富谷市

『住みたくなるまち日本一』をめざして

平成27年第4回富谷町議会定例会(開催日:12月2日~12月8日)

更新日:2015年12月08日

平成27年第4回富谷町議会定例会(開催日:12月2日~12月8日)

会議録目次

定例会会議録第1号

定例会会議録第2号

定例会会議録第3号

定例会会議録第4号

定例会会議録第5号

平成27年第4回定例会目次

第1日目 12月2日(水曜日)
町長提出議案の概要説明
一般質問 15番 菅原福治議員
1 富谷でいじめは絶対に起こさせない
2 「市制移行」におけるシティセールスは「ふるさと納税」で
3 市制移行後の全体最適を考えた庁舎増築を問う
12番 山路清一議員
1 富谷町建築・土木・舗装工事の入札等を質問する
2 来春開店・話題の「コストコ」関連について質問する
4番 若生英俊議員
1 平成28年度予算編成方針について
2 町立幼稚園2園のありかたについて
3 市制に伴う住所表示について
18番 渡邊俊一議員
1 新年度予算における鉄道延伸についての取り組みについて伺う
第2日目 12月3日(木曜日)
一般質問 13番 浅野直子議員
1 地方創生と市制移行に伴う支援の拡充を
9番 西田嘉博議員
1 学校の校舎及び環境の整備について
2 インフルエンザワクチン接種について
3 空家対策について
16番 出川博一議員
1 平成28年度予算編成の基本方針は
2 消防救急体制の強化は喫緊の課題
3 よりよい子育て環境に向けて
2番 青柳信義議員
1 日吉台、杜乃橋地区の認可保育施設の整備について問う
2 杜乃橋地区の整備を問う
3番 浅野武志議員
1 イノシシの被害対策と駆除について
第3日目 12月4日(金曜日)
一般質問 10番 長谷川る美議員
1 児童館・放課後児童クラブ整備計画について
2 午後5時30分から午後7時までの延長業務の見直しを求める
8番 佐藤聖子議員
1 子どもたちの健康をどのようにつくるか
2 公立図書館建設をどのように進めるのか
6番 齊藤秀行議員
1 市制移行時の予見される課題について
5番 畑山和晴議員
1 いじめ問題の対策について
2 富谷町児童遊戯施設の必要性について
11番 佐藤克彦議員
1 本町の水害対策を問う
19番 安住稔幸議員
1 生活困窮者対策を問う
2 まちづくりを問う
第4日目 12月7日(月曜日)
一般質問 14番 高橋正俊議員
1 富谷町の消防力について
2 富谷町の学校通学路について
7番 藤原峻議員
1 保育士の待遇改善を求める
2 電気代高騰対策を求める
3 富谷町奨学金の改善の状況は
第5日目 12月8日(火曜日)
議案第 1号 富谷町企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律第10条第1項の規定に基づく準則を定める条例の制定について
議案第 2号 富谷町行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例の制定について
議案第 3号 富谷町税条例等の一部改正について
議案第 4号 富谷町下水道条例の一部改正について
議案第 5号 平成27年度富谷町一般会計補正予算(第6号)
議案第 6号 平成27年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)
議案第 7号 平成27年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第3号)
議案第 8号 平成27年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第4号)
議案第 9号 監査委員の選任につき同意を求めることについて
議案第10号 富谷町道路線の廃止について
議案第11号 富谷町道路線の認定について
閉会中の各委員会調査について

平成27年第4回定例会議事録(第1号)

平成27年12月2日(水曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 金子透君
  • 2番 青柳信義君
  • 3番 浅野武志君
  • 4番 若生英俊君
  • 5番 畑山和晴君
  • 6番 齊藤秀行君
  • 7番 藤原峻君
  • 8番 佐藤聖子君
  • 9番 西田嘉博君
  • 10番 長谷川る美君
  • 11番 佐藤克彦君
  • 12番 山路清一君
  • 13番 浅野直子君
  • 14番 高橋正俊君
  • 15番 菅原福治君
  • 16番 出川博一君
  • 17番 相澤榮君
  • 18番 渡邊俊一君
  • 19番 安住稔幸君
  • 20番 浅野幹雄君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 町長 若生裕俊君
  • 副町長 大庭豪樹君
  • 会計管理者兼会計課長 矢田守君
  • 企画部長 内海壯晃君
  • 総務部長 山田豊君
  • 福祉部長 小野一郎君
  • 建設部長 奥山育男君
  • 企画部企画政策課長 高橋弘勝君
  • 企画部財政課長 西山高広君
  • 企画部産業振興課長 横倉時夫君
  • 総務部総務課長兼情報化推進室長 神田能成君
  • 総務部税務課長 吉田尚樹君
  • 総務部町民生活課長兼東向陽台出張所長兼富ケ丘出張所長兼あけの平出張所長兼日吉台出張所長兼清掃センター所長 泉川潤哉君
  • 福祉部長寿福祉課長兼福祉事務所設置準備室長兼福祉健康センター所長 中山高子君
  • 福祉部健康増進課長 郷右近衛君
  • 福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセタンター子育てサロン所長 浅場悟君
  • 建設部都市整備課長 齋藤英夫君
  • 建設部都市計画課長 伊藤正君
  • 水道事業上下水道課長(建設部上下水道課長) 石川康一君
  • 企画部企画政策課参事兼市制移行・地方創生推進室長 松原誠君
  • 総務部総務課参事兼危機管理室長 横田利雄君
  • 福祉部長寿福祉課技術参事兼保健福祉総合支援センター所長兼高齢者施策専門監 安積春美君
  • 教育長 菅原義一君
  • 教育次長(教育総務担当) 小松巌君
  • 教育次長(生涯学習担当) 荒谷敏君
  • 教育総務課長 高橋加代君
  • 学校教育課長 齋藤卓也君
  • 生涯学習課長兼総合運動公園所長兼民族ギャラリー館長 渡邉正弘君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀郁雄
  • 次長 富澤裕
  • 主幹 長瀬千鶴子

議事日程 第1号

平成27年12月2日(水曜日) 午前10時00分 開会 

町長提出議案の概要説明
第 1 会議録署名議員の指名
第 2 会期の決定
第 3 一般質問(通告番号1番~5番)
一般質問 15番 菅原福治議員
1 富谷でいじめは絶対に起こさせない
2 「市制移行」におけるシティセールスは「ふるさと納税」で
3 市制移行後の全体最適を考えた庁舎増築を問う
12番 山路清一議員
1 富谷町建築・土木・舗装工事の入札等を質問する
2 来春開店・話題の「コストコ」関連について質問する
4番 若生英俊議員
1 平成28年度予算編成方針について
2 町立幼稚園2園のありかたについて
3 市制に伴う住所表示について
18番 渡邊俊一議員
1 新年度予算における鉄道延伸についての取り組みについて伺う

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり 午前10時00分 開会


議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
  ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、ただいまから平成27年第4回富谷町議会定例会を開会いたします。
  この定例会は、町長から条例の制定など9件の事件議案が提出されることになっております。慎重に審議を尽くされ、町民の負託に応えられますようご期待を申し上げますとともに、議会運営につきましてもご協力をお願いいたしまして開会の挨拶といたします。
  日程に入るに先立ち、諸報告をいたします。
  議長諸報告は、お手元に配付のとおりです。
  なお、説明員の出席報告ほか関係資料については、事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
  これで諸報告を終わります。
  ここで、議案等の提案理由を含め、富谷町町長に挨拶を求めます。若生町長。
町長(若生裕俊君) 本日ここに、平成27年第4回富谷町議会定例会が開催されるに当たり、提出しております議案の概要にあわせ、町政運営の取り組みにつきましてご説明申し上げます。
  本定例会では、来年度に向けた各種施策の萌芽に加え、来年10月10日の市制移行と住みたくなるまち日本一の実現に向けた今後の町政運営につきまして、議論を深めてまいりたいと存じますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
  皆様ご承知のとおり、富谷町は昭和38年町制施行時に人口5,000円人から現在は5万2,000人を超えるまでとなり、地方創生総合戦略の目標年次である2060年までさらなる成長が期待されるところです。このことを踏まえ、現在行っております地方創生総合戦略の策定作業を通じ、「100年間ひとが増え続けるまち、村から町へ、町から市へ」という新たなキャッチフレーズを掲げました。本日ここに表明させていただきますとともに、今後のシティーセールスに積極的に活用してまいります。
  それでは、近々の町政運営についてご報告申し上げます。
  まず、さきの内閣改造により、町内出身者である土井 亨先生が国土交通副大臣に就任されたことに対して改めて祝意を表しますとともに、今後のさらなるご活躍をご期待申し上げます。また、就任直後の10月21日には、仙台北部道路建設促進期成同盟会の町村長全員で富谷ジャンクションのフル化についての要望を直接行ったことをご報告申し上げます。
  次に、町政功労者表彰式の状況について申し上げます。
  本年度は、従前の功労者表彰に加え、礼遇者への推戴もあわせて行い、先月3日に総勢19名の方々の長年のご尽力とご労苦に感謝の言葉を申し上げたところでございます。また、当日は特別功労者表彰の高橋愛菜さんが奏でたピアノメロディーを数多くの来賓の方々とともに堪能させていただきましたこと記憶に新しいところでございます。
  次に、来年度の当初予算の編成について申し上げます。
  来年度の当初予算につきましては、経常経費の圧縮と個別事業の見直しを推し進めるため、事務事業の一部シーリング制とキャップ制を組み合わせた手法で編成してまいります。また、市制移行後の総合計画策定に向けて事務事業のスクラップ・アンド・ビルドを図るため、いわゆる棚卸しにもあわせて取り組んでおります。
  次に、民間ヘリコプター機による発着訓練について申し上げます。
  本訓練につきましては、9月臨時会の冒頭で申し上げたとおり、自然災害に強いという町域と庁舎の位置特性についてのトップセールスを行ったことから、先月16日に日清医療食品株式会社の協力のもと無事訓練を実施したところでございます。今回の訓練に先立ち、職員駐車場を民間ヘリコプターの場外離着陸場に使用するための申請を国土交通省に行ったことから、今後は、航空会社は限定されますが、民間機の発着が可能となったところです。
  なお、その後直ちに都内の別企業から今回の取り組みに対する問い合わせをいただいたことから、反響の大きさを再認識するとともに、さらなるヘリポートセールスを通じて、災害時においては町内のみならず広域的な支援を講じられるよう取り組んでまいります。
  それでは、企画部所管の各種施策の実施状況を申し上げます。
  初めに、市制移行の準備状況について申し上げます。
  現在、来年2月の国勢調査速報値の公表後の地方自治法に基づく手続を確実に行うため、県の指導を受けながら市制要件の整理と市制移行に向けた申請書の最終的な調製作業を行っているところです。市制移行に伴う県移譲事務についても、現在、県担当課と町担当課で順次事務引き継ぎを行っております。今後も市制移行に向けた手続と移譲事務の引き継ぎについて着実に準備を進めてまいります。
  なお、9月定例会で申し上げておりました町民課にかわる市民課の制定に向けて、本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。なお、全額繰越明許費による執行を予定しております。
  また、市制移行まで1年を切ったことから、市制移行に向けた町民の皆様の機運を高めるため、カウントダウンイベントを開始し、ホームページ、フェイスブック、ツイッターで随時発信しております。これまでふるさとまつりの来場者の皆様を初め富谷小学校全校生徒の皆様、富谷ベクトルミニバスケットボールクラブの皆様やあったかとみやスポーツクラブキッズチアスクールの皆様に登場していただきました。今後も数多くの皆様に登場していただき、市制移行に向けた機運を高めてまいります。
  同様に、市制移行とその先のさらなる発展を目指すロゴマークの募集を行い、全国86名の皆様から合計173作品の応募をいただきました。ロゴマークの募集を通じて全国の皆様に市制移行に取り組む富谷町の姿を発信できたことは大きな成果があったものと感じております。応募作品については、富谷町総合計画審議会の審査を経てこのほど決定し、ホームページ等で公表したところです。今後は、各種広報媒体に掲載するなど、市制移行に向けたPRに最大限活用してまいります。
  次に、地方創生総合戦略の策定状況について申し上げます。
  総合戦略の策定につきましては、本日開催をお願いしている議員全員協議会で改めてご説明申し上げますが、総合計画審議会の闊達な議論を通じ、特定の分野に特化した文字どおりの戦略である旨の評価を関係者から内々に頂戴しているところであります。特に9月補正予算で計上したスイーツ関連事業につきましては、本年度の地方創生上乗せ交付金において全額交付対象となったことをご報告申し上げます。来年度以降につきましては、計画最終年次である平成31年度まで戦略に掲げた各種施策を順次実施してまいります。
  次に、とみやわくわく町民会議について申し上げます。
  10月30日に第4回目として、「健康都市宣言を目指して~のばそう健康寿命~」というテーマで実施いたしました。各委員それぞれのお立場から、運動、食事、生活習慣といった多角的な視点での貴重なご意見をいただいたところでございます。
  また、今月25日には、第5回目として「いじめを起こさない環境づくり」というテーマで開催いたします。引き続き住民の声が直接届く町政運営の実現に向けて積極的に実施してまいります。
  次に、町政懇談会について申し上げます。
  本事業は、町内会からのご要望を受けて開催しておりますが、10月22日には東向陽台、明石台町内会、先月26日は成田連合町内会との町政懇談会を開催いたしました。特にご要望への回答を事前に提供し、当日の懇談の時間をより充実させるようスタイルを変更したことで、町内会の皆様との有意義な懇談を行うことができたと考えております。
  次に、高屋敷地区の企業誘致について申し上げます。
  まず、9月定例会で申し上げた2社目の立地決定に続き、トップセールスを行っていた企業から2区画の購入希望があり、先月17日に合意に達したことをご報告申し上げます。また、残る1区画に関しても、ターゲット企業に対して先月25日には本年4回目となるトップセールスを行い、立地に向けた最終的な投資判断を仰ぐ段階になっております。
  なお、2社目の立地企業については、来年2月上旬に立地表明式をとり行う予定でございます。
  次に、農業振興について申し上げます。
  米の生産調整に伴い農家の皆様が取り組んでいる経営所得安定対策事業については、米の直接支払交付金の10アール当たり7,500円は約313ヘクタールが対象となり、交付金は約2,199万円となる予定です。また、水田活用事業の大豆や飼料作物等の作付に対する交付金は約4,079万円となり、合わせて約6,279万円が年内中に交付される予定となっております。
  次に、商業振興について申し上げます。
  先月12日から13日にかけて仙台市勾当台公園市民広場において行われた仙台鍋まつりに「十三夜吟醸鍋」を黒川商工会富谷事務所女性部の皆様のご協力により出店いたしました。両日とも晴天に恵まれたことや前日からの各メディアによる報道もあり、準備した鍋は完売となりました。本年の鍋グランプリにおいても昨年に引き続き準グランプリを獲得することができ、富谷町の特産品を生かした「吟醸鍋」を広く紹介していただいたものです。
  続きまして、総務部所管の各種施策の実施状況を申し上げます。
  まず、国勢調査の状況について申し上げます。
  調査票の配布及び回収につきましては、調査員の皆様の円滑な事務遂行により、10月下旬までに全ての調査票を回収いたしました。現在は、調査書類の最終的な審査を行っており、今月22日には最終的な調査書を県へ提出する予定です。調査実施に当たりご尽力いただいた皆様に改めて感謝申し上げます。
  次に、町内会館整備について申し上げます。
  老朽化に伴い建設を行っておりました志戸田会館につきましては、工事が順調に進捗し、先月30日に竣工いたしました。地域コミュニティーの拠点として志戸田地区の皆様にご活用いただけるものと期待しております。
  次に、交通安全関連について申し上げます。
  秋の交通安全運動期間中は町民総ぐるみでの取り組みに対しまして心より感謝申し上げます。昨年と比較しますと、町内で発生している人身事故及び物損事故の件数は、10月末現在で99件少ない状況となっております。今後も引き続き、大和警察署や関係機関と連携しながら町民の安全・安心のさらなる向上に向けて、交通安全の意識啓発と対策に取り組んでまいります。
  次に、防災関連について申し上げます。
  先月15日に日吉台中学校を会場として、富谷町総合防災訓練を実施し、日吉台、杜乃橋地区から総勢490名の皆様にご参加いただきました。また、訓練に際しましては、大和警察署、黒川地域行政事務組合、消防本部、富谷町消防団、黒川商工会富谷事務所など関係機関にもご参加いただきました。民間企業との連携につきましては、10月30日に東日本電信電話株式会社宮城事業部と特設公衆電話の事前設置及び利用に関する覚書を締結いたしました。今後、災害発生時における被災者等の通信の確保を図るため、21カ所の指定避難所に特設公衆電話の事前設置を進めてまいります。また、年内中に株式会社バイタルネットと医薬品や衛生用品等の提供に関する災害協定の締結を予定しております。今後も、民間企業や他自治体との災害協定を進めながら、災害に強いまちづくりを推進してまいります。
  防犯対策について10月11日から20日までの10日間にわたり全国一斉に展開された全国地域安全運動の実施に伴い、10月19日に防犯啓発キャンペーンを実施し、町民の防犯意識の高揚と自主防犯活動の促進を図っております。
  次に、北方領土の日について申し上げます。
  来年2月7日、第36回北方領土の日宮城県集会が本町を開場に初めて開催されます。この集会は、北方領土問題に対する関心と理解を深め、広く世論の結集を図ることを目的に、毎年開催されているもので、今回の主催は、北方領土返還要求宮城県民会議、県及び町の三者です。集会開催に先立ち、7月29日から8月1日にかけて北方領土隣接地域への現地視察が実施され、本町おきましては町内中学生19名が参加いたしました。集会当日は、北方領土青少年現地視察体験発表などが予定されており、皆様のご参加につきましてよろしくお願いいたします。
  次に、議員報酬等の見直し及び内部組織体制の整備について申し上げます。
  現在、市制移行に向けたさまざまな準備作業を進めているところですが、市制移行後の議員報酬等につきましては、特別職給料等審議会の諮問を経て来年第1回定例会に提案する方向で調整することとしております。また、市制移行に向けた内部組織につきましては、いわゆる福祉事務所の決定設置はもとより、日々専門、高度化する行政課題等に的確に対応するための組織整備を進めてまいりたいと考えております。
  次に、マイナンバー制度について申し上げます。
  マイナンバー制度については、先月3日から順次住民の皆様に個人番号通知カードが送付されておりますが、来月からは希望者に対してマイナンバーカードが本町町民生活課窓口で交付されることになっております。制度の内容につきましては広報等でお知らせしているところですが、マイナンバーカードの申請については任意であることなど、各種問い合わせが予想されることから、丁寧な対応に努めてまいります。また、来月移行のマイナンバーの実交付に当たっては、窓口での混乱を極力避けるため、窓口の一部改修と人的選任体制により対応することとしております。
  次に、公営墓地について申し上げます。
  公営墓地の建設につきましては、まずは基本計画の根幹となる墓地需要を予測するため、住民アンケートを本年度中に実施したいと考えております。つきましては、本定例会の補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。
  続きまして、福祉部所管の各種施策の実施状況を申し上げます。
  まず、子育て支援事業について申し上げます。
  待機児童対策として保育所の設置を予定しております旧富ケ丘北部会館の改修工事については、順調に進捗しており、運営事業者につきましても9月にプロポーザル方式により公募した結果、2者から申し込みがあり、審査の結果、大和町の社会福祉法人たちばな会に決定しております。今後、来年度当初からの運営に支障がないよう、引き続き準備を進めてまいります。また、1年でも早い待機児童ゼロを目指して検討を進めておりました保育施設の整備につきましては、杜乃橋地区への新たな保育園の開設に向けて準備を進めていきたいと考えています。今後、詳細についての協議を重ね、平成29年度からの実施を目指し、民設民営により整備をしてまいります。
  (仮称)富谷町子育て世代包括支援センターにつきましては、実施設計業務の委託業者と協議を重ね、来年第1回定例会において新築工事に関連する予算をお示しし、来年度中の完成を目指して準備を進めてまいります。
  学童の安心・安全な放課後児童健全育成事業放課後児童クラブの実施につきましては、本年度よりスタートしました明石台小学校、東向陽台小学校を初め、来年度には成田東小学校の空き教室を利用した児童クラブ運営を予定しております。平成29年度には、富ケ丘小学校、あけの平小学校、成田小学校敷地内で児童館、児童クラブの事業開始を目途に準備を進めてまいります。なお、本定例会の補正予算に成田東小学校改修に伴う関連経費を計上しておりますので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。
  次に、健康増進事業について申し上げます。
  各種住民健診事業につきましては、胃がん検診の受診率向上を目的として、本年度から10月の土日4日間の未検者対策健診を実施し、465名の方が受診されました。この結果を検証するとともに、引き続き受診しやすい健診体制の整備に努めてまいります。
  また、町民の健康づくりのための事業として、健康増進計画、食育推進計画の策定に向け、町民の健康及び食生活の調査を10月に終了し、現在、集計・分析を進めております。
  なお、10月27日にはイオンモール富谷店で全国健康保健協会、県及び町の共催による「まちかど健診」及び健康づくり啓発イベントを実施し、多くの皆様にご来場いただきました。
  次に、国民健康保険事業について申し上げます。
  現在、国保法に基づく医療費適正化に向けた効果的な保険事業の推進を目的とした、データヘルス計画の策定に着手しており、国保ヘルスアップ事業についても実施しているところであります。また、全国健康保険協会宮城支部と健康づくりに関する覚書の締結を予定しており、今後、健康の情報や課題等を共有し、町全体の健康づくりの推進に努めてまいります。
  国保財政運営については、平成30年度の都道府県下単位化による標準保険料率、町に対する分賦金等の動向がまだ具体的に示されておりませんので、国保財政運営に与える影響等を勘案しながら負担軽減を図ってまいります。
  10月24日に実施いたしました「とみや健康福祉まつり」は、生島ヒロシ氏の基調講演をメーンとした口腔内の健康や子育て支援に関するコーナーを設け、さまざまな世代の町民の皆様約400名にご参加いただきました。
  また、来年3月19日には川島隆太氏の特別講演会の開催を予定しております。
  次に、長寿福祉事業について申し上げます。
  在宅高齢者訪問事業につきましては、先月2日を初日として、3日間にわたり在宅でお暮らしの95歳以上の方12名を訪問し、ご長寿への祝意を申し上げるとともに、今日の富谷町の礎を築いていただいたことに感謝を申し上げました。また、あわせてお支えいただいているご家族にも敬意を表したところでございます。
  地区敬老会を支援するあったかほっとな地域づくり事業につきましては、6月から10月までに全町内会で開催され、地域交流の場としても定着してまいりました。来年度は事務手続の効率化も視野に町内会と協議しながら事業のあり方等を検討してまいります。
  なお、敬老祝い金につきましては、地区敬老会のお祝いの席で参加者への祝意のもと贈呈させていただきました。また、欠席された方には、後日、役員の皆様にご訪問いただき、441名の方々へ敬老祝い金をお届けすることができましたことに深く感謝申し上げます。
  2年目になります臨時福祉給付金につきましては、今月17日までを申請期間として事業を実施しているところでございます。先月、24日現在で申請受付件数4,064件、支給件数3,721件、支給金額2,232万6,000円となっております。案内件数に対する申請率は約77.3%となっております。昨年度と同様、多くの方々に申請受給していただけるよう、受付期間を来年2月29日まで延長することとし、来年の広報等で周知するとともに引き続き円滑な施行に努めてまいります。
  続きまして、建設部関係の各種施策の実施状況を申し上げます。
  初めに、9月10日から11日に発生した台風18号による大雨被害に対する復旧事業関係についてですが、町単独事業での道路・河川関係につきましては、現在、56件中、31件が復旧完了しております。また、緑地及び公園につきましても順次復旧工事を進めておりますが、被害が大きかった大清水5号緑地ののり面崩落の復旧につきましては、先日、入札により業者が決定したところです。なお、大亀山森林公園第2駐車場ののり面復旧工事及び9月定例会後に被害が確認された杜乃橋5号緑地ののり面復旧につきましては、本定例会の補正予算に復旧工事費を計上しておりますので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。
  一方、補助対象の道路・河川の災害復旧工事につきましては、現在、国の査定を受けているところであり、来月末までには工事発注を終え、来年4月末ごろの全箇所復旧に向けて事業を進めてまいります。
  次に、町道整備事業関係について申し上げます。
  舗装劣化に伴う舗装補修工事につきましては、東向陽台地区が先月上旬に竣工いたしました。二三ノ関線につきましては、1工区が先月上旬に竣工しておりますが、2工区については来月末を竣工予定としております。
  側溝有蓋工事につきましては、鷹乃杜地区の1工区が9月上旬に、太子堂、富ケ丘地区は先月末に竣工しております。残る鷹乃杜地区の2工区につきましては今月末の竣工を予定しております。
  道路改良事業の町道郷田線改良工事につきましては、10月20日に契約を締結し、年度内竣工を予定しております。また町道高屋敷線拡幅工事につきましては、今月15日の竣工を予定しております。
  次に、都市計画事業について申し上げます。
  高屋敷土地区画整理事業の造成工事につきましては、照明灯などの施設設置工事の一部におくれが見込まれるものの、造成工事自体は当初の予定どおりほぼ年内中に完了する見込みであると報告を受けております。なお、高屋敷地区を公共下水道の処理区域に編入するための下水道の都市計画変更につきましては、10月16日に住民説明会を開催し、今月中旬に開催を予定しております町の都市計画審議会を経て年内の決定に向けて手続を進めております。また、高屋敷地区計画の決定及び都市計画道路穀田三ノ関線の変更につきましても、年度内決定に向け関係機関と協議を進めているところです。
  次に、下水道事業について申し上げます。
  初めに、9月14日に発生し、現在、仮復旧中の成田第一汚水中継ポンプ場事故の応急対応業務への精算と本復旧に向けた進捗状況につきましてご報告申し上げます。
  応急対応業務につきましては、現在完了済みとなっております。業務内容等を精査し、支払いに向けての準備を進めているところです。本復旧につきましては、来年6月末の完了に向け、先月17日に1号ポンプをメーカー工場へ搬出し現在整備作業を行っており、1号ポンプの本復旧後には順次2号ポンプ、3号ポンプの復旧を進めてまいります。
  次に、施設の維持管理について申し上げます。
  施設の安全と継続的な機能維持を図るため、7月に契約した富谷1号汚水幹線管渠改築工事につきましては、大清水一丁目地内、鷹乃杜セブンイレブン向かいの国道4号上り線歩道に埋設の口径800ミリの下水道管の改築で、先月末に工事を完了したところです。
  また、同じく成田第一汚水中継ポンプ場特殊電源設備更新工事につきましては、特殊電源設備等を更新するもので、来年2月末までを工期に現在施行中であり、今後も計画的な改築等により下水道施設の適切な維持管理を図り、施設の耐用年数の延伸に努めてまいります。
  続きまして、教育委員会所管の各種施策の実施状況を申し上げます。
  まず、富谷町私立幼稚園就園奨励費補助金の誤交付について現況をご報告申し上げます。
  当初の予定どおり、10月中旬に対象となった全てのご家庭に納付書をお送りし、ご返還をいただいているところでございます。今後も引き続き、各ご家庭のご相談に応じながら返還へのご協力をお願いしてまいります。
  次に、小中学校の状況について申し上げます。
  町内の小中学校は後期に入り、順調に学校教育活動が進捗しております。また、学習発表会や文化祭には議員の皆様を初め多くの保護者の皆様及び地域の皆様にご来場いただき、盛会裏に終了いたしました。さらに、先月8日及び9日に開催されましたマーチングバンド・バトントワリング東北大会には町立小学校6校と富谷マーチングエコーズが出場し、堂々とした演奏演技を行いました。その結果、富谷マーチングエコーズと成田東小学校は今月の19・20日に埼玉スーパーアリーナで開催される全国大会への出場が本年も決定いたしました。エコーズは18年連続19回目の出場、成田東小学校は4年連続6回目の出場となります。全国の観衆を魅了する発表となるようご期待申し上げますとともに、芸術文化の薫るまちを目指し、今後も支援してまいります。
  次に、町立幼稚園における3歳児保育の導入について申し上げます。
  町立幼稚園の3年保育につきましては、昨年12月に実施した子ども・子育て支援事業に関するニーズ調査やわくわく町民会議などにおいて要望が寄せられているところであり、3歳児からの集団保育への参加は幼児の成長にとって重要な意味を持つものと捉えております。このようなことから、本町における幼児教育のさらなる充実を図るため、富谷幼稚園において平成29年4月からの3歳児保育の導入に向け準備を進めてまいります。導入に当たりましては、施設の増築をも見据え、本定例会の補正予算に設計、地質調査等を計上しておりますが、園児の応募状況等を勘案し、既存施設のみでの導入もあわせて検討してまいります。
  次に、とみや子どもまつりの実施状況について申し上げます。
  先月8日に開催したとみや子どもまつり2015には多くの皆様にご来場いただき、子供たちの力強い輝く姿をごらんいただくことができました。特に今年度は、開催時間帯を午前中に集約したコンパクトな形に変更するなど、経費節減に努めました。この場をおかりいたしまして、ご協力いただきました関係者の皆様に改めてお礼を申し上げます。
  次に、いじめ問題対策について申し上げます。
  9月定例会において、富谷町いじめ問題対策連絡協議会等条例についてご承認いただきました。それを受け、富谷町いじめ問題対策連絡協議会につきましても、今月中の開催に向け、関係機関との調整を進めております。また、富谷町いじめ問題対策調査委員会につきましては、人選を進め、本年度中の開催を予定しております。
  次に、食育推進について申し上げます。
  4年目を迎えます宮城県農業高等学校との連携事業につきましては、東向陽台小学校を指定校として食育ワークショップを展開しているところです。あす3日は、学校給食センターにおきまして給食の献立を考えるワークショップを開催いたします。
  また、新たな取り組みとして、気仙沼の魚を普及させる会のご協力のもと、気仙沼市に水揚げされた魚を食材とした給食の提供を本年度中に行うこととしており、今後も引き続き食育を推進してまいります。
  次に、生涯学習事業について申し上げます。
  10月11日に開催しました十三夜 魂のふるさとまつりにつきましては、小雨の降る時間帯もありましたが、家族連れなど多くの皆様にご来場いただき、にぎわいと活気あふれる中で開催することができました。本年の来場者数につきましては、集計をもとに2万5,000人と発表したところです。また、1,000人を超える運営スタッフの皆様初め、地元3町内会の皆様、関係団体の皆様のご理解とご協力に深く感謝を申し上げます。
  なお、来年度のふるさとまつり及び子どもまつりの実施につきましては、それぞれ市制施行日や(仮称)富谷国際スイーツフェアとも日程的に重なることから、実施内容等について、今後実行委員会を通じ検討してまいります。
  次に、新年祝賀会及び成人式の実施について申し上げます。
  平成28年新年祝賀会につきましては、正月5日午前11時から富谷スポーツセンターを会場に開催いたします。申年の新年を祝い、町民の皆様の幸せと市制移行を目前とした富谷町のますますの発展を祈念する機会として、多くの皆様のご参加をお願い申し上げます。
  また、成人式につきましては、来月10日午後1時30分から富谷武道館で開催いたします。成人を迎える皆様が将来の夢を描き力強く生きることを願い、大人の門出を町民の皆様とお祝いし、記憶に残る成人式となるよう努めてまいります。
  次に、公民館事業について申し上げます。
  本年も行政区長や公民館協力員で組織する実行委員会を中心に開催した6公民館の祭りは、各公民館がそれぞれ工夫を凝らし、公民館サークルや地域の皆様の参加により成功裏に終了いたしました。また、議員の皆様にもご来場いただき感謝を申し上げます。
  施設整備につきましては、富ケ丘公民館大ホール等における来年夏の空調設備稼働を目指し、来春からの設置工事着手に向けて本定例会に補正予算に関連経費を計上しておりますので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。
  なお、全額繰越明許費による執行を予定しております。
  次に、老人クラブ関係について申し上げます。
  10月に宮城県シニアスポーツ大会と黒川郡老人クラブゲートボール大会が総合運動公園で開催されました。
  また、来月15日には町老連芸能大会が成田公民館において開催される予定となっております。降雪が心配となる時期でありますが、滞りなく実施できるよう準備してまいります。
  次に、体育振興について申し上げます。
  生涯スポーツの振興として、東北大会以上に出場する個人や団体の活躍が顕著であります。今後も幅広い年代の夢を実現するためのサポート事業で一部補助を行っております生涯スポーツ活動振興事業費補助金について、引き続き周知を図り、スポーツ競技の振興に寄与してまいります。
  また、総合運動公園の整備につきましては、先月より快適な利用を図るため、Dグラウンド2面の不陸整正を行っております。引き続き安全・安心な利用ができるよう総合運動公園全体の適正な維持管理に努めてまいります。
  競技スポーツの振興につきましては、富谷町をホームタウンとする仙台ベルフィーユの5シーズン目の試合が今月5、6日並びに来年、来月30、31日に富谷スポーツセンターで開催されます。先月、25日には葛和監督及び選手が来庁され、富谷大会に向けての豊富などをお聞かせいただいたところです。今後ともトップアスリートに触れる機会を多く設け、見るスポーツ、応援するスポーツを通じスポーツの力を町の活力につなげてまいります。
  次に、民俗ギャラリーについて申し上げます。台風18号による大雨の影響によりギャラリー西側の民地のり面が崩落の危機にあることから、臨時休館としております。今後も危険な状態が続くことから、民俗ギャラリーの運営について関係機関と協議を進め、対応を検討してまいります。
  最後に、提出議案の概要についてご説明申し上げます。
  議案第1号富谷町企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律第10条第1項の規定に基づく準則を定める条例の制定につきましては、企業立地促進法に基づく産業集積のための基本計画において、成田地区、上桜木地区が重点的に企業立地を図る区域に指定されたことに伴い、工場立地法の特例措置として緑地面積率、環境施設面積率の規制緩和を目的とした条例を制定するものでございます。
  議案第2号富谷町行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例の制定につきましては、番号法に基づき個人番号の独自利用義務及び個人番号を用いた町内同一機関内における特定個人情報の庁内連携について定めた条例を制定するものでございます。
  議案第3号富谷町税条例の一部を改正する条例につきましては、地方税法の定めによる徴収猶予制度について納税者の申請に基づく換価の猶予制度が創設されるなどの見直しが行われたことにより、徴収の猶予及び換価の猶予の手続に関し必要な事項を定めるため、所要の改正を行うものでございます。
  議案第4号富谷町下水道条例の一部改正する条例につきましては、下水道法施行令の一部が改正されたことに伴い、条例中条例の条項引用箇所を補正するものでございます。
  議案第5号から議案第8号につきましては、各種会計補正予算でございます。
  議案第9号につきましては、監査委員の選任につき同意をお願いするものでございます。
  以上、条例議案4件、予算議案4件、人事案件1件の概要を申し上げましたが、議案審議の際には、詳細にご説明申し上げますので、慎重審議を賜り、全案件ご可決くださいますようお願い申し上げ、今定例会開会に当たりましてのご挨拶とさせていただきます。
議長(浅野幹雄君) これから本日の会議を開きます。
  議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。


     日程第1 会議録署名議員の指名
議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
  会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、3番浅野武志君、4番若生英俊君、5番畑山和晴君の3名を指名いたします。


     日程第2 会期の決定
議長(浅野幹雄君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
  お諮りいたします。
  本定例会の会期は本日から12月8日までの7日間にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本定例会の会期は本日から12月8日までの7日間に決定いたしました。
  この際、午前10時55分まで休憩をいたします。
     午前10時40分 休憩


     午前10時55分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


     日程第3 一般質問
議長(浅野幹雄君) 日程第3、一般質問を行います。
  通告順に発言を許します。15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) それでは、改めましておはようございます。
  私から、通告にしたがって3点質問させていただきます。
  まず最初に、富谷町でいじめは絶対に起こさせないについて伺います。
  いじめは4年前大津市の中学2年男子生徒が自殺したことが発端で大きな社会問題になりました。その後も連日全国各地でいじめ報道が後を絶ちません。東北においても昨年の山形県天童市、仙台市泉区、ことしに入っては岩手県矢巾町においても、いずれにおいても中学生がいじめを苦に自殺をいたしました。子供が多い我が町では絶対にいじめは起こさせてはなりません。
  マスコミは一様に学校はいじめを防ぐことができなかったのかと報じ、世論も大体同じような見方をしております。確かに校内でいじめられ苦しむ子供を守ってやられなかったのは、学校にも大きな責任があります。児童・生徒を預かる学校としては子供の安心・安全が最優先であることは、誰もが異論はありません。学校・教職員はみずからの問題として切実に受けとめ、徹底して取り組むべき重要課題です。
  しかし、一方でこの間、元教育経験者から「いじめは学校、教職員だけの責任でしょうか」という記事が新聞に掲載されました。私も同じ思いでございます。
  現在は、世の中の価値観が大きく多様化し、また複雑になり、一昔とは大きく変わりました。子供の中には大人の社会問題である格差社会とか、正規・不正規の雇用問題や、そこから起きる家庭内の問題を抱え、引きずったまま学校に来ている子供もいると聞いております。学校としては、普通が通常の教育の活動の場であります。もし子供たちが社会問題や家庭問題を抱えているとすれば、いじめは学校だけでは解決できる問題ではないと思います。教師は、いじめている子供も、いじめられている子供も、双方教えております。いじめられている子供には家庭と連携して解決策を探りますし、反対にいじめている子供には事情を聞き、なぜいじめが悪いのか、だめなのかを考えさせて子供の心根なども育てていかなければなりません。子供の中には、いじめを認識しておらず、相手の心情を酌み取ることができなかったり、さらには親の協力が得られない場合などには学校だけでは対処が難しいということです。
  しかし、最近では、子供を守るために、学校だけではなく、家庭や地域でもいじめに対して敏感になり、変わりつつあるように思います。町としても、いじめに対しては学校、家庭、地域を挙げて阻止しなければなりません。
  そこで、質問します。
  これまで起きた事件の戒め等も含めて、本町のいじめ防止、早期発見、また対応について伺います。
  1つ、富谷町のいじめの現況について。
  2つ、全ての児童生徒をいじめに向かわせないために何が必要か。
  3つ、児童生徒がいじめを訴えやすくするための体制とアンケート調査の方法は。
  4つ、いじめを把握した場合の毅然とした対処方法とは。
  5つ目、学校・家庭・地域との連携体制について伺います。
  それでは、次に、市制施行におけるシティーセールスはふるさと納税でについて伺います。
  町は来年10月、市制施行が実施されます。シティーセールスの絶好の好機と思います。ふるさと納税とは、任意で地方自治体に税金を寄附する制度です。納税という名前がついておりますが、寄附として扱われます。しかし、寄附した金額はほぼ全額が控除の対象となるため、余り負担にはならず、しかもさまざまな特典を受けることができる制度です。
  ふるさと納税という名称から、自分の生まれたふるさとにしか寄附できないというイメージがありますが、実際には、これまで縁のなかった自治体にも送ることができます。全国の自治体の中から、あの町に世話になったからとか、あの町が好きだから、あの町の特産品が欲しいなどという理由で寄附ができます。
  ことしの上半期にふるさと納税の額が一番多かったのが天童市で11億6,800万円です。8位に米沢市が4億6,000万円になっています。全国ベスト10の中に山形県から2つも入っておりました。両市ともさまざまな事業につなげております。全国各地で事業目的を持った成功事例が紹介をされております。
  そこで、富谷町もこのふるさと納税制度の活用によって町のセールスと地場産品の発掘、または各種事業の推進等に充てられたらいかがかと思います。町はこれから実施しなければならないインフラ整備、図書館の建設、文化施設の整備等々たくさん抱えており、こういうときこそ目的をもってふるさと納税を実施し、町の活性化につなげていかなければなりません。
  今回の市制移行は、全国が急激な人口減少の中で、逆に富谷町は人口がふえ、しかも最近では珍しい単独市制の実現です。ぜひ、このことをこの機会に全国に対して猛アピールをし、町の活性化につなげていただきたいと思います。
  そこで、質問をいたします。
  1つ、町としてふるさと納税者に対してどのような対応を行っているのか。
  2つ目、ここ数年間のふるさと納税の実績について。
  3つ目、富谷町在住者のふるさと納税における住民税還付申請者の実績について。
  4つ目、ふるさと納税をシティーセールスまたは地方創生にどのようにつなげていくのか。
  5つ目、ふるさと納税を財源として実施した事業とその効果は。
  6つ目、ふるさと納税のPR活動をどのように行っているのか。
  次に、3つ目、最後でございます。市制移行後の全体最適を考えた庁舎増築について伺います。
  町は、国勢調査も終了し、市制移行に向けて着実に準備を進めております。移行に伴って、県より福祉事務所の設置など新たな事務が移管されますが、今後は庁舎のあり方などを検討しなければならない段階に入っていると思います。現在の庁舎は、平成15年町政40周年の事業として建設され、当時は無借金の庁舎として大きな話題にもなりました。12年前、町の規模は人口3万8,000人、職員数は270人の状況でした。
  これからの市制移行の庁舎環境を考えた場合、手狭になることは必至です。新たな庁舎には市民が気軽に利用できる便利機能、安心・安全のための情報セキュリティー機能を有した全体最適を考えた庁舎の建設が不可欠だと思います。
  そこで庁舎増設の方向性について伺います。
  1つ、平成15年当初計画時においてどんな庁舎増築計画イメージだったのか伺います。
  2つ目、現在の庁舎の課題について伺います。
  3つ目、市制移行に伴い県より移譲される事務は。
  4つ目、市制移行に伴う福祉事務所の体制・規模は。
  5つ目、移行後における全体最適な庁舎のあり方について伺います。
  以上でございます。よろしくお願いします。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。初めに、若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの菅原福治議員の質問に対しましてお答えさせていただきます。
  質問件名1の富谷でいじめは絶対に起こさないに関しましては、後ほど私の後に教育長から答弁をさせていただきたいというふうに思います。
  質問件名2の市制移行におけるシティーセールスはふるさと納税での問い1につきまして、ふるさと納税の申し込みがあった場合は、町から納付書等を送付し金融機関等で納めていただく形で寄附を受納しております。寄附者には、後日、感謝の意を表しお礼状を送付しております。
  問い2の2につきましては、平成23年度から昨年度までの実績は、寄附件数で17件、金額で約135万円となっております。
  問い3につきましては、ふるさと納税に係る寄附金控除として確定申告等を提出している方の実績についてお答えいたします。昨年中の実績が最新となりますが、申告している方は133人で、本年度住民税課税における減額相当額は433万7,000円となっており、寄附金そのものの合計金額は618万5,000円です。
  問い4につきましては、現在策定中の地方創生総合戦略の基本目標の一つとして、スイーツ等による「とみやシティブランド」の確立を掲げておりますので、ブルーベリーに続く新たな特産品の開発とその効果的なPRを通して市制施行とあわせて富谷のシティブランドの確立を促進してまいります。ふるさと納税につきましても、シティブランド向上のための施策の一つとして積極的に検討してまいります。
  問い5につきましては、ふるさと納税を財源に実施した主な事業は、子供たちの教育環境と未来をつくり出すための事業として、小学校管理費に約90万円、中学校管理費に約25万円を充て、主に楽器や図書の購入に有効活用させていただいております。
  問い6につきましては、現状では富谷町ふるさと寄附金としてホームページでの紹介のみとなっておりますが、総合戦略の達成、ひいては地方創生の成功に向けた効果的なツールとして具体の検討を進めていきたいと考えております。そのためには、寄附が来るのを待つのではなく、全国の皆様からの志を積極的に獲得していくため、いかにして情報発信するか、いかに寄附してくれた方に満足してもらうかなどを戦略的に考えてまいります。
  質問件名3の市制移行後の全体最適を考えた庁舎増築を問うに関連して、問い1、庁舎の増設イメージについては、設計業者により、あくまで将来配置イメージとして示されているので、正式なものではございません。なお、設計業者のイメージでは、現在の町民交流ホールの円形の部分から南西方向に向かって第2期、第3期とイメージが示されているというものであります。
  問い2につきましては、平成14年11月工事完了後13年が経過し屋上の防水改修や機械設備等の更新時期を迎えており、計画的な改修が必要となっております。また、富谷市の将来人口6万人都市を踏まえた庁舎のあり方について、今後検討が必要であると考えております。
  問い3につきましては、今回の市制移行に伴い宮城県からは生活保護法に基づく生活保護の決定及び実施など31の法律に基づく事務が移譲されることになっております。なお、このうち、ガス事業法など16の法律に基づく事務は既に宮城県の条例により移譲を受けております。
  問い4につきましては、福祉事務所の体制につきましては、富谷町市制移行推進会議の福祉事務所部会を置きまして研究、検討しているところでございます。現時点における福祉事務所の業務につきましては、生活保護、生活困窮者支援等の業務を中心に実施し、その他福祉5法に基づく援護、育成または厚生の措置関する事務を福祉関係各課からの委任事務という形で実施する予定で調整しているところでございます。福祉事務所の人員等体制につきましては、所長のほか、査察指導員、ケースワーカー、事務員等あわせて現在調整をしております。
  問い5につきましては、議会冒頭の挨拶で申し上げましたが、市制移行に伴う福祉事務所の設置とあわせ、日々専門、高度化する行政課題に的確に対応する組織体制の整備を進めてまいりたいと考えておりますので、その体制の整備とあわせ最適な庁舎のあり方についても検討してまいります。
議長(浅野幹雄君) 次に、菅原教育長。
教育長(菅原義一君) それでは、私のほうからご質問の第1点、富谷でいじめは絶対に起こさせないについてお答えを申し上げます。
  まず、1点のいじめの現状についてでございますが、本年4月から10月におきまして小学校におけるいじめの認知件数は6件あり、うち、4件が解消し、2件が継続指導中となってございます。また、中学校におけるいじめの認知件数は12件あり、こちらは現在全て解消しております。いじめの内容といたしましては、からかい、誹謗中傷、悪口、無視等となっております。
  第2点目、いじめに向かわせないために何が必要かというご質問に対してお答えを申し上げます。いじめはどの子供にも起こり得るということが前提となります。いじめの防止は、児童・生徒の居場所づくりや友だち関係づくりなどが大切であるというふうに思っております。児童・生徒の心の通い合うコミュニケーション能力を育み、規律正しい態度で授業や行事に主体的に参加、活躍できるような授業づくりや集団づくりを行うことが必要であるというふうに考えております。
  3点目、アンケート調査等の方法についてお答えを申し上げます。教育相談の実施や電話相談口の周知を図っております。また、児童・生徒が安心して打ち明けられる雰囲気づくりにも努めているところでございます。アンケート調査につきましては、本人からの申告とともに周囲の児童・生徒からの情報提供も加えるなどの工夫を施し、早期発見に努めておるところでございます。また、教育相談等の機会を設け、地域、家庭と連携して児童・生徒を見守ることが必要であるというふうに考えております。
  4点目の把握した場合の毅然とした対処方法ということについてお答えを申し上げます。いじめの発見、通報を受けた場合には、特定の教職員で抱え込まず、速やかに組織的に対応することが大切でございます。被害児童・生徒を守り通すとともに、加害児童・生徒に対しては、いじめに至った背景も踏まえ、みずからの生活や行動などを反省させ、毅然とした態度で指導することでございます。これらの対応については、教職員全員で共通理解、保護者の協力、関係機関、専門機関との連携のもとで取り組んでいるところでございます。
  最後、学校・家庭・地域との連携体制についてお答えを申し上げます。社会全体で児童・生徒を見守り、健やかな成長を促すため、PTAや地域の関係団体等と学校関係者がいじめの問題について協議する機会を設け、学校評議員や学校関係者評価委員会等を活用するなど、いじめの問題について地域・家庭と連携した対策を現在推進しておるところでございます。
  なお、12月25日には、いじめ防止についてのわくわく町民会議の開催も計画しておるところでございます。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) これより、菅原福治君の質問は一問一答により行います。15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) 議長、先ほどは失礼しました。
  それでは、再質問をさせていただきます。
  まず最初に、9月の定例議会におきまして、いじめ問題対策連絡協議会条例が提案され、いじめ防止のための基本方針、また学校運営、組織選定等が制定されましたが、条例の組織体制なり、その後の会合、先ほど町長の方針にもありましたけれども、その後について伺いたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) まず、条例で定めておりますいじめ問題等の協議会でございますが、今、人選も終わりまして、全ての予定した委員の方から内諾書も届いておりますので、今月18日に第1回目を開催する予定でございます。
  それから、教育委員会の附属機関であります調査委員会につきましては、現在5名の委員の方からの内諾も得ておりますので、1月に開催する予定で現在準備を進めているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) その人選なんですけれども、町側の人選も済んでいるんでしょうか、お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 問題協議会のほうは、まず関係機関として、警察、それから人権擁護委員、それから民生委員の町の方の代表の方も予定してございますし、県の児童相談所、それから教育関係者としては学校の校長の代表、それから連合PTAの方の代表の方も入っていただくということで準備を進めているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) わかりました。
  次に、2014年、昨年の文部科学省のいじめ件数調査について伺います。
  しかし、この調査後に矢巾町、岩手県の事件が起きまして、再調査がされましたが、この再調査以降、2014年の当初件数と再調査の件数に本町は差異があったのか、お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(齋藤卓也君) 差異があったかというご質問に関しましては、全体で見ると増加しております。いじめと認識するか、あるいは単独のからかい、悪口等とするかというところで判断が分かれるところではございますが、それを全ていじめにかかわるということで認識して、特に中学校で増加しております。今、正式な数については手元にございませんので、必要であれば後ほどお答えしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) 確かに全国でも3万件ほど再調査によってふえたということですが、具体的ないじめの行為というのは今つかんでおりますか、伺います。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(齋藤卓也君) 今年度10月までの分についてですが、悪口、それからからかい、暴力、仲間外れ、無視等の件数が上がっております。小学校で申しますと10件、重複したものも含めますので、先ほどあった6件のうち、悪口4件、からかい1件、暴力3件、誹謗中傷1件、仲間外れ1件、計10件というふうに認識をしております。中学校に関しましては、悪口6件、からかい2件、暴力5件、誹謗中傷1件、仲間外れ2件、無視が1件、計12件上げたうち、重複したものも含めましてこのような数となっております。
議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) 今上げたのは、前からの認識と新たに再調査したときの考え方が合わさっているわけですね。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(齋藤卓也君) 今年度4月以降につきましてはそうですね。新たに認識したものも含めての数となっております。そのほかに学校のほうで生徒指導上の問題として処理しているもの等も含めるともう少しの数が上がっております。
議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) 例えば先ほど言っていました悪口というものは、これは新たに入ってきた項目なのか、それとも従来からあった項目なのか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(齋藤卓也君) こちらにつきましては、以前からいじめの中の認識として含めております。ただ、その程度をどこまで見るかというところで、現在、学校の中でも担任一人の判断ではなく、複数で判断をしていじめと認知するかどうかというところをしておるところでございます。
議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) やっぱり今までのいじめの部分と、今度新たに項目というか、事例がふえたと思うんですが、その辺の戸惑いはなかったのか、ちょっとお伺いします。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(齋藤卓也君) 昨日ですが、富谷中学校で指導主事学校訪問というものがございまして、仙台教育事務所のほうで指導主事が参りまして、授業そのほかいじめ等の研修を行っておるところですが、その中で4件ほど事例を挙げまして、これをいじめと認識するかどうかというようなワークショップを行っております。その中でも、やはり話をしてみると、これはいじめとの認識には至らないのではないか、あるいはこれはいじめと認識するべきだというような教員さまざまの受けとめ方の差があるのが現実でございます。こういったワークショップ等、あるいは校内の研修等を通してすり合わせを行うとともに、いじめと認識しないまでも、対応としてはいじめと同じような被害児童、それから加害児童に対する指導が必要となってきますので、このあたりの学校として共通理解が図られるような研修を進めておるところでございます。
議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) いじめの線引き、確かに難しいとは思いますが、私はいじめを、難しいんですけれども、広くとったほうがいいと思いますが、町はどういうふうに考えられているか。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 議員の申されるとおりだというふうに思います。ちょっと「さしすせそ」に当てはめますと、いじめのやはり一番大事なのは、私はささいなことと考えてはいけない、全ていじめに関連することは重大案件なんだという認識がまず一番最初、第一に必要なことだと思います。あわせて、慎重に、素早く、誠意を持って、そして組織的に対応する。これが大事なことだというふうに認識をしてございます。
議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) 私もいじめは広く捉えたほうが子供の確信になるまでの前でいじめを広く捉まえることによって、学校側も即対応ができる、対策ができると思うんですが、その辺、大体潜在化したものが広くとることによって顕在化するという意味にもなってくると思いますが、その辺についてちょっとダブりますが、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。もとい、菅原教育長。
教育長(菅原義一君) やはり同じような私も認識でいることが大事だと思います。暴力を伴わないいじめというものがなかなか隠れて表面にあらわれてこないということは今も現在言われております。無視であるとか、仲間外れであるとか、からかいとちょっと混同するようなこととか。ただ、国の国立教育政策研究所行った緊急の調査によりますと、小学校4年生から中学3年までの6年間で今私が言ったような暴力を伴わないいじめを受けた経験があると答えた子供が9割を超しています。ですから、暴力を伴わないいじめに対する認識をきちんと、やはり学校で、全部で、早期に発見し、そして早期に対応するということが大事だと思います。そのためには、もう一度繰り返しますが、議員もおっしゃるとおり、やはりいじめということを広く、そしてそのキャッチする情報もアンテナも広く掲げておくということが大事だというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) ということで、広く捉まえてこれからもよろしくお願いします。
  それでは、いじめ防止について伺いまずが、子供たちがいじめに向かわないために何が必要かということでございますが、私は学校風土と環境をどうつくり上げていくかが大事だと思いますし、もう一つは、子供の自己有用感がいじめに対して必要だと思いますが、この2つが私は大事だと思いますが、このことについてお聞きしたいんですが、よろしくお願いします。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) やはり議員がおっしゃるとおりだと思います。ただもう少し言葉を変えて具体的に私が今の学校の校長を通して学校のほうに話をしていることは、一つは、やはりどんな子供の環境も失敗して大丈夫だと、間違っていいんだという環境づくりをまずしていくということを今言っております。特に中学校においては部活動に伴ういじめの案件がやはり多いですので、ぜひ部活動というものは競技を伴いますので、わざを競う競技を伴いますが、やはり教育活動だということを最初に念頭に置いて、失敗してもいいんだよという、そういう安心感のもとに部活動を十分にやれる環境をつくるということをあわせて今学校のほうにはお話ししております。
  あとは、もう一点は、何といいましても、学校は授業をするところでございますので、授業の全てが、全ての子供たちにわかる授業、今議員がおっしゃるとおり、自己有用感というか自己肯定感、自分が主体的に学んでいるという、そういう安心感を持って授業に臨むという、この2点を今特に学校のほうに話し、指示をしているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) わかりました。
  それでは、基本方針についてちょっとお伺いしますが、この間も9月議会でお聞きしましたが、矢巾町、あそこで基本方針が先生に徹底されていなかったということが問題になったわけですが、再度ちょっとお聞きしますが、大事なことなので。町は全部これは全校で進んでいるのか、お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 答弁はなるべく簡明にお願いいたします。菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 全ての学校でそろっております。
議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) 私もこの間、教育委員会から3つの学校の基本方針を取り寄せて拝見させていただきました。確かに中身を見ましたら、段階ごとの学校運営とか、具体的チェック項目なども載っておりましたし、また重大発生時の対応方法も載っておりました。失礼な言い方ですけれども、大変すばらしい立派な基本方針だなというふうに感心をさせられました。
  そこでお聞きしますが、学校ごとに年間計画をつくるということになっておりますが、この年間計画の進捗、進みぐあいは、町としてつかむようなシステムになっているのかどうか、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 計画については全て今そろっておりますし、具体的にいじめの案件が上がってきた場合の対処の方法についての計画も全ての学校はそろってございます。
議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) それは定期的に進捗を検討するということではないんでしょうか。お願いします。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) まず、いじめは、調査はどこの学校も月1回は定期的に行っております。それから、個別的に保護者であるとか本人からの申告があった場合に即対応するという方法になっておりますので、定期的なものというよりは、今言いましたように、事案に即対応するような実効性のある組織体制になっているということでございます。
議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) わかりました。事案ということですね。
  次に、一番、年間計画で感じたのは、当然と言えば当然なんですけれども、校長先生が生徒、父兄に対して学校はいじめに対して本気で取り組んでいるんだというようなことを示しているところがあったんですけれども、そこが一番大事なところだと思うんですね。学校の校長先生がうちではいじめを起こさないんだというようなことが載っていました。そこをちょっと詳しく、大事なところなので、その思いがあると思うので、その辺をちょっと詳しくお伺いしたいんですが。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) では、1つの例を申し上げますと、これは町内の小学校なんですが、校長がみずから、自分が子供のときにいじめにあったと事案を全校生徒の前でその話をし、そういうときの自分の心情であるとか、それを解決するためにいろいろな先生方がどのように動いてくれたかということを通して子供たちに直接働きかけているということがございます。私の例でも言いますと、自分が校長のときもやはり同じような行動をとっておりましたので、全ての学校の校長はいじめをなくすための事前の活動をしているというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) 基本方針ですが、基本方針は生徒には徹底したとは思うんですが、PTAなり家庭に徹底したのかどうか、それをお伺いします。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) その辺に関しては、学校から報告は求めておりませんが、学校でも学校だより等を通してその辺の周知は図っておるというふうには認識しております。
議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) ぜひ、大事なことなので、その辺も私はPTAなり家庭に、PTAと家庭、どう違うのかわかりませんけれども、その辺も徹底されたらいかがかと思います。
  次に、宮城県知事と宮城県教育委員会からいじめ防止のメッセージがあったんですね。私、それを確認しましたけれども、県知事は、「皆さん、こんにちは。宮城県知事の村井嘉浩です」と。教育委員会は「いじめのない宮城をつくろう」というメッセージなんですが、これは子供さん、生徒に対してはどういうような紹介の仕方というか、徹底されたのかお伺いします。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) これは全ての児童生徒のほうにまずこのものの文面は渡してありますし、あとは発達段階に応じて学級や全校集会でその徹底を図っておるものと思います。
議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) この知事メッセージも本当にいいんですね。勇気を振り絞って訴えてほしいとか、教育委員会のほうも勇気を持って助けてと言ってほしいとか、そんな部分載っていましたので、ぜひもっと効果が上がるように、これは校内にボードか何か、大きくして掲げたらどうかなと思うんですけれども。やはり当事者、いじめている子供も見れば、本当にいい文章項目になっていますので、ぜひその辺検討していただきたいんですが、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 学校のほうと協議を図ってまいりたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) 次に、先ほど大事だと言いました自己有用感についてお伺いします。
  この間、黒川地区の議員研修会において、宮教大の熊野特任教授の方の話を聞きました。教育の現状とこれからの宮城の教育ということでお話を伺いましたが、私はここで気になったのが、平成27年度の全国学力調査の中で、宮城の自己像の結果の低さでした。これは富谷とは直接どうかはわかりませんが、宮城県として下のほうだったと、かなり下だったと。もうちょっといったら最下位になるというようなことを町長は言っておりましたが、例えば中学生なんですけれども、将来に夢を持っているかということに対して45%が持っているということでした。自分にいいところがありますかということに対しては26%があると答えています。難しいことにも失敗を恐れず挑戦するかということに対しては19%でしたし、これはちょっと低かったんですけれども、今学校で勉強していることが将来役に立つかということに対しては30%しかイエスと言っていないんですね。やっぱり7割の方が役に立たないと思われていることに対して、この現状に対しては直接ではないんですが、いかがお考えか、ちょっとお聞きしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 実は、今議員が挙げた自己肯定感、それが低いのは日本の国、OECDの国際調査におきまして、ほかの国、地域と比べて、日本の子供、これは15歳児が対象の調査でございますが、日本が非常に低いところでございます。ですから、国際的に見て、まず日本の大半の子供たちが自己肯定感というものが低いということが一つ。その中でも、今議員が挙げましたように、宮城の現状というものがございます。今学校のほうでは、やはり自己存在感、自己肯定感、自分がこの学校にいて果たす役割の大きさ、それから将来の社会における自分の果たす大きさ、存在感というものを認識できる指導を行っているところではございます。しかし、現状は議員がおっしゃるとおりでございます。
議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) 確かに低いという認識なんですけれども、もっと子供さんには自信を持てるような教育が今学校に求められていると思うんです。その辺についてもちょっとお尋ねしたいんですが。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 繰り返しになりますが、やっぱり学校は授業においても、部活においても、全て失敗して大丈夫という、そういう雰囲気、昔はドンマイという言葉も流行りましたが、そういう雰囲気の中でしか、やはり子供は自由にチャレンジできないと思いますので、授業は間違っていいところなんだ、部活も失敗して大丈夫なところなんだ、それをカバーし合うのが仲間なんだという、そういう環境を醸成していきたいというふうに思っています。
議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) 自己有用感、そういうことで上げていただきたいなと。そのことによっていじめとか不登校も少なくなるんじゃないかなと思います。
  次に、町長にお伺いしますが、論旨でもお話ししましたが、子供の中には社会問題なり家庭の問題、先ほどの論旨でも言いましたように、それを抱えたまま学校に来ているというような子供もおりまして、やっぱりいじめは、学校だけではなかなか防げないんじゃないかなということで、やはり大人の生き方なり、子供の心を育てていくとすれば、町長の掲げる住みたくなるまちにつなげるためには、どのように町として考えていけばいいのか、お伺いいたしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) いじめの問題、やはり富谷町にとって子供は町の宝でありますので、やはり子供をしっかりと守っていく。そのためにはいじめを許さないということが、町の教育総合会議の柱にも掲げさせていただいているところでもありますし、町としてもやはりしっかりと子供を守っていくという意味で、地域を挙げて、町を挙げて取り組んでいきたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) 次に、早期発見のためのカウンセリングについてお伺いいたします。
  今あけの平小学校で月曜日、金曜日に行われているということでございますが、その相談内容についてお伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(齋藤卓也君) カウンセリングの相談内容については守秘義務等もありまして詳しいところを把握することはできないもの、あるいはいじめについて、あるいは友人関係についてといった大ざっぱな大くくりではこちらでも把握しておりますが、個別の案件については詳細はわからない部分もございます。
議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) 相談後、どんな過程を踏んでいくのかはお伺いできますか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(齋藤卓也君) まずは担任あるいは家庭等からの学校への申し出等がございまして、その後学校の中でこれは解決するのが難しい、あるいはカウンセラーの相談を受けたほうがいいというふうに判断した場合に、保護者のほうに相談をお勧めするような形で進めております。
議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) わかりました。
  じゃあ、早期発見ということで、先ほど教育長からもありましたけれども、アンケートは毎月やっているんだということでございますが、このアンケート、生活アンケートだと思うんですが、そのアンケートの一番の狙いというか、力点についてお伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 何よりも早期発見ということでございます。
議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) アンケートですが、というのは、本当のことを子供さんが書くのかなというふうに私はちょっと疑問なんですが、いじめられている生徒に「いじめられているのか」と聞いて、「はい、いじめられている」と言うのかなという単純なことなんですけれども、その辺正確に子供さんは書かれるのかな。あるいは先生から「大丈夫か」と言われれば、何となく「大丈夫だ」と言ってしまうんですね。だから、その辺、正直にアンケートに書かれているのかどうか、その辺をお聞きします。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) やはりアンケートというのは限界がございます。ですから、アンケートによってのみ早期発見に努めるということではなくて、やはり子供のほうから訴えやすい、いろいろなことを相談しやすい、そういう環境をつくっていくとともに、やはり担任もやっぱり子供たちをきちんと観察して、常日ごろと違うところがないか、気になるところがないというところに目配り、気配りをしていくということがやはり大事になってまいりますので、今私が申し上げたこととアンケートと併用して初めて効果があると思っております。
議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) ぜひ、アンケートだけじゃなくて、雰囲気だったりいろいろなものが効果をあらわすと思いますので、その辺をよろしくお願いします。
  次に、いじめの対処についてお伺いしますが、これはどうなのか、ちょっと答えられるのかどうか、わかりませんけれども。昨年、仙台の泉区の館中学男子2年のいじめ問題がありましたけれども、このケースは最悪だと思うんですね。当時、自殺の公表を望まない親が学校側に対して配慮してほしいということで、転校したという説明をしておったわけですが、これについてのコメントをいただきたいんですが。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) そのコメントは差し控えさせていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) それはやはり、学校なり、教育委員会として、本当に真剣に取り組んだのかなというような部分が結構出たんですね。やっぱり遺族に対しても真剣に説得したのかどうかとか、その辺が責任逃れで何かあんな対応をしてしまったというような部分で、非常に残念に思います。やはり、学校を保護者は信頼しているんですから、その辺はあってはならないなというふうに思います。
  やっぱり重大な事件が発覚したら学校側としても絶対隠さないと。結構、新聞なんかでも、報道なんかでも隠す場面が出てきておりますので、その辺については、教育長の考え方をお伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) これまでの案件から、まず第1点に私が学ぶことは当事者で抱え込まないということでございます。やはり当事者で抱え込まないで、学校にはそういう組織対応のための組織体制もできておりますので、自分のクラスや部活の顧問をしているところでそういう案件があったら、すぐ、それをやはり報告して、学校で組織的に対応していくということが大事だというふうに思っています。
議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) じゃあ、2つ目に入ります。
  町のふるさと納税についての対応と実績なんですが、ふるさと納税、国として、国の制度で7年目を経過するわけですが、いまひとつ芳しくないということで思いますが、このような取り組みに対してどのようにお考えなのか、お聞きします。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) 件数については、ご指摘のとおり、少ないというふうに正直思っております。
議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) だから、何か問題か、何か考え方の国との違いがあるのか、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) 制度そのものではやはり寄附金ということで、行き過ぎた返品というのでしょうか、それを戒めるような通知も出ておりますので、その辺でちょっと他の自治体と特産品を競い合うものはどうかというふうな議論も内部では実際あるところにはございます。
議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) 問題は、返礼品の件でございますか。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) 例えば返礼品、それをどのようにするかというふうなところも検討は当然しております。
議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) ふるさと納税の還付云々じゃなくて、返礼品のほうの問題が町としては大きいということですか、実績が少ない理由だということですか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ふるさと納税につきましては、やはり町として余り積極的にこれまで取り組んでこなかったことが原因かというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) 取り組んでこなかった理由は、じゃあ、その理由を今お聞きしているんですけれども、返礼品だったのか、制度そのものの問題があったからか、その辺をお聞きします。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。もとい、企画部長。
企画部長(内海壯晃君) ふるさと納税につきましては、納税をされる納税者の意思です。そういったところで、富谷町に住んでいる納税者の納税意識は富谷の町にじゃなくて、富谷にいる方が他町にしているケースが多いように思います。
議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) そうです。富谷に住んでいる方は他市町村、好きな市町村に納税するわけですけれども、逆にふるさと納税というのは富谷は受けるほうなんですね。だから、どちらが問題だったんですか、その辺はっきりしないんですか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 先ほど私が答弁申し上げましたように、町としてふるさと納税を積極的にいわゆる情報発信をして、余りそのことが不足したことが現状をふるさと納税のほうが町に対して少なかった原因だというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) 確かにそうなんですね。宮城県で35ある自治体のうちで30が返礼品を使って積極的にやっているんですけれども、5つの自体、富谷も入るんですけれども、これが返礼品なしで、うちと同じようなケースになっているんですね。だから、その辺が問題だと思うんですが、その辺についてもう一度回答いただきたいんですが。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) やはり、税に対する意識の部分も含めて、今、社会問題としていわゆる返礼品が当初はやはり特産品をそれにお礼として渡す程度で済んでいたものが、逆にそれが過熱してきたことによって、ある意味、ふるさと納税が脚光を浴び始めたわけでありますが、そこに対するやはり特産品以外のものを何千以上であれば何、何万円以上であれば何という返礼品の競争みたいに激化したことに対する、それに対するそれが正しいのかどうかということも含めて、やはりそういうものであってはいけないというふうに私も認識はしております。本来やはり、とはいいながらも、やはり現実に今県内の中でも低い富谷町に対するふるさと納税額が最下位という状況の中では、やはり今後しっかりとその辺を正しい寄附をいただく方法を進めていく、それは町としてのシティブランドを発信すること。そしてまた、大事なのはふるさと納税を、いただいたものをどう利用させてもらうかということも大事だというふうに思いますので、その辺を含めながら、これからしっかりと町として考え、そしてそれを発信していくことが大事というふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) そうなんですね。私の言いたいことは、ふるさと納税を正しいかどうのこうのと今町長言いましたけれども、国の制度ですからね、これは。正しいと思うんです。だから、ふるさと納税を、財源を使って、町はこれからいっぱいやらなければならないことがあると思うんです、市制移行とともに、やらなければならないことがいっぱいありますから、文化施設の整備なり、図書館の建設なり、その財源を使って整備することによって町が活性化すると思うんですね。先ほどの山形の例もあります。あれはすごい活用していろいろなものを建てたり、いろいろな事業をしたりしているんですね。その辺に対して敏感になれないのかなというような部分なんですけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) 内部の、まだ検討段階ですけれども、事業に組み合わせるということで、例えばクラウドファンディングとかそういったものとの組み合わせ、それから、個人ではなく企業の法人税のほうの寄附というようなものをちょっとにらんでは内部検討をちょっとしておるところでございます。
議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) 町長にも今伺いましたけれども、結局はやるんですか、それともやらないんですか。でないと、頓挫してしまうと思うんですね。結局、やるのか、やらないのかをお伺いします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 手段、方法はこれから、今内部で検討している最中でありますが、積極的にふるさと納税の件につきましては進めていきたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) ありがとうございました。
  積極的に取り組んで事業を進めてほしいんですね。特産品の件もありましたけれども、特産品がないからというような部分も一部聞きました、確かに。特産品はつくればいいと思うんです。産業振興課も出番だと思うんですね。だから、ぜひ牛たんなんかもありますし、喜助の牛たんとかもありますし、工場があるわけですから。もしなかったら、イオンさんとかと提携して考えればいいわけですよ。ぜひ、取り組みをお願いしたいなと思います。
  それでは、時間もないので、全体最適から考えた庁舎増築についてお伺いいたします。
  先ほど、庁舎の福祉事務所の件については回答いただきました。今福祉事務所移行に伴って、14項目が移行される。その前に、先立って16項目が移行されたり、されつつあるということですが、これが全て移譲された場合のスペースの問題とか体制の問題は、現状の庁舎においてはどんな問題が起きるのか、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(山田 豊君) 全部、例えば移譲事務等を引き受けた場合あるいは福祉事務所を法定設置しなければいけないということから鑑みますと、現状の既存の庁舎でまず対応しなければいけない現状にあると思います。ただ、それが十分なスペースかどうかということについては、今後、検討、議論の余地があると思っております。
議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) 先ほど町長から移行の計画時の考え方が業者の考え方みたいな考え方だと受け取ったんですけれども、あれは町としての考え方ではなかったんですか、円形のホールからヘリポートのほうに延ばしていくという考え方は町の考え方だったんですか、それとも業者さんの考え方だったのか、お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) 町長の答弁でもありましたが、町の計画ではございません。
議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) じゃあ、お伺いいたしますが、今現在、総務だと思うんですが、庁舎の課題なんですが、セキュリティー関連なんですけれども、Aゾーン・Bゾーン・Cゾーンというのはご存じだと思いますけれども、安全管理区域を設けなさいということになっておりますが、現在はどうなっているのか、お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(西山高広君) 今お話しいただきましたA・B・Cゾーン、そういったものは今区別せずに、通常ですと、夜間ですと機械警備に加えまして人的警備というふうなことで対応させていただいております。
議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) 民間だと義務づけられているんですが、こういった役場関連は義務づけられていないんですか。お願いします。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(西山高広君) 今、私の認識では承知しておりませんので、後ほど確認したいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) あわせまして、パソコンなども帰るときは机の上に置かないで、ロッカーにただ置かないで、鍵のかかるロッカーにというのは義務づけられていると思うんですが、その辺についてもどうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(神田能成君) 帰庁の際は、パソコンについては鍵のかかるところに保管をするということで周知をしているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) 会議室が今3階に集中しておるわけですけれども、数が少ないとは思うんですが、その辺についてはいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(西山高広君) 利用状況を見ますと、回転率が非常に多くて、よくて、なかなか会議室を予約できない状況にあるのは確かでございます。
議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) 危機管理室の防災行政無線の発信等には課題はないんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
危機管理室長(横田利雄君) 庁舎の大きさに関連はしないと思っております。
議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) 以前、同僚議員が質問しましたけれども、きょうも傍聴の方が来ておりますけれども、庁舎内に食堂を設けてほしいと、厨房はなくてもいいので、食事するくらいのところは設けてほしいということの提案がありましたけれども、それについては、その後、どうだったのかお伺いします。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(西山高広君) 今のところ、特に厨房等を設ける予定はございませんので、来庁者の方がお食事をとりたいというふうな場合には、町民交流ホール等をご活用いただきたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) 議会関連になりますが、市になりますと、やはり会派の部屋が欲しいとか、専用の会議室が欲しいとか、いろいろ出てくると思いますが、その辺に対しての考え方はあるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(西山高広君) 今後の庁舎のあり方というふうなことも踏まえて、そこら辺も検討していきたいと考えております。
議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) 今、課題についてお伺いしましたが、そうすると市制移行後の全体最適を考えた場合に庁舎増築は必要不可欠なのかどうか、お伺いいたします。さまざまな課題、ある・なしもありましたけれども、庁舎の増設を考えているのかどうか、お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) そういったことも含め、まず検討してまいりたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) 最後ですが、市制移行後の全体最適を考えた増築を早い段階で検討すると言いましたが、検討を本当にするんでしょうか、お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) そういうことも含め、検討はする。当然今もしておりますし、実際に内部で議論は。ただ、方向性がどちらになるかというのはまだお答えできませんけれども、申しわけございません。
議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
     午前11時58分 休憩


     午後 1時00分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  12番山路清一君。
12番(山路清一君) 私は通告書に従い一般質問をいたします。
  大きな1番として、富谷町建築・土木・舗装工事の入札等を質問いたします。
  地方公共団体の契約方式として地方自治法により一般競争入札・指名競争入札・随意契約等があり、競争入札は多数の者に競争させ、金額等有利な内容を提供した者と契約するが、総合評価方式には大変厳しい条件もあり、今回入札関連について質問いたします。
  富谷町の業者は、町内に本店がある業者と町内に支店または営業所を置いている業者があり、富谷町から工事を請け負う場合、事前に町に提出した指名願の書類により、建設業の許可や経営に関する事項の審査(経営事項審査)の結果による評点により、業者等級S・A・Bに分けられ、富谷町に本店があるS級評点1,200点以上の業者はいないのが現状かと思われます。評点の位置づけも含め課題と見受けられ、業者の実態が質問事項の1つです。
  入札方式には公告によって不特定多数のものを募集し、入札により申し込みを競争させ、金額等最も有利な条件を示した業者と契約する一般競争入札・入札の公告にかわり、資格のある業者を指名し、競争させる指名競争入札、そして入札公告にかわり、見積書により見積もり合わせの随意契約等があります。
  また、発注先にもよりますが、建築一式工事やその他、物品販売等により金額に差があるが、入札予定金額の公表があるなど、入札方式による契約を伺うところです。
  入札金額が予定金額に至らなかったり、最低価格を割った場合に、全ての工事に適用されるものではありませんが、入札が成立しない場合もあり、特に震災後の工事においては諸問題により入札が不成立・流れたり、入札に一社も参加しない状況が見受けられ、報道されたことを記憶している方も多くいらっしゃると思います。当町の実情を把握したく、お伺いいたします。
  落札率で予定価格に対してのパーセントがありますが、まともに考えた場合落札率が99%や98%、97%というのは正常では考えられないことでございます。
  また現在は、物件にもよりますが、最低価格制限を設けており、最低価格制限ぎりぎりの札を入れた業者は大変有利な立場であり、この件についてもお伺いいたします。
  富谷町発注工事において、一時期ある一定の業者に受注が偏り異常な状況が見受けられ、年間請負金額を比較再確認のため、お伺いいたします。
  最低価格制限は、設計・参考見積もりで出たデータをもとに工事に支障が出ないよう決めた金額であり、それより安い入札金額を入れた業者は失格になる制度で、近年最低価格制限以下で失格する業者が増加傾向にあり、町の状況を伺う次第です。
  以下、業種に関しまして建築・土木・舗装業種についてお伺いいたします。
  1つ、ランク別町内業者数の最新状況をお伺いいたします。
  2つ、26年度の入札方式による契約数をお伺いいたします。
  3つ、26年度町発注工事において入札が成立しなかった工事は何件か、お伺いします。
  4つ、22年から26年度、予定価格に対する落札率で、最高・最低価格をお伺いいたします。
  5つ、22年から26年度、町発注工事落札受注業者上位5社の年間請負金額をお伺いいたします。
  最後になりますけれども、6つとしまして、平成25年度から26年度、最低価格制限による工事件名別に失格業者数をお伺いいたします。
  次に、大きな2番といたしまして、来春開店予定の話題の「コストコ」関連について質問いたします。
  高屋敷工業団地に来春開店を目指し、工事が進められているコストコホールセールについて近隣住民はもとより、従来からのコストコの会員のみならず近隣他県の方々の期待も多く、また8月にオープンしたコストコ上山店の現況も踏まえ質問いたします。
  今月、高屋敷造成工事の完成を間近に控え、国道4号線からコストコの工事状況が見え、ガソリンスタンド、そして本体の完成が住民また国道通行者の関心が高まり、最新状況をお伺いいたします。
  コストコの従業員募集に関して、富谷住民、そして近隣住民も募集時期や雇用内容など情報を得たく、また来週には日吉台のほうでコストコの説明会が開かれる予定にもなっております。また、先にオープンしました上山店の例だと、管理職・正職員・パート職員165名が勤務し、そのうち130名程度が地域雇用だそうです。また、繁忙期ということで、繁忙期職員として160名を採用していますと説明をいただきました。富谷町に関しては、上山店以上の採用が考えられ、大いに期待されるところでございます。また、上山市役所の話では、時給はパートでも1,000円以上で、時間で働くパートではなくて、1週間のうちで何日働けるかという、例えば月曜日と水曜日、1日びっちり働けるということだそうで、住民の関心の多い従業員募集についてお伺いいたします。
  次に、オープンしました上山店は、国道13号線から離れており、県道に面した道路で調査をした当日は、平日でもあり、混雑は見受けられませんでした。コストコの説明によりますと、オープン時は車の混雑がひどかったが、会員制でメールによる呼びかけで最小限におさまったと聞きましたが、やはり、土・日・祝祭日は混雑があるとの話でした。
  平日の来客はカードホルダーのお客が1,500から1,600名、週末は4,000人以上の来客があるとのことで、カードホルダーとは会員制のお客様でございます。その1人のカードホルダーの方に2名まで同伴できますので、来場客はその倍以上が見込まれます。上山市も開店当初より交通渋滞を大きな課題として取り上げ、コストコや県警と細部にわたり対応を検討し、開店前の信号機設置が大きく貢献していると説明され、また上山市の担当者みずから富谷町を訪れ交通状況を実証したが、国道4号線・北部道路インター、そして近隣住宅の状況などを見ると上山市とはかけ離れているという印象を受けたということで、町が指導・指示している交通安全対策、住民の安全・安心についてお伺いいたします。
  上山店には近隣からの客より他県からの客が多く、特に宮城県、仙台市からのお客が多く、その来店する顧客による相乗効果としてコストコ店舗内に観光・物産案内所を設け、市の特産品やそば店、温泉への誘致を考え、現に実践していると説明され、当町の考えを伺います。
  それでは、まとめて質問いたします。
  1つ、コストコ最新工事進行状況をお伺いいたします。
  2つ、コストコ従業員募集の詳細と現況をお伺いいたします。
  3つ、コストコ開店に伴う近隣住宅地の交通安全対策等をお伺いいたします。
  4つ、コストコ進出に伴い、相乗効果による活性化策・情報発信等をお伺いいたします。
  5つ、コストコ進出による国道4号・東北・常磐自動車道「富谷ジャンクション」の考えをお伺いいたします。
  以上の趣旨による質問とさせていただきます。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの山路清一議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  まず、質問件名1の富谷町建築・土木・舗装工事の入札等を質問するに関連しての問い1、平成27年から平成28年度における町内に本店・支店・営業所を有する業者の入札参加登録数は、建築一式のSランクで1社、Aランクで1社、Bランクで5社、土木一式のSランクで3社、Aランクで4社、Bランクで5社、舗装工事のAランクで4社、Bランクで6社となっています。
  問い2、昨年度の3業種の入札方式による契約数は、建築工事で8件、土木工事で18件、舗装工事で16件、計42件となっております。
  問い3、26年度発注工事において入札が成立しなかった工事は、昨年度3業種中、建築工事で1件不落がありました。
  問い4、平成22年から26年度の間で、業種別に最高落札率、最低落札率を申し上げます。建築工事で最高が100%、最低が52.0%、土木工事で最高が100%、最低が40.3%、舗装工事で最高が99.8%、最低が50.6%となっております。
  問い5、平成22年から26年度までの業種別受注総額の多い順に5年間合計で申します。
  建築工事で最も多く受注した総額は2件で22億4,200万円、2番目は1件で12億3,800万円、3番目が1件で3億9,800万円、4番目は6件で3億8,387万円、5番目は11件で1億8,066万円となっております。
  次に、土木工事で最も多く受注した総額は34件で5億9,265万円、2番目は29件で4億3,435万円、3番目が1件で3億円、4番は5件で2億7,800万円で、5番目は4件で1億9,547万2,000円となっております。
  次に、舗装工事で最も多く受注した総額は9件で4億1,572万円、2番目は18件で1億751万円、3番目は5件で9,055万円、4番目は2件で6,870万円、5番目は20件で6,265万4,000円となっております。
  問い6の25年から26年度最低価格制限による工事件名別の失格業者数については、平成25年度分の建築工事では2件、1件目は太子堂会館新築工事で1社、2件目はあけの平三丁目会館屋根改修工事で2社が失格となっています。
  次に、土木工事では3件、1件目は太子堂地区側溝整備工事で1社、2件目は仏所地区側溝整備工事で1社、3件目は富ケ丘地区側溝整備工事で1社が失格となっています。
  次に、26年度分の土木工事では2件、1件目は町道仏所太子堂中線歩道改良工事で1社、2件目は都市公園フェンス修繕工事で3社。
  次に、舗装工事では1件、農道新本木・舞野2号線舗装補修工事で2社が失格となっております。
  質問件名2の来春開店・話題の「コストコ」関連について質問するの問い1でございます。コストコホールセール富谷倉庫店の新築工事につきましては、本年9月2日に安全祈願祭が行われ工事が開始されました。なお、この工事は、店舗開店予定日である来年4月15日の1カ月前となる3月中旬の完成を目指し、急ピッチで作業が進められております。現在、店舗本体の鉄骨建て方と屋根工事が並行して行われており、11月末現在の進捗率は約15%であるとのことです。
  問い2、コストコの従業員募集につきましては、コストコからは400名程度の従業員の募集を行うと聞いております。12月中旬ごろから募集を行い、来年1月中旬には東向陽台公民館での面接を予定しているとのことです。町民の雇用を優先していただくようお願いをしているところでございます。
  問い3のコストコ開店に伴う近隣住宅地の交通安全対策等につきましては、9月定例議会でも同様のご質問がありお答えをさせていただきましたが、現在、杜乃橋地区内の町道の側道や駐車禁止の規制、横断歩道・ガードパイプ等の設置または信号機を優先的に設置していただけるよう宮城県公安委員会に積極的に働きかけをしているところであります。今後も引き続き交通関係団体や大和警察署と連携協力しながら近隣住民の生活、交通環境への影響を可能な限り少なくするよう努めてまいります。
  問い4のコストコ進出に伴い、相乗効果による活性化策、情報発信等につきましては、他県からの来客者も多いとのことで相乗効果による地域の活性化と経済効果を期待しているものです。また、多方面への情報発信も可能となることから、今後より一層、黒川商工会と連携を図り商工振興に努めてまいります。
  問い5のコストコ進出による国道4号、東北・常磐自動車道富谷ジャンクションの考え方については、郊外型の大規模商業施設が開店しますと、開店から数カ月は想定以上のお客様が車で来店するため、土曜・日曜を中心に周辺道路で渋滞発生が見込まれます。コストコにつきましても、開店当初は駐車場内で吸収し切れない車両が町道や国道で渋滞を発生させる可能性がありますので、高屋敷土地区画整理組合を通じ、臨時駐車場の確保について必要な調整を図ってまいります。
  コストコのお客様は、遠くから来られる方が多いと聞いておりますので、富谷店におきましても仙台北部道路や東北自動車道を利用して来店されるお客様が多いものと考えております。そのため、泉インターチェンジや大和インターチェンジにおいてコストコ開店前後の通過台数の変化を確認し、コストコのお客様がどのぐらい東北自動車道を利用しているかを推計し、富谷ジャンクションのフル化に向けた要望資料にしたいと考えております。
  なお、本日の冒頭の挨拶で申し上げましたが、去る10月21日に国土交通副大臣の土井 亨様ほか関係部署に対しましてその旨の要望をしてまいりました。
議長(浅野幹雄君) これより、山路清一君の質問は一問一答により行います。12番山路清一君。
12番(山路清一君) まず最初に、ランク別町内業者数の最新状況ということで確認したいんでけれども、建築のS級が1社、A級が1社、B級が5社、土木のS級が3社、Aが4社、Bが5社、舗装がS級が4社、A級が4社、B級が6社でよろしいでしょうか、お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(西山高広君) そのとおりでございます。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) 2番目の質問でした入札方式による契約数ということなんですけれども、建築が8社、土木が18社、舗装が16社、合わせて42件という話がございましたけれども、これは一般競争入札、指名競争入札、その他含めての数なんでしょうか、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(西山高広君) まず、建築でございますけれども、8件の内訳でございます。指名競争入札が5件、一般競争入札が3件でございます。次に、土木工事でございますが、18件の内訳といたしまして指名競争入札が10件、一般競争入札が8件。舗装工事でございます、指名競争入札が10件、一般競争入札が6件となってございます。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) そうしますと、随意関係の契約はなかったのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(西山高広君) 中には指名案件でも不落、随契というふうな部分がございまして、そちらの分は今回カウントさせていただいておりませんでした。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) 次に、4番目の質問だったんですけれども、平成22年から26年度予定価格に対する落札率で最高・最低価格、このお話ございました。建築でいいますと100%から52%、この辺ちょっと聞き取れなかったものですから、再度ちょっとお伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(西山高広君) 建築工事で最高が100%、最低が52%。土木工事で最高が100%、最低が40.3%、舗装工事で99.8%、最低が50.6%となってございます。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) 当然、これには最低制限価格の基準はなかったのでしょうか、確認いたします。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(西山高広君) 当町の場合ですと、一般競争入札につきましては最低制限価格を設けております。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) じゃあ、その他の指名競争とかそのような関係については最低価格を設けているのかどうか、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(西山高広君) 一般競争入札以外は設けてございません。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) 先ほど聞きました最高が100%、最低が40%という業者があるんですけれども、この辺の価格差について町当局はどのような考えか、お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(西山高広君) こちらにつきましては、町当局といたしまして、設計、そして入札も適正に行われた結果というふうなことで捉えております。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) 土木工事ですと最高が100%で、最低が40%とありますけれども、土木の入札に関しては、数量を公開して出しているのか。それから、指定の例えば資材関係はどうなっているのか、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(西山高広君) 土木関係につきましては、担当課のほうで積算しておりまして、積算根拠となる設計書はホームページ等で公開して、それでもって積算していただいているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) 実際の積算したもので出して予定価格が出てくるんですけれども、例えばの話、1億円の予定が出たものが例えば4,000万円で落札されたということに対して、例えば担当の方はどのような思いでこの工事に対して取り組むか、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(西山高広君) まず、例えば今の金額ですと、一般競争入札に該当いたしますので、それでございますと最低制限価格に係る金額でございます。そういった場合は失格というふうなことになります。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) 余りくどくこの辺余り追求したくないんですけれども、最低で40%、実際に今1億の予定金額で40%で4,000万円ということは、当然、これは大変な例えば受注業者も努力しておりますし、直接工事、間接工事、いろいろありますけれども、一般管理費、業務管理費含めて実際にこれらの金額でできるのか、やはりその辺を今後やはり町当局としては考えるべきだと思うんですけれども、この辺について再度お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(西山高広君) そこら辺については検討課題とさせていただきます。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) 検討課題として、これは事務関係の検討課題ということで、やはりこれに関して、例えば一般の民間会社ですと自分が見積もりしたものよりも半分以下の工事ができるとはまず考えられないんですね、実際に。その辺今後踏まえてやらないと、富谷町も決していい仕事はできないんじゃないかと思いまして、その辺について町長にちょっとお伺いします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 確かに工事に関することなので、極端にやはり設計価格から、予定価格から極端な金額での落札については不安を感じざるを得ないところもあります。現在、価格が極端に低い場合は、一応、落札した段階で保留にして、しっかりちゃんとその業務が果たせるかどうかというものを確認作業をして最終的に決定をするという手段をとっております。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) その辺をしっかりやっていただいて、またこれに関してはやはり参考見積もりを出した方も、非常に自分の見積もりを高ければ高いでいろいろあるんですけれども、低いものに関しても必ずかなり責任を感じると思いますので、その辺は今後十分注意してやっていただきたいと思います。
  続きまして、富谷町の特別簡易型の総合評価方式の落札者決定基準で、例えば技術力、企業評価ですけれども、過去の5年間の工事実績の中で類似工事の施工実績が2件以上とあると記載内容が優良となり2ポイントプラスされるが、実績がないとゼロポイントであり、いつまでたっても大きなハンデを伴う。また、ISO等認証取得においても9001や14001などを取得している者が有利となるなど、大手企業が受注しやすく、地元企業が不利になるなど、早急な改正が望まれるところでございます。ISOの維持にはサーベランスというものもございまして維持費がかかり中小企業には大変だということで、ISOに準じた認証機関からの認証取得も優良とするなどの配慮も私は必要じゃないかと考えます。
  町長に、これらのメリットを含め、近隣市町村と比較対照した新しい富谷市の発展のため、また災害時に一番先に協力できる町内業者を含め、技術、施工精度の向上のため、再考する考えはないか、お伺いします。
  余談になりますけれども、我が町富谷町も以前はISOをやっていたと私は思っていました。今はISOをやっていないんですね。それほど、ISOに関してはいろいろ課題がありますので、その辺踏まえ、町長の、この質問の最後になりますけれども、ご意見をお伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 総合評価方式につきましては、ただいま議員からご指摘をいただいことを含めまして、近隣の市町村の総合評価方式等の点数の加点の部分も参考にしながら、改めて確認をさせていただきたいというふうに思います。また、ISO等につきましても、かつて富谷町も取り入れていたものが現在は行っていないわけでありますが、その辺の経過も含めてもう一度検証して今後検討してまいりたいというふうに思います。以上です
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) じゃあ、次に、コストコ関係について質問したいと思います。
  近隣住民のため、私も何回もくどいようなんですけれども、前回も今回も同じような質問をしている部分ございます。実際、この問題はコストコと大和警察署、交通安全協会等の問題かもしれませんが、指導する行政の立場として次のことを再確認のためまた質問したいと思います。
  1つ目としまして、富谷ジャンクションフル化については、これは前町政が残した大きな課題だと私は考えております。当初から取り組んでいたら現時点での施工予算の半分以下の金額でできたということで、今さらという矛盾感じる次第でございます。
  そこで、今回、先ほども町長のほうからもお話がございましたが、現在、国土交通副大臣、土井 亨国会議員なんですけれども、当町の出身でございます。早急に工事に着工することは無理だとしても、何度かお伺いしているということで話を聞きましたけれども、今後の考えを町長に再度お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) いわゆる富谷ジャンクションのフル化につきましては、私も就任早々から取り組まさせていただいておりまして、以前、土井 亨先生が副大臣になる前の西村副大臣の当時から国交省には働きかけを行い、またあわせて東北整備局の道路部長及び道路調査官等にも積極的に働きかけを行っているところであります。今回、地元、富谷町出身の土井 亨先生が副大臣になったということは、大変私にとっては、私たち富谷町にとっては力強い限りでありまして、先ほど冒頭のご挨拶で申し上げましたように、就任早々に町村長で国交省を訪問し副大臣に改めてお願いを申し上げて、今後ますますさらに積極的にフル化の実現に向けて努力をしていく覚悟でございます。  
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) なお一層の努力をひとつお願いするところでございます。
  2番目としまして、コストコは会員制で近隣市町村ばかりでなく、他県、富谷町にできますと、福島、それから岩手、山形の方もいらっしゃると思いますけれども、秋田、そして高速道路を利用して青森県のほうからもお客さんが大いに利用することが予想されます。上山店の平日、週末の会員来場者数はもちろん、論旨の中でお話ししましたが、富谷のほうにはそれ以上の、倍以上のお客が来るのではないかと考えられます。そこで、相乗効果の考えを町長のほうから、先ほどちらっと話もありましたけれども、再度ちょっとお伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 先ほど答弁でも申し上げましたように、やはり今回のコストコにつきましては、商圏が県外からも商圏として本町へ来客する方が多いわけですので、せっかく富谷町に足を運んでいただくわけでありますので、その機会をしっかりと、ただコストコだけで帰すのではなくて、いかに相乗効果を最大限に生かすかというものをこれから早急に考えていきたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) 一番最初の町長のご挨拶にもありましたけれども、来年、富谷町でスイーツ等によるイベント等を考えているというお話を聞いています。これについて、非常にコストコというか、場所的な関係もございますし、スイーツ等について、差し支えなければ詳細について、ここで話せる程度で結構でございますので、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 来年のスイーツをテーマにしたいわゆる地方創生総合戦略につきましては、上乗せ交付金、ご挨拶で申し上げましたように、満額回答をいただきました。これは大変国のほうの評価も高くいただいて満額で交付金をいただくことになりましたので、やはりスイーツを柱としたまちづくりというものを一つの発信材料として生かし、あわせて来年、市制移行記念に合わせて秋ごろに国際スイーツフェアを開催予定ということで今準備に取りかかっているところであります。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) そのスイーツの国際的なものに対して成果を私は今から祈りたいところでございます。
  また、スイーツの道の駅ということでお話ございます。これを建設予定場所ということは今ここでは多分言えないと思うんですけれども、そのような構想があるのか。また、例えばコストコに来るお客様を相乗効果の面で道の駅に呼び込むとか、そういうことを考えると自然とその辺の立地場所とかその辺が見込まれるわけなんですけれども、そういう相乗効果、それから情報発信を含めて、最後になりますけれども、町長のお話をもう一度、再度お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 今回の地方創生の総合交付金の上乗せ分につきましては、いわゆる5年計画で平成31年までのいわゆる戦略的な予定を踏まえての、その柱がスイーツによる地方創生というものを掲げておりまして、いわゆるその前段が国際スイーツフェアであり、そのことによって第一次産業の活性化、あわせて最終的には道の駅の実現に向けて段階的に準備を進めていくという方向で考えております。
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) それでは、一般質問をいたします。
  ことし最後の月を迎えました。町の事務事業の執行の大半を終え、平成28年度の予算編成もおおよその骨格が見え始めたころではないかと推察するところであります。町長初め職員の皆さんにあっては、町の発展と町民福祉の向上に日々精励されておりますことに敬意を表したいと思います。
  私は、この第4回定例会、12月議会はとりわけ富谷町にとって市制移行を迎える年の予算編成を初め町財政運営に町民の声を反映する重要な位置づけにある議会と認識するところであります。議会での建設的な議論を通して客観性のある町民の願いを予算に反映させ、さらなる町勢発展と福祉向上に向けて執行者・議会がそれぞれの権能や役割を発揮し、町民の期待に応える責務があるものと考えるところであります。
  そこで、私は次の3項目について質問をいたします。1つ、平成28年度予算編成方針について。2つ、町立幼稚園2園のあり方について。3つ、市制に伴う住所表示についてであります。
  まず初めに、平成28年度予算編成方針についてであります。
  10月30日、平成28年度予算編成方針についてが示されました。予算編成の編成方針の中で、重点施策として「住みたくなるまち日本一」の実現のための各種施策の実施や確実な市制移行、市制移行後に行う事務事業を適切に行うための事前準備を推進するとしております。町長が描く「住みたくなるまち日本一」の実現のための各種施策の実施に関し、以下について質問をいたします。
  各種施策の検討の経過と結果について、町長が選挙マニフェストにおいて1年以内ないし2年以内にと期限を区切った次の7項目について答弁を求めます。ライトレール等導入の具体的計画策定、町民バスの泉中央駅乗り入れ、敬老乗車券、敬老乗車証、次世代型図書館建設、文化ホール建設計画、中学校の海外修学旅行、パークゴルフ場建設。あわせて、これらの施策実現に向けて平成28年度予算に計上する見込み額の概略について答弁を求めます。
  次に、町立幼稚園2園のあり方についてであります。
  町長選挙マニフェストによれば、公立幼稚園の入園年齢を3歳に引き下げ、1年以内に実現するとしています。幼稚園の入園年齢を3歳児からとするのは時代の要請と考えるところでありますが、町立幼稚園の入園年齢を3歳児からにするに当たり、十分な検討を踏まえて実施するよう求め、以下について質問をいたします。
  1つ、平成28年度から町立幼稚園2園で実施できるのか。2つ、平成27年度、町立2園の園児数、定員に対する充足率。3つ目、平成28年度、町立2園の応募状況。4つ目、町内幼児総数における年齢別(つまり3歳児、4歳児、5歳児)のそれぞれの就園率及び町立・私立別の園児数であります。5つ目、平成26年度一般会計幼稚園管理費のうち、町立幼稚園の運営費に係る歳入歳出額とその内訳。歳入歳出の差額(つまりは町負担額であります)を園児数で除した額をお願いいたします。私立幼稚園及び私立幼稚園の園児に係る歳入歳出額とその内訳。同じようにその差額(町負担額)を園児数で除した額。7つ目、町立幼稚園の入園年齢を3歳児からにするための施設改修内容と施設改修費及び見込まれる運営コストについてであります。
  3つ目になります。市制に伴う住所表示についてであります。
  市制移行により、宮城県黒川郡富谷町から宮城県富谷市に住所表示の変更が必要となります。先ごろの議員全員協議会において、町では……
議長(浅野幹雄君) この際、暫時休憩をいたします。
     午後1時41分 休憩


     午後1時42分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。どうぞ。
4番(若生英俊君) 先ごろの議員全員協議会において、町では現在の役場所在地を例に「字」表記を残すことの説明を受けたところであります。富谷町においては、明治22年(1889年)、富谷村(現在の行政区では町3区、熊谷、原)であります。これに加えまして11村(同じく南部地区6区、穀田、北部4区)の併合により、何カ所かの役場所在は変遷はされたものの、直近の旧役場所在地住所は宮城県黒川郡富谷村富谷字町95番地であります。富谷村富谷の間の「大字」の表記が省略された歴史的経緯を踏まえ、来年の市制施行に当たり、「富谷町富谷字町95番地」の字表記を省略し、「富谷市富谷・町95番地」とする住所表示の検討を求め、以下について質問いたします。
  字表記を残す理由。2つ目、郵便番号の変更に伴う混乱とは何か。町内で「字」表記の世帯数は幾らか。一ノ関字川又山地区、通称グリーンヒルの世帯数。グリーンヒル地区をひより台一丁目の住居表示とすることは検討されたのかどうかであります。
  以上質問いたします。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。初めに、若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの若生英俊議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  まず、質問件名1の平成28年度予算編成方針についての問い1、問い2、これは関連しますので、一括してご答弁をさせていただきます。
  ライトレール等を含めた整備につきましては、本町における新しい公共交通システムの導入に向けた検証事業の業務委託期間を延長いたしまして、年内中をめどに将来の都市構造や求められる公共交通システム領域の検証などの多角的な交通計画策定の検討を行っているところであります。
  施策実現に当たりましては、総合的な公共交通システム導入の促進を図っていくために必要なビジョンや目標の方向性を確認しながら、中長期的な視点で組織づくりを進め、必要となる調査内容やプロセス、今後のステップを明確にしていきたいと考えております。
  町民バスの地下鉄泉中央駅乗り入れに関しましては、現在も継続的に宮城交通の理解と協力を求めながら、さまざまな視点からの手法の検討や協議を継続的に進め、最大限努力しているところでございます。
  政策実現に当たりましては、新たな運行計画も視野に現在の町民バスの路線再編を含めて総括的に検討することとして、財源を確保してまいりたいと考えております。
  予算編成との関連性については、現在行っている地方創生総合戦略と総合計画の策定を踏まえ、必要な予算措置を講じてまいります。
  富谷版敬老乗車証につきましては、仙台市の敬老乗車証の把握とともに、本町の高齢者、障がい者の交通施策としての検討を踏まえ、仙台市交通局、宮城交通との協議を進め、高齢・障がいの方々の社会参加の促進、安全・安心な移動を支援することといたしました。
  現在、仙台市交通局が発行しております身分証つきICカード乗車券イクスカを活用し、70歳以上の方、障害手帳を所持している方を対象に来年10月10日の市制移行に合わせた制度開始に向けて協議を進めており、今後も上限額や利用者負担額、事務手続等詳細にわたり検討してまいります。来年度当初予算につきましても検討中でございます。
  次世代型図書館及び文化ホールの整備検討につきましては、議会一般質問などでお答えさせていただいております。また公約としても明言させていただいているところです。これらの施設については、コミュニティーとのつながり重視した地域の生活共同体にとって欠かすことのできない中核機能を満たすことが重要であると思います。整備検討に当たっては、まず関連法案を遵守することが重要であり、図書館は図書館法や子供の読書活動の推進に関する法律などで規定されている内容をでき得る限り取り込む検討が必要です。文化ホールも同様であり、文化芸術振興基本法や劇場・音楽堂等の活性化に関する法律などで実際の取り組むべき事項などが明記されています。これらのことを基本に研究検討し、地方創生の時代を捉え、富谷らしい図書館または文化ホール等のあり方について既存の公民館施設の活用とあわせて検討に入ったところです。
  また、整備には相当の経費が想定されることから、財源計画も重要であり、補助制度や起債制度、民活利用の可能性などとあわせ、まちづくり全体の課題として総合的な検討を行うこととしています。現時点での具体的な経過等については、まだご説明できる段階でございません。いましばらくお待ちいただきたいと思います。なお、平成28年度当初予算へは、まず、図書館整備に関して皆さんの意見を聞く機会を設けるための経費を計上してまいりたいと考えております。
  中学校の修学旅行の実現に向けた取り組みとしては、海外研修派遣事業を実施し検証を重ねるとともに、将来への具体的な計画を策定してまいります。来年度におきましては、海外研修派遣事業の実施計画を立案することとしており、予算計上は見込んでおりません。
  パークゴルフ場の整備に関しては、以前より一般質問や愛好者の方々から署名活動などを受けて整備について検討しており、また公約にも明記させていただき、本格的な検討に入ったということは、前回定例会での一般質問にもお答えしているところです。
  富谷町でのパークゴルフ場整備に向けての基本的な方針は、単なる施設整備ではなく、何のためにつくり、どう活用し、町民に愛される施設となるか。公費を使って整備する施設ですので、よかったと皆さんに言われる施設の整備が必要であると考えております。
  このようなことを踏まえた上で、来年度早々に富谷町パークゴルフ協会の皆さんと意見交換をさせていただき、また今後多くの住民の皆さんのご意見を伺いながら整備に向けて本格的に取り組んでまいります。整備時期につきましては、公約どおり、2年以内の事業着手へ向けて鋭意努力してまいります。来年度当初予算へは、基本方針、基本計画等の策定に要する経費を計上したいと考えております。
  質問件名2につきましては、私の答弁の後に教育長からご答弁をさせていただきます。
  質問件名3の市制に伴う住所表示につきまして、これも1、2については一括して回答をいたします。
  これまでは字の表記を残す理由として、郵便局からの指導を踏まえて、字の表記を取ると郵便番号が変わること、また大字、小字の持つ歴史や意味を十分にしんしゃくし引き継ぐことが望ましいと考えることを理由として説明してきたところです。しかしながら、今回、郵便局から、字の一文字をとっても町として大字、小字の区分が明確であれば郵便番号を変更する必要はないとの見解があったことから、11月30日に関係行政区長の皆様に集まっていただき、字の文字と郵便番号の取り扱いについて改めて説明をさせていただきました。郵便番号の取り扱いについて当初の説明と相違点が出てきたため、関係行政区長の皆さんには今回の説明を各地区に持ち帰って意見を聞いていただきまして、年内中に再度、字の文字の取り扱いについてご意見を伺うこととしたものです。町といたしましては、そのご意見を踏まえて改めて町の方針を定め、最終的には議会のご意見を伺いながら決定してまいります。
  問い3、本年10月末現在での世帯数は1,809世帯であります。
  問い4、一ノ関川又山地区、通称グリーンヒルの世帯数につきましては、本年10月末現在で162世帯でございます。
  グリーンヒル地区をひより台一丁目の住居表示とすることは検討しているのかにつきましては、来年10月の市制移行にあわせたグリーンヒル地区の住所表示の変更については、地元の区長さんとも協議を行いましたが、地元町内会の意向も踏まえて具体的な検討までは至りませんでした。
議長(浅野幹雄君) 次に、菅原教育長。
教育長(菅原義一君) それでは、私のほうから第2点目の町立幼稚園2園のあり方についてお答えを申し上げます。
  まず、第1問目でございますが、今議会、町長が冒頭の挨拶の中で述べましたとおり、富谷幼稚園において平成29年度より実施することで、現在、準備を進めているところでございます。
  第2問目、12月1日現在で申し上げますと、富谷幼稚園につきましては、園児数が107名、定員に対する充足率は89%、東向陽台幼稚園につきましては、園児数が35名、充足率は58%となってございます。
  3問目、富谷幼稚園につきましては、年少が募集数60名に対しまして36名、年長は補充募集数が1名でございまして、それに対しては1名の応募がございました。東向陽台幼稚園につきましては、年少が応募者数30名に対して14名、年長は補充募集数18名に対しまして2名の応募がございました。
  第4問目についてお答えいたします。年齢別の就園率につきましては、平成27年5月1日現在で、3歳児が51.2%、4歳児が70.4%、5歳児が75.5%となっております。町立・私立別の園児数につきましては、町立幼稚園が138名、私立幼稚園が1,153名となってございます。
  続きまして、第5問と第6問につきましては関連いたしますので、一括で答弁をさせていただきます。いずれも平成26年度の決算ベースで申し上げます。
  初めに、町立幼稚園の運営費に係る歳入歳出額につきましては、歳入、国庫支出金が60万5,000円、その他が1,252万5,000円となります。その他の内訳は、幼稚園授業料が1,036万8,000円、預かり保育料が199万9,000円、日本スポーツ振興センター保護者負担金3万円、臨時パート職員負担分雇用保険料12万8,000円、合計しますと1,313万円となります。
  歳出に際して申し上げます。職員の給料等に関する経費が5,228万6,000円、町立幼稚園運営維持管理事業が3,005万円、幼稚園預かり保育事業が436万5,000円、町立幼稚園就園奨励費補助金244万6,000円、合計8,914万7,000円になります。
  歳入歳出額の差額、いわゆる町の負担額でございますが、7,601万7,000円、平成26年5月1日現在の園児数は141名、歳入歳出の差額を園児数で除した額は53万9,000円となります。
  次に、私立幼稚園及び私立幼稚園の園児に係る歳入歳出額につきましては、歳入、国庫支出金3,254万7,000円、歳出、私立幼稚園就園奨励費補助金1億3,157万5,000円、私立幼稚園預かり保育助成427万5,000円、町内私立幼稚園教育施設運営補助金75万円、合計1億3,660万円となります。歳入歳出の差額、町負担分1億405万3,000円、平成26年5月1日現在の園児数は1,144名、歳入歳出の差額を園児数で除した額は9万1,000円となります。
  続きまして、第7問目についてお答えを申し上げます。
  町長が冒頭の挨拶の中で述べましたとおり、29年4月からの導入に当たりましては、施設の増築を見据え、今定例会の補正予算に設計、地質調査費を計上しておりますものの、幼稚園の充足率の低下や建築費の高騰などの現状を踏まえ、なお引き続き、施設の増築によらない導入も検討していくこととしてございます。また、3歳児を受け入れるための職員体制等につきましては、現在検討を進めているところでございます。このことから、現時点では、改修内容や費用等は確定しておりませんので、ご理解をお願いしたいと思います。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) この際、午後2時10分まで休憩をいたします。
     午後1時58分 休憩


     午後2時10分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  これより、若生英俊君の質問は一問一答により行います。4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) それでは、質問いたします。
  市制に伴う住所表示から入ります。富谷町には大字表記の住所はありますか。
議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。
市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 現状、大字と小字の住所の表記になっていると思います。  
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) 富谷町大字富谷とかというような、その「大字」表記があるかどうかです。
議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。
市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 申しわけございませんでした。大字の表記の地区はないと認識しています。  
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) 直近の富谷町の全世帯数をお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(泉川潤哉君) 11月末現在で1万8,449世帯になります。
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) そうしますと、先ほど字表記の世帯数1,809でありますので、全世帯数の1割程度というふうに認識するところです。それでは、明治時代の富谷村の世帯数という、その辺は、もしわかればお願いします。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(泉川潤哉君) 申しわけございません。明治のころのはちょっと拾ってきておりません。  
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) 字の表記を省略した場合に郵便番号が変わるとの説明でありましたけれども、その確認はいつ、どこに、誰がしたのか質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。
市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 市制移行に伴います郵便番号の取り扱いにつきましては、内部におきましても、住所表示検討部会、そういった内部の部会を設けまして、その中で検討を重ねてきております。その中で、仙台市の状況ですとか、実際に郵便局に確認をいたしまして、字の表記を取ると郵便番号は変わると、当時はそのように指導を受けたところでございます。
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) 愛知県の長久手町、あるいは長久手市の町時代の住所と、そして長久手市になってからの住所と、そしてまた郵便番号の確認はされましたか。
議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。
市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 確認はしております。  
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) 内容をお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。
市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 内容につきましては、字の表記を残しているところ、または字の表記を取っているところ、さまざまなパターンがあると認識しております。
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) それでは、市役所所在地の私は確認しておるんですけれども、市役所所在地は大字表記、小字表記がありました。長久手市になっては、大字、小字、両方省略してございます。そして、郵便番号に変更はありません。こういう事例も検討していたのかどうか、お願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。
市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 長久手市のほうには部会のほうで実際に市制移行の研修ということで研修に行っております。そのときにも住所表示の変更と郵便番号の取り扱いについては確認をしておりますし、そのことについても確認をしております。  
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) 富谷市富谷字町というふうな、恐らく富谷市富谷町がくっつくのかというふうなことで耳になじまないというふうなことであろうかというふうに思うんですが、そもそも大字表記、小字表記、見ますと、仙南の3つの町、村田町、大河原町、柴田町、あの界隈は役所所在地だけでありますけれども、大字、小字の表記をしているのが見えます。したがいまして、富谷町、富谷の坂松田を例にというふうなことで広報にも、全協にも説明受けたわけでありますけれども、恐らく富谷市富谷町と続ければ、「えっ」と思う人がいるかもしれません。そもそも小字の表記は、明治時代にないことは認識されていましたか。
議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。
市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) その辺もちょっと確認はしておりますが、富谷村に合併した明治22年移行の明治の段階では字の表記がなかったことがあったというのは確認しております。
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) 五、六百世帯だと思いますね、富谷村の時代、四、五千人というふうなレベルですから。そういう意味では番号要らないんですね。富谷村95番地とか、今泉村29番地とかというふうなことで、富谷の村、そしてまた、ほか11村ということで12村合併の経緯があります。したがいまして、小字がありませんでした。世帯数がふえることによって小字がふえてくるという理屈ですから、そういう意味からすると、その辺のところも十分今回の字表記を残すか、省略するかというようなことについては検討を深めていただきたいと、このように思いますが、いかがですか。
議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。
市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) まず、字の表記を残す、残さないにつきましては、これは地域の方、そこにお住まいの方に密着した情報というか、生活に密着した事柄でもありますので、そういったまずは地域の方のご意見もお聞きするということも大事なのかなというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) それは賛意を示します。したがいまして、しかしながら、議会全協で郵便番号が変わるという大きな骨格の部分が最初に出たものですから、それは多少の混乱なくはないんだろうなというふうな認識の中で全協でも質問をいたしましたけれども、その後の今日の質問に至るまでの準備からして、富谷村時代、字・小字がない。何々村何番地と、こんなふうなことは戸籍を見れば一目でございます。そんなふうなことでありますので、ぜひ、そういったことの歴史的な経緯というふうなこと、町長答弁にもありましたので、この辺のそもそもが富谷村の場合は大字を省略した経緯が一つあります。明治時代は字表記がありませんでした。というふうなことからすれば、市制移行にあわせて、都会的なイメージというふうなことも含めながら、ぜひ字表記の省略について、検討を深めることについてもう一度お願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。
市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 冒頭、町長からも申し上げましたが、今回、字の文字を取っても郵便番号が変わらないという郵便局からの見解も出されたところでございます。そういったことも踏まえまして、地域の方のご意見、また最終的には、議会のご意見も踏まえながら方針を定めてまいりたいというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) 野々市市の先進事例は参考にしましたか。
議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。
市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 現状、野々市市のほうについては、資料のほうは持ち合わせておりません。
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) 野々市市によれば、やはり当初から県指導で字は取りましょう、小字は取りましょうと。そしてまた、時代に合わないねというふうな声で、何ら違和感なく字表記なしの、特殊事例はありますよ、それは。一くくりてはないですけれども、そんなふうな声も直接伺ってのお話でありましたので、その辺も参考にしていただきたいと思いますが、いかがですか。
議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。
市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 参考にしたいと思います。  
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) それでは、幼稚園について、次お願いいたします。
  最初、3歳児受け入れに当たり定員は何人を想定していますか。
議長(浅野幹雄君) 教育総務課長。
教育総務課長(高橋加代君) 現時点では、定員数は確定しておりません。しかしながら、4歳児、5歳児同様、1学級30名またはそれ以内というところで想定しているところでございます。  
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) 平成28年度の富谷幼稚園、東向陽台、町立2園の充足率をお願いいたします。充足率見込み。
議長(浅野幹雄君) 教育総務課長。
教育総務課長(高橋加代君) 見込みということで、年少につきましては11月4日現在の応募数、それから年長については現時点の入所がそのまま持ち上がったと想定しての充足率で申し上げます。トータルの数字でよろしいでしょうか。富谷幼稚園が80%、東向陽台幼稚園が46%となります。
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) それでは、次に入ります。
  富谷幼稚園の、補正予算に地盤調査等が入っています。恐らく園舎増築というふうなこととなると相当の費用がかかるのではないかというふうなことでの質問項目でありましたけれども、先ほどの答弁から、具体的な費用、どれくらい見込まれるかというような質問をしたところでありますが、それはこれぐらいにとどめます。
  よって、財政的な側面から考えた場合に、施設の増築によらないで既存施設の範囲で3歳児の受け入れをどのようにしようとされているのか。その検討内容をお願いします。
議長(浅野幹雄君) 教育総務課長。
教育総務課長(高橋加代君) 現在、まだ検討段階ではございますが、現在、富谷幼稚園は4歳児、5歳児ともに2学級ございまして、それに合わせまして保育室のほうも4室ございます。この4室を使用してということで、現在の2学級をそれぞれ1学級にしての受け入れということも今検討の中にあるところでございます。 
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) 私は今の内容をぜひ深く検討していただいて、ぜひ費用のかからない、この先20年、30年というふうな視野を入れながら手をつけることとなりますので、慎重なる対応をお願いしたいと思います。したがいまして、補正予算の絡みありますけれども、結果として、既存施設で3歳児の受け入れは可能ではないかとこのように考えるところでありますが、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 教育総務課長。
教育総務課長(高橋加代君) そちらのほうも見据えて検討を進めてまいりたいと思います。 
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) 既存の施設のみで導入、ぜひ判断、あるいは決断をする弁も欲しいところでありますけれども、この辺のところについてはそれ以上求めません。ぜひ、既存の施設の中で約束をされました3歳児受け入れについての対応、検討を望むところであります。
  次に、先ほど、町立、そして私立の1人当たりの町費の入りぐあい、53万9,000円と9万1,000円というふうなものが出ました。それを割っただけで約6倍ですね、その開きが。そのようなことを考えたときに、私は公平性の観点から町立幼稚園を私立幼稚園に移管をして、幼稚園管理費相当分を幼稚園児世帯への助成拡大に向けるのも一手なんじゃないかとこのように考えますが、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 教育総務課長。
教育総務課長(高橋加代君) そちらにつきましては、まず全国的にも、県内でも、今公立幼稚園というのは減少傾向にございます。この背景につきましては、園児数の減少による廃止統合ということもございますが、認定こども園への移行ということもございます。今後、本町でも町立幼稚園のあり方を検討していく中では、将来的に民間への移管、それからこども園への移行ということも視野に入れながら検討してまいりたいと考えております。その過程の中で、園児世帯への助成ですとか、さらに私立幼稚園への助成ということもあわせて検討してまいりたいと考えております。 
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) それでは、幼稚園について最後になります。
  この段階で無理かどうかわかりませんけれども、増築計画を撤回をし、富谷幼稚園園舎増築事業481万9,000円補正対応されておりますけれども、この会期中に取り下げる予定はございませんか。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 今後の検討課題とさせていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) それでは、平成28年度予算編成方針について質問をいたします。
  ライトレールの具体的計画を1年以内に策定、これは公約でよろしいですね。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) 具体的なというのがちょっと私のほうでは答弁ができないところでございます。 
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) 選挙マニフェストの中に書いてあるそのままですか、具体的計画を1年以内に策定というのはかぎ括弧で読み上げたところですので、私が言っているわけではございません。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(内海壯晃君) そのとおりです。
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) それでは、ライトレールの具体的計画を1年以内に策定する。その作業は今現在順調に進んでいますか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。もとい、企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) 先ほど町長の答弁にもありましたが、現在、新公共交通システムというふうなところで委託業務を発注してございます。
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) 答弁の中に、業務委託期間を延長しましたというような答弁であります。業務委託期間はどのような経緯で延長されたのですか。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) 多角的な検討を指示しておりましたので、その延長をするように至ったものでございます。 
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) それは成果品が出てきたことをもって再度延長ということになるんですか。どういうやりとり、経緯の中で。通常は成果品の納品、納入というのは確定していますよね、それが契約ですから。契約を変更するまでの状況の経緯についてお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) 成果品というのはまだ出ておりません。
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) それでは、それくらいにします。
  中長期的な視点で組織をつくるという町長の答弁がありました。この答弁で間違いないですか。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) そういった方向は検討してございます。(「そのとおりかどうか」の声あり)間違いございません。
議長(浅野幹雄君) 挙手をしてお願いします。4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) それでは、中長期的な視点で組織づくりというふうなことの答弁でありますけれども、組織づくりとは具体的にどのような組織構成員を想定されていますか。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) 平たく言いますと、今の公共交通会議の拡大版というようなものを視野には入れております。
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) そうしますと、ライトレールの具体的計画を1年以内に策定するということと、今組織づくりについては中長期的な視点で組織づくりを進めるということについてありました。ここに矛盾はありませんか。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。もとい、企画部長。
企画部長(内海壯晃君) 最初の質問で、公約で1年で間違いありませんかということで回答したのは、そのとおりですということを言っております。
  今、政策課長のほうで言っているのは、そういった取り組みをしている中で、公約では1年となっていますけれども、実際でき上がるのは、ちょっと今のところはいつになるかはわかりません。
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) それでは、町民バス、泉中央駅乗り入れに入ります。
  泉中央駅への乗り入れの実現の見通しをお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) そちらは先ほどの答弁にありましたとおり、断続的に事業者と今協議をしております。また新たな交通政策、そういったこと、両面で今検討してございます。
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) 姿が見えない今の現状、まさに実現を阻害すると表現しますけれども、何か要因はありますか。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) 交通事業者の理解、それを得るのが最重要だと考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) 交通事業者とは何を指しますか。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) まず、今運行している宮城交通、それから乗り入れとなりますと仙台市交通局、そちらのことがございます。
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) 財政的な側面というふうなことで質問いたしますけれども、乗り入れに係る、乗り入れが間もなく実現するというふうなことでの期待をするところでありますけれども、事業費の総額、どれぐらい見込まれますか。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) まだそこまでは精査しておりません。
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) そもそもそれらの費用は何百の単位ではないはずでありますので、そういった財源確保の見通しは持った中での吟味検討でありますか。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) そちらも検討してございます。
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) 敬老乗車証に入ります。
  対象者数は何人ですか。
議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
高齢者施策専門監(安積春美君) 70歳以上の方が約5,500名弱、障がい者の方が1,500名ほどでございます。
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) 障がい者の方1,500名ということなんですが、その内訳お願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
高齢者施策専門監(安積春美君) 身体障がい者の方が1,140名ほど、知的障がい者の方が200名、精神障がい者の方が150名超えるぐらいのところでございます。
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) 対象者数は6,500名程度ということでよろしいですか。
議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
高齢者施策専門監(安積春美君) はい、その合計というふうに考えております。ただ、障がい者であって70歳以上の方もいるので、そこでのダブルカウントは多少なりともあるかと思います。
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) 施策が実現することとした場合、どの程度の利用を見込んでおりますか。
議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
高齢者施策専門監(安積春美君) 非常に難しいところなのですけれども、仙台市の例をとってすれば、仙台市の高齢者の方々の利用率約6割、障がい者の方々が3割弱というふうなところで、そこを一つの基準というふうには考えております。
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) 今、6割の数字、仙台市を参考にというふうなことでありますけれども、それを富谷町に当てはめられるかどうかというのは、甚だ、聞いていては「えっ」と思うところですね。恐らく5割いかないのではないかと。二、三割程度といった場合の、本当の施策の効果というふうなあたりは、果たしてその辺のところ、仮に6割、7割というのであれば多数の町民の皆さん、客観性がありますよということになりますから、それはそれで受け入れられると思うんですが、二、三割の利用者というふうなことは想定されましたか。
議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
高齢者施策専門監(安積春美君) そこのところ、どのように積算するかというところは非常に悩むところでございましたが、基準となるものがほかにございませんでしたので、仙台市の例をとって申し上げました。
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) 町の負担額、そしてまた本人の負担額、1万円、2万円というふうなことであれば、1万円なら1,000円・9,000円、2万円なら2,000円・1万8,000円、こんなふうなことになろうかと思います。利用者に合わせて膨らんでいくことは自明であります。したがいまして、事業費総額のうち、かかり、どんな対象であれ、6割、7割利用するのであれ、2割であれ、制度設計等に係る諸経費等があると思います。システム等も含めて、それらに係る見込み額、お願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
高齢者施策専門監(安積春美君) 今考えている制度は仙台市のイクスカを使っての活用というふうなことで考えておりますので、その手数料、事務費等が発生するかと思いますけれども、機器等のシステム開発というふうなところは想定してございません。
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) 想定していないというよりも、かかるかどうかだけお願いします。
議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
高齢者施策専門監(安積春美君) 手数料以外のところでも経費というふうなところでは考えておりません。 
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) それでは、この趣旨が冒頭ありましたように、外出支援、そしてまた安心・安全な移動手段というふうなことが趣旨であるというふうなことでありますが、本当に施策としてたえられる施策かというふうなあたりから質問いたします。
  交通弱者対策、肝心なバスにも乗れない、そこまでも行けない、一番最も足を必要とするいわゆる交通弱者と言われる方いますよね。こういった皆さんへの対策とこの敬老乗車証との整合性、この辺についてのお考えをお願いします。
議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
高齢者施策専門監(安積春美君) 前回の議会でも申しましたように、バスにも乗れないような障がい者の方々というふうなところは並行して検討していくということとしております。
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) 70歳以上、障がい者ということで、先ほど6,500人でありました。シミュレーションは5年先、10年先、なされていると思うんですけれども、どちらもあればどちらも、あるところを、1点ならば1点、増加のぐあいをお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
高齢者施策専門監(安積春美君) 対象者のところで、70歳以上のところは9,300人を超える人数と見込んでございます。障がい者の方は2,100名ほどというふうなことで、人口問題研究所のところから仮説で出した数字で押さえてございます。
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) そうしますと、9,300、プラス、2,100ですので、1万1,500でよろしいんですね。
議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
高齢者施策専門監(安積春美君) そういうことになります。
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) ぜひこのように、今の10年先というふうなことで2倍の対象者数というふうなことになることも見据えられるわけでありますので、総額の事業費が増加する。そしてまた、制度維持をするだけの財源が、裏づけが確保されるのかどうか、十分なやっぱり見通しと吟味の中でスタートしていただきたいと、このように思うところであります。
  次に入ります。
  図書館・文化ホールです。図書館整備に関し、先ほどの答弁では意見を聞く機会というふうに答弁がありました。誰に何の意見を求めるんですか。
議長(浅野幹雄君) 荒谷教育次長。
教育次長(荒谷 敏君) こちらのほうは現在の町政の運営方針に当たりまして、わくわく町民会議などさまざまなご意見を聞く機会を設けております。まず、そういった形で、どういった方々へまず意見を聞くかということは、まずサービスの提供者は町民の皆さんでございいますので、町民の皆さんからご意見を聞きながら、施設の特異性がございますので、当然専門性もありますので、専門家の皆さんからも聞いていくこととしております。
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) 先ほどの答弁に公民館云々というようなことがありました。富谷町においてはまさに中央公を初め6つの公民館で長い歴史と風土に根づいたんですね。これも私はそのように実感いたします。したがいまして、先ほどの公民館、聞き漏らしましたので、確認をいたします。既存の公民館云々というものがありますけれども、そのフレーズをもう一度お願いします。
議長(浅野幹雄君) 荒谷教育次長。
教育次長(荒谷 敏君) 文化ホール、図書館につきましては、大くくりで生涯学習施設と。
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) 既存の公民館云々というフレーズがありましたので、そこのフレーズを、1フレーズを。
議長(浅野幹雄君) 荒谷教育次長。
教育次長(荒谷 敏君) 既存の公民館施設の活用とあわせて検討に入ったところです。
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) 既存の公民館施設の活用とあわせて検討に入ったということでよろしいですね。文化ホールの建設計画に当たって、6つの、富谷町、先ほど申し上げました、公民館、先行して築き、そしてまたここに根づいたというふうなことになります。
  質問です。6つある公民館施設が文化ホール建設計画にどのように位置づけられる予定ですか。
議長(浅野幹雄君) 荒谷教育次長。
教育次長(荒谷 敏君) これにつきましては、文化ホール、図書館につきましても、大くくりで生涯学習施設になります。当然、公民館が今その機能を富谷町のほうでは発揮しているところでございます。当然、文化ホール、図書館になりますと、中心的な機能、役割を果たすということになりますので、現在の6館とのかかわりというのは最重要課題になると思います。そういった意味で、公民館とのかかわりも検証しながら、町民の皆様へお知らせしていく必要があるということで、そういった意見を聞いていくというような内容でございます。
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) 次に入ります。
  海外修学旅行の実現に向けて、海外研修云々というようなこと先ほどありましたけれども、もう一回、フレーズお願いいたします。答弁の中のフレーズです。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(齋藤卓也君) 海外研修派遣事業を実施し、検証を重ねるとともに将来の具体的な計画を策定してまいりますと申し上げました。 
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) 海外研修派遣事業という、初めて耳にしました。その内容について説明をお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(齋藤卓也君) 現在計画、検討しておりますところでは、外国の歴史、文化、学術面など、諸外国との交流により国際性を養うことや、外国の人々との相互理解や信頼を深め次世代を担う国際感覚の豊かな人材を養成することを目的として計画しております。具体としましては、各中学校、町内5校ありますが、そちらより5名程度の代表生徒の参加を募りまして、総勢25名程度の現在、4泊5日程度で外国、英語圏、あるいは東南アジア等、英語を使っている国への派遣を計画、検討しております。
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) それでは、全ての生徒が参加する海外修学旅行はいつから始まりますか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(齋藤卓也君) 修学旅行全体の実施に向けましては、さまざま課題があります。町内校長会等とも意見聴取を行っておりまして、中学校の教育課程との整合性あるいは見直し等も必要になってきておりますので、即実行というふうにはいきません。進路等の学習を踏まえた、現在行われている修学旅行からの変更等もございますので、3年以上の研修派遣事業を通しましてその有効性等も検証しつつ、中学校の教育課程に果たして無理なく組み込むことができるか、検討を重ねていきたいと思っておりますので、数年間の検討期間を考えております。 
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) それでは、確認をいたします。
  そもそも全国の市町村立、富谷は町立でありますけれども、公立の中学校で海外の研修旅行を実施している学校はあるのか、どれくらいあるのか、お願いします。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(齋藤卓也君) 全国的なものでは全てを調査しておりませんが、東北地方で1つの市、1つの村が実施しておりますが、規模としましては100人未満、100人前後のところで、富谷町の約1学年700名いるところとは、少し参考にはしづらいところだというふうに捉えております。また、県内におきましては二華中のほうで実施をしておりますので、そういった事例等も参考にしながら検討しているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) 最後にありました二華中は県立学校ですよね。先ほどの、そこを確認した上で、東北地方で2つの自治体ということでありましたが、この機会ですので、自治体名をお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(齋藤卓也君) 申しわけありません、今手持ちのほうにそちらの取り寄せた資料がございませんので、後ほど正確なところでお答えさせていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) 実施がかなり学校教育課長の説明からもよくわかるところです。まさに教育活動の一環でありますので、国内の修学旅行とて大変な負担と準備の中でありますので、海外のというあたりは、これは極めて慎重なる対応をせざるを得ない。子供の安全・安心というようなことも含め、保護者もいらっしゃるわけですからね。そういう意味では、そもそもが海外の修学旅行の趣旨、目的、その辺を最後に町長が描いた海外への修学旅行の趣旨と目的は何であったのか、お聞きします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 中学校の海外修学旅行につきましては、早い段階で、いわゆるワーク、海外に行くことによって、特に英語圏に行くことによって、語学に対する理解、関心を高めるということと、やはり今以前は修学旅行は国内で行われていたわけでありますが、かなり国際化が進んできてまいっておりますので、国際化を早い段階で理解する機会にということで、実際に、先ほど市町村の例でいうとまだまだ少ないわけでありますが、私立の中学校ではかなり海外への修学旅行というものが進んでおりますので、それを公立で行えればということで、今回一つの考え方として公約に掲げさせていただきました。
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) 最後となります。パークゴルフ場の建設の件です。
  以前、自衛隊法100条による部外土木工事による造成工事協力依頼を要請していると、こんなようなことでありましたが、その経過についてお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 荒谷教育次長。
教育次長(荒谷 敏君) これにつきましては、パークゴルフ場、前回の議会等でも申し上げてあるとおり、一般例で10億程度かかるということでございます。当然、造成を必要とする場合、そこに要する経費がほぼ7割ぐらいになってくるかと思います。そのために、経費削減のためには、大衡村で実施された自衛隊を活用した100条と言われているところを使っていけないかどうかということで、自衛隊と協議をしているところでございます。まだ、結論としては、ゴーサインとかはまだ至っておりませんが、それにしても、町の計画をまずつくり上げて、それをもとに自衛隊とさらに協議を進めていくという、手法の中の一つとして考えられております。 
議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。
18番(渡邊俊一君) 通告に従いまして、私からは1件5要旨について質問をいたします。
  私は機会あるごと、一般質問等において泉中央よりの鉄軌道延伸についての議論をさせていただいてまいりました。若生町長も選挙公約に鉄軌道の延伸を訴え当選され、27年度予算におき、新交通システムライトレールによる鉄軌道延伸のため142万円の調査費を計上され、調査活動の中で延伸に取り組む姿勢を示しておるものと考えますが、この事業は、我が町単独で取り組む事業では成り立たない事業であり、国、県、仙台市、そして黒川4カ町村の共通した中での理解が必要であります。特に仙台市の理解がなければこの事業の推進はあり得ません。
  我が町にとり鉄軌道の延伸はまちづくり百年の大計の重要な柱であり、限りない我が町の発展において欠かすことのできない大事業であると捉え、次の5問にて質問をいたします。
  1つ、本年度142万円の調査費における新交通システムライトレール事業についての今日までの調査内容と成果について伺います。
  2つ目、調査に基づき、今後どのように事業を推進していかれるか伺います。
  3つ目、ライトレール延伸については、仙台市の理解が一番大事と考えますが、仙台市との協議をどのように進める考えか伺います。
  4つ目、国、県、仙台市、黒川4カ町村と一体にて進めなくてはならない事業であり、泉中央より北部地区、特に黒川郡内の発展に欠かすことのできない一大事業であり、各自治体と綿密な協議を重ね推進しなくてはならないと考えますが、各自治体とどのように協議をしていかれるか、お伺いをいたします。
  5つ目、我が町の住民にとって、鉄軌道延伸は誰しもが期待されておることであり、あらゆる手法を考え取り組まなければならないと考えますが、新年度、平成28年の予算にどのように反映されるか、また予算化されるか、お伺いをいたします。
  以上であります。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの渡邊俊一議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  質問件名、新年度予算における鉄道延伸についての取り組みについて問うについての問い1から問い5、関連するものですから、一括して答弁をさせていただきたいというふうに思います。
  ライトレール等を含めた整備につきましては、さきにお答えしましたとおり、本町における新しい公共交通システムの導入に向けた検証事業の業務委託期間を延長いたしまして、年内中をめどに将来の都市構造や求められる公共交通システム領域の検証など多角的な交通計画策定の検討を行っているところであります。
  本町は、仙塩広域都市計画の中におきまして北部地域に含まれ、大清水、成田、上桜木地区周辺を地域中心核として、各地域の拠点形成に必要となる都市機能を集約すべき市街地として位置づけられており、将来像は、仙台中心部との連携を強化する公共交通軸の形成を図ると示されており、充実した都市基盤を構築する必要があると強く認識しております。
  施策実現に当たりましては、総合的な公共交通システム導入の促進を図っていくために必要なビジョンや目標の方向性を確認しながら、中長期的な視点で組織づくりを進め、必要となる調査内容やプロセス、今後のステップを明確にしていき、財源を確保したいと考えております。
  組織づくりに当たりましては、圏域の仙台市のみならず、国、宮城県、近隣自治体、民間企業、地域の皆様などのさまざまなご理解とご協力をいただきながら、新たな組織化を図り土台づくりを行ってまいります。なお、現在、仙台市とは広域的に設置されている仙台市、富谷町広域協議会を組織しており、それぞれの市町におきまして相互の計画に基づき連絡調整を行い、インフラ整備や道路環境問題など共通課題を共有しながら交通ネットワークの構築を図り、連携協力すべき事項の洗い出しを行ってまいります。まずは、仙台市との協議の経過を踏まえて、黒川4カ町村と宮城県で連携しながら調査研究を進めてまいります。
  予算編成との関連性につきましては、現在行っている地方創生総合戦略と総合計画の策定を踏まえ必要な予算措置を講じてまいります。
議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。
18番(渡邊俊一君) 内容がかなり膨大な内容でありますから、なかなか簡単に答えられないものだろうなと思っております。先ほど来、若生議員にも答弁しておったわけでありますけれども。私も平成14年に仙台地区の地域づくり懇談会の委員として参画させていただき、その中で当時の浅野知事にこの鉄軌道の延伸を強く訴えた一人でもあります。また、平成14年に緑未来関係での資料も提示されております。前回、町長が宇都宮のライトレールについて15キロで383億円というような金額を提示されました。当時、平成14年の試算でありますけれども、やはり同じくらいの距離数であります。14.7キロ、泉ケ丘から大衡まで、この構想で総額でインフラ部とインフラ外部で合わせて455億円、こういう試算でキロ単価で31億円というふうな計算も掲示されております。
  また、私も選挙で皆さんにお訴えをさせていただいたわけでありますけれども、おおむね17キロぐらいで大体400億円投下すれば何とかいくんじゃないかと。そして、その中で、国の補助金が2分の1、そして県の補助金が4分の1、受益者負担が4分の1、しかるに黒川3カ町村ありますけれども、大郷に応分の負担をさせるというわけにはなかなかいかないだろうと、こんな意味からしても、3カ町村で等分の負担をしても30数億円で済むというような試算を皆さんの中で発表させていただいてきました。 
  そういった意味からして、今日いろいろな施策の中で、いろいろな箱物行政をこれから構築していくような町長の考えもおありになりますけれども、先ほど来、議論されております総合文化施設、恐らく60億円以上かかるだろうというような状況の中で、まずはこの4年間で一つの鉄軌道の道筋をつけていくというか、そのためには基本的に仙台市が一番重要であります。そして、国・県であります。当然、受益者負担は、皆共有しているわけでありますから、今言ったように、まずは仙台市がよしとしない限りは100%この事業は成り立たないわけであります。そして、国・県、そこで初めて受益者の自治体という形になってくるわけでありますから、どんなことをしても仙台市に理解を求めなくてはならない。 
  そのためには、やはり予算計上の中で継続していかなければならないというような気持ちで私はおります。言うなれば、継続は力なり。そして、やがて何年か先、中長期というような見通しでありますけれども、中期が5年なのか、10年なのか、私もはっきり言えませんし、大体、中期は5年、長期が10年という今スパンで来ているような状況でありますから、それに一刻も早く近づけるためには、次年度の予算で何かの形で、せっかく本年度142万円の予算を計上したわけでありますから、次年度の予算でもそれなりに、それ以上に調査ができるような環境づくりをしていかなければならない。
  そして、その環境づくりをすることによって、国・県、そしてまた仙台市、またほかの2つの町、村に強力な理解を得ていく、それがここで例えば142万円で一回ストップしました。でも、継続して調査はしますというような話でありますけれども、それだけではやっぱりなかなか理解は求められないだろうと、こんなふうに思うわけでありますから、改めて28年度の予算計上の中でどういうような取り組みをしていくのか、具体にお持ちであればお示しを願いたい、こんなふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの渡邊俊一議員のご意見のとおり、これからやはり最も大切なのは、国・県の支援ももちろんですけれども、まずはやはり仙台市との理解というものが一番大変重要であります。そのためには、まずは専門のコンサルにある程度の専門的な視点で、いわゆる技術的なことも含めながら、今回、今年度調査費として掲げさせていただきました。専門のコンサルからのいわゆる成果品、回答が年内にできるものですから、それを踏まえて仙台市等のご理解をいただきながら、来年度さらにそれを深掘りしていければというふうに現在考えております。その深掘りするためのいわゆる予算につきましては、今後、その部分を含めながら検討していきたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。
18番(渡邊俊一君) 専門の業者にいろいろ依頼をしているということでありますけれども、やはり黒川4カ町村、そして県を交え、また後半から仙台市も交えた中で行ってきた「緑の未来産業都市市くろかわ建設推進協議会」、これで一つの骨子案が一応出ているわけであります。ですから、それを余りにも大きく度外視した中でということはなかなか見出せないだろうなと私は思っておるんですけれども。当然、縦貫道あります。縦貫道を行ったり来たりするだけで黙って100億円、200億円かかるわけであります。ですから、そういうような設備投下が可能なのかどうか、そういうところも検証していかなければならない。そして、やはり一つは、今回コストコの問題も当然出てくるわけでありますけれども、国道4号は必ず大渋滞するはずであります。それを見据えた中で、やはり今回の町長が公約に打ち上げております新交通システムライトレールの整備、それを鋭意構築していくことが大事であります。また、それ以外についても、やっぱりBRTとかそういうような新交通システムのある一部もその町の中に入れ込んで計画していく。ライトレール一本というような計画ではなくて、基本的に新交通システム、それを大まかに取り入れた中で富谷の将来がどのように発展していくか。そして、それをやったことによって富谷にどのくらいの大きなメリットがもたらされるかということをやっぱり考えていかなくてはならないだろうと。
  私も当初、論旨で申し上げましたけれども、この問題は、富谷の将来の百年の大計、それを構築する問題であります。余り焦る必要はないと思います。別段、私たちが、町長は公約を挙げました、1年以内にこれを推進しますと。そんなの誰も考えていませんから。400億円も、500億円も、600億円もかかるものが1年で構築されるのだったら、今から何年か前に簡単にできているはずですから。それは順序を踏んで、そして仙台市の理解を得て、そこで初めてこういうような計画を持ちますということで、そしてその問題に対しての基金を創設していく。または、この間、町長が後援会的なものを開いたのかどうか、わかりませんけれども、ああいった形での先行投資を民間にさせて、そして自治体で後から支払うというような方策も十二分に得られるはずでありますから。
  いずれにしろ、具体に、先ほど私がお話ししたように、30億少々でもし本当に仙台市の理解、国の理解、県の理解、そして受益者の他の町村の理解が得られるのであれば、30億円ですから、1年間に2億円ずつ積んでいってその計画を構築した場合に、ほとんど恐らく事業を推進したときに借金なしで進むことが十二分に可能なはずでありますから。当時の町長のお父さんがこの庁舎を建てたときよりずっと営々積み立ててきて、無借金で建てた。そういうものを改めて参考にしながら、やっぱり今後のまちづくりをしていかなければならないと私は思っております。ぜひ、そういった形で改めて、私はそういう考えでいるんですけれども、今後どのような考えで一歩一歩この問題を進めていくのか、町長の見解を求めます。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいま渡邊議員からのお話にありましたように、基本的には、以前も答弁させていただきましたが、まずは以前策定をしました「緑未来」におけるいわゆる地下鉄の計画の洗い直しを含めて専門のコンサルに今回業務の委託をお願いしているところであります。その中においては、やはり、もちろん「ライトレール等」というふうに表現させていただいているように、ライトレールありきじゃなく、やはり専門的な視点でいかがかというものと、ライトレールのいわゆる工事費が、コストが低くなる分のメリット、逆にその分のデメリットもあったり、地下鉄延伸で逆に工事費はコストがかかるがメリットもあるということだったり、いわゆるリアリティーも含めて、いわゆる鉄軌道というふうな観点で考えても、かなりいろいろな方策によっていろいろメリット・デメリットがあるというふうに見えてきておりますので、今はまだ途中段階ですけれども、それの最終的な成果を踏まえ、それでさらに深掘りをして、今後の検討を。その上では、やはり今渡邊議員から意見をいただいたような、やはり段階的には、まずは仙台市の理解を得ながら進めていくということ。そしてまた、あとは周辺自治体の理解を得て、そしてやはり改めて、簡単に費用を用意できるものではないので、いわゆる組織づくりとあわせてそういった基金づくりも含めて、これから検討していきたいというふうに思いますので、どうぞよろしくお願いします。
議長(浅野幹雄君) これをもちまして本日の一般質問を終わります。
  これで本日の日程は全て終了いたしました。
  本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでした。
     午後3時05分 散会

平成27年第4回定例会議事録(第2号)

平成27年12月3日(木曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 金子透君
  • 2番 青柳信義君
  • 3番 浅野武志君
  • 4番 若生英俊君
  • 5番 畑山和晴君
  • 6番 齊藤秀行君
  • 7番 藤原峻君
  • 8番 佐藤聖子君
  • 9番 西田嘉博君
  • 10番 長谷川る美君
  • 11番 佐藤克彦君
  • 12番 山路清一君
  • 13番 浅野直子君
  • 14番 高橋正俊君
  • 15番 菅原福治君
  • 16番 出川博一君
  • 17番 相澤榮君
  • 18番 渡邊俊一君
  • 19番 安住稔幸君
  • 20番 浅野幹雄君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 町長 若生裕俊君
  • 副町長 大庭豪樹君
  • 企画部長 内海壯晃君
  • 総務部長 山田豊君
  • 福祉部長 小野一郎君
  • 建設部長 奥山育男君
  • 企画部企画政策課長 高橋弘勝君
  • 企画部財政課長 西山高広君
  • 企画部産業振興課長 横倉時夫君
  • 総務部総務課長兼情報化推進室長 神田能成君
  • 総務部町民生活課長兼東向陽台出張所長兼富ケ丘出張所長兼あけの平出張所長兼日吉台出張所長兼清掃センター所長 泉川潤哉君
  • 福祉部健康増進課長 郷右近衛君
  • 福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセタンター子育てサロン所長 浅場悟君
  • 建設部都市計画課長 伊藤正君
  • 企画部企画政策課参事兼市制移行・地方創生推進室長 松原誠君
  • 総務部総務課参事兼危機管理室長 横田利雄君
  • 教育長 菅原義一君
  • 教育次長(教育総務担当) 小松巌君
  • 教育次長(生涯学習担当) 荒谷敏君
  • 教育総務課長 高橋加代君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀郁雄
  • 次長 富澤裕
  • 主幹 長瀬千鶴子

議事日程 第2号

平成27年12月3日(木曜日) 午前10時00分 開会

第 1 会議録署名議員の指名
第 2 一般質問(通告番号5番~9番)
一般質問 13番 浅野直子議員
1 地方創生と市制移行に伴う支援の拡充を
9番 西田嘉博議員
1 学校の校舎及び環境の整備について
2 インフルエンザワクチン接種について
3 空家対策について
16番 出川博一議員
1 平成28年度予算編成の基本方針は
2 消防救急体制の強化は喫緊の課題
3 よりよい子育て環境に向けて
2番 青柳信義議員
1 日吉台、杜乃橋地区の認可保育施設の整備について問う
2 杜乃橋地区の整備を問う
3番 浅野武志議員
1 イノシシの被害対策と駆除について

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり 午前10時00分 開議

議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
  ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
  議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。


     日程第1 会議録署名議員の指名
議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
  会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、6番齊藤秀行君、7番藤原 峻君、8番佐藤聖子君の3名を指名いたします。


     日程第2 一般質問
議長(浅野幹雄君) 日程第2、一般質問を行います。
  通告順に発言を許します。13番浅野直子君。
13番(浅野直子君) おはようございます。
  通告に従い、私は「地方創生と市制移行に伴う支援の拡充を」と題し質問いたします。
  明年10月10日市制移行に向けカウントダウンが始まりました。マイナンバー制度の開始や地方創生という自治体の特色を生かした施策、まちづくりが求められています。平成27年度から31年までの5カ年計画で国が打ち出した「まち・ひと・しごと創生総合戦略」に基づき、富谷町も地方創生総合戦略の最終案が打ち出され、「住みたくなるまち日本一(100年間ひとが増え続けるまち 村から町へ 町から市へ)」というタイルがついていました。希望を持ち安心して暮らせるまち、住民が主役だと思います。
  富谷町は、大変若い世代が多く、活力のある町です。来年より18歳選挙権の執行もありますので、若い人材が多く住む町ならではの発信で参加しやすい啓発活動が大事だと思います。
  今、地方創生が叫ばれ、全国でも若者チャレンジを促す地域活動事業、率先して取り組める環境整備をつくり出し、若者支援が展開されています。富谷町も特徴を生かした施策の推進が必要と考えます。
  例えば、愛知県小牧市では、「こども・夢チャレンジ」を応援する新規事業として、学生がみずから考え企画した事業に30万円を上限に経費の一部を助成する「夢にチャレンジ助成金」を創設しました。応募資格は、高校生から25歳以下の学生で、語学研修やボランティア、フィールドワークなどです。一次審査・二次審査、公開プレゼンテーションなどもあり、今年度は、7件中、5件が助成金を受けています。今年度中に実績報告会も予定されています。また、新潟県燕市も「羽ばたけつばくろ応援事業」として、期間限定で推進しています。
  富谷町も若い力を引き出し、声を聞き、未来を担う若者支援を継続しながら、「住みたくなるまち日本一」に近づいていくのかなと思います。さまざまな機会を提供し、若者支援に積極的な取り組みを期待するものです。
  これから市制移行に伴う支援の拡充を求めるものですが、特に福祉向上の一環として、子育て支援では、スマホによる子育て応援アプリの設置で子育て支援情報の提供を推進している自治体もあります。核家族化が進み、共働き世帯の増加、ひとり親世帯など、子育てに感じる不安や負担感などの軽減に役立つものです。特に妊娠期から小学校就学前の子育て家庭を対象に、この世代の多くが日常的に利用しているスマートフォンで子育て支援情報を取得できるようにすることで、効果的な情報伝達を図っています。施設マップ、子育て支援ナビ、保育施設検索ナビ、お知らせ配信機能、保育施設空き情報、イベント一覧、夜間診療、緊急情報など必要な人に必要な情報が届くというアプリ最大のメリットを生かしています。自治体の特徴に合わせて柔軟に情報提供できるツールの一つになることから、導入を求めるものです。
  また、支援の取り組みとして、第4回わくわく町民会議のテーマになりました「健康都市富谷を目指して~のばそう健康寿命~」では、率直な町民の皆様の意見交換や健康への取り組みなどを傍聴席で伺うことができました。
  私は、以前より議会で健康づくりポイント事業を質問させていただいていますが、町民の皆様が楽しく健康づくりに参加できるシステムは、健診率の向上や各種講座・教室への参加、ボランティア活動など、ひきこもりにならない、社会参加でコミュニケーションをとり、対話や活動することで元気になるなど、前向きな取り組みだと思うからです。
  日々の実践状況をポイント化し、ためたポイントを幼稚園、保育所、小学校、中学校などの寄附に用いたり、公共施設などの利用券に使うことができたり、町独自の方法で住民参加を促し、楽しく家族で健康維持に取り組める施策の一つです。
  柴田町では20歳以上の住民の方を対象に47事業に参加できるように取り組み、26年度は1,500人の方が健康づくりポイント事業に参加されました。「健康都市富谷」あらゆる角度から健康維持のために取り組むべきだと思います。
  今、町内を取り巻く環境も大きく変わり、豊さ、便利さゆえに住みにくさも感じることがあります。今回視察した宝塚市の「開発事業における共同のまちづくり推進の条例」は、住民と開発事業者とのパイプ役を執行部が取り持つ形をつくっていました。都市部における課題もありますが、住民の意向を聞く体制が整えられていました。住み続けられる環境整備であるか、重要なテーマです。
  富谷町も地域によって抱える課題は大きく違うため、交通問題、子育て環境の整備、高齢者支援、農業整備、歴史文化保存などさまざまです。住民エリアマネジメントによるまちづくり推進の取り組みなど、地方創生と市制移行に伴う支援の拡充を期待する声も多く寄せられていることから、通告に従い以下の質問をいたします。
  1、スマホなどに子育て応援アプリの設置も必要と考えますが、対応を伺います。
  2、高校生の交通費補助の支援について伺います。
  3、年齢を問わない「健康づくり」ポイント事業について当局の認識を伺います。
  4、地域によって抱える問題は大きく変わるため、(仮称)地域活性化協議会(地域住民、行政、事業所、学校関係など)の設置を求め、実行可能な事業には予算の確保を認め、住民エリアマネジメントによるまちづくり推進の取り組みについて、当局の考えを伺います。
  5、これからは市になりますが、町営住宅の増設は必要と思います。コミュニティー拠点も含めた建設計画を伺います。
  6、防災対策にも役立つFM富谷などの開設の推進についての見解を伺います。
  7、18歳選挙権も執行されることから、未来を担う若者トーク・会議の推進計画を問います。
  以上でございます。よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの浅野直子議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  まず、質問件名の地方創生と市制移行に伴う支援の拡充をに関連しまして、問い1、スマホなどに子育て応援アプリの設置についてでありますが、子育て中の方々に楽しく安心して育児をしていただくために、正しい情報を発信していくことはとても重要なことだと考えております。
  子育て世代の転入が多い町ということもあり、今まででも子育て情報誌「はあと」を作成し、遊びの場の紹介や医療機関の情報、町で受けられるサービス等について情報発信をしたり、ホームページ等でお知らせをしてまいりました。
  子育て世代の多くは、ネットで情報を取り入れる時代ですので、情報発信のツールとして活用していくことを現在検討しているところでございます。
  問い2、通学者に対する路線バスの交通費補助につきましては、関係部署と連携し、他自治体の例を参考に検討してまいります。
  問い3、年齢を問わない健康づくりポイント事業についてでありますが、健康に対する意識の向上、行事への参加など、さまざまな目的で健康づくりポイント事業を実施している自治体があることは承知をしております。健康づくりは、町民皆様が高齢になっても健康で生活していくために、生活習慣病や寝たきり予防が重要であり、皆様の健康意識の向上、運動の習慣化などを図ることが必要となってきます。
  現在、担当課において健康増進計画、食育推進計画の策定に向け、健康に関するアンケートを集計中であり、その結果を踏まえながら、皆様の健康意識はどうなのか、健康づくりをしたいと思う環境には何を望んでいるのかなど、町全体での健康課題、ポイント事業を含めての分析を進めていきたいと思っております。
  問い4、(仮称)地域活性化協議会の設置についてでありますが、地方創生の趣旨、目的と相重なる仕組みとして有効な手法の一つとは考えますが、町内会などの既存のコミュニティー組織との兼ね合いや財源などの運営方法、責任体制など、十分な検討が必要な部分も想定されます。このことから、まずは自治体における成果、課題などの情報収集に努めてまいりたいというふうに思います。
  問い5、町営住宅の増設についてでありますが、現在、本町が管理する公営住宅は4団地で合計100戸となっています。公営住宅は単に安い賃貸住宅を提供するということではなく、住宅セーフティーネットとして、本当に低廉な住宅を必要とする方のため、福祉施策などとの連携を図りつつ、住宅ニーズや社会情勢の変化等も踏まえながら、増設の必要性を検討したいと考えております。
  コミュニティー拠点としての集会所につきましては、町内会の既存の集会所から離れている清水沢住宅と湯船沢住宅については、それぞれ集会所を整備し町上と町下の各町内会に無償で貸与しております。なお、宮野沢住宅につきましては、隣接する清水沢住宅の集会所を一緒に使用をしていただいております。西沢住宅につきましては、町下会館が近くにありますので、そちらを利用していただいております。
  問い6の防災対策にも役立つFM富谷などの開設についてでありますが、県内では東日本大震災を契機として沿岸自治体で開設している傾向があるようです。一方、内陸自治体ではその実績は少ないようですが、防災対策の効果的な手法の一つとして検討をしていきたいと考えております。
  問い7、18歳選挙権もあることから、未来を担う若者トーク・会議の推進計画についてでありますが、現在は、地域課題や住民ニーズを勘案したさまざまなテーマを設定し、公開制のわくわく町民会議を開催しているところですが、18歳選挙権につきましては、以前テーマの候補として協議検討した経緯はございました。このことを踏まえ、若い世代を中心とした皆様を対象としたわくわく町民会議を実施をしたいと考えております。
議長(浅野幹雄君) これより浅野直子君の質問は一問一答により行います。13番浅野直子君。
13番(浅野直子君) まず、子育て応援アプリの件についてでございますけれども、本当に、今町長も答弁していただきましたが、検討課題ということになっておりますけれども、子育ての家事の合間や仕事の合間に情報チェックができます。大変便利だということなんですけれども、こういった応援アプリについて、町が執行するのではなくて、NPO法人だったり、企業、さまざまなところからのお知恵を拝借するとか、そういう方法もあるかと思いますが、そういったところの検討まで入れたのか、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 対応につきましては、今後の検討課題というところでございます。
議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
13番(浅野直子君) 子育て支援課長は、応援アプリについてはどのようなご認識でいらっしゃいますか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) スマートフォンからアプリのボタンを押せば情報が見れるというところですが、まずバーコードで読み込んでというような感じかなというような解釈でございます。
議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
13番(浅野直子君) 大変、今皆さん、スマートフォンもお持ちでございますので、大変便利なんですね。やはり子育て支援の子育てをしているお母さん方というのは大変お忙しいんです。こういった応援アプリも今本当に大変重要といいますか、必要な人が、必要なときに、すぐ使えるということでございますので、検討課題、早目に検討していただきたいと思いますが、再度質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 今、来年度に向けてホームページの改訂を行っておりまして、スマホ対応に切りかえる方向で今進めていますので、それにあわせて検討をしていければというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
13番(浅野直子君) 世田谷区のほうで応援アプリを設置しておりまして、大変好評だということで、そしてあそこの世田谷区は年間1,000人のゼロ歳から5歳児が1,000人ふえているということであります。そういったことで、23区の中で一番人口がふえているという地区でもありますが、そういったところで先駆けて今応援アプリを行っております。そして、各自治体からの問い合わせも大変多うございますので、こういったところの情報も収集していただきたいと思いますが、課長、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 鋭意、今後情報の収集に努めていきたいと考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
13番(浅野直子君) 次に、高校生の交通費補助の支援についてでございます。
  交通費問題につきましては、6月の定例会で質問をさせていただきました。何か保護者の方が町長のほうに請願書のほうをお出ししているところもありました。その経緯もございました。以前にも質問させていただきましたが、富谷町から本当に泉中央まで1万5,000円から約2万5,000円、地下鉄を挟みますと3万円以上の定期代がかかっております。そういった高校生をお持ちの世帯も大変多うございますので、何とか高校生の定期代、今の学都パスとかさまざまございますが、そういったものも活用できないか、再度お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの浅野議員のご質問にもありましたように、以前に私も請願書もいただいているところでありまして、内部で検討はさせていただいております。ただ、先日の答弁で申し上げましたように、まずは敬老乗車証、障がい者対応のほうを今先行して協議をしておりまして、準備を進めておりまして、通学パスにつきましては、とりあえず、仙台市の学都パスは富谷町民でも使えることにはなっておりますので、ただ、肝心なのが、いわゆる仙台までのそこまでのつなぎの部分なので、その辺含めながら検討はしてまいりたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
13番(浅野直子君) 本当にそのとおりだと思うんですけれども、この冬季期間、夏場はいいんですね、自転車で通ったり、さまざまな手段で子供たちも通いますが、仙台に向かうときに、冬場は大変やはり自転車通学等は難しいんですね。家族の負担も大変多うございます。そのために冬季期間だけの限定というやり方というか方法もあるかと思いますが、そういった方法についてのご認識を伺います。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) そういったことも含め検討させていただきたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
13番(浅野直子君) 次に、年齢を問わない健康づくりのポイント事業についてなんですけれども、やはり先ほど論旨の中に述べさせていただきましたが、健康づくりは本当に皆さんが日々考えていることでありまして、そして、楽しくやはり健康づくりができればいいかなと思っているんですけれども、他の市町村の自治体のこの取り組みについて、先ほども町長もご認識であるということでございましたけれども、再三にわたって健康づくりポイント事業は質問させていただいておりますが、できない理由といいますか、富谷町で取り組めない、なかなか取り組めないその課題というものは何でしょうか。質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(郷右近 衛君) ほかの町のポイント事業のほうにつきましても若干調べさせていただきましたけれども、健診率の上昇だけじゃなくて、いろいろな公民館とかでやっておりますサークルとか講座、その辺に絞った町もございますので、その辺ちょっと幅広く追求していかないとだめなのかなということがございます。
議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
13番(浅野直子君) 本当に富谷町独自でいいと思います。さまざま自治体の例を見ていただきながら、でも、富谷町に特化して、富谷町にとってはこういった形のほうがいいだろうという検討もしていただきたいと思いますが、富谷町独自でいいと思います。本当に小学生から高齢者まで参加できる、そういったシステムでもいいですし、そういった幅広い考えで取り組めないか、再度お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(郷右近 衛君) 独自の考えということでございますけれども、この間、わくわく町民会議に出席していただいたかと思いますけれども、健康づくりにつきましては、逆に、環境づくりのほうが優先されるということでございます。それとあわせまして、話が詰まっていきますと、だんだん子供の健康というものが心配だということが話題になったかと思います。その辺につきまして、幅広く環境整備をもとにしながらも、いかようなイベントにも参加できるような体制、この辺をその辺分析していきたいなというふうには考えております。
議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
13番(浅野直子君) 今、わくわく町民会議の話も出ました。私も傍聴させていただいて大変勉強になったんですが、環境整備ももちろんでございます。それは大変大事なことでございますが、やはり健康づくりは毎日のことでございますので、みんなが楽しく、そんなに頑なな部分ではなくて、みんなが楽しく健康づくりに邁進できればいいことであって、そういったことも少し視野を広げながら考えていただければと思います。ちょっとくどいようでございますが、再度、そういったもっと緩やかに考えていただきたいと思いますが、ご意見をお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(郷右近 衛君) 生涯学習課と若干連携するところは随分多いと思いますので、その辺の連携を高めながら進めていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
13番(浅野直子君) 次に、地域の活性化の協議会についてなんですが、実は今仙台市のほうで、まちづくりの専門家の派遣制度というものをやっておりまして、本当にそれは住民が主体となって、そういった仙台市にあります派遣制度を利用して、専門のマネジャーだったり、そういった方々をお呼びして地域でもって勉強会を開くというような制度も行っているんですね。大きな事業につきましては、当然のことながら町の執行部でございますけれども、今富谷町が各団地においてはさまざま課題が違います。さまざま持っている課題も違いますし、またいろいろと向かい合っての団地等のいろいろな課題もございますので、そういったところを地域ごとの活性化協議会というものを設置したらどうかという提案でございますが、その辺についてお伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) 情報収集、まだ道半ばといいますか、ちょっとご参考に、どういったエリアでどういう課題があるかということも含め、情報収集のほうをさせていただきたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
13番(浅野直子君) わくわく町民会議であったり、町政懇談会だったり、本当に取り組みとしては大変町民の声を聞く機会を多く設けていらっしゃるとは感じておりますけれども、ただ、そこにしっかり、町政懇談会のときなどにも、住民のさまざまな意見が、じゃあ、そこに全て出ているかというと、そうではないと思いますね。ですので、やはり住民の声が届く、その場所をつくっていただく。それも一つ市制移行に向かってというよりも、むしろ地方創生といいますか、町の発展に向けてそういったことも大事ではないかと思いますが、再度お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) 大変参考になっております。ありがとうございます。
議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
13番(浅野直子君) 続きまして、以前に、実は25年度に北海道の夕張市のほうに行きましたときに、やはり同じく質問をさせていただきました。その後に議会で、定例会で質問させていただきました。そのときも、各地域ごとに、例えば、想像でございますが、役場周辺だったら本当に歴史文化のあるところであると。それだったら、そこのところを住民がそういう意識がございますので、どういうふうにこれを活性化したらいいか、どういうふうにやっていったらいいか。じゃあ、あけの平はどうかというと、今交通量がすごいと。これからどういうふうになるんだろう。向かい合っての杜乃橋との団地とのかかわりだったり、さまざまあります。じゃあ、ここのところをお互いどういうふうに、団地同士でどういうふうな意見があるか、どのような課題があるか、そういったことを話し合って町をつくっていく。だけれども、予算は限られておりますので、それは大きな予算ではありません。ただ、町民がそうやって事業計画を立てられる、そういったシステムなんですね。そのシステムをつくっていだたきたいと思っているんですが。済みません、再度お伺いいたします。町長、お願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 確かに地域ごとにやはり抱える課題も違いますし、そこで地域の持つ特性というものも違うと思いますので、いわゆるそういった人たち、地域の人たちの声が反映できるような、その機会をということでありますので、いろいろ情報収集しながら、先ほど課長が答弁しましたように、情報収集しながら、そういった機会をつくるように努力していきたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
13番(浅野直子君) 町営住宅の増設についての件でございますが、よく相談の中に、町営住宅に入りたいんですけれども、あきはないですよねというようなご相談を受けるんですね。やはり100戸というふうに決まっておりましたけれども、これから、先ほど町長のほうでは少し前向きな答弁もいただきましたけれども、やはり町営住宅だけじゃなくて、今の共生型のさまざまな施設もできております。老人施設と例えば保育所が一体となった共生型の施設があったり、そういったものも最近オープンいたしました。そういった意味で、町営住宅に特化しないで、町営住宅と、そこにもしかしたら高齢者の方々が集って、今町で進めていますまちかどカフェみたいなそういったものもつくって、同じ敷地の中でそういった建設ができればというふうに思っておりますし、そして町営住宅も若い世代の方々が、大変困っていらっしゃる方々も、また生活弱者と言われる方々も多くなってまいりました。そういった支援にもつながると思いますので、再度検討のほうをお願いしたいと思いますが、意見のほうをお伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(伊藤 正君) 今のところ、住宅の増設とか、そういった施設の計画というものはございませんけれども、今後も例えば働く場がふえて、そういう住宅、要するに町営住宅等を必要とする方がふえてくるような場合には、そのような、ただいまのご意見等も反映させながら、ちょっと検討させていただきたいというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
13番(浅野直子君) 防災対策にFM富谷の設置をということで通告をさせていただいたんですが、本当に先ほどの町長の答弁にもありましたけれども、検討していただける、検討課題にはなっているんですけれども、今回の豪雨災害での無線の本当に聞こえなかったと、住宅の機密性が高くて、なかなか防災無線が聞こえなかったよというようなこともありましたので、そういったこともありまして、チャンネルを開けばしっかりと自宅でラジオが聞けるという、そのシステムは大変いいと思います。ですので、こういった、宮城県では市がほとんど、大崎市だったり、さまざま、登米市だったり、市においてはほとんど設置をしているところがあります。ただ、きのうでしたか、亘理町のFMのほうが、ちょっと今年度、何か予算の関係でというようなことでなくなるような新聞報道もございましたけれども。地域によっては全然違いますので、富谷町はこれからでございますので、そういった意味からも、FM局を設けていただければと思いますが、最初の初期投資費用は2,000万円ぐらいはかかるかと思いますが、町がやるのではなくて、もちろんこれも民間を通じたり、NPOを通じたりということになるかと思いますが、そういった方々を引っ張り出して、やっぱりさまざまな情報を提供するという、このシステムはすごく大事かと思いますが、この件について再度お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
危機管理室長(横田利雄君) いろいろ沿岸部ではやはり町長の答弁にもありましたけれども、多く、震災後、臨時災害放送局ということで設けて放送はしているようです。いろいろ、今、富谷町の防災の無線もありますので、そちらもあわせながら、いろいろ検討をしているというふうなことになります。
議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
13番(浅野直子君) 防災に特化することなく、やはり情報を伝えるという意味では大変重要ではないかと思いますし、またfmいずみもございますので、そういったところもしっかりと、あそこは、済みません、質問、あそこは富谷のエリアも入るようになっておりますか、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
危機管理室長(横田利雄君) アンテナから流れると、全部までかは把握しておりませんけれども、富谷のエリアも聞こえるような範囲には入っております。
議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
13番(浅野直子君) fmいずみとの提携というのはできないんですか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
危機管理室長(横田利雄君) 担当のほうとしては協力していただけないかどうか、これからご相談をしに行くということで話はしておりますけれども、まだそこまではしておりません。
議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
13番(浅野直子君) 最後の質問になります。
  18歳の選挙権があるということで、来年施行されるわけなんですけれども、やはり若い人の協力、理解、支援がなければ今後の行政は成り立っていかないと思います。ですので、18歳、19歳、全国で240万人が今回選挙権が来るわけなんですが、その中の何人かはこの富谷町の人口も入っているわけでございます。大事な若い方の考えでございますので、こういった若い方々の考えをより多く示せるようなことを、わくわく町民会議で、先ほど取り上げていただけるような話もお伺いいたしましたけれども、若者がどんどん町のほうに、または意見を言えるような場をつくっていただきたいと思いますが、再度お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) おっしゃるとおり、以前も、具体に申し上げますと、町議会議員の選挙の前に選挙制度のことを周知しようというふうに考えておりましたので、来年の参議院選挙の前までの間に、ただ、今、選挙だけでやるのか、まちづくり全般というテーマでやるのかというところ、それから高校生の方ですと春休みとか、時期が限られるので、その辺を含め内部で検討しておるところでございます。
議長(浅野幹雄君) 9番西田嘉博君。
9番(西田嘉博君) 通告に従い3問の質問をいたします。1、学校の校舎及び環境の整備について。2、インフルエンザワクチン接種について。3、空き家対策について。
  会計検査院は、国庫補助で整備された学校施設について、47都道府県のうち、20府県616市町村が管理する小中学校から抽出した8,408校を対象に、2009年から12年度の点検状況と補修状況を調査し、その結果、火災報知機や消火器の不良、天井からの雨漏りなどが見つかりながら1年以上補修していなかったケースが407市町村の4,338校で延べ3万9,775件あったことが判明、うち、放置が3年以上に及んだものは延べ1万6,776件と新聞報道でなされております。会計検査院は、「児童・生徒の安全を確保するため、早期に是正する必要がある」と指摘し、文部科学省に対し、優先順位をつけて計画的に補修を行うよう自治体への指導を求めております。
  また、インフルエンザワクチンの接種は、昨年まで3価ワクチンといって、流行が予想される3種類のウイルス株(A型2種類、B型1種類)に対し免疫をつくるワクチンであったが、今年からは4価ワクチンとなり、流行が予想される4種類のウイルス株に対して免疫をつくるワクチンに改良され、それに伴って接種料金が値上げされました。そのため全体的に接種率が下がることが懸念されており、その対策が必要であると考えます。
  近年、空き家が増加し、そのまま放置されることが多く、防災、衛生、環境の地域住民の生活環境に深刻な影響を及ぼしており、平成26年11月27日、空き家等に関する特別措置法が成立し、空き家の所有者等に適切な管理の指導が行われるようになったことから、次の3問にて質問いたします。
  1問目として、学校の校舎及び環境の整備についてでは、私も長年学校業務員補助として業務に携わっておりました、その経験から、学校施設の安全・安心に勉学できる環境が最も大切だと思い質問するわけであります。
  1、成田中学校の1階の教育相談室の雨漏りは4年前から続いているが、最近の調査で外壁コーキング箇所からの吹き込みであることがほぼ判明しました。大雨のときは現在でも雨漏りは続いており、カビのにおいが部屋に充満していたが、最近、天井の一部開口により解消されたが、吹き込み箇所の補修にはまだ至っていないため、生徒の健康にとって極めて憂慮される事態であります。早期の補修が必要と考えますが、見解を求めます。
  2点、成田中学校の西側校舎の屋根には雨どいの取りつけがなく、雨水が直接地面に落ち地下に浸透するため、地盤が緩くなり崩落の兆候が見られるため、今後の対応についてどのように考えておられるか伺います。
  3、成田中学校の周辺の民家への配慮について。北西の強い風が吹いたときなど、グラウンドの砂じんが舞い上がり、周辺の民家には洗濯物が干せないなどの問題が発生しておりますことから、要所に防じんネットの設置が必要であると考えますが、どのような対策を行うか伺います。
  4、町内全ての学校において、近年、気候の変動が激しく、東北地方でも、特に本年は夏場の気温が高く、校長室、職員室での執務にも支障を来すほどである。もとより全教室にエアコンを設置するのが理想であるが、まずは校長室、職員室へのエアコン設置が急務と考えますが、今後の対応について伺います。
  5、町内小学校の耐震化は完了しているのか伺います。
  第2問目として、インフルエンザワクチン接種について質問します。
  町内65歳未満の11月時点での接種率はどうなっているか伺います。
  2、65歳以上の高齢者を対象にした自己負担額は500円アップの1,500円となり、高齢者の場合、インフルエンザウイルスに感染すると重症になり危険性が高くなります。11月時点での接種率はどうなっているか伺います。
  第3問目として、空き家対策について質問します。
  1、町全体での空き家はどれくらいか、その中の特定空き家はどれくらいか、把握されておられるのか伺います。
  2、空き家近くの住民、行政区長からの苦情の報告はどのようになっているのか伺います。
  3、空き家対策計画の策定はなされているのか、伺います。
  以上、私からの質問であります。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。初めに、若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの西田議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  まず、質問件名1につきましては、私の後に教育長のほうから答弁をさせていただきます。私のほうからは質問件名2のインフルエンザワクチン接種についてからご答弁をさせていただきます。
  まず、問い1、町内65歳未満の11月時点での接種率はとのことですが、高齢者インフルエンザの予防接種における65歳未満の対象者ということになりますと、60歳以上65歳未満の方であって心臓病等の機能障害を有する方などが対象者となりますので、現時点での65歳未満の接種者はおりません。なお、対象となる接種者数の把握につきましては、黒川郡内では各医療機関から、また仙台市医師会等から取りまとめた上での報告となりますので、把握までには時間を要するものであります。
  問い2につきましては、ワクチンの予防接種は病気の治療ではないため健康保険が適用されませんので、原則的には全額自己負担となるものです。しかし、予防接種法による定期接種ということで、接種費用は仙台市医師会及び黒川郡医師会で統一した料金になっております。
  自己負担額の500円増につきましては、先ほど議員の趣旨のお話にもありましたように、3種類の3価ワクチンだったものが、近年のインフルエンザの流行はB型で2系統のウイルスが混合して感染していることから、今年度は4価ワクチンとして製造されているためとなります。接種者数の把握につきましては、時間を要するため、今年度10月末日現在での接種者数となりますが、819名の9.2%であり、前年度同時期より2.7%程度上回っているところであります。
  3の空き家対策についてでありますが、問い1の町全体での空き家はどれくらいか。その中の特定空き家はどれくらいか把握されているかにつきましては、本町においては、現在のところ、苦情等に起因した個別の対応をとっている状況です。
  町全体の空き家については、水道の閉栓箇所等による把握を行っており、本年の1月現在で263棟を確認しております。特定空き家の確定までは至っておりません。
  問い2、空き家近くの住民、行政区長からの苦情の報告はどのようになっているかにつきましては、「ちょっと聞いて私の声」、いわゆる町長への手紙でのご意見、ご提言、ご提案については、匿名希望者以外の方には必ずご返事を申し上げておりますし、そのほかの苦情に関しましても必要に応じて経過や結果の報告を行っております。
  問い3の空き家等対策計画の策定はなされているのかにつきましては、現在、空き家等対策計画の策定は行っておりません。空き家等対策の推進に関する特別措置法第6条には、市町村は、その区域内で空き家等に関する対策を総合的かつ計画的に実施するため、基本指針に即して空き家等に関する対策についての計画を定めることができるとあります。本町では、今後、町内の詳細な空き家データベースを作成し、町内の空き家の実態を明らかにした上で、協議会の設置及び空き家対策計画の要否を検討してまいりたいと考えております。
議長(浅野幹雄君) 次に、菅原教育長。
教育長(菅原義一君) それでは、1問目の学校の校舎及び環境の整備についてお答えを申し上げます。
  初めに、成田中学校の1階教育相談室の雨漏りにつきましては、これまでも修繕を施してまいりましたが、原因の特定には至らなかったことから抜本的な改修を行ってはまいりませんでした。議員のおっしゃるとおり、先ごろの調査で雨漏りの原因が特定できましたので、本定例会の補正予算に必要経費を計上し早急に改善に着手したいと考えております。また、教育相談室の天井部分に発生したカビの対策につきましても、できるだけ早い時期に張りかえ等の対応をしてまいりたいというふうに考えてございます。
  次に、校舎西側新校舎の北側のり面につきましては、9月の大雨により一部崩落が発生いたしました。その一部崩落につきましては、校舎本体には影響がないことを既に確認してございます。現在は、9月定例会においてご承認いただきました復旧工事の実施計画を終えたところでございます。その中で、崩落防止のための雨水対策を検討した結果、今後着手いたします復旧工事により、のり面の地中に排水管を設置し雨水の影響を極力回避する方策を講じたいと考えてございます。校舎の屋根に雨どいを取りつける方法も検討いたしましたが、のり面のある校舎の北側につきましては、山林に面しており、落ち葉や凍結による雨どいの詰まりも懸念されますことから、維持管理と効果を考慮した結果、この設置は見送ったものでございます。
  次に、成田中学校グラウンドの砂じんにつきましては、現在のところ、学校周辺の家庭から直接、学校及び教育委員会にそのようなお話はいただいてはおりませんが、しかしながら、強風時には歩道などに校庭の砂が飛散している様子も見受けられますので、今後、既存の防砂ネットを整備する方向で検討してまいりたいというふうに思います。
  次に、町内小中学校の校長室、職員室へのエアコンの設置につきましてお答えをいたします。現在、全小中学校の保健室とコンピューター室にエアコンを設置しております。校長室、職員室へのエアコンの設置につきましては、各学校の意見や近隣自治体の状況等を踏まえながら、国の補助制度の活用も視野に入れ、今後検討してまいりたいというふうに思います。
  次に、小中学校の耐震化補強につきましては、昭和56年5月31日以前の旧耐震基準で建設された学校について、耐震診断を行い、耐震補強が必要とされた学校、富谷小学校、富ケ丘小学校、富谷中学校の耐震補強工事は既に完了してございます。そのほかの学校につきましては、全て新耐震基準により建設されており耐震性が確保されているというところでございます。
議長(浅野幹雄君) 9番西田嘉博君。
9番(西田嘉博君) 質問第2項において、インフルエンザワクチン接種で質問いたしましたが、高齢者の助成はもとより、低所得者、年金者には接種料金を無料化にすべきと考えますが、町長の見解を求めます。
  次に、インフルエンザワクチン接種料金は、標準家庭で昨年に比べ7,000円以上の負担増になっており、子育て支援、住みたくなるまち日本一を目指すためにも、生後6カ月から13歳未満においても1回目の接種については無料化にすべきと考えますが、町長の見解を求めます。
  空き家対策は、今後ますますふえると思われます。その要因としては、子供と同居したり、入院や施設に入所したりといったことが考えられます。まず空き家等の情報収集を行い、特定空き家措置実施のために立ち入り調査ができるためにも、空き家対策計画の策定を早急に進めるべきと考えますが、町長の見解を求めます。
  環境のよい空き家の活用として、高齢化の進んでいる地区を特区として、地域高齢者の憩いの場として気軽に談笑、お茶飲み、囲碁等ができるサロン的な居場所づくりに利用できないかと考えますが、町長の見解を求めます。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 最初のインフルエンザの、いわゆるただいまいただいた部分の無料化についてでありますが、対象となる人の人数等を合わせてどれぐらいの費用がそれに伴うかというところをちょっと調査した上で検討させていただきたいというふうに思います。6歳児から13歳までの無料化につきましても、あわせて対象となる人数、それから生後の幼児の部分に関しても対象となる人数等を把握させていただいて、ちょっと検討をさせていただきたいというふうに思います。また、他の自治体等の例も含めて検討をさせていただきたいというふうに思います。
  また、空き家対策の計画の策定につきましては、やはりこれから大変大きな問題として私も認識をしておりますので、その計画につきましては急いで策定に向けて努力していきたいというふうに思います。
  3点目の空き家対策としての一つの案として、いわゆる高齢者が集うまちかどカフェ等、そういった利活用についてというご意見につきましては大変すばらしいご意見だというふうに思いますので、参考にさせていただきながら検討をさせていただきたいというふうに思います。以上です。
議長(浅野幹雄君) 9番西田嘉博君。
9番(西田嘉博君) 最後になりますが、学校の修繕の必要な箇所は毎月、学校側より報告され把握されていると思いますので、特に緊急性を要する修繕については速やかに対応すべきと思いますが、町長の見解を求めます。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 学校の現場のほうとも確認をしながら、検討してまいりたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) この際、午前11時5分まで休憩をいたします。
     午前10時55分 休憩


     午前11時05分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  16番出川博一君。
16番(出川博一君) それでは、私から3点について質問いたします。
  1つは、平成28年度予算編成について。2つ目として、救急体制増強について。3つ目は、子育て世代包括支援センター、これは仮称ですけれども、について質問いたします。
  まず最初に、平成28年度予算編成について伺います。
  平成28年予算編成に関連して、10月30日付で、企画部長名で「平成28年度予算編成方針について」が公表されました。それについて、来年度の予算編成についてお尋ねいたします。
  1つ、市制移行に関連した予算措置はどの程度の規模なのか。
  2つ目、町長が公約された事業と平成28年度予算編成の関連性、どのように反映されているのか。
  3つ目、中期財政計画との整合性はとれているのか。
  4つ目、経常経費削減での財政課長からのシーリングの内容とはどのような指示なのか。
  5つ目、財政調整基金の適正規模・適正額の考え方についてお伺いいたします。
  次に、黒川消防署富谷出張所の救急体制増強について伺います。
  平成26年2月、黒川地域行政事務組合から「消防力整備計画(案)」が示されました。計画策定の背景は、黒川郡内の南部地域の著しい人口増加を踏まえ、人口規模に応じた消防力の充実・強化が求められているとしています。その計画案では、消防の住民サービスの充実が盛り込まれています。提案されてからはや2年になろうとしていますが、その進捗状況について伺います。
  1つ、提示された整備計画案の現在までの検討状況はどうなっているのか、前進はあったのか。
  2つ目、富谷出張所の救急体制の増強の進捗状況は、何か具体化しているものはあるのか。
  3つ目、消防力整備の今後の見通しについて伺います。
  最後に、(仮称)子育て世代包括支援センターの構想について伺います。
  6月と9月に開催された「とみやわくわく町民会議」で(仮称)子育て世代包括支援センターのイメージについて多くの意見が出されました。その後の具体的な検討について伺います。
  1つ、平成24年12月公表の(仮称)富谷町子育て支援複合施設整備基本方針の考え方とその施設によるメリット及びデメリットはどのように考えておられるのか。
  2つ目、今次計画されている事業内容について伺います。
  3つ目、児童館新設との関連性はどう捉えているのか、お尋ねいたします。
  なお、この場で回答できない場合は、議事録に残るような方法で回答をしていただきたいと思います。この議場での質疑は、議員個人ではなく、代議制での議員活動であるため、町民に広く知ってもらう必要があることから、よろしくお願いいたします。
  以上、私からの質問です。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの出川博一議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  まず、質問件名1の平成28年度予算編成の基本方針はに関連して、問い1であります。市制移行に関連した予算措置といたしましては、来年度当初予算といたしましては、電算システムの改修に要する経費、住所表示の変更に要する経費、施設表示の変更等に要する経費などの臨時的経費を計上する予定としています。また、その額につきましては、現在精査を行い、できるだけ最少の経費で対応したいと考えております。
  問い2の町長の公約と平成28年度予算編成の関連性については、来年度の予算編成においては、住みたくなるまち日本一の実現のため、公約関係を最大限計上したいと考えておりますが、財源の制約もあるため、財源の工面も含めて検討し、可能な限り計上したいと考えています。
  問い3、財政計画については、これから策定する総合計画の裏づけとなる財源を検討して作成することとなりますので、総合計画の策定にあわせて進めていきたいと考えております。
  問い4、来年度当初予算のシーリングは、本年度当初予算から職員人件費、議員報酬、公債費、扶助費といった義務的経費や普通建設事業費、一部事務組合負担金等を除いた額の4%を削減するという内容で事務事業の一部シーリングとキャップ制を組み合わせた手法で予算を編成してまいります。
  問い5、財政調整基金の適正規模については、一般的に標準財政規模の10%と言われておりますが、適正規模・適正額はそれぞれの地方公共団体の実情により異なるものと考えております。当町といたしましては、人口増加に伴う扶助費の増加や多様化する町民ニーズに答えるための各種費用、消費増税に伴う支出額の増などにより経常収支比率は上昇し、財政の硬直化が徐々に進んできております。このような状況で各種施策を実施するために予算を柔軟に編成するのに必要な財政調整基金の残高は20億円から30億円が必要と考えております。
  質問件名2の消防・救急体制の強化は喫緊の課題という質問に関連しての問い1、提示された整備計画案の現在までの検討状況と問い2の富谷出張所の救急体制増強の進捗状況についてでありますが、問い1、問い2、関連がありますので、一括答弁をさせていただきます。
  昨年9月、黒川地区行政事務組合全員協議会後、改めて理事会で検討することとなっておりました。しかしながら、今年度に入ってからも検討が行われなかったことから、6月22日の黒川地域行政事務組合理事会の際、協議の申し出を行い、8月5日及び10月14日の同理事会後に行われました理事協議会において必要性についてご理解をいただき、最優先に黒川消防署富谷出張所への救急車両の1台増車配備に向け進めていただくことになりました。
  問い3、今後の見通しについてでありますが、救急車両の1台増車配備を最優先に要望しておりますが、富谷地域の消防力強化につきましても、これまでの理事会後の理事協議会におきまして必要性についての説明をさせていただいております。今後も引き続き消防力整備計画案の見直しに向けた協議を進め、一日も早い富谷地域の消防力強化を目指してまいります。
  質問件名3、よりよい子育て環境に向けての問い1でございます。平成24年12月公表の(仮称)富谷町子育て支援複合施設整備基本方針の考え方とメリット及びデメリットについてでありますが、子供たちが安心して健全に成長し、また子育て中の方々が気軽に相談できる環境を整えるという目的に変わりはありません。今回の見直しによるメリットについては、母子保健センターの役割とともに、新たに子育て世帯包括支援センターの機能を持たせ、専門の資格を持ったコーディネーターが妊娠中から子育て期まで切れ目のない支援を提供していくこととなります。そのため、子育てにかかわる関係機関がうまく連携をとっていけるような働きかけも行ってまいります。その中で必要と思われる子育て支援の事業についても柔軟に包括支援センターで展開していくこととなります。
  また、複合施設に整備される予定だった子育て支援センター機能については、今後、順次児童館を設置していくことにより、より身近なものとなり通いやすくなるといった利点も生まれてまいります。さらに、建設費についても、前回の計画と比較して3分の1程度となっております。複合型の施設が単独で整備されることのデメリットについては、お住まいの地域によっては、健診等会場が今までより遠くなる方もおられますので、ご理解や周知の徹底に努めてまいりたいというふうに思っております。
  問い2、今次計画されている事業内容については、基本的には乳幼児に係る健診や各種教室及び育児等に係る相談業務を実施していきたいと考えております。
  問い3、児童館新設との関連性についてでありますが、子育て世代の抱える問題を解消するためには、地域で子育てを支える仕組みづくりが必要と考えます。そのために子育て支援センターは身近な地域にあるべきと考え、今後、順次児童館を設置していくこととしたものです。このことにより、子育て中の親子の交流の場や相談場所がふえ、母子保健センター機能を持ち合わせた施設がないという現状の課題も解決できるものと考えております。
議長(浅野幹雄君) これより、出川博一君の質問は一問一答により行います。16番出川博一君。
16番(出川博一君) 市制移行に関連した予算措置の件なんですけれども、システム改修で何が残っているのか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。
市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 今年度につきましても、来年度の市制施行を踏まえたシステム改修というものを行ってまいりました。来年度につきましては、一部、福祉関係の業務のシステムのデータ移行作業、そういったものを来年度予算で措置して対応してまいりたいというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) そうすると、額的にはそれほど多くの額ではないと思われるのですけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。
市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 額につきましては、現在、精査をしているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) 住居表示のやり方といいますか、その辺のところの検討状況をお知らせください。
議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。
市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 来年度の住居表示関係につきましては、住所が富谷市に変わるということで、まずはそういった住所が変わるお知らせの通知、そしてあわせて街区表示板の変更といったものも予定されておりますので、そういった関連の予算について、現在、精査をしているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) 多分、記念式典も予定されているんだろうと思うんですけれども、その辺の内容と予算額についてお尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。
市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 記念式典につきましては、市制ということで、できるだけ多くの皆さんで市制を祝いまして富谷市としてのますますの発展を多くの皆さんで祈念する、そういった内容にできればといふうに考えております。内容につきましては、例年11月に行っております町政功労者の表彰式、これも一部あわせて行うような内容を検討しておりますが、具体的なものにつきましては予算とあわせて現在精査をしているというところでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) 今次補正予算に市民歌の制定ということで216万円の予算が計上されておりますけれども、これは来年度さらに追加になるということはないんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。
市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) まず、今回の補正予算では新しい市民歌の作詞・作曲について依頼をする考えでございます。来年度につきましては、実際それを、例えば小学校、どこかの小学校の皆さんに歌っていただいてそれを収録するとか、あとは各関係機関に配布するCD化といったものの関連予算の計上を検討しているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) 例規集の整備事業ということで1,100万円の債務負担行為が今回の補正で提案されておりますけれども、これは来年度支出ということなんでしょうか。それとも今年度中支出ということなんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。
市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 額につきましては、来年度の支出ということになります。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) 関連して、福祉事務所の設置が必要になるかと思うんですけれども、そのスペースはあるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。もとい、総務部長。
総務部長(山田 豊君) 福祉事務所の設置につきましてですが、現在、福祉部が長寿福祉課、健康増進課、子育て支援課、3課ございますが、今後、県からの移譲事務等がございますので、新たに課を1つふやしたいと考えてございますが、それらの全部ではないにしても、その一部、ほとんどになると思いますが、福祉事務所の所管、管轄内ということになります。それをばらけて駒を配置するということも現実的に、サービス上いかがかなと思いますので、現庁舎スペースを有効活用して、その中に配置したいというふうに今のところ考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) そうすると、そのための工事が必要になるというふうな理解でよろしいんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(山田 豊君) 特段の工事は必要とはしてございません。発生いたしますのは、各種配線の変更だったり、机の購入だったり、そういう面での経費が発生するというふうに見込んでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) 今までのお話を聞いていると、市制移行に関連して精査中ということなんですけれども、とは言いつつ、多分1月にはある程度確定しなくてはいけないだろうと思うんですけれども、その中で、28年度の予算の中で市制移行に関連して総体的な予算見積もりとして、億単位なのか、1,000万円なのか、その辺の大ざっぱな目安をお示ししていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。
市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) その辺も踏まえて、現在、精査をしているというところでございます。できるだけ最少の経費でその辺は措置できればというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) そんなスピードで大丈夫なんですか、これから精査をするとか、そういうことで、本当は精査して内々の数字は持っておられるんだろうと思うんですけれども、もう一度お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。
市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 現在、予算編成ということで取りまとめをさせていただいておりますので、概算の経費というのは出ているところでもありますけれども、内容については再度この予算編成のタイミングで精査をさせていただいているというところでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) それでは、町長公約と28年度予算の関連についてお尋ねします。
  あと2カ月ほどで2年目ということになるわけなんですけれども、私、支持した立場ゆえに有権者に対して私自身真摯に対応すべきだと思っています。厳しい質問になるかもしれませんけれども、私の思いは理解していただきたいと思います。しかし、公約全てを容認する立ち位置でないことも申し添えておきたいと思います。
  まず、1年以内にと期間を示した公約は28年度予算で確実に具現化する必要があると私は考えておりますし、また2年以内としたものにはある程度筋道をつけた予算対応が必要かと考えています。
  個別にお尋ねします。まず最初に、順次、健康増進・介護予防機器を町内会館に設置するとしておりますけれども、その進捗状況をお尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 健康増進・介護予防機器を町内会館に設置につきましては、これは福祉大学とカラオケ通信機器の第一興商が実は開発をしたシステムでありまして、就任後から早速相談をさせていだたいております。ただ、現実、そちらとの調整がなかなか進んでおらなくて、相手方の返事がなかなかすぐに返ってこなくて、一応イメージとすればある意味、今の段階で向こうからの提案をいただくという段階で待っている段階でございます。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) そうすると、いわゆる自治総合センターの宝くじ社会貢献事業で音響機器なんかが各町内会に配布になる事業があるわけですけれども、それも踏まえてということなんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) それとは全く別のものとして捉えていただければというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) その中で、町長の公約の中に実証実験をしたいというふうに表現されておりますけれども、それは何を意味するのか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) その機器を使って、モデル地区において実際にその通信機を使って集会所なり町内会館を使っての実際に行っていくというものを実証実験という捉え方で考えております。その段階にはまだ、今向こうから返ってこないという状況でございます。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) それでは、町民バス泉中央駅乗り入れについてお尋ねいたします。
  今回、町民バス運行に関して、今回の補正予算で債務負担行為で2,929万円が計上されております。前年比129万円の増額になっていますけれども、路線変更はあるのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。もとい、企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) 計上している予算では路線変更は考えておりません。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) そうすると、今進めていて、思い描いているものの中には財政負担はあるのかどうか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) 一定の財政負担は発生いたします。ただし、それの財源、そちらのほうを検討してございます。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) これまでも答弁の中で、各機関と調整中というお話をいただいておりますけれども、28年度予算書にはどうあらわすのか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) 調整が済めば予算にあらわしたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) ということは、当初予算では無理だというふうな捉え方でよろしいのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) 場合によっては当初も考えておりますが、遅くとも6月補正までと考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) それでは、公立の幼稚園の入園年齢3歳に引き下げの件についてお尋ねします。
  今回、28年度の募集要項には3歳児の募集はなかったんですが、どうしてなのか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 教育総務課長。
教育総務課長(高橋加代君) 昨日、町長、教育長が申し上げましたとおり、29年4月から富谷幼稚園で実施することで準備を進めております。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) 昨日のお話の中で、28年度の申し込み状況は定員割れになっているというお話がございましたけれども、これはどのような分析評価をしておられるのか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 教育総務課長。
教育総務課長(高橋加代君) まず、一つの要因としましては、富谷町、それから近隣自治体において、幼児数が横ばい、もしくは減少傾向にあるということが一つの要因として捉えております。それから、富谷町立幼稚園におきましては3歳児保育を実施していないことも一つの要因として捉えているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) その中で、特に東向陽台幼稚園については、年少、年長とも、定員30名に対して14名ということで、半分にも満たない状況なんですけれども、この辺のところの分析についてはいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 教育総務課長。
教育総務課長(高橋加代君) 東向陽台幼稚園の通園区域になっております東向陽台地区、それから明石台地区、そして成田地区に関しましては、やはり仙台市に比較的通いやすいということもございますので、今幼稚園の選択肢が幅広いということも要因の一つとして捉えております。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) ただ、幼稚園の圏域といいますか、多分東向陽台幼稚園は東向陽台、明石台、成田のこの3地区が該当するんだろうと思うんですけれども、その点からいうと、富谷幼稚園圏域と比べてはるかに3歳児から5歳児の子供の数は多いと思うんですけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 教育総務課長。
教育総務課長(高橋加代君) 現在、正確な数字は手元にはございませんが、その状況のとおりと捉えております。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) 今回の補正予算で、富谷幼稚園の増築設計として253万3,000円が計上されておりますけれども、その考え方と方向性についてお尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 教育総務課長。
教育総務課長(高橋加代君) まず、現時点では29年4月の導入を目指しているところでございまして、仮に増築による受け入れをするということになった場合には、今の時期に予算が成立しておりませんと、建築のほうが間に合わなくなってしまいますので、まず今議会に予算計上したということに関しましては、ご理解をいただければと思います。
  また、今後、増築するか、しないかの方向性を決定した段階で、もし今回の計上が不要となった場合には次回の議会で予算のほうを取り下げたいと思いますので、ご理解をいただければと思います。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) 今の答弁の中で、既存の施設で受け入れも選択肢の一つだというお話がございましたけれども、職員の確保はどうされるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 教育総務課長。
教育総務課長(高橋加代君) 職員の体制につきましては現在検討中でございます。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) 東向陽台幼稚園での3歳児の受け入れはしないのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 教育総務課長。
教育総務課長(高橋加代君) まず、富谷幼稚園における3歳児の受け入れの状況を見ながら、今後検討してまいりたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) 昨日の質疑の中で、町立幼稚園と私立幼稚園とのいわゆる町の負担、持ち出しのお話がございましたけれども、その中で、園児1人当たり、町立54万円、約、私立9万円と6倍の違いがあるというお話がありましたけれども、この認識で間違いないんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 教育総務課長。
教育総務課長(高橋加代君) 間違いございません。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) そういう中で、いわゆる東向陽台幼稚園が大幅な定員割れになっていて、なおかつ、今後もそういう見通しになりそうだというふうに私は理解したんですけれども、これから東向陽台幼稚園はどのような体制に持っていくお考えでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 先ほど課長が答えておりますとおり、今後、子供たちの数の推移、それから保護者の皆さんの選択の方向性というところをよく見きわめまして、富谷幼稚園の統合というものも一つの選択肢でございますし、それから、東向陽台幼稚園のほうを改装、それから増築しながら3歳児を受け入れるというのも選択肢の一つでございます。いろいろ幅広い選択肢を持ちながら、動向をよく見きわめて今後判断してまいりたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) それでは、延長保育とそれから夜間・休日預かりの実現ということについてお尋ねしたいんですけれども、3月の議会でも既に朝8時から9時まで、それから1時から夜7時までの延長を実施しているということを確認したわけなんですけれども、それに対して、町長は15分でも、30分でも延長したいという答弁をいただいておりますけれども、これはどのように対処するお考えなんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 答弁で、そのときにはそのように申し上げましたが、その後、やはり、担当課と現場の調整をしている中では、やはりまず人的な、人材の確保等も今厳しい状況にありますので、その状況を踏まえながら最大限要望に応えたいというふうに思っておりますが、現状の中では大変厳しいという状況であります。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) それでは、高校生までの医療費無料化についてお尋ねします。
  高校生の医療費無料化は10月1日スタートですので、2カ月おくれの請求で、まだ高校生分は発生していないと思われますけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 請求につきましてはまだでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) 今回の補正予算の中で、子ども医療費の助成、これは3,000万円増額ということなんですけれども、これについては中学生までの分ということでよろしいんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) そのとおりでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) 28年度の子ども医療費助成額の見込みはどのぐらいと見積もっておられますか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 済みません、もう一度お願いしてよろしいでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 出川博一君。
16番(出川博一君) 28年度の子ども医療費の助成費の見込み額。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 約2,000万円程度かなというふうに考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 終わりですか。16番出川博一君。
16番(出川博一君) 2,000万円という馬鹿な話ないんじゃないですか。2億4,000万円とか、2億6,000万円だったらわかるんですけれども、全然桁違いだと思いますけれども、もう一度質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 大変失礼いたしました。当初予算といたしまして2億3,000万円程度を見込んでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) それでは、2年以内ということで公約に出されております次世代型図書館の建設着手、あるいは文化ホール建設の計画について、この構想は煮詰まっているのか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいま検討しているところであります。昨日の答弁でもお答えさせていただきましたが、まずは図書館につきましてはご意見を聞く機会を来年度設けていくということで予算化を考えております。ただ、文化ホールにつきましては既存の公民館の活用も含めながら、今後、検討をしてまいりたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) 来年度予算で意見を聞くための予算を計上されたということなんですけれども、それで2年以内の着手は大丈夫なんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 現段階で2年以内の着手となると、大変このスピードだと厳しいかもわかりませんが、ただ、最大限、皆さんのご意見を聞きながら実現に向けて努力していきたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) これら2つの設備についての維持管理費の試算はされているんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 小松次長。
教育次長(小松 巌君) これに関しましても、これから基本計画等の策定ということを聞いておりますので、これからという形になります。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) 他の自治体の類似施設の維持管理費の実態は調査しておられますか。
議長(浅野幹雄君) 小松教育次長。
教育次長(小松 巌君) この件に関しましては、生涯学習課のほうでということで、荒谷次長のほうで今やっているものでございますので、私のもとに資料ございませんので、それについては後ほど荒谷次長から示させていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) それでは、地区ごとに児童館、乳幼児館の設置についてお尋ねします。
  27年6月の補正予算で児童館建設工事設計で1,469万1,000円ということで、かなり具体化してきていると思われるんですけれども、この辺の中で「29年4月、児童館開所に向け」とありまして、富ケ丘小、成田小学校、あけの平小学校の同時進行と考えておられるのかどうか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 同時進行と考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) それでは、それぞれの建設費と補助金等の見込みはについてお尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 今、設計業務途中でございますが、概算でおおむね富ケ丘については1億円、成田小が6,000万円、あけの平小学校が1億2,000万円程度になると見込んでございます。なお、補助金につきましては、1カ所当たり1,500万円から1,600万円程度となる見込みでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) そうすると、結構な額の投資になるかと思うんですけれども、このほかに職員の増も懸念されるんですけれども、人件費の試算はありますか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 人件費の試算につきましては、今後、運営の形態ですとか、雇用の形態によって変動するものと考えてございます。今後その辺も含めまして検討してまいります。
議長(浅野幹雄君) もう少し大きい声でお願いします。
  16番出川博一君。
16番(出川博一君) ということは、今よりも人件費は、いわゆる職員分の人件費は大幅にふえそうだという見通しなんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 大幅というのはともかく、ふえるというふうには予測してございます。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) この3つの富ケ丘小、成田小、あけの平小学校の児童館について、全体で、今お聞きしたところ2億8,000万円ぐらいということなんですけれども、これの維持管理費の試算はありますか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 維持管理費につきましても、現在ですと、現行の体制で正職員等を含めずに1カ所当たり1,000万円弱かかってございます。それにプラス、今後、児童館で雇い入れる職員等もプラスすることとなるかと思います。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) 私、今、人件費は1,000万円ぐらいというのは今の話でわかりましたけれども、それぞれ建物の維持管理費は幾らぐらいになるか試算されておりますか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 建物の維持管理費につきましては、まだこれからというところでございますが、100万円未満の数字になるのかなというふうに考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) 維持管理費が100万円で終わるわけがないと思います。いわゆる増加になる分で、少なくとも、1割とは言わないですけれども、建築費の5%程度の維持費がかかると私は思っているんですけれども、その辺についてもう一度お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 今後、詳細に検討していきたいと考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) それでは、きのうもちょっと答弁ありましたけれども、中学校の海外修学旅行の実現、差額の助成をしたいという件と国際姉妹都市、友好都市の実現、この辺について、修学旅行についてはきのうお話聞きましたので、友好都市等の検討状況についてお尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) 友好都市に関しては、先に都市が、どこかの国のどこどこというものがターゲットにはしておりません。その前段で、例えば修学旅行で、例えば行った先と文化的な交流、あるいは国際スイーツフェアで出展していただいた国、そういうものを各種施策を通じて、先に文化的なものが結びついた後に考えようかというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) 国際スイーツフェアとの関連性を意識しているようにも感じ取れるんですけれども、その辺のところは具体的に何か考えておられるのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) 今申し上げたとおりでございますけれども、例えばそういったもので食文化が結びつくとか、住民の方が結びついた、その後に友好都市というのはあるというふうに認識しております。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) きのうの答弁の中で、中学校の海外修学旅行については数年先になるのではないかというようなお話がございまして、私、町長の思いは大きかったんでしょうけれども、現実的には教育委員会の組織があり、各学校との調整も必要だということで、やっぱり数年先になりそうだというアナウンスは必要じゃないかと思いますけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。もとい、菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 海外の修学旅行の実施につきましては、学校のほうと今協議を重ねております。学校のほうからの要望として出されていることの一つに、修学旅行というのは大変大きな教育活動であるので、入学した、つまり1年生から3年間を通したカリキュラムで実施しているということで、海外旅行になると大変大きな変更にもなりますので、1年生から新たなカリキュラムでしっかりした指導のもとに実施したいという要望が出されておりますので、最低限3年の猶予は必要なのかなというふうに、実施までの間考えております。
  その間に、きのうお話ししました学校の5名から10名の選抜によります研修視察を実施しまして、その中で実績を積み上げながら検証して、全員での修学旅行に向けて取り組んでいきたいというふうな今計画でおります。
  最低、来年度は、下見といいますか、職員の派遣をまず考えております。これは仙台空港利用しますと補助金がございますので、ぜひその補助金を活用しながら、来年度は職員への事前調査をまず実施したいという計画でおります。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) それでは、認定こども園をつくるという点に進みたいと思います。
  これはどの程度検討が進んでいるのか、お尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 待機児童対策といたしまして、こども園と保育所のほう、どちらが有効かと検討を重ねてきたところでございますが、その検討を行った結果、新しく保育園をつくるという方向性となったものでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) 東向陽台の保育所もかなり老朽化しておりますし、東向陽台幼稚園の定員割れの現状を踏まえると、一つ認定こども園の構想の一つに加えてどうかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 今後の検討課題とさせていただきます。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) それでは、敬老乗車券の利用を可能にするについてお尋ねいたします。
  昨日の答弁では、来年10月、市制移行時にといいながらも、28年度当初予算に関しては検討中という答弁をいただきましたけれども、それで間違いないか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 福祉部長。
福祉部長(小野一郎君) そのとおりでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) 来年10月ということであれば、どのタイミングで予算措置をするおつもりなのか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 福祉部長。
福祉部長(小野一郎君) 今のところ、当初ということで考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) きのうの答弁では、当初に関しては検討中ということで、それに乗っけるというお話ではなかったと思いますけれども、当初に予算措置をするということでよろしいんですか。
議長(浅野幹雄君) 福祉部長。
福祉部長(小野一郎君) 失礼いたしました。それも検討ということで昨日回答させていただきましたので、検討中ということでご理解いただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) 少なくとも当初予算で、小さくてもいいですから計上すべきだと思うんですよ。やっぱり腰が据わっていないという思いが私あると思うんですけれども、本当に当初予算に計上しなくていいのかどうか、その辺をもう一度お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 福祉部長。
福祉部長(小野一郎君) 今、金額の精査等をしておりまして、できる限り当初には計上したいなと思ってございます。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) 昨日の答弁で、対象者は70歳以上と障がい者ということでお話がございましたけれども、その支給率とか上限の利用額については検討はいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 福祉部長。
福祉部長(小野一郎君) 昨日、お答えさせていただいたとおり、70以上の方は60%、障がいの方は30%程度ということで、仙台市の例をとって、それを基礎にしていきたいなと思ってございます。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) きのう、全員協議会で説明のあった地方創生総合戦略(案)では、交付率を50%の目標を掲げておられますけれども、これの財政負担額はどのくらいと試算されておりますか。
議長(浅野幹雄君) 福祉部長。
福祉部長(小野一郎君) 金額的には今精査しているところでございます。50%ということで、70歳以上の方と障がいの方、合わせた数字でおおむね50%ぐらい、正式に言いますと53.9%ということで、5割程度ということで考えているものでございます。負担額については、現在精査ということになろうかと思います。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) それでは、国保税の引き下げについて話をします。
  9月定例会で私の一般質問で議論いたしましたので、あとは決断のみと思いますけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(郷右近 衛君) 引き下げの方向で検討を進めているところです。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) 基金の残高13億円は多いとの認識なのかどうか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(郷右近 衛君) 多いと思ってはおります。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) 国保の県に移管になる30年度、ですから、28年度、29年度の2年間で県の基金の推奨水準である5億円程度にする考えはあるか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(郷右近 衛君) 交付金とか拠出金の動向を見ておりますと、共同事業拠出金のほうがちょっと気になるところでございまして、5億円程度というのが一つの水準ではございますけれども、ちょっと心細いのかなというところで、そこまでちょっと厳しいとは思っております。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) それでは、パークゴルフ場建設着手に移ります。
  昨日、28年早々に協議の場を持つというお話でしたけれども、10億超とも言われる大型プロジェクトですけれども、財源はどうするのか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 小松教育次長。
教育次長(小松 巌君) 財源についても、国・県でいろいろな補助事業等々を見ながら設置して、相当の額になりますので、いろいろな方向から財源の確保の検証をしなければならないと考えております。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) 富谷町でのパークゴルフ愛好者というのですか、競技者というのですか、その辺の数字はつかまえておられるでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 小松教育次長。
教育次長(小松 巌君) これにつきましてもパークゴルフ協会等がございますけれども、全体的な数はつかんでいる状況にはございません。ただ、パークゴルフ場を設置してほしいという、署名が上がったものには1,200名ほどの署名があったと記憶しております。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) 今後もパークゴルフの愛好者の見込み、利用者数の想定はどのぐらいと見ておられますか。
議長(浅野幹雄君) 小松教育次長。
教育次長(小松 巌君) これにつきましても生涯学習課が担当という形になりますけれども、昨日も町長が申し上げましたけれども、今後、28年度に基本方針策定のための予算を計上するという、その中で今後の状況について検討していくということになっております。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) 公営墓地と一体というお話もお聞きしたんですけれども、今次の補正予算で公営墓地アンケートに270万円ほど計上しておりますけれども、このアンケートの内容はどのような内容なんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(泉川潤哉君) 一般的に町内で将来定住していくという意向、それから墓地の取得意向、取得したい墓地の形式等、そういったものになるかと思いますが、墓地の需要予測に必要な情報収集ということで、今後、委託業者と詳細については詰めていきたいと考えております。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) 次に、最後ですけれども、自活できる報酬を見込める授産施設をつくるという項目もあるんですけれども、自活できる報酬とはどのぐらいの月額を想定しておられるのかお尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 福祉部長。
福祉部長(小野一郎君) 現在障がいお持ちの方、1級とか、2級とかございますけれども、1級の場合ですと月額8万1,000円程度、2級ですと6万5,000円程度というものが障害国民年金の基礎年金分であります。それに、現在、就労施設ということで、A型であれば大体6万円、7万円、8万円ぐらい、その間の幅でございます。B型であれば2万円前後ということで、マックス、現在のところ、障害度級1級の方がスタイルAで就労されれば8万円で14、15万円程度になろうかと思います。それである程度、自分の身の回り、プラス、お小遣い程度ということで、十四、五万円が自立更生できる金額ではないかなと思います。B型に就労されている方につきましては、グループホームでの就労で、そこでの生活、そういったものでもある程度自立更生はできるものではないかなと思ってございます。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) 今、どこの自治体でもこれについては苦労していると思うんですけれども、参考となる自治体の取り組み事例とかあるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 福祉部長。
福祉部長(小野一郎君) 私もかつて障がい関係やったときに、よくコッペとか、麦の会とか、そういったところがございますし、それから県のホームページにも仙台市のそういう就労支援施設等で実績を上げているところのご紹介もされているようです。現在、県内にも何カ所かありますので、そういうようなところは、こちらは参考にはしていきたいなと思ってございます。
議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
     午前11時59分 休憩


     午後 1時00分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  午前中の出川議員の質問に対しての答弁で訂正がありますので、これを許可します。子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 本日午前中に出川議員よりご質問のございました児童館の建設費と平成28年度の予算額としてお答えした部分につきましては、予算の策定中であり、予算審査特別委員会における審査を経ていない段階での答弁でありました。したがって、あくまでも参考ということでご承知いただきたいと思います。
  何とぞよろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 一般質問を続けます。16番出川博一君。
16番(出川博一君) それでは、中期財政計画との整合性についてお尋ねします。
  3月議会で公約達成のための財政計画、これはつくりたいと町長が答弁しておられました。また、財政課長も公約に掲げた事業を事業費ベースで精査し、その財源をどう確保していくかを含め計画は必要と判断しているというお話がございましたけれども、先ほどのお話では、総合計画に合わせて28年度スタートということに理解してよろしいんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(西山高広君) 28年度当初は難しいものと考えております。こちらにつきましては、企画のほうと詰めまして28年度内中にというふうなことで考えております。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) ただ、それでは遅過ぎるんじゃないですか。だって、3月にそういうお話をしたものを2年にまたがってということはやっぱりちょっと遅いような気がするんですけれども、もう一度お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 私もなるべくもちろんスピーディーにやれればいいんですけれども、やはり私の公約も含めて、今早急に進める、このたび、総合戦略のほうをまずは最終案を今回ご説明させていただいておりますが、あくまでやはり長期総合計画の見直しを行って、そこに私の最大限公約に掲げたものも含めさせていただいた上で、その上でいわゆる財政計画が伴ってくるというふうに思いますので、やはり総合計画なしに進められないという部分はありますので、そこだけご理解いただければと思っております。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) そうすると、5年計画という考えなのか。それとも今時点での在任期間であと2年という計画をつくるのか、その辺お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) あくまで中長期計画で5年と、あとは長期総合計画とあわせて、それが任期中のものということではなくて、あくまで中長期の総合計画にあわせて策定をしたいとういふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) 経常経費削減の財政課長からのシーリングの内容についてお尋ねします。
  昨日の町長挨拶の中で、事務事業の一部シーリング制とキャップ制を組み合わせた手法で編成ということのお話がありましたけれども、具体的にはどういうことなのか、お聞かせいただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(西山高広君) さきの町長の答弁でもありましたとおりに、まず義務的経費、それから普通建設事業等の経費を除いた額の4%についてシーリングをするというふうなものでございます。それから、キャップにつきましては、まず考えておりましたのが補助費と、これは一部事務組合に係る補助費を除いた分の補助費と維持修繕費、こちらについては前年度並みというふうなところで検討させていただいておりました。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) 4%削減ということで、実額でどのぐらいの試算をされているのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(西山高広君) 今、目標といたしましては約2億円というふうなことで検討させていただいております。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) 維持管理費、例えば27年度新しく始まった明石台小学校、それからスポーツ交流館、この辺のところの維持費を踏まえて、26年度比どのぐらい増加すると見込んでおられるのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(西山高広君) まず、当初予算につきましては、今取りまとめ中というふうなところで、データは持ち合わせておりません。ただし、明石台小学校、それからスポーツ交流館と新しい施設が出ておりますので、そこの分につきましては、必然的に維持管理の経費の増は必至と思っております。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) 今、26年度の比較で、児童クラブも明石台小学校は新たに、それから東向陽台、成田東が28年度には新たに追加になるわけですけれども、この辺のところの維持管理費についての見込みはどのように立てておられますか。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(西山高広君) そこのところも、先ほど各課もお話いただいておりますとおり、今のところは、現状捉えられていないところであります。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) 多分、明石台小学校、スポーツ交流館とも26年度比、かなりの額になる分、数千万円の単位になるんじゃないかなというふうに思いますけれども、そういう意味では、一生懸命既存施設の維持管理費を削減の努力をしても、新しい施設をつくると必ず維持管理費が必要になるという非常に悩ましい問題だと思うんですけれども。ですから、これから個別のインフラ整備中心というよりも、優先順位に基づく事業実施のための基準づくり、この辺にかじを切りかえるべきだと思いますけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(西山高広君) そこら辺につきましては、来年の公有財産の総合管理計画というふうなものも策定予定をしておりますので、そこら辺の中で検討していきたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) 決算委員会でもちょっとお話ししたんですけれども、水道会計への補助金、27年度予算で2,700万円、26年度の決算ベースで2,800万円、ほとんどが企業債の利子補給金という位置づけになっております。ですから、26年度決算で9,200万円の純利益を水道会計は上げているわけですから、利益を出している公営企業に補助金は不要と思いますけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(西山高広君) そこら辺の件につきましては、26年度の黒字を踏まえまして、今後、補助のほうの見直しというふうなことでの調整を図らせていただきたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) 小学校、中学校の古くなった楽器更新についてなんですけれども、エコーズについては中身の吟味なしに恒常的に250万円の補助金、それから毎年変更があるんですけれども、楽器の購入費として約100万円、都合350万円ほどの財政支援をしているんですけれども、この中から100万円ほど削減して、小中学校の楽器更新を進めてバランスをとる考えはあるでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(西山高広君) そこら辺につきましては、担当課のほうとも協議いたしまして検討させていただきます。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) 決算審査で、予算の許す範囲でのという町長の答弁をいただいているんですけれども、予算の範囲とは、町長が判断するものと思いますので、町長にお尋ねしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの質問は、エコーズの問題についてのということでしょうか。(「じゃなくて、小中学校の楽器更新のほうを進められるかということです」の声あり)の今の予算の範囲でということですね、全体ではなくて。今のただいまの質問についてですね。
  小中学校の楽器の更新については今年度から、やはりかなり古くなって、現実、本当に穴があいたものを修繕、修繕でもたせてきていたという現状を実際に拝見させていただいているので、今年度から順次、小学校、学校ごとに楽器の更新の予算を何とか捻出して対応をさせていだたいているところであります。それにあわせて、エコーズでは今の予算を削ってそちらに回すというご質問でありますが、やはりエコーズは、実際今、そうでなくても自己負担をかなり、ご父兄、ご家庭でかなり負担をしながら今エコーズの運営をされております。そしてまた、エコーズというのは、言うまでもなく町の誇り、シンボル的な存在でもありますので、そこを一概に予算を簡単に削るというのはいかがなものというふうに思っております。その辺は慎重に考えていきたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) 財政調整基金の適正規模についての考え方に入ります。
  私、27年3月議会も含めて2回ほど財調の適正規模、適正額について議論をしているんですけれども、基本的には10億円程度を取り崩して当初の予算編成をすると。そのために30億円以上の財調基金が必要と考えますという見解が以前に示されておりましたけれども、先ほど町長のお話だと、20億円から30億円というお話なんですけれども、27年9月末の財調整金の残高はお幾らになりますか。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(西山高広君) 約39億円というふうなことでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) 27年度予算で投資的事業に充てられた財源は何億円ぐらいだったか、お示しいただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(西山高広君) こちらは一般会計の全体で。そうしますと、投資的経費で言いますと、普通建設分で大体10億円というふうなことでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) 28年度の予算で、これはまだつくっていないというお話されるんでしょうけれども、財調基金の取り崩しの予定はございますか。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(西山高広君) 例年、大体10億円ぐらいを繰り入れしておりますので、そのぐらいの金額を目安に検討はしております。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) これは町長にお尋ねしたいんですけれども。平成25年度の決算で、これは類似団体比較をいたしまして、人口1人当たりの財政調整基金の額、これは富谷が7万9,953円、類似団体が5万6,488円、1人当たりで富谷のほうが2万3,465円、約4割多いという水準にございます。市制移行も控えていることですし、財調基金を10億円といわず、もう少し取り崩して事業を進める考えはおありでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) これも先ほど、これから実際、来年度の予算も含めて、あわせて今これから予算を組んでいくものですから、そこを見きわめながら、とはいいながらも、やはり最大限、財政調整基金というものは、先ほど答弁でも申し上げましたように、やはり富谷のようにこれからいろいろな意味で費用が膨らんでいく財政状況を抱えている町でもありますので、その部分は慎重にやはり取り崩しを行っていかなければいけないというふうには思っております。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) 最後になりますけれども、過去1年間の定例会あるいは決算・予算審査委員会での議員が提言した事項について、執行期間の部課別にまとめた当初予算の措置状況を審査資料として提出していただきたいと思いますけれども、28年度の予算審査特別委員会に開示する予定はございますか。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(西山高広君) そちらにつきましては、検討課題とさせていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) 現実的には今も実際執行部側ではつくっておられて、オータムレビューなんかではそれの資料に基づいて予算算定をしているわけですから、これは出せないわけはないと思うんですけれども、いかがでしょうか。これは町長にお尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 議会で意見として出されたものということですよね。内容にもよるので、その辺も含めてちょっと検討させていただきたいというふうに思うんですけれども。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) これは実は私、開示請求をいたしまして頂戴した経緯があるので、これはそれほど皆さんの目に触れても問題のある資料ではないと思いますので、やっぱりそうでないと、議員が一生懸命、こういう決算・予算含めてなんですけれども、一般質問をしても、それがどういうふうに反映されたか、その辺のところはやっぱり議員各自確認したいんだろうと思うので、ぜひそのようにお願いしたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) それらの内容も含めて検討しながら、前向きに対応していきたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。
2番(青柳信義君) 通告に従い、2件の要旨、4項目の質問を行います。
  1件目といたしまして、日吉台・杜乃橋地区の認可保育施設の整備について問います。
  「富谷町地方創生総合戦略・住みたくなるまち日本一」、基本目標3「未来を担う子どもたちを育てる環境のさらなる充実」におきまして、目標数値「子育て世帯500世帯の増加」を評価指数として「待機児童ゼロの実現」を掲げており、保育施設の整備を重点施策としております。来年度におきましても、旧富ケ丘北部会館を利用した私立認可保育所の開設が予定されております。
  現時点で、本町には、富谷保育所、富ケ丘保育所、成田保育所、上桜木果樹園の森保育園、明石台若樹の森保育園、明石台わか葉保育園、東向陽台保育所と人口の集中している地域7カ所には町立及び認可保育施設があります。しかし、日吉台・杜乃橋地区には、現在、認可保育施設がなく、近隣の保育施設を利用しているのが現状であります。
  昨日、町長の挨拶の中で、「杜乃橋地区への新たな保育園の開設に向けて準備を進めていきたいと考えております」のお言葉をいただきました。
  以上の要旨を踏まえた上で、2項目の質問をいたします。
  1つ目といたしまして、現在の日吉台・杜乃橋地区の就学前児童の人数、待機児童人数を伺います。
  2つ目といたしまして、日吉台・杜乃橋地区への保育施設新設の具体的な計画を町長に伺います。
  2件目といたしまして、「杜乃橋地区整備」を問います。
  杜乃橋地区は、本年10月31日時点で、世帯数686世帯、人口2,300人と急成長のまちとして発展しております。1世帯当たりの人口も3.35人と、富谷町全体の1世帯当たり人口2.83人を0.5人上回り子育て世帯が多い、若くて勢いのある富谷町の中でもこれからますます発展著しいまちであります。しかし、来春には隣接の高屋敷にコストコの開業も予定されており、交通渋滞など課題が多いのも事実でございます。
  1件目といたしまして、杜乃橋公園の整備を問います。
  午前中はグランドゴルフで近隣のご高齢の方々の運動と社交の場として利用され、お昼前には子育て世代の若いお母さんたちの社交の場、そして、午後には学童の遊びの場となっております。しかし、乳幼児・学童が安心して遊べる遊具施設はジャングルジム、滑り台、シーソー、ブランコ、鉄棒の5つだけで、天気のよい日には常に順番待ちというような状況です。子どもたちが安心して遊ぶことができる遊具施設がもっと欲しいという声が多く聞こえてきます。地元に愛される公園として遊具施設の増設計画を伺います。
  2件目といたしまして、杜乃橋二丁目集会所の早期建設を望みます。
  杜乃橋二丁目は既に397世帯、1,360人が集うまちとなりました。先月、日吉台・杜乃橋地区の防災訓練がありました。一次避難場所には集会所が指定されており、杜乃橋二丁目の参加者は杜乃橋一丁目の集会所まで一次避難を行いました。杜乃橋二丁目の地域の安心・安全の拠点となる集会所の建設予定を伺います。
  以上、町長の見解を求めます。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの青柳信義議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  まず、質問件名1の日吉台・杜乃橋地区の認可保育施設の整備についての問い1、問い2であります。関連するので、一括してご質問に答弁をさせていただきます。
  現在、日吉台・杜乃橋地区の就業前児童数は、本年11月20日現在、605名となっております。10月1日現在で宮城県へ報告した待機児童数のうち、日吉台・杜乃橋地区の待機児童数は、ゼロ歳児6名、1歳児5名、2歳児4名の計15名です。日吉台・杜乃橋地区への認可保育所につきましては、国道4号より西側に保育施設が少ないこと、杜乃橋地区に未就学児が多く、保育需要の大きいことが見込まれることから、当地区に保育所新設を予定しております。本年度中に運営事業者を選定し、来年度整備、平成29年4月の開園を目指し準備を進めていきたいと考えております。
  質問2件目の、杜乃橋地区の整備を問うの問い1、杜乃橋公園の遊具施設の増設計画についてでありますが、杜乃橋公園は杜乃橋地区の近隣公園であり、杜乃橋二丁目地区にある唯一の公園でもあることから、毎日大変多くの子供たちに利用されております。この公園に設置されている遊具は、滑り台、ブランコ、ジャングルジム、シーソー、鉄棒であり、設置台数はほかの公園に劣るものではありませんが、街区公園の機能を兼ねる近隣公園として見た場合には、幾分かの補充が必要と感じております。そこで、予算の制限はありますが、公園の利用状況等を考慮し、地元町内会とも相談をしながら新たな遊具の必要性を検討したいと考えております。
  2つ目の杜乃橋二丁目の集会所の早期建設についてでありますが、杜乃橋町内会につきましては、平成16年4月18日に設立され現在に至っております。杜乃橋二丁目集会所の早期建設をとのご質問ですが、現在、町内会からは町内会を分離することについての正式なお話はいただいておりません。今後、町内会から正式に申し出がなされた時点で、集会所建設につきましても協議を進めてまいります。
  なお、町内会の設立に当たりましては、平成15年5月26日から施行しております町内会等の設立の取り扱い基準により運用しているところであり、町内会設立届け等関係書類を提出していただいた上で町内会が設立されることになります。
議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。
2番(青柳信義君) まずは、認可保育施設の整備については、前向きな回答をいただきまして、29年4月開園ということで本当にありがたく思います。
  日吉台・杜乃橋地区の待機児童、先ほどのゼロ歳6名、1歳5名、2歳4名、合計15名なんですが、富谷町全体としての待機児童の人数をお教えいただければというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 本年10月1日現在で95名でございます。
議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。
2番(青柳信義君) ありがとうございます。
  それでは、2件目の質問でございまして、杜乃橋地区の公園整備。先ほど、同僚議員の質問にもありましたけれども、健康の増進計画推進、子供の健康で、やはり子供さんたちの社交の場ともなっていますし、公園で遊ぶというのは非常に健康にもいいというふうに思われます。ぜひ、シーソー、ブランコ、鉄棒、滑り台、ジャングルジム、5つ以外にも新しいものの設置をお願いしたいというふうに思います。
  こちらの公園に関してなんですが、グラウンドゴルフ、ほとんど午前中、近隣のご高齢の方がいらっしゃっているんですが、中には自転車とかそういった足がなくて、車は運転できるんですけれども、タクシーで来ていらっしゃる方もいらっしゃいます。今、公園の北側に空き地があるんですけれども、そういった空き地を駐車場として開放していただくような方法はないかというふうに思いまして、質問をさせていただきます。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(伊藤 正君) 今のところ、公園内への駐車場の建設の予定というものはございませんけれども、そういった接する隣接地に町有地等があって利用可能な状況なのかどうか、その辺も確認いたしますとともに、公園をそういった利用されている方のご意見も伺いながら検討させていただきたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 3番浅野武志君。
3番(浅野武志君) 最後でございますので、もう少々おつき合いを願いたいと思います、そう長くはございませんから。
  通告により質問いたします。イノシシの被害対策と駆除について伺います。
  富谷北部地区(一ノ関、二ノ関・志戸田地区)では、6年ぐらい前からイノシシの出現が確認されております。4年前からタケノコ、水稲、ヤマユリへの被害があり、昨年からは畑作物のバレイショ、カボチャ、大豆等と農作物への被害が拡大してきております。これは山に生育している山芋、クズ、ヤマユリ等の植物を食べ尽くしたため、食べ物を求めて山からおりてきているものと考えられます。また、イノシシが餌を求めて水田のあぜ、農道の至るところに穴を掘り穴だらけのところもありますし、一部あぜが崩れているところもあります。本年は、大亀・石積地区でイノシシが確認されており、町内全域で被害が拡大するのは時間の問題と思われます。
  イノシシについて、ちょっと調べました。食物は、植物でクズ、山芋、ヤマユリ、根茎、果実、昆虫類などその他人間が食べるものはほとんど食べると考えられます。繁殖は、交尾期が12月から1月にかけて始まり3カ月間続き、出産は通常1年に春1回で、子供は平均4.5頭で、初産は2歳ということでございます。臭覚は非常にすぐれているとなってございます。
  イノシシの頭数は、今後急激に増加するものと考えられますので、早急に対策を講じなければならないと思い、次の3点について質問いたします。
  1、イノシシの農作物への被害状況の調査について伺います。
  2、農作物への被害対策について伺います。
  3、イノシシの駆除について伺います。
  よろしくお願いします。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの浅野武志議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  イノシシの被害対策と駆除についてに関連して、問い1、イノシシの農作物の被害状況につきましては、ここ数年、イノシシによる農作物の被害については農家の皆様から多く寄せられるようになりました。特に二ノ関地区や志戸田地区、大亀地区、石積地区などで水稲を初めとする農作物及び畦畔に穴を掘ったりして被害となっています。
  なお、ことし宮城県農業共済組合へ届け出のあったイノシシによる水稲被害状況は、二ノ関地区においては3件8筆、50アール、志戸田地区においては1件1筆、6アールの被害となっています。被害額については、現在算出しているところでございます。
  問い2、農作物への被害対策につきましては、富谷町有害鳥獣捕獲隊員と連携して、箱わなや電気柵を設置して捕獲等防衛を行い、農作物への被害の防止を図っています。また、わなを仕掛ける場合はわなの狩猟免許が必要となることから、免許取得の経費の一部を助成して人材の確保に努めています。農家の皆様には、自主的な被害防止対策をお願いしています。野菜くずや生ごみなどを農地やその周辺に捨てないことや、イノシシの生息しやすいやぶなどの刈り払いを行い、イノシシが近寄らない環境づくりに協力していただくとともに、地域ぐるみで環境整備に取り組んでいだだくよう呼びかけをしております。
  問い3、イノシシの駆除につきましては、富谷町の有害鳥獣捕獲隊員により、現在箱わなを二ノ関地区及び大亀地区に設置してイノシシの捕獲に取り組んでいます。しかし、いまだ捕獲には至っておりませんので、今後も捕獲隊員と連携しながら、捕獲技術の研究と研修などを行い、捕獲に努めてまいります。また、広範囲となることから、近隣市町村と情報を共有しながら、地域が主体となった捕獲体制の整備を図ってまいりたいと考えております。
議長(浅野幹雄君) これより、浅野武志君の質問は一問一答により行います。3番浅野武志君。
3番(浅野武志君) 被害拡大を少なくするためには、やはり被害状況の調査が必要だと思います。農政協力員がおりますので、やはり被害が発生したら、即、担当課のほうに連絡をもらって、その被害状況をやはり調査して早目に対策を講じたほうが、被害を最小限に食いとめる方法かなと思いますので、そこら辺の取り組みについてちょっとお伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 産業振興課としましては、連絡をもらって、現地確認を早急に行って現場確認をさせてもらっています。特に、先ほど言いました二ノ関とか大亀がひどい状況ということから、今回、箱わなを設置しまして捕獲に努めているところでございます。なお、今後、農政協力員等からの連絡をいただいて徹底してまいりたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 3番浅野武志君。
3番(浅野武志君) 27年度に県の補助金があったと聞いておりますけれども、補助金名と金額について伺います。
議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 平成27年度に宮城県鳥獣被害防止総合支援事業としまして236万3,000円、今のところ230万円ほどの補助金を活用して、箱わな、それから電気柵等を購入して整備してまいりたいと考えております。
議長(浅野幹雄君) 3番浅野武志君。
3番(浅野武志君) 今、箱わなと電気柵ということのお話があったんですけれども、どのぐらいの数量を考えているか、お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) まず、捕獲活動に伴った役務費、捕獲隊員への支払いも入っていますので、今のところ、電気柵2基、そして箱わな1基を考えているところでございます。なお、予算の範囲でということで考えておりますので、今後、変更になるかもしれません。
議長(浅野幹雄君) 3番浅野武志君。
3番(浅野武志君) 町長の答弁にもあったんですけれども、イノシシの捕獲というと銃と箱わななんですけれども、それぞれ免許を取得しないとだめだということなんですけれども、それぞれにお金がかかるわけでございます。免許取得の助成等について、それらの考えをお伺いをしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
3番(浅野武志君) 済みません、もうちょっと。
議長(浅野幹雄君) 一問一答ですので、1問ずつお願いします。
  産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) わな免許の取得について、富谷町の農作物有害鳥獣対策協議会から一部助成しているところでありまして、今年度も3名の方が取得しましたので助成しています。講習会手数料等々2万5,000円ほどかかるところ、約1万円ぐらいの補助助成となっております。
議長(浅野幹雄君) 3番浅野武志君。
3番(浅野武志君) イノシシを防ぐための最善の方法はやはり電気柵になろうかと思いますけれども、電気柵も結構な値段になります。それらの補助金についての考えをお伺いしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 電気柵につきましては、今現在、貸し出しをしているところでございまして、米とか野菜等の販売農家を優先に貸し出ししています。今後、助成につきましても、米、野菜等の販売農家を対象としての助成を考えていきたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 3番浅野武志君。
3番(浅野武志君) ほかの町村を見ますと、イノシシの被害防止策ということで、いろいろな電気柵とかそういうものに対して助成をやっている町村がございますので、ぜひ富谷町としても、農家の生産意欲が減退しないような方向でその助成をぜひ28年度の予算に盛り込んでいただきたいということで、再度質問させていただきます。
議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) まずは県等の補助金を活用して助成などを考えていきたいと思っていますので、今後、検討させていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) これをもちまして本日の一般質問を終わります。
  これで本日の日程は全て終了いたしました。
  本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでした。
     午後1時41分 散会

平成27年第4回定例会議事録(第3号)

平成27年12月4日(金曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 金子透君
  • 2番 青柳信義君
  • 3番 浅野武志君
  • 4番 若生英俊君
  • 5番 畑山和晴君
  • 6番 齊藤秀行君
  • 7番 藤原峻君
  • 8番 佐藤聖子君
  • 9番 西田嘉博君
  • 10番 長谷川る美君
  • 11番 佐藤克彦君
  • 12番 山路清一君
  • 13番 浅野直子君
  • 14番 高橋正俊君
  • 15番 菅原福治君
  • 16番 出川博一君
  • 17番 相澤榮君
  • 18番 渡邊俊一君
  • 19番 安住稔幸君
  • 20番 浅野幹雄君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 町長 若生裕俊君
  • 副町長 大庭豪樹君
  • 企画部長 内海壯晃君
  • 総務部長 山田豊君
  • 福祉部長 小野一郎君
  • 建設部長 奥山育男君
  • 企画部企画政策課長 高橋弘勝君
  • 企画部産業振興課長 横倉時夫君
  • 総務部総務課長兼情報化推進室長 神田能成君
  • 総務部税務課長 吉田尚樹君
  • 総務部町民生活課長兼東向陽台出張所長兼富ケ丘出張所長兼あけの平出張所長兼日吉台出張所長兼清掃センター所長 泉川潤哉君
  • 福祉部長寿福祉課長兼福祉事務所設置準備室長兼福祉健康センター所長 中山高子君
  • 福祉部健康増進課長 郷右近衛君
  • 福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセンター子育てサロン所長 浅場悟君
  • 建設部都市整備課長 齋藤英夫君
  • 企画部企画政策課参事兼市制移行・地方創生推進室長 松原誠君
  • 総務部総務課参事兼危機管理室長 横田利雄君
  • 福祉部長寿福祉課技術参事兼保健福祉総合支援センター所長兼高齢者施策専門監 安積春美君
  • 教育長 菅原義一君
  • 教育次長(教育総務担当) 小松巌君
  • 教育次長(生涯学習担当) 荒谷敏君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀郁雄
  • 次長 富澤裕
  • 主幹 長瀬千鶴子

議事日程 第3号 平成27年12月4日(金曜日) 午前10時00分  開議

第 1 会議録署名議員の指名
第 2 一般質問(通告番号10番~15番)
一般質問 10番 長谷川る美議員
1 児童館・放課後児童クラブ整備計画について
2 午後5時30分から午後7時までの延長業務の見直しを求める
8番 佐藤聖子議員
1 子どもたちの健康をどのようにつくるか
2 公立図書館建設をどのように進めるのか
6番 齊藤秀行議員
1 市制移行時の予見される課題について
5番 畑山和晴議員
1 いじめ問題の対策について
2 富谷町児童遊戯施設の必要性について
11番 佐藤克彦議員
1 本町の水害対策を問う
19番 安住稔幸 議員
1 生活困窮者対策を問う
2 まちづくりを問う

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり 午前10時00分 開議

議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
  ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
  議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。

     日程第1 会議録署名議員の指名
議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
  会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、9番西田嘉博君、10番長谷川る美君、11番佐藤克彦君の3名を指名いたします。

     日程第2 一般質問
議長(浅野幹雄君) 日程第2、一般質問を行います。
  通告順に発言を許します。10番長谷川る美君。
10番(長谷川る美君) 皆様、おはようございます。
  通告に従いまして質問をさせていただきます。
  私初め、町民の皆さんは、日常の家計生活において常に無駄をなくし、節約に努めているのではないでしょうか。とりわけ、家計を預かる主婦の皆さんは、なおのこと敏感なのではないでしょうか。
  私は、一般質問するに当たり、来年度の予算編成に当たるこの時期に、町の事業等にも無駄や非効率さがないかを点検し、来年度につなげることが大変重要なことと考えています。12月議会の審議を通して町の事業等を検証し、無駄や非効率さを洗い出し、来年度の予算編成に当たることを求め、以下、次の2点について質問いたします。
  1、児童館・放課後児童クラブ整備計画について。
  2、午後5時30分から午後7時までの延長業務の見直しを求める。
  最初の質問に関し、町長は、選挙マニフェストにおいて、「地区ごとに分散型の児童館・乳幼児館を設置し、2年以内に実現する」と公約しています。児童館建設は子育て世帯の保護者の願いに応える施策だと思います。
  一方では、富谷町においては、児童の健全育成を図るため、地域の公民館において世代間交流の特色を生かし、放課後児童クラブの運営に大きな成果を上げてきたと思います。私は、児童専用となる児童館のすぐれた機能に期待しますが、施策の実施に当たり、次の質問をいたします。
  1、富谷町におけるこれまでの児童の健全育成の取り組みに課題はありますか。
  2、小学校8校の放課後児童クラブの登録児童数と1日当たりの平均利用者数は何人ですか。
  3、26年度放課後児童クラブに要した費用は幾らですか。
  4、新たに建設を予定している児童館を利用できる対象児童は何歳までですか。
  5、具体的にどこに、いつまでに建設しますか。
  6、児童館の規模はどの程度ですか。
  7、校地内に児童館を建設した場合、学校の教育活動等に支障はありませんか。
  8、児童館・放課後児童クラブに係る総事業費は幾らですか。
  9、全て整備された後の児童館・放課後児童クラブに要する年事業費は幾らですか。
  次に、2つ目の質問に関し、私は、11月9日月曜日午後4時半過ぎ、政務調査のため役場庁舎を訪ねました。日暮れが早く、寒さのためか、来庁者もまばらで、午後5時30分から午後7時までの延長業務の現状に、非効率さ、無駄があるのではないかと思い、次の質問をいたします。
  1、11月9日月曜日、午後5時30分から午後7時までの間に、(1)本庁舎で延長業務に当たる各課別の対応職員は何人でしたか。
  (2)成田出張所で対応している職員は何人でしたか。
  (3)本庁舎及び成田出張所のそれぞれの要件別の来庁者は何人でしたか。
  2、本庁舎と成田出張所は、いつから2交代制による業務をしていますか。
  3、平成26年度において、本庁舎と成田出張所それぞれの午後5時30分から午後7時までの来庁者数と1日当たりの平均人数。
  4、ことしの5月から8月と、去年の11月から2月までの4カ月間、本庁舎と成田出張所の延長業務の平均来庁者数はそれぞれ何人ですか。
  5、延長業務に係る課題はありますか。
  以上でございます。よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの長谷川る美議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  質問件名1の児童館・放課後児童クラブ整備計画について、問い1から問い9までいただきましたが、関連しておりますので一括してご答弁をさせていただきたいというように思います。
  これまでの取り組みの課題につきましては、実施する場所が公民館であったことから、学校から児童クラブまでの移動について、ご不安やご不便をおかけした部分があったかと思います。
  登録児童数については、全体で本年5月現在950名、1日当たり平均利用者は約473名となっております。
  昨年度の費用につきましては、公民館の事業として運営していたため、現在の予算とは異なり児童関係の予算と重なっており、一概に児童クラブに要した費用のみ積算できませんが、主たる歳出となる人件費の歳出額は5,353万円となっております。
  次に、児童館を利用できるのは、18歳未満の児童となりますが、放課後児童クラブについては小学6年生までとなります。
  小学校敷地内での実施については、今年度は4月の明石台小学校、6月に東向陽台小学校において開設いたしました。来年度については、成田東小学校の空き教室を利用して開設を予定しているほか、成田小学校、富ケ丘小学校、あけの平小学校に児童館・児童クラブの施設を建設することとしております。そのほかの児童クラブについても、段階的に整備をしてまいります。
  児童館の規模については、今後詳細を決めていくこととなりますが、児童館の建築基準及び児童クラブを利用する児童数を見込み、決定していくこととなります。
  学校敷地内に建設することによる学校側の支障はということですが、教育委員会と相談しながら学校の教育活動等に支障のないよう進めていきたいと考えております。
  本年度の児童クラブに係る運営費については、再任用等の職員の人件費を除き、予算現額で約9,300万円となっております。
  児童館・放課後児童クラブに要する年事業費については、現行の運営形態を継続した場合、再任用等の正職員の人件費を除き、概算で児童クラブ1カ所当たり1,000万、児童クラブ事業を含む児童館については、児童クラブの事業費に児童館職員分の人件費などを加えた額になるものと見込んでおります。
  質問件名2の午後5時30分から午後7時までの延長業務の見直しを求めるに関連して、問い1の11月9日月曜日午後5時半から7時までに関連しての(1)でありますが、本庁舎で延長業務に当たる各課別の対応職員は何人でしたかについてでありますが、いわゆる遅番勤務職員ということで申し上げますと、町民生活課3名、税務課4名、長寿福祉課2名、健康増進課2名、子育て支援課1名、上下水道課1名、会計課1名、合計14名でございます。
  (2)の成田出張所で対応している職員は何人ですかについては、成田出張所職員1名及び成田公民館1名でございます。
  (3)の本庁舎及び成田出張所のそれぞれの要件別の来庁者は何人でしたかにつきましては、業務時間延長における来庁者数につきましては、町民生活課及び成田出張所以外は集計しておりませんので、町民生活課及び成田出張所での人数を申し上げます。本庁来庁者は13名で、用件別では住民票5名、印鑑証明1名、税証明2名、戸籍証明3名、収納その他2名でございます。成田出張所への来庁者は12名で、用件別では住民票1名、印鑑証明3名、税証明1名、戸籍証明3名、収納その他4名でございます。
  関連しての2であります、業務時間延長につきましては、平成15年1月から役場庁舎開庁に合わせ、午後5時15分から午後7時まで試行実施として全課で時差勤務対応を実施いたしました。その後、一部見直しを行い、平成17年6月より、役場本庁舎につきましては、1階フロアに限定した業務体制に改め、現在に至っております。
  平成26年度において、本庁舎と成田出張所それぞれの午後5時半から午後7時までの来庁者数と1日当たりの平均人数についてでありますが、本庁町民生活課への来庁者数は901名で、1日当たり3.7人でございます。成田出張所への来庁者数は4,207人で、1日当たり17.2人でございます。
  問い4の、まず本年5月から8月までの来庁者数ですが、本庁町民生活課へは318人で、1日当たり3.8人でございます。また、成田出張所におきましては1,853人で、1日当たり22.3人でございます。次に、昨年11月から本年2月までの来庁者数ですが、本庁町民生活課へは294人で、1日当たり3.9人でございます。そして、成田出張所におきましては、1,224人で、1日当たり16.3人でございます。
  問い5、業務時間延長につきましては、ライフスタイルの多様化に対応することを目的に、平成15年1月から実施をしております。本庁舎における利用実績は、平成26年度実績で年間901人と限定的であり、平成29年度を予定としております証明書等コンビニ交付の実施に合わせ、効果的、効率的な行政窓口対応について検討していくことが必要であると認識をしております。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) 10番長谷川る美君。
10番(長谷川る美君) それでは、初めに、児童館・放課後児童クラブ整備計画について、再質問いたします。
  1、放課後児童クラブ登録児童総数のうち、学年別の利用割合はどうなっていますか。
  2、平成26年度放課後児童クラブ事業に補助金はありましたか。
  3、明石台小学校に児童館建設予定はありますか。
  4、児童館建設に当たり、国の基準をお示しください。補助金はどの程度見込まれますか。
  5、公民館で行ってきた放課後児童クラブと学校で行う放課後児童クラブの大きな違いは何ですか。
  次に、延長業務について、再質問いたします。
  6、本庁舎の利用人数が少ない現状において、費用対効果の面で非効率であるという認識はありませんか。
  7、本庁舎の利用者が少ない現状の中、成田出張所だけで延長業務が行われるようにできませんか、お聞きいたします。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) まず、1問目の学年別というところでございますが、950人のうち、1年生が262名、2年生225名、3年生210名、4年生120名、5年生99名、6年生34名でございます。
  次の補助金という、26年度の補助金というところですが、運営費に係る補助金はございません。
  その次でございます。明石台小学校に児童館の計画はというところでございますが、明石台小学校につきましては、本年6月より空き教室を、プレハブを利用して実施しているところでございます。将来的には児童館、失礼しました。明石台小学校については、本年4月より児童クラブを実施しているところでございます。児童館につきましては、今のところ整備する予定はございません。
  児童館の国の基準でございます。児童館の国の基準につきましては、建物につきましては集会室、遊戯室、図書室及び事務室が必須の建物となってございまして、平米数については185.12平方メートル以上とするというような取り決めがございます。
  最後に、私の部分、最後に学校と公民館での児童クラブの違いと。失礼しました。その前に、補助金ですね、につきましては、今のところの概算なんですが、1,500万から600万程度であるのかなというふうに考えてございます。
  それから、学校と公民館の児童クラブの違いというところでございますが、基本的には学校においても公民館においても、児童クラブの事業の内容に変更はないものでございます。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。もとい、総務課長。
総務課長(神田能成君) それでは、費用対効果という点でございますけれども、まず、人件費なり、光熱費の部分かというふうに思いますけれども、役場業務については5時半にぴたりと業務が終えられれば理想的ではございますが、なかなか業務の都合でぴたりと5時半に終わるというのも、毎日の業務においては必ずしもそうなっていないというふうな現状がございます。そういった意味から、時差勤務を行うことによって、費用対効果の面でかなり問題があるのではないかということについては、必ずしも時差勤務を行っていることで大きく負担がふえるというふうには考えてはございません。
  もう一つ、成田出張所だけでいいのではないかというふうなことでございますけれども、先ほど町長申し上げましたとおり、29年度からコンビニ交付を計画をしているところでございます。それに合わせて、全体的な見直しという中で検討をすることが必要だというふうに考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 10番長谷川る美君。
10番(長谷川る美君) それでは、初めに、児童館・放課後児童クラブ整備計画について、再々質問いたします。
  1、町長が9月の定例会で、「児童館に子育て支援機能を持たせる」と答弁されていますので、明石台小学校にも児童館は必要だと思いますが、再度お伺いします。
  2、私は、11月10日、教育民生常任委員会で、以前地域の児童館であった場所に建設された障がい者の方のための施設を視察いたしました。富谷町においても児童が減少し、児童館運営が困難となる時期が来ることを想定していますか。
  3、将来の児童数減少を考慮して、児童館建設に係る費用等を見直すお考えはございませんでしょうか。
  次に、延長業務についての再々質問です。
  本庁舎での延長業務を廃止するというようなお考えはございませんでしょうか。
  最後になりますが、町長は、常日ごろより、「町民の皆さんからいただいた税金を1円たりとも無駄にしてはならない」と述べておられます。私もまさにそのとおりだと思います。来年度の予算編成に係る大事な12月議会、審議の場を通して、ぜひ町の事業等に無駄や非効率さがないか、見直した上で、来年度の予算に反映していただくよう求め、私の質問を終わります。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) まず、私の1問目でございますが、明石台小にも児童館が必要というところでございますけれども、明石台小につきましては、そのままと。東向陽台、同じ明石台地区であります東向陽台については、今プレハブでもって実施しているところですが、将来的に児童館設置も検討していくということとしてございます。
  次に、障がい者施設関係でございますが、児童館の運営が……。ちょっとその辺聞き漏れたものですから。
  失礼しました。今のところ、児童数につきましては、少なくなるというところはございませんが、将来的に少なくなるという可能性はもちろんございますので、その辺につきましては将来的に別のというところも視野に検討していく必要はあるのかなというふうには考えてございます。
  それから、建設費に係る費用でございますが、限られた財源の中でございますので、極力効率的な方法により費用のほうも少なくしていきたいというふうには考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(神田能成君) 本庁の時差勤務の廃止というところでございますけれども、先ほども申し上げましたけれども、コンビニ交付の実施の時期にサービス提供の部分、それから延長業務の効果、そういったものを含めて検討し、廃止を含めて検討することが必要だというふうに考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。もとい、若生町長。
町長(若生裕俊君) 最後の1円、財源無駄にしないようにということでのご質問ですが、改めて私も本当に常々公費はとにかく町民の皆様方からお預かりしているお金でありますので、とにかく1円たりとも無駄にしないように心がけて現在も行っているつもりであります。そういう意味も含めて、来年度の編成予算で初日のご挨拶の中でも含めてご挨拶、ご説明していますように、いわゆる今回4%のシーリングを行いながら、とにかく全てにおいて無駄がないかということを全庁的にチェックをして、来年度の予算編成に当たりたいというふうに思っていますので、どうぞご理解いただければというように思います。
議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
8番(佐藤聖子君) おはようございます。私は、2件について質問します。
  第1問目は、子供たちの健康をどのようにしてつくるかということです。
  わくわく町民会議が10月30日、「健康都市宣言を目指して~のばそう健康寿命~」という議題で開催されました。このとき小学校の保健室の先生から、ことし骨折する子供が多いということが紹介されました。なぜことし骨折が多いのか、原因は不明だとしながらも、バランス感覚が悪いのではないか、先生は食生活、運動不足や遊び方、成長の速度が速く、バランスを保つことができていないのではないかと考えているそうです。学校では、外で遊ぶことを重視して学校運営をしているということでした。その成果はすぐに出るものではありませんが、必ず子供たちの健康のためになると確信しています。
  問いの1番目です。幼稚園児なども含めた児童生徒の健康と、そして体力づくりについて、どのように見ているのか、お尋ねします。
  問いの2番です。児童生徒の日常の生活で問題や課題など、これをどのように学校側は、教育委員会は捉えているのか、お尋ねします。
  富谷町食育推進計画第2期、これは平成24年度から平成28年度までの5年間の計画です。第2期計画は、第1期計画の取り組みを踏まえ、平成24年度から稼働する富谷町学校給食センターを拠点とした、富谷町の特性を生かした食育を効果的に推進するために策定したとしています。
  第2期計画を見ると、朝食を食べない子供は幼稚園児で大幅に改善し、小中学校とも目標を達成したとあります。適正体重のところで見ると、改善が見られたものの、肥満は、小学校5年生男子が全国平均10.4%に対し富谷町13.4%、中学校2年女子は、全国平均8.0%に対し富谷町8.7%になっていました。
  第2期計画に、昭和55年の食生活が理想的な栄養バランスの比率だとしてグラフで示されています。それは、たんぱく質が13%、脂質が25.5%、炭水化物が61.5%で、きれいな正三角形になっています。平成21年度を見ますと、たんぱく質が13.0%、これは変わりませんが、脂質が28.4%と3ポイントほど伸びています。そして、炭水化物が58.6%となって、脂質が飛び出して大きく比率を伸ばしていることがわかります。
  問いの3番目です。食育推進計画第2期策定で、第1期計画の評価はどのように実施し、第2期計画にどのように反映させたのでしょうか。また、この間の第2期計画の評価をどのように行い、結果はどのようになっていたのか、お尋ねします。
  健康な食生活に必要な知識などを保護者にまで届けることができたでしょうか。それはいかがだったのか、お尋ねします。
  学校給食の役割は、子供の健康を考える上でとても重要です。私が小さかったときの食事は、家族そろって毎日がご飯にみそ汁、ライスカレーは特別の日に食べるものでした。現在はファストフード店が至るところにあり、コンビニエンスストアも24時間営業し、いつでもどこでも食べるものがたくさんあります。食生活が大きく変化してしまいました。
  日本教育新聞の記事によれば、社団法人和食文化国民会議が啓発し運動しているもので、11月24日を「和食の日」として、全国の小中学校を中心に約2,000校が和食に触れる取り組みを展開するという記事がありました。和食給食ということで、具体的にはすまし汁でだしのおいしさを味わってもらうというのが狙いだそうです。和食の大切さについては、食育基本法で伝統的な食文化への理解がうたわれ、学校給食法の中では、学校給食の目標の1つに「我が国や各地域のすぐれた伝統的な食文化についての理解を深めること」が掲げられています。
  新聞記事では、「人の味覚は8歳から10歳くらいの間につくられるという。だしのうまみの体験がないまま成長すると、嗜好が形成されない。学習があって初めて体得できるものだからと専門家は指摘する」としています。「家庭任せでは十分に体験できない子供がいるかもしれない。学校給食は、日々日本文化の継承者を育成する重要な役目を担っているとも言える」ということも記事の中にありました。私も味覚の形成は本来家庭でするべきとは思うものの、残念ながら親自身がだしのとり方を習得できている人たちばかりではありません。
  問いの4番目です。日本食が高く評価されている今日、学校給食は「主食はご飯が基本」とする再検討が必要と考えますが、どうでしょうか、お尋ねします。
  第2期食育推進計画には、地場産野菜などの利用品目が掲載されていて、平成19年と22年との比較で145回ふえ、3.1倍になったとしています。平成19年の野菜は、モヤシ、サクランボ、ブルーベリー、ジャガイモ、リンゴの5品目だけだったものが、平成22年は、ニンジン、トマト、ナス、ピーマン、タマネギ、ネギ、大根、白菜、ブルーベリージャムの9品目が加わりました。収穫時期との関係かと考えますが、さらに使用頻度をふやしていくことが可能ではないかと見ました。
  問いの5番目です。地産地消を進めるために、集荷方法を赤帽に委託していますが、このほかに学校給食に地産地消のための方策の検討を進めていますか。どのように進んだのか、お尋ねします。
  私は、予算・決算の委員会で骨粗鬆症のことを取り上げ、骨密度を高める必要性を述べてきました。中高年の女性に見られる、骨密度が低く骨折してしまったということをたくさん聞いています。中学生から成人前まで骨密度を高める最良の時期とされていますから、この時期の食生活がとても重要だと考えられます。
  問いの6番目です。中学生を対象に骨密度検査を実施し、骨密度を高める意識づけが必要ではないか、お尋ねいたします。
  2番目の質問です。公立図書館建設をどのように進めるのかということでお尋ねします。
  図書館の設置要望は住民の中に強くあり、町長もまた図書館建設について、「次世代型図書館に着手します。2年以内に取り組みます」としています。今議会でも図書館の検討に入った旨の答弁がありましたが、まだ説明できるところまではいっていないとも話されています。
  公立図書館は、住民の知る権利、学習権を保障するための公的機関ですが、公立図書館が設置されていない市町村が4分の1もあるというのが現実で、残念なことに富谷町も図書館はありません。
  先日、岩手県紫波町に政務活動調査に行ってきました。JRに要請してできた紫波中央駅前の町有地10.7ヘクタールを中心に都市整備を図るため、町民や民間企業、大学などの意見を取り入れながら、公と民が連携して基本計画を策定しました。役場庁舎、日本初のバレーボール専用体育館、フットサルのセンター、フットボールセンターと言いましたかね。そして、広場などがあります。平成24年に完成したばかりの「オガールプラザ」と名づけられた建物の中にある、紫波町は情報交流館としていましたが、そこにある図書館を調査してきました。図書館の目的と図書館運営方針をはっきりさせる基本構想、基本計画が策定されています。郷土の歴史資料の収集や基幹産業である農業支援のコーナーや取り組みも実施していました。説明で、開館当初、館長と事務局長以外はNPOに業務委託していたそうですが、知識がさまざまで格差もあり、平成26年度から町直営に切りかえたそうです。それは、町の考えを理解してもらわなければ運営することができないからということでした。来年度は、案内の係と警備も直営にすると話をしていました。
  富谷町が図書館建設、図書館設置を考えたとき、住民の望む施設とはどのようなものかを広く聞く手だてが必要と考えます。昨日、意見を聞く機会を設けるとの答弁がありましたが、専門家としての適切なアドバイスができる人の配置が鍵を握るのではないかと考えます。
  私は、教育民生常任委員会や議員団の政務活動などで、図書館の調査をしてきました。館長を初め全員が図書司書資格を有している浦安の図書館、郷土資料を抱負に収集し、図書館に配属されてから異動することなく勤務している職員がいた旭川中央図書館、絵本の里として国内外に有名な剣淵町の図書館、そのほかにもたくさんありますが、どのような図書館にしていくのか、特色を持った施設と運営にしていく必要があると考えています。住民が足を運びたくなる図書館を目指し、十分な意見を聞きながら、速やかに建設していくように求めるものです。以下、質問をいたします。
  問いの1番です。町長が考える次世代型図書館とはどのようなものですか。詳細をお聞かせください。
  問いの2番です。公立図書館のあるべき姿をどのように捉えているのでしょうか、お尋ねします。
  問いの3番、公立図書館は住民とともにつくることを基本にすべきで、公聴会やシンポジウムなどを実施してはどうでしょうか。
  問いの4番です。公立図書館運営の指定管理制度導入が聞かれますが、政府は、図書館について「導入はなじまない」と述べています。直営で運営すべきだと考えていますが、この点についてはどうでしょうか、お尋ねします。
  第5番目の質問です。公立図書館建設の時期や建設に至るまでのタイムスケジュールについてはどのように考えているのか、お尋ねして質問いたします。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。初めに、若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの佐藤聖子議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  まず、質問件名の1につきましては、後ほど教育長のほうから答弁をさせていただきます。
  私のほうからは、質問件名2であります公立図書館建設をどのように進めるかについて、ご答弁をさせていただきます。
  その問い1であります。次世代型図書館とはどういうものなのかにつきまして申し上げます。
  まず、図書館建設方針の基本は、図書館法に基づき公立図書館の望ましい基準を基本とすることは必須事項と思っております。このことを踏まえて、現代ではさまざまな図書館へのニーズがあり、多種多様化した時代へと入ってきた感がございます。
  次世代型とは、まさに住民要求、すなわち利用者サービスの拡充、充実、業務効率の向上、スマートフォンやタブレットなど最新デバイスを利用した新サービスの導入、そして図書館としての拡張性、将来性、外部連携など、さまざまなソリューションが求められており、質の高い図書館サービスが提供できるような施設を想定しております。
  問い2、公立図書館のあるべき姿については、問い1でお答えした内容が公立図書館のあるべき姿ではないかと思っています。特に、図書館を整備するに当たっては、関連法令を遵守することが重要であり、子供の読書活動の推進に関する法律、文字・活字・文化振興法、教育基本法、社会教育法、図書館法などで規定されている内容をでき得る限り取り込み、そして利用者により親しみやすく、また来たくなる、みんなに役立つ図書館を目指し、魅力ある読書空間の提供が重要ではないかと考えています。このような基本的な条件を研究し、また、近年の図書館建設事例、富谷町の地域特性などを考慮し、あるべき姿を考えてまいりたいと思っております。
  問い3、公立図書館は住民とともにつくることを基本にすべきで、公聴会やシンポジウムなどを実施してはというご意見でありますが、議員のご提案のとおりだと認識をしております。図書館整備のみならず、私の方針としては、多くの皆さんのご意見を伺いまちづくりを進めていくこととしており、その一端としてわくわく町民会議などを開催しております。図書館の整備については、これまでも議員を初め多くの皆さんからご意見をいただいています。また、図書館は専門性の高い施設でもあることから、有識者など専門家の方々のご意見も伺ってまいりたいと考えています。来年度の予算として、まずはこのような意見を聞く機会を設けるための予算を計上してまいりたいと考えています。議員のご意見も参考とさせていただきます。
  問い4、図書館の指定管理者制度導入に関しては、現時点で町として方針等を決定しているものではありません。整備に向けては、当然運営形態等も重要であることから、多くの方々のご意見を伺いながら検討してまいります。議員のおっしゃることも武雄市の事例などで話題となっており、承知しているところです。平成22年12月に総務省行政局長通知により、「指定管理者制度の運用について」と題して、指定管理者制度導入後、各自治体においてさまざまな取り組みが実施され、それに伴う問題点もあることから、改めて公の施設における指定管理者制度の留意事項が示され、適切な運用に努める旨が通達されているところです。当時の片山総務大臣談話として、「公立図書館や学校図書館などは、指定管理になじまない。行政がきちんと直営でスタッフを配置し運営すべき」と記者会見で発言されています。
  このようなことを踏まえ、公立図書館運営についてはさまざまな手法を検討していかなければならず、住民サービスを効果的、効率的に提供することと、何よりも富谷町の公立図書館の運営方針を明確に定め、それに見合う運営形態を考えていくことが重要であると思っています。議員のご意見も参考とさせていただきます。
  問い5、整備に関するスケジュールのご質問ですが、公約としては2年以内に取り組むと申し上げています。議員のご質問の問い1から問い4において、図書館整備への考え方を申し上げました。このことを形にしていくために、まずは多くの皆様からのご意見を伺う機会を来年度から行ってまいりたいと考えており、予算への必要経費を、予算へも必要経費を計上してまいりたいと思います。あわせて、調査研究をさらに加速させ、財源計画も含んだ基本方針等策定へ着手してまいりたいと思います。
  具体的なスケジュールにつきましては、現時点では説明申し上げる段階ではございませんので、取りまとまり次第、議員の皆様へご説明させていただきたいと存じます。ご理解をお願い申し上げます。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) それでは、私のほうから、第1問目、子供たちの健康をどのようにつくるかについて、お答えを申し上げます。
  まず、第1問目でございますが、園児を含めた児童生徒の健康と体力については、基本的な生活習慣を身につけていくことで確保されるものと考えております。具体的には、今国で進めております「早寝早起き朝ごはん」の励行が大切であると考えております。日常生活において、体力や運動能力の低下が懸念されるため、できるだけ外遊びの機会をふやし、家庭・学校と連携し、心身ともに健康な体力づくりに努めてまいりたいと思っております。
  第2問目についてでございますが、児童生徒の日常の生活での問題や課題につきましてはさまざまありますが、中でもゲームやパソコン、スマホ等のメディアが子供たちの身体や生活に及ぼす影響が懸念されておるところでございます。
  第3問目でございますが、第1期食育推進計画の評価につきましては、第2期食育計画を策定する際の平成22年度において、町立幼稚園の保護者、小学校5年生と中学校2年生の生徒児童及びその保護者を対象に食習慣アンケートを実施しており、そのアンケート結果と食育推進事業の実施状況等について評価をいたしました。また、第2期食育推進計画につきましては、平成26年度に第2期計画の中間評価を実施し、食育推進会議で協議しており、現在第2期計画の推進とそれに加え、第3期食育推進計画策定の準備に取り組んでおるところでございます。
  結果につきましては、幼稚園、小中学校のどの学年においても、朝食、朝ご飯ですね、の欠食率は減少しており、早寝・早起き・朝ご飯の推進運動の成果が見られております。また、朝食の孤食率、一人で食べる孤食率につきましては減少傾向にありますが、野菜の摂取状況では毎食食べている家庭が減少しておりました。第2期の食育推進計画に基づく中間評価においては、各関係機関での取り組み状況等を含め評価を行い、重点事項につきましてはおおむね取り組みがなされてございました。この取り組みの効果等につきましては、今年度実施しました食生活に関するアンケート調査結果において評価していくこととしてございます。
  保護者に向けての健康な食生活に必要な知識の普及啓発につきましては、教育計画に基づき推進しているところでございますが、町民の健康づくりの推進員から生活習慣病予防についての各種健康教室での町民の皆様にもお伝えし、意識向上に努めておるところでございます。
  4点目の学校給食における米飯についてでございますが、現在、ご飯を主食とした給食は週5回のうち3回行っておるところでございます。主食のご飯につきましては、給食の中でもエネルギーとなる大切なものであることは認識してございますので、今後、学校給食運営審議会を通して提供回数などについては検討してまいりたいというふうに思っております。
  5点目、地産地消に関してのご質問にお答えを申し上げます。
  現在は産業振興課に提供いただいた出荷予定の生産者やそれ以外の生産者と直接やりとりを行い、地場産野菜などを使用しておるところでございます。今後は、トマトであればトマトピューレに加工して使用したり、ジャガイモであればジャガイモのコロッケに加工して提供するなど、野菜の使い方や工夫をしながら取り組んでまいりたいと思っております。引き続き地産地消の推進に努めてまいりたいと思います。
  骨密度のご質問にお答えをいたします。
  不規則な食生活や偏った食生活、それから無理なダイエットによる栄養不足や運動習慣の有無などが将来の骨密度に悪影響を与えることから、生徒に対しては骨粗鬆症についての知識、成長期における食生活や運動習慣の重要性については、あらゆる機会を捉えて現在指導しているところでございますが、そのようなことが今後とも必要かつ有効であるというふうに考えておりますので、継続して指導してまいりたいというふうに思います。
  今後、中学校、学校教育課及び健康増進課等が連携し、生徒の健康づくりの推進に今後とも努めてまいりたいというふうに考えております。
  以上でございます。
議長(浅野幹雄君) これより、佐藤聖子君の質問は一問一答により行います。8番佐藤聖子君。
8番(佐藤聖子君) それでは、第1問目の子供たちの健康についての質問をします。
  先日、保育所にお邪魔しまして、そこの中でお話をしたわけですが、そこの中で体力づくりのためにリズム体操といいますか。うちの子供たちがやっていた、ピアノに合わせてバランスとったり、走ったり、とまったり、腹ばいになったりというのをやっていると。そして、それは全富谷の保育所全体に広げるように、各保育所から来てもらって広げていくという話だったわけです。幼児期からのこういう体力づくりですね。とても大切だと思っていますが、これをさらに進めていくということが必要ではないかと思うのですが、この点についてはどのようにお考えでしょうか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(齋藤卓也君) ただいま幼・保・小連携事業等を進めておりまして、その中で体力づくりその他教育活動の連携ということで行っておりますので、そういった保育所、幼稚園での実践を学校のほうでも引き継げるような体制づくりを進めておるところであります。ただいまのご意見等参考にしながら、また学校のほうにも情報提供してまいりたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
8番(佐藤聖子君) この間、学校教育課長からさまざま資料も頂戴して、それぞれの学年や、そして年間を通じての取り組みが行われるということを把握しています。学校に行った際に先生たちからお尋ねした、伺ったわけですが、転んだときに手が出ないということを本当に話をされていました。そして、サッカーだとか、野球だとかは非常に上手なんだけれども、サッカーの子はボール投げができないという子が見受けられるという話もありました。小さいときから体全体を使って遊ぶことがいかに大切なのかなということを私は考えたわけですが、今現在でも学年を通して、あるいは年間を通してやっているということですが、これから先ですが、さらにこのあたりをもっと強めるというようなことは、教育委員会としては考えているでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(齋藤卓也君) 教育委員会としてということではございませんが、県全体として体育の時間、例えば小学校ですが45分ありますが、その中で実際的な運動量の確保といったことが1つ課題として示されておりまして、それに対して各学校で取り組んでおるところでございますので、そういった点を生かしながら体育の時間を中心に体力づくり、あるいは議員からご指摘のありました総合的なバランス等を養えるように進めているところでございます。
議長(浅野幹雄君) この際、午前11時5分まで休憩をいたします。
     午前10時53分 休憩

     午前11時05分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。8番佐藤聖子君。
8番(佐藤聖子君) 学校で伺ったその骨折の状態ですけれども、「ええっ、こんなことで」というのがありますのでちょっと紹介したいと思いますが、カートを押していてバランスを崩して転んで、両手と両膝をついて負傷した。これも骨折です。ブランコで遊んでいるとき靴が脱げてしまって、足先が地面について負傷した。歩道の点字ブロックにつまずいて転倒し、右手を地面についた際に負傷した。片づけをしていた際に転倒し、右肘を床について負傷した。こういうのは今までは余り見られなかったことだろうと思うわけですね。こういうときにどういう指導をすればいいのか。このあたりも学校と、そうですね、その体育のといいますか、専門家と相談しながら、このバランス感覚をどうやってつくっていくかということについてもぜひ取り上げて指導してほしいと思うものですが、どうでしょうか。再度お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 子供、特に成長期の子供にとって大事な骨の成長なんですが、骨は睡眠時間につくられるというふうによく言われております。ですから、国が推奨しております「早寝早起き朝ごはん」、そして宮城県で推進しております「ルルブル」というのがございますが、やはりしっかりした食生活、それから規則正しい生活と運動、日光を浴びてしっかり運動するということも骨の形成には非常に大事になってまいりますので、ぜひその辺をあらゆる教育活動を通してその機会を設けるように学校と連携し、保護者の皆さんと連携しながら進めていきたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
8番(佐藤聖子君) それでは、その保護者ですが、食育についてどの程度関心を持っているかということを第2期計画の中から見ました。保護者の抽出調査ですが、その中では96%が「興味がある」と答えています。そういう中で96%興味があるという中ですが、「子供が市販のジュースを毎日飲む」というのが、平成22年、幼児では約30%、小学校5年生で33%、中学2年生で30%にもなっています。保護者に対して、食育についてもっとその正確な、そして子供たちに必要な食育推進というものを広めてもらう、啓発してもらうということが必要だと思うのですが、この点についてはどのようにお考えになりますか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。もとい、健康増進課長。
健康増進課長(郷右近 衛君) 食育には興味があるという回答、議員のおっしゃるとおりでございます。子供が市販のジュースを飲む機会が多いというのも事実ございますけれども、これが学校教育の場面ではちょっとどういう教育をしているかはわかりませんけれども、例えば500ミリの炭酸飲料に糖分が、砂糖が40グラムぐらい入っているよという、こういうふうな危険なとか、怖いような数字を言っただけでも変わるのかなと思います。それから、買い置きというのが一番の問題とは言われておりますけれども、自販機も近くにある、コンビニも近くにあるというと、どうしてもそこにいつもの生活スタイルがいっちゃっているのかなということで、その辺を学校教育の場面に入れていただければなというふうな感じで思っております。
議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
8番(佐藤聖子君) 砂糖は特にカルシウムを溶かすということで、避けたほうがいい食品でありますので、その点についてもぜひ次の機会のときには特記すべき事項にはなるのでないかと思いますが、ぜひそのあたりについても検討してもらいたいと思いますが、どうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(郷右近 衛君) その辺につきましても、何となくそれなりのアンケート調査項目ございますので、その辺も加味した計画としていければなというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
8番(佐藤聖子君) 食育推進計画の第2期計画ですが、現在の食に関する嗜好では脂質が多いことが明らかになっています。国立健康栄養研究所の調査で、脂質に関するものがあります。ご飯150グラムと食パン3分の1が同じ値になるというものです。パンはご飯に比較して脂質が多く添加物が多いものというものが明らかです。学校給食の主食は現在ご飯が3回、パンが2回、これが基本ですが、これを主食は基本ということにすべきだと思います。先ほど給食審議会等で諮っていきますというお考えの表明がありましたが、これについてはどのように検討していくのか、お尋ねしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) 運営審議会の中で、際に回数ということですので、3回ですけれども4回でパンを1回、もしくは全量、全5回ですね、米飯にするとか、そういった形で検討を進めていくということでございます。
議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
8番(佐藤聖子君) 第2期計画を見ますと、朝食にパンを食べているという子供の割合も非常に多く見られると、私はそのように感じました。そこからすると、給食はよくかんで、そして満腹感も得られるように、そして脂質も制限されるという米飯に切りかえていくことが必要ではないかと思いますが、その点について再度お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) その点につきましては、教育長も述べていますとおり、エネルギーとして大変重要であると認識しておりますので、そういった面で検討してまいりたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
8番(佐藤聖子君) パンにしたほうが残食が少ないということが、よく議会の中で言われます。しかし、残食のことばかりを言うのではなくて、やはり栄養士の先生の献立の研究や学校での指導で何とか日本食で子供たちの健康をと、それとこれからの食生活の基礎を築いてほしいと考えますが、そのことも含めて保護者への働きかけを強めてもらいたいと考えるわけですが、その点についてはどのように対応するのか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) 今おっしゃられました内容をもとに参考にさせていただきまして、今後検討ということで進めさせていただきます。
議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
8番(佐藤聖子君) 審議会ですが、給食審議会はいつの時点で招集されて、その議題はいつ取り上げられることになりますか。
議長(浅野幹雄君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) 審議会につきましては年3回行われておりまして、次回につきましては3月ということで、招集についてはその1カ月ぐらい前に通知で招集ということになっております。
議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
8番(佐藤聖子君) そのときにはその主食についてのことも取り上げるということになりますか。
議長(浅野幹雄君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) その辺につきましても議題として上げてみたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
8番(佐藤聖子君) 先ほどの富谷町の食育推進計画では、地産地消で大きく伸びたとしています。確かに品目も使用量も伸びていましたが、さらに推進していくための方策を質問したいと思います。賄い材料は入札になっていますから、この点を解消しなければなかなか富谷産の野菜が入ってこないのかなと思っています。といいますのも、産直に出す人たちが多いというのも事実でしょうし、そしてまた、その野菜がどれだけ作付されているか。こういうこともあるわけで、現在野菜を栽培している、果樹を栽培している皆さん一堂に会した中で、町が懇談したり要望を聞いたりしているのでしょうか。先ほどの中では、個別にそのやりとりをして出してもらっているというようになっていたのですが、それを全体として取り上げているということはこれまであったのでしょうか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) これまでの取り組みにつきましては、教育長も述べていますとおり、こちらがちょっと担当されませんけれども、担当課のほうで生産者との協議なり、通知を出して、どれくらい生産量、出荷量ができるかということの場を設けて、多分ちょっとこの辺は私ちょっと別ですのであれですけれども、話し合いの中でこちらのほうに生産計画をお出しいただいて、それをもとに今はちょっと私のほうでは直接連絡をとってやっているということでの直接ということです。
議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
8番(佐藤聖子君) 町長にお尋ねしたいのですが、私は今産業振興課ということになりましたので町長部局かと思ってお尋ねしますが、やはり地産地消、富谷町のその野菜をもっと給食の中にしていくといった場合に、町のどこが担当するか、どういうふうにするかということは大きな問題だと、課題だと思います。そして、地元のその栽培をしている方々を一堂に集めるとか、アンケートをするだとかというふうにしない限りは、これまでもたびたびこの場で取り上げながらもなかなか進まない。大きく進んでいるのはモヤシ、ネギ、大根、白菜、こういうものなんです。もっともっと広げるためにどういうことを考えていけばいいのか、そのあたりについて町長の答弁、お考えをお尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 私も実は以前にもお話ししたことがあるかもわかりませんが、学校給食におけるやはり地元産の比率を高めていきたいというのは、議員と同様の考え方であります。最大限、やはりただ、そのためにはどうすればいいかという部分で、やはりもちろん生産者との全体とのその供給体制の方法だったり手段だったりという部分を検討する必要もありますし、あとやはり課題になるのが出荷をする際の給食センターのほうでそれを処理する段階の部分も考えなければいけないというのが、今一番の実は課題になっているんですね。なので、これはこれからの課題、考え方なんですけれども、いかにある意味それぞれの食材の量をまとまった量供給体制がつくれるか。そしてあと、供給するためにはカットした状態で本当はできるようなそういう施設もあれば、それともそれを業務委託するか。そういういろいろな課題としてもなので、生産者等の意向を確認すること、そしてあと、生産体制というのも必要になってくるので、その辺も踏まえながら、ただ最大限、議員がお話しするように地元の食材を地元の子供たちにというのは最大限これからも努力していきたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
8番(佐藤聖子君) この間、給食センターでお尋ねしましたけれども、なかなかその数量がまとまらない。そんなに大きく出してくれるところがないというのが、現在の状態のようです。したがって、もっと本気でその地産地消を進めるとなれば、これは給食センターだけではなくて、やはり産業振興課だったり、それから町全体としての農業を進めていく、近郊農業ということでさらに進めていくという必要があるかと思います。
  町長は宮城の食育アドバイザーということでもありまして、その点についてはさまざまなお考えもあるでしょうし、味覚教育などについても語っておられるわけで、この点について非常に期待をしたいところです。ぜひ、数段地元の食材が入れられるというような取り組みを期待したいところですが、これからどのようにその道筋をつけていくのか、再度お尋ねしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) やはり今センター方式の中では、ある程度量を確保しなければいけないというのが最大のハードルになっていますので、その辺については生産者とのいわゆる連携、そしてあわせていわゆるJAあさひなさんだったりという、富谷が理想ですけれども、ある意味その供給体制を確立するためには、やはり黒川エリアというところでのJAあさひなさんとの連携とかというのもこれから模索していくことによって、最大限地元の食材を地元の子供たちにというふうに考えていく必要があると思いますので、その辺しっかり推進をしていきたいというように思います。
議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
8番(佐藤聖子君) 私が先ほど申しましたが、生産者との懇談とか要望を聞くというような集まりもぜひ持ってほしいと思いますが、この点についてはいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 生産者及びいわゆる生産組合等を含めて、そういった機会を設けていきたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
8番(佐藤聖子君) 骨粗鬆症についてですが、先ほど教育長からお話がありましたように、あらゆる機会を通して子供たちに、成人になってからではなくて、そして中高年になってから困らないようなその指導とかというものについて、ぜひ教育をしてほしいと、伝達をしてほしいと思います。そしてまた、保護者に対しては、給食のそのメニュー、まず子供たちに全部配布されるわけですが、こういうものでカルシウムがとりやすいですよとかという紹介などもしてもらうということと、太陽の下で体を動かすというようなことも随時お知らせしてほしいと思いますが、その点についてどのようにしていくのか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 学校のほうでは保健指導というのも大変重要な教育課程の中の1つの課程でございますので、主にはこの保健指導を通して指導するということになります。それから、各ご家庭への啓発というか、それは保健だより等も養護教諭が発行しておりますので、この辺のところでも取り上げながら、啓発活動も進めていきたいというふうに思います。何よりも繰り返しますが、やはり骨は睡眠中につくられるということが言われていますので、しっかりした規則正しい食生活と、それから睡眠をしっかりとるというこういう規則的な生活習慣を本当に幼児のうちから継続してずっと続けていくという、そういう生活習慣の確立ということに基本を置いていきたいというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
8番(佐藤聖子君) では、公立図書館のほうに質問を移します。
  先ほど町長から、町長が考える次世代型の図書館というものについてお尋ねしました。このごろは図書館機能だけではなくて複合施設、スタジオがあったりステージがあって、そこで催し物ができる、あるいはさまざまなイベントだとか、この間行ったところでは結婚式もしましたというホールもあったりしましたが、そういうようなものもあるわけです。これは富谷の住民がどういうものを望むかということに尽きることだと思いますが、その複合施設というのも町長の頭の中といいますか、そのお考えの中にはあるのでしょうか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) まずはやはり図書館がどういう図書館が、議員がお話し、ご意見のように、やはり大事なのは住民の皆さんがどういう図書館を望んでいるか。やはり住民の方々の声が最大限生かすことでありますし、そしてなおかつその住民の人たちの声を踏まえ、その住民の人たちが運営にもかかわっていけるような環境をつくっていく必要があるというふうに思っておりますし、そのいわゆる展開の中では、意見をいただいていく中でいわゆる複合というのがご意見の中で多く出てくれば、それはそれでその段階で複合施設というのも考え方としては私はあり得るというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
8番(佐藤聖子君) 先ほど町長から、さまざまな法律によってというお話がありました。1950年に図書館法ができまして、日本の図書館の理念を示したことは示したのですが、具体的にはなかなか進まなかったということがありました。1979年に、日本図書館協会が公立図書館の任務と目標を発表しています。そして、第1には、第1章では基本的事項として公立図書館の役割と要件、第2章で市区町村立の図書館、第3章に都道府県立の図書館、第4章に公立図書館の経営、第5章は都道府県の図書館の振興策が挙げられています。
  私は、これによってこれをよりどころにして基本方針を定めるべきだと思いますが、先ほどの法律ももちろん十分にしなければならないわけですが、図書館というのであれば、この図書館協会が発表しているこれによるものがいいのではないかと思いますが、この点についてはどうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 荒谷教育次長。
教育次長(荒谷 敏君) 先ほど町長が申し上げたとおりでございますが、議員のおっしゃるとおり、望ましい設置基準も示されております。そういったところを踏まえながら、かつては図書館は認可制度がございましたが、それが廃止されて今回このような方針も示されております。それはいわゆる今回地方創生の時代にもなっておりますので、市町村がいろいろ考えて住民の意向を聞いて住民サービスに合った図書館をつくれるような法律に変わりつつありますので、そういったものも全て考えながら、まず図書館法というのが設置の基準にはなっているのは間違いありませんので、そのほか先ほど町長が申し上げた法律も遵守するということでございますので、よろしくお願いしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
8番(佐藤聖子君) 先ほどの私たちが行ったという紫波町は、秋田県立図書館の副館長をアドバイザーにお願いしたということでした。富谷町には、かつては宮城県の図書館協会で会長を務められた方もいらっしゃいます。また、図書館についてたくさんの思いを持っている方も住民の中に多いはずで、その方々の意見を聴取する機会を多くつくってもらいたいと。先ほど町長はそのようにしますということをおっしゃっておりましたので、ここのところを大切にしながら、毎日来たくなる図書館、これをつくってほしいと思います。そのためには公聴会だとか講演会、シンポジウム、小単位での集まりなど計画してほしいと思うのですが、この点については今後どのようにしていくのか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 荒谷教育次長。
教育次長(荒谷 敏君) これも先ほど町長が申し上げているとおりでございますが、まず、町民の皆さんの意向というのがサービスの提供相手になりますので、どういったものを望んでいるかをまず来年度から取り組んでいくことにしております。しかしながら、どちらかというと貸し出しが中心になったりするところもありますので、そういったのは議員のおっしゃるとおり専門家のご意見も伺いながらということで、公聴会もそうですし、シンポジウム、そういったものも必要と思っておりますので、その辺は来年度まず住民の皆さんの会を通しながら、町長の意向を踏まえてそういう専門家の公聴会なども考えていくべきだとは思っております。
議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
8番(佐藤聖子君) 図書館はまるで利益を生み出さないところです。したがって、その民間委託にしても、今その話題、物議を醸しているといいますか、話題になっているCCCにしても、どこかの時点でその折り合いがつかなくなれば撤退するのかななどと私などは冷ややかな目で見ているわけですが、そういうことからすると、運営は直営だということが基本だと思っています。この点については明確にしてほしいと思うわけですが、いかがでしょうか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 荒谷教育次長。
教育次長(荒谷 敏君) この辺も先ほど町長が申し上げているところでございますが、あらゆる方法、手段というのは現在の図書館は導入しているところが多くなっております。しかしながら、議員がおっしゃったとおり、政府の見解、これは指定管理者制度の運用ということで、どちらかというと指定管理者制度は行政にとってコストダウンとかそういったほうに走っているんじゃないかということで、国のほうが、法律上は決してそういうことは明記されておらないんですが、制度上の運用としていかがなものかということで通達ということで総務省のほうから来ております。片山大臣も当時の通達の後にコメントとして、先ほど町長が申し上げたようなことを申し上げておりますので、そういったものを踏まえながら、まず富谷町のあるべき図書館の方針を定め、それに見合った運営方法を考えていくということとさせていただきたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
8番(佐藤聖子君) 先ほども申しましたが、NPOに委託をした窓口業務といいますかね、それは結局町直営でやることになったと。案内についても警備についても、来年度から直営にするというようなことがありました。それはさまざまの自治体で取り組まれて、やはり不都合がある、町の方針がきっちり通るものになっていかなきゃならないということだと思いますので、この点については慎重に取り計らってほしいと思います。ぜひその立場で町は毅然として町営でということでその点は揺るがずにやってほしいものだと思いますが、済みません、再度その点について確認しておきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 荒谷教育次長。
教育次長(荒谷 敏君) 議員のおっしゃるところも理解させていただいておりますので、そういったところは今回初めて28年度にそういった試みを始めるということでございますので、その経過を踏まえながら、町長の方針に従って取り組んでまいりたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
8番(佐藤聖子君) 図書館建設、いつになるのかとずっと言ってきたわけですが、ここまで着手するに当たりまして、みんなからさまざま意見を聞いて、聞けるだけ聞いて、そして建設については本当に慎重にするということが必要だと思っています。急いでつくればいい、急いで運営すればいいというものではないと、このように私は思っています。
  それにしても、莫大なお金がかかるもので、その建設費のための基金については目的基金を設置しなくていいのかというようなことも考えています。図書館建設はかなり多額の費用を必要としますが、図書館法に基づく国の図書館整備の補助金の復活、各省庁のまちづくり事業の活用ができるようになれば、自治体の負担が軽減されることになりますので、この点については国に対して要望していくように求めて対応をお尋ねします。基金をどうするのか、国に対してその補助金など、それからまちづくりの事業の活用ができるようにしていく。こういうものについてぜひ求めていってもらいたいと思います。質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 荒谷教育次長。
教育次長(荒谷 敏君) これにつきまして、議員のおっしゃるとおり、箱物となる部分が大きくなりますので、経費としてもそれなりのものがかかっていくと思います。現時点ではそういったところまで具体的には協議はしておりませんが、現在基金としてユーマイタウン整備とかありますが、そういったものでいいのかどうかも含めて、明確にするのであればおっしゃるとおり目的基金が一番住民の皆様にもわかりやすく、行政としても取りかかりやすいところはあるんですが、そういったものを含めてこれから28年度中に議論を深めてまいりたいと思っております。
  あと、国への要望につきましては、おっしゃるとおり補助制度、先ほどの認可制度がなくなって以来廃止されております。ただ、今回地方創生ということも言われておりますので、富谷町にとって重要なものであるということから、国への要望もぜひ働きかけていきたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。
6番(齊藤秀行君) それでは、通告に従いまして、1要旨5項目の質問をさせていただきます。
  当局におかれましては、平成28年10月10日の市制移行に向け、日々膨大な業務に忙殺されていると推察いたします。まずは心より感謝申し上げます。
  さて、100年間ひとが増え続けるまち 村から町へ 町から市へ、その変貌は他の市区町村にはない大きな魅力です。人口がふえるまち、平均年齢が若いまち。町外の方々からも羨望のまなざしで見られることも多々あります。
  一概には言えませんが、一般的に町から市になるということは、行政としてのレベルが上がったとそのように認識されることが多いです。市への昇格に対する成果物は町民満足度であり、それは行政サービスの質の向上にほかなりません。税金により生かされている行政職員、議会議員は、町民の満足度を上げること、それが至上命題である。私はそのように考えます。
  そこで、市制移行時に予見される課題、また、議員・行政執行部の意識に対し、問題提起をしたいと思います。
  質問項目1、宮城県下における介護員の充足率は、2025年には6割になるとも言われ、慢性的な介護人員不足が問題となっていますが、富谷町での介護充足率や今後予見される問題を示してください。
  2、市制移行に伴い新設・増員が予定されている行政窓口はありますでしょうか。
  3、障がい者の社会保障として、障がい者グループホームや就労施設の設置予定、また、富谷町が独自に行っている福祉サービスはあるのでしょうか。
  4、前々回に質問した生活困窮者自立支援制度、生活保護制度に関し、住宅扶助費の増額の検討はされたのでしょうか。
  5、富谷町教育委員会から発信されている不審者情報について、平成26年と平成27年10月までのその報告数と事件被害の有無を示してください。
  以上、答弁を求めます。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの齊藤秀行議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  市制移行時の予見される課題についてということで、その問い1、宮城県下における介護員充足率は6割とされており、慢性的な介護人員不足が問題となっているが、富谷町での介護員充足率や今後の予見される問題点についてでありますが、本年6月24日に厚生労働省より2025年に向けた介護人材に係る需給推計が公表され、議員のお話のように宮城県の2025年の介護職員充足率は69%と推計されました。これは、東日本大震災の復興に多くの労働力が向けられ、人材の確保が難しいと見られた数値と思われます。現状、本町では介護職員欠員の届け出が出されている事業者はございませんので、介護保険法に定める配置基準は満たしているものと認識しております。
  しかしながら、多くのサービス事業所が、よりよいケアのために配置基準以上の定数を必要としている状況でもあります。介護サービスを必要とする高齢者の増加に伴う介護職員の確保とともに、認知症高齢者やひとり暮らしの高齢者の増加に対応するため、より専門的で質の高い介護の人材が求められるようになることなどが懸念されます。今後、国の介護人材の総合的な確保策も注視しながら、宮城県や介護事業者との連携、支援に努めてまいりたいというふうに思います。
  問い2の市制移行に伴い新設・増員が予定される行政窓口はあるかについてでありますが、市制移行に伴い新設されますのは、これまでもご説明しておりますとおり、福祉事務所を法定設置することになります。このことに伴い、福祉部全体についての所掌事務等の見直しが必要となりますので、来年度には課の事務に応じた適正な職員配置を行ってまいります。なお、全体的な組織体制については、冒頭申し上げましたとおり、日々専門・高度化する行政課題等に的確に対応すべく、組織体制整備を進めてまいります。
  問い3、障がい者の社会保障として、障がい者グループホームや就労施設の設置予定、また、富谷町が独自に行っている福祉サービスはあるかについてでありますが、障がい者のグループホーム及び就労施設の設置に係る許可については、宮城県の所管事務となっております。本年度のグループホームの設置はなく、設置予定についても町に対して希望事業所からの相談は受けていない状況でございます。就労施設については、就労移行支援、就労継続支援A型、就労継続支援B型を障がい福祉サービスとして位置づけられております。就労継続支援B型として、ハートフル富谷が本年11月に開所しました。また、県の設置補助金を利用して町内移転を希望している就労継続支援B型の事業所が1カ所ありますが、県の採択はまだであると聞いております。
  町独自サービスとしては、町民バスの乗車が無料となっております。
  問い4、前の一般質問にて質問した生活困窮者自立支援制度、生活保護制度に関し、住宅扶助費の増額は検討されたかについてでありますが、本年7月1日より国の基準改定があり、住宅扶助の基準額が見直されたところでございます。それまで級地で基準額が定められていましたが、改正後は級地を2区分から3区分に見直し、世帯人数と単身世帯においては、床面積により決定されることになりました。本町は現在2級地ですが、2級地については改定前よりも限度額が増額している状況になっております。
  具体的には、単身世帯の場合、2万8,000円から3万5,000円に増額されました。また、2人から6人の場合一律3万7,000円だったのが、2人の場合4万2,000円、3人から5人の場合4万6,000円、6人の場合4万9,000円と増額されました。
  問い5、昨年度の不審者情報発信件数は20件で、本年4月から11月までの件数は12件となっています。事案別に見ると、昨年度は写真を撮られたが5件、露出が4件、つきまといが9件、声かけが2件です。本年度は、写真を撮られた1件、露出が2件、つきまといが6件、声かけが4件、自宅に上がったという事案が1件発生していますが、いずれも暴行等の身体的被害は発生しておりません。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) これより、齊藤秀行君の質問は一問一答により行います。6番齊藤秀行君。
6番(齊藤秀行君) それでは、まず、1番目の質問に対してですけれども、富谷町の近隣に新設されました特別養護老人ホームや老健施設の中には、介護職員不足のために入所を待っている要介護者を受け入れられず、介護者家族を落胆させている施設が散見されます。富谷町でも新設予定があると思いますが、その新設される施設におきまして、介護職員の確保及び受け入れ体制というのは万全にできているのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
高齢者施策専門監(安積春美君) 今、その定員数とかというところで事業者との連携を努めているところでございます。実際の整備内容のところの段階ですので、具体にではどのような形でその人員を確保しているかというようなところまでの法人との詰めには至っておりません。ですが、今行っております国・県の施策も十分考慮しながら今後詰めてまいりたいというように考えております。
議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。
6番(齊藤秀行君) それは他の市区町村においても多分同じような見識なんだと思います。ただ、この場合、公費が投下される施設におきましては、その費用対効果を必ず出さなきゃいけない。それは責任義務というのが私は発生すると思いますし、公費として出しっ放しにするのではなく、社会資源としてやはり町民のために有効活用した上でその施設の有効性というのが確立されるというふうに私は考えておるんですが、そのやはりどうしても労働集約型の事業形態ですので、介護人員が確保できなければこれはお仕事ができないわけですよね。そういった部分はやはり行政側としてもきちんとした監督義務が私はあると思うんですが、その辺の考えはどのようなお考えでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
高齢者施策専門監(安積春美君) 監督義務というふうなところに対して申しますと、まず指定はある一定基準の部分は県になります。地域密着型というふうに言われているところは、当然町になります。ですので、今地域密着型の例えばグループホームとか、小規模多機能とか、そういった事業者のところでは運営推進会議というものもございますので、そういうところでご家族も入っています。そのところでどういうところで周知方法していくか等々の問題も出ておりますので、そこのところは今後詰めて、今後って今も詰めているんですけれども、今後進められるものと思います。
  広域型のところの施設というようなところは、やはり県との連携も大きいところがございますので、今県のほうで地域包括ケアの推進協議会もことし立ち上がりました。そこの中での人材確保策というふうなところも重要課題になってございますので、そことの連携を努めてまいりたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。
6番(齊藤秀行君) 市制移行に関して、また、その権限等々、許認可の権限等々もいろいろ移譲されるかと思いますが、必要な施設を新設するということも大変必要な、重要な要素だと思います。しかし、社会資源である既存介護施設を最大限活用するということも一つ、介護人員不足の解消や無駄な公費流出を防ぐ手段だと私はそのように考えます。市制移行に伴い、今まで以上に介護事業者と行政の連携が必要だと思いますが、その辺の見解はいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。
高齢者施策専門監(安積春美君) それはこれからも今後も必要なことと思います。
議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。
6番(齊藤秀行君) それでは、次、問い2の部分に関してです。
  市制移行に伴い新設・増員される行政窓口があるということで今、町長のほうから答弁いただきましたけれども、生活困窮者自立支援制度であったり、生活保護制度というのは、なかなかその担当窓口を決めかねるというか、そういった部分で相談窓口というのがはっきりしないと、なかなかそちらのほうの門戸を叩くことができない。そういった部分では、その2つのカテゴリーに関してはきちんと増設をしなければいけないというように私は考えておりますけれども、その辺の関係をお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。もとい、総務部長。
総務部長(山田 豊君) この件につきましては、昨日もご答弁申し上げましたとおり、福祉事務所が法定設置されることに伴いまして、今現福祉部3課に加えまして、新たに移譲事務等を受け持つ課の新設を考えてございます。そちらのほうと、あと既存の3課の中での調整ということで対応させていただきたいというふうに考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。
6番(齊藤秀行君) 法律の改正や市制移行するに当たり、いろいろな課の増設等々がむしろ考えられるんですけれども、実は私のほうに町民の方からの相談事でよくあるのが、例えば子育て支援課のほうなのか、長寿福祉課のほうなのか、どちらに相談したらいいかわからないと。そういったようなケースの相談事があります。具体的に例を挙げると、例えば自分の子供がアスペルガー症候群かもしれないと。なかなか一般の子供たちとなじめなかったり、そういった部分ではいじめの対象になる可能性もある。しかし、それが障がいだと思うのであれば、当然これは長寿福祉課だと思うんですけれども、それが子供の単なる相談とか、そういった部分で先天性的に障がいを持っている子供であれば、当然いろんな知識もありますから長寿福祉課という形での障がいサービスを求める形になると思うんですが、なかなか後天的な障がいであったり、あと軽度のアスペルガー症候群であったり、そういった面ではすごく微妙なグレーなゾーンがあると思うんです。そういった部分の相談窓口を一本化するというのはなかなか難しいことだと思うんですけれども、その際に各担当課との連携というのが、これから市制移行に当たりもっと重要なファクターになってくるかと思うんですが、その辺の町長の見解をいただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 確かに議員が今お話しのように、やはり住民の方々からすると、どちらにという部分でいわゆる迷われる部分があるのも確かだというふうに思いますので、その辺わかりやすく、いわゆる住民の人が相談しやすい環境をつくっていくというのも大切だというふうに思いますので、今回市制移行に向けて組織見直し含めてその辺でそういったことがわかりやすく、そして相談窓口ができるように対応をつくってまいりたいというふうに思います。
  また、済みません。先ほど私、答弁の中で、いわゆる生活保護の級地の問題で、本町においては「3級地」でありますが、「2級地」と私先ほど間違って答弁したようでありますので、そこを訂正をお願いしたいというように思います。
議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。
6番(齊藤秀行君) また、そういった部分では市制移行に当たり、今まで当然その知識・経験では賄えない部分であったり、また、その法律の改正等々によってはいろいろな業務負担、大きな負荷や担当職員の責任も大きくなると思います。効率的かつ効果的に業務が遂行されているという前提において、行政職員の処遇も改善するべきだと思うのですが、その見解をお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(山田 豊君) 職員の処遇改善という点でございますが、今回市制を目前にいたしまして、当然その法定設置する福祉事務所なり、また、そのほかに市制にかかわらず人口が増加しているという背景もございますので、組織のその体制の見直しというのは目下行っておるところでございます。市制に移行した場合の例えば類似団体と比較した場合に、今平均しますと6部体制30課というのが類似団体の平均の値になってございます。ここに急に近づけるというのも非常にその人件費の問題であるとか、スペースの問題であるとか、いろいろな制約がございますので、一概にはちょっと急に変更はできませんけれども、特に職員数の対応能力といいますか、質的なものと量的なものについては、段階的に計画的に進めて対応させていただきたいなというふうに思ってございます。
議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。
6番(齊藤秀行君) それでは、次の質問に移ります。
  障がい者を家族に持つ家庭において、その地域の福祉サービスが居住条件になる場合があります。言いかえれば、どれだけ支援サービスが充実しているのか、障がい者に対して優しいまちなのかが選定要素になる。そのようによくお母さん方からお話を聞きます。現在、富谷町に不足している障がい福祉施設は今ありますでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 高齢者施策専門監。もとい、長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) 富谷町に不足しているその障がい者のサービスにつきましては、やはり障がい者の方々が高齢化したときに住む施設、自立した施設というふうな形では、障がい者のグループホームとか、またはあとやはり就労施設というところも、今現在富谷町には就労移行が2カ所と就労継続支援A型が1カ所、あとB型が2カ所という形になってございますが、まだまだちょっと不足している状況なのかなと認識しております。
議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。
6番(齊藤秀行君) それでは、先ほど独自に行われているサービスという質問で、町長のほうから答弁として町民バス無料ということを答弁いただきましたが、もう少し細かいところで、例えば障がい者総合支援制度における特例というか、そういったサービス、今具体例を挙げますと、隣接する町において、家族の出勤時間が障がい児の子供の通学用送迎バスの時間よりも15分早いんですね。そうすると、結局15分間子供は一人でバス停で待たなければいけない。ただ、障がいを持っているためにそれができないということで、特例としてバスが来るまでの子供のバス待機時間を移動支援サービスとして年間120時間認めている。そのようなケースがあります。具体にそのようなサービスが富谷町にもあるのかをお示しください。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) 富谷町におきましては、移動支援の中ではそのようなサービスというのはまだ行っておらない状況でございます。
議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。
6番(齊藤秀行君) なかなか法律で決められていることなので、一概には決めあぐねる部分が多分たくさんあるかとは思うんですが、その家庭においてどうしても必要不可欠なサービス、それが法律では対応し切れないという内容のものがやはり多々あるのですね。そういったものが富谷町の姿勢としてどれだけ柔軟に対応できるかというのが今後問われる、優しいまちになれるのか、障がい者や高齢者に優しいまちになれるのかという部分だと私は思うんですが、もしそういった個別の特殊な事例においては、例えば長寿福祉課のほうに相談に行くことでそういったものがクリアされるとか、そういうように検討していただけるということはあるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) それぞれのケース・バイ・ケースという形になろうかと思いますが、その親御さんも含めながらお子さんの状況を勘案して、ケアプランというか、その個別プランの中でどういうふうな形のサービスを組み立てていったらいいのかどうかということを考えていくことはできると思います。ただ、今ここではっきりそのことについて、できる、できないということはやはりできませんので、そのケース・バイ・ケースという形で考えてまいりたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。
6番(齊藤秀行君) これは体感的な部分なんですが、その障がい者、特に子供、障がい児を持つ家族の家族構成を見ると、ひとり親が多かったりという部分で、本当に障がいを持っている子供を育てていくという重責のみならず、パートナーがいない状態で子供を育てていかなきゃいけない。そういったケースがやはり数多く見られる。そのような感覚があります。そういう中で、やはり子供を将来的に子供よりも自分が先立ってしまう不安というのはとても大きいものがあると思うんですね。そういった障がい児を抱える家族に対して、例えば後見人を使うであるとか、そういった部分での社会的な保障という部分は、これは行政の協力がなくしては絶対にかなうものではない。なかなか環境保全、安心保全というのが全てできるということではないんですが、こういった部分、社会保障という部分に関して、町長の意向をぜひお聞かせください。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの議員のように、やはり障がい者を抱えているご家庭の中ではそれがいわゆる現実的な課題としてあるのも承知しておりますので、その部分に関しましては、やはり個別に町として最大限対応でき得る限ることを対応して、住民の方々の力になるように努力していくことが大事だというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。
6番(齊藤秀行君) ちょっとこれは本当に疑問というか、これはよく質問を受けることで代表して質問しますが、障害者総合支援法上、移動支援サービスというのは通学に使うことができません。しかし、公民館や児童館という場所であれば、目的の場所がはっきりしていれば移動支援サービスというのが使えるんです。しかし、明石台小学校のように、学校と今は児童クラブですけれども、これが児童館になる等々になった場合に、移動支援サービスというのはどのような適用を受けるんでしょうか。これはほかの市区町村ですと、同一敷地内であれば、できないと言われるところもあるし、できると言われるところも、組織と両方あるんですが、富谷町はどのようにこれからの、ケース・バイ・ケースというのもあるんでしょうけれども、そういった部分は一応前提としてどういうふうに考えているのかをぜひお示しください。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) 移動支援事業につきましては、障がい者サービスの任意事業という形で、富谷町の中で要綱を決めてというふうな形になってございます。その中で移動支援につきましては、自宅から目的地までに同行する、例えば自閉症のお子さんとかがいろいろな散歩する、散歩というか、目的地に行っていろいろなところで遊んでくるとかというふうな形の自宅から目的地まで、あと目的地から自宅まで帰ってくるというようなところが移動支援というふうな形の捉え方というか、要綱の中で載せているところでございます。なので、通常のその通学、あと通勤とかの常時的なものの使用ということは今のところはちょっと考えておりませんけれども、お母さんが病気になったとか、そういったところでの急な対応というところの移動支援の利用というのは認めておるところでございます。
議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。
6番(齊藤秀行君) 法律はなかなか万全ではないので、いろいろな解釈であったり語尾であったり、そういったもので本当に個人、個人の解釈というのはすごく変わってくる内容だと思っております。そういう中では、やはり障がい者を抱える、特にその通学児童を抱えるお母様方というのは、特にその通学の負担であったり、そういったものが毎日の生活の中で大きな負担になってくるので、そういった部分を富谷町としてなるべく柔軟に対応していただけるように私は強く願うところであります。
  障がい者に優しくなければ、やはり高齢者に対しても、一般の健常者に対しても優しいまちだとは言えないというふうに私は思いますが、その辺、町長の見解をぜひよろしくお願いします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 最大限そういった個別の対応にも対応できるように、一番最も大事なのは町民の皆さんが不便を感じないように、ルールはルールとしても、やはり最大限対応できる部分は対応していけるように内部で検討もさせていただきたいというふうに思います。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
     午後0時00分 休憩

     午後1時00分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。6番齊藤秀行君。
6番(齊藤秀行君) では、引き続きまして、先ほど町長の答弁から、等級地により生活保護等々の住宅扶助費の金額が決まっていると。まさに法律によって等級地により金額は定められているということは当然これは把握しておりますが、実はその問題は金額の多寡ではなく、その金額で果たして住居が確保できるかどうか。そちらのほうが私は重要な課題だと思っております。昨日、町営住宅の質問をした同僚議員もおりましたが、空き家の有効活用も踏まえ、生活保護者並びに生活困窮者の住居に関する需要と供給が円滑になされるように、行政と民間業者との情報の共有や連携というのが今後必要になってくるかと思いますが、その部分について当局の考え方をお示しください。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) 議員がおっしゃったように、やはりその住居、値段に見合った賃貸のアパートが富谷町に確保されるかどうかというあたりは、それは大きな問題にはなってくるところであると思います。今回改正によりましてある程度のその世帯、例えば3人から5人のあたりのところにつきましては1万9,000円程度上がったところでございますので、そういったところでは仙台市に比べればアパートですとか、そういったところは選びやすくなったかなというところはございます。ただ、先ほど議員がおっしゃったように、その空き家対策というあたりにつきましては、関係部署と連携しながらちょっと検討してまいりたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。
6番(齊藤秀行君) それでは、次の質問に移ります。
  先ほど富谷町教育委員会から発信されている不審者情報の件につきまして答弁いただきましたけれども、この不審者情報というのはどの範囲で周知をされているんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(齋藤卓也君) 町立の小中学校並びに幼稚園、保育所、そして児童クラブもございますので公民館等関係機関に流しております。
議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。
6番(齊藤秀行君) 警察との具体的な連携というのは図られているのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(齋藤卓也君) まず1点、こういった不審者情報につきましては、発見した時点で保護者等から警察に迅速に入れていただくということをお願いしております。また、こちらとしましても、情報が入った時点で確認をしておりますし、あと先ほど言い忘れましたが、近隣であれば大和町等の連絡等も互いにやりとりをしながら対応をしているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 6番齊藤秀行君。
6番(齊藤秀行君) それでは、最後の質問です。
  発信元は教育委員会ではありますが、町民を守る視点で考えると、その事故・事件は子供に対してのみならず、独居高齢者や障がい者家庭においても脅威になります。増加傾向にあるならば、事故・事件を未然に防ぐ策としても必ず講じる必要があると思われます。例えば、さきの豪雨災害の質問でも提言しましたが、今回のような不審者情報が子供関係者、希望者ということのみならず、議会議員や民生委員、行政区長等、公費が支払われている人を公的資産として活用し、不審者情報を共有できることが望ましいと思いますが、そちらのほうの当局の考え方を伺います。
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
危機管理室長(横田利雄君) 危機管理室のほうでは、警察のほうから要望あった部分につきましては即座に安心・安全メールなり、ホームページのほうに載せさせていただいて啓発を行っております。また、そういった形で1カ所に集中するような場合、そういったときは安心・安全メールではありますけれども、そういったもので流すようには独自にということでさせていただいておるところでございます。なお、議員のほうから、ほかの議員並びに町内会長ということもございましたので、今後内部で検討させていただきながら、リアルタイムではありませんけれども、情報が流せるかどうかというものを検討してまいりたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 5番畑山和晴君。
5番(畑山和晴君) それでは、通告に従い、私から大きく2つの質問をいたします。
  まず、最初に、いじめ問題の対策についてお伺いいたします。
  いじめの問題は、昔なら非常に大きなニュースになっていたような事件が、今や毎月のように報道されています。時代とともにその内容も変化してきており、今ではスマホによるSNSを使った目の届かないところでのいじめが多くを占めてきております。富谷町でもいじめ防止条例ができましたが、具体的な実際の現場の学校の状況に即した、また、時代に合った対策をしていく必要があります。さらに、いじめの問題があると、どうしても担任に任せることによりその負担がふえ、また、今大きく問題になってきている学級崩壊へもつながることが事実としてあります。
  私はPTA会長として、成田小学校で就任以来4年間、いじめ問題を保護者の側からの視点で、いじめ早期発見のためのアンケートを実施してきました。学校や教育委員会のせいにするのではなく、まずは家庭での取り組みをしっかりやらなければならないと思ったからです。子供たちの生活のベースは家庭にあります。そのために、保護者にいじめへの関心を持ってもらう、子供たちにどんな変化があるといじめに遭っている可能性があるかなど、この取り組みによって家庭での子供たちとのいじめ問題について語る機会ができることなどを目的としています。また、先生方と保護者とが情報を共有できることで、学校側と家庭との考えの相違の壁をなるべく低くできることも期待しております。
  また、いじめる側のいじめる理由、環境もしっかり捉え、いじめられる側、いじめる側双方のケアもしっかりしなくてはなりません。
  さらに、PTAにかかわる行事等には必ず教育長をお呼びして、保護者に近い存在であることを理解していただくために多くの場面に出席、協力していただいております。先日は町長、教育長、学校教育課の方々を招き、PTA連合会での「子供たちの未来を語る会」を富谷町で初めて開催しました。その目的は、町を挙げて子供たちの未来を一緒に考えつくっていくことにあります。そして、町長が、教育委員会が、保護者にとって近い存在、顔がわかる存在であることにより、何でも気軽に相談できる雰囲気を目指しております。そうすることにより、保護者と学校と教育委員会が信頼関係を持って協力し合いながら子供たちのために取り組んでいけると考えております。この私の取り組んでいることを踏まえ、質問をいたします。
  1、具体的な取り組みとして、各学校に町職員のいじめ担当の人材を配置できるかを伺います。
  2、亘理町のように、教育委員会がスマホの利用時間制限を設ける方向はありますか。
  3、スクールソーシャルワーカーの採用は何名の予定になっていますか。
  4、保護者の相談窓口の周知はどれほどされていますか。
  5、子供たちの逃げ道、相談窓口は何通りありますか。
  6、学校の先生方の対応は学校全体で把握し、学校全体で取り組んでいますか。
  7、学校に来られなくなった子供、不登校への対応はどうなっていますか。
  それでは、2番目の質問をいたします。
  富谷町は非常に子供の数が多く、今後もふえる見込みがあります。しかし、子供たちが元気に遊べる遊戯施設がありません。先日、山形市にある「べにっこひろば」という全天候型の屋内遊戯施設を視察してきました。幼児から小学生までの子供とその保護者が安全に伸び伸びと遊べ、子育ての中で保護者が相談や交流できる機能を持っております。さらに、おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に来る方も多くいると聞きました。3世代が子育てに参加できるすばらしい施設です。来場者数も大幅に予想よりも超え、そのうちの1割は仙台や福島などの県外の方だそうです。そして、来年度、山形市南部に同じような施設をさらに建設する予定となっているくらい、非常にニーズの高い施設であります。
  山形市では少子化対策の一環としての考えもあり、富谷町も今後20年、30年後には子供の数が減っていく予想も立っておりますので、そうならないためにも今の段階で子育て中の世代とこれからの子育て世代の方々が魅力を感じる施設をつくることは、特に市制移行後には必要であると思います。
  富谷町地方創生総合戦略基本目標の3でもあるように、「未来を担う子供たちを育てる環境のさらなる充実」とありますが、富谷町には「べにっこひろば」のような3世代が楽しく遊べて学べる施設はありません。仙台市にある「のびすく」へ行っている現状でもあります。多くの保護者からは、「富谷にもあればいいのにね」と本当に多くの方々から言われます。
  私が思うのは、こういう施設があることで、保護者や祖父母の情報交換の場であったり、さらには待機児童保育所的に活用したり、いろいろな角度からの可能性というものが期待できる場であると強く思っております。また、コストコができることにより、さらに他県や他市町村から富谷に来る方が大幅にふえることにより、べにっこひろばのように利用する方が多くいると予想されます。富谷町民のための施設ではありますが、富谷町の子育て支援・施設をアピールできる効果により、若い世代の方々が今後富谷に住みたいと思う効果も十分あり、将来的な人口増も期待でき、また、それに伴い飲食店等への利用も考えられ、経済効果も見込める施設になると強く思います。以上の点から、次のことを質問いたします。
  1、子育て支援施設とは別に、遊戯施設メーンの建設予定はありますか。
  2、少子化対策としての役割も兼ねていると思われますが、そのような考えはありますか。
  3、遊戯施設をつくることで、富谷町民だけでなく他市区町村からも利用する方々がふえると思われます。それによって富谷町に来る方がふえ、経済効果も見込まれると考えますが、富谷町としてはどう考えますか。
  以上の2点、よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。初めに、若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの畑山和晴議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  最初のいじめ問題の対策につきましては、後ほど教育長のほうから答弁をさせていただきます。私からは、質問件名2番目の富谷町児童遊戯施設の必要性についてについて、答弁を申し上げさせていただきます。
  問い1、子育て支援施設とは別に遊戯施設メーンの建設予定はありますかの問いにつきましては、今のところ全天候型の屋内遊戯施設を建設する予定はありません。現在実施しております西成田地区コミュニティセンターの子育てサロンや、今後順次設置してまいります児童館等を活用していただければと考えております。
  問い2の少子化対策としての役割も兼ねているとのことですが、屋内遊戯場の設置についても少子化対策の一つではあると考えますが、本町においては子ども医療費の充実や保育施設の新設、児童館の活用など、これから取り組むべき課題を一つずつクリアしていくことが少子化対策につながるものと考えております。
  問い3の、遊戯施設をつくることで富谷町民だけでなく他市町村からも利用する方がふえると思われます。それによって富谷町に来る方がふえ、経済効果も見込まれるとも考えられますが、富谷町としてはという問いでありますが、議員のご指摘のとおり、仮に施設があれば施設の規模や開催イベントとの関連である程度の経済効果は期待できるものと認識をしております。
議長(浅野幹雄君) 次に、菅原教育長。
教育長(菅原義一君) それでは、私のほうから、1問目のいじめ問題の対策についてお答えを申し上げます。
  まず、1点目の担当人材の配置という件でございますが、いじめ担当の職員の配置は現在計画してはございませんが、特別支援教育の支援員、スクールカウンセラー、教育相談員、心の教室相談員等の配置により対応を図っておるところでございます。現在、小中学校におけるいじめに関しては、各学校ともいじめ対応の組織的な対応がとれるように校内の体制を整備し対応に当たっております。
  2番目の亘理町のようなスマホの利用時間制限に関してでございますが、スマホの利用につきましては、保護者がその利便性や危険性について十分に理解した上で家庭で携帯電話利用のルールづくりを行うなど、児童生徒が節度ある使用を心がけることが大切と考えております。また、年明けの1月8日に、町立学校のPTAの会員、町立幼稚園・小中学校教員を対象とした教育フォーラムの開催を予定しており、近年のインターネットやスマートフォンの利用増加に伴うトラブルに対処するため、その脅威や対策についてよく理解をし、トラブルの未然防止について学ぶこととしてございます。また、携帯電話などの利用時間の制限等に関する取り決めについては、実現の方向で今後学校、PTAの皆様と協議をしてまいりたいというふうに思います。
  スクールソーシャルワーカーの採用でございますが、来年度、28年度2名を予定をしてございます。
  4番目の保護者の相談窓口の周知ということに関してですが、教育相談等の周知につきましては、広報とみやや町ホームページへの記事掲載及び学校へのチラシ配布等によって行っているところでございます。
  子供たちの相談窓口、逃げ道は何通りというご質問でございますが、相談窓口といたしましては、小中学校配置のスクールカウンセラー、東向陽台小学校に配置の心の教室相談員、町教育委員会に配置の教育相談員及び宮城県教育委員会の相談機関である24時間子どもSOSダイヤルなどが挙げられます。
  6点目についてでございますが、いじめの問題に適切に対応するため、校長を中心とした全教職員が一致協力できる体制を確立いたしたいと思っております。当事者の教職員が抱え込むのではなく、いじめ防止対策委員会や職員会議、その前の学年会などで情報を共有し、組織的な対応をしたいというふうに思っております。また、いじめがあった場合の組織的な対応を可能にするように、日ごろより対応のあり方について全ての教職員で共通理解を図ってまいりたいと思っております。
  次に、不登校への対応についてでございますが、児童生徒と担任との面談を初め、家庭訪問を実施するなど、別室登校、時差登校、時間を違えて登校する方法ですが、なども視野に入れた支援を現在促しているところでございます。また、学習意欲、自立心、社会性等を育て学校生活への復帰を図るため、けやき教室への通所案内もあわせて行っているところでございます。
  以上でございます。
議長(浅野幹雄君) これより、畑山和晴君の質問は一問一答により行います。5番畑山和晴君。
5番(畑山和晴君) まず、1の質問になりますが、各学校に町職員のいじめ担当の人材を配置できるかということを伺いたいんですが、実際保護者からのお話だと、なかなか教育委員会まで話が伝わらなかったり、学校内でおさまっているというような状況もあると聞きますが、やはり実際町にそのスクールワーカーということ、形だけじゃなく、実際例えば各学校13校富谷町ありますが、各学校を3校、4校担当するというような形があれば、町長が掲げるオール富谷という形もその子供たちのために非常にいい方向になるのではないか、そして情報が素早く学校、教育委員会、町という形でつながるのではないかと思うんですが、この各学校の担当の人材配置というのは、職員の配置というのはやはり考えはありますか、伺います。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) まず、基本的なお話からさせていただきますと、まず、いじめは学校の組織を挙げて、学校の人材全て組織を挙げて行うということがまず基本でございます。そのための特化する職員という意味では、なかなかその職員だけではもちろん解決することの事案ではございませんので、今配置してある相談員やスクールカウンセラー等の配置を有効に活用しながら、あくまで基本である職員全てで組織的に対応するという体制をより強化し、実効性のある組織にいくほうが大事だというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 5番畑山和晴君。
5番(畑山和晴君) やはり保護者の立場として、なかなか学校に上げた内容、事案、それが教育委員会へ上がっている事案というのはやはりずれがあるという声がありまして、やはりそこで再度同じ質問にはなるんですが、各学校のそのすぐ動ける職員というのが、配置がスクールワーカー、専門員の方以外で必要であると非常に強く思うんですが、今後そういった方向で職員を配置する考えというのは、やはりないでしょうか。ぜひ、しなければならないことだと思うんですが、お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) まず、その具体的な1つの案が、来年度から配置するスクールソーシャルワーカーの配置がそうなんですが、スクールカウンセラーというのはあくまで相談を受けた方とカウンセラーだけのいわゆる秘密といいますか、信頼関係を非常に必要とするために守秘義務を非常に課しておりますので、その情報が外へつなぐということはほぼないし、しないということです。ただ、スクールソーシャルワーカーはそうではなくて、学校ごとのいろんな問題を関係機関であるとか、もちろん教育委員会も入りますが、そういう機関に多くよりいかにつなぐか、そしてつないで迅速に解決するかというのが、スクールソーシャルワーカーの今度任務になりますので、2名を配置しますので、この2名によって現在よりは今議員がおっしゃられたことへの対応のスピード強化と内容の強化が図られるというふうに期待はしてございます。
議長(浅野幹雄君) 5番畑山和晴君。
5番(畑山和晴君) では、質問2の亘理町のように教育委員会がスマホの利用時間制限を設ける指針を出しましたが、やはりそのいじめの抑止力にこの制限というのは非常に大きくなると思います。今、来年度、高校生のスマホの保有率というのが100%になると言われています。つまり、中学生、小学生にもそれがその割合が大きくなるというのは、もう明白なことにはなってきておりますが、小学生でも4年生、5年生ぐらいからスマホを持って、そしてやはりラインを使っての、いじめまではいかないにしても誹謗中傷があるという事実も実際あります。その抑止力という意味でも、特に低学年化、年齢化してきている中で、非常にこの制限を設けるというのは重要であると思うんですが、お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 先ほどもお答えしましたとおり、これはぜひ実現の方向でPTAの皆様ともぜひ協議をさせていただきたいと思います。ただ、内容的には先進的な取り組みとして今挙げられました亘理町があるわけですが、そのほかにも過日新聞報道で福岡の飯塚市の例も出ていまして、こちらは11時という時間制限がかけて5項目の約束事を決めているようですが、こういう先進的な取り組み等を十分参考にしながら協議に入らせていただいて、できるだけ早い時期に策定していきたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 5番畑山和晴君。
5番(畑山和晴君) 成田小学校では来年度から一応携帯電話、小学生なのでゲーム機の利用制限というのも設けていく方向でありますが、それをうまく町のほうで町全体としても取り組んでいければ、その全体でいじめの防止にもつながっていくのではないかと思います。
  3の質問に行きます。スクールソーシャルワーカーについてなんですが、2名採用ということで非常にうれしい答弁だったんですが、ただ、やはり1の質問とかかわるんですけれども、そのいじめ担当の人材、職員の人材の配置ということで、そのかわりにソーシャルワーカーの幅広い分野になるので、ソーシャルワーカーの配置というのは非常に大きなことだと思うんですが、ただ、やはり13校ある中で、もう2人の配置というものを今後検討していきたいと思うんですが、そういう方向性はありますか、伺います。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) まず、来年度初めてなこの制度の導入でございますので、まず2名を配置し、それを十分検証しながら、定員の増とかの必要性があるときには迅速に対応してまいりたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 5番畑山和晴君。
5番(畑山和晴君) そのスクールソーシャルワーカーの件ですが、やはりいじめだけじゃない部分でもスクールソーシャルワーカーの存在というのは非常に大きいと思うんですが、やはり不登校だったり、学級崩壊、非行、発達障害の相談、あと家庭の貧困の問題など、幅広い知識を持った方の相談員、スクールソーシャルワーカーということになりますが、やはりそのソーシャルワーカーの深いところまでの内容をお聞きします。伺います。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 現在予定しております2名の方は、いわゆる教育畑というか、学校教員としての十分な経験のある方を今2名現在予定しているところでございます。今議員がおっしゃったように、大変幅広い、特に不登校等、家庭でいろいろ問題を抱えている方への家庭訪問等ももちろん実施してもらうことになりますので、教育畑に長年勤め、いろんな事情に精通している職員を今2名、候補者として選定をしているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 5番畑山和晴君。
5番(畑山和晴君) そのソーシャルワーカーの採用に当たって、福祉士の資格を持っている方も必要であると思うんですが、いかがですか、伺います。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 今回の2名の中に、社会福祉士とかの資格を持ったいわゆる福祉畑の専門の方ということも考えたんですが、今回の2名、初めての導入ですので、まず教育現場等含めて教育関係に十分精通した方を優先させてこの2名の人材になったわけです。ですから、今後増員等があった場合はぜひ社会福祉士の方とか、いわゆる福祉的な専門知識を持った方への増員計画ということを考えていきたいというふうに思っています。
議長(浅野幹雄君) 5番畑山和晴君。
5番(畑山和晴君) では、4の質問に移ります。
  保護者の相談窓口の周知はどれほどされていますかという質問になりますが、実際わからないという、知らないという保護者が多くありまして、学校で子供を伝ってのチラシ案内等はありますが、ただ、それで終わってしまっていまして、実際その当事者にならないと見ないというような感じが非常に多く感じるんですが、その周知をもっと徹底していただきたい。悩んでいる保護者がたくさんいますので、しつこいぐらいその周知をしていただきたいと思うんですが、そのやり方、方向ということを伺います。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(齋藤卓也君) 確かにこちらにお電話いただいてから相談員につなぐケースもございますので、周知が不十分であるという認識はしております。今後、各学校のPTA総会等を活用させていただきながら周知徹底を図っていくのが1つの方法としてあるかというふうに感じておりますので、PTAの協力を仰ぎながら進めていきたいと考えております。
議長(浅野幹雄君) 5番畑山和晴君。
5番(畑山和晴君) では、関連して5番目の子供たちの逃げ道、相談窓口は何通りありますかということなんですが、矢巾の事件でも亡くなった子が何通りのそのカードというか、SOSのカードを持っていて、結局連絡せず、相談できずにかわいそうな結果になってしまったんですが、やはり同じように言えない子供というのがたくさんいると思います。その連絡できない、相談できない子供たちに向けての取り組み対策というのはどういうふうに考えているのか、お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。もとい、菅原教育長。
教育長(菅原義一君) これは初日のご質問にもお答えしましたが、やはり学校の職員全ての心得として、やはりきちんと子供たちを観察して、常日ごろとの違いとか、心配なところがないかという、そういう観察の目をしっかりしたものにしていくということがやはり一つは大事だと思います。ですから、こういう子供たちから、子供たち自身から訴える方法というのも、もちろんたくさんの窓口を準備したいんですが、やはりそれとあわせて職員のそういう確かな目、そういうものとあわせて子供たちが訴えやすい、相談しやすい雰囲気というのをきちっと身につけていくというのが、学校の教職員の大事な心得だというふうに思っておりますので、全ての学校の職員にそのことを徹底してまいりたいというふうに思っています。
議長(浅野幹雄君) 5番畑山和晴君。
5番(畑山和晴君) では、6の質問に移ります。
  5の質問と関連はすると思うんですが、そのいじめの問題を学校全体で把握し、学校全体で取り組んでいるという最初の教育長の答弁ではありましたが、実際保護者から見ると、担当の担任の負担が非常に多いような感じがしております。やはり校長先生、教頭先生は一生懸命に確かに働いて動いていただいていますが、ただ、保護者からするとその学校全体で、例えば担任じゃない先生にお伺いしても、知らないというような感じになっているように見受けられるんですが、やはりいじめの問題というのは学校全体で学校職員が全体で認識し、共有した意識を持って取り組んでいかなければいけないことだと思うんですが、最初の教育長の答弁でもありましたが、再度その学校全体で取り組むべき組織づくり、体制というものをもう一度詳しくお伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) まず、今回のいじめ防止対策推進法、国のほうで初めに法律をつくりまして、現在は町のほうも整備をしておるところでございますが、この法律の最も大事な点が、今議員がおっしゃったことがあるというふうに思っております。従来まではやはりどうしても担当者が抱え込むという実情は学校のほうにあったのは事実でございますので、それがさまざまな不幸な事態を招いているということが大きな反省としてありまして、この法律のもとに組織的にというか、学校を挙げて共通認識のもとに共通行動で取り組むというのがこの法律の趣旨でもございますので、この法律の成立と合わせてより学校のほうに徹底してまいりたいというふうに思っています。
議長(浅野幹雄君) 5番畑山和晴君。
5番(畑山和晴君) では、7の質問に移ります。
  不登校への対応についてですが、これも前回山形のほうに視察で行ったときに、県の「わらべすこやかスクールプロジェクト」という取り組みがありまして、市独自で取り組んでいる事業なんですが、特別支援コーディネーターの養成研修、スクール指導員というのを職員の方々に資格を取らせ、不登校について取り組んでいるんですが、富谷町としてもやはり先ほどの5、6の質問にも関連してきますが、町の教育委員会として一般の教員の方々にそういった指導員の独自の資格とは言いませんが、特別な知識を持たせるというような方向性というのはありますでしょうか、伺います。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) まず、基本的なことを最初申し上げますが、不登校ということだけでなく、集団的な適応が少し難しい子供というのは必ずどこにもおりますので、そういう集団適応が難しい子供に対する対応の仕方というのは、まず教師としてはやはり基本的には持っていなければならない一つの力量になります。生徒指導の大きな役割の1つでもございますので、生徒指導を対応していくというのは全ての教師の力量に入っていなきゃいけないということが1つあります。
  それから、特別支援コーディネーターについては、現在町立の小中学校全てに配置というか、おりますので、その辺の組織的な対応はこのコーディネーターを中心に特別支援教育の充実を図りながら行っているところでありますし、もう1つ言いますと、やはり生徒指導主任というのもおりますので、そちらの生徒指導関係の組織的な対応もしているところではございます。
議長(浅野幹雄君) 5番畑山和晴君。
5番(畑山和晴君) ありがとうございます。
  では、次の子育て遊戯施設の件についてお伺いします。
  遊戯施設メーンの建設予定はないという町長の答弁ではありましたが、明石台にできる(仮称)富谷町子育て世代包括支援センターが当初15億ぐらいの予算を持って計画しておりましたが、実際計画変更後5億ぐらいの予算でおさまるという経費削減という形にはなると思うんですが、その明石台にできる包括支援センターの一部としてこういった遊戯施設を活用、建設できるのではないか。そういうふうに思い質問をしたんですが、そういう方向性での考えというのはありますか、伺います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 一応この山形のべにっこひろばにつきましては情報もいただきましたし、私のほうでも確認をさせていただきました。今回明石台につくるいわゆる包括支援センターにその部分も含められるのであればというところもご意見の中にはあるわけでありますが、ただ、今のところやはり一応現段階ではかなり難しいかなというふうに、やはり規模的にかなり、山形のべにっこひろばそのものが20億でしたかね、30億、かなり大きな費用がかかっておりますので、逆に中途半端にそこに設置することがどうかと。逆に、先ほど答弁で申し上げましたように、今回はある意味分散型で各学校に児童館と併設って、児童館を設置するものですから、その辺である意味分散型でそういったいわゆる機能を持たせていければというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 5番畑山和晴君。
5番(畑山和晴君) 非常に残念ですが、ぜひ、非常に魅力的な施設でありましたので、ぜひ一度見に行かれてもう一度検討していただきたいと思うんですが、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 改めてもう一度確認をしながら検討はさせていただきたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 5番畑山和晴君。
5番(畑山和晴君) 2の質問に移ります。
  少子化対策としてもこの施設は兼ねていると思われますが、2045年ごろには出生率2.07を目指すとあります。非常にこれは現実的に無理な数字であると認識するんですが、やはりこの数字に近づけるためにも、やはり人口がふえるためには子育て世代、新しく入ってくる若い世代の人口増が非常に必要である。それがなければ多分人口減、そしてその出生率というのも上がらないと思うんですが、そういった部分も踏まえ、再度お伺いします。建設予定、ぜひ前向きにお願いしたいんですが、お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 少子化対策に対応するという意味でも、先ほど答弁申し上げましたが、ある意味もちろんその遊戯施設の持つ意味は大変大きいものというふうに私も認識するところでありますが、やはりその前に子育て環境の充実という意味では、今回医療費の、子ども医療費の無料化だったり、あとはいわゆるそういう保育所の施設の充実だったり、子育て環境の充実というものをやはり先行していくことが少子化対策に対する、両方やはり必要だというふうに思っているので、両方必要だというふうに思います。含めて、遊戯施設というのはやはりどうしても財政的な部分も含めながら、今後の検討材料としたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 11番佐藤克彦君。
11番(佐藤克彦君) 私は、本町の水害対策を問うということで質問します。
  本町において、9月10日から11日にかけ、台風18号に伴う大雨、関東・東北豪雨災害により大変な水害が発生しました。被害に遭われた町民の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
  この豪雨により、人的被害はありませんでしたが、住宅被害、床上浸水2世帯、床下浸水12世帯、河川ののり面崩れや越流、道路、公園、緑地等ののり面崩落等、数多くの災害が発生しました。町の施設だけでも約2億8,000万円の被害を受けたそうです。また、床上浸水の中には町民が避難場所として利用する町内会館、三ノ関会館も含まれております。
  町内の雨量も270ミリから280ミリと多かったこともありますが、近年、台風や豪雨災害が多くなったように感じるのは私だけでしょうか。災害をなくすことや少なくすることが今大変重要と思いますとともに、災害の原因を究明し対策を講じ、災害のない富谷町をつくるため、次の質問をいたします。
  1、町内において、水害のおそれのある場所は。
  2、河川ごとの水害対策は。国、県、町管理の河川です。
  3、災害発生時の町の対策は。
  4、河川ごとの堤体状況と対策は。
  5、調整池等の管理状況は。
  6、災害をなくすための今後の町の対策は。
  以上、質問します。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの佐藤克彦議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  質問件名1の本町の水害対策を問うに関連いたしまして、問い1、町内において水害のおそれのある場所についてでありますが、町内には三ノ関字馬場沢下の威徳寺周辺や、三ノ関会館前の町道三ノ関大崎線も大雨による冠水が起こりやすいことから、気象予報や竹林川新田橋観測所の水位を注視している場所があります。
  また、大雨によります土砂災害といたしましては、急傾斜地崩壊危険箇所、土石流危険渓流があり、町ホームページにて富谷町の土砂災害危険箇所マップでお知らせしているところです。危険箇所は、急傾斜地の崩壊が106カ所、土石流が11カ所、合わせて117カ所あります。そのうち宮城県から土砂災害警戒区域及び土砂災害特別警戒区域に指定された箇所は22カ所で、急傾斜地の崩壊19カ所、土石流3箇所となっております。
  農業用施設への水害のおそれのある場所は、河川沿いの水田等が主なところでしたが、最近の異常気象により夜短時間に集中して降るゲリラ豪雨等では、以前では想定できなかった沢筋の水田においても排水し切れず被害に遭うことが多くなりました。また、三ノ関の三枚橋付近の水田では、台風や豪雨のたびに冠水が心配されている場所となっています。
  問い2の河川ごとの水害対策はについてでありますが、国管理の竹林川につきましては、議員もご承知のとおり、本年6月に当時の国土交通省の西村副大臣に竹林川河川改修に関する要望書を直接手渡しお願いした際、その場で来年度から調査費等の予算を確保すると回答をいただいてきたことは、既に前回の議会で同僚議員の質問に対し答弁したとおりです。先月4日と20日には北上川下流河川事務所長などが来庁し、今後の河川改修等の考え方や方向性等について協議を行い、整備に向けて動き出したところです。県管理の河川につきましても、早急な河川改修の実施に向けまして改めて要望しているところです。町管理の河川につきましては、河川堤防等のパトロールを月1回定期的に実施しているところですが、水害対策といたしましては、本年度刈又川土砂撤去工事を実施する予定で、現在発注に向けて準備を進めているところです。町管理の河川の土砂撤去工事につきましては、状況を調査の上、次年度以降も必要に応じて対応してまいりたいと考えております。
  災害発生時の町の対策についてでありますが、町では、異常気象、その他の原因により警戒等の必要があるときは、警戒配備や特別警戒配備、非常配備を行い、町民の安全・安心に努めております。また、必要に応じて連絡会議や本部会議を行い、情報の収集や対応などを協議し、迅速な対応を行うこととしております。
  問い4、河川ごとの堤体状況と対策についてでありますが、本町としましては、国及び県管理の河川に対しまして、堤体のかさ上げや河川道改修について継続して要望しております。今後も引き続き要望してまいります。町管理の準用河川につきましては、月1回定期的にパトロールを実施し、堤体状況を確認しております。現在のところ、災害復旧予定箇所以外の堤体には異常は見られませんが、堤体に異常を確認した場合には早急に対応したいと考えております。
  調整池等の管理状況についてでありますが、ため池の管理については、受益者で組織する水利組合にお願いしているところです。調整池につきましては、月1回定期的にパトロールを実施するとともに年1回の除草作業等を行い、維持管理に努めております。
  問い6の災害の発生を完全に防ぐことは不可能であることから、町といたしましては、災害等の被害を最小化し、被害の迅速な回復を図る減災の考え方を基本としております。人命が失われないことを最重要視し、道路や危険箇所へのパトロールの強化や避難指示などの情報の発信に努めるとともに施設整備を計画的に実施し、関係機関への要望を行ってまいります。また、先月4日と20日には国土交通省東北地方整備局北上川河川下流事務所の所長等との情報交換の際、今後の連携強化を確認するとともに、災害対策を早急に進めていただくよう改めてお願いをしたところでございます。
議長(浅野幹雄君) 11番佐藤克彦君。
11番(佐藤克彦君) 再度質問します。
  今回の豪雨で、宮床ダム、南川ダムは洪水調整を行いましたか。
  町では、この両ダムに対して、県に働きかけダム機能を十分発揮できる有効利用を図ったかどうかお伺いしますとともに、また、今回、県、国、町管理の河川において越流がすごく多かったですね。また、固定堰、河床に土砂の堆積や堤体の整備不足等が考えられます。今後、国、県への働きかけと町の対策は。
  水害に遭った住宅の方への援助や後片づけに対する町の応援や対応はどのようになっていますか。
  農地における災害に対し、町ではどのような対応をしますか、質問します。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(齋藤英夫君) 町のほうの越流関係につきましては、先ほど町長が申し上げましたように河川の土砂撤去などを調査して対応してまいりたいと思います。あと、国とか県の河川についても同様に要望してまいる次第でございます。(「ダムは。宮床ダムと南川ダム」の声あり)
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
危機管理室長(横田利雄君) ダムの関係で、私のほうからお話しさせていただきます。
  大雨の際、町のほうに情報一切来ませんでした。なので、ちょっと事務所の方、20日のと来ていただいた際お聞きしましたら、河川事務所のほうには連絡が行っているというお話をいただきましたので、ダム事務所のほうに私のほうからお話をしまして、一応今後連絡をいただくような形で調整をするということでご報告をいただいております。ただ、どういう情報が流れるかにつきましては、今後担当者が町のほうに参って関係各課のほうに報告をするというふうな段取りになっていますので、よろしくお願いをしたいと一応このように思っております。
  あと、洪水対策ということなんですけれども、一応資料をいただきましたので、資料のみの数字のみのお話ということでさせていただきたいと思います。宮床ダムのほうでは、最大の流入量が1時間に、1秒間ですね、1秒間に91.46立米入ったということでございます。そのときにダムのほうで排水したのが、1秒間に37.65ですかね、済みません。
議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。もとい。
危機管理室長(横田利雄君) 申しわけございません。37.65立米ということで、入っているのの53.8放流ということですので、洪水機能はその中では賄っているということでございます。
  続きまして、南川ダムのほうですけれども、南川ダムのほうも最大流入量が1秒間に187.79立米、それで最大のときの放流量が91.66ということで、こちらのほうも調整のほうはされているという数字になってございます。数字のみの報告です。(「被災住宅の応援体制はどこが。被災住宅の応援体制についての質問」の声あり)
議長(浅野幹雄君) 福祉部長。
福祉部長(小野一郎君) 先ほど質問の中に後片づけとか、そういったことのお話がございました。広域的なものであれば指定区域ということで、その場合は立ち上げて社協等の災害ボランティアセンターにお願いをして片づけということになります。広域的なそういう事態ということの想定のもとに一応計画はされてございます。
議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) では、農業施設及び農地の被害への対応についてご回答いたします。
  まずは、今回の被害箇所としまして104件ほど確認しておりましたので、そのうち国の補助対象となります箇所が6カ所、先日国の査定を受けたところでございます。それから、町単独としまして49カ所を見込んでおります。こちらのほうはまだ工事のほうには着手しておりません。今後対応してまいります。それから、残りの分につきましては、現在資材支給をしているところでございます。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) 11番佐藤克彦君。
11番(佐藤克彦君) 再々度質問します。
  ダムですが、10年ぐらい前かな。洪水調整ということで、100年に1回のために宮床ダムなんかつくったんですよね。それで、流量を1時間とか2時間とめたことがあるんです。南川ダムもですが。そのとき、吉田川、竹林川、びたっと減ったという現実があります。どうぞダムの効用を発揮できる対策を県と考えてほしいと思います。とともに、それについて質問します。
  もう1つ、災害に遭った住宅、必ず次の日片づけ始まるんですよね。今回もそうでした。そのとき、「ごみどうしたらいいの」と、私も相談を受けたんです。私、すぐ町民生活課に電話して、「ごみ収集するのか」と言ったら、「する」というのをすぐ答えが来ましたが、こういうことをもうちょっと町民にアピールする、知らせる必要があると思いますが、それもお答え願いたいと思います。
  農地等の災害で50万未満の被害に対しては、国の災害資金が使えません。ただ、個々では、個人では対応が難しいと思います。このため、他町村ででも小被害に対して町村独自の対策があります。富谷町でも他町村のように小規模災害に対する独自の対策をつくる考えがあるか、伺います。
  また、三枚橋のところですね、国道4号線沿いの。あそこに国道、二ノ関、志戸田の地区の農地、山林などの雨水が約300ヘクタール以上の雨水が集まるんですよ。それが国道4号線の下を通り竹林川に流れてきます。それが1カ所だけなんです。この1カ所だけで流域の流量を賄えるのか。それが1つの原因だと思いますので、調査と対策を伺います。
  また、その前に、竹林川、県管理ですが、そこに途中から排水枝管をつくって50ヘクタールぐらいの流量ですが途中から抜け出すこと、排水できるか。それも県に対してお願いしなくてはならないと思いますが、町の考えを伺います。
  また、今回、当初予算で三枚橋前の調査費が計上されました。この予算はどのようになっていくか、伺います。
  竹林川への排水ですが、三枚橋から真っすぐ行って急に曲がって上流のほうに流れるような排水状況です。それを直すのかどうか。あと、本木橋等も1つの洪水の原因だと思います。これらは町だけでは対応できませんので、国とともに早急な施策をお願いいたしたいと思います。また、西川について、大童、今泉において、堤防の越流がありました。上流部の開発も一因だとは思いますが、河床への土砂の堆積、堤体の低さも原因と思います。実情を検証し、それを行うとともに県への働きかけ、町の対応を町長に答弁を求めます。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。最初に、今の川の、河川の問題。
町長(若生裕俊君) それでは、私のほうから、最後の河川の関係につきましては、先ほど答弁でも申し上げましたが、北上川河川流域事務所の所長と2回にわたって協議をさせていただいておりまして、その際に早急にやはりその竹林川の、この間国交省に調査費を来年度盛り込んでいただくということになりましたが、それだけでは時間的に間に合わない部分もありますので、早急に今回の豪雨災害を受けて被害の出たところを県管理含めて対応をしていくということで、今詳細な打ち合わせを継続して進めてまいることになっておりますので、今回の被害を極力、教訓に早急に対応していきたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(山田 豊君) 被災住宅のごみの関係でございますが、回収におきましては、その被災の範囲、それからその後の天候、それから被災住宅の事情等々もございますので、翌日すぐというわけにもまいらないときもあるかと思います。個々の事情に即して気落ちしない対応をしてまいりたいと考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。ダム。
危機管理室長(横田利雄君) ダムの洪水調査を行ったということで今お話を頂戴しましたが、ちょっと私、手元の資料ではそういった書類を持っていない状況ですので、確認はしたいと思います。ただ、町のほうの所管部分ではなく、国、川であれば県、国というところでございますので、こういうお話があったということのみお伝えをしていきたいなというふうには思っております。
議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) では、小規模災害につきましては、確かに大和町ではおおよそ10万以上40万以下に対して70%の補助、町ご負担を求めているということになっています。町においては、先ほども言いましたが、資材を支給しております。その限度額は特には設けておりません。今後、この補助がいいのか、資材支給がいいのか、農家の皆さんと相談、協議しながら検討してまいりたいと思います。
  それから、三枚橋……。本木橋、それから三枚橋付近につきまして、現在、今年度予算で流域に対する流量などの調査を行っておりますので、それの調査の結果に基づいて町の対応、それから北上川河川事務所等へ連絡して情報結果を共有しながら進めていきたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) この際、午後2時20分まで休憩をいたします。
     午後2時06分 休憩

     午後2時20分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。19番安住稔幸君。
19番(安住稔幸君) それでは、私の一般質問をさせていただきます。
  私は、2件についてでございます。
  まず、1件目、「生活困窮者対策を問う」でございます。
  11月22日、埼玉県で、生活苦や介護疲れにより無理心中事件が起きております。生活保護受給の申請をしていた矢先の事件で、新聞報道によりますと、担当した市職員は、死にたいとか介護に疲れたという話は一切聞かれなかった。「よろしくお願いします」と言っていたそうであります。しかしながら、近所の方は「介護で相当追い詰められていたんだと思う」と話されていたそうであります。また、昨年の9月、千葉県の県営住宅で暮らす母親が中学生の長女を殺害するという事件が起きております。これも新聞報道によりますと、母と長女の2人暮らしで、母親はパート収入などで生計を立てていましたが、生活は苦しく、家賃の滞納を理由に県営住宅の明け渡しを迫られ、強制執行の当日、自宅で寝ていた長女の首を絞めて殺害したという事件でございました。そしてまた、平成25年、大阪府内でありますが、若い母親と幼い子供の遺体が見つかった事件がありました。室内には食料はなく、「たくさん食べさせてあげられなくてごめんね」という趣旨のメモが残っていたそうであります。このような痛ましい事件が最近多くなってきたように思います。こういうことになる前に、本当に何とかならなかったのかと思います。
  18歳未満の子供の貧困率は15.7%で、6人に1人が貧困状態にあると言われておりまして、ひとり親世帯では貧困率が50.8%とも聞いております。そして、貧困の負の連鎖は親子間で続いていく傾向にあるようであります。貧困の連鎖を断ち切るには、教育支援とともに生活支援が重要であると考えます。
  また、生活保護を受けずに年金生活で頑張っている方もいます。高齢者の方の中には、何とか切り詰めても福祉の世話にはなりたくないとして、生活保護を受けることに拒否感を持たれる方が少なからずいらっしゃいます。その意味では、生活保護ではない生活支援が求められると考えます。制度のはざまをどのように埋めていくかというそういう視点を持ち続ける姿勢が大事であると考えます。
  本年4月、経済的に困窮する人を生活保護に至る前の段階から支え、自立できるように積極的に後押しをする生活困窮者自立支援制度が始まっております。さまざまな事情から生活に困窮している人がおります。有効な支援を受けなければ、さきに述べました痛ましい事件に至るかもしれません。そこまでいかなくとも、いずれ生活保護制度を利用せざるを得なくなるおそれがあります。早目の対策、支援が必要でございます。一方、困窮者が孤立し、みずから助けを求められないケースも珍しくはありません。窓口にたどり着けない人を早期に見つけるための対策も欠かせないと考えます。また、障がいのあるお子さんをお持ちの高齢の親御さんから、わが子の将来について切実な訴えがありました。いわゆる「親亡き後」について対応が迫られております。
  以下、生活困窮者対策等の生活弱者対策を質問いたします。
  1つ、町税等の滞納者で長期滞納者の世帯数と人数、重複滞納者の世帯数と人数、そしてその方々の生活実態、生活状況はどのようであるでしょうか。
  2つ、生活が厳しい方への今までの当町の取り組みは。
  3つ目に、生活困窮者自立支援法の内容についてお聞きします。
  4つ、生活困窮者自立支援法における当町の取り組みについてお伺いします。
  5つ、生活困窮者対策対象者の把握方法についてお聞きします。
  6つ、学習支援事業の推進についてお伺いいたします。
  7つ、生活保護の受給額より低い所得の方々への支援策についてお聞きします。
  8、就労支援など生活再建に至るまでの包括的支援ネットワークの構築についてお聞きします。
  9つ、障がい者の高齢化対策についてお聞きします。
  大きい2問目であります。
  「まちづくりを問う」と題しまして質問いたします。
  自治基本条例は、まちづくりを進める上で、主権者である住民と行政が情報を共有し、住民がまちづくりに参加する権利を保障するものであり、町の憲法と位置づけされております。明年、市制を施行し、さらなる発展を目指す富谷にとって、自治基本条例は必要不可欠のものであります。また、(仮称)富谷市総合計画の策定も重要であり、「富谷町」となるのでしょうか。今後のまちづくりの根幹となるものです。そして、その総合計画は、自治基本条例の理念をもとに本来策定されるものではないかと思います。まちづくりへの取り組みを質問いたします。
  まず、1つ、自治基本条例の策定計画と進捗状況は。
  2、富谷町、富谷市総合計画の策定計画と進捗状況は。
  3、富谷町地方創生総合戦略に盛り込まれる具体的な施策内容をお伺いいたします。
  以上でございます。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの安住稔幸議員のご質問にお答えを申し上げます。
  まず、質問件名1の生活困窮者対策に問うの問い1、町税等の滞納者で長期滞納者の世帯数と人数、重複滞納者の世帯数と人数、生活実態、生活状況はどうかということについてであります。
  町内在住の方で昨年度分までの町税等滞納者数は976人、769世帯になります。そのうち、2つ以上の税目を重複している滞納者数は371人、369世帯であります。滞納案件については、個別に財産調査や実態調査を行い、その方の生活を著しく窮迫させるおそれがある場合は、地方税法に則して滞納処分の停止を行っています。なお、長期滞納者、重複滞納者全員の生活実態、生活状況については把握しておりませんが、担当課あるいはご本人を通じて相談があった場合は、利用できる制度やサービスの紹介などを行い、必要に応じて保健師等の訪問を実施しております。
  問い2、生活が厳しい方への今までの当町の取り組みについてでありますが、緊急的な対応としては、富谷町社会福祉協議会が実施している生活安定資金貸付金の紹介と、本年4月から生活困窮者支援制度が始まりましたので、生活保護費が支給されるまでの当面の食事支給や就労相談などを実施しております。そのほか、低所得世帯等の方に対しては、経済的自立と安定した生活が送れるよう支援することを目的とした、宮城県社会福祉協議会で実施している生活福祉資金貸付制度の活用を進めております。また、非課税世帯の低所得者につきましては、国民健康保険、介護保険、後期高齢者医療等、それぞれの制度の中で軽減措置がございます。
  問い3の生活困窮者自立支援法の内容については、生活保護に至る前の段階での自立支援策の強化を図るため、さまざまな要因が重なって生活に困窮している方がそれぞれの問題を解決し、自立できるように支援する制度が生活困窮者自立支援制度です。就労その他の自立に関する相談支援、事業利用のためのプラン作成などを行う自立相談支援、離職により住宅を失った生活困窮者等に対して家賃相当の貸付金を支給する住宅確保給付金が必須事業となっております。また、任意事業として、就労準備支援事業、一時生活支援事業、家計相談支援事業、学習支援事業などがございます。
  問い4の生活困窮者自立支援法における当町の取り組みについては、来年10月10日の市制移行されるまでの間、生活困窮者自立支援制度の実施主体は宮城県仙台保健福祉事務所となっておりますが、宮城県南部自立相談支援センターに委託して行っている状況です。本町の住民が相談に訪れた場合には、長寿福祉課が窓口となり、連携を図りながら宮城県南部自立相談支援センターに引き継いでおります。なお、市制移行後は、市長からの委任事務として福祉事務所で担当する予定となっております。
  問い5の生活困窮者対策対象者の把握方法はにつきましては、長寿福祉課に直接相談に来られた方については把握しておりますが、ハローワークや社会福祉協議会等を通して直接宮城県南部自立相談支援センターに寄せられた町民の相談件数等は、実績報告書からの把握となっております。本年4月から10月までの7カ月間で25名の相談件数があり、本庁長寿福祉課の窓口を介しての相談が16件となっております。
  問い6の学習支援事業につきましては、生活困窮者支援制度の中で任意事業になっており、宮城県仙台保健福祉事務所においても実施していない状況でございます。今後、市制移行に向けて、現在実施している他市の状況確認や当町のニーズ把握を行い、検討してまいります。
  問い7、生活保護の受給額より低い所得の方への支援策については、生活保護の受給額はケース・バイ・ケースで、世帯構成、年齢、持ち家の有無などにより変わってきます。また、母子加算、障がい者加算、児童療育加算などもあり、大きく差が出てきますので、一概に生活保護の受給額より低い所得の方を特定することはできない状況にあります。ただ、ご本人あるいはご家族の中から相談があれば、生活全体の課題も踏まえて生活困窮者自立支援制度や生活保護等を視野に入れて活用できるサービス等の紹介をしております。
  問い8、就労支援につきましては、月1回ハローワークの職員が役場に来て就職相談を行い、求職状況の提供やアドバイスを行っております。また、同様に、宮城県南部自立相談支援センターでも相談に応じてくれるほか、企業とのマッチングも行っております。一人一人の状況に応じた自立に向けた支援計画を作成し、生活再建に向けて支援団体や各専門家と連携しながらサポートしていき、アフターケアとして就労定着支援まで行っています。
  問い9、障がい者の高齢化対策についてでありますが、障がいをお持ちの方の親御さんにとって、親が先に亡くなった後、あるいは親が子の面倒を見られなくなった場合のサポート体制が非常に大きな問題となってまいります。問題の根本は、親が死亡した後でなく、親が生きて元気なうちにどのように亡き後対策に備えるかが重要となってきます。親亡き後もご本人が安心した生活ができるよう、成年後見人をつけてサポートしてもらう方法があります。また、生活の拠点をどこに置くのかも重要な課題で、障がいの状態や同居親族等の存在の有無等により自宅で生活ができない場合には、グループホームあるいは施設入所が考えられます。しかし、希望してもあきがなかったり、ご本人の拒否等があったりとスムーズにいかないのが現状です。そのため、町では、グループホーム体験ステイ事業がありまして、ご本人、家族も含めてグループホームになれていただく準備期間としております。親御さんの相談等については、一人一人に合ったきめ細かな対応をしてまいりたいと思います。
  質問件名2、まちづくりを問うの質問1で、問い1でございます。
  自治基本条例の策定計画と進捗状況についてでありますが、現在は先日策定しました地方創生総合戦略を初め、(仮称)富谷市総合計画の基本構想の策定に着手しております。また、昨年度中に前期基本計画を策定するといったスケジュールで進めているところでございます。これらの計画は、地域の特性を最大限に生かしたまちづくりを展開するために策定するものであり、まさに自治基本条例の理念に即したものと認識をしております。特に、地方創生総合戦略は、議会や町民の皆様の客観的な検証を実施しながら重点事業を進めるものであり、本条例が目指す市民自治の確立にも大きく寄与するものと考えております。このようなことを踏まえ、他自治体の事例を研究しながら、自治基本条例の持つ意義や目的を十分理解した上で、まずは市制という新たなステージに最も重要な計画となる(仮称)富谷市総合計画の策定を何よりも優先的に取り組んでいきたいと考えているところであります。
  問い2、(仮称)富谷市総合計画の策定計画と進捗状況についてでありますが、新市に向けた総合計画については、今年度においては市制移行を踏まえたまちづくりの将来ビジョンとなる基本構想の骨子部分について改定作業を行うこととしています。諮問機関である富谷町総合計画審議会では、先日11月26日に地方創生総合戦略について答申をいただきましたので、次回、12月15日開催の審議会から、総合計画基本構想についてご意見をいただきながら策定作業を進めてまいります。
  問い3の富谷町地方創生総合戦略に盛り込んでいる具体的な施策については、先日の議会全員協議会でご説明申し上げたとおりですが、富谷町地方総合戦略では、基本目標として、(1)企業誘致の実現による新たな雇用の場の創出、(2)スイーツ等による「とみやシティブランド」の創出、(3)未来を担う子どもたちを育てる環境のさらなる充実、(4)生活圏を踏まえた暮らしやすさの一層の向上の4つの基本目標を掲げ、また、それぞれの基本目標においては、数値目標と重要業績成果指標を設定しております。今後は、富谷町総合計画審議会において成果について評価、検証を行い、議会への報告を行いながら、必要に応じて施策の改善や見直しを行ってまいります。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) これより、安住稔幸君の質問は一問一答により行います。19番安住稔幸君。
19番(安住稔幸君) それでは、再質問させていただきます。
  まず、生活困窮者自立支援制度のほうで質問いたします。
  初めの1番目のその質問の中で、生活実態、生活状況は把握していないというような状況でございました。多分、町税とかそういった滞納されていると、その方々を町のほうに来ていただきまして、来ていただければお話など聞いているかと思うんですけれども、そうしますとそういったことでそれなりに、それなりというか、そういった場でその方々の生活状況、実態というのは把握できているんじゃないかなと思いますけれども、その辺についていかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 税務課長。
税務課長(吉田尚樹君) 今の件でございますけれども、基本的にはその滞納者の方について納税相談ということで町職員が相談に当たります。先ほど言った人数の方全て相談に来られているわけではありませんので、その中の一部というところで相談の受け付けを行いまして、その実態、収入状況とか、町内にある資産の状況は常に把握できるんですけれども、それ以外の生活状況というのはやはり聞き取りじゃないとなかなかわからないと。聞き取った結果、納付が困難もしくは何らかの支援が必要だなと税務課のほうで感じた場合は、福祉のほうにおつなぎをするというような対応をとっています。ただ、特に集計しているわけでございませんので、どのぐらいそういうことでおつなぎしたかということで実績として捉えているものは、現状はありません。
議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
19番(安住稔幸君) 私が今回のこの生活困窮者自立支援制度についての中の一番大事なところというか、いうところがやはりそういった状況にある方をどう町として掌握し、そしてトータル的にその方々を支援していくかということが今大事なんだと思います。今、課長のほうからお話ありまして、その内容によっては福祉課などと連携をとるというようなことでありますけれども、そうしますとそういった連携をとりますと、先ほど町長のご答弁の中にプランを作成するというようなお話もございました。実際に今この制度につきましては県のほうの対応ということにはなっておりますが、町として先ほど25人の相談があったということでございますので、この方々の実際のそういったプラン作成、そういったものについてはいかがだったでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) 長期的に継続してかかわっていかなければならないような方については、その南部自立支援センターの職員のほうでケアプランというか、相談に関して計画を作成しているような状況でございますが、1回2回でいろいろな就労に結びついたとか、いろいろと相談件数が終わったというふうなケースもございますので、それぞれのケースによって全員が計画相談を立てているわけではないとお聞きしております。
議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
19番(安住稔幸君) もちろん、本当に1回2回で解決することもあるでしょうから、そのとおりであります。それで、そういう中で、一度や二度、いわゆる長期的にかかる場合なんかですと、やはり支援調整会議というんでしょうか、そういったものもやはり必要になってくると思いますけれども、この辺についてはどのようにお考えなさっているんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) この制度がことしの4月から始まりまして、現在先ほど町長が申し上げたように25件の相談件数がございまして、長期的にかかわっていかなければならないケース、あと相談に関してのその計画を立てたケースにつきましては、この間1回、調整支援会議という形で町のほうからも参加させていただいて、方向性なり実態把握というふうな形を行っておるような状況で、ある程度計画的にその調整会議は開いていくような形に計画はしております。
議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
19番(安住稔幸君) そうしますと、これから来年10月市制をしいた、なった場合、そうしますとそれが県から移譲されて富谷市が主体的に動いてやるようになるかと思いますけれども、そうしますと今までのようなものも全てそのいろいろな支援制度がございますけれども、その中の支援相談事業というか、それを一括的にこの富谷市でやっていくということで考えてよろしいんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) この生活困窮者支援制度の10月10日から市になった場合にどのような方向性で実施していくかということにつきましては、まだ検討段階でございますので、それを直営でするのか、今みたいに仙台保健福祉事務所が委託しているような状況で行っていくかというようなところは、今後ちょっと考えていく状況でございます。
議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
19番(安住稔幸君) 今、まだ決まっていないということで、課長のお話ですとそういうことになるかと思います。しかしながら、やはりせっかくというか、今まで県で対応してきたものが富谷でいわば対応できるような制度的にはそのようになっているわけでありますので、やはりそういった身近な場所というか、その地元でやはりよくきめ細かくそういったものに対して対応できるというのは、やはり地元で行うべきと私は思うんですけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) 地元でということは直営でということの意味でよろしいでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
19番(安住稔幸君) 直営ということはございません。ただ、富谷市内となりますか、市内で実施するというようなことを申し上げております。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) この制度につきましては、富谷市になりましたら富谷市で実施するという形になりますので、町内というか、町の中で実施する形になると思います。
議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
19番(安住稔幸君) 一応1つ確認なんですが、先ほど課長のほうから、県のほうにも依頼するようなちょっとお話があったかと思うんですけれども、それで今のような質問をさせていただいたんですけれども。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) 県のほうに委託するというふうな形ではなくて、その方法の1つとして直営でするのか、あとは今現在仙台保健福祉事務所が委託しておりますその南部自立支援センターのほうに委託していくのか、またはいろんな委託先があるのかどうかというところは、模索しながら今やっているところを検証しながら行っていくというふうな流れになると思います。
議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
19番(安住稔幸君) その南部自立支援センターですが、塩竈にございますよね。そこに委託して、それは委託しても富谷市内というか、この地域でできるというお話ですか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) 委託しても、就労相談員なり、相談員の方は窓口に来ていただいてという、それは委託の方法の仕方によると思います。いろんなところの例えば岩沼市さんとか、岩沼市は直営ですね。委託されているところでも、実際にその市役所の窓口にその委託先の相談員さんが来て、直に住民が相談に来たときに応じるという形もとっておるところもあると聞いております。
議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
19番(安住稔幸君) そうしますと、委託にしろ、もちろん直営にしろ、この支援というか、支援相談、そういった体制をつくりまして市に市民相談支援員やら相談支援員、また、就労支援員ということが、といったそういう3職種が配置されるだろうということでありますけれども、そうしますとそういった方について結局直営か、そういったほかでの委託ということでよろしいんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) そうでございます。
議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
19番(安住稔幸君) それで、先ほどの論旨でちょっと述べたものですね。本当に痛ましい事故が、事故というか事件があったわけでありますが、また、報道によりますと、そもそもきちんと行政というか、そういったところに相談がうまくできていなかった。相談しても積極的に、そういった方が積極的にそんなにそういった行政側のほうに訴えていかなかったということも何か要因としてあったようなこともあります。そういうこともありますので、もう少し周知というか、この辺について、先ほども同僚議員のお話がありましたけれども、どこへ何を相談したらいいかがわからないというようなこともありますので、もう少しこう、周知する方法でもう少し工夫があってもよろしいんじゃないでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) 市制移行になりまして、10月10日に向けての町が実際にその実施主体になった場合も含めまして、それ以前にパンフレットの作成ですとか、いろんな広報媒体とかを使いながら、町民、市民の方に周知してまいりたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
19番(安住稔幸君) たしか今まで広報のほうにはちょっと私も記憶が曖昧で、載っていたかどうかわからないんですが、うちのほうのホームページ、いずれ大きく変更というか、刷新されるような話も聞いておりますけれども、やはりそういったものでの周知というか、もう少しわかりやすいようなものということで、具体的にもう少しそれが目につくようなそういったものを考えていただけるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) 今後努力してまいります。
議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
19番(安住稔幸君) それで、町長の答弁の中で生活保護の受給額より低い所得の方への支援についてということで、町長のご答弁ですと、受給額といっても一定ではないのでというようなお話もありました。確かにそのとおりでございますので、ただ、やはり町のほうではそういったものをいわば数字というか、は把握しているわけでありますので、やはりちょっと非常に難しいかと思うんですけれども、相談がなければ確かに動けないというところもあるんでしょうけれども、やはりそのちょっとした何かでもあって、そこにうまく町が、町というか、行政が入り込んで、そういう未然に防ぐというわけではありませんけれども、早目のうちに手を打つ。そういったような体制というか、そういったものが必要かと思いますけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) そこにつきましては努力してまいりたいと思いますけれども、地区の民生委員さんとかからのいろんな実態把握でちょっとこういう人が気になるんだというような声も上がったりしてきておりますので、そういったところの見逃しなく捉えて相談に応じてまいりたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
19番(安住稔幸君) 繰り返しになるかもしれませんけれども、そうしますと税務課などと本当にきちんとした対応というか、常にそういったものが必要かと思います。その辺の本当にちょっとでも何かが税務課のほうで何かあれば、そちらのほうの福祉関係までやはり広く情報を得るというか、また、福祉のほうで相談があったときには税務課のほうに即つなぐというか、掌握していただく。そういったような常に何かがあったら連携がとれるというような状況にやはり今後もずっと続けてしていただくことが大事かと思いますけれども、その辺についてはいかがなんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 福祉部長。
福祉部長(小野一郎君) 現在、先ほどの事例として母子世帯等がございました。母子世帯ですと、児童扶養手当、あと障がいをお持ちの方であれば特別児童扶養手当と重複受給できますし、あと母子父子医療、そういったものもございます。あと、今課長がお話ししたとおり、民生委員の情報、あと虐待等、そういったものについてもやはりチャンネル、アンテナを高くしておりまして、そういった事態が起きました場合にはこちらで福祉で総まとめをしまして、あと先ほどの税務課の課長がお話ししたとおり、そういう情報は常に取り入れて、学校教育課とも連携しながら、そういう困窮世帯があった場合については積極的に情報も提供していきたいと思いますし、ご家庭によってはなかなかそこを拒む方もいらっしゃる。そういう実情もご理解いただきたいと思います。それもいろいろ踏まえながら個別に対応していきたいと思ってございます。
議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
19番(安住稔幸君) そして、その福祉、これも同僚議員から何度か出ておりますけれども、福祉事務所が設置されるということであります。今までのお話ですと、現在この庁舎内に福祉事務所を設けるというような考え方でよろしいんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 福祉部長。
福祉部長(小野一郎君) きのう、おとといと総務部長がそのようなお答えをしておりますので、その線の中で捉えていきたいと思ってございます。
議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
19番(安住稔幸君) そうしますと、やはり私、この前もちょっとご相談を受けまして町のほうにご案内して相談していただいたわけなんですが、約2時間ちょっと、2時間半近く相談にかかりました。場所は相談室を利用させていただきまして、そこでじっくりと本当に懇切丁寧にいろんなご説明をいただきまして、ご本人も本当に安心というか、本当に不安の解消につながったかと思います。そうしますと、今現在相談室というのが2部屋というんでしょうか、2室あります。これから福祉事務所ということで、多分多くたくさんというか、今よりは相談、また、そういったものがふえるかと思います。その相談室の増設についてはやはりすべきかと思いますけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(山田 豊君) 相談室に限らず、狭隘になりつつある庁舎のあり方、スペースの確保の仕方については順次検討してまいりたいとこのように思っております。
議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
19番(安住稔幸君) 続きまして、自治基本条例のほうで質問いたします。
  今、町長のお話ですと、まず地方創生総合戦略がほぼでき上がりましたので、これから総合計画の策定にかかる。骨子部分の改定ということでしょうか。これが27年度、今年度の末というような今のことで確認ですけれどもよろしいんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) まず、済みません。先ほど私、答弁の中で、今の答弁も含めてですけれども、(仮称)富谷市総合計画の基本構想の策定に、今回総合戦略が最終答申がこの間出されまして、次回の12月15日のいわゆる審議会から(仮称)富谷市総合計画の基本構想の策定に着手してまいります。その次に、実は来年中には前期基本計画を策定する予定ということで答弁する予定だったんですが、「昨年中」というふうに先ほど答弁してしてしまいましたので、来年中には前期基本計画を策定するというスケジュールで考えております。
議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
19番(安住稔幸君) そうしますと、それよりその総合計画の策定にもやはり随分、来年度いっぱいかわかりませんけれども相当かかるのかと。その後に自治基本条例の策定ということで考えていらっしゃるのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。もとい、企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) 答弁にもございましたけれども、自治基本条例の理念、今事務局のほうではその理念を総合計画の基本構想の部分に盛り込む方向で検討してございますので、直ちに条例化する、その後に条例化するかどうかというものは、基本計画の審議の過程で決まるものだというふうに認識しております。
議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
19番(安住稔幸君) 自治基本条例って、地方創生と勘違いしたのかな。富谷町の自治基本条例って、今現在ないですよね。今のその話ですと、ちょっと意味がよくわからないんですけれども。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) 総合計画後、審議の中でその位置づけを話し合いたいというスケジュール観でございます。
議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
19番(安住稔幸君) そうしますと、来年10月には市になる。確かに自治基本条例、ほかの他市町村、市町村というんでしょうか、他の自治体を見ますと、2年3年、住民の方々のいろんなご意見を聞きながら策定していっているようであります。ですので、今すぐ来年にはできるとかというものではないと私も認識はしております。しかしながら、もう来年10月にはやはり市になるわけでありますので、やはりその辺、皆さん住民の方はこれをもっていろいろな施策が展開されていく。理念としてですね。そういったものがやはり皆さん思っていらっしゃると思うんですけれども、そうしますとやはりちょっと卵が先か鶏が先かの話かもしれませんけれども、やはり本来なら、本来ならということでなく、ちょっと皆重なっていますけれども、自治基本条例のほうもやはり急ぐというわけではありませんけれども、並列して取り組むべきではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) 制度の研究はしておりますが、それを必ずというのはちょっと済みません、今の段階でちょっと申し上げにくいところでございます。
議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
19番(安住稔幸君) 確かに今すぐ課長がやはり答弁できるものではないかと思いますけれども、私は町長、やはり今のお話ですと相当先という感じに感じられます。やはり今から着手と、その方向に向かって着手するというのが、やはり今始めてそして10月の市制のときはもちろんできていなくても、それに向けて着々進めているんだというものをやはり住民の皆様に意思表示するというものは大事なものだと思いますけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) ですから、基本計画を策定する中に取り込めればというふうには、その理念の部分です。それを踏まえての基本計画、そのいろいろ調べましたら、その条例の解釈の仕方なんですけれども、他の条例よりも自治基本条例が上回るというのはちょっといかがなものかという解釈も最近確かにありますので、条例である以上はほかの条例より上になる条例というのはないという議論もちょっと考えて進めさせていただきたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
19番(安住稔幸君) 確かに条例、ちょっと私そこまではまだ不勉強でありましたけれども、ただ、この自治基本条例は細かく何しろかにしろというのではなくて、やはりこれからどのようにまちづくりをしていくか、どう住民とともに進めていくか、そういったものの理念というか、そういったものでありますので、決して上だ下だとかということでなく、いうものの内容かと私は認識しておりますけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) おっしゃるとおり、住民の声を聞くということは最大もちろんでございますけれども、いざ条例の制定というふうになると、場合によっては議会と行政ともう1つ別の第3極のようなものが出てきている自治体もあるというふうな、確かに検討はしているんですけれども、最近ネットで検索すると、媒体の特性かもしれませんけれども、うまくいった例よりもつくった後の失敗例のほうが出てくるというのは、多分時系列でネットを検索していた方ならおわかりになるかと思うんですけれども、その辺ですから慎重に、まずは議会、最終的に決定権があるのは我々行政側が議会にお示ししていろんな施策をつくるというもののスタンスは絶対崩してはいけないのかなというふうに考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
19番(安住稔幸君) 私も検索していると反対の部分が出てくるというのも存じております。
  それでは、では自治基本条例の理念、結局どういったことでその住民との協働のまちづくりというものを進める、そういった理念というか、そういったものの方針というか、そういったものを皆様とともにつくり上げていくかというか、どのような形であらわすことを考えていらっしゃるんですか。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) その辺の具体の取り組みに関しましては、ことしから既に行っているわくわく町民会議、それから従前から行っている町政懇談会、あとメール等々お手紙、各種それが全て満足かというと、多分そうではないかと思いますけれども、一つ一つのものをブラッシュアップということで町民の声を施策の中に取り入れる努力は行っていきたいと考えております。
議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
19番(安住稔幸君) これ以上お話ししてもあれだと思いますので、ただ、そういった施策一つ一つはわかるんですけれども、全体の流れというか、方針、理念というものはきちんと町として示していくべきだと思います。
  それでは、続きまして、地方創生総合戦略について、ちょっと1つ気がつきましたのでお聞きします。
  この戦略の中で、基本目標4の中で、生活圏を踏まえた暮らしやすさの一層の向上というのがございまして、そこにいろいろ書いてあるんですが、大体町長が今までいろいろなところでこれからのまちづくりについてお話しされていたことが大体入っているかなと思います。ただ、私ちょっと思ったのは、この中でやはりその暮らしやすさというか、今後も暮らしたいということで考えますと、この中に富谷のその消防署、そういった防災関係のものも一応自主防災組織というものでは一言入っておりますけれども、こういったものについてやはりこの総合戦略の中に盛り込んでこそ、やはり皆様が安心してこの「住みたくなるまち日本一」に結びつくかと思いますけれども、この辺についてはいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。
市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 今回のこの地方創生総合戦略につきましては、まず前提といたしまして国の創生法、この趣旨に基づいて富谷町に即した内容ということで今回基本目標を掲げて具体的な施策について設定をさせていただいたものでございます。そして、この暮らしやすさの中には、確かに議員おっしゃるような消防組織の充実強化というのも含まれてくる内容だとは思いますけれども、まずは自治体としてまずできることということで、消防、危機管理のほうとも協議をいたしまして自主防災組織という組織率を向上させるという目標を設定をさせていただいたところでございます。また、消防組織につきましては、地方創生総合戦略ということもありますが、これから策定を行います総合計画のほうでもその辺については位置づけを行いまして取り組んでいくべきものと認識をしております。
議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
19番(安住稔幸君) そして、今回この新しいものが決定されましたけれども、そうしますとこれを広くいろんなところで皆様にお使いいただければいいのかなと私も思っています。そうしますと、それで考えたんですが、例えばいろんな配布物、印刷物には大体入るのかなと思います。それで、皆様がお持ちの、職員の方が特に持っております名刺とか、あと今回、今私も以前町のほうでつくりましたバッジをつけておりますけれども、こういったものもやはりつくる。また、早急につくって、広く皆様に使用いただいたほうがいいと思いますけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。
市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) こちらのロゴマークにつきましては、市制移行とこれからますます発展を目指す富谷町、富谷市ということを対外的にもアピールするロゴマークとして募集をさせていただきまして、多くの応募の中から今回決定をさせていただいたものでございます。議員おっしゃるとおり、今後は市制を目指していろいろな場面で活用周知を図ってまいりたいと思います。あと、事務局のほうでも、例えば缶バッジ、そういったものをつくって、職員はもとより議員の皆様にもお配りをしまして、その共通認識のもとに市制に向かって進んでいこうというようなことも考えておりますので、今の議員のご提案についてもぜひ参考にさせていただきたいと思います。ありがとうございます。
議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
19番(安住稔幸君) ちょっと済みません。ちょっと戻ります。最後の質問になるかと思いますが、生活困窮者自立支援のほうでありまして、その学習支援についてでありますけれども、先ほどの町長のお話ですと、予定、任意事業であり、今現在やっていない。これから他自治体のものを見ながら検討するというようなお話でありましたけれども、ぜひとも本当に先ほどもお話ししていましたように貧困による連鎖というか、そういったことでその学習するこの自立支援の取り戻すと、やはりきちんとした学習の場とか、そういったものをきちんと用意するというか、を伴うというようなことが出ておりますので、もう少しやはり今後についてぜひ対応していただけるように、対応すべきだと思いますけれども、もう一度お願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) 議員がおっしゃられましたように、やはり子育て世代から親になるところの貧困の連鎖というふうなところを断ち切るためには、やはりこういった学習支援事業の推進というのは大切になってくるとは思いますので、学校教育課と連携しながら検討してまいりたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) これをもちまして本日の一般質問を終わります。
  これで本日の日程は全て終了いたしました。
  本日はこれにて散会いたします。
  ご苦労さまでした。
     午後3時10分 散会

平成27年第4回定例会議事録(第4号)

平成27年12月7日(月曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 金子透君
  • 2番 青柳信義君
  • 3番 浅野武志君
  • 4番 若生英俊君
  • 5番 畑山和晴君
  • 6番 齊藤秀行君
  • 7番 藤原峻君
  • 8番 佐藤聖子君
  • 9番 西田嘉博君
  • 10番 長谷川る美君
  • 11番 佐藤克彦君
  • 12番 山路清一君
  • 13番 浅野直子君
  • 14番 高橋正俊君
  • 15番 菅原福治君
  • 16番 出川博一君
  • 17番 相澤榮君
  • 18番 渡邊俊一君
  • 19番 安住稔幸君
  • 20番 浅野幹雄君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 町長 若生裕俊君
  • 副町長 大庭豪樹君
  • 企画部長 内海壯晃君
  • 総務部長 山田豊君
  • 建設部長 奥山育男君
  • 企画部企画政策課長 高橋弘勝君
  • 企画部財政課長  西山高広君
  • 総務部総務課長兼情報化推進室長 神田能成君
  • 福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセタンター子育てサロン所長 浅場悟君
  • 建設部都市整備課長 齋藤英夫君
  • 企画部企画政策課参事兼市制移行・地方創生推進室長 松原誠君
  • 総務部総務課参事兼危機管理室長 横田利雄君
  • 福祉部子育て支援課参事兼保育統括監 八巻恵美子君
  • 教育長 菅原義一君
  • 教育次長(教育総務担当) 小松巌君
  • 学校教育課長 齋藤卓也君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀郁雄
  • 次長 富澤裕
  • 主幹 長瀬千鶴子

議事日程 第4号

 平成27年12月7日(月曜日) 午前10時00分 開会

第 1 会議録署名議員の指名
第 2 一般質問(通告番号16番~17番)
一般質問 14番 高橋正俊議員
1 富谷町の消防力について
2 富谷町の学校通学路について
7番 藤原峻議員
1 保育士の待遇改善を求める
2 電気代高騰対策を求める
3 富谷町奨学金の改善の状況は

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり 午前10時00分 開議


議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
  ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
  議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。


     日程第1 会議録署名議員の指名
議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
  会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、12番山路清一君、13番浅野直子君、14番高橋正俊君の3名を指名いたします。


     日程第2 一般質問
議長(浅野幹雄君) 日程第2、一般質問を行います。
  通告順に発言を許します。14番高橋正俊君。
14番(高橋正俊君) 皆さん、おはようございます。
  それでは、通告に従い一般質問を行います。
  まず初めに、消防力についてですが、町民の方で誤解をされている方もいるようなので、まず黒川地域行政組合で平成26年2月に作成された消防力整備計画(案)、これはあくまでも案として作成されたものでしたが、この案について、平成26年9月26日の黒川地域行政組合議会全員協議会での内容から説明したいと思います。
  消防力整備計画(案)の内容は、平成26年度を初年度とし、平成30年度を目標とした5年計画で、平成26年度、定数条例を改正し、職員を増員し、最終的に職員を現在の135人から175人にする。そして、南部地域(富谷町)に総事業費6億5,000万円とし、敷地面積は1万平方メートルで消防署の建設を開始し、平成31年4月から運用を計画する。また、救急隊1隊を増設先行配置し、平成28年4月から運用を計画するという案でありました。
  黒川地域行政事務組合議会全員協議会会議録によると、そこでは私はこのような質問をしておりました。「この計画書は案ということですが、我が富谷町の消防力強化ということで、本来はとてもありがたい話です。しかし、ほかの議員の方からも大分質問があったとおり、毎年かかる維持管理費(コスト)の問題だと思います。ざっと計算したところ年間5億円ぐらいかかるということですが、これを各町村がこれから何十年と負担をしていくわけです。人口の割合で負担していくのか、わかりませんが、町民の代表としてここに来ているわけですので、職員を40人も増員しコストをかけてということを、皆さんの町村でも町民がすぐに納得できる話なのかと思っております。
  私も、成田に住んでおり、毎日のように、朝晩と救急車が出動している状況を見ておりますが、確かに富谷町に救急車は必要だと考えている一人でございます。しかし、先ほど皆さんがおっしゃった安心・安全ということを考えれば、成田地区に計画するならもっと規模を縮小したものを考えられないのか。例えば救急車1台、消防車1台を設置するような規模でも私は十分対応できるのではないかと思うのですが、見解をお聞きします」。こういう質問を私はしました。
  しかし、これを「高橋議員は反対している」というような誤った情報を流している人がいるようですので、ここではっきりさせておくべきことは、反対したのではなく、税金を無駄に使わないもっといい案はないのかという質問をしたという真実をお話しさせていただきます。
  では、本題ですが、今、富谷町の人口増加が進み、今後もふえていくことは、町民の皆さんもご存じだと思いますが、それに伴い整備しなければならないことは、消防力の強化・救急車の増車だと思います。そしてまた、水害対策の必要性についても伺います。
  1、富谷町への救急車の増車については、どのように進んでいるのか伺います。
  2、消防署または出張所の構想については、理事会ではどのような話し合いになっているのか伺います。
  3、9月11日の大雨により、消防本部、そして黒川行政組合事務所の水害を受けて、防災に向けての検討状況を伺います。
  次に、富谷町の通学路についてでございます。
  過去にも同僚議員の方々が通学路の安全対策について何度となく質問されておられますが、平成25年2月25日の議会の一般質問の中で、国道4号線富ケ丘交差点の安全対策について、今は亡き長谷川 隆議員の質問で、大和警察署へ出向き、また県警本部へも要望を重ね、平成23年10月18日に横断歩道の歩行者用信号時間が3秒ようやく延長されました。また、平成24年11月、大和警察署を訪問して要望し、県警本部にも働きかけ、経過時間表示機能つき歩行者用信号機が2月15日に設置されました。このような故長谷川 隆議員の功労・功績に対して、改めて敬意と感謝をするところであります。
  それ以後、このような問題のある通学路について、どのような対策をしているのか質問します。
  1、町内の通学路において、危険だと思われる場所は何カ所あるのか伺います。
  2、その場所は具体的にどこなのか伺います。
  3、その場所の安全対策(冬場における凍結対策なども含め)どのようにしているのか伺います。
  4、今後の課題について伺います。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの高橋正俊議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  まず、質問件名1の富谷町の消防力についての問い1、富谷町への救急車の増車についてはどのように進んでいるのかについてであります。一般質問2日目の出川議員のご質問に答弁いたしましたとおり、昨年9月、黒川地域行政事務組合全員協議会後、改めて理事会で検討することとなっておりました。しかしながら、今年度に入ってからも検討が行われなかったことから、本年6月22日の黒川地域行政事務組合理事会の際、協議の申し入れを行い、8月5日及び10月14日の同理事会後に行われました理事協議会におきまして、必要性についてのご理解をいただき、最優先に黒川消防署富谷出張所への救急車両の1台増車配備に向けて進めていただくこととなりました。
  問い2、消防署または出張所の構想については理事会ではどのような話し合いになっているかについてでありますが、先ほどの答弁におきまして、救急車両の1台増車配備を最優先に要望しておりますが、富谷地域の消防力強化につきましても、これまでの理事会後の理事協議会におきまして、必要性についての説明をさせていただいております。今後も引き続き、消防力整備計画(案)の見直しに向けた協議を進め、一日も早い富谷地域の消防力強化を目指してまいります。
  問い3、9月11日の大雨により消防本部、そして黒川行政事務組合事務所の水害を受けて、防災に向けての検討状況についてでありますが、さきの第3回定例会一般質問にも答弁いたしましたとおり、富谷町においては常備消防力の強化が必要であると認識しております。
  対応といたしましては、本年8月5日及び10月14日の同理事会の黒川地域行政事務組合理事会後の理事協議会において、富谷地域の消防力強化における常備消防力の強化の必要性や、黒川地域事務組合の事務所移転を含めた検討を今後行うこととなっております。
  質問件名2の富谷町の学校通学路についてであります。
  問い1、通学路においては、危険箇所とみなされる場所については、信号機設置の早期要望や道路施設の補修等を行うなど、その都度対応をいたしております。また、町内各小中学校へ依頼し、通学路における安全施設整備要望調査を実施したところ、要望箇所といたしましては15カ所となっております。
  問い2、その具体的な場所につきましては、町内各小中学校からの要望箇所といたしましては以下のとおりでございます。富谷小学校区は、ひより台二丁目会館前交差点ほか3箇所。富ケ丘小学校区は、ココス前、国道4号線の横断歩道。東向陽台小学校区は、学校の東門から明石台六丁目に向かう袋小路の道路。あけの平小学校区は、富谷第二中学校前の通学路歩道ほか1カ所。成田東小学校区は、学校前の外環状通りほか1カ所。成田小学校区は、元気くん市場前の交差点ほか3カ所。明石台小学校区は、西門前の横断歩道。以上15カ所となっております。
  その場所の安全対策、冬場における凍結対策等も含めてについてでありますが、信号機設置の早期要望を働きかけるとともに、道路施設の補修及び道路標識・表示等の設置につきましては予算の範囲内で順次対応をいたしております。また、冬期間における通学路の歩道につきましては、これまで積雪20センチ以上で除雪をしていましたが、本年度より積雪15センチ以上で除雪する体制を整えております。
  問い4、今後の課題についてでありますが、要望箇所等につきましては、関係機関へ働きかけを行うとともに、安全対策に検討を重ね、予算の範囲内で対応してまいりたいと考えております。
議長(浅野幹雄君) これより高橋正俊君の質問は一問一答により行います。14番高橋正俊君。
14番(高橋正俊君) それでは、消防力のほうから質問をさせていただきます。
  消防力の基準というものは、救急車については3万人に1台と、こういう基準があるのだと思いますが、これについては、町長、認識しておられますか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) そのとおりであります。私も同じように認識しております。
議長(浅野幹雄君) 14番高橋正俊君。
14番(高橋正俊君) そうすると、黒川郡の人口、大和町が11月末で2万8,282人、大郷町が11月末で8,498人、10月末で大衡村5,828人、そして富谷町11月末で5万2,283人、合計すると9万4,891人なんですけれども、消防力の基準でいくと、今現在、救急車4台使われておりますから、そうすれば十分に間に合うということだと思いますが、その辺、町長はどう考えておりますか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 確かに高橋議員の申すとおり、郡内全体の人口比で4台というのは十分な台数というふうには言えると思います。
議長(浅野幹雄君) 14番高橋正俊君。
14番(高橋正俊君) そういっても、黒川地域行政組合の中の黒川消防署ですので、とりあえず、今の現在の配置の問題だと思うんですよ、私は。それが配置を考えて理事会のほうで検討していただければ、救急隊も含めて今の人数でも富谷町に早急に救急車を置くことは可能だと思うんですが、その辺の見解をお伺いします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 高橋議員のご意見のとおりでありまして、本来、やはり人口比で言えば4台で十分に対応できる。ただ、今現状バランスが悪くて、実際、富谷が5万2,000人という人口に対して1台という、それで実際には1台では対応し切れず、ほかの本署だったり、大郷だったり、大衡から来ていただいているという、そこが一番今大きな課題になっているわけでありまして、ただ、やはり維持費を考えれば、どちらかのバランスをとるというのが本来必要なんですけれども、ただ、1台、一度設置してしまうとなかなか消防署を移動するとなると、その地域の人たちが不安になるということで、実は大変難しい作業になるわけでありまして、前回の定例議会でも私答弁で申し上げましたが、本来であれば、やはり大衡に設置をされるときにもっとバランスをとって、そのときにやはり富谷がしっかりと、人口比率でいっても本来であれば富谷にそのときに置いていただいて、大衡についてはあくまでやはりそのときも本署から出動で対応していただくのが理想だったわけでありますが、今現在、やはり一度大衡に置いてしまうと、なかなかそれを今取るというのは大衡村の村民の人たちにとっては不安を与えるということで、本当に大変厳しい状況になっているというのが現状にあります。ただ、少なくとも富谷の方々の安心・安全を優先するという立場である以上は、私はその上で、今の状況とすれば、とにかく富谷に2台目の増車をということで、今ご理解をやっとしていただいたところであります。
議長(浅野幹雄君) 14番高橋正俊君。
14番(高橋正俊君) これは大変、町長も苦労しているところだと思います。私も黒川行政組合の議員として5年目に入りましたけれども、私は、今回こういう質問をしているのは、本来、黒川行政組合の議会で質問すればいいんですけれども、まずもって富谷の方々に理解をしてもらう。そして、救急車、消防車含めて、出張所、消防署にするのでも、想像以上にこれは苦労しなければならないという意味で、今回、この富谷町の議会で質問させていただいているわけですが。理事が4人しかいない中で、前町長のときに理事の関係がどうもうまくいっていないようなふうに私は思っていたわけでございますが、今、黒川議会に行ってみますと、新町長は、大分そういう人間関係というか、その辺を上手にやっているなというふうに感じております。その黒川行政の理事の方々の関係について、今はどういう状況にあるのか、お聞きします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 私が就任する以前のことは存じ上げておりませんが、ただ、少なくとも私が就任してからは、やはり物事、何を行うにしても黒川郡4カ町村の理事の信頼関係というものはやはり物事を進める上でも大変大切だというふうに思っておりますので、私といたしましては4町村長の理事の関係性というものを大変大切にさせていただいておりますので、今、私就任して10カ月たとうとしておりますが、今現在は大変信頼関係をもってお互いにいろいろな相談もさせていただいております。そういう意味で、今回の富谷の状況もご理解いただいた上で、2台目の増車配備についてもご理解をいただいたというのは、そういう信頼関係があってのことだというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 14番高橋正俊君。
14番(高橋正俊君) それから、もう少し消防力についてお伺いしますけれども、今4台救急車が活動していますけれども、その配置の問題。それは町長がいろいろ交渉するなり、お願いをして、富谷にできるだけ早急に移動してもらう。そういうふうなことは町長にお願いして、まずもって、この計画を、じゃあ、例えば大衡から富谷に1台救急車が来た場合、大衡に置かない問題も出てくるわけですよね。そうすると、今、予備の救急車が1台あるわけですから、この計画を進めていくためにはまずもって条例改正しなければならないんですよ。職員の増員の条例です。この問題については、理事会のほうではどういう話になっているのか、お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 富谷町への消防、救急隊の配備の増車につきましては、必然的に救急隊の増員を伴うわけですので、今後の理事会、いわゆる議会において、職員の増員という条例改正は伴ってくるかと思います。その時期についてはここで私から申し上げられないところもありますので、一応その方向で進んでいくものと認識をいたしております。
議長(浅野幹雄君) 14番高橋正俊君。
14番(高橋正俊君) 町長に期待をしておりますから、ぜひ頑張っていただきたい。
  この間、大衡の議員さん、議長、副議長を含めて8人、それから大和町の議員さん9人と我が町から何人か行ったんですけれども、懇談をする機会がありまして、黒川行政組合の議会の議長から口を出していただいて、大衡の負担金、これを、具体的な話になりますけれども、今の状況に5,000万円負担をしたらいいんじゃないかと。そうすれば、救急車をすぐにでも1台増車できますよと。こういう、懇談の中でお話が出たんですけれども、大衡の方々、8人の議員さんたちがそれは全く当たり前の話だと、我々はその話には賛成しますと。こういう話をいただいたので、ぜひ、町長、ここで大衡の村長とお話をして、理事会の中で負担の問題について、余り、黒川郡のバランスを考えて、先輩議員さんたちが今まで積み重ねてきたものがあるので、ひとえに私言えないんですけれども、理事会の中でこういう話を、大衡の村長さんに負担をしていただいて、何とか救急車1台を早急にふやしてはどうかという提案をぜひしてもらえば、議会にそれ出してもらえば、議会では丸をつけると言っていますから、ぜひその辺の交渉をひとつお願いをしたいんですけれども、町長、見解をお願いします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 大変ありがたいご意見をいただきまして、ありがとうございます。本来であれば、今、実は消防の負担も富谷町が人口割合でかなりの金額を負担しておりまして、それと同じような消防・救急車1台同士でありながら、やはり大衡さんの負担額が大変少ないという、負担金の額差も大変違っておりまして、その辺も今のご意見は大変ありがたいご意見でありまして、ただ、その辺もやはり信頼関係を大切にしながら進めていく上では、余り露骨に申し上げるのも、言えるタイミングがなかなかとれなかった部分でありますが、今回、せっかく大衡の議員さん、大和の議員さん含め、そのような意見交換をされたということでありますので、そのことを踏まえまして、改めて私のほうからそういうご相談をさせていただきたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 14番高橋正俊君。
14番(高橋正俊君) それでは、通学路について質問させていただきます。
  先ほど、前段で富ケ丘4号線の交差点について、長谷川議員の質問の話をしたんですけれども、今危険と思われる箇所が15カ所ある。しかし、ことしの冬に私も4号線富ケ丘の交差点に立つ機会がありまして、あそこに朝に立ってみたら、非常に危険な場所だなと改めて感じました。
  そしてまた、大清水の若いお母さんたちが、何かよく私も詳しくはわからないんですけれども、指定された通学路を回ると物すごい時間がかかるという話もされました。子供たちが帰ってくるまで心配でたまらない。しかしながら、生活するために私も働かなければ生活ができない。こういう思いで、やせる思いですと、こういうお話をされたお母さんがおりました。
  まずもって、あそこの問題についてちょっとお聞きしますけれども、その信号機とか、信号機の延長とかというのはあったんですけれども、近い将来というか、町長が構想として、歩道橋とか、地下道とか、そういうもっと上の話、将来的な、それはあした、あさってにやれとかいう話ではないんですけれども、将来的にあの交差点に描いているものはあるのかどうか、お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) やはり先ほど議員のご質問にありましたように、富ケ丘のあそこの国道4号線の交差点につきましては、本当に大変危険な地域であるというのは同じように私も認識をいたしておりまして、改めて故長谷川 隆議員が本当にご努力であそこを一生懸命されていたというのは私も大変本当に感謝をするところであります。
  改めて、あそこの問題につきましては、実は国のほうに歩道橋の設置を要望をさせていただいておりまして、先日も整備局の局長さんとお話をしたときに、何とかあそこの歩道橋の設置を進めていただきたいということで、直接要望は私も就任してからさせていただいております。
議長(浅野幹雄君) ちょっと、よろしいしですか。前の質問で「大清水の子供たち」と、「上桜木」に訂正いたしますか。(「ごめんなさい、上桜木でお願いします」の声あり)では、「上桜木」に訂正。
  14番高橋正俊君。
14番(高橋正俊君) 大変失礼しました。
  たまたま今回、国土交通省の副大臣に土井 亨衆議院議員先生が誕生しましたので、地下道とか、歩道橋とか、これはぜひ要望していただいて、形にしていただきたい。そして、あそこ何度あるのか私はちょっとわかりませんが、あの交差点で、この間、大和警察署に私もちょっと行ってお話ししたんですけれども、融雪剤をまくとき、ジャスコのほうから富ケ丘のほうに行く、その分は融雪剤をまくんだろうと思うんですが、国道4号線の分、あそこの交差点だけじゃなくて、危険な箇所に、凍結したときに交差点、それは、距離はどのぐらいか検討する問題だと思うんですけれども、前後、4号線の部分に融雪剤、凍結防止剤をまけば、例えば凍結したときにあの坂でブレーキをかけてスリップしてきたときに、父兄の方でも、人の力では車はとめられませんよ。ですから、交差点の前後、管理地域は違うんですけれども、しかし、富谷町の子供たちを守る、富谷町の町民を守るために、それはハードルがあるのかどうか、わかりませんが、交差点の前後200メートルなり300メートル範囲内で、融雪剤を私はまけばより一層安全なのかなと思うのですが、その辺をお聞きします。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(齋藤英夫君) 富谷町の分の町道につきましてはまいておりますので、国のほうに要望しておきますので、よろしくお願いします。
議長(浅野幹雄君) 14番高橋正俊君。
14番(高橋正俊君) 課長、私今こういう質問を議会でやっているわけですが、万が一、あそこでそういう事故が起きれば、必ずそれは指摘されますからね。今回、私が一般質問でそういう質問をしたということになれば、執行部で何をやっているんだというふうになりますから、それは前向きに、ぜひ国道管轄のほうと早急に話をして、凍結した場合に富谷町でも融雪剤を少しまきますよ、こういうことを了解してくださいということをお話ししておいてほしいと思います。さらに質問、お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(齋藤英夫君) 国道を管理しています仙台国道維持出張所、直接管理していますので、そちらのほうと一応お話をして取り決めたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
7番(藤原 峻君) 皆さん、こんにちは。
  私は、通告に従い、質問件名1、保育士の待遇改善を求める、質問件名2、電気代の高騰対策を求める、質問件名3、富谷町奨学金の改善の状況について伺います。
  まず、保育士の待遇改善を求めるに移ります。
  平成29年度末に保育士数が日本全体で7.4万人不足すると言われております。全国で保育士の確保が課題となっており、保育士の求人倍率も全国で年々増加しておりますが、宮城県の保育士の有効求人倍率、昨年度の12月、平成26年12月で1.82人、これは年々上がってきている、そういう状況にあります。
  保育士には障がい児への対応、命にかかわるアレルギーへの対応、複雑化する家庭状況などへも対応しなければならないため、専門性が求められます。さらには、命を預かるという責任も求められます。しかし、低賃金、休みがとれない、そういう労働環境が悪いために、資格を取得しても保育士にならない人が多く、結婚や出産による早期離職する方も多い、そういう状況にあるそうです。
  厚生労働省が2013年にハローワークが実施した保育士資格を有しながら、保育士としての就職を希望しない求職者に対する意識調査の結果を公表しました。資格を取っても保育士にならないという方が半数もいる。そういう状況にありますが、保育士を希望しない理由で最も多いのは「賃金が希望と合わない」、これが47.5%であり、「他職種への興味」、これが43.1%でした。また、「賃金が希望と合わない」とするものと合わせて、「休暇が少ない」「休暇がとりにくい」を挙げる割合が高くなっており、49.7%、特に20から30代では4割を超えています。また「責任の重さ」・「体力への不安」は、年齢と強い相関があり、50代以上で6割を超えています。次いで「就業時間が希望と合わない」、これは26.5%と多くなっております。30代では「子育てとの両立が難しい」が26%と比較的高くなっています。逆に、「希望しない理由が解消された場合、保育士を希望する」としたものは63.6%と、およそ3分2に達している状況にあります。
  就職したいと思える待遇に改善していくことこそが、早期離職をしないことにつながります。また、結婚や子育ても行いながら継続して働ける環境整備、専門職として自分にプライドを持ち働いていける、そういう環境整備が求められていると思います。
  質問に移ります。
  1、町立保育所における保育士の臨時雇用と正規雇用者数は、それぞれ何人となっておりますか。現在働いている臨時雇用保育士の年代の分布はどうなっておりますか。
  2、ホームページでは、12名、臨時保育士を募集と書いてあります。現状で保育士は何人不足しておりますか。
  3、ホームページの募集によりますと、富谷町の臨時保育士の日給は8,800円、これは月20日働いたとしても17万6,000円であり、年で換算しますと211万2,000円です。これはボーナスや昇給などはあるのでしょうか。保育士の専門性も考慮し、さらなる待遇改善を考えるべきではないでしょうか。
  4、均等待遇の視点から、正規雇用と非正規雇用の賃金格差をどのように認識されていますか。正規雇用をふやすつもりはありますか。
  5、聞き取りでは、休みはとりづらいという声がありました。町立保育所に短時間勤務の保育士も配置するなど多様な雇用形態の人材を確保することで、勤務のシフトに余裕を持たせ、急な休みなどをカバーし合えるようにする、そういう必要はありますか。柔軟にシフトが組めるような体制づくりが確立できていますでしょうか。
  6、ホームページ上の臨時保育士の募集には、変則勤務に関して規定されています。結婚や出産を機にやめる保育士が多いという研究結果もあります。保育士確保の面からも子育てをしながら働けるように、労働時間に融通性が必要ではないでしょうか。求人情報の中に「相談に応じる」という記述が必要だと考えます。
  質問件名2、電気代の高騰対策を求めるに移ります。
  福島第一原発の放射能汚染により、いまだ帰宅ができない方々がおります。体調が悪化する方や自殺を選んでしまう方が存在するなど、筆舌に尽くしがたい被害が起きております。汚染水はいまだに海に垂れ流しの状態であり、収束がままならない、そういう状況にあります。さらに、震災により大停電が起こりましたが、東北電力や大きい電力会社の供給体制にだけ頼り過ぎるという、その脆弱性もあらわになりました。
  今回の原発事故を受け、各電力会社はガスによる火力発電に大きく切りかえたことや再生可能エネルギーを普及させるための固定価格買取制度の実施により、年々電気代が高くなっています。
  具体的に、富谷町役場において、職員の皆さんによる並々ならぬ節電努力や省エネの取り組みにより、消費電力は抑えられているにもかかわらず、電気代がふえている。そういう現状にあります。本庁舎電気使用量は、平成24年度80万7,242キロワット時から、平成26年度77万1,545キロワット時に、3万5,697キロワット減りました。しかし、使用料金は平成24年度には1,381万3,945円から2014年には1,724万8,458円にまで増加しています。平成24年から26年度での差では、電力使用料は4.4%減少しましたが、使用料金は約20%、343万4,513円も増加していることになり、省エネや節電以外のより効果的な対策が求められます。
  ここで再生可能エネルギーの可能性についてお話をいたします。電気代は高くなっておりますが、再生可能エネルギーの普及が加速しています。国際エネルギー機関によると、日本が2014年に新設し稼働を始めた太陽光発電の設備容量は中国に次ぎ世界第2位でした。
  自然エネルギー財団の発行している「やっぱり自然エネルギー」によりますと、「2011年度から2014年度までの4年間で新たに2,078万キロワットの自然エネルギー発電設備が運転を開始しています。これは設備容量としては、原発20基分に当たる大きな規模です。
  設備量の増加に伴い、自然エネルギーの発電量も急速に伸び、2010年度から2014年度までに約3倍に増加しました。2014年度の発電量は、一般家庭1,060万世帯の年間消費電力量に相当します。これだけの変革が日本でも起きている状況です。
  一度事故が起きれば収束ができない、被害が甚大になる原発に頼るのではなくて、地域でエネルギーを発電し、そして循環させる。お金を循環させる取り組みが求められています。そして、既に自治体レベルの動きで日本全国でも広がりが見えつつあります。
  例えば2013年9月に、人口約1万8,000人の群馬県中之条町が「原発に頼らない地域を目指し」、全国で初となる自治体による電力会社「中之条電力」を設立しました。「東電から電気を買っていたころに比べ、公共施設の電気代は7%減り、年1,000万円の経費を削減。また、中之条電力の年間2,000から3,000万円ほどの利益は、個人宅の太陽光パネルへの補助金に活用」とあります。
  自治体が銀行や民間会社と提携し、特定規模電気事業者(PPS)をつくるという取り組みは、群馬県中之条町だけではなく、大阪府泉佐野市、福岡県みやま市、鳥取県鳥取市、山形県、そして浜松市など急速にふえております。山形県は卒原発の一環として、2015年に県内再生可能エネルギー事業者など民間業者と共同出資し、地域電力会社「山形新電力」(仮称)を新年度に設立する方針を固めています。当面は公共施設への提供を中心とし、民間施設や一般家庭に供給を拡大する予定だそうです。
  そして、自治体が電力会社をつくるだけではなくて、新電力へ切りかえる、そういう自治体が多くなりつつあります。神奈川県では、2013年に公共施設の9割を新電力に切りかえ、電気代が年間で1億5,000万円削減できたそうです。
  電気代対策とエネルギーの地産地消を考えるときではないでしょうか。
  質問に移ります。
  1、電気代を抑えるための新電力への切りかえ状況はどうなっていますか。
  2、新エネルギー財団の「グリッドパリティー日本でも電気料金レベルに達した太陽光発電の経済性」によりますと、太陽光発電の発電単価を推計し、2010年ごろの発電単価がキロワット時当たり40円程度、これは電気料金と比較して2倍でしたが、その後、継続的に下落をし続け、2014年10月から12月には24.9円に達したという状況にあります。これは太陽光発電の発電単価が電線から買う電気代よりも安くなってきているそういう状況をあらわしています。富谷町でもPPSの検討を行うべきではないでしょうか。
  3、エネルギーの地産地消は、地域にお金が確実に循環する仕組みです。地方創生においてエネルギーを重要視している自治体も多く存在します。富谷町としての計画はどうなっておりますか。
  4、街路灯、防犯灯のLED化(省エネ対策)はどのように計画されておりますか。
  質問件名3、富谷町奨学金の改善の状況はどうなっておりますか。
  前回の議会でも質問をいたしましたが、親の経済状況によって進学ができない。また、卒業後に返済が困難な状況というのは、本人の努力の問題というよりも、全体の4割にもなった非正規雇用による、そういう環境悪化の社会構造上の不条理が降りかかっているということをあらわしています。
  給付型奨学金、そして奨学金の救済措置を自治体が実施していくことは、教育基本法にもあるように、自治体の役割として非常に重要だと考えます。2012年の日本高等学校教職員組合の調査では、給付型の奨学金制度を234自治体が実施しています。富谷町の財源であれば、給付型奨学金は実現可能です。給付型奨学金は教育機会の公平性として強く求められております。
  返済困難者への救済措置と条例の整備の検討の進捗状況、給付型奨学金の創設を求め、以下に伺います。
  1、「今後卒業しても就職が決まらないケースや、派遣労働など非正規雇用の場合には、返済期間の延長など見直しを含めた検討、規則、要綱等の整備に入りたい」との答弁を前回の議会でいただきました。進捗状況はどうなっておりますでしょうか。
  2、給付型奨学金の資金に関しては、一般財源から賄っている市町村も存在いたします。例えば倉敷市、琴平町などであります。富谷町として検討してはどうでしょうか。
  3、太陽光発電の利益を奨学金にしているおかやま山陽高校の「ソーラー奨学金」があります。発電した電力の売電収入で奨学金を運用し、月1万円を45から75名に給付する予定だそうです。富谷町として、町の電気代を抑える、そしてエネルギーの地産地消とあわせて検討してはどうでしょうか。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。初めに、若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの藤原 峻議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  まず、質問件名1の保育士の待遇改善を求めるに関連して、問い1、臨時雇用の保育士は16名、正規雇用保育士は32名(所長、副所長含む)であります。年代分布は、20代が8名、30代が4名、40代が2名、50代が2名となっております。
  問い2、本町ホームページにおける12名の募集は、本年度当初の状況でありまして、現在においては定員数に対する保育士は不足しておりません。
  問い3、ボーナスや昇給はありますか、またさらなる待遇改善をにつきましては、ボーナスや昇給はございません。待遇改善については、近隣市町村の動向を参考にしながら検討してまいりたいというふうに思います。
  問い4、均等待遇の視点から、正規雇用と非正規雇用の賃金格差をどのように認識されていますか。正規雇用をふやすつもりはについてでありますが、ここ数年、職員の雇用状況や資質向上を図るため、必要に応じて新規職員を採用しております。今後も保育現場に対応した職員配置に努めてまいりたいというふうに思います。
  問い5、聞き取りでは、休みづらいという声があり、柔軟にシフトが組めるような体制づくりをとのご意見でありますが、各保育所に2名から3名の短時間の加配パート保育士を配置し、気になる児童の保育や休みの職員のカバーに対応をしており、柔軟なシフトの体制は確保しているものと考えております。
  問い6、上の臨時保育士の募集について、保育所の開所時間内の勤務対応としているところであります。臨時保育士の個々の希望に応じた体制づくりをした場合、保育運営上支障を来すもので、対応はしておりません。労働時間の融通性は、パート保育士の場合は取り入れて雇用をしております。
  問い2の電気代高騰対策を求めるに関しての問い1でございます。新電力への切りかえは、昨年1月より段階的に行い、本年11月現在、町内9施設において行っております。新電力の電気使用料の実績は、昨年度で合わせて100万4,968キロワットとなっており、年間で約87万円、3%の電気代削減となっております。他の施設についても、東北電力に照会の上、より安価な契約メニューでの電気使用を行っており、電気代負担を少しでも軽減できるよう対策しております。
  問い2の富谷町でのPPS検討を行うべきではとのご質問でありますが、公共施設に係る全体コストの管理を徹底し、他自治体事例を参考にしながら、市場環境の変化に応じた対策を講じて検討してまいりたいというふうに考えております。
  問い3のエネルギーの地産地消は地域にお金が確実に循環する仕組みです。地方創生において、エネルギーを重要視している自治体も多く存在します。富谷町としての位置づけと計画はどうなっていますかについてでありますが、私も再生可能エネルギーの地産地消を目指し、大規模太陽光発電施設メガソーラーを設置しました。新しくその電力会社も立ち上げた一人であります。今後、本町におきましても、富谷町総合計画を策定する中で、前例を参考に検討してまいりたいというふうに思います。
  問い2の街路灯につきましては、みやぎ環境交付金を活用して来年度より計画的に交換していきたいと考えております。防犯灯につきましては、環境省の二酸化炭素排出抑制対策事業等補助金の活用を見据え、全箇所LED化に交換する予定で現在資料等を収集し準備しているところでございます。
  質問件名3につきましては、教育長のほうから答弁をしていただきます。
議長(浅野幹雄君) 次に、菅原教育長。
教育長(菅原義一君) それでは、私のほうから3点目の奨学金についてお答えを申し上げます。
  まず第1点目、現在の見直しの進捗状況ということでございますが、現在、返済困難者におきましては、収入状況等を考慮しながら個別に対応し、返済計画などについて協議をしながら弾力的な対応をしているところでございます。返済期間の延長や奨学金未償の減免につきましては、富谷町奨学生選考委員会に提案をし、今後、審議をしてまいりたいというふうに思っております。
  第2点目、給付型奨学金制度の導入につきましては、前回の議会でもお答え申し上げましたが、奨学金制度の継続性や安定性、給付対象者を選考する基準等の公平性を保つためには課題があるものというふうな認識をしてございます。
  また、一般財源の導入につきましては、国・県、他市町村の状況を踏まえ、今後も調査研究を進めてまいりたいというふうに思います。
  3点目のソーラー奨学金についてでございますが、この件につきましても調査研究を今後進めてまいりたいというふうに思ってございます。
  以上でございます。
議長(浅野幹雄君) この際、午前11時15分まで休憩をいたします。
     午前11時00分 休憩


     午前11時15分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  先ほどの高橋正俊君の質問の答弁の訂正がございますので、これを許可いたします。若生町長。
町長(若生裕俊君) 先ほど、高橋正俊議員の救急車の設置基準につきまして、3万人に1台ということで相違ないということでご答弁したんですけれども、昨年度、設置基準が変わりまして、3万人に1台から2万人1台に変更がなされております。ということで、現在は2万人に1台という設置基準になっておりますので、今、現在だと過不足が2台、黒川エリアでいうと2台になるわけでありますね。消防署所の設置につきましては、指針の消防力とすれば5で、現在4ということで、1カ所、過不足ということになっております。
  訂正お願いします。済みません。
議長(浅野幹雄君) これより藤原 峻君の質問は一問一答により行います。7番藤原 峻君。
7番(藤原 峻君) 町立保育所の臨時雇用に関しまして、先ほどのご答弁で20代が8人、30代4人という、全体で大体7割ぐらいだと思うんですけれども、この臨時保育士の方たちの日給8,800円で、年で換算すると211万2,000円というこの金額というのは、どのように捉えられておりますでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 保育統括監。
保育統括監(八巻恵美子君) 臨時職員の時給にしますと1,100円というところで今勤務していただいているところなんですけれども、これは2年前に、状況に応じてやっぱり賃金を上げるというところで1,100円にしました。近隣の市町村と比較した場合にも低くはなく、早い時期の値上げとなっております。また、今の状況ではまた異なるところも出ていると思うんですけれども、妥当かなというふうに考えているところです。
議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
7番(藤原 峻君) 年収200万円ぐらいといいますと、やはりワーキングプアに近い、そういうような状況だと考えておりますが、それに関してはいかがお考えでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 保育統括監。
保育統括監(八巻恵美子君) 現在のところ、勤めている臨時職員のほうから賃金が低いというようなところでの苦情とかは聞かれていないところです。
議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
7番(藤原 峻君) 先ほどの質問の中で「賃金が希望と合わない」というのが47.5%あると、私伝えたんですけれども、それよりも「多職種への興味」が43.1%あります。保育士さんの給料が少なくて、果たして近隣の保育士との比較だけでいいのかというようなことがあると思います。例えば他職種との比較という点ではどのように考えておりますでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 保育統括監。
保育統括監(八巻恵美子君) 他職種との比較した場合の保育士の賃金としては、低いとは考えておりません。それから、やはり勤務される方は、保育に志を持った方たちが勤務されているので、他職に移りたいとかというところの話は聞いておりません。
議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
7番(藤原 峻君) やはり保育士さんということで、専門性も求められていると思うんですね。最近ですとやはり障がい児への対応もありますし、本当に命を預かる、そういうアレルギーへの対応などもあると思います。そういうところも加味していかなければならないかと思うんですが。今度コストコが富谷にできますが、その時給が1,100円というような状況だそうです。専門職というような状況でもなく1,100円、これと比較してどのようにお考えでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 保育統括監。
保育統括監(八巻恵美子君) 賃金のところでだけ考えた場合、やはりそちらに経済的な面とか興味の面で行く方もいるかとは思うんですけれども、町としては、1,100円のところで勤めていただく保育士さんを今後も募集していくというところで考えております。
議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
7番(藤原 峻君) やはり、やりがいを持って働けるお金、そして文化的な暮らしを営める最低限のお金というのは、これは必要なことだと考えております。前回の議会のときに質問させていただいたんですけれども、東北で文化的な最低限の暮らしを行うには、時給で約1,300円程度が必要だという、そういう試算があります。これは1,100円で確かに他の近隣地域よりは高いということではあるんですけれども、文化的な暮らしがこれではまだ送れない。ボーナスもない、昇給もないという状況では、やはりこれは大変生活が苦しいと思うのですが、いかがお考えでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 保育統括監。
保育統括監(八巻恵美子君) 賃金につきましては、近隣市町村等の動向を見ながら参考にさせていただき、今後進めてまいりたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
7番(藤原 峻君) 正社員の給与を時給に換算すると幾らぐらいになりますか。
議長(浅野幹雄君) 保育統括監。
保育統括監(八巻恵美子君) 正職員の給与の時給は今出しておりませんので、ここで答弁できません。
議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
7番(藤原 峻君) 同一価値労働同一賃金を目指す職務評価というものがあるんですけれども、その中で、正規職員の保育士の方、これは時給に換算すると3,458円、臨時職員、これは1,021円というような調査があります。大分、正規雇用の方と非正規雇用の方の均等待遇という面ではかなり差が生じてしまっているという状況だと思いますが、これに関してはいかがお考えでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 保育統括監。
保育統括監(八巻恵美子君) 今、議員のおっしゃったような賃金の比較となれば、かなり比較が出ているかと思いますけれども、今後検討してまいりたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
7番(藤原 峻君) 町長はどのようにお考えでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 前回の議会でも答弁させていただきました。やはり、今現在、保育士不足というものが、やはり待遇の今議員が指摘のところが大きな要因になっているというふうに思っております。ただ、そういう意味では、現状、今、臨時保育士に頼る状況でありますが、段階的にやはり正規雇用化も進めていかなければいけないというふうには認識しております。
議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
7番(藤原 峻君) それでは、保育士の方の確保という点で、子育てをするときに子供を預けられないので、保育士として働けないという方もいらっしゃるようで、その保育士の方を優先して入れるような保育所をつくっているというようなところもあるそうです。富谷町でそのような検討というのはあるのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 保育統括監。
保育統括監(八巻恵美子君) 働くために優先してというところはございませんが、パート保育士という形態がありまして、働きやすい時間の工夫というところはしております。
議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
7番(藤原 峻君) 臨時として働いている場合に、特例で最大で働ける年数というのは何年になりますでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 保育統括監。
保育統括監(八巻恵美子君) 特区をとりまして3年継続できるようになっております。
議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
7番(藤原 峻君) 3年といいますと、大体知識や経験なども得てしっかりと働けるようになっているころだと思うんですけれども、そうなったときにほかに流出してしまうというのは、これは人材の確保という面から見てかなりロスになっているのではないかなと考えますが、いかがお考えでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 保育統括監。
保育統括監(八巻恵美子君) 3年勤めていただくとかなり力になっていただいている現状ではあります。保育士さん不足というところで、体制づくりには今検討しているところです。
議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
7番(藤原 峻君) 積極的に正社員化を進めていくということを先ほどお話しされておりましたけれども、よりスピードを高めていくというようなお考えはありますでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 保育統括監。
保育統括監(八巻恵美子君) 毎年、保育の現場に応じて職員採用というところには町として考えておりまして、ここ数年、平均二、三人の採用はさせていただくということで臨時職員よりも職員がかなりふえてきているという状況になっております。
議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
7番(藤原 峻君) 一旦、保育士を離れて何年もたってしまうと、やはり責任とか、働く上でのハードルが高くなってしまうということがあるそうなんですけれども、再び働き始めるときの再訓練といいますか、そういうような取り組みは富谷町では行われておりますでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 保育統括監。
保育統括監(八巻恵美子君) 改めて再訓練というところはありませんけれども、研修等々、職員とともにかなり年間数を重ねて資質向上に努めているところです。
議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
7番(藤原 峻君) 続きまして、電気のことに関してに移らせていただきます。
  富谷町のこれからの方向性として、再度町長からのお答えをいただきたいと思うんですけれども、再生可能エネルギー、地産地消のエネルギーに、そういう地方創生に対してどのようにお考えでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。もとい、企画課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) 先ほど来、町長も答弁したように、具体なものといいますか、太陽光に特化した形ではないんですけれども、内部では議員ご指摘の趣旨は十分参考にしていきたいと考えております。
議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
7番(藤原 峻君) 内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局参事官を務める村上氏が、分散型エネルギーの推進の狙いについて3つのポイントを挙げているんですけれども、まず第一にエネルギーセキュリティーということで、化石燃料への過度な依存を避けるというのは、これは当然の流れだというお話がまず1点。
  そして、2点目としては、これは地方の自立のためにエネルギー事業が活用できるFITは、例えるならば、つくった商品を必ず買ってくれる会社がいるという制度であり、事業開始の資金調達などは必要とはいえ、営業が必要のないビジネスという意味では、参入のハードルは極めて低いと、そのように述べています。
  そして3点目としては、グリーンパワーを活用した事業は求心力がつきやすく、地域の人や企業の指示を得やすいと、そのように指摘しているんですけれども、やはり「住みたくなるまち日本一」を目指す富谷町として、環境に対して訴えていくというのは、これは大変重要なことだと思うのですが、町長の思いをぜひ伺いたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 先ほど答弁で申し上げましたように、私自身、やはり再生可能エネルギーの必要性を大変認識しておりますし、就任前、環境NPO団体の代表も務めておりましたので、環境に対する意識は大変持っております。そういう意味では、今回、先ほど課長の答弁にもありましたが、現在行っております富谷町の総合計画におきまして、最大限、いわゆる再生可能エネルギーを町、これからの計画の中に取り入れていきたいというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
7番(藤原 峻君) 新電力に関してなんですけれども、東北電力ではなくて、最近ですと楽天が参入し始めたというのがNHKでも流れていたりしたんですが、ほかのより安く調達できるような先の検討などはなされておりますのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(西山高広君) 先ほど町長のほうからも答弁ございましたけれども、今、新電力というふうなところで、町では9施設のほうを契約してございます。契約先はエネットでございます。
議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
7番(藤原 峻君) これはより安くしていけるような方策というのは、めどとしては立ちますでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(西山高広君) こちらはESP方式と言いまして、エネルギーサービスプロバイダー、こちらを活用いたしまして、より安い、より安定的に電力のほうを確保できるように努めているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
7番(藤原 峻君) 街路灯、防犯灯のLED化に対しまして、決算でもお話をしましたけれども、富谷町の防犯灯、道路照明灯が平成26年度で6,549万円、これは前年度より753万円上がり、これは前年度から13%もコストが高くなっていると。そして、平成22年の差としまして1,934万円、平成22年から電気代が3割も上がってきているというような状況です。防犯灯、道路照明灯の数の増加が問題ではなく、電気代が高くなったという要因なんですけれども。
  これはちょっと町の読み方がわからないんですが、羽村市と言うんですかね、ここが出している整備計画というものがありまして、この中で、整備効果というものを試算されております。総計として電気代が1年で1,765万円、15年間で2億6,400万円以上の削減が見込めます。また、維持管理費を含めると1年間で2,200万円、15年で3億3,100万円の削減が見込めます。設置工事費が総額で2億4,300万円、これが概算で必要となるそうなんですけれども、15年間の差し引きでは8,700万円以上の削減が見込めると。そのように試算されております。
  ぜひとも、整備計画の見える化をぜひしていただけるといいかなと思うんですが、その計画はありますでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(齋藤英夫君) 防犯灯につきましては整備計画は見えるんですけれども、防犯灯につきましては、かなり予算が、お金がかかるもので、そちらのほうはちょっと検討させていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
7番(藤原 峻君) この羽村市なんですけれども、ここで切りかえているのが、幹線道路・準幹線道路用大型街路灯のセラミックメタルハライドランプというものに変えたそうなんですけれども、これによってやはり安く済んでいるそうなんですが、LEDと違って、電球だけ取りかえることが可能だというようなことらしいんです。ですので、それの検討もぜひ一度してみていただけたらと思うんですが、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(齋藤英夫君) 今後検討してまいります。
議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
7番(藤原 峻君) 続きまして、奨学金のほうに移ります。
  奨学金に関しまして、連帯保証人に関してなんですけれども、保証人になってもらう人が富谷町内にいない場合には、事前に相談があれば相談に乗ると、教育長の議会での答弁があったかと思います。しかし、その旨を記載してなければ、やはり自分は該当しないと思い連絡をとらないというような方も大多数になってしまうんじゃないかなと思います。これも含めまして、規則や要綱などの整備というのはいつぐらいに検討されていく予定でしょうか。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 先ほどもお話ししましたように、奨学生の選考委員会のほうに諮っていきたいと考えております。この選考委員会のほうは年1回の開催となっておりますので、本年度中に今議員からご質問あったようなところの規則等を整備いたしまして、4月に開かれますこの選考委員会に諮り、その後、教育委員会に諮って決定してまいりたいというふうに思っています。ただ、来年度、貸与を予定している方については、事前に通知を申し上げたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
7番(藤原 峻君) 今回の補正予算で930万円の減額になっていたんですけれども、これは借りる方がいなかったということでよろしいのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(齋藤卓也君) そのとおりでございます。
議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
7番(藤原 峻君) インターネットで検索をしてみますと、ホームページに平成26年度のものしか出てこなかったんですけれども、これは平成27年度というのは出さなかったんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(齋藤卓也君) 申しわけありません。大きく制度が変わっていないため、きちんとした周知が徹底されていなかったのかもしれません。なお、確認したいと思います。
議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
7番(藤原 峻君) インターネットで検索をするというのは、やはり情報社会の中でも情報を得ていくという上でも一番、最も手軽にできるというところだと思いますので、ここはしっかりと載せていくという考えはありますでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(齋藤卓也君) インターネットに限らず、学校等への周知も含めまして、より活用していただけるような方策を検討していきたいと思います。
7番(藤原 峻君) 給付型の奨学金に関してなんですけれども、やはり平等性ということで言いますと、やはり新しいことをやるときに旧来のシステムとのふぐあいというものはどうしても出てくるところだと思います。ぜひともしっかりと検討していっていただきたいなと思うのですが、平等性に関してはどのように考えておりますでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育長。もとい、菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 前回の議会でもお話ししましたが、学生への経済的支援のあり方に関する検討会というところの報告書が昨年8月に出ておりますけれども、この報告書を受けまして、国のほうで奨学金が無理なく返済できるための有識者会議というものを10月2日に第1回目を開催いたしております。ぜひ、この有識者会議が今言いました議員からの質問のあった制度の改革に対してどのような報告・検討を出してくるかということを今最も注目しているところです。一番の関心事は、いわゆる免除制度まで踏み込むのかどうか、その辺も大変注視しているところですので、国の制度のあり方をよく見ながら、町のほうも制度を整えていきたいというふうに思っています。
議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
7番(藤原 峻君) やはり国の方針として、今までこれだけ世界の中でも授業料が高い国、そして給付型奨学金がないという国というのは、本当にOECDの中でも日本ともう一つぐらいしかない、そのような状況ぐらいだと思うんですけれども。やはり地方自治体からこの状況を変えていくというのも一つ重要なことではないかなと考えますが、それに対してどのようにお考えでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 国の日本学生支援機構というのは、1兆2,000億円ほどの予算を持って運営している奨学金のほぼおおむね全てというか、大部分のところを担っている機構です。ここは学部の学生だけ見ても260万人ほどの学部学生のうち、100万人ほどがここの奨学金を借りているというところがございます。先ほど言いましたように、有識者検討会議はここの制度そのものの今検討に入っておりますので、その背景には滞納者が17万人を超しているという現状も踏まえていますので、何度も繰り返しますが、やはりこれだけ奨学金のほとんどを担っている国の制度設計のあり方をよく注視しながら、町のほうは制度を整えていくのが順番でないかなというふうには思っております。
議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
7番(藤原 峻君) やはり地方自治体として何ができていけるのかということを考えていくことも、これは大変重要なことだと思います。確かに、財源としてかかる部分もありますけれども、町長も以前お金を必要とあらばつけるということもお話しされておりました。そういう観点からも、ぜひとも検討していただきたいのですが、これに関してはどのようにお考えでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) そのことも含めまして今調査研究をしているところです。特に議員からご指摘のありました琴平町のほうでもことし6名採用し、月々1万円の、これは高校生に限定しているようですけれども、こういう先進的な自治体も、他県ではございますが、ありますので、国の制度設計と、それから地方自治体の動きをよく調査・研究しながら、今後進めていきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
7番(藤原 峻君) 例えば給付型の奨学金を交通費として導入しているところもございます。先日、同僚議員が交通費の補助はという質問をしておりましたが、例えば本当にお金がない低所得者世帯の補助としての給付型奨学金、交通費としての考えはおありでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) そのことは町長部局のほかの部との連携も必要になってまいりますので、その辺の連携を図りながら、今後、調査・研究を進めていきたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
7番(藤原 峻君) 太陽光発電の利益を就学金にしているおかやま山陽高校のソーラー奨学金のお話をしましたが、これは月1万円を45から75名に給付するという、これは大変すばらしい取り組みだと思いますし、一度、基金と見立ててそれを行えば、あとは町の懐としても痛むことはありませんし、これは財政負担を軽減しつつも給付型の奨学金が実現できるという、ある意味では画期的な仕組みではないかなと考えます。実現すれば富谷町のこれは目玉にもなるんじゃないかなと思います。ほかの市町村でも行っていないので、注目もされます。「住みたくなる日本一」として、町長、検討の意思はありますでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 奨学金の給付型につきましては、先ほど教育長が答弁しているとおりであります。やはり、その対象者なり、その条件なり、いろいろ検討しなければいけないので、その辺は教育委員会中心に検討していただきまして、今後、そのご意見をいただきながら、町としても対応していきたいというふうに思います。
  そしてまた今の、その捻出としていわゆる再生可能エネルギーの利益を活用してというご意見も大変貴重なご意見でありますので、そのご意見も含めて今後検討してまいりたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
7番(藤原 峻君) 保育士のほうに少し戻ります。済みません。
  ボーナスとかはないということなんですけれども、保育士さんのボーナス、これは要望は聞き取りに行ったときにはありました。これもどのぐらい出すのかということは置いておいても、まずは検討してみるということは必要ではないかなと思いますが、いかがお考えでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(神田能成君) 現在の条例等におきましては、臨時・パートの方々へのいわゆるボーナスの支給はないというふうな形になっているところでございます。基本的に、富谷町だけがないということではなくて、ほかの自治体においても同様にないというのが現状だと思っております。関係、近隣の自治体等とも協議を重ねながら、その辺調査してまいりたいというふうに思ってございます。
議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
7番(藤原 峻君) 先ほど、同一賃金のお話をしたんですけれども、これによりますと大体臨時職員の方は1,021円なんですけれども、職務評価点というもので評価をすると大体2,193円ぐらいになると。正規職員の方との差額でいうと60%ぐらい。そうすると時給は大体、本来であれば2,000円ぐらいは必要になるというような試算があります。若い方が特に多い保育士さんですので、ぜひボーナスの検討をしていただきたいのですが、いかがお考えでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(神田能成君) 臨時の保育士さんだけではないかと思います。例えばほかのパート等もございますので、その辺、臨時保育士のみならず、全体を見た中で検討を進めていきたいというふうに考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
7番(藤原 峻君) やはり若い人が多いということですので、ぜひともこの点に関しまして引き続き検討していただきたいと思います。保育士の方のやはり専門性がどのように扱われているのかという問題でもあると思いますし、他近隣というよりは、その専門職としてこの町がどう扱うのかという問題でもあると思います。保育士の方の専門職としてどのように扱っていくべきか、お考えをお聞かせください。
議長(浅野幹雄君) 保育統括監。
保育統括監(八巻恵美子君) 保育所の中にもいろいろな職種がありまして、一般の調理員さんとか、またそういう方との賃金の差はありますので、そこでの専門性というものは賃金のほうでは評価されているかと思います。
議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
7番(藤原 峻君) 最後ですけれども、先ほども言いましたが、東北で最低限、人間らしい文化的な暮らしをするのに1,300円は、これは必要だというような研究もあります。ボーナスがあれば簡単にクリアできるかと思うんですけれども、ボーナスがない状況で1,100円、時給だけ見ると確かに高く感じるんですけれども、ボーナスがない、ほかの支給がないという状況では、やはり実際にもらう額としては少ないと言わざるを得ないと考えます。この点に関して検討をしていただけますでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 保育統括監。
保育統括監(八巻恵美子君) 町とさまざまな話し合いを行いながら今後検討してまいりたいと思います。
議長(浅野幹雄君) これをもちまして本日の一般質問を終わります。
  これで本日の日程は全て終了いたしました。
  本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでした。
     午前11時46分 散会

平成27年第4回定例会議事録(第5号)

平成27年12月8日(火曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 金子透君
  • 2番 青柳信義君
  • 3番 浅野武志君
  • 4番 若生英俊君
  • 5番 畑山和晴君
  • 6番 齊藤秀行君
  • 7番 藤原峻君
  • 8番 佐藤聖子君
  • 9番 西田嘉博君
  • 10番 長谷川る美君
  • 11番 佐藤克彦君
  • 12番 山路清一君
  • 13番 浅野直子君
  • 14番 高橋正俊君
  • 15番 菅原福治君
  • 16番 出川博一君
  • 17番 相澤榮君
  • 18番 渡邊俊一君
  • 19番 安住稔幸君
  • 20番 浅野幹雄君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 町長 若生裕俊君
  • 副町長 大庭豪樹君
  • 企画部長 内海壯晃君
  • 総務部長 山田豊君
  • 福祉部長 小野一郎君
  • 建設部長 奥山育男君
  • 企画部企画政策課長 高橋弘勝君
  • 企画部財政課長 西山高広君
  • 企画部産業振興課長 横倉時夫君
  • 総務部総務課長兼情報化推進室長 神田能成君
  • 総務部税務課長 吉田尚樹君
  • 総務部町民生活課長兼東向陽台出張所長兼富ケ丘出張所長兼あけの平出張所長兼日吉台出張所長兼清掃センター所長 泉川潤哉君
  • 福祉部長寿福祉課長兼福祉事務所設置準備室長兼福祉健康センター所長 中山高子君
  • 福祉部健康増進課長 郷右近衛君
  • 福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセタンター子育てサロン所長 浅場悟君
  • 建設部都市整備課長 齋藤英夫君
  • 建設部都市計画課長 伊藤正君
  • 水道事業上下水道課長(建設部上下水道課長) 石川康一君
  • 教育長 菅原義一君
  • 教育次長(教育総務担当) 小松巌君
  • 教育次長(生涯学習担当) 荒谷敏君
  • 教育総務課長 高橋加代君
  • 学校教育課長 齋藤卓也君
  • 生涯学習課長兼総合運動公園所長兼民族ギャラリー館長 渡邉正弘君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀郁雄
  • 次長 富澤裕
  • 主事 後藤秀樹

議事日程 第5号

平成27年12月8日(火曜日) 午前10時00分 開議

第 1 会議録署名議員の指名
第 2 議案第 1号 富谷町企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律第10条第1項の規定に基づく準則を定める条例の制定について

第 3

議案第 2号 富谷町行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例の制定について
第 4 議案第 3号 富谷町税条例等の一部改正について
第 5 議案第 4号 富谷町下水道条例の一部改正について
第 6 議案第 5号 平成27年度富谷町一般会計補正予算(第6号)
第 7 議案第 6号 平成27年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)
第 8 議案第 7号 平成27年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第3号)
第 9 議案第 8号 平成27年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第4号)
第10 議案第 9号 監査委員の選任につき同意を求めることについて
第11 議案第10号 富谷町道路線の廃止について
第12 議案第11号 富谷町道路線の認定について
第13 閉会中の各委員会調査について

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり 午前10時00分 開議


議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
  ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
  日程に入るに先立ち、諸報告をいたします。
  議長諸報告は、お手元に配付のとおりです。
  なお、関係資料については事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
  これで諸報告を終わります。
  議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。


     日程第1 会議録署名議員の指名
議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
  会議録署名議員は、富谷町議会会議規則第127条の規定により、15番菅原福治君、16番出川博一君、17番相澤 榮君の3名を指名いたします。


     日程第2 議案第1号 富谷町企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律第10条第1項の規定に基づく準則
                を定める条例の制定について
議長(浅野幹雄君) 日程第2、議案第1号富谷町企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律第10条第1項の規定に基づく準則を定める条例の制定についてを議題といたします。
  本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) では、よろしくお願いします。
  第1号議案について説明申し上げます。
  議案書1ページをごらんください。
  議案第1号富谷町企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律第10条第1項の規定に基づく準則を定める条例を別紙のとおり制定するものでございます。
  提案理由につきましては、企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律第10条第1項の規定に基づき、宮城県南部地域食品関連産業等活性化基本計画に定められた立地重点促進区域における工場等の立地に係る緑地面積率等の緩和を図るため、工場立地法第4条第1項の規定により公表された準則にかえて適用すべき準則を定めるものでございます。
  このことにつきましては、富谷町の準工業地域及び工業地域となっております成田地区及び上桜木地区が宮城県南部地域食品関連産業等活性化基本計画において、平成26年4月1日に重点的に企業立地を図る区域に指定されたことに伴い、工場立地法の特例措置として緑地面積率、環境施設面積率の規制緩和を図ることができることから、準則を定めるものでございます。
  また、本条例制定の目的といたしましては、今回指定された成田地区及び上桜木地区につきましては、既に事業所が張りついていることから、現在の緑地面積率を緩和することにより、既存事業所の施設内での効率的な用地の確保と、そして用地の有効活用を可能にするものでございます。工場の増設や駐車場の増設が可能となり、新たな設備投資や生産能力の拡充が図られ、雇用拡大にもつなげられるものと考えております。
  それでは、内容についてご説明申し上げます。
  次のページ、2ページをお願いいたします。
  まず、第1条は、趣旨といたしまして、この条例は、企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律第10条第1項の規定に基づき、工場立地法第4条の第1項の規定により公表された準則にかえて適用すべき準則を定めるものとする旨を規定したものでございます。
  第2条は、定義規則といたしまして、この条例における用語類は工場立地法の規定の例による旨を規定したものでございます。
  第3条は、区域の範囲並びに緑地及び環境施設の敷地面積に対する割合の規定といたしまして、この条例を適用する区域の範囲並びに当該区域の範囲における緑地及び環境施設の面積のそれぞれの敷地面積に対する割合は別表のとおりとする旨を規定したものでございます。
  そして、下段の別表になりますが、区域の範囲と割合につきまして、富谷町成田九丁目1及び上桜木二丁目1から3までは、準工業地域となっております。緑地の面積の施設面積に対する割合を100分の10以上、環境施設の面積の敷地面積に対する割合を100分の15以上と定めるものでございます
  また、富谷町成田九丁目2・3・5・7・8及び上桜木二丁目5は、工業地となっており、緑地の面積の敷地面積に対する割合を100分の5以上、環境施設の面積の敷地面積に対する割合を100分の10以上と定めるものでございます。
  なお、附則におきましては、この条例は公布の日から施行するものです。
  以上でございます。よろしくお願います。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) この条例は企業立地の特例措置として環境等の面積の緩和を目的とした条例だと思いますが、この地区は、今説明にもありましたように、現在、企業が張りついているというか、稼働している地区ですが、そもそも、この地区でこの条例の制定の発端というか、企業から緩和の要請等があったのかどうか、お伺いします。
  それと、成田、上桜木両地区、両地区の現在の総区画数、その中の稼働している区画と、未稼働区画の数。これを地区ごとに、上桜木、成田、地区ごとにお伺いいたします。
  一部ありましたけれども、緩和によって、実施することによって上がる効果についてお伺いします。それと、もしデメリットがあればデメリットもお伺いしたいと思います。以上です。
議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) まずは、平成21年に計画が策定されまして、平成26年に重点区域として先ほどの成田、そして上桜木が指定されたものでございます。今回、この計画の中で該当する工場が3工場があり、平成26年度におきましては、この緑地に対する計画等がないということで、条例制定まではしていなかったんですが、平成27年になってから緑地面積の利用をすることで相談がありましたので、条例を制定したものでございます。
  また、この地区の区域ごとのどのぐらいかということですが、ちょっとその辺、資料を手元に持っていませんので、後でお示ししたいと思います。
  それから、効果などにつきましては、先ほど申し上げたとおり、これから工場増設、そして駐車場の増設等が図られ、設備投資、生産能力の拡充が図られることによって、新たな雇用促進にもつながるのではないかと思っております。
  デメリットにつきましては、何ら、この地区においては既に事業を開始しておりますので、環境等の協議は問題ないと思っております。
議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) 要請があったということの条例制定だというふうに受けとめます。
  企業立地なり雇用拡大は、この地区、これからますます進むのではないかなと思いますが、1点だけ、関連がありますので、質問させていただきます。
  この地区は先ほどあったように、工業と準工業の地域ということで、意匠というか、意匠形態が定められております。特に準工業地域につきましては、学校なり、病院の用途として認められておりますし、現に学校、病院が整備されておりますので、特に看板とか、広告とか、外壁とか、そういった色彩の使い方には十分な注意が必要だと思いますが、今後の指導のあり方などについてお伺いいたします。
産業振興課長(横倉時夫君) この区域は富谷町の用途区域における準工業、そして工業地域に指定されており、建物の制限等に関する条例等も制定されていることから、工場、そして事業所、先ほど言われた病院、学校、設置することが可能な地区となっておりまして、問題ないかと思っております。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。7番藤原 峻君。
7番(藤原 峻君) 今回の富谷町企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律第10条第1項の規定に基づく準則を定める条例の制定に関してなんですけれども、そもそもの工業立地法の理念というものに対して、果たしてこれが合致するのかということと、そもそも既に工場が建っているところに対して、条例制定の目的が工場の立地の促進を図るということと、何か合致していないように感じるんですけれども、この点に関していかがお考えなのかなということと。あとは工場、企業側から具体的にどのような相談内容を受けたのかということをもう少しお話しいただければなと思います。
議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 工場の誘致に関しましては既に事業所が張りついてありますので、唯一この規制緩和によって支援ができるものと思っております。また、実際にこの地域において、3事業所が該当しておりまして、1つの事業所から今回相談を受けまして緩和を図る予定としております。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  これより討論を行います。
  まず、原案に反対者の発言を許します。7番藤原 峻君。
7番(藤原 峻君) 私は、第1号富谷町企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律第10条第1項の規定に基づく準則を定める条例の制定について反対いたします。
  この条例制定の目的なんですけれども、企業立地法の特例措置として緑地面積率が従来の20%から準工業地域の10%以上という形に半分に、工業地域では5%以上と4分の1になります。また、環境施設面積率では、従来25%以上だったものが準工業地域では15%と5分の3、工業地域では10%以上として5分の2に減ってしまいます。工場立地法は第1条に、工場立地に際して環境保全を図ることを求め、国民経済の健全な発展と国民の福祉の向上を明記してあります。緑地面積率というのは、当該工場及び周辺地域の環境保全にとって極めて重大な意味を持つものであり、この規制緩和の住民の住みよい住環境との共存や持続可能な開発という視点から見ても、将来に大きな禍根を残すものであると考えます。
  そもそも企業誘致ならまだしも、既存企業の駐車場を拡幅するのに緑地を削りたいというような説明もありました。これは該当する企業以外が果たして理解ができるものなのかということからも疑問です。また、道路を挟んで住宅からも近い地域もあり、富谷町の緑豊かで閑静な住宅地のイメージを侵す結果にもなりかねません。景観に配慮を行うことこそが「住みたくなるまち日本一」を掲げる富谷町にとっては必要ではないでしょうか。規制緩和の名のもとに周辺の環境保全を引きかえにしていいのか、行政の姿勢が問われると考えております。
  以上の理由から反対であります。
議長(浅野幹雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。2番青柳信義君。
2番(青柳信義君) 私は、議案第1号富谷町企業立地促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律第10条第1項の規定に基づく準則を定める条例について賛成の立場から討論いたします。
  この条例制定の目的は、企業立地促進法に基づく産業集積のための宮城県南部地域食品関連産業等活性化基本計画において、成田地区及び上桜木地区が重点区域に指定され、食品製造業関連産業並びに木材関連産業について、企業立地促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律第10条第1項の規定に基づく準則を適用するもので、既存工場用地を含めた敷地の緑地面積率、環境施設面積率の規制緩和を行うことにより、効率的な用地確保ができるものです。また、既存事業所においては、用地の有効活用により工場の増設及び駐車場の増設が可能となり、新たな設備投資や生産能力の拡充を図り、地域経済の活性化と新たな雇用創出につながるものです。
  緑地面積等の規制緩和は基準の範囲内であり、また当区域は用途地域における準工業地域と工業地域に設定されており、住宅地などの周辺地域への環境保全に多大な影響を及ぼすものではありません。市制移行を控え、各事業所においては、今後とも町の発展に寄与していただくようご期待を申し上げ、賛成といたします。
議長(浅野幹雄君) ほかに討論ありませんか。(「なし」の声あり)
  討論なしと認め、これで討論を終わります。
  これより議案第1号を採決いたします。
  この採決は起立によって行います。
  本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
     〔賛成者起立〕
議長(浅野幹雄君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第3 議案第2号 富谷町行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例の
                制定について
議長(浅野幹雄君) 日程第3、議案第2号富谷町行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例の制定についてを議題といたします。
  本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。総務課長。
総務課長(神田能成君) おはようございます。それでは、よろしくお願いをいたします。
  議案書3ページをお願いいたします。
  議案第2号富谷町行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例の制定につきましてご説明を申し上げます。
  提案理由でございます。提案理由としましては、富谷町行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律第9条第2項に基づく個人番号の利用に関し必要な事項を定めるものでございます。
  4ページをお願いいたします。
  先日の議員全員協議会におきましてもご説明申し上げましたが、いわゆる番号法では、同法に規定されております法定利用事務に限りそれを処理するため、保有している特定個人情報を利用することが認められております。そして、その例外としまして、個人番号を町独自の事務、独自事業事務に関すること、及び同一機関内で特定個人情報の授受を行うことにつきましては、その旨を条例に規定をすることでそれらが可能となるものでございます。
  このことから、今般、行政事務の効率化及び町民の利便性向上を図るために、独自事業事務につきまして条例を制定するものでございます。
  第1条の趣旨でございますが、法第9条第2項により、個人番号の利用に関し町独自事業事務に利用することについて、必要な事項を定めること規定するものでございます。
  第2条の定義は、第1号から第4号に掲げる用語の意味について規定をするものでございます。
  第3条の町の責務は、適正な取り扱いを確保するために必要な措置を講ずることなどを規定するものでございます。
  第4条の個人情報の利用範囲は、第1項で法定利用事務以外で、個人番号を利用することにより、行政の効率化や町民の利便性につながる事務について別表第1及び別表第2により規定をするものでございます。
  5ページの別表第1に独自利用できる事務を規定をしております。1つ、子ども医療費の支給に関する事務、心身障がい者医療費の支給に関する事務、母子・父子家庭医療費の支給に関する事務、私立幼稚園就園奨励費補助金の交付に関する事務のこの4事務を規定するものでございます。
  第4条第2項は、5ページの別表第2により、先ほど申し上げました4つの事務において利用することができる特定個人情報を規定をするものでございます。利用できます特定個人情報につきましては、世帯の所得等の町税関係情報、医療保険関係情報、住民票関係情報とすることを規定するものでございます。
  第4条第3項につきましては、庁内連携について規定をするものでございます。番号法で定める事務及び特定個人情報について、ほかの部署で保有する特定個人情報についても利用できることを規定するものでございます。
  第4条第4項は、別表第1で規定する4つの事務において、第2項の規定により特定個人情報の利用ができる場合につきましては、書面の提出があったものとすることを規定するものでございます。
  第5条の委任は、条例施行においての必要事項は別途規則で定めることを規定をするものでございます。
  附則としまして、この条例は、平成28年1月1日から施行するものでございます。
  ただし、情報提供ネットワークシステムの利用につきましては、平成29年7月から施行するものとするものでございます。
  以上、よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。8番佐藤聖子君。
8番(佐藤聖子君) これを規定しなければ、ここに挙げられているものが、事務処理がうまくいかないということなのでしょうが。
  しかし、マイナンバー制度、個人番号制度は、非常に危険だということであちらこちらで詐欺だとか不安なことがたくさん起こっています。それを担保するために町がどうするかということをお尋ねしたいと思います。広がれば広がるだけ、利用がふえればふえるだけ、その危険があるのではないかということがありまして、それについていっそやめてしまったらというのが私の思いですが、この危険を回避するための策をどのように設けているのか。そして、万が一、何かあったときのその責任体制については、町はどのようにとるのか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(神田能成君) まず、こちらの4つの事務につきましては、従来からその世帯、本人の承諾を得て、もともと必要な情報を担当者のほうで受けることができたというものでございます。番号法については、厳格に定められておりますので、この4つについては、番号法には載っていないというものでございます。しかしながら、町民の利便性を向上するためにはどうしてもこちらが必要だということで、今回挙げさせてもらっているものでございます。
  こちらの危険回避というところでございますが、当然のことながら、利用することができる事務担当者につきましては制限をいたしますし、かつ、パスワードでもって、そういった誰でもが入り込めないというような形をとるというところでございます。
  責任ということでございますが、こちらについては、事務利用者が悪意をもってそれを漏らしたということになれば、これは厳罰、こちらについては罰則の強化ということで、法定刑が、こちらが下されるということになりますので、そういったことが起きないように、町全体として利用に関してのしっかりとした説明をこれからも行っていきたいというふうに考えてございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。16番出川博一君。
16番(出川博一君) 2点ほどお尋ねいたします。
  基本的には、この第4条第1項について、いわゆる独自利用事務、子ども医療費から私立幼稚園ということの4つが掲げられておりますけれども、これは従来本人の承諾を得てやっていたと思うんですけれども、今後どうそれを継続していくのか。それが1点です。
  それからもう1点は、第4条2項の後段の部分にある情報ネットワークシステムを利用して云々とありますけれども、この情報提供ネットワークシステムというのは、具体的にどういう、いわゆる事業体というか、機関を示すのか、お尋ねしたいと思います。以上です。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(神田能成君) まず、1点目でございます。この4つの事務については、従来から本人の承諾を得るというふうなことで情報提供を受けておりました。こちらのこの制度による場合であっても、当然のことながら、申請する上で、こちらで確認をする上で、本人の承諾を得るというふうなことについては、従来とは変わりはございません。
  それから、情報提供ネットワークシステムでございますが、こちらについては総務省のほうが所管をするシステムとなります。さまざまな情報提供の仲介を行うというふうなシステムになります。照会する自治体におきましてはLGWANを通じまして、ネットワークシステムのほうに照会をし、中間サーバーにある情報を同じくLGWANを介して提供するというふうなシステムとなります。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) 今、LGWANを使ってということなんですけれども、このLGWANそのものは既にネットワークというか、布設されていると思うんですけれども、先ほどの説明だと、このネットワークシステムは29年7月実施ということなんですけれども、なぜそのような形でブランクがあるのか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(神田能成君) LGWAN自体はあるわけでございますが、情報提供ネットワークシステムについては、各機関の連携をするためのシステム改修が必要になってきますので、そのシステム改修を行って実用できるというのが29年7月からということになります。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。
  本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第2号を採決いたします。
  お諮りいたします。
  本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第4 議案第3号 富谷町税条例等の一部改正について
議長(浅野幹雄君) 日程第4、議案第3号富谷町税条例等の一部改正についてを議題といたします。
  本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。税務課長。
税務課長(吉田尚樹君) おはようございます。よろしくお願いいたします。
  それでは、議案第3号につきましてご説明申し上げます。
  議案書8ページをお開き願います。
  富谷町税条例の一部改正について。富谷町税条例等の一部を別紙のとおり改正するものでございます。
  提案理由につきましては、地方税法等の一部を改正する法律が平成27年3月31日に公布されたことに伴いまして徴収猶予制度について必要な事項を定めることなど、所要の改正を行うものでございます。
  主な内容といたしましては、1つ目といたしまして、猶予制度における所要の改正。それから、2つ目といたしまして、マイナンバー関連の番号法での所要の改正となってございます。
  9ページのほうをごらんいただきたいと思います。
  まず、改正第1条でございますが、富谷町税条例の一部を次のとおり改正するもので、内容は、猶予制度における所要の改正となってございます。これにつきましては、従来、地方税法の中で規定されて運用されてきたものでございますが、今回、地方税法の改正によりまして一部が地方公共団体の条例で規定し、さらに運用することとされたことから、その改正を行うものでございますが、事務手続等が今までと大きく変わるものではございません。これまで同様、徴収猶予の対象要件等につきましては、災害、盗難、それから病気などと規定されてございます。
  なお、今回の改正で新たに設けられたものといたしましては、換価の猶予について、納税者からの申請が可能となったというところがつけ加えられております。
  それでは、内容の説明をさせていただきます。
  まず、新旧対照表により説明をさせていただきます。
  まず、第8条関係です。こちらにつきましては、徴収猶予に係る町の徴収金の分割納付または分割納入の方法について定めているものでございまして、徴収猶予等、納期限までに納められない場合の要件等によりまして、それ以降の納付を認める制度でございます。先ほども言いましたが、要件は災害、盗難、病気等に限定されものでございます。
  第1項につきましては、地方税法で定められている徴収猶予が法定納期限から1年以内とされております。また、やむを得ない理由がある場合につきましては、2年の範囲で延長することが可能となってございます。その条例が、今回、その納付方法について定めているものでございまして、その方法は、分割の方法とするということを規定するものでございます。
  次に、第2項でございます。分割において各納付期限、それから納付金額等を定めることを規定しているものでございます。
  続きまして、第3項ですが、こちらにつきましては徴収猶予及びその延長を受けたものが納付・納入できないことにつき、やむを得ない理由があると認めるときは、その納付期限等を変更することができる旨定めるものでございまして、ただし、期間はあくまでも2年以内と規定されてございます。
  次に、第4項及び次のページの第5項につきましては、徴収猶予等について承認した場合に、対象者についてその旨を通知することを定めるものでございます。
  次に、第9条関係でございますが、こちらは徴収猶予の申請手続等について規定しているものでございまして、第1項第1号から、次のページ、11ページになりますが、第6号までにつきましては、納付できない事情や猶予を受けようとする金額などを徴収猶予申請に当たり必要な事項を定めたものでございます。
  次に、第2項ですが、こちらは申請に当たりまして財産目録など必要な書類等を定める規定でございます。
  12ページをお開き願います。
  第3項につきましては、地方税法で定める賦課決定等の処分に遅延等があった場合の徴収猶予の申請に当たり必要な事項を定め、第4項から第6項につきましては、申請に当たり必要な書類を定めたものでございます。
  第7項になりますが、提出書類等に不備があった場合、再提出をこちらが求めますが、その場合は20日以内に提出しなければならない旨定めたものでございます。
  次に、第11条関係になりますが、職権によります換価の猶予の手続について規定しているものでございまして、換価の猶予につきましては、滞納により財産等を差し押さえ、通常であれば公売等の処理によって処分し、処分した金額を税金に充てるものでございますが、その差し押さえまでを行いますが、公売等の処分で換価をすることを猶予するという制度でございます。
  第1項から、次のページ、13ページの第3項まで、こちらにつきましては、職権による換価の猶予に係る納付方法及び必要書類等を定めたものとなってございます。
  次に、第12条関係でございますが、こちらは新たな制度になります。納税者の申請に伴いまして、換価の猶予の手続等を規定したものでございます。
  第1項につきましては、法定納期限から6カ月以内と、申請できる期間を定めたものでございます。
  第2項から、次のページ、第7項までが申請に当たり必要な事項、書類等を定めておるもので、前段説明申し上げた徴収猶予とほぼ同様の内容となってございます。
  次に、第13条でございますが、担保を徴収する必要がない場合について規定しているものでございまして、100万円以下の場合は、猶予期間が3カ月以内である場合、また特別の事情がある場合、いずれかに該当すれば担保不要である旨規定しているものでございます。なお、特別な事情といいますのは、担保を徴収することで事業の継続等に著しく支障を与える場合などと規定されております。なお、担保を徴収する場合につきましては、規定されておりまして、国債、それから有価証券、それから土地、それから保険に付した建物または保証人とされております。
  次に、第18項、及び次のページの15ページの23条までにつきましては、地方税法等の略称が第8条で規定されたことに伴いまして、下線部分について削除をするものでございます。
  続きまして、15ページ下段をごらん願いたいと思います。
  改正第2条についてご説明申し上げます。
  こちらはマイナンバー関連の番号法での所要の改正となります。
  次のページをお開き願います。
  第2条の改正につきましては、平成27年3月31日付で税条例の改正におきまして、マイナンバーに係る個人番号及び法人番号を記載する改正を行ったところでございますが、総務省調整の結果、第3号の納付書及び第4号の納入書につきましては、記載が不要となったことから、全体の改正を行わないことを改正するものでございます。
  現行と改正後の記載が同じとなっておりますが、これは前回の改正における施行期日が28年1月1日ということで、まだ施行されておりませんので、このような記載となっているものでございます。
  これによりまして、36条の2第8項から19ページの147条まで、それぞれの規定で略称を定める改正を行うものでございます
  続きまして、20ページをごらん願います。
  附則の改正でございます。先ほど説明しました第2条第3号の納付書及び第4号の納入書につきまして、改正を行わないこととすることから、当該条項を削除するものでございます。
  それでは、附則の説明をさせていただきます。
  21ページをごらん願います。
  附則第1項につきましては、施行日を定めるものでございまして、28年4月1日から施行するものでございます。ただし、第2条の改正につきましては、公布の日からとするものでございます。
  附則第2項、第3項及び第4項につきましては、経過措置でございまして、施行期日以前のものについては従前の例によることを規定しているものでございます。
  以上、説明を終わります。よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。
  本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第3号を採決いたします。
  お諮りいたします。
  本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第5 議案第4号 富谷町下水道条例の一部改正について
議長(浅野幹雄君) 日程第5、議案第4号富谷町下水道条例の一部改正についてを議題といたします。
  本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。
上下水道課長(石川康一君) 議案書22ページをお願いします。
  議案第4号富谷町下水道条例一部改正についてご説明を申し上げます。
  提案理由でございます。水道法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係政令の整備に関する政令が平成27年7月19日に施行され、下水道法施行令の一部が改正されたことに伴い、所要の改正を行うものでございます。
  下水道法施行令の改正に伴う条文整理によるものでございまして、新旧対照表のとおりでございまして、令「第17条の3」を令「第17条の2」に改めるものでございます。
  附則といたしましては、この条例は、公布の日から施行するとしております。
  以上でございます。よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。
  本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第4号を採決いたします。
  お諮りいたします。
  本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第6 議案第5号 平成27年度富谷町一般会計補正予算(第6号)
議長(浅野幹雄君) 日程第6、議案第5号平成27年度富谷町一般会計補正予算(第6号)を議題といたします。
  本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
財政課長(西山高広君) それでは、よろしくお願いいたします。
  それでは、議案第5号についてご説明申し上げます。
  別冊でお配りしております補正予算に関する説明書2ページをお開き願います。
  議案第5号平成27年度富谷町一般会計補正予算(第6号)は、次に定めるところによるものでございます。
  第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2億3,178万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ127億2,452万8,000円とするものでございます。
  第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
  第2条、地方自治法第213条第1項の規定により、翌年度に繰り越して使用することができる経費は、「第2表 繰越明許費」によるものでございます。
  第3条、債務負担行為の追加は、「第3表 債務負担行為補正」によるものでございます。
  第4条、地方債の変更は、「第4表 地方債補正」によるものでございます。
  それでは、初めに第2条、3条、4条関係についてご説明させていただきます。
  5ページをお開き願います。
  第2表、繰越明許費でございます。年度内に完了の見込めない次の6件について設定するものでございまして、2款1項地域情報化推進事業につきましては、ホームページの構築に係る業務でございます。
  次に、同じく2款1項市制移行啓発に要する経費につきましては、町民歌にかわる市民歌を作成する業務でございます。
  8款2項橋梁維持管理事業につきましては、いちょう大橋と上桜木の橋梁修繕設計業務でございます。
  8款3項河川維持管理事業につきましては、富ケ丘地区大型水路の改修工事でございます。
  10款5項公民館維持管理事業につきましては、富ケ丘公民館大ホールの空調設備設置工事でございます。
  11款2項関東・東北豪雨災害道路橋梁・河川災害復旧費につきましては、災害復旧工事の補助事業分の13カ所分の工事でございます。
  続きまして、第3条関係でございます。
  6ページをごらん願います。
  3表、債務負担行為補正でございますが、6ページと7ページ、合わせまして35件の追加となってございます。こちらは各種事業を設定しておりますが、期間は主に27年度から28年度までとなっております。こちらは28年4月から切れ目なく運用できますよう、27年度中に契約を締結するもので、例年この時期に追加させていただいているものでございます。
  このうち、今回新たに追加した項目でございますけれども、6ページの上から3行目、議場のシステム保守業務、それから次のページになります7ページの上から8行目と9行目、骨粗しょう症検診業務と高齢者予防接種業務、それから下から4行目になります介護予防・生活支援サービス事業モデル事業でございます。
  続きまして、第4条関係でございます。
  8ページのほうをごらんください。
  第4表、地方債補正でございますが、9月の豪雨災害に係る復旧工事の追加によるものと、災害査定に伴う設計変更、それから財源更正により起債の限度額を変更するものでございます。あわせて、歳入の補正のほうも変更しておりますので、よろしくお願いいたします。
  続きまして、歳入についてご説明申し上げます。
  15、16ページをお願いいたします。
  14款1項国庫負担金につきましては、1,240万円を追加し、11億7,445万円とするもので、1目民生費国庫負担金につきましては、障害者自立支援給付費の増に伴う国負担分の追加でございます。4目災害復旧費国庫負担金につきましては、公共土木施設災害復旧事業の国負担分でございます。
  次に、14款2項国庫補助金につきましては、817万9,000円を追加し、3億7,131万円とするもので、1目総務費国庫補助金につきましては、選挙年齢引き下げに伴う選挙人名簿システム改修に対する補助、4目土木国庫補助金につきましては、橋梁修繕の設計業務などに対する補助でございます。
  次に、15款1項県負担金につきましては、77万4,000円を追加し、4億6,390万6,000円とするもので、障害者自立支援給付費等の増に伴う県負担分の追加でございます。
  次に、15款2項県補助金につきましては、4万5,000円を追加し、1億7,417万円とするもので、建物等の実態調査実務取扱交付金の交付決定によるものでございます。
  次に、15款3項委託金につきましては、7万5,000円を追加し、1億2,228万5,000円とするもので、説明欄にあります各種委託金の交付決定によるものでございます。
  次に、18款2項基金繰入金につきましては、1億7,489万3,000円を追加し、6億1,701万3,000円とするもので、財源更正でございます。
  17、18ページをお願いいたします。
  20款3項貸付金元利収入につきましては、32万円を追加し、1億545万1,000円とするもので、災害援護貸付金の繰上償還を受けたものでございます。
  次に、21款1項町債につきましては、3,510万円追加し、7億6,570万2,000円とするもので、地方債補正で説明した内容等でございます。
  歳入は以上でございます。
  次に、歳出についてご説明申し上げます。
  19、20ページをお開き願います。
  それでは、2款1項総務管理費につきましては、257万9,000円を追加し、14億9,258万9,000円とするもので、1目3節職員手当等につきましては、新規採用職員の前倒し採用に伴います追加でございます。19節負担金、補助及び交付金につきましては、グラウンド・ゴルフ大会時の事故見舞金でございます。11目出張所費につきましては、出張所職員の人事異動に伴う人件費の減、12目市制移行準備費につきましては、市制に合わせて市民歌を作成するためのものでございます。
  次に、2款2項徴税費につきましては、46万1,000円を減額し、2億1,634万8,000円とするもので、1目税務総務費につきましては、税務課職員の人事異動に伴う人件費の増、それから2目3節から7節賃金までは固定資産税の賦課事業における臨時職員の人件費の減、23節償還金は、町民税等の還付見込額の増によるものでございます。
  次に、2款3項戸籍住民基本台帳費につきましては、215万2,000円を追加するもので、3節から7節賃金までは、マイナンバーカード事務に要する臨時職員の人件費。次のページをお願いいたします。12節、18節はマイナンバーカード交付事務に要する経費でございます。
  次に、2款4項選挙費につきましては、109万3,000円を追加し、2,718万6,000円とするもので、選挙年齢の引き下げに伴うシステム改修費でございます。
  次に、2款5項統計調査費につきましては、7万5,000円を追加し、1,750万7,000円とするもので、説明欄にあります各種調査に係る県委託金の確定によるものでございます。
  次に、3款1項1目社会福祉総務費につきましては、1節及び9節旅費は、民生費、6人分の報酬等を追加するもので、2節と3節、こちらにつきましては、新規採用職員の前倒し採用等に伴う追加でございます。23節償還金は災害の貸付金の繰上償還分を県に返納するものでございます。
  3目障害者福祉費につきましては、舗装具の交付、それから修理の増によるものでございます。
  5目保健福祉総合支援センター費につきましては、備品購入の不用額を減額するもので、7目子ども医療助成費につきましては、子ども医療費助成に係る扶助費の増によるものとなっております。
  23、24ページをお願いいたします。
  3款1項8目国民健康保険事業費につきましては、国保特会の補正に伴う繰出金の追加でございます。
  次に、3款2項児童福祉費につきましては、1,764万3,000円を追加し、25億5,814万3,000円とするもので、1目11節需用費は成田東小学校の児童クラブ開設に伴う消耗品の追加。12節役務費、こちらが成田東小学校の児童館、こちらの新設工事に係る確認申請手数料等でございます。15節工事請負費は、説明欄にあります各児童クラブの関連する工事の追加でございます。18節備品購入費は成田東小学校の児童クラブ開設に伴います什器、書籍代の追加でございます。19節負担金は、旧富ケ丘の北部会館の水道口径の拡大をするために、口径を大きくするために負担金の追加をするものでございます。23節償還金は、26年度の子育て世帯臨時特例給付金の事業費の補助の確定に伴う償還金でございます。
  5目障害児福祉費につきましては、日中一時支援事業の利用増に伴う委託料の追加でございます。
  次に、3款3項老人福祉費につきましては、929万1,000円を追加し、6億8,805万3,000円とするもので、26年度の療養費の確定による清算でございます。
  次に、4款1項1目保健衛生総務費につきましては、人事異動に伴う減でございます。
  25、26ページをお開き願います。
  4款1項2目予防費につきましては、13節委託料、こちらを除く各節は、健康セミナーの事業内容の変更に伴う増減でございます。13節委託料につきましては、説明欄に記載のあります各種検診業務の実績による減でございます。
  3目環境衛生費につきましては、公営墓地に関するアンケート調査業務の追加でございます。
  次に、4款2項清掃費につきましては、1,149万9,000円を追加し、7億1,438万1,000円とするもので、2目11節需用費は、資源収集コンテナ等の追加分でございます。13節委託料は、松森工場共同処理に係る事務委託料の追加、それからPCB処理費用の追加でございます。18節備品購入費は家電リサイクル推進事業の減でございます。
  次に、6款1項農業費につきましては、689万3,000円を追加し、9,281万1,000円とするもので、2目農業総務費につきましては、職員の扶養手当の追加。3目農業振興費につきましては、曲がりネギの管理機導入補助申請の追加によるもので、5目農地費につきましては、関東・東北豪雨災害復旧費に要する原材料の追加でございます。
  27、28ページをお開き願います。
  7款1項商工費につきましては、659万円を追加し、1億3,724万2,000円とするもので、企業立地促進奨励金と雇用促進奨励金の追加でございます。
  次に、8款1項土木管理費につきましては、61万7,000円を追加し、2,552万3,000円とするもので、都市整備課職員の産休代替に伴います臨時職員の人件費を追加するものでございます。
  次に、8款2項道路橋梁費につきましては、1,575万7,000円を追加し、6億6,955万3,000円とするもので、2目道路維持費につきましては、財源更正でございます。3目橋梁維持費につきましては、いちょう大橋と上桜木橋の修繕設計業務を追加するもので、5目道路改良費につきましては、町道深苗代線道路改良工事に伴います畦畔の設置工事でございます。
  次に、8款4項都市計画費につきましては、74万8,000円を追加し、3億8,960万8,000円とするもので、1目都市計画総務費につきましては、都市計画審議会の追加開催に要する9名分の委員報酬等でございます。2目公園費につきましては、公園の維持管理に要する消耗品の追加、3目公共下水道費につきましては、下水道特別会計のほうへ繰り出しするものでございます。
  次に、9款1項消防費につきましては、14万円を追加し、5億8,094万5,000円とするもので、自主防災組織の運営費補助の申請の増によるものでございます。
  次に、10款1項教育総務費につきましては、930万円を減額するもので、奨学生貸付金と入学一時貸付金の確定による減でございます。
  29、30ページをお開き願います。
  10款2項小学校費につきましては、641万4,000円を追加し、3億5,650万7,000円とするもので、あけの平小学校の受水槽揚水ポンプの交換、それから富谷小学校のキュービクルの塗装等の修繕を行うものでございます。
  次に、10款3項中学校費につきましては、924万7,000円を追加し、3億2,855万8,000円とするもので、11節需用費は富谷中学校のキュービクルの塗装、それから富谷第二中学校体育館の屋根等の修繕を行うものでございます。14節使用料及び賃借料は、各種大会に出場しますバスの借上料の値上げに伴う増でございます。
  次に、10款4項幼稚園費につきましては、1,279万4,000円を追加し、2億4,439万1,000円とするもので、1目3節は、職員の通勤手当の追加、11節需用費は、幼稚園2園の緊急修繕等による追加でございます。19節負担金、補助及び交付金につきましては、幼稚園就園奨励費補助の一部単価の増と申請件数の増によるものでございます。2目幼稚園建設費につきましては、富谷幼稚園園舎の増築に伴います設計と地質調査の業務でございます。
  次に、10款5項1目社会教育総務費につきましては、409万2,000円を追加するもので2節及び3節は、新規採用職員の前倒し採用に伴います人件費の増、19節負担金、補助及び交付金は、マーチングバンド全国大会への出場への補助金でございまして、対象はエコーズと成田小学校でございます。
  2目コミュニティセンター管理費につきましては、西コミの西側外階段、それからネットフェンスの修繕工事でございます。
  31、32ページをお開き願います。
  10款5項5目公民館費は5,718万6,000円を追加するもので、8節報償費は、公民館事業の講座の見直し等に伴います講師料の減。9節旅費、それから13節委託料につきましては、成田公民館まつりの事業実績による減。11節需用費は、中央公民館大ホールのFF暖房機の修繕料の追加でございます。15節工事請負費は、富ケ丘公民館大ホールの空調設備設置工事、それとあわせまして経年劣化と容量不足によりまして既存のキュービクルを交換するものでございます。
  次に、10款6項保健体育費につきましては、21万6,000円を減額し、6億6,379万7,000円とするもので、1目保健体育総務費につきまして、生涯スポーツ活動振興事業に係る補助金の増によるものでございます。2目12節役務費と27節公課費につきましては、車検に伴う追加。13節需用費は、総合運動公園の清掃業務の確定による減でございます。
  次に、11款1項農林施設災害復旧費につきましては、380万円を追加し、8,684万円とするもので、一ノ関、三の関、志戸田、それから大童地区の11カ所に係る災害復旧工事でございます。
  次に、11款2項公共土木施設災害復旧費につきましては、4,305万9,000円を追加し、1億7,910万7,000円とするもので、1目道路橋梁・河川災害復旧費につきましては、事業費の精査と工事箇所7カ所の増によるもので、2目都市計画施設災害復旧費につきましては、杜乃橋5号緑地と大亀山森林公園に係る災害復旧工事でございます。
  次に、11款3項その他公共施設・公用施設災害復旧費につきましては、財源更正でございます。
  以上、説明を終わります。よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) この際、午前11時15分まで休憩をいたします。
     午前11時04分 休憩


     午前11時15分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  これから質疑に入ります。質疑ございませんか。9番西田嘉博君。
9番(西田嘉博君) それでは、20ページの1項1目19節のグラウンド・ゴルフ大会事故の見舞金29万6,000円が計上されておりますが、もう少し具体的に説明を求めます。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(山田 豊君) 本件につきましては、ことし5月21日、第4回富谷町町長杯グラウンド・ゴルフ大会というものが総合グラウンドで開催されたわけでございますが、このとき参加者の中で、グラウンド・ゴルフのサークルで大会に出場していた日吉台の豊寿会のサークルさんが設置した休憩用のテントが、当日の悪天候といいますか突風で飛ばされまして、駐車されていた車3台にそのテントがぶつかって損傷をしたという事件でございました。それに伴う保険といいますか、町長杯という名前がついてはいるものの、町の主催事業でもございませんでしたし、町の保険が使えないという背景がございました。その後で、合計60万円近い損害金というものが発生してございまして、豊寿会さんのほうの代表の方のほうから、なかなか個人で持つには負担が大きいということで、陳情書を町と、それから当時議会のほうにも陳情書が上げられてございました。皆様のほうには配付させていただいた経緯がございます。その後で、グラウンド・ゴルフの協会の役員の方等との協議をしたわけですけれども、なかなか前に進まなかったということで、協会側としては豊寿会のほうの個人的な責任でしょうということで、その責任を転嫁されている状況の中で、豊寿会さんのほうといたしましてはやっぱり、繰り返しになりますけれども、なかなかこの負担に耐えられないということで、再度、陳情書の後でも文書等を頂戴いたしまして、その後代表の方もちょっと体調を壊されたというような事情もございまして、今般、負担金、補助及び交付金の中で、補助金の中で見舞金ということで出させていただきました。
  これにつきましては、行政実例もございまして、決して違法性のある支出ではないかなということでお出ししておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 9番西田嘉博君。
9番(西田嘉博君) 見舞金としては少し高額ではないかなと、一般的に考えて。それと、このような事故でありますと、町長杯であれ、個人的な任意の保険で利用することも考えてもいいのではないかと思いますが、その辺のところをご説明お願いします。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(山田 豊君) 選択肢としてはそういう考え方もあろうかなというふうに思いまして、何度となく当事者とはお話し合いをさせていただきました。最初、グラウンド・ゴルフ豊寿会さんは一サークルでありまして、協会という上の上部組織がございますので、上部組織のほうにも一応お話をして、そちらのほうでもある程度の責任はあるのではないかというお問いかけをいたしまして、当初、三者で、協会と豊寿会と町でということで、3分の1の痛み分けといいますか、その案をこちらとしては提示いたしたわけでございますが、なかなか協会側としても前向きなご返答がいただけなくて、そのはざまでまた豊寿会さんのほうとしても負担が大きいということで、耐えられないということで、最終的には折半という形になったものでございます。
議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。
18番(渡邊俊一君) ただいまの関連でちょっと質問をさせていただきますけれども、やはりそういう事故は今後多々あり得る状況にあると思います。しかるに、町長杯と申しても協会主催で恐らくやっておられるわけでありますから、その協会に対してやはり今後の指導、やはり具体にこういう事故が起きたということで、住民の血税を一応拠出するわけでありますから、今後こういうようなことのないような指導と、それからこういうようなことが起きた場合に協会としてやはりそういった保険に加入した上でやっぱりそういった協議を行ってもらうということがうんと大事ではないかと思うんです。その後の指導体制に対してどのような状況なのか、お示しを願いたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(山田 豊君) 今お尋ねの件でございますが、早速この事故が起きました後で、各種いろいろな大会、数多く開催されてございますので、各実施主体の団体に対しては、必ず保険に入ってくださいねという通知といいますか、お願いを生涯学習課のほうの担当経由で皆さんのほうにはお知らせをしたということでございます。
  なお、今回につきましては、大会に町長杯という名前を冠することを、これまで主催ではないにしても容認してきたという経緯がございまして、大会運営に係る安全対策、保険加入等についての指導が徹底し切れていなかったという責任も今回町としては負ったということでご理解を賜りたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) 関連で質問させていただきます。
  この件につきまして、私の知っている範囲ですと、豊寿会のテントのほかに数点のテントが飛んで、運悪く豊寿会のほうのテントが車にぶつかったということで話を聞いています。やはり、先ほど今同僚議員から話があったように、やはり今後の対応については十分考えていただきたいということが要望でございます。
  また、やはり先ほど総務部長のほうからお話あったんでけれども、前例があるというお話を聞いたんですけれども、その前例について、また日本の国の中でもこのような前例があるのかどうか、あればお話しのほどをよろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(山田 豊君) 前段のお尋ねの各団体に対する指導というのは、まさしく徹底してまいりたいと思っております。
  それから、前例につきましてですが、全く同じような事案ということではないんですけれども、探しましたところ、平成22年に東京都の調布市、それから平成25年に大阪府の豊中市、それからこれは年度がちょっと不明でしたけれども、東京都の青梅市について同様の類似の事案があったことをこちらとしては探しております。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) よくわかりました。
  当町のほうでもこのような前例があったのかどうか。先ほどの話で、あったような話だったんですけれども、簡単で結構ですので、お話しのほどをお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(山田 豊君) 町として見舞金を、例えば補助金のほうから支出したかどうか、その辺はちょっと定かではございませんが、町から以前に何か、やっぱり同様にゲートボールでした、そういう会場での何か設置している小屋がやっぱり崩れて損害が起きたということで、見舞金を出した経緯があったというのはちょっと伺っております。
議長(浅野幹雄君) 4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) それでは、関連で質問させていただきますけれども、やはり見舞金としては非常に高額ではないかという感想、説明を受けて思いました。しかし、そしてその中で、今調布、大阪、青梅等々の事例があったというようなことでありますので、その見舞金の額をお願い申し上げます。
  2つ目は、町の行事というふうなことで、町長部局、そしてまた教育委員会部局と大きく2つの柱があるわけでありますので、その辺の検討が、総務課、1目19節から支出することについての妥当性について見解を求めます。
  3つ目は、車両保険に入っていらっしゃるとすれば、車両保険が出て、それに見合う額の見舞金というふうなあたりの検討がなされたのか。もう一つ、損害額の折半額というふうなお話でありますけれども、この計上額掛ける2倍というふうなことが実損額であるのかどうか、確認をいたします。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(山田 豊君) 前例といいますか、行政実例的なほかの3例についての具体的な金額につきましては、今手元にございません。申しわけございません。
  それから、教育委員会か総務部かということのお尋ねでございますが、本来であれば所管の部署のほうでの対応というふうになりますが、一番最初に、これは総合賠償の保険でどうなんですかということで総務課のほうにお問い合わせがあったということで、うちのほうで所管をしたという経緯がございます。
  それから、車両保険の絡みでございますが、入っていらっしゃる方、入っていない方いらっしゃったようで、もし仮に車両保険を使うとなると、それ見合いで、こちらのほうで賠償額を算定するのは可能か、不可能か、それはなかなかちょっと判断は難しいところだと思いますが、ご本人、当事者が車両保険に入っていて、それを使うとなると翌年の保険料がかなり上がるということもございまして、当事者に対するご負担、さらにふえるのかなという懸念がございましたので、今回のような措置をさせていただきました。
  それから、折半についででございますが、確かに、高いか、安いかという議論はあるかなと思いますが、その2倍、59万何がしというのが実損額でございます。(「町と教育委員会の所管について」の声あり)
  それにつきまして、先ほど申し上げましたとおり、教育委員会所管の事業ではあるものの、一番最初に総合賠償保険が使えないかということで総務部総務課のほうにお問い合わせがあったということをきっかけに、我々のほうで所管をしたということでございます。
議長(浅野幹雄君) 4番、若生英俊君。
4番(若生英俊君) 3事例の額、後ほどお願い申し上げます。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(山田 豊君) その件につきましても、先ほどお答えしましたとおり、手元に事例は持ってきていますけれども、額については持ってきてございませんので、後ほどお示ししたいと思います。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。19番安住稔幸君。
19番(安住稔幸君) まず、26ページ、4款衛生費3環境衛生費の公営墓地アンケート調査業務について、もう少し詳しく内容、調査内容、また実施時期、そういったものをもう少し詳しくご説明願います。
  そして、同じく、同じページでその下のほうにあります4款衛生費、ごみ処理費の委託料で、PCB運搬処分業務というものがございます。これについて、今現在、この業務の内容と、今現在、PCBについてどのような状況になっているのか、その辺も詳しくご説明お願いいたします。
  続きまして、次のページの28ページ、9款消防費の災害対策、5目、補助金、自主防災組織運営補助金が出ております。これらについてももう少しご説明をお願いいたします。
  戻りますけれども、今グラウンド・ゴルフ大会の補助金のお話がありました。これらについてお聞きしたいんですが、富谷町の地方創生総合戦略、間もなくまとまるようでありますけれども、この中に、住民との連携による公共インフラの維持管理等々が、住民の皆様にご協力をお願いするようなことで、町として掲げております。こういったものを考えますと、やはりいろいろな点でこれから住民というか、地域とともにやはりまちづくりも進めていくことを考えますと、やはりこういった事故のことも想定され、実際ありましたし、今後も想定されますので、町として、自治会の皆様とか、住民のそういった団体の皆様が安心してできるような、いわば補償制度というか、保険というか、そういったものをやはり町として担保するというか、そういったものも必要かと私は思いますけれども、その辺についても、お聞きいたします。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(泉川潤哉君) まず、町営墓地の住民アンケートに関してですけれども、一般的に住民アンケートの内容ということなんですが、現在考えておるのが、町内で今後住み続けていく、定住の意向。そちらとそういった方々の中で墓地を取得する意向があるかどうか。また、取得したい墓地の形式。そういったものをアンケートの中で情報収集していきたいと思います。
  需要予測を立てるための情報収集ということで住民アンケートをとることになりますので、今後、委託業者と詳細な調整を行いまして、何歳以上の方から何名くらいとったらいいのか、そこら辺も調整しながら進めていきたいと考えております。
  もう一つよろしいでしょうか。
  次、PCBなんですが、平成22年から旧ひより台の汚水処理場のほうに高圧コンデンサー、高圧トランス、そちら計7基保管しております。当時、近辺で処理できる業者がないということで、とりあえず、町のそちらのほうで保管するということになっておりましたが、最近、県内ではないんですが、近県で処理できる業者が見つかったこともありまして、また、今後消費税が上がるということで、処理費もまた高くなるということもありまして、この機会に7基全部処理してしまおうということで予算を要求したところでございます。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(神田能成君) まず、自主防災組織の運営補助金でございますけれども、こちらにつきましては、当初見込んでいた申請団体が見込みよりも多かったということでの増額でございます。
  それから、保険の関係でございますけれども、まず、例えば町内会等で行っている事業につきましては、それぞれ町内会のほうで保険に加入をされ対応されているものだと考えてございます。また、町の主催事業、共催事業につきましては、町で加入をしている損害賠償保険のほうで対応することとしております。さらには、先ほどの関係もありますけれども、各協会等が実施をしている活動につきましては、今後さらに協会等において保険に加入をしてもらうということの徹底で対応ができるというふうに考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 19番安住稔幸君。
19番(安住稔幸君) グラウンド・ゴルフ大会のことに関連してになりますけれども、先ほども申し上げましたけれども、町のほうの総合戦略のほうのこういった趣旨にのっとって考えますと、先ほどの課長のご答弁と、やはりちょっと違うのかなと。やはり町としても地域にご協力いただく、また皆様とともにまちづくりをしていくというような方向性で考えますと、やはりそういったものにつきましては、やはり町としてきちんとその辺は皆様に安心して活動していただくというのがやはり本来の趣旨かなということで私は思います。
  町長のご意見はいかがでございましょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 今回のグラウンド・ゴルフの件も踏まえまして、先ほど部長の答弁もありましたように、今後はこのようなことがないようにしっかりと保険の加入等を徹底していくということは先ほどご説明したとおりでありますが、今、安住議員がお話しいただいた、今後やはり住民の方々と共同作業とか、いろいろな形でかかってくるかと思いますので、その辺の保障体制についてもしっかりと町のほうでとっていくように努力したいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「関連」の声あり)4番若生英俊君。
4番(若生英俊君) 関連、2つほどお願い申し上げます。
議長(浅野幹雄君) お願いですか、質問ですね。
4番(若生英俊君) そうです。
  公営墓地のアンケート調査業務の件、そもそも公営墓地の造成基本方針あるいは基本構想、基本計画等に基づくアンケートであるのかという疑問でございます。手法等について、先ほど内容も話出ましたけれども、先と後と、その辺についての見解を求めます。
  2つ目は、自主防災組織の運営補助金14万円の補正ということでありますけれども、当初予算を見ますと153万円、既に上げてあります。したがいまして、申請があり次第支払っているのか。あるいはある時期まで取りまとめて153万円、プラス、14万円、それがくくられないと支払いができないのかについて、そこの点を疑問に思った次第でありますので、答弁をお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(泉川潤哉君) 今回の住民アンケートですけれども、基本計画の中で、需要予測というものが入ってきますので、基本計画の策定前の前段として住民アンケートをとるものでございます。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(神田能成君) 基本的にまとめての支出ということになります。(「4番」の声あり)
議長(浅野幹雄君) 若生英俊議員。3回目で終わりでございます、終了です。
  15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) それでは、20ページの委託料です。
  市制移行啓発に要する経費で市民歌作成業務とありますが、これは今までの町民歌にかわる市民歌をつくるということでございますが、今わかる範囲内で、決まっている業務とか、やり方、方法、日程等も含めてお聞かせいただきたいと思います。
  次に、22ページの下段であります。
  子ども医療費助成についてですが、これについても今年度10月から拡大した結果だと思いますが、子ども医療費助成につきましては、当初見込みどおりに推移しているのか、それとも大きな差異が生じているのか、これも伺います。
  それと、本年度最終見込み2億6,800万円想定されておりますが、これの前年度アップ額、前年比についてお伺いしたいと思います。
  次に、24ページの15節工事請負費、成田東小学校児童クラブ改修工事について、来年度実施するわけですけれども、今、空き教室を利用するということになっておりますが、詳しくちょっと教室の数とか、設置場所、開始日等、現在の状況について詳しくお聞かせいただきたいと思います。
  次に、ページ25、26の3目環境衛生費13節委託料、先ほど言われた公営墓地でございます。これの内容的な部分はわかりましたので、その後の需要予測をとった後のスケジュールについてお伺いします。
  次に、28ページの上段、企業誘致事業659万円となっておりますが、これの奨励金の企業と立地促進、雇用促進の内訳についてお伺いいたします。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) まず、市民歌作成業務の具体の委託先というところでございますけれども、まず、前段、総合計画審議会のほうで、9月に開催した段階で町民歌にかわる市民歌の作成についてはどのように考えていますかという議員のほうからのご質問に対しまして、事務局で提案させていただきましたのは、町内に在住しているミュージシャンの方、具体に言いますとモンキーマジックというメンバー、メジャーの方なんですけれども、その4名のメンバーのうち、お二人、メイナード氏と、それから菊池拓哉氏、こちらの2名が町内に在住しているというところで、お願いするというふうなことを審議会のほうに諮りまして、今回、そのご意見を踏まえて、委託料のほうの計上をさせていただいたところでございます。
  今後のスケジュールでございますけれども、補正予算議決後、年内、または年明けのほうにプロダクションのほうに契約のほうを行いたいと思っております。あわせて、繰越明許を設定しておりますのは、制作に4カ月から5カ月はかかるというふうなことで、大体夏ごろの前には、作詞作曲したものが町のほうに手渡されるような状況でございまして、その後、そこの先はまだ具体にはなっていないんですけれども、例えばどこかの小学校、中学校でレコーディングというふうなところを想定してございます。そして、10月10日に市制移行の記念式典、こちらのほうでお披露目というふうになるんですけれども、そこの前段でCDとか、そういったものができ上がっていれば、町民の皆様に配布なりというふうなスケジュールで考えております。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) それでは、子ども医療費に関連してでございますが、当初の見込みですと、1月当たり1,750万円程度を見込んでございましたが、今のところの見込みで1月当たり2,000万円程度というところでございます。前年度比でございますが、26年度で2億3,900万円ほどでございました。今回も大体その程度になるのかなというふうに見込んでございます。
  それから、児童クラブの開始時期、成田東小でございますが、28年4月を予定してございます。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(泉川潤哉君) 土地造成までのスケジュールということになると思いますが、現在のところ、大まかにスケジュールを持っているような状況でして、アンケートをとった際に需要予測が立つわけですけれども、それで開発規模も大体決まってきます。その規模によってもスケジュールは変わってきますので、現在のところは、来年度中に基本計画、できれば基本設計までいきたいと。再来年度、実施計画に持っていって、最終、4年目には造成の着工に持っていきたいと、今のところは考えております。
議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) では、今年度該当になりました株式会社ジオラさん、そして株式会社キスケフーズの2社となっております。企業立地促進奨励金としまして合わせて349万円、そして雇用促進奨励金が310万円、合わせて659万円となっております。
議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) 町民歌のほう、先ほど説明ありましたように、繰越明許費になっているわけですけれども、これは、繰り越しになるのはCDの部分だけですか。CDは間違いなく発行するんですね。それの確認と、CDの分が次年度になるということでしょうか。
  公営墓地の部分ですけれども、これは需要予測をはかるということなんですけれども、それ以降のスケジュールの中に、公営墓地の有識者懇談会、当初、意見が出たときがあったんですけれども、執行部から回答いただいたこともあったんですけれども、その辺の関連はどうなっているのか。そのスケジュールにきちっと入っているのかどうか。それをお聞きします。
  それと成田東小学校の、ここで言えるのかどうかわからないけれども、設置場所、そして教室規模、教室2つ分だとか、3つ分だとか、その辺をちょっとお聞かせいただきたいなと、こう思います。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) まず、繰り越ししますのは、契約後、実際にアーティストが作詞と作曲をそこからスタートしまして、大体平均、今までのケースですと、短くて4カ月、それから5カ月は要するということですので、年度内に成果品というものは見込めないということでの繰り越しでございます。その後、でき上がったものに関しましては、著作権のほうは町のほうに帰属しますので、その後、先ほど申し上げましたとおり、小学生なり、中学生のレコーディングというふうなところは予定してございます。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(泉川潤哉君) 有識者会議といいますか、住民の説明会なり懇談会となってくるかと思うんですけれども、基本計画策定しながら、ある程度のものが町のほうで考えが固まったときに、ご説明なり、あとはご意見を頂戴するような機会を設けたいと考えております。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 成田東小学校の児童クラブの設置でございますが、教室2室、それから教材室等2室、合わせて4室ぐらいを利用して改修を計画しているところでございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。16番出川博一君。
16番(出川博一君) それでは、大きく3点についてお尋ねします。
  まず、6ページの債務負担行為のところで、中段より下のところに病児・病後児保育運営事業、それからファミリー・サポート支援事業、これは2つとも昨年の債務負担と比較しますと、両方とも約300万円ずつふえているということで、これは事業拡大を事前に何か計画されているのか。あるいは人員の採用も含めて考えておられるのか、その辺のところについてお尋ねします。
  それから、健幸35業務、これについても非常に毎年大きな金額の変動がございまして、25年度が2,700万円、去年が164万円、そして今度の債務負担では729万円ということで、大分振れが大きいので、多分、対象人数をどの程度というような形で試算されたんだろうと思うので、それについてお尋ねします。
  それから、次のページの債務負担で、骨粗しょう症、それから高齢者予防接種業務、先ほど説明がありましたように、これについては新規のものだということで、その業務内容についてお尋ねします。
  それから、昨年の債務負担と比較しますと、公金輸送ということで311万1,000円ほど、債務負担の予定はないんですけれども、その事業は、来年度はする予定がないということなのか、お尋ねします。
  それから、大きな2つ目として、歳入、災害見舞金の、これは金額は出ていないんですけれども、1,660万円の処理について、この補正では出ていないようなので、これはいつの時点で財務処理をするのか。その辺についてお尋ねします。
  それから、最後に、30ページの幼稚園の就園奨励費、今回も補助金が出ておりますけれども、以前に過払いをして、幼稚園奨励金の過払い問題に関して、それの現在の執行状況。
  この3点についてお尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) まず、病児・病後児保育の運営事業費につきましては、事業主体であります上桜木のコミュニティクリニックのほうから、今まで医師の人件費につきましては今までの委託料の中には含まれてございませんでしたが、今回、その一部を認めてほしいというところの要望がございましたので、この金額になったところでございます。
  それから、ファミリー・サポート支援事業につきましては、利用者数の増加によりまして、アドバイザー、今現在1人でやっているところですが、補助員1名を確保したいという、補助員1名分の人件費の増を見込んだものとなってございます。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(郷右近 衛君) それでは、健幸35の件についてご説明いたします。
  健幸35、健幸30という業務もございましたけれども、健幸30につきましては、25年度までが健幸30ということで、30歳から39歳までの枠内でやっておりました。26年から骨粗しょう症が開始されましたことによりまして、健幸35ということで、26年、27年につきましては、35歳の1歳刻みで1年の世代だけでやっておりました。今回、35でございますけれども、若い方でも健診の機会をふやしてはどうかという職員の意向、それから長期化、重症化する前の対策として、健診を意識づけるということで、35歳から39歳までの5歳分のことでの計上でございます。人数にして、約900名というふうに見込んでおります。
  それから骨粗しょう症、先ほど言いましたけれども、26年からの新規事業でございます。
  予防接種につきましても、今までやっておりましたインフルエンザと肺炎球菌の高齢者の予防接種でございまして、若干、対象者の伸びということでの推移でございます。
  以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(泉川潤哉君) 公金輸送に関しましては、来年度事業では行わないと考えております。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(山田 豊君) お尋ねの災害見舞金の関係でございますが、使い道としましては、防災のほうに役立てたいということで、以前から何度となくご指摘をいただいております防災行政無線の聞こえが悪いということに対応するために、各世帯でご希望の方に受信機といいますか、子機といいますか、その辺の対応を図りたいという方向で今検討してございまして、具体的な予算措置につきましては、平成28年度の当初予算のほうへ繰り入れて使わせていただきたいなという方向で進めてございます。
議長(浅野幹雄君) 教育総務課長。
教育総務課長(高橋加代君) それでは、私立幼稚園就園奨励費補助金の過払いにつきまして、現在の状況でございます。対象となりました209世帯のうち、約7割の方が現在分割納付または時期を指定しての納付ということで計画をいただいている状況でございます。そのような中、調定額が1,666万1,700円に対しまして、収入済み額が405万3,564円、収納率が24%というのが11月末の現状でございます。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) 先ほどの回答の中で、病児・病後児の運営事業について、約336万円ほどふえているんですけれども、これは医師の人件費の一部という答弁だったんですけれども、ということは、受け入れ人数をふやすとか、そういう事業拡大ということではないのか、確認いたします。
  それから、見舞金について、防災無線に関連したものでという検討状況だということなんですけれども、28年度当初というのは、ちょっと遅いんじゃないかなと。少なくとも27年度3月の補正で、これは繰越明許になるかどうか、その辺はやむを得ないんですけれども、つまり、この事案が発生したというか、発覚したというか、そういう意味では、同じ年度の中で、当然、いや、持っていていいのであれば別ですけれども、当然、速やかに必要な事業に対して、いわゆる見舞金をくれたところに対して、それを防災という観点で使うのであれば、そういう形でぜひ年度内の処理をすべきではないかなというふうに思いますけれども。
  その2点についてお尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(山田 豊君) 内部の検討といたましても、本年度の補正に上げて繰越明許をかけるという選択肢もございました。確かに性格上、町としての姿勢を見せるという意味でも、その方向も含みの上、検討させていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 今回の増額分につきましては、事業拡大ということではございません。定員につきましても3名の予定でございます。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) 最後になりますけれども、私立幼稚園の奨励費の過払いの件なんですけれども、これは今現在、分納も含めて7割の方にご協力いただいているというか、納得いただいてお支払いをいただいている。ただ、今時点で24%だということになりますと、これは見通しとしては、27年度決算時点で、28年3月末時点でどのぐらいの収納率になって、いわゆる収納未済はどのくらいと予想されているのか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 教育総務課長。
教育総務課長(高橋加代君) 現時点では、どのくらいの決算額になるかという、ちょっと見通しはなかなか難しい状況ではございます。といいますのも、今現在、各ご家庭のご相談に応じながら、納付の状況というか、納付の計画も変更しながらということもございますので、まだ今の時点ではお答えすることができません。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。1番金子 透君。
1番(金子 透君) 2点ほど質問させていただきます。
  まず、先ほど同僚議員からも出ておりました市民歌作成業務に関して、芸術的なものですから、イメージとしてでき上がってくるんでしょうけれども、普通工事であれば図面とかがありまして、こういう感じにできますという完成がわかるわけですけれども、一発勝負的に歌とか歌詞とかが出てくるわけなんですか。そこをまず1点。
  もう1点は、予防費の欄で、26ページ、委託料700万円ほど減額になっているわけですよね。これはどういった内容なのか、もう少し詳しくお知らせください。
  以上2点です。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) まず、アーティストには基本委託はするんですけれども、でき上がってきたものを見てというふうに、一発勝負かどうかということでは、どちらかというと、確かにこういう芸術性のものに関してはそのような考えでおります。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(郷右近 衛君) 健診の委託料、約700万円の減でございますけれども、特に目立ちますのが乳がん検診の業務かと思われます。544万円ほどございます。乳がん検診の場合は、3世代というか、年代的にちょっと3種類の検診をしております。一番多い40歳から64歳までの方がちょっと高額な検診方法やっておりまして、その方々が見込んだ以上よりもちょっと受診率が下がったがために、ちょっと高額のマイナスということで、3つの検診とも検診が終わりましての実績に対します減額ということでございます。
議長(浅野幹雄君) 1番金子 透君。
1番(金子 透君) それでは、市民歌のほうなんですけれども、市民歌でありますから、富谷市の顔であると思うんですよね。みんなが親しみやすく、口ずさみやすい、そういう歌であるべきだと私は思うんですけれども、それをアーティストに任せっ放しみたいな、出てきたもの、イメージ、私も芸術性が余りないものですから、うまく表現できないんですけれども、例えば、未来に羽ばたくような歌とか、こういうような曲とかという、イメージ的なものをきちっと伝達して出てこないと、何か一発勝負的なものでは、ちょっとなじまないんじゃないかなという、どこか、ここら辺の言葉で言えば「いずい」と、そんなような感じがするんですよね。
  次、予防費です。医療費の抑制、一番に予防が大事だという観点からすれば、周知徹底関係をもう少し努力すれば、受診率のパーセントとかも上がって、金額の多い、少ないだけでなくて、対象者の何%が受診しているんだろうかという、その受診の率のほうが大事ではないかと思うんですけれども、そこら辺を詳しくもう一度お答えください。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 市民歌につきましては、今、課長のほうで一発勝負的なという答弁をしてしまいましたが、あくまで、やはり今回委託するに当たっては、今現在、富谷町民歌がとにかく親しまれていて、いろいろな町内会行事、あらゆる行事でしっかりと歌われているということもお伝えした上で、なので、それを踏まえて、そして実際に町民歌も聞いていただきながら、やはり町民の方が誰でも歌いやすい、そしてなじみのある、その辺はしっかりと意向も伝えて、そしてなおかつ、成果品として上がったものに対して、やはりいろいろなやりとりをした上で、最終的な作品をつくり上げていきたいというふうに。もちろん、一方的に委託したので、それでこちらの意向は要望できないということではなくて、でき上がって、もし極端に、やっぱり違和感がある場合はやはりしっかりと伝えて、極端な話、もう一回つくり直しもお願いすべきだというふうに思いますし、やはり大切な市民歌でありますので、そこは徹底的にやはりやりとりをしながら、最終的な完成品に導きたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(郷右近 衛君) 医療費の予防につきましては、議員おっしゃるとおり、やっぱり予防にまさるものはないということでございます。一例といたしまして、乳がんのほうをちょっと取り上げてみますと、58.7%という数字は出ております。なおかつ、受診率を上げてはどうかという言葉も出ておりましたので、一応、夜間の検診もやっております。日にち的には6日間ですけれども、37%程度受診されておりますので、今後も引き続き夜間の検診は続けていきたいなということで思っております。
議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
     午後0時01分 休憩


     午後1時00分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  17番相澤 榮君。
17番(相澤 榮君) それでは、私から2問についてお伺いします。
  24ページ、民生費について。
  保育施設整備事業で14万5,000円ありますが、これはどんなことに使うのか、お伺いします。
  それから、待機児童減少措置として、認可保育所設置の進捗状況がわかればお伺いします。
  次に、31ページ、災害復旧費について。
  これらの予算で工事場所と工事内容、それからこの予算で復旧しなければならない部分が何%進むのかということ。この工期はいつなのか。それから、この復旧費から漏れた部分のその後の措置についての予算化についてお伺いします。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) まず、1問目、大変申しわけありません。もう一度よろしいでしょうか。
17番(相澤 榮君) 14万5,000円の使い道。
子育て支援課長(浅場 悟君) この14万5,000円につきましては、19節の上水道加入金、プラス、それから1万4,000円につきましては、北部会館改修事業に係る建築確認申請の費用でございます。
  それから、待機児童数ということでよろしかったでしょうか。本年10月1日現在で95名でございます。
議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) まず、今回の補正額380万円につきましては、11カ所の場所としまして、町単独の工事を考えております。なお、全体的なことで申し上げますと、まずは国の査定を受けました国庫補助対象事業となる箇所は6カ所、それから町単独、今回補正も含めまして約40件ぐらい、それから残りの分につきましては、現在、各整理組合から資材支給をいただいておりますので、その資材支給で対応してまいります。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(齋藤英夫君) 今回の2,100万円の追加補正につきましては、補助事業費1,640万円ほど、単独事業費450万円ほど、全部で計にしますと1億2,650万円ほどになりますけれども、この内訳としましては、災害の補助事業が13カ所、11の河川と2つの道路、それから町単で62件分を見込んでおります。この予算で全部修理が終わる予定となっております。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(伊藤 正君) 今回要望させていただいております災害復旧費につきましては、箇所数としまして2カ所でございます。杜乃橋5号緑地が1カ所、それから大亀山森林公園第2駐車場ののり面が1カ所の計2カ所となっております。今回、9月11日の大雨による被害箇所としましては、公園緑地関係で13カ所、そのうち、既に事業が完了しておりますのが4カ所となっております。
議長(浅野幹雄君) 17番相澤 榮君。
17番(相澤 榮君) 民生費について、私は待機児童の人数を聞いたんじゃないんです。それ減少するために、その措置として認可保育所を今準備していますけれども、その進捗状況について伺っております。
  それから、災害復旧については、工期はそれぞれあると思うんですけれども、全体が復旧するまでにはどのぐらいの予算でどのぐらいかかるかということをお伺いしました。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 北部会館の改修工事につきましては、約80%の進捗でございます。
議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 工期につきましては、工事をこれから行う予定になっております。3月までは完成見込んでおります。
  それから全体的な予算額につきましては、資材支給も含めまして、現在のところ、6,800万円と見ております。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。10番長谷川る美君。
10番(長谷川る美君) 説明書20ページです。2款1項12目13節委託料の市民歌作成業務、先ほど同僚議員からもたくさん質問がありましたけれども、今回、町から市に移行するということで、市民歌作成ということだと思われるのですが、ともに制定をされました町民憲章、町章、町木、町花、それらについての変更の予定はございますか。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) そちらについては変更の予定はございません。
議長(浅野幹雄君) 10番長谷川る美君。
10番(長谷川る美君) 町章だけは変更するということ、何かちょっと違和感を感じるんですが、その点についてはいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) 名称がまず町民歌ということで、歌詞の中に「富谷町」というふうなフレーズがありますので、新しく市になってから歌うのはどうかというふうなご意見も審議会のほうであって、内部で検討させていただいたところでございます。
議長(浅野幹雄君) 10番長谷川る美君。
10番(長谷川る美君) 先ほど、町長からも町民歌、町民の皆さんに本当に親しまれているというお話もありましたし、今、学校のほうでも町民歌を授業で取り入れて、お子さんがおうちに帰って歌って、それを聞いておうちの方も一番はそのまま本当に歌えるというぐらい、皆さんに親しまれている歌ですし、口ずさみやすい親しみやすい歌だと思うんです。先ほど、富谷町というところがあるからとおっしゃいましたけれども、そこは「富谷市」と、そこだけ市にかえて、でも、本当にそれだけ親しまれている歌なんです。笑っていらっしゃいますけれども。なれ親しまれている歌ですから、市になったから、そこから新しくではなくて、お子さんたちが今まで歌っていたところ、逆に町から市になって、こういうふうに変わったよという説明をして、そして、さらに皆さんに親しみをもって歌っていただける、そのようなすばらしい町民歌でありますし、また、市民歌にかわるものではないかと私は思いますが、町長のご見解、お願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 確かに、町民歌については、以前私もお話ししたように、ちょうど町制施行、あれは15周年記念のときに町民歌が町民音頭と一緒につくられたものでありまして、当時、ちょうど私たちが中学校だったので、レコーディングを担当させていただいたものですから、人一倍町民歌に対する愛着は持っている者の一人であります。ただ、今回、やはり確かにいろいろなところで歌われてきているのも事実ですし、親しまれているのも事実でありますが、やはり、歌詞を無理やり、今度「町」だったものを「市」に変えるよりは、やはり新しく新たに町から市へ市制移行になったわけでありますので、今回、審議会の中でも新しい市にふさわしい市民歌があってはということで、ご意見もあったので、それにあわせて、であれば、新しく市民歌については制定する形ではどうかということで、今回、これまでのご意見をいただきながら、その方向で予算を計上させていただいたところであります。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。2番青柳信義君。
2番(青柳信義君) 27ページ、28ページの最下段、教育費、奨学金の貸付金でございますけれども、予算1,896万7,000円に対しまして、930万円の減額というふうになっております。こちらの減額の理由と現時点での奨学金の申込者の人数をお知らせください。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(齋藤卓也君) 今年度新規に貸し付けしました分といたしまして大学生3名、高校生2名、専門学校等2名、計7名に388万円の貸し付けを行っております。それから、今年度継続分としまして大学生14名、高校生3名、専門学校等はゼロ、計17名、576万円の貸し付けでございます。今年度貸し付けの合計としまして、964万円となっております。
議長(浅野幹雄君) 2番青柳信義君。
2番(青柳信義君) 昨日の同僚議員の一般質問にもありましたけれども、26年度といいますか、27年度の富谷町の奨学金をインターネットで調べて出てこなかったと。26年度分はありましたと。多分、答弁では26年度と同じ要綱だったので、そのままにしましたというふうな答弁だったかと思いますけれども、やはりそういった富谷町でこういう事業、貸し付け、奨学金をやっているという事業をもっと知らせるためにも、毎年更新するなり、もう少し大きくインターネット検索でも出るような仕組みが必要とは思いますけれども、その件に関して見解を伺います。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(齋藤卓也君) 昨日のホームページの件、早速確認の上、訂正、修正をさせていただいております。なお、議員ご指摘のように、より広く活用していただけるような方策というものをとっていきたいというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。13番浅野直子君。
13番(浅野直子君) ページ数が22ページなんですけれども、2款4項13節委託料のところで、選挙人名簿のシステム改修業務が入っております。109万3,000円ほどなんですが、この対象者の人数をお伺いいたします。
  それから、26ページなんですが、13節の委託料のところの、先ほど予防のところでご質問がございましたけれども、乳がん検診の先ほどの答弁の中に、3種類の検診があって高額になっているところがあるので、そこの部分が少し受診者が、検診者が少なくなったようだというご答弁がございました。ここの3種類のほうの検診のほうの金額のほうがわかればお示しください。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(神田能成君) 選挙システムの改修業務の関係でございますけれども、改修については18歳以上になったことに伴う改修ということでございます。申しわけございません。人数については今持ち合わせてございませんので、後ほどお示しをさせていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(郷右近 衛君) それでは、乳がんの予算規模の単価でお知らせいたします。30歳から39歳まで、超音波の検診でございまして6,800円でございます。40歳から64歳までが9,200円、2方向の撮影になります。それから65歳以上の方1方向で5,400円というふうな単価でございます。
議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
13番(浅野直子君) まず、選挙の名簿のシステム改修につきましての選挙人に対する選挙方法の啓蒙はどのような方法をなさいますか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(神田能成君) 18歳以上ということになりますので、高校生も、3年生も一部対象になるということでございます。こちらについても町独自での周知ということも考えてはおりましたけれども、前もって、国のほうから各高校のほうに副教材ということで渡ることになっております。そういった資料も踏まえながら、町のほうでできることということで、今後検討してまいりたいというふうに考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 13番浅野直子君。
13番(浅野直子君) 検診のことについて、今金額をお伺いいたしました。大変高いんですけれども、こういった受診、今本当に乳がんになっていらっしゃる方も大変多うございまして、本当に女性にとっては大事な部分でございます。いずれにしても、どんな病気であっても大事な部分でございますが、もう少し、本当により多くの、本来であれば100%の方が受診できるような体制をとっていただきたいというのが願いでございますけれども、これからまた、受診率が上がるように、どのような努力をなさいますか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。もとい、健康増進課長。
健康増進課長(郷右近 衛君) 検診につきましては、先ほど58%程度の比較的高い率ということでございます。土曜日の検診も、先ほど申し上げましたけれども、6日間ですけれども、38%からの数字とっておりますので、土曜日ではなく夜間でした。やっぱり夜間でそのくらいの数字とれましたので、やっぱり働きながら検診を受けたいということで、夜ご利用される方が多いのかなというふうなイメージもとっておりますので、その辺、どういうふうにするか、ちょっと内部で詰めて、なおかつ、受診率を高めていきたいというふうに思っています。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。8番佐藤聖子君。
8番(佐藤聖子君) 15ページ、16ページのところに選挙人名簿システム改修補助金が54万6,000円入っていて、そして22ページのところに109万3,000円ということになっていますが、この国から来るものの補助の算定はどのようにして行われるのか。また、それはどのようにこのシステムが改修されるのか、お尋ねします。
  19、20ページ、一番下のところで賃金がありまして、臨時職員給与3万5,000円、マイナンバーカード対応ということでしたが、これは専門の対応をするのか。どのようにこのカードについては町は体制をとろうとしているのか。何月から、1月から対応できるようになると思うんですが、それはどのようにして実施されるのか、お尋ねします。
  今ありました乳がんですが、乳がんについては以前から集団でやるのにはちょっと抵抗があるという声がありましたが、これは個別にやるということについてはどのようになっているのか、お尋ねしたいと思います。そのことで受診率が上がるというようなことはあるのか。どのように考えているのか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(神田能成君) まず、額の算定ということでございますが、補助については2分の1を上限とするということになってございます。システムをどのようにということでございますが、18歳以上が対象ということになりますので、それに合わせたシステムのバージョンアップということになります。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(泉川潤哉君) マイナンバーカードの交付なんですが、1月5日から実質交付開始なんですけれども、実際、富谷町のほうにマイナンバーカードが送られて来るのは1月中旬ぐらいになるのではないかと考えております。今現在、町民の中のどのぐらいの方がマイナンバーカードを申し込まれているかも、ちょっと情報が入ってきておりません。実際どのぐらい混み合うのかも想定つかないような状況です。
  とりあえず、臨時職員を2名配置いたしまして、窓口の受付のほうだけを担っていただこうかと考えております。後ろのほうでマイナンバーカードを検索したり必要な情報を入力したりするのは、職員のほうで対応したいと考えておりました。極力、混雑がないように、窓口も1つないし2つ設置して順調に流していきたいと考えておりました
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(郷右近 衛君) 乳がんの集団検診から個別検診にというご質問でございますけれども、近隣の町村、まだ個別という体制ではございませんですし、その辺は検討する余地はあるのかなとは思っておりますので、もう少し時間をいただければというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
8番(佐藤聖子君) マイナンバーの番号の通知ですが、これは富谷町民に対してはどの程度まで行っているのでしょうか。そして、その中で、先ほど課長がどれぐらい申し込みがあるかというのは全くわからないということだったのですが、ほかの自治体の例ですが、大体これぐらいはあるだろうというような把握などはできているのでしょうか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。もとい、町民生活課長。
町民生活課長(泉川潤哉君) ほかの自治体も同じスケジュールで進んでおりますので、実際、どのぐらい申し込んでいるか、わからないと思うんですが、国のほうでは、たしか四、五%の方が申し込みするんじゃないかと、3月までの間。そのような情報だったかと思います。
議長(浅野幹雄君) 8番佐藤聖子君。
8番(佐藤聖子君) 乳がん検診ですけれども、目標をどこに置くか。58.幾つとかと先ほどありましたけれども、夜間だけでそれだけふえていると。集団でやるのが抵抗があってという若い女性たちがいるわけで、この受診率を上げるためだとしたら、夜間と同じように個別検診もしていかなければなかなか上がらないのではないかと思いますが、これを早急に進めるというような立場には立つでしょうか、立たない、立ってほしいと思うのですが、どうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(郷右近 衛君) 個別検診の有効性も多少なりあると思います。その辺で、やっぱり女性特有の検診でございますので、その辺のやっぱり体制というものをもう少し詰める必要はあるのかなと思っておりますので、検討させていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
7番(藤原 峻君) 26ページの農林水産費の補助金に関してなんですけれども、8万5,000円あったと思うんですけれども、これは具体的にどのようなもので、要望にしっかりと応えられているのかということと。会議などで農家の方の思いを酌む場というのはあるのかなということをお伺いしたいということと、先ほど同僚議員が質問されましたが、教育振興費の奨学金に関してなんですけれども、申し込み期間が短いのではないかなということと、急に親御さんが首になってしまうようなこととかもあると思うので、予算があるときには半年後などにうまく分けて、もう一度募集をするなどということはできないのでしょうか、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) まず、産直・直売等定着推進事業ということで、曲がりネギの栽培のための管理機を導入する方に町で4分の1を補助しているところでございます。
  それから、会議の場ということですか、会議の場となりますと、いろいろな各種団体がございます。その中で団体が活動しているのかなと思っているところなんですが。
  町への要望は特には受けてはいません。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(齋藤卓也君) 今ご指摘のありました借りやすさ、あるいは利用のしやすさという点におきまして、期間、それから年度途中等可能なのかといったことも含めて、今後の検討課題とさせていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
7番(藤原 峻君) 農業の支援のほうに関してなんですけれども、やはりこれからスイーツシティブランドということでつくっていくと思うんですけれども、やっぱり、貴重性やストーリー性、差別化などがやっぱりこの中でうたわれている「住みたくなるまち日本一 100年ひとが増え続けるまち 村から町へ 町から市へ」というところでうたっておりますが、やっぱり差別化の一番の要因は地産地消のところだと思うんですね。それで新たに特産品をつくるということで、やはり果物というのは単価が高いので、農家の方の収益につながる、うまくいけばつながるということはあると思うんですが、やはり新しいことをやる場合に、意見を酌む、そして一緒に会議をしていく、そういう予算づけが必要だと思います。そして、質の高いものをつくる上でも、プロからの技術の指導が必要であったり、その資材が必要であったりするわけですので、やはり何事も成功の鍵を握る人材育成と農業に関する支援を町を挙げていくつもりがあるのかどうかということをお伺いいたします。
  そして、2点目ですが、奨学金に関しまして、さらなる広報の充実をする考えはありますでしょうか。例えば学校にポスターを張っていたり、学校の配布物として情報をしっかりと必要な人に届けるということを検討はなされるでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。もとい、若生町長。
町長(若生裕俊君) 生産者との懇談会の場は、今回、私就任してからまずはブルーベリー、例えば生産組合の総会に出た際、総会終わってから生産者との懇談会を設けたり、いろいろおんないん会の会議のときに出席をさせていただいたり、いわゆる農業関係、JA関係、各種団体の会合を通じて、最大限いろいろなご意見をいただく機会はつくるように努力しておりますし、今お願いしているのが、いわゆる若手の農業後継者の人たちと意見交換をする機会を設定してもらうように、今産業振興課のほうにお願いをしていまして、そういった機会を通じて、しっかりとやはり生産者とも連携をとりながら、これからのスイーツ、または1次産業の振興に努めていきたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(齋藤卓也君) 議員には、先日、この前のご質問のときから、利用のしやすさという点でいろいろご意見を頂戴しておりますので、学校への周知、それから学校を通した周知ということについても検討していきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 7番藤原 峻君。
7番(藤原 峻君) 最後に、やはり全体として農業の予算というのは1%ぐらいしかないということだと思うんですけれども、やはりこれからスイーツの駅ということで、しっかりと農家の方の、果物、そういうスイーツをつくる材料をつくってもらう体制をつくるためにも予算の拡充というものを考えておるのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) スイーツによる地方創生というものを今回掲げさせていただいておりますので、それに伴って、やはりいわゆる地元でスイーツのもととなる、それは果物だけではなくて、野菜も含めて、栗とかも含めてということで今検討しておりまして、そういう意味では、可能性があれば耕作放棄地であったり、休耕田なんかの再利用も含めて今検討しておりますので、それに応じて町が支援するべき部分、積極的に支援する価値のある部分については積極的に取り組んでいきたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。
18番(渡邊俊一君) 20ページの市民歌について、質問させていただきます。
  先ほど来、課長は審議会等で提案されたということで、市民歌を作成する予算化を提案させていただいたというような話をお聞きしました。確かに審議会大事であります。そしてまた、町長の諮問的な立場にあります。それを重要視しながら、いろいろな検討をしていくことというのも、当然あってしかるべき。しかしながら、やはり議会として、議会議員は町民の代表であります。ですから、そういったものについてもやはり議会に対して事前に、本当にそういうものが必要なのかどうか、確かに学識経験者からの意見は意見として、それは尊重しなければならない部分もあるんですけれども、やはり町民の代表として、この場に参画させていただいておる我々に対しても、予算化する前に、予算を計上する前にやっぱり意見を求めるというようなことも大事ではないかなと、こんなふうに思っております。先ほど来、何人かの同僚議員が質問しておりますけれども、私も今までの町民歌、大変すばらしい歌詞とメロディーだというふうに思っております。ですから、そのすばらしい内容の歌詞をやはり、それを引用するような状況というか、将来に向けての富谷の未来に対しての歌詞と私は今までずっと思ってきました。従来からの田園風景から、そして将来に向けて将来の富谷町の……
議長(浅野幹雄君) 簡明にお願いします。
18番(渡邊俊一君) 新しい展望に向けての歌詞でないかと思っておりますので、改めてその辺について、何人かの議員からもご意見を頂戴しているわけでありますから、再度そういった思いの中で、今後この市民歌というものについて、取り組む姿勢があるのかどうか、それをお聞かせ願いたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 確かに渡邊議員のご意見のとおり、やはり事前にご説明する機会を設けるべきだったというふうに思っております。改めて、その辺につきましてはおわびを申し上げたいというふうに思います。
  今回の市民歌につきましては、やはり先ほど来も答弁しているように、私自身も本当に町民歌ずっと町制施行15周年でちょうどレコーディングしたという学年でありまして、一番最初に毎日町民歌を歌って過ごした一人でありますので、愛着もあります。その状況を踏まえて、ただ、今回ご意見をいただいて、いろいろきょうに至るまで私自身もいろいろ考えさせていただき、話し合いの中で、やはり最終的には今までの町民歌を大切にしながらも、やはり今回市民歌を、新しく町から市へという移行するに当たって、新しい市民歌を皆さんで、それはやはり、最初はなじむまで、どこまで、どういうふうに、まずは、今渡邊議員のご意見のとおり、やはりしっかりとこれまでの町民歌が持っていた富谷らしい、いわゆる風景、その辺も含めながら、特性も含めて、まして、また富谷の文化も含めて、そういったものもしっかりと織り込んだものを、やはりそれはきちっと作詞者のほうに要請をしてまいりたいというふうに思いますし、その辺をしっかりと、これからも皆さんのご意見をいただいて、それをすばらしい市民歌をつくっていただくように努力を、こちらも最大限努力をしていきたいというふうに思っております。
  ただ、今回、市民歌を今お願いしようと思っているモンキーマジックの方々というのは、武道館を満席で、すばらしい、今日本を代表するミュージシャングループであって、その方々が富谷に在住しているというのはすばらしい、ある意味、今回新しく富谷市の市民歌をその方々がつくったという、それはすごく全国、国際的にも活躍している方々なので、すごいシティーブランドを高めるという部分では、一つの効果はあるかなというふうに期待もしているところであります。
議長(浅野幹雄君) 午前中の若生英俊君の質問の中で答弁保留がありましたので答弁を求めます。総務部長。
総務部長(山田 豊君) 午前中にお尋ねのグラウンド・ゴルフの関係の見舞金のほかの団体の事例でございますが、まず、東京都調布市の例でございますと、中身は全く同じではございませんということを前提に申し上げますと、調布市が60万円、大阪の豊中市が3万5,000円、それから東京都の青梅市が14万6,517円となってございます。
  なお、先ほどの答弁の中で、行政実例と申し上げましたけれども、表現的に誤りでございます。他の団体の実例ということでご了解を賜りたいと思います。よろしくお願いします。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。
  本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第5号を採決いたします。
  お諮りいたします。
  本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第7 議案第6号 平成27年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)
議長(浅野幹雄君) 日程第7、議案第6号平成27年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)を議題といたします。
  本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。健康増進課長。
健康増進課長(郷右近 衛君) それでは、議案第6号をご説明いたします。
  補正予算書40ページをお願いいたします。
  平成27年度富谷町の国民健康保険特別会計の補正予算(第4号)は、次に定めるところによるものでございます。
  第1条、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ989万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ45億5,772万5,000円とするものでございます。
  第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
  第2条、地方自治法第214条の規定により債務を負担する行為をすることができる事項、期間及び限度額は、「第2表 債務負担行為」によるものでございます。
  それでは、先に第2条の債務負担行為を説明申し上げます。
  43ページをお願いいたします。
  第2表債務負担行為でございますけれども、国保関係のシステム補修、それから特定検診の業務ということで、ごらんのシステム補修のほうが148万9,000円、特定健診のほうが5,853万円ということでございます。27年度に契約をいたしまして、28年4月から開始するための負担行為でありまして、例年この時期に補正で計上しているものでございます。
  次に、歳入歳出につきまして事項別明細で説明申し上げます。
  49ページをお願いいたします。
  49ページ歳入でございます。
  4款1項療養給付費等交付金につきましては、138万2,000円を追加するものでございまして、決定通知によるものでございます。
  5款1項前期高齢者交付金20万8,000円の減につきまして、決定通知による確定でございます。
  6款2項県補助金でございますが、251万6,000円を追加するもので、東日本大震災で被災者の支援健診ということで追加する部分の健診の部分の補助決定ということでの追加でございます。
  9款1項他会計繰入金につきましては、30万3,000円追加するものでございまして、税務課職員の職員手当等でございます。
  9款2項基金繰入金589万9,000円を追加するもので、財源調整ということでございます。
  次、51ページをお願いいたします。
  歳出でございます。
  1款2項徴税費、30万3,000円を追加するもので、これは税務課職員の職員手当等の増ということでございます。
  2款1項療養諸費でございますけれども、財源調整でございます。
  2款2項高額療養費870万円を追加するものでございまして、支払い実績から支出の増が見込まれるための追加でございます。
  3款1項後期高齢者支援金等につきましては、81万3,000円を追加するもので、額の確定によるものでございます。
  4款1項前期高齢者納付金等につきましては、7万6,000円を追加するもので、これも額の確定によるものでございます。
  8款1項特定健康診査等事業費につきましては、財源調整でございます。
  以上でございます。よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。
  本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第6号を採決いたします。
  お諮りいたします。
  本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第8 議案第7号 平成27年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第3号)
議長(浅野幹雄君) 日程第8、議案第7号平成27年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。
  本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。
上下水道課長(石川康一君) それでは、議案第7号平成27年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第3号)についてご説明を申し上げます。
  平成27年度各種会計補正予算及び補正予算に関する説明書の56ページをお願いいたします。
  第1条、歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出の総額に歳入歳出それぞれ595万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ10億798万9,000円とするものでございます。
  第1条第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものとし、57ページから58ページにお示しをしてございます。
  それでは、65ページ、66ページをお願いいたします。
  歳入につきましては、4款1項1目一般会計繰入金は歳入歳出予算の減額、追加等による調整により53万1,000円を増額するものでございます。
  5款1項1目繰越金につきましては、平成26年度の決算剰余金でございます。
  歳入につきましては、以上でございます。
  続きまして、歳出でございます。
  67ページ、68ページをごらんいただきたいと思います。
  歳出につきましては、1款1項1目下水道総務費27節公課費87万5,000円は、申告に伴う消費税の部分でございます。
  1款1項2目下水道維持費11節需用費、光熱水費は汚水中継ポンプ場への汚水流入等の量の増加に伴う電力料の増によるものでございます。
  修繕料410万4,000円につきましては、富谷マンホールポンプ場の電線管の敷設工事によるものでございます。
  歳出については以上であります。
  説明を終わります。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。16番出川博一君。
16番(出川博一君) 11月2日の臨時議会で可決された補正予算の執行状況についてお尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。
上下水道課長(石川康一君) 9月14日に発生しまして、現在、仮復旧中の成田の第一汚水中継ポンプ場の事故に対します応急対応の精算と本復旧に向けた進捗状況についてご報告を申し上げます。
  復旧工事に伴う補正につきましては、11月2日の臨時議会におきまして可決をいただいておりますので、その日を基準といたしまして、11月2日付で損害賠償請求に係る覚書の取り交わしを行っておるところでございます。
  その中で、賠償金の請求、支払いについて定めておりまして、発注者、町でございますけれども、は請求を行う30日前に、受注者ということで、宮城衛生環境、相手方でございますけれども、こちらに通知を行い、受注者は発注者の定めた期日までに損害賠償額を支払うという内容になってございます。賠償額の納付状況につきましては、既に完了している業務等への支払いに向けた協議を進めた結果、最初に11月27日付で職員の時間外勤務手当分、水質検査手数料、薬品費、仮設の沈砂池等を設置しましたので、そういった緊急土木費といたしましてかかりました約180万円でございますけれども、そちらを納付していただいております。
  さらに、今週、12月10日過ぎには、漏れ出した汚水の運搬等にかかった経費といたしまして2,500万円を納付いただけるということになってございます。
  それに伴って、災害復旧にご協力いただい業者さんへの年内の支払いのめどが立ったところでございます。
  また、ポンプ場の本復旧につきましては、ポンプの復旧に向けましては、先月17日に1号ポンプをメーカー工場へ搬出して、現在整備中でございます。1号ポンプの本復旧完了後に、次に2号機、3号機ということで順次工場整備を行う予定としてございます。
  3基とも復旧に係る後期は27年度末を予定しておりまして、損害賠償金につきましては、覚書に従い支払い予定の30日前には通知することとして、通知から2週間以内に納付していただくということで協議済みとなってございます。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) そうすると、今の説明では、1億4,940万円のいわゆる賠償金といいますか、それに対して、現実的には180万円だけの入金ということと理解していいのかどうか。
  前の議会で、臨時議会の中で、それぞれ納付期限と納付額の取り決めをしたいというような答弁があったと思いますけれども、今の説明だと、30日前に請求をして支払いに充てるということで、若干ニュアンスが変わってきたようにも思いますけれども、その辺について、2つお尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。
上下水道課長(石川康一君) 現時点では180万円の支払い、納付という経過になってございます。(「納付期限について」の声あり)
  そちらにつきましては、覚書の中で、何日ということではなくて、契約の中で、実際に工事をされる契約の中で、実際に竣工するということで、それに支払うめどが、期日がはっきりした段階で、支払いの30日前に請求をして、それから2週間以内に納めていただくというような契約、覚書の内容となってございます。
議長(浅野幹雄君) 16番出川博一君。
16番(出川博一君) 先ほどのご説明では、ポンプのいわゆる本復旧といいますか、1号から3号機まであるわけですけれども、これについては、整備の期間としては27年度末までというお話だったんですけれども、その観点からいうと、いわゆる出納閉鎖期間中、5月末までに事案の解決は全て終わるというふうに理解してよろしいのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。
上下水道課長(石川康一君) 現時点で物理的にというか、恐らく、今の段階では1基について1カ月から2カ月の修繕に時間かかかるということで、1号ポンプ、2号ポンプにつきましては、恐らく年度内では完成するというふうな見通しを持ってございますけれども、ただし、3号ポンプと付随する電気設備でございますけれども、こちらはどうしても年度を越す可能性も高いというふうに予想もしてございます。そのために、予算繰り越し等、そういったことがはっきりした時点で今後、そのような所要の手続をとらせていただきたいというふうに考えてございますので、今後、事故により低下した施設、機能低下した施設の一日も早い復旧を目指してまいりたいと考えております。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。
  本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第7号を採決いたします。
  お諮りいたします。
  本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第9 議案第8号 平成27年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第4号)
議長(浅野幹雄君) 日程第9、議案第8号平成27年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第4号)を議題といたします。
  本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) それでは、議案第8号についてご説明申し上げます。
  予算に関する説明書の70ページをお願いいたします。
  平成27年度富谷町の介護保険特別会計の補正予算は次に定めるところによるものでございます。
  「第2条」と書かれておりますが、「第1条」に訂正をお願いいたします。
  第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ102万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ22億9,337万1,000円とするものでございます。
  第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
  第2条、地方自治法第214条の規定により債務を負担する行為をすることができる事項、期間及び限度額は、「第2表 債務負担行為」によるものでございます。
  73ページをお願いいたします。
  第2表、債務負担行為でございます。介護保険システム運用支援は、保険料算定処理、月割賦課処理等の運用支援にかかわるものでございます。
  次の介護予防日常生活支援総合事業モデル事業は、平成29年度の開始に向けて昨年度からモデル事業で実施しております軽体操・筋トレ型通所サービス事業の業務委託にかかわるものでございます。
  続いて、富ケ丘・日吉台圏域包括支援センター運営事業は、相談や権利擁護などの包括的支援事業及び要支援の方々のケアプラン作成業務、介護予防教室などを実施する包括支援センターの運営委託にかかわるものでございます。いずれも今年度からの準備により円滑に運用できるようにするため債務負担行為をいたすもので、期間、限度額は記載のとおりでございます。
  続きまして、補正予算について事項別明細書にてご説明いたします。
  79、80ページをお願いいたします。
  歳入でございます。
  3款国庫支出金1項1目介護給付費負担金につきましては、130万円を減額するもので、今回の歳出に伴う財源調整をするものでございます。
  5款県支出金1項1目介護給付費負担金につきましては、130万円を追加するもので、今回の歳出に伴う財源調整をするものでございます。
  6款1項1目介護予防ケアプラン作成費収入につきましては、102万6,000円を追加するもので、見込みより要支援者が増加したことによるものでございます。
  81、82ページをお願いいたします。
  続きまして、歳出でございます。
  2款1項1目居宅介護サービス給付費につきましては、4,300万円を減額するもので、これは計画値に対しまして伸び率の鈍化によるものでございます。2目地域密着型介護サービス給付費につきましては、1,000円万円を追加するものでございます。3目施設介護サービス給付費につきましては、400万円の追加でございます。
  4項1目高額介護サービス費につきましては、700万円を追加するもので、対象者の増加によるものでございます。
  6項1目特定入所者介護サービスにつきましては、食費、居住費の助成分で、2,200万円の追加でございます。
  3款2項4目介護予防ケアマネジメント事業費につきましては、要支援者のケアプラン作成を居宅支援事業所に委託するもので、102万6,000円を追加するものでございます。
  以上でございます。よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) 1点だけなんですけれども、73ページの債務負担行為、真ん中の介護予防日常生活支援総合事業モデル事業、1,400万円強と、それと補正予算の一般の補正予算の7ページ、これも債務負担行為なんですけれども、下から4番目、同じ介護予防生活支援サービス事業モデル事業となっておりますが、これは600万円強になっておりますが、これは事業の違い等を教えていただきたいんですが。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) 介護予防事業につきましては、29年度の実際の運用に向けまして、今現在、モデル事業で行っているものでございまして、一般会計のほうに計上しておりますのは、閉じこもり予防型のサロン型の事業でして、今後、介護保険だけではなくて、一次予防、二次予防事業もあわせての対象者をというふうな形で一般会計のほうに計上しておるものでございます。特別会計のほうに計上しておりますのは、これまでの二次予防事業、チェックリストで該当した方々を対象とした教室でございまして、特別会計の地域支援事業の中に入れて、交付金の中で行っていくというふうな形で、それぞれ一般の人を対象とするのか、介護保険のほうの特会のほうの費用を利用するのかで分けております。
議長(浅野幹雄君) 15番菅原福治君。
15番(菅原福治君) 一般会計の補正の事業は今まではなかったのでしょうか。ちょっとわからなかったんですけれども、お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) 今までは行っておりませんで、27年度のモデル事業ということで、10月から実施しておる事業でございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。
  本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第8号を採決いたします。
  お諮りいたします。
  本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
  この際、午後2時15分まで休憩をいたします。
     午後1時56分 休憩


     午後2時15分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  休憩前の質疑の中で、上下水道課の課長より訂正があるという申し出がありましたので、発言を許します。上下水道課長。
上下水道課長(石川康一君) 先ほどの出川議員さんからのご質問の中で答弁させていただきました成田ポンプ場の事故に関係します損害賠償額の納付状況でございますけれども、11月27日の既に納付額ということで、「約180万円」というふうに説明をさせていただきましたけれども、こちら、「約110万円」というふうに訂正をさせていただきます。
  なお、さらに12月10日過ぎに納付いただく額といたしまして、「2,500万円」というふうに説明をさせていただきました。こちらを「2,600万円」というふうに訂正をさせていただきます。
  よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 次に、一般会計補正予算で総務課長からも発言を求められておりますので、許可をいたします。
総務課長(神田能成君) それでは、浅野議員からご質問のありました法改正に伴います選挙の新有権者の人数でございます。10月末の住基ベースで申し上げますと1,274名でございます。


     日程第10 議案第9号 監査委員の選任につき同意を求めることについて
議長(浅野幹雄君) 次に日程第10、議案第9号監査委員の選任につき同意を求めることについてを議題といたします。
  本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生町長。
町長(若生裕俊君) 議案第9号監査委員の選任につき同意を求めることについて、監査委員に下記の者を選任することについて、地方自治法第196条第1項の規定により議会の同意を求めるものでございます。
  氏名、眞山巳千子様。住所、生年月日、また経歴等につきましては、資料の記載のとおりでございます。提案理由につきましては、監査委員阿部 功様は平成27年12月23日をもって任期満了となるためでございます。
  阿部代表監査委員には3期12年、長きにわたり監査委員をお務めいただきましたこと、改めてこの場で心より感謝を申し上げさせていただきたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  これから議案第9号を採決いたします。
  この採決は無記名投票により行います。
  議場の出入り口を閉めます。
     〔議場閉鎖〕
議長(浅野幹雄君) ただいまの出席議員は19名です。
  次に、立会人を指名いたします。
  富谷町議会会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に9番西田嘉博君、10番長谷川る美君、11番佐藤克彦君の3名を指名いたします。
  投票用紙を配付いたします。
     〔投票用紙配付〕
議長(浅野幹雄君) 念のため申し上げます。
  富谷町議会会議規則第83条の規定により、本案を可とする議員は賛成と、否とする議員は反対と記載願います。
  なお、投票による表決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは、富谷町議会会議規則第84条の規定により否とみなし取り扱います。
  投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
  投票用紙の配付漏れなしと認めます。
  投票箱を点検いたします。
     〔投票箱点検〕
議長(浅野幹雄君) 異状なしと認めます。
  ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を読み上げますので、1番議員から順番に投票願います。
     〔事務局長点呼、投票〕
議長(浅野幹雄君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
  投票漏れなしと認めます。
  投票を終了いたします。
  開票を行います。9番西田嘉博君、10番長谷川る美君、11番佐藤克彦君、立ち会い願います。
     〔開票〕
議長(浅野幹雄君) 投票の結果を報告いたします。
  投票総数19票
   有効投票  19票
   無効投票  なし
  有効投票のうち
   賛成    19票
   反対    なし
  以上のとおり、賛成が全員です。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
  議場の出入り口を開きます。
     〔議場開鎖〕


     日程第11 議案第10号 富谷町道路線の廃止について
議長(浅野幹雄君) 日程第11、議案第10号富谷町道路線の廃止についてを議題といたします。
  本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。都市整備課長。
都市整備課長(齋藤英夫君) それでは、議案第10号富谷町道路線の廃止について、道路法第10条第3項の規定により、町道路線を別紙のとおり廃止するものです。
  提案理由としましては、仙台北部道路の国道4号への取付工事の完了に伴い、新たに整備された交差点に取りつけされた町道源内明坂線の起点位置が変更になったため、町道路線の廃止を行うものです。
  2ページをお願いします。
  路線番号26、源内明坂線、起点・終点、富谷町富谷字源内11番1地先から富谷町富谷字大清水下62番3地先を廃止するものです。
  以上でございます。よろしくお願いします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。
  本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第10号を採決いたします。
  お諮りいたします。
  本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第12 議案第11号 富谷町道路線の認定について
議長(浅野幹雄君) 日程第12、議案第11号富谷町道路線の認定についてを議題といたします。
  本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。都市整備課長。
都市整備課長(齋藤英夫君) それでは、議案第11号富谷町道路線の認定について、道路法第8条第2項の規定により、町道路線を別紙のとおり認定するものです。
  提案理由としましては、仙台北部道路の国道4号への取付工事完了に伴い、新たに整備された交差点に町道源内明坂線の起点が位置したことにより町道路線の認定を行うものです。
  次のページをお願いします。
  路線番号26、路線名、源内明坂線、起点・終点、富谷町富谷字源内63番2地先から富谷町富谷字大清水下62番3地先を認定するものです。
  以上でございます。よろしくお願いします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。
  本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第11号を採決いたします。
  お諮りいたします。
  本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第13 閉会中の各委員会調査について
議長(浅野幹雄君) 日程第13、閉会中の各委員会調査についてを議題といたします。
  各委員会から、所管事務のうち富谷町議会会議規則第75条の規定によって継続調査の申し出があります。
  お諮りいたします。
  各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
  平成27年第4回富谷町議会定例会は、終始熱心な審議を経て全ての議案を議決いたしました。執行部におかれましては、各議員から出された意見を十分に尊重し、町政を執行されますよう強く要望いたしまして閉会の挨拶といたします。
  これで本日の日程は全て終了いたしました。会議を閉じます。
  平成27年第4回富谷町議会定例会を閉会いたします。
  ご苦労さまでした。
     午後2時29分 閉会

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