富谷市

『住みたくなるまち日本一』をめざして

平成27年第1回富谷町議会定例会(開催日:2月23日~3月17日)

更新日:2015年03月17日

平成27年第1回富谷町議会定例会(開催日:2月23日~3月17日)

会議録目次

定例会会議録第1号

定例会会議録第2号

定例会会議録第3号

定例会会議録第4号

定例会会議録第5号

予算審査特別委員会第1号

予算審査特別委員会第2号

予算審査特別委員会第3号

予算審査特別委員会第4号

定例会会議録第6号

定例会会議録第7号

平成27年第1回定例会目次

第1日目 2月23日(月曜日)
施政方針
町長提出議案の概要説明
議席の変更について
会議録署名議員の指名
会期の決定
常任委員の選任について
議案第18号 平成27年度富谷町一般会計予算
議案第19号 平成27年度富谷町国民健康保険特別会計予算
議案第20号 平成27年度富谷町下水道事業特別会計予算
議案第21号 平成27年度富谷町介護保険特別会計予算
議案第22号 平成27年度富谷町後期高齢者医療特別会計予算
議案第23号 平成27年度富谷町水道事業会計予算
議案第24号 指定管理者の指定について
議案第25号 富谷町道路線の廃止について
議案第26号 富谷町道路線の認定について
発議第 1号 富谷町議会委員会条例の一部改正について
第2日目 3月4日(水曜日)
発議第 2号 森栄議員に対する議員辞職勧告決議(案)
一般質問 6番 出川博一議員
1 公約実現に向けて
1番 森栄議員 
1 若生裕俊 新町長の政策の課題と対策について
14番 山路清一議員
1 町民バスを泉中央等地下鉄駅まで運行せよ
2 市制に向け副町長を早急に
5番 菅原福治議員
1 夜間の泉中央駅からのバス運行と、町民バスの泉中央駅乗り入れを
2 健康診断によるC型肝炎ウイルスの早期発見を
15番 磯前武議員
1 若生裕俊町政を問う
16番 渡邊俊一議員
1 町民バスの泉中央駅乗り入れとライトレール計画について伺う
第3日目 3月5日(木曜日)
一般質問 8番 三浦邦夫議員
1 町長のマニフェストに対しての財源を質問します
11番 小川昌義議員
1 敬老乗車券について問う
2 小型除雪機による通学路除雪について問う
3 世界最先端IT国家創造宣言と町民のための情報化を問う
9番 浅野直子議員
1 子育て支援について
2 緊急支援交付金の使い道について
3 防災の取り組みについて
17番 佐藤聖子議員
1 子ども医療費助成、待機児童など子育て支援について
2 4月から実施される新教育委員会制度について
7番 長谷川る美議員
1 4月から始まる「子ども・子育て支援新制度」への富谷町の取り組みを問う
第4日目 3月6日(金曜日)
一般質問 18番 永野久子議員
1 敬老パスの実現と、交通問題解決の方向性を問う
2 増税につながる国保の広域化(県一本化)はやめるべき
13番 佐藤克彦議員
1 本町の農業施策を問う
2 町内会館の整備を問う
10番 安住稔幸議員
1 町長等3役の退職金の廃止または大幅減額せよ
2 町民の生命と財産を守るために富谷町の消防力強化を
3 「住みたくなるまち日本一」今後のまちづくりを問う
第5日目 3月10日(火曜日)
議案第 1号 富谷町東日本大震災復興特別区域法第28条第1項の規定に基づく準則を定める条例の制定について
議案第 4号 富谷町企業立地促進条例の一部改正について
議案第12号 平成26年度富谷町一般会計補正予算(第7号)
議案第13号 平成26年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)
議案第14号 平成26年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第3号)
議案第15号 平成26年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第4号)
議案第16号 平成26年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)
議案第17号 平成26年度富谷町水道事業会計補正予算(第3号)
第6日目 3月16日(月曜日)
議案第 5号 富谷町行政手続条例の一部改正について
議案第 6号 富谷町個人情報の保護に関する条例の一部改正について
議案第 7号 暴力団の利益となる公の施設の使用等の制限に関する条例の一部改正について
議案第 8号 富谷町非常勤消防団員の定員,任免,給与,服務等に関する条例の一部改正について
議案第27号 富谷町教育委員会教育長の勤務時間等に関する条例の制定について
議案第28号 特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正について
議案第29号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について
議案第30号 富谷町教育委員会教育長の給与,勤務時間その他の勤務条件に関する条例の廃止について
議案第31号 職員の給与に関する条例の一部改正について
議案第32号 富谷町職員定数条例の一部改正について
議案第34号 富谷町保育所条例の一部改正について
議案第35号 富谷町立幼稚園授業料徴収条例の一部改正について
議案第36号 富谷町総合運動場条例の一部改正について
第7日目 3月17日(火曜日)
議案第38号 富谷町企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正について
議案第 2号 富谷町の地域包括支援センター事業における人員及び運営に関する基準を定める条例の制定について
議案第 3号 富谷町指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の制定について
議案第 9号 富谷町介護保険条例の一部改正について
議案第10号 富谷町指定地域密着型サービスの事業の人員,設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について
議案第11号 指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員,設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正について
議案第18号 平成27年度富谷町一般会計予算
議案第19号 平成27年度富谷町国民健康保険特別会計予算
議案第20号 平成27年度富谷町下水道事業特別会計予算
議案第21号 平成27年度富谷町介護保険特別会計予算
議案第22号 平成27年度富谷町後期高齢者医療特別会計予算
議案第23号 平成27年度富谷町水道事業会計予算
議案第33号 富谷町子ども医療費の助成に関する条例の一部改正について
議案第37号 平成27年度富谷町一般会計補正予算(第1号)
議員派遣の件
閉会中の各委員会調査について
予算審査特別委員会

第1日目  3月11日(水曜日

議案第18号 平成27年度富谷町一般会計予算
(企画部経営企画課、企画部あったかまちづくり推進課、企画部財政課、総務部総務課、総務部税務課、総務部町民生活課、会計課、議会事務局)
第2日目  3月12日(木曜日)
議案第18号 平成27年度富谷町一般会計予算
(福祉部長寿福祉課、福祉部健康増進課、福祉部子育て支援課、教育委員会)
第3日目  3月13日(金曜日)
議案第18号 平成27年度富谷町一般会計予算
(企画部産業振興課、建設部都市整備課、建設部都市計画課、建設部設計業務統括室)
第4日目  3月16日(月曜日)
議案第19号 平成27年度富谷町国民健康保険特別会計予算
議案第20号 平成27年度富谷町下水道事業特別会計予算
議案第21号 平成27年度富谷町介護保険特別会計予算
議案第22号 平成27年度富谷町後期高齢者医療特別会計予算
議案第23号 平成27年度富谷町水道事業会計予算

平成27年第1回定例会議事録(第1号)

平成27年2月23日(月曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 森栄君
  • 2番 齊藤秀行君
  • 3番 高橋正俊君
  • 4番 小泉光君
  • 5番 菅原福治君
  • 6番 出川博一君
  • 7番 長谷川る美君
  • 8番 三浦邦夫君
  • 9番 浅野直子君
  • 10番 安住稔幸君
  • 11番 小川昌義君
  • 12番 細谷禮二君
  • 13番 佐藤克彦君
  • 14番 山路清一君
  • 15番 磯前武君
  • 16番 渡邊俊一君
  • 17番 佐藤聖子君
  • 18番 永野久子君
  • 19番 相澤榮君
  • 20番 浅野幹雄君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 富谷町長 若生裕俊君
  • 会計管理者兼会計課長 矢田守君
  • 企画部長兼企画部経営企画課長兼市制移行準備室長 荒谷敏君
  • 福祉部長 小野一郎君
  • 建設部長 鴇謙一君
  • 企画部あったかまちづくり推進課長 高橋加代君
  • 企画部財政課長 吉田尚樹君
  • 企画部産業振興課長 横倉時夫君
  • 総務部総務課長 菅原俊司君
  • 総務部税務課長 内海壯晃君
  • 総務部町民生活課長兼東向陽台出張所長兼富ケ丘出張所長兼あけの平出張所長兼日吉台出張所長兼清掃センター所長 亀郁雄君
  • 福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター所長兼保健福祉総合支援センター所長 安積春美君
  • 福祉部健康増進課長兼食と栄養推進室長 奥山育男君
  • 福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセンター子育てサロン所長 浅場悟君
  • 建設部都市整備課長 伊藤正君
  • 建設部都市計画課長兼設計業務統括室長 佐々木俊男君
  • 水道事業上下水道課長(建設部上下水道課長) 齋藤英夫君
  • 教育長 菅原義一君
  • 教育次長 及川芳彦君
  • 教育部長兼富谷中央公民館長兼富ケ丘公民館長兼東向陽台公民館長兼あけの平公民館長兼日吉台公民館長 小松巌君
  • 教育部学校教育課長 神田能成君
  • 教育部生涯学習課長兼総合運動公園所長兼民俗ギャラリー館長 阿部雄也君

事務局職員出席者

  • 事務局長 山田豊
  • 次長 富澤裕
  • 主幹 相澤正人

議事日程 第1号

平成27年2月23日(月曜日)  午前10時00分  開会

第1 議席の変更について
第2 会議録署名議員の指名
第3 会期の決定
第4 常任委員の選任について
第5 議案第18号 平成27年度富谷町一般会計予算
第6 議案第19号 平成27年度富谷町国民健康保険特別会計予算
第7 議案第20号 平成27年度富谷町下水道事業特別会計予算
第8 議案第21号 平成27年度富谷町介護保険特別会計予算
第9 議案第22号 平成27年度富谷町後期高齢者医療特別会計予算
第10 議案第23号 平成27年度富谷町水道事業会計予算
第11 議案第24号 指定管理者の指定について
第12 議案第25号 富谷町道路線の廃止について
第13 議案第26号 富谷町道路線の認定について
第14 発議第 1号 富谷町議会委員会条例の一部改正について

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり 午前10時00分 開会


議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
  ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、ただいまから平成27年第1回富谷町議会定例会を開会いたします。
  この定例会は、町長から、富谷町東日本大震災復興特別区域法第28条第1項の規定に基づく準則を定める条例の制定についてなどの事件議案が提出されることになっております。慎重に審議を尽くされ、町民の負託に応えられますようご期待を申し上げますとともに、議会運営につきましてもご協力をお願いいたしまして、開会の挨拶といたします。
  本日は傍聴人がおられます。傍聴人の方々に申し上げます。
  富谷町議会傍聴規則第8条では、録音機、カメラ、ビデオなどによる撮影等は、議長の許可を得た場合以外は禁止となっております。また、携帯電話をお持ちの方は、携帯電話の電源をお切りになるか、マナーモードに切りかえて、静粛を保ち傍聴されますようお願いをいたします。
  日程に入るに先立ち、諸報告をいたします。
  議長諸報告はお手元に配付のとおりです。
  なお、説明員の出席報告ほか関係資料については、事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
  これで諸報告を終わります。
  ここで、議案等の提案理由並びに平成27年度施政方針の説明を含め、町長に挨拶を求めます。若生町長。
町長(若生裕俊君) 本日ここに、平成27年第1回富谷町議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様にはご多忙の中ご健勝にてご出席を賜り、提出議案のご審議をいただきますことに深く感謝を申し上げます。
  ただいま議長より発言の機会をいただきましたので、一言ご挨拶を申し上げます。
  去る2月8日の町長選挙におきまして、町民の皆様方の力強いご支援とご支持を賜り、おかげをもちまして2月12日より第17代富谷町長として町政を担当させていただくことになりました。私に寄せられた期待と責任の重さを思いますと、本当に身の引き締まる思いであります。改めて町民の皆様、議員各位に深く感謝と御礼を申し上げるものであります。これからどうぞよろしくお願い申し上げます。
  さて、本定例会は、私が町長就任後初めての定例会でございますので、今後の町政運営に対する私の所信や基本姿勢などを申し上げまして、議員の皆様を初め、町民の皆様、関係各位のご理解とご協力を賜りたいと存じます。
  初めに、この場に立たせていただくに当たり、これまで2期8年にわたり町政運営にご尽力いただきました若生英俊前町長のご労苦に心から感謝と敬意を表します。本当にありがとうございました。
  町長就任に当たり、私は「住みたくなるまち日本一」というスローガンを掲げさせていただきました。「住みたくなるまち日本一」を目指すためには、まずは今富谷に住んでいる人たちが住みやすい町にしていかなければいけないということだと思います。そのためには、やはり町民の皆様方の声が届く町政を心がけてまいります。
  ただ、私の耳に直接届く数は限られております。町民の皆様と常に接しているのは町職員ですので、就任訓示において、町民の皆様の声を職員の耳を通して町政に反映させていただきたい。その際に、待っているだけでは町民の声は届きません。声の大きい人たちの声は黙っていても届きますが、声なき声、声を出せない人たち、弱者の人たちがたくさんいます。その人たちの声を聞くには、みずから耳を傾け、その人たちのもとに足を運んでその人たちの気持ちを聞き取るという、こちらから耳を傾ける努力をしていかなければいけないと思います。日常の仕事の中で心がけていただきたいとお願いいたしました。皆さんの声を聞くために、みずから、また、職員とともに足を運び、耳を傾け、気持ちを聞き取るという努力をしていかなければいけません。耳ざわりの悪いことでも苦言でも私自身に声が届かなくなるとしっかりとした方向性を見失ないますので、それは一番あってはいけないことだと思います。とにかく町民の声を聞く努力、そして聞いた声を私にしっかりと運んでいただきたいと訓示いたしました。
  私は、これまで民間人としていろいろなことを実践してきました。できないと思われるようなことも実現してきました。それは、いつも私一人の力ではありません。誰の力でもなく、実現に向けてみんなの力が、いろんな人たちの支えがあって実現できたことばかりです。一人の力では何もできませんが、みんなの力が重なれば全て実現できると私は思っています。できない理由を考えてできない理由を説明するのではなく、できるためにはどうすればいいかということを常に心がけ、そのことが町民のためになると思っております。
  また、私たちは、町民の皆様の血税をいただき仕事をさせていただいております。町政を運営するお金は町民の皆様から預かっているお金ですので、1円たりとも無駄にしてはならず、皆様のためになるようにということを心がけなければなりません。そして、市制施行と富谷のさらなる発展に向け、総力を挙げオール富谷で取り組んでいきたいと思います。対話力を通じて、町民の皆様、町議会議員の皆様とともに議論し積極的に意見交換をしながら、声がしっかりと町に届き、富谷町に住んでよかった、「住みたくなるまち日本一」の実現に向けて努力していきたいと思います。
  以上のような基本的な考えを、今後私が推進したい町政運営の柱としております。
  これからの4年間、全力で町政運営に邁進してまいりますので、議員の皆様、そして町民の皆様の一層のご理解とご協力をお願い申し上げ、所信の一端を申し上げました。どうぞよろしくお願い申し上げます。
  それでは、平成27年度町政運営の方針と当初予算概要並びに提出議案について、次の点に重点を置いて申し述べさせていただきます。
  初めに、平成27年度当初予算編成概要について申し上げます。
  平成27年度当初予算については、就任後、限られた期間の中で調査を行い、必要と判断したものについては計上いたしました。しかし、私が目指す町政運営を含みながら、もう少し時間をかけて調整する必要があると判断したものは、今後の補正対応も含めた検討をさせていただきたいと存じます。ご理解をお願い申し上げます。
  これらの過程を経て編成しました平成27年度当初予算案は、一般会計で対前年度比13.4%減の119億3,500万円となりました。
  減となった要因の主なるものといたしましては、明石台小学校の建設工事及び高屋敷工業団地工業用地開発に伴う道路・橋梁工事費用の減によるものです。
  それでは、平成27年度の主な施策概要について、平成27年度当初予算重点施策に沿ってそれぞれの取り組みについて申し上げます。
  初めに、幼児教育並びに学校教育の充実に向けた施策について申し上げます。
  富谷町教育委員会では、心身ともに健やかで豊かな情操と道徳性を備えた人間性を目指し、子供たちの発達に即した教育内容の定着を重視した教育の充実に努めるとともに、生涯にわたる学習の充実に努めてまいります。
  まず、4月開校の明石台小学校につきましては、校舎・放課後児童クラブ新築工事は順調に進捗し、3月13日の竣工を目指しております。開校に先立ち、3月20日に校舎施設見学会を開催することとしておりますので、この機会にぜひごらんいただければと思います。また、屋内運動場・プール新築工事については、鉄骨工事・躯体工事のおくれにより、3月末までの竣工は困難な状況となりました。現在のところ、竣工は5月末と見込んでおります。このことにより、屋内運動場・プール新築工事については、平成27年度への繰越明許を行うとともに、明石台小学校の開校式並びに入学式及び始業式につきましては、明石台小学校校舎1階の特別活動室において行うなど、工夫しながら対応することといたします。なお、屋内運動場・プール新築工事の竣工後、改めて「明石台小学校開校を祝う会」を行う予定としておりますので、よろしくお願いいたします。
  地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律が4月1日施行されることに伴い、教育長の勤務時間等に関する条例ほか関係条例につきまして、本議会に追加提案を予定しておりますので、可決賜りますようお願いいたします。
  また、子ども・子育て支援法が4月1日施行されることに伴い、富谷町立幼稚園授業料徴収条例の一部を改正する条例につきましても、本議会に追加提案を予定しておりますので、可決賜りますようお願いいたします。
  青少年健全育成・生涯学習の充実に向けた施策について申し上げます。
  地域人材や教育資源を活用して家庭教育や学校教育の充実を図る「富谷町地域・学校・家庭をつなぐ取り組み」については、引き続き学校と協議を行いながら実施してまいります。また、児童に多様な体験の場を提供する放課後子ども教室につきましては、放課後児童クラブと連携し実施してまいります。また、公民館で事業を運営展開してきました放課後児童クラブは、27年度から子育て支援課で実施してまいりますので、現在、引き継ぎの準備をしているところであります。
  各種スポーツ大会は、スポーツを通した地域コミュニティーづくりを目的とした開催であり、多くの町民が参加できるように、また、楽しみながら健康づくりに取り組んでいけるよう実施してまいります。
  (仮称)スポーツ交流館の整備につきましては、3月末に竣工し、4月から供用できる運びとなりました。トイレやシャワーを完備しておりますので、大いに利用していただき、スポーツに親しんでいただければと願っております。また、総合運動公園の整備につきましては、Dグラウンドに日よけ雨よけのベンチを設置し、また、グラウンドの不陸整正を行い、利用者の利便を図ってまいります。
  子育て支援の充実に向けた施策について申し上げます。
  子ども・子育て支援法に基づき、富谷町子ども・子育て会議を設置して取り組んでまいりました。富谷町子ども・子育て支援事業計画につきましては、完成に向けて最後の調整段階となっております。(仮称)富谷町子育て支援複合施設につきましては、当施設で実施予定の事業等についての見直しを行い、建設の有無も含めて町民の皆様からのご意見を伺いながら改めて検討してまいりたいと考えております。ご理解をお願いいたします。
  明石台わか葉保育園北側に隣接する、特定非営利活動法人さわおとの森が運営する障がい児通所施設「こども発達センターあかいしの森」の建設工事については、本体工事がほぼ完了し、利用希望者に説明会を行うなど、27年4月の開所に向けて体制を整えているところになっております。
  放課後児童クラブにつきましては、明石台小学校の敷地内に初めて専用施設を設置し、本年4月からいよいよ運営を開始いたします。明石台小学校以外の児童クラブについては、小学校4校について27年10月から学校敷地内での実施に向け準備を進めていたところですが、事業の実施方法等について見直す必要があることから、施設整備の実施時期も含めて再検討をしてまいります。
  子ども医療費助成につきましては、私の公約でも申し上げておりますが、多くの子育て世帯の皆様から対象年齢を拡大してほしいなどのお話を伺いました。つきましては、対象年齢を18歳までに拡大し、一部負担金についても徴収しない方向で検討し、本年10月実施を目指して準備手続などを本格的に進め、今後の補正予算で対応したいと考えております。
  また、子ども・子育て支援法が4月1日施行されることに伴い、富谷町保育所条例の一部を改正する条例につきまして、本会議に追加提案を予定しておりますので、可決賜りますようお願いいたします。
  地域福祉の充実に向けた施策について申し上げます。
  初めに、健康増進事業については、各種検診の有用性や情報提供を図りながら周知啓発に努め、町民皆様の疾病の早期発見、早期治療につながるよう支援してまいります。
  また、健康づくり事業の推進につきましては、国保事業のレセプト情報や特定健診結果等データを活用し、町民の健康課題の把握に努めるとともに、地区健康推進員の皆様と一層の連携を図りながら、地区健康教室等を通じて効果的な食育の推進、保健指導、各種健康事業に取り組んでまいります。
  感染症予防事業につきましては、高齢者インフルエンザ対策として、予防接種費用助成事業を継続するとともに、高齢者肺炎球菌予防接種事業につきましては、昨年10月から予防接種法施行令の一部改正により定期接種となりましたことから、予防接種を円滑に推進するため周知啓発に努めてまいります。
  次に、国民健康保険事業につきまして申し上げます。
  国保財政状況につきましては、被保険者数が減少傾向にあるとともに、26年度分から国保税を引き下げたことにより、収納率は向上しているものの、27年度の国保税収入額は大きく減少していますが、国保財政調整基金の保有状況を踏まえながら、給付と負担の公平性の確保に留意しつつ、国保税の引き下げの可能性について検証を進めてまいります。
  長寿福祉事業について申し上げます。
  高齢者保健福祉施策の指針となる高齢者保健福祉計画・第6期介護保険事業計画は、平成27年度を初年度とし、新たにスタートします。要介護認定者の増加や施設整備の充実などにより介護給付費の上昇が38%ほど見込まれますが、介護保険料基準額につきましては、介護給付費準備基金の取り崩し、12段階の保険料負担段階設定などにより、前期計画と比較して約15.8%の上昇幅に抑え、月額5,590円となりました。今期は、大幅な介護保険制度改正を踏まえ、町民相互の支え合い活動や介護予防を核とした地域包括ケア構築に努めてまいります。
  障がい者福祉施策の指針となる障害者計画・第4期障害福祉計画は、平成27年度を初年度とし、新たにスタートいたします。関係部署・機関との連携に努め、就労支援、権利擁護、家族介護者の支援等、地域における障がい者の自立した生活のためのサービスや相談支援に努めてまいります。
  地域活動支援センターは、指定管理期間満了に伴い、次期指定管理候補者を社会福祉法人富谷町社会福祉協議会と決定いたし、今議会に上程しておりますので、ご審議のほどをよろしくお願いいたします。
  臨時福祉給付金及び子育て世帯臨時特例給付金については、本年度に引き続き平成27年度も給付の実施方針が国より示されました。今後、国の指示通知を注視しながら、対象者へ円滑にお届けできるよう努めてまいります。
  市制移行に関する福祉事務所設置に向け、仙台保健福祉事務所への職員派遣の継続とともに、職員の社会福祉主事資格の取得の体制を整備し、生活保護のケースワーカーとしてのスキルアップを目指すなど、準備作業を進めてまいります。
  企業誘致関係について申し上げます。
  高屋敷工業団地につきましては、造成工事は順調に進捗しています。米国系の会員制倉庫型量販店コストコにつきましては、先般、高屋敷地区への出店正式発表がありました。平成28年春のオープンを予定し、店舗面積約1万3,860平方メートル、約300人から400人の地元雇用を予定し、会員募集は本年10月ころから開始するとのことです。また、あわせて雇用も富谷町を優先に同時期より開始するとのことです。
  成田2期北地区への企業誘致につきましては、富谷の将来を見据えた重要施策であると私は思っています。組合並びに地権者の皆さんや宮城県、関係機関との連携協力のもと、私の強い人脈や企業とのつながりを最大限活用し、トップセールスで企業誘致の実現に向かうとともに、議員各位のご支援をいただきながらオール富谷で積極的に取り組んでまいりたいと存じます。
  なお、他の市町村との企業誘致策を優位に進めていくために、新たな企業立地奨励金交付制度の創設を目的とした富谷町企業立地促進条例の一部改正条例を本議会に上程しておりますので、ご理解賜りご審議のほどよろしくお願いいたします。
  農業、商業、観光に関する施策について申し上げます。
  初めに、観光物産事業について申し上げます。
  「とみやブルーベリースイーツフェア」につきましては、富谷町ブルーベリー生産組合と町内ケーキ店の協力を得ながら、富谷町産ブルーベリーのPRと消費拡大、さらには観光誘客の一環として、今年度も取り組んでまいります。
  また、地域特産品の販売促進のため、道の駅整備に向けてブルーベリー生産組合など地場産品生産者や商工会関係者、農業関係者や国・県など関係者の皆さんと具体的な内容について協議を開始してまいりたいと考えています。詳細計画等決まりましたら、改めてご説明させていただきます。
  公益法人に移行し3年が過ぎた富谷町シルバー人材センターにつきましては、公益目的事業を柱に事業を展開し、平成27年1月末日現在、会員数男性329人、女性115人の444人となっております。町としては、引き続きその活動に対し支援を行ってまいります。
  農業振興について申し上げます。
  平成27年産米の生産調整につきましては、宮城県より示された生産数量は1,714トン、面積換算値として336ヘクタールであり、平成26年目標数量1,785トンより71トンの減、面積換算で15ヘクタールの減となりました。これにより、当町の作付率は過去最低の57.55%、いわゆる生産調整率は42.45%となり、作付率は昨年より3%の減になる予定です。また、27年産米から生産数量目標の設定にあわせ、仮にこれだけ生産すれば生産の次年度の期末在庫数量が過去の平均水準に近づくこととなるものとして機械的に算定した自主的取り組み参考値が設定され、1,686トンとなっています。
  農地維持管理事業について申し上げます。
  三ノ関の三枚橋付近の排水路につきましては、昨年の大雨により田への浸水が発生いたしました。幸いにも稲刈り後ということで被害はありませんでしたが、今後もゲリラ豪雨などの発生により田畑への被害が懸念されます。この排水路の根本的な解決に向け、改修も視野に入れた調査を実施し、災害の抑制に努めてまいります。また、竹林川にかかる三ノ関の本木橋につきましては、舗装面の劣化が進んでいることから、安全確保のため補修を行います。
  居住環境の充実に向けた施策について申し上げます。
  まず、私は就任早々に、富谷町の居住環境の推進を図るため、宮城県村井知事、仙台市奥山市長、県議会安藤議長、仙台市西澤議長を訪問し、私の考えをお話しさせていただき、これからの町政運営への協力・支援を申し入れいたしました。また、19日には上京し、国土交通省並びに農林水産省などを訪問し、市制移行を目指している本富谷町への支援強化を話させていただきました。また、あわせて宮城県選出の国会議員の皆様を訪問し、道路整備を初め交通環境、産業振興など、「住みたくなるまち日本一」実現への協力要請をさせていただきました。このようなことを踏まえ、居住環境の充実に向けた施策を申し上げます。
  初めに、町道の整備について申し上げます。
  町道穀田三ノ関線につきましては、都市計画の変更手続に時間を要しておりますが、役場周辺の交通環境を改善するために重要な路線であることから、引き続き整備に向けて推進してまいります。
  町道深苗代線につきましては、平成25年度に県道から約155メートル区間の整備が完了しておりますので、引き続き改良工事を予定している約470メートル区間について用地買収を実施いたします。
  道路側溝の有蓋化につきましては、昨年度に引き続き太子堂、鷹乃杜、富ケ丘地区において実施してまいります。
  町道の舗装修繕につきましては、国の社会資本整備総合交付金を活用し、平成27年度から平成29年度にかけて幹線道路の舗装修繕を実施することとし、また、大型車の交通量が多く緊急性の高まっている町道二・三ノ関線と成田18-4号線の修繕を実施します。また、区画道路の舗装修繕につきましては、引き続き東向陽台地区において実施いたします。東向陽台地区の舗装修繕は、平成26年度で二丁目が完了しましたので、今後は一丁目の本格的な修繕に着手することといたします。
  都市公園については、昭和50年代に整備された遊具の経年劣化対策として平成24年度から実施してきた遊具交換工事を引き続き実施いたします。
  都市計画につきましては、平成29年度予定の仙塩広域都市計画第7回定期見直しに向けて宮城県との事前協議がスタートしたところです。自然環境と調和した居住空間や産業地の形成、都市施設の整備計画など基本方針を関係者を交えて検討してまいります。
  町内会館整備については、昨年12月議会で補正した(仮称)志戸田会館新築工事設計業務委託については、平成26年12月24日に契約締結し、現在設計業務を進めているところであり、年度末までに完了する見込みです。また、(仮称)志戸田会館新築工事については、年内中の完成を目指しております。
  再生可能エネルギー等導入事業につきましては、富谷武道館及び鷹乃杜防災センター太陽光発電設備等導入工事が平成27年2月末日竣工見込みです。また、あけの平公民館及び日吉台公民館太陽光発電設備等導入工事については、2回の入札不成立があり契約が少しおくれましたが、平成27年3月20日までに竣工する見込みです。みやぎ環境交付金事業につきましては、平成23年度より公共施設のLED光源導入事業を進めており、最終年となる平成27年度は議場及び地下室の切りかえを計画しております。また、再生可能エネルギー等導入事業につきましては、最終年となる本年度は、町内における位置的なバランスや地域の人口などを勘案し、成田東小学校と富谷第二中学校に太陽光発電設備を設置することといたしました。これにより、全ての公民館と富谷武道館、鷹乃杜防災センターと合わせて、災害時などにおける電力供給と避難所としての運営機能の一層の充実が図られることとなりました。
  上水道事業につきましては、水道事業収益が人口・世帯数によりふえている状況でございますが、町民皆様の節水へのご協力で若干減る見込みとなっております。水道事業費用につきましては、平成27年度より宮城県の受水単価が下がることに伴い本町の受水費の支払いが減少することと、水道監視システム工事が完成したことにより減額となります。また、平成26年度からの会計制度改正による長期前受金戻入金の計上により、純利益1億304万1,000円となる見込みです。引き続き町民の方々に水の大切さを理解していただくとともに、安全・安心な水の安定的な供給のため、配水池等の計画的かつ適時適切な施設の維持管理と道路整備工事に合わせ耐震管入れかえ工事等を行い、施設の延命化にも努めてまいります。
  下水道事業につきましては、社会資本整備総合交付金対象事業に係る富谷1号汚水幹線管渠改築工事、成田第1汚水中継ポンプ場ポンプ修繕工事の継続実施による事業費の増、また、新たな市街地整備も含め、富谷町流域関連公共下水道事業全体計画を見直し、平成27年度認可取得を目指します。さらに、下水道施設の適切な維持管理及び施設の延命化に努めてまいります。
  町民バスにつきましては、利用者の皆様のご意見や要望をできる限り限られた予算の中で反映できるように、検討を重ねてまいりたいと存じます。さらに、町域を超えた新たな運行ルート、特に地下鉄泉中央駅方面への路線導入に向けて、宮城交通や関係機関との協議を進めてまいりたいと考えています。より利便性が高く、多くの皆様に愛される町民バスの運行に努めてまいります。
  また、高齢者の皆様から要望の高い敬老乗車券の導入につきましては、既に実施している仙台市の状況などさまざまな検討を具体的に行い、富谷町で実施できる敬老乗車券とはどういうものかを、仙台市や宮城交通、国や県の関係機関と協議を早急に始めたいと思います。この件につきましては、町民の皆様のご意見もお伺いしたいと考えています。これからの取り組みについてご協力をよろしくお願いいたします。
  「住みたくなるまち日本一」の実現に向けて、そして市制移行を踏まえた都市的機能の強化に向けて、ライトレールなどの新しい公共交通機関の整備に向けた調査研究を積極的に進めてまいります。広域的に設置されている「緑の未来産業都市くろかわ建設協議会」で過去に行われてきたライトレール整備基本方針などを改めて検証し直し、現在の富谷町の現状に合った分析・研究を進めてまいりたいと考えています。これからライトレールの整備促進へ向けて積極的にあらゆる手法を検討し、取り組んでまいりたいと存じます。
  安全・安心して暮らせる環境づくりの充実に向けた施策について申し上げます。
  初めに、防災関連について申し上げます。
  富谷町地域防災計画の改定については、これまで防災会議及び部会を5回開催し、東日本大震災における取り組みの反映、国の動向と宮城県地域防災計画との整合性を図りながら、多様な意見をいただき、これらを反映し、改定作業を終了いたしました。
  消防関連につきましては、消防団の活性化と機動力アップ施策の一環といたしまして、消防団員の処遇改善を図るため、災害出動等の費用弁償につきまして、富谷町消防団員の定数、任免、給与、服務に関する条例の一部改正を本議会へ上程させていただいておりますので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。
  防犯関連につきましては、9月1日から防犯カメラの供用を開始いたしました成田アンダーパス地下歩道でのつきまといや犯罪は、現在まで発生しておりません。また、周辺地域の犯罪等につきましても9月を境に減少しており、抑止効果のあらわれと推察いたします。引き続き防犯カメラ等の有意義な設置に向けて検討を進めてまいります。
  交通安全対策につきましては、昨年は富谷町内での交通事故による人身事故は前年費で33件減少し、3月10日には交通死亡事故ゼロ2年を迎えます。これは町民総ぐるみで取り組んでいただきました大きな成果であり、心より感謝申し上げます。引き続きお取り組みをお願いするものであります。
  ことし4月開校の明石台小学校周辺における交通安全対策につきましては、明石台小学校開校準備委員会における協議結果を踏まえ、30キロメートルの制限速度規制や大型貨物自動車等の通行制限規制を3月上旬から開始する見込みとなりました。あわせて、正門周辺への横断歩道の設置や一時停止規制がなされることとなり、順次通学路の交通環境整備を進めて、新しく通学する児童の皆さんと保護者の皆さんの安全・安心へ努めてまいります。
  情報提供の充実について申し上げます。
  広報とみや及び富谷町ホームページについては、多様な情報媒体、伝達手段を組み合わせ、日々新たな情報発信に取り組んでいます。特に、町のホームページについては、平成27年全国広報コンクールウェブサイト部門に3年連続で町村代表として推薦されることが決定いたしました。引き続き、フェイスブック、ツイッターといったソーシャルメディアと連携しながら、鮮度の高いいち早い情報発信に努めてまいります。
  私は、このたびの選挙において、富谷町を「住みたくなるまち日本一」にするために多くの町民の皆様と対話してまいりました。その結果、「対話・施策・実施」によってまちづくりに活気が生まれてくると痛感しました。町民の皆様と対話し、よき協調と連携、共同の関係を構築し、皆様の知恵と力を結集していくことが、富谷町の未来発展に結びついていくものと思います。町民の皆様と心が通い合うために、そして町民の皆様の声が届く町政の実現に向けて、「(仮称)わくわく町民会議」を開催してまいりたいと存じます。町民の皆様から多くの声をいただきながら、よりよいまちづくりを展開してまいります。
  効果的な行政運営の充実に向けた施策について申し上げます。
  まず、市制移行について申し上げます。
  市制移行に関する進捗状況等につきましては、本年1月27日に開催された富谷町議会全員協議会において市制移行準備室よりご説明申し上げておりますが、関係機関との協議、庁内検討組織による各部門検討会の実施などについて取り組んでおります。また、スケジュールでお示しした予定に沿って、2月には町内全世帯を対象とした市制に関する住民意識調査を実施し現在回収作業中であり、3月中には集計結果を皆様にご報告できるものと思っています。市制移行につきましては、これまでの取り組みを精査し、今後の方針などについて改めて検討し、皆様にお示しさせていただきたいと思います。私の考えでは、市制への移行月日は、国・県との協議などを鑑みますと、早くても平成28年10月以降となるのではないかと思っています。ことし10月1日実施の国勢調査において、人口5万人を確実に超す結果を得られるために、国勢調査の取り組みを強化してまいります。あわせて、町民の皆様へは、市制移行とはどういうことかなどについて、地域説明会を通じて十分お話をさせていただきたいと考えています。
  これらに向けて、市制移行準備室では、市制移行推進会議及び各部会などにおける全庁的な取り組みにより、円滑な事務移譲や申請書の作成業務を本格的に進めていくほか、総務省及び宮城県と実務的な協議をさらに進めてまいります。
  昨年11月のまち・ひと・しごと創生法施行を受け、年末にはまち・ひと・しごと創生総合戦略が閣議決定されました。このことにより、各地方自治体においても、地域の特性を踏まえた総合戦略を策定し、地方創生に向けた実効性の高い施策を展開していくことが求められております。
  富谷町におきましては、ことし1月に、町長を本部長とし全管理職で構成する富谷町まち・ひと・しごと創生総合戦略推進本部を設置し、検討を進めてきました。私は就任後、短い期間ではありました、が取り組み内容を確認し、また、郡内の町村長の皆さんと情報交換を行い、富谷町としての方針を決定し、次のように指示いたしました。
  このたびの地域住民生活等緊急支援のための交付金を活用した事業を計上し、来年度当初予算と一体となって、東京一極集中を打破し人口減少社会に挑戦する予算として編成し、富谷から地方創生を牽引する事業をスピード感を持って推進するために、交付金のうち地方創生先行型については、富谷町人口ビジョン及び総合戦略の策定業務として交付金1,000万円と、富谷町企業誘致促進事業として交付額1,484万7,000円に加え、地域消費喚起・生活支援型を活用し、地域経済の着実な底上げを図るため、町内商圏等で利用できるプレミアムつき商品券発行事業について交付額5,659万7,000円を活用し、町内における消費を喚起することとしております。これらの富谷町への交付金総額は、人口及び財政力指数等により総額8,134万5,000円が決定されており、今議会補正予算として計上いたしましたので、よろしくお願いいたします。
  富谷町人口ビジョンにつきましては、将来の人口動向や産業実態など多角的な視点での分析と市制移行を踏まえた将来人口推計及びそれに伴う総合戦略を策定し、確実な市制移行と5万人都市の実現に向けた実効性のある施策の指標を示すものです。また、富谷町企業誘致促進事業については、富谷町において企業誘致が最も重要な施策の一つと考えています。このことを踏まえ、今回の交付金を活用し、地域特性を生かした企業誘致の促進に向けた実証研究を取り入れた調査分析を行うことといたしました。
  地域緊急消費喚起として、プレミアムつき商品券発行事業については、地域振興に貢献する地元商店を初め富谷商圏を構成している店舗などにおいて共通して使用できるプレミアム商品券をくろかわ商工会の協力を受け発行することといたしました。プレミアム率は、郡内での取り組みを踏まえ30%、1枚1,000円、13枚つづりで販売額1万円とし、使用は1万3,000円としており、発行枚数約1万5,000セット、消費喚起想定額は約2億円以上を想定しています。町としては、PRに努め、販売促進と消費喚起に努めてまいりたいと考えています。今回の交付金事業を契機とし、総合戦略に基づく切れ目のない施策を展開し、「住みたくなるまち日本一」のまちづくりの一役となるよう取り組んでまいります。
  次に、番号制度の導入、いわゆるマイナンバーにつきまして申し上げます。
  平成28年1月から個人番号の利用と個人番号カードの交付が開始されることとなりますが、それに先立ち本年10月より、各自治体から委任を受けて事務を行う地方公共団体情報システム機構によって個人番号が付番の上、町民各位に通知される予定となっております。次年度に予定する市制移行とあわせて、マイナンバー制度導入へのスムーズな対応を図るため、各種システムの構築並びに改修に関する予算を本議会において上程させていただいております。ご審議のほどよろしくお願いいたします。
  以上、今後4年間の町政を推進するに当たり、所信の一端と平成27年度施政方針を申し上げました。町政のあらゆる分野において対話を重視し、「住みたくなるまち日本一」を目指してまいります。議員各位並びに町民の皆様の一層のご支援とご協力を切にお願い申し上げます。
  それでは、続きまして、今回上程している議案につきまして、その概要についてご説明申し上げます。
  初めに、補正予算並びに当初予算に関して、議案第12号から議案第23号につきまして一括してご説明申し上げます。
  議案第12号平成26年度富谷町一般会計補正予算(第7号)は、歳入歳出予算の総額から5,253万1,000円を減額し、総額145億515万6,000円とするものであります。
  議案第13号から議案第17号につきましては、各特別会計、水道事業会計の補正予算について議決をお願いするものであります。
  続きまして、議案第18号から議案第23号の平成27年度当初予算に関しましてご説明申し上げます。
  一般会計につきましては、13.4%減の119億3,500万円、国民健康保険特別会計は、15.1%増の44億9,809万6,000円、下水道事業特別会計は、3.1%減の8億5,694万7,000円、介護保険特別会計は、13.3%増の22億9,855万9,000円、後期高齢者医療特別会計は、3.7%増の2億8,472万2,000円となりました。
  富谷町水道事業会計につきましては、3条予算の収益的収入及び支出についての収入が11億7,669万8,000円、支出10億7,365万7,000円となっております。また、4条予算の資本的収入及び支出についての収入が3,000円、支出が1億1,081万7,000円の財源不足となり、損益勘定留保資金等で補?措置をとることといたします。なお、詳細につきましては予算審査特別委員会の折にご説明申し上げます。
  今回提出しております予算外議案につきましては、その概要をご説明申し上げます。
  議案第1号富谷町東日本大震災復興特別区域法第28条第1項の規定に基づく準則を定める条例の制定については、東日本大震災復興特別区域法第28条第1項の規定に基づき、製造業に係る工場等の緑地面積率等について、適用すべき準則を定めるものです。
  議案第2号富谷町の地域包括支援センター事業における人員及び運営に関する基準を定める条例の制定については、地方分権第3次一括法の施行に伴い、介護保険法第115条の46第5項に定める地域包括支援センターの包括的支援事業を実施するために必要なものに関する基準等を定めるものです。
  議案第3号富谷町指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の制定については、地方分権第3次一括法の施行に伴い、介護保険法第115条の24第1項及び第2項に定める指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定めるものです。また、介護保険法第115条の22第2項第1号に定める指定介護予防支援事業者の指定に関する基準を定めるものです。
  議案第4号富谷町企業立地促進条例の一部改正については、企業立地の促進を図るため、新たな奨励金交付制度創設のほか、所要の改正を行うものです。
  議案第5号富谷町行政手続条例の一部改正については、行政手続法の一部改正に伴い、所要の改正を行うものです。
  議案第6号富谷町個人情報の保護に関する条例の一部改正については、独立行政法人通則法の一部改正に伴い、所要の改正を行うものです。
  議案第7号暴力団の利益となる公の施設の使用等の制限に関する条例の一部改正については、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部改正に伴い、所要の改正を行うものです。
  議案第8号富谷町非常勤消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正については、消防団員の処遇改善として、火災や地震、水害などの災害の防除及び警戒に当たる場合の出動手当を増額する所要の改正を行うものです。
  議案第9号富谷町介護保険条例の一部改正については、介護保険法の改正、介護保険法施行令及び国庫負担金の算定等に関する政令の一部を改正する政令及び介護保険法施行規則等の一部を改正する省令に伴い、所要の改正を行うものです。
  議案第10号富谷町指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正については、介護保険法施行規則等の一部を改正する省令の施行により、指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準の一部改正が行われたため、所要の改正を行うものです。
  議案第11号指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正については、介護保険法施行規則等の一部を改正する省令の施行により、指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準の一部改正が行われたため、所要の改正を行うものです。
  議案第12号から第17号までは、各種会計の補正予算を計上するものです。
  議案第18号から第23号までは、各種会計の当初予算を計上するものです。
  議案第24号指定管理者の指定については、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律第77条の規定に基づく地域活動支援センターにおける管理業務を、地方自治法第244条の2第6項の規定により、下記の事業者に指定し実施するものです。
  議案第25号富谷町道路線の廃止については、富谷町大清水一丁目地区商業地開発行為において、道路敷の交換及び拡幅による路線再編に伴い町道路線を廃止するものです。
  議案第26号富谷町道路線の認定については、富谷町大清水一丁目地区商業地開発行為に伴う道路敷の交換及び拡幅並びに路線新設により認定するものです。
  以上、提出議案の説明を申し上げましたが、議案審議の折にはなお詳細にご説明申し上げますので、慎重審議を賜り、全案件ご可決くださいますようお願い申し上げます。
  平成27年2月23日。富谷町長若生裕俊。
議長(浅野幹雄君) これから、本日の会議を開きます。
  議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。


     日程第1 議席の変更について
議長(浅野幹雄君) 日程第1、議席の変更についてを行います。
  今回新たに当選された齊藤秀行君、長谷川る美君の議席に関連し、変更後の議席はただいま着席の議席を変更後の議席に指定いたします。


     日程第2 会議録署名議員の指名
議長(浅野幹雄君) 日程第2、会議録署名議員の指名をいたします。
  会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、1番森 栄君、2番齊藤秀行君、3番高橋正俊君の3名を指名いたします。


     日程第3 会期の決定
議長(浅野幹雄君) 日程第3、会期の決定を議題といたします。
  お諮りいたします。
  本定例会の会期は本日から3月17日までの23日間にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本定例会の会期は本日から3月17日までの23日間に決定いたしました。


     日程第4 常任委員の選任について
議長(浅野幹雄君) 日程第4、常任委員の選任についてを行います。
  お諮りいたします。
  常任委員の選任については、富谷町議会委員会条例第6条第4項の規定により、お手元に配付いたしました名簿のとおり指名したいと思いますが、ご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、常任委員はお手元に配付の名簿のとおり選任することに決定いたしました。
  この際、午前11時5分まで休憩をいたします。
     午前10時52分 休憩


     午前11時05分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


                                           
     日程第 5 議案第18号 平成27年度富谷町一般会計予算
     日程第 6 議案第19号 平成27年度富谷町国民健康保険特別会計予算
     日程第 7 議案第20号 平成27年度富谷町下水道事業特別会計予算
     日程第 8 議案第21号 平成27年度富谷町介護保険特別会計予算
     日程第 9 議案第22号 平成27年度富谷町後期高齢者医療特別会計予算
     日程第10 議案第23号 平成27年度富谷町水道事業会計予算
議長(浅野幹雄君) 日程第5、議案第18号平成27年度富谷町一般会計予算、日程第6、議案第19号平成27年度富谷町国民健康保険特別会計予算、日程第7、議案第20号平成27年度富谷町下水道事業特別会計予算、日程第8、議案第21号平成27年度富谷町介護保険特別会計予算、日程第9、議案第22号平成27年度富谷町後期高齢者医療特別会計予算、日程第10、議案第23号平成27年度富谷町水道事業会計予算については、富谷町議会会議規則第37条の規定により、一括議題といたします。
  お諮りいたします。ただいま一括議題といたしました議案第18号から議案第23号までを、富谷町議会会議規則第39条第3項の規定によって、議案の説明を省略したいと思いますが、ご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、議案第18号から議案第23号までは、議案の説明を省略することに決定いたしました。
  ここで、お諮りいたします。
  ただいま議題となっております平成27年度富谷町各種会計予算については、富谷町議会委員会条例第5条の規定及び富谷町議会先例集96により、議長を除く議員全員で構成する予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査したいと思いますが、ご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、平成27年度富谷町各種会計予算については、予算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定いたしました。
  この際、予算審査特別委員会の委員長及び副委員長を選任していただくために、暫時休憩といたします。
     午前11時07分 休憩


     午前11時07分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  予算審査特別委員会の委員長及び副委員長が選任されましたので、その結果をご報告いたします。
  委員長に小川昌義君、副委員長に山路清一君が選任されました。よって、本案は予算審査特別委員会の議題といたします。


     日程第11 議案第24号 指定管理者の指定について
議長(浅野幹雄君) 日程第11、議案第24号指定管理者の指定についてを議題といたします。
  本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) おはようございます。よろしくお願いいたします。
  議案書106ページをお願いいたします。
  議案第24号指定管理者の指定についてご説明いたします。
  地方自治法第244条の2第6項の規定により、下記のとおり指定管理者の指定をしようとすることにつき、議会の議決をお願いするものでございます。
  公の施設の名称、富谷町地域活動支援センター。
  指定をしようとする団体、富谷町富谷字桜田1番地1、社会福祉法人富谷町社会福祉協議会。
  指定の期間、平成27年4月1日から平成32年3月31日までの5カ年でございます。
  提案理由は、富谷町地域活動支援センターの5年間の指定管理期間が平成27年3月をもって満了となるため、地方自治法の規定により指定管理者の指定をしようとすることにつき、議会の議決をお願いするものでございます。
  これまでの経過といたしましては、応募資格を町内で障害福祉事業を提供している社会福祉法人として募集をかけ、2法人から申請がありました。その後、提出書類の確認審査、選考委員会による審査を経て、指定管理候補者を選考いたしたものでございます。
  よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。6番出川博一君。
6番(出川博一君) このそもそも地域活動支援センターが指定管理施設としたのはどういうことなのか、その辺の経緯と、さらに指定管理者を指定するということは、コスト削減か、あるいはサービス向上か、そのようなことで民間に頼んだほうがよりコスト削減になるし、サービス向上につながるというふうなことかと思いますけれども、その辺についても含めてご回答いただきたいと思います。
  2つ目として、公募で募集したと言いますけれども、この競合した2つはどのような過程で選定されたのか。どのような選定委員会が開催されたのか、お尋ねいたします。
  以上、お願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) このセンターのほうが指定管理者制度を利用することになりましたのは、平成17年度からでございます。17年度から5年間、今回3回目というふうなところでございます。
  この経緯のところですけれども、一番最初の17年度のときは、この指定管理者制度のところが15年6月に公布され、地方自治法が改正されております。その中で効果的かつ効率的に対応するためというふうなところでございまして導入されたものと思っております。その後、5年を経て3回目というふうな経過でございます。当然、サービスの質の向上、民間ノウハウを生かしたサービスの向上もですし、その費用対効果というか、そういうところも持ってのことだと認識してございます。
  これまでの選定の経過のところでございますけれども、応募資格のところを町内で障害福祉事業を提供している社会福祉法人というふうなところで設定してございます。そのうち申請がございましたのは、社会福祉法人永楽会と富谷町社会福祉協議会の2者でございます。その2者のところでの応募に対しまして、まず書類審査を行いました。その後に1次審査、事務局での1次審査を経て2次審査、こちらのほうは選考委員会というふうなことになります。選考委員会は政策企画会議をもって当てるというふうなところで基準のほうを定めましたので、その選考委員会を経て今の結果になったというふうなところでございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。6番出川博一君。
6番(出川博一君) そうすると、今回指定管理者を決めるに当たって、町理解としてサービスの向上がなっているのかどうか。それからあと、町でこれをもしやった場合、どれだけのコストがかかるのかという試算はされたのか、2つ目をそれについてお尋ねします。
  さらに、もう一つは、先ほどの答弁では政策企画会議を開いたということなんですけれども、これはいつ開かれたのか、その辺のところと、それは選定委員会を兼ねるというのはどこに明文化されているのか、お尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) まず、職員を配置したときのコストというふうなところでは、この指定管理制度3回目となりますので、実施しておりません。
  それから、2次審査のところですけれども、1月14日でございます。これは、選定基準を決める際に選考委員会を政策企画会議をもって当てるというふうなところで基準を定めて実施したものでございます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) やはり5年ごとといいながらも、いわゆる指定管理者を選定されているんですけれども、やはりこれは制度そのものはコスト削減、いわゆる自賄いというか自分のところで役場でやった場合にはコストが例えば多くかかるとか、あるいは民間のノウハウを入れることによってサービスが向上するんだというようなことで、根っこになるそういう議論があって初めて指定管理者ということになろうと思うので、その辺のところは2回続けてやって3回目だということで余り検討しなかったということなんですけれども、そういうことについてもやはりこれからはぜひ検討して、特に富谷町の場合、指定管理者はこの1つのセンターということになっていますので、そういうことでぜひ今後についてはその辺を比較検討するという姿勢をお願いしたいなというふうに思います。
  それから、選定委員会というか、政策企画会議が1月14日ということなんですけれども、1月14日に開かれてはいないんですけれども、そして本来であれば政策企画会議は庁議の中の政策企画会議の報告というところに当然出て、それが庁議報告さえなっていない。政策運営推進会議で報告されなくちゃならないという流れになっているんですけれども、そういうことはされずに、いわゆるその関係が余りはっきりとされていない。当然議事録があってしかるべきだと思うんですけれども、その議事録があるのかどうか、お尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) まず、コストの比較というようなところで、確かにおっしゃるとおりでございます。17年度、一番最初のときに比較をし、当然民間活用のほうがサービスの質の向上も図られるというふうなところでスタートしておりましたが、その節目、節目のところではそういったところはすべきところと思いますので、今後に生かしてまいりたいと思います。
  あと、2次審査のその選考委員会のところですが、政策企画会議をもって当てるというふうなところでしておりまして、選考委員会としての議事録というのは原課のほうでとってございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。18番永野久子君。
18番(永野久子君) よく聞き取れなかったところがありますので、重なるかと思いますが、まず、永楽会ではなく社会福祉協議会というふうに最終的に決定したその社協の優位性というのはどこにあるというふうに見ておりますか。それが1点目です。
  それから、職員数、専門職の配置について、永楽会と比べてどういう状況になっているのか。その人数を比較して伺いたいと思います。
  もう1点、この指定管理者制度で何年かごとにかわる可能性があると。今回はついにかわったわけですが、これは一面では新しい風が入るかもしれませんが、しかし、一面では安定性という面で不安になる、利用者が不安になるということもあり得ます。この点についてはどのように考えておられるのか、伺います。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) この選考委員会ですけれども、その事務局の1次審査と2次審査ということで行ってまいりました。この中では説明のところでは今の利用状況のところの説明と、あと事業提案、今後地域活動支援センターとしてどのようなことをしていくかというふうな事業提案をもって選考委員会の皆様に判断をしていただいたものというふうに思ってございます。その優位性というふうなところは、お一人お一人というか、選考委員会の皆様の判断によるものとは思いますけれども、その社協が持ってきましたボランティア等も含めての人材を入れて、地域に開かれた地域性を持ったというふうなところだったというふうに事務局としては考えております。
  専門職のところですけれども、法的には地域活動支援センターはどういう資格を有している者を配置せよというふうなことはございません。指導員というふうなことでございます。現在、永楽会のほうで2名が正職員、あとの5名のところがパートさんというふうな状況になってございます。2名のうち1名がソーシャルワーカーというふうなところでございます。今現在、社協のほうで動いているのはその2名のところをともに専門職をというふうなところというふうに伺ってございます。パートのところは前回もそうでしたけれども、なるだけ利用者の方々に負担なきようにということで、その継続の意向の確認のところ、大枠のところでまだ決定はございませんので、大枠のところで永楽会のほうからそう言っていただいて、そのまま残って利用者さんに不安を与えないようにというふうな報告を受けているところでございます。
  安定性の部分とその不安というところの表裏のところですけれども、今申しましたように、皆さんにその不安なくソフトランディングしていただけるようにということで、町も協力いたしまして保護者に説明会ですとか、きめ細やかなところで行っていきたいというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 18番永野久子君。
18番(永野久子君) 職員のうち、これまでは5人がパートだったということですが、それを全員ボランティアに置きかえるということなんでしょうか。ではないんですか。これ5人はパートでというふうに伺いましたし、その前にボランティアなどの人材を入れていくということもおっしゃっていましたので、ボランティアで置きかえていくということなのかどうか。もしそうだとすると、曲がりなりにもきちんと仕事としてやっている方と、ボランティアが悪いということではありませんけれども、ボランティアがこの担い手となるとなると、これは利用者にとっても不安の要因になるし、事業として継続していく上でも非常に不安が出てくるというふうに思うんですが、この点についてはどう考えておられるでしょうか。
  結局、今度のこの社協でやる場合には、ソーシャルワーカーは何人置くと。この永楽会の場合2人置いて5人がパートだった。そして、1人がソーシャルワーカーだというふうにおっしゃっていたんですが、では今回社協においてはソーシャルワーカーの専門職は何人配置されるんですか、伺います。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 先ほどパートとボランティアのところですけれども、今まで職員としてパートはそのまま継続です。ボランティアと申しましたのは、社協の強みのところでボランティアさんもいらっしゃるので、そのほかにそういう方々にもご支援をいただきながら、充実した支援を行っていくというふうな意味でございますので、置きかえるということではございません。
  ソーシャルワーカーですけれども、今現在、社協のほうで募集をかけての準備ということで、2名中2名をソーシャルワーカーというふうなところで考えているというふうなことを伺っています。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 選考委員ですけれども、選考委員はどういう方々で何人いて選考されたのか。その選考の仕方、どういうやり方で決まっていったのか、お尋ねします。
  永楽会が今2人と5人のパートということでしたが、この5人のパートについては継続性を考えるとこのままその方々に働きかけて一緒に継続して仕事をしてもらうということにほぼなっているということで受けとめていいんですか、お尋ねします。
  それと、どういう提案をして、それについてその2者が、2つの法人が永楽会であり、社協が、町としてはどういうものを求めてそれについてどういう回答があったのか、大まかでいいのですが、そこのところをお答えください。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) パートのほうの職員さんのところですけれども、今現在いる方々が引き継ぐというふうなおおむねそういう意向があるというふうに伺ってございます。
  あと、どのような提案というふうなところでございましたけれども、まず、その事業の管理面のところで、事業主体の適応性、事業計画の妥当性ということで、ここは可か否かというふうなところでの基準を設けたところでございます。あと、具体的な事業提案というところですけれども、基本方針に基づくその具体的な事業提案というふうなところで事業計画、実施方針と具体的な事業、基本方針、その他、その運営管理の留意事項という大きなくくりのところでそれぞれ何項目かに分けてご提案をいただいたというふうなところでございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「まだ回答終わってない。回答漏れだ」の声あり)
長寿福祉課長(安積春美君) 失礼いたしました。選考委員会のメンバーのところですけれども、先ほど申しましたように、政策企画会議のメンバーをもってというふうなところでございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。1番森 栄君。
1番(森  栄君) 私は、議案第24号指定管理者の指定について、賛成はしますけれども、2点ほど質問させていただきます。
  1つは、指定を受けようとする団体が継続して指定管理者の指定を受けようとしておりますけれども、今までの具体的な事業成果及び事業に対する評価、それからあと、これが原案可決されて契約を結ぶ場合のその具体的な契約内容、特に社会福祉協議会では職員の人員体制とか、予算なんかの関係から、事務室は下請などがされるのではないかというような懸念を持っている住民の方もおられますので、指定管理者の契約の具体的な内容について質問いたします。
  以上、2点について質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 森君に申し上げます。今質問中でございますから、賛成討論のような発言は控えてください。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) こちらのほうは5年間の協定を結びというふうなところで、金額的なそこは大枠のところでございます。あと、昨年12月のところで補正予算のところで債務負担のところで上限設定はさせていただきましたけれども、1,800万、年間ということで5年間というふうなことになります。5年間の協定とともに、各年度ごとの事業につきましての年度協定を結ぶというふうなところでございます。
  実際の事業の内容のところは、今現在行っている事業の充実を図っていくというふうなところで、これまで行ってきた月曜日から金曜日までの通所事業、あと土曜、日曜のサロンというふうなところが主なものになってございます。
  下請というふうなところは……。(「具体的な提案内容」の声あり)下請ではありませんで、指定管理により利用者のために福祉の向上を目指していくというようなところでございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 済みません。一つだけ確認ですが、選考委員会は政策企画会議のメンバーでということで、政策企画会議はこれでは行われていないということでいいんですか。このメンバーが選考委員会に当たったということですよね。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 政策企画会議をもって選考委員会とするというふうなところでございますので、そのメンバーには変わりないというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。
  本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第24号を採決いたします。
  お諮りいたします。
  本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第12 議案第25号 富谷町道路線の廃止について
議長(浅野幹雄君) 日程第12、議案第25号富谷町道路線の廃止についてを議題といたします。
  本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) それでは、議案書107ページをお開きください。
  議案第25号富谷町道路線の廃止について。
  道路法第9条第3項の規定により、町道路線を別紙のとおり廃止するものです。
  提案理由は、富谷町大清水一丁目地区商業地開発行為において道路敷の交換及び拡幅による路線再編に伴う町道路線の廃止を行うものです。
  議案書の108ページとお配りしております別添資料の議案第25号資料をごらんください。
  別添資料の町道廃止路線図において、黒の点線で囲まれている部分が大清水一丁目地区商業地開発行為の区域となります。廃止する路線は、赤の実線で示しております。開発区域内の路線の再編に伴い、路線番号751、大清水4-1号線は延長569.5メートル、路線番号821、大清水4-13号線は延長289.1メートルをそれぞれ廃止するものです。以上、廃止路線は2路線で、延長の合計は858.6メートルとなります。
  以上、よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) この町道の廃止路線なんですが、私の見ている資料によりますと、旧の町名になっているんですが、これが自然にこの新しい町名に移っていたのかどうかということをまず質問をしたいと思います。旧の実延長からいきましてもちょっと数字が違っているような感じがするんですが、その辺は自動的に新しい地番に変更になっていくのかどうか、その辺2点質問させていただきます。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 多分認定時の路線というのは、換地処分が区画整理事業、こちら当初、開発当初、区画整理事業で行っておりましたので、認定時は換地処分前の地名、それが現在は換地処分が行われましたので、地域名が現在の地区名に変わっているということで、これについては換地処分の手続をとっておりますので、自動的に切りかわるというふうに認識しております。
  路線延長でございますけれども、当初説明したのは多分約何メートルという表示をさせていただいているかと思います。最終的に路線の延長につきましては、道路内調整をする際に実測を行いまして、それでもって確定させますので、若干の誤差が発生するというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。
  本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第25号を採決いたします。
  お諮りいたします。
  本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第13 議案第26号 富谷町道路線の認定について

議長(浅野幹雄君) 日程第13、議案第26号富谷町道路線の認定についてを議題といたします。
  本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 議案書109ページをお開きください。
  議案第26号富谷町道路線の認定について。
  道路法第8条第2項の規定により、町道路線を別紙のとおり認定するものです。
  提案理由は、富谷町大清水一丁目地区商業地開発行為に伴う道路敷の交換及び拡幅並びに路線新設による認定を行うものです。
  議案書の110ページとお配りしております別添資料の議案第26号資料をごらんください。
  別添資料の町道認定路線図において、黒の点線で囲まれている部分が大清水一丁目地区商業地開発行為の区域となります。認定する路線は赤の実線で示しております。路線番号751及び路線番号821については、前議案で廃止した路線であり、開発区域外に位置する部分の路線番号751、大清水4-1号線は延長約467.3メートルの区間について、路線番号821、大清水4-13号線は延長約161.4メートルの区間について認定するものです。
  続きまして、路線番号925、大清水9-4号線については、開発行為によって新設される路線で、片側2.5メートル分の歩道を有する9メートル道路であり、国道4号の既設交差点を起点とする延長約50.2メートルの区間について認定するものです。
  さらに、路線番号926、大清水6-27号線については、前議案で廃止した路線の一部であり、開発行為によって幅員を4.0メートルから6.0メートルに拡幅する延長約127.7メートルの区間について認定するものです。
  以上が認定路線であり、4路線の延長の合計は約806.6メートルとなります。
  以上、よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。4番小泉 光君。
4番(小泉 光君) ちょっと聞き漏らしたのかもしれませんけれども、751号が短くなりましたよね。そうすると、この短くなった部分、この図で示されている点線の部分というのは、これ一体どうなるんですかね。以上です。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 751番につきましては、この黒い点線の部分を廃止して延長を短くします。この開発区域内にありますこの短くなる部分、ここにつきましては新しい路線でいきますと926番のほう、こちらのほうの幅員を4メートルから6メートルに拡幅する面積があり、さらに残った分につきましては新たに整備します925番、9メートル道路、こちらの一部に当てるというものでございます。
議長(浅野幹雄君) 4番小泉 光君。
4番(小泉 光君) おおよそちょっと説明が足りなかったかもしれません。ここの残った部分の道路管理の責任という意味での質問をしたんですけれどもね。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 失礼いたしました。751番の開発区域内の部分、こちらについては町道ではなくなって、民地になるというような形です。(「ああ、そうですか。はい」の声あり)
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。14番山路清一君。
14番(山路清一君) 道路のほうはわかりましたけれども、この開発行為関係なんですけれども、これ今、町のほうでどのような情報入っているか、また、これ工期がどのような工期になっているか、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) こちらにつきましては、工事のほうにつきましては今月2月13日から来月3月いっぱいを予定しております。こちらの開発の目的といたしましては、商業施設の誘致を行うための開発というふうに伺っております。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。16番渡邊俊一君。
16番(渡邊俊一君) 通常、町道を認定する場合には、始点であり、それから終点であり、改定というのが必要だということで今まで私は認識させていただいたわけでありますけれども、今回のこの認定に対して926の起点の部分でありますけれども、これは改定できる範囲の道路地というか、そういうものがとられているのかどうか、その点をまずお聞きしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 926の起点につきましては、国道4号の出入り口、既存の出入り口を活用するような形で位置づけておりますので、ここで改定、要するに行きどまりの道路ではなくて、4号線からずっとつながっている道路ということでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番渡邊俊一君。
16番(渡邊俊一君) それでは、国道4号からの側道というような観点で、そのまま継続的にこの926は延長するという形になって841のほうにつながっていくというようなそういうような認識でよろしいんですね。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) そのとおりでございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。1番森 栄君。
1番(森  栄君) 今回町道を認定する925、路線番号ですけれども、ここについては先ほどの説明で幅員が2.5メートルで延長が9メートルというような説明でしたけれども、道路法では道路は4メートルのはずなんですけれども、この2.5についてはどういうふうな考えなのか、伺います。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 2.5メートルというのは歩道の幅員でございます。片側2.5メートルの幅員を有する全体幅員として9メートルの道路でございます。道路延長としましては50.2メートルとなっております。
議長(浅野幹雄君) 1番森 栄君。
1番(森  栄君) 今回の町道廃止、そして新たに認定することによって、この開発区域の面積はどうなるのか、質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 今回、こちらの開発区域面積は5,399.62平米でございます。道路整備の区間にかかわらず、開発区域面積に影響は出ないというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。
  本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第26号を採決いたします。
  お諮りいたします。
  本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第14 発議第1号 富谷町議会委員会条例の一部改正について
議長(浅野幹雄君) 日程第14、発議第1号富谷町議会委員会条例の一部改正についてを議題といたします。
  提出者永野久子君に説明を求めます。永野久子君、登壇願います。
18番(永野久子君) それでは、説明をさせていただきます。
  その前に、花粉症でお聞きづらいところがあるかと思いますが、お許しいただきたいと思います。
  初めに、改正内容の詳細な点につきましては、新旧対照表をごらんいただきますとともに、去る2月18日、議員全員協議会におきまして説明をされておりますとおりであるということを申し述べたいと思います。
  今般提出いたしました富谷町議会委員会条例の一部改正につきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律(平成26年法律第76号)の施行等に伴い、所要の改正を行うものです。
  改正の主な内容につきましては、次の3点となっております。
  まず、1点目は、第18条の出席要求に関する規定中、教育委員会の「教育長」を「教育委員会の教育長」に改めるもので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部改正に伴い、教育委員長と教育長を一本化した新たな責任者、いわゆる新教育長に関する規定に改正するものです。
  2点目は、第4条の2で規定する議会運営委員会の設置についてですが、これまで定数を8人と限定的に規定はありましたが、議員の死亡等により委員数に欠員を生じた場合でも設置が可能となるよう、定数を「8人以下」に改めるものです。
  3点目は、常任委員会の名称、委員定数及びその所管を規定する第2条各号において、所管する行政組織の名称を現行の部制に合わせた表記に改めるものです。
  なお、この条例は公布の日から施行し、第18条の新教育長に関する規定は本年4月1日から施行するものです。ただし、改正法の附則で現在の教育長と教育委員会の教育長の任期満了日が施行日以降の場合については経過措置が講じられていることから、本改正条例にも同様の対応をしております。
  以上でございます。よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) お諮りいたします。
  本案は質疑及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。これより発議第1号を採決いたします。
  本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
  ここで、お諮りいたします。議案調査等のため、明日24日から3月3日までの8日間を休会にいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、明日24日から3月3日までの8日間を休会とすることに決定いたしました。
  なお、3月4日の本会議は、午前10時からの開会といたします。
  これで本日の日程は全て終了いたしました。
  本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでした。
     午前11時46分 散会

平成27年第1回定例会議事録(第2号)

平成27年3月4日(水曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 森栄君
  • 2番 齊藤秀行君
  • 3番 高橋正俊君
  • 4番 小泉光君
  • 5番 菅原福治君
  • 6番 出川博一君
  • 7番 長谷川る美君
  • 8番 三浦邦夫君
  • 9番 浅野直子君
  • 10番 安住稔幸君
  • 11番 小川昌義君
  • 12番 細谷禮二君
  • 13番 佐藤克彦君
  • 14番 山路清一君
  • 15番 磯前武君
  • 16番 渡邊俊一君
  • 17番 佐藤聖子君
  • 18番 永野久子君
  • 19番 相澤榮君
  • 20番 浅野幹雄君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 富谷町長 若生裕俊君
  • 企画部長兼企画部経営企画課長兼市制移行準備室長 荒谷敏君
  • 福祉部長 小野一郎君
  • 建設部長 鴇謙一君
  • 企画部財政課長 吉田尚樹君
  • 企画部産業振興課長 横倉時夫君
  • 総務部総務課長 菅原俊司君
  • 総務部税務課長 内海壯晃君
  • 福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター所長兼保健福祉総合支援センター所長 安積春美君
  • 福祉部健康増進課長兼食と栄養推進室長 奥山育男君
  • 福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセンター子育てサロン所長 浅場悟君
  • 建設部都市整備課長 伊藤正君
  • 企画部産業振興課参事兼企業立地推進監 松原誠君
  • 教育長 菅原義一君
  • 教育次長 及川芳彦君
  • 教育部長兼富谷中央公民館長兼富ケ丘公民館長兼東向陽台公民館長兼あけの平公民館長兼日吉台公民館長 小松巌君
  • 教育部学校教育課長 神田能成君
  • 教育部生涯学習課長兼総合運動公園所長兼民俗ギャラリー館長 阿部雄也君

事務局職員出席者

  • 事務局長 山田豊
  • 次長 富澤裕
  • 主幹 津久家直美

議事日程 第2号

平成27年3月4日(水曜日)  午前10時00分  開議

第1 会議録署名議員の指名
第2 発議第2号 森 栄議員に対する議員辞職勧告決議(案)
第3 一般質問 一般質問(通告番号1番~6番)
6番 出川博一議員
1 公約実現に向けて
1番 森栄 議員 
1 若生裕俊 新町長の政策の課題と対策について
14番 山路清一議員
1 町民バスを泉中央等地下鉄駅まで運行せよ
2 市制に向け副町長を早急に
5番 菅原福治議員
1 夜間の泉中央駅からのバス運行と、町民バスの泉中央駅乗り入れを
2 健康診断によるC型肝炎ウイルスの早期発見を
15番 磯前武議員
1 若生裕俊町政を問う
16番 渡邊俊一議員
1 町民バスの泉中央駅乗り入れとライトレール計画について伺う

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり 午前10時00分 開会


議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
  ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
  本日は傍聴人がおられます。傍聴人の方々に申し上げます。富谷町議会傍聴規則第8条では、録音機、カメラ、ビデオなどによる撮影等は議長の許可を得た場合以外は禁止になっております。また、携帯電話をお持ちの方は、携帯電話の電源をお切りになるか、マナーモードに切りかえて、静粛を保ち傍聴されますようお願いをいたします。
  議事日程につきましてはお手元に配付のとおりです。


     日程第1 会議録署名議員の指名
議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
  会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、4番小泉 光君、5番菅原福治君、6番出川博一君の3名を指名いたします。


     日程第2 発議第2号 森 栄議員に対する議員辞職勧告決議(案)
議長(浅野幹雄君) 日程第2、発議第2号森 栄議員に対する議員辞職勧告決議(案)を議題といたします。
  地方自治法第117条の規定によって、1番森 栄君の退場を求めます。
     〔1番森  栄君退場〕
議長(浅野幹雄君) 提出者、細谷禮二君に説明を求めます。細谷禮二君、登壇願います。
12番(細谷禮二君) おはようございます。
  発議第2号。平成27年2月26日。
  富谷町議会議長浅野幹雄殿。
  提出者、細谷禮二。賛成者、相澤 栄議員、賛成者、磯前 武議員、賛成者、三浦邦夫議員、賛成者、永野久子議員、賛成者、佐藤聖子議員、賛成者、小川昌義議員、賛成者、安住稔幸議員、賛成者、佐藤克彦議員、賛成者、山路清一議員、賛成者、小泉 光議員、賛成者、齊藤秀行議員、賛成者、浅野直子議員、賛成者、高橋正俊議員、賛成者、出川博一議員、賛成者、菅原福治議員、賛成者、長谷川る美議員、賛成者、渡邊俊一議員。
  森 栄議員に対する議員辞職勧告決議案。
  富谷町議会会議規則第14条の規定により、上記議案を提出する。
  森 栄議員に対する議員辞職勧告決議(案)。
  泥酔状態で医師等に暴言を吐くなどの不祥事案を起こし、さらには虚偽弁明をしたとして、我が富谷町議会は、昨年12月2日の平成26年第4回富谷町議会定例会において、森 栄議員に対する辞職勧告を全会一致で決議した。
  しかしながら、折しも当該辞職勧告を決議することとしていた定例会前の議員全員協議会に提出せずに欠席するなど、みずからが置かれている状況を自覚しているとは到底思えない行為に及んだことで、定例会の運営に著しい支障と混乱を与える結果となったことは、衆目の一致するところである。
  にもかかわらず、森 栄議員は辞職勧告を受け入れることを拒んでおり、このような動議にあらがう状況を議会としては到底容認できるものではないし、このまま放置しておくわけにはいかない。たとえ法的拘束力がないといっても、辞職勧告は議員全員の一致した意志であって、そのことを森 栄議員が重く受けとめることをせず、何事もなかったように議員として行動していることに、町民各位の理解が得られるとは到底思えない。
  このような状況が続けば、決議した富谷町議会もまた有権者からの責めを負うことになることを、森 栄議員はどのように認識しているのか、図りかねるところである。
  このまま議会が全会一致で決議した重みを無視し続けることは、富谷町議会を愚弄、蔑視するものであり、ひいては富谷町民を侮辱するものであることを認識すべきである。
  また、先日、通常の改選と異なる補欠選挙が施行されたが、真に議員として活動を続ける意思があるのであれば、辞職勧告を受け入れ、改めて有権者の審判を受けるべきではないか。市制移行を目の前に、内外に対して高い規範を示していかなければならないこの時期に、事の重大性をこのまま曖昧にしていいはずはないと考える。
  よって、ここに、富谷町議会は、森 栄議員が議会議員の職を辞することを再度強く勧告するものである。
  平成27年3月4日。富谷町議会。
議長(浅野幹雄君) お諮りいたします。
  本案は……。(「議長、その前に」の声あり)16番渡邊俊一君。
16番(渡邊俊一君) 確認をさせていただきますけれども、今、決議案を読んでいただいたわけでありますけれども、上から5行目、この文面ですと「届け出」となっておるところを、「提出」と読み上げたのではないかと思われます。
  それから、下から4行目、「市制移行を目前に」という文面を「目の前に」というように読み上げたのではなかろうかと思われますけれども、その点について改めて発議者にお聞きをいたしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 12番細谷禮二君。
12番(細谷禮二君) 大変失礼しました。読み違えです。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
  討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、本案は質疑、討論を省略し、採決することといたします。
  これから発議第2号を採決いたします。
  この採決は起立によって行います。
  本案は原案のとおり採決することに賛成議員の起立を求めます。
     〔賛成者起立〕
議長(浅野幹雄君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり可決いたしました。
  ここで、1番森 栄君の入場を許可します。
     〔1番森  栄君入場〕
議長(浅野幹雄君) 議長より、1番森 栄議員に報告をいたします。
  ただいま議題となっておりました発議第2号森 栄議員に対する議員辞職勧告決議につきましては、採決の結果、可決されましたことを報告いたします。


     日程第3 一般質問
議長(浅野幹雄君) 日程第3、一般質問を行います。
  通告順に発言を許します。6番出川博一君。
6番(出川博一君) 皆さん、おはようございます。
  まず、新町長に当選のお祝いを申し上げます。おめでとうございます。
  町民の目線に立ち、町民の福祉向上を第一義に考え、前町長時代のよいところは継続・発展させ、改善すべきことは直していただき、町民が本当に安心して暮らせる町を実現する町政運営をされますよう、お願い申し上げます。
  それでは、質問に入ります。
  町長に就任され、3週間ほど経過されましたが、初めての今議会定例会に臨まれるに当たり、次の5つの点についてお尋ねをします。
  1つ、今回の町長選挙に当たり掲げられた諸項目の実現について、確かなものと考えておられるのか、町長の決意を改めてお伺いいたします。
  2つ目、掲げられた諸事業について、町長として実現を図るべく諸施策を組み入れた新たな総合計画を策定されるべきと思います。なお、現在の総合計画は、これらを構成している基本構想・基本計画・実施計画のうち、昨年12月に基本計画の後期分が示されたところです。現在の総合計画を総括しながら、新たな総合計画の策定についてお伺いいたします。
  3つ目、掲げられた諸項目の具体的な実現に当たって、財源の裏づけが必要になります。中長期的な財政計画の策定について、あわせてお伺いいたします。
  4つ目、平成27年度当初予算案について、2月2日の庁議において、前町長により予算規模134億9,500万円として策定されたと伺っております。今般の町長の所信表明において、119億3,500万円として編成し直したとの説明がありました。どのような点について見直されたのか、お伺いいたします。
  5つ目、新町長は、既に意を配しておられることと思いますが、企業誘致は今後の町の安定的な発展のために、財源及び雇用の確保の観点からも重要な施策と考えます。本町における企業誘致対策についてお伺いいたします。
  以上、5つの点についてご質問申し上げましたが、明快なるご答弁をお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの出川議員のご質問にお答えさせていただきたいと思います。
  まず、第1番目、「掲げた公約の実現について、町長の決意を改めて伺いたい」について答弁を申し上げます。
  私は、「住みたくなるまち日本一」を掲げ、その実現のため目指すべき施策として17の公約を掲げました。改めて町長職につき、今よりもっと暮らしやすく、もっと町民皆様の声が届く町にしていきたいと思っています。公約の実現に向けて最大限に取り組んでいきたいと考えております。議員各位のご支援、ご協力、そして町民皆様のご理解をお願いいたします。
  2つ目のご質問、「現在の町総合計画は見直されるべきではと思うが、所見を伺いたい」についてお答えを申し上げます。
  総合計画の見直しは必要であると考えております。その理由としては、新たなまちづくりの目標として「住みたくなるまち日本一」を掲げました。この実現のための戦略的な計画が必要です。あわせて、2016年市政移行を踏まえた未来のまちづくり計画も必要と考えています。また、一方で、昨年末に閣議決定されたまち・ひと・しごと創生法に基づき、次年度中に地方版総合戦略を策定することにもなっております。このことに伴い、1月末に設置した富谷町まち・ひと・しごとの創生総合戦略推進本部を中心に、具体的な策定作業を進めてまいりますが、これまでの推進本部会議において、総合計画との整合性、関係性なども協議すべきであるとの意見も出されているところでございます。
  これらの状況から、今後は総合戦略を踏まえた見直し、「住みたくなるまち日本一」実現の施策、そして市制移行に伴う新たな施策、また、これまでのまちづくりの継承などを行い、これからのまちづくりに向けて総合的に取り組んでいくための総合計画の改定に向けて、平成27年度中から作業に入ってまいります。
  問い3、「公約の実現には財政的な裏づけが必要であり、財政計画について伺いたい」についてお答えを申し上げます。
  公約を実現していくためには、財政状況を見きわめていく必要があります。市制移行も視野に入れた中で、財政計画を策定していきたいと考えております。
  問い4、「平成27年度予算の編成について、その見直しについて伺いたい」についてお答え申し上げます。
  平成27年度当初予算編成に当たりましては、平成26年10月30日に示された前町長の基本方針により取りまとめ、作業が行われました。平成27年2月12日、私が町長に就任し、限られた時間ではありましたが、当初予算の調整を行ったところであります。その内容について申し上げます。
  新たに追加したものとしては2項目であり、私が公約に掲げたライトレール整備関係で、先進地の視察や調査・検証に要する費用として142万1,000円を計上し、わくわく町民会議を開催するための費用として32万4,000円を計上いたしました。また、子ども医療費助成、18歳までの拡大については、平成27年10月の実施を予定しており、当初予算には計上はできませんでしたが、関係機関との調整、周知活動を考慮し、本会議開議中に条例改正及び予算措置を追加提案させていただく予定としております。
  次に、以前から予定されていた事業についてですが、私が目指す町政運営を実現するため、町民皆様のご意見を伺い、もう少し時間をかけて検討する必要があると判断したものについては、当初の計上を見送ったものがあります。その1つが、(仮称)子育て支援複合施設建設事業で、事業費15億4,000万円程度が見込まれておりましたが、建設の有無も含め、皆様からご意見を伺い、改めて検討していきたいと考えております。
  問い5、「財源確保の観点から、企業誘致対策について伺いたい」についてお答えを申し上げます。
  企業誘致につきましては、私のスローガンである「住みたくなるまち日本一」実現のため、また、財政基盤の安定化のため、今後強力に推し進めてまいりたいと考えています。本年中に造成工事が完了する高屋敷地区、そして成田2期北地区への企業誘致を当面の目標に掲げ、施政方針で申し上げましたとおり、宮城県、関係機関との連携協力のもと、トップセールスで取り組んでまいります。既に3月2日には上京し、企業誘致に向けて数社へトップセールスに出向いてまいりました。また、進出が決定しているコストコ・ジャパン本社へも挨拶と今後の課題などについて協議をしてまいりました。
  議員各位におかれましても、ご支援、ご協力のほどをお願い申し上げます。
議長(浅野幹雄君) これより出川博一君の質問は一問一答により行います。
  6番出川博一君。
6番(出川博一君) 先ほど町長のほうから公約として17項目挙げていたということなんですけれども、私はこの中ですぐに、あるいは1年以内にやりたいという項目についてお尋ねしたいと思います。
  まず、すぐ実施すると表記されたうちに、米価補充があるわけですけれども、この考え方と財政負担の見込み額をお尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 米価補充の考え方と財政負担の見込みにつきましては、考え方については今年度27年度のいわゆる生産者段階での米価を受けまして、その段階でさらに下がったりした場合は即座にその米価補充を行いたいというふうに考えております。その算定といたしましては、周辺自治体でもう既に取り組んでいる参考事例も参考にしながら、金額を算定していきたいというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 27年産米でやるということは、当初予算には計上されていないんだろうと思うんですけれども、その辺のところは財政負担については補正予算で対処されるということでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) そのとおりでございます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) すぐに取り組みますとされたことに、先ほど説明ありましたわくわく会議の開催があるわけですけれども、これはどのようなイメージを想定されているのか、お尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) わくわく町民会議につきましては、各それぞれ、今回私は町民の声が届く町政をというのを掲げさせていただきました。その町民の声が届く場として、そのわくわく町民会議という、その「わくわく」はいろんな、町民会議にはその関係する人たちが町民の人たちから参加できる場であり、そしてまた、その関連する、例えば今回子育て支援総合複合施設を見直しをこれから行っていくわけですけれども、まさにそういった議論を考えるときに、その関連するいわゆる受益者だったり、その子育て支援にかかわっている専門の方々、または研究者の方々も含めてそこに参加していただきながら、そして町民の方々が参加していただいて、そこにいろんな人たちの声が、議論がされる、ご意見を出していただく。その「わくわく」はそういった町民のいろんなアイデアや意見が湧くというイメージでその「わくわく」という、あとは気持ちがいろんな意味でわくわくというそんなイメージでわくわく町民会議という形で想定をさせていただいております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 非常にいい発想かと思いますけれども、準備期間等を考えると、いつごろから実施するようなお考えでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 新年度、この議会終了後、新年度が始まりましたら早々に準備に取りかかりたいという考えでおります。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) すぐ取り組むやつとしてもう一つ、総合受付窓口、何でも受付課、これは4月1日での改正をするということで考えてよろしいんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) この何でも受付課につきましては、課がついているので、もしかしたら誤解を与えたかもわかりませんけれども、組織編成の中でその担当課を設けるのではなく、いわゆる受付のそういった窓口を設定したい、設置したいというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) そうすると、今庁舎に入っていったときに正面のところに受付されている方がおりますけれども、その方を中心にやるということなんでしょうか。それとも、ある担当者を決めて具体的にやるということなんでしょうか、お尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) それは両方含めて、どちらも想定できると思います。今の現在の入ってすぐの窓口も、私も就任して思ったんですけれども、入った瞬間に受付までの距離が遠いのと、何かそこまで足を運ぶのに、初めて町民の人が入ったときに遠いかなというふうに思ったので、もっとすぐに総合受付が声がかけられるような場所にちょっと考えたいなというふうに思っていることと、あとやはりそこが直接その何でも町民の方が相談できる窓口になるか、それとも別に設けるかは、これから内部でご相談をしながら検討していきたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 町長、これは発想された根底にある思いはどういう思いだったんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) これはなかなかやはり今まで町民の方々が町政に何か意見とか、相談事をするときに、どこに行けばいいのかというのがなかなかみんなわからない人たちが多くて、ほとんどやはりそういう機会がないという声があったものですから、気軽にそういう声を相談できる場所を設置したいということから、今回設けさせていただきたいというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 1年以内に実現しますということで掲げた町民バスの泉中央駅乗り入れがあるんですけれども、もうこれについては既に町民バスに限っていえば、2月18日に入札がありまして、仙台富士交通で1年間の27年4月から来年3月までの1年間の契約ということで落札をされています。これは町民バスは運転経路も決まっていますが、これには泉中央は入っておりません。そういう意味で、最終的にはいわゆる運行経路含めて変更契約をすることが必要になるんでしょうか、お尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 泉中央乗り入れにつきましては、先日、宮城交通のほうをお邪魔させていただき、どうしてもやはり宮城交通との調整等も必要なものですから、先日会社にお邪魔して、青沼社長にもその今後こういう泉中央駅乗り入れについて検討を始めたいので相談に乗っていただきたいという申し入れをさせていただきましたので、総合的にあらゆる角度で全体を見直しながら乗り入れを検討していかなければいけないということが必要です。それで、とはいいながらも、事務的に町民バスの契約時期が先日迫っていた関係もありまして、まずはこれは事務的にこれまでどおりの入札において決定しましたが、今後のそういった検討を踏まえながら、見直しの契約変更も含めてそれは今後の展開であり得るかもわかりませんけれども、一応今のところはとりあえず中央駅乗り入れに向けて検討をスタートするということで考えております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) そのほかに、公立幼稚園の運営年齢を3歳に引き下げることを掲げておりますけれども、これは認定こども園新設との関連性とか、その辺はあるんでしょうか、お尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 公立幼稚園の3歳児入園引き下げにつきましては、今民間はほとんど3歳からで、公立だけが今4歳からということになっております。それで、3歳児を実現するためには、ある意味教室を確保しなければいけないとか、その辺の人の部分だったりということが必要になってくるかと思います。その辺を今後、ただ、とはいいながらも、実は公立幼稚園が定員割れの状態になっているということも鑑みまして、総合的にその辺のことを踏まえて検討していきたいというふうに思っております。それで、認定こども園、その結果として場合によっては認定こども園とのかかわり、関係も出てくる可能性もあるかというふうには思っております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) その場合に、幼稚園の件については延長保育、夜間・休日預かりの実施ということを掲げておられますけれども、今、既に預かり保育は朝の1時間、8時から9時まで、それから終わった後13時から19時まで、既に実施しているわけですけれども、この公約というか、これに掲げられたイメージはどのようなイメージなのか、お尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 今回、私、生協等を通じて座談会なんか開いたときに、お母さん方から7時のところを7時15分、15分延長していただくだけでも、私たちとすれば違うんですという声をいただいたものですから、それは15分なのか、30分なのか、幾らかでも延長していただきたいという声をいただいたので、そこを15分なのか、30分なのかというのは、これから現場の方々と相談をしながら考えていきたいというふうに思っておりますが、少しでも可能な限り延長したいというふうに思っているということと、あと土日につきましても、あわせてやはり今土日は行っていないわけなので、土日も実現に向けて努力をしていきたいというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) それでは、総合計画についてお尋ねいたします。
  後期の基本計画、平成26年度から30年度について、我々は早期公表、早く公表していただきたいと強く要請いたしましたけれども、策定がおくれまして、26年4月から12月までの9カ月間、連続性のない空白期間がありました。今さらではあるんですけれども、後期計画についてお尋ねします。
  平成25年度の実績報告書に成果及び今後の課題で、地方自治法の改正を踏まえた前期計画の総括を行い、後期基本計画を作成したと記載がありますけれども、地方自治法の改正を踏まえたとはどういうことなのか、お尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これにつきましては、議決事項からまず一つ外れたのが大きく要因しておりますが、その件につきましては、改めて構想が変わった場合は人口がふえるとかも変わりますので、それについては議員の皆様にご案内というか、ご説明させていただきますということで申し上げていたところでございます。その点でございます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 議決事項が外れて制約がなくなったために-9カ月おくれたということなんでしょうか、お尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) そういうわけではなくて、ちょっとこちらのほうも策定は進んでおったんですが、この冊子にするのが若干おくれたということでご説明させていただいたところでございます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 実際は、26年度予算はこの後期計画をベースにしてやっておられるわけなんですけれども、それが若干のおくれって9カ月ということなんでしょうか。もう1年の半分以上、3分の2過ぎている状況で、それで若干と言えるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) こちらのほうは内部で各課が政策を取りまとめておりますので、その件に向けて予算を策定しているところでございました。これのおくれについては、本当に申しわけないと思っておりますので、前回も以後こういうことがないようにいたしますということで申し上げているところでおりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 前期計画の目標指数、数と、あと目標指数、道しるべの52項目の達成状況と評価をお尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) こちらにつきましては、それぞれ総合計画のほうに前期計画のほうに目標値を定めて議員のおっしゃった項目でやっておりました。物によっては達成されたものもありますが、なかなか5年計画でございましたので、達成まで行っていないところもあったということで、それについては各課のほうで反省に立って、それをもとに後期計画を考えていただくようにこちらのほうで申し上げたところでございます。
  詳細については、項目ごとにデータが出ておりますので、それは後でもし必要であればお示しさせていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 数値目標を掲げた46項目での達成状況はいかがだったでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これについては、パーセンテージでなかなかお示しできるものとできないものもありますが、各項目ごとにそちらも一覧でつくっておりますので、それで評価をさせていただきたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 私が調べたところでは、達成されたのが46件の中で13件だけだということで、これは果たして本当にこの5年間でこれに取り組んだ結果だと言えるのかどうか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) 企画担当とすれば、総合計画の進捗管理をしておりましたので、それは毎年のローリングの実施計画で把握はしておったところですが、なかなか時代背景とか、そういったところもありまして、あと予算状況、そういったものも含めて達成に至っていないというのが現状にあったと。それらも含めて今後反省をし、もう一度見直すということで後期計画のほうに入ったところでございます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 前回、12月の答弁で、基本計画の中に数値目標などもあり、それを継続するというふうに答弁されておられるんですけれども、これは後期計画にはどのように表記されているんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これのほうは各課の進行管理のほうでやっていただくようにお願いしているところでございます。それについては、実施計画ベースで毎年公表させていただくということにさせていただきたいと思ってご説明したところでございます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) ただ、後期計画の中に数値目標は全然入っていないんですけれども、それを継続するということと、言っていることと実際の冊子の上では違うと思うんですけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これは後期計画の策定で見直し作業を行っていたところですが、なかなか数値目標、議員のおっしゃるとおり達成度がわかりにくいというのもあったし、達成できないのもあったと。そういったところで、各課の進行管理のほうに持っていって、そこでまず評価をしていただくということにさせていただいたものでございます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 後期計画の中で、情報化の対応が取り上げられておりまして、いわゆる町のホームページの町長の部屋がきのう、3月3日でやっと更新されました。ただ、一部工事中のあるんですけれども、これで鮮度の高い、いち早い情報発信と言えるのでしょうか、お尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) ホームページの管理につきましては、日々最新情報を提供するというのが目的でございます。若干の工事中につきましては、何らかの要因があってちょっとおくれている可能性もありますが、そういったものをなくすようにこれから管理しているところと、課と調整しながら、一刻も早く改定したものについてはアップしていくようにさせていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) ちょっと町のホームページの「データで見る富谷」、ここの更新日は27年1月8日になっているんですけれども、この中にあるほとんどのデータは数年前のデータなんですけれども、なぜ更新されないのか、お尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これにつきましては、全国ベースで調査している数値とかありますので、そういったところも用意していると思いますが、データについては議員のおっしゃるとおり最新のものにしていかなくてはいけないと私も思いますので、もう一度精査させていただいて、公表できるデータについては一刻も早く修正して提出のほう、皆さんに見ていただくようにさせていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) これについてはもう今月内にこの議場でもデータ更新が遅いよというお話をしていたわけですけれども、速やかに「データで見る富谷」、少なくともこれが一番おくれていますので、ここのところは早く直していただきたい。それが結局、町民に開かれたというのはそういうことではないかなと思いますので、もう一度お尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これは議員のおっしゃるとおりです。データというのは、それぞれの町の指標でございますので、やはり最新のデータでないとなかなか判断できないと思いますので、人口だけのデータ修正ではなくて、あらゆるデータが最新に更新されたものを極力見やすいようにアップをさせていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) そうなんですよ、結局、人口にだけ目が行って、それ以外のところはほとんど各課も含めて皆載っていないというふうに見受けるんですけれども、その辺の見解をもう一度お願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) そういった目に映る場合もこのデータ更新によってあったかと思いますが、やはり最近人口だけで5万突破、そういったものもあったので、そちらに目が行っていた可能性もありますが、やはり経済指標とか、そういったものもありますので、これは町の指標をあらわす根底にありますので、一刻も早く何か改定なれば公表させていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) この後期基本計画の公表に当たって、町のホームページでは26年12月12日、ミヤギイーブックスでは26年12月1日です。そして、町のホームページの政策と財政の電子ブック版、これには26年4月と、それぞれ公表日がばらついているんですけれども、どれが新しいんですか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これは全てつくり込むのに若干時間がかかったりしてちょっとずれたのもありますが、最新版は一番最後に出ているものが一番最後にアップしているものだと思っております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) ということはあれですか、町のホームページで公表された26年、去年の12月12日が新しいという理解でよろしいんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これは冊子にしたものを電子版にしておりますので、それが最終の公表部分だと思っております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 冊子にしたのがということは、26年4月ということでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) 冊子というのは委託事業でやっておりましたので、委託からの報告が上がって、それを最後精査をして写真を入れ込んだのがこの冊子になっておりますので、その前の段階のデータで委託発注したものでございます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) であれば、もう冊子の発行日が26年4月となっていますけれども、これは26年12月と訂正すべきじゃないでしょうか。いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これもご指摘いただいたとおりでございまして、発行日がそういうふうになりましたが、実際議員のおっしゃるとおり印刷終わったのがその時期でございましたので、これはやはり私も訂正するべきではなかったかなと思っているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) やるべきではなかったのではなくて、やるのか、やらないのか、訂正するのかしないのか、お尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) 現在、町長も申し上げたとおり、新しい総合計画をまず目指すということですが、現在これが発行されておりますので、これについては発行日について議員のおっしゃるとおり、印刷が完了した日に修正をさせていただいて、再度精査をして最終版のものを頒布していきたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) では、1つは後期計画に1つつければ、非常にいいかげんな対応だったというふうに私は言わざるを得ないと思うんですよ。26年4月から予算はそれでつくった。後期基本計画をベースにしましたよという話があった中で、それが我々に公表されたのが、町民に公表されたのが12月12日では、余りにも遅過ぎる。そういう意味からこの基本計画の連続性を確保するために、議決事項にする考えはおありでしょうか、お尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これは議員のご指摘のとおり、全国自治体、法律は変わりましたが、確かに条例に明記して議決行為にしているところもありますし、していないところもあります。また、総合計画自体をつくらないで何か戦略計画とか、そういったものに移行しているところもありますので、これは町長と相談して今後の対応については検討させていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) それでは、中期財政計画、これについてお尋ねしたいと思います。
  現時点で選挙公約達成のための工程表、ロードマップは作成されているのか、お尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) まだそこまでは至っておりません。これから作成したいと思います。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 従来はいわゆる中長期の財政計画というのは立てていなかったかと思いますけれども、今後についてはどうするお考えなのか、お尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 今後の財政計画につきましては、先ほど町長答弁したとおり、今後つくっていく方向で検討していくということですので、事業、町長が公約に掲げた事業、事業費ベースで今後精査をして、その財源をどう確保していくのかというところを含めた中で計画は必要というふうに判断しております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) ということは、あれでしょうか。今の答弁だと、4年間ぐらいの中期計画で考えているということなんでしょうか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 今の中長期ということで、基本的には5年から10年というところですが、その辺についても先ほど策定していく方向でという話をさせていただきました。年数についてはその暫定事業費、その辺もある程度把握した中で将来像を描いていく必要があるということですので、5年になるか、10年になるかということで今考えております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 町のホームページに公表されているんですけれども、昨年8月、東北財務局による財政状況把握ヒアリングを受けておりまして、その中で2020年までの財政収支の見込みとして、堅調な人口増による町民税の増加等がある一方、人口増に伴う小学校の増加や保育所設置、いわゆる認可外から認可へに応じ、人件費や扶助費が増加する。財源不足を補うために、臨時財政対策債の起債額が増加することから、地方債残高は大幅に増加する見通しであると述べられていますけれども、この認識は今も同じなんでしょうか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) ヒアリングで2010年までの収支計画を国のほうに示させていただいた中で評価をいただいたものですので、現状もその状況から変わりはないということでございます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) そうすると、この中長期の財政計画の中で臨時財政対策債の起債は不可避だというふうに考えておられるのか、お尋ねします。避けられないのかどうか。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) その辺につきましても、23年度から臨財債借りてきております。当然、一般財源のほうに充当して使用しているという状況なんですが、この辺につきましてもその財政計画の中でこれから作成しようとしている中で、臨財債が必要なのか、その辺も見きわめていく必要があると思います。ただ、現時点でそのヒアリングの時点では臨時財政対策債を継続的に借りていくという方向ではありました。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) ただ、中長期的となると、国の財政もそれほど余裕あるわけじゃない。どちらかというと、27年度の国の政策もそうなんですけれども、臨財債そのものは減額していくという方向に動いているわけなので、その辺のところで果たして的確な中長期計画は立てることはできるんでしょうか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 今回、当初予算でも臨財債については額、約2割ほど減らしております。これは国の予算の財政対策の中で減ってきているという状況ですので、基本的にはその5年、10年スパンで基本計画をつくりますが、その国の動きというのは正確にはわからないというところもあるので、その辺についてはある程度今までの状況を見据えた中で、その辺を追随していくという手法しかないということで考えております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) ちょっと見方を変えまして、平成24年度の類似団体比較からのこの資料で見ますと、人口1人当たりの積立金という項目があるんですけれども、この中で財政調整基金はいわゆる貯金ですよね。積み立て、富谷町は1人当たり8万3,414円、類似団体、いわゆる同じような規模とか、いわゆる人口並びに産業構成が同じような類似団体は5万2,057円、比較すると同じような市町村よりも6割ぐらい富谷町の場合の基金残高は多くて、42億ということなんですけれども、その量を勘案すると30億でも十分なのではないかなと思いますけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 今、議員のほうから財政調整基金の残高についてのお話をいただきました。確かに財政調整基金については、今お話のあったとおり、類似団体より多いというような状況です。しかしながら、その積立金の合計で見ますと、ほかの類似団体と項目は違いますが、ほぼ変わらないという状況ですので、トータルでの貯金はほかの市町村と変わらないという考え方に立っております。また、類似団体といいましても、同じ人口規模ということで比較されますが、置かれている状況、富谷町のように人口が伸びている自治体と、ほとんどが減っている状況の中で、一概に比較できないのかなという思いもあります。今後は富谷におきましては、町の発展、市制移行を視野に入れまして、その辺の経常的な経費もふえてくるという見込みもありますので、一概に比較できないのかなというふうにも考えております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) でも、他の市町村の場合、減債基金とか、いわゆる借金が多いために、そのための準備金としての積み立てとか、そういう項目もありますので、その辺はよく精査いただいて考えていただきたいと思うんですけれども、例えば富谷町の場合、30億とした場合でも24年度で5万9,795円ということで、類似団体の5万2,000円よりも7,000円ほど高い水準ということになりますので、そういう意味では前にもこの議場で財政調整基金の適正水準は幾らなのかというような議論がありましたけれども、多いにこしたことはないんです。ただ、財政上、果たして有効に使われているということなのか、貯金したままでいいのかどうかということについての見解をお尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 財政調整基金につきましては、財源調整ということで位置づけられておりますが、町の予算を見ていただけるとわかるんですけれども、最初から予算を組む上で8億、10億という金を取り崩しての予算計上となってございます。今の現状からすると、どのぐらいがいいのかというのはなかなか数字で申し上げられる状況にありませんけれども、基本的にその10億を取り崩した予算編成ということからすると、やはりその30億以上の財政調整基金が必要というふうな考え方を持っております。
議長(浅野幹雄君) この際、午前11時5分まで休憩をいたします。
     午前10時54分 休憩


     午前11時05分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  6番出川博一君。
6番(出川博一君) それでは、27年の当初予算についてお尋ねします。
  児童クラブ、学校敷地内の実施ということについてお尋ねしたいんですけれども、これについては前町長時代に既に見直しの指示がされていたとお聞きいたしますけれども、どのような内容なのか、お尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) それでは、昨年の……、失礼しました。放課後児童クラブにつきましては、平成26年の11月に全員協議会により概要についてご説明させていただいたところでございます。見直しの背景につきましては、平成24年8月に成立いたしました子ども・子育て支援法に基づき、昨年9月に制定されました富谷町放課後健全育成支援事業  に関する基準を定める条例の規定にある放課後児童クラブの……。(「大きい声でお願いします」の声あり)失礼しました。
  必要性や、子ども・子育て支援事業に関するニーズ調査の結果を受け、児童に対し放課後等に適切な遊びと生活の場を提供し、児童の健全育成と保護者がさらに安心して就労できる環境づくりのため、学校敷地内に実施が検討されてきたものでございます。(「答弁漏れでないの」の声あり)
議長(浅野幹雄君) それは前の計画じゃないですか。見直した内容についての質問ですよ。
子育て支援課長(浅場 悟君) 見直した内容につきましては、当初11月、27年の10月からスタートというところでございましたが、学校敷地内で行いますのが明石台小学校が初めてということでございましたので、明石台小学校児童クラブの実施について検証をしまして、そのほかの学校敷地内で行う児童クラブの実施について、その検証結果を反映させたいというところで変更となったものでございます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) でも、昨年の11月の時点でその必要性が言われて急浮上したわけなんですけれども、それが半年もしない3カ月足らずで変わったということは、その当時に十分な協議がされなかったということなんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 十分な協議がされなかったというよりは、拙速に物事を進めるよりは、明石台小学校の児童クラブの結果を検証してというところでございます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 現町長も見直しされるというふうに所信表明でお話しになっていますけれども、その辺のところの内容についてお尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 当初、私がこの就任したときの計画によりますと、各、明石台につきましては常設で設置をするんですけれども、ほかの4カ所についてはプレハブでその児童クラブの施設をつくるという予算が組まれておったものですから、その仮設で、ましてやその児童、子供さんたちを預かる場所がプレハブでいいんだろうかということが気になったものですから、その必要性は十分に認識しつつも、いわゆるプレハブでつくっていいものかという部分に関しては、一旦検討して皆様のご意見を踏まえながら、きちんとした形で児童クラブを設置するべきではないかということで、今回見直しをかけさせていただいたところです。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 子育て支援複合施設についてお尋ねします。
  この事業、先ほど15億4,000万というお話が出ましたけれども、この事業についてこれまで詰めた議論はなかったんですけれども、本当に必要なのか、その必要性についてお尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 子育て支援複合施設につきましては、平成26年2月に全員協議会により概要についてご説明させていただいたところでございます。施設整備の背景と目的ということにつきましては、転任者の多い本町におきまして、気軽に相談できる相手や仲間が身近に少なくなっているというところに加え、母子保健事業については、乳幼児健診ですとか、各種教室及び予防接種の会場となっている福祉健康センターが手狭となっている点、それから日程調整が困難となっている点を考慮いたしまして、子育て支援センターと母子保健センターの複合施設として保健福祉機能の具体的な充実と施設相互の利用促進を図ることとなって建設に至ったものかと解釈してございます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 確かに全員協議会でその説明を受けました。そのとき、資料として23年のデータが入った資料を頂戴しました。それでお尋ねしたいんですけれども、乳幼児健診、それから乳幼児教室、これの受診状況の報告はその23年度以降どうだったのか、お尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) ただいま手元に資料ございませんが、ほぼ並行というところで推移したのかと理解してございます。
議長(浅野幹雄君) 出川博一君。
6番(出川博一君) 並行というか、横ばいだというお話なんですけれども、私が調べたところによると、少しずつ減っております。その中で、いわゆる今までやれたやつがどうして新しい設備に15億もかけて対処しなければならないのか、もう一度お尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 先ほど答弁したとおりでございますが、現在でもやりにくい状況というところでございますので、この複合施設の建設という構想が上がってきたものと解しております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) やりにくい状況だと、多分場所の関係かとは思うんですけれども、そう言いながらも現状それでやってきているわけなので、今のところ弊害はないと思うんですけれども、その辺の考えについてお尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 今のところ弊害、今までも何とか日程調整等いろいろ苦労を重ねながら実施してきたというところでございますので、今後現況、現行、どういうふうに進めていくこととなるのかなというふうに考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) そうはいっても、今児童クラブのお話もございまして、いわゆる放課後児童クラブは公民館から場所は学校敷地内の方向になるというようなお話を聞いたわけですけれども、その中で公民館の空きスペースが出てくるわけです。そうなったときに、それを有効に活用して対処可能ではないでしょうか。いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 空きスペースにつきましては、公民館との関連もございますので、今後そちらとの協議ということになろうかと思います。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) いや、公民館との絡みというか、それは子育てで福祉部で公民館は生涯学習課だというそういういわゆる縄張りというか、縦割りというか、そういうのは改めて、協議してうまく使えるようにすべきでないでしょうか。いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 教育部長。
教育部長(小松 巖君) 公民館、午前中につきましては、児童クラブがなくなって学校に変わった場合、空きスペースはありますけれども、今までどおり午前中につきましては未就学のお子さん、それから親御さんたちが来ての利用と、あと午後につきましては、いろんな方向性をこれから十分考えながら活用を図っていきたい。ただ、その健診関係となりますと、今子育て支援課長が申し上げておりますけれども、医師の確保等々のこともあるとは思いますので、そこら辺の調整も必要にはなってくるかなとは思いますけれども、公民館としても空きスペースが出た場合にはそれなりの事業を今後検討して展開していかなければならないとは考えております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 医師との関連性があるというのは私も十分わかっております。ですから、今の福祉センターの中に医務室があるわけですから、あそこはそれは継続して使うべきで、そのほかのいろいろな教室とか、医者が直接タッチしないいわゆる教室とか、そういうやつについては十分、現在も成田公民館だとか、東向陽台公民館を使っているので、そういう形でさらにそれを利用できるスペースは広がるんじゃないでしょうかというお尋ねをしているんですけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 教育部長。
教育部長(小松 巖君) そのスペースについてはいろんな利用が考えられると思います。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) ちょっとこの15億4,000万の設備について、毎年の維持費はどのぐらいと算定されておるのか、お尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 維持費につきましては、特に算定はしてございませんが、年間約1,000万前後はかかるものかと考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) ちょっと1,000万というのはおかしい数字だと思うんですけれども、いかがでしょうか。だって、1,000万はスポーツ交流センター、あの1億5,000万の建物でも1,000万かかるんですよ。それなのに15億の2階建ての建物がどうして1,000万の維持費となるんですか。大体維持費を想定していないということ自体、非常にこの計画はおかしいと思うんですけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 維持費につきましては、先ほど申し上げたとおり想定していなかったということで、私の解釈でもって申し上げたところでございます。また、維持費をなぜ算定しなかったのかということにつきましては、計画では平成27年度中の建設というところですので、その期間でもって算定しようとしたものでございます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 維持費については後でまた別なところで質問したいと思います。
  それで、町長にちょっとお尋ねしたいんですけれども、建設の有無を含めて検討したいと所信表明でお話しになられましたけれども、現時点での町長のお考えをお尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 現時点で、私今回いろいろ選挙等を通じて地域の人たちの声を聞きながら伺ったところと、あとは子育て関係の調査関係で出てきたご意見等を伺うと、やはりその子育て支援施設については多くの人が身近なところにあってほしいという声が多く出ているということをすごく伺ったものですから、やはり一極に1カ所にその15億もの巨額の施設をつくるよりは、いわゆる分散型でということを今回公約として選挙中も掲げさせていただきました。なので、身近なところに子育て支援施設を設置をしていくということを考えながらも、とはいいながらもやはり健診等の実施体制については課題としてあるのも事実ですので、いわゆる予定されていた場所の利用とすれば、ある意味最低限度必要な、今課題となっている部分の健診等の実施場所等だったりとしての15億はそんなかからないわけですから、ある意味そういった施設、最低限度そういう課題となっている施設はそこにつくりながらも、直接的な日常の子育て支援施設は分散型という両方をトータルしても、多分15億はかからないというように思っておりますので、かけないでやれるというふうに思っておりますので、その辺はこれからご意見をいただきながら考えていきたいというように思っております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) それでは、子ども医療費助成についてお尋ねいたします。
  一部負担金500円をなくすということの実施をされるということなんですけれども、一部負担金、これは25年10月からスタートしたわけなんですけれども、1年間、つまり去年の9月までの1年間で保護者の負担額の推定は幾らぐらいでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 約2,450万程度でございます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 2,450万ということは、25年の2月の定例議会で一部負担金の合計額は、いわゆる一部負担金を導入するというときの答弁では、約4,000万ぐらいを見込んでいるという答弁だったんですけれども、2,450万で間違いないでしょうか。大分減額というか、いわゆる500円を払うことによって病院にかかる人が少なくなったというふうな見方になるのか、その辺のところをお尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 金額につきましては、27年度予算、当初予算でもって算定したときの資料をもとにお答えしているものでございます。500円負担したことによって利用者が減ったというところは、こちらでは把握できかねるところでございます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 25年10月の改定時に設けられた所得制限ですけれども、この扱いはどうなるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 所得制限についてはそのまま引き続き行いたいと考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 別なちょっと先ほどの維持費に絡むんですけれども、経常収支比率についてちょっとお尋ねしたいと思います。
  町の財政経常収支比率、19年度が79.2%で25年度決算では89.4と、上昇の一途をたどっておりまして、6年間で10%アップしたんですけれども、これは構造的なものなんでしょうか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 経常経費比率につきましては、当然富谷町におきましては人口の増、それに伴います扶助費、それから人件費、公債費といった義務的経費当然ふえてきている状況も一つあります。また、今後におきましては、26年度施設を整備したものとして、明石台小学校、それからスポーツ交流館等々もありますので、これらを運営していくための経費が当然かかってきますので、これは今後につきましても経常収支比率は上がっていくという見込みを立てております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) そうすると、小学校、スポーツセンターというふうに新しい建物ができると、どうしても必然的に経常収支比率は高くなっていくと。そうすると、27年度は下手すると90%を超えてしまうという推定になるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 経常収支比率につきましては、最終決算で正確な数値が出るんですが、今の見込み、あくまでも推計になりますが、27年度決算ベースで90%を超える見込みとなっております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) これは経常収支比率というのは財政構造の弾力性を判断する指標なんですけれども、これは一般的に市ベースであっても80%を超えると弾力性を失っているとされているわけで、それによって投資できないような制約されるのかどうか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 経常収支比率だけを見ますと、総体予算に占める割合が高くなれば、弾力性を失うというのが指標上の結果でございます。あと、投資的な部分については、その1年度の財源だけで投資するのかというところになるんですが、そこにつきましては基金をもって建設費に充てたりというところで考えております。ただ、建てればおのずとその経常的な経費は翌年度からまた上がっていくというのが構図としてはあるんですが、そこは今までの事務事業の見直し、それから当然スクラップも今後検討した中で新たな事業に取り組んでいく必要があるというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 非常に窮屈な財政運営ということになるかと思うんですけれども、そういう意味でこの比率、今はどんどん上がっているんですけれども、これを下げるという手だてはあるんでしょうか、お尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 難しいところもあるんですが、結果から言いますと、今までの事務事業の見直しによって歳出を削減する。結果的に経常経費が下がる。もう一つは、一般財源となる税収を上げる。歳入を上げるというところで経常収支比率は変わります。よって、それを下げるためには、経費を下げて収入をふやすというところが、口で言うのは簡単ですが、そういう構図になれば数字はおのずと下がってくるというような状況です。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 見方を変えて、いわゆるまた類似団体との比較なんですけれども、これで見るとどうも富谷町の場合は、物件費、維持補修費が突出して高いというふうに私は分析しているんですけれども、というのは本町の場合、物件費が22.7%で、類似団体は14.8%、7.9ポイント高い。それから、維持補修費については、当町は6%、類似団体が1.3%で4.7%高いと。この要因は何なんでしょうか、お尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) それでは、今のご質問ですが、まず物件費についてお答えをさせていただきます。物件費の中には大きく割合を占めるものといたしまして、委託料がございます。委託料が半分以上を占めているというような状況です。一概に比較をしてこの部分が高いということでお答えはできないんですが、状況として何点か言えるものについてお答えをさせていただきます。
  まず、類似団体との比較ということで、ほかの市町村と若干違う富谷の物件費に計上されるものといたしましては、富谷はごみの焼却業務を仙台市に事務委託をしてございます。これが委託料としてうちのほうは計上されますが、ほかの団体については自分のところで焼却をしたり、もしくは組合で組織をして負担金として支払っているという現状がほとんどでございますので、その辺で約1億5,000万程度、ほかの団体とは違うところがあるかと思います。また、あとごみ収集運搬の関係なんですが、ほかは大体収集のみを委託しているような状況ですが、富谷の場合は中間処理も一部委託しておりますので、その辺が若干違うというふうにこちらとしては見ております。
  また、大きくその物件費の中で富谷の現状として申し上げますと、大きく割合を占めているのが認可保育所に対する運営に対する委託料、これ4億強です。それから、臨時・パート職員、こちらに対する予算といたしまして3億7,000万、これがほかの市町村より多いかどうかというのはちょっと別なんですが、割合として富谷の状況で占める割合が大きいものということでお答えをさせていただきます。
  あと、維持補修費、こちらにつきましても類似団体より若干多いというところなんですが、結果といたしまして、町のほうとしてはこれも単独で粗大ごみ処理施設を持っているということで、そこの維持補修に係る経費がここに入ってきています。周りの市町村は組合組織ですので、負担金ということで別な項目に計上されるので、これがまず1点。そのほか、大きく割合を占めるものとして、道路の除草・剪定だったり、あと公園の道路除草・剪定だったりというのがこの維持補修費の中で大きなウエートを占めておりますので、この辺が類似団体と比較して大きな要因、数字的に割合が多い状況はそういうところから来ているのかなというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 比較すると中身は違うんだというお話はわかりましたけれども、その中でいわゆる19年度から24年度までの類似団体は、物件費がずっと14%台なんですよ。維持補修費も1.2%台、ずっと。ところが、同じ期間、富谷町の場合は、物件費で18%から22%台にアップしています。維持補修費は3%から6%にアップしています。こういうことは中身は違う、別だというお話をされるかもしれませんけれども、このようにどんどんアップしていくような財政運営でいいのか、こういうスタンスでいいのかどうか、ちょっとお尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 財政状況から申し上げますと、やはりこの辺は縮減していく、もしくは抑制していく必要があるというふうに財政運営上考えております。まず、そんな中で富谷の状況なんですが、ふえている要因としては先ほど言いましたその臨時・パート職員、震災前と比べまして先ほど3億7,000万と言いましたが、約倍になっております。あとそんな状況、それから委託料、これらもふえておりますので、数字が伸びている要因としては大きなウエートを占めている状況となってございます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) これを上がらないようにする。いわゆる他の市町村と同じように、少なくても横ばいに持っていくというような手だてはないものなんですか。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 今の数字から7ポイント、8ポイント下げるのはかなり難しい問題だと思います。ただ、そんな中で、先ほども言いましたが、財政状況上やはりこの辺を、先ほども言いましたが、事務事業の見直しをして縮減、それから物によってはスクラップというような状況で物件費、この辺については今後削減していく必要性はあるというふうに認識しております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) それでは、最後に企業誘致についてお尋ねします。
  今回上程された新しい奨励金制度があるんですけれども、これはただ高屋敷の工業誘致限定版ということになろうかと思うんですけれども、これで十分と捉えているのかどうか、お尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 私としては、高屋敷だけ、今回は高屋敷限定ですけれども、やはり私としては先ほどもお話ししたように、成田2期の北地区の企業誘致をどんどん積極的に進めていきたいというように思っておりますので、そちらにも広げたい、対象を広げていきたいというように考えております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 地域住宅生活等緊急支援交付金でこれで2,400万ほど企業誘致促進事業に予算化しておられるようですけれども、この中で実証研究を取り入れた調査分析とあるんですけれども、具体的にどのようなことをいうのか、これをお聞かせいただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 今回、企業誘致実践研究といたしまして約1,000万円、予算として計上しております。中身につきましては、議員おっしゃるとおり、実証研究ということで、例えば富谷の地域特性を生かした企業立地上の強みですとかセールスポイント、そういったところを専門のコンサルを導入いたしまして調査研究を行って、それを具体的な企業誘致活動につなげていくということで、実践宣伝プロモーション活動ということで今検討しているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) そういうことは基本的には情報収集のためのコンサル等業務に使うんだという理解でよろしいんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) そうですね。調査研究のための経費、それと具体的な企業誘致活動の具体的な宣伝素材、そういったものの作成ということでトータルで考えてまいりたいというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 26年度、今年度ですけれども、企業立地推進監と、あと東京事務所への派遣職員の制度が新たな取り組みとして行われたわけですけれども、その成果はいかがなものなんですか。その成果についてお尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 具体的な成果ということであれば、企業が立地できたのか、できないのかということが最大の成果になるのかというふうに思いますが、現状、成果として生まれているものはありませんが、ただ、高屋敷地区につきまして、具体的に検討をしていただいている企業があります。そういった企業について、私と東京事務所の派遣の職員と合同で企業訪問を行ったりというような活動もしておりますので、まだ実を結んではいませんが、今後何らかの実を結べばというふうには考えているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 現在見込まれる誘致企業の雇用者数の見通しはどのぐらいなんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) まだ立地には至っておりませんが、今年度立地する企業が既に決まっている企業、それと来年度立地することが既に決まっている企業合わせますと、約1,200名程度の新たな雇用が見込まれているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 先ほど町長からもお話ありましたけれども、成田第2期北の取り組み状況はいかがなのか、お尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 成田2期北地区につきましては、高屋敷地区と同じように平成22年の線引きで市街化区域への一般保留地区ということの位置づけが県のほうで認められていたところでございます。その後、高屋敷地区につきましては具体的な企業の立地が見込まれるということで、昨年宮城県のほうから市街化区域への編入の手続がなされております。成田2期につきましては、現状具体的な企業の立地がまだそこまでの状況には至っていないということで、現状一般保留地区のままというところでございます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) いわゆる成田第2期もオーダーメード方式ということでなっていたわけですけれども、今のお話を聞くと、ある程度確度の高い企業進出がなければ開発は困難だということになるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企業立地推進監。もとい、企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) 成田2期につきましては、現状今申し上げたとおりでございますが、県のほうも本来オーダーメード方式で認められておったんですが、震災を経てなかなか企業誘致も進まないというのもあって、一部制度を変更して、確度の高い話じゃなくても、ある程度先行投資型でも認められるような手法もできたということで、それを踏まえて今回町長就任後、成田2期への企業誘致も積極的にということで、早々に東京のほうにも出向いていただきながら企業誘致を進めるということをしておりますので、そういった成田2期は結構面積も広くて国内でも大きな部分になっております。知事が先頭になって誘致をしているところもございまして、これから町長も交えてどういった手法で組合の皆さんと何とか開発できるような手法をとれるように研究していきたいと思っているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) ちょっと税制面でお尋ねしますけれども、税収面で。固定資産税は個人・法人の区分は分かれていないわけなんですけれども、法人の償却資産を含めた固定資産税額は25年度で幾らぐらいか、おわかりになりますか。
議長(浅野幹雄君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 私のほうでは固定資産税の照会については、申しわけありませんが把握はしておりません。
議長(浅野幹雄君) 税務課長、出席しておりませんので、別の角度からお願いできますか。
  6番出川博一君。
6番(出川博一君) それで、法人町民税は企業業績に左右されますけれども、固定資産税は25年の決算でも55億円の税収があったわけです。その中の40%は固定資産税なんですよ。ですから、そういう意味で法人分の固定資産税を把握できるのかどうか、お尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 現状、私のほうではそこまでの把握には至っておりませんが、その辺どういった方法で確認ができるのか、税務課のほうに確認をさせていただきたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 税収面ということで先ほどご質問ありましたが、固定資産税として捉えて数字になっております。それが個人なのか、法人に対する固定資産税課税なのかというのは、集計上とっておりません。ですから、求められても数字がすぐに出るような状況ではないと。ただ、企業立地上、進出した場合にそこの固定資産税が幾らかというのは調べればわかるんですが、法人、個人という概念で分けているものは基本的にはございません。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) これから企業誘致に力を入れるというところですから、例えば宮城県は従業員4人以上の統計資料によっても、富谷町の事業数が17から18程度なんですよ。その程度ですので、これはあえて個別に把握し、て担当課として、あるいは推進監としてそれを見ながらその成果について十分把握して推進するという姿勢は必要じゃないでしょうか。いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 確かに工業統計の数値ではそのような数値になっております。ただ、こちらのほうの調査が国のほうの調査ということで、その宮城県に該当する部分について県のほうで集計をして取りまとめて公表しているという中身のようでございます。こちらのほうでも確認をしましたところ、基本的にこの調査については、詳細については外部への公表はしないということでのもとで企業のほうに調査に協力をしていただいているということですので、その詳細について調べることはなかなか困難な部分はあるんですが、ただ、議員おっしゃるとおり、事業所数も17、18ということですので、把握できない範囲ではありませんので、今後何らかの方法でそういったところの数値の把握ということには努めてまいりたいというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 震災復興特別区域法によって、5年間の固定資産税の課税免除措置がありますけれども、これによっていわゆる固定資産税には表示されないんだけれども、交付税で手当てされるという制度になっていますけれども、そういう意味でこれに該当する固定資産税相当額はおわかりになりますか。
議長(浅野幹雄君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) こちらのほうは東日本大震災復興特別区域法、この法律に基づいて復興事業を行う企業の申請に基づいて認定をした企業について、新たな立地、設備投資等についてその部分に係る固定資産税については5年間の課税免除という措置がございます。現状、今認定されている企業、それから今後設置が具体的に見込まれる企業、合わせて試算といたしまして約2億5,000万円程度の固定資産税が課税免除になるものというふうに見込んでおります。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 最後に町長にお尋ねいたします。
  私は産業建設常任委員会で米沢市に調査に行ってまいったんですけれども、そのとき、市長のトップセールスの特徴について、新規開拓だけでなくて、既存先についてもやるということを言っておりますので、町長はその辺も踏まえてどのようなトップセールスを考えておられるのか、お尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 大変同じように考えております。新規開拓はもちろん積極的に進めていきますし、やはり既存の現在富谷町内に進出していただいた企業のフォローもしっかりとやっていくということの重要性もすごく感じておりますので、先日東京にお邪魔したときにも、回れる時間的に限られた時間だったので、新規のところと、あとはコストコさんと、あとは東京事務所に出向している職員に対して、とにかく現在来ていただいている企業のフォローをよろしくお願いしますという指示は出して帰ってまいりました。(「終わります」の声あり)



議長(浅野幹雄君) 1番森 栄君。
1番(森  栄君) 先ほど質問した出川議員の質問と関連する質問が重複しますが、私は通告に従い、若生裕俊新町長の政策の課題と対策について、質問いたします。
  去る2月8日に投開票された町長選挙で、新人で無所属の若生裕俊氏が、現職で無所属の若生英俊氏を破り、初当選を果たしました。
  この町長選挙で初当選した若生裕俊氏は、現在はふえ続ける若年層の住民が、高齢になると生活に便利な仙台市に流出してしまうと指摘し、仙台市地下鉄南北線の泉中央駅と町内を結ぶ町民バスの運行や仙台市地下鉄の延伸などで、生涯にわたって住みやすい町を目指すと訴え、有権者の支持を広げました。
  また、高校生までの医療費の完全無料化を1年以内に実現、町民バスの泉中央駅乗り入れを1年以内に実現、敬老乗車券の利用を2年以内に実現を公約に掲げました。
  ただ、予算の財源的な裏づけや各種事業の具体的な行程が示されておらず、公約や政策に対して多数の住民が、財政破綻した北海道夕張市のようになるのではないかというような不信感を持っていますので、公約及び政策全般について質問いたします。
  第1点目は、1年以内に実現する町民バスの泉中央駅乗り入れについて、さまざまな関係者や事業者と協議・連携することで十分に実現が可能だということですが、この予算と財源及び具体的な可能性、将来の展望について質問いたします。
  第2点目は、富山県富山市で運行するライトレールを参考にしたライトレール計画による、仙台市地下鉄南北線延長に伴う泉中央駅からのライトレール整備計画策定についての予算と財源や計画策定の具体的な可能性と今後の展望について質問いたします。
  第3点目は、2年以内に実現するとした敬老乗車券の利用対象者数と予算や財源及び今後の利用対象者数と予算や財源の予測推移について質問いたします。
  4点目は、子育て支援対策として1年以内に実現するとした高校生までの医療費完全無料化の対象者数と予算や財源及び今後の対象者数と予算や財源の予測推移について、質問いたします。
  5点目は、2年以内に開始するとしたグローバル教育推進としての中学校の海外修学旅行の実現に伴う対象者数と予算や財源及び今後の対象者数と予算や財源の予測推移について質問いたします。
  6点目は、2年以内に取り組む次世代型図書館建設の着手と文化ホール建設計画の具体的な内容と予算や財源について質問いたします。
  第7点目は、2年以内に実現する、地域ごとに分散型の児童館・乳幼児館の設置に伴う予算と財源及び今後の利用対象者数と予算や財源の予測推移について質問いたします。
  8点目は、1年以内に実現する公立幼稚園の入園年齢を3歳からに引き下げ、延長保育の実現と夜間・休日預かりの実施に伴う人的措置と財源について質問いたします。
  9点目は、「若生裕俊の政策は、できない理由を探すことではなく、できる方法で実現することで、現職候補側には難しいことでも、私は必ず実行します」と選挙公報に記載していますが、政策が実現できなかった場合のご自身の進退問題についてどう考えているか、質問いたします。
  なぜこの質問をするかといえば、地方分権一括法により地方の時代と呼ばれ、平成の合併も行われ、また、生き残りをかけた自治体格差も発生しております。政府においては、地方再生や地方創出が政策に取り上げられるなど、地方における自治体としての県や市町村には公約や政策による自己決定や自己責任が求められております。このような状況の中で、公約である政策の予算的な財源も示さず、ただ単に選挙のときだけ有権者の選挙受けだけのための政策を掲げることは、自分への投票への誘導であると私は考えます。
  なぜならば、どこの自治体でも5年ごとの前期と後期の基本計画、そして3年ごとに事業と予算を見直す実施計画がありますが、今回の町長の公約や政策は、「すぐに実行します」から「1年、2年、3年以内に実現します」というように、事業ごとに目標値を定めています。これらの公約や政策を3年ごとに事業と予算を見直す実施計画にこの目標値の期間内で実施することは、町の財政破綻と将来にわたり住民への過重な税負担を招くことは明らかです。住民に対する行政サービスは、反復・継続的に提供されなければならず、一時的な公約や政策はただ単に、実務を行う役場職員や関係自治体、そして関係機関に混乱を及ぼすものであります。公約や政策は政治家の命であり、当然選挙公報に掲げた公約や政策などが守られなければ、住民からの負託に対する裏切り行為でもあるので、この点についてご自身の進退問題も含めどう考えているか、質問いたします。
  なお、私の質問は、町長の公約及び政策に関する質問なので、全ての質問に対する回答は町長に回答を求めます。
  以上、9点について質問いたします。
議長(浅野幹雄君) この際、暫時休憩をいたします。
     午前11時52分 休憩


     午前11時52分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの森議員の質問にお答えをさせていただきます。
  まず、1問目の1年以内に実現する町民バスの泉中央駅乗り入れの予算と財源及び具体的な可能性と将来展望について、お答えを申し上げます。
  選挙戦において多くの町民の皆さんから、町民バスを何とか泉中央まで乗り入れできませんかとの意見、要望が寄せられました。この実現のためには宮城交通の理解と協力が必要と考えています。先日、宮城交通の青沼社長へ挨拶に出向き、町民バスの泉中央への乗り入れに向けた協議を行いたいと申し入れを行いました。これから、具体的にどのようなことが問題で、何を解決すれば実現が可能なのかなどについて検討・協議を行ってまいりたいと考えています。財源については、現在の町民バスの路線再編をあわせて検討することとし、必要な予算については確保してまいりたいと考えております。
  2問目の富山市で運行するライトレールを参考にしたライトレール計画による仙台市地下鉄南北線延長に伴う泉中央駅からのライトレール整備についての予算と財源や計画策定の具体的な可能性と展望について、お答えを申し上げます。
  ライトレールの整備については、以前より黒川圏域の町村と宮城県が加わっての緑の未来産業都市くろかわ建設推進協議会が組織されており、この協議会においてさまざまな研究を専門のコンサル業者に委託し実施しており、その報告書もございます。まずはこの整備検討書などを現在の圏域の状況に置きかえて再検証することが整備に向けての第一歩と思い、新年度から検証作業に着手することとしています。また、ライトレールの整備については、黒川圏域だけでは不可能であり、宮城県、仙台市、国、企業などさまざまな方々の協力が必要であり、そのための組織化も図ってまいりたいと考えております。
  3つ目の問い、2年以内に実現するとした敬老乗車券の利用対象者数と予算や財源及び今後の利用対象者数と予算、財源の予測推移について、お答えを申し上げます。
  敬老乗車券の導入につきましては、所信表明でも申し上げましたとおり、既に実施している仙台市の状況などさまざまな検討を具体的に行い、富谷町で実施できる敬老乗車券とはどういうものなのかを仙台市や宮城交通、国や県の関係機関と協議を早急に始めたいと思います。さらに、70歳以上の方の町内移動に関しては、敬老乗車券と同様の役割を持つ町民バスにつきましても、町域を超えた新たな運行ルート、特に地下鉄泉中央駅方面への路線乗り入れに向けて、宮城交通や関係機関との協議を進めてまいりたいと考えており、多方面から高齢者の交通の利便性を高めるよう努めてまいります。平成25年に実施した高齢者実態把握調査から、外出先としてよく行く地域を泉区と泉区以外の仙台の割合をもとに対象を70歳以上とし、外出頻度を月4回として算出すると、対象者数は約1,200人、利用者負担を1割とすると約5,200万円と試算されます。そのほか、磁気カードや乗車証発行機システムなどの導入経費が必要となると思われます。財源につきましては、現在のところ一般財源でございますが、今後活用可能な財源についても調査研究してまいりたいと思います。
  4番目の問い、子育て支援対策として1年以内に実現するとした高校生までの医療費完全無料化の対象者数と予算や財源及び今後の対象者数と予算、財源の予測推移についてのお答えを申し上げます。
  18歳年度末までの人口を約1万2,000名と試算し、年間約2,000万円増加すると見込んでおります。平成27年10月から実施した場合の平成27年度予算については、670万円程度の増額が見込まれることから、今会議において関連する条例等ついて追加提案を予定しておりますので、可決賜りますようお願いいたします。高校生までに拡大する財源については、平成27年度分に関しては地域住民生活等緊急支援のための交付金を活用し、500万円を子ども医療費助成拡大事業に充てることとし、当初予算の補正対応といたしましたので、よろしくお願いいたします。今後の対象者数についてはほぼ横ばいとなっていることから、予算等には余り大きな変動はないものと見込んでおります。
  5番目の2年以内に開始するとしたグローバル教育推進としての中学校の海外修学旅行の実現に伴う対象者数と予算や財源及び今後の対象者数と予算や財源の予測推移についてお答えを申し上げます。
  中学校の海外旅行の実現につきましては、今後町民の皆さんや保護者の皆さん、学校関係者に意向をお聞きするなど、今後検討を進めてまいりたいと思っております。
  問い6、2年以内に取り組む次世代型図書館建設の着手と文化ホール建設計画の具体的な内容と予算や財源についてお答え申し上げます。
  図書検索にITシステムを導入するなどの機能を持った次世代型図書館及び文化ホールについては、複合型施設も考慮しながら、国の補助事業などを見きわめ、住民のニーズ調査などを踏まえて場所や規模などについて今後検討をしてまいりたいと考えております。
  問い7の2年以内に実現する地区ごとに分散型の児童館・乳幼児館の設置に伴う予算と財源及び今後の利用対象者数と予算、財源の予測推移についてお答えを申し上げます。
  子育て世代が安心して子育てできるために、母親の憩いの場、親子が気兼ねなく集い交流できる場がもっと身近にあればという思いから設置を進めていきたいと考えております。詳細については、今後の検討となりますが、早急に具体化する考えです。財源については、国の補助金、補助制度などを活用したいと考えております。
  8番目の1年以内に実現する公立幼稚園の入園年齢を3歳からに引き下げ、延長保育の実現と夜間・休日預かりの実施に伴う人的措置と予算や財源について、お答えを申し上げます。
  まず、延長保育、いわゆる預かり保育については、現在2園とも実施している状況でございます。公立幼稚園の3年保育及び休日預かり保育の実施につきましては、今後町民の皆さんや保護者の皆さん、幼稚園関係者に意向をお聞きするとともに、認定こども園への移行等も視野に入れながら、今後検討を進めてまいりたいと考えております。
  問い9、「若生裕俊の政策は、できない理由を探すのではなく、できる方法で実現することで、私は必ず実行します」と公約、選挙公報紙に記載していますが、政策が実現できなかった場合のご自身の進退問題についてどう考えているかについてお答えを申し上げます。
  町長に就任して3週間ほどの状況です。私が掲げた政策が実現できなかった場合をこの時期に論ずるより、私は最大限政策実現に向けて、まずはあらゆる可能性を追求し、検討研究することに全力を注いで取り組んでまいりたいと考えています。このようなことですので、できなかった場合の進退問題をこの時期に語ることは不適切だと思っております。皆様のご理解をお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
     午後0時01分 休憩


     午後1時00分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  これより森 栄君の質問は一問一答により行います。
  1番森 栄君。
1番(森  栄君) 1年以内に実現する町民バスの泉中央駅乗り入れについては、宮城交通の運行経路と競合するために、結果的に民間会社の経営を圧迫することにつながるが、これについてどのように考えるか、質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 決して民間企業を圧迫するようなことにはならないように、その辺も含めて宮城県内の運行を行っております宮城交通さんと協議を進めて実現に向けて努力していきたいと考えております。
議長(浅野幹雄君) 1番森 栄君。
1番(森  栄君) 先ほどの質問に関連いたしますが、町民バスの泉中央駅乗り入れについては運行経路が競合し、宮城交通株式会社の経営を圧迫することになります。町は、地元の企業の育成・発展に努めなければならない立場ですが、このことについては相反することになりますが、この点についてどのように考えているか、質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいま申し上げましたとおり、民間の圧迫にならないように、現在運営しております路線の運行を担っていただいております宮城交通さんと協議を進めながら、乗り入れを検討してまいりたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 1番森 栄君。
1番(森  栄君) 選挙期間中に、「私には、県会議員や国会議員がついているので、必ずできます」と連呼していますが、県会議員や国会議員にはバス運行の許認可権はございません。したがって、今後町民バスの泉中央駅乗り入れ先である仙台市やバス運行の許認可権を有する総務省に対して、具体的にどのように働きかけするのか、質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 前段にありました、国会議員や県会議員とのことというのは、全体の私が公約を実現するに当たって、やはり国や県との協力がなければできないということを含めての発言だったかと思いますので、今回の町民バス中央駅乗り入れに関しては、それぞれやはり公約実現に対応するに当たって必要な総務省だったり、仙台市なり、そういったところの協議もあわせて行ってまいりたいと思いますし、現に現在就任して真っ先に仙台市長のほうに表敬訪問させていただいたところ、就任のご挨拶も含めて今後のご協力をお願いをしてまいったところであります。
議長(浅野幹雄君) 1番森 栄君。
1番(森  栄君) 先ほどの説明は、その許認可権のある総務省に対してどういう働きかけをするかということなので、それについての質問ですから、その質問に回答してください。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 限られた、まだ就任して3週間です。国のほうも早速国交省なり、農水省のほうはこの間、先日お邪魔をさせていただいて、課題の部分をお話を、要請をしてまいりましたが、何せまだ総務省までは直接足を運んでおりませんので、早速その辺も進めてまいりたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 1番森 栄君。
1番(森  栄君) 町民バスの泉中央駅乗り入れについては、一定の期間だけシャトルバス運行で対応するのかどうか、確認の意味で質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) そういった部分も含めて、全体を総合的にこれからご意見をいただきながら調整をして実現に向けて努力していきたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 1番森 栄君。
1番(森  栄君) 町民バスの泉中央駅乗り入れについては、目標値を1年以内としていますが、この目標値を1年以内にした根拠について質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) これは、早速就任早々から行動を移すことによって、自分なりには1年以内にある程度の見通しを立てたい、それで実現できればという思いで1年以内という表記をさせていただきました。
議長(浅野幹雄君) 1番森 栄君。
1番(森  栄君) 次に、ライトレール設置について伺いますが、町長自身、富山県の富山市に行ってライトレールに乗ったことがあるかどうか、それについて確認の意味で質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 実際に私自身が富山におけるライトレールに乗ったことはありません。
議長(浅野幹雄君) 1番森 栄君。
1番(森  栄君) 町長自身がライトレールに乗車したことがないということですけれども、地下鉄に比べて低コストで整備可能ですと選挙公報には記載していますが、その根拠については何を根拠にしたのか、質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 実際には乗車はしたことはありませんけれども、一応基本的に今回ライトレールを公約に掲げた一番の参考にさせていただいたのは、富山の実例、これは実際にこれまでの富山のライトレールを実現するに当たっての最初からの計画とか、いろんなあらゆる資料を入手した形で公約に掲げさせていただきました。
議長(浅野幹雄君) 1番森 栄君。
1番(森  栄君) ライトレール整備計画ですが、計画策定に着手と記載されていますけれども、財源的なことは記載しておらず、町の財政圧迫と住民の税負担の増加につながると考えますが、この点についてどのように考えているか、質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ライトレールにつきましては、一応富山県の例を参考にさせていただくと、総延長7.4キロに58億円で総工費実現されているということを一つの参考にして、あとは国のほうの補助金が基準によれば大体55%、国のこの補助金をいただけるということで、あとはいわゆる自治体、あとは企業関係の参画もあって実現するというふうに、そういうある意味枠組みをつくって事業を進めていくわけですけれども、そういったところの資金を民間資本も利用しながら、極力町財政の財政負担なり、間違ってもそのような財政を圧迫するようなことにはならないように行いたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 1番森 栄君。
1番(森  栄君) 事業は継続的に住民に対してサービス提供がなされなければならないわけですけれども、ただ着手してそれでいいというような問題ではないので、やはりそれなりの今後の財政的なものについてもっと具体的にご回答願いたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 全てこれからあらゆる事前の調査、項目等、事前の富山の参考事例をもとに資料はとっておりますが、これからある意味この富谷でライトレールを実現するためには、また別な枠組みで実現をしていくわけなので、それについてはこれからあらゆる関係機関、関係者との協議を進めながら、そういった資金計画も含めて、財源計画も含めてこれからつくり上げていくということであります。
議長(浅野幹雄君) 1番森 栄君。
1番(森  栄君) ライトレールの整備は、地方創生事業の柱、一応都市の一極集中是正、それから人・物・金の移動、この地方創生事業の柱として、国、県、関係自治体との協議を開始しますと選挙公報には書いていますけれども、本当に地方創生事業の柱となるのか、その法的根拠について質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 地方創生におけるやはり特に富谷は市制施行を迎えるに当たって、都市基盤を確立していくという上では、交通アクセスの部分は不可欠だということで、今回公約に掲げさせていただきました。法的な根拠については特別今考えとして申し上げるところはありません。
議長(浅野幹雄君) 1番森 栄君。
1番(森  栄君) ライトレール整備について、選挙公報では、「富谷町幹線道路は7%以内で、最大8%の登坂能力を有するライトレールは十分敷設可能です」と記載しておりますけれども、町内の幹線道路は2車線や4車線であり、町道にライトレールを整備することは、町道における車道の交通渋滞や交通事故を引き起こすことは目に見えていますが、この点についてどのように考えていますか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) その辺は中央分離帯を利用するなり、あらゆるそこは最大限、全て完璧に、一応最大限そういった交通渋滞や事故のないようにということは最大限前提として考えながら、実現するに当たってはあらゆる角度から検討した上で実現をしていきたいというふうに考えております。現に、現在全国でライトレールを実現しているわけですから、それを富谷で実現するために、私は最大限努力をしていきたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 1番森 栄君。
1番(森  栄君) 先ほどの確認の意味で質問いたしますけれども、それでは具体的にどのような調査研究を想定しているのか、質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 就任早々、就任して早々に、まずは国土交通省に行って、ライトレールについての事前の協議を行ってまいりました。それで、担当部局、鉄道政策課及び道路課、関係各課の方々に同席をしていただいて、ライトレールを実現するに当たってはいろいろな方策があるということも含めて、これからその辺のご指導もいただきながら組み立てていきたいというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 1番森 栄君。
1番(森  栄君) ライトレールや地下鉄についてですが、黒川郡内の3市1村で構成されている緑の未来産業都市くろかわ建設協議会の中で……。(「3市1村なんていうのはございませんよ」の声あり)済みません。訂正します。
  黒川郡内の町村で緑の未来産業都市くろかわ建設協議会で、過去に仙台市地下鉄南北延長を伴う泉中央駅からの地下鉄延長について、郡内の人口は今現在9万8,600人ぐらいですけれども、これの地下鉄の延長による利用者の見込みや採算性が見込めず、地下鉄の延長より各市町村で人口の集積を図るインフラ整備が優先ではないかというふうに考えておりますが、この点についてはどのように考えていますか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 当時の報告書によると、そういう報告になっていることは認識しております。ただ、当時のライトレールのコストと現在のコストはかなりコストが下がっているのと、あとは国の方策として、当時よりもかなり国の政策としてライトレールを推進する方向に方向が変わってきているので、私は実現できるというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 1番森 栄君。
1番(森  栄君) 宮城県では、国道4号線の渋滞を解消するために、仙台三本木線の拡幅工事が行われ、現在東北大学病院脇から泉パークタウンまで4車線が拡幅されています。さらに、宮城県では県内の道路をネットワーク化するために、三陸自動車道や仙台西道路、仙台南部道路、そして仙台北部道路などにより、県内の道路をネットワーク化していますが、このような状況の中で本当に富谷町だけでなく他の黒川郡内の町村の財政や住民に将来にわたって負担がかかるライトレール整備が本当に必要なのか、質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 道路整備もあわせて私は行っていく必要があると思いますし、まずは泉中央駅から富谷までのライトレールの実現ということで私は掲げさせていただいておりますので、その先については、大和なり、大衡さんとのこれからの方向の計画の推移によるものと思っております。
議長(浅野幹雄君) 1番森 栄君。
1番(森  栄君) これも確認の意味で再度質問いたしますが、2年以内に実現する敬老乗車券の利用について、富谷町独自の敬老乗車券の仕組みをつくり、優先的に予算配分し、約束どおり実現しますと選挙公報に記載していますが、富谷町独自の敬老乗車券の具体的な仕組みと内容について質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) これはあくまで現在仙台市が行っておる敬老乗車券を参考にしながら、また、富谷町の町民バスの利用の状況も含めて、これから検討していきたいということです。
議長(浅野幹雄君) 1番森 栄君。
1番(森  栄君) それでは、敬老乗車券の利用について、優先的に予算を配分し、約束どおり実現しますと選挙公報に記載されていますが、優先的に予算が配分化されることによって、一般会計における他の事業の予算が縮小されたり、また、一般会計から繰り出されている国保会計や水道事業会計などの特別会計の予算が縮小され、これに伴い特別会計事業の見直しや事業の停滞を招いたりすることが予想されますけれども、この点についてどのように考えているか、質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) そのようなことがないように努力します。
議長(浅野幹雄君) 1番森 栄君。
1番(森  栄君) これも確認の意味で再度質問しますが、高校生までの医療費の完全無料化について、しっかり予算を確保し、1年以内に実施しますと選挙公報に記載しています。所信表明及び施政方針の5ページの中で、「対象年齢を18歳までに拡大し、一部負担についても徴収しない方向で検討し、本年10月実施を目指して今後の補正予算で対応したい」と言いますけれども、これの先ほど回答がありました今後の補正予算の見込み額、ことしのですね。それからあと、次年度以降の予算の見通しについて、再度確認の意味で質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 森議員に申し上げます。
  この場は一般質問でございますので、確認ではございませんので、質問として切りかえてください。若生町長。
町長(若生裕俊君) 所信表明と施政方針の中で、ただいまあったいわゆる「18歳までに拡大し、一部負担金について徴収しない方向で検討し」というように私申し上げさせていただいておりまして、実はこの辺については誤解を与えたことをおわび申し上げるわけですけれども、その後に今回基本的にその18歳までの医療費の引き上げは実現をするために、地域住民生活道路緊急支援のための交付金ということで国の資金を使って今回18歳までの医療費無料化を実現するというところは変わりないんですけれども、実はその後に確認したところ、一部負担金をなくす部分に関しては、この対象にならないということなものですから、今回、私とすれば両方一緒に所信表明で申し上げましたように、「徴収しない方向で検討し」というふうに申し上げたんですけれども、現実的には2段階に段階的に分けて今回考えていかなければいけないということで、一つには、まずは18歳までの無料化を今回実現をして、一部負担金のなくしての完全無料化については次の段階で検討していかなければいけないかなというふうに思っているところです。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 補正につきましては、今後追加で提出をさせていただきますが、その件につきましてはその子ども医療の拡大分ということで、今回773万4,000円ほど追加をさせていただく予定です。その費用分については、町長が今申し上げましたとおり、18歳まで拡大した分の費用的には4カ月分ということになります。さらには、これ交付金を使って事業を展開していきたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 1番森 栄君。
1番(森  栄君) 先ほどの質問内容と同じなんですけれども、2年以内に実現する敬老乗車券の事業と同時に、一般会計予算における他の事業の予算が縮小されたり、また、一般会計から繰り出される国保会計や水道事業会計などの予算が縮小、また、事業の見直しなどについてどのように考えているか、質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。もとい、財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) その件につきましては、やはり予算、限られた財源の中で事業を執行していく必要がございます。そこには先ほど前の質問でもお答えしましたが、やはり今やっている事務事業、これらの洗い出し、それから見直しも当然必要になってくると思います。ただ、それが結果的に住民サービスの低下につながってはいけないというところで、その辺は慎重に対応していく必要があると考えております。
議長(浅野幹雄君) 1番森 栄君。
1番(森  栄君) 2年以内に開始するとしたグローバル教育推進としての中学校の海外修学旅行の実現について、2年以内に開始するとしたその根拠について質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 先ほどの答弁でも申し上げましたように、そのことにつきましてはこれから皆さんのご意見を聞きながら、ご意向を聞きながら検討を進めてまいりたいということでありまして、検討を含めて2年あれば、実際にそういうグローバル化の実現に実施に向けても可能だというふうに認識して、このように掲げさせていただきました。
議長(浅野幹雄君) 1番森 栄君。
1番(森  栄君) 先ほどの質問に関連しまして、中学校の海外修学旅行実現について、現況の費用と差額を町が助成するということですけれども、この差額分の金額についても今後検討するというようなことで対応するのか、質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。もとい、学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 差額の部分ということでございますが、現在、中学校の修学旅行でかかる費用とは大体5万5,000円程度でございます。町長のほうからも今後検討を進めていくということでお話がございました。今後海外の修学旅行が進んでいくかどうかということは、今後保護者なり、学校関係者なりと協議を進めながら実現されていくと。これがやれた場合については実現されていくというようなことかと思います。実際に海外に行った場合にどれだけの費用がかかるかというところまでは、現在は算定してございません。ただ、全国修学旅行研究協会というものがございまして、そちらでの精査によりますと、十数万から三十数万ぐらいかかるというところでございます。
議長(浅野幹雄君) 1番森 栄君。
1番(森  栄君) 先ほどの質問で、修学旅行については平均5万というようなお話でしたけれども、それに対して海外に行くと10万から30万ぐらいになるというような話の回答をいただきましたけれども、学齢進行で生徒数を今後見込んでいた場合、実際具体的な推計金額というのはどれぐらいになりますか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 先ほどからお話し申し上げていますけれども、合意が得られた場合にということがございます。全ての3年生が海外へ行くかどうかというのも全然わからない状況でございますので、現在その算定はできないものでございます。
議長(浅野幹雄君) 1番森 栄君。もとい、若生町長。
町長(若生裕俊君) 今回の海外につきましては、先ほど来お話あったように、現在東京までの修学旅行で5万数千円かかっておるわけです。海外、先ほど参考値に出した15万から30万というのは、国が限定されていません。なので、今現代社会で皆さんもご承知のとおり、近い国の、私はなるべく早く英語圏に行くことによって、体験することによって語学に対する理解度が高まるということがあるので、現在私立中学校のほとんどは今海外に行かれているようなので、行かれておりますので、そういう意味でできれば公立のほうもそういう機会を設けられないだろうか、そして近い英語圏であれば、そんなに負担のない金額で、最近海外のツーリストの料金を見てもさほど高くなく行けるというふうに思っておりますので、その辺は極端にそういった財政負担の重なるようなことにはならないように気をつけた前提で実現を目指していきたいというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 1番森 栄君。
1番(森  栄君) 次に、2年以内に海外都市との交流を深め、国際姉妹都市・友好都市を実現しますと記載していますが、対象となる国際姉妹都市・友好都市の具体的な選考基準なんかありましたら、質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 具体的な国、地域名は全く今のところは想定しておりません。ただ、やはりその富谷がこれから市制施行を行うのに、富谷の子供たちや町民の人たちがある意味やはり国際交流を通した形であらゆるグローバル教育なり、そういう国際交流の場を通じて広い視野を得ることができるような機会をつくるためには、姉妹都市も必要かというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 1番森 栄君。
1番(森  栄君) 先ほども出川議員から質問ありましたけれども、2年以内に取り組む次世代型図書館建設の着手と文化ホールの建設実現について、その建設場所、財源などを含む具体的な内容について、再度質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 先ほど来申し上げましたとおり、いわゆるこれから図書館についても文化ホールにつきましても、これから検討をして、場所もしくは内容についても進めてまいりたいと考えております。
議長(浅野幹雄君) 1番森 栄君。
1番(森  栄君) 先ほどの質問に関連して、目標値を2年以内にした根拠について質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) いろんな意見聴取含めて、やはりその市制施行が16年、来年度2016年度というふうに目指しているわけなので、なるべく市制施行にあわせてあらゆる都市基盤を整備するためには、文化ホールや図書館というのも必要不可欠なものと思っておりますので、そのあたりまでにということで2年以内というふうに提示をさせていただいております。
議長(浅野幹雄君) 1番森 栄君。
1番(森  栄君) 成田2期工業用地への企業誘致について、目標値を3年以内に実現しますとしていますが、土地区画整理事業で、しかもオーダーメード方式だと、区画の造成だけで3年ぐらいかかりますけれども、企業誘致を3年以内に実現するのはちょっと難しいのかなと思いますが、この点についてどのように考えているか、質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) あくまでその3年以内にいわゆる、まずは一日も早く、私自身今、先ほどの答弁でも申し上げましたように、おとついも実は休会の合間を使って東京に上京して、新たなその企業誘致にトップセールスとして東京に参って行ってまいりました。また、成田2期につきましても、同様に行動を起こしていますし、あと実際にその成田2期の地権者及び組合のほうとも先日ご相談をさせていただきまして、今後、私一人だけの力には限界がありますので、チームとしてとにかく総力を挙げて一日も早く成田2期のメーンとなる企業をまずは見つけ出すということが、今一番の課題だと思っております。それを一日も早く実現することによって、3年以内も実現できるというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 1番森 栄君。
1番(森  栄君) 農家の方から質問がありましたので、ここで質問をさせていただきます。米価下落の対策について、農業に従事する方々の負担を軽減するためにすぐに米価補充を行いますと記載していますが、その具体的な内容について質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 通告にございませんよ。
1番(森  栄君) では、わかりました。(「終わりですか」の声あり)いや、まだです。
  では、ちょっと質問を変えます。
  待機児童ゼロを目指すために、2年以内に新たな認定こども園をつくりますと記載した政策の具体的な内容について、質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) これも先ほど来お話ししているように、幼稚園の公立の3年からの入園の見直しも含めてあらゆる、トータル的にいわゆるこれから協議をしまして、その中で認定こども園の設置についても進め、検討をしてまいりたいというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 1番森 栄君。
1番(森  栄君) 先ほどの質問ですが、今後町の負担でやるというふうに考えてよろしいんでしょうか。(「何をやるんですか。中身。町の負担で何をやるんですか」の声あり)
  ちょっと質問の趣旨を変えます。
  所信表明の中で、13ページに昨年11月のまち・ひと・しごと創生法の施行について、関連なども書いてありますが、都市一極集中を是正するために人・仕事の地方に関することにより地域の活性化を図る政策ですけれども、この中で戦略特区は国のほうでも設けておりますけれども、今回の公約及び政策の中で、この戦略特区に該当するようなものはあるかどうか。なければ、目指す考えがあるかどうか……。
議長(浅野幹雄君) 戦略特区の通告はございませんよ。ないものは質問しないでください。
1番(森  栄君) はい、わかりました。
議長(浅野幹雄君) 1番森 栄君。
1番(森  栄君) では、最後の質問とさせていただきますが、日本一住みやすい町を目指すのであれば、公約や政策については財源及び財政計画、そして政策及び事業の優先順位を選択すべきではないと考えていますが、この点についてどう考えているか、質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 先ほども申し上げましたように、これから進めていく上に当たって、総合計画も含めて検討に入りたいということを申し上げましたとおり、それも含めてこれからあらゆる施策を行ってまいりたいと思います。その上では、やはり財政計画も見直しを行い、しっかりと中長期的な見通しを立てて進めていきたいというふうに考えております。以上です。
議長(浅野幹雄君) 1番森 栄君。
1番(森  栄君) では、今回、選挙の公約及び政策についていろいろ掲げておられますけれども、やはり副町長の任免や、あと教育委員の任免、それからあと志戸田から二ノ関に通じる道路の幅員の拡幅、それから鷹乃杜や富ケ丘の外構のふたの整備なんか、そういうようなことについても……。
議長(浅野幹雄君) 再三申し上げますけれども、あなたの通告にはそういう案件はございませんので。
1番(森  栄君) いや、ですから公約とか……。
議長(浅野幹雄君) 公約の中でこの9件の通告がございますので、まずは9件に絞って質問をお願いします。
1番(森  栄君) その公約の中で今申し上げたようなことについてはどのように対応するか、質問します。
議長(浅野幹雄君) 今申し上げたのはないんです。
1番(森  栄君) はい、わかりました。結構です。終わります。


議長(浅野幹雄君) 終わりですか。
  14番山路清一君。
14番(山路清一君) 初めに、2期8年、富谷町への大きな功績、そして町政にご尽力いただいた若生英俊前町長に改めて衷心より感謝を申し上げます。
  若生裕俊新町長は、「住みたくなるまち日本一」との公約を挙げ、富谷に住んでいる人たちを住みやすい町にしていかなければならないとの決意で、職員と一体となって町民の声に耳を傾けると述べられ、大いに賛同する一人でございます。
  さらに、新町長には、富谷町発展のため、民間企業で養ってきた多くの経験と実績を活用し、職員そして議員とともにオール富谷体制で、名ばかりのトップセールスではなく行動し、実績を上げ、町民に貢献できる新町長であることを期待いたします。そして、名実ともに「住みたくなるまち日本一」、株式会社富谷町、いや、株式会社富谷市を目指して頑張っていただくことを切に願います。
  さて、今回、私は通告書に従い、大きく2つについて質問いたします。
  「町民バスを泉中央等地下鉄駅まで運行せよ」について質問いたします。
  町長の選挙戦での公約「住みたくなるまち日本一」で、町民バスを泉中央までの項目があります。また、2月23日の初めての所信表明及び施政方針の中では、このように述べております。「町民バスにつきましては、利用者の皆様のご意見や要望をできる限り限られた予算の中で反映できるように検討を重ね、さらに町域を超えた新たな運行ルート、特に地下鉄泉中央駅方面への路線導入に向け、宮城交通や関係機関との協議を進めてまいりたいと考えています。より利便性が高く、多くの皆様に愛される町民バスの運行に努めてまいります」と話されました。町民誰しもが思っていることで、同感いたします。
  しかし、一番の課題は、これからも出てきますが、宮城交通との交渉を乗り越えなければならないのが大きな課題です。これからも質問や答弁の中でこのことは出てきます。一番注目のことで、ここを解決しないと一歩も前進しません。しかし、ほかに道はないものか、できないものではなく、ない知恵を絞って考えなければ解決できません。
  私は、平成16年6月開催の第2回定例議会において、次のような一般質問をしております。
  「町民バス泉中央への乗り入れは」、そして論旨はこのように書いています。「富谷町民バスは2カ年にわたり試験運行し、4月からはさらに町民の意見を反映し、ルートも新たに本格的に運行することとなり、町の取り組みに対し大いに期待するところです。運行は、交通不便地区の解消と地域間、そして世代間の交流に置かれ、町民が望んでいるのとはまだまだかけ離れています。大富ショッピングセンターから泉中央駅まで、当時はバス代410円、地下鉄で仙台駅まで290円、片道で700円、直通ですと680円かかり、これが三ノ関からだと850円です」。11年後の現在の料金とは20円しか違いがありませんが、昨年の消費税におけるアップです。「通学生のいる家庭は家計に響き、泉中央駅近辺まで自転車で通学している学生も多くいます」と述べております。当時、距離にして80キロある仙台・福島間が東北自動車道を利用し、片道500円です。現在は900円です。そして、町民バスを泉中央駅または八乙女駅へ乗り入れできませんかと質問しています。
  それに対して、当時の若生照男町長の答弁は、「路線バス運行区間は法的問題ありとして、利府町、大郷町の町民バスはJR岩切駅へ乗り入れていますが、これは路線バスが走っていない場所、または廃止された路線であり、路線バスが運行している区間は国の決めごとによりできません。住民が少なく路線バスが走っていない地域、またはノンストップで行く場合は乗り入れできます」と答弁しています。ここは参考になる答弁です。
  平成18年第1回定例議会では、一般質問で、「宮城交通路線バスの現状を問う」を伺っております。
  それに対し、町長答弁は、「改めて宮城交通と相談する。内容は、宮城交通にはいろいろな状況の住民の声を伝えています。今、改めて料金・発着時間帯の数値を言われ、会社とも一緒に相談していかなければと思い、参考にさせていただきます」との答弁内容でした。参考に、平成18年当時のバス料金は、富谷では変わっていませんが、仙台・福島間が片道650円に、また、仙台・山形間が700円になっております。
  そして、平成22年9月定例議会においては、「宮城県図書館へ町民バス運行せよ」と一般質問し、それに対して「次回の見直しに向け再度検討する」との答弁がありました。
  23年の9月定例会では、黒川高校に通学している生徒の安全や金銭的負担を考え、「町民バス黒川高校まで延長せよ」と質問し、当時の若生英俊町長は次のように答弁しています。「町民バスは、道路運送法により、町内における交通不便地域の解消を目的に運行しており、通勤通学は宮城交通に委ね、町民の町内移動のために町民バスを運行するのが趣旨です」と答弁しております。
  私は、今まで町民バスの課題に関し、幾度か関連質問をしてきました。しかし、大きな意味で考えると、確かに町民バスは町内交通事情の不便な、そして交通手段のない町民のために運行しているものと思います。現在、私立の幼稚園から高校は、学校により使用料金の高い安いはありますが、スクールバスを運行しております。また、通勤者は、交通費を全額支給や一部支給などいろいろな形態があることと思いますが、通勤先から交通費が支給されている方が多いと思われます。泉中央駅方面に町民バスの運行を望んでいる方々は、公立学校への通学生、そして敬老乗車券の利用を期待している高齢者の方ではないでしょうか。
  しかし、運行するにはさまざまな課題があります。さきにも、また、前議員の答弁にもございました宮城交通との課題、運行経路などの課題、発着駅から終着駅の問題、国土交通省、総務省との道路運送法の問題、その他解決しなければならない課題・問題は多くあると思います。
  町長が目標としています町民バスの泉中央駅乗り入れ1年以内を大きな目標値として町全体で取り組み、達成しなければならない大きな課題です。
  参考までに、現在の宮城交通の料金です。仙台駅から富谷まで820円、これは回数券を使用してです。仙台駅から山形駅まで785円、6枚回数券を使用した場合です。バスの運行は約10分に1本ございます。非常に多い山形線でございます。仙台駅前から福島駅まで900円、これは6枚の回数券を使用の場合です。バスの運行間隔は約30分置き。仙台駅前から大衡まで800円、4枚回数券使用の場合です。仙台駅前から高速三本木駅なんですけれども625円、これは4枚回数券の場合です。
  ここで質問いたします。
  1つ、泉中央駅乗り入れを政策に上げた理由をお伺いいたします。
  一つ、現状で把握している課題を伺います。
  一つ、泉中央駅乗り入れ以外に考えている路線はあるか、お伺いいたします。
  一つ、町政懇談会で町民バス路線について要望等はあるか、伺います。
  一つ、泉中央駅乗り入れ実現に向けた町の対応策について伺います。
  次に、大きな2番としまして、「市制に向け副町長を早急に」について質問いたします。
  副町長制になって3名が副町長に就任し、3人とも新聞等マスコミで報道され、副町長の人事に対し、町民は今までの人選にうんざりしているのが現状ではないかと思われます。今度こそはとの思いではないかと思います。昆野副町長は1年で退職、裁判になりました。千葉副町長は二度議会で否決されました。鈴木副町長は半年で退職しました。いずれも思い出したくもないことです。さて、新しい若生裕俊新町長を迎え、心機一転し、新副町長を早急に迎えようではありませんか。
  新町長は、民間会社において営業経験も豊かであり、結果も出しております。宮城県、そして国、特に国会議員等つき合いも多く、本当の意味でのトップセールスマンとして活躍することが、これから町の発展に貢献する新町長に期待できる一番の仕事であると思います。職員の管理、指導ではなく、営業第一で企業などの誘致活動です。
  そのために、安心して任せられる副町長が必要です。宮城県、仙台市との太いパイプも必要ですが、職員を温かい目で見ることができ、そして何よりも新町長に是々非々を常に言える方が、来年市制を迎える富谷にはぜひとも必要と考えます。そこで、質問いたします。
  一つ、いつまでに副町長を決めるか、伺います。
  一つ、副町長人事の諸条件を伺います。
  以上、質問いたします。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの山路議員のご質問に答えさせていただきたいと思います。
  まず、最初に、「町民バスを泉中央等地下鉄駅まで運行せよ」という関連してのご質問に対してお答えを申し上げます。
  まず、最初に、問い1、泉中央駅乗り入れを政策に掲げた理由についてお答えを申し上げます。
  先ほどの森議員の質問にもお答えしたとおりですが、多くの町民の皆さんが町民バスの泉中央への乗り入れを期待しております。本町は、仙台市に隣接する地域性があり、多くの町民の方が仙台市内へ就業・通学しており、平成22年国勢調査においても、全就業者の31.8%、全通学者の34.1%といった統計結果が出ております。現在は宮城交通さんが富谷町の公共交通を支えていただいており、各地域からも相当の便数を運行していただいている状況です。このようなことからも、町民バスの泉中央への乗り入れについては、さまざまな問題もあるかと思いますが、せっかく走っている町民バスを利用者である町民の皆さんが望んでいる路線であれば、運行者としては考えていかなければならないのではないかと考え、政策に掲げさせていただきました。
  2つ目の現状で把握している課題について、お答え申し上げます。
  富谷町の公共交通を担っている宮城交通さんのバス営業路線と、コミュニティーバスとして福祉バスの一端を担っている町民バスの運行形態がそもそも違っているということが大きな課題として挙げられます。営業路線の公共交通としての宮城交通さんにご理解いただくことが最大の課題だと考えております。
  3つ目の泉中央駅乗り入れ以外に考えている路線は、についてのお答えを申し上げます。
  これまでの町民バスへの運行路線要望として意見を寄せられていることを把握したところ、宮城県図書館や利府高校、徳洲会病院などが寄せられた経緯があるということです。私としては、まずは多くの方々が望んでいる泉中央への乗り入れを目指していきたいと考えています。そのほかの路線については、利用者や、また、全く利用していない方々からのご意見も賜り、路線再編へ生かしてまいりたいと考えています。
  4番目の町政懇談会で町民バス路線について要望等あるかについてですが、町政懇談会での要望は泉中央への乗り入れ以外には特にないと報告を受けています。
  5番目の泉中央駅乗り入れ実現に向けた町の対応策について、お答えを申し上げます。
  先ほどもお答え申し上げましたが、泉中央への乗り入れについては、宮城交通さんの協力がなければ実現に至らないということです。協力をいただくために、宮城交通の理解が必要であり、先ほども申し上げましたとおり、先日宮城交通さんを訪問し、青沼社長へ就任の挨拶とともに、町民バスの泉中央への乗り入れに向けた協議を行いたいという申し入れを行ってまいりました。今後、対話により具体的にどのようなことが問題で、何を解決すれば実現が可能なのかなどについて、宮城交通さんと十分な信頼関係を保ちながら、検討・協議を行ってまいりたいと考えています。
  2つ目の市制に向けた副町長を早急にというご質問に関連してお答え申し上げます。
  まず、最初のいつまでに副町長を決めるかの考えについてでありますが、現在、副町長不在という異例の事態が続いており、町民の皆様に大変ご不安を抱かせていることに対しておわびを申し上げたいと思います。今後は、市制移行に向けて早急に人選を進め、町政の安定に努めてまいりますので、ご理解いただきますようお願い申し上げます。
  2番目の副町長人事の諸条件についてでありますが、私の政策や企画を十分にご理解いただいた上で、職員へ的確な指示命令を発していただける方でなければなりません。そのためには、行政組織や運営について精通し、職員との良好な関係性を担保できる能力にたけていることが肝要であると考えております。加えて、町民の皆様方の声が届く町政であるために、積極的に町民の声なき声に耳を傾ける、傾聴いただきつつ、市制移行に向けて大いに力を発揮いただける方を望むところであります。
  以上、結びに答弁とさせていただきます。
議長(浅野幹雄君) この際、午後2時05分まで休憩をいたします。
     午後1時52分 休憩


     午後2時05分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  これより山路清一君の質問は一問一答により行います。
  14番山路清一君。
14番(山路清一君) 先ほど私、いろいろ話しましたけれども、平成16年度に泉中央駅への乗り入れについて一般質問いたしました。その一般質問で、ある町民の方から私のほうにお電話がありました。その内容といいますのは、泉中央まで町民バス乗り入れができないのであれば、富谷町で仙台市内に富谷町仙台学寮を建設できないかというようなお電話でした。旧4号線、ご存じだと思うんですけれども、仙山線のあのガードをくぐりますと、近くに昔から登米の仙台学寮ございます。そちらを見てその方が言ったという話なんですけれども、当時その方は3人の子供が仙台市内の公立学校に通学しているということで、大変通学、定期代とか、それがかかるということで、そうであれば富谷町でできませんかという話でございました。それほど町民は町民バスの乗り入れを望んでいたということをそのとき実感した次第であります。
  今回、町長がより利便性が高く、多くの皆様に愛される町民バスの運行に努めてまいりますとお話しいただいております。それで、1つの問題は、私も課題だと思うんですけれども、宮城交通、これが一番の私も課題だと思います。私もその前回の質問のときに、一人で宮城交通に行ったんですけれども、なかなかいい回答は出てきませんでした。というのは、宮城交通が富谷に来るのは、こちらは一番のドル箱なんですね。先ほど私、福島、山形間の料金言いましたけれども、500円、700円の料金で行く福島です。ところが、富谷町まで来ると800円かかります。それも座らないでつり革につかまってきてもそれだけの値段がとれるということで、非常なドル箱ということでございます。
  そこで、町長にお伺いいたします。今、宮城交通と行ってお話ししているという話なんですけれども、どのようなお話か、再度ちょっとお伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 就任してまだ1回しか直接訪問しておりませんので、今回につきましては社長、あと担当の方も同席をしていただいた中で、まずは先ほども申し上げましたように、今回ぜひとも泉中央駅の乗り入れを実現をしたいので、ご理解とご協力をお願いしたいという申し出をさせていただきまして、それにつきましては単に乗り入れということだけではなくて、富谷町全体のいわゆる路線全体の検討から、いろいろな角度から物事を組み立てていかなければいけないので、その辺をご相談していきましょうという形で、これから本格的に協議を進めていく形になるかと思います。
議長(浅野幹雄君) 14番山路清一君。
14番(山路清一君) 今、町長のお話お伺いしたんですけれども、やはり宮城交通が私は一番かなと思っています。その中で、論旨の中でもお話ししましたけれども、ちょっと触れましたけれども、やはり宮城交通の場合は同じ路線では私は宮城交通はイエスとは言わないと私は考えます。そのために、一つとしまして、運行経路を変えるということも一つの手段かなと思いますけれども、この件についての町長のお考えをお伺いします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの山路議員の申すところと同じでありまして、やはり経路全体を見直すことによって、実現が可能になるのではないかというふうに思っております。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) 14番山路清一君。
14番(山路清一君) 一つ一つちょっとお伺いしていきますけれども、そのほかに考えられることはまだございます。地下鉄乗り入れを泉中央じゃなく、やはり地下鉄の駅、私は今回質問の中で泉中央等という「等」をつけました。私が考えているのは泉中央だけじゃないんですね。黒松でも台原でもいいです。ということは、仙台市の地下鉄の駅のところに行けばいいんですけれども、その辺の考えについて町長のほうの考えをお伺いします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 確かに泉中央駅にこだわることはないというふうに私も思っております。ただ、現実問題、一番近いのが泉、北に位置しているのが泉中央駅なので、まずは泉中央駅からの延伸という、つなぐ、ライトレールをつなぐということを前提に考えて協議をしてまいりますが、実現可能であればそれは決して泉中央にこだわるものではないというふうに、それは幅広く考えていきたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 14番山路清一君。
14番(山路清一君) そのようにお考えをしていただければ幸いでございます。
  それで、またもう一つ、前に私、これも執行部からの答弁だったと思うんですけれども、一つの方法としまして、1カ所に通勤通学の方を集めてそこからノンストップで行く方法、ノンストップで行くと、これは宮城交通と枠はぶつからないことで、という方法もあるという考えもございます。この件についてはいかがでしょうか、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) いわゆる例えばシャトルバス方式のようなニュアンスでただいま承ったわけですけれども、ある意味町民の交通アクセス、いわゆる通勤通学にとって利便性が図れるのであれば、あらゆる手法、あらゆる角度で検討をしてまいりたいというように考えております。
議長(浅野幹雄君) 14番山路清一君。
14番(山路清一君) あと、町長、就任しまして早急に国交省とか、いらっしゃったと話していたんですけれども、その国交省とか、そういう関係のほうの話というのはどのような話をされたか、よろしければ具体的な話があればお伺いしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 先日、国土交通省にお邪魔しての話につきましては、先ほどもちらっとお話しさせていただきましたけれども、国土交通省の今回ライトレールをいわゆる主に担当・関連する都市局交通施設課長さんや鉄道局戦略企画調整課、また、鉄道政策課長さんなどの3つの課の課長さん及びご担当の方に立ち会っていただいて、今後の富谷におけるライトレールの実現に向けてということでいろいろお話しさせていただきまして、約1時間ぐらい協議をさせていただきまして、方策はいろんな方策がありますと、その方策の中でどの方策をとるかをこれから検討しながら進めていきましょうということで、相談には具体的に応じますのでという、実現に向けて国交省としても協力できるところはしていきますというお話をいただいてまいりました。
議長(浅野幹雄君) 14番山路清一君。
14番(山路清一君) 今のお話を聞きまして、具体的なお話が聞き取れたんですけれども、では今後、やはり国交省関係と緊密に連絡とり合ってやっていただくように町長考えていると思うんですけれども、頻繁に足を運んでいただいて、ただ足を運ぶだけじゃなく、ソフト絡めて企業誘致の件も含めて、今後国交省、総務省関係にどのように対応していくか、具体策があれば再度お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 今後の進め方につきましては、私自身も積極的に可能な限り上京して、そのいわゆる企業誘致及び国交省またはこれから市制移行に関しての総務省も関連してくると思うし、経済産業省やあらゆるいわゆる国の支援をいただきながら、それはやはり先ほど来申し上げているように、いわゆるなるべく最大限国のお金だったり、いわゆる財政支援をいただきながら実現をしていきたいということを考えているものですから、そのためにはやはり積極的に足を運んでいきたい。ただ、私自身がやはりこちらを余り頻繁に行くにも限界がありますので、そういう意味では日常的に国のほう、東京を基点にやはり企業誘致や国交省、または総務省なり、そういったところとの私にかわって日常的に関係をつないでいくためには、現在も行っております東京事務所に派遣をしている形を引き続き行ってまいりたいというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 14番山路清一君。
14番(山路清一君) 先ほど同僚議員も泉中央への乗り入れのバスの件でお話がございました。その中で、同僚議員から仙台富士交通の話がございました。平成14年だったと思うんですけれども、それからパノラマ観光が10年近くやっていまして、その後に仙台富士交通のほうにかわったんですけれども、当時の契約で、あれは多分3月までの契約だと思うんですけれども、12月入札図って決まったと思ったんですけれども、その辺のこと、確かかどうか、わかればご回答のほどよろしくお願いします。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) それは議員のおっしゃるとおり、ことしはつい先日入札を行いました。前回は12月執行で行っております。
議長(浅野幹雄君) 12番……。もとい、14番山路清一君。14番ですね。14番山路清一君。
14番(山路清一君) 大変失礼しました。前の番号が12番でしたので、14番です。
  富士交通さんが請け負ったんですけれども、今回2月に入札ということの話をしていまして、2月の入札時には何社が入札に参加したか、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) 2社参加しております。
議長(浅野幹雄君) 14番山路清一君。
14番(山路清一君) では、そのもう1社の名前は何という会社か、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) もう1社はパノラマ観光バスです。
議長(浅野幹雄君) 14番山路清一君。
14番(山路清一君) そのときの予定価格は幾らか、また、入札した価格は幾らか……。
議長(浅野幹雄君) 山路議員に申し上げます。通告にないものですから、この件は。
14番(山路清一君) わかりました。では、取り下げます。
  まず、この件で最後になりますけれども、実はパノラマ観光さんから仙台富士交通さんにかわったときに、やはりバスとか、それから運転手関係の件がございます。非常にパノラマ観光さんのほうは困ったというような話を聞いております。ということは、やはり運転手の方、家族おります。家族の方に対して非常に困ったというような話を聞いておりますので、今後やはりこういうようなやつは今後入札でいくのか、また、随意契約でいくのか、その辺を踏まえてお伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) 現在、単年度で契約しておりますので、入札ですので会社はいろいろ、バスに限らずそういうことは起こると思いますが、先ほど町長申し上げたとおり、宮城交通さんとの関係もこれから出ますので、そういったものも含めまして、何とか皆さんにお応えできるような町民バスを運行できるような手法を考えてまいりたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 14番山路清一君。
14番(山路清一君) そして、宮城交通とか、そのバスのほうの件については終わらせていただきまして、副町長の件で質問させていただきます。
  先ほど町長のほうからお話がございましたけれども、今、町長のほうで副町長にふさわしいような意中の方はいらっしゃいますか、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 今のところ、まっさらな状態です。
議長(浅野幹雄君) 14番山路清一君。
14番(山路清一君) 最後になりますけれども、いらっしゃらないのであれば、この際、男女を問わず考えていただきたいということで、最後にお伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 先ほど申し上げましたような考え方ですので、男女は全くこだわることなく適任者がいればということで、これから本当に考えていきたいというふうに思っております。
  以上です。


議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) よろしくお願いします。
  まず、冒頭、若生裕俊新町長のご就任おめでとうございます。これから町政のかじ取り、大変だとは思いますが、よろしくお願いしたいと思います。
  それでは、私から、通告に従い2つの質問をさせていただきます。
  まず、最初に、町民バスの泉中央乗り入れと、夜間の泉中央駅からのバス運行について、お伺いいたします。
  現在、日本中が地方創生のまっただ中、東京一極集中が招く人口急減、地方消滅と言われる中で、富谷町は全国の中でも珍しく人口増加をたどり、ただいま人口日本一の町になりました。これからも、自然環境などに恵まれた我が町は、人口はさらに伸び続けると思います。また、市制移行が来年10月以降と少し明確になり、市政への夢が大きくなった感じがいたします。
  そんな中で、町には大きな課題もあるのも事実でございます。町の最大の課題は、交通アクセスを含めた都市機能の整備でございます。
  若生町長は、今回の町長選で、ライトレール(次世代型路面電車)による仙台市地下鉄南北線の富谷延長など幾つかの交通問題を公約に掲げ、町長に就任いたしました。特にこの交通問題の解消は、富谷町民の切なる願望であり、若生町政の一丁目一番地です。町民の夢でもあるライトレール構想は、何としても実現していただきたい。この構想は大分時間がかかるとは思いますが、実現に向けお互いに頑張っていきたいと思っております。
  しかし、時間のかからない、また、時間をかけられない交通課題もあります。それは、泉中央駅に関連した3つの課題です。1つは、町民バスの泉中央乗り入れができていないこと、2つ目は、町民バス無料乗車券、いわゆる敬老乗車券が活用されていないこと、3つ目は、土日祝日の夜間10時以降、地下鉄が運行されているにもかかわらず、泉中央駅から団地までのバスダイヤが全くない等々です。これらの問題は、スピードを上げて取り組まなければなりません。しかし、このような課題に対しまして、新町長は切り込んでおります。私は十分期待をしたいと思っております。
  これらの問題は、必ずしも簡単な問題ではありませんが、解消のために必要なことは、町民の声をよく聞くことと、もう一つは町と宮交バス両者がこの地域の実情、また、果たすべき役割を十分に共有して取り組むことが望ましいということです。いずれにしても、町民の利便性のために本気になって汗をかいていただきたいなと思います。そこで質問いたします。
  1つ、町の道路交通網及び交通システムの課題についてお伺いいたします。
  2つ目、ライトレールの計画と考え方についてお伺いします。
  3つ目、町民バスの泉中央駅乗り入れの計画についてお伺いいたします。
  4つ目、これまでの宮城交通株式会社との交渉経過と課題についてお伺いいたします。
  5つ目、富谷町民バス無料乗車証の発行の考え方とその活用状況についてお伺いします。
  6つ目、土日祝日の夜間、地下鉄が運行されているにもかかわらず、泉中央駅から各団地へのバス運行がありません。町の対応についてお伺いいたします。
  次に、健康診断によるC型肝炎ウイルスの早期発見について、お伺いいたします。
  ことしも健康診断の準備が進められており、6月より実施されます。私も自分自身の健康管理と家族の安心のために、毎年受診しております。個人の健康を維持するには、自分の体の状態を知り、健康に対する知識を身につけ、自分の体は自分で守るということと、その上で病院等のサービスを求め、さらにそこに行政の目配り、気配りが発揮されれば、健康に対しての対応は万全だと思います。そういう意味では、町の健康診断は、住民の健康を維持する上で非常に重要だと思います。
  昨年の町の健康診断の状況ですが、受診者で前年よりも2,000人近く多く受診し、前年アップ率も5.3%増でした。また、受診率についても34.8%と昨年よりも1.5%も増加いたしました。町の健康診断は、ほとんどの健康診断項目で受診者、受診率ともに前年を上回り、住民の関心は高く、県内でもトップクラスと聞いております。
  しかしながら、そんな中ではありますが、受診者、受診率ともに前年を下回った項目もございます。これは何も町だけの責任というか、問題ではありませんが、それが今マスコミ等で関心が高まっている肝炎ウイルスの検査項目です。肝炎とは、肝臓の細胞に炎症が起こり肝細胞が侵される病気で、B型、C型が一般的で感染病です。慢性肝炎ウイルス感染者、いわゆるB型、C型ですが、日本には300万から370万人いると推測されています。感染すると、10年以上かけて少しずつ肝硬変が進行し、肝臓がんを引き起こします。毎年推計によると、3万人以上の患者がこのC型肝炎が原因の肝臓がんで亡くなっております。私の友人も、昨年この病気で66歳の若さで亡くなりました。
  しかし、最近のC型肝炎は、医療の急激な進歩により、医療機関で適切な治療を受けることで深刻な症状には進行することはない。また、現在では、ウイルス性肝炎は治る、また、コントロールできる病気になっているそうです。しかしながら、現場ではそうはなっていない。効果的な薬による治療を患者さんが十分に受けられないという問題が起きているようです。富谷町はどうでしょうか。
  この間、NHKの番組で放送したケースを紹介いたします。肝炎ウイルスが原因で肝臓がんを発症した65歳の女性のケースです。女性は入退院を繰り返す生活でした。医者は女性に肝機能の検査をするだけで、何年たってもC型肝炎の治療を勧めず、そのうちに女性は肝硬変から肝臓がんを発症したそうです。女性は、医者からインターフェロン等のC型肝炎治療について全く何も言われず、治療薬も勧められなかったと言います。感染がわかったのは、会社の健康診断がきっかけで、たまたま肝臓の専門医がいる病院で受診したそうです。すると、既に肝硬変が進行し、深刻な状態になっていたそうです。女性はその後肝臓がんを発症し、手術を受けました。しかし、再発を繰り返し、今も厳しい状態、治療が続いているそうです。医者は、もう少し早く治療すればここまでは症状が進まなかったと言い、女性はまさかここまで悪くなっているとは思わなかった。とにかく早く治療を受ければよかったという話です。
  このように、感染者が早期発見ができていない、2つ目に薬による十分な治療ができていない等々の課題は、全国にたくさんあるとNHKの番組では報じておりました。我々の周りではどうでしょうか。
  そこで、早期発見と早期治療を受けるために医療機関と行政が連携し、何ができるのか、質問いたします。
  1つ、ことしの健康診断の特徴と最近の状況についてお伺いいたします。
  2つ、町のC型肝炎ウイルスに関する状況とその認識についてお伺いいたします。
  3つ目、なぜ薬による治療が進まないのか、医療現場の課題についてお伺いいたします。
  4つ目、町で行われている健康診断の肝炎ウイルス検査内容についてお伺いいたします。
  5つ目、健康診断で感染者となった人への町の対応についてお伺いいたします。
  6つ目、感染者が早期治療を受けるための行政と医療現場の連携についてお伺いいたします。
  以上でございます。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの菅原議員のご質問にお答えをさせていただきたいと思います。
  まず、最初の夜間の泉中央駅からのバス運行と町民バスの泉中央駅乗り入れに関係してのまず最初の質問、町の道路交通網及び交通システムの課題について、お答えを申し上げます。
  道路は、社会や経済活動を支える根幹的な施設であり、交通機能のほか、沿道施設へのアクセスや埋設物を収納する機能、災害の際の避難路としての防災機能など、さまざまな機能を有しており、その役割は極めて重要であります。しかし、道路整備には多大な費用を必要とすることから、整備は長い時間を要します。当町の道路網を構成する主要幹線の都市計画道路は、面的な開発とともに整備が進み、計画延長約43.9キロのうち、約75%に当たる32.8キロの整備が完了していますが、残る約11.1キロの整備についてはその財源の確保が問題となり、なかなか整備を進めることができない状況が続いています。
  自家用車にかわる新たな交通手段として、現在は路面バスがありますが、運行の定時性や輸送人員、運行速度などの面に問題もあり、自家用車にかわる移動手段として定着しておりません。しかし、今後必ず訪れる高齢者人口の増加や地球温暖化の原因の一つと言われている自動車の排出ガスの削減に対応するためには、既存の路線バスの活用で新たな公共交通システムの検討が必要と考えております。
  2つ目のライトレールの計画と考え方について、お答えを申し上げたいと思います。
  ライトレールの整備につきましては、先ほど来申し上げましたとおり、基本となるのは平成5年に策定された宮城県総合計画において、黒川圏域において自立型拠点都市の形成を目指し、都市機能の高度化を図るため、新交通システムの導入促進と交通網整備促進が明記されたことを受け、その達成に向けて黒川圏域の町村と宮城県が加わり、緑の未来産業都市くろかわ建設推進協議会が組織され、この協議会において新交通システムについてさまざまな研究を専門のコンサル業者に委託し実施され、貴重な報告書もございます。まずはこの整備検討書を現在の圏域の状況に置きかえて再検証することが、整備に向けての一歩かと思い、新年度から検証作業に着手することとしております。
  また、ライトレールの整備については、黒川圏域だけでは不可能であり、宮城県、仙台市、国、企業などさまざまな方々の協力が必要であり、みずからが先頭に立ってそのための組織化を図ってまいりたいと考えております。
  ライトレールの整備については、交通弱者、少子高齢化対策、交通渋滞緩和、環境負荷軽減など、高質な公共交通ネットワークとして注目されています。現在においても、多くの都市で導入を検討している状況です。このような導入を検討している自治体とも交流、情報交換を行い、また、毎年既にライトレールを整備している国内19都市の首長などが参加し、「LRTサミット」が開催されています。このような場にも参加し、最新情報を入手するなど、市制移行とあわせて富谷町の公共交通のあり方や、将来構想などを示す富谷町公共交通ブランドデザインの策定なども視野に入れ、積極的に取り組んでまいりたいと考えています。
  3つ目の町民バスの泉中央駅乗り入れ計画について、お答えを申し上げます。
  先ほどの森議員、山路議員へもお答えしましたが、泉中央への乗り入れについては、宮城交通さんの協力がなければ実現は難しいと認識しております。協力をいただくためには、宮城交通さんの理解が必要であり、先日宮城交通の青沼社長へ挨拶に出向き、町民バスの泉中央への乗り入れに向けた協議を行いたいと申し入れを行ってまいりました。今後、対話等により、具体的にどのようなことが問題で、何を解決すれば実現が可能なのかなどについて、検討・協議を行ってまいりたいと考えています。
  4つ目の「これまでの宮城交通との交渉経過と課題について」についてお答えを申し上げます。
  これまでの取り組み状況については、多くの町民の方々や町政懇談会などで泉中央への乗り入れ要望が寄せられ、宮城交通とは協議を行ってまいりましたが、なかなか理解をいただくことはできなかったようです。これからは、私としても宮城交通さんの考えもよく理解した上で、双方にとっての解決策を見出していけるように交渉力と対話力で対応してまいりたいと考えています。
  宮城交通さんに協議に参加していただくことが、まずは最初の課題と考えております。そのために、最大限力を出してまいりたいと考えております。
  5つ目の富谷町民バス無料乗車券の発行の考え方とその活用状況について、お答えを申し上げます。
  町民バスの無料乗車券の発行については、現在、未就学児、70歳以上の方、障がいをお持ちの方、遠距離通学者などと、あとは運転免許証を返納した65歳以上の方に発行しており、6,400名が対象となっており、おおよそ4,200名の方々が利用をされております。町民バスの運行目的の一つには、交通弱者への支援があります。このような皆さんは交通弱者と言われており、支援策として実施しており、利用実績からも一定の効果と利便性の向上につながっているものと思っています。今後は、路線再編、費用対効果などの関連も視野に入れながら、愛される富谷町民バスの制度を構築してまいりたいと思います。
  6番目の「土日・祝日の夜間、地下鉄が運行されているにもかかわらず泉中央駅から各団地へのバス運行がありませんが、町の対応について」について、お答えを申し上げます。
  この件につきましては、宮城交通さんに伺ったところ、土日・祝日のバス利用者は平日と比較すると利用者が激減している状況であり、利用者数に合わせた運行をとっているとのことでした。しかしながら、このような要望が多く皆様方から寄せられているのであれば、利用者調査などの実態調査などを行っていただき、利用者ニーズに合ったバス運行を行っていただきたいと考えています。町民バスの泉中央への乗り入れを含め、富谷町の公共交通のあり方など、調査研究も必要ではないかと、議員の質問を受けて思ったところです。このようなことも含め、総合的にバス運行を研究・検討してまいりたいと思います。まずは、議員の今回の質問を受け、改めて私のほうからも宮城交通へ要望として働きかけていきたいと考えております。
  2つ目のご質問の健康診断によるC型肝炎ウイルスの早期発見に関係してのご質問に対して、お答えを申し上げたいと思います。
  まず、最初のことしの健康診断の特徴と最近の状況について、お答え申し上げます。
  各種住民健診事業につきましては、平成26年度から骨粗鬆症検診に取り組みましたことから、現在本町では健康増進法に基づく全ての検診を実施しております。平成27年度につきましても、前年同様に全ての検診について実施してまいります。その中で、ことしの特徴といたしましては、土日健診の拡充を図るとともに、特に胃がん検診につきましては、未受診者対策として10月に検診日を追加設定し、受信環境の拡充に努めてまいります。
  最近の状況といたしましては、各種がん検診等は年々受診率が向上しており、平成26年度も昨年度を上回る状況となっておりますが、肝炎ウイルス検査及び成人歯周症疾患検診につきましては、残念ながらともに前年度を下回る状況となっております。
  2つ目の町のC型肝炎ウイルスに関する状況とその認識について、お答えを申し上げます。
  C型肝炎ウイルスに関します本町の状況についてですが、平成26年度の肝炎ウイルス検査の受診状況は、受診者が262人で受診率27.5%となっております。検診結果につきましては、幸いなことに本年度及び前年度ともに感染者はおりませんでした。しかしながら、本町の特定健診結果を見ますと、医療機関受診勧奨と判定された有所見者割合では、ガンマGTPなどの肝機能検査項目が血中脂質検査や血糖値検査を抑えて第1位となっている現状も見えるところです。このような実態を踏まえまして、一層の受診率向上と意識の啓発に努めていく必要があると認識しております。
  3つ目の「なぜ薬による治療が進まないのか、医療現場の課題について」について、お答えを申し上げます。
  医療現場の課題等の件につきましては、過般マスコミ等で報じられたことは承知しております。医師会などを通じまして、適宜情報発信に努めていただき、周知徹底を図っていただきたいと思うところであります。
  問い4番目の「町で行われている健康診断の肝炎ウイルス検査内容について」についてお答えを申し上げます。
  検査内容は、国が定める健康増進法に基づく肝炎ウイルス検診等の実施についてに基づき、問診と採血による検査を行っており、対象者は当該市町村の区域内に居住地を有し、当該年度において40歳となる方とされておりますが、40歳以上の方でも特定健診等において肝機能検査の通知に異常が見られる方や、過去に肝機能異常が指摘され、これまでに検査を受けたことのない方で受診を希望される方は、当日検診会場で直接お申し込みいただくことで受診できることとしております。
  5番目の健康診断で感染者となった人への町の対応について、お答え申し上げます。
  検診の結果、感染が確認された場合は、該当者に対し速やかに検診結果通知書を送付するとともに、別途医療機関受診勧奨通知書を送付し、医療機関での受診を促すこととしております。
  6つ目の6番目、感染者が早期治療を受けるための行政と医療現場の連携について、お答え申し上げます。
  肝炎治療につきましては、平成20年度から厚生労働省と都道府県によりますウイルス性肝炎の治療に対する医療費助成が行われており、早期治療の促進が図られているところです。しかしながら、検診の有用性や感染に対する危機意識、また、このような医療費助成制度も含めましてまだまだ浸透していないのが現状であると改めて認識させられた次第です。つきましては、町といたしましても、今後医師会や関係機関と連携を深めながら、有益な情報提供に努めるとともに、一層の啓発に努めてまいりたいと考えております。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) これより菅原福治君の質問は一問一答により行います。
  5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) 今の町長の答弁で、交通問題でございますが、意気込みを感じさせていただいた次第でございます。
  まず、最初に、道路交通網という部分で、交通渋滞についてちょっとお尋ねしたいと思います。現在、土日、恒常的に起きている町道富ケ丘線、明石線、いわゆる富谷高校前、イオン富谷周辺の交通渋滞についてですが、この辺は認識はどのようにお持ちなのか、お伺いしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 私も同じように富谷町で生活をしている中で、やはり土日のあそこの渋滞については認識を同じくしております。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) この地区は前回も私質問したんですけれども、拡幅は恐らく大変難しいと思います。というのは、両側にもう家が張りついているというか、うちが建っておりますので、拡幅は恐らくままならないのではないかと思いますが、ただ、この管内で一番ここの場所は混雑、渋滞していると思います。今後この解消に向けて検討いただけるかどうか、お伺いしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 富谷町、これまでに南北線につきましてはかなり道路整備をずっとこの長年進めてきたんですけれども、やはり東西線、これが日常的に平日の朝、通勤の渋滞も実は最近東西線で起こっておりまして、その辺も含めて道路網の再検討というのはこれから考えていかなきゃいけないというふうに私自身認識をしております。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) ぜひ再検討をお願いしたいと思います。ここは将来的には富谷の中心地に当たることも予想されます。市制移行を本当に考えたときに、この地区を本当に今検討というような話がありましたけれども、このままにしておくということは、ますます渋滞が加速して大きな苦情につながる、市制どころじゃない話にもなりますので、また、先ほど道路の重要性、防犯・安全上も話がありました。そういった問題もあると思いますので、大きな決断になると思いますけれども、新たな道路を、家が張りついている関係で新たな道路を、市制になるわけですから、本当に新しい道路も含めて何か考えていただけないかどうか、その辺も検討していただけないかどうか、ご質問します。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの菅原議員のお話のとおりでありますので、やはり町民の生活にとってこの道路問題というのは欠かせないことですので、現在課題として大きな問題として捉えまして、今後積極的に課題解決に取り組んでいきたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) この問題は今後も継続して訴えていきたいと思います。
  それでは、ライトレール構想でございます。これは先ほどから出ておりまして、今回のライトレール構想は本当に鉄道に対する富谷町民の本当に潜在化していた気持ちに火をつけたことと、本当に夢は諦めてはだめなんだということを改めて考えさせられました。財政の枠組みとか、先ほどお話しいただきましたけれども、今回町長の選挙戦で町長がライトレールを持ち上げたことで、住民の鉄道に対する思い、何か受けたものがあればおっしゃっていただきたいなと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 今回、私は幾つかの公約を掲げた中で、やはりすぐにできること、そしてまた、時間のかかること含めていろいろな公約を掲げましたが、その中でもやはり、もう例えば議員のお話にもありましたように、富谷町民にとっていわゆる鉄軌道についてはかなり前々から実はもう諦めていた状況だったんですけれども、これを今回公約に掲げさせていただいたことで、かなり多くの方々が、やはりもし実現できるのであればという期待の声を多くいただいたのは事実でありますし、その期待に改めて私自身必ず応えていきたいという強い決意を持った次第であります。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) 先ほどこれも何回も出ております。就任早々、国交省なり、農水省、また、県、仙台市にも挨拶されております。大変精力的に動いているなという感じをいたしますが、その辺で先ほども方策等の検討に入った旨の話も、国に行ってどんな方策の話をしてきたんだというような話がありましたけれども、最後に感触も含めて決意をお聞かせいただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 国交省でいただいたいろいろなお話については、いわゆる実現に向けての方策としてあらゆる選択がありますということのお話で、それをどの選択、どの枠組みで実現に向けて努力していくかというのはこれからの作業でありまして、まずやはり真っ先に行っていくべきが、仙台市との協議だったり、仙台市との協議を進めていくことが今真っ先に必要なことだと考えております。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) 時間はかかるのは覚悟の上で、ぜひ諦めずに、町民の夢でもございますので、実現に向けて頑張っていただきたいと思います。
  次に、町民バスの泉中央乗り入れ問題に入る前に、宮交さんのバスの運賃の実態、先ほども出たんですけれども、とにかく運賃が高過ぎます。現在、宮交さんで例えば成田・泉中央駅間で片道360円、これは恐らく見た目は150円か200円ぐらいの感じでないかなと思うわけなんですけれども、仙台までの往復ですと1,320円と余りにも高過ぎます。高齢者には本当に重い負担になりますね。重い負担になります。そういったことで、先ほどもありました宮交さんから言えばこの線はドル箱路線というようですが、料金について、これまでどのような経過、どのような状況だったのか、企画部長にお伺いしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) この件については何度かご質問いただいていまして、議員のおっしゃるとおり、まず皆さん料金が高いという声が多かったので、その料金を下げるために、何度かお話ししましたが、営業路線なので届け出に沿って許可を得ているのでその料金になりましたと。距離イコールガソリン代その他含めての営業路線だという回答をいただいておりました。また、その料金を下げるにはどういった手法があるんですかと、そういったお話にも事務レベルですけれども出るわけですが、それについては補助金をもらえれば当然下がりますとか、必ずその費用の問題がつきまとうところで現在に至っているところで、それが一番まず大きな問題でございます。町民バスの泉中央への話もそういったところが若干よく言われるところでございます。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) 私も先日、料金の件、泉中央乗り入れの件、先日宮城交通本社にお邪魔して、営業次長さん、本間営業次長さんと鈴木営業計画課長さん、この2人にお話をお聞きして要望もさせていただきました。受けた印象は、かなり厳しいなというか、ハードルが高いなと、本当に簡単ではないですね。かなり厳しいなと。料金につきましても、泉中央の乗り入れにつきましても、敬老乗車券は町でいろんなシステムなり、負担してもらえばそれはできるそうなんですけれども、料金問題と泉中央問題はちょっと無理、難しい、かなり厳しいというような印象を受けました。それと後半になりますけれども、夜間バスの部分は検討するという部分で話は聞いてきました。というようなことで、そうはいっても、住民の願いは泉中央乗り入れ、これでございますので、ぜひいろんなこともありますけれども、ぜひよろしくお願いしたい。
  ところで、確認で質問させていただきたいんですけれども、質問なんですけれども、この間、町長の施政方針の中で、町民バスの町域を超えた新たなルート、これは泉中央の乗り入れのことだと思いますが、さらに高齢者から要望の高い敬老乗車券の導入、これは町民バスでいくのか、あるいは仙台市で実施している敬老パス的なイメージだと思うんですが、これは並行して進めていくということの理解でよろしいんですね。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの議員の認識と同じで、並行して同時進行で進めていきたいというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) それでは、並行してあらゆる方面からやるということでございますけれども、それでは町民バスの泉中央乗り入れについて、若干お伺いします。
  どうしても町民バスは、我々の町民バスは公益性というか、を追求しますし、反対に宮城交通は民間会社でございますので、収益、これはもう重視するのは当たり前だと思いますし、この辺はずれというか、当たり前のことだと思うんですが、しかし、バスの運行につきましてはやはり町民の、また、住民の足を確保するんだということからすれば、どちらも同じ思いに立たないと、この部分は解決しないと思うんですね。そういった観点で、私、これも宮城交通に行っては話しましたけれども、そこは合っているんですけれども、なかなかそこから進まなかったんですけれども、そういう視点で交渉していただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) おっしゃるとおりで、いわゆる営業バスと町民の福祉やそういった観点でやっている町民バスの違いのところを克服しながら、いかにその辺を理解を求めていくかというのが課題だと思っております。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) そういうことだと思います。先ほども町長は、町民バスの泉中央乗り入れにつきましては、財源などは精力的に確保していくよというような同僚議員への回答でございました。これは宮城交通さん、先ほども宮城交通さんを説得するのはそれが問題、一番だよというような話が出ているんですけれども、やはりこちらがお願いしている部分が多分にあるわけですね。そんな部分で財源については確保していくよというような部分でございます。ただ、あちらからすれば減収が伴うことはもう目に見えているわけですね。バスがこちらから乗り入れれば。それはもう減収が目に見えているので、その部分は考慮した部分の財源確保は考えているというようなことでよろしいでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 先ほどのご質問に、その前の議員のご質問に答えたように、やはりその民業を圧迫しないようにしながら、バランスをとりつつ、といいましても財政の持ち出しも限られた予算の中で実行していかなければいけないという中で、受益者負担も含め、その辺は全体を総合的に捉えて全体を見直しを図りながら、それぞれに確立をしていきたいというように考えております。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) 私も本社に行って話をしたときに、お金の問題だけじゃないんだよといいうようなことを何回も言われるんですね。これはちょっと私、印象に残って、ああ、厳しいんだなというふうな感じを受けてきました。要は、その町民バスを乗り入れさせるというか、あちらから言えばさせるためには、金だけ補?すればいいという問題じゃないよというようなことの意味の話を何回もあちらの次長さん、また、課長さんが話しておりまして、ああ、厳しいんだなというような話を聞いてきました。
  ちょっと方向を変えます。私は町民バスの乗り入れは乗り入れ、もちろんこのとおり精力的に交渉を進めていただきたいんですが、先ほど並行して進めるというような部分で、敬老パスの考え方をできれば先行して考えられたほうが、住民からは喜ばれるのではないかなというような部分を考えております。前回の本議会で同僚議員からもありましたが、今仙台市が実施している70歳以上の高齢者の方が利用できる敬老乗車証、いわゆる敬老パスでございますが、こちらのほうが現実的かと思うんですが、これについては先行する考えはないかどうか、お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 敬老乗車券につきましては、ある意味、もちろん宮城交通さんの理解も必要ですが、仙台市との協議においてかなり今おっしゃられたとおり先行して実現可能だというふうに私も認識しているところがあります。その辺も含めて、ただ、実は敬老乗車券、今まで仙台市の敬老乗車券の実態、状況によりますと、実はある一定部分をいわゆる地下鉄なり、市バスなり、宮城交通さんがいわゆる運営側のほうも負担があったんですけれども、それが今度国土交通省の指導によりまして、全部自治体で全額その負担をしなければいけないということで、実は仙台市も今大変敬老乗車券については大きな課題になっておりまして、その辺のことも含めまして、実は真っ先にその部分は仙台市との協議を進めながら実現に向けて進めていきたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) この際、午後3時10分まで休憩をいたします。
     午後2時59分 休憩


     午後3時10分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) このパスの件でございますが、現在富谷町には先ほど町長6,400人ほどの高齢者が住んでいるという部分でございますが、前回の同僚議員の質問で、敬老パスを仙台市と同様の制度で富谷町に当てはめた場合に、1億1,500万ほどの予算が見込まれる、かかるんだよというような話がありましたけれども、この認識でよろしいでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。もとい、長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 仙台市の敬老乗車証の利用率等を掛けてそれを単純に富谷町の70歳以上の人口に掛けると、今議員のおっしゃった金額になるということでございます。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) 先ほど町長も先行してこのパスをというような部分、ちらっと話をされました。ぜひ安積課長も検討いただきたいんですが、1億1,500万です。簡単な数字じゃないですけれども、6,400人ほどのお年寄りがこのことによって利便性が確保されるわけですので、ぜひ生きた金になると思いますので、今後検討いただきたいんですが、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 町長もずっとお話ししているとおり、原課としてもそのように検討してまいります。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) いずれにしても、町民バスの泉中央乗り入れにしても、敬老パスにしても、今後この2つをどのように一緒にして考えていくのか。これ、同じような部分も若干ありますので、先行してどのようなこの2つを整理して考えていくのか、その辺が大事だと思うんですね。それを早急に検討しないとどっちつかずになっちゃうので、敬老パスなんか、先ほど先行したいというような旨の話が若干ありましたけれども、再度決意をお願いしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 窓口としていわゆる敬老乗車券につきましては、もう仙台市の担当局との調整がまず最初のスタートになるものですから、そちらは仙台市も今議会中なので、議会が終わりましたら早々に協議をスタートさせていただきたいと思います。それと、やはり泉中央駅の町民バス乗り入れについては、宮城交通とのやはり協議でありますので、それはそれで宮城交通さんとの協議を進めてまいりたいと思いますので、別々、窓口が同じところではないので、まず最初にスタートするところがそこはその別々に同時進行で進めていきたいというふうに思います。それで必ずや両方とも実現、そしてできるところから早く実現に向けて進めてまいりたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) ぜひ富谷町民の願いでもございますので、両方をして町民の負託に応えていただきたいとこう思います。
  それでは、土日のバスの件についてお伺いしたいと思います。
  本当に私、これは住民から受けるまでちょっとはっきり言って存じ上げなかったんですけれども、先ほど論旨で言ったとおりでございます。本当に土日、夜間のバスダイヤが本当に地下鉄が走っているにもかかわらず、泉中央駅からのバスダイヤが10時、11時、12時、この3つの時間帯、9時も入れるとかなりになると思うんですけれども、全くないということに関して、ちょっと再度その町の考え方、困ったものだと、これでいいのか、お伺いしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 私も今回、菅原議員からのご質問を受けまして、改めて認識をさせていただいたところもありますので、早速この件につきましては宮城交通さんのほうにも町としても要望をさせていただきたいというように思っております。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) 土日であろうと、経済は回っているわけですね。必ず今現在なんかは働いている方、かなり土日であろうと、祝日であろうと働いている方がおります。ところが、本当に10時過ぎに帰ってきて泉中央まで着いたところで帰りのバスがないと、うちの方がその時間帯に必ず迎えに行って、その時間帯、時間帯で約束して、本当に私も見に行ったんですよ。ずらっと並んでいるわけではないですけれども、その時間帯、時間帯ですからね。やはり待っているんですね。ああいう姿を見てくると、本当に大変だなと。親御さんも大変なんですね。奥さんなのかもわかりませんけれども、親御さんかもわかりませんけれども、本当に大変だなと。だからといってタクシーで帰るわけにいかないと。
  平日は確かに12時半ごろのがあるんですけれども、土日がないということで、先ほど宮交さんでは利用者がいないという話がありましたけれども、これはやはりニワトリ・卵の論法で、やはりあれば利用すると思うんです。だから、これが、私宮交さんに行ったときには検討すると。ただし、ダイヤ改正は4月なんだということで、ことしは間に合いませんと言われたんですけれども、ちょっと感触は受けたんですね。ただ本当にこの大変さはわかってもらえました。公共性ということでわかっていただいたんですけれども、本当にニワトリ・卵の論法だと思いますので、この件についてちょっとまた回答いただきたいんですが。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) これはもう本当に私にとって住みたくなるまち日本一を目指すに当たって、まずは現在住んでいる人たちが住みやすい町でなければいけないという部分から言えば、とにかく町の町民たちが課題としている部分に関しましては、一つ一つしっかりと課題解決に向けて努力していきたいと思いますので、そういったバスの運行等につきましても早々に要望として申し上げたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) 先ほど言い忘れたんですけれども、10時台に地下鉄が6本泉中央に着くんですね。11時台には5本、12時台には3本ということで14本、9時台の後半もバスないですから、それ入れると20本近くの地下鉄が泉中央に着いているにもかかわらず、連携したバスがない。これはやはり問題だと思います。ぜひその辺を訴えていただきたいなとこう思います。
  最後、これの最後ですけれども、町長は先ほども出ましたけれども、「住みたくなるまち日本一」を挙げておりました。この声なき声、声を出せない人たち、弱者の声に耳を傾けるということで、ぜひこれから住民が困っていることに対して、町長の対応をお願いしたい。これは結構でございます。
  それでは、次に、C型肝炎の早期発見の質問に移りたいと思います。
  今回、本当に私、びっくりいたしました。論旨で話したとおり、びっくりしたわけですが、お医者さんの中には昔の知識といいますか、いわゆる本当に医療が急激に進歩したために、昔の知識のままでいわゆる肝機能が悪くなってから動くと、肝臓がんになってから動く。こんな固定概念ですか、があるということを聞いておりますけれども、この辺の認識は当たっているんでしょうか、お伺いしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) その点につきましては、議員のおっしゃられるように、私どももそういったマスコミ報道等をお聞きしまして、まさかそのような状況なのかというようなことで、私も改めて気づかされたところでございます。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) もう一つ確認と質問ですが、ウイルス性肝炎の治療は今、そういう結構進んでいるとは聞きますけれども、昔ですと1割、2割しか治らなかったのが、今は聞くところによると9割方は薬で助かるんだと、この認識で間違いないでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 私もそのように今は承知してございます。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) あるいは、健康推進法というんですか、先ほど言っておりましたけれども、で決まっているということなんですけれども、年齢が40歳になっているということでございますが、これ40歳だけなのでしょうか、伺います。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) これは国、県を通じまして国の補助金が入っての健康増進法に基づく事業です。これで実施についての通知文では、40歳、節目の検診というふうに言われております。ただ、41歳を超えましても、この検診を受けていない方、こういった方については受けられますよというようなご案内でおります。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) そうすると、肝炎ウイルスの健康診断は何歳でも受けられるということでしょう、回答ですが、案内、今回の各種健康診断の案内には、「41歳から74歳の方で過去に肝機能異常を指摘され、さらに」と書いてあるんですね。それでもって今まで検査を受けたことのない方は会場で申し出てくださいと書いているんですけれども、この辺はどうなんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) こちらは原則国の補助金が入っておりますし、これは全額無料で実施している検診でございます。そんな関係上、どうしても誰でも何回でもというような検診ではないものですから、それで40歳以上74歳までの方で過去に受けていない方、そしてなおかつ肝機能とかに検診の結果異常があるような方については、受けていない方には受けられますよというようなご案内でございます。ただ、こちらのほう、認識がやはり誤っていまして、これ平成23年ころからだったんですが、今は肝機能の数値とかに異常があると指摘を受けた方につきましては、過去に受けている方であっても、そういった状況の方であれば受けることもできますよと。ただし、そういった方については検診よりはすぐお医者さんのほうに行って受診してくださいというような案内の方向でご説明してくださいというような指導を受けております。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) そうしますと、若干抑制も働いていると。何回でも受けられるよと勘違いされるので、多少ブレーキもかけながら、とはいっても40歳以上で受けたことのない方は受けられますよという確認でよろしい、その辺でよろしいですか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 現在はできるだけ受けていない方についてはどんどん受けていただいて、その肝炎ウイルスの感染の状態を町民の方ご自身で確認していただくということがまず第一ですので、そういった方向で私どもでも受診、未受検者の方についてはできる限り受診していただくような通知をこれからしていきたいなというふうに感じたところでございます。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) わかりました。
  次に、行政とこれが本分なんですけれども、行政とその医療機関との連携についてですが、例えば広島とか高知などでは、各自治体と連携して一般の医師に最新の治療薬などを知ってもらう講習会とかというようなものを開いたり、患者を専門医に紹介していただくシステムというんですか、そういった呼びかけシステムをつくったり、啓蒙活動を行っているようなんですけれども、本町と宮城県、県との連携はどのようになっているか、お伺いしたいんですが。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) その辺での県と市町村との連携といいますか、協議というのは宮城県ではございません。ただ、医療機関でのそういった課題、ものにつきましては、町のほうがどうこうということで余り医療機関のほうにその旨積極的にとはいかないと思いますので、この件は医師会、仙台市医師会とか、宮城県医師会、黒川郡医師会、そういったところと連携しながら周知、啓発を図っていきたいなというふうに思っておるところでございます。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) 先ほど本当にびっくりするような、病気になってから動くというようなことでございますので、ぜひほかの自治体でもやっておりますので、ぜひその辺を研究していただいて、県の指導方なりぜひしていただきたいと思います。
  それで、これ県の制度で助成、無料ということは県の金が動いていると思うんですけれども、その辺はいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 肝炎ウイルスの治療費、治療にかかる医療費、こちらは国と県において補助事業が行われております。これは補助事業といいましても、治療にかかる限度額が通常の方ですと1万円を限度に自己負担、それを超える分については補助金というような補助制度がございます。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) 最近テレビコマーシャルなり、政府広報で病気に関してはコマーシャルを流しておりますが、今回の健康診断などにもそんな部分もちょっと入れて、受診率アップのための何か方策を考えられたらいいと思うんですが、その辺についてはいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) こちらは先ほど議員がおっしゃっていたように、この肝炎ウイルスの感染、肝硬変とかに移行していく上では10年、20年と長くかかると。そういったことから、感染者も危機意識というのは薄い。そういった状況で、今議員言ったとおりだというふうに思っています。あと検診まで6月、ことしは3日から始まりますので間がありますので、広報あるいは保健だよりを通じながら周知していきたいなというように思っております。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) 最後でございます。今も出ました。本当にC型肝炎は治る病気でございますので、本当に医師と行政、あと県が連携して、感染している人の早期発見、早期治療に努められるよう、今も出ましたけれども、広報とみや等の活用で啓蒙活動をぜひ図って、住民の健康を守っていただきたいとこう思いますが、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) ぜひ、広報とみやとか、保健だより、そういったものを使いまして有益な情報の提供に努めてまいりたいと思います。


議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) 私からは、通告に従い、1件6項目、「若生裕俊町政を問う」について質問をいたします。
  一般質問するに当たり、まず初めに、新町長の就任に祝意を表します。まことにおめでとうございます。
  若生英俊前町長が、1年365日、土曜日曜なく、2期8年にわたり町勢の発展と町民福祉の向上に多大なご尽力をいただいたように、新町長におかれましてもリーダーシップを発揮し、職員への指示、町長としての判断や決断を自分自身の責任のもと、ぶれることなく進めていただきたいと存じます。新町長におかれましては、町勢の発展を阻害、停滞させることなく、町民の負託に応える町政運営をしてほしいという切実な声が、私の周りの皆さんの声であります。
  ここに、改めて若生英俊前町長の2期8年にわたるご労苦と数々の実績にこころから敬意と感謝を申し上げます。
  さて、新町長は、このたびの選挙において公約した諸施策を確実に期限内に実現することが、町民、有権者に対する政治的責任であると考えます。以下、6項目について質問いたしますが、新町長は町長選挙告示日に、有権者、支持者を前に、「掲げたことは必ずやる。できなければ町長の座を、市長の座をおりる」と明言し、5日間の選挙戦の後、新町長に就任をいたしました。この発言は、政治家として極めて重い発言であります。退路を断って実現を約束する発言をして当選した以上、実現できなければ首長の座をおりることになるわけですので、町民、有権者は新町長の手腕、力量を大いに注目をしております。具体的な質問項目について共通することは、施策実現の裏づけとなる財源が明確にできなければ、絵に描いた餅にすぎないことを指摘しておきたいと思います。
  質問内容は、通告どおり、1、町民バスを泉中央まで乗り入れの件について。
  2番目、敬老乗車券の利用を可能にする件。
  3番目、仙台市営地下鉄南北線の路線延長をライトレールで計画する件について。
  4番目、高校生までの医療費完全無料化の件について。
  5番目、パークゴルフ場建設について。
  6番目、図書館、文化ホール建設の件について。
  以上、6項目の公約実現のプロセスについてお尋ねをしてまいります。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの磯前議員のご質問に対して答弁をお答えをさせていただきたいというふうに思います。
  まず、1番目の「町民バス泉中央駅乗り入れ1年以内の根拠は」について、選挙戦において多くの町民の皆さんから、町民バスを何とか泉中央まで乗り入れできませんかとの意見、要望が寄せられました。この実現のためには、宮城交通の理解と協力が必要であり、先日、宮城交通の青沼社長へ挨拶に出向き、町民バスの泉中央への乗り入れに向けた協議を行いたいと申し入れしてまいったことは申し上げておるとおりです。これから具体的にどのようなことが問題で、何を解決すれば実現が可能なのかなどについて、検討・討議を行ってまいりたいと考えます。この交渉を踏まえ、新公共交通会議へ提案し、理解を求めていくことで、実現は可能であると思っています。ハードルは高いと思いますが、多くの皆さんの希望でもありますので、最大限努力してまいります。議員の協力もお願いいたします。
  2つ目の敬老乗車券の利用を2年以内に可能にしますの財源は、敬老乗車券の導入につきましては、既に実施している仙台市の状況などさまざま検討を具体的に行い、富谷町で実施できる敬老乗車券とはどういうものかを仙台市や宮城交通、国や県の関係機関と協議を早急に始めたいと思います。その際、充当財源については調査、協議を進めてまいります。
  3つ目の泉中央駅から路線延長に実現可能なライトレールの整備計画策定の手順についてのお尋ねについて、お答えを申し上げます。
  ライトレールの整備に関しての私の考えは、先ほどまでの議員からの質問にお答えしているとおりでございます。初めに取り組んでいくことは、新公共交通システム導入に関する調査として、黒川郡4町村及び宮城県で構成する緑の未来産業都市くろかわ建設推進協議会において行ってきた各調査研究報告を、現状に合わせた内容に検証することから始めたいと思います。これらを踏まえて具体的なタイムスケジュールにつきましては、関係町村、宮城県、仙台市、国土交通省などあらゆる関係機関と協議を行い、また、全国先進地事例なども調査研究し、具体的な内容を詰めてまいりたいと考えています。スケジュール等の考えにつきましては、その過程において検討されていくものと思っています。
  「高校生まで医療費を完全無料化1年以内の実施の根拠は」について、お答え申し上げます。
  議案は今会議において追加提案を予定しておりますので、可決賜りますようお願いいたします。平成27年度分に関しては、地域住民生活等緊急支援のための交付金が交付されることになったことに伴い、富谷町まち・ひと・しごとの創生総合戦略推進本部において検討した結果、500万円を子ども医療費助成拡大事業に充てることとなっております。
  5番目の「パークゴルフ場建設に2年以内の着手について」についてお答え申し上げます。
  予算に関しましては、国の補助事業の有無や民間企業との共同などの可能性も含め、先行事例を参考にしながら調査研究を進め、検討してまいります。場所については、近隣市町村にあるパークゴルフ場の位置やアクセス方法、今後の発展性なども考慮し、総合的に判断し選定していきたいと考えます。設計につきましては、予算、場所などの方向性が決まった時点で検討してまいります。
  6番目、次世代型図書館建設、文化ホール建設に2年以内の取り組みについて、お答え申し上げます。
  図書館、文化ホールについては、複合型施設も考慮しながら、国の補助事業などの活用や住民ニーズ調査などを踏まえ、場所や規模について今後検討してまいります。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) これより磯前 武君の質問は一問一答により行います。
  15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) 新町長は、富谷町長選挙候補者選挙公報等に、これからの政策として公約を掲載しておりました。この中の6件の公約実現のプロセスについて伺っていきます。通告に従って質問いたしますので、同僚議員と重複すること思いますが、通告どおり質問いたしますので、よろしくどうぞお願いいたします。
  1番目は、町民バスの泉中央駅の乗り入れについて、これの1年以内の根拠についてお伺いします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 先ほど来申し上げているとおり、真っ先に取り組める事業として認識しておりますので、とにかくすぐに宮城交通さんとの交渉をスタートさせ、進めてまいりたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) 事業者となる一番関係する宮城交通との話し合い、青沼社長さんと話し合ったと、訪問して話し合ったということですが、この中で関係者という役所の中で、陸運局での結構課題、この路線バスの場合は課題があると思っています。この陸運局に訪問したかどうか、よろしくお願いします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 宮城交通さんとまずは相談をした上で、陸運局等については早々に相談にまいりたいというふうに考えております。まだ今のところは行っておりません。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) 予算と財源ということなんですが、その点についてはどうでしょう。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 予算等につきましても、町民バスの今後の運営、あとは宮城交通さんとの交通体系、バスのダイヤ方向含めてトータル的に考えて予算措置もあわせて検討してまいりたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) 先ほど何人かの同僚議員がこの泉中央への乗り入れの件で質問をしていましたが、なかなか同僚議員が宮城交通と話というか、伺ったときには、なかなか金だけの問題ではないと、いろいろ難しいということも聞かれたという話をさっき伺ったんですが、やはり宮城交通が今なかなか難しいということを言っていることは、町長としてどう受けとめましたか、お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 私が先日青沼社長とお会いしたときには、決してその「難しい」という言葉ではなくて、「全体を考えながら検討していく必要があるので」ということでのお答えでありまして、決してその町民バスが難しいという言葉を私はいただいていません。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) この宮城交通、富谷町の町民バスを泉中央に乗り入れるという件については、議会でも再三にわたってここ数年一般質問で出ていることなんです。その中で、一番の問題は、宮城交通がもし富谷町がコミュニティーバス、町民バスを泉中央へ乗り入れる場合は、宮城交通としては全て富谷町からバスを撤退するというふうなことも、私のほうのこの一般質問のとき聞いたんですが、その点についてはどうですか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) そのような話をいただいたようなことを耳にはしたことはありますけれども、私自身はそのようなことが現実できるものかどうかも含めて、責任ある公共交通機関としてそういうことがあり得る……、あり得ないのではないかというふうに思っています。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) 町長がいろんな同僚議員が何名か質問しているわけですが、1年以内の宮城交通の乗り入れの自信のほどをちょっとお伺いします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) いろいろな方法がありまして、極端にどうしてもこの1年以内の期限を実施しようと思えば、私は決して不可能ではないというふうに思っております。ただ、やはり地元の公共交通機関を担っていただいている宮城交通さんとの関係を大切にしていきたいということから考えれば、それは1年以内にそこはこだわる、もちろんそれはそういう方向で検討はしてまいりますけれども、そこが全てそこに自分のその公約に掲げた1年以内にこだわることによって、関係を悪化させるようなことはないように慎重にその辺は進めていきたいというように考えております。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) 町民と1年以内の約束ということで言っておりますので、その努力についてはぜひともお願いしたいと思います。
  それでは、2番目の敬老乗車券について質問を変えます。
  2年以内に実現、敬老乗車券についてということで伺いますが、富谷町の独自の敬老乗車券の仕組みをつくりたいというふうなことで公報に載せておりますが、それがどのような施策なのか、具体的にお答えを願いたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 1つには、現在町民バスで行っているいわゆる交通弱者に対している補助体制等含めて、課題、多くの町民の方々が望んでいる仙台市の方々が使っている敬老乗車券の利用を含めた形で新たに富谷町における敬老乗車券のあり方というふうに捉えていただければと思います。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) この中で先ほども1億1,500万とこういうふうな数字が出ているわけですが、仙台市もなかなか敬老乗車券については頭打ちというか、なかなか大変なようなことも私の耳に入ってくるんですが、この中で今考えている敬老乗車券というのは、富谷町から泉中央、それから地下鉄を乗っての敬老乗車券になるのかどうか、お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 私が描いているのは、今回選挙中申し上げましたが、道路を挟んで向かい側は仙台市の人は、乗車券を使ってフリーに乗れる、使えるのに、道路を挟んで富谷町の人がそれを使えないという地域格差の解消に向けてということを明確に掲げさせていただきました。つきましては、仙台の市民の方々が利用している敬老乗車券と同等に近いものを目指して実現をしていきたいというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) 今、町長が言ったように、仙台市との境で泉区は敬老乗車券が使える。富谷町は使えない。隣接していますから、こういうのがありますよね。そんなことでこれは一般質問でも何度も出ているんですが、やはり町民から「何で私のほう使えないのや」ということで、いろんな課題があったわけですね。それを乗り越えるその課題というのはどういうことなのか、改めてお伺いします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 詳細につきましては、先ほど来申し上げましたように、仙台市とのまずは協議を進める必要がありますので、仙台市さんとの協議を含めて、あとはいわゆる財政的な部分を含めて、財政負担も含めてこれから協議を進めてまいりたいというようなことでございます。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) 富谷町の場合は仙台市・富谷町広域行政協議会というのがあるんですが、この敬老乗車券の件はその協議会で出たことではないんですね。ですから、そこら辺も理想は理想なんですが、一般質問でもかなりの年数この問題については検討しましたので、ぜひともこの敬老乗車券については2年以内という期限をぜひ努力していただきたいというふうに思います。
  質問を変えます。3番目の泉中央駅から路線延長に実現可能なライトレールの整備計画策定の手順について、お伺いいたします。
  ライトレールなら実現可能としていたその、地下鉄はちょっと経費等で難しい。ライトレールなら建設事業予算はというようなことでお伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) この件につきましても、先ほど申し上げましたように、一つの例として富山のライトレールを例に掲げ、一つの事例として捉えて、7.4キロが総事業費58億円で実現できているということに対して、かなり以前その想定したときの費用から考えれば、かなりこの10年、そうすると10年ぐらいの間にコストが落ちているというか、あと国のほうでもかなりライトレールに対して力を入れている、入れ始めているということについて、私は実現可能だというふうに認識しております。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) 富山市の場合は人口が42万、富谷町は5万という状態ですが、この中で富山市のライトレールについてはJRがもう線路を敷いていた。採算が割れたので富山市に相談したところ、第三セクターでということで始まった。もうレールが敷いてあるというふうなことなので、建設予算の件についてはこの辺をどういうふうに見ているのか、その点も伺います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 確かに富山とこれから全くないところにレールをひくのとの違いは確かにあるかと思いますが、ただ、少なくとも富谷においても以前、先ほど来申し上げますように調査研究した緑の未来産業都市くろかわが事前に調査研究を行ったというデータがありますので、それをもう一度検証しつつ、新たな枠組みで今回国のほうも、先ほどもお話ししましたが、総工費の55%を対象とすれば補助の対象になるわけですから、かなりそういう意味では実現可能な道は開けるのではないかというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) 泉中央駅から線路を敷設するわけですから、これが必要になるわけですから、ただ、最初に言ったように、路線の延長ということはなかなか難しい。地下鉄の車両とライトレールの車両は違いますので、もう乗りおりするところの高さが違いますので、なかなか難しいとは思うんですが、乗りかえということでやった場合、まだそこまで町長は頭にあるかどうかわかりませんが、現状の中でちょっとお答え願いたいんですが、線路ルートですね。線路ルート、駅をどのぐらい設けて、終点の駅をどこにするのかということについて、今までその58億ということで7.4キロというふうな想定した。これについて答えられる範囲でぜひお答え願いたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 基本的にはあらゆる全てにおいて、これから調査研究、全て検証しつつ、手法につきましてもこれから組み立てていくわけですけれども、やはり泉中央駅から地下鉄を延ばすというのは現実かなり厳しいというふうに認識しております。なので、ただ、4号線を越してからのいわゆる富谷分に関しては、ライトレールというのが実現可能だと思っておりますので、ある意味泉中央なり、駅からその富谷分のライトレールの駅までの間はいわゆる幾つかの方策をとってなるべくコストを下げる。極端に言えば、LRTとBRT、いわゆる路面のやつを使い混合させながら、BRTも含めた検討も視野に入れながら実現に向けて努力していきたいというように考えております。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) 今、町長が言った構想の中に、地下鉄の泉中央駅から富谷の地域、例えば将監トンネルを通ってきて、明石台のところに最初の駅を、ライトレールの駅を設けてそれから7.4キロ、こういうふうに問うたんですが、その点はそういうことでよろしいんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 路線につきましては、あらゆる関係が影響を及ぼすので、安易にここで発言することは差し控えさせていただきたいと思います。ただ、いろいろな以前の構想でも4つぐらいのルートが示されておりますし、また、重ねて今回その辺も含めて新たなルートも含めて検討していく必要があると考えております。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) そういうのは仙台市のある方にちょっといろんなことを想定して考えたんですが、やはり泉中央にこだわると、泉中央から富谷町の地域までバスで、地下鉄泉中央からバスに乗って、それから今度富谷町からライトレール、こういうふうなことで、むしろ混乱するんじゃないかというふうな感想を持ったので、その方から聞いたのでは、そんなことって考えられるのかなと思って聞いたわけですが、どうなんでしょうか、町長、その辺。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 基本的に町民の交通アクセスの利便性を図るために行う事業ですので、そのような混乱は一切起きないようにつくりたいというように考えております。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) このライトレールの1年間の乗車見込み数について伺います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) これも全て含めて以前に10年前に想定している、10年前に想定して調査研究した緑の未来産業都市くろかわ建設推進協議会が出したデータを、これから検証して想定をつくってまいりたいというふうに思っています。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) 都市交通機能整備というのは、最重要課題であります。このライトレール整備計画策定というのは、かなり町民も本当にできるのかしらと期待しているので、先ほどの同僚議員でも泉中央からそのライトレールが、バスがなくなってバスを期待しないで富谷町がライトレールをつくるなら、本当にこんなにすばらしいことはないねということなので、町民もかなり期待感を持ってきております。そんなことで、ライトレール整備計画策定というものを早急に町としてはつくるべきだと、町長としてはつくるべきだというふうに思いますので、いつごろまでに町民向けにこの計画策定書をつくれるのかどうか、その点をお伺いします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) かなりそのライトレールに関しましては、その策定計画そのものをつくり上げるにもかなり時間を要するというふうに認識をしております。ただ、一日も早く策定計画について策定できるように努力してまいりたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) なかなかこれ時間がかかることなんですが、時間がかかることと、それから町長に期待すること、これはかなりあると思うんですね。ですから、そうならない前に、少なくとも半年とか前にそういうものを策定する必要があるのじゃないかと思うんです。この前、河北新報の2月27日の新聞ですかね、ちょうど仙台市議会2月議会の予算審査特別委員会で、奥山恵美子市長がちょっと新聞のインタビューに答えてたのですが、「まずは町が富谷町が議論する問題だが、我々はライトレールが市内を走行することを想定していない。きちんと研究し、知恵を蓄える必要がある」とこういうふうに奥山市長が述べていますが、町長はこの後に奥山市長と会ったのかどうか、その辺をちょっとお伺いします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 奥山市長とはその前にお会いしております。ただ、奥山市長も現在議会中でもありまして、この問題につきましては慎重にやはり取り扱っていかないと、今回の河北新報の報道のようにやはりインパクトが強いということで、やはり慎重に取り扱っていきたいということで、その辺は議会がお互い終わってから事務的なところから協議を進めていきたいということでのお話だったものですから、という状況です。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) 先ほども私話しましたが、富谷町と仙台市とは広域行政協議会があります。奥山市長は会長で、我が富谷町の町長は副会長になるわけで、その総会が近々4月になったら開かれると思いますが、そのときもぜひこのライトレールの問題は富谷町として提案すべきだと思いますが、これは常任委員会ということもありますので、その点について町長の考えをお願いします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 先ほど申し上げましたように、仙台市との協議につきましては、仙台市のほうもお互い議会が終わってから事務的な協議を今後の進め方も含めて検討していきたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) 先ほどライトレール整備計画策定について、私はできれば半年以内ぐらいに出すべきだというふうに町長に伺ったんですが、その点はどうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 現実問題として、これほど大きな事業計画を半年でつくり上げるというのは困難なことだというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) この際、午後4時10分まで休憩をいたします。
     午後3時59分 休憩


     午後4時10分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) それでは、高校生までの医療費の完全無料化を1年以内に実現します、この件について伺います。
  その財源は幾らでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。もとい、子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 平成27年度分につきましては、先ほど町長答えたとおり500万円を地域住民生活等緊急支援のための交付金でもって行うこととしております。そのほかにつきましては一般財源となります。(「ちょっと最後のほう聞こえなかった」「大きい声でお願いします」の声あり)そのほかにつきましては一般財源となります。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) いつの時期から、平成27年10月から実施というふうに聞いていたんですが、それで間違いないでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 間違いございません。それを目指して進めていくということでございます。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) この対象者の件でちょっと聞きますが、これは町民になった時点ですぐ医療費が無料になるのかどうか。その点を伺います。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 富谷町に住民登録された時点で有効となるものでございます。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) 所得制限はあるかどうか、伺います。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 所得制限は引き続き実施することとしてございます。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) 幾らのところから制限がつくんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 所得制限につきましては、小学校4年生から中学校3年生までの間で今は実施してございますので、それを高校生までに所得制限を拡大して実施することとなろうかと思います。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) 住みたくなるまち日本一を目指すわけですが、これについても高校生、医療費については町民も期待しているところでありますので、町長にお伺いしますが、所得制限を外す、今までの所得制限を外す。そういうふうなことに対しての考え方をちょっとお聞きします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 全体的な財政状況を考えても、やはりその所得制限につきましては継続して考えていかざるを得ないかなというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) 次に、5番目のパークゴルフ場の建設着手2年以内、この件について伺います。
  建設予算規模、これについて伺います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) パークゴルフ場につきましても、これから場所について決定をして、その場所によって、立地条件によって工事費用も変わってきますので、これから設計に、その場所を決めた段階で、場所を決めた上で設計費用も含めて検討をしてまいりたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) パークゴルフ場ですから、この近場では大衡のパークゴルフ場があるんですが、大衡でどのぐらいの建設費がかかり、富谷でやった場合どのぐらいでというそういうふうな検討はいたしましたかどうか、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(阿部雄也君) 大衡のパークゴルフ場に関しましては、54ホール、大きさが約5ヘクタールということで、平成16年に3億6,000万円、ただし、用地の取得費は別ということでその金額が計上されているようです。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) この件については私も一般質問で、同僚議員も一般質問で再三にわたってやっているんですが、この3億6,000万、この金額は、自衛隊がこの件を自分たちの作業を練習といいますか、作業工程のこととして行ったということで、かなり安くやったということに調査の中でわかったわけですが、その辺の取り組みは町長、どう考えていますか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ぜひ可能であればそういった事例も参考にさせていただき、可能であればそういう自衛隊の訓練の一環として工事を行っていただければ、工事費用も削減されると思いますので、そういったことも模索していきたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) このパークゴルフ場の建設着手、2年以内ですから、これは町長の今の頭の中にその何年度の予算でやっていくのか、今からこの以内ですから、先ほどは以内であってもなかなかできない、努力してもできない場合があるんだとこう言いますが、頭にあるのは町長いつごろを考えているのか、伺います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 私の中では、早急に27年度中に場所を決定して、ある程度の設計等の作業が可能であれば取り組んだ上で、28年度には可能であれば着工に向けて努力したいというように考えております。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) 富谷町はこのパークゴルフ場、大衡と同じような、また、それ以上のことということで、毎年町長も考えていたと思うんですが、その場合に幾つか建設予定地というか、限られている町域ですから、その中で新町長が考えている幾つかの建設場所が頭にあるかどうか、その辺は町長お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 一応私の中でも、民有地も含めて予定候補地は持っております。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) このやり方としては、パークゴルフ場の建設についてのやり方、町営でやるのか、それとも第三セクターでやるのか、この辺のところは町長どうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 基本的にその町営か、三セクか、もしくは民間委託かということも含めて、これから検討してまいりたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) 大衡まで15分から20分ぐらいで行ける場所にパークゴルフ場あるんですが、そんなことで富谷町も65歳以上というのは8,000人から9,000人近く今なっているんですね。その中でパークゴルフをやる愛好者もかなりふえていますし、以前には署名活動もされたということで、同僚議員もそのことについて町民、パークゴルフファンの方から「いつやるんだ」というふうな声も出ておりました。そんなことで、町長の頭にある、描かれている開業オープン、これについてちょっと頭にあるかどうか、お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 先ほど申し上げましたように、27年度中には場所の決定と、続けて設計業務に入れる段階で早急に設計等入って、28年度には着工をしたいというふうに考えております。ただ、その先につきましては、工事等の期間も含めまして、はっきりとは明確に明言できませんが、なるべく早い段階でオープンにいくように努力したいと思っています。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) 町長は28年にはぜひとも着工してオープンにこぎつけたいということなので、これは町民の願いでもあるので、ぜひとも達成していただきたい、実現していただきたいというふうに思います。
  それから、ホールですね。何ホールを予定しているのか、その辺もお伺いします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 現在想定しているのは、18ホールを想定しております。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) 前にこの計画をされたときに、いろんな議員の中でも話があったんですが、大衡が54ホールですか。富谷で18ホールぐらいだったのでは、何やっているのかなとこう言われてしまうよねと、やるなら大衡と同じ規模か、大衡を超えるようなというそういう町民の声があるんですが、どうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) そういった声が多数あるのであれば、その声にお応えするということも一つの選択だとは思います。ただ、現実的に工事費用やいろんなことを考えれば、今富谷町でまずは地元にパークゴルフ場をという声が強いわけなので、一時的に18ホール程度のものをまずは実現して、その先は次の段階で増設、もしくは例えば役割として身近に行けるのは富谷町内にあって、大きなコースは大衡にというふうに使い分けの選択ということもありますので、全てどちらにしてもこれから皆さんのご意見もいただきながら検討はしてまいりたいというふうに思っています。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) 先ほど言ったように、やはり大衡を、市制を今目指している富谷町ですから、大衡と別にその挑戦するわけでないんですが、同じ規模のものをという期待感がありますので、もう一度町長、ご答弁を求めます。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) そういった要望に対して、そのような声が大きければ、それに対して最大限の努力はしてまいりたいと思いますが、現実問題やはりあらゆる施策を行っていく上での財政状況も鑑みながら進めていくということもあわせ見ながら、この事業を進めていきたいというように思っております。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) 以前に署名活動、1,300人ぐらいの署名活動だったと思いますが、それをこういうものという要望があったんですが、それを町長は見ておりますか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) まだその要望書についてはこちらの手元に届いておりません。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) ぜひともそれを見ていただいて、検討していただきたいというふうに思います。
  それでは、最後の次世代型図書館建設、文化ホール建設計画を2年以内にというこの件でちょっと質問をさせていただきます。
  建設の予算規模は幾らと考えていますか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 予算規模につきましても、先ほど来申し上げましたように、いわゆるこれから市制施行に向けて必要な施設として文化ホール及び次世代型の図書館ということで、どういう形でどのぐらいの規模が必要かも含めてこれから検討をしてまいりますので、今の段階で予算規模を申し上げることは難しいという状況です。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) これも同じことなんですが、市制を目指す町ですから、大和町のまほろばがたしか800座席かなというふうなこともありますので、それを超える1,000席ぐらいがちょうどいいのかなとこういうふうに思っていますが、町長の考えをぜひ。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 富谷町の場合は、近くにイズミティという大きな仙台市の文化施設もあったり、先ほど今磯前議員のお話にもありましたように、隣の大和町にまほろばホールという800人規模のホールがあったりという中で、考えれば決して近隣のどちらにしても富谷町内からすれば10分少々で移動できる距離でありますので、そことうまく競争するのでなくて、そんな両方の近隣町村の文化ホール等を、あと図書館についても県立図書館があるわけで、その辺の周辺の施設とうまく連携した形で、逆に大きいホールをつくるよりも、逆にそれよりも少し半分ぐらいの使い勝手のいい四、五百というほうが、逆にイズミティなんかの状況を見ると、小ホールのほうが利用率が高かったりという部分もありますので、そういう部分に関してはその辺利用者のニーズまたは富谷町民の皆様方のご意見を伺いながら、規模等も含めて検討していきたいというように思っております。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) この今言ったような県立図書館であるとか、まほろばであるとかというのは、やはりこの議会でも議論された中なので、それをあえて市制をしく上で500は今成田公民館にホールとして使えますので、これをやはり超えるものがなければならないんじゃないだろうかというふうなことで考えたので、この辺もぜひともこのホールの建設計画書を早急に作成するように、そして町民に示すようによろしくお願いしたいと思います。
  図書館と文化ホールのこれは複合ということで考えているかどうか、その辺を伺います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) これは場所の問題もありますので、複合施設も考慮しながら検討をしていきたいというように、場合によってはそれぞれになる可能性もありますし、複合となる可能性もありますということで、両方検討してまいります。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) 設計とかは今いつごろからというのは考えていないんですね。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 現段階ではそこまで明確にお示しすることはできませんので、ご理解いただければと思います。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) ちょうど成田の公民館のすぐ近くに富谷の町有地があるわけなんですが、小ホールと大ホールということで、また、図書館複合ということから考えれば、あの辺が一番いいのかな、こういうふうに思っていますが、町長の考えはどうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 町有地を活用するという視点で考えれば、今の議員のご提案は一つの選択だとして十分に考えられることだというふうに思っております。ただ、場所の選定につきましてもこれから検討をしてまいりたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) ぜひともこの複合施設の開所予定をいつごろと想定しているのか、町長の頭にある想定時期をぜひお示しいただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 市制施行を迎えるに当たっての段階までにはある程度見通しを立てたいというふうには思っております。
議長(浅野幹雄君) 15番磯前 武君。
15番(磯前 武君) 町民が新町長に期待感を持ってこのたび町長に就任させたと思います。この点について、ぜひとも政策を実現するという形でやっていただきたいと思うんですが、この点の公約の実現性についてもう一度、町長から各考え方を質問して終わります。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 今回、これまでも先ほど来お話しさせていただいているように、今回掲げた公約につきましては、全て実現に向けて全力を注いで実現に向けて努力していく決意を、これからも決意を持って取り組んでいきたいというふうに思っております。
  以上です。


議長(浅野幹雄君) 16番渡邊俊一君。
16番(渡邊俊一君) 通告に従いまして、私からは、町民バスの泉中央乗り入れと、泉中央駅からの鉄軌道でありますライトレールによる路線延長計画について、1件4要旨について質問をいたします。
  今回の町長選挙において、「住みたくなるまち日本一」を掲げ、17項目の公約、有権者との約束のもと選挙に挑み、見事当選されました。その中において、1年以内に町民バスの泉中央駅への乗り入れと、地下鉄泉中央駅からの路線延長に実現可能な設置コストのライトレールの具体的計画を策定すると明記されております。
  私も議会議員として、新町長のお父様でありました若生照男町長の時代より16年間、機会あるごとに一般質問等において何度となく泉中央より我が町への地下鉄鉄軌道延伸を議論させていただき、特に平成19年から4年間の議長の職において、県と黒川4カ町村での協議会「緑の未来都市くろかわ建設推進協議会」の会員として、我が町のさらなる発展のため、未来に向け鉄道延伸についての必要性を大いに議論させていただいてきた一人でありますが、宮城県と仙台市、そして黒川4カ町村との合意形成がなされていない中、今後どのような計画のもと、国、県、仙台市に理解を求めていかれるか、次の4問にて質問をいたします。
  1つ、町民バスの泉中央駅乗り入れを1年以内にスタートさせると言われておりますが、どのような手法で行う考えか、伺います。
  2つ目、地下鉄泉中央駅からの路線延長に実現可能な設置コストのライトレールの具体的計画を策定すると公約にうたわれておりますが、具体的な計画の考えを伺います。
  3つ目として、鉄道延伸については、国、県、仙台市と黒川4カ町村の合意形成が必要と考えますが、どのような取り組みにて理解を求める考えか、伺います。
  4つ目として、仙台市と黒川圏域を結ぶ交通網、特に鉄軌道について、平成5年から今日まで県と黒川4カ町村による緑の未来産業都市くろかわ建設推進協議会の調査研究の重要性をどのように捉えているか、伺います。
  以上であります。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの渡邊議員のご質問に答えさせていただきます。
  まず、町民バスの泉中央駅乗り入れとライトレール計画に伴い、まず1つ目の「町民バスの泉中央駅乗り入れを1年以内にスタートさせると言われておりますが、どのような手法で行う考えか」についてお答え申し上げます。
  さきの議員からの質問にお答えしているとおりでございますが、多くの町民の皆さんから町民バスを何とか泉中央まで乗り入れできませんかとの意見、要望を聞く機会がありました。この実現のためには、宮城交通の理解と協力が必要であり、先日、宮城交通の青沼社長へ挨拶に出向き、町民バスの泉中央への乗り入れに向けた協議を行いたいと申し入れをしてまいったことは申し上げておるとおりです。これから具体的にどのようなことが課題、問題で、何を解決すれば実現が可能なのかなどについて、検討・協議を行ってまいりたいと考えています。これらの交渉を踏まえ、地域公共交通会議へ提案し、理解を求めていくことで、実現は可能であると思っています。ハードルは高いと思いますが、多くの皆さんの希望でもありますので、最大限努力してまいります。
  2つ目の地下鉄泉中央駅からの路線延長に実現可能な設置コストのライトレールの具体的計画を策定すると公約にうたわれておりますが、具体的な計画の考え方について、お答えを申し上げます。
  ライトレールの整備に関しての私の考えは、先ほど来までの議員からの質問にお答えしているとおりでございます。基本となるのは、平成5年に策定された宮城県総合計画において、黒川圏域において自立型拠点都市の形成を目指し都市機能の高度化を図るため、新交通システムの導入促進と交通網整備促進が明記されたことを受け、その達成へ向けて黒川圏域の町村と宮城県が加わり、緑の未来産業都市くろかわ建設推進協議会が組織され、この協議会において新交通システムについてさまざまな研究、専門のコンサル業者に委託し実施され、貴重な報告書もございます。
  初めに取り組んでいくことは、新公共交通システム導入に関する調査として、黒川郡4カ町村及び宮城県で構成する緑の未来産業都市くろかわ建設推進協議会において行ってきた各調査研究報告書を現状に合わせた内容に検証することから始めたいと思います。これらを踏まえて具体的な整備検討について、協議会構成町村、宮城県、仙台市、国土交通省などあらゆる関係機関と協議を行い、また、全国先進事例などを調査研究し、具体的な内容を詰めてまいりたいと考えています。
  問い3、鉄道延伸については、宮城県、仙台市と黒川4カ町村の合意形成が必要と考えますが、どのような取り組みにて理解を求める考えかと、問い4の仙台市と黒川圏域を結ぶ交通網、特に鉄軌道について平成5年から今日まで県と黒川4カ町村による緑の未来産業都市くろかわ建設推進協議会の調査研究の重要性をどのように捉えているかにつきましては、関連がございますので、3と4を合わせてお答えを申し上げます。
  鉄軌道構想については、緑の未来産業都市くろかわ建設推進協議会のほか、仙台市・富谷町広域行政協議会や黒川圏広域行政協議会など、広域的な協議会での協議を重ねてまいりたいと考えています。特に、緑の未来産業都市くろかわ建設推進協議会につきましては、そもそもの設置目的が先ほど申し上げた宮城県総合計画に明記された宮城県の指示のもと、黒川地区の拠点形成構想に基づき交通環境の整備促進が必要不可欠とのことから設置されております。しかしながら、現在は残念ながら活動が滞っているようです。まずは、これまで郡内町村でさまざまな研究を行ってきたこの協議会の意義を改めて検証し、場合によっては将来の公共交通の重要性からライトレールの導入整備促進を目指すための新たな組織の設立も視野に入れ、検討していきたいと考えています。また、国や県に対してもみずから直接出向いて、ご理解とご支援いただけるよう努力してまいりたいと思います。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) 16番渡邊俊一君。
16番(渡邊俊一君) それでは、再質問させていただきます。
  ただいま、私の質問、それから同僚議員の質問に対しての答弁をるる聞かせていただきましたが、いずれもまだ具体性が見えておりません。質問項目ごとの財源や予算などの内容もぜひお聞きしたいところでありますが、まだ町長へ就任されて一月にもならない中での日数でありますので、改めて議論しても明快な回答を求められないものと思います。
  いずれこの点については再度議論をさせていただく機会があると思いますが、やはり選挙公約は町民との約束であります。町長は3月23日の所信表明において、「町民の皆様の血税をいただき仕事をさせていただいている。1円たりとも無駄にしてはならず、町民の皆さんのためになるように心がけなければならない」と言われております。私も全く同感でありますが、限られた我が町の財源、予算の中で、やはり優先順位を決め、短期、中期、そして長期計画を策定し、町民福祉の向上を求め事業を推進することが第一と私は考えます。
  「住みたくなるまち日本一」の実現に向け、市制施行を踏まえた都市的機能の強化に向けて、LRTなどの新しい公共交通の整備に向けた調査研究を積極的に進められるとは言われております。私もこの件については大いに賛成でありますが、この事業についてはやはり仙台市の理解と仙台市、黒川4カ町村、大崎市を含めた広域的合意形成が必要と考えますが、今回の質問項目の公約にこれらの実現に向けて改めての町長の決意の内容を求めさせていただきたいと思います。
  また、町民バスの泉中央駅の乗り入れを1年以内に行うとの公約について、再度質問させていただきます。
  公約にうたわれております町民バスを泉中央駅へ乗り入れをすることについては、町民誰しもが望むところでありますが、路線運行されておる宮城交通にとっては事業経営の死活問題であり、1年以内に取り組める事業内容とは私は思いませんが、町民バスが1年以内に泉中央乗り入れできる妙案をお示し願いたいと思います。
  それから、先ほど来同僚議員にいろいろ答弁をされております。それを改めて拝聴した中で質問をさせていただきます。
  1つは、泉ケ丘からのひより台まで、平成14年調査報告書によりますと、これは6.7キロでありますけれども、224億円の投下であります。今、町長が答弁された中で、富山市のライトレールの一例を挙げていただきました。7.4キロであります。58億円。これは国費が55%という話もされました。先ほど同僚議員からもお話ししたとおり、この富山市のライトレールについては、既存の路線を帰属していただき、そしてそれに新しく新交通システムライトレールを敷いたということでありますから、やはり平成14年度の調査報告書とそれをリンクするわけにはなかなかいかないだろうなと私は思い、聞かせていただいておりました。その件についてもまだいろいろ議論はしていかなくてはならないと思いますけれども、やはりこの国交省関係からおおよそ50%の補助と今までずっと認識していたわけなんですけれども、これは国道の渋滞緩和に寄与するための国交省からの補助、そしてまた、県からの補助は4分の1、そして受益者負担が残りの4分の1というような認識を持ってずっと私は議論させていただいていたわけでありますけれども、国から55%の補助が得られるということは間違いないのかどうか、その辺を改めて質問をさせていただきたいと思います。
  それから、仙台市は、現在ライトレールの走行は想定していないということを、先ほど同僚議員もお話ししたとおり、河北新報に載っておりました。私もこの質問をすることによって、いろいろと仙台市の市議会議員等々と連絡をとり、その予算審議の内容をつぶさに聞かせていただいた一人でありますけれども、市長は「町長とお会いしたときには、まだ一切その問題には触れておりません」というような話でありました。ですから、まだ就任して間近なものでありますから、全て何からかにから皆行ってきてくれというような話はしておりませんけれども、これから十二分にその辺を仙台市の議会並びに仙台市そのものに理解を十二分に求めるようなやはり議論というか、相談をしていただければとこんなふうに思いますけれども、いかがでしょうか。
  それから、先ほど来、泉中央駅への町民バスの乗り入れについて、ノンストップシャトルバスを運行すればというようなそういった質問の内容で、それも一つの案かなというような町長さんお話をされました。しかし、私は宮城交通としてやはりその問題が一番大きな死活問題でありますから、もし例えばノンストップでシャトルバスを町として運行した場合に、今現在ずっと長い年月をかけて富谷町の交通の利便性のために宮城交通に路線をお願いしてきた経緯がずっとあるわけであります。それを全て廃止すると言われたら、その単なる泉中央駅へ要するに我々一番利便性の高いだろうなと思っているその町民バスを乗り入れることによって、全ての路線を廃止されたら、それこそ大変な問題になります。その辺のついての認識をどのように考えているか、お聞きをいたしたいと思っております。
  それから、もう一つでありますけれども、町民バスを宮城交通に委託し、そして改めて宮城交通に対しての経営の状況を鑑みた上で、その泉中央駅へ町民バスを乗り入れるというようなそういった提案をさせていただきますけれども、その点について町長はどのような考えを持ったのか、お尋ねをいたしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまのまず最初の1番目の今回公約に掲げたことにつきましての財政的な中長期計画が必要ではないかというご質問に対しましては、先ほど来も私も申し上げましたように、やはり実現していくためには全て何でもかんでもというふうにやっていくわけにはいきません。今、ただいま渡邊議員のお言葉にありましたように、私もやはりその血税は町民から預かっているお金でありまして、1円たりとも無駄にするわけにはいきません。その気持ちを胸に、執行していく上ではやはり効果的な財政運営を心がけていかなければいけないというふうに思います。なので、ある意味すぐにできること、それもすぐにできるのは、すぐに財政負担を伴わない、例えば今回の医療費18歳までの分に関しては交付金を利用するなど、一般会計から持ち出さないでやれる部分だったり、あとはこれから行っていく上においても、国からなり、県からの助成金なり、あとはそういうものも含めて最大限そういうことを鑑みながら、中長期の財政計画を早急に考えながら検討してつくり上げながら、公約実現に向けて努力をしていきたいということをまず申し上げさせていただきたいと思います。
  2つ目の泉中央駅の乗り入れの、2つ目が何でしたっけね。乗り入れの案につきましては、とりあえずまずはこれから1年以内にという部分に関しましては、まずやはり何度もこれまでもお話ししておりますように、宮城交通さんの理解がなければ、まずは進められないというところがありまして、それを早急に私は理解を求めながら、とにかく掲げた1年以内になるべく最大限努力をしてまいりたいというふうに思っております。
  あと3つ目の55%国費、ライトレールにおいての55%の補助金は確かかということにつきましては、先日国交省にお邪魔をして担当課のいろいろなレクチャーを、お話をいただいた中での資料の中に一応55%ということでの記載があったので、ただ、対象によっていろいろなこれからどういうシステムでどういう枠組みでつくっていくかによって若干変わる可能性もありますが、一応国交省の資料として55%ということは明記されておりましたことを申し上げさせていただきます。
  4番目の河北新報等、先日の報道によるところにおきましては、先ほど来申し上げましたように、やはり奥山市長におきましても、あと西澤議長とお話もさせていただきましたが、やはり慎重に、このライトレールについては仙台市としても慎重に取り扱わなければいけないという認識は私も理解しておりますので、これから進めていく上に当たっては、先ほど来渡邊議員さんからもお話があったように、仙台市及び仙台市議会含め、仙台市との支援体制というか、ご理解、協力を真っ先にいただけるように、さらに私自身努力をしていきたいというふうに思っておりますし、実現できると私は思っております。
  5つ目の泉中央のシャトルバスについては、あくまで先ほどの答弁につきましては、あらゆる交通体系を考える上で、町民のためになるのであれば、それは一つの考え方として検討する価値はあるかと思いますというふうに申し上げましたが、ただ、それを全てやはり宮城交通さん、先ほども申し上げましたように、公共交通を担っていただいている宮城交通さんとの関係を最優先しながら進めていかなければいけない事柄でありますので、その辺も含めた上で慎重に全体を考えていきたいというように思っております。
  最後の渡邊議員のお話にあります町民バスを宮城交通に委託してはという、その上で泉中央乗り入れというのは、大変現実的なご意見でありますので、私も大変これは有効な考え方だというふうに認識をさせていただいております。つきましては、この方向も宮城交通、それも宮城交通さんとの今後の協議において検討していく課題と、検討していく材料の一つと認識をさせていただいておりますので、積極的に含めながらこれから進めていきたいというように思っております。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) 町長、答弁漏れありますね。県、仙台市、黒川、大崎市との関係。
町長(若生裕俊君) それにつきましても、今回まずは仙台市との協力が真っ先に必要だというふうに認識しております。それを踏まえて全体の国交省なりの指導を受けながら、北部延伸等含めて黒川及び大崎との協力要請も同時進行で行っていく必要があると思います。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) 本日の会議は、都合により時間を延長して行います。
  16番渡邊俊一君。
16番(渡邊俊一君) それほど時間かかりませんので、もう少し我慢してください。
  1つは、今、町長答弁されていますけれども、中期・長期計画、それについては町長は、私は長期計画も町長の公約の中には入っているんじゃないかなと思って、その旨お聞きをするわけでありますけれども、その町長の公約、町民との約束であります17項目、これの年次計画について、やはり全体を見直さなければならないのではないかと。今後いろいろ議論はさせていただくつもりでいますけれども、その17項目全て4年間で完結するということであれば、富谷町の財政は間違いなく破綻します。ですから、確かにそういうような公約を掲げ、そして町民の理解を得たわけでありますけれども、その公約一つ一つ、やはり町民にとっては大変望むところの公約なわけであります。ですから、それを全く私は度外視しろとは言いません。度外視しろとは言いません。ですから、その中期的、長期的な観点に立って、やはりその年次計画の見直しを早急にやらなくてはならないのではないかと。そして、間違っていた部分については、やはり素直に町民に謝罪をする。そして、私の思いはこうなんですよということで、やはり町の将来の発展のためにどういうような構想を持っていくかということは物すごく大事になるかと思いますが、その点についてひとつ改めてお聞きをしたいというふうに思っております。
  それから、55%の国費、新交通システムであれ、地下鉄であれ、ライトレールであれ、そして先ほど改めて出てきた町長の答弁の中で、BRTというようなお話を聞かせていただきました。私はこのBRTについては、やはり黒川4カ町村でつくっている緑の未来、その会議の中でもそれも一つの案ではないかということで示させていただいた経緯もあります。ですから、そのあらゆる交通システムを取り入れた中で、我が町が一番いいような方法、そして我が町だけではだめなんです、これは。先ほど来申し上げてきましたように、やはり黒川4カ町村、今大衡にあのくらいの企業が張りついているわけであります。そして、この鉄道というものが東北本線は本来この地を通る予定でありましたけれども、それが何かの形で沿岸部に行ってしまった。古川も通っていないというような状況でありますから、やはり古川にとってもその地下鉄の延伸というものはかなり魅力なものがあろうかと思います。
  また、もう一つ、先ほどお話しした内容の答弁いただいておりませんでしたけれども、国交省の考えとしては、国道の渋滞緩和で補助金を提案してくるというような、提出するというような考え、私はずっと伺っておりました。ですから、それについては間違いないかどうか、その辺についてもしおわかりであれば答弁をお願いしたいと、こんなふうに思っています。
  それと、ライトレール、地下鉄でもライトレールでもBRTでも、それからモノレールもそれはいいんです。我が町の住民の交通の利便性が高まれば、定時性が認められれば、それはどの方法でもいいんです、はっきり言って。しかしながら、やはり宮城交通という路線を持っている部分が必ずそこにネックになってくるわけでありますから、今は町長は仙台市の協議が最優先だということでありますけれども、幾ら仙台市と協議してそれでよろしいですといっても、宮城交通がうんと言わなければ絶対通りませんよ、これは。ですから、宮城交通を大事にしながら、仙台市を大事にしながら、そして黒川4カ町村、そしてまた大崎市を大事にしながら、国と県と仙台市、そして黒川4カ町村、大崎市を含めた中での広域的な議論をもっともっと高めていただこうと私は思います。そのあたり、特に仙台市と宮城交通、それがうんと言わなければ、どんなことをしても富谷が単独で富谷だけを6.何キロ走らせたってどうにもならないわけでありますから、その辺を十二分に勘案した中でこれからのいろいろな議論を進めていただければと思いますが、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) まず、最初のご質問につきまして、確かに私も選挙で公約を掲げさせていただいた段階と、実際に町長として就任をさせていただいて財政状況を全てまだ、就任3週間なので全ての状況までまだ把握し切れておりませんが、予想以上に逼迫しているというそんな財政状況が余裕のあるものではないというのは、正直就任して改めて認識をさせていただいた部分もあるのも現実のところです。なので、ただいま渡邊議員がご提案いただいたように、改めて私が今回掲げさせていただいた公約につきましても、中長期的な見直しを含めて、これから長期総合計画の策定も行っていくわけなので、その部分を同時進行で掲げていく段階で公約に掲げた部分も中長期的なところで見直すべきところは見直しながら、その辺をご提案、そしてご説明させていただき、もし万が一おわびする部分があれば、それは町民に対しておわび申し上げながら進めていきたいというふうに思っております。
  あと、2つ目につきまして、これまでのいわゆる、やはり最後と関連しますけれども、やはり周辺、黒川を含め大崎市との協力もしっかりといただきながら、今回進めていきたいというふうに思っております。
  3つ目の国道の渋滞緩和についてという部分に関しましては、国交省の補助対象の部分に関しては、これは幾つかの今回鉄軌道を行うに当たって選択があるということを先ほど申し上げさせていただきましたが、その一つ一つ、3つぐらいの鉄軌道を実現するに当たってそれぞれに補助対象の要件等も変わってくるので、そこの渋滞緩和という部分まではちょっと確認、正確にしておりませんけれども、もしかしたらそういう要因もどこかの部分では入っているのかなというように思いますので、さらに確認をしていきたいというふうに思っております。
  最後の、4つ目の宮城交通さんと仙台市との同時進行、これはもう先ほどもしかしたら誤解を与えたとすれば申しわけありませんでした。あくまで宮城交通さんを軽視することではなくて、きちっとやはり宮城交通さんと仙台市さんと両方ご理解をいただくことが最前提だというふうに思っておりますので、同時にご理解とご協力いただくために全身全霊努力をしてまいりたいというふうに思っております。最終的にはその上で周辺、黒川郡内、大崎の協力も含め、広域的な自治体の支援、ご理解と協力、支援もいただきながら、このライトレールの実現に向けて努力をしていきたいというふうに思いますので、どうかこれからもご協力、議員の皆様方のご支援、ご指導、ご協力を賜ればというふうに思いますので、どうぞよろしくお願いします。
議長(浅野幹雄君) これをもちまして本日の一般質問を終わります。
  これで本日の日程は全て終了いたしました。
  本日はこれにて散会いたします。
  ご苦労さまでした。
     午後5時04分 散会

平成27年第1回定例会議事録(第3号)

平成27年3月5日(木曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 森栄君
  • 2番 齊藤秀行君
  • 3番 高橋正俊君
  • 4番 小泉光君
  • 5番 菅原福治君
  • 6番 出川博一君
  • 7番 長谷川る美君
  • 8番 三浦邦夫君
  • 9番 浅野直子君
  • 10番 安住稔幸君
  • 11番 小川昌義君
  • 12番 細谷禮二君
  • 13番 佐藤克彦君
  • 14番 山路清一君
  • 15番 磯前武君
  • 16番 渡邊俊一君
  • 17番 佐藤聖子君
  • 18番 永野久子君
  • 19番 相澤榮君
  • 20番 浅野幹雄君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 富谷町長 若生裕俊君
  • 企画部長兼企画部経営企画課長兼市制移行準備室長 荒谷敏君
  • 福祉部長 小野一郎君
  • 建設部長 鴇謙一君
  • 総務部総務課長 菅原俊司君
  • 総務部町民生活課長兼東向陽台出張所長兼富ケ丘出張所長兼あけの平出張所長兼日吉台出張所長兼清掃センター所長 亀郁雄君
  • 福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター所長兼保健福祉総合支援センター所長 安積春美君
  • 福祉部健康増進課長兼食と栄養推進室長 奥山育男君
  • 福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセンター子育てサロン所長 浅場悟君
  • 建設部都市整備課長 伊藤正君
  • 総務部総務課参事兼危機管理室長兼危機管理監 新田武君
  • 教育長 菅原義一君
  • 教育次長 及川芳彦君
  • 教育部長兼富谷中央公民館長兼富ケ丘公民館長兼東向陽台公民館長兼あけの平公民館長兼日吉台公民館長 小松巌君
  • 教育部学校教育課長 神田能成君
  • 教育部生涯学習課長兼総合運動公園所長兼民俗ギャラリー館長 阿部雄也君

事務局職員出席者

  • 事務局長 山田豊
  • 次長 富澤裕
  • 主幹 津久家直美

議事日程 第3号

平成27年3月5日(木曜日)  午前10時00分  開議

第 1 会議録署名議員の指名
第 2 一般質問(通告番号7番~11番)
一般質問 8番 三浦邦夫議員
1 町長のマニフェストに対しての財源を質問します
11番 小川昌義議員
1 敬老乗車券について問う
2 小型除雪機による通学路除雪について問う
3 世界最先端IT国家創造宣言と町民のための情報化を問う
9番 浅野直子議員
1 子育て支援について
2 緊急支援交付金の使い道について
3 防災の取り組みについて
17番 佐藤聖子議員
1 子ども医療費助成、待機児童など子育て支援について
2 4月から実施される新教育委員会制度について
7番 長谷川る美議員
1 4月から始まる「子ども・子育て支援新制度」への富谷町の取り組みを問う

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり 午前10時00分 開会


議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
  ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
  議事日程につきましてはお手元に配付のとおりです。


     日程第1 会議録署名議員の指名
議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
  会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、7番長谷川る美君、8番三浦邦夫君、9番浅野直子君の3名を指名いたします。


     日程第2 一般質問
議長(浅野幹雄君) 日程第2、一般質問を行います。
  通告順に発言を許します。8番三浦邦夫君。
8番(三浦邦夫君) 皆さん、おはようございます。失礼いたしました。
  通告に従いまして、私は、町長のマニフェストに対しての財源を質問いたします。
  最初に、17の選挙公約を掲げまして新町長にご就任いたしました若生裕俊町長、まことにおめでとうございます。
  さて、私は、このたび17の選挙区公約を1年以内から4年以内に実現達成させますと富谷町民に約束をして当選した町長が、選挙前にどのように準備し、前町長の2期8年の実績や厳しい富谷町の予算を研究し尽くし、「挑戦!新生とみや」「住みたくなるまち日本一」を目指しますと宣言したのかと実は不思議に思い、それでもきのうからの一般質問に町長がどのように答弁するか、楽しみでもありました。
  しかし、町長選に立候補し、首長としての公約を掲げる内容は、町民に責任を持って掲げる内容でなければならないはずなのに、第1日目の町長の答弁を聞いてみると、町民が一番関心を持っていたはずのライトレールに関しても、どのくらい仙台市に相談に行ったり、国土交通省に相談に行ったりして、公約どおり確実に1年以内にライトレールの具体的計画を策定しますと公約に掲げたのか、非常に疑問に感じました。当選して初めて国土交通省に相談に行ったり、仙台市に至っては2月27日の河北新報によると、仙台市議会、仙台市長に寝耳に水のライトレールだったりして、まさに行き当たりばったりの公約であったことが露呈されてしまいました。
  当選さえすればあとは何とかなる。こんなことで一国一城のトップに立つ人の公約はよいのでしょうか。少なくとも富谷町5万2,000人の町政をあずかるトップに立候補する人物であるならば、当然ながら公約に掲げた内容は達成可能な年月であり約束であるはずです。富谷町の平成26年度の当初予算が137億7,700万円であり、その予算の中で前町長たちが役場職員の皆様と熱心に討議し、熟慮断行して組んだ予算案は、まさに町民の血税を1円たりとも無駄にしない内容の濃いすばらしい予算案でありました。新町長が掲げた17の公約が万が一本当に1年から4年以内に実現可能であれば、我が町富谷町の予算は一気に破綻してしまうことは、火を見るより明らかであります。
  裕俊町長は、きのうの答弁の中で、「富谷町の財政は思ったより逼迫している。だから、すぐできるものはすぐやり、後は中長期的にやっていきたい」と話していました。何でしょうか。1年から4年以内に達成しますと、町民が飛びつきたくなるような17もの公約を掲げて当選した首長が、1カ月もしないうち、1年から4年以内は財源を含めて達成無理ですと話し始めるとは。これでは町長が掲げた選挙公約、いわゆるマニフェストはどのような場でどのような協議を経て新町長の判断のもとに有権者に示されたかは、甚だ疑問であると言わざるを得ません。実現不可能とも思われる項目を掲げながら、町長になれば1年から4年の間に全て実現できるという自信と確信はどこからきていたものでしょうか。
  去る23日の新町長から所信表明及び施政方針が述べられましたが、「住みたくなるまち日本一」の具体的ビジョン、新町長が描く町の将来像が余りにも不明瞭で、正直失望いたしました。17にも及ぶ公約についても、約束年内の実現に向けての意気込みを感じ取ることはできませんでした。
  例えば、1年以内に町民バスを泉中央駅まで延長して運行し、2年以内に敬老乗車券の利用を可能にするとありますが、現在運行している宮城交通のバス路線に、税金を投入して運行する町民バスの運行は宮城交通としては承認できない旨、前町長執行部より説明を受けていますが、新町長にはこれらを打開する秘策でもあるというのでしょうか。さらに、敬老乗車券による泉中央駅までの利用は、町の財政上優先度の高い施策でしょうか。仮に同じ額を予算計上するのであれば、高校に通学する交通費の負担を軽減する施策のほうが優先されるべきであります。
  町長は、町民バスの泉中央への乗り入れについて、法的制約、民間バス事業者における採算性など、十分な認識と見識を持った上での判断だったのでしょうか。また、敬老乗車券利用に係る経費の検討を踏まえて町長自身が判断したのでしょうか。現在の町の財政状況を考えれば、実施は困難であるとの判断をすべき施策と言わざるを得ません。
  17の施策の実現には膨大な額の財源が必要であることは、改めて論ずるまでもありません。限られた予算です。ない袖は振れません。もし、ない袖を振りたいのであれば、町長は具体的に明確に町民に説明する責任があります。
  それでは、今まで述べた論旨に基づき、8点の質問をいたします。
  1、町民バス、泉中央駅乗り入れ1年以内とありますが、宮城交通との関係はどうなっていますか。
  2、ライトレールの具体的計画策定1年以内とありますが、当然国土交通省との関係や宮城県知事との関係はどのようになっていますか。
  3、文化ホール・次世代型図書館建設に2年以内に取り組みますとのことですが、必要な財源はどのようになりますか。
  4、高校生まで医療費を完全無料化1年以内に実現しますとありますが、財源はいかがでしょうか。
  5、中学校の海外修学旅行を実現とあり、現状の費用との差額を町が助成とありますが、財源はどうなさいますか。
  6、敬老乗車券の利用を可能にします、2年以内となっていますが、財源はどうなさいますか。
  7、パークゴルフ場建設に2年以内に着手とありますが、場所はどの辺で経費はどのようになっていますか。
  8、公営墓地造成に着手しますとありますが、場所はどのあたりでしょうか。
  以上8点の質問です。いずれも膨大な財源が必要であると思われますが、どのように予算計上なさるのか、お話しいただければと思います。
  以上でございます。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの三浦議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  町長のマニフェストに対しての財源を質問しますに関連し、問い1、町民バス泉中央駅乗り入れ1年以内とありますが、宮城交通との関係についてお答え申し上げます。
  昨日までの議員への質問にお答えしているとおりでございます。町民バスの泉中央への乗り入れについては、宮城交通さんの理解と協力が必要であり、このことをしっかりと進めていくことで乗り入れが実現されることだと思っております。まずは宮城交通さんと良好な協議ができるような環境整備を進めていくために、青沼社長を訪問しご挨拶をさせていただいたことは申し上げておるとおりでございます。また、昨日までの議員各位からのご意見、ご提案もいただきましたので、そのようなことも参考に取り組んでまいりたいと存じます。これからの取り組みについては、議員の支援、町民の皆さんのご協力もいただきながら、宮城交通さんへ町民皆様の思いを伝えさせていただき、協議を進めていければと思っております。ぜひご協力をお願いいたします。
  2つ目、ライトレールの具体的計画策定1年以内とありますが、当然国土交通省との関係、宮城県知事との関係はどのようになっているかについて、お答え申し上げます。
  議員の申しているとおり、1町で到底実現できない取り組みの事業です。そのためには、郡内の協力はもとより、仙台市、宮城県、国との一体的な取り組みが必要になります。私は、就任早々の2月19日に上京し、各省庁へ就任のご挨拶を兼ねて国土交通省へも出向いてまいりました。その際に、国土交通省の関係者とライトレール整備に関する情報交換の場を設定していただき、富谷町の公共交通に関する現状などを話させていただき、整備に向けての支援を要請いたしました。国土交通省からは、昨年まで富山市副市長に出向され富山のライトレール整備に詳しい都市局交通施設課長さんや鉄道局戦略企画調整官、鉄道政策課長さんなど、数名の方々と整備促進に対する国の支援策であるLRTプロジェクトなどについて懇談をしてまいりました。
  また、宮城県知事との関係については、私は村井知事とは20年来の盟友としておつき合いをさせていただいております。就任早々の2月18日には県庁に出向き、村井知事、若生・三浦両副知事同席のもと、ライトレールの整備促進や私の公約達成へ支援、協力の要請などを行い、懇談をしてまいりました。
  今後は、国土交通省のご指導、ご支援をいただきながら、宮城県知事との信頼関係もこれまで以上に大切にしながら、関係機関とも強化を図り、積極的に取り組んでまいります。あわせて、富谷町公共交通グランドデザインなどの策定も進めてまいりたいと考えています。
  3点目、文化ホール・次世代型図書館建設に2年以内に取り組みますとのことですが、必要な財源はどのようになりますかについてお答えを申し上げます。
  図書館・文化ホールについては、複合型施設も考慮しながら、国の補助事業なども見きわめ、住民ニーズ調査などを踏まえ、場所や規模について今後検討してまいります。
  4点目、高校生まで医療費完全無料化1年以内に実現しますとありますが、財源はについてお答え申し上げます。
  平成27年度分に関しては、地域住民生活等緊急支援のための交付金が交付されることになったことに伴い、富谷町まち・ひと・しごと創生総合戦略推進本部において検討した結果、500万円を子ども医療費拡大事業に充てることとなっております。
  5番目、中学校の海外修学旅行を実現とあり、現状の費用との差額を町が助成するとありますが、財源はについてお答え申し上げます。
  森議員の質問でも答弁いたしましたが、改めて答弁いたします。
  中学校の海外旅行の実現につきましては、今後町民の皆さんが、保護者の皆様、学校関係者に意向をお聞きするなど、今後検討を進めてまいりたいと思います。
  6点目、敬老乗車券の利用を可能にします。2年以内となっていますが、財源はについてお答え申し上げます。
  敬老乗車券の導入につきましては、既に実施している仙台市の状況などさまざまな検討を具体的に行い、富谷町で実施できる敬老乗車券とはどういうものなのかを仙台市や宮城交通、国や県の関係機関との協議を早急に始めたいと思います。その中で、充当財源についても調査、協議を進めてまいります。
  7番目、パークゴルフ場建設に2年以内に着手とありますが、場所はどのあたりですかについてお答えを申し上げます。
  場所については、近隣市町村に立地されているパークゴルフ場を参考にしながら、富谷町内においての位置やアクセス方法、今後の発展性などを考慮し、総合的に判断し選定していきたいと考えます。また、民間企業との共同事業も視野に入れて検討してまいります。
  8番目、公営墓地造成に着手しますとありますが、場所はどのあたりですかについて答弁申し上げます。
  公約に4年以内を目標に公営墓地の造成に着手することを掲げました。これは町民の方々の切実な問題の一つと捉え、その必要性を十分に認識したためです。まず、現状を見ますと、町内には曹洞宗の寺院が7カ所、墓地にして計2,906区画あり、そのうちおおよそ640区画が利用可能区画数となっています。しかしながら、宗派の違いやさまざまな事情から、既存墓地にとらわれない新しいタイプの墓地の需要があることも理解しています。公営墓地の整備に当たっては、先例を十分に研究しつつ将来の墓地需要を把握した上で、財政状況を勘案しながら進めたいと考えます。場所の選定に当たっては、今後の基本設計の策定に委ねることとなりますので、その際、国の墓地計画標準や町の要綱などを十分にしんしゃくし、民地のほか町有地も視野に入れて多角的に検討を加え、目標期間内に着手できるよう努力してまいります。
  なお、公営墓地は地方自治法に基づく公の施設に該当し、したがって設置には条例の制定が必要となりますので、町民の皆様初め議会の理解をいただきながら進めてまいりたいと思います。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) これより三浦邦夫君の質問は一問一答により行います。
  8番三浦邦夫君。
8番(三浦邦夫君) きのう、同僚議員が何度も同じことを質問していますので、私は違う観点から聞きたいと思います。
  まず、町民バス泉中央駅乗り入れ1年以内にスタートさせますというふうに言っておりますが、この公約を実現可能と判断したのはいつの時期でしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 今回、選挙の公約をいろいろ策定している中で、近隣の自治体でも実現できるという状況の中で富谷町も実現できるという見通しで公約に掲げさせていただきました。
議長(浅野幹雄君) 8番三浦邦夫君。
8番(三浦邦夫君) 要するに私が聞きたいのは、公約に掲げるという以上は、首長でございますから、当然実現可能な時期、1年以内と言ったら1年以内、それから2年かかるなら2年というのは、町民に直接かかわってくるわけですよ。町民は、今度の首長さんの公約というのはこういう1年以内に例えばライトレールみたいなのを含めてですが、実現するのであればという気持ちが当然あると思うんですが、その辺のところ、公約に掲げる以上は、当然ながら間違いなく1年以内に実現できると確信したからだと思うんですが、その辺のところも確信した期日をお聞きしたいということでございます。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 確信した期日というのは、済みませんけれども、ちょっと質問の趣旨がよくわからないですね。
議長(浅野幹雄君) 確認……。失礼。その辺はっきりと質問してください。8番三浦邦夫君。
8番(三浦邦夫君) 公約として掲げるのに、これは絶対自分で考えていいと、1年以内に実現できるはずだというふうな意味での確信したという時期はいつでしょうかということをお聞きしたいんです。
議長(浅野幹雄君) できるという確信だそうです。若生町長。
町長(若生裕俊君) 先ほど申し上げたとおり、この今回選挙に向けて公約を考えて最終的に決断した日にちで、その日にちまではちょっと覚えておりませんが、私は全て今回公約に掲げたものについては、全て今でも実現できるという思いでこの町政に当たっていきたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 8番三浦邦夫君。
8番(三浦邦夫君) それでは、ライトレールを確実に具体的に計画策定1年以内と確信したのはいつの時期かということで、その辺をお聞きしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) それについても先ほど同様、今回の公約を考えて最終的に公約として決めた時点でありまして、日時までは現在覚えておりません。
議長(浅野幹雄君) 8番三浦邦夫君。
8番(三浦邦夫君) 2月16日の村井嘉浩県知事によると、「定例記者会見で農協改革案などを話した後、8日投開票の富谷町長選で初当選した若生裕俊町長が、公約に掲げた仙台市地下鉄南北線の延長に関しても言及」、河北の記事持ってきていますが、後でもしあれでしたら。村井知事は、「課題は財源。国や周辺の自治体全てにかかわる問題で、住民理解も必要だ。町から話があればよく内容を考えたい」と語ったという記事が翌日2月17日の河北の宮城版に載っています。これは、それまで知事に対して町長が内容を話していないということだと思うんですが、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 公約に掲げている、公約に掲げる際に、全て国や知事や市長に候補者が候補者の段階で内諾をとるということそのものが、私は正直聞いたことがないんですけれども、私自身、これは選挙に立候補するに当たって、こういうことをやりたいということを思いを持って私は立候補したわけでありまして、そのことに対して町民の方々が期待をして投票をしていただいたと私は思っております。それに向けて私は就任以来、すぐさまやれることから今全力で努力をしております。それが実現できなかったときに、それは私として説明責任があると思います。ただ、今、私はそれに向けて全て17項目実現できるという思いで就任早々から一生懸命頑張っております。(「そうだ」の声あり)
議長(浅野幹雄君) 8番三浦邦夫君。
8番(三浦邦夫君) また、2月27日の同じく河北の記事、これは仙台市議会のことで、前に同僚議員も話しておりますが、「富谷町長の公約めぐり質疑」と大きく見出しがあり、「近く延長実現できるのか」とあります。これ一体何なんでしょうか、お聞きしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 首長の発言というのは大変重い発言があります。議会での答弁というのは私も大変認識しておりますし、市長においても、知事においても、議場で質問に簡単に発言できるものではないというふうに思っておりますので、その辺は慎重に発言せざるを得ないと思いますし、私が今回これまでも答弁させていただいているように、ご挨拶にこの間は訪問させていただいて今後の協力の要請をお願いしてまいりましたという前提でお話をさせていただいております。この後の詳細につきましては、事務的な事務レベルの協議も進めて、今後展開をしていくというお話で説明をしているとおりでありまして、それを踏まえてその一部の報道がこうあったからということで何もしていないのではないかとか、実現できないのではないかとかということにつながるものではないというふうに私は認識しております。
議長(浅野幹雄君) 8番三浦邦夫君。
8番(三浦邦夫君) 2月27日の河北の記事、このまま読ませていただきます。「地下鉄延長できるのか」と大きな見出しで出ているんですが、「仙台市議会2月定例会の予算等審査特別委員会で、26日、市地下鉄南北線泉中央駅(泉区)から富谷町までのライトレール(次世代型路面電車)設置を掲げて当選した若生裕俊町長の公約をめぐる質疑があった」、仙台市議会内でです。「降って湧いたような話に加え、いまだ町から相談はなく、市側は困惑した答弁が目立った。木村勝好氏(市民フォーラム仙台)が質問した。『構想実現には市内でも線路敷設が必要になり、費用を負担する可能性が出てくる』。小島博仁都市整備局長は、『町が事業主体や費用負担などをどう考えているのかを知りたい』と述べたと。木村氏が『町から話は聞くが、協力できない場合は協力できないというスタンスか』とただすと、小島局長は『議員と同じ考えだ』と同調した。奥山恵美子市長は、『まずは町が議論する問題だが、我々はライトレールが市内で走行することを想定していない。きちんと研究し、知見を蓄える必要がある』ともしもに備える考えを示した」と、こういう記事でございます。
  富谷議会でまだそういう話もしていないところで、仙台市の議会のほうがこういう話し合いをしていて、それが河北新報に載っていると、こういうことみたいですが、市長の見解をお願いします。町長の見解をお願いします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 先ほども申し上げましたように、首長なり、いわゆる議場での発言に対しては、大変責任のある発言であります。そういう意味では、慎重に発言せざるを得ないと思いますし、もし、あと先ほども申し上げましたように、実務的に具体的な相談は仙台市も議会中でありますので、議会終了後ということでお話をしてきましたということは、これまでも説明しているとおりですので、それがいわゆる報道にその議会の答弁のやりとりの中でそういうように仙台市の議会の中ではやりとりがあったかと思いますけれども、それと今回私が趣旨説明をしているものと違うものではないと思っております。
議長(浅野幹雄君) 8番三浦邦夫君。
8番(三浦邦夫君) 私が話をしたいのは、富谷町の議会の中でまだ相談も何もこのように話も何もしていない中で、仙台市でそういうことが出ているということは、仙台市のほうにやはりそういう話題が出るということの、例えば当選したすぐにでも行ってこういうことでライトレールの話をしましたというようなことを相談したり話したりするのは当然じゃないかと思いまして、今質問しているんです。見解をお願いします。
議長(浅野幹雄君) ライトレールについて仙台市に相談したかということですが、している。していましたか。再度答弁です。若生町長。
町長(若生裕俊君) 何度も話しているように、仙台市は私が就任してもうその時期、もう仙台市は議会中に入っていたものですから、大変忙しい日程の中で、特に事務レベルの人たちはもう議会前、議会対応で忙しいですし、市長の日程すら実はとるのが大変な状況な中で、とにかくでも就任ご挨拶ということで何とか日程をとっていただくのが限界でした。その限られた中では、もうとりあえず就任のご挨拶と、あとは今後公約実現に向けてということで、ご指導、ご支援をお願いしますということで、具体的なことにつきましては先ほど来ずっと申し上げましたように、議会が終わってから慎重に進めていきたいということでお話をさせていただいたということです。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) 8番三浦邦夫君。
8番(三浦邦夫君) 話題をかえます。パークゴルフ、きのう同僚議員の質問に対して、18ホールというようなお話がありましたけれども、失礼でございますが、町長はパークゴルフというのはおやりになったことはあるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 質問ですね。(「はい」の声あり)若生町長。
町長(若生裕俊君) 一度だけやったことがあります。
議長(浅野幹雄君) 8番三浦邦夫君。
8番(三浦邦夫君) 最長に長いといったのは何メートルだかご存じですか。
議長(浅野幹雄君) ホールによって皆違いますしね、コースによっても違いますし。若生町長。
町長(若生裕俊君) 私が思う認識では、各コースによって距離もいろいろ違うということでの認識ですので、最長どのぐらいかというのは日本全体のコースを全て把握しているわけでもないですし、私もそのパークゴルフの愛好家というわけにもいきませんので、その辺までの認識はありません。
議長(浅野幹雄君) 8番三浦邦夫君。
8番(三浦邦夫君) どうしてこんなことを質問したかというと、きのう18ホールと、最初のコースは18ホールという町長のお話だったんですが、パークゴルフ協会では最長は100メートルなんです。ということは、100メートルで最長、全部を含めたコースで500メートル以内と決まっているんですよ。コースそのものが。ということは、なぜそんなことを聞いたかというと、1,300人の趣意書が上がったということはご存じだと思うんですが、ということは富谷町の町民の中で1,300人以上パークゴルフをしたいという方々がいらっしゃいます。その中で、18ホールの中にその一番短い距離は30メートルぐらいのところなんですよ。あっという間に終わっちゃうわけですよ、18ホールというのは。ということで、やったとたん終わりですかということをお聞きしたということで、そのぐらいそのパークゴルフ場建設というのは、それなりにやはり考えた上で発していかないといけないということじゃないかなと思ったので質問しました。もう一回、ですからパークゴルフ場をどのように、失礼しました。パークゴルフ場をどのようにお考えか、お聞きします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) これまでも答弁申し上げているように、限られた財源の中で、先ほど来議員のお話にもありましたように、その財政圧迫してまで夢物語を全部やっていくわけにはいかないと思いますので、それはやはり限られた財源を有効的に活用しながら、その予算に合わせて面積的な土地利用を含めて最大限可能な範囲で、私はただ、一番大事なこと、大切なことは、今町民の方でパークゴルフ場を富谷町内につくっていただきたいという、私署名の、1,300人の署名のことについてはまだ直接手元にないので持っていませんけれども、少なくとも多くの人たちが富谷町にパークゴルフ場をつくってほしいという声があるのは事実だったものですから、事実と私は認識しているので、実現に向けて実施をしますということで公約に掲げましたし、実際にその実現に向けてこれから努力をしていきたいと思っています。
議長(浅野幹雄君) 8番三浦邦夫君。
8番(三浦邦夫君) そうすると、18ホールではいかに足りないかというか、あっという間で、その1,300人が一度に押し寄せることはないと思うんですが、かなりの多い人数が押し寄せる可能性は高いと思います。ですから、そういう意味において、パークゴルフ場建設というときにはその辺のところを十分考慮してやってほしいと思うんですが、見解をお願いします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ぜひ建設に向けてこれから進めていきたいと思いますので、ぜひそういった機会に三浦議員初め議員の皆様方のアドバイスやご意見を賜りながら、より最大限皆さんに喜ばれるパークゴルフ場実現に向けて努力していきたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 8番三浦邦夫君。
8番(三浦邦夫君) 富谷町の英語教育は大丈夫ですかというようなところから、突然中学校の海外修学旅行実現ということの、現状の費用との差額を町が助成するとありますが、きのうも同僚議員が聞いていますので、どのぐらいの費用がかかるか、町長の試算でお願いします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 私はこのグローバル教育の海外修学旅行については、きのうも若干お話をさせていただきましたが、やはり子供たちにとって、いかに海外において、特に英語圏に早くに行くことによって、体験することによって、英語に対する、語学に対する関心を高めるというきっかけになるということを認識をしております。そういう意味では、現在私立の中学校ではほとんどが海外の修学旅行化が進んでいるわけでありますが、公立の中でもやはりかつて、ずっと今でも中学校の修学旅行は東京にという形になっています。でも、この東京に修学旅行、内容は変わってきているんですけれども、やはり昔、東京に行くことが大変な時代から、いまだに東京はかなり時代も変わって身近に行ける環境にあるかなというふうに思えば、やはり全員ではないです。ただ、やはりそれは選択する必要もありますし、これから皆さんのご意見もいただきたいというふうに思いますが、私の思いとすれば、やはり早い段階でそういう英語圏にみずから足を運ぶ機会によって、修学旅行という機会によって、その体験によってその子供たちが語学に関心を持つきっかけにしたいというふうに思って、今回公立の中学校においても海外への修学旅行を実現したいというふうに公約に掲げさせていただきました。
  費用につきましては、現在5万数千円の負担をご父兄からされているというふうにお伺いしていたものですから、5万数千円と考えれば、今我々、よく新聞の広告、旅行の広告なんかを見ると、かなり今身近な近い英語圏の国であれば、5万もかからないで行けるツアーもかなり目にするものですから、さほど私は上乗せしない金額で、同等金額ぐらいで私は行けるのではないかというふうに認識をしております。
議長(浅野幹雄君) 8番三浦邦夫君。
8番(三浦邦夫君) 5万というのは、国内の修学旅行に行っているところのきのうのお話で伺っています。海外に行くには15万から20万ぐらいと、差額とその人数とのバランスがあると思うんですが、その辺の、先ほどから町政が非常に逼迫しているというお話を伺いながら、その辺のところはそういうふうに決断してよろしいんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) きのうの答弁で申し上げましたように、その参考として出した15万から30万というのは、国が選定されていない上での前提、額でありまして、それは近い、航空料金の近い国を選定すれば、それほどの金額はかからないということで先ほどの答弁になっております。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) 8番三浦邦夫君。
8番(三浦邦夫君) 町長の掲げた公約の中で、富谷の英語教育大丈夫ですかと。現状はALT、外国語指導助手が若干名在籍するのみですということなんですね。そこから突然、グローバル化ということもあって、中学校の海外の修学旅行を実現します。私自身は高校生もなかなか一般の公立の高校生は行っていないところが多いんじゃないかと思うんですが、その辺のその中学生を英語の教育のためにということだけで、一気にそこに行くというのは、何か突拍子もないようなお話だというふうに伺うんですが、ALTをふやすとか何か、そういうことの考えはないでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 私が先ほど今回、修学旅行の海外ということを公約に掲げさせていただいた思いについては、先ほど申し上げましたとおり、なるべく早い段階でやはり海外に行って、特に英語圏に行くことによって、語学に関心を持つきっかけに私はなると思っております。それが、じゃ現在それはそれぞれ家庭の状況や経済的なものも含めて、あとはその経済的に余裕があっても、やはり家庭で行くとなると、親御さんがついていかなければ実現はなかなかそういう機会って難しいわけですよね。そういう意味では、中学校の修学旅行という形であれば、ある意味誰もが義務教育の段階で行くチャンスになるわけですから、私はより早い段階でそういう機会を得ることが大きなきっかけになるということで、今回提案をさせていただきました。
  ただ、それはやはり今の国際情勢なんかを踏まえて不安に思う親御さんもたくさんいると思いますので、それは決して強制ではない、あるべきではないと思いますし、それは具体的なところはこれから親御さん含め、現場の教員の先生方、または関係機関のご意見を聞きながら実現していきたいと思いますが、私が今回掲げた理由につきましては、先ほど来申し上げているとおり、なるべく早い段階で英語圏に足を運ぶということが語学に関心を持つ、関心を持つことから、私はその教育に対して意欲を持つきっかけにもなるというふうに思っておりますので、先ほど来、そのほかいろいろないわゆる増員等含めて、そういう環境につきましては、それは否定するものでもないですし、可能な限り、それだけが全て、修学旅行海外に連れていくことだけがグローバル教育とは私は思っていませんので、あらゆる可能なことは取り入れていきたいと思いますので、どうぞこれからも遠慮なくご意見いただければというふうに思います。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) 8番三浦邦夫君。
8番(三浦邦夫君) 私はその修学旅行への差額を援助するというそういう非常に大きなお金がかかると思うんですが、その辺のところを考えれば、ALTをふやすとかというようなことをまず最初に町長がお考えになって、富谷町の英語教育をしっかりさせるという方向のほうが正しい考え方じゃないかと思うんですが、もう一回見解を聞きます。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。もとい、教育長。
教育長(菅原義一君) ALT、中学校の英語指導助手に関しては、現在4名で町内の英語活動を担っていますが、来年度小学校が1校開校するということを踏まえまして、1名増員の方向で今回は予算措置を施しております。ですから、ALTの体制についてはそのような措置をとったということです。
  それから、修学旅行に対しては、町長が答弁しているとおりではございますが、いわゆるグローバル社会時代を生き抜く、次代を担う子供たちの育成ということに関連するわけでございまして、修学旅行は当然教育活動でございます。ですから、そういう時代の要請等を踏まえ、これから幅広くいろんなところで意見を聞きながら、実現に向けて進めてはいきますけれども、修学旅行自体を見直す大変いい機会にはなったというふうに私らも捉えてございます。今後ともいろんな意見を聞きながら、あわせて前に進めていきたいというふうに思います。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 先ほど来何度も申し上げているように、三浦議員に差額について、差額についてというお話がありますが、差額については先ほど来申し上げているように、現在の5万数千円ご負担いただいている金額にほぼ同額で行ける国、近隣の国であれば、私は実現可能だというふうに認識しているということを何度も申し上げておりますので、ご認識をお願いいたします。(「以上です」の声あり)


議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) 改めましておはようございます。
  あすは、二十四節気第3の啓蟄、「啓」は開く、「蟄」は冬ごもりの虫がはい出るという意味の季語で、これから暖かくなり心も豊かになる季節に入るという意味だそうです。
  若生裕俊町長は、2月8日執行の富谷町町長選挙において、前町長に1,000票以上の差をもって当選しました。おめでとうございます。公約についても、これから啓蟄のごとく一つ一つ確実に実行し、春を迎えるものと思っています。
  いずれにしても、多くの町民の皆さんが若生裕俊町長の施策を評価したものであり、責任の重さがあると思います。「町民の皆さんと心が通うために、そして町民皆さんの声が届く町政の実現に向けて(仮称)わくわく町民会議を開催してまいります」と表明された点こそ、今後の町政運営に欠かせないし、大いに期待するものです。
  昨日から公約について同僚議員が一般質問を行っていますが、私は3問12件の質問を行います。
  その中で、敬老乗車券について質問を行います。町長の施策方針の中で、以下のように述べています。「高齢者の皆さんから要望の高い敬老乗車券の導入につきましては、既に実施している仙台市の状況など、さまざまな検討を具体的に行い、富谷町で実施できる敬老乗車券とはどういうものかを仙台市や宮城交通、国、県の関係機関と協議を早急に始めたいと思います。この件につきましては、町民の皆さんのご意見をお伺いしたいと考えております」と発言しています。この件については、私が議員になってからでも六、七人の議員から10件の一般質問があり、1年に1回以上の質問があったことになります。これに対して、前回の議会では、財政を理由に全く実施する意志がありませんでした。今回の施政方針の内容は大変前向きであり、高く評価します。
  この施策は、高齢者への敬老的意味合いと社会参加と地域社会においての活動を意欲的に行い、自己実現を図ることを目的としていると思います。仙台市でも、高齢化人口の増加とこの制度に要する財政負担の増加が問題となっており、このことは敬老乗車証の制度を実施している自治体の共通の問題となっています。その意味では、名称を含め町民の理解を得ながら、敬老、社会参加支援、外出支援、後期高齢者対策を目的に、高齢化社会に対する対策の一つとして位置づけ検討すべきと考え、以下のことについて質問をいたします。
  1、富谷町で実施している敬老乗車券と表明していますが、公約では2年以内としていますけれども、具体的に示すことができるのであれば導入時期はいつと考えていますか。
  2、「町民の皆さんのご意見もお伺いしたいと考えています」と施政方針では表明していますが、具体的にいつごろから実施するのか、また、その際名称などについても検討すべきと思いますが、どのような考えでいますか。
  次に、小型除雪機による通学路除雪について問う。
  昨年の2月のような大雪は今のところありませんが、今年1月30日から降った雪で、道路、歩道の除融雪が行われました。昨年導入した投雪式・ハンドガイド型除雪機6台を使用して通学路の除雪を行ったようですが、成果はどのようなものでしたでしょうか。初めての導入実施ということである程度期待していましたが、私が全町を見たわけではありませんが、見た限りでは通学路の除雪が行われたとは思えませんでしたが、どこの場所の歩道の除雪を行ったのでしょうか。はっきりとした部分が不明な部分があります。
  昨年までの通学路の除雪は、各町内会との協力で行ってきたと思います。全てを行政だけで実施するとは思っていません。しかし、除雪機導入した今回の評価と反省点はどのようになっているんでしょうか。全国的にも除雪に対する自助・共助が言われており、小型除雪機購入に対する補助金などが行われています。特に注目する点は、各町内会やNPO団体などに除雪機購入補助金制度を導入をしている自治体もあります。今後に向けての対応が望まれますので、以下、質問をいたします。
  1、投雪式・ハンドガイド型除雪機6台の今年の出動状況はどのようになっていますか。出動日、出動時間を校区ごとに明らかにしてください。
  2、通学路の除雪距離は、通学路の全体の何パーセントになっていますか。
  3、委託している除雪の基本的考えはどのようになっていますか。
  4、通学路の除雪を委託事業としていますが、委託している除雪距離が短く、他の部分の対応をどのように考えていますか、具体的に示してください。
  5、明石台小学校が新設されますが、対応をどのように考えていますか。
  3問目です。世界最先端IT国家創造宣言と町民のための情報化を問う。
  町長の施政方針の中で、情報化についての項目は極めて少なかったと思います。政府も既に平成25年6月14日に世界最先端IT国家創造宣言を閣議決定していることはご存じのことでしょうが、情報化政策は最も身近なところにあります。今は私たちの日常生活の中でマイコンが入っていないものはないと思います。町民生活の安心・安全なまちづくりには切っても切り離せないと言っても過言ではありません。
  それと同じく、役場の仕事においても同様なことが言えると思います。本町でも今年度の事業において、介護保険制度の改正を初め、市制に向けた作業環境の整備、社会保障とマイナンバー制度への改修などの作業があり、IT国家創造宣言を軸とした本町の情報化についての考え方を明らかにすべきではなかったでしょうか。
  情報化によって職場の環境が大きく変わり、作業の簡素化が進みましたが、行政事務は単純な機械化とは違い、多岐にわたり複雑な面があり、そのために改修作業も複雑化し、難しい作業となっていることは承知していますが、このことをこのまま放置しておいていいとは言えないと思います。そのために専門的な知識が必要となりますし、そのことができるような職場環境をつくっていかなければならないと思います。
  本町での情報化の改修経費は、毎年支出が続いています。全国的に見ると、平成27年度、本年度をピークに市場規模が縮小するという調査結果もあります。これは、自治体クラウドに移行することによることと言われています。規模の小さな自治体ほど自治体クラウドが成果を上げていると言われています。この改修経費削減を含め、町民生活向上に役立てる施策が望まれます。平成27年2月21日の河北新報にも、仙台オープンデータ開始、証明書コンビニ交付との記事が記載されました。これは、GISを含めた創造宣言の内容の具体化であると思います。これと同じように、他市町村でも具体的に進んでいるのが散見されます。
  本町も情報化の先進地となるための施策が望まれ、それには職員の積極的な教育が必要と考えます。今現在教育に経費がかかったとしても、それはすぐに成果があらわれないと思いますが、必ずや町民の安心・安全な生活のために役立つときが来ることは間違いありません。そのための専担組織対応が早急に望まれます。昨日の同僚議員の質問にもあるとおり、情報を早く公開できる体制こそが望まれます。以下について質問いたします。
  1、世界最先端IT国家創造宣言の内容の中で、本町での実施すべき重点項目を挙げてください。
  2、柱の1つに人材育成・教育が挙げられていますが、中でも職員の人材育成と教育が町民生活向上につながるものであり、将来を担う人材育成のための高度な教育が必要と考えていますが、実施計画を立てる考えはありませんか。
  3、IT国家創造宣言では、学校教育についても記していますが、具体的考えを示してください。
  4、平成27年度情報化に関する経費削減策はどのようになっていますか。
  5、平成27年度での町独自の新たな情報化事業はありますか。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) この際、午前11時5分まで休憩をいたします。
     午前10時55分 休憩


     午前11時05分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの小川議員のご質問にお答えをさせていただきます。
  まず、初めに、1番目の敬老乗車券について関連し、まず1つ目、富谷町で実施できる敬老乗車券と表明していますが、公約では2年以内としていますが、具体的に示すことができるのであれば導入時期はいつごろと考えているかについてお答え申し上げます。
  敬老乗車券の導入につきましては、これまでも申し上げましたとおり、既に実施している仙台市の状況など、さまざまな検討を具体的に行い、富谷町で実施できる敬老乗車券とはどういうものなのかを仙台市や宮城交通、国や県の関係機関と協議を早急に始めたいと思います。その上で、導入時期も検討してまいります。
  2つ目の「町民の皆様のご意見もお伺いしたいと考えていますと施政方針では表明されていますが、具体的にいつごろから実施するか。また、その際名称等についても検討すべきと思いますが、どのように考えていますか」についてお答え申し上げます。
  町民の皆様方からご意見を伺う時期につきましては、関係機関との協議状況を踏まえ、具体的に詰めていきたいと考えております。名称につきましても、検討をしてまいりたいと思っております。
  2つ目の小型除雪機による通学路除雪について問うについて、関連してお答えを申し上げます。
  まず、1つ目、投雪式・ハンドガイド型除雪機6台のことしの出動状況はどのようになっていますか。出動日、出動時間を校区ごとに明らかにしてくださいについて、この冬これまでに実施した歩道除雪は1回であり、1月30日の雪による積雪がおおむね20センチを超えたため、翌日の1月31日に歩道除雪対象区間の全区画において除雪を実施いたしました。なお、当日の雪は重く湿っていたため、完全に除雪するには同じ区間を往復しなければならなかったため、除雪延長は除雪対象区間延長のほぼ2倍となっています。
  2つ目の通学路の除雪距離は通学路の全体の何パーセントになっていますかについて、小学校が通学路に指定している道路の延長は約42.3キロであり、小学校の通学路内で除雪対象区間となっている通路の延長は約8.1キロですので、通学路に対する除雪指定区間の割合は約19.1%となります。
  問い3の委託している除雪の基本的考え方はどのようになっていますかについてお答え申し上げます。
  歩道の除雪については、小学校の通学路の中で民家や事務所などがなく、門前除雪のご協力が得られない区間については実施することを基本としています。歩道の除雪作業は、歩道の積雪量がおおむね20センチを超えた場合に実施することとしており、基本的には役場職員が積雪量を確認し、委託業者に除雪開始の指示を出すことで開始します。歩道の除雪作業は、安全性を考慮して2人体制で、午前8時から午後5時までの日中に行うことを基本としています。例外として、夜間に積雪量が20センチを超えるという予報が出た場合には、前日に指示を出して午前6時から除雪作業を開始する場合があります。
  問い4の通学路の除雪を委託事業としていますが、委託している除雪距離が短く、ほかの部分の対応をどのように考えていますか、具体的に示してくださいについてお答え申し上げます。
  通学路となっている歩道の除雪については、沿道の皆様に門前除雪のご協力をいただくことで成り立っております。そのような中で、民家や事務所などがなく、門前除雪のご協力が得られない区間については、町が除雪を行うこととしております。1月31日の除雪では、除雪の平均速度が1時間当たり0.9キロであったことを考えると、1台の除雪機が1日で除雪できる延長は4キロから5キロが限界だと思われます。雪質や積雪量によっては、同じルートを往復しなければならないこともあるため、除雪対象区間延長としては2.5キロ程度が除雪機1台で担当できる延長だと思われます。来年度は、これらのことを参考に除雪区間を設定したいと考えております。
  問い5の明石台小学校が新設されますが、対応をどのように考えていますかについてお答え申し上げます。
  明石台小学校の歩道除雪のルートについては、来年度の除雪開始までに決定することとしております。明石台小学校の開校に伴い、東向陽台小学校の通学路も見直されますので、それぞれの通学路において歩道除雪を実施する必要のある区間を精査し、実施に向けた準備を整えたいと考えております。特に、明石台小学校区については、小学校前から東に延びる道路、小学校前から明石台八丁目約900メートル区間と、明石台五丁目東側の七北田西成田線、明石台公園前交差点からミニストップ前約400メートル区間について指定が必要になると考えております。
  3点目、世界最先端IT国家創造宣言と町民のための情報化を問うについて、関連したご質問にお答えをさせていただきます。
  まず、1番目、問い1、世界最先端IT国家創造宣言の内容の中で、本町での実施すべき重点項目を挙げてくださいについてお答え申し上げます。
  町で実施すべき重点項目としては、公共サービスがワンストップで誰でもどこでもいつでも受けられる社会の実現が取り組むべき課題と考えています。さらには、革新的な新産業、新サービスの創出と全産業の成長を促進する社会の実現の一環として、公共データの民間開放の推進を検討してまいります。
  問い2、柱の1つに人材育成・教育が挙げられていますが、中でも職員の人材育成と教育が町民生活向上につながるものであり、将来を担う人材育成のための高度な教育が必要と考えていますが、実施計画を立てる考えがありますかについてお答えを申し上げます。
  人材育成の重要性を認識した上で、世界最先端IT国家創造宣言で述べられている創造的IT人材育成方針に基づき、実施計画の必要性についても検討してまいりたいと思います。
  問い3、IT国家創造宣言では、学校教育についても記していますが、具体的考えを示してくださいについてお答えを申し上げます。
  学校教育における情報教育につきましては、学習指導要綱に沿って指導しております。また、環境整備につきましては、文部科学省によります学校におけるICT環境を参考に整備を図っております。世界最先端IT国家創造宣言につきましては、閣議決定の段階ですので、今後具体的に示されることになりましたら、さらに検討してまいります。
  問い4の平成27年度の情報化に関する経費削減策はどのようになっていますかについてお答え申し上げます。
  平成27年度については、福祉システムをデータセンターに新規構築することや、外部メールシステムをクラウド環境にて行えるよう更新を行い、導入コスト、ランニングコストの圧縮を図ってまいります。また、前年度同様に、安価なリサイクルトナーの普及に取り組んでまいります。
  問い6、平成27年度で町独自の新たな情報化事業がありますかについてお答え申し上げます。
  平成27年度の事業として、市制移行に伴う県からの移譲事務に対応するため、福祉システムの構築を行います。システム内容は、生活保護システム、障害者システム、児童扶養手当システムとなっております。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) これより小川昌義君の質問は一問一答により行います。
  11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) それでは、再質問させていただきたいというふうに思います。
  まず、この質問で多くの議員が財政的な問題について発言をしているわけですが、財政のことについて若干質問したいんですが、財政課長はきょうは不在なんですが、どのようなことでこのようになっているのか、ちょっと前段の質問でお答えいただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 大変申しわけありませんでした。必要であれば、すぐに呼んで対応させたいと思います。
議長(浅野幹雄君) この際、暫時休憩をいたします。
     午前11時15分 休憩


     午前11時16分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) それでは、小型除雪機についてですけれども、各校区とも非常に距離にすると約全体にすると19%ぐらいという、19.1%と非常に私が最初に想像していたよりはるかに少ない除雪になっているわけですが、この辺の除雪に対する再検討というんですか、こういうものに対してはどのように考えているのか、質問したいと思います。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 今年度の除雪を一度実施したわけですけれども、その辺の実施状況、それからどの程度実際除雪が行えるのか、その辺を踏まえまして来年度につきましてはもう少し路線を延ばすような方向で見直しを実施したいというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) 具体的にこの各校区とも距離からすると大した距離を除雪していないということと、それから要するに空き地のところだけしか除雪しないという状況なんですが、これでは実際に歩道が結構広い場所なんかもありますので、こういったところの検討というものも必要だと思うんですが、その辺はいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 使用しております除雪機が小型なもので、できる延長というのも限られております。除雪しなければならない延長と、それとそのためにかけることのできる時間というのも限られておりますので、どうしても延長は限られてくるというそういった中で、どうしても門前除雪とかを行うことのできない場所について優先的にやはり実施していく必要があるのではないかというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 済みません。先ほど私の答弁の中で答弁漏れがありましたので、よろしいでしょうか。
  先ほど小川議員の、今のただいまの除雪機に関連している項目の問い1の中で、具体的にその出動日までは申し上げたんですけれども、出動時間について答弁漏れがありましたので、おわび申し上げながら、改めて追加でご説明させていただきます。1月31日の出動のみでありますが、校区につきましては、富谷小学校区が午前10時から午後3時30分にかけて、あけの平小学校区が午前11時から午後4時半にかけて、富ケ丘小学校区が午後2時30分から午後4時30分にかけて、成田小学校区が午前11時30分から午後2時30分にかけて、日吉台小学校区が午前10時20分から午前12時にかけて、東向陽台小学校区が午後0時30分から午後3時にかけてであります。答弁漏れ、申しわけありませんでした。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) それぞれ答弁いただいたわけですけれども、どうしてもやはり除雪している距離が気になるんですよ。確かに1台でやる距離というものは決まってくるというのは理解するんですが、もうちょっと工夫をしてこの除雪の範囲を広げるとか、こういったもの、範囲というんですか、距離をですね。こういったのが必要だと思うんですが、今回の実施した中で一番長い距離のところと一番短い距離のところというのはどれぐらいの差があるんですか。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) うちのほうで指定しております区間延長としましては、あけの平小学校区、こちらのほう4号線側と、あと大清水側から行く2ルートがございますけれども、そこで約2.4キロ、それから富谷小学校区、こちらにつきましては約2.1キロとなっています。それに対しまして、最も短いのが日吉台小学校区の0.4キロ、それから東向陽台小学校区の0.5キロとなっています。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) いろいろとこれだけ多いところは2.4キロ、少ないところは400メートルぐらいというんですね。これだけ差があるわけですが、やはり距離というか、その地理的な条件で変更なって、こういうふうになっていると思うんですが、その他の地域、0.4、0.6も含めまして、さらに延長拡大するという余裕はこれ十分あると思うんですが、その辺、来年度に対してそういう考え方があるかどうか、お伺いしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 先ほども申しましたけれども、大体1台でやれる距離といたしましては、指定区間で約2.5キロ前後かというふうに考えております。そうしますと、まだ富谷小学校、あけの平等についてはなかなかもう手いっぱいになっている状況でございますが、その他の区間についてはもう少し延ばせる余裕があると思っておりますので、そちらについては来年度、再度延長する方向で検討させていただきたいというふうに考えています。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) やはり今回購入したのは8メートル幅の除雪機、80センチですね。80センチ幅の除雪機なんですけれども、その歩道が広いところ、6メートル歩道とか、そういったところもやはり除雪の対象にしているべきではないかと。例えば、民家があってもそういった配慮が必要になってくると思うんですが、その辺の考え方はあるかどうか、お伺いしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 現在、除雪を実施しようとしたものにつきましては、小学校の通学路をまず優先的に確保したいということで開始した事業でございます。あとは業者のどの程度動けるかという問題もございますし、要するに除雪、雪が降ってから例えば翌日ではなくてもう少しあいてからの除雪というふうな、そういった必要なほど雪が降った場合には、そういう指定区間以外についても除雪するということは考えなければならないかというふうには思っております。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) この除雪の拡大するに当たっては、行政だけやればこういったことになるわけですが、隣の仙台市なんかについても除雪機の補助とか、そういったものについて実施をして協力を得る、いただいているという、NPOであり、町内会であり、そういったところへの除雪機の補助金を出してやっている部分もあるんですが、全国的にはまだ大体こういった傾向が強いわけですけれども、こういったことについての今後の検討というものについてはいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 仙台市さんにつきましては、独自での歩道除雪というのはほとんど行っていないというふうに伺っております。基本的には仙台市さんは住民の方による門前除雪とかを主体に進めているわけですけれども、そういった中で町内会などで除雪機を購入して歩道除雪を実施していただけるという部分については補助を行っているというふうに伺っております。その要項を見てみますと、小型除雪機を購入する場合に30万円を限度に購入費用の約9割を補助しますというような内容になっております。こういったものにつきましても、今後町のほうでこういった制度の導入については検討していく必要があるのかなというふうにも考えております。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) だんだん温暖化になってきていまして、この除雪の回数も少なくなってきているので、先ほどから費用対効果とかいろいろ言われているわけですけれども、去年の大雪なんか参考にすれば、やはりこの非常に大変な状況になって、家から出られないという高齢者社会の中では、そういった除雪機の導入というものについて必要だと思うんですが、再度その辺について質問したいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) そういった補助の導入につきましては、今後町長とも相談しながら検討させていただきたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) では、敬老乗車証について、ちょっと戻っていきたいというふうに思います。
  まず、どうしてもこの間、きのうから一般質問を聞いていますと、財政問題が一つの焦点だったようですけれども、今現在この基金の残高、基金残高というのは、これは26年度のものしかないと思うんですけれども、今年度の部分についてはないと思うんですけれども、この辺について基金残高の状況というものはどのようになっているのか、お伺いしたい。なおかつ、この敬老乗車証というものについて、例えば使用できるような基金というのはあるのかどうか、質問したいと思います。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) ただいまの件につきまして、済みません、急遽でございまして、正確な数字ということで今手持ち資料を持ってきていないんですが、まず25年度の決算ベースで財政調整基金の残高といたしましては約40億円ほど。今26年度、まさに今動いておりますので、学校建設の一般財源、それから町道高屋敷線の拡幅等でその財政調整基金を利用して事業を実施しておりまして、今現状、26年度決算ベースで財政調整基金は35億を切るぐらいの状況というふうな今の現状です。
  あと、その今回のこの敬老乗車証につきましては、基本的にはその目的基金ではなくて、もし充当するとすれば、その一般財源ということで考えておりますので、財政調整基金の財源調整の部分で実施をするようになると思います。ただ、じゃそれが実際今35億というお話をさせていただきましたけれども、基本的にはその町の財政を運営する以上、1個1個の当然事業ベースでその財源を捻出できるかというよりも、基本的にはこれからやるべき事業の総体的な事業を見た中でどの財源を充当していくかということで、もうちょっと大きな枠で予算規模の範囲の中で判断していく必要があるということで考えております。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) そうしますと、仮に、仮にですよ、導入したとすれば、この財政調整基金ではなくて、一般財政のほうからの運用というか、そんな感じで考えているということでよろしいんですね。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) この件につきましては、最終的にはこれを実施する場合についての目的基金はございませんので、財源調整という目的の財政調整基金が結果的に充当されるというふうな結果になろうかと思います。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) きのうも同僚議員が質問して、財政についてどれぐらいかということを質問しておりましたけれども、これはきのうの長寿福祉課長が話をしていた金額のおおよそそれぐらいで、それ以下になるとか、そういったいろんな条件があるというふうに思うんですが、この条件をいろいろ勘案した場合に、1億1,500万でしたっけ、というのよりもはるかに下がってくるというようなことは考えられないですか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 昨日の1億1,500万というふうな数字のところは、もうずっと申し上げているとおり、仙台市の例にならってというふうなところでございます。それで、昨日の森議員の質問のところで町長がお答えさせていただきましたけれども、こちらのほうは25年度の高齢者の実態把握調査のところをもとに、その項目の中でよく行く地域というふうなところが質問項目がございます。それで泉区と泉区以外の仙台のところで最もよく行く地域という方々のところをパーセンテージから割り戻してといいますか、そういうことで月4回行ったというふうに仮定して積算したというのが、きのう町長が申し上げましたとおり、対象者約1,200名で利用者の負担を1割とすると5,200万程度というところで、別の方法で試算をしたところがその数値になります。ですが、これは敬老乗車証を行うというようなことの前提で聞いた質問項目ではありませんで、よく行く地域からはじき出した数値というところでご理解いただければと思います。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) いろいろ財政的には問題というか、苦労しなきゃならないと思うんですが、我々特に泉区と一緒に隣接している町、町というか、東向陽台地区なんかはやはり地域格差みたいなことを非常に感じるんですね。片方の人たちは敬老乗車証を見せて乗りおりしている。こちらはそういうのはなくて、いちいち支払いしているというようなことなんかあります。そういう意味ではやはりどうしても導入を早くしていただきたいと思うんですが、その辺の町長のお考え、再度お伺いしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまのご質問にありますように、これまでも申し上げているように、やはり地域格差、やはり同じ本当に道路を挟んで向かい側の人は敬老乗車券でフリーである程度乗れるのに、なぜ地元の道路挟んで富谷の人がというその地域格差はやはり解消したいというのが今回私も公約に掲げた最大の理由でありまして、負担の金額につきましても単純に仙台市と同じ基準でやると1億超しますけれども、それは仙台市の人が仙台市に住んでいるので、全てもうその対象の負担になるので1億以上になりますけれども、やはり富谷の人が町内で動く分に関しては町民バスなり、そこの対象にはならないので、その辺の調査項目においてのこれからの精査は必要だと思いますけれども、最大限上限で先ほど来申し上げている仙台市と同じ条件の場合は1億超しますけれども、それの以内で実態調査から考えていけば、そこまでは至らないかなというふうに思っておりますので、私もとにかく地域格差を是正したいという思いで何とかこれについては実現をしたいというふうに改めて思っております。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) やはりそういう地域格差というのもありますし、仙台市のほうの今度乗車証でもイクスカというすばらしいICカードで乗りおりするということで、これもまた仙台市交通、それから宮城交通、JR東日本一緒になってこういった開発をして、来年の28年の春から同時に実施するというふうな方向が示されているわけで、できればこういうものに間に合うような形で実施をしていくというふうな目標を立てて実施していただきたいと思うんですが、その辺についての決意のほどをお伺いしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) もちろん、やはりせっかく行う事業でありますので、前向き、なるべく早い段階で、特に来年富谷は市制施行という大きな節目を迎えるわけですので、それに向けて最大限努力をしていきたいというように思っております。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) それでは、IT関係について質問をしたいというふうに思います。
  先日、「電子頭脳」というNHKのテレビ番組を見ていたわけですけれども、非常にショックを受けたわけですね。これは何かというと、10年から20年後になくなる職業は何かといいましたら、電話のセールス、データ入力作業、証券会社の事務、スポーツの審判、銀行の窓口業務、車の運転業務がこの10年から20年の間にはなくなるということが報道されておったわけです。これらについてもどうしてもやはり町の行政のほうの仕事とはまた関係ないんですが、要するに電子頭脳が使用されてくる時代に即応した町としてのこういったものに対する考え方を持った教育というか、こういったものについての考えがあるかどうか、お伺いしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 今回、議員のほうよりお示しいただきました世界最先端のITの国家創造宣言の中にもうたわれてございます。今後においては日常生活においてIT化というのは避けては通れないものだというようなことで、大きく3つほど項目は立てられたところでございます。今議員おっしゃるようなテレビ報道も、私もたまたま拝見はしてはおったところでございます。業種ある中においても約6割がなくなってくるであろうというような報道であったかと思いますが、まだそれとはちょっと一線を画しますが、行政においても今後より住民の方々が利用しやすい環境づくりというようなところについては今後推進されていくものと考えております。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) やはりそういったものに対する職員の教育というのが即町民に返ってくる問題だと思うんですが、その辺の教育のことについてはどのように考えているか、質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちらは、25年の12月に高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部というようなところが策定しております創造的IT人材育成方針というのが示されております。その中で、今後求められるIT化の、社会のIT化に伴って求められる能力というのが4項目ほど示されておるようでございました。情報の読解・活用力であり、情報の創造・発信力、情報の安全に関する知識・技術の習得、また、情報社会における規範に関する知識や態度というようなところで大きく4項目ほど示されております。今後行政におきましてもこういったところをやはり注視しながら、職員の教育というものは進めていく必要はあろうかと思ってございます。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) そういった教育というものについては、今後非常に重要になってくると思うんですが、それに伴いまして、その組織的な保障というんですか、こういったものについてはどのように考えていますか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 組織というのは役場全体の組織ということでしょうか。はい。今後につきましては、また当然こういったIT社会化に向けて、役場の組織づくりも必要になってこようと思います。今後町長と相談しながら進めてまいりたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) やはりそういった推進室というんですか、担当課というんですか。こういったものがやはり今後市制に向けても非常に大切なことじゃないかというふうに考えますが、その辺、市制も含めた形でそういった組織的な考え方というんですか、そういったものがあるのかどうか、お伺いしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) これは市制によらずということです。先ほども申し上げたとおり、今後IT化の社会がどんどん急速に進んでいく中において、富谷町においてもそれに取り残されることなく、IT化に関する推進というのを図っていく必要があると考えております。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) わかりました。その経費の問題なんですけれども、非常に富谷町の役場の中では努力はしていると思うんですが、この全体から見ますと、非常に経費、全国ですよ、全国の経費そのものは、どちらかというと自治体の行政の費用は下り坂になっていると言われているんですが、その辺の認識はありますか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) これは議員おっしゃったとおりでございまして、やはりクラウド化というようなのが今後さらに加速して進んでまいるかと思っております。富谷町に限らずですが、県下においても現在担当レベルでクラウド化の専門部会が開かれておりまして、具体的な内容、例えば富谷町とほかの自治体の共同のクラウド化というようなところもあわせて現在検討している段階でございます。それが運用されることとなれば、必然的にやはり経費というものはかなり抑制されていくであろうと考えております。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) 今、総務課長発言したとおり、全国的には要するに小さな自治体ほどクラウド化することによって経費削減がはっきり出てくると。パッケージにしますと、小さいだろうが大きいだろうが、大きいといいますか、比較はできないと思うんですが、基本料金で決められてきますので、そういう意味ではクラウド化というのは非常に自治体、特に自治体クラウド化というのは今後促進してくると思うんですが、その辺、富谷町が主導するのか、宮城県が主導するのか、その辺どういう考え方で進めようとしているのか、質問したいと思います。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 現在、宮城県が窓口というか、中心となって進めている協議会がございます。その中にクラウドの専門部会というのが設けられておりまして、県下自治体がそれに参加しておるというところになっております。また、今、議員おっしゃるように、パッケージされたものとなれば、当然一定の予算というのが必要になってございます。あくまでもノンカスタマイズというような自治体同士間においてクラウド化の可能性というところを今探っている段階でございます。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) 要するに、もう一つは情報の公開ということが同時に問題になってくると思うんですが、このホームページの情報公開ということになると、例えば町長のスケジュールなんかは、以前と全く違ったような形で公開されない。後から公開されるというような形なんですが、これは前のとおり町長の情報、要するにスケジュールについては町民に公開をしていくというべきだと思うんですが、その辺の考えはいかがですか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) この件につきましては、町長と相談させていただいて、その方向になれば公開していくと、そういった方向で取り扱ってまいりたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) やはり町長が今回の議会でもどこにどう行っていたとかという質問されるわけですが、やはりそれは皆さんに公開をすることによって、町長は例えばきょうは東京のほうに行っているとか、そういったものについてやはり公開をしていくべきだというふうに思います。
  それで、ぜひその辺の公開はしていただきたいというふうに思いますが、さて、スケジュールだけではなくて、きのうも同僚の質問ありましたけれども、その情報の公開という点について、それぞれ各、私もホームページ一生懸命見ているんですけれども、それぞれの担当によって、この公表の仕方がばらばらなんですね。だから、その辺を何とか統一的にできないものかどうか、その辺について質問したいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 基本的に私は情報公開はどんどん積極的に行っていくべきと考えております。それで、あと具体的なその手法なり、方策については、詳細これから打ち合わせをしてまいりたいと思いますが、基本的には積極的に富谷町、そしてこれから市制施行に向けて、特にやはり情報公開化は積極的に進めていきたいというように考えております。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) それでは、今度の市制に伴いまして、市制移行に伴いまして、設備改修が出てきているわけですが、これらについてもクラウド化と一緒に検討していくというようなことは考えているんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) メールシステムにつきましては、今後クラウド化というようなことも想定しながら検討しておるところでございます。その他システムについては、まだ現段階そこまでには至っておりません。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) やはり経費が絡んでいく問題が含まれていますので、ぜひ早急にそういったクラウド化というか、こういったものに着手していただきたいというふうに思います。
  あと、学校の教育の問題で、今回の創造宣言で特に力を入れよう、まだ閣議決定ですから、という発言が、回答がありましたが、中でも富谷町の教育委員会として推進していく項目というのがありましたら、お知らせ願いたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) まず、ハード的なものというよりは、例えばその情報モラルを身につける教育であったり、あるいはその情報リテラシーを身につけるといったそのソフト的なものが今後は一番重要になるのではないかというふうに考えてございます。


議長(浅野幹雄君) 9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) 私は、通告に従い3点質問いたします。
  1問目は、子育て支援についてでございます。
  今、国内外において、子供たちを取り巻く環境は大変厳しく、また、悲しい出来事の報道が後を絶ちません。安心できる社会へ一人一人の責任ある行動や情報発信、また、支援の提供など、地域の取り組み方も問われているのだと感じます。そのようなことから、私は今回、特に妊産婦から子育てまで、よりきめ細やかな対応や支援ができる施設整備を整える必要があると考え、富谷町の子育て支援について質問いたします。
  平均年齢39歳の若い世代を抱える町は、子育て真っ最中の活気にあふれた力強いイメージを持っております。近年、団地開発や商業施設などの進出で、人口増加も大きく伸びています。4月には8校目となる新設の小学校開校など、着実に整備が進められております。
  しかしながら、子育て世代を取り巻く環境は決して安心という状況ではありません。抱える相談内容もさまざまです。一人で悩み孤立するようなことがあってはいけない。特に、妊産婦や乳幼児を抱える家族は、居住年数も短く、なかなか地域とのかかわりをつくるきっかけに苦労が多いと伺っております。また、相談できる相手がいない、一人で悩んでしまう状況もあります。そのような中で、乳幼児健診や子育てサロンなど、共通の話題を通し子育ての不安が解消されていくこともあります。
  町は、これまで次世代育成支援行動計画に基づき、保育環境整備、母子保健事業や障がい児支援など、子育て支援に取り組んできました。国の施策にもありますように、妊娠期から子育て期にわたるまで、ワンストップ拠点、子育て世代包括支援センターの整備で切れ目ない支援を行うという方針が打ち出されております。町は、人口増加に伴い、福祉健康センターで行われる乳幼児健診や各種教室、予防接種など、福祉健康センター事業と各公民館事業との兼ね合いなどから、健診や開催回数の増加は困難であることなどの理由も含め、子育て支援複合施設整備の基本計画が示されました。また、利用者からは、福祉健康センター内は小さな子供たちのキッズルームもなく、待機場所にも気を使う。特に、駐車場からセンターまで、天候の悪い日、炎天下のときなど、子供連れでの移動は道路の横断などもあり危険なこともありました、不便さを感じますとの訴えもありました。子育て支援センター機能と母子保健センター機能の一体化は、子育て家族にとって相互に連携され期待される施策だったと思います。
  しかし、町長の施政方針を伺い、複合施設整備の建設の有無も含め、改めて検討するという発言が示されました。今後町はどのような形で妊産婦から子育て支援まで取り組んでいかれるのか、施設整備はどのようになるのか、そして児童クラブについて再検討課題は何であるものかも含め、質問いたします。
  1、平成24年12月と26年2月に全協で出された子育て支援複合施設整備基本計画が示されましたが、見直しとなった理由を伺います。
  2、前回の基本計画の中に、施設整備による利便性の高い町民サービスの向上を図ると示されていますが、町長の目指す子育て支援の方向性を伺います。
  各公民館、福祉センターで健診などの開催回数に限度があるということで施設の計画がなされたことも理由の一つですが、この問題点は解消されるのですか、伺います。
  4、職員の確保は大丈夫なのか、伺います。
  5、最も若い世代を抱える町、人口増加もある中で、支援の分散化も認めますが、利用者が幅広く効率よく機能を活用できるように、中核となる施設も必要ではないか、伺います。
  6、前回説明された施設整備の設計業務費用は幾らだったのでしょうか、伺います。
  7、保育コンシェルジュを配備し、相談できる環境整備が必要と考えますが、対応を伺います。
  8、児童クラブの見直しが示されましたが、その理由を伺います。
  通告の2問目は、緊急支援交付金の使い道について質問いたします。
  地域住民生活等緊急支援のための交付金が、2014年度国の補正予算に盛り込まれました。自治体がそれぞれ計画した施策に使える使い勝手のよい消費喚起・生活支援型の交付金です。町長の施政方針の説明で、地域振興に貢献する地元商店を初め富谷商圏を構成している店舗等において、共通して利用できるプレミアムつき商品券をくろかわ商工会の協力を受けて発行するとの発言がありました。
  富谷町は、量販店などもあることから、地域振興に貢献されている地元の商店で使える発行部数を多く出すなどの工夫も必要です。他の自治体では既に行っております。また、町民全体に支援ができるような施策も大事です。今後の取り組みについて伺います。
  1、プレミアムつき商品券などの発行で地域消費を掘り起こし、生活支援・地域振興につながる施策ですが、購入の限度額はあるのか、伺います。
  2、全住民が対象となるよう使い道の拡充を求めるものですが、例えば低所得者などへ灯油購入助成や、生活用品やバス利用などサービス購入券、図書券発行などさまざま検討されたのか、伺います。
  3、プレミアムつき商品券の発行は、いつから利用できるのか、期限はいつまでか、伺います。
  次に、防災の取り組みについて質問いたします。
  あの大震災より4年目を迎えます。避難生活を送られている方は、いまだ23万人です。被災された方々への支援や復興加速も問われています。最近では、集中豪雨などによる土砂災害、河川の氾濫、また、火山活動等の自然災害の怖さが報じられ、災害、防災に対する住民の意識も変わりました。
  富谷町も、計画的に防災訓練等を行い、意識を高めてまいりました。しかし、住民に対する自主防災や避難場所の整備、各町内会への対応などの進め方も含め、万全であったのでしょうか。特に、高齢者や障害をお持ちの方などの避難所での対応にどのような工夫がなされ、改善されたのでしょうか。
  平成25年6月に改正された災害対策基本法に反映され、内閣府の避難所における良好な生活環境の確保に向けた取り組み指針に、簡易ベッドの導入が推奨されています。昨年8月に広島市で起きた豪雨による土砂災害では、避難所となった公民館に400個の段ボールベッドが並びました。床で寝るよりも病状の悪化を抑え、足腰の弱い高齢者やぜんそくの方などへの対応として、今注目をされております。石巻赤十字病院の医師などにより、避難所で段ボールベッドを使用いたしました。せきなどもとまり、高齢者の自立度が改善され、安眠できたということで高い評価を受けております。富谷町の備蓄の中には含まれておりません。町としても段ボールベッドを製作する民間会社との災害協定を結ぶなど検討すべきと思います。災害時搬入となることから、搬入しない限り費用はかかりません。ある段ボールベッド製作会社では、全国の自治体と160以上、宮城県内では白石市や名取市、柴田町など多数協定を結んでおります。仙台市なども検討しております。
  富谷町は沿岸部との災害状況は全く違いますが、町独自の防災に対する提案や発信も大事だと思います。今月、仙台市で国連防災世界会議も開かれます。またとない機会です。さまざまなパブリックフォーラムが行われますが、住民にも声をかけ参加できるように企画してはいかがだったでしょうか。震災を経験した私たちだからこそ、忘れてはいけない3.11です。この4年間の取り組みと今後の計画、課題等を質問いたします。
  1、震災後の防災に対する取り組みを伺います。
  2、広域指定避難所の整備は万全ですか。
  3、1次避難所、町内会の集会所ごとでの作業の充実が求められております。地域コミュニティーが重要な役割を果たすためさまざまな提案を促し、防災訓練など住民参加を進める指導も大事だと思います。今後の取り組みについて計画を伺います。
  4、災害などに関する講演、講習、防災士の育成など計画の予定はあるのか、伺います。
  5、各防災倉庫の備蓄は万全ですか。
  6、前回の震災のような場合、物資の搬入など、職員や住民など人数の確保、連携は大丈夫ですか、お伺いいたします。
  以上でございます。
議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
     午前11時58分 休憩


     午後 1時00分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  浅野直子君の質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生裕俊君) 浅野議員の質問にお答えをさせていただきます。
  質問の第1番目、子育て支援について、その関係した問い1、平成24年12月と26年2月に全協で出された子育て支援複合施設整備基本計画が示されましたが、見直しとなった理由についてお答えを申し上げます。
  子ども・子育て支援事業計画策定のために実施しましたニーズ調査や子ども・子育て会議の中で、身近なところで小さな子供たちを連れて気軽に遊びに行ける場所が欲しいといったご意見がありました。そこで、1つの大きな施設をつくることよりも、地域の身近なところにいつでも相談できる遊びに行ける場所があったほうが、住民の皆様にとってはより利便性が高いのではないかと考えました。町民の皆様にとって最良の支援が提供できるように、広く町民の皆様のご意見を伺いながら、再検討をしていきたいと考えております。
  2つ目の前回の基本計画の中に施設整備による利便性の高い町民サービスの向上を図ると示されていますが、町長の目指す子育て支援の方向性についてお答えを申し上げます。
  少子高齢化社会である現代、子供は両親にとってだけでなく、地域、ひいては町にとっても大切な宝物です。その大切な子供たちの育成に関しては、ご両親だけではなく地域、行政が一体となって取り組むべきものと考えております。富谷町は、人口増加の多い町であり、もともと富谷に住んでいた方よりも、途中から転入してこられた方のほうが多い町です。つまり、人のつながり、地域のつながりを意識してつくり上げていかなければいけないと思っております。子育ての孤立化といった問題が起こる可能性があるとも言えます。
  こうしたことから、身近なところに妊婦さんや子育て世代の親と子が気軽に集い交流する場を提供し、地域の方との交流を含めた子育て支援、そして保健指導、専門職の妊娠期から母子等の状況を継続的に把握し、切れ目のないきめ細かな支援を行うことで、ご両親の後方支援を行ってまいりたいと考えております。
  3点目、各公民館、福祉センターで健診などの開催回数に限度があるということで施設の計画がなされたことも理由の一つですが、この問題点は解決されるのですかについてお答えを申し上げます。
  当面、関係機関の協力を得ながら、現行どおり福祉センターなどを使用して行ってまいります。また、現在健診で使用していない既存の施設、保健福祉総合支援センター等の利用も考えていきたいと思います。健診等の実施体制については、子育て世代の利便性等を考慮し、今後どのような形で行うことが望ましいのか、代替案を含めて早急に検討してまいりたいと思います。
  問い4、職員の確保は大丈夫なのかについてお答え申し上げます。
  専門職による相談体制については、今までも保健師、助産師等により実施してきており、今後も現行体制により実施できるものと考えております。
  問い5の最も若い世代を抱える町、人口増加もある中で、支援の分散化も認めますが、利用者が幅広く効率よく機能を活用できれば、中核となる施設も必要ではないかについてお答えを申し上げます。
  先ほども申し上げましたが、1つの大きな施設をつくることよりも、地域の身近なところにいつでも相談できる遊びに行ける場所があったほうが、住民の皆様にとってはより利便性が高いのではないかという考えから、再検討をするものであります。町民の皆様にとって何が最良の支援なのか、広く町民の皆様方の声に耳を傾けながら再検討をしていきたいと考えております。
  6番目の前回説明された施設整備の設計業務費用は幾らだったのかについてお答え申し上げます。
  新築工事設計業務委託費として1,047万6,000円です。
  問い7の保育コンシェルジュを配置し、相談できる環境整備が必要と考えますが、対応についてというご質問に対してお答え申し上げます。
  先ほども答弁いたしましたが、専門職による相談体制については今までも保健師、助産師等により実施してきており、今後も現行体制により実施できるものと考えております。
  問い8、児童クラブの見直しが示されましたが、その理由についてにお答え申し上げます。
  学校敷地内で児童クラブを行うのが今回の明石台小学校の最初のケースとなりますので、明石台小学校児童クラブの実施について検証をし、そのほかの学校敷地内で行う児童クラブの実施について、その検証結果を反映させたいということや、児童館の建設も視野に再検討することとなったものであります。
  2つ目の緊急支援交付金の使い道について、関連して問い1、プレミアムつき商品券などの発行で地域消費を掘り起こし、生活支援・地域振興につながる施策ですが、購入の限度額はあるのかについてお答え申し上げます。
  国の施策であるこの事業については、議会冒頭、私の所信表明で概略は説明させていただいております。地域住民生活等緊急支援のための交付金につきましては、1月末に設置した富谷町まち・ひと・しごとの創生総合戦略推進本部で具体的な協議を進めており、本町ではくろかわ商工会富谷事務所が事業主体となり実施することとし、今議会で補正予算として計上させていただきました。詳細につきましては、くろかわ商工会富谷事務所との協議により決定することになりますが、町の実施計画案としましては、プレミアム率3割、1枚1,000円の13枚つづりを1セット1万円で販売することを基本としています。発行枚数に制限があることから、多くの町民の皆様に購入していただけるよう、購入枚数に制限を設けるなどの配慮をする必要があると考えています。
  問い2、全住民が対象となるよう使い道の拡充を求めるものですが、例えば低所得者などへ灯油購入助成や、生活用品やバス利用などサービス購入券、図書券発行などさまざまな検討はされたのかについて、お答え申し上げます。
  本交付金につきましては、市町村奨励事業としてプレミアム商品券発行事業を実施してほしい趣旨、内閣府より依頼があり、ほぼ全国各市町村で当該事業を実施することになっております。この交付金は、原則として少ない資金でより大きな投資効果、つまりレバレッジ効果を図ることが求められており、ご質問の内容については圏域内に店舗が少ないといったプレミアムつき商品券発行事業が困難な場合にのみ対応していただきたいとの説明がございました。がしかし、低所得者の皆様へも何らかの形で支援できるように検討をしているところであります。
  問い3のプレミアムつき商品券の発行はいつから利用できるのか、期限はいつまでかについてお答え申し上げます。
  この事業を予算化するに当たり、財務省としては5月のゴールデンウイーク、6月のボーナス以降後、継続的な経済活性化を進めたいといった狙いがあったようで、その趣旨、内閣府に対しても伝えられたようです。このことを踏まえ、本町におきましては、5月から11月の7カ月間を販売期間とし、使用期間は平成27年度中を想定しており、くろかわ商工会富谷事務所に提案したいと考えております。何とかゴールデンウイーク前に販売が開始できるように、商工会と協議を行ってまいりたいと思います。
  3番目の防災の取り組みについて、関連して問い1、震災後の防災に対する取り組みについてお答え申し上げます。
  大震災では、改めて町や防災行政機関ができることに限りがあり、町民の皆様との連携がなければ早期の復旧・復興につながらないことを学びました。そのため、震災以降に整備しました防災行政無線や安全・安心メール、ツイッター・フェイスブックなどソーシャルメディアの活用法や、災害発生時の行動、平常時からの準備など、町民個々の防災意識の向上に努めております。特に、総合防災訓練では、これまでの内容を一新し、段階的避難の周知を図るため、地域住民や学校関係者との事前打ち合わせを重ね、災害発生時の避難行動についてご説明させていただいております。
  あわせて、地域の防災力を高めていただけるように、地域防災活動事業へ補助金の交付や直接訓練会場へ出向き指導、助言に努め、災害発生時の町の行動をご理解いただいた上で、地域ですべき取り組みについてお考えいただくように取り組んでおります。今後も引き続き、本年改正いたしました富谷町地域防災計画に基づき、さらなる防災、減災のまちづくりを進めてまいります。
  2つ目の広域指定避難場所の整備は万全ですかについてお答えを申し上げます。
  広域指定避難場所につきましては、東日本大震災後の平成25年6月に改正された災害対策基本法の規定に基づき、地域防災計画で「指定緊急避難場所」と語句を変更しております。避難行動につきましては、避難時の混乱を軽減する目的として、まず1次避難所としている地域の町内会館への避難、続いて学校や公民館など指定避難所への避難と、段階的避難を基本としてお願いしております。指定緊急避難場所は、4月開校する明石台小学校を含む全小中学校13カ所、公民館6カ所、富谷町総合運動公園、鷹乃杜防災センターに加え、指定避難所から距離がある防災備蓄倉庫を設置した太子堂、とちの木、上桜木、大清水地区の町内会館4カ所の25カ所を指定し、災害に備えております。
  問い3、1次避難場所での作業の充実が求められます。地域コミュニティーが重要な役割を果たすため、さまざまな提案を促し、防災訓練など住民参加を進める指導も大事だと思います。今後の取り組みについて計画をという問いについて、お答えを申し上げます。
  自分や家族は自分が守る、隣近所や地域は自分たちで守るという自助・共助の考えを基本に、機会を捉えて町内会初め町民の皆様のご理解をいただきながら、自主防災組織の結成を推進しております。地域防災力強化のため、今後も富谷町総合防災訓練の打ち合わせや町内会に出向いての指導など、機会を捉えて町内会役員の皆様を初めとする地域の防災リーダーの育成に取り組んでまいります。
  問い4の災害などに関する講演、講習、防災士の育成など、計画の予定はあるのかについてお答え申し上げます。
  宮城県が実施している防災指導員養成講習については、平成22年、24年、25年、26年度と富谷町で開催し、これまで121名の方が受講し防災指導員として認定され、地域の防災リーダーとして活動されております。来年もこの事業を活用し、多くの防災指導員を養成してまいります。また、今回開催される第3回国連防災世界会議のフォーラムに、消防団や婦人防火クラブの皆様に出席していただくこととしております。
  以上です。済みません、もう1点、済みません。
  問い5、5つ目の各防災倉庫の備蓄は万全ですかの問いにつきましてお答え申し上げます。
  備蓄物品については、限られたスペースの中で情報及び照明資機材、救出救護資機材、簡易トイレ、毛布等の寝具類、筆記用具などについて備蓄しております。災害発生時に防災備蓄拠点としております複合公共施設けやき館と町内25カ所の防災備蓄倉庫に配備している物品を必要に応じて配送し活用する計画でありますので、災害の初動に対応できるものと考えております。
  問い6、前回の震災のような場合、物資の搬送など職員や住民など人数の確保、連携は大丈夫ですかのご質問に対してお答え申し上げます。
  東日本大震災時には、既に締結していた災害協定によりまして、くろかわ商工会富谷事務所様から物資搬送初め、救急、復旧にかかわる人的・物的支援の協力をいただいております。震災後は、富谷町シルバー人材センターなどと人的・物的支援にかかわる災害協定を締結し、昨年3月には公益財団法人宮城県トラック協会様と災害協定を締結し、物資搬送体制を強化しております。今後、さらなる災害協定の締結を視野に入れながら、協定締結相手方との連携、体制の構築に努めてまいります。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) これより浅野直子君の質問は一問一答により行います。
  9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) 子育て支援センターの複合施設のことについてお尋ねいたします。
  調査をされてこの中核での大きな施設は要らないというような町長の答弁でございましたけれども、どのような調査をなさったのか、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 要らないというふうに限定したわけではなくて、済みません、今身近なところにあったほうがいいという声もあるので、その必要性の有無も含めて検討を再検討した上で対応を考えたいということで、決して必要でないというふうに限定したわけではないというふうにご理解いただければというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) 福祉健康センターでの開催について、今健診と、あと各種いろいろな教育が行われているんですけれども、大変利用者の方からは手狭であると、そしてその健診に行くわけですから、もう本当に小さな子供さんを連れてどきどきしながらも行くわけなんですね。それで、そういったところでやはりきょう保健師さんに会えるとか、助産師さんに会えるから、こういったことも聞こう、ああいったことも聞こうと思って行かれる方が多数なんですね。それで、相談するときになかなか落ちついて、やはり落ちついて相談ができないというようなこともお伺いするものですから、そういった対応、この手狭になっているこの対応についてはどのような認識でいらっしゃるか、お聞かせください。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。もとい、若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの健診等に対するただいま浅野議員が申し上げた課題については、私も同様に認識をいたしております。なので、この課題解決についてはやはり対応を考えていかないといけないと思っておりますので、ある意味そのことも踏まえてこれからいわゆる皆さんが今いただいているその身近なところにあるべき施設等、やはりその健診等、きっとした形でいわゆる中核的な場所がというその両方を考えた上で、いろいろこれから早急に検討して、両方課題を解決しつつ、ただ、やはり15億もの巨額の施設を1カ所に必要かという部分も含めて、なので逆にその辺も全体を含めてこれから早急に、早急に検討をして、早くその課題解決には努力したいというふうに思っています。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) 9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) 早急に検討していただきたいと思うんですが、分散型ということでございますので、これも全学区の中に、学区内に、それぞれの学区内にこの子育て支援センターをつくる、設けるということでしょうか。そのような認識でよろしいんでしょうか、お願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) そのエリアについては、これからその部分を含めて検討してまいりたいと思いますけれども、より身近なところというのを最大限視野に入れた形で検討を進めてまいりたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) 先ほど職員の方といろいろ専門職の方々の質問の中で、人数は大丈夫だというようなご答弁だったと思うんですが、こうやって分散型になりますと、さまざま分散型になりますと、そこに配置する、配置させる専門の方、いろいろ職の方もいるかと思いますが、それでも職員は人数は足りているという認識でよろしいんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 町長お答えしているとおり、分散型ということなので、今後はどういった形で進めるかというのはこれからでございまして、職員の配備につきましてもそれがどういうものかといったところを検討した上で配置していきたいと考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) この複合施設につきましては、子育て支援センター機能と、あと母子機能が一体化というところだったんですが、児童館、町長の公約の中に児童館と乳幼児館は設置するというようなことを書いてございました。それで、児童クラブと同じその館内で利用するようなイメージを持ったんですが、そのような形でよかったのか、ちょっと確認ですが質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの浅野議員の認識と同様に捉えていただいて結構です。
議長(浅野幹雄君) 9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) そうしますと、そうなりますと、児童クラブ、あとは乳幼児健診等は先生たちのご都合で大体午後からの健診等になるかと思いますが、その乳幼児健診等は母子福祉センターの健康センターのほうだけでやるという認識でよろしいですか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 健診の実施場所につきましては、当面保健福祉健康センターを中心に行いたい。それから、今使っておりません既存の施設ですとか、そういったところをうまく活用しながら、メーンは現行どおり福祉健康センターで実施していきたいと考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) そうしますと、町長、乳幼児館というのは、どういったイメージでございますでしょうか。どういった仕様といいますか、どのようなことをイメージなさっての公約だったんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) その部分に関しては、詳細はこれから皆さんのご意見をいただきながら最大限、名称も含めてこれから検討をしてまいりたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) よろしくお願いします。健診や教室など、とても大事な部分なんですけれども、今一番、先ほども申しましたけれども、一番大事な一番必要なことは、一人で子育ての悩みを抱え育児ストレスや幼児虐待などにつながらないようにすることが一番だと思うんですが、気軽に相談できる窓口やこういうものをもっと提供すべきだと思うんですね。そういったことはどのような計画になっているか、聞かせてください。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 現行におきましても、例えば西コミの子育てサロンですとか、各保育所において保育士等によりその都度保護者の方からは相談等を受けているところでございます。また、役場本庁舎におります保健師につきましても、電話等によりその都度丁寧に対応させているところでございますので、今後も保育所、サロン、本庁、保健師と連携いたしまして、子育ての相談業務には当たっていきたいと考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) 先ほど、ごめんなさい。きのうも同僚議員の質問の中に、答弁の中に、先ほど町長がおっしゃっていただいたのであれなんですが、この複合施設は決して中止するということではないというようなことでございました。きのうの同僚議員の質問の答弁の中にも、縮小して建設する、あり得るかもしれないというようなご発言がございましたので、そのどういったところが今回15億をかけてのその施設を建設するに当たって、どういったところがちょっと無駄ではないかというようなところをお感じになったのか、ちょっとお聞かせください。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 詳細につきましては、かなりこれから検討していきたいと思うんですけれども、やはりその1カ所に15億かける中で、やはり施設の中では分散したほうがいい施設もあるかと思いますし、先ほど来お話ありましたように、健診等ある程度固定した場所に確立したほうがいいという考え方を持つべきところもあったり、一概に今どの部分が無駄でどの部分がという部分は明言できないところではあるんですけれども、全体のそういう意味では利用者となるべくこれ、まずはやはりそういうお母さん方や利用者の声だったり、あとはこれまで関係してきている方々、対応されている方々、お世話する方々、あらゆる関連する方々のご意見を伺いながら、これからもう一回早急に検討し直したいということで、これからいろいろ早急に決めていきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) 関連するんですが、この前回複合施設の整備には、災害時の福祉避難所機能の整備も兼ねてというようなご説明もあったかと思うんですが、この点については今回どのような認識でいらっしゃるのか、質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 一応複合施設については、先ほども町長申し上げているとおりでございますので、一旦白紙に戻させていただきましての今後の検討というところになるかと思います。
議長(浅野幹雄君) 9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) 障がい児対策においては、平成25年4月に宮城県の中央児童相談所が仙台市の名取市のほう……、ごめんなさい。名取市のほう、美田園に移転いたしました。そして、そういったこともあって、前回の説明のときにですよ、この施設の横にその養育相談や支援の体制づくりが必要ということもあって、特定の非営利活動法人なども誘致しながらというようなことで、今実際建設があって4月建てる運びになりました。そういったこともあって、さまざまそういった町で発達障がい、未就学児のその要支援者がグレーゾーンとして平成23年には141人もいたというようなことの説明もありましたので、そういった方々の支援も含めながら、ああいった場所にというようなことの説明だったと思うんですが、その部分についてはどのように考えて進められるのか、お聞かせください。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) それにつきましては、実際4月1日オープンという運びとなってございますので、場所的にも近くなったというところも事実ございます。その辺、利便性は上がったものと認識してございますので、これからも連携して進めていきたいと考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) 保育コンシェルジュについては、今設けることはないというようなご答弁をいただきました。実はこれ横浜市で全区に配備しておりまして、1つの区に大体1人から3人配置になっております。これはパート職、臨時職員という形で1年契約ごとの更新で行っているわけなんですけれども、ここにちゃんと聞きました。そうしましたら、大変お一人お一人に対する細やかな対応ができるというようなこともありまして、とてもいいと、また、事務手続等もすごくいいと。職員がなかなか対応できないところまでフォローができるというようなことも聞いておりますけれども、再度このことにつきましては検討はないでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 私も横浜の保育コンシェルジュについては認識しておりますので、今後含めて、今は現状の考え方とすれば先ほど答弁した状況でありますが、今後やはりある意味前向きに考えていくべき必要も、必要に応じては考えていきたいというように思っております。
議長(浅野幹雄君) 9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) 前回、児童クラブ4カ所は10月開所というような説明を受けたわけだったんですが、それが一回白紙に戻るような形、検討するというようなことになりましたけれども、そうしますとこの10月開所はできないという認識でよろしかったでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 10月の開所というのは、27年の10月の開所というのは難しいと考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) それでは、次に行きます。
  プレミアムつき商品券の発行に伴いまして、発行していただけるということをお伺いいたしました。それで、ぜひ地元の個人商店の店をふやすというようなことも大事だと思いますけれども、ここのところをどう考えていらっしゃいますか。答弁をお願いします。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) この件につきましては、国の交付金事業でございますし、緊急対策できました。使える商品券も域内ということで、富谷町内の店舗となりますので、できるだけ地元の商店街の皆さんも使えるような配慮もさせていただきたいと思いまして、くろかわ商工会のほうへ委託ということで考えてさせていただきました。
議長(浅野幹雄君) 9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) 具体的にもし内容等決まっているようであれば、お示しください。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) 商品券につきましては、町長が施政方針等々で先ほども答弁申し上げたとおりでございますが、以前地域振興券でしたでしょうか。あのときはもう8割ぐらい大型店というか、量販店で使われたこともございますし、町民の皆さんからもそういうところで使いたいという声があのときは寄せられました。そういったところも踏まえまして、できれば地元の商店街のほうでも使えるように何とか工夫をしたいと思っておるんですが、なかなか商店街組織のあり方もあると思いますので、その辺を十分協議させていただきながら、これから調整をさせていただこうと思っておるところでございます。
議長(浅野幹雄君) 9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) 次に、防災について質問いたします。
  論旨で段ボールベッドの話をさせていただきましたが、避難訓練等や防災学習のときなど組み立てて実際に体験することも必要ではないかと思いますけれども、町長、この段ボールベッドについてのご所見をお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 私は先ほど質問の要旨を伺っていて、この段ボールベッドについて決して当初の費用も発生しないというお話を伺いましたので、であれば非常時のことを考えれば、前向きに検討してもいいかなというふうに先ほどのご質問を伺っていて考えたところですので、これから検討させていただきたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) 備蓄についてでございますが、広域指定避難所には、前回お伺いしたときに、食料の備蓄はないと、一括でやっているということでございましたけれども、これはこれで間違いないでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(新田 武君) 平成25年から一括管理ということにさせていただいております。
議長(浅野幹雄君) 9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) この場所が旧の給食センターということも間違いないかと思いますけれども、各避難所へ配備することも迅速な行動がとれるのではないかと思うんですが、これはこのことは必ずこのまま一括という備蓄になりますか。検討はなさいませんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(新田 武君) 25年度に一括管理という形をとった理由としまして、非常食の消費期限が5年という限られた中で、それぞれ分散したところでの管理について、その購入時期も変わってきておりますので、その管理の仕方について一括でやったほうが非常に有効であるということの中でやらせていただきました。また、実際、この備蓄倉庫に限られた非常食を配備することに対しまして、実際大きな災害が起きたときに、その必要なところに必要なだけの配送をするというその手はずをよりスピーディーにやるためには、やはり一括管轄で町役場の近くで備蓄しているのが一番有効であるという結論の中で、一括備蓄とさせていただきました。
議長(浅野幹雄君) 9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) 今説明を受けましたけれども、それもなるほどなと思いますが、災害、前回のような大きな災害がありましたときなんかは、本当に交通の不便さ、いろいろさまざま出てまいりました。そういったことも考えますと、もう少し幅広い考え方で、その必要なところに必要な量が必要だということももちろん十分わかりますけれども、そうではなくて、当面避難所となるところには最低限やはり1日、2日分の食料品の備蓄というのは大事ではないかと思いますが、その点についてお伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(新田 武君) 非常食の配置というか、配送、1日に3回、三度食事をとる、そういうことは間違いないわけでございますけれども、その災害時に早急にすぐとらなきゃならないかという事態を想定いたしますと、今現在防災行政無線等々で各町内会館、または公民館、小学校等々に配備しているそういう連絡体制の充実の中で、必要なところの情報を得た中でそこに必要な分を配送するという考え方を今現在持っているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) 何回かまた検討していただきたいと思います。
  それで、次なんですが、毎年本当にこの3月は防災に対しても、私たちも大変意識が高いです。また、今回の広報とみや3月号にも最初の部分で防災関連の特集が掲載されておりまして、大変安心いたしました。こういった年間を通してさまざま災害については本当に自分たちも緊張感を持って行動しなければいけないところがありますし、また意識を高めるところもありますけれども、住民個人個人の自主防災のために、また、非常時の持ち物や避難経路の確認など、富谷町全体でこの3月を防災月間というふうな銘打っての、毎年のこの3月を防災月間というふうな形を銘打って取り組んではどうかと思いますけれども、そういったご認識はないでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) やはり日常的にいざというときの意識を高めていくという意味では、ただいまのご提案は一つの3月をというご提案とすれば、一つの考え方としてあるかと思います。その辺も含めて今後検討はさせていただきたいというように思います。
議長(浅野幹雄君) 9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) 昨年、私はあけの平に住居を構えておりますが、防災訓練が実施をされました。本当にいい経験だったと思っております。こういったことで、防災訓練実施後の各町内会との評価についてなどの話し合いというのはなされているんでしょうか。お願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(新田 武君) 富谷町の総合防災訓練終了後には、必ず参加町内会、それから学校、それから町当局のほうで反省会等々を行いまして、次回の総合訓練に生かすということで取り組んでおります。
議長(浅野幹雄君) 9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) そのときに、どういったことが一番問題になったか、課題になったか、お聞かせください。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(新田 武君) 実際、先ほど町長がお話ししましたように、震災前と震災後の総合訓練の取り組み方について変更いたしまして、東日本大震災の教訓を生かしまして、まず大事なことは、自分たちを守る。それから、次にその隣近所を守るということのその手順の中で、やはり安否確認の手段というか、そういう部分がやはりこの訓練前の打ち合わせ、約3回やっておるわけでございますけれども、その中でもやはり安否確認の方法をいかにしたら手際よくやれるかという部分が一番問題になってきまして、また、反省の中でもその点が出てきております。
議長(浅野幹雄君) 9番浅野直子君。
9番(浅野直子君) そういった反省点等はさまざまその後、各町内会とか、例えばそういったところに訓練を行ったところに推進だったり、そういったフォローというのはされたんでしょうか、伺います。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(新田 武君) 町内会長さん、あとはその役員さんを通しまして、その町内会のほうに一応周知をお願いしております。


議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 私は、2つの質問をしたいと思います。
  1つは、子ども医療費助成についてと待機児童など子育て支援についてです。
  若生裕俊町長は、平成27年2月23日の所信表明及び施政方針の中で、子ども医療費助成について、対象年齢を18歳まで拡大し、一部負担金も徴収しない方向で検討し、本年10月実施を目指すことを表明されました。選挙の公約にもありましたが、住民の期待が高かったものでした。この実施は、子育て世代だけではなく多くの住民から歓迎されることでしょう。私たち日本共産党は、早い時期から子ども医療費助成の対象年齢を18歳までにするよう住民の声を議会から町当局に届け、実施を求めてきました。いよいよ実現となったということで、本当に喜んでいます。
  前町長も、子ども医療費助成については対象年齢の拡大を図り、平成25年10月から15歳までとしましたが、15歳までとした時点で一部負担金と所得制限が加えられました。拡大部分はほぼ推計どおりの実績になっていったと子育て支援課で聞きました。
  所信表明では、ことし平成27年10月から一部負担金についても徴収しない方向で実施を考えているということでしたが、昨日の答弁の中で一部負担金継続の表明がありました。さらに、所得制限については現行のままとすると答弁がありました。選挙公約で高校生までの医療費については完全無料ということであれば、一部負担金も所得制限も撤廃すべきと考え、以下質問します。
  問いの1番です。子ども医療費助成の対象年齢を18歳までにした場合、拡大部分の推計額と子ども医療費助成にかかる全体の金額を示してください。
  問いの2番です。一部負担金も所得制限も公約どおり撤廃すべきではないでしょうか、お尋ねします。
  子ども医療費助成のための施策は、宮城県が通院で2歳までで、入院が就学前までしか実施していません。これは大阪府も同じで、全国47都道府県で最下位になっています。福島県は、原発事故の関係があり所得制限と一部負担金があるものの、18歳の年度末までが対象になっています。群馬県は、所得制限も一部負担金もなしで中学3年まで実施しています。
  問いの3ですが、宮城県に対してこれまでも子ども医療費助成の拡充を求めてきていると聞いていますが、さらに強力に申し入れをすべきではありませんか、お尋ねします。
  また、国は、現物給付で助成を行うと受診する患者がふえて医療費が増大するとして、いわゆる制裁措置として市区町村の国民健康保険会計の国庫負担金を減額しているということがあり、そのため自治体によっては一部負担金を導入し、減額の率を緩めようとして対応しているという例があると聞きます。
  問いの4番です。これまで富谷町で子ども医療費助成を現物支給したことで、国庫負担金が減額された額というのはどのようになっているのでしょうか、お尋ねします。
  問いの5番です。また、自治体が住民の福祉増進のために独自に実施するものに、いわゆる制裁措置など許すべきではないと考えます。このようなやり方が地方分権の時代にふさわしいのか、自治権をしっかり守るべきではないかと考えますが、町としてはどのように考えていますか。
  次に、保育所の待機児童対策を質問します。
  子ども・子育て新制度が実質的に始まりました。条例の改正などがありましたが、先日、子育て支援課で聞いたところ、109人が保育所に入れなかった、不承諾ということですね。で、今後認可外の保育園、保育所、そして保育ママなどを紹介して、保護者がそれぞれ入所を決めることになっているということでした。子ども・子育て新制度は、保育の必要量の認定を受け、施設は自分で探し契約することになります。町がさまざまな施設を紹介して、保護者が決め、契約したとしても、4月初めまでに全員が入れるわけではなく、今年度もまた待機する子供が出てしまうという現実に突き当たります。
  保育所待機児童のことは、富谷町が子育て世代の多く住む町としての特徴もあって、毎年繰り返されてきました。入所できなかった109人の年齢の内訳は、ゼロ歳が17人、1歳が41人、2歳が26人、3歳が13人、4歳11人、5歳1人ということで、3歳未満児が84人、77%にもなります。
  問いの1です。今後の保育所待機児童対策をどのように考え、解消のための基本方針を持っているのか、質問します。
  問いの2番です。3歳未満児の待機が多いということで、特別の対策が必要ではないかと考えています。どのように進めるのでしょうか、お尋ねします。
  問いの3番です。旧富ケ丘北部会館跡に認可保育園を設置すると、さきの議会で発表がありました。60人定員で10月開園ということですが、社会福祉法人が運営するという構想で公募するということですが、改めて詳細説明を求めます。
  この保育園は、2階部分に施設ができることになります。園庭は近くにある公園ということになるのでしょうが、車の出入りもあるところであり、事故が心配されます。本来、園庭は園舎に隣接している必要があると考えられてきました。しかし、旧富ケ丘北部会館跡の保育園は、保育室が2階、隣接しない園庭など、保育施設としての条件としてはよいとは言えないのではないでしょうか。
  問いの4番です。どのような……、失礼しました。続きになっているので、4番ではありませんので、9番に当たります。どのような検討から旧富ケ丘北部会館跡に認可保育所を設置するということになったのですか、質問します。
  次に、4月から実施される新教育委員会制度について質問します。
  教育委員会制度を定めている法律「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」が、昨年平成26年6月に改定されました。
  2011年の大津市のいじめ自殺の隠蔽に関して、教育委員会は強い国民的批判を招きました。安倍政権はそのことをきっかけにして、教育委員会そのものの廃止に問題をすりかえました。そこにある本音は、教育委員会を廃止すれば、教育行政は政治あるいは首長直結となり、教育の右傾化、競争の激化をより進めやすくなるという点にあったと思われます。しかし、廃止案は保守層を含めた広範な人々が反対しましたから廃止は見送られ、制度を残した上で首長の関与などを強める改定が強行されました。
  このことによって、(1)首長任命の新教育長、(2)首長の教育大綱制定権、(3)総合教育会議、首長と教育委員会との共同体の中でのこの3つの新しい仕組みが加わりました。制度の廃止ができず制度を残したということは、教育委員の集まりである教育委員会が最高意思決定機関である建前には変更がないということになります。教育委員会制度が残ったということは、行政委員会制度が維持されたということです。
  この行政委員会制度というのは、戦後の行政改革の中で生まれました。地方政治で言えば、教育や警察、選挙など、与党が支配することが望ましくない分野などに行政委員会が設けられています。教育委員会、公安委員会、選挙管理委員会などがそれです。そこでは首長が事を決するのではなく、一定の手続を経て選出された複数の非常勤を中心とする委員たちが合議して事を決します。委員一人一人には権限はなく、委員会として初めて権限を持つ仕組みで、合議制執行機関と呼ばれています。教育行政を行政委員会としたのは、戦前の教育の反省から教育の自主性を尊重し、教育内容への政治介入を避けるためでした。教育委員会制度が残った以上、首長の権限はオールマイティーとは言えなくなります。つまり、万能ではないということで、このことは国会審議の中で明らかにされています。
  この問題についての問いの1番です。教育委員会が制度的には残されたということですから、住民の悩みや要求を吸い上げて活動する住民自治の機関として活性化させていくことが大切と考えますが、制度的に残されたということについてどのように捉えていますか、お尋ねします。
  問いの2番です。教育委員会の独立性、自主性が損なわれないよう、現行制度の基本理念である、(1)中央集権でなく地方分権で、(2)一般行政からの独立、(3)民意の反映の3点は改正後も堅持すべきものと考えますが、どのように認識されているのでしょうか、お尋ねします。
  問いの3番です。法律の改正で大綱の策定が首長に義務づけられましたが、富谷町では大綱はどのような手順で制定されますか。策定権限を持つ町長による教育への介入・支配は許されないと考えますが、どのように考えていますか。
  平成26年7月に、地方行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律についての通知が出されています。通知は、改正後においても、教育委員会は合議制の執行機関であるため、その意思決定は、教育長及び委員による合議において出席者の多数決によって決せられるものであり、委員の役割が引き続き重要とし、さらに改正後においても、委員は執行機関の一員であり、教育委員会の重要事項の意思決定を行う責任者であると述べています。
  問いの4番です。このことから考えると、新教育長は、教育委員会の意志に反した事務執行を行うことはできないということになります。それで間違いないと思いますが、お尋ねいたします。
  問いの5番です。教育への政治支配を許さないためにも、教育委員会が教育の自由、自主性を守る本来の役割を果たすことが重要と考えます。日本共産党は、2014年4月、安倍政権の教育委員会改悪法に反対する国民的共同を呼びかけるとするアピールを出しました。その中で、教育委員会改革については以下の5項目を挙げました。(1)教育委員が、保護者、子供、教職員、住民の不満や要求をつかみ、自治体の教育施策をチェックし、改善する。(2)会議の公開、教育委員の待遇改善や支援、教育への見識や責任を持つ人物の確保など、教育委員会の役割が実際に果たせる体制をつくる。(3)政治的介入から教育の自由と自主性を守る。(4)憲法と子どもの権利条約の立場に立って行政を行う。(5)教育委員会の公選制など抜本的な改革を国民的合意のもとで進めるなどを挙げています。
  富谷町の教育委員会は、今後どのような活動が望ましいと考えているのか、お尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) この際、午後2時05分まで休憩をいたします。
     午後1時55分 休憩


     午後2時05分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの佐藤議員のご質問に答えさせていただきたいと思います。
  まず、私への答弁について、1、子ども医療費助成、待機児童など子育て支援についてに関係して、問い1の、子ども医療費助成の対象年齢を18歳までにした場合、拡大部分の推計額と子ども医療費助成に係る全体の金額についてご答弁申し上げます。
  全員協議会の際にお示ししていますが、年間2,000万円ほどの増加を見込んでおり、平成27年度予算については、10月から1月までの4カ月分で670万円の増となり、総額で2億1,670万円程度となる見込みです。
  問い2の、一部負担金を徴収しないとしているが、所得制限も撤廃すべきではないかのご質問についてお答え申し上げます。
  一部負担金につきましては、このたびの地域住民生活等緊急支援のための交付金を活用できないかと国、県と協議しましたが、こちらは対象にならないとの回答を得ました。また、一部負担金を導入し約1年数カ月の経過でもあることから、平成27年度分については現行どおり徴収することで進めさせていただき、実績等を確認・検証し、皆様のご意見を伺いながら、平成28年度に向けて検討してまいります。所得制限につきましては、負担能力の公平性の観点から設けているところであります。ご理解をお願いいたします。
  問い3の宮城県の子ども医療費助成は通院が2歳まで、入院が就学前までしか実施しておらず、全国では最下位にある。県に対してこれまでも助成の拡充を求めてきていると聞いているが、さらに強力に申し入れるべきではないかの問いにつきましては、宮城県に対する助成の拡充については、毎年宮城県の町村会を通じて要請しているところであります。引き続き強く要請をしてまいりたいと思います。
  問い6、国は現物給付で助成を行うと受診する患者がふえて医療費が増大するとして、市区町村の国民健康保険会計の国庫負担金を減額する、いわゆる減額措置を講じている。そのため一部負担金を導入し、減額の率を緩めようとする対策を講じている自治体があると聞く。これまで富谷町で子ども医療費助成を現物支給したことにより国庫負担金が減額された額は幾らかの問いにつきましては、平成24年度実績ベースで、医療給付費国庫負担金で減額された額は約264万円となっております。
  問い5の自治体が住民の福祉の増進のために独自に実施するものにいわゆる減額措置に講ずるなどということを許すべきではないかと考えるが、町の考えはについてお答えを申し上げます。
  子供の医療費に対する助成事業は、全国的な課題となっています。子育て支援や少子高齢化対策として大変重要な施策の一つであると私は強い思いを持っています。私が高校生まで医療費を完全無料化するとの公約を掲げさせていただいたことも、この思いからです。本来であれば、国が全国統一的に支援すべき施策であり、地方が必死になって対策を講じようとしている事業に対して、このことが医療給付費と国庫負担金の増加につながり、国庫負担金を公平に配分する観点からも問題があるとされ減額措置されますことに対しては、私もこの措置を廃止していただきたいとの思いに相違ございません。今後、減額措置の廃止はもとより、子供の医療費助成につきましては、国の施策として推進してくださるよう要請をしてまいります。議会におきましても、このような思いを意見書として国のほうへ届けていただければと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。
  問い6の、国は待機児童の定義を改悪して育児休業休暇中を除害するなど、見せかけの数減らしをする。子供を預けられればいいということではなく、保育の質の問題がある。今後の富谷町の待機児童対策の適用方針はどうするかの問いにつきまして、お答えを申し上げさせていただきます。
  待機児童対策としては、旧富ケ丘北部会館の保育所への転用と認定こども園の新設により、保育の質を落とすことなく受け入れ枠の増加に努め、待機児童ゼロを目指してまいりたいと思います。
  問い7、富谷町の場合、3歳未満児の待機が多く、特別の対策が必要ではないか。どのように進めていくかの問いにつきましては、町の未満児対策として、認可外保育所の認可に向けた取り組みを支援する事業、とみや保育室がありますが、その条件として未満児を中心に入園できることとしており、現在2カ所で実施しております。また、家庭的保育事業、保育ママとあわせて3歳未満児3号認定の受け入れ枠増加に努めてまいります。
  問い8、旧富ケ丘北部会館跡の施設利用として60人定員で10月認可保育園の開園の説明があったが、改めて詳細説明を求めるの問いにお答え申し上げます。
  ゼロ歳児、1歳児を各1室、2・3歳、4歳・5歳児用各1室で計4室を設け、屋外避難階段を新たに設置し、既存階段部には手すりなど、転倒防止対策を講じる予定となっております。
  問い9の認可保育園は2階にできることとなり、園庭は隣接の公園ということで、車の出入りがあり事故が心配、保育施設の条件としては必ずしもよいとは言えないと考える。どのような検討からこの結論になったかについて、お答えを申し上げます。
  待機児童の解消や町有財産の有効活用を考え、決定したものです。なお、安全対策については、横断歩道を設置するなど、十分に配慮していきたいと考えております。
  質問の2につきましては、教育長からご答弁申し上げます。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) それでは、私のほうから、第2問目の4月から実施される新教育委員会制度について、お答え申し上げます。
  まず、第1問についてでございますが、今回の教育委員会の改正につきましては、教育の中立性、継続性、安定性を確保しつつ、地方教育行政における責任の明確化、迅速な危機管理体制の構築、首長との連携の強化を図るとともに、地方における国の関与の見直しを図るために行われたものと認識してございます。この趣旨に沿って対応してまいりたいというふうに考えてございます。
  第2問目についてでございますが、その第1項目、中央集権ではなく地方分権で、につきましては、教育基本法の趣旨に即し、地域の実情に応じた教育に関する施策を実施しておるところでございます。
  第2項目めに関して、一般行政からの独立につきましては、教育委員会は、地方自治法の執行機関としての位置づけや、首長や教育委員会の職務権限は変更されないことから、引き続き地方公共団体の教育行政をみずからの責任と権限において管理し執行する執行機関ということになります。
  3点目の民意の反映につきましては、教育は地域住民にとっての関心の高い行政分野であり、専門家のみが担うのではなく、広く地域住民の参加を踏まえ行われることが必要であり、教育委員の任命に当たりましては、年齢、性別、職業等に著しい偏りが生じないよう配慮するとともに、保護者である者が含まれるようにすることとなっております。
  以上のとおり、3項目につきましては改正後も現在と同じように継続されるものというふうに認識してございます。
  次、第3点目の大綱に関することにつきましては、首長と教育委員が構成員となります総合教育会議におきまして協議……、大綱そのものを製作していくのは首長でございますが、この総合教育会議において協議、調整することとされてございます。この総合教育会議は首長と教育委員会という対等な執行機関による教育調整の場とされておりますので、首長による教育への関与、支配ということにはつがらないというふうに認識してございます。
  第4点目につきまして、いわゆる教育長が教育委員会の意思に反した事務執行を行うことができるかということでございますが、教育委員会の事務につきましては、教育長の委任事務と委任することができない事務に区分されておりまして、いずれにつきましてもどちらにつきましても教育委員会における意思決定に反して行うことはできないということでございまして、これは議員のご認識と一緒でございます。
  第5点目、今後の活動についてでございますが、今般は教育委員会の制度改革に伴います地域の民意を代表いたします首長との連携強化や、教育委員会での審議の活性化を図っていくことが今後とも必要であるというふうに認識してございます。
  以上でございます。
議長(浅野幹雄君) これより佐藤聖子君の質問は一問一答により行います。
  17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) それでは、一部負担金も所得制限も撤廃すべきというところでお答えがあったわけですが、きのう答弁がありました地域住民生活等緊急支援交付金、これを使うことにしたからということだと思うのですが、これはなぜこれを使うと一部負担金を残しておかなければならないということなのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) それの理由の一つでございますが、一番大きな理由といたしましては、やはり25年の10月から500円を徴収してまだ年数的にそれほどたっていないというところでございます。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) そうしますと、一部負担金でその間収入があったものといいますか、どれくらい保護者が負担した額となりますか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 小学4年から中学3年生までに拡大した入院以外通院分でございますが、一部負担金の額といたしましては686万9,500円でございます。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) きのう出川議員に答弁されていた金額がありますが、子ども医療費の一部負担金2,450万円、これはどの金額に当たりますか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) これは一部負担金を徴収した場合にそのぐらいかかるということでございます。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 今のはよくわかりませんが、もう一度お願いします。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。大きな声でお願いします。
子育て支援課長(浅場 悟君) 仮に中学校まで一部負担金500円徴収した場合はそのぐらいの金額がかかるということでございます。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 今の一部負担金はその年齢の区分があって、したがって686万9,500円だったと。ところが、全体で一部負担金を徴収すると2,450万円になるということですか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) そのとおりでございます。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 1年経過して拡大した部分のところでの一部負担金が約700万円ということでありました。これはもう検証されていることだと私は思うので、この一部負担金については撤廃して進めるべきではなかったかと思いますが、この点についてはどうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 先ほども町長答弁したとおりでありますが、25年10月からというところと今後の実績等を確認・検証というところでございます。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 所得制限について、先ほど町長は税の公平性ということで答弁があったわけですが、この所得制限について平成26年度の対象者、きのう伺いました646人ということでした。そのときの全体の数は約1万400人ということになります。その所得制限を受けている人というのは、税金もたくさん払っていると。だとすると、その分見返りがあってもいいのではないかというのが親たちの思いなんですね。何でこの税金を負担しているのに、ここのときになっちゃうと制限受けるのかしらとあらゆるところで聞きますが、それについてのお考えをお尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 町長答弁のとおり、負担能力の公平性という観点から、所得制限を設けているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 完全無料化を目指しているわけで、随時平成28年あたりにも見直しをしてということもありましたから、その完全無料化に向けてその見直しが図られていくということだと思うのですが、この完全無料化に向けて実施する方向だということを確認していいでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 一部負担金につきましては、きのう町長からもお話あったとおり、段階的に検討していくというところでございまして、また所得制限については引き続き実施していくというところでございます。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 町長にお尋ねします。この完全無料化について進めていくということを町民は非常に期待していると思いますが、今回はそうではなかった。このことを有権者にどう説明するのか。そしてまた、完全無料化に向けて進めていくおつもりがあるのかどうか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 私もこのことにつきましては、完全無料化を目指したいということで公約に掲げましたので、今もその気持ちは変わりません。ただ、実施していくに当たっては、段階的に今回まずは18歳までの医療費の無料化を図りながら、一部負担につきましては先ほど来ご説明にありましたようにまだ25年から実施を始めたばかりなので、その様子、経緯も含めながら段階的に考えていきたい。そしてまた、所得制限についても、周辺市町村の自治体の対応なんかもありますので、その辺もうかがいながら、ただ、思いとすれば私も公約に掲げた以上、全面無料化に向けて努力していきたいというふうには思っております。ただ、先ほど来答弁で申し上げましたように、本来この問題はやはり国がある程度責任を持つべきところであり、こういった自治体レベルでお互いそれぞれが隣の町では何歳までという、あと隣の町では一部負担があるなしとか、所得制限があるなしとかというばらつきがあることそのものも私はおかしいのではないかという部分もありますので、その辺は町として国に対しても要請を行いながら、最終的に負担を軽減していくように努力していきたいというように思っております。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 私もそれについては同様の考えを持っています。子育て支援というのであれば、このように国が本当に子供と言われる18歳まで無料にしていくべきだということを思います。ただ、今は身近なところにあるところで県のことでお尋ねしますが、県については毎年要請を強く求めているということでありました。その県についてですけれども、県が47都道府県の中で大阪府と同じその2歳と6歳まで、入院が6歳、就学前までということですが、こういうことについて、県の思いを聞いているのか。こういうことで要請するんだけれども、なかなかそれは改まらない。私が議員になったときは給食費の半額も出ていましたが、それもなくしました。県は後退するのみだったわけですが、そのときの県の対応といいますか、県の認識、47番目だということについて何か言いわけめいたことは言ってきているのかどうか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 県につきましては、財政の逼迫というところが回答でございますが、それに加えて県としても検討しているというところでございます。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 日本国中が、あるいはそれらの自治体が基準以上のそれぞれの県や都道府県以上の基準で上乗せをして実施しているということであります。それで、何とかもっと応援してほしいという要望が多いはずですが、県議会の成り行きにも注目していかなければならないと思っています。県議会議員、県議会や県に対しても要望していくべきだと思いますが、働きかける必要があるのではないかと思いますが、これについてはどのような考えでしょうか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) その辺につきましてもこれから検討させていただいて、必要であれば県議会に要請すべきときは要請をしていきたいというふうには思っております。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) ぜひそのように働きかけをして、議会議員として一丸となって県についてもこの子育て支援もっと頑張るように、県は国に対して子育て支援もっとするようにということで強めていかれればいいなと思いますが、ぜひそのように行動してもらいたいと思うのですが、いかがでしょうか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまのご意見を踏まえまして検討させていただいて、前向きに考えていきたいというように思います。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 先ほどのいわゆる制裁措置ですが、国庫負担金の中で264万円ということがありました。これですが、このまま制裁措置をしておかない。自治権というものがあるのだからということで、これについてはどのような対応をしていくのでしょうか。そのままそうですかということでなっているのではないと思いますが、これについてはどのような対応をこれまでしてきたのでしょうか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) ただいまの件ですけれども、町としても町村会を通じまして国のほうに政府の施策あるいは予算の要望ということで毎年上げて出しています。それが今回、昨年は26年の4月ごろだったですか、全国町村会長が国のほうに要望書を出しています。その中にもただいまのような減額措置の廃止ということで出しております。結果、ことしの2月12日ですか、国と地方の国保改革の協議の場、そちらのテーブルにも出ております。結果的にはその減額措置については今後引き続き検討するというような状況となっておりますことをご報告します。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) それでは、今後についても同様の取り組みをしていくということになるのでしょうか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 先ほど町長からの答弁にもありましたように、町の姿勢としてはこの減額措置の廃止に向けた要望は引き続き町村会を通じ、あるいは国保連合会等を通じながら、国のほうに要望していきたいと考えております。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 国保財政について減額措置が行われているということが今回ここの場で明らかになったわけですが、これがあるからといって、その18歳までの完全無料化、絶対後退させてはならないと思いますが、後退させないということをこの場で明言していただきたいと思いますが、どうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 私も先ほど答弁申し上げましたように、実現に向けて努力していきたいと思いますし、やはりこういう矛盾をなくしていくためにこれからも努力していきますので、ぜひ先ほども申し上げましたように議会におかれましてもこのような意見書などを国のほうへ届けていただければというように思います。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 待機児童のほうに移りたいと思います。
  北部会館の保育施設をつくることだとか、認定こども園だとか、それから質を落とすことなくそういうことで対応していきたいということが町長のほうから答弁がなされたわけですが、しかし、その認定こども園などは今まで保育所に入りたいということで来ていた人たちには、その保育に欠ける、町がその責任を負うということがあって、児童福祉法の24条1項で、これの部分が残りました。ところが、国が進める新保育制度というのは、さまざまな枠をつくりまして、それぞれに合った面積だとか、それから園庭だとか、保育する人たちだとかというのを細かく分けていると。親たちにすると、そういうのは全く認められないという声が全国から起きているわけで、認定こども園でそれをカバーしていくというのについては私は賛成できないということをまず申し上げておきたいと思います。
  それで、待機児童のほうですけれども、厚生労働省が待機児童の定義を大きく変えるということがありました。この大きく変えるという内容については、担当課はどのようなところでその後退が見られると考えているのでしょうか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 変更点といいますか、一つ申し上げますと、現在親が求職中の場合ですと待機児童として認めるということがございますが、新しい定義になりますと、調査時点で求職活動を休止していれば待機児童に含めない等の新しい定義が設けられているというふうに把握してございます。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 今回、厚生労働省が出したのは、都道府県、政令市、中核市ということになりますが、富谷町もこれにならってそれではその待機児童を把握するということになったと考えているのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 私も内容をまだ詳しく把握しておりません。ですが、新しい定義というところであれば、国が示したものであればそれに従っていくということになろうかと思います。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 今回の保育、子ども・子育て新制度では、大きくその内容が変わったわけですね。入りたいと思う人がその必要量を認定される。介護保険と同じような仕組みになっていく。そのほかに、こうやって育児休暇中だとか、それから求職中の人でもその時点で求職していなければそこを外すだとか、そのほかにどうしても認可に入りたいと思っている人たちはその人の都合だということでそれも外すということなんですね。こういうことの事態の捉え方が果たしてその保育所に子供を入れたい、預けたいと思う人の正確な人数を把握することができるかということだと思うんですよ。子供たちのその保育をちゃんと担わなければならないということからすると、それはどんなことがあったとしても、今までのとおりといいますか、新しい制度による把握の仕方は私は認めるべきではないということで思います。そういうことだとは思わないでしょうか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 先ほどもお答えしたとおり、新しい定義でもって把握していくというところで進めさせていただきたいと考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) それでは、どれくらい保育所を必要としているか、その保育施設を必要としているかという親の数、保護者の数が全く把握できないわけですよ。そうすると、待機児童を減らす、これは見かけだけで減らすんですけれども、こういうことがされると、その児童福祉法24条1項を踏みにじるものだという考え方になってしまうのですが、そういうことで町としていいんでしょうか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 矛盾する点もあろうかと思いますが、国の示した案のとおり進めさせていくしかないのかなというふうに考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 全く認められない答弁だと思います。やはりここに住んでいて、住みたくなる町だと、ここに来たら子育てが十分できる、学校に行ったら安心できるというそういうまちづくりのために、たとえ国がそういうことを示してきたとしても、入りたいと思う人たちのところを何人いるのかというのを数える。そのことを把握なしにしては、基本的な設計できないのではないでしょうか。済みません、町長、この点についてどのようにお考えになりますか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 先ほど来子育て支援課の課長が答弁しているとおり、ある意味町としての数値として把握する上では、やはり国の基準に従わざるを得ないという答弁にならざるを得ないのかなという部分はご理解いただければというふうに思います。
  ただ、ただいま議員が申し上げましたとおり、とはいいながらも、やはりその多くの人が町民の方が困っていることに対しては、やはり最大限努力していくのが行政の責任だというふうに思っておりますので、その数値として出される数の待機児童ということではなく、より多くの人たちが困っている人たちのために努力していくのは行政の責任だというふうには思っております。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) ここに住む人たちの思いをしっかりと受けとめて、そして保育施策をしていくということを求めます。
  きのうの中にもありましたし、きょうの中にもありました。公立幼稚園の定員割れというところから、認定こども園への移行を何か含めて考えているような気がしましたが、この点について詳細を伺いたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。もとい、若生町長。
町長(若生裕俊君) あくまでそれは決して現在の幼稚園が定員割れしているので、それの年齢引き下げをあわせて認定保育園へ移行するというふうに明確に答弁したわけではなくて、全体を含めてこれから検討をしていきたいというふうに考えておりますので、そのようにご理解いただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) それでは、子ども・子育て新制度ですが、これは非常に問題の多く含んでいる制度です。親たちが要望していることでもなく、保育関係者が要望していることでもないということは、この間ずっと事あるごとにここの場でも述べてきたところです。条例の制定に当たってもさまざま出てきたところです。したがって、認定こども園ということについては余り急ぐことなく、本当に慎重に親たちの思いを聞きながら進めてほしいということで、この対応で進めてほしいということを申し上げますが、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまのご意見を一つのご意見としてお受けさせていただいて、その部分も含めながらあらゆる全体の子育て支援、待機児童ゼロの対応について全体を考えていきたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 旧富ケ丘の北部会館の跡地利用ですが、これについて先ほど説明がありました。この検討した時点で、既存のその富ケ丘の北部会館、ほかの利用については何も出なかったのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 私の知る限りは保育園、保育所というところでのお話でした。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 検討された方々はどなたでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 町長初め、子育て支援課でございます。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) ほかに利用がないと、私はほかの利用の要望も聞いていますが、そういうことは一切出なかったということなんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) これ、総務課長が今まで管理している部分ですよね。会館ですから。子育て支援課長、答えられますか。どうぞ。(「でも、子育て課も入っていたわけです」の声あり)そのほかにということじゃないんですか。(「いや、その中で何にもほかの利用は出なかったのかということで、出ないということだったんですね。出なかったんですね」の声あり)子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 先ほど私の答弁に補足させていただきますと、私の聞いたところでは保育所というところでございます。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 最初から保育所というのがどこからか出てきてということだったのかなと思わざるを得ませんが、しかし、先ほどのところでも言いましたように、最適な場所ではないんですよね。そのことは検討しましたか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 旧北部会館につきましては、隣にといいますか、併設された公民館、それから駐車スペースもある。それから、すぐ隣に富ケ丘保育所もある。目の前には公園もあるというところで、そのような判断をしたというふうに考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 認可保育所ができるというときに、横断歩道をつくるからだとかというそういうものでごまかしてはいけないと思うんです。やはりお手本になるような施設でなければならないし、こういうことが次から次へと起こってくるということを心配します。再検討するべきということも考えてお尋ねしていますが、どうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 先ほども申し上げたとおり、場所的に横断歩道といいましても、公道ではなく私道にというところでの判断、設置でございますし、環境的には恵まれているほうなのかなというところでの判断でございます。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 先ほど私、何かもう保育施設が先にあって、そこから進められたものだということを申しました。前町長の時代のそのものですが、これをもう一回跡地利用ということで考えていく。ちょっと時期はおくれますけれども、そのほうが子供たちにとって最適ではないかと思います。白紙に戻すということは考えないでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) ご意見として頂戴いたしまして、今後検討の材料とさせていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 町長はいかがお考えでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいま担当課長が申し上げたとおりでありますので、事務的な手続等、もう一回確認をさせていただいて、もう一度検討できるのかどうかも含めて確認した上で検討したいと思います。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 残り少なくなりましたけれども、教育委員会制度についてお尋ねします。
  大綱についてですが、その国の方針どおりに参酌してというところですが、これは国の方針どおりに定める必要はないというこの通知ですが、これについて教育長はどのように考えていらっしゃいますか。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 国のほうからは、教育振興の基本計画が平成25年、県のほうからも同じように教育振興基本計画が示されておりますので、この辺の基本計画等をいわゆる参酌しながらも、いわゆる富谷町の教育行政の真のあり方というものを探りながら、その両面で決められていく問題ではないかなというふうには思います。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) そうしますと、富谷町の独自性もそこの中に盛り込まれるということになりますか。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 大綱につきましては、いわゆる町長が定めるというところになります。そして、町長が定めた大綱に基づいて総合教育会議において調整を図っていくということになりますが、製作段階においても町長のほうから求められれば、私らも積極的にその求めに応じて協議をしながら進めていくということになります。もちろん、富谷町の独自性というものは十分に出していくというふうなことになろうかと思います。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 町長と教育委員会とがつくり合うわけですが、そのときに町長が勝手に大綱を書くことは適切ではないという通達が、通知があると思うのですが、その点についてはどのように考えていらっしゃいますか。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) どのような制度も、やはりそれは構成員である人により具現されるか、それとも不適格な運営になるかということは決まっていくと思いますが、町長就任してまだ3週間ほどではございますが、ちょっと別な例を最初申し上げますが、最後のトイレ改修滞っております日吉台中学校のトイレ改修については、実は見送りとなっておったところですが、町長のほうから就任早々ご相談申し上げましたら、ぜひそれは子供たちの教育環境を整えることは最優先してやりなさいということでお話をいただいて、今回の当初予算にも計上させてもらいましたが、そのように町長と私ら教育委員会との協議、それから連携というものは十分図っていけるというように私は確信をしてございます。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) その調整するだとか、協議するだとかということがありますが、教育長も教育委員も調整していない事項には意を用いなくてもよいというこの通知があったかと思いますが、これについてはどのように考えていらっしゃいますか。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 調整、その前に協議という言葉があると思いますが、どのような案件でどのような形でその会議が進行しているかということは、全て予測することはできませんけれども、先ほどのトイレ改修の件を一つ例に出しましたが、実はそのほかもございまして、この短期間においても教育委員会と町長との間の連携というのは非常に図られておりますので、今のようにどちらか片方だけが、言葉は非常に悪いですが、ちょっと先に走るとか、そういうことは起きないというふうに私は確信しております。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 学校の環境整備ということであれば、それはそのとおり進めていってもらいたいというところであるわけですが、例えば学力、全国学力学習状況調査、これの公開というのがありまして、こういうものについてその調整協議ができていないものを首長が書くということになったときに、それはそれを学校教育委員会としてはどういう立場で対応するということになりますか。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) まず、その学力テストの公表という具体的な案件につきましては、まず教育委員会の中で十分に討議する必要がありますし、当然学校との協議、連携を図っていくということが前提になります。その中での一つの結論が、例えば公表しないという、現在はしないという結論を出していますが、そういう結論が出た場合は、町長はそのことをきちんと理解して、それでよろしいというふうに言っていただけるものと確信しております。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 首長が教育委員会と協議すべきでない事項も例示されています。その中には教科書だとか、人事などについては協議すべきでないというものがありますが、これについてはどのように考えているでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) それは法規則の定めに基づいて進めてまいりたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 現在の教育長ではなくて、新教育長ということでのお話ですが、新教育長が非常にやる気がいっぱいで、端から見ていると暴走したというようなこともあり得るかと思います。そういうときに、新教育長へのチェック機能の強化というのが必要だということがこれも通知にありますが、この点についてはどのように捉えているのか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) それは当然教育委員会の果たす役割であるというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 趣旨のところでも申し上げましたが、教育委員会として維持されたということは、これまでもその教育委員会が合議体でなされたものに決したものについてのみ、事務執行が行われるということになると思いますが、そういうことで進められていくということでいいのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) そのとおりでございます。
議長(浅野幹雄君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 最初のときに申し上げました日本共産党が出したそのアピールですが、こういうふうにして改革してもらいたいということについて、何か所感があればお尋ねしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) そうですね。これからのこの制度改革だけではなくて、これまでのいわゆる教育委員会制度というのは昭和22年だったと思いますが、憲法及び教育基本法と同じようなときに発足したものでして、その当時からいわゆる一般住民の意向に沿った形で進める。いわゆるリーマンコントロールというふうに言われていますが、その趣旨は今度の改革でも当然継続されるものというふうに私は思っております。ですから、当然一般の住民の皆さんの意向に沿った形での教育行政というのは当然富谷町の教育行政の大綱にもなっていきます。
  ただ、その中でも時代の変化に応じて教育課題というのは大変変化してございます。一つはグローバル化ということもございますし、ICT環境、いわゆるスマートフォン等の環境の変化ということもございますので、やはりそういう対応にきちんと果たしていける教育委員会であるということが大事だと思っています。そのためには、どこかにたしか「学び続ける教育長」という文言があったんですが、教育長だけではなくて教育委員会全員、学び続ける教育委員会を目指して力量を高めながら、あともう一つはやはり首長との、いわゆる町長との連携を十分に果たしていく。つまり、予算を持っている町長部局、町長との連携を図っていくということになると思います。私は何度も申しますが、町長との連携については十分良好な関係で保っていけるというふうに確信をしてございます。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長より、医療費関連について一部訂正したいとの申し出がありますので、発言を許可します。子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 先ほど佐藤議員のご質問の中で、子ども医療費の一部負担金につきまして2,450万円ほどの自己負担という問いがございまして、これはどういったものなのかというところで、私の答えが全ての年齢でもって500円徴収したときにこの金額だという答えをさせていただきましたが、正しくは現在、通院分の3歳以上につきましては、一部負担金をいただいておりますので、3歳以上、それから中学生までの一部負担金をいただいた額というところで訂正させていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) この際、午後3時5分まで休憩をいたします。
     午後2時54分 休憩


     午後3時05分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  7番長谷川る美君。
7番(長谷川る美君) このたびの新町長就任、まことにおめでとうございます。
  私は、このたびの富谷町議会議員補欠選挙で当選させていただきました、富ケ丘の長谷川る美でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
  夫であります元富谷町議会議員故長谷川 隆は、志半ばで病に倒れ天に召されました。私は、故長谷川 隆の遺志を継いで富谷町の発展と町民の福祉向上に全身全霊を尽くしてまいりたいと思いますので、ご指導をよろしくお願いいたします。
  私は、4月から始まる子ども・子育て支援事業実施に伴い、富谷町の子育て支援はどのように前進するかについて、質問いたします。
  具体的な質問に入る前に、23日の新町長の所信表明及び施政方針によりますと、若生英俊前町長が来年の4月に開所を予定して準備を進めてきた(仮称)富谷町子育て支援複合施設の事業費の全額を平成27年予算から削除し、実質事業を中止する内容と受けとめました。しかしながら、現在、健康福祉センターと中央公民館とで行っている母子保健事業を、対象者が多く居住する南部地区の明石台公共用地に移し、子育て支援機能とあわせ持つ複合施設として皆が望んできた必要な施設であると思います。新町長が先ごろの町長選挙で掲げた子育て支援の公約には、「児童館、乳幼児館が1カ所になるのですか」とありましたが、富谷町に児童館や乳幼児館はありませんので、誤った認識と前提を有権者に示したことに加え、(仮称)富谷町子育て支援複合施設の計画を白紙に戻すのは重大な施策判断の誤りであると考えます。改めて事業を継続するよう、強く求めたいと思います。
  さて、4月から始まる子ども・子育て支援制度のポイントは3つであると認識しています。
  1つ目は質の高い教育、保育の提供であり、2つ目は待機児童の解消が図られることであり、3つ目は地域での子育て支援を強化することであると思います。新しい制度がスタートすることにより、全国的に少子化が進んでいる中、富谷町は子育て世代の転入者が多いことや、出生者数が年間450人程度あることから、子供を産み育てる女性が安心して出産、子育てができる環境を整えることは、町が取り組むべき最優先課題であると考えます。
  以下、4点について伺います。
  1、4月から始まる子ども・子育て支援新制度が円滑に施行できるよう、富谷町ではどのような取り組みをしていますか。
  2、新制度導入により待機児童数はどのぐらい減少すると考えますか。また、町長はそのために公約の中で2年以内に認定こども園をつくり、待機児童ゼロを具体的に目指すとありましたが、財源等も含め、設置場所、規模など、具体的に述べてください。
  3、10月から小学校敷地内に放課後児童クラブ設置が予定されていた4校が、富ケ丘、あけの平、東向陽台、成田東、見直しとなりましたが、その根拠と施設整備の実施の時期はいつですか。
  4、新制度導入のもと、保育の人材確保のため、町ではどのような取り組みが必要だと思いますか。
  町長の答弁を求めます。
議長(浅野幹雄君) 町長にの低頭は必要ございません。(「はい、失礼しました」の声あり)
  ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの長谷川議員のご質問にお答えをさせていただきたいと思います。
  まず、質問の趣旨であります4月から始まる子ども・子育て支援新制度への富谷町の取り組みを問うに関連しまして、4つの質問について答弁させていただきます。
  まず、1問目、4月から始まる子ども・子育て支援新制度が円滑に施行できるよう、富谷町ではどのような準備、取り組みをしていますかの問いにつきましては、子ども・子育て支援新制度については、平成25年8月に学識経験者や子育て中の保護者、子育て支援に関する事業に従事する者などからなる富谷町子ども・子育て会議を設置し、現在まで計7回の会議を開催しています。会議では、富谷町子ども・子育て支援事業計画の策定が主な内容となっており、今後計画の変更等がある場合は速やかに会議を招集いたします。また、幼稚園、保育所とも連絡を密にし、放課後児童クラブに関しても子育て支援課に主管課を変更し、円滑な施行開始を目指しております。さらに、新制度に対応する電算システムを稼働させ、管理運営してまいります。
  問い2の新制度導入により待機児童数はどのぐらい減少すると考えますか。また、そのために、町長は公約の中で2年以内に認定こども園をつくり、待機児童ゼロを具体的に進めますとありましたが、財源等も含め、具体的に述べてくださいの問いにつきましてお答え申し上げます。
  新制度導入により、平成27年度から早々に待機児童が減少するものではないと思いますが、今後旧富ケ丘北部会館の保育所整備とあわせて認定こども園の設置を進め、保育ママを推進していくことで、待機児童ゼロを目指します。財源については、国の補助制度を活用したいと考えます。設置場所、規模については今後の検討となりますが、早急に具体化する考えです。
  問い3の10月から小学校敷地内に放課後児童クラブ設置が予定されていた小学校4校の見直しとなりましたが、その根拠と施設整備の実施時期はいつですかの問いにつきましては、学校敷地内で児童クラブを行うのが、今回の明石台小学校が最初のケースとなりますので、明石台小学校児童クラブの実施について検証をし、そのほかの学校敷地内で行う児童クラブの実施については、その検証結果を反映させたいということや、児童館の建設も視野に再検討することとなったものです。設置整備の時期につきましては、優先度を考慮し、早急に具体化する考えでおります。
  4番目、新制度導入のもと、保育の人材確保のため、町ではどのような取り組みが必要だと思いますかの問いにつきましては、新制度施行に伴って保育士の必要数が変わるわけではありませんが、現在どこの市町村、私立保育所でも懸案となっているのが保育士の人材確保であり、富谷町でも例外ではありません。正規職員の採用とあわせて、臨時、パート職員についてはハローワーク、町のホームページでの募集のほか、保育士養成校への求人依頼、宮城県保育士バンクでの求人を積極的に行ってまいりたいというふうに思います。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) 7番長谷川る美君。
7番(長谷川る美君) 新制度へ向けた1番目についてなんですが、新制度に向けた富谷町の取り組みの中に、富谷町子ども・子育て会議を設置して取り組んできた富谷町子ども・子育て支援事業計画が完成に向けて最後の調整段階ということなんですけれども、いつごろの完成予定でしょうか。また、その内容について大まかに教えてください。
  また、2番の新たに認定こども園をつくる……。(「一括方式です」の声あり)
  2番の新たに認定こども園をつくるということについては、具体的な内容はこれからということでいいのでしょうか。また、2年以内の実現は可能でしょうか。
  3番の放課後児童クラブのことについてなんですが、小学校敷地内での開設については、富谷議会だよりナンバー168にも載り、町民の皆様からも要望の強い内容だと思います。富ケ丘小学校に関してお話ししますと、現在全校児童数528名中、上桜木から237名の約45%の児童が2キロ近くの道のりを登下校しています。また、平成26年度富ケ丘公民館児童クラブ登録児童数も、富ケ丘一から四丁目が41人、鷹乃杜一から四丁目が23人に対し、上桜木一丁目地区は49人と一番多く、49人中34名が低学年で占めています。小学1年から3年の児童が学校の授業が終わった後、富ケ丘小学校からさらに自宅とは反対方向の富ケ丘公民館に歩いていかなければいけません。夏休みなど長期休暇の際には自宅から富ケ丘公民館までの約4キロメートル近い道のりを歩いていく児童の負担は大きく、安全面からもぜひ早急に小学校敷地内での開設を強く要望しますが、町長のお考えを述べてください。
  また、4番目の保育の人材確保についてですけれども、私も保育士として実際に働いていた経験から、給与アップによる保育士の処遇改善や保育所の職場環境の改善など、保育士の離職防止に向けた取り組みの支援が必要だと思いますが、町長のお考えをお聞きします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 1番目につきましては、できれば担当課からあとご回答をお願いしたいと思います。
  それで、2番目につきましては、2年以内を含めて認定こども園も含めて検討してまいりたいというふうに考えていただいて結構です。
  あと3番目の問い3に関係しての児童クラブにつきましては、これを私はきのうも答弁で申し上げましたとおり、必要性を否定するものでは全くありません。もう近々にそれも対応しなければいけない。ただ、今回計画として上がってきたのが、予算で上がってきたのが、プレハブにてやるという計画だったものですから、果たして子供さんたちを預かる施設がプレハブでいいのだろうか、そして慌ててそれをやることが果たしていいんだろうかということがあったものですから、一旦まず明石台の今回初めて設置する明石台小学校の児童クラブを設置した上で、それの推移を確認した上で早急に実施するということで、先ほど来長谷川議員がお話ししたように、現状必要性を全く必要性については同じように認識をしておりますし、対応を急いで考えていきたいというふうには思っておりますが、今回一旦保留にしたのはそういったプレハブでいいんだろうか、この子供さんを預かる施設が、そしてまずはその明石台小学校の最初の推移を見て早急に対応を考えていきたいということで、決して1年とかおくれるような対応にはならないように、少なくとも急ぎで早急に年度内に対応については考えていきたいというふうに思っておりますので、ご理解賜ればと思います。
  4番目の保育士の人材確保につきましては、ただいま実際に現場で働いておられたという長谷川議員の体験も含めてのご意見だと思いますので、参考にさせていただきながら、今後人材確保に向けて努力をしていきたいというふうに思います。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) 町長、答弁漏れございます。2問目の設置場所等具体的にという質問ありましたので、答えられればお願いします。設置場所とか、具体的に。
町長(若生裕俊君) 済みません。失礼しました。
  設置場所等につきましても、これまで答弁させていただいたとおり、今後いろんな皆さんのご意見をいただきながら、早急に検討をしてまいりたいというふうに思っております。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) それでは、子ども・子育て支援事業計画の完成の時期につきましては、内容の完成については3月中の完成を目指し、印刷については4月に入ってからと考えてございます。
  また、内容でございますが、地域子ども・子育て支援事業について、1番の利用者支援から始まりまして、13項目ございます。その内容につきまして、必要量を見込み、その必要量を確保するための方策を記載しているものでございます。
議長(浅野幹雄君) 7番長谷川る美君。
7番(長谷川る美君) 放課後児童クラブのことについてですけれども、ただいま町長から年度内での対応をしていきたいというふうにお話ありました。プレハブでも私はぜひ絶対にやっていただきたい。それよりも先に、本当に遠い道のりをお子さんたちが、特に上桜木についてですけれども、今そういう道のりを歩いていかなければいけない。その夏休み期間中などは特にお子さん一人でということが不安だということで、児童クラブもやめましたという声もあるんですね。ぜひ、ですから私自身、プレハブでも絶対にやっていただきたいという強い要望がありますので、そこら辺もう一度町長のお考えをお示しいただきたいということと、私はこのたびの補欠選挙で子供たちの未来のために、そして富谷町で生まれて育った子供たちが夢と希望を持てるような町にするために努力してまいりたいと、町民の皆様に訴えてきました。富谷町が今町から市へと移行する大切なこの時期に、子どもを産み育てる女性が安心して出産、子育てができる環境を整えることは、町が取り組むべき最優先課題であると思いますが、4月からの新制度のスタートのもと、町長のお考えをよろしくお願いいたします。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 先ほど来申し上げておりますとおり、早急に対応したいというふうに認識しているのはこれまでお話ししているとおりでありまして、今回提案があったのが、いわゆるプレハブで6,000万円、約6,000万、たしか6,000万円ですよね。6,000万円プレハブにかけて早急にやってというその費用対効果を考えたときに、やはりひと息もって、決していたので、今回10月は難しいですけれども、少なくとも私の今の考え方とすれば28年当初、なので半年ぐらいのおくれではこの問題解決に向けて対応を考えていきたいというふうに、その上で対応していきたいというふうに思っておりますので、決してこの問題を否定しているものではないので、そこは重ねてご理解賜れればと思います。
  最後の子育て支援、そして女性が産み育てる環境をつくっていくという部分に関しては、ただいま長谷川議員のおっしゃるとおりと同感であります。市制施行に向けて最大限安心して暮らせる、そして子育てができる町を目指して頑張っていきたいというように思いますので、さらにご協力、ご支援、ご指導賜ればというふうに思います。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) これをもちまして本日の一般質問を終わります。
  これで本日の日程は全て終了いたしました。
  本日はこれにて散会いたします。
  ご苦労さまでした。
     午後3時23分 散会

平成27年第1回定例会議事録(第4号)

平成27年3月6日(金曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 森栄君
  • 2番 齊藤秀行君
  • 3番 高橋正俊君
  • 4番 小泉光君
  • 5番 菅原福治君
  • 6番 出川博一君
  • 7番 長谷川る美君
  • 8番 三浦邦夫君
  • 9番 浅野直子君
  • 10番 安住稔幸君
  • 11番 小川昌義君
  • 12番 細谷禮二君
  • 13番 佐藤克彦君
  • 14番 山路清一君
  • 15番 磯前武君
  • 16番 渡邊俊一君
  • 17番 佐藤聖子君
  • 18番 永野久子君
  • 19番 相澤榮君
  • 20番 浅野幹雄君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 富谷町長 若生裕俊君
  • 企画部長兼企画部経営企画課長兼市制移行準備室長 荒谷敏君
  • 福祉部長 小野一郎君
  • 建設部長 鴇謙一君
  • 企画部財政課長 吉田尚樹君
  • 企画部産業振興課長 横倉時夫君
  • 総務部総務課長 菅原俊司君
  • 総務部税務課長 内海壯晃君
  • 総務部町民生活課長兼東向陽台出張所長兼富ケ丘出張所長兼あけの平出張所長兼日吉台出張所長兼清掃センター所長 亀郁雄君
  • 福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター所長兼保健福祉総合支援センター所長 安積春美君
  • 福祉部健康増進課長兼食と栄養推進室長 奥山育男君
  • 福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセンター子育てサロン所長 浅場悟君
  • 建設部都市整備課長 伊藤正君
  • 建設部都市計画課長兼設計業務統括室長 佐々木俊男君
  • 総務部総務課参事兼危機管理室長兼危機管理監 新田武君
  • 教育長 菅原義一君
  • 教育次長 及川芳彦君
  • 教育部長兼富谷中央公民館長兼富ケ丘公民館長兼東向陽台公民館長兼あけの平公民館長兼日吉台公民館長 小松巌君
  • 教育部学校教育課長 神田能成君
  • 教育部生涯学習課長兼総合運動公園所長兼民俗ギャラリー館長 阿部雄也君
  • 教育部学校教育課学校給食センター所長 鴇幸浩君

事務局職員出席者

  • 事務局長 山田豊
  • 次長 富澤裕
  • 主任主査 津久家直美

議事日程 第4号

平成27年3月6日(金曜日)  午前10時00分  開議

第 1 会議録署名議員の指名
第 2 一般質問(通告番号12番~14番)
一般質問 18番 永野久子議員
1 敬老パスの実現と、交通問題解決の方向性を問う
2 増税につながる国保の広域化(県一本化)はやめるべき
13番 佐藤克彦議員
1 本町の農業施策を問う
2 町内会館の整備を問う
10番 安住稔幸議員
1 町長等3役の退職金の廃止または大幅減額せよ
2 町民の生命と財産を守るために富谷町の消防力強化を
3 「住みたくなるまち日本一」今後のまちづくりを問う

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり 午前10時00分 開会


議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
  議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。


     日程第1 会議録署名議員の指名
議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
  会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、10番安住稔幸君、11番小川昌義君、12番細谷禮二君の3名を指名いたします。


     日程第2 一般質問
議長(浅野幹雄君) 日程第2、一般質問を行います。
  通告順に発言を許します。18番永野久子君。
18番(永野久子君) 皆さんおはようございます。
  私は2点について質問させていただきます。
  まず1点目ですが、敬老パスの実現と、交通問題解決の方向性を問うという点について伺います。
  町長は今回、町長選挙におきまして、町民バスの泉中央駅乗り入れ(1年以内に実現)、敬老乗車券の利用(2年以内に実現)、泉中央駅からライトレール整備(計画策定に着手)を公約され、2月23日の所信表明でも、この3点が明確に打ち出されております。
  これは、富谷町が現在抱えている交通問題の根本的な解決に向けて、町長が具体的に問題を提起し、広く町民に議論を呼びかけたものと受けとめ、活発な論議そのものが町の活性化につながることを期待する立場で、今回の私の質問に臨みたいと考えています。
  初めに結論から申し述べますと、敬老乗車制度の実施と町民バスの泉中央駅への乗り入れについては大歓迎です。しかし、ライトレールに関しては予算面で現実性があるのか、利便性の向上につながるのか疑問があります。むしろ、宮城交通バスの増便と運行ルートの改善など、既存のバス会社との連携を強化したほうがはるかに現実的であり、利便性アップにつながるのではないかと考えます。
  昨日まで2日間の一般質問で、8人がライトレールに関して質問されましたので、先行して実施している富山市を例にした場合、ライトレールの予想延長をおよそ7.4キロメートルとして、費用は約58億円、1キロメートル当たり8億円、また国庫補助については55%であるということなどがわかりました。つまり、町の負担は、この場合約26億円程度がかかると想定されます。町長は、交通問題解決のための公共交通グランドデザインをまとめるということでしたが、詳細計画をまとめる前に、住民の声を十分に受けとめていただく必要があると考え、以下通告に基づいて質問いたします。
  まずライトレールに関しては、私自身、余り知識がございません。CO2の排出量が比較的少ないことや、イタリアのミラノの街を走るおしゃれなトラムのイメージなど、改良型の路面電車という程度の理解にすぎず、余りに漠然としているために、議論の材料自体が不足している現状です。
  そこで、整備方法について、例えば既存の道路を活用するのか、道路新設が必要になるのか、交通渋滞が加速されるのではないか、構造物が必要なのか等々、整備に関する現時点での具体的なイメージを伺います。
  整備の効果につきまして、富谷町は各団地が群島状に形成されていることから、これらの団地に全て駅(停留所)が設置されなければ利便性向上にはつながりません。ライトレールの整備によって利便性が向上するとする具体的な根拠を伺います。
  また、費用の問題について、ライトレール整備の全体費用をおよそどの程度と見込んでいるのか、国・県の補助制度はあるのか、富谷町の費用負担はどの程度と見ているのか。これは先ほど述べましたように、昨日までの一般質問でほぼ回答されておりますけれども、繰り返し答弁されてまいりましたが、改めて通告に基づいて町長のご認識を伺います。
  次に、敬老乗車券制度について、2月23日の所信表明では、高齢者の皆様から要望の高い敬老乗車券の導入については、既に実施している仙台市の状況などさまざまな検討を具体的に行い、富谷町で実施できる敬老乗車券とはどういうものかを、仙台市や宮城交通、国や県の関係機関と協議を早急に始めたいと思いますと表明されました。
  敬老乗車制度は、仙台市がこの制度をスタートした当初から、富谷町でもぜひやってほしい、実施してほしいという声が数多く出されてまいりました。高齢者の貧困化が進む中で、医療費より交通費のほうが高いから、医者に行く回数を3回のところを1回に減らしてきた。その結果、病気が悪くなって手術しなければならなくなった。交通費の心配をしないで病院に行きたいなど、まさに命にかかわる切実な声が出されています。また、高齢者の交通事故が多発し、免許証の返納が奨励されておりますが、バス代、地下鉄代の負担が重いために、車に頼らざるを得ないのが現状です。
  町長は、敬老パスに関しては、町民バスの泉中央駅への乗り入れ等より先行して実現が可能と考えていると答弁されましたが、1つに、実施の具体的な方法、2つに町の費用負担の見込みについて伺います。また、実施時期を2年以内としておりますが、住民の要望の強さからすれば、最大限の努力で早期実現を図るべきではないか伺います。
  町民バスの泉中央駅への乗り入れについて、前の町長は交通事業者と交渉するも困難との回答があったとしておりますが、この点について、どのように局面を打開するお考えでしょうか伺います。
  住民は、莫大な財政負担を伴うライトレールの整備より、比較的少ない予算で利便性が向上する方策として、宮城交通バスとの連携強化を望んでいます。宮城交通バスの増便と運行ルートの改善などについて、宮城交通バス会社と具体的な話し合いを行うことが先決ではないかと考えますが、どのように対応されますか伺います。
  敬老乗車制度の実施、町民バスの泉中央駅への乗り入れ、宮城交通バスの増便等は、いずれも宮城交通側にとって損のないメリットになる方向で話し合えば、局面打開の道筋をつけられることは十分考えられます。どのように認識されていますか伺います。
  2問目ですが、増税につながる国保の広域化(県一本化)はやめるべきだという立場で質問いたします。
  自民党・公明党政権は、2018年平成30年の国民健康保険制度「県一本化」に向け準備を進めています。今年度、今年度というのは2015年度についてですけれども、2012年、民主党政権時代に通した法改定に基づいて、国保財政を事実上都道府県単位にしていく保険財政共同安定化事業の改定が実行される見通しとなっています。国保の広域化、都道府県単位化は、2000年代以降推進されてきましたが、都道府県一本化案の実体が明らかになり、消費税増税で国保の国庫負担増の期待が打ち砕かれる中、これまで広域化を推進する側だった自治体当局や関係者からも、国に裏切られた、これでは市町村の苦しみは変わらないなどの声が出始めています。
  全国知事会が、わずかばかりの国庫負担増や総報酬制導入では、国保の構造的問題は解決しないと強調し、国保税、国保料を、これは私が入れたものですが、協会けんぽの保険料並みに引き下げるには1兆円の国庫負担増が必要だというふうに主張しております。もともと、国民健康保険制度が保険税高騰と財政窮迫の悪循環から抜け出せなくなったのは、国庫負担が削減されるもとで貧困が拡大したからにほかなりません。国保の広域化・県一本化は、国保問題の根本的な解決どころか、住民への一層の負担増と、県による市町村国保行政への介入・統制の強化が懸念されるものです。
  そこでまず考えますが、国保の広域化(県一本化)によって、市町村国保が抱えている構造的な問題は解決できるのでしょうか。国庫補助率の引き上げこそ大前提だと考えますが、当局はどのように認識されているでしょうか。
  2つに、国保の広域化によって保険税はどのように決められるかという問題ですが、今年度、2015年度から国保の財政の流れは、まず都道府県の国保連合会が事業に必要な費用を各市町村に割り当て、次に市町村は、割り当てに応じて住民に国保税を賦課し徴収する。そして市町村は、住民から集めた保険料から国保連合会に拠出金を出す。最後に国保連合会が医療給付に必要な財源を市町村に交付するという流れになります。
  このことによって、大きな懸念が生じます。各市町村の国保税は、国保連合会にどれだけの拠出を求められるかに左右されることになり、市町村国保が負担する拠出金は給付費実績に応じた医療費実績割と、被保険者数に応じた被保険者割の比率を50対50にすることを基本に計算します。そうなりますと、医療給付費は相対的に低いが被保険者数が多い市町村や、国保加入者の所得が同一県下の他の地域より高い市町村などが重い拠出金を課せられ、国保税引き上げを余儀なくされることが懸念されます。
  この2つの条件は、まさに富谷町に合致するのではないか。富谷町は、国保税増税につながっていくのではないか、不安が募ります。この点について、当局はどのように認識されているでしょうか伺います。
  国保の広域化は、市町村国保の構造的な問題を解決するどころか、一層の住民負担増と市町村の裁量を狭めることになり、一般会計からの繰り入れなど、町独自、市町村独自の負担軽減措置が難しくなると考えられます。改めて、負担軽減のための一般会計からの繰り入れは認められるのかどうか、ご認識を伺います。
  国保の広域化(県一本化)は、百害あって一利なしと言えます。中止の声を市町村から上げていくべきだと考えますが、町長はどのように対応されますか、伺います。
  最後に、持続可能な国保制度に向けて、打開策を打ち出すべきだと考えます。
  前述しましたように、国保制度の保険税高騰と財政窮迫の悪循環の原因は、国庫補助率の実質的な引き下げと加入者の貧困にあります。国に向かって補助率引き上げを強く求めるとともに、国保を運営する事業者当事者として、町が加入者の貧困問題にどう取り組むかが問われていると思います。
  町長は、所信表明の中で「国保財政調整基金の保有状況を踏まえながら、給付と負担の公平性の確保に留意しつつ国保税の引き下げの可能性について検証を進めてまいります」と述べています。引き下げの可能性を検証するにとどまらず、減税を前提として検討を進めるべきではありませんか。財源として、国保の財政調整基金、県からの調整交付金、国からの保険者支援金が考えられますが、平成27年度はそれぞれ幾らと見込んでいるかを伺います。
  富谷町の国保加入者は、1人当たりの平均所得が72万5,398円、1世帯当たりでは130万2,302円、貧困ラインを下回る状況です。平均年齢50.78歳、加入者の半数以上が60歳以上です。非正規労働者や失業者などが多いという現実もあります。こうした低所得者への対策なくして国保問題は解決しないと考えます。
  そこで、恒常的な低所得者を対象とした保険税免除制度が必要だと考え、当局のご認識を伺います。
  国保税減税の方法の一つとして、固定資産税の二重取りと批判の強い資産割廃止をぜひ実現していただきたいと考えます。国保の資産割は、家や土地、店舗、田畑などを所有している際に課税される固定資産税のほかに、医療保険の税率として課税されるもので、アパートや借家に住んでいれば課税されないという不公平きわまりないものです。資産割廃止は、年間約6,000万円程度の予算で実現可能です。税の二重取りと言われる不公平な資産割は、ぜひ廃止をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
  最後に、保険証の取り上げについてですが、滞納者への制裁措置として、現在、1カ月しか使えない保険証、3カ月しか使えない保険証、6カ月しか使えない保険証が合計287人、これは平成26年8月末の段階での数ですが、300世帯近くに発行されております。滞納を制裁の対象とすること自体、人道的に問題だと考えます。貧しいがゆえに滞納し、病気になっても医者にもかかれない、結果として病気が重症化し医療費の増大を招くという悪循環は、どこかで断ち切るべきだと思います。現時点で窓口でのとめ置きの実態はどのようになっているのか伺います。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの永野議員からのご質問にお答えをさせていただきたいと思います。
  まず初めに、1つ目、敬老パスの実現と、交通問題解決の方向性を問うに関連して、まず1番目、ライトレールに関してお答えを申し上げます。
  既にご承知のとおり、まち・ひと・しごと創生法では、将来の日本を見据えた長期的なビジョンに基づくまちづくりが求められております。本町は、社人研等で公表された将来推計人口で、全国でも数少ない人口増加する地方自治体とされております。したがって、将来を見据えたまちづくりのためには、まさに今から都市基盤の整備と都市的機能の充実を図っていかなくてはならないと考えております。このような視点から、本町にとってライトレールといった新公共交通システムの構築は、将来に向けた都市基盤の確立に必要なものであると強く思っているところであります。
  整備方法については、平成14年、緑の未来産業都市くろかわ建設推進協議会において策定した、ライトレール導入に関する検討調査報告書において、詳細が検討されています。その報告書を参考に申し上げますと、地下鉄が泉ケ丘まで延伸され、そこからLRT、ライトレールが連結し、ひより台までを想定した場合、運行距離約6.7キロ、主要な交差点では立体交差点、軌道形態は約60%が路面、40%が高架となる検討がなされました。
  次に、利便性が向上されないとのご意見につきましては、鉄軌道の駅ができることにより、そこへの各地域からのバス交通のアクセスが強化され、また乗っている時間も短縮され、バス交通の利便性向上と利用者のニーズは向上されると思われます。現に、全国で導入されている事例を見ても、新たな街の創出が図られ、駅を中心に発展していることがうかがえます。
  費用の問題につきましては、平成18年4月に開業した富山ライトレールの整備事例を参考として申し上げます。
  富山ライトレールは、総延長距離7.6キロ、建設費総額約58億円、整備主体は公設民営方式で富山ライトレール株式会社が行いました。以前と比較して、ライトレール整備費用は、技術革新や車両量産などによるコストダウンが図られ、国も新たな交通環境の整備として富山の例を参考にライトレールの整備促進策を進めている状況です。
  このような国の制度を呼び込み、経費負担を軽減し、宮城県や企業の皆さんなどからの協力を得ながら、この問題に積極的に取り組み、現状に合った整備手法をこれから検討してまいりたいと考えております。
  2つ目の敬老乗車券制度についてお答えを申し上げます。
  実際の具体的な方法につきましては、これまで申し上げておりますとおり、既に実施している仙台市の方法も踏まえ、さまざまな検討を具体的に行い、富谷町で実施できる敬老乗車券とはどういうものかを、仙台市や宮城交通、国や県の関係機関と協議を早急に始め、早期実現に向け努力してまいります。
  平成25年に実施した高齢者実態把握調査から、外出先としてよく行く地域を泉区と泉区以外の仙台の割合をもとに、対象を70歳以上とし、外出頻度を月4回として試算すると、対象者数は約1,200名、町負担を1割とした場合、町負担は約5,200万円と試算されます。
  問3、町民バスの泉中央への乗り入れについて。前町長は交通事業者と交渉するも困難との回答があったとしているが、なぜ困難なのか、詳細については聞いたことがない。この点についてどのように局面を打開するかについてお答えを申し上げます。
  これまでも、町民バスの利用者を初め多くの皆さん、議員各位からも泉中央への乗り入れを要望されてきましたが、そのたびに、宮城交通さんとの協議は進めてまいりましたが、理解を得るに至っていない状況です。
  しかし、私は多くの町民の皆さんから町民バスを何とか泉中央まで乗り入れできませんかとの意見・要望をお聞きいたしました。この実現のためには、宮城交通の理解と協力が必要であり、先日、これまでも申し上げているように、宮城交通の青沼社長へ挨拶に出向き、町民バスの泉中央への乗り入れに向けた協議を行いたいと申し出をしてまいったことは申し上げているとおりでございます。これから具体的にどのようなことが問題で、何を解決すれば実現が可能なのかなどについて、検討・協議を行ってまいりたいと考えております。
  これらの構想を踏まえ、地域公共交通会議での提案や合意を求めていくことで実現は可能であると思っています。ハードルは高いと思いますが、多くの皆さんの希望でありますので、最大限努力をしてまいりたいと思っております。
  問4、住民は膨大な財政負担を伴うライトレールの整備よりも、比較的少ない予算で実現可能な方法として、既存の宮城交通バスと連携強化を望んでいる。宮城交通バスの増便と運行ルートの改善などについて、宮城交通バスとの具体的な話し合いを行うことが先行ではないかとのご質問に対してお答え申し上げます。
  先ほども答弁いたしましたが、市制移行を目前にし発展し続ける本町にとって、今必要な施策は、将来も発展し続けることができる都市基盤をいかに確立していくかということではないかと考えております。
  したがいまして、将来を見据えたまちづくり、つまり地方創生のためには、交通網の整備や、教育・福祉といった一体的な都市機能を高めるために大きな柱となるといった観点から、ライトレールの必要性を訴えております。議員のおっしゃることもそのとおりだと思っています。ライトレールの整備促進とあわせて、現状を見据えたバス交通の環境整備も重要なことだと思っています。
  このようなことから、富谷町の公共交通を検討することは重要なことであり、そのためにも新たなグランドデザインが必要と考え、策定作業を進めてまいりたいと考えております。
  2つ目の増税につながる国保の広域化はやめるべきではとのご質問にお答えを申し上げます。
  まず問1、国保の広域化によって市町村国保が抱えている構造的な問題は解決できるのか、国庫補助率の引き上げこそ大前提ではないかについてお答えを申し上げます。
  国は、構造的な問題の解決に向けまして、現在の公費負担の枠組みを維持した上で、平成27年度から保険者支援制度の拡充等を図るため、公費1,900億円程度を上積みするとともに、平成29年度からは、さらに1,700億円の国費を毎年度投入することとし、合わせて3,400億円、国保の財政基盤を抜本的に強化することが、去る2月12日に開かれました国保基盤強化協議会におきまして議論がまとまったところです。
  現在、市町村国保が抱える構造的な問題は、国保負担金と補助率を単に引き上げることでは解決できるものではないと考えます。今回の協議結果を踏まえて、いわゆるプログラム法における着実な対応を期待するところであります。
  2つ目の、国保の広域化によって市町村国保が負担する拠出金は、給付費実績に応じた額と被保険者数に応じた等、医療給付金は相対的に低いが、被保険者数は重い拠出金を求められ、国保税引き上げを余儀なくされる。富谷町は該当することになるのではないかについてお答えを申し上げさせていただきます。
  保険財政共同安定化事業につきましては、ご案内のように、ことし4月から80万円以下全ての医療費に拡大されます。そのことによりまして、対象事業費の拡大とともに拠出金額も大きく増額となり、算定方針に被保険者の所得割が加わることになりましたことから、被保険者の所得水準が比較的高い本町国保にとりましては、従来の算定方式に比べ、拠出金の負担が重くなっていることは事実です。
  しかしながら、この負担増に対しましては、激変緩和措置が施され、都道府県調整交付金を通じ財政支援をされることになっております。保険財政共同事業安定化事業の拠出金の持ち出し額が交付金の1%を超える場合は、当該超過額を都道府県調整交付金より財政支援するよう激変緩和措置が施されております。
  問3の国保広域化によって、一般会計からの繰り入れなど独自の負担軽減措置が難しくなると考えられる。負担軽減のための一般会計からの繰り入れは認められると認識しているが、国保の広域化は百害あって一利なしで、中止の声を市町村から上げていくべきだと考えるが、町長はどのように対応されるかについてお答えを申し上げます。
  医療保険給付に関します受益と負担の関係上、単に負担軽減措置のために行う一般会計からの法定外繰り入れは適切でないと認識しております。国保の県単位化の問題につきましては、少子高齢化が加速している中、財政運営が不安定となるリスクが高まる小規模保険者もふえており、また、医療費や所得保険料などの市町村間格差など、国保が抱える構造的な問題はますます顕著にあらわれてきています。
  このような問題を解決し、国民皆保険制度を維持していくためには、むしろできるだけ早く国保の財政運営の責任主体を都道府県単位に移して、今回の国保改革に基づき県内の構造問題を分析し、その解決に向けて県に調整機能を発揮していただくことが必要不可欠だと考えております。
  問4、持続可能な国保制度に向けて打開策を打ち出すべきだと考えるについてお答えを申し上げさせていただきます。
  関連(1)から(4)まであります。
  まず(1)、平成27年度当初における基金残高につきましては、今議会の補正予算ベースで約11億円となっています。平成27年度予算編成に当たりましては、ここから約1億8,800万円を取り崩しています。残高は9億8,331万円。2つ目、国・県からの調整交付金の見込み額はについてですが、国からの財政調整交付金は2億3,538万円、県からの財政調整交付金は2億3,826万6,000円をそれぞれ見込んでいます。
  (2)の質問に対しては、恒常的な低所得者については、国の制度に基づき7、5、2割の軽減を実施しています。特別会計の性質上、保険税を免税した場合は、免除分をほかの国保加入者に負担していただくことになるので、受益者負担の原則から、ほかの加入者の理解を得がたいと考えているところであります。
  (3)については資産割を廃止することにより、減額となる国保税の応能分については所得還付額に添加することとなるため、廃止も含めた税率の見直しについては慎重に進めていかなければならないと考えています。
  (4)については、短期証は窓口交付を通じて生活状況や納付資力などを把握する貴重な機会でもあり、納付困難な事情があれば還付納付の相談に応じるなど柔軟に対応をしております。また、2月末現在の未受領者は57人ですが、電話や夜間訪問を実施するなどして来庁指導に取り組んでおります。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) これより永野久子君の質問は一問一答により行います。18番永野久子君。
18番(永野久子君) まず、交通問題ですけれども、先ほど町長が挙げられました緑の未来くろかわの、これだと思うんですけれども、新黒川圏広域行政発展化計画の中で出された新交通システムについては、私も当時見ましたし、またとってあるわけなんですけれども、これはあくまでも、北へ町が発展していく、それから松島を初めとした観光地、東に向かって進んでいくという、周辺の広域的な発展ということを前提にしての交通網の整備ということであって、富谷町が今、もちろん将来的には周辺とも協働してやるというお考えではあると思いますけれども、富谷町が単独で進めるには、余りにも巨大な事業ではないかという点、この点については、しかも地下鉄が泉ケ丘まで延伸するということも前提になっておりますので、この点についてはやはり、今の段階で現実味がないというふうにお思いにはなりませんか、伺います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの泉ケ丘までという、以前の調査報告書による、まずはこれまで答弁申し上げておりますように、せっかく調査研究を行った資料があるわけなので、まずはそれを現在に置きかえて、まずは調査研究をした上で、ルートも含めてこれから検討をしたいと思いますし、議員がお話しされるように、巨額な資金を投入するということよりも、現実的にその辺は国の補助金をいただくなり、現実的なところで進めて検討をしていきたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 18番永野久子君。
18番(永野久子君) 国内でLRT整備を検討した自治体というのは相当数あるようですが、その中で、継続して実施に向けてかなり進んでいるという自治体はそう多くはないというふうに聞いています。LRT整備を検討はしたけれども断念をしたり、撤退をしたりという自治体については、いずれも採算性、それから同じ意味合いですが費用対効果の面で大きな課題があったというふうに言われております。
  そこで、住民からライトレールに賛同の声が余り聞かれない今の状況で、町長としては、これを慎重の上にも慎重に進めてほしいと私は思うんですが、この点はどうですか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 私としては、もちろん町民の方々の声を聞きながらというのは、基本としてこれからも進めてまいりますので、そこは町民の皆さんのご意見を伺いながら進めてまいりたいと思いますし、ただ、やはり今回ライトレールを提案させていただいたのは、やはり我々20年先、50年先の未来を考えたときに、長期的に、今、富谷町がこれから市制施行を行い都市基盤を確立していく上で、やはり長期的な目標として、いわゆる鉄軌道というのは必要ではないかというところから、今回、提案をさせていただいているものですから、その辺も含めて、これから詳細を検討していきたいというふうには思っております。
  先ほど来あった、全国いろいろな自治体が、なかなか計画は立てるけれども実現できないで途中で皆断念をしている。確かに、議員のおっしゃるところの自治体が多いのは事実だと思います。ただ私は、その部分を含めて、富谷は今、実現可能だという思いで、まずは一歩一歩先の計画を、調査研究から進めていきたいというふうに思っております。以上です。
議長(浅野幹雄君) 18番永野久子君。
18番(永野久子君) このライトレールにつきましては、ライトレールだけに限らず敬老パスも含め、それから泉中央ということで、住民が長年抱えてきた交通問題について抜本策を提起したというところに、非常に多くの有権者が共感したというふうに思います。
  ただ、十何項目かの公約、これは議員の公約と町長の公約とはまた意味が違って、町長が公約された、そして当選されたからといって、これは全て実現すべきものというふうには、私自身は捉えておりませんし、それは常に一つ一つ全て議会にかけ、住民の意見を聞き、合意を図っていくという前提のもとに進めるものだということについて、当然、ご承知というふうに思いながらも、あえてこの点について町長のお考えを伺います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 一昨日、一般質問の中で議員からのご質問にもお答えしたとおり、やはり、今回私が掲げた17の公約につきましては、基本的には実現に向けて、できるところから実現に向けて努力していきたい。ただそれはあくまで、自分が公約に掲げたから必ずやるんだということではなくて、それは一つ一つ、やはり基本とした町民の皆さんの声を伺いながら、それは一つ一つ進めていきたいと思いますし、昨日来お話し申し上げているように、今のところは17項目実現に向けて、まずは努力をしていきたい。その経過の中で、中長期的な計画も立てながら、その一つ一つをその都度検証しながら進めてまいりたいというふうに思っております。その結果として、もしかしたら見直しが必要な部分に関しては見直しも必要かというふうに考えております。以上です。
議長(浅野幹雄君) 18番永野久子君。
18番(永野久子君) ライトレールに関して最後なんですが、このライトレールを実施するということを一方で打ち上げながら、宮城交通バスについて泉中央への乗り入れであるとか、敬老パスについてのご協力とかを仰ぐということは相反する、宮城交通にとっては。一方では、ライトレールによって相当バス事業者としては影響を受けるだろうという、一方ではそういう、宮交にとってのマイナス面が想定されながら、一方では富谷町の側で敬老パスや泉中央への乗り入れと、こういうことが同時に進められるのかどうかという点で不安があるんですけれども、この点はどうお考えですか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 基本的にライトレールを実現するに当たっても、やはり今回実現していくに当たっては、宮城交通さんの理解と協力を得ることが大切だと思っていますので、全てにおいて宮城交通さんの経営を圧迫するようなことにつながらないように、やはり、町民の皆さんの交通アクセスが、利便性が高まるイコール、それと同時に、それを支えていただいている宮城交通さんの経営を圧迫するようなことにはならないように、そこは全てにおいて同じように、中央駅乗り入れに関しても、敬老乗車券につきましても、ライトレールの実現につきましても、宮城交通さんの不利益が特に発生しないように協議をしながら、相談をしながら進めてまいりたいというふうに思っておりますので、ライトレールを敷くことによって宮城交通さんの経営圧迫にはならないように、そこは基本としてまいりたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 18番永野久子君。
18番(永野久子君) 敬老乗車制度についてですけれども、2年以内ということで、ただし、それよりも前倒しで実施することもあり得るといった含みのあるご答弁があったと思います。住民の長年の要望であるということから考えますと、もう待っていられないという声すら聞こえます。今年度、平成27年度は準備の時期として必要としても、その準備を経て、できれば平成28年度からの実施を目指して、ぜひ進めてほしいというふうに思いますが、ご決意はいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 私も、とにかく一日も早くという町民の皆さま方の声をいただいておりますので、ただいまの議員のお話のように、可能な限り早く実現に向けて努力をしていきたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 18番永野久子君。
18番(永野久子君) 敬老乗車制度につきましては、仙台市が実施しておりますモデルケースがあるわけですから、協議を進めるに当たっても、かなり実務的な問題に集中していくだろうというふうに思うんですね。その場合に、今これから話し合うというときに、先へ先へと余り言うのも何なんですけれども、最大のネックとして考えられることは、仙台市に対しては、仙台市地下鉄に関してはどういう問題が主としてあるのか、それから宮城交通に関してはどういう問題があるのか、この点について、まず仙台市についてはどんな問題があるとお考えか伺います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 仙台市交通局であったり、宮城交通さんであったりという既存の公共交通を支えていただいているところに対しては次の段階で、まずはやはり敬老乗車券につきましては、まず事務的に仙台市さんとの協議を進めた上で、次の段階で対象となる交通局だったり、宮城交通さんとの協議に入る形になるかというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 18番永野久子君。
18番(永野久子君) その際にネックとなる事項というのはどういうことかという、具体的に、例えばお金の問題であるのか、例えば券の発行のあり方なのか、具体的に実務に関して何が最大の問題となると考えられるか伺います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) やはり、最大のところは財政的な負担の割合、負担の金額が多分大きな課題になるかというふうに思います。特に、初日の一般質問の答弁の中でも申し上げましたように、これまでは、実は、仙台市の敬老乗車券については全額市が負担していたのではなくて、一部交通局だったり、宮城交通さんだったり、それぞれの事業者負担という割合が実はあったんですけれども、それが今回、国からの指導によって、それを事業者に負担するのは問題であり、全て自治体が負担すべきであるという指導を受けたことによって、これから仙台市が全額それを負担するという、実は、仙台市もそういう意味では財政的な課題を今抱えている状況の中なので、やはり、本町としても、これから敬老乗車券を実現するに当たっては、やはりそういった財源確保というのが一番最大の課題となると思いますが、そこはやはり、町民の方々の生活の足を確保する、負担を軽減するという、町民全ての課題として捉えていただいて理解を求めていきたいというように思っております。以上です。
議長(浅野幹雄君) 18番永野久子君。
18番(永野久子君) 国の指導によって、これまで事業者等が負担していたものも自治体が出さなければならないという、そのことを踏まえて、先ほどの試算で大体5,200万円という金額になるのかどうか伺います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 一応、それを想定した上での負担として算出しております。
議長(浅野幹雄君) 18番永野久子君。
18番(永野久子君) 5,200万円が多いか少ないかということになれば、人によって違うとは思いますけれども、しかしこの富谷町の財政状況、経常収支比率が上がり続けているという面を考えたとしても、毎年数億円の黒字を出しています。多いときで4億、5億。少なくても2億、3億は毎年黒字を出している、こういう状況からして、また高齢者の福祉としての制度、生活支援としての制度という面を考えれば、全ての町民がいずれは恩恵に預かるという制度ですから、決して私は高いものではないというふうに思っております。また町民も、この点については合意が図れるというふうに思います。
  ですから、この5,200万円については、お金の問題がネックにならないように、ぜひ積極的に取り組んでいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 財政的な負担も含め、ご理解をいただきながら、積極的に一日も早い実現に向けて努力をしていきたいと思います。ご理解賜りましたことに感謝申し上げます。ありがとうございます。
議長(浅野幹雄君) 18番永野久子君。
18番(永野久子君) 宮城交通とどのようなスタンスで話し合いを進めるかという問題なんですけれども、結局、つまりは宮城交通さんにとってメリットがなければ、これは会社ですから、事業者ですから、損になるようなことは株主に対しても背信行為になります。ですからやはり、宮城交通にとってメリットがあるということは、十分相手の立場を理解した上で事を進めないと話が進まないと。やはり、局面を打開していく一番のポイントもそこにあるのではないかというふうに思いますので、この点についての町長のお気持ちを伺います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 私も、ただいまの永野議員の認識と同じでありまして、宮城交通さんのご理解をいただくためには、その部分を最大限配慮して交渉というかご相談を進めていきたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 18番永野久子君。
18番(永野久子君) 富谷町の公共交通を担う重要な民間事業者である宮城交通のメリットという点からもう1点あるんですが、町民パスについてなんですね。スクールバス、以前は宮城交通に委託しておりました。それがそうではない方向になったわけなんですけれども、やはり、宮城交通さんにしてみれば、それはそれ、これはこれで分けるというよりは、やはりバス事業者として全体が宮城交通に依拠するというふうになったほうが、宮城交通さんとしてもやりやすいのではないかということで、この点については、きのうの質問にもありましたけれども、改めて宮城交通さんを公共交通を担う重要な担い手として位置づけていくということで、町民バスについても再検討を進めるということについて、改めて伺います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 昨日の答弁でも申し上げましたように、やはり今回、この機会にやはり町民バス、あとは中央駅の乗り入れを含めて全体の、宮城交通さんと先日、青沼社長とお話ししたときにも、全体をある意味見直したというか、全体を考えた上で一つ一つその目的を達成していかなければいけないということは認識をされておりましたので、そういう意味では、既存の路線、そしてまた現在の町民バスの運営主体、運営方法を含めて、富谷の公共交通、そして町民バスの運営、あわせてこれから検討をしていきたいというふうに思っております。以上です。
議長(浅野幹雄君) 18番永野久子君。
18番(永野久子君) 国保の問題ですけれども、国民健康保険について、まず時間が余りありませんので、恒常的な低所得者に対する免税制度ということの導入について、今、免除するという制度は国保の中にございません。恒常的な低所得者を、町としては何人というふうに見ているかを、まず伺います。
議長(浅野幹雄君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) 何人といいますと、人数ですか。(「何世帯、課税世帯」の声あり)ちょっとお待ちください。
  低所得といいますか、所得の低い、2割、5割、7割軽減している世帯が、平成26年でいきますと合計で2,720世帯ということになってございます。
議長(浅野幹雄君) 18番永野久子君。
18番(永野久子君) それでは、国保税の滞納世帯の平均所得なんですが、これは昨年伺ったときには100万3,000円だと、平成24年決算で100万3,000円、世帯の平均所得です、というふうにお答えいただいておりますが、この点について大きな変化はございますか。
議長(浅野幹雄君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) 現在、1世帯当たりどのぐらいというようなことの捉えが、まだなっていません。
議長(浅野幹雄君) 18番永野久子君。
18番(永野久子君) 先ほど、国からの支援金が、今年度新しく入るわけですね。それが全体で1,700億近くということで、富谷町に関していいますと、国からの保険者支援金で大体260万というのを事前に聞いております。県の調整金についても入るわけなんですけれども、この国からの新たに出される交付金というのは、低所得者を救済するという意味合いで厚労省が出しているというふうに私は思っているんですが、この点のご理解はいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 今、議員のおっしゃられるような認識で同じなんですが、先ほども、ことしの1,700億円に対する町の保険基盤の支援金の260万といいますのは、当初予算ベースで26、27比較した数字ですが、今回27年度予算算定に当たりましては、この1,700億円増額になったものの要素は含まれていない。去年も、低所得者に対する支援制度が少し拡充されました。それでもって、26年と25年、その予算が去年ちょっと上がっている。その分として、ことしの予算が260万というような、若干上がった数字になっていますが、今後、ことしの27年度からの拡充については、3月3日に国会のほうに上がりましたので、それが可決されれば、制度改正で保険者の支援分、例えば低所得者であれば7割、5割、2割の軽減判定の所得がまたさらに広がりますので、その分が拡充される。またあと、それに対する町のほうの支援金、それらの割合も、今までは7割、5割分しか対象になっておりませんでしたが、2割軽減の分まで町のほうに支援金が拡充される。また、その割合も広がるというようなことですので、今後、国の決定に基づけば、さらに保険安定基盤負担金のほうは、町のほうに入ってくる金額は上がってくるものと考えます。
議長(浅野幹雄君) 18番永野久子君。
18番(永野久子君) 国の保険者支援金の趣旨については、ちょっと詳しく言いますと、低所得者対策の強化のため、保険料の軽減対象となる低所得者数に応じた自治体の財政支援を拡充するというのが目的だというふうに、これは厚労省が言っているわけなんですね。ということを考えますと、先ほど来の恒常的な低所得者については免除という考え方を導入してもいいと思いますが、できない理由は何なんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長、簡明にお願いします。
健康増進課長(奥山育男君) 今、国から保険者に対する支援のほかに、被保険者そのものに対する保険料負担の軽減措置も別途あります。それが今回、7割、5割、2割の対象となる判定、その判定が、これまでよりも広がった、拡充されたということですので、被保険者に対する保険料軽減措置も拡大されるということとなっております。免除関係については、先ほど税務課長が申したとおりの関係でございます。
議長(浅野幹雄君) 18番永野久子君。
18番(永野久子君) 先ほど、平成27年3月の時点で、国保の財政調整基金11億円だということでした。これは、2011年、2014年、2回にわたって減税を行って、1世帯平均5万8,000円の減税というふうになりましたが、それでもなお11億の財調があるわけですね。この財調を生かした低所得者対策というのは、町独自にやってしかるべきだと思いますが、いかがですか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) この基金の保有残高の関係は、昨年国保税の税率改定のときに、皆さんのほうに、全員協議会のほうでも詳しくご説明させていただきました。いろいろ23年にも保険税を引き下げをしておりましたが、そのときには震災の被災者支援という措置がありまして拡大されたということから、軽減した分よりも国からの交付金なり、あるいは前期高齢者交付金というものが年々増加してきているといったことから、財政調整基金の額が減らずに上がってきたと。
  ただ今回は、平成27年度までは、被災者の医療費増嵩分の拡充が27年度で終わりました。そうしますと、少なくとも1億二、三千万程度の国からの支援が今度は来なくなります。そういったことで、昨年、説明のときに申し上げたように、27年度までは今の調整基金が大体同じような水準で動くんですが、そこからは、ほとんど1億5,000万程度の税率の引き下げ分と国保支援分の1億二、三千万、合わせて今度は減となるものですから、先ほど町長が、27年当初予算の編成に当たって約1億8,800万程度取り崩すということになりますと、9億8,000万ぐらいの基金残高になる見込みです。
  これには、最終的には決算剰余金の分の積み立てが加わりますので、それよりは若干ふえるかと思うんですが、これからは年々、急激に減少してくるというような状況が見込まれております。
議長(浅野幹雄君) 18番永野久子君。
18番(永野久子君) 国からの交付金は減って、財調も目減りするぐらいだということでありますが、それにしても、9億、10億近い財調を抱えるというのは、これは持ち過ぎだと思います。なぜならば、国保の会計の仕組みが、基本的には必要なものを加入者に賦課して徴収して運営するという考え方ですから、これだけの財政調整基金、お金が余るということが、多く取り過ぎたと、簡単に言えば、ということになるわけですので、これは何らかの形で住民に返していくべきだというふうに思います。
  そこで、改めて伺うんですが、平成30年、県一本化ということを前提にして、町は国保を考えておられますけれども、そのときに、この多額の財政調整基金はどうなるんですか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) この基金、去年の全協の説明資料で見てもらったときには、当初、29年度から増加傾向というようなことでのお話でした。それで、29年度には基金が……、ちょっとお待ちください。
議長(浅野幹雄君) 課長、財政調整基金が一本化されたらどうなるかという質問ですから、それに答えてください。
健康増進課長(奥山育男君) でも、その過程が……。
  最終的に結論から申し上げますと、一本化されるころには6億から5億、もしかするとそれ以下になるような状況が見込まれています。(「一本化した後ですか」の声あり)その後ですね。一本化された後の取り扱いとしては、今後、県等と協議しながら、指導のもとに配分していこうと考えております。
議長(浅野幹雄君) 18番永野久子君。
18番(永野久子君) これは、将来のことを心配して基金を持ちこたえるという考え方ではなく、それは多少のことはあり得ますよ、けれども、やはり今、加入者が払ったものは、基本的には今の加入者に戻すという考え方が必要ではありませんか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) その考えのもと、26年度に引き下げ幅を、県の一体化になるまで持ちこたえられる水準で引き下げを行ってまいりました。
議長(浅野幹雄君) 18番永野久子君。
18番(永野久子君) いずれにしても、これだけの財調があるわけですから、それまで恒常的な低所得者のための免除制度をつくって、これは当たり前だと、国保そのものを健全にしていく上でも大事な前提になると思いますので、これは当然だというふうに思います。この点どうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 免除制度は、独自の免除というふうには、国保法の44条で国保料の減免あるいは免除に関する取り扱いがございます。それに基づいての運用も可能ですが、ただいまそういった運用はない状況です。
  またあと、全体的な低所得者に対します負担軽減といったものについては、今回の国の制度でもありますように、毎年のように所得判定の基準も広がり、またそして、それに対する国からの財政支援も拡充されるといったところで、改めて、まず独自の免除制度については、そうである認識では、今持っておりません。
議長(浅野幹雄君) 18番永野久子君。
18番(永野久子君) 低所得者を救済するための免税制度を、仮に一般会計から繰り入れたとしても、先ほど町長のご答弁で、一般会計の繰り入れというのは法的に制約があるといった趣旨でのご答弁がありましたけれども、実は、坂口厚生労働大臣の時代に、これははっきりしているんです。自治体が独自に一般会計から繰り入れて、国保に対しての何らかの減免制度等をつくった場合、これは自治体の裁量でやるわけですから、地方分権の時代に、国が一々これをいいとか悪いとか言わないということをはっきり言っているんですよ。これはご承知ですか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 当時の答弁については承知をしておりました。
議長(浅野幹雄君) 18番永野久子君。
18番(永野久子君) 当時といいましても、その後、その考えは否定されておりません。国会での答弁はずっと生き続けるわけですから、これを踏まえて実施するべきだと思います。どうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) それを受けての国からの国保の繰り入れの取り扱いについては、数値が毎年市町村国保のほうへ行きますが、そういった変更点といいますか、それを含んだ数字の内容は、今までどおり来ておりませんので、その数字に従って一般会計の繰り入れについては取り扱っているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 18番永野久子君。
18番(永野久子君) 時間がありませんので、資産割の廃止に関しては、かねがね負担の公平ということをよく町当局はおっしゃいます。負担の公平を言うのであれば、資産割こそ最大の不公平な税率だと思いますが、この点はどうお考えですか。
議長(浅野幹雄君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) 今、おっしゃられている資産割につきましては、被保険者の半分以上、5割以上の方が資産割を負っているような状況のデータがあります。そういったことで、その半分以上負っている資産割をなくすことは、逆に言えば、それ以外、持っていない方に広く負担がかかっていくということがありますので、その辺は慎重に取り組みたいと思ってございます。
議長(浅野幹雄君) 18番永野久子君。
18番(永野久子君) 時間がありませんので、短期証についてですけれども、先ほどのご答弁で五十六、七人でしたか、交付をしていない人がいるということでした。この点についても、厚生労働省が生活困窮や病気など、特別な事情がある人からの保険証の取り上げは許されないという立場で、はっきりと厚労省が指示を出しています。また、制裁の対象は、あくまでも悪質滞納者だと言っていますので、この点についてはいかがですか。
議長(浅野幹雄君) この際、午前11時15分まで休憩をいたします。
     午前11時05分 休憩


     午前11時15分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  13番佐藤克彦君。
13番(佐藤克彦君) おはようございます。
  私は、本町の農業施策を問うと、町内会館の整備について、2点質問いたします。
  まず最初に、本町の農業施策について質問します。
  町長も30代までは専業農家としてやってこられ、また、ブルーベリー生産組合の立ち上げ時の6人の組合員、私も町長もそのときの6人の同士、仲間として農業に対する考えや思いは、私と同様に大変大事だと強く感じていることと思います。
  本町農業発展のための政策を富谷の農家とともに考え、実行していただけるだろうと大いに期待しているところでございます。
  さて本年も、私に2月26日付で富谷町長、JA組合長より、27年産米の生産調整目標面積の通知書が来ました。その内容は、約6ヘクタールの生産調整目標でした。この内容は、水田の経営面積、私自身のでございますが、14ヘクタールで、うち水稲作付面積目標8ヘクタール、転作目標面積6ヘクタールです。本町の生産調整率は42.45%で、過去最高で、前年より3%の上乗せになりました。また、現在交渉中のTPPなどの対策等で、本町農家の経営は大変厳しくなっています。このような中で、本町の農業政策は大変重要性を増していると肌で感じています。
  町長は、所信表明及び施政方針の中で、地域特産品の販売促進のため道の駅の整備に向け、ブルーベリー生産組合など地場産品生産者や商工会、農業関係者、国、県などの皆さんと具体的な内容について協議を開始してまいりたいと表明いたしました。このようなときに、本町産の農産物が少ないなどということがないよう、また、農業振興のチャンスと捉え、本町農業を強化するための政策について質問いたします。
  1、生産調整によりふえた減反に対し、どのような栽培作物を導入し、指導していきますか。
  2、道の駅など、販売する農産物(園芸作物等)の生産拡大施策をどのように考えていますか。
  3、農業後継者対策をどのように行いますか。
  4、農地維持管理事業について、どのように行いますか。
  5、鳥獣害対策はどのように考えていますか。
  次に、町内会館の整備について質問します。
  現在、町内会会館の中で、築約45年以上の古い会館は5会館です。これら5つの会館は旧部落、昔の町制施行を行った当時の16町内会の中にあります。そして、戸数の少ない町内会ばかりです。明石、今泉、二ノ関、穀田、西成田、おのおのの町内会館も、古いのはもちろんのこと施設も悪く、トイレなどひどいありさまであります。
  私も、町内会館の建てかえについては何度も質問しています。なかなか進まないのが現状です。新町長になられた若生裕俊町長に、早期に対策を望み、次の質問をします。
  1、古い会館の改築をどのように考えていますか。
  2、改築の時期を早くするための施策はどのように行いますか。
  以上、質問いたします。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの佐藤克彦議員のご質問にお答えをさせていただきたいと思います。
  まず1番目、本町の農業施策を問うに関連して問1、生産調整によりふえた減反に対し、どのような栽培作物を導入、指導していきますかについてお答え申し上げます。
  生産調整による栽培作物の導入と指導につきましては、平成27年度における作付率は、過去最低の57.55%となり、昨年より3%の減となりました。
  町の生産調整の機械作物として推進している大豆は、今後も更なる需要の拡大が見込まれることから、引き続き高品質化及び単収の確保を図り、作付拡大に取り組んでいただくよう推進してまいります。また、同じくブルーベリーや曲がりねぎの需要も伸びていることから、JAあさひなと連携しながら、各種助成事業を活用して取り組んでまいりたいと思います。
  問2の、道の駅などで販売する農作物の生産拡大対策をどのように考えているかについてでありますが、農作物の販売に向けての生産活動対策につきましては、産直直売を年間通じて安定供給していくためには、販売意欲のある生産者の確保と、冬期間でも出荷ができるようビニールハウス等の施設が不可欠だと考えております。これまで実施している畑作振興奨励のビニールハウス助成事業や、曲がりねぎ管理機導入事業を活用していただき、意欲のある生産者の育成と栽培技術の向上に努めてまいります。
  また、町の特産品であるブルーベリーの生産と販売につきましても、栽培面積の拡張と地域生産者の掘り起こしを図ることが必要であり、ブルーベリー産地拡大事業を活用して、ブルーベリー生産組合と連携しながら、将来に続くブルーベリー振興につなげてまいりたいと思います。
  問3、農業後継者対策をどのように行うかについてお答え申し上げます。
  農業後継者対策につきましては、後継者不足は本町の問題だけでなく、農業を取り巻く全国的な問題であると考えております。後継者への支援、育成については、国の支援制度の周知を行い、関係機関と連携を図りながら、相談窓口等を利用していただけるように取り組んでまいりたいと思います。
  また、郡内で組織している黒川地区後継者対策推進協議会では、青年交流事業やパートナーづくりの事業を展開しており、これからも出会いの場の提供に努めてまいります。
  問4の農地維持管理事業については、どのように行うかについてお答えを申し上げます。
  農地維持管理事業につきましては、常日ごろから、施設を利用されている方々や水利組合等で維持管理をしていただいているところです。施設の老朽化が進む中、延命化を図るため、施設の維持・修繕に必要な資材を支給しており、農家負担の軽減を図っております。また、大雨等の災害で被災された施設は、災害適用を受け、国庫補助事業により対応をしてまいります。
  問5、鳥獣害対策はどのように考えているかについてお答えを申し上げます。
  有害鳥獣による農作物の被害対策につきましては、従来、スズメやカラスといった鳥の被害が主でしたが、近年、町内でもイノシシによる被害が確認されるようになりました。特に、イノシシによる被害は県内でも増加しており、被害を防止するためには広範囲の対策が必要と考えております。富谷町農作物有害鳥獣対策協議会や近隣市町村、そして宮城県と連携を図りながら、対策を講じてまいります。
  また、熊の出没情報も年々多くなり、農作物の被害防止や町民生活の安全を確保するため、対策を講じてまいります。
  2つ目の町内会館の整備を問うに関連してご質問にお答え申し上げます。
  問1、古い会館の改築をどのように考えているかについてお答え申し上げます。
  町内会館は、地域のコミュニティー及び防災拠点となる重要な施設であることから、これまでも地域の皆様からご要望を伺いながら、順次改築及び建てかえを進め、利用者の利便性向上を図ってきております。今後も、地域の要望を伺いながら整備に努めてまいりたいと思います。
  問2、改築の時期を早くするための施策をどのように考えているかについてお答え申し上げます。
  建てかえが進まない町内会館は、総じて所有地に関する課題を有しており、町では、早期の建てかえを促進するため、その都度、行政区長や地域の方々の声を伺いながら解決策を模索しているところであります。
  さらに、これまで年1カ所の整備を進めてきておりますが、これは建築予算の高騰が要因の一つと上げられます。そのため、今後は地域の方々との協議の中で妥協点を見出しながら予算を確保し、年1カ所にとどまらない整備に努めてまいりたいと考えております。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) 13番佐藤克彦君。
13番(佐藤克彦君) 再度質問いたします。
  まず農業関係でございますが、生産調整水田に、どのような栽培作物を導入するかについてですが、富谷町地域水田農業推進協議会の中で交付されている産地交付金ですが、野菜だけではネギだけにしか産地交付金が出ておりません。このようなことで道の駅構想をやっていけるのか。他の野菜についても必要と思いますが、町長の考えを伺います。また、日本食の基本である学校給食時の米飯給食の回数をふやすという考えはどうでしょうか。
  2、道の駅などで販売する農産物等ですが、生産拡大するため、現在あるおんないん会の発展強化が大変必要と思いますが、これから農産物を栽培して販売を考えている農家に対しての指導が大変重要だと思います。町の対応はどのように行っていますか。また、減反を利用した畑作の場合、乾田化というのが大変重要です。町の対策はどのように行いますか。
  3、農業後継者の問題ですが、結婚等の対策以外、現在何もありません。予算を見ればわかるとおり。後継者が望む対策を行っていくため、どのような施策を行っていくか伺います。
  4の農地維持管理事業ですが、町内には大亀とか石積とか西成田に古い固定堰が数多くあります。それらの固定堰は老朽化が進んでおります。これらの補修をどのように行っていくか、町長の考えをお伺いします。
  5番目、鳥獣害対策ですが、今すごいのは、町長の言ったとおり、昔は鳥害がひどかったんですが、今は熊、イノシシ、イタチ、またハクビシン、これらの被害が毎年ふえております。対策として考えられることは、駆除と防護です。駆除ということは捕まえることです。防護は作物を守ることです。この対策をどのように行いますか。
  次に、町内会館について質問します。
  残った5つは小さい町内会の会館です。1年に1つというのが今までの原則でしたが、これを2つとかにすることによって、早期に改築する対応が進むと思います。町長の考えを伺います。また、土地問題などがある町内会館に対して、町の指導と対応が大変重要です。今まで町有地でなかったということで、全然考えられなかった町内会館、町でやはり、町の財産ですので、町でやはり対応していくべきだと思いますが、町長の考えを伺います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) まず最初の、生産調整の水田に対する転作作物の、いわゆる推奨野菜がネギだけということに関して、私もこれは問題だと思いますので、やはりこれから道の駅構想を含めるだけではなくて、やはり今、おんないん会さんが進めているところに参加していく、もっと積極的に売り上げを伸ばしていく、そういった意味でも、生産者が、そしてある意味収益を高めていくためにも、もっとネギ以外の作物をふやしていけるように、これは関係機関に働きかけを行いながら、努力してまいりたいというふうに思います。
  あとは、学校の米飯給食をふやすことについても、私も同感であります。最大限、これについても、これから担当課と調整をさせていただいて努力していきたいと思いますし、おんないん会の、やはり今回、この間も定時総会に参加させていただきましたが、今、年間4億を超す売り上げまで成長されているということで、やはりこれから、おんないん会さんを中心に、販売する意欲を持って生産する農家の育成にも努力をしていく、応援していく環境をつくっていくことが大切かなというふうに思っております。
  あと3つ目の後継者対策についても、ただいま議員がおっしゃるとおりだと思います。結婚問題だけが後継者対策のように予算がつくられていますが、やはり、農業の後継者対策の問題というのは、いわゆる未来に経営として成り立つ環境、そして農業者が、若い方が農業という分野で生計を成り立たせて、将来に向けて希望を持ってその職業につけるかどうかというのが一番大きな課題だと思います。
  今、かなり若い、全国的に見ると、国の支援制度も充実しておりますし、そういった制度も利用していくと十分に、これまで農業後継者、新規の就農者ですが、最近参入してきている事例も多いので、そういう意味では、農業後継者がもっともっと未来に夢を持って後継者として頑張っていけるような環境づくりに、行政として私としても努力をしていきたいというふうに思っております。
  あとは固定堰の問題については、やはり老朽化については対応していきたいと思っておりますので、担当課のほうと相談させていただきたいというふうに思います。
  あとは、鳥獣被害についても、これも先ほど答弁で申し上げましたように、やはり問題解決に向けては、本当に抜本的なところから考えていかないと、農作物を守るだけではなくて、人的な町民の生命財産を守るという部分でも被害が、今、危機にさらされているので、そういう両面の意味で対策を考えていかなければいけないというふうに思っております。
  続きまして、町内会館の建てかえにつきましては私も同感でありまして、古い会館が、45年以上の会館が、特に旧富谷が残っている。この背景には、やはり振興住宅地ができるたびにどうしても会館をつくらなければいけなかったという富谷特有の背景があったとは思いますが、だからといって、古い地域の小さな集落の会館を放置していていいのか。本当に45年以上の会館が旧富谷は多くなっているわけですので、そこは早急に解決をしたいと、対策をしたいと思いますし、先日、私も旧富谷の会館を、問題を抱えている町内会に照会に行ったときに、土地の問題がこの数年全く手つかずの状態になっていて、本来、県のほうに町から働きかければ解決できるようなことも、そのままになっていたということもわかりましたので、私自身も、県のほうに働きかけを行いたいと思いますし、町のほうから積極的に対策に、改善に努力をして、最後にあった、会館を、先ほどの答弁でも申し上げましたが、年に1カ所という形で進めてまいりましたが、その背景に、答弁で申し上げましたように、建設コストの高騰というのがまず1つ、やはり震災後、13%ぐらい建設コストが上がっているという部分の背景がありますが、ただそれと同時に、実は、会館に対する要望が大変高まっていて、これまで大体、振り返ってみると3,000万前後ぐらいでずっと会館というのはやられていたのが、ここ近年6,000万近くの会館の予算、建設コストがかかっているという状況になっております。それはやはり、いろいろな地域の皆さんの要望をお聞きした上での最終的な設備に伴うところがあるかとは思いますが、その辺はやはり、先ほど答弁で申し上げましたように、防災とコミュニティーの会館としての機能をきちっと保つための最低限度の施設は確保していかなければいけないので、それを限られた予算の中で実行していくためには、要望を受けながらも、ある程度妥協点を見出しながら、1年間に1つということではなくて、複数の会館建設に向けて努力をしていきたいというふうに思っております。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) 13番佐藤克彦君。
13番(佐藤克彦君) 大変ありがとうございます。皆さん、古い旧部落の人たちは安心すると思います。
  それで、農業問題なんですが、水田の乾田化、これ大変重要なことですよね。沢とか、そういうところも減反しているんですよね、皆さん。そういうところの水はけをよくするために何をやったらいいかということで、堀を張ったりなんかやられていますが、なかなか自分たちではできません。それで、町ではそういうことに対して、どのような今後対策をとるか、町長の考えを聞きます。
  また、農業後継者問題ですが、町長が言ったとおり何もやっていないんです、私から言えば。後継者が必要とする情報も後継者に入ってこないというのが、今の現状です。もっともっと後継者に対して、農業施策について周知するとか、そういうことを強く希望するとともに、農家以外からも農業者として参入している人が富谷にもいます。そういう方に、どうやったら農地のあっせんとかそういうことができるのか。また、それも町長の考えをお伺いします。
  鳥獣害対策ですが、駆除は猟友会の強化ということもありますが、わなに関しては、新規に狩猟者として登録して、試験を受けて、狩猟者になることができます。ただ、わな1つだって何万もかかるんですよね、10万もかかるんです。それの補助とか、またあと防護柵、電牧もありますし、周りを囲う塀なんかもあります。それについて個人宅でやれるかどうか。やはり町とかそういう公の機関の助成とか、いろいろなことを考えてもらいたいと思います。それも町長にお伺いします。以上です。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまのご質問にお答えさせていただきます。
  やはり沢田、どうしても減反で真っ先に耕作をしなくなってきたのが沢田でありまして、そこがいわゆる、今、言い方を変えれば耕作放棄地として荒れている状態が続いていて、それはやはり、このまま荒らしておいたままでは、やはりいろいろな意味で、いわゆる生活圏においての環境においてもよくないというふうなことも起こってくると思いますので、その辺の対策はこれから考えていかなければいけない。
  ただ、本当に抜本的な、そこをどうするかという部分になると、なかなか難しいところはありまして、ただ放置しておくわけにはいかないので、これから担当者、または県当局等の指導もいただきながら、何とか対策を考えていきたいというふうに思っております。
  あと、後継者問題につきましては、先ほども答弁の中でお話ししましたように、私は今、農業については、決して若者たちにとって、一時期は後継者が暗いイメージで捉えられていましたが、農業に対して、今、夢と希望を持つ若者たちがふえているのは事実です。それはやはり、単純に生産するだけではなくて、いわゆる6次化に向けて、あらゆる可能性が今農業を基盤として生まれてきているので、そういった部分をもっともっと、そういう情報が伝わらないという、伝えられる機会が多分少なかったと思いますので、そういった町内の若者たちに対して、そういう後継者を含めて、これから現代の農業経営を成り立たせて、希望を持てるような農業を営むための情報発信者に、そういう機会をどんどんつくっていきたいというふうに思っております。積極的にそれは進めたいというふうに思っております。
  あと4つ目の鳥獣対策、これは伺ったら、富谷町でおりが1つしかないという話で、ただそれも今までの話だと、やはりお願いする先がなくて、職員の方がおりを持っていってわなを仕掛けていたという、大変危険な行為までされていたというのを伺って、やはり、そういうあたりも、これから他団体なり、猟友会も、実際には今登録されている方でほとんど少ない状況で、実際にそういうのをお願いするのに対応できる方というと数名、1名ぐらいしかいないという状況の中で、あらゆるそういった対策を、町だけではできない部分があるので、それを関係機関、関係団体、そういったところとの連携も含めて、今後対応を考えていかないといけないなというふうに思っております。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) 10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) それでは、私の一般質問をさせていただきます。
  初めに、町長と三役の退職金の廃止または大幅減額せよであります。
  自民・公明党の政府与党による経済政策により、景気は上向きに向き始めております。しかし、国民一人一人がそれを実感できる状況には至っておりません。まだまだ政府においては全力で当たっていただきたいところであります。いまだ国民の経済回復の兆しが感じられない中で、県知事や市町村長等の退職金が、住民が到底理解できない、常識からかけ離れた支給額となっております。
  私は、町長等の退職金の見直し、減額について、以前にも平成15年9月、19年3月、25年3月にも一般質問で取り上げております。若生裕俊町長のお父上であります若生照男町長のときも取り上げております。
  町長は、町長、副町長、教育長の退職金についてどのような認識を持たれているかお伺いいたします。町長と三役の退職金の廃止または大幅な減額について質問をいたします。
  2問目であります。
  町民の生命と財産を守るために富谷町の消防力の強化をと題しまして、昨年6月26日に黒川地域行政事務組合議会の議員全員協議会におきまして、国の消防力整備指針に基づき、黒川消防本部の消防力整備計画が示されました。計画策定の背景は、黒川郡内の南部地域の著しい人口の増加があり、人口規模に応じた消防力の充実強化が求められているとしております。特に、富谷町の南部地域は人口が増加しており、富谷町内の救急出動件数も毎年増加傾向となっております。
  示された計画の内容は、計画期間として平成26年度を初年度として、30年度を最終目標とした5年間としたものであります。そこには、具体的に時期と施設、車両の整備計画が明確に示されており、平成26年度に事業の決定と職員定数条例の改正、富谷消防署建設準備室の設置、基本計画の策定、27年度には富谷消防署基本設計と職員の増員と研修です。研修はそのまま継続されることになっております。28年度は、富谷出張所の救急2隊の運用と富谷消防署の実施設計、29年度は、富谷消防署開署準備室設置と富谷消防署建設設計、30年度は富谷消防署の建設です。そして、31年度は出張所ではなく富谷消防署として運用開始という計画の内容でありました。
  このように、整備計画が示されていることは、特に富谷町の消防力の強化が喫緊の課題であるからであります。しかし、その計画の説明に際し、黒川地域行政事務組合議会議員の同僚議員から、富谷町の消防力をそこまで強化、施設の整備は要らないのではないか、この計画を見直し検討するべきとの趣旨の発言があり、救急車の追加配備を含め、富谷消防署の計画は白紙になりました。
  私は、その後も富谷町民の生命と財産を守るために、黒川地域行政事務組合議会で、昨年12月と先月の2月に、続けて2度にわたり一般質問で、富谷町の救急隊の追加配備を含めた消防力強化を訴えました。富谷町の消防力の強化を一般質問で取り上げたのは、私だけでした。しかしながら、大和町長である黒川地域行政事務組合の浅野 元理事長からは、消防力強化の必要性は認めるものの、具体的な規模、時期は示せないとの答弁でありました。
  昨年9月に示された計画は、規模も時期も明確に示されており、計画の内容は、黒川消防本部が精査してつくり上げたものでありました。すぐにでも手をつけなくてはならない救急隊の追加配備は、本来なら富谷町の、来年、28年の市制移行に合わせて配備される計画でしたが、同僚議員からの見直しとの発言で、富谷町の消防力強化は頓挫してしまいました。現在は、全く先が見えない状況となっております。富谷町の消防力強化は、何に増しても優先すべき課題です。直ちに取り組むべきであります。
  黒川消防本部での救急出動のデータでありますが、昨年でありますが、黒川消防全体としまして3,322件の出動件数がありました。そのうち富谷町内で1,496件、約45%のものが富谷町での出動件数となっております。そしてその1,496件を、富谷出張所の富谷隊が出動したのは1,084件、およそ72%であります。富谷町内といいましても、富谷の出張所から全て救急車が出ているわけではありません。出動要請が重なったときは、富谷出張所からではなく、もちろん本署からもありますし、最悪の場合、大衡、大郷からも応援が来るわけであります。
  なお、大郷からは、昨年は9回来ていただいております。また、大衡からは56回も来ております。大郷、大衡から来ますと、やはり20分なり、場合によっては30分近くもかかるのではないかなと私は思います。そういうことで、富谷町での救急隊の特に追加配備については、本当に一日も待てない状況と思うのであります。
  昨年の富谷出張所の救急だけで1日に9件も出動に出たということもありまして、救急隊員の肉体的、精神的なものも大変なものであったのではないかと私は思うのであります。
  そういったこともありまして、そしてまた、救急車が出払っていない場合どのようにするかといいますと、消防ポンプ車に救急の機材を積んで、とりあえず消防ポンプ車でその現場に駆けつけ、そして処置をしている間に救急車が来るのを待って初めて搬送する、そういった事例が昨年154件ありました。もちろん、富谷町内でもその事例が発生しております。こういった状況を考えますと、一日も早い、特に消防力の強化は絶対必要かと思っております。
  続きまして、3問目であります。
  「住みたくなるまち日本一」今後のまちづくりを問うであります。
  富谷町は、今後も人口がふえていくものと思われますが、必ずいつかは人口減少、少子高齢化に向かうことは予想できます。伸びている今このときに手を打つことが必要です。明年の市制施行と地方創生に向け、若者の定住促進、地域事業者の活性等に取り組むべきであります。地方創生、定住促進には、子育て支援を初めとする若い方々への支援が不可欠であると考えます。人口が減少していった自治体が、子育て支援、また若者支援に力を入れて、人口がふえたとの実例もあります。「住みたくなるまち日本一」を目指し、若生町長の取り組みと、先日、公明党が若生町長に提出いたしました要望書の中から、諸政策の実施について質問いたします。
  項目がちょっと多いのでありますけれども、よろしくお願いいたします。
  まず1、まちづくり基本条例の制定についてであります。
  2、子ども議会、若者議会の開催についてであります。
  3、住民等によるまちづくりオフィスの設置についてであります。これは、住民が主体となって行政に提言などをするためのオフィスであります。
  4、公営墓地の整備についてであります。これにつきましては、昨年、私は昨年の8月5日に開催された仙台市・富谷町広域行政協議会におきまして、奥山仙台市長、仙台市議会議員、それに局長ら幹部職員に対しまして、仙台市のいずみ墓園事業への富谷町の参画を提案させていただいております。この共同事業の参画についても、ぜひ検討課題としていただきたいと思います。
  5、行政窓口などの各種行政サービスの土日等の休日や夜間の実施についてであります。
  住民に対しての各種行政サービスは、平日が基本であり、土日休日、夜間のサービスはほとんど実施しておりません。社会情勢は大きく変化しており、民間では年中無休、24時間営業も普通となっております。行政サービスにおいても、住民の利便性を図るため、土日、休日、夜間の行政サービスの実施は必要と考えます。例えば、土日、休日、夜間の保育所、各種相談、各種諸証明の発行、納税、健診等の実施についてお伺いいたします。
  6、コンビニの活用推進について。
  納税や諸証明の発行は当然のこと、また年中無休、24時間営業のコンビニにAEDをぜひ配備すれば、一層の救命率の向上になるかと思いますが、その辺についてお聞きします。
  7、公共データ等の公表とオープンデータの活用であります。
  8、県立図書館への町民バスの運行、それもぜひ検討していただきたいと思います。
  9、市制施行記念のオリジナル婚姻届、市制施行におきまして、やはり記念となる事業、イベント事業というんでしょうか、も必要かなと思います。市制施行記念のオリジナル婚姻届記念証書の発行をぜひしていただきたい。
  10、また、市制施行に合わせ、原付バイクでありますけれども、オリジナルナンバープレートの発行も考えていただきたい。実施等はいかがか。
  11、また、市制施行に合わせて犬の鑑札もつくり直さなければならないわけですから、これもやはり、新しいかわいい、ほかでも見かけますけれども、そういったデザインとか、あと、犬の特別住民登録証というのを発行しているところもございまして、やはり、飼い主のマナー向上にもつながっておりますので、こういったものにも、ぜひ考えていただきたいということであります。
  12、役場等に電気自動車等の充電設備設置と公用車の電気自動車、またプラグインハイブリッド車の導入についてお聞きいたします。
  13、選挙投票についてでありますが、投票率は年々下降傾向でありまして、それを幾らかでも是正するために、投票入場券の裏面に不在者投票請求兼宣誓書の印刷や、または投票所に選挙公報の持ち込み、また、投票証明書の発行で地元商店での買い物割引など、そういったものについても実施すべきでないかと思います。
  また、新設明石台小学校での投票所も、ぜひ我々の8月、9月でしょうか、の議会議員の選挙から開設をしていただきたいと思っております。これについてもお聞きします。
  14、各種情報の発信メールの有効活用でございます。
  今現在、防災について出ておりますが、これを子育てや生活にかかわるイベント情報なども、ぜひメールで発信をしてはいかがですか。
  15、広報誌等の配布を、シルバー人材センターなどに委託してはいかがですか。今は、町内会がしておりますが、町内会の労力も大変なので、全戸配布をシルバー人材センター等に委託してはいかがか、質問します。
  16、また、行政区長の報酬の見直しについて、広報誌等の配布を外部に委託することにより、同手当の見直しもできるかと思います。
  17、高屋敷地区へのコストコ進出による交通安全確保について。
  近隣の住民の皆様は、非常に心配されております。ぜひこの辺についても、きちんと対応をしていただきたいということであります。
  18、これは先ほど佐藤克彦議員から出ておりますが、町内会集会所の建てかえ促進について。これは進んでやっていただけるような話でございますので、こちらはよくわかりました。
  19、富谷インターから東北道への乗り入れについてであります。
  富谷インターが設置され、今通っておりますけれども、残念ながら東北自動車道にはつながっておりません。これをつなぐことによって、防災、経済における多大な効果ができると思います。その対応についてお伺いいたします。
  20、国際交流の推進について。
  町長は、公約で国際交流についていろいろ述べております。ぜひ、こちらも今後、どのように進められるかお聞きします。
  21、パークゴルフ場の整備につきまして、これも町長が公約で述べています。しかしながら、18ホールでは、やはりとても小さいと感じますので、その辺の再考をお願いいたします。
  22、文化ホール等の複合施設に青少年の健全育成のための施設の併設をぜひ考えていただきたいということであります。
  23、生活保護級地を仙台市に合わせることについてであります。
  富谷町の経済的状況は、仙台市と同等であり、仙台市との格差はないと私は認識しております。生活保護級地をぜひ、仙台市と並べるべきではないでしょうか。お伺いします。
  24、障がい者自立・就労支援の推進について。
  これもぜひ取り組んでいただきたいと思います。
  25、放課後児童クラブでの勉強指導と遊び場の確保につきまして、それにつきましては、いろいろ同僚議員から出ておりますが、これについてもきっちりとしていただきたいということであります。
  26、妊娠期から子育て期まで、継続的に支援する子育て世代包括支援センターの整備についてであります。これにつきましても、るる出ておりますが、もう一度お考えをお聞きいたします。
  27、不妊治療の治療費の助成について。また、不育治療の助成についても質問します。
  28、おたふく等予防接種の助成について。
  子育て世代の経済的負担を緩和するために、おたふくかぜ、またインフルエンザの予防ワクチンの接種費の助成を求めるものです。(「吟味して質問してください」の声あり)
  29、幼稚園授業料や保育料を2人目は半額、3人目以降は免除について質問します。
  30、学校給食費を2人目は半額、3人目以降は全額免除。
  31、生活困窮世帯の子供の教育支援について質問いたします。
  32、通学者、高齢者の宮城交通のバス利用者の助成につきまして、これも同僚議員から出ておりますが、地下鉄延伸、LRTも非常に考え方としてはよろしいんですが、しかしながら、開通までは相当の時間がかかります。それに、今できることとして、宮城バスを利用している方の通学者、高齢者へのバス運賃の助成の実施が、やはり必要ではないかということであります。
  33、町長も公約で掲げておりますが、国保現状の軽減についてお伺いします。
  34、健幸ポイント、ボランティアポイント制度の実施について質問します。
  35、出産祝いに商品券の支給。
  36、入学祝いに商品券の支給。
  37、結婚祝いに米を支給ということであります。
  これは、敬老祝い金等々のように、年々の節目で支給しているものがありますので、こういったものも若い方たちには非常に喜ばれるものではないかと思います。
  38、あと米価下落対策で農家に灯油代の助成をと質問します。
  米価下落による、その影響を緩和するために、米の乾燥に使われた灯油代の一部助成についてはいかがでしょうか。
  39、最後になります。シルバー人材センターの活動拠点の整備と「ほっと育く」支援についてであります。
  旧役場庁舎が解体されることになっております。高齢者福祉の一つであるシルバー人材センターの拠点をぜひ、また「ほっと育く」支援も含め、早急に検討し支援を図るべきではないかということでございます。
  以上、項目が多いため、答弁は早足にならないよう、ゆっくりとお願いいたします。(「質問は一般質問らしくやってください」の声あり)
  以上でございます。(「議長、今の質問で事実に反することがありました」「そうだ」「訂正を求めます」「一般質問で同意も何もないですから、後で議運か何かで」の声あり)
議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
     午後0時03分 休憩


     午後1時00分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) 先ほど、議会運営委員会が行われまして、先ほどの私の一般質問に対しまして、特に2問目の消防力強化についての中で、富谷町消防力強化は頓挫しましたというような発言を私がいたしました。議会運営委員会のほうで、この部分が適切ではないというふうなご指摘を受けましたので、この部分につきまして削除訂正いたします。
  あと、議長よろしいでしょうか。
  それでは、今、議運の中で3問目の質問に対しまして、項目も多い状況でありましたけれども、この件につきまして、議会運営委員会のほうといたしましては、内容的に要望であって質問ではないというようなご指摘を受けたわけでありますが、何とかその分、よろしければ、何とかご答弁をいただければと思っております。以上です。
議長(浅野幹雄君) ただいま安住議員から発言がありましたように、先ほどの一般質問のうち、3問目について議会運営委員会で審議をさせていただきました。この項目については、質問ではなく要望ではないかということに審議をさせていただきました。議会運営委員会の全会一致で、要望であるので町長の答弁は必要なしと、こういう結論に達しましたが、今、安住議員から、できれば答えられるものがあれば答えてほしいという意見がございましたけれども、この件については、答弁者である町長の裁量にお任せをしたいと思います。
  安住議員の質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの安住議員からのご質問に答えさせていただきます。
  まず1番目、町長と三役の退職金の廃止または大幅減額せよについてお答え申し上げます。
  町長等の退職金については、宮城県市町村職員退職手当組合に加盟し、県内市町村間の退職手当給付基準を同一にするという考えのもと負担金を支払い、支給を受けている状況です。富谷町も構成団体の一つであり、現状といたしましては、当該制度により進めていくことが前提になると考えております。
  しかしながら、私自身もこの制度には違和感を感じており、将来的には、制度設計も含め、町民の皆さんに理解いただけるような内容に精査をする必要があると考えております。つきましては、加盟する市町村との議論を進めながら、今後の対応を検討してまいります。
  2つ目、町民の生命と財産を守るために富谷町の消防力の強化についてお答えを申し上げます。
  富谷町は人口5万人を超え、町民の安全・安心を守るという消防責任は重要であり、市制移行を控え、質の高い住民サービスを今後も提供していかなければならないと思います。自治体は、消防組織法により区域における消防を十分に果たすべき責任を有しています。その消防事務処理のために、黒川行政事務組合へ事務運営を委託しており、今後も富谷町での消防力強化充実を図っていくために、黒川行政事務組合へ強く働きかけてまいります。議員各位のご支援をよろしくお願いいたします。
  また、あわせて富谷町消防団の活性化と機動力向上を図っていく必要もありますので、消防団の処遇改善と装備品の強化を図り、町民皆さんの安全・安心を高めてまいりたいと考えております。
  3つ目の質問につきまして、住みたくなるまち日本一の今後のまちづくりについて、ただいま、要望なので答弁の必要なしという議長からのご意見をいただきましたが、それぞれ担当課とある程度、一つ一つの内容について簡単ではありますけれども確認をさせていただいておりますので、お時間を頂戴いたしまして、せっかくの機会なので答弁をさせていただきたいというふうに思っております。
  (1)のまちづくり基本条例の制定については、まちづくり基本条例を制定する意義は、議員が申しているとおりと思います。2000年12月に、北海道ニセコ町がまちづくり基本条例を制定したのが第1号として、その後全国自治体へ広まっていったと認識しています。現在では、名称を自治基本条例と称している自治体が多い現状です。また、地方分権一括法の施行により、地方政府としての自立が求められるようになり、地域のことは地域で決めるという自己決定、自己責任のもとで地域事情に合った独自の政策をつくる必要が増大してきています。
  このようなことからも、また市制移行に踏まえ基本条例の制定については必要かと思っています。先進自治体の事例などを研究し、今後検討してまいりたいというふうに思います。
  2つ目の子ども議会・若者議会の開催等については、これから参考にしながら前向きに検討してまいりたいというふうに思っております。
  3つ目の住民等によるまちづくりオフィスの設置についても、先ほどの2問目と同様に大変貴重なご意見だと思いますので、住民参加によるまちづくりを進めていく上で参考にさせていただきたいというふうに思います。
  4番目の公営墓地の整備につきましては、昨日の三浦議員からのご質問にも答弁したとおりと同様であります。宗派の違いやさまざまな事情から、既存墓地にとらわれない新しいタイプの墓地の需要があることから、公営墓地の整備に当たっては、先例を十分に研究しつつ、将来の墓地需要を把握した上で、財政状況を勘案しながら進めたいというふうに思っております。
  また、質問内容にありました仙台市との共同事業参画とのご提言でありますが、まず公営墓地の整備を進めていきたいというふうに思っております。
  5番目の行政窓口などの各種行政サービスの土日等休日や夜間の実施につきましては、これまでも、ほかの自治体よりは、本町におきましては総合窓口と5つの出張所の合わせて6つの行政窓口を設置し、諸証明の発行等を行っているほか、年間を通して平日毎日、夜7時まで本庁及び成田出張所で窓口時間延長を実施しております。他の自治体に例を見ない、町独自の取り組みとなっております。この時間帯をぜひご利用いただくことによりまして、当分の間は、現在の体制を継続していきたいと考えております。また、休日、夜間等の延長保育等保育環境の整備につきましては、事業の実施に向けて検討をしてまいりたいというふうに思います。
  問い6のコンビニの活用推進については、諸証明等のコンビニ交付につきましては、国の財政措置を活用しながら関係課と調整を進めます。また、コンビニ納税については、平成27年10月からスタートするマイナンバー制度に伴う基幹システム改修の安定稼働が確認された以降着手し、平成29年度開始を目指す方向で考えております。
  AEDが身近にあるという安心感は、何物にもかえがたいものであると思料するところであります。今後は、コンビニでの取り組み状況や今後の方向性などをうかがいながら検討してまいります。
  7番目の公共データ等の公表とオープンデータ化については、オープンデータにつきましては、国の方針に従い積極的に取り組んでまいりたいと考えております。
  8番目の県立図書館への町民バス運行につきましては、昨日も答弁申し上げましたように、町民バスの県立図書館への新路線につきましては、各議員への答弁で申し上げているとおり、富谷町の公共交通グランドデザインなどの検討、あわせて利用者や町民の皆さんからの意見をいただき検討してまいりたいと考えております。
  9番目の市制移行記念オリジナルの婚姻届書の発行についてや、10番目のナンバープレートの発行等につきましては、参考にさせていただきたいというふうに思います。
  また、11からの市制移行に合わせた犬鑑札のデザイン変更と犬の特別住民登録証の発行については、犬鑑札は幾つかある既存デザインの中から選択し、毎年製作しております。また、犬の特別住民登録証の発行については、ペットの終生飼養の意識向上とマナーアップに有効と考えますので、参考とさせていただきます。
  12番につきましては、ご意見を今後の参考とさせていただきます。
  13番目の選挙投票につきましては4項目ありますが、それぞれ今後検討をさせていただきたいというふうに思っております。
  14番目、各種情報の発信でメールの有効活用については、このメールは災害等が発生した際、情報を的確に発信できるツールとして、平成24年12月より運用を開始したものであります。そのため、平時の運用については、より慎重に活用していきたいと考えております。当面、イベント等の情報についてはフェイスブックやツイッターなどを積極的に配信してまいりますので、ご理解いただきますようお願いを申し上げます。
  問い15の広報誌等配布をシルバー人材センターなどへ委託についてと、行政区長の報酬見直しについては、関連するので、それぞれ今後検討をしてまいりたいというふうに思っております。
  高屋敷地区へのコストコ進出による交通安全の確保については、今後とも大和署と情報を共有しながら杜乃橋付近の交通環境については注視してまいりたいというふうに思います。
  18番目、町内会集会所建てかえの促進については、先ほど来ご説明したとおりでございます。今後、地域の要望を伺いながら、早急に整備を進めてまいりたいというふうに思っております。
  問19、富谷インターからの東北道への乗り入れについては、仙台北部道路につきましては議員の申しているとおりです。2月19日の上京の際、国土交通省へ出向き、ライトレール整備促進とあわせて富谷ジャンクションのフル化について、国土交通省道路局長及び道路局担当の大臣官房審議官、また国土交通省高速道路課長に直接お会いをして、フル化について就任の挨拶とあわせて要望をさせていただいてまいりました。今後も、より一層関係機関へ働きかけてまいりたいというふうに思います。
  国際交流の推進については、議員の申しているとおり、国際交流の推進については、今後、積極的に推進してまいりたいというふうに思います。
  21、パークゴルフ場の整備につきましては、昨日来答弁させていただいているとおりであります。建設に向けて検討を進めてまいります。
  22の文化ホール等複合施設の青少年健全育成のための施設の併設については、安住議員からは、以前にも同様の質問をいただいていたようですが、文化ホール等の施設内容に関しましては、複合化の施設も考慮しながらニーズ調査等を踏まえ、青少年が集える場所の設置についても検討してまいりたいというふうに思います。
  問い23、生活保護級地を仙台市に合わせることについては、生活保護の級地制度は、地域における生活様式や文化差によって生活水準の差が見られる実態を踏まえ、国において最低生活保障の観点から、生活保護基準に地域差を設けているものでございます。
  級地指定は、5年に一度の全国消費実態調査や都道府県の意見等を踏まえた総合的な判断により行われるものでございますので、政府予算編成並びに施策に関する要望、照会等において提案してまいりたいというふうに思います。
  障がい者の自立、就業支援の推進については、町内には就業支援サービス事業所として「夢の風とみや」がありますが、就労支援サービスの利用に際しては、障がい特性や作業内容とマッチングが重要であり、希望して町外の事業所を利用されている方もおります。このため、障がい者のニーズに合わせ幅広い作業内容から選択できるように、民間活用により事業所基盤の整備に努めてまいります。民間の福祉事業者の参入環境の整備にも努めてまいります。
  就労の環境整備については、ハローワークや宮城県障害者就業・生活支援センター等と連携し、ジョブコーチによる支援やトライアル雇用等の活用により、安定した職業生活を送れるよう努めてまいります。
  25の放課後児童クラブの勉強の指導と遊びの場の確保については、現在においては放課後児童クラブを実施し、必要な保護指導及び健全育成を努めてまいりますが、今後、さらに充実した環境となるよう、職員の資質の向上等努めてまいります。
  26、妊娠期から子育てまで継続的に支援する子育て世代包括支援センターの整備については、子育て世代包括支援センターに関しては、今後の国の動向を注視しながら、研究して考えてまいります。
  27の不妊治療費の助成については、現在、宮城県では不妊に悩む方の治療費助成を実施しています。さらに、富谷町として独自で治療費の助成をすべきかどうかは、今後、近隣自治体の動向を踏まえながら検討していきたいと考えます。不育治療に関しては、全国的にも助成を実施している自治体が少ないことや研究医療機関が県内にないことなど、実態を把握することから検討していきたいというふうに思います。
  28、おたふく等の予防接種の助成については、任意の予防接種に関しては、現在、国のほうでも見直しを図っており、昨年の水痘の定期接種化に引き続き、おたふくかぜの定期接種化も検討しているところであります。町といたしましては、インフルエンザ等も含めて、国や近隣市町村の動向を踏まえながら検討してまいりたいというふうに思います。
  29の幼稚園授業料や保育料、2人目は半額、3人目以降は全額免除については、幼稚園の授業料については、従来から就園奨励金など経済的負担軽減を図っております。今後も、階層区分等による経済的負担軽減を継続し図ってまいります。また、保育料につきましては、現在、上の子に未就学児がいる場合には減免を行っているところであります。18歳未満の兄弟の2人目を半額、3人目以降を全額免除するとなると、試算した結果、年額1億1,000万円程度保育料が減額となることから、年齢の引き上げについては慎重に検討をしていきたいと思います。
  問い30の学校給食費を2人目は半額、3人目以降は全額免除については、給食費の現状につきましては、保護者の皆様にご負担いただいているのは食材費のみでございまして、光熱水道や人件費ほか経費等については、全て町が負担しております。ご質問につきましては、想定される町負担額を算出しましたところ、年間で約3,000万という高額な支出となる結果でございました。当面は、現状の食材費のみのご負担をお願いし、今後、子育て支援の一環として検討課題とさせていただきますので、ご理解をお願いします。
  31の生活困窮世帯の子供への教育支援については、塾の授業料助成制度は、現在のところは考えておりません。中学におけるボランティアによる学習指導につきましては、学校の実情に応じて大学と連携しながら行ってまいりたいというように思っております。
  32、通学者、高齢者の宮城交通バス利用者への助成については、高齢者の宮城交通バス利用者の助成については、敬老乗車券導入検討の中で熟慮してまいります。
  33、国保保険料の減額については、国保税の軽減につきましては、施政方針で述べましたように、国保財政調整基金の保有状況等を踏まえながら、給付と負担の公平性の確保に留意しつつ、できる限り被保険者の負担軽減に努めるため、さらなる引き下げの可能性について検証してまいりたいというふうに思っております。
  健幸ポイント、ボランティアポイント制度の実施につきましては、健幸ポイント制度の創設につきましては、健康づくりや生きがいづくり事業を推進する上で有効な手段の一つとして否定するものではございませんが、現状を考えますと、優先度は低いと考えておりますので、今後に向けて検討して研究を行ってまいりたいというふうに思います。
  35の出産祝いに商品券を支給については、少子高齢化対策として金品を支給している自治体もあるようですが、今後の参考にさせていただきます。
  入学祝い金に商品券を支給については、小中学生の入学に当たりましては、就学援助制度におきまして新入学用品費として援助を行っておりますので、今後も就学援助制度において援助を行ってまいります。
  37、結婚祝いに米を支給については、結婚祝いに米の支給については地場産のPRと米の消費拡大につながるが、記念品については検討が必要かと思いますので、ご意見として今後の参考にさせていただきます。
  38、米価下落対策で農家に灯油代の助成については、米価下落の対策については、農家負担を軽減するため、今後米価補充を行う方向で進めております。また、灯油代の支援については、今後検討してまいります。
  シルバー人材センターの活動拠点の整備、「ほっと育く」への支援については、「ほっと育く」については、ご意見のとおり地主さんとの賃貸契約が終了し、現在は一時的に旧給食センターをお貸しし、事業展開を継続的に実施することで進めていただいております。今後は、旧役場庁舎の利活用においてシルバー人材センターからシルバーの拠点施設として、またワークプラザの新設場所としての要望書が提出されています。このようなことを踏まえ、関係団体、地域の皆さんと十分に協議を行い、検討してまいりたいと考えます。
  ご意見のとおり、皆さんに納得していただけるような支援策を考慮してまいりたいと思います。
  以上です。
議長(浅野幹雄君) これより安住稔幸君の質問は一問一答方式により行います。
  ただいま、3問目は詳しく町長のはからいで答弁がありましたので、1問目、2問目について集中でお願いします。
  10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) 3問目のご答弁、ご配慮ありがとうございます。
  それでは1問目、2問目について再質問をさせていただきます。
  町長等の三役の退職金ということであります。今、町長から、本当に、町長みずからも、やはり非常に違和感を感じるというようなご答弁をいただきまして、私、新しい新町長として、このようなご意見を持っていらっしゃるということで、非常に安心した次第でございます。
  ただやはり、制度的に難しいということもよくよくわかっておりますが、やはり、これを何とかやはり改善する、そういった思いをもう一度、決意を、この点につきましてお話ししていただければと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) このことにつきましては、実は私、今回公約に、実は自分自身も掲げようと思ったことだったんです。それでいろいろ、ただ公約に掲げるに当たって、前町長も実は最初のときに公約に掲げて、ただその後、全くそれを守らなかったということで、一部話があったので、私も、果たして公約に掲げてそれが実現できなかったときに、逆に問題かなと思ったので、いろいろ調べたところ、制度的にやはりかなり難しいというところだったものですから、今回、公約に掲げることができませんでした。
  なので、ただ思いは先ほどお話ししたように、やはり私も常識的に考えれば異常な金額だというふうに思いますので、そこは組合として、やはり制度そのものを変えていかなければいけないというふうに思っていますので、今回、私もこの会計組合に籍を置くわけなので、いわゆるそこに関係する一人の町村長として、積極的にこのことについては意見を申して要望していきたいと思います。以上です。
議長(浅野幹雄君) 10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) それでは、以前の質問のときもお聞きしたんですが、再度、今現在、町長等三役の退職金支給があるとすれば、どのくらいの金額になるのか、それをお示し願います。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 4年の任期満了となった場合でございます。町長の場合は、額面で1,715万円ほどになります。副町長でございますが、副町長は759万円、教育長が515万円ほどになります。
議長(浅野幹雄君) 10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) やはりすごい金額だと思います。
  それでは2問目のほうに移ります。
  消防力強化についてでありまして、町長も認識されているというようなことで、これは何とか本当に一日も早いものをお願いしたいということであります。
  それで、今こちらの執行部のほうに、もと黒川消防署の消防長、新田管理監がおります。その状況的なものを、今はもう離れましたけれども、富谷の置かれている救急の状況につきまして、どのように感じられているか、その辺、もしよろしければご答弁いただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(新田 武君) 先ほど、議員さんのほうでご説明いたしました平成26年度の救急出動の件数、富谷町がトータル1,496件、そのうちの富谷隊で出動したのが1,084件ということでございまして、そのほかの件数につきましては、ほかの隊でカバーしたという認識でおります。
議長(浅野幹雄君) 10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) やはり、今まで消防におられた、現場にいた方として、やはり富谷町での現状は、やはりゆゆしきというか、やはり一刻も早く改善していただきたいと私は思っているんだけれども、新田管理監はいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(新田 武君) 今の私の立場で、その質問に答える立場ではありませんので、ご了承いただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) わかりました。
  しかしながら、非常に大変な状況という状況についてはご答弁いただけるのかなとは思っておったんですけれども、それについても、やはりご答弁はいただけないでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(新田 武君) 私の今の立場では、その質問に答えることはできません。
議長(浅野幹雄君) 10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) それでは、町長が認識されているということで、最後にご答弁いただいたんですが、やはり、今現在の富谷町の置かれている、特に救急に関しましては、やはり、これはあすからでも何とかなるというようなものではなく、それなりの準備というものが必要で、例えば職員をふやしていく、そしてまた、1年、2年と研修をかけていく。そうやって初めて救急隊の追加になるわけでありますから、これについて、やはりこの前の黒川行政事務組合の議会では、何とも先の見えないような感じのお話だったんでありますけれども、若生町長としまして、一刻も早くというような思いもあると思いますけれども、その辺についてどのようにお考えになっているかお伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 先ほどの答弁で申し上げましたように、やはり市制移行に向けて、やはりその辺をきちっと確立していかなければいけないと思いますので、早急に検討はしていきたいというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) これをもちまして一般質問を終わります。
  ここでお諮りいたします。
  議案調査のため、明日7日から9日までの3日間を休会にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、明日7日から9日までの3日間を休会とすることに決定いたしました。
  なお、3月10日の本会議は午後2時から開会といたします。
  これで、本日の日程は全て終了いたしました。
  本日はこれにて散会いたします。
  ご苦労さまでした。
     午後1時30分 散会

平成27年第1回定例会議事録(第5号)

平成27年3月10日(火曜日)

出席議員(19名)

  • 1番 森栄君
  • 2番 齊藤秀行君
  • 4番 小泉光君
  • 5番 菅原福治君
  • 6番 出川博一君
  • 7番 長谷川る美君
  • 8番 三浦邦夫君
  • 9番 浅野直子君
  • 10番 安住稔幸君
  • 11番 小川昌義君
  • 12番 細谷禮二君
  • 13番 佐藤克彦君
  • 14番 山路清一君
  • 15番 磯前武君
  • 16番 渡邊俊一君
  • 17番 佐藤聖子君
  • 18番 永野久子君
  • 19番 相澤榮君
  • 20番 浅野幹雄君

欠席議員(1名)

  • 3番 高橋正俊君

説明のため出席した者

  • 富谷町長 若生裕俊君
  • 企画部長兼企画部経営企画課長兼市制移行準備室長 荒谷敏君
  • 福祉部長 小野一郎君
  • 建設部長 鴇謙一君
  • 企画部あったかまちづくり推進課長 高橋加代君
  • 企画部財政課長 吉田尚樹君
  • 企画部産業振興課長 横倉時夫君
  • 総務部総務課長 菅原俊司君
  • 総務部税務課長 内海壯晃君
  • 総務部町民生活課長兼東向陽台出張所長兼富ケ丘出張所長兼あけの平出張所長兼日吉台出張所長兼清掃センター所長 亀郁雄君
  • 福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター所長兼保健福祉総合支援センター所長 安積春美君
  • 福祉部健康増進課長兼食と栄養推進室長 奥山育男君
  • 福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセンター子育てサロン所長 浅場悟君
  • 建設部都市整備課長 伊藤正君
  • 建設部都市計画課長兼設計業務統括室長 佐々木俊男君
  • 水道事業上下水道課長(建設部上下水道課長) 齋藤英夫君
  • 企画部産業振興課参事兼企業立地推進監 松原誠君
  • 総務部総務課参事兼危機管理室長兼危機管理監 新田武君
  • 教育長 菅原義一君
  • 教育次長 及川芳彦君
  • 教育部長兼富谷中央公民館長兼富ケ丘公民館長兼東向陽台公民館長兼あけの平公民館長兼日吉台公民館長 小松巌君
  • 教育部学校教育課長 神田能成君
  • 教育部生涯学習課長兼総合運動公園所長兼民俗ギャラリー館長 阿部雄也君
  • 教育部学校教育課学校給食センター所長 鴇幸浩君

事務局職員出席者

  • 事務局長 山田豊
  • 次長 富澤裕
  • 主幹 相澤正人

議事日程 第5号

平成27年3月10日(火曜日) 午後2時00分 開議

第 1 会議録署名議員の指名
第 2 議案第 1号 富谷町東日本大震災復興特別区域法第28条第1項の規定に基づく準則を定める条例の制定について
第 3 議案第 4号 富谷町企業立地促進条例の一部改正について
第 4 議案第12号 平成26年度富谷町一般会計補正予算(第7号)
第 5 議案第13号 平成26年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)
第 6 議案第14号 平成26年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第3号)
第 7 議案第15号 平成26年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第4号)
第 8 議案第16号 平成26年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)
第 9 議案第17号 平成26年度富谷町水道事業会計補正予算(第3号)

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり 午後2時00分 開議


議長(浅野幹雄君) 皆さん、こんにちは。
  ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
  議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。


     日程第1 会議録署名議員の指名
議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
  会議録署名議員は、富谷町議会会議規則第127条の規定により、13番佐藤克彦君、14番山路清一君、15番磯前 武君の3名を指名いたします。


     日程第2 議案第1号 富谷町東日本大震災復興特別区域法第28条第1項の規定に基づく準則を求める条例の制定について
議長(浅野幹雄君) 日程第2、議案第1号富谷町東日本大震災復興特別区域法第28条第1項の規定に基づく準則を定める条例の制定についてを議題といたします。
  本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) それでは、議案第1号についてご説明申し上げます。よろしくお願いいたします。
  議案書1ページをごらんください。
  富谷町東日本大震災復興特別区域法第28条第1項の規定に基づく準則を定める条例を別紙のとおり制定するものでございます。
  提案理由につきましては、東日本大震災復興特別区域法第28条第1項の規定に基づき、工場等の立地に係る緑地面積率等の緩和を図るため、工場立地法第4条第1項の規定により公表された準則にかえて適用すべき準則を定めるものでございます。
  本条例制定の目的といたしましては、工場立地法に基づく緑地面積率等を緩和することにより、企業による用地の有効活用を促し、また、企業の緑地面積率等を踏まえた用地の取得など、用地取得時の負担を軽減することにより企業の立地を促進することを目的とするものでございます。
  それでは、内容についてご説明申し上げます。
  次のページをごらんください。
  まず、第1条は、趣旨規定といたしまして、この条例は、東日本大震災復興特別区域法第28条第1項の規定に基づき、工場立地法第4条第1項の規定により公表された準則(以下「工場立地法準則」という)にかえて適用すべき準則を定めるものとする旨、規定したものでございます。
  第2条は、定義規定といたしまして、この条例の用語の意義は、工場立地法の規定の例による旨、規定したものです。
  第3条は、この条例を適用する区域の範囲並びに当該区域の範囲における緑地及び環境施設の敷地面積に対する割合は別表のとおりとする旨、規定したものです。
  そして、3ページの別表におきまして、区域の範囲を復興産業集積区域に指定されております高屋敷地区を区域の範囲として定め、また、緑地面積の敷地面積に対する割合を100分の10以上とし、環境施設の敷地面積に対する割合を100分の15以上と定めるものでございます。
  2ページに戻りまして、附則の第1条におきまして、本条例の施行期日を平成27年4月1日と定めるものです。
  また、附則第2条の規定は、既存工場等に係る面積の算定といたしまして、工場立地法施行前に設定、設置されている、または設置の工事が行われている既存工場等において、生産施設の面積の変更が行われるときは、この条例において緩和した割合に適合する緑地及び環境施設の面積の算定について定めたものです。
  第1号の部分は、生産施設の面積の変更に伴い設置する緑地面積の算定について、第2号の部分は、生産施設の面積の変更に伴い設置する環境施設の面積の算定について、それぞれ規定したものでございます。
  それぞれ専門的な計算式が規定されておりますが、内容につきましては、過日2月26日に開催していただきました議員全員協議会で試算例としてご説明をさせていただいたとおりでございます。よろしくお願いいたします。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。18番永野久子君。
18番(永野久子君) まず、環境保全の問題ですけれども、高屋敷が工業地域、工業専用地域ということで、危険性が大きいか、または著しく環境を悪化させるおそれがある工場や火薬、石油類、ガスなどの危険物の貯蔵、処理の量が多い施設も対象となっています。今回のこの災害特区の適用対象工場、これは業種としては製造業、電気・ガス、熱供給業などというふうになっていますが、この今回のその業種の中に、著しく環境を悪化させるおそれがある工場というのは含まれるかどうかというのが1点目です。
  それから、2点目として、特区法の年限が過ぎた後に、著しく環境を悪化させるおそれがある工場が立地する可能性はゼロと言えるかどうかを伺います。まず、この点を伺います。
議長(浅野幹雄君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) まず、復興特別区域法に基づく宮城県、そして全市町村で策定をいたしました復興推進計画、こちらの中に今後集積を図るべき産業ということで規定されております。その中には、例えば化学工場とか、具体的に火薬という言葉はないんですが、化学工場とか、そういったことは規定はされておりますので、そういった工場も考え方によっては設置することは可能だというふうには考えられます。
  ただ、こちらのほうは高屋敷土地区画整理組合が施工いたしまして販売をする区域でございます。当然、その中では誘致に関して町と連携をとって、その場所に適した企業の誘致と周辺環境に配慮した高屋敷地区にふさわしい企業ということの誘致を進めていくものでございますので、余りそういった企業、工場については設置ということは余り考えられないのかなというふうに考えております。
  済みません。この特区法が終了した後、特区法につきましては5年間をめどとして施行について状況を見直すという規定になっております。万が一、万が一といいますか、復興特区法が廃止された後、そういった企業が来るかどうかという可能性ですが、もちろん可能性としてはあることはあると思います。ただ、先ほども申し上げましたように、周辺環境に配慮した企業の立地ということを誘導というか、誘致を図っていきますので、余りそういった環境に何か影響を及ぼすような企業の立地というものは考えられないのかなというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 18番永野久子君。
18番(永野久子君) 自治体の姿勢の問題として幾つか伺いたいんですが、工場立地法の目的というのは、工場立地によって環境が害されるということを防いで、環境保全を通じて住民の福祉の向上を守るということにあります。緑地面積率、環境施設面積率は、その目的を担保するためにこそ設けられているものであって、この規制緩和というのは住民の福祉向上に役立つと考えられますか。これが1点目です。
  2つ目が、企業の負担が軽減されるという、そのことによって企業立地を進めたいということですけれども、周辺住民のために環境保全を進めること、それから住民の負担軽減をしていくことというのが自治体の第一の仕事ではないかと思いますが、この点についてはどうお考えでしょうか。町長に伺います。
  また、3つ目として、富谷町の最大のセールスポイントは、閑静な住宅地というイメージにございます。このイメージを壊してしまったのでは、今後の町の発展に支障を来すことにならないか。この点についての懸念がありますので、町はどう考えているか、伺います。
  あと4つ目として、補助金の増額がこの後の条例制定、企業立地の奨励金が改善されてその交付の額が上げられますけれども、こうした補助金の増額というのなら、これはお金で済むという一面があります。いいかどうかは別としてもね。しかし、緑地面積率を減少させるということは、これは後々に取り返しがつかない問題をはらんでいるというふうにも思います。これについては企業側がこの規制緩和、緑地面積率や環境施設面積率の減少というのを企業側が要望したのかどうかを伺います。とりあえず以上です。
議長(浅野幹雄君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) まず、第1点目の工場立地法の趣旨、目的に照らしてどうなのかということのご質問ですが、確かに工場立地法の目的については、工場の立地が環境の保全を図りつつ適正に行われるように導くということが前提となっております。そして、規模についても、ある程度大きい規模の工場が対象になるということになっております。その中で、今回この復興特別区域法に基づく準則を定めるということについては、現在この震災からの復興ということで宮城県を挙げて企業の集積を図ると。それが復興につながるということで、宮城県を挙げて取り組んでいるところでございます。高屋敷地区について考えた場合、確かに杜乃橋地区に隣接している部分はありますが、そちらについてはコストコが予定されている区域でございます。今回準則によって緑地面積率、環境施設面積率を軽減する地区につきましては、コストコから中央の道路を挟んで西側、北側ということで、ほぼ現状山林に囲まれている地区ということで、余り周辺環境に影響を及ぼす区域ではないのかなと。そういった比較検討をいたしまして、今回の復興特別区域法に基づく緑地面積率等の軽減措置を図るというふうに考えたところでございます。(「順序に伺います」の声あり)
  企業からの申し入れがあったかどうかということでございますが、特別そういうことはございません。組合と町で協議してこういった措置が適当ではないかということで、今回の措置に至ったところでございます。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいま推進監の説明にもありましたが、町としてもやはり、まずは今永野議員がお話あったその環境を守るというのは町として責任を持たなければいけないと思っております。ただ、やはり企業を誘致する、企業立地を促進するためには、ある程度は法律で認められる範囲の中でこれは緩和をすることも必要な範囲かというように思っております。ただ、あくまでそれに今後危険のないようにそこは慎重に対応していきたいというようには思っておりますので、ご理解いただければというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 18番永野久子君。
18番(永野久子君) かつて町がこの企業立地に際しまして、たしか2008年ですけれども、帝国データバンクに委託をして、富谷町への進出意向に関するアンケート調査というのを行っております。その設問の中で、「御社が施設の新設・増設・移転において重視する点は何でしょうか」という問いに対しては、第1位はアクセス環境、仕入れ、得意先、市場、本社等との近接性ということが第1位で、62.1%に上っておりました。これは、現時点においても基本的には変わらないというふうに思いますが、その点はどうでしょうか。
  2つ目として、やはり同じような調査が経済産業省でも、若干時期がずれますけれども2010年に工場立地動向調査というのが行われておりまして、これでも企業がどこに立地するかを決める際に最も重視した項目は何かということに関しては、本社、他の自社工場への近接性というのが第1位となっておりまして、補助金等によってその企業が進出を左右するということはないという結果が明らかになっている。この経済産業省の調査については、当局は承知していたかどうかということを伺います。
  それから……、同様に、この国の調査でも補助金などの優遇制度については6位というふうにとどまっております。ですから、進出する企業にとっての最も切実な問題は、規制緩和や奨励金等を初めとした優遇制度ではないんだということは、これ調査の結果明らかになっているというふうに思いますが、この点についてどうお考えになったのか、伺います。以上です。
議長(浅野幹雄君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 確かに議員おっしゃるとおり、企業が立地先を検討する場合に何が重要な項目になるかということは、確かにアクセス性であったり、交通利便性であったり、そういったことは重要な大きな要因であると思います。その中で、高屋敷については仙台北部道路に隣接して仙台港、仙台空港へのアクセスが非常にすぐれているというような、まず大きなセールスポイントがあります。高屋敷地区につきましては、今現在造成をしている用地でございます。今後造成が完成し、具体的に用地を引き渡すと、売買をして引き渡すということになりますが、その中で企業によってはやはり最大限必要な部分の用地を取得するということで、緑地面積率が下がればその分用地の中で緑地として設けなければならない面積が当然減ってくるということで、必要最小限の用地の取得で最大限用地を効果的に有効活用できると。そういった高屋敷地区については優位な面がありますので、そういったところも高屋敷地区を選んでいただく場合の大きなセールスポイントの一つになるのではないのかなというふうに考えております。以上です。(「アンケートの結果については」「3問一括にしたんですか」の声あり)アンケートの結果については、承知をしておりました。(「基本的に変わりはないとお考えかどうか、この動向は」の声あり)基本的にはそれは一つの大きな要因ではあるというふうには認識はしております。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  これより討論を行います。
  まず、原案に反対者の発言を許します。18番永野久子君。
18番(永野久子君) 私は、議案第1号富谷町東日本大震災復興特別区域法第28条第1項の規定に基づく準則を定める条例について、反対をいたします。
  この条例制定の目的は、工場立地法の特例措置として工場設置の際の緑地面積率、環境施設面積率の規制緩和を行い、復興推進計画に定められた復興産業集積区域への製造業等の工場の立地促進を図ることにあるとされております。町当局の説明にありましたように、企業の負担軽減のための規制緩和であり、この条例が実施されますと、増設する生産施設の面積が500平米を想定した場合、緑地の面積は従来の20%から10%に緩和され、約92平米から約15平米に減少します。また、環境施設の面積は25%から10%に緩和され、99平米から23平米に減少するということが説明されております。緑地面積、環境施設面積はいずれも従来の6分の1、4分の1程度に減ってしまうということになります。
  緑地面積率、環境施設面積率は、当該工場及び周辺地域の環境保全にとって極めて重大な意味を持つものであり、その規制緩和は住民との共存や持続可能な開発という視点から見て、将来に大きな禍根を残すものです。一旦失われた環境を取り戻すことは至難のわざであり、だからこそ工場立地法はその第1条に工場立地に際して環境保全を図ることを求め、国民経済の健全な発展と国民の福祉の向上ということを明記しております。また、ただいまの質疑の中でも、企業側からはこの面積要件の規制緩和を求める動きがあったわけではないという趣旨のご答弁もございました。企業誘致自体を否定するものではございませんけれども、規制緩和のもとに周辺の環境保全を引きかえにしていいのか、行政の姿勢が問われていると考えます。まさに東日本大震災からの復興を口実にした災害便乗型経済政策だと言わざるを得ません。閑静な住宅地としての富谷町の大切なイメージを損なうことを懸念し、反対を表明するものです。
議長(浅野幹雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。1番森 栄君。
1番(森  栄君) 私は、議案第1号富谷町東日本大震災復興特別区域法第28条第1項の規定に基づく準則を定める条例の制定について、賛成の立場から討論をいたします。
  この条例の提案理由は、東日本大震災復興特別区域法第28条第1項の規定に基づき、工場等の立地に係る緑地面積率等の緩和を図るため、工場立地法第4条第1項の規定により公表された準則にかえて適用すべき準則を定めるものでございます。
  この区域の範囲並びに緑地及び環境施設の敷地面積に対する割合については第3条で示され、その3条を受けて別表では緑地の面積の敷地面積に対する割合が100分の10以上、環境施設の面積の敷地面積に対する割合が100分の15以上となっております。この条例を制定することにより、工場等の立地に係る緑地面積率等の緩和が図られ、工場等の適切な環境の保全が保持され、高屋敷工業地域における今後の企業の誘致に弾みがつき、地域経済の活性化、また、地域経済効果が図られ、ひいては町の発展にも寄与いたしますので、賛成いたします。
議長(浅野幹雄君) ほかに討論ありませんか。(「なし」の声あり)
  討論なしと認め、これで討論を終わります。
  これより議案第1号を採決いたします。
  この採決は起立によって行います。
  本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
     〔賛成者起立〕
議長(浅野幹雄君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第3 議案第4号 富谷町企業立地促進条例の一部改正について
議長(浅野幹雄君) 日程第3、議案第4号富谷町企業立地促進条例の一部改正についてを議題といたします。
  本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) それでは、議案第4号富谷町企業立地促進条例の一部改正についてご説明いたします。
  議案書25ページをごらんください。
  富谷町企業立地促進条例の一部を別紙のとおり改正するものでございます。
  提案理由につきましては、企業立地の促進を図るため、新たな奨励金交付制度創設のほか、所要の改正を行うものでございます。
  主な改正概要といたしましては、現在の企業立地促進奨励金、雇用促進奨励金に加えまして、規則において区域を定める特定区域に立地した企業に対して、新たに用地の取得に要した費用の15%に相当する額(上限を1億円)を交付する用地取得奨励金を設けるものでございます。
  それでは、改正の内容につきまして、新旧対照表に基づきご説明いたします。
  26ページをごらんください。
  第2条の定義規定中、第8号といたしまして、「特定区域 規則で定める区域をいう。」を加えるものです。この特定区域につきましては、今後規則におきまして高屋敷地区を規定することを予定しております。
  第3条第1項中、第3号に新たな奨励金といたしまして、「用地取得奨励金」を追加するものでございます。
  第4条中、新たに第4項といたしまして、企業立地促進奨励金の交付額の算定に当たっては、富谷町復興産業集積区域における固定資産税の課税免除に関する条例による課税免除額を除くものとする旨、規定したものでございます。企業立地促進奨励金につきましては、現在固定資産税相当額を3年間交付していますが、東日本大震災復興特別区域法を根拠とするこの課税免除に関する条例に基づき、固定資産税の課税免除措置を受けた場合は、当該課税免除された額は企業立地促進条例の算定から除くことを明確にするため、今回規定したものでございます。
  次に、第6条といたしまして、新たに用地取得奨励金の規定を定めたものでございます。
  第1項は、用地取得奨励金は、特定区域に用地を取得し、当該用地に立地した事業所について企業立地促進奨励金の交付決定を受け、かつ、当該用地を取得した日から起算して3年を経過する日までに操業または営業を開始した企業者に対して交付することができる旨、規定したものです。また、ただし書きといたしまして、用地取得から操業までの期間については、町長が必要と認めるときは当該期間を別に定めることができるものとしたものでございます。
  すなわち、用地取得奨励金の交付要件といたしまして、1つは、特定区域に用地を取得した企業者であること、2つ目は、企業立地促進奨励金の交付決定を受けた企業者であること、言いかえれば業種、投下固定資産額、常時雇用する従業員の数が企業立地促進奨励金の交付要件を備えている企業者であること、3つ目は、用地取得から3年を経過する日までに操業等を開始した企業者であることといたしまして、用地取得から一定期間内に操業を開始することなど、3つを要件として定めたものでございます。
  第2項は、用地取得奨励金の交付額は、用地の取得に要した費用の額に100分の15を乗じて得た額とし、1億円を限度とする旨、規定したものでございます。
  次に、現行の第6条、端数処理の規定について、規定の整理を行いまして、現行第6条から第12条までを1条ずつ繰り下げたものでございます。
  附則につきましては、この条例は平成27年4月1日から施行するものでございます。
  以上でございます。よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) この条例は、非常にタイミングがいいんじゃないかなとこう思いますが、この間全協で説明を受けましたが、今回この用地取得奨励金を設定することによって、近隣自治体との制度を比較して遜色ないということでしたが、この用地取得交付金だけちょっと比較してみますと、大衡村、ここは別格でしょうが、用地取得の15から25の交付割合で限度が3億円、大和町は15%で限度が2億円となっております。これで遜色ないというようなことを聞いたんですけれども、先ほどの永野議員のアンケートの結果、交付金だけでいいのかというような部分のアンケート結果もありますけれども、これで本当に近隣自治体から優位性を持って勝てるというか、進められるのか、お伺いしたいと思います。
  次に、高屋敷の工業用地の面積がどうも15ヘクタールというのもありますし、15ヘクタールが普通なんでしょうけれども、21とこの間も聞いた覚えがあるんですけれども、これどちらが本当なのか。それで、コストコは幾ら占めているのか。また、今何社ぐらいから高屋敷に誘致しようと、何社ぐらい高屋敷に誘致を見込んでいるのか。今現在、また来ている業種名、企業名を教えていただきたい。
  それと、これからのこういった奨励金も含めたPR活動についてお伺いしたいと思います。以上です。
議長(浅野幹雄君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 確かに議員おっしゃるとおり、限度額では大衡では3億円、大和では2億円ということで、富谷町の1億円に比べれば限度額が大幅に大きいという状況になっております。ただ、高屋敷地区につきましては、土地の面積等の関係もあるんですが、コストコの部分を除くと大体6.4ヘクタールがその売買の有効面積となっております。その中で、大体3社から4社程度の立地が見込まれるのかなというふうに考えております。
  そうした場合に、その上限額が2億円、3億円ということで設定を仮にしたとしても、かなりその取得額に対する割合が高くなってしまうというような状況がありますので、そういった確かに大和とか大衡についてはかなり面積の大きい用地もあります。そういったところを想定されての限度額だと思います。高屋敷については、その面積換算からすれば、上限の1億円で15%相当額というのは十分ほかの町に比べても遜色のない数字なのかなというふうには思っております。
  また、面積につきましては、確かに21.4ヘクタールというのが高屋敷地区全体の区画整理事業としての面積になっております。その中で、例えば有効平場ということで考えた場合に、全体で15.5ヘクタールという形になっております。また、そのうちコストコについては9.1ヘクタールがコストコの部分という形になりまして、残りの6.4ヘクタールがただいま誘致をしている部分になります。
  今現在、何社程度誘致の交渉があるのかということにつきましては、具体的には1社、2社程度は具体的にお話をいただいて検討していただいているところはあります。ただ、その社名についてはまだ具体的な決定ということではありませんので、もう少し熟度が増した段階で企業の了解をいただいた上でお知らせをさせていただければというふうに思っております。よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) 3社、4社ということからすれば、そういう考え方かもわかりません。今後成田2期、これ成田2期は100たしか30か140、今の団地よりも何か大きいようなイメージを持っていますので、このときはまた制度改正なると思いますけれども、よろしくお願いしたい。
  次に、この企業誘致ですけれども、その近隣市町村だけでなくて、県内多くの自治体がこの企業誘致を考えているわけで、ある意味では全県がライバルになります。そういう中で、町長はみずからトップセールスということで、また、オール富谷ということをこの間おっしゃっておりました。このオール富谷の考え方を具体的にちょっと考え方を教えていただきたいんですが。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 先ほど推進監からも話がありましたように、今高屋敷地区、二、三社が関心を持っていただいているので、先日も私東京に上京して訪問しておりますし、あとこの議会が終わった後も改めてまた訪問したりして、積極的に企業誘致を進めていきたいというふうに考えております。
  その上で、オール富谷というのは、やはり私自身はもちろん先頭になって足を運んだり、戦略的に誘致に向けて努力しますが、やはりあとは今回東京事務所に出向している、県の東京事務所に出向している職員を通じて日常のフォローをしていただいたりとか、やはりその企業に関係してはいろんな富谷、議会の先生方初め、議員の方々皆様方初め、関係する方々がいろんなところでつながりがあるかと思いますので、そういったつながりも人的なつながりや、そういうものも最大限有効に活用して、いろんな形でその企業をこちらに引き寄せるという、その場合にはやはりあらゆる人たちにかかわっていただくということで、オール富谷というイメージで捉えていただければというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) そういうイメージだと思います。職員の方とか、我々議員の外交というか、外国じゃないですけれども、そういった意味の外交力とか、折衝力で対外発信すると思うんですけれども、その場合、町の、町長のそのオール富谷というのはわかったんですけれども、町の誘致に対する考え方とか、思いを一つにした、思いを一つにするためにも、資料なり、その材料を用意して取り組むほうが、ばらばらでパラでやるよりも、今までがそうだったと思うんですけれどもね。そういったパンフレット一つでも、今あるパンフレットではこういった交付金、加算になっていますからきかないと思いますので、新たな何か考え方とか、そういった材料を一つ用意して、気持ちを一つにして取り組むということが大事だと思うんですけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの菅原議員のご指摘、私も本当に今回就任して企業誘致に足を運んだときに、やはり資料不足というのはすごく感じました。やはり町として、富谷がどんな企業を進出する際に魅力ある地域なのか、そしてどういうところが今回あるのか。いわゆる高屋敷地区だけじゃなくて、成田2期の部分を含めて、町としてのいわゆる総合的な資料をやはり早急につくる必要があるなというふうに思いましたので、早速これから準備をしたいというようには思っております。以上です。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) 今回のこの企業立地促進の交付制度の創設の中で、今たしか国で東京などの大都市の一極集中に対しての対策で、本社を地方に移した場合、優遇措置をたしかとっていると思います。こういったものを富谷町でもやはりこれに上乗せするというか、そういった制度も取り入れるということは、今回この制度を考えるに当たってこれは考えられたのか。
  また、今後これが終われば成田2期のほうもあるわけですけれども、そちらのほうも今後今のようなこうした移転についての優遇措置について、町のほうでどのようにお考えになっているか、お聞きします。
議長(浅野幹雄君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 確かに本社移転の場合について、そういった優遇措置が何かあるかというのは承知はしております。今回高屋敷につきましては、特に本社ということには限定はしておりません。もちろん本社の機能が来れば一番いいんですが、ただ、面積からするとなかなか厳しい部分があるのかなというふうには思っております。ただ、宮城県のほうで今現在震災からの復興ということで製造業の誘致に力を入れておりますので、富谷としてもその製造業の誘致ということについて、当面高屋敷については取り組んでまいりたいというふうに考えております。
  また、成田2期につきましても、町長がおっしゃるとおり、今後強力に推し進めていくというふうに考えております。奨励金につきましても、成田2期につきましてはかなり面積的に広いという場所でもありますので、今の今回新たな用地取得奨励金の交付割合、限度額についても十分検討した上で、また、財政状況も考慮しながら、的確な時期にまた何らかのご提案をさせていただければというふうに考えております。以上です。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。6番出川博一君。
6番(出川博一君) これの財源というか、この辺のところで、前の全協の説明で約2億5,000万ということで説明を受けたんですけれども、どうもこの資料を見ると、いわゆる奨励金を支出する、多分マックスで2億6,800万、多分工業地域まとめて4万平米取得すれば1億で済むんですけれども、そうでなければどうしても2億七、八千万の奨励金が出てしまうと。その逆算の裏づけとして2億5,000万という数字を出してきたのではないかなというふうにちょっと勘ぐってしまうので、その内訳をお願いしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 先ほども今回の条例改正の中で、東日本大震災復興特別区域の集積区域に立地した企業についての課税免除条例というのが既に平成24年に制定されております。その課税免除条例に基づいて固定資産税について5年間課税免除措置があるという規定がございます。現状、例えば平成26年、今年度で具体的に申し上げますと、大体1,900万くらいが課税免除になっています。そして、今後立地が確定している企業というのがございます。現行課税免除の対象になっている企業というのもあります。そして、今後立地して課税免除の対象になる企業、そういったところを含めまして、まだ現実的には操業していないということで家屋評価等がされていないので税額等は確定はしていない段階なんですけれども、類似の施設等々を鑑みまして、今後5年間で大体2億5,000万くらいの課税免除が発生すると。課税免除が発生するということは、企業立地促進条例に基づく企業立地促進奨励金の予算額が減るということになります。例えば、平成27年度では26年度ベースで当初予算ベースで4,000万の予算措置をしていたんですが、27年度の当初予算ベースでは大体700万ということの予算措置で、当初予算措置額がかなり減ってきています。それが今後5年間は続くものというふうに考えておりますので、そういった当初予算が減額した額というのをこの用地取得奨励金の予算額に充てていければというふうに考えているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 口頭での説明はそういうことなんでしょうけれども、多分推進監のところでは具体的に2億5,000万なりの内訳を大ざっぱな試算はしているんだろうと思うんですけれども、それについても示していただくわけにはいかないでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 例えば具体的な固定資産税の課税額、そしてその課税額に対する課税免除額というのは、基本的にそれぞれの企業の税情報といいますか、そういったことで基本的には公表はされていない情報だと思いますので、その辺の公表についてはちょっと慎重にならざるを得ないのかなというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) いや、そういうふうに言われちゃうと、何ともどこから2億5,000万、ですから先ほど私が言ったように、奨励金の2億6,000万から7,000万のやつがありきで、それに合わせた試算じゃないかというように思わざるを得ないということなので、ぜひそのアバウトな試算でもいいですから、ぜひご提示していただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) わかりました。企業名等は伏せた形でもよろしいということであれば。済みません。その辺もちょっと含めて対応について検討させていただければと思います。よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第4号を採決いたします。
  お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
  この際、午後2時55分まで休憩をいたします。
     午後2時43分 休憩


     午後2時55分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


     日程第4 議案第12号 平成26年度富谷町一般会計補正予算(第7号)
議長(浅野幹雄君) 日程第4、議案第12号平成26年度富谷町一般会計補正予算(第7号)を議題といたします。本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) それでは、議案第12号についてご説明申し上げます。
  別冊の予算に関する説明書の2ページをお開き願いたいと思います。
  議案第12号平成26年度富谷町の一般会計の補正予算(第7号)は、次に定めるところによるものでございます。
  第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ6,233万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ145億1,495万6,000円とするものです。
  第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるものでございます。
  次に、第2条繰越明許費の追加及び変更は、第2表繰越明許費補正によるものとなってございます。
  最初に、2条関係についてご説明を申し上げます。5ページをお開き願います。
  第2表の繰越明許費といたしまして、今回追加をさせていただいている案件7件ほどございます。一番上から3つ目まで、こちらにつきましては、まち・ひと・しごと創生総合戦略による地域住民生活等緊急支援のための交付金を受けて実施するものでございまして、今回歳出予算のほうにも計上しているものでございます。中身といたしましては、1つ目といたしまして、プレミアムつき商品券発行事業、それから富谷町総合戦略策定事業、それから企業誘致促進事業、こちら大きな3つの事業となってございます。次に、4つ目でございますが、粗大ごみ処理施設運営・維持管理事業、こちらの繰り越しにつきましては、クレーンの故障が発生いたしまして、こちら受注生産ということで既に発注はしているんですが、納品が年度をまたぐということで繰り越しとさせていただいております。次に、町道郷田線道路改良事業、こちらにつきましては、用地取得に不測の日数を要したために整備が事業を年度を繰り越すことになったことによるものでございます。次に、町道高屋敷線道路改良事業、こちらにつきましては土地区画整理組合との協議の結果、年度を越えることになったものでございます。次に、町道穀田三ノ関線道路整備事業、こちらにつきましては測量調査・設計業務でございまして、こちらにつきましては都市計画の変更手続に日数を要したために繰り越しとなったものでございます。
  あと、変更といたしまして1件、教育費をあげさせていただいておりますが、こちら小学校の建設、明石台小学校の建設関係でございまして、最初見込んでおりましたのは校歌の作詞作曲分、それから引っ越し分ということで409万6,000円見込んでおりましたが、今回補正といたしまして、屋内運動場、それからプール、こちらが年度を越えるというところで今回変更の設定をさせていただいたものでございます。
  それでは、歳入歳出についてご説明申し上げます。11、12ページをお開き願います。
  1款1項町民税は、1億2,020万円を追加し、29億848万3,000円とするもので、個人・法人町民税の調定増並びに徴収率向上によるものでございます。
  次に、1款2項固定資産税は、8,740万円を追加し、22億1,444万6,000円とするもので、徴収率の向上によるものとなってございます。
  次に、1款3項軽自動車税は、250万円を追加し、8,195万3,000円とするもので、こちらも徴収率の向上によるものです。
  次に、1款4項町たばこ税は、2,070万円を追加し、2億9,670万円とするもので、調定の増に伴い追加するものでございます。
  次に、10款1項地方交付税につきましては、495万6,000円を追加し、14億7,740万7,000円とするもので、普通交付税の増によるものでございますが、こちらは交付時に調整率が掛けられておりまして、その分の今回追加となってございます。
  次に、12款1項負担金は、647万1,000円を追加し、2億2,516万2,000円とするもので、震災派遣職員負担金で山元町に派遣している1名分の負担金となってございます。
  次に、13款1項使用料は、235万5,000円を減額し、7,023万4,000円とするもので、説明欄にございます使用料の実績による増減となってございます。
  次に、13款2項手数料は、156万4,000円を追加し、2,992万円とするもので、こちらも説明欄にあります手数料の実績による増減となってございます。
  次に、13、14ページをお願いいたします。
  14款2項国庫補助金は、6,701万4,000円を追加し、3億8,702万円とするもので、1目1節の宮城県子育て支援対策臨時特例基金特別対策事業費補助金につきましては、説明欄にあります各事業の交付決定による増減となっております。5節臨時福祉給付金支給事業費補助金につきましては、給付額の実績による減となってございます。
  2目2節がん検診推進事業補助金につきましては、クーポン事業の見直しによる減額でございます。
  3目1節社会資本整備総合交付金の減につきましては、仏所太子堂中線歩道改良工事及び住宅耐震診断助成事業の実績によるものとなってございます。
  5目2節地域住民生活等緊急支援のための交付金、こちらは繰越明許のほうでご説明いたしましたまち・ひと・しごと創生総合戦略による交付金となってございます。
  次に、15款1項県負担金につきましては、272万4,000円を減額し、4億4,442万3,000円とするもので、後期高齢者基盤安定負担金の交付決定によるものとなってございます。
  次に、15款2項県補助金の2目ですが、民生費県補助金は、852万6,000円を追加し、9,167万4,000円とするもので、7節生活介護事業所特別処遇支援補助金につきましては、実施事業所がなかったことによる皆減となってございます。8節保育対策等促進事業補助金の減につきましては、家庭的保育事業に対するものでございまして、一部国庫補助金のほうに移行したことによります減となってございます。12節宮城県子育て支援対策臨時特例基金特別対策事業費補助金については、こちらは交付決定によるものとなってございます。
  次に、5目農業費県補助金につきましては、157万8,000円を減額し、845万4,000円とするもので、2節農地・水・環境保全向上活動支援交付金については交付決定によるもの、次のページをお開き願います。
  4節農業経営対策地方公共団体事業費補助金につきましては、農業施設の大雪被害対策分でございまして、実績による減となってございます。
  6目農業委員会費補助金につきましては、4万7,000円を追加し、423万3,000円とするもので、農業委員会への交付額決定によるものでございます。
  次に、8目土木費県補助金につきましては、155万円を減額し、33万5,000円とするもので、こちらは説明欄にあります木造住宅耐震診断助成事業などの実績によるものでございます。
  次に、15款3項委託金につきましては、509万3,000円を追加し、1億1,039万円とするもので、2節及び3節の委託金の確定によるものでございます。
  次に、16款1項財産運用収入は、93万5,000円を追加し、792万3,000円とするもので、普通財産の貸し付け実績によるものでございます。
  16款2項財産売り払い収入は、816万9,000円を追加し、2,435万円とするもので、1目1節につきましては資源物の売り払い分でございまして、2目1節土地売り払い収入については水路の払い下げによるものとなってございます。
  次に、17款1項寄附金につきましては、138万1,000円を追加し、138万2,000円とするもので、13件の一般寄附によるものの追加となってございます。
  次に、18款2項基金繰入金につきましては、2億5,763万円を減額し、8億5,525万9,000円とするもので、財政調整基金の件で財源調整でございます。こちらにつきましては、当初13億6,237万9,000円を予定しておりますが、現状の状況といたしましては7億58万7,000円の取り崩しの予定となってございます。
  次に、20款1項延滞金加算金及び過料、120万円を追加し、360万1,000円とするもので、町税の延滞金分でございます。
  17、18ページをお開き願います。
  20款4項雑入につきましては、879万8,000円を減額し、4億3,043万9,000円とするもので、1目1節給食費納付金につきましては、見込んだ給食数の減によるものでございます。3節私用電話料は公民館分の減でございます。4節雑入につきましては、宮城県市町村振興協会等からの交付額の決定による減となってございます。6節共済等保険金につきましては、公用車の事故3件分の保険金の歳入となってございます。
  2目1節国庫支出金過年度収入につきましては、25年度分の児童手当の精算分でございます。
  歳入は以上でございます。
  次に、歳出についてご説明申し上げます。19、20ページをお開き願います。
  初めに、今回の歳出補正でございますが、各事業の確定に伴いまして減額が主なものとなっております。内容といたしましては、入札などにより額が確定し減額になったもの、または見込んだ件数等が実績ベースで減になったことによるもののほか、12月定例会で審議をいただきました給与改定の分の給料、それから定期昇給による給料分が今回の補正に計上してございます。説明につきましては、減額分を除き、給与関係以外で追加しております内容の説明とさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。
  それでは、中段になりますが、2款1項5目財産管理費の14節使用料及び賃借料として、95万円を追加してございますが、内容といたしましては、庁舎内のコピー機の使用料の増でございます。今回につきましては、選挙等におきまして臨時的な使用の増があったために今回補正を追加させていただいたものでございます。
  次に、6目企画費につきましては、6,621万7,000円を追加するものでございまして、内容は説明欄の右下から3事業分でございます。先ほども説明しましたが、プレミアムつき商品券発行事業といたしまして5,695万7,000円……、済みません。59万7,000円、富谷町総合戦略策定事業分といたしまして1,097万7,000円、企業誘致促進事業といたしまして9,800万1,000円となってございます。内訳ですが、1節……。980万1,000円です。訂正させていただきます。内訳ですが、1節の報酬といたしまして、委員会の設置によるものとなってございます。また、8節報償費につきましては、講師を呼ぶ予定としておりまして、その謝礼金となってございます。12節役務費につきましては、企業誘致に係る広告料といたしまして計上してございます。
  次のページをお開き願います。
  委託料ですが、委託料分といたしましては、その事業を実施したことによる分析調査業務及びプロモーション動画作成業務を計上しております。次に、14節使用料及び賃借料は、企業との交流による会場使用料を計上し、19節補助金につきましては、プレミアムつき商品券は全て商工会のほうにお願いをしてということで補助金としての取り扱いとしてございます。
  続きまして、23、24ページをお開き願います。
  3款1項3目障害者福祉費につきましては、3,902万2,000円を追加するもので、内容は20節の扶助費の追加でございます。説明欄にあります各種項目の実績見込みによる増減となっております。
  次に、7目子ども医療費助成につきましては、325万8,000円を追加するもので、こちらも20節の扶助費ですが、こちらは実績等に基づくものとなってございます。23節の償還金につきましては、未熟児養育医療費助成の25年度分の精算分としての償還でございます。
  次に、8目国民健康保険事業費につきましては、1,767万7,000円を追加するもので、特別会計への繰出金でございます。特会の補正によるものとなってございます。
  続きまして、25、26ページをお開き願います。
  3款2項1目児童福祉総務費ですが、1,667万3,000円を追加するもので、12節の通信運搬費につきましては、明石台小学校放課後児童クラブへのネット回線費用でございます。19節負担金、補助及び交付金につきましては、負担金分といたしまして、放課後児童クラブ7カ所の児童等に対する保険の掛金、補助金につきましては、説明欄にあります各種補助メニューの実績によるものとなってございます。
  続きまして、27、28ページをお開き願います。
  3款3項1目の23節の償還金でございますが、5万円を追加してございます。こちらは平成25年度低所得者利用負担軽減対策事業補助の精算分となってございます。
  次に、飛びますが、31、32ページをお開き願います。
  中ほど下になります。4款3項1目上水道費につきましては、62万5,000円を追加するもので、退職時の特別負担金であり、公営企業職員の退職による一般会計負担分となってございます。
  次に、6款1項5目農地費につきましては、12万4,000円を追加するもので、19節の負担金は、災害復旧費分といたしまして大和町への負担でございまして、共同の水路堰復旧費用分となってございます。
  33、34ページをお開き願います。
  こちらも中ほど下になりますが、8款2項2目道路維持費につきましては、4,466万7,000円を追加するもので、13節委託料分といたしまして、除融雪業務の追加となってございます。
  次に、35、36ページをお開き願います。
  8款4項3目公共下水道費につきましては、4,777万9,000円を追加するもので、13節委託料につきましては、仙台市東向陽台地区の公共下水道に係る分の負担でございまして、28節繰出金につきましては特別会計への繰出金で、下水道会計の補正に伴うものとなってございます。
  続きまして、37、38ページをお開き願います。
  上段になります。10款1項2目の19節でございます。負担金、補助及び交付金64万4,000円を追加するもので、こちらは学校教育活動振興費補助金といたしまして、全国大会等への出場回数がふえたことによる補助となってございます。
  次に、10款3項2目中学校管理費につきましては、21万円を追加するもので、14節使用料及び賃借料、こちらにつきましては部活動の各種大会への出場回数の増によりますバス借り上げ分となってございます。
  10款4項1目幼稚園管理費につきましては、350万2,000円を追加するもので、19節負担金、補助及び交付金といたしまして、こちらは説明欄にあります補助金の増でございます。こちら申請者の増によるものとなってございます。
  39、40ページをお開き願います。
  10款5項2目11節ですが、需用費12万9,000円を追加してございます。こちらは西成田コミュニティセンターの電気料の増に伴う実績分としての増、それから5目11節、こちら公民館費の需用費ですが、93万8,000円の追加、こちらにつきましても電気料分の追加ということで、各公民館分となってございます。
  以上、冒頭申し上げましたとおり、追加している内容についての説明とさせていただきました。以上で説明を終わります。よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) それでは、一応質問させていただきたいと思います。
  15、16ページ、土地売り払い、16款2項2目、これ47万9,000円ということですが、場所はどこの場所を指しているのか。先ほど水路というふうに聞こえたんですが、その場所はどこを指しているのかということなんですけれども。
  続いて、同じ17款1項1目1節の一般寄附なんですが、この寄附の何件ぐらいこの寄附としてあがっているのかということと、そのふるさと納税というか、そういったものとの関連というものはどのようになっているのかということです。
  それから、17、18ページで、20款4項1目2節、給食費の納付金ということになっているわけですが、これの前年度のちょっと見てきているんですが、この給食費がどのような納付状況になっているのか。未納分なのか、それともそうではなくて当初から組んだものがこのように減額になっているということなのか、質問をしたいというふうに思います。
  それから、19、20ページですね。
  2款1項6目の12節の広告料ですけれども、390万円ということですけれども、これは増額になった理由というんですか、この辺もう一度説明していただければというふうに思います。
  あと次に、やはり19、20ですが、2款1項6目13節の市制移行啓発なんですけれども、この当初予算からの全額削除されているように見えるんですが、これはなぜ削除をしたのかということですね。それから、同じく国土利用計画策定も全部これは全額削除されているわけですけれども、これはどういう理由でこの削除をされているのか。
  同じく、市制移行住民意識調査費業務、これについては当初予算が794万9,000円、意向調査の入札が行われているわけですが、それの差額が生じていると思うんですが、この分も含めてこの金額になっているのかどうかということです。
  それから、新規事業で先ほど説明されている中で、企業誘致関係なんですけれども、21、22、2款1項6目13節の企業誘致プロモーション動画作成業務155万4,000円ということになっているわけですけれども、どういう動画なのか。私感じるには、これちょっと少な過ぎるのではないのかなと。もう相当優秀な動画になっているものかどうか、その辺内容的に十分ほかの他市町村から見ても十分なような動画になっているのかというふうなことについて、質問したいというふうに思います。
  21、22、2款1項6目19節なんですが、くろかわ商工会富谷事務所5,659万7,000円、これ7款1項2目19節の補助金との関係ね。補助金との関係でいきますと、補助金は210万ですか。これに対してくろかわ商工会富谷事務所にさらにこの分上積みをしているということなんですが、これはどういう理由でこういうふうな増額になっているのかについて、説明をいただきたいと。(「小川さん、今の210万というのは別な部分で、今回の補助は商品券の分なんです。だから、全く別ですよね。説明したと思うんだけれども」の声あり)そこ、もう一度説明していただきたい。以上ですね。
議長(浅野幹雄君) 初めに、企画部長。市制移行の調査の件ね。
企画部長(荒谷 敏君) まず、何点かあったのでお答えいたしますが、まず、広告料につきましては、これは今回の補正、国から来ている企業誘致関係のその中で行う予定のものの一つになっております。それで、現在企業誘致を行っているんですが、さらに先ほど町長が申し上げたとおり、オール富谷でやるためのそういう手法のために、動画でホームページで配信したり、あとは我々が持っていったり、議員の皆さんがどこかに持っていったりできるようなものを想定して、国のほうに申請、声を上げているところでございます。
  あと、市制移行につきましては、これ全て本来啓発事業をやる予定でしたが、県との相談でまだ国勢調査が来年、ことしの10月なので、また市制移行日もはっきり決まっていないので、それがまず先決なので、それをもとにということでしたので、これは一旦今年度の予算は全部おろさせていただいて、改めて新年度のほうに計上させていただいて行っていきたいということで外させていただいております。
  国土利用計画につきましては、これは都市計画区域の見直しのときに、町の基本方針の土地利用というのが国土利用計画で示さなくてはいけませんが、次回の線引き制度に合わせて今年度やる予定でしたが、まだ組合の皆さんとか、地権者の皆さん、熟度が定まっておらず、どこを開発したいかという要望も今取りまとめているところでしたので、国土利用計画の改定までには至りませんでしたので、これも今年度分は全額おろさせていただいて、次年度確定し次第、改めて土地利用の見直しを行って議員の皆様にお知らせすると。こういったので全額おろさせていただきました。
  あと、住民意向調査につきましては、議員のおっしゃるとおり入札を行ったんですが、あれにつきましては回収のときの郵便代が不確定でしたので、若干契約行為の中に上乗せして少し余分に持っております。それで間もなく確定すると思いますので、最終的には確定次第、またおろさせていただきたいと思っております。
  あと、くろかわ商工会への補助の企画にあがっている分ですが、これは先ほど議長からも言っているとおり、今回のプレミアム商品券の全額交付されているものを、くろかわ商工会さんのほうへ補助という形で行って、そちらで商品券の発行業務を行っていただくと。そういった経費で企画のほうにあげさせていただいております。
  私のほうからは以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) それでは、私のほうからは15、16ページについてお答えさせていただきます。
  まず、16款2項不動産の売り払い収入でございます。こちらの場所ですが、字町北裏地内ということで、今回44.02平米を払い下げしてございますが、こちらはもともと水路敷ということで、水路の機能が不要になったために個人の方へ払い下げしたものでございます。
  次に、一般寄附、17款ですが、こちらにつきましては、13件の寄附がございまして、今回計上してございます。このうちふるさと納税関係の件数は11件、金額にいたしまして35万2,100円となってございます。
議長(浅野幹雄君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) それでは、私のほうから17、18ページ、20款4項1目2節給食費納付金についてご説明させていただきます。この減額分につきましては、未納分ということではございませんで、当初見込んでおりました……。(「大きい声でお願いしますね。マイク塞がっていませんか。ないのか。マイクないんだそうです」の声あり)未納分ではございませんで、当初見込んでおりました食数に対しまして実績数による減という形でございます。(「よろしいですか。もう一回」の声あり)
  給食費納付金につきましては、未納額という分についての減額ではございませんで、当初見込んでおりました食数に対しまして実績食数での減という形でございます。
議長(浅野幹雄君) 実績だそうです。ほかに質疑ありませんか。5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) ページでいくと22ページの上から2番目の市制移行住民意向調査業務ですが、一旦これで終わりということで、今市制移行の調査もこの間調査というか、アンケートが終わって、これからまとめに入ると思うんですけれども、現在集計中だと思うんですが、これ報告はいつごろできるのか。できれば3月26日までに間に合わせていただきたいということでございます。
  あとそれと、またダブるかもわかりませんけれども、ページでいうと20ページの緊急支援交付事業の3事業関連ですけれども、この間説明会でもあったんですけれども、くろかわの商工会の加入率、富谷の商店というんですか、お店の加入率をもう一度教えていただきたい。それで、大型店で入っていないところがもしあったら教えていただきたい。
  それと、富谷町総合戦略事業というのは、これはどんな事業なのか、ちょっと事業の体制とかも含めて具体的にお示しいただきたい。今現在どんな段階にもう入っているのかも教えていただきたい。
  あと、企業誘致、これは先ほど動画、これなんかは動画入っているのかどうか。方針では企業誘致の実証研究、調査分析等々なっていましたけれども、この辺の詳しいことを教えていただきたい。以上です。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) それではまず、市制移行の意向調査につきまして、現在集計を行っております。クロス集計とかそういったものも行っておりまして、ただ、期限は過ぎているんですが、まだちょっと何通かずつ来ておりますので、せっかくお書きいただいたので、それは反映させようということにしております。あと、議会への報告ということで、これについては町長と相談して、速報値的なものは出せると思います。回収率とか、設問に対してどうだったというようなそういうことは今取りまとめを始めましたので、町長と相談して議会のほうへお出しする資料は後ほどご提示させていただきたいと思います。
  あと、3事業につきまして、これは国の交付金事業で今回補正のほうをあげさせていただいておりますが、まず、総合戦略につきましては、これは約1,000万ほどという決められた額が来まして、これの大きなもとは人口減少社会を乗り切るための2040年または60年までの人口ビジョンをつくりなさいというのがまず基本にあります。それとあわせて、まち・ひと・しごと創生の政策5原則というものが国から示されておりますので、それに基づいて計画ものを策定すると。この2本が大きな柱になっております。
  人口ビジョンにつきましては、前にもお答えしている総合計画ともかなり密接な関係がありますので、今回見直しということもありますので、人口ビジョンも将来を推計するというのが1つでございます。あとは政策的には今後5年間の戦略性を持てというのが今回の策定業務でございますので、このまち・ひと・しごとに決められている仕事づくりであったり、少子化社会への乗り切り策、子育て支援策、あとは高齢者の皆さんへの支援策、そういったものを5カ年計画を立てるというのが柱になっております。これは結果、検証作業というのもついておりまして、PDCAサイクルをもとにまずやるというのが基本になりまして、現在まず予算要求をして、その後策定を1年かけて行い、検証作業に入っていくと、そういったところになります。あと、これは行政だけではできませんので、外部機関の委員会をやる経費も計上させていただいておりまして、あとは議会との関係というのも国から示されておりますので、議員の皆様へは特別委員会、全協などを開いて、この内容をお示しするということになっております。今はそのまず前段の予算要求とガイドラインの作成のほうに入っているところでございます。
  あと、企業誘致関係も同じようにこの3事業の中に入っておりまして、先ほどのプロモーションなどもこの中に入っています。現在富谷に立地している企業の皆さんからの意見も集約しながら、仕事づくり、どういったものができるか、そういったものを企業の皆さんとの懇談会も開催する予定で予算の中に入れております。あと、仕事づくりですので、企業誘致がまず富谷町にとって最大の課題という町長の方針も受けておりますので、高屋敷、成田2期の現状分析をして、それをもとにPR活動を行うと、こういったものが主になって現在行っているところでございます。以上です。
議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 商工会加入率ということで、ちょっと今手元に資料ないんですが、大まかな数字で済みませんが、30%ぐらいだったと思います。(「大手はわかりますか」の声あり)はい。(「大手企業で入っていないところはわかりますか。大手企業で入会していないところわかりますか。今はわからない」の声あり)ちょっと手元にないのですが、今言われたジャスコさんなんかは入っていないと思います。
議長(浅野幹雄君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) ジャスコさんが入っていない。いずれにしても30%というのは相当低いですね。これは別途質問を後でしますけれども、ぜひこういうこともありますので、ぜひ加入を上げるような促進もお願いしたいなと思います。
  今、緊急支援の3事業についてお答えいただきましたけれども、これについては地方創生の一環ですので、40年、いわゆる今から30年後の富谷の将来像を描く計画でございますので、幾ら富谷とて30年後はどうなるかわかりませんので、いずれにしても本当に住みたくなる富谷にするためにぜひ、先ほど若干体制面あったけれども、宮城県との連携について若干ちょっと教えていただきたいということと、本当に町長本気になって、本気になってというのも失礼ですけれども、本気になって地方創生の計画に取り組んでいただきたいと思いますので、お答えをお願いします。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これは議員のおっしゃるとおり、地方創生ですので、地方、富谷のあり方が問われておりますので、十分町内の組織、そして外部の有識者の皆さん、議員の皆さんから意見を聞いて取りまとめていくことがまず重要なものになります。県との関係につきましては、県が都道府県でもこれは義務づけられていまして、ビジョンを策定すると。宮城県は10月をめどに策定作業を終わると。それを受けて市町村はやはり県との連携も必要ですので、宮城県の目指す方向と富谷の目指す方向が違っていれば、またこれも問題ありますので、そういったものを受けて大枠県の方針に基づきながら、富谷の将来像を描くと。そして、独創性をさらにそこで強く出して、政策をつくっていくと。こういうのが問われております。そういったところで、県との連携はこれからさらに強化されていくものと思います。
  そういったところで、町長の目指す方向性をこういったものに取り込みながら、来年度から策定作業に入る長期総合計画も恐らくこれとリンクしていかなくてはいけないと思いますので、そういった政策がこれから立案されていくということになっております。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。今、企画部長まとめて言ったんだけれども。足りませんか。答弁漏れがございます。若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいま企画部長が申し上げたこととかなり重なる部分なんですけれども、今回の戦略づくりについては、所信表明等でお話ししたように、やはり積極的に今回しっかりと富谷が率先して戦略的に地方創生の流れに乗っていきたいというように思っておりますので、そのためにはもう県との関係は一番大切なところでもありますので、その辺含めて、その辺もあったのでことしも引き続き県のほうに職員を派遣するということも継続を考えた背景にあります。以上です。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。14番山路清一君。
14番(山路清一君) 19、20ページの6目の企画費の中で、5万人都市推進事業、減額で674万9,000円とございますけれども、この辺の詳細についてお聞きします。
  あと、その下の町民体育祭が減額で118万7,000円ございます。これは前年度の雨のためにこれはこの減額になったのか、また、雨のために残った賞品ですかね。そのやつの管理とか、返済というか、返却関係はどのようになっているか、お伺いします。
  また、これは町長にお聞きします。町民体育祭ですね、年間1回で4,000人ほど参加なされているんですけれども、町民はやはり楽しみにしているお祭りの一つでございます。前に町民体育祭中止云々という話があったんですけれども、新町長になって町長の考え方をその辺お伺いいたします。以上です。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 町民体育祭につきましては、やはり町である間は町民体育祭として続けるべきというふうに思っております。ただ、その後の市制移行に伴ってその後物理的にもやはり会場的にかなり現実的に限界に近いということもありますので、少なくとも町民体育祭として歴史を積み重ねてきましたので、富谷町の間は開催したいというふうに思っております。ただ、市制施行に合わせてその内容については検討したいと。以上です。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) 5万人都市推進事業の減額の主なものでございますが、こちらにつきましては当初予算のときにも若干ご説明しておりますが、市制移行のための申請書の作成というのが結構膨大なものがございまして、そのデータ処理をする予定でおりました。ところが、この間の特別委員会でもご説明しましたが、対象となる比較する市を選定して、そことのデータ処理を行わなくてはいけないんですが、これは宮城県とも相談してきたんですが、比較対象の市がなかなか富谷の現状と、あと前ご説明した県条例との関係もありまして、まだ決定されておりません。その関係で比較することができなくなりましたので、これもその部分全額おろさせていただいて、新年度に改めて予算計上させていただいて、その中で比較市とのデータ処理を行っていきたいと思っております。あともう1つの大きなものは、住民意向調査部分、今回入札で確定したので、その残った部分を減額させていただいたものでございます。
議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。もとい、あったかまちづくり推進課長。
あったかまちづくり推進課長(高橋加代君) それでは、町民体育祭事業の減額につきましては、議員がおっしゃるとおり、中止に伴う減でございます。記念品の管理につきましては、まず参加記念タオルということでタオルを購入しているんですが、こちらにつきましては各町内会さんに基本50本ずつぐらいで配布をしているところでございます。その他の記念品に関しましては、主にふるさとまつりなどで配布をしまして、町民の方に還元するという形で使用しております。若干残りの分がございますので、こちらに関しましては今後町民の方に還元するということで使用していきたいと考えております。以上です。
議長(浅野幹雄君) 14番山路清一君。
14番(山路清一君) 運動会の開催について、再度町長にお伺いいたします。先ほどの町長の答弁ですと、富谷町であるうちは町民体育祭やるとお話聞きました。そうしますと、あと1年は大丈夫ということで、その次の年からはちょっとその辺は考えなくちゃならないということで考えてよろしいでしょうか、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 少なくともただいまのお話のように、町の間は開催をしたいというふうに、ただ、その後につきましては町民の皆さんの市制施行に向けてのご意見を聞きながら、そういった体育祭の開催につきましても皆さんのご意見を聞きながら検討していきたいというように思います。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。6番出川博一君。
6番(出川博一君) それでは、3点お尋ねいたします。
  1点は、19、20ページの2款1項、この中の一般管理費の中で、職員健康管理事業があるんですけれども、これが大分大幅に委託料が減額になっていると。いわゆる住民の場合だと受診率の見込み違いだとかということがあると思うんですけれども、職員の場合だと当初組んだ予算で大体それで使い切るのが当たり前じゃないかなというふうに思うんですけれども、その辺のところのご見解をお尋ねいたします。
  それから、次に、23、24ページ、この民生費の中の7目の子ども医療助成費、これはたしか当初予算は2億1,000万で、3カ月前の12月補正で2,900万増額して、またここで300万増額するという、これはどうしてこういうふうにぱらぱらになっているのか。その辺のところと、最終的に2億4,200万で26年度は医療費助成ということになるのか、確認も含めてお願いします。
  それから、最後に、41ページ、42ページ、ここのところの給食センター管理費なんですけれども、先ほどの説明では給食費納付金が790万ほど減額になったと。これは食数の減だということなんですけれども、そうするとそれに合わせて需用費の中の賄い材料費363万、これは減額になっているんですけれども、この辺のところの見方といいますか、考え方をお尋ねいたします。以上です。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 健康診断の関係でございます。こちら額面的には200万円減となってございますが、あくまでもこちら入札に伴う執行残ということでございます。受診者につきましては、これは正職員、臨時職員を含めたものでなっております。正職員につきましては、1名の職員が育児休暇中であるというようなことで未受診ではございますが、その他の職員については全て受診をいただいております。また、さらには臨時職員につきましても、希望制というようなことでご希望いただく方について受診いただいておりまして、本年度は197名に受診をいただいている実績がございます。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) それでは、子ども医療費についてお答え申し上げます。
  今回の300万の増額につきましては、インフルエンザが早目に流行というところを受けての300万円の増でございます。それから、最終的な額につきましては、この2億4,200万円を上回らないと考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) 私のほうからは、賄い材料費についてご説明させていただきます。賄い材料費につきましては、突然の学級閉鎖や臨時休校、そういったことに対しまして給食が提供できなくなったという場合につきましては、食材費のみは町で負担という形になります。したがいまして、給食費のほうは入らないという形になりますので、食材費のほうが負担という形をしていますので、差が出るというふうなことになっております。
議長(浅野幹雄君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) では、1点だけ、職員の健康管理事業についてなんですけれども、例えば定期健康診断は500万の当初予算で200万減額ということで、そんなに大きな額の入札差額があるのかということと、あと成人病健診についても、当初は370万ほどの予算で約半分の価格で入札になったのか。ということになると、入札の仕方というか、その設定の仕方がちょっとおかしいんじゃないかなというような気がするんですけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちらは当初予算計上に当たりましては、当然参考見積もりを頂戴しながら計上しておるところでございます。実際のところ、入札をした結果、単価がそれぞれの項目において単価が低く抑えられたというようなことでございますので、次年度以降についてはやはりその単価の見直しというようなところについてはなお再考する必要があろうかと思っております。同様に、成人病の関係の健康診断についても同様でございます。こちらについても受診者につきましては見込み数におおよそ見込んでおるとおりの受診者数ではございますが、それぞれにおいて若干の単価に差が出たというようなところで、総額においてこれぐらいの減額をさせていただいたということでございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) 15、16、16款財産収入、財産貸付収入、これは補正前の金額のほぼ倍に今回なっているわけでありますけれども、なぜこのようになっているのか。
  また、次の16款財産収入のほうで物品売り払い、これは大体1.5倍くらいになっていることから、今回1.5倍くらいになりました。その辺も予想以上のものがあったのかなというその辺の内容。
  続きまして、25、26の3款民生費のこれは臨時福祉給付金事業のほうでありますけれども、扶助費で2,950万減額になっております。その内容と実績ということでわかるんですが、その内容。そしてまた、これ27年度もたしか追加で行われると思いますので、それに対しての取り組みについてももしよろしければ続けてお願いします。
  続きまして、31、32、農業費であります。農業水産業費になるのかな。たしか町長の公約に米価下落についての公約がたしかあって、すぐやるというもので該当があったのかなと思ったんですけれども、ここに入っているかなと思ってちょっと今見ていたんですけれども、その辺についてはどのようにお考えになっているのか。
  続きまして、37、38、10款教育費、社会教育費、社会教育総務費の中で、生涯学習推進費事業やら、ジュニア・インリーダー、子ども会等活動支援が減額になっておりますけれども、この辺の理由もお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) それでは、15、16ページの16款財産収入についてお答えを申し上げます。
  今回補正額93万5,000円となっておりますが、大きな補正ということですけれども、当初見込んでおりますのは普通財産の貸し付けの中でも交番、建物が建っているところ、これを当初見込んでいます。あと、その他普通財産を貸し付けを当初は見込んでおりませんので、貸した実績に基づいて今回補正をさせていただいたというような状況となってございます。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 25、26ページの臨時福祉給付金の扶助費でございます。当初予算のところは国の人数積算によりまして7,000名と見込んだものでございますが、3月中旬の実績におきまして4,270名というふうなところの実績に基づいての減額でございます。27年度につきましても、また実施する方針が示されておりますけれども、詳細まだ決まっておりませんので、ここは6月補正を予定しているものでございます。以上です。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 16ページのほうの物品売り払い収入の件でございます。まず、当初予算につきましては5年間の実績の平均をもって計上しております。今回の場合の増額につきましては、皆様方の分別収集の意識といいますか、リサイクルのほうの意識がかなり高まっていただいたということでのアルミ缶関係、それから新聞などの紙系の収集量の増、それからあと入札といいますか、市場価格といいますか、廃品関係の単価のアップなどの理由も考えられての増というふうに理解しております。
議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 平成26年産米、たしかに米価下落になっていますが、町長方針のほうでは平成27年産米、また同じような下落になった場合、対応を検討していくということでご理解いただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(阿部雄也君) それでは、37ページ、38ページの減額の理由ですが、非常勤職員報酬として社会教育委員さん25万5,000円減額しておりますけれども、出席者の減によるものです。それから、それに伴って費用弁償も減額になっております。それから、ジュニアリーダーの研修会でございますが、研修会の最後、講師に来てくださった方の減による減額でございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) それでは、25、26のその臨時福祉給付金、7,000人の予定が4,270人ということで、これについてはどうしてこのように、こんなに予想以上に違うのかということと、そのほかの方たちはもうやはり要らないというのかな、というようなものなのか。
  あとのその農業費のほうでありますけれども、27年度産米ということで、たしかちょっと私の記憶曖昧なんですが、何かほかの地域での米価下落について検討したような話をたしかされたような気はするんですが、これ、今本当に皆さん下がって、我々消費者としては非常に助かっているんですけれども、米をつくられている方はやはり大変だというお話あるんですけれども、26年産米ではやはりどうしてもできないんでしょうかということをお聞きします。以上です。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 給付金につきまして、国でその人数を積算したというふうなものは、人口から納税者でありますとか、控除対象配偶者ですとか、そういった係数、扶養親族も含めて係数を掛けて一律に出して町のほうに示された数値でございます。それをより実際的な内容で人というところで皆さんに周知をし、申請をいただいたものでございます。
議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 確かに大衡、郡内ですと大衡村が12月補正で60キロ当たり400円ということで新聞にも載ったんですが、そのほかの町とちょっと課長級なんですが、打ち合わせしたところ、ほかの町はやらないということだったものですから、26年産米は補正しないで、今後27年度で検討していこうということで富谷町も決定しているところでございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) それでは、まず臨時福祉給付金ですけれども、そうしますと実際の富谷町としては4,270人ほどの方が来年度におきましてもそのような人数になっていくだろう、おおよそですね、ということで考えてよろしいんでしょうか。
  ということと、あとのその農業のほうの米価下落なんですが、やはり大衡で60キロ当たり400円、こういった計算でいきますと、済みません、富谷町ですと実際そんなに多くないのかなと、合計すると総額的には。ぜひやはり今がちょっと大変な時期かと思いますので、その辺再度町長の公約でもすぐやるということで載っておりますので、この辺について再検討していただくことはいかがなんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) すぐやるという意味で一応検討させていただいて、やはりいろいろな補助制度がありまして、大衡のように400円補?している場所もあれば、あとは逆にこの時期ですと大衡はやはり12月で補正をしているという、この時期にその対応を考える場合はやはり春先のいわゆる種もみの購入代を助成するとかという形で支援という形になるものですから、種もみの支援というよりは、私の公約では一応米価補充、米価の下落分の幾らかでも補充をということでの公約だったものですから、であれば対象となるのは27年度産に万が一また下落があった場合は対応するという方向で今回につきましては対応を考えた背景にあります。以上です。ご理解いただきたい。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 税情報との突合によりというふうなことになりますので、この数そのままというふうには思っておりませんけれども、人口の伸びを考えるとそれより下回ることはないというふうには考えております。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第12号を採決いたします。
  お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
  この際、午後4時10分まで休憩をいたします。
     午後3時57分 休憩


     午後4時10分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


                                           
     日程第5 議案第13号 平成26年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)
議長(浅野幹雄君) 日程第5、議案第13号平成26年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)を議題といたします。
  本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) それでは、議案第13号平成26年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)についてご説明申し上げます。
  補正予算に関する説明書48ページをお開きください。
  平成26年度富谷町の国民健康保険特別会計の補正予算(第4号)は、次に定めるところによるとするものです。
  第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ299万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ39億7,687万2,000円とするものです。
  2項といたしまして、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるとするものでございます。
  それでは、事項別明細書によりご説明申し上げます。57ページ、58ページをごらんください。
  初めに、歳入でございます。
  3款2項国庫補助金は、21万2,000円を追加し、2億7,367万円とするもので、3目1節の災害臨時特例補助金によるものでございます。こちらは交付決定を受けた追加でございます。
  4款1項療養給付費等交付金は、850万9,000円を追加し、2億6,945万6円とするものです。1目1節療養給付費等交付金の追加交付決定によるものでございます。
  次に、9款1項他会計繰入金は、1,767万7,000円を追加し、2億3,337万4,000円とするものです。1目5節の財政安定化支援事業繰入金として1,784万7,000円、こちらは平成26年度の国庫財政安定化支援事業費として地方交付税措置が決定されたものでございます。6節のその他一般会計繰入金17万円の減につきましては、宮城県国保連合会負担金の減によるところによるものでございます。
  次に、9款2項基金繰入金、こちらにつきましては、2,340万円を減額するもので、1億3,585万2,000円とするものでございます。こちらは1目1節の財政調整基金繰入金として財源調整でございます。この補正によりまして、補正予算額の現在の基金残高では11億円弱というような基金残高という状況でございます。
  次に、歳出でございます。59、60ページをごらんください。
  1款1項総務管理費2目連合会負担金につきましては、17万円を減とするもので、19節の負担金によるものです。先ほど申し上げました宮城県国保連合会からの負担金が減額となったことによるものです。
  2款1項療養諸費、こちらは1目一般被保険者療養給付費につきましては、歳入による財源の更正でございます。2目退職被保険者等療養給付費、こちらにつきましては、1,651万6,000円を減額するもので、19節の負担金として退職被保険者の療養給付費等が減になったというところで減額措置をするものでございます。
  次に、2款2項高額療養費1目一般被保険者高額療養費につきましては、1,880万円を追加し、2億3,934万3,000円とするものです。こちらは19節の補助金として一般の被保険者の療養給付費の増加に伴う予算措置でございます。次に、2目退職被保険者等高額療養費、こちらにつきましては、歳入によります財源更正でございます。
  次に、11款1項償還金及び還付加算金、こちらにつきましては1目償還金として88万4,000円を追加し、4,686万2,000円とするものです。23節の償還金によるもので、平成25年度の特定健診等、国県補助金の精算に伴います超過交付分の償還に充てるものでございます。
  以上でございます。よろしくお願いします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第13号を採決いたします。
  お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第6 議案第14号 平成26年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第3号)
議長(浅野幹雄君) 日程第6、議案第14号平成26年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。
  本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) それでは、62ページをお願いします。
  議案第14号平成26年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第3号)についてご説明申し上げます。
  第1条、歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ380万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ8億9,074万5,000円とするものです。
  第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるものとし、63、64ページにお示ししております。
  第2条、地方自治法第213条第1項の規定により、翌年度に繰り越しして使用することができる経費は、第2表繰越明許費によるものとし、65ページにお示ししております。
  第3条、地方債の変更は、第3表地方債補正によるものとし、66ページにお示ししております。
  それでは、65ページをお願いします。
  第2表繰越明許費につきましては、1款1項下水道維持費1,580万円を繰り越すものです。
  66ページをお願いします。
  第3表地方債補正につきましては、限度額を、流域下水道建設事業債2,290万円を減額し6,630万円、公共下水道建設事業債1,040万円を減額し3,050万円とするものです。
  それでは、詳細についてご説明申し上げます。73、74ページをお願いします。
  歳入につきましては、1款1項1目下水道事業負担金129万1,000円を追加し、129万2,000円とするもので、1節受益者負担金5件の追加分でございます。
  2款1項1目下水道使用料637万9,000円を減額し、5億4,065万8,000円とするもので、収納見込みにより減額するものでございます。
  3款1項1目下水道事業費国庫補助金400万3,000円を減額し、3,912万5,000円とするもので、社会資本整備総合交付金確定により減額するものです。
  4款1項1目一般会計繰入金4,620万円を追加し、1億9,901万7,000円とするもので、歳入歳出予算の調整でございます。
  7款1項1目下水道事業債3,330万円を減額し、9,680万円とするもので、吉田川流域下水道負担金の確定等により減額するものです。
  それでは、75、76ページをお願いします。
  歳出について、1款1項1目下水道総務費59万円を減額し、5,389万9,000円とするもので、13節委託料は、平成25年度分公共下水道使用料徴収事務委託料の精算に伴う減額分です。
  2目下水道維持費は1,276万9,000円を追加し、1億7,697万4,000円とするもので、13節委託料303万1,000円につきましては、下水道施設管路維持管理業務、成田ポンプ場運転管理業務の入札等による執行残を減額するものです。15節工事請負費1,580万円の追加は、繰越明許費としており、成田第1汚水中継ポンプ場圧送管仕切弁修繕工事を実施するものです。
  1款2項1目流域下水道費1,465万3,000円を追加し、2億8,124万3,000円とするもので、流域下水道維持管理負担金の確定により追加するものです。
  1款3項1目流域下水道建設費2,302万3,000円減額し、6,788万1,000円とするもので、吉田川流域下水道建設負担金の確定により減額するものです。
  2款1項1目元金につきましては、特定財源受益者負担金が増額したため、財源の内訳を変更するものでございます。
  以上でございます。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) それでは、75、76の工事請負費、繰越明許費に入って1,580万あるわけですが、この町長の施政方針にもあるわけですけれども、この成田第一汚水中継ポンプ修繕工事の継続実施により事業費の増または新たな市街地整備を含め、富谷町流域関連公共水道事業全体計画を見直し、平成27年度に認可をとるというような項目になっているわけですが、このポンプ場というんですか、この全体的にこの成田だけではなくて、非常に古いものも含まれていると思うんですが、今回補正出している具体的な工事の内容、ないしはあとその他のポンプ場のその相当古いポンプ場がもう存在していると思うんですが、その辺のポンプ場の建設年度というんですか、そういうものを含めたものがあれば、示していただきたいというふうに思います。以上です。
議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) 最初に、今回の工事内容でございますが、今現在当課で発注しています平成26年度成田第1汚水中継ポンプ場電磁流量計の修繕工事、その工事は2個の電磁流量計を交換するもので、電磁流量計1個を交換する際仕切弁を2個操作して交換するもので、その際4機を全閉したところ、3機が約90%、1機が65%しか開かなくなりまして、何度も全開しようとしましたが、無理でございました。まず、推測ではございますが、約20年間もたっていることで、仕切弁の箱の中にバルブのさびこぶなどが堆積したのではないかと思われます。成田第1汚水中継ポンプ場につきましては、町の約40%を補っています。このままの状況で圧送を続けますと、バルブ本体が破損し、緊急時操作不能となってしまいます。工事内容としましては、新たに直径40センチの仕切弁を2機、不断水で設置し、仕切弁4機を取り外し、清掃、パッキン等の消耗品を交換する工事でございます。
  あと、施設の古いポンプ場ですと、昭和63年からのポンプ場が3カ所ありまして、あと平成3年となっております。古いのにつきましては、そのたび随時モーターとかポンプとか交換しております。以上です。
議長(浅野幹雄君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) 結構入札に、この中継ポンプ、中継ポンプというのが何回も出てくるものですから今質問したわけですが、比較的成田第1だと平成4年に建設されているようなんですが、そういったところですらこういう状況が出ているわけで、今お話あった昭和の何年というんですか、この辺も含めると相当やはりこの中継ポンプそのものが大変な状況になっているというか、震災以降も含めて早急にやはりこれは全体的な中継ポンプそのものも見直していくというふうなものが必要ではないかと思うんですが、一応今回の補正については、ポンプそのものが動かなくなっているというわけではないんですよね。
議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) ポンプそのものは動いております。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第14号を採決いたします。
  お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第7 議案第15号 平成26年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第4号)
議長(浅野幹雄君) 日程第7、議案第15号平成26年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第4号)を議題といたします。
  本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) それでは、説明書78ページをお願いいたします。
  議案第15号平成26年度富谷町介護保険特別会計の補正予算(第4号)は、次に定めるところによるものでございます。
  第1条、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ326万円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ21億1,908万4,000円とするものでございます。
  第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるものでございます。
  87、88ページをお願いいたします。
  歳入でございます。
  3款2項2目1節介護予防事業費交付金を、二次予防事業の確定により国庫補助金64万2,000円を減額いたすものでございます。
  4款2項2目1節介護予防事業交付金74万5,000円の減額は、先ほどの二次予防に対する支払基金交付金分でございます。
  5款2項1目1節介護予防事業費交付金32万1,000円の減額は、県補助分でございます。
  6款1項1目1節介護予防プラン作成費収入は、実績見込みによりまして67万9,000円を減額いたすものでございます。
  8款1項1目2節地域支援事業繰入金32万1,000円の減額は、先ほどの二次予防事業の町負担分でございます。5節事務費繰入金1万6,000円の減額は、二次予防事業の訪問指導の減による看護師交通費に係るものでございます。
  2項1目1節介護給付費準備基金繰入金を53万6,000円減額いたし、財源調整をいたすものでございます。
  次のページ、89、90ページをお願いいたします。
  歳出でございます。
  3款1項1目二次予防事業費は、訪問指導対象者が少なかったために、訪問看護師及び栄養士の賃金及び旅費を減額いたすものでございます。委託料229万円の減額は、二次予防事業対象者把握事業の確定や介護予防事業参加者確定により、開催教室の定員などを調整いたしたものでございます。
  2項4目の介護予防ケアマネジメント事業費は、富谷中央、成田、東向陽台圏域の予防給付の増加が緩やかなことによる実績見込みによる減額でございます。
  以上でございます。よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第15号を採決いたします。
  お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第8 議案第16号 平成26年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)
議長(浅野幹雄君) 日程第8、議案第16号平成26年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。
  本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) それでは、説明書92ページをお願いいたします。
  議案第16号平成26年度富谷町後期高齢者医療特別会計の補正予算は、次に定めるところによるものでございます。
  第1条、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ363万円を減額いたし、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2億7,483万8,000円とするものでございます。
  第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表歳入歳出予算補正によるものでございます。
  101、102ページをお願いいたします。
  歳入でございます。
  3款1項1目保険基盤安定繰入金を363万円を減額いたすもので、額確定によるものでございます。
  次のページ、103、104ページをお願いいたします。
  歳出でございます。
  2款1項1目後期高齢者医療広域連合納付金を額確定により363万円減額いたすものでございます。
  よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第16号を採決いたします。
  お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第9 議案第17号 平成26年度富谷町水道事業会計補正予算(第3号)
議長(浅野幹雄君) 日程第9、議案第17号平成26年度富谷町水道事業会計補正予算(第3号)を議題といたします。
  本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) 議案第17号平成26年度富谷町水道事業会計補正予算(第3号)についてご説明申し上げます。
  106ページをお願いします。
  平成26年度富谷町水道事業会計補正予算(第3号)。
  第1条、総則、平成26年度富谷町水道事業会計の補正予算(第3号)は、次に定めるものとし、第2条、予算第3条に定めた収益的、済みません。ここで訂正をお願いします。「収益的支出」を「収入」に訂正をお願いします。どうも済みません。収益的収入の予定額を補正するもので、収入、第1款水道事業収益4,777万8,000円を減額し11億7,867万3,000円とするものであります。
  第3条、予算第4条に定めた資本的収入及び支出の予定額を補正するもので、収入、第1款資本的収入、第2項の開発負担金、546万8,000円を追加し5,334万8,000円とするものです。
  支出では、第1款資本的支出、728万2,000円減額し1億912万8,000円とするもので、第1項建設改良費を減額するものです。
  111ページをお願いします。
  平成26年度富谷町水道事業会計補正予算実施計画明細書。
  収益的収入及び支出、収入の第1款水道事業収益、4,777万8,000円減で11億7,867万3,000円とするもので、減額の主なものについてご説明します。
  第1款1項1目1節水道料金4,158万円の減額、第1款2項2目1節水道加入金672万8,000円の減額となっております。
  第1款3項1目1節固定資産売却益15万3,000円の追加は、一般県道大衡仙台線道路改良事業によるもので、宮床ポンプ場脇の土地を一部売却したものです。
  112ページをお願いします。
  資本的収入及び支出、収入の1款資本的収入、546万8,000円を追加し5,334万9,000円とするもので、1款2項1目1節建築物に係る開発負担金546万8,000円は、2件分を追加するものです。
  支出については、1款資本的支出、728万2,000円を減額し1億912万8,000円とするもので、工事請負費、富ケ丘一・二丁目排水管更新工事の執行残を減額するものです。
  以上でございます。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第17号を採決いたします。
  お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
  ここでお諮りいたします。
  議案調査のため、明日11日から15日までの5日間を休会にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、明日11日から15日までの5日間を休会とすることに決定いたしました。
  これで本日の日程は全て終了いたしました。
  本日はこれにて散会いたします。
  ご苦労さまでした。
     午後4時36分 散会

平成27年予算審査特別委員会(第1号)

平成27年3月11日(水曜日)

出席委員 19名

  • 委員長 小川昌義
  • 副委員長 山路清一
  • 委員 相澤榮
  • 委員 永野久子
  • 委員 佐藤聖子
  • 委員 渡邊俊一
  • 委員 磯前武
  • 委員 佐藤克彦
  • 委員 細谷禮二
  • 委員 安住稔幸
  • 委員 浅野直子
  • 委員 三浦邦夫
  • 委員 長谷川る美
  • 委員 出川博一
  • 委員 菅原福治
  • 委員 小泉光
  • 委員 高橋正俊
  • 委員 齊藤秀行
  • 委員 森栄

欠席委員なし

職務のため出席した者の職氏名

  • 議長 浅野幹雄

説明のため出席した者の職氏名

  • 町長 若生裕俊
  • 会計管理者県会計課長 矢田守
  • 企画部長兼経営企画課長兼市制移行準備室長 荒谷敏
  • 企画部経営企画課長補佐 今野善徳
  • 企画部あったかまちづくり推進課長 高橋加代
  • 企画部あったかまちづくり推進課長補佐 村上正彦
  • 企画部財政課長 吉田尚樹
  • 企画部財政課技術副参事兼課長補佐 若生稔
  • 企画部財政課長補佐 佐藤健一
  • 総務部総務課長 菅原俊司
  • 総務部総務課参事兼危機管理室長兼危機管理監 新田武
  • 総務部総務課長補佐 小山温
  • 総務部税務課長 内海壯晃
  • 総務部税務課参事兼徴税特別対策監 西山高広
  • 総務部町民生活課長兼東向陽台出張所長兼富ケ丘出張所長兼あけの平出張所長兼日吉台出張所長兼清掃センター所長 亀郁雄
  • 総務部町民生活課長補佐 横田利雄
  • 総務部町民生活課長補佐 郷右近衛

議会事務局職員

  • 議会事務局長 山田豊
  • 次長 富澤裕
  • 主任主査 津久家直美

午前10時00分 開会

委員長(小川昌義君) 皆さん、おはようございます。
  本日の出席委員は19名であります。定足数に達しますので、「予算審査特別委員会」を開会いたします。
  去る2月23日の本会議におきまして、『議案第18号』「平成27年度富谷町一般会計予算」、『議案第19号』「平成27年度富谷町国民健康保険特別会計予算」、『議案第20号』「平成27年度富谷町下水道事業特別会計予算」、『議案第21号』「平成27年度富谷町介護保険特別会計予算」、『議案第22号』「平成27年度富谷町後期高齢者医療特別会計予算」、『議案第23号』「平成27年度富谷町水道事業会計予算」の審査のために本委員会が設置されました。慎重な審議をお願いしまして、開会の挨拶といたします。
  直ちに本日の会議を開きます。


     予算審査特別委員会の日程について
委員長(小川昌義君) 最初に、本委員会の日程についてを議題といたします。
  本委員会は、本日3月11日より16日までの6日間にわたり、付託事件の審査を行い、各開催日の審査事項については次第のとおりといたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
     (「異議なし」の声あり)
委員長(小川昌義君) 異議なしと認めます。よって、本委員会の日程は、本日より3月16日までの6日間とし、審査事項については次第のとおり行うことに決定いたしました。


     議案第18号 平成27年度富谷町一般会計予算
委員長(小川昌義君) 初めに、議案第18号平成27年度富谷町一般会計予算を議題といたします。
  なお、本日の日程は、一般会計のうち企画部経営企画課、あったかまちづくり推進課、財政課、総務部総務課、税務課、町民生活課、会計課及び議会事務局の所管に属する予算について審議をいたします。
  それでは、これから、各担当部長及び課長などへ内容の説明を求めます。最初に財政課長。
  なお、財政課長には、一般会計予算の全般についてもあわせて説明を願います。財政課長。
  [財政課長、企画部長、あったかまちづくり推進課長が予算書のとおり内容の説明を行った。]
委員長(小川昌義君) この際午前11時5分まで休憩します。
     午前10時52分 休憩


     午前11時05分 再開
委員長(小川昌義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  [総務課長、税務課長、町民生活課長、会計管理者、議会事務局長が予算書のとおり内容の説明を行った。]
委員長(小川昌義君) 以上で説明を終わります。
  この際午後1時まで休憩します。
     午後0時00分 休憩


     午後1時00分 再開
委員長(小川昌義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  午前中の総務課長説明について訂正の申し出がありましたので、これを認めます。総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 午前中、私のほうよりご説明申し上げた中において、1点訂正がございますので、申し上げます。
  予算書58ページをお願いいたします。
  58ページの中段になりますが、2款1項7目19節負担金、補助及び交付金の項目におきまして、負担金653万6,000円の根拠というようなところにおいて、中間サーバーの整備共同集約化の負担金、それに係るこの経費につきましては、「人口10万人以上」と私申し上げましたが、「1万人以上10万人以下」でございました。訂正させていただきます。よろしくお願いいたします。
委員長(小川昌義君) それでは、これより質疑に入ります。
  予算審査特別委員会は、慣例により一問一答方式により行いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
     (「異議なし」の声あり)
委員長(小川昌義君) 異議なしと認めます。よって、一問一答方式により質疑を行いたいと思います。
  なお、質問者及び答弁者は、要領よく簡潔な質問と答弁、そしてスムーズな議事進行にご協力くださるようお願いいたします。
  これより質疑に入ります。質疑はページ、款項目を明示され行ってください。質疑ございませんか。菅原福治委員。
委員(菅原福治君) それでは、ページで言いますと53、54ページの右側の8節の報償費、この部分になると思うんですけれども、わくわく町民会議の開催について、お尋ねします。
  これの従来やっておった行政懇談会とは違うとは思うんですが、この町民会議のイメージというか、内容などをちょっとお聞かせいただきたい。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) こちらについては新規事業ということで、町長のほうから内容については方針などでご説明しておりますが、こちらについてはあるテーマを設けさせていただいて、それに準ずる皆さんにお集まりいただくと。そして、それはそれに参加した方及び行政、町長初め行政のほうと、それにあわせて例えば子育てであればその専門的にお話しいただける方をお招きして、助言者的に発言も求めながら、皆さんのご意向を伺っていろいろ町政のほうへ反映していくと、そういったイメージで今回予算のほうに上げさせていただいております。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) テーマを決めてということでございまして、あと報償費になっていますので、これは今何名ぐらいで例えば何班というんですかね、そのテーマごとだと思うんですけれども、その辺についてお伺いします。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) こちらのほうはおおよそ8,000円を基準にいたしまして、これは県の規定に基づいて積算しておるんですが、1回の開催にお二人ぐらいの専門の方をお招きして、年間10回ほどテーマを絞って行うような内容で当初予算のほうには上げさせていただいております。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) これ、今現在テーマは、決まっているテーマというのは何テーマぐらいあるんでしょうか、お伺いします。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) こちらのテーマはこれから具体的に町長のほうの指示を受けて設定してまいりますが、町政に極めて重要な現在のものが中心になりまして、あとは町長が申しているような公約の中身とか、特に地方創生もございますし、子育て世代の皆さんへの支援、そういったものもありますので、おおよそそういったものがテーマになって10回ほど開催をテーマを決めて早目にお知らせをしながら募集をかけていきたいと思っております。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) これは我々議員は入れるんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) こちらのほうは、議員の皆さんは当然制限するものは全くございませんので、ご自由に参加できるものと思っております。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) 10回ほどということなんですけれども、いつからの開催になるんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) こちらの町長の指示で一刻も早くということでしたので、予算が認められて新年度に入り早々、まず初回のテーマを絞らせていただいて、5月ごろから実際動き出すんじゃないかと思っております。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) できれば入りたいなと思っております。
  同じページの54ページの右側の説明欄、ライトレールの推進事業で142万1,000円とあります。恐らくこれは旅費等だと思うんですが、この内容、まずは内容について旅費かどうか、お聞かせください。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) こちらのほうはおおよそライトレールに関する先進地視察ということで、町長初め関係者の旅費が主なものになっておりますが、そのほか、前に申し上げている緑の未来産業都市で行った結果報告書があります。それを現代版に置きかえて再検証するというような経費も委託料として100万円以内で今考えているところでございます。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) 大体予想がついたんですけれども、ただ、この議論はこの間一般質問でも多く議論されました。そういったことから、ああいうボリュームからいくと、しょっぱなですからこのぐらいの予算なんでしょうけれども、本当これくらいの予算でいいのかなというような疑問でございます。質問でございます。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これは議員のおっしゃるとおり、町長就任以後、当初予算についていろいろ精査してまいりましたが、期間、時間的余裕もなかったというのも実際のところでございましたので、まずは調査している報告書がございますので、それをまず見直すということが一つきっかけになろうということで、町長のほうからの指示でその部分をまず予算計上と。当然、これからはさまざまなことが考えられますので、そういったものの予算計上のあり方も含めて補正予算、そういったもので十分ご説明させていただいて、費用がかかる分についてはご提案をさせていただきたいと思っております。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) そうですね。この間も一般質問で多くの議員からも出されましたし、また、町民の期待もかなり高いわけです。しかし、ハードルもまた高いという部分で、本当にこれから難関というか、難関が予想されますので、本当に今ありましたようにしっかりした予算づけで取り組んできたと思いますが、再度回答をお願いします。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) こちらのほうはかねてから地下鉄の延伸という言葉で多くの皆さんからいろいろご意見を伺っているところでございます。今回、オール富谷で臨むという町長の方針もございますので、どういったことでそういうことが可能になるのか、あらゆる手法を使ってまず検討させていただいて、その後に議員の皆さんのほうにもご説明させていただいて、必要であれば予算要求という形で提案させていただきたいと思っております。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) よろしくお願いします。
  次に、ページで言うと140ページのこれ、14節の使用料及び賃借料、MCA無線中継ということ、ここに当てはまるとは思うんですけれども、緊急無線なんですけれども、今現在無線放送が震度5弱以上の地震の速報、これは自動放送になっています。それと、夕方の4時の時報というんですか、ふるさとと町民歌、月ごとに分けてやっておりますけれども、交互に放送しておりますけれども、この2つですよね。ちょっと確認して質問です。
委員長(小川昌義君) 危機管理監。
危機管理監(新田 武君) 議員さんのおっしゃるとおり、震度5弱以上の場合には、国の直結いたしましたJ-ALEATの中でその緊急放送を行います。また、試験放送ということで、10月から3月までは4時から、それから4月から9月までは5時からの事前通告の中でメロディーを流させていただいております。あとそれから、昨年度は若干熊とか、それからそういう不明者ということで実際に放送を流して名前を出してもいいですよというような部分には、直接その地域の部分で放送を流させていただいたという事例はございます。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) 熊もやったんですね。なぜ聞くかというと、この間町民体育祭のときに、雨は降らなかったんですけれども、雲行きが怪しくて中止になりました。そのときに、無線なんか絶好のチャンスというか、流せばいいのになと思ったんですけれども、流れてこなかった。それで、多少、町内会でもいろいろ出し物とかあって混乱もしたようでございます。だから、もう少しああいう類いのもの、全町にかかわるものですから、もっと拡大しても、熊をやるのであれば町民体育祭のほうが絶対有効的だと思うんですけれども、その辺をお答えいただきたいと思います。
委員長(小川昌義君) 危機管理監。
危機管理監(新田 武君) 議員さんのおっしゃるとおり、この件につきましては区長会の会議、また、地域の地区懇談会等でもお話がございまして、前向きに検討したいということでお答えさせていただいておりますので、よろしくお願いします。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) いろいろやること、交通安全だとか、いろいろ、あと町から来る安心・安全メール、あの類いもいいと思いますので、ぜひ検討していただきたいなと思います。
  それと、次に、防犯カメラなんですけれども、これは140ページですね、同じ。右側の説明欄の災害対策総務事務、この辺に当たると思うんですけれども、防犯カメラとは書いておらないんですけれども、説明欄の災害対策総務事務、災害啓発事業、このあたりに当たると思うんですけれども、確かに成田のアンダーパス、あれがつきまして、本当に冬のせいもあるんでしょうけれども、以前はいろいろトラブルがあったんですけれども、最近ははっきり言ってなくなりました。これはやはり確かに防止の効果があってのことだと思うんですけれども、これであと恐らく公の建物とかというのに対しては、カメラ未設置のところはないと思うんですけれども、今後どんなところに考えているか、お伺いしたいなと思います。
委員長(小川昌義君) 危機管理監。
危機管理監(新田 武君) 防犯カメラの設置事業につきましては、議員さんがおっしゃる昨年の6月議会定例会で補正を認めていただきまして、成田のアンダーパス地下歩道のほうに両側に2機ずつ設置させていただきまして、大和警察署からもそれ以降9月を境にして非常に防犯、そういうつきまとい等が少なくなったという情報を得ております。それで、この部分についての防犯カメラの設置の部分について、昨年の予算等でも57ページの防犯対策費の中でとらせていただきました。今回は計画の中で、前回もお話ししましたように成田地域をモデル地域という形の中で進めたいということでご答弁させていただきましたが、今回またその成田地域の中で話し合うとなれば、当面、地域の皆さん方、区長さん方、それから学校関係者、大和警察署等々含めた中でその方向性を見出しながら、当面の考えでは通学路等々を考えながら進めたいということで、今年度の当初には予算は上げていないという状況でございますので、よろしくお願いします。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) もう既に要望というか、私のところには上がっておりまして、成田地区のそのモデル地区というのはもう浸透しておりまして、でき得れば学校周辺とかせせらぎ通りの周辺に設置してほしいんだがなというような要望も出ておりますので、その辺検討していただきたいと思います。
委員長(小川昌義君) 危機管理監。
危機管理監(新田 武君) その件も踏まえまして検討させていただきたいと思います。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) あと、ページの57、58、同じ先ほどのカメラのところなんですけれども、防犯灯整備事業ということで右側の説明欄の一番下、防犯灯整備事業7,000万強となっております。これは昨年から見ると1,000万強アップになっておりますが、昨年との比較でどの辺が増強されたのか、その辺お伺いしたいなと。
委員長(小川昌義君) 今の質問は、産業建設部門の質問に当たりますので、そのほかの質問。防犯灯。(「産業建設なら直したほうだよね」「違う、違う。整備」の声あり)産建なんですよ、防犯灯は。菅原福治委員。
委員(菅原福治君) わかりました。では、産建の部門で質問したいと思います。
  それでは、最後でございます。これもちょっとページわからないんですけれども、教えていただきたいんですけれども、公営墓地関連でございます。これが先ほど公営墓地関連の整備についてのお話がなかったんですけれども、整備というか、そこまで行かないんですけれども、我々総務常任委員会でいろいろ町との懇談も含めて、その中でも検討委員会設置の方向でというような話になっておりました。おりましたですよね。その辺の予算的なものがないので、お聞きしたいんですが。
委員長(小川昌義君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 公営墓地につきましては、1月の総務常任委員会の際は広く町民の皆さんの声を聞くということでの報酬を予算計上にというところで考えておりましたところ、今回裕俊町長のほうのマニフェストのほうでさらに推進するということで、スピードアップをするんだということで、まずはその声を聞くものを一回保留、白紙にさせていただいた上で、もっと進める上での手法を考えた上での対応を図りたいということで、今回の当初予算からは外したという経過がございます。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) その後、それは1カ月ぐらい前の話だと思うんですけれども、その後どういうふうに計画変わったのか、今現在わかれば教えていただきたい。
委員長(小川昌義君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 具体には、これからの協議と打ち合わせというところでございます。
委員長(小川昌義君) 次、ございませんか。山路清一委員。
委員(山路清一君) ページ、46ページの13節委託料、行政区長会の視察研修時大型バス運行業務についてです。28万1,000円とありますが、これは年に1回ですか、お伺いいたします。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちら、年に1回でございます。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) 昨年度の参加人員は何名ほどいらっしゃいましたか、お伺いいたします。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 手元にはちょっと資料ございませんが、30数名のご参加をいただいているかと思います。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) 昨年度の研修はちなみにどちらのほうに行ったか、お伺いいたします。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 岩手沿岸部を中心に被災地を回り、現場の方の状況等をお話を伺ってきたという研修内容でございました。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) この研修に対して、町長は同伴しているんですか、お伺いいたします。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 今年度は途中まで出席して、その後別の公務にということで団体から離れております。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) そうしますと、途中までといいますと、途中まで研修をやって、例えば夕食が別のところで戻ってくるというような話でしょうか、お伺いいたします。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 1泊2日の行程で翌日のお昼前に団体から離れたというような内容でございました。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) では、次に、同じくページ、46ページなんですけれども、13節の委託料なんですけれども、成人病の健康診断311万4,400円、失礼、314万4,000円とあります。この中で、人間ドックが58万4,000円も含めて、初めに人間ドックなんですけれども、平成24年81人、平成25年87人、そして平成26年、昨年は何人参加しているか、お伺いいたします。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 今年度ですか。はい。今年度、人間ドック受診者は90名でございます。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) そうしますと、毎年ふえてきているんですね。人間ドックの方は。人間ドックに対して1人当たりの補助金が出ていると思うんですけれども、この補助金に関しまして、1人当たりにすると幾らくらいの補助金を出しているか、お伺いいたします。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 自己負担は1万円で職員が受診をいただいているんですが、負担額についてはちょっと持ち合わせておりません。後ほどお伝えしたいと思います。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) 人間ドックには半日ドックと泊まりドックとあると思うんですけれども、当町の場合は半日ドックで考えてよろしいんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 現在も半日のドックを受診してもらっています。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) 半日ドックですと、私値段わからないんですけれども、半日ドックだと3万前後か、そのぐらいかかると思います。そのほかの補助金等は健康保険組合とかそういうところから出ているんでしょうか、その辺お伺いいたします。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) それ以外につきましては、共済組合のほうからいただいています。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) 続きまして、ページ、54ページ、主な事業及びその金額の中で、十三夜 魂のふるさとまつりの運営業務に約9,890万……、989万ほどの補助金が出ております。平成19年から始まりまして、ことしで9回目ということになりますけれども、当初のこれに費やした予算は、当初の予算がわかればお伺いいたします。
委員長(小川昌義君) あったかまちづくり推進課長。
あったかまちづくり推進課長(高橋加代君) 当初は平成19年度でよろしいでしょうか。(「はい」の声あり)こちらは470万ほどとなっております。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) 今お伺いした470万から950万くらいということで大分上がってきています。このほかに、総務のほうの質問じゃないんですけれども、商工会が開催しています「おもしぇがらきてけさin富谷」というのもございます。これに約190万くらいの補助金を出しております。今回、町長もかわりましたし、新しい新体制になったということで、この辺を一本的に考えられないか、これ町長にちょっとお伺いいたします。
委員長(小川昌義君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 来週、この十三夜 魂のふるさとまつりの実行委員会が開催される予定になっている、最終の実行委員会が開催される予定になっています。その実行委員会のご意見を踏まえ、いろんなご意見いただいておりますので、やはり2つを1つにしたらいいんじゃないかとか、いろんな開催についてもご意見を今いただいておりますので、まずは来週の実行委員会の総括をいただいた上で今後の体制を考えていって、要は場合により途中で見直しということもあり得るかというようには思います。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) いろんな問題があると思います。中にはよかったと、いろんなことをやってですね。ランタンなんか非常にいいというような話も聞いていますし、イベントの充実とか、そういうようなもの含めてやはり今後そのように一本に絞っていったほうが、私の一応考えなんですけれども、いいのではないかなというように思いまして、ただいま質問いたしました。
  次に、先ほど同僚議員のほうからお話がありました防犯カメラの件なんですけれども、近年皆さんご存じのように、川崎での児童の事件とか、近くで言うとモスクワの暗殺関係の事件なんかに関しても、ほとんどが防犯カメラが威力を発揮しているということです。これは全町にわたって、その通学路関係でなく、ほかのところも含めてやはり町内の主たるところに1カ所ずつ私は必要だと考えるんですけれども、その辺についてお伺いいたします。
委員長(小川昌義君) 危機管理監。
危機管理監(新田 武君) それにつきましては、大和警察署のほうでも町のほうに非常にその必要性について訴えておられますが、実際、その場所的な部分についてまだ検討をする部分が多分にあるということの中で、今回は予算計上させていただけなかったと、いただかなかったということでございます。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) 今回予算計上ができなかったという話なんですけれども、では次回はぜひとも予算計上できるか、お伺いいたします。
委員長(小川昌義君) 危機管理監。
危機管理監(新田 武君) 前向きに検討させていただきたいと思います。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) ページ、59ページの10目自治振興費の15節のほうに、志戸田会館の新築工事5,959万5,000円とありますが、これは一般質問で同僚議員も今後の会館建設に関してお話ございました。ことしはこの1件で考えるのか、また追加で2件目も町のほうで考えていただいているのか、この辺含めてお伺いいたします。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちら今回の予算に上げてございます志戸田会館のほかに、現在進めておりますあけの平のコミュニティーセンターの改修工事が進めておるところでございます。それ以外の会館につきましては、今後地域の方の声も伺いながら、また町長と相談していきながら進めてまいりたいと思います。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) 昨年度、富ケ丘北部会館建設がありましたけれども、北部会館に費やした工事金額は幾らか、お伺いいたします。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 正確な額はちょっと持ち合わせておりませんが、おおよそ6,000万強であったかと把握してございます。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) 内部のほうに茶室を設けたという話を聞いていますけれども、茶室は設けたかどうか、確認のためお伺いいたします。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 北部会館につきましては、地域のご要望をいただきながら茶室を設置してございます。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) 茶室も設けている会館というのはその他ございますか、お伺いいたします。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 私の知り得る範囲では北部会館のみであるかと思います。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) 地域住民の要望があれば、その要望をある程度のむのはわかりますけれども、その茶室を使う方が限られてくると思うんですね、ほとんど。今後やはりそのようなことに対しては十分考慮していただきたいということで私は思いますけれども、その辺についてお伺いいたします。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちらは一般質問等でもご質問いただきましたとおり、地域のご要望も当然踏まえながら、やはり予算もあることでございます。また、資機材の高騰というような経済情勢も踏まえながら、一定の妥協点を見出せるように、今後地域の方のお話を伺いながら、地域に合った形のものの会館というようなことで考えてまいりたいと思います。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) では、次に移ります。
  昨日、町民運動会についてお伺いしました。(「ページ、款項目」の声あり)ごめんなさい。ページ、54ページの事業名及びその金額の中で入っております町民体育祭事業357万7,000円とあります。昨日も補正予算の中でお伺いしましたが、再度お伺いしたいんですけれども、確認したいんですけれども、例年ですと9月第1日曜日に開催されておりますが、ことしも9月の第1日曜日という考えでよろしいんでしょうか、お伺いいたします。
委員長(小川昌義君) あったかまちづくり推進課長。
あったかまちづくり推進課長(高橋加代君) 現在のところ、その第1日曜日ということで考えておりますが、正式には今度の3月の行政区長会議で行政区長さん方にご説明した上で、最終的に決定したいと考えております。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) 最後の質問になります。町長にお伺いいたします。
  安全運営上、今、町のほうで……。(「款項目」の声あり)いや、運動会です。(「同じやつか」の声あり)いいですか、運動会。運動会のほうです。
  昨日、町長のほうからお話あったんですけれども、町の場合はこのままやるという話で、市になったらいろいろ安全とか運営上の関係で考えなければならないという話でございました。市民の考えをとってやりますという話なんですけれども、この場合も再度確認しますけれども、その場合、アンケートをとったり何かでやはりやっていただけるという話でしょうか。ちょっとその辺確認いたします。
委員長(小川昌義君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 広く皆さん方の声を聞くという意味では、やはり町民の皆さん方の、手法はこれから検討したいと思いますけれども、極力広くご意見をとる手法によってその上で検討していきたいというようには思っております。
委員長(小川昌義君) ほかに質疑ございませんか。森 栄委員。
委員(森  栄君) 28ページ、14款2項1目1節、2節なんですが、社会保障・税番号制度国庫補助金5,386万9,000円、それから通知カード・個人番号カード関連事務補助金1,764万6,000円、今回新たに新規でこの予算計上されていますけれども、この補助金の内訳について質問いたします。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちらはマイナンバー制度の改修事業ということで歳出のほうに上げさせていただいております。そちらに充当する予定としている補助金でございます。
委員長(小川昌義君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 2節目のカード関係の補助金の内訳でございます。地方公共団体システム機構のほうからの通知によりますと、各町民の方への通知カードの作成、発送、それから番号カード、カード自体の申し込み作業ですとか、カードの製造、発行などの事業費に充てるというようなことでございまして、算出根拠につきましては人口割というところでの交付になっています。
委員長(小川昌義君) 森 栄委員。
委員(森  栄君) 次に、46ページ、2款1項13節の委託料ですけれども、この中で産業医事業として155万6,000円予算計上されていますけれども、先ほどの説明では内科のほかに新規に精神科医を入れるというような説明でしたけれども、この精神科の医者を招いてする事業について、精神を病んでいる職員というのは現在おられるんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 現在は1人おりますが、それ以外にも年度内に休暇をとり、その後復職している職員も数名おります。
委員長(小川昌義君) 森 栄委員。
委員(森  栄君) 次に、56ページなんですが、56ページの2款1項7目13節委託料、この中で先ほども説明ありましたけれども、マイナンバー制度対応事業7,753万6,000円、この事業の内訳について質問いたします。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちらは住基ネットの改修、また、団体内の統合の宛名システムの設置、あとは介護保険、後期高齢システムへの適用作業というようなところが含まれてございます。
委員長(小川昌義君) 森 栄委員。
委員(森  栄君) 60ページ、2款1項11節出張所費で、前年度と対比して3,147万9,000円が減額になっていますが、この減額の理由について再度説明を求めます。
委員長(小川昌義君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 前年度当初につきましては、いわゆるイオンに出張所を設置するというようなことで当初予算を計上した部分の比較の減額というところでございます。
委員長(小川昌義君) 森 栄委員。
委員(森  栄君) 次に、62ページですが、19節で負担金、補助及び交付金の中で、社会福祉主事資格認定通信課程受講料40万円がこれ予算計上されておりますけれども、これについては個人がこれを受講するのだと思いますけれども、それで間違いないかどうか、質問いたします。
委員長(小川昌義君) 森委員に申し上げます。これ、その項目は教育民生常任委員会の際に質問いただきたいと思います。(「さっき説明が……」の声あり)
  ほかに質疑ございませんか。森 栄委員。
委員(森  栄君) ごみ処理費について、108ページです。4款2項2目ごみ処理費の説明のところに一般廃棄物収集運搬処理事業ということで2億430万6,000円が計上されております。それで、これは生活ごみだと思うんですけれども、生活ごみについては富谷環境が1社で独占的にやっていますけれども、町内で一般廃棄物の収集の業務に参加したいというような業者はおられますけれども、公平な競争とか、業務効率化を考えた場合に、この点についてどのように考えているか、質問いたします。
委員長(小川昌義君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 予算書の事業につきましては、委託事業ということでございますので、町の収集運搬にかわって委託を受けて収集するのが富谷環境でございます。そのほか、許可業者、つまり事業系ですとか、家庭系もございますが、委託事業と違って業務として行う許可制もございます。その許可制につきましても同じように富谷環境ほか複数の業者が行っておりまして、委託事業と合わせて許可事業、事業系も含めての総合的な収集運搬処分の事業の推進でございます。
委員長(小川昌義君) 森 栄委員。
委員(森  栄君) 他の町村では、複数の事業者に許可をおろしているんですけれども、富谷だけ1つの業者にしか許可をおろしていないということで聞いていますけれども、その点についてはどのように考えているんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 許可業者につきましては、廃掃法上、市町村が収集運搬を行うに当たって、困難な状況にあるということでありましたら、新たな許可を行うという法の建前でございます。今のところ3社、収集運搬については3社、収集運搬中間処理について3社の許可業者がありますので、それでそれ以上の困難は来していないという判断で、新たな許可は出していないという状況です。
委員長(小川昌義君) ほかに質疑ございませんか。浅野直子委員。
委員(浅野直子君) ページ数、52ページになります。2款1項5目13節の委託料のところで、説明のところに公有財産の台帳整備業務が今年度258万2,000円というふうに計上なっているんですけれども、これはちょっと聞き落としだったかもしれませんが、これは毎年計上になるような形になりますか。
委員長(小川昌義君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) これにつきましては、今回新たな事業として新規事業で追加してございます。内容といたしましては、今後始まります新公会計に向けて、まずこの台帳整備する必要があるということで、今回新たに追加させていただいたものでございます。
委員長(小川昌義君) 浅野直子委員。
委員(浅野直子君) ページ数が140ページになります。9款1項5目の災害対策費の11節の需用費のところで、291万8,000円の部分なんですが、この消費期限、消耗品についてのことだったんですが、これは期限が来たものをかえるために新しいものを補給するという理解でよろしかったでしょうか。
委員長(小川昌義君) 危機管理監。
危機管理監(新田 武君) 震災以降、震災前は備蓄については8,000食を基準にやっておりましたが、震災以後につきましては、実際の避難者が実際的に3,200名以上超えていたという中で、その基準として3,500名の避難者を想定した場合に、3日間もつ避難食、つまり3万5,000食を基準にして備蓄を開始しております。今現在2万7,000食でございますけれども、来年アレルギーの対応する、そして加熱の必要のないおかゆを3,500食ほど購入するという予定でありまして、まだ更新時期ではないということでございます。
委員長(小川昌義君) ほかに質疑ございませんか。高橋正俊委員。
委員(高橋正俊君) 60ページの13節委託料ですね。公金警備輸送業務というのがありますけれども、これは公民館の銀行で集金した後の集金業務でよろしいですか、これは。
委員長(小川昌義君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 公金警備輸送につきましては、各出張所で収納いたしました税ですとか手数料関係、その日のうちに警備会社のほうで集金に回りまして、その日のうちに七十七銀行の富谷支店、指定金融機関のほうの金庫のほうに納めるということの業務委託ということで、去年6月補正でとらせていただきました。今回は当初予算から通年分ということで上げさせていただいた分です。
委員長(小川昌義君) 高橋正俊委員。
委員(高橋正俊君) これ、たしか前町長さんがイオンの中に出張所を設けるというその話の中で、今まで公民館、出張所でそういう金銭的な事故がないのがおかしいというような話をされての流れでこの業務ができたと思うんですけれども、その補正、去年の6月ですね。補正予算でこの業務を始めてどういう効果があったのか、その辺を質問します。
委員長(小川昌義君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 効果ということでございます。今までも例えば盗難に遭ったとか、あるいは紛失したとか、そういうことは今まではなかったと思います。ただ、先ほどのお話のように、イオンの出張所の関係で新たに出てきた課題ということで、大きな課題だということで、年間には6億円ほどの取扱高というのは決算でも出ておりますので、そういう大金を確実に輸送するというところがスタートだったものですので、効果といたしまして今までどおり紛失も事故も何もないということで行っていることが最大の効果なのかなというふうに思っております。これからも取り扱いについては十分留意しながら、事故のないように進めたいというふうに思います。
委員長(小川昌義君) 高橋正俊委員。
委員(高橋正俊君) 今、6億円という話が出たんですけれども、それは全体で出張所に集まる金が6億円ということなんでしょう。ということは、そうじゃなくてその銀行で最初に集めに来た、その後の4時に来るんだか、3時に来るんだか、ちょっとわかりませんが、その後から7時までの延長の時間に集まる金というのは、また別だと思うんですよ。その6億円という話、今出ましたけれども、その辺はどのぐらいあるんですか。
委員長(小川昌義君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) この公金輸送を行う前までは、銀行の方に集金していただきました。今回、去年の8月から導入した際には、銀行員の方の集金はなくなりまして、銀行集金はなくなった分、警備会社のほうで業務終了後、その日の分1日分を全額、とめ置きをしないようにということで夜集金に変わったと。丸々変わったというところでございますので、例えば銀行員さんが来た後のということではなく、丸々1日分を銀行員の集金なくなった分、丸々1日分を警備輸送を委託したというところです。
委員長(小川昌義君) 高橋正俊委員。
委員(高橋正俊君) いや、私の記憶では、その銀行が集めに来た以降の金を集めるということで、というふうに私の記憶はあったんですけれども、それ途中で変わったんですか、そういうふうに。
委員長(小川昌義君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 途中から変わったのではなく、最初からそういう仕組みで契約といいますか、仕様をつくったところでした。去年の説明の中で、もし私のほうで説明不足がありましたら、それは大変申しわけなかったと思いますが、銀行の集金はもう7月いっぱいで完了と。8月からは丸々警備会社だけの輸送にするということで説明したはずだったんですが、説明不足か、済みません、その辺はおわびを申し上げたいと思います。
委員長(小川昌義君) 高橋正俊委員。
委員(高橋正俊君) その銀行の集金業務がなくなるからということで、これスタートしたわけじゃないですよね。これをスタートしたから、銀行のそういうサービス業務というんですかね、そういう業務がなくなったわけなんですか。それはどっちが、銀行がそういうサービス業務をなくしたのか何だか、その辺よくわからないんですけれども、ちょっとその辺をお聞きします。
委員長(小川昌義君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) その大金を扱う出張所業務で正確に収集運搬しようと、失礼しました。回収しようということで、丸々専門の業者さんに警備会社のほうに委託するということによって、公金の安全性を確保するためというのが目的ですので、それまで銀行員さんが回っていた分を丸々なしにしていただいてということで、町のほうの主体性を持って切りかえたというところです。
委員長(小川昌義君) 高橋正俊委員。
委員(高橋正俊君) いや、これ、私何を言いたかったかというと、先ほど銀行のサービス業務の中で銀行で集めに来た以降の金を、保管、集金、この委託する事業に、その部分だけであったら、公民館、出張所にも夜は警備会社があるわけでしょう。警備会社に業務を委託している部分があるわけですよね。そうすると、その出張所にどの程度の金庫があるのか、まずその辺も聞きたかったんですけれども、その業務の内容が大分私の考えていたのと変わってきたんですけれども、わざわざこういう予算をつけなくても、出張所に警備保障会社、セキュリティーが入っていれば、それは必要でないんじゃないかなというその話で私ちょっと今質問に入ったわけですけれども、ではその全額、出張所で取り扱った金はこの警備保障会社に委託をしているということでいいんですか。
委員長(小川昌義君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 集金の委託につきましては、もう出張所の金庫の分ということでございます。あと、警備のほうは、出張所、公民館建物の警備のほうは、機械警備ですので、夜間無人の際に何かあった場合に駆けつけるというところですので、場合によっては金庫、仮に金庫が持ち去られたとか、破られたというようなことは防ぎようがなく、後から警備会社が入ってくるということですので、機械警備の場合とこれは現金輸送の警備とはまた性格の異なる内容というふうに思っております。ですから、機械警備が入ったから公金の保管も安全だという保障には必ずしもならないのかなと。であれば、その日のうちの金額は全て出張所の金庫の分は全て警備会社の現金輸送をもってとめ置きをしないということの安全性が非常に高いというほうを選択したというところでございます。
委員長(小川昌義君) ほかに質疑ございませんか。永野久子委員。
委員(永野久子君) まず、19ページですが、19、20です。歳入、町税のところで、先ほどのご説明で税収収納率の見込みを昨年まで97%と見込んでおりましたが、この間指摘もさせていただいて、今回は98%で見込んだということでした。これによって、この歳入全体が何パーセント広がったかというか、金額でもいいんですが、どの程度総額で伸びたかということを伺います。
委員長(小川昌義君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) 1%です。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) 1%はわかる。1ポイント上がっているから上がるのはわかります。金額ではどうでしょうか。
税務課長(内海壯晃君) 予算上でふえる金額というのは今回計上しています本年度、前年度の比較でいってのこの数字で見ていただけばと思うんですけれども、そういったことではいけないんでしょうか。対前年が見た数字が97でやっていまして、今回98で1上げたことによって、今回計上している金額ということです。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) 経常収支比率につきましては、一般質問へのお答えで、平成27年度決算で90%に上がる見込みだというふうに財政課長がお答えになりました。経常収支比率を押し上げている要因について、まず伺います。
委員長(小川昌義君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) まだ経常収支比率につきましては見込みとして、そのようなお答えをさせていただきました。最終的には予算ベースではなくて決算ベースでということでその数字にはね返っていくわけですけれども、最終的にはその経常経費を押し上げている要因としては、物件費イコール、例えば今回の状況からしますと明石台小学校建設をしました。それに対して次の年から当然運営管理費用がかかっていきます。それから、スポーツ交流館、これも建てました。それに関する維持管理経費が今までにない費用として追加されると。そういうのが大きな要因となっていきます。
委員長(小川昌義君) この際、午後2時5分まで休憩します。
     午後1時55分 休憩


     午後2時05分 再開
委員長(小川昌義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  総務課長より字句の訂正の申し出がありましたので、認めます。総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 申しわけございません。予算書の46ページをお開きください。
  中段に13節委託料がございますが、細節の中で「行政区長会視察研修時大型バス運行業務」と表記されているものがございます。こちらにある行政区長会というのはあくまでも任意の団体でございます。「会」というのをこちらから削除いただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
  以上でございます。
委員長(小川昌義君) ほかに質疑ございませんか。永野久子委員。
委員(永野久子君) 先ほどのその平成27年度決算ベースで経常収支比率が90%程度という見込みというお話でしたが、これは分母と分子の関係で、分母のほうに、歳出総額のほうに臨時財政対策債が入りますと、例えばこの平成25年度決算で見ますと、経常収支比率89.4%となっておりますが、臨財債を含めた場合は85%だというふうになるんですね。この90%というのは臨財債を入れての数値なのか、伺います。
委員長(小川昌義君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) その見込み数値につきましては、臨財債を見ていない数字となっております。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) では、臨財債を入れた場合はこれより下がると。どの程度の数値というふうに計算されますか。
委員長(小川昌義君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 臨財債につきましては、今、国の財政対策の中でかなり削減されてきております。今回の予算も昨年と比較いたしまして1億5,000万ほど減額というような状況ですので、おおよそですけれども、影響する数字は3%から4%、この辺が影響してくるかと思います。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) 経常収支比率の考え方ですが、これは数値が高くなると財政の弾力性を失うということで、都市にあっては80%を超える場合には財政構造が硬直化が進んでいると、町村にあっては75%だというようなその指標があって、これを超えることについては非常に危機感を持ちやすいんですけれども、しかし、その経常収支比率の性格はそういう面もありますけれども、逆にその正規職員をふやしたり、義務的な経費がふえたりすれば、これは全体の歳出が変わらなければ比率は高まるという、そういうことになっているわけですから、この数値そのものをそれほど恐れる必要もないという一面があるというように思うわけですけれども、この点についての考えはどうですか。
委員長(小川昌義君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 今の議員おっしゃった内容の考え方もあろうかと思います。基本的に同じ5万人といっても、市町村によって状況が違います。ほとんどの市町村が人口減少をたどる中、富谷は唯一伸びる数少ない団体に位置されておりますので、その経常的な部分がある程度毎年変化のない1年間ということであれば、そこはある程度その90を超えてもというところはあるんですけれども、今後においてはやはりまたうちのほうは人口増加、それに伴いまして新たなサービス、それから扶助費等の増加につながっていきますので、そういう将来を見据えた上でもやはりこの辺はある程度今のうちに抑えておく必要があるというような考え方でございます。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) それで、先日の一般質問の際でしたか、その対策としてスクラップも考えているということでした。具体的にはどういうことを想定されていますか。
委員長(小川昌義君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 質問の中で、減らす、そこの数字を減らしていくためにはということでスクラップというお話をさせていただきました。通常予算編成においては、事務事業の見直しを行ってスクラップ・アンド・ビルドということではやっておりますが、なかなかそのスクラップできるような事業は難しいというのも現状です。そんな中、ただそのまま年度が過ぎることなく、やはり今までの事業をさらに見直してという意味でスクラップという話をさせていただきましたので、具体的にどこというところでまだ決めているような状況ではございません。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) そうしますと、また全く別な視点から、歳入をふやして積極的にその攻めの財政といいますか、例えばの話ですけれども、農業者の納税をもっとふやしていただくように、例えば農業の支援をするというようなこともあり得ますし、産業のその基幹的な産業で力を入れて、そしてそこでの売り上げをふやし税収もふやすという考え方もあるわけですよね。そういうその攻めの姿勢でこの財政を、経常収支比率の比率が総体的に下がっていくような取り組みもあってしかるべきだと思いますが、この点はどうですか。
委員長(小川昌義君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) その件につきましては、先日の一般質問でもお答えしておりますけれども、構図としては歳出を減らさないで歳入をこれ以上生むというのが本当に経常収支比率も下がりますし、財政的にも運営しやすくなるというのは現状です。ですから、従来から町長のほうも言っていますが、企業誘致、そういうところでやはり税収を確保していくと。こういうふうな形になれば、歳出のほうも基本的にはスクラップすることなく現状維持でいけるということも当然想定されます。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) 27ページですが、27、28ページです。
  14款2項1目ですが、マイナンバー制度に関して社会保障・税番号制度国庫補助金で5,386万9,000円、通知カード・個人番号カード関連事務補助金で1,764万6,000円で、7,000万というお金が入ってきております。このマイナンバー制度につきましては、ことしの10月から住民は個人番号の通知カードを町から受け取るということが始まるわけですけれども、この実際の運用開始までのスケジュールについて、まず伺います。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちらは当初予定どおりことしの10月に通知、来年の1月から運用が開始されるというような手はずで現在進めておるところでございます。全国的には中間サーバーの構築というようなところで今回予算にも計上させていただいておりました。全国的に2カ所中間サーバーが設けられ、年度内には構築の予定で今後進められることになっております。
  また、町のほうにおきましても、各種システムの改修等が入ってまいりますので、それに伴う業務を今回当初予算に上げております。今回の当初予算にも7,000万ほど上げてございますが、それがこのシステムの改修というようなことでございますので、10月までにはまずは通知というようなところでございますが、先ほど町民課長からも説明がありましたとおり、全外部委託というようなところで現在予算化しておるということでございます。詳細につきましては、現在まだ詳しい通知は参っておりませんので、当町において把握している段階はまずは予算を確保し、その後順次国の方針、指示をもとに進めてまいりたいと考えております。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) このマイナンバー制度導入に当たって、国はその行政上の効果という、メリットということを幾つも挙げているんですけれども、では富谷町では具体的にどういう効果があるかということを伺いたいんですね。政府が言っているのは、1つは申請書類の簡素化と、それから給付の併給調整というようなことが大きくあって、その併給調整、例えば具体的に町の場合、被用者保険に加入していた住民が退職をして脱退をして国民健康保険に加入するという際に、被用者保険から国保のほうに移るときに資格喪失証明書というのが要らなくなるというようなことが具体的に効果としては挙げられるかと思いますが、そのほかに町としてメリットというのはどんなことが具体的にあるんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 町独自のメリットというようなところよりも、今回は国挙げての制度でございます。その中においては、申請における簡素化というようなところがやはり大きなところ、また、このマイナンバー制に伴いまして、各収納システム、各コンビニ収納だとかそういった汎用性も含んでおるというようなことを考えれば、当町のみならず日本国全体においてそういった利用度が高まるというようなところが最大の大きなメリットではなかろうかと考えております。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) この件は繰り返し議会の場でも言っていますので、重ねては申し上げませんけれども、大変な予算、富谷町だけでも7,000万という大変な金額が動く割には、リスクが非常に大きいし、このリスクについての歯どめはこれだという決定打はないわけで、そのことを考えますとやはり非常に慎重にというだけでは済まない重大な問題ではないかというふうに思いますが、このリスク管理についての具体的な方策があるのかを伺います。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちらはこの制度を運用に当たりましては、やはりそういったセキュリティーの問題が常々懸念されるところではありますが、ご存じのとおりポータルサイトの運用開始というようなのもございます。その経過を確認すべきサイトがあるのが大きな一つ、また、その行政上においても、その取り扱う職員がある程度一定の職員というようなことで、全職員がそれに携わることではなく、一定の職員が運用できるようにというようなところにおいても、内部での管理も徹底しておるつもりでございます。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) 次に、44ページ、2款1項1目です。
  44ページ、2款1項1目で、行政区長の件ですけれども、先ほども行政区長のそのバス、これは行政区長会というのは任意の団体で、行政区長というのは富谷町の公務員に準じた位置づけにある方々だというふうに認識しておりますが、そういうことでよろしいですか。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 行政区長につきましては、認識は同じでございます。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) 直近の選挙がございました。町長選挙と補欠選挙がございましたが、この選挙の中で行政区長がかなり積極的に政治的な動きをしていたという状況があります。それから、その直接選挙だけではなくて、この数年の間に議会に対して副町長、名前を特定してこの人を副町長にするべきだというこういう特定の動きも行政区長の一部の方がなさいました。それから、行政区長の現職のまま、町議選挙に出た方もいらっしゃいます。
  このように、区長全体、区長会全体ではございませんけれども、その区長の中に中立性を疑われるような動きをしている方が何人かいらっしゃるということで、とりわけ町長選挙の中では何とか委員会というようなものを特定して特定の候補のために動いたということも、これは多くありますので事実としてございますので、これは区長が中立性を保たなきゃいけないというのは、過去の議会において町当局も明言してきたわけですから、区長の中立性というのをきちんと条例で明文化するという必要があるんじゃないでしょうか。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 今、議員おっしゃるのは、選挙に関してというようなところのご質問であったかと思うんですが、あくまでも公職選挙法に基づいてというようなことで、行政区長におきましては当然その地位を利用した活動というのは禁じられております。ただし、そのどこまでが地位を利用された活動であるかというようなところの見定めがなかなかこれまた難しいところであるのは正直なところでございます。選挙管理委員会におきましても、そういう行動につきましては折々に触れまして、行政区長には特にそうですが、選挙に関しては地位利用においては公職選挙法に違法な行為であるというようなことも申し上げているところでございます。また、行政区長は町が委嘱する方々でございますので、町として改めて行政区長においてお願いすべき項目も6項目ほど設け、その旨につきましても行政区長に区長会議においてご説明を毎度させていただいておるところでございますので、再度そういう機会を見て誤解のおけるような行動のないように、そういったところにつきましてはなお選挙管理委員会として周知徹底に努めてまいりたいと思います。
委員長(小川昌義君) 永野委員に申し上げます。予算に関する質問を基本としていただきたいと思いますので、お願いいたします。(「44ページです。行政区長の話です」の声あり)永野久子委員。
委員(永野久子君) それでは、行政区長、この2,035万円もの非常勤職員報酬、失礼しました。行政区長の報酬として2,035万円も計上されているわけですよ。平成27年度ね。そうしますと、今のご答弁にあったように、なかなかその見きわめが難しいと。何が地位利用なのか、何がそうでないのか、グレーゾーンなわけですよね。それは明確にしていく上で、条例にきちんとうたえば、そういう先進例もあります。宮城県内の中にも条例できちんとうたって中立であるということを明記している自治体があるわけですから、これをやって何ら支障がないというふうに思うんですが、なぜこれができないのか、伺います。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 今も申し上げましたとおり、行政区長、お願いする業務というのはまた別に町としても定めておるところでございます。今議員おっしゃるような選挙というようなことにおいては、当然何度も申し上げているとおり、地位利用というのはなかなかグレーゾーンで難しいところはあろうかと思います。選挙管理委員会としてはその辺のところを重々注意いただくようにというようなお話までしかさせていただいていないのは現状でございます。条例にそれを加えるかどうかというようなところにつきましては、今後なお十分な検討が必要かと考えております。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) 一般質問のお答えで守秘義務については相当前向きに検討するというお答えありましたが、その後これは平成27年度何か改善されるんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 以前一般質問を頂戴しましたとき、守秘義務につきましては十分前向きにというご答弁させていただきました。そのとおり、次年度において内容を十分精査してまいりたいと思います。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) では、27年度はまだ具体的にこうしようというのは決まっていないということですか。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 富谷町の行政区長に関する規則というものがございます。それに基づいて行政区長に町からお願いすべき内容等を定めておりますので、この規則の内容においてなお精査を進めてまいりたいと思います。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) あの一般質問から既に数カ月たつわけで、規則ですから議会でのその承認も要らないわけですよね。規則を直す。これ条例にしようというなら時間かかるのはわかりますが、とりあえずとにかく守秘義務をうたうということで規則を改定するならば、議会の承認も要らないわけですから、直ちにできるんじゃありませんか。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちらのほうは検討してまいります。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) 同じく44ページ、2款1項1目3節の一番下ですが、職員特定任期つき職員業績手当29万8,000円が計上されています。この任期つき職員については3年間の任期がことし、平成27年で満了すると思いますが、延長するお考えなのかどうかをまず伺います。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 任期は3カ年度ということで任用しております。今後延長というようなところにつきましては、当然町長と相談しながら進めてまいります。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) それでは、46ページです。2款1項1目13節産業医事業ということで、155万6,000円計上されておりまして、先ほどのご説明では精神科医を1名ふやすということでした。これはそういう精神的な疾患を持つ職員がふえているという実態に即しての改善、増員ということでしょうか。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) ここ数年来、職員からの相談内容がやはりどうしても精神疾患に伴うような内容が多うございます。これまでも内科医の産業医にもカウンセリングというような機会は何度となく設けてはおりますが、場合によっては精神科を受診するような指導もさせていただいておる関係上、次年度においては精神科の専門医を産業医として町としては設けたいというような趣旨でございます。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) この産業医につきましては、精神科医につきましては、職員の相談にどのような折に、定期的にその相談日を設けるのか、あるいは随時なのか、その活用の仕方はどのようになるのか、伺います。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちらはあくまでも随時ということでございます。各所管の課長のほうよりまず相談を受け、その相談を受けた後に一度当人と面接をさせていただいて、産業医のカウンセリングが必要であろうというような判断をさせていただいた段階で、産業医の先生と相談の上でカウンセリングを実施しているものでございます。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) 職員の待遇問題なんですが、これは何ページというふうに言えばいいのか、全体にわたるんですけれども、職員の有給休暇の取得率につきまして、昨年の6月議会の段階では21.46%というふうに非常に低い状況だったんですが、平成27年度はどのような改善策をとるお考えでしょうか。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 年次休暇につきましては、これまでも5月のゴールデンウイーク、また、夏場における夏期休暇等兼ね合わせて連続休暇を取得するようにというようなことで、積極的に取得するようにというのはこれまで同様働きかけておるところでございます。今後についてもその方針は変えずに進めてまいりたいと思っております。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) 同じその有給休暇の問題を取り上げました私の一般質問の際に、生理休暇の取得が3年間ゼロだったという事実を申し上げました。その際に、その当時の町長が「私は男なのでわかりません」という答弁をして、これも大問題になったわけですけれども、これは単に前町長を非難するためのこと、事実としてではなくて、職員の置かれている状況を改善するということのためにこの問題は大いに問題にしていくべきだというふうに思います。生理休暇というのはなかなかとりづらい休暇ですから、3年間ゼロということをしっかりと土台に据えて、どうしたらとりやすい状況がつくれるのかという、そういう抜本的な手だてが必要だというふうに思うんですが、この手だてについては平成27年度何か対策を講じているでしょうか。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 特別休暇の内容につきましては、これまでも職員間によるIPKにおいて、それぞれ周知を図っておるところではございますが、今回そういうような議員からのご質問も頂戴しました。なお特別休暇の内容についても今後職員のほうに周知を図りながら、必要に応じた休暇の取得について進めてまいりたいと思います。
委員長(小川昌義君) この際、午後3時まで休憩といたします。
     午後2時30分 休憩


     午後2時50分 再開
委員長(小川昌義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  ほかに質疑ございませんか。永野久子委員。
委員(永野久子君) それでは、60ページですが、2款1項12目9節のところに市制移行啓発に要する経費、それから市制移行申請に要する経費ということで、合わせて百数万が、101万5,000円が計上されております。それで、この市制移行を目前にして、総務部長のポストがまだ空白になっていると思いますが、これ非常に不正常だと思います。平成27年度はこの総務部長の席を埋める当てがあるのかどうかを伺います。
委員長(小川昌義君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいま新年度に向けて全体の人事も含めて検討をさせていただいております。もちろん議員のおっしゃるとおり、総務部長が空席ということに対しては私も懸念をしておりますので、そのようなことはないように努力をしたいと、そういうようなことがないようにしたいというように思っております。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) 市制移行に関しては、やはりどこの自治体を見ましても企画部がその担当部になるというよりも、企画部の場合は例えば企業誘致であるとか、そのほかの政策的なもので相当頑張っていただくわけですけれども、こういう市制移行のような内部がしっかり固まっていかなければならないような場合には、その筆頭となるのはやはり総務部であろうというふうに私は思うんですが、この点について当局はどんなふうにお考えでしょうか。
委員長(小川昌義君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 現行の中ではそれぞれ企画部、総務部の役割分担が明確になっておりますので、そのことを基本にすべきとは思いますが、今後に向けてある意味検討すべきところは検討はしていきたいというように思います。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) その市制移行につきましては、この間ずっと平成28年4月1日ということで町民の皆さんにも周知してきたわけですね。それを目指すということでね。それが新町長になってその平成28年秋以降というふうに修正されてきたわけで、これは住民に対してきちんとした説明が必要ではなかろうかというふうに思いますが、どのように説明を、周知をしていくおつもりか、伺います。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) この件につきましては、議員のおっしゃるとおり、前町長の指示のもと4月に間に合うようにということで書類をそろえなさいということで準備を進めているところでございますが、町長がかわりまして10月をめどにというお話でございました。これにつきましては、宮城県と今も協議を重ねておりますが、県議会の議決、あとは町議会の議決、そういったことも含めましてやはり期間が要するということもだんだん見えてきているというのもありまして、それらを含めまして現在住民意向調査もやっております。それらのご報告も町民の皆様へしていかなくてはいけませんので、それとあわせて町長のその方針の示し方についても、これから広報であったり、わくわく町民会議も開催されますので、そういった場で、あとは住民懇談会もこれも早目に開催するようにという町長の指示も出ておりますので、そういった場でスケジュール感をしっかりと出して皆様に周知をしていくというようなことで考えてございます。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) 市制移行の時期そのものにつきましては、県の町村地方課でしたか、でも平成28年4月1日は無理だというふうにはっきりと言っておられましたので、いろいろな準備の都合上これは4月1日は無理だというのは私自身も個人的には思っております。その点について異存はないんですけれども、住民についての周知徹底というのはやはり丁寧にしていったほうがいいのではないかというふうに思います。
  次に移りますけれども、54ページのライトレールに関して次世代型路面電車ということで推進事業142万1,000円が新たに計上されておりました。このライトレールの推進につきましては、これは敬老パスだとか、泉中央への宮城交通バスの乗り入れといった問題のように、広く住民の合意が得られているかどうかというと、これはまだ意見が分かれているところだというふうに思います。ですから、推進する前に十分に住民の意見を聞く、そして合意を図っていくということが大事だと思いますが、この点についてはどのように対応されるかを伺います。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) この件につきましては、町長の施政方針でも申し上げているところでございますが、かねてから住民の皆さんから地下鉄の延伸というのは多く寄せられておりました。また、泉中央への町民バスの乗り入れもできないものかというのを議員の皆さんからもご質問受けたりして答弁させていただいているとおりでございます。そういったことから、これは交通問題は極めてやはり富谷町にとっては重要な施策だという認識、そして町長の指示のもと、今回ライトレールの推進ということも掲げさせていただいて、かつては緑の未来産業都市でいろいろな報告物、多額の経費もかけながら、黒川4町村に宮城県が入って経費負担もして協議した経緯もございます。そういったものをやはり基本にしながら、さらに未来へ向かった公共交通環境を整えると。そのために、町長の方針にありました公共交通グランドデザインの策定、これがやはり重要になるということで、これについては当初予算にはまだ反映しておりません。ライトレールのこの基本の報告書をまず検証して、それに合わせて補正予算対応になるかと思うんですが、公共交通のあり方のグランドデザインの策定を目指すというようなそういったものの基本方針を踏まえて皆さんにお示しして、これから取り組んでいくものだと思っております。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) 54ページですが、十三夜 魂のふるさとまつり運営事業として989万計上されております。先ほどもご意見がございましたけれども、この時期にさまざまなその行事が、イベントが重なっておりますので、そのふるさとまつり、子どもまつり等も含めて、これは子どもまつりは主催が教育委員会ですか。分野は違いますけれども、こういうものも含めて整理しながら、シンプルな祭りにしていくということを考えてはいかがかと思いますが、いかがでしょうか。
委員長(小川昌義君) あったかまちづくり推進課長。
あったかまちづくり推進課長(高橋加代君) 今後検討してまいります。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) この十三夜 魂のふるさとまつりを初めとして、イベント会社に相当な部分を委託してやっておりますけれども、これは見ていて職員がやってもできるのではないかと思うことがしばしばあります。職員は大変かもしれませんけれども、むしろ他人が入ってきて何かあか抜けたやり方でぱっぱとやるよりは、手づくり感のあるお祭りのほうが、むしろ住民には好感を持たれるというような感じもいたします。こういう点については検討する余地はございますか。
委員長(小川昌義君) あったかまちづくり推進課長。
あったかまちづくり推進課長(高橋加代君) 業者に委託している部分ということでは、まず音響、司会業務などこちらの予算書のほうに計上しているものございます。まず、司会業務につきましては、特に成人式、新年祝賀会で委託しているところではございますが、成人式は特に新成人にとっては一生に一度の式典ということもございまして、プロに委託しながら進行や演出のアドバイスもいただきながら、司会によってその会場の雰囲気つくり上げながら、時間どおりの進行をということで委託してきた経緯がございます。ただ、こちら委託業務も含めまして、各事業につきましては既に町長よりいろいろその経費なども見ながら、説明しながらということで、そういった方法を再度検討するようにということで指示を受けているところでございますので、今後そういったところも含めて検討してまいりたいと思います。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) 最後になります。地方創生絡みの事業がぽつぽつとこう散見されるんですけれども、この歳入と歳出、それぞれ全体の事業の目的と、また、富谷町での具体的な事業の内容について、各課ごとに伺いたいと思います。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) 地方創生絡みはこの間補正予算で昨日申し上げた、今年度の補正予算として八千数百万円交付されております。それについては、まず、プレミアム商品券を行うということで、それについては商工会のほうへ委託するということで、全額交付させていただいてそのまま町と実行委員会をつくりながら内容を詰めていくと。そのほかは企業誘致、これは町の先ほど来からの収入を上げていくためと、あわせて現在町内に企業立地がされている皆さんの意向も踏まえて仕事づくりをつくっていくと。そういったものの基礎的なところを取りまとめると。それで、富谷町の優位性、そして足らざるものは何かというものをまず1年かけて計画として策定すると。それをもとに、5カ年間の推進計画を1,000万の交付金がございますので、その中で検討して次の次年度以降の予算へ反映していくと。ただ、これについては、まだ国の続けての交付金が確定しておらないので、まずは計画をつくってそれを国に提出していくというのがまず今の段階でございます。
  それからすると関係課というのは、経営企画課が中心になって交付金を受け取りながら、あとは産業振興課で商工会とプレミアム商品券を行っていくと。あと産業立地、あとは次年度、平成27年度に行います人口ビジョンの策定、こういったものは経営企画課が中心になって行っていくと。現在のところはそういったところが中心になっております。今後はその策定内容によっていろんな課が登場してまいります。そういったものはまた議会のほうへ説明をさせていただいて、策定報告ということで協議をさせていただきたいと思っております。
委員長(小川昌義君) ほかに質疑ございませんか。安住稔幸委員。
委員(安住稔幸君) それでは、52ページ、1項総務管理費の18節備品購入費、こちらでたしか公用車1台を買うというようなお話を聞いたと思うんですが、どのような車を買われる予定か。
委員長(小川昌義君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) こちらにつきましては更新でございまして、軽1台の更新を予定しております。
委員長(小川昌義君) 安住稔幸委員。
委員(安住稔幸君) 続きまして、54ページの8節、その報償金、この部分に入りますかね。わくわく町民会議のことでありまして、今、先ほどのご説明ではわくわく町民会議はテーマを設けて年10回くらいを予定していると。それで、実際そういったもの、テーマを設けるのもいいんですが、そういったテーマを設けずに先ほど住民懇談会の話もちらっと出たんですが、広く住民からいろんなご意見を聞くそういった場、例えば町長の公約ではいろいろ挙がっているもので、例えば皆さんからのご意見を聞かなきゃならないようなのは、例えばライトレールですと、そのコースですか。そういったものも前もってやはり町民の皆さんからお聞きするようなことも必要だと思います。また、次世代型図書館建設とか、文化ホールにつきましても、やはりどういったものが町民が求めているものか、それについてもやはり時間をかけて皆様からご意見を聞くのも必要かと思います。そしてまた、そのほかにも例えば先ほど公営墓地の話もありましたけれども、これなんかについてもやはり町民の皆様から広くご意見を聞く。こういうことを考えますと、わくわく町民会議ももちろん必要であります。すばらしいものだと思いますが、もっと広く住民懇談会のようなものを実際に数多く実施するようなものも必要かと思いますけれども、この辺についてはいかがなんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) 確かに議員のおっしゃるとおりのやり方も、それは建設を目的にいろんなご意見を聞くというのもこれは手法としてあるかと思います。今回、住民の皆さんの意向を限りなく町政に反映するという町長の趣旨でございますので、そのために今富谷町にとって一番何が問題で何を解決すべきかというのが、まず一番最初に来ると思われますので、そういったものもテーマというのは個別のテーマも考えられますが、大枠で生活に密着している内容とか、議員のおっしゃるようなのも全て含めながら聞く機会もあろうかと思います。
  あと、これとは別に、町政懇談会についてはこれ町が主催ではなくて、各行政区からの申し入れに基づいてやっておりますので、それについては恐らく今後も町内会の皆さんの意見ということで町への要望という形で懇談会は開かれていくのではないかと思っております。そういった形で多くの意見を求める機会を求めるということが必要だと。わくわく町民会議は特にそういった部分に絞って意見を聞いて、専門家の皆さんのご意見も踏まえながら、町民の皆さんと行政と、そして共通認識を図りながら未来へ向かっていくために行うということで伺っているので、その趣旨に沿って開催を考えたいと思います。
委員長(小川昌義君) 安住稔幸委員。
委員(安住稔幸君) それでは、続きまして、60ページの1項総務管理費の中のこれは、市制移行準備費のほうでありまして、下のほうに先ほどもちょっと出ましたが、市制移行啓発に要する経費34万円、これは実際にどのようなものを考えていらっしゃるんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) こちらのほうは当初、今年度予算に上げておったんですが、全額おろさせていただくことはきのうお話し申し上げました。平成27年の10月1日国勢調査が行われます。最大この国勢調査でまず5万人を超すというのが前々から申し上げているとおり市制移行の基準でございますので、国勢調査に多くの皆さんが回答を上げていただいて5万人を必ず超すと。これは統計のほうでもそういうことは行うんですが、あわせて富谷町のことし行う国勢調査というのは非常に重要であると。そういうものを含めながら、市制移行のPR活動のものを考えております。議員からのご提案もあったのぼりだったり、例えば夏祭りなどに国勢調査が行われますので、うちわ、夏祭り、町内会で皆さんやっていますので、うちわにロゴを入れながら目指していますということを皆さんにお配りして、広く周知ができるようなそういったものを今考えております。
委員長(小川昌義君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 続きまして、70ページになります。71ページでも結構なんですが、4項選挙費の県議会選挙、また、次の町議会選挙もそうなんですが、今度明石台小学校が開設されます。そこで、前お聞きしたのでは、そこでも次の選挙では……、その明石台小学校で次の例えば私たちの町議会選挙、また、県議会選挙は投票をするのかどうか、お聞きします。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 直近では夏の町議会議員選挙が先になろうかと思いますが、その段階において明石台小学校区、投票区として新たに設けたいと思っております。
委員長(小川昌義君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) それで、前にもちょっとお話をさせていただいたんですが、選挙公報の投票所への持ち込みの許可についてであります。先日行われました町長選挙ですね。前町長と今回の本当に裕俊町長が名前が1字しか違わなかったということで、投票に来られた方が近くにいる方に「どっちだっけ」というようなことを聞いたというケースが何件かあったというようなことを聞いています。そういうこともございますので、そういったものの間違いというか、そういったものを防ぐためにも、選挙公報の投票所への持ち込みについてはいかがでしょうか。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) これは議員一般質問の中でもあったかと思います。必ずだめだというようなものではございませんが、現状投票所の外に公報、そちらのほうに設置させていただいて、投票においでいただく方にごらんいただけるようにということで今進めておるところでございます。今後、中に持ち込みというようなところにおいては、重々検討はさせていただこうと思いますが、現状、今投票所の外に配置しているものでご理解いただければなと思っております。
委員長(小川昌義君) 安住委員に申し上げます。予算に関する質問を基本として、短くお願いいたします。安住委員。
委員(安住稔幸君) 予算も絡むかと思いますけれども、今の外のほうの掲示というのは、選挙公報を外に掲示をするというようなお話でしょうか。
委員長(小川昌義君) やはり同じ質問ですので、予算に関する質問にしてください。安住委員。
委員(安住稔幸君) それでは、74ページになります。74ページ、統計調査費のところの人口統計調査の国勢調査であります。今の企画部長からのお話ですと、国勢調査が非常に大事だということであります。それで、ことしこの国勢調査について、今まで以上に多分力を入れることだと思いますが、具体的にどのようなことを考えていらっしゃるか、お願いします。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 今回の国勢調査からは、インターネットを使ってというようなことが広く進められてまいります。町としても当然、国の指針に基づきまして国勢調査、インターネットでのご利用と、それに基づいて早期の回答をいただけるようなことをなお強力に推進していきたいと思っております。
委員長(小川昌義君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 続きまして、112ページの2項清掃費18節備品購入費で、たしか小型家電回収ボックスというものを設置するようなお話を伺ったと思うんですが、まず詳しくご説明をお願いいたします。
委員長(小川昌義君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) まず、小型家電の分別回収につきましては今回予算を上げまして、単費で備品購入、回収専用ボックスを用意するという予算づけなんですが、並行して環境省の実証実験事業、モデル事業みたいなその事業のほうの申請のほうもあわせて出させていただいております。仮にそちらが承認をもらった場合は、そちらの国のほうの経費で実行できると。その際はこの単費は不要になってくるというところですが、まずは単費として事業費を上げさせていただきました。この回収ボックスにつきましては、仙台市が去年の10月から実証実験スタートしましたので、それと同じような形のほうがかえって混乱がないのではないかということで、そのほうの実証実験でも同じような役場とそれから各公民館、公共施設などに専用の回収ボックスがありますので、環境省推奨の専用ボックスを置きまして、そちらのほうに随時、廃小型家電をそのボックスに投入していただくというようなイメージ、あと回収はこちらの当方で回収しまして、あと認定事業者のほうが収集を行うということで、国の推奨するようなボックスを置くということの予定にしております。
委員長(小川昌義君) 安住稔幸委員。
委員(安住稔幸君) それで、今の小型家電の回収ボックスの回収されるものの種類というか、主にどういったものが、たしか私の知っているのでは、いろんな小型家電でありますから、その中に情報端末というか、携帯電話等もそういったものもたしか含まれていると思いますが、そうしますと個人情報云々ということも非常にその漏えいというんですか、外部に出るという心配されます。その辺についてはどのようなことに対策はとられているんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 国のほうのリサイクル法の回収の対象品目は28品目なんですが、そのうち実証事業で対象とするという今回国に申請する内容とすれば、そのうち16品目ということを予定しております。その中の品目といたしましては、携帯電話、それからPHS、パソコン、電話機、あとデジタルカメラなどということで、小型家電、電子機器というような16品目を予定しております。その中で携帯電話ですとか、あるいはパソコンなどは、全く個人情報なり、いろんな情報が入ったものだろうということが想定されます。したがって、PRのほうもみずからお出しになる前には消去してくださいということを周知を徹底したほか、あと回収する際については、ご自身で物理的に破壊する器具も用意したいなというふうに思っております。それをもって個人情報の保護などに努めたいなというふうに思っております。
委員長(小川昌義君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) ぜひ本当に推進していただきたいと思います。私も一般質問でこれ取り上げて、すばらしい制度だと思いますので。
  続きまして、138ページの1項消防費の非常備消防費の報酬について、消防団員の報酬についてあります。これからまた別な議案として消防団の報酬の引き上げについて審議があるわけでありますけれども、その前に予算書のほうに上がってきていますのでお聞きしますが、今回この上がってきた金額では、国がよく交付税措置されている金額というんですか、1回出動当たり7,000円というこういったものに比べますと、やはり大分低いのかなと思いますけれども、この辺については検討はされたんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 危機管理監。
危機管理監(新田 武君) 議員のご質問につきましては、費用弁償という形になりますと、9節の費用弁償の件について質問ということでしょうか。お答えするということでよろしいでしょうか。(「はい」の声あり)消防団員の出動、訓練等の出動、災害等の出動の費用弁償につきましては、従前、従来から黒川郡内の4カ町村との足並みをそろえるという形の中で進めてきたわけでございます。ただ、25年の4月から1自治体のほうで若干の見直しを図りまして、残された3自治体は富谷町を含めまして3つの自治体のほうではその方向性を今まで検討してきたわけでございますが、今回他の1自治体でもそれを実施するというようなことで、まず足並みをそろえましょうということの中で進めてまいりました。
  ただ、議員がおっしゃいますとおり、その基準額につきましては若干の開きはありますが、宮城県内との足並みもそろえるという形の中で今回条例改正をさせていただきたいと思いますので、ご理解をよろしくお願いいたします。
委員長(小川昌義君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 若干というような金額でありますけれども、若干ではないような気がしますけれども、ぜひまた今後も引き上げについて検討していただきたいと思います。
  続きまして、140ページ、消防費の項目災害対策費の18節備品購入費、これで安全メールですか、このメールの費用として上がっておりますが、先ほども同僚議員から例えばいろんなものに使えないかというような、例えば防災行政無線のほうの話もありました。これも前にちょっとお話ししたんですが、昨年の町民体育祭、残念ながら雨になりそうで中止になったんですけれども、ご連絡を本当に課長のほうからいただきました。やはりそういったことを考えますと、メールでのそういった連絡の活用というのが十分有用でないかなと思いますけれども、その辺についてはいかがお考えでしょうか。
委員長(小川昌義君) 危機管理監。
危機管理監(新田 武君) この前の議員からの要望にも町長のほうでお答えしたと思いますが、このメールの最初の原点につきましては、震災後の住民への災害危険等々の周知ということの一つの手段ということでつくらせていただいたものでございまして、それを基本に今後どのような活用ができるか、これから検討させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
委員長(小川昌義君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) それで、現在このメール、登録者はどのくらいいらっしゃるんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 危機管理監。
危機管理監(新田 武君) 現在、実際このメールライセンスの対応につきましては、3,000件を予定しておりまして、今現在1,800件でございます。
委員長(小川昌義君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 極端に言えば、何と言えばいいかわかりませんが、人口5万2,000、世帯数にして約3万9,000世帯ということで考えて、1,800件の登録というのは非常にやはり少ないと思います。やはりこれはメールのほかでの多くの機能が使えてこそ初めて利用率も上がるかと思いますけれども、その辺について再度お聞きします。
委員長(小川昌義君) 危機管理監。
危機管理監(新田 武君) このメールの登録数につきましては、仙台市等々の状況を見ましても大体同じぐらいのパーセンテージに上がっているなということは、私のほうで認識しております。これ以上の部分でもっとホームページ等でPRをして登録件数を上げるよう頑張りたいと思います。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 52ページです。一番下のところに、企画費の中にまちづくり審議委員会36万7,000円があります。ことしで満了だということですが、このまちづくり審議会の報告書についてはどうなっていますか。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) こちらについては、前回ご質問あったとおり、今月中に最終答申をいただくということで、今会長のほうが各委員と取りまとめを進めていただいて、間もなく町長のほうへ提出に参りたいということを伺っておりますので、今月中には届くかと思います。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、議会への報告といいますか、提示はいつぐらいになるでしょうか。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) 内容をまず町長に提出されてから確認をしながら、新年度に入ってから皆様にお渡しできるかと思っております。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 54ページ、お願いします。
  先ほどからお祭りの話がたくさん出ていますが、数字でお尋ねします。十三夜 魂のふるさとまつり、平成26年の予算での全体、これにこれだけかかります、トイレはここですとかという先ほどさまざまありましたけれども、そうではなくて、ふるさとまつりにかかったものの全体の金額、平成26年、27年、あと同じように新年祝賀会について、体育祭について、お尋ねします。
  そして、新年祝賀会については参加者が1,000円を払うわけで、その入金もあると思います。それが幾らなのか。そしてまた……。(「1問ですので、1問で切ってください」の声あり)それでは、十三夜のふるさとまつりから、平成26年、27年、全体で幾らなのか、お尋ねします。
委員長(小川昌義君) あったかまちづくり推進課長。
あったかまちづくり推進課長(高橋加代君) まず初めに、26年度の執行の見込み額ということで申し上げたいと思います。まず、十三夜 魂のふるさとまつり運営事業につきましては981万251円となっております。それから、町民体育祭事業につきましては、こちら雨天中止になっているんですけれども、こちらは232万9,337円、それから新年祝賀会につきましては240万2,697円、それから成人祝い事業につきましては176万309円となっております。
  次に、27年度の予算額につきまして申し上げます。こちらは54ページの説明のところをごらんいただければと思います。十三夜 魂のふるさとまつり運営事業が989万円、それから町民体育祭事業が357万7,000円、新年祝賀会が264万9,000円、成人祝い事業が234万円、それから27年度事業として新たに新設しましたのがとみやっ子たなばたかざり事業、こちらが98万6,000円となっておりまして、26年度はこちらのとみやっ子たなばたかざり事業、まちづくり総務事務の中に含んでおりまして、こちら26年度ベースで執行額申し上げますと、72万1,426円となっている状況です。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、入金のあるものというのは新年祝賀会だと思いますが、これの分の歳入といいますか、幾ら会費が入ったんでしょうか。
委員長(小川昌義君) あったかまちづくり推進課長。
あったかまちづくり推進課長(高橋加代君) こちらが43万6,000円となっております。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 平成26年ですけれども、平成26年とことし平成27年、新年祝賀会が行われましたが、そのときの参加者数はどうなっていましたか。
委員長(小川昌義君) あったかまちづくり推進課長。
あったかまちづくり推進課長(高橋加代君) トータルでは492名で、一般の参加者の方が443名、関係者が49名という内訳となっております。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) ふるさとまつり、十三夜の魂ふるさとまつりですが、実行委員会に950万出していますよね。そうしますと、そのふるさとまつりの決算についてお尋ねしますが、この決算の金額は幾らになっていたのでしょうか。
委員長(小川昌義君) あったかまちづくり推進課長。
あったかまちづくり推進課長(高橋加代君) まず、今年度の決算につきましては、まだ最終的な実行委員会での承認を得ていない状況ですので、見込みということで申し上げますと、まず歳入が1,048万9,070円、歳出が1,048万8,944円となる見込みでございます。
委員長(小川昌義君) 次に、質問ございませんか。長谷川る美委員。
委員(長谷川る美君) 56ページ、2款1項6目19節負担金、補助及び交付金等に、補助金としてふるさとまつり実行委員会に950万円が計上されていますが、その内訳をお示しください。
委員長(小川昌義君) あったかまちづくり推進課長。
あったかまちづくり推進課長(高橋加代君) こちらは補助金としまして一括でふるさとまつり実行委員会へ支払う予算として計上しているものでございます。
委員長(小川昌義君) 長谷川る美委員。
委員(長谷川る美君) 先ほど同僚議員からもふるさとまつりについて質問がありましたが、私からも改めて町長にお聞きしたいと思います。ふるさとまつりの実施時期や内容を見直す考えはありますか。
委員長(小川昌義君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 先ほども答弁で申し上げましたように、来週ふるさとまつりの最終の実行委員会がありますので、その実行委員会のご意見を踏まえて今後については検討させていただきたいと思います。
委員長(小川昌義君) 長谷川る美委員。
委員(長谷川る美君) 町長は、ふるさとまつりをごらんになったことはありますか。
委員長(小川昌義君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 拝見したことはあります。
委員長(小川昌義君) 長谷川る美委員。
委員(長谷川る美君) それはいつでしょうか。
委員長(小川昌義君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) これ、質問、答弁する必要あるんですか。
委員長(小川昌義君) 予算に関する質問が基本となりますので、予算に関するところで聞いていただきたいと思います。(「ぜひ聞きたい内容だったものですから」の声あり)予算についてお聞きして。(「予算と関連づけて」の声あり)質問の内容を変えるとか、その辺していただければと思うんですが。(「はい、わかりました」の声あり)
  長谷川る美委員。
委員(長谷川る美君) では、別の内容でお聞きします。
  町長の公約の中に、住民の声が町政・役場に届かない、すぐに総合受付窓口、なんでも受付課を設置するというふうにありますが、それに対しての予算というのは立てられているのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これにつきましては、一般質問でもたしか町長、それに近いことをお答えしていると思うんですが、役場に入って総合窓口という前に案内受付がありますので、そこをまず皆さんが来てすぐわかるような形にとりあえずして、そこでまずいろいろなご意見を伺って、そしていろんな課へ通すと。そういったことも中心にしながら、あと今町民生活課がある総合窓口がございますので、そことの関係をこれから考えながら、まずどうあるべきかというのをつくっていくということでさせていただきたいと思っております。
委員長(小川昌義君) 長谷川る美委員。
委員(長谷川る美君) そうすると、予算というものは立て、組まなくてもいいということになるんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これにつきましては、予算はその受付する女性の方がやっているんですが、それは財政課のほうでカウンターをまず、今のカウンターはすごく小さくて目立たないというのもあったと思いますので、まずカウンターを少し大き目にして、そこでいろんな皆さんとコミュニケーションがとれるような、まず玄関を入って一歩、そこで住民の皆さんとお話しできるようなそういう窓口を1つつくるということで、予算的には財政課のほうの備品のほうに入っているところでございます。
委員長(小川昌義君) 長谷川る美委員。
委員(長谷川る美君) そうすると、公約には総合受付窓口ということで設置ということでありましたけれども、そういうことではないということの認識でよろしいんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) 総合窓口というのは役場の1階は、どこの部署に行っても基本的に総合窓口という感覚でそれぞれつないでいただくように今までもやってきております。それをもっとわかりやすくしていくということで、それは表記の仕方もあろうかと思いますので、そういったものはこれから考えてカウンターの設置とあわせて協議させていただくようになろうかと思います。
委員長(小川昌義君) 長谷川る美委員。
委員(長谷川る美君) それでは、いつごろということになりますけれども、いつでしょうか、時期は。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) その辺もあわせて備品で購入もあるので、そういったものを含めてスケジュール感は後でお示しさせていただければと思っております。
委員長(小川昌義君) 長谷川る美委員。
委員(長谷川る美君) そうすると、予算のほうも幾らぐらいというあたりはどのようになるんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 済みません。説明申し上げておりませんでした。52ページの2款1項5目備品購入費、こちらの庁用器具費279万7,000円、こちらの職員用の机、椅子というところで計上させていただきましたという説明はさせていただきましたが、この中にその窓口のカウンターを予定しています。まだ形状は確定しておりませんけれども、それの備品として100万円の計上としてございます。町長も前にお話ししていますが、その組織的な見直しということではなくて、まず入ったときにすぐに声がかけられるような総合窓口を玄関一歩入ったときに、「ああ、ここに聞けば何でもわかる」というまず体制をつくりたいというところで進めておりますので、まずそういうものの整備をして、これから検討していきたいと思っております。
委員長(小川昌義君) ほかに質疑ございませんか。相澤 榮委員。
委員(相澤 榮君) 52ページ、2款1項財産管理費14節、AEDのリースについてお伺いします。8万1,000円とありますが、何台になりますか。
委員長(小川昌義君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 庁舎に設置しているAED1台分でございます。
委員長(小川昌義君) 相澤 榮委員。
委員(相澤 榮君) 各部署、各課にリース事業として7万9,000円とか、7万7,000円というふうな形で載っているんですけれども、これはメーカーによって違うんですか、台数によって違うんですか、お伺いします。
委員長(小川昌義君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) まず、先ほどのようにいろいろな部署に置かれております。それで、やはり仕様が若干違います。学校関係につきましては、基本的には児童メーンの装置ということで、付属品等が若干違っているということで金額的、あとこちらに載せている金額につきましては、契約ベースで載せている部分もございますし、切りかえ時期の部署においては予算ベースで置いている、これから契約するものもありますので、そこで若干の開きが出ているかと思います。
委員長(小川昌義君) 相澤 榮委員。
委員(相澤 榮君) 富谷町全体でそれでは何台リースされていますか。
委員長(小川昌義君) 財政課長。総務課長。もとい、危機管理監。
危機管理監(新田 武君) 現在41台でございます。
委員長(小川昌義君) 相澤 榮委員。
委員(相澤 榮君) 決算の仕方で、予算の出し方でこうそれぞれの課ごとになっているんだというふうに理解するんですけれども、町長は1円たりとも税金を無駄にしないという部分がお話にありました。ということを考えた場合に、一括してリース業者、それからメーカー等も統一することが、それがメリットになるか、デメリットになるかをお伺いします。
委員長(小川昌義君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) その件につきましては、今後の検討課題ということでお答えさせていただきますけれども、過去には総務課一括で購入をして各公民館とかに配置していた状況もございます。そうしますと、どうしても施設管理している課がその更新時期を総務課に依存しているような状況から、やはり担当課でその更新時期、それからふぐあいが生じたときの対応をすぐとるようにということで、今現状各課に予算を置いているという現状ですので、そういう意味合いもあって各課に置くようになったという現状です。なお、今後につきましてはまた検討させていただきたいと思います。
委員長(小川昌義君) 相澤 榮委員。
委員(相澤 榮君) それでは、別の項目に移ります。
  60ページ、同じく総務管理費2款1項自治振興費です。会館の建設費6,140万円かかるんですけれども、これの企画についてはどういうふうになっていますか。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 設計の内容につきましては、都市計画課のほうに設計をお願いしておりますもので、詳細についてはこちらでは把握してございません。
委員長(小川昌義君) 相澤 榮委員。
委員(相澤 榮君) 二、三年前までは、1会館4,000万ぐらいで大体仕上がっていたように思うんですけれども、震災以降大分値上がりしたということで、20%ぐらいアップというふうな見方もしたんですけれども、1会館で6,000万もかかるようになってくると、町長がお話ししていた1年に2館ぐらいを目標にしたいというようなこともお話があったわけですが、ということは無理になってくるのかなと思うんですけれども、この辺の考えはいかがですか。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 町内会館の建設につきましては、これまでも富谷町の地域集会施設建設要綱というのがございます。その中には世帯に応じた平米というのも定められているところでございますので、ただし町長が特に必要と認める場合はという条項はあるものの、原則この世帯に応じた平米というようなことで、今後地域の皆さんにもご理解いただけるようにお話のほうを協議進めてまいりたいと思います。
委員長(小川昌義君) 相澤 榮委員。
委員(相澤 榮君) そうすると、例えば一律4,000万とか、5,000万とかという決め方ができないというふうになってくるということで、不確定要素があるということで理解していいんですか。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 建設予算につきましては、今議員もおっしゃるように、当然資機材の高騰というのは状況としてはございます。ただ、町としてすべきこととしては、その建築面積を原則の平米数におさまるようにというようなことで、地域の皆さんのご要望をその範囲内でお受けできるようなことで妥協点を見出してまいりたいと思いますし、また、過度な設備の設置についても、その辺のところについても今後町としては予算もあるというようなことで、地域の皆さんにご理解いただけるように話を進めてまいりたいと思います。
委員長(小川昌義君) 相澤委員。
委員(相澤 榮君) 戸数に応じてということでお伺いしたんですけれども、1戸当たりどのぐらいの予算で考えられるか、お伺いします。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 建設の規模というところでございますが、100世帯をおおむね目安としまして、100世帯までは116平米以内、100世帯を超える地域においては200平米以内というような要綱がございます。
委員長(小川昌義君) ほかに。相澤委員。
委員(相澤 榮君) これには解体費というのはどういうようになっているのか、お伺いします。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) あくまでこの要綱につきましては建設に係る平米ということですので、解体費はまた別途必要となってございます。
委員長(小川昌義君) 相澤 榮委員。
委員(相澤 榮君) そうすると、例えば志戸田会館で6,140万、また別の予算で解体費計上というふうに理解していいんですか。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちらの詳細について、内容についてはちょっと私確認をしてございません。あくまでも工事請負費ということで一括で総務課のほうで計上させていただいておるということでご理解いただければと思います。
委員長(小川昌義君) ほかに質疑……。渡邊俊一委員。
委員(渡邊俊一君) 今もお話しされていましたけれども、60ページの15節工事請負費、志戸田会館の建築工事についてでありますけれども、富ケ丘北部と比べると、そんなに大きな遜色はないのかなと思って見させていただいておりました。その中で、町長もご存じのように、一つのやはり地域性というものが恐らく加味されてくる必要性があるのではないかと、こんなふうに思っています。あの地域に対しては、以前も私も一般質問等で提案させていただいた経緯があるんですけれども、やはり地域介護、それから農業振興、それから食改等、やはりそういったあらゆるものを構築できるような場所であります。そういった意味からして、改めて先ほど相澤委員から質問の条項の中で、世帯数においての平米数が決定して大筋決まっていますよというような話を受けたわけでありますけれども、そういった地域性からひとつ鑑みた上で、町長のご意見を頂戴したいと思いますけれども、いかがでしょうか。
委員長(小川昌義君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) この会館問題につきましては、今渡邊委員が申し上げたとおり、それぞれその地域においての役割もいろいろ違いますし、その役割も違っていると、違うのは事実だと思います。ただ、現実ここ最近、近年やはり1つの会館にかなり、資材高騰ということも一つの背景にはなっていますけれども、資材高騰による値上げが大体13%ぐらいの高騰なんですね。それに対して、かなり過度ないろんな厨房施設の充実だったり、いろいろな附属設備の充実で高騰している部分もあったりしているので、やはりその辺は地域住民の皆さんのご意見を聞きながらも、ただ、やはりこの予算だと毎年1館ずつしかつくれない、1館つくるのも大変な状況になってきているので、やはりなるべく一般質問でも出たように、45年以上過ぎている会館が多いという現実の中では、何とか年に2つの会館ぐらいつくっていきたいという思いの中で、やはり妥協点を見つけながら、地域の人たちのある程度予算を圧縮しながら、最低限度会館としての機能を満たすようなところを妥協点を見出してより予算を効果的に使っていきたいという思いと、そこはすごく難しいところではあるんですけれども、地域の住民の意向を聞きながら、そして地域性も鑑みながら、なおかつでも妥協性を見出してなるべく促進していきたいというように思っております。
委員長(小川昌義君) 渡邊俊一委員。
委員(渡邊俊一君) わかりました。それであれば、実際この町内会館の整備について、今のこの富谷の財政面からして、最大どのくらいまで予算化できるとお思いでしょうか。総務課長に聞いてもなかなかこの辺は簡単に答弁できないと思いますけれども、おおよそ今の倍までは大丈夫だとか、1.5倍までは大丈夫だから、その1年間のうちに今までは1棟建築してきたやつを1.5棟にしていくとかというような、その年次をまたいだ中でやはり進められるような状況になるのかどうか、その辺も改めて町長の見解を求めたいと思います。
委員長(小川昌義君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 震災前の予算を見ると大体3,000万未満、前後ぐらいで1つの会館つくっていたという背景があるものですから、できればそのぐらいまでおろせるところまでおろして、やはりその今現在5,000万、6,000万という状況になっているので、最大規模でもやはりそれに若干上回るぐらいでなるべく2館ぐらいをつくれればという、なので1億は絶対難しいと思いますので、やはり今の6,000万前後ぐらいまでの中で何とか、かつては3,000万前後で震災前はつくられていたわけですから、今の予算を考えれば2つの会館、震災前の予算であればつくれるというその辺のある程度の見通しでは考えております。
委員長(小川昌義君) 渡邊俊一委員。
委員(渡邊俊一君) 同じページで13節、先ほども高橋委員が質問されておりました。この中で委託料311万1,000円、それで公金の警備輸送業務ということでありましたが、1つはこの過去の経緯といいますか、今までは七十七で集金を恐らくなさっていたというふうに私は認識しております。まず、七十七からその集金業務が断られたのかどうかをちょっとお聞きしたいと思います。
委員長(小川昌義君) 町民生活課長。もとい、会計管理者。
会計管理者(矢田 守君) 公金指定金融機関七十七銀行さんからの集金につきましては、今回、前回ですね、昨年の6月議決いただいた公金警備輸送業務、これを議決いただいたことをもとに、集金業務を全て委託に切りかえたということでございます。
委員長(小川昌義君) 渡邊俊一委員。
委員(渡邊俊一君) 今聞いているのはそういうことでないんですね。というのは、その過去の経緯からして、七十七さんから集金業務を断られたのかどうかということなんです。要するに、集金業務というと何か町でお願いしているというような感覚を今持ってお話ししたのかもわからないんですけれども、本来ならば、この要するに警備輸送業務がなければ、そのまま継続して集金業務がされていたのかどうかと、そういうような私の思いからちょっと今質問しているわけですから、その辺をお答え願いたいと思います。
委員長(小川昌義君) 会計管理者。
会計管理者(矢田 守君) この業務が始まらなければ、銀行さんのほうから特に集金のほうに回らないということでは連絡等ありませんでした。
委員長(小川昌義君) 渡邊俊一委員。
委員(渡邊俊一君) では、改めてお聞きします。その集金業務は、先ほど10カ所と言いましたかね。10カ所と言ったんだっけ。5カ所。はい。5カ所のその集金現場にその七十七さんは何時までお見えになっていたんですか。要するに4時なのか、5時なのか、その辺をちょっと教えていただきたい。
委員長(小川昌義君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) その当時は午後2時から4時ぐらいの間に……、2時から4時くらいの間に5つの出張所を一人でぐるっと回って銀行に戻られたという経路でございます。
委員長(小川昌義君) 渡邊俊一委員。
委員(渡邊俊一君) 2時から4時までのうち。そして、その経路は大体決まっていたんですかね。恐らく一番多いところが一番最後になっているのかなという思いなんですけれども、そんな感じではないんですか。
委員長(小川昌義君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 経路につきましては、富谷支店の銀行員の方がぐるっと回ってこられまして富谷支店に戻りますので、金額の多い少ないよりも、その回られる経路で回っていたのかなというふうに推察いたします。
委員長(小川昌義君) 渡邊俊一委員。
委員(渡邊俊一君) その辺はよくわからない部分でしょうけれども、実際2時から4時まで回った後に、その各5カ所の金庫に金額が先ほど高橋議員がお聞きしたんですけれども、どのくらいの金額が残っていたものなのか。要するに、開庁してから閉庁するまでの間の金額ではないはずですよね。その要するに業務委託してからの話ですよ、今は。業務委託してからのその金額と、それから業務委託する前の2時から4時までのうちのその差額金、差額金が各5カ所の金庫の中にどのくらい入っているものなのか、もしわかればそいつをお示しいただきます。
委員長(小川昌義君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 銀行さんの回収で集金、回収していただいたときも、前の日までの集金を金庫に置いておいたものを回収してもらうと。前の日までの現金を翌日の2時から4時までの間に回収していただくと。今回は、警備輸送の方法になったにしましても、前の日の分を翌日……、違う違う、済みません。警備輸送の場合は、その日の1日の分を業務終了後集計して持っていったということでして、2時から4時までに回収し終わった後の現金を集めたというわけではないんです。
委員長(小川昌義君) 渡邊俊一委員。
委員(渡邊俊一君) よくわかりました。その後の分はそこに保管しておいていて、それは即入金しているということではないということはよくわかりました。ただし、その場合には勤務時間中は誰かが必ずいるわけですね。ですから、どちらかというとその勤務時間は人がいるために、そのセキュリティーも働いているというような状況でありますから、そんなに心配性はないのかなと思って聞かせていただいておりました。やはり勤務以降の問題、その問題が一番大きいのかなというふうに私は今の答弁の中で考えたわけなのでありますけれども、やはり従来手提げ金庫だけだったというような話をちょっとされたことがありますよね。そういう話、私は記憶しているんですけれども、「どういうもので保管しているんですか」という話をしましたら、「この小さな手提げ金庫みたいなもので保管しています」というような話をされたと私は記憶しているわけでありますけれども、一つはやはり誰も持っていけないような大型金庫、そんなにお金、例えば中古で買いますと、そんなに高いものでありませんから、我々の身長よりも高い金庫なんですけれども、そういうものを設置するとか、あともう一つは、一問一答ですから、そういう考えはないかどうかをちょっとお聞きします。
委員長(小川昌義君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 出張所においては、手提げ金庫に入れた現金を普通の耐火金庫のほうに入れたり、小さいといいますか、床置き式の金庫、耐火金庫ですね。あとはレジのケースで金庫に入るものについてはその耐火金庫に入れるということで、出張所でちょっとやり方は違うんですが、いずれにしても小型手提げ金庫のまま置いておくということではなく、別にまた耐火金庫に入れての保管ということでした。
委員長(小川昌義君) この際、4時5分まで休憩します。
     午後3時53分 休憩


     午後4時05分 再開
委員長(小川昌義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  渡邊俊一委員。
委員(渡邊俊一君) よくわからないんですけれども、ちょっとお聞きします。
  やはり現金ですから、大分注意はしなきゃならないということで、前回この提案をされたんだと思いますけれども、1つはこの現金であるがゆえにちょっとお聞きするわけでありますけれども、この盗難防止の保険というのはたしか私、ここにも大先輩、銀行の大先輩いますけれども、ある金融機関から聞かせてもらったときには、その盗難防止の保険もありますよというような話をちょっと聞かせてもらった経緯があるんですけれども、そういうものの認識はありますか。
委員長(小川昌義君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 共済事業のほうの総合賠償補償保険というところで盗難などの場合は対象になるという制度がございます。
委員長(小川昌義君) 渡邊俊一委員。
委員(渡邊俊一君) もしそういうことであれば、改めて申し上げるわけでありますけれども、その補償がされるということであれば、もう少しやはり考え直すべきはあるんじゃないかと思うんです。というのは、311万1,000円、これ10年間、例えばですよ、10年間ずっと続けた場合には3,100万以上になるわけですから、そうした場合に別なこの事業にそれを投下するということが十二分に考えられるわけでありますよね。
  そしてまた、今までどおりに七十七さんで集金に来ていただくということであれば、その一番心配なのは、基本的に7時以降のことが一番心配なわけですよね。7時までは人が誰かいるわけですから。そのいろんなお金を持ってきた、持ってくるわけでありますから、それまでは十二分に人もそこに張りついているわけですよ。その以降が一番心配なわけです。その以降については、今お話ししたように保険で対応できるということであれば、そんなに大きな心配性というか、町の損失というか、その部分については余りないような気がするんですね。また、4時まで、例えば2時から4時まで七十七さんが集金に来るわけでありますから、その後の問題だけですよ。やはり一番心配なのは。それ以降の問題。ですから、その前の問題は確かに前の日の分も要するに合わせて2時から4時の間に集金されるということでありますけれども、それは理解の仕方では全然違うんですね、やはりね。その捉え方というのは。
  ですから、そこをよく考えた場合に、先ほど言ったように、今職員がいるうちはある程度のセキュリティーがちゃんと確保されるわけであります。ですから、それ以降については先ほど言ったようにやはりそういうようなことのないように最大限、最大限そういうようなことのないように、大型の金庫を用意するなり、また、基本的にその最終的に何かあった場合にはその保険で対応できるというような状況でありますから、やはりこれはある程度我々の住民の血税でこういうような対応をしているわけでありますから、その辺はもう少し具体にやはり考え直して、そして進めることが大事だと思いますけれども、この辺については、今ここでこの予算書を変更しなさいと言っていることでも何でもないんです。やはりそういうような検討をする必要性があるんだろうと私は思って今質問しているわけでありますから、町長、その辺の見解、改めてお願いをしたいと思います。最後です。
委員長(小川昌義君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの渡邊委員の申し入れのご意見はごもっともなところもあります。やはり全体、今回予算を踏まえて、予算通ったからということで全て実行するということではないので、その中でもやはり最小限に無駄をなくしていくという努力はしていく必要がありますし、特にこの項目につきましては、何とかまた改めて検討して、検討をしながら進めていきたいというふうに思っています。
  以上です。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) それでは、まず最初に歳入のほうから、19ページ、1款1項2目の法人町民税なんですけれども、これは前年度よりも低い予算措置になっているんですけれども、その理由をお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) 税法改正ありまして、税率引き下げになっていますので、その辺で下がってございます。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) その影響はどのぐらいなんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) 税率、従前が12.3%が9.7に変わっています。そういったものの影響で、ちょっと数字まではまだ出してはいません。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) ただ、27年の2月補正で3億3,800万の補正が組まれたんですけれども、それを見てもこれはちょっと弱い数字じゃないかと思うんですけれども、いかがですか。
委員長(小川昌義君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) 当初と補正対応ということで、法人税の均等割につきましては、法人の従業者数とかで一定で変動ございません。ただ、法人税割につきましては、かなりその年度によりまして増減がございまして、それらを踏まえて実数を捉えた上での補正予算となっていまして、当初予算ではこれまでの実績等を踏まえて控え目というか、そういった平均的な数字で捉えてございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) では、続いて21ページ、10款1項1目の交付税なんですけれども、これは1月14日発表の27年度地方財政対策の概要を見ると、国全体としては減額になっていますけれども、そういう措置をしなくて大丈夫でしょうか。
委員長(小川昌義君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 確かに国の財政対策上は国全体の予算がこちらは減額となっております。ただ、今までの実績を踏まえまして、12億大丈夫だということで今回予算計上させていただきました。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) それで、27、28ページ、14款2項1目、マイナンバーのところなんですけれども、この補助金は本年度限りなのか、お尋ねします。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちらは来年度も予定されてございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) ということは、これと同じ7,100万ぐらいは今後ともずっと補助金として入ってくるというふうに理解してよろしいでしょうか。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちらの数字につきましては、まだ見込み数字でございます。ですので、今後次年度についても同額というようなところまでは把握はしてございません。
委員長(小川昌義君) 町民生活課長。(「1節だけ」「1節だけですね」の声あり)いいですか。出川博一委員。
委員(出川博一君) では、せっかくですので2節もお願いいたします。
委員長(小川昌義君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 2節のほうのカード関係でございます。この歳入予算に上げました1,700万ほどにつきましては、27年度の事業に充てるお金でございまして、予算書別ページになりますが、予算書の7ページになります。予算書7ページに第2表債務負担行為がございまして、中ほど、通知カード・個人番号カード関連事務委任業務といたしまして、28年度にわたっては387万円の債務負担行為をとらせていただきます。これは国庫債務負担行為と同額を計上しております。したがいまして、カードの発行については27年度と28年度ということで情報が来ております。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) それでは、35、36ページをお願いします。
  16款1項2目1節、ここの中で財政調整基金利子179万6,000円計上されているんですけれども、これは昨年度と比較しますと昨年度は400万ほど計上されていたやつが大きく減額になっているんですけれども、これはなぜでしょうか。
委員長(小川昌義君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) こちらは資金運用の関係になりまして、会計課の内容になるんですが、定期ですね。1年定期、2年定期ということで、その満期になる時期、これ基金ですので一部定期にしておりますので、その関係で金額が大きく変わっているという状況でございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) でも、そんなに去年と……、ことしと来年度でそれほど金利情勢が変わるとは思えないんですけれども、逆に金利情勢とすれば上がるというふうに見込まれるんですけれども、その中で何で二百何十万も減額になるのか、お尋ねします。
委員長(小川昌義君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 今言いましたとおり、1年ものであれば1年定期で満期になって利子が入りますが、2年定期のものについては2年後に利息として入るという解釈ですので、その満期になった時期によって変わるということでご説明させていただきました。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 民間の会計の場合だと、経過利息で計上するんですけれども、そういうことは公会計のほうはないんですか。
委員長(小川昌義君) 財政課長。もとい、会計管理者。
会計管理者(矢田 守君) それでは、ただいま利子のことでご質問いただきました。
  財政調整基金等の運用につきましては、定期預金と、あるいは最近ですと国債等とか、いろいろやっておるんですけれども、昨年ですと3年ものの定期とか、長期のやつをやらせていただいたものがございます。それは3年前の金利でございますので、現状よりもかなり高い金利で運用させていただいたものがありました。その辺の影響で減額になっているのかなと思われます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 先ほど聞いたのは、経過利子を計上するという、いわゆる民間の会計であれば経過利息を計上して、いわゆる収益の平準化を図っていくんですけれども、その辺の発想は公会計にはないのかとお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 見込みでの計上はございませんで、一般会計でございまして、実際に入る年度で利子計上をしてございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) それでは、次に、次のページの一番上なんですけれども、町史頒布収入5,000円とあるんですけれども、これの26年度の実績をお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちら購入者1名、あとは閲覧用で汚損したものがございますので、そちらの更新ということで計2冊でございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) これはかねて問題になっている不良在庫なわけですけれども、これについての今後の方針をお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちら在庫が現在4,300冊ほどございます。今後のこの取り扱いにつきましては、今後新町長とご相談の上で方向性を決めてまいりたいと思います。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) それでは、次のページ、30……、ごめんなさい、このページです。37、38ページ、ここの18款2項3目の長寿基金について、これは別なあすのあれなんでしょうか。ちょっと……。(「長寿基金」の声あり)長寿社会福祉基金繰入金、これはあしたですか。きょう答弁いただけますか。というのは、これ去年が100万で来年度は600万という計算になっているんですけれども、それはどういう理由なのか、お尋ねします。
委員長(小川昌義君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) こちらにつきましては、593万5,000円のうち、昨年度同様117万、こちらは社会福祉協議会の補助金の一部に充当しております。残りの差額分なんですが、今回から取り組みますその予防事業、これがまさにその高齢化社会の福祉事業ということで新たな事業を展開します。事業内容については教育民生のほうで聞いていただきたいんですが、それに今回充当することで考えております。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 次に、それでは歳出に入ります。43、44、お願いします。
  2款1項1目3節のここにある単身赴任手当69万6,000円計上されておりますけれども、これは東京事務所の分だと思うんですけれども、前年度は42万の計上なんですけれども、何でこんなにふえたのか、お尋ねします。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちらは単身赴任手当2名でございます。東京事務所への職員と、合わせて被災地支援ということで山元への派遣している職員の分の計2名でございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 去年というか、今年度も山元へ派遣しておられたんじゃないですか。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 議員おっしゃるように、確かに当初においては1名分でございました。年度途中において、もう1名分を補正をさせていただいておる経緯がございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) ここの同じ4節の共済費なんですけれども、これの共済組合追加費用費、3行目のところの4,500万とあるんですけれども、これの算定根拠をお願いしたいなと思います。
委員長(小川昌義君) 総務課長。出川博一委員。
委員(出川博一君) 算定根拠はいいです。では、何で26年度が6,000万だったのに今度は4,500万ということで1,500万も減額になったのか、お尋ねします。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 26年度でございますか。6,000万という把握はしていなかったんですが……。昨年度の共済組合負担金は、当初4,694万円であったかと思います。追加費用につきましても同様で、4,408万円であったと把握してございましたが。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) では、私のチェックミスだったと思います。後でまた確認いたします。
  それでは、続いて45、46ページのこれは13目の委託費の先ほど話題になっていた行政区長の視察研修時の大型バス運行なんですけれども、これは答弁で先ほど年1回で三十五、六名だという答弁だったんですけれども、それで間違いないでしょうか。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 年1回、ことしについては29名のご参加をいただいておりました。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) これは何で町所有のバスをご利用にならないのか、お尋ねします。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 町所有のバスは、中型規格ということもあったかと思います。内容についてはなお確認はいたしますが、これは今回のやつは大型バスの利用でございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 町のバスの定員は何人なんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 33名でなかったかと思うんですが、違います。ちょっと済みません。
委員長(小川昌義君) もとい、財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 補助椅子入れまして40名でございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) であれば、これは大型バスを委託で借りるんじゃなくて、自前のバスでぜひご利用になるべきだと思いますけれども、いかがでしょうか。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 町のバスの場合、これまで行政区長のこの視察研修については1泊で予定しておりました。随行職員がまた1名加わるというようなこともあって、民間のバスの借り入れを利用している、これまで利用していたことかと思います。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) それは検討に値することではないかなと思うんですけれども、いかがですか。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 議員おっしゃるとおりでございます。なお検討させていただきます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) やはりこういう細かいやつでもスクラップ・アンド・ビルドというか、そういうことをしていかないと、細かいからということでまあ20万ぐらいいいんじゃということじゃなくて、その辺のところはこれからもきちんと精査をしていただきたいと思います。
  それから、続いて51、52ページ、2款1項5目13節の先ほど説明があったんですけれども、公有財産関係で土地調査業務と一番下の公有財産台帳整備業務、これが大幅に増額になっているんですけれども、この対応は何のため増額になったのか、お尋ねします。
委員長(小川昌義君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) まず、中段の土地調査業務、こちらにつきましては、町所有、用地買収、それから帰属、団地開発等によって町の財産になったときに、その所有権の移動に伴いまして地図を訂正しているというのが上の段でございまして、228万1,000円でございます。今回、明石台地区の帰属等で筆数が多かったために、金額が去年よりふえているのが理由となってございます。
  次に、一番下の公有財産台帳整備、こちらは先ほどもお答えしたんですが、新公会計制度に向けました台帳の整備でございます。内容といたしましては、国が当初公会計といたしまして、土地の財産については二通りのやり方を市町村の選択に委ねておりました。というのは、土地は取得価格で判断しろという部分と、時価ベースに置きかえてという二通りあったんですが、うちは今時価ベースで判断しているんですが、新たな基準が今度設けられまして、取得ベースにまた戻っておりました。その関係で今回また整備をする必要があったのが一つ、あとここにもう一つ、備品をさらに加えて台帳を整備していくということで今回追加させていただいた項目でございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) そうすると、24年3月までの公会計、いわゆる土地の資産評価をしてバランスシートもつくったという形の公表がされているんですけれども、これが大きく変わる可能性があるということでしょうか。
委員長(小川昌義君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 28年度決算から大きく変わってきます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) それで、同じページの6目1節報酬費なんですけれども、このまちづくり審議委員会、これはたしか3月末に最終答申の方針だというふうに伺っておるんですけれども、先ほどのあれでは8名で7回という算定基準が示されましたけれども、まちづくり審議会は今後も続くということなんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) こちらのほう、先ほどご説明しましたが、任期は10月までございますが、その継続ということで予算は要求させていただきましたけれども、このあり方については改めて町長と相談させていただいて、再度見直すという方向でいております。報告書については先ほど答弁したとおりでございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) ということは、これは7回というのは10月までの予定で計上したということなんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これ予算立てたときは、10月が任期満了でございますが、さらに継続して行っていく方向でこちらの予算は上げさせていただいたものとなっております。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 審議会というのは、町長からの諮問事項について答申するわけですけれども、3月末に最終答申されたのであれば、その審議会の必要性はなくなるというか、設置理由はなくなると思うんですけれども、いかがでしょうか。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) 当初、答申というか、審議をお願いした件は3月で答申されるんですが、引き続き市制移行の件も審議対象にしていただいた経緯もありますので、そのまま継続ということで考えてございましたが、先ほど申し上げたとおり、これ一旦任期も迫っているということで、見直しの内容に入っているかと思われます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 続いて、56ページの19節のここには表示されていないんですけれども、昨年度までは仙台都市圏広域行政推進協議会、これに対して毎年9万5,000円支出しておったんですけれども、この協議会はなくなったということでしょうか。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) 仙台都市圏は継続されております。ただ、予算は伴わないように、震災以来負担金を求めないのが続いております。ただ、今後の審議過程においては、また負担金の復活というのも議論の対象に今なりつつあるところでございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 震災後ということは26年度だって支出がないということじゃないでしょうか。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これは同じように震災前も結構な残額が発生しておりまして、この審議会、報酬審議会じゃなくて、これは負担金審議会というのがありまして、そこに係って27年度の負担金はゼロ表示ということで通知が来たものでございまして、それを受けて加盟している全市町村がゼロということで予算要求はしていないというような方向になっております。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) ということは、26年度の予算要求はミスがあったということなんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) 26年度はこの協議会でゼロ表示ではありませんでしたので、そのまま負担したということになっております。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 負担したということは、9万5,000円支出したということなんですか。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) 今年度は支出しているような状況でございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 次のページ、お願いいたします。
  13節のマイナンバーのところなんですけれども、これは国策でやっているわけですよね。先ほどのやつだと5,400万は国庫補助あったということなんですけれども、実際改修業務をすることによって7,100万の支出ということで、その差額は一財ということになるんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちら歳入に計上してございますのは、現在わかっている暫定予算でございます。最終的にはこちらマイナンバー制度対応事業につきましては、100%国庫の補助金が想定されてございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) ということは、当町で、本町で7,100万かかったということで申告すれば、その分は全額国庫補助になるということでしょうか。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) そういうことになります。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) ここの同じページの19節負担金のところで、マイナンバー制についての負担金ということで653万6,000円ということなんですけれども、これは今後毎年発生するというふうに考えるべきなのか、お伺いします。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちらは今回のあくまでも構築費用に関する負担金でございます。今後は運用に係る負担金というのが想定されてございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) そうすると、これも国庫負担ということで、次年度の運用に係るやつも、次年度というか、28年度以降の運用に係るやつも国庫負担で補?されるというふうに理解してよろしいんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 今のところは中間サーバーの整備事業費の補助金ということでなってございますので、今後についてはちょっと現在定かではございませんが、今後についてもこの補助金が充当されるものと想定してございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) そうすると、マイナンバー制の対応については全て一財の持ち出しはないというふうに理解してよろしいんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) そのような理解で現在進めております。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 続いて、8目の交通安全対策費についてお尋ねいたしますけれども、この中に明石台小学校関係の対策費は入っているんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 危機管理監。
危機管理監(新田 武君) その関係では入っておりません。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) それは多分まだ未整備な部分というか、これからやらなくちゃならない部分があろうかと思うんですけれども、その辺はどのような予算措置をされるおつもりなのか、お尋ねします。
委員長(小川昌義君) 危機管理監。
危機管理監(新田 武君) 明石台小学校の周辺の交通対策関係につきましては、昨年から教育委員会主管のほうの推進委員会のほうでいろいろ地域の皆様、それから学校の関係、それから町当局と教育委員会ということでいろいろ審議をされまして、まず横断歩道、それから一時停止、そういう関係については全て大和警察署のほうに要望いたしまして、その流れの中で今年度中に設置すると。それに合わせた環境整備については都市整備のほうで実施しているということでございます。なお、当初求められておりました信号機につきましては、来年度の中で進めるということで情報を得ております。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) そうすると、この8目の中の項目には明石台小学校対応の部分は全然入っていないということで、他の今お話しになった建設とか、あるいは学校教育費の中で対応ということでよろしいんですか。(「そのとおりでございます」の声あり)
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 次のページ、59、60ページのところで、11目の14節、ここのところに新たに夜間金庫使用料というのが出ておりますけれども、これはどのような内容なんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 夜間金庫使用料7万8,000円につきましては、その13節の公金警備輸送業務を行った後の七十七富谷支店の夜間金庫に警備業者が金庫に入れるというための夜間金庫使用料ということでございます。なお、26年度につきましては、それも含めた金額での契約と、契約といいますか、仕様といいますか、そういうことでした。今回は町が直接金庫を借りるということの仕様でしたので、別枠で新しく科目を設けたところでした。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) これは先ほど議論あった公金輸送業務の中で、警備会社が持ち帰って次の朝七十七銀行に持ち込むというふうな説明を受けたんですけれども、ではその後変わったということですか。
委員長(小川昌義君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 議員の皆様にも全協でご説明した最初の仕様のときは、警備会社の所有する金庫で一晩保管する、翌日に指定金融機関のほうに届けるという仕様でした。その後、具体の警備会社が決まりまして、あと七十七銀行富谷支店とあわせて協議をしたところ、一晩置くことなく、直接その日のうちに七十七銀行富谷支店の夜間金庫を使うほうがより安全ではないかということで、仕様の変更の契約を行って26年度は実施したという内容でございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) であれば、27年度も26年度、今年度と同じような形での運用というのはできないんですか。
委員長(小川昌義君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) そこで非常に前回苦労したところが、七十七銀行の夜間金庫の使用規程という規則がございます。その場合、夜間金庫の鍵を誰に預けるか、つまり町が借りると。輸送業務だけは警備会社が行うと。そうすると、いわゆる三者間契約ということの性格になりますと、では誰が鍵を持って夜間金庫に入れるかというと、警備会社が鍵を持って入れると。でも、実際借りるのは町だということになりますので、非常にその三者間契約が七十七銀行ではできないということで、いろいろ手を尽くした方法として、前回は夜間金庫は町が借りることにしても、実際その使用料を支払うのは町からの指図によって警備会社が支払うということで七十七銀行と契約したと。半年ごとの契約になりますので、契約は町と七十七銀行と警備会社3者間契約を行ったと。実際入れるのが、鍵を持ったその警備会社が入れるということで、その辺実は借りるのが富谷ですけれども、実際鍵を持つのが輸送会社だということで、結構複雑な契約になってしまったと。今回は正式な契約に戻しましょうということの別枠の計上です。ただ、金額については結局総額としては変更ないという内容です。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 続いて、61、62ページ、12目……、ごめんなさい、失礼しました。13目の13節、ここに委託料として司会・音響等業務として93万7,000円とあるんですけれども、これは功労者表彰事業に使ったということでよろしいんでしょうか。使うということでよろしいんですか。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これは功労表彰式に使う予定の会場設営費用込みの金額でございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) これがいわゆるちょっと5年ほど調べたんですけれども、23年のときは24万7,000円、これが27年、来年度は93万7,000円ということで、非常に大幅に伸びているんですけれども、その理由は何なんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これは会場も関係しておりますし、紅白幕とか、そういったものを式典のようにまず張りめぐらせたときの経費ということで記載させていただきましたが、これらにつきましても先ほど町長が言ったとおり、実施に当たってはもう一度精査をして執行していくと、そういったことで考えているところでございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) これは23年度は24万7,000円で、24年度が52万1,000円、倍になっています。そして、25年度が25万ほど増額になって75万9,000円と。今回また約20万ほど増額ということで、これはあれなんでしょうか。随意契約なんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) 随意契約で行ってきているところでございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) というと、これは業者の選定はそうするとどういう形になるんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これはイベント登録しているところと契約をして行ってきているところでございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) これは見積もりは何社かからかとって、そしてその中で選定しているんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これの執行に当たっては、特に見積もり合わせ等はしていなく、1社で行ってきたところでございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) それでも、業者登録は先ほどのお話だと何社かあるという中で、何で1社と随契をしているんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これにつきましては、そこの1社で契約を行って執行してもらっているところでございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) これ、51、52ページのあったか事業の中でも結構音響関係とかということであるんですけれども、これもあれでしょうか。随契でございますか。
委員長(小川昌義君) あったかまちづくり推進課長。
あったかまちづくり推進課長(高橋加代君) 随意契約で行っております。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) これも1社専属でやっているんですか。
委員長(小川昌義君) あったかまちづくり推進課長。
あったかまちづくり推進課長(高橋加代君) 2社の見積もり合わせにより行っております。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) それで、その年によって変更というか、業者の選定がえはあるんですか。
委員長(小川昌義君) あったかまちづくり推進課長。
あったかまちづくり推進課長(高橋加代君) ここ二、三年は同じ業者でお願いしております。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) それは2社の見積もりの中で、その1社が安い提示をしていたという理解でよろしいんでしょうか。
委員長(小川昌義君) あったかまちづくり推進課長。
あったかまちづくり推進課長(高橋加代君) そのとおりでございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) それでは、続いて65、66ページ、ここの66ページの主な事業の中に、固定資産税賦課事業というのがあるんですけれども、これもかなり1,000万ほどふえているんですけれども、これは来年度、28年度に備えた評価がえの準備ということでよろしいんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) 今おっしゃられたとおり、次期の30年に行われる評価がえに向けて、今年度初年度から投資かかりますので、その分でふえてございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) そうすると、この13節の一番下の固定資産評価業務、これも28年度に向けた事業ということでよろしいんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) こちら一番下につきましては、新しい事業で、金額が49万5,000円ということで特に説明しなかったんですけれども、現在評価額等について課税納付書を送った後にいろいろな問題が出てきまして、そういったことに対してはそういった専門的な鑑定士の業務依頼なんかも必要になってきますので、そういったことで予算を計上させてもらっている状況です。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) すると、納付書を通知した後にいろいろ問題が起こったというのは、例えば評価額についてのいわゆる納税者からの照会ということなんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) そういったこともありますし、あとはこちらでその評価の内容についての審査というか、精査する際も必要となることもありますので、そういったものを兼ねて予算を計上している状況です。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) ということは、これはこの業務は今後毎年続いていくというふうな理解でよろしいんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) 基本的には今言ったように件数とかがどうなるかはわからないんですけれども、実際作業をする際に予算がないとできないものですから、最低限の数字を計上させていただいていますので、今後も発生する可能性はあります。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 同じページの14節の真ん中ごろにあります地方税電子申告支援サービス利用料248万9,000円とあるんですけれども、これは26年度から利用しているんですけれども、この内容についてお尋ねいたします。
委員長(小川昌義君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) こちらにつきましては、個人、法人と、あと償却資産等のそういった電子申告等の利用する分の料金でございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) これの26年度の実績は現時点のところで概数で幾らでしょうか。何件でしょうか。
委員長(小川昌義君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) 今言った決算の数字はちょっと今捉えていません。あと調べればわかりますので、よければ後でお知らせします。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) いや、私聞いているのは、例えば1,000件あるんだとか、10件なんだとか、そのベースでいいので、お答えください。
委員長(小川昌義君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) そうしますと、25年ベースで給与支払い報告書で7,000件ぐらい、あと公的年金のほうで1万4,000とか、所得税申告書で同じく1万4,000、あと法人税が600の固定資産の償却で129件とかというような数字での行政実績のほうに上げてございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) これはそうすると国税の申告したデータがそのまま町に流れてくるということで理解してよろしいんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) はい、そうです。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) まだあるんですけれども、時間があれなので、最後に183ページ、あと二、三分で終わらせたいと思います。
  給与費明細書なんですけれども、これの一般職の総括表の中で、職員数が27年度281名、ところが27年2月の補正で見ますと268名ということで、13名ふえるということなんですけれども、そのような理解で大丈夫でしょうか。それだけ本当にふえるんですか。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちら給与費明細作成時におきましては、あくまでも見込みということで数字のほうを置かせていただいたものでございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) では、もう3月も半ばに入っていますので、実際の4月1日時点の職員数は何人になると想定されますか。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 293名でございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 3月末の退職者は何名、それを加味した上での293名ということなんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 退職者は自己都合含めて19名おります。それも含めてということになります。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) そうすると、30名ぐらい採用したということなんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 再任用も含めて25名を次年度採用予定でございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) それでは、この下の段の管理職手当、1,700万ほど計上しておられるんですけれども、26年度では1,464万ということで、これは人数がふえたのか、あるいは手当額が変わったのか、その辺をお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちらは当初ベースですが、2名ふえてございます。その計算上において増額というふうになっております。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 2名ということは、1人120万ももらうんですか。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 失礼しました。再任用の職員も含めて3名でございます。当初においてはその分は給与費明細に昨年度を反映しておりませんので、3名の増ということでご理解いただければと思います。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) ということは、26年度の当初予算1,464万というのは、この集計というか、この計上は間違っていたということなんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 次年度当初におきましては、あくまでこの3名が加算されていない数字となっております。ですので、今回は新たに昨年度の当初と比較すれば3名増というようなことで数字を置いておりますので、その分増額というふうになっております。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 3名で250万、つまり1人70万以上の手当ということになるんですけれども、間違いないでしょうか。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 給料も当然反映されておりますし、おおよそ1人当たりそれぐらいの額になろうかと思います。年額でございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 管理職手当ですよ。給与のことは別にして、管理職手当部分だけで1人70万以上になるんですか。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) おおよそ年額70万から75万ぐらいの1人当たりの計算でございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 続いて、時間外勤務手当、これも今年度740万、前年度と比較するとふえているんですけれども、たしかこれは26年度の段階で時間外の適正化を図るということで、かなりの予算枠をアップした、3%アップなのか、その辺をしたんですけれども、それでもまだ足りないというか、いうことなんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 時間外の勤務手当につきましては、割合は26年度当初と同じでございます。ただし、各職員、今回は人事院勧告を準拠したということも含めておりますので、どうしても1人当たりの単価がふえております。その計算において740万の増ということでございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 昨年度、時間外の手当支給に関して、たしか規則をつくって運用していたと思うんですけれども、その辺の運用状況についてお尋ねしたいんですけれども、実態を反映した形で運営されているのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 時間外の勤務につきましては、事前に所属長の許可のもとでというようなことでございますので、その昨年の4月から新たに運用した様式に基づいて、各所管課において勤務に当たっていただいております。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 最後にします。住居手当がこれも500万ほど昨年と比べると多くなっているんですけれども、これは何か特殊な要因があるんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 次年度新規採用職員につきましては、新規採用職員の人数に最大上限数の2万7,000円を乗じた額を暫定的にこちらのほうに配置したものでございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) ただ、これは27年2月の補正で1,078万なんですよ。これが800万もふえるんですかね。
委員長(小川昌義君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 済みません。一千何百万というのはどこの……。(「1,078万」の声あり)全体でということでしょうか。(「そうです」の声あり)人数がどうしてもふえてございます。その関係はやはりどうしても反映されているかと思います。(「以上です」の声あり)
委員長(小川昌義君) ほかに質疑ございませんか。
     (「なし」の声あり)
委員長(小川昌義君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  以上をもちまして本日の議事を終了いたします。
  本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでした。
     午後4時57分 散会

平成27年予算審査特別委員会(第2号)

平成27年3月12日(木曜日)

富谷町議会予算審査特別委員会は、富谷町議会議場に招集された。

出席委員 19名

  • 委員長 小川昌義
  • 副委員長 山路清一
  • 委員 相澤榮
  • 委員 永野久子
  • 委員 佐藤聖子
  • 委員 渡邊俊一
  • 委員 磯前武
  • 委員 佐藤克彦
  • 委員 細谷禮二
  • 委員 安住稔幸
  • 委員 浅野直子
  • 委員 三浦邦夫
  • 委員 長谷川る美
  • 委員 出川博一
  • 委員 菅原福治
  • 委員 小泉光
  • 委員 高橋正俊
  • 委員 齊藤秀行
  • 委員 森栄

欠席委員なし

職務のため出席した者の職氏名

  • 議長 浅野幹雄

説明のため出席した者の職氏名

  • 町長 若生裕俊
  • 福祉部長 小野一郎
  • 福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター所長兼保健福祉総合支援センター所長 安積春美
  • 福祉部長寿福祉課長補佐 菊地宏修
  • 福祉部長寿福祉課長補佐 中山高子
  • 福祉部健康増進課長兼食と栄養推進室長 奥山育男
  • 福祉部健康増進課長補佐 伊東大助
  • 福祉部健康増進課職と栄養推進室長補佐兼西成田コミュニティセンター子育てサロン副所長 菅原順子
  • 福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセンター子育てサロン所長 浅場悟
  • 福祉部子育て支援課長補佐 千葉正俊
  • 福祉部子育て支援課長補佐 狩野悦子
  • 教育長 菅原義一
  • 教育次長 及川芳彦
  • 教育部長兼富谷中央公民館長兼富ケ丘公民館長兼東向陽台公民館長兼あけの平公民館長兼日吉台公民館長 小松巌
  • 教育部学校教育課長 神田能成
  • 教育部学校教育課長補佐 櫻井武司
  • 教育部学校教育課学校給食センター所長 鴇幸浩
  • 教育部生涯学習課長 阿部雄也
  • 教育部生涯学習課長補佐 渡邉正弘
  • 教育部生涯学習課長補佐 中津川俊紀

議会事務局職員

  • 議会事務局長 山田豊
  • 次長 富澤裕
  • 主任主査 津久家直美

午前10時00分 開会

委員長(小川昌義君) 皆さん、おはようございます。
  本日の出席委員は19名であります。定足数に達しますので、直ちに本日の「予算審査特別委員会」を開きます。
  なお、若生町長より、本日、幼稚園卒園式出席のため開会時に欠席する旨、また、事業終了後、委員会に出席する旨の連絡がありましたのでお伝えします。


     議案第18号 平成27年度富谷町一般会計予算
委員長(小川昌義君) 議案第18号平成27年度富谷町一般会計予算を議題といたします。
  なお、本日の日程は、一般会計のうち福祉部長寿福祉課、健康増進課、子育て支援課、教育委員会の所管に属する予算について審議をいたします。
  それではこれから、各担当部長及び課長へ内容の説明を求めます。
  最初に、長寿福祉課長。
  [長寿福祉課長、健康増進課長、子育て支援課長、学校教育課長、生涯学習課長、教育部長、学校給食センター所長が予算書のとおり内容の説明を行った]
委員長(小川昌義君) この際、午後1時まで休憩します。
     午前11時53分 休憩


     午後 1時00分 再開
委員長(小川昌義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  これより一問一答方式による質疑に入りますが、質問者及び答弁者は、要領よく簡潔な質問と答弁、そしてスムーズな議事進行にご協力くださるようお願いいたします。また、質疑は、ページ、款項目を明示され行ってください。
  それでは、質疑ございませんか。森 栄委員。
委員(森  栄君) 24ページ、3目衛生費負担金の1節母子保健衛生費負担金85万5,000円、未熟児療育医療費保護者負担金なのですが、この負担金の内訳について質問いたします。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 平成25年度の実績によりまして、1件当たり約1万9,000円の15件の3カ月分といたしまして85万5,000円と計上したものでございます。
委員長(小川昌義君) 森 栄委員。
委員(森  栄君) 28ページに、14款1項2目1節で母子保健衛生費負担金173万2,000円。説明のところに未熟児養育医療費負担金と書いてありますが、この173万2,000円の内訳について質問いたします。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) こちらも25年度実績によりまして、1件当たりの公費負担額が9万5,000円から1人当たりの自己負担額1万9,000円を除きました7万7,000円掛ける15件掛ける3カ月の補助率2分の1で、約73万2,000円でございます。
委員長(小川昌義君) 森 栄委員。
委員(森  栄君) 32ページ、15款1項2目1節で、同じく母子保健衛生費負担金86万6,000円、未熟児養育医療費負担金というふうになっていますけれども、先ほど2点質問した負担金と今質問しているこの項目について、同じ名称になっていますけれども、これについてはどちらに充当されるか質問します。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 未熟児医療費助成の部分でございます。
委員長(小川昌義君) 森 栄委員。
委員(森  栄君) 26ページの13款1項3目1節の幼稚園授業料、富谷幼稚園と東向陽台幼稚園の授業料が合わせて906万2,000円計上されていますけれども、4月1日から制度改正されますけれども、これは制度改正される前の予算計上というふうに考えてよろしいか、質問します。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) こちらの授業料でございますが、4月1日からの利用者負担金ということで暫定的に計上しております。判定の仕方としましては、現在も利用料ということで第1子、第2子、第3子という形で利用料として授業料をいただく形を予定しておりますけれども、この予算措置の段階においては、利用料を6,000円から一定の所得に応じた減免を行うということでこのときは算定してございます。
委員長(小川昌義君) 森 栄委員。
委員(森  栄君) 次に、30ページですが、30ページの説明の一番上で、小規模保育所設置促進事業333万3,000円。先ほどの説明では、施設改修というような説明でしたけれども、どこの施設を、具体的にどのように改修するのか、質問いたします。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) こちらにつきましては、くまちゃん保育室というところでございまして、具体な工事改修の中身につきましては、非常用の階段等の設置というところでございます。
委員長(小川昌義君) 森 栄委員。
委員(森  栄君) 40ページ、20款3項3目1節で奨学資金貸付金元利収入1,793万1,000円になっていますけれども、説明では134名予定しているということなのですが、その内訳、高校、大学、何名ぐらいいて予算計上しているのか、質問します。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 高校、大学の区分けとは異なりますけれども、現年度の償還予定者で90名、滞納繰越として44名ということで予算計上してございます。
委員長(小川昌義君) 森 栄委員。
委員(森  栄君) 62ページですが、2款1項19節の負担金、社会福祉主事資格認定通信課程受講料4名ということで40万予算計上されていますけれども、これは、最終的に仕事で使うといっても個人の資格に属するので、こういう予算の措置の計上がどうかなということで質問いたします。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) こちらの社会福祉主事の資格認定の通信課程のほうですが、福祉事務所を立ち上げる際に、そこでの現業職員は社会福祉主事というふうになってございます。そのために、仕事上に必要だというふうなところでの認識での計上でございます。4名を予定してございます。
委員長(小川昌義君) 森 栄委員。
委員(森  栄君) 80ページ、3款1項20節の扶助費関係ですけれども、説明では、対象者の増に伴って金額もふえたというふうになっていますけれども、どの項目がどういう金額でふえたのか、それについて質問いたします。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 大きなところでございますけれども、例えばグループホーム・ケアホーム、昨年度2,360万ほどの予算計上でございましたが、ここのところ17名から19名見込みというふうなところでふえてございます。また、生活介護のほうも、利用者の伸びによりまして4名ほどの伸び。障害者の通所就労支援事業のほうも3名ほどの伸びを含んだものでございます。その辺のところが大きなところでございます。
委員長(小川昌義君) 森 栄委員。
委員(森  栄君) 88ページなのですが、19節の負担金、補助及び交付金の中で、4月から子ども・子育ての支援の関係で、ここに認可外保育所支援事業費補助金、それから、認可化移行支援事業補助金、小規模保育所設置促進事業補助金、それから、認可外保育園保育料補助金、新設保育施設備品購入等補助金となっていますけれども、これらの内訳について質問いたします。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 認可外保育所支援事業費補助金ですね。ちょっとお待ちください。まず、認可外保育所支援事業費補助金につきましては、ぷらむ保育園に対する補助として約3,000万、くまちゃん保育室に対して約700万、ひよこ保育園に対して約2,000万でございます。
  それから、認可化移行支援事業及び小規模保育室設置促進事業につきましては、認可化移行支援事業についてはぷらむ保育園の改修を想定しておりまして、その1つ分で3,200万、くまちゃん保育室については1件分で500万でございます。
  それから、認可外保育園保育料補助金につきましては、25年度実績を勘案いたしまして、前期後期合わせて約140名弱の見込みでございます。
委員長(小川昌義君) 森 栄委員。
委員(森  栄君) それから、92ページですが、3款2項18節の備品購入費496万というふうに金額が大きいのですけれども、この備品購入の内訳について質問します。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 大きいところですと肘つきの椅子の購入で約20万ほど。それから、ロッカーで15万、ブックスタンド等で14万、ベッド等で20万、お散歩車で13万5,000円等々となってございます。
委員長(小川昌義君) 森 栄委員。
委員(森  栄君) 次に94ページですが、3款3項、説明のところで、介護保険特別会計繰出金が3億3,726万2,000円ということで前年と比べて大きくふえていますけれども、これの内訳について質問いたします。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 利用者の伸びによりまして、町負担分がふえたものでございます。
  それで、その伸び内訳のところというところは、介護保険特別会計のほうでもここには持ち合わせておりません。
委員長(小川昌義君) 森 栄委員。
委員(森  栄君) 次に98ページなのですが、3款3項4目の比較のところで、後期高齢者医療制度費が1,406万9,000円、前年度と比べてふえていますけれども、そのふえた要因というか、理由について質問します。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 医療費の伸びに伴いまして、町の負担分もふえたものでございます。
委員長(小川昌義君) 森 栄委員。
委員(森  栄君) 同じく98ページで、3款4項1目の災害救助費の貸付金、先ほどの説明では2件分で500万ということなのですけれども、前年度と比べて、これは新たに1件ふえたのか質問します。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 貸付金につきましては、26年度3件というふうな実績でございます。内容としましては、貸し付けを受けて自宅再建という方々がふえたというところで、ここ一、二年またふえてきたという状況を勘案しまして、最大、全壊以上の方2名、2件分というふうなところで見込んだものでございます。
委員長(小川昌義君) 森 栄委員。
委員(森  栄君) 同じく98ページで、4款1項1目の説明のところです。先ほどの説明で食育推進事業と健康プラン策定事業、これについて計画しているということなのですけれども、それぞれ予算も計上されてふえていますけれども、具体的な計画概要について質問いたします。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 職員給与費等につきましては、説明欄にありますとおり14人分の人件費となっています。昨年は8人というふうな計上でございました。その分の人員増によるものでございます。
  あと、食育推進事業の関係につきましては402万3,000円となっておりますが、このうち、済みません、100ページの13節委託料のところにありますが、こちらの食育アンケート調査業務348万円、こちらが食育推進事業のほうでは増となった主なところです。
  健康プラン策定事業は、ここにあります委託料そのまま全額が新規に計上したものですから、この分が増となっております。
  内容につきましては、今現在計画してあります食育推進計画、これは平成24年から28年度までとなってございます。それで、28年度に改訂をするということで、この前年度であります27年度中にそういったものを行うためにアンケート調査を実施するということでございます。また、もう一方の健康プラン策定、こちらもあったかとみや健康増進計画、こちらも同様に平成24年から28年度までの計画でございます。これも28年度策定に向けた準備ということで、27年度中にアンケート調査等を行うこととしてございます。
委員長(小川昌義君) 森 栄委員。
委員(森  栄君) 141から142ページの10款1項事務局費の中で、前年度と比較して2,182万7,000円、ことしふえていますけれども、そのふえた要因について質問いたします。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) ふえた要因でございますが、まず、職員配置でございます。昨年度は職員配置10名予算計上されておりましたが、ことしは12名ということでございます。また、説明でも申し上げましたが、そのほかに教育専門員ということで予算計上してございます。この分の増額ということでございます。
委員長(小川昌義君) 森 栄委員。
委員(森  栄君) 同じ142ページで教育委員会費の1節報酬61万2,000円、教育委員の委員報酬ということで61万2,000円計上されていますけれども、今5名のうち3名が教育委員で、2名が公募で募集しておりますけれども、その辺の関係について予算づけは、これでいけるのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 教育委員は公募してございません。
  こちらの予算計上、委員報酬につきましては、教育委員4名分で予算計上してございます。
委員長(小川昌義君) 森 栄委員。
委員(森  栄君) 146ページですが、10款1項3目の21節貸付金1,894万ということで、奨学生貸付金が1,344万、入学一時貸付金が550万になっていますけれども、その内訳について質問いたします。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 貸付金の内訳でございますが、まず、新規貸し付けということで、高校生5名、大学、専門学校生合わせて15名、合計20名で予算化してございます。また、継続貸し付けにつきましては20名、また、入学一時金としましては、高校生10名、大学、専門学校合わせて15名の25名ということで予算としてございます。
委員長(小川昌義君) 森 栄委員。
委員(森  栄君) 156ページ、10款4項1目の説明のところに、幼稚圏就園奨励費補助事業として1億3,256万8,000円予算計上されていますけれども、これの内訳について質問いたします。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) こちらは私立幼稚園の就園奨励費ということでございますが、合計で961名を見込んでございます。それぞれ所得に応じた区分による補助金の交付ということで予定してございます。
委員長(小川昌義君) ほかに質疑ございませんか。渡邊俊一委員。
委員(渡邊俊一君) 163ページの3目であります。大黒澤苑費について質問させていただきます。
  まず、大黒澤苑の利用件数についてお教えいただきます。
委員長(小川昌義君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(阿部雄也君) 平成26年度2月までのデータですが、75件の利用があって、人数については1,371人です。
  昨年度の1年間の実績ですが、72件1,158人ということで、2月段階で既に前年度を上回る、若干ではありますけれどもふえているという結果になっています。
委員長(小川昌義君) 渡邊俊一委員。
委員(渡邊俊一君) 委員長にお許しを願いたいのでありますけれども、本来ならば昨日、この件について質問したかったわけでありますけれども、どうしても今回の大黒澤苑と、それから、私が今質問しようとしている町内会館がかぶるものですから、そんなに内容は難しい内容でありませんので、たまたま町長がきょう出席していただいておりますので、その件について、どうしても、どちらを先にやってもどうしてもその部分にかぶるものですから、その辺の質問に対してお許しを願いたいと思いますけれども、よろしいですか。
委員長(小川昌義君) はい、どうぞ。
委員(渡邊俊一君) 実は、私なぜ大黒澤苑について、今、利用者数、それから利用件数をお尋ねしたかというと、なかなか大幅に伸びてこないというような現状が私の認識ではあるわけであります。そして、結構ここに来て399万5,000円という一つの予算化をされながら、そこの中でいろいろもろもろの経費をかけながら維持管理をしていかなければならないというような状況にあります。
  ところが、今現在、明石の町内会館が、どうしても経費の問題でやはり新築ができないというような状況にあるはずであります。そういった意味からして、従来あの大黒澤苑の向かいに明石の会館を建てようというような構想もあったわけでありますけれども、当時の地権者はそれでよかったんですけれども、後から少したったらば、その件については了解できないというような話になって、いまだに吹雪のときに雪が入ってくるような状況の明石会館が、今現在使用されているわけであります。
  そこで、改めて町長にお聞きをしたいのでありますけれども、その明石の町内会館を大黒澤苑と代替しながら使用していったらいかがなものかなと思って、私はずっと前々から考えさせていただいておりました。全てが代替でなくても結構でございますけれども、そうすると管理業務のほうも、実質、町で管理ということではなくて、改めて町内会の中での管理もできるような状況にするとかそういった方法にすると、当然経費の面でも浮いてくるのかなと思ったものでありますから、そういった私の基本的な今のお話の中で、今後、町長はどのような考えを持たれるか、お聞きをしたいと思います。
委員長(小川昌義君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの渡邊委員さんからのご質問に対しましてお答え申し上げます。
  明石の会館、先日の一般質問でもお答えしましたように、実は町内で一番古い会館でありまして、なかなか建てかえにもいろいろな、先ほど渡邊委員のお話にもあるように、いろいろな課題を抱えている状況なので、ただいまのこの大黒澤苑を一つの代替施設としてという案は、一つの案として大変有効な案だというふうに私も今認識をさせていただきました。
  つきましては、明石の町内会の方々ともご相談をさせていただきながら、担当課と相談をしながら検討をさせていただきたいと思います。
委員長(小川昌義君) ほかに質疑ございませんか。佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) それでは、お尋ねします。
  予算書の37、38です。ここのところに18款繰入金がありまして、ここの中に長寿社会福祉基金繰入金があります。先ほどの説明では、高齢者の予防事業に充当するということで467万5,000円ということでありましたが、これはどういう事業をするのか、具体的に周知が欲しいと思います。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) この事業は、介護保険の総合事業のほうに移行するというのが平成29年目途となっております。それは、全協でも説明させていただきましたように、そのためのモデル事業というふうなところでサロン的な集まりの事業、これは要支援者、あと今で言うところの二次予防対象者両方に付随したような形の対象者になりますけれども、その方々の通所のほうの事業と、今まで軽度生活支援事業というところで介護保険対象外の方々にヘルプサービスを実施しておりました。そこのところも、要支援者と二次予防対象者を対象とした訪問ヘルプ事業のほうを29年の総合事業に本格的な移行前に27、28とモデルで組みまして、どのような事業がいいのかというところで検証するというような新しい事業に充当をというふうなところでございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、予算書の95、96ページに介護福祉センター費がありまして、13節の委託料があります。下のところに、介護予防・生活支援サービス事業モデル事業業務とありますが、ここのところとその前の運動サポーター養成、ここのところに入るということでしょうか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) そのとおりでございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 引き続きですが、予算書の82ページに保健福祉総合センター費がありまして、報償費があります。先ほどの説明で、認知症の専門ドクターをということでしたが、これは実際にはどのようにして行うのか。72万1,000円ありますけど、これと認知症の対策ということでどういうことが進められるのか、お尋ねします。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) この報償金のところは、今までもやっております認知症の専門相談、ドクターによる専門相談、月1回で行っておりますけれども、この部分と、あと認知症学びの講座、認知症について町民の方々に広く理解をしていただこうという事業をやっておりますけれども、そこの部分が主なところでございます。プラス、虐待等々のスーパーバイザーの報償金も多少は入ってございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そうすると、新しい平成27年度ですが、認知症の取り組みということでは、特にこの予算書の中にはどこかに出ているのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) まず、認知症対策としましては、認知症ケアパス、どういう状況になったらどのようなサービスが使えるのかというような認知症パスの作成と周知というふうなところで考えておりますけれども、特には報償費は発生いたしません。
  あと、集中チーム、認知症の集中チームというふうなところで、今の認知症の専門相談のところを拡充いたしまして、その初期集中チームのところに発展させようというふうなところで考えているところでございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 予算書83、84です。地域活動支援センターがあります。6目でありまして、そこのところで13節委託料があります。地域活動支援センター指定管理者がありますが、1,800万。去年は1,700万で、ことしから新しい事業者にということになったわけですが、申しわけありません。もう一度体制についてお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 管理者のこの業務のところは、スタッフの部分が大きなところを占めるものでございます。協定を結びまして、上限額1,800万というふうなところで置いているところでございますが、スタッフは職員2名、パート5名。このパート5名のうち1名は看護師というふうなところで人員配置のところは考えているところでございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そのときにスタッフの2名ですけれども、これについての専門性はどうなっていましたでしょうか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 指定管理者であります町の社会福祉協議会のほうで募集をいたしまして、社会福祉士等専門職の2名の雇用が決まったというふうなことで伺っております。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 前の2回については、指定管理のときに永楽会ということで2回続けて、そのときには継続性ということを述べまして継続されたわけですが、今回、社会福祉協議会ということになりました。そうしますと、パートの職員は残る方向でということでしたが、こうやって5年ごとにかわるといったときに、継続性が担保されるのかなという心配があります。その中にいる利用者のことを考えると、これは大切なことだと思いますが、その点についてはどう検証したのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 指定管理者を選定する際には、選考委員会で選定されたわけですけれども、当然そこのところも十分配慮というか勘案いたしまして、今の状況になってございます。
  それで、連続性というふうなところで、パートの職員の方5名のうち2名はあらかじめやめるということが決定していたということが後でわかりましたが、3名の方は継続をするというふうなところでございます。今現在、社協のほうでも地域活動支援センターのほうに全くかかわりがないというわけではございませんで、計画相談等々も行っておりますので、そこには当然町も入って利用者さんの負担のないように、かえってかわったことによって新しい風が入ってプラスになるように町としても進めてまいります。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 新しい風が入るかもしれませんけど、それがうまくいけばいいのですが、心配なところもやはり私にはありまして、このことで指定管理ということで今まで来たわけですけれども、その指定管理を見直して、直営ということは考えたでしょうか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 民間のさまざまなノウハウを用いて指定管理というふうなところで今なってございます。町直営よりも指定管理に置いて、もっと質の高いケアをというところを目指して町も支援してまいりたいと思います。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) それでは、次に移ります。87、88です。児童福祉総務費ですが、その中で88ページに15節工事請負費があります。4,471万6,000円。これは旧富ケ丘北部会館の跡を改修をして、認可保育所をこれから公募するということで、認可保育所なので社会福祉法人ということになるかと思いますが、一般質問でも申し上げましたけれども、ここは、立地としては必ずしもいいということではないと思いまして、そのときにも申しましたけれども、これはもう一回見直しをするべきではないかということを思います。その点について、もう一度ご認識を伺いたいと思います。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 今回、旧富ケ丘北部会館に設置した理由につきましては、まず、待機児童対策というところが大きいところでございまして、それから、町有財産の活用ということで、どこか適当なところはといって検討した結果、北部会館が保育所として利用するには一番適したところという結論に至ったところでございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 認定こども園について町長がお話しされていたこともありますが、認定こども園についての町長の具体的な考え方といいますか、どういうものを想定してのお答えだったのかお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 答弁で申し上げましたように、これから、子育て支援施設及び複合施設の見直しとあわせて認定こども園のあり方も検討してまいりたいというふうに思っております。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) これから本格的に実施されます子ども・子育て支援新制度ですが、これは、国、自治体の公的な責任を後退させたものだと私は思っています。公的保育制度を崩しながら、基準がさまざまな保育サービス、例えば、部屋の広さだとか、保育士の関係だとか、さまざまな基準があって、おまけに営利企業も参入できるということになっています。公的保育所の廃止や強引な幼稚園との統合などということで、これは保育の願いに逆行するのではないかと思いますが、その点についてはどのようにお考えでしょうか。
委員長(小川昌義君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 決してそういった、町民の方や親御さんに不安を与えるような施設をつくることのないように、その辺は慎重に考えていきたいと思っております。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 今でさえ公的な保育所が安全かといえば、そういうことはありませんし、このところでは、もっともっと質の高いもの、それから、保育士の処遇や何かもしていかなければならないということだと思いますので、今、町長がおっしゃったように、保育所に入りたいという親御さんたち、保護者の願いに背くようなことのないようにということで、ここの場でもう一度答弁お願いできますか。
委員長(小川昌義君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) そのようなことのないように最大限の配慮をしていきたいと思います。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 今回ですが、4月1日以前といいますか、認可外保育所だとか、行かなければならないという待機児といいますか、その時点での待機児は何人になりますか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 4月1日開始でお申し込みいただいた中で不承諾の通知を差し上げた方については、109名でございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) その不承諾の通知を出した人109人は、その後、保護者が、あそこに行って見て、ここへ行って見てといって決めてきた人たちもいるわけで、その人数についてはご存じないですか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 詳細は把握してございません。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 新しい制度では、富谷町に、自分が保育所に入りたいですということで出します。そうしますと、介護保険のときと同じように、承諾しました、オーケーですという人と、残念でした、不承諾ですという人が出てきますが、そういうことがあって、その後についてはよくわからないということになったとすると、これからの保育をどうするかということになるわけで、そこを見ながら今後の保育、どこにどうやって保育所を建てよう、予算はこれくらいだということになっていくと思うので、そういうことをしっかりつかまなければならないと思うわけです。
  ところが国は、待機児童のカウントの仕方を変えました。この間もそういうことを言いましたけど、それに倣ってやっておりましたら、そういうことで保育行政といいますか、担当課としては仕事ができないと思うのですが、次に保育所を建てる、認可保育所を呼び込むというときに、どういう立場でするのかお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 済みません。どういう立場で……。
委員長(小川昌義君) 予算に関する質問、端的に質問していただきたい。佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) それでは、待機児童がいるということで、これから待機児童を解消するために、待機者の数をはっきりつかむ必要があるのではないかと思いますが、その点についてはどうでしょうか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 待機者数の点につきましては、一般質問でご答弁差し上げたとおり、国の基準に倣っていくということとなりますが、それから外れた方についてもいらっしゃるかと思いますので、その辺についても把握に努めていきたいと考えてございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) それでは、保育士の関係でお尋ねします。89、90ページです。去年の説明だったかと思いますが、役務費というのがあります。保育所の保育士については7,154万8,000円という予算がありますが、手数料2,120万9,000円。これは、去年の説明だったと思いますが、人材派遣会社に保育士を要請して、ここに入ってもらうということだったと思うのですが、それで正しいでしょうか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) その部分につきましても、今年度について予算計上してございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、人材派遣でことしは何人ぐらいが必要と、人数としては何人ぐらいを予定していますか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 予算に計上している人数については10人ですが、この派遣の制度を使わないように努力していきたいと考えてございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) なかなか人が集まらないということがあるのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 人が集まらない、一応、仮にといいますか、それでもって計上している経費となってございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、雇用の条件は、仙台市と比較した場合、低いということが挙げられると思いますが、この点についての検討はしましたか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 保育士の賃金につきましては、26年度から1,100円、1時間当たり1,100円となってございますので、仙台市に劣るとは考えてございません。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) できるだけこれに頼らないでという話ですが、1,100円で十分なのかという問題があると思いますし、雇用条件の改善がさらに必要ではないかと思いますが、この点についてはどうでしょうか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 今後検討していきたいと考えてございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 奨学金についてお尋ねします。145、146ページです。教育総務費の中のところで教育振興費ですが、これについては、先ほど返済のあれも聞きましたし、ことしの貸し付けについても聞きました。
  ことしの初めですが、奨学金を借りてて、非常にそのときは助かったけれども、返済になってきてから非常に困っていると。この期間をもっと長くしてほしいという親の話を聞きましたが、この返済の年限については、長期間にするということは検討したでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 償還期間の件でございますが、以前にも一般質問等で同様のお話がございました。現在も6年で償還期間とはなってございますが、実態に応じて、借り受け者と協議をしながら納めてくださる形にしてございますので、今後とも同様の形で貸付者に応じた対応を図ってまいりたいというふうに思ってございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) これを借りるときですが、保証人については町内とされている、それはそのままですよね。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) そのままでございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) これの検討はどうだったでしょうか。町外、県外でも可とするということについては検討して、今回の予算でしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 保証人につきましては、こちらも従来からいろいろ協議をしている内容でございます。あくまでも公費の支出ということも考えて、極力お支払いいただけるような形をいろいろこちらのほうでも考えているところでございますので、県内であれば、こちらも連絡をとりやすい、あるいはお話をしやすいというふうなこともございますので、ここの部分については、現在のままで継続をしていきたいというふうに考えてございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 今は電話もメールもあって、連絡がとりやすい時代になっているかと思います。そういうことを考えれば、町内と限定するわけでなくていいのではないかと思いますが、今後についても検討していただけるかどうか、お尋ねします。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 奨学金については、継続した検討を常に行っていきたいと思っておりますので、継続してまいります。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そのときに、継続ということですが、移り住んできた人たち、富谷町は転入者も多いところで、入ってきたときに、すぐにでも貸し付けを受けたいというところには応じるべきではないかと思いますが、その検討はどうでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) こちらも1年以上居住している方というふうに限らせていただいてございます。こちらにつきましても、ほかの自治体などでも1年以上居住というケースが多い状況にもございますので、その辺は近隣の状況も踏まえながら検討していきたいと思っています。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 今回、去年から比べると減額になっているわけです。人数については、全体で高校生、大学生、専門学校生合わせて20人ということになっていましたが、これはもし申し込みの人が多いというときは補正対応でするということでいいのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) そのとおりでございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 返済の件なのですけれども、奨学金を借りて学校を卒業しても、なかなか正規の職業につけないということがありまして、返済に苦労しているという人たちがたくさんいらっしゃると思うので、奨学金を受けて学校で学んだけど、それがすぐに借金に変わっちゃったということがないように、やはり6年で返すんだけど、10年まで相談に来てくださいというような、借りる人本人などにもきっちり伝わるようなお知らせになっているかどうか、そのあたりはどうでしょうか。
委員長(小川昌義君) 予算に関して質問をしていただきたいと思うのですが。学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 奨学金につきましては、当然のことながら申し込みに来られたときに、その償還の仕方などもきっちり説明をさせていただいております。また、その年その年で、電話連絡なり訪問をさせていただいて、きっちりと内容についてはお伝えしているものでございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 147、148ページです。小学校管理費です。12節に役務費があります。手数料1,232万6,000円。先ほどは点検の手数料などということでしたが、前のところでも言いましたが、この手数料というところに人への支払い、例えばシルバー人材センターへの支払いなどというのは入っているのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 12節の役務費の手数料には、シルバーの委託料は入ってございません。13節の委託料の中にシルバー人材センターの業務費が入ってございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、ここの小学校のところに2節の給料で、給料1人分で353万1,000円あります。ほかの8校については、この職員に当たる人はどこの部分に出ているということになりますか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 小学校、今度8校になるわけでございますが、そのうち1校が正規の職員ということで、その者の人件費は2節から4節まで計上されているところでございます。その他の学校につきましては、シルバー人材センターに委託ということになりますので、13節の委託料の中に計上されているということでございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) これは、かなり前のときに町の職員からシルバー人材センターに委託されて、学校用業務ということで2,257万7,000円になっているわけですが、学校というのは、職員と教員とみんなで力を合わせながら学校を運営するんだと思うんです。だからこそここに町の職員の配置が必要だと思うので、シルバー人材センターではなく、もとのように戻すということは考えなかったのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) シルバー人材センターの委託につきましては、今般、例えば1つの学校であれば4人の体制でローテーションを組んでやってございます。例えば、お1人がお休みになった場合でもほかの方がその分できるというふうな学校にとってのメリットがございますので、その辺は現在の形を継続したいというふうに考えてございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 次のページです。149、150です。学校管理費でありまして、14節使用料及び賃借料です。教育用パソコンリース料6,267万8,000円あります。これは何台分に当たるのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 台数ですね。ちょっとお待ちいただけますでしょうか。
委員長(小川昌義君) この際、午後2時5分まで休憩いたします。
     午後1時53分 休憩


     午後2時05分 再開
委員長(小川昌義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  休憩前の質問に対し、答弁を求めます。学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) パソコンの台数でございますが、コンピューター教室その他の特別教室、職員室用のパソコン全て合わせますとちょうど800台でございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、800台というと1台が7万8,347円ということに、こういう計算で、1台当たりということであると7万8,000円だということになると思いますが、もっと安くできないものかという方策は何かあるのでしょうか。次の下のところに、前のページを見ますと、148のところでいうと、図書館推進事業からいくと、かなりその3倍以上の金額が出ているということで、ここのところを何とか抑えられないかということがあるのですが、何かそういう方策はないのでしょうか、お尋ねします。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) パソコンの安くならないかというところでございますが、極力安く上がるようにということで、5年の長期継続契約を結んで、その間は、パソコンなのですごい進展も早いわけでございますが、5年間継続して使用するということで、極力その費用は抑えている現状にございます。今後は、仕様の関係をさらに中を詰めていきながら、さらに経費を安くする方法があるかというのは、今後また検討してまいりたいと思います。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) これは小学校も中学校も一緒なので、そういうことでお願いしたいと思います。これが5年間続くわけですよね。そうすると、ここのところで何かを生み出せば、もっと圧縮して、その分を別のところの事業に使えるということを思いますので、ぜひ研究してほしいということを思います。
  149、150ページのところですが、一番上の使用料及び賃借料のところに、東向陽台小学校仮設校舎賃貸借がありまして、下のところにいきますと工事請負費がありまして、東小学校の図書館改修工事があります。これは、東向陽台からことしの春に明石台小学校が分かれていくということで、図書館が空き室になるわけですね。そこを使って、何とか学童クラブといいますか、児童クラブをしてという思いが親の中にはあるということは今回の議会にも出されたわけで、そこのところを活用すると、ストレートにそこのところはするというような検討はしたのでしょうか、お尋ねします。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 児童館、児童クラブとしてそこを活用するかどうかということは、予算計上する中では協議されたことがございます。ただ、学校とすれば、現状の場所にそのままプレハブを置いておくのは今後将来いいのかということになると、若干疑問なところはあるのではないかなというふうに考えてございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 東向陽台公民館、非常に手狭になっているということもありまして、かねてからの親の要望でありましたので、今使っているものを別なところにというようなことも、それでは全く検討しなかったと。この図書館のままの場所ではなく、別なところに移してというような検討はなかったのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) そちらをメーンで検討するのは学校教育課ではないわけでございますが、子育て支援課と生涯学習課との協議の中では、例えばそのプレハブを別な場所に移してやったほうがいいのではないかと、そういったような協議は現実にしたこともございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 検討はしたということで聞きましたけれども、そうすると、どういう検討が出されたか、そして結果としてどうだったかを、子育て課長にお尋ねしたいと思います。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 先ほど学校教育課長答弁したとおり、検討はしてございました。その後、児童クラブという方向から児童館という方向への転換を含めてということになりましたので、どちらにするかはまだ結論には至っていないところですが、そちらのほうも検討の視野に入れて、今後進めていくということになるかと思います。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) プレハブの施設があって、それをどこかの別の場所、そこの学校の図書館としての場所ではないところに移してということであれば、条件としてはかなっていると思っていたと思うので、親の願いに応えるべきではなかったかと思うのですが、その点、将来にわたって児童館をつくることについてはそうだと思いますけれど、現実にそこにあるということで、ではその移設のために金額が余りにもかかり過ぎる、建て直しをしてもう一回やり直すということで、金額的な面が折り合わなかったと、そういうようなことでの検討だったのでしょうか。それとも、その検討の内容というのはどういうものだったのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員に申し上げます。予算に関する質問ということで、基本にしてください。佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 移さなかったというのは、その予算の面で合わなかったのかどうか。それを解体して移したとしたら、物すごくお金がかかってしまってということだからしないということなのかをお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) そういうことも合わせて総合的に判断ということでございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 151、152です。中学校費がありまして、中学校の管理費があります。職員の給料3人分、これは去年と一緒だとすると、富谷中学校、二中、日吉台中学校に職員が配置されるということだと思います。そうしますと、東向陽台中学校、成田中学校は、次のページの154ページで町立中学校用務員業務というのがあって、376万3,000円が、ここのところでシルバーが行く分だと思いますが、これは何人分でしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 154ページの委託料の町立中学校用務員でございますけれども、こちらについては、委員がお話をされたとおり、2校についての用務員でございます。こちらも小学校と同様に、毎日2人ずつの配置でございます。それを4名でローテーションで回すというふうなことでございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 小学校の場合は、およそ1人当たりが300万円ぐらいかなと。済みません。5校で割りますと、大体それくらいかなと思ったのですが、こちらの中学校費のほう、中学校のところでは、少し金額が少な過ぎませんでしょうか。そのことはどうでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 26年度の小学校のときもそうだったのでございますが、今まで学校業務員につきましては、労働者派遣法によってシルバー人材センターと委託契約をしてございました。昨年度については、小学校は3年の問題があって、3カ月、直接雇用するというふうなことで予算計上いたしましたけれども、ことしは中学校がちょうど3年を迎えます。その関係で、中学校については7月末まで直接雇用で賃金としてお支払いをいたしますので、委託料としますと8月から3月までの計上ということで小学校より少ないというふうなことでございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 2年11カ月を過ぎるとという話になってくると思いますが、それはやはり町がね、ちゃんと直接雇用をしながら、正規のルートで雇用しながら人的体制をとるものだと思います。そうなりますと予算が膨大になるということを言うかもしれませんけれど、やっぱりその正規のルートで、2年11カ月やったら正職員というような、そういうことに町としてやっていくべきものではないでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 先ほども申し上げましたけれども、シルバー人材センターにおります学校業務員でございますが、非常に学校としても有益であるというふうな評価をいただいてございますので、今後も継続をしてまいりたいというふうに思ってございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) それではお尋ねします。給食の問題でお尋ねしたいと思います。175、176ページです。給食センターの管理費がありまして、全体にかかわってきて、賄材料費が178ページの需用費に出ています。3億1,500万円ほどになっているわけですが、この中で、地場産品と言われるものについて、予算の積み上げではどのくらいになっているのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) 地場産の食材についての積み上げは行っておりません。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 食育の推進計画でも、地場産品を学校に取り入れるとかというのもうたわれているわけですが、大体これぐらいという大まかな数字も出ないのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) 大まかな数字等につきましては、これから、窓口が産業振興課になりますが、また生産者に、どのくらいとれると、作付をどういったものをするかと、そういったことを把握してから、実際献立に活用していくように努めるものでございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 今回の議会の中で町長が、食育に対しての私がその思いを聞いたような気がしますが、地場のものをどんどん取り入れていくということについて、今は赤帽が回ってということになっていますが、これを全体的に変えていく、もっと町がコーディネートしながら、生産者に対してこんなものをつくってほしいんだとかという、そういう検討だとか、もっともっと進めるというようなそういう検討は、この給食において行われたのでしょうか。その予算の額でいうと、これぐらいまではしようというようなことは話になったのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) 具体につきましては、そういった検討はございませんが、例年どおりという形で産業振興課のほうと、どのような形で、また導入なり、赤帽ということもありましたけれども、そういったことも含めましてその量なり、いつごろどういったものが出るかとか、具体に見えてくれば話もできるのかなと思いますけれども、今の現状ではどういうふうな、何月ごろにどのくらい出るかとか、そこら辺がちょっとわからない状況もございますので、そこもまだ協議等はしておりません。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 地場のものがなかなか集まらないということで、学校給食の食材を入札によって決めるということがありますよね。今後についてもそのような手法をとっていくという考えなのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) 今後も、先日の質問の際にもお話ししましたが、入札というようなことがやはり一番ということで、いろいろ納入コストですとか、そういった面が安くなるということがございますので、入札でも実際ほかの食材も安く入ってきていますので、入れているという現状でございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 町長にお尋ねしたいのですが、学校給食の中で地産地消をもっと進めていくということが大切だと思います。そのことは、予算にも反映されてくるし、地域の農家の人たちもやりがいを持つということになるのではないかと思いますが、その点についてはどのようにお考えでしょうか。
委員長(小川昌義君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 私自身の思いとすれば、やはり地場産品を、地元のものをより多く学校給食に取り入れたいという思いは、今委員がお話をされたとおりでありますし、そうあるべきだというふうには思っております。ただ、現場が今、大きな巨大なセンター方式という状況の中では、かなり限られた制限もありまして、現実的に難しいところもあるようです。ただ、思いとすれば、やはり地元のものをより多く使えるようなふうにこれから検討もしていきたいと思いますし、そうあるべきだというふうに思っておりますので、前向きにそういう努力はしていきたいと思っております。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 学校給食の配送車が、ここの中学校費の中に、富谷中学校の東側のところの道路改修というのがあったかと思いますが、そこは非常に給食の配送車が入りづらいという声を聞いたことがありますが、その点も含めての今回の道路の改修だったのでしょうか、お尋ねします。
委員長(小川昌義君) 学校給食センター所長。済みません。所管外ということで、あす質問していただきたいと思います。(「委員長、済みません」の声あり)佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 私、何か中学校のところで見たような気がしましたが、配送車で行ったときに、非常にぬかるんでいたりして入りづらいというようなことを聞いたことがありまして、そういう声は聞いておりますか。
委員長(小川昌義君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) 富谷中学校でしょうか。特に話はございません。
委員長(小川昌義君) ほかに質疑ございませんか。山路清一委員。
委員(山路清一君) 88ページの15節工事請負費、先ほど同僚委員も聞きましたけれども、保育施設の改修工事、富ケ丘北部会館を入ったところなんですけれども、この工事に要する面積というのはどれくらいかお伺いします。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 2階の延床面積で255.53平米でございます。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) そうしますと、約60万近い坪単価でございます。結構な値段だと思うのですけれども、工事工程とかその辺のことはどうなっているのか、お伺いします。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 何の構成でしょうか。済みません。もう一度お願いします。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) 工事工程について、日程はどうなっているのですか、お伺いします。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 10月の開所を目指して今進めているところでございますので、それを逆算してといいますか、設計業務につきましては3月いっぱいぐらいで完了となりますので、その後、10月の完成に向けて進めていくというところでございます。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) 坪単価59万、60万近いというと、一般の住宅の新築なのです。これは改修工事なのです、はっきり言って。これの図面がどのような図面か、もう図面ができているかどうか、お伺いします。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 設計業務、3月27日までの委託の期間だったと思いますので、それまで完成図というところはお示しできないのかなというところでございます。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) その後については閲覧できるのでしょうか、お伺いします。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) それは可能かと思います。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) 幼稚園とか保育所の基本的な設計は、マンション関係でなければ、1階のほうに設けるのが一般的な建設方法だと私は思います。ということは、安全安心で、特に保育所関係ですとゼロ歳児から入りますので、その辺の避難関係。それで今回、避難階段を設けるという話なのですけれども、その安全対策についてはどのように考えているか、お伺いいたします。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 安全対策というところでございますが、1階につきましては、今公民館の和室の部分でございまして、2階に会館があったと。そちらがあいたということでございますが、2階、階段で上っていくわけですけれども、そこにつきましては、手すりですとか、    等によって滑らない対策をしていきたいと考えてございますし、避難通路につきましても、2階に避難路を設け、避難階段を設け、安全対策に努めていくところでございます。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) 幼稚園とか保育所関係では、避難のために滑り台とか設けるというような記事が前あったと思うのですけれども、その辺はご存じですか、お伺いいたします。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 今までそうだったかどうかは詳しくわかりませんが、今は階段でも可能というところで把握してございます。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) ここに北部会館があったところを新築しまして、この新築して、また改修工事を含めますと、非常に大きなお金がかかっているわけですね、この辺について。この辺について、町長の考え方をお伺いいたします。
委員長(小川昌義君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 今回のこの件につきましては、もうかなり進んでいた状況だったので、これは今の段階で私はなかなか、検証することが今の段階では難しかったので、まずは設計図面ができてきて、それを見てから極力、今委員がおっしゃることは当然だと思いますので、建設コストにつきましても慎重に、なおかつ安全面もしっかりと考慮しなければいけないというふうに思いますので、しっかりと図面を確認して、担当部署とも課とも検討しながら進めていきたいというふうに思います。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) それでは次に移ります。ページ数92ページの15節工事請負費の下のほうなのですけれども、富ケ丘保育所トイレ改修工事がございます。この中で152万6,000円となっていますけど、この辺の内訳というか、間取りがわかればお伺いします。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 間取り等についてはお答えできないのですが、改修の中身につきましては、今、和式と洋式が混在している状況です。それを洋式に改修する工事でございます。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) 私も富ケ丘保育所には、今週の土曜日もお伺いするのですけれども、来客用のトイレがないんですね。はっきり言いまして。男性用のトイレもないんです。玄関のほうには。男女共用で使っていますので、その辺の改修工事は今後考えるかどうか、お伺いいたします。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 男性が少ないというところもございまして、今まで洋式だったかと思いますが、場所的に男性用というのまでは難しいかと思いますので、今後検討させていただければと思います。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) 今の保育所は、男性の保育士もたくさんおります。今後やはりそういうことを考えて、やはりトイレを改修するのであれば、男性用も一緒に考えるべきだと私は思うんですけれども、今後の課題となりますけれども、再度お伺いいたします。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 今回改修するのは児童用のトイレでございまして、大人用のトイレ、男性用というところにつきましては、別途考えていきたいと思ってございます。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) それは今後の課題でひとつよろしくお願いいたします。
  ページ145ページ。145ページの4目の外国青年という件なんですけれども、これの予算が2,500万ほどついております。先ほどのお話で5人というお話を聞いたのですけれども、5人でならしますと480万。全部含めてですね、下のほうのところの金額も含めて約480万ほどかかっています。始めたころ、350万前後で始めたというような記憶があるのですけれども、その辺は当初の取り組みのときは幾らの金額だったか、わかればお伺いします。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) ALTのコンサルティング業務については、ALTのニーズによって委託料が変わりますので、当時はもうちょっと低い金額での委託契約を行っているというふうに認識してございます。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) 今コンサル使っていますけれども、私の記憶ですと、前の前の教育長の時代に一般質問したことあったと思いますけれども、そのときにコンサルを使うという話、その当時、聞いた記憶がございます。実際にコンサルを使いまして、コンサル等に払っているお金が259万ほどございます。コンサルのほうにこれだけのお金を払うということで、今までやれているか、これ変わっているわけですね、やれているかどうか、お伺いします。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) ALTにつきましては、いずれも労働者派遣契約ということでALTを契約してございました。こちらも3年問題がございまして、直接雇用というふうな形に切りかわったわけでございます。実際にALTを町のほうで雇用するという場合においては、町のほうになかなかそのALTを見つける手段がないと、スキルがないということもあって、コンサルティング業務のほうの委託を行っているわけでございます。実際に今年度27年度についても、1名のALTの増ということになります。そういった場合の面接、人選だったり、あるいはその住居の手配であったり、そういったものを一括してコンサル業者が行うということで、非常に有意な委託になっているのではないかなというふうに思ってございます。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) 4番の共済費なのですけれど、共済費の中に社会保険、それから労災保険、雇用保険がございます。この保険に関しては、町のほうで支払うということで考えてよろしいわけですね。お伺いします。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) そのとおりでございます。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) 先ほど住まいのほうはコンサルのほうであっせんするという話を聞きました。当然そうなりますと、交通費のほうはこの金額のほうに入っているということで考えてよろしいでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 報酬の中に含まれているというふうに考えてございます。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) 以前なのですけれども、広報とみやにおいて、外国青年の来た方を一人一人全部紹介してございました。帰るときもその辺を載せていただいて、前はどこの国から来てるのと聞いたときに、お話を聞けるというふうなことがあったのですけれども、前にこれも質問したときに、広報とみやのほうに掲載しますという話を聞いたのですけど、それ以後、一向に期待しているんですけれども広報とみやのほうで紹介がないということで、今後、紹介できるのかどうか、これは町長にお伺いいたします。
委員長(小川昌義君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 担当の広報のほうと話をして、最大限そのようにあるように努力しようと思います。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) 次に、156ページに日吉台中学校のトイレ改修工事6,458万4,000円がございます。この辺の工事内訳についてお伺いいたします。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) こちらの日吉台中学校のトイレ改修でございますが、従来のトイレ改修同様、和式から洋式への変更、それから、床面の乾式化を行うものでございます。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) 当然、洗浄トイレを入れると思うのですけれども、洗浄トイレはどれくらい入れるかどうか、確認したいと思います。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 具体の中身につきましては、今後、学校、それから都市計画課のほうと調整しながら進めてまいりたいと思っております。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) 当然6,400万ですので、議会承認ということになってくると思いますので、その辺は図面ができたらひとつよろしくお願いいたします。
  続きまして、最後の項目になります。160ページ。社会教育総務費の中で、162ページの19節負担金、補助及び交付金の中で、とみやマーチングフェスティバルございます。これは、先ほど話があったのですけれども、この250万に対しては、秋の開催に250万使うのかどうかお伺いします。
委員長(小川昌義君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(阿部雄也君) 実行委員会を組織して、秋の本番を迎える。その後、まとめの実行委員会を行います。そういう費用も含まれております。
  なお、町の音楽の振興も図っておりますので、マーチングフェスティバルのほかにも費用としては使っております。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) 3月22日に定期演奏会の予定になってますけれども、この辺にもお使いになると考えてよろしいでしょうか。
委員長(小川昌義君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(阿部雄也君) それについては、とみやマーチングエコーズの主催事業でありまして、町からは一切、今ご質問ありましたフェスティバルの費用からは捻出はしておりません。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) 18節の備品購入費、これも先ほど答弁ございましたけれども、機械器具費ですか、こちらのほうにマーチング関係の楽器を購入とございました。これを再度お伺いします。
委員長(小川昌義君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(阿部雄也君) 楽器の品目でよろしいでしょうか。(「はい」の声あり)
  簡単に言ってラッパと太鼓があるわけですけれども、ラッパのほうにメロフォンという楽器2台と、ドラム関係でバスドラム5台になります。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) マーチングを担当している方は今何名いらっしゃるか、お伺いします。
委員長(小川昌義君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(阿部雄也君) 職員でしょうか。(「団員」の声あり)団員ですか。先日、団長のほうに問い合わせをして確認しておりますが、そのときには140名というふうに伺っております。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) マーチングフェスティバル実行委員会の下に、とみやマーチングエコーズ250万とございます。全国大会に出ますよね。この金額には入っているのかどうか、お伺いいたします。
委員長(小川昌義君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(阿部雄也君) 全国大会に行くようになるのは、県大会、そして東北大会を通過してですので、それについての当初予算は計上はしておりません。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) 出る場合は、また補正で出ると考えてよろしいのですね。お伺いします。
委員長(小川昌義君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(阿部雄也君) そうなりますので、よろしくお願いいたします。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) 先日のNHKのラジオ、夕方やっています。5時からラジオやっていますけれども、そのラジオの中で、ある方が、富谷町の関係の方が出まして、マーチングの関係の話をしていました。ラジオで。22日の日の案内もしました。富谷町というのは、マーチングが一番の顔だと思うんですよ。今、予算的に250万ほどついていますけれども、私はこの予算は少ないのではないかと。団員数からいっても。やはり目指すは全国一。やはり全国一を目指していただきたいと思うんですけれども、これについて町長の見解をお伺いいたします。
委員長(小川昌義君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) マーチングフェスティバル及びマーチングエコーズは、富谷町にとって、私は同じように、ただいまの山路委員の同じように私は町の誇りだと思っております。なので、最大限やはり町の誇りを育てていくという意味では、町として積極的にこれからも支援をしていきたいと思っております。ただ、金額が、その上で金額がこれが妥当なのかどうかという部分に関しては、これからマーチングエコーズの方のご意見も聞きながら、現状も把握しながら担当課とも相談して考えていきたいというふうに思います。
委員長(小川昌義君) ほかに質疑はありませんか。三浦邦夫委員。
委員(三浦邦夫君) それでは、142ページをお願いします。142ページの10款1項2目とみや子どもまつり事業、142ページの主な事業名及びその金額の下から3番目の335万3,000円という予算がついているのですが、この内訳をお聞きしたいということがまず1つです。まずそこをお願いします。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) まず、内訳でございますが、子どもまつり実行委員会への補助金で250万。それから、そのほかにつきましては、子どもまつりに要します時間外手当でございます。
委員長(小川昌義君) 三浦邦夫委員。
委員(三浦邦夫君) 今の250万というのは、146ページのところに子どもまつり事業費補助金として掲載されているのですが、それと同じものの一部ということですか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) そのとおりでございます。
委員長(小川昌義君) 三浦邦夫委員。
委員(三浦邦夫君) イベント会社等には幾らお支払いになっているのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 実行委員会からの支出ということになりますので、こちらには計上されてございませんが、実行委員会の中で支払われた金額とすると、約70万から80万だったと思います。
委員長(小川昌義君) 三浦邦夫委員。
委員(三浦邦夫君) 費用は別なイベント等の中で、3年前から急激にイベント会社に支払う金がふえているように伺ったのですが、その辺のところはどういうふうに思っているのですか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 子どもまつりにおきましても、そういった若干ふえているというふうなことを懸念してございます。今後は、その辺も含めて見直してまいりたいというふうに考えてございます。
委員長(小川昌義君) 三浦邦夫委員。
委員(三浦邦夫君) それでは次に144ページ。10款1項2目、144ページの一番上の主な事業名及びその金額の中で、黒川地域行政事務組合(けやき教室運営)負担金事務514万9,000円というようなことで計上されているのですが、全体の生徒数と富谷町の生徒、小学校、中学校の割合を教えていただきたい。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) これは、全体の生徒数といいますと、けやき教室に通っている児童生徒ということでよろしいですか。(「はい、よろしいです」の声あり)
  2月末現在で申し上げます。富谷町から通っている児童生徒は9名でございます。全体でいいますと10名。10名のうち9名は富谷町ということでございます。
委員長(小川昌義君) 三浦邦夫委員。
委員(三浦邦夫君) ふだん多分学校に行けない子供たちがけやき教室に通うことで、普通の学校に行ったと同じような感覚でやってもらうということで多分開校されているけやき教室だと思うのですが、基本的には、けやき教室に通わなくても普通の小中学校へ行けるということが理想だと思うのですが、その辺の手だて等は考えていらっしゃるのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 当然、けやき教室に通っている子供たちもいますけれども、極力学校に通えるようになるように支援していくというふうなことでございます。当然、けやき教室のほうに生徒がいる場合においても、それぞれの学校の先生方にはしょっちゅうけやき教室のほうにお越しいただいて、けやき教室と学校の先生との協議をしながら、できるだけ学校に戻れるようにということで行っているところでございます。
委員長(小川昌義君) 三浦邦夫委員。
委員(三浦邦夫君) 私も、議員になる前に教育委員会関係にいたものですから、卒業式とか何かにも参加させていただいてました。やっぱりこういうのは、なければならない教室ではあるのですが、父兄等の考え方を少しでも変えることによって、けやき教室から実際の小中学校へ行く子供さんが一人でも二人でも多くなるということも大事ではないかと思いますので、その辺のところをどのようにお考えでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) それは、委員と同じ考えでございます。
委員長(小川昌義君) 三浦邦夫委員。
委員(三浦邦夫君) そのように頑張っていただきたいと思います。
  それでは、ページ146ページの、先ほど来、奨学金の貸付事業、10款1項3目の146ページの奨学金の貸付事業というところで1,896万7,000円ということになっているのですが、最初にまず、先ほど聞いたのですが、高校生、大学あるいは専門学校、もう一度人数を教えていただけますか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 現在、この人数といいますのは、今借りている方々が(「在校」の声あり)在校して、在校。借りている方が、どの奨学金を借りたかということでしょうか。
委員(三浦邦夫君) 高校、大学あるいは専門学校に行った方が、奨学金の貸付事業を利用して今そこに行っていると思うんです。その人数はどのくらいの割合になっているかお聞きします。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 先ほども申し上げたところでございますが、27年度に貸し付けている現年度分の人数は90名で、そのほかに採用分で44名がいるということでございます。その内訳については、数字を拾ってみないと出ませんので、後ほどお話し申し上げます。
委員長(小川昌義君) 三浦邦夫委員。
委員(三浦邦夫君) 先ほど同僚委員の方からいろんなお話があったのですが、返済期間は6年でよろしいのですか。終わってから、卒業してから6年以内。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 卒業の日の1年後から6年以内ということでございます。
委員長(小川昌義君) 三浦邦夫委員。
委員(三浦邦夫君) 当然ながら貸し付けする段階のときに、そのような規則というのは当然しっかりと話をしてお貸ししていると思うのですが、限られた1,896万7,000円の限られた予算だと思うのですが、未返済というか、返済期間が過ぎてもまだ返済してないという方々は何人いらっしゃるのですか。1年から6年過ぎてもまだ返済してないという方は。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 44名でございます。
委員長(小川昌義君) 三浦邦夫委員。
委員(三浦邦夫君) 44名ですか。今のお話では。44名ということは、どのくらいの金額が返済未納になっているのでしょうか。お聞きします。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 現在のところ、26年度で申し上げますと、滞納分で調定をしておりますのが1,753万でございます。そのうち収入がありましたのが314万でございますので、約1,400万ほどの未納があるということでございます。
委員長(小川昌義君) 三浦邦夫委員。
委員(三浦邦夫君) 当然、貸し付けを受ける方は、返済期間とか何かのそういうシステムというのは十分わかっていると思います。ということは、確かにいろんな面で大変ということはあろうかと思うのですが、給付と貸し付けは全く違うわけです、当然ながら。ということで、社会人としての規則を教えるというようなことも、その最初の段階から臨むのも大事なことではないかと思いますので、その辺のところは、心を鬼にしてといったら非常に失礼なんですが、貸し付ける仕事でございますので、何とかそれらのところを、未償還とか未返済とかということのないように今後やっていただきたいなと私は思います。よろしく、その辺に対してどういうお答えをしていただけますか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 今までも貸し付けを行うときには、そういったシステムについてはしっかりとお話をさせていただいているところでございます。今後も継続して貸し付けを行う場合については、そういったことの返済についての話をさせていただきたいと思ってございます。
委員長(小川昌義君) この際、3時10分まで休憩します。
     午後2時53分 休憩


     午後3時10分 再開
委員長(小川昌義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。三浦邦夫委員。
委員(三浦邦夫君) それでは、168ページ、10款5項5目の主な事業名及びその金額の中にあります、下から3つ目ですが、児童教育事業131万1,000円という計上があるのですが、これの内訳を教えていただきたいと思います。
委員長(小川昌義君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) これは、児童を対象にした、小学生等を対象にした6館でのそれぞれの教室開催の経費でございます。
委員長(小川昌義君) 三浦邦夫委員。
委員(三浦邦夫君) 最後が聞こえなかったのですが、来ていただいている方の講師への経費という格好でよろしいでしょうか。
委員長(小川昌義君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) 講師料とか、それから、その事業に使う消耗品代だったり、全てを足し上げた額がこのくらいと、6館での事業の経費でございます。
委員長(小川昌義君) 三浦邦夫委員。
委員(三浦邦夫君) 最後になります。ページ174ページ。10款6項1目の細節及びその金額ということの中での一番上から4つ目になりますが、生涯スポーツ活動振興事業200万という計上がなっているのですが、ここのところの内容を教えてほしいのですが。
委員長(小川昌義君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(阿部雄也君) 先ほどもご説明さしあげましたが、県の代表として東北大会、全国大会に出場する個人、富谷在住の個人及び団体に対する補助金になっております。その大会の場所が県内であれば、その際は対象にはなりません。
委員長(小川昌義君) 三浦邦夫委員。
委員(三浦邦夫君) その右下のほうにあるのですが、主な事業名及びその金額のとみやスポーツスクール運営事業の145万7,000円、それから、健康体力増進事業の150万9,000円というのがあるのですが、この2つも教えてください。
委員長(小川昌義君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(阿部雄也君) 内訳ということでよろしいでしょうか。(「はい」の声あり)
  では、スポーツスクールについてですが、種目についてはバドミントン教室、それから、バレーボールとテニス。この2つについては委託をしております。それから、年代者スポーツ教室ということで、高齢者向け、それから少年向けということで教室を開催しております。それと需用費ということで消耗品費が追加になっております。
  健康体力増進事業のほうは、主に武道館のトレーニングルームの機器の整備、それから、トレーニング講習会の講師謝金、その費用になっております。
委員長(小川昌義君) 三浦邦夫委員。
委員(三浦邦夫君) そうしますと、あったかとみや生涯スポーツクラブってございますよね。あれとの関連というのはどのようになっていますか、お答えください。
委員長(小川昌義君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(阿部雄也君) 先ほどご説明いたしました、とみやスポーツスクールですけれども、バレーボール教室とテニス教室、それから年代別のほうで少年対象と高齢者対象、その教室の開催を委託しているものです。よろしいでしょうか。
委員長(小川昌義君) ほかに質疑はございますか。齊藤秀行委員。
委員(齊藤秀行君) 85ページ、86ページ、3款2項1目8節報償費、講師謝礼として64万6,000円、こちら計上されておりますけれども、これは、その人数や回数、時間等にもあるかと思うのですが、その辺の上限と下限、日当ベースで教えていただければと思います。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) まず、保育ママ研修の際の講師の報償費というところで4万6,000円の計上と、富谷町虐待防止連絡協議会に係る報償費が28万8,000円等でございます。
委員長(小川昌義君) 齊藤秀行委員。
委員(齊藤秀行君) 日当ベースで教えていただけますか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 日当は、1回当たり、保育ママにつきましては2万3,000円、それから、虐待防止連絡協議会の臨床心理士に対して2万3,000円、弁護士に対して3万円等となってございます。
委員長(小川昌義君) 齊藤秀行委員。
委員(齊藤秀行君) この日額ベースに対して、何か基準というか、そういった定めというのは何かあるのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 臨時職員等の賃金額というものがございまして、そちらに基づいての計上でございます。
委員長(小川昌義君) 齊藤秀行委員。
委員(齊藤秀行君) では続きまして177ページ、178ページ。10款6項3目11節賄材料費の3億1,510万の計上についてなのですが、こちら1食当たりの材料費というか、そういった費用というのは出てますでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) 26年度についてはまだ出ておりませんが、25年度の実績であれば1食当たり256円という形になっております。
委員長(小川昌義君) 齊藤秀行委員。
委員(齊藤秀行君) こちらその256円、平成25年の件については、これはあくまでも材料費ということであって、それに対しては人件費、光熱費等々は含まれないという額なのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) おっしゃっているとおり、加えておりません。
委員長(小川昌義君) 齊藤秀行委員。
委員(齊藤秀行君) 先ほど同僚委員の中からの質問等々もありましたけれども、例えば、未回収の金額があるとか、あとはこういった講師報酬、パソコンのリース代等々につきまして、実際、民間の企業で考えると、なかなか費用経費の割合がすごく高いように私は感じました。今回、新しく生まれ変わった富谷として、町長にお諮りしたいのですが、今までの、ただ前年度と同じだからというような感覚でその経費計上を積み重ねていくのか、それとも、新たにここで生まれ変われるように見直し、きちんと精査していくのか、そちらのほうを質問したいと思います。
委員長(小川昌義君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 実際、私もただいま齊藤委員が申し上げましたように、実は私自身もこの町長になる前までは民間の会社の経営者でありまして、やはり民間と比較した中で、予算のとり方というのはかなり違うところを感じているのも事実であります。
  ただ、一つ一つ精査をする時間がなかったものですから、今回は、所信表明、施政方針のときに申し上げましたように、一般質問のときにも答弁しましたように、何せ12日に就任をして、査定をする時間が余りにも短かったものですから、基本的には査定が済んでいる前任の町長さんのもとで査定された中で、今回、当初予算は提案をさせていただいております。
  なので、これから一つ一つ、今回のこの議会の中で、また委員会の中でいただいたご意見を含めまして、早速一つ一つ検証するべきところは検証しながら、やはり一般質問でも申し上げましたように、1円たりとも無駄にしないように私はしていきたいと思っておりますので、その辺はこれから、一応予算は通ったから全て使っていいんだという感覚ではないということだけはお話をさせていただきます。
委員長(小川昌義君) 磯前 武委員。
委員(磯前 武君) 歳入で26ページ、13款1項3目の教育財産目的の自動販売機設置使用料21万9,000円あるのですが、これについて伺いますが、この場所はどこになっているのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(阿部雄也君) 西成田コミュニティセンターに1台、それから総合運動公園の武道館、スポーツセンターのほうに合わせて5台になります。
委員長(小川昌義君) 磯前 武委員。
委員(磯前 武君) この自動販売機の管理は、どこがやっているのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(阿部雄也君) 管理といいますと、場所をこちらで提供して、業者が定期的に補充をしに来ております。巡視を行っていまして、赤ランプがついていたら私たちのほうから電話をして、すぐ対応するように連絡を行っております。
委員長(小川昌義君) 磯前 武委員。
委員(磯前 武君) この自動販売機の1本1本の単価というのがありますね。この単価設定というのはどこがしているのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(阿部雄也君) 全く私たちが関与するところではございません。
委員長(小川昌義君) 磯前 武委員。
委員(磯前 武君) それというのは、なぜこういうことを質問をするかといいますと、よく私、武道館の自動販売機を使うのですが、スポーツドリンク160円です。スーパーだと88円とか、それから、大和町の庁舎なんかに行きますと130円ということで、町民から、どうも富谷の施設にある自動販売機高いんじゃないかというふうなことで、そういうことがあったものですから質問しているのですが、これについて町として単価を変更するようなことはできるんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(阿部雄也君) 契約のときに、どこに設置するかとか、どういう大きさとか、どういうものを入れるとかという協議はするわけですけれども、収益で幾らか富谷に入るとかということも全くございませんので、料金に関してはメーカーの料金になっております。
委員長(小川昌義君) 磯前 武委員。
委員(磯前 武君) これは契約するときはどういう契約をしたんでしょうか。向こうの言いなりで契約したんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(阿部雄也君) 私たちのほうで契約をしているのは、場所を提供してということですので、設置使用料ということでいただいております。
委員長(小川昌義君) 磯前 武委員。
委員(磯前 武君) その設置するときに、どういう単価でやるかというのは全然打ち合わせなしに、ただ業者が持ってきて置いていくと、こんなことですか。
委員長(小川昌義君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(阿部雄也君) 実際私が直接携わった経緯がないので細かいことは言えないのですが、料金の話し合いは、確認ということでしているという認識であります。
委員長(小川昌義君) 磯前 武委員。
委員(磯前 武君) これは、契約書というのはあるんですか。
委員長(小川昌義君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(阿部雄也君) 施設を使用するということの契約についてはございます。
委員長(小川昌義君) 磯前 武委員。
委員(磯前 武君) 内容については全然なかった、そういう契約書もないということですか。
委員長(小川昌義君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(阿部雄也君) あくまでもそこの場所に設置ということでの契約で、値段を幾らにするかということまでの契約はございません。
委員長(小川昌義君) 磯前 武委員。
委員(磯前 武君) それでは、40ページ、20款4項4節雑入、ここに、たしか先ほど公民館自動販売機使用料ということで言っていましたが、これはどういうふうな、何台で幾らになっているかお示しください。
委員長(小川昌義君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) これは、公民館に設置している自動販売機の電気料をいただいているものでございます。6館それぞれにいただいているもので、使用料の計算をして、業者に請求している額でございます。平均をとっているものでございまして、中央公民館、富ケ丘公民館、大体4万8,000円ぐらいとか、そのようなもので計上し、あとは実際にかかった電気料を計算して請求しているものでございます。
委員長(小川昌義君) 磯前 武委員。
委員(磯前 武君) そうしますと、先ほどの関連からいいますと、生涯学習課では自動販売機の使用料は21万9,000円の予算を組んでいるが、全ての公民館に何台設置して、電気料は幾らなんですか。
委員長(小川昌義君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) それぞれ各館に1台ずつ設置されていますので6台ということでございます。今計算させていただきたい、ちょっとお待ちいただきたいと思います。自動販売機、33万7,000円と今回は試算しております。
委員長(小川昌義君) 磯前 武委員。
委員(磯前 武君) 生涯学習課の武道館とか西コミとかでやっている内容とほとんど同じですか、単価は。
委員長(小川昌義君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) 単価については、同じような形になっていると思っております。
委員長(小川昌義君) 磯前 武委員。
委員(磯前 武君) 契約書はありますか。
委員長(小川昌義君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) それぞれに設置をしておりますので、その電気使用料の計算をするということでの契約書はあると思っております。
委員長(小川昌義君) 磯前 武委員。
委員(磯前 武君) やっぱりそういうものは契約、それと町民がほかの施設に行ったとき、どうも富谷の単価が高いと。普通は130円ぐらいだと、どんなに高くても。それが、大和町の例なんですよね。富谷は160円だというふうなことなので、その辺の見直し、今後図っていく考えがあれば、町長にお伺いします。
委員長(小川昌義君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 改めて、町民の不利益が発生しているというか、極端な格差があるのだとすれば、やはり見直す必要があると思いますし、ある意味その辺は納入業者に要望するなり、検討していきたいと思います。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) それでは、ページの83、84の3款1項7目の子ども医療費助成費について伺いますが、今回、医療費、18歳未満までへの拡大、大変すばらしい決断だったと思います。そこで伺いますが、確かにこのことは、国なり県の話だと思います。これまでも訴えてはきたのでしょうけれど、国なり県に、特に県のほうにですが、なかなか届いていない。県のほうも全国でも最下位の助成のようでございます。これから、我々も県会議員等に機会あるごとに訴えていきますので、思いを一つにするためにもですね、何か具体的な材料、提案が必要だと思いますが、いかがでしょうか。
委員長(小川昌義君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 私も先日の一般質問のときにも答弁させていただいたとおり、やはり本来、市町村ごとにそれを対応するべきではないし、やはり国なり県で、この部分は子育て支援ということで考えていくべきことだと思いますので、力を合わせて国なり県に働きかけをしていきたいというふうに思っております。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) それで、自治体が本当だったら一つになって取り組むことだと思いますが、町長、その先頭に立ってやる覚悟はございますか。
委員長(小川昌義君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 私もまだ、何せ町村会に入ったばかりですので、余り大きい顔もできないので、タイミングを見て、先頭に立ってということではなくても、やはり町村長の一人として、町村会なりの場面では申し入れをしていきたいというふうに思っております。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) よろしくお願いします。
  それでは次に、ページの84、3款1項6目の地域活動支援センターの説明欄の主な事業の地域活動支援運営事業。これは先ほども認知症のことで話がありました。今現在、認知症の状況はどのように町としてなっているか、お伺いいたします。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 認知症対策のところ、大変これからしっかりしていかなくてはいけない事業でございます。ですので、先ほど申しましたように、認知症ケアパスをつくって、どういう状況を少し生活に不都合があるなというふうなところのセルフチェックリストから認知症ケアパスをつくりまして、医療集中チームのところで、かかりつけ医から専門医までつなぐというようなところで、6期の計画、頑張ってつくっていきたいと思っておりますし、進めていきたいと思っています。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) よろしくひとつお願いします。
  今、サポーターも養成していると思うんですけれども、その辺の状況についてお伺いしたいと思います。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 認知症サポーターのほうは、今年度、7団体で419名の方に受講していただいております。その中で26年度の大きな特徴としては、富谷高校のところに参りました。それで、そういう学生さんというか、若い世代のところで、認知症に対しての理解というふうなところで、感想もいただきましたけれども、本当に病気なんだということがわかったとか、理解が広がっていると思います。来年度以降もぜひというような富谷高校からのお話もいただいておりますので、継続をすることと、あと一度中学校のほうでも昨年度したのですけれども、そういったところも含めていろんな方々に認知症について理解をしていただいて、安心して住めるまちというところを目指していきたいと思います。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) これから団塊の世代が70代になる年齢でございますので、これからますますふえてくると思いますので、ぜひその辺はよろしくお願いしたいと思います。
  それでは、ページの101、102の4款1項、説明欄に各種健康診断が載っておりますが、この中で、がんの中で一番死亡率が高いのは胃がんでしょうか、お伺いします。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 胃がんと承知しております。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) 私もそう思うのですが、今回、町で胃がんに対して特段力を入れているということでございましたので、その辺についてお伺いしたいと思います。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 胃がん検診、例年20%前後で推移しておりました。ことし27年度につきましては、前年度比で大体320万円ほど増額してございます。7月の中旬から8月上旬にかけて予定しておりますが、今回は例年の通常の検診に加えまして、実施の期間にできなかった方については秋口にフォロー検診ということで追加検診を新たに設けるというようなことで取り組みを拡充しているところでございます。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) よろしくお願いします。
  次に、同じ102ページですけど、各種診断で、説明欄の上から20番目ぐらいですけど、今話題になっております高齢者肺炎球菌の接種業務についてお伺いいたします。これは昨年、一部わかりにくいというか、混乱した部分があると聞いています。これは私の団地でもあったのですけど、わかりにくかったということですけど、ことしから一部変更があるそうですけど、その点についてお伺いします。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 昨年の10月1日以前までは、任意接種ということで65歳以上の方で希望される方につきましては、町の助成をしながら、事業をしながら接種を呼びかけてきたところです。その後、去年の10月1日から定期接種、いわゆる法定化されました。そこで、対象者と接種期間、そういったところが対象年齢と実施期間等が法律で定められました。そのことで広報とみや等でも周知してきたところなのですが、27年度につきましては、定期接種になったということで、これまで受けたことのある方を除いた、まだ未接種の方には、個別に実施に関しての通知を出すこととしております。それは予定としては4月下旬、それぞれ個別通知をもって受診勧奨に努めていく予定にしております。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) 今まで年度末に案内があったということで、年度末ですから、忘れておって年度末に気づくというような部分があったのですけど、これからはそういうことはなくて、接種者というか、75歳、80歳の方には案内がすぐ行くということでいいんですね。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 以前は、通知を出すということではなくて、広報とかそういったところで、65歳以上の方であれば町の助成を受けて予防接種受けてくださいよというご案内をしておりました。あくまで希望者です。今回、定期接種になってからは、接種した方には接種済み証というのを発行するように、定期接種になったのでなりますので、その接種された方は、町のほうで把握できます。把握できなかった未接種の方に対しては、今後は個別でご案内をするという方法に変えましたので、受けてない方には、直ちに通知が届くようなシステムにしております。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) 未接種は追求するんでしょうけれども、それは年度末の案内になるのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 年度末ではございませんで、年度初め、今回27年度は4月の下旬ごろ、個別に皆さんのほうに通知をする予定でおります。ことしの年度末に、この間、検診申込書と一緒に同封した経緯があるのですが、それは26年度、26年10月1日以降、定期接種の対象となった方、その方々はことしの3月までしか法定で公費負担でできないんですね。それで、まだ受けてなくて、ことしの3月末までの対象の方には、3月で公費負担終わりですよと。ですから、ぜひこの機会に受けてくださいというようなことで、把握した後でしたので、案内書と一緒に今回は特別、通知を入れてさせていただいたところでございました。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) ありがとうございました。
  次に、ページ86ページ、説明欄の主な事業の放課後児童クラブ運営事業についてお伺いいたします。今回、4校におきまして、27年度10月より学校敷地内で実施に向けて進めておりました放課後児童クラブですが、一旦再検討ということになりましたが、理由は、クラブ舎がプレハブ建設ということで再検討の理由になったわけですけど、今後の考え方についてはいかがなんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 児童クラブにつきましては、当初、プレハブでの計画もございましたが、今後に向けて児童館の設置も視野に、プレハブではないという方向も含めて検討していくというところでございます。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) 今、話ありましたけど、プレハブでない、一般の通常の建物という考え方でよろしいわけですね。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) それも検討の一つというところでございます。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) これは、いつごろからになる予定なんでしょう。検討でしょうけど、お伺いします。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) なるべく早い実施を目指して検討しているところでございます。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) 検討なんでしょうけど、何か今現在、延びたということにはなっているんですけど、再検討とはなっているんですけど、何か、そうはいっても今進行中の考えがないのかどうか、お伺いしたいと思います。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 先ほども言ったとおり、なるべく早い時期というところでございます。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) では、検討してください。
  次に161ページ、生涯学習関連ですけど、161、162ページ、10款5項13節の委託料、自然環境整備体験事業ということで、これは西コミの自然ふれあい学校、夏休み親子自然科学体験、その内容ですが、この内容を教えていただきたいのですが、どんな内容か。
委員長(小川昌義君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(阿部雄也君) 親子ふれあい自然学校ですね。四季を通じて自然豊かな西コミセンターを活用しての事業で、小学校の低学年を対象に行っているものです。募集については、各学校にチラシをお配りして参加者を募っております。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) その参加状況というのはどうなっているのでしょう。
委員長(小川昌義君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(阿部雄也君) 申しわけございません。覚えている範囲でよろしいでしょうか。やる内容によっても募集が多い少ないがあるのですけれども、冬にやりましたたこづくりなのですが、それについては、こちらで想定した定員をオーバーしての募集がありました。ぎゅうぎゅうだったのですけれども、せっかくお申し込みいただいたのでということで、全員を受け入れて、そのときは実施しております。それから、春、夏、秋についても、こちらで想定した定員とほぼ同じくらいの方々が集まってきてくださっています。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) 夏の場合なんですけど、たしか15組の定員、親子で。抽せんで漏れた方、結構いたと聞いたんですけどね、それは間違いないでしょうか、確認します。
委員長(小川昌義君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(阿部雄也君) 夏には、結局は今回は天候が悪くてできなかったのですが、屋外で流しそうめんということで、実費負担、たしか100円だったと思うのですが、それでの事業計画だったのですが、ちょっとはっきりした数字言えなくて申しわけございませんが、確かに抽せんは行っております。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) 私が言いたいのは、夏休みに親子で、1年生から4年生までの対象なんですよね。やっぱりね、夏休みで親子でとなると、体験とかとなると、どうしても夏は多くなると思いますので、見るとさほどの、失礼ですけど、さほどの予算にはなってないですね。でも、効果は大きいと思いますので、ぜひ、抽せんもいいでしょうけど、定員枠をふやして対応いただきたいなと思うのでございますが、いかがでしょうか。
委員長(小川昌義君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(阿部雄也君) 委託をしてやっている事業でございますので、今年度に関しては検討という形で、次年度、委員のご意見を参考にして、検討していきたいと思っております。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) これが最後でございます。
  次に、152ページ、10款2項15節の工事請負費、再生可能エネルギー等導入事業でございますが、これは先ほど成田東と、中学校においては富谷二中ということでございましたが、これの工期についてお伺いしたいのですが。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) こちらの工期につきましては、具体的にはこれからの協議というふうになります。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) これの電力量は、中学校、小学校とも同じようですが、電力量についてお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 太陽電池10キロワットでございます。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) これの主な使い方についてご質問します。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) これの使い方ということでございますが、太陽電池プラス蓄電池なども2基設置をいたしますので、例えば震災があっても、こちらのほう蓄電池を利用しながら、その被災した方への対応も可能となるというものでございます。
委員長(小川昌義君) 長谷川る美委員。
委員(長谷川る美君) 初めに、仮称子育て支援複合施設についての質問をしたいと思います。88ページ、3款2項1目15節工事請負費に予算を計上されておりませんが、施政方針では、仮称富谷町子育て支援複合施設につきましては、当施設で実施予定の事業等について見直しを行い、建設の有無も含めて町民の皆様からのご意見を伺いながら改めて検討するとあります。また、大崎タイムズの記事には、最低限必要なものをつくりながらも、15億円はかからないようにしたいとあります。
  そこで町長にお聞きしたいのですが、見直しした計画は、いつ示され、予算はどのくらいを予定されているでしょうか。
委員長(小川昌義君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 一般質問のときにもお答えしましたように、早急にこの問題につきましては検討させていただきまして、財源につきましては、補正で対応、提案をさせていただきたいと思い、必要であれば補正で対応し、提案をさせていただきたいと思います。
委員長(小川昌義君) 長谷川る美委員。
委員(長谷川る美君) どこに建設される予定でしょうか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) まだその点につきましては、具体には考えてございません。
委員長(小川昌義君) 長谷川る美委員。
委員(長谷川る美君) 次に、放課後児童クラブに関して質問なのですが、86ページ、3款2項1目児童福祉総務費、放課後児童クラブ運営事業費として6,998万9,000円が計上されていますが、節ごとに内訳の金額をお願いします。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) まず、共済費で104万3,000円、賃金で6,353万9,000円、報償費で2万4,000円、旅費の費用弁償で210万2,000円、普通旅費が15万円、事業費全体で173万6,000円、役務費で34万1,000円、それから委託料で9万1,000円、使用料及び賃借料で42万5,000円、負担金補助旅費で53万8,000円となってございます。
委員長(小川昌義君) 長谷川る美委員。
委員(長谷川る美君) 上桜木の児童は富ケ丘小学校に通学しています。小学校からさらに遠い富ケ丘公民館での放課後児童クラブは、保護者から不安の声が出ています。富ケ丘小学校校地内での児童クラブの開設を求めます。
  施政方針では、施設整備の実施時期も含めて再検討するとしていますが、再検討の内容はいつ示され、施設整備の予算は幾らですか。
委員長(小川昌義君) 予算に関する質問ということでお願いします。
委員(長谷川る美君) はい。施設整備の予算はお幾らぐらいでしょうか。(「計上されてない」の声あり)
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) それも含めまして検討していくというところでございます。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) 86ページです。3款2項1目放課後児童クラブの運営事業費として、主な事業名及びその金額で6,998万9,000円ということですが、先ほど来の質疑を通じて、改めて伺いたいのですが、明石台小学校が新しく開校すると。そこでは間違いなく学童保育を実施すると、これははっきりしています。それ以外の東向陽台小学校、成田東小学校、富ケ丘小学校については、ことし平成27年4月1日以降、従来どおり公民館でやるということになりますか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) そういうことになるかと思います。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) 今申し上げたこの3つの小学校では、公民館での実施が何年続いているでしょうか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) ちょっとお待ちください。済みません。今手持ち資料がございません。後ほどとさせていただきます。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) 町長に伺いますけれども、この成田東小学校は開校当時から、学童保育に通う子供たちが成田公民館まで非常に遠い距離を歩くということで、大変な心配が出ておりました。一日も早くその学校周辺あるいは学校の中でという声が出ていたわけです。この点につきましては、東向陽台小学校も公民館でやっておりまして、やはり親御さんから、例えば夏休みなどでも、プールに行くときの行き帰りだとか、学校から公民館へ行くときのその距離があり過ぎるので、連れ去りが心配だという声が出ております。富ケ丘についても先ほど来、出ているような状況です。
  それで、成田のある若いお母さんから、この2月の末に伺った話なのですけれども、ことし小学校に入学を予定している女の子が、成田の公民館の学童保育を、児童クラブを視察したところ、その距離やその他の問題で、これではとても危なくて子供を通わせられないと。女の子ですから、ピンクのランドセルを既に購入していたそうなんですけれども、方針を転換して白百合に入れると。ピンクのランドセルから黒いランドセルに切りかえたという声を聞いております。それから、さらに、やはり成田のお母さんの声ですけれども、このご家庭では、お父さん、お母さん働いていらっしゃるのですが、お父さん、お母さんが交代で時間休をとって子供を学童保育に迎えに行くと。こういう状況なんですね。これは本当に切実で、実はさきの議会で前の町長が、できるだけ学校の中で、そして周辺でということで、初めて空き教室の可能性なども示唆したわけなんですよ。ですから、お母さん方、非常に喜んでおられたのですが、残念ながらこの方針が転換されました。
  町長はこういう切実な声について、どのように受けとめておられるのか、まず伺います。
委員長(小川昌義君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの委員の認識、本当に私も決して学校内に、今の状況がよいとは思ってませんし、そういった声があるのも認識しております。ただ、それが、一般質問でもお答えしましたように、慌てて急いでプレハブで6,000万近くかけてということに対して、果たしてそれでいいんだろうかということで、それで先ほど来10月という話でしたけれども、その後、予定では27年度、28年度の春からという予定でたしかなっていたと思いますので、とにかく私も、早急にその辺は、認識は同じように認識していますので、一日も早く課題を解決したいというふうに思っております。ただ、6,000万近くかけてプレハブでということに対して、果たしていいのかということで、もう少し国の支援なりいろんなことも含めて、やはりきちっとしたものをつくったほうが、長い目で考えれば、半年等おくれるとしてもそのことのほうが大事ではないかということで、まずは今回、明石台の開校にあわせてなったことを踏まえて、それを検証しながら、同時進行で早急に対応していきたいということでございます。
委員長(小川昌義君) 質問は簡単にお願いいたします。永野久子委員。
委員(永野久子君) 今回の議会の中で町長が、学童保育に関して、児童館建設も視野に入れてということもお話されましたし、プレハブよりはちゃんとした建物のほうがいいに決まっているんですね。これは、少し長期的な展望としてそういう計画を立てていくことがあってもいいと思いますが、そう簡単にはいかないでしょうと思うんですね。児童館は、それなりのお金もかかりますし、場所もあります。今、町長が想定しているのは、学校周辺で児童館が、それぞれ今、公民館でやっているような箇所数で早急にその児童館を建てられるというふうにお考えなのかを伺います。
委員長(小川昌義君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 一つの案として思っています。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) 長期的な展望については異存はないんですけれども、やはり今今、本当に困っている、切実な、先ほど申し上げたようなこういう声に応えていく上で、条件に合うところから学校の空き教室あるいは周辺を考えるということで検討してほしいと思うのですが、具体的に東向陽台小学校は、今回明石台小学校と分離しますから、相当な空き教室が出ると思いますが、この空き教室についてはどういう状況でしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) ちょっとお待ちください。
委員長(小川昌義君) この際、午後4時10分まで休憩いたします。
     午後4時01分 休憩


     午後4時10分 再開
委員長(小川昌義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 東向陽台小学校の空き教室ということでございますが、学校からの配置計画が今出ておりますけれども、今2つありますプレハブが27年度はなくなりますので、空き教室というものは、27年度についてはないというふうな状況でございます。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) 前に質問、一般質問のときには、空き教室あるというふうに答弁されてましたが、なぜこういうことになるのでしょうか。図書室をもとのように本校舎のほうに戻したとしても、空き教室はあるというご答弁いただいていますが、なぜ食い違うのですか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 空き教室というところでは、現在ないというふうなことでございます。当然、教室として、クラスとして使ってない教室というのは、4学年の学習室であったり、そういったもので学年で使ったりする教室がございますので、そういったものについては、教室というふうなことで今現在捉えていないということでございます。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) では、空き教室という言葉を使わないで、学童保育に転用可能な教室というふうに聞けばいいわけですね。どうでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 学校とすれば、それぞれの学年において、学年の学習室あるいは少人数教室というのは必要となるものでございます。つまり、現状の東向陽台小学校においては、今現在においては、放課後児童クラブとして活用できる教室はなかなか見出しにくいというふうに考えてございます。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) 学校サイドから言わせればそういうことになると思いますよ。幾らでも、いわゆる空き教室ではなく、いろんなものに使いたいんだろうというふうに思いますが、では一方で子育て支援課に聞きますけれども、国についても学童保育は、学校の敷地内もしくは空き教室等を活用して、できるだけ近場でやるというふうな方針なはずなのですけれども、この点はどういうふうに教育の担当とお話しするのですか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 国がそういった方向だというところは、私は存じ上げておりませんが、やり方としては敷地内ですとかそういった方向で、なるべく学校から近いところでやるべきだと考えてございます。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) 前回の一般質問のときに、条件が合うところから学校の中で、空き教室を使ったり、プレハブも転用したりしてやるというふうに答弁したわけですから、その時点では、いわゆる空き教室というのは想定していたはずですよ。なぜこんな短期間で変わるんですか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) やり方としまして、空き教室ですとか敷地内ということはお話ししたかと思いますが、それぞれ状況を確認しながら協議して検討していくというところだったかと思います。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) 東向陽台小学校のプレハブを建てましたときに、図書室として使っていたプレハブですけれども、これを建てるときに、施設としてプレハブというのはいかがなものかということを伺いましたところ、非常に機能の高い、プレハブといってもそんなちゃちなものではないんだという答弁があったんですね。だとすると、このプレハブを活用して、当面、町長がおっしゃるような施設ができるまで、ここで実施をするということは可能だと思いますが、どうですか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 児童館の方向も視野にというところで、プレハブが一切だめだというところではなくて、それぞれ検討をしていくというところでございます。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) たびたび児童館という言葉を使われるんですけれども、児童館を建てるんですか、本当に。児童館といったら、ちゃんと法律の規定があって、条件が、こういう施設だという条件がある、そういうものを一般的には言いますよね。どうなんですか。本当に児童館というものを建てる。児童館を建てるんだとすると、国庫補助もつくわけなんですね。そういうものも想定しているんですか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 何回も繰り返しで申しわけありませんが、児童クラブですとか、児童館、どちらの方向も検討していきたいということでございます。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) これは、繰り返しますけれども、少し長期の展望、さっき町長お答えになったように、遠くても1年先ぐらいを視野に入れて、できるだけ早く条件があるところからやるということで、そういうやや遠い展望を持ったとしても、当面この4月からどうするのかという問題で、お母さん方は本当に困っているわけですから、ここのところが、転用ができるような施設があるところでは転用してやるという構えに立つべきではないですか。それで、例えば東向陽台のプレハブを使って、半年なり何カ月かここで実施をすると。その後に専用施設ができれば専用施設で実施をするというふうに切りかえていけばいいだけのことで、まずここのところを、今あるものを活用してやるというふうにならないのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 今あるところをというところでございますが、先ほど学校教育課長からもありましたとおり、場所についても余り好ましくないということもございますので、その辺は今後検討させていただくということになるかと思います。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) それでは次に、146ページです。10款1項3目教育振興費、奨学金の問題ですけれども、これにつきましては、奨学金を借り入れる際の保証人については、富谷町外、県内の方はオーケーということだったのでしょうか。先ほどの答弁、よく聞こえなかったので、再度伺います。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) まず、保証人と連帯保証人に分けて申し上げたいと思います。
  連帯保証人につきましては、申請者の保護者または親権者ということになります。富谷町に居住していることということでございます。保証人につきましては、県内に居住する者ということになってございます。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) それでは、その保証人、県内に居住している保証人という方の果たす役割というのは何ですか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 連帯保証人と保証人をお願いすることになりますけれども、基本的には、滞納した場合については連帯保証人、または保証人にも返納義務が課せられるということで、そのために督促なども送付させていただくということもあろうかと思います。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) そうしますと、滞納した場合に代理弁済しなければならないのは、連帯保証人も保証人も同じだということで受けとめていいですか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) そのように認識してございます。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) 町長に伺いたいのですが、富谷町は全国からの転入者が非常に多い町だと思います。こういう町で、本当にもう今や、もともと富谷町内出身の、親御さんたちも富谷町に住んでいるというような方は極めて少ないと。私の感覚で、たしか9対1ぐらいの感じで受けとめているんですけれども、こういう転入者の多い町で、県外の連帯保証人はだめですというのは、余りに閉鎖的ではないでしょうか。
委員長(小川昌義君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 富谷という特殊は地域性から考えれば、今の委員のご発言も理解できるところであります。
  ただ、どうしてもある意味基準、法律に基づいての規定も含まれていると思いますので、その辺は詳細もう一回確認して、最大限対応できるのではあれば対応したいと思います。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) 最後になりますけれども、学校給食の地産地消を進めるといった場合に、富谷町の地元産の農産物が学校給食にどのくらい利用されているかという利用率などを把握するのは、学校給食センターなのか、教育課なのか、それとも産業振興課なのか、伺います。
委員長(小川昌義君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) 賄材料費の中での地場産の使用率ということになれば、給食センターであると思います。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) それでは、その地元産農産物の利用率は何%でしょうか。これは、過去の平成25年度でも26年度でも構いませんので、伺います。
委員長(小川昌義君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) 申しわけございません。手元に持ってきておりません。後ほどお知らせしてもよろしいですか。(「終わってからで結構です」の声あり)
委員長(小川昌義君) 浅野直子委員。
委員(浅野直子君) それでは、歳入のほうからなのですが、34ページになります。15款2項2目8節の難病患者の居宅生活支援に対する県補助が2万8,000円となっているのですが、これはどこのところに支出として掲載されているのか、そこのところを教えてください。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 障害福祉費のところでございます。扶助費のところに入ってございます。
委員長(小川昌義君) 浅野直子委員。
委員(浅野直子君) ページ数80ページになります。3款1項3目の障害者福祉費の11節需用費のところに、説明のところには書いてございますが、小児慢性特定疾患日常生活用具給付事業というのが3万8,000円で載っているのですが、ことしの平成27年1月より難病とかそういったものも拡大、130から151へと拡大になったと思うのですが、これはここのところの対応となるようになるのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。もとい、長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 疾患のところは拡大しているのですけれども、ここで実際にお使いになっている方は、ずっと同じ、去年もことしも同じ金額だと思うのですが、同じ方1名で、紫外線のカットクリームというものが必要な方がいらっしゃいまして、そこのところが出ているものでございます。
委員長(小川昌義君) 浅野直子委員。
委員(浅野直子君) 1回戻ります。78ページになります。3款1項3目の在宅酸素療法者酸素濃縮器利用助成なのですが、この79万2,000円についての人数をお願いいたします。対象者。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) ことしは22名で見込んでおります。
委員長(小川昌義君) 浅野直子委員。
委員(浅野直子君) ページ80ページになります。申しわけありません。3款1項3目13節の意思疎通支援事業というのが21万6,000円で計上されているんですが、昨年度、26年度にはコミュニケーション支援事業で9万8,000円という事業が載っていたのですが、これは同じものというふうに考えてよろしいのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 同じものでございます。国のほうでの呼び名といいますか、区分けのところがこのように変わったものでございます。
委員長(小川昌義君) 浅野直子委員。
委員(浅野直子君) そうしますと、ここで11万8,000円の増額になっているのですが、これによってどのようなところにこの支援の拡充といいますか、それがあるのかお伺いいたします。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 実際に目の見えない方々、ヘルパー事業のところが多くなってきてございます。それは地域生活支援事業の中に含まれるものでございます。
委員長(小川昌義君) 浅野直子委員。
委員(浅野直子君) ページ数が146ページになります。10款1項、先ほどもけやき教室に対する金額が出たのですが、19節の負担金及び交付金のところで、この割合といいますか、ここはどのような割合になってのこの支出になるのかお願いいたします。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) けやき教室の負担の割合ということでしょうか。こちらは、黒川郡の中の均等割が70%、児童生徒割が30%でございます。
委員長(小川昌義君) 浅野直子委員。
委員(浅野直子君) ページ数162ページなのですが、10款5項2目19節、黒川地域行政事務組合のほうに社会教育ということで18万2,000円ということの金額が計上されております。昨年は45万1,000円だったのですが、ここのところの減額になった理由をお聞かせください。
委員長(小川昌義君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(阿部雄也君) 視聴覚教材の購入の費用が今年度少ないということで少なくなっております。
委員長(小川昌義君) 浅野直子委員。
委員(浅野直子君) 166ページになります。10款5項4目の文化財保護費のところで民俗ギャラリーが363万7,000円計上されております。この26年度の来場者は何人だったかお示しください。
委員長(小川昌義君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(阿部雄也君) 今年度2月末現在で来場者、ご利用者数が1,098人になります。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) それでは、まず歳入のほうからいきたいと思います。25、26ページ。先ほども質問出たのですけれども、13款1項3目1節幼稚園授業料なのですけれども、これは今回提案されている奨励補助金を控除後の予算見積もりなのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) まず、こちらの授業料でございますが、こちらの予算計上するときには、まだ保護者負担金がどのような形で算定するかというのはまだ決まってない状況でございました。ということがあって、現状の6,000円から一定の収入に応じた減免額をそれぞれ(「従来どおりということね」の声あり)そういうことです。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 時間がないので、簡明に答弁をお願いしたいと思います。私も簡明に質問いたしますので。
  39、40ページ。ここのところの20款3項3目の奨学金のところがあるのですけれども、ここで1,793万1,000円とありまして、単独分も含めたやつですよというお話があったかと思うのですけれども、これの調定額はお幾らでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 2,732万8,108円でございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 減免分で2,700万の調定額に対して、1,700万の元利金収入というものはいかがなものでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) こちらの歳入予算の計上に当たりましては、現年分の歳入の平均であったり、あるいは繰越分の率を平均をとって算定してございますので、これより多い金額を歳入できるように行いたいと思いますが、現状ではこのような形でしてございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 25年度の実績報告を見ると、25年度で調定額4,500万、当初予算が2,270万ということで、私非常にこれに関して、私が心配しているのは、収入未済がどんどんふえているんですよ。毎年、毎年。そういう意味で、この予算立てそのものに問題があるんじゃないかと。やっぱりもう少し高目ではないんですよ。これでも多分半分の回収率ということで設定していると思うので、その辺のところをもう少し、それなりの数字を上げて、その回収に向けて努力する必要があると思うんですけれども、いかがでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 現在においても努力はしてございますけれども、さらに今後は電話連絡あるいは訪問の回数をふやして、努力をしてまいりたいというふうに思います。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 続いて、77、78ページ。19節の補助金、社協に対する補助金が2,900万ほど計上されているんですけれども、先ほどの説明だと、人件費のアップ分だということなんですけれども、これは毎年上がっていくという危険性をはらんでいるというふうに考えてよろしいんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 危険というか、ということはあるかと思いますが、ベースアップ相当分は見込むというふうなことで、全部が全部ベースアップ分ではございませんで、先ほど申しましたように、活動支援団体への補助金というようなところも中には入ってございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) これは社協の人数をふやすというのは、町との協議はあるのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 27年度は同じ人数ですけれども、当然その事業内容によってというところもありますし、社協の補助金ではなくて、委託というふうなところで社協の人数がふえるというようなこともありますので、その辺はどの課も協議をしてというふうなことになります。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) ということは、委託業務がふえれば、それに伴って人数もふえてしまう可能性があると。そうなればそれによってこの補助金もふえてしまうというコースになるかと思うのですが、いかがでしょうか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 補助金の部分、委託費の部分で、そこに人件費相当も含んでの事業費となりますと、そこの委託費の中には当然含まれると思います。そのときには、補助金はそのままというか、ふえないというふうなことになろうかと思います。過去にも、委託事業で起こしておいて、起こしたのですけれども、それは継続的に必要だというふうなところで人件費補助金というふうな形をとった場合もありますので、その時々で必要なものを必要なものだけというふうな認識でございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) いろいろ議論したいところなんですけれども、飛ばしまして83ページ、84ページ。7目の子ども医療費、ここのところの医療費の設定額なのですけれども、2億1,000万という設定をしておられる、予算設定をしておられますけれども、これは26年度、去年の予算額と同じなのですけれども、この時点でも中学校までふやすということが決まっておりまして、それで25年度の1億7,000万プラス500万ずつ上がるだろうという想定をして、12月、議員可決をかけて2億3,000万という試算が出ておったのですけれども、それでも何で27年度予算も2億1,000万のお金にしたのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) これは医療費ですので、不確定要素も多いというところで、前年度を踏襲したのと同様に計上したものでございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) とはいっても、結局、今回の補正でも言えるとおり、2億4,200万になっているわけですから、そういう意味で、ある程度試算は当たっているんですよ。それなのにあえて低くして、後で補正できる考え方はいかがなものかなと思うのですが、どうでしょうか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 先ほどの答弁のとおり、不確定要素というところで前年度並みとさせていただいたところでございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 続いて85、86ページ、3款2項1目の上段にある主な事業費の中で、5行目あたりの認可保育所運営費4億3,800万円。これが実は2,000万、去年と比べると減っています。認可外保育所運営費補助金、これも1億700万で、前年に比べると7,200万ふえていると。これは何か方針の、いわゆる認可と認可外への方針の変更があったのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) そういうことではございません。今回、認可保育所運営事業の減につきましては、認可の運営費委託料につきましては2,300万ほど増加しております。反対にわか葉の増築工事補助金といたしまして4,418万2,000円ほど計上していたものですが、その分がカットされたというところで、結果的に2,000万ほどのマイナスになったということでございます。
  それから、認可外保育所の運営費補助金増加につきましては、前年度プラス、新たにひよこ保育園への支援事業費の助成金の2,000万ですとか、それから、ぷらむの認可化移行支援事業も3,200万、くまちゃん、小規模保育施設設置促進事業500万と加えた結果、このようなところになったものでございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) よくわかりました。ありがとうございます。
  それでは、同じページの7節賃金のところで児童指導員6,500万とありますけれども、これは何人分でしょうか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 全部の児童クラブ合わせまして64人でございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 去年、公民館でやっていたときには54名でやっていたかと思うんですけれども、10名ふえたという理由は何なんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 明石台小学校児童クラブの分の増加でございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) それでは、同じページの13節の委託料。ここのところで認可保育所運営費、2,300万ふえているのですけれども、このふえた要因は何なんですか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) ご存じのとおり、わか葉保育園の定員等が増加してございますので、そちらでございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) ということは、人数がふえることによって、というのは25年から26年も2,300万ふえているんですよ。ということは、定員がふえると、その分運営費がどんどんかさんでいるというふうに理解してよろしいんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) そのとおりでございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 次は89、90ページ。4目7節の賃金なのですけれども、これは保育士が年々減額してきているんですけれども、これは人数をどんどん減らしているということなんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 26年度当初予算では増加しているかと思います。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 26年度当初は8,100万じゃないでしょうか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 済みません。7,406万5,000円だと思うんですけど。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 済みません。私の拾い違いかもしれませんので、次に行きます。
  同じページの12節手数料、これは人材派遣会社からの10名の派遣を受けたというお話があったのですけれども、これはこれからもそういう常態化していくというか、先ほどの答弁を聞くと、ここに頼らざるを得ないというような話だったんですけれども、やっぱり自前での雇用というのは難しいのでしょうか。直接雇用は難しいのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) なるべく自前で準備したいというところはやまやまでございますが、最悪の場合を想定してというところでございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 次の91、92の5目20節の扶助費、一番下ですけれども、6,000万とあります。これの該当人数は何人になるのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 80名でございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) これは、今度明石台東にできたあかいしの森の関係も加味した数字ですか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 当初ではその分は加味してございません。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 大分この間の説明会では、あちこちから何人も集まって、100人は行かなかったのですけど、かなりの人数来てたんですけれども、その辺のところの見通しは、何かあかいしの森のほうから通知がありますか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 富谷町の分につきましては、現在のさわおとの森と同様の施設を利用している方がいらっしゃるかと思うので、そちらの人が移ったりということはあるかと思います。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) そうすると、それも加味して去年と比べると6名だけの増だということなのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) その分は、この80名の中には含まれてございません。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) それでは、93、94ページ。ここに3項1目28節繰出金があるんですけれども、これについて、26年と比べて3,000万ふえていると思うんですけれども、間違いないでしょうか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 間違いございません。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) ちょっと飛びますけれども97、98ページで、4目19節の後期高齢の負担金、これの増加が昨年度と比べると1,400万で間違いないでしょうか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 間違いございません。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) ここ二、三年の推移を見ると、これに国保も加えていくと、約1億とは言わないですけれども、年間それに近い額がふえていくという趨勢になってきているんですけれども、その認識は間違いないでしょうか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) その金額のところは、ちょっとそこのところはそのとおりですというふうなところは、今、正確な数字を持ち合わせていないので言えませんけれども、高齢者の伸び、後期高齢者の伸びを勘案していきますと、町で負担すべきところは、介護でありますと12.5%、後期高齢者医療のほうは12分の1というふうなベースで決まってございますので、人数がふえて、医療費も介護もですけれども、使いますということになりますと、当然上昇していくものというふうに認識してございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 99、100ページお願いします。4款1項1目19節、黒川病院の病院組合の負担金があるんですけれども、これは毎年負担金額が減少していますけれども、これはどのような形で負担額が決まるのかお願いします。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) こちらも組合からの運営、病院運営に関する負担割合で決まるのですが、富谷町は10.4%という負担割合で今回は来ておるようです。若干ですが、88万3,000円ほど前年度より低くなっているというような状況でございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) これは、病院の経営が改善してきているというふうに理解していいんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 済みません。私はそこまで、そのとおりですと言える材料はありませんが、確かに病院経営自体のほうはいい方向に向かっているとはお聞きしております。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 同じページの2目の主な事業の中で、住民検診事業があるわけですけれども、これを今回の27年度の発送件数はどのくらいでしょうか。通知件数。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 発送は、予定としては、今ぐらいの予定を見ております。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) ということは、去年と変わらないということなんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 昨年よりは若干ふえてございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) これは当然住民検診事業、今回も2,100万ふえてきたわけですけれども、人口増に伴って増加していくということなのか、それとも何か受診項目を変えたということなのか、お尋ねいたします。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 先ほど菅原委員のときにちょっと触れられましたが、胃がん検診、27年度は胃がん検診、従来の定期の検診の期間に加えまして、10月に今予定しているのですが、受診できなかった方々に対してフォローということで追加検診を予定しているというのが特徴でございます。
  また、土日の検診日を若干日数をふやして、拡充をして、受診環境の改善に努めているというようなところでございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 次のページの101、102ページで、ここの13目の委託料の中で、上のほうに健幸35業務とあるのですけれども、従来は健幸30業務だったと思うんですけれども、その違いをお願いします。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) おっしゃるとおり、従来は健幸30ということでなじんでいただいたのですが、ご存じのように平成26年度から、30代の方を対象としていたこの健幸30を、35歳の方、35歳の年代の方に限って対象とすることにしたものですから、27年度につきまして、従来の30のとおりですと、また30代の方がということで捉えられると思いますので、35歳の方ですよというようなことをわかっていただくために健幸35というような名称に変えてございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) それでは、学校関係のほうに行きたいと思います。147、148。ここのところで、先ほどいろいろ議論があったのですけれども、10款2目13節委託料なのですけれども、ここのところに学校用務業務2,257万7,000円とありますけれども、これは何人を雇用しているのかお願いします。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 8校分の4人でございますので、32人でございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) そうすると、単純に1人当たりにすると100万いかないというふうな見方でよろしいんですか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 単純に計算しますとそのとおりでございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 同じページの2節から4節、これは用務員1人の人件費だと思うんですけれども、これは合計すると約700万ぐらいというふうに見てよろしいんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) そのとおりでございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 先ほど話題になったのですけれども、私はやっぱりこれは委託業務でやって、今後ともそういう対応でいくべきだと思うんですけれども、いかがでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 継続したいと考えてございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) それでは次に151、152ページお願いします。同じことの中学校管理費の中の給料3人分ということで、先ほど具体的な学校名が出ておりましたけれども、ここにかかる3名の人件費は2,000万と見ていいのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 約2,000万でございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 次のページの13節の委託料で、下段のほうに中学校用務業務376万3,000円とあるのですけれども、これは先ほどの答弁だと4人ということでよろしいでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) シルバー人材センターによる業務については、中学校は2校でございますので、2校のそれぞれ4人ずつということになります。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 4人でといいますか、2校分で376万3,000円で終わると。終わるというか、それでお願いできると。確かにこれを直接とする考え方あります。ですけれども、シルバー人材センターだって雇用の場で、結局、今の話を聞くと、小学校、中学校合わせて36名の雇用をしていると。そういう意味からすると、この辺のところはある程度、町の税金をもらって、そしてそれでいろいろ事業したり何かしているのですから、そういう面でもコストパフォーマンスといいますか、その辺も考えて、今後はシルバー人材センターのほうに移行していくべきではないかなと思いますけれども、いかがでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 流れとすればそういった方向にあるのかなというふうに考えてございます。
委員長(小川昌義君) 本日の委員会は、審査の都合により時間を延長して行います。
  渡邊俊一委員。
委員(渡邊俊一君) 先ほど来、長谷川委員、そして永野委員から質疑がありました。大変重要な質疑だなと思って聞かせていただいておりましたので、関連して質問をさせていただきます。ページ数にしますと86ページの放課後児童クラブ、それから、同じ項目ですと147ページの小学校関係。
委員長(小川昌義君) 一問一答でお願いします。
委員(渡邊俊一君) クロスしますので、まず最初、147ページ関係でありますけれども、小学校関係であります。
  先ほど来より、空き教室について2人の委員からご質問をさせていただいているような状況でありますけれども、改めて富ケ丘小学校、まず、富ケ丘小学校に対しての空き教室があるかどうか、質問いたします。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) ございません。
委員長(小川昌義君) 渡邊俊一委員。
委員(渡邊俊一君) 中学校関係で教室が塞がってしまったんだろうなと、こんなふうに思います。
  それから、成田東小学校について、空き教室があるかどうかを確認します。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 空き教室と言ってしまうとあれなんですが、少人数教室、学習室という教室であればございます。ただ、あいているということではなくて、学校として活用しているということでございます。
委員長(小川昌義君) 渡邊俊一委員。
委員(渡邊俊一君) その辺なんですね、やっぱりね。学校関係の取り組みというか考え方と、それから、生涯学習関係の取り組み方の違いというか、私はその辺だと思うんです。
  まず1つは、東向陽台小学校、先ほどいろいろ議論している中で、プレハブ校舎、それを全部解体するんでありましょうけれども、1つは、全部解体しなければならないのかどうか、その辺について改めてお聞きをしたいと思います。なかなか言えない部分は、町長、答弁してください。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 東向陽台のプレハブにつきましては、明石台小学校に分離新設することとなりますので、その件についてはそのまま解体するというふうな形でございます。
委員長(小川昌義君) 渡邊俊一委員。
委員(渡邊俊一君) 解体するのはわかるんですね。ただ、今既存であるプレハブを全て解体しなければならないような状況にあるのかどうか。というのは、要するに、1つなり、2つなりの教室を残して解体する。そしてそれを放課後児童クラブに当座使っておくという手だってなきにしもあらずではないかと思って質問しているんです。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 当面プレハブを活用するということであれば、そういった形であれば残すことになるんだろうというふうには思いますが、学校だけのことで言いますと、分離するということになれば解体することになるだろうということで申し上げたところでございます。
委員長(小川昌義君) 渡邊俊一委員。
委員(渡邊俊一君) 当然、活用する状況であれば大体経費はどのくらいかかる予定か、おわかりになりますか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 正確にはお答えできません。
委員長(小川昌義君) 渡邊俊一委員。
委員(渡邊俊一君) それらについて、やはり両委員にも大変危惧している状況でありますから、ぜひ町長、その辺も検討した中で、次の展開に結びつけるような状況をぜひつくらなくてはならないのかなと私は思うんですけれども、町長のご認識をお聞きしたいと思います。
委員長(小川昌義君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 先ほども答弁したように、私も今現状の中で問題になっている緊急に対応しなければいけないということについては同じように認識しておりますので、何かしらの方策で、例えば今出たような既存のプレハブを活用するなり、空きスペースを利用するなり、その辺が可能なのであれば、それはそれで検討する価値があると思いますので、改めて担当部局課と検討させていただきたいと思います。
委員長(小川昌義君) 渡邊俊一委員。
委員(渡邊俊一君) 東向陽台小学校、富ケ丘小学校、成田小学校は、一番危険的な、通う部分で、放課後児童クラブをやっている公民館までかなり距離が遠いというような状況ですから、その辺について、改めて学校関係も、それから生涯学習関係も、子育て支援関係も、やはり認識していると思うんですけれども、それをその3部の中で議論していかなくないと私は思うんです。おらほはなかなか措置できませんよとか、一つの決まり事があるからとか、そういうのではなくて、やはり安心・安全で子供さんたちを育てなきゃないというのは、我が町の考え方も、恐らく町長も同じだと思いますから、その件について、特段学校関係、学校関係の配慮は必要だと思うんです。ですから、今、富ケ丘小学校、成田東小学校で空き教室はないというような話でありましたけれども、当然特別教室みたいなのはあるわけでありますよね。それをうまく、その時間帯をうまくずらせるような方法で、そして、放課後にその部分を使えるような状況というのはつくれないんですか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 具体的に学校内で放課後児童クラブを設置するというふうなことを学校と協議をした経緯は余りないものですから、その辺は学校と協議をしながら進められるかどうなのかということは、今後検討してみたいというふうに考えてございます。
委員長(小川昌義君) 渡邊俊一委員。
委員(渡邊俊一君) 改めてその件についてお聞きをしますけれども、教育長、教育長。改めてその件についてお聞きします。やはり学校関係、校長関係と、今私が話ししたその事業対応ローテーションと言うんですかね。その辺なかなか私もよくわからない部分があるんですけれども、うまくそういった形で、当時は町長は、プレハブでなくて、既存のもので、学校敷地内でこの放課後児童クラブをやっていきたいというようなことでありますから、そんなに長い話ではないと思います。そんなに長いんでしたら、これは全くそのプレハブか何かでも建てながらやっても仕方がないことなんですけれども、プレハブでなくて、やはり長持ちのできるような、そういった建物をつくって敷地内でやるというような町長の考えがあるわけでありますから、それまでの間、それまでの間ですよ。1年になるか、半年になるか……。
委員長(小川昌義君) 簡単にお願いします。
委員(渡邊俊一君) それまでの間、もう少し、もう少し具体的に教育長と学校関係の中で、いろいろな密接な議論ができないものかなと思いますけど、教育長いかがですか。
委員長(小川昌義君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) やはり子供たちの放課後の預かる、安心・安全のための放課後児童クラブが学校と非常に近接したところにあるというのは、私は非常に大事だと思います。ですから、今、富ケ丘小学校、私、富ケ丘小学校の校長もしましたので、大変その児童クラブまでの距離があるということに対しては、非常にその問題意識は特に感じてきたところであります。
  ただ、ハードルが高いなと私が思うのは、学校の指導体制が今変わってきているということなんです。ですから、学級を単位として指導するということは基本ですけれども、少人数に分けたり、多様な、いわゆるきめ細かな指導体制に今、指導体制が変化をしてきていますので、学級に使ってない教室は全て、今空き教室と言わないのですが、余裕教室と言うのですが、余裕教室かというと、そうではないんです。ですから、そこの多様な指導体制に対応するための教室の使用に今学校はしているということが1点。
  それから、児童クラブというのは7時までですので、7時まで子供を預かることになりますと、学校というのは今4時45分まで勤務ですので、その学校の管理体制も完全に変えていかなければならないということになる。そうすると、セキュリティーの問題、それから防災の関係の問題の施設も、全部改造し直さないといけないことになります。それから、児童クラブは土曜日も開所するという方向になりますと、学校というのは土曜日は閉庁していますので、そこの部分だけ開けていくということになりますと、今言った消防施設であるとかセキュリティーの問題を全部解消していかなければならない。
  そういうハードルがいっぱいあるんですけれども、学校の中で、いわゆる学校と近接する場所で児童クラブをやるという方向については、十分学校とも協議をしていきたいというふうに思っております。
委員長(小川昌義君) 渡邊俊一委員。
委員(渡邊俊一君) 教育長、土曜日はいいんですよ。土曜日は、要するに学校から今の既存の公民館に子供さんが歩いていくわけではないですから。それは、私は構わないと思います。ですから、確かに、教育長、ハードルが高いことは重々わかって、わかって質問をしたり、それから、永野委員も長谷川委員も今の現状を訴えているわけじゃないですか。ですから、ハードルは高いのでありますけれども、それを何とかしていかなきゃないのは、それぞれ執行部の仕事ですから。その辺はやっぱり町長なり教育長、そして関係部署の中でいろいろ考えた上で、そんなに長い時間でないということを先ほどもお話ししました。それをうまく寄っていく方法を、お互いにアイデアを出し合いながらこの問題に対応していくということが一番大事でないかと思いますけれども、改めて町長の見解をお示し願います。
委員長(小川昌義君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 先ほども申し上げましたように、問題意識は同じように持っております。ただいま教育長から学校側の事情も説明したとおりでありますので、その辺を含めて協議をしながら検討していきたいと思います。
委員長(小川昌義君) 安住稔幸委員。
委員(安住稔幸君) それでは、91、92ページの5目障害児福祉費の20節扶助費、次のページになりますが、障害児デイサービス6,000万ということで、先ほど80人ということでお聞きしました。明石台のわか葉保育園の隣にこども発達センターあかいしの森が4月開所に向けて今進んでいると思いますけど、これの利用希望者というか、そういったもので説明会を行うということになると思いますが、この辺の実施についてはいかがなんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 説明会につきましては、全部で3回実施してございます。
委員長(小川昌義君) 安住稔幸委員。
委員(安住稔幸君) そうしますと、実際入園希望者というか、そういったものについては、今後についてはどのように把握しているんですか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) まだ契約等これからということなので、把握してございません。
委員長(小川昌義君) 安住稔幸委員。
委員(安住稔幸君) 前の同僚委員の質問で、グレーゾーンというような言い方、適当かどうかわかりませんけど、そういった方が140人ぐらいお子さんがいらっしゃると。こういった方に対してのこの新しい施設での対応については、どういうふうにお考えになっているのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) そういった方につきましては、相談なども実施してございますので、相談していただければよろしいかと思うのですが。
委員長(小川昌義君) 安住稔幸委員。
委員(安住稔幸君) そういった方に対して、町からの働きかけも考えていらっしゃるということでよろしいんでしょうか。働きかけ、こちらから積極的に、町のほうから。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) グレーゾーンの方につきましては、保護者の方の認識がなければ、なかなか相談するというのも難しいものなのかなと考えてございます。
委員長(小川昌義君) 安住稔幸委員。
委員(安住稔幸君) もちろんそのとおりでありますが、できたら直接あなたのお子さんはというような言い方ではなく、やっぱりこういったものをというものを継続的に声がけしていくということも大事ではないかと思いますけど、いかがでしょうか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 折に触れ、そういったことは必要なのかなと考えてございます。
委員長(小川昌義君) 安住稔幸委員。
委員(安住稔幸君) 必要ということで課長に言っていただきましたけど、そうしますと、今後そういったものも27年度は実施していくということでよろしいでしょうか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) その件につきましても、現在も保健師が訪問したりして、情報の提供等は行ってございます。
委員長(小川昌義君) 安住稔幸委員。
委員(安住稔幸君) 続きまして、95、96。2目13節委託料で介護予防・生活支援サービス事業モデル事業業務ということで440万6,000円となっていますが、サロン的なものということで、すばらしい取り組みだなと思いますが、具体的にこういったものをやられる場所とかその辺について、規模については、どのようにお考えなのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) そのサロンのところは、福祉健康センターのほうを予定してございます。週1回程度というふうなところで考えてございます。
  生活支援は訪問というような形になりますので、そのお宅に訪問して支援をするというふうなことでございます。
委員長(小川昌義君) 安住稔幸委員。
委員(安住稔幸君) 続きまして、142ページ。1款教育総務費の2目事務局費の中で、その説明のほうにとみや子どもまつり事業というのが335万3,000円ということで上がっております。それと、ページが146ページになるのですが、子どもまつり事業費補助金として250万上がっています。この違い、差についてはどういうことなんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 先ほども申し上げましたが、とみや子どもまつり実行委員会への補助金として250万で、そのほかの金額については時間外手当でございます。
委員長(小川昌義君) 安住稔幸委員。
委員(安住稔幸君) 先ほども時間外とは聞いていたのですけど、時間外ということは、これは実行委員会に全てお願いしてやっていただく事業ではないということでよろしいんですか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 子どもまつりの前日であったり、前々日であったり、職員が時間外を行った場合の手当ということでございます。
委員長(小川昌義君) 安住稔幸委員。
委員(安住稔幸君) そうしますと、その実行委員会というのは、そこまではタッチしないで、実際の当日の事業だけのほうを、その範囲だけしかやらないということでいいんですか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 実行委員の方々も、当然のことながらお手伝いをしていただきながら行いますけれども、時間外手当ということではなくて、費用弁償といいますか、そういったものでそのお支払いをするということでございます。
委員長(小川昌義君) 安住稔幸委員。
委員(安住稔幸君) 今、費用弁償という話というのは、これは今のその差額の約80万円ほどの金額のことでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 250万円が補助金として支払う形になります。その実行委員会の中で、その歳出として行われるということでございます。
委員長(小川昌義君) 安住稔幸委員。
委員(安住稔幸君) 町も絡んでいながら、また実行委員会のほうにも、両方でやっている。例えば、ふるさとまつりですと、ほとんどその実行委員会、そちらの人たちが皆してたような気がするんですけど、そういったような実行委員会のほうに全てお願いするというような感じではいかないのか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) ふるさとまつりも、当然職員も勤務しながらということでございますので、基本的に同じスタイルなのかなというふうに思ってございます。
委員長(小川昌義君) 安住稔幸委員。
委員(安住稔幸君) 私が言ったのは、事業するとき、はっきりその事業にかかっている総額というようなものが明確にわかりやすいというのが大事だなということで、それで今質問させていただきました。そういった意味で、もっと明確的なものがわかるようにこれからお願いしたいということです。
  続きまして、同じ142ページ、同じ説明で学力向上研究指定校事業というのが60万6,000円上がっています。これは収入の部で34ページ、県補助金から30万出ておりまして、10分の10ということでお聞きしたのですが、どうして金額が違うのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) こちらの補助については最大30万ということで、上限でございます。
委員長(小川昌義君) 安住稔幸委員。
委員(安住稔幸君) 続きまして、156ページ。幼稚園費になります。町長も帰られたので、何ともあれなんですけれども、町長の公約で、幼稚園が3歳から引き下げます、それも1年以内ということがありましたけど、この辺については、この予算のほうには反映されているのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) こちらの予算には反映されてございません。
委員長(小川昌義君) 安住稔幸委員。
委員(安住稔幸君) これも非常に町民の方は期待されているとお聞きしております。今後の事業の進め方については、どのようにされるんですか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 3年保育であったり、公立幼稚園のあり方ということで、慎重にさまざまな方からご意見を伺いながら、今後進めてまいりたいというふうに考えてございます。
委員長(小川昌義君) 安住稔幸委員。
委員(安住稔幸君) そうしますと、町長が公約で言われている、実際実現、1年以内的なものは、実際には厳しいのかなという感じでよろしいんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 難しいとも申し上げられませんし、それに向けて努力をしたいと思います。
委員長(小川昌義君) 安住稔幸委員。
委員(安住稔幸君) 次に行きます。174ページ。2目総合運動公園の13節委託料です。一番下の(仮称)スポーツ交流館管理業務191万1,000円。これは済みません、再度ご説明お願いいたします。
委員長(小川昌義君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(阿部雄也君) 現在、武道館のほうですけれども、管理人さん2人交代交代でやっていただいています。平日夜7時15分から夜9時15分まで。土日については終日と。それと同様に考えておる勤務体制になっております。
委員長(小川昌義君) 安住稔幸委員。
委員(安住稔幸君) ということは、もうお2人ふえるということでよろしいんですか。
委員長(小川昌義君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(阿部雄也君) この交流館のほうの管理ということで、新たに考えております。
委員長(小川昌義君) 安住稔幸委員。
委員(安住稔幸君) このスポーツ交流館、27年度はどの程度の利用される見込みをされているのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(阿部雄也君) テニスコートのすぐ上にある建物、それから、下に大きいグラウンド2面ございますので、そこを利用している方々は、トイレの使用などもありますので、シャワーですとか、かなりの人数は使われるのではないかなと考えております。テニスについては、25年と26年の比較でも、利用者数は1.5倍になっておりますので、さらに交流館が建ったことによって、利用者もふえてくるのではと予想されます。
委員長(小川昌義君) 安住稔幸委員。
委員(安住稔幸君) 最後になります。ちょっと戻ります。86ページになります。町長帰られたので、直接聞きたかったのですけど、放課後児童クラブのことであります。今、町長からの先ほどの話では、プレハブ関係のものが、今の前の計画では、28年の春に延びるような話が出ました。その当時ですね。それで、非常に皆さんの同僚委員から出ているように、非常に期待をしているわけです。この放課後児童クラブが学校内にできるということで。しかしながら、変わったわけですけど。議会だよりのほうで話をさせてもらうんですけど、2月1日発行で、12月の議会できちんとこのように決まりましたということで、2月1日発行の議会だよりできちんと明確に載せております。そして、住民は、それをしっかりと信じ込んでというか、信じていらっしゃるわけですよ。その辺もう少し、ですから、もっと明確に、もう少しその時期についてしっかりとした、執行部などで今後の見直しについて、時期とかそういったものについて早急に出していただきたいというわけでありますが、いかがでしょうか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 関係機関と協議しまして、なるべく早い時期にお示しできたらと考えてございます。
委員長(小川昌義君) 先ほど委員会の途中、町長より公務予定時間のため中座する旨の申し出があり、許可しましたので報告いたします。
  ほかに質疑ございませんか。
     (「なし」の声あり)
委員長(小川昌義君) 以上をもちまして、本日の議事を終了いたします。
  なお、あすの本委員会の開議時間は午後1時30分となります。
  本日はこれで散会いたします。
  ご苦労さまでした。
     午後5時24分 散会

平成27年予算審査特別委員会(第3号)

平成27年3月13日(金曜日)

富谷町議会予算審査特別委員会は、富谷町議会議場に招集された。

出席委員 19名

  • 委員長 小川昌義
  • 副委員長 山路清一
  • 委員 相澤榮
  • 委員 永野久子
  • 委員 佐藤聖子
  • 委員 渡邊俊一
  • 委員 磯前武
  • 委員 佐藤克彦
  • 委員 細谷禮二
  • 委員 安住稔幸
  • 委員 浅野直子
  • 委員 三浦邦夫
  • 委員 長谷川る美
  • 委員 出川博一
  • 委員 菅原福治
  • 委員 小泉光
  • 委員 高橋正俊
  • 委員 齊藤秀行
  • 委員 森栄

欠席委員なし

職務のため出席した者の職氏名

  • 議長 浅野幹雄

説明のため出席した者の職氏名

  • 町長 若生裕俊
  • 企画部長兼経営企画課長兼市制移行準備室長 荒谷敏
  • 企画部産業振興課長 横倉時夫
  • 企画部産業振興課参事兼企業立地推進監 松原誠
  • 企画部産業振興課長補佐  安藤敏
  • 建設部長 鴇謙一
  • 建設部都市整備課長 伊藤正
  • 建設部都市整備課長補佐 清水利美
  • 建設部都市整備課長補佐 高橋隆美
  • 建設部都市計画課長兼設計業務統括室長 佐々木俊男
  • 建設部都市計画課長補佐 高田浩幸
  • 建設部都市計画課設計業務統括室長補佐  柴田康紀
  • 水道事業上下水道課長(建設部上下水道課長) 齋藤英夫
  • 水道事業上下水道課(建設部上下水道課)副参事兼課長補佐 相澤友子

議会事務局職員

  • 議会事務局長 山田豊
  • 次長 富澤裕
  • 主幹 相澤正人

午後1時30分 開会

委員長(小川昌義君) 皆さん、おはようございます。
  本日の出席委員は19名であります。定足数に達しますので、直ちに「予算審査特別委員会」を開きます。


     議案第18号 平成27年度富谷町一般会計予算について
委員長(小川昌義君) 議案第18号平成27年度富谷町一般会計予算を議題といたします。
  なお、本日の日程は、一般会計のうち企画部産業振興課、建設部都市整備課、都市計画課、上下水道課の所管に属する予算について審議をいたします。
  それでは、これから各担当部長及び課長へ内容の説明を求めます。最初に、産業振興課長。
  [産業振興課長が予算書のとおり内容の説明を行った。]
委員長(小川昌義君) 次に、都市整備課長。
  [都市整備課長が予算書のとおり内容の説明を行った。]
委員長(小川昌義君) 次に、都市計画課長。
  [都市計画課長が予算書のとおり内容の説明を行った。]
委員長(小川昌義君) この際、午後2時40分まで休憩します。
     午後2時26分 休憩


     午後2時40分 再開
委員長(小川昌義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  次に、上下水道課長。
  [上下水道課長が予算書のとおり内容の説明を行った。]
委員長(小川昌義君) 以上で、説明を終わります。
  これより一問一答による質疑に入りますが、質問者及び答弁者は、要領よく簡潔な質問と答弁、そしてスムーズな議事進行にご協力くださるようお願いいたします。また、質疑は、ページ、款項目を明示され行ってください。
  それでは質疑ございませんか。渡邊俊一委員。
委員(渡邊俊一君) 122ページだろうと思うんですね。というのは、野鳥の森の整備関係について、どこに載っているのかちょっとわからないもんですから、どの項目に入っているかお示しを願いたいと思います。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 確かに平成26年度で野鳥の森、毘沙門堂入り口の整備事業ということで計上しました。今回、27年度については、これから調査予定地の場所に建物が建っているということで、それでちょっと時間がかかるということから今回27年度予算には計上いたしておりません。
委員長(小川昌義君) 渡邊俊一委員。
委員(渡邊俊一君) この予算書、前の町長が恐らく目を通しながら決めた予算書だと思いますので、1カ月もたってない中での新町長の考え方がよく入ってないというようなことも私も先ほど認識させていただいております。
  今、建物に対しての調査がまだ進んでいないからということでありますけれども、それで27年度は入れなかったというようなお話でありました。それで、調査進んだ時点で補正を組めるのかどうか、町長、その辺をお聞きしたいと思います。ちょっと待ってね。場所をちょっと、恐らく町長はわからないと思うんですね。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 場所については町南裏になります。それで、ことし2月2日に26年度の予算で立ち会いをお願いして無事終了したところです。それで、今言ったように、27年度予定した土地は地目が宅地になってます。それから、その宅地に車庫と思われる建物が建っております。そのために、所有者と協議しながら27年度は対応していこうと思ってます。また、町長には内容についてまだ詳しく説明しておりませんでした。今後、相談しながら進めてまいりたいと思います。
委員長(小川昌義君) 渡邊俊一委員。
委員(渡邊俊一君) 町長、その辺、担当課と十二分にすり合わせをしていただいて、これまでせっかく地権者との立ち会いも終わっているようですので、前向きに検討していただければと、こんなふうに思っております。
  次に、124ページであります。この中に主な事業名というか、その項目に対して中小企業制度の融資事業が載っております。これについて、利用者数を大体どのくらいに設定しているのかお尋ねをいたします。
委員長(小川昌義君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 利用者数ですが、平成25年度で合計で31件の利用がありました。平成26年度でも今現在で30件の利用がございますので、大体同じ件数なのかなというふうには見込んでおります。
委員長(小川昌義君) 渡邊俊一委員。
委員(渡邊俊一君) 今、31件、それから30件の予定があるということでありますけれども、その30件の予定の中身でありますけれども、仙台銀行と七十七関係でどういうような比率になっているかお示しを願いたいと思います。
委員長(小川昌義君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) こちら平成25年度ベースでは七十七銀行が12件、仙台銀行では19件となっております。そして、平成26年度、まだ年度途中ですが、七十七銀行につきましては20件、仙台銀行については10件という数値になっております。
委員長(小川昌義君) 渡邊俊一委員。
委員(渡邊俊一君) 今、20件の10件というような話をされてます。例えば仙台銀行と七十七さんとでその件数が余りにも開きあった場合には、恐らくその2分の1だと思います、七十七さんと仙台銀行さんが。その場合に、少ない部分からどちらかの銀行に振り分けというか、振り分けと言ったら理解できますか、そちらに持っていくというんですか、それはできるんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 現状ではその年度の預託金というのは年度初め4月1日にそれぞれの銀行に預託をするという制度になっておりますので、年度途中での移動というか、振り分けというのはできないような制度になっております。
委員長(小川昌義君) 渡邊俊一委員。
委員(渡邊俊一君) せっかくのこの事業でありますから、目いっぱい有効に使っていっていただいて、そして企業の振興に寄与してもらうということでありますので、その辺をもう少し具体にやはり検討していく必要性があるんじゃないかと思って今質問したわけなんですね。例えば仙台銀行さんでも七十七さんでも結構なんですけれども、どちらかが目いっぱいになるとそこの銀行を利用している企業がなかなかそれ以上今度申請しても許可されないというような現状になってくると思うんです。ですから、その辺はもう少し臨機応変にやはり対応していく施策を考えていかなきゃないんではないかと私は思うんですけれども、今後のそういった検討の余地があるのかどうか、そしてやれるやれないは別にして今後検討していくというような考えを持っているかどうかをお聞きします。
委員長(小川昌義君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 確かに平成25年度までは七十七銀行、仙台銀行それぞれ2つの支店で取り扱いをしていただいておりました。平成26年度の10月からは七十七銀行につきましてこれまでの富谷支店と向陽台支店に加えまして明石台支店が新たに取り扱いを始めたということで、取り扱い支店が1つふえているという状況もあります。
  また、今現在の残りの預託金の額なんですが、七十七銀行については12月現在で大体限度額いっぱいの融資になっております。仙台銀行につきましては、まだ若干融資幅が残っているというような状況も見受けられますので、そういった融資の実績なんかを検討しまして、今後の制度の活用、多くの方に利用していただくための制度でございますので、そういったことは検討してまいりたいというふうに考えております。
委員長(小川昌義君) 渡邊俊一委員。
委員(渡邊俊一君) わかりました。あともう一つ、決して件数だけでないはずなんですね。要するに金額的なものありますから、その辺も十二分に加味した中で検討していかなきゃないと思いますけれども、その件についてお答えを願いたいと思います。
委員長(小川昌義君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 議員おっしゃるとおり、預託金が当初年度についてはそれぞれ1,400万円・1,400万円で2,800万円、その10倍が融資の限度額ということになっております。それが毎年の預託金として積み重なっていくという状況になってきます。もちろん預託金の幅をふやせば毎年の当初予算ベースの預託金の額というのは当然ふえていくということにもなりますので、そういった財政状況も考慮しながらその預託金の増額なんかについても検討をしていければというふうに思っております。
委員長(小川昌義君) 渡邊俊一委員。
委員(渡邊俊一君) 次に、130ページです。15節工事請負費、この中で太子堂地区の側溝整備工事が明記されております。先ほど来、236メートルというような報告もされましたけれども、これは236メートルで1路線と考えてよろしいんですか。
委員長(小川昌義君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 来年度につきましては2路線を予定しております。
委員長(小川昌義君) 渡邊俊一委員。
委員(渡邊俊一君) それから、町道二・三ノ関線舗装修繕工事、これは二ノ関から三枚橋までの間のことをいうのかどうかを説明してください。
委員長(小川昌義君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 来年度予定しておりますのは、国道4号線から町道二宮線の少し手前までという形になっています。
委員長(小川昌義君) 渡邊俊一委員。
委員(渡邊俊一君) それから、同じなんですけれども、外5路線というところについて、その5路線がどこなのかご説明を願いたいと思います。
委員長(小川昌義君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 今回の交付金事業で予定しております6路線ですけれども、来年度要望しております二・三ノ関線、成田18-4号線、残り4路線といたしまして、成田環状1号線、これは成田地区の一番内側の環状の道路になっております。さらに成田中環状線、宮沢根白石線、これは宮沢根白石線の明石台地区内部分でございます。次に、熊谷前河原線、これは4号線から杜乃橋に上っていく道路となっております。
委員長(小川昌義君) 渡邊俊一委員。
委員(渡邊俊一君) 昨年度は穀田三ノ関線の測量調査関係が予算化されました。そして、今回はこの中には載っていないようなんでありますけれども、その事業は今後どのようになりますか。
委員長(小川昌義君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 穀田三ノ関線の測量設計業務につきましては、平成26年度で予算のほうを計上させていただきましたけれども、都市計画の変更業務に若干の時間を要しておりまして、設計業務のほうまだ行えない状態になっております。そのため、先日の26年度の補正予算の中で繰り越しということで、設計業務、27年度のほうに繰り越しをさせていただいているところでございます。
委員長(小川昌義君) 渡邊俊一委員。
委員(渡邊俊一君) 次、132ページでありますけれども、町道富谷12-1号線についてでありますけれども、恐らくこういうふうに明記されていても議会議員の方々はどの部分かよく理解できない部分があるのかなと思いますので、改めてどの部分なのかお示しを願いたいと思います。
委員長(小川昌義君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) この富谷12-1号線といいますのは、ちょうど役場の北側から富谷中央公民館のほうに伸びている道路でございます。今回、この設計業務を行おうとしている場所につきましては、富谷公民館前の交差点から大体小学校の端ぐらいまでの区間、そこについて、要するに現道が非常に狭いものですから、小学校用地の一部を使いながら道路を拡幅するための計画を行いたいということのための設計業務費用となっております。
委員長(小川昌義君) 渡邊俊一委員。
委員(渡邊俊一君) その事業についてでありますけれども、当然穀田三ノ関線が整備されればその必要性はなかったんでありましょうけれども、今現在なかなかそちらが進まないということで、そちらを先行していかなくないというような状況の中での計画と思いますけれども、幅員というか、その幅は今現在の役場の北側を通っている道路と匹敵するくらいの幅員で計画するんでしょうか、それとも今の現道を、多少曲がったり何だりして狭くなってる部分ありますから、それを少し幅を広げるんですよというような工事なのか、その辺を示していただきたいと思います。
委員長(小川昌義君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 現在予定しております計画幅員としましては、車道部分が6メートル、それから歩道部分を2.5メートル、片側歩道になりますけれども、学校側に。そういった構成で整備をしたいというふうに考えております。
委員長(小川昌義君) 渡邊俊一委員。
委員(渡邊俊一君) それによって富谷小学校の敷地に弊害が起きる可能性というのはないんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 交差点近くにつきましては現在有効な土地利用は図れてないので特に問題はないかと思いますが、正面玄関付近、その辺駐車場として利用されてる先生方いらっしゃるようですので、そちらの確保というのが若干問題になるかというふうに考えております。
委員長(小川昌義君) 渡邊俊一委員。
委員(渡邊俊一君) その若干問題になるかどうかというのは、若干なのか、かなり問題になるのかちょっと私も理解できないんですけれども、もし問題になるとすれば、それに対しての代替をやはり考えていかなくない部分が当然出てくるだろうと思うんですけれども、その考え方についてどのように検討されるかお示しを願いたいと思います。
委員長(小川昌義君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) まだ具体的な設計ができておりませんので、どの程度影響するかというのがまだはっきりしておりません。その辺がある程度はっきりしてきた段階で、教育委員会及び小学校のほうと協議をさせていただいて、対応を考えたいというふうに考えております。
委員長(小川昌義君) 渡邊俊一委員。
委員(渡邊俊一君) わかりました。それから、その下の町道深苗代線改良工事に伴う用地購入ですね。先ほど336平米と言われておりました。平米数はわかったんですけれども、メートル数は大体どのくらいになるのか、それをお示し願いたいと思います。
委員長(小川昌義君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 購入する3,306平米の延長としましては約470メートルほどを予定しております。
委員長(小川昌義君) 渡邊俊一委員。
委員(渡邊俊一君) 470メートルといいますと、大体、今、一番奥のうちはまた別個にしまして、そのほかの何軒かありますけれども、その最後のほうのうちのあたりまで行くんですか、その400何メートルというふうな形では。
委員長(小川昌義君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 一番最後のお宅に行きますためには、県道から真っすぐ進みまして、途中から左側にL字形に折れて田んぼの中を通っていきますけれども、今回購入を予定しておりますのはその曲がる手前までのところまでを予定しております。
委員長(小川昌義君) 渡邊俊一委員。
委員(渡邊俊一君) そうしますと、その曲がったところについてはこれからだというような感覚でよろしいですか。
委員長(小川昌義君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 今回購入の予定をしておりませんその先、田んぼの中の部分については今後検討させていただきたいというふうに考えております。
委員長(小川昌義君) 渡邊俊一委員。
委員(渡邊俊一君) もし計画、今の計画からもう少し具体的に考えた場合に、やはり回転プールというんですか、その部分のものまでやはりとりあえず買収しておく必要性があるのかなと思って、今、私は個人的に考えてるんですけれども、その辺の考えも含めて400何メートルというような感覚でよろしいんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 現在、今回購入する一番終点側の部分、そこについては特に回転場とかは予定しておりません。ただ、一番最後の部分については丁字路になっておりますので、その辺を活用して戻ってこれるような対応はしたいというふうに考えております。
委員長(小川昌義君) 渡邊俊一委員。
委員(渡邊俊一君) 丁字路になってて、そして車がバックして戻れるような状況というのは、恐らく町道の中では余りないはずですから、その辺を今後やはり具体にもう少し検討したほうがいいんじゃないかと思いますけれども、その辺の考えはありますか。
委員長(小川昌義君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 今回のこの路線の整備について、今回購入する部分で終わってしまうのか、それとも最後のお宅のほうまで延びていくのかというのもございますので、その辺も含めて今後検討させていただきたいというふうに思います。
委員長(小川昌義君) ほかに質疑ございませんか。菅原福治委員。
委員(菅原福治君) それでは私から、ページの57、58、2款1項9目の防犯対策の部分なんですけれども、説明欄に防犯灯整備事業7,019万2,000円となっておりますが、昨年より1,000万円強ふえたんですけれども、これの内容についてお伺いいたします。
委員長(小川昌義君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 主なものとしましては、電気料の値上がりによる対応ということでございます。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) そうですか、電気代が上がったということ。
  最近、団地におきまして、防犯灯が暗いという苦情みたいなのが届いているんですけれども、LEDに交換すると若干明るい、もちろん節電にも、今言うように電気代が上がったということなんですけれども、節電にもつながりますので、これからの電球交換はLEDになるのかどうか、その点をお伺いします。
委員長(小川昌義君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 現在、古くなって交換する場合もしくは新設する場合、これにつきましては24年度以降ほぼLED化を図っております。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) これは距離的なものは決まってるんでしょうか、何メートル置きというのが決まっているんでしょうか、ちょっと教えていただきたいんですが。
委員長(小川昌義君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 具体的に何メートルという数値は決まっておりませんけれども、団地内におきましては電柱1本置きを基本という形で設置のほうをさせていただいております。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) 極端に暗い、私も行ったんですけれども、暗いところも2カ所ばかりあったんですけれども、そういう場合はご相談に乗っていただけるんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) そういう暗い場所もしくは大分古くなって暗くなってるような場所、そういったものについては町内会からご要望がいただければ、私のほうで現場のほうを確認して、ご相談をしながら対応しているところでございます。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) それでは次に、129、130、8款2項2目道路維持費15節工事請負費、これは先ほど渡邊委員からも道路整備という部分では話、先ほどありました。私からは、施工の場所は先ほど太子堂が二丁目236メートルで、富ケ丘が、有蓋化の部分ですね、太子堂、富ケ丘、鷹乃杜の3地区の有蓋化の部分ですけれども、富ケ丘が一丁目260メートル、鷹乃杜二丁目、三丁目で170メートルということでございますが、これですね、毎年思うんですけれども、整備の距離をもう少し延ばせないのか。というのは、住民は本当困ってるんですよね。この辺、原因はもちろん財政的なものだとは思うんですけれども、この辺もう少し努力できないもんかお伺いします。
委員長(小川昌義君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 太子堂につきましては、開始当初だと100メートル前後の整備だったんですけれども、現在は大体300メートルから400メートルぐらいのペースで行っておりますので、大分スピードは上がってきていると思いますが、なかなかさらにスピードを上げるというふうになると予算上の問題もございますので、財政のほうと相談しながら、できるだけ延長を延ばせるような対策という形で予算の確保に努めたいというふうには考えております。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) それでは、この3地区の、去年も3地区だったんですけれども、この3地区のあと残りのメートルは何メートルぐらいになるのかお伺いします。
委員長(小川昌義君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) まず太子堂地区でございますけれども、全体延長としまして約5キロメートル、そのうち未整備区間延長が太子堂地区で約2.1キロメートル、5キロに対して約2.1キロメートル、それから鷹乃杜地区につきましては未整備区間の延長が約9.7キロメートル、それに対して未整備区間の延長が約9.3キロメートル、富ケ丘地区につきましては、総延長が約17.5キロメートルに対して未整備区間の延長が8.9キロメートルでございます。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) これ何年かかるといっても、それはしんどいですよね。
  町長にお伺いしたいんですけれども、有蓋化というのは本当にそこに住んでる住民からすれば大変な問題だと思うんですね。確かにこの3日間の予算審議で1円たりとも無駄にしないというような議論があちこちからありました。私も現役時代は民間会社でございましたので、その辺は無駄な出費というものはだめなんだというような部分で頭にたたき込まれましたけれども、この有蓋化はやはり住民にとっては喫緊の課題だと思うんです。側溝も含めて道路が盛り上がってたりなんかもしてますので、生活の部分にも影響します。ましてや市制に向かってるわけですから、ぜひこの辺、町長にその辺お伺いしたいんですけれども、今後のことについてお伺いします。
委員長(小川昌義君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 施政方針でも申し上げましたように、この道路問題または側溝の有蓋化の問題については確かにやらなければいけないという実情は切実なんですけれども、何せ先ほどの担当課の報告にもありますように、かなり未整備のところが多い中で、限られた予算の中で執行していかなければいけないという、そのジレンマとの戦いみたいなところがありまして、最大限なるべくここに予算をつけられるようにこれから努力はしていきたいというふうには思っておりますが、現実、本当に厳しい状況にあるのは事実だというふうにご認識いただければというふうに思います。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) ぜひスピードを上げてやっていただきたいと思います。
  それでは次に、135、136の8款4項の説明欄の中段に、成田せせらぎに関した項目、金額が載っております。これですね、ちょっと確認質問なんですけれども、これの成田せせらぎ関連2つ載ってます。成田せせらぎ水路循環ろ過装置の管理業務、成田せせらぎ水路及び環水槽清掃業務339万円、これは年4回の実施については今でも変わらないんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) せせらぎ水路の環水槽の清掃業務につきましては年4回の業務になってございます。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) ちょっと確認、この今上がってる業務の名前と私が前からもらってる清掃業務とちょっと違う部分があるんです。というのは、ちょっと申し上げますと、以前に成田せせらぎ水路日常清掃業務、あと都市公園遊具点検業務、成田九丁目1号緑地側溝云々というような部分あったんですけれども、その部分の項目が今ここから外れてるんですけれども、それはどうしたのかお伺いしたいと思います。
委員長(小川昌義君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 成田の日常清掃業務につきましては、公園緑地清掃業務のほうに一括して入れるような形で入れてございます。136万1,000円のうちに入れてるような形でございます。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) わからないんですけれども、じゃはっきり言いますね。2つの成田せせらぎ関連がここに載ってますけれども、説明欄に、これは新しく出てきたんですけれども、以前は26年度までは成田せせらぎ水路日常清掃業務という項目だったんです。もう一つが、もう二つあるんですけれども、都市公園遊具点検業務、それともう一つが成田九丁目1号緑地側溝清掃業務と。この3つがあったんですけれども、これは名前、予算的に、金額的には余りさほど変わらないんですけれども、これに変わったのかどうか、それだけの確認なんですけれども。
委員長(小川昌義君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 旧の緑地の清掃につきましても、一応こちらの公園緑地清掃業務の中に一緒に計上してございます。また、遊具点検業務につきましては、専門業者による点検業務を3年に1回計上させていただきまして、26年度に実施したわけですが、27年度につきましては計上してございません。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) そうすると、今言った日常点検とか遊具の点検とか日常点検とか、その辺は網羅されてるという考え方でよろしいわけですね。
委員長(小川昌義君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 遊具の点検につきましては、春と秋の2回、職員による点検を行いまして、あと通常の業務員のトイレ清掃とか作業時におきましてなお注意して見るような形で考えてございます。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) わかりました。
  それでは次に、ページの123、124、7款1項2目13節委託料、商工費関係なんですけれども、作成業務とありますが、この業務内容をお知らせいただきたいんですが。
委員長(小川昌義君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 委託料で作成業務というのは観光データと企業誘致資料作成業務の2つありますので、2つについてご説明させていただきます。
  まず観光データ作成業務につきましては、こちら平成25年度に緊急雇用の交付金を活用いたしまして観光資源発掘調査業務を行っております。その中で、町内のいろんな観光資源、歴史、伝統、民話、そういったものの調査をしていただいておりますので、その成果品をぜひ皆さんに周知というか、知っていただくためにホームページにそういったものを掲載していきたいなというふうに考えております。その経費でございます。
  次の企業誘致資料作成業務につきましては、先ほど課長のほうからも説明がありましたが、企業誘致のためのパネルですとかさまざまな資料、その都度その都度随時必要になったものをこちらの委託料のほうで活用して作成をしていければというふうに考えているものでございます。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) 次の126ページの同じ商工関係、右側のくろかわ商工会、これの内訳というか、運営費とイベントありますけれども、これの内訳を教えていただきたいんですが。
委員長(小川昌義君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) まず2つあります。くろかわ商工会自体の運営経費といたしまして498万4,000円、プラスいたしまして、商工会富谷支部で毎年夏に開催しております「おもしぇがらきてけさin富谷」、こちらのお祭りの開催に係る経費の補助金といたしまして190万円を計上したものでございます。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) 29年度まで同じ金額なんですね、契約上は。お伺いします。
委員長(小川昌義君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) こちら運営費の補助金につきましては、3年間の契約というか、覚書を交わしております。今回、平成27年から29年までの覚書を締結いたしまして、運営費の額については27年から3年間は498万4,000円の補助金となるところでございます。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) その下の補助金、先ほども補助金なんですけれども、補助金の企業立地促進奨励及び雇用促進奨励金、これ前年より大幅に、企業の関係に対応してるんでしょうけれども、これの企業名と、企業名というか、企業が何社か、それと雇用の部分、何人かをご提示いただきたいんですが。
委員長(小川昌義君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 平成27年度につきましては、当初予算ベースで2つの企業を予定しております。まず一つが東洋刃物、こちらにつきまして企業立地促進奨励金が410万円、雇用促進奨励金につきましては30万円、もう一つが成田にあります鴻池運輸、企業立地促進奨励金が228万円、雇用促進奨励金30万円をそれぞれ予定しております。ただ、平成27年度で新たに固定資産税が課税される企業が株式会社ジオラ、株式会社キスケフーズが27年度中、固定資産税が課税される予定になっておりますので、そちらにつきましては税額が確定次第、補正予算で対応させていただきたいというふうに考えております。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) 雇用促進のほうが30・30ということですと、これは3人・3人ということでいいんでしょうか、ですね。
委員長(小川昌義君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 当初予算ベースではその3人・3人の数で計上させていただいております。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) 町長にお伺いしたいんですけれども、商工費、町の中の予算で商工費が、本当に町も大きく変わる中で何となく、私4年目なんですけれども、活気がないような数字になってるんですね。これは何も担当者の方がどうのこうのじゃなくて、町の大きな課題だと思うんですけれども、町長は、この商工費の今言ったような企業誘致の部分とか観光だとかいろんな部分ありましたけれども、この部分を見てどう思われたかちょっとお伺いしたいんですが。
委員長(小川昌義君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 施政方針でも申し上げた部分ありましたが、やはり市制施行に向けて、富谷はやはり事業所数、商工業が少ないというのが現実的にも課題でありますので、やはりそれの活性化というのは市制施行に向けて積極的に取り組んでいかなければいけない。そのためには、地元の既存の商工業の育成はもちろんですけれども、新たな商工業の誘致、両方、両面で行っていかなければいけないというふうに思っておりますので、それに比例してやはり予算措置も考えていかなければいけないというふうには思っております。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) 最後に、再度町長にお伺いします。
  選挙期間中も仙台のベッドタウンで終わっていいのかというような部分で再三訴えて町長おりました。私も12月議会の一般質問でも地方創生の部分とか大学誘致の中でお話をいたしました。本当にこのまま仙台のベッドタウンで終わってはいけないと思いますし、本当に今、富谷は大きく変わるきっかけにもなってますので、ぜひその中で、確かに今まではベッドタウンというか、それが目的もありましたので、それはそれで大成功で、これはこれでよかったと思います。しかしながら、これからは企業誘致のスピードなり雇用、また商工振興の活性化、先ほど言われましたように、また観光、これまた完全におくれてますので、観光等々、町のバランスなりこれから質が問われると思いますけれども、その辺、最後に町長お答えいただきたいなと思います。
委員長(小川昌義君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 私も選挙中お話ししたのは、やはり今回市制施行を迎えるに当たって、やはりベッドタウンからの脱却ということをよく口にさせていただきました。それはやはり仙台のベッドタウンとしてずっと富谷はこの50年間で5,000人の村から町へ変わって5万人を超すという形になって、ただベッドタウンには限界があるというのが現実、皆さんご承知のとおりでありまして、今は現役世代が多いから何とか財政的にも成り立ってますが、これが先、10年先、20年先を見たときに、どこかの段階で必ず現役世代と上の世代が逆転するときが来ます。そのときになってからでは遅いわけで、それを早目に回避するためには今回の市制施行を区切りにベッドタウンからの脱却、ある意味地元の都市機能を確立する上でいわゆる商工業の育成、工業誘致というのが一番大切なことだということで今回掲げさせていただきましたので、実現に向けて全力で頑張っていきたいというふうに思っております。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) まず126ページからお願いします。
  商工費ですけれども、商工振興費ということで全体で平成27年度は1億1,845万7,000円が計上されております。それで、この2014年、去年の6月に小規模企業振興基本法が制定されました。この小規模企業、従業員が20人以下、そして商業、サービス業では5人以下というまさに中小零細企業が対象となった、これを振興しようという画期的な法律なわけですが、富谷町でこの法律の対象となる事業所は幾つあるでしょうか。
委員長(小川昌義君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 詳細については把握しておりませんので、これから把握してまいりたいというふうに考えております。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) この中小零細企業の把握というのはかねがね何年越しかで議会の場でも申し上げてきてるわけですが、法律ができても対象を把握しないと対策の打ちようもないわけで、まずその悉皆調査、富谷の町内にある事業所全てをことごとく調べると、そういう調査が必要だと思いますが、それをしないと対象となる事業所も把握できないということになりますので、この悉皆調査について平成27年度取り組むご予定があるかどうかを伺います。
委員長(小川昌義君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 町内の事業所につきましては、商工会のほうで毎年、会員の組織化ということも含めて事業所の調査をしておりますので、そういった商工会での調査の折にそういったことも含めて調査ができるのかどうか、商工会と協議をさせていただたいて取り組んでいければというふうに考えております。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) 商工会に加入している事業所というのはごくごく一部ですよね。しかも会員は減る傾向にあるという中で、全体を把握しないで、商工会の調査にあわせてといったような主体性のないやり方ではなく、町としてこの法律を機に全事業所を把握しようという取り組みがぜひ必要だと思いますが、どうでしょうか。
委員長(小川昌義君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 先ほど申し上げました商工会の調査につきましては、会員のみならず町内の全事業所についての調査で、基本的にはそのようになっておりますので、まずはその中で対応ができるのかどうかということを商工会と協議をさせていただいて、その上で不足の部分があれば何らかの方策があるのかどうかということは検討してまいりたいというふうに考えております。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) 商工会は、そうしますと今回初めてそういう調査をやるということになりますよね。今まで何回も商工会に聞いておりますけれども、富谷町内の全ての事業所を把握してはおりませんと、会員についてのみしかわかりませんと言われてきましたので、おっしゃるとおりだとすれば、それは全ての事業所を対象にして悉皆調査をやるということで捉えていいでしょうか。
委員長(小川昌義君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 商工会のほうでは、毎年、町内の事業所数について調査はしております。ただ、その調査の内容が出向いての調査なのか、場合によっては電話での調査なのか、そういったこともいろんな調査方法があるようには聞いております。その中で、今回、議員おっしゃるような人数の把握ですとかそういったことは可能なのかどうかというあたりはまずは確認をさせて、対応に向けて商工会と協議をさせていただければというふうに考えております。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) 114ページ、労働費です。シルバー人材センターへの発注が、負担金補助及び交付金ですね。114ページの中で負担金補助及び交付金で計上されておりまして、補助金のところでシルバー人材センター活動推進事業補助金が1,600万円計上されております。この1,600万円の使い道というのはどういう内容か把握してますか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) まずは定額補助ということで1,280万円、それから320万円がほっと育く事業ということで交付しているところです。
  なお、定額につきましては、事務費、人件費等になります。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) 富谷町が町として官公需という形でシルバー人材センターに発注しているものは、委託料だとかその他いろいろ含めまして全事業で何件、幾らに上るんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 25年度実績ベースでよろしいでしょうか。契約金額が2億1,134万円、件数が1,566件となっております。この契約金額は委託契約等になっております。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) その事業は、何をどういう項目で発注しているかというのを、今でなくて結構なんですが、後で一覧表をいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) こちらで把握している分は、公共事業、それから民間事業、一般家庭、独自事業ということでの資料はいただいているところでございます。後でよろしければ。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) それでは、農政費ですが、まず120ページの一番上です。負担金、補助及び交付金の一番下のところ、富谷町米価下落対策資金利子負担軽減事業補助金ということで1万4,000円が計上されております。この利子負担軽減事業補助金の大まかな内容を伺います。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) JAあさひなさんで米価下落対策として平成26年12月に無利子で農業者へ融資する平成26年産米ナラシ対策つなぎ資金を新たに創設しております。それにおいてその資金の金利に対して町で0.2%補助するという形になります。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) これは価格補?策ではなくて、この対策事業に移行させるための、この対策に加入していない農家を対象とした価格補?策への移行を進めることが目的だというふうに受けとめていたんですが、間違いありませんか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 内容のほう把握できないんですけれども、まず米価下落した際に収入を補?するナラシ対策の交付金がありますが、そのナラシ対策の交付金が27年6月ごろに交付される予定です。このナラシ対策交付金が交付されるまでの間にこのつなぎ資金で無利子で農業者へ貸し付ける、融資するという内容になっております。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) つなぎ資金で。無利子ですか、わかりました。
  では次なんですけれども、町長は、米価の補?に関して平成26年度ではなく27年産米から下落があったらということで補?をするというふうにお話しされておりました。そこで伺いたいんですが、平成26年をベースにした場合、どの程度の町の予算を使うことになるでしょうか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 下落に対して助成するときの町の考えというか、26年産米でということで……。先日申し上げてるんですが、大衡村のほうで60キロ当たり400円ということで助成してるようです。それで、町においてもその400円をベースに交付するということで考えた場合、896万6,000円と見込んでいるところでございます。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) 思ったより大きな金額ではないなという印象を受けたんですけれども、この補?策というのはあくまでも一時的なもの、今後こういう米価の暴落が起きたときにはその都度実施されるものというふうに、どちらに受けとめたらいいでしょうか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 27年産米からそういう助成を考えていくということで検討させていただきたいと思います。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) そうすると1回限りではなく、そういう事態が起きれば今後もあり得るということでいいんですね。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 検討していきたいと思っております。
委員長(小川昌義君) この際、午後3時50分まで休憩します。
     午後3時36分 休憩


     午後3時50分 再開
委員長(小川昌義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  永野久子委員。
委員(永野久子君) 118ページです。委託料のところで、給食センター納品集荷業務23万6,000円計上されておりました。この学校給食の問題ですけれども、学校教育、学校給食センターの側からの発想というよりも、地産地消をこの学校給食で進めるという観点から見たときに、きのう学校給食センターのセンター長から資料をいただきました。富谷町の学校給食で富谷産の野菜がどのくらい使用されているかということなんですけれども、平成25年度ですが、全体で1万3,330キロなんですが、そのうち使われたのが6.1%という状況です。町長に、この状況を聞いてどのように、どう感想を持たれたかを伺います。
委員長(小川昌義君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 極めて低い数字だというふうに認識します。私は、これまで県の食育推進委員とかいろいろ給食関係のかかわりをずっと持ってきた関係もありまして、全国的に見てもやはり、平均してもやはりこの数字というのはちょっと低いなというふうに思っております。ただ、きのうも申し上げましたように、やはりセンター方式を利用するとどうしてもこういう数字にならざるを得ないという現状もあるかとは思うんですけれども、正直低いという認識であります。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) 同じ認識でほっといたしました。安心いたしました。それで、地元産の農産物をセンター方式のもとでも何とか利用拡大するということを考えた場合に鍵を握るのは、やはり例えばジャガイモがふぞろいであったり、キュウリが曲がっていたりというふぞろいの野菜への対応だと思うんですが、これは逆に言うと人手をふやして、機械に任せないで人手でやれば対応できることなんですよね。そういう方向で地元の野菜をとにかく活用するということを大目標に掲げて、そのために必要な手だてをとるということを今後検討していただければと思うんですが、いかがですか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) まず時間内に作業を終了するということで、その観点からかなりの手作業であれば時間が必要になってくるのかなと思います。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) 限られた人数で発想すればそうなりますけれども、人数を一定程度ふやすということを考えれば、これは解決できるはずです。やはり産業振興課のサイドから見たときに、この学校給食の年間賄い材料費が平成27年度の予算を見ても3億1,500万円ですよ。これ全部もちろん野菜ではありませんけれども、これを富谷町の農業振興に生かそうと、いかにしたら生かせるかというふうに発想していくべきではないでしょうか、伺います。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 限られた予算の中で、確かに低い数字ではございますが、農業振興に取り組んでいるところでございます。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) これは学校給食センターの問題でもあるので、ここではきょうのテーマとちょっとかみ合いませんので、産業振興という立場からだけ見ていきますと、やはりどこが音頭をとるか、コーディネーターが必要だと思うんですね。これは、学校給食センター、教育課、学校サイド、教育サイドからの人と、それから産業振興の側からの人ということで、両者をつなぐコーディネーターが必要だというふうに思うんです。先進地ではどこでもそのコーディネーターの役を栄養士さんがやってみたり、また別途、役場の職員の特定の役割を持った方がいたりというふうな形で、人がまず大事だというふうに思うんですが、町長にこの点はいかがお考えか伺います。
委員長(小川昌義君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 全国の、ただいま議員がおっしゃるとおり、やはり給食、地元、地場産品を、地元利用率を高めている背景にはやはりコーディネーター役が存在して高めているという実例は多く私も伺っております。確かに私も考えていかなければいけないのは、やはりセンターに対応できるような生産体制をつくっていくということが重要だと思っているんですね。そのためには、いわゆる富谷町も今転作作物をどうするかとか、いわゆるそういったところから考えて、ある意味加工しやすい、学校給食センター方式に対応し得る作物をもっと普及することによって生産者もふえ、そして生産者の収入がふえ、そしてなおかつ学校給食に地元産の利用度が高まるというふうにつながっていくと思いますので、その辺は両面で考えていかなければいけないというふうに思います。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) これは品質の向上と同時に、品質が向上するまで使わないということではなくて、利用を進めながら、地場産品の利用を進めながら品質の向上も、また農薬の使い方等についても指導すると、品質についても向上させながら拡大していくという視点が必要だというふうに思うわけで、ぜひこれは取り組んでいただきたいというふうに思います。
  先ほどの平成25年度に使用した野菜なんですが、富谷町で利用したものの中で、野菜、品目が幾つかあるんですけれども、キュウリ、ナガネギについてはゼロなんですよね。これはちょっと驚きなんですけれども、こういう品目の活用についてももう少し検討していくべきだというふうに思いますが、どうでしょうか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 野菜使用については今後給食センターと栄養士等でお話し合いしていきたいと思います。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) この納品費の問題なんですが、予算の概要の3ページを見ますと、今回、平成27年度の予算全体で129億円を超えておりますけれども、その中で農水費予算は全体の0.8%で9,035万5,000円なんですね。災害復旧費と予備費を除くと、政策的な支出、目的別の支出でいきますと最低なんです、どの費目よりも最も低いと。全体予算の1%にも満たないという、この状況では何か施策をやりたいというふうに思ってもなかなかやりにくいというふうに思います。それで、例えば、仮にですよ、全体予算の1%を目標にしようと思っただけでも3,000万円近い農水予算をとることが、ふやすことができるわけですから、この際やはり農業に力を入れるということであれば、積み上げ方式の結果での予算にとどまらず、もっといろいろな意見を聞いてどんどん取り入れることができるように、その予算全体の比率構成についても目的意識を持って農水予算については手当てをしていく必要があるというふうに思いますが、町長、いかがでしょうか。
委員長(小川昌義君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) 結果としてこのように比率が低くなっているという状況の中であります。でも、全体として、その比率の問題ではなくて、逆に何をするかという、そのことがやはり大事だと思いますので、積極的にやはり農業振興の施策を積極的にこれから考えて、積極的にそこは取り組んでいくことによってそこに比例して予算も伴っていくというふうに思っておりますので、その努力をしていきたいなというふうに思っております。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) 発想がどちらでも、とにかく積み上げてふやしていくことが結果的に大事だというふうに思います。
  最後になりますけれども、農業後継者の所得補償の問題で、これは全国的にも新しく後継者になった方々に所得補償、何年間か限定して実施している自治体がふえてきております。例えばの話ですけれども、月15万円、12カ月、1人180万円ですね、これが5人だったら900万円で年間できるわけですね。さっきの予算の話じゃないですけれども、900万円でできるわけですよね。それを考えますと、後継者対策、町長も先日、きのうでしたか、後継者対策というのは単に嫁さんの話ばかりじゃないんだと、生活できるような農業にしていく必要があるとおっしゃってました。このことからも、やはりいろいろ研究はしなきゃいけないと思いますが、新後継者の所得補償ということも考えていく必要があるというふうに思いますが、いかがでしょうか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 所得補償については確かに支援事業はやっていませんが、そのほかに各種補助によって農業者の支援を行っていますので、まずそちらの補助金等を活用していただきたいなと思っております。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) 最後と言いましたが、今の同じ質問を町長にお答えいただきたいと思います。
委員長(小川昌義君) 若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの担当課長の意見も含めて、あと先ほどの議員からの実例もこれから調査をさせていただいて、全国の実例を調査させていただいて、参考になって、もし富谷で利用できる分があればそれはそれで活用したいというふうに思います。
委員長(小川昌義君) ほかに質疑ございませんか。出川博一委員。
委員(出川博一君) それでは、113ページ、14ページ。
  5款1項1目13節委託料なんですけれども、ここに新製品販売全国展開、観光誘客業務等ございますけれども、これはどちらにウエートを置いた業務を考えておられるのかお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) こちらは平成23年度から実施している事業ですが、新商品の開発と観光誘客ということですが、ウエート的には新商品開発なのかなというふうに考えております。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 多分新商品というのはこれまでの話を聞くと新しい商品ということで、26年、去年で既に4商品ができたということなんですけれども、この商品はどの程度の売れ行きといいますか、開発しっ放しで終わっているのか、それとも販売促進にまで力を入れるのか、その辺をお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 25年度ベースなんですけれども、25年度については4つの商品を開発、商工会の企画で、あとは町内のお菓子屋さんですとかそういったところに協力をいただいて開発をして、今現在実際に売られております。その中で、例えば、宣伝が一番何よりも大事だというふうに考えておりますので、「広報とみや」でのPR、あとは県内の情報誌「S-style」、こういったものへの掲載、あとは例えば河北新報でも一部取り上げられた商品がございます。そういったことで、いろんな媒体を使って、開発をした商品についてはPRをしてその販売の促進につなげてまえればというふうに考えております。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) PRはわかるんですけれども、実際的には富谷事務所のほうに委託しているという現状でございますね。その辺の中で、実際の売り上げがどのくらいになってるのかという把握はしておられますか。
委員長(小川昌義君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 全てではありませんが、やはり売り上げということですとその事業所のいろいろ事情とかもありますけれども、把握しているものもございます。例えば、昨年餅よしのほうで開発していただきましたブルーベリーを使った「富谷大使」という和菓子なんですけれども、こちらについては月平均50個程度は売れているという報告もあります。また、「コブレンツ」という酒かすを使った腸詰め、ソーセージ、こういったものも26年度ですといろんな商品の中でも10万円くらいの売り上げがあるということの報告は受けているところでございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) この4商品について、今後ともきちっと売り上げを把握して、いかに効果があるか、この3年だけで2,000万円投入してるんですよ。2,000万円投入して10万売れましたとか50個売れましたとかというんでは、果たして本当にその取り組みがいいのかどうか。それは皆さん一生懸命やっているのはわかるんですけれども、その辺を、公金を使ってバックアップしてるわけですから、その辺のフォローというのは当然町としてするべきだと思うんですけれども、いかがでしょうか。
委員長(小川昌義君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 議員おっしゃるとおりでございますので、そういった把握は毎年努めてまいりたいというふうに考えております。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) あと、次世代継承型雇用ということで、これも緊急雇用の中で実施したんだと思うんですけれども、この内容については森林組合に30代の男性を1名配置してというか、受け入れてもらって育成しているんだということですけれども、その成果というのはどのようになっているんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 事業実施期間が3年ということで、26年度で終了しました。それで、その方を正規雇用にしていただけるものと、27年はですね、正規雇用にしていただけるものと思っております。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 思っていますというのは、まだ約束はしてもらってないということなんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) その辺まだ年度途中で、こちらからは確認はしておりません。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 何でこの2つの問題についてお話しするかというと、これもまた2,000万円投入してるんですよ、この事業でも。そして結局委託している、1つは富谷事務所、1つは森林組合と。委託しっ放しで、結果について、今後、この森林組合で3年間やった人を何とか町の人材というか、林業とかそういうやつについて生かしていこうという発想はあるのかどうかお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 技術の継承ということで、若い人を雇用するという事業でしたので、今回31歳の方が雇用されたものですから、きちっと継承されたのではないかと思っております。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) いや、これ緊急雇用で国から来たお金だからということで、そういう取り組みでは非常にもったいない。いわゆる国税だって我々の税金ですから、そういうのを配付、補助金としてもらったやつをやはり有効に使って町の発展のために生かすというのが本来の趣旨ではないですか、いかがでしょうか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 町にとってもいろいろ森林組合とは委託業務を行っているんですが、その委託業務以外にその方に町有林等見回り等をやってもらって、3年間実施してもらっているところでございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) それでは、117ページ、18ページの13節委託料、ここのブルーベリー産地拡大事業という中で、「スイーツフェア」ポスター制作とツール制作業務があるんですけれども、この中身についてお尋ねいたします。
委員長(小川昌義君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) まず、18万円のタイトルなんですけれども、「スイーツフェアポスター制作等」となっておりますが、申しわけございません、こちらについては「スイーツフェア運営業務」ということでご訂正をお願いできればと思います。すいません。
  この18万円の内訳につきましては、スイーツフェアの運営ということでイベント会社のほうに委託をいたしまして、主にお披露目会、スイーツフェア開催期間の前にその年のお披露目会を開催しているんですが、それの例えばコーヒーだったり、あとはその年につくったスイーツを載せるお皿、あとは会場の装飾、そういったものへの経費というふうになっております。
  次のブルーベリースイーツフェアツール制作業務49万8,000円、昨年ベースで大体45万円の支出がございました。こちらについてはポスターの制作、チラシの制作、あとはのぼりの制作、それからスタンプラリーなども行っておりますので、そういったもののラリーカードの制作の費用というふうになっております。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 今の説明聞いてわかったんですけれども、去年60万5,000円、この事業にかけてたのが今の2つを合わせると大体そのぐらいになるので、継続してやるのかなと思ったんですけれども。ということは去年の時点でポスターではなかったんですね。お尋ねします。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) ポスターについては毎年制作をしております。ですので、ポスターについてはこの49万8,000円、こちらの中で昨年度もポスター等制作しているということになっております。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 私言ってるのはそうじゃなくて、去年もポスター制作等業務ということで60万5,000円計上してたわけですよ。ですから、実態は違ったんですねとお話ししてるんですけれども、いかがでしょうか。
委員長(小川昌義君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 昨年度につきましては、運営業務とツール制作業務、これが一本での予算の提示ということになっていたかと思われます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 表示の仕方ということであれば、それは、なかなか納得できない部分なんですけれども、やむを得ないと思うんですけれども、実際今までずっとポスター等業務でここ何年かやってきてたやつが、ここに来てツールになったんで、ちょっと違和感を覚えて質問したらそういう中身だったということですね、わかりました。これを議論してもしようがないです。
  続いて、ここの19節、ブルーベリーの産地拡大ということで、これは実際毎年やってるんですけれども、作付面積は何平米ぐらいなんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 現在のところ4万288平米で押さえているところでございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) それで、材質ではあれなんですけれども、26年で何平米ぐらいふえたんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 今回の面積は、これから植えつけする予定でございます。面積は把握できないんですけれども、300本を2人の方、分けてですね、2人の方で植えてもらうようになってます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) ということは本数でもって拡大を、産地拡大をしているというふうな理解でよろしいんでしょうか、それとも数量、収穫数量として把握しているのか、どちらなのかお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 補助事業としましては苗木の交付の事業でございます。それから資材の提供ということでの事業を実施しています。今回300本の購入というか、苗木を育てたものを個人のほうに配付しているところでございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) いや、これはブルーベリーの産地拡大事業でやってるわけですから。300本を植えつけてもらいましたと。じゃこうふうになると2年たったら何本残ってたんですかと、こう聞きたくなるんですけれども、そういう意味でなく、どういう形でその産地拡大を町として担当課として把握してるのかお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 栽培者というか、生産者をまずはふやしてもらいたいなとは思ってます。その上で苗木を購入する際に補助、助成しているということの事業でございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) それで、町の道路上の表示にもあのブルーベリーが富谷町のあれにも書かってるわけですけれども、町としてはどのような形に持っていきたいというふうなことを思ってこの事業を続けておられるんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) まだまだ需要がありますので、面積、それと生産者をふやしていきたいと思っております。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 今、需要というお話が出たんですけれども、富谷町は宮城県の中でブルーベリーの生産としてどのぐらいの位置づけなんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) すいません、手元に資料がございませんので、後で報告させていただきます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) お願いなんですけれども、その辺の具体的な目標とかそういう政策的な意味合いをもう少しきちっと把握した上で事業推進をしていただきたいと思いますけれども、ぜひその辺について見解をいただきたいと思います。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) そのような形で今後進めてまいりたいと思います。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) それでは、121ページ、22ページの5目19節……。すいません、ちょっと私も混乱してしまいました。
  122ページの林業費2項1目12節役務費96万3,000円、これは火災等保険料ということで、先ほど町有林に対する保険だということなんですけれども、それで間違いないでしょうか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) そのとおりでございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) そうすると、これは付保する、いわゆる木に掛ける面積を広げたということなんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 町有林につきましては、その区域区域で保険掛けてるんですが、1つの地区で5年間契約して、その1年置いて別の地区を5年間ということで、毎年毎年、契約が期限が切れたときに順番に契約できるようにしているところでございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 5年の長期契約をしているということなんですね。というのは、去年26万9,000円だったのに、何でこれが一気に100万円近くになったのかというのが不思議で質問いたしましたけれども、そうすると長期契約をすることによって例えば料率が下がるとか、そういうメリットはあるんですか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 逆に一度に何百万となるよりは分けて、その区域ごとに分けて掛けていたもので予算を立てているところでございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) いや、例えば、私、やはり財政的なやつというのは、こういう経常的なやつは毎年掛けていって余りばらつきがないような形で予算を組み立てていくのがベターではないかなと思っているんですけれども、その辺についてのお考えはいかがでしょうか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 区域ごとに面積が違ってますので、同じ金額にはなりません。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) わかりました。それでは、123、24の上のほうの19節、緑づくり補助金と富谷町緑化推進委員会、ここ毎年定額として30万円、55万円という補助金を出しておられるんですけれども、この中身についてお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 緑づくり補助金につきましては、町内会で緑化木を植えるということで申請あった場合、1町内会に10万円交付しているところでございます。予算上は3町内会の申し込みを見込んでいるところでございます。
  また、緑化推進委員会は、町長を会長として、委員を行政区長にお願いしているところで、各町内会に緑化木等を推進してもらうように実施している委員会でございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 時間なくなってきたので、簡明な答弁をお願いいたします。
  緑づくり補助金、1町内会10万円で3町内会ということなんですけれども、これは早い者勝ちなんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 申請順で受け付けております。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) そうすると去年申し込んでまたことしも申し込めるというふうに理解してよろしいですか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 予算の範囲で検討してまいりたいと思ってます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 緑化推進委員会、これについては先ほどのお話だと委員会組織でやっているんだということですけれども、これの主な運営業務というのは何なんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) まずは地域で草花等を作付してもらって環境整備してもらうという内容と、それから給食センターの入り口の右手にハウスがあるんですけれども、そのハウスの維持管理を行っているところでございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 町内会の緑化とかそういうお話なんですけれども、ということは、これはそれぞれ町内会に幾らか、二、三千円なりあるいは1万円程度還付するというか、配分してるような性質のものなんですか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) これも申請の上で交付しているところでございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 申請ってどういう形で申請するのかお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 町内会からの申し出によりまして、配付、交付しているところでございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) そうすると緑づくり補助金とはまた全然違う形で、町内会で申請すれば資金配分を受けられるということですか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 基本的には緑づくりは木のほうで行っているところです。それから、緑化推進委員会は草花ということで分けている状況でございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) この推進委員会というのは、いわゆる決算報告か何かを出して、それは担当課のほうで把握してるんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 毎年、行政区長会会議、第1回目の4月ごろですか、そのときに、行政区長さんが委員になっているもんですから、その場で総会を開催して決算等報告させてもらってます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) そうすると、それは担当課としてその決算書もお持ちなのかお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 事務局が産業振興課になってますので、その決算書は持っているところでございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 続いて、125、126、ここもちょっと申しわけないんですけれども、また19節でお尋ねしたいんですけれども、ここのくろかわ商工会の補助金688万4,000円、これは先ほど498万4,000円と190万円だというお話を頂戴したんですけれども、交付要領はあるんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 補助金交付要綱はあります。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 先ほどのお話にあった2つの金額は要綱どおりなんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) まず運営費については、要綱のほうに明確に会員数割ということで、その割合が掲載されております。また、190万円、イベント費については、その辺金額が明確には記載されてないということで、以前、議員のほうからの一般質問でしょうか、そういったこともありましたので、平成27年度においてその辺明確な要綱ということで整備を図ってまいりたいというふうに考えております。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) いや、私は去年の9月決算議会でそのお話をしたわけですから、それからもう半年ですよ。そういう要綱を直しもしないでいわゆる計上するというのはいかがなものなんですかね、行政の立場として。
委員長(小川昌義君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 確かに昨年の9月議会の決算の折にお話を頂戴しておりました。その時点では平成26年度の補助金については既に交付をしておったわけでございます。それで、今回新たにこれから3年間の覚書を締結いたしまして、補助金額が新たに定まったわけでございますので、これから整備をさせてその要綱に基づいて交付を図ってまいりたいというふうに考えております。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) いわゆる組織構成割の部分は、このベースとなる基準は23年度だと私は理解してるんですけれども、今回変わったんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 平成24年から26年度までの会員数割の比率については27.2%となっておりました。今回新たに平成27年度から29年度については会員数割で28.4%という割合に若干ふえております。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) それはいわゆる要綱の中にそこまで明文化されているのかお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) まず、この会員数割につきましては、くろかわ商工会との覚書の中に明確に掲載されているところなんですが、この割合について、割合プラスこの金額について要綱の中でも明確に定めてまいりたいというふうに考えております。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 今おっしゃったようにそれは覚書なんですよ。ですから町の要綱はもう既に変わってなきゃだめなんですよ。190万円を要綱にもない中で黙って支出してたわけですから、ですからそれは前町長もそれは不手際があったということでお話ししたわけですから、それがどうして半年も直らないでそのまま27年度の予算請求されるんですか。
委員長(小川昌義君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 確かにおっしゃるとおりの部分がありますので、新年度に向けて整備を図ってまいります。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) それでは次に、同じページなんですけれども、この中で、先ほど預託金、21節の8,700万円、振興資金原資についてお話があったんですけれども、先ほどのお話を聞いてると七十七銀行と仙台銀行で割り振りをして預託すると、あとはもう枠がなくなればというお話なんですけれども、この資金そのものは、いわゆる損益に絡むというか、支出に係る予算措置なんでしょうか、お尋ねします。
委員長(小川昌義君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) まず預託金については、4月1日にその全額を預託するようになります。預託した金額についてはそのまま丸々年度末に戻ってくるという性質の経費でございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) ですから、そういう意味ではいわゆる人件費として出ていくとか金利として、いわゆる利子補給金として出ていくとか、そういう性質のものではないので、これを預託金の額を例えば1億円に上げる、それは財政上のやつでは1億円の計上になりますけれども、実際的のお金は出ていってないというか、銀行に預かって戻ってくるわけですから、そういう形からすれば、これをもう少しふやして、いわゆる各企業者がもう少し使い勝手がいいような形で対処すべきじゃないでしょうか、いかがですか。
委員長(小川昌義君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 確かに預託金の額については年度末にそのまま丸々無利子で戻ってくるという性質のものでございますが、確かに預託金の額をふやせば、年々、その4月1日に計上するというか、歳出する金額は年々ふえていくということで、その割合がどの程度まで財政の中でいいのかということはやはり検討していかなければならない部分なのかなというふうに考えております。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) いわゆる出ていくお金じゃないですから、そういう意味ではいわゆる数字のやりくりですよ、言ってみれば。ですからその辺のところはもう少し弾力的に考えていただきたいなと思うんですけれども、いかがでしょうか。
委員長(小川昌義君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 先ほども議員のほうからもありましたので、そういったところについては財政関係と協議を進めてまいりたいというふうに考えております。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) それでは最後に、135ページ、36ページ、ここの13節、一番下のところに明石台東公園トイレ設置とありまして、ここについていろいろ調査費、設計業務予算が出てるわけですけれども、これの全体的な計画についてお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 平成27年度の上期におきまして明石台東公園のトイレ建設に伴います設計業務及び地質調査業務を実施いたしまして、建設工事におきましては設置場所や正確な工事費を見据え、できれば9月補正対応で考えてございまして、できれば年度内に完成したいというような考えで捉えております。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) これは多分外トイレになると思うんですけれども、それについての庁内的な規定はないんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 特にございませんが、既存の公園にあるような一応屋外仕様のトイレになる予定でございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) これは、そうするとほかのところでつくりたいと言ったら、要望に応えるしかないということなんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 近隣公園に予定してまして、あと地区的な兼ね合いとか歩行距離的な兼ね合いで、成田東公園につきましては開発ということもございまして、一応トイレの建設というような経過に至ったことでございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 非常に苦しい答弁なんで、やはりそういうのはある程度基準をつくって運用していかないと、ここもあそこもというふうに出てきたら財源が幾らあっても足りないということになるわけですから、ぜひその辺の検討をお願いしたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
委員長(小川昌義君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 今後検討させていただきたいと思います。
委員長(小川昌義君) ほかに質疑ございませんか。安住委員。
委員(安住稔幸君) 私、1件だけであります。132ページの道路橋梁費17節公有財産購入費の深苗代線のことであります。27年度におきまして用地買収ということでありますけれども、これの実際の改良工事についてはどのような計画をされてるんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) まだ改良事業について、具体的に何年とかという計画は持っておりませんが、できましたら引き続き28年度以降整備ができるような形で予算の確保に努めたいというふうに考えております。
委員長(小川昌義君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 私も今月初めのころでしたか、ちょっと地元の方からお話を聞いて、行ってまいったんですが、道路幅が非常に狭く、155メートルに関しましては25年度で2,900万円ほどかけて広げていただいてるんですが、奥のほうが本当に道路が狭くて、また場所によっては路肩というか、土手が崩れてるというんでしょうか、そこで崩れないようにくいを打ってある、あとはブルーシートがかかってて、雨で崩れたんですか、わかりませんけど、そういった状況であります。非常に道路が狭くて、非常に危ない状況かと思うんですよ。雪なんか降ったら多分普通の人は通りにくい、通るのに非常に怖いのかなと思いますけれども、やはり一刻も早くというか、こういったものを整備のほうを改良工事でやはり進めるべきではないかと思いますけれども、27年度においての実施は考えてないんですか。
委員長(小川昌義君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 27年度につきましては用地の買収だけという計画でおります。
委員長(小川昌義君) 安住稔幸委員。
委員(安住稔幸君) ここのこの道路につきましては、私が議員になったころにもたしか地元のほうからお話を聞いて町のほうに言ったことをちょっと思い出してましたけれども、相当前から確かに要望ということで上がってきているかと思います。状況的に、先ほど私が言いましたように、よく町のほうではご存じかと思いますけれども、そういった、ゆっくり構えてるわけじゃないでしょうけれども、もっとやはりその整備を早めていくべきかと思いますけれども、もう一度お聞きします。
委員長(小川昌義君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 整備につきましては、28年度以降、工事に着手したいというふうに考えております。
委員長(小川昌義君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 実際に予算的には大体どれほどくらいを予想されておるんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 改良工事につきましては、試算でございますが、約200メートル整備するために約4,000万円ほど必要になるだろうというふうに考えております。
委員長(小川昌義君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 結構な金額もかかるようでありますけれども、しかしながら先ほど私が言いましたように相当前から要望が来ておりまして、本当に道路が狭く、先ほど言いましたように土手も崩れてるような、崩れかけてるような状況であります。やはり一刻も早くというか、とにかく今年度からでもその工事に着手というものは、27年度からかかるということも再度検討していただくことはできないんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 今のところは今年度は用地買収のみということで、用地買収の進捗状況も見ながらではございますが、ただ基本的にはやはり28年度からの工事ということで考えさせていただきたいと思います。
委員長(小川昌義君) この際、4時55分まで休憩いたします。
  なお、本日の委員会は審査の都合により時間を延長して行います。
  町長より公務がある旨申し出がありましたので、席を外すことについて許可いたしました。
     午後4時42分 休憩


     午後4時55分 再開
委員長(小川昌義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  なお、質問及び答弁は簡潔にお願いします。渡邊俊一委員。
委員(渡邊俊一君) 120ページ、13節の中で委託料三ノ関地区排水路改修調査業務、先ほど三枚橋地区の排水路であるということを話されましたけれども、私はこの問題について4年越しでようやくここに予算化されたということで改めて質問させていただくわけでありますけれども、この金額が200万円ということで、かなり大きい金額だなと思って今見させていただいておりました。それで、本来ならば改修調査、それから設計業務くらいまで入って200万円だったら何となく納得できるような状況なんですけれども、その調査の内容についてご説明を願いたいと思います。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 議員言うように以前から対策が求められていました。それで、基本的に原因がこれまでつかめなくて、今回改修などの解決に向けて調査と設計まで委託しようとは思ってます。できればそこまでやってもらいたいと思ってます。
  それで、その内容なんですが、流域に対する調査を行ってもらいまして、その流量等をどのくらいかなどを調査した上で、横断管とか、もっと下流の竹林川とかも影響している可能性もありますので、その辺まで調査してもらうようにと思ってます。
委員長(小川昌義君) 渡邊俊一委員。
委員(渡邊俊一君) わかりました。ただ、やはりこの項目、予算書の中に明記されているわけでありますから、今、課長の答弁では設計業務までできれば入れたいなというような話でありましたけれども、やはり明確に、予算書というものでありますから、そういったところを十二分に今後注意しながら、やはり予算書の策定について進めていただければと思うんですけれども、いかがでしょうか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) そのようにさせていただきます。
委員長(小川昌義君) 本日の委員会は審査の都合により時間を延長して行います。
  山路清一委員。
委員(山路清一君) 124ページの11の需用費、この中の消耗品費23万円、この中に先ほど話あった、はっぴの件の洗濯、入ってるんでしょうか、お伺いいたします。
委員長(小川昌義君) もう一度。
委員(山路清一君) 先ほどイベント用のはっぴの洗濯費云々という話ございましたので、この中にはっぴの洗濯費が入っているかどうかお伺いいたします。
委員長(小川昌義君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) はっぴの洗濯、クリーニングについては、手数料になりますので、この中には入っておりません。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) それでは、はっぴは手数料の中ですか、上のほうの役務費のほうですか、12節の。
委員長(小川昌義君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 12節役務費の手数料1万1,000円の中に計上しております。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) イベント用のはっぴなんですけれども、町内会でも祭り用のはっぴつくってますけれども、かなり立派なはっぴなんですね。このはっぴは今何着あるんですか、お伺いいたします。
委員長(小川昌義君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 10着程度あります。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) 私も祭りでたびたびこのごろ見かける、はっぴの着用を見かけるんですけれども、そのはっぴの着用の基準というのはあるんですか。
委員長(小川昌義君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 特に基準というものはありませんが、例えば町のふるさとまつりですとか、あとは公民館のほうの公民館まつり、そういったところにも貸し出しはしております。そういった何かイベントの際に着用するということに対応しております。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) そのはっぴを着るという場合、前よく前町長、はっぴ着てたんですけれども、はっぴ着る人というのは限られてたんですか、お伺いいたします。
委員長(小川昌義君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 今、主に町のイベント等になりますので、町の職員が着る形にはなっているかとは思いますけれども、特にどなたでなければならないというような基準というのはございません。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) じゃ次にお伺いいたします。
  130ページの15節工事請負費、実はこの中に穀田の道路環境の工事関係入ってませんけれども、平成25年度の町道穀田線歩道新築工事で約180メートル、3,679万8,000円、それから24年度で繰越金の中に第1工区としまして120メートル、3,192万円、それから同じく繰り越しの中で2工区としまして300メートル、2,992万5,000円と入ってます、前。今回は穀田の工事に関しては予定はないということで考えてよろしいでしょうか。
委員長(小川昌義君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 穀田線につきましては今年度整備の予定はございません。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) 2年間ほど全然工事の様子ないんですけれども、これはどういうわけで工事が今ストップしているかお伺いいたします。
委員長(小川昌義君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 未整備区間はあと約0.8キロほどございますけれども、こちらにつきましては土地の所有者との協議が調わないために用地の確保ができないというために整備ができない状況になっております。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) 用地買収のほうだとは思うんですけれども、そちらのほうの用地買収に関して町のほうでその地主に対してどの程度お伺いしてるか、今でも多分行ってると思うんですけれども、その辺についてお伺いいたします。
委員長(小川昌義君) 建設部長。
建設部長(鴇 謙一君) この件につきましては、私が都市整備課長をやっていた当時より何回か接触させていただいております。新町長のほうにもその進捗について説明しておりまして、地権者については名義的には3名、実際2軒のお宅というようなことで、理由等については以前議会でも答弁しているとおりでございまして、ここについてはここで詳細に申し上げることはできませんが、お二方実際にいるんですけれども、大体距離的に半分半分ぐらいの所有をしております。お一方につきましては、ちょっとまだ相続の手続が終了してないというようなこともございますので、あとほかの課とタイアップしながら進めている件もございまして、それらのことが解決すれば先に進むのではというふうに考えております。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) これは設計業務は全部終わってますよね、お伺いします。
委員長(小川昌義君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 設計業務については完了しております。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) この道路なんですけれども、非常に今交通量が結構多いです。特に交通違反関係で白バイ等も結構通ってますし、また私怖いのは、電動車椅子で歩いてるお年寄りの方が結構いらっしゃいます、どっち見てもですね。そして、新しくできた道路からまだ改修してない道路、その辺の取り合いが非常に危険だと感じますけれども、その辺について町のほうではどのように意識してるかお伺いいたします。
委員長(小川昌義君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) そういう電動自動車というんですか、そういったものを利用されてる方がいらっしゃるのは存じております。それ以外にも、高校生などが自転車で歩道のあるところからないところに移動するために反対車線に移動しなければならないというような状況も確認しておりますので、できるだけ早い時期の整備というのを検討していきたいというふうに考えております。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) 先ほど部長のほうから地主さんというか、そのお話ございましたけれども、町のほうでさっぱり来ないよという話を私聞いてます、はっきり言いまして。ですから、足を運んでいただきたいという考えございます。この辺についてもう一度お伺いいたします。
委員長(小川昌義君) 建設部長。
建設部長(鴇 謙一君) 先ほども申し上げましたとおり、ほかの課とタイアップしてる件もございますので、あとは個人の相続の件ですか、調えば先に進むかと考えております。
委員長(小川昌義君) 山路清一委員。
委員(山路清一君) やはり工事の完了の目標を定めてやっていただきたいということを私考えてます。幹線道路じゃないんですけれども、結構やはり車通ってます。これを1年2年ぶん投げておくということは、私はちょっともったいない話だという感じがありますので、今後の見解について、本当は町長にいらっしゃればお聞きしたいんですけれども、この件について、最後になりますけれども、お聞きいたします。
委員長(小川昌義君) 建設部長。
建設部長(鴇 謙一君) 初めに申し上げましたとおり、町長にも十分に報告のほうをしております。あと、今後粘り強くまた地権者のほうと接触しながら進めていくことを考えております。
委員長(小川昌義君) ほかに質疑ございませんか。森 栄委員。
委員(森  栄君) 30ページ、14款2項4目1節社会資本整備総合交付金、前年度対比で6,113万6,000円ふえております。先ほどの説明では三ノ関とかの5路線、それから公営住宅耐震検査などいうような説明がありましたけれども、この交付金の内訳について質問いたします。
委員長(小川昌義君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 社会資本整備総合交付金8,148万8,000円のうち都市整備課分といたしまして7,370万円が含まれております。その内訳といたしましては、町道二・三ノ関線外5路線の舗装修繕事業として7,090万5,000円、それから道路の定期点検事業といたしまして275万円が含まれております。
委員長(小川昌義君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 社会資本整備総合交付金につきまして、都市計画課分としまして公的賃貸住宅家賃低廉化事業に513万8,000円、耐震診断・耐震改修工事助成事業に220万円、ブロック塀等除却事業・設置事業に45万円でございます。
委員長(小川昌義君) 森 栄委員。
委員(森  栄君) 次に、40ページの20款5項1目1節の農地中間管理機構受託事業収入ということで5万円計上されております。それで、先ほどの説明では平成26年度の宮城県農業公社からの収入ということですが、これについては農地の集約化が、農地の集約化を図るための事業の収入というふうに捉えていますけれども、それでよろしいでしょうか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 農地の担い手、集積等を行っているところでございます。
委員長(小川昌義君) 森 栄委員。
委員(森  栄君) それで、農地の集約状況についてはどのようになってるか質問いたします。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 現在、中間管理機構を通しての申し込み状況は、借り手で法人が1、個人が2名となっております。
委員長(小川昌義君) 森 栄委員。
委員(森  栄君) 次に、114ページの5款1項1目の前年度対比で751万7,000円、これ減額されてますけれども、緊急雇用対策事業の関係で減額なったのか、再度確認させていただきます。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) そのとおりでございます。
委員長(小川昌義君) 森 栄委員。
委員(森  栄君) 次に、6款1目13節委託料、その中に給食センター納品集荷業務が入ってますけれども、この給食センターに納品する品目、それからその量について伺います。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 平成27年1月末現在で把握した分につきまして申し上げます。タマネギが243キロ、大根が1,106キロ、白菜が1,502キロ、ブルーベリーが33キロ、リンゴが435個、ジャガイモが82キロとなっております。
委員長(小川昌義君) 森 栄委員。
委員(森  栄君) 120ページですけれども、米価対策資金利子負担金軽減事業補助金がありますけれども、先ほどの説明ではJAあさひなに対して0.2%の利子補給ということなんですけれども、これに関連してちょっと質問させていただきますが、町長は公約で米価下落の対策についてすぐ米価補充を行いますというようなことを公約に掲げてますけれども、今後これについて補正などで対応するのかどうか、その辺について質問いたします。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 27年産米に対して実施していく予定にしております。
委員長(小川昌義君) 森 栄委員。
委員(森  栄君) 122ページの6款1項、補助金の中で多面的機能支援ということで、二ノ関ということで、県が2分の1、国が4分の1、町が2分の1というふうな説明でしたけれども、これについての内容について再度確認の意味で質問いたします。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 地域内で活動する組織をつくり、農地のり面の草刈り、それから水路の泥上げなどの共同作業を通じて農地を維持していくということの事業でございます。
委員長(小川昌義君) 森 栄委員。
委員(森  栄君) 次に、124ページですが、7款1項2目の商工振興費で2,605万8,000円が減額になっております。この減額の理由について質問いたします。
委員長(小川昌義君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 主な減額の理由といたしましては、補助金の企業立地奨励金の減額が主な理由になっております。
委員長(小川昌義君) 森 栄委員。
委員(森  栄君) 126ページのくろかわ商工会に対する補助金なんですが、688万4,000円、そのほかにくろかわ商工会富谷事務所に21万円を予算計上してますけれども、この金額は黒川郡内の他の町村と比べて、比較した場合に適当なのかどうか、それについて質問いたします。
委員長(小川昌義君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) まず別枠のくろかわ商工会富谷事務所21万円については、毎年行っております仙臺鍋まつり、こちらへの参加の補助金となっております。
  また、くろかわ商工会688万4,000円、この中で190万円の部分については「おもしぇがらきてけさin富谷」の部分です。そして、運営費498万4,000円の部分につきましては、平成27年度から29年度までの予算ですが、参考までに大和町、こちらについては構成比割で39.3%、額にして630万6,000円、大郷が20.4%、375万4,000円、そして大衡村、こちらが11.9%、260万6,000円、こういった補助金の額になっております。
委員長(小川昌義君) 森 栄委員。
委員(森  栄君) それでは、ほかの黒川郡内の商工会の出している補助金について、金額つかんでいればお答え願いたいと思います。
委員長(小川昌義君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) この運営費以外にそれぞれの町村で独自に交付している金額ということでしょうか。すいません、決算書を見ればわかりますので、後ほどお知らせをさせていただけたらと思います。
委員長(小川昌義君) 森 栄委員。
委員(森  栄君) それから、補助金の関係で関連して質問いたしますが、商工会の会員の組織率が年々低下してます。それに対する対策についてはどのように考えてるか質問いたします。
委員長(小川昌義君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 町長も前段申し上げましたが、今後市制を目指す町といたしまして、町内の商工業の振興というのは大きなテーマであるというふうに考えております。また、その中で商工会の会員組織率というのも大きなテーマであると思いますので、この辺については町としても商工会と連携を図りながら組織率の向上に何らかの方法がとれるのかというあたりを具体的に協議をして取り組んでまえればというふうに考えております。
委員長(小川昌義君) 森 栄委員。
委員(森  栄君) 130ページですが、8款2項3目橋梁維持費の委託料で、5年に1回ということで500万円予算計上されてますけれども、この橋梁関係の内容について伺います。
委員長(小川昌義君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) こちらにつきましては、今回、町道にかかっております橋、5橋についての近接目視を実施するというものでございます。これにつきましては、道路法の改正によりまして5年に1回の頻度で近接目視による点検を実施するということが定められたことにより、今年度より順次実施していくものでございます。
委員長(小川昌義君) 森 栄委員。
委員(森  栄君) 最後の質問にしますけれども、橋梁維持関係に関連して、成田から明石、成田の交番の前を通って明石台に行く橋の橋梁について、前に耐震度検査なんかなされてますけれども、地震の後、補修した跡なんかがあって、あそこを通る成田の住民の人たちから、あそこの橋について補修していただきたいというふうな声が寄せられてますけれども、今後こういうような橋の補修などについては具体的にどのように考えてるか質問いたします。
委員長(小川昌義君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 基本的には今年度より実施します近接目視による点検、それによって指摘を受けたものについては早急な対応を実施していくということでございます。
  今、議員のご質問で、震災後に震災に伴う補修ということでございましたけれども、それに伴う大規模な補修というのはあの橋に関しては行っていないのではないかというふうに認識しております。
委員長(小川昌義君) 森 栄委員。
委員(森  栄君) 今後、その橋を舗装する、そういう考えはないんですか。
委員長(小川昌義君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 舗装に関しましては、ご指摘のように大分クラックが入ってきておりますけれども、状況を見ながら対応していきたいというふうには考えております。
委員長(小川昌義君) ほかに質問ございませんか。相澤委員。
委員(相澤 榮君) 120ページ、6款1項5目15節、本木橋についてお伺いします。この橋の長さと幅はどのぐらいありますか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 長さが16メートル……。すいません、後で報告させてもらいます。
委員長(小川昌義君) 相澤 榮委員。
委員(相澤 榮君) この橋は何トンまで耐えられるんですか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 3トンまでとなっております。
委員長(小川昌義君) 相澤 榮委員。
委員(相澤 榮君) そうすると大型トラクターは通れるということですか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 車も通れますので、トラクターも大丈夫と思っております。
委員長(小川昌義君) 相澤 榮委員。
委員(相澤 榮君) この橋、私も再三見てるんですけれども、四万十川の沈下橋みたいな形になってんだね。それで、橋の橋脚にいっぱいごみがたまるということで、ひっかかるということで、この状況に産業振興課の職員がたまたま行って取ってるというふうな話も聞いたことあります。それで橋脚なんかは大丈夫なんですか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) その辺の調査もしてまして、その分は大丈夫ということで、表面について舗装工を行います。
委員長(小川昌義君) 相澤 榮委員。
委員(相澤 榮君) それでは128ページ、8款2項2目13節、道路敷除草業務についてお伺いします。町道ののり面が3メートルから5メートルの場所が今泉と石積、相当に長くあります。それで、個人の方で高齢化なってて、200メートルぐらいの長さで年3回も草刈りをしてます。そういう状況下にあって、県道は大体1メートルぐらい草刈りするんですけれども、町道については余り見かけられませんが、どのように考えますか。
委員長(小川昌義君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 道路敷の長大のり面に関してということでしょうか。
委員長(小川昌義君) 相澤 榮委員。
委員(相澤 榮君) 道路の町道の道路敷で、のり面の部分です。買収してる部分が、畦畔の内側まで買収してますよね。
委員長(小川昌義君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 水田脇の道路で例えばのり面があるような場合ということでございますけれども、場所によっては農家の方に除草のご協力をいただいたりするという形で対応させていただいている部分が多いかというふうに認識しております。
委員長(小川昌義君) 相澤 榮委員。
委員(相澤 榮君) 近隣の農家の方がずっと何十年と除草業務をやってきてるんですよ。でも今、高齢化が進んでまして、非常に危険な状態になってます。それで、その部分を何とか考えていただきたいと思って問題提起したわけですが、いかがでしょうか。
委員長(小川昌義君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 基本的には道路側の機能を確保するための除草という考えがございまして、のり面でしたらのり肩から1メートルとか2メートルぐらいの除草がせいぜいになるかなというふうには思っております。
委員長(小川昌義君) 相澤 榮委員。
委員(相澤 榮君) 結局はやらないと、やれないということで理解すればいいんですか。
委員長(小川昌義君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 具体的にどこののり面のことかがはっきりしないと、やれるのかやれないのかというのは、今……。全てにおいてやれるかやれないかということ……。
委員長(小川昌義君) 相澤 榮委員、もう一度。
委員(相澤 榮君) 今泉の大亀に行く道路と、それから石積の道路の東側の部分ですね、あの道路。
委員長(小川昌義君) 建設部長。
建設部長(鴇 謙一君) 市街地側の旧農村地域の、旧といいますか、現在の農村地域の町道ののり面の除草については、本当に従来から農家の皆さんに、自分の田んぼを守る、農地を守るというようなことから当然という考え方と、あと道路の愛護のためにやっていただいてるというような、その二面性を持っているかと思います。高齢化につきましては、河川敷の除草等についても、今、河川愛護会のほうでやっていただいてるんですけれども、なかなか高齢化で進んでいかないというふうな、当町に限らず、宮城県といいますか、全国的な課題になってるかと思います。まして国道などは今基本的には除草しません。多分冬期で、見ているかと思うんですけれども、維持管理費の抑制ということで、個々の要望があれば現場に行って、ひどければ刈るというような状況で、ことしは国道は全然刈ってない状況です。県道についても、ご存じかと思いますが、歩道敷からのり肩1メートル、それも年1回ということでやってる状況です。農地以外、手の加えられない道路については町のほうで今現在年2回やってるような状況でございます。市街地中心と言えばちょっと語弊があるかもしれませんが、農地のほうに行きましても、全く田んぼとかなくて、農地がなくて、手が加えられなくて、道路に覆いかぶさるような場所については年2回今やってるような状況です。農地、河川については、町からも大変心苦しいお願いではございますが、何とか対応できる範囲で結構ですので、継続してご協力いただければというふうに考えております。以上です。
委員長(小川昌義君) 先ほどの質問にデータが見つかったということなので。産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) では、三ノ関の竹林川にかかる本木橋の件なんですが、長さが18.6、幅が2.7ということになります。すいませんでした。
委員長(小川昌義君) 相澤 榮委員。
委員(相澤 榮君) 部長から今非常に苦しい答弁をいただいたんですけれども、今、高齢化なってて、なかなか草刈る人が大変なんです。それで、今、農業の問題も非常に大きくなってまして、なかなか後継者もいない状況下にあるわけですよね。そんな中で3回もそのぐらい幅を刈ってるというときに、1回ぐらいは刈ってもらってもいいんじゃないべかというような要望が非常に多いわけです。だから前向きに取り組んでいただければと思うんですが、いかがでしょうか。3回刈ってくださいとは言いませんけれども、いかがでしょうか。
委員長(小川昌義君) 建設部長。
建設部長(鴇 謙一君) 今泉地区に限らずほかの地区からもそういう声はいただいているところでございます。回数の問題どうのこうのありますけれども、今後町長と相談しながら、どの辺まで町のほうでやれるのか、相談はしていきたいと思います。
委員長(小川昌義君) 相澤 榮委員。
委員(相澤 榮君) それでは、132ページの8款3項1目15節、河川の維持管理について、苅又川の土砂撤去とありますけれども、これは何メートルぐらいあるんですか。
委員長(小川昌義君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) この工事につきましては、町道石積線にかかっております山王殿橋、その上下流でもって約240メートルほどの区間を予定しております。
委員長(小川昌義君) 相澤 榮委員。
委員(相澤 榮君) 町管理の川で明石川と沼田川、明石川は県管理ですか。沼田川についてもそういう部分で非常に土砂がたまってる部分があるんですね。それで、大雨降ると田んぼにいっぱい水が流れてきて、土砂まで入ってくるという状況下にあるんですけれども、そのことについてはご存じでしたか。
委員長(小川昌義君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) それについては具体的には認識はしておりません。
委員長(小川昌義君) 相澤 榮委員。
委員(相澤 榮君) 場所的には今泉の寺前、かこいなんですけれども、ちょうど堰がありますね、あそこに、小牛田川堰、その上流なんですけれども、そのことについては堰の管理が悪いだとかというふうに言われてますけれども、実際になかなか高齢化なってる部分があるわけで、管理が難しいということで、その辺も土砂がいっぱいたまってる部分でぜひ考えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
委員長(小川昌義君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 後ほど詳しい現地の位置のほうをお聞きした上で現地のほうを確認させていただきたいというふうに思います。
委員長(小川昌義君) 相澤 榮委員。
委員(相澤 榮君) それから、河川の堤防の除草業務についてお伺いしますけれども、昨年8月に大亀で除草やってて、それでひっくり返って亡くなった方がいらっしゃいます。大分急な堤防なんですけれども、そういう部分が今泉の部分でも結構あります。ほかの地域もあると思います。特に橋の足元の部分ね。そういうところの除草についてはどういうふうに考えますか、お伺いします。
委員長(小川昌義君) 建設部長。
建設部長(鴇 謙一君) 今回も予算計上しておりますが、河川については河川愛護会のほうで年4回、出面でもってやっていただいてる状況がございます。ぜひ今泉地区でも河川愛護会設立していただいて、河川愛護会のほうでやっていただければと思います。
委員長(小川昌義君) ほかに質疑ございませんか。
     (「なし」の声あり)
委員長(小川昌義君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
     (「異議なし」の声あり)
委員長(小川昌義君) 異議なしと認めます。よって、これより採決をいたします。
  議案第18号平成27年度富谷町一般会計予算について、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。
     〔賛成者起立〕
委員長(小川昌義君) 起立多数と認めます。よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
  以上をもちまして、本日の議事を終了いたします。
  本日は、これにて散会いたします。
  ご苦労さまでございました。
     午後5時34分 散会

平成27年予算審査特別委員会(第4号)

平成27年3月16日(月曜日)

富谷町議会予算審査特別委員会は、富谷町議会議場に招集された。

出席委員 19名

  • 委員長 小川昌義
  • 副委員長 山路清一
  • 委員 相澤榮
  • 委員 永野久子
  • 委員 佐藤聖子
  • 委員 渡邊俊一
  • 委員 磯前武
  • 委員 佐藤克彦
  • 委員 細谷禮二
  • 委員 安住稔幸
  • 委員 浅野直子
  • 委員 三浦邦夫
  • 委員 長谷川る美
  • 委員 出川博一
  • 委員 菅原福治
  • 委員 小泉光
  • 委員 高橋正俊
  • 委員 齊藤秀行
  • 委員 森栄

欠席委員なし

職務のため出席した者の職氏名

  • 議長 浅野幹雄

説明のため出席した者の職氏名

  • 町長 若生裕俊
  • 総務部税務課長 内海壯晃
  • 総務部税務課参事兼徴税特別対策監 西山高広
  • 福祉部長 小野一郎
  • 福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター所長兼保健福祉総合支援センター所長 安積春美
  • 福祉部長寿福祉課長補佐 菊地宏修
  • 福祉部長寿福祉課長補佐 中山高子
  • 福祉部健康増進課長兼食と栄養推進室長 奥山育男
  • 福祉部健康増進課長補佐 伊東大助
  • 建設部長 鴇謙一
  • 水道事業上下水道課長(建設部上下水道課長) 齋藤英夫
  • 水道事業上下水道課(建設部上下水道課)参事兼事業管理監 黒川正司
  • 水道事業上下水道課(建設部上下水道課)副参事兼課長補佐 相澤友子

議会事務局職員

  • 議会事務局長 山田豊
  • 次長 富澤裕
  • 主幹 相澤正人

午前10時00分 開会

委員長(小川昌義君) 皆さん、おはようございます。
  本日の出席委員は19名であります。定足数に達しますので、直ちに「予算審査特別委員会」を開きます。
  議事に入るに先立ち、3月12日に行われた教育民生常任委員会所管の本委員会審査の中での執行部の発言につき補足説明したい旨の申し出がありましたので、これを許可します。若生町長。
町長(若生裕俊君) 発言をお許しいただき、ありがとうございます。
  放課後児童クラブについて議員の皆様に説明不足があったことから、改めてご説明をさせていただきます。
  放課後児童クラブの施設整備につきましては、昨年11月に議会全員協議会の場において、東向陽台小学校、成田東小学校、富ケ丘小学校、あけの平小学校を対象として平成27年10月からプレハブリースにより実施する案が示されていたようですが、その後、学校敷地内で児童クラブを行うのが今回の明石台小学校が最初のケースとなることから、明石台小学校児童クラブの実施状況を検証することと、学校敷地内にプレハブを新規に建築するということで、施設の設置箇所や管理体制、警備など、学校との協議を進めていく中でさらに協議を深めていく必要があるということから、ことしの1月下旬になって前町長が開始時期を平成28年4月を目標として実施する方向に変更したことから27年度予算には計上されておらず、私が予算から外したものではありません。ただし、その後、東向陽台小学校については別途対応すべきとの指示があったようですが、私といたしましては、1棟約6,000万円もの費用をかけてプレハブリースで放課後児童クラブ施設を建築するよりは、国や県の補助金を活用しながら学校敷地内に小規模児童館建設を進めるほうが、施設としての安心・安全が確保されることと財政負担も軽減されるものと思っています。
  今後の児童クラブの整備につきましては、明石台小学校児童クラブの実施状況を検証し、町民の皆様のご意見を伺いながら、平成28年度中のできるだけ早い時期での開設を目指し、検討を進めていきたいと思います。
  なお、東向陽台小学校につきましては、既存のプレハブ活用も視野に早急に準備を進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解、ご協力をお願い申し上げます。


     議案第19号 平成27年度富谷町国民健康保険特別会計予算
委員長(小川昌義君) 議案第19号平成27年度富谷町国民健康保険特別会計予算を議題といたします。
  これから、担当課長へ内容の説明を求めます。健康増進課長。
  [健康増進課長が予算書のとおり内容の説明を行った]
委員長(小川昌義君) これより一問一答による質疑に入りますが、質問者及び答弁者は、要領よく簡潔な質問と答弁、そしてスムーズな議事進行にご協力くださるようお願いいたします。また、質疑は、ページ、款項目を明示され行ってください。
  それでは、質疑ございませんか。小泉委員。
委員(小泉 光君) ことしから高額医療の共同事業が30万円のところ何か80万円ぐらいまでになりましたと。そういうことが要因で全体の予算を押し上げているという説明だったんですけれども、そこのところの背景をより詳細に説明してください。
  そして、これが上がったことによって国保の加入者に対してどういう影響があるのか、あるいは、28年度から国保を県全体でやろうというような動きがありますよね。それに対しての影響がどういうふうに及ぼされてくるのか、もう少し全体像をわかりやすく解説してほしいと思うんですけれども、よろしくお願いします。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) まず、これまで高額共同事業といいますのは1件80万円以上の分に対する共同事業です。そのほかに、1件30万円から80万円の間の医療費、こちらにつきましても共同事業ということで行ってまいりました。この共同事業といいますのは、それぞれ保険者ごとに、被保険者の高額な医療費がかかっている地域ですと、当然保険料負担も大きくなってきます。そういったことから、宮城県全体で、市町村で総額、県内の市町村の高額の医療費の総額、それを計算しまして、それをそれぞれ市町村の国保の被保険者数とか医療費の給付の実績、そういったものから計算しまして、それぞれ平均的に負担をし合いましょうという共同事業です。そして、実際に医療費がかかった分について、まとめております国保連合会のほうからかかった分の医療費を市町村国保のほうに交付金としていただくと。そういうことによりまして、医療費が大きく変動しましても保険者の医療保険制度が大きく上がったり下がったりしないように、共同事業によって安定を図ると。
  そのいわゆる背景的には、平成30年度から国保が、市町村国保が宮城県を単位として運営が行われようと今しております。それに向けた前段、プロセスの中で、そういった共同事業を拡充しましょうということが背景にあります。その結果、これまで30万以下はそれぞれ市町村でもって負担しておりましたが、30万円以下の分も、要するに全ての医療費ですね、全ての医療費を県内の市町村国保で共同で安定化を図りましょうというのが今回新しく、30万から80万、その上までだったんですが、30万以下も全部対象にしましょうということでなったものです。
  その結果、対象事業が大きくなりますから、当然拠出金も多くなります。ただ、その分、交付金も多くいただきます。ただ、そのギャップがあるんですが、そのギャップは大きく差があると大変ですので激変緩和措置という措置が講じられておりまして、先ほど都道府県調整金で申し上げましたとおり、その中で圧縮して、市町村それぞれの国保の負担が大きく負担過多にならないように調整もされているような仕組みとなっております。(「一般被保険者に対する影響は」の声あり)
  一般被保険者に対します保険料としての負担増ということには全然つながりません。その理由は、先ほど申し上げたように、差が出てましても、実際は交付金の1%分だけ市町村国保が負担しまして、それを超えた分の差は全部調整交付金ということでいただくものですから、保険料の算定には影響は及ぼすものではございません。
委員長(小川昌義君) ほかに質疑ございませんか。佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) それでは、何ページということではありませんけれども、国保税が平成26年10月からの引き下げがありました。県内で、国保税、今どのあたりにいるのかお尋ねしたいと思います。35市町村の中でどれぐらいの位置にいるかということです。
委員長(小川昌義君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) 県内で7番目となってございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) それは、平成26年の、去年の引き下げが反映されている数字でしょうか。
委員長(小川昌義君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) 26年につきましてはまだ公表されてませんで、今言った順位は平成25年度でございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、7番目から高いほうで負担が多いというよりも、もっともっと下がってくるという見込みにはなるということでいいんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) 詳細までちょっと確認はしていませんけれども、下がるとは思われます。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) それでは、医療給付費についてですが、県内の高いほうからいくとどの程度の順位になるでしょうか、お尋ねします。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 医療給付費ですが、1人当たりの医療費という部分で比較しますと、県内35のうち28番目の水準となってございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 加入世帯と加入者の動向については、富谷町、現在どのようになっているのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 加入世帯、加入者ともに、今、後期高齢に移行している高齢者の方が多く、新たに加入する方が、被保険者が少ないものですから、だんだん減少してきている傾向でございます。割合にしますと、今は18%から19%の割合のところにいるところでございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) この傾向というのはしばらく続くと見ているのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 富谷町の人口構成、年齢構成から見ますと、いましばらくこの傾向は続くものと見込んでございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) それでは、209ページお願いします。失礼しました。ここのところは先ほど説明があったので飛ばします。ごめんなさい。
  227ページです。8款保健施設費、13節の委託料です。先ほどの説明でしたが、元気で長生きのための保健の取り組みが医療費を抑えるということでは非常に大切な役割だと思っています。ここを重視すべきだと思いますが、平成26年、報償金として7万6,000円出ています。ことしですが、済みません、ちょっと待って、228ページの下のところですね。賃金がありまして、去年はここのところは報償費で脳血管元気教室がありました。講師への謝礼ということでしたが、ことしはそれが委託費のところで出ています。次のページです。富谷脳血管元気教室業務ということがありまして、これは去年の説明だと血圧が140以上の人で喫煙をしている人ということだったのですが、これが報償費から委託費に変わった、変えたという理由についてお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) これは、講師となる先生に対する個人的な謝礼が出ますと報償費から払うんですが、今回は健康づくりをやっております業者ですね、そういったところに委託をして先生をお願いしてやるということでの科目、節の変更でございます。
委員長(小川昌義君) ほかにございませんか。佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 脳血管のところですけれども、そのほかにも、元気で過ごしたい、病気にならないための保健事業としては今回特別にどんなものに予算をしたか、ここの中であればお示しください。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 国保事業としては脳血管元気教室ということで、例えば血圧、高血圧とか血糖値とかそういったところのリスクが、たばこも加えまして健康リスクが高まってくるような方々、特定保健指導には該当しないんですが、一部そういった項目でリスクの高める方、そういった方を中心に案内した事業です。これ以外は、一般の健康づくり事業の中で広く町民皆さんに地区健康教室とか、あと健診の結果の見方表とか、そういったところで健康づくりを支援していこうとしているものでございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 1人当たりの平均の国保税は幾らになりますか、予算ではどのようになりますか。
委員長(小川昌義君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) 予算というより、1人当たりの税額で27年で9万6,320円です。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 世帯当たりでは幾らになりますか。
委員長(小川昌義君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) 世帯当たり17万1,015円です。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) それでは、1人当たりの平均所得額は幾らでしょうか。幾らと見ているのか。
委員長(小川昌義君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) 1人当たりの平均所得、78万1,712円です。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) それでは、1世帯当たりの平均所得額をどのように見ましたか。
委員長(小川昌義君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) 済みません、今の1人当たりの平均所得につきましては、現在27年の分ではまだ出ていませんので、数字的な78万1,712円とお答えした数字は26年ベースでの数字で捉えております。あと同じく、今質問ありました世帯平均所得、これにつきましても27年の実績はまだ出ませんので、現在26年の数字で言いますと135万8,938円という数字になってございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) それでは、国保世帯で主な収入に分けたときの構成はどのようになっているのでしょうか、お尋ねします。
委員長(小川昌義君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) こちらにつきましても、27年度、新年度については実績等というのは確認とれませんので、これにつきましては25年度ベースでのそういった構成割合で言います。農業関係が約0.3%、給与が34.15%、営業で5.99%、雑所得ということで不動産なりあとその他年金等を含めたものが21.23%、その他ということで、こちらは公的年金等を含めたところなんですけれども、38.30%となってございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) それでは、国保会計の総収入に占める国庫支出金の割合はどのようになっていますか。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 総収入に占めます国庫支出金に限っては19%でございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 国保の制度がいろいろ変わってきて、スタート時から随分変わってきているんだと思いますが、国がそのほかに出しているものについてのパーセンテージなどはわかるのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 個々具体的にはちょっと今数字は持ち合わせていませんが、保険給付費に対します国庫の負担割合ですが、先ほど歳入で申し上げましたとおり定率負担として32%ございます。また、調整交付金ということで9%、合わせて41%が国庫支出金として投入されております。そのほかと申し上げますと、一般会計繰入金の関係で申し上げました保険基盤安定負担金、そういった保険者支援制度の分として、一般会計と別途ですね、別枠で入ってきています。また、前期高齢者交付金とか共同事業、こちらについても保険者間調整での交付金ですので、細かく割合はわかりませんが、いずれも国費が投入された中での交付金ということになっていますので、相当数、結果、国民保険税で見れば税の割合は18%という状況ですので、それ以外がほかからの補助金とか交付金ということなので、その辺がうかがえられるのではないかと思います。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 収納率は去年まで八十数%ということで、去年は86%で予算化されておりました。平成27年は90%ということで、これは国保税の減税によって収納率が上がっているものと思われますが、そのほかにこの90%とした理由についてはどうなっていますか。
委員長(小川昌義君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) 収納率を上げた要因につきましては、大分納税者、未納者のほうの整理等も進んできていまして、納税のほうが以前と比べて納税がしやすくなった。これには、税率改正等もありまして、そういった部分が町民のほうに反映されてきていますので、そういった収納率を加味した上での予算措置ということにしてございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そうは言ってもまだ滞納世帯はあるわけですが、その滞納の取り組み、この議会の中でもたびたび聞いておりまして、さまざまと手を打っている、対応しているということは知っています。その中で県の地方税等滞納整理機構のほうに移管をしているというのもまた事実でして、これについては今まで、6年目になりますか、6年間ですよね、やってきているとすれば、そのやり方なども熟知できているということなので、町が最後まで働きかけるべきではないかと。滞納している世帯について責任を持って納付の働きかけをするべきではないかと思いますが、その点についてはどのように考えているでしょうか。
委員長(小川昌義君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) 今言われましたように、宮城県の滞納整理機構につきましては21年から6年間実績でやってございます。その県へ移管するのと同時に職員を派遣しまして、そういった収納のノウハウを今習得している途中でございまして、今後につきましては、そういった収納率向上のための職員の資質向上を図りながら、独立して自分の町でそういった滞納整理ができるような体制整備を図るための取り組みとしてございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、今まで6年間やってきたと。ノウハウもかなりわかったと思うのですが、町が独自でやることもしながらというのはどの時期を目指しているのかお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) 県機構につきましては、当初21年からやって3年間の計画でございまた。そこから3年延びました。そういった中で、富谷町に限らず、収納に取り組むそういった機構の姿勢により収納率が大分向上している町村が多くなりまして、町村間でさらに延長ということでさらに3年延びています。3年間延びたこの期間につきましては、できれば富谷町は取り組んでいって、体制はその後に確立をというような予定ではございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 直近の短期保険証の発行数をお尋ねします。1カ月、3カ月、6カ月でお願いします。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) 27年2月末現在でお答えいたします。1カ月証がとめ置きで35件、3カ月証で22件となっております。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(小泉 光君) とめ置かずに速やかにということをたびたび申し上げておりますが、この方々に対して郵送などをするという考えは現在のところないということなのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) まだ保険証のほうを受け取られていない方につきましては、こちらのほうで電話、それから夜間訪問等を実施しまして来庁のほうを指導しております。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 215、216ページです。ここのところで基金繰入金がありまして、この基金繰入金1億8,824万円があって予算化ができたということになりますが、この基金を繰り入れた後の、今のといいますか、基金の残高をお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 予算ベースで申し上げますと、この繰り入れによって9億8,330万円ほどの基金残高となっております。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 先ほどの説明にもありましたけれども、平成30年、広域化といいますか、県一本化に向けて準備がされているということですが、基金を国保加入者に減税という形で還元すべきだと考えていますが、それについてはどのように対応していくのかお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 今現在、基金が今お話ししたような金額です。また、国の財政支援措置が27年度で医療費の一億二、三千万の拡充措置が27年度で終了するということで、今回、保険税の引き下げ分に対してこの1億8,000万ほど繰り入れをしているものです。これが28・29も同じように、大きく今度は3億規模の減となっていきます。そうしたときに、基金の状況は一気に6億とかその辺の水準まで下がってくるものと見込んでおります。そのときに、そういった状況を踏まえながらこちらといたしましても、幾らかでもですね、町長も申し上げますとおり、引き下げが可能かどうか、そういったところを常に状況を見ながら、検証しながら検討してまいりたいと思っております。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) また、その基金を使いながら、わずかな年金で暮らしている方々がいらっしゃるわけですよね。国保は全くゼロということにはなりません。そういう世帯に対して減免、7割・5割・2割されていますが、減免というのではなくて免除ということについては考えていかないのでしょうか、お尋ねします。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 基金の状況は今お話ししたとおりです。これからのことを考えたときに、一部の被保険者となります低所得者の免除という部分だけではなくて、7割・5割・2割の軽減に該当しない中間的な所得の方というのも大きな負担となっています。そんなことから考えますと、免除ということではなくて、被保険者全体にですね、負担の公平性に留意しつつ、引き下げの可能性を見ながら検討してまいりたいと思っております。
委員長(小川昌義君) この際、11時5分まで休憩します。
     午前10時55分 休憩


     午前11時05分 再開
委員長(小川昌義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 最後、あと2つです。
  国保税ですけれども、この先限度額の引き上げなどあるのでしょうか、お尋ねします。
委員長(小川昌義君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) 資料をちょっと持ってきていませんけれども、閣議のほうは通過していまして、あと専決処分で上げる予定にはしてございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そのときに全体を見て、今いいところまでいっていて、町民、国保加入者が払いやすいようなところになってきているので、全体を見回しての設定にしてほしいということを思います。それは要望です。
  最後の質問です。広域化とか県一本化で国保税の格差が解消して、町の国民健康保険運営の負担が軽減され、国保の構造的矛盾、つまり低所得者の保険なのに国保税が高いということ、これが解消されるということになると考えているのでしょうか。そしてまた、今、きょうの説明にありましたけれども、80万円以下が県全体で支払われると。もう県一本と言ってもいいような状態なのに、これをまたさらに県一本化にしていくというその狙いというのはどこにあると考えているのでしょうか、最後にお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) まず、国保県単位化に向けましては、やはりいろんな国保、富谷町は幸い所得的なところも県内では高い水準にありますが、やっぱり高齢化率が高い小規模な国保にとりましては大変な医療負担が出てきます。そういったところで、その平準化というところでは、大きく市町村国保を見れば広域化というのは有効な手段だと思っております。
  また、前段の国保税の低所得者への政策ですけれども、27年度からも、昨年度もですが、今度もまた低所得者への軽減、保険料の軽減措置が拡大されます。それは、これから27・28・29、広域化なるまで毎年、国の規模で言えば1,700億円ほどその保険者の軽減、低所得者対策ということで施されることになっています。それが、29年度からはさらに倍の3,400億円程度が保険者の支援のための国費として計上されていくというようなことになっておりますので、低所得者に対します保険料の負担についてはこれからますます軽減されていくものと思われますし、保険者に対します支援制度も拡充されてきておりますので、その結果、保険料負担に対します被保険者の負担も下がってくるものと思っております。
委員長(小川昌義君) ほかに質疑ございませんか。渡邊俊一委員。
委員(渡邊俊一君) 215ページ、この中で9款の1項であります一般会計からの繰入金二億一千万何がしがありますけれども、一般会計からの繰り入れをしなければならない理由をお聞きします
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 富谷町としまして一般会計繰入金をしていますこの1節から6節ですね、こちらは法律に基づいた法定内での繰り入れということで措置しております。いわゆる保険料を引き下げるための措置としての法定外繰入金といったものは富谷町では入れてはおりませんので、ご理解いただきたいと思います。
委員長(小川昌義君) 渡邊俊一委員。
委員(渡邊俊一君) 私なぜそのような質問をしたかというと、その下に財政調整基金の繰入金があるわけでありますけれども、先ほど来、財政調整基金が9億8,330万あると、今回予算計上した残り分として。そうであれば、一般会計から繰り入れをしないでその財政調整基金から持ち込んだほうが、もう少し富谷町の財政を圧迫しないような状況になるのではないかなと思って今お聞きしたわけでありますけれども、その財政調整基金繰入金を1億8,824万でなくて、それに対して一般会計繰入金の2億1,095万6,000円をプラスしたような形で財政調整基金からの繰り入れができないのかどうか、その辺をお尋ねをいたします。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) この一般会計繰入金ですね、例えば1節の保険基盤安定繰入金、こちらについては、国と県と、またさらに町も負担をするということに法律で定められておりまして、その中での繰り入れということになりますので、いわゆる保険料の引き下げ等に、あるいは国保財政を圧迫するような法定外の繰り入れというものは計上はしておりませんので、その辺でご理解いただければと思います。
委員長(小川昌義君) 渡邊俊一委員。
委員(渡邊俊一君) 国保税を圧迫するということにならないと私は思うんですね、この基金から繰り入れさえすれば。ですから、法の繰り入れということで今お話しされていますけれども、それじゃ一般会計の繰入金が法の繰り入れの中のもとに二億一千何がしなのかどうか、その辺を改めてお聞きをいたします。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) それでは、法律で定められています町負担分の金額についてちょっと申し上げさせていただきますと、保険料軽減分というところでは、町は4分の1を負担することになっています。県が残り4分の3を負担することになっています。ですので、町負担としは2,588万7,000円ほどこの分として負担しております。また、保険者支援制度分ということでは、これは国が2分の1、残りの半分を町と県が4分の1ずつ負担することになっております。その結果、562万円ほど町が法定でこの分を負担するということになっておりまして、合わせまして、保険基盤安定負担制度の上では町としては3,150万円ほど法定内での繰り入れということになってございます。また、職員の給与費等、出産育児一時金の3分の1といいますのも、これも法律でもって一般会計が繰り出すということになってございますので、そういった状況でございます。(「それは幾らなんですか」の声あり)これは残り分のこちらの節で計上していますとおり、職員給与費等については6,332万7,000円、出産育児一時金は4節で1,680万円と、あと国保連合会の負担金と運営協議会の経費とか合わせて479万5,000円というようなところでございます。
委員長(小川昌義君) 渡邊俊一委員。
委員(渡邊俊一君) 今お話しされたものを全部合わせますと幾らになりますか。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 合わせたのが、科目存置でとっている1,000円の計上分合わせますと2億1,095万6,000円ということになります。
委員長(小川昌義君) ほかに質疑ございませんか。渡邊俊一委員。
委員(渡邊俊一君) それを全部合わせますと、この一般会計の繰入金にちょうど該当するというようなことで理解してよろしいんですね。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) はい、そのとおりでございます。
委員長(小川昌義君) 渡邊俊一委員。
委員(渡邊俊一君) 毎年毎年、財政調整基金に繰り入れられているわけでありますけれども、通常我々、一般会計から財政調整基金のほうに繰り入れてしまうと、それが戻ってくるような状況にはならないわけですね。例えば町の財政に対しての戻りというような形にはならないわけですよね。その辺改めて確認しますけれども、いかがでしょうか。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 予算計上上、当初予算はこのような数字でもって見込んでおりますが、実際に繰り入れをしていただく最終的な精算としては、決算でもって必要な額として確定した金額を繰り入れをしていただいております。
委員長(小川昌義君) 渡邊俊一委員。
委員(渡邊俊一君) 私言っているのは、要するに一般会計からの繰り入れということは国保税だけの問題でなくて、基本的に我々国保税を払わない人たちもたくさんいるわけですね、社会保険関係で。そういった方々もいろんな意味での税金を町に拠出しているわけですよ。ですから、公平性から考えると、一般会計から繰り入れるということはそういう人たちの分も繰り入れていくということでありますから、先ほど来よりも国保税の減税ということでいろいろうたわれる状況にあるわけでありますけれども、要するに財政調整基金にたまってきたやつを戻せるような状況というのはあるのかどうかを先ほど私は聞いたんですね、町の財政に対して。その辺は可能なのかどうか、その辺お聞きをしたいと思います。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) この分を町の一般会計に戻すというところは、法定での繰り入れなものですから、戻す分というのは基本的に発生しません。基本的に発生しないものです。会計によりましては、介護保険ですかね、会計制度によりましては翌年度精算で戻しをするというようなところもあります。それは、実際の精算をして、必要な経費分、それを超えたものは一般会計に戻しますよと。国保の場合は、最後に確定した金額でもって、専決処分で必要な経費分だけを計上します。それを超えたものは戻すということではなくて、その部分で精算というような形になっております。
  議員がおっしゃるのは多分、いわゆる保険料の軽減のため、国保財政赤字分を一般会計から法定外と言われる部分で繰り入れをしている市町村が多くあります。それの部分についてよく言われるんですが、確かにその分を言いますと、議員がおっしゃるように負担の公平性からしますと、社会保険料を納めた方がさらに国保の被保険者分の保険料について一部を負担するような形になりますので、それは負担の公平性からすると適当なことではございません。そういった意味での法定外繰り入れと言われる分については富谷町はしてはございませんので、今お話ししたような法定で定められた部分の負担を一般会計から繰り入れをしていただいているというような状況でございます。
委員長(小川昌義君) ほかに質疑ございませんか。出川博一委員。
委員(出川博一君) それでは213ページ、ここの3款2項1目の財政調整交付金、ここの中に、先ほどの特別調整交付金については東日本大震災の支援拡充分だというお話だったんですけれども、これはいつまで続くのかお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 平成27年度まででございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) そうすると今年度で終わりということで、この場合の1節の普通調整交付金との関連性ではどうなのかお願いします。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) この特別調整交付金は、やっぱり特別な事情に応じて国あるいは県が国保財政を支援するというようなところの調整交付金です。普通調整交付金のほうは、負担割合では財政調整交付金として先ほど言ったように9%なんですが、普通調整交付金は7%ということで、これは保険給付費のほうの7%分ということでの計上という取り扱いになっております。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) ということは、ここは医療費のあれによって増減するというようなことで、ここのところずっと交付金が毎年減少傾向にあるんですけれども、ということは医療費に係る部分が少なくなってきているというふうな理解でよろしいんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 医療費の給付状況を見ますと、給付金が下がっているわけではございませんで、少しずつ上がってはいます。ここは、その療養給付費の国の負担分と、あともう一方では前期高齢者交付金という財政調整を行って歳入として入ってくる金額がございます。そこが毎年富谷町の場合は増加していると。それと相殺されるものですから、普通調整交付金のほうが前期高齢者が上がってくる分少しずつ下がってきて全体が調整されているというようなところでございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 今私が言いましたのは前期高齢者の交付金ですけれども、これは確かに毎年増額になってきておりますけれども、これは、前、私説明聞いたときには29年度までだというふうに伺ったんですけれども、その理解でよろしいでしょうか。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 29年度までと断定はできませんが、ここ三、四年は65歳から74歳の年齢の層の方がふえていくと。あとその後はまた少しずつその年代の方々の構成割合が下がってくることが今の構成から見ますと見受けられますので、最大29年度、30年度あたりがピークではないかなというふうにこちらでは見込んでいるものでございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) それでは、このページの県支出金の中の一番下、第2号調整交付金がありますけれども、これはいわゆる共同事業のための激変緩和だということなんですけれども、これはそうすると、この制度は30年度に県一本化になるまで続くということで理解してよろしいんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) はい、おっしゃるとおりでございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 219ページ、220ページ。220ページに13節委託料があるんですけれども、ここにシステムの保守関係の委託がありますけれども、前にお話を聞いていたデータヘルス計画はどのような形でどこに反映されるんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) こちらにつきましては国の国保中央会でもって運営してございます。そういったところで、新たにKDBシステムに対します町としての委託料というのはここには出てこないものでございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) そうすると、データヘルス計画そのものはどのような形で進められるのかお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 実際には宮城県も昨年の10月からKDBシステムというものが稼働してございます。まだ前のデータまで全部フルに活用できるような状況までには、段階的に整備されていくわけなんですけれども、今まさに稼働しましたので、それぞれの市町村がそのKDBシステムを使って保健事業に役立てるというようなところで利用されるものでございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) ということは、町として具体的にその計画に基づいていろいろの施策を打てるのは28年度以降ということになるんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) そうですね。そのKDBシステムを活用してデータヘルス計画を策定しなさいというふうなことは国のほうから指導を受けております。それで、今年度からその計画づくりが始まっているわけなんですけれども、町としましては、既にあります特定健康診査等実施計画、こちらの内容が、データヘルス計画に準じたような内容で、これまでの健康課題とか医療費、そういったものを分析した中でこの計画をつくって進めておりますので、一部はこの中で今進めております。あと、改めてデータヘルス計画という部分については、これからさらに深めてつくっていくように、27年度中に策定するようなことで考えてございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 続きまして、221、222ページの下のところの医療諸費の一般給付費なんですけれども、これは21億2,500万と見積もっておられますけれども、この数値の見方はいわゆる少な目ではないんですか。大丈夫なんですか。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 少な目といいますか、過去の給付実績、そういった統計上から推計をして求めているものでございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) ここのところの財源構成を見ると、前期高齢者の交付金、10億7,000万ほど入っているわけで、そういう意味ではいわゆる国保の一般財源からの持ち出しは少なくなってきているんですけれども、これはこういう傾向が続くと見てよろしいんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 先ほどの議員の質問と関連するんですが、前期高齢者交付金、前期高齢者の人数ですね、割合が29年、30年度ぐらいがピークというようなことを考えていますので、そのところまではこのような状況が続くと思いますが、それ以降についてはその他財源としての前期高齢者交付金は減少してくると。そのかわり、一般療養給付費、国の負担金、そちらのほうが少しずつ医療費の実績に応じてふえてきますので、財源の割合的には大きく変化するものではございません。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 225、226ページ、ここの3款1項の後期高齢者のところの財源構成なんですけれども、ここはいわゆる国保の一財からの支出が随分伸びてきているように見受けられますけれども、この辺のところは、国あるいはその他の財源の絡みで今後とも一財のほうがふえていくという見方になるんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) こちらも療養給付費交付金等の中で、医療分、後期高齢者支援分、介護納付金分のこの3つについて、それぞれ国費が一定の割合で入ってございます。その関係で、今回一財がふえているということではあるんですが、ここが大きく変動するものではございません。国の負担割合が決まっておりますので、大きく変動するものではございません。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) でも、これから後期高齢者への支援金というのは非常に負担が大きくなってくるというふうに見込まれるんですけれども、その中でいわゆる特定財源の見通しというのはどのような、ふえればその分特定財源もふえてくるというふうな見方に立ってよろしいんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 後期高齢者に要する給付費は年々増加しております。その中で、今回、前年度に比較して減額になってございます。これは、前々年度の精算、各国保から集まった金額の精算がですね、実際にかかったものよりも集まった金額が多かったということで、精算によって翌年度に繰り越された分、そういったものもありまして、新たな27年度の負担としてはその分を差し引いた中で案分で来ておりますので、今回はたまたま減っているというような状況でございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) このページの一番下のところの介護納付金なんですけれども、これについては、27年度の介護保険の改正、いわゆる1%分減ったわけですけれども、その分を加味して大幅な減額になったんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 確かに1号被保険者の保険料改定で2号の被保険者の保険料の負担割合が減りました。そういったところもこの減の中には加味されておりますが、こちらも先ほどの後期高齢者支援金と同様に、前々年度の精算ということでプールされたものが少しあったために、27年度の総額を算出して負担を求める上では富谷町のほうは少しマイナスになったということで、3,500万ほど減というようなことになっております。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 最後の質問です。227、228ページ。228ページの一番下のところにジェネリックに対する通知という委託があるわけですけれども、このジェネリックの普及状況はいかがなんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 普及状況ですが、比較の関係で、各年11月でもって比較ができますのでそれで申し上げますと、26年11月で利用率、後発品の薬剤の利用している割合的には38%になっています。25年の11月には33%、24年は32%ということで、年々後発薬剤の利用割合が高まってきているところでございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) これは最終的にどのぐらいまで持っていきたいというふうに政策的に考えておられるんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 国が示しております割合は、今のはお金のほうでの利用率の割合ですが、数量ベースと言われるものでの目標は30%というふうに言われておりますが、富谷町は既に26年11月で58%、その前は49%、その前は48%ということで、今は58%の数字になっておりますので、しかしながら、まだまだ40%以上は利用する可能性の域が残っておりますので、さらなる普及向上に啓発をしていきたいと思っています。
委員長(小川昌義君) ほかに質疑ございませんか。小泉委員。
委員(小泉 光君) 先ほど私の発言で平成28年度という発言をしましたが、ちょっと記憶違っていたので、将来という言葉に訂正をさせていただきます。
委員長(小川昌義君) ほかに質疑ございませんか。
     (「なし」の声あり)
委員長(小川昌義君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  議案に対する討論を省略し、採決したいと思いますが、ご異議ございませんか。
     (「異議なし」の声あり)
委員長(小川昌義君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
  議案第19号平成27年度富谷町国民健康保険特別会計予算について、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。
     〔賛成者起立〕
委員長(小川昌義君) 起立多数と認めます。
  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。


     議案第20号 平成27年度富谷町下水道事業特別会計予算
委員長(小川昌義君) 議案第20号平成27年度富谷町下水道事業特別会計予算を議題といたします。
  これから、担当課長へ内容の説明を求めます。上下水道課長。
  [上下水道課長が予算書のとおり内容の説明を行った]
委員長(小川昌義君) これより一問一答による質疑を行いますが、質問者及び答弁者は要領よく簡潔な質問と答弁、そしてスムーズな議事進行にご協力くださるようお願いいたします。また、質疑はページ、款項目を明示されて行ってください。
  それでは、質疑ございませんか。出川博一委員。
委員(出川博一君) 251、252ページ、ここの2款の下水道使用料なんですけれども、これは前年度に比べて減少しておりますけれども、水道水量との関連性はどうなのかお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) 予算作成に当たりましては、前年度、前々年度の料金の伸び、そして新年度の人口増加などの伸びを予測して作成しております。少ない理由としましては、町民皆様の節水への取り組みと節水型の洗濯機、食洗機、トイレ、無洗米の普及、そして、一部地域ではございますけれども、庭に水をまく目的で雨水タンクの設置などにより、水道使用量と下水道使用量が減ったものだと推測します。
  参考までに、従来型の洗濯機ですと1回当たり平均で120リットル、節水型ですと70リットル、1回につき50リットルの節水、そしてトイレのタンクにつきましても、従来型ですと1回流すと16リットル、節水型ですと6リットルという半分以下で10リットルの節水ができることになります。それによって予算が減ったものでございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 水道料金のほうを見ると2.9%の減なんですよ。ところが、下水使用量については0.5%の微減ということで、その辺の見方、それで大丈夫なのかお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) 担当者によって予算作成をするもので、下水のほうと調整はしているものですけれども、やはり若干数量が違っています。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) しっかりした予算を立てていただきたいなというふうに思います。両方の連携をもう少しうまくとっていただければなと思います。
  それから、4款の繰入金なんですけれども、この下水道特別会計、先ほど渡邊委員のほうからも出ましたけれども、いわゆる使用料と事業債を借りて、それでやれなかった分は一般会計からの繰り入れという流れになると思うんですけれども、その理解で間違いないでしょうか。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) それで間違いありません。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) そうすると、これからの一般会計の負担増が非常に心配されるんですけれども、その辺の見解はいかがでしょうか。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) 毎年ですけれども、1億8,000万前後で抑えるようにしております。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 抑えるということで、それはやっていただければいいんですけれども、そうはいっても結局、今回の27年2月の補正でも、当初は1億6,300万だったやつが1億9,900万ということで約3,000万超ふえているというような状況。これは、多分ですね、主に使用量が減ったためということで、それが原因だと思うので。ただ、今お話聞くと、使用量は減っていく傾向があるよというふうに私は理解したんですけれども、そういう中で、これから余り一般会計に負担をかけないための認識と対策はどのように考えておられるのかお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) 財政課と協議しまして、工事内容、補助事業とかありますけれども、そちらのほうを調整するしかないのかなと思っております。工事ですね。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) もう少し特別会計としてぜひ計画性のある立案をお願いしたいなと思います。
  それでは、最後になります。257、258ページの13節の委託料の中に、中段ぐらいに下水道事業計画変更業務ということで600万ほど計上してあるんですけれども、これは今後5年間の下水道事業についての計画かと思いますけれども、そのような理解でいいのかお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) 下水道の全体計画と、あと認可区域、それらを見直すものでございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 結局、使用量が減少傾向にあると思われる中で5年間の中を見据えた場合に、料金の引き上げは考えられるんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) 今のところ料金の引き上げは考えておりません。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 私も25年4月現在で富谷町の下水道料金の料金比較をしてみたんですけれども、県内35市町村の中で安いほうから7番目ということで、非常に今いい感じで来ているかと思いますので、ぜひ5年間の計画の中で、それよりも仙台市が安いので、ぜひ仙台市を目指すような運営をお願いできればなと思いますけれども、いかがでしょうか。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) 議員さんの言われるように、今35市町村のうち7番目に安いと。この料金を維持していくのが精いっぱいかなと思っております。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) 257、258ページ、一番下なんですが、1款2項1目流域下水道費で負担金補助及び交付金ですが、2億7,149万5,000円計上されております。これにつきましては、流域下水道の維持管理費の返戻金を、余った場合には返戻していたものを翌年度の負担金から相殺するという説明が前にありました。この2億7,149万5,000円はその分を相殺した後の金額として計上しておりますかどうか伺います。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) 2億7,149万5,000円につきましては確定した金額でございます。済みません、確定するのは……。あくまでも予算計上の数字でございます。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) 以前に聞きましたときに、27年度から始まるかどうかを確認していなかったので改めて伺っているんですけれども、流域下水道の維持管理費が例年数千万単位で余って、後から補正で流域下水道のほうから戻ってきたわけですよ、市町村にね。分けてそれぞれ戻ってきていたわけですね、維持管理費。安く上がったということで、例えば5,000万余ったら、それを各市町村に案分して戻すというふうなやり方だったと思うんですが、ですから返戻金は後から補正などで上がってきていたんですけれども、それがそういうやり方ではなくて、余った場合は返戻していたものを翌年度の負担金から相殺をして、差し引くなり足すなりして、そしてやるという処理の仕方に変わったという説明がありました。それが平成27年度からなのかどうかを確認する意味で伺ったんですが、いかがですか。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) そこはちょっと詳しくはわからないんですけれども、今回出した予算計上につきましてはあくまでも予測水量になっております。(「予測でいいんですけれども」の声あり)そこはちょっと。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) それでは、余り困らせては気の毒なので、そこの辺を後で確認してお答えをいただきたいと思いますが、よろしいですか。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) 後で確認してお伝えします。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) 次のページ、259、260ページですが、流域下水道建設費、1款3項1目ですけれども、負担金補助及び交付金のところで4,394万4,000円負担金として計上されています。この吉田川流域下水道建設負担金の今後の見通し、どういうふうに負担がされていくことになるのかを伺います。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) 見通しにつきましては、今後、大和浄化センター、今4系列目の機械設備・電気工事をやっていますので、あとまたこれにかかる電気設備とかまたかかると思いますので、このままいくと思います。この金額ぐらいでということですね。
委員長(小川昌義君) 永野久子委員。
委員(永野久子君) 吉田川流域下水道の建設の進捗状況、どこまで到達しているでしょうか。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) 後でお答えします。今手持ち資料がありませんので、後でお知らせします。
委員長(小川昌義君) ほかに質疑ございませんか。
     (「なし」の声あり)
委員長(小川昌義君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  議案に対する討論を省略し、採決したいと思いますが、ご異議ございませんか。
     (「異議なし」の声あり)
委員長(小川昌義君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
  議案第20号平成27年度富谷町下水道事業特別会計予算について、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。
     〔賛成者起立〕
委員長(小川昌義君) 起立全員と認めます。
  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。


     議案第21号 平成27年度富谷町介護保険特別会計予算
委員長(小川昌義君) 議案第21号平成27年度富谷町介護保険特別会計予算を議題といたします。
  これから、担当課長へ内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
  [長寿福祉課長が予算書のとおり内容の説明を行った]
委員長(小川昌義君) この際、午後1時まで休憩したいと思いますので、次の1款2項から説明いただきたいと思います。
  この際、午後1時まで休憩といたします。
     午後0時01分 休憩


     午後1時00分 再開
委員長(小川昌義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  午前の説明に続いて、以後説明をお願いいたします。長寿福祉課長。
  [長寿福祉課長が予算書のとおり内容の説明を行った]
委員長(小川昌義君) 以上で説明を終わります。
  これより一問一答による質疑に入りますが、質問者及び答弁者は、要領よく簡潔な質問と答弁、そしてスムーズな議事進行にご協力くださるようお願いいたします。また、質疑は、ページ、款項目を明示され行ってください。
  それでは、質疑ございませんか。佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) それではお尋ねします。279、280ページです。ここに保険料の徴収がありまして、現年度分の普通徴収保険料が伸びています。4,200万円ほど伸びていますが、この伸びたという理由ですが、どういうことでしょうか。
委員長(小川昌義君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) 介護保険料の改正によるものでございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 人数の伸びとかではないのですか。それもあるのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) 人数で被保険者数が500ちょっとぐらいはふえています。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 特別徴収は8,894人として計上したということですが、そうしますと普通徴収のほうは何人の計算になったのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) 料金計算の際に被保険者全体で出しまして、そのトータルの出る料金を、前年度、26年度の特徴、普徴の割合でおのおのの特別徴収、あと普通徴収の保険料額として算定してございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 同じページの3番目のところに滞納繰越分普通徴収保険料がありまして、これについてはちょっと減っているわけですが、これは何人分になりますか。
委員長(小川昌義君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) 人数のほうは捉えていませんけれども、料金の金額で圧縮かかっていまして、そういった滞納となっている金額が少なくなったことによる減収ということです。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) この方々ですけれども、普通徴収で滞納している人たちについてサービスの抑制はないということで確認していいでしょうか。
委員長(小川昌義君) 税務課長。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 差し控えはありません。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 今回のこの予算ですが、先ほどの説明で2.27%引き下げの減額については反映されていないということで、6月に補正ということだったわけですが、全体としては、今回保険料改定になりましたが、その改定された金額での予算編成ということでいいのですね。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) はい、そのとおりでございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 285、286ページです。歳出に入りまして、一般管理費、13節委託料があります。ここの中に去年は、先ほども出ましたが、第6期介護保険事業計画策定業務として348万9,000円がありました。平成25年は同じ業務で725万5,000円だったと思います。策定業務について全体合わせると1,074万4,000円の当初予算だということになるかと思いますが、これについては実際はどの程度使って策定業務に歳出されたのかお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 25年度はそのまま全数調査にかかわるものでございます。あと、26年度は計画策定の部分で348万1,000円を執行しているというふうな状況でございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、第6期計画を立てるために1,074万4,000円だったということだと思いますが、その計画書ですけれども、冊子になって議員への配付はいつになりますか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 今年度中の策定というふうなところで決めていくこととしております。実際に印刷製本になってお届けするのは4月というかもっと後になるかと思いますけれども、その予定でございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) この予算をつくるのに、介護保険が大きく変わるというときによくわからない部分がまだあって、先ほど課長の中からもありましたけれども、なかなか進んでいないということで、町当局としても大変なところだと思うのですが、私たち議員としてもよくわからない部分もあったりして非常に大変だなということになっていますので、4月中に印刷になった時点で介護保険が2015年大きく変わるというときの説明が必要だと思いますが、これについてはどう対応しようとしているのでしょうか、お尋ねします。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 町民の方々に対しては、概要版というふうなことで広報と一緒に全戸配布の予定でございます。そのほか、町で行っている事業等々で説明の機会を設けてというか、機会あるごとに説明をというふうな段取りで考えております。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、議会へはどういう段取りで行うのかお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 冊子としてのお届けというのは予定してございまして、あとそのほかに教育民生委員会のほうからも説明をというふうなことも求められておりますので、その辺のところは考えていきたいというふうに思っております。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 287、288ページお願いします。2款の保険給付費です。先ほども説明があったわけですが、下段の部分ですね。1、2、3とありまして、居宅、地域密着型、施設介護サービス給付、これについてもう少しこういうことでの予算化ですというのを説明お願いしたいと思います。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) まず26年度のほうの実績を見ていきますと、全体で99.8%というふうな状況でございます。その内訳を見ていきますと、在宅のほうが107%ぐらいの伸び、施設のほうが80%弱というふうな伸びでございます。ですので、居宅の部分はふやし、あと地域密着型のところも、杜の家いちいさんですとか順調に伸びておりますので、その辺のところも勘案したところでございます。施設整備のところでございますけれども、まずこの計画をつくる時点で100、特養ですと119名ほどのご利用というふうなところを、123ぐらいのところでの見込みというふうなところでございます。あと、老健のほうが、ご承知のように特養のほうが原則3以上というふうなことになっていますので、1、2の方、市町村が申し立てをすれば必要な方は特養も入れるんですけれども、やはり老健のほうの利用というふうなところも進むかなというふうなところもございますので、その辺の伸びも見たところでございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、今、特別養護老人ホームの待機者数というのは町ではどのように把握しているのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 昨年度に、県のほうですけれども、県内の待機のところを全数調査いたしました。それで、実人員として要介護3以上の方が103人というふうなところで県のほうからお示しいただいておりますので、そのような認識です。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、県が調べた中で富谷町の待機者が103人ということですか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 107人です。
委員長(小川昌義君) ほかに。佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 先ほど課長のほうからもありましたけれども、この今回の改正といいますか改定によって、介護度3以上となった人たちだけが特別養護老人ホームを使えるということになりました。そして、町が特段ということであったわけですが、そうなりますと、介護3しか申し込めないとなると、2、1という人たちは生活の状況が変わっていてもなかなか正確な把握ができないということになるのではないかという心配がありますが、その点についてはどうでしょうか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 町のほうでは、認定調査、調査員にお願いして直営で行っている状況です。そこで、認定調査の状況で、どういうところに生活上の不安があるのかというところもお聞きしながら、サービスの組み立てというふうな段取りを組んでいるところでございます。ですので、そこでやはり2であっても施設サービスが必要というふうなところでは町の意見書をもってして入れるような状況になっていますので、そういったところの調整を図っていきたいというふうに思います。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、先ほど地域密着型とか老健とかということがあったわけですが、そういう人たちもうまいぐあいにといいますかね、特別養護老人ホームにはなかなか入れないんだけれども、ほかの施設については速やかにといいますか、思うようなところに行くことができる状況になっているのか、それ自体も依然として少ないという状況なのかお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 小規模多機能に続きまして昨年、複合サービス、名前が変わって、訪問介護、小規模多機能型居宅介護となりましたけれども、医療ニーズの高い方も訪問介護もありますので、泊まり、通い、訪問が一体的に訪問看護も含めてできるようになってまいりました。ですので、生活の組み立てをそういったところでいいのか、あるいはやはり特養なり施設というふうなほうがいいのかというふうなところは皆さんの状況を見ながら、ご家族、本人の希望もあるんですけれども、そういうところを総合的に見て、どういうサービスであれば自分らしく生活できるかという視点に立って支援してまいりたいというふうに考えています。
委員長(小川昌義君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、107人の特別養護老人ホームに入りたいという人がいるということになってきますと、特別養護老人ホームをつくっていく。つくると保険料に即はね返ってくるという面があるわけですが、しかし、この特養ホームについてどうしていくのかということは計画の中ではどのようになっているのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 冒頭に申しましたように、施設の前倒しというふうなところで、今期6期の計画では、29年度に整備といいますか、実際にご利用できるような状況にというふうなところで考えておりましたけれども、県からの107人という協議があったのが本当に2月の上旬のところでしたので、そのところも踏まえて、28年、1年前倒しの整備というふうなところで今考えているところでございます。
委員長(小川昌義君) ほかに質疑ございませんか。出川博一委員。
委員(出川博一君) 281ページ。ここの6款の1目のところで予防ケアプランの、これは利用者が減少して少なくなっているのか。多分、これから施策の中で予防者というか予防に力を入れていくというスタンスだと思うんですけれども、何か毎回ここの予算額が減っているんですけれども、その辺について質問します。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) この予算の組み立てなのですけれども、25年と26年の上半期の実績を見まして見ていくところですけれども、どうも要介護への移行というふうなところが少し見えましたので、予防プランのところは減少させてというふうなところでございます。あと加えて、一次包括のところでのバランスもありますので、その辺のところで、いちいに比べて我が保健福祉総合支援センターで持っている部分の給付の伸びのところが緩やかというふうなところも一つかと思います。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) ということは、いわゆる要支援の人が上のほうにシフトして、下から上がってきている人はいないんですか。今まで正常だった人が要支援に移行するとか、その辺の動きはどうなんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 富谷町の特徴として、全国に比べて要支援の方々の割合が低い状況にあります。それは、皆さんの意識も高くて、自分でできるところはしようというふうな意識でありましたり、ゆとりすとクラブ・サロンとかそういう介護予防事業のところに通っていただいているというふうなところもあろうかと思いますけれども、そういったところを全体的に見ての状況ですので。ちなみに、全国ですと要支援の認定率は28%ぐらいになります。それが本町ですと18%弱ぐらいのところでございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) それでは、それに関連して287ページ、288ページ、ここの1款3項2目の認定調査に関する部分なんですけれども、ここではいわゆる賃金、それから12節の役務費でそれぞれ、役務費は医師の診断書の発行手数料かなと思うんですけれども、そういう面では毎年どんどんふえてきているので、そういう意味で認定者がふえているということなんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 高齢者人口が伸びております。それに伴いまして要支援・要介護認定者のところもふえている状況にございます。今年度は1,495件を予定しております。26年度は1,270件の予定でございました。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 291、292ページで、ここの真ん中にあります二次予防事業費、モデル事業、これは先ほどの説明だと再編してということだったんですけれども、例えば筋造とかクリニカルアート、はつらつ、この辺の今年度まであった事業はここに包含されるということなんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) はい、そのとおりでございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) そのほかにモデル事業として何か考えていることはあるんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 一般会計でも申しましたように、元気な高齢者の方々とサロン的な集まりのところはここの特会ではございませんで、一般会計で説明させていただいたとおりです。ですので、一般会計の部分で元気な高齢者あるいはサロンの希望のある方というふうなところでカバーをし、特別会計のほうではそのおそれのある方、筋トレとかも含めまして必要な方というふうに重層的にというふうなところで考えているところであります。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 最後になります。295ページで一番最後、予備費がありますけれども、これは何で2,500万ということで大幅に増額にして置いているのか、その辺お尋ねします。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 制度的にいろいろな、例えばさっきの減額ですとか、保険料のほうの減免等々も制度的に動くところが結構ありました。ですので、予備費のところを多くし調整をしたものでございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) ということは、26年度、500万の予備費だったんですけれども、それでは足りなかったということなんですか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) いいえ、そういうことではございませんで、介護保険の事業計画は3年計画のところでほぼ決まってくるものでございます。それで、1年目は比較的余裕を持ち、2年目はとんとん、3年目は少しマイナスであってもというふうな予算の組み立て上の特性というか、そういう組み立てによるところでもあります。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) そういうのは先ほどお話しになったような補正で組むべきで、予備費で最初から多目に手当てというのは予算の考えではいかがなものなんですかね。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) その分で、例えば調整というふうなところで歳入歳出の調整というふうなところも来ますので、多目に置いて歳出の部分を、歳入に対して歳出の部分の調整というふうなこともございますので、そのバランスをとったというふうなことでございます。
委員長(小川昌義君) ほかに質疑ございませんか。
     (「なし」の声あり)
委員長(小川昌義君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
     (「異議なし」の声あり)
委員長(小川昌義君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
  議案第21号平成27年度富谷町介護保険特別会計予算について、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。
     〔賛成者起立〕
委員長(小川昌義君) 起立多数と認めます。
  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。


     議案第22号 平成27年度富谷町後期高齢者医療特別会計予算
委員長(小川昌義君) 議案第22号平成27年度富谷町後期高齢者医療特別会計予算を議題とします。
  これから、担当課長へ議案の説明を求めます。長寿福祉課長。
  [長寿福祉課長が予算書のとおり内容の説明を行った]
委員長(小川昌義君) 以上で説明を終わります。
  これより一問一答による質疑に入りますが、質問者及び答弁者は要領よく簡潔な質問と答弁、そしてスムーズな議事進行にご協力くださるようお願いいたします。また、質疑はページ、款項目を明示されて行ってください。
  それでは、質疑ございませんか。
     (「なし」の声あり)
委員長(小川昌義君) 質疑なしと認め、質疑を終わります。
  議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
     (「異議なし」の声あり)
委員長(小川昌義君) 異議なしと認めす。よって、これより採決いたします。
  議案第22号平成27年度富谷町後期高齢者医療特別会計予算について、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。
     〔賛成者起立〕
委員長(小川昌義君) 起立全員と認めます。
  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。


     議案第23号 平成27年度富谷町水道事業会計予算
委員長(小川昌義君) 議案第23号平成27年度富谷町水道事業会計予算を議題といたします。
  これから、担当課長へ内容の説明を求めます。上下水道課長。
  [上下水道課長が予算書のとおり内容の説明を行った]
委員長(小川昌義君) 以上で説明を終わります。
  これより一問一答による質疑に入りますが、質問者及び答弁者は要領よく簡潔な質問と答弁、そしてスムーズな議事進行にご協力くださるようお願いいたします。また、質疑はページ、款項目を明示されて行ってください。
  それでは、質疑ございませんか。菅原福治委員。
委員(菅原福治君) 322ページで私気づいた点だけ、このページだけ質問させていただきます。第2条の業務の予定量でございますが、先ほど1、2、3と説明がございました。使用給水も314ですか、給水件数がふえていて、給水量、また1日の給水量、これ2つとも大幅に減ってダウンしております。これは、先ほど節水という話がありましたけれども、節水だけの理由なんでしょうか、お伺いします。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) 私のほうで認識している分ですけれども、やはり節水が一番の理由でございます。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) 県の給水単価が下がったと方針でありましたけれども、これはなぜ下がったのか、その理由というかわけを教えていただきたいんですが。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) 高利率企業債の繰上償還、あと借りかえによる支払利息が軽減されたことにより、大崎広域水道で7億1,900万、仙南・仙塩広域水道で56億9,600万円の軽減となっております。あと、企業債元金償還の低減により、大崎広域水道で17億300万、仙南・仙塩広域で216億8,300万円の低減となっており、これが主な要因となっております。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) こういう傾向というのは、給水量が下がっていくという傾向というのは今後も続くんでしょうか、お伺いします。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) 一応この金額は31年までです。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) どうもですね、節水ということなんですけれども、ちょっと言葉悪いようですけれども、先ほども下水のほうで節水の部分ありましたけれども、もう少し詳しくちょっと説明いただきたいんですが。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) 先ほどもご説明しましたが、やはり節水の取り組み、まず節水型の洗濯機や食洗機、あとトイレ、あと無洗米の普及などが一番の原因ではないかと思っております。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) 私びっくりしたんですけれども、洗濯機とか、食洗も使っている方が多いんですけれども、それと便座ですか、便器。ということで、やっぱり消費者というか住民は節水とか節約というのを相当心がけているんだなと。こんなに下がるわけですからね。別に節約運動しているわけじゃないんですけれども、改めて感じさせていただきました。
  次、3条ですが、県の受水単価が下がったということで、収入の部分ですけれども、収入ももちろん前年より5,000万近く下がっておりますし、支出のほうはもっと下がっているんですね、6,000万近く。このことが即、何ていうんですかね、水道の料金にはね返らないものかちょっとお伺いしますが。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) 料金のほうには直接は、今までずっと25年度までですか、累積で赤字でしたもので、今回若干利益が見込まれますけれども、やはり今の富谷町の料金を維持していくためには、やはり若干の利益が上がりまして、あと、料金だけですと、受水費だけですと、同じ水量で見ますと、27年度の水量ですと4,500万ほど安くはなるんですけれども、やはりそういった安くなった分収入も減ると。そういったもので、少しの利益でも、老朽管の入れかえあるいは鉛管の取りかえ、そちらのほうに充てたいと考えております。
委員長(小川昌義君) 菅原福治委員。
委員(菅原福治君) 先ほども下水のほうで7番目だったということなんですが、上水のほうは何番目なんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) 上水ですと、県内33事業体のうち3番目に安い料金設定となっております。
委員長(小川昌義君) ほかに質疑ございませんか。出川博一委員。
委員(出川博一君) 341ページ、ここの営業外収益の5目、長期前受金戻入、ここの内容についてもう少し詳しく説明お願いしたいんですけれども。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) 法の改正によりまして、ここの部分、前は減価償却費の部分でございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 減価償却費といいますと結局、ここで見ますと338ページで26年度の予定、BS、貸借対照表あるんですけれども、これでいくと償却累計は41億ぐらいなんですけれども、この数字と戻し入れの関係はどうなっているんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) 長期前受金で計上した金額につきましては減価償却の見合い分ということで、償却期間によってちょっと違った数字が出てきます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 例えば今の課長の説明を是として減価償却見合いだということになると、344ページの減価償却費の中で1億9,000万とあるんですけれども、これと戻し入れは1億1,000万でこの数字も違うんですけれども、その辺の考え方はどうなのかお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) 344ページの減価償却費につきましては今年度分の減価償却費分で、こちらの長期前受金戻入につきましては今後の1年分でございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) ちょっとこの考え方、私わからないんですけれども、民間の企業会計であれば、減価償却費というのはプールをしておいて次の設備投資のために積み立てておくという内部留保資金だと思うんですけれども、それを食っているというか、それを収入に上げているという考え方は、これはそれで正しいんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) 制度改正によりこのようなシステムになっております。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 制度改正ということであれば、それは国で認めたというか、そういうことなんでしょうけれども、考え方はおかしいと私は思うんですけれども、それは是として、そうすると、この長期前受金戻入を入れることによって、26年度から実施されたわけですけれども、25年度までは赤字だったんですよ、水道会計が。この戻し入れを入れることによって26年度で約9,300万ほどの純利益だということの理解でよろしいでしょうか。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) それでよろしいです。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) そして、この戻し入れをまた27年度も入れることによって約1億の純利益の見込みになると思いますけれども、間違いないでしょうか。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) はい、経理上そのようになっております。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) それでは、ここの4、営業外収益の3目の他会計補助金、ここのところに2,708万円と計上ありますけれども、これは第2次拡張事業に係る企業債利子補給等ということになっていますけれども、これは何かこの企業債利子補給は一般会計から出すという取り決めか何かあるんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) 取り決めはございません。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) であれば、26年度9,000万、27年度1億の純利益が出る。それなのにもかかわらず一般会計からその分を補?してもらっているというのは、ちょっと甘え過ぎというか、おかしいんじゃないでしょうか。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) 地方公営企業の経営の健全化を促進し、その経営基盤を強化するために一般会計より繰り入れをしているもので、前々年度の経営状況によるものです。27年度の一般会計補助金に関しましては、平成25年度赤字だったことからいただけるものでございます。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 今の説明を聞くと、黒字になった26年度、つまり28年度予算からは、これは一般会計には依存しないで補助はもらわないで運営できるということで理解してよろしいですか。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) 減価償却分に見合う分を収益化したことで一応黒字にはなっておりますが、今後ますます施設の老朽化もしてくるものでございますので、それらを考慮しながら今後財政課と協議して進めていきたいと思います。
委員長(小川昌義君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) 最後になります。いや、そういうことじゃなくて、やっぱり企業会計でやっているわけですから、企業会計というのはつまりある程度の収益を得てという、民間であればそういう考えに基づいてやっているわけですから、1億も利益出ているのにそれを、今さら2,480万9,000円の利子補給をもらうということはちょっと考え方としては非常におかしいと思いますので、ぜひ28年度は直していただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) 検討してまいります。
委員長(小川昌義君) ほかに質疑ございませんか。永野久子委員。
委員(永野久子君) 伺おうと思っていた水道料金引き下げについては菅原委員が質問されましたので、そのほかのところで、341ページ、営業外収益の中の長期前受金戻入ということで1億1,028万4,000円、これは収入のところであります。一方、344ページの支出ですが、減価償却費で1億9,089万1,000円。これは戻入金もそれから減価償却費もそれぞれ現金を伴わない収入であり支出だと思いますが、差し引きして大体8,000万くらいというのは、これは内部留保になっていくものと考えていいんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) はい、そのとおりでございます。
委員長(小川昌義君) ほかに質疑ございませんか。
     (「なし」の声あり)
委員長(小川昌義君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
     (「異議なし」の声あり)
委員長(小川昌義君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
  議案第23号平成27年度富谷町水道事業会計予算について、原案のとおり可決すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。
     〔賛成者起立〕
委員長(小川昌義君) 起立全員と認めます。
  よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
  以上をもちまして、本委員会に付託されました全ての審議が終了いたしました。
  暫時休憩いたします。
     午後2時00分 休憩


     午後2時01分 再開
委員長(小川昌義君) 休憩前に引き続き委員会を開きます。
  予算審査特別委員会における審査結果を議長に報告することになりますが、その報告書はお手元に配付のとおり報告したいので、内容を朗読いたします。
  [委員長が予算報告書のとおり朗読した]
委員長(小川昌義君) ここでお諮りいたします。
  予算審査結果につきましては、各種会計予算とも討論を省略し、採決の結果、各事件とも多数の賛成によって原案のとおり可決すべきものと決定されました。よって、お手元に配付の報告書を本定例会最終日に議長宛て報告したいと思いますが、ご異議ございませんか。
     (「異議なし」の声あり)
委員長(小川昌義君) 異議なしと認めます。よって、予算審査結果につきましてはお手元に配付のとおり議長宛てに報告することといたします。
  委員各位のご協力によりまして予定どおり審議が行われたことに対し、敬意を表するものでございます。
  以上をもちまして、4日間にわたる予算審査特別委員会を閉会いたします。
  大変ご苦労さまでした。
     午後2時04分 閉会

平成27年第1回定例会議事録(第6号)

平成27年3月16日(月曜日)

出席議員(19名)

  • 1番 森栄君
  • 2番 齊藤秀行君
  • 3番 高橋正俊君
  • 4番 小泉光君
  • 5番 菅原福治君
  • 6番 出川博一君
  • 7番 長谷川る美君
  • 8番 三浦邦夫君
  • 9番 浅野直子君
  • 10番 安住稔幸君
  • 11番 小川昌義君
  • 12番 細谷禮二君
  • 13番 佐藤克彦君
  • 14番 山路清一君
  • 15番 磯前武君
  • 16番 渡邊俊一君
  • 17番 佐藤聖子君
  • 18番 永野久子君
  • 19番 相澤榮君

欠席議員(1名)

  • 20番 浅野幹雄君

説明のため出席した者

  • 富谷町長 若生裕俊君
  • 企画部長兼企画部経営企画課長兼市制移行準備室長 荒谷敏君
  • 福祉部長 小野一郎君
  • 総務部総務課長 菅原俊司君
  • 福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセンター子育てサロン所長 浅場悟君
  • 総務部総務課参事兼危機管理室長兼危機管理監 新田武君
  • 教育長 菅原義一君
  • 教育次長 及川芳彦君
  • 教育部長兼富谷中央公民館長兼冨ケ丘公民館長兼東向陽台公民館長兼あけの平公民館長兼日吉台公民館長 小松巌君
  • 教育部学校教育課長 神田能成君
  • 教育部生涯学習課長兼総合運動公園所長兼民族ギャラリー館長 阿部雄也君

事務局職員出席者

  • 事務局長 山田豊
  • 次長 富澤裕
  • 主任主査 津久家直美

議事日程 第6号

平成27年3月16日(月曜日) 午後2時30分 開議

第 1 会議録署名議員の指名
第 2 議案第 5号 富谷町行政手続条例の一部改正について
第 3 議案第 6号 富谷町個人情報の保護に関する条例の一部改正について
第 4 議案第 7号 暴力団の利益となる公の施設の使用等の制限に関する条例の一部改正について
第 5 議案第 8号 富谷町非常勤消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正について
第 6 議案第27号 富谷町教育委員会教育長の勤務時間等に関する条例の制定について
第 7 議案第28号 特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正について
第 8 議案第29号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について
第 9 議案第30号 富谷町教育委員会教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例廃止について
第10 議案第31号 職員の給与に関する条例の一部改正について
第11 議案第32号 富谷町職員定数条例の一部改正について
第12 議案第34号 富谷町保育所条例の一部改正について
第13 議案第35号 富谷町立幼稚園授業料徴収条例の一部改正について
第14 議案第36号 富谷町総合運動場条例の一部改正について

本日の会議に付した事件

 議事日程のとおり 午後2時30分 開議

副議長(相澤 榮君) 改めまして、皆さんこんにちは。
  浅野議長が、急遽体調不良となりまして、入院されましたので、議長にかわりまして議長席に座らせていただきます。よろしくご協力をお願いいたします。
  ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
  議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。


     日程第1 会議録署名議員の指名
副議長(相澤 榮君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
  会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、16番渡邊俊一君、17番佐藤聖子君、18番永野久子君の3名を指名いたします。


     日程第2 議案第5号 富谷町行政手続条例の一部改正について
副議長(相澤 榮君) 日程第2、議案第5号富谷町行政手続条例の一部改正についてを議題といたします。
  本案は、朗読を省略し内容の説明を求めます。総務課長。
総務課長(菅原俊司君) それでは、議案書の28ページをよろしくお願いいたします。
  議案第5号富谷町行政手続条例の一部改正についてご説明申し上げます。
  富谷町行政手続条例の一部を別紙のとおり改正する。
  提案理由は、行政手続法の一部改正に伴いまして、所要の改正を行うものでございます。
  平成6年10月に、行政手続法が施行されたことに伴いまして、これまで当町におきましても平成9年4月より、富谷町行政手続条例を施行してございます。今回の法律改正は、国民の救済手段の充実拡大の観点より、国民の権利、利益の保護の充実のための手続が整備されたものでございます。本法律の改正に伴いまして、富谷町行政手続条例においても、一部改正を行うことにより、一層適正な行政手続制度の運用を図ってまいるところでございます。
  改正の主な内容でございますが、行政指導を行う際の根拠を明示することの義務化。2つ目に、行政指導の対象となるものが、その中止を求めることを可能とすること。そして3つ目に、何人も法令違反行為を発見した際には、是正するよう一定の行政処分、指導をすることを町に対して求めることができるという、大きくはこの3つの改正内容となってございます。
  それでは、順にご説明してまいります。
  29ページの新旧対照表をごらんいただければと思います。
  まず目次、第4章 行政指導、第30条から第34条の2に、新たに第4章の2として、処分等の求めを追加するものでございます。
  これに伴い、第3条の適用除外条文を第4章の2としたものでございます。
  第33条からは、行政指導の方式として第2項を追加し、町が許認可等の権限またはそれに基づく処分等を行う権限を行使し得る旨を示す場合において、相手方に対して各号に規定する事項を掲示しなければならないこと。
  第3項には、相手方から要請があれば、行政上特別の支障がない限り、これらの事項を記載した書面を交付しなければならないものを追加したものでございます。
  30ページをお願いいたします。
  これらに伴いまして、条項ずれをいたしました第3項を第4項とするものでございます。また、第34条の2には、行政指導の中止等の求めとして、行政指導を受ける相手方は、行政指導の根拠となる規定が法律または条例に記載されているものについて、これらに規定する要件に適合しないと考えるとき、その旨を申し出て、当該行政指導の中止、その他必要な措置をとることを求めることができる条項を新たに記載したものでございます。
  第2項には、申し出の際に各号に規定する事項を記載した申し出書を提出しなければならないことを明記してございます。
  31ページ上段の第3項には、相手方から申し出書の提出があった場合には、町は速やかに必要な調査を行い、申し出者のとおりである場合には、直ちに行政指導の中止、その他必要な措置をとらなければならない旨の条文を記載してございます。
  次に、第4章の2でございます。
  処分等の求めを新たに追加し、第34条の3には、何人も法令に違反する事実があり、その是正のためになされるべき処分また行政指導が執行されていないと考えるとき、その処分または行政指導の権限を有する町の機関に対して、その旨を申し出て処分または行政指導を求めることができることを記載してございます。
  第2項には、申し出る際には、各号に規定する事項を記載した申し出書を提出しなければならない旨を記載してございます。
  第3項には、相手方から申し出書の提出があった場合には、町は速やかに必要な調査を行い、その結果に基づき、必要があると認めるときには、当該処分または行政指導を行う旨の条文を記載してございます。
  32ページをお願いいたします。
  附則第1項には、施行期日は平成27年4月1日より施行する。
  第2項には、今回の改正に伴い、富谷町税条例の条項ずれについて、あわせて改正を行う旨を記載してございます。
  内容について、以上でございます。よろしくお願いいたします。
副議長(相澤 榮君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。
  本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第5号を採決いたします。
  お諮りいたします。
  本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第3 議案第6号 富谷町個人情報の保護に関する条例の一部改正について
副議長(相澤 榮君) 日程第3、議案第6号富谷町個人情報の保護に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。総務課長。
総務課長(菅原俊司君) それでは、議案書33ページをお願いいたします。
  議案第6号富谷町個人情報の保護に関する条例の一部改正についてご説明を申し上げます。
  提案理由は、独立行政法人通則法の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。
  平成27年4月1日より、独立行政法人通則法の一部を改正する法律が施行され、特定独立行政法人が廃止されることに伴いまして、富谷町個人情報の保護に関する条例の字句を改正するものでございます。
  34ページの新旧対照表をごらんください。
  第14条第1項第2号において、保有個人情報の開示義務について、開示請求者以外の個人を識別できる情報の有無にかかわらず、当該個人の権利、利益を害するおそれがある情報について、不開示事由としておりましたが、公務員等の職、氏名及び当該職務遂行の内容に関する部分については、例外的に開示するものと明記してございます。
  この公務員等の定義の中に、今回廃止される独立行政法人通則法の特定独立行政法人が引用されております字句を、今回行政執行法人と改正するものでございます。
  附則として、本条例は平成27年4月1日より施行する。
  以上でございます。よろしくお願いいたします。
副議長(相澤 榮君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。
  本案は、討論を省略し採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第6号を採決いたします。
  お諮りいたします。
  本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第4 議案第7号 暴力団の利益となる公の施設の使用等の制限に関する条例の一部改正について
副議長(相澤 榮君) 日程第4、議案第7号暴力団の利益となる公の施設の使用等の制限に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。総務課長。
総務課長(菅原俊司君) それでは、議案書の36ページをお願いいたします。
  議案第7号暴力団の利益となる公の施設の使用等の制限に関する条例の一部改正についてご説明申し上げます。
  暴力団の利益となる公の施設の使用等の制限に関する条例の一部を別紙のとおり改正する。
  提案理由は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。
  37ページの新旧対照表をごらんください。
  第4条に記載いたします第26条第1項を、第25条第1項に改正するものでございます。
  附則として、第1項には施行期日、平成27年4月1日より施行するもの。第2項には、経過措置といたしまして、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律、附則第2条第1項の場合における、この条例の規定による改正後の暴力団の利益となる公の施設の使用等の制限に関する条例第4条第1項の規定の適用については、同項中、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第25条第1項とあるのは、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律による改正前の地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条第1項とする。
  以上でございます。よろしくお願いいたします。
副議長(相澤 榮君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
副議長(相澤 榮君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。
  本案は、討論を省略し採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第7号を採決いたします。
  お諮りいたします。
  本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第5 議案第8号 富谷町非常勤消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正について
副議長(相澤 榮君) 日程第5、議案第8号富谷町非常勤消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。危機管理室長。
危機管理室長(新田 武君) 議案書の39ページをお願いいたします。
  議案第8号富谷町非常勤消防団員の定数、任免、給与、服務等に関する条例の一部改正についてご説明申し上げます。
  提案理由につきましては、消防団員の処遇改善として、火災や地震、水害等の災害の防除及び警戒に当たる場合の出動手当を増額する所要の改正をお願いするものでございます。
  議案書40ページ、次のページをごらんいただきます。
  あわせて議案書訂正表をごらん願います。
  第13条第1項につきましては、特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例第6条第1項に定めるもののほか、費用弁償として出動手当及び旅費を支給すると改めまして、第2項及び第3項をそれぞれ第4項、第5項に繰り下げまして、新しく2項を加えたものでございます。
  第2項につきましては、第1号水火災等の災害の防除の場合並びに第2号警戒の場合には、それぞれ1回につき1,000円増額をいたしまして2,500円に改めるものでございます。
  新たに第4号として、予防活動の場合、1回につき1,500円の支給を新たに明記するものでございます。
  第3項につきましては、第1項から第4項までに掲げております職務の1回の従事時間が4時間を超える場合は1,500円を、各同号に定める額の出動手当に加算して支給すると改めるものでございます。
  第4項、第5項につきましては、2項を加えたことによります語句等の訂正等でございます。
  なお、この条例は平成27年4月1日から施行をお願いいたすものでございます。
  よろしくお願いいたします。
副議長(相澤 榮君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。出川議員。
6番(出川博一君) ここの第4項にある公務のための旅行というのは、想定されるケースが何なのかお尋ねします。
  それからもう一つ、この条例はまだ可決していないわけですけれども、27年度の予算措置は既にされているのかどうか、この2点についてお尋ねします。
副議長(相澤 榮君) 答弁を求めます。危機管理室長。
危機管理室長(新田 武君) 予算措置の件につきましては、予算審議委員会のほうで審査いただきまして、既に私のほうで提出させていただいております。
  なお、4項についてもう一度、申しわけございませんが。
6番(出川博一君) 公務のための旅行というのは、どういう、想定されるケースは。
危機管理室長(新田 武君) 主に、消防団長等が実際の県内の県下消防団長会議とか、関係主管会議とかというところに研修に出られる場合の旅費でございます。
副議長(相澤 榮君) ほかに質疑ありませんか。小泉 光議員。
4番(小泉 光君) 4番小泉です。
  近隣自治体、お隣大和町とか大郷、大衡などの同じような項目に関してはどうなっていますでしょうか。
副議長(相澤 榮君) 答弁を求めます。危機管理監。
危機管理監(新田 武君) 今まででございますが、4カ町村の消防団については、足並みをそろえて、私たちの条例どおり1,500円均一ということでございましたが、平成25年4月から、大衡村で4時間を区切った中での条例改正をいたしまして、その後、3町でいろいろ協議をしていた中で、平成25年12月に、国のほうから費用弁償等について十分考えろというようなことの法令の改正等がございました中で、ここまで審議してきた結果、大和町につきましては、大衡村と同額の中でお話しいたしますが、4時間を限度といたしまして、4時間以内に火災等災害等については2,500円、それから警戒等については1,500円、その他全て1,500円で、4時間を超えた場合に火災、水害等の出動には3,500円、それからその他の手当については1,500円を加えるという、3,000円という形になっています。
  当富谷町では、出動手当及び警戒手当については、消防団員の皆様が実際に現場に行って活動するという関係の中で、同じく2,500円という手当に設定させていただきまして、そのほかの訓練、予防活動、会議等については他町村と同じでございます。以上です。
副議長(相澤 榮君) ほかに質疑はありませんか。小川昌義議員。
11番(小川昌義君) これに対して、訂正版が出てきているわけですが、この訂正版の、訂正版の訂正版が必要ではないかと思うんですが、訂正版の場合は、改正前と改正後という名前で出ているし、また、この原案のほうは現行と改正後というふうな表現をしていると。
  なおかつ、この訂正版は訂正前と訂正後が逆転しているような形で、非常に見にくいやり方をしているんですが、その辺の見解をお願いしたいと思います。
副議長(相澤 榮君) 答弁を求めます。危機管理監。
危機管理監(新田 武君) 議員さんがおっしゃるとおり、非常に見にくい状況になっていることについて、認識いたしました。なお、「改正前」「改正後」の語句につきましては、「改正後」「現行」に改めさせていただきたいと思います。大変失礼いたしました。
副議長(相澤 榮君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。
  本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第8号を採決いたします。
  お諮りいたします。
  本案は、原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第6 議案第27号 富谷町教育委員会教育長の勤務時間等に関する条例の制定について
副議長(相澤 榮君) 日程第6、議案第27号富谷町教育委員会教育長の勤務時間等に関する条例の制定についてを議題といたします。
  本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) それでは、よろしくお願いいたします。
  3月5日、追加提出をいたしました議案書の1ページをお願いいたします。
  議案第27号富谷町教育委員会教育長の勤務時間等に関する条例の制定についてご説明申し上げます。
  起案理由といたしましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の改正に伴い、教育長の勤務時間等を定めるものでございます。
  初めに、お配りしております資料に基づきましてご説明を申し上げたいと思います。補足資料のほうでございます。
  地方教育行政の組織及び運営に関する法律の改正によりまして、教育委員長と教育長を一本化しました新教育長が設置されることになります。
  現行では、教育委員長が教育委員会の代表者で会議の主催者となっております。一方で、教育長につきましては、事務執行の責任者で、事務局の指揮監督者とされてございます。現行では、どちらが責任者かわかりにくいといったような課題があるということから、教育行政の責任体制を明確化するために、教育委員長と教育長を一本化した新たな責任者として新教育長を置くこととされたものでございます。
  新教育長は、教育委員会の会務を総理し、教育委員会を代表することになり、任期が3年となるものでございます。また、現行の教育長につきましては、教育委員としての特別職の立場と教育長としての一般職の立場を合わせ有しておりましたが、今回の改正によりまして、新教育長は地方公務員法上の特別職となります。また、教育長の給与、勤務時間、その他勤務条件の準拠規定でございました教育公務員特例法第16条が削除されたことに伴いまして、今般、改めて教育長の勤務時間等に関する条例を制定するものでございます。
  それでは、議案書の2ページをお願いいたします。
  第1条は、趣旨を定めたもので、教育長の勤務時間、休日及び休暇並びに職務に専念する義務の特例に関し、必要な字句を定めるものとしてございます。
  第2条につきましては、勤務時間、休日及び休暇を定めたもので、町の一般職の職員の例によるものとしております。
  新教育長につきましては、地方公務員法上の特別職となりますが、具体的な事務執行を行うということなど、その職責に鑑みまして常勤すること、それから勤務時間中の職務専念義務が課されるということになってございます。
  勤務時間等につきましては、一般職の職員の例によるものとしているものでございます。
  第3条は、職務に専念する義務の免除を定めたもので、新教育長は、先ほど申し上げましたとおり、勤務時間中の職務専念義務が課せられておりますが、1号としまして研修を受ける場合、2号としまして厚生に関する計画の実施に参加する場合、3号としまして、前2号の規定する場合を除くほか、教育委員会が定める場合につきましては、教育委員会の承認を得て、その職務に専念する義務を免除されることができるものでございます。
  附則第1号としまして、この条例は、平成27年4月1日から施行するものです。
  附則第2号としまして、この条例の規定は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律、附則第2条第1項の規定により、なお従前の例により、在職するものとされる教育長については、適用しないものとするものでございます。
  これは、現在の教育長につきましては、任期が満了するまでは、この条例を適用しないということを定めているものでございます。
  以上、よろしくお願いいたします。
副議長(相澤 榮君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。
  本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第27号を採決いたします。
  お諮りいたします。
  本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第7 議案第28号 特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正について
副議長(相澤 榮君) 日程第7、議案第28号特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  本案は、朗読を省略し内容の説明を求めます。総務課長。
総務課長(菅原俊司君) それでは、3月5日追加提出してございます議案書の3ページをお願いいたします。
  議案第28号特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正についてご説明を申し上げます。
  特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を別紙のとおり改正するものでございます。
  提案理由は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の改正に伴い、教育長の給料月額を定めるものでございます。
  4ページの新旧対照表をお願いいたします。
  第4条第2項の通勤手当及び期末手当につきまして、国の規則を準拠し、期末手当の支給割合である3.10はそのままといたしまして、6月を1.475に、12月を1.625と改正するとともに、給料月額を51万1,000円から52万6,000円と改正するものでございます。
  これは、本法律の改正に伴い、先ほども学校教育課長よりご説明がございましたとおり、新たに教育委員会委員長も兼ねるということから、これまでの教育委員長への報酬額、年額報酬17万4,000円を月額とした1万4,500円を新たに加算したものでございます。
  規則第1項には、施行期日を平成27年4月1日から施行する。第2項には、経過措置として、この条例の規定は地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律、附則第2条第1項の規定により、なお従前の例により在籍するものとされる教育長については適用しないとするものでございます。
  なお、本条例の一部改正に当たりまして、町長、副町長及び教育長の給料、議会議員の議員報酬並びに政務調査費についてご意見をいただく機関である富谷町特別職給料等審議会を2月26日に開催いたしまして、答申をいただいておりますことをご報告を申し上げます。
  以上でございます。よろしくお願いいたします。
副議長(相澤 榮君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。
  本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第28号を採決いたします。
  お諮りいたします。
  本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第8 議案第29号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について
副議長(相澤 榮君) 日程第8、議案第29号特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  本案は、朗読を省略し内容の説明を求めます。総務課長。
総務課長(菅原俊司君) それでは、引き続き議案書の5ページをお願いいたします。
  議案第29号特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてご説明を申し上げます。
  提案理由は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の改正に伴いまして、所要の改正を行うものでございます。
  6ページの新旧対照表をごらんください。
  今回の法律の改正に伴いまして、本条例から、委員長と委員長の報酬額を削除するものでございます。
  附則といたしまして、第1には施行期日を平成27年4月1日より施行する。
  第2項には、経過措置として地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律附則第2条第1項の場合においては、この条例の規定により、改正後の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の規定は適用せず、この条例の規定による改正前の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の規定は、なおその効力を有するというものでございます。
  以上でございます。よろしくお願いいたします。
副議長(相澤 榮君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。
  本案は討論を省略し、採決するすることにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第29号を採決いたします。
  お諮りいたします。
  本案は、原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第9 議案第30号 富谷町教育委員会教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の廃止について
副議長(相澤 榮君) 日程第9、議案第30号富谷町教育委員会教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の廃止についてを議題といたします。
  本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。総務課長。
総務課長(菅原俊司君) それでは、同じく議案書7ページをお願いいたします。
  議案第30号富谷町教育委員会教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の廃止についてご説明を申し上げます。
  提案理由は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の改正に伴う関係条例の整備に伴い、このたび廃止するものでございます。
  8ページをお願いいたします。
  地方教育行政の組織及び運営に関する法律の改正に伴い、教育長の職が特別職に移行するため、本条例を廃止するものでございます。
  附則として、第1項施行規則は、平成27年4月1日から施行する。
  第2項経過措置として、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律附則第2条第1項の場合においては、この条例の規定による廃止前の富谷町教育委員会教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の規定は、なおその効力を有する。
  第3項、前項の規定により、なおその効力を有することとされた廃止前の条例第2条第3項の規定により、期末手当を支給する場合においては、同項中100分の140とあるのは100分の147.5と、100分の170とあるのは100分の162.5とする。
  以上でございます。よろしくお願いいたします。
副議長(相澤 榮君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。
  本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第30号を採決いたします。
  お諮りいたします。
  本案は、原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第10 議案第31号 職員の給与に関する条例の一部改正について
副議長(相澤 榮君) 日程第10、議案第31号職員の給与に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  本案は、朗読を省略し内容の説明を求めます。総務課長。
総務課長(菅原俊司君) それでは、9ページをお願いいたします。
  議案第31号職員の給与に関する条例の一部改正について、ご説明を申し上げます。
  提案理由は、給与制度の総合的見直しとして所要の改正を行うものでございます。
  これは、さきの人事院勧告にて、職員給与及び期末手当等の改正とあわせて、平成27年度以降の給与制度の総合的見直しが示されたことに伴いまして、諸手当について所要の改定を行う内容でございます。
  10ページをお願いいたします。
  職員の給与に関する条例の一部を次のように改正する。
  第1条の2、第2号に規定する地域手当の級地を新たに7級地を加え、それぞれの割合と第11条の5、第2号に規定する単身赴任手当の月額を3万円に改正するものでございます。
  また、下段の管理職員特別勤務手当については、第18条の2、第2項に記載する休日等(次項において週休日等という)を追加し、第2項には、災害への対処その他臨時または緊急の必要により、週休日等以外の日の午前0時から午前5時までの間に勤務した場合、当該職員に対して管理職員特別勤務手当を支給する旨の条文を追加してございます。
  これに伴い、現行の第2項を第3項第1号に置きかえ、第2号には、前項に規定する場合の勤務1回につき6,000円を超えない範囲内において規則で定める額である旨を記載しております。
  さらに、条項ずれとなる第3項を第4項として、次のページの第21条の3の特定の職員についての適用除外については、改正後の条項との整合を図ったものでございます。
  附則として、第1項には施行期日を平成27年4月1日より施行する。
  第2項には、地域手当及び単身赴任手当の適用に当たっては、平成27年4月1日から平成30年3月31日までの3カ年度において、各号に定まる割合を右欄のとおり規則で定める割合とする旨を特例として記載してございます。
  第3項には、委任として前項に定めるもののほか、この条例の施行に関し必要な事項は規則で定めることを付記してございます。
  以上でございます。よろしくお願いいたします。
副議長(相澤 榮君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。出川博一議員。
6番(出川博一君) まず、10ページの級地の区分なんですけれども、これについて富谷町はどこに該当するのか。あと、東京事務所はどこに該当するのかお尋ねします。
  それからあと、12ページの経過措置といいますか特例のところで、それぞれ100分の20を超えない範囲で規則で定める割合とありますけれども、現実に27年4月1日から、どのような運用をされるのかお尋ねします。
副議長(相澤 榮君) 答弁を求めます。総務課長。
総務課長(菅原俊司君) まず級地でございますが、富谷町は現在6級地でございます。今回の改正に伴いましても、同様に級地は変わりございません。ただし、割合が100分の3から100分の6となります。そして附則にございますとおり、段階的に今後運用を進めてまいるに当たりましては、次年度は4%を予定してございます。
  なお、東京事務所でございますが、こちら特別区に属します。特別区は、1級地に該当してまいります。改正後においても同様の級地でこざいまして、割合のみが変更となります。
  以上でございます。
副議長(相澤 榮君) ほかに質疑ありませんか。出川博一君。
6番(出川博一君) これは、答弁漏れというよりはあれですけれども、実際、今のお話だと級地については、27年度は富谷は4%で運用するということなんですけれども、これはいずれ、30年3月までには、この水準、いわゆる6%まで上げていくということになるわけですけれども、その運用スケジュールといいますか、どういう形で上げていくお考えなのか、今現状の段階でのお考えをお聞きします。
副議長(相澤 榮君) 答弁を求めます。総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちら級地、先ほど申し上げたとおり、次年度においては、地域手当については4%でございますが、以降については、まだ現在未定でございます。ただし、最終的には3カ年度には6%まで準拠しなさいという、国の規則に従いまして進めてまいる予定になっております。
副議長(相澤 榮君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。
  本案は、討論を省略し採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第31号を採決いたします。
  お諮りいたします。
  本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第11 議案第32号 富谷町職員定数条例の一部改正について
副議長(相澤 榮君) 日程第11、議案第32号富谷町職員定数条例の一部改正についてを議題といたします。
  本案は、朗読を省略し内容の説明を求めます。総務課長。
総務課長(菅原俊司君) それでは、同様の議案書14ページをお願いいたします。
  議案第32号富谷町職員定数条例の一部改正についてご説明を申し上げます。
  こちら提案理由は、一般職の職員の定数を改正するものでございます。
  15ページの新旧対照表をごらんください。
  富谷町職員定数条例第2条第1号、町長の事務部局の職員を223人と改正し、各号に規定する総定数を297人から303人にするものでございます。
  これまで、職員数にあっては本条例の第2条各号に基づきまして職員数の確保に努めておりましたが、退職者の充足に加え、市制施行に伴う権限委譲による業務の拡充を踏まえ、定年退職者等の再任用、また、新規職員を採用した結果、町長の事務部局の職員定数が超過する見込みとなったため、今回改正に至ったものでございます。
  附則といたしまして、この条例は平成27年4月1日より施行するでございます。よろしくお願いいたします。
副議長(相澤 榮君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。
  本案は、討論を省略し採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第32号を採決いたします。
  お諮りいたします。
  本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第12 議案第34号 富谷町保育所条例の一部改正について
副議長(相澤 榮君) 日程第12、議案第34号富谷町保育所条例の一部改正についてを議題といたします。
  本案は、朗読を省略し内容の説明を求めます。子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) それでは、同様の議案書の21ページでございます。
  議案第34号富谷町保育所条例の一部を改正する条例につきましてご説明申し上げます。
  提案の理由といたしましては、児童福祉法の改正及び子ども・子育て支援法の施行に伴い、町立保育所の保育料の制定、その他所要の改正を行うものでございます。
  今回の改正のポイントといたしまして、利用者負担金を別途規則で定めることとし、その算定に当たっては、現在、所得税額等により行われておりますが、平成27年度からは町民税所得割額等により行われることとなった点でございます。
  22、23ページをお願いいたします。
  新旧対照表にてご説明いたします。
  第1条、第2条につきましては文言を整理するものでございます。
  第3条は、現行保育の実施基準についての記載となってございますが、保育の実施基準につきましては、法律で定められていることとなることから、この部分を省略いたしまして、それにかわって保育料について記載するもので、保育料の納付の義務や保育料額について、保育所に入所した場合の基準額については、国の定める基準によるものとなる旨を定めた条項となってございます。
  第4条につきましては、現行、委任についての記載となってございますが、新たに保育料の減免についての条項を加え、富谷町の保育にかかる利用者負担額は、規則により減免することができる旨を述べた内容となってございます。
  なお、町が規則で定める利用者負担金につきましては、先日、開催させていただきました議会全員協議会の際にお示ししました資料のとおりでございます。
  第5条については、現行、第4条により委任について述べておりますが、文言を整理し、第5条で定めることとしたものでございます。
  23ページの下段から24ページの上段の部分でございます。
  附則といたしまして、この条例は昭和62年4月1日から施行するとあるものを第1項といたしまして、第2項で保育料の額に関する経過措置を設けるものです。
  具体的には、第1号認定子供にかかる給付費の経過措置を受けて、保育料の額について経過的な特例を定めるものでございます。
  なお、この条例につきましては、附則といたしまして平成27年4月1日から施行するものでございます。
  以上でございます。よろしくお願いいたします。
副議長(相澤 榮君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。6番出川博一君。
6番(出川博一君) 4点ほどお尋ねします。
  1つは、所得税額から町民税所得割額に変更した背景は何なのか。
  2つ目として、この改正に伴って、いわゆる事務処理上、保護者への負担はないのか。
  3点目として、この間の全協の説明では、東向陽台の例をとられたんですけれども、保育料が上がるという方があったと思うんですけれども、今の保育料より高くなる保護者は全体で何人いるのか。
  そして最後に、保護者への周知、特に上がる方だと思うんですけれども、その方たちへの周知はどのようにされるのか、以上4点お願いします。
副議長(相澤 榮君) 答弁を求めます。子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) それでは、まず1点目でございます。
  所得税から住民税への移行の理由というところでございますが、国から特にどういうわけでといったようなことはございませんが、まず、住民税にすることによりまして、保護者、関係書類の提出についても負担の軽減となること、それから町の事務負担についても、住民税については町で確認できるということもございますので、町の事務負担の軽減にもつながることが理由かと思います。
  2つ目、ちょっと聞き取れなかったので、もう一度確認いただきまして、3つ目ですね、東向陽台の例に、全員協議会で説明したところですが、東向陽台の57名のうち、上昇する方は7名でございます。
  それから保護者の負担の周知でございますが、子ども・子育て支援法の施行に伴って改定になるというところは、丁寧に説明していきたいと考えてございます。
副議長(相澤 榮君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 町民税の所得税割になったときに、その確認資料というのはどういう形で保護者から徴収するのか。それからあと、今、東向陽台のやつで高くなる方がいるというのはわかったんですけれども、全体として何人ぐらいになるのか。よく周知をしたいということなんですけれども、かなり、変わったといいながら高くなる人はかなり抵抗を示されるのではないかと思いますけれども、そのほかに、いわゆるこういう形で変わったということについて、いつごろ保護者に通知される予定なのかお伺いします。
副議長(相澤 榮君) 答弁を求めます。子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) まず、保護者からの確認資料ということでございますが、こちらにつきましては、住民税につきましては、こちらで書類を提出していただかなくても、税情報の提供についてということで、保護者からの同意をいただければ、その同意でもって町でもって確認させていただきたいというところでございます。
  また、全体として何%かというところでございますが、試算したのは東向陽台1カ所でございますので、そのぐらいの割合の方が上昇するのかなというところでございます。
  それと、変わった時期につきましては、住民への周知ということでございますが、保育料の納付を送付させていただく際に、その辺、詳細に説明したものを同封させていただこうかなと考えてございます。
副議長(相澤 榮君) ほかに質疑。6番出川博一君。
6番(出川博一君) 先ほど、保育料が高くなる人は東向陽台の例で全体でそんな割合かなということなんですけれども、いや、やはりそういうことではないと思うんですよ。この点については、やはり調べて調べられないわけではないわけですから、やはり、事前に確認して、それなりの対応をしていかないと、やはり保護者は、高くなるということについては、結構抵抗があると思うので、ぜひその辺をお願いしたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
副議長(相澤 榮君) 答弁を求めます。子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 高くなる方については、なお詳細なものを同封させていただきたいと思ってございます。(「調べて対処してほしい」の声あり)
副議長(相澤 榮君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) お調べしまして、それなりに高くなる方につきましては詳細なものを、それに加えて郵送させていただきたいと考えてございます。
副議長(相澤 榮君) ほかに質疑ありませんか。17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 保育料の問題ですけれども、一番最初に説明があったときに、保育料の引き上げはないということで、それが前提だったと思います。そこのところからいくと、わずかではあるけれども引き上げになるということは、全く認められないことだと思います。
  上がる人がいないように対策をとることが必要ではないかと思いますが、この点で、どのような対策をとるのか。やはり、ここのところに戻らなければいけないと思います。そしてまた、この間も全協の際に言いましたが、標準時間ではなくて短時間保育のときに、8時間保育料を払うんだけれども、前後、時間が早く来たり後から来たりということで、なったときに、想定時間外、その分についても時間割で払うということを説明を受けましたけれども、8時間分の保育料を払っているわけですから、前後のところで超過をとるというのは全くよくないと思うので、これについても、実情に合わせて8時間なら8時間の保育料ということで、出てくる時間、帰る時間が別だったとしても8時間分以上のものをとるべきでないということを考えますが、その点について、どのようにするのかお尋ねします。
副議長(相澤 榮君) 答弁を求めます。子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 保育料が上昇した方につきましては、全員協議会でもご説明したとおり、段階を11から13に上げまして、それでもってできるだけ均等なところで上昇させていただいた結果でございますので、よろしく、この辺はご了承いただきたいなというところでございます。
  それから、保育短時間の方についての延長料金というところでございますが、これにつきましては、今、徴収する方向で検討してはございますけれども、料金については、今後検討させていただきたいと考えてございます。
副議長(相澤 榮君) ほかに質疑ありませんか。17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 東向陽台保育所については、57人のうち7人が引き上がるということでした。それぞれの保育園、保育所についても、やはりどういう割合なのかということを資料として出すべきだと。そうでなければ、議会として検証できないということなので、それは全く不手際だったと言わざるを得ません。
  そしてまた、超過料金についてもこれからというのでは、何のための議案審議なのか、全くわからないということで、反省を求めるだけではあれなので、もう一回、この点についてはやり直しを求めたいところです。
副議長(相澤 榮君) 答弁を求めます。子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 東向陽台1カ所だけの検証ということでございましたが、このぐらい検証することで、ある程度全体が見えてくるだろうなというところでございました。
  それから、超過料金につきましても、なるべく早い段階で決定していきたいと考えてございます。
副議長(相澤 榮君) ほかに質疑ございませんか。18番永野久子君。
18番(永野久子君) 以前に全協でいただいた資料なんですけれども、新旧対応表がありまして、現行、所得税額で決める実質11段階と、新たな市町村民税所得割額で決める新たな13段階、これがそれぞれがどこに対応するかというのをご説明ください。というのは、これをぱっと見ても、前提となるものが違うので簡単に比較できないわけですね。市長村民税所得割というのと所得税額というのでは、前提となる金額が違うわけですので、このそれぞれ、お手元に資料をお持ちと思いますけれども、新しい市町村民税所得割額の第1段階、これが右側の現行の1段階に相当するというのは大体わかるんですけれども、それから後、ずっと下へ行くに従って、それぞれが矢印がどことどこが結ばれるかというのをご説明ください。
副議長(相澤 榮君) この際、3時40分まで休憩いたします。
     午後3時28分 休憩


     午後3時40分 再開
副議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  先ほどの永野久子議員の質問に対し、答弁を求めます。子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) それでは、現行の料金表と新の料金表の対照ということでございますが、住民税の所得割と所得税ですので、非常に矢印でもってお示しするのが難しいものがございます。ただ、住民税の所得割については、大体平均で30から35%ぐらい所得税より多いというところでございますので、その辺をまず一つの目安として算定したということがございます。
  それから、初年度上がる方も何名かいるというところで、先ほどお話しさせていただきましたが、初年度につきましては、経過措置によりまして、実質値上がりにならないように配慮していきたいと考えてございます。
副議長(相澤 榮君) 18番永野久子君。
18番(永野久子君) 今のでは答弁にならないですよね。この新旧対照表があって、従来、ここのランクに所属していた人が今度はここに行きますということを矢印で示していただければいいわけですから、その説明ができないですか。だとすると、非常に準備不足ということになりませんか。説明になりませんよ。この間の子ども・子育ての条例のときもそうですが、全く説明になってないですからね。説明できないんですか。
副議長(相澤 榮君) 答弁を求めます。子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 大体といいますか、先ほどもお話ししたとおり、矢印で、ここの階層がここの階層というわけにはいきません。まずそういったところでですが、おおまかにお話しいたしますと、今、町でもって第3階層の部分の方については、こちらの新しい料金表で、町の4番の市町村民税均等割課税のみの世帯というあたりに該当するということとなります。
  大枠で申しわけないんですが、現行の料金表の6の部分については、新料金表の町の11階層の部分でもって大体対応した部分となると。町の階層で、新階層の12、13の方については、7段階の方だというようなところでございます。
副議長(相澤 榮君) ほかに質疑ありませんか。18番永野久子君。
18番(永野久子君) 今、1回前の答弁で、保育料については値上げをしないというようにおっしゃったんですか。保育料が値上げになる世帯がないようにするというお答えだったのかどうか、確実にお答えください。
副議長(相澤 榮君) 答弁を求めます。子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 27年度の初年度につきましては、経過措置等を設けまして、実質値上がりにならないように配慮してまいりたいと考えてございます。
副議長(相澤 榮君) ほかに質疑ありませんか。17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 先ほど、課長の答弁で、初年度でありますしということでありましたのですが、今回の保育料の改定については、1つは保育料そのもの自体と、それから8時間のところをどうするかという、私は2つのところがあって、こちらについてもきっちりした説明が必要だということを思っておりました。
  それで、さっきの東向陽台ので言いますと、定員、今いる子供たちが57人、それで7人だとすると12.28%が上がる区域になるわけです。そこからすると、上げないという大前提から、もう12%、およそ13%もということで、全くこれは説明不足もそうだし、言っていたことを、上げないということからすると全く違うものだったということがあるわけで、初年度については引き上げないということだったわけですが、町長に再度確認したいと思いますが、初年度についてはそういう対応をすると。次年度については、どのようにこれを見直していくのかも含めて答弁いただきたいと思います。
副議長(相澤 榮君) 答弁を求めます。若生町長。
町長(若生裕俊君) 私はやはり、値上げの負担が増すということについては、かなり慎重に考えなければいけないというところもありますので、先ほど担当課が答弁申し上げましたように、初年度につきましては、経過措置ということも含めて負担が増すことのないように配慮するということで答弁させていただきましたとおり措置をさせていただき、その後につきましては、詳細をもう一度検討させていただければというふうに思っております。以上です。
副議長(相澤 榮君) ほかに質疑はありませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。
  本案は、討論を省略し採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第34号を採決いたします。
  お諮りいたします。
  本案は、原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決いたしました。


     日程第13 議案第35号 富谷町立幼稚園授業料徴収条例の一部改正について
副議長(相澤 榮君) 日程第13、議案第35号富谷町立幼稚園授業料徴収条例の一部改正についてを議題といたします。
  本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) それでは、議案書25ページをお願いいたします。
  議案第35号富谷町立幼稚園授業料徴収条例の一部を改正する条例につきましてご説明申し上げます。
  起案理由としましては、子ども・子育て支援法の施行に伴い、町立幼稚園の授業料につきまして所要の改正を行うものでございます。
  子ども・子育て支援法の施行に伴います幼稚園の授業料につきましては、3月6日に行われました議員全員協議会におきましてご説明をさせていただきましたが、条例の一部改正では、授業料の範囲等を規定するものとし、実際に保護者の方々がお支払いいただきます利用者の負担金につきましては、別途規則で定めることとするものでございます。
  それでは、新旧対照表に基づきましてご説明を申し上げます。
  26ページをお願いいたします。
  第1条目的でございます。地方自治法第225条で定めております公の施設の使用料を徴収すること及び第228条第1項で定めております使用料等に関する事項について条例で定めること並びに学校教育法第6条で定めております授業料徴収の規定に基づき、必要な事項を定めるものとするものでございます。
  第2条授業料につきましては、現行、公立幼稚園について月額6,000円と定めているものを、第2条第1項幼稚園に入園する幼児の保護者は、規則で定めるところにより、幼稚園の使用料として授業料を納付しなければならないとしたものでございます。
  議会全員協議会におきましてもご説明申し上げましたが、授業料につきましては、施設型給付費相当額と利用者負担額で構成されますが、保護者にご負担いただきます利用者負担額につきましては、別途規則で定めることとしておりますが、保護者の負担金は、現在の金額よりも上がる世帯はございません。
  第2条第2項でございます。授業料の額を、次の各号に掲げる区分に応じ、当該各号に定める額とするもので、先ほど申し上げました利用者負担額分のみならず、施設型給付費相当額を含めた全体の授業料について定めるものでございます。
  第2条第2項第1号は、満3歳以上で幼稚園等での教育を希望する、いわゆる1号認定の場合及び1号認定を受けていない状態で教育を受けた場合、こちらいわゆる途中入園等の場合でございますが、第2条第2項第2号では、2号認定を受けている場合で、保育所から幼稚園に転入した場合の授業料の額について定めるもので、それぞれ内閣総理大臣が定める基準により算定した額とするもので、実質的には市町村が定める額とすることとされてございます。
  現行第3条の授業料の徴収期限及び徴収方法及び第4条及び第5条の納入義務者並びに第7条の委任につきましては、改正後の第4条におきまして、それぞれ規則で定めることとするものとし、現行第6条の授業料の減免を第3条とし、授業料のうち利用者負担額について減免することができることについて、定めることとしたものでございます。
  附則としまして、この条例は昭和47年4月1日から施行とあるものを制定附則第1項として、第2項で授業料の額に関する経過措置を設けるものでございます。
  1号及び2号は、円滑な移行のため当分の間、義務的経費部分と裁量的経費部分を組み合わせて施設型給付として一体的に支給することを規定するもので、こちらはいわゆる現行の私学助成を考慮した形で、施設型給付金が支給されるということになるものでございます。
  附則としまして、こちらは改正附則となりますが、第1項施行期日としまして、この条例は平成27年4月1日から施行するものです。
  附則第2項経過措置としまして、この条例の施行の日前に富谷町立幼稚園において受けた教育にかかるこの条例の規定による改正前の富谷町立幼稚園授業料徴収条例の規定による授業料については、なお従前の例によるものです。
  以上でございます。
副議長(相澤 榮君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。
  本案は、討論を省略し採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第35号を採決いたします。
  お諮りいたします。
  本案は、原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第14 議案第36号 富谷町総合運動場条例の一部改正について
副議長(相澤 榮君) 日程第14、議案第36号富谷町総合運動場条例の一部改正についてを議題といたします。
  本案は、朗読を省略し内容の説明を求めます。生涯学習課長。
生涯学習課長(阿部雄也君) では、よろしくお願いいたします。
  29ページ、お願いいたします。
  議案第36号富谷町総合運動場条例の一部改正について。
  富谷町総合運動場条例の一部を別紙のとおり改正するものでございます。
  提案の理由といたしましては、富谷町総合運動場運動施設に新たに富谷町総合運動公園スポーツ交流館を設けること等により、所要の改正を行うものでございます。
  次のページをお願いいたします。
  新旧対照表でございますが、第3条総合運動場に次の運動施設を設けるということでございますが、第1号から第5号までに関しましては、既存の施設になります。新たに第6号として富谷町総合運動公園スポーツ交流館の記載が追加になります。
  31ページをお願いいたします。
  富谷武道館の会議室における暖房料でございます。現行は記載ございませんでした。改正後ということで、冷房料と同じ金額で暖房料を徴収ということで記載しております。
  中段ですが、今回新たにスポーツ交流館を設けるわけですが、会議室がございます。そこを貸し切りでお使いになる場合なんですが、冷暖房料として100円の徴収ということで記載されております。
  その下でございます。
  11号、現行のほうが、9及び10については1施設使用料の1号及び2号以外の運動施設という表記になっておりますが、改正後のほうは、具体的にこことここということで、(3)及び(4)の運動施設という表記に訂正をいたしました。
  それから、一番下に記載がございますが、別表第1項第5号、これは施設使用料でございますが、新たに交流館ということで、次の32ページの表が追加になります。
  午前、午後、夜間、そして一日中ということでの貸し切りの使用料でございます。記載のとおり、950円、950円、夜間については照明料が加わりますので1,330円、全日ではそれの合計という料金になります。
  附則といたしまして、この条例は平成27年4月1日から施行する。
  よろしくお願いいたします。
副議長(相澤 榮君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。6番出川博一君。
6番(出川博一君) 質問いたします。
  1点目は、32ページの交流館の時間外の対応なんですけれども、この管理はどうするのか。あと、管理人の時間帯はどういう時間帯の勤務になって対応するのか、それが1点。
  それから2点目として、この時間外230円とあるんですけれども、夜間4時間使って1時間当たり332円50銭なんですよ。時間外をして9時以降にお使いになる人にさらに安くする必要があるのかどうか、この辺についてお尋ねします。
副議長(相澤 榮君) 答弁を求めます。生涯学習課長。
生涯学習課長(阿部雄也君) それでは時間外のほうでございますが、会議室を貸し切りでどの程度お使いいただけるか、まだデータとして何もない段階ですので、細かいことを言えないところがございますけれども、管理人さんについては、委託ということでお願いしております。それで、もしそういう状況が生じたときですけれども、それに応じて対応はしていきたいなと思ってございます。
  それから、料金のほうでございますが、先ほど申しました照明料ということでございましたけれども、まだ実績がないということで、今回この230円の表示にしてございます。
副議長(相澤 榮君) ほかに質疑ありませんか。6番出川博一君。
6番(出川博一君) 管理人の時間帯については、多分、今の答弁を聞くに9時までの、後片づけがあるので9時半かそのぐらいの時間帯だと思うんですけれども、これは、管理人に対する賃金は時給なんですか、それともいわゆる日給なのか、それをまずお尋ねします。
  あと、夜間について230円、言ってみれば仮に置いていますと、仮に設定していますというお話なんですけれども、これはやはり、そういう考え方はおかしい。だって、5時から9時までやって1時間当たり332円50銭ですよ。それが、これから管理人にさらに、賃金という面で対応しなくてはない可能性もあるわけですから、それを考えれば、やはり、例えば、数字はわかりませんけれども、400円とか500円とか、そういう形にすべきじゃないですか。これは大体、この金額の設定おかしいと思います。いかがでしょうか。
副議長(相澤 榮君) 答弁を求めます。生涯学習課長。
生涯学習課長(阿部雄也君) 管理人さんのほうでございますが、委託契約ということで考えております。それで、契約の賃金の計算になる根拠は、時間それから何日間ということで計算しておりますので、それで先ほど申しましたように調整をして対応していきたいと考えております。
  それからもう一つでございますが、議員さんおっしゃるとおり、考え方として不十分なところがございました。この1年、様子を見るということで対応したいと思っております。
副議長(相澤 榮君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 管理人の委託契約については、それは契約の仕様かと思いまして、それはお任せしますけれども、少なくとも、この時間外、1時間当たりについては、次の議会でもいいですから、条例改正して対処すべきではないでしょうか。そうでないと、実際、4月1日からお使いになるわけですから、そういう面で、利用者に迷惑をかけるわけにいかないので、その辺のことについてのお考えはいかがでしょうか。
副議長(相澤 榮君) 答弁を求めます。生涯学習課長。
生涯学習課長(阿部雄也君) 今の出川議員さんのご意見、参考にして、今後検討してまいりたいと思います。ありがとうございました。
副議長(相澤 榮君) ほかに。11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) 今のと同じことなんですけれども、具体的にどういうことを想定しているのか。この時間外、発生するという9時からという、どういうものを想定して、年どのぐらいの頻度で出てくるのか。今でいうと、管理人とか何とかという形になっているんですが、それに必ずしも管理人が必要なのかどうか。こういったところも、やはり考えなければならないと思うので、具体的な、何を想定していたのかということをお願いしたいと思います。
副議長(相澤 榮君) 答弁を求めます。生涯学習課長。
生涯学習課長(阿部雄也君) 武道館のほうも同じように設定されているわけなんですが、会議室ですので、いろんな団体の会議の開催だとは思いますが、延長があり得るだろうということでの想定でございます。
副議長(相澤 榮君) ほかに質疑ありませんか。4番小泉 光君。
4番(小泉 光君) 午前・午後とも、会議室、4時間で950円になっていますね。この950円の根拠というのはどこから引っ張ってきたんでしょうか。
副議長(相澤 榮君) 答弁を求めます。生涯学習課長。
生涯学習課長(阿部雄也君) 既存の施設を参考に考えておりますが、公民館施設、それから総合運動公園の武道館の会議室、それらを参考にして算出しております。
副議長(相澤 榮君) 4番小泉 光君。
4番(小泉 光君) その参考にするのはわかったんですけれども、もう少し具体的な根拠、例えば、どこかの公民館の会議室はこのくらいの広さだからこのくらいの料金になっていると、だから、こうなんだというような、具体的な説明をお願いします。
副議長(相澤 榮君) 答弁を求めます。生涯学習課長。
生涯学習課長(阿部雄也君) 現在、武道館の小さい会議室でございますけれども、950円の設定になっております。今回のご利用いただこうと考えております部屋でございますが、大体同じような大きさになっております。それをもとに、このような金額を算出しました。
副議長(相澤 榮君) ほかに質疑はありませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。
  本案は、討論を省略し採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第36号を採決いたします。
  お諮りいたします。
  本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
  これで、本日の日程は全て終了いたしました。
  本日はこれにて散会いたします。
     午後4時06分 散会

平成27年第1回定例会議事録(第7号)

平成27年3月17日(火曜日)

出席議員(18名)

  • 1番 森栄君
  • 3番 高橋正俊君
  • 4番 小泉光君
  • 5番 菅原福治君
  • 6番 出川博一君
  • 7番 長谷川る美君
  • 8番 三浦邦夫君
  • 9番 浅野直子君
  • 10番 安住稔幸君
  • 11番 小川昌義君
  • 12番 細谷禮二君
  • 13番 佐藤克彦君
  • 14番 山路清一君
  • 15番 磯前武君
  • 16番 渡邊俊一君
  • 17番 佐藤聖子君
  • 18番 永野久子君
  • 19番 相澤榮君

欠席議員(2名)

  • 2番 齊藤秀行君
  • 20番 浅野幹雄君

説明のため出席した者

  • 富谷町長 若生裕俊君
  • 会計管理者兼会計課長 矢田守君
  • 企画部長兼企画部経営企画課長兼市制移行準備室長 荒谷敏君
  • 福祉部長 小野一郎君
  • 建設部長 鴇謙一君
  • 企画部あったかまちづくり推進課長 高橋加代君
  • 企画部財政課長 吉田尚樹君
  • 企画部産業振興課長 横倉時夫君
  • 総務部総務課長 菅原俊司君
  • 総務部税務課長 内海壯晃君
  • 総務部町民生活課長兼東向陽台出張所長兼富ケ丘出張所長兼あけの平出張所長兼日吉台出張所長兼清掃センター所長 亀郁雄君
  • 福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター所長兼保健福祉総合支援センター所長 安積春美君
  • 福祉部健康増進課長兼食と栄養推進室長 奥山育男君
  • 福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセンター子育てサロン所長 浅場悟君
  • 建設部都市整備課長 伊藤正君
  • 建設部都市計画課長兼設計業務統括室長 佐々木俊男君
  • 水道事業上下水道課長(建設部上下水道課長) 齋藤英夫君
  • 教育長 菅原義一君
  • 教育次長 及川芳彦君
  • 教育部長兼富谷中央公民館長兼富ケ丘公民館長兼東向陽台公民館長兼あけの平公民館長兼日吉台公民館長 小松巌君
  • 教育部学校教育課長 神田能成君
  • 教育部生涯学習課長兼総合運動公園所長兼民俗ギャラリー館長 阿部雄也君
  • 教育部学校教育課学校給食センター所長 鴇幸浩君

事務局職員出席者

  • 事務局長 山田豊
  • 次長 富澤裕
  • 主幹 相澤正人

議事日程 第1号

平成27年3月17日(火曜日) 午前10時00分 開議

第 1 会議録署名議員の指名
第 2 議案第38号 富谷町企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正について
第 3 議案第 2号 富谷町の地域包括支援センター事業における人員及び運営に関する基準を定める条例の制定について
第 4 議案第 3号 富谷町指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の制定について
第 5 議案第 9号 富谷町介護保険条例の一部改正について
第 6 議案第10号 富谷町指定地域密着型サービスの事業の人員,設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について
第 7 議案第11号 指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員,設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正について
第 8 議案第18号 平成27年度富谷町一般会計予算
第 9 議案第19号 平成27年度富谷町国民健康保険特別会計予算
第10 議案第20号 平成27年度富谷町下水道事業特別会計予算
第11 議案第21号 平成27年度富谷町介護保険特別会計予算
第12 議案第22号 平成26年度富谷町後期高齢者医療特別会計予算
第13 議案第23号 平成26年度富谷町水道事業会計予算
第14 議案第33号 富谷町子ども医療費の助成に関する条例の一部改正について
第15 議案第37号 平成27年度富谷町一般会計補正予算(第1号)
第16 議員派遣の件
第17 閉会中の各委員会調査について

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり 午前10時00分 開議


副議長(相澤 榮君) 皆さん、おはようございます。
  ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
  日程に入るに先立ち、諸報告をいたします。
  議長諸報告は、お手元に配付のとおりです。
  なお、関係資料については事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
  これで諸報告を終わります。
  議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。


     日程第1 会議録署名議員の指名
副議長(相澤 榮君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
  会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、1番森 栄君、3番高橋正俊君、4番小泉 光君の3名を指名いたします。


     日程第2 議案第38号 富谷町企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正について
副議長(相澤 榮君) 日程第2、議案第38号富谷町企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) おはようございます。
  それでは、議案第38号富谷町企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部改正についてご説明申し上げます。
  富谷町企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を別紙のとおり改正するもので、提案理由としましては給与制度の総合的見直しとして所要の改定を行うものです。
  2ページをお願いします。富谷町企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を次のように改正するもので、地域手当、単身赴任手当、管理職員特別勤務手当、再任用職員等についての適用除外については、議決をいただきました議案第31号職員の給与に関する条例の一部改正と内容が同じになっております。
  附則の第1項から第3項までも同じ内容となっております。
  第1項施行期日は、平成27年4月1日から施行するものとし、4ページをお願いします、第2項平成30年3月31日までの間に受ける地域手当及び単身赴任手当に関する特例も同じ内容で、第3項委任に関しましては、この条例の施行に関し必要な事項は、管理規定で定めるものとします。
  以上でございます。よろしくお願いします。
副議長(相澤 榮君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。
  本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第38号を採決いたします。
  お諮りいたします。
  本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第3 議案第2号 富谷町の地域包括支援センター事業における人員及び運営に関する基準を定める条例の制定について
副議長(相澤 榮君) 日程第3、議案第2号富谷町の地域包括支援センター事業における人員及び運営に関する基準を定める条例の制定についてを議題といたします。
  本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) おはようございます。よろしくお願いいたします。
  議案書5ページをお願いいたします。
  議案第2号富谷町の地域包括支援センター事業における人員及び運営に関する基準を定める条例の制定についてご説明いたします。
  提案理由は、地方分権第3次一括法の施行に伴い、介護保険法第115条の46第5項に定める地域包括支援センターの包括的支援事業を実施するために、必要なものに関する基準等を定めるものでございます。
  主な内容は、介護保険法施行規則の基準に基づき、従うべき基準、参酌すべき基準について規則どおり定めるものでございます。
  次の6ページをお願いいたします。
  第1条は趣旨で、参酌標準でございます。富谷町保健福祉総合支援センター及び委託先の地域包括支援センターの事業の人員及び運営に関して必要な基準を定めるとするものでございます。
  第2条は基本方針でございます。参酌基準でございます。各被保険者が可能な限り住みなれた地域において自立した日常生活を営むことができるようにしなければならない趣旨を規定したものでございます。
  第2項は、富谷町保健福祉運営協議会の意見を踏まえて、適切、効率かつ中立的な運営を確保するものとするものでございます。
  第3条は、職員に関する基準及び当該職員の員数でございまして、こちらは従うべき基準でございます。1つの地域包括支援センターが担当する区域における第1号被保険者の数が、おおむね3,000人以上6,000人未満をもとに置くべきその職務に従事する常勤の職員は、原則といたしまして、第1号保健師その他これに準ずる者、第2号社会福祉士これに準ずる者、第3号主任介護支援専門員その他これに準ずる者、各1名でございます。
  第2項、前項の規定にかかわらず地理的条件その他の条件を勘案して、特定の生活圏域に1つの地域活動センターを設置することが必要であると、富谷町保健福祉総合支援センター運営協議会において認められた場合は、7ページの第1号被保険者の数に応じ、それぞれ配置できるものでございます。
  7ページの表をお願いいたします。
  その被保険者の数、おおむね1,000人未満は、前項各号に掲げる者のうちから1人または2人、おおむね1,000人以上2,000人未満の場合、左の専門職種のうち1人は専らその職務に従事する常勤の職員で2名、おおむね2,000人以上3,000人未満は、専らその職務に従事する常勤の前項に規定する保健師1人及び社会福祉士または主任介護支援専門員のいずれか1人とするものでございます。
  附則でございます。この条例は、平成27年4月1日から施行するものでございます。
  以上でございます。
副議長(相澤 榮君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) おはようございます。私、全協でこの第6次計画の抜粋を見させていただきまして、それからまた読んだんですけれども、すばらしいなと、まずびっくりしたんですけれども、本当にこの計画を3年で進めるということで大変だなという感じもいたしました。本当にすばらしいという感じを持ちました。
  そこで質問でございますが、まず従うべき基準としての職員にかかわる基準及び員数でございますが、ここの1、2、3、保健師、社会福祉士、あと主任介護支援専門員ということで、この3つの仕事内容をお尋ねしたいと思います。
  それと、今まで直営なり委託ということで進めておったと思うんですけれども、今までの直営と委託の体制についてお伺いしたいと思います。
  3つ目が、心配なのは包括ということになっていますので、包括といえばいろいろな組み合わせになるわけですね。例えば医療とか介護とか生活支援とか、その辺の連携が必要になりますが、この辺の連携についてまずはお伺いします。
副議長(相澤 榮君) 説明を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) まず、この3職種の職務でございますけれども、基本この3職種が連携をして生活支援といいますか、その対象者の支援に当たるというふうなものでございます。主なところで、保健師は介護予防的な職務、社会福祉士のほうはソーシャルワーカー、相談ですとか、日常生活上の職務、主任介護支援専門員はケアプラン、ほかの居宅支援事業所との連携等で、そこの指導的役割というふうなことになってございます。
  職員の体制ですけれども、この3職種、富谷町の保健福祉総合支援センター及び委託先のいちいの包括支援センターともに、この3職種はいる状態でございます。
  介護、医療等々の連携でございますが、町のほうの保健福祉総合支援センターは、総合的な相談をお受けして介護認定も担っている機関でございます。その中で地域包括支援センターが一つの役割として持っている状況ですので、まずその上層のところの把握はできているというか、頑張っているところでございます。当然そこではドクターや関連機関との連携等も密にしませんと進みませんので、努力しているところでございます。
  地域包括支援センター、委託先との連携というところでは、定期的な会議は当然のこと、いろいろな事業のところでの参加ということも行っておりまして、連携はとれている状況にあると思っております。
副議長(相澤 榮君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) 1、2、3の保健師さん、社会福祉士さん、主任介護支援専門員の下には、当然スタッフという体制は整えられているのか、その人数は何人ぐらいなのか教えていただきたいということと。
  あと連携の部分ですけれども、かかりつけ医との連携なり、当然病院なんでしょうけれども、その病院なりのお医者さんとの話し合いというのは当然できていると思うんですけれども、その辺どうなっているのか。受け入れ体制ができているのかどうか。
  それと、介護とかになれば、病院と介護というのは若干違うんですね。その辺の境目というんですか、垣根というんですか、その辺はどういうふうに克服するのか。その辺についてお伺いします。
副議長(相澤 榮君) 説明を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 保健福祉総合支援センターはこの地域包括以外の業務を担っておりますので、体制といたしましては社会福祉士2名、保健師4名、事務職2名というふうなところでの体制で行っているものでございます。
  医療の連携のところですけれども、事業として認知症の専門相談等々も組んでございますし、これからはそれを拡充させて認知症の初期集中チームというところの発展を考えているところでございます。
  あと病院から地域にというところですけれども、当然退院する際には病院のソーシャルワーカーとこちらのほうも入りまして、退院時のカウンセリング、どのような形で日常生活を送るかというような会議も持つということで、入退院のところの連携も強化するというところで努めているところでございます。
副議長(相澤 榮君) 5番菅原福治君。
5番(菅原福治君) 最後になりますけれども、大事なのは介護者をどういうふうにするかという、目標といいますか、よくアセスと言っていますけれども、その辺はうちの場合ですと、どの辺でされるのか。その辺一番大事だと思うんです。最初の入り口だと思うので、その辺もちょっとお伺いしたいということ。
  それと、これ最後ですけれども、自助、互助となっていますね。自助、互助という抜粋の説明にはなっていますけれども、この制度はやはり自助、互助が基本だと思うんですね。その中で自助という部分で、自助というのはどういう意味なのか。自助って、要はきついんですよね。こういう方が自助と言われるのは、なかなか大変だと思うんですね。健康な人でも自助というのはなかなか大変なので、介護を受ける方が自助というのは、どういうのを自助というのか。自分のことをできる人は自助なんでしょうけれども、介護を受ける人の自助というのはどういう人のことをいうのか。
  それと互助については、家族なり親戚なり地域の方だと思うんですけれども、なかなか今家族でも核家族の部分がありますし、地域での連携についてもなかなか難しさがある中で、その辺の地域なりの理解が必要だと思うんですけれども、その辺はどう考えているのかお伺いします。
副議長(相澤 榮君) 答弁を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) まず、ケアプランのところですけれども、対象者とのかかわりは、まず介護相談ですとか、そういうところから始まります。そこで一定の窓口のところで、どういうサービスを使いたいとかという相談をお受けして、介護認定という流れになるわけでございます。介護認定になったときに要支援の方は、ここのケアプランは包括支援センターがその任を担うということになってございますので、そこでサービスの組み立てを行うということでございます。当然、要介護認定になりますと、そこからケアプランをつくるのは居宅支援事業所ということになりますので、そこのつなぎをしっかりするというふうなところでございます。
  当然、アセス、その方の状況がどういう状況なのか、希望する生活はどうなのかというところで、ケアプランが短期目標、中期目標という形でつくられます。そのプランに基づいてサービス提供がなされ、モニタリングという形で見直しをかけていって、その状態に合ったサービスを使えるようにするというものでございます。
  自助と互助の関係ですけれども、介護を受けられるような方であっても、という言い方はとても失礼なのですけれども、ご自分でできることがかなりあります。介護を受けるようになったから、全て誰かの手をかりるということではございませんで、例えば特別養護老人ホームに入られている方でも、例えば漬け物名人のおばあちゃんであれば、皆さんにそういうものを教えたりとかというところで、高齢者の方が持ち得る力をもってして自立した生活を、という意味での自助でございます。
  あと互助のところですが、公的なサービスだけに頼っていては、今後の超高齢社会は乗り切れないとも考えてございます。その中で地域の方々のお力をおかりして、できる元気な方々といいますか、できることはちょっと弱った方々の手助けをするというふうな方向性を示したところでして、ただそれを地域で互助でお願いしますといっても、なかなか進まないというところも現実でございます。ですので、そういった場所だったり機会だったりというふうなところの創出というところは、町のほうで努めていかなければいけないものというふうに考えております。
副議長(相澤 榮君) ほかに質疑はありませんか。11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) それでは、この議案2号、本日は2号、3号、9号、10号、11号とあるわけですが、この中で2号に関して、これは例えば第3条は従うべき事項なんですが、この2号に関してだけで、富谷町で独自にやっている2号議案の中では何があるのか、質問をしたいと思います。
副議長(相澤 榮君) 答弁を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) この2号に関しましては、全て介護保険法の施行規則に合わせたものとなってございます。町独自の基準というところでは設けてございません。
副議長(相澤 榮君) 11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) 今後について、全て特に第3条なんかについては、国からの予算の問題もあると思うんですが、この辺についての検討課題というか、こういうものについてはどのように考えているのか、質問したいと思います。
副議長(相澤 榮君) 答弁を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 従うべき基準の人員等のところは、やはりこの3職種が必要だというふうに認識してございます。ただ、これから今3つの生活圏域を2つの地域包括支援センターで担っておりますので、6期計画中に1期の包括のほうを予定しております。そこのところでその状況に合った事業内容というところが出てくるかもしれません。そういうときには反映していきたいというふうに考えております。
副議長(相澤 榮君) ほかに質疑はありませんか。18番永野久子君。
18番(永野久子君) 先ほどのご答弁の中で、要支援になったときは包括支援センターがケアプランを担うということでしたけれども、このケアプランの作成はこれまでの実績をもとでいいんですけれども、今後実施されたときに、どのくらいの量的なものになるというふうに予測されているんでしょうか。
副議長(相澤 榮君) 答弁を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 今現在、町の総合支援センターのところでは90件ぐらいの件数でございます。あと地域包括、いちいのほうはその半分ぐらいという状況でございます。要支援の認定者の割合は低いのですけれども、これからは伸びていくものと思いますし、ただ総合事業の部分が来た場合の要支援の方でもサロン的なところの利用をご希望であれば、チェックリストだけで利用ができるというところもございますので、そのまま同じ水準で伸びるというよりは少し緩やかというところで考えているところでございます。
副議長(相澤 榮君) ほかに質疑はありませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。
  本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第2号を採決いたします。
  お諮りいたします。
  本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第4 議案第3号 富谷町指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に
                関する基準等を定める条例の制定について
副議長(相澤 榮君) 日程第4、議案第3号富谷町指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の制定についてを議題といたします。
  本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) それでは、議案書8ページをお願いいたします。
  議案第3号富谷町指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の制定について、ご説明いたします。
  提案理由は、地方分権第3次一括法の施行に伴い、介護保険法第115条の24第1項及び第2項に定める指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに運営指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定めるものでございます。
  また、介護保険法に定める指定介護予防支援事業者の指定に関する基準を定めるものでございます。こちらは要支援者の方々の介護予防プランを作成する包括支援センターの介護予防支援についての基準でございます。
  条例制定に当たっての分類は、先ほどと同じように、従うべき基準と参酌すべき基準に大別されます。こちらのほうはともに介護保険法にのっとっての制定でございます。ですが、その中で一つ、独自の基準でございます、国の基準では記録の保存年限について2年とされておりますけれども、過払い等の返還の請求の消滅時効に合わせて5年間とするものでございます。こちらは平成25年に制定いたしました地域密着型の運営基準と整合性を図るものでもございます。
  9ページをお願いいたします。
  目次は、第1章から第6章までの6章編成になっております。中ほど第1章は相続でございます。ここからは従うべき基準というのを中心にご説明申し上げます。
  第2条でございます。こちらは、この条例において使用する用語は、用語の例によるものでございます。
  第3条、事業者の資格でございます。こちらは法人とするものでございます。
  第2章は基本方針でございます。総合的かつ効率的に中正、効率、連携をもってすべきという旨の趣旨を示しているものでございます。
  次の10ページをお願いいたします。
  中ほど第3章人員に関する基準でございます。
  第5条、従業員の員数、従うべき基準でございます。こちらは各事業所ごとに1人以上の員数を置くということになってございます。
  第6条は、管理者の規定で従うべき基準でございます。常勤の管理者を置くというものでございます。そして、その常勤者は専らその職務に従事するというふうな規定でございます。
  第4章は運営に関する基準でございます。
  第7条は、内容及び手続の説明及び同意の規定で従うべき基準でございます。
  次に12ページの中ほどでございます。
  第8条は、提供拒否の禁止でございます。
  こちらは、指定介護予防支援事業者は正当な理由なく提供を拒んではならないとしているものでございます。
  次、15ページをお願いいたします。
  下から2段目でございます。第25条秘密の保持でございます。
  こちらは利用者及びその家族の秘密を漏らしてはいけないという条項でございます。
  次、17ページをお願いいたします。
  中ほど、第29条です。こちらは事故発生当時の対応で従うべき基準でございます。
  速やかに町、利用者の家族等に連絡を行うとともに、必要な措置を講じなければならないとするものでございます。
  次に、下から3行目、記録の整備についてでございます。こちらは参酌すべき基準ですが、先ほども申しましたように、国では2年としているものを町では5年の保存ということにしているものでございます。
  18ページ、中ほど第5章でございます。こちらは介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準でございます。
  次に23ページ、下から4行目です。第6章は、基準該当介護予防支援員に関する基準でございます。
  こちらの第35条は遠隔地等に居住する要支援者の取り扱い規定になってございます。
  次の24ページ、附則でございます。この条例は平成27年4月1日から施行するものでございます。
  以上でございます。よろしくお願いいたします。
副議長(相澤 榮君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 9ページです。事業者の資格がありまして、条例で定めるものは法人とするということになっていますが、これらの具体的な例示をお願いします。
副議長(相澤 榮君) 回答を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 今、地域包括支援センターは町、公的法人と、あといちいのほうは社団医療法人でございます。
副議長(相澤 榮君) ほかに質疑はありませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。
  本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第3号を採決いたします。
  お諮りいたします。
  本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第5 議案第9号 富谷町介護保険条例の一部改正について
副議長(相澤 榮君) 日程第5、議案第9号富谷町介護保険条例の一部改正についてを議題といたします。
  本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) それでは、議案書42ページをお願いいたします。
  議案第9号富谷町介護保険条例の一部改正について説明いたします。
  提案理由は、平成27年度から29年度までの介護保険の保険料額等の改定を行うものでございます。
  主な内容は、今申しました介護保険の一部改正の部分でございます。その次に、低所得者の第1号被保険者に対する権限強化に対する事項で、このことに関しましては規則への委任規定を定めたものでございます。3番目に介護予防生活支援総合事業に関する経過措置でございます。4つの事業につきまして円滑な実施及び実施に必要な準備のために、平成29年4月1日から行うものとしたものでございます。
  次の43ページをお願いいたします。新旧対照表です。
  保険料額です。第2条期間でございます。平成24年度から26年度までを、平成27年度から29年度までと改定するものでございます。
  各号に示す保険料額につきましては、配付させていただきました資料に基づいて説明申し上げます。資料のほうをお願いいたします。
  第5期の計画のところと第6期というところでご用意させていただきました。まず国の標準負担割合のところが、中ほどにグレーでなっているもので、その右端のところが町の負担割合というふうな見方でお願いいたします。
  第1段階、第1号、第2号、5期の方々ですけれども、生活保護受給者、老齢福祉年金受給者で、世帯全員が市町村民税非課税の方と世帯全員が町民税非課税の方で前年の合計所得と課税年金収入額の合計が80万円以下の方、こちらのほうは5期の計画で、2万9,000円であったものを3万3,600円とするものでございます。
  次、第5期のところでの第3段階でございます。こちらは5期の計画のところでは特例措置というところで設けていたものでございます。こちらの3段階、先ほどの収入額が80万円を超え120万円以下の方というところでございます。5期の計画、3万7,700円が4万3,700円とするものでございます。
  次の第4段階のところでございます。こちらは年金収入額が120万円を超える方という方のところでございます。5期の計画、4万3,500円を5万400円とするものでございます。
  第5段階、こちらは5期の特例措置というところで、特例規定を設けたものでございます。金額のところですが、対象区分のところですけれども、世帯の誰かに課税される者がおり、本人が非課税の方で収入が80万円以下の方という段階でございます。4万9,300円を5万7,100円とするものでございます。
  第6段階でございます。基準額のところになります。5期です。こちらは80万円を超える方というところでございます。年額5万8,000円を6万7,100円とするものでございます。
  5期の7段階のところでございます。こちらは前年の合計所得金額が120万円未満の方というところでございます。5期、6万3,800円を8万500円とするものでございます。
  8段階、5期で120万円以上190万円未満の方でございます。7万2,700円を8万7,300円とするものでございます。
  5期の9段階、こちらは190万円以上290万円未満の方のところでございます。8万6,900円を10万700円とするものでございます。
  10段階5期のところで、ここは290万円以上400万円未満の方でございます。9万5,600円を11万700円とするものでございます。
  11段階、こちらは6期で400万円以上700万円未満の方でございます。10万7,200円を年額12万4,200円とするものでございます。
  12段階、第5期のところで700万円以上というところでございますが、こちらは11万5,900円を13万4,200円とするものでございます。
  6期、新たな段階として1,000万円以上の方に関して、年額15万1,000円とするものでございます。
  続きまして、また議案書のほうにお戻りをお願いいたします。48ページでございます。
  第2項でございます。所得の少ない第1号被保険者について、保険料の減額賦課に係る前項第1項に該当する者の平成27年度から29年度までの各年度における保険料率は、同号の規定にかかわらず町長が別に規則で定める額とするものでございます。
  こちらのほうは制度的に軽減措置が講じられております。今第6期のところの1段階の方々のところでございます。ここでの負担割合のところへの規則の委任でございます。消費税増税に伴って軽減措置というふうなところで、国のほうで示したものでございますが、延期されたことにより、この第1段階のみのところがまず平成27年度、0.5が0.45というふうになる予定でございます。
  次の2段階、3段階におきましても、平成29年を目途として軽減措置が講じられる予定でございますが、その率のところがはっきりしないため委任事項を設けたものでございます。
  次に、49ページの上のところをお願いいたします。附則のところで、介護予防日常生活支援総合事業等に関する経過措置のところでございます。
  第8条1項に規定する介護予防日常生活支援総合事業、2項に規定するこれは在宅医療介護連携の推進、8事業ほどあるのですけれども、その事業。第3項の生活支援サービスの体制整備、第4号認知症施策の推進というこの4事業につきましては、いずれも円滑な実施及び実施に必要な準備のために、平成29年4月から行うものとするものでございます。
  附則でございます。施行期日でございます。第1条この条例は平成27年4月1日から施行するものでございます。
  次の50ページでございます。経過措置でございます。
  第2条この条例による改正後の富谷町介護保険条例第2条の規定は、平成27年度の保険料から適用し、26年度以前の年度分の保険料については、なお従前の例によるものとするものでございます。
  以上でございます。
副議長(相澤 榮君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 今回の見直しといいますか、値上げによって、月額の基準額が5期から比べて764円の値上げになると思いますが、そのとおりでしょうか。
  そしてまた、この介護保険制度が始まったのが2000年ですが、そのときの基準額は月額で幾らだったのでしょうか、お尋ねします。
  そして、今回大幅な引き上げだと思うのですが、もっと圧縮するという努力はどのようにしたのか、お尋ねします。
  49ページ、8条の介護予防日常生活支援事業についての具体的な説明を求めたいと思います。
  そして、要支援1、2の人たちの多くが利用する訪問介護、通所介護を介護保険から外すというものになってくるわけですが、その人たちをボランティアなど地域主体のサービスに置きかえるということが、今回の介護保険制度の本質の中身ですが、そういうことになるとサービスの低下につながるのではないかという懸念がありますが、それについてはどのように考えているのでしょうか。そういうことが起きますと、要支援者の状態悪化につながるという懸念があります。これとあわせてお答えください。
  それと、介護サービスの利用料負担については、ここの中には明確には出てきていないと思いますが、一部の利用者に高額ということでしょうか、それを1割から2割に引き上げるということも言われておりましたが、これについてはどのようになっているのでしょうか、お尋ねします。そして、もしこれが実施された場合に、富谷町は全体の何割、何人がそれに該当するのか、お尋ねします。
  きのうありましたが、特別養護老人ホーム、今回は要支援1、2の人たちについての総合事業ということになっていくわけですが、老人ホームに入所できる人たちを介護度3とするなどということが行われますが、これでは全く介護保険の当初の思いからすると、非常に逆行するものになっているということなので、平成28年に前倒しをしてということでしたが、ぜひ早いうちに緊急に整備をしてもらいたいということを思いますが、どのような段取りでいくのかお尋ねします。
副議長(相澤 榮君) 答弁を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) まず、4期からの値上げというかアップ幅でございますが、764円で間違いございません。
  第1期のときの介護保険料でございますけれども、平成12年でございます。このときは2,226円でございます。なので2.5倍というふうなことになってございます。高齢者の伸び率は3倍、高齢化率も1.9倍ぐらいの伸びという状況でございます。
  介護保険料の圧縮といいますか、なるだけ負担を少なくというところでございます。基金が多いわけではございませんけれども、年度末で7,000万円ほど見込んでおります。そのうち3,500万円を取り崩しというふうなことで、ここまで下げられたというところでございます。
  前期の計画に関して給付の増加分が651円になります。介護保険の65歳以上の方々の負担率が1%上がっておりますので、そこのところは213円というところでいかんせん動かしがたいところでございますが、そういったところでございます。
  あと高所得者の方々に対して大変申しわけないのですけれども、1,000万円以上の方の負担割合をつくらせていただいたというところでございます。
  あと要支援1、2の方々に対してでございますけれども、総合支援事業の中では一般会計のところでご説明申しましたサロン型の予防サービスと、昨日の特別会計のところで申しました筋トレ型の通所サービスを行う予定です。ですが、もともと使われていた介護予防事業者に行かれての通所サービス、これは必要な方はそのまま継続できますので、そこの部分は残る。三重構造で要支援1、2の方々のところを支えていければというふうに考えるところでございます。
  介護度3以上の方の施設入所でございますけれども、例えば認知症ですとか、日常生活上の不都合が多い場合には、町の意見をもってということで特例で入居ができるような状況もございます。そういったところで利用者の状況をちゃんと把握をし、施設サービスというところへつなげてまいりたいというふうに思います。
  2割軽減のところでございます。国で示す利率でいきますと、かなり大きな状況にはなるのですけれども、富谷の場合で一定以上のところ、2割ですね、国で示したシートですと19.2%ぐらいが対象になるのではないかというふうなところでしたが、今現在の認定状況を見ていきますと、富谷の場合はその半分以下ということでございます。ですので、人数も国で見込みますと60人というところですが、富谷では数人という見込みに立った上でのこの介護保険の事業計画でございます。
  ボランティアを導入してサービスの低下につながるというようなところでございますが、それはボランティアオンリーでいくのではありませんで、事業者のところに専門職種を配置した上で、運動サポーターというようなところで入っていただいて、よりきめ細やかな支援をできるという体制を組むことと、そういった事業に元気な方々に多く参加してもらうというような2つの目的を持って導入を考えているものでございます。
  施設整備でございます。県との協議によりまして、平成27年度の目標のところでございます。最初は平成29年度から実際的な利用というところでしたが、1年前倒しして28年度の後半から徐々に入って29年度という流れを組んだところでございます。どうしても補助を受けての事業となりますので、最短早くても補助採択が27年になりますと、そのようなスケジュールになる状況でございます。
  以上です。
副議長(相澤 榮君) ほかに質疑はありませんか。17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 要支援の人は、それでは今までどおり介護保険からサービスとして使えるのか。国としては、要支援1、2の人たちは介護保険から外そうということを狙っていると私は思っておりまして、そうだとすると、さっき課長がおっしゃったようなことで、サービスが本当に使えて、介護保険からそれが支払われるのかどうかという、ここのところが大きな問題だと思います。
  そしてまた、認知症だとか、ヘルパーさんが家庭に行って生活の援助をするわけですが、そういうときにやはりヘルパーの専門性というのがあると思うのですね。そのことをどのように担保していくのかということが重要だと思うわけです。それについてどのように考えているのか、お尋ねします。
  利用者の負担について数人くらいだろうということでしたが、しかし今でも目いっぱい使うと、非常に介護の利用が高くてというので控えている人たちもいるわけで、これが2割となってくると、今はこの程度の金額の人たちにということがありますが、しかしそれが先々に行くと、もっともっと2割の人たちがふえてくるということがあると思うのです。ここのところはとどめていかなければならない大きな課題だと思いますが、その点についてはどのように考えているのか、お尋ねします。
副議長(相澤 榮君) 答弁を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 予防給付のほうですけれども、要支援1の方のサービスですが、訪問介護、訪問リハビリテーション、入浴、生活介護、福祉用具の貸与等々は、現行と同様で介護保険給付のところから出るものでございます。
  訪問介護、通所介護の部分ですけれども、それが移行されまして、先ほど言った多様なサービスプラス今まで使っていた介護予防の事業者に行っての給付というところで支えていくものでございますので、一部は予防給付から出るもの、あといろいろなサロン事業とかのところは新しい地域支援事業の中で担保されるものでございます。
  認知症のところも含めてですが、ヘルパーの専門性というところでございます。軽度者に対しての生活指導のところは、今現在、社協で行っています軽度生活支援事業、これはヘルパー資格3級以上を持った方々に登録いただいているところでございます。基本的な基礎知識のところはあろうかと思いますが、認知症に関しての研修は必要と考えておりますので、そこは研修等を入れていって、よりわかりやすいような、対応できるようなというふうなところで進めてまいりたいと思います。
  2割以上の部分ですけれども、まず所得判定で160万円、それを収入ですと280万円程度の方というところでの見込みのもとの算出でしたけれども、これから団塊の世代等々がふえていってとなってきますと、確かにふえてくるかとは思います。ですが、それはその時々で国の支援方策も出てまいりますので、動向を注視しながら行っていきたいと思います。
副議長(相澤 榮君) 17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) そうしますと、今ある介護事業所みたいなものがたくさんありますが、富谷町でそれは営業として成り立っているわけで、訪問介護だとか在宅の介護だとかといったときに、別のところをしなければならないということになってくるわけだと思うんです。視察に行った先では、シルバーに頼むだとかいうことになりました。富谷町ではシルバーに頼むのか。あとはどこかのNPOなどということも考えているのか、お尋ねします。
副議長(相澤 榮君) 答弁を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 今の介護保険の事業者は、介護保険対象と予防、両方の視点をとっているところがほとんどでございます。それで、当町でも介護予防の二次予防のところは、筋トレとかそういったところが強いというところで、ケアフルですとか、リハビリテーション病院さんのところに委託をして、実施した経緯がございます。そういう得意なところの事業所のノウハウを生かしながら、今後進めていくというふうなところはあろうかと思います。
副議長(相澤 榮君) ほかに質疑はありませんか。6番出川博一君。
6番(出川博一君) それでは、私から大きく3つの質問をさせていただきたいと思います。
  まず1つは、この介護保険料なんですけれども、この根っこになっているのは、いわゆる第6期介護計画だと思うんですけれども、前の全協の資料で39ページの下段のほうに、各サービスの充実ということで施設整備、特養、グループホーム、小規模とあるんですけれども、これらはこの6次計画の推計で見ると、最終年度29年度に多分実施するだろうと私は読んだんですけれども、今のきのうからの話も含めて、これらを1年前倒しにするというようなお話が出ておりますけれども、その辺を踏まえて多分これらの施設は直営でやるんじゃなくて、社会福祉法人とか、そういう民活を利用してやるんだろうと思うんですけれども、この場合の町の補助金の支出は予想額としてどのくらいなのか。
  あとその財源として国とか県から助成額がどのぐらいあるのか。あと次にこれを前倒ししますと、当然1年間早く給付費にはね返ってくる。そういうふうに私は見たんですけれども、この給付費の増加はどの程度ふえるのか。また、それに対して国、県の助成はどうなるのか。
  それから、何で私こういうことを聞くかというと、結局3年間の給付費等の総額があって、それに基づいて保険料を決めるという仕組みだと私は理解しているんですけれども、その中にあって、確かに5次計画、私も検証しました。検証したら、給付費等の推計はほぼ予定どおりで計画どおりで、ああすごいなと驚いたんですけれども、そういう点からいうと前倒しをすることによって当然この根底になるものが崩れてくると。私はそのように思っているんですけれども、その辺のところの見解をお尋ねします。
  次に2つ目として、けさほど頂戴しましたこの資料を見ますと、まず1つは確認なんですけれども、第6期の町の負担割合、これについては町独自でフリーハンドに決めることができ、国の標準割合以下であればフリーハンドで決めることができるのか。それをまず確認します。
  それから、それに伴ってといいますか、ここのところに中ごろにある対象に係る方ということで、この年収についても、年収の段階を下げることによって、あまねく多くの所得者から集めるというような記載に見えるんですけれども、この辺も町自体がフリーハンドで決めることができるのか。この辺のところについてもお尋ねいたします。
  それから、最後の3つ目として、5期計画と比較して764円アップしますよということで、それは先ほど確認されましたけれども、仙台市の試算だと507円しか上がらない。仙台市の場合は5期は5,142円で、6期が5,649円ということで、上げ幅が富谷よりも少ない。この辺のところの仙台市なりの事情があるのかもしれませんけれども、その辺をお聞きしたいということと、いわゆる5,590円と上げ幅764円、これは他の市町村と比較してどうなのか、その辺の富谷町の水準をお尋ねいたします。
  以上です。
副議長(相澤 榮君) 答弁を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) まず全協でお示ししました目標値ですけれども、これは介護保険事業計画は3年ごとに作成するというところで、その最終年度のときにその目標を達成しているべき事項というところで見ていただきたいと思います。なので、それは27年、28年も含めて、29年の時点でその整備ができているという見方をお願いいたします。
  その特養の前倒し整備という話をさせていただきましたけれども、そこのところはこの6期の計画に含んでの介護保険料でございます。1年前倒しをすることによりまして、保険料にいたしまして約100円アップするという状況にありました。ですが、サービスの必要な方が使えるようにということで前倒しを決断したものでございます。
  施設整備の補助金でございますけれども、こちらのほうは広域型の施設整備のほうを予定してございます。その整備額のところは多分県の均等の状況もあって左右するのかもしれませんけれども、せせらぎの例をとってみますと、たしか1床当たり315万円と記憶してございます。それに対して町では1床当たり17万5,000円というところで、せせらぎのときには支援したというところでございます。
  段階でございますけれども、まずこの資料にあります対象者でございますが、基準額より上といいますか、低所得者のところは国で定められているところでございます。課税世帯のところで、その金額の部分には町での裁量の余地がございます。あと標準負担割合を今回基本として5期計画を見込みながら、町の負担割合をつくったものでございますけれども、こちらのほうも変更は可能な状況にございます。
  低所得者の方、あと下の高所得者の方という言い方もちょっとおかしいのですけれども、そこのところのバランスをとりながら、基準額のところが決定されるものでございますので、高額の方のところに上乗せをというスタンスではございます。
  仙台市との比較でございますが、各市町村の保険料の一覧はまだこちらのほうに届いておりません。ですが、仙台市のほうは、新聞でたしか今議員のおっしゃった金額になっているかと思います。仙台市の上げ幅がなぜそのくらい低いのかというところは、直接的にちゃんとした状況を聞かなければなりませんけれども、仙台市の施設整備の状況を見ておりますと、5期の整備計画よりかなり下回っているとお見受けいたします。といいますのは、そうすると5期のところでの整備にかかって、プラスそのことの反映される給付費の増のところが比較的抑えられたのではないかというふうには見ているところでございます。そうしますと、その分の余剰金の部分を5期に回すということは可能ですので、そういったことも影響しているのではないかと考えるところでございますが、直接的にはっきりした数字を聞いたわけではございませんので、今見える範囲のところでございます。
副議長(相澤 榮君) この際、午前11時10分まで休憩いたします。
     午前11時00分 休憩


     午前11時10分 再開
副議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  6番出川博一君。
6番(出川博一君) 先ほどの答弁で、いわゆる施設整備について前倒しをしても推計の中では同じですという答弁でしたけれども、私はそうでないと思うんですよ。この資料の46ページを見ると、この中段あたりに、いわゆる6期の保険事業の推計とありまして、この中の給付費合計を27年、28年、29年と追っていくと、27年から28年にかけて2億円、28年から29年にかけて約3億8,000万円くらいということで、当然この計画の中には設備は29年度にやりますというのをここの中でうたっていると、私はそのように理解します。まず、その理解が正しいのかどうかを確認します。
  それから、当然それに伴って前倒しをすることによって、運営費がかかってきます。その補助が、当初は29年度に設置するから第7期で手当てすればよかったわけですけれども、それを第6期に1年間多目に手当てしなければならないというふうに私は理解していますけれども、その理解、いわゆる前倒しをすることによって、この計画そのものが根底から覆ってしまうんじゃないかということと、それに伴って保険料も高くしなければならなかったのではないかなと想定していますので、その点について再度質問します。
  それから、この比較表なんですけれども、この比較表でいくと、ほとんどは国基準以下であればフリーハンドですよということだと、先ほどの答弁で聞いているんですけれども、ということは、この所得金額の設定のしようによって、いかようにでも組み立てが可能であるというふうに先ほどの説明を聞いて思ったんですけれども、その場合、どこを基準にするのか。どの水準を基準にして、ここの保険料を決めるのか。つまり高い所得の人たちから倍以上取ってという仕組みなわけなので、その辺の基準をどこに置くか。構成人員の中位の平均値にするのか、そうじゃなくて、その辺の考え方。
  それに伴って、高額所得者はこれからどんどん高い保険料を払わなければいけない。あと政策的に第1段階の人たち、あるいは第1段階から第4段階までの人を救済するために、どんどん高額所得者に負担させていくという手法をとるのか。その辺のところについてお尋ねしたい。
  以上です。
副議長(相澤 榮君) 答弁を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) まず、施設整備のところでございますけれども、全協でも説明させていただきましたとおり、施設整備の人数の給付の見込みのところですけれども、28年度の後半から徐々に入っていかれて、29年度マックスといいますか、広域で考えていて70床で考えておりますが、どうしても富谷の方だけがそこに入れるという状況ではないので、その半分は富谷という積算のもとに、人数を伸ばしていった給付額でございます。ですので、前倒し整備の部分は、この計画の推計値のところに入っている状況でございます。
  これが前倒ししなければ、先ほど申しましたように介護保険料は100円下がるという状況でございますので、この中に入ってございます。
  あと負担額の基準のところですけれども、先ほどフリーハンドというお話でしたけれども、することができるという意味でございます。この表で、国の標準割合が9段階まで示されてございます。この国の標準段階を基本としつつ、これでそのまましなくてはならないというものではなくて、各自治体の状況に応じてということでございますので、全然何の基準もなしに基準設定をしているわけではないということでございます。
  以上です。
副議長(相澤 榮君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 先ほどの答弁の中で、いわゆる基準をどこに置くかというお話がなかったんですけれども、それは答弁漏れだと思うんですけれども違いますか。
副議長(相澤 榮君) 答弁を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 基準は、標準割合は国を基準としつつというところでございます。それを総給付費で割っていくと、当然町の基準段階が出てきますので、何を基準にということで申しますと、国基準ということになります。(発言する者あり)
副議長(相澤 榮君) 10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) 介護保険料、利用者も非常にふえているということで、こういった金額になっていくというのは、ある程度いたし方ないのかなというところもないことはないんです。介護保険を利用されている方、ご家族の中ですと非常にありがたい制度だということでもお話も聞いております。
  しかしながら、介護保険を利用されていない方は取られっ放しというようなお話でありまして、何とかそういった方に何かしらの特典のようなものがあったらいいのかなというお話もちょっとありました。将来的には、今後またこの後も上がっていかざるを得ないところがあるということも思いますので、やはり介護保険を利用しないで、健康に本当に留意されている方も非常に多いわけでありますので、そういった方に対して先ほどお話ししたようなもの、また以前もお話ししたことあったんですけれども、健康ポイントのものをやるとか、そういったものについて、今回の上げるに当たっての検討はしましたでしょうか。
副議長(相澤 榮君) 答弁を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 介護が必要な方の需要を見込んで、その伸びを考えてのものでございますが、それをどうやったら抑制できるかというところですが、当然介護を使わない人づくりといいますか、使わなくてもいい生活状況が究極目指すところというふうには思ってございます。
  ですので、そのための介護予防施策、これから後期高齢者が3倍、高齢者が2倍という状況にありまして、今すべきところはその予防の重視だとは認識してございます。そのためには、町民一人一人の方々にもそのことを理解していただいて、先ほど申しました自助、互助、共助のところもしっかり入っていただき、できるところは自分たちでするというふうな町全体の元気があるというか、そういうところができるといいのかなというふうには思います。が、余り答えにはなっていませんけれども、そのような状況でございます。
副議長(相澤 榮君) 10番安住稔幸君。
10番(安住稔幸君) そうですね。本当にこれから今すぐというわけでもなく、これからずっと先、多分こういったように介護保険料負担はふえていくということで思いますので、やはりもう少し先を見ながら、そういった制度もきちんとその間の中で考えていっていただきたい。制度というか、そういったものを何かしらのものがやはりあったほうが、予防、やはり一番が予防でありますので、予防に励むというか、励んでいただけるようなものを長期的に検討していくということも大事かと思いますけれども、その辺今後についてお聞きします。
副議長(相澤 榮君) 答弁を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) どういう方法が有効なのか、また町民の方々に受け入れていただけるのかというところも見ながら、検討してまいりたいと思います。
副議長(相澤 榮君) ほかに。18番永野久子君。
18番(永野久子君) いただいた資料をよく見ましたところ、全体にとにかく5,000人くらい対象者がふえておりますし、また基準額が上がっておりますから、全体として上がっているのは確かなんですけれども、第7段階から第12段階までのところを見ますと、この基準となる、例えば第7段階ですが、本人の市町村民税課税で前年の合計所得金額が125万円未満の方というところが、第6期では120万円未満の方というふうに金額が下がっています。これは8、9、10、11、12段階まで全部基準となる金額が下がっておりますので、これは単純に基準額が上がったがために保険料が上がるというのに加えて、対象となる所得の水準が下がっているので、そのためにランクが上がるという人もあり得る。実質さらに二重苦といいますか、二重に負担が重くなるという人もいらっしゃるわけですね。
  この対象に係る方というところにかかっている所得の水準がこのように低くなったがために、今までよりもランクが上がるという方が一体どのくらいいるのかを伺います。これが1点目です。
  それから、今回の保険料改定に当たって、町独自の軽減措置というのは考えなかったのか。あわせて長寿社会福祉基金が今たしか2億を超えているかと思うんですが、この長寿社会福祉基金を活用して軽減措置をとることは考えなかったのか、伺います。また、長寿社会福祉基金の現在高を伺いたいと思います。
副議長(相澤 榮君) 答弁を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) まず、基準でございますけれども、国の標準割合というところで、6期の計画で9段階まで示されてございます。これは国の標準割合に合わせたものでございます。その下の10、11、12のところは、国の標準割合にはありませんので、そこから整合性をとって町で定めたものでございます。
  それから減免についてでございますけれども、実は国のほうで制度的に第1段階の軽減措置を講じました。それは政令により制度化された仕組みの中であるというふうなところがあり、これまで介護保険料の免除とか収入のみに着目した一律減免、保険料減免に対する一般財源の投入というのは適当ではないので、その3原則は守るようにというところでの国の通達もあり、そういった動向も踏まえつつ投入はしなかったものでございます。
  長寿社会福祉基金の残高は、たしか2億円程度だったと思っております。
  この国基準で合わせて、前のところでという何人ぐらいかという人数は把握してございません。
副議長(相澤 榮君) 18番永野久子君。
18番(永野久子君) 先ほど出川議員の質問にもありましたけれども、仙台市については富谷町よりアップ率が低いわけですが、仙台市は施設整備について第5期より6期はかなり下回っているということが要因ではないかというご答弁でした。それで、介護の施設が身近にたくさんあって、介護を利用する人が気軽に利用できるという、これは非常に重要なことだと思いますが、同時に施設整備を進めれば進めるほど介護費用もかかってくると。
  そしてもう1点は、今度の施設を広域でというふうにおっしゃっていましたけれども、仙台市にお世話になっている方もたくさんいらっしゃいますので、お互いさまですから、地域エゴで言うわけではないんですけれども、富谷町が整備した施設に仙台市に限らず近隣から入ってこられますよね。それは、その方は富谷町に住所を移して施設に入ったりなさるわけですね。そうしますと、仙台市の側では、施設整備に余り積極的ではない。富谷町が一生懸命頑張る。頑張れば頑張るほど、先ほど半分くらいは富谷町とおっしゃっておりましたが、半分くらいはもともとは町外の方が入ってこられるということで、この辺が介護保険制度の大きな矛盾の一つだと思うんですね。
  それで、やはりこれはどこがどうしたらいいかというのは簡単には言えませんが、お互いさまではありますけれども、仙台市にも頑張っていただかなければ、新たに施設の整備を進める自治体の介護費用がどんどん膨らんでいくだろうと思うんですが、この点についてはどのようにされるのか。ちょっと慎重に言わないといけないので、やはりお互いさまというところで両方頑張りましょうと。仙台市にもぜひ政令市頑張っていただきたいという話があってもいいのではないかというのが1点です。
  それから、国庫負担金について、これをふやさないと、住民の介護の費用がふえればふえるほど住民の負担がふえるという、この仕組み自体を正していく解決策は、国庫補助金をふやす以外ないわけですよね。この点について強力に国に向かって物を言うと。済みません、これは町長に伺いたいんですが、国に向かって強力に物を言っていくという姿勢がどうしても必要だと思いますが、どのように対応されますか、伺います。
副議長(相澤 榮君) 答弁を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) まず、施設の関係でございますけれども、特養は住所地特例になりますので、富谷に住民票のある方が例えば仙台市の施設に入っても、町の負担ということになります。逆に、富谷の中にある広域型の施設ですと、富谷であってもその負担は仙台市というふうなところで、費用の負担のところはそういった住所地特例の措置がありますので、あるかと思います。
  あと仙台市のほうで基盤整備がちょっと緩やかだったのではないのかなと申しましたのは、震災の関係で整備がスムーズにいかなかったのではないかと思ってございます。隣接するところに大きな特養も、泉区にもできている状況ですし、そちらのほうのこちらの申し込みということもございますので、全体的な特養整備のバランスは県のほうでも把握しておいて、バランスよく整備というところで動いているところでもございますので、その辺は県とも協議を重ねていきたいとは考えております。
副議長(相澤 榮君) 2問目について答弁を求めます。若生町長。
町長(若生裕俊君) ただいまの議員のご質問の内容にもありましたように、やはり介護保険の施設の問題についても、おっしゃるとおり広域的な視点で考えなければいけないという視点も確かにあるかと思います。つきましては、やはり国からの支援をもう少しいただきながら、施設整備を進めていく必要があるというのも認識しておりますので、改めてその部分については努力をしていきたいと思いますし、積極的にその辺を国に申し上げる努力をしていきたいと思います。
副議長(相澤 榮君) ほかに。18番永野久子君。
18番(永野久子君) 先ほどの長寿福祉課長のご答弁ですが、間違いということではなくて、仙台市と富谷町の施設入所の関係ですが、多くの方は仙台市に現住所がある方も、例えば特養に入るときなどは移しますよね。ですから、やはりもう住民になってしまうわけですから、もとはどこに住んでいたにしても、富谷町で特養に入っていただいて費用を負担するという関係になるわけで、これはだからお互いさまだというふうに思うんですね。仙台市民だった人でも、入所に際しては、多くの方は富谷町に住所を移しますでしょう。ということは、富谷町の介護保険の費用ということになるんじゃありませんか。もともと住んでいたところにというわけにはいかないはずですよ。
  実は、私、自分の母親のことで、神奈川に住んでいるんですけれども、一度はこちらに引き取ろうかと思ったときに、現住所を移すんだという説明を受けているんです。そうなれば、いろいろな費用の関係でかっちり区切りがつかないとしても、住所を移してしまえば、もう富谷の住民ということになるわけですから、介護の費用は富谷町だけではありませんが、基本的には富谷町の介護保険事業で見るということになるはずですが、どうなんでしょうか。
副議長(相澤 榮君) 答弁を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 特別養護老人ホームの場合は、特養に住所を移そうとも、前住所地のところが保険者になります。それが住所地特例というところで、町の負担ではないものでございます。ただ、それが一旦例えば息子さん、娘さんのところの富谷の地内に住民票を移して、そこから特養に入られるという形になりますと、当然富谷町が保険者になりますが、ダイレクトに他市町村から特養に入って住民票を移されても、それは住所地特例措置により、その前住所地が保険者となるものでございます。
副議長(相澤 榮君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  これより討論を行います。まず、原案に反対者の発言を許します。17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 私は、議案第9号富谷町介護保険条例の一部改正に反対します。
  この条例改正は、平成27年度から平成29年度までの第1号被保険者の区分に応じた保険料額と、介護予防日常生活支援総合事業等に関する経過措置を定めるものです。
  初めに、介護保険料ですが、これまで9段階に設定していた保険料を12段階にふやします。低所得者に対しては一定の配慮はなされていますが、基準月額を4,826円から5,590円とし、764円値上げします。介護保険は今から15年前に開始されましたが、そのときの介護保険料の基準月額は2,226円でしたから、今回の保険料改定で2.5倍にもなってしまいました。とてもこの値上げを認めるわけにはいきません。
  介護保険は、第5の社会保険として2000年、平成12年にスタートしました。介護保険法は、介護状態になっても尊厳を保持し、その有する能力に応じ、自立した日常生活を営むことができるよう、必要な介護、医療サービス及び福祉サービスに係る給付を行うとしています。
  しかし、介護保険料の負担は、年金の削減や実質賃金が下がる中で限界の状態にあります。これ以上の介護保険料の値上げを抑制するために、国庫負担金の引き上げあるいは先ほど出ていました長寿社会福祉基金などを活用して、引き下げに努力するべきでした。
  次に、介護予防日常生活支援総合事業についてですが、平成27年4月1日からは行わず、介護予防と生活支援体制整備の必要性を考えたとき、円滑な実施を図るために、平成29年4月1日から行うとしています。今回の改定は、要支援1、2の人たちが多く利用する訪問介護や通所介護、介護保険から外し、NPOやボランティアなど地域主体のサービスとし、給付の抑制を図ろうとするもので、サービスの質の低下は否めず、要支援者の状態悪化を招きかねません。
  ヘルパーの生活援助は、単に掃除や調理をすることではありません。状態の変化の早期発見と対処など、利用者との時間をかけた関係の中で、家事を通して生活を総合的に支える点にその専門性があります。これをボランティアで代替することはできないものと考えます。ボランティアで可能とする考え方がありますが、介護の専門性を否定することになります。
  介護保険制度以来の改悪と言えるものであり、総合事業の体制整備をしっかり確保するよう求め、反対討論とします。
副議長(相澤 榮君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。1番森 栄君。
1番(森  栄君) 議案第9号富谷町介護保険条例の一部改正について、私は賛成の立場から討論をいたします。
  介護保険事業費の推計について、介護保険法第129条では、介護保険制度における65歳以上の第1号被保険者が負担する保険料は、3年間の介護保険事業運営機関を通じて財政の均衡が保たれるように設定されており、3年に一度全国一斉に改定されることになっています。
  本町においても、介護保険事業計画におけるサービスの見込み量などに基づく給付水準の見直しに加え、今般の制度改正や特別養護老人ホーム、グループホーム、小規模多機能型の施設整備及び新たな包括支援センターの設置を踏まえ、平成27年度から29年度における1号被保険者の保険料を改定するものであります。
  この富谷町介護保険条例の一部改正は、富谷町高齢者保健福祉計画第6期介護保険事業計画に基づき、平成27年度から29年度までの各年度における保険料を被保険者の区分に応じて、介護保険の保険料等の改定を行うものです。この介護保険料の保険料額等の改定については、第5期計画期間における介護サービスの実績や、高齢者人口推計等をもとに、国から示された基準、規則を踏まえて試算した結果、計画期間内では74億3,601万3,000円の介護保険事業費が必要と見込まれています。
  また、地域支援事業費については、介護予防事業や生活支援サービス、包括的支援事業に関する費用となるために、介護保険の保険料額等の改定を行うものであり、介護保険事業の長期的な財政安定と介護保険サービスの事業の反復、継続的な保険給付により、老人福祉の向上に寄与しますので、賛成いたします。
副議長(相澤 榮君) ほかに討論はありませんか。(「なし」の声あり)
  討論なしと認め、これで討論を終わります。
  これより議案第9号を採決いたします。
  この採決は起立によって行います。
  本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
     〔賛成者起立〕
副議長(相澤 榮君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第6 議案第10号 富谷町指定地域密着型サービスの事業の人員,設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について
副議長(相澤 榮君) 日程第6、議案第10号富谷町指定地域密着型サービスの事業の人員,設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。
  本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) それでは、議案書51ページをお願いいたします。
  議案第10号富谷町指定地域密着型サービスの事業の人員,設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてご説明いたします。
  提案理由は、介護保険法施行規則等の一部を改正する省令の施行により、指定地域密着型サービスの事業の人員,設備及び運営に関する基準の一部改正が行われたため、所要の改正を行うものでございます。
  主な内容は、小規模多機能型居宅介護の登録定員数を29人以下とし、通いに係るサービス定員を18人以下とすることを可能とするものでございます。
  複合型サービスにつきましては、名前を看護小規模多機能型居宅介護に改称するものでございます。
  認知症対応型共同生活介護につきましては、ユニット数の数について3ユニットまでを可能とするものでございます。その他文言の整理でございます。
  それでは、52ページをお願いいたします。新旧対照表でございます。
  目次の9章のところ、複合サービスを看護小規模多機能型居宅介護に変えるものでございます。
  第6条の2項でございます。オペレーターのところですが、指定条項の削除でございます。
  53ページでございます。
  5項は、指定定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業の同一敷地内におけることのオペレーターの緩和基準でございます。夜間オペレーターとして充てることができる施設、事業所の範囲について、併設される施設、事業所に加え、同一敷地内または隣接する施設の事業所を追加するものでございます。
  次の54ページをお願いいたします。
  23条の2項でございます。中ごろでございます。外部評価の義務化の削除でございます。
  下のほう32条でございます。定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所のうち、一体的事業に係る訪問看護サービスの一部について、ほかの訪問看護事業者との契約に基づき当該訪問看護事業所に行わせることを可能とするものでございます。
  次、56ページをお願いいたします。63条です。
  第4項でございます。認知症対応型通所介護事業所の設備を利用して宿泊サービスを実施している事業所については、届け出を求めることとし、実行報告の仕組みを設けるものでございます。
  続きまして57ページをお願いいたします。改正後、65条でございます。
  認知症対応型通所介護につきまして、グループホームに実施する事業に対して1ユニット3人以下というふうに見直しをかけるものでございます。
  58ページでございます。改正後、66から78条のところで、事故発生時の対応、78条の2を追加するものでございます。
  59ページです。下のほうでございます。従業員の員数です。
  看護員数が兼務可能な施設事業所において、同一敷地内または隣接施設事業所を追加するとともに、介護老人福祉施設や介護老人保健施設等を加えるものでございます。
  62ページをお願いいたします。小規模多機能型の管理者のところでございます。
  その小規模多機能型居宅事業者の管理者が、総合事業の訪問型のサービスや通所サービス等との職務を兼務することを可能とするものでございます。
  続きまして64ページをお願いいたします。85条です。
  小規模多機能型居宅介護につきまして、定員登録を29人以下とするものでございます。あわせて登録定員が26人以上29人以下の指定小規模多機能型居宅介護事業所について、居間とか食堂を合計した面積が十分である場合には、通いサービスに係る利用定員を18人以下とすることを可能とするものでございます。
  続きまして、67ページをお願いいたします。中ほど下のほう、113条でございます。
  認知症対応型共同生活介護のところでございますが、3ユニットまで整備が可能となるというものを示したものでございます。
  続きまして、70ページをお願いします。
  地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護につきまして、サテライト型の地域密着型介護老人福祉施設の本体施設として認められる対象について、現行の指定介護老人福祉施設、介護老人保健施設または病院もしくは診療所に加えて、指定の地域密着型介護老人福祉施設を追加するものでございます。
  75ページをお願いいたします。下段のほうです。複合サービスにつきまして、9章のところを看護小規模多機能型居宅介護に名称を変えるものでございます。
  81ページをお願いいたします。指定看護小規模多機能型居宅介護の登録定員等でございます。登録定員を29人以下とするものでございます。あわせて登録定員が26人以上29人以下の複合施設サービス事業所について、面積等が十分の場合には18人以下とすることを可能とするものでございます。
  下線のところは、指定複合型サービス事業所が看護小規模多機能型居宅介護というふうな名称の変更でございます。
  89ページです。附則でございます。
  この条例は、平成27年4月1日から施行するものでございます。
  以上でございます。
副議長(相澤 榮君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。
  本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第10号を採決いたします。
  お諮りいたします。
  本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第7 議案第11号 指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員,設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防
                 のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正について
副議長(相澤 榮君) 日程第7、議案第11号指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員,設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。
  本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) それでは、議案書90ページをお願いいたします。
  議案第11号指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員,設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正について、ご説明いたします。
  提案理由でございます。先ほどと同じように、介護保険法施行規則の一部改正がありまして、介護予防のための効果的な支援の方法に対する基準の一部改正が行われたため、所要の改正を行うものでございます。
  主な内容は、小規模多機能型居宅介護につきまして、登録定員を29人以下とする、あわせて通いのサービスに係る利用定員を18人以下とすることを可能とする旨を改正するものでございます。
  2点目です。認知症対応型共同生活介護、これのユニット数の標準について3ユニットまで認めるというものでございます。その他文言の整理でございます。
  ただいま説明いたしました議案第10号と同様の内容となってございます。
  105ページ、附則でございます。
  この条例は、平成27年4月1日から施行するものでございます。
  以上でございます。
副議長(相澤 榮君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。
  本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第11号を採決いたします。
  お諮りいたします。
  本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
  この際、午後1時まで休憩します。
     午前11時50分 休憩


     午後 1時00分 再開
副議長(相澤 榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


     日程第 8 議案第18号 平成27年度富谷町一般会計予算
     日程第 9 議案第19号 平成27年度富谷町国民健康保険特別会計予算
     日程第10 議案第20号 平成27年度富谷町下水道事業特別会計予算
     日程第11 議案第21号 平成27年度富谷町介護保険特別会計予算
     日程第12 議案第22号 平成27年度富谷町後期高齢者医療特別会計予算
     日程第13 議案第23号 平成27年度富谷町水道事業会計予算
副議長(相澤 榮君) この際、お諮りいたします。日程第8、議案第18号平成27年度富谷町一般会計予算、日程第9、議案第19号平成27年度富谷町国民健康保険特別会計予算、日程第10、議案第20号平成27年度富谷町下水道事業特別会計予算、日程第11、議案第21号平成27年度富谷町介護保険特別会計予算、日程第12、議案第22号平成27年度富谷町後期高齢者医療特別会計予算、日程第13、議案第23号平成27年度富谷町水道事業会計予算については、議事の都合により、富谷町議会会議規則第37条により、一括議題にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、日程第8、議案第18号から日程第13、議案第23号までを一括議題とし、会議規則第41条により、予算審査特別委員会委員長に審査結果の報告を求めます。
  予算審査特別委員会委員長小川昌義君、登壇願います。
予算審査特別委員会委員長(小川昌義君) 予算審査特別委員会審査結果報告書。
  平成27年度富谷町一般会計を初めとする各種会計予算につきましては、去る2月23日の本会議におきまして、その予算審査のため、議長を除く議員全員で構成する予算審査特別委員会が設置されました。
  予算審査特別委員会は、3月11日、12日、13日、16日の4日間にわたり、議案第18号平成27年度富谷町一般会計予算、議案第19号平成27年度富谷町国民健康保険特別会計予算、議案第20号平成27年度富谷町下水道事業特別会計予算、議案第21号平成27年度富谷町介護保険特別会計予算、議案第22号平成27年度富谷町後期高齢者医療特別会計予算、議案第23号平成27年度富谷町水道事業会計予算について、それぞれ慎重に審議を行いました。その結果、全議案とも賛成多数により、原案のとおり可決すべきものと決定されました。
  以上、予算審査特別委員会の報告といたします。
  平成27年3月17日、予算審査特別委員会委員長、小川昌義。
副議長(相澤 榮君) これより、採決に当たっては逐次議題といたします。
  日程第8、議案第18号平成27年度富谷町一般会計予算を議題といたします。
  質疑を省略し、討論に入ります。
  まず、原案に反対者の発言を許します。18番永野久子君。
18番(永野久子君) 私は、議案第18号平成27年度富谷町一般会計予算案に反対をいたします。
  本予算案は、前町長のもとで基本形が組まれたものですが、新町長によって子ども医療費無料制度の対象年齢が18歳まで拡大され、また敬老乗車券制度についても実現が約束されました。住民の長い間の願いがようやく実ることとなり、住民からは子供の医療費が高校卒業まで無料になるのは、子育てへの大きな応援になるという声や、敬老乗車券制度があれば安心して車を卒業できるなどという高齢者の声が早速聞こえてまいりました。
  住民の切実な声に耳を傾け、その実現を図ることがどれだけ住民に希望と元気を与えるものであるかを痛感しております。今後とも住みたくなる町であり続けることを期待するものです。
  また、町長が施政方針の中で、子育て支援複合施設の建設について、建設の有無も含めて検討したいとし、関係予算を計上しなかった点は評価できるものだと考えます。
  子育て支援複合施設は、乳幼児の健診を1カ所に集約することなどを前提とし、できるだけ身近な施設で健診を望む父母の要望には逆行するものであり、施設の内容についても事前の十分な検討がないまま計画が先行した経緯がありました。果たして15億円もの巨費を投じて建設する必要性があるのか。政策立案過程も含めた検証が必要だと考えます。
  さらに、子育てに関しては、昨年12月議会で前町長が、放課後児童クラブを学校内もしくは周辺で実施すると答弁したにもかかわらず、わずかな期間にその言明を覆し1年後に先送りをしたため、保護者の間に混乱と困惑を広げましたが、予算審議の中で新町長が平成28年度をめどに、プレハブではない木造のミニ児童館を学校敷地内に建設すると表明されたことは、根本的な解決策として歓迎したいと思います。
  しかし、一方で子ども医療費については、一部負担金が段階的廃止となり、所得制限が残されました。夫婦2人で一生懸命働いて税金を納めているのに、所得制限で施策の恩恵を受けられないのは割り切れないなどの声があります。親の所得にかかわらず、全ての子供が安心して医療を受けられるよう、所得制限の撤廃を強く求めるものです。
  また、平成27年度は、子ども・子育て支援新制度がスタートしますが、施設や環境、保育士の数などが、町立や認可保育所とは比べものにならないような保育施設での受け入れも前提とされ、保育の質の低下が懸念される状況です。
  国は、待機児解消どころか、保護者が会社等を休職している場合は待機児としてカウントしないなど、意図的に待機児の数を少なく見せるやり方さえ押しつけております。ところが、町は全て国の基準どおりに実施する立場で、独自の規制や歯どめは何一つ講じないとし、本予算案にもその対策のための予算は計上されておりません。見せかけの待機児解消ではなく、2歳以下の子供を初め、町立認可保育所に入所を希望する全ての子供が入所できるように、力を尽くすことが求められます。
  奨学金制度については、連帯保証人を町内に居住する者と限定している現状は、全国から転入者を呼び込もうという、富谷町としては閉鎖的な姿勢であり、現状に即した改善が求められます。
  学校給食の地産地消を推進することは、食育の視点から重要であるとともに、年間3億1,500万円に上る給食の賄い材料費を町の農業振興に活用する上でも重要です。産業振興課と学校教育、給食センターが連携し、生産者、生産量の把握と指導、栄養士、給食センターを結ぶ取り組みが必要であり、コーディネーターの配置をぜひ実現するよう求めるものです。
  農林水産業費の予算は、年間予算総額のわずか0.8%にすぎず、食料の安心・安全・安定を求める消費者との連携で、都市近郊型農業の大きな可能性を持つ富谷町として、これでは余りに不十分な状況です。十分な予算配分を行い、農業振興、農業後継者育成等に力を入れていただきたいと考えます。
  町道の側溝整備と舗装改修は、住民の要望の強さからしても、予算をふやしスピード感を持って進める必要があります。また、町道改良が未実施の路線は残り少なくなっていますが、深苗代線については27年度は用地買収のみとなっており、未改良部分には人家があり不便を来しています。山火事等の際に消防車も入れない現状は、一刻も早く解消すべきものと考えます。
  交通問題解決のためにライトレール整備が打ち出されましたが、この点については町財政への負担や利便性向上についての疑問から、慎重さを求める声が多いと感じております。それよりもむしろ宮城交通との全面的な協力体制を強化したほうが、利便性向上につながり、財政的にも負担が少ないと考えます。ライトレール推進事業に142万1,000円が計上されましたが、推進する前に住民の意見を十分集約することが前提であることを強調したいと思います。
  市制移行に向けた体制の一環として、総務部長職の空席を一刻も早く埋めるとともに、正職員の増員が不可欠だと考えます。職員の有給休暇、特別有給休暇等の取得率を向上させ、職場環境を改善するために特別の手だてを講じる必要があります。また、単独で市制移行を果たした他の自治体では、どこでも法律の専門職等は置かず、県の支援を受け、職員みずからが苦労して全ての準備を整えたと聞いております。本町でも職員の力量を引き上げながら、一丸となって市制移行をやり遂げることができるよう、そのための前提として正職員の増員を求めるものです。
  最後に、区長制度についてですが、前町長は区長が中立の立場にあるということを認めながら、一方で選挙における一部区長の行き過ぎた活動について何ら改善を求めることなく、これを放置してきました。住民の中からは、自分の選挙に利用しているのではないかとの批判の声が出ています。これは行政に対する住民の信頼を著しく傷つけるもので、公職選挙法に抵触するかどうか以前の問題として対策を講じる必要があると思います。
  公正な町政を確立する上で、区長の中立性を担保することは緊急の課題であり、条例、規則に行政区長の中立性や守秘義務等を明記するべきものであることを指摘し、討論を終わります。
副議長(相澤 榮君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。4番小泉 光君。
4番(小泉 光君) 討論に入る前に、今回新町長が2月12日に着任をされて、そして今回の議会に、この約2センチ厚の予算書をまとめていただいた執行部のご苦労に対して、御礼と感謝を申し上げたいと思います。大変時間が短い中で大変だったと思います。ありがとうございました。
  そして、今年度平成27年度の一般会計歳入歳出予算ですが、119億3,500万円と前年から比較して13.4%の減であります。
  歳入のほうに目を移しますと、町税は54億5,800万円ほど、これは個人町民税、固定資産税などの増加によるもの。それから、大きいところでは国庫支出金が16.4%、前年より減りまして、13億2,900万円ほど。それから繰入金が42%減の8億7,000万円ほどですか、そして町債も大分減ったというところが、歳入の大きなところであります。
  歳出のほうに目を移しますと、大きなところでは総務費の中で、市制移行にかかわる諸費用として1億4,250万円ほど、マイナンバー制度対応、これは国策ですけれども、7,700万円ほど。民生費は、富ケ丘保育所の施設整備として4,500万円ほどなどがあります。それから、施策ですけれども、明石台小学校の放課後児童クラブが27年度から始まる。そして、土木費は、国の社会資本整備交付金を活用しての町道二、三ノ関線などの舗装修繕事業で1億3,000万円ほど、それから教育費、小中学校合わせて最後になりますが、日吉台中学校のトイレ改修工事で6,500万円ほど、それから万が一の災害対応のためもあると思います。再生可能エネルギー事業が富谷二中と成田東小学校合わせて1億円ぐらいが予定されております。
  そのほかに町長の公約にもありましたライトレールの推進事業として140万円ほど、それからわくわく町民会議の開催など33万円ほど予算が組まれておりますけれども、私がるる申し上げましたように大変前向きな施策がたくさん盛り込まれております。
  そういうことで、この平成27年度の一般会計予算にぜひ議員各位の賛同をお願いするものであります。
副議長(相澤 榮君) ほかに討論はありませんか。(「なし」の声あり)
  討論なしと認め、これで討論を終わります。
  これより議案第18号を採決いたします。
  この採決は起立によって行います。
  本案に対する委員長の報告は可決すべきものであります。委員長報告のとおり本案を可決することに賛成議員の起立を求めます。
     〔賛成者起立〕
副議長(相澤 榮君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。
  日程第9、議案第19号平成27年度富谷町国民健康保険特別会計予算を議題といたします。
  質疑を省略し、討論に入ります。
  まず、原案に反対者の発言を許します。17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 私は、議案第19号平成27年度富谷町国民健康保険特別会計予算案に反対します。
  富谷町の国民健康保険税の負担は、平成25年度の県の比較では、県内35市町村中7位に位置しています。平成26年10月に2回目となる税率引き下げが反映されていませんから、現在何位になっているかはわかりませんが、この間の2回の税率改定によって改善されていることは間違いのないところです。
  また、医療給付費は、保健事業の成果が見られ、1人当たりの医療費は県内35市町村のうち28位になっています。これらの取り組み自体は評価できるもので、今後も適切な保健事業で日常の健康維持のための取り組みを切望いたします。
  国保税滞納世帯に対して、町は資格証明書を発行せず、短期保険証のみを発行しています。ただ、納付相談の機会になるからとして役場にとめ置いていますが、相談は相談として保険証は加入者世帯に届けるべきものと考えます。
  滞納の解消策として、宮城県地方税等滞納整理機構に滞納世帯を移管して回収に当たってきました。6年間にわたって富谷町は職員を派遣し、その方法は既に習得できているはずです。富谷町内の住民の生活状況を把握できているのは町職員であり、これまでも訪問や電話連絡など納税相談には苦労を伴いながらも、職務に当たってきていることは理解しています。宮城県地方税等滞納整理機構に滞納世帯を移管せず、富谷町の税の滞納については富谷町が相談と徴収を責任を持って行うべきです。
  国保税率改定によって、昨年度予算は収納率を86%と見込んでの予算編成でしたが、今年度は90%と見込んでの予算編成になりました。税率改定によって払える国保税になったものと思われます。富谷町の国保財政調整基金は、今年度予算に1億8,824万円を繰り入れしました。繰り入れ後の基金残高は約9億8,000万円です。この基金を使い税率を改定し、さらに国保税引き下げを行い、国保加入者の負担を軽減すべきです。
  富谷町の1世帯当たりの平均所得額は、平成26年度ベースで135万8,938円、同様に国保税は1世帯当たりの平均で17万1,015円です。この数字で見るなら、国保税の負担はまだ重いものだということができます。国は国保を広域化しようと準備中で、町もその動向を見ながら準備しているわけですが、県一本化で国保の構造的矛盾、つまり低所得者の保険であるのにもかかわらず、国保税が高いということが解消されるとは考えられません。広域化ではなく、国に対して国庫支出金の割合を高め、各国保の保険者が健全会計で運営できるように求めていくべきです。
  町長は所信表明及び施政方針の中で、国保税の引き下げの可能性について検証を進めたいとしています。国保財政調整基金を活用し、国保加入者に国保税引き下げを実施するよう求め、反対討論とします。
副議長(相澤 榮君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。6番出川博一君。
6番(出川博一君) それでは、私は平成27年度富谷町国民健康保険特別会計予算に賛成の立場で討論いたします。
  少子高齢化の進展等で医療費等国民負担が年々増大している国民健康保険ですけれども、本町は平成26年国保税の引き下げ、2年目の予算となる平成27年度の富谷町国民健康保険特別会計の歳入歳出予算は、昨年度比ほぼ15%増の44億9,809万6,000円で、40億円を超えました。
  予算を押し上げた最大の要因は、保険財政共同安定化事業の拡大、いわゆる80万円以下の全ての医療費が県内市町村国保による共同事業の対象に拡大されたことに伴うもので、そのために拠出金が前年度より6億7,000万円ほど増加しているものです。しかしながら、この増加が被保険者の負担増に直接影響を及ぼすものではなく、調整交付金により激変緩和措置も施されています。
  予算の歳入構成を見ますと、保険税が8億801万1,000円で、歳入予算総額に占める割合は18%です。一方、歳出での保険給付費の医療諸費は23億970万円となっており、歳出総額を国保保険税と国庫や県からの支出金、各種交付金で賄い切れず、国保財政調整基金から1億8,900万円を繰り入れての財政運営となっています。
  このような中、町は特定健診、特定保健指導、各種がん検診等の助成などをきめ細かく行い、被保険者の健康増進を図っています。今後も事務の効率化、収納率の向上を図り、またデータヘルスによる効果的な保健指導に努めながら、さらなる被保険者の健康増進に取り組まれ、より健全な財政に一歩でも近づくことを期待し、賛成討論といたします。
副議長(相澤 榮君) ほかに討論はありませんか。(「なし」の声あり)
  討論なしと認め、これで討論を終わります。
  これより議案第19号を採決いたします。この採決は起立によって行います。
  本案に対する委員長の報告は可決すべきものであります。委員長報告のとおり、本案を可決することに賛成議員の起立を求めます。
     〔賛成者起立〕
副議長(相澤 榮君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。
  日程第10、議案第20号平成27年度富谷町下水道事業特別会計予算を議題といたします。
  質疑を省略し、討論に入ります。まず、原案に反対者の発言を許します。(「なし」の声あり)
  討論なしと認め、これで討論を終わります。
  これより議案第20号を採決いたします。この採決は起立によって行います。
  本案に対する委員長の報告は可決すべきものであります。委員長報告のとおり、本案を可決することに賛成議員の起立を求めます。
     〔賛成者起立〕
副議長(相澤 榮君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。
  日程第11、議案第21号平成27年度富谷町介護保険特別会計予算を議題といたします。
  質疑を省略し、討論に入ります。まず、原案に反対者の発言を許します。17番佐藤聖子君。
17番(佐藤聖子君) 私は、議案第21号平成27年度富谷町介護保険特別会計予算案に反対します。
  この介護保険特別会計予算は、介護保険料の基準月額を4,826円から5,590円とし、764円値上げした保険料の引き上げを前提にした予算です。
  介護保険開始から15年目にして、公的給付を削減し、介護の自己責任を徹底する大幅な見直しが行われようとしています。予防給付の見直しで訪問介護を市町村に移管し、介護保険サービスを縮小させようとするもの、特養ホームの入所を介護度3以上にして特養から締め出し、待機者リストから外すことなどが盛り込まれています。
  医療は追い出し、介護は打ち切りという医療・介護の提供体制の再編があります。これは誰もが最期のときを迎えるまで心穏やかに、ということに逆行するものでしかありません。地域包括ケアの実現は、主として供給体制にかかわる課題として打ち出されています。住まいを基本的に、医療・介護・予防・生活支援サービスが切れ目なく提供される体制と定義されていて、住みなれた地域で最期まで暮らし続けたいという願い実現のためには、重要なことだと考えます。
  しかし、この地域包括ケアには二面性があると捉えるべきと考えています。それは政府が実際に実現させようとしている地域包括ケアは、高齢者、国民の住みなれた地域で最期までの願いを逆手にとり、自助や互助の考えを基本に、医療、介護給付を削減することが可能な脱施設、在宅偏重のシステムとして設計されていると考えるからです。
  富谷町の特養ホーム待機者は107人で、施設整備は前倒しで平成28年度からということが担当課の説明にありましたが、自宅での生活は困難という人たちのために、一日も早い整備を求め、反対討論とします。
副議長(相澤 榮君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。1番森 栄君。
1番(森  栄君) 私は、議案第21号平成27年度富谷町介護保険特別会計予算について、賛成の立場で討論をいたします。
  この予算について歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ22億9,855万9,000円になっております。この予算を裏づける事業といたしましては、第6期宮城高齢者元気プランとの整合性を図りながら、富谷町高齢者保健福祉計画第6期富谷介護保険事業計画が作成されます。
  その中では、地方分権の第3次一括分割法により、経過規定を用いて平成27年4月1日から施行になる地域包括システムの構築が上げられております。この地域包括システムの構築に当たっては、認知症施策の推進、地域包括支援センターの機能強化、生活支援サービスの充実、介護予防の推進、医療、介護連携の推進が上げられております。
  また、施策のサービスの重点化と効率化については、予防給付のうち訪問介護と通所介護が町の地域実情に応じた総合事業に、平成29年度末までに移行されます。
  また、特別養護老人ホームへの新規入所者が平成27年7月からは、原則要介護3以上に限定されております。
  次に、費用負担の公平化ですが、非課税世帯については低所得者として新たに公費による保険料軽減の仕組みが導入され、さらなる負担の軽減が図られるようになりました。また、保険料の多段階化によって、低所得者の保険料負担の軽減も図られることになります。
  また、今後、富谷町における高齢者人口の推移と推計、要支援、要介護認定者の推移等を見た場合、増加する傾向にありますので、65歳以上の認知症の有病率も加えて増加すると思われます。
  以上の各事業内容については、増加する高齢者、老人の福祉の向上を期待して、賛成といたします。
副議長(相澤 榮君) ほかに討論はありませんか。(「なし」の声あり)
  討論なしと認め、これで討論を終わります。
  これより議案第21号を採決いたします。この採決は起立によって行います。
  本案に対する委員長の報告は可決すべきものであります。委員長報告のとおり、本案を可決することに賛成議員の起立を求めます。
     〔賛成者起立〕
副議長(相澤 榮君) 賛成多数です。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。
  日程第12、議案第22号平成27年度富谷町後期高齢者医療特別会計予算を議題といたします。
  質疑を省略し、討論に入ります。まず、原案に反対者の発言を許します。(「なし」の声あり)
  討論なしと認め、これで討論を終わります。
  これより議案第22号を採決いたします。この採決は起立によって行います。
  本案に対する委員長の報告は可決すべきものであります。委員長報告のとおり、本案を可決することに賛成議員の起立を求めます。
     〔賛成者起立〕
副議長(相澤 榮君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。
  日程第13、議案第23号平成27年度富谷町水道事業会計予算を議題といたします。
  質疑を省略し、討論に入ります。まず、原案に反対者の発言を許します。(「なし」の声あり)
  討論なしと認め、これで討論を終わります。
  これより議案第23号を採決いたします。この採決は起立によって行います。
  本案に対する委員長の報告は可決すべきものであります。委員長報告のとおり、本案を可決することに賛成議員の起立を求めます。
     〔賛成者起立〕
副議長(相澤 榮君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。


     日程第14 議案第33号 富谷町子ども医療費の助成に関する条例の一部改正について
副議長(相澤 榮君) 日程第14、議案第33号富谷町子ども医療費の助成に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
  本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) それでは、平成27年3月5日追加提出されました議案書の16ページでございます。
  議案第33号富谷町子ども医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例につきまして、ご説明申し上げます。
  提案理由につきましては、子供に係る医療費の一部を助成することにより、子供の適正な医療機会の確保及び子育て家庭における経済的負担の軽減を目的とした当制度のさらなる拡充を図るため、所要の改正を行うものでございます。
  今回の改正点につきましては、子ども医療費の助成の対象となる子供の年齢を現在の15歳の年度末から、18歳の年度末までに拡大する点でございます。
  17ページをお願いいたします。新旧対照表にてご説明いたします。
  第2条につきましては、当条例における子供の定義を、出生から15歳の年度末までを出生から18歳の年度末までに改めるものでございます。
  第3条につきましては、中国残留邦人に関する支援の部分につきまして、ほかからの助成を受けることができるため対象外となることを明文化したものでございます。
  18、19ページをお願いいたします。
  第4条第1項第1号につきましては、通院の際の初診時における保護者の負担金に関する項目となっており、現行3歳以上から15歳年度末までの子供につきまして500円の負担をお願いしておりますが、これを18歳の年度末までと改めるものでございます。
  第4条第1項第2号につきましては、入院の場合の負担金に関する条項となっており、現行小学生以上から15歳年度末までの子供につきまして、1日500円の負担で同一人については5,000円の負担を限度としてお願いしておりますが、これを18歳の年度末までと改めるものでございます。
  第4条第2項及び次のページの第3項につきましては、文言の整理でございます。
  第4条の2につきましては、通院の場合の所得制限について定めた条項となっており、現行小学校4年生から15歳の年度末までのお子さんについて、保護者の所得制限がございますが、これを18歳の年度末までと改めるものでございます。
  20ページをお願いいたします。
  第8条第3項につきましては、文言を整理するものでございます。
  附則といたしまして、施行期日として第1項に、この条例は平成27年10月1日から施行する。ただし第3条、第4条第2項、同条第3項及び第8条第3項の改正規定は、公布の日から施行するものとし、経過措置といたしまして第2項に改正後の富谷町子ども医療費の助成に関する条例における医療費については、平成27年10月1日以後の診療に係る医療費から適用し、同日前の診療の助成については、なお従前の例によるものとするものでございます。
  以上でございます。よろしくお願いいたします。
副議長(相澤 榮君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。6番出川博一君。
6番(出川博一君) それでは、これは平成25年第2回定例会において、この制度の拡大が提案されて、その中の質疑がありました。また、その後、平成25年第3回定例会において、議員全員の賛成で18歳までの助成拡大の請願が採択されました。これらを踏まえて3点についてお尋ねします。
  1点は、一部負担金につきまして、平成26年6月の答弁の中で、この負担額は4,000万円ぐらいを想定するというご回答があったかと思うんですけれども、実際この間頂戴しました26年10月基準だと2,500万円ということで、ここで1,500万円ほど乖離が出ているんですけれども、これはどのように分析されているのか、お尋ねします。
  2つ目として、所得制限について、これも25年6月の答弁の中で、該当者は400人弱だと。そして、町として助成軽減というか、町の負担が少なくなるのは700万円ぐらいかなという答弁がありましたけれども、現状での試算はどうなのか、お尋ねします。
  3つ目として、25年9月の第3回定例会で提出した請願への検討はされたのかどうか、以上3点についてお尋ねします。
副議長(相澤 榮君) 答弁を求めます。子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 1つ目の4,000万円から2,500万円減額となった理由でございますが、当時試算したものから医療費でございますので、その辺の差が生じたものかと思います。
  それから、25年9月の請願への検討ということでございますが、もちろん承知してございまして、検討はされたものの18歳までの医療費助成までには至らなかったということでございます。
  あと2点目、済みません、もう一度お願いします。
  26年10月1日現在の数値でございますが、所得制限の対象となった方については646名となってございます。一部負担金については約770万円ほどとなってございます。
副議長(相澤 榮君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) 一部負担金についてなんですけれども、今のご回答だと、単純に言えば読み違ったのかなというような表現になるかと思うんですけれども、私、このワンコイン、500円の一部負担金については、当然重篤化は避けるべきなんですけれども、子供にも自然治癒力があると思うんですよ。そして、なおかつ県の支出金も2,200万円ほどの少額なもので、町の持ち出しが2億円超になるということを考えますと、このまま一部負担は必要なものと考えておりますけれども、見解をお願いいたします。
  それから、2つ目として、18歳まで今度拡大するということで、就職される方も当然出てきます。そういう意味では、公平性あるいは受益者負担、あと経済的負担の軽減、その辺を踏まえると、より必要性の高い人への制度設計であるべきだと。つまりある程度の所得制限をやむを得ないんじゃないかなというふうに私は思いますけれども、その辺の見解をお願いいたします。
  それから、請願について検討したということですけれども、その内容はこれまで提示されませんでしたけれども、本当に具体的に検討されたんですか。私は多分今までのやりとりを聞いていますと、そこのところで引き継ぎがあったのかどうか、その辺も含めて再度お尋ねいたします。
副議長(相澤 榮君) 答弁を求めます。子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) まず、一部負担金につきましては、一般質問の答弁でお示ししたとおり、一部負担金については導入をして約1年数カ月しかたっていないというところで、今後の経緯を見るというところでございます。
  また、18歳までに拡大というところでございますが、子供の適正な医療機会ですとか、経済的負担の軽減を図るというところが、子ども医療費条例の目的でございますので、高校生か就職しているのかというところにはとらわれず、18歳まで対象とすることとしてございます。
  最後の検討、本当に検討したのかというところでございますが、もちろん請願につきましては存じてございますので、正式なところでなくて、各担当等々について検討はしていたところでございます。
副議長(相澤 榮君) 6番出川博一君。
6番(出川博一君) なかなかはっきり言えないところなんでしょうけれども、一部負担金、これは当初4,000万円と見込んでおったものが、実際現状では2,500万円ということで、ただそれにしても大きな負担であることは間違いないと私は思いますので、この辺については今後とも必要だと。つまり、やはり病院に簡単に飛び込んでいって、何でもかんでもというのは避けるべきだというふうに私は思うので、この辺のところはぜひ今後も検討していただきたいなと思います。それについて見解を求めます。
  それから、2つ目の所得制限については、やはり所得制限、いわゆる2人子供がいて、給与所得者にすると800万円ぐらいの水準ですよ。大体給与所得者の控除が200万円ぐらいありますので、それを考えると800万円ぐらいの所得をもらっている方ということですから、それはやはりそれで十分負担できるはずだというふうに私は考えておりますので、この辺もやはりそのままというか、この制度として残しておくべきだと思いますけれども、その見解を再度お願いいたします。
  それから、3点目についてですけれども、議員全員で賛成した請願の採択があったわけですけれども、それについて大変申しわけないですけれども、今の答弁だとそれほど内部的には検討していなかったのではないかなと推測されるわけです。昨日町長が、昨年11月の全協で話した放課後児童クラブについての弁明があったわけですけれども、去年の11月27日、全協で放課後児童クラブについて今後の取り組みを、27年10月の実施をめどに進めるとして2つの提案があったわけです。1つは業務委託をしようと。5年間で約7,100万円軽減になりますよということと。2つ目としては施設整備についてプレハブで4つの学校の敷地内に27年10月に開設の提案があったというわけですけれども、これが当然きのうの説明を聞くまで、11月27日に説明があったわけですけれども、我々は当然27年度予算に組み込まれていると思っておりました。そういう中でいろいろな議論があったと思うんですけれども、ただこれについては町長が就任前の政策決定だと思いますので、福祉部長にお尋ねしたいんですけれども、27年2月1日発行の議会だよりに、追跡小学校児童クラブの学校敷地内での開設をというもので、(発言する者あり)いや、ちゃんと議会のあれに対して。
副議長(相澤 榮君) この条例に関係のあることだけを質問してください。
6番(出川博一君) はい。それでは、非常にきのうの放課後児童クラブについて、町長の説明があったんですけれども、それも含めて議会運営に対して非常に不誠実な対応だと思うんですけれども、その辺については町長にお尋ねいたします。
副議長(相澤 榮君) 答弁を求めます。子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) それでは、一部負担金につきまして今後とも必要かどうかということでございますが、先ほど申した点に加えまして、実績、それから皆様のご意見をお伺いしながら進めていきたいと考えてございます。
  2つ目の所得制限につきましては、議員おっしゃるとおり負担能力の公平性の観点から、所得制限は引き続き設けることとしたものでございます。
  3番目の平成25年7月の請願の件につきまして協議したかという点でございますが、先ほど申し上げたとおり、内部でもって検討はしたものでございます。
副議長(相澤 榮君) 先ほど町長に対する放課後児童クラブの問題について質問がございましたけれども、この条文に関係がございませんので却下いたします。
  ほかに質疑ありませんか。11番小川昌義君。
11番(小川昌義君) 条例なんですけれども、この一部負担金が設定しない場合の必要経費ですね、それから国保と社協、社会保険関係の比率というんですか、その辺の状況がわかれば教えていただきたい。あと補正予算のほうで質問したいと思います。
副議長(相澤 榮君) 答弁を求めます。子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) まず、一部負担金ありなしの話でございますが、全協で説明したとおり、一部負担金ある場合については2,020万円ほどの増加が見込まれ、負担金なしの場合は4,650万円ほどの増加が見込まれてございます。
  それから、国保と社会保険の割合かと思いますが、その部分については今データを持ち合わせてございませんが、多分国保が10%程度かと思います。
副議長(相澤 榮君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。
  本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第33号を採決いたします。
  お諮りいたします。
  本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第15 議案第37号 平成27年度富谷町一般会計補正予算(第1号)
副議長(相澤 榮君) 日程第15、議案第37号平成27年度富谷町一般会計補正予算(第1号)を議題といたします。
  本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) よろしくお願いいたします。
  それでは、議案第37号についてご説明申し上げます。
  33ページをお開き願います。
  議案第37号平成27年度富谷町の一般会計の補正予算(第1号)は、次に定めるところによるものでございます。
  第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ773万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ119億4,273万4,000円とするものでございます。
  第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
  なお、今回の補正につきましては、国の補正予算によります地方創生に係るものでございまして、26年度予算の補正をさせていただき、内容等につきましてはいろいろご説明をさせていただいたものでございます。
  本町につきましては、その交付金の一部を財源といたしまして、平成27年度の事業に充当するために、今回補正として上程をさせていただいたものでございます。中身といたしましては、先ほど議案第33号で審議いただきました子ども医療費助成の拡大分に充当するためのものとなってございますので、よろしくお願いいたします。
  それでは、歳入歳出についてご説明申し上げます。
  42、43ページをお開き願います。
  初めに、歳入についてご説明申し上げます。
  14款2項国庫補助金につきましては、570万円を追加し、2億3,735万9,000円とするところでございます。1目3節地域住民生活等緊急支援のための交付金といたしまして、570万円でございます。
  次に、18款2項基金繰入金につきましては、203万4,000円を追加し、8億7,183万4,000円とするもので、こちらは財政調整基金の財源調整分となってございます。
  次のページをお開き願います。
  歳出についてご説明申し上げます。
  3款1項社会福祉費につきましては、773万4,000円を追加し、10億3,603万8,000円とするものでございます。
  内容といたしましては、7目13節委託料といたしまして、この子ども医療費を18歳まで拡大することによって、その効果の検証をするための業務委託といたしまして100万円、それから扶助費といたしまして673万4,000円を計上するものとなってございます。
  内容につきましては以上でございます。よろしくお願いいたします。
副議長(相澤 榮君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
  質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
  お諮りいたします。
  本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第37号を採決いたします。
  お諮りいたします。
  本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第16 議員派遣の件
副議長(相澤 榮君) 日程第16、議員派遣の件を議題といたします。
  お諮りいたします。富谷町議会会議規則第129条の規定による議員派遣の件については、お手元に配付のとおり議員を派遣したいと思いますが、ご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、議員派遣の件については配付のとおり派遣されることに決定いたしました。
  お諮りいたします。議員派遣日程のほか議案の審査または調査及び議会において必要があるものへの議員の派遣を決定するに当たっては、議長に委任することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、日程に記載のないものについては、議長に委任することに決定いたしました。


     日程第17 閉会中の各委員会調査について
副議長(相澤 榮君) 日程第17、閉会中の各委員会調査についてを議題といたします。
  各委員会から、所管事務のうち富谷町議会会議規則第75条の規定によって継続調査の申し出があります。
  お諮りいたします。
  各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(相澤 榮君) 異議なしと認めます。よって、各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
  平成27年第1回富谷町議会定例会は、終始熱心な審議を経て全ての議案を議決いたしました。執行部におかれましては、各議員から出された意見を十分に尊重し、町政を執行されますよう強く要望いたしまして閉会の挨拶といたします。
  これで本日の日程は全て終了いたしました。会議を閉じます。
  平成27年第1回富谷町議会定例会を閉会いたします。
  お疲れさまでした。
     午後1時59分 閉会

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