端としてわくわく町民会議などを開催しております。図書館の整備についてはこれまでも議員を初め多くの皆さんからご意見をいただいており、議員の愛される図書館につきましては考えを同じくするものでございます。地域に親しまれ町民が活用する図書館、魅力ある図書館づくりのため、整備過程におけるパブリックコメントは重要な手法であり、実施していくこととさせていただきます。あわせて、図書館は専門性の高い施設でもあることから、有識者など専門家の方々のご意見も伺ってまいりたいと考えております。議員のご意見も参考とさせていただきます。
問い7、図書館の指定管理者制度導入に関しては、現時点で町として方針等を決定しているものではございません。議員のおっしゃることも武雄市の事例などで承知しているところです。議員のご質問につきましては、当時の片山総務大臣談話、平成23年1月5日のものでございます。公立図書館や学校図書館などは指定管理になじまないなどと記者会見で発言された内容だというふうに思います。この談話に先立ち、平成22年12月に総務省自治行政局長通知により「指定管理者制度の運用について」と題して通達があり、改めて公の施設における指定管理者制度の留意事項が示されたところでございます。このようなことを踏まえ、公立図書館運営についてはさまざまな手法を検討していかなければならず、住民サービスを効果的、効率的に提供することと、何よりも富谷町の公立図書館の運営方針を明確に定め、それに見合う運営形態を考えていくことが重要であると思っております。
質問件名2の障がい者福祉の充実を問うに関連しての問い1でございます。富谷町の今後の障がい者の住まい整備のための計画につきましては、富谷町障がい者計画・第4期障がい福祉計画の策定時におきまして、対象者の方々から将来の生活の場についてお伺いした際、多くの方が自宅を希望するとの回答をいただいております。一方では、同居するご家族のご希望として、グループホームやケアホームなど自宅以外での生活を希望するご意見も少なくありませんでした。このことから、本町では、同居するご家族等亡き後においても安心して生活が送れる環境整備を図るため、グループホームなどの共同生活を提案させていただいております。そのためご自宅以外で生活することにご理解をいただけるように、グループホーム体験ステイ事業などに取り組んでいるところでございます。
問い2の空き家の活用については、グループホームのみならず、地域において有用に活用されることが望ましいと認識しております。また、その活用においては、既に町内9カ所でグループホームとして各社会福祉法人により運営いただいており、今後も各法人からの設置、運営についての相談があれば積極的に事業展開できるように支援してまいります。県での取り組みを確認したところ、現在は特に空き家をグループホームに転用する計画は現時点ではないとのことでした。また、県への申し入れについては現在行ってはおりません。
問い3、福祉タクシーの検討についてでございますが、交通対策事業については、全ての高齢者、障がい者を対象とした制度を検討し、段階的検討・実施という方針を定め、まずはバス、地下鉄、JRの利用による外出支援、とみぱすからスタートすることとしたものでございます。バス、地下鉄の利用ができない皆様の支援につきましては、障がい者サービスとしての移動支援事業、同行援護・行動援護サービスも勘案しながら、今後タクシー助成や福祉車両による移送サービスも視野に検討してまいりたいというふうに考えております。
問い4、就労支援施設を充実させる計画は、富谷町の企業への就労支援の依頼などはしているかにつきましては、現在、町内においては就労支援施設として、就労継続支援A型施設1カ所、就労継続支援B型施設2カ所、就労移行支援事業所2カ所があり、ご本人の希望及び適性に応じて就労先が選択できる状況にあります。企業への就労支援依頼とのことでありますが、各企業においては法定雇用率に基づいた障がい者雇用努力に取り組まれているものと認識しております。そのため直接町が依頼することは行っておりませんが、企業と本人の希望がマッチングし、障がい者雇用が促進され定着できるよう、障害者就業・生活支援センターや就労支援移行事業所、ハローワーク、養護学校等、関係機関と連携を図り取り組んでいるところでございます。
問い5でございます。厚生労働省では、職場にジョブコーチが出向いて障がい特性を踏まえた直接的で専門的な支援を行い、障がい者の職場適応・定着を図ることを目的として、職場適応援助者(ジョブコーチ)支援事業を実施しております。ジョブコーチは、障害者職業センターや障がい者の就労支援を行う社会福祉法人、障がい者を雇用する企業に配置されております。本町で雇用するというスタイルは想定しておらず、各配置されているジョブコーチや関係機関と連携しながら対象者の支援を行っていきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) これより藤原 峻君の質問は一問一答により行います。7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) (1)に関連しまして、これまで行ってきた調査の内容というのは具体的にどのような調査を行ってきたのかということをお伺いいたしたいです。
○議長(浅野幹雄君) 教育次長。
○教育次長(荒谷 敏君) これまでの調査内容につきましては、県内であったり県外であったり、そういったものの事例調査を中心に行っております。内容につきましては、建設費だったり、例えば検討委員会の設置状況など、そういったものを情報として取り扱っております。また、公共図書館でございますので、日本図書協会の書物であったりそういったものを収集させていただいたり、最近では利府町の事例が発表されましたので、利府町に出向いて計画段階の調査などをさせていただいている状況でございます。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 準備検討委員会なんですけれども、建設の準備段階、条例をつくり協議会をつくる前段階の準備検討委員会が必要かと思うんですけれども、それは専門家も入れたり住民を公募で募集したりはされる予定でしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 教育次長。
○教育次長(荒谷 敏君) これは先ほど町長も申し上げているとおりでございまして、多くの皆さんが図書館建設にはかかわっていただかなくてはいけないと思いますので、そういったものも含めてこれから検討されていくものだと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) こちらのですね、やはり多くの方の意見を集約するということは本当に重要なことだと思います。パブリックコメントなどとも関連してくるかと思うんですけれども、やはりしっかりとした専門家の方を据え置いて検討していくことも必要かなと思うんですけれども、その検討委員会の後の協議会も見据えた人選というものも必要ではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 議員のおっしゃるとおり、やはり専門性の必要な分野でございます。特に富谷町内にはそういった専門的な研究をされている先生方もいらっしゃいますので、そういった方を含め幅広いご意見をいただけるような方向で検討していきたいというふうに思います。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) (2)の図書館建設の場所に関してなんですけれども、まだ内容としては検討の段階だということなんですけれども、そろそろ、例えば民有地であるとか公有地であるとか、大まかにどこを予定しているであるとか、そこら辺お伺いできないかなと思いまして、どのように検討されているか、お願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) やはり場所とかそういうものについても、どういった図書館が富谷に一番適しているのかというその内容と目指すところが明確になって、やはり場所なんかもそこに関連してくるものだというふうに思っております。また、現在進めております富谷市の総合計画とも関連してくるところもあると思いますので、その辺含めながら全体を見据えた中で位置等も検討していきたいというふうに思います。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 例えば土地の確保に関してなんですけれども、紫波町のオガールタウンの図書館を視察に行ってきました。紫波町ではおもしろい取り組みをされていたんですけれども、エリアの価値を高めるということで、直売所と図書館が同じエリアにあるんですけれども、もちろん建物は別にあります。その直売所の中で、例えば野菜、ニンジンが売ってあるところにレシピを、この本の中でこういうレシピがありますよというようなことを紹介されていたり、そういう連携をとられたりもしております。
エリアの価値を高めるということでいえば、最近検討されているスイーツ道の駅と関連づけて行うということも検討なさってはいかがかと思うのですが、そこら辺はどうでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) ただいまの藤原議員のご意見にありました岩手県紫波町のオガール図書館につきましても、大変成功例として私もいろいろ勉強させていただいているところでございます。また、今ありました道の駅との併設という部分に関しましても、今回道の駅等の調査研究の中で、やはり道の駅、図書館がある意味集客施設と位置づけすると、やはり併設というのも一つの考え方としては成り立つというふうにもご意見としていただいておりますので、その辺も含めながら場所等含め検討してまいりたいというふうに思います。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 集客ということももちろん大事なんですけれども、やっぱり文化を育むという意味で実際とこう、何ていうんですかね、本を活用できるということを複合的な形で提案もできるかなと思っております。
紫波町の例でいいますと、次の質問に移るのですが、もともと直営ではなく運営をされていたんですが、やはりNPOの方に運営を任せたところ、なかなかすり合わせが難しくて直営に戻したという事例があります。それ以外でも、一関市立中央図書館、こちらのほうが民間企業と交わした5年の契約期間を待たずして破綻したというような事例もあります。さらに、先ほども紹介しましたけれども、コストが逆に高くなるというような事例が日本全国でありますし、多賀城の例でいいますと、1億2,000万円ぐらいだったものが3億円近く、約2.5倍になってしまったというようなことがあります。
ですので、先ほど町長もおっしゃっていたんですけれども、コストを安くする、効率化というのは実は全く逆だったということが明らかになっておりまして、ぜひ直営で町民の皆様に本当にすばらしいものを提供していきたいという思いをお伺いいたしたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 先ほど申し上げましたように、やはり図書館につきましては図書館法という基本的なところに基づいて設置すべきというふうに考えておりますので、ある意味その辺は慎重に考えたいというふうに思います。
それで、図書館、いろんな事例を見ていますと、形態とかどうのこうのよりも、紫波町の例を見てもやはり人なんですよね。そこにすばらしい人がいて、周りの方々が参加をすることによってすばらしい成功に導かれているということもありますので、形態だけではなくて、やはりそこにそういった思いを持つ人たちが集まってどういう形をつくっていくか含めて、この辺も含めて幅広い選択枠の中でこれから検討していきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) ぜひすばらしい検討をしていただきたいと思うのですが、ただ、直営かどうかに関してはもう結論が出ているかと思うのですが、ぜひそこのお話も踏まえてご検討していただきたいのですが、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 何度もお話しするように、これからいろんな方々のご意見をいただいていくところでございますので、今の段階ではなかなかそこは判断しかねるところでありますので、どうかご理解いただければというふうに思います。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 例えばツタヤの場合ですと、ツタヤの多賀城図書館も私見に行ったんですが、2階の書庫が本当に手の届かないような高いところまでありまして、あれ地震があったときはどう考えているのかなという、東日本大震災があったというこの東北の地で、そのことを踏まえた建築が必要だと考えております。例えば一関図書館も地震対策というのはしっかりされていますし、紫波町のほうも地震対策というのはされています。その震災対策などに関してはどのように考えておりますでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) ただいまの藤原議員のご指摘のとおり、地震はいつ起こるかわかりません。やはり安心安全というのはもう基本でございますので、その辺はしっかりと見据えた建設が必要だというふうに認識しております。
○議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
午前11時58分 休憩
午後 1時00分 再開
○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) それでは、図書館に関して質問いたします。
どの段階で住民の声を聞いていくという今年度のスケジュールなどどのようになっているのか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 教育次長。
○教育次長(荒谷 敏君) これにつきましては、先ほど町長も述べているとおりさまざまな段階によって皆様の参画を計画しております。当面は、今年度予算計上しておりますので、そちらのほうでワークショップなどを開催する予定でございますので、まずそこからスタートさせていただきたいと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) より多くの方の参加を促すということで、広報などで事前にお知らせは検討されているでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 教育次長。
○教育次長(荒谷 敏君) こちらも一般公募などが想定される場合は、そういったことでいろいろな、広報もそうですし、フェイスブックなども通して広く周知はさせていただきたいと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) また別の質問に移るのですが、先ほどのツタヤに関してなんですが、私の近所の方からこういうお声をいただきまして、最近、ツタヤ図書館ですね、プライバシーマークの取得を放棄したと。これは多賀城の例なんですけれども、自分が借りている本がほかの方に情報として行ってしまうような可能性があるのはすごい怖くて、本を借りるのにもすごい抵抗が出てきてしまうので、それだけはやめてほしいという声がありました。これに関していかがお考えでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 私もやはりその辺はしっかりとプライバシーを守ることは、責任としてきちんと守らなければいけないというふうに思っております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) そしてもう一つ、要望としてよく出る心地よい空間であるとか、例えばカフェを併設してほしいと。それを一括して、住民の方、例えばツタヤ方式がいいというようなことを言うこともあるかもしれないんですけれども、やはりその背景にある、心地よい空間であるとかカフェが併設してあって利便性がいいというその裏のところの、何ていうんですかね、ニーズまでしっかりと酌み取っていただきたいと考えているのですが、そこら辺はどのように検討される予定でしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 教育次長。
○教育次長(荒谷 敏君) その辺もですね、ツタヤ方式でさまざまな問題も起こっているのも事実でございますし、反面、住民の方に広く利用されているのもそのとおりでございますので、そういったところも含めてさまざまな検討を重ねていくことが必要だと思っております。特に図書館は住民要求であったりニーズを達成化させるための施設となっておりますので、多くの皆さんのご意見を聞いてそういったものも検討していくべきだと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) ぜひこちらのほうを検討していただきたいなと思います。
それと、心地よい空間などをつくるという場合に、やはりデザインの力というのは大変重要だと考えております。例えば建築委員ですかね、建設委員会といいますか、準備委員会の中にもデザイナーの方を入れるということは検討はなされるでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 教育次長。
○教育次長(荒谷 敏君) そういったものを含めてまず住民の皆さんの意向を聞きながら、富谷町の図書館のあるべき姿を方針としてまとめていく段階で、そういったものが整理されながら示させていただくようになろうかと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 先ほどワークショップを検討されているということでお伺いしたんですけれども、それは年度の中で何回も回を重ねてやっていくような形式でご検討なさっているのでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 教育次長。
○教育次長(荒谷 敏君) 今年度の予算で計上させていただいておりますので、まず取りかかりとして今年度実施させていただきたいと思います。あとは、計画が進む段階で、先ほど町長も申し上げているとおりパブリックコメント、そういったものも政策決定の中では十分必要なことだと思いますので、段階段階によって皆様方の参画は必要になってくると思っております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 図書館に関して、愛知県小牧市の図書館を民間委託しようとしたときに住民投票で覆されたという事例があったかと思うんですけれども、やはり直営でしっかりと進めていく、本当に愛されるものをつくっていくということの表明はまだできないでしょうか、町長。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) やはり住民の方々にとにかく愛される図書館というのはもう基本でありますので、そこを徹底的に目指していきたいというふうに思います。そのためにはやはり住民の皆さんの声を反映させる、図書館づくりから反映させていきたいし、また、でき上がってからも住民の方々が運営にもかかわれるような、そんな図書館を目指していきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) そして、先ほど図書館法にのっとってつくっていくという方針は示していただけたと思うんですけれども、図書館奉仕の中で、図書館資料の分類配列を適切にし、及びその目録を整備することとあるんですけれども、先日、多賀城のツタヤ図書館に視察といいますか1人で見学に行ったのですが、全く関係のない本がまた関係のない棚に入っていたり、しっかり整備されているのかというと全く整備されていないという状況がありました。そして、司書の方に本の場所を聞いてもしっかりと答えられないと、そのような状況が現実にありました。
やはり司書の方も、委託がもし終わってしまえば、契約が変わってごろっとかわるというようなこともありますし、配架の方式ですね、そういうものもしっかりとしなければいけないという中で、やはりツタヤ方式は富谷町に合わないのではないかなと考えるのですが、町長のお考えをお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 何度も答弁させていただいているように、やはり図書館法に基づきということで、本来図書館が果たす役割をしっかりと担う施設でなければいけないというふうに思いますので、その上で運営形態含めてこれからご意見をいただいて決めていきたいというふうに思いますので、どうかご理解いただければというふうに思います。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 続きまして、障がい者の方の福祉の整備のほうに移ります。
グループホームに関してなんですけれども、前回の議会でも質問させていただいたと思うのですが、富谷町の場合、平成25年が16人、平成26年が19人、平成27年度において利用実績が20人という状況だったと思います。仙台市の場合ですと、人口で割ったとしても半数以下の状況が富谷町にはあります。住まいの支援をどのように考えていくのか、ご意見を伺います。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 済みません、今の質問、グループホームの入所に対する規模の部分ですかね。(「グループホームの整備状況です」の声あり)
今現在町内にある施設の中で、決してそれが全部満室、定員を満たしているという状況でも実はないところもありまして、決して、もしかしたら仙台市と比較すれば数は多いわけではないわけでありますが、ただ、その辺の兼ね合いがやはり今現状課題というふうに捉えております。そういう意味では、利用する方々が利用しやすい施設の整備というのもこれから考えていかなければいけないというふうに思っております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 例えば私がお話を伺った知的障がいをお持ちの方のお母さんなどですと、やはり全然足りていないというお話、これが多分実態だったと思うんですね。例えば高齢者の方のグループホームですとまだ埋まっていないとかはあるかもしれませんが、知的障がいの方の実態としてはどのように捉えられているかお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 済みません、先ほど答弁で少なくて申しわけありません。
知的障がい者の施設につきましては、私もやはり不足しているというふうには認識しており、また就労の場も不足しているというふうに思っておりますので、なお今後そういった施設等整備含めて努力していきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) これから整備を検討していただけるということで、大変すばらしいことだと思います。
グループホームに関してなんですけれども、愛知県の事例がありまして、愛知県の既存の戸建て住宅を障がい者グループホームとして活用するというものをやっております。新築により整備を進めることは建設費用の点で容易なことではないとその中で書かれているんですね。やはり愛知県としては既存の戸建て住宅をグループホームとする、そのための検討の委員会を、行政機関、学識経験者及び事業所などを構成とする連絡会議というもので検討しているそうです。このようなものを富谷町で進めいく考えはありますでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(菅原俊司君) こちら議員おっしゃるように、愛知県、26年4月から施行されている制度であるかと承知していますが、現行、宮城県におきましては、空き家状況をグループホームにというような活用については今のところは動きはないということを先日伺ってきたところでございました。ただし、富谷町におきましても今後空き家の課題というのは当然ございます。その活用法につきましては、グループホームへの活用というようなことも当然一考されるべきものであると考えておりますので、今後県の状況等を踏まえながら検討を進めていきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) ぜひ検討していただきまして、費用に関しての補助であるとか、そういうものの検討も今後なされる予定でしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(菅原俊司君) 現段階においてはまだそういった数字的なものまでは話は進んでございません。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 今後は検討はしていただけるでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(菅原俊司君) まずは宮城県の状況、また宮城県と動向をともにしながら情報の収集に当たってまいりたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 宮城県といいましても、ほかの県では実際にやっていることでもありますし、富谷町としてどのように暮らしの支援をしていくのかという本当に大事な問題だと思いますので、ぜひ富谷町でも、検討していただけないのですが、今後どのように考えていくでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(菅原俊司君) まずは、愛知県の事例というのは全国的にも初めての事例でございました。今後全国的な広がり等もあろうかと思いますので、そういったところを注視してまいりたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 続きまして、就労支援のほうに移りたいと思います。
富谷町の企業への就労支援の依頼に関してなんですけれども、これは先ほどそこまで行われていないというお話だったかと思うのですが、富谷町障がい者計画・第4期障がい福祉計画の中の79ページの雇用促進・就労支援の充実のところで、ハローワーク大和出張所管内のところで達成率が大体46.2%というようなことがありました。やはり町として企業さんにお願いしていく、これは大変重要なことかなと思うのですが、町としての見解をお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(菅原俊司君) こちら冒頭に町長のほうからご答弁がございましたとおり、一定としては企業努力というようなところがまず前提であろうかと思います。その後において、町として、ハローワークであったりだとか、それ以外の障害者就業・生活支援センター等、関係機関との連携というようなところが富谷町としては立ち位置として考えておりますので、今後そういったところとの連携を深めながら障がい者の雇用につなげていきたいと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 連携、大変重要なことだと考えております。
ちなみに、ジョブコーチなどの活用実績というのは今までどのような状況でしたでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(菅原俊司君) こちらは、先日、宮城障害者職業センターのほうに確認をさせていただいたところ、平成27年で1名、その前の26年で2名、一昨年、平成25年で2名というような実績がございます。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 私も以前、就労支援の現場で働いていたんですけれども、なかなか施設のほうから就労をさせていただくのに外部にお願いに行くというのが難しい状況にありまして、このジョブコーチというのが本当に重要な役割を果たすかと思います。富谷町として今後ジョブコーチは検討なされないでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(菅原俊司君) まずジョブコーチの概念としては、配置型というようなことで障害者職業センターに配置されるべきものであり、また企業の在籍型ということで、各雇用先になる企業のほうにジョブコーチとして雇用しているようなケース、また訪問型というようなことで、ジョブコーチが実際に各諸所においてアドバイスを行うというようなタイプがあろうかと思います。
現実問題として、富谷町でジョブコーチを雇用してというようなことよりも、宮城の職業センター、そういったところに配置されておりますジョブコーチとの連携を深めていくことが大切ではなかろうかと思っております。
また、ジョブコーチに限らず、富谷町には保健師というのが職階にはございます。保健師はジョブコーチという肩書は持ちませんが、一般の日常の生活から、そういったところにおいて障がいの方々へきめ細やかなサービスに取り組んでおるところでありますので、そういった一端を担っておると考えております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 就労支援に関しましては本当に専門的な技術が必要になりまして、保健師さんではちょっと対応はできないというのが私の実感であります。やはり企業の実際の現場でどのような職が求められているのか、本人さんの能力がどのようなものかという把握、そういうものをしっかりとしてすり合わせができる能力というのはやはり保健師さんでは難しいかなと思うのですが、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(菅原俊司君) 言葉がちょっと足らなく申しわけございませんでした。あくまでも保健師が就業へのアドバイスということでは決してございませんで、保健師を一つの窓口として関係機関、先ほども何度も申し上げておりますように、ジョブコーチであるような職業センターとの連携であるだとかハローワークとの連携であるだとか、そういうようなコーディネートの立場にあるというようなことでご理解いただければと思います。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 続きまして(3)の福祉タクシーに関連しまして、ガソリンの支給など、こちらの検討というのは今後どのような形でなされていくでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(菅原俊司君) こちらも先ほど町長のご答弁の中にもございましたが、まずとみぱすが間もなくスタートいたします。そしてまた、今後段階的にというようなことをこれまでも何度となくお答えさせていただいておりました。そういった中においても当然福祉タクシーの重要性というのは町としても認識しておるところでございますので、その中で燃料というようなところも当然検討課題になってくるかと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 本当にとみぱす、大変すばらしいものだと思うんですけれども、それが使えないという方への支援、これは本当に求められているものですので、ぜひ検討していただきたいと考えております。
特に、とみぱすという基準がある程度できたことですので、逆に福祉タクシーであるとかガソリンの支給に対しても検討がしやすいのではないかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(菅原俊司君) こちら県内におきましても市部においては福祉タクシーの導入と、またあわせてガソリンについてもおのおのにそういった制度を設けてございます。情報というようなところにおいては、町としてもかなり具体的な情報を得ることはできますので、そういったものを参考にしながら富谷町独自の対策を今後検討してまいりたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) ぜひ早急に検討していただきたいと思います。特にとみぱすとして出しているものですので、それが受けられない方たちに関していいますと公平性の面からもやはり厳しいかなと思いますので、こちらは今後速やかに検討していただきたいなと思うのですが、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(菅原俊司君) まずはとみぱすを運用開始をしながら、住民の方々のお声に耳を傾けていきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) 町長としてはこちらのほうをどのようにお考えでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 私もこの件につきましては必要性を十分に認識しておりますので、早い段階で取り組めればというふうに思っております。
○議長(浅野幹雄君) 14番高橋正俊君。
○14番(高橋正俊君) それでは、通告どおり一般質問を始めます。
まず初めに、先日開催されました主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)におきまして各国首脳に提供された飲料に、宮城県富谷町産のブルーベリージュースが採用されたと新聞で報道されました。これは富谷町長がおっしゃっているように大変名誉なことだと私も思っております。今後も富谷町ブルーベリー事業を、ぜひ今まで以上に生産者の方々と協力をし、全国にその名を広めていただきたいと思います。
それでは、本題に入ります。今回は大亀山森林公園についてであります。
森林公園は昭和58年からふるさとの森整備事業として開始し、遊歩道の整備、展望台広場の整備などの事業から始まり、植栽や駐車場の整備をしてきた経緯があります。平成元年に国のふるさと創生、いわゆる1億円事業の事業で、展望台やアスレチック整備、ちびっこゲレンデ整備事業、そして平成6年にキャンプ場整備や管理棟新築工事などの経緯があり、今の大亀山森林公園の形ができ上がったと聞いております。この大亀山森林公園は、平成26年に富谷町で開かれた「NHKのど自慢」の番組でシンボルタワーである展望台が紹介され、そしてまた、ことしになって「カノパン参上」というテレビ番組で富谷町が取材紹介された中で、大亀山森林公園のちびっこゲレンデでそり滑りをする様子が放映されました。
私は、今、富谷町の施設の中で自慢できる、そして、ほかの町から訪れてくれる決して多くはない施設の中に大亀山森林公園があると思っております。この施設には可能性があり、やり方によってはもっともっと大きく夢が広がる施設ではないでしょうか。そういう点では今の状態から見ると宝の持ち腐れとなっている状況でないかと思い、次の質問をいたします。
町長は大亀山森林公園をどのように思っているのか伺います。
2番目、公益社団法人国土緑化推進機構で進めている緑と水の森林ファンド助成事業とはどのような内容なのか伺います。
3、今、NPO法人SCRで、「自然にふれよう」という題で森の木工教室、森のしごと体験、森づくり体験の3回にわたり大亀山森林公園で開催しているが、町の対応は助成金も含めてどのようにしているのかお伺いします。
4番目、国の地方創生戦略の中にこの施設を整備できるような補助金などはないのか伺います。
以上です。よろしくお願いします。
○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
○町長(若生裕俊君) それでは、ただいまの高橋正俊議員のご質問にお答えをさせていただきます。
質問件名1の大亀山森林公園についてに関連して、問い1でございます。大亀山森林公園は、豊かで良好な自然環境の中で心身ともにバランスのとれた健康を取り戻すためのレクリエーションの場の創出を基本理念に、次代を担う子供たちに創造性豊かな夢を与え、富谷町を内外にアピールする特色ある公園とするため、大亀山森林公園整備事業、いわゆる緑と太陽のふるさとの森整備事業として昭和58年度から平成6年度にかけて整備が進められました。現在では、大亀山森林公園は当初の目標どおり町内外の幅広い年齢層の方に楽しんでいただける施設となっており、町としても貴重な富谷のシンボルの一つであると考えております。
2つ目の緑と水の森林ファンドは、より豊かな森林づくりを推進するために国土緑化推進機構内に基金として設立されたものでございます。一般市民、企業、団体などからの自発的な募金により森林基金を造成し、その運用益で事業を実施しているとのことでございます。
問い3、NPO法人SCRでは、自然との触れ合いや体験型イベントが子供たちの健全育成や自然保護等につながり、それが地域の活性化に大きく貢献できるとの考えから、大亀山森林公園で事業を実施しております。これらの事業は先ほどの緑と水の森林ファンドの助成を受けて実施しているとのことであり、町の補助金等は使われておりません。しかし、SCRの活動は青少年育成に好ましい事業であるとの考えから、活動の場として公園を提供し、使用料を減免するという形で活動の一部を支援させていただいております。
問い4につきましては、国のまち・ひと・しごと創生総合戦略におきましては、地方における雇用の創出、新しい人の流れをつくる、若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえるなどの基本目標が示され、主にその仕組みづくりが取り組み事項として示されているもので、公園施設の整備そのものについての取り組みは特に示されておりません。また、自治体が取り組む事業に対して交付される地方創生に係る交付金につきましては、各自治体が策定した地方版総合戦略に位置づけている事業を前提に、原則としてソフト事業が対象とされておりますので、現状では公園整備を目的として交付金を活用することは困難なものでございます。
○議長(浅野幹雄君) これより高橋正俊君の質問は一問一答により行います。14番高橋正俊君。
○14番(高橋正俊君) それでは、再質問させていただきます。
定例会の初日に町長の挨拶の中で、ちびっこゲレンデについては、ゲレンデ周辺部の人工芝の劣化が著しいので修繕工事を進めますと挨拶の中でありましたけれども、これはゲレンデそのものの修理ではないんですか。伺います。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長、もとい、都市計画課長。
○都市計画課長(伊藤 正君) ちびっこゲレンデの修繕につきましては、ゲレンデの中の実際にそりで滑る部分の周辺部分、少し傾斜がついている部分、そこの部分の人工芝の張りかえを今年度実施しているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 14番高橋正俊君。
○14番(高橋正俊君) そうなんですか。その周辺ということなんですね。
私も今回この一般質問するに当たって大亀山森林公園に1日行ってきました。大変腰と足がぼろぼろになっていますけれども。その際に、土曜日だったんですけれども、本当にほかの地域からたくさんの人が、そして田尻のほうからでしたね、大型バスで2台ほど来ていましたけれども、本当にこのちびっこゲレンデについては、今、富谷町で滑る場合にそりにワックスを塗って滑っているような状況なんですけれども、あれいつだったか、私もちょっと記憶、2年ぐらい前ですかね。子供がそりにワックスを塗ろうとして、U字溝に足を滑らせて顔からワックスの箱に入ったという、私の目の前でそういうことが起きたので、当時の鴇部長にすぐお願いしてU字溝にふたをしてもらった経過がありますけれども、ほかの町からああいうふうに、きのう、おとといですね、土曜日の日に行ったんですけれども、恐らく300人から400人近い人がいたと思うんですけれども、本当にこれは、あのゲレンデですね、大衡にも行ってきましたけれども、滑りが悪い。ワックスを塗らないと滑りが悪いということなので、夏にはスプリンクラーか何かで水をまいているんですよね、富谷のゲレンデには。そういうことを聞いているんですけれども、ぜひゲレンデの芝、人工芝、もう少し滑りやすいものにかえる計画はないか、ぜひその辺を伺いたいんですけれども。
○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
○都市計画課長(伊藤 正君) ゲレンデの人工芝の構造ということでございますけれども、大衡のはもう少し長い毛足のものを利用されているようですけれども、実際利用されている方のご意見を伺いますと、大衡のものよりもうちのほうが滑りがいいというお話は聞いております。基本的には多分、今、人工芝でああいう滑り台に使われているのは大衡で使われている長いものとうちのほうの短いようなタイプとなっておりまして、うちのほうが滑りがいいということですので、今のものを使わせていただきたいと。滑りをよくするためにさらにワックスを使っていただくということで、今後もそういった形で続けていきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 14番高橋正俊君。
○14番(高橋正俊君) これは大分予算もかかることなので、すぐいろいろ全部やれとかというんじゃなくて、やっぱり少しずつ手をかけられる予算の範囲内でいろいろなものをやっていただきたいと思うんですけれども。
それから、町長が、やっぱりアスレチックの修繕、利用者に影響がないように1基ずつやると。大変気配りのあるやり方で、それは私も評価しているんですけれども、今30年以上もたっているあの施設ですね。昔は下を通るときは木も小さくて余り暗いというイメージも何もなかったと思うんですけれども、30年以上もたつと杉の木が大きくなって大変暗い。町民から暗くて怖いというイメージがあると、そういう声も直接聞いていますけれども、あの杉の木を少し間伐していただいてもう少し全体的にあの施設を明るくしてもらって、それから1基ずつ修繕していく。間伐した材料をぜひアスレチックを修繕する際に使えるように。何か今間伐材、見てみますと、短く切って山の木のそばに重ねて置いているようですけれども、大衡でもそうだったんですね。やっぱり木を切ったのを山の中にそのまま放置していたんですけれども、ぜひあれを、材料を無駄にしないで、アスレチックを修繕する際にこの山でとれた材料というか木で修繕していますというイメージでやれば、大変町民の方々も納得していただけると私は思っているんですけれども、その辺をお伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
○都市計画課長(伊藤 正君) 間伐したものを今確かに山の斜面のほうに積んで処理させていただいております。これにつきましては、搬出するための費用が大変高くついてしまうというのが一因でございます。さらに、間伐した材料の遊具への材料としての転用というお話でございますけれども、遊具のほうで使っている木、杉じゃないものを使わせていただいております。さらに、腐食が進まないように防腐処理もしたものをどうしても使わざるを得ないということから、なかなかあそこで切った木をそのまま修繕の材料に使うというのは難しいと思います。ただ、せっかくの木でございますので、まとまって切ることができれば搬出とかという方法もあり得るのかと思いますので、今後その辺につきましてもちょっと検討させていただきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 14番高橋正俊君。
○14番(高橋正俊君) 間伐した材料ですね、杉の木、防腐剤というんですかね、処理をすれば、ちょっと薄青いというか緑色にね、薬を入れたものをよく売っていますけれども、できればああいうものに加工していただいて使ったほうがいいんじゃないかと私は思っております。
それから、まとめて大体質問しますけれども、あそこは歩いてみるとまずコースがわかりにくい、看板が少ない。それから、足元が悪い、木の根っこが表に出ていて足にひっかかるような状況になっているところが数々あるので、それを何とか考えていただきたいと思うんですが、その辺お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
○都市計画課長(伊藤 正君) 案内看板が少ないということにつきましては、今後できるだけ利用しやすいような施設ということで検討させていただきたいというふうに思います。
あと、木の根につきましては、なかなか皆さん歩かれるとどうしても土が削れてしまって根が浮き出てしまうという問題もございます。特に皆さんが歩くような場所で特に根のひどいような場所につきましては、再度確認して何かしらの措置をさせていただきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 14番高橋正俊君。
○14番(高橋正俊君) それから、キャンプ場についてですけれども、今あそこのキャンプ場は泊まりができない状態にあるというお話がありました。あそこに私も初めておりていってみたんですけれども、30年前にあの辺も整備やってきたんですけれども、大変すばらしく整備されてきれいになっているんですけれども、ちょっと草が伸びたりして、ちょっと管理が悪いかなというふうに感じてはきたんですけれども、あそこのキャンプ場に泊まりをするということは管理もそれだけ大変になるというふうに私は思っているんですけれども、今後あそこのキャンプ場は泊まりはやらないと、日帰りのバーベキューの設備を貸し出すというか、日帰りでやるというようなふうに最初から直すような考えはないか伺います。
○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
○都市計画課長(伊藤 正君) 大亀山のキャンプ場につきましては、当初確かに泊まりのほうもやっておりましたけれども、今、原因としましては、夜間誰も管理者がいなくなるというのが1つ、さらに結構熊の目撃情報なども多かったということで中止した経緯がございまして、今も泊まりはない状態で続いております。
そういった中、あちらのほうの整備もしてから20年以上たっておりまして、木製で設置したテントデッキなんかも腐食したために撤去したという状態がございます。現在は泊まりやっておりませんので、今後、泊まりのためのキャンプ場として利用していた場所、そちらのほうの利用についても今後どういった形にしていったらいいのかを検討しながら対応していきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 14番高橋正俊君。
○14番(高橋正俊君) それから、管理棟なんですけれども、管理棟にこの間入ってお邪魔したところが、あのぐらい人が来ているのに何もない。ジュースの自動販売機はありますけれども、みんななければないように、お弁当なんか持ってきたりいろいろなものを持ってきて、あの管理棟の中で休憩するということもあるんですけれども、せっかくあれだけの設備があるんですから、土日、祭日ぐらいは、例えばどこかのお店屋さんにお願いして土日、祭日ぐらいは。そして一番に、さっきもお話ししたとおり、恐らく富谷町のブルーベリーのジュース、全国から今役場に問い合わせなんか多分あると思うんですよね。どこに行けば買えるんですかというようなお話も多分あると思うんですけれども、その辺はわからないですけれども、いわゆる富谷町でとれるもの、物産品ですか、そういうものも多少なりともそこに置いておけば富谷の宣伝効果にはなると思うんですけれども、その辺はどう考えているかお伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
○都市計画課長(伊藤 正君) 土日とか以前は商店の方がいらして物を売っていただいたという時期もございましたけれども、なかなか購入していただける方が少ないということで撤退した経緯もございます。ただ、改めて、町の物産品とかの展示とかそういった販売というのがもし可能であれば、そういった利用というのも今後検討していきたいというふうには考えております。
○議長(浅野幹雄君) 14番高橋正俊君。
○14番(高橋正俊君) ぜひそれやっていただきたいんですけれども、もし採算がとれないということがあれば、多少なりとも町で支援しながら、ぜひ富谷町のものをほかの地域に提供できるような場所にしていただきたいと私は思っております。
それから、駐車場から管理棟に、管理棟は反対側ですね、あの駐車場から見れば。あそこに1カ所も横断歩道がないんですよ。やっぱり子供たちが来ているので横断歩道をあの前につけていただいて、やっぱりカーブなので、それはやっぱりいろんな、ちょっと工夫してもらって、ただ横断歩道だけつけるんじゃなくて、事前に道路の色をかえてもらうとかね、10メートル、20メートル。ちょうどカーブなんだよ、あそこね。だからあの辺に横断歩道設置、ぜひしてもらいたいんですけれども、その辺を伺います。
○議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
○都市計画課長(伊藤 正君) 横断歩道の設置につきましては公安委員会との協議というのも必要になってまいりますので、その辺については公安のほうとご相談させていただきたいと思います。あと、カーブの付近にということでございますけれども、どうしても見通し悪い部分ですと危険ですので、その辺も含めて公安のほうと相談をさせていただければというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 14番高橋正俊君。
○14番(高橋正俊君) じゃあ最後にしますけれども、町長ね、あそこ、やっぱりキャンプ場からののり面というか、あそこもやっぱり私は花の咲く木とかそういう、杉林じゃなくて、もっともっといろんな木を植えて、そして遊歩道を整備して、子供たちの野外活動というか野外実習というかね、そういうものにもっともっと利用してもらえるような、せっかく富谷町にあれだけのものがあるんですから。私は大衡にあるあの施設と同じにただ並べろとは言わないんです。ただ、富谷町でできることをやっていただきたい。
それから、アスレチックについては、あれは本当に30年前につくったんだっけかな。その後ですね、たしか。平成2年ですね。その当時につくったんですけれども、あれは本当にすばらしいアスレチックだと思います。なかなかあそこまで工夫したアスレチックはないと思うので、本当にこの当時につくったものにしてはすぐれたものだと思います。ですから、全体的にですね、ことしやれとか来年やれとかじゃなくて、全体的にあの辺の整備をもう少し、花の咲く木とかいろんな木にプレートをつけて、この木は何ていう木で、私も余り木のことはわからないんですけれども、散策しながら、子供たちと木について勉強しながら親子で散策できるような、ぜひそういう、少し時間かかってもいいですから、ぜひ富谷町で自慢できる施設にしていただきたいと私は思っているんですが、もう一度その辺を町長にお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) ただいまいただいた高橋議員のご意見のとおり、私も、やはり富谷の持つ大亀山森林公園というのは一つのシンボルでありまして、改めて今後、せっかくある大亀山森林公園を、さらに多くの住民の皆さん、そして町内外の皆さんに利用いただける施設として整備を進めていきたいというふうに考えております。以上です。
○議長(浅野幹雄君) これをもちまして本日の一般質問を終わります。
これで本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。
ご苦労さまでした。
午後1時49分 散会
平成28年6月7日(火曜日) 午前10時00分 開議
第 1 | 会議録署名議員の指名 | ||||||||||||
第 2 | 一般質問 | 8番 佐 藤 聖 子 議員 | |||||||||||
1 | 富谷町立幼稚園の今後を問う | ||||||||||||
2 | 健康と国民健康保険に関して問う | ||||||||||||
6番 齊 藤 秀 行 議員 | |||||||||||||
1 | 「町民に優しいまちづくり」について | ||||||||||||
第 3 | 議案第 7号 | 富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について | |||||||||||
第 4 | 議案第 8号 | 富谷町奨学金貸付条例の一部改正について | |||||||||||
第 5 | 議案第15号 | 市制施行に伴う字の名称の変更について | |||||||||||
第 6 | 議案第16号 | 富谷町道路線の廃止について | |||||||||||
第 7 | 議案第17号 | 富谷町道路線の認定について | |||||||||||
第 8 | 承認第 1号 | 専決処分の承認を求めることについて(富谷町税条例等の一部を改正する条例) | |||||||||||
第 9 | 承認第 2号 | 専決処分の承認を求めることについて(富谷町国民健康保険税条例等の一部を改正する条例) | |||||||||||
第10 | 承認第 3号 | 専決処分の承認を求めることについて(平成27年度富谷町一般会計補正予算(第10号)) | |||||||||||
第11 | 承認第 4号 | 専決処分の承認を求めることについて(平成27年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第6号)) | |||||||||||
第12 | 承認第 5号 | 専決処分の承認を求めることについて(平成27年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第6号)) | |||||||||||
第13 | 承認第 6号 | 専決処分の承認を求めることについて(平成27年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)) | |||||||||||
第14 | 承認第 7号 | 専決処分の承認を求めることについて(平成27年度富谷町水道事業会計補正予算(第5号)) | |||||||||||
第15 | 承認第 8号 | 専決処分の承認を求めることについて(富谷町復興産業集積区域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例) |
午前10時00分 開議
○議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。
日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、13番浅野直子君、14番高橋正俊君、15番菅原福治君の3名を指名いたします。
日程第2 一般質問
○議長(浅野幹雄君) 日程第2、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) おはようございます。
私は、2件質問をいたします。
1件目の質問は、町立幼稚園の今後についてを問う問題です。
平成29年度から町立富谷幼稚園は、3歳児の受け入れを決定しています。富谷幼稚園と東向陽台幼稚園の学区を廃止し、3歳児を富谷幼稚園で受け入れるというものです。広報とみや6月号に来年度の町立幼稚園園児募集のお知らせが掲載されています。
これまでの卒園生、富谷幼稚園は3,419人、東向陽台幼稚園は894人にもなりますが、平成28年度の園児数は、富谷幼稚園が93人、東向陽台幼稚園が30人です。定員から見てみると、それぞれ77.5%、50%になります。この園児数では集団が組めなくなるというおそれがあり、小学校に入学した際に、困ることになるのではないかということを担当課が懸念しておりました。
そして、平成29年度から3歳児の受け入れをしながら、その後の町立幼稚園のあり方を考えるということをお話ししていました。統廃合や民営化、認定こども園などさまざまな選択肢を挙げて検討すると聞きました。
かつて、子供を町立幼稚園に通園させていた保護者たちは、この先も町立幼稚園を残してほしいと話をしています。
あるお母さんは、町立幼稚園は何といっても授業料など家計に優しいことを挙げ、就園奨励金のほかに、就園奨励金があることは知っているけれども、幼稚園に通園させるのはそれだけでは経費は賄えない。私立の幼稚園の場合、授業料のほかに送迎バス代や制服、体育着、その他の持ち物などの準備に多額の費用が必要で、高校に行かせるくらいかかったような気がすると話をしていました。
また、あるお母さんは、町立幼稚園の通園は保護者が送り迎えをしますが、その時間が子供といい時間になった。ほかの園児の保護者との交流、情報交換も有意義だったと話してくれました。幼稚園に通園させながら働き出したお母さんは、3歳児からの受け入れはもっと早い時期から実施してもらえれば、私自身の就職にも大変よかったと話をしています。また、別のお母さんは、特別に支援を必要とする子供たちがクラスにいること、先生が子供たちに接するのを見ていたことについて、子供たちにとってとても大切な時間だったと話をしていました。
利用者の減少だけを見るのではなく、町立幼稚園を必要とする保護者がいること、子供たちがいること、これまで町立幼稚園として果たしてきた役割を考えると、統廃合や民営化という結論は慎重であるべきと考えて、以下質問します。
町立幼稚園は、費用が安いこと、ベテランの先生が多いこと、特別支援を必要とする子供たちの受け入れがあること、それに対して、加配の先生がいることなどがあります。町立幼稚園の果たしてきた役割と、果たすべき役割についてどのように考えているのか、お尋ねします。
2番目の問いですが、園児の減少の原因把握についてです。
町立幼稚園の希望者が減少傾向にある原因は、3歳児の受け入れがなかったことと、送迎バスがないことと聞きますが、その他についてはどのようなことが原因と考えられていますか。保護者から出されている要望事項は、どのようなものがありますか、お尋ねします。
問いの3番目です。今後の町立幼稚園のあり方については、保護者会の意向聴取は必要と考えますが、これまでどのようにしてきたのでしょうか。また、保護者に今後の町立幼稚園のあり方について、説明をしているのでしょうか、お尋ねします。
問いの4番です。統廃合や、民営化の時期についての構想はどのようになっているのでしょうか。何を判断の基準とするのでしょうか、お尋ねします。
問いの5番目です。町立幼稚園の存続検討についてです。実績報告書に支援を必要とする園児には、個々に対応した指導を行うことなど、教育環境の充実に努めたとあります。私立との違いをこの点において評価している保護者たちがいることは、先ほど述べました。町立幼稚園存続のために、必要な方策を検討すべきではありませんか。町立幼稚園を選択肢として残すべきではないでしょうか、お尋ねします。
次の質問ですが、健康と国民健康保険について問う問題です。
子どもの医療費無料制度は、18歳まで拡大されて大変喜ばれています。富谷町近隣の自治体も子供の医療費無料制度の拡充が競い合うように実施されています。
これまで、全国最下位の宮城県子ども医療費助成制度でしたが、5月27日県内市町村長会議で、保護者や自治体の要請にやっと応える形で知事が拡充を図ることを発表しました。知事はこれまで子ども医療費助成の拡充について、一貫して否定的態度をとってきましたが、大きく転換したことになります。これは、県民の声や運動、市町村長会議の要請、県内全市町村での拡充を求める議会決議など、県民世論によるものです。
今後は、どれだけの保護者の期待に沿った提案がされるのか、各自治体のこれからの働きかけが重要になってくると考えます。
住民の健康ということで、富谷町は国保と健保のデータを共有し、切れ目のない健康対策も実施し始めました。結果はすぐにあらわれるものではないと思いますが、今後の取り組みに期待をしています。
誰もが健康であり続けたいと考え、誰もが何かしらの健康づくりを行っています。町民の福祉と健康は、自治体の大きな任務で、したがってこれまで以上の取り組みが求められます。町としてもさまざまな事業を実施していますが、太い幹、末端の枝先の事業、誰が見てもわかりやすい、その時々で変わらない、いわば富谷型の健康の秘訣のようなもの、体系化されたものが必要ではないかと考えています。
以下、町民が健康であり続けるための取り組みと、子ども医療費の所得制限と一部負担金の撤廃、平成30年度から県一本化になる国民健康保険事業について、町の対応をお尋ねします。
問い1番目です。公立黒川病院の診療科目の充実は、さまざま求められていますが、特に産科の再開に強い要望があります。働きかけはどのように取り組まれているのか、また見通しについてはどうなのか、お尋ねいたします。
問いの2番目です。子ども医療費無料制度に所得制限がありますが、制限なしで実施している自治体もあります。一部負担金は月末初診で翌月まで通院した場合、倍額の負担になり、撤廃を要望する保護者がいます。検討を求めて質問をいたします。
問いの3番目です。健康診査で乳がん検診を個別に実施してほしい、胃がん検診を胃カメラで実施してほしいとの要望が出されていますが、検討しているのでしょうか。それぞれ実施が必要ではないかと思いますが、町の対応をお尋ねします。
問い4番目です。医療給付費の推移とジェネリック医薬品切りかえ金額の目標値についての質問です。
医療給付費の推移をどのように捉えていますか。先ごろ全協で資料を頂戴しましたが、質問通告に従って質問をいたします。ジェネリック医薬品への切りかえを推進していますが、金額の目標はありますか。現在はどの程度か、さらにジェネリック医薬品に切りかえを進めるための広報をどのように検討しているのでしょうか、お尋ねします。
5番目の問いです。国民健康保険会計の国庫負担金の現状についてです。
国民健康保険会計は、もともと保険料の負担で賄う制度設計ではありませんでした。国庫負担金は医療費の45%でしたが、さまざまな改定によって、現在は収入の25%程度にしかなっていないと思われます。この点について、町の現状をお尋ねします。
問いの6番です。国保基金のあり方についてですが、これまでインフルエンザなど大流行などに対応できる額を考えるとしてきておりました。現在まで、そのような事実が富谷町、あるいは全国的にあったのでしょうか、お尋ねします。
基金保有額は給付の15%としていますが、これでは多過ぎると思いますが、町としては適切な金額はどの程度だと考えているのでしょうか、お尋ねします。
問いの7番です。国保税の引き下げについてお尋ねします。
今回の国民健康保険税の引き下げは、平等割を県平均までに下げることを主眼にして検討されたようですが、基金活用でさらに引き下げが可能だったのではありませんか。お尋ねいたします。
問いの8番です。国民健康保険の公費化で変わる点と、町の対策についてお尋ねします。平成30年度、国民健康保険が県に一本化になります。広域で実施されることになりますが、変更がない点、また大きく変わる点は何でしょうか。それに対する町の対応策、どのようなことを今考えているのでしょうか、お尋ねします。
最後の質問です。問いの9番ですが、滞納者を県の整理機構に移管せずに、町が責任を持って対応することを求めるものです。国保税を初め、税金を納めることができない人たちを滞納整理機構に移管するのではなく、町が最後までかかわり、生活状況や経済状態を把握するなど、親身に対応し、納税してもらうような取り組みをすべきではないでしょうか。
以上、お尋ねをします。
○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。初めに若生町長。
○町長(若生裕俊君) おはようございます。
それでは、私からただいまの佐藤聖子議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、最初の質問件名1の富谷町立幼稚園の今後につきましては、後ほど教育長より答弁をさせていただきます。
私からは、質問件名2の健康と国民健康保険に関してのご質問にお答えをさせていただきます。
まず、問い1、公立黒川病院の診療科目の充実は、地域住民が安心して生活を送るため、2次救急医療体制の整備、特に周産期医療及び小児救急医療体制については、国や宮城県へ仙台都市圏広域行政推進協議会を通じ、要望を継続しております。
問い2に関しまして、一部負担金は、初診料算定時にご負担をいただくもので、同一医療機関に同じ疾患で受診した場合には、月をまたいでご負担いただくことはありません。一部負担の撤廃に関しましては、昨年10月に対象年齢を拡大したこともあり、実績等確認をしながら、検討してまいりたいと思っております。
また、所得制限に関しましては、負担能力の公平性の観点から、他の医療費助成制度にも所得制限が設定されていることなどから、設けているものでございます。
今後につきましては、宮城県の子ども医療費助成の動向を注視しながら、検討を重ねてまいりたいと思います。
問い3につきまして、乳がん検診の個別健診を実施している市町村があることは承知しております。また、胃がん検診の胃カメラでの実施は、がん検診実施のための指針でも、胃部エックス線検査、または胃内視鏡検査をあわせて実施しても差し支えないと示されております。
しかしながら、乳がん、胃がん検診の実施のあり方について、実施体制や制度管理等を含め、宮城県医師会、仙台市医師会、黒川郡医師会及び健診団体等と協議をしてまいりたいというふうに思います。
問い4、ジェネリックへの切りかえについては、国においても今回の診療報酬改定において、医療機関等に対する評価を見直す等の推進を図っているところでございます。
本町のジェネリック医薬品の利用目標は、データヘルス計画において、数量ベースで45%としておりますが、金額の目標については、国、県とも設定していないことから、設定しておりません。利用状況の実績は、平成27年11月の数量ベースで、42.1%と前年同月比較で、2.6ポイント増加しており、金額ベースでは、15.8%と前年並みとなっております。
ジェネリック医薬品の普及啓発については、差額通知を年3回送付しているほか、保険証交付時にジェネリック医薬品意思表示シールの配布を行っております。
今後は、さらに検診会場や各種事業時の機会を捉えて、啓発を図ってまいります。
続きまして、問い5についてでございます。
本年度当初予算における国庫負担金は、6億1,693万円で、歳入全体に占める割合は14.3%で、国庫負担金のうち診療給付費負担金が5億8,784万円と95.2%を占めています。また、保険給付費に対する割合は、23.7%となっております。
問い6の国保財政調整基金は、感染症の大流行や、災害その他不測の事態が発生した場合においても、国保財政の安定的な運営を行うことを目的に保有しております。このような不測の事態の発生の有無につきましては、東日本大震災という未曽有の大震災がございます。この東日本大震災に対しては、国が特別調整交付金を緊急かつ時限的に増額交付することにより、国保財政の安定化が図られたところでございます。
このような財政支援措置は、必ずしも行われるとは限らないことから、財政支援が行われなかった場合は、基金により補?を行うことになります。また、基金保有額の適正水準につきましては、県の技術的助言において、保険給付費の15%程度とされていることから、4億円程度となります。震災による特別調整交付金は、昨年度で終了となったため、本年度以降は、基金が減少していくことを想定しております。
問い7につきまして、国保税の引き下げについては、東日本大震災に係る特別調整交付金が昨年度で終了したことや、65歳以上の前期高齢者が被保険者に占める割合が今後高まっていくことなどから、医療費の増が見込まれることにより、本年以降は財政調整基金が減少していく見込みでございます。
また、平成30年度からの都道府県単位化後に、各市町村に求められる納付金や、標準保険料率が明らかでない状況にあります。平成26年度税率改正において、引き下げを行った結果、県内においても税率が低い水準となっており、平等割以外については、既に県平均を下回っていることから、今回県平均を下回っていた平等割について引き下げを行うこととしたものでございます。
問い8につきまして、都道府県単位化により、大きく変更となる点については、国保の財政運営の責任主体が県になり、市町村ごとの国保事業費給付金や、標準保険料率を定めるほか、保険給付に必要な費用を全額市町村に対し、支払うこととなります。
市町村は、被保険者証の発行等の各種窓口対応など、地域住民に身近な部分を担うこととなります。都道府県単位化への対応については、今後、県と県内市町村で協議することになっているため、情報収集を図りながら適切に対応してまいります。
問い9でございます。宮城県地方税滞納整理機構への移管は、幾度かの催告等にも反応がない方や納税がない方などを対象に移管しております。機構も当然生活状況や、経済状況の聞き取りや調査により把握し、対応しております。今後も収入未済額縮減のため、機構と連携していく必要があると考えております。
○議長(浅野幹雄君) 次に、菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) それでは、私のほうから第1問目、富谷町立幼稚園の今後を問うというご質問に対してお答えを申し上げます。
まず第1問目につきまして、町立幼稚園につきましては本町の幼児教育を担うため、昭和47年に富谷幼稚園、昭和60年に東向陽台幼稚園を設置し、幼児教育の機会を広げる役割を果たしてまいりました。近年、町立幼稚園の役割として支援を必要とするお子さんの受け入れに配慮するとともに、保護者のニーズに対応した預かり保育の実施を行ってきたところでございます。本町の幼児教育の充実に努めてきたところでございます。
第2問目、園児減少の原因把握というご質問に対してでございますが、町立幼稚園入園希望者が減少傾向にあることは、議員のご指摘のとおりでございます。その要因といたしましては、本町の幼児が通園できる私立幼稚園が多数あり、加えてス、クールバスの運行や給食の充実など、私立幼稚園の保育環境が整ってきたことが挙げられるところでございます。
また、これまで取り組んでまいりました私立幼稚園就園奨励費補助事業の拡大により、さらに私立幼稚園の入園の選択肢が広がったものと認識しているところでございます。
保護者の方からの要望といたしましては、3歳児の受け入れやスクールバスの運行のほか、給食を充実してほしいなどの声が寄せられているところでございます。
問い3、4、5につきましては、関連がございますので、一括して答弁をさせていただきます。
まず初めに、町立幼稚園存続のための課題といたしまして、集団教育が実施できる園児数の確保と効率的な園運営の両面から検討が必要であると認識してございます。今後これらの課題に対応するための方策といたしまして、統廃合や民間移管について検討を進めてまいりたいと考えております。
統廃合や民間移管の検討に当たりましては、今年11月に予定しております来年度の入園受け付け状況を判断の目安とし、保護者の方のご意向とご理解を得ながら、進めてまいりたいと考えているところでございます。
また、町立幼稚園が実施してきた支援を必要とするお子さんの受け入れ体制や預かり保育事業が存続されるよう他自治体の事例を調査研究し、保護者の不安解消にも努めてまいりたいと考えているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) これより、佐藤聖子君の質問は一問一答により行います。8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) それでは、初めに町立幼稚園のほうからお尋ねします。
民間化、それから統廃合が最初にあるような感じがします。これでは今通わせている子供たちの親は非常に不安だろうなというふうに思うのです。これを町立の存続もあり得るという選択肢を残す、こういう考え方はないのでしょうか。まずそのことを最初にお尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 選択肢、先行しているということは全くございませんで、先ほどお答えの、答弁の中でも申し上げましたが、やはりこの11月に来年度の入園の状況が整いますので、親御さんの入園状況を見ながら、やはり存続及び民間委託等を選択肢に入れながら、今後検討を進めているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 保護者の要望であった3歳児の受け入れは、来年度から実施されることになりますが、しかし、スクールバスもありませんし、先ほどの答弁の中にありましたけれども、給食についても実施されていないわけですから、そのことをもってすれば今後爆発的に園児が応募してくるということはないのではないかと思います。
そうなると、必然的にどうしても別の方向に、存続というよりも、違う方向になっていくのではないかと思いますが、この点についてはそれでも選択肢として検討課題に残すということでいいのでしょうか。いいのですね。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 私立幼稚園の教育環境、保育環境と比べますと、今議員のご指摘にありましたように、スクールバス、給食等でやはりおくれている面があるのは事実でございます。その辺の充実に関して、私立幼稚園並みのレベルまで引き上げるということは大変多額な費用の投資が必要でございますので、その辺もよく今後とも検討課題には入るわけですけれども、やはり親御さんのご意向というものを十分大事にしながら、今後の検討を進めていきたいというふうに考えているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 先ほどの答弁の中に、特別に支援をしている子供たちについても、今後ほかの自治体にならいながら、さまざま検討するということがありました。今富谷町の2つの幼稚園で、特別支援を必要としている子供たちに加配が配置されていますが、実際はどのように運営されているのか、お尋ねしたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 特別に支援を要する子供といいましても、一人一人やはりニーズが違いますので、その子供一人一人のニーズに合わせた対応をするということが基本になります。ですから、保育についている時間帯、それから内容、それが一人一人違うということはご理解いただきたいというふうには思います。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) その子供たちを一人一人見るに当たって、先ほどの実績報告書にありましたけれども、個々にさまざまなケースを想定して研修も積みながら、多分対応しているのだと思います。そういうことが民間に子供たちを、どうしても民間になってしまったと、富谷幼稚園がなってしまったときに、それだけのことを民間の幼稚園で1クラス30人の中で、できていくのだろうか。このところがお母さんたちとして非常に心配なところでもありますし、私としても非常に心配なところです。この点については、どのように解消していくのか、お尋ねしたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 職員の研修というのは、教育に携わる者全てに対して、最も重要な事項になりますので、今公立であるということは、私たち教育委員会の管轄になるということでもございますので、今議員のご指摘のとおり、幼稚園と小学校の連携事業の研修であるとか、それから一人一人のスキルをアップするための研修であるとかというところは、充実を図ってきたところでございますが、もし今後委託ということの選択肢に移行した場合を想定しても、その辺の職員の研修に関するバックアップ、支援体制というのは、従来どおり教育委員会のほうでは考えていきたいというふうには思ってございます。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 現在の東向陽台幼稚園、富谷幼稚園で加配されている先生はそれぞれ何人でしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 教育総務課長。
○教育総務課長(高橋加代君) 現在、富谷幼稚園で10名、東向陽台幼稚園で2名となっております。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 8番佐藤聖子です。東向陽台幼稚園で2人の加配ですね。そして、富谷幼稚園では10人というふうにおっしゃいましたか。そうしますと、それだけの子供たち、加配が必要とされている子供たちが、では私立幼稚園に入園したときに、それだけの加配を私立幼稚園が対応できるものでしょうか。この点についてはどのように考えておいでなのか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 先ほども答弁の中でお答えしましたが、支援が必要な子供たちのための大切な受け皿になっているということ、それが町立幼稚園の今の現状の大きな役割であるということは重々認識しているところでございます。
ただ、私立幼稚園の職員体制まではちょっと私のほうからはお答え申し上げかねる分野かなというふうに思っておりますので、その点はご理解をいただきたいというふうに思います。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 大和町では町立の幼稚園がありませんで、その分私立のところに特別支援を必要とする子供たちもお願いしていると。そこのところについては、町が何かしらの予算を持って対応しているというのを聞きましたが、それで間違いないでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。もとい、教育総務課長。
○教育総務課長(高橋加代君) 個別に大和町の事例ということでは把握はしておりませんが、県内の私立幼稚園のないところに関しましては、そういった形での町とか市からの助成ということもやっているというのは、把握しております。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 失礼しました。大和町というのは取り消しをいたしまして、そういうふうにして私立だけになってしまったところについては、町の予算措置が何かしら必要になってくると思いますが、それではその民営化、それから統廃合してまた別の方法といったときに、そういうことも考えながら特別支援を必要とする子供たちの対策は、滞りのないように怠りのないようにやっていくということに考えているということでいいのでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 今議員のご指摘にありました件も含めて、検討してまいりたいというふうに思っております。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 先ほど教育長の話から、民間化が先行しているわけではないと。さまざまなことを存続のことも含めて、慎重に進めているというような趣旨の答弁がございましたので、ぜひ今必要とされている富谷幼稚園でございますので、そのあたりは重々念頭に入れまして、慎重に判断をしてほしいと思いますが、この結論ですが、先ほど第1問目のところでもお尋ねしましたが、それでは何を基準にして、民営化、民間委託ということにするのでしょうか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) これも先ほどの答弁の中でも触れさせてもらいましたが、1つはやはり子供たちは集団の中で育つということがございますので、その適正規模の集団形成ができる園児数が確保できるかどうか。それからあとは、十分親御さん方の希望、要望等を出していただきまして、そこも十分に勘案しながら、検討してまいりたいというふうには考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) そうしますと、平成29年度、来年の募集がことしの11月から始まります。そのときに、それぞれの幼稚園の入園者数は、募集があって応募しますね。そこのところで、1回で判断をするというのではなくて、次年度、3年保育をやった後で、その後という考えもあるのでしょうか。お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 検討して結論の時期はまだ全く決めてございませんので、今度の応募状況、それから3年保育の実施状況等を十分に考えながら、先ほどからお答えしておりますとおり、親御さん方の要望も十分考慮に入れながら、やはり必要であるだけの時間はしっかりかけて十分検討していきたいというふうには思ってございます。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) それでは、慎重に本当に先ほど教育長がおっしゃったように、必要なだけの時間を検討に充ててもらって、そして必要とする子供たちが困らないように、親御さんたちが困らないような判断を求めて、再度答弁をいただきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
○教育長(菅原義一君) 全くそのとおりに実施してまいりたいというふうに思っております。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 私、先ほど事実の誤認がありまして、富谷町の子ども医療費の一部負担金のところでしたが、初診が月末であっても翌月、1医療機関の中では500円で終わりということでしたので、その点については訂正をさせてもらいたいと思います。
では、質問に入ります。
平成30年から県一本化、広域化になるわけですが、その目的というものについてはどのように、町としては捉えているのか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) 平成30年度から都道府県単位化におきましては、各市町村の健康水準や、所得水準などの差があるものを平準化するというか、そういった意味合いで、国保の安定的な運営になるようにということで、捉えております。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) その問題を最後にすることにいたしまして、問いの1番目のところからお尋ねします。
公立黒川病院ですが、お産ができない状態が長く続いています。なかなか産科医を2人以上確保するというのは、困難なことではあると思いますが、富谷町内でも富谷医院もそうですが、お産ができなくなりまして、非常に困難を来していると聞いております。それで、私立の個人開業医の場合は非常にお産にかかる費用が高いと。それで、国保などから支払われる助成なども間に合わないということを聞いていますが、この際ですが、公立黒川病院の見通し、今後の進め方などについてはどのようになっているのか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 先ほども答弁で申し上げましたように、富谷町としてはやはり必要だという認識はしておりますので、これまでも要望をしてまいりましたし、継続して要望をしてまいりたいというふうに思っております。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) その要望は、どのように行われて、それに対してはどのようなお答えが返ってきているのでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 定期的に病院管理者及び病院の委員長含め、黒川病院側との意見交換等を行っておりますので、その際を通じて、要望をさせていただいております。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) これについては、なかなか産科医になる医者が少ないということを聞いておりますので、非常に大変だとは思いますが、ぜひ黒川病院でお産ができるように、先ほども申しましたけれども、個人のところでは非常に高いと、公立であればこそ適正な価格で出産できるということも聞いていますので、ぜひこの点については、さらなる努力といいますか、大学病院にかけ合うとか、そういうことも必要ではないかと思いますが、今後そのような取り組みはなさるでしょうか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 改めて、積極的に努力をしていきたいというふうに思います。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 子供の医療費ですけれども、一部負担金だとか、所得制限、特に所得制限のほうだったと思いますけれども、国保の交付金に制裁をかけるようなことがあります。これは、前に金額を伺ったことがありますが、町が独自で、あるいは自治体が独自で一生懸命やっているものに対して、こういう制裁はやめるべきだと思うのですが、国にそのことを伝えているのでしょうか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 国や県に対して要望する機会を捉えて、そのことはお伝えしております。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 先ほど税の公平性というお話がありましたが、しかし、税をたくさん払っているからこそ、その恩恵にあずかりたいという考え方もまたできるわけで、所得制限については撤廃すべきだと思いますし、500円の負担金についてもこれも撤廃して完全、子ども医療費無料制度、富谷町では実施しているということをすべきだと思いますが、先ほどの町長のお答えの中で、今実績などを踏まえてということがございました。これは、実績を見ながら、あるいは一部負担金とそれから所得制限については、制限を解除するということを考えているのでしょうか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) まずは、昨年10月に18歳までの年齢拡大を行ったところでございますので、まずはその状況と推移を確認した上でということでの状況でございます。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) そうしますと、国の制裁があるから、一部負担金を取っているというわけではなくて、推移を見て、全体として思ったような結果になっているとなったときには、一部負担金も撤廃するということでよろしいのでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 一概にそういったことが理由でということではないんですけれども、やはりいろいろな角度で物事を捉えていかなければいけない、そしてまた限られた財源を効果的に活用していくという部分でも、まずは今回18歳までの医療費拡大を行ったわけでありますので、その推移を確認しながら、また先ほども答弁で申し上げましたように、県も今回、やっと新たに拡大を表明していただきましたので、その辺を含めながら検討していきたいというふうに思いますし、また先ほど税の公平性ではなくて、負担能力の公平性ということで答弁をさせていただきました。そういう意味ではやはり、その辺も配慮しながらの全体的な見方、判断をしていかなければいけないというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 失礼しました。負担の公平性と言い直します。そして、先ほど論旨の中でございましたけれども、知事が助成について大きく転換をして、助成をふやすということになりましたが、これはどの程度かは今の時点では全くわからないところです。したがって、今これから町、各自治体がここまでしろと、富谷町では18歳までしているのだと、だからそれに見合うような助成が必要だということが求められるわけですが、これについて町はどの程度のものを要望していくのか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) まずは今県のほうで、内部でいろいろ今後の調整をしている段階なので、その辺の推移を見ながら、最大限町としても支援を求めていきたいというふうに思っております。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 県からの助成が大きくなれば、町の負担も少なくなるということなので、そのことはころ合いを見て、ぜひ要望していただきたいと思いますが、どのようにしてもらえるでしょうか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) その辺も含めて、全体的に検討してまいりたいというふうに思います。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) ジェネリック医薬品についてですが、先ほどデータヘルス計画では、45%を目標にしていると。金額ではしていないということでしたが、全員協議会でもらった資料の中では、32%が金額の中で薬剤ということで占められています。結構大きな、3分の1が薬剤なんだなということがわかるわけですね。このジェネリック医薬品、先ほどシールをお渡ししているだとか、今度は保険証のときにとかというような話がありましたが、これは前のときにも言いましたけれども、シールが非常に小さい、保険証が小さいということがありますけれども、特に小さいんですね。これだけでは、何ともジェネリックにしてくださいというのは言いづらいと。前に議会の中で菅原議員だったと思いますけれども、このようにしてジェネリックを活用するようにという、本当に細かい、それでこそ健保協会だなと思うような提案がありました。
富谷町としても45%までいく、そしてまた金額でもこれぐらいというのであれば、それぐらいの独自の年に3回はかりましたというはがきだけではなく、こういう検討も必要ではないかと思いますが、そういうおつもりはあるでしょうか。お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) 議員のお話のとおり、現在シールのほうは意思表示シールということで、保険証の交付のときに配布しております。現在も検診会場などでも啓発のほうを行っているところでありますが、今回協会健保のほうとの連携、協定も結んでおりますので、そういったところで情報提供なりしていただきながら、今後の検討をさせていただきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 先ほども申しましたけれども、薬剤のところで32%という数字がありました。こういうところから見ると、本当に大きな鍵を握っていることだと思いますので、シールではなくて、封筒の中に意思表示カードみたいなのをもっと大きく、同封するというようなやり方もあるのではないかと思いますが、この点については検討してもらったらどうかなと思いますが、どうでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) 今後の課題とさせていただきます。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 問いの5番目についてですが、その国庫負担金についてですが、先ほどさまざまな数字が出ました。保険給付費については23.7%ぐらいであること、このようなお話がありましたが、この数字で間違いないですか。
○議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) 国庫負担金というようなお話であれば、この数字で間違いありませんが、これ以外に国保の歳入に関しましては、財政調整交付金、国庫補助金という形でも参っておりますので、そちらも含めますと、全体の約29%程度になるかと思います。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 論旨の中でも求めましたけれども、これは国保税、あと国保料で制度設計がなされていたわけではないんです。最初から国庫負担金が入っていたということなんですね。そうだとすると、45%だったものが現状さまざまなものを入れたとしても、29%にしかなっていない。したがって、国保税の負担が大きくなる、こういう関係にあるわけですが、そう捉えて間違いないでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) 国保税につきましては、全体の予算ベースですと、全体の約17%程度が国保税になっております。それ以外につきましては、今お話しいたしました国庫の負担金補助金、それ以外に前期高齢者交付金や退職者に対する療養給付費などの交付金など、そういったものが合わさっての財政支援となっておりますので、その保険税だけで賄うようなそういった運営ではないというふうに思っております。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) どういう数字が出てきても、非常に国庫負担金が下がってきていると。こういうことは同一の認識でできるかと思います。そしてまた、基金の問題ですけれども、5%というものは、今町は15%を県の助言で15%としていると。大震災などでは国が実施をしたので、今回はよかったんだけれども、必ずしもこれが行われるとは限らないということがあったわけですが、でもあのような大震災だからこそ、国が出動してくるわけで、それを各自治体の保険者がやるということは、全く考えられないわけで、そもそも本当に県の助言で15%が必要なのかどうかということだと思いますが、給付のために実質運営するために、必要だと思っている金額、これはどのくらいで、保険給付費の何%ぐらいあれば運営していけるだろうというふうに担当課としては思っているでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) 保険給付費の15%程度ということで、県の技術的助言がありまして、4億円程度ということになっております。現在、大体およそ1カ月、2カ月間の保険給付費分程度は保有して運営していきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 国は、2000年度までは5%を持ちなさいと、保険給付費ではね、5%を持ちなさいと言ってきたわけですが、2001年度からはそれを削除しています。その後2005年の通達、数値でも同様の配信をしているわけです。したがって、15%というのは余りにも多過ぎると私は思うわけですが、これを適正にすれば、今回の国保税、これの引き下げもさらにできたのではないかと思いますが、この点についてはどうでしょうか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) 基金の保有につきましては、今年度の予算編入時の留意点としましても、ゼロということはなく、安定的に運営ができるというような観点から、保険者の希望に応じて、基金の積み立て、保有については留意事項として厚生労働省のほうから出されているものを加味しながら、予算などを立てております。
今後につきましても、都道府県単位化におきましての納付額ですとか、標準保険税率などがまだ明らかになっておりませんので、そちらのほうが明らかになった時点で、今後の基金の保有額につきましては検討させていただきたいと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 都道府県単位化、広域化ですけれども、これは先ほどのところで答弁をいただきましたけれども、私としては、やはりこれは県が一本化するということで、財政を握る、物すごい大きな権限を握ることになると思うんです。そして、いわばなぜこれが始まったかといいますと、やはり医療費を削減したい、心の中で削減したい。でもそういう言葉では言いませんけれども、適正化という言葉で言いますかね。そういうことのために行われるものだと思います。そして、都道府県に国保運営審議会が設置されます。そこの中でガイドラインができていく、指針ができていくわけですが、その指針は厚生労働省がガイドラインを作成して、それを下敷きにするということになってくると思う。つまり、国が進める医療費適正化、削減化の方向に突き進むということになると思っています。今までは、市町村が保険者でした。そこにいる人たちがどういう健康状態を保っているのか、医療はこういうことが必要だということがあったわけですが、それがもう本当に国の方針どおりになっていく、そして100%納付金も上納しなければならないということになっていくわけで、こういう中で県の国保運営協議会に出ていく町の役割といいますか、非常に大切だと思うわけです。この点について、特にこれから決まってくることだとは思いますが、留意する点についてはどのようなことを考えているのか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。もとい、保健福祉部長。
〇保健福祉部長(小野一郎君) ご質問あった件なんですけれども、今の国保医療課が中心になりまして、単一化に向けての情報収集をしているところでございます。現在、財務部会とか、あと標準化部会ということで、それぞれの担当の課長が集合しまして、内容の精査をしております。方針については、当然単一化によって出るメリット、そういったものもしっかりと確認をしていきたいと思いますし、あとあわせて納付金についてもかなり関心がおありだと思いますので、それについてもしっかりとこちらで確認をして、あと意見言うべきところは言っていきたいなと思ってございます。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) これまでは、町が保険者として町民の医療、健康を見てきたわけです。そこのところが国が示す方向になっていく、先ほども言いましたけれども、何回も言いますけれども、医療費抑制につながっていくのではないかという心配が本当にあります。そういって、国保税が納められない人がまた出てくるようなことになったら大変だと思うので、町の役割としてきっちりと町民を代表して、国保の安定化のために頑張ってほしいと思うわけですが、そのことを確認したいと思いますが、どうでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 保健福祉部長。
〇保健福祉部長(小野一郎君) このたび税のほうの関係ですけれども、3,000円ほど引き下げる、その部分によりまして県有率も変わっていきますので、それの恩恵にあずかる方もふえているということが、改正案ということでお示ししております。それが議決されれば、その軽減率も高まります。それは今の現状待ちということになっております。
それと、あと基金、これについては市町村にある程度の納付金という形で来るような形になりますので、その基金をもってして、ある程度の激変緩和は、それぞれの保険者は都道府県ということになりますけれども、その下の市町村の部分についての納付金に対しての納付については、基金を活用して、軽減、激変緩和をやっていきたいというふうに考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 国保税のことではもう少しお話ししたいこともあるのですが、健康な寿命を延ばしていくということでは、たびたびこの話題でも問題になります。今何が若い、若いじゃない、年とった人を若いままでいさせることができるのかといいますと、それはやっぱり予防医療の取り組みだと思います。ほかの例でもありますし、ほかの自治体もさまざまその発信をしているわけですが、やはり人として生きがいを持っていること、これが重要だと思いますし、就業していること、仕事につくことが生きがいにつながっているという事例もたくさんあります。この点について、町は今後どのようにしていくのか、街かどカフェについても個人でやりたいという人たちもいます。それについて、ぜひ補助を出しながら、実施してほしいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) 議員のおっしゃるとおりに、予防につきましては、今までも保険事業等々で町民の皆様にご参加いただきましたり、こちらのほうでもアドバイスをしたりというようなことで進めてまいりましたが、今後も若い方で働き盛りの方を含めながら、皆さん多くの年代の方の健康づくり事業のほうに取り組んでまいりたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) この際、午前11時10分まで休憩をいたします。
午前10時57分 休憩
午前11時10分 再開
○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
先ほどの答弁の中で訂正があるとの申し出がありましたので、これを許可します。若生町長。
○町長(若生裕俊君) 先ほど佐藤聖子議員の質問件名2の問い7、国保税の引き下げについての答弁の中で、後半の平等割につきまして、県平均を下回っていたというふうに私答弁してしまいました。県平均を上回っていた平等割について引き下げを行うことにするとしたものですという訂正をお願い申し上げたいというふうに申し上げます。おわび申し上げます。
○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) それでは、通告に従いまして、質問件名をやさしいまちづくりについてと題し、1要旨5項目の質問をさせていただきます。
まずは、熊本地震において亡くなられた方々に対し、心よりお悔やみ申し上げます。
また、余震がいまだおさまらず、途切れることのない緊張感にさいなまれ、大変厳しい環境にある被災地の皆様におかれましても、一日も早い生活再建がなされますよう心よりご祈念申し上げます。
さて、私は町長が掲げる住みたくなるまち日本一に対し、一議員として賛同するものです。では、具体的に住みたくなるまちとはどのようなまちなのでしょうか。生活満足度の高いまち、犯罪・事故が少ないまち、利便性の高いまち、どれも住みたくなるまちの構成要件ではありますが、私が思う必要要件は生活弱者にとって安心して暮らせる優しいまちであること、私はそのように考えます。
声を上げることができる方は、その知識、能力そして時間を駆使し、自分の思いを伝えることが可能です。市政報告会や、議会報告会、町民会議と、町民の方々の貴重な意見を伺う機会は多くありました。しかし、その中には当然、声なき声はありません。
では、聞くことのできない、声を上げることのできない人の声はどのように把握されるのでしょうか。
障がいという個性を持ち、特殊な生活環境を強いられる方々。介護・養育の責任世代である働き盛りのサラリーマン。家事・育児・介護と、時間に追われ自分を犠牲にしながら家族を支える主婦。そして地位・家族・お金等、さまざまな喪失感にさいなまれながら外出することも難しくなる高齢者。そして、未来を担う幼い子供達。これらの方々においては、時間・場所・能力により、声を上げようとも上げることがかないません。上げることがかなわない声だからこそ、その声を聞く姿勢と努力が必要なのです。
現在の富谷町は、先人たちのたゆまない努力と研さんのたまものであり、結果として、富谷町は富谷市に生まれ変わります。他の市区町村からうらやまれる市制移行が目前に迫った今だからこそ、若生裕俊町長の掲げる住みたくなるまち日本一実現のためにも、生活に不安を抱える方々の声なき声に耳を傾けることが重要だと考えます。
これは一例ではありますが、先日、近所のお母さんから、声なき声とも言える相談を受けました。内容は、最近の子供はけんかをしない。けんかというコミュニケーションから逃げるから悪質で陰湿なネットを使ったいじめになる。一方的な攻撃だから仲直りできないとの内容でした。誰に相談したらよいかもわからず、ただただ息子が悪意にさらされる。まさに声にならない悲痛な叫びでした。
先日、同僚議員の質問にもありましたが、最近はソーシャルネットワークシステムの普及により、悪質で陰湿ないじめが子供・成人を問わず、大きな社会問題になっております。さきの熊本地震におきましても、個人の発信情報に対し悪意に満ちた醜悪な誹謗中傷が問題になりました。富谷町においても個人名を挙げたレベルの低い誹謗中傷や単なる悪口、あたかも自分が被害者かのような逆恨み。実情を知らない第三者に対し、自分が正義と言わんばかりに自分の都合のいいように声を上げ、相手を否定・卑下することでしか自分の存在価値を示すことのできない、気の毒でかわいそうな声がネット上に散見されます。
しかし、これは社会問題や政治に対する不信のあらわれであり、その悪意に満ちた発信者に対し、何ら策を講じることのできない我々の力のなさを反省すべき点であるとも言えます。
都合のよい自己保身より将来を見据えた自己犠牲を持って、健全でみんなに優しい富谷市にすべく、やさしいまちづくりに関する質問をいたします。
まずは、生活弱者に対する質問です。
1、各町内会に設置されているごみ集積所ですが、明石台地域のごみステーションのふたについて、地域の高齢者や主婦、妊産婦、ごみ捨てを手伝ってくれる子供たちから、ふたが重くて上げられない。音が大きくて近所迷惑になる等の声が聞かれます。富谷町全域として対策を講じる方針があるのではないでしょうか。
2つ目は、交通弱者に対する質問です。明石台小学校前、小学校の前面道路と、宮城交通明石台西バス停留所から、新富谷大橋に向かう道路の交差点に設置してある歩行者用信号ですが、主線の道路から明石台小学校側に7メートルほど入り込んで設置してあります。横断歩道の手前には、明石台団地を支える高さ3.5メートルの擁壁が左側を覆い、歩道を通行する自転車は、明石台から新富谷大橋への傾斜が下り坂のため、かなりスピードを出して走行しています。自転車走行者は、信号が左側にある擁壁により視界に入りづらいため、減速のタイミングがとりづらく、車両との接触事故等の危険性が極めて高く、登下校時の見守る方の協力なしでは、事故は防げません。地域住民からの声も非常に多く寄せられておりますが、信号の移設計画はあるのでしょうか。
3番目、街かどカフェの設置につき、何をもって成功と判断するのでしょうか。その基準、もしくは目標を示してください。
4番、現在富谷町における障がいを持つ児童、学童数とその子供たちの将来に必要と思われる対応福祉施設の種類及び数量を示してください。
5番、共生型福祉施設の設置に対する将来的な町としての見解を示してください。
以上です。
○議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
○町長(若生裕俊君) それでは、私からただいまの齊藤秀行議員のご質問にお答えをさせていただきます。
まず、質問件名1、町民にやさしいまちづくりにつきまして、関連して問い1でございます。明石台地区のごみステーションについては、確かにふたの重量が重いことなどの理由から、一部の高齢者からはあけ閉めが困難であるというお話は耳にしております。明石台地区のごみ集積所については、平成元年の供用開始以降、随時土地区画整理組合より町に移管された施設ですが、維持管理については従前より各町内会において行われているところでございます。
町の対応といたしましては、既に平成23年より修繕や更新等に係る費用の一部を補助金という形で交付しており、これまで延べ54件の利用があり、昨年は明石台第2町内会において、1カ所4万円の扉のうち、2枚を軽量扉に改修し、住民の好評を得ているとのお話を伺っております。
問い2につきまして、ご質問の交差点の横断歩道につきましては、従前明石台小学校から東に向かう町道に対し、垂直方向に設けられておりましたが、大和警察署の要請を受けて、ことし3月に町道七北田西成田線と平行になるよう路面改修、歩道の切り下げ工事を行い、現在の横断歩道の形状となった経緯がございます。
現場を調査した結果、歩行者用信号は、改修工事前の横断歩道の位置のままでありましたので、移設の可否について、大和警察署と協議をいたしました。結果、歩行者用信号機の移設はできないとの回答でしたので、歩行者用信号を取りつけているアームを伸ばすか、歩行者から確認しやすくなるよう、歩行者用信号機の向きを変えていただくよう要望をいたしました。なお、町道七北田西成田線の歩道は、自転車通行可の歩道となっており、自転車は歩道の中央から車道寄りの部分を徐行することとなっています。下り坂であるため、スピードが出てしまうがゆえに、必ず減速することを心がけ、一人一人が安全運転に努める必要があると思います。
これまで町内小中学校、そして高校における交通安全教室を通して、自転車の正しい乗り方等について、広く普及活動が実施されております。自動車、自転車、歩行者それぞれが交通ルールを遵守することで、交通事故は相当数防ぐことができることから、今後とも引き続き関係者の皆様のご協力をいただきながら、交通安全思想の啓発に努めてまいります。
問い3、街かどカフェの目的は、地域の居場所を設立し、地域の方を地域の方が支える循環型の仕組みをつくり、安心して自分らしく暮らせる地域を目指すところにあります。このため、短期目標指標は、第6期介護保険事業計画及び地方創生総合戦略において、2地域の設立としたところでございます。中長期的目標指標は、地域包括ケアシステム構築の目標年であります平成37年を目途として、設立地域箇所数を柱に地域活動参加率、街かどカフェの交流人口者数の増などと考えております。
問い4につきましては、まず富谷町における障がいを持つ児童生徒数についてですが、本年5月1日現在で、小学校在籍児童数は48名、中学校在籍生徒数は25名、計73名となっております。将来ある子供たちの支援として、障がい児一人一人の個性や能力を尊重し、その可能性を最大限に伸ばして、生きる力を育んでいけるよう、早期から療育環境の整備、親の支援などが必要と認識しております。
対応の福祉施設としましては、放課後等デイサービスや児童発達支援事業所等が挙げられます。町内には、放課後等デイサービス事業所4カ所、児童発達支援センターが1カ所あります。子供のみならず、親が育ち合うための支援も必要と捉えており、適切な障がい児との母子関係の形成が図れるよう、児童発達支援事業内で展開されている母子通園や保健師による相談、児童相談所の相談も重要なものと考えております。
今後は、相談事業や通園事業等を複合的に展開できる多機能型通所支援施設の支援が、障がい児のよりよい療育に期待できるものと捉え、国や県、及び本町の人口動向を注視しながら、必要数の検討を行ってまいりたいと思います。
問い5につきまして、共生型福祉施設につきましては、年齢や障がいの有無にかかわらず、地域に開かれた積極的な利用や、地域に根差した支え合いを行うことが可能なため、高齢化と人口減少の著しく進む地域では、1カ所で複数の福祉サービスを効率的に提供できるという利点がございます。
本町の取り組みの一例といたしましては、平成22年2月に障がい者と認知症高齢者が同一の建物で暮らす共生型グループホームいちいの杜が医療法人社団清山会運営のもと、設置されました。親子で入居しているケースもあり、それぞれの役割や生きがいを持って暮らしています。
今後の共生型福祉施設の方向性につきましては、今年度障がい者計画第5期障がい福祉計画策定のためのアンケート調査等において、地域住民のニーズを踏まえ、検証してまいります。
○議長(浅野幹雄君) これより齊藤秀行君の質問は、一問一答により行います。6番斎藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) では、まず1問目、ごみステーションの件だったんですけれども、改修費用について一部その負担をしているという答弁でありましたが、実際町民の声の中には、町内会に入っていないから意見を言えないと、そのようにおっしゃられる方も、嘆いている方もいらっしゃいます。町内会費を捻出できない生活困窮者や母子家庭、独居高齢者、また障がいを家族に抱えているために町内会活動に参加ができない、そういう中では、意見を言うことに対し、物すごいちゅうちょをしている住民の方がやっぱり多く存在します。
これが、町内会としてのくくりではなくて、そういった全ての町民に対する環境整備の一環として、費用全額、全額までいかずとも、きちんとした公平性を持った形で、費用を捻出することというのは検討はできないものでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
○町民生活課長(泉川潤哉君) 今現在、町内にはごみ集積所882カ所ございます。そのうち町の所有地、所有地じゃない、ごみ集積所の専用地として設置しているのは418カ所、残りが道路上の側溝の上とか、公共用地、民有地などさまざまな形態のごみ集積所ございます。それに対しまして、各町内会によっていろいろニーズも違いますので、修繕の仕方や、あと更新の仕方も変わってくるわけなんですけれども、そういったさまざまな町内会の方針に対しまして、公平を持って助成できるようにということで、平成23年からこういった補助制度を設けた次第でございます。
また、町内会に入っておられない方という方も、たまに町のほうにご相談ございます。町のほうでは、町内会に入っていないからといって、ごみを出してはいけない、集積所に置いてはいけないということはないので、出していただいて結構です。ただし、集積所の清掃等に関しましては、一緒にお使いになっているので、町内会に入っていられなくても、そちらのほうはご協力くださいと、そういったご案内はしておる次第でございます。
○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) まさにこれからはいろいろな部分で自助・共助ということが本当に必要になってくるなと、そういった部分では地域の皆様の協力体制というものがすごく求められてくるかと思うんですが、今私が取り上げた、声なき声を聞くために当然これは行政の区長さんレベルの町内会の役員の方とか、後は民生委員の方々の協力というのはとても必要不可欠ではあるんですけれども、もう一方ではこれも私に寄せられている声なんですが、行政区の町内会の役員の方々との人間関係であったり、後はその中には政治的、もしくは組織的なしがらみによって町内会活動に参加したくないと、そういった方の声も多く寄せられております。後の質問にも出てくるんですけれども、地域高齢者のための介護予防事業においても自助・共助というのはとても必要な要件になります。自助・共助のために、地域交流コミュニティである町内会組織がそのようないわば独裁的な負の関係性というのは、私は必要性はないと思うんですけれども、そういったものに対して、何らか町の取り組みのようなものはあるのでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 総務部長。
○総務部長(山田 豊君) そうでございますね、例えば年に4回やってございますが、行政区長会議などを通しまして、1回目4月に行うわけでございますが、区長さんたちに対しましては、政治的な活動については、ご法度といいますか、禁止されていますよという旨のご説明をさせていただいております。
○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) 私のところに寄せられている声の中では、行政区長があるそういった政治的な活動をしている団体に所属しているというようなことが耳に入ってきているんですけれども、そういった事実関係は当局のほうでは把握はされていないんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 総務部長。
○総務部長(山田 豊君) 積極的に行政側として調査をしたということではございませんが、そのような旨のお話は頂戴したことがございます。であるからこそ、ことしも、昨年もそうですけれども、行政区長の会議の席上で資料を配付して、注意を喚起したというところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) これから市制移行するので、なお我々も市議会議員として、襟を正さなければいけないところではありますし、ただそういう中で、地域の生活に困っている方々であったり、そういった方がやっぱり自分の意見を言えないとか、そういった環境はつくるべきではないと私は思っておりますので、そういった部分も含めまして町長の見解をお示しください。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 私、ただいまの齊藤秀行議員の思いと同じでありまして、私も就任以来、一番大切にしているのが町民の声の届く町政を、そしてその中でやはり声の出せない人、声の届かない人には、耳を傾ける努力をしてくださいということを職員にもお願いしてまいりました。いわゆるそういった弱者に耳を傾ける努力というのが大切だというふうに思って、ずっとこれは貫いているつもりでございます。
そういった意味では、町長への手紙等も含めまして、私就任してからは、これまで以上に100通を超す、月によってはお手紙もいただいておりますので、そういう意味では時折そういった声もいただいておりますので、即座にそういった声に対応するように努力をしておりますし、その辺は職員一同確認をしております。今後もそのことを大切にしていきたいというふうに思います。
さきにあった町内会の政治的な活動については、私もあってはいけないというふうに思っておりますので、その辺は先ほど総務部長がお話ししたとおり、行政区長会議においてその辺の周知、確認は改めて行わせていただいているところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) ではちょっと戻りますが、先ほどの信号の例えばアームを伸ばすとか、そういった整備計画の部分についてなんですけれども、例えば行政区長は、その内容とかを知っているんですけれども、実際に朝の交通安全活動をされている民生委員の方々はその事実を知らなかったと。そういった部分では、同じような問い合わせとか、同じようなこうしてほしいというような願いを何回も聞いて、結局その答えを出せないような状況によくあるらしいんですね。実際にそういった今回のような移設工事を含む環境整備につきまして、その要望というのはどのような形で聞き取って、どのような形でそれを周知しているのか。それをちょっと確認したいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 環境整備だね、交通、危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) あそこの交差点の改良につきましては、大和警察署のほうから仙台から来る車の視界から入りづらく、危ないということで、警察のほうからの申し出がありまして、町のほうで道路改良がたまたまあの坂の部分ありましたので、それとあわせて3月に今の状況に変わったというようなことでございます。
周知については、同じところの位置の変更ということもありましたので、関係者のほうには話はちょっとしていなかったかなというふうには思っております。
○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) やはり私も一議員として、町民の方からいろいろな相談を受ける際に、結局これはもちろん民生委員の方々とか、安全協会の方々も同じだと思うんですけれども、こうやってほしいというニーズに対して、例えばわかりました、もしくは何月何日、どの期間までにやりますというようなフィードバックがなかなかちょっと入ってこないというか、聞きづらいところがありまして、そういったものに対して何か周知方法というか、告知方法というのはあるんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 何についての今の質問ですか。
○6番(齊藤秀行君) 道路の例えば。道路の部分について。
○議長(浅野幹雄君) 道路ですか。危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) 町のほうでは、公安委員会というか、大和警察署のほうと協議し、要望もさせていただいております。ただ、修理がいつごろするかとか、いろいろ事前に一応来るケースはまれで、終わらないと私たちもわからないというのが実際のところでございます。なので、事前にお伝え、一応できればいいんですけれども、逆に教えていただくという場合もございます。そういったところで、逆に教えていただいた際は、こちらからも町内会長にお伝えすることもありますけれども、逆に後手に回るという場合のほうが多い傾向にはございます。
○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) わかりました。要望を聞かせていただいても、なかなかそれに応えることができなかったり、あとはそれは言っているんだよと、町に伝えていますよという話をしても、結局やっていないじゃないと、いつになるのというような、逆に言うとクレームといったらおかしいですが、そういったこともままありますので、その辺はできる限り周知のほうを徹底していただければなというふうに思います。
あわせて、自転車、今回の明石台の道路についてなんですけれども、先ほど本当に言われたように、傾斜があって大分スピードが、徐行がこれは義務ではあるんですけれども、なかなかそういった形で走行している自転車走行者はいない、ましてや朝の通学時間帯になってくると、どうしても高校に通う時間にぎりぎりとか、そういったところではかなりスピードを出して、民生委員の方のお話によると、二度ほどやっぱりちょっと大きな事故につながりかけたケースがあったということがありました。信号移設を早くというものも一つなんですけれども、もう一つ、そういった事故を未然に防ぐ方法として、例えば歩道面に自転車に対しての減速表示をする、そういった方策というのは何か検討していただけますでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) 自転車通行可という道路でもございます。本来自転車は、道交法の改正で車道というところもございますので、その辺その場所にそういうものが設置していいものかどうか、そういうのも確認をしながらということで、していきたいなというふうに、検討していきたいなというふうに思います。
○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) 先ほど町長の答弁で、いろいろ安全運転のいろんな講習をされているということでしたが、関連というか、平成27年6月に道交法が大きく変わりまして、自転車運転に対して大分罰則というか、そういった縛りが厳しくなっているのが今の現状です。自転車は道路交通法上、軽車両なので違反すると免許がなくても取り締まりの対象になる。しかも、14歳以上の危険な交通違反を繰り返す自転車運転者が違反をすれば、これは検挙の対象になるというものです。参考までにですが、安全運転義務違反として、信号無視、一時停止違反、道路の左側走行、携帯電話やイヤホンでの音楽を聞くなど、いわゆるながら運転等も含め14項目あります。大変厳しい法改正なんですが、これは町の取り組みとして14歳という、就学児童である14歳前後の子供たち、もしくは日常的に自転車を使う方々に対して、どのような指導、もしくは注意喚起がなされているのでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) 町の交通安全の推進大会、そういったところでも自転車安全利用の五則というようなことでそういった周知を徹底ということで、議員の皆様に周知をお願いしたり、あと富谷高校の話題が出ましたけれども、富谷高校のほうでもそういう自転車の安全教室をやっているという確認をとっておりますので、議員さんのほうからちょっと守らないと危ないというのをお聞きしましたので、さらに学校のほうにそういった機会を捉えていただいて、安全に走行するようにというふうな指導をしていただくようにしていきたいなというふうに思っております。
あと、小中学校のほうもしておりますし、成田と小学校、PTAのほうでそういう教室を一応行ったりというような地区もございますので、そういったところに協力をしながら、進めていきたいと、一応このように思っております。
○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) この法改正は、自転車事故が起こった場合に、たとえ成人でない子供であっても加害者になり得る、そのようなことであり、また違反者が未成年者の場合には、当然この親に対して、損害賠償請求が発生する。当然それに対応する保険等もあるんですけれども、なかなかそれが浸透されているようには、ちょっと私のほうにはそういうふうな把握はしておりません。
ですので、これは町の取り組みとして本当に継続的にここから先やっていかなければいけないことだと思うんですが、町長の見解を示してください。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 齊藤議員のご意見のとおりであります。これから自転車等やはり大事故につながる危険性が大変ありますので、その辺の小学校、中学校、またはその他関係地域におけるそういった啓蒙活動を含めて、指導に努めていきたいというふうに思います。
○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) あと通学指定道路のちょっと部分だったんですけれども、そういった交通弱者というか、これはちょっと一例なんですが、障がいのお子さんを連れて、その通学指定道路を歩きながら学校に行ったと。ただし、通学指定道路で定められているところに横断歩道がなかった。障がいを持っているお子さんのほうからの質問で、何でここに横断歩道がないのに歩いていいのと、そういった質問があったそうです。同行者というか、それはヘルパーさんの話だったんですけれども、そういったところでは通学指定道路であったり、そういった子供たちの安全を守るために指定されている路面に対して、横断歩道がすべからく整備されているのかどうかをお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
○危機管理室長(横田利雄君) ちょっと今回そういったお話初めて聞いたところでもありますので、学校教育課のほうの通学路、そういったところも確認しながら、本当に必要で設置していないものなのか、道路構造上、警察のほうでは必要としていないというふうな判断でしていないのか、その辺を確認をしていきたいと、一応このように思っています。
なお、後ほどその場所、もしあれであれば、教えていただければと思います。
○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) それでは、次に3番の街かどカフェの設置についてですけれども、私も介護事業者でもありますけれども、街かどカフェというのはいわゆる介護予防推進事業、地域包括ケアシステムの一部というか、中身の部分だと思うんですが、これは今後全ての町内会に整備する、配置するという予定なのでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) この事業は、町長が答弁でも申しましたとおり、地域で地域を支えるための仕組みというふうなところで、6期計画において計画したものでございます。その成果を踏まえて、支える仕組みとして街かどカフェのほうが有効だというふうな検証ができましたら、それは当然進めていくというふうなところで考えております。
○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) それでは、今現在予定されている3カ所の設置費用を教えてください。
○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) この事業は、どういうふうな形をもって、どこを場所として行っていくかというふうなところが決まってきまして、そこに予算がつくというふうに考えてございます。当初、空き家を利用してたりとかというところでの想定のもとで、町が出す役割、あるいは地域で運営を行う役割というところで、すみ分けをというふうなことを考えておりますが、その骨組みが決まっておりませんので、必然的に予算のほうも見えてこないところがありますので、その後というふうに考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) では、まだ決まっていないということであったんですが、基本的な管理主体はどこになるんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 管理と申しますのは、その場所というふうな意味でございましょうか。事業としては町の事業で、実際の運営主体を地域でというふうな方針でございます。
○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) なぜこのような質問をするかというと、平成26年に国は介護予防推進事業を構築しまして、1次予防事業とされる普及啓発、地域介護、予防活動の支援等、2次予防事業とされる運動や口腔の機能向上、栄養改善、認知機能の低下予防、その支援及び複合プログラムということで、介護予防事業というのはスタートしたわけですが、それに対して国が示した2次予防事業参加者数の目標というのが、高齢者人口の5%。ところが、実際の参加数は0.8%となっています。余りにもひどい結果で、これは成果を得られなかったといっても本当に過言ではない。自然増において参加増になったというふうにしか見ることができないような数字です。
街かどカフェ含む地域包括ケアシステム自体が、やっぱり枯渇している国の財政の中で、社会保障費をいかに軽減・削減して、またそういう苦肉の策であり、介護対象者を自助、共助の名のもとに、行政に託すと、そういった部分ではむろんその結果責任と、行政がどうしても負わなければいけなくなってしまう。そのような危険性が考えられます。
実際に、平成28年の1月21日に、宮城県の保健福祉部長寿社会政策課主催の町村議会議員講座の中でも、そういった取り組みのお話がされておりまして、ですからなおのこと今町に有効活用できるもの、例えばそれが公民館であったり、あとはそれこそ法律が変わって、空き家の有効利用という形もこれからつくれると思います。
先日、空き家を障がい者のグループホームにというようなすごいすばらしい意見が出ましたけれども、私はこの街かどカフェこそ、そういった町の有効利用、資産の有効利用をして、形成すべきものではないのかなと、私はそのように考えるのですが、担当課の見解をお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
○高齢者施策専門監(安積春美君) 当然拠点につきましては、今議員がおっしゃったように、社会資源を有効活用してというふうな考えでございます。社会資源の中には、当然空き家もありますし、公共の施設もあるというふうに考えてはございます。
○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) 4番もそれにつながってくる部分なんですけれども、実際に障がい者数というのが今小中学校の数、人数を示していただきましたけれども、どうしても介護と障がいのすごく大きな違いというのが、ライフスパンの部分なんですね。結局、高齢者の場合というのは、あと30年、40年、50年という先を考えると、なかなかこれは少ないことです。しかし、障がい児の場合には、それから10年、20年、30年、ともすると50年まで先を考えて、やっぱりいろいろなケアをしていかなければいけない。そういう中では、障がい者の高齢化というのが今大変問題になっています。
そういったところも踏まえて、ぜひこれから社会保障の制度がどうしても国から行政のほうに責任が回ってくるような形になりつつあるので、ぜひその辺も踏まえた町長の見解をお示しいただければと思います。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) ただいまの齊藤議員のご意見にありますように、やはり障がいをお持ちの方が特に高齢化が進んでいるという状況の中で、その親御さんの思いを考えると、その後に自立なりのところは大変不安を持たれている方が多いのも事実でございますので、そういった方々が安心して暮らせるような取り組みとして、ただいまいわゆるグループホームのショートステイの体験事業なども進めながら、施設の利用の促進等も含めて、これからも努めていきたいというふうに思います。
○議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。
○6番(齊藤秀行君) では、共生型福祉施設の件なんですけれども、実はちょっと先日初めて聞いた言葉がありまして、兄弟リスクというような言葉が今テレビで出ています。兄弟リスクというのは、だんだん少子高齢化でどんどん、例えば兄弟間であっても、兄弟間の中で老々介護のような関係性があったり、もしくは障がいを兄弟が持っている場合に、親にかわってその兄弟が面倒を見ていかなきゃいけない。ただ、当然兄弟というからには、年齢的にそんなに差がないところでもありまして、そういった方々がいろいろなサポートを受けながらでも、兄弟に直接迷惑をかけることなく、地域の中で住んでいきたい、そういった希望がこれからどんどんふえる。そのように私は考えております。
私も兄弟2人、7歳離れてはおりますが、そういった部分では結婚して子供もいればいいんですけれども、例えば子供がいなかったりした場合に、私の妻に先立たれたような場合に、自分で老後をじゃあ誰に見てもらったらいいんだろうと。子供がいない場合を想定したときには、やっぱりこれは怖くて怖くて、本当に大変なことであったり。
そういった部分も踏まえて、障がいを持つ、もしくは子供がいない、もしくは同じ介護をしてくれる老々介護者がいないという環境がこれからどんどんふえていくのではないかなと。
今回の質問については、全て生活弱者、交通弱者、高齢者、障がい者、子供たちにとってのやさしいまちとは何かという質問なんですが、そういったもろもろも含めて、最後に町長の思うやさしいまちというか、この町をどのような富谷市にしていきたいのか、そちらのほうを示していただき、質問を終えたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 住民の中には、ただいま議員のご意見にありましたように、いろいろな課題や不安を抱えている方々がたくさんいるわけでありまして、やはりそういった人たちの声、また先ほど来ご意見がありました声なき声も含めまして、そういった声に応えるべく、最大限努力していくのが我々行政の責任だというふうに思いますし、とにかく生涯安心して、誰もが安心して暮らせるまちの実現に向けて、これからも努力をしていきたいというふうに思います。
○議長(浅野幹雄君) これをもちまして、一般質問を終わります。
この際、午後1時まで休憩をいたします。
午前11時54分 休憩
午後 1時00分 再開
○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
日程第3 議案第7号 富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について
○議長(浅野幹雄君) 日程第3、議案第7号富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。都市計画課長。
○都市計画課長(伊藤 正君) よろしくお願いいたします。
それでは、議案第7号について、ご説明申し上げます。議案書18ページをお開き願います。
富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について、富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部を別紙のとおり改正するものでございます。
提案理由につきましては、高屋敷地区の土地区画整理事業に伴う基盤整備に合わせて、適正かつ合理的な土地利用を誘導し、良好な市街地形成と、維持を図るため、都市計画決定に合わせ所要の改正を行うものでございます。
議案書19ページをお願いいたします。
改正内容につきましては、新旧対照表でご説明申し上げます。
今回の改正は、高屋敷地区を追加するもので、改正後の欄をごらんいただきたいと思います。
まず、別表第1、第2条、適用区域関係でございますが、現行の明石台東地区整備計画区域の下に、高屋敷地区整備計画を追加し、区域として富谷字高屋敷同字日渡、同字北沢、同字南沢、同字源内の各一部を追加するものでございます。
ここで、高屋敷地区整備計画区域の位置や、概要につきましてご説明させていただきます。別添の議案第7号資料、富谷町高屋敷地区計画図をごらんください。
こちらの図面のほうに着色されている部分が、高屋敷地区整備計画の区域でございます。その範囲は、高屋敷土地区画整理事業の区域とほぼ一致しております。区域内は業務施設地区、工業A地区、工業B地区に区分されております。これらの地区は用途地域の区域とも一致しております。業務施設地区につきましては、設定されている用途は、準工業地域、工業A地区の用途地域は工業地域、工業B地区の用途地域は工業専用地域となっております。
それぞれの地区の土地利用方針といたしましては、業務施設地区は、国道の沿道土地利用と調和した軽工業及びその他産業の土地利用を図る区域、工業A地区につきましては、生産工場及びサービス向上などの土地利用を図る地区、工業B地区は生産工場及びその他関連施設等の土地利用を図る地区と位置づけ、それぞれの土地利用に応じた制限を設定しております。
議案書19ページにお戻り願います。
次に、別表第2、第4条建築物の用途の制限、第9条敷地面積の最低限度、第10条壁面の位置の制限、第13条敷地が地区整備計画区域の内外にわたる場合の措置について、ご説明いたします。
現行の明石台東地区整備計画の区域の下に、高屋敷地区整備計画を区域を追加し、(1)地区の名称の欄には19ページでは業務施設地区を、20ページでは工業A地区、22ページでは工業B地区をそれぞれ追加するものでございます。
それぞれの地区には、(2)建築してはならない建築物の欄に先ほど申し上げました土地利用の方針を実現するために、建築を制限する建築物を追加いたします。(3)の建築物の敷地面積の最低限度の欄には、敷地の細分化を防止するため、5,000平米をそれぞれ追加するものでございます。
次に、別表第7、第15条、公益上必要な建築物の特例につきまして、ご説明いたします。別表第7につきましても、別表第2と同様に現行の明石台東地区整備計画区域の下に、高屋敷地区整備計画区域を追加し、(1)の欄には地区の名称として、業務施設地区、工業A地区、工業B地区を追加するものでございます。それぞれの地区には、(2)建築物の欄には、適用除外とする施設を、(3)適用しない規定の欄には適用除外とする規定をそれぞれ追加するものでございます。
ちなみに、(2)建築物の欄に記載しております例第130条の4に規定する公益上必要な建築物とは、主なものとして郵便局や地方公共団体の建築物、公衆便所やバス停留所の上屋、その他となっております。
また、(3)適用しない規定の欄に記載してあります第9条とは、当該条例の第19条、敷地面積の最低限度を示しております。このことから、高屋敷地区に公益上必要な建築物を建築する場合には、別表第2で定める建築物の敷地面積の最低限度5,000平米の規定は、適用しないこととなるものでございます。
最後に附則といたしまして、この条例は、公布の日から施行するものでございます。
以上、ご承認いただきますようお願い申し上げます。
○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第7号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第4 議案第8号 富谷町奨学金貸付条例の一部改正について
○議長(浅野幹雄君) 日程第4、議案第8号富谷町奨学金貸付条例の一部改正についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) それでは、よろしくお願いいたします。
議案第8号についてご説明申し上げます。
議案書の24ページをごらん願います。
富谷町奨学金貸付条例の一部改正について、富谷町奨学金貸付条例昭和38年富谷町条例第7号の一部を別紙のとおり改定するものでございます。
提案理由といたしましては、誰もが学ぶ機会を公平に得られるようにするため、所要の改正を行うものでございます。
主な内容といたしましては、貸し付けの要件として設けておりました学業と身体にかかわる要件を削除し、それに伴い所要の改定をするものでございます。
それでは、内容につきまして、新旧対照表でご説明申し上げます。次のページをお願いいたします。
初めに、第1条につきましては、誰もが学ぶ機会を公平に得られるようにするため、現行第1条の下線部を削除し、この条例は富谷町出身の学生及び生徒であって、経済的理由により就学困難な者に対して、学費を貸し付け、もって有能な人材を育成することを目的とするとするものでございます。
次に、第4条第2号についてでございます。現行第2号の下線部から、学業成績及び身体に関する要件を削除し、思想がかたく、意欲がある者と変更するものでございます。
次に、奨学金貸付条例等の停止について、第10条についてでございます。こちらは、改正第4号第5号は、第4条の改定に伴い、それぞれ下線部分を削除し、やむを得ない事由等により、就学を継続する見込みがなくなったと認められるとき、素行が不良になったときと改めるものでございます。
次のページをお願いいたします。
第2条につきましては、第3号として失業または非正規雇用によって償還が困難になったときを追加しております。これにつきましては、これまでも申し出等があった場合には、その都度対応しておりましたが、今回の改定に伴い、明文化したものでございます。また、第3号を追加したことにより、現行第3号を第4号と変更しております。
なお、附則といたしまして、この条例は平成29年4月1日から施行する。ただし、第12条の改正規定は、公布の日から施行するもの、この条例による改正後の富谷町奨学金貸付条例、以下新条例による奨学金の貸し付けの申請、その他の準備行為は新条例の施行前において行うことができるものとしております。
説明は、以上となります。ご承認いただきますようお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。16番出川博一君。
〇16番(出川博一君) それで、この附則の中で施行期日、第12条の改正規定は公布の日から施行するとあるんですけれども、この公布の日はいつかという点1つ。
それから、あと2つございまして、その時点での該当者は何人いるのか。
それから、この第12条償還の猶予、これについて期限があるのか、期限がない場合に、どのようにして猶予に該当するということを確認するのか、この3点について、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) まず1点目の公布の日ということですので、本日議決をいただけましたら、本日をもってということになります。
それから、2点目でございます。少し古い資料になってしまいますが、対象となる人数につきまして、27年9月28日現在で調べましたところ、滞納者46名のうち、無職あるいはアルバイト等をされている方というところで、こちらでは18名ほど把握をしております。
3点目です。猶予期間についてですが、こちらにつきましては、要綱で最大10年というふうに設けておりますので、そのような対応となります。
以上でございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
〇16番(出川博一君) 今時点で該当する人が18名が見込まれるということなんですけれども、この方たちの期間的な猶予期間というのは、現状どのような形になっているか、その点お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) 現状につきましては、毎年滞納者につきましては、はがきの送付、あるいは訪問等で確認をしておりまして、その都度更新しているような状況ですので、現在何年間対応しますというような申し出はないところですので、今後本人と面談等しながら、確認をしてまいりたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
〇16番(出川博一君) この非正規雇用の件で言えば、かなり長い期間その可能性があるんですけれども、例えば10年の期限になった段階で、その後返済6年ということなんでしょうけれども、その間はずっと請求し続けていく、状況によって免除するとか、そういう考えというのはどうなんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) 免除につきましては、別に規定を設けておりまして、身体、病気等で返済できなくなったとき等ありますので、この場合の就業につく部分については、確認をしながら、免除ではなく返していただくような形で対応していきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。8番佐藤聖子君。
〇8番(佐藤聖子君) 25ページです。4条の思想がかたいこととありますが、これをもう少し平易な言葉に改めることは考えなかったか、お尋ねいたします。
そしてまた、償還の猶予ですが、これについては今は申し出ということになっています。やはり申し出が必要になって要綱に定めたとおり、実施するということで進んでいくんだとは思いますが、今の期間で返済するのが大変だという声がありまして、その返済の期間を長くするということは、このときあわせて考えなかったのか。今後どうする、どのようにしていくのか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) まず1点目、文言の整理についてですが、こちらも検討はしておりますが、なかなか適当な言葉がないということで、強く意志を持った方というような意味合いで、これをそのまま残しております。
それから、2点目ですが、猶予期間につきましては、今回はまず利用していただく方に対して、門戸を広げるという点で、条例の改正を行っておりまして、済みません、返納の期間についてはまた今後の課題とさせていただきます。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
〇8番(佐藤聖子君) この条例の一部改正ですが、非常に望んでいたものが条例化されて、うれしい思いですが、これを皆さんにお知らせすることが大事だと思います。ぜひ、広報などで取り上げて、広く周知するようにしてほしいと思いますが、その対応はどのようにしますか。
○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) 今ご指摘いただいたように、広く広報すること、それから今年度は高校生の利用者はいなかったわけですが、中学校等にも周知をして、より利用しやすい環境をつくっていきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第8号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第5 議案第15号 市制施行に伴う字の名称の変更について
○議長(浅野幹雄君) 日程第5、議案第15号市制施行に伴う字の名称の変更についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。市制移行・地方創生推進室長。
〇市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) それでは、議案第15号について、ご説明いたします。よろしくお願いいたします。
議案書の27ページをごらんください。
議案第15号市制施行に伴う字の名称の変更につきまして、地方自治法第260条第1項の規定により、本町の区域内の字の名称を別紙のとおり変更するものでございます。
市制施行に伴う字の名称の変更議案につきましては、さきの第1回定例議会におきまして、議決をいただいたところですが、議案書記載内容に一部誤りがありましたので、おわびをし、その部分について改めて議決をお願いするものでございます。
具体的な内容といたしまして、28ページの変更調書をごらんください。
変更前の字名、西成田字山ノ神につきまして、さきの第1回定例議会の議案書では、小字である山ノ神について、山と神の文字の間に片仮名のノの記載がありましたが、正しくは今回変更調書の記載のとおり、片仮名のノの文字がないのが正しい記載でありましたので、改めて議決をお願いするものであります。
変更内容につきましては、第1回定例議会でもご説明いたしましたが、市制施行を機会に変更調書記載のとおり、字の文字を除くものでございます。
以上、ご承認いただきますようよろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第15号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第6 議案第16号 富谷町道路線の廃止について
○議長(浅野幹雄君) 日程第6、議案第16号富谷町道路線の廃止についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。都市整備課長。
〇都市整備課長(齋藤英夫君) それでは、よろしくお願いします。
議案第16号富谷町道路線の廃止について、道路法第10条第3項の規定により、町道路線を別紙のとおり廃止するものでございます。
提案理由としまして、町道穀田三ノ関線の整備促進及び町道郷田線の整備事業による路線再編に伴い、町道路線の廃止を行うものでございます。
次のページをお願いします。
路線番号694、穀田三ノ関線、起点富谷町富谷字清水仲117番1地先。終点富谷町富谷字坂増田30番地先。
路線番号32、郷田線、起点富谷町西成田字郷田1番3地先。終点富谷町西成田字山神1番1地先。
以上の2路線を廃止するものでございます。
よろしくお願いします。
○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第16号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第7 議案第17号 富谷町道路線の認定について
○議長(浅野幹雄君) 日程第7、議案第17号富谷町道路線の認定についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。都市整備課長。
〇都市整備課長(齋藤英夫君) それでは、31ページをお願いします。
議案第17号富谷町道路線の認定について、道路法第8条第2項の規定により、町道路線を別紙のとおり認定するものでございます。
提案理由としましては、町道穀田三ノ関線の整備促進及び町道郷田線の整備事業による路線再編に伴い、町道路線の認定を行うものでございます。
次のページをお願いします。
路線番号694、穀田三ノ関線、起点富谷町富谷字清水仲117番1地先。終点富谷町三ノ関字坂下124番6地先。
路線番号32、郷田線、起点富谷町西成田字郷田1番1地先。終点富谷町西成田字山神1番1地先。
以上の2路線を認定するものです。
よろしくお願いします。
○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第17号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第8 承認第1号 専決処分の承認を求めることについて(富谷町税条例等の一部を改正する条例)
○議長(浅野幹雄君) 日程第8、承認第1号専決処分の承認を求めることについて(富谷町税条例等の一部を改正する条例)を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。税務課長。
○税務課長(吉田尚樹君) それでは、承認第1号につきまして、ご説明申し上げます。
議案書の37ページをお開き願います。
専決処分の承認を求めるものでございまして、富谷町税条例等の一部を改正する条例について、地方自治法第179条第1項の規定により別紙のとおり専決処分したので、同条第3項の規定により報告し、承認を求めるものでございます。
提案理由につきましては、議会を招集する時間的余裕がなかったため、平成28年3月31日専決処分いたしましたので、承認をお願いするものでございます。
今回の改正につきましては、平成28年3月31日地方税法等の一部を改正する法律が公布がされたことに伴いまして、富谷町税条例の所要の改正を行ったものでございます。
それでは、新旧対照表によりご説明させていただきます。
39ページをお開き願います。
初めに、主な改正につきまして、ご説明させていただきます。4点ほどございます。
まず1点目、従来の軽自動車税が種別割と改正されまして、新たに環境性能割が創設されたことに伴います改正が1つ、2つ目といたしまして、法人町民税の法人税割の税率の引き下げ、3つ目といたしまして、延滞金計算の除算期間等の見直しについて、4つ目といたしまして、特定一般用医薬品等購入費用を支払った場合の医療費控除の特例の創設によるものが主な内容となってございます。
それでは、第1条でございますけれども、富谷町税条例の一部を次のように改正するもので、これは平成28年度の税制改正によるものとなってございます。
本条例の施行期日につきましては、74ページのほうに附則といたしまして、平成28年4月1日としてございますが、ただし書きで施行期日を別に定めているものが数多くございますので、平成28年4月1日施行日以外の部分については説明の中で申し上げさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
それでは、新旧対照表の中の第18条の3について、こちらは納税証明事項の規定でございます。軽自動車税の環境性能割の創設に伴いまして、従来の軽自動車税が種別割となることによる改正でございます。施行期日は、平成29年4月1日となります。
次に、第19条でございますが、こちらは延滞金の規定でございまして、第81条の6、第1項の追加につきましては、環境性能割の申告納付が新設されたことによるものであり、40ページをお開きください。
第2号から次のページ、41ページの第6号まで、関連の改正となってございます。施行期日は、平成29年4月1日となります。
次に、第34条の4でございますが、法人町民税の税率の引き下げの改正でございます。100分の6とするものでございます。施行期日は平成29年4月1日となります。引き下げの理由につきましては、この引き下げ見合い分が、今後国が地方法人税として徴収し、国はこの財源を地方交付税の原資として、地方へ配分することで、都市部への法人町民税の集中を避ける施策でございます。
次に、第43条でございますが、こちらは個人町民税の延滞金の規定でございまして、43ページをごらん願います。
第4項を追加するものでございまして、追加の理由でございますが、延滞金の計算期間につきましては、納期限から納付されるまでの期間で計算されますが、延滞金の計算期間につきまして、平成26年の12月、最高裁の判決を受けまして、計算期間の見直しが行われました。これに基づきまして、控除する期間が新たに定められたものとなってございます。施行期日につきましては、平成29年1月1日となります。
同様の理由によりまして、45ページになりますが、第5項、それから48ページになりますけれども、第4項、これも同様の理由で追加をさせていただいております。
次に、49ページの下段をごらんください。第51条ですけれども、町民税の減免の規定でございます。次ページの上段第1号になりますが、こちらにつきましては、個人番号利用手続の一部見直しについて、国からの通知によりまして、減免申請において個人番号、いわゆるマイナンバーの記載を不要とする改正となってございます。
次に、第56条及び51ページの下段の部分になりますけれども、第59条、こちらにつきましては、固定資産税の非課税に関する規定でございまして、地方税法の改正により、独立行政法人労働者健康福祉機構が、統合再編されまして、労働者健康安全機構と名前が変更されたことによります改正となってございます。
次に、52ページをごらん願います。
第71条第2項ですが、こちらは固定資産税の減免の申請において、個人番号の記載を不要とする改正となってございます。
続きまして、第80条から64ページの第91条まで続くんでございますが、こちらは軽自動車税に関する改正であります。施行期日につきましては、平成29年4月1日となりますけれども、これまでと大きく変わりますので、概要の説明をさせていただきたいと思います。
従来の軽自動車税が種別割として課税することになり、税率は今までと同様の税率を使うことになります。そのほか、新たに環境性能割が創設されました。これは、自動車取得税廃止等に伴い創設されたものであり、対象は3輪以上の軽自動車が該当します。
よって、3輪以上のものにつきましては、従来の軽自動車にかわる種別割と環境性能割、この2つが課されることになります。環境性能割につきましては、燃費基準に応じた税率が適用され、当分の間、県が賦課徴収し、全額町に納付されることとなっておりまして、納付された税額の5%を県に対しまして、徴収取扱費として支払うことになるものでございます。
創設された環境性能割の税率ですが、55ページをごらん願いたいと思います。第81条の4でございますけれども、第1号税率100分の1とするもので、こちらの対象は平成32年燃費基準等をクリアしたものが、こちらに該当し、第2号は100分の2とするもので、対象は平成27年燃費基準プラス10%をクリアしたもの、第3号につきましては、それ以外のものということで、100分の3が課されることになります。これらの車種が対象となります。
以下、62ページの第91条までがこの種別割、環境性能割に関する軽自動車関連の改正となってございます。
次に、64ページをごらん願います。
139条の3、第2項ですが、こちら特別土地保有税の減免申請において個人番号の記載を不要とする改正でございます。
続きまして、附則の説明をさせていただきます。
附則第6条、こちらにつきましては、特定医薬品等購入を支払った場合の医療費控除の特例でございまして、条件は幾つかございますが、疾病予防のための一般医薬品、いわゆる市販薬等も対象になるもので、平成30年度から34年度までの間、所得控除の対象とするものとなってございます。
次に、65ページをごらん願います。
第10条の2関係でございますが、こちらにつきましては、地方税法附則で規定されていた固定資産税特例割合について、条例で定めることと規定されたもので、第4項から次のページの第18項まで、これが国の特例割を参酌し、定めたものでございまして、我が町特例に関する規定となってございます。
次に、第10条の3、第8項第5号でございますが、こちらは新築住宅等に対する固定資産税の減免の申請に当たり、熱損失防止改修工事、いわゆる省エネ改修を行った住宅に係る固定資産税の減免措置を受ける場合、国等から交付される補助金等についての書類を提出する旨規定されたものでございます。
次に、第15条の2から70ページまでにつきましては、先ほど説明いたしました軽自動車税の関係の改正となってございます。こちらの主な内容は、当分の間、県知事が賦課徴収を行うことなどを規定しているものでございます。施行期日は、平成29年4月1日となります。
続きまして、70ページの中段、条例改正の第2条についてご説明申し上げます。こちらにつきましては、平成26年度に条例改正した内容でございます。今回の28年度の改正内容に合わせるための改正であり、こちらも軽自動車税の環境性能割創設等に伴う改正となってございます。
次に、71ページの下段、条例改正第3条についてご説明申し上げます。
こちらは、平成27年度に条例改正した町たばこ税に関する経過措置でございます。こちらも平成27年度地方税の法施行規則の改正で、様式等が明確化されたことに伴います改正でございます。その改正が74ページまでとなってございます。
次に、74ページの下段の附則関係でございますけれども、附則につきましては、冒頭申し上げましたとおり、施行期日について条文の中で説明をさせていただきました。原則といたしまして、附則については施行期日を定めたものでありますが、施行期日前の部分については、従前の例によるという定め方をしております。こちらにつきましては、重複いたしますので、説明は省略させていただきたいと思います。
以上で説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第1号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり承認されました。
日程第9 承認第2号 専決処分の承認を求めることについて(富谷町国民健康保険税条例等の一部を改正する条例)
○議長(浅野幹雄君) 日程第9、承認第2号専決処分の承認を求めることについて(富谷町国民健康保険税条例等の一部を改正する条例)を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。税務課長。
○税務課長(吉田尚樹君) それでは、承認第2号について、ご説明申し上げます。議案書の78ページをお開き願います。
専決処分の承認を求めるものでございまして、富谷町国民健康保険税条例等の一部を改正する条例について、地方自治法第179条第1項の規定により別紙のとおり専決処分したので、同条第3項の規定により報告し、承認を求めるものでございます。
専決処分の理由といたしましては、議会を招集する時間的余裕がなかったため平成28年3月31日専決処分いたしましたので、承認をお願いするものでございます。
今回の改正は、平成28年3月31日、地方税法等の一部を改正する法律が公布されたことに伴い、所要の改正を行ったものでございます。
主な内容といたしましては、1つ目といたしまして、限度額の改正、2つ目といたしまして、低所得者に係る5割、2割軽減対象世帯の拡大となってございます。
それでは、新旧対照表により説明させていただきます。
まず、新旧対照表第2条でございますが、国民健康保険税の課税限度額の改正であり、高齢化の進展等により、医療給付費が増加する一方で、被保険者の所得が伸びていない状況により、引き上げとなるものでございます。
第2項が医療給付分に係る限度額でございまして、54万円とするもの、第3項は後期高齢者支援金分について、限度額19万円とするものでございます。介護分も含めた合計での限度額は89万円となり、トータルで4万円の引き上げとなるものでございます。
続きまして、第23条関係でございますけれども、国民健康保険税の減額についての改正でございます。5割軽減世帯及び2割軽減世帯の拡大でございまして、第1項は限度額引き上げによる改正となってございます。81ページのほうになりますが、第2号につきましては、5割軽減世帯の所得判定であり、加入者1人当たり26万5,000円加算する改正で、5,000円の拡大となってございます。
続きまして、第3号、こちらは2割軽減世帯の所得判定でございまして、加入者1人当たり48万円を加算する改正で、1万円の拡大となってございます。
次に、附則の説明になります。第1項につきましては、施行期日28年4月1日とするものでございまして、次のページ第2項では、それ以前のものについては従前の例によるものを規定するものでございます。
以上です。よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。8番佐藤聖子君。
〇8番(佐藤聖子君) 国は、限度額の引き上げの理由をどのように説明しているのか、再度お願いしたいと思います。
また、限度額の確認ですが、医療分が52万円が54万円、支援分が17万円が19万円と、介護については変更なしだと思いますが、全体で89万円になったということで、85万円が89万円になったということでいいのか、お尋ねします。
限度額の対象者数ですが、人数ではどの程度でしょうか。そして、引き上げによって、保険料として納税される、納税してもらうことになる金額は幾らなのか、お願いいたします。
昨年度との比較で、限度額、対象世帯、この人たちが経済状態などで大きく変化しているということはあるのでしょうか。そういう世帯は何世帯になるということを把握しているのか、お尋ねします。その方々というのは、何かしらの理由で経済的に好転したということが認められるのか、この点についてはどうでしょうか。お尋ねします。
この限度額の引き上げですが、4月1日から施行しなければならないということで、時間的な余裕がなかったということで、専決になっているわけですが、この専決をしなかった場合、制裁措置というのはあるのでしょうか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 税務課長。
○税務課長(吉田尚樹君) まず今回の改正についての周知につきましては、納税通知書の発送の際に、引き上げ等についてのご紹介をさせていただいているような状況でございます。限度額の引き上げの額につきましては、89万円ということで、4万円の引き上げとなります。
また、対象世帯ということですが、まず今回の限度額の引き上げによりまして、対象となる世帯は72世帯となってございます。試算上この方々たちに負担いただく増額分、約250万円と試算をしてございます。基本的には所得が大きく変わった場合には、前年度から2分の1以下に所得が減った場合等についての減免対応はあるんですけれども、そもそも所得が高い人についてはそこに該当する方はほとんどないというふうな認識を持ってございます。
あと、それから専決を処分しなかった場合の何らかの制裁というお話ですけれども、こちらにつきましては、限度額を引き上げして、国保財政の安定化を図るということが目的とされております。もし引き上げをしなかった場合、国からの交付金に影響が出て、町に入る交付金が少なくなるというような形は、考えられます。
以上です。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
〇8番(佐藤聖子君) 先ほど経済的な一番最初のところですね、経済的な状況が余り芳しくないけれども、医療費がかさむので、今回このような引き上げをしますというような説明があったわけです。そうしますと、今72世帯が対象になっていますが、その方々も同様のことがあるということができるのでしょうか。
そして、安定化を図るということからすると、交付金が削減されるかもしれないというような答弁がありましたが、これについては現在今までのところ、限度額をそのまま引き上げているわけですが、どれくらいの交付金の削減みたいなのが予想されるのでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 税務課長。
○税務課長(吉田尚樹君) 経済的な状況ということでございますけれども、今まだ確定はしておりませんが、27年度、26年度の実績ベースで世帯の所得が159万円、今現時点で27年度で157万円ということで、やはり所得自体は伸びていないというところがあります。当然所得の高い人にも影響があるんですけれども、ただその負担割合ということで、高所得者の方に負担を求めるというような政策の一環ということで理解をしてございます。
あと、さっき交付金に対する影響額ということなんですが、先ほど申し上げましたとおり、72世帯でこの限度額を引き上げることによって、約250万円ほどの増収を見込むわけですので、これが交付金から丸々削られるというような考え方を持ってございます。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
〇8番(佐藤聖子君) そうしますと、250万円ですが、これを今基金が13億円になろうという説明がありましたけれども、ここから出して、引き上げないということも可能だったということが言えますか。
○議長(浅野幹雄君) 税務課長。
○税務課長(吉田尚樹君) こちらにつきましては、地方税法の改正によります改正ということで、条例の改正を行っております。基金については、通常財源調整のための基金ということで、当然法律上定められたものは、条例でもきちんと整備していく必要があるというふうな認識を持ってございます。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
これより討論を行います。
まず、原案に反対者の発言を許します。8番佐藤聖子君。
〇8番(佐藤聖子君) 私は、今議題になっています承認第2号専決処分の承認を求めることについて、富谷町国民健康保険税条例の一部を改正する条例について反対をします。以下、理由を述べます。
この条例改定は、国民健康保険税の限度額を医療分と後期高齢者医療支援分、それぞれ2万円引き上げるものです。これによって国保の医療分は52万円が54万円に、後期高齢者医療支援分が17万円から19万円になります。介護納付分は14万円で変更ありませんが、これで85万円が89万円の限度額になることになってしまいます。
限度額は、平成14年度は60万円でした。しかし、それがその後毎年度のように引き上げられて、今回は89万円にもなってしまいました。この間、限度額納税の対象世帯は、何かしらの理由で経済的に好転した世帯でしょうか。安倍内閣の経済政策で恩恵を受けている世帯でしょうか。
しかし、先ほどの答弁からは、平均の所得は下がっているということがありました。認められないということなのです。それなのに、時間的余裕がなかったからという理由で、そしてまた条例を改正しなければならない、その理由で限度額の引き上げが専決で実施されてしまいました。
国民健康保険制度は、国庫負担がなければ運営できないものです。国民健康保険会計は、もともと保険料の負担で賄う制度設計ではなく、国庫負担金が入っています。当初国庫負担金は、医療費の45%でしたが、さまざまな改定といいますか、改悪によって現在はそれが下がってきているというのが現状です。さらに、保険給付費の増大に合わせて、限度額を引き上げることは、国保全体の引き上げにもつながっていく、国保税全体の引き上げにもつながっていくものと考えます。
限度額引き上げで、国保税として納税される額は、250万円と試算されていることがわかりました。これを実施しなかった場合に、交付金が差し引きされるかもしれないということがありましたが、しかし今まで以上に限度額を引き上げて、負担を強いるべきではなかったと考えます。町の裁量で高負担を回避することができたはずだと考えています。国民健康保険会計の健全性からすれば、国庫負担金をもとの割合まで戻す、増額することで納税しやすい環境にしていくことのほうがあるべき姿です。
町は、国保加入世帯に対して、痛みを押しつけるのではなく、政府に対して国民を守れ、健康と医療を守れと言うべきだということを述べて、反対します。
○議長(浅野幹雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。13番浅野直子君。
〇13番(浅野直子君) 私は、富谷町国民保険税条例の一部を改正する条例の専決処分の承認を求めることについて、賛成するものです。
その理由として、今回の改正は平成28年3月31日付で、地方税法施行令の一部を改正する政令が公布されたことによる条例の改正です。この改正によって、国保税の基礎課税額が医療給付分で52万円が54万円に、後期高齢者支援金分など17万円から19万円に課税限度額が引き上げられます。先ほどの答弁で4万円ということになりましたけれども、しかしながら、国民健康保険税全体で考えれば、加入者の被保険者間の公平の確保、また特に5割及び2割軽減世帯の拡大となっています。このことは、評価するところでございます。低所得者層への保険税負担分の軽減を図る内容であって、改正の背景には高齢化が進む中で医療給付費が増加する一方で、被保険者の所得が伸びていない状況によるところもあって、今後の国保財政を支えるために必要な改正です。
また、富谷町においては、今般の社会環境により、国保加入の脱退等の変動も要因としてあります。平成26年度改正から今回またさらに国保税の見直しを行い、国保税の引き下げが上程されたことは評価するところです。一部条例改正については、安定的な財政運営を求めることに寄与するものです。
今後も、住民の福祉向上に向けて、さらなる努力を重ねられることを求め、賛成いたします。
○議長(浅野幹雄君) ただいまの討論の中で、最初に国民保険税とありましたが、国民健康保険税ですね。訂正します。
〇13番(浅野直子君) 訂正いたします。
国民健康保険税と訂正させてください。
○議長(浅野幹雄君) ほかに討論はありませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより承認第2号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(浅野幹雄君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり承認することに決定いたしました。
この際、午後2時まで休憩をいたします。
午後1時50分 休憩
午後2時00分 再開
○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
先ほどの議案の審査の中で、議案第8号富谷町奨学金貸付条例の一部改正についての公布日の訂正がありますので、これを許可します。学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) 先ほど私のほうでこの条例について、公布日を本日というようなことを申し上げましたが、あす以降の早い段階でというふうに訂正をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
日程第10 承認第3号 専決処分の承認を求めることについて(平成27年度富谷町一般会計補正予算(第10号))
○議長(浅野幹雄君) 日程第10、承認第3号専決処分の承認を求めることについて(平成27年度富谷町一般会計補正予算(第10号))を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
○財政課長(西山高広君) それでは、承認第3号について、ご説明申し上げます。
議案書の83ページをお開き願います。
平成27年度富谷町一般会計補正予算(第10号)について、専決処分の承認を求めるものでございます。
地方自治法第179条第1項の規定により別冊のとおり専決処分したので、同条第3項の規定によりこれを報告し、承認を求めるものでございます。
理由といたしましては、議会を招集する時間的余裕がなかったため専決処分したので、その承認を求めるものでございます。
それでは、別冊の平成27年度の補正予算に関する説明書、こちらの4ページをお願いいたします。
平成27年度富谷町の一般会計の補正予算(第10号)は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ1億1,717万7,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ128億3,383万8,000円とするものでございます。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
第2条、繰越明許費の追加は、第2表繰越明許費補正によるものでございます。
第3条、地方債の変更は、「第3表 地方債補正」によるものでございます。
初めに、第2条、第3条関係についてご説明いたします。
8ページをお開き願います。
第2表繰越明許費補正でございます。8款2項道路橋梁費でございますが、町道深苗代線道路改良工事につきまして、年度内に土地売買契約が完了いたしましたが、所有権移転登記に時間を要したため、繰り越ししたものでございます。
9ページをお開き願います。
次に、第3表地方債補正でございます。今回の補正といたしましては、起債の目的として現年補助災害復旧事業債でございます。事業費の確定と補助割合の変更によりまして、限度額を3,540万円から2,830万円に変更したものでございます。
19、20ページのほうをお願いいたします。
初めに、今回の補正の内容でございますが、各種交付金の交付決定に伴う歳入の補正と、それに伴う歳出の補正、事務事業の確定に伴う補正が主な内容となっております。
それでは、歳入についてご説明申し上げます。
2款地方譲与税から8款自動車取得税交付金までは、年度末に県から交付決定を受け、交付額が確定したものでございます。
次に、10款1項地方交付税につきましては、3億4,798万円を追加するもので、特別交付税の交付決定を受け追加するものでございます。
21、22ページをお開き願います。
11款1項交通安全対策特別交付金につきましては、51万3,000円を追加するもので、交付決定によるものでございます。
次に、12款1項負担金につきましては、1,526万8,000円を減額するもので、2目民生費負担金と4目教育費負担金につきましては、説明欄にあります保育料等の実績による減でございます。
次に、13款2項手数料でございますが、4万4,000円を減額するもので、犬登録等手数料の実績による減でございます。
次に、14款1項国庫負担金から、ページをめくっていただきまして、29、30ページをお願いいたします。上から2段目でございます。15款4項県貸付金まで、こちらにつきましては、節及び説明欄にあります各種事業の実績に伴う補助金等の増減でございます。
次に、16款1項財産運用収入につきましては、2万7,000円を減額するもので、各種基金の利子分でございます。
次に、16款2項財産売払収入につきましては、3万8,000円を追加するもので、大清水地内の町道の一部を払い下げしたものでございます。
次に、17款1項寄附金につきましては、76万7,000円を追加するもので、一般寄附金の実績でございます。
次に、18款2項基金繰入金につきましては、4億8,731万円を減額するもので、27年度の財政調整基金の繰り入れをゼロにしたものでございます。なお、財政調整基金の5月末の現在高につきましては、39億3,532万3,000円となってございます。
次に、20款3項貸付金元利収入につきましては、60万円を追加するもので、災害援護資金貸付金の繰上償還により追加したものでございます。
次に、20款4項雑入につきましては、3万3,000円を減額するもので、公衆電話使用料等の実績による減でございます。
31、32ページをお開き願います。
21款1項町債につきましては、第2表の地方債補正で説明した内容による減でございます。
歳入につきましては以上でございます。
次に、歳出についてご説明申し上げます。
33、34ページをお開き願います。
歳出の予算につきましては、事業費の確定と補助金等の確定に伴う財源更正が主な内容となっております。説明に当たりましては、補正額がゼロとなっている部分、財源更正以外について説明させていただきます。
2款1項1目一般管理費につきましては、3,756万3,000円を減額するもので、26年度末退職者に係る特別負担金が見込みよりも少なかったというものでございます。5目財産管理費につきましては895万9,000円を減額するもので、執行残でございます。6目企画費につきましては、559万3,000円を減額するもので、13節委託料のうち、国土利用計画策定事業につきましては、県と調整の上、次年度以降に実施するものとして減額しております。7目情報化推進費につきましては、794万円を減額するもので、実績に基づく減でございます。14目から19目にかけましては、各種基金利子の確定分でございます。次に、17目ユーマイタウン施設整備基金費につきましては今後の施設整備の財源とするために、利子のほかに2億5,804万4,000円を積み増ししております。これによりまして5月末の残高につきましては、18億452万9,000円となってございます。
次に、2款2項2目賦課徴収費につきましては、100万円を減額するもので、国土調査の修正がなかったというふうなことでの減でございます。
35、36ページをお開き願います。
2款3項1目戸籍住民基本台帳費につきましては、1,188万1,000円を減額するもので、マイナンバー施行に伴う通知カードと事務委任交付金の確定による減でございます。
次に、3款1項1目社会福祉総務費につきましては、民生委員推薦等の事務に係る執行残でございます。3目障害者福祉費につきましては、1,128万5,000円を減額するもので、説明欄にあります事務事業の実績による減でございます。
37、38ページをお開き願います。
3款1項4目医療助成費につきましては、270万円を減額するもので、心身障がい者医療費助成の執行残でございます。7目子供医療助成費につきましては、570万円を減額するもので、こちらも執行残によるものでございます。8目国民健康保険事業費につきましては、262万1,000円を減額するもので、国保特別会計の補正に伴う繰出金の減でございます。
次に、3款2項1目児童福祉総務費につきましては、実績により4,485万2,000円を減額するもので、説明欄にあります認可外保育所運営費補助事業で1,785万2,000円の減、家庭的保育事業で1,100万円の減、放課後児童クラブ運営事業で1,600万円の減となっております。4目保育所費につきましては、1,500万円を減額するもので、給食の賄い材料費と保育士の不足補充に備えた人材派遣手数料の減となっております。6目子育て世帯臨時特例給付金支給事業費につきましては、479万5,000円を減額するもので、事業費の確定による減でございます。
39、40ページをお開き願います。
3款3項1目老人福祉費につきましては、16万8,000円を減額するもので、利用実績による補助金の減と、介護特別会計の補正に伴う繰出金の減でございます。3目長寿社会福祉基金費につきましては、基金利子の確定による追加でございます。4目後期高齢者医療制度費につきましては、4万6,000円を減額するもので、後期高齢者医療特別会計の補正に伴う繰出金の減でございます。
次に、3款4項1目災害救助費につきましては、500万円を減額するもので、災害援護資金の貸し付け実績による減でございます。
次に、4款1項2目予防費につきましては、531万4,000円を減額するもので、住民健診に係る執行残でございます。3目環境衛生費につきましては、424万3,000円を減額するもので、こちらは合併処理浄化槽の設置実績による減、それから循環型社会形成推進交付金の収入超過分を国のほうへ返納するために39万6,000円を追加するものでございます。5目母子保健費につきましては、1,299万円を減額するもので、妊婦健診と予防接種の実績による減でございます。
次に、4款2項2目ごみ処理費につきましては、5,200万円を減額するもので、仙台市へのごみ委託単価の減と、処理量の減によるものでございます。
41、42ページをお願いいたします。
4款3項1目上水道費につきましては、192万2,000円を減額するもので、年度末のシステム移設費等に係る確定分の減でございます。
次に、6款1項5目農地費につきましては、300万円を減額するもので、主に農業施設の維持管理に要する原材料の実績による減でございます。
次に、7款1項2目商工振興費につきましては、3,646万7,000円を減額するもので、企業立地促進奨励金と雇用促進奨励金の実績による減、それから国際スイーツフェア関連経費といたしまして、そのうち地方創生加速化交付金の対象外となった部分の減でございます。
次に、8款2項2目道路維持費、それから次のページお願いいたします。5目道路改良費につきましては、説明欄にあります事務事業の執行残でございます。
次に、8款4項2目公園費につきましては、110万円を減額するもので、一般公園の維持管理に要する修繕料の執行残でございます。
次に、9款1項1目常備消防費につきましては、311万7,000円を減額するもので、こちらは黒川行政事務組合に対する負担金の確定による減でございます。
次に、10款1項2目事務局費につきましては、基金利子の確定分でございます。
45、46ページお願いいたします。
10款4項1目幼稚園管理費につきましては、260万1,000円を減額するもので、幼稚園就園奨励費補助金の実績による減でございます。
次に、10款5項4目文化財保護費につきましては、99万9,000円を減額するもので、民俗ギャラリーの臨時閉館に伴う執行残でございます。
次に、10款6項2目総合運動公園費、それから3目給食センター管理費につきましては、いずれも執行残による減でございます。
47、48ページをお願いいたします。
12款1項2目利子につきましては、2,260万8,000円を減額するもので、当初予算で計上した一時借入金の借り入れをしなかったことによるものと借入利率が低かったことによる利子分の減でございます。
以上、説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第3号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり承認されました。
日程第11 承認第4号 専決処分の承認を求めることについて(平成27年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第6号))
○議長(浅野幹雄君) 日程第11、承認第4号専決処分の承認を求めることについて(平成27年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第6号))を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) それでは、議案書84ページをごらんください。
承認第4号専決処分の承認を求めることについて、平成27年度富谷町国民健康保健特別会計補正予算(第6号)、こちらを地方自治法第179条第1項の規定により別冊のとおり専決処分したので、同条第3項の規定によりこれを報告し、承認を求めるものでございます。
提案理由につきましては、議会を招集する時間的余裕がなかったため専決処分としたので、その承認をお願いするものでございます。
それでは、平成27年度補正予算に関する説明書により内容を説明させていただきます。56ページをお願いいたします。
平成27年度富谷町の国民健康保険特別会計補正予算(第6号)は、次に定めるところによるものでございます。
歳入歳出予算の補正、第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,879万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ45億1,714万円とするものでございます。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
それでは、事項別明細書により説明させていただきます。
初めに、歳入でございます。
65ページをごらんください。
3款1項国庫負担金の1目の療養給付費等負担金から3目特定健康診査負担金につきましては、決定通知に基づき現年度分について1,500万5,000円を追加するものでございます。2項国庫補助金1目の財政調整交付金9,368万8,000円を追加し、3億3,027万5,000円とするもので、1節普通調整交付金は医療給付費などの決定によるものでございます。2節特別調整交付金は、東日本大震災に伴う医療費に対する財政支援によるもの、及び疾病予防事業等への補助などの決定によるものでございます。
4款1項療養給付費等交付金153万2,000円につきましては、交付決定によるものでございます。
6款1項県負担金につきましては、決定通知により116万9,000円の減額をするものでございます。2項補助金につきましては、2,821万9,000円を追加するもので、額の決定と実績によるものでございます。
8款1項財産運用収入につきましては、4万円を追加するもので、財政調整基金の利子分でございます。
次のページ、67ページをお願いいたします。
9款1項他会計繰入金は、実績により262万1,000円を減額するものでございます。
2項1目基金繰入金は、財源更正として1億2,014万3,000円を減額するものでございます。
11款1項延滞金加算金及び過料は、医療機関からの診療報酬返還金に対する加算額でございます。
2項預金利子につきましては、1万3,000円を追加するもので、国保特別会計に係る預金利子でございます。
3項雑入1目から5目まで実績に基づきそれぞれ追加したものでございます。
次に、歳出でございます。
69ページをお願いします。
1款3項運営協議会費から7款1項共同事業拠出金までと次のページ71ページ、8款1項特定健康診査等事業費までにつきましては、歳入補正に伴う財源更正でございます。
2項保険施設費につきましては、高額医療費貸付基金出産資金貸付基金の利子2,000円でございます。
9款1項1目財政調整基金積立金につきましては1,879万1,000円を追加するもので、剰余金として積み立てするものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第4号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり承認されました。
日程第12 承認第5号 専決処分の承認を求めることについて(平成27年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第6号))
○議長(浅野幹雄君) 日程第12、承認第5号専決処分の承認を求めることについて(平成27年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第6号))を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。保健福祉部長。もとい、保健福祉部次長。
○保健福祉部次長(中山高子君) 承認第5号について、ご説明申し上げます。
それでは、議案書85ページをお願いいたします。
承認第5号平成27年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第6号)の専決処分の承認を求めるものでございます。地方自治法第179条第1項の規定により別冊のとおり専決処分をいたしましたので、同条第3項の規定によりこれを報告し、承認を求めるものでございます。
提案理由につきましては、議会を招集する時間的余裕がなかったため専決処分といたしましたので、その承認を求めるものでございます。
それでは、説明書76ページをお願いいたします。
平成27年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第6号)は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ672万3,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ22億2,855万8,000円とするものでございます。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
それでは、85、86ページをお願いいたします。
歳入でございます。
3款1項1目介護給付費負担金につきましては、国の負担金決定に伴い701万5,000円を減額するものでございます。
2項1目調整交付金につきましては、3万4,000円を追加するもので、これは特別調整交付金で福島原発に係る保険料、サービス料の1割負担分の1名分に対する国の補助金確定によるものでございます。2目地域支援事業費交付金1節介護予防費交付金につきましては、2万3,000円の追加、2節包括的支援事業費交付金につきましては、37万6,000円の減額でございます。これはともに国の交付金決定に伴うものでございます。4目災害臨時特例補助金につきましては、40万円の追加で、これは福島原発に係る保険料、サービス料の公的負担9割分の1名分に対する補助金確定によるものでございます。
4款1項1目介護給付費交付金につきましては、交付金決定に伴い1,835万1,000円の減額でございます。2目地域支援事業費支援交付金につきましては、社会保険診療報酬支払い基金からの交付金決定に伴い7万円の減額でございます。
5款1項1目介護給付費負担金につきましては、県の負担金決定に伴い、748万8,000円を減額するものでございます。
2項1目地域支援事業費交付金1節介護予防事業費交付金につきましては、1万2,000円の追加、2節包括的支援事業費交付金につきましては、18万7,000円の減額でございます。これはともに県の交付金決定に伴うものでございます。
6款1項1目介護予防ケアプラン作成費収入につきましては、47万4,000円の減額で、実績に基づくものでございます。
4款1項1目利子及び配当金につきましては、6,000円の追加で、介護保険準備基金の定期預金の利息分の確定によるものでございます。
続きまして、87、88ページをお願いいたします。
8款1項1目1節介護給付費繰入金につきましては、17万7,000円の追加で、これは介護給付費確定に伴う町負担分でございます。2節地域支援事業繰入金介護予防事業分につきましては7,000円の減額、3節地域支援事業繰入金包括的支援事業につきましては3,000円の追加でございます。これはともに地域支援事業費確定に伴う町負担分でございます。5節事業費繰入金につきましては37万3,000円の減額でございます。これは黒川地域行政事務組合に委託して実施しております介護認定審査会の確定による33万6,000円の減額が主な理由でございます。6節低所得者保険料軽減繰入金につきましては、2万4,000円の追加で、国、県の交付決定に伴う繰り入れでございます。
2項1目介護給付費準備基金繰入金につきましては、2,693万9,000円を追加し、財源調整をするものでございます。
続きまして、89、90ページをお願いいたします。
歳出でございます。
1款3項1目介護認定審査会費負担金につきましては、実績に基づいて33万6,000円を減額するものでございます。
2款保険給付費から次のページ、91、92ページの3款地域支援事業費まで、国、県及び社会保険診療報酬支払基金の交付額決定による財源更正によるものでございます。
4款1項1目介護給付費準備基金積立金につきましては、638万7,000円を減額し、財源調整するものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第5号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり承認されました。
日程第13 承認第6号 専決処分の承認を求めることについて(平成27年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号))
○議長(浅野幹雄君) 日程第13、承認第6号専決処分の承認を求めることについて(平成27年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号))を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) それでは、議案書86ページをごらんください。
承認第6号専決処分の承認を求めることについて、平成27年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)、地方自治法第179条第1項の規定により別冊のとおり専決処分をしたので、同条第3項の規定によりこれを報告し、承認を求めるものでございます。
提案理由につきましては、議会を招集する時間的余裕がなかったため、専決処分にしたので、その承認を求めるものでございます。
それでは、平成27年度補正予算に関する説明書により内容を説明させていただきます。
96ページをお願いします。
平成27年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ14万1,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2億7,494万2,000円とするものでございます。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
それでは、歳入歳出補正予算書の事項別明細書により説明させていただきます。
初めに歳入です。
105ページをお願いいたします。
3款1項3目健康保持増進繰入金につきましては、健診補助金の確定により4万6,000円の減額でございます。
5款2項1目保険料等還付金につきましては、額確定に伴い9万5,000円を減額するものでございます。
次に、歳出になります。
107ページをお願いいたします。
3款1項1目疾病予防費につきましては、健診助成金の確定に伴い、4万6,000円を減額するものでございます。
4款1項1目の保険料等還付金につきましては、額の確定に伴い9万5,000円を減額するものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第6号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり承認されました。
日程第14 承認第7号 専決処分の承認を求めることについて(平成27年度富谷町水道事業会計補正予算(第5号))
○議長(浅野幹雄君) 日程第14、承認第7号専決処分の承認を求めることについて(平成27年度富谷町水道事業会計補正予算(第5号))を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) それでは、議案書87ページをお願いいたします。
承認第7号専決処分の承認を求めることについて、平成27年度富谷町水道事業会計補正予算(第5号)につきまして、地方自治法第179条第1項の規定により別冊のとおり専決処分をいたしましたので、同条第3項の規定によりこれを報告し、承認を求めるものでございます。
提案理由につきましては、議会を招集する時間的余裕がなかったため、専決処分いたしましたので、その承認を求めるものでございます。
それでは、説明書のほうで112ページのほうをお願いいたします。
平成27年度富谷町水道事業会計補正予算(第5号)第1条、平成27年度富谷町水道事業会計の補正予算(第5号)は、次に定めるところによるものでございます。
第2条、予算第3条に定めた収益的収入及び支出の予定額を次のとおり補正するもので、収入につきましては、第1款水道事業収益で192万2,000円を減額し、合計を11億3,874万5,000円とするものでございます。
支出につきましては、第1款水道事業費用で199万5,000円を減額し、合計を10億7,353万9,000円とするものでございます。
補正予算の詳細につきましては、116ページをお願いいたします。
平成27年度富谷町水道事業会計補正予算実施計画明細書。
収益的収入及び支出でございます。収入の1款2項3目他会計補助金192万2,000円の減額につきましては、児童手当補助金の不足により7万3,000円を増額し、また水道システム等の移設に伴う一般会計からの補助金について、実績により199万5,000円を減額するものでございます。
支出につきましては、水道システム等の移設に伴う費用の執行残分として1款1項5目総額がかり費で199万5,000円を減額するものでございます。
以上でございます。
○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第7号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり承認されました。
日程第15 承認第8号 専決処分の承認を求めることについて(富谷町復興産業集積区域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部
を改正する条例)
○議長(浅野幹雄君) 日程第15、承認第8号専決処分の承認を求めることについて(富谷町復興産業集積区域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例)を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。税務課長。
○税務課長(吉田尚樹君) それでは、承認第8号についてご説明申し上げます。
議案書88ページをお開き願います。
専決処分の承認を求めるものでございまして、富谷町復興産業集積区域における固定資産税の課税免除に関する条例の一部を改正する条例について、地方自治法第179条第1項の規定により別紙のとおり専決処分をしたので、同条第3項の規定により報告し、承認を求めるものでございます。
専決処分の理由といたしましては、議会を招集する時間的余裕がなかったため、平成28年3月31日専決処分をいたしましたので、承認をお願いするものでございます。
今回の改正につきましては、平成28年3月31日、総務省令の公布がございまして、所要の改正を行ったものでございます。
それでは、新旧対照表によりご説明させていただきます。
90ページをお開き願います。
第2条でございますが、復興産業集積区域におけます固定資産税の課税免除について規定しているものでございまして、特区の延長に伴いまして、設置期間を現行の平成28年3月31日までとあるのを平成29年3月31日と改めまして、期間を延長することで企業立地及び復興を促進するものでございます。
次に、91ページの附則になりますけれども、この条例につきましては28年4月1日から施行するものでございます。
以上です。よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第8号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり承認されました。
○議長(浅野幹雄君) ここでお諮りいたします。
議案調査のため、明日8日から9日までの2日間を休会にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、明日8日から9日までの2日間を休会とすることに決定いたしました。
なお、6月10日の本会議は午前10時からの開会といたします。
これで本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでした。
午後2時41分 散会
平成28年6月10日(金曜日) 午前10時00分 開議
第 1 | 会議録署名議員の指名 | ||||||||||||
第 2 | 議案第 1号 | 富谷町障がい者施策推進協議会条例の制定について | |||||||||||
第 3 | 議案第 2号 | 富谷町総合計画審議会条例の一部改正について | |||||||||||
第 4 | 議案第 3号 | 議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について | |||||||||||
第 5 | 議案第 4号 | 特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正について | |||||||||||
第 6 | 議案第 5号 | 富谷町国民健康保険税条例の一部改正について | |||||||||||
第 7 | 議案第 6号 | 富谷町保健福祉総合支援センター条例の一部改正について | |||||||||||
第 8 | 議案第 9号 | 平成28年度富谷町一般会計補正予算(第1号) | |||||||||||
第 9 | 議案第10号 | 平成28年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号) | |||||||||||
第10 | 議案第11号 | 平成28年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号) | |||||||||||
第11 | 議案第12号 | 平成28年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号) | |||||||||||
第12 | 議案第13号 | 平成28年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) | |||||||||||
第13 | 議案第14号 | 平成28年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号) | |||||||||||
第14 | 議案第18号 | 富谷町固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて | |||||||||||
第15 | 議案第19号 | 富谷町固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて | |||||||||||
第16 | 諮問第 1号 | 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて | |||||||||||
第17 | 諮問第 2号 | 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて | |||||||||||
第18 | 発議第 3号 | 議会の議決すべき事件に関する条例の制定について | |||||||||||
第19 | 閉会中の各委員会調査について |
午前10時00分 開議
○議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
日程に入るに先立ち、諸報告をいたします。
議長諸報告は、お手元に配付のとおりです。
なお、関係資料については事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
これで諸報告を終わります。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。
日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷町議会会議規則第127条の規定により、16番出川博一君、17番相澤榮君、18番渡邊俊一君の3名を指名いたします。
日程第2 議案第1号 富谷町障がい者施策推進協議会条例の制定について
○議長(浅野幹雄君) 日程第2、議案第1号富谷町障がい者施策推進協議会条例の制定についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。地域福祉課長。
○地域福祉課長(菅原俊司君) 皆さん、おはようございます。
それでは、私のほうより、議案第1号についてご説明を申し上げます。
議案書の1ページをお願いいたします。
富谷町障がい者施策推進協議会条例の制定について。
富谷町障がい者施策推進協議会条例を別紙のとおり制定する。
提案理由は、障がい者に関する施策の総合的かつ計画的な推進について必要な事項を調査審議する機関を設置するため、制定するものでございます。
従前、障がい者に関する施策等につきましては、これまで福祉部の長寿福祉課が所管する富谷町保健福祉総合支援センター運営協議会において調査審議を行っておったところではございますが、本年度、組織改編に伴いまして、障がい業務全般の事務分掌を保健福祉部地域福祉課で行うこととなったために、新たにこのたび富谷町障がい者施策推進協議会において調査審議を行うこととしたものでございます。
2ページをお願いいたします。
本協議会は、10名以内の委員をもって組織し、その構成にあっては、障がいに関する幅広い知見を有する学識経験者、障がい者及び障がい者団体代表者、障がい者の福祉に関する事業に従事する方、関係機関職員、その他町長が特に必要と認める方としております。
なお、附則といたしまして、本条例は公布の日から施行するものとし、経過措置といたしまして、施行後最初に委嘱される委員の任期は、第3条第1項の規定にかかわらず、平成30年3月31日としております。
なお、本協議会設置に伴いまして、特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例に、本協議会会長並びに委員の日額を加える一部改正を行うものとしてございます。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 第2条のところですが、その委員10人以内をもってとありますが、この1、2、3、4、5に挙げる人たちのその人数はおおよそ決めているのでしょうか。お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(菅原俊司君) こちらはあくまでもこの5項目においての10名以内というようなことで、各項目ごとの人数の制限はございません。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) (2)のところにあります障がい者及び障がい者団体の代表による、この人たちはどのようにしてそれではこれから選んでいくのか、どういう選考方法をとるのか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(菅原俊司君) 富谷町には、障がい者団体というのが複数団体ございます。そういった団体の代表の方、または特にその中においても障がいを、ハンディをお持ちの方で、町でこの方はと思うような方にお声がけをさせていただこうと思っております。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 先ほどの説明では、部署がえによる条例の制定ということなんですけれども、これはいわゆる基本法のことし4月1日施行の障がい者差別解消法、いわゆる解消法に基づく協議会とは違うということなんでしょうか。
それからあと、この経過措置として、3年ではなく30年3月31日までとするということは、センターの運営協議会委員と同じになるかと思いますけれども、メンバーはオーバーラップするようなところはあるのかどうか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(菅原俊司君) ただいま議員からご質問ございました、平成28年4月1日より障がい者差別解消法が施行されてございます。このことも当然網羅した内容を検討しておりますが、現時点におきましても、もう既にこの解消法に伴う庁内における職員マニュアルを今課内で精査しているところでございました。
また、委員の重複というようなことでございますが、若干中には当然そういった方も選考の中においては出てくるものと考えております。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) そうすると、部署がえだとすれば、第4期の障がい者福祉計画、これの運用というか、多分第4期のやつは高齢者と障がい者という2つのグループの策定かと思いますけれども、それを分けて執行していくということなのか。
それからあと、これはこの運営協議会は、いわゆる第5次障がい福祉計画策定を主な業務とすることなのか、あと協議会の開催の頻度は28年、29年どう考えているのか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 地域福祉課長。
○地域福祉課長(菅原俊司君) まず、1つ、対象となり得る方、これまでは高齢者の方、また、障がい者の方問わずというようなことで、これまでセンターの運営協議会のほうで審議しておったところでございますが、今回の協議会におきましては、障がいの施策に特化したものというふうにお捉えいただければなと思います。
そしてまた、開催の頻度でございますが、本年度は一応4回を予定しております。29年度は5回を予定しながら、計画の策定に臨んでいきたいと思っておりました。(「3つある」「業務内容の……」の声あり)業務内容ですね。失礼しました。
今年度につきましては、まずアンケート調査を実施を予定しております。アンケート調査に基づきながらニーズの把握をするとともに、状況、障がいに関する町民のニーズを把握し、それの分析に特化した業務に努めたいと考えております。また、この第5期に盛り込むものとしては、4期に取り組んできた内容についての評価というようなところも当然踏まえながら、次年度に向けた対策というような計画を予定しております。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第1号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第3 議案第2号 富谷町総合計画審議会条例の一部改正について
○議長(浅野幹雄君) 日程第3、議案第2号富谷町総合計画審議会条例の一部改正についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) それでは、議案書の4ページをお願いいたします。
議案第2号富谷町総合計画審議会条例の一部改正について、別紙のとおり一部改正をお願いするものでございます。
提案理由としましては、審議会の委員となる者について、所要の改正を講じるところでございます。
5ページをお願いいたします。
下線部、改正部分でございますが、第2条2項、審議会への諮問内容により、委員への委嘱を柔軟に行うための改正でございます。
2項3号については、町職員は委員としての身分ではなく、事務局として参加、出席するため、当該条項を削除いたします。
関連して、第2条第3項、こちらについては字句の整理でございます。
なお、附則としまして、本条例は公布日施行とするものでございます。
以上、よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第2号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第4 議案第3号 議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について
○議長(浅野幹雄君) 日程第4、議案第3号議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。総務課長。
○総務課長(神田能成君) それでは、よろしくお願いいたします。
議案書の6ページをお願いいたします。
議案第3号議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正につきまして、ご説明申し上げます。
提案理由としましては、地域経済及び社会情勢の変化等を考慮し、報酬額の改定を行うものでございます。
議会議員の報酬につきましては、平成8年度より現在の報酬が適用され、約20年間改定がなされていないことから、議会議員の報酬額の妥当性を図るため、富谷町特別職給料等審議会に諮問を行ったものでございます。審議会につきましては、平成28年1月14日及び1月27日の2回開催され、平成28年2月9日、常勤特別職給料及び議会議員の報酬につきまして答申がなされたところでございます。答申内容につきましては、去る平成28年2月18日、提案に至る経緯につきましては、昨日、議員全員協議会におきましてご説明申し上げた内容のとおりでございます。
それでは、改正内容につきまして、議案書7ページ、新旧対照表にてご説明を申し上げます。
別表第1、区分別の議員報酬月額につきましては、現行、議長「29万8,000円」、副議長「24万6,000円」、議員「23万2,000円」の現行額から、議長「35万7,000円」、副議長「29万5,000円」、議員「27万8,000円」に改めるものでございます。
附則としまして、この条例は平成28年10月10日から施行するものでございます。
以上、よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。議席番号をお願いします。4番若生英俊君。
○4番(若生英俊君) それでは、提案理由にあります地域経済及び社会情勢の変化等とありますけれども、この2つの面でどのような変化と捉えておりますか。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) まず、審議会における地域経済等々の変化につきましては、消費者物価指数等々捉えてございます。その中で、総務省の統計局の公表データを引用しますと、総合指数につきましては、平成22年を100とした場合には、103.9ということで、若干の上昇が見られるというようなところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
○4番(若生英俊君) 平成22年を100とすれば、103.9というような指数を今確認をいたしたところでございます。平成29年度、年度を改めて29年度当初から施行時期を定めるというふうな検討はなされましたか。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 議員がおっしゃるとおり、当初予算からの計上というのも一つの考えだというふうには認識をしているところでございます。しかしながら、答申結果につきましては、議会議員の報酬につきましては約20年間改定をなされていなかったことから、速やかな改善がなされるべきだという観点、それからそういったことから、あるいは改定のわかりやすさ、節目から、10月10日を改定日とするべきだというふうな答申がございましたので、審議会におきましては慎重な議論の上での答申がなされたということでございますので、施行時期をおくらせることは適当ではないのではないかということで、10月10日としたというところではございます。
○議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
○4番(若生英俊君) その施行時期でありますけれども、私どもも4回、活性化委員会で議論をしたところでございます。そのような中での資料の中から見れば、私もそういう認識でありますけれども、市制施行日をもってして報酬改定の期日とするという事例は、施行類似団体等ないと認識しておりますけれども、そのような確認はされておりますか。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 市制移行日を改定日としたかどうかについては、全体的な確認のほうはしてはございません。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。討論ございますか。
これより討論を行います。
まず、原案に反対者の発言を許します。4番若生英俊君。
○4番(若生英俊君) 議案第3号議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について、反対をいたします。
10月10日の市制施行まで、あとちょうど4カ月であります。市制施行の準備に当たり、一般質問の質問要旨でも述べたとおり、10月10日の市制施行に向けて滞りなく町から市に切りかわるには、なお一層きめ細かい町民対応に努めながら、町民が安心してその日を迎えられるよう最善の努力が求められるところであります。
さて、第3号議案は、富谷町特別職給料等審議会の条例に定める「町長は、議会議員の議員報酬の額に関する条例を議会に提出しようとするときは、あらかじめ当該給料等の額について、審議会の意見を聞くものとする」の規定に従い審議会に諮問され、1月14日、27日の2回審議会が開催され、2月9日に答申を得た上で提案されたものであります。議会においても、議会活性化調査特別委員会で議員報酬について、3月16日を初回として4回の協議を重ねたところであります。
私は、市制施行に伴う議員報酬の改定は必要なことであり、審議会の答申どおりの改定額に異議を差し挟むものではありません。しかしながら、今回の議案において、施行期日を市制施行日と同日とすることは、他に事例のない年度途中であること、町民の厳しい生活環境を考慮すれば、議案に反対の立場をとらざるを得ません。また、提案理由である地域経済及び社会情勢の変化等を考慮するものとの認識にあるわけでありますから、なおのこと、市制施行日の翌年度当初からと判断すべきでありました。
議員報酬が現行より20%増、20%アップの27万8,000円の額は、市制施行類似団体のどの水準よりも低いものであり、市制施行に当たり一定の引き上げには大多数の住民の理解が得られるものと思います。参考までに、愛知県長久手市の議員報酬は36万2,000円、石川県野々市市は38万円、岩手県滝沢市は現行が29万3,000円、財政状況により2年以内に32万9,000円に改定する条例が既に議決されています。
私は、施行期日については、他の市制施行自治体の例に倣い、市制施行日の翌年度当初からとすることが、報酬の原資となる税の納税者の理解を一番得やすいことと考えております。議案提案に当たり、町長には施行期日を市制施行日の翌年度当初からとする判断を期待していたところであります。
市制移行、小・中・高の……。静止してください。学校に例えるならば、富谷町から富谷市になることは、中学校から高校に進学する状況によく似ており、活動領域や活動量、注目度などが広範に及ぶなど、環境は大きく変化することと思います。町民、市民は、黒川郡4町村の1自治体である富谷町から、県内14番目の市となる富谷市のステージを得て、行政、議会が数段ステップアップすることを求めています。町制から市制への行政主体の変更に伴い、町長、副町長及び教育長の給与の額及び議会議員の議員報酬の額を改定することは、他の市制施行自治体が行ってきたように、富谷においても平均的なレベルに引き上げ、実施されるべきことであります。しかしながら、議員報酬の改定は、どの自治体も施行期日を市制施行日からとした事例がないことからも、平成29年4月の年度当初からとすべきであります。
よって、第3号議案の議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正についての議案に反対をいたします。
○議長(浅野幹雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。12番山路清一君。
○12番(山路清一君) 私は、議案第3号議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例(昭和48年富谷町条例第32号)の一部を改正する議案に賛成の立場から討論いたします。
平成28年2月18日に議会全員協議会が開催され、席上、富谷町特別職給料等審議委員会を平成27年12月25日に開催、メンバーとして地域経済、地域コミュニティー、町行政、教育等、多数の分野から10名選出し、審議会の開催を通知、審議会を2回、そして28年2月9日には審議会答申を行い、議会議員の報酬案が示されました。議会議員報酬は、議長、副議長、議員の報酬額を現行から20%アップの本日提出された金額でございます。
町長諮問によると、議会議員の報酬は、平成8年度より約20年間改正がなされていない状況であり、議会議員の報酬改定は従来、人事院勧告に伴う国家公務員の給与改定等に基づき改定を行うところであるが、諸理由により長期間改定されていなかったので、本町においては平成28年10月10日に町から市に移行予定であることに伴い、権限移譲事務の増加等、行政需要のさらなる拡大が確実であり、議会議員の報酬についてその妥当性を審議するため、富谷町特別職給料等審議会に諮問を行い、本日提出された金額になったのであり、この答申は我々富谷町議会議員としても真摯に捉えなければならない金額であると思います。
さらに、答申内容の附帯事項として、議員報酬については、市制移行後の行政需要等を勘案し、段階的及び定期的な審議を踏まえ、市制以降の類似団体等を基準とし、将来的に改定することが望ましいと結んでおります。富谷町特別職給料等審議会の答申を得て、我々富谷町議会も議会活性化調査特別委員会の所管事務調査を平成28年3月14日から4月8日までの5回開催し、各議員から熱心な討論を行い、5月12日に富谷町議会議長浅野幹雄宛て、調査結果報告いたしました。
我々富谷町議会議員、そして町民に対しても重要なことであり、附帯意見として、(1)審議会の答申は重いものであり、尊重すべきものである。(2)若い人が議員を志すためには、生活給に準じた金額が必要である。(3)報酬額について、答申に示された市制移行後の類似団体同等を基準とし、将来的に改定するとの附帯事項を適切な時期に実施するとともに、調査記録書に記載された各議員の意見に十分考慮されたいなどの調査結果に伴う附帯意見として上げ、本委員会で調査した結果、町長より説明のあった富谷町特別職給料等審議会の答申を尊重すべきものとしたと報告いたしました。
結びに、私ごとですが、県内で一番低い東松島市の議員報酬が34万8,000円であり、附帯意見にもあるように、若い議員が安心して新富谷市議員として志すことができるよう、早い時期での第2期富谷市特別職給料等審議会を立ち上げ審議することを望み、今回の議案第3号議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例(昭和48年富谷町条例第32号)の一部改正に対して賛成議員を代表し、討論といたします。
なお、議員各位の賛成多数による可決、よろしくお願いいたします。
以上です。
○議長(浅野幹雄君) ほかに討論はありませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより議案第3号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(浅野幹雄君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第5 議案第4号 特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正について
○議長(浅野幹雄君) 日程第5、議案第4号特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。総務課長。
○総務課長(神田能成君) それでは、よろしくお願いいたします。
議案書8ページをお願いいたします。
議案第4号特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正につきまして、ご説明申し上げます。
提案理由としましては、地域経済及び社会情勢の変化等を考慮し、給料額の改定を行うものでございます。
特別職の給料につきましても、議会議員の報酬同様、富谷町特別職給料等審議会への諮問を行い、2月9日答申がなされたものでございます。答申内容並びに提案に至る経緯につきましても、議会議員の報酬同様、議員全員協議会におきましてご説明申し上げたとおりでございます。
それでは、改正内容につきまして、議案書の9ページ、新旧対照表にてご説明申し上げます。
別表、職名別の給料月額につきましては、現行、副町長「60万8,800円」、教育長「52万6,000円」の現行額から、副町長「66万9,000円」、教育長「60万4,000円」に改めるものでございます。
附則といたしまして、この条例は平成28年10月10日から施行するものでございます。
以上、よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) それでは、一言だけお伺いいたします。
そもそも、今回の特別職の給料については、特別職給与等審議会にお願いをしてご意見をお聞きする中で出されたものですが、今回、町長の給与が改定されておりません。町長はこの審議会の答申をどのように考えておられるのかと、そして昨日、全協の中でお話をお聞きしましたが、総合的に鑑みて熟慮した上で判断したんだという回答というか、考え方を伺いましたが、その辺のところをもう少し詳しくご説明をいただきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) これまでもご説明申し上げておりますように、まずは議会議員の報酬につきましては、平成8年以来20年間改定が行われてこなかったという部分で、これは答申、そういう背景もありまして、今回諮問をさせていただきました。それで答申をいただいたので、あとあわせて副町長、教育長と。私のも答申をいただいたわけでありますが、全体、金額的に考えても、議会議員の方々の報酬は明らかに他の自治体と比較しても低い。改定後においても低いという状態でありますので、これは答申を尊重すべき、また、副町長、教育長についても同じように考えたわけであります。
ただ、私自身、町長の報酬につきましては、決して他の自治体の町長と比較した場合、決して低いというところではないというように認識しておりますし、最終的には私のいわゆる政治的な信条といたしまして、今回いろいろな視点で熟慮した結果、提案者として町長の報酬につきましては据え置きということで改定はしないということでの提案をさせていただきました。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 今回、議員のほうを優先したんだと。町長の給与については、そう低い認識ではいない、なかったという判断でございます。それはそれでいいんですが、今後についてどのようにお考えになっているのか、お伺いいたしたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 今後につきましては、さらに今回、附帯意見としてされているように、引き続き諮問をする機会があるかというふうに思いますので、その答申を、その辺は諮問をする際にいろいろご相談をしながら諮問をしていきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。4番若生英俊君。
○4番(若生英俊君) 1つだけ質問いたします。
審議会の答申が、町長の給与については10%増ということで答申がなされたわけでありますけれども、その10%以内の範囲で、例えば5%というふうなあたりも含めて、そのような検討はなされたのでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 今回は、答申をいただいた中での5%とかどうのこうのということではなくて、あくまで町長報酬については現行の額でということでの判断をさせていただきました。
○議長(浅野幹雄君) これより討論を行います。
原案に反対者の発言を許します。4番若生英俊君。
○4番(若生英俊君) 私は、議案第4号特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正について、反対をいたします。
反対の理由は、2点であります。
1点目は、特別職のうち、町長の給与が現行額81万4,400円に据え置かれたこと、2点目は、第3号議案と同じく施行期日を平成28年10月10日としたことであります。
第4号議案の提案に当たり、副町長が現行より10%増、10%アップの66万9,000円、教育長が15%増の60万4,000円と、富谷町特別職給料等審議会の答申どおりの額とする改正であり、町長だけが10%増の89万3,000円に改定をせず、現行どおりとする理由が希薄であり、客観状況があるとも思えません。審議会の答申どおり、市制移行に伴い、町長、副町長、教育長の特別職の給与は妥当であり、町民も理解する改定幅であると思います。
したがいまして、第4号議案の提案に当たり、町長は、町長の給与を答申どおりの額とするか、10%の範囲内で額を決めるかの判断が求められたのだというふうに思います。現行どおりとした理由が、議案を提出する者として熟慮を重ねた判断によって今回の提案に至ったと、昨日の全協での説明でありました。とのことでありますが、懸命に町政に取り組み、何ら非がなく、これまでの町長職務の遂行に努めている中で、現行据え置きの判断は、町民にとってはかえって不安につながるものではないかと思うところであります。
特別職のうち、町長だけが現行据え置きとするならば、かえってなぜ町長だけがと、町長の判断に無用な憶測が生じる懸念があります。町長には、審議会の答申額どおりの給与を得て、富谷市政を牽引してほしいと願う一人でもあります。
よって、町長の給与を現行どおり据え置きとし、施行期日を平成28年10月10日とした第4号議案特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正についての議案に反対をいたします。
○議長(浅野幹雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。(「なし」の声あり)ありませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより議案第4号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(浅野幹雄君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第6 議案第5号 富谷町国民健康保険税条例の一部改正について
○議長(浅野幹雄君) 日程第6、議案第5号富谷町国民健康保険税条例の一部改正についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。税務課長。
○税務課長(吉田尚樹君) それでは、議案第5号についてご説明申し上げます。
議案書の10ページをお開き願います。
富谷町国民健康保険税条例の一部を別紙のとおり改正するものでございまして、提案理由といたしましては、富谷町国民健康保険加入者の負担軽減を図るため、税率を改正するものでございます。
内容といたしましては、税率の引き下げでございまして、新旧対照表によりご説明をさせていただきます。
11ページをごらん願います。
第5条の2第1項第1号でございますけれども、こちらは世帯別の平等割の区分でございまして、今回の改正につきましては、医療分につきまして、現行の1世帯当たり「2万2,900円」を「1万9,900円」と改め、3,000円引き下げするものでございます。
これの改正によりまして、第2号特定世帯及び第3号の特定継続世帯の平等割にも影響が出ることから、2号が1万9,900円の2分の1と規定されておりまして9,950円、3号が4分の3と規定されておりまして1万4,925円と改正するものでございます。
特別世帯についてですが、国保に加入されていた世帯から後期高齢者医療に75歳になられて移行した方がいた場合に、国保加入者が1人となった場合適用される軽減でございまして、5年間適用されます。特定継続世帯につきましては、プラス3年間、合わせて8年間の軽減となるものでございます。
次に、12ページをお開き願います。
第23条関係でございますけれども、国民健康保険税の減額に関する規定でございまして、第1号が所得要件により7割軽減に該当する世帯となってございます。記載の(ア)、(イ)、(ウ)の金額を改正の平等割の1万9,900円からそれぞれ減額する改正となってございます。
次に、第2号でございますけれども、こちらも所得要件により5割軽減に該当する世帯となります。13ページの中段になりますが、(ア)、(イ)、(ウ)の金額を平等割の1万9,900円から減額するものでございます。
次に、第3号、こちらにつきましても所得要件により2割軽減に該当する世帯でございまして、(ア)、(イ)、(ウ)の金額を平等割の1万9,900円からそれぞれ減額する改正となってございます。
改正の内容は以上でございます。
次に、14ページをお開き願います。
附則になります。この条例は、公布の日から施行するものでございまして、改正後の規定につきましては、平成28年度以降の国民健康保険税に適用するもので、平成27年度分までについては従前の例によることとしております。
なお、去る議会全員協議会でご説明申し上げましたが、今回の改正によります影響額につきましては、約1,200万円と試算してございます。
以上で説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 今回平等割が3,000円下がるということで、これは非常にうれしいことだと思っています。しかし、全体から見ると、先ほどの説明にもありましたが、試算として1,200万円ということになりました。基金からすれば、これはいかにも少な過ぎるということを思います。
一般質問の中でも述べましたが、県の指導によって15%を見込んでいるというのがありますが、しかし厚生労働省が2000年度までは保険給付費の5%という目安を出していました。しかし、2001年度からはそれが削除されています。同じ内容で2005年の12月18日にも同じようにその5%というのが外されているわけですね。これから基金を繰り入れないと予算が組めないという話もその中で伺ったわけですが、しかし、これについてももっと全体を見て下げてもよかったのではないかと。その保有額を維持した上で、もっと下げられたのではないかと思います。
そして、もう一つ、昨年度と今年度、国がその国保税を引き下げるため、あるいはほかのことに国保が負担が高いということで、全体で1,700億円、2年間になりますから3,400億円を拠出していますが、富谷町ではこの金額はどれくらい入ってきて、それをどのように使っていいのか、お尋ねしたいと思います。
そして、今後についても、国保加入者の要望によって引き下げるということをしていくのか、国民健康保険税の引き下げをしていくのかどうか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 税務課長。
○税務課長(吉田尚樹君) まず、税率について、今回の至った経過についてご説明をさせていただきますけれども、全員協議会の中でも説明申し上げましたとおり、まず、基金があったこと、それから今後の単位化の関係、それから平等割が県内平均を上回っていたと、こういう状況を考慮しまして、今回の引き下げに至ったわけでございます。
今、議員から13億、その13億の基金を点で見れば、確かに多くないかと言われれば、数字的には多いのだろうと。ただ、全員協議会の中で説明したとおり、29年度まで8億台にまず目減りします。ですから、13億から8億ということは約5億から6億の目減りがもう既に想定されているという中での総合的な判断で今回の金額にしたわけで、その29年度が8億台なんですけれども、では30、31はどうかというと、まだ目減りします。これは目減りするのは明らかなんですけれども、ただ、今後のその単位化、都道府県化ですね。これも踏まえまして、精いっぱいの引き下げだったのかなというふうに考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) 議員のご質問で、低所得者への軽減についてでございますけれども、こちらにつきましては保険料軽減分と保険者支援分ということで、27年度から支援率などが加算されまして、国、県、町のほうから負担金ということで、26年から比べますと国の分がかなりふえているような状態になっております。これらにつきましては、保険給付費が伸びておりますので、そちらのほうに充てるというような形で、保険税のほうも低いというような状態になっておりますので、それを合わせまして国からの支援を受けながら安定的に運営しているというようなところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 全国的に見ると1,700億円というのがありますが、富谷町ではそれではその分の分配された金額は幾らだったのか、お尋ねします。
そしてまた、この間ずっと国保税率が引き下げられてきまして、そのおかげもあって収納率が上がっているんだと思います。そのときの、あと補正予算でも質問しようと思っていたんですが、その収納率の変化については税務課としてはどのように考えているでしょうか。お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) 軽減につきましての金額になりますけれども、27年度につきましては国、県、町それぞれ負担がございますが、合わせますと1億6,000万ほどになっております。
○議長(浅野幹雄君) 税務課長。
○税務課長(吉田尚樹君) 26年、23年、26年と引き下げて以来、やはり納税者の方も納めやすいということで、収納率も向上してきているのは事実でございます。しかしながら、26年度の国民健康保険税の徴収率につきましては96.62だったんですが、27年度5月末を出納整理期間を締めまして最終的な数字96.21ということで、若干の減というような結果が出ているような状況でございます。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 同じ地域の議員たちと話をしていて、富谷町が96.何ぼだと言ったら、物すごい驚かれたんです。これってやはり減税の効果だと思うんです。そういうふうにして納めやすい、そして滞納ができるだけ個人に重荷をしないようにするべきだと思いますが、このときにそういうことを考えながら、確かに平等割、ランクかなり下がりました。平均より下がりましたけれども、もう少しのその下げるという、納税しやすい、そういうことを考えることはなかったのでしょうか。最後にお尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 税務課長。
○税務課長(吉田尚樹君) まず、96%台をキープしているというのは、かなり県内でも優秀な徴収率かというふうに思っております。現在もう既に納めやすい環境にあるというところでもご理解をいただければなということですので、基金の動向を踏まえますと、やはり今回の引き下げが最大限の幅だったのかなというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 2点、お尋ねいたします。
1点目は、平成30年度スタートの県単位化の準備体制の動向についてお尋ねいたします。
2つ目は、今回の引き下げに伴って取り崩しがあって、13億から30年度を迎えるに当たって8億ぐらいの基金残が残るということが試算されておりますけれども、いわゆる県での指導の適正水準は約4億ぐらいということで、取り崩ししたにしても倍の基金を持つと。これがいわゆる30年度の単位化のときに、納付金の算定で加重されて不利に働かないかと。いわゆるお金をいっぱい持っているんだから、少し多く負担してよということにならないのかどうか、その辺お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) 30年度に向かいます都道府県単位化に向けての準備状況ですけれども、本年から国民健康保険の連絡会議におきまして、財政部会ですとか、あと事務処理部会とか、そういった部会が設置されまして、現在、今年度からそちらのほうで協議をして、保険料の徴収方式ですとか、あとは県全体での税のかけ方ですとか、そういったところが県でするのか、2次医療圏でするのか、それとも市町村ごとにするのか、そういったところも協議されつつあるというところで、まだ全体像というものが明らかになっていない状況になっております。今後につきましては、今年度から来年度前期分にかけまして、そちらのほうの協議を重ねられまして、29年10月くらいには概要的なものが明らかになってくるというふうに示されているところでございます。
町のほうでは、現在、その保険料税率ですとか、あとはそちらの算定するためのシステムなどの改修というようなところで今、県のほうから示されておりまして、その準備をしているというようなところでございます。
基金につきましては、都道府県単位化について、基金の保有というようなことがその算定について影響あるかというようなご質問でしたけれども、現在のところそういったことはないというふうに考えております。そのために、30年以降、その納付額等が現在、富谷町の徴収額が全市町村で約30番目程度の位置をしているということから考えますと、平均をとったとしても、今よりも多い納付額等が求められるということも懸念されますので、そういったときのためにその基金を使いまして、保険税の上げ幅とか、そういったところを激変緩和というような形でご負担を少なくするというようなところで保有していきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 税務課長。
○税務課長(吉田尚樹君) 今、健康増進課長のほうからお話ありましたけれども、基金保有額についての県が都道府県化になっても、町がお金あるから高い納付金を求められることは決してないと思います。先ほどの内容でもありますが、毎年約3億の基金が減っていきますので、その8億の基金がずっと数年スライドするのであれば問題ないんですが、8億からさらに3億、3億というふうに減るのが今後の見込みです。どこかのタイミングで基金がなくなった時点で引き上げにスライドする時期が必ず将来的には来るんですけれども、その辺もある程度平準化しながら、引き上げのタイミングを幾らでも遅くするような意味合いでの財政運営が必要かなということで、このような措置をとらせていただいております。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第5号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第7 議案第6号 富谷町保健福祉総合支援センター条例の一部改正について
○議長(浅野幹雄君) 日程第7、議案第6号富谷町保健福祉総合支援センター条例の一部改正についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。保健福祉総合支援センター所長。
○保健福祉総合支援センター所長(安積春美君) それでは、議案第6号を説明いたします。
議案書の15ページをお願いいたします。
富谷町保健福祉総合支援センター条例の一部を別紙のとおり改正するものでございます。
提案理由は、事務分掌の変更等に伴い、所要の改正を行うものでございます。
組織改編により、障がい者の方々の支援につきましては、地域福祉課所管となったことによる業務の一部削除及び地域包括支援センターの設置運営についての一部改正のほか、現行の実施事業に基づく追加でございます。
それでは、新旧対照表によりご説明いたします。
次のページをお願いいたします。
現行の第3条第1項第2号及び第3号、障がい者に対する業務の削除でございます。
改正後、第2号、介護保険法第19条に規定する要介護認定に関することの追加でございます。
第4号、法第115条の45に規定する地域支援事業に関することの追加で、介護予防日常生活支援総合事業についての規定でございます。
第5号、法第115条の45、46への弾性修正でございます。
第6号、法第115条の48に規定する会議に関することの追加で、地域ケア会議の推進についての規定でございます。
附則でございます。この条例は、公布の日から施行するものでございます。
以上でございます。
○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。16番出川博一君。
○16番(出川博一君) それでは、2点お尋ねいたします。
1つは、新たに追加になった業務、(2)、(4)、(6)、この具体的な業務内容についてお尋ねします。
2つ目は、この規定の第6条にある運営協議会のメンバー、10名ということなんですけれども、学識経験者は何人なのか、お尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 保健福祉総合支援センター所長。
○保健福祉総合支援センター所長(安積春美君) それでは、まず、第2号のほうの要介護認定です。年間今現在1,400名ほどの要介護認定者がございますけれども、そこの認定調査に関すること、あとはその方々の日常生活の状況把握に関する部分でございます。
第4号の地域支援事業のところでございます。ここのところは、総合事業、今モデル事業で行っておりますけれども、29年度から町所管となり、推進する総合事業についての規定でございます。
6号のところでございます。こちらのほうは地域ケア会議、これは個別会議、あとは社会資源も含めていろいろな事業の構築というふうなことで、第1相をこの保健福祉総合支援センターというところ、あと第2相のところを各圏域の地域包括圏域でというふうなことでの考えるものでございます。
学識経験者でございますが、2名でございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) そうすると、新たな業務と条文化されましたけれども、従来はいわゆる支援センターなのか、長寿福祉課なのか、その辺のところはわかりませんけれども、それまでも従来やっていたやつを条文化して、センターで担当するということと理解すればいいのか。
それから、運営協議会のメンバー、学識経験者2名ということなんですけれども、この第3項の条項を見ますと、「委員は、学識経験を有する者のうちから任命する」とあります。ということは、全員が学識経験者でなければならないというふうに私は読み取ったんですけれども、その辺のところの解釈についてお尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 保健福祉総合支援センター所長。
○保健福祉総合支援センター所長(安積春美君) まず、事業のところでございますけれども、新たな事業といいますか、今現行でやっている事業の明文化というふうなところでの解釈でお願いしたいと思います。
あと、条文……。委員構成のところは、サービス事業者、相談支援事業所というところでの委員になってございます。その方はその分野での学識を有するというふうなところの解釈でございます。
○議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) いや、ちょっと解釈の仕方、学識経験者というものの解釈の仕方がちょっと拡大解釈をしているんじゃないかなと思うんですけれども、例えば被保険者の代表者もいますよね。ですから、これは、私も今回初めて気がついたんですけれども、第1号議案でやったような形で、組織の委員の構成ですね。これをやはりこういう形に次の機会にでも改正されたらよいのではないかなと思いますけれども、いかがでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 保健福祉総合支援センター所長。
○保健福祉総合支援センター所長(安積春美君) 学識経験者の中に、またさらに学識経験者がいるというふうな記載になってございますので、その辺の表記の仕方につきましては検討してまいりたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 先ほどの説明の中で、総合事業が平成29年から町が所管することになるということになっていますが、これは今要支援1、2という人たちがサービスとして受けるということになると思うのですが、その場合ですが、介護保険はどういう関係になっていくんでしょうか。
町はそしてその総合事業をするときに、どういう人たちにこの事業を担ってもらう。今まではヘルパーだとか、そういう場所だとかというのがあったはずですが、これについては今後どのようになっていくのか、具体的にお示しください。
○議長(浅野幹雄君) 保健福祉総合支援センター所長。
○保健福祉総合支援センター所長(安積春美君) 今の総合事業のくくり、モデル事業のところは、訪問によるもの、あと通所によるもの、その通所でも筋トレ型、あるいはサロン型というふうなところでの大きな分類のところで今モデル事業をしているところでございます。ですので、要支援者のところで今まで現行どおりその予防給付として必要な方はそのまま残りますけれども、そうでない方々はこの総合事業のところで通いもできますし、訪問も受けられるというふうな形で考えてございます。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 利用するときに、介護保険が適用されるかどうかについてはどうでしょうか。そして、そこのところに訪問でも通所でも行ったときに、ちゃんとしたというのは変ですね。資格を持った人がそれに対応できるようになるのか、その点についてはどうなのか、お尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 保健福祉総合支援センター所長。
○保健福祉総合支援センター所長(安積春美君) その総合事業の事業につきましては、地域支援事業の中に入りますので、介護保険の対象事業となります。ただ、そこのところでチェックリストって、本当に元気な方々も混在してできるような形になっておりますので、今そのことはモデル事業で検証しまして、一般事業で残していく部分が出てくるかどうかのところの検証はこれからでございます。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第6号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
この際、午前11時15分まで休憩をいたします。
午前11時02分 休憩
午前11時15分 再開
○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
日程第8 議案第9号 平成28年度富谷町一般会計補正予算(第1号)
○議長(浅野幹雄君) 日程第8、議案第9号平成28年度富谷町一般会計補正予算(第1号)を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
○財政課長(西山高広君) よろしくお願いいたします。
それでは、議案第9号についてご説明させていただきます。
別冊、平成28年度の補正予算に関する説明書の2ページをお開き願います。
初めに、5月25日議会運営委員会の折に、総務部長から一般会計補正予算の総額についてご説明しているところでございますけれども、その後に補正額に調整が入りまして、お手元の議案書のとおり補正額が変わっておりますので、ご承知おき願います。
それでは、説明させていただきます。
議案第9号。
平成28年度富谷町の一般会計の補正予算(第1号)は、次に定めるところによるものでございます
第1条、歳入歳出の総額に歳入歳出それぞれ1億2,701万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ130億5,301万3,000円とするものでございます。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
第2条、債務負担行為の追加は、「第2表 債務負担行為補正」によるものでございます。
初めに、第2条関係についてご説明させていただきます。
5ページ、お願いいたします。
第2表 債務負担行為補正につきましては、町民バスの乗り継ぎ実証運行業務を追加するものでございまして、期間、限度額は記載のとおりでございます。
なお、28年度分につきましても歳出補正に計上しておりますので、よろしくお願いいたします。
続きまして、歳入についてご説明申し上げます。
11、12ページをお開き願います。
初めに、歳入についてご説明申し上げます。
14款2項1目総務費国庫補助金につきましては、70万9,000円を追加するもので、マイナンバー制度に係る通知カード・個人番号カード関連事務の補助金の交付決定によるものでございます。
2目民生費国庫補助金につきましては、4,160万9,000円を追加するもので、6節臨時福祉給付金支給事業費補助金、それから14節地域介護・福祉空間整備等施設整備交付金、こちらにつきましては見込み額を計上してございます。
4目農林水産業費国庫補助金につきましては、4,858万2,000円を減額するもので、見込んでおりました(仮称)子育て世代包括支援センター建設に係る補助金がつかなかったことにより減額するものでございます。
次に、14款3項委託金につきましては、14万3,000円を追加するもので、自衛官募集重点市町村の指定を受けたことに伴いまして追加するものでございます。
次に、15款2項県補助金につきましては、95万3,000円を追加するもので、多面的機能支払推進交付金の交付内示によるものでございます。
次に、15款3項1目総務費委託金につきましては、134万2,000円を追加するもので、4節統計調査費委託金につきましては、経済センサス活動調査委託金の交付内示によるものでございます。5節参議院議員選挙委託金につきましては、補助見込み額を追加しております。
4目教育費委託金につきましては、589万8,000円を追加するもので、4節スクールソーシャルワーカー事業委託金、それから5節学び支援コーディネーター等配置事業委託金は、県からの新規事業でございまして、見込み額を計上しております。
次に、18款2項基金繰入金につきましては、1億1,484万1,000円を追加するもので、財源調整でございます。
13、14ページをお開き願います。
20款4項雑入につきましては、380万円を追加するもので、自治振興センターのコミュニティ助成でございます。
歳入につきましては、以上でございます。
次に、歳出についてご説明申し上げます。
15、16ページをお開き願います。
今回の補正につきましては、4月1日付の人事異動等に伴う人件費、それが大半を占めております。説明に当たりましては、人件費以外の部分とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
それでは、2款1項1目一般管理費でございますが、13節委託料13万円ですけれども、町の職員数が300人を超えたために、産業医への委託単価がアップしたものでございます。
6目企画費につきましては、1,052万8,000円を追加するもので、13節委託料のうち、町民バス運行業務につきましては、北部黒川病院の利用者の増に伴いまして、バスを1便ふやすものでございます。また、町民バス乗り継ぎ実証運行業務につきましては、今年度分の委託料497万2,000円のほかに、乗車券の印刷代といたしまして、印刷製本費5万9,000円を計上しております。
17、18ページをお開き願います。
上段、19節負担金、補助及び交付金につきましては、ひより台二丁目町内会と町上町内会に対するコミュニティ助成でございます。
26節寄附金につきましては、熊本地震に係る見舞金でございます。
7目情報化推進費につきましては、1,684万8,000円を追加するもので、説明欄にあります事務の追加でございます。
12目市政移行準備費につきましては、47万8,000円を追加するもので、ステッカー、それから公印等、施設等表示変更に要する経費を追加しております。
13目諸費につきましては、14万9,000円を追加するもので、自衛官の募集啓発強化のため、チラシ、それから郵送料等を追加するものでございます。
19、20ページをお開き願います。
2款3項1目戸籍住民基本台帳費につきましては、1,087万7,000円を追加するもので、7節賃金については、マイナンバー交付に係る臨時職員の雇用延長によるものでございます。
19節負担金、補助及び交付金につきましては、地方公共団体情報システム機構への事務委任交付金でございます。
次に、2款4項3目参議院議員選挙費につきましては、115万円を追加するもので、選挙公示日の前倒しによる人件費の追加と、老朽化しております投票箱等の更新によるものでございます。
次に、2款5項2目商工統計調査費につきましては、20万円を追加するもので、経済センサス活動調査に要する経費でございます。
次に、3款1項1目社会福祉総務費でございますが、次のページ、お開き願います。
19節負担金、補助及び交付金につきましては、介護支援専門員の資質向上を図るため、各種研修会の負担金となってございます。
3目障害者福祉費につきましては、148万7,000円を追加するもので、1節、それから9節、18節、こちらにつきましては、障がい福祉計画策定のための協議会立ち上げに係る経費でございます。
12節役務費につきましては、高齢者・障がい者外出支援乗車証の申請データの入力に伴う手数料でございます。
20節扶助費につきましては、成年後見人制度の利用増に伴い、追加するものでございます。
8目国民健康保険事業費につきましては、73万7,000円を減額するもので、人事異動に伴う繰出金の減でございます。
10目臨時福祉給付金支給事業費につきましては、3,622万円を追加するもので、給付対象者を約5,340人と見込んでおります。そのうち、年金生活者は約340人となっております。
23、24ページをお開き願います。
3款2項3目児童福祉施設費につきましては、4,513万3,000円を減額するもので、(仮称)子育て世代包括支援センターの設計変更による減、それから大清水にありますぷらむ保育園に隣接する緩衝緑地の一部にフェンスを設置して園庭として利用するものでございます。
4目保育所費につきましては、129万2,000円を追加するもので、15節工事請負費でございますが、ふぐあいの出ております富谷保育所の排煙窓の補修工事、それから富谷保育所ほか3保育所の非常用照明器具の取りかえ工事分でございます。
次に、3款3項1目老人福祉費につきましては、735万2,000円を追加するもので、11節と12節、こちらは高齢者・障がい者交通対策に要する経費でございます。
19節は、町内2つの事業所から申請がございました介護ベッド等の導入支援の補助金でございます。
28節繰出金は、事務費等の補助に伴う介護保険特別会計への繰り出しでございます。
4目後期高齢者医療制度費につきましては、77万6,000円を追加するもので、事務費の増に伴う繰出金でございます。
27、28ページをお開き願います。
6款1項5目農地費につきましては、127万5,000円を追加するもので、農地維持活動を支援するため、申請のありました今泉地区保全隊への補助金でございます。
次に、下段でございます。
8款2項5目道路改良費につきましては、1,544万7,000円を追加するもので、説明欄にあります路線の用地測量を実施するものでございます。
29、30ページ、お開き願います。
8款4項2目公園費につきましては、7,000円を追加するもので、大亀山森林公園の管理等に要する防火管理者資格者付与の講習会の負担金でございます。
3目公共下水道費につきましては、1,005万9,000円を追加するもので、人事異動に伴う繰出金でございます。
次に、9款1項3目消防施設費につきましては、458万5,000円を追加するもので、町上地区、それから志戸田地区にあります消火栓2基の移設負担金でございます。
次に、10款1項2目事務局費につきましては、424万4,000円を追加するもので、説明欄にありますスクールカウンセラー事業について、こちらでございますが、富谷小学校に今年度新たに1名、県費のカウンセラーが配置されたことに伴いまして、消耗品を追加するものでございます。それから、スクールソーシャルワーカー事業、学び支援コーディネーター等配置事業につきましては、児童生徒及び家庭の支援充実を図るための新規事業となってございます。
31、32ページをお開き願います。
中段でございます。
10款3項2目中学校管理費につきましては、日吉台中学校特別支援教育支援員の補充に伴う賃金等の追加、それから富谷第二中学校の金管楽器の補充を行うための備品購入を追加しております。
33、34ページをお開き願います。
10款5項1目社会教育総務費につきましては、121万7,000円を追加するもので、説明欄にあります生涯学習推進事業によりまして10月に公民館で予定しております宮城県芸術祭絵画・書道富谷展の開催経費でございます。また、文化継承業務につきましては、炭火焼き体験教室の開催経費となってございます。
2目コミュニティセンター管理費につきましては、2,744万円を追加するもので、西成田コミュニティセンターの耐火壁改修工事等、工事管理費を計上しております。
4目文化財保護費につきましては、313万2,000円を追加するもので、東北・関東豪雨の際に民俗ギャラリーの敷地内に流入しております隣地のり面の土砂を撤去するものでございます。
5目公民館費のうち、15節工事請負費でございますけれども、富谷中央公民館の花壇埋め立て工事につきましては、花壇内に雨水がたまりまして不衛生であるため、埋め立てするものでございます。また、富ケ丘公民館駐車場拡張工事につきましては、手狭となっております駐車場を拡張するために、富ケ丘保育所の南側に隣接いたしますグラウンドの一部に約20台分の駐車スペースを整備するものでございます。
35、36ページをお開き願います。
10款6項2目総合運動公園費につきましては、329万円を追加するもので、15節工事請負費のうち、総合運動公園緑地排水整備工事につきましては、南東に面する緑地排水のふぐあいを解消するために流末に雨水ますを設けて改善を図るものでございます。総合運動公園看板撤去工事につきましては、老朽化しておりますアーチ型の看板2基を撤去するものでございます。
19節負担金につきましては、施設に要します防火管理者資格付与の講習会の負担金となってございます。
以上、説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) まず、12ページの通知カード・個人番号カード関連事務補助金、これに関してなんですけれども、20ページの通知カード・個人番号カード関連事務委任交付金、こちらが714万4,700円の歳出で、12ページのほうが700万9,000円となっているんですけれども、この差額というのは一体何なのかなというところが1点。
そして、2点目ですね。森林・林業再生基盤づくり交付金、このような形で補助金が全くつかないということがよくあることなのか、お伺いいたします。
そして、3点目ですが、16ページの町民バス乗り継ぎ実証運行業務、こちらのほうはどういうような流れで今計画が進んでいるのか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
○町民生活課長(泉川潤哉君) こちら、歳入のほうの700万9,000円でございます。今回、国のほうの事務処理の都合上、平成27年度の交付額の決定がおくれたために、27年度の繰り越し分が28年度予算のほうに歳入として入ってきたということになっております。通常ですと同額の歳出ということになるんですが、28年度に関しましても交付金が交付されるわけなんですが、こちらの事務上、同額にそろえていたほうが今後の補正、また発生しますので、そのとき計算しやすいということで、今回事務費補助金の13万8,000円分を歳出のほうに上乗せして補正したという形になっております。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 交付金に関しましては、その交付金の性質上、要望を出したところで必ず100%通るものではないということは、まず最初に説明はされておりました。ただ、ここ数年来の実績を見ますと、ほぼ確実にとれているというところもあり、県のほうでもこのような本当に3.5%という少ない配分になったことに関しては、かなり県のほうでも驚いているといった状況でございました。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) それでは、町民バス乗り継ぎ実証運行事業につきましてご説明申し上げます。
まず、期間でございますが、28年の10月11日から30年3月31日を予定してございます。運行便数、運行時間でございますが、おおむねといいますか、午前10時から16時ごろの時間帯で1日4往復でございます。冒頭、一般質問でも申し上げましたが、新たに富谷学校前から役場のほうに路線バスのほうのルートを引いていただくということで、町民バスを乗った方、町民バスの中で乗り継ぎ券、路線バスへの乗り継ぎ券を発行いたしますので、その乗り継ぎ券と一緒に泉中央までは片道100円の負担で行けるというようなことで今詳細を詰めてございます。
○議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) まず、この12ページの森林・林業再生基盤づくり交付金に関してなんですけれども、天下県議のほうに確認していただきました。それで、県からの要望額が6億2,800万円出ていたそうなんですが、その要望を受けた割合が3.5%だけだったと。これ2,200万円ぐらいしか国のほうからお金が入ってこなかったということで、こういうことは前代未聞だったというようなお話なんですね。今回の補助金というのが、そもそも森林の多面的な機能をしっかりと持続可能な形にしていくそのためにも、まずは活用していく。そのための補助金ということで出していたわけですし、9月の補正などで国にしっかりと補助、補正を求めていくという考えがあるのか、お伺いいたします。
そして、富谷の町民バスのほうなんですけれども、こちら泉中央まで行く場合に、どこどこで乗り継ぎは可能なのか、もう一度お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 県のほうに聞いていただいたということで、そのような額の結果になってしまったということは、私も本当に非常に残念だったと思っております。ただ、県のほうから説明、こちらとしてもこのような結果になったことについて、県のほうに説明を求めたということもありますし、県のほうでも国にいろいろと便宜というか、まず確認をしていただいたというところの中の説明では、国のその交付金に関する予算がかなり森林・林業再生基盤づくり事業に関しては減らされているというふうなこともありますので、今後それがまたさらに上がってくるという見込みはないというふうに県からの説明を受けておりましたので、今のところ9月の補正というのはちょっと検討はしておりませんでした。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 検討に当たっては、町内の数カ所というものは当然検討したんですけれども、今回行うものにつきましては、役場庁舎のみでございます。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。7番藤原 峻君。
○7番(藤原 峻君) まず、森林・林業に関してなんですけれども、似たようなことが以前障がい福祉関係のことであったそうなんですけれども、補助を求めた結果、少し増額になったという経緯もあるようなのです。ですので、補助のほうをぜひ求めるようなお考えがないか、もう一度お伺いいたします。
そして、富谷のその町民バス乗り継ぎ実証運行実験なんですけれども、なかなかここまで来るのに大変だったかと思うのですが、やはり町役場からだけですと、利便性としてかなり、余りよくないかなと思うのですが、ぜひそのほかの場所からも乗り継げるような形でのご検討を今後なさるのか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) 入札がこれから始まって建設のほうも動いていくという段階でも、交付金を受けることが可能なのかどうかといったところに関しましては、今後も県のほうに問い合わせをしながら、もし可能であればというところで検討させていただきたいと考えております。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 交渉過程ではいろいろさまざまなことがありまして、もう一つ、町民バスの乗り継ぎという面から考えますと、議員のおっしゃるとおりだと思うんですけれども、通常の路線バスというものが走りますので、例えば新市になりまして、泉中央駅に来られた方が富谷市役所に来る交通の足という面も、我々としてはそちらの部分も交流人口を掲げておりまして、富谷にご招待といいますか、富谷の役場に来たいんだけれどもというふうな会話をしょっちゅうしているんですけれども、役所なのにもかかわらず、バス停が不便なところもありますので、それはやはり乗り継ぎ等の面と、もう一つ、本当の意味での交通施策で、市役所経由富谷営業所とか、そういうバスが走るということもやはり大きいのではないかなということで、今回は役場のほうにさせていただいたところでございます。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。18番渡邊俊一君。
○18番(渡邊俊一君) まず、16ページの町民バスの乗り継ぎ実証運行業務、これは大変画期的な事業だと私も思っております。宮城交通とのいろいろな協議の中で、町長も大変苦慮して一つの実験ベースで行おうということでありますけれども、やはりこういった将来に向けて町民の福祉の向上に結びつくような現状というものに対して、一つはやはり全員協議会を招集した、招集というか、開催した中で、やはり議員に説明するべきでないかというふうに思いますけれども、この件についてどのように考えておったのか、お聞きをいたしたいと思います。
それから、28ページのところであります。
いよいよもって、町道穀田三ノ関線改良工事事業が推進するような状況になってまいりました。その中で、前々から私もお話をさせていただいておるわけでありますけれども、今回、町道のそれに付随して三ノ関大崎線の調査等がなされていないような状況でありますけれども、それを今後どのような方向性を結びつけるのか、お聞きをいたしたいと思います。
それから、30ページでありますこの消防費の中で、消火栓の移設の負担金という項目があります。これについて、先ほど来説明を受けましたけれども、志戸田と町上というようなことでありますけれども、本年度の予算計上の中で、堂ノ前線の舗装道路の改良工事に伴って、それと並行してやるのか、そうでなくてそれを単独で最初にやってしまうのか、その辺についてお聞きをいたしたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 議員のご指摘のとおり、今回さまざまな形で大変、宮城交通さんとの交渉はいろいろな紆余曲折、最終的には社長とのトップ会談という形でこの実証実験に至った経緯がありました。本来であれば、ご指摘のとおり全員協議会で事前にご説明するべきものであったわけでありますので、その辺は大変こちらの不手際だというふうに思います。改めておわびを申し上げます。
○議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
○都市整備課長(齋藤英夫君) まず、道路工事につきましては、限りある予算でございますので、現在役場周辺の道路整備、あとその後検討していきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 消火栓でございますけれども、町上のほうで道路改良工事のほうが行われるところでございますけれども、移設につきましては、工事前に移設をする予定としてございます。
○議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。
○18番(渡邊俊一君) 1つは、穀田三ノ関線の改良について、その附帯的なものについては今後検討するということであります。
最後に、消火栓についてでありますけれども、やはり先に先行してやるということであれば、二重に工事費がかかってくるのかなと思いますけれども、できるのであれば同時にやったほうが都合いいのかなと思うんですけれども、そういう感覚はお持ちになっておられませんか。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 工事にあわせてというのが一番効率的というのは、十分承知をしているところでございます。今後、実施の時期についてはさらに協議を進めてまいりたいというふうに思ってございます。
○議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。
○18番(渡邊俊一君) 何かその工事に対してのふぐあいがあるんでしょうかね。まず、最初にそいつをやらなきゃならない、要するにかなり別な場所に移設しなきゃならない部分が恐らくあるんだろうと思いますけれども、それを先に先行してやらなきゃならない理由というものがもしあれば、示していただきたいというか、ただ単に検討して結果的には先行してただやるんですよというような話になってくるのではどうにもならないですし、その辺、道路関係と水道関係ですから、何かそういうような取り合いがあるのでしたら教えていただければと思います。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 今回、改良工事前にということでご説明をさせていただきました。ふぐあいがあるのかというところではございますけれども、別段ふぐあいがあるというふうなことではございませんので、その辺は原課のほうと工事課とも協議を進めてまいりたいというふうに思ってございます。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。9番西田嘉博君。
○9番(西田嘉博君) 12ページ、13ページ、18款2項、補正後の9億2,768万5,000円、繰り入れ後の一般会計財政調整基金の預金額をお尋ねいたします。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(西山高広君) 財政調整基金の28年度残高でございますけれども、こちらは繰り入れをしますと約30億というふうな数字でございます。
○議長(浅野幹雄君) 9番西田嘉博君。
○9番(西田嘉博君) 今30億と伺ったんですが、そうしますと予算規模から考えて、適正基準を若干下回っているのか、その辺の適正基準がどこにあるのか、その辺のところをお教えをいただければ。よろしくお願いします。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(西山高広君) 富谷町の場合は、前にもご説明しておりますけれども、少なくとも20億から30億の基金の残高が必要だというふうなところでご説明しておりますので、今のところ、こちらのほうの水準であれば問題ないかというふうに思っております。
○議長(浅野幹雄君) 9番西田嘉博君。
○9番(西田嘉博君) 最後ですが、全ての町債の額は今約70億ちょっとだと思うんですが、正確な金額をお教えをいただきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(西山高広君) 平成27年度末で申しますと、今64億1,614万円となってございます。平成28年度はまだ予定でございますけれども、約70億にはなるだろうというふうに予定しております。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。10番長谷川る美君。
○10番(長谷川る美君) 初めにですけれども、職員の給料について、先ほど人事異動のためということでお話があったんですけれども、ちょっとそれについてお聞きしたいんですけれども、16ページ、2款1項1目2節の給料の職員給料47人分で1,686万5,000円の減、そして20ページ、3款1項1目2節の給料のところで職員給料32人分で2,876万2,000円というふうになっておりますけれども、結構額が大きいなというふうに思うんですけれども、それについてご説明お願いします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 職員の給料につきましては、説明があったとおりでございますけれども、当初予算におきましては、暫定というふうな形で計上させていただいております。例えば、一般管理で申し上げますと、47名分ということで確定したわけでございますが、当初予算上では55名ということで算定しておりましたので、こういった数字になっているというところでございます。全体として、当初予算につきましては確定した人数ではないということでございます。
○議長(浅野幹雄君) 10番長谷川る美君。
○10番(長谷川る美君) わかりました。ありがとうございます。
もう1点だけ、ご質問させていただきます。
34ページ、10款5項4目15節工事請負費の民俗ギャラリー運営維持管理事業、先ほどご説明ありましたけれども、もう一度工事の内容と、あと所有者の方の負担、工事の負担などはあったのか、ありましたら幾らだったのか、お願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 教育次長。
○教育次長(荒谷 敏君) それでは、民俗ギャラリーの件についてお答えいたします。
一般質問でもお答えしておりますが、なかなか経費の面で所有者の方の負担も大きいということで、現在まで至ったところですが、幸い、所有者の方の工事が進みまして、現在あのような形になっております。しかしながら、今回計上したものは、その前に計上させていただいておりまして、まず民俗ギャラリーの土砂を撤去させていただいて、その後に壁面に配管とか、室外機とか、いろいろついておりますので、その状況が土砂が埋まっていたときは全くわかりませんでしたので、そういったものも含めての今回の計上となっております。
民地の方の負担額については、こちらでは承知しておりませんが、経済的負担も多いということから、町のほうでは一刻も早く民俗ギャラリーをまずオープンさせたいということで、今回予算計上させていただきましたので、どうぞご理解のほどをお願いしたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 今、同僚議員から質問出ました民俗ギャラリーの件ですけれども、このように補正予算計上されまして、民俗ギャラリー再開に向けて動き出したのだなということで、その件に関しては是としますけれども、去年の9月11日の発災ですから、きょうでちょうど9カ月なんですね。これから発注して工事が完成して、再開に向けた動きをやって、それから再開となると思うんですけれども、約1年間ぐらいが民俗ギャラリー閉鎖ということになると思うんですよ。我が町、観光資源少ない中での重要なポジションを占める民俗ギャラリーという観光資源の一つだと思うんです。それが約1年にわたって閉鎖されるというのはいかがなものかということが、まず第1点。
それから、原因者復旧という大原則はわかるのですが、その原因者をつくった原因は、あくまでも自然災害であるということをしんしゃくすれば、もうちょっと速やかに復旧に向けた手続ができないものかなと。これからだんだん自然災害等々毎年発生するものだというぐらいの心構えで、これからの制度設計等につきましてのお考えを伺います。
○議長(浅野幹雄君) 教育次長。
○教育次長(荒谷 敏君) それでは、まず、私のほうから民俗ギャラリーのおおよそ1年になるという件でございますが、これにつきましては一般質問であったり、第1回定例会のときも申し上げているとおり、教育委員会としては非常に困難を帰しておりまして、来られる方々へのご不便も帰しているところは承知しております。それで、一刻も早くオープンしたいということが大前提でございましたが、民俗ギャラリーもどちらかというとその災害による被害者的なところもございまして、それに伴って民俗ギャラリー、公費で運営させていただいているので、公費をもってその土砂撤去ができるものか、土砂撤去したとしても、のり面の災害復旧が全容が解決するわけでもありませんので、まだ危険な状態が残ったまま、民俗ギャラリーを開館することもできないという状況がありました。
それで、さらに補助的な要素もあるかということで、町長、教育長を交えていろいろ相談させていただいたのですが、なかなか補助的なところもないと。そういったところで現在まで至ったところですが、幸い、所有者の方のご親族とか、そういった方々が支援するという形で、今回あのような形でまず工事が進んだと。それで、残る民俗ギャラリーのその被害状況を一刻も早く把握して、工事を発注し、できるだけ早い時期にオープンできるようにこちらも努力させていただきたいということで、まず1年に及ぶその9回につきましては、教育委員会としても皆様方に大変ご迷惑をかけたということは、この場をかりましてまずおわびさせていただきながら、しかしながらどうすることもできなかったという側面もございましたので、そういったところもご理解いただきたいと思っております。
あと、今後の災害に対することにつきましては、公共施設全般に及ぶと思いますので、そちらについては総務、危機管理とかそういったところの分野になりますので、そちらのほうにご回答お願いしたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(西山高広君) 今後の自然災害の取り組みでございますけれども、前回の一般質問のほうでも答弁はさせていただいておりますけれども、今後どのような災害が起こるかわからないと。町としての対策はどうなのかというふうなことは、今後内部のほうで詰めていきたいと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 本当に今回のケースでは、制度的に大変難しいところを努力したんだなというのは理解はしますけれども、町長、住みたくなるまち日本一を標榜するのであれば、制度的にやはり速やかに災害復旧に向かえるような制度を町独自ででも確立するべきと私は考えます。例えば、民地の側の復旧に当たっては、総額工事費の20%、上限を何十万とするとか、耐震補強の補助の制度、ああいったような感じで前向きに考えていただきたいなと思っております。どのように取り組むのか、改めてお聞きいたします。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 一般質問のときにも答弁で申し上げましたように、私も金子議員と気持ちはご指摘のとおりでございまして、本当に震災後から何とか一日も早い復旧をというふうに願いながらも、そのいわゆる民地に対する公金の使途ができないという法的な部分もありましたので、なかなかそこの時間がかかってしまったことは、改めて私からもおわびを申し上げさせていただきたいというふうに思います。
今後につきましては、そういった課題も含めながら、法的なところも含めて、今後対応策を早急に検討していきたいというふうに思います。
○議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
午前11時56分 休憩
午後 1時00分 再開
○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) 34ページ、10款5項2目15節西成田コミュニティセンター耐火壁改修工事についてお伺いします。
これについては、宿泊を伴うものとするということで、この工事をされるわけですけれども、工期はどうなっているか。それから、工期中の利用、利用者のための安全はどうなるか。それから、利用者への周知徹底はどのようにされるかということをお伺いします。
それから、次のページ、36ページの社会教育費、総合運動公園の看板撤去工事についてお伺いします。
老朽化されたから撤去だということでございますが、市制施行に向けて新たな看板の設置を考えているかどうかについてお伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(渡邉正弘君) 工期につきましては、今年度の11月から来年度の3月まででございます。利用につきましては、その11月から3月までは利用は中止の予定でございます。周知に関しましては、広報等々使いまして周知に努めたいと思います。
看板撤去のほうでございますが、看板のほうは撤去いたしまして、その後に設置の予定は今のところございません。
○議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
○17番(相澤 榮君) 工期が11月から3月までということでございますけれども、全く使用禁止になるのか、それとも例えば子育ての部分はどうなるのかという部分も、ぜひそれは続けたほうがいいのではないかなというふうに思います。
それから、新しい看板については、考える余地があるのかどうか、お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(渡邉正弘君) 工事につきましては、西成田コミュニティセンター全体の改修になりますので、子育てのほうも一応利用はできなくなる予定でございます。
看板については、今後検討していきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) それでは、お尋ねします。
18ページに情報推進費としてありまして、委託料が3件載っています。一番上のところの生活保護システムということですが、これは内容で具体的にはどんなことがされるのか。そして、児童扶養手当もこれも関係しているのか、お尋ねします。今後の作業日程ですが、どのようになっていくのかもあわせてお尋ねします。
21ページ、22ページです。
臨時福祉給付金があります。歳入では、12ページでしたっけ。歳入ありますが、ここの中で支給額が2,520万円ですが、全体に係る総事業費は3,602万円ということになります。これは経費として1,082万円必要だということですが、一番多いのが手数料になっていますが、この手数料というのはどのようなものなのか。
あと、電算システム改修業務、これがありますが、これはこの臨時福祉給付金に対応するためのものだと思いますが、どういう改修が必要なのでしょうか。お尋ねします。
24ページです。
児童福祉施設費がありまして、工事請負費があります。先ほどの説明でぷらむ保育園の園庭だということですが、これの広さはどれくらいなのか、道路に出ずに園庭に行けるようになっっているのか、お尋ねします。
同じ24ページです。
老人福祉費がありまして、介護ロボット等というのがありました。先ほどは2つの事業所で介護ベッドだという説明でしたが、2つの事業所とはどことどこになるのか、ベッドだけなのか、ほかのものはどんなものがあるのか、詳細を説明してください。
32ページです。
中学校費、中学校管理費がありまして、給料2人分362万1,000円、職員給与に関する経費では688万4,000円になっています。これは学校業務員を減らすということになると思いますが、それでいいのかどうか。シルバーに置きかえるということなのか、理由をお尋ねします。そして、そうだとすれば、その経緯をお尋ねします。学校名はどことどこなのか、お尋ねしたいと思います。
以上です。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 17、18ページの情報化推進費の委託料の関係でございます。
まず、生活保護システムの関係でございますが、市制以降後に生活保護業務が町の事務ということになります。当初、給付の3カ月分だけのデータ移行というふうに考えておりましたが、遡及事務も発生するということから、民法上の事項の5カ年分のデータの移行をするために、このデータ移行業務が発生するものでございます。
もう一つの児童扶養手当のほうでございますが、こちらも28年の8月1日から児童扶養手当が改正されることになりますので、その改正時期に間に合うように、7月いっぱいの改正業務を行いたいということでございます。
○議長(浅野幹雄君) 保健福祉部次長。
○保健福祉部次長(中山高子君) 臨時給付金関係のことでございますが、改修内容についてでございますが、改修内容については、対象者に対して申請の通知を出す関係のシステム改修になってございます。そのほか、手数料についてでございますが、これはその作業の受け付けですとか、申請業務を労働派遣会社のほうに委託する手数料になってございます。
そのほか、介護ロボットについてでございますが、種類については、介護センサーの見守り支援ベッドシステムのほかに、介護者が腰痛予防のためのマッスルスーツですとか、あと歩行するための歩行アシストカート、あと離床のアシストベッド等がいろいろ対象になってございます。申請の上がっている事業所につきましては、町内にあります老健施設「リーブズ」とグループホーム「いちいの杜」の2カ所から申請が上がっている状況でございます。
○議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
○子育て支援課長(狩野悦子君) ぷらむ保育園の園庭の面積につきましては、ただいまちょっと資料のほうを持ち合わせておりませんのでお答えすることはできませんが、長さとして34メートルのフェンスを歩道との間にすることで園庭として認めていただくというふうな形で考えておりました。道路に出ないように園庭に行けるのかということに関しましては、そのとおりでございます。
○議長(浅野幹雄君) 答弁漏れあります。総務課長。
○総務課長(神田能成君) 31、32ページの中学校管理費の給料でございますけれども、2名分ということで計上しております。当初では3名ということで計上しておりましたので、1名分の減額というところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 今の中学校ですが、3人を1人減らすことにしたということですが、それはどこの学校なのか。どういう経緯をもってそのように決したのか、お尋ねします。
それから、生活保護のシステムですけれども、人数としてはどれくらいの人数のデータを移行することになるのか、お尋ねします。
また、福祉給付金ですけれども、これはその労働派遣ということでした。何人を期間として何人、何カ月間、何日間ということでお尋ねをしたいと思います。そのときの人件費ですね。1時間当たりどれくらいなのか、お尋ねします。
先ほどの介護ロボットのところですが、リーブズといちいとそれぞれの金額をお尋ねしたいと思います。
ぷらむ保育園についてはですが、そのフェンスですが、道路の際をフェンスで囲うということになると思うのですが、どういうものなのかね。危険がないようなものを選ぶと思うんですが、どういうイメージでフェンスを設置するのか、そのあたりの具体策をお尋ねしたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) まず、生活保護のデータの移行でございますが、約100名程度というふうに捉えてございます。
それから、中学校の関係でございますが、業務員になります。これは全体的な職員の異動に伴ってのことでございますので、全体での協議の中で1名が減ったというところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 保健福祉部次長。
○保健福祉部次長(中山高子君) 臨時給付金の労働者派遣の人数でございますが、延べ420名を見込んでおります。1日1万1,748円というふうな計算となってございます。
介護ロボットの関係でございますが、介護保険施設リーブズのほうからは、パラマウントベッドの見守り支援ベッドシステムのほうが6台ということで299万7,000円、いちいのほうからは、マッスルスーツということで4台、259万2,000円という形で申請のほうが上がってきております。(「どこの中学校かわかりませんでしょうか」の声あり)
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 富谷中学校でございます。
○議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) その富谷中学校にいた職員は、今どこのところに配置されているのでしょうか。そのことをお尋ねします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 給食センターだと認識してございます。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) それでは、私から2点なんですが、ページ16の町民バスの乗り継ぎ実証実験についてお伺いします。
これはどこを通る運行ルート、役場から泉中央なんでしょうけれども、その間どこを通る運行ルートなのか、お伺いします。それと、これは先ほどの話だと往復だと思うんですが、往復の実証実験なのか。それと、3つ目は、役場に町民バスで来た方しかできないのか。途中乗りおりはできないのか。役場で町民バスからおりて宮交さんに乗りかえた方だけなのか。それと、役場から乗り継ぎした人は、ノンストップで行く予定なのかどうかも含めて質問します。
それとあと、23、24ページの介護ロボット、先ほどから出ていますけれども、これについてお伺いします。
これのロボットの先ほど聞き漏らしたかもわかりませんけれども、種類、どんな種類、何種類、10種類とか、15種類とかとあると思うんですけれども、主なもの、先ほどとダブりますけれども、挙げていただきたい。それと、この事業の補助に対する決まり事というか、例えば内容、限度額云々とか、その辺ちょっと詳しくご説明いただきたいなと思います。
以上です。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) まず、ルートでございますが、富谷学校前から役場までを一度往復するといいますか、その辺協議しているんですけれども、それからその先は通常の路線バスでございますので、そのバスによっては富ケ丘のほうを経由する場合もあるでしょうし、あけの平のほうを経由していくのもあるのかなということで、そこも今、どのバスを、どの時間帯のものを役場まで来るかというのを宮交のほうとダイヤの改正もありますので、今そこを詰めておるところでございます。
それから、直通で行くということではございません。通常の路線バスのルートを一部新設するということでございまして、あとは乗り継ぎですので、町民バスからおりるときに、その往復券をもらいまして、それで改めて宮交のほうに乗りまして、泉中央についた段階では100円とその乗り継ぎ券を入れるということでございまして、途中下車したところとかというのもどういった料金体系にしましょうかということで詰めてはいるんですけれども、アナログ方式なので、泉中央までということですけれども、途中でおりる方もその辺今ちょっと判別できないよねという話なので、乗り継ぎ券をもらった方、ですから乗り継ぎ券、町民バスの利用も考えますので、町民バスに乗った方ということでスタートさせていただきたいと思っております。
○議長(浅野幹雄君) 保健福祉部次長。
○保健福祉部次長(中山高子君) 介護ロボットの種類でございますが、一応要項の中にはその目的要件といたしまして、移乗介護するもの、移乗支援、排せつ支援、見守り、入浴支援のいずれの場面において使用されて、介護従事者の負担軽減効果のある介護ロボットとなってございます。具体的な種類につきましては、それぞれ移動介護につきましては、マッスルスーツですとか、あと移乗介護につきましては、移動サポートロボットとか、移床アシストベッドとかというふうな形にはなってございまして、何種類かはございまして、もしその事業所のほうからこういったものは対象になるかどうかというのは、国あるいは県に聞いてというふうな形になってございます。
あと、限度額につきましては、1事業所300万円が上限となってございます。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) その実証実験は、そうするとまだ中身が決まっていないということですね。ルート含めて。宮交さんのダイヤ改正に合わせるとなると、宮交さんのダイヤ改正は秋だったですかね。その辺もお伺いします。
それと、この実証実験の期間なんですけれども、1年半近くあるんですけれども、長過ぎるのではないかなと。その長い分をほかのルート、先ほど何か出ていましたけれども、他のルートもちょっと探ったらどうかなと。1カ所1年半じゃなくて、ちょっと他ルートも考えて、他ルートというか、発車のところですよ。そこのところをちょっとほかのルートも考えていただけたらいいんじゃないかなと思います。
それと、やはり先ほども全協で説明してほしかったと。私もそう思っていたんですね、実は。やはりきのうのまちづくりアンケートの結果を見ても、今後の交通の方向性として知りたいと。そこがやはり富谷の一番の課題なんだというような部分ありましたので、やはり交通問題については町長も、とみぱすとか、いろいろまちづくりのことで考えられていますけれども、やはり一番町民が課題だと、これから力を入れてほしいという部分、きのうも出ていましたので、やはり……(「簡潔にお願いします」の声あり)全協で説明なのか、それとも資料提供、冊子の資料提供をお願いしたいなと。
以上でございます。よろしくお願いします。
○議長(浅野幹雄君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) 先ほど渡邊議員にも答弁させていただきましたように、このたび改めて本来であれば全協でご説明をするべきところをその辺怠ったことは、大変おわびを申し上げたいと思います。今後、先ほど課長の答弁にもありましたように、まだ確定していない部分が若干いろいろ、今最終のコース含めてダイヤの問題含めて、今最終的な詰めの段階でもありますので、その辺固まり次第、改めてご説明の機会を設けたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 実証期間に関しては、実質的にもやはり見たいので、まずここが交通の結節点としての可能性というんでしょうか、その町民バスの乗り継ぎばかりではなくて、先ほども言いましたが、そもそも適するのかどうかというようなこともありまして、その次の年度のことも考える上ではやはりこれぐらいの期間は実証として、それでその全体の量とかを見まして、新たな次の乗り継ぎポイントはではどこがいいのかというのはもちろん検討していきたいなとは思っております。
ダイヤはやはり、煮詰まっていないのは実は10時を基本にしているんですけれども、それを9時50分とか、そういうところで今細かく宮交さんのほうにお願いしておりまして、もう10分早く来ていただくとか、10分遅くしてくださいとかというところで、最大の町民バスが、町民バスのダイヤもいじりますと、またちょっと経費がかなり、今年度途中でいじり方なんですけれども、経費にはね返る部分があるので、そこを今詰めているところなので、そこが決まり次第、ご説明の機会を頂戴したいと思っておりました。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。12番山路清一君。
○12番(山路清一君) 2点ほどお聞きいたします。
まず、1点目ですけれども、18ページの上のほう、コミュニティ助成一般補助金の中で、先ほどひより台二丁目会館と町上会館でございましたけれども、この詳細をお伺いいたします。
それから、冒頭の説明の中で、今回の一般の中で、職員と臨時職員の給料がほとんど入っていますけれども、今臨時職員が何名ほど来ているのか、お伺いいたします。
以上、2点お聞きいたします。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 臨時職員の人数ということでございますが、済みません、ちょっと古い数字になってしまいますが、27年の4月現在ですと、315名でございます。正職員につきましては314名ということでございます。臨時、パートにつきましては、今年度減ってございますので、300を欠けるぐらいの数字かなというふうに思ってございます。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 済みません。ちょっと細かいのが手元になくて申しわけないんですが、備品購入、両町内会に対しての備品購入への助成金でございます。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) 18ページのコミュニティの助成金なんですけれども……(「マイクをもう少し寄せてください。聞こえません」の声あり)はい、わかりました。
備品購入なんですけれども、細かいのはわからないという話なんですけれども、380万なんですね。380万ですので結構なお金ですので、これはわかれば後ほどでも結構ですので、お知らせください。
それと、今、私が臨時職員関係、職員関係の話を聞いたんですけれども、皆さんご存じのように、今4月から駐車場が非常に混んでいるような状況でございます。関連なんですけれども、その件につきまして、今後富谷町のほうで駐車場の増設か何か考える予定はないか、お伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 後ほどお示しさせていただきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 財政課長。
○財政課長(西山高広君) 済みません。もう一度質問の内容をお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 座ったままでお願いします。
○12番(山路清一君) 駐車場が結構今混んでいますよね。4月ころから。私たち今までとめていたところにとめられなくて、先日企画部長にお話ししまして、移動していただいたんですけれども、今後富谷町のほうで駐車場の増設を考えるのかどうか、お伺いいたします。
○財政課長(西山高広君) そちらのほうについては、職員駐車場も手狭になっておるというふうな話は聞いておりますので、今後そこら辺は担当課のほうと話を詰めさせていただきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
○12番(山路清一君) 今度、市になりますと、来庁者のほうも結構ふえると思いますし、今やはり来客というか、来てくださる方を優先的に考えますと、やはり職員の駐車場は職員の駐車場で別に考えたほうがよろしいのではないかなと思いますので、その辺、町長にお伺いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 補正予算と関係ないので……(「関連が……」の声あり)いや、関連ございませんので、それは一般質問とかですね。駐車場の量をふやせとかというのは別にやってください。
ほかに質疑ありませんか。13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 30ページなんですけれども、10款1項2目事務局費の中にあります説明のところでスクールソーシャルワーカー事業と、あと学び支援コーディネーター事業がございますけれども、この内容を、特に学び支援コーディネーターのところの事業の内容を説明お願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) まず、学び支援事業でございますが、こちらは目的としましては、放課後であるとか、家庭学習等のサポートというところがございます。なかなか家庭で自学自習に取り組めないお子さんたちにサポートするような形で、現在計画しておりますのは、小学校につきましては児童クラブと連携を図りまして、児童クラブに通っている児童、それからその学校区で希望するお子さんを集めて、3時から5時の間で学習支援を行うといったことをしております。
まず、そこまででよろしいでしょうか。申しわけありません。
スクールソーシャルワーカーにつきましては、現在、スクールカウンセラーのほうを各校に配置しておりますけれども、それに中身として似通った部分もございますけれども、ソーシャルワーカーにつきましては、家庭であるとか、学校であるとか、子供たちを取り巻く環境の改善に向けて関係機関とつないでいったり、あるいは保護者と学校をつないだりということで、カウンセラーよりもやや行動範囲を広げて保護者、児童生徒のサポートに当たるような役割をしております。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) そうしますと、この学び支援とスクールソーシャルワーカーとの連携というのはありますか。
○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) ともに教育委員会の管轄でおりますので、随時私どもを通して連携を図りながらやっております。もちろん、学び支援のほうに来るお子さんでそういったサポートが必要なお子さんもいるかと思いますので、そういった情報交換を密にしながら対応していきたいというふうに考えております。
○議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
○13番(浅野直子君) 済みません。このスクールソーシャルワーカーの人数、今現在の合計の人数と、学び支援のほうの人数をお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
○学校教育課長(齋藤卓也君) スクールソーシャルワーカーについては、2名配置しております。それから、学び支援のほうですが、コーディネーター、全体を統括する者として1名、それから学び相談員という形で実際に子供たちに学習を教える役割を持つ相談員が合計で20名ほどおります。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) 16ページ、企画費、先ほどいろいろお話出ました町民バスの乗り継ぎ実証運行業務について、もう少し詳しくお聞きいたします。
今までの話ですと、運賃100円でいわば泉中央まで行けるというようなことを聞いております。それの確認と、そうしますと帰りもそういうようなことも聞いております。そうしますと、帰り乗ってきて、例えば富ケ丘あたりとか、そういうところでおりても100円で来られるようになるのか。あくまで役場から乗ったときだけということで、そこでの乗り継ぎ券を出しているので、そこだけの話かなという気はするんですけれども、その辺の確認をいたします。
そしてまた、この497万2,000円という金額が上がっております。これはこの費用の中身というか、どういうようなものを金額としてこの金額になっているのか。運賃100円でいわば宮交さんに乗せていただくということになるのかなといいますと、宮交さんに対しての何かしらのものもあるのかなと、ちょっとわかりませんけれども、その辺についてもご説明をお願いいたします。
続きまして、ページが変わりまして、20ページの総務費の参議院議員選挙費の中で、18節の備品購入費72万2,000円、庁用器具、これ、古くなったための投票箱の話から、この辺もう少し、もう一回ご説明をお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) まず、片道泉中央まで100円というのは、それは崩さないように進めてございます。ですから、帰りも、行きのときに乗り継ぎ券を行きの分と帰りの分を渡しまして、通常の乗客の方との差別化をそこで図るというところまでは間違いなく決めておるんですけれども、途中下車の方とか、やはりそれを今どうなのかなというところ、認めないわけにもいかないですけれども、制度としてはやはり乗り継ぎ、町民バスで来ていただいて泉中央に行きます。帰りも路線バスに乗ってきていただいて、また最寄りの町民バスで帰っていただくというのはやはり基本であるなというところで、今折衝しているところでございます。
金額につきましては、基本的にその需要が予測されない、初めてのルートなのでどれくらい乗るかというようなところで、最低限の経費160万円ほどの部分は宮交への補?でございます。完全なるルート新設部分の経費と。残りの部分につきましては、通常運賃590円から100円を引いた490円におおよその人数といいますか、想定される人数を掛けた金額を予算計上させていただいたところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) それでは、19ページ、20ページの参議院選挙の備品購入の関係でございます。こちらにつきましては、投票箱の購入ということでございますけれども、1つは古くなったためということと、もう一つあわせまして、衆参ダブル選挙というものが当初予想されました。こういったことも合わせて、投票箱20箱新たな購入ということで予算を計上したものでございます。今後の購入につきましては、ダブル選挙にはなりませんでしたので、その辺を勘案しながら購入をしてまいりたいというふうに思ってございます。
○議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
○19番(安住稔幸君) ちょっと町民バスの乗り入れ、乗り継ぎのほうのお話でありますが、そうしますと、場合によっては例えばちょっと時間的なものもありますので余りメリットはどうなるかわかりませんけれども、例えば富ケ丘あたりから一旦役場まで町民バスを100円で乗るわけでありますね。100円というか。そこで、役場で乗り継ぎ券をもらって、いわば戻るような感じになりますけれども、泉中央までいわば100円で行ける。そういったようなことが想定されるというか、ということでよろしいのか、もう一度その辺確認をいたします。
あと、参議院選挙の備品購入のほうでありますけれども、投票箱、古くなったというものもありますけれども、この古くなったものもそのままお使いになるのかなということで、ちょっと今思ったもので。使わなければ、例えばこれから18歳からの選挙権ということもありますので、例えば町内の学校での授業なんかにそういったものを何か活用できるとか、そういったことについてはどのようにお考えなんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 富ケ丘の方の利用としては、おっしゃるとおりでございます。
○議長(浅野幹雄君) 総務課長。
○総務課長(神田能成君) 古くなったものの投票箱の活用というところでございます。その辺は各、先日も富谷高校に行ってまいりましたけれども、その辺模擬投票での活用等、その辺学校さんとも協議をしてまいりたいというふうに思ってございます。
○議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
○4番(若生英俊君) 16ページ、同じように町民バス乗り継ぎ実証運行業務ということ、まず幾つかの質問と答弁……(「マイクを正面にしてください」の声あり)失礼しました。
16ページであります。町民バスの乗り継ぎの件であります。
こういうイメージでいいんですかね。既存の宮交の路線バスの往復4便程度、乗り継ぎ駅である役場庁舎内駅を経由して、泉中央なり、北に向かうという、そういうことを想定しているのかどうか、1点お伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) おっしゃるとおりでございます。
○議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
○4番(若生英俊君) そのようなときに、既存の宮交の大型バスが、路線バスが富谷学校前から庁舎に入ってくるということになると、現実的にはセブン経由なんですよね。そうすると、北側から乗ってくる、あるいは南から乗ってきた方が、ここを経由する。5分、10分かかってまた目的地まで行くという方への影響というのはどのようになるのでしょう。現実論からすると、例えば4号線を南に向かうイオンのあたりでの乗り継ぎというようなあたりは検討し、そしてまた、それは不可能なんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) 内部の検討では、確かにイオンと、それから成田公民館、ここは検討はさせていただいたんですけれども、やはり冒頭申し上げましたように、泉中央からの集客というんでしょうか、そちらの部分もやはり今回の実証に合わせて市役所行きのバスというものに我々のほうとしてはちょっとこだわったところでございます。
○議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
○4番(若生英俊君) そうしますと、町民の交通の利便というふうなことで、北から南に向かうというようなあたりと、南から北に来られるというようなあたりの、今のような両者はかりにかけて検討しましたということにはなるんですけれども、非常にそれでなくてもあけの平経由、何経由といって団地部を回る路線になっているわけですよね。というふうなことの中で、この富谷学校前からセブン経由で庁舎を入って、また戻ってセブンから抜けて学校前に本来のルートに戻るというあたりは、本当に現実的なんでしょうか。
○議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
○企画政策課長(高橋弘勝君) ですので、実証と。それが正しいのかどうか、乗るのかどうかということで実証の期間を設けまして、進めていることを検証したいという趣旨でございます。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第9号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
午後 1時00分 再開
○議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
日程第9 議案第10号 平成28年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
○議長(浅野幹雄君) 日程第9、議案第10号平成28年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) それでは、議案第10号をご説明申し上げます。
別冊補正予算説明書の42ページをお願いいたします。
平成28年度富谷町の国民健康保険特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出の総額に歳入歳出それぞれ155万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ43億2,037万7,000円とするものでございます。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
それでは、事項別明細書にてご説明申し上げます。
51ページをお願いいたします。
初めに、歳入です。
1款1項国民健康保険税につきましては、国民健康保険税率の一部改正により、1目一般被保険者国民健康保険税が1,156万7,000円の減額、2目退職被保険者等国民健康保険税46万6,000円の減額でございます。合わせて1,203万3,000円の減額でございます。
4款1項療養給付費等交付金につきましては、決定通知によりまして36万3,000円の追加でございます。
5款1項前期高齢者交付金も、決定によりまして91万9,000円を……、失礼いたしました。91万9,000円を減額するものでございます。
次に、9款1項他会計繰入金につきましては、人事異動によるもので、73万7,000円を減額するものでございます。
2項基金繰入金につきましては、1,487万6,000円の追加になります。こちらは財源更正によるものになります。
続きまして、53ページをお願いいたします。
歳出でございます。
1款1項総務管理費の2節から4節につきましては、人事異動による人件費の減額で、7節賃金は、市制移行に伴う保険証等の発送作業のための事務補助員の賃金として、52万2,000円を追加するものでございます。
13節委託料は、国保都道府県単位化対応業務及び国保標準システム導入支援業務、また、レセプト点検業務委託として、合わせて651万6,000円を追加するものでございます。
2項徴税費につきましては、人事異動による人件費の減額でございます。
続きまして、2款1項療養給付費1目一般被保険者療養給付費につきましては、次のページ、55ページの2目退職被保険者等療養給付費につきましては、財源更正でございます。
3款1項……、失礼いたしました。3款1項後期高齢者支援金等につきましては、4款1項前期高齢者納付金及び6款1項介護納付金につきましては、額の確定による追加でございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。8番佐藤聖子君。
○8番(佐藤聖子君) 52ページです。
先ほど徴収率、平成28年が96.21、前年度が96.62ということになって0.41ポイント下がったわけですが、これは努力の結果こうだったと、誤差の範囲かなというふうにも思うのですが、これについてはどう考えているのでしょうか。
そして、このことについてまずお伺いするのと、次のページ、54に行きまして、一般管理費の中で委託料があります。この1つ、2つ目、これ2つについては県単位化になる部分での必要経費だということですが、財源内訳見ても、この国県支出金とありませんし、そのほかもないわけですが、これは全部国保の中の会計で見ると。国のところからは補助だとか助成だとかというのはないということなのか。今後についてはどれぐらいの費用が見込まれるのか、お尋ねします。
以上、2点です。
○議長(浅野幹雄君) 税務課長。
○税務課長(吉田尚樹君) 徴収率につきましては、いろいろ努力をした結果ではございますが、実態として昨年から0.4ポイントほど下回ったというのも事実でございます。さらに徴収率向上に向けまして、体制等も含めて向上するためにどういう対策が必要なのかも含めて、今後検討させていただきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) 委託料につきましては、国保都道府県単位化対応業務につきましては、現在県のほうに補助申請を上げるということで、まだ金額につきましては確定等はございませんので、満額いただけるかということはちょっとまだわからない状況になっております。
今後につきましては、国保標準システム、国のほうから示されているものがございますが、それを導入するか、または既存のシステムを利用するかというようなことも、選択することが求められておりますので、そういったことも鑑みながら、今後どの程度になるかというのは今後になるかと思います。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) 同じダブると思うんですけれども、54ページの13委託料でございます。これ、先ほどの国保の引き下げのときにも出ておりましたけれども、30年度から都道府県単位ということで広域化になるわけですけれども、この広域化になるときの目的、狙い、この辺がはっきり示されていなかったので、ちょっとお尋ねしたいなと。目的と狙いをお尋ねしたいなとこう思います。
それと、今も出ておりましたけれども、国保標準システム導入委託支援業務、この業務についてもう少し詳しく教えていただきたい。
それと、レセプト点検業務委託ということで200万ほどあるんですけれども、これは従来は町のほうでレセプトやられていたと思うんですけれども、これは今度委託というような部分になると思うんですけれども、どのような考え方なのか、お聞きします。
○議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) 都道府県単位化につきましては、国民健康保険の見直しということで国で行われまして、持続可能な医療保険制度を構築するためということで、法律なども改正されたというような経緯で、今回平成30年度から新制度ということで、そういったところで協議を進めているようなところになります。一般質問の際にもご説明したかとは思いますけれども、今回の都道府県単位化によりまして、国保の財政運営の責任主体が県となり、市町村ごとに納付金や標準保険料などを定めるというようなことにはなりますけれども、市町村につきましては、そういった今まで保険給付に必要な費用について、市町村ごとにやりくりというのでしょうか、していたところが、県が単位になるということになりますので、そういったところが少し負担が軽減されて、市町村での住民に対しての各種窓口対応など身近な部分を担っていくというようなところになるかと思います。
あと、国保標準システム導入委託支援業務なんですけれども、今それぞれの市町村における納付金や標準保険税率などを算定するに当たって、いろいろとシステムを改修したりというようなことを進めておりますが、30年になりますと、そちらの吸い上げたデータをもとにして算定が始まるんですが、その後、実際に30年度以降の国保の業務全体のシステム管理、県と市をつなぐというようなところの標準システムの導入が示されているのですけれども、それにつきまして、今現在町で使っている国保のシステムをそのまま改修しながら使っていけるのか、それとも国から示されている標準システムを導入してやったほうが切りかわりにふぐあいなどがないかとか、そういったところの決定するに当たって、いろいろ検証したりするに当たってのサポートをいただく支援の委託料になっております。
レセプト点検業務につきましては、今までですと、町として賃金という形で雇用していたようなところになるんですけれども、安定的にレセプト点検をしながらきちんと点検するというような意味で、なかなかレセプト点検者の雇用というか、安定的に雇用していくために、人がかわることによってのふぐあいとか、そういったこともありますし、あとはご家庭のご事情とかでやめられたりというようなことで、今ちょっと欠員状況になっているようなところがありますので、そちらにつきましては安定的にレセプト点検業務をしていくためには委託をしながら通常業務をこなしていけたらなというふうに考えて、委託料として今回上げさせていただいたところでした。
○議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
○15番(菅原福治君) この広域化なんですけれども、これの狙いは、先ほどもありましたけれども、恐らくは保険料の引き下げというか、医療費の削減がこれ大目標だと思うんですね。広域になっても、都道府県ごとであっても、医療費の削減が目標だと思うんですけれども、その医療費の削減が先ほどから言われておりますように、保険料が自治体によって今も違いますけれども、今後も広域化になっても違うというような部分で、前回の先ほどの引き下げのときも議論ありましたけれども、基金がいっぱいあるというか、結構あるので、その辺の保険料を節約するというんじゃないんですけれども、やはり富谷は富谷らしく、メリットのあるように持っていっていただきたいと。要は、国民健康保険被保険者に対してメリットのあるように、30年の広域化についても持っていっていただけるようにしていただきたいなというふうに思います。要は、富谷にとって、この広域化がどうなのかなという展望をお聞かせいただきたいなと思います。
それと、レセプトの部分なんですけれども、今まで委託でない、富谷町でお願いしておった方いると思うんですけれども、そういった方が対象になるというような委託なんでしょうか。今まで経験のある方が残るというようなイメージの委託なんでしょうか。その辺をお伺いします。
○議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) 都道府県の単位化につきましては、今協議をなされているところでありますので、今後そういった情報などを吸い上げながら、また協議のほうは続けていかせていただけたらと思います。
レセプト点検につきましては、今業務委託のほうでは2名を考えておりまして、実際、現在行われている方につきましても、今後引き続きというふうになるか、また、別な国保のほうの業務を担ってもらうかというのは、これからの検討にさせていただきたいと思います。
○議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第10号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
この際、午後2時10分まで休憩をいたします。
午後1時53分 休憩
午後2時10分 再開
○副議長(安住稔幸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
暫時休憩します。
午後2時10分 休憩
午後2時25分 再開
○副議長(安住稔幸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
議長が体調不良のため、私、副議長の安住が臨時の議長を務めさせていただきます。よろしくお願いいたします。
それでは、引き続き会議を行います。
日程第10 議案第11号 平成28年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)
○副議長(安住稔幸君) 日程第10、議案第11号平成28年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) それでは、平成28年度各種会計補正予算及び補正予算に関する説明書の60ページをお願いいたします。
議案第11号平成28年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)についてご説明申し上げます。
平成28年度富谷町の下水道事業特別会計の補正予算(第1号)は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,005万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ8億9,304万1,000円とするものでございます。
第1条第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
歳入につきまして、69、70ページをお願いいたします。
4款1項1目一般会計繰入金は、人事異動による人件費につきまして、1,005万9,000円を追加し、2億594万3,000円とするものでございます。
次に、71、72ページをお願いいたします。
歳出につきまして、1款1項1目下水道総務費は、職員3人分の人件費でございまして、人事異動により1,005万9,000円を追加し、5,852万円とするものでございます。
以上でございます。
○副議長(安住稔幸君) これから質疑に入ります。質疑ございますか。16番出川委員。
○16番(出川博一君) これは人事異動による水道事業の経費増ということなんですけれども、前の2人から今回3人になったということで、1名増にした理由と、それからあと、これは企業会計移行準備のための人員増なのか。だとしても、1人ふえて1,000万増加になるというのは、ちょっとその算定根拠といいますか、その辺をお尋ねいたします。
○副議長(安住稔幸君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) まず、理由につきましては、今まで平成27年度については2名ということでございましたが、技術職のところで1名プラスとしたものでございます。
それから、企業会計に移行するためのものというところではございません。
それから、1人で1,000万円の増というところでございますが、1人分につきましては、課長補佐職の1名分の人件費が丸々というところと、残る2名につきましても、その中の1名につきまして異動があったものでございまして、その分の人件費と、そして増加となったものでございます。
○副議長(安住稔幸君) ほかに質疑はございますか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第11号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第11 議案第12号 平成28年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号)
○副議長(安住稔幸君) 日程第11、議案第12号平成28年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。保健福祉部次長。
○保健福祉部次長(中山高子君) 議案第12号についてご説明申し上げます。
説明書の76ページをお願いいたします。
平成28年度富谷町の介護保険特別会計の補正予算は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ183万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ25億246万9,000円とするものでございます。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
第2条、債務負担行為の追加は、「第2表 債務負担行為補正」によるものでございます。
79ページをお願いいたします。
第2表 債務負担行為でございます。
介護保険システム機器賃借及び保守業務は、保険料算定処理、月割賦課処理等の運用支援にかかわるものでございます。平成29年4月からの介護保険システム機器賃借をスムーズに行うため、市制移行前の契約により賃借費が安価になるため、債務負担行為をいたすもので、期間、限度額は記載のとおりでございます。
それでは、事項別明細書にてご説明申し上げます。
85、86ページをお願いいたします。
歳入でございます。
3款1項1目介護給付費負担金につきまして、48万円を追加するもので、高額医療合算介護サービス費を追加したことによる国からの負担分でございます。
2項2目2節包括的支援事業費交付金につきましては、46万円を減額するもので、地域包括的支援に係る職員の人件費分につきまして、人事異動並びに給与改定に伴う減になったことによる国からの交付金でございます。
4款1項1目介護給付費交付金につきましては、67万2,000円を追加するもので、高額医療合算介護サービス費を追加したことによる社会保険診療報酬支払基金からの負担分でございます。
5款1項1目介護給付費負担金につきまして、30万円を追加するもので、同じく高額医療合算介護サービス費を追加したことによる県からの負担分でございます。
2項1目2節包括的支援事業費交付金につきましては、23万円を減額するもので、地域包括的支援に係る職員の人件費分の県補助金でございます。
8款1項1目一般会計繰入金につきましては、68万円を追加するものでございます。
内訳として、1節介護給付費繰入金につきまして、30万円の追加で、高額医療合算介護サービス費を追加したことによる町負担分でございます。3節地域支援事業費繰入金につきましては、23万円の減額で、包括的支援事業に係る人件費の町負担分でございます。4節職員給与費等繰入金につきましては、14万7,000円の減額で、給与改定に伴う減によるものでございます。5節事務費繰入金につきましては、75万7,000円の追加で、事務費関係の増によるものでございます。
2項1目介護給付費準備基金繰入金につきましては、38万9,000円を追加し、財源調整をするものでございます。
87、88ページをお願いいたします。
続きまして、歳出でございます。
1款1項1目一般管理費につきましては、61万円を追加するものでございます。
内訳として、2節から4節までは職員2名分の給与改定に伴う減でございます。11節需用費65万7,000円と12節役務費10万円につきましては、市制移行に伴う介護保険証や窓あき封筒などの印刷製本費と、それらを郵送するための封入作業を行う人材派遣会社への手数料でございます。
2款5項1目高額医療合算介護サービス費につきましては、240万円を追加するもので、給付対象額の増加が見込まれることによるものでございます。
3款2項1目一般管理費につきましては、117万9,000円を減額するもので、2節から4節までは地域包括支援に係る職員3名分の人事異動並びに給与改定に伴う減でございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○副議長(安住稔幸君) これから質疑に入ります。質疑ございますか。16番出川博一君。
○16番(出川博一君) ここの88ページの一般管理費需用費、これにつきまして、先ほどの説明で市制移行に関しての増だということなんですけれども、これは去年の予算と比べると、当初予算で市制移行で印刷製本費36万1,000円増、そしてさらに63万9,000円と、こういう形で市制移行に関して、いわゆる特別会計で持っている費用というのが見えない形でふえているんですけれども、これはまだこれからもさらにふえるのかどうか、お尋ねいたします。
○副議長(安住稔幸君) 保健福祉部次長。
○保健福祉部次長(中山高子君) 当初予算のところでは、ちょっと見込めないところもございまして、今回の補正予算に上げさせていただきましたが、今後、今回の補正でほぼ賄い切れるものと考えております。
○副議長(安住稔幸君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 市制移行に係るのでやむを得ない支出かと思いますけれども、これはやはり各会計ごとにある程度、今年度、28年度はその余分にかかっているというやつを押さえた形で予算執行をこれからお願いしたいなと思いますけれども、いかがでしょうか。
○副議長(安住稔幸君) 財政課長。
○財政課長(西山高広君) 予算執行につきましては、予算計上させていただいている内容のとおりの内容を詰めての執行になろうかと思うんですけれども、決算の際にそこら辺は明らかにしたいと思っております。
○副議長(安住稔幸君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第12号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第12 議案第13号 平成28年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
○副議長(安住稔幸君) 日程第12、議案第13号平成28年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。健康増進課長。
○健康増進課長(菅原順子君) それでは、議案第13号をご説明申し上げます。
説明書の92ページをお願いいたします。
平成28年度富谷町の後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出の総額に歳入歳出それぞれ77万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ3億1,590万7,000円とするものでございます。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
それでは、事項別明細書にてご説明申し上げます。
初めに、歳入になります。
101ページをごらんください。お願いいたします。
3款1項1目事務費繰入金につきましては、市制移行に伴う各所掌の更新作業のために77万6,000円を追加するものでございます。
続きまして、歳出です。
103ページをお願いします。
1款1項総務管理費につきましては、市制移行に伴う各所掌更新作業業務の派遣の手数料として、77万6,000円を追加するものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○副議長(安住稔幸君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第13号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第13 議案第14号 平成28年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号)
○副議長(安住稔幸君) 日程第13、議案第14号平成28年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) それでは、議案第14号についてご説明申し上げます。
説明書の106ページをお願いいたします。
平成28年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号)。
第1条、平成28年度富谷町水道事業会計の補正予算(第1号)は、次に定めるところによるものでございます。
第2条、予算第3条に定めた収益的収入及び支出の予定額を次のとおり補正するものです。
収入の第1款水道事業収益で468万5,000円を増額し、合計を11億3,533万6,000円とするもので、第1項の営業収益分を補正するものでございます。
支出の第1款水道事業費用で1,888万5,000円を増額し、合計を11億4,482万円とするもので、第1項営業費用で583万5,000円を減額し、第3項特別損失で2,472万円を増額するものとなってございます。
第3条、予算第4条に定めました資本的支出の予定額を次のとおり補正するもので、支出の第1款資本的支出で1,945万円を増額し、合計を1億4,962万6,000円とするものです。第1項の建設改良費分の補正というところとなります。
第4条、予算第6条に定めました議会の議決を経なければならない経費について、次のとおり補正するものです。
(1)職員給与費、既決額5,493万8,000円を、補正後5,119万2,000円とするものです。
実施計画明細書によりご説明申し上げます。
115、116ページをお願いいたします。
平成28年度富谷町水道事業会計補正予算実施計画明細書。
収益的収入及び支出、収入の1款1項2目その他営業収益において、458万5,000円を計上するもので、総務課より依頼のありました2カ所の消火栓の移設工事に係る一般会計からの負担金について増額補正するものです。
続いて、支出でございます。
支出の1款1項の中で、人件費として3目配水及び給水費、4目業務費、5目総係費で、総額からそれぞれに計上しております給料、手当等法定福利費につきましては、職員の異動により追加及び減額をするものでございます。
人件費以外の部分についてご説明申し上げます。
支出の1款1項3目配水及び給水費につきましては、修繕費の配水施設等修繕費について、消火栓移設工事分の収入と同額の458万5,000円を増額するものでございます。
次に、6目減価償却費の量水器減価償却費につきましては、平成28年第1回議会定例会におきまして、量水器の減価償却額の指摘を受け確認しましたところ、固定資産台帳への誤記入、入力ミスであったことが判明したことから、正しい額に修正した額を計上させていただいたものでございます。正しくは53万6,000円となりまして、当初予算に計上いたしました1,153万円から53万6,000円を差し引いた1,099万4,000円を減額するものでございます。
続いて、7目資産減耗費の432万円につきましては、清水沢浄水場の解体工事に伴う固定資産の除却費として、当初3項特別損失の固定資産除却費に同額を計上していたところですが、計上する予算科目が誤っていたことから、その分を減額いたしまして、1項の営業費用7目資産減耗費の固定資産除却費に計上するものです。
3項特別損失1目固定資産除却費の有形固定資産除却費につきましては、2,194万8,000円を費用計上したもので、うち量水器の除却費用の2,626万8,000円につきましては、平成28年第1回議会定例会での指摘を受け固定資産台帳を確認した際に、台帳の現在高についても誤りがあったことが判明したことから、計上したものでございます。平成28年3月末時点での量水器の固定資産額については、合計残高資産表に8,974万7,000円となっていれば、固定資産台帳についても同額となるところですが、差異が生じていることから、その調査をいたしましたところ、実際には4,354万3,000円分ということが判明したものでございます。
この誤りの原因につきましては、量水器を固定資産台帳に登録する際に、償却法として登録すべき取りかえ法が設定されていなかったこと、また、取りかえ資産として扱うべき量水器の処理を適切に行っていなかったことによるものです。この事実と合致するように必要な事務処理をした結果、2,626万8,000円を固定資産除却費として計上する必要が生じ、費用計上したものでございます。
3項特別損失2目過年度損益修正損の277万2,000円のうち、37万4,000円につきましては、加入金調定修正処理分でございまして、東日本大震災の被災者支援策として家屋が全壊となった被災者が新たに町内に家を建てた場合の水道加入金について免除しておりましたが、その際、水道加入金申請の後に免除申請を行った方2件について、調定の減額処理を行わなかったため、水道加入金の未収金として残ったままとなっていたことから、過年度損益修正損として費用計上したものでございます。残る239万8,000円につきましては、平成28年3月末時点で実際の在庫として285万5,000円を計上しておりましたが、実際には在庫数掛ける購入単価で計算いたしますと、45万7,000円分しか在庫がありませんでした。これは、メーター交換用として購入した量水器を出庫した際に、出庫処理を適切に行わなかったために起きたことであり、本来、メーター交換用として購入した量水器を出庫する際には、取りかえ法の規定によりまして修繕費に計上されなければなりませんので、本来の流動資産の計上額に修正するために費用処理されるべきだった239万8,000円分を過年度損益修正損として費用計上したものでございます。
117ページをお願いいたします。
資本的収入及び支出の支出でございます。
1款資本的支出1項建設改良費1目配水施設費の工事請負費1,945万円につきましては、町道堂ノ前線の配水管の更新工事を行うもので、延長約115メートルについて管の入れかえ工を実施するものでございます。
以上で説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○副議長(安住稔幸君) これから質疑に入ります。質疑ございますか。16番出川博一君。
○16番(出川博一君) それでは、3点ほどお尋ねいたします。
量水器の減価償却費ですけれども、26年度予算では151万5,000円、27年度で197万8,000円、今回補正後で53万6,000円ということなんですけれども、従来と比較すると100万ほど減価償却費が少なくなっているんですけれども、その辺のところの確認をお願いいたします。
それから、予算書のほうですね。この当初の予算書。これの中の338ページのキャッシュフロー計算から、予定貸借対照表、このところの補正が必要だと思うんですけれども、この辺についての見解をお願いいたします。
それから、28年度水道事業会計として、今年度は赤字になるのか、黒字なのか、この辺についてお尋ねいたします。
○副議長(安住稔幸君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) まず、1点目でございまして、26年度が1,515万、それから27年度が1,978万……、失礼しました。197万8,000円。その前の年が151万5,000円と、今回53万5,000円、100万程度の開きということでございますが、26、27年度につきましても、この減価償却費、単年度分の減価償却費について、正しい数字ではなかったということでございまして、その分も含めまして今回補正予算として修正させていただきました特別損失の部分でもってその分も一緒にといいますか、改めた金額でもっての計算で今回の2,626万というような補正額となったものでございます。
それから、338ページのキャッシュフローの計算についても補正が必要ではないかということでございますが、済みません、この辺確認して後ほどお示しさせていただきたいと思います。
それから、28年度について赤字、黒字どちらかというようなところについては、まだはっきりとしたところは申せません状況です。
○副議長(安住稔幸君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) 単純に赤字、黒字というのはこの収入から支出を差っ引けば、およその赤字か黒字は見当つくと思うんですけれども、この辺のところについてと、あとそれから、キャッシュフローと予定貸借対照表、これは当然変えておかなくちゃいけない。というのは、28年4月1日から29年3月31日までの資料ですので、これについてはわざわざ議会にかけるまでもなく、それを差しかえという形でお示しいただきたいなと思いますけれども、いかがでしょうか。
○副議長(安住稔幸君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) 赤字、黒字につきましては、28年度ということですね。その辺ははっきりとしたところは出ていないものというふうに認識してございます。
また、キャッシュフローにつきましては、差しかえが必要だということのご指摘でございます。その辺、ちょっと内部でどのようにしたらいいのか、検討させていただきたいと思います。
○副議長(安住稔幸君) 16番出川博一君。
○16番(出川博一君) ちょっと町長にお尋ねしたいんですけれども、今回の補正で3つの節にわたって、それも過年度にわたってというようなことで、いわゆる事務執行体制としてこのままでいいのかという非常に不安もあるんですけれども、上下水道ということで、上水道は水道会計と企業会計なんですけれども、下水道は今特別会計で持っているわけですけれども、その中で建設部長とすれば、下水道のほうには関与できるんだけれども、上水道は関与できないと。今のいわゆる管理者が町長になっていますので、そういう体制になっているんですけれども、その辺について体制の評価といいますか、例えば建設部長が、これは組織的にどういう形かわかりませんけれども、管理者代行なのか、何らかの形で、というのは結局、見ればわかるいわゆる減価償却、いわゆる1,150万だったやつが50万に下がるという、見ればすぐわかることなので、その辺のところの体制というのはやはり町長にもう一度ぜひお考えいただけないかなと思いますけれども、いかがでしょうか。
○副議長(安住稔幸君) 若生町長。
○町長(若生裕俊君) このたびの件につきましては、改めて本当に出川議員からのご指摘があって今回のミスに気づいたというところもありました。改めて、そしてそれに関連してそれにとどまらず、他にもそういう過年度にわたって見落としてきたという事実が今回わかったことについては、大変私自身遺憾な思いでございます。今回改めてこのようなことが二度と起こらないように、しっかりしたチェック体制、そして今議員からご意見いただいたいわゆる組織的な部分も含めながら、しっかりとしたチェック体制を確立していきたいというふうに、検討してまいりたいというふうに思います。
○副議長(安住稔幸君) ほかにございますか。1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 2件、質問させていただきます。
116ページの一番下、加入金修正処理、本来免除すべき加入金20ミリ2件がされていなかったという理解でよろしいのかということと、次のページ、117ページ、工事請負費、町道堂ノ前配水管更新工事、これは老朽化による布設がえという理解でよろしいんでしょうか。2件、お答えください。
○副議長(安住稔幸君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) 加入金の2件でもって合計が37万4,000円、これは先ほどご説明したとおり、本来免除すべきだった方の分、実際には免除すべき方からお金を取っていないわけですけれども、その減額処理、事務的な処理を怠っていたというところでの未収金となっていたことから、その分を減額するものでございます。
それから、工事請負費、管の更新工事につきましては、議員おっしゃるとおりでございます。
○副議長(安住稔幸君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) その工事、内容、大まかで結構ですので、ちょっとお示しください。
○副議長(安住稔幸君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) 工事の内容でございます。今回の工事につきましては、熊野神社付近から渡辺商店付近までの約115メートルについて、更新工事を行うものでございます。そして、今年度に都市整備課のほうで舗装打ちかえもあるということから、その前に管の更新工事を行いたいという内容となってございます。
○副議長(安住稔幸君) 1番金子 透君。
○1番(金子 透君) 私お聞きしたかったのは、工事の内容であって、老朽化による入れかえであれば、現在ほとんど耐震管を使っているかと思うんですね。あそこの道路は町民の重要な生活道路になっているわけですから、配水管が原因での事故は決してあってはならないわけです。住民の皆様の生活に支障が出るようなわけですから、もし一般管での布設を予定しているのであれば、設計変更してでも耐震管に布設がえすべきと考えますが、いかがでしょうか。
○副議長(安住稔幸君) 上下水道課長。
○上下水道課長(浅場 悟君) 管につきましては、本管、給水管ともにポリエチレン管という、地震ですとか、耐久性にすぐれた管を使用して実施する予定でございます。
○副議長(安住稔幸君) ほかに質疑はございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第14号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
この際、午後3時10分まで休憩いたします。
午後3時00分 休憩
午後3時10分 再開
○副議長(安住稔幸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
先ほどの議案審議の中で、私の発言で一部間違いがございましたので、訂正させていただきます。
16番出川博一君の質問に先立ちまして、私が「出川委員」というようなことを申し上げました。これを訂正いたします。
それでは、再開いたします。
日程第14 議案第18号 富谷町固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて
○副議長(安住稔幸君) 日程第14、議案第18号富谷町固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生町長。
○町長(若生裕俊君) 議案第18号富谷町固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて。
富谷町固定資産評価審査委員会委員に下記の者を選任することについて、地方税法第423条第3項の規定により、議会の同意を求めるものでございます。
住所、生年月日につきましては、記載のとおりでございます。
お名前につきましては、平間時子さんであります。
提案理由につきましては、富谷町固定資産評価審査委員会委員平間時子さんは、平成28年6月22日をもって任期満了となるため、改めて同意を求めるものでございます。
どうぞよろしくお願いいたします。
○副議長(安住稔幸君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
これから議案第18号を採決いたします。
この採決は無記名投票により行います。
議場の出入り口を閉めます。
〔議場閉鎖〕
○副議長(安住稔幸君) ただいまの出席議員は18名です。
次に、立会人を指名いたします。
富谷町議会会議規則第32条第2項の規定により、立会人に18番渡邊俊一君、1番金子 透君、2番青柳信義君の3名を指名いたします。
投票用紙を配付いたします。
〔投票用紙配付〕
○副議長(安住稔幸君) 念のために申し上げます。
富谷町議会会議規則第83条の規定により、本案を可とする議員は賛成と、否とする議員は反対と記載願います。
なお、投票による表決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは、富谷町議会会議規則第84条の規定により否とみなし取り扱います。
投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票用紙の配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。
〔投票箱点検〕
○副議長(安住稔幸君) 異状なしと認めます。
ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を呼び上げますので、1番議員から順番に投票願います。
〔事務局長点呼、投票〕
○副議長(安住稔幸君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
開票を行います。18番渡邊俊一君、1番金子 透君、2番青柳信義君、立ち会いを願います。
〔開票〕
○副議長(安住稔幸君) 投票の結果を報告いたします。
投票総数18票
有効投票 18票
無効投票 なし
有効投票のうち
賛成 18票
以上のとおり、賛成が全員です。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議場の出入り口を開きます。
〔議場開鎖〕
日程第15 議案第19号 富谷町固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて
○副議長(安住稔幸君) 日程第15、議案第19号富谷町固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生町長。
○町長(若生裕俊君) それでは、議案第19号富谷町固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて。
富谷町固定資産評価審査委員会委員に下記の者を選任することについて、地方税法第423条第3項の規定により、議会の同意を求めるものでございます。
住所、生年月日につきましては、記載のとおりでございます。
氏名、菊地 清さん。
提案理由につきましては、富谷町固定資産評価審査委員会委員菊地 清さんは、平成28年6月22日をもって任期満了となるため、改めて同意を求めるものでございます。
○副議長(安住稔幸君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
これから議案第19号を採決いたします。
この採決は無記名投票により行います。
議場の出入り口を閉めます。
〔議場閉鎖〕
○副議長(安住稔幸君) ただいまの出席議員は18名です。
次に、立会人を指名いたします。
富谷町議会会議規則第32条第2項の規定により、立会人に3番浅野武志君、4番若生英俊君、5番畑山和晴君の3名を指名いたします。
投票用紙を配付いたします。
〔投票用紙配付〕
○副議長(安住稔幸君) 念のため申し上げます。
富谷町議会会議規則第83条の規定により、本案を可とする議員は賛成と、否とする議員は反対と記載願います。
なお、投票による表決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは、富谷町議会会議規則第84条の規定により否とみなし取り扱います。
投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票用紙の配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。
〔投票箱点検〕
○副議長(安住稔幸君) 異状なしと認めます。
ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を呼び上げますので、1番議員から順番に投票願います。
〔事務局長点呼、投票〕
○副議長(安住稔幸君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
開票を行います。3番浅野武志君、4番若生英俊君、5番畑山和晴君、立ち会い願います。
〔開票〕
○副議長(安住稔幸君) 投票の結果を報告いたします。
投票総数18票
有効投票 18票
無効投票 なし
有効投票のうち
賛成 18票
反対 なし
以上のとおり、賛成が全員です。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議場の出入り口を開きます。
〔議場開鎖〕
日程第16 諮問第1号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて
○副議長(安住稔幸君) 日程第16、諮問第1号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生町長。
○町長(若生裕俊君) 諮問第1号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて。
人権擁護委員の候補者として下記の者を推薦することについて、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものでございます。
住所、生年月日につきましては記載のとおり、お名前は新沼喜久子さん。
提案理由につきましては、人権擁護委員新沼喜久子さんは、平成28年6月30日をもって任期満了となるため、改めて議会の意見を求めるものでございます。
○副議長(安住稔幸君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
これから諮問第1号を採決いたします。
この採決は無記名投票で行います。
議場の出入り口を閉めます。
〔議場閉鎖〕
○副議長(安住稔幸君) ただいまの出席議員は18名です。
次に、立会人を指名いたします。
富谷町議会会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に6番齊藤秀行君、7番藤原 峻君、8番佐藤聖子君の3名を指名いたします。
投票用紙を配付いたします。
〔投票用紙配付〕
○副議長(安住稔幸君) 念のために申し上げます。
富谷町議会会議規則第83条の規定により、本案を可とする議員は賛成と、否とする議員は反対と記載願います。
なお、投票による表決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは、富谷町議会会議規則第84条の規定により否とみなし取り扱います。
投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票用紙の配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。
〔投票箱点検〕
○副議長(安住稔幸君) 異状なしと認めます。
ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を呼び上げますので、1番議員から順番に投票願います。
〔事務局長点呼、投票〕
○副議長(安住稔幸君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
開票を行います。6番齊藤秀行君、7番藤原 峻君、8番佐藤聖子君、立ち会い願います。
〔開票〕
○副議長(安住稔幸君) 投票の結果を報告いたします。
投票総数18票
有効投票 18票
無効投票 なし
有効投票のうち
賛成 16票
反対 2票
以上のとおり、賛成が16票です。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議場の出入り口を開きます。
〔議場開鎖〕
日程第17 諮問第2号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて
○副議長(安住稔幸君) 日程第17、諮問第2号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生町長。
○町長(若生裕俊君) 諮問第2号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて。
人権擁護委員の候補者として下記の者を推薦することについて、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものでございます。
住所、生年月日につきましては記載のとおりでございます。
お名前は高橋慶明さんで、提案理由は、人権擁護委員高橋慶明さんは、平成28年9月30日をもって任期満了となるため、改めて議会の意見を求めるものでございます。
○副議長(安住稔幸君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
これから諮問第2号を採決いたします。
この採決は無記名投票で行います。
議場の出入り口を閉めます。
〔議場閉鎖〕
○副議長(安住稔幸君) ただいまの出席議員は18名です。
次に、立会人を指名いたします。
富谷町議会会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に9番西田嘉博君、10番長谷川る美君、11番佐藤克彦君の3名を指名いたします。
投票用紙を配付いたします。
〔投票用紙配付〕
○副議長(安住稔幸君) 念のため申し上げます。
富谷町議会会議規則第83条の規定により、本案を可とする議員は賛成と、否とする議員は反対と記載願います。
なお、投票による表決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは、富谷町議会会議規則第84条の規定により否とみなし取り扱います。
投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票用紙の配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。
〔投票箱点検〕
○副議長(安住稔幸君) 異状なしと認めます。
ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を呼び上げますので、1番議員から順番に投票願います。
〔事務局長点呼、投票〕
○副議長(安住稔幸君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
開票を行います。9番西田嘉博君、10番長谷川る美君、11番佐藤克彦君、立ち会い願います。
〔開票〕
○副議長(安住稔幸君) 投票の結果を報告いたします。
投票総数18票
有効投票 18票
無効投票 なし
有効投票のうち
賛成 18票
反対 なし
以上のとおり、賛成が全員です。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議場の出入り口を開きます。
〔議場開鎖〕
日程第18 発議第3号 議会の議決すべき事件に関する条例の制定について
○副議長(安住稔幸君) 日程第18、発議第3号議会の議決すべき事件に関する条例の制定についてを議題といたします。
提出者、菅原福治君に説明を求めます。菅原福治君、登壇願います。
○15番(菅原福治君) それでは、私から、議会の議決すべき事件に関する条例の制定についてをご説明いたします。
発議第3号。
議会の議決すべき事件に関する条例の制定について。
議会の議決すべき事件に関する条例を別紙のとおり定める。
平成28年6月10日提出。
提出者菅原福治。賛成者山路清一、賛成者相澤 榮、賛成者青柳信義。
提案理由といたしまして、平成27年10月9日に設置いたしました議会活性化調査特別委員会におきまして、地方分権の推進に伴い、平成23年の地方自治法改正により、基本構想の策定義務が、また、平成26年の国土利用計画法の改正により、国土利用計画市町村計画の議決義務がそれぞれ撤廃されたことに関し調査研究した結果、今後のまちづくりの指針となる計画等について、当議会としても積極的にかかわるべきとの判断に基づき、地方自治法第96条第2項の規定に基づきまして、議会の議決すべき事件についてを定めるものでございます。
それでは、朗読をもって説明にかえさせていただきます。
議会の議決すべき事件に関する条例。
趣旨といたしまして、第1条、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第2項の規定に基づく議会の議決すべき事件については、この条例の定めるところによる。
議決すべき事件として、第2条、議会の議決すべき事件は、次のとおりとする。
(1)総合計画基本構想の策定、変更または廃止に関すること。
(2)国土利用計画法(昭和49年法律第92号)第8条第1項の規定に基づく国土利用計画の策定、変更または廃止に関すること。
附則として、この条例は、公布の日から施行する。
以上で説明を終わります。よろしくお願いします。
○副議長(安住稔幸君) お諮りいたします。
本案は質疑及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
日程第19 閉会中の各委員会調査について
○副議長(安住稔幸君) 日程第19、閉会中の各委員会調査についてを議題といたします。
各委員会から、所管事務のうち富谷町議会会議規則第75条の規定によって継続調査の申し出があります。
お諮りいたします。
各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(安住稔幸君) 異議なしと認めます。よって、各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
平成28年第2回富谷町議会定例会は、終始熱心な審議を経て全ての議案を議決いたしました。執行部におかれましては、各議員から出された意見を十分に尊重し、町政を執行されますよう強く要望いたしまして、閉会の挨拶といたします。
これで本日の日程は全て終了いたしました。会議を閉じます。
平成28年第2回富谷町議会定例会を閉会いたします。
ご苦労さまでした。
午後3時46分 閉会