富谷市

『住みたくなるまち日本一』をめざして

平成27年第2回富谷町議会定例会(開催日:6月4日~6月10日)

更新日:2015年06月10日

平成27年第2回富谷町議会定例会(開催日:6月4日~6月10日)

会議録目次

定例会会議録第1号

定例会会議録第2号

定例会会議録第3号

定例会会議録第4号

定例会会議録第5号

平成27年第2回定例会目次

第1日目  6月4日(木曜日)
町長提出議案の概要説明
一般質問 6番 出川博一議員
1 市制移行と「まちづくり」はいかに
2 消防体制(緊急体制)の強化を
3 認知症とともに暮らす社会へ
1番 森栄議員
1 富谷町の公営墓地の課題と対策について
5番 菅原福治議員
1 市制移行に於ける、将来ビジョン及び自治基本条例制定について
2 文化センター・図書館等、都市基盤の整備を早急に
3 もう待てない町営パークゴルフ場の整備計画について
14番 山路清一議員
1 市制を踏まえ企業誘致環境整備等魅力ある街づくりを質問する
2 市制に向けさらなる庁舎の充実を質問する
3 富谷町入札制度について質問する
9番 浅野直子議員
1 図書館・文化ホール等の建設を問う
2 住み慣れた場所で暮らせる社会を
3 交通整備と交通費補助の取り組みを問う
第2日目  6月5日(金曜日)
一般質問 7番 長谷川る美議員
1 「富ケ丘地区の道路及び側溝の一体的な整備の加速と整備計画及び地域コミュニティー」を問う
2 「保育所入所を希望する保護者ニーズに応えているか」を問う
3 庁舎敷地内に若生照男元町長の植樹と銘板が設置された経緯について問う
11番 小川昌義議員
1 地域防災計画について問う
2 平成28年1月から本格稼動のマイナンバー制度を問う
3 小中学校へタブレット導入を問う
15番 磯前武議員
1 市制移行に向けた交通アクセスの期待と課題を問う
16番 渡邊俊一議員
1 均衡のとれた町づくりを問う

第3日目  6月8日(月曜日

一般質問 8番 三浦邦夫議員
1 明石台小学校登校について
2 パークゴルフ場の早期設置を
3 (仮)富谷市第1回マラソン大会の実施を
17番 佐藤聖子議員
1 住宅リフォーム助成制度の実現とLED照明の普及を求める
2 子どもたちの未来のために公的保育所での保育実施を求める
4番 小泉光議員
1 安心な町づくりへの提言
2 スポーツ施設の充実について
18番 永野久子議員
1 障がい者福祉の向上を求める
2 給付型奨学金制度の創設を求める
第4日目  6月9日(火曜日)
一般質問 12番 細谷禮二議員
1 都市計画道路(宮沢・根白石線)の早期着工を
10番 安住稔幸議員
1 市制移行にむけての施策を問う
2 子育て支援を問う
3 防災対策を問う
2番 齊藤秀行議員
1 富谷町内におけるリスクマネジメントについて
3番 高橋正俊議員
1 自動車臨時運行許可(仮ナンバー)について
2 成田公民館の駐車場について
第5日目  6月10日(水曜日)
議案第 1号 富谷町監査委員条例の一部改正について
議案第 2号 富谷町職員定数条例の一部改正について
議案第 3号 富谷町総合運動場条例の一部改正について
議案第 4号 平成27年度富谷町一般会計補正予算(第2号)
議案第 5号 平成27年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
議案第 6号 平成27年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)
議案第 7号 平成27年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号)
議案第 8号 平成27年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号)
議案第11号 平成27年度(仮称)志戸田会館新築工事請負契約の締結について
承認第 1号 専決処分の承認を求めることについて(富谷町国民健康保険条例の一部を改正する条例)
承認第 2号 専決処分の承認を求めることについて(富谷町税条例等の一部を改正する条例)
承認第 3号 専決処分の承認を求めることについて(富谷町国民健康保険税条例等の一部を改正する条例)
承認第 4号 専決処分の承認を求めることについて(平成26年度富谷町一般会計補正予算(第8号))
承認第 5号 専決処分の承認を求めることについて(平成26年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第5号))
承認第 6号 専決処分の承認を求めることについて(平成26年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第5号))
承認第 7号 専決処分の承認を求めることについて(平成26年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第4号))
議案第10号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて
議案第 9号 副町長の選任につき同意を求めることについて
発議第 3号 富谷町議会会議規則の一部改正について
発議第 4号 富谷町議会傍聴規則の一部改正について
発議第 5号 東日本大震災に係る災害見舞金等の取扱いに関する調査特別委員会の設置に関する決議(案)
発議第 6号 富谷町明石台東地区開発に伴う「宅地開発負担金」の減免に関する調査特別委員会の設置に関する決議(案)
発議第 7号 森 栄議員に対する議員辞職勧告決議(案)
閉会中の各委員会調査について

平成27年第2回定例会議事録(第1号)

平成27年6月4日(木曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 森栄君
  • 2番 齊藤秀行君
  • 3番 高橋正俊君
  • 4番 小泉光君
  • 5番 菅原福治君
  • 6番 出川博一君
  • 7番 長谷川る美君
  • 8番 三浦邦夫君
  • 9番 浅野直子君
  • 10番 安住稔幸君
  • 11番 小川昌義君
  • 12番 細谷禮二君
  • 13番 佐藤克彦君
  • 14番 山路清一君
  • 15番 磯前武君
  • 16番 渡邊俊一君
  • 17番 佐藤聖子君
  • 18番 永野久子君
  • 19番 相澤榮君
  • 20番 浅野幹雄君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 町長 若生裕俊君
  • 会計管理者兼会計課長 矢田守君
  • 企画部長 内海壯晃君
  • 総務部長 山田豊君
  • 福祉部長 小野一郎君
  • 建設部長 奥山育男君
  • 企画部企画政策課長 高橋弘勝君
  • 企画部財政課長 西山高広君
  • 企画部産業振興課長 横倉時夫君
  • 総務部総務課長兼情報化推進室長 神田能成君
  • 総務部税務課長 吉田尚樹君
  • 総務部町民生活課長兼東向陽台出張所長兼富ケ丘出張所長兼あけの平出張所長兼日吉台出張所長兼清掃センター所長 泉川潤哉君
  • 福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター所長 中山高子君
  • 福祉部健康増進課長 郷右近衛君
  • 福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセンター子育てサロン所長 浅場悟君
  • 建設部都市整備課長 齋藤英夫君
  • 建設部都市計画課長 伊藤正君
  • 水道事業上下水道課長(建設部上下水道課長) 石川康一君
  • 企画部企画政策課参事兼市制移行・地方創生推進室長 松原誠君
  • 総務部総務課参事兼危機管理室長 横田利雄君
  • 福祉部長寿福祉課技術参事兼保健福祉総合支援センター所長兼高齢者施策専門監 安積春美君
  • 教育長 菅原義一君
  • 教育次長(教育総務担当) 小松巖君
  • 教育次長(生涯学習担当) 荒谷敏君
  • 教育総務課長 高橋加代君
  • 学校教育課長 齋藤卓也君
  • 生涯学習課長兼総合運動公園所長兼民俗ギャラリー館長 渡邉正弘君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀郁雄
  • 次長 富澤裕
  • 主幹 長瀬千鶴子

議事日程 第1号

平成27年6月4日(木曜日)  午前10時00分  開会
   第1 会議録署名議員の指名
   第2 会期の決定
   第3 一般質問(通告番号1番~5番)

第1日目  6月3日(火曜日)
町長提出議案の概要説明
一般質問 6番 出川博一議員
1 市制移行と「まちづくり」はいかに
2 消防体制(緊急体制)の強化を
3 認知症とともに暮らす社会へ
1番 森栄議員
1 富谷町の公営墓地の課題と対策について
5番 菅原福治議員
1 市制移行に於ける、将来ビジョン及び自治基本条例制定について
2 文化センター・図書館等、都市基盤の整備を早急に
3 もう待てない町営パークゴルフ場の整備計画について
14番 山路清一議員
1 市制を踏まえ企業誘致環境整備等魅力ある街づくりを質問する
2 市制に向けさらなる庁舎の充実を質問する
3 富谷町入札制度について質問する
9番 浅野直子議員
1 図書館・文化ホール等の建設を問う
2 住み慣れた場所で暮らせる社会を
3 交通整備と交通費補助の取り組みを問う

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり 午前10時00分 開会
議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
  ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、ただいまから平成27年第2回富谷町議会定例会を開会いたします。
  この定例会は、町長から富谷町監査委員条例の一部改正についてなどの事件議案が提出されることになっております。慎重に審議を尽くされ、町民の負託に応えられますようご期待を申し上げますとともに、議会運営につきましてもご協力をお願いいたしまして開会の挨拶といたします。
  本日は、傍聴人がおられます。傍聴人の方々に申し上げます。
  富谷町議会傍聴規則第8条では、録音機、カメラ、ビデオなどによる撮影等は議長の許可を得た場合以外は禁止になっております。また、携帯電話をお持ちの方は、携帯電話の電源をお切りになるか、マナーモードに切りかえて静粛を保ち傍聴されますようお願いをいたします。
  日程に入るに先立ち、諸報告をいたします。
  議長諸報告は、お手元に配付のとおりです。
  なお、説明員の出席報告ほか関係資料については、事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
  これで諸報告を終わります。
  ここで、議案等の提案理由を含め、富谷町町長に挨拶を求めます。若生町長。
町長(若生裕俊君) 本日ここに、平成27年第2回富谷町議会定例会が開催されるに当たり、提出いたしました議案の概要等の説明にあわせ、新たな町政運営の取り組みにつきまして申し述べ、議員の皆様及び町民の皆様のさらなるご理解とご協力を賜りたいと存じます。
  なお、本定例会は、執行部といたしましては4月の庁内組織改編を経ての最初の定例会ではありますが、議員の皆様とは、これまで以上に、文字どおり闊達な議論を深めてまいりたいと存じますので、よろしくお願い申し上げます。
  初めに、行政組織及び人事配置の状況につきまして申し上げます。
  町長就任後、直ちに「住みたくなる町日本一」の具現化と町民皆様のため機能する組織を目指し、機構改革に着手いたしました。
  これまでの5部体制は、これを踏襲しつつ、市制移行の着実な進展と地方創生への取り組みを強化するため、企画部経営企画課を企画部企画政策課とし、課内に市制移行・地方創生推進室を設置いたしました。
  このことにより、既に当初予算で承認いただいている町民体育祭、ふるさとまつり、新年祝賀会、成人式につきましては、生涯学習課に移管して事業を実施いたします。あわせて、企画部から教育委員会への予算の組み替えを上程しておりますので、よろしくお願いいたします。
  また、開催内容等につきましても、事業の再検証を実施するとともに、広くご意見を頂戴し、内容の充実したものとして取り組んでまいります。
  さらに、近年加速する情報化に着実かつ迅速に対応するため、総務部総務課内に情報化推進室を、総務部町民生活課には町民の方や地域の声を広く届けていただけるよう、「なんでも受付担当」を設置し、行政組織体制の強化を図ったところでございます。
  この間、受付窓口につきましては、案内受付の場所そのものを、より利用しやすくわかりやすくするため庁舎出入り口付近に移動してございます。今後はさらなる利便性向上に努めてまいります。
  教育委員会につきましては、教育委員会制度改革に伴い、新たに教育総務課を設置し、5月27日には富谷町総合教育会議を開催いたしました。この会議を通じ、町長と教育委員会とが十分な意思疎通を図り、より一層民意を反映した教育行政の推進に努めてまいります。
  なお、4月スタート時点での組織、職員数につきましては、正職員総数293名、臨時・パート職員347名、5部1局16課3室での行政運営を進めてまいります。
  次に、町内会館の整備状況につきまして申し上げます。
  志戸田地区の町内会館につきましては、本年度の竣工を目指し、本会期中に契約議案を追加提出する予定でありますので、別途ご審議をお願いいたします。
  なお、新設のご要望のある町内会館のうち、築40年以上経過している二ノ関生活センターと今泉公民館につきましては、両会館とも老朽化が著しく、町内会活動の拠点のみならず、選挙投票所としても活用しておりますので、早急な建てかえが必要であると判断しております。このことから、次年度の完成に向け、設計業務の補正予算を早ければ本年9月定例会で計上することを予定しております。
  明石台小学校の状況につきまして申し上げます。
  明石台小学校の整備状況でありますが、屋内運動場・プール新築工事につきましては、5月27日に竣工し、予定していた全ての工事が完了いたしました。改めて明石台小学校の出発を祝う機会として、6月24日に明石台小学校開校を祝う会を開催することとしております。
  続いて、児童クラブ等の整備状況につきまして申し上げます。
  児童クラブの設置運営につきましては、既に明石台小学校と、この6月1日からは東向陽台小学校の敷地内で実施をしております。成田東小学校につきましては、空き教室を利用して平成28年4月からの設置に向け準備を進めております。また、富ケ丘、あけの平、成田小学校につきましても、28年度中の学校敷地内での児童館開設に向け、今般、補正予算で設計費等を計上しております。
  次に、介護保険、障がい者関係施策につきまして申し上げます。
  介護保険・障がい関係につきましては、平成27年度から29年度の3カ年を計画期間とし、高齢者保健福祉計画・第6期介護保険事業計画と障がい者計画・第4期障がい者福祉計画を策定し、4月からスタートしたところでございます。
  計画の中には、今後の施策の方向性と平成29年度までの目標指数を設定しておりますので、計画をもとに各事業の進捗管理を行ってまいります。
  また、介護施設基盤整備につきましては、待機者対策として、県の補助採択を目指して、公募による特別養護老人ホームの事業所選定を行ってまいります。
  総合計画の一部見直し及び都市計画につきまして申し上げます。
  総合計画につきましては、市制移行の前に一部見直しする必要があると認識しておりますので、本年度中には、いわゆる骨子の部分と、現在進めている総合戦略・人口ビジョンを勘案した内容を、議員の皆様にお示しする予定でございます。
  なお、宮城県では、昨年度より仙塩広域都市計画第7回定期見直しの手続が開始されております。本町といたしましては、関係機関と調整を図りながら、市制施行後のまちづくりを考慮した都市計画の推進と市街地の整備に向け、あわせて準備を進めてまいります。
  次に、市制移行の状況につきまして申し上げます。
  市制移行につきましては、4月末の住民基本台帳人口5万2,000人到達を受け、過去の国勢調査人口と住民基本台帳人口との乖離幅を勘案したところ、本年10月の国勢調査で人口5万人到達が確実視されるところでございます。
  このことから、宮城県を交えた総務省との事前協議に臨むに当たり、町としての具体の移行予定日を「平成28年10月10日」と正式に表明させていただいたところであります。
  この予定日、現時点では本町としての希望日ですが、10月10日と正式に表明したことにより、国・県等各関係機関の具体的スケジュールも徐々にではありますが固まりつつあり、いよいよ準備が本格化してきております。
  移行準備の手続としては、本年2月に実施した全世帯向けアンケートに引き続き、5月13日からは町内7カ所で市制移行に向けた住民向け懇談会を開催し、総勢306名の参加をいただいたところです。懇談会では、町当局からの説明に加え、参加された町民の皆様から数多くの貴重なご意見を頂戴できたこと、この場をおかりしまして改めて御礼申し上げますとともに、今後のまちづくりに最大限生かせるよう取り組んでまいります。
  また、懇談会では、住民アンケート結果に基づく新市の名称につきましてもご説明申し上げたところではございますが、新市の具体的名称につきましては、「富谷市」の方向で事務手続を進めてまいりますことをここに表明させていただきます。
  なお、名称を公表するまでのプロセスにつきましては、さきの住民アンケートの内容を踏まえたことはもちろんですが、庁内にある市制移行推進会議を経て表明させていただいております。ただし、名称の決定につきましては議決案件でありますことから、議決を頂戴するまでの間はあくまでも仮称である旨、ご理解くださいますようよろしくお願いいたします。
  6月1日には、宮城県職員の同行をいただき、企画部長以下、担当職員が総務省を訪問してまいりました。当日は、地方自治法で想定している市の要件を満たしているか否かの確認と、これまで行ってきたアンケート及び住民懇談会の模様や、移行までのスケジュールにつきまして、詳細に打ち合わせを行ってきたところです。
  国勢調査の実施につきまして、改めて申し上げます。
  今年10月1日を調査期日とする国勢調査につきましては、国の最も基本的で重要な統計調査として5年ごとに実施されており、本年実施されます調査はその20回目に当たります。
  本調査で得られた人口5万人が市制移行の条件となることは周知のとおりでございますが、人口や世帯数につきましては、地方交付税を算定する際の重要な指標となるものでもございます。さらに、調査結果につきましては、国及び地方公共団体の各種行政施策や、企業、団体その他各方面での利用に供されているところです。
  本年の調査では、初めてインターネットを活用した調査も実施されることから、混乱のないように事前準備を進めるとともに、円滑な調査が実施されるよう広報誌やホームページにて周知徹底を図ってまいります。
  なお、人口速報集計による全国・都道府県・市町村別の人口総数、いわゆる速報値につきましては、平成28年2月末ごろに、人口等基本集計による全国・都道府県・市町村別の人口総数及び世帯数、いわゆる確定人口及び世帯数につきましては、平成28年10月末までに、それぞれ官報に公示されることとなっております。
  副町長人事案につきまして申し上げます。
  昨年12月から不在となっていた副町長職の人選につきましては、5月25日に開催していただいた議員全員協議会でもご説明申し上げたとおりです。
  本件につきましては、本会期中の議案第9号で別途ご審議いただく内容でございますが、副町長職に求める役割としては、町政全般にわたる幅広い調整能力はもちろんのこと、私が進めている各種施策、特に喫緊の課題である公共交通施策への取り組みをさらに推進するため、最適な人材を村井宮城県知事を初め、県関係者の皆様にお願いしてきたものでございます。
  わくわく町民会議につきまして申し上げます。
  わくわく町民会議につきましては、既に広報等で周知しておりますが、今月下旬に第1回目の開催を予定しております。会議のテーマにつきましては、「よりよい子育て環境について」ということで、有識者や事業者に加え、町民の皆様からの参画もお願いするものでございます。
  道の駅整備につきまして申し上げます。
  道の駅につきましては、具体の候補地や運営方法等を含め、さまざまな角度から内部検討を進めておりますが、今後整備計画を策定するに当たってのキーワードの一つとして、民間の投資意欲を重視しております。いわゆる公設・公営での整備ではなく、公設・民営や出資法人を新設しての半官半民方式等、幅広い選択肢がありますが、その一環として、7月29日に役場の町民交流ホールを会場に「地域活性PFIフォーラム」を開催いたします。フォーラムの主催はNPO法人東北PPP・PFI協会様ですが、町も共催という形でかかわり、民間手法を導入した事例を研究するよい機会と捉えております。現在内容を詰めておりますが、一般の方々も自由に参加できるフォーラムと伺っております。詳細につきましては、7月号の町広報等で別途周知いたします。
  プレミアム商品券の販売状況につきまして申し上げます。
  5月11日から引きかえ販売を実施しておりますプレミアム商品券につきましては、今月末時点で申込件数が6,651件、冊数では1万2,657冊、うち販売実績としては1万908冊となっております。このことにより、残っている2,400冊につきましては、その取り扱いを現在商工会と協議をしております。
  なお、通常のプレミアム商品券とは別枠で予算を確保している生活支援分につきましては、5,000円の商品券を生活保護世帯と多子世帯への配付を行います。より具体には、本年4月1日時点での生活保護を受けている85世帯及び18歳以下のお子様が4人以上いるご家庭、多子世帯120世帯、合わせまして205世帯へ今月中に郵送いたします。
  企業誘致の状況につきまして申し上げます。
  高屋敷土地区画整理事業につきましては、昨年秋に着工された造成工事も順調に行われており、5月末現在の工事進捗率は約40%となっております。工事完了は本年12月末ですが、8月にはコストコホールセールジャパン様への用地を部分的に引き渡すことを予定しております。また、高屋敷地区へは、幾つかの企業から高い関心を寄せていただいておりますので、早期成約につながるよう、引き続きトップセールスに努めてまいります。
  最後に、本定例会上程議案について、その内容を簡明に申し上げます。
  第1号議案富谷町監査委員条例の一部改正につきましては、監査委員事務局を正式に組織として位置づけるとともに、職責の明確化を図るため、地方自治法第200条第2項の規定に基づき所要の改正を行うものでございます。
  議案第2号富谷町職員定数条例の一部改正につきましては、第1号議案に関連しまして、監査委員事務局付の職員を1名増員するため、職員定数を一部見直しいたします。
  議案第3号富谷町総合運動場条例の一部改正につきましては、総合運動公園スポーツ交流館会議室の料金を一部改定するものでございます。
  議案第4号から第8号につきましては、各種会計補正予算の内容をご審議いただきます。
  第4号議案につきましては、平成27年度富谷町一般会計補正予算、議案第5号は国民健康保険特別会計補正予算、議案第6号は下水道事業特別会計補正予算、議案第7号は介護保険特別会計補正予算、議案第8号は水道事業会計補正予算で、それぞれ歳入歳出総額を増減するものでございます。
  なお、一般会計補正予算の主な内容としましては、金額の大きい順に、臨時福祉給付金支給事業及び子育て世帯臨時特例給付金支給事業を合わせて約7,400万円、児童館建設に向けての設計業務及び地質調査業務を合わせて約1,700万円、道路関係の補助要望に係る調査業務に約700万円、市制移行に関連しての業務委託費約400万円、富ケ丘公民館空調設備設計業務として200万円弱を新たに補正計上しております。
  議案第9号副町長の選任同意につきましては、冒頭申し上げたとおりでございます。
  議案第10号教育委員会委員の任命同意につきましても、空席となっていた教育委員を新たに任命するものでございます。
  承認第1号から第7号につきましては、平成26年度の事業費確定に伴い、一般会計を初めとした各種会計の最終的な予算規模を確定する内容であり、専決処分をとり行ったものでございます。
  なお、議案審議の際には、詳細にご説明申し上げますので、慎重審議を賜り、追加案件も含め、全案件ご可決くださいますようよろしくお願い申し上げます。
議長(浅野幹雄君) これから本日の会議を開きます。
  議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。


     日程第1 会議録署名議員の指名
議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
  会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、5番菅原福治君、6番出川博一君、7番長谷川る美君の3名を指名いたします。


     日程第2 会期の決定
議長(浅野幹雄君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
  お諮りいたします。
  本定例会の会期は本日から6月10日までの7日間にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本定例会の会期は本日から6月10日まで7日間に決定いたしました。
  この際、午前10時35分まで休憩をいたします。
     午前10時22分 休憩


     午前10時35分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


     日程第3 一般質問
議長(浅野幹雄君) 日程第3、一般質問を行います。
  通告順に発言を許します。6番出川博一君。
6番(出川博一君) では、皆様、改めましておはようございます。
  私から、3点について質問します。
  まず、最初に、市制移行とまちづくりについて伺います。
  5月13日、あけの平公民館を皮切りに、7カ所での富谷町市制移行地区懇談会が開催されました。執行部の皆様には、夜7時からの開催で7日間お疲れさまでした。
  この懇談会は、市制移行に関して町民の皆様に直接お知らせするとともに、広く意見を聞き、今後の市制移行の取り組みやまちづくりに反映する機会とするものとしています。
  そこで、この懇談会と富谷町まちづくり審議会について、3点質問いたします。
  1つ、懇談会での各会場の参加者状況と質問内容及びそれに対する答弁内容について。
  2つ目、3月26日、富谷町まちづくり審議会(第2期)報告の内容について。
  3つ目、上記2つの内容を踏まえ、町長としてのまちづくりへの見解について伺います。
  次に、消防体制及び救急体制の強化について伺います。
  平成26年2月、黒川地域行政事務組合から、消防力整備計画(案)が示されました。計画策定の背景は、黒川郡内の南部地区の著しい人口増加を踏まえ、人口規模に応じた消防力の充実・強化が求められているとしています。
  現在の1消防署3出張所による常備消防体制を見直し、消防の住民サービスを一層充実させることを目的としています。この計画案について、3点質問いたします。
  1つ、現在までの検討状況についてお尋ねします。
  2つ目、町の危機管理室としての現状認識についてお尋ねします。
  3つ目、町長としての見解についてを伺います。
  最後に、認知症施策推進について伺います。
  本年1月27日、「認知症施策推進総合戦略~認知症高齢者等にやさしい地域づくりに向けて~(新オレンジプラン)」が公表されました。
  高齢者の4人に1人は認知症またはその予備群と言われている現在、政府は、10年後の2025年には、認知症患者が約700万人、約5人に1人まで増加するとの推計を発表しました。新オレンジプランについて、3点質問いたします。
  1つ、新オレンジプランとは、どのような内容か。
  2つ目、認知症施策推進のため、国からの具体的な動きについて。
  3つ目、町の第6期介護保険事業計画に盛り込まれているのか、お尋ねいたします。
  以上、私からの質問です。よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの出川議員からのご質問にお答えさせていただきます。
  まず、最初に、市制移行とまちづくりはいかにに関連して、問い1、懇談会での各会場の参加状況と質問内容及び答弁内容はについてお答え申し上げます。
  今回の懇談会は、各公民館と西成田コミュニティセンターの7カ所を会場に行い、参加者の総数は306名でありました。会場ごとの参加状況は、5月13日あけの平公民館が50名、5月15日日吉台公民館が29名、5月18日富谷中央公民館が42名、5月19日富ケ丘公民館が63名、5月20日西成田コミュニティセンターが23名、5月22日東向陽台公民館が58名、5月25日成田公民館が41名でありました。
  また、質問内容及び答弁内容については、参加者の皆さんから、市制施行の時期や要件の現状、住民意向調査結果に関する質問のほか、これからのまちづくり全般に関するご意見やご要望など、さまざまなご質問を受けました。町からは、現在の取り組み状況や今後のまちづくりの取り組みの考え方などについてご説明したところであります。
  詳細は、現在取りまとめを行っており、今回の懇談会の質問や回答をまとめた結果については、今後広報等でお知らせをする予定にしております。また、議会へも改めて報告書として取りまとめ、報告をさせていただきたいと考えております。
  2つ目の、3月26日、富谷町まちづくり審議会報告の内容はについてお答え申し上げます。
  市制移行とその先のまちづくりを見据えた現在における富谷のポジショニングを明確にした内容となっております。具体的には、町としての富谷、市としての富谷といったそれぞれの枠組みの中で、各種統計データに基づく指標を示したものとなっております。この客観的な指標により、市制施行した場合にはどのような領域を重点的に取り組んでいくべきかといった提言がなされております。
  3点目、上記2つの内容を踏まえ、町長としてのまちづくりの見解はについてお答え申し上げます。
  市制移行懇談会では、町民の皆様方さまざまなご意見、要望など、率直なご意見をいただきました。また、まちづくり審議会におきましても、審議会としての視点からまちづくりの提言をいただいたところです。それぞれ貴重なご意見、ご提言として受けとめ、これからの市制への取り組みとまちづくりに生かしてまいりたいと考えています。
  また、懇談会でも申し上げてきましたが、市になることが目的ではなく、どのような市をつくっていくかということが一番大切であると考えていますので、町民の皆様、議会の皆様、職員が一丸となってオール富谷でまちづくりに取り組んでまいりたいと考えていますので、引き続きご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
  なお、わくわく町民会議も今月から開催しますが、さまざまな機会を通して住民の声が届き、そしてその声に一つ一つ耳を傾け、大切にすることを基本として、まちづくりを進めてまいりたいというふうに思います。
  2つ目の消防体制の強化について、まず、最初に、現在までの検討状況についてお答え申し上げます。
  消防力整備計画につきましては、黒川消防本部における消防力の整備の基本となるもので、消防力の総合的な整備計画を中長期的に示し、効果的で効率的な消防力の整備を行うことにより、住民が安全で安心して生活ができる地域をつくるとともに、消防の住民サービスを一層充実させることを目的とされております。
  本町の人口増加等に起因いたします消防力の充実・強化等の常備消防体制につきましては、従来から協議が行われてきたところです。今後引き続き理事会にて検討を重ねてまいりたいというふうに思います。
  3点目、町長としての見解はについては、富谷町において1署所が必要であると認識しており、今後黒川地域行政事務組合理事会において検討してまいりたいというふうに思います。
  3つ目の認知症とともに暮らす社会へに関連して、まず、最初の問い1、新オレンジプランとはどのような内容かについてお答え申し上げます。
  認知症の人を単に支えられる側と考えるのではなく、認知症の人に寄り添いながら、認知症の人が認知症とともによりよく生きていくことができるよう、環境整備をしていくことが求められ、認知症施策推進総合戦略、認知症高齢者等にやさしい地域づくりに向けて、新オレンジプランを平成27年1月27日に策定したものでございます。
  認知症の人の意思が尊重され、できる限り住みなれた地域のよりよい環境で自分らしく暮らし続けることができる社会の実現を目指すことを基本的な考え方に据えているところでございます。
  プランは7つの柱から成り立っており、新プランの対象期間は団塊の世代が75歳以上となる2025年からですが、介護保険にあわせて2017年も数値目標が出されているところでございます。
  (1)認知症への理解を深めるための普及啓発の推進。
  (2)として、認知症の様態に応じた適時適切な医療・介護等の提供。
  (3)として、若年性認知症施策の強化。
  (4)として、認知症の人の介護者への支援。
  新たにそして(5)として、認知症の人を含む高齢者にやさしい地域づくりの推進。
  また、同じように新規で、(6)認知症の予防法、診断法、治療法、リハビリテーションモデル、介護モデル等の研究開発及びその成果の普及の推進。
  (7)として、認知症の人やその家族の視点の重視。
  この7つの柱に沿って認知症施策を総合的に推進していくものでございます。
  2つ目、認知症施策推進のため、国からの具体的な動きはについてお答え申し上げます。
  国から示された平成27年度からの第6期介護保険事業計画に関する基本的な指針において、各市町村の第6期介護保険事業計画の中で具体的に定め、認知症施策を推進することとされたものでございます。
  3つ目の問い、町の第6期介護保険事業計画に盛り込まれているのかについてお答え申し上げます。
  認知症対策事務事業の主なものとしては、(1)認知症施策の推進として、認知症チェックリストの作成、町民周知。認知症ケアパスの作成、普及。認知症地域支援推進員の育成、設置。認知症専門相談の拡充。医療連携ネットワーク、かかりつけ医や専門医、地域包括支援センターなどであります。また、SOSネットワークシステムの強化。
  (2)として、認知症の方を地域で支えるための認知症学びの講座の充実。
  (3)として、家族介護者等支援のための認知症の人と家族の会や、家族介護者交流会事業の充実等でございます。
議長(浅野幹雄君) これより、出川博一君の質問は一問一答により行います。もとい、危機管理室長。
危機管理室長(横田利雄君) 大きい2番、消防体制の強化をの、(2)町の危機管理室としての現状認識はについて、答弁させていただきます。
  現状認識といたしましては、黒川地区行政事務組合消防本部作成の平成26年版消防概況の中で、消防力の整備指針と現有消防力との比較におきまして、署所数で1署所不足となっております。このことから、富谷町において1署所が必要であるものと認識しております。
議長(浅野幹雄君) これより、出川博一君の質問は一問一答により行います。6番出川博一君。
6番(出川博一君) それでは、市制移行の懇談会についてお尋ねします。
  まず、最初に、この3月まで市制移行に長い間事務方のトップとして携われた荒谷次長にちょっとお尋ねしたいんですけれども、今回の地区懇談会に出席されて、率直な感想をお聞かせいただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 荒谷次長。
教育次長(荒谷 敏君) まず、今のご質問なんですが、前担当者として懇談会の感想というご質問ですが、この議場におきまして、私の個人的な感想というのはなかなかふさわしくないのではないかと思っております。現在は4月からは新しい体制、そして新しい方針に基づきまして、来年の10月10日の市制移行へ向けて取り組んでいるところでございますし、私としては委員の一人として来年の市制移行へ向けて、できるだけ事務担当者として取り組んでいくことが本分ではないかと思っております。
  もう懇談会につきましては、住民の皆さんからの直接的なご意見でございますので、これは非常にありがたいお話だったなとは思っております。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) これまでの執行部サイドとすれば、広報とみやで特集5回、あとシリーズで5回、かなり広報周知に努めてきたという思いがあるのではないかなというふうには思っております。
  ところが、今回の住民意向調査の意見記入欄の内容を見ると、実は伝わっていなかったのではないかなと思わざるを得ないと思うんですけれども、それに対してどのような見解をお持ちなのか、室長のほうにお尋ねしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。
市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 確かに議員のおっしゃるとおり、これまで町としましては、市制移行の取り組みということでこれまで広報をメーンに周知のほうをさせていただいたところでした。町のほうでは、これまでの調査の概要ですとか取り組みの概要について、逐一住民の皆様にはお伝えしてきたのかなというような思いはありましたけれども、今回改めて意向調査をして、住民の方のそういった率直な思いというものもありましたので、そういったところは率直に受けとめさせていただきまして、今後の取り組みに生かしてまいりたいというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) わくわく富谷商品券、これは3割増で当然私は抽せんになるんだろうなと思っていたんですけれども、予定数1万5,000冊にまだ達していないという、予約申し込みを延長しても、広報とみやを使った広報手法では、なかなか難しい面があるのかなと。そういう意味で、これからの市制移行記事においても限界があるような気がするんですけれども、その辺はどのように分析されておりますか。
議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。
市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 商品券の取り組みということでお答えをさせていただきたいと……(「いえ、そうじゃなくて」の声あり)ではなく。(「広報で伝えても結局なかなか伝わっていないんじゃないかなという思いがあるので、広報以外の情報伝達手段というか、その辺を考えておられるのかということです」の声あり)そうですね。その広報でなかなか伝え切れない部分というのは確かにあると思います。そういったことも踏まえまして、今回の地区別の懇談会ということも町からのこれまでの取り組みの状況をお伝えする一つの場ということで設定をさせていただいたところでございました。今後もあらゆる機会を通して、そういった地方創生ですとか、市制移行の取り組みについては周知、お知らせを図ってまいりたいというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) これまで議会でも指摘してきたんですけれども、住民意向調査が遅かったのではないかという思いがあるんですけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。
市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) このアンケートの実施時期につきましては、これまでも広報等で市制移行のスケジュールということでお知らせをしてきたと思います。その中で、まずは市制移行の取り組みに当たって、先進の自治体の例を調査いたしまして、町のほうでも自治法ですとか、県条例の要件、市制の要件に沿うような形になっているのか、そういった要件を調査を踏まえた上でアンケート調査を実施するというようなスケジュールになっていたかと思います。そういったところでは、特におくれたとは、予定どおりだったのかなというふうには考えておりますが、確かに今回の懇談会の中でも住民の方から、もう少し早い時期に行ったほうがよかったのではないかとか、そういったご意見はいただいておりますので、そういった意見も踏まえまして今後の取り組みに生かしてまいればなというふうには考えております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 地区懇談会は市制移行のテーマだったんですけれども、それにかかわらず、何でも意見を聞かせてくださいという進め方で、私は非常に自由闊達な意見交換ができたのではなかったかなと思っております。
  ただ、ぶっつけ本番で本当の住民目線での懇談会であったと思ったんですけれども、執行部側はかなり大変だっただろうなと。つまり、議会の場合だと事前通告があったりということなので、ある程度予測がつくんでしょうけれども、ああいう場所だとかなり厳しい質問が来るんじゃないかというようなことで緊張を強いられたと思いますけれども、そういう意味で代表して松原室長に感想を求めたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。
市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 今回の懇談会では、私は多くの方に参加をしていただきまして、各会場でそれぞれ町民の皆様のまちづくりに対する真剣な思いというものをお聞きすることができましたので、市制の担当者といたしましては、そういった思いを受けとめましてこれからの市制の取り組みに確実な取り組みを進めてまいりたいというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 私も4カ所に参加させていただきました。その中で、質問者の理解が得られなかったのではないかなと思った点がありますので、その辺についてお話ししたいと思います。
  例えば、「市になると、私に対してどう変わるの」、あるいは「私のメリット、デメリットは何なの」、「どういうビジョンでやるんですか」というような、このような質問には、答弁されておりましたけれども、質問した方が本当に納得しているのかどうか、ちょっと不安だなとは私は感じたんですけれども、そういう意味で難しい回答にはなるんでしょうけれども、個々人に対しての回答ができないというもどかしさはあるんですけれども、その辺のさらによく説明すべきだと思いますけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。
市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 確かに各会場でそういったご意見はいただいておりました。やはり進める上で一番大切なことは、行政からの取り組みの状況を正確な情報をお伝えすると。情報の提供と、お知らせをするということとあわせまして、町民の皆様との情報の共有ということが何よりも大切なのかなというふうには感じたところでございますので、そういったところを踏まえまして、一つ一つ丁寧に市制移行の取り組みについて、今後あらゆる機会、広報も含めましてあらゆる機会を通してお伝えしていかなければならないだろうなと、いかなければいけないというふうに感じたところでございます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) そのほかの意見として、「平日の開催では、これから中心になる若い人が参加できないですよ」というような意見もありましたけれども、土日での開催希望があったんですけれども、どのように対処されるおつもりでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。
市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 確かに今回は平日の7時からということで、夜の時間帯ということで、そういった制限されたところはあったかと思います。いろいろ町長とも内部ととも検討いたしまして、今後土日ですとか、そういったところでの開催というものも積極的に考えてまいりたいというふうに考えておりますが、具体的にどういった内容でというのは現在検討をしているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) さらに、各地区での質問の内容について、参加できなかった人のために広報誌に載せてほしいとの要望がありましたけれども、これはどのように対処されますか。
議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。
市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) こちらにつきましては、町長のほうからもありましたが、現在、各地区の状況、結果というものを取りまとめております。どのようなご質問があって、どのような回答をしたのか、そういったあたりを会場ごとに取りまとめておりますので、そういった結果については今後広報等でお知らせをしてまいりたいというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) そのほかに、22年に発行された総合計画の中で、町民と行政がまちづくりの協働のルールとなる(仮称)まちづくり基本条例を制定すると掲げていましたけれども、まだ6年たってもいまだにできていないと。まちづくりの指針がなくてどのような方向に向かうのかとの質問がありましたけれども、制定するお考えはあるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) ただいまのご質問でございますが、まだ具体の制定時期等々も含め、まず制度の内容を検討していくというふうなことで進めてまいりたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) ということは、今まで6年間検討されなかったということで理解してよろしいんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) この間ももちろん制度については検討してきたというようなことでございます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 町長にお尋ねしますけれども、土日開催も含めて、市制移行に関連してさらに住民対話を続ける意向はあるのか、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 私としては、先ほど答弁がありましたように、今後進捗状況を見まして、土日の開催を行っていきたいというふうには思っております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) それで、まちづくり審議会についてお尋ねいたします。
  まちづくり審議会の条例制定の趣旨は何か、お尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) 町長の諮問機関として明確に位置づけているものと認識してございます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 諮問機関ということは、町長から諮問して、それに対して答申をもらうという会議だというふうに理解してよろしいでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) そのとおりでございます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) これはたしか平成20年の4月1日に施行されたと思うんですけれども、これまで何回開催されましたか。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) まず、平成20年度が6回、21年度5回、22年度4回、23年度1回、24年度2回、25年度3回、26年度3回の計24回と聞いておりますが。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) その年度ごとによって、多分この23年度というのは震災があったということだったろうとは思うんですけれども、かなりばらつきがあるんですけれども、これはある程度決まったサイクルとか、そういう取り決めはなかった会議なんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) そうですね。20年度のときにつきましては、総合計画の改定というような内容で審議会を進めておったようでございますけれども、それ以降についてはその都度課題に対して開催していたというような状況でございます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) この委員の方の任期は2年だと思うんですけれども、現在第何期目でその任期期間はいつまでか、お尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) 途中震災を挟んだので任期が延長したという関係でございまして、実質的には3期目で平成27年、本年の12月19日までの任期でございます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 今、考え方おかしいんじゃないでしょうか。任期は2年というふうになって、再任は認めるという条例ですけれども、それが震災があったから3回ですよと、3期ですよというのは、私は合わないと思うんですけれども、その辺の捉え方をお尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) 実情としては、内部としてはそのように考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 条例で決めたやつが実情としてというのはどういうことなんですか。もう一度お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) 開催が困難な状況だったということで、期としては現在認識としては3期目の2年目を迎えているというふうな状況でございます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 条例をそんなに簡単な運用で変えてよろしいんですか。条例ですよ、これは。もう一度お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) ちょっと実情を申し上げると、任期2年ということであれば、おっしゃるとおりですけれども、内情としてはただいま申し上げたとおりで認識してございます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) ちょっとその回答には私、納得できないんですけれども。どうしてそんな恣意的な運用をされるんですか。お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) 当時そのような運用をしたというふうに伺っております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) であれば、誰に聞けばそれはわかるんですか。お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
  この際、暫時休憩をいたします。
     午前11時07分 休憩


     午前11時08分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) 調査して改めてご説明申し上げたいと存じます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) それで、この諮問機関であるということなんですけれども、これまで出された町長からの具体的な諮問の内容についてお尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) 先ほども申し上げましたが、当初は総合計画の改定、それ以降はその都度での諮問というふうな内容でございます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 具体的な諮問の内容と私お尋ねしているんですけれども、その記録はないんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) 例えば、総合計画の改定状況でございましたり、教育行政について、それから市制移行、あるいは50周年記念事業、そういったその都度の話題で諮問をしているものでございます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) であれば、それに対する答申は何回でしたか。また、その時期はいつですか。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) 答申としましては、平成21年の3月に中間というものでの1回と、それから本年3月末での最終答申の答申という形では2回でございます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) でも、これは基本的には2年ごとの任期ですから、その期ごとに答申を出して次に引き継ぐというふうにおっしゃるのが通常だと思うんですけれども、その辺の認識はいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) おっしゃるとおりでございます。本来の趣旨からすれば、そのようなものであろうかなというふうには思ってございます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) それなのに、何で2回しか答申が出ないんですか。その辺についてお尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) そこにつきましても、状況をもう一度確認してお答えしたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) それで、総合計画のお話が出ましたので、まちづくり審議会の総合計画、いわゆる後期計画ですね。去年の4月からスタートしたやつなんですけれども、これの関与度はどうだったんですか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) 最終答申は3月というようなことでございますので、後期計画そのものに対しての関与、そういったものは実質的には今のところないと、後期計画そのものにはないというふうに認識してございます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 22年10月25日に開催された第14回の審議会では、総合計画、これはあれですよ、議事録にあるやつなので、「総合計画後期計画策定に合わせて答申をいただきたい。平成24年度は後期策定の前年度だ」ということで諮問しているんですけれども、それへの答申はあったんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) その14回目、そのときの答申という内容はございません。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) そういう運用でいいんでしょうか。諮問機関ですよ。諮問して、それに対して答申をしてくださいと言っているやつを答申しないで、この3月まで何もなかったということでいいんでしょうか。もう一度お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) 先ほど申し上げたとおり、答申として紙として残っているのは、21年3月と20……、今年の3月の2回というのはございますので、答申があったかないかということに関しては2回しか答申としてはいただいておりません。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 何か、中間管理も含めて非常にずさんな審議会運営であるんじゃないかなと思いますけれども、その辺のところについて、町長、見解をお願いします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいま出川議員のご意見のとおりだというふうに思います。改めてこちらの内部で調査をさせていただいて、このようなことがないようにしっかりと運営をしていきたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 義援金の問題もありますけれども、非常にこれまでのいわゆる庁内の運営といいますか、その辺のところは私からすればいいかげんで、組織の体をなしていないというふうに思いますけれども、もう一度町長、その辺についてお尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 私も2月に当選をして、2月12日から初登庁ということで、それで4月に人事を大幅に、先ほど施政方針でご報告したとおり大きく改編をさせていただきました。それをあわせて、これまで引き継ぎに当たって、これまでの問題点含めてしっかりとこの機会に整理をするようにという指示も出しておりますので、改めてこれまでの不備等も含めて今後はそのようなことがないようにしていきたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) それでは、今回2回目の答申があったわけなんですけれども、この答申をどのように評価されておりますでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 町長ですか。(「いや……」の声あり)企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) 統計に基づく分析をされているということでございます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 先ほど町長のほうからは、その辺も踏まえて、評価を踏まえてまちづくりに反映させていきたいということだったんですけれども、町長にお尋ねしますけれども、この間の3月26日の第24回審議会において、町長は何か新しい諮問はされましたか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 先ほど申し上げましたように、今回、町としての全体の町村レベルでのポジション、そして市制になった場合の富谷のポジションというのが中心的なところでありました。具体的に明確なところではないんですけれども、ただ、とりあえずそれを参考にしながらこれからのまちづくりに生かしていきたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) いや、結局ね、諮問機関なんですよ、町長の。ということは、諮問しないと答申も返ってこない。何もしない組織になるわけなんですけれども、どうして町長はそのとき諮問されなかったんですか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 任期がもう残り少ないということもありましたので、これから改めてそのまちづくり審議会含めて検討していくということで、その段階では諮問しなかったということです。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) そうすれば、この審議会、任期が短いということなんですけれども、あと何の答申をしてもらうおつもりなのか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 今のところ、検討中でございます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) いや、そういうことではだめだと思うんですよ。直ちに諮問をして、この半年以内に答申を求めるような形をとらなければ、何のための条例制定したのか.その辺のところも踏まえて、もう一度答弁願います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 早急にそのように対応したいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) それでは、2つ目の救急体制の点についてお尋ねします。
  まず、最初に、このテーマの整理をしたいと思います。
  市制移行地区懇談会でも、成田地区での消防署がだめになったとの質問がありましたけれども、私がいろいろ調査したところでは、何か誤解と憶測による議論がされていたと思います。そもそもこれは前町長の発言、答弁により起因したことなんですけれども、黒川地域行政事務組合での4町村で構成された理事会、それを受けての富谷町議会での議員の質問、これに対する前町長答弁をもう一度整理したいと思いますけれども、町長にお尋ねしますけれども、この消防に関する引き継ぎはあったんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) この件に関しては、ございません。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) であれば、町長はこの点について、全然知らないということなんでしょうか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 改めて黒川行政事務組合の理事として、あわせて私、消防担当理事に就任した経緯もありまして、いわゆる行政事務組合の佐野助役初め担当者から、就任後に説明を、経過についてはご説明をいただいていました。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) しかし、引き継ぎがないという、これは民間の企業では考えられないことなんですけれども、もしそれが現実だとすれば、今のお話だと黒行の事務所に行ってお聞きしたということになるのかわかりませんけれども、それである程度経緯はわかったということで理解して、これから質問続けてよろしいでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 私の認識している範囲でお答えさせていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) この消防計画案は、平成26年2月の黒行の理事会で、第2号として協議されたものなんですよ。この協議では、結論が出なかったんです。結論が出なくて、各町村の担当部長も入った中で内容を精査していくということになったんですけれども、その辺のところの理解は町長されておりますか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) そのように認識をいたしております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) これは管理室長に聞きたいんですけれども、26年2月以降、いわゆるこの案が出された以降、町の担当者が入った内容精査という動きはあったんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
危機管理室長(横田利雄君) 26年の3月に消防専門委員会の開催、あと26年5月に消防、財政合同の専門委員会が開催されております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) ちょっと関連してお尋ねしますけれども、黒行のけやき教室の移転が、事務組合の理事会で25年4月から富谷町の旧給食センターの2階に移転するとの基本合意があったんです。ところが、実際の移転は26年7月になりました。この1年おくれてしまった経緯は町長おわかりでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 議事録を拝見いたしてある程度、議事録を拝見した範囲での中では理解しております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) この1年間、けやき教室を利用していた子供たちは余り環境のよくない大和町の小野で我慢せざるを得なかった。私はあのころから教育満足度日本一の行政を目指すという前町政に疑問を感じておりましたけれども、22年2月の黒行の理事会で、「有償での賃貸希望が望ましいと個人的には思っています」と前町長が発言されたことが発端で、黒行の理事会が空転して1年間おくれたと認識しておりますけれども、その理解でよろしいでしょうか。町長にお尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 消防関係で、今の……(「次に行くに当たって」の声あり)ただ、けやき教室の問題はまた別でございますし、当時の分で町長、就任後把握した部分ありますか。若生町長。
町長(若生裕俊君) 先ほど申し上げましたように、議事録を拝見しましたので、議事録で拝見した内容については把握して、理解しております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) それでは、ちょっとそのテーマは外していきまして、実は私の調べたところ、25年の理事会では年4回あったんですけれども、その中で各理事たちがけんけんがくがくの議論をしておりまして、各理事の信頼関係が損なわれたと思っています。そういう意味で、私は先ほどお話ししたんですけれども、その件を除きまして、では話を戻しまして、消防力整備計画案はこれ26年9月に黒行議員の全員協議会で説明されて、4つほど検討課題ということで各議員から意見が出たとなっております。
  それを受けて、26年12月の議会で修正案が協議されました。これも最終的に理事会で「皆さんのご意見をもう一度聞く席で進めてまいりたい」ということで、結論は出ていないと私は思いますけれども、その理解でよろしいでしょうか。町長にお尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 私もそのように同じように、今の出川議員同様に理解をしております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) では、その後の協議はあったんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 私が就任してからは、いまだその協議はなされておりません。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 昨年の12月3日の富谷町の議会で、同僚議員の一般質問の質疑の中で、26年9月の定例会で前町長の答弁なんですけれども、「平成31年度富谷消防署を成田に新設、本件は黒行の理事会で承認された」という答弁はあったんですけれども、これに対してその去年12月の質疑では、発言の訂正を求めました。ところが、前町長は、「何のそごもないので、訂正しません」と答弁しています。私はこれは前町長の認識は明らかに誤りであるというふうに考えておりますけれども、現時点での町長の見解を求めます。
議長(浅野幹雄君) 町長には、それは別じゃないですか。当時の危機管理室長もしくは前室長で、2月11日就任ですから、その前の一般質問で答弁違ったとか、違わないとかということであれば、現町長に答弁させるのはこれは過酷だと思いますよ。6番出川博一君。
6番(出川博一君) では、私は今までるる説明してきましたけれども、誤った答弁あるいは情報が流れているがゆえに、成田地区での富谷消防署がだめになったとの誤った質問が出るというふうに思っております。それで、そういう、今度これからぜひ町長にも精査いただきたいんですけれども、それが確認できた場合に、前町長の答弁は誤りだったと町民に対して正しい情報を伝える必要があると思いますけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) ちょっといいですか。若生町長。
町長(若生裕俊君) 実際、私も今回地区懇談会において、そのような同様の、ただいまの出川議員の質問にあるような誤った認識でのご質問をいただきました。改めてその場で申し上げましたが、黒川行政事務組合において成田に消防署の、先ほどあった消防署を成田に新設するということは全く決まっていない。そして、ましてや私が理事会就任後も一切そのことについては触れられておらず、逆に私が今回就任して改めて南部地域、いわゆる富谷エリアにおいての消防力強化について、もう一度改めてご検討をお願いしたいということでこちらから申し上げたという経緯もありますので、その辺は機会を見て正しく、その町民の方にその誤解が生じているのは事実だというふうに私も認識しておりますので、改めてそういった機会は必要かというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 議員の皆さんに救急隊の出動動向という1表をお渡ししておりますけれども、この現状について危機管理室長はどのように分析されておるのか、お尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長、持っているんですか。もらったの。はい。危機管理室長。
危機管理室長(横田利雄君) 救急隊の出動状況に対しましては、26年の全体出動件数が3,322件に対しまして、富谷町内の出動件数が1,496件ということで、約45%を占めるというような形になっております。うち富谷隊が出動したのが1,084ということで、富谷町内で発生したうちの72.5%が富谷隊で一応出ていたというような一応状況でございました。富谷隊の出動件数は26年全体と一緒にしましては1,261件、全体の38%で、郡内の隊では一番多い出動件数であるというふうに認識しております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 同じ表の中で、収容時間というところがあるんですけれども、これは黒川消防本部、富谷じゃなくて本部での通報を受けてから収容するまでの時間なんですけれども、これが毎年長くなっています。いわゆる生命を守るとの観点から、その理念からは非常に遠ざかっているんじゃないかなというふうに私は捉えているんですけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
危機管理室長(横田利雄君) 26年度の概況から確認しますと、2時間以上かかっている件数が5件発生しておるようです。そういった中で、遠いところまで運ぶというケースも多々見られるために、全体として延びているものというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) そういう見解はそうなんでしょうけれども、毎年延びているというのはいかが説明していただけるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
危機管理室長(横田利雄君) いろいろ郡内に病院の数も限られているというところもありますので、仙台市内のほうへの搬入が多いのかなというふうに一応認識しております。その中で、交通事情なり、いろいろな要件のもとにこういった形で延びてしまっているものかなというふうには一応考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) この表の中段より下のほうに、富谷町の65歳以上の人口、これはこの3年間で毎年500人から600人の規模で増加中です。この急激な高齢化の進展に伴って、南部地区の救急車の出動要請はふえると思われますけれども、この点はどのように分析されているんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
危機管理室長(横田利雄君) 消防のほうの把握が10歳刻みということで把握しておりますので、65歳のこの把握とはまた異なりますけれども、一応60歳以上のところで見てみますと、件数、あと占める割合も増の傾向にございます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) これはちょっと誰に質問していいのかわかりませんけれども、消防力の整備指針というのが26年10月31日に消防庁から出されたんですけれども、これでは救急車の配備基準が従来の3万人から人口2万人ごとに1台と見直されましたけれども、これへの対応についてはどの部署で検討されているのか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
危機管理室長(横田利雄君) 議員のおっしゃるとおり、3万人から2万人に26年度に改正をされております。こちらは黒川消防地区行政事務組合、そちらのほうの計画の中でるる確認をしていくというような形になろうかと思っております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) それで、ちょっとこれ事情はわかっているということで、町長にお尋ねしたいんですけれども、そもそも消防力整備計画案における事務組合全体としての支出分はどのぐらいになるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 黒川行政事務組合の中では、消防署の南部地域の消防力強化については、一旦白紙になったという状態と私は就任した段階で認識しております。なので、先ほど申し上げましたように、改めてその救急車の問題も含めて私のほうから理事会の方に、理事メンバーの方、各理事に対して要請を先日お願いしたところであります。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 続いて、この各町村の消防費の負担金の案分比率はどのようになっているか、お尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
危機管理室長(横田利雄君) 27年度が約46.87%、26年度が約47.19%でございます。(「それ、富谷町ですね.富谷町の」の声あり)富谷町の割合となっております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) それぞれ消防力を強化することによって、各町村の財政負担がふえる大事業になるわけですけれども、ぜひ町長には各理事との良好な信頼関係を築いていただいて、早期に富谷消防署と救急隊2隊配置を要請したいと思いますけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの出川議員のご意見のとおり、まずは各理事さんたち、いわゆる郡内の町村長さんたちの信頼関係がやはり私は大変重要だというふうに思っておりますので、その信頼関係を大切にしながら、なおかつ消防力強化、これは早急に富谷が市制移行に向けて早急に取り組んでいかなければいけないということも明確に先日お話をさせていただきましたし、その以前に生命にかかわる救急車問題については、先行して対応していただきたいという要請もさせていただきました。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) ちょっと成田公民館の第2駐車場が一時消防署となるといううわさが流れたんですけれども、あそこの面積はどのぐらいになるでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(西山高広君) 場所が成田一丁目の公共公益施設になっておりまして、住所が成田一丁目5番の6、面積が約6,000平米というふうなことで把握しております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) あの場所には今はもう住宅が張りついて、良好な住宅地になっています。さらに、大規模な老健施設もありまして、適当ではないというふうに私は思っておりますけれども、もしその話が浮上したときには、町長はどう判断されるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) やはりその住宅地内での消防署では、緊急車両が出入りをする関係もありますので、その辺は慎重に考えなければいけないというふうにご意見もいただいておりますし、慎重に考えなければいけないというふうに思っておりますので、場所についてもこの消防力強化の議論とあわせて富谷町としてある程度推薦できる場所を早急に検討していきたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 案を見ると1万平米の面積が必要だという案になっていたんですけれども、今の富谷町の南部地区で1万平米の遊休土地はあるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(西山高広君) 今現在、未利用地として財政課のほうで扱っている土地が、大清水二丁目1-1ということで、位置的にはイオン富谷店の東側に今中古車販売店ありますけれども、そちらのほうに未利用地のほうを行政財産の目的外使用というふうなことで許可を出して使用させている土地がございます。面積が1万6,860平米ございます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 町民の生命・財産を守るのは当然であって、さらに質の高い住民サービスの提供が必要なんですけれども、そのためにはやはり早期に取り組んでいただいて、ぜひ実現しなければならない大きな課題と考えます。町長に再度見解を求めます。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) これまでも申し上げておりますとおり、出川議員同様大変大切であり、緊急に早急に対応していかなければいけないという、これはあわせて消防署を新しく設置するという問題だけではなくて、実はそのための人員の確保というのも関係してくるものですから、先行して人員をいわゆる拡大しなければいけないというプロセスを踏まえると、早急にその計画等を確定しなければいけないというふうにもなりますので、急ぎ黒川行政事務組合において検討していただき、実現に向けて努力をしていきたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) それでは、3つ目の認知症の施策についてお尋ねしますけれども、ちょっと私、調べてみたところ、いわゆる年齢層別の認知症の出現率、これは5歳刻みごとに倍増しているというデータがあるんですけれども、その辺のところ、町のほうでもそのような認識があるのか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) 町のほうでも、平成19年度の厚生労働科学研究費補助金研究費分担報告書の中でも高齢になるに従って認知症の人の割合は増加してくるということで、年齢が5歳上がるごとに約2倍になるというふうな報告がございます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 先般配付されました第6期介護保険事業計画、これなんですけれども、88ページに認知症施策の推進ということで、現状分析の中で65歳以上の認知症はとても身近な病気との指摘がありますけれども、これは本当かというか、どういうことを意味しているのか、お尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) ここで掲載させていただいております身近な病気ということにつきましては、糖尿病ですとか、高血圧症とか、そういった同じような形で認知症も捉えていただきたいということで、身近な病気というふうな形で掲載させていただいておるところでございます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) この88ページの中に、「MCI」という用語が出てくるんですけれども、それはどのような状況なのか、どういう用語なのか、お尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) MCIにつきましては、軽度認知症という形で健常者と認知症の中間の位置に位置するというふうな形になってございます。日常生活に支障はない状態の方を指す、示しております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 正常でもない、認知症でもないというのは、どのように理解すればいいのか、もう一度お話しいただきたいですと、質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) 認知症というふうな形になりますと、例えば具体的な例で挙げますと、ご飯を食べたことを忘れるとか、そういったもう日常生活の事象というか、そういったこと全体を忘れたことに対しては認知症というふうな形になるんですけれども、例えばなかなか物事が出てこないとか、ちょっとした人の名前が出てこないとかというところのそれが何点か進んだところのものをMCIというふうな形で捉えているような形になるとは思いますけれども、実際に専門の受診していただいて専門医の診断によってMRIですとか、そういった検査の結果でないと、そこら辺は診断というところは出てこないと思われます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) それで、認知症を予防したり、発症を抑えるためには、このMCIを早く見つけて認知症に移行させないことが重要であるという指摘があるんですけれども、そうなのかどうか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) MCIを見つけてそれを認知症に移行させないというふうなことよりも、まず、自分自身の生活習慣を見直して、まず栄養ですとか、あと運動とか、そういったところの生活習慣を見直すことが認知症予防の一つにもなると思われます。やはり糖尿病を罹患している方が認知症になる割合が高かったりというふうなところがございますので、そういったところで全般的な生活習慣病の予防というところがつながってくると思われます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) ということは、新オレンジプランで指摘している「予備群」という表現があるんですけれども、「認知症及びその予備群」という表現があるんですけれども、これはこの軽度認知症のことを指すんでしょうか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) 新オレンジプランの中での予備群は、MCIの予備群のことを指すと思われます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 予備群は認知症のMCIの予備群。いわゆる、予備群イコールMCIというふうに捉えていいのかどうか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) 予備群イコールMCIというふうに認識しております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 今月これは各戸に配布されたんですけれども、心と体の健康づくりセルフチェックリストなんですけれども、これの1つでもチェックがあれば、軽度認知症というこの認知症チェックのほうがあるんですけれども、欄があるんですけれども、これに1つでもチェックがあれば、軽度認知症ということになるんでしょうか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) そうではございませんで、1つでもチェックがあればイコール軽度認知症という形ではなくて、ここに1つあるいは2つとかついた場合に、ご自身のお体の状態を知っていただくというところで、なお気になる場合は包括支援センターのほうに相談をしていただき、そこからやはりその診断というか、病気というふうな形になりますと、やはり専門医の診断が必要になってきますので、そのチェックリストに1つ該当したからイコールMCIとかというふうな形ではありません。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 多分そうなんでしょうけれども、ただ、これを見ると、例えば問い1の「置き忘れやしまい忘れがふえ、いつも探し物をしている」とか、8つ目の「ふだん使っている言葉がうまく出なくなった」など、私自身も非常に気になる、私も予備群、いわゆる軽度認知症かなというふうに思っているんですけれども、その心配はないでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) 議員さんは心配ないと思われます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 笑い事ではなくて、私は現在認知症の父親を介護しております。ですから、そういう意味で介護の負担もさることながら、親父が認知できない、いわゆる認識できない日々の生活を見ていると、かわいそうで寂しくなるんですよ。そういう意味で、これの早期発見の手だてというのはあるんでしょうか。いわゆる軽度認知症の早期発見の手だては。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) 今現在ではその早期発見の手だてというのはないと認識しております。ただ、一緒に暮らされているご家族の方のそのちょっとした気づきとか、そういったところでの周りの家族と同居されている方だとそういったところを見ていただくというところが大きな要因になると思われます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) ということは、富谷町としてはこの軽度認知症に対応したいわゆる具体的な施策といいますか、このチェックリストはいただいたんですけれども、こういう形で自己診断してくださいという状況なんでしょうか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) 町として、初めて今年度このチェックリストのほうを全世帯に配布しておりまして、そこでご自身あるいはご家族の方にその変化に気づいていただくというところをまず第一歩として考えておるところでございます。そのほか、町の施策という形ではないんですけれども、専門の先生を依頼している診療所のほうで、軽度認知症の方を月1回集まっていただいて情報交換をしているというのがございまして、その中に富谷の方も1名参加されているというのは聞いておるところでございます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 私もこれが非常に気になって調べてみたんですけれども、クラウドコンピューティングを活用したこの軽度認知症の早期発見の研究がされているというふうに聞いたんですけれども、何かそういう情報はお持ちでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) そういう情報は私のところには今のところございません。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 最後になります。この第6期の事業計画には記載されていないんですけれども、例えば今話したような新たな早期発見の実用化がされたような場合、この3年間の間に当初予定がなくても盛り込む意向はありますか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) 今議員さんがおっしゃったその治療法といいますか、研究法といったのがどういったものかをまず検証していきまして、それが本当に有効かどうかというあたりを見きわめて検討してまいりたいと思っております。(「終わります」の声あり)
議長(浅野幹雄君) 1番森 栄君。
1番(森  栄君) 私は、通告に従い、富谷町の公営墓地の課題と対策について質問いたします。
  今、私に多くの住民から公営墓地の設置を要望する声が多数寄せられております。
  仙台市に隣接する富谷町は、全国から転入する住民が多く、平均年齢40歳と多くの若者が住む町ですが、年々高齢化も進んでおり、転入された高齢者の中には富谷町をついの住みかにする高齢者もおられます。
  また、団地に居住する平均年齢40歳の多くの住民の方々も、25年後や30年後の居住を想定して25年や30年の長期住宅ローン契約を組み、最終的に富谷町をついの住みかにする住民もおられ、町内の団地に居住する多くの住民から公営墓地を要望する声が多数寄せられておりますので、富谷町の公営墓地の課題と対策について質問いたします。
  第1点目は、富谷町内の寺院墓地の箇所数、墓の数、宗派の状況についてどのようになっているか、質問いたします。
  第2点目は、富谷町内の共同墓地の状況について、箇所数はどのようになっているか、質問いたします。
  第3点目は、民営墓地の状況について、箇所数はどのようになっているか、質問いたします。
  第4点目は、富谷町総合計画における公営墓地の位置づけはどのようになっているか、質問いたします。
  第5点目は、富谷町墓地構想報告書における公営墓地の位置づけはどのようになっているか、質問いたします。
  第6点目は、公営墓地の検討状況についての事例研究や資料収集についてはどのようになっているか、質問いたします。
  第7点目は、今後の公営墓地に対する取り組みについて具体的にどのように対応するのか、質問いたします。
  以上7点について質問いたします。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの森議員の富谷町の公営墓地の課題と対策についてに関連してのご質問にお答えさせていただきます。
  まず、最初に、第1点目、富谷町内の寺院墓地の箇所数、墓数、宗派の状況はどのようになっていますかについてお答えします。
  平成26年12月現在で、寺院墓地7カ所、墓数2,906区画、寺院宗派全て曹洞宗でございます。
  2つ目、富谷町内の共同墓地の箇所数はどのようになっていますか。共同墓地は29カ所になっております。うち富谷町所有地が8カ所になっております。
  問い3、民営墓地の箇所数はどのようになっていますかの問いにつきましては、民営墓園は1カ所になります。
  第4点目、富谷町総合計画における公営墓地の位置づけはどのようになっていますかについてお答え申し上げます。
  後期基本計画第2編第3章より、居住の場として選択され続けるための環境づくり、3-9環境衛生、(3)地域環境美化・衛生の推進ということで、人口増加と高齢化の進行に伴って、墓地の需要も今後さらに高まってくるものと予想されます。将来的な需要を把握し、既存墓地との調整などを図っていく必要もあります。墓地需要と既存墓地の供給量を把握しながら、長期的な視点で墓地整備について検討を行います。
  公営墓地では、1つの宗教宗派にとらわれず、多宗派の方を受け入れる墓地と考えています。しかしながら、町内の曹洞宗の販売区画も相当数残っていることから、需要と供給のバランスを考慮しながら、適正規模の開発を行っていきたいと思っています。
  5点目、富谷町墓地構想報告書における公営墓地の位置づけはどのようになっていますかにつきましては、平成2年に策定している富谷町墓地基本構想報告書では、目標年次を平成3年から平成22年までの20年間とし、富谷町の概要の整理、町内の墓地の現況把握、富谷町の将来像を上位計画から把握、人口フレームの設定を行い、墓地施設規模の把握を行っています。
  最終的に、富谷町墓園のイメージとして、丘陵地への配置が最も望ましいことや、明るく清潔さの中に厳粛を持ったイメージを持たせ、快適な墓参が実現することを基本テーマとすることを結論づけています。しかしながら、目標年次を既に経過していることや、四半世紀前に策定している報告書であることから、各種フレームの変更や住民ニーズの変化もあり、今後策定する基本計画においては各種事項を再検討する必要があると考えております。
  6点目、公営墓地の検討状況についての事例研究や資料収集についてはどのようになっていますかにつきましては、現在作業に着手したばかりであり、近隣市町村、先進地域等の事例研究や詳細な資料収集はまだ行っておりません。今後は他自治体の先進事例も参考にするため、現地視察やウエブ上に公表されている公営墓地の資料等をそろえるほか、芝生墓地や合祀墓地、公園墓地などの墓地形態の種類、関係法令や管理運営方法の資料収集も行い、調査を行ってまいります。
  7点目、今後の公営墓地に対する取り組み方についてどのように対応しますかについて、最後お答え申し上げます。
  私の選挙公約において、4年以内の造成着手をうたっております。今後は、先ほど申しました各種調査を行うとともに、並行して用地選定、基本計画の策定等を行い、4年以内の造成着手を目指してまいりたいというように思います。
議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
     午前11時58分 休憩


     午後 1時00分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  これより森 栄君の質問は一問一答により行います。1番森 栄君。
1番(森  栄君) 先ほど町長は、公営墓地の着手について4年以内というような答弁をいただきましたけれども、このことについて、4月5日に私が住む成田第三町内会の総会に出席した際、住民から公営墓地の質問をされ、「公営墓地の設置について必ず実行します」と明言いたし、さらに今、先ほど4年以内に着手するというような答弁をいただきましたけれども、これは間違いでないと思いますので、その点で認識はあるかどうか、確認の意味で再質問させていただきます。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 先ほども申し上げましたように、4年以内に着手したいという方向で今一生懸命これから取り組んでいきたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 1番森 栄君。
1番(森  栄君) 先ほどの質問の答弁の中に、多宗派に関する答弁も含まれておりましたけれども、富谷町内の7つの寺院の宗派は全て曹洞宗ですが、富谷町に転入された住民の方にはキリスト教のクリスチャンや他宗派の方もおられます。このような宗派の住民の方も安心してお墓を持てるような公営墓地の必要性についてどのように捉えているか、再度確認の意味で質問させていただきます。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの森議員のご意見にありますように、私のほうにも町民の方々から宗派を問わないそれぞれの広く利用できる公営墓地をという声をずっといただいておりますので、その辺は最大限配慮して、どなたでも利用できるような公営墓地を目指していきたいというふうに思っております。以上です。
議長(浅野幹雄君) 1番森 栄君。
1番(森  栄君) 先ほどの7つの曹洞宗の寺院の中で、湯舟寺は宗派を超えた埋葬地がありますが、住民の墓地の需要と供給の今後の見込みについて質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(泉川潤哉君) 4月に町長のほうから公営墓地の着手、4年以内の着手を目指して作業を進めるようにという指示がありまして、今後の需要予測というのは、これから基本計画等策定していく際に住民アンケートをとった上で予測していきますので、現在のところそういった予測は持っておりません。
議長(浅野幹雄君) 1番森 栄君。
1番(森  栄君) 次に、9カ所の共同墓地と共葬墓地の中には、宗派を問わない共同墓地もあるようですが、その現状について何カ所の共同墓地やともに埋葬する共葬墓地がそれぞれ何区画あるか、質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(泉川潤哉君) こちらのほうでは、共同墓地ということで29カ所、これは墓地台帳のほうから検索したんですけれども、29カ所というふうに把握しております。
議長(浅野幹雄君) 1番森 栄君。
1番(森  栄君) 「ゆりかごから墓場まで」という言葉がありますが、一般的な墓所、お墓のところとともに個別の集合墓地を確保した墓園整備を計画すべきだと思いますが、どのように認識し、対応するのか、質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(泉川潤哉君) そういう今後のことに関しましてこれからなんですけれども、集合墓地というのもいずみ墓園とかそういったところでありますので、そういったものも含めながら今後検討していきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 1番森 栄君。
1番(森  栄君) 公営墓地の設置の質問は、今回が初めてではないんですね。以前から取り上げられた問題で、過去に前若生英俊町長が住民から町長への手紙で公営墓地を要望する意見が寄せられ、前町長は原課や担当者に対して情報収集を進めるという回答をした経緯がありますが、今までの情報収集の内容と情報収集の進捗状況について質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(泉川潤哉君) 議会の皆様には1月19日の総務常任委員会のほうで資料のほうでお示ししております。その中にお示ししたのが、去年の12月に収集した最新の情報になっておりますが、特に現地に出向いて、執行部側がですね。担当者にお話を聞いたりとか、そういったものはまだしておらなくて、現在造成を始めました利府町などに関しましては電話等での問い合わせ等はしております。
議長(浅野幹雄君) 1番森 栄君。
1番(森  栄君) 公営墓地の設置を要望する住民に対して、先ほど今後アンケート調査をするということですが、アンケート調査だけでなくて公聴会を早急に実施して公営墓地計画に反映すべきだと思いますが、どのように対応するか、質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(泉川潤哉君) 公聴会というお話でしたけれども、現在私考えているのは、わくわく町民会議のほうで町民の方々にご説明、あとご意見を頂戴したいと考えておりました。ある程度のものをこちらのほうでつくらないと、ご説明も差し上げられませんので、そういったことは念頭に入れております。
議長(浅野幹雄君) 1番森 栄君。
1番(森  栄君) 先ほどの質問に関連いたしますが、埋葬地を購入できない低所得者の年金生活者や高齢者などについての対策について、これらも具体的にアンケートの内容に入れていただきたいという声もありますが、どのように対応するか、質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(泉川潤哉君) ぜひ参考にさせていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 1番森 栄君。
1番(森  栄君) 墓地計画の標準について、昭和34年の建設事務次官通達では、計画方針、目的、配置、規模、境域、修景、設計地割、墓地、園路、施設について、各項目について規定しております。また、昭和62年の墓地等の経営許可に関する事務取扱要綱では、計画方針、目的、配置、設計構造、墓地、園路、施設について、各項目について規定しておりますが、これらの建設事務次官通知や墓地等の経営許可に関する事務取扱要綱の要件をクリアする場所の選定について、どのように考えているか、質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(泉川潤哉君) 森議員おっしゃいました建設事務次官通達ですね。昭和34年の。これは現在廃止になっておりまして、都市計画法のほうに含まれておるような状態になっております。富谷町の墓地等の経営許可に関する事務取扱要綱ということで、配置のほう、まずは配置ですね。配置、どこに墓園を建てるか。それから設計のほうに入っていくかと思うんですが、その中では都市計画法に基づいた市街化区域として指定された区域を原則として認めないと町のほうではいっております。また、風致及び衛生上支障のない土地であることや、国道、県道、鉄道軌道または区界から20メートル以上、人家、学校、病院等から100メートル以上離れていることということで要綱には載っておりますので、できるだけこういったものをクリアできる場所に選定したいと考えております。
議長(浅野幹雄君) 1番森 栄君。
1番(森  栄君) 黒川郡内の3町1村にはそれぞれ公営墓地がないので、黒川行政事務組合で公営墓地についての協議の経緯とか、内容について協議したのであれば、その内容について質問をいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 私が就任してからにおいては、今事務組合において公営墓地について議論した経緯はございません。
議長(浅野幹雄君) 1番森 栄君。
1番(森  栄君) 富谷町単独の共同の墓地について、町の公有財産である町有林などを検討すべきだと思いますが、どのように考えているか、質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) やはり土地を購入してというよりは、最大限町有地を活用するのがベストだというふうには思っておりますが、そこもただいまの森議員のご意見にありますように、1つの候補地として考えていきたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 1番森 栄君。
1番(森  栄君) 先ほどの質問とも関連しますが、町の町有林以外に例えば東北縦貫自動車道の東側の原地区の関ノ川から町長の自宅の裏側の今泉の山林などについて、公営墓地の設置の適地要件としての声が上がっていますけれども、これについてどのように考えておりますか、質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの案件については申しわけありませんが、私のほうにはそういった案件は届いていないので、確認しておりません。
議長(浅野幹雄君) 1番森 栄君。
1番(森  栄君) 先ほどの場所については確認ができていないということなんですが、一応住民の方からそういうような、今先ほど発言した質問の場所についてであれば、先ほど質問した事務次官通達とか、墓地の経営許可に関する取扱要綱、廃止されているという先ほど回答ありましたけれども、そういうような中で決められている要件に該当するので、そういうところもいいのではないかなというような話も伺っておりますが、どのように考えていますか、再度確認の意味で質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 一つのご意見として承りながら、なお現地を確認しながら検討していきたいというふうに、検討の一つに候補地の一つとしてなり得るかも含めながら調査をしたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) よろしくお願いします。
  それでは、私から、通告に従いまして3点質問させていただきます。
  まず、最初に、市制移行における将来ビジョン及び自治基本条例制定についてお伺いいたします。
  町の人口は、ことし4月末日に5万2,000人を超え、着実に増加しており、ことし10月に行われる国勢調査では、5万人を超えることは確実となり、単独で市になるための最重要要件を満たす予定でございます。
  また、先月には、これまで明確でなかった市制移行日を平成28年10月10日と明らかになったところですし、さらには4月に職員の大幅な異動を行い、市制に向けての準備期間として大変重要な年に入りました。
  これまで町は、昨年4月に市制移行準備室を設置し、広報とみやにおいて、税金・福祉など、何が変わって何が変わらないのか等々、シリーズで7回情報提供を実施してきました。さらに、ことし2月には、市制移行に関する住民意向調査を実施し、町民から6,269人、企業から63社からの回答をいただき、市制移行に対して多くの町民から賛同を得たところです。また、新市名、市の名前についても「富谷市」がよいとする意見が7割以上の結果の報告がされたところでございます。
  また、先月より、少々おくれぎみではありましたが、市制移行地区懇談会を地区公民館を会場に7地区で実施し、市制に向けての住民との熱い議論が交わされました。その間、執行部の皆さんには大変ご苦労さまでございました。
  一方、それに先駆けて、議会としても議会基本条例における議会報告会の位置づけとして、市制移行意見交換会を実施し、要件を中心にこれまでの取り組みを報告し、意見交換を行ったところでございました。
  町主催の地区懇談会並びに議会主催の意見交換会、双方とも大勢の町民の方が参加され、多くの意見・要望をいただき、大変有意義な地区懇談会、意見交換会となり、市制への関心の高さのあらわれを感じたところです。
  双方の参加者の意見を要約いたしますと、とにかく町から住民サイドに立った情報提供が少ないのではないか、また、市制に対して、さらには高齢化社会に対してのビジョンが見えない。また、身近な問題として交通問題、福祉関連・税金に関する問題、企業誘致等に関した質問、さらには、文化センター、図書館、公営墓地等の都市機能の整備に関した要望等々、最後には、参加者全体の思いとして、単なる仙台のベッドタウン化だけは避けて、もっと将来に向けて魅力のあるまちづくりを進めていただきたい、移行後の将来ビジョンを考えてアピールしていただきたいというのが参加者全体の思いではなかったかなというふうに思います。
  その辺の地区懇談会等の状況も踏まえて、現在の状況と今後の課題について、何点かお伺いいたします。
  1つ、県条例に対する県との見解の相違について。
  2つ目、市制住民意向調査の評価について。
  3つ目、市制移行地区懇談会から得た評価と課題について。
  4つ目、新たな将来ビジョン策定について。
  5つ目、富谷自治基本条例の制定について。
  市制移行に関しての今後の課題について、お伺いいたします。
  それでは、次に、2つ目の質問でございますが、1つ目の質問と多少ダブりますが、「文化センター(図書館を含む)等、都市基盤の整備を早急に」についてお伺いいたします。
  先ほども申し上げましたが、市制移行に当たっては、単なる仙台のベッドタウン化だけは絶対に避けてほしいというのが町民の声です。町長の言われるように、どんな市をつくるかであり、市になることが目的ではない。全く私もそのとおりだと思います。
  特に富谷の町は、富谷のまちづくりの場合は、子供が多く、まちづくりはこれからです。私の持論で言いますと、子供にとってはふるさとづくりであり、大人にとってはまちづくりというのがこれからの富谷町のまちづくりの考え方だと思います。
  これまで富谷町はいろんな事業が未整備で、不便を感じていても、仙台市の隣の町ということで、若干許されておりましたが、これから同じ市として同じ目線で住民から見られるようになり、言いわけなり、甘えは許されません。今後は、市制移行を契機に住民の利便性の向上のために、富谷らしい都市基盤の整備、富谷町独自の都市機能の整備を早急に進めなければなりません。
  以上のことから、交通問題や文化センター・図書館も含む整備、公営墓地の整備、消防署の拡充、(仮称)成田郵便局新設等々、これらのことをスピードを持って整備していかなければなりません。町民は市制移行のそんな部分に大きな期待を寄せ、移行の判断基準にしている部分もございます。
  以上のことから、以下の質問をいたします。
  1つ、町民バスの泉中央乗り入れ、ライトレール構想等、交通問題のその後の調査研究状況は。
  2つ目、仙台市並みの敬老乗車パスの運行開始時期は。
  3つ目、文化センター(図書館を含む)建設時期を明確に。
  4つ目、公営墓地の整備を具体的時期も含めて整備について。
  5つ目、住民の安心・安全のための富谷消防署の整備を。
  6つ目、(仮称)成田郵便局の誘致状況について。
  7つ目、富谷フルジャンクション化の状況について。
  次に、3つ目の質問でございますが、町営パークゴルフ場の整備について伺います。
  今から7年前、平成21年12月、町民より、1,156名のパークゴルフ場整備について署名、陳情書が上がりました。今日に至っては、「もう待てない」と、パークゴルフ場の整備という声が愛好者、特に高齢の方より上がっております。お年寄りにとっては「時間がない」とご本人さんたちもお話ししております。
  これまで同僚議員ともども再三にわたりこの件に関しては質問させていただいておりますが、その都度理解はいただきながらも、何カ所かの候補地を見ながら早急に形にしていくと言いながらも、具体的進展が見られません。今日ほど健康に対しての意識の高まりを見せているときはございません。パークゴルフの健康効果は言うまでもありません。
  施設の規模については、大衡クラスの54ホールは確保すべきとは思いますが、少なくとも大会のできる4コースは必要だと思います。それ以下の規模であれば、申しわけありませんが整備の必要はないと思います。
  大都市仙台に隣接する地の利を生かすのであれば、十分に採算性なり収益性はあるものと確信しますし、町はこの程度のゴルフ場整備をしても決して過剰整備だとは私は思いません。
  県と大崎市は、三本木の保健医療福祉中核施設予定地に、県内最大規模のパークゴルフ場の計画を今策定し、調査費も計上したというふうに聞いています。このように、遅くなればなるほど難しくなることは目に見えております。
  以上のことを踏まえて、以下の質問をいたします。
  1つ、設置に向けての時期、場所について、具体的に伺います。
  2つ目、整備の規模と財源についてどのように考えているか、お伺いいたします。
  以上でございます。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの菅原議員のご質問にお答えをさせていただきたいというふうに思います。
  まず最初に、1番目の市制移行における将来ビジョン及び自治基本条例制定についての問い1、県条例に対する県との見解の相違点についてのご質問に対しては、現状、宮城県条例の市制施行要件について、宮城県と町とで見解の相違はないものと考えております。
  問い2、市制住民意向調査の評価について、今回の市制に関する住民意向調査は、町内の全世帯1万8,100世帯を対象に実施し、6,269名から回答があり、回収率は34.6%となりました。意向調査の評価としては、34.6%の高い回収率から、市制への関心度が高いこと、また、回答者のうち市制に賛成の方が87.1%と多くの方が賛成していること、また、新市名の名称についても76.4%と多くの方が「富谷市」がよいとする意見であることなど、市制に関して住民皆さんの意向を把握し、今後の取り組みを進める上で大変重要なものと認識しています。
  また、市制に関して大変多くのご意見も頂戴しましたので、市制施行や今後のまちづくりへの貴重なご意見として受けとめ、今後の取り組みに生かしてまいりたいというふうに思います。
  問い3、市制移行地区懇談会から得た評価と課題についてに対してお答え申し上げます。
  市制移行地区懇談会は、町内6公民館と西成田コミュニティセンターの合計7カ所で開催し、合計306名の方に参加していただきました。参加された町民の方からは、これまでの町の取り組みに対するご意見なども含め、将来のまちづくりに対してさまざまなご意見やご要望を直接お聞きし、また、現在の町の考え方なども直接お伝えすることができましたので、大変意義のある懇談会になったものと考えています。
  課題といたしましては、懇談会でのご意見もありましたが、市制移行を進めるに当たっては、行政と町民皆さんとの情報の共有が何よりも大切であると考えていますので、今回の懇談会の概要等も含め、市制移行の取り組みの状況についても今後も情報の提供と共有に努めてまいります。
  問い4、新たな将来ビジョン策定について。
  新たな将来ビジョンについては、今年度地方創生の総合戦略の策定とあわせて、市制施行を踏まえたまちづくりの将来ビジョンとして新たな総合計画の策定に早急に着手してまいります。
  問い5、富谷町自治基本条例の制定について、お答え申し上げます。
  自治基本条例など、住民との協働でのまちづくりの推進のための基本ルールは必要と考えておりますので、他自治体の例を参考に制度研究を進めてまいりたいというふうに思います。
  問い6、市制移行に関しての今後の課題は。
  今後の課題としては、ことしの国勢調査で人口5万人を達成することが大前提となりますので、まずは国勢調査の実施と調査への協力について、さまざまな機会を通してPRを図ってまいります。そのほか、市制移行に当たっての課題としては、住所表示が変わることによる大字、小字の表記がある地区の住所表示の調整や、郵便局、法務局など関係機関との円滑な連携、また、生活保護に関する事務など権限が移譲される事務についての的確な対応、また、市制に伴う電算システムの確実な移行作業の実施など、課題として捉えられていますが、内部組織である市制移行推進会議の検討部会において準備を進め、適切に対応してまいりたいというふうに思います。
  2つ目の文化センター・図書館等、都市基盤の整備を早急にのご質問について、まず、問い1、町民バス泉中央乗り入れ、ライトレール構想等、交通課題の調査研究状況はについてお答え申し上げます。
  先日、私は富山市へ行政視察を行い、実際にライトレールに乗車し、新公共交通を軸としたコンパクトなまちづくりを見てまいりました。また、富山副市長からまちづくりビジョンの説明を受け、意見交換を行い、ライトレールの運行までの整備プロセスなど、多角的な観点からの多くの知見を得ることができました。
  町民バスの泉中央乗り入れに関しましては、宮城交通の現状や課題を踏まえまして、さまざまな視点からの手法の検討や協議を継続的に進めてまいります。また、仙台市長へ直接挨拶に出向き、ライトレール構想など交通課題の話などをさせていただきました。まずは仙台市との間で具体策や進行スケジュール、意見交換なども始め、土台づくりに努めてまいりたいというふうに思います。
  問い2の仙台市並みの敬老乗車パスの運行開始時期はいつかについてでありますが、敬老乗車パスについては、富谷町で実現可能な敬老乗車パスについて、仙台市や宮城交通、国や県の関係機関との話し合いの場を持ち、ただいま協議及び検討を進めているところでございます。町民バスの地下鉄泉中央への乗り入れ等、富谷町の全体的な交通のあり方も含めて、役場内の関係機関との連携のもと、進めているところでございます。また、町民の皆様のご意見をお聞きしながら進めてまいります。
  運行開始時期については、最大限努力してまいりたいというふうに思います。
  (3)の文化センター(図書館等を含む)の建設時期を明確にでありますが、文化センター及び図書館の建設時期を明確にとのご質問についてですが、これまでも一般質問などで多くの議員より質疑され、また、このたびの市制移行地区懇談会においても町民の皆さんより意見をいただいております。私としては、選挙において公約の一つに、次世代型図書館建設に着手、文化ホール建設については2年以内の計画に取り組みますと皆様方にお話ししてまいりました。
  富谷町の地域性から、近隣に宮城県図書館があり、文化施設としてはイズミティやまほろばホールが整備されています。このような環境を鑑み、次世代の文化施設、図書館機能はよりコミュニティーのつながりを重視した地域の生活共同体にとって欠かすことのできない中核情報機能を満たすことが大切であり、富谷らしい図書館または文化ホールのあり方について、既存の公民館施設の活用などとあわせて検討に入ってまいりたいと考えています。
  また、整備に要する財源計画はさらに重要であることから、補助制度や起債制度、民活利用の可能性など、これらを総合的に検討し、計画性を持って整備を推進してまいります。いましばらくお時間をいただきまして、今後議員皆様、町民の皆様のご意見を交換させていただきながら、施設内容や整備時期等を含め計画してまいりたいと存じます。
  問い4の公営墓地整備の具体的な時期についてお答え申し上げます。
  選挙公約にもありますが、4年以内の造成着手を目指しております。現在作業に着手したばかりであり、まだ具体的なものをお示しする段階ではありませんが、今後は用地選定、基本計画の策定等、計画的に作業を進めてまいります。
  問い5の住民の安心・安全のため富谷消防署の整備をについてお答え申し上げます。
  先ほどもお答えしましたように、富谷町においては常備消防力の強化が必要であると認識しており、今後黒川地域行政事務組合理事会において検討してまいりたいというふうに思います。
  問い6の(仮称)成田郵便局の誘致状況についてでありますが、(仮称)成田郵便局については、議員同様、町長就任前からその必要性については十分認識していたところですので、就任直後から開局に向けて関係機関等へ働きかけを行っており、今後も継続してまいります。
  7番目の富谷フルジャンクション化の状況についてお答え申し上げます。
  平成25年12月22日、富谷北部道路富谷インターチェンジが全線開通し、効果的な物流支援や渋滞緩和など、仙台都市圏の環状ネットワークが強化されたところですが、来春には高屋敷地区にコストコ富谷倉庫店が開店予定となっているなど、県内外から多くの方々が高速道路を利用し、来町されることが見込まれます。
  このような状況を踏まえ、フルジャンクション化は利便性と定時性のさらなる向上のためにはますます重要な事業であると強く認識しているところです。したがいまして、町長就任以降、国土交通省などの関係機関へ直接出向き、強く働きかけているとともに、これまで同様、会長職を務める仙台北部道路促進期成同盟会のほか、宮城県町村会、仙台都市圏広域行政推進協議会などの各種広域協議会といったさまざまな窓口を通して積極的に国や県へ要望してまいりたいというふうに思っております。
  大きな3番目として、もう待てない町営パークゴルフ場の整備計画についてお答え申し上げます。
  問い1の整備に向けての時期、場所についての具体的に伺いますと、問い2、整備の規模と財源についてどのように考えているかにつきまして、関連がありますのであわせてお答えさせていただきます。
  パークゴルフ場の整備に関しては、以前より一般質問や愛好者の方々から署名活動などを受けて、整備について検討しているところです。このたび、私の公約にも明記させていただき、本格的な検討に入ったところです。先般、先進地自治体である加美町ふれあいの森パークゴルフ場を視察し、現状をまず調査してまいりました。平日ではありましたが、多くの愛好者でにぎわっており、改めてパークゴルフ場の利用状況を把握できたところです。
  パークゴルフ場は、北海道で発祥以来、ことしで30年を迎えます。この間、さまざまな効果が発表され、愛好者もふえ、施設も全国へ普及しつつあり、宮城県内においても公認コース7カ所が整備され、今後も数自治体で予定されているところです。幾つかの自治体で予定されているところであります。また、大崎市三本木地区へは、先ほど議員の質問内容にもありましたように、宮城県が県内最大級のパークゴルフ場を整備することが最近報道されたところでもあります。
  富谷町での整備に向けての基本的な方針は、単なる施設整備でなく、何のためにつくる、どう活用し、町民に愛される施設となるか、公費を使って整備する施設ですので、よかったと皆さんに言われる施設の整備が必要と考えています。このようなことを踏まえた上で、パークゴルフ協会や多くの住民の皆さんのご意見を伺いながら、整備に向けてこれから本格的に取り組んでまいりますが、現在想定できる範囲でご質問にお答えいたします。
  時期については、公約どおり2年以内をめどに決定してまいります。
  規模については、周辺や全国事例、また、先ほどお話しいたしました基本方針を踏まえると、やはり36ホール、面積ではおおよそ5万平方メートルは必要と考えます。
  場所については、この面積を確保できるところが必要になります。町内において、この面積をどこでとれるのか、これまでも検討してまいりましたが、単独事業での用地確保はかなり厳しい状況となっております。富谷町の地域性等を鑑み、町有地、民地を問わず、他の事業との共同施行の可能性などについてもあわせてこれから検討してまいります。現時点では、数カ所候補地はありますが、まだ皆様に公表できる段階でございませんので、ご理解をお願いいたします。
  財源については、全国事例から見て、さまざまなケースはありますが、平均すると36ホール整備し、用地費、造成費、関連施設整備費等を合わせて7億から9億円での事例となっております。市制移行等も踏まえ、非常に厳しい状況ではありますが、何とか財源計画においても工夫し、補助事業、起債事業、指定管理者制度、PFI制度、toto助成制度など、あらゆる手法を検討してまいりたいと考えております。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) これより菅原福治君の質問は一問一答により行います。5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) 最後の町長のパークゴルフの整備につきましては、本当に意を強くしたところでございます。最後にまた質問させていただきます。
  冒頭、先ほどというか、朝、町長より、6月1日の総務省に出かけたときの状況、若干だけですけれどもお伺いをいたしましたけれども、そのときというか、あの部分だけじゃなくて、日にちの件とか、あとアンケート状況、それと住民懇談会の件、スケジュール等話してきたとは思うんですけれども、それ以外に何か裏話とは言いませんけれども、そういう話があれば、町長、お聞かせいただきたいんですが。
議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。
市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 6月1日に町の担当者と、あと県の担当者と合計7名で総務省に出向きまして、一番は総務省の要件、国の要件に合致しているかどうかということの確認をしていただいたところでございます。その要件の内容については、おおむね要件は満たしているというようなご返事をいただいております。
  また、10月10日ということで町の意向をお伝えいたしまして、それについて国のほうでも最大限町の意向に沿った形で進めていくというようなお考えもいただいておりますので、ただ、前提になるのは来年2月の国勢調査の速報値が確実に出るというのが、それから具体的なスタートになるということですので、まずはその速報値を待ってということのスタートになるのかなというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) 国のほうから、人口問題があるものの、要件についてはおおむね透過というか、了解されたというふうに理解しました。
  それでは、県との見解の相違点について、先ほど町長からないんだというような話あったんですけれども、報告会の中では若干県との確認事項があると。それは県条例の第5条で、予算総額を全人口で除したというような部分、項目の部分なんですけれども、この部分の確認はとれたのでしょうか、その辺をお伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。
市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) その部分につきましては、確かに以前は総額で比べますと、どうしても富谷町のほうが低い額ということになります。ただ、市と町ということですので、取り扱っている事務の概要がまず違うということ、あとは沿岸部の市ですと、今現在復興関係の予算もかなり入っているということがありますので、まずはそういった土台をある程度同じにした段階で比較をしましょうということで、県のほうでいろいろ調整をしていただいているところでございます。そういったところから調整を図れば、おおむね遜色はない状況なのではないのかなというような県のほうの見解も頂戴しているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) そうすると、県の例えば滝沢なんかは先行したみたいなんですけれども、ある条例を。県の条例変更なんていうそういう大げさなところまではいかないんですね。その辺確認します。
議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。
市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) その辺も含めて今、県のほうで調整をしていただいているというところでございます。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) 次に、意向調査の評価と課題という部分で、市制に対して町民対象は87ということで多かったんですけれども、企業対象が思ったより低かったんですね。54%ということで、意外だったんですけれども、ましてや「今のままでよい」が46ということで、意外な結果だったんですけれども、この辺はどういうふうに理解して、説明では住所変更が面倒くさいからであるというような意見ありましたけれども、それだけなんでしょうか。何かちょっと気になるところなんですけれども、どう考えられているか、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。
市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 確かに企業のほうはそのような結果になっております。懇談会のほうでもお話のほうはさせていただきましたが、今回町内の主な企業100社ということで、100社に絞ってアンケート調査をさせていただいたところだったんですけれども、サンプル数がちょっと少なかったのかなというのがまず1点。あとは、先ほど議員もおっしゃいましたように、そのアンケートの中の自由記載の部分で、やはりそういったさまざまな手続が出てくるということがちょっと懸念材料と。例えば、表示の看板を何か変更したりですとか、あとは印刷物、富谷町という表示を富谷市に直すような印刷物ですとか、そういった経費が出てくるというところでの懸念がされているのかなというようなことは記載されてありましたので、そのようなところなのかなというふうには考えているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) そういうことなんでしょうけれども、余りちょっとでも心配なんですね。市制移行がこの企業誘致にも弾みをつける云々というような部分もありますので、その辺が同じようなスライドして企業誘致が行われたらまた困るので、この辺、アンケートですからどうにもならないんですけれども、修正しろといったってできるわけないんですけれども、やはりその辺の考え方を案外理解不足でこういうふうな回答になっているかもわかりませんので、やはりもう少し理解していただく何か手だて、企業にですよ。何かないのか、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。
市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) これまで確かに企業訪問とか、そういった形で町の取り組みを説明しているというような現状もありますので、そういったところを訪問して説明したりとか、あとはいろんな機会で情報提供をしてご理解をいただいていければなというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) わかりました。
  それでは、地区懇談会からの課題ということで、先ほども出たんですけれども、先ほどの論旨でも話をしたんですけれども、いろいろ情報、広報を使って何回とやったんですけれども、なかなか伝わっていなかったという部分も確かにありました。やはりもっともっと住民に理解していただいて市制移行につなげるべきだと思いますので、これから、先ほど休日という部分もありました。その辺、休日の考え方はあるんでしょうか、お伺いします。休日の説明会。
議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。
市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 今回もさまざまな意見をいただいておりますので、土日の開催ということも今後前向きに検討してまいりたいというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) 先進事例として、岩手の滝沢は、階層別に地域行事に参加したと。当然、土日だということを聞いていますし、長久手、これにつきましても出前説明会、これも当然土日、ただ、これは確認はしていないですけれどもあったんだと思いますので、やはり簡単なものではないと思うんですね。やはり土日に参加すれば、先ほどの参加状況でも、私はもっと参加すべきだと思うんですね。40人、50人というのではなくて、100人はやはりどこの会場でも本当は参加すべきだと思うんです。40人、50人ではやはり少ないと思うんですね。その部分も含めて、休日の部分でちょっと決意も含めてお願いしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。
市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) こちらにつきましては、先ほど申し上げましたとおり、まだ回数ですとか、手法ですとか、その辺は検討している段階ですけれども、早いうちにそういったところの方向性を決めまして、お知らせを図ってまいりたいというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) 町長、その辺同じ質問ですけれども、町長の回答をお願いしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 私はもう就任以来、町民の声の届く町政をというのを心がけておりますので、今回の市制移行懇談会についても早急にというのを私からの意向で今回早期に開催した経緯もあります。やはりこれからもより多く地域の皆さんの声を反映していきたいというふうに思いますので、逐次そういった機会をつくっていきたいと思いますし、ただいま菅原議員からのご意見にありました、こちらからいわゆる出前の説明会等も要請、そういった機会もこれから検討していきたいというふうには思います。以上です。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) よろしくお願いします。
  あと、ビジョンのほうに入りますけれども、先ほども話がありました意見交換会の中で市制移行後のビジョンが見えない。ましてや高齢化に向けてのその後のビジョンも見えないというような部分の意見も結構あったように思います。
  それに対しまして、将来ビジョンに対しまして、ちょっと私の判断、ちょっと理解不足だったんですけれども、いろんな将来人口ビジョン並びに(仮称)富谷町ひと・しごと創生計画の中で検討するとか、あとはまちづくり総合計画の中でも検討するというような部分で、あっちゃこっちゃになっているので、その辺の整理も含めて必要じゃないかなと思うんですけれども、その辺いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。もとい、企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) 総合計画の改定、今現在事務方で進めておりますのは、総合計画の改定の中に総合戦略の人口ビジョンのほうも抱き合わせて、その中で新たな方向性を見出していきたいと思いますので、大きな中では総合計画の骨子の部分、その中の改定と同時作業でその総合戦略の人口ビジョンを盛り込んだ形でというふうなところでの整理が一番必要かなというところで、今年度中にいずれ2つのものを同時に。ですから、着地としては総合戦略を取り込んだ形の基本理念なり、総合計画の骨子というふうなところで整理を進めていきたいというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) その中で、総合計画の見直しもビジョンもそうなんでしょうけれども、町民の意見を深く聞くというような部分、よく言われるんですけれども、それではその町民の意見を聞くその場面というか、どういう場面のことを言っているのか、その辺ちょっとお聞かせいただきたいなと思います。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) まずは総合計画のほうの審議会条例というのがございますので、その中で学識の経験者なり、議員の皆様にも入っていただいて、そこの中でもむということも今考えております。早急にその審議会のほうも開催して、その中でどのように町民の方の参画をするかということもその中でもんでいきたいというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) そうなれば、町民が多く求めているのは、先ほども言ったように情報が伝わっていないと。やったのにもかかわらず伝わっていないというのが結構ありましたので、やはり大事な部分でございますので、ビジョンのその冊子というんですか、そういうものもつくって今後配布する必要性があると思うんですけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) もちろん参考にして進めていきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) 次に、自治基本条例の制定について、これも先ほどあったんですけれども、やはりどこの会社でも今基本理念とか、そういうものは持ち合わせております。ましてや地方自治もこのように議会があったり、町民の意見があったり、やはり行政だけではもう限界だと言われているのも事実なんですね。そういった中で、やはり基本条例というのは私は必要だと思いますが、その辺のちょっと認識だけお聞かせいただき――、必要だというような部分、必要でないのか、その辺の認識をお伺いしたいと思います。町長、お願いします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 私も菅原議員同様に、やはり必要だというふうに認識しております。ましてや今回市制移行に向けて準備を進めていくわけなので、市制移行に合わせてそういった準備も進めていきたいというふうに思っております。以上です。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) それはずばりいつごろ、市制移行と一緒というような時期設定でよろしいでしょうか、お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 時期については明確にはただいま申し上げるところではないのですが、市制移行に向けて合わせてその辺も準備を進めていきたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) では、市制に関して最後なんですけれども、10月10日、来年の10月10日、移行予定日というふうになっています。これはこの3日間の休日ですからいいんですけれども、本当に3日で大丈夫なのかなというような部分、職員さん心配していると思うんですけれども、その辺、段取り八分ですから、3日間でやるわけじゃないですけれども、段取りが幾ら重要かということですから、恐らく大丈夫だと思いますけれども、その辺の体制というか、思いについてお聞かせいただきたいなと思います。
議長(浅野幹雄君) 市制移行・地方創生推進室長。
市制移行・地方創生推進室長(松原 誠君) 今回10月10日ということにつきましては、最大電算システムの移行の作業なんかもありますので、3日間の休日がとれるところということで、10月10日ということでお示しをさせていただきました。そういった電算システムの移行の作業の問題、またはいろんなもろもろの課題もありますので、そういったところにつきましては各作業部会がありますので、そちらのほうで準備を進めて確実な10月10日の市制移行に取り組んでまいりたいと考えております。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) 次に、都市機能の整備についてお伺いいたします。
  3月議会で、山ほど泉中央乗り入れ、ライトレールの話、ライトレールの構想については議論させていただいてきましたが、あれからなお幾らも時間たっていないわけで、変化ないとは思うんですけれども、もしその状況に何か変わりがあれば、町長、お答えいただきたいなと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 先ほど答弁で申し上げましたように、まずはライトレールにつきましては、富山市を先日行政視察ということで訪問して、直接副市長にこれまでの経緯等々についていろいろ調査研究をしてきたところであります。また、あわせて、ライトレールにつきましては、国土交通省及び仙台市、仙台市との協議について、やはり慎重にゆっくり進めて、慎重に進めながらということで確認をしておりますので、これから慎重に進めていきたいというふうに思っていますし、中央乗り入れにつきましても、事務レベルでの協議をその後段階的に行っているところであります。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) 今、富山のお話、町長からありましたけれども、我々もつい、町長が行かれて1週間後に総務常任委員会としても富山市へお邪魔して、マスタープランを交通の町富山の成功体験ということでお聞きしてきました。JR線の廃止等々の条件はあったものの、何と言っても私感じたのは、あの市長の公共交通を活性化させて、その沿線に都市機能を集積させるという、市長の強いその思い、それと都市を活性化させるというのと同時に、高齢者に対しても車を使えないんだというような部分に対しての配慮なり、本当に拠点集中型のもう町をつくるんだというようなのがありありなんですね。あの文書なんかを見ても。説明聞いても、同じ説明だったと思うんですけれども、その辺聞かれて、町長のことですから恐らく相当意を強くしたと思うんですけれども、町長のあれを聞いての思い、さらっと先ほど言われましたけれども、何か感想も含めて思いをお話しいただきたいと思うんですけれども。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。簡明にお願いします。
町長(若生裕俊君) ただいま菅原議員のお話にありましたように、私もやはり今回の印象として残ったのは、富山の市長のリーダーシップ、その思いというのを感じましたので、私も改めて強い思いを持ちましたので、積極的にしっかりとやっていきたいという決意を持って帰ってきました。以上です。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) 簡明に。この間、5月26日に行われました仙台・富谷の広域行政協議会ありましたけれども、その中でも仙台市の奥山市長が、交通問題については早く富谷の考え方なり、計画ができ上がれば、いつでもテーブルにのせて研究検討、ましてや本格協議にも入ってもいいんだよというような市長の話もありました。そういったことで、その町の計画の作成時期を早急に期限をつけて本当はしていただきたいんですけれども、その期限はいつごろになるのか、お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの菅原議員のお話にありましたとおりであります。ただいま急いでまずは、富谷町としてどういう計画を今回持つかというのをまずは持たなければいけないので、早急に3月議会でも申し上げましたように、前回緑未来都市で平成14年に出したものの洗い直し、そしてそれを踏まえて新たな現状に合った計画を早急に策定するように、現在それを計画を立てるコンサルの選定を今行っているところでございます。
議長(浅野幹雄君) この際、午後2時10分まで休憩をいたします。
     午後1時58分 休憩


     午後2時10分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) それでは、敬老乗車パスについては、町長の2年以内ということで先ほど大分検討いただいておりますので、省きます。引き続き努力をお願いいたします。
  次に、文化センター、これも2点、これも大分考えていただいておりますので、これも2点だけ確認します。
  場所の選定というか、場所の前に規模の確認なんですけれども、ひところはまほろばの七、八百席、あとイズミティの1,400席、どちらにしようかというような話があったんですね。それで成田が500ぐらいなんですね。その3つの案があるんですけれども、大体規模としてはどの辺を考えているのか、ホールのほうですね。検討いただきたいと思います。質問します。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 場所につきまして、あと規模につきましても、先ほど答弁で申し上げましたように、町民の皆さんの声、または議員の皆様方のご意見踏まえまして、これから早急に検討していきたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) ぜひ、2年以内ですからすぐですからね、2年といえば。ぜひ次回の議会ぐらいまでには検討お願いしたいなと思います。それでは、これ飛ばします。
  次に、公営墓地についてお伺いいたします。
  これも時期も絡むんですけれども、二、三日前に私も三ノ関の威徳寺の児玉住職とお話をしてきました。児玉住職だけじゃないと思うんですけれども、住職、私もおっかなびっくり行ったんですけれども、やはりすごく理解しておりました。完全に公営墓地は、「前の我々お寺じゃないよと、今だってましてや富谷も前の富谷じゃないんだから」というような部分で、完全に公営墓地をつくることは容認しているように思いました。アドバイスをいただいてきたんですけれども、そのことについてどう思うか、お尋ねいたします。
  やはり公営墓地というのは、主体者は町なので、主体者である町がその住職なり、町の代表である住民を呼んで町と三者で話し合う。それでたたき台をつくったらいかがですかと。それがまず、いつまでも考えているよりも、その場所とか何か云々入る前に、三者で検討したらというアドバイスをいただいたんですけれども、そのことに関してはいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 私もただいまの菅原議員のご意見に同じく思います。ぜひそういった機会を設けていきたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) 「恐らく話し合いをしようと言えば、住職は皆話し合いに応じると思うよ」という話をいただきましたので、ぜひ検討いただきたい。
  それで、そこのところで大事なのは、何が大事かというと、話し合いも大事なんですけれども、やはり町でいろんな事例があるので、規約なり条文をきちんとさえまとめてくれと。そうすれば、結構こんなので住職同士がたまにもめたりするときもあるそうなんですね。だから、規約条文をしっかり、いろんな事例があるので、それをしっかり提示して、事前に住職なりにお見せいただいたらいいんだよと。早く進むよというアドバイスをいただきました。それに対しての準備はできるんでしょうか、お願いします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまのご意見を踏まえながら、そういった機会を設けていきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) よろしくお願いします。
  それでは、また変わりますけれども、これも先ほど出た話なんですけれども、消防署の整備についてお伺いいたします。
  ちょっと確認なんですけれども、富谷で消防署1署つくるのはいいんですよね。それ確認なんですけれども。その方向性でいいんですよね。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) まだ公式にはどこでもその話をされていないので、まずは黒川行政事務組合の理事会で、そのいわゆる建てるにしても、財源が伴う、ましてや1つの署となるとかなりの金額が伴いますので、その辺は郡内の町村の理解もいただかなければいけないということで、そこをまず踏まえてからの作業になるかと思います。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) 郡内のというよりも、町長の個人なのか、町長なのか、町長個人としての考え方は、1つ富谷にあったらいいなという考え方でしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 私の考えとしては、やはりこの富谷エリアにおいて市制移行に合わせて消防力の強化はもう必要不可欠だというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) 富谷には今何台の消防車が、消防車でない、救急車があるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
危機管理室長(横田利雄君) 1台でございます。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) 1台だそうですが、富谷、黒川全体で考えているんでしょうけれども、富谷は一応5万人を超えていますので、そういった基準からいうと、救急車は何台設置できることになっている基準になっているのか。恐らく基準とかというのはあると思いますので、それをお答えください。
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
危機管理室長(横田利雄君) 基準といたしましては、2万人に1台、ただし、昼間人口とか、高齢化の状況、そういったのを勘案してというふうな一応文言になってございます。なので、5万人を超していますので、2台という部分はというふうにこの計算からは見受けられるかなというふうには思います。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) そうでしょう。2.5台なんですから、1台では何か声大きかったんですけれども、1台っていう部分で威張っていましたけれども、1台で。1台だとやはり、先ほど同僚議員がデータを出しておりましたけれども、やはり足りないんですよ。5万人もいますから。足りなかったら大衡なり、大和、大郷から来るというふうに言いますけれども、これではやはり時間がかかるんですね。この間、二、三日前に仙台の消防のあれありましたね。間違って10分おくれて亡くなったというケース。ああいう部分もありますのでね。ぜひ町長、その1つ設けるという部分で消防署、同時に救急車も来ると思いますので、ぜひ先ほど同僚議員と同様、富谷に1台、1台というか、消防署をぜひ設置していただきたいと思いますので、もう一度回答のほうをお願いします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 改めて早急に実現できるように努力したいというように思います。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) これ忘れたんですけれども、漏れている話で、ある人から聞いたんですけれども、黒川議会だと思うんですけれども、やはり黒川議会でも富谷に、それとも本署、大和の本署の老朽化が進んでいるみたいなんですけれども、それはそれでそちらのほう優先という議員さんもいるみたいなんですけれども、私はそれはそれで別の話だと思うんですね。富谷の5万人の2.5台と。それはそっちをしてからこっちをするというような、そんな話でないと思うんです。話は別の話だと思いますので、その辺町長もう一度よろしくお願いします。別の考え方でいいのかどうか、お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 私も消防担当理事ということで、いろんなご意見をいただいている話も聞いております。ただ、いろんな方がいろんなご意見を持っているとは思いますが、基本的にはまずは南部エリア、いわゆる富谷エリアの強化ということが前提で、これからお願いを、相談をしてまいりたいというように思います。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) よろしくお願いします。
  それでは、成田の(仮称)成田郵便局についてご質問します。
  これは成田地区は平成22年に郵便局の署名運動5,800名集めたんですね。その前に明石台も署名運動したんですけれども、明石台が先行して成田はまだなんですよ。明石台決してだめと言うんじゃないんですけれども、それはそれでいいんですけれども、それがいまだに成田につくられないという状況についてどう思われるか、回答をお願いします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 私の就任前のことですので、その辺の経緯については認識していないところでもありますが、やはり先ほども申し上げましたように、成田地区への郵便局というのはこれまでの署名活動も含めて早急に必要だというふうに思っておりますので、そのように努力していきたいというように思います。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) 現状を申し上げますと、簡単に。今、成田地区には七十七のATMと、あとコンビニATMしかないんです。あの地区に。あの膨大な地区に2つのATMしかないんです。窓口銀行というか、銀行というんですか、金融機関、これがないんですよ。確かに七十七さんの部分は明石台に行けば用は足せますけれども、やはり郵便局は別物なんですね、お年寄りからすると。そういう現状なんですね。それの現状を踏まえてどう思うか、もう一度ではお伺いします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 菅原議員のご意見のとおりだというふうに思います。早急に実現したいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) 私、きのう、内ヶ崎日吉台郵便局長のところに行ってきました。ちょっと強めの要求をしてきたんですけれども、やはり内ヶ崎局長は大変なんですね。でも、言うに言えない部分、言うに言えないというのは、震災で15カ所沿岸部全部流されているんですね、郵便局を。だから、全体最適というような言葉を使っていましたけれども、全体最適だったら成田はいいんですかというようなことになっちゃたんですけれども、やはり局長も困っているんですね、責任者として。だから、やはり町長なり、町に、あと住民も、私、「もう一回署名運動してもいいですよ」とは言ったんですけれども、やはり町にもっと資料をたたいてほしいという部分を私は感じたんですね。それについてはいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 先ほど答弁で申し上げましたように、私も就任直後からやはりすぐに内ヶ崎局長さんと複数回お会いをさせていただいて要請をしている経緯があります。ただいまの菅原議員の話にあったように、局長とのお話だけではなくて、町として機関に対しての働きかけも積極的に行っていきたいというように思います。
議長(浅野幹雄君) 14番山路清一君。
14番(山路清一君) 通告書に従い、一般質問をいたします。
  「住みたくなる町日本一」の公約を掲げ、若生裕俊新町長が誕生、早いもので4カ月を迎えようとしています。町長みずから積極的にトップセールスを行い、徐々に成果を得られることを感じているのは私一人だけではないと思います。
  1番目に、市制を踏まえ企業誘致環境整備等、魅力あるまちづくりを質問いたします。
  富谷町の人口も5万2,000人を超え、人口減少で悩んでいる市町村はうらやましく思うかもしれませんが、富谷町も高齢化社会に向かっていることは誰しもが感じてきていることです。ことし4月末では、65歳以上の人口は8,629人で、高齢化率は16.59%です。国民健康保険、介護保険など、年度予算も数億円単位でふえており、この状態が続けば町の財政に大きな影響がすぐにでもあらわれてきます。今は人口増加により平均年齢・高齢化率も県内一低い富谷町、しかし、もうすぐ県内一高齢化率が高くなることが統計でも立証されております。市制を迎える富谷町は、いつまでも仙台圏のベッドタウンでよいのか。高齢化社会に向け、早急に手を打っておかなければならない大きな課題です。
  順番ですと、次回の線引きが平成28年度に予定されますが、ことし行われる国勢調査の状況を把握し反映させるために、最終的な結論は平成29年5月から30年3月になるとの情報も聞こえてきます。しかし、次回の線引きを逃すと、町の開発・発展に大きな打撃をこうむります。
  前回の線引きでは、工業用地3カ所、住宅地3カ所の申請で、工業地域は高屋敷と成田北の2カ所、そして住宅は明石台東が許可され、成田二期北を除き工事が行われております。線引きも毎年あるのではなく、約四、五年サイクルで行われ、今から富谷町の担当部課や担当者と開発予定業者が一丸となって宮城県の担当部署と事前に打ち合わせる必要があります。早急の対策を考え行動しなければならず、平成28年度に予定されている次回用途地域変更・線引きへの町の取り組みを伺います。
  また、関連しまして、町内で現状用途地域変更、いわゆる線引きの計画はあるか、お伺いいたします。
  北部道路が開通し、富谷インターが開設されたものの、東北自動車道に乗り入れができない状況では、住民、まして今後富谷町に商工業を誘致するにも大きなマイナス面での課題であります。来年4月オープンの予定のコストコの顧客層は、宮城県はもとより、福島、岩手県、東北エリアをターゲットにしています。
  そこで、関係機関への対応状況として、富谷フルジャンクション化について、現状の取り組みを伺います。
  さて、今後の富谷の発展に大きく左右する、富谷の宝となるか、ただの土地で終わるか、成田二期北工業団地。約200ヘクタールもの広大な敷地の開発、さらに史跡調査も完了し、当初の計画では企業誘致、そして造成と進んでいる時期ですが、社会情勢、そして販売方式のオーダーメード等、課題も多く、足踏み状態が続いているのが現状です。
  ここで町、開発業者が一致団結し、心機一転、販売方式や各種支援事業など誘致策を取り入れ、町も開発業者任せではなく、ライフラインなどに積極的な投資を行い、痛みを分かち合うくらいでなければ、富谷に明るいあすはないと実感し、町の造成販売支援策を望み、成田2期北工業団地、町と開発業者共同で行う造成販売計画方針はあるか、伺います。
  市町村の状況に応じ、開発指導要綱があります。富谷町は、町長をトップセールスとして企業誘致活動に取り組んでいますが、民間企業誘致には並大抵の努力方策では難しく、民間は企業利益第一です。そのために、税制優遇や地域雇用に対しての補助金等は多くの市町村で取り入れていることで、富谷も次の一手として開発指導要綱の見直しを考え、開発や建物の工事において業者の負担を減らし、早急に開発し企業誘致を行いやすくするために、そのことが長く大きな視点で見て近い将来増収、増益につながる道を早急に考えるべきと思い、市としての自立を目指し、企業誘致のため開発指導要綱見直しを伺います。
  環境整備等魅力あるまちづくりで、今回の東日本大震災のことを思い出して伺います。
  道路一本向かい側、大和町の家庭の水道蛇口からは水が流れ、富谷の水道からは1滴の水も流れない。こんなばかなと思うことが現実にはありました。原因は後でわかり、?然とした思いを思い出します。ほかの地域も例外ではなく、初めに復旧したのが電気、そしてガス、水道は一番遅く、大変な思いをしたことを実感しました。
  災害時のエネルギー、飲料水の備蓄を伺います。
  近年の防犯、防止の一躍に、防犯カメラによる貢献が多くの事件・事故の報道で取り上げられています。犯人捜査において、設置されている防犯カメラが捉えた映像がたびたびニュース報道等に流され、それが犯人逮捕や犯罪防止対策に大いに役に立っており、富谷町においても一部で活用され、それが防止対策に大いに貢献していることと思います。
  以前報道された日吉台中学校・日吉台三丁目会館窓ガラス破損事件等、事件・事故等犯罪のない住みやすい住環境を目指し、子供たちの安全・安心のため、通学路を主体として防犯カメラ設置による監視体制の充実を伺います。
  次に、大きな2番として、市制に向けさらなる庁舎の充実を質問いたします。
  県内でも自慢のできる立派な、そして東日本大震災においても多少の被害はあったものの、構造的に丈夫な安心して仕事のできる庁舎。新町長が早々に1階案内スペースの構想を提案されました。早急の対応を望み、受付案内スペースの新構想をお伺いいたします。
  以前、受付案内業務を職員が交代で行っていましたが、現在は専従の受付係が対応し、庁舎を訪れた町民、そして私自身も好感を抱いている一人でございます。しかし、受付係はほかの仕事を兼務しているかどうかはわかりませんが、始業時間8時30分から退庁時間17時30分までの間、受付に常にいるわけではなく、違和感を感じているのは私だけではありません。受付係は、民間会社では会社の顔です。容姿、礼儀、迅速な対応等、多くの面を持った方が望まれ、現状富谷町の受付係も感じよく対応しています。
  そこで、顧客、いや、町民が訪れる時間帯、案内業務時間帯8時30分から17時まで行うべきであり、お伺いいたします。
  富谷町の庁舎のトイレも立派なトイレです。身障者用のトイレとともに、スペースもあり、また、使用されている内装材、タイル、御影石、手洗いカウンター等、高価なものを使用しており、使いやすい設計になっていますが、一つだけ不足しています。それは手ふき設備です。ホテル、店舗など大衆の方が利用するところでは必ず設置されていますが、多くの市町村の新しい庁舎にも設置されています。利便性、エチケット、汚れ防止のため、各トイレに手ふき設備設置を伺います。
  富谷町庁舎の会議室は3階にあり、個室、大部屋、また、会議により大部屋をスライディングドアにより仕切ることができるなど、機能的にも大変便利なつくりになっており、設計段階でのプランのよさが実感されます。しかし、建設当時平成15年時と比べ、人口、そして使用頻度もふえ、空き室がない状況も見受けられます。
  さて、我々議員には、議長・副議長室、そして議員控室があります。当初建設準備委員会と言ってよいかわかりませんが、当時の議員との間で間取りプランの中で議員会派室の話もあったが、なくてもよいとの結論により、現状会派室はありません。時代の大きな流れ、そして来年10月10日の市制を目指し、今後議員会派室は必要と考え、会派室等も含めプランの構成に取りかかるべき時期だと思います。そこで伺います。
  市制に向けた会議室、会派室等、再考が必要と考え、伺います。
  次に、大きな3番目としまして、富谷町入札制度について質問いたします。
  富谷町内の建設業者の皆様には、東日本大震災のときに町民のため復旧・復興に大きな貢献をしていただきました。また、今後予想される災害に対し災害協定を結んでおり、地域支援活動に対しても町内最優先で取り組んでいただけることと思います。
  これらのことを十分に考え理解し、富谷町が発注する工事において偏った受注傾向が見られましたが、今後町内業者平等な工事受注を望み、質問いたします。
  発注予定金額の範囲に応じた富谷町内業者の業種及びランク別状況を伺います。
  公共工事入札では、建設業の許可を受けている要件以外に、施工会社の技術力、財務基盤、工事実績等の要件や資格を満たしていることが必要とされております。年度ごとに集計された総合評定値が各社ごとに定められ、各町村の建設工事承認等級基準一覧にある建設業者の格付、S級、A・B・C級などに割り振られた点数内の工事しか入札に参加できない条例になっており、この点数が富谷町建設工事承認等級基準においては高く、なかなか一定の業者しか参加できない難関となっております。
  例えば、富谷町の建築一式工事だと、A級は850点から1,200点となっていますが、来年10月に市制を目指しており、近隣市と同等の評点、例えば塩竈市の場合は650点以上、そして多賀城市ですと点数はなく、特定建設業であればよいとなっています。そこで伺います。
  富谷町建設工事承認等級基準が高く、土木、建築、舗装、設備工事の再考をお伺いいたします。
  最後の質問になりますが、入札参加資格審査項目の中にその他の審査項目があり、また、ここがハードルの高い大変厄介な審査項目です。町内本店・支店等、労働福祉の状況、工事の安全成績、営業年度、公認会計士の数、防災活動への貢献の状況など、しかし、ここまでは何とかクリアできるものの、工事によりプラスされる条件があります。それは、発注される工事ごとに同種類のある年度以内の実績で、これをクリアするには大変です。
  例えば、学校、教育、文化設備の工事だとして、5年以内にさかのぼり同種の5,000万以上の工事実績を条件に出されると、ほとんどの町内業者はアウトです。いつまでたっても同類の条件を満たすことはできません。そこで質問します。
  一般競争入札過去の工事実績で、町内業者に厳しい条件が多く、再考をお伺いいたします。
  以上質問し、答弁いただき、後に一問一答での質問をさせていただきます。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの山路議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  まず、最初に、市制を踏まえ企業誘致環境整備等魅力あるまちづくりに関連しまして、問い1、平成28年予定されている次回線引き見直しへの町の取り組みについて伺いますと、2つ目、町内で現状線引き見直し計画があるかについて伺います、問い1と問い2は関連する内容となっておりますので、一緒に回答させていただきます。
  仙塩広域都市計画の線引き見直しは、昭和45年に都市計画区域とともに市街化区域及び市街化調整区域が設定されたことを受けまして、昭和52年からこれまで計6回の見直しが行われてきました。富谷町ではその間、町土4,918ヘクタールのうち1,122ヘクタール、町土の約23%を市街化区域に編入し、市街化整備を進めてきたところです。
  県が進めている仙塩広域都市計画の第7回見直しでは、平成26年度に実施した都市計画基盤基礎調査と今年度実施される国勢調査の結果をもとに、将来必要となる宅地や商業地、業務地の規模などが設定されることとなっております。今後、宮城県から基礎調査の結果や具体的なスケジュールについて説明が行われる予定ですが、見直しの告示は先ほど議員がご質問の中にもありましたように、平成29年度末ごろを目標にしているとのことです。
  本町では、第7回線引き見直しに当たり、居住系3地区、工業系2地区を候補地とし、国土利用計画や総合計画などの上位計画との整合性、新市街地町整備の必要性や妥当性、宅地区の事業の熟度等を検証し、宮城県に対して市街化区域編入を要請してまいります。
  3つ目の富谷フルジャンクション化について現状の取り組みを伺うについては、先ほどの菅原議員の一般質問と同様、平成25年12月に富谷インターチェンジが全線開通後、まさに仙台都市圏の環状ネットワークを形成する高規格幹線道路としてその機能が強化されたところですが、来春の高屋敷地区へのコストコ富谷倉庫店の開店に伴い、大幅に交通量が増加することが想定されます。このことから、フルジャンクション化は利便性と定時性のさらなる向上のためにはますます重要な事業であると強く認識しているところであり、今後も継続的かつ積極的に国や県へ要望してまいります。
  問い4、成田二期北工業団地、町と開発業者で共同で行う造成販売計画方針はあるかについてですが、造成の販売計画方針につきましては、現在取り組んでいる高屋敷地区と同様に、早期の企業誘致の実現が図られるよう支援していくものです。トップセールスで企業誘致を進めるとともに、宮城県企業立地セミナーに参加して本町のすぐれた立地環境や優遇策などを紹介し、また、企業が求める支援に対しても適切な対応を図ってまいります。
  工業地としての土地利用を目指している成田二期北地区については、富県宮城の県内総生産10兆円を目指すとする方針のもと、宮城県と富谷町、そして開発者が一体となって企業誘致を進めているところです。
  宅地造成については、進出企業が決定した段階で地権者が組合を設立し、土地区画整理事業によって進出企業の計画に沿った整備を実施することとしております。
  5つ目、市としての自立を目指し企業誘致のため開発指導要綱見直しについて伺うの問いについてですが、本町の開発指導要綱は、宅地の開発に当たり、適切な公共公益施設の整備が図られるようにするとともに、既に整備されている施設等を利用する場合、開発者に一定の負担を求めることを定めたものです。現時点では、開発指導要綱の全面見直しは考えておりません。しかし、今後の宅地開発において開発指導要綱の一部が事業の障害となるような場合には、その開発の公共性や重要性、町への貢献性等を総合的に勘案し、要綱の運用を一部見直す可能性はあるものと考えております。
  問い6、災害時のエネルギー、飲料水の備蓄を問うにつきましては、災害時のエネルギーにつきましては、各公民館等への太陽光発電設備導入に合わせて蓄電池を設置し、非常時の電源の確保に努めております。また、ガソリンや灯油等のエネルギーにつきましても、民間企業との災害協定を検討してまいります。
  飲料水の備蓄につきましては、現在のところ2,500本を備蓄しております。今後は避難者3,500人を想定して備蓄を進めてまいります。また、今後は飲料水だけでなく、食料の確保を図るため、新たにコストコ等との災害協定を検討してまいります。
  7つ目、通学路を主体とした防犯カメラ設置による監視体制の充実につきましては、防犯カメラについては平成26年8月、富谷公共施設における防犯カメラ設置運用に関するガイドラインを策定するとともに、犯罪発生の抑止効果を期待し、成田地区の新アンダーパス地下歩道に設置し、検証してまいりました。設置から現在まで、つきまといや犯罪の報告はなく、抑止効果はあったものと認識しております。今後の防犯カメラ設置につきましては、通学路や公共施設を重点に、プライバシーの保護にも十分配慮しながら、町内会、学校、警察と慎重に協議を図り、設置場所を決定していきたいと考えております。
  2つ目、市制に向けさらなる庁舎の充実を質問するの問い1、受付案内のスペースの新構想を伺うにつきましては、選挙公約にも掲げました何でも受付担当ということで、まずはフロアマネージャーの配置を、よりお客様の目に入りやすい正面玄関を入って正面の位置に移動しました。また、受付カウンターにつきましても、より目に入りやすい大き目のものに変更いたします。新しい受付カウンターにつきましては、今定例会前に設置したかったのですが、納期に時間を要するため、6月末の設置を予定しております。
  今後はハード面だけではなく、ソフト面に関しても、来庁者の不安を払拭し、気持ちよく手続を行える環境づくりの構築に努めてまいりたいというふうに思います。
  2つ目の案内業務時間、8時半から17時まで行うべきであるにつきましては、総合案内につきましては、従来、午前9時から午後3時までの受付時間としておりましたが、5月21日より午前8時半から午後5時半まで拡充し、総合受付窓口の機能強化を図っております。
  3点目、各トイレに手ふき設備設置をにつきましては、手ふき設備の設置につきましては、ペーパータオル、布ロールタオル、エアータオルなどの比較検討をいたしましたが、エコ推進及び経費節減のためにも引き続き現状維持にてご理解、ご協力をお願い申し上げたいというふうに思います。
  (4)の市制に向けた会議室、会派室等再考が必要とのご質問につきましては、庁舎建設に当たりまして、当時議会議員20名、行政区長36名、町内会推薦者36名、各種団体代表者8名からなる21世紀を歩む富谷の庁舎づくり100人委員会が設置され、同委員会での新庁舎整備基本方針を決定し、庁舎が建設されました。新庁舎整備基本方針では、行政部門との共用施設については、極力有効活用に努める工夫をすると示され、会議室等の共用施設の利用に当たっては、議員の皆様のご理解とご協力をいただきながら、現在まで共用使用とさせていただいております。
  今後の議員活動や他市設置状況を踏まえますと、その必要性は十分認識しておりますが、限られた庁舎スペースで会派室等を設けることは、現状大変難しいものがございます。つきましては、今後において庁舎の増築等計画が生じた場合の検討課題とさせていただきますので、ご理解、ご協力をお願いいたします。
  大きな質問3点目の富谷町入札制度についての問い1、発注予定金額の範囲に応じた富谷町内業者の業種及びランク別状況についてのご質問ですが、建設工事関係においては、平成27年、28年度入札参加登録している町内業者は21社で、そのうち町内に本店を有する業者は15社、登録している業者は、業者により異なりますが、少ない業者で1業種、最も多い業者で9業種、1社当たり約4業種の登録となっております。登録の最も多い業種は土木一式やとび土木、コンクリートなどで7社、次いで建築一式で6社、舗装で5社となっております。格付につきましては、高いランクの順に、S、A、Bとなっておりますが、登録されている業種の約9割はBランク、一部の業種でSまたはAランクとなっております。
  また、町内に支店または営業所を有する業者は6社で、登録している業種は18業種、約6割の業種でAランクとなっております。
  問い2、富谷町建設工事承認等級基準が高く、土木、建築、舗装、設備工事の再考を問うについてですが、建設工事の承認等級については、当町のホームページにおいて公表しておりますが、塩釜地区、黒川地区で比較しますと、各市町村間でも大分ばらつきが見られます。例えば、土木工事の場合、本町では、経営事項審査の総合評定値が1,200点以上あれば、最上級ランクのSランクとしておりますが、他市町村では、700点以上と設定している団体もあれば、1,500点以上と設定している団体もあり、一概に基準が高いと判断することは難しいものがあります。
  しかしながら、平成11年度に策定した基準でもございますので、近隣市町村の基準も参考にしながら、現在の実情に合わせて検討してまいりたいというふうに思います。
  問い3番目の一般競争入札過去の工事実績で町内業者に厳しい条件が多く、再考をというご質問ですが、一般競争入札の参加条件は、請負工事金額に対応する等級工事に対応できる技術者の配置、発注工事と同等規模の工業実績など、発注工事ごとに設定しております。一般競争入札で過去の工事実績を設けなければ、等級を指定した全ての業者が参加可能となり、その中には実績もない、施工能力もない業者が入ってくる可能性もあります。工事の品質を確保するためにも、工事実績が必要であることをご理解願います。
  なお、昨年9月までは、過去の受注金額の実績も条件として求めておりましたが、より多くの業者が入札に参加できるよう条件から外しております。また、平成20年度からは、総合評価方式を導入し、町内業者が参加しやすい仕組みも取り入れております。
  これからも入札契約にかかわる透明性や公平性、競争性を確保しながら、町内業者の入札参加機会の確保と地域経済発展のため、近隣市町村を参考に検討してまいりたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) これより山路清一君の質問は一問一答により行います。14番山路清一君。
14番(山路清一君) それでは、大きな1番のほうから質問させていただきます。
  平成28年度予定というか、線引きなんですけれども、29年度末くらいになるというお話です。実際、県のほうに前もってやはり申請業者といろいろ通っていただいて、スムーズに通るように、これは町のほうと業者のほうで努力していただきたいんですけれども、この辺に関しまして、町長の考えをお伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 先ほど答弁で申し上げましたように、また、ただいま山路議員のご意見にもありましたように、やはり町と開発業者、連携をとりながら事前の県への働きかけも必要かというふうには思っております。以上です。
議長(浅野幹雄君) 14番山路清一君。
14番(山路清一君) 続きまして、成田二期北工業団地についてお伺いいたします。
  この件について、進行というか、大分おくれているということで、先行投資で先ほど私も論旨で話しましたけれども、町のほうで遺跡調査関係も終了しております。本当ですと、もう造成して販売ということがあるんですけれども、なかなか世間情勢関係も踏まえて難しい状況でございます。この辺に関して、町のほうは危機感を感じているかどうか、町長、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(渡邉正弘君) それに関しましては、大分費用もかかるということをお聞きしておりまして、なかなか進まないというところが現実だと思っております。
議長(浅野幹雄君) 14番山路清一君。
14番(山路清一君) 町のほうの危機感を感じているかどうかということで町長にお伺いしたいんですけれども、これは本当に今後の富谷町の発展に非常に大きな問題になってくると思うんです。私も先ほど論旨の中で述べたように、もう富谷は仙台のベッドタウン終わりですよ、はっきり言って。時期はもう新しい産業、工業にいかないと伸びない時期です。この辺を第一に考えていかなくちゃならないもので、再度町長にお伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 私も就任当初からこの成田2期北につきましては、積極的に働きかけを村井知事にも働きかけておりますように、早急に取り組んでいきたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 14番山路清一君。
14番(山路清一君) そのようにひとつよろしくお願いしたいという面も含めまして、開発業者とこの点について事業促進会議等、町のほうとのセッティングがありますかどうか。なければ、早急にやはりこちらのほうの販売業者のほうと一緒になって手を携えてやっていくべきだと思うんですけれども、この辺について再度町長のお考えをお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 就任早々に、全地権者ではありませんが、大口の地権者等とも協議をしながら、積極的に進めていきたいということでの協議は行っております。
議長(浅野幹雄君) 14番山路清一君。
14番(山路清一君) この件については積極的な町のほうの方針でよろしく、町のほうの方針として考えてください。
  次に、企業誘致のための開発指導要綱、これについてお伺いいたします。
  富谷町の開発指導要綱は、これ昭和56年度のバブル期の前期に作成されたものだと私は思うんですけれども、これは指導要綱は56年度で今でも変わりないですね。この辺について再度お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(伊藤 正君) 指導要綱につきましては、基本的に56年度に出したものから変わっておりません。
議長(浅野幹雄君) 14番山路清一君。
14番(山路清一君) この指導要綱ですね、大変富谷町のは厳しいんですね。近隣市町村関係で見ても、かなり厳しいです。富谷町のを見ると、実際に見ますと、本当に宅地造成が必要なのかどうか。できるかどうか。ほかのほうのやつを対比すると、これ違うのは私ここで言わなくても関係者の方はわかると思いますけれども、非常に厳しい状況です。この中で、例えば換地率というのがあるんですけれども、これは地権者が最低でもやはり15%ぐらいの換地率がほしいですよというのが最低の考えなんです。実際的に昔ですと、この換地率が30%くらいあったんですけれども、この換地率には工事の代金、そしてこの指導要綱でかかる金、これが上乗せされてくるわけなんです、はっきり言って。これで換地率は決まってくるんですよ。この換地率は非常に厳しい。
  この辺について、厳しい中で今宅地開発で一番新しいところで明石台東のほうがやっています。一番新しいので明石台東はもう完了していますけれども、この中で今の富谷町の指導要綱、昭和56年にやったやつで考えますと、私の試算なんですけれどもね、計画戸数を約700世帯と考えた場合に、富谷町の開発指導要綱によると、下水道施設整備負担金、これが1戸当たり27万8,800円、1戸ですよ、1戸当たり。それから、ごみの施設整備負担金、1戸当たり10万3,200円、そして水資源の負担金として1戸当たり20万4,960円。この水道負担金に関しましては、富谷町上下水道事業給水条例第34条の2にうたっています。ちなみに、私の試算ですと、合計で58万6,960円、これ1戸に対しての値段です。これを700を掛けますと、約4億1,000万。4億1,000万の開発負担金というか、が明石台東のほうで支払われるというか、納付されるようなことになるんですけれども、実際に明石台東の場合は例として幾らぐらい入ったか、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。もとい、都市計画課長。
都市計画課長(伊藤 正君) 開発指導要綱に基づきまして明石台東地区からいただきました負担金といたしましては、1億5,000万円となっております。
議長(浅野幹雄君) 14番山路清一君。
14番(山路清一君) 私の試算と随分もう9億、3億ぐらいかな、の近い差があるんですけれども、この詳細はどのような詳細になっているか、下水道設備負担金、それからごみ施設負担金、水道負担金、水資源負担金、この辺の割合はどうなっているのか、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(伊藤 正君) 先ほどの負担金の内訳でございますけれども、水資源負担金が1億5,000万円となっております。
議長(浅野幹雄君) 14番山路清一君。
14番(山路清一君) この水資源負担金だけが1億5,000万で、何でほかのやつの下水道施設整備負担金とか、ごみ施設負担金払われていないんですか、これ。今までの今回の広報とみやにも載っていましたけれども、富谷町の団地開発は昭和40年からやっているんですね。40年からやりまして、鷹乃杜、太子堂、富ケ丘、進んで今、明石台東に来ています。皆さん、これ業者たちも払っているんですよ、これ。何でこの下水道設備負担金とごみ施設整備負担金払っていないんですか。(「都市計画……」の声あり)ちょっとお待ちください。払っていないんですか。
議長(浅野幹雄君) 質問ですか。(「質問です」の声あり)一問一答にしてください。(「質問します」の声あり)はい。都市計画課長。
都市計画課長(伊藤 正君) 下水道施設整備負担金、それからごみ施設整備負担金につきましては、減免ということで約2億9,000万円ほど減免させていただいております。
議長(浅野幹雄君) 14番山路清一君。
14番(山路清一君) 今まで富谷町のその発展に協力した業者さん、いっぱいいます。この人たちに対してどのようにこれ説明できます。今まで払っているんですよ、お金を。正規のお金を払っているんですけれども、この辺について、町長、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長、減免した理由わかりますか。
町長(若生裕俊君) 全くわかりません。ただいまの質問の趣旨である、これまで支払ってきたものがなぜ支払われていないのかについては、私も疑問に感じます。
議長(浅野幹雄君) 14番山路清一君。
14番(山路清一君) 今後開発する地区の負担金に対しても、このようなことがあるんだったら、町の住民が納得できないですね。今町長話したようにわからないんですからね。何でこうなったか。(「そういうのないんじゃないの、答弁」の声あり)ちょっとお待ちください。その辺について、今後の開発負担金もこのような負担金でやる、今の明石台東のやつでやるのかどうか、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(伊藤 正君) 明石台地区につきましては、市制施行に向けて人口の確保が急務であるということから、事業の資金繰りも大変厳しいということもあって、減免したというふうに伺っております。ただ、今後につきましては、基本的にこれまでどおり負担金については負担していただくということを基本にしたいと考えております。(不規則発言多数あり)
議長(浅野幹雄君) 静粛にお願いいたします。14番山路清一君。
14番(山路清一君) そのような話では誰も納得できないと思うんですね。(「そうだ」の声あり)このような話では。町の対応をこれからどうしていくか。今ここで多分即答できないかもしれません。はっきり言って。町長がわからないという話ですので、今後対応するということですので、ちょっと。
議長(浅野幹雄君) 担当課長、答弁できますか。都市計画課長。(「要綱には減免するということはないんだよ」「前町長が目玉にしていたんでしょう」の声あり)都市計画課長、答弁できますか。(「ちょっと明確な答えは今……」の声あり)
  この際、3時15分まで休憩をいたします。
     午後3時03分 休憩


     午後3時15分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  建設部長、答弁を求めます。
建設部長(奥山育男君) 先ほどの明石台東地区の開発負担金の関係でございますが、平成23年の6月に開発負担金を1億5,000万というふうに決定をしてございます。その決定に基づきまして、当時都市整備課が担当しまして開発者のほうと覚書を締結しております。その覚書の中には、先ほどお話ししました水資源負担金分ということで1億5,000万、本来ですと下水道施設負担金、ごみ処理負担金等があります。合わせますと、要綱に基づけば4億4,000万ほどの負担金となるところでございますが、当時2億9,000万、3億弱ほどの減免というような措置でもって覚書を締結して現在に至っているという事実でございます。
  今後その理由なり、経過的なところはちょっと今の担当のほうでも詳しく今承知しておりませんので、その辺は今後調査しながら、調査をしていきたいと思っております。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 14番山路清一君。
14番(山路清一君) このことは富谷町として住民に対し、税制上大きなこれは損失でございます。金額の大きさ、そして事の重要性を考え、誰が、いつ、どのような理由で、そして裏取引などあったのか、調べなきゃならない、富谷町始まっての私問題かなと考えております。賠償請求関係も含め、そして成り行き次第では告訴も考えられるんじゃないかと私は考えます。この辺について、町の調べのほう、しっかりとやっていただいて、私たち議員のほうに報告のほうをよろしくお願いします。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(奥山育男君) 事実関係については、経過的なところを調査して報告をさせていただくように努めたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 14番山路清一君。
14番(山路清一君) 最後の質問をさせていただきます。
  富谷町建設工事承認等級基準が高く、土木、建築、設備、舗装工事の再考ということで先ほどお話ししましたけれども、やはり非常に高い、町村に関してはそうではないんですけれども、やはりこれから市になる富谷です。やはり市になるために、近隣市と比較をすると、大変厳しい条件ですので、今後災害復旧・復興に貢献していただける、そして地元建設業者の育成のため、諸条件の見直しが必要と考え、今後富谷町としての他市の状況調査も含め、本当に考えたりするのか、再度町長にお伺いいたして、私の質問を終わります。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの山路議員のご意見も踏まえながら、踏まえさせていただき、近隣町村との現状も把握しながら、調査しながら、これから検討をしてまいりたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) 私は通告に従い、3問質問いたします。
  1問目は、図書館・文化ホール等の建設を問うです。
  図書館・文化ホールの建設については、今までも、先ほどもですが、同僚議員が質問していますが、住みたくなる町日本一を掲げスタートした町政運営も3カ月がたちました。
  町長の公約にもありました次世代型図書館の着手と文化ホール建設について、伺います。
  私も、今まで他市県の図書館・文化ホールを視察してきました。それぞれが機能性を重視し、地域に根差した施設運営でした。しかしながら、維持管理費等の課題も多く、慎重な施策の遂行を求めるものです。
  町民の中には、図書館や文化施設を待ち望む声がある一方で、近隣自治体の図書館・文化ホールの活用を考えるべきとの声を聞くこともあります。
  栗原市のような文化ホールと図書館の併設を兼ね備えたところや、佐賀県の武雄市のように民間企業蔦屋とコラボしているところ、また、NPO法人運営との協働により、歴史のある町として歴史を重んじているところ、児童館と併設で取り組んでいるなど、さまざまな形式で図書館運営がなされています。
  町民の皆様が気軽に憩いの場、交流の場、成長の場として利用できる図書館・文化ホール、また、児童館、子供図書館など、複合施設として機能できるような施設が重要と考えます。それには財源の確保や既存の施設活用など、さまざま意見の集約が必要ではないですか。
  町長の公約にありました次世代型図書館・文化ホール建設は2年以内に取り組みますという目標値は、今どのような位置にあり、どのような視点を考えていらっしゃるのか、先ほどと同じような質問と重なりますが、通告しておりますので質問いたします。
  1、町長の図書館・文化施設等の計画について伺います。
  2、利便性のある複合施設としての機能を求めますが、町長の考えを伺います。
  3、場所の選定についてどのように考えていますか。
  4、財源はどのように考えていますか。
  5、住民参加、NPO法人との協働運営などについて、どのような認識をお持ちですか。
  2問目は、「住みなれた場所で暮らせる社会を」と題し、質問します。
  第6期介護保険事業計画も出され、高齢者に対する支援の充実や地域での取り組み、人材育成など重要であると感じています。富谷町の高齢化率の平均は、平成26年16.1%です。しかしながら、町内の地域ごとで見ると、20%を超えるところもあり、地域によっては10%も開きがあることも現実です。地域包括ケアシステムの構築により、医療、介護、予防、生活支援など、切れ目なく提供できる体制となるわけですが、富谷町に合ったシステムが求められています。
  今回教育民生で視察に行きました高浜市は、福祉のまちづくりを一番に掲げ、ワンストップサービスの充実に力を入れていました。近くにある日本福祉大学や地域のサービス事業者、社会福祉協議会、行政と研修を重ね知識を学び、「必ずあなたの力になれる」、この一点に向けて、福祉のことなら全て対応できる仕組みと相談窓口の強化支援にとり組んでいます。
  福祉まるごと相談グループを新たな組織として平成26年4月から設置していました。どんな悩みも対応可能にするという意気込みです。子供から高齢者まで全てが一つの福祉館で機能しています。恵まれた環境、条件が整った施設でした。
  富谷町も団塊の世代が多く、これから高齢化を迎える町として、町民が健康を保ち住みなれた場所で暮らせる社会をどのように推進していかれるのか、質問します。
  特に今回は、1、第6期計画で重点的に取り組む事業について伺います。
  3問目は、交通整備と交通費補助の取り組みを問うです。
  近年、町内を取り巻く交通環境は、日増しに危険度が高く悪化しております。商業施設周辺はもとより、住宅地においても通行車両は多く、決して安全ではない状況です。危険箇所の点検を小まめに行い、生活者優先、歩行者優先の環境整備を行うべきであると考えます。
  車の往来を削減する施策や住民の意見の聴取、そしてコストコなど商業施設の進出に伴う交通環境の整備を特に急ぐべき課題と考えます。
  また、開校しました明石台小学校の交通安全対策は万全でしょうか。スピードを出して走行する車両の通過もあり、特に学校周辺の通学路に防護柵など必要ではないでしょうか。
  次に、以前より通学者や高齢者に対する路線バスの交通費補助は、家計の中で占める交通費の負担軽減、生活支援につながることから、住民の方々より強く要望されていると訴えさせていただいておりました。町内から泉まで路線バスの定期代、1カ月約2万円の負担となります。特に、高校生をお持ちの家庭の負担は大きいです。高齢者や障がい者への負担軽減も含め、今後の交通安全対策と交通費補助について、町の取り組みを質問します。
  1、危険箇所の点検はどのように行われていますか。
  2、通学路の整備は万全ですか。
  3、宮城交通と連携し通学者や高齢者など交通費補助の拡充を求め、町の見解を伺います。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの浅野直子議員のご質問にお答えさせていただきます。
  図書館・文化ホール等の建設に関連して、まず、1つ目の町長の図書館・文化施設等の計画についてと、2つ目の利便性のある複合施設としての機能を求めますがという部分については、関連がありますので一度に合わせてお答えさせていただきます。
  図書館・文化施設等の計画については、これまでも一般質問などで多くの議員より質問され、また、このたびの市制移行地区懇談会においても、町民の皆さんより意見をいただいております。私としては、選挙において公約の1つに次世代型図書館建設に着手、文化ホール建設等については2年以内の計画に取り組みますと皆様にお話ししてまいりました。これからしっかりとした整備計画を策定してまいりたいと存じます。
  また、複合施設としての機能につきましては、富谷町の地域性から、近隣にある宮城県図書館があり、文化施設としてはイズミティやまほろばホールが整備されています。このような環境を鑑み、次世代型の複合施設を視野に入れております。具体的にはこれからの計画立案で検討してまいりたいというふうに思います。
  3点目、場所の選定についてどのように考えているかについてですが、場所の選定については、まちづくり計画において極めて重要になると思います。地域景観やシンボル的な役割、アクセス性がよく幅広い世代の人々が訪れやすいことなど、さまざまな要件を満たす必要があると思っています。これからの計画検討において、住民アンケートやワークショップ、専門家による懇話会やわくわく町民会議等を開催し、十分多くの皆さんから意見などもいただきながら検討してまいりたいというふうに思います。このようなことから、現時点で具体的な場所をお示しすることはできませんので、どうかご理解をお願いしたいというように思います。
  4点目、財源はどのように考えていますかにつきまして、財源に関しては、施設整備内容等によって大きく異なるというふうに思います。全国事例の調査を進めながら、イニシャルコストやランニングコストなどの総事業費等を整備検討計画時に検討してまいりたいと考えています。いずれにしても、事業費は大きなものとなると思います。起債制度、補助制度、PFI制度などの民活資本などを研究し、早急に検討を進めながら、整備基金等の創設なども想定し、財源計画を立案してまいりたいというふうに思います。
  5点目の住民参加、NPO法人との協働運営などについてどのような認識をお持ちですかについては、施設を整備した場合、当然効率的に活用・運営していく必要があります。事業費、人材、マーケティングに最大限に留意し、利用者の満足度を高めることが重要です。ご提案の住民参加、NPOとの協働運営もその一つと考えます。施設の管理運営を担う組織は、施設の機能を十分に発揮させ、効果的、合理的に業務を推進していくための機能及び人員配置が必要と考えております。
  運営方法として現在では、町による直営や指定管理者などによる民活的運営など、さまざまな形態により運営されています。どのような運営手法をとるにせよ、このような施設は町の中核施設であり、その役割と機能を十分にかつ安定的に発揮することができる運営手法が必要で、文化・図書活動等にかかわる専門性の高い知識や技術が求められています。今後、他都市の施設等の事例を参考に、最適な運営手法について検討をしたいというふうに思っております。
  大きな2つ目、住みなれた場所で暮らせる社会をの質問に関連して、まず、1つ目、第6期計画で重点的に取り組む事業についての質問ですが、第5期の基本理念であります「高齢者が住みなれた地域で安心して自分らしく生涯を過ごせるまちづくり」を継承しつつ、医療、介護、予防、住まい、生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築を図ってまいります。
  7つの事業体系を基本として事業に取り組んでまいりますが、その中で重点的なものは、1点目として、認知症施策の推進でございます。国から示された必須事業としては、認知症ケアパスの作成・普及、認知症地域推進員の設置、認知症初期集中支援チームの設置がございます。認知症チェックリストについては、6月号の広報配布時に各家庭にお配りし、本人や家庭の気づきを促すものでございます。認知症に対する理解と地域住民のご支援をいただくという観点から、第5期から実施しております。認知症学びの講座も対象者の幅を広げてさらに拡充してまいります。
  2点目としては、介護予防の推進でございます。要介護認定者の通所介護と訪問介護が平成29年度には町の総合事業に移行となることから、今年度についてはモデル事業として、通所介護については、仮称ですが、集い・交流型通所サービスと、同じく(仮称)軽体操・筋トレ型通所サービス、訪問介護については、軽度生活支援事業の拡充として、訪問支援員サービスを実施し、効果的な事業を目指してまいります。
  3点目としては、ともに支える地域づくり事業の推進でございます。高齢者の集いの場の創設、男性の地域デビュー支援など、元気な高齢者が虚弱高齢者を支える体制づくりを構築してまいります。団塊の世代が75歳以上になる2025年を中期的な目標として、地域や関係機関とともに地域力を高めていくよう、高齢者を支える環境を整えてまいりたいというふうに思います。
  大きな3つ目の質問で、交通整備と交通費補助の取り組みについてのご質問であります。
  まず、最初に、危険箇所の点検はどのように行われていますかについてですが、危険箇所の点検につきましては、毎年、各小中学校の通学路を春の交通安全運動期間中などに、大和警察署と町関係課、いわゆる総務課、危機管理室、都市整備課、教育総務課において実施しております。今年度は5月29日に明石台小学校の通学路について実施をいたしました。そのほか、小中学校につきましても、引き続き安全点検を行ってまいります。
  また、交通事故発生場所などにおきまして、大和警察署との安全点検を行うとともに、黒川地区交通安全協会の各支部と秋の交通安全運動後に懇談会を開催させていただき、その場を捉えて地域内の交通危険箇所等のご意見をいただき、点検確認を行ってまいります。今後も引き続き交通関係団体や大和警察署と連携・協力しながら交通安全対策を進めてまいります。
  2つ目の通学路の整備は万全ですかについてですが、通学路につきましては、各学校における定期的な見回り点検や折に触れて町のスクールガードリーダーの報告もいただきながら、危険箇所の把握を行っております。危険箇所につきましては、教育委員会と町部局、警察等関係機関との連携を図りながら、改善と整備に努めているところでございます。
  最後、3点目、宮城交通と連携し通学者や高齢者など交通費補助の拡充を求め、町の見解を伺うについてでありますが、町民バスの泉中央乗り入れに関しましては、宮城交通の現状や課題を踏まえてさまざまな視点からの手法の検討や協議を継続的に進めてまいります。また、通学者や高齢者に対する路線バスの交通費補助につきましては、関係部署と連携し、他自治体の例を参考に宮城交通と協議を行い、早期の制度化を目指してまいります。敬老乗車パスにつきましては、富谷町で実現可能な敬老乗車パスについて仙台市や宮城交通、国や県の関係機関との話し合いの場を持ち、ただいま協議及び検討を進めているところでございます。町民バスの地下鉄泉中央駅の乗り入れと富谷町の全体的な交通のあり方も含めて、役場内の関係機関との連携のもと進めているところでございます。また、町民の皆様のご意見をお聞きしながら、進めてまいりたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) これより浅野直子君の質問は一問一答により行います。9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) 図書館・文化ホール建設についてなんですが、今いろいろと整備計画を進めるというような答弁をいただきました。県立図書館、あと仙台市の図書館、さまざま蔦屋書店など近隣にありますけれども、こういった施設の活用方法というのは考えてはいらっしゃらないでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(渡邉正弘君) そちらについても今後参考にしていきたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) では、県立図書館への交通のアクセスなどの利便性を図ることについてはどのように考えていらっしゃいますか。そういったことも考えているという方向でよろしいんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。もとい、若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまいろいろな角度で検討しておりまして、やはり先ほど申し上げましたように、県立図書館がすぐ近くにあるというこの立地条件を最大限生かした図書館をつくっていきたいというふうに思いますので、その辺は有効に活用したいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) ちょっと答えにくいかと思いますが、図書館・文化ホール建設については財源が一番だと認識、一番の課題だと考えますけれども、町として予定のこの施設建設がさまざま今から出てくるわけなんですが、図書館建設・文化ホールにつきましてはどれぐらいの位置にあるのか。町長の今のその気持ちの中で何番目ぐらいを予定していらっしゃるのか、ちょっとお聞かせ願えればと思いますが。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 私も前回の議会の中でも申し上げましたように、今回私は選挙で掲げた17の公約については全て実現するということで、現在役場の職員の皆さんにも協力いただきながら、一つ一つ実現に向けて努力しております。順位につきましては、全て同等に考えております。ただ、その手続の順番や時間的にかかるものもありますので、そこについては時間的な差は出てくると思いますが、位置づけとすれば全て同等に優先的に考えております。
議長(浅野幹雄君) 9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) 2年以内の公約ということ、着手ということの部分においては2年以内という公約でございましたので、そのことについては間違いはないというように捉えてよろしいでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) その実現に向けてただいま努力をしている、努力してまいりたいというように思います。
議長(浅野幹雄君) 9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) 今、実際各公民館で図書室として活用されております。あけの平の例を言いますと、住民の方が、子供たちはすごく喜んでおりますし、活用しております。だけれども、住民の方はなかなかゆっくり本を選んで研さんできるような状況ではないということもちょっと雰囲気とは違うのかなというふうに認識しておりますが、やはり憩いの場、交流の場、成長の場としての位置づけとしては、そういった機能を持った複合施設というのは大変重要になってくると思いますが、先ほど町長の中でも答弁がありましたけれども、再度町長、この機能を生かした複合施設というところにおいて、どういったところが、今から整備ということでしたけれども、少し前向きにどういったところを整備するといいますか、複合施設として考えるかというところがあれば教えていただければと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 私も就任して今3カ月ちょっと過ぎたところですけれども、今は現状はとにかくいろいろな全国的にいろんな方々から先進的な取り組み等を実際に行われている、いわゆる図書館や文化ホール等の情報収集等を今現在早期に進めているところでございます。具体的な構想につきましてはもう少しお時間をいただければというように思います。
議長(浅野幹雄君) 9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) 大変な大きな事業になるわけですので、住民の意向調査というのは大事かと思います。住民のいろんな意見を集約するのはこれはもう第一でございますけれども、ある程度執行部のほうでこういった感じといいますか、こういった方向性というようなものを例起して町民の皆様にお知らせをして、その上での意見聴取というやり方のほうが早いのではないかという方法もあると思いますが、こういったことも取り入れるということについてはいかがでしょうか。どのような認識でしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまのご意見も踏まえながら、今後進めていきたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) 最後に、この図書館についてですが、町長の目指す次世代型の図書館というこのフレームですけれども、ここは同じような回答になるかと思いますが、この次世代型というところにおいて、もう一回もうちょっと詳しく教えてください。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 自分なりの構想の中でいろんなものはあるんですけれども、余り具体的に申し上げると、その具体的なところがぽんと走り出しちゃうと困るので、かなり慎重に答えなければいけないところでもありますが、いわゆる大変、やはり新しい時代になってきて電子図書等も大変普及してきておりますので、そういったことも踏まえていろんな新しい時代に、今できているそういったものをふんだんに取り入れた図書館というイメージで捉えていただければというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) ぜひとも住民が使いやすい、そしてまた、利便性のある図書館建設をお願いしたいと思います。
  あと、暮らせる社会ということで、地域包括のほうなんですけれども、この全戸に配布となりました第6期の事業計画が配布になりました。これに重点的に取り組む事業というところで今回質問させていただいているんですが、まちかどカフェ事業の中に、地域の居場所づくりとありますが、この地域の居場所づくりというのは、公民館単位なのか、それとも各町内会まで細かく設置するのか、伺います。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) その居場所づくりといいますか、まちかどカフェにつきましては、公民館とかそういう大きい単位ではなくて、小さい町内会単位みたいなところでの考えではございます。
議長(浅野幹雄君) 9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) この地域交流ステーションの創設のところに、大学との連携についてというところが、関係機関との連携というような事業のことが書いてございました。この大学との連携についてはどこの大学を視野に進められるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) 今現在実習とかに来ております宮城大学とかとの今後は連携を進めていければいいのかなと思っておるところでございます。
議長(浅野幹雄君) 9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) この大学との連携でどのようなことを重点的に求めていくか、また、研修していくかというところを伺いたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) 大学の学生さんなんかも実習に来ておりますので、その学生さんたちが高齢者のところに集まったところに来ていただいて、いろいろとお話ししていただくとか、そういったちょっと身近なところでの取り組みというふうな形では考えてございますけれども、まだそのところは大学にも話もしておりませんので、しっかりとした具体的なところではございません。
議長(浅野幹雄君) 9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) 民生委員等支え手の情報交換の場ということも文言のこの絵の中にしっかりと書いてございますけれども、これはどのようなことが今までと違うようなことが行われるのか、もっと充実していくのかというふうに捉えていいのか、このところの説明をお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) 今までも民生委員さんは各家庭、ひとり暮らしとか、二人暮らしのご家庭を訪問していただいて、状況とかを把握していただいたところでございますが、ここでは民生委員さんにつきましてはそういった交流の場、認知症カフェみたいなところとか、あと集まってくるそういったところにも民生委員さんも集まっていただいて、そこで一緒に活動していただければいいのかなというようなところでの考えでございます。
議長(浅野幹雄君) 9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) 私は以前に、介護支援に元気な高齢者のマイレージ事業を求めました。今回も視察いたしました高浜市もこういった健康のマイレージ事業を行っているんですけれども、高齢者の介護予防だったり、ひきこもり対策としてはすごくよいという方向も伺っておりますが、町はその考えはありませんか。この事業、こういったものに取り組んでいくということでは考えていないでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) マイレージとおっしゃいましたワンポイント制みたいなポイント制ということでよろしかったでしょうか。それにつきましては、ポイント制というふうな形よりも、やはりいろんなボランティアさんとかに活用していただいてというようなところで、そのポイント制についてはまだちょっと考えてはおらないところでございます。
議長(浅野幹雄君) 9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) 認知症対策支援についてはけさほども話がありましたけれども、認知症ケアパスの作成とあります。この認知症ケアパスの作成のところで少し説明を求めたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) 第6期の介護保険事業計画のところにもケアパスの主な概要というふうな形でお載せして、掲載しておるところでございますが、それをもう少し詳しくして認知症になった方が初期の段階ではどこに相談し、あとどういった治療とか、あとどういった支援を受けられるとかというところを、まずある現存の事業、あるいはこれからそして開発していかなければならないのがどういった事業があるのかというところを見きわめて、そのケアパスをちょっとつくって、ケアパスという、認知症の人がどういった流れの中でどういったサービスを受けられるかというふうな形のものになりますので、そういったもの、富谷に合ったケアパスというか、冊子みたいなものになるんですけれども、それを作成し、あと住民のほうに周知してまいりたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) 先ほどもそのカフェについては町内会単位ぐらいというふうなことの答弁がございましたけれども、ひとり暮らしや高齢者世帯も必ずこれからふえてくると思いますが、町内会との連携はどのような取り組みとなっていくのか、そこのところを質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) 民生委員さん同様、やはり町内会の行政区長さんであったりとか、あと町内会にもたくさんいろんな活動できる方々いらっしゃいますので、そういった自主的な活動を含めながらやっていただくというようなところでのいろんなそういった連携とかはこれからは必要になってくると思っております。
議長(浅野幹雄君) 9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) わかりました。認知症地域支援員の育成・設置とありました。これはどのような方々を対象に行うつもりでいたのか、質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) 包括支援センターの職員と、あと富ケ丘、日吉台圏域包括支援センターの職員、この認知症支援推進員は、保健師とか看護師、あるいは介護支援専門員とかといった資格が条件となりまして、あと宮城県で実施しております研修のほうを受けるというふうな形になりまして、今度研修を受けるような形になっております。
議長(浅野幹雄君) 9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) こちらに先ほど町長のほうからも答弁がありましたけれども、通所型の事業が今回入っておりますけれども、この通所型介護予防、生活支援サービス実施について、説明を少し求めたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) 通所型の事業につきましては、まず、29年度に全体的に町に移行するということから、今年度におきましてはモデルというふうな形で実施を考えてございます。それで、1つ目はその交流型というところで、福祉健康センターのところを拠点として週1回通ってこられるような交流というふうな形で考えてございます。もう一つのほうは、事業所を拠点として理学療法士さんであったりとか、PTさんたちの指導のもとに、少し体操、筋力低下を防ぐような体操というふうな形でそこも週1回ぐらいで通えるような通所デイサービスのモデル事業というふうな形で考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) 先ほどその事業所の例えばあれですよね。軽体操とか筋トレとかいろんなこともありますけれども、事業所というのはここは決まっておりますか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) 事業所につきましては、けあふるさんと、あと仙台リハビリテーション病院というふうな形で予定になってございます。
議長(浅野幹雄君) 9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) 今説明いただきましたように、支援の充実を図るために新しいサービスが始まっていきます。とてもよいことだと思いますけれども、施設整備等、またいろんな問題や課題が出てくると思いますが、これ町長にお伺いいたしますが、介護保険料へのはね返りも心配になってまいりますので、支援の必要としている人にきちっと手の届く施策の遂行を求めますけれども、町長の見解を伺います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの浅野議員のご意見にもありますように、そういったハード面を充実させることイコール負担がかかっていくということも事実でありますので、その辺は広域的な考え方等含めながら、慎重に負担を高くなることなく慎重に、とは言いながらも、充実に努めていきたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) 交通整備と交通費補助についてお伺いいたします。
  危険箇所の確認をする中で、恐らく4号線からもう一番あけの平団地を抜ける車両増加がもう大変多くなってまいりました。これからもっともっとふえると予想されますけれども、この対策がとても必要ではないかと考えておりますけれども、当局の見解を求めます。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。対策、町長のですか。町長の考えを聞きたいということです。若生町長。座ったままもう一度お願いします。
9番(浅野直子君) 済みません。4号線からあけの平に抜ける車が大変多くなってまいりました。それで、危険も十分危険な状態なので、対策が必要であると考えますけれども、当局の見解を求めて質問しますということです。
議長(浅野幹雄君) あけの平だそうです。わかりますか。若生町長。
町長(若生裕俊君) 大変交通量がふえて危険度が増しているという認識は同様に感じております。対策につきましては、大和警察署含め関係機関と協議をしながら対策を考えていきたいというように思います。
議長(浅野幹雄君) 9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) ぜひ対策をとっていただきたいと思うところは、本当に町長もご存じのとおりなんですが、あけの平から大清水に行くところなんですけれども、あそこの車両はもう大変です。そして、住民ももう夜遅くまで車両が通行するものですから、大変調子が悪くなったり、いろんな方がいらっしゃいます。早急にやはり思い切った対策が必要であると。また、ほかの県においては、例えばですよ、一方通行にしたり、時間で通行させたり、そうすると今度周りの道路が渋滞するというようなこともあります。しかしながら、いろんな角度から早急に対策を練っていただきたいと思いますけれども、再度お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
危機管理室長(横田利雄君) 大和警察署のほうと協議を進めながら進めてまいりたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) かなりやはりあそこ、本当に大清水のあの辺、集積すればするほどかなり交通量がふえているのも事実でありますし、危険度が増しているのも事実でありますので、といいながらも先ほど浅野議員申し上げましたように、簡単に事が進まないというのも事実でありますので、とはいいながらも何かしらの手だてを考えなければいけないというように思いますので、あらゆる角度で検討していきたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) こういうことこそ、やはり住民の意見を聞くべきだと思いますが、再度お願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ぜひそういった機会を設けていきたいというふうに思いますので、ご理解いただければと。
議長(浅野幹雄君) 9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) それと関連するわけではないんですが、杜乃橋の周辺も大変今泉区や向こうのほうから通過車両も多くなってまいりました。あけの平に抜けてくる車も多くなってまいりました。日吉台中学校、小学校の通学に対する安全策も大変重要ではないかと思いますけれども、ここのところについての場所についての認識はどのように思っていらっしゃるか、お聞きいたします。
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
危機管理室長(横田利雄君) 一応あちら4号線から上ったところの交差点、信号機の要望ということで横断もできないということで、今大和署のほうに、公安委員会のほうになりますけれども、強く要望ということで4月、5月と行っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) もう本当にいろんな、例えば信号機をつけたり、いろんなことをつけるということはある意味での安全対策になるんですけれども、抑止力、またいろんな周辺の安全策というのは大事になってくると思います。
  開校しました明石台小学校の登校時も私ちゃんと調査をして見てまいりましたけれども、結構あそこは坂になっておりまして、下っている車に対して子供たちが学校に向かって上っていきますよね。そうしますと、やはり車が規制がかかっておりますけれどもスピードが出るという状況でございます。ここのところに明石台の小学校のところに防護柵の設置なんかも必要ではないかと思いますが、そういったことの検討はなされているでしょうか、伺います。
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
危機管理室長(横田利雄君) あそこの交差点の南西角にガードパイプを設置する方向で今進めております。
議長(浅野幹雄君) 9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) 信号機の設置があるというふうにお聞きしておりますけれども、この信号機、学校の前のですね。横断歩道のところですが、ここは信号機の設置があるというふうに認識していてよろしいんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
危機管理室長(横田利雄君) 今年度の県の予算で設置されるということで、私どもにも情報が入っております。ただ、県の予算執行ですので、設置時期についてはできるだけ早くという要望を私のほうでも警察を通して公安委員会のほうにお話をしてもらっているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) コストコが今回進出をするようになるわけなんですけれども、ここの本当に団地、杜乃橋、とちの木、あけの平、この団地の車の量、また交通量は恐らくふえていくと思います。ここのコストコの商業地が進出しましてからでは、対策というのは大変かと思いますが、こういった事前にわかるようなところは事前にやはり安全策をとるべきではないかと考えますが、そのご認識はいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
危機管理室長(横田利雄君) 役場の中でもやはりどうしたらいいんだろうということで、担当なりのほうで打ち合わせをするということで内部で話をしているところです。警察のほうにもちょっとこういう事情ですというようなことでお話をさせていただいて、4月、5月ということで相談はさせていただいているというところでございます。
議長(浅野幹雄君) 9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) もっと真剣に取り組んでいただきたいと思います。4号線も大変渋滞してきますし、周辺は大変また今でさえ交通量がふえて生活がちょっとうるさくなっているような感じでございますので、この大きな大型商店が進出してきますと、またいろんな外部の方の車たくさん通ってまいりますので、真剣にここのところは取り組んでもらいたいと思いますが、再度伺います。
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
危機管理室長(横田利雄君) いろいろなところの見方をしながら検討していきたいと思いますので、検討してまいります。
議長(浅野幹雄君) 9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) 交通費補助につきましては、先ほど町長のほうからの答弁いただきましたけれども、やはり宮城交通との関係が一番重要ではないかと思います。通学者に、例えば富山市でもそうなんですが、通学者に定期購入時に3,000円の補助を出したりというようなこともやっているようなんですね。だから、いろんなところの自治体を調べていただいて、全て全額とかそういったことではなくて、少しでも補助金が定期購入のときには補助金が出せるのであれば、そういった方向性も柔軟な考えでもって対応していただきたいと思いますけれども、そのことについて伺います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 負担軽減につきましては、あらゆる方策を参考にしながら、実現に向けて努力していきたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) ある程度見通しを立てて、いついつぐらいまでというようなところも計画に入れていただきながら遂行していただければと思います。障がい者に対しても、本当にいろんな医療機関へのやはり家族が送迎したり、さまざまあります。タクシーを使ったりということもありますので、割引にはなっておりますけれども、もっともっと支援が必要であると考えますが、障がい者をお持ちの方、また、高齢者に対してももう一回そういったところを援助していただければと思いますが、伺います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 今回、私も就任以来、町民の方々から大変いろいろな直接お声もいただいていますし、お手紙も大変いただいております。その中にやはり多いのがその交通費の負担という部分で、高齢者や障がい者の方、または学生を持つ親御さんたちという方々からのご意見をたくさんいただいておりますので、改めて負担軽減に努力していきたいというふうに認識はして努力していきたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) これをもちまして本日の一般質問を終わります。
  これで本日の日程は全て終了いたしました。
  本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでした。
     午後4時02分 散会

平成27年第2回定例会議事録(第2号)

平成27年6月5日(金曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 森栄君
  • 2番 齊藤秀行君
  • 3番 高橋正俊君
  • 4番 小泉光君
  • 5番 菅原福治君
  • 6番 出川博一君
  • 7番 長谷川る美君
  • 8番 三浦邦夫君
  • 9番 浅野直子君
  • 10番 安住稔幸君
  • 11番 小川昌義君
  • 12番 細谷禮二君
  • 13番 佐藤克彦君
  • 14番 山路清一君
  • 15番 磯前武君
  • 16番 渡邊俊一君
  • 17番 佐藤聖子君
  • 18番 永野久子君
  • 19番 相澤榮君
  • 20番 浅野幹雄君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 町長 若生裕俊君
  • 企画部長 内海壯晃君
  • 総務部長 山田豊君
  • 福祉部長 小野一郎君
  • 建設部長 奥山育男君
  • 企画部企画政策課長 高橋弘勝君
  • 企画部財政課長 西山高広君
  • 総務部総務課長兼情報化推進室長 神田能成君
  • 総務部町民生活課長兼東向陽台出張所長兼富ケ丘出張所長兼あけの平出張所長兼日吉台出張所長兼清掃センター所長 泉川潤哉君
  • 福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター所長 中山高子君
  • 福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセンター子育てサロン所長 浅場悟君
  • 建設部都市整備課長 齋藤英夫君
  • 建設部都市計画課長 伊藤正君
  • 総務部総務課参事兼危機管理室長 横田利雄君
  • 福祉部長寿福祉課技術参事兼保健福祉総合支援センター所長兼高齢者施策専門監 安積春美君
  • 福祉部子育て支援課参事兼保育統括監 八巻恵美子君
  • 教育長 菅原義一君
  • 教育次長(教育総務担当) 小松巖君
  • 教育次長(生涯学習担当) 荒谷敏君
  • 学校教育課長 齋藤卓也君
  • 生涯学習課長兼総合運動公園所長兼民俗ギャラリー館長 渡邉正弘君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀郁雄
  • 次長 富澤裕
  • 主幹 長瀬千鶴子

議事日程 第2号

平成27年6月5日(金曜日) 午前10時00分 開議
 第1 会議録署名議員の指名
 第2 一般質問(7番 長谷川る美議員)
    一般質問(11番 小川昌義議員)
    一般質問(15番 磯前武議員)
    一般質問(16番 渡邊俊一議員)

本日の会議に付した事件

午前10時00分 開議
議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
  ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
  議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。


     日程第1 会議録署名議員の指名
議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
  会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、8番三浦邦夫君、9番浅野直子君、10番安住稔幸君の3名を指名いたします。


     日程第2 一般質問
議長(浅野幹雄君) 日程第2、一般質問を行います。
  通告順に発言を許します。7番長谷川る美君。
7番(長谷川る美君) 改めまして、皆様、おはようございます。
  私は、一般質問に当たり、次の3項目について質問いたします。
  1、富ケ丘地区の安全・安心、地域コミュニティーについて。
  2、保育所入所を希望する保護者ニーズについて。
  3、若生照男元町長のご遺族の寄附により、庁舎敷地内にクスノキの植樹と石の銘板が設置された件について、お伺いいたします。
  まず、初めに、私が住んでいる富ケ丘団地は、造成され最初の入居が始まってから40年が経過しようとしております。整備がなされない生活道路は路面の劣化が進み、これまで以上に加速して整備することを地域住民は強く望んでおります。
  富ケ丘地区は町内でも高齢化率が高く、生活道路と側溝整備を一体的に進め、安心して生活できる環境整備を地元の皆さんは切に願っております。これまでは町道及び側溝整備は、仙台市泉区と隣接する富ケ丘一丁目と二丁目の一部及び富ケ丘公民館周辺など部分的に整備されてきましたが、全体からすればまだ未整備箇所が多い状況にあります。
  一方では、平成22年には富ケ丘南部会館、平成26年には富ケ丘北部会館の建設など一定の施設整備がなされ、利便性の高い地域コミュニティーの拠点施設として多くの皆さんに利用されております。特に、富ケ丘北部町内会では、十三夜 魂のふるさとまつりに当たり、4,000個近くのランタンづくりを通して地域のきずなづくりにつながっています。
  そこで、初めに、富ケ丘地区の道路及び側溝の一体的な整備の加速と整備計画及び地域コミュニティーを問うに関し、具体的に次の7項目についてお尋ねします。
  質問項目を申し上げます。
  1、富ケ丘団地全体の開発面積と入居が開始された時期はいつですか。
  2、現在の総世帯数と総人口及び高齢化率をお示しください。
  3、整備進捗率と整備進捗の現状認識についてお伺いします。
  4、整備する際の選定基準は何ですか。
  5、今後の整備方針と整備完了までのスケジュールの策定をお示しください。
  6、財源をどこに求めますか。
  7、これまでの十三夜 魂のふるさとまつりについて、町長の評価はどうですか。
  8、祭りの名称を変更した理由は何ですか。
  次に、保育所入所を希望する保護者ニーズに応えているかを問うに関し、具体的に次の7項目についてお尋ねします。
  1、新制度の運用はスムーズに進みましたか。
  2、保育所入所希望者数と入所決定者数をお示しください。
  3、待機児童数とその内訳をお示しください。
  4、保育士数の確保と充足はできていますか。
  5、保護者からどのような声が届きましたか。
  6、旧富ケ丘北部会館での保育所開設スケジュールは順調ですか。
  7、開園時期と入所定員は何名ですか。
  最後に、先ごろ若生照男元町長のご遺族の寄附により、庁舎敷地内にクスノキの植樹と石の銘板が設置されました。公共用地に遺族の申し入れだけで堅固な石の銘板を設置することは、公共用地の私物化になるのではないでしょうか。そこで、公共用地である庁舎敷地内に若生照男元町長のご遺族の寄附によりクスノキの植樹と石の銘板が設置された経緯について問うに関し、具体的に次の5項目について質問いたします。
  1、植樹と石の銘板の設置はいつ行いましたか。
  2、設置の目的と設置に至る経緯について。
  3、どこに設置しましたか。その場所に設置した理由はなぜですか。
  4、設置にはどのような人が立ち会い、総勢何人でしたか。
  5、公共用地である庁舎敷地内へのクスノキの植樹と石の銘板の設置を、町民にはいつ、どのように説明しますか。
  以上、質問いたします。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの長谷川る美議員のご質問にお答えをさせていただきたいというふうに思います。
  まず、最初、富ケ丘地区の道路及び側溝の一体的な整備の加速と整備計画及び地区コミュニティーを問うの関連して、まず1つ目、富ケ丘団地全体の開発面積と入居が開始された時期はいつですかにつきましては、富ケ丘団地はこれまで4件の開発行為によって整備された団地であり、開発面積は団地全体で61.1ヘクタールです。富ケ丘団地の当初開発区域の入居開始時期は昭和51年度で、初年度の入居者数は383世帯、1,335人となっております。
  2つ目、現在の総世帯数と総人口及び高齢化率を教えてくださいにつきましては、平成27年5月末現在での富ケ丘地区は、総世帯数1,756世帯、総人口4,220人、高齢化率33.01%となっております。
  問い3、整備進捗率と整備進捗の現状認識についてのご質問につきましては、側溝の整備進捗率は現在約30%で、今後残りの70%を側溝整備と舗装修繕とをあわせて進めていきたいと考えております。しかしながら、工事費の高騰などの影響もあることから、完了までには相当の年月を要するものと思っております。
  問い4の整備する際の選定基準は何ですかにつきましては、工事箇所の選定基準といたしましては、溢水など雨水被害が発生しやすい箇所や、学校、公園、公民館等の公共施設周辺、また、町内会からの要望等をもとに現場状況を確認し、優先度を考慮しながら整備に努めているところであります。
  問い5の今後の整備方針と整備完了までのスケジュールの策定をお願いします、お示しくださいにつきましては、現在の工事単価で試算しますと、整備必要額が約10億2,000万、仮に年間3,000万の予算で進めていきますと、約34年後の完成と見込まれていますが、あくまでも現在の単価での試算であり、道路整備予算を持続できるか不透明です。また、緊急性が高く、時に優先して進めなければいけない事業が出てくることも考えられますが、できる限り事業の継続に努めたいと考えております。
  6番目の財源はどこに求めますか。財源につきましては、一般財源ですが、今後該当する補助事業または交付金事業があれば、それを活用し進めていきたいと考えております。
  7のこれまでの十三夜 魂のふるさとまつりについて、町長の評価はどうですかにつきましては、昨年までで8回の開催を終え、各年の実績報告書などを見るに、年々来場者数もふえ、また、実行委員会を初め多くの町民の皆様に関係者としてご協力をいただき、盛大に開催してきていると認識しております。特に、まつりオリジナルとしてのランタンアートは、町立小中学校や各町内会の参加をいただいていることに敬意を表するものであります。私としては、さらに充実したまつりとするために、今年度は実行委員会を拡大し、多くの皆さんに委員として参画していただき、よりよい祭りとしていきたいと考えています。
  まつりの名称を変更した理由は何ですかにつきましては、まつりの名称を変更した理由との質問ですが、私はふるさとまつりの名称を変更しますと申し上げたことは一度もございません。どこからこのような話となったのか疑問ですが、平成27年版生涯学習のすすめの中のイベント紹介コーナーへ「十三夜 ふるさとまつり」と表記されたことが誤解を招いたのではないかと思います。これにつきましては、先ほど申し上げましたとおり、まつりをさらに充実するために新たな実行委員会を組織し、その中で内容を検討していただくこととしております。富谷町は現在市制移行を目指しており、また、今年度地方創生元年とも言える年でありますことから、新たに実行委員会を組織し、多くの関係者の皆様方に参画していただき、さまざまなご意見を伺いながら、よりよいまつりを開催したいと考えております。
  名称につきましては、その中で協議の上決定されていくものと思っております。また、まつりは、以前は「とみやふるさとまつり」と称していました。時の時代により、「ふるさとフェスティバルとみや」や「十三夜 魂のふるさとまつり」などと名称を変更し、開催してきた経緯がございます。そのようなことですので、ご理解をお願いいたします。
  2つ目の保育所入所を希望する保護者ニーズに応えているかにつきまして、新制度の運用はスムーズに進みましたかにつきましては、4月からの新制度運用に関しては、対応する電算システムも稼働を開始し、今のところはトラブルもなくスムーズに遂行しております。
  2つ目の入所者希望数と入所決定者数については、4月1日現在の入所希望者数は、ゼロ歳児が67名、1歳児159名、2歳児188名、3歳児172名、4歳児163名、5歳児167名、合計で916名となっております。同じく4月1日現在で入所が決定している児童数は、ゼロ歳児49名、1歳児118名、2歳児159名、3歳児163名、4歳児156名、5歳児166名で、合計811名でございます。
  待機児童数とその内訳を教えてくださいにつきましては、4月1日現在で県へ報告した待機児童数は、ゼロ歳児17名、1歳児24名、2歳児23名、3歳児7名、4歳児7名、5歳児1名で合計79名でございます。
  問い4の保育士数の確保と充足はできていますかにつきましては、町立保育所については保育の実施が可能な保育士数は確保できていますが、フリーの保育士が4カ所とも確保できていない状況であり、なお募集に努めております。
  保護者からどのような声が届きましたかにつきましては、待機児童を持つ保護者の声は余り入ってきていないところでございます。
  問い6、問い7の旧富ケ丘北部会館での保育園開園スケジュールは順調ですかと、問い7の開園時期と入所定員については、関連がございますので一括して答弁を申し上げます。
  平成27年10月の開園に向け準備を進めてまいりましたが、年度途中からの運営については、保育士の確保等難しい状況下にあるなどの理由により、開園時期を平成28年度当初からとすることとして準備をしてまいります。入所定員につきましては、ゼロ歳児から5歳児までの各年齢9名の計54名程度を予定しております。
  3つ目、庁舎敷地内に若生照男元町長の植樹と銘板が設置された経緯についてのご質問につきまして、(1)植樹と石の銘板の設置はいつ行いましたかにつきましては、植樹式につきましては5月11日日曜日に行っております。また、植樹式に先駆けまして、業者による植樹及び銘板設置をそれぞれ4月25日及び5月7日に行っております。
  (2)設置の目的と設置に至る経緯についてと、問い3、どこに設置しましたか、その場所に設置した理由は何ですかにつきまして、一括でお答え申し上げたいというふうに思います。
  経緯などにつきましては、5月25日開催の議会全員協議会におきまして説明を行ったところでありますが、改めてご回答申し上げます。
  クスノキの植樹につきましては、私の父であり、元富谷町町長の照男が生前、任期が満了したら町長室から見える東側の場所に植樹したいと願っていたものです。クスノキはゆっくりと巨木に成長する木であり、富谷町が将来にわたって成長、繁栄してほしいという思いからのものでありました。しかしながら、6期目任期満了前の平成18年12月21日に他界しましたことから、他界したことから、その遺志に基づき、照男の妻で私の母であります照子が亡き夫の感謝の気持ち、思いを表したいという理由を付して、平成19年1月10日付で富谷町に対して寄附申し出を行いました。
  町では、同年1月18日付で受納することを決定し、1月22日付で町長職務代理者であります当時の総務課長でありました中川弘美氏名で発出されました受納通知をいただきました。しかしながら、その後、残念ながら、諸般の事情により受納されたはずのクスノキ植樹が実現できずにおりましたが、今般、当時の町の受納決定に従いまして植樹が行われたものでございます。
  設置場所につきましても、寄附条件に従いまして、町長室から見える東側の場所としたものでございます。
  問い4、設置にはどのような人が立ち会い、総勢何名でしたか。植樹式には、議会関係者、後援会関係者、町職員関係者等35名が参集いたしました。
  問い5の公共用地である庁舎敷地内へのクスノキの植樹と石の銘板の設置は公共用地の私物化であり、不適切であると思いますが、町民にはいつ、どのように説明しますかにつきましては、先ほど申し上げましたとおり、平成19年1月10日付で富谷町に対し、庁舎東側敷地内に植樹してほしいという寄附の条件を付して申し出を行い、同年1月18日付で受納することが決定されたものです。したがいまして、正式な手続を経ており、私有物であるかのように扱っているものではないことから、公共用地の私物化には当たらないものと認識しております。
  また、寄附申出書には、当該申出書以外にもさまざまな申し出があり、その都度受納してきておりますが、町民の皆様への説明は特段行っておりません。したがいまして、同様に町民の皆様への説明を行う予定はございません。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) 7番長谷川る美君。
7番(長谷川る美君) 質問件名1の(3)、整備進捗率と整備進捗の現状認識に関して、富ケ丘の整備進捗率がただいまの答弁で30%と説明がありましたが、同じように太子堂、鷹乃杜、あけの平、東向陽台のそれぞれの進捗率もお示しください。
  また、先ほど町長の答弁にもありましたように、富ケ丘地区は高齢化率が33%と富谷全体の平均16%台よりも相当高い地域だということがわかります。劣化した道路に高齢者がつまずいてけがをしたという事例も耳にします。改めて整備の加速を求めますが、町長のお考えをお伺いします。
  また、同じく、質問件名1の7、これまでの十三夜 魂のふるさとまつりについて、町長の評価はという質問に対して、ただいまの答弁から祭りに対し町長は一定の評価をされておられると思います。祭りの名称は必ずしも変更する予定はないというお話でしたけれども、今まで使われておりました祭り会場の雰囲気を盛り上げる約200本ののぼり旗などもございますので、ぜひそういったことも使っていただければ無駄にならないのではないかと思いますが、この点についてのお考えもお示しくださいますようお願いいたします。
  次に、質問件名2、(3)の待機児童数とその内訳に関して、4月1日現在で待機児童数は79名とのことですが、町長のマニフェストには待機児童数ゼロを目指し認定こども園をつくるとありましたが、その後どのように進んでいますか。
  また、待機児童数とその内訳の答弁がありましたが、3歳未満児待機者が8割を超えています。旧富ケ丘北部会館での保育所を予定どおり開始するために今進めていると思いますけれども、特に未満児に特化した保育園をというような検討はないでしょうか。また、旧富ケ丘北部会館での保育所は2階の部分につくられることになりますが、安全対策はどのようになりますか。
  また、保育所の入所に関し、待機児童数が79名ということでしたけれども、保護者から声は届いていないということですが、6月の広報とみやに第1回わくわく町民会議のテーマが「よりよい子育て環境について」とありました。そこで、わくわく町民会議の開催趣旨と構成メンバーについてお伺いします。また、今回のようにテーマごとに会議に参加する方をその都度募集するのかを伺います。
  私は、広く意見を聞くためには、数名程度に限定するのではなく、多くの皆さんが参加できるような会議にすべきだと考えます。そのようなお考えがないかを伺います。また、子育て中の方が参加しやすくなるためには、お子さんを預ける配慮も必要だと思いますが、町長の見解を求めます。
  再質問最後となりますが、質問件名3の5、公共用地である庁舎敷地内へのクスノキの植樹と石の銘板の設置を町民にはいつ、どのように説明しますかという問いに対して、町長は特に町民の方には説明する必要がないというふうに今お答えになったということですけれども、広報とみやの今回の記事に町長の書かれている文で、クスノキの植樹について書かれている文章がございました。5月25日の議員全員協議会で配付された資料によりますと、平成19年1月10日に提出された寄附内容は、樹齢24年程度のクスノキ1本だけであります。石の銘板については寄附の申し出もなく、こちらのほうが行政財産である公共用地内に無断で設置されたことになるのではないでしょうか。この点について再度町長の答弁を求めます。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 最初の太子堂ほかの進捗状況につきましては、担当課のほうからまずご説明させていただいてよろしいでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 答えられるものがあれば、先にお願いしたいんです。(「そうですか」の声あり)町長が答弁するものはしてください。(「はい、わかりました」の声あり)若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいま申し上げましたように、他の太子堂やほかの進捗状況につきましては、担当課のほうから申し上げさせていただきたいというように思います。
  これからの今後の富ケ丘のいわゆる緊急性を要するのでということでのご質問につきましては、先ほども答弁で申し上げましたように、最大限その辺は状況を鑑みながら、最善の努力をしていきたいというようには思っております。ただ、何せ限られた財源でありますので、その辺もご理解いただければというふうに思います。
  あとはお祭りの名称等につきましてののぼりの件ですか。のぼりは最大限やはりあるものを有効に活用したいというふうには思っております。その辺も含めて実行委員会で判断をしていただきたいというふうに、判断をしていただけるように、その辺は実行委員会のほうにそのように、ただいまの議員のご意見として実行委員会の際にお伝えしたいというふうには思っております。
  あと、待機児童79名の……。北部、もとの新しく保育所の件ですが、待機児童ゼロの79名、実際に足りないということでしたか。(「認定こども園」の声あり)認定こども園。(「はい」の声あり)それにつきましては、今回先ほど後からの質問にもありますが、わくわく町民会議で今後子育て支援の中である意味開催等の内容についてということでありましたが、そこの中である意味その辺も含めてご意見をいただいて、今後の方向性を決めていきたいということで、そのための内容としてわくわく町民会議を今回開催するということですので、その辺のご意見もいただきながら、認定保育園もどういうふうにこれから検討していくか。公約の中ではもちろん私、認定こども園の設置というのを掲げておりますが、公約に掲げたそれも含めてご意見をいただいた上で時期等、あと果たして認定保育園が今回富谷町で今現状必要なのかどうかも含めてご意見をいただいて検討していきたいというふうには思っております。
  あとは……。そうですね。あとは何でしたっけ。テーマ別、より多くの人が参加できるようなわくわく町民会議を開催していきたいというふうに思っておりますし、限定された人ではなくて、ある程度発言するその辺の運営、今回第1回目なので、今検討中でありますが、とりあえず何名ぐらいが希望者として町民の方が参加希望を出されるかという状況にもよりますので、その辺踏まえて、ただあと、その人たちだけが会議に参加するのではなくて、基本的には公開でやりますので、誰でも会場には入れるような環境をつくりたいというふうに思っておりますので、ご理解いただければというふうに思います。
  あとは、子育て……。あとは……。クスノキの件ですかね。クスノキの件につきましては、私、先ほどの答弁で申し上げたとおりでありまして、あくまで18年に、19年の1月に寄附行為によって事務的には行政手続上済んでいたものが、逆にこの期間放置されていたわけでありまして、それが今回やるに当たりました。ただ、それで当時樹齢24年のクスノキを用意していたわけでありますが、この8年間どこにも保存することができなかったという部分で、今回新たに用意していただいたのが今回植樹したものでありまして、あと銘板につきましても、そのとき当時私直接かかわっていないんですけれども、当時財政課に対して亡き父、照男が、これもこの間議員全員協議会でお示ししたあのメモを渡して、この銘板も一緒にということで申していたということで、今回あのような流れになりました。
  正直、私もクスノキの設置と銘板の製造につきましては、ある意味そういった当時の事務手続上済んでいた中で行政的に進めたものでありますので、直接私、一つ一つ銘板の発注とかそういうところまで私直接かかわっておりませんので、その辺はあくまでかつての寄附行為による結果としてああいう形になったものであります。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(齋藤英夫君) 側溝の有蓋化につきましては、東向陽台が100%、鷹乃杜につきましては19.7%、あけの平につきましては側溝の有蓋化事業はまだ着手しておりません。あと、太子堂につきましては、今ちょっと手持ちの資料がありませんので、後でお知らせします。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) それでは、私のほうから2点の質問にお答えさせていただきます。
  まず、1つ目ですね。旧富ケ丘北部会館の安全対策というところでございますが、2階の階段部分については手すりですとか、階段が凍らないような対策というところで、そのような部分を検討して進めていきたいと考えてございます。
  それから、待機者が3歳未満の待機者が8割でと、未満児に特化した検討はというところでございますが、これについては未満児に特化したというところで進めますと、将来的に以上児について受け入れ先がなくなるというところもございますので、旧北部会館については1歳ごとならした定員でもって進めさせていただきたいというふうに考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 7番長谷川る美君。
7番(長谷川る美君) わくわく町民会議の開催の記事に、妊娠中から子育てまで気軽に専門職に相談できる場の整備とありますが、私もまさに同じ思いであります。明石台に予定されている母子保健事業、子育ての皆さんが集う子育てサロンを併設した施設は、まさに場の整備につながり、子育ての皆さんが強く整備を待ち望んでいます。場の整備の方針を明確にお示しいただくよう答弁を求めます。
  最後に、クスノキの植樹と石の銘板の設置の件で、町長は亡くなられたお父様のご遺志を継いでというお話で説明されておりましたけれども、私も大切な者を亡くした一人ですし、その遺志を継いでという気持ちはとてもよくわかります。ただ、場所が庁舎敷地内ですし、公共用地ですので、そういったあたりで手続上のことできちんといろんな方見に来られているという状況も耳にしますので、今回これは質問ではないんですけれども、ご質問させていただきました。以上です。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 最初にありました、いわゆる子育て、明石台に予定していたあの複合施設を今回それを含めてわくわく町民会議でご意見をいただいた上で、今後早急にその辺の対応をしていきたいということで、参考にするための今回わくわく町民会議であるということをまずはご理解いただければというふうに思います。
  あと、クスノキは私は遺志を受け継いでではなくて、これはあくまで今回たまたま私が町長になって8年間放置されていた行政手続上済んでいたものを、今回……。私だから今回何か私物化みたいに何か責められていますが、決して私じゃなくても、別な方でも多分今回同じことは行われていたはずだと思います。逆に、この8年間行政手続済んでいたものが放置されていたことが、逆にこのことの逆に問題を指摘していただきたいぐらいのところなんですけれども、単純にその議論、行政手続上はそのまま行っただけであることをご理解ください。もし、それでも町民の皆さんから、または議会の皆さんから、あの銘板等問題だということであれば、いつでも私は撤去しますので、お申し出いただければというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) 改めまして、おはようございます。
  私からは、3問19件の一般質問をいたしたいと思います。
  1つ目といたしまして、地域防災計画について問うということについて質問をいたします。
  東日本大震災から4年と間もなく3カ月がたとうとしています。このたび、富谷町地域防災計画が策定しました。風水害対策編、地震災害対策編、資料編の編成となっており、大震災から学んで細部にわたり記しています。
  自助・公助・共助、いつごろから言われるようになったのでしょうか。阪神・淡路大震災のときは、災害直後、被災者の救助は自助7割、共助ではなく互助2割、共助1割であったと言われていました。互助がいつの間にか共助というようになりました。行政の自主防災計画も、自助・共助・公助に体系化されていたり、もともと三助論の系譜は、かの江戸時代米沢藩主上杉鷹山の政の基本にみずから助ける自助、近隣社会が助け合う互助、藩政行政が力を発揮する扶助の三助を定めるにさかのぼると言われています。この自助・共助・公助、行政の自主防災計画に記されるようになったには、阪神・淡路大震災以後であると思います。
  これに対し、命を救う防災を訴え続けて講演を続けている防災システム研究所長山村武彦氏は、この三助にもう一つつけ加え、「近助」という言葉です。近くの人が助けるということです。互いにより助け合いの大切さを訴えています。地震、津波、風水害、豪雪などなどの災害への対策では、本人と近くの人が助け合うことを訴えています。このことが減災にもつながってくると山村氏は提言をしています。
  そのとおりだし、町民が安心して暮らし、住みたくなる町としての安心・安全なまちづくりのための防災計画であると思い、質問いたします。
  1、この地域防災計画に必要な予算措置はどのようになっていますか。
  2、代がえエネルギー、自家発電設備、LPガス災害バルク、燃料設備などの整備とありますが、特にLPガスについて、地域防災組織を含めた具体的対策はどのように実施しようとしていますか。
  3、災害時にマイナンバーでの具体的対応はどのように考えていますか。
  4、社会教育施設、小中学校施設の防災拠点の活用を具体的にどのように考えていますか。
  5、地域に対する通信手段の対策、中でもSNSについての整備をどのように考えていますか。
  6、一時避難所や各町内会館、他コミュニティーの場所にAED設置すべきと考えますが、どのように考えていますか。
  次に、2問目に入ります。
  平成28年1月から本格稼働のマイナンバー制度を問う。
  私が一般質問を提出してから、常に懸念していた情報漏えいが、マイナンバーの6分野の1つである目玉とも言える年金問題で起きました。情報を集約すればするほど、個人情報を保護することは難しくなることを表明したようなものです。昨年のベネッセ問題をはるかに上回る情報漏えいであります。詳細な情報漏えい件数がはっきりしていませんが、最低でも156万件以上の個人情報が漏えいしたと言われています。
  一昔前の紙ベース時代であれば、これだけの情報を持ち出そうとしたら、トラック何台も必要ですし、それを調べるには長時間を要します。ところが、デジタル時代では、156万件以上の情報でも漏えい時間はほんの数秒も要しないと思います。昔は1件とか2件の情報漏えいでしたが、現在は数秒で大量の情報漏えいに入ったということになります。
  最も危惧し心配していたことが起こりました。マイナンバー制度の領域拡大は、産業競争力会議で、診察結果や処方箋の医療情報などと結びつけて管理する新たな仕組みを2020年までに導入しようとしていますし、さらに利用範囲を戸籍やパスポートの管理、証券分野などに拡大することを検討していることが情報漏えいの危険を増すと言わざるを得ません。
  今回の漏えいについての調査は現在進行中ですが、他会社のサーバーを利用して年金保険機構のサーバーへ侵入したと言われており、個人情報漏えいはネットワーク時代ではかなり難しいことを今回も明らかにしたと思います。
  このような状況ですが、現在のところ、今年10月1日より個人番号が発行され、個人に通知書が発送されることになっています。そして、来年1月からは、6分野を中心に稼働するということですが、町民にその内容は明らかになっているとは思いません。
  政府が幾らセキュリティーを強化し情報漏えいの危険性がないと言っても、今回の問題、そして昨年のベネッセ問題を見ればわかるとおり、罰則を強化して済む問題ではありません。情報漏えいの危険がないという保証はありません。この制度は個々人が持っている固有の個人情報を取り扱うものであり、個人情報漏えいとカード不正使用などの問題を抱えており、これに対する対応は国なのか、町なのか、誰が責任をとるのかという点も全く不明であります。走り出しているマイナンバー制度について、町の対応を質問いたします。
  1、10月1日以降に番号通知書がどこから来ますか。地方公共団体情報システム機構からですか。
  2、住所は何をもとに発送されますか。全員に配付されますか。また、配付漏れなどの確認はどのように行われますか。
  3、富谷町役場が関与するのはどの部分ですか。
  4、今回の導入により、条例などの改正、規則改正が発生すると思いますが、いつごろになりますか。
  5、個人情報漏えい、不正取得対策をどのようになっていますか。被害が発生した場合の責任は国ですか、富谷町ですか。
  6、平成27年度予算7,100万となっていますが、6分野21項目となっているが、これにかかる経費ですが、平成27年度予算の実績はどのようになっていますか。他町村と比較し、経費削減がありましたか。
  7、マイナンバーはゆりかごから墓場まで利用できるシステムになっていますか。
  8、富谷町として付加価値をつける考えはありますか。
  9、富谷町の番号に関する個人情報をインターネットで確認できるマイポータルを設置する予定になっていますが、町民個人負担がありますか。情報取得に対する個人負担がまた将来にわたり、ありますか。
  続きまして、3問目、小中学校へのタブレット導入を問う。
  東向陽台小学校の数学授業でタブレット型PCを用いた反転授業を行い、全国の注目を集めました。そして、全国的にタブレットを使用した授業を行う自治体もふえていると言われています。今やタブレットによる授業を変えるまで言われているインターネットによって知識を格段に容易になってきています。
  報道などによると、政府は2020年にタブレット導入を決めています。これとは別に、文科省で教科書のデジタル化についても検討に入ったと言われています。こうした流れに対し、小中学校のような発達段階の子供は五感で学ぶことが重要であり、手を使ってわくわくした創造を生かした授業こそ必要であると、タブレット利用の授業に疑問を投げかけている人もいます。
  本町の小中学生の人数は、今年5月1日で小学生が4,119人、中学生が2,114人で、合計6,233人となっており、小学生全員ではないにしても、仮に1人1台となると数億円の財政負担がかかります。メリット、デメリットそれぞれありますし、さらに文科省の対応も不透明な点がありますが、本町においても対応を考えなければならない時期に来ているのではないかと思います。どのように考えているのかについて質問いたします。
  1、現状の小学校・中学校のPC、タブレットの配置数はどのようになっていますか。学校別、児童用台数、教師用台数別に明らかにしてください。
  2、次のPC更改時期はいつですか。各小中学校別に明らかにしてください。
  3、小学校、中学校にタブレット導入について検討していますか。その際の経費負担についてどのように考えていますか。
  4、教育委員会で設置しているサーバーの現状はどのようになっていますか。セキュリティーの対策は十分にとられていますか。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの小川議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  まず、質問件名の1と2につきましては、私のほうから答弁をさせていただき、3につきましては教育長のほうから答弁をさせていただきたいというふうに思います。
  まず、1、地域防災計画についてに関連しまして、問い1の地域防災計画に必要な予算措置はどうなっていますかにつきましては、地域防災計画に基づく設備整備等につきましては、今年度の予算措置としまして、成田東小学校と富谷第二中学校への太陽光発電設備整備費、合わせて9,200万円を計上しております。そのほか、防災行政無線の維持管理や非常食料の整備等の予算措置として、1,400万円を計上しております。
  (2)の代替エネルギー、自家発電設備、LPガス災害用バルク、燃料設備等の整備とありますが、特にLPガスについて地域防災組織を含めた具体的対策はというご質問につきましては、LPガスにつきましては、災害発生時に有効活用できる燃料の一つとして捉えています。このことから、指定避難所に設置しております防災備蓄倉庫に約20台のLPガスボンベを備蓄している状況でございます。今後はLPガス協会等の団体や民間企業との災害協定について検討し、災害時に活用できる燃料のさらなる確保に努めてまいりたいというふうに思います。
  問い3の災害時にマイナンバーでの具体的対応はどのように考えているかにつきましては、マイナンバーの利用範囲につきましては、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律により、災害対策基本法による被災者台帳の作成等に関する事務において利用することができるものとされておりますので、これらの事務に利用するものと考えております。
  問い4の社会教育施設、小中学校施設の防災拠点の活用を具体的にどのように考えているかにつきましては、公民館等の社会教育施設や小中学校につきましては、指定避難所と位置づけております。このことから、地震や大雨等の災害時には、町が避難勧告を発令し、状況に応じて避難所として開設することとなります。
  なお、小中学校につきましては、教育活動の早期平常化を図るため、避難所として活用する学校施設につきましては、基本的には屋内運動場とし、必要に応じて校舎内の教室を使用することとしております。
  問い5の地域に対する通信手段の対策、中でもNSSについての整備をどのように考えているかにつきましては、町では震災後に複数の情報伝達ツールを確保することとし、現在防災行政無線、安全安心メールのほか、ツイッター、フェイスブック等、SNSの運用を行っております。災害発生時には、これらの通信手段を講じて町民の皆さんへ情報発信することとしており、当面の間はこれらの運用の継続を図ってまいります。
  問い6、一時避難所や各町内会館ほかコミュニティーの場所にAEDを設置すべきと考えるがどのように考えるかにつきましては、本町では公民館、小中学校、総合運動公園等の公共施設などに43台のAEDを設置しております。町内会館につきましては、災害時の一時避難所として位置づけてはおりますが、日ごろは施錠して会館内に、施錠していて会館内に出入りすることができないことなどを考慮すると、町として設置することの優先順位は高くないものと考えております。また、総務課には、町内会等の団体がお祭りやスポーツ大会等を開催する場合に貸し出しできるAEDを1台用意しておりますことから、町内会行事等で利用促進につきまして周知徹底に努めてまいりたいというふうに思っております。
  2つ目の平成28年1月から本格稼働のマイナンバー制度を問うにつきまして、その問い1、10月1日以降に番号通知書がどこから来ますか。地方公共団体情報システム機構からですかにつきましては、通知カードにつきましては、議員のご意見のとおり、ご質問のとおり、地方公共団体情報システム機構より郵送により通知されます。
  問い2につきましては、住所は何をもとに発送されますか、全員に配付されますか、または配付漏れなどの確認はどのように行われますかにつきましては、住所については、番号法施行の日、平成27年10月5日時点での住基情報をもとに個人ごとの通知カードが作成され、送付することになっております。配付漏れについては、通知カードが簡易書留により郵送されることとなっておりますので、配付漏れはないものと認識をしております。
  問い3の富谷町役場が関与するのはどの部分ですかの問いにつきましては、通知カードの送付までを申し上げますと、町では、施行日10月5日現在の住民基本台帳データ提供を行うことになります。
  問い4の今回の導入により、条例等の改正、規則改正が発生すると思いますが、いつごろになりますかの問いにつきましては、条例改正につきましては、個人情報保護条例、手数料条例等、平成27年9月議会への上程を予定しております。
  問い5、個人情報の不正取得対策はどのようになっていますか。被害が発生した場合の責任は国ですか、富谷町ですかの問いにつきましては、個人情報漏えい、不正取得対策につきましては、制度上の保護措置として、利用範囲、情報連携の範囲を法律に規定し、目的外利用を禁止することや、システム上の安全処置として情報提供ネットワークシステムを使用することなどが講じられるほか、特定個人情報保護評価を行い、個人のプライバシー等の権利利益の侵害を未然に防止してまいります。また、被害が発生した場合の責任につきましては、その事案ごとに判断されるものと認識しております。
  問い6の平成27年度予算7,100万円となっていますが、6分野21項目となっているが、これらにかかる経費ですか、平成26年度予算の実績はどのようになっていますか。他町村との比較について経費削減がありましたかにつきましては、平成26年度の実績といたしましては、税及び住基の現行システム改修で、執行額は1,563万円の支出となっております。宮城県内の改修費用を比較したところ、税システム及び住基システムの改修額はおおむね同程度でございます。また、平成27年度予算額7,100万円の内訳につきましては、福祉、医療、税など6分野の現行システムの改修費用でございます。
  問い7、マイナンバーはゆりかごから墓場まで利用できるシステムになっていますかの問いにつきましては、マイナンバーにつきましては、出生とともに番号が付番され、生涯にわたって利用できるシステムとなっております。
  問い8の富谷町として付加価値をつける考えはありますかにつきましては、個人番号カードへの付加価値ということでは、証明発行サーバーの構築コストなどを検討しながら、住民票や印鑑証明書等のコンビニ交付システムについて研究してまいりたいというふうに思っております。
  問い9の自分の番号に関する個人情報をインターネットで確認できるマイポータルを設置する予定になっていますか。町民個人負担がありますか。情報取得に対する個人負担がまた将来にわたり個人負担がありますかにつきましては、マイポータルサイトの閲覧につきましては、インターネット接続に係る通信費以外の個人負担がないものと認識しております。また、将来にわたっても同様であると認識しております。
  以下、教育長からお答えします。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) それでは、私のほうから、第3問目の小中学校へタブレットの導入を問うというご質問に対してお答えを申し上げます。
  まず、第1点の現状の各小中学校への配置台数でございますが、児童用のデスクトップ型のパソコンにつきましては、小中13校全て40台ずつ配置をしてございます。それでは、各学校ごと、教師用とそれから教室に配置していますノートパソコンの台数を申し上げます。教師用とそれから教室用の順番に申し上げます。富谷小学校36、11、富ケ丘小学校35、13、東向陽台小学校37、15、あけの平小学校35、14、日吉台小学校32、11、成田東小学校38、14、成田小学校26、5、明石台小学校36、11。中学校、富谷中学校30、12、富谷第二中学校36、18、東向陽台中学校38、19、日吉台中学校28、12、成田中学校45、23となってございます。タブレット型のパソコンにつきましては、各小学校に10台ずつ現在配置しております。また、中学校には現状は配置してございません。
  第2問目の更新時期についてでございますが、パソコンの更新時期につきましては、明石台小学校を除いた小学校7校が平成30年の10月1日となっております。明石台小学校は今年度の開校でございますので、平成32年の4月1日という状況になってございます。また、中学校5校につきましては、29年の4月1日がその時期となってございます。
  それから、タブレットの導入についての検討及びその経費負担についてでございますが、小中学校におけるタブレット型パソコンの導入につきましては、各学校の情報担当教職員を交え、パソコンの賃貸借契約の更新時期に合わせまして、導入経費や台数などについて検討を行うという予定にしてございます。導入経費につきましては、これまで明石台小学校に導入いたしましたタブレット型パソコンは、1台当たり5年の賃貸借契約で19万6,000円程度となってございます。
  それから、第4問目ですが、教育委員会で設置しているサーバーの現状、それからセキュリティーの対策は十分とられていますかというご質問ですが、現在教育委員会には6台のサーバー、それから各小中学校には各1台のサーバーを設置してございます。教育委員会と学校間のネットワークは情報漏えいリスクの回避や不正アクセス対策として専用のネットワークを構築しており、セキュリティー対策といたしましては、ウイルスの侵入予防のためのウイルス対策ソフトをインストールしているという現状でございます。
  学校のネットワークは、職員室と児童生徒側で独立しておりまして、児童生徒側のネットワークから職員側のネットワークへはアクセスできないように設定をしてございます。
  それから、学校からインターネットを利用する際には、教育委員会設置のプロキシサーバーを介して接続し、さらにファイアーウオールを設置することで不要な通信を遮断してございます。また、フィルタリングソフトを使用することで、児童生徒用のコンピューターから有害ソフトへのアクセスのブロックやアクセスログを収集機能によりインターネット接続によるウイルス感染等の事象が発生した場合、要因となった端末、サイトの特定が可能であるというような状況になってございます。
  以上でございます。
議長(浅野幹雄君) この際、午前11時15分まで休憩をいたします。
     午前10時59分 休憩


     午前11時15分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  これより、小川昌義君の質問は一問一答により行います。11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) それでは、一問一答で再質問させていただきます。
  まず、最初に、地域防災計画について質問をしたいというふうに思います。
  膨大な資料をいただきまして、なかなか本になじまない私でもようやく読み切ったほどの地域防災計画、本当にありがとうございます。何かあった際には、必ず今後安心・安全のまちづくりのために活用していただきたいというふうに思います。
  前段はそれにおきまして……(「いいから質問」の声あり)この……。(「静粛にお願いします」の声あり)最初に、この代がえエネルギーなんですが、これで先ほどLPガスについて20台ボンベがあるということですが、私の質問の趣旨はこの発電機とか、あそこに書いてあるバルク設備としてのもの、この設備としてどのようになっているのかということについて質問したわけですが、その辺の答えをお願いしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
危機管理室長(横田利雄君) LPガスの災害用のバルク等につきましては、一応これから、先ほど町長の答弁にもありましたけれども、企業との関係で協定等をいろんな関係のところと結んでいきながら、いろいろなエネルギーについて確保していきたいというようなことで計画のほうに盛り込ませていただいております。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) この装置そのものをもし入れるとすれば、1カ所だけでなくて各地域にも入れなきゃならないというふうに思うんですが、その辺はこの災害要綱の中にはそういったことを想定して記入されているわけですか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
危機管理室長(横田利雄君) まだそこまでの計画までちょっと至っていないところでございます。これからでございます。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) やはりすばらしい策定計画あるわけですから、そういったところも含めてね。やはり、あと会館だけで、公共施設も含め、できればこの自主防災組織まで視野に入れた策定というもの、配置というものについて考えていっていただきたいと。ただ、私が特に注目しているのは、このLPガスによる発電機ね。これについてはかなり有効だなというふうに思っています。その1台の発電機そのものを使ったら、今現在のガソリンなんかよりもはるかに効率がよく長い間使えるというふうなものと思っていますので、その辺の検討も含めて考えられる余地があるかどうか、質問します。
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
危機管理室長(横田利雄君) こちらも勉強させていただきながら進めていきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) それでは、要するに災害弱者と言われている部分というか、方々の対策ということで、SNSが今注目され、富谷町もそれに沿って3.11大震災にもツイッター、フェイスブック、こういったものと取りかかっているわけですが、いわゆる今それぞれ注目し始めているSNSの中でも、この交通機関とか、それから災害、気象、そういったものまで含めた情報提供をするものが今現在オープンデータという形であるわけですが、こういったものについての検討というものはあるかどうか、お伺いしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
危機管理室長(横田利雄君) 震災後、ツイッター、フェイスブック等活用し始めたというところで、今進めております。ちょっとそのほかのソーシャルネットワークサービスのほうのいろんな種類、多岐にわたるかと思いますけれども、利用できるかどうかというのはちょっと今のところまだ検討のほうに至っていない状況でございます。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) いわゆる災害の弱者の部分も含めて考えた場合に、現在仙台市、それから南三陸町なんかでもオープンデータ化をしまして、これはお互いにですよ。行政が持っているデータ、それから個人が持っているデータにお互いがアクセスし合って、そして的確に情報を得て避難するなり、そういったことが今問題になっているわけですが、こういったことについてやはり積極的に取り入れていくべきだというふうに、ないしは検討すべきだと思うんですが、その辺についてのお考えをお聞かせ願いたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
危機管理室長(横田利雄君) 今現在、ソーシャルネットワークサービス以外もいろいろな社会資源がありますので、そちらも含めて全体的に検討していきたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) 先ほどの防災無線ですけれども、これは各新しい住宅地とか、そういうところは防音装置が発達していまして、なかなか伝達されないという人たちもいるわけですが、そういった人たちの対策としてもこういったソーシャルネットワーク含めて対策をとっていくということが考えられるんですが、こういったことについても検討なさっているかどうか、お聞かせ願いたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
危機管理室長(横田利雄君) 先ほど言ったように、SNS以外のものも視野に入れながら今現在進めております。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) ぜひとも要するに災害弱者と言われる方々に向けたこのソーシャルネットワークの運用というものについても十分考慮していただきたいというふうに思います。
  それでは、先ほど無線とか、そういったもの、防災無線とか言いましたが、今現在衛星電話はどのようになっているんですか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
危機管理室長(横田利雄君) 衛星電話は使えるような形ではなってございます。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) 何か曖昧なんですが、自信を持って使えるんだというふうな状況ではないように思うんですが、その辺、今現在あるんですか、ないんですか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
危機管理室長(横田利雄君) 大変申しわけございません。今その資料は手持ちにありませんので、後ほどご回答させていただきます。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) それでは、この非常に重要な手段が衛星電話としては、今一番情報を伝達するのに有効ではないかなと思うんですが、その辺後で示していただきたいというふうに思います。
  あと、次に、学校などの施設の開放についてお伺いしたいというふうに思います。
  先ほどできれば、できればというか、学校の教室までというような発言に私は聞いたんですが、その辺は教室まで含めた避難体制、開放というか、その辺はどのようになっていますか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
危機管理室長(横田利雄君) 基本的には体育館ということで一応考えてございますけれども、人数があふれて多くなった場合ということのときは、教室のほうも一応学校のほうと打ち合わせをしながら使わせていただくというふうにしていきたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) それで、学校の問題で例えば体育館でもよろしいですけれども、その体育館なり教室なり、そこへ入るための施錠というんですか、その管理はどこになっているんですか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
危機管理室長(横田利雄君) 学校のほうで保管しております。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) 緊急のとき、どなたが管理しているのかわかりませんけれども、学校だけではなくて、やはり地域の方にもその開放するというか、誰か責任者を持たせてやるべきだと思うんですが、防災倉庫の場合ですとそういった形で地域の行政区長さんも持っているわけですけれども、学校についてはやはりそういうふうにすべきだと思うんですが、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
危機管理室長(横田利雄君) その辺は教育委員会のほうと打ち合わせをしながら、可能かどうか検討してまいります。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) せっかく教育委員会もいらっしゃいますので、教育委員会のほうの立場としては今私の質問に対してどういう対応をするか、ご質問したいと思います。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 災害が起こった場合は、学校としてもいわゆる教育委員会の施設を全て活用して協力していきたいという基本的な考えはございます。ただ、日常的な管理上を言いますと、体育館は開放スペースになっておりますので、あそこは独立して施錠ができます。セキュリティー関係は。そこの鍵は開放関係もありますので、生涯学習課も保管しているところでございます。ただ、校舎のほうは日常的な管理で大変子供たちの個人情報等もたくさん入っている教育現場でありますので、現在のところは学校職員の管理という状況ではございます。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) まず、体育館もそうですけれども、特に教室のほうは非常に防災に役立つものが非常に蓄積されているように私は見ているんですが、そういうものも考えた場合、災害はいつ起こるかわからない。どこに何時に発生するかわからない。誰が集約して戻ってくるかわからないという状況がありますので、その辺についてやはり地域との連携という形で十分にその鍵の保管とか、そういったものを含めて検討するということについて、再質問したいと思います。
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
危機管理室長(横田利雄君) 体育館関係につきましては、避難指示等が出た場合の利用というふうな形にはなるかと思いますけれども、職員もその施設を確認しに出向いて異常ないかどうかとか、公民館であっても確認、震度4以上ですと今現在確認しております。そういった中で、職員が一応行って施設を見ておりますので、施錠自体は例えば公民館であればあいているのかなと、あけられる状態でその時点ではあるかなというふうには思っております。なので、地区へ施錠等鍵をお渡しするかどうかについては、そういったところも含めながら全体的に検討していくというふうな形で考えていきたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) 現在でも公民館については行政区の誰かに鍵保管という形になっていると思うんですが、この辺は私の記憶だけではそうなっているんですけれども、それは今現在も進行しているというふうになっていますか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。もとい、生涯学習課長。
生涯学習課長(渡邉正弘君) 公民館につきましては、管理人のほうが所持しております。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) 管理人がやっているのはわかっているんです。それ以外に、その管理人がいない時間、災害が起きたとき、例えば9時とか9時半、土曜日、日曜日でも管理人がいないときの対応というものがどのようになっていますかということなんです。
議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(渡邉正弘君) 職員のほうで対応するようになっております。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) やはりその職員はどこから来るかわかりませんよ。やはり地域との連携ということを考えた場合、その会館のセキュリティーの問題もありますけれども、そういったものを考えた場合、やはり各行政区の中の誰かと連携をとって、いち早く行ける人を選定するというのが以前にそういうふうにしていたんですが、それはいつから変更になったんですか。
議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(渡邉正弘君) 変更にはなっていないと思っております。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) 私が公民館協力員やっていたときにはそういうふうになっていた。私が鍵を持ってセキュリティーカードも全部持っていたわけですけれども、そういう時代があったわけですけれども、その辺について、やはりそういった地域の防災計画の中できめ細かに設定していくということが必要だと思うんですが、再度質問したいと思います。
議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。もとい、荒谷次長。
教育次長(荒谷 敏君) ただいまの議員のご質問ですけれども、確かにおっしゃるとおりでございますが、先日、震度4の地震があったとき、マニュアルに沿って公民館職員がいち早く各施設に出向くことが義務づけられておりました。その際、災害規模にもよりますが、30分以内で皆さん職員はいて、まず災害の避難状況、建物の調査をしている状況でございます。議員のおっしゃるとおり、地域の方に鍵を渡すということは、いろいろな問題も発生しますので、その辺は町の防災担当と今後大規模な災害に備えてどういう避難所の開設ができるか、そういったものは調整させていただきたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) やはりそういう綿密な体制というか、そういったものを安心・安全のためには二重にも三重にも考えていただきたいというふうに思いますが、続きまして、このAEDの問題なんですけれども、これについては先ほどでは会館については鍵を事情とかそういったものがありましてなかなかできないという発言でしたけれども、これは会館でもいろんな各町内会ごとによっては仕様が違っているわけだと思うんですが、そういったところとの対応というものについては今後考えていけるものなのかどうか、お伺いしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
危機管理室長(横田利雄君) 今のところということでご回答、それから町長のほうからさせていただいておりましたけれども、今後いろんな形で展開できないかどうかの中に一応一つとして入れていきたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) 最近のAEDも非常に値段も安くなってきていますし、ある意味では各町内、自治体のほうだけでなくて、町内会の行政区のほうでもやはり設置したらどうだという声もありますので、その際、設置しようと思ったところには全額町内会にやるのではなくて、幾らか助成をしながら徐々に設置していくというような考え方があると思うんですが、その辺についてお伺いしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
危機管理室長(横田利雄君) 今後の検討の中に一応入れさせていただきながら、可能かどうかも含めて検討していきたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) そのほかに、AEDの支援自販機というのがあるのはご存じですか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
危機管理室長(横田利雄君) 大変申しわけございませんが、今のところ認識しておりません。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) 自販機とAEDがセットになったものが、東北ではないんですけれども、申しわけないんですが、首都圏を中心にして、要するに相手も営業ですから、要するにたくさん購入する場所でないとなかなか設置できないようなんですけれども、そういう意味でこのAEDが支援自販機として設置されているわけですけれども、こういったことについてもやはり各自治体だけではなくて、商店とかそういったところにも協力を求めて、AEDの設置の範囲を広げていくということが考えてほしいと思うんですが、その辺についてはいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
危機管理室長(横田利雄君) 議員さんのおっしゃるとおり、多くのところにあるのが一番いいいかと思いますので、機会というか、方法があれば検討していきたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) だんだん時間がなくなってきましたけれども、この防災計画の中では1つ入っていない部分があるというふうに私は思うんですが、いわゆる女川原発の問題、こういったものに対する対応というものもやはりこの計画の中には入れておくということが必要だと思うんですが、その辺について質問したいと思います。
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
危機管理室長(横田利雄君) ちょっとたしか……。そうですね。私の引き継ぎの中では、少しの記事で入っているというふうなちょっと引き継ぎを受けておりましたが、まだちょっとそこを確認私とれていなかったものですから、ここを確認してお示しというか、お話をしていきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) それでは、マイナンバーのほうに移りたいというふうに思います。
  うちのほうの町の場合は、中間サーバーに一括して接続しているというふうな考え方でよろしいんでしょうか。それとも、庁内のサーバーでこのマイナンバー等の情報は集積されているというふうに考えてよろしいんでしょうか。どちらなんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(神田能成君) マイナンバーにおけるサーバーでございますが、こちらは税率のほうが東西にプラットホームという形でそれぞれ東西に1カ所ずつの2カ所を設置するということでございます。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) 先ほどから地方公共団体の情報システム機構への発注ということになっているんですけれども、これは富谷町が発注しているんですか、それともどこかと一括した発注という形になっているんですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(神田能成君) 一括での発注でございます。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) そうしますと、富谷町が発注しているのではなくて、どこかが一括発注ということでよろしいんですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(神田能成君) そのとおりでございます。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) それでは、今回の情報漏えいというのは大変な問題で、まだ原因もわかってはいないようですけれども、この問題について町としての対策というか、こういったものについてはどのような対策をとっていらっしゃるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(神田能成君) マイナンバー制度に限らず、町の電算システムでは、不正アクセスを防止するために、従来から庁内のファイアーウオールであったり、内部情報のファイルサーバーへのアクセス制御であったり、あるいはアクセスログの監視等、現状において町、それから委託会社で考えられる防止策はとっているところでございます。しかしながら、今回その年金機構での情報漏えいということがございました。こういったことは非常に重く受けとめております。こういったことから、今後のさらなる対策ということでは、例えばその情報セキュリティー会社への診断であったりというのも今後やっていく必要があるのではないかなというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) 事が起きてからでは大変問題ありますので、早急な対策ということについてお願いしたいと。
  要するに、もう一つは、このマイナンバーで要するに各市町村で入れる情報がある部分あります。ICチップに投入するということで。ICチップに128バイト以上入れなさいということでなっているわけですが、これはうちの町でもし、もしですよ、入れる、投入できるとすれば、何項目ぐらい入れられる状況と思っていますか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(神田能成君) 議員のおっしゃるとおり、容量についてはICチップ128キロバイト以上というふうなことで、恐らく空き容量、正式に示されたわけではございませんが、4分の1程度があくのではないかなというふうに見込んでございます。その中でどのぐらいのものを独自に入れられるのかというのは、今後ちょっとその入れる内容にもよるかと思いますけれども、例えばコンビニ交付をする住民票であったり、あとは印鑑証明、そういったものについては十分に入る容量だと考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) 東京都の中野区では、この34ほどの手続が可能ではないかと。これもはっきりはしていないんですよ。ただ、それぐらい情報を入れられるということが中野区あたりでは研究しているようなんですが、うちのほうではまだそこまでは研究していないということなんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(神田能成君) 独自利用するに当たっても、その入れられる内容というのは、税、それから社会保障、それから災害対策という独自利用でも決められてございます。その中で、実際に各町民の方々の利便性があって、かつ費用的にもかからないということを検証、検討しながら進めていく必要がございますので、現状まだ検討段階ということでございます。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) 10月1日から各家庭に行くわけですが、これの収納率というんですか、ICカードをとりに来る。これの集約状況というのはどこが責任を持ってやる状態になっている。富谷町ですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(神田能成君) ICチップということは、その個人番号カードということかと思いますけれども、まず10月5日以降に機構のほうからまずは全住民票のある住民の方に通知カードが送られます。その通知カードの中に個人番号ナンバーの交付申請も一緒にそれも入る予定になっています。希望する方については、その個人番号カードの交付の申請書を郵送して、それを機構のほうから町のほうに送られてくるというふうなことになってございます。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) その申請をしなければ、何かの法律的に罰則があるということでよろしいんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(神田能成君) あくまでも個人番号カードについては本人の申請ということでございますので、特段罰則等はございません。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) 先ほどコンビニなんかの収納ということについてありましたが、これは前から言われているとおりなんですけれども、これについては一番早く投入されていくんじゃないかと思うんですが、その部分については再度間違いないかどうか、質問したいと思います。
議長(浅野幹雄君) 総務課長でいいですか。町民生活課長。
町民生活課長(泉川潤哉君) マイナンバーカードに伴って、コンビニで証明書の交付等、現在もう検討に入っている状況でして、早い段階に投入していきたいとは考えておりました。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) それから、カードがない人、来年1月から本格稼働するわけですが、それでもカードがない人に対する対策はどのようになっていますか。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(泉川潤哉君) コンビニ交付に関しましては、マイナンバーをお持ちの方に限られてきますので、それをお持ちじゃない方は通常の本庁もしくは出張所のほうで証明書を交付という形になります。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) それにもやはり法律的な罰則規定というものはありますか。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(泉川潤哉君) 証明書をとることに対しての罰則ですか。特にございません。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) それで、最後に時間がないので、タブレットのほうに移りたいというふうに思います。
  タブレットのほうですけれども、これは東向陽台小学校で行った反転授業ということについて、どのような評価をしているのか、お聞きしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 職員ときのうも会って直接その具体的な内容等も聞く機会があったんですけれども、やはりこれからの教育の方法としては大変有効な方法の一つだというふうには認識してございます。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) いろいろ問題点はかなり指摘されているとおりです。私ある程度申し上げたとおり、やはり人間としての教育というんですか、これはやはりじかに見て感じて、これがやはりそれこそわくわくした気持ちで勉強に入っていくというのが大切だろうと思うんです。やはり時代の流れの中ではこうしたタブレットを使用したものというものが必要になってくると思うんですが、この辺については予算の措置、先ほどありましたけれども、更改時期ですね。更改時期をめぐって今までとはるかに違う値段でタブレットを購入できると思うんですが、そういった更改時期にはっきりとタブレット型にしていくというようなことに考えてよろしいでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 更新時期の前に、学校職員ときちんと協議をしながら、学校の要望を最大限生かした形での導入を図っていくということではございますが、流れとしては議員さんのおっしゃるとおりの方向に向いているということは認識してございます。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) やはり今からの教育というものについて、いろいろ先ほどからお話ししていますが、子供たちの発達、こういうものに合わせてこのタブレットの使用、こういったものの十分なる研究というんですか、こういったものについてしていただきたいと思うんですが、再度そういうタブレットでどんどん進んでいくものに対する警戒心というんですか、この辺についてはいかが、教育長の。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 一つは、やはり目的になってはいけないというふうに思うんですね。やはりICT教育というのはあくまでこれは方法、いわゆるツールの問題でございますので、いかにこれを使うかということを目的化するということではなくて、各教科の学習にはそれぞれ学習目標というのがございますので、その目標達成のためのツールとして使いこなすという、そういう力量がこれからの教員には必要だというふうに私は思っています。
  今の反転授業のほうは主に算数でやっていますが、私は理科の教員としても非常に有効なものだというふうな認識は持っております。ですが、繰り返しになりますが、あくまでツールだということ、本当の教科の目標達成のためには、議員さんおっしゃっているような実体験がやはり基本にあって初めてツールは生きるんだということの認識はございます。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) 確かにそのとおりだと思います。
  続いて、教育委員会のサーバーですけれども、これ今どこに設置されていますか。ごめんなさい。本庁の場合、どこに設置されていますか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(齋藤卓也君) 申しわけありません。教育委員会と都市計画課のフロアがありますけれども、そちらに設置しております。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) 生徒の個人情報なんかも入っていますので、できればその平場に置かないで、どこかやはりサーバー室なんかに移転するというようなことをしてほしいと思うんですが、その辺についてはいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(齋藤卓也君) その辺についても十分検討していきたいと思います。また、学校内においての個人情報の取り扱い等についても今後十分気をつけるような体制をとっていきたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) やはり大事なサーバーですので、きちっとした管理、こういったものが求められるわけですが、そういう観点からしても、今あのように放置されているのではなかなかセキュリティーがもたないというふうに思うので、さらにサーバー室もあいてきますので、そちらのほうに移すということについて検討されるかどうか、質問したいと思います。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(齋藤卓也君) 検討させていただきます。
議長(浅野幹雄君) この際、暫時休憩いたします。
     午前11時51分 休憩                                        


     午前11時51分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) 私からは、ちょうど昼食前なので、簡単に論旨をちょっと最初申し上げたいと思います。
  通告に従いまして、1件6項目、市制移行に向けた交通アクセスへの期待と課題について、質問をいたします。
  若生裕俊町長は、就任してもうすぐ4カ月を迎えることとなりました。その間、「住みたくなるまち日本一」のまちづくりの実現に向けて昼夜努力していることは大変評価をいたしております。
  市制への移行予定日を来年10月10日と正式に表明をいたしております。市制移行に関する住民意向調査、市制移行地区懇談会も町内7カ所で開催、終了をいたしております。町民の市制意向調査では、地下鉄延伸等、交通アクセス改善を最優先で市への移行への課題解決に町民の声が多くを占めております。町長が公約に掲げている町民バスを泉中央駅までの乗り入れ運行に多くの町民からの期待の声があります。交通アクセスへの町民よりの期待度の声は数多くあり、その実現に向けた方策及びその後の進捗状況に、町民は大いに注目をいたしております。また、交通弱者と言われている世代に対する方策として、近年各自治体が取り組みを図っているデマンド乗り合いタクシーの導入に期待する多くの高齢者の声があります。
  市制移行を視野に公共交通体系の見直しの町民意向調査、また、公共交通体系に精通しているプロの業者に委託調査をすべき機会と捉え、見直しの検証を実施すべきと思いますが、どうでしょう。
  質問内容は通告どおり、次に質問をいたします。
  1番目、地下鉄泉中央駅からのライトレールでの実現策について、また、前回の3月議会で町長が答弁しております乗り継ぎ手段としてのBRTの具体実現策について伺います。
  2番目、町民バス泉中央駅乗り入れについて伺います。
  3番目、敬老パス導入時期の件について、具体的に伺っていきます。
  4番目、町民バス費用対効果の検証について伺います。
  5番目、交通弱者対策としてのデマンド乗り合いタクシーの導入の件について伺います。
  6番目、公共交通体系の再構築について伺います。
  以上6項目の実現のプロセスについて、若生裕俊町長に質問します。昨日の同僚議員の質問で重複している部分がありますが、通告どおり質問をいたしますので、よろしくご答弁をお願い申し上げます。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
     午前11時56分 休憩


     午後 1時00分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  磯前 武君の質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生裕俊君) 磯前 武議員よりの質問であります市制移行に向けた交通アクセスの期待と課題につきまして関連したご質問について、お答えを申し上げます。
  まず、1つ、最初に泉中央駅からのライトレールの実現策等に関してでありますが、先日の一般質問の際にお答えしましたとおり、富山市への行政視察を行い、実際にライトレールに乗車し、新公共交通を軸としたコンパクトなまちづくりを見てまいりました。特に、ライトレールの整備については、交通弱者や少子高齢化対策、交通渋滞緩和、環境負荷低減など、高質な公共交通ネットワークとして重要視しております。ライトレールなどの実現策などについては、仙台市との間で具体策や進行スケジュール、意見交換などを初め、土台づくりに努めているところであります。
  2点目につきまして、町民バスの泉中央駅乗り入れの実現に当たっては、宮城交通の理解と協力が必要であり、宮城交通の青沼社長へ挨拶に出向き、泉中央への乗り入れに向けた協議を行いたいと申し入れを行ったことは、以前にも申し上げているとおりです。これからも引き続き多角的に交渉や協議を続け、具体的にどのようなことが問題で、何を解決すれば実現が可能なのかなどについて、宮城交通とも十分な信頼関係を保ちながら、検討・協議を継続的に行ってまいりたいというふうに思います。
  3点目の敬老乗車パスについては、富谷町で実現可能な敬老乗車パスについて、仙台市や宮城交通、国や県の関係機関との話し合いの場を持ち、ただいま協議及び検討を進めているところでございます。町民バスの地下鉄泉中央駅への乗り入れ等、富谷町の全体的な交通のあり方も含めて、役場内の関係機関との連携のもと進めているところでもございます。また、町民の皆様のご意見をお聞きしながら進めてまいりたいというふうに思っております。運行開始時期については、最大限努力してまいりたいというふうに思います。
  4点目の町民バスにつきましては、路線バスを補う地域のコミュニティーバスとして、スクールバス機能や福祉バス機能を持たせながら運行しております。町民バスの運行は、直接的には財政支出が大きく、運賃も最大100円ということで、数値化できる費用対効果も少ないように思えます。一方、町民バスの利用により子供から高齢者の方々の外出機会がふえているという側面を絶対に忘れてはならないと考えております。今後も町民バスアンケート調査結果や町民の皆様からのご意見を踏まえ、これからの運行計画策定の参考にさせていただきたいと考えております。
  5点目のご提案いただきましたデマンドタクシーについては、現在コミュニティーバスにかわる新たな公共交通サービスとして、交通空白地帯の解消や交通弱者と言われている方々の移送手段として運行されております。しかしながら、富谷町における年間7万2,000人の町民バス利用者の利便性に資するためには、定時運行する現状の路線のバス方式がデマンド方式に比べ優位性があるものと考えられておりますが、今後も地域や世代間によって多種多様なニーズが考えられることから、先般議会で24年度ですか、総務常任委員会でのデマンドタクシーについての視察研修した報告書等も参考にさせていただきながら、総合的にこれから今後検討をしてまいりたいというふうに思っております。
  次、6点目の市制移行を視野に公共交通体系の再構築についてに関連してでありますが、まずは新公共交通システムなどの調査研究業務として、平成27年度当初予算に80万円の予算を計上しております。再検証作業の研究に当たっては、専門のコンサル業者に委託し実施する予定であります。今後も市制移行とあわせ、富谷町の公共交通のあり方や将来構想などを示すグランドデザインの策定なども視野に入れ、町民の皆様からのご意見を踏まえて積極的に取り組んでまいりたいというように考えております。
議長(浅野幹雄君) これより、磯前 武君の質問は一問一答により行います。15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) では、一問一答で質問をさせていただきます。
  まず、最初に、いろんな意味で交通環境が変化したことを説明し、最初の質問に入ります。
  去る5月26日午後2時、本町の会議室において、仙台市・富谷町広域行政協議会平成27年度の総会が開催されました。本町の若生裕俊町長が副会長に就任をいたしました。平成27年度の事業の中で、仙台市・富谷町の交通の共通課題として解決に向けた取り組みの話し合いをするべきじゃないかというふうな要望が出され、議長である奥山仙台市長より、交通問題等、両市町が抱えている共通の課題を洗い出して調査研究し、広域行政の課題として協議、取り組みを図ってほしいとの議長提案が出され、大きく踏み出したように感じられました。
  平成27年度の事業として常任委員会、当議会からは2名、副議長と菅原常任委員長が出ていますが、この委員会に委任されました。よって、通告に従って踏まえて質問をいたします。
  1番目の質問に入りますが、仙台市・富谷町広域行政協議会の総会の議長提案も含めて質問をいたします。まず、最初に、泉中央駅からのライトレールの実現策として、町長の公約の目玉である泉中央駅までの路線計画の策定について、まず質問をいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 策定につきましては、先ほど最後の質問でもお答えしましたように、現在その当初予算で80万円の予算を計上しております。これは専門的なコンサル業者に、やはり一つの、これまでお話ししているように、14年度に策定した緑未来の計画を洗い直して今の時代に合った、まずは基本的な手段としてその部分をまずは富谷町として構築することが大切だというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) ちょうど仙台市と富谷町のこの総会で、奥山市長が我が本町を訪れたわけですが、このときに町長は交通問題について、2人とか何人とかで話したことがあるかどうか、その点をお伺いします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 奥山市長とは何度もこれまでよくお会いする機会にお話をしていますが、お互いにかなりこの問題は、特に奥山市長のほうが懸念しているのは、話題がひとり歩きしたりする可能性があるので、発言だけはお互い慎重にしていきたいということで、慎重に固めながら、事実に基づいての発言のみにしていきましょうと。ただ、先ほど議員さんのお話にもありましたように、協議会の中でも今後その課題について取り組んでいかなければいけないという共通認識はいただいているというように認識しております。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) きのうの同僚議員からの質問でもあったんですが、私ども総務常任委員会、富山市、富山ライトレールを視察研修してきたんですが、町長も調査研究をしてきたということで、一歩も二歩も具体的にその調査を受けて成果を見たと思うんですが、具体的に感想があればお答え願います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) まず1つは、やはりそのライトレールを実現したことによって、その効果としてやはり高齢者の方々が外出頻度が確実にふえたという、それによって医療費だったり、そういう部分の軽減が図られたということだったり、あとは旧町並みがそのライトレールでつながって、直接駅がつながってはいなんですけれども、旧商店、いわゆる町並みをそれを同時にあわせて進行させたことによって、そこのいわゆる観光客がそこに足を運ぶように、いわゆるそこのもともとの旧来の商店街の活性化にもつながったとか、ある意味一つの軌道軸を、ライトレールを実現することによって、かなり大きな効果があったということを改めて現地に行って痛感したことと、やはり実現に向けて市長の、昨日も答弁で、質問でありましたように、かなり市長のリーダーシップ、そして国とのかなり国交省なり、国や県との強力なリーダーシップによる行動力によるところがかなり大きかったというのを改めて感じましたので、私も身を引き締めて実現に向けて努力したいというふうに改めて認識をしたところであります。決意をしたところであります。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) この前の3月の定例議会以降、関係自治体である宮城県及び仙台市のこの交通問題に関した諸問題について、打ち合わせとか協議をしたかどうか、質問をいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 3月議会以降、今日までも、継続的にそれぞれのバスの乗り入れも含め、あと敬老パスの件、ライトレールの件含め、国交省及び仙台市及び関係機関である宮城交通と事務的な、事務レベルでの協議も含めて継続的に行っております。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) 3月定例会、町長の答弁の中で、「泉中央駅から富谷町まで幾つかの方法がある」とこういうふうに町長は答弁しておりまして、「LRTとBRTを含めていろいろと方策し、検討を視野に入れて実現に向けて努力をしていきたい」とこういうふうに答弁しているわけですが、このLRTとBRTの検討、具体的にわかりやすくもう一度答弁をお願いします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 前回の答弁で申し上げましたのは、地下鉄泉中央からの乗り継ぎの部分でかなり大きな課題になるんじゃないかということの中で、それについては私も認識を同じくしておりまして、ただ、それについての解決策は幾つもいろんな手段がありますので、というところの一つの方策として、BRTという言葉をお話をしたわけであります。
  ただ、現在実際全国の事例の中に今実現には至っておりませんが、BRTとライトレールをそのままBRTがライトレール、LRTにそのまま乗り入れできる方向で準備をしている自治体もあるというお話も聞いておりますので、それが実現すればまたその実効性として一つの参考事例となるかなというように思っておりますが、一つの手段としての言葉としてご提案した、お話ししたことであります。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) このBRTというのは、専用道路をつくってバスが走るわけですが、この専用道路をつくるというのはなかなかちょうど富山県に行ったときに専用道路もちょっと見てきたんですが、かなり金がかかるということも聞いてきました。こういうふうな難しい課題も多いことを考えれば、むしろ泉中央駅からライトレールをこの前の両協議会の私は話を聞き、仙台市長のああいう前向きな話を聞いた中で、かなり自信を持ったわけなんですが、やはりその地下鉄からすぐ仙台市の泉中央からライトレールというふうな方向のほうがむしろ簡単じゃないかなとこういうふうに、甘いかもしれませんがそういうふうに感じたんですが、町長はどのように感じたか、よろしくお願いします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 私も全く今の磯前議員と同じ思いでありまして、可能な限りやはり直接泉中央からライトレールで富谷へというのが理想としております。あくまでそこを目指しながら、ただ、ほかにもやはりいろんなこれまで関係機関で県のほうで議員団ですかね。たしか小野 隆先生中心に構想したことが長期総合計画絡みでやったときには、やはり泉中央駅と同じ線路幅で古川までという、いわゆる軽便っこの路線を生かしながら古川まで延ばすことによってかなり経済効果とその波及効果が大きいんじゃないかということもあったり、その辺も先日小野先生にも役場までわざわざ心配して参考にということで資料を持ってきていただきましたし、いろんな方策をこれから検討はしていきたいというふうに思います。その1つとして私、ライトレールが経費が一番抑えられるということで実現可能な方策としてライトレールということを掲げさせていただいておりますが、希望は鉄軌道を何とか実現したいということでありますので、そこに向けて専門のいわゆるコンサルチームの支援をいただきながら、まずは構想をつくって、その後はそこからは実現に向けて仙台市なり、国なり、県なりの協力をいただいていくという形かなというように思っております。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) まず、交通アクセス問題、この泉中央からの問題は、かなりいい方向に進んでいるように私は感じていますので、事務当局、協議会の事務当局、いずれ早急に常任委員会、両市町の常任委員会がそれを進めていくと思いますが、これは担当課はどこになるか、伺います。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) 私ども企画政策課で担当してございます。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) では、この企画政策課についてはまだこのライトレールについては検討には入っていないんですか。その点をお伺いします。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) 前の経営企画課から引き続きそれも含め広々、先ほど町長が申し上げましたとおり、町民バス、それから敬老パス、あと学徒フリーパス、そういったものも含めて内部で検討してございます。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) では、その件については前向きによろしくお願いします。
  2番目の町民バスの泉中央駅乗り入れについて伺います。
  関係する宮城交通、それから陸運局、宮城県、仙台市とのこの件に関して訪問をしたかどうか。また、そのような話題の打ち合わせをしたかどうか、その点を伺います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。もとい、企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) 打ち合わせしたかどうかということについては、打ち合わせはしております。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) では、訪問してのその個々の感触、ひとつ質問します。先方の。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) 率直な、そうですね、実現、その訪問をした後にどういったことができるかということを検討して、実現できる方向で今検討しております。感触としては、やはり国交省、それから仙台市交通局、宮城交通、あと運輸局のほうには行っております。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) 現在富谷町から路線を持っている宮城交通に対しての話し合いということになるわけですが、現状、町の町民バス委託発注は現在入札方式で行われ委託されているわけですが、この方式をプロポーザル方式、条件提示型に切りかえる考え方はあるかどうか、答弁を求めます。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) 現状確かに入札というふうなところで行っておりますので、次の発注に向けて内部で検討したいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) この町民バス、今路線を持っているのは宮城交通ですから、この条件提示型、プロポーザル方式に切りかえ、これを泉中央へ町民バスを持っていくのが一番の近道じゃないかなと私は考えているんですが、町長の見解を求めます。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 確かに磯前議員さんのただいまの御意見と同様に、私も宮城交通さんに担っていただくのが一番効果的だというふうには思っております。なので、宮城交通さん、最初に就任直後に訪問した際も、あわせて新年度新体制になって担当職員もかわったということで改めてお邪魔したときにも、そういったことも含めながらいろいろ総合的に今後ご相談をさせていただきたいということでお話をさせていただいております。それで、私とその段階での感触はかなり青沼社長は前向きに私に対してはご意見をいただいたという経緯がありますが、その後、事務レベルで協議をすると、またいろいろな課題も出てきているというのが実情でありまして、今後慎重に、まずは信頼関係を崩さないように慎重にやはり実現に向けて努力していきたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) 私の住んでいる東向陽台三丁目なんですが、ちょうど私が以前行政区長をやっていたときに、宮城交通は私どもの三丁目は走っていなかったんです。陸運局に申請するときに、いろんな一部の町民からいろんなことを言われたとき、宮城交通は「ここをぜひ走らせたい。ただ、これは町民の利便性だけ考えていくんだ」ということで、今回私の町民バスが泉中央への話の中で、その方はかなり宮城交通の上の方なんですが、ちょっと話をしましたら、やはり条件提示型、プロポーザルであれば大いに乗れる話だというふうなことを、その方の主観だと思いますが、あったんですが、そこら辺については町長はどのように感じますか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 大変効果的なご意見だというふうに思いますので、ぜひ今後そういったこともご意見もいただきながら進めていきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) ぜひともそういう方向に努力をお願いしたいと思います。
  では、次に、3番目の質問、敬老パスについて伺います。
  1番目として、敬老パスの導入の時期、今の状況でいくといつごろになるかどうか、この辺を町長に伺います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 先ほど来ご説明させていただいているように、実は今回のこの件は敬老乗車券も泉中央駅乗り入れとある意味セットというか、同時進行でご相談をさせていただいております。また、この件については仙台市の交通局とのかかわりもありますので、そちらもあわせて同時進行でご相談をしておりますが、当初と若干変わった部分がありまして、当初はもう少し既存のこれまでの仙台市の敬老乗車券の富谷版をということで構想をしておりましたが、今回タイミングがいいのか悪いのか、仙台市の交通局が敬老乗車パスを実は今回イクスカに今切りかえをしているところでありまして、来年度から、あと補足でまた担当課長から説明いただきますが、今回仙台市のほうがイクスカに全て統一をする今切りかえの準備をしておりますので、実はその関係でかなり複雑になっていることもありまして、そこでじゃ富谷の敬老パスをどういうふうにそこに組み入れるかというのが、ちょっとタイミングが悪かったのかもわからないですね。ある意味こういう段階に来たので、ちょっといろんな別な要素も出てきたところで時間がかかっているところもあります。なるべく早く実現に向けて努力したいと思います。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) 仙台市は75歳以上なんでしょうか、伺います。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) 70歳以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) 今、富谷町で70歳以上のこの敬老パスの資格がある方は何人になりますか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) ちょっと今お待ちいただいてよろしいでしょうか。昨年度のちょっと10月末現在でもよろしいでしょうか。(「はい」の声あり)富谷町の70歳以上の人口が5,356人でございます。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) そうしますと、大体年に平均して何人ぐらいの仙台市の実績で考えると、富谷町にそれを移行した場合に幾らぐらいの財源になるでしょうか。予算。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) 2月のときの議会でも申し上げましたけれども、1割負担とした場合に5,100万ほどの試算となる予算でございます。推計でございます。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) 1割負担ということは富谷型、町長が考えている富谷型の敬老パスということになるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) これはあくまでも仙台市と類似した場合でお答え申し上げました。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) その辺のところがどうしてもひとり歩きすると困るので、その辺のところを私も勉強はいたしますが、町長のその辺のはっきりした形、こんな方向性に今敬老パスは動いているんだということをお示しするべきだと思うんですが、どうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまひとり歩きするというご意見があったように、実は安易にお答え、発言することがひとり歩きしてしまうきっかけにもなりますので、ある程度現在仙台市の交通局とも協議をしながら、現実的にそのイクスカカードを利用するのか、それともカードは基本的に廃止するという方向でなっているようなので、そこをではアナログに富谷は関連してするのか、そのデータを新たにつくるとなるとすごい金額がかかるので、その辺も含めてまずは手段と手法と、あとはそれとそれが固まった段階で割合を、先ほどの算出は前回の議会で答弁したように、現状の仙台市と同じ条件での上限12万の1割負担という形での算出なので、その場合、富谷の場合はそれがそこも含めて財政状況も鑑みながら、ある意味検討しなければいけない部分でもありますので、そこは今後なるべく早く具体的にお示しできるようには努力していきたいというふうに思いますので、どうかご理解賜れればというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) 富谷町もかなりのスピードで高齢化が進んできていますので、時間をかければかけるほど金額が大きくなるということもあるので、ぜひ早くそういう方向にしていただきたいと。具体の方向として、この敬老パスについて、宮城交通、仙台市との打ち合わせに入っているのかどうか。その点を伺います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 具体的に担当者レベルで相談、協議に入らせていただいております。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) ぜひともそういう方向で検討を進めていただきたいというふうに思います。
  4番目の質問に入ります。
  町民バスの費用対効果と検証、これについてお伺いをいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 町民バスの費用対効果につきましては、先ほどですか、答弁で申し上げましたが、費用対効果となると、やはりその100円負担でという部分でのかなり持ち出しの部分が多いというのが実際のところで、ただ、利用者の数につきましては年々ふえておりますし、そういう意味では一つの効果としてはあるというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) 近年、乗客数がふえているということなんですが、私も無料証というんですか、もらって一度しか乗ったことがないので大きなことは言えないんですが、どうも高齢者の方に聞くと、「ほとんど余り乗っていないよ」という話で、小学生が子供たちが多いのでむしろ乗客数は減っているんじゃないかというふうに言っているんですが、この乗客数の推移はどのようになっているか、町長もう一度お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) 26年度実績7万1,962人ということで、前年度より1,000人ほどふえているという状況でございます。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) 路線ルートの見直しを考えているんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) ですから、乗り入れの関係、そちらの部分とあわせて内部検討はしておりますけれども、現時点で必ず改定するとか、そういったことはちょっと申し上げる時期ではございません。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) 実は、大和町がこの4月1日から全9路線中8路線を廃止して、新しいほかの交通体系に変えたということなんですが、これを受けとめて町長の見解をぜひお願いします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 先ほど企画政策課の担当課長も申し上げましたように、現段階では具体的に申し上げる段階ではないんですが、やはり総合的にただこれから検討をスタート、始めておりますので、その結果として可能性はあるかというように思います。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) 今、いろんなルートがあるわけですが、そのルートの大きいところと小さいところとこういうふうにあると思うんですが、その辺は一番多いところでどの路線が幾ら、一番低いところで路線どのようになっているか、その辺はお答え願います。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) 済みません。今のご質問にはちょっと答えられる資料がこちらにございませんので、後ほどお答えさせていただきます。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) どうも周りが「空バス走っているよ、走っているよ」とよく言われるので、私も乗っていないので何とも言えないんですが、そこら辺をどうも町民が不信に思っている向きがあるので、ほかの次の質問に入ります。
  次に、デマンド型乗り合いタクシーについてお伺いをいたします。
  以前に総務常任委員会でデマンド型乗り合いタクシーについて調査研究をしたんですが、この件について担当課の考え方をぜひお伺いします。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) 拝見させていただいておりまして、ですから廃止代がえ、基本は廃止されたものに対しての新たな施策というふうな受けとめをしておりますので、例えば今の現状の中で新たなものというのはやはり財政負担もございますので、もし仮にお話でございますけれども、デマンドのほうをもし導入するということであれば、当然その町民バスの再考と合わせてというふうなことになろうかと思っております。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) それぞれ交通体系違いまして、子供たち、町民バスかなり乗っているように感じております。ですから、それはスクールバスという考え方、高齢者は福祉バス、それから早く物事を定時的にやりたいのであれば、それはやはりデマンドタクシーとか、こういうふうな形があると思うんです。それで、大和町の例を考えて、大和町はその町民バスがかなり乗客が減ったということで踏み切ったわけですが、ほかの町でも栗原とか登米、村田町、東松島市、かなりの利便性を図ってやっておると。ここら辺について検討したかどうか、その辺当局お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) 内部のほうではこれから今申し上げたとおりですけれども、町民バスのあり方、それから泉中央への乗り入れの方法、そういったものとあわせて最適かというテーマに基づいて検討してまいりたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) 交通事故の中に高齢者の関与した事故というのは約6割以上あるわけですが、高齢者がやはり今自分で免許証を持っている場合、それを返上する。ちょっと自分は能力が少しなくなったと、反射能力がなくなったということで返上する。そういうことを、これ事故抑止の意味で大変重要だというふうに警察のほうでは言っております。富山市のほうでもそれに対してかなり真剣に取り組んでおるわけですから、この高齢者に対する抑止効果ということで免許証返納にするこういうふうな取り組み、町でどのようにしているか、よろしくお願いします。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) まず、議員のおっしゃるとおりの認識を持っておりますし、現状免許の、少ないですけれども免許を返納された方には町民バスの無料で乗車できるような仕組みは、人数は少ないですけれども、実際は講じております。ただ、それが全て今現状で十分かと言われると、確かに議員のおっしゃるとおりで認識は同じでございます。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) 私も交通安全の黒川行政の仕事をあわせてやっているんですが、交通安全関係で警察のほうからこの返納をぜひ進めてくれというふうなことも再三言われているんですが、町のほうには警察からこういうふうなことは届いていますか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長、わかりますか。もとい、総務課長、警察からの問い合わせ。返納の要請があるか。
総務課長(神田能成君) 今のところはまだそういった要請は届いていないと承知しております。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) そういうふうなことももうかなりの高齢者の方、免許証を離せない。離すことによって病院に行けなくなってしまって進んでしまうということで、なかなか難しい。では町民バスをとなると、ずっと時間をかけて回るので、町民バスは乗りたくないと。タクシーは高い。では、そのときにやはりデマンドタクシーがあればなとこういうようなこともあるので、その辺デマンド交通システムに対する取り組み、町長の見解を求めます。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの磯前議員のご提言にあることも一つの考え方として効果的だという部分もあるかと思いますので、先ほど来申し上げますように全体的な部分を今後検討する中で、一つの方策として検討内容の中に含めさせていただきたいというふうには思います。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) ほとんど町長には答弁求めて答えてもらっているんですが、最後の6番目の市制移行を視野に本町の交通の体系の再構築、町民からの声を集約して専門業者に委託調査する。これも何か整っておるようですが、ぜひともこの件に関して町長の見解を求めて終わります。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) たくさんこの交通……。ある意味これまで最大の課題とも言われておりますので、全体を全て、全体構造を含めながら、この交通システムを考えていかなければいけない。それは、そしてその上でたくさん町民の皆さんからご意見もいただいているのも事実でありますので、今後もご意見をいただきながら、とは言いながらもやはり専門的な知識における計画が必要なものですから、そこをそれを踏まえて早急に専門のコンサル業者の方に計画をつくり上げるまずは努力をしていきたいというふうに思っております。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) 16番渡邊俊一君。
16番(渡邊俊一君) 通告に従いまして、私からは1件2要旨について、均衡のとれたまちづくりを目指すことについて質問いたします。
  我が町は、東北最大の100万都市仙台市の北隣で、地の利により近隣町村に類を見ない目覚ましい発展を遂げ、今日に至っております。そのような富谷町全体の発展には、住民一人一人が平等に恩恵を受けることが大事であり、そのように町の事業計画も推進していかなければなりません。
  高屋敷地区工業団地の工事進捗も順調に進み、企業誘致においても明るい兆しが見えておるのも事実であり、企業が進出することにより国道4号の交通量が増すことが予想されます。そこで、我が町の将来に向けて限りない発展に欠かすことのできない都市計画道路や東西線を結ぶ路線の計画が必要と考えます。
  若生町長は住みたくなるまち日本一を目指し、選挙公約であります次世代型複合文化会館建設についてうたわれておりますが、富谷町の総合的発展において計画し、予定地を設定されなければならないと思います。平成26年9月末で町の公民館区ごとの人口集積状況は、あけの平、富ケ丘、日吉台、富谷中央公民館地区合計2万6,800人、東向陽台、成田公民館地区合計2万4,707人と、偶然にも東北縦貫道を挟み東西において均衡のとれた人口集積と捉えますことから、次の2問にて質問いたします。
  1、次世代型複合文化会館建設を2年以内に取り組むとうたわれておりますが、次世代に遺恨の残らないよう町民からの意見を集約し、財政面から捉えて焦らず中長期的な計画のもと、事業を推進することが大事と考えますが、町長の見解を伺います。
  2つ目として、我が町は、論旨でも述べましたとおり、縦貫道を挟み東西均衡のとれた人口集積を示しており、さらなる発展のため、大清水、あけの平に隣接する約60ヘクタールの県有林を県と協議の上開発を進め、県の施設用地や町長の公約でうたわれております次世代型文化会館の建設予定地に計画することにより、我が町の将来に向けての発展に大きく寄与されます。
  都市計画道路穀田大沢線の計画が進み、上桜木、大清水、あけの平、とちのき団地より国道4号を通らず役場庁舎へ、その先計画が進行しております穀田三ノ関線へ接続されることにより我が町の南北線の大動脈が構築され、一層町民の交通の利便性の向上に寄与されると考えますが、町長の見解を求めます。
  以上であります。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまいただきました渡邊俊一議員の均衡のとれたまちづくりを目指すことについてのご質問につきまして、お答えをさせていただきたいというふうに思います。
  まず、問い1につきましてでありますが、図書館・文化施設等の計画については、今回の一般質問などでも同様の内容を回答させていただいておりますが、私といたしましては、選挙において公約の一つに次世代型図書館建設に着手、文化ホール建設等については2年以内の計画に取り組みますと皆様方にお話をしてまいりました。
  渡邊議員のご意見にもあるとおり、文化施設の整備につきましては、文化を創造し享受する主体は町民の皆さんであると私も思っております。このようなことから、整備に当たっては、より多くの皆様方に深い感動と喜びを感じられ、心豊かな生活を実現するとともに、活力ある地域社会を形成し、文化力の向上や市制移行による都市魅力の創造、発信につなげていくことも重要かというふうに思っております。
  整備費用に関しては、大きなものになると思います。現在、目的基金等も創設されておりませんので、起債制度、補助制度、PFI制度などの民間資本などを研究し、早急に検討を進めながら整備基金等の創設なども想定し、これからしっかりとした整備計画を策定してまいりたいというふうに思っております。
  2つ目のご質問につきましてでありますが、ご提案いただきました、県有林を開発することになれば都市計画道路の穀田大沢線の整備促進につながるとともに、穀田三ノ関線と接続することで交通の利便性が著しく向上し、町の発展に大きく寄与するとの認識は、議員と同じであります。しかしながら、この県有林を活用して市街地を整備するには、県有林を含め約200ヘクタール規模の開発が必要でありまして、その事業費は大変大きな金額になるものと見込まれておりますので、多角的な面から時間をかけ慎重に検討する必要があるかと考えております。
  なお、今後予定しております総合計画や国土利用計画等の見直しに際しまして、市制移行後の本町の将来像、そして土地利用及び交通計画等も検討する上で、ぜひ参考とさせていただきたいというふうに存じます。
議長(浅野幹雄君) 16番渡邊俊一君。
16番(渡邊俊一君) まず、町長に1つ申し上げておきたいことがあります。今、県有林、それから全ての開発について、かなりの事業量のようなお話をされておりますけれども、当初私の論旨でお話ししたとおり、これは県有林については県と町の共有を進めることによって、そういった開発計画を進めたらいいんじゃないかというような提言をさせていただいております。
  また、そのほかの部分については、町有林でも県有林でもありません。民間の持ち物でありますから、そこはやはり町がある程度の指導をしながら区画整理事業に持ち込むか、どのような手法にするかは今後の課題だと私は思っております。
  昨日の町長の一般質問の中での浅野議員などの答弁において、あけの平団地内の通過の交通対策について、何かしらの検討が必要であるとの認識だという答弁をされております。私は富谷全体を考えた場合に、そのためにもただいま提案させていただいておりますこの論旨でうたわせていただいておりますその均衡とれたまちづくり、そして穀田大沢線、また、穀田三ノ関線、そのものがかなり重要視されるのではないかということで、今質問をさせていただいております。
  そのためにも、今般、昨年より仙塩広域都市計画第7回の定期見直しの手続が進められております。それを一つのやはりチャンスと捉えなければならないのではないかと、こんなふうに思っております。
  私もかつて12年ほど前ですか、県のほうに担当課長全てを集めて、あの県有林について何とか町有林と交換できないものかというふうな話をさせていただいた経緯もあります。そして、あの地区に対しての区画整理事業を進めようというようなことで、当時成田もまだはっきりしていませんでした。もちろん明石台もはっきりしていません。そういった中で、富谷の将来の発展のために、いかにあの県有林が弊害になってしまっているかということを、その県の担当課長、たしか7部署の課長だと思いますけれども、全てその課長さんたちが集まっていただいて、そういったお話をさせていただいた経緯があります。
  確かに各単独課ではなかなか難しい部分はあるということでありますけれども、全部一括してしまうと「決してそうではありません」というような回答にもなってきました。そういったことからして、その富谷全体の将来のことを考えた場合、富谷全体の将来のことを考えた場合に、最終的にはあの県有林が必ずその発展に対してのリスクが大きくなってくるということは目の当たりであります。幾ら区画整理事業をして開発を進めたときに、あの穀田大沢線が進捗するんですよと今までずっとうたってきたわけでありますけれども、その県有林があることによって、その進捗度が進まなくなるとか、そういうような状況になるわけであります。
  しかるに、あの県有林については、やはり町と県との共有が一番大事な部分でありますから、そういった意味からして、その県の施設なり町の施設をあそこに構築させる。そして、その富谷町の将来の発展のために、その都市計画道路をスムーズに通すというような状況が、この20年先、30年先、ひいては100年先の富谷に対しての発展の構築になってくると私は思って今回この質問をさせていただいたわけであります。
  そしてまた、町長は、昨日もお話しされましたけれども、選挙公約は皆同じに当然大事で、重みももちろん大事、優先順位も同等だとお話をされております。私は決してそうではないのではないかなとこういうように思いますね。やはり今の富谷の現状、現状を踏まえた中で、財源予算、基本的にはそこが一番大事だと思います。そして、その中で、また、選挙公約をあのくらい並べたわけでありますけれども、その全てが町民に受けて町長は当選されたのではないと私は思っております。そのある一部、全体のある一部については私は賛同します。または、こちらはある一部については賛同しません。そういうものを十二分に住民は分析させていただいて、今日の町長はその席に座られているというふうに私は思っております。
  そういった意味からすれば、確かに選挙で公約をした。この公約の羅列した問題でありますから、今は全て大事な問題と、町長は自分でも捉えざるを得ないだろうと思っておりますけれども、やはりそこの中では今の現実に合わせた優先順位を決めて、そして最終的には全てのものは自分でやり遂げるその考え方は大事でありますけれども、それは基本的には今の町で持っている財源、財政、どのくらいだかということをこの間も町長、初めてこの庁舎に入って今の現状わかりましたというような話をされておるわけでありますから、全てのことをその4年以内に何らかの形でやれるなんていうことはあり得ないと思うんです、私は。ですから、この間の3月の議会でも、早目にその辺を精査して、そしてやれるものとやれないもの、やれないものとは言いませんけれども、長期的にやるものと中期的、短期的にやるものとのその区別をちゃんとつけたほうがいいんじゃないですかというような3月の議会でもお話をさせていただきました。
  もろもろもっともっと話をしたい、話というか、質問をしたいわけでありますけれども、余りその質問の項目が多くなると、町長のほうでも答弁に苦慮する状況があるかもしれませんけれども、まずは基本的にその2点を一応答弁を求めさせていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 私も先ほど答弁で申し上げましたように、今回穀田大沢線及びいわゆる穀田三ノ関線、あの県有林の開発、それが実現することによる効果が大きなものがあるというのは、議員と同じように捉えております。そういう意味で、先ほどそのようなお答えをさせていただいたわけでありますが、ただいま再質問の中でありますように、改めてあのエリア、その県有林が将来的に今のままで置いておくこと、今の現状をそのままに放置しておくことではなくて、やはりこの機会にしっかりとそこに手をかけていくということの重要性も改めて認識をさせていただきましたので、改めてこれから、幸いこれから私も村井知事とも以前もお話ししたように盟友でありますし、これからご同意をいただければ、今回でご同意をいただければ、ますますこれから今後県との関係性はよく近い距離になるものですから、その件も含めて県に積極的にご相談をさせていただきながら模索をしていきたいというふうに思っております。
  2つ目の2点につきましての私の選挙公約含めてのその辺の件についても、大変貴重なご意見いただきまして、ありがとうございます。今回、私きのうも答弁で申し上げました、今の段階ではまず17全て同じように位置づけで捉えて、その中ですぐやれることはやっていくということで今取り組んでいるところであります。
  あわせて、昨日の答弁でありましたように、早急に今回いわゆる線引きの見直しも含めると、早急に今年度中に長期総合計画の見直し等を手をかけなければいけないものですから、それとあわせて私の掲げた選挙公約も含めながら、長期的な総合計画、そして財政計画等をあわせて計画をつくっていきたいというふうに、見直していきたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 16番渡邊俊一君。
16番(渡邊俊一君) 私の論旨で述べましたように、割かし今、富谷に来てみると、成田、明石台、そちらに注目をされているような感じが見受けられます。しかしながら、先ほど論旨でも述べましたとおり、縦貫道を挟んで東西を特化して見ますと、本来ならば縦貫道よりも西側のほうが人口多いわけであります。今現実では。それをやはり両方とも富谷全体を鑑みた場合に、両方が発展していかなきゃならないと。その縦貫道で分離されているわけでありますから、分断されているわけでありますから、それをうまく両方ともやはり発展性を見出していかなきゃならない。そして、住民一人一人が全てその恩恵を受けなくてはならないというようなことでの質問をさせていただいておりました。
  あと、最後の町長の答弁でありますけれども、やはりあくまでも事業形態、事業を進めるということは、財源が基準であります。そして、そこの中で財政であります。ですから、その絶対に焦ることは禁物であります。町長のお父さんであります若生照男元町長、この庁舎を建設するのに何年間かけました。そして、無借金でやったんですよ。確かに私もその当時の若生照男町長と議論させていただいたときに、PFI方式をつぶさに議論させていただきました。それはもう、今からもう既に10年なんていうものでない前に、既にPFI方式での議論もさせていただきました。
  私もその辺は勉強させていただいたつもりでおったんですけれども、ようやくこのごろ、今町長もよく口に出されますけれども、PFI、そういった話が出てきますけれども、当然そういうような自前ですぐにお金を出すのではなくて、やはり企業が先行して投資をしていただく。そして、ためるだけでなくて、後からその借金を払っていくというような方法も、十二分にあるわけでありますから、ただ単にこのものもつくる、あのものもつくる、これもつくるといっても、それは到底無理な話だと私は思います。1つの施設でも最低で今は10億以下というのはありませんから、ほとんど。今町長が考えておられるその公約でうたわれているものに対しては。
  きのうのお話しされましたパークゴルフ場、7億から8億はかかるだろうと。7億から8億で済むんだったら、それでいいです。やはりいろんな土地を買い込んだり何だりした中で、最終的に仕上げた場合に、それで済むんだったらそれでも何とかいくかもわからないです。それにプラスアルファがついてくることも十二分に勘案されなくてはならない。なおさら、文化会館、図書館、そういったものをつくるということになれば、今私たちがいろんなところを視察してきていますけれども、20億、30億、40億は当たり前ですからね、今町長。そのようなお金が富谷の町にあるのかないのか、まずそこからですよ、やはり。なければどのようにしてそれを財源として求めるかという問題だと思います。
  ですから、私はそんなに大きく焦らず、そしていろんなそのものをつくるなり、当然箱物ですから、箱物をつくる場合にはよほど慎重に住民にご意見いただいて、そして町長は住民からの意見を求める機会として、何でしたっけ。(「わくわく」の声あり)わくわく市民……、町民会議。市になれば市民会議なんでしょうけれども、そういうものを考えて今設置されておるようでありますから、そういうその会議を十二分に活用していただいて皆さんのご意見を聞いて、本当にここに従来以外の大きな箱物をつくって、そしてそこで図書館、そういうものをつくっていいのかどうか。やはりそういうものを住民から十二分に調査する必要性があると私は思いますけれども、改めてその財源、予算面からして焦らず、それから十二分に町民の意見を聞いて検討する必要性があると私は思うんですけれども、その点について再度答弁を求めます。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまのご意見、ごもっともでありまして、私もやはり前回のご答弁で申し上げましたように、町長に就任して改めて予想以上に財政が切迫しているということを実感いたしました。つきましては、やはりその財源がなければ伴わなければ何もできないわけでありまして、私も先ほどお話の中に入れていただきましたが、元父親が町政の職をさせていただいているころに、とにかく1円たりとも無駄にしてはいけないんだということで、とにかく特に箱物に対しては慎重に取り組んでいた姿勢をずっと見ていたわけでありますので、私もそこは慎重に考えなければいけないというふうに思っておりますので、そこは今の渡邊議員のご意見を同感であります。
  ただ、やはりその上で、今回富山も含めてですけれども、私自主財源で全てやろうとは全然思っていなくて、やはりいかにその、先ほどPFIとか、民間資本をいかに活用できるかということを今いろいろな形で、あと国の交付金、補助金等も含めて、先日も全課にお願いをしたのは、使える予算、国、県のそういった交付金含めてありとあらゆる情報をまずは探ってくださいと、掘り起こしてくださいと。その中で、適用するものがあれば、そういったものを生かせるものがあれば、それで実現化していけるというふうに思います。ただ、そういうものがない中では自主財源でという賄わなければいけない部分ではやはり限界があると思いますので、その辺はただいま渡邊議員がお話しいただいたように、財政ありきの部分でありますので、自主財源については限られた財源でありますので、とにかく1円でも無駄にすることなく、慎重に長期的な財政計画も立てながら、慎重に取り組んでいきたいというふうに思います。
  まずは現在、その前段として、将来に向けて実現するために今どうすればいいかということで情報やあらゆる手法を使いまして将来に向けての今準備をしているということですので、さらにこれから議会の皆様方、そしてまた、町民の皆様方のご意見を賜りながら、長期的な計画を早急につくり、考えていきたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) これをもちまして本日の一般質問を終わります。
  これで本日の日程は全て終了いたしました。
  本日はこれにて散会いたします。
  ご苦労さまでした。
     午後2時08分 散会

平成27年第2回定例会議事録(第3号)

平成27年6月8日(月曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 森栄君
  • 2番 齊藤秀行君
  • 3番 高橋正俊君
  • 4番 小泉光君
  • 5番 菅原福治君
  • 6番 出川博一君
  • 7番 長谷川る美君
  • 8番 三浦邦夫君
  • 9番 浅野直子君
  • 10番 安住稔幸君
  • 11番 小川昌義君
  • 12番 細谷禮二君
  • 13番 佐藤克彦君
  • 14番 山路清一君
  • 15番 磯前武君
  • 16番 渡邊俊一君
  • 17番 佐藤聖子君
  • 18番 永野久子君
  • 19番 相澤榮君
  • 20番 浅野幹雄君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 町長 若生裕俊君
  • 会計管理者兼会計課長 矢田守君
  • 企画部長 内海壯晃君
  • 総務部長 山田豊君
  • 福祉部長 小野一郎君
  • 建設部長 奥山育男君
  • 企画部産業振興課長 横倉時夫君
  • 総務部総務課長兼情報化推進室長 神田能成君
  • 総務部町民生活課長兼東向陽台出張所長兼富ケ丘出張所長兼あけの平出張所長兼日吉台出張所長兼清掃センター所長 泉川潤哉君
  • 福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター所長 中山高子君
  • 福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセンター子育てサロン所長 浅場悟君
  • 建設部都市整備課長 齋藤英夫君
  • 建設部都市計画課長 伊藤正君
  • 総務部総務課参事兼危機管理室長 横田利雄君
  • 福祉部子育て支援課参事兼保育統括監 八巻恵美子君
  • 教育長 菅原義一君
  • 教育次長(教育総務担当) 小松巖君
  • 教育次長(生涯学習担当) 荒谷敏君
  • 教育総務課長 高橋加代君
  • 学校教育課長 齋藤卓也君
  • 生涯学習課長兼総合運動公園所長兼民俗ギャラリー館長 渡邉正弘君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀郁雄
  • 次長 富澤裕
  • 主幹 長瀬千鶴子

議事日程 第3号

平成27年6月8日(月曜日) 午前10時00分 開議
   第1 会議録署名議員の指名
   第2 一般質問(通告番号10番~13番)

第3日目  6月8日(月曜日)
8番 三浦邦夫議員
1 明石台小学校登校について
2 パークゴルフ場の早期設置を
3 (仮)富谷市第1回マラソン大会の実施を
17番 佐藤聖子議員
1 住宅リフォーム助成制度の実現とLED照明の普及を求める
2 子どもたちの未来のために公的保育所での保育実施を求める
4番 小泉光議員
1 安心な町づくりへの提言
2 スポーツ施設の充実について
18番 永野久子議員
1 障がい者福祉の向上を求める
2 給付型奨学金制度の創設を求める

本日の会議に付した事件

 議事日程のとおり 午前10時00分 開議
議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
  ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
  議事日程につきましてはお手元に配付のとおりです。


     日程第1 会議録署名議員の指名
議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
  会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、11番小川昌義君、12番細谷・二君、13番佐藤克彦君の3名を指名いたします。


     日程第2 一般質問
議長(浅野幹雄君) 日程第2、一般質問を行います。
  通告順に発言を許します。8番三浦邦夫君。
8番(三浦邦夫君) それでは改めまして、皆さん、おはようございます。
  私、通告に従いまして、大きく分けて次の3点を質問いたします。
  1つ目は、新設されました明石台小学校の登校に関する諸問題です。
  その1として、明石台小学校の南側に学校の正面に向かって正対するように立派な横断歩道が設置されました。夜間は上に照明が点灯する立派な横断歩道です。聞くところによりますと何百万円もする設備だそうです。大人たちや中学生たちは当然のごとく交通ルールにのっとってその場所で普通に横断をしております。しかし、小学校の生徒はその横断歩道を利用してはおりません。なぜかというと、明石台五丁目の明石台小学校の南側に住んでいる生徒たちは、安全のためにその地点から約100メートル東側にある信号機まで歩いて信号を渡り、また100メートル戻って東門から登校しております。小学校側の指導では、より安全を考えてということと、前に登校していた東向陽台小学校に登校する距離を考えれば、それでもはるかに近いという理由ですが、私はどうしても腑に落ちません。
  日本の交通ルールとして、近くに横断歩道がある場合は横断歩道を渡りなさいとして、一般常識として、あるいはマナーとして私たちの生活に定着しております。当然、小学生以外の中学生を含む一般人は、そのルールどおりにごく普通に近くにあるその横断歩道を渡っております。中学生を含む一般人は交通ルールを遵守し、目の前の横断歩道を渡れるのに、小学生は、小学校が決めた安全ルールだから、横断歩道を渡ってはいけません。ルールを守りなさいという、不合理なルールには私はどうしても納得ができません。
  できるならば、基本的に開校前に信号機を設置し、普通の交通ルールで登校させてあげるべきだったと残念でなりません。ただ、7月中にその場所に信号機が設置されるということなので、一日も早くこの不合理なルールが解消されることを切望いたします。
  2点目は、その100メートル行った地点での信号待ちをしている場所が非常に危険なのです。三本木仙台線のほうから直進して来る車なのですが、直進するために一旦車道のセンターラインまでちょっと上り、信号機の脇をちょっと下って、また上りがあるためにスピードを加速して来ます。その場所がほんの少しカーブになっているので、信号が青になるのを待っている生徒や交通指導をしている方々には非常に危険に感じる場所です。
  実際に、私もその場所で交通指導をする機会がありましたが、実に危険です。そのコーナーにはガードレールなどが全くなく、加速して来る車がハンドル操作を一つ間違えればとんでもない事故が起きる可能性が十分に予測されます。一日も早く、安全な、強固なガードレールなどを取りつけることが急務であります。町当局の考えを聞きます。
  3点目は、この道路に進入してくる交通標識に、ここより30キロと書いてありますが、その標識の場所が七、八メートルも上にあり、運転席からはほとんど見えません。加速して進入して来る車のなきように、運転席から見える場所に当然ながら設置すべきです。町当局のお考えをお聞きします。
  4点目は、明石台小学校の登校については最後の質問になりますが、今まで話した信号機の入り口から基本的にスクールゾーンにすべきです。セメント上にはスクールゾーンと書いてあるんですが、時間内の進入を禁止するべきだと思います。朝の7時から1時間進入禁止にしても、一般車両はその信号を進入しなくても、時間的には約二、三分の違いしかありません。どうしてもあの信号に進入しなければならない明石台小学校の先生方とか、明石台五丁目の方々には許可証を出していただければ何ら問題はないと思います。仙台市では、進入禁止の時間帯スクールゾーンを設けている小学校は結構あります。富谷町として生徒たちの本当の意味での安全対策のためにも、ぜひ時間帯進入禁止のスクールゾーンの設置をすべきだと思いますが、町当局の考えをお聞きします。
  大きな番号の2つ目です。
  1日目に同僚議員からの質問がありましたが、町民の健康管理と生活の活性化のために、そして町長が掲げる「日本一住みたくなる町」の一大目標としての一つ、「健康寿命日本一のまちづくり」というのはどうでしょうか。
  神奈川県の黒岩知事は「神奈川県を日本一の健康寿命の県づくりを目指す」として、さまざまなアイデアを出しています。例えば老化のしるしは声とにおいでわかるとかで、トイレにセンサーをつけることを考えているとか、ヘルスケア・ニューフロンティアとして神奈川県に3つの特区をつくったり、認知症も突然なるわけではないとして、食事の問題や運動に参加させたり、さまざまな社会参加を計画するなどと、健康寿命日本一の秘策を考えています。
  私は、その中で、運動に参加することにより健康寿命をより高めていくとのアイデアで、多くの富谷町民が期待しているパークゴルフの普及、そして町内にぜひ早急にコースを設置してほしいと願い質問いたします。
  ご存じのように、パークゴルフ場のロングコースは最長でも100ヤードと決められていて、ゴルフ場のように広大な敷地や用具は必要としません。1本のクラブでプレーでき、経費もかからず、病後のリハビリを兼ねた身近なスポーツとして、県内でも多くの市町村が新設構想をしています。何よりも頭を使い、体を動かし、しかも費用も安く、健康寿命維持のためにこれほど高齢者に適したスポーツはなかなか見つかりません。
  先日、町長は同僚議員の質問に対して、2年以内に36ホールのパークゴルフ場を何とか考えたい。しかし、財源も考えなければならないしとのお話で、約7億から9億円くらいかかると話していました。たまたま私は教育民生の一員として、昨年、大衡村の役場に勉強に行ったときに、パークゴルフ場の施設整備の建設のために自衛隊の力をかりて、かなりの経費節減になったという話を思い出しました。大衡村のパークゴルフの関係者に電話をいたしまして、その点をお聞きしました。自衛隊には訓練のために100条法とかいう規則があり、大衡のパークゴルフ場建設の際は、そのおかげでかなりの経費節減ができたということです。
  私はスポーツと健康寿命との関連で、富谷町の長寿福祉課に「富谷町の健康寿命はどうなっているのですか」と聞いてみたところ、うれしいことにと言ったらいいのか、驚いたことにと言ったらいいのか、平成22年の調査で、男性は79.95歳で県内健康寿命第2位、女性85.29歳で県内第4位になっていました。さらに驚いたことに、平均寿命と健康寿命の差が1歳から2歳も離れていないとのことでした。全国的に見ると、健康寿命と平均寿命の差は約10歳も離れていると言われていますが、算定のやり方に若干の違いがあることを考慮しても、富谷町の健康寿命年齢はすばらしいの一言です。
  こうなったら、まずは男女とも宮城県一の健康寿命を目指し、その勢いで全国市町村ナンバーワンの富谷町として育てていきたいものです。そのためにも私はパークゴルフ場の早期整備を強く要望いたします。そして、できれば多くの町民が一堂に会して大会などができますよう、将来的には18ホールの3倍の54ホールのコースまで広げることが可能なコース設定ができればすばらしいと思います。
  町長の考えをお聞きします。
  (1)町長は、17の公約の中にパークゴルフ場の早期実現を掲げておりましたが、進捗状況はどうなっておりますでしょうか。
  (2)どの地域に考えておりますか。
  (3)コースを含めた規模はどのような規模でお考えでしょうか。
  大きな番号の3つ目です。
  仮称ですが、富谷市市制移行第1回のマラソン大会をぜひ実行してほしいということです。この提案は、昨年も質問いたしましたが、幸いなことに現在でも、日吉台中学校では、開校以来、体力の増強を目指し、制限時間を設けない3キロのマラソン大会を行っており、全校の約8割の生徒が参加しているとのことです。また、東向陽台中学校では、体育的行事の一環として、男子2.8キロ、約220名参加、女子2.4キロ、約220名の参加のマラソンが行われております。人間は、目標があればそれを目指し、少しでも努力をしていきます。小学校、中学校時代から少しでも走り始めたら体力はついてくるし、それが習慣していけば、場合によっては一生の財産になっていきます。少しずつ体力がついていけば、何をやっても気力があふれ、集中力もついてきます。充実した人生を送れることにつながります。子供のころより習慣化すれば今後の富谷町全体がより活性化してきます。
  昨年、仙台市に行って聞いてきましたが、仙台市も国際ハーフマラソンの前身として、平成22年までの間、31年間開催していたようですが、やはり「2キロ、3キロ、5キロ、10キロなどでも本当に大変でした」とのお話でした。でも、それを始めた決断力、皆さんの努力、それが今や仙台国際ハーフマラソンの土台として生きているわけです。
  富谷町から富谷市に移行する記念の年だからこそ、今から企画準備してぜひ決断してほしいのです。スポーツをこよなく愛する人々はよくおわかりのことですが、あらゆるスポーツの基礎は下半身をつくることです。でも、それが一番大変で大切なことなのです。走り始めの最初は誰でも呼吸も苦しくなり疲れたと感じますが、それが基礎体力の原点なのです。心肺機能も高まり強くなってきます。体力もついてきて少々のことでは疲れなくなってきます。気力も充実してきます。ますます集中力も高まってきます。そんな体力を多くの少年少女に自然に身につけてほしいのです。一般の富谷市民も楽しく走って体力をつけてほしいのです。目標があれば人間はやるものです。頑張れるものです。そういういろいろなすばらしい目標のために、来年市制移行の記念すべき年に、まず第1回、仮称でございますが、富谷市市制移行マラソン大会を実行するように、町長に考えをお聞きします。なお、仙台市のマラソン大会には、富谷町から昨年もことしも約200人ほど参加しているとのことです。
  お聞きします。
  町として、スポーツにおける健康増進をどのように考えていますか。
  2、誰でも気軽にできる日常のジョギングや一部の中学校で取り入れている校内マラソン大会を町全体として行うお考えは。
  3、交通事情はわかりますが、小学校2~3キロ、一般5~10キロと距離も限定したら、最初は難しいですが、そんなに難しくないと考えます。町長の考えをお聞きします。
  以上で質問を終わります。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの三浦邦夫議員のご質問にお答えをさせていただきたいと思います。
  まず最初に、明石台小学校登校について、関連して第1問目、明石台小学校南側の横断歩道についてお答えを申し上げます。
  明石台小学校南側の横断歩道は、車の通行量が多いことから、開校準備段階より信号機の設置を要望しており、今年度中に設置されることとなっております。4月の開校以降、通学時における児童の安全確保を最優先に保護者皆様のご理解をいただきながら、この横断歩道を使用せず、明石台公園前の信号機のある横断歩道を使用する形で通学路を設定しているところでございます。今後、信号機が設置され次第、通学路を変更することとしております。
  2つ目、ご質問の明石台六丁目と明石台五丁目に分かれます七北田西成田線の交差点につきましては、町といたしましても事故防止のための対策を図る必要があるものと認識をしております。このことから、七北田西成田線の交差点、南西角1カ所にガードパイプを設置し安全確保を図ってまいります。
  2つ目、パークゴルフ場の早期設置に関連して、問い1、問い2、問い3が関連しておりますので、あわせてお答えを申し上げます。
  さきの一般質問でもお答えいたしましたが、先般、先進地……。
  済みません、スクールゾーン……。申しわけありません、4点目のスクールゾーンについてのご質問、答弁漏れでした。
  スクールゾーンについて、前の質問の明石台小学校に関連して、問い4のスクールゾーンについてお答え申し上げます。通学路につきましては、宮城県のスクールゾーン設定要綱に基づいて、おおむね500メートル区域を既に平成27年4月1日にスクールゾーンとして設定しております。また、平成27年3月に路面表示及び標識を整備し、周知徹底を図っております。
  2つ目、パークゴルフ場の早期設置について、1点目、2点目、3点目、関連しますので、あわせてお答え申し上げます。
  さきの一般質問でもお答えいたしましたが、先般、先進地自治体である加美町ふれあいの森公園パークゴルフ場を視察、現状をまず調査し、改めてパークゴルフ場の利用状況などが把握したところであります。あわせて、現在、県内でのパークゴルフ場の整備状況や今後の計画などの事例調査を始め、富谷町での整備に向けて、単なる施設整備でなく、何のためにつくり、どう活用し、町民に愛される施設となるか、公費を使って整備する施設ですので、よかったと皆さんに言われる施設の整備が必要であると基本を定めた上で、パークゴルフ場協会や多くの住民の皆さんのご意見を伺いながら整備に向けてこれから本格的に取り組んでまいりますが、現在想定できる範囲でご質問にお答え申し上げます。
  進捗につきましては、ただいま申し上げたとおりでございます。
  コースを含めた規模については、周辺や全国事例、また先ほどお話ししました基本方針を踏まえると、やはり36ホール、面積ではおおよそ5万平方メートル必要と考えております。近隣の自治体や全国事例を見ても、やはりAクラスになるようなコース設定、そして36ホールを整備しなければ満足のいく親しまれる施設にはならないのではないかと感じております。
  どの地域でかについては、これらの面積を確保できるところが必要になります。町内においてこの面積をどこでとれるか、これまでも検討してまいりましたが、単独事業での用地確保はかなり厳しい状況となっております。富谷町の地域性などを鑑み、町有地、民地を問わず、他の事業との共同施行の可能性などについてもあわせてこれから検討してまいります。現時点では、数カ所候補地はありますが、まだ皆様に公表できる段階でございませんので、ご理解をお願いいたします。
  3点目、(仮称)富谷市第1回マラソン大会の実施に関連して、まず一つ、最初に、町としてスポーツにおける健康増進をどのようにのご質問につきましては、スポーツは健康維持や成人病対策、ストレス解消などに有効であるということは誰もが承知していることと思います。しかしながら、どれくらいの運動量が健康増進などに必要なのかはよくわからない人が多いと思います。
  富谷町では、国の健康づくり運動に基づき健康福祉計画を策定し、ウオーキング大会やさあ!歩効果などの事業に取り組んできました。また、厚生労働省が示している健康づくりのための運動所要量などを参考にし、トレーニング講習会などを開催しております。健康を害する要因としてのストレスを解消するにはスポーツが一番効果的とも言われておりますので、スポーツの推進は健康増進に大きな役割を果たすものと認識しております。富谷町体育協会の活動推進や運動公園の利用促進などを今後も積極的に取り組み、町民健康増進の一翼を担っていきたいと考えております。
  2つ目、町内中学校の校内マラソン大会につきましては、東向陽台中学校、日吉台中学校が校内マラソン大会を実施しています。学校敷地内と敷地外コースとして実施しておりますが、学校管理下において生徒に限った大会で実施しているため、決まった人数で実施しているため、大和警察署に届け出を行い、PTA、ボランティアなどを学校敷地外に40名程度の協力をいただき、安全を確保し実施をしております。このような状況での開催ですので、校内マラソン大会を町全体として行うことは難しいかと思います。
  また、日ごろのジョギングやウオーキングは、町民の皆様がそれぞれご自分の体力に合わせて行っていると思います。安全に配慮いただき、健康増進とあわせて楽しんでいただければというふうに思っております。
  3点目の議員より、市制移行記念マラソン大会の開催はとして昨年2回ほど一般質問をいただいております。その際にご回答させていただいておりますが、マラソン大会の開催につきましては、富谷町では以前、ふるさとまつりの開催に合わせて伝統の駅伝大会や富ケ丘地区を会場としたマラソン大会を実施しておりました。しかしながら、コースの道路交通環境が著しく変化し、安全確保の関係から開催が困難となり現在に至っております。以前に比べて町内の交通状況はさらに複雑化しており、通過車両等が日ごとに増加している状況です。また、前回ご質問いただいた際にも大和警察署へ相談に参りましたが、道路を走るマラソン大会は非常に厳しい環境なので、許可は相当難しいと言われておりますが、これからも関係機関と協議をしながら努力をしてまいりたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 答弁漏れあります。1点目の(3)、30キロの標識を見える場所に。
町長(若生裕俊君) 済みません、問い3、失礼いたしました。
  30キロの制限速度の標識を見える場所へ設置すべきとの質問につきまして、大変申しわけありません。大和警察署交通課と協議して、今後、対応を図ってまいりたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 8番三浦邦夫君。
8番(三浦邦夫君) 非常にいろいろな意味で前進的なお話をいただきまして、感謝しております。
  ただ、スクールゾーンなんですが、確かに道路にはスクールゾーンというふうに書いてはあるわけです。ただ、運転手の方々も一般の方々も、スクールゾーンと書いてあるんだけれども、どういう意味においてのスクールゾーンであるかというのが皆目わかりません。車のスピードは、先ほどもお話ししましたように、ここから30キロが、逆に、ここから50キロ以上のスピードでどんと突っ切っていくんですよ。ですから、そういうことを含めて、立ってみるとわかるんですが、非常に、横を風がばっとすり抜けていくようなスピードで入ってきます。そういうことを考えますと、ガードレールはもちろん必要です、当然。でも、スクールゾーンと称して、時間帯進入を禁止できないものなのかどうなのか。その辺をぜひ町のほうとしていろいろな意味で考えていただければなというふうに思います。
  本当の意味での子供たちの安全というのは、信号をちゃんと無事に通ることですよと教えることも必要ですが、そういう意味において、あそこを渡るのは、あの時間帯に突っ切る必要はないというふうに私は思うんですよ。三本木線から入ってきたのはなぜ入ってくるかというと、信号が1つだけなものですから、そのまま次の四つ角の信号、セブンイレブンまで一気に出ていってくれるんですよ。だから、そういう理由をしてあそこを突っ切ってくるんです。あそこの道路に入って来なくてもいい車まで入ってくるということは、果たして、スクールゾーンでありなのかどうなのか、その辺のお考えをまず1点お聞きします。
  それから、パークゴルフ場は、町長が積極的に今後またお働きいただけるということなので、これから非常に関心と、安心して期待を持って見ていきたいと思っています。
  もう1点のマラソンなんですが、国道4号を走るとか何かという、そういう考えではなくてですね、スポーツセンターから七十七の野球場のほうありますよね、あそこのほうを上がっていくとか、逆のほうにおりてくるとか、いろいろなことが考えられると思うんです。別に5キロ、10キロ走れというのじゃなくて、中学校のマラソン大会の延長戦というか、そういう延長上としてのものを考えていただけたらいかがかなということを含めて、もう一度、町長の考えをお聞きします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) まず、1点目のスクールゾーンにつきましては、大和警察署のほうにも相談をしながら、また、規制がかかる関係もありますので、町内会の会長さん、方々のご意向も確認しなければいけないことでないかなというふうに思いますが、その辺、ご相談しながら検討をさせていただきたいというふうに思います。
  3点目のマラソン大会につきましては、私も実は、大変、ご意見とすれば実現したいというふうに思っている一人でありまして、ただ、やるのであれば、やはり仙台のハーフマラソンのように、ある意味、町の外からもマラソンに参加してもらえるような大会にするべきだというふうに思っております。ましてや市制移行記念のマラソンであれば多くの人に参加してもらう、そのためにはやはりハーフマラソン程度のコース設定が必要かなというふうに思っているところもありますので、その辺も含めてこれから検討はしていく、ただ、現状は、先ほど申し上げましたように、警察の許可の厳しさはある状況にありますので、その辺含めながら何とか努力をしていきたいというふうに思います。以上です。
議長(浅野幹雄君) 8番三浦邦夫君。
8番(三浦邦夫君) 3回目の最後の質問なんですが、最初から、42.195キロのフルマラソンの半分のハーフマラソンというのは、仙台市でも最初はしていないんですよ。去年、お聞きしたところ、やっぱり2キロ、3キロ、5キロ、10キロの最初はマラソン大会を細々とやりながら、まずそこからつないでいって22年間かかったと言いましたね、ハーフマラソンまで。ですから、最初のスタートが、しょっぱなからハーフマラソンというのは、それは理想的かもしれないんですが、それはやはり難しいと思うんですよ。ですから、2キロ、3キロ、5キロぐらいの距離でよろしいと思うんですよ、私は。そのうちにもっと距離を長くしろやとか、仙台市のハーフマラソン規模みたいなものをやったら、ブルーベリーマラソンとか何かになるかどうか、わかりませんけれども、そういうようなことで、しょっぱなの考え方をもっとリラックスして、少ない距離でもまずやれるんだというようなことの方向を考えていただければと思います。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまのご意見を参考にさせていただきながら前向きに検討をさせていただきたいと思います。以上です。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) おはようございます。
  私は2点について質問します。
  第1問目は、住宅リフォーム助成制度の実施とLED照明の普及を求めるということでの質問です。
  平成27年度から宮城県が「既存住宅省エネルギー改修促進事業補助金制度」を開始しました。補助事業の目的として、「既存住宅の多くは十分な断熱化がなされていないため、各家庭の冷暖房に過大なエネルギーが消費されています。このため県では、地球温暖化防止対策を推進し、低炭素社会の実現を図るため、家庭における省エネルギーを促進することを目的に、既存住宅の断熱改修を行う県民に対して、工事費の補助を行うものです」と述べています。
  県の事業は、窓の開口部の改修、屋根または天井、壁、床の断熱が対象になっています。1棟当たりの上限を決め、1番では、窓などの開口部の改修は10万円、2は、屋根または天井は25万円、3として壁25万円、4として床25万円とし、2番から4番の複数施工の場合は1棟当たり25万円を上限に、1の開口部とその他2から4のいずれかを同時施工した場合は1棟当たり35万円が上限になります。
  暖房で窓から失われるエネルギーは4割にもなると言われていて、窓を二重サッシにすることでエネルギー消費の削減が進むことになります。
  先日、有識者会議が取りまとめた平成30年度の電源構成、エネルギーミックスと言うのですが、その発表がありました。それは原発や温室効果ガスを大量に出す石炭火力をベースロード電源として推進する一方、太陽光や風力の伸びを抑制しています。私は、「原発をゼロにして、再生可能エネルギーで」というのが私の思いですが、これまでどおりエネルギーを使い続けるのではなく、新たなエネルギーをつくり出さなくてもよいよう、生活を見直し、省エネを心がけていくことが大切だと痛感しています。
  県の補助事業は省エネの推進ですが、県の補助金だけではなかなか住宅改修の決断ができない家庭も、町がそれに上乗せする形をとれば、窓だけでなく、耐震補強や老朽化対策の施工が可能になります。
  これまで住宅リフォーム助成制度は、地元業者の仕事起こしの側面で実施されてきたことが多かったと思います。しかし、以前、石巻で住宅リフォーム助成制度を実施したところ、市民の期待、評判がよく、第1次目標がまたたく間に達成し、追加予算で対応したということがありました。住宅リフォーム助成制度は、全国的に使い勝手のよいものに改善されながら実施されてきています。
  富谷町が、今回、県の既存住宅省エネルギー改修促進事業補助金制度と併用して住宅改修ができるように、そういうものをつくっていくように求めて質問をいたします。
  問いの1番です。県の事業は、窓の開口部の改修、屋根または天井、壁、床の断熱が対象になっています。これにあわせて町が住まいの安全性の点から耐震化や老朽化対策の住宅リフォーム、さらにLED照明設置に対しても助成制度を実施してはどうか、お考えを伺います。
  問いの2です。住宅は関連産業の裾野が広く経済効果が高いことから、住宅リフォーム助成制度の実施で地元の住宅関連事業者の仕事をふやし、地域経済の活性化を図るものとして助成制度を実施している県や市町村がふえてきています。町として、住宅関連の事業者の把握がどこまでできているのか。また、商工会が把握している範囲内で商売の状況、事業者の現状についてはどのように把握ができているのか、お尋ねします。
  次に、防犯灯・道路照明灯を一斉にLED照明に切りかえるよう求めて質問いたします。
  これは福岡県大野木市というところで、東日本大震災発生により防災、省エネルギー事業に取り組み、電気メーカーから10年間のリース方式によって市内全域の防犯灯約5,600基を一斉にLED照明に切りかえました。その結果、直接施工方式に比べ費用を半分以下に削減でき、リース代及び維持・管理費用の合計が当初計画の半分で済んだとしています。このリース方式は大阪府も採用しているようで、大野木市には自治体からの問い合わせがたくさん来ているようです。
  問いの3番です。LED照明は長寿命で電気料金が安いというメリットがあります。デメリットというべきなのか、光の直進性ということがありまして、LEDの特徴からまぶしいということもあるようです。富谷町としては、メーカーからのリース方式なども参考に、防犯灯・道路照明灯を一斉にLED照明に切りかえる検討をしてはどうなのか、お尋ねします。
  4番目の質問です。富谷町は平成25年決算で、防犯灯3,002基、道路照明灯1,887基、合計4,889基、その電気料金は年間で5,796万2,000円でした。大野木市は電気料金で約22%安くなっています。LED照明に切りかえることで電気料金の削減につながり、環境負荷の低減につながると考えます。町が一斉にLED照明に切りかえた場合の電気料金、どの程度削減になるか、お尋ねします。
  大きなところの問いの2番目で、子供たちの未来のために公的保育所での保育実施を求める質問です。
  町長は、毎年、多くの保育所に入れずに待機している子供たちをなくすために、新たに認定こども園をつくり、待機児童ゼロということを具体的に目指すとしています。待機児童をなくすということについては大賛成ですが、その方策として、認定こども園には賛成できません。
  認定こども園は、2006年、平成18年ですが、スタートしたもので、幼稚園機能と保育所機能を一体化した施設です。児童福祉法上では第24条第2項に位置づけられた事業者と保護者の直接契約によって成り立つ施設で、保護者が自己責任で保育施設を探し、事業者と直接契約することになります。事業者は手のかかる問題・課題を抱えている子供たちの契約をしないということも言われています。
  幼稚園機能と保育所機能が一体の施設ですから、1号認定、これは3歳以上の教育時間4時間の子供のことですが、そして2号認定、これは保育時間8時間あるいは11時間の子供たちを一緒に、1号認定の子供、2号認定の子供を一緒に教育・保育をすることになります。
  1日の流れを紹介しますと、午前8時ごろに保育所の子供、2号認定の子供が登園し、保育が行われます。しばらくして1号認定の子供が登園し、例えば9時から午後1時までの4時間程度、年齢別のクラスで教育が行われます。幼稚園の1号認定の子供が帰ると、保育所の2号認定の子供の保育が再開されます。
  1号認定の子供が一緒の認定こども園では、1号認定の子供の生活リズムが基本になると思います。そうであれば、少し遠くまでの散歩の時間を確保することやそれにつながってくる昼食、午睡の時間の設定などもどうしていくのか、これも課題になります。そしてまた、園の行事、保護者会のあり方なども考えることがたくさん出てきます。教育・保育時間の違う子供たちを一緒にして運営するのはかなり無理があり、危惧の念を禁じ得ません。
  保護者や保育関係者の強い要望と運動により、児童福祉法第24条第1項で市町村の保育実施責任が維持されました。待機児ゼロというのであれば、公的保育施設によってこそ実現すべきものと考えます。
  富谷町子ども・子育て支援事業計画の30ページに希望する定期的な教育・保育事業の図表があり、幼稚園は71.8%という要望があって、その次に町立、そして認可保育所を希望する、これが38.1%となっています。保護者は子供の安全安心を考え、町立や認可などの公的保育所に入所させたいということが、調査の結果、明らかです。
  問いの1番です。認定こども園は、事業者と保護者の直接契約によります。小さな子供を連れて、あるいは妊娠中に保育施設を探すなど、保護者にとって過重な負担になっている実例があり、テレビでも取り上げられました。この直接契約ということをどのように捉えているのでしょうか、お尋ねします。
  問いの2番です。認定こども園は、幼稚園機能と保育所機能を一体化したもので、児童福祉法第24条第2項に位置づけられた事業者と保護者の直接契約によって成り立つ施設です。第24条第1項の市町村の保育実施義務に基づく施設ではなく、市町村の保育実施義務が形骸化されていくことにつながるという懸念、危惧を持ちます。このことについてどのように認識しているのか、お尋ねします。
  問いの3番です。認定こども園では保育料を事業者が決めることになっていて、保護者の収入で子供の預ける保育に格差が生じることになりますが、このようなことがあってはいけないと私は思っています。このことについてどのように認識していますか、お尋ねします。
  問いの4です。新制度による認定こども園は、定員割れの幼稚園を利用して待機児童対策を進めたいとの意図もあります。町立幼稚園は、入園決定が私立幼稚園よりも遅いことや送迎の問題などがあり、定員を満たしていません。町立幼稚園を安易に待機児童ゼロ対策として認定こども園にしてはならないと考えますが、その点についてはどうなのか、お尋ねします。
  問いの5番です。幼稚園を認定こども園にした場合、3歳未満児の保育は新たな取り組みとなり、保育の内容や設備などの高いハードルがあるので、国は幼稚園から認定こども園に移行する際、3歳未満児の保育定員を設けなくてもよいとしました。待機児童数が多いのは3歳未満児であり、このことから考えると、待機児童対策に認定こども園はなり得ないのではないかと思いますが、この点についてお尋ねします。
  問いの6番です。認定こども園は、1号認定、2号認定の子供たちを一緒に教育・保育をすることになります。1日の教育・保育時間の違う子供たちを一緒にして運営することは、保育の質、生活のリズムなどさまざまな問題があり、子供にとって認定こども園は、最良の生活の場、成長の場と言えないのではないでしょうか、ご認識をお尋ねいたします。
  問いの7番、最後になります。さまざまな問題のある認定こども園であり、待機児童ゼロ対策として打ち出すことを撤回すべきではありませんか。子供たちの未来のために公的保育所での保育実施こそ必要ではないかと思います。重ねてお尋ねいたします。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
     午前10時45分 休憩


     午後 1時00分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  佐藤聖子君の質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生裕俊君) 佐藤聖子議員のご質問に私のほうからお答えをさせていただきたいと思います。
  質問1点目、第1の住宅リフォーム助成制度の実現とLED照明の普及を求めるに関連して、問い1の質問につきましては、ご指摘の県が行っている既存住宅省エネルギー改修促進事業補助金制度は、みやぎ環境税を原資とする補助事業で、地球温暖化防止対策の推進と低炭素社会を実現するため家庭における省エネルギーを促進することを目的に、既存住宅の断熱改修を行う県民に対して、期間限定で工事費の一部を補助するものです。
  本町では、耐震化に対する助成事業として、個人の戸建て木造住宅に対する耐震診断助成事業と耐震改修工事助成事業を平成17年度から実施しています。これは昭和56年5月31日以前に着工した戸建て木造住宅において、耐震診断や耐震改修工事を行う方に対しての費用の一部を助成する制度です。
  なお、住宅のリフォームにつきましては、本町では助成制度を実施しておりませんが、戸建て木造住宅の耐震化を促進するという観点から、耐震改修工事助成事業にあわせて実施するリフォームに対しましても宮城県の助成制度などを活用し費用の一部を助成する制度を今年度のできるだけ早い時期に整備したいと考えております。
  なお、老朽化対策の住宅リフォームにつきましては、個人住宅の居住環境や資産価値の向上が目的であり、このような工事に対して助成することは公金を個人資産の形成に使用することになる可能性が高いため、慎重に検討する必要があると考えてもおります。
  問い2の質問につきましては、町として住宅関連の事業者の把握がどこまでできているかにつきましては、当町ではリフォームを行う住宅関連事業者の把握はしておりません。これは町が紹介する業者の仕事を保障することができないということと、町には公平性の面から特定の業者を推薦すべきでないという2つの理由からです。そのため、町ではどのような事業者が存在するかの調査も実施してはおりません。
  問い3の防犯灯・道路照明灯を一斉にLED照明に切りかえる検討をしてはという質問につきましては、LED照明による防犯灯のリース方式につきましては当町でも情報収集を行っており、検討の必要性を認識していたところです。その中で、道路照明灯につきましては、さまざまな種類と相当な工事費用を要するなどの理由から、リース事業は行っていないとのことでした。防犯灯につきましては、当町におきましても平成24年度から新設や修繕の際にはLEDを採用しております。このことから、低コスト、そして省エネ効果にすぐれたLED照明のリース事業につきましては、今後、十分に検討してまいりたいと考えております。
  一方、宮城県では、みやぎ環境税を財源とするみやぎ環境交付金事業を平成28年度以降も継続の方向で現在検討中であるとお聞きするところです。継続が決定された折には、この交付金事業を活用し道路照明灯のLED化を検討してまいりたいと考えております。
  問い4、町が一斉にLED照明に切りかえた場合の電気料はという問いにつきましては、防犯灯の電気料金で申しますと年間800万円程度の削減が見込まれるものと試算をしております。
  2つ目の子供たちの未来のために公的保育所での保育実施を求めるに関連して、問い1の認定こども園は直接契約ということをどのように捉えるかのご質問につきましては、新制度において公立保育所も保護者との直接契約となっており、必ずしも直接契約だから保護者が認定こども園と直接交渉しなければならないとは思っておりません。運用の仕方によっては、町が2号、3号の保育認定をし、公立・私立の保育所と同様に入所する保育施設を決定すれば保護者負担は変わりありませんので、保護者にできるだけ負担のかからない方法で実施してまいりたいと考えております。
  問い2の保育の実施義務については、第1項では保育しなければならない、第2項は必要な保育を確保するための措置を講じなければならないということですので、これらの条項により、町は地域の実情に応じて保育所やその他の保育施設等を組み合わせ、責任を持って地域の保育需要に対応することとなりますので、第2項に該当する認定こども園を設置したことにより、保育実施義務を形骸化させることとは考えていないところでございます。
  問い3の認定こども園の保育料については、保育所同様に富谷町教育・保育施設等の利用者負担額等を定める規則により保育料を徴収し、施設型給付金の公的支援を行いますので、格差が生じることはないと思っております。
  問い4の安易に待機児童ゼロの対策として認定こども園にしてはならないとのご質問につきましては、待機児童ゼロ対策として認定こども園を設置するという面もございますが、町立幼稚園の抱える課題を解決しながら、こども園の特性を生かした施設として設置に向け検討していきたいと考えております。
  問い5の幼稚園を認定こども園にしても待機児童対策になり得ないのではないかというご質問につきましては、3歳未満児の保育定員を設けない認定こども園を設置しても待機児童対策にはなりませんし、3歳未満児に待機児童が多いのも、もちろん承知しておりますので、認定こども園を設置する場合には、定員に関し十分考慮検討の上で設置してまいりたいというふうに思います。
  問い6の子供にとって認定こども園は最良の生活の場、成長の場と言えないのではないかにつきましては、認定こども園では、1号認定と2号認定のお子さんがおおむね9時から13時ごろまでを一緒に過ごし、幼児教育を受けるというのが基本的な流れとなっております。保育の質の面では、幼稚園教諭、保育士、保育教諭等の資格を持った方々が指導に当たりますので、質の低下はないと考えております。また、生活のリズム、園の行事や保護者会についても現在の保育所・幼稚園の現況から問題はないと考えております。
  問い7の待機児童ゼロ対策として公的保育所の保育実施こそ必要ではないかにつきましては、待機児童対策は緊急に取り組むべき課題であり、町立幼稚園との連携を図りながら、認定こども園が未就学児を持つご家庭にとって魅力的な選択枠の一つとなるよう検討してまいりたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) これより佐藤聖子君の質問は一問一答により行います。17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) それでは、最初の第1問のほうから再質問したいと思いますが、今回の住宅リフォーム助成というものについては、これまでは町内業者のところに発注するという立場のところが多かったわけですが、先ほど町長からありました耐震診断した後のところで一定の補助をということでしたが、住まいの安全という観点での提起です。したがって、老朽化しているものについても安全という視点から考えればこれは認めてもいいのではないか、もっともっと使い勝手をよくするようなやり方で住宅リフォーム制度を考えていったらいいのではないかと思いますが、どうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ご意見を賜りながら、今後、慎重に検討をしてまいりたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 早い時期にという先ほどの町長の答弁でしたが、それでは、どのような段取りで耐震診断後の改修をしたいという人たちについて町は助成をしていくという考えに立っているのか、そのあたりを説明ください。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(伊藤 正君) 木造住宅耐震改修工事に関しましては、広報とみやであるとか、ホームページなどで募集を行っているところでございますし、行政区長会議なんかにおきましてもそういった制度を行っていることをご説明申し上げまして、できるだけそういう対象になる住宅の方に対してそういう診断であるとか改修工事をお勧めいただくようにお願いしているところでございまして、今後もそのような形を続けていきたいというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 県の先ほどの新しい事業ですが、それの上限ありましたが、富谷町での、そうしますと具体的には、今考えていること、どの程度まで、年何棟とかという予算についてもお尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(伊藤 正君) 新たに導入しようとしておりますリフォームにつきましては、現在、促進事業ということで15万円補助を予定しておりますけれども、それにさらに10万円を上乗せして25万円といたしまして、さらに通常の耐震改修工事と合わせて55万円の最大補助をしていきたいというふうに考えているものでございます。件数につきましては、現在、予定しております予算の範囲内で、できるだけその範囲内で行っていきたいというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) そうしますと、予算の範囲あるいはいつごろから最大55万円というのが適用になるか、その日程といいますか、工程をお示しください。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(伊藤 正君) 今後、これに対します変更申請、それから要綱の改正等も含まれますので、7月中には何とか開始できるような形で進めていきたいというふうに考えております。(「予算」の声あり)
議長(浅野幹雄君) 一問一答ですよ。(「失礼しました」の声あり)
  17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) それでは、失礼しました。全体の予算枠をお知らせください。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(伊藤 正君) 済みません。予算に関しまして、ちょっと資料今持っておりませんので、後ほどでよろしいでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) そうしますと、昭和56年以前の建物というのは、町が既に把握しているはずで、大体この程度についてはこの件数というものがあるかと思いますが、件数では何棟ということに予定していますか。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(伊藤 正君) 住宅地統計調査によりますと約560件ほど対象になるのではないかと考えております。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) そうしますと、560件の中で、耐震診断をして、もちろん55万円だけではできませんからね。さまざま都合もあるでしょうが、町としては非常に耐震で心配だということがあるので、この制度をしようとするわけですから、大体、年間でこれぐらいはぜひやってもらいたいという思いがあってするんだと思うんです。町ではこれぐらいのものを予定しているという、その棟数といいますか、戸数については何件でしょうか。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(伊藤 正君) 現在の予算では、15万円補助ということを前提にすると10件ほどを予定しております。ただ、その予算の範囲内でさらに10万円の上乗せということになりますので、件数的には8件か7件ぐらいだと思います。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) そうしますと、年10棟ということでこれまでなってきていて、その上に上乗せがあるというので、全体の予算をふやさないでいくということになるとそうなってくると思いますが、戸数、掛ける、単価ということでいくと増額補正も必要だと思いますが、そういうお考えはありますか。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(伊藤 正君) これまでの予算的には約10件ほどの予算をこれまでとらせていただいておりますけれども、実際、耐震診断につきましては年間四、五件、それから改修工事につきましても年間1件程度のものでございますので、その辺、今後の申請件数に応じまして必要であれば補正予算等も検討させていただきたいというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 先ほど、老朽化してある状態の建物については、個人住宅への公金ということでためらいがあったように聞いたわけです。しかし、老朽化している人たちについても、やはり寝室だけは何とかして補強したらいいとかというようなことも、これまでも取り上げてきたところで、これについても進めていくべきだと思います。
  それにしても、町内の業者がどれくらい関連事業としてあるかどうかをいまだに調べていない。それについて理由を述べられていましたが、しかし、今、富谷町内で仕事をしている人、なりわいを応援するということは町の大きな仕事になると思っています。企業誘致も大切です。しかし、今、富谷町で仕事をしている人たちに対してもっともっと行政の応援があってしかるべきだと思います。そのためには、何回もこの場で取り上げられていますが、町内の業者がどういう状態にあるのか、それをきっちりつかむことが必要だと思います。それも商工会にお任せするのではなく、町の力で町の人たちがどういう状態にあるのかを把握する必要があるかと思いますが、これについてはどうでしょうか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(伊藤 正君) そちらにつきましても、うちのほうで独自に調べるというのはなかなか難しい面がございますので、商工会と協力させていただいて確認をしたいというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 私の知り合いですが、住宅関連の仕事をしている方です。景気がほかではいいとかと言っているけれども、自分のところは全くだということで、仕事がさっぱり来ない。来てもほんの少しのものがわずかに時々来るだけだということで、そこの事業者は、これまで働いていた人を仕方なく解雇するという形になりました。こういうことが町の中で起こっているということをやはり町自身がつかまないと、援助する、そういうことにならないと思うんです。公平性を保つだとかということでしたが、しかし、これはとても大切な問題なので、町が、そして商工会と一緒になりながらというのであれば、ぜひこの事業を進めてほしいと思いますが、そういう確認をしていいでしょうか。するということでいいでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 地元の商工業を育てるという意味では大変貴重なご意見だと思いますので、今後、検討させていただきたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) みやぎ環境税を使ってということで、先ほどの住宅のLED化、省エネの対策ですとありますが、やはり今時代の要請だと思うんですね。発電して今までどおりの生活を続けるのか、ちょっと見直しをして、ちょっと不便になったかなと思うんだけれども、でも、これも新しいエネルギーをつくり出すよりは、使わない、省エネするということが必要だと思うわけで、このことについて、私は大野木市でやっている10年間のリース方式というのは非常にショッキングでした。今、町も情報を収集しているということですが、この方式がいいのかどうかというのはまた別ですが、一斉にやることによって大きな削減ができたと聞いておりますので、ぜひ、これについても検討されるようにお願いしたいと思います。
  富谷町は、先ほども説明にもありましたが、順次切りかえていくといいますか、そのたびにしていくわけですが、そうしますと全体がLEDになるというのには、何十年といいますか、十数年といいますか、どれぐらいの期間を計画の中にはあるのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(齋藤英夫君) うちのほうの防犯灯につきましては、今年度中に前向きに検討していくというような考えでございます。年数についてはまだ決まっておりません。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 防犯灯については、防犯灯は3,002基ありますよね。これをそうしますと今年度中にということでいいのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(齋藤英夫君) 前向きに一応検討していくと。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) リース方式というのは、照明器具をリースしてもらうということも、それもまたプラスの効果があるのですが、しかし、一気にやることによって省エネができる。こういうことに大きなメリットがあると思います。したがって、前向きにというのではなくて、この時点でこれこれ、この時点でこれこれということも視野に入れながら、ほかの先進事例もしながら、ぜひ一日も早くLEDになれるように、町としてはその方向でしょうから、そういうことで検討すべきだと思いますが、一日も早くと言わず、期限を切ってということにはならないのでしょうか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(齋藤英夫君) もし、やるとすれば新年度ということで、途中ではちょっと今、来年と思います。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) それでは、保育所のほうにいきたいと思います。
  つい先ごろといいますか、富谷町の子ども・子育て支援事業計画というものがありました。見ましたけれども、余り変わらないよという角度で書かれているのかなと私思いました。国の事業の方針の引き写しのような気もいたします。ここの中で、本当に子ども・子育て新制度が子供のためになるという検証、それはあったのかどうか。あるとすれば、どのページに書いてあるのか、お尋ねしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 子供のための検証ということでございますが、本計画につきましては、簡単に言いますと、13までの事業について必要量を見込み、その方策について記載するということでございますので、この部分が特に子供のための検証というよりは、今までのアンケート調査等の結果を踏まえて、それぞれに反映させているというところでございます。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) この計画書の中に、30ページ、31ページです。希望する定期的な教育・保育事業というものがありまして、幼稚園というのが7割、利用したいと思っていますが、じゃあ、子供を預けるということでいうと、どこに預けたいかということを聞いているわけです。そうしますと、そこでは町立、それから私立の認可保育園、保育所となっています。4割近くがそれです。そして、認定こども園だとか、小規模な保育施設だとかといいますが、本当に小さな値になっているわけです。親たちは、どこに預けたいかと言われれば、公立の富谷町の保育所あるいは富谷町が認可している保育所、こういうところに預けたいと思っている。安全である、安心であるというようなことだと思います。今のところでも、そんなにそんなにすばらしい基準ではありません。もっともっと基準が充実してくれれば、高くなってくれればいいと思いますが、それでもここを選んでいるということですから、ここに合わせて計画をちゃんと立てるべきだと思いますが、その点ではいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 30ページの結果というところで、そのような結果となってございますが、一つには、まだこども園としての認識が保護者の方、町にないということもありまして、薄いのかなということがあるかと思います。いずれにいたしましても、保育所、こども園、保育する施設には遜色ございませんので、そういったところをPRしていけたらというふうに考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 31ページのところには、保育所を利用する理由ということがありまして、さまざま書いてあります。仕事をしているだとか、子供の祖父母や親戚の人が見ているから保育所にしたいとかというようなものがあるわけです。どの子もやっぱり保育を必要としている子供たちですから、そういうことからいくと、児童福祉法の第24条第1項に言われている公立の保育園、認可保育園で見るのが妥当ではないでしょうか。そういう認識には立ちませんでしたか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 第24条第1項、保育の義務というところで、2項については若干、規制が緩んでいるような記載になってございますが、どちらも町が責任を持ってというところでは変わりございませんので、そういった方向で進めていきたいと考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 新制度というものについて、これは非常に複雑になっている。したがって、大きく変わったもので、条例を定めるときにも質問をするほうが非常に難儀をして、なかなかその説明が届かなかったということがありました。第24条第1項で規定されているもの、それは保育所、認可保育所で、市町村が保育に責任を持つ意思を持って、そして市町村、富谷町であれば富谷町と契約を結ぶことになります。そこは正しいですか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) そのとおりでございます。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 認定こども園と言われるものは4つあります。幼保連携型、保育所型、幼稚園型、自己裁量型とあります。これについては直接契約となります。これも正しいですか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) そのとおりでございます。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 今の利用型の手続については認定の申請をする、利用の申し込みをする、そういうことでそれを町は受け付けて、利用調整をしてそれぞれのところにします。しかし、これは政府の方針からいくと直接契約ということになるわけです。ですから、今までと同じようにというのは全くのうそです。うそと言ってもいいものだと思います。そういう認識がありますか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) こども園につきましては、ご存じのとおり、幼稚園というのが1号認定の方、保育所、2号、3号認定の方が同時に過ごす施設ということになりますが、保育所部門につきましては、保育が必要な認定申請と、それから入所の申し込みということになりますので、保育が必要な子供の方については町立や私立認可保育所と同様に入所調整をする、していくというふうに考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) ことしの4月時点で79人の待機児童ということになっていました。この79人の待機児童について、富谷町は今どんな調整を行っていますか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 待機児童の皆さんについては大変ご迷惑をかけているところでございますが、我が町といたしましては、認可外の保育所等を紹介する等、一人一人丁寧な対応を行っているかと思ってございます。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) それでは、79人のうち、全てが認可外あるいは家庭的保育所に入って、誰も、お母さんが仕事をするのに困っているだとか、そういうケースはないということでよろしいですか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) ケースがないという断言はもちろんできませんが、昨年度末ですと、認可外のところ、町内・町外合わせまして約70名の方が入られているということでございますので、大抵の方はこちらの認可外のほうに入所されているかと把握してございます。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 契約ができなかったということもあるわけですね。これがどんどん町のところから離れていってしまうという懸念があります。そういう心配を持たなくても大丈夫だと断言できますか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 先ほど申し上げましたとおり、第24条の第1項、第2項については、どちらも町が責任を持って行うというふうに考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 新制度の保育所、施設ですが、今申し上げたのは、認定こども園などについては施設型ということになります。地域型保育所というのはもっと細かく分かれているといってもいいぐらいで、そしてさまざまな保育所でさまざまな基準で行われるというのがあります。このことについても、それは当然さまざまだという認識でいるのでしょうか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 地域型保育施設につきましては、例えば保育士の資格を持っていなくても対応できるというような部分もございますので、そういった部分につきましては、できる限り資格を持った者の対応としていくことといたしまして、資格外の方については、資格外の研修プログラムがございますので、そちらをきちっと受講された上で職務に従事していただければ問題ないのかなというふうに考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 同じ富谷町の子供でありながら、片方は資格を持った保育士、そうでなくて受講した人たちということには、やっぱりそれは同じ子供たちの中ではあってはいけないと私は思います。そしてまた、施設の補助から個人給付ということになりますが、この点についての認識をお尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 平成27年度からの新制度によりまして、市町村から、今までにつきましては施設へ直接、運営費という形で支払いが行われていたわけですが、平成27年度以降については、形式上といいますか、形的には同じということになりますけれども、法定代理受領ということになりますので、一旦個人の方にお渡しして、その上で施設のほうへ支払うというふうな煩わしさを解消するためのものであるというふうに考えてございます。
  またもう一つですね、そういったところで、一旦、個人でもって支払われるお金ということですので、その部分については町から直接公費というところの枠から外れて、若干、使い勝手のよいお金になるというふうな考えもあるかと思いますけれども、その辺につきましては、今までも私立認可保育所等につきましては年に一度、県の監査がございますので、そういったところを利用しながら運営について適正に対応していけたらいいのかなというふうに考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 今回の子育て新制度というのは非常にわかりにくくなっています。町としては公費で今までやってきたものについては、今までどおり、個人に行くことになるのだけれども、監査のところできっちり見ていきたい。それは富谷町の良識だと思います。しかし、新制度の設計はそうなっていません。したがって、事業者が保育料を決められるし、入ってきたものを代理受領する。だけれども、これは個人に行くものだから、どう使ってもいいという、使途の制限がないんです。これは非常に大きな変化なのですが、そこのところをよく知らせないままにスタートしているということになるわけで、株主配当だとか、もうけてほかの事業に使うということも許されることになるわけです。こういうものを許しておいて、子供たちの安全安心のための保育施設ということにはいかないと思うわけで、こういうやり方ができるような認定こども園というのはつくってはいけないと私は思いますが、その点についてお尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 先ほどの繰り返しになる部分もございますけれども、こちらで関与できる部分については、できるだけ保育の充実というところに力を入れていくよう指導してまいりたいと考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 富谷町が、そして子育て支援課がそう思ったとしても、制度の設計がそうじゃないわけですからね、そこのところは正しく見ていかなければならない、批判的な立場で見なければならないということですが、その点についての認識はどうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) ご意見を参考にしながら、介入できる部分についてはこちらで指導等をしていきたいというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 富谷町の町立幼稚園が、今、定員割れの状態にあります。これを認定こども園にしていくのかなという疑義がありますが、これについてはどうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) その件につきましては、検討中でございまして、今どうのこうのというようなところではございません。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 富谷の幼稚園については、今、2年保育ですが、お母さんから聞きましたならば、3年保育あるいは4年保育というものもあるということで、そのあたりも選ばれない理由なのかな。送迎バスがないということも、先ほど言いましたが、そういうこともあるのかなと思っています。その点について、どのように町立幼稚園をしていこうとしているのか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長、もとい教育総務長。
教育総務課長(高橋加代君) 3歳児保育、それから送迎サービスにつきましては、今後、実施していくということで、今現在検討を進めているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 静粛にお願いします。
  17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) その検討の内訳といいますか、もう少し詳細な説明を求めます。
議長(浅野幹雄君) 教育総務課長。
教育総務課長(高橋加代君) 済みません。今申し上げたこと以外の詳細といいますと、実施時期とかそういったことでしょうか。それでしたら、現在まだ申し上げられる段階ではございません。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 幼稚園につきましては安易に認定こども園にすべきでないということをまず一つ申し上げます。そして、待機児童解消というのであれば、現在、東向陽台保育所、非常に古くなっています。そこの建てかえ、そして定員ももう少し多くするだとか、こちらのほうこそ早目に検討すべきだと思いますが、この点についてはどう思っていますか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) ご意見として頂戴したいと思います。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) それでは全く答弁になりません。どうやっていくのかということですね。あそこは古いということがこの議場の中でも何回も言われています。そういうときに、待機児童対策のため、ゼロにするんだというのだったら、そのことを真剣に討論をする、議論する、計画するということが必要ではないでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 先ほど来、佐藤議員からのご意見はごもっともな部分たくさんありまして、現在、いろいろ公立幼稚園の定員割れの部分の原因を含めながら、今の東向陽台の保育所の部分含めて、全体を今、待機児童ゼロを実現するために、そういった関連全体を今早急に検討していきたいというふうに思っております。
  あわせて、その一つとして、今回、わくわく町民会議のご意見など含めながらその対策を全体として早急に検討していきたいと思っておりますので、ご理解いただければと思います。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 総合計画では、人口フレームが平成30年、載っていましたけれども、これから線引き見直しがあって住宅もつくっていくとなると、毎回こういうようなことが繰り返されると思うんです。将来に向かって待機児童をつくらないというための計画が必要だと思いますが、そういうつもりで計画をつくっていくということでいいのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) やはり中長期的な視点も含めながら、全体を見直しをかけていきたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 4番小泉 光君。
4番(小泉 光君) 今回、私は提案を中心に、それに絡めて質問を大きくは2点させていただきます。
  まず最初、「安心な町づくりへの提言」と題しまして、昨年度、防災行政無線が整備され、緊急事態発生時の安心が高まりました。不測の大災害時に住民が一番欲しいのが生活に密着した正しい情報ではないでしょうか。例えば給水車はいつ来るのか、ガソリンや食料はいつ、どこで買えるのか、水道やガス、道路はいつ復旧するのか。正しい生活情報が何よりも必要であったのは東日本大震災の経験から学んだことの一つでもあります。
  残念ながら、当町の災害協定は31ほどの協定がありますけれども、これには物や人、マンパワーの援助協定はありますけれども、情報についての協定は大変心もとないものがあります。そこで提案ですけれども、当町の90%のエリアをネットワークでカバーしているCATV会社やローカルのFM局と災害時の住民への情報提供協定を結ぶことを提案し、当局の考えを質問します。
  質問項目1番、町は、正確な生活情報を町民に提供するためCATV会社やローカルFM局と災害協定を結ぶべきと考えますが、どうですか。
  2、町域全体にわたって全電源が遮断された場合、防災行政無線での情報伝達は可能ですか。つまり、子局の電源を確保し住民への情報提供できますか。
  3、この際、2の際、住民への情報提供展開をどう考えていますか。
  4、子局の電源回復後、町民への情報提供はどのように考えていますか。子局の電源が回復した後、生活情報の展開、この方法についてどう考えていますか。
  そして、5番目の質問ですが、高気密高断熱の家屋、最近はもっぱらこれをハウスメーカーが売りにしているところがありますけれども、これらの家屋でのMCA防災行政無線の聞き取りが非常に難しい面がある。何か言っているなというぐらいの感じでしか聞こえていません。これへの対策は何か考えていますか。
  6番です。CATVネットワークに接続して気象庁の発出する緊急地震速報やMCA防災行政無線の情報を家庭で明瞭に聞き取れる機器が既にあります。5の解決策として、先ほどの高気密高断熱の家屋内での聞き取り、これの解決策として、実証実験から検証してみる価値はあると思うが、その考えはありますか。
  今、議長の許可を得てその機器をちょっと手元に持ってきましたので、ごらんください。こんなものです。これをCATVネットワークに接続すると緊急地震速報とか、それから町の防災無線の情報がここから流れてくる。全部電源がとまっているときも、これは電池でFMラジオが入るようになっていますので、情報の展開という点では非常にすぐれたものであるかなと思って、参考までにお持ちしました。
  次の2番の質問です。
  「スポーツ施設の充実について」という題をつけてみましたが、町民の健康維持に欠かせないスポーツ、私がるるここで言うことはございません。その設備に関し、以下の2点について質問するということで、今回の議会で私で3人目になるという、非常にやりづらいというか、話しづらいんですけれども。パークゴルフに関してなんですけれども、パークゴルフ場、大変な人気があります。平成21年12月に1,156人の署名を添えて陳情しました。執行部に直接陳情したんですけれども、それから6年たっています。また、平成24年12月議会にて請願が採択されたパークゴルフ場建設、これの進捗状況。今まで町長が随分お話ししてくれましたので、ちょっと言いにくいんです、質問しづらかったんですけれども、再度改めてということで、よろしくお願いします。
  次に、「成田東公園の活用について」という課題をつけたんですけれども、対角線で200メートルもあろうかと思われる成田東公園の活用が盛んであるとはちょっと言えないのではないかなと思います。主な大きなイベントとしては町内会主催の夏祭り、幼稚園の運動会などがこの公園での大きなイベントです。いつ、私が歩いても、割に閑散としてというのでしょうか、活用が余りされていないな、残念だなという思いがあるので、提案したいんですけれども。東側のほうに、例えばフットサルコートですとか、外周にアスレチック器具ですとか、あるいはいまた簡易的なトラックなどで整備すれば利用はさらに高まるのではないでしょうか。またあわせて駐車場の整備も恐らく必須でしょう。この公園を再設計して、これらのスポーツ施設を充実させて、町民の利用度をさらに高めるべきと考えますが、町の考えを伺いたいと思います。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの小泉 光議員のご質問にお答えをさせていただきたいというふうに思います。
  安心のまちづくりへの提言ということで、まず1つ目のCATV会社との災害協定を結ぶべきと考えるがどうかにつきましては、町内の90%のエリアをネットワークでカバーしているケーブルテレビは災害時に大変有効なツールと考えております。このことから、現在、株式会社ジェイコムイースト仙台キャベツ局と災害時の情報発信に関して打ち合わせを行っておりますので、今後は情報発信体制を強化するための災害協定の締結に向け協議を進めてまいりたいと思います。
  2つ目のMCA防災行政無線につきましては、停電時におきましても各無線機にバッテリーをつないでおりますので、情報伝達は可能となっております。
  問い3の2つ、住民への情報提供展開をどう考えるか、MCA防災行政無線のほか生活情報を記載した情報誌の発行、メッセンジャーの配置などで、住民へ情報発信を展開してまいります。また、テレビやラジオ、新聞社への情報提供、メール、ツイッター、フェイスブック、ホームページによる情報発信を行ってまいりますが、停電時の情報発信のあり方については、今後も研究を続けてまいります。なお、家庭では、電池式のラジオ、携帯電話の電池交換式や手動式の充電機など家庭用電源を使用しない物品の備蓄について啓発を続けてまいります。
  問い4の電源回復後についてですが、回復後は、テレビやラジオ、新聞社への情報提供、防災行政無線、安全安心メール、緊急速報メール、ホームページ、ツイッター、フェイスブックなど複数の情報伝達ツールによって情報を発信してまいります。
  問い5の高気密高断熱の屋内での防災行政無線の聞き取りは難しい面があるにつきましては、町としては音だけでなく、文字による情報発信も行ってまいります。メール、ツイッター、ホームページなど複数のツールを活用することとしております。MCA防災行政無線の改善については、システムの設備整備と電波の受信環境を確認し、各家庭内に個別受信機を設置することによってMCA防災行政無線の放送を家庭内で聞くことができます。また、MCA防災行政無線システムに株式会社ジェイコムイーストのケーブル接続が可能であれば、ケーブルテレビの緊急地震速報機を家庭内へ設置することによって防災行政無線の放送を聞くことができます。機器の接続については、詳細に確認する必要がありますが、2案について、費用等も含めて検討してまいりたいというふうに思います。
  問い6については、答弁、先ほどの5と同じですので、関連しますので一括でただいまのご回答ということで、ご理解願います。
  2つ目、スポーツ施設の充実についてということで、問い1、パークゴルフ場の整備につきましては、さきの一般質問でもお答えしているとおりでございます。愛好者の皆様の署名運動や議会請願可決など、整備推進に対する強い思いは認識しており、これまでも検討は続けてまいりました。現在の進捗状況については、県内のパークゴルフの整備状況や今後の計画などの事例調査を初め、富谷町での整備に向け、単なる施設整備でなく、何のためにつくり、どう活用し、町民に愛される施設となるか、公費を使って整備する施設ですので、よかったと皆さんに言われる施設の整備が必要であると考えております。パークゴルフ協会や多くの住民の皆さんのご意見を伺いながら、整備に向けてこれから本格的に取り組んでまいりたいと考えます。そのためにご意見をいただくための組織の検討や基本方針の検討作業などに取り組んでいるところでございます。
  2つ目、成田東公園の活用についてであります。成田東公園は、面積約3万8,600平方メートルの近隣公園であり、平成8年度に国の補助金を活用し3億2,500万円をかけ町が整備いたしました。成田東公園には、複合遊具やブランコなどの遊具のほか、バスケットゴール、広場、散策路などがあり、近隣にお住まいのお子様や家族連れなどに幅広く利用していただいております。
  ご提案いただいたフットサルコートやアスレチック器具等を整備したとすれば、確かに利用者数は増加すると思います。この公園を開発した当時にも、サッカー場としての利用が活発で、土曜日や日曜日の多くが予約で埋まっておりました。しかし、利用者の多くは町外の方であり、結果として、地元の方が利用することができず、周辺の違法駐車等の問題も発生したことから、サッカー場としての利用を制限した経緯がございます。そのため、ご提案の施設を整備した場合には、今まで利用されている方や地元町内会の行事などでの利用に支障が発生することも考えられます。
  駐車場の整備についても、成田地区内の方が利用しやすくなる反面、ほかの地区の方も来やすくなるため、周辺道路の交通量の増加、夜間の駐車場や公園利用など、マナーを守れない利用者等によって近隣の方々の迷惑となる可能性もあります。
  成田東公園は主に近隣の方々に利用していただくことを前提に整備した公園ですので、住民の皆様に親しまれる公園として、今後の利用方法などについて住民の皆さんと協議していく必要があると考えています。駐車場につきましても、整備によるメリットとデメリットを検証する必要があると考えておりますので、今後、皆さんの声を聞きながら検討をしてまいりたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) これより小泉 光君の質問は一問一答により行います。4番小泉 光君。
4番(小泉 光君) 一番最初のCATVのネットワークにこの機器を接続して住民に対する情報サービスというか、情報提供を行うということですけれども、これは既に関東地方を中心に26の自治体で導入済みだそうですけれども、ぜひ職員などを派遣して実際のあれをつかんでいただきたいと私は思うんですけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ぜひ調査をして検討してまいりたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 4番小泉 光君。
4番(小泉 光君) それから、成田東公園なんですけれども、町長のおっしゃることもごもっともで、私も十分認識しているところであります。しかし、やはりいつも公園の周りを見ていると本当に閑散としているんですよね。もちろん住民に大いに利用していただきたいという思いもありますし、町長のおっしゃったことも、るる、一々全て理解するところでありますけれども、その辺のところを、もっと利用していただくためにどうしたらいいのかというようなところも住民の方々とよく協議、検討していただきたいと思います。いかがですか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) せっかくある公園でありますので、やはり地元の方々にもっともっと利用していただける、ただいま小泉議員のご意見のとおりだというふうに思います。
  先ほど、答弁で申し上げたように懸念材料があるのも事実でありますが、その辺を鑑みながら、何とか地元の人たちにも、町民の人たち、成田の方々にもっともっと利用していただける公園として整備してまいりたいというふうに思います。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) この際、午後2時15分まで休憩をいたします。
     午後1時58分 休憩


     午後2時15分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  18番永野久子君。
18番(永野久子君) 私は2件について質問をいたします。
  まず最初に、障がい者福祉の向上を求め、質問いたします。
  今、障がいを持った方々が行政に求める課題には、医療や住宅、雇用・就労、経済的な不安の解消、障がいに対する社会の理解の進展、そして専門的な相談体制等々、山積している状況です。全ての課題が重要ですが、限られた時間ですので、幾つかの課題に絞って質問をいたします。
  まず、障がい者の交通権の保障についてです。
  移動の自由の確保や移動に係る費用負担の軽減は、障がいを持つ方々にとって生存権の保障、自由な社会参加の保障として欠かすことのできない重要な問題です。
  呼吸器の疾患で3級の障がい認定を受け、常時酸素ボンベを使用しているある男性は、「通院など外出の際には携帯用の酸素ボンベを利用しているが、ボンベは最長でも2時間しかもたないので、バスでは時間がかかり酸素が足りなくなってしまう。そのためタクシーに頼っているが、経済的な負担が大変大きい」と話しておられました。また、足に障がいを持つ70代のある女性は「定期的な通院をしているが、バスは乗りおりが大変なため、結局、タクシーを使っている。1回の通院に数千円のタクシー代がかかり、通院の回数を減らさざるを得ない状況だ」と言っておられました。多くの方が通院にかかるタクシー代だけでも経済的に精いっぱいで、社会参加や娯楽のための外出など、とてもかなわないというのが現状です。
  仙台市では、地下鉄、市営バス、宮城交通バスの市内区間を無料で利用できる「ふれあい乗車証交付事業」を実施しています。また、「福祉タクシー利用券の交付事業」で年間3万円のタクシー利用への助成があり、自家用車を利用する人には「自家用車燃料費助成券の交付事業」、いわゆるガソリン代助成制度があります。これも年間3万円を限度に実施しております。これらの施策はどれも富谷町にはありません。「仙台市のような交通費への助成制度をぜひ実現してほしい」という声は本当に切実です。どこに住むかによってこれだけの格差が生じています。富谷町として早急に対応が必要ではないでしょうか。
  そこでまず1つに、福祉タクシー制度について。
  2つに、自家用車燃料費助成(ガソリン代補助)制度について、富谷町でも早急に実施するよう求め、当局のお考えを伺います。
  また、県内市町村の実施状況及びこれらの施策を実施した場合に必要な町の予算額の推計を伺います。
  次に、補装具費の自己負担軽減についてですが、自動車を車椅子用の特別仕様に改造したり、座位保持装置などの補装具は、日常生活に欠かせないものですが、費用負担が大きく、自立した日常生活の場として富谷町に住むより仙台市に住むことを選ぶ人々が少なくないと聞きます。各種の補装具に対しては、現在、一定の助成がありますが、補装具の改造程度や所得によって多額の自己負担が生じているケースがあります。何とか自己負担を軽減することはできないのか、当局のご認識を伺います。
  3つ目に、障がい者雇用の問題ですが、雇用・就労に関する社会の環境は、バリアフリーもノーマライゼーションもまだまだ進歩の途上にあると言えます。
  まず、役場職員への障がい者の雇用促進についてですが、法定雇用率を達成するだけではなく、「障がいを持ちながら働く職員」を意識的にふやしていく取り組みを求めます。具体的には、職員募集の際に障がい者の枠を、別枠を設け、確実にふやすことが必要だと考えます。平成26年度の募集から別枠を設けたということですが、募集の試験区分は初級の行政職のみで、広く門戸が開かれているわけではありません。現実に応募者もなかったという結果を踏まえ、その要因を掘り下げて対策を講じる必要があるのではないでしょうか。改めて、障がい者雇用枠の拡大について当局のお考えを伺います。
  2つに、教育委員会管轄における障がい者雇用の実現についてです。これも何度も取り上げてきましたが、市町村の教育委員会は、法定雇用率の適用外であり、法の縛りはありません。しかし、生涯学習課など障がい者と住民がともに活動する上で大きな可能性を持った分野です。障がい者雇用ゼロの現状をよしとせず、ぜひ雇用を促進していただきたいと考え、当局のご認識を伺います。
  障がい者の採用条件の問題では、兵庫県明石市が「自力通勤や職務遂行時の介護の要否は問いません」と明示していることを知り、大変大きな驚きを覚えました。これは職員採用に際して、自力で通勤ができない人でも、職務を遂行する際に介護者が必要な人であっても、職員として応募ができるということですし、採用されることがあるということを示しております。障がい者雇用の意識は、雇用する側の意識はここまで進んでいるということに大きな希望を感じます。
  富谷町の職員採用における障がい者雇用の採用条件に関して、どのような姿勢で臨むのか、基本的なお考えを伺います。
  障がいを持った方の雇用機会をふやし、定着を進めるためには職業の選択を初め就業先の事業所での労働環境、人間関係など細やかな配慮と速やかな相談体制が欠かせません。そうした問題に適切に対処するためには専門的な知識と経験を持つジョブコーチの設置が必要だと考えます。現状と今後の対策を伺います。
  地域活動支援センターについての条例がございます。地域活動支援センター条例、これは障がい者がセンターを利用した際に器物を破損した場合に弁償しなければならないという規定になっておりますが、公民館等の利用にはそのような規定はありません。地域活動支援センターは、障がい者が利用することを前提とした施設であり、仮に器物が損壊するような事態が起きたとしても、公民館などと同様にケース・バイ・ケースで対応すれば十分なはずです。あえて条例に規定することは伸び伸びとした活動を前もって抑制することにもなりかねません。このような明らかな差別規定をそのままにしていていいのか、行政の姿勢が問われます。差別的な条項は撤廃するよう求め、当局のご認識を伺います。
  2問目に、給付型の奨学金制度の実現について質問をいたします。
  今、子供の6人に1人が貧困状態にあると言われ、貧困世帯の子供は進学もままならず、高学歴社会の中で、学歴が低いということが生涯賃金の低さにつながり、次の世代に連鎖し、さらに貧困が拡大されている状況があります。学ぶ意欲を持った若い人たちをいかに支えていくかは、日本の未来にかかわる重要な課題だと考えます。国の責任はもちろんですが、地方自治体が先鞭をつけて、今日の社会の要請に応えた奨学金制度を確立していく必要があるのではないでしょうか。
  労働法制が改悪され、雇用の不安定化が蔓延しているもとで、非正規雇用が労働者全体の4割にも達しております。初めて仕事につく若い男性の場合は、35%が非正規雇用、女性は58%が非正規雇用という状況で、結果として借りた奨学金を返したくても返せない現実があります。返済が6カ月以上滞っている人の年収を見ますと、200万円以下が7割となっており、若い夫婦が2人で奨学金1,000万円の借金を背負っているというケースもあると聞きました。また、卒業後の返済が重荷になって借り入れることそのものをためらう人もふえている状況があります。本町でも返済額の滞納が増加するとともに、申し込み自体が減少する傾向が生まれており、制度が空洞化していくことが懸念されております。進学を諦める若者がないよう、学ぶ意欲を支える制度として奨学金制度を確立していくべきではないでしょうか。
  先日、5月18日付の河北新報に、「大崎市の古川信用組合が、創立60年の記念事業として給付型奨学金制度を創設した」との記事が載りました。給付額は月8,000円で返済不要、定員10人ということです。古川信金の給付型奨学金制度創設は、地域に密着した金融機関として、今日的な課題を敏感に反映した社会貢献策だと受けとめると同時に、このような取り組みが社会全体に広がってほしいと痛感しております。
  昭和39年に制定されました富谷町の奨学金制度は、当時、人口増を目指したまちづくりのかなめの一つとして制定されたものですが、50年を経過した今日においても、「住みたくなる町」の魅力の一つとして重要な施策となっています。しかし、時代に即した改善が迫られていることも事実で、貸与型だけではなく、給付型の導入が必要になっていると思います。実施に向けた当局の対応を求め、ご認識を伺います。
  現在の貸付型奨学金については、返済を猶予する対象者を拡大し、また返済期間を延長するなど改善が必要になっています。卒業しても就職が決まらない、就職が決まっても非正規雇用で低賃金など、奨学金返済にまで至らないという状況があります。それでも何とか返済したいという意欲がある人、そういう場合に猶予や返済期間の延長などの柔軟な対応が必要になります。返済猶予、返済期間の延長をぜひ検討すべきではないでしょうか、伺います。
  貸与型の奨学金を借りる際、現在、保証人につきましては、「富谷町町内に1年以上居住」とする条件を設定しております。しかし、今、富谷町は住民の圧倒的多数が町外からの転入者です。「すぐ隣の泉区に親がいるのに保証人になってもらうことができない」という人や、「県外から転入したので、親類縁者が全て県外にいるために保証人になってもらえる人が誰もいない」などの声があり、多数の住民がこの要件の「適用除外」になっております。外に向かって、「どうぞ富谷町に住んでください」と門戸を開き、町外からの転入によって人口増を続け、市制を目前にするところにまで至っている町が、保証人については町内在住のみに限定している現状では余りに閉鎖的ではないでしょうか。保証人が富谷町内に住んでいれば役場にとっては都合がよいかもしれませんが、住民にとっては極めて不都合なものです。直ちに改善するよう求め、ご認識を伺います。
  以上で1回目の質問を終わります。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの永野久子議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  まず最初に、障がい者福祉の向上を求めるに関連して、1つ目の福祉タクシー及びガソリン代助成制度、または3つ関連するものですから、1から3まであわせてお答えをさせていただきたいというふうに思います。
  障がい者の外出は、通院のほか、社会参加や心身の健康のためにも重要と認識しております。そのため、移動確保のため、平成20年4月から70歳以上の方や障がい者の方を対象に町民バスの無料化を実施し、移動手段として活用いただくようにしたところです。一人での外出が困難な障がい者を支援するサービスとしては、移動支援事業、同行援助、行動援助がございます。
  なお、高齢者を対象とする敬老乗車パスの導入を検討中でございますので、交通弱者対策の一環として、福祉タクシー及びガソリン代助成につきましても、近隣市町村を参考として、富谷町の実情に合ったものを検証してまいりたいというふうに思っております。
  3つ目の質問ですが、県内の状況については、県内35市町村のうち、福祉タクシーについては19自治体で実施をしております。ガソリン代助成については15自治体で実施しております。助成額、対象条件等はそれぞれの実施自治体によって異なっております。
  また、富谷町で実施した場合でございますが、福祉タクシーについては助成額の上限を3万円とし、障がい手帳をお持ちの方全員を対象として、交付率23%、仙台市を基準として23%とした場合、1,023万円と推計されております。ガソリン代助成については、同じく助成額の上限を3万円、仙台市の交付率13.7%として見ると609万円となります。トータルで1,632万円と推計されるところでございます。
  次に、2つ目でご質問ありました障がい者の自動車改造に対する補助制度につきましては通告外だったので、大変申しわけないです、改めてご質問いただければとお願いしたいと思います。
  続きまして、障がい者福祉の向上を求めるということに関連して、まず障がい者の雇用に関連しての役場職員の障がい者雇用の促進についてということであります。
  本町の職員採用につきましては、障がい者雇用促進の観点から、昨年度、初級行政職にて障がい者を募集しておりますが、申し込み者がゼロという結果でありました。今年度においても継続し募集を行い、障がい者の雇用を行う予定としております。
  2つ目の市町村……、障がい者の雇用を促進する立場での取り組みについてに関しては、現在当町では、障がい者の雇用の促進等に関する法律第42条を適用し、町長部局と教育委員会部局が一体となった取り組みを進めております。生涯学習分野も含め、広い視点から障がい者の方々が普通に地域で暮らし、地域の一員としてともに生活できる社会の実現に向け、障がい者雇用の推進に努めてまいります。
  3つ目の障がい者の採用条件に関連してですが、昨年度の募集要綱におきましては、(1)昭和60年4月2日以降生まれた者で、学校教育法による高等学校を卒業した者または平成27年3月までに卒業予定の者。(2)として、身体障害者福祉法第15条に定める身体障害者手帳の交付を受けている者。(3)として、自力による通勤が可能で、かつ介護者なしに1日7時間45分、週5日、計38時間45分の勤務が可能な者。(4)として、活字印刷文による取材及び口頭による面接試験に対応できる者。ということで、全ての条件を満たす者に限るという要件で募集を行いました。しかしながら、結果的に申し込み者がありませんでしたので、障がい者雇用促進の観点から、近隣自治体等の状況も含め、採用条件及び採用後の職務内容について、継続的に検討を進めてまいりたいというふうに思います。
  障がい者雇用に関して、4つ目の職場対応援助者、いわゆるジョブコーチは、障がい者、事業主及び当該障がい者の家族に対して、障がい者の職場適応に関するきめ細かな支援を実施することにより障がい者の職場適応を図り、もっと障がい者の雇用の促進及び職業の安定に資するとされており、その意義は理解しているところであります。
  先ほどの採用条件及び採用後の職務内容の検討とあわせ、設置自治体の状況を確認し、富谷町役場における障がい者雇用の枠組みを総合的に検討してまいりたいというふうに思います。
  3つ目の地域活動支援センターの条例につきましては、富谷町地域活動支援センター条例については、平成21年12月議会に上程し承認を得たものでございます。第12条にあります損害賠償等については、差別的な意味合いで制定したものではなく、一般的な施設管理として定めたものでございます。例えば西成田コミュニティセンター子育てサロン、西成田コミュニティセンター総合運動場については条例の中で、福祉健康センターと公民館については管理規則の中で、損害賠償等について定めているところであります。
  次は、教育長から答弁させます。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) それでは、私のほうから第2問目の給付型奨学金制度についてお答えを申し上げます。
  まず第1点、給付型の導入が必要になっているのではないかというご質問に対してですが、ご存じのとおり、富谷町の奨学貸付金は、富谷町出身の優秀な学生及び生徒であって、能力があるにもかかわらず経済的な理由により就学困難な者に対し、無利子で学費を貸し付け、有能な人材を育成することを目的としているものでございます。給付型の奨学金制度の導入につきましては、その財源を含め、選考基準等の公平性を保つために大きな課題があるものというふうに認識してございます。
  第2点目の返済猶予に関する件でございますが、現在、就職が決まらないケースや派遣労働など非正規雇用によるケースは、返済の猶予には該当いたしてはおりません。返済期間につきましては、学校を卒業した後、1年間の猶予期間を経て最大で6年間としているところでございますが、ほかの自治体の状況等を踏まえて今後検討してまいりたいというふうに思ってございます。
  3点目の保証人の要件に関してでございますが、奨学金貸し付けの要件といたしまして、規則による連帯保証人は、申請者の保護者または親権者のうち、本町に居住と定めているところですが、奨学生本人と同等の返済責任を負うということを踏まえまして、連帯保証人を的確に把握するための必要な規定であるというふうに認識してございます。
  以上でございます。
議長(浅野幹雄君) これより永野久子君の質問は一問一答により行います。18番永野久子君。
18番(永野久子君) それでは、まず給付型奨学金の問題について伺います。
  先ほど、教育長のご答弁で、給付型奨学金の導入については、財源、公平性、大きな課題があるといった趣旨のご答弁でした。ただ、これは先ほどの古川信金の月8,000円で10人というふうに考えますと、1カ月、そんなに大きな金額にはならないんですよね。年間で96万円なんですね、10人として。もし、これを倍にして、富谷町が独自に2万円ずつ、12カ月、20人に給付型の奨学金をつくったとしても、年間480万円ですね。私はやっぱり借りることを恐れて学ぶことを諦める人がふえる、返せなくなるから借りないんだという、そして勉学を諦めるという若い人がふえることが一番心配だと思いますし、そこに手当てをするためにはやはり給付型と。今、かなりマスコミでもこの問題が取り上げられておりますけれども、給付型というのは、やっぱりこれからの奨学金制度のあり方としては非常に重要なものだというふうに思いますので、改めて。財源と言いますけれども、富谷町の今の財源からすれば、できない金額ではないということは、詳しくは申し上げませんけれども、自信を持って言えると思いますので、ぜひ再検討をお願いしたいと思います。いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 2年前のOECDの調査が、教育費の調査がございますけれども、高等教育におけるGDP比の公的教育費支出というのは0.5%なんですね、我が国は。これは、参加OECD国で最低だということになります。ですから、公的支出割合を押し下げているのが、いわゆる給付型奨学金制度を日本の国は持っていないということが現状にあります。
  でも、ご存じのとおり、奨学金に対して最も大きい規模で行っている、今の民間とか市町村も全部含めた中で約98%行っているのが、ご存じのとおり日本学生支援機構が行っているわけでございます。この約9割近い奨学金制度を持っている独立行政法人がやっております日本学生支援機構のほうが貸与型であり、しかも無利子よりも利子型のほうが多いという現状を踏まえますと、一市町村が給付型ということにシフトするのはかなりやはり難しい。ですから、やはり私は給付型奨学金制度の有効性というものを十分認識しておりますけれども、この制度設計はやはり国がやるべきだというふうに思っています。
  ですから、今申しました日本学生支援機構の給付制度、奨学金制度そのものを改めて、国が負担し、その一定割合を市町村が求められるということであれば、十分それに富谷町の財政は対応できると思います。しかし、国の制度が何もないところで町だけでやれということはやはり相当難しいというふうに、ちょっと長くなりましたが、認識はしております。
議長(浅野幹雄君) 18番永野久子君。
18番(永野久子君) おっしゃるとおりで、これはまず国の問題だということはよくわかります。もともとは育英会の奨学金といった時代には、貸与型と給付型、両方ありました。ところが、どなたの首相のときでしたか、この政策が変わりまして教育ローンになってしまったんですね。このときの問題だというのは十分に理解しております。国の問題であります。しかし、例えば過去にも公害防止の今の法律の前半に、例えば公害防止条例をつくった自治体があったり、それから今の老人医療費無料制度、今は全くの無料ではありませんけれども、老人医療制度の前身の無料制度、こういうものも地方自治体が先鞭をつけてつくり、それが大きく広がって国の制度になっていったという経過があります。
  ですから、国がやるべきものだとして自治体が取り組まないというのは、これは進歩に反するのではないかというふうに思います。改めて、町長に伺いたいと思いますが、仮に教育委員会がこういう方向で決断をしたいと、給付型を実施したいとお考えになったときに、町長としてはこれに予算をつけるお考えはあるのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまのご意見を踏まえ、教育長含め、教育委員会でそのような方向が示されたのであれば町としても前向きに検討したいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 18番永野久子君。
18番(永野久子君) 予算の措置権限を持っている町長があのようにおっしゃっていますので、教育委員会としては、ぜひ前向きな検討をお願いしたいと思います。教育長にもう一度ご決意を伺えればと思います。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 少し煮え切らなくて申しわけないんですが、給付型というのは、やはり制度設計、私は大変難しいというふうに思っております。給付型、従来、日本育英会のときは、執行猶予、例えば私なんかも教育系の奨学金を受けまして、教師になったので、執行猶予という形で結果的に給付になったんですけれども、ですから、現在は貸与型はもちろん持っているわけでございまして、それと給付型の並立ということは、制度設計上、私は非常に難しいなと。つまり、公平性をどうしても保たなければなりませんので、公平性からして、給付型というものと貸与型の公平性をいかに保つかということは大変難しい制度設計になるなということは認識しておりますので、何度も責任転嫁するようですが、国の制度設計がきちんとできれば、その費用負担分を求められれば、富谷町としては、私も町長に直接お願いをして、その分は負担をしてきちっと参加していきたいという考えはございます。
議長(浅野幹雄君) 18番永野久子君。
18番(永野久子君) 保証人の要件の問題ですけれども、先ほどのご答弁がありました。連帯保証人について的確に把握をしていくというのは確かに大事なことですけれども、今、九州でさえ日帰りできる、こういう近い関係になっています。そういうときに、全国から富谷町は転入される方が多いわけで、今や9割に近いと私は実感しているんですが、9割に近い方が町外から転入されていると、こういう時代になっているにもかかわらず、保証人になってもらう人が富谷町内にいないという、こういう事態というのは、やっぱり避けていくべきですし、これからどんどん新しい方に入ってきてもらおうとするときに、新しい、町外に実家があるような人を排除する結果にもなってしまうので、これは再考、考え直すべきものではないかと思いますが、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 保証人には、要綱で定めておりますように、連帯保証人及び保証人という2つの区分けがございまして、町内居住と定めているのは連帯保証人のほうでございます。過去の例を見ましても、いわゆる大学の給付を受ける方でもまだ18歳未満になりますので、その給付を受ける学生、生徒が町内に居住しておりますので、いわゆる保護者が連帯保証人になってもらうという状況がほとんどでございます。ですから、保証を受ける子供が町内にいればその保護者が町内にいるという方がほとんどですので、今のところ、実施していて、連帯保証人がどうしても町内にいないという相談事例はございません。ですから、ほぼ保護者の方になってもらっているというのが現状でございます。
議長(浅野幹雄君) 18番永野久子君。
18番(永野久子君) それはちょっと実態をご存じないのではないかと思うんですが、実際に、泉区に実家がある方で、親子ともども富谷町に住んでいる母子家庭の人が奨学金を借りたいと思ったけれども、収入要件や何かがあって、結局、富谷町内には、自分自身が、親が連帯保証人になれる所得がない状況のもとで、実家の親になってもらうと思ったらできなかったんです。すぐそば、泉区に住んでいてもなんですよ。
  こういうことというのはあり得ることですし、どちらにしても、特殊な例ではないと考えるというふうに思いますと、郵送でもらってもいいわけですし、そのような事務手続について、やりようがあるわけですから、富谷町内に居住というところにこだわる必要が全くないのではないか。連帯保証人になってもらう人がいればいいわけですから、どこに住んでいようと。そこをとるべきではないですか。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 今、議員がおっしゃった事例については、こちらでちょっと把握しかねておる事例ではございますが、何度も言いますように、連帯保証人はほぼ保護者の方で現在のところ充当しているという認識を持っておりましたので、現在、議員さんがおっしゃったような事例については、事前にご相談いただければその相談に乗っていけるというところはございます。
議長(浅野幹雄君) 18番永野久子君。
18番(永野久子君) 時間がありませんので、先へ進みます。
  障がい者の福祉の向上の問題ですけれども、先ほどの町長のご答弁で、福祉タクシーとそれからガソリン代の補助については、近隣市町村並みを念頭に置いて制定していくことを検討していくというふうに受けとめましたが、これはどの時期を目指して、敬老パスの実施に合わせるのかどうか、一刻も早く実施するのかどうか、この辺の制度の制定の時期について、見通しを伺います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 福祉タクシー及びガソリン代助成につきましては、先ほども答弁で申し上げましたように、現在、近隣市町村の実態調査を行っており、行った上で検討をするということでありまして、まだ、近隣市町村の実態調査の上で、あわせて、現在、敬老乗車バスの件も検討しておりますので、その辺を鑑みながら全体として負担軽減につながるように努力はしていきたいというふうに思いますが、先ほど答弁で申し上げましたように、それなりの負担金額が発生するということもありますので、その辺、近隣市町村のまずは実態を調査した上で検討するということでご理解願いたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 18番永野久子君。
18番(永野久子君) やはりお隣、すぐ近くに仙台市があって、仙台市の財政状況を見れば、規模は大きいですけれども、町民1人当たりの借金だとか、貯金だとか、あるいは財政のさまざまな指標で見ると、富谷町のほうが数段上だというふうに見ていいと考えているんですね。だから、財源の問題については、もちろん大切にお金を使わなければならないことですが、障がい者のためにこれは実施する方向で近隣町村の実態調査というものをぜひやってほしいと思うんです。実施する方向での調査なのか、調査した後で実施するかどうか決めるのか、ここをはっきりしてください。ぜひ実施するための調査というふうにお答えいただければと思うんですが、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 実施することも含めた上で検討するということでご理解いただければというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 18番永野久子君。
18番(永野久子君) これは本当に長い間の、障がいを持った方々の10年、15年、20年近い要望であります。恐らく町長の耳にも入っていると思います。これは猶予を待たずにやると、実施するということをぜひ障がい者の皆さんにお示ししていただきたいということを改めてお願いしたいと思うんですが、ご答弁を、ご決意を伺います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの永野議員のご質問にもありましたように、私のほうにも大変お手紙をいただいたり、ご意見が届いているのも事実でありますので、大変ご苦労されている方々の実情も認識をしているつもりであります。ですので、まずは実態調査、近隣の実施している市町村のいわゆる現状の状況も含めながら、取り入れた上でのことも含めて、参考にしながら検討していきたいと思います。その辺でご理解いただければと思います。
議長(浅野幹雄君) 18番永野久子君。
18番(永野久子君) 私も時間がないので。
  それでは、福祉タクシー、そしてガソリン代補助とともに、仙台市がやっているふれあい乗車制度のようなものなんですが、例えば就労支援Bということで、泉区内に通勤をしている20代の方が、青年がいらっしゃるんですけれども、この方1カ月の工賃として受け取るのは1カ月1万円だそうですが、バス代で1万円弱消えていくんだそうです。本当に手元には残らないということで、これで果たして自立できるのかという状況にあるんですが、このバス、地下鉄料金についても、敬老パスを実施するのにあわせて、ぜひ、1割負担と言わずに、障がい者の場合は無料でと、仙台市並みにということをぜひご検討していただきたいんですが、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) いわゆる交通弱者という位置づけでは同様に考えるべきことだというふうに思いますので、敬老乗車のパスと同様に検討はしていきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 18番永野久子君。
18番(永野久子君) ジョブコーチの問題ですけれども、4期計画のアンケート結果を見ますと、仕事を生きがい、楽しみにしていると答えた人が大変多いようです。継続して働き続けると、また自分自身によく合った仕事を見つけるというようなさまざまな角度から、やはり支援するジョブコーチの存在が不可欠だというふうに思うんですが、現状はどうなっているか、伺います。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(神田能成君) 現状はといいますと、富谷町におきましては、現状、ジョブコーチというのは設置はしてございません。
議長(浅野幹雄君) 18番永野久子君。
18番(永野久子君) 4期計画の7ページなんですが、4期の計画ということで、福祉施設から一般就労への移行者を平成24年度実績の2倍以上とするというふうにしているんですよね。これをやっていく上で、この計画が達成できる見通しはあるんですか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) 計画に向けて最大限努力してまいりたいとは思っております。
議長(浅野幹雄君) 18番永野久子君。
18番(永野久子君) 3期計画でもジョブコーチの重要性はうたわれていたんですが、就労支援についてが計画どおりに進んだのかどうか伺います。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) 3期計画の振興状況につきましては、ちょっと手持ちの資料がございませんので、後ほどお答えしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 18番永野久子君。
18番(永野久子君) 平成24年度の実績というのは何人ですか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) 平成24年度の就労移行支援に実際にサービスを使われている方が7人で、そこから実際に就労したかどうかというあたりのことにつきましては、平成24年度の数ではないんですけれども、就労移行を実施しております夢の風のほうなんですけれども、平成22年の4月1日から開所しておりまして、7名の方が就労移行から一般就労のほうに移行したというのは聞いております。主に清掃活動ですとかパソコン業務のほうに移行したというふうな形は把握しておりますが、それ以外の就労移行、例えば泉区ですとかの場合については今のところちょっと把握しておらない状況でございます。
議長(浅野幹雄君) 18番永野久子君。
18番(永野久子君) そうしますと、この7人の2倍程度を目標にするわけですから、かなり大変な、力を入れてやらないと実現できないことだと思うわけですね。ジョブコーチを置いていない理由と、何がネックになっているのかということを伺います。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) 就労支援のところ、就労する事業所におきまして必要性があれば、その事業所からジョブコーチが置かれておる施設のほうに依頼するという形になると思いますが、そこに直接町のほうが関与しているというふうなところはございませんので、ちょっと把握してはおらないような状況でございます。
議長(浅野幹雄君) 18番永野久子君。
18番(永野久子君) そうしますと、今現在、さまざまな就労の相談というのは、富谷町の場合はどなたが、どういう体制で応えているのでしょうか、応じているのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) 黒川地域の「ぱれっと」というところに相談事業については委託しておるところでございまして、就労とか、いろいろな相談事業、あるいは町の長寿福祉課のところの保健師なりが受けているような状況になってございます。
議長(浅野幹雄君) 18番永野久子君。
18番(永野久子君) ぱれっとは、十二分に富谷の人も含めてその相談に応え切れている状況にありますか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) 年々、相談件数とかも多くなっておるような状況ですので、100%、十分利用者のニーズに応えているかというと、100%とは言い切れないとは思いますが、それなりにやっていただいているのではないかと認識しております。
議長(浅野幹雄君) 18番永野久子君。
18番(永野久子君) ぱれっとのジョブコーチの人の設置というものについては、町、行政はどのように、例えばお金を出すとか何か、どういうかかわり方をしているのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) ジョブコーチにつきましては、町のかかわりは特にございません。
議長(浅野幹雄君) 18番永野久子君。
18番(永野久子君) 次に、時間がありませんので、富谷町としての職員採用の問題に移ります。
  まず、前提として伺いたいんですが、ことしの3月に国が、厚生労働省が改正障害者雇用促進法に基づく「障害者差別禁止指針」と「合理的配慮指針」を策定したということで、2つの指針が出ています。大ざっぱに言って、これは雇用の分野における障がい者と障がい者でない者との均等な機会もしくは待遇の確保、または障がい者である労働者の有する能力の有効な発揮の支障となっている事情を改善するために事業主が講ずべき措置に関する指針ということで、全ての事業主が対象だと。この事業主に富谷町も入っていると見ていいですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(神田能成君) そのとおりでございます。
議長(浅野幹雄君) 18番永野久子君。
18番(永野久子君) この指針のポイントの一つに、募集、採用、賃金、配置、昇進、降格、教育訓練などの項目で、障がい者に対する差別を禁止するというようなことが書いてありまして……
議長(浅野幹雄君) どうぞ続けてください。
18番(永野久子君) 障がい者を募集または採用の対象から排除するというようなこと、採用の基準を満たす人の中から、障がい者でない人を優先して採用したりというようなことについては、これはやってはならないということ。さらには、全ての事業主が、例えば募集案内、募集内容について、視覚障がいの人には音声などでこれを提供すると。視覚障がいの人には音声で募集する、試験を行う側が音声でもってきちんと対応してください。試験ですよ。それから、例えば言語障がいの人には、面談を行う際には筆談などにより行うということも言っているわけなんですね。これについてはご承知でしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(神田能成君) 承知しております。
議長(浅野幹雄君) 18番永野久子君。
18番(永野久子君) そうなりますと、平成26年度から始めたという障がい者の別枠での募集、これの要綱の中に、初級行政職ということで幾つか項目がありますけれども、自力による通勤が可能で、かつ介護者なしに1日7時間45分、週5日、計38時間45分の勤務が可能な者ということがうたわれているんです。そして、最後に全ての条件を満たす者に限るということもうたわれているんですね。こういうふうに自力による通勤が可能な人と限定したり、それから1日介護者なしに7時間45分働かない人はだめですとかということを最初から言ってしまったら、これは明らかに障害者差別禁止法、そして政府が出した2つの指針、この精神に反することになりませんか。こういう募集の仕方自体が差別なんだという認識を持つ必要があるのではないでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(神田能成君) 平成27年度の採用申し込み、今行ってございます。上級行政、土木、保健師、それから中級の保育士でございますが、その要綱の中には、身体に障がいのある方で受験に際して要望のある方についてはあらかじめご連絡をくださいというようなことで、今回については、そういった内容を変更して受験の申し込みを受け付けてございます。また、別枠で改めて障がい者募集を行いながら障がい者雇用を行ってまいりたいというふうに考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 18番永野久子君。
18番(永野久子君) 平成27年度は改善したということなんですね。そうしますと、採用した後の話ですけれども、今度は、例えば通勤、自力で通勤できません。あるいは仕事をする上で介護者が必要ですというようなときの対応については、採用した後、どういうふうに対応されるんですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(神田能成君) 採用後については、その障がいの状況など程度などにも関係しますので、その状況に応じてこちらのほうで検討してまいりたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 18番永野久子君。
18番(永野久子君) 別なことを伺いますけれども、そうしますと、受験の、初級の行政職というふうな枠組みになっておりましたが、この枠組みについてはもっと別のところにも採用できる、募集をかけるということで受けとめてよろしいですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(神田能成君) 初級につきましては今からの募集になりますけれども、初級行政とまた別枠で、初級の障がい者雇用という別枠で募集する予定でございます。
議長(浅野幹雄君) 18番永野久子君。
18番(永野久子君) この法律と指針をあわせますと、最初から、行政職で初級でという枠でなく、中級であろうが、上級であろうが、本人が希望するもの、本人に自己決定権があるんだということを前提にして、その枠自体を広げる必要があるんじゃないでしょうか。制限をしないという必要があると思いますが、どうですか。初級の行政ということにしないで、中級であれ、上級であれ、本人が希望するなら応募ができるということが大事だと思いますが、どうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(神田能成君) 先ほども上級の申し込みの関係で申し上げましたけれども、特に初級行政であっても、障がいのある方を受験できませんということにはしてございません。今回、上級行政のほうでも行っております要綱にもありますが、障がいのある方で受験に関して要望のある方についてはあらかじめご連絡をいただきたいという形をとってございますので、別枠は設けておりますが、通常の初級行政であっても障がい者の方は受験することは可能でございます。
議長(浅野幹雄君) 18番永野久子君。
18番(永野久子君) 自力による通勤が可能で、かつ1日7時間45分、週5日、これについてはどうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) これをもちまして本日の一般質問を終わります。
  これで本日の日程は全て終了いたしました。
  本日はこれにて散会をいたします。
  ご苦労さまでした。
     午後3時09分 散会

平成27年第2回定例会議事録(第4号)

平成27年6月9日(火曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 森栄君
  • 2番 齊藤秀行君
  • 3番 高橋正俊君
  • 4番 小泉光君
  • 5番 菅原福治君
  • 6番 出川博一君
  • 7番 長谷川る美君
  • 8番 三浦邦夫君
  • 9番 浅野直子君
  • 10番 安住稔幸君
  • 11番 小川昌義君
  • 12番 細谷禮二君
  • 13番 佐藤克彦君
  • 14番 山路清一君
  • 15番 磯前武君
  • 16番 渡邊俊一君
  • 17番 佐藤聖子君
  • 18番 永野久子君
  • 19番 相澤榮君
  • 20番 浅野幹雄君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 町長 若生裕俊君
  • 会計管理者兼会計課長 矢田守君
  • 企画部長 内海壯晃君
  • 総務部長 山田豊君
  • 福祉部長 小野一郎君
  • 建設部長 奥山育男君
  • 企画部企画政策課長 高橋弘勝君
  • 企画部財政課長 西山高広君
  • 総務部総務課長兼情報化推進室長 神田能成君
  • 総務部町民生活課長兼東向陽台出張所長兼富ケ丘出張所長兼あけの平出張所長兼日吉台出張所長兼清掃センター所長 泉川潤哉君
  • 福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター所長 中山高子君
  • 福祉部健康増進課長 郷右近衛君
  • 福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセンター子育てサロン所長浅場悟君
  • 建設部都市整備課長 齋藤英夫君
  • 建設部都市計画課長 伊藤正君
  • 企画部企画政策課参事兼市制移行・地方創生推進室長 松原誠君
  • 総務部総務課参事兼危機管理室長 横田利雄君
  • 福祉部長寿福祉課技術参事兼保健福祉総合支援センター所長兼高齢者施策専門監 安積春美君
  • 教育長 菅原義一君
  • 教育次長(教育総務担当) 小松巖君
  • 教育次長(生涯学習担当) 荒谷敏君
  • 教育総務課長 高橋加代君
  • 学校教育課長 齋藤卓也君
  • 生涯学習課長兼総合運動公園所長兼民俗ギャラリー館長 渡邉正弘君
  • 学校給食センター所長 鴇幸浩君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀郁雄
  • 次長 富澤裕
  • 主幹 長瀬千鶴子

議事日程 第4号

平成27年6月9日(火曜日) 午前10時00分 開議

 第1 会議録署名議員の指名
 第2 一般質問(通告番号14番~17番)

第4日目  6月9日(火曜日)
一般質問 12番 細谷禮二議員
1 都市計画道路(宮沢・根白石線)の早期着工を
10番 安住稔幸議員
1 市制移行にむけての施策を問う
2 子育て支援を問う
3 防災対策を問う
2番 齊藤秀行議員
1 富谷町内におけるリスクマネジメントについて
3番 高橋正俊議員
1 自動車臨時運行許可(仮ナンバー)について
2 成田公民館の駐車場について

本日の会議に付した事件

 議事日程のとおり 午前10時00分 開議
議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
  ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
  議事日程につきましてはお手元に配付のとおりです。


     日程第1 会議録署名議員の指名
議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
  会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、14番山路清一君、15番磯前 武君、16番渡邊俊一君の3名を指名いたします。


     日程第2 一般質問
議長(浅野幹雄君) 日程第2、一般質問を行います。
  通告順に発言を許します。12番細谷禮二君。
12番(細谷禮二君) 皆さん、おはようございます。
  私は、1点質問いたします。都市計画道路宮沢-根白石線、特に明石台-松陵間の早期着工をと題して質問いたします。
  「道路のある街は発展するが、道路のない街は発展しない」と言われています。特に明石台東地区(明石台八丁目)の宅地造成工事も終え、販売を待つのみです。同地区の交通量も今後ますます多くなり、朝夕の交通渋滞も目に見えています。特に東向陽台二丁目の「ウィンマート」「かめや商店」、そして仙台市の向陽台中学校までの区間は道幅も非常に狭いです。カーブの連続、そして勾配も急で自動車の交通量も多く、そこを通る中学生・高校生の自転車通学生には非常に危険な箇所です。
  平成23年9月1日の河北新報に、仙台市が建設を進めている都市計画道路のうち、泉区松森地区の工区が完成した。開通するのは都市計画道路宮沢-根白石線の浦田工区と報道されています。
  都市計画道路宮沢-根白石線、特に明石台-松陵に至るまでの道路に橋をかけ、交通渋滞と自転車の通学生の安全対策のために都市計画道路の早期着工を望みます。平成23年9月定例議会において同様の質問をいたしました。前町長の答弁は、町独自では実現不可能との回答です。見通しのない答弁で、これでは今後、富谷町の発展はないと考えます。
  私は次の4点について質問いたします。
  1番目、都市計画道路宮沢-根白石線のうち、明石台-松陵間の早期着工について町長の考えをお尋ねします。
  2番目、早期着工に関して、仙台市・県・国に対しての働きかけはどうなっているのか、町長のお話を聞きたいと思います。
  3点目、明石台東地区の完成によって交通渋滞が予想されるが、どのように解消していこうと考えているのか、考えをお願いします。
  4番目、高校生の自転車通学生の安全対策についてどのように考えていますか。明石台三丁目の交差点、近ごろは自転車の台数も年々多くなっております。ここを通る子供たちの話は、非常に危険なのが、東向陽台のウィンマートから向陽台中学校までが一番危ないという子供たちの意見です。それらを考えて、町長の答弁をお願いします。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの細谷禮二議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  都市計画道路の早期着工に関連して、まず最初、1つ目の宮沢-根白石線についてであります。宮沢-根白石線は、仙台都市圏の主要幹線道路網を構成する重要な道路であり、全長約21.6キロです。富谷町の区域内の延長は3,910メートルであり、これまで開発事業等とともに整備が行われ、整備済み区間延長は2,380メートル、未整備区間延長は1,540メートルとなっています。未整備区間の明石台八丁目から仙台市行政境までは地形の起伏が激しく、整備に橋梁やトンネルを採用した場合には事業費が約100億円を超えると試算されています。そのため、新たなルートの検討も行いましたが、鍋山の北側を迂回する最も経済的なルートでも事業費が約40億を超えることから町が単独で整備することは非常に困難であり、整備の見通しが立たない状況が続いております。宮沢-根白石線は仙台都市圏の骨格を形成する3環状12放射状線の一部を構成する主要幹線道路であり、住民の生活面を担う効果だけでなく、産業や経済面、交通面からの整備効果が期待される道路であるため、今後も宮城県などと協議をして、早期に着工、供用開始する方法を模索していきたいと考えております。
  また、宮沢-根白石線の未整備区間の一部において、土取りを目的とした民間の林地開発も計画されていることから、道路計画との調整を図りつつ、今後の動向を見守りたいと思います。
  2つ目、宮沢-根白石線の未整備区間の整備については、働きかけはどのようになっているかにつきましては、仙台市富谷町広域行政協議会において取り上げていただいております。また、幹線道路網の整備促進についてという形で宮城県に対して整備工事の早期着工を要望しているところでもあります。仙台市に対しましては、本町の整備方針を説明し、協議、調整を図ってまいります。
  なお、国に対しましては、国道でないことから、具体的な要望等は行っておりません。
  3点目、明石台地区の完成による交通渋滞の解消ということでの関係ですが、明石台東地区に限った交通解析は行っておりませんので、確実なところは申し上げられませんが、現状でも重大な交通渋滞は発生しないと考えております。理由といたしましては、明石台東地区の計画人口は2,628人であり、第4回パーソントリップ調査では、就業率が49%になっておりますので、就業人口は1,287人となります。就業者が通勤手段として自家用車を利用する場合は75%ですので、通勤のために増加する自家用車は965台となります。この自家用車が午前7時から8時の間に出発した場合、1分当たりの台数は約16台となりますが、通勤先によっては路線が分散することを考慮すると、ご指摘の箇所で深刻な状態は発生しないものと考えられます。
  しかし、明石台地区から東側に伸びる町道明石1号線につきましては、県道との交差点部分で朝夕に渋滞が発生しております。原因は、朝夕に県道の交通量が増加することと、県道に接続する2本の町道の間隔が150メートルしか離れていないことであると考えられます。この渋滞の解消には信号機のサイクルタイムの見直しや現道の根本的な改良工事が必要となっていますので、早急に宮城県に対して対応を要望してまいります。
  4つ目の高校生の自転車の安全対策についてでありますが、泉区の向陽台中学校から東向陽台二丁目、かめや商店の区間につきましては、仙台市と本町との行政境の区域でございます。このことから、本町のみならず、仙台市にお住まいの生徒も通学しているものと認識しております。したがいまして、今後は、本町のみならず、仙台市との連携も図りながら、自転車の安全な運転等についても啓発活動を行ってまいりたいというふうに思います。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) 12番細谷禮二君。
12番(細谷禮二君) 私は1番目の都市計画道路全体のことではなく、明石台から松陵に至る橋、その着工を早く進めてほしいということです。
  2番目の県とか国に対して、私たち会派で一度、平成25年2月15日、衆議院の伊藤信太郎先生のところへ陳情に行ってまいりました。それは地下鉄の早期実現、それから都市計画道路、特に明石台から松陵までですね。震災復興道路としても考えられないかということで書面で提出をしてきたことがあります。やはり、全体を考えると非常にこれは難しいだろうと思いますが、やはり、富谷町の一歩ずつ前進していくことが非常に大切ではないかと思います。
  子供たちがあそこを自転車で通る、明石台を通る学校は全部10校あります。利府高校、泉松陵高校、仙台三高、東北学院榴ケ岡高校、それから仙台商業、それから泉高校、全部で10校ほどあります。その子供たちが明石台のところを通学路として通っているわけです。その子供たちが少しでも安全な道を通るためには、やはりここへ橋がかかればもっともっと子供たちは安心して通れるのではないかと思います。この点について町長の考えをお尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまのご意見はごもっともなところでありまして、何とか、必要性は認識しておるんですけれども、先ほども答弁で申し上げましたように、かなり工事費が、やはり橋梁の場合には大変金額的な部分が大きいということもありますので、なかなか厳しい状況にあるのは現実だというふうに思います。ただ、先ほど来申し上げさせていただいたように、国等にも何かしらの、もし、そういう支援がないか含めて働きかけを行っていきたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) それでは、私の一般質問をさせていただきます。同僚議員の質問と重複しているものもございますが、よろしくお願いいたします。
  それでは、初めに、市制に向けての施策を問うということであります。
  民間研究機関「日本創成会議」が公表いたしました、いわゆる「消滅自治体リスト」が呼び水となり、地方創生の機運が急速に高まっております。地方創生は、大都市の一極集中から「住みやすい地方」の復権とも言われております。
  富谷町の地方創生、富谷町の発展・興隆を目指すには、町民が富谷町での生活に充実感と将来に希望が持てる施策が必要であります。平成28年、明年でありますが、10月10日の市制移行に向けて、さらなる行政サービスの向上に努力しなくてはならないと考え、以下、実施と取り組み状況を質問いたします。
  1、まちづくり基本条例の制定について。
  2、(仮称)富谷市のビジョンの提示について。
  3、土日の開催で若い方々の参加しやすい市制移行懇談会の実施と、今回の懇談会で出た町民からの意見等への回答をもっての懇談会の開催。
  4、子ども議会・若者議会の開催。
  5、行政の窓口などの各種行政サービスの土日等の休日や夜間の実施。
  6、各種情報の発信でメールの有効活用。
  7、公園等にバスケットゴールの設置。
  8、介護保険での福祉用具購入費の受領委任払いの実施についての実施状況、また取り組み状況についてお伺いいたします。
  2つ目、子育て支援を問うであります。
  地方創生の一つに定住促進があります。内閣府が公表している資料によりますと、人口が増加した市町村では、総じて子育て世帯の人口割合が高く、出生率が高くなっており、住環境の整備や子育て支援策の充実が重要であると報告されております。
  また、減少が続く社会には一つの際立った特徴があり、それは子育て支援が弱く、子育てしやすい環境づくりを国や地方自治体がどのように整えるのか、この支援策の内容が人口増加の鍵となるとの分析をする学者もおられます。
  富谷町の発展には定住促進は欠かせません。特に若い方の定住は不可欠であると考えます。そして、富谷町は若い世代が多い町でもあります。
  以下、実施と取り組み状況を質問いたします。
  1、学校敷地内への放課後児童クラブの設置について。
  2、町立保育所の日曜祝日預かり。町立幼稚園の3歳児受け入れ。
  3、子育て世帯の経済的負担軽減に、2人目、3人目の幼稚園の授業料や保育料、また学校給食費の助成、そしておたふく風邪やインフルエンザ等予防ワクチンの接種費用の助成。
  4、妊娠期から子育て期まで、継続的に支援する「子育て世代包括支援センター」の整備についてであります。
  それでは、3つ目であります。防災対策を問う。
  日ごろの生活で充実を感じるには、まず自分と家族の身の安全・安心はなくてはならないものであります。町民が安心して暮らせるよう、行政は最善を尽くすべきであります。
  以下、実施と取り組み状況を質問いたします。
  1、町道深苗代線の拡幅改修の前倒し施工。
  2、防災・災害情報をメールで迅速に発信。
  3、防災訓練や学校での防災教育に津波での避難訓練の組み入れ。
  4、公園や公共施設敷地内でのドローン飛行の規制。
  5、視覚障がい者にワンセグラジオを日常生活用具として給付。
  6、救急車の追加配備を含めた富谷町の消防力の強化。
  以上でございます。よろしくお願いします。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの安住稔幸議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  まず初めに、市制移行に向けての施策を問うに関連しまして、1つ目のまちづくり基本条例の制定についてですが、自治基本条例の住民との協働でのまちづくりの推進のための基本ルールは必要と考えておりますので、他自治体の例を参考に制度研究を進めてまいります。
  2つ目、新たな将来ビジョンについては、今年度の地方創生の総合戦略の策定とあわせて市制施行を踏まえたまちづくり将来ビジョンとして、新たな総合計画の策定に早急に着手してまいります。
  3点目、今回の市制移行地区懇談会については、開催内容を広報とみやや、6月に掲載したところですが、資料や当日の参加人数などについてはホームページにも掲載をしたところです。懇談会での意見や町の回答等については、今後、広報誌やホームページでお知らせをしてまいりたいというふうに思います。
  なお、懇談会の土日の開催や今回の懇談会の結果を踏まえた懇談会の開催については、今後、開催に向けて検討をしてまいりたいと思っております。
  4点目、子ども議会や若者議会などの開催については、今後検討をしてまいります。
  5点目、窓口業務、行政窓口などの各種行政サービスの土日等の休日や夜間の実施についてでありますが、近年、住民の皆様の生活様式の変化が著しい中、窓口に対するご要望も多種多様となっておりますが、中でもご要望が多いものが各種納税及び住民票を初めとする各種証明発行に関するものです。各種証明発行につきましては、本年からマイナンバー制度が施行され、これを用いてコンビニ端末を利用した、いわゆるコンビニ交付に対する機運が高まってきているところであり、富谷町におきましても導入に向け検討に入っているところです。コンビニ交付はほぼ1年を通じて利用が可能であり、その時間帯も早朝から深夜までと、住民ニーズに幅広く対応できると考え、本町といたしましても、既存の出張所の拡充ではなく、従来型のサービスからさらに利便性を増したサービス提供の手段としてコンビニ交付を進めていきたいと考えております。また、あわせて各種町税のコンビニ収納も検討に入っているところです。
  6点目、各種情報の発信でメールの有効活用についてでありますが、現在、インターネットやスマートフォンなどの高度情報通信技術は有効な情報の受発信ツールとして急速に進展し、いまや老若男女を問わず日常生活において欠かせないものとなってきております。このような状況を踏まえ、本町では特にソーシャルメディアの充実を図りながら、その積極的な情報の受発信に努めております。平成24年11月に立ち上げたフェイスブックについては、即時性、双方向性といった特徴を生かした運用により、町内はもとより県内外の多くの方々に活用いただいており、最も重要なツールの一つとして浸透してきたところでもございます。
  このことから、ソーシャルメディアの効果をさらに高めていくため、今年度より広報とみや通信員を増員し全庁的な運営体制も整備したところでございます。市制移行とその先の魅力あるまちづくりに向けて、住民の声が届く行政の実現を図ってまいります。
  7点目の、公園にバスケットゴールの設置についてでありますが、現在、町内でバスケットゴール等を設置している公園は8カ所ございますが、公園によって利用状況は異なるようです。規模の大きな近隣公園のバスケットゴールは比較的利用者が多くいらっしゃいますが、規模の小さい街区公園では利用者は少ないように感じられます。バスケットゴールのある公園では、早朝や夜間の利用による騒音問題や夜中に若者のたまり場になるなど、マナーを守らない利用者によって近隣にお住まいの皆様にご迷惑をおかけすることがあります。公園のほとんどが住宅団地内にある本町においては、バスケットゴールの設置に伴う影響も考慮し、慎重に進める必要があるものと考えております。公園の遊具等につきましては、公園の広場として機能を確保した場合、設置できる台数にも限度がありますので、公園のある環境や周辺に住まわれている方の年齢構成、地元の要望等に配慮して決定する必要があると考えております。
  8点目、介護保険での福祉用具購入費の支給は、利用者が一旦費用の全額を支払い、その後に申請をして保険給付分の支払いを受け取るという、いわゆる償還払いを原則としております。富谷町の場合においても現在のところ償還払いを実施しており、住宅改修費と比べると比較的低額であることから、受領委任払いに対する要望は今のところ上がっておりませんが、今後、必要を見きわめて検討をしてまいりたいというふうに思います。
  大きな2つ目の子育て支援を問うに関連しまして、まず1つ目、学校敷地内への放課後児童クラブ設置につきましては、本年4月より明石台小学校にて事業を実施しており、東向陽台小学校の放課後児童クラブについては、既存のプレハブ教室を利用し、本年6月から運営を開始しております。成田東小学校につきましては、空き教室を利用して平成28年4月からの設置に向け準備を進めております。また、富ケ丘、あけの平、成田小学校については、平成28年度中の学校敷地内での児童クラブの早期実施に向け準備を進めております。
  2つ目の問いであります日曜祝日の保育実施につきましては、保護者の就労形態の多様化から需要も増加していると思われます。実施に向けては、実施可能な保育所の選定や保育士の確保、費用対効果等の問題がありますが、需要の高まりとともに実施に向け、検討、検証してまいりたいというふうに思います。
  町立幼稚園の3歳児受け入れにつきましては、実施に向け現在検討を進めているところでございます。実施に当たりましては、施設の増築が必要となりますことから、国の補助制度を活用し施設整備を進めてまいりたいと考えております。
  3点目、子育て世帯の経済的負担軽減に関してでありますが、保育料につきましては、現在、第1子が未就学児の場合は、第2子半額、第3子全額保育料減免を行っているところであります。第1子を18歳までに引き上げた場合の第2子を半額、第3子以降を全額減免すると、昨年度に試算した結果、年額1億1,000万円程度保育料歳入の減額となることが予想されました。4月からの新制度において保育料を改正しましたので、新しい保育料で再度試算し、慎重に検討したいと思います。
  また、おたふく風邪の予防接種に関しては、現在、国のほうでも見直しを図っており、昨年の水痘の定期接種化に引き続き定期接種化を検討しているところであります。町といたしましては、国や近隣市町村の動向を踏まえながら一部助成を検討してまいりたいと思います。
  幼稚園の授業料につきましては、従来からの幼稚園就園奨励費補助により経済的負担軽減を図っております。国では、幼児教育の無償化に段階的に取り組むとして、引き続き幼稚園就園奨励費補助により低所得世帯における負担軽減を図るとしておりますので、当面は国の制度に準じた形で授業料の負担軽減を図ってまいります。
  3月にも申し上げましたが、給食費の現状につきましては、保護者の皆様にご負担いただいているのは食材のみでございまして、光熱費や人件費ほか経費等については全て町が負担をしております。したがいまして、当面、現状のとおりでお願いし、今後、子育て支援の一環として検討課題とさせていただきますので、ご理解をお願いいたします。
  4点目の子育て世代包括支援センターに関しては、今後の国の動向を注視しながらさらに研究していきたいと考えております。
  大きな3点目の防災対策を問うに関連して、町道深苗代線の改良事業につきましては、まずは今年度中に用地買収を完了させ、町全体の財政状況を勘案しながら、次年度以降、早期に着手できるよう努力してまいります。
  2点目の防災・災害情報をメールで迅速に発信というご意見についてでありますが、去る平成27年5月13日、宮城県沖を震源とするマグニチュード6.8、最大震度5強の強い地震が発生し、富谷町では震度4を観測しました。このことにより町では、特別警戒本部設置後、安全安心メール登録者へ「今後の余震にご注意ください」などの内容を配信したところです。また、地震の震度や大雨警報等の気象情報など情報提供を6月1日から開始をいたしました。
  防災訓練や学校での防災教育に津波での避難の組み入れというご質問につきましては、本町におきましては地理的には津波の心配はなく、防災訓練における津波避難は実施をしておりません。しかしながら、仕事や行楽などで沿岸地域へ町民の皆さんが訪れることも多いことから、周知徹底を図ってまいります。また、学校におきましては、防災教育の一環といたしまして、DVD等を活用し指導を図っているものと認識しております。
  4点目、ドローンにつきましては、各地で墜落等が起きておりますが、今のところ、町内においてドローンが原因で何か問題が起きたという情報はございません。ドローンの規制については、各自治体の対応になりますが、国が法規制等を含めて検討を始めておりますので、国の対応を注視していきたいと思います。その上で、町としての対応が必要な部分につきましては、条例等の整備、改正等をも含めて検討したいと思います。
  なお、公園内におけるドローンの飛行の規制については、現在の富谷町都市公園条例によって飛行の禁止や制限を行うことが可能であると考えております。
  問い5の障がい者のための日常生活用具は、一般的に普及しておらず、障がい種別に合わせ製作や改良がなされている用具で、目的ごとに用品が定められているものでございます。昨年の9月議会のときに同様の質問があり、対象者の声を聞きながら見きわめていくと回答したところでございますが、早速、9月末に視覚障がい者の方で身体障害者手帳3級以上の方を対象に情報機器利用に関するアンケート調査を実施いたしました。その結果、東日本大震災発生時の情報入手手段はAM・FMのみのラジオが58%と一番多く、災害時必要と思う機器についてもAM・FMのみのラジオが一番の最も多く33%、次にテレビ音声受信つきラジオ22%という状況でございました。このことから、実用性と必要性から見ても、テレビ音声受信つきラジオでなくても、AM・FMのみのラジオの有効性は示されているものと認識をしております。
  6点目、富谷町に救急車の追加配備を含めた富谷町の消防力の強化につきましては、富谷町において常備消防力の強化が必要であると認識しております。今後、黒川地域行政事務組合理事会において検討をしてまいりたいと思います。
議長(浅野幹雄君) これより安住稔幸君の質問は一問一答により行います。10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) それでは、再質問させていただきます。
  まず、まちづくり基本条例の制定についてであります。これから制度を研究というか、検討してまいるというようなお話でございました。やはり、本当にこれからのまちづくりの基本中の基本の根幹にかかわるものでありますので、これはやはりこういったものをつくるときには町民の方を一緒に巻き込むというか、一緒に住民の方とともにつくり上げていく。そうしますと、我々というか、町民の方々も本当にこれからまちづくりということに対して広く認識というか、高くなると思いますけれども、この辺についてはいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ごもっともでありまして、基本条例で制定に向けて準備をする際には最大限、町民の皆様方のご意見を取り入れながら検討していきたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) そうしますと、まだこれから研究、検討ということでありますけれども、具体的にこういったものでの、わくわく町民会議になるのでしょうか、わかりませんけれども、そういったものを実施していくということで、お考えはよろしいでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) その辺も含めながら、他自治体の例をまずは参考にしながら、これから検討していきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) ぜひともよろしくお願いいたします。
  続きまして、富谷町ビジョンの提示ということでありまして、これから長期総合計画を改めておつくりになるということでありますけれども、今回の市制その執行の段階におきましても、やはりそういったまちづくり基本条例もそうでありましたけれども、富谷市としての、(仮称)富谷市でありますけれども、その将来のビジョン、これをやはり早急にというか、早目にやはり町民の方にお示しすれば、また将来に対して希望とかいろいろ持てるかと思いますけれども、この辺の取り組みについて、どのような今後のスケジュールというか、その辺についてはどうなのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) いろいろな関係もありますので、市制移行前に、今年度中には見直しを完了させる方向で今早急に準備を進めていきたいというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) ぜひともよろしくお願いいたします。
  3つ目になります。土日の開催での市制移行懇談会実施とかそういったことであります。これまで、市制懇談会におきましても若い方が非常に少なかったということがありましたので、やはりこの辺もう少し、ホームページやまた広報誌での今回のものを公表されるというのは同じでありますけれども、やはりもう一度参加できなかった方も出て、皆様から出たご意見の回答などをもって、これからの市制についてのやはり町民の皆様からのご意見というのは聞く場が必要ではないかと思いますけれども、その辺についてはいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 前回の地区懇談会につきましては、まずは総務省と正式に事前協議に入る前に、まずは町民の皆様方のご意見を聞きたい、意向をお伺いしたいということで、かなりまだ詳細が決まっていない中での開催でしたので、今後、市制移行の準備が進んでいく上で、ある程度詳細が見えてきた段階で、また必要に応じて開催をしたいというふうに思っております。その際にはなるべく若い方々も参加できるように、土日開催等も含めながら検討していきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) 今検討していくというようなお話ですけれども、ここまで実際に7カ所やられているわけでありますので、やはり必ずというか、そういった方向で実施していくというような、その検討というか、実行していくという感じが必要だと思いますけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 土日も含めて実施をしていきたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) 続きまして、子ども議会、若者議会、これも今のお話のそういったものに、これも毎回、私も質問させていただいているんですけれども、やはり本当に若い方が多い町でございますので、これからのこの町を背負っていただく方でありますので、こういった方の本当にご意見を聞けるような、議会形式にしなくてもよろしいんですけれども、こういったものが非常に、今度18歳以上から選挙権というのでしょうか、参政権というのですか、そういったものも多分なっていくと思いますので、そういうことを考えますと、やっぱりこういった場というか、経験というか、もちろん皆様のご意見も聞けますし、こういったものの実施というのはやはり有意義じゃないかと思いますけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ごもっともでありまして、富谷町は特に子供の多い町、若者の多い町でありますので、子供議会、ただいまのご意見にありましたように若者議会という、議会という表現ではなくて、わくわく町民会議という形で、子供の皆さん、若者たちが参加できるような形で実施をしていきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) 続きまして、土日の行政窓口云々ということでありますけれども、町長のお話ですと、コンビニ交付やらコンビニ納税ということで進めてまいるということであります。結構、町民の方からは本当に何とかお願いしたいというようなことをお話聞いておりますので、非常に町民行政サービスの向上につながると思います。ただ、ほかでも聞いたんですが、いろいろな相談、教育相談もあれば納税相談もあるでしょう。その他いろいろな相談もあると思いますけれども、そういった相談について、やはり何とか土日、夜間にも開催してほしいというようなお話がありました。こういった点での土日開催、また夜間開催についてはいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 相談窓口等の土日等の設置につきましては、いろいろな関係がありますので、その辺、ご意向としていただきながら検討をしてまいりたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) ぜひとも本当によろしくお願いしたいと思います。
  続きまして、6番目でありますけれども、各種情報の発信で、メールの有効活用でありますけれども、町長のほうから、フェイスブックなどいろいろソーシャルネットワークサービスのほうで今現在されているということであります。しかしながら、私もそうなんですが、スマホとかそういったものは持っておりませんで、普通の携帯、ガラ携というものでありまして、メールはやりとりぐらいはできるんですけれども、それ以外はまだまだ正直なところ苦手ということであります。そう考えますと、やはり今の段階、今というか、これから将来、これからずっと先はどうなるかわかりませんけれども、やはり携帯メールの情報発信については非常にやはり有効なものがあるかと思いますけれども。他の自治体では本当に相当前から多いんですが、これはやはりもう一歩、今現在ある安心メールというような名称には一応なっておりますけれども、これを活用して、もう少し多くの情報伝達に使えないかなと思いますけれども。例えば、今回、わくわくとみや商品券、あれも思うようにさばけていないというような状況もありまして、またよく、この前も前回の議会でもお話しさせていただきましたけれども、町民体育祭の雨天のとき実施か中止か、その辺の連絡とかそういったものもやはり、そしてまた今回の町政懇談会も、市制懇談会も、広報には載っていたんですが、結局、よくわからなかったというような方もいらっしゃいました。そういうこともありますので、やはりその辺、こういった、一般的にメールは大体、スマホだろうが、何だろうが活用されておりますので、この辺の活用が非常によろしいんじゃないかと思いますけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 前回のご答弁で申し上げたかもわかりませんが、いわゆる安全安心メールにつきましては防災的な部分の関連がありますので、そこと情報発信のメールが混在することによって、いざというときにその危険性が緩んでしまったりという危惧もされるところもありますので、そこの区別をどうするかという部分が一つの課題だというふうに思っております。その辺も慎重に検討はしながら、ご意見としていただいて検討してまいりたいというふうに思いますので。
  ただ、今、フェイスブック等につきまして、先ほど答弁申し上げましたが、フェイスブックにつきましては、かなり、今年度、広報とみや通信員を増員しまして、各課1名ずつ、通信員を配備して今どんどん積極的にフェイスブックを通して情報発信に努めているところであります。実際に、私が就任する前、富谷町フェイスブックの「いいね」が約400ぐらいだったものが、今は倍以上の、ここ数カ月で840ぐらいに伸びていますので、さらにもっとどんどん積極的にそういった発信力を強めていきたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) 今の安心メールでお使いになるということは確かにそういうことも懸念されることかあります。しかしながら、近隣自治体で見ますと、結局、メールの登録場所が幾つか分かれておりまして、子育てに関したこと、防災に関したこと、そのほかいろいろと、もちろん仙台なんかはたくさんありまして、あれだけあるとどうなのかなという感じもしますけれども。そういったような、ある程度、幾つかに分けて使い分けすると、それで十分大丈夫かなと思いますけれども。
  職員の皆さん、町長を初めですけれども、ほかの自治体でのそういったメールを発信しておりますけれども、幾つか、私は大体、日本全国ではありませんけれども、南のほうですと兵庫県のある市がありまして、そこにも登録させていただいて状況的なものを把握させていただいているんですけれども。皆さん、ほかの自治体でのメールは、町長初め、どこか登録されて情報は得るようなことはしているのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 私個人とすれば、仙台市と気仙沼に登録して情報は、ちょっと関係があったので、登録はしております。
議長(浅野幹雄君) 10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) 今申し上げましたのは、やっぱり結構そういったことで、結構まめにほかの自治体ではメールで情報発信をされているところが多いわけですので、ぜひそういったものも研究していただきたいと思うわけでありますけれども、その辺いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 先ほど来、申し上げましたように、その辺の安全安心メールとの区別をうまくつけられるかどうか含めながら検討していきたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) メールにつきまして、また後でありますので……。
  次、公園等にバスケットゴールの設置。町長、言われましたとおり、一部においては、やはり使い方というか、設置場所によっては迷惑になりますのは、よくそれはわかります。私の家の近くの公園で、夜遅くゴールで遊んでいる若い方がいたようで、やはり結構うるさいというようなお話を聞いたことがありますので。ただ、本当に、どこの公園にも全てというわけではありませんので、やはり町民の皆さんから、設置されると、子供たちとか若い人たちが気軽にちょっと体を動かすのにいいねということで、そういうお話もありましたので、慎重にというようなお話、たしかあったような、ご存じだと思いますけれども、ぜひとも、地域、場所によっては、ぜひ設置ということを考えていただきたいと思いますし、やはり地元からお話をいろいろその辺も聞いていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 先ほど答弁の中で申し上げましたように、いろいろな懸念材料もあるものですから、その辺、周辺の方々のご意向も伺いながら検討していきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) 続きまして、介護保険の福祉用具の受領委任払い、これも結構、県内におきましては、町村では多分しているところ、ちょっと私の調べた範疇でありますけれども、なかったと思うんですが、市においては、たしか6つ、7つくらい、仙台市を初め実施されているようであります。ぜひとも、確かに利用する方はそんなに、金額的にもそんなに多くないということでありますけれども、ぜひ利便性を図るということで、ぜひともこれも再度考えていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 検討してまいりたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) 続きまして、大きな2問目です。子育て支援についてであります。
  まず、児童クラブのほうの話でありますけれども、今回、4月から明石台小学校、そしてまた、6月から東向陽台小学校の児童クラブが学校敷地内で実施されたわけでありますけれども、今後、町長の議会の初めにありました町政運営の取り組みのご説明の中で、成田東小学校は空き教室を利用して来年4月から、富ケ丘、あけの平、成田小学校は平成28年度中に児童クラブを開設する方向で今進めておるということでありますけれども、そうしますと、日吉台小学校がそこの中でもちょっと抜けているということではありませんけれども、書いてありませんけれども、日吉台小学校についてはどのようにお考えなのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長、もとい子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 日吉台小学校につきましても、順次、検討を進めてまいります。
議長(浅野幹雄君) 10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) 検討はされるようでありますけれども、具体的に、年度とかそういったものについて、まずそういったものについて、年度についてはいいがなんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) まだ未定でございます。
議長(浅野幹雄君) 10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) これだけ、ほかの学校が皆さんこのようにしていただいておりますので、やはり町民の方が、「日吉台小学校だけがなくて、どうなっているんだ」ということで、お気持ちが多分あるのかなと思いますので、やはり早目に明確なそういったものを制定していただきたいと思いますけれども、いかがでしょう。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) そのように努力してまいります。
議長(浅野幹雄君) 10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) ちょっと私、東向陽台小学校、そして明石台小学校の児童クラブのほうに行ってまいりましたけれども、見てまいりましたけれども、まず、自由来館というのは、今まで大体公民館で実施されているところでは一応されていると思いますけれども、明石台小学校、そして東向陽台小学校のほうの児童クラブでは、今、そこでは自由来館というのでしょうか、そういうことがされていないというようなことをお聞きしておりました。この辺については、今後どのようにされるのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長、もとい生涯学習課長。
生涯学習課長(渡邉正弘君) 自由来館については、今後、検討してまいりたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) 今後検討していただくということでありますけれども、実際には、具体的にいつごろから、そういったものをどのような状況で引き受けされるのか、よろしくお願いします。
議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(渡邉正弘君) 学校長とも検討いたしまして、早期に実施したいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) 本当に、児童クラブとして登録しているお子さんたちだけでなく、やはり自由来館でありますので、一度は家に帰り、かばんを置いてということになると思いますけれども、今まででそういったようなことでできておりましたが、今回できなくなったということで、学校でのことであれですけれども、その辺、ぜひお願いしたいと思います。
  そして、東向陽台のほうでありますけれども、今までですと、公民館のホールを使って体を思いっきり動かすというようなことができたかと思いますけれども、今回、東向陽台小学校につきましては、今のところ、まだそういったところはないようでありますけれども、その辺についてはどのようにお考えになっているのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) ただいま学校のほうとも協議を進めているところでございまして、グラウンドの使用または体育館の使用等について、今後、使えるように検討していきたいと考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) そして、やはりどこもということになるかもしれませんけれども、やはり、落ちついて、静かにというか、ある程度うるさいのはしようがないんですけれども、勉強や読書というか、そういったものがやはりできる場があればいいなと思うんですけれども、その辺については、児童館という考え方も含めてでしょうか、どのようにお考えでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 今後、簡易的な仕切り等々、いろいろな使い方、工夫しまして進めていきたいと考えております。
議長(浅野幹雄君) 10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) 明石台小学校のほうでちょっと思ったんですが、児童クラブに置いてあります図書というか、図書の数というか、非常に少ないということで非常に感じました。こういったものについては、今後、どのようにお考えになっているんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 今後、書籍等につきましては、予算を計上しながら毎年、毎年、増冊というところで進めさせていただいています。また、小学校の図書の貸し出しというものも利用しながら行っていきたいと考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) 小学校のほうの、学校のほうの図書の貸し出しというか、借りるというお話でありましたけれども、そうしますと、特に管理上というか、警備上というか、何と言ったらいいかわかりませんけれども、そういったものについては特に問題はないという考えでよろしいでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 児童クラブに通っている子は、もともとそこの学校の生徒たちですので、全員、図書カードを持っていますので、この図書カードで学校の図書を借りる分には何ら支障はございません。
議長(浅野幹雄君) 10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) 私、将来というか、今後についても考えているところですが、児童クラブにつきましては土曜日も実施してほしいというようなご意見もありまして、こちらの今回出しました、町で出した子ども・子育て支援事業計画においても、土曜日の行事も、土曜日も行うというような感じのものが書いてありました、方向性として。そうしますと、そういった問題も出てくるのかなとちょっと思ったものですから、その辺お聞きしたわけなんですが、その辺についてはいかがなんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 今後、土曜日の実施に向けて検討を進めていきたいと考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) 東向陽台小学校の児童クラブのほうにちょっと伺ったときだったんですけれども、まだ、児童クラブと役場との連絡するための機械というか、電話機、携帯のような、携帯かちょっとわかりませんけれども、そういったものを1台、町のほうから預かりまして使っているようであります。やはり、ファクシミリやら何やら、きちんとした町と連絡できるようなそういった体制というものが必要ではないかと思いますけれども、その辺についてはいかがですか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) その部分については、今回の議会の補正予算でもって計上してございますので、ご可決いただければと考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) 将来的に児童館というような形で施策していらっしゃるということでありますけれども、そうしますと、今現在、各公民館に世代間交流スペースというのでしょうか、そういったものがございます。こういったところの関係というか、どのようなことで今後されていくのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長、もとい生涯学習課長。
生涯学習課長(渡邉正弘君) 子育て支援関係等と、関係機関と協議して進めるということでございます。
議長(浅野幹雄君) この際、午前11時15分まで休憩をいたします。
     午前11時01分 休憩


     午前11時15分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) それでは、児童クラブでありますけれども、今後、学校敷地内での実施ということになりますと、先ほど教育長からもお話ありましたけれども、そうしますと、今後につきましては、そういった、今ですと公民館としてそのままお子さんたちが使っていたわけなんですが、今後、こういった学校敷地内、また学校内に設けられる、利用できる図書については、学校内の図書を利用されるということでよろしいでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) もちろんそれも一つということになります。それから、公民館を利用してということも可能かと思いますので、そういったものも使いながらというところで考えております。
議長(浅野幹雄君) 10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) 今、課長のほうから公民館との交流というような言い方を、といいますと、児童クラブから公民館まで子供が行き交うというようなことを考えてよろしいんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) そういうことではなくて、方法としては小学校の図書も利用できますし、公民館の図書も利用できるというところでございます。
議長(浅野幹雄君) 10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) 公民館の図書を利用する、児童クラブ、学校敷地内におりまして、公民館の図書を利用するということは、具体にはどのようなことになる……。
議長(浅野幹雄君) 荒谷教育次長。
教育次長(荒谷 敏君) 今回、新しくこの制度ができまして、初めて分かれて公民館から行っております。そういったことで、公民館職員と児童クラブの職員と情報交換をさせていただいて、今までも必要な本があれば貸し出し、持っていったり、そういうリクエストに応えたりしている制度もありますので、そういったものを深めながら児童クラブの先生方と公民館職員と相談させていただいて、それは自由に対応できるかと思っております。
議長(浅野幹雄君) 10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) よくわかります。しかしながら、子供たち、私もそうですけれども、実際によっぽどの目的がなければ、いろいろな本を手にとって、中身をぺらぺらめくって見て、あ、この本読みたいなとか、そんな感じで大体思うんじゃないかなと思うんですけれども。あの本が借りたいということで決まっていれば、前もってそういったような方法もできるかと思いますけれども、そういった点では、やはり大分使いづらいという感じがいたしますけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 荒谷教育次長。
教育次長(荒谷 敏君) 十分そういうことも理解しておりますので、今、まだ整備されたばかりですので、子育て課長も、これから本の購入費も上げながらそろえていくということでございます。将来、児童館的なものにもなっていった場合は、やはりそれは図書も必要となりますので、そういったことも見据えながら現在できるところで十分対応していければと思っているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) わかりました。今、お話出ましたというか、児童館のほうでありますけれども、そうしますと、将来的に各学校の敷地内というか、学校内に児童館を設置していくというようなことでありますけれども、そうしますと、その児童館の機能というか、広さというか、またその施設の内容というか、そういったものについてはどのようにお考えなんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 児童館の規模等につきましては、今般、6月議会の補正予算でもって設計費用のほうを計上させていただいてございますので、設計業務を委託して、その後、詳細については詰めていくということでございます。
議長(浅野幹雄君) 10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) これから設計業務ということでありますけれども、ただ、町として、大体規模についてはどのくらいの広さとか、内容についてはこういったものという、こういったものが設けられる、こういった部屋とか。一般的に児童館といいますと集会室に、遊戯室に、図書室、静養室とか、場合によっては相談室とか、そういったものとか、それにもちろんトイレや何やら、そういったものが含まれて、それなりに結構な広さのものが必要ではないかと思いますけれども、その辺はどの程度の規模と考えていらっしゃるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) その辺の規模等につきましては、今回、国の交付金もいただく予定で考えておりますので、その辺の指導も範囲内で規模を設定していきたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) 本当に児童館といってもたくさんいろいろありまして、私もちょっと、自分なりに調べたところでは、おおむね大体やはり大体350平米、北海道なんかもちょっとインターネットで調べたら大体350前後ぐらいで、今お話ししたような部屋があってというようなことでありまして、そうしますと、今、町長から国のほうからの予算のほうも、補助のほうも使わせていただきたいということでありましたけれども、ただ、実際に、例えば一番最近できました富ケ丘北部会館、あれですと260平米でざっと6,000万円ほど建築費がかかっております。広さがどのぐらいになるかわかりませんけれども、ちょっと想像すると町内会の会館よりはやっぱり大き目のものになるんだろうかなという感じはするわけです。そうしますと、全部の小学校にしていくというわけではありませんけれども、例えば富谷小学校だとかは公民館で十分対応できると思いますので、そういうことでいろいろ考えますと、全部というわけではありませんけれども、結構な金額、そしてまた工期もかかるんじゃないかと思いますけれども、その辺についてどのようにお考えになっているのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 限られた財源でありますので、その辺は国の交付金及び県の助成金等も活用しながら、最大限、自主財源、いわゆる町の持ち出しを最小限にしていきたいというふうに思っていますし、規模につきましても、大規模なものではなくて、現在必要とされる部分のいわゆる児童館という形で検討をしていきたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) ぜひとも、本当に平成28年度中の実施というものもありますので、よろしくお願いしたいと思います。
  続きまして、児童館の先ほど土曜日の実施については検討するということで、時間延長につきましてはいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 時間延長につきましても、現在は開始時間が8時半ということになってございますが、それよりももっと早い時間できないかというところについて前向きに検討させていただきたいと考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) ちょっと変わりますけれども、町立保育所の日曜祝日預かり、また町立幼稚園の3歳児受け入れということで、これから検討をしてまいるということであります。町長の公約を見ますと、1年以内に実現というようなことで書かれております。しかしながら、先ほど町長もお話ありましたように、施設の改修もというようなこともございまして、この辺、実際にいかがなんでしょうか。ちょっと1年以内というのは厳しいのかなと思いますけれども、町長、その辺もう一度お願いしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) おおむね公約の中では1年と示している部分であっても、何せ、期間、相手もあったり、児童館等につきましては、実は前年度の、早急に国の補助金の申請を検討したわけでありますが、時期的にちょっと事前の協議等に間に合わなかったということもありますので、その辺はやはり余りそこの1年以内という公約にこだわって自主財源を使うよりは、国の交付金の対象をしっかりと受けたほうがいいということで、若干、その部分に関してはおおむね1年等を目安ということでご理解いただければというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) 続きまして、インフルエンザなどの予防接種の補助と、また学校給食費などといったもの、私はやはり最初に言いましたように、地方創生、定住促進には、若い方へのやはり支援が大事かと思います。その辺でもう少し積極的なやはりこういった施策も必要だと思いますけれども、もう一度、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 座ったままで、もう一回お願いします、質問を。
10番(安住稔幸君) 学校給食費とかの助成とかインフルエンザなどの予防接種の助成、こういったものの子育て支援で、やはり定住促進、富谷町の地方創生というものが必要ではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 富谷町は、これまでも申し上げているように、子供たちの多い町でありますし、子育て世代の多い町でもありますので、子育て支援はしっかりやっていきたいというふうに思っております。その関係で、私も就任早々に18歳までの医療費無料化というものを条例改正行わせていただきましたが、あわせて、実はいろいろな検討をさせていただいています。給食費についても算定したんですけれども、やはりかなりの金額が、負担が伴うものですから、その辺は財政的な部分も鑑みながら最大限子育て支援については努力をしていきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) 続きまして、防災対策のほう、お伺いいたします。
  町道深苗代線でありますけれども、私、黒川消防本部のほうに行って話を聞いてまいりましたところ、町道深苗代線の奥のほうまで、やはり消防自動車は入っていけないということで考えていらっしゃるようであります。また救急車もやはり厳しいようなお話もされておりました。実際、その辺について、やはりきちんと町として町民の安心安全というか、命を守るということでは、やはり早急なその手だてが必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) かなり道が現状狭いのは認識しておりますので、早急に、先ほど答弁で申し上げましたように、今年度は用地買収ということで、次年度以降につきましては、早期に着工できるように努力するというふうに答弁しました。ただ、財政的な部分も確かにいろいろ関係もするものですから、その辺は全体的な財政を鑑みながらということでご理解いただければというふうに思います。
  なお、救急車は、私、選車で入っていけますので、救急車は入れるかなと思います。
議長(浅野幹雄君) 10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) 確かに、普通、雪のないときでしたら十分入っていけるなと私も思いますけれども、やはり降雪があるとそれは厳しいのかなと思いますので、その辺、ぜひ考えていただきたい。
  続きまして、防災・災害情報をメールで迅速に発信ということでありますけれども、これは先ほど町長からも話ありましたが、5月13日に6時12分に地震がありまして、そして先ほど町長が言われました気仙沼のほうか何かでも、たしか15分に気仙沼のほうからもメールが来ております、私が登録してある。仙台のほうとかも来ております。また、美里町も同じく、大体、十四、五分で登録者にメールが行っています。ところが、町のほうは、先ほどの話にいろいろと出たんですけれども、結局、町は7時25分にメールが発信されているということであります。それについて、もう一回メールがありまして、12時23分、余りにもちょっと遅いのではないかと思いますけれども、この辺についてはいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
危機管理室長(横田利雄君) 町のほうでは、特別対策本部の内容を確認しながら配信をさせていただいたために7時になってしまいました。よろしくお願いします。
議長(浅野幹雄君) 10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) これを改善することは考えていらっしゃるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
危機管理室長(横田利雄君) 町長の答弁で申し上げさせていただいておりますけれども、6月1日に登録している皆様に、一応、選択制で瞬時にとれるようにということで配信をしておりますので、登録している方については地震なら地震のところにチェックをつけていただければ気仙沼とかと同じような形で配信できるように整備しましたので、よろしく登録のほうをお願いします。
議長(浅野幹雄君) 10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) 富谷町安全安心メールのホームページのほうに、過去の配信内容、「準備中」ということに今現在なっております。これについては、過去の配信内容について準備中ということで出ております。その辺については、いつアップされるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
危機管理室長(横田利雄君) 戻り、確認して、早急に対応できるようにしていきたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) 最後になると思うんですね。救急車の追加配備を含めた富谷町の消防力の強化でありますけれども、行政事務組合のほうに働きかけるということでありますけれども、具体的に設置場所とかそういったものについて、やはり町として提示してこそ、やはり話が進むんじゃないかと思います。その辺についてはどのようにお考えでしょうか。また、それは必要かと思いますけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 消防力強化につきましては、財政的な部分も関係するので、まずは理事会でご理解をいただくというところから、それから場所の設定につきましてはその辺も含めて早急に決めていきたいというふうに思っております。場所をこちらで最初に提示するというのは、順番とすれば、やはり順番的にはまずは理事会での消防力強化というものを了解いただいた上で、次の場所選定に入るという順番で進めていきたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 2番齊藤秀行君。
2番(齊藤秀行君) 私は、通告に従いまして一般質問いたします。質問件名は、富谷町内におけるリスクマネジメントについて。
  質問要旨。
  我が町富谷町は人口増加率・平均年齢・財政状況・生活環境を見るに、他の市区町村と比べ大変恵まれている環境にあると言えます。しかし、来年10月の市制移行を踏まえ、仙台市のベッドタウンから脱却するために、よりレベルの高い自治体になる必要があります。
  「まち」は「ひと」と同じく、時間の経過や環境の変化によって劣化していきます。成長期から維持期を経て衰退期を迎える人間のように、少子高齢化や過疎化などの問題を踏まえ、10年、20年先を考えると決して安心してはいられません。恵まれた環境である今だからこそ、放置されていた諸問題を的確に捉え、将来起こり得るリスクに備える必要があります。
  町長が掲げる「住みたくなるまち 日本一」は、「住んでよかったまち」でなければ意味がありません。「住んでよかったまち」になることで、「成長した子供たちが返ってくるまち」となり、そこで若さにあふれた新たな成長期を迎えることができるからです。
  質問項目。
  1、人口増に伴い車両交通量がふえることで振動・騒音問題が想定されます。町民の声として、あけの平・明石台住民から「トラックが走ると地震のように揺れる」との声が聞かれますが、そのような相談・苦情があることを町は把握しているのでしょうか。
  2、町内の街路樹、ケヤキだと思うんですが、根が盛り上がってしまって、歩道を隆起させている箇所が明石台に多く見られます。これは高齢者・子供・障がい者にとって転倒リスクを高める要因であると考えますが、対応策を講じる方針はあるのでしょうか。
  3、町民の高齢化に伴い、高齢者・障がい者に対しての対策として、押しボタン式音声誘導形の信号等の設置計画があるでしょうか。
  4、街灯と称される防犯灯・水銀灯は、過去の事故・犯罪件数またはその安全が確保されにくい場所に設置されていると解しますが、明確な設置要件や高さ・明るさの基準を問います。
  5、市制移行するに当たり、生活保護制度や新たに制定された生活困窮者自立支援制度の担当が県から市に移行しますが、それらの現在の対象者の実数と、市制移行日までの担当窓口開設計画を問います。
  6、現在の生活保護費の住宅補助基準額を問います。
  7、町内の小学校・中学校・高校での不登校児の実数とその対応策を問います。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの齊藤秀行議員の富谷町内におけるリスクマネジメントについて、関連してのご質問にお答えをさせていただきます。
  まず1番目、ことしに入り明石台の住民の方から、大型車が走ると地震のように家が揺れるので道路を見てほしいとの連絡を受けました。早速、現場を調査し、マンホール周辺の舗装が沈下している状況でしたので、今年度中に舗装補修工事を発注し改善を図る予定としております。
  2つ目、ケヤキが植樹してあります町道宮沢-根白石線及び町道七北田-西成田線につきましては、歩道パトロールを重点的に実施し、ケヤキの根による隆起箇所などの発見、対応に努めております。ことしも町道宮沢-根白石線1カ所、県道七北田-西成田線6カ所について隆起を確認し、補修する予定としております。今後も点検パトロールを継続し早期改善に努めてまいります。また、皆さんから情報を頂戴した場合につきましても、迅速な現場調査に努め、危険個所については早急に対応してまいります。
  3点目、押しボタン式音声誘導型の信号機設置計画などに関しましては、町では宮城県大和警察署と協議をしながら交通安全対策を進めております。大和警察署では、今年度、ココスから成田中学校を過ぎた県道までの区間の町道富ケ丘-明石線の信号機8基について音響式とする本部上申を行うとの報告を受けております。
  4点目の道路照明施設につきましては、道路照明施設設置基準という設置基準がありますが、防犯灯については特にございませんので、道路照明施設設置基準を参考に整備を行っております。設置要件といたしましては、電柱1本置きに設置、ただし、延長が長い場合には1本ごとに設置可能で、高さは4メートル以上、明るさは場所によって20ワットから50ワット以下としております。
  なお、平成24年度からは省エネタイプのLEDに交換をしております。
  5番目、市制移行にするに当たり、市制移行日までの担当窓口開設計画についてでありますが、本町が市制移行されるまでの間、生活保護の申請と生活困窮者自立支援制度の窓口は宮城県仙台保健福祉事務所になり、その取り次ぎは長寿福祉課が担っていきます。
  次に、対象者ですが、本町における生活保護世帯は平成26年度末において94世帯156人となっております。生活困窮者については、平成27年4月1日から施行された新しい制度で、5月13日現在において宮城県が委託している宮城県南部自立相談支援センターに寄せられた富谷町民からの相談件数は5件となっております。
  なお、市制移行後の窓口開設に当たり、福祉事務所機能を有する組織の編成を市制移行の前後のしかるべき時期に整えてまいりたいと考えております。
  6点目の質問、現在の生活保護費の住宅補助基準額についてでありますが、生活保護制度における富谷町の級地は3級地に該当いたします。この場合、1カ月当たりの基準額は、基本2万8,000円となっております。ただし、世帯員数、世帯の状況、当該地域の住宅事情により、やむを得ないと認められるものについては限度額に1.3を乗じ得た額の範囲内において特別基準の設定があったものとして、必要な額を設定して差し支えないとなっております。
  7点目の町内小学校・中学校・高校の不登校児の実数とその対応策についてお答え申し上げます。年間欠席累計30日以上という捉え方をしておりますので、30日以上の欠席者をお答えいたします。平成27年3月末現在では、小学校が17名、中学校が70名の計87名でございます。
  なお、高校の不登校生徒数につきましては、宮城県教育委員会の所管であるため把握しておりません。
  個々の児童生徒の状態はもちろんのこと、家庭の状況についてもしっかりと把握した上で、次のような対応策を講じてまいります。状況把握としては、家庭訪問による該当児童生徒との面談、定期的な学校からの情報発信、教育相談、実務者会議の定期的な開催による情報の分析、児童相談所、子育て支援課などの関係機関と学校とのケース会議の開催、幼稚園・保育所、小・中学校における情報共有と連携の強化、児童生徒への働きかけにつきましては、家庭訪問による該当児童との信頼関係の構築、スクールカウンセラーの活用、登校支援ネットワーク事業の活用、プリントやCD等での家庭学習支援、けやき教室との連携となっております。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) これより齊藤秀行君の質問は一問一答により行います。2番齊藤秀行君。
2番(齊藤秀行君) 1番、2番に関しましては早急な対応、まことにありがとうございます。
  しかしながら、今先ほど言われました明石台の道路改善は図っておるというお話だったんですが、あけの平等々についてはそのような苦情というか、そういったものは相談はあったのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(齋藤英夫君) あけの平につきましては、車の騒音関係のお話はありましたけれども、特に道路が揺れるという話はございませんでした。
議長(浅野幹雄君) 2番齊藤秀行君。
2番(齊藤秀行君) 私があけの平の住民の方から伺ったのは、どうしてもトラックとか、そういった交通量がなれてくる……、あけの平の国道に接する道をよく通ると。そういうところではかなり危険なので、まず信号の設置。もしくは騒音とか、振動がどうしても家に隣接している道路を通るので大変厳しいというお話を受けたんですけれども。そのような住民からの声があった場合に、速やかにそういったものに対応していただけるかどうか、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(齋藤英夫君) 道路関係だとうちのほうになりますけれども、そのような場合ですと、すぐ現状調査しまして対応をします。
議長(浅野幹雄君) 2番齊藤秀行君。
2番(齊藤秀行君) 3番の押しボタン式音声誘導型信号の件なんですが、どうしても押しボタン式になりますと、例えば車椅子、今は大分介護用品もいいものができ上がってまして、自走式の車椅子とかそういったものもあるんですけれども、そういった場合にはどうしても座っている位置でボタンを押さなければいけない。そうなった場合には、特に高齢者は肩等の可動域が少なくなった場合に、そのボタンを押すこともままならないというケースも出てくると思います。そういった今までの既存の押しボタン式のそういう信号ではなく、もう少し一歩進んだ、そういった押しボタン式の信号というものの検討というのはされているのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
危機管理室長(横田利雄君) これは要望していただいものにつきましては、大和警察署のほうにご相談をさせていただいております。
議長(浅野幹雄君) 2番齊藤秀行君。
2番(齊藤秀行君) 続きまして、4番ですけれども、先ほど、設置基準の答弁がありましたが、街灯が高さが4メートル以上ということだったんですけれども、明石台の街灯がとても高く、街灯のランプよりも下にケヤキの葉っぱがある状態なんですね。そうすると、少なくとも、どんなに明るい光を発しても、その葉っぱのほうでその光を遮ってしまう。そのような状況がかなり見られますけれども、その辺の対応策というのは一体どのようになっていますでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(齋藤英夫君) 高木剪定とか、そういった関係で除去はしております。
議長(浅野幹雄君) 2番齊藤秀行君。
2番(齊藤秀行君) 続きまして、5番、市制移行に当たり生活保護制度の部分なんですが、生活困窮者自立支援制度、これは新たに制定された制度でありまして、過去、障害者自立支援法等が制定されたときも、その業務移行する場合にいろいろな窓口でのトラブルがあったり、町のほうで負担をしなければならないというような事例が過去多数見受けられます。そういう中で、生活困窮者自立支援法、直接的な窓口担当者の例えば指導とか、そういった研修会等の参加の予定というかスケジュールというのは、今の段階であるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) 今現在におきましては、生活困窮者自立支援制度につきましては、仙台保健福祉事務所のほうが管轄になっておりますが、将来的、市制移行になりました場合、市のほうで業務をすることになりますので、今現在については、その研修体制とかについては考えておりませんでしたけれども、今後、県とかの指導を受けながら行ってまいりたいと考えております。
議長(浅野幹雄君) 2番齊藤秀行君。
2番(齊藤秀行君) それでは、生活困窮者自立支援法の中で、自立相談支援事業、住居確保給付金というのは、これは必須事業になります。そのほか、任意事業として就労準備支援事業だったり、一般生活支援事業、また家計相談支援事業、学習支援等子供に対しての支援事業、こちらの5つの項目については任意事業になっておるんですけれども、必須事業である自立相談支援、住居確保給付金については、町として当然対応しなければなりませんが、ほかの任意事業については、富谷町はどのように考えていますでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) 任意事業につきましても今後検討してまいりたいと思っているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 2番齊藤秀行君。
2番(齊藤秀行君) どんどん富谷町は人口がふえている町でありまして、当然、その中では生活困窮者の割合もふえてくる、そんな可能性のほうが高いと思われますので、その辺の対応を間違いなく速やかに行うようにきちんとした考えを町長のほうに示していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまのご指摘のように、これから市で独自でやっていく場合には、生活保護世帯、給付関係の問題は社会問題とも今なっておりますので、その辺はやはり最初からしっかりと適切な給付に努めることが大事というふうに思っておりますので、その辺を環境を整えていきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 2番齊藤秀行君。
2番(齊藤秀行君) それでは、6番、現在の生活保護費の住宅補助基準額ということで、3級地1ということで、富谷町は一月2万8,000円の住宅補助費が出ているんですけれども、実際に富谷町の中で2万8,000円で借りられる物件というのは、私が調べた限りは、今ほとんどない状態なんですけれども、そういった部分、仮に1.3倍したとしても、そこから足が出るというか、金額が上回った場合、町のそういった体制、対応策というのは講じられているんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) 町から直接足りない分の家賃の補助というようなことはしておりません。ただ、その方に見合った住宅扶助の中での指導ということで、例えば町営住宅のほうに移っていただくとかそういったような指導のほうは行っているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 2番齊藤秀行君。
2番(齊藤秀行君) 今、まさに次の質問でそれを考えておったんですけれども、生活保護費で賄えない、賄える住宅地がないということでは、当然、これは町のきちんとした対応がなければ生活保護者の方が生活を成り立たせることはできないと考えます。そこで、町営住宅という話、今出ましたけれども、それ以外に、今、一軒家とかあいている空き家、そういったものの活用方法というのは町のほうでは考えていますでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) 空き家につきましては、長寿福祉課のところでは直接的に何軒あるかとかいうところの把握はしておりませんが、一軒家の活用となりますと、やっぱり町営住宅とかよりも家賃とかというのは高くなると思いますので、できれば町営住宅ですとか、県営とか、そちらのほうを指導しているような状況でございます。
議長(浅野幹雄君) 2番齊藤秀行君。
2番(齊藤秀行君) 今私が言った空き家というのは、人が住んでいて、人に貸すための空き家ということではなくて、例えば震災で引っ越しをしたり、その土地に誰も住んでいない状況が、ただ放置されている、そのような空き家という意味なんですが、そういったものに対しての実態の把握というものはされていますでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(泉川潤哉君) 空き家に関しましても、先日、6月1日になりますけれども、県のほうで説明会がありまして、これから実態の把握をしまして、協議会等の設置もございますので、これから対策したいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 2番齊藤秀行君。
2番(齊藤秀行君) 町の資産を有効的に活用することで、生活保護、社会保障の基礎になると私は考えております。ぜひその辺の対応をよろしくお願いいたします。
  7番、次の質問に移ります。
  町内の小学校・中学校の不登校児実数、今お聞きしまして、小学校は17名、中学校は70名ということで答弁いただきましたが、不登校児に対して、例えばフリースクールとかそういったものの設置計画というものはあるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(齋藤卓也君) フリースクールと新聞等でも報道ありましたが、現在、富谷町のほうではそういった計画はございません。
議長(浅野幹雄君) 2番齊藤秀行君。
2番(齊藤秀行君) 実は、私の知人でパソコンの専門学校の先生をやっている方がいるんですが、その方にお伺いしたところ、今の子供たちは学校に行かなくても困らない。要はタブレット端末やそういったパソコンがどんどん普及しているので、そういったところに通わずとも学べる。そういった解釈で学校に行かない子供たちが多数いる。中には、コミュニケーションをとることが面倒くさくて、そういったしがらみに巻き込まれるのが嫌で学校に行かない、そういう子供たちがいるという中で、もちろん、教育長、学校、あとは町の取り組みとして、そういう不登校児の対応しているのはとてもわかるんですけれども、実際に社会生活を営む、営ませる上で、社会経験を積ませる上で、人と人との触れ合いであったり、そういったやはり集団生活というのは、これはとても大事なことだと思います。そういった部分はぜひ、フリースクール、それにかわるものでも構わないんです。そういったものを早急につくっていただけるように、方針をぜひお伺いしたいんですが、町長、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 議員のおっしゃるとおり、これからのいわゆる21世紀を担う子供たちですので、やはりその中での資質として、コミュニケーション能力というものが大変大事な資質になりますので、学校教育の中でもそこは大変力を入れてやっているところです。ですから、学校に来られなくなった子供たちに対しても、よりその辺のケアを十分図っていくというのは学校教育の中でも大事になってまいります。実際的には、フリースクールを選択するかどうかというのは親御さんの選択にはなりますけれども、今、町、黒川行政でやっておりますケヤキ教室等を含めて、子供たちの選択肢が広がるように、議員がおっしゃるフリースクールも含めて、選択肢が広がる方向ではやっていかなければならないんだという認識はございます。
議長(浅野幹雄君) 2番齊藤秀行君。
2番(齊藤秀行君) では、最後に、町長にお伺いいたします。
  富谷町のリスクマネジメント、これは当然、今まで既存のシステムではなくて、新たなシステムを導入していかなければいけない、私はそのように思っております。
  例えば愛媛県ですが、ICタグを利用した、例えば町内のアピール活動、そういったものになります。これくらいの形状の棒が町の中のいたるところに立っていまして、ICタグをそれにつけることで、その町の情報がそこに全て見えてくる。
  そういうタグは、当然、東日本大震災のときとかにも有効活用できるようなものでありますし、富谷町の中だけで幾ら探してもなかなか見えないものもたくさんある。そういう中では、今回、政務調査でもいろいろないい経験をさせていただいたんですが、町長として、富谷町がそういったところから、そういったよりよいシステム、よりよいそういった社会資源になるようなものがあった場合に、町として、国の予算や県の予算を利用して、それを町に導入するという考えはありますでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 大変、全国的にそういった先進的な取り組み、たくさんいろいろ行われていると思いますので、本町において有効だというふうに思われるものについては、財政の許される範囲の中にはなりますが、積極的に、先ほど来、議員のご意見にもありましたように、国の交付金等も活用しながら取り入れていきたいというふうに思います。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
     午前11時57分 休憩


     午後 1時00分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  3番高橋正俊君。
3番(高橋正俊君) 今回、私はトリということで、きちんと締めさせていただきたいと思います。
  それでは、通告に従い、私の一般質問を始めたいと思います。
  いよいよ我が町の市制移行が見えてまいりました。町長は、平成28年10月10日を目指していますが、我々も町民のために町民の声を聞きながらよりよい市誕生のために努力をしてまいりたいと思っております
  今回の質問は、平成25年の12月議会でも私が質問しましたが、市制移行する中で、国から仮ナンバーの取り扱いが義務づけられております。現在、富谷町の保有台数が3万台以上もあります。そして、皆さんもご存じだと思いますが、車には車検制度があります。車検には民間車検や持ち込み車検、そしてユーザー車検などがありますが、仮ナンバーは車両販売や持ち込み車検の際に車検切れの車やナンバーのない車を運行する際に使うものです。今、国では規制緩和が進み、認証工場や販売会社には、一定の条件はありますが、国から許可がおりております。今は、仮ナンバーの利用を要望する声が数多くあります。近隣で貸し出しをしている大和町では貸し出す仮ナンバーの40%ほどが富谷町の方々で、また泉区役所で借りている方も数多くおられると聞いています。
  前回、この質問した際、前町長からは、「取り扱いをする考えはありません」との答弁でしたが、町民からは数多くの要望が私のところに寄せられておりますので、改めて新町長の考えを伺います。
  1、市制移行の手続の中に、仮ナンバーも入っているのか、お伺いします。
  2番目に、富谷町の車両保有台数が3万台以上もあるのに、今まで仮ナンバーの取り扱い業務をしていなかったことが私は不思議に思いますが、町長の見解を伺います。
  3、早急に取り扱いをする考えはないのか伺います。
  2つ目ですが、成田公民館の駐車場についてですが、市制移行後には、成田公民館は今まで以上に重要な拠点になるのではないかと思っております。現在も公民館の利用件数は年々増加しているように思いますが、残念ながら、出入り口が1カ所しかありません。行事の内容によっては、短時間で出入りするような場合、例えば選挙のときや健康診断、また犬の狂犬病の注射などのような場合には、出入り口の混雑が多く見られます。幸い、今まで駐車場での事故はないと聞いておりますが、今後、事故などのトラブルがないうちに対策を考えなければならないと思い、質問いたします。
  成田公民館の利用件数はふえているのか、お伺いします。
  駐車場内での接触事故などはないのか、お伺いします。
  3番目に、駐車場の東側、キューピクル横に車両出入口をふやすことにより、安全に利用することができると思いますが、町の見解をお伺いします。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの高橋正俊議員のご質問に対して、質問件名1につきまして、私のほうから答弁をさせていただきます。
  自動車臨時運行許可、仮ナンバーについてであります。
  問い1、市制移行の手続の中で仮ナンバーも入っているのかについてでありますが、臨時運行許可、いわゆる仮ナンバーの手続については、道路運送車両法第34条第2項により、地方運輸局、市及び特別区の長並びに政令で定める町村の長が行うとされており、市の法定事務ですので、市制移行後は仮ナンバーにかかわる手続を行うこととなります。
  2つ目の富谷町の車両保有台数が3万台以上なのに仮ナンバー取り扱い業務を今までしなかったことが私は不思議だと思いますが、町長の見解をについてでありますが、仮ナンバーの取り扱い業務については、これまで町の認識が不足していたと感じております。宮城運輸局運輸支局でまとめている最新の臨時運行許可件数によると、県内では全市と13の町で当該業務を行っております。近隣で業務を行っている大和町の平成26年度処理件数については1,461件に対し、本町分は3割、先ほど議員質問の中にもありましたように、3割、4割であります。大郷町では、511件に対してゼロ件、仙台市でも、件数や割合は明らかではありませんが、本町分があるようでした。これまでは、本町のほうは隣接する仙台市や大和町で手続を行っていたようですが、市制移行に伴い富谷でも手続が可能になりますので、多くの方に利用していただきたいと思います。
  (3)早急に取り扱いをする考えはないかについてでありますが、町として、これから仮ナンバーに係る取り扱いを開始しようとすると国土交通大臣に臨時運行許可を行うための申請と告示、手数料条例や事務取扱規則等の制定、申請書や仮ナンバー等備品の整備等を行う必要があります。国土交通大臣に臨時運行許可を行うための申請を行い、告示されるまでには、これまでの実績でおよそ6カ月を要するようであります。このような事務手続を鑑み、市制移行のタイミングに合わせ仮ナンバーの取り扱いを開始する方向で検討を進めます。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) それでは、私のほうから第2問目の成田公民館の駐車場についてということでお答えを申し上げます。
  まず、第1点目の成田公民館の利用件数でございますが、成田公民館は地域の学習拠点として生涯にわたり学習活動を展開できる施設として平成14年11月に開館し、今では各種団体及びサークル活動、講座、児童クラブ等と広く多くの皆様に親しまれ、ご利用いただいております。開館以降は、年々多様化する趣味嗜好に即した各種団体及びサークルの設立や新規講座の開講などにより、ここ5年間の来館者数は年間延べ7万人前後で推移しておりましたが、昨年度は8万2,000人を超えております。特に児童クラブに関しては、昨年の利用児童数が延べ2万2,000人を超えており、今年、ことしの5月1日現在の登録児童数は5年前の1.5倍超に当たる202人となっております。
  なお、公民館利用に際しては、敷地内駐車場をご利用いただいておりますが、あらかじめ多くの来館者が想定される事業の開催日には公民館南東側の第2駐車場をご案内させていただいておるところでございます。
  第2点目の駐車場内における接触事故でございますが、ここ数年は発生してございません。
  それから、3問目の車両出入り口をふやすことということに関してでございますが、現在、公民館の出入り口は大ホール側と正面玄関側の2カ所ございます。そのうち、大ホール側の出入り口は付近が急勾配となっており、自走車両、そこを通る車の損傷が懸念されることから、平常時は使用不可として、正面玄関前の1カ所のみを利用いただき、乗り入れ時や駐車場内での譲り合い運転にご協力をお願いしておるところでございます。
  新たな出入り口の設置に当たっては、一定の駐車スペースを確保しつつ、運転者の十分な視認性を担保できる箇所でなければならないというふうに思ってございます。このような観点から、ご指摘箇所周辺は道路がカーブ状となっており、かつ傾斜をしていることから、安全性の確保について今後十分に検証する必要がございます。つきましては、議員のご意見を参考にしながら、今後、警察署との協議はもとより、公民館をご利用いただいている皆さんにもご意見を伺いながら検討してまいりたいというふうに思ってございます。
  当面、ご不便をおかけいたしますが、ご理解くださいますようお願いを申し上げます。
議長(浅野幹雄君) これより高橋正俊君の質問は一問一答により行います。3番高橋正俊君。
3番(高橋正俊君) それでは、仮ナンバーについてですけれども、町長から理解をしていただいたというふうに思っております。これは今、宮城県内の車検台数がいわゆるユーザー車検と言われる車の所有者が車検場に持ち込んで車検を受ける場合、これが30%を超えているんですよ。要するに、素人というか、自分の車を車検が切れたまま車検場に持ち込んで、陸運事務所から警告されたりとか、そういう案件があります、実際に。そして、問題は、車検に行く前に、車検が切れていると同時に自賠責保険も切れているわけなんですよ。万が一、これで事故が起きたときに物すごい、お互い、これは賠償問題とか何かの場合に大変な思いをしなければならない、加害者も被害者も。という意味でも、町長はさっき6カ月ぐらいかかると言っていますけれども、私も国土交通省に行って「どうなんですか」と聞いたら、最近、一番近いところで蔵王町が申請したらしいんですよね。順調にいけば3カ月ぐらいでできるんじゃないかという話は私も聞いてきました。そして、特に何の事業、新しい事業を立ち上げるのにも予算が絡むわけですけれども、今回、仮ナンバーについては特別な予算も要らないと思うので、もう少し早急にやる考えはないか、お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) こちらで認識していたのが、いわゆる、先ほどの答弁で申し上げましたように、6カ月程度かかるということだったものですから、6カ月を要するとすれば、市制移行にあわせてでもいいのかなというふうに思っていたわけでありますが、3カ月でということであれば、そしてまた強い要望があるのであれば、再度、こちらで、内部で検討をさせていただきたいというふうには思います。
議長(浅野幹雄君) 3番高橋正俊君。
3番(高橋正俊君) 事故が起きてからでは遅いので、身近に仮ナンバーを取り扱っていただければ、なお一般ユーザーの方々も安心かなと思います。
  2つ目の成田公民館の駐車場の出入り口ですけれども、今、若いお母さん方、小さい子供さん方の幼稚園の役員会なんかをする場合に、第1番目に上がってくる場所として、成田公民館が上がってくるようなんですよ。ただ、成田公民館、先ほど聞いたんですけれども、大分、利用件数がふえて、実際に予約がとれなかっただとか、そういう話も聞いておるんですけれども。ほかの公民館に行くと、まず駐車場がないということで、乗り合わせて来てくださいというような内々のお話が出ているようなんですけれども。今後、先ほど、私の質問の中に入れたんですけれども、成田公民館は特に富谷の町の中の公民館でも重要なやっぱり拠点にあそこはなるのではないかというふうに思っております。
  もっともっと駐車場が、スペースも整備しなければならないとは思うんですけれども、まず入って、今の駐車場に入る左手に、東側のほうに曲がりますよね。そうすると、両方に車がとまっているわけですよ。そうすると、きれいにとまっていれば2台がすれ違うのは可能なんですけれども、中には、後ろに十分下げないでとめている方々もいるので、すれ違うのにも大変な思いをしている人たちもおるし、それから、夕方、児童クラブのお迎えのお母さん方、児童クラブに行っているお母さん方は時間がない、夕方で忙しい時間に、大分混雑が見えるようなので、その辺も考慮して、ぜひ早急にやっていただけないかと。
  再度、先ほど教育長のほうから警察署のほうと相談しながらというお話もあったんですけれども、ぜひその辺は早急に対応して、ある意味、やっぱり事故とかそういうものがあれば嫌な思いをしなければならない場合もあるので、早急にその辺を対処してもらいたいと思うんですが、その辺、もう一度答弁をお願いします。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 先ほども言いましたように、出入り口がやはり1カ所ということで、非常に狭隘といいますか、混雑している現状については十分把握をしてございます。ただ、あそこの前は、児童クラブの子供たちも全員通っているものですから、何よりもやはり、今後、新たな出入り口を設けるときには安全性ということをまず十分に考えていくということになりますので、まず、一番安全性確認という意味では、警察の方としっかり協議をさせていただいて、安全性ということを十分確認しながら、また利用の方のご意見を聞きながら、議員のおっしゃるとおり、不便性は十分認識しておりますので、前向きに検討してまいりたいというふうには思ってございます。
議長(浅野幹雄君) これをもちまして本日の一般質問を終わります。
  これで本日の日程は全て終了いたしました。
  本日はこれにて散会いたします。
  ご苦労さまでした。
     午後1時21分 散会

平成27年第2回定例会議事録(第5号)

平成27年6月10日(水曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 森栄君
  • 2番 齊藤秀行君
  • 3番 高橋正俊君
  • 4番 小泉光君
  • 5番 菅原福治君
  • 6番 出川博一君
  • 7番 長谷川る美君
  • 8番 三浦邦夫君
  • 9番 浅野直子君
  • 10番 安住稔幸君
  • 11番 小川昌義君
  • 12番 細谷禮二君
  • 13番 佐藤克彦君
  • 14番 山路清一君
  • 15番 磯前武君
  • 16番 渡邊俊一君
  • 17番 佐藤聖子君
  • 18番 永野久子君
  • 19番 相澤榮君
  • 20番 浅野幹雄君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 町長 若生裕俊君
  • 会計管理者兼会計課長 矢田守君
  • 企画部長 内海壯晃君
  • 総務部長 山田豊君
  • 福祉部長 小野一郎君
  • 建設部長 奥山育男君
  • 企画部企画政策課長 高橋弘勝君
  • 企画部財政課長 西山高広君
  • 企画部産業振興課長 横倉時夫君
  • 総務部総務課長兼情報化推進室長 神田能成君
  • 総務部税務課長 吉田尚樹君
  • 総務部町民生活課長兼東向陽台出張所長兼富ケ丘出張所長兼あけの平出張所長兼日吉台出張所長兼清掃センター所長 泉川潤哉君
  • 福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター所長 中山高子君
  • 福祉部健康増進課長 郷右近衛君
  • 福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセンター子育てサロン所長 浅場悟君
  • 建設部都市整備課長 齋藤英夫君
  • 建設部都市計画課長 伊藤正君
  • 水道事業上下水道課長(建設部上下水道課長) 石川康一君
  • 子育て支援課参事兼保育統括監 八巻恵美子君
  • 教育長 菅原義一君
  • 教育次長(教育総務担当) 小松巖君
  • 教育次長(生涯学習担当) 荒谷敏君
  • 教育総務課長 高橋加代君
  • 学校教育課長 齋藤卓也君
  • 生涯学習課長兼総合運動公園所長兼民俗ギャラリー館長 渡邉正弘君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀郁雄
  • 次長 富澤裕
  • 主事 後藤秀樹

議事日程 第5号

平成27年6月10日(水曜日) 午前10時00分 開議

第 1 会議録署名議員の指名
第 2 議案第 1号 富谷町監査委員条例の一部改正について
第 3 議案第 2号 富谷町職員定数条例の一部改正について
第 4 議案第 3号 富谷町総合運動場条例の一部改正について
第 5 議案第 4号 平成27年度富谷町一般会計補正予算(第2号)
第 6 議案第 5号 平成27年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
第 7 議案第 6号 平成27年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)
第 8 議案第 7号 平成27年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号)
第 9 議案第 8号 平成27年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号)
第10 議案第11号 平成27年度(仮称)志戸田会館新築工事請負契約の締結について
第11 承認第 1号 専決処分の承認を求めることについて(富谷町国民健康保険条例の一部を改正する条例)
第12 承認第 2号 専決処分の承認を求めることについて(富谷町税条例等の一部を改正する条例)
第13 承認第 3号 専決処分の承認を求めることについて(富谷町国民健康保険税条例等の一部を改正する条例)
第14 承認第 4号 専決処分の承認を求めることについて(平成26年度富谷町一般会計補正予算(第8号))
第15 承認第 5号 専決処分の承認を求めることについて(平成26年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第5号))
第16 承認第 6号 専決処分の承認を求めることについて(平成26年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第5号))
第17 承認第 7号 専決処分の承認を求めることについて(平成26年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第4号))
第18 議案第10号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて
第19 議案第 9号 副町長の選任につき同意を求めることについて
第20 発議第 3号 富谷町議会会議規則の一部改正について
第21 発議第 4号 富谷町議会傍聴規則の一部改正について
第22 発議第 5号 東日本大震災に係る災害見舞金等の取扱いに関する調査特別委員会の設置に関する決議(案)
第23 発議第 6号 富谷町明石台東地区開発に伴う「宅地開発負担金」の減免に関する調査特別委員会の設置に関する決議(案)
第24 発議第 7号 森 栄議員に対する議員辞職勧告決議(案)
第25 閉会中の各委員会調査について

本日の会議に付した事件

 議事日程のとおり 午前10時00分 開議
議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
  ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
  日程に入るに先立ち、諸報告をいたします。
  議長諸報告は、お手元に配付のとおりです。
  なお、関係資料については事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
  これで諸報告を終わります。
  議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。


     日程第1 会議録署名議員の指名
議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
  会議録署名議員は、富谷町議会会議規則第127条の規定により、17番佐藤聖子君、18番永野久子君、19番相澤 榮君の3名を指名いたします。


     日程第2 議案第1号 富谷町監査委員条例の一部改正について
議長(浅野幹雄君) 日程第2、議案第1号富谷町監査委員条例の一部改正についてを議題といたします。
  本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。総務部長。
総務部長(山田 豊君) それでは、おはようございます。
  議案第1号富谷町監査委員条例の一部改正につきましてご説明を申し上げます。
  議案書の1ページをお願いいたします。
  最初に、提案理由でございますが、監査委員の事務局を設置する等の改正を行うものとなってございます。
  改正内容につきましては、新旧対照表にてご説明申し上げます。
  議案書の2ページ目をお願いいたします。
  まず、第1条でございます。根拠法である地方自治法について、より明確にするものでございます。
  第2条につきましては、これまで監査委員の事務局という組織を規定していなかったことから、改めて事務局の設置について規定し、事務局職員の職及び職責の明確化を図るとともに、事務局職員の定数を富谷町職員定数条例で定めることとしたものでございます。
  なお、改正前の第2条につきましては削除となっておりましたことから、全体の条項ずれを起こさないよう、第2条に入れ込むこととしたものでございます。
  最後に、第5条につきましては、既に施行されている富谷町監査委員に関する規程第1条で監査委員の協議に係る規定をしていますことから、監査委員に関し必要な事項は監査委員が協議の上これを定めると、改めて協議の上定める旨の表現としたものでございます。
  なお、改正後の本条例は、平成27年7月1日から施行することとするものでございます。
  以上です。よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。
  本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第1号を採決いたします。
  お諮りいたします。
  本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第3 議案第2号 富谷町職員定数条例の一部改正について
議長(浅野幹雄君) 日程第3、議案第2号富谷町職員定数条例の一部改正についてを議題といたします。
  本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。総務部長。
総務部長(山田 豊君) それでは、議案第2号富谷町職員定数条例の一部改正につきまして、ご説明を申し上げます。
  議案書の3ページ目をお願いいたします。
  まず、提案理由でございます。監査委員の事務局の職員及び議会の事務局の職員の定数を改正するものでございます。
  改正内容につきましては、新旧対照表にてご説明申し上げます。
  4ページ目をお願いいたします。
  事務事業の量的な増加、そして質的変化等に伴いまして、今後の監査事務の充実強化が求められているとともに、その役割も重要性が増してくることから、第2条第1項第4号に規定する監査委員の事務局の職員の定数を1名増員し、5名とするもので、本町の場合、議会の事務局との併任としておりますことから、引き続き括弧書きで併任とする旨、規定するものでございます。あわせまして、第2号において、併任になる議会の事務局の職員につきましても、監査委員事務局と同数とすることを規定するものでございます。
  なお、改正後のほうの条例につきましては、平成27年7月1にから施行することとするものでございます。
  以上でございます。よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。
  本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第2号を採決いたします。
  お諮りいたします。
  本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第4 議案第3号 富谷町総合運動場条例の一部改正について
議長(浅野幹雄君) 日程第4、議案第3号富谷町総合運動場条例の一部改正についてを議題といたします。
  本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。生涯学習課長。
生涯学習課長(渡邉正弘君) おはようございます。
  議案書5ページのほうをお願いいたします。
  議案第3号。
  富谷町総合運動場条例の一部改正について。
  富谷町総合運動場条例の一部を別紙のとおり改正するものでございます。
  提案理由といたしましては、富谷町総合公園スポーツ交流館会議室料金の一部について改正を行うものでございます。
  次に、6ページのほうでございます。
  新旧対照表でございますが、現行と改正後ということでございまして、現行、時間外、午後9時以降1時間につき230円ということでございますが、こちらのほう、夜間のほう、電灯料も含めた金額といたしまして、改正ということで330円とするものでございます。
  なお、附則といたしまして、この条例は、平成27年7月1日から施行するということでございます。
  よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) 議案に対して賛成の立場なんですけれども、若干、質問しておきたいというふうに思います。
  午後9時からの申し込みなんですが、これは事前申し込みで行うというふうに考えていいのかどうかということです。その場合の、条例が通った場合の管理体制、管理人の問題、こういったものについてどういうふうに対応しようとしているのか。
  それから、この部分ではないんですけれども、同じような考え方に立つと、早朝の場合というのはどういうふうに、この条例との整合性からいくとどのような対応をするのか。ないしは21時過ぎたら、即、この値段が発生するという場合、誰が責任を持つのかということについて質問しておきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(渡邉正弘君) 9時以降の利用につきましては、事前も含めまして、こちらのほう受けていきたいと思います。早朝につきましては、今のところ、交流館につきましては申し込みがない状態でございますので、今後、推移を見て検討していきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「管理部分、誰が責任を持つのか、9時……」の声あり)
  9時以降……(「何かあった場合の管理は誰がするのということについて」の声あり)
生涯学習課長(渡邉正弘君) 一応、管理人さんのほうに委託しておりますので、そちらのほうになりますが、何かございましたならば、うちの生涯学習課のほうになろうかと思います。
11番(小川昌義君) その場合の徴収についての考え方というのはどのようになるのかということ、管理人が徴収するのか、ないしは後納になるのか、そういったところについても再度質問しておきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(渡邉正弘君) 基本的に料金については前もって納入していただくんですが、そういった特殊な例があった場合は、申請者、利用者のほうと協議していくような形になるかと思います。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。4番小泉 光君。
4番(小泉 光君) 現状でのというか、開館して間もないんですけれども、9時以降の使用状況と、それから何で100円なのか。50円じゃだめなのか。その辺の100円にした理由を質問します。
議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(渡邉正弘君) 料金につきましては、一応夜間料金を時間で割って算出したものでございます。(「利用状況」の声あり)
  利用状況、今のところ9時以降の利用はございません。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。
  本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第3号を採決いたします。
  お諮りいたします。
  本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第5 議案第4号 平成27年度富谷町一般会計補正予算(第2号)
議長(浅野幹雄君) 日程第5、議案第4号平成27年度富谷町一般会計補正予算(第2号)を議題といたします。
  本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
財政課長(西山高広君) おはようございます。
  それでは、議案第4号についてご説明させていただきます。
  別冊の説明書の2ページをお開き願います。
  議案第4号。
  平成27年度富谷町の一般会計の補正予算(第2号)は、次に定めるところによるものでございます
  第1条、歳入歳出の総額に歳入歳出それぞれ1億996万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ120億5,269万9,000円とするものでございます。
  第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
  それでは、事項別明細書により説明させていただきます。
  11ページをお開き願います。
  初めに、歳入についてご説明申し上げます。
  14款2項国庫補助金につきましては、7,607万2,000円を追加し、3億1,343万1,000円とするもので、2目3節保険料軽減交付金につきましては、介護保険料の低所得者に係る保険料軽減額分を追加するもので、補助率は2分の1となってございます。
  11節並びに12節は、消費税率の改定に伴う子育て世帯臨時特例給付金支給事業並びに臨時福祉給付金支給事業に対する補助金の追加でございます。
  次に、15款2項県補助金は、93万9,000円を減額し、1億7,365万6,000円とするもので、2目8節難病患者等居宅生活支援事業補助金につきましては、小児慢性特定疾患児に対します日常生活用具の新規申請に伴う追加で、9節保険料軽減交付金につきましては、こちらも国同様介護保険の低所得者に係る保険料軽減分の追加でございます。補助率は4分の1となってございます。
  4目1節緊急雇用創出事業臨時特例交付金につきましては、震災等緊急雇用対応の事業の一部について補助対象外となったものでございます。
  次に、18款2項基金繰入金は、2,992万円を追加し、9億176万6,000円とするもので、財源調整のために基金繰り入れするものでございます。
  次に、20款4項雑入は、490万円を追加し、3億4,840万円とするもので、コミュニティ助成の交付決定によるものでございまして、対象は明石台七丁目会館と日吉台二丁目町内会の分でございます。
  歳入は、以上となります。
  次に、歳出についてご説明申し上げます。
  13ページをお開き願います。
  今回の歳出につきましては、4月1日付の人事異動に伴う人件費の補正が大半を占めておりますので、説明につきましては人件費以外の部分とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
  それでは、2款1項5目財産管理費につきましては、46万1,000円を追加するもので、鷹乃杜団地にあります町有地と民有地2平米の土地交換に伴います町有地分の分筆登記を行うために追加するものでございます。
  次に、6目企画費は1,507万3,000円を減額するもので、説明欄にあります地域振興事業につきましては、先ほど歳入でご説明したコミュニティ助成分でございまして、2つの町内会に対して補助をするものとなっております。また、まちづくり総務事務以下の事業につきましては、4月1日以降の行政組織の見直しによりまして、あったかまちづくり推進課が所管しておりました予算を教育費につけかえすることによる減であります。
  15ページをお開き願います。
  2款1項7目情報化推進費は、181万8,000円を追加するもので、12節役務費は明石台児童クラブ新設に伴う回線使用料の追加、13節委託料は明石台小学校のネットワーク構築と機器補修、それから子育て支援システム導入に伴います機器保守料の追加となってございます。14節使用料及び賃借料は税証明等の発行を引き続き旧システムから行うための再リースによる追加でございます。
  次に、17ページをお開き願います。
  2款1項12目市制移行準備費は、440万4,000円を追加するもので、確実な市制移行に向けた準備といたしまして市制移行申請書の作成業務、それから市制移行申請に係る連担戸数集計業務を追加しております。
  19ページをお願いいたします。
  3款1項1目社会福祉総務費は、411万2,000円を追加するもので、3節から7節までに長寿福祉課職員の産休・育休に伴います臨時職員2名分の賃金を追加しているものでございます。23節償還金、利子及び割引料は平成26年度の臨時福祉給付金に係ります国庫補助の返還金を追加するものでございます。
  次に、3目障害者福祉費は、5万7,000円を追加するもので、小児慢性特定疾患児の日常生活用具の申請に伴います扶助費を追加するものでございます。
  次に、8目国民健康保険事業費は、119万4,000円を減額するもので、人事異動に伴う繰出金の減でございます。
  次に、10目臨時福祉給付金支給事業費は、3,782万3,000円を追加するもので、消費税率改定による給付となってございまして、20節扶助費で2,700万円を追加するほか、給付のために必要な経費を追加するもので、対象者は4,500人と見込んでございます。
  次に、3款2項1目児童福祉費総務費は、2,806万3,000円を追加するもので、次のページの11節、12節、14節、18節の主な追加は、東向陽台小学校に移設して運営を開始いたしました児童クラブの運営関連経費でございます。
  次に、13節委託料は、説明欄にもありますが、警備業務につきましては、東向陽台小学校児童クラブに要するものと発達支援母子通園業務に要するものでございます。
  次に、児童館新設設計業務と地質調査業務につきましては、富ケ丘小学校、成田小学校、成田東小学校、あけの平小学校に係る4校分でございますが、成田東小学校分につきましては既存の空き教室を活用することに変更となってございます。
  次に、19節負担金、補助及び交付金は、発達支援母子通園事業で必要となる備品購入に係る補助、それから病児・病後児の対象者を現在の未就学児から小学校2年生までに拡大するために必要な備品の購入に対する補助の追加でございます。
  23節償還金、利子及び割引料は、平成26年度の子育て世帯臨時特例給付金に係ります国庫補助金の返納金を追加するものでございます。
  23ページをお願いいたします。
  3款2項6目子育て世帯臨時特例給付金支給事業費は、3,644万7,000円を追加するもので、臨時福祉給付金同様の理由によるものでございます。20節扶助費で3,000万円を追加するほか、給付に必要な経費を追加するもので、対象者は1万人と見込んでございます。
  次に、3款3項1目老人福祉費は、80万6,000円を追加するもので、こちらも人事異動に伴う繰出金の追加となってございます。
  次に、4款2項1目清掃総務費は、1,291万9,000円を減額するもので、このうち、説明欄にあります清掃総務費は、これまで職員が従事しておりました春と秋のクリーン作戦を職員みずからの地域で取り組むものと見直したことによる時間外手当の減でございます。
  25ページをお開き願います。
  5款1項1目労働諸費は、109万4,000円を減額するもので、あったかまちづくり推進課が所管していた予算を教育費につけかえすることによる減であります。
  次に、6款1項3目農業振興費は137万2,000円を追加するもので、説明欄にあります農業改良事業奨励補助金は、ビニールハウス2棟分の設置申請に伴う追加でございます。
  27ページをお開き願います。
  8款2項2目道路維持費は、664万6,000円を追加するもので、平成28年度補助要望路線の基礎資料を作成するために、説明欄にあります交通量調査、それから修繕設計業務を追加するものでございます。
  29ページをお開き願います。
  8款4項3目公共下水道費は、431万5,000円を減額するもので、こちらも人事異動に伴う繰出金の減となってございます。
  31ページをお開き願います。
  10款2項2目小学校管理費は、317万7,000円を追加するもので、あけの平小学校屋上防水シートの経年劣化に伴います雨漏りの修繕をするためのものでございます。11節需要費を追加いたします。
  次に、10款3項2目中学校管理費は、89万7,000円を追加するもので、学校図書館指導員の雇用により9節旅費を追加するものです。
  次に、10款4項1目幼稚園管理費は、100万9,000円を追加するもので、臨時職員2名の増により4節共済費を追加するものです。
  33ページをお開き願います。
  10款5項1目社会教育総務費は、3,948万円を追加するもので、説明欄にありますふれあい交流総務事務以下の事業についてあったかまちづくり推進課が所管いたしました予算を教育費につけかえすることによる増でございます。
  35ページをお願いいたします。
  10款5項5目公民館費は、1,075万2,000円を追加するもので、8節報償費は、富ケ丘公民館において受講の多い講座を2講座ふやすことに伴います講師謝礼を追加するもので、11節需要費は、富谷中央公民館第2駐車場の区画線の修繕、それから東向陽台公民館の高圧受電設備の老朽化に伴います修繕等による追加でございます。12節役務費及び27節の公課費は、東向陽台公民館の公用車の車検に要する経費を追加するものです。13節委託料は、富ケ丘公民館の空調設備設置に向け設計業務委託を追加するもので、15節工事請負費は、老朽化した倒壊の危惧されております中央公民館の掲示板撤去の費用を追加するものでございます。13節備品購入費は、東向陽台公民館の児童クラブ移転後の空き部屋を子育てサロンとして活用するため、パーテーション等を購入するために追加しているものでございます。
  次に、10款6項1目保健体育総務費は、460万9,000円を減額するもので、説明欄にあります町民体育祭につきまして、あったかまちづくり推進課が所管しておりました予算を教育費につけかえすることによる追加となっております。内訳は、3節職員手当等にかかります時間外勤務手当分と、8節報償費から次のページの14節使用料及び賃借料までが町民体育祭分でございます。
  次に、10款6項2目総合運動公園費は、143万7,000円を追加するもので、スポーツ交流館に平日の日中に管理人を配置するための費用を追加するものでございます。
  以上、説明を終わります。よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) それでは、各項目ごとにちょっと質問したいというふうに思います。
  まず、15ページ、委託料の電子計算機保守点検の具体的な増になっている1,100万5,000円、これの具体的な内容はどういう意味なのか。
  それから、同じく2款1項7目13節の委託料のサポートなんですけれども、明石台小学校と子育てで増額予算という形になっているんですが、もともとやはり明石台小学校は当初こういったことについて、部分、考えていたと思うんですが、どの部分が増額になったのかということについてお願いしたいというふうに思います。
  19ページ、3款1項1目の賃金ですけれども、臨時職員のことについて、当初は事務職員となっていたわけですが、臨時職員の業務内容というのですか、この辺についてどういう業務内容なのか質問しておきたいというふうに思います。
  それから、21ページ、先ほどちょっと説明を受けていて聞き漏らしたんですが、3款2項1目18節の備品購入なんですけれども、これは当初予算の267万1,000円から525万7,000円ということで説明されていたんですけれども、もう一度、詳しく説明をしていただきたいというふうに思います。
  次に、27ページ、8款2項2目13節の委託料ですけれども、西成田外1ということになっているんですが、場所と何号線なのか、どの部分なのかということについて、委託料のところで示していただければというふうに思います。
  それから、31ページ、10款2項2目11節の、先ほどあけの平小学校というふうに説明あったんですが、それがあけの平小学校の、先ほど雨漏りというふうに説明されたような気がするんですが、それで間違いないのかどうかということですね。
  それから、35、36ページ、10款5項1目19節、ふるさとまつりの実行委員会なんですが、今までですと、パンフとかそういうものを含めて富谷町が主催になっているんですね。やはりこれは実行委員会に交付するわけですから、実行委員会の自主性というか、そういったものに任せるというか、そういったものを考えていくべきではないかというふうに思うんですが、その辺について。これは前年度と同じ金額計上されているわけですけれども、これについて質問しておきたいと思います。
  35、36ページ、10款5項5目3節の時間外なんですが、これは8,000円なんですけれども、ここはどういう計算の仕方をしているのか、ちょっとわからないんですが、職員の数がふえているんですね。ふえているのにもかかわらず、8,000円というのはどういう計算をしているのかなというふうに思いまして、詳しくその辺説明をしていただきたいというふうに思います。
  35、36ページなんですが、10款6項1目8節の商品券、これは町民体育祭のもの、先ほどの場合だと町民体育祭の部分をこちらのほうに持ってきたというふうな説明でしたけれども、これはそうすると、ちょっとその辺調べ切れなかったんですが、そのような理解でよろしいのかどうかということについて、1回目の質問にさせていただきます。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(神田能成君) それでは、15、16ページでございます。
  7目情報化推進費の13節委託料の電子計算機保守点検業務の具体的な内容ということでございます。こちらにつきましては、子育て支援システムの導入に伴います機械サポートということでございます。その下のシステムサポート業務でございますが、こちらは明石台小学校に併設されます放課後児童クラブの職員用のIPK等内部情報システムのサポート業務でございます。
  それから、35、36ページでございます。
  こちらの時間外の計算ということでございますが、基本的には時間外勤務手当につきましては、職員それぞれの基本給をベースにそれを積み上げて算出しているものでございます。人事異動に伴いまして、職員の給料、それぞれ異なるものですから、それの差額分を増額したということでございます。
  以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) 19ページ、20ページの3款1項1目7節賃金につきまして、臨時職員分につきましては窓口業務を含みます一般事務を想定しております。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 21、22ページ、3款2項1目児童福祉総務費の18節備品購入費の内訳でございますが……(「ちょっと聞こえない、大きい声でお願いします」の声あり)備品購入費の内訳でございますが、東向陽台の小学校の児童クラブに要する備品購入でございまして、主なものといたしましてはマット140枚、それから図書、職員用ロッカー、簡易ベッド等の購入費となってございます。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(齋藤英夫君) 町道成田西部線外1路線の路線名につきましては、まず一つ、町道成田西部線、これは富谷……(「ページお願いします」「ページ」の声あり)
  済みません、28ページの委託料です。
  まず、町道成田西部線外1路線の交通量調査業務につきましては、まず路線名につきましては町道成田西部線、これは富谷高校から南側に向かっている町道でございます。もう1路線が、あけの平12-1号線、これはあけの平の南側入り口でございます。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長、もとい教育総務課長。
教育総務課長(高橋加代君) 31ページ、32ページお願いします。
  10款2項2目小学校管理費の修繕料につきまして、あけの平小学校の雨漏りに対する修繕で間違いないかということでございますが、間違いございません。
議長(浅野幹雄君) 荒谷教育次長。
教育次長(荒谷 敏君) じゃあ、私のほうから、まずふるさとまつりについてお答えさせていただきたいと思います。
  ページは35なんですが、次のページの36の上段にあります補助金絡みだと思うんですが、議員のご提案で、主催になってはどうかというご提案だったんですが、今までは町が主催で所管という形で実行委員会が入っておりました。今回、前にもご説明したとおり、組織も変わりましたので、実行委員会も新たに設置するということもございますので、この辺は、町長、教育長と相談して決めていきたいと思っておりますので、その辺はご了承いただきたいと思います。
  あとは生涯学習課長のほうでご答弁いたします。
議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(渡邉正弘君) 35、36ページの10款3項1目でございます。8節の報償費でございますが、報償金ということで計上しておりますが、こちらは町民体育祭の経費等々でございます。
  以上でございます。
議長(浅野幹雄君) いいですね。ほかに質疑ありませんか。18番永野久子君。
18番(永野久子君) まず、13、14ページです。
  2款1項5目財産管理費で13節委託料、先ほどのご説明で鷹乃杜の町有地と民有地の交換ということでしたが、この住所、どこなのか。また、どういう理由で交換を行ったのか。等価交換であるかどうかを伺います。
  2点目に、17ページ、18ページです。
  12目の市制移行準備費、13節委託料の中で、市制移行申請書作成業務を委託するということで318万6,000円計上されておりますけれども、これはどこに委託をするのか。役場庁内の職員での対応ができないと見ているのかどうかを伺います。
  3点目に、21、22ページ。
  22ページ、13節委託料1,768万7,000円で、この中に児童館新築工事設計業務と同じく新築工事地質調査業務ということで合わせて1,669万1,000円が計上されておりますが、先ほどのご説明で設計業務について富ケ丘小学校、成田小学校、あけの平小学校だというふうにご説明がありました。これは前にも一般質問等のご答弁で伺いましたけれども、関連しまして、ほかの富谷小学校、日吉台小学校については、児童館はどのような計画になっているのか。また、成田東小学校については、平成28年度から空き教室を利用するということでしたが、これは敷地内に児童館を建設することを前提とした上で、当面、空き教室を活用するということなのかどうか。さらに、東向陽台小学校につきましては、既に学校敷地内のプレハブを活用して児童クラブが活動を始めておりますけれども、東向陽台小学校についても児童館は数年後には、あるいは近々、建設する予定であるのかどうかを伺いたいと思います。
  4点目ですが、31、32ページです。
  10款2項2目の小学校管理費で、先ほど町立小学校運営維持管理事業であけの平小学校の雨漏りに対応するということでしたが、あけの平小学校も大分老朽化というか、大分古くなっております。雨漏りの程度と修繕の規模、それから全体的な見直しが今必要になっているのではないかと思うんですが、この点についてはどう考えかを伺います。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(西山高広君) 13ページ、14ページの財産管理費についてご説明いたします。
  土地分筆業務に係ります土地につきましては、鷹乃杜二丁目地内となってございます。理由につきましては、宅地の中に、個人の民地の中に富谷町の土地が、そして道路に民地がというふうなことで、不正常な状態で土地所有がされております。そちらを正常な状態に戻すというふうなことでありまして、まず富谷町の土地を分筆して交換対象面積の2平米をつくり出しまして、その2平米と道路側に民有地のあります2平米と等価交換というふうなことで交換させていただきます。
議長(浅野幹雄君) 企画政策課長。
企画政策課長(高橋弘勝君) それでは、17、18ページでございます。
  市制移行準備費の中の委託料の市制移行申請書作成業務318万6,000円という内容でございますけれども、申請書自体は我々のほうで、内部のほうは作成するんですけれども、318万6,000円のほうは、県条例で定められている都市基盤の整備図、そちらのほうのコンサルへの発注を、申請書にとじ込む部分の都市基盤の整備の図面を発注を予定しております。より具体に申し上げますと、高等学校の位置図、それから、公会堂または都市公園等の位置図、それから下水道、上水道等の配管図とか、そういったものを申請書にとじ込む、県条例で定められている部分の都市基盤の整備の部分が318万6,000円でございます
  ついでに申し上げますけれども、その下の121万8,000円の部分については、こちらは法定要件、自治法で規定されている連担の戸数の部分、そちらを正確なもので申請書にとじ込むための図面関係となっております。
  ですから、申請書そのものについては職員でもちろん内容のほうはつくり上げていくというスタンスでございます。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 21、22ページ、3款2項1目児童福祉総務費の委託料の関連についてであります。まず1つ目につきまして、富谷小学校、日吉台小学校の児童館というところでございますが、児童館の設置に向けて検討していくというふうに考えてございます。(「済みません、よく聞こえないので、もうちょっと大きな声ではっきり、ゆっくり言ってください」の声あり)
議長(浅野幹雄君) 設置に向けて検討しているそうでございます。
子育て支援課長(浅場 悟君) よろしいでしょうか。(「はい」の声あり)
  それでは、2番目、成田東小学校の関連でございますが、この件につきましては、空き教室を利用いたしまして、将来的にそちらのほうを使っていくというふうに考えてございます。
  3つ目の東向陽台小学校のプレハブの実施につきましては、当面、プレハブを利用して実施するということと考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 教育総務課長。
教育総務課長(高橋加代君) 31ページ、32ページお願いいたします。
  10款2項2目小学校管理費の修繕料でございます。今回の修繕は、平成25年度に一部、雨漏りの修繕を行っております部分を除く全体的な修繕を予定しております。修繕する面積につきましては814平米予定しております。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
  学校の敷地内を利用して児童館を建てるという部分で、答弁。菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 先ほど、子育ての課長がご説明いたしましたように、成田東小学校ですけれども、成田東小学校の校舎は各学年4学級を標準として5学級まで対応できる校舎ということで現在ございます。ところが、児童数がかなり減少しておりまして、来年度は2学級から3学級、各学年の配置になりまして、将来的には6学年全て2学級の学校になっていくと予想されます。ですから、1階の東側の空き教室部分をそこのところに集中させまして、児童館として改修していく、将来的に。来年度、当面は空き教室を利用して児童クラブを実施しますが、将来的には改修をして、平成29年度あたりを子育てのほうでは今計画しておりますが、平成29年度に改修しまして、児童館に改修する。ですから、学校の教室、校舎内に児童館ができるということになります。
  そのほかは、どういうご質問だったでしょうか、済みません。(「東向陽台小学校」の声あり)東向陽台小学校は、先ほど課長が話をしましたとおり、当分の間プレハブで対応しますが、将来的にはやはり敷地内に児童館をつくるという計画はそのままでございます。そういう形で学校とは今協議を進めてございます。
議長(浅野幹雄君) 18番永野久子君。
18番(永野久子君) 富谷小学校、日吉台小学校は、設置に向け検討ということでしたけれども、どの時期を想定して検討しようとしているのかを伺います。
  それから、東向陽台小学校については、当面、プレハブで実施ということですが、この当面というのは何年ぐらいを考えているのか伺います。といいますのは、やはり今のプレハブはあくまでも公民館よりはいいという意味合いでの要望ですから、ほかの各小学校が校庭の中に児童館ができるときに取り残されるということは、子供にとっても、親にとっても、好ましいことではありませんので、ぜひ、きちんと計画を立てていただきたいというふうに思いますが、どうでしょうか。
  それから、成田東小学校について、ちょっと今聞き漏らしましたが、将来的に改修して児童館にする。この将来というのは平成29年度だということですが、この改修する部分というのは、今正面玄関に向かって右側の突出した、位置的に言えば北側のあの部分でしょうか。丸い部分といいますか、そこではないですか。場所としては、東側ということは別途つくるんですか、別棟を。その点を伺います。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) まず、成田東小学校の場所ですが、昇降口から入って、1階の一番奥ということでよろしいです。東側をずっと入っていって、職員室、校長室のところで一回折れ曲がりますけれども、そして行って、また折れ曲がって、ちょっと複雑な校舎配置ですが、一番東側の部分になります。あそこのところの普通教室の約3つ分、それからその北側にあるそれと相当する部分にトイレとか、それから予備の、今会議室で使っている部分がございますので、それを合わせますと約450平米近くなると思うんですが、その部分を改修して児童館にするということで、しっかりした児童館の建設、改修してできるのではないかというふうには思って、今、その方向で今学校と協議をしております。
  もう1点のほうは、向こうの課のほうですが、順次、かなり近い将来に富谷小学校、日吉台小学校、東向陽台小学校も児童館建設になるということで、学校のほうとはそういう方向で協議は進めてございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。7番長谷川る美君。
7番(長谷川る美君) 21、22ページ、3款2項13節ですね。委託料のところで先ほどもありました児童館新築工事設計業務が1,469万1,000円ということであるんですけれども、これは先ほどご説明ありましたように、富ケ丘、あけの平、成田小学校ということなんですけれども、それぞれの児童館の規模、どれぐらいなのか知りたいのでお願いします。
  児童館建設に伴う補助の内容についてもお聞きします。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 21、22ページ、3款2項1目13節の関連の質問でございますが、まず児童館の規模につきましては、今回、設計業務委託料として計上させていただいたところでございますので、今後、詳細について検討していくということでございますが、児童館の基準といたしましては、小規模の場合185平米以上となってございますので、それに児童クラブ室を設置するということなので、その分を加えた以上のところでの面積となっているかと思います。
  それから、補助金につきましては、児童館のほうの補助と、それから児童クラブの補助、それぞれございまして、補助、1施設当たり2,000万から2,500万ぐらいの間でもって補助金が出るのではないというふうに予想してございます。
議長(浅野幹雄君) 7番長谷川る美君。
7番(長谷川る美君) そうしますと、児童館、富ケ丘、あけの平、成田小学校、それぞれ大きさというのは、その地域によって違うのか、それとも同じ大きさというか、規模は、そこら辺のところもお願いします。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) もちろん地域によって異なるというふうには考えております。というのは、児童クラブのお子様の人数によって、1人当たり1.65というふうなところの基準がございますので、そちらの基準をクリアするというようなところで進めていきたいというふうに考えているところでございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。6番出川博一君。
6番(出川博一君) それでは、37、38ページの10款教育費6項2目の総合運動公園費、スポーツ交流館の管理等の143万7,000円、スポーツ交流館の4月、5月の利用状況等、今まで4月、5月の管理方法はどうされていたのか。それから、施設管理人の予定される業務内容、いわゆるテニスコートだけなのか、それともグラウンドも含むのか。それから、賃金の算定根拠、算定式、人数、掛ける、時給なのか、その辺をお尋ねします。
  それから、もう一つ。次の39から42ページにかけた給与費明細書で、職員の一般職の職員数は私290人と聞いていましたけれども、39ページの補正後では274名ということで16人の差は何なのか。
  それから、41ページの昇給・昇格に伴う分275万3,000円、これが増となっていますけれども、昇給に伴う分と昇格に伴う分は幾らずつなのか。それから、管理職の人員の増加、つまり平成26年度、平成27年度を比較して、何人ふえたのか。それから、適正な管理職比率というものはあるのか、あるのであればどのぐらいなのか。
  それから、41ページの中で、職員手当の中で、地域手当、制度改正分で1,046万6,000円増とありますけれども、確かに平成27年第1回定例会で職員給与の条例改正ありましたけれども、これの第11条の2第2項第6号で規定する6級地に富谷は該当するんですけれども、その場合、100分の3から倍増の100分の6に引き上げということで、これは承認されております。ただ、附則で平成27年度から平成29年度までに規則で定める割合で引き上げていくとしておりますけれども、今回の補正1,046万6,000円は何%に当たるのか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(渡邉正弘君) スポーツ交流館の利用状況でございますが、4月、5月、自由来館といたしましては2,448名でございます。会議室につきましては、70名、4回利用しております。あとはテニスの利用者だけかということでございますが、グラウンド等々、野球なり、ほかの競技の方もご利用になっております。(「管理、利用者じゃなくて、富谷の管理の報酬、賃金が出ているので、その管理する業務内容」の声あり)
  管理内容といたしましては、テニスの関係の貸し出し等と施設の維持管理等々でございます。
議長(浅野幹雄君) 大きい声でお願いします。(「賃金の算定方法」の声あり)
生涯学習課長(渡邉正弘君) 賃金の算定につきましては、生涯学習関連施設の管理人の単価ということで、そちらと合わせております。1時間930円でございます。
議長(浅野幹雄君) 1時間930円だそうです。(「人数は」の声あり)
生涯学習課長(渡邉正弘君) お一人の人数で計算しております。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(神田能成君) 39、40ページの給与費明細書の関係でございます。まず、職員でございますが、290名と補正後274となっていますが、その差についてということでございますが、こちらの274名につきましては、一般会計の職員のみで274名ということでございます。
  それから、41、42ページの昇給・昇格に伴う分275万3,000円、こちらについて昇格・昇給、それぞれ何人か、幾らかというふうなお話かと思いますけれども、こちらにつきましては昇格に伴います昇給ということで16名分でございます。
  それから、前のページの39、40ページの管理職の人数ということでございますが、補正後の人数で申し上げますと37名でございます。(「26年度との対比は」の声あり)平成26年度は34人です。3名の増ということでございます。
  それから、地域手当でございますが、こちらは100分の6については、平成29年度までで100分の6にするということになっておりまして、平成27年度につきましては、附則のほうで100分の4ということになってございます。ということは1%の増分ということでございます。
  以上でございます。(「答弁漏れがある。管理職の適正な比率というものがあるのか。それはどのぐらいなのか」の声あり)
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(神田能成君) 比率ということでございますけれども、職員の規模等にもよりますし、特に人数、この人数でなければならないというふうに定められているものはございません。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) それでは、まず、交流館の管理人の賃金についてなんですけれども、これは9時以降の勤務については、時給はさらに加算されるというふうに考えていいのかということと、勤務体制は常勤なのか。先ほどは、話だとテニスコートだけだということなんですけれども、テニスコートだけであれば、予約状況によって変則勤務が可能なのかどうか。それから、シルバー人材センターの活用の比較はしなかったのか、その点についてお尋ねします。
  それから、次に、給与明細のところで平成26年度と比較すると3名ふえて、昇格に伴う昇給で275万3,000円ふえたという答弁なんですけれども、これはあれでしょうか、そうすると、今回、部長職よりも上席の次長職が2人となったんですけれども、管理職の登用についての考え方、指針というものがあるのかどうか、その辺をお示しいただきたいと思います。
  それから、40ページの手当のところで、管理職手当が171万3,000円で約10%ふえています。反面、時間外が隣にありますけれども、時間外手当が352万円の減額になっています。そういう意味で、時間外手当のつかない管理職はどういう範囲なのか、参事以上なのか、課長以上なのか。その辺のところと、地域手当は平成29年度までの間に2%分、これから約2,000万円上がると。さらに2,000万円上がるということになるんですけれども、規則ではどう定めているのか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(渡邉正弘君) 変則的な管理ということでございましたが、当日にもテニスの受け付けもございますし、ターゲットバードゴルフ等々の利用も結構頻繁にございます。なお、防犯関係等の設備上の運用上の関連もございまして、日中の業務ということでお願いしております。(「シルバー」「夜間のシルバー」の声あり)
議長(浅野幹雄君) 常勤、非常勤。
生涯学習課長(渡邉正弘君) 夜間につきましては、シルバー人材センターのほうにお願いしております。
議長(浅野幹雄君) 常勤なのか、非常勤なのか。(「常勤なのか、予約の入った変則勤務なのか」の声あり)
生涯学習課長(渡邉正弘君) 常勤でございます。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(神田能成君) まず、管理職の登用の関係でございますが、管理職の登用についての指針ということにつきましては、基本的に人事考課等を参考にしながら職務能力を総合的に勘案して任命権者が任命をするというところでございます。
  それから、管理職手当が上がっているけれども、時間外手当のほうが減っているというところでございまして、管理職手当がつかない職はどこからかというふうな話かと思いますけれども、こちらにつきましては、課長、それから参事級につきましては管理職手当が支給されます。補佐から以下につきましては時間外手当の支給ということでございます。
  それから、地域手当でございますが、現在、平成27年度、今年度までにつきましては100分の4ということになってございますが、以後、来年に100分の6になるのか、それとも5になるのかというのは、まだ国のほうから示されてございませんので、現状ではまだ確定してございません。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 最後です。
  施設管理人ですけれども、これは常駐だということになりますと、多分7月から採用されるんだろうと思うんですけれども、これで約150万、143万ですから、これから、そうすると毎年約200万近い維持管理費というか、管理手当が必要となるというふうに理解すべきなのか、それをお尋ねします。
  それから、もう一点は、いわゆる地域手当について、あと2%分、2,000万に上げられようとしているんですけれども、これは規則では、町で決める規則であって、国の指示という今先ほど答弁ありましたけれども、そこまで国は全部関与してくるということなんでしょうか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(渡邉正弘君) 管理人の件についてでございますが、今年度新しく始めたばかりでございますので、現在、シルバー人材のほうも委託しておりますので、今後、そちらのほうを勘案いたしまして検討していきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(神田能成君) いずれの年度に1000分の6にするかということにつきましては、一定の指示があるものというふうに認識をしてございます。
議長(浅野幹雄君) この際、午前11時20分まで休憩をいたします。
     午前11時07分 休憩


     午前11時20分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  ほかに質疑ありませんか。10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) 21、22ページ、13節委託料のところであります。
  発達支援母子通園業務92万6,000円とありますが、その詳細をお願いします。
  次の14節使用料及び賃借料、放課後児童クラブプレハブ使用料133万8,000円、それについても詳細をお願いします。
  続きまして、23、24ページ、4款衛生費2項清掃費、ちょっとよくわからなかったんですが、何か職員の方が清掃云々ということで、ちょっと詳しく、ちょっと聞き漏らしてしまいましたので、もう一度お願いいたします。
  続きまして、35、36ページの公民館費の18節備品購入費15万1,000円、たしか東向陽台公民館子育てサロンに使うためのパーテーションというようなことだったと思うんですが、この辺のもう少し詳しく事業の詳細などをお願いいたします。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) 荒谷教育次長。
教育次長(荒谷 敏君) それでは、まず、ただいまの東向陽台公民館の子育てサロンにつきまして、ご承知のとおり、児童クラブが移転しまして、そこについて今開放しておるんですが、日中はおかげさまで小さいお子様、1歳児、2歳児を連れたお母様が日に20組ほど来てあそこを利用しているという状況でございます。ただ、児童クラブとして使っていたときはかなり広い間取りになっておりまして、やっぱり個別に仕切る必要があるということで、木製のパーテーションを2台ほど買ってそこに置きたいと思っております。
  そのほか、小さい子が今度来るようになっておりますので、逆に小さい子が遊べるようなままごとセットみたいなものもちょっとそこの中に入れておきたいと思いまして、その備品の経費を計上させていただきました。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 私のほうからは21、22ページ、使用料及び賃借料の放課後児童クラブプレハブ使用料の内訳についてお答えいたします。
  まず、内訳ですが、本体及び備品ということで、本体につきましては一月当たり7万8,000円、備品につきましては一月当たり7万6,750円の分の8カ月分ということで、133万8,000円の経費でございます。
議長(浅野幹雄君) 保育総括監。
保育総括監(八巻恵美子君) 13節の委託料につきまして、発達支援母子通園業務の内訳についてお話しさせていただきます。
  92万6,000円ですが、発達支援の児童が健常児の保育所に通うために、わか葉保育園に通う人件費として88万6,000円となります。そのほかに教材費としまして3万7,500円となっております。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(泉川潤哉君) 昨年度までも強制ということで職員を動員していたわけではないのですが、今年度から、はっきり職員も地元のほうの清掃活動のほうに貢献してほしいというようなことになりまして、職員の動員はしないことになったための減額となっております。
議長(浅野幹雄君) 10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) 21、22ページの発達支援母子通園業務についてお聞きします、再度。該当するお子さんというか、何人ほどのお子さんなのか、お願いいたします。
  35、36ページのほうでありますけれども、公民館費の子育てサロンのほうの話であります。今後、これに関連するんですが、各公民館の児童クラブが各学校のほうに行くということになっていきますと、やはり午前中はそういった小さいお子さんが来られるということで、それなりの活用というものもいろいろできると思いますけれども、午後というか、今は自由来館ということでしておりますけれども、それも多分将来的にどうなっていくかわかりませんけれども、やはりその後の子供たちと公民館とのつながりというか、活用というか、そういったことについては今後どのように考えていらっしゃるか、お願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 荒谷教育次長。
教育次長(荒谷 敏君) ただいまのご質問ですが、本来の公民館機能といたしますと地域づくり拠点ということで、公民館主催事業としては各種講座を展開しております。特に近年は子育て関係、児童クラブもございましたので、夕方についてはたくさんのお子さんがいらしてすごくにぎわっていたんですが、東向陽台公民館を見ますと、若干、少し寂しくなるのかなと思っていたんですけれども、そういったところも踏まえながら、公民館として、今後、自由来館も含めながら、子供たちの活動のあり方、そういったものもこれからいろいろ考えていかなくてはいけないということで、まず東向陽台公民館はそのような状況になっておりますので、十分検証させていただきながら、町とは相談させていただきながら公民館事業を展開してまいりたいと思っております。特にチャレンジキッズとか、そういう事業もございますので、そういったものも活用ながら、一般のお子様方の事業も展開してまいりたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 保育総括監。
保育総括監(八巻恵美子君) 母子通園の定員ですけれども、母子通園を基本としていまして、親子3組を定員としております。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) ページ数が22ページなんですけれども、3款2項1目のところの説明文に病児・病後児保育の拡大ということで、先ほど小学校2年生までというふうな説明がございましたが、いつからの開始で、そして人数の増減はあるのか説明をお願いいたします。
  26ページなんですが、6款1項3目の農業振興費のところで、19節の負担金で農業改良事業奨励補助金137万2,000円というものが出ておりました。先ほど説明の中で、ビニールハウス2棟分というようなことの説明であったんですが、もう少し詳しく、ここ、同じ場所なのか、どういったことなのか、ちょっと詳細お願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 21、22ページの関連でございますけれども、病後児保育についてでございますが、いつからかというようなところですけれども、今回の補正予算でもって補助金計上させていただきまして、その補助金等を活用して施設のほう、さくら保育所のほうで準備が整い次第、区切りのいいところで実施していきたいというふうに考えております。
  また、人数の上限につきましてはございません。
議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) では、26ページ、19節負担金、補助金及び交付金137万2,000円につきましては、農業改良事業奨励補助金としてビニールハウスの設置に対しての補助となります。今回2名の方から申請がありましたので、増額補正させていただきました。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。
  本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第4号を採決いたします。
  お諮りいたします。
  本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第6 議案第5号 平成27年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
議長(浅野幹雄君) 日程第6、議案第5号平成27年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
  本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。健康増進課長。
健康増進課長(郷右近 衛君) それでは、議案第5号をご説明申し上げます。
  別冊補正予算説明書の44ページをお願いいたします。(「もっと大き目の声でお願いします」の声あり)
  平成27年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによるものでございます。
  第1条、歳入歳出の総額から歳入歳出それぞれ158万5,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ44億9,651万1,000円とするものでございます。
  第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
  それでは、事項別明細書によりご説明申し上げます。
  53ページをお願いいたします。
  初めに、歳入です。
  9款1項1目一般会計繰入金でございますけれども、3節の職員給与費等繰入金ということで、人事異動による119万4,000円の減額でございます。
  9款2項1目財政調整基金繰入金につきましては、財源調整により39万1,000円の減額でございます。
  歳出でございます。
  55ページをお願いします。
  1款1項1目一般管理費、それから1款2項1目賦課徴収費につきましては、人事異動による人件費の減額・増額によるものでございます。
  6款1項1目介護納付金19節の負担金、補助及び交付金につきましては、決定通知書によるもので、42万7,000円を減額するものでございます。
  8款1項1目特定健康診査等事業費及び8款2項1目疾病予防費でございますけれども、こちらはどちらもですけれども、特定保健指導に臨時の保健師並びに管理栄養士をお願いするわけでございますけれども、その際の交通費ということで3万4,000円と2,000円を計上するものでございます。
  以上でございます。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。
  本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第5号を採決いたします。
  お諮りいたします。
  本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第7 議案第6号 平成27年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)
議長(浅野幹雄君) 日程第7、議案第6号平成27年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
  本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。
上下水道課長(石川康一君) それでは、議案第6号富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)について、ご説明を申し上げます。
  平成27年度各種会計補正予算及び補正予算に関する説明書60ページをお願いいたします。
  第1条、歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ431万5,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ8億5,263万2,000円とするものでございます。
  第1条第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものとし、予算の款項の補正額と補正後の額につきましては、65ページから68ページ、歳入歳出補正予算事項別明細書のとおりでございます。
  詳細についてご説明を申し上げます。
  69ページ、70ページをお願いいたします。
  歳入につきましては、4款1項1目一般会計繰入金は、歳出予算の減額・追加によりまして、調整により431万5,000円を減額するものでございます。
  71ページ、72ページをお願いいたします。
  歳出につきましては、1款1項1目下水道総務費、給料、職員手当等、共済費は、職員の異動等に伴いまして841万9,000円を減額するものでございます。
  1款1項2目下水道の維持費11節需要費の修繕費におきましては、富谷町マンホールポンプ場ポンプ操作盤の移設工事に伴い410万4,000円を増額補正するものでございます。
  説明については以上でございます。よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。
  本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第6号を採決いたします。
  お諮りいたします。
  本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第8 議案第7号 平成27年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号)
議長(浅野幹雄君) 日程第8、議案第7号平成27年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
  本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) 平成27年度補正予算に関する説明書76ページをお願いいたします。
  初めに、3月議会のときにご説明申し上げましたように、当初予算作成時点におきましては、第1段階の低所得者の負担軽減割合や介護報酬の引き下げ等の決定が国から正式に示されておりませんでしたので、暫定的にお示ししたものでございました。今回、国からの正式通知を受けまして、第1段階の負担軽減割合が基準額の0.5に対しまして0.05引き下げ、0.45となり、介護報酬も2.27%引き下げとなりました。また、施設整備の前倒しの給付費の増額分を反映いたしました。これを受けまして、第1号保険者の保険料を5,590円と決定いたしましたことによる補正となるものでございます。
  議案第7号。
  平成27年度富谷町の介護保険特別会計の補正予算は、次に定めるところによるものでございます。
  第1条、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ3,666万5,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ22億6,189万4,000円とするものでございます。
  第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
  85、86ページをお願いいたします。
  歳入でございます。
  1款保険料1項1目第1号被保険者保険料につきましては、960万6,000円を減額し、6億737万7,000円とするものでございます。
  内訳といたしまして、1節現年度分特別徴収保険料817万1,000円の減額、2節現年度分普通徴収保険料143万5,000円の減額、これはともに基準月額保険料が暫定で算出しておりました5,627円から5,590円に下がったことによる減でございます。
  3款国庫支出金1項1目1節介護給付費負担金につきましては、640万4,000円を減額し、3億8,994万円とするものでございます。これは介護報酬引き下げ等による介護給付費の見込み額の確定による国負担分の減でございます。
  2項国庫補助金2目2節包括的支援事業費交付金につきましては、地域包括的支援に係る職員の人件費分で7万2,000円を追加し、1,798万9,000円とするものでございます。
  4款支払い基金交付金1項1目1節介護給付費交付金につきましては、2号被保険者である40歳から64歳の方の保険料からの交付金につきまして、1,159万7,000円を減額いたし、5億9,618万4,000円とするものでございます。これは介護給付費の見込み額が確定したことによるものでございます。
  5款県支出金1項1目1節介護給付費負担金につきまして705万6,000円を減額し、2億9,941万4,000円とするものでございます。これは介護給付費の見込み額が確定したことによる県負担分の減でございます。
  2項県補助金1項2節包括的支援事業費交付金3万6,000円を追加し、899万3,000円とするものでございます。これは地域包括的支援に係る職員人件費分でございます。
  8款繰入金1項1目一般会計繰入金につきましては、80万6,000円を追加し、3億3,806万8,000円とするものでございます。内訳として、1節介護給付費繰入金につきましては、517万7,000円の減額でございます。これは介護給付費の見込み額が確定したことによる町負担分12.5%の減でございます。3節地域支援事業費繰入金につきましては、3万6,000円の追加でございます。包括的支援事業に係る町負担分の増でございます。4節職員給与等繰入金につきましては、124万円の追加でございます。人事異動による職員給与の増によるものでございます。5節事務費繰入金につきましては、110万の追加でございます。これは事務費関係の増でございます。
  87、88ページをお願いいたします。
  6節低所得者保険料軽減繰入金につきましては、360万7,000円の追加でございます。これは第1段階の方々について0.05軽減するもので、国2分の1、県と町でそれぞれ4分の1ずつ負担するものでございます。
  2項基金繰入金1目1節介護給付費準備基金繰入金につきましては、291万6,000円を減額し、財源調整するものでございます。
  続きまして、89、90ページをお願いたします。
  続きまして、歳出でございます。
  1款総務費1項1目一般管理費につきましては、234万円を追加し、3,539万3,000円とするものでございます。
  内訳として、2節から4節までは人事異動による職員の人件費分でございます。11節需用費5,000円と12節役務費12万3,000円につきましては、8月から施行されます一定所得者の方の自己負担割合を2割とするため、サービス利用者全員に対して負担割合証を発行するためにかかる経費分でございます。20節扶助費97万2,000円につきましては、福島原発による利用者減免が平成27年度も継続されましたため継続するものでございます。
  2款保険給付費1項介護サービス等諸費につきまして、冒頭で申し上げましたような条件を反映させて介護給付費の計画値を出しました結果、3,705万円を減額し、19億836万1,000円とするものでございます。
  内訳として、1目介護居宅サービス給付費の負担金は、訪問介護や通所介護などの居宅介護給付費に要する負担金で1,012万4,000円を減額、2目地域密着型介護サービス給付費の負担金は、地域密着型介護老人福祉施設、グループホームや小規模多機能型居宅介護、昨年度オープンいたしました看護小規模多機能型居宅介護の給付に要する負担金で741万3,000円の追加、3目施設介護サービス給付費の負担金は、介護老人福祉施設や介護老人保健施設の介護給付費に要するもので3,661万5,000円の減額でございます。4目居宅介護サービス計画給付費の負担金は、介護ケアプラン作成費用に要するもので227万6,000円の追加でございます。
  2項介護予防サービス等諸費は、要支援1と2の方に要する介護予防サービス給付費に要するもので、340万8,000円を減額し、8,584万円とするものでございます。
  内訳として、1目介護予防サービス給付費の負担金につきまして、378万8,000円の減額。
  91、92ページをお開きください。
  2目介護予防サービス計画給付費の負担金につきましては、38万円の追加でございます。
  6項特定入所者介護サービス等費1目特定入所者介護サービス費につきましては、低所得者の施設介護給付費に対する補足的給付に要するもので、96万4,000円を減額し、9,101万6,000円とするものでございます。
  3款地域支援事業費2項1目の一般管理費につきましては、18万5,000円を追加し、4,492万1,000円とするものでございます。これは地域包括支援に係る職員の人件費分でございます。
  4款基金積立金1項1目介護給付費準備基金積立金につきましては、223万2,000円を追加し、224万7,000円とするものでございます。これは保険料の確定による積立金でございます。
  以上でございます。よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。
  本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第7号を採決いたします。
  お諮りいたします。
  本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第9 議案第8号 平成27年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号)
議長(浅野幹雄君) 日程第9、議案第8号平成27年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。
  本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。
上下水道課長(石川康一君) 議案第8号平成27年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号)について、ご説明を申し上げます。
  96ページをお願いいたします。
  平成27年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号)。
  第1条、総則、平成27年度富谷町水道事業会計の補正予算(第1号)は、次に定めるところによります。
  第2条、予算第3条で定めた収益的支出の予定額を補正するもので、支出の第1款水道事業費用で102万3,000円を減額し、合計を10億7,263万4,000円とし、第1項営業費用で102万3,000円を減額し、合計を10億2,380万6,000円とするものでございます。
  第3条、予算第6条で定めた経費について補正するもので、(1)職員給与費、既決額5,690万2,000円を、補正後5,546万1,000円とするものであります。
  実施計画明細書についてご説明を申し上げます。
  105ページをお願いいたします。
  平成27年度富谷町水道事業会計補正予算実施計画明細書。
  収益的収入及び支出、支出の第1款1項営業費用におきまして、人件費として3目配水及び給水費、4目業務費、5目総係費の給料、手当等法定福利費等でございまして、職員の異動等により追加及び減額をするものでございます。また、4目の業務費の賃借料41万8,000円につきましては、給水戸数の増加に伴いメーター検針員1名を増員するためのハンディーターミナル1台を追加するための経費でございます。
  水道事業会計につきましては以上でございます。よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。6番出川博一君。
6番(出川博一君) 105ページの営業費用、3目の配水及び給水費の中の下のほうに、中間ぐらいに退職手当特別負担金、当初予算はなくて、ここで補正で145万1,000円と計上されたんですけれども、これは多分、前参事が人事異動によってかわられたということなんですけれども、この計上の仕方は当初から計上できるんではないのかなと思いますけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。
上下水道課長(石川康一君) それでは、こちらにつきましては、人事異動と役職の絡みで、その給料によって手当が異なりますので、それによって増額したものとなります。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) でも、これはいわゆる会計が違うために、水道事業の会計から一般会計のほうに行くということで、これはそこに在籍した期間は引き当てとして、特別負担金として、常に計上しておかなくてはならない性質ものだと私は思うんですけれども、その辺の認識であれば、年度初め、当初予算で当然計上できるはずだと思うんですけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。
上下水道課長(石川康一君) こちらにつきましては、今言われたように、引き当てという、賞与引当金とも絡みますけれども、職員の異動ということで、そういった計算上でこちらは計上させていただいていまして、その後の、当初のほうは総合計画の人件費に基づいて計上いたしまして、その後、4月の異動の結果によって計算をさせていただいて計上させていただいたものでございます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 人事異動によってかわる、かわらない関係なく、これはその分として企業会計として、負担金として、当然、年初から計上すべきだと思いますけれども、その辺のご認識はないのかどうか、もう一度お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。
上下水道課長(石川康一君) これは議員のおっしゃるとおりだと考えております。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) 今の問題もありますけれども、同じく、法定福利なんですが、法定福利については、共済負担金、当初予算では共済負担金だけで出しているわけで、追加費用などという項目が出てこないんですけれども、なぜ、ここの補正、当初予算のときには追加費用というものが出てきているのか、数的には問題ないというふうに思うんですが、足し算しても法定福利に関してはちょっと合わないところもあるような気がするんですが、その辺、追加費用がなぜ出てきたのかについて質問したいと思います。
議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。
上下水道課長(石川康一君) こちら、法定福利費の追加費用につきましても、4月以降の人事異動に伴っての職員の職位の違いで補正となったもので、管理職から一般職に変わったというためのものでございます。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) 今後の問題になると思うんですが、やはり、こういうふうに追加されて出てきて、数的にも合わないような感じはするんですが、こういったものについて、やはり共済福利費としては、項目としては、やっぱり負担金、それからもし追加資料があるのであればその分だけもやっぱり当初予算のときから計上するというふうに今後検討していただければというふうに思いますが、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。
上下水道課長(石川康一君) 今後、詳しく検討しながら計上のほうをさせていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。
  本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第8号を採決いたします。
  お諮りいたします。
  本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
  この際、午後1時まで休憩をいたします。
     午前11時58分 休憩


     午後 1時00分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


     日程第10 議案第11号 平成27年度(仮称)志戸田会館新築工事請負契約の締結について
議長(浅野幹雄君) 日程第10、議案第11号平成27年度(仮称)志戸田会館新築工事請負契約の締結についてを議題といたします。
  本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
財政課長(西山高広君) よろしくお願いいたします。
  それでは、6月5日に追加提案いたしました議案書1ページのほうをお開き願います。
  議案第11号平成27年度(仮称)志戸田会館新築工事請負契約の締結について、ご説明申し上げます。
  平成27年5月29日、一般競争入札に付した本案件について、下記のとおり請負契約を締結するため、地方自治法第96条第1項第5号の規定により、議会の議決を求めるものでございます。
  契約の目的は、平成27年度(仮称)志戸田会館新築工事でございます。
  契約の方法は、一般競争入札。
  契約金額は、5,167万8,000円。
  契約の相手方は、黒川郡大和町宮床字下小路24番地、株式会社みちのく建設代表取締役大須賀 崇でございます。
  この工事請負に当たりましては、平成27年5月11日に入札の公告をいたしましたところ、株式会社みちのく建設、株式会社新東建設、熊田建業株式会社、皆成建設株式会社、株式会社北陵建設の5社が参加いたしまして、5月29日に総合評価方式によります条件付き一般競争入札を行いました。
  入札参加資格につきましては、宮城県内に本店または支店、営業所を有すること。入札資格登録があり、建築一式の承認を受け、格付がAまたはBであること。宮城県または富谷町から指名停止を受けていないこと。地方自治法施行令第167条の4の規定に該当しないこと。富谷町契約に関する暴力団排除措置要綱の別表各号に掲げる措置要件のいずれにも該当しないこと。当該工事に対応できる技術者、2級建築施工管理技師以上の配置をすること。平成17年度以降元請として国または地方公共団体発注によります木造建築物新築工事を施工した実績があることといたしております。
  予定価格は、税抜きで5,291万円。
  最低制限価格は、税抜きで4,490万円で入札を行いました。
  その結果、落札価格、税抜きで4,785万円で株式会社みちのく建設が1回目で落札し、落札率は90.44%となりまして、去る6月3日仮契約を締結いたしましたので、本契約を締結するに当たりまして、議会の議決をお願いするものでございます。
  工事概要につきましては、都市計画課長からご説明申し上げます。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(伊藤 正君) それでは、議案第11号平成27年度(仮称)志戸田会館新築工事請負契約の締結についての工事概要についてご説明いたします。
  別添の議案第11号資料をごらんください。
  1枚めくっていただきまして、3分の1ページをお願いいたします。
  こちらは施設の配置図でございます。少し太目の隣地境界線で囲まれている部分が志戸田会館の敷地であり、面積は961.73平方メートルとなります。地図の左側に既存の志戸田公会堂がございます。その志戸田公会堂につきましては、町内会の所有であることから、新築する志戸田会館の完成に合わせて町内会において解体していただくことにしております。
  新たな志戸田会館は、既存の志戸田公会堂の東側、現在、広場として利用されている部分に建築することといたします。図面では、新築(仮称)志戸田会館と表示されている部分が新たな建物の位置となります。
  今回の志戸田会館新築にあわせて、会館の西側に新たな駐車場を整備することといたします。今回の工事では、車椅子対応1台分を含む計4台分の駐車スペースを確保することとし、駐車場から建物までの間をアスファルト舗装といたします。
  会館の東側につきましては、会館の敷地に接して住宅が2軒建っていることから、プライバシーを保護するために高さ1.6メートルの目隠しフェンスを境界付近に設置いたします。また、会館の東側は、敷地が道路から約60センチほど高くなっているため、車両が出入りするためのスロープを設置し、勝手口に向かいコンクリートの通路を整備することといたします。
  次に、2枚目をお願いいたします。
  こちらが今回新築します志戸田会館平面図でございます。構造は木造平屋建てで、建築面積は238.49平方メートル、延べ床面積は199.57平方メートルとなります。玄関へのアプローチは正面の階段と南側からのスロープとなり、スロープから玄関前のポーチにかけて屋根がかかる構造となっております。玄関に入って、廊下の南側にフローリング張りの49.6畳の集会室、その東側に集会室とつながる畳敷きの16畳の和室、その北側に長尺塩ビシート張りの13.7畳の調理室と、屋外から利用可能な土間仕上げの勝手を、北側にはトイレと納戸、屋外用物置を配置しております。
  もう1枚、おめくりください。3分の3ページとなります。
  こちらの図面は、南側立面図と西側立面図でございます。南からは集会室と和室の外観が見えるようになり、西側からは玄関、その右側に集会室の外観、左側には屋外用物置の出入口が見えております。最高の高さは7.31メートル、床の高さは61.3センチメートルとなります。屋根は6寸勾配でガルバリウム鋼板の横ぶきの入母屋となります。
  工事の概要については以上でございます。よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) 図面のほうの2/3の平面図のほうの質問でございます。平面図について、二、三質問させてもらいます。
  平面図の前に、解体の部分なんですけれども、先ほど初めて私聞いたんですけれども、解体が町内会でされるんですか。その辺の考え方というか、それとその考え方によって費用等々の話し合いができているのかどうかも含めてお伺いします。
  志戸田会館といえば、恐らく高齢の方が結構多いと思います。そういった中で、今まで会館をつくった部分でいいところがいっぱいあるんですね。その部分が生かされているかどうかというような部分なんですけれども、例えば太子堂でつくっておった集会室の中で、お年寄りが座るちょっとした椅子があるんですよね。あれなんかはここに生かされているのかどうか。わかりますか。それが生かされておるのかどうかと、足洗い場となっていますけれども、これの用途。ぶっちゃけ、足洗い場と、トイレが中なんですけれども、外トイレがないのかどうか。足洗い場というと何かトイレとセットみたいな感じがするんですけれども、その辺の外トイレ。外トイレでよかったのが、町なかの会館がよかったんですけれども、あの辺の経験が生かされているのかどうか。
  それと、ちょっと物置の土間とか勝手の土間というような部分、新しい部屋なんですけれども、この辺の用途について。それと施錠がどうなのか。その辺もお聞かせいただきたい。
  それと和室の16畳、これは恐らく8畳、8畳になるとは思うんですけれども、床の間がどうなるのか、半分ずつに利用するのか。その辺もちょっとちぐはぐだなと思いまして、その辺質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(伊藤 正君) まず、ベンチに関してですけれども、玄関入りましてすぐのところに靴の履きかえ用のベンチなどを設置させていただいております。
  2番目の足洗い場でございますけれども、これについては、屋外で泥のついたような場合にここで洗っていただいて玄関に入っていただくという考えでこちらのほうに設置しております。
  3番目の物置土間でございますけれども、これにつきましては、屋外で使うようなものをしまえるようなスペースということでこちらのほうに確保させていただいております。また、鍵につきましては、玄関脇の土間の物置につきましては外からの施錠が可能なような形にというふうに考えております。
  屋外トイレにつきましては、こちらについてはちょっと予定はしておりません。
  4番目、和室の間仕切りについてでございますけれども、こちら一間として使うことを前提に考えております。
  以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 解体。
都市計画課長(伊藤 正君) 失礼しました。
  既存施設の解体につきましては、もともと町内会の所有ということでございましたので、町内会のほうにお願いするということでお話をしているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) もともと町内会のものだったことからそうなっているんでしょうけれども、その辺の折り合いはついているのかどうか、お聞かせいただきたい。
  それとベンチなんですけれども、この設置も確かにいいんですけれども、集会室の中に壁面というか、壁に本当に手ごろな、お年寄りが座ってもいいようなベンチ、手ごろなベンチがあるんですよ。その辺、太子堂に行かれた際、行くかどうか、わからないですけれども、本当にあれは太子堂では重宝していると思うんですけれどもね。その辺、きちっと生かしてもらいたいなと思います。それの回答と。
  あと一つ、町内会館に、町長の公約で、カラオケ等々をベースとした健康器具とか介護予防器具を備えたいという公約があったんですけれども、その辺の町長の考えがこの図面に、どこに生かされているのか、お聞かせいただきたいなと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) それでは、私、最後の部分の健康器具、いわゆる通信機器を利用したものにつきましては、公約に掲げさせていただいて、当選後、その関係の福祉大学の関係者と協議をさせていただきました。ただ、いろいろな費用とか、維持費等の関係もあるので、その辺、詰めながら検討していきたいということで、まだ決定に至っていないということで、今回はそれは導入されておりません。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(伊藤 正君) 既存公会堂の解体費用につきましては、町内会のほうと調整がついているというふうに報告を受けております。
  ベンチにつきましては、現在の計画では予定がございませんけれども、再度、町内会のほうと調整しまして、予算の範囲内で可能な部分について、もし必要であれば対応したいというふうにも考えております。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) ベンチのほう、よろしくお願いします。
  それと、町長のカラオケ機器と健康と介護用品、これは生かされていないということなんでしょうけれども、今後はどんな、会館の中に、これから今泉とか、二ノ関とか、そのほかに3つありますけれども、穀田とか、この辺の、一つの図面の中のどの辺に生かして、1つの部屋でもつくるのか、例えばカラオケでありますと、確かに志戸田会館ですと騒音というのは余りないんでしょうけれども、これから団地内とかに増設していくと思うんですけれども、その辺の機器の置く場所というか、その辺のイメージをちょっとお聞かせいただきたいなと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) もともと通信カラオケを利用した健康増進を、いわゆる通信を使って各いわゆる対象だったり高齢者の健康増進のそういったものを通信機器を使って配信するというシステムが構築されておりまして、それを各町内会館に置いて、その通信機器を利用して健康増進に生かせればということで検討をしているところであります。設置場所、設置方法につきましては、いわゆる通信カラオケの機械を使うということですので、そのイメージで考えていただければということです。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。16番渡邊俊一君。
16番(渡邊俊一君) 菅原議員と重複する部分だと思いますけれども、解体費の問題であります。やはり各町内会で持っておりました会館、この間の震災においてもやはり町内会会員の方々でお出しをいただいて修復をしたり、それからトイレの改修したりということで、また屋根の塗りかえ関係についても、町が全額ではなくて、町内会の会費の中でやっぱり補?をしてきているというような実情もあります。たまたま今回は志戸田会館ということで、底地はたしか町のものになっていますかね、志戸田会館のものになっていたんですかね。町のものだと思っていたんですけれども。たまたまそういうような状況だったんですけれども、ある反面、改めて町内会で用地を取得し、そしてまた解体費も町内会で負担しなければならないというような過去の経緯も確かにありました。しかしながら、そういった長年ずっと町内会費等々でいろいろ負担を強いられてきていた部分も確かにあるわけでありますから、新たに町内会館を建設する場合には、旧町内会館を町に帰属していただいて、そして町の立場で予算の中で解体をするというような方向性をやっぱり見出していかなくてはならないのではないかなと私は思っております。
  今から志戸田会館を新築された後、改めて計画されている今泉、それから二ノ関、そして、西成田はどうなるかちょっとわかりませんけれども、明石もどうなるかちょっとわかりませんけれども、それから穀田、そういったところも同じような条件が伴うのではなかろうかと、こんなふうに思います。そして、特にそういった地域の町内会というものは戸数が余りにも少ないということで、1軒当たりの拠出額が大変大きくなるというような状況にもなります。各地域のコミュニティの大事な場所でありますから、できるだけ地域住民個々の負担を軽減していくということも大事だと思いますけれども、その辺についてはどのようなお考えで取り組まれたのか、お聞きをしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(神田能成君) 解体費の支出の考え方、あるいはその土地の取得の考え方につきましては、今議員のほうでおっしゃられたとおり、町のほうでは従来進めてきてございます。そういった流れで、今回、志戸田会館につきましても、旧町内会館については町内会保有だということで、解体費については町内会のほうでのご負担をお願いするということでご了解をいただいているところでございます。また、現在も今泉、二ノ関、今後に向けて協議を進めていくわけでございますが、その中でも、現時点では、町内会保有ということで町内会のほうに解体をお願いしたいということではお話をしているところでございます。これは今まで町内会のほうにご負担をお願いしておったというふうな公平性の面からもそういったことでお願いしているところでございますが、戸数も少ないというふうな面もございますので、この辺の経費の負担については今後検討していく必要はあるのではないかなというふうには考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 16番渡邊俊一君。
16番(渡邊俊一君) この辺になってくると町長の考えだと思いますけれども、やはり解体費の中で一番お金がかかるというのは、廃材処理費が恐らく一番お金がかかる部分だろうと思っております。廃材処理関係について、富谷町の清掃センターでやっておられる、例えばトタン類とかそういうものをうまく引き受けていただくとか、何かそういった便宜を図るということではないんですけれども、やっぱり軽減策をある程度とってやって、そして例えば二ノ関であれば50戸弱、例えば穀田であれば30戸ぐらいしかないような、そういった少数の戸数を占めるような町内会に対して何か軽減措置的なものをやっぱりとってやらざるを得ない部分も当然出てくるんだろうとは私は思うんですけれども、その件について、今、いろいろ今後、課長は検討するというような話をされていますけれども、やっぱり具体に町長の考え方が一番大事になってくると思います。オープンにした中でこういうような状況ですから、こういうものをやりましたよというものをやっぱり示されるような状況を、ぜひ、町長、つくって地元の人たちに軽減してやるというようなこと考えられないかと思って今質問しているわけですけれども、町長のご意見を頂戴したいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまのご意見のように、最大限、負担軽減に町としても努力はしたいと思うんですけれども、やはり限られた財源でいかに会館建設を進めていくかという部分に関しては、やはり全て町でというふうに一概に一言でここでお約束することもできないものですから、また、今回、相談をしている過程の中で、長年、町内会館建設に向けてそれぞれ町内会においては基金を積み立てているから、この部分はこちらで見ますからというご意見もいただいている部分もありますので、その辺はご相談をしながら、そして町として最大限負担軽減を図れるぐらいは、図れる限りは努力をしていきたいというふうには思っています。それは一概に全部こちらでというふうにはここでお約束できないんですけれども、軽減に努力はしていきたいというふうに思っております。
  なお、先ほどいただいた廃材の処理については、大変今のご意見を参考にさせていただきまして、一般にいわゆる産業廃棄物としていわゆる処理費がかさむ部分を、何かしらその辺対処方法によって軽減、削減することができないという部分に関してもあわせて調査研究をしていきたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 16番渡邊俊一君。
16番(渡邊俊一君) 十二分にわかりました。
  そこで、やはり会館建築に伴っての附帯的な工事、その辺もやっぱり地元の方々にはっきりと言明していただいて進めるということが大事だと思いますけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) その辺も含めてご相談をしながら進めていきたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) 志戸田会館は昭和50年建設ということで、もはや40年ぐらいたっているということで、新築そのものについてはよいと思うんですが、この入札が、入札の公告が一回中止されて、再度入札公告が出されているわけですけれども、これはなぜそういうふうなことになったのかということについて、まず質問をしておきたいというふうに思います。
  もう一つは、設置基準みたいなものが、今何か非常に幅広い設置基準があるんですが、こういったものに対して見直しというか、こういうものが今、今後検討が必要ではないのかということについて質問したいというふうに思います。
  単価というのです、私が議員になってからずっと建設費を見ているんですけれども、一番手っ取り早い、一昔前になって申しわけないんですが、平成19年度の一ノ関会館新築の場合は約2,300万ぐらいなんですね。今回は、志戸田はそのはるかに倍以上という形になって、そういう意味では、中のものがよくなっているのかどうなのかという、その辺が気になるところなんですが、物価上昇以上のものがあるような気がするんですけれども、基準が厳しいものを使っているのかどうかということについて質問をしたいというふうに思います。
  非常に細かい話なんですが、3分3ページの地図の図面の中に、志戸田会館という銘板があるんですけれども、これはやっぱりこのままこれに銘板として注文されているのかどうかということなんですけれども。
  それから、浄化槽なんですけれども、これは今現在、私の古い資料では、くみ取りというか、こんな形で出されているんですが、これも含めた今回の契約になっているのかどうかということで1回目の質問をしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(西山高広君) 公告を一度取り下げた経緯につきまして、ご回答させていただきます。
  4月22日に一度公告をいたしましたけれども、翌日、23日に担当課のほうから、補助申請の検討をしたいというふうなことで急遽取り下げの依頼がございまして、取り下げたものでございます。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(伊藤 正君) まず、平成19年度の一ノ関会館と今回の会館の比較でございますけれども、まず面積が違います。一ノ関会館につきましては延べ床面積が121平米、今回は199平米ですので、それによる違いが一つ。
  それから、今回につきましては、一ノ関会館のときで20万円弱。今回ですと約33万円ほどということで、これにつきましては年数の経過している分、さらに震災等による建築費の高騰というのが影響しているのかなというふうにございます。極端に仕様を上げているとか、そういったことはないというふうに考えております。
  もう一つ、浄化槽の設置工事についてでございますけれども、これにつきましても、新たな浄化槽の設置費用、工事費の中に含めております。(「看板」の声あり)
  看板につきましては、済みません。たしか含まれていると思いますけれども、確認ちょっとした上でご報告させていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) 最初の入札公告なんですけれども、補助申請という形で出されているわけですけれども、その具体的なところを、何が、どのように、補助の申請をする、公告を取り下げる余地があったのかどうかということをまず質問したいというふうに思います。それだけお願いします。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(神田能成君) 入札の関係でございますが、内容につきましては、今財政課長のお話のとおりでございますが、ちょっと具体的に申し上げさせていただきたいと思います。
  志戸田会館の建設に当たりまして、助成を受けることができる可能性のある交付金というものが一旦確認をされました。町単費の予算支出の抑制をしなければならないというような観点から、何とか助成を受けることができないかというふうな内部の協議を行いました。具体的な交付金の名前が森林林業再生基盤づくり交付金というふうな交付金なんですが、いろいろ検討したんですが、最終的には老朽化等による建てかえはだめですよ。あるいは建てたことによって利用者数が月200人以上はアップさせなければならないというふうな高いハードルがございました。こういったことから、この申請をした後に10年以上は経過を確認されるというようなことから、補助を受けることはできないのではないかということになって断念をしたというような経緯がございます。
  一旦、入札を取り下げしないと、結局は、事前着工というふうな形にも見られますので、そういった観点から一旦取り下げたというところでございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑はありませんか。11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) わかりました。
  先ほどもらっていなかったんですが、設置基準ですけれども、この基準がどういうふうになっているのか。なおかつ、今後やはり改修のほうにどんどん入っていくと思うんですが、この辺のやっぱり基準というものもあるのかどうか。
  以上2点。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(神田能成君) まず、設置基準というところですが、町内会館については施設建設要綱というふうなことで定めておりまして、これは平成3年につくられたものでございます。この辺については改正をする必要があるかということは十分内部で検討させていただいて、必要に応じて改正させていただきたいと思います。
  また、改修の関係につきましても、一定の基準がございますので、そちらも見ながら進めてまいりたいというふうに思ってございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑はありませんか。4番小泉 光君。
4番(小泉 光君) 1点だけ伺います。
  駐車場の工事と、それからフェンスの工事というのは、この契約金額の中に含まれていますか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長、もとい都市計画課長。
都市計画課長(伊藤 正君) 本体工事の中に含まれております。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。
  本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第11号を採決いたします。
  お諮りいたします。
  本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第11 承認第1号 専決処分の承認を求めることについて(富谷町国民健康保険条例の一部を改正する条例)
議長(浅野幹雄君) 日程第11、承認第1号専決処分の承認を求めることについて(富谷町国民健康保険条例の一部を改正する条例)を議題といたします。
  本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。健康増進課長。
健康増進課長(郷右近 衛君) それでは、議案書9ページをお願いたします。
  承認第1号富谷町国民健康保険条例の一部を改正する条例についての専決処分の承認を求めるものでございます。
  地方自治法第179条第1項の規定により別紙のとおり専決処分いたしましたので、同条第3項の規定によりこれを報告し、承認を求めるものでございます。
  提案理由につきましては、議会を招集する時間的余裕がなかったため専決処分いたしましたので、その承認を求めるものでございます。
  それでは、11ページの新旧対照表でご説明いたします。
  富谷町国民健康保険条例第8条の条文中、第72条の4を第72条の5に改正するもので、国民健康保険法において平成26年度までの措置でありました都道府県単位の共同事業が恒久化されたことに伴いまして、附則において規定しておりました関係条文を国民健康保険法の本則に規定されたことにより、本条例の一部を改正するもので、平成27年4月1日からの施行とするものでございます。
  以上でございます。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。
  本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第1号を採決いたします。
  お諮りいたします。
  本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第12 承認第2号 専決処分の承認を求めることについて(富谷町税条例等の一部を改正する条例)
議長(浅野幹雄君) 日程第12、承認第2号専決処分の承認を求めることについて(富谷町税条例等の一部を改正する条例)を議題といたします。
  本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。税務課長。
税務課長(吉田尚樹君) それでは、承認第2号につきまして、ご説明申し上げます。
  議案書12ページをお開き願います。
  専決処分の承認を求めるものでございまして、富谷町税条例等の一部を改正する条例について、地方自治法第179条第1項の規定により別紙のとおり専決処分しましたので、同条第3項の規定により報告し、承認をお願いするものでございます。
  別紙につきましては、13ページのとおりでございまして、平成27年3月31日、専決処分をしたものでございます。
  専決処分の理由といたしましては、議会を招集する時間的余裕がなかったための専決処分でありまして、承認をお願いするものでございます。
  今回の改正につきましては、平成27年3月31日に地方税法等の一部を改正する法律の公布がされたことに伴いまして、富谷町税条例の所要の改正を行ったものでございます。
  それでは、14ページをお開き願います。
  初めに、主な改正内容についてご説明をさせていただきます。
  1点目といたしまして、ふるさと納税の拡充及び手続等の簡素化の措置として挙げられ、2つ目といたしまして、軽自動車税のグリーン化特例のための措置、3つ目といたしまして、たばこ税の特別税率の見直し、4つ目といたしまして、固定資産税の平成27年度評価がえに伴います負担調整措置の継続の措置、5つ目、最後になりますが、こちらは改正項目として一番多いものとなっておりますが、マイナンバー関連であります番号法の改正によりまして申請書等に法人番号等を記載することとされましたので、これらの改正が主なものとなってございます。
  それでは、新旧対照表によりご説明させていただきます。
  まず第1条といたしまして、富谷町税条例の一部を次のように改正するんですが、こちらにつきましては平成27年度税制改正によるものでございます。
  本条例の施行日につきましては、附則におきまして平成27年4月1日としてございますが、ただし書きによりまして施行期日を別に定めているものが数多くありますので、平成27年4月1日施行日以外の部分については説明の中で申し上げさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
  それでは、新旧対照表の中の第2条についてですが、第3号の納付書、それから第4号の納入書についてですが、こちらは行政手続における特定の個人を識別する番号の利用等に関する法律、いわゆる番号法と言われているものなんですが、これはマイナンバー関連で、こちらの改正によりまして法人番号等を記載するよう改正されております。施行期日につきましては、平成28年1月1日となってございます。法人番号につきましては、13桁の番号を国税庁長官が指定するものでございまして、指定される団体につきましては、国の機関、地方公共団体、登記をしている法人、それから源泉徴収義務等のある団体とされておりまして、国税と何らかの関係のある団体が全て付番されることになります。それ以外の部分については番号が記されないんですが、こちらの団体の例を挙げますと、ボランティア等で運営されている人格のない社団、それから土地改良区などの公益法人とされておりますが、いずれも源泉徴収義務のない場合ということで定義されております。
  続きまして、下段の第23条の表内ですが、これは文言の整理となってございます。
  15ページをごらん願います。
  第2項の関係でございますが、こちらにつきましては恒久的施設の定義規定でございまして、現行、法人税法で規定していたものを地方税法でこの定義を規定したことから、新設されたことによりまして改正するもので、施行期日は平成28年4月1日でございます。
  次に、31条の第2項ですが、こちらは法人に対する均等割区分の改正でございます。
  表内第1号のオでございますが、こちらも先ほどと同様に、現行、法人税法で規定していたものを地方税法で規定することによる改正でございます。
  次に、16ページをごらん願います。
  4項ですが、上段の4項ですが、こちらは追加となってございます。こちらも均等割部分の改正でございまして、資本金等の額が資本金、プラス、資本準備金の額を下回る場合にあっては、資本金、プラス、資本準備金または出資金の額とするということで、読みかえ規定となってございます。
  次に、第33条第2項、こちらにつきましては、文言の整理とただし書きを加えているものでございます。こちらのただし書きですが、所得税法の改正で第60条の2から第60条の4までが新設されております。内容につきましては、有価証券等を有する者が国外転出した場合、その転出時点で有価証券等の譲渡があったものとみなすという特例となってございます。これにつきましては、住民税では適用しない旨規定をしているものでございまして、施行期日は平成28年1月1日となってございます。
  次に、下段になりますが、第36条の2、第8項は次のページの上段をごらんいただきますが、こちら、法人番号を加えるもので、番号法改正によるものでございます。施行期日は平成28年1月1日でございます。
  次に、第36条の3の3第4項ですが、こちら所得税法の改正によりまして引用条項にずれが生じましたので、改正するもので、施行期日は平成28年1月1日でございます。
  次に、第48条第6項ですが、18ページの上段をごらんいただきます。
  こちらも法人税法改正によります引用条項にずれが生じたため改正するものとなってございます。
  次に、第50条第3項、こちら、次のページの19ページになりますけれども、こちらも法人税法改正によります引用条項のずれとなってございます。
  次に、51条第2項第1号の改正につきましては、番号法の改正によります追加でございまして、次のページ、20ページの上段、こちらの1号を追加したことによりまして、2号、3号、号ずれが発生しましたので、それらの改正でございます。施行期日は、平成28年1月1日となってございます。
  次に、第57条の改正につきましては、地方税法の改正によりまして、第10号の10が追加されたことによります改正でございます。
  第59条についても同様なんですが、この10号の10、非課税措置の拡大ということで、児童福祉法の規定によります事業所内保育事業で認可を得たものがこの対象になるということで追加されております。
  次に、21ページをごらん願います。
  第63条の2第1号の改正につきましては、番号法の改正によります個人番号、法人番号の記載を追加するものでございまして、こちらの番号法関係の理由によります改正が、ずっとめくりまして、27ページの下段、147条まで続いております。理由につきましては、番号法改正によるものとなってございます。いずれも平成28年1月1日の施行期日となってございます。
  次に、28ページをごらん願います。
  ここからは附則の改正となります。
  附則第4条の改正につきましては、法人税法の改正によります引用条項のずれであり、施行期日につきましては、平成28年4月1日となってございます。
  29ページのほうをごらん願います。
  中ほどになります。第7条の3の2につきましては、住宅借入金等特別控除が平成41年度まで延長されたことによる改正でございまして、それに伴いまして入居年もあわせ平成31年までと改正するものでございます。
  30ページをごらん願います。
  第9条、こちらにつきましては追加となってございます。こちらは寄附金に係るふるさと納税ワンストップ特例の規定の新設となってございます。通常、確定申告をする必要がない方、要はサラリーマン等で年末調整が終わっている方につきましては、今回から確定申告書を提出しなくても寄附金税額控除を受けることが可能になるという改正でございます。
  第1項につきましては、寄附をする市町村に本人が申請をすることで居住市町村に申告特例通知書を送付することを求めることがこの規定でされてございます。
  次に、第2項、こちらにつきましては、寄附をした方が住所等に変更があった場合、翌年の1月10日までに寄附をした市町村に届け出が必要であることを規定したものでございます。
  次に、31ページ、第3項ですが、こちらは寄附を受けた市町村が居住市町村に対し申告特例通知書を翌年の1月31日までに送付することを規定しているものでございます
  第4項につきましては、その申告特例通知書を受理した市町村が寄附をした方に対して通知など必要な措置を講じなければならないということでの規定となってございます。
  次に、第9条の2、下のほうになります。居住市町村が寄附金税額控除を行うに当たりまして、現状、所得割の10%が上限とされておりましたが、改正によりまして20%に拡大されております。それと同時に、所得税の控除相当額、こちらにつきましても申告が不要になったことによりまして、住民税のほうから控除するというような規定となってございます。
  続きまして、32ページをごらん願います。
  第10条の2の改正関係ですが、これらにつきましては、固定資産税の課税標準額の特例に関する規定でございます。こちら、わがまち特例によりまして市町村が条例で定めることを地方税改正の中で規定されておりまして、第6項、第7項、第8項及び第12項につきましては新設となってございます。
  内容についてですが、まず第6項につきましては、都市再生特別措置法に規定する民間認定事業者が一定の要件を満たす家屋及び償却資産について5分の3とするもの。それから、特定都市再生緊急整備地域で認定された事業により取得した家屋及び償却資産については2分の1とするものでございまして、認定はあくまでも国土交通大臣が行うものとなってございます。
  次に、第7項ですが、こちらは津波災害警戒区域において協定により設置された避難施設の用に供する家屋、こちらについて2分の1となるものでございます。 
  8項につきましては、前項で設置された避難施設に附属する償却資産についても2分の1となるものでございまして、いずれも富谷町に該当するようなものはございません。
  次に、第9項、第10項、第11項につきましては、地方税法の改正によります引用条項のずれとなってございます。
  最後に、第12項ですが、こちらにつきましては、サービス付高齢者向け賃貸住宅に係る固定資産税の減免措置でございまして、こちらは3分の2とするものでございます。現状、該当する施設は富谷町にはございませんが、今後考えられる施設かというふうに考えております。内容といたしましては、一般賃貸住宅の中に併設しまして、介護施設、デイサービス、そういう施設を併設しまして、賃貸住宅で、その住んでいる人のケアをするというのが大きな目的となってございます。これらにつきましては、事業登録が必要でございまして、宮城県のほうに登録をして、宮城県が監視、監督をするような状況となります。
  次に、第10条の3。次のページ、33ページをごらん願いたいと思いますが、上段1号から36ページの第9項第1号まで、こちらにつきましては、こちらも番号法の改正によるものでございまして、施行期日は平成28年4月1日となってございます。
  次に、第11条関係からのご説明ですが、こちらにつきましては固定資産税の特例措置の継続というものが大きな改正となってございまして、この関係が41ページの第15条まで続いてございます。これらの改正につきましては、土地に対して課する固定資産税に係る特例の年度更新でございます。内容につきましては、固定資産税につきましては3年に一度、評価がえを行うこととされておりまして、今年度、平成27年度がその評価がえの初年度に当たっております。したがいまして、平成27年度から平成29年度までについては引き続き特例措置を継続するという内容でございまして、主な内容を申し上げますと、宅地等については、通常、地価公示価格表の7割を評価額と位置づけております。さらにその評価額から計算されるものが課税標準額ということで、台帳上2つの価格が存在します。これらの評価額と課税標準額の割合を負担水準割合といいますが、これらが市町村間、それら地域に応じてばらつきあったために、その負担水準の均衡化を図るために、平成9年度からさまざまな調整措置が講じられてきております。
  現状、均衡化は相当程度進展している状況でありますが、国の政策課題であるデフレ脱却を踏まえまして特例措置が継続されたものでございまして、納税者の負担を抑えるような意味合いがございます。
  続きまして、42ページをごらん願いたいと思います。
  第16条ですが、こちらは軽自動車税の燃費性能に応じましたグリーン化特例規定でございます。三輪以上の軽自動車について、平成27年4月1日から平成28年3月31日の間で初回の登録を行った車両について、平成28年度課税に限りまして、税率を軽減するものとなってございます。
  第1項につきましては、75%の軽減対象となってございまして、該当するものは電気自動車、天然ガス車などとなってございます。
  こちらに表がございますが、表の上段につきましては、軽三輪車、こちらが3,900円が1,000円に、それから2段目になりますが、軽4輪乗用の営業用のものが、6,900円が1,800円、以下、3行目が軽4輪乗用の自家用のもの、次が軽4輪貨物の営業用、次が軽4輪貨物の自家用という順番になってございます。
  次に、第2項につきましては、こちらも軽減措置でございまして、燃費基準及び達成率に応じて50%の軽減を行うものとなってございまして、43ページの上段の表のとおりでございます。区分につきましては、先ほど申し上げた区分と同様でございます。
  次に第3項、こちらも燃費基準及び達成率に応じまして25%の軽減を実施するものでございまして、表のとおりとなってございます。
  次に、16条の2でございます。こちら削除というところで表示させていただきましたが、たばこ税の税率の特例の廃止でございます。削除するものといたしましては、たばこの旧3級品と言われております商品といたしましては、わかば、エコー等になりますけれども、こちら、今まで特例によりまして低い税率が適用されておりました。廃止により引き上げとなるものでございます。現行につきましては1,000本につき2,495円、特例が廃止になりますと1,000本につき5,262円、2倍強の倍率となってございます。
  こちら、施行期日につきましては平成28年の4月1日からとなってございますが、これにつきましては、附則5条で経過措置を設けてございます。段階的に引き上げるとされておりまして、平成28年度から平成30年度まで段階的に、平成31年度からは通常のたばこと同じ5,262円になるものとなってございます。
  続きまして、44ページをごらん願います。
  第22条及び45ページの第3項第1号、こちらにつきましては番号法改正によるもので、施行期日、平成28年1月1日となってございます。
  続きまして、下のほうになりますが、条例改正の第2条について説明申し上げます。
  これらにつきましては、平成26年度の条例改正したものですが、今回、平成27年度の改正内容に合わせるために平成27年度の改正を行うものでございまして、表内第16条、次のページ、46ページをごらん願います。現行につきましては、平成26年度の税制改正におきまして、平成26年3月に条例改正を行ったものでございますが、三輪以上の軽自動車につきまして、初年度登録から14年を経過したものにつきましては税率の引き上げを平成28年度から実施するという改正内容となってございました。しかし、引き上げ時期前に平成27年度の税制改正が行われましたので、先ほど説明いたしました燃費性能に応じた軽減措置、こちらをこの表に追加をしたというような内容となってございます。
  続きまして、48ページをごらん願います。
  附則の改正であります。
  表内第1条第3号から49ページの第6条の読みかえ規定までにつきましては、こちらは軽自動車税に係る改正でございます。
  内容の説明をさせていただきますと、結果的に、二輪車につきましては、登録年度にかかわらず、平成27年度課税分から税率を引き上げるとしていたものを1年延長し、平成28年度から課税するとするものでございまして、これによりまして二輪車、それから軽三輪車、軽四輪車、それからグリーン税制、それから重課、ともに平成28年度、同時期の開始というふうな形で改正をされたものでございます。
  次に、50ページをごらんいただきたいと思います。
  附則の関係でございます。
  附則につきましては、冒頭申し上げたとおり、施行期日については条文の中で説明をさせていただきました。原則といたしましては、まず施行附則については施行期日を定めておりますが、施行期日前の部分については従前によるものという定め方をしております。こちらにつきましては、重複いたしますので、説明は省略させていただきます。
  以上で説明を終わります。よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) この際、午後2時10分まで休憩をいたします。
     午後1時56分 休憩


     午後2時10分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  これから質疑に入ります。質問、答弁とも簡明にお願いいたします。質疑ございませんか。11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) それでは、今、マイナンバー法が非常に問題になっているわけですが、このマイナンバー法が現実に1月1日からの施行ができなかった場合の対応というものはどのようになるのかということについてまず質問をしたいというふうに思います。
  続いて、30ページ、個人の町民税の控除のところですけれども、カードがある人はまだ問題がないと思うんですけれども、カードがない人の場合のこういった場合はどのような対応をしていくのかということについて質問をしたいというふうに思います。
  この2点について質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 税務課長。
税務課長(吉田尚樹君) 今回の改正につきましては、当然、平成28年1月1日から施行されるものを前提に改正を行っております。もし、それがどういう状況かで変わった場合については、記載事項の項目ということで新たに項目が設けられておりますので、項目は存在しますが、番号がないために番号が記載されないというような運用になるかと思います。
  続きまして、30ページということでご質問あったんですが、こちらにつきましては、わがまち特例制度でございまして、カード、マイナンバーとは直接、ちょっと影響するような内容ではないんですけれども。その辺、もう一度、済みませんが教えていただければと思います。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) ふるさと納税とかこういったものに対して、申請しなくても大丈夫だということが説明受けたわけですけれども、そういったことからすると、どういうふうになるのかということなんですね。
  全体として、カードがない人の場合の個人の、必ずや個人がカードを持たなければならないというわけではないので、そういった場合の申請の方法というものもやはりこの条文の中できちっと明記されているのかどうかということなんですけれども。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) 税務課長。
税務課長(吉田尚樹君) 失礼いたしました。30ページでした。済みません。
  こちらはふるさと納税のワンストップ特例でございまして、マイナンバーとは直接関係ございませんので、マイナンバーを条件にということではなくて、寄附者がその寄附した市町村に申請をすることでワンストップで全て控除まで至るよというような改正でございます。
  30ページのちょっと関連とは違うんですが、もしカードがない場合ということなんですが、これはカードを義務づけておるわけではなくて、番号を義務づけておりますので、カードを持たなくても番号は付番されるというふうな考え方を持っております。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) 番号はわかります。番号は皆10月1日から来ますからね。ただ、それを申請しないとカードがないわけですよね。そういう人たちの場合の対応というのは、税条例の中では考えられているのかどうか。こういうことです。
議長(浅野幹雄君) 税務課長。
税務課長(吉田尚樹君) 全ての方に番号が振られて、番号のカードを持つか、持たないかはその個人、個人で変わるかと思います。ただ、今回の税条例につきましては、番号についての改正でございまして、カードを持つ、持たないによって対応は変わるものではございません。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。18番永野久子君。
18番(永野久子君)  焦点を絞って伺いますが、まず、今回の富谷町税条例等の一部を改正する条例ということで、地方税法の改正だけではなくて、ほかの法律の改正も含めて込みになっているということに受けとめました。地方税法以外の法律の名称をまず伺います。これが1点目です。
  それから、14ページの第2条第3項、下線を引いてある部分ですね。(法人にあっては、事務所又は事業者の所在地、名称及び法人番号(行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律第2条第15項に規定する法人番号をいう))(法人番号を有しない者にあっては、事務所又は……)云々と、こうなっているんですが、この規定というのは、義務規定というふうに受けとめていいんでしょうか。
  それから、3つ目ですが、この間、厚生年金情報が流出した、125万件以上、それからきょうのお昼のニュースでも東京商工会議所の情報流出1万2,139人分ということで、非常に情報流出というものが今大きな社会問題にまでなっている状況だと思います。まだ、実施もされていないマイナンバー制度、統一番号制度というのは、非常に大きなリスクを伴っているということが実施以前の段階でわかってしまっているという状況ですので、これは慎重に対応するべきだったのではないかというふうに思います。この点についてのお考えと、あわせて県内市町村の中には、この6月定例会にこのマイナンバーの分を含めた税条例の改正というのは提案していない自治体があると聞いております。なぜ、富谷町が今やったのかということについて伺いたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 税務課長。
税務課長(吉田尚樹君) それでは、地方税法のほかに関連でといいますと、所得税法、それから法人事業税、これらが税関係についての今回の税制改正の中で大きく改正されている内容かと思います。
  続きまして、14ページの3号の関係でございますが、これは義務規定かということですが、当然、地方税法の改正に合わせまして改正を行っておりますので、義務規定というふうな認識を持ってございます。
  次に、リスクというところでは、確かに情報が漏れては当然いけないというふうな認識の中で、今現状も当然、町では個人コードというコードで全ての方を管理しまして、税情報として管理を行っております。これが国とのかかわりの中で、我々地方税法の中で守秘義務もございますし、単に情報提供を求められて出せる情報でもございませんので、その辺は当然、法の中できちっとしていく必要があるなというふうに考えております。
  それから、他市町村ではやらなかったというお話を今伺ったんですが、私のほうの認識では地方税法の改正によりほかの団体も全て行っているのかなというような思いを持っておりましたが、仮にやらない団体はということでの把握はしてございませんので、通常行っているものというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  これより討論を行います。
  まず、原案に反対者の発言を許します。18番永野久子君。
18番(永野久子君) 私は、承認第2号富谷町税条例等の一部を改正する条例の専決処分に反対いたします。
  今回の専決処分による税条例改正の中心点の一つに、共通番号制、いわゆるマイナンバー制度に対応し納税者の住所及び氏名記載欄に共通番号を記載することが義務づけられております。共通番号法では、市町村が持つ地方税の所得情報や住民票の続柄情報、他の医療保険者が持つ医療保険給付情報、日本年金機構や共済組合が持つ年金給付情報が連携ネットワーク化され、それぞれの機関ごとに管理している同一人の個人情報が相互に活用されることとなります。そのため、一旦情報が流出した場合の被害の甚大さ、プライバシーの侵害、成り済ましなどの犯罪の常態化などが強く懸念されておりました。
  そのような折も折、日本年金機構から約125万件に上る国民の年金個人情報が流出するという事件が起き、またきょうのお昼のニュースでも東京商工会議所の情報流出問題が報道されておりました。これらは大きな社会問題になっていると考えます。この情報流出問題によって、10月からの制度実施の前提は既に崩れていると言わざるを得ません。
  山口IT担当大臣は、今月2日、参議院での質問に、年金機構との連携は原因究明を図って判断すると答弁し、年金情報の利用時期を見直す考えを表明しております。このことは、共通番号制そのものの一時的な実施の先送りということにつながるという理解が一般的です。
  住民の中に、情報流出に対する憤りと共通番号制への危惧が噴出し、制度は運用開始以前の段階で既に住民の信頼を失っております。このようなときに、富谷町が共通番号制度の実施を前提にした条例改正の専決処分を行うことは到底住民の理解を得られるものではないと考えるものです。
  県内市町村の中には、今の段階で共通番号制に対応した税条例の改定は行わないと判断しているところもあり、拙速な条例改定は賢明ではないと考え反対をするものです。
議長(浅野幹雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。13番佐藤克彦君。
13番(佐藤克彦君) 承認第2号富谷町税条例等の一部を改正する条例、私は本件について賛成するものであります。
  本改正は、平成27年3月31日、地方税法等の一部を改正する法律が公布されたことに伴い、専決処分による富谷町税条例の改正を行ったものであり、賛成します。
  改正のポイントは、1、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律、いわゆる番号法の改正による各種申請等において、法人番号、個人番号を記載するものであります。
  2番目は、寄附金税額控除に係るふるさと納税の拡充及び手続の簡素化等の措置であり、確定申告をしなくても住民税が控除されるもので、納税者の利便性と寄附の拡大を期待するものであります。
  3番目は、軽自動車税については、グリーン化特例措置が講じられ環境に配慮したものとなっています。
  4番目、固定資産税については、平成27年度評価がえ初年度に当たることから、土地に係る負担調整措置などが平成29年度まで継続されるもので、納税者としては負担感がある程度維持されることになります。
  5番目、たばこ税、旧3級品の特例の廃止によるものであります。
  私は、この条例は妥当な改正であると賛成いたします。
議長(浅野幹雄君) これで討論を終わります。
  これより承認第2号を採決いたします。
  この採決は起立によって行います。
  本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
     〔賛成者起立〕
議長(浅野幹雄君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり承認することに決定いたしました。


     日程第13 承認第3号 専決処分の承認を求めることについて(富谷町国民健康保険税条例等の一部を改正する条例)
議長(浅野幹雄君) 日程第13、承認第3号専決処分の承認を求めることについて(富谷町国民健康保険税条例等の一部を改正する条例)を議題といたします。
  本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。税務課長。
税務課長(吉田尚樹君) それでは、承認第3号についてご説明申し上げます。
  議案書の61ページをお開き願います。
  専決処分の承認を求めるものでございまして、富谷町国民健康保険税条例等の一部を改正する条例について、地方自治法第179条第1項の規定により別紙のとおり専決処分いたしましたので、同条第3項の規定により報告し、承認を求めるものでございます。
  専決処分の理由といたしましては、議会を招集する時間的余裕がなかったため、平成27年3月31日、専決処分いたしましたので、ご承認をお願いするものでございます。
  今回の改正につきましては、平成27年3月31日、地方税法等の一部を改正する法律が公布されたことに伴いまして、所要の改正を行ったものでございます。
  それでは、ページをめくっていただきまして、63ページをごらんいただきたいと思います。
  主な内容といたしましては、今回、2つの改正でございまして、限度額の改正、それから低所得者に係る5割、2割軽減世帯の拡大となってございます。
  それでは、新旧対照表により説明申し上げます。
  表内の第2条でございますけれども、こちらにつきましては、国民健康保険税の限度額の改正でございます。高齢化の進展等により医療給付費が増加する一方で、被保険者の所得が伸びていない状況によりまして限度額の引き上げを行うものでございます。
  第2項につきましては、医療費分に係る限度額で52万円とするものです。
  第3項、こちらにつきましては、後期高齢者支援金分に係る限度額でございまして、17万円。
  第4項につきましては、介護納付金分でございまして、限度額、次のページの上段になりますが、16万円となるものでございます。
  全部合わせますと85万円となりまして、改正前から4万円ほどの引き上げとなるものでございます。
  次に、第23条関係でございますが、こちらは国民健康保険税の減額についての改正でございます。5割軽減世帯及び2割軽減世帯の拡大ということでございます。これは消費物価の伸びを考慮した改正となってございまして、第1項につきましては、先ほどと同様、限度額引き上げによる改正となってございます。第2号につきましては、こちらは5割軽減世帯の所得判定の基準でございまして、所属者1人について26万円を加算するという改正で、改正前より1万5,000円の拡大となってございます。次に、第3号、こちらは2割軽減世帯の所得判定となります。所属者1人につきまして、こちらは65ページの上段をごらん願いたいんですが、47万円となるものでございまして、こちらは2万円の拡大ということになります。
  続きまして、第2条関係でございます。こちらにつきましては平成26年度に改正いたしました条例附則の改正となってございまして、表内附則第1項につきまして、ただし書き部分についての追加となってございます。これにつきましては、既に平成26年度の地方税法の改正がなされておりましたが、一部改正漏れがございまして、今回、追加させていただくものでございます。
  最後に、附則になります。
  第1項につきましては、施行期日、平成27年4月1日とするもので、第2項につきましては、それ以前のものにつきましては従前の例によるものとなってございます。
  以上でございます。よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 限度額に係る世帯数、また人数、これによってどのぐらい町に税金が増収になるのか。この上限の引き上げをしなかったときに何か制裁的なものはあるのか。そして、国保の基金ですが、今基金は何億何千万円になっているのか。それは当初予定していたものとの比較ではどうなっているのか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 税務課長。
税務課長(吉田尚樹君) それでは、限度額引き上げによります影響額ということでの試算についてお答え申し上げます。
  こちらにつきましては、当然、被保険者が常に動きますので、あくまでも見込みということでお答えをさせていただきますが、現状で把握できる人数ですが、79世帯が影響するものと考えられております。税額につきましては約200万円ほどの増収というところでございます。
  次に、ペナルティーというお話でございますが、こちらにつきましては、改正をしないことによるペナルティーは存在しませんが、実質、ペナルティーではありませんけれども、調整交付金等で町は交付を受けて国保事業を運営しておりますけれども、当然、限度額引き上げた金額で試算をして計算されますので、町の財政上、引き上げをしないことによるマイナス要因としてそういう部分があるということでございます。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(郷右近 衛君) 基金の残高につきましては、13億378万円でございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「当初予定していたものとの差ですけれども、それも聞いていました。当初予定していたのは、この時点ではどれぐらいだと予定していたのでしょうか」の声あり)
健康増進課長(郷右近 衛君) 基金ですか。(「はい、そうです」の声あり)
  当初ですけれども、11億前後というふうな見込みでございますけれども、約2億増ということでございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  これより討論を行います。
  まず、原案に反対者の発言を許します。17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 私は、承認第3号専決処分の承認を求めることについて(富谷町国民健康保険税条例等の一部を改正する条例)に反対します。
  この税条例改正で、5割、2割の負担軽減世帯の拡大がされていますが、医療給付費の増加につき、国民健康保険税限度額の引き上げを時間的余裕がなかったので専決処分したというものです。限度額の引き上げは国保加入世帯に非常に大きな影響があるもので、専決処分ではなく、正規の手続をもって条例改正をすべきだったと考えます
  国民健康保険税の限度額部分、医療分で1万円、後期高齢者支援分を1万円、介護納付金を2万円、それぞれ引き上げて、合計では4万円、限度額では85万円にもなります。その影響を受ける世帯は79世帯だろうと見込まれています。低所得者、中間所得者層に配慮した内容にはなっていますが、国保税の税率改定で、富谷町の国保税の順位は下がったとはいえ、負担感にはなお厳しいものがあります。限度額の引き上げは行うべきではなかったと考えます。
  これを実施しないことも可能だったとしていますが、実施しなかった場合、国は本来調整交付金、限度額を上げたというところで計算されてくるので、その分がマイナスの要因になるという、今説明でした。しかし、自治体が住民の生活を守るために限度額の引き上げを行わないことに対する制裁的なものであり、このようなことがあってはならないと考えます。
  国保の財政調整基金の現在残高13億378万円ということであり、これを活用して、本来、限度額が引き上げられた世帯が、実質その世帯が引き下げられるような国保税の税率の引き下げをすべきということを述べて反対します。
議長(浅野幹雄君) 次に原案に賛成者の発言を許します。6番出川博一君。
6番(出川博一君) 私は、承認第3号専決処分の承認を求めることについて、富谷町国民健康保険税条例等の一部改正について、賛成の立場で討論します。
  今回の改正は、平成27年3月31日地方税等の一部を改正する法律が公布されたことに伴うものです。国保税の課税限度額の拡大と低所得者に係る5割、2割軽減対象世帯の拡大を改正内容とするものです。1つは、高齢化の進展等により医療給付費が増加する中で、税負担能力に応じた改正です。あと1つは、5割軽減世帯及び2割軽減世帯の所得判定引き上げにより軽減対象者の拡大を図り、国保税を軽減する改正です。税負担の低所得者に配慮した改正であり、賛成いたします。
議長(浅野幹雄君) これで討論を終わります。
  これより承認第3号を採決いたします。
  この採決は起立によって行います。
  本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
     〔賛成者起立〕
議長(浅野幹雄君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり承認することに決定いたしました。


     日程第14 承認第4号 専決処分の承認を求めることについて(平成26年度富谷町一般会計補正予算(第8号))
議長(浅野幹雄君) 日程第14、承認第4号専決処分の承認を求めることについて(平成26年度富谷町一般会計補正予算(第8号))を議題といたします。
  本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
財政課長(西山高広君) それでは、承認第4号について、ご説明申し上げます。
  議案書66ページをお願いいたします。
  平成26年度富谷町一般会計補正予算(第8号)について、専決処分の承認を求めるものでございます。
  地方自治法第179条第1項の規定により別冊のとおり専決処分したので、同条第3項の規定によりこれを報告し、承認を求めるものでございます。
  理由といたしましては、議会を招集する時間的余裕がなかったため専決処分いたしましたので、その承認を求めるものでございます。
  それでは、説明書4ページをお開き願います。
  それでは、説明させていただきます。
  平成26年度富谷町の一般会計の補正予算(第8号)は、次に定めるところによるものでございます。
  第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2億2,616万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ147億4,112万2,000円とするものです。
  第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
  続きまして、第2条、地方債の変更につきましては、「第2表 地方債補正」によるものでございます。
  初めに、2条についてご説明いたします。
  8ページをお開き願います。
  第2表地方債補正でございます。今回の補正といたしましては、起債の目的といたしまして4つございます。1つ目として、明石台小学校放課後児童クラブ新設事業債の限度額を6,630万円から5,610万円に減額するもの。2つ目といたしまして、校舎新築事業債の限度額を7億8,830万円から7億6,160万円に減額するもの。3つ目に、屋内運動場整備事業債の限度額を3億5,450万円から3億5,180万円に減額するもの。4つ目といたしまして、プール整備事業債の限度額を1億440万円から1億700万円に増額するもので、事業費の確定と補助割合の変更により限度額が変わったものでございます。
  続きまして、歳入についてご説明申し上げます。
  17ページをお開き願います。
  初めに、今回の主な補正の内容ですが、各種交付金の決定に伴います歳入の補正、それから事業債の確定に伴い補助金等の交付決定を年度末に受けまして、それに伴う歳入及び歳出の補正が主なものとなってございます。
  歳入についてご説明申し上げます。
  2款地方譲与税から8款自動車取得税交付金までの各種交付金は、年度末に県からの通知によりまして交付額が決定したことによるものでございます。
  次に、10款1項1目地方交付税は、3億3,381万円を追加するもので、説明欄にあります特別交付税の交付決定を受けて追加するものであります。
  19ページをお開き願います。
  13款1項4目教育使用料は、2万円を減額するもので、西成田コミュニティセンター使用料の実績に基づき減額するものです。
  次に、14款国庫支出金から、ページをめくっていただきまして、25ページ中段の15款県支出金4項県貸付金までにつきましては、節及び説明欄にあります各種事業の実績に伴う補助金等の交付決定により増減しているものでございます。
  次に、16款1項財産運用収入は、91万6,000円を追加するもので、基金利子の確定によるものです。
  次に、18款2項1目財政調整基金繰入金は、1,608万7,000円を減額するもので、7億円を最終的に財政調整基金から取り崩すことになりました。これによりまして、年度末の財政調整基金の残高につきましては、36億1,346万8,000円となるものでございます。
  4目庁舎整備基金繰入金は、232万2,000円を減額するもので、567万8,000円の庁舎整備基金を取り崩しまして、残高は4億5,736万6,000円となるものでございます。
  次に、20款3項1目1節母子福祉貸付金元利収入は、14万円を減額するもので、母子福祉貸し付け事業による貸付金の減によるものです。
  27ページをお開き願います。
  20款3項1目2節災害援護資金貸付金元利収入は、236万5,000円を増額するもので、災害援護資金貸付金の借入者より繰上償還のお申し出を受けたことによるものでございます。
  次に、20款4項雑入は、81万6,000円を減額するもので、1目1節予防接種及び健診徴収金については説明欄にあります各種健診徴収金の実績によるもの。3節私用電話料は総合運動公園に設置しております公衆電話の使用料の減になります。4節雑入は、仙台都市圏の職業訓練協会の解散に伴う残余財産の分配金等となっております。
  次に、20款5項受託事業収入は、4,000円を減額するもので、農地中間管理機構受託事業の実績によるものです。
  次に、21款1項町債につきましては、第2表地方債補正で説明した内容による増減となっております。
  歳入については以上となります。
  次に、歳出についてご説明申し上げます。
  29ページをお願いいたします。
  歳出予算につきましては、事業費の確定に伴いまして補正したもの、または歳入として補助金等が確定したことにより財源更正したものであります。説明につきましては、補正額がゼロの財源更正以外の部分とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
  2款1項13目並びに15目、それから18目の補正は、各種基金の利子の確定によるもので、16目ユーマイタウン施設整備基金費は今後の施設整備の財源とするため、3億3,846万8,000円を積み増しするものであります。
  次に、2款4項5目衆議院議員選挙費は、118万4,000円を減額するもので、歳入で計上しました衆議院議員選挙費委託金の額の確定によるものでございます。
  31ページをお願いいたします。
  3款1項3目障害者福祉費は、284万3,000円を減額するもので、説明欄にあります地域生活支援事業などに要する実績によるものです。4目医療助成費は、46万3,000円を減額するもので、医療費助成申請データ入力作業の実績による手数料の減であります。7目子ども医療助成費は、139万4,000円を減額するもので、自立支援医療費助成の実績による扶助費の減となります。8目国民健康保険事業費は、759万円を減額するもので、国民健康保険特別会計の補正に伴う繰出金の減であります。
  33ページをお願いいたします。
  3款2項1目児童福祉総務費は、250万9,000円を減額するもので、富ケ丘北部会館を保育所として使用するための改修工事の設計業務委託料の確定によるものと、母親クラブが活動停止したことによる減であります。4目保育所費は、1,938万8,000円を減額するもので、保育所調理員の不足補充に備えた人材派遣手数料を減額するもので、6目子育て世帯臨時特例給付金支給事業費は、1,492万円を減額するもので、説明欄にあります給付金支給事業の実績による減であります。
  主な内訳といたしましては、コールセンターの通信運搬費、給付金の払い込み手数料、それから給付金支給に係る扶助費の実績による減であります。
  次に、3款3項1目老人福祉費は、35万円を減額するもので、利用実績による補助金の減と、介護保険特別会計の補正に伴う繰出金の減であります。3目長寿社会福祉基金費は、2万4,000円を減額するもので、基金利子の確定による減です。4目後期高齢者医療制度費は、210万7,000円を減額するもので、広域連合に対する負担金の減と後期高齢者医療特別会計の補正に伴う繰出金の減であります。
  35ページをお願いいたします。
  3款4項1目災害救助費は、250万円を減額するもので、災害援護資金の貸し付け実績によるものでございます。
  次に、4款1項2目予防費は、265万7,000円を減額するもので、住民健診に係る成人歯周疾患検診の受診件数の減によるものです。3目環境衛生費は、441万4,000円を減額するもので、合併処理浄化槽の設置数によるものです。5目母子保健費は、485万2,000円を減額するもので、妊婦健診の実績によるものでございます。
  次に、5款1項1目労働諸費は、94万1,000円を減額するもので、旧あったかまちづくり推進課と町民生活課におきます震災等緊急雇用対策事業の実績によるものでございます。
  次に、6款1項5目農地費は、166万円を減額するもので、災害復旧や施設維持管理に要する原材料費の実績によるものでございます。
  37ページをお開き願います。
  7款1項2目商工振興費は、361万円を減額するもので、企業立地促進奨励金及び雇用人数の実績によるものでございます。
  次に、8款2項5目道路改良費は、380万5,000円を減額するもので、町道大童今泉線道路改良工事に伴う用地購入において、不動産鑑定士により買収単価の価格が決定したことにより減するものでございます。
  次に、9款1項6目防災センター管理費は、701万2,000円を減額するもので、鷹乃杜防災センターに設置しました太陽光パネルの設置委託費と工事請負の実績による減であります。
  次に、10款1項2目事務局費は、2,000円を追加するもので、基金の利子分を繰り出すものでございます。
  39ページをお願いいたします。
  10款5項5目公民館費は、1,015万円を減額するもので、あけの平公民館と日吉台公民館に設置しました太陽光パネルの設計委託と工事請負の実績による減であります。
  次に、10款6項2目総合運動公園費は、168万8,000円を減額するもので、総合運動公園に設置しました太陽光パネルの設計委託と工事請負の実績による減でございます。
  次に、12款1項2目利子は、1,716万8,000円を減額するもので、当初予算に計上いたしました一時借入金の借り入れをしなかったことによるものと起債借入額が少なかったこと、また借入利率が低かったことによります利子分の減でございます。
  以上、説明を終わります。よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。6番出川博一君。
6番(出川博一君) それでは、29ページ、30ページ、2款総務費についてお尋ねいたします。
  ここの1項16目のユーマイタウン施設整備基金ですけれども、これは3億3,846万8,000円、積み立て後の基金残高についてお尋ねします。
  それから、この基金の使途の制約はあるのか、お尋ねします。
  それから、18目土地開発基金、ここの繰出金について、利息相当分だということなんですけれども、であれば、当初の計上の42万の計算内容というか、それについてお尋ねします。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(西山高広君) まず、ユーマイタウンの施設整備基金の残高でございますが、最終的には15億4,612万9,000円となるものでございます。
  次に、土地開発基金の当初の42万円の利息分についての算出の根拠でございますが、こちらにつきましては、1年定期で土地開発基金のほうは管理をしておりまして、平成25年11月に満期を迎えております。その後、1億円を除きまして、残りの3億7,100万円を再度1年定期で運用しまして、その利子分として42万円を計上させていただいております。
議長(浅野幹雄君) ユーマイタウン施設整備基金の制約はあるのか。
財政課長(西山高広君) ユーマイタウンの制約については、これまで子育て支援複合施設というふうなところで基金を積み立ててまいりましたけれども、いろいろな施策が出てきておりますので、今後はそういったところの財源のために活用したいと考えております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 今のユーマイタウン施設整備基金の基金残が15億4,600万ということで、特に使途の制限はないというふうに今聞いたんですけれども、そうすると、箱物にかかわらず、何の事業でも使えるのか、もう一度お尋ねします。
  それから、この基金については年度途中での取り崩しも可能なのか、お尋ねします。
  開発基金の繰出金、これは当初42万ということで、1年定期のもので、1億減額して、また積みましたということで、それが15万円ということなんですか。42万のもの、プラス15万ということなんですけれども、1年定期であれば、1億円減額したにしても、もう少し、30万とか、そういう額になるのではないでしょうか。その点についてお尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(西山高広君) ユーマイタウンの基金につきましては、箱物にしか充てられませんので、そういった事業の財源として今後活用したいと考えております。
  次に、年度途中の取り崩しについてでございますけれども、そちらは可能でございます。
  次に、土地開発基金の42万円の利息分につきましては、1年定期で、1億円を除いた3億7,100万円について再度1年間の定期預金に積みました。そこで42万円の利息を見込んでおりました。残りの1億円につきましては、運用方法を定期ではなくて、今後運用方法を考えるというふうなことで、一旦、普通預金のほうに積み立ていたしました。その分につきましては予算計上しておりません。ただ、その1億円については、平成26年2月に別途債券を購入しまして、その債券を購入した分についての15万円の利息運用がついたというふうなことでございます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) それでは最後に、町長にお尋ねしたいんですけれども、ユーマイタウンの施設整備基金15億4,600万ほどあるんですけれども、この基金を有効に活用するお考えがあるのかどうかをお尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) いろいろこれまでも答弁で申し上げておりますとおり、いろいろな施設整備、これから計画がありますので、その辺に有効に活用させていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。14番山路清一君。
14番(山路清一君) 37、38ページの1項商工費の2目商工振興費、この中の補助金で企業立地促進奨励金及び雇用促進奨励金の最後の1億4,141万9,000円の詳細について、何社か、どのようなものに使ったか、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 当初予算で前年度の実績を参考にして、3業者を、見積もりを出しました。そして12月に1業者、補助の対象となって増額補正を行いました。合計4業者に対して補助金を交付したところでございます。各事業者とも見込み額より少なかったことから、企業立地奨励金につきましては、3業者が固定資産税の減額に伴って減となっています。また、雇用促進奨励金につきましても、雇用人数9名ほど減になったものですから、この辺を減額したものでございます。
議長(浅野幹雄君) 14番山路清一君。
14番(山路清一君) 今4業者というお話あったんですけれども、4業者の名前と富谷町に何名か、詳細わかればお伺いします。
議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 業者名につきましては、みやぎ生活協働組合、それからIHミートソリューション、それから東洋刃物株式会社、それから鴻池運輸株式会社、となっています。
  雇用促進の人数につきましては、12名となりました
  以上です。(「ちょっと今聞こえなかったんですが」の声あり)12名。(「全部で12名ですね」の声あり)今回対象になった雇用促進奨励金につきましては12名です。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) それでは、最初に、37、38ページ、8款2項5目の17節公有財産購入ですが、459万4,000円になるわけですけれども、これの場所と、所有者、単価、わかればお知らせ願いたいと思います。
  次に、再生エネルギー関係なんですが、鷹乃杜防災センター、それから公民館関係なんですが、例えば37、38ページ、9款1項6目13節の委託料、この設計の委託料だけで説明を求めるわけではないんですが、要するに、平成26年5月30日にこの部分について設計が、日新設計株式会社で税抜きで115万で入札しているということで、そうしますと、この当時ちょうど5%の消費税なのか、8%の消費税なのか、わかりませんが、要するに、残額として合わないのではないのかというふうに思います。それらについて詳しく説明をしていただきたいと。入札そのものが公表されているもので、これは間違いないと思うのですが、この辺の合わない部分について説明を願いたい。
  それから、武道館の太陽光発電導入、これは二度ほど不調に終わっているわけですけれども、これの最終的に入札したのはどういう形で行われたのかということですね。
  あけの平公民館と日吉台公民館の入札について、それぞれ設備、それから設計、これらについても入札と現在表示されている金額がどういうところで合わないのかわからないんですけれども、この辺について説明をしていただきたいというふうに思います。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(齋藤英夫君) まず、38ページの土地購入費につきまして、場所につきましては富谷字奈良木沢地内、畑が1,913平米、雑種地が28平米、山林が88.08平米となっております。購入単価につきましては、畑が2,360円、雑種地が2,830円、山林が2,310円となっております。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長、もとい総務課長。
総務課長(神田能成君) 37、38ページの再生エネルギー導入事業の設計業務の関係でございますが、減額しておりますのが、142万3,000円減額してございます。これは当初予算で250万予算でございましたが、最終的には108万の結果であったということで、その残りについて減額をしたというところでございます。
議長(浅野幹雄君) 荒谷次長、公民館のほうわかりますか。
教育次長(荒谷 敏君) 入札なので、うちのほうちょっと関係ないので。
議長(浅野幹雄君) 財政課長、入札、価格、値段が違う。財政課長。
財政課長(西山高広君) 済みません、今、手元に入札結果の資料がございませんので、後ほどお答えさせていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) たまたま武道館の入札は……
議長(浅野幹雄君) 担当課がわかるように質問してください。
11番(小川昌義君) 担当課がわからないんですよ。ともかく、お金の問題ですので。要するに、武道館の入札が行われたんですけれども、入札が行われているんですが、不調に2回終わっているんですね。その後に、現在ここに武道館の金額が出ているので、どういう契約をしたのかということなんですね。それ以外にも、公民館は2つ一緒になって入っていて、どれがどうなっているのかもわからない。太陽光についてもわからない。基準がわからなくて、結果だけが出ているので、そこの真ん中の部分を表示してください。
議長(浅野幹雄君) 財政課長、わかりますか。
財政課長(西山高広君) まず、39ページ、40ページの公民館費の委託料と工事請負費の各公民館の内訳でございますけれども、執行残で残っているもの、まず、委託料につきましては、あけの平公民館が136万9,000円、日吉台公民館が126万1,000円となっております。工事請負費につきましては、あけの平公民館が267万3,000円、そして日吉台公民館が484万7,000円の減となっております。
  武道館の入札の経緯は、ちょっと先ほど申したとおり、手元に資料を持ち合わせておりませんので、後ほど回答させていただきます。
議長(浅野幹雄君) よろしいですか。18番永野久子君。
18番(永野久子君) 17ページ、18ページです。
  10款1項1目地方交付税で、特別交付税として3億3,381万円が入っております。この内訳を伺います。
  それから、先ほど来、何回か出ているんですが、25、26ページの利子及び配当金の欄に、それぞれの財調と目的基金が書かれておりまして、出納閉鎖の段階での各基金、財調と目的基金の残高を伺います。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(西山高広君) 特別交付税の内訳というふうなことでよろしいでしょうか。(「はい」の声あり)特別交付税の内訳ということでは内訳は示されておりませんので、推測できる主な項目で、あくまでも推定値ということでお答えさせていただきます。
  まず、除排雪で8,670万、それから町民バスの関係で1,935万8,000円、それから学校のプレハブ関係で1,740万円となってございます。
  それから、25ページ、26ページの基金の残高につきましては、専決処分後の基金の残高というふうなところでご回答させていただきます。
  まず、財政調整基金が36億1,346万8,000円、庁舎整備基金の残高が4億5,736万6,000円、ユーマイタウンが、先ほど申した15億4,612万9,000円、長寿社会福祉基金が2億5,134万2,000円、伊藤一・イヨ奨学基金が1,881万4,000円となってございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。
  本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第4号を採決いたします。
  お諮りいたします。
  本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり承認されました。


     日程第15 承認第5号 専決処分の承認を求めることについて(平成26年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第5号))
議長(浅野幹雄君) 日程第15、承認第5号専決処分の承認を求めることについて(平成26年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第5号))を議題といたします。
  本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。健康増進課長。
健康増進課長(郷右近 衛君) それでは、議案書67ページをお願いいたします。
  承認第5号をご説明申し上げます。平成26年度富谷町国民健康保健特別会計補正予算(第5号)につきまして、専決処分の承認を求めるものでございます。
  地方自治法第179条第1項の規定により別冊のとおり専決処分いたしましたので、同条3項の規定によりこれを報告し、承認を求めるものでございます。
  提案理由につきましては、議会を招集する時間的余裕がなかったため専決処分したので、その承認を求めるものでございます。
  それでは、別冊平成26年度補正予算の説明書の48ページをお願いいたします。
  平成26年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第5号)は、次に定めるところによるものです。
  第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2,262万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ39億9,950万1,000円とするものです。
  第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
  それでは、事項別明細書によりましてご説明申し上げます。
  57ページをお願いいたします。
  専決補正の主な理由といたしまして、各種交付金負担金等の交付決定を年度末に受けまして、それらに伴う歳入歳出の補正となるものでございます。
  それでは、歳入でございます。
  1款1項1目一般被保険者国民健康保険税につきましては、5,819万1,000円を増額するものでございます。1節から3節が現年分の増減でございます。4節から6節までが滞納繰越分の増ということでございます。これで3節でございますけれども、当初見込み数よりも給付者数が少なかったということでの減額ではございましたけれども、5,819万1,000円の増というものでございます。
  2目退職被保険者等国民健康保険税につきましては、8万5,000円を減額するものでございます。これも同じく1から3節まで現年分、4節から6節まで滞繰分ということでの詳細でございます。これも3節の介護保険給付者数の見込みの相違ということでの減額が大きくなっているところでございます。
  2款1項1目督促手数料でございますけれども、実績によりまして7万2,000円を増額するものです。
  3款1項につきましては、これらも実績によるものでございまして、1目療養給付費等負担金が1,562万8,000円の増と、それから2目高額医療費共同事業負担金が167万9,000円の減、3目の特定健康診査負担金が63万6,000円の減ということで、合わせまして1,331万3,000円の増ということになります。
  続きまして、59ページをお願いいたします。
  3款2項1目財政調整交付金でございますけれども、これも実績によりまして1節の普通調整交付金1,868万4,000円を減額し、2節の特別調整交付金を1,837万1,000円の増とするもので、31万3,000円の減ということでございます。
  4款1項1目療養給付費等交付金につきまして、これも確定によるものでございまして、403万3,000円を増額するものでございます。
  6款1項につきまして、これも確定によるものでございます。1目高額医療費共同事業負担金が167万9,000円の減、特定健康診査負担金が63万6,000円の減ということで、合わせまして231万5,000円の減でございます。
  続きまして、6款2項につきましても、いずれも確定によるものでございます。2目都道府県調整交付金につきましては3,460万9,000円の増ということで、医療費の決定によるもので、第1号都道府県調整交付金の増、それから2節の第2号都道府県調整交付金につきましては、東日本の一部負担金の免除など療養給付費の減額の激変緩和などがございまして、2,555万2,000円の増となるものでございます。3目被災者健康支援事業補助金につきましては32万8,000円の減ということで、受検者の確定による減でございます。
  続きまして、7款1項1目高額医療費共同事業交付金につきましては、交付決定によりまして1,330万1,000円の増でございます。2目保険財政共同安定化事業交付金につきましても確定によるもので、3,712万8,000円の増というものでございます。
  8款1項1目利子及び配当金につきましては、これも実績によりまして7万円の増ということでございます。
  9款1項1目一般会計繰入金につきましては、督促手数料の、先ほど説明いたしました督促手数料分の増を減額いたします。7万2,000円を減額いたしまして759万の減とするものでございます。
  次のページに参りまして、4節の出産育児一時金等繰入金でございますけれども、これも実績によるものでございまして、646万の減です。その他一般会計繰入金、6節でございますけれども、運営協議会などの実績によりまして105万8,000円の減となるものでございます。
  9款2項1目財政調整基金繰入金につきましては、財源調整によりまして1億3,585万2,000円の減とするものでございます。
  11款1項1目一般被保険者延滞金、2目退職被保険者等延滞金につきましては、実績によるものでございまして、当初見込みよりも多くなったということで、合わせまして206万9,000円の増ということになりました。
  11款2項1目預金利子につきましては、実績によりまして1万8,000円の増ということでございます。
  11款3項雑入でございますが、これらも全て実績によるものでございます。1目一般被保険者第三者納付金につきましては、600万3,000円の増、3目一般被保険者返納金14万2,000円の増、4目退職被保険者等返納金8万4,000円の増、雑入につきましては補装具の雑入でございまして、7万9,000円の増ということで、合わせまして630万8,000円の増でございます。
  続きまして、歳出でございます。
  63ページをお願いいたします。
  1款2項から中段の2款2項高額療養費までにつきましては、財源更正でございます。
  2款5項1目出産育児一時金につきましては、実績によるもので969万円の減でございます。
  3款1項1目後期高齢者支援金と次の6款1項1目介護納付金につきましては、財源調整でございます。
  65ページをお願いいたします。
  7款1項1号、2号、これらの拠出金につきましても確定によるものでございます。1目高額医療費共同事業拠出金につきまして、671万4,000円の減、2目保険財政共同安定化事業拠出金につきまして、1,504万円の減ということで、合わせまして2,174万5,000円の減となるものでございます。
  8款1項1目特定健康診査等事業費につきましては、委託金の減でございまして、保健指導事業の実績によるもので、2,157万2,000円を減額するものでございます。
  8款2項1目疾病予防費につきましては、利子でございまして、2,000円の増ということでございます。
  9款1項1目財政調整基金積立金につきましては剰余金でございます、7,564万3,000円を積み立てるものでございます。
  以上でございます。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。6番出川博一君。
6番(出川博一君) それでは、1点だけ。
  65ページ、66ページ、ここの基金積立金なんですけれども、先ほどの説明では平成27年3月、いわゆる補正後のもので基金残が13億378万円ということでお聞きしました。去年の実は6月に国保税の引き下げについて、全員協議会の資料がございまして、その中で、平成26年度の財調基金の積立見込額は12億2,300万ということで、その比較でも約1億多い。このとき、実際、平成26年度は国保税を引き下げたんですよ。引き下げても、その後でもさらに1億多い。これをどのように分析しているのか、お聞きします。
  もう1点、財調基金の適正規模はどの程度と見込んでいるか、お尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(郷右近 衛君) まず、基金の残額でございますが、確かに13億という数字でございまして、去年の税率改正の資料からしましても1億近く余っております。これにつきましては、やっぱり基金の運営上、過大なプラスなのかなということで、早速、増額の要因はただいま追求し始めているというところでございます。見通しといたしまして、その原因を追求した上で、適正な税率なのかどうかを分析するということで作業を進めたいと思っております。
  それから、規模でございますけれども、一般的に言っております給付金からの15%程度という指数もありますので、給付金につきましては約28億から30億のレベルでございますので、その15%となりますと4億5,000万何々の数字かなということで見込んでおります。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 去年の6月3日の全協の資料で、この資料なんですけれども、これで引き下げ理由の第1番目の理由として、国庫財政調整基金の保有額が平成25年度決算ベースで12億円に達する見込みであることとあります。それが今13億円ということになっていますので、これは当然、国保税の引き下げを検討すべきだと思いますけれども、その点についてお尋ねします。
  また、4月に介護保険の第1号被保険者の介護保険料が引き上げられました。これは基準月額で4,826円から5,590円ということで16%も大幅な増加になっております。そういう意味で、町民の負担増となった現状を考えると、ぜひこれは引き下げるべきだと思いますけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(郷右近 衛君) 引き下げにつきましては、なぜ余剰金がふえたかということの追求、それから社会情勢の変貌といいますか、希望者数が減っても医療費がふえたというそういう現象、これは精査しなければ、どういうふうな高額的な医療が発生しているのか。それから、交付金でございますけれども、例えば今までもですけれども、平成27年度まで震災関係のほうが終わる。平成28年からどういう交付金が出るかわかりませんけれども、まずないというような話です。それから、この間の税率改正で下がったことによりまして、収納率も上がっております。その分の上乗せということも全て多角的に分析しまして、その辺で、平成30年に向けての、都道府県単一等の宮城県の財政運営、基金運用、その辺の中身がまだつかめてはおりませんけれども、もし足らない場合、町からの支出も当然あるだろうということで、その分を見越したぐらいの引き下げは、精査しながらでも引き下げという方向ではやっていかなければならないのかなというふうには思っています。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) これは町長にお尋ねしたいんですけれども、今までの質疑で引き下げの必要性というのはお認めになるかと思いますけれども、ぜひ、今年度、大きな状況の変化、例えばいろいろ災害というか、被保険者に係る状況とか、そういうものがなければ、来年度、平成28年度は引き下げますよということで、将来に向けての負担軽減をアナウンスすると、非常に町民にとっては明るい話題かなというふうに思いますけれども、そのお考えはありますか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいま答弁にありましたが、現状、基金もそういう状況にありますし、私自身、選挙の公約でも国保税の引き下げ、負担軽減というものは掲げておりますので、そういう方向でこれから検討していきたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 57、58ページでお尋ねします。
  保険の収納で3,200万円、上からいきますとふえているわけですが、これが収納率が幾らだったのか。見込みとか、現時点での収納率、それから、見込みこれくらいだと思っていたと。それと去年と比較してどうなのかということをお尋ねしたいと思います。
  66ページです。特定健康診査で2,100万円の減額があります。これの詳細説明をお願いします。
  先ほど、税条例の一部改正でも言いましたけれども、これだけの残高があって、いつも申し上げているところですが、基金が多過ぎるということを言ってきました。今回はそれにプラスして、さらに残高が大きくなったということで、これはすぐにでも見直しの検討をすべきだということを私も、先ほども言いましたが、ここで改めて申し上げたいと思います。その点についての答弁をお願いします。
議長(浅野幹雄君) 税務課長。
税務課長(吉田尚樹君) それでは、国保税の徴収率について、お答え申し上げます。
  まず、現年度ベースでございますけれども、徴収率で96.62%、対前年度と比較いたしますと1.75ポイント増加してございます。
  続きまして、滞納繰越分についてですが、こちらの徴収率につきましては23.02%、対前年度と比較いたしまして0.96ポイント減というような実績となってございます。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 先ほども答弁で申し上げましたように、負担軽減に努力していきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。(「特定健康診査等の詳細説明をということで、なぜ2,100万円減っているのか」の声あり)
  健康増進課長。
健康増進課長(郷右近 衛君) 保健指導、予算規模をまずご説明いたしますと、400名程度の予算規模でとっておりました。実際受診された方は166名ということで、半数以下ということでございます。それから、なおかつ積極的支援ということでも200人程度の予算をとっておりますけれども、33人ということで、これまた低い数字で推移したということでございまして、こういう残が出てしまったということになります。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) この見込みの立てかたですけれども、適正なのかどうかということについてはどのように分析しているのか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(郷右近 衛君) ちょっと今400名という数字なんでございますけれども、実績からいいますと469名の対象者がいたということで、それなりの指数での予算はとっているんですけれども、実際そういう保健指導に来ていただく方がそういう割合でちょっと低かったということでの差でございます。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) これは結果ですから、平成27年の予算については反映されていないものだと思いますが、今後については、それではどのような見込みを立てていくのか。そしてまた、460人が対象者だったということからすると、もっともっとそれを引き上げていかなければならないという立場なのでしょうが、それについてはどう取り組むのか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(郷右近 衛君) データヘルス計画というもの、どういうふうな症状で、どういうふうな状況か、重症化している方がいるのかということ、それをまず分析したりしまして、そこからやっぱり400名ないしは500名の指導を受けたほうがいいという方、この方々にまずは通知をしますけれども、なおかつの通知、電話催告というか、電話による通知とか、夜間の指導とか、そういうもので受診率を上げていくということでは、現在検討しながら進めているところでございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。
  本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、これから承認第5号を採決いたします。
  お諮りいたします。
  本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり承認されました。
  この際、午後3時45分まで休憩をいたします。
     午後3時34分 休憩


     午後3時45分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


     日程第16 承認第6号 専決処分の承認を求めることについて(平成26年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第5号))
議長(浅野幹雄君) 日程第16、承認第6号専決処分の承認を求めることについて(平成26年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第5号))を議題といたします。
  本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) それでは、議案書68ページをお願いいたします。
  承認第6号専決処分の承認を求めることについて(平成26年度富谷町介護保険特別会計補正予算)につきまして、地方自治法第179条第1項の規定により別冊のとおり専決処分をいたしましたので、同条第3項の規定によりこれを報告し、承認を求めるものでございます。
  提案理由につきましては、議会を招集する時間的余裕がなかったため専決処分いたしましたので、その承認を求めるものでございます。
  それでは、説明書70ページをお願いいたします。
  平成26年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第5号)は、次に定めるところによるものでございます。
  第1条、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ81万を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ21億1,827万4,000円とするものでございます。
  第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
  それでは、79、80ページをお願いいたします。
  歳入でございます。
  1款1項1目第1号被保険者保険料につきましては、165万5,000円を減額するものでございます。
  内訳として、1節現年度分特別徴収保険料につきまして、79万6,000円の減額でございます。2節特別徴収保険料につきましては、95万4,000円の減額でございます。3節滞納繰越分普通徴収保険料につきましては、9万5,000円の追加でございます。
  3款1項2目介護給付費負担金につきましては、負担金決定に伴い671万7,000円を追加するものでございます。
  2項国庫負担金につきましては、1万円を減額するものでございます。
  内訳として、2目1節介護予防事業交付金につきましては、64万2,000円の追加、2節包括的支援事業費交付金につきましては、125万2,000円の減額でございます。これはともに交付金決定に伴うものでございます。3目事業費補助金につきまして、介護報酬改定等に伴うシステム改修費事業補助金、2分の1で8万8,000円の追加でございます。4目災害臨時特例補助金につきましては、44万2,000円の追加でございます。これは福島原発に係る保険料、サービス料の一部負担分の1名分に対する補助金確定によるものでございます。
  4款1項支払基金交付金につきましては、89万を減額するものでございます。
  内訳として、1目介護給付費交付金につきましては、交付決定に伴い162万7,000円の減額、2目地域支援事業費支援交付金につきましては、本決定に伴い73万7,000円の追加でございます。
  5款1項1目介護給付費負担金につきましては、負担金決定に伴い304万8,000円を減額するものでございます。
  2項1目地域支援事業費交付金につきましては、30万2,000円を減額するものでございます。
  内訳として、1節介護予防事業費交付金につきましては、32万1,000円の追加、2節包括的支援事業費交付金につきましては、62万3,000円の減額でございます。
  続きまして、81、82ページをお願いいたします。
  8款1項1目一般会計繰入金につきましては、21万1,000円を減額するものでございます。
  内訳として、1節介護給付費繰入金につきまして6,000円の追加でございます。これは介護給付費確定に伴う町負担分12.5%でございます。2節地域支援事業繰入金につきましては32万1,000円の追加、3節地域支援事業繰入金につきましては62万3,000円の減額でございます。これはともに交付決定によるものでございます。5節事務費繰入金につきましては89万8,000円の減額でございます。これは介護報酬確定等に伴うシステム改修補助金8万8,000円と介護認定審査会81万の減額となったものでございます。7節災害臨時特例補助金繰入金につきましては98万3,000円の追加でございます。これは平成26年度から再開いたしました東日本大震災による介護サービス利用者負担額の減免分の一般会計からの繰り入れ分となります。
  2項1目介護給付費準備金繰入金につきましては、134万1,000円を減額するものでございます。これは財源調整のためでございます。
  続きまして、83、84ページをお願いいたします。
  歳出でございます。
  1款3項1目介護認定審査会費負担金につきましては、実績に基づいて81万円を減額するものでございます。
  2款保険給付費及び次のページ、85、86ページの3款地域支援事業費まで、調整交付金など国や県の支出確定に伴う財源更正でございます。
  以上でございます。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。
  本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第6号を採決いたします。
  お諮りいたします。
  本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第17 承認第7号 専決処分の承認を求めることについて(平成26年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第4号))
議長(浅野幹雄君) 日程第17、承認第7号専決処分の承認を求めることについて(平成26年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第4号))を議題といたします。
  本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(中山高子君) それでは、議案書69ページをお願いいたします。
  承認第7号専決処分の承認を求めることについて(平成26年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算)につきまして、地方自治法第179条第1項の規定により別冊のとおり専決処分をいたしましたので、同条第3項の規定によりこれを報告し、承認を求めるものでございます。
  提案理由につきましては、議会を招集する時間的余裕がなかったため、専決処分いたしましたので、その承認を求めるものでございます。
  それでは、説明書90ページをお願いします。
  平成26年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第4号)は、次に定めるところによるものでございます。
  第1条、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ811万を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ2億6,672万8,000円とするものでございます。
  第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
  それでは、99ページ、100ページをお願いいたします。
  歳入でございます。
  1款1項後期高齢者医療保険料につきましては、798万8,000円を減額するものでございます。1目特別徴収保険料につきましては、882万8,000円の減額でございます。これは特別徴収保険料調定額の減によるものでございます。2目1節普通徴収保険料、現年度分につきましては33万7,000円の追加でございます。これは普通徴収保険料調定額の増によるものでございます。2節滞納繰越分につきましては、50万3,000円の追加でございます。滞納繰越分調定額の増によるものでございます。
  3款1項3目一般会計繰入金、健康保持増進繰入金につきましては、12万2,000円の減額でございます。これは確定によるものでございます。
  続きまして、101、102ページをお願いいたします。
  2款1項1目後期高齢者医療広域連合納付金の負担金につきましては、798万8,000円を減額するものでございます。これは保険料徴収見込みの減によるものでございます。
  3款健康保持増進費1項1目疾病予防費負担金につきましては、12万2,000円を減額するものでございます。これは検診負担金の確定に伴うものでございます。
  以上でございます。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。
  本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第7号を採決いたします。
  お諮りいたします。
  本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第18 議案第10号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて
議長(浅野幹雄君) 日程第18、議案第10号教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてを議題といたします。
  本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生町長。
町長(若生裕俊君) 議案第10号教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて、教育委員会の委員に下記のものを任命することについて、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定により議会の同意を求めるものであります。
  提案理由につきましては、教育委員会委員小野 実さんが平成26年8月27日をもって退任となり欠員となっているためでございます。このたび、教育委員として議案書に掲載された住所と生年月日とも記載されております氏名増田恵美子さんを今回教育委員としてご提案をさせていただきます。
  増田さんにつきましては、参考資料、議案10の関係資料をごらんいただければというふうに思いますが、平成3年3月に東北大学文学部をご卒業され、平成3年4月から聖ドミニコ学院高等学校講師をお務めされ、その後、平成22年4月から富谷町成田小学校PTA会長、または平成23年4月からは黒川郡PTA連合会の会長、また平成26年4月からは富谷町PTA連合会の会長、そして現在、宮城県PTA連合会の副会長をお務めいただいている方であります。
  どうぞよろしくお願い申し上げます。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  これから議案第10号を採決いたします。
  この採決は無記名投票により行います。
  議場の出入り口を閉めます。
     〔議場閉鎖〕
議長(浅野幹雄君) ただいまの出席議員は19名です。
  次に、立会人を指名いたします。
  富谷町議会会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に1番森 栄君、2番齊藤秀行君、3番高橋正俊君の3名を指名いたします。
  投票用紙を配付いたします。
     〔投票用紙配付〕
議長(浅野幹雄君) 念のため申し上げます。
  富谷町議会会議規則第83条の規定により、本案を可とする議員は賛成、否とする議員は反対と記載願います。
  なお、投票による表決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは、富谷町議会会議規則第84条の規定により否とみなし取り扱います。
  投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
  投票用紙の配付漏れなしと認めます。
  投票箱を点検いたします。
     〔投票箱点検〕
議長(浅野幹雄君) 異状なしと認めます。
  ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を読み上げますので、1番議員から順番に投票願います。
     〔事務局長点呼、投票〕
議長(浅野幹雄君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
  投票漏れなしと認めます。
  投票を終了いたします。
  開票を行います。1番森 栄君、2番齊藤秀行君、3番高橋正俊君、立ち会い願います。
     〔開票〕
議長(浅野幹雄君) 投票の結果を報告いたします。
  投票総数19票
   有効投票  19票
   無効投票  ゼロ
  有効投票のうち
   賛成    19票
  以上のとおり、賛成が全員です。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
  議場の出入り口を開きます。
     〔議場開鎖〕


     日程第19 議案第9号 副町長の選任につき同意を求めることについて
議長(浅野幹雄君) 日程第19、議案第9号副町長の選任につき同意を求めることについてを議題といたします。
  本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生町長。
町長(若生裕俊君) 議案第9号副町長の選任につき同意を求めることについて、副町長に下記の者を選任することについて、地方自治法第162条の規定により議会の同意を求めるものであります。
  提案理由につきましては、副町長を平成27年6月15日付で選任するためであります。
  このたびご提案する方は、議案書に記載のとおりでありますが、お名前が大庭豪樹さんであります。大庭豪樹さんは、関係資料をごらんいただきたいというふうに思いますが、平成元年3月、早稲田大学法学部をご卒業されまして、平成元年4月1日、宮城県に採用、商工道路部商工課に籍を置きまして、平成5年4月1日からは総務部人事課に籍を置いて、CLAIR県東京事務所、CLAIRにつきましては、下記に記載されておりますとおり、財団法人自治体国際化協会であります。の東京事務所に、そして翌年、平成6年4月1日からはCLAIRのロンドン事務所に派遣をされております。その後、平成11年4月1日からは総務部財政課、そして平成14年4月1日企画部政策課企画員、そして平成16年4月1日から総務部秘書課におきまして三浦副知事の秘書をお務めいただいております。その後、平成20年4月1日からは土木部都市計画課課長補佐、平成22年4月1日からは農林水産部食産業振興課課長補佐、平成26年4月1日現在、震災復興企画部副参事兼震災復興推進課課長補佐としてご活躍されている方でございます。
  どうぞよろしくお願いします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  これから議案第9号を採決いたします。
  この採決は無記名投票により行います。
  議場の出入り口を閉めます。
     〔議場閉鎖〕
議長(浅野幹雄君) ただいまの出席議員は19名です。
  次に、立会人を指名いたします。
  富谷町議会会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に4番小泉 光君、5番菅原福治君、6番出川博一君の3名を指名いたします。
  投票用紙を配付いたします。
     〔投票用紙配付〕
議長(浅野幹雄君) 念のため申し上げます。
  富谷町議会会議規則第83条の規定により、本案を可とする議員は賛成と、否とする議員は反対と記載願います。
  なお、投票による表決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは、富谷町議会会議規則第84条の規定により否とみなし取り扱います。
  投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
  投票用紙の配付漏れなしと認めます。
  投票箱を点検いたします。
     〔投票箱点検〕
議長(浅野幹雄君) 異状なしと認めます。
  ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を読み上げますので、1番議員から順番に投票願います。
     〔事務局長点呼、投票〕
議長(浅野幹雄君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
  投票漏れなしと認めます。
  投票を終了いたします。
  開票を行います。4番小泉 光君、5番菅原福治君、6番出川博一君、立ち会い願います。
     〔開票〕
議長(浅野幹雄君) 投票の結果を報告いたします。
  投票総数19票
   有効投票  19票
   無効投票  なし
  有効投票のうち
   賛成    19票
  以上のとおり、賛成が全員です。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
  議場の出入り口を開きます。
     〔議場開鎖〕
議長(浅野幹雄君) この際、暫時休憩をいたします。
     午後4時15分 休憩


     午後4時19分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  この際、午後4時30分まで休憩をいたします。
     午後4時19分 休憩


     午後4時30分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


     日程第20 発議第3号 富谷町議会会議規則の一部改正について
議長(浅野幹雄君) 日程第20、発議第3号富谷町議会会議規則の一部改正についてを議題といたします。
  お諮りいたします。
  富谷町議会会議規則第39条第3項の規定により、提出者の説明を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、提出者の説明を省略することに決定いたしました。
  続いて、お諮りいたします。
  本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから発議第3号を採決いたします。
  お諮りいたします。
  本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第21 発議第4号 富谷町議会傍聴規則の一部改正について
議長(浅野幹雄君) 日程第21、発議第4号富谷町議会傍聴規則の一部改正についてを議題といたします。
  お諮りいたします。
  富谷町議会会議規則第39条第3項の規定により、提出者の説明を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、提出者の説明を省略することに決定いたしました。
  続いて、お諮りいたします。
  本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから発議第4号を採決いたします。
  お諮りいたします。
  本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


    日程第22 発議第5号 東日本大震災に係る災害見舞金等の取扱いに関する調査特別委員会の設置に関する決議(案)
議長(浅野幹雄君) 日程第22、発議第5号東日本大震災に係る災害見舞金等の取扱いに関する調査特別委員会の設置に関する決議(案)を議題といたします。
  提出者、小川昌義君に説明を求めます。小川昌義君、登壇願います。
11番(小川昌義君) それでは、発議第5号。
  平成27年6月8日提出。
  富谷町議会議長浅野幹雄殿。
  提出者小川昌義。賛成者細谷・二議員、賛成者佐藤克彦議員、賛成者永野久子議員、賛成者出川博一議員。
  東日本大震災に係る災害見舞金の取扱いに関する調査特別委員会(案)。
  富谷町議会会議規則第14条の規定により、上記議案を提出する。
  東日本大震災に係る災害見舞金などの取扱いに関する調査特別委員会の設置に関する決議(案)。
  下記のとおり、東日本大震災に係る災害見舞金などの取扱いに関する調査特別委員会を設置するものとする。

  1.名称、東日本大震災に係る災害見舞金などの取扱いに関する調査特別委員会。
  2.設置根拠、地方自治法第109条及び富谷町議会委員会条例第5条。
  3.目的、東日本大震災に係る災害見舞金の取扱い。
  4.調査項目、(1)富谷町福祉部提出資料並びに富谷町企画部提出資料について、(2)富谷町災害対策本部通帳内訳について、(3)会議、打ち合わせ、相談、研修、事業記録、富谷町災害義援金配分委員会議事録(または記録)について、(4)その他必要事項について。
  5.委員定数、19名。議長を除く全議員。
  6.調査期間、当該調査終了まで閉会中も調査することができる。
  平成27年6月10日。富谷町議会議員小川昌義。
  提案内容は以上ですが、去る5月12日、25日と6月4日の3日間開催した議員全員協議会では、東日本大震災発生後の義援金受付開始時からの各種会議資料、帳簿関係写しなどを求めて内容報告を受け質疑を行いました。さらに、6月4日の議員全員協議会では現職関係職員からも報告を受けましたが、それぞれの主張には食い違いがあり、なぜ通帳に1,653万円もの残額があったのかを明確にすることができませんでした。
  今多くの富谷町民から、全国より震災復興を願って寄せられた災害見舞金が4年以上もの間有効活用されることなきことに対し怒りの声が寄せられています。
  富谷町議会としてはこれらの事実関係を調査検証するために、調査特別委員会を提案するものであり、議員各位にはご賛同くださいますようお願い申し上げます。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。
  本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。
  これより発議第5号を採決いたします。
  この採決は起立によって行います。
  本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
     〔賛成者起立〕
議長(浅野幹雄君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり可決されました。
  この際、委員長、副委員長を選任していただくため、暫時休憩をいたします。
     午後4時37分 休憩


     午後4時45分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  東日本大震災に係る災害見舞金等の取扱いに関する調査特別委員会の委員長、副委員長が選任されましたので、その結果をご報告いたします。
  委員長に相澤 榮君が、副委員長に小川昌義君が選任されました。また、当調査特別委員会より閉会中の継続調査等の申し出が出されております。受理したことをあわせて報告をいたします。


    日程第23 発議第6号 富谷町明石台東地区開発に伴う「宅地開発負担金」の減免に関する調査特別委員会の設置に関する決議(案)
議長(浅野幹雄君) 日程第23、発議第6号富谷町明石台東地区開発に伴う「宅地開発負担金」の減免に関する調査特別委員会の設置に関する決議(案)を議題といたします。
  提出者、山路清一君に説明を求めます。山路清一君、登壇願います。
14番(山路清一君) 発議第6号。
  平成27年6月8日付。
  富谷町議会議長浅野幹雄殿。
  提出者富谷町議会議員山路清一。賛成者富谷町議会議員佐藤克彦、賛成者富谷町議会議員細谷・二。
  富谷町明石台東地区開発に伴う「宅地開発負担金」の減免に関する調査特別委員会の設置に関する決議(案)。
  上記の議案を会議規則第14条の規定により、別紙のとおり提出いたします。
  富谷町明石台東地区開発に伴う「宅地開発負担金」の減免に関する調査特別委員会の設置に関する決議(案)。
  下記のとおり、富谷町明石台東地区開発に伴う「宅地開発負担金」の減免に関する調査特別委員会を設置するものとする。
  1.名称、富谷町明石台東地区開発に伴う「宅地開発負担金」の減免に関する調査特別委員会。
  2.設置根拠、地方自治法第109条及び富谷町議会委員会条例第5条。
  3.目的、富谷町明石台東地区開発に伴う「宅地開発負担金」の減免に関する調査。
  4.調査項目、(1)富谷町明石台東地区開発に伴い富谷町開発指導要綱に基づく負担金が減免された事実に関する調査、(2)その他開発負担金に関する調査。
  5.委員定数、19名。議長を除く全議員。
  6.調査期間、当該調査終了まで閉会中も調査することができる。
  平成27年6月10日。富谷町議会議員山路清一。
  皆様の御賛同をよろしくお願いいたします。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。
  本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。
  これより発議第6号を採決いたします。
  この採決は起立によって行います。
  本案は原案のとおり決することに賛成議員の起立を求めます。
     〔賛成者起立〕
議長(浅野幹雄君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり可決されました。
  この際、委員長、副委員長を選任していただくため、暫時休憩をいたします。
     午後4時50分 休憩


     午後4時50分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  富谷町明石台東地区開発に伴う「宅地開発負担金」の減免に関する調査特別委員会の委員長、副委員長が選任されましたので、その結果をご報告いたします。
  委員長に相澤 榮君が、副委員長に菅原福治君が選任されました。また、当調査特別委員会より閉会中の継続調査申し出書が提出されております。受理したことをあわせて報告いたします。


    日程第24 発議第7号 森 栄議員に対する議員辞職勧告決議(案)
議長(浅野幹雄君) 日程第24、発議第7号森 栄議員に対する議員辞職勧告決議(案)を議題といたします。
  地方自治法第117条の規定によって、1番森 栄君の退場を求めます。
     〔1番森 栄議員 退場〕
議長(浅野幹雄君) 提出者、佐藤克彦君に説明を求めます。佐藤克彦君、登壇願います。
13番(佐藤克彦君) 発議第7号。
  平成27年6月8日提出。
  富谷町議会議長浅野幹雄殿。
  提出者佐藤克彦。賛成者齊藤秀行、賛成者高橋正俊、賛成者小泉 光、賛成者菅原福治、賛成者出川博一、賛成者長谷川る美、賛成者三浦邦夫、賛成者小川昌義、賛成者細谷・二、賛成者山路清一、賛成者磯前 武、賛成者佐藤聖子、賛成者永野久子、賛成者相澤 榮。
  森 栄議員に対する議員辞職勧告決議(案)
  富谷町議会会議規則第14条の規定により上記議案を提出する。
  朗読をもって。
  森 栄議員に対する議員辞職勧告決議(案)
  泥酔状態で医師に暴言を吐くなどの不祥事案を起こし、さらには虚偽弁明をしたとして、我が富谷町議会は、昨年12月2日の平成26年第4回富谷町議会定例会とことし3月4日の平成27年第1回富谷町議会定例会の2度にわたり、森 栄議員に対する辞職勧告を全会一致で決議したものである。2度にわたっての議員辞職勧告決議が全会一致で決議されたにもかかわらず、みずからが置かれている状況を自覚しているとは到底思えない行為に及んでおり、森 栄議員は辞職勧告の受け入れを拒んでいるばかりか、その後も、町民からの苦情が続いている状況にあり、このような動議に抗う状況を議会として到底容認できるものではなく、このまま放置しておくわけにはいかない。たとえ辞職勧告は法的拘束力がないとはいえ、議員全員の一致した意思であるとともに、機関としての議会としての意思でもあり、そのことを森 栄議員が重く受けとめることをせず、何事もなかったように議員として行動していることに、町民各位の理解が得られるとは到底思えない。このような状況が続けば、決議した富谷町議会もまた有権者から責めを負うことになることを森 栄議員はどのように認識しているのか、図りかねるところである。
  このまま議会が全会一致で決議した辞職勧告決議の重みを無視し続けることは、富谷町議会を愚弄、蔑視するものであり、ひいては富谷町民を侮辱するものであることを認識すべきである。来年10月10日の市制移行を目指して進めている現在、内外に対して高い規範を示していかなければならないこの時期に、事の重大性をこのまま曖昧にしていいはずはないと考える。よって、ここに富谷町議会は森 栄議員が町議会議員の職を辞することを3度強く勧告するものである。
  平成27年6月10日。富谷町議会。
  皆さんの賛同をよろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 本日の会議は、都合により時間を延長して行います。
  お諮りいたします。
  本案は、質疑、討論を省略し、採決することに……
  16番渡邊俊一君。
16番(渡邊俊一君) ただいまの文言の中で、「泥酔状態で医師に暴言」と、「など」というところが抜けたと思うんですけれども、私の聞き違いでしょうか。もし抜けていたら、それを発言者に訂正をお願いしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 「泥酔状態で医師などに」の「など」が抜けていたということでございます。訂正ありますか。
13番(佐藤克彦君) 私の言葉足らずでした。「など」を入れてください。
議長(浅野幹雄君) お諮りいたします。
  本案は、質疑、討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) ご異議なしと認めます。よって、本案は、質疑、討論を省略し、採決することといたします。
  これから発議第7号を採決いたします。
  この採決は起立によって行います。
  本案は原案のとおり採決することに賛成議員の起立を求めます。
     〔賛成者起立〕
議長(浅野幹雄君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり可決いたしました。
  ここで、1番森 栄議員の入場を許します。
     〔1番森 栄議員 入場〕
議長(浅野幹雄君) 議長より、1番森 栄議員に報告いたします。
  ただいま議題となっております発議第7号森 栄議員に対する議員辞職勧告決議につきましては、採決の結果、可決されましたことを報告いたします。


     日程第25 閉会中の各委員会調査について
議長(浅野幹雄君) 日程第25、閉会中の各委員会調査についてを議題といたします。
  各委員会から、所管事務のうち富谷町議会会議規則第75条の規定によって継続調査の申し出があります。
  お諮りいたします。
  各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
  平成27年第2回富谷町議会定例会は、終始熱心な審議を経て全ての議案を可決いたしました。執行部におかれましては、各議員から出された意見を十分に尊重し、町政を執行されますよう強く要望いたしまして閉会の挨拶といたします。
  これで本日の日程は全て終了いたしました。会議を閉じます。
  平成27年第2回富谷町議会定例会を閉会いたします。
  ご苦労さまでした。
     午後4時59分 閉会

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