富谷市

『住みたくなるまち日本一』をめざして

平成26年第3回富谷町議会定例会(開催日:9月2日~9月12日)

更新日:2014年09月12日

平成26年第3回富谷町議会定例会(開催日:9月2日~9月12日)

会議録目次

定例会会議録第1号

定例会会議録第2号

定例会会議録第3号

定例会会議録第4号

決算審査特別委員会会議録第1号

決算審査特別委員会会議録第2号

決算審査特別委員会会議録第3号

決算審査特別委員会会議録第4号

定例会会議録第5号

平成26年第3回定例会目次

第1日目  9月2日(火曜日)
町長提出議案の概要説明
一般質問
4番 出 川 博 一 議員
1 成田出張所 土、日、祝日の窓口サービスを
2 「教育満足度日本一のまちに」とは
3 「新訂富谷町誌」残部数の取扱いは
17番 磯 前   武 議員
1 「若生町政」今後の取り組みを問う
2番 森     栄 議員
1 富谷町の商工業振興の課題と対策について
12番 山 路 清 一 議員
1 発展する杜乃橋団地と周辺について
2 富谷町の空き家を質問する
第2日目  9月3日(水曜日)
一般質問 3番 菅 原 福 治 議員
1 文化センター(図書館含む)等、複合施設の建設を
2 公営(町営)墓地の整備を早急に
13番 小 川 昌 義 議員
1 住宅地の街路樹対策について問う
2 ベネッセコーポレーションの情報流出と、他市町村で臨時福祉給付金申請書の誤送付が報じられ、これらに対する当町の対策を問う
3 いじめ防止対策推進法とスマホ対策について問う
16番 永 野 久 子 議員
1 学童保育を国基準に即して充実・改善せよ
2 問題多い現在の行政区長制度の見直しを
18番 渡 邊 俊 一 議員
1 町道三ノ関・大崎線の拡幅工事を求める
9番 三 浦 邦 夫 議員
1 兄弟は同じ保育所で保育する事を望む
第3日目  9月4日(木曜日)
一般質問 15番 佐 藤 聖 子 議員
1 認知症にならないために、なっても安心して暮らせるまちをめざして
2 幼稚園・小中学校施設や設備等の老朽化対策を求める
6番 小 泉   光 議員
1 AEDを24時間だれでも使えるように
19番 相 澤   榮 議員
1 学校給食の地場食材供給について
5番 高 橋 正 俊 議員
1 町が所有する資産の有効活用はないのか
8番 安 住 稔 幸 議員
1 公営墓地の造成を図れ
2 ごみの収集で町民の利便性を図れ
3 弱者対策の推進を
第4日目  9月5日(金曜日)
一般質問 11番 佐 藤 克 彦 議員
1 本町における消防団員確保の対策を問う
2 農作物有害鳥獣駆除対策を問う
7番 浅 野 直 子 議員
1 若者支援について
2 住民協働による事業計画推進を
議案第 5号 富谷町母子・父子家庭医療費の助成に関する条例の一部改正について
議案第 6号 富谷町水道事業の設置等に関する条例の一部改正について
議案第 7号 富谷町立学校の設置に関する条例の一部改正について
議案第13号 和解及び損害賠償額の決定について
議案第14号 和解及び損害賠償額の決定について
議案第15号 和解及び損害賠償額の決定について
諮問第 1号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて
諮問第 2号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて
認定第 1号 平成25年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について
認定第 2号 平成25年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第 3号 平成25年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第 4号 平成25年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第 5号 平成25年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第 6号 平成25年度富谷町水道事業会計決算の認定について
第5日目 9月12日(金曜日)
議案第 1号 富谷町放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について
議案第 2号 富谷町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について
議案第 3号 富谷町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の制定について
議案第 4号 富谷町介護保険条例等の一部改正について
議案第 8号 平成26年度富谷町一般会計補正予算(第4号)
議案第 9号 平成26年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
議案第10号 平成26年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第2号)
議案第11号 平成26年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
議案第12号 平成26年度町道高屋敷線道路拡幅工事請負契約の締結について
認定第 1号 平成25年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について
認定第 2号 平成25年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第 3号 平成25年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第 4号 平成25年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第 5号 平成25年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第 6号 平成25年度富谷町水道事業会計決算の認定について
発議第 6号 「手話言語法」制定を求める意見書(案)
富谷町農業委員会委員の推薦について
閉会中の各委員会調査について
決算審査特別委員会
第1日目  9月8日(月曜日)
認定第 1号 平成25年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について
(企画部経営企画課、企画部あったかまちづくり推進課、企画部財政課、総務部総務課、総務部町民生活課、総務部税務課、会計課、議会事務局)
第2日目  9月9日(火曜日)
認定第 1号 平成25年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について
(福祉部長寿福祉課、福祉部健康増進課、福祉部子育て支援課、教育委員会)
第3日目  9月10日(水曜日)
認定第 1号 平成25年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について
(企画部産業振興課、建設部都市整備課、建設部都市計画課)
第4日目  9月11日(木曜日)
認定第 2号 平成25年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第 3号 平成25年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第 4号 平成25年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第 5号 平成25年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第 6号 平成25年度富谷町水道事業会計決算の認定について

平成26年第3回定例会議事録(第1号)

平成26年9月2日(火曜日)

出席議員(18名)

  • 2番 森栄君
  • 3番 菅原福治君
  • 4番 出川博一君
  • 5番 高橋正俊君
  • 6番 小泉光君
  • 7番 浅野直子君
  • 8番 安住稔幸君
  • 9番 三浦邦夫君
  • 11番 佐藤克彦君
  • 12番 山路清一君
  • 13番 小川昌義君
  • 14番 細谷禮二君
  • 15番 佐藤聖子君
  • 16番 永野久子君
  • 17番 磯前武君
  • 18番 渡邊俊一君
  • 19番 相澤榮君
  • 20番 浅野幹雄君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 富谷町長 若生英俊君
  • 副町長 鈴木和夫君
  • 会計管理者兼会計課長 矢田守君
  • 企画部長兼企画部経営企画課長兼市制移行準備室長 荒谷敏君
  • 福祉部長 小野一郎君
  • 建設部長 鴇謙一君
  • 企画部あったかまちづくり推進課長 高橋加代君
  • 企画部財政課長 吉田尚樹君
  • 企画部産業振興課長 横倉時夫君
  • 総務部総務課長 菅原俊司君
  • 総務部税務課長 内海壯晃君
  • 総務部町民生活課長兼東向陽台出張所長兼富ケ丘出張所長兼あけの平出張所長兼日吉台出張所長兼清掃センター所長 亀郁雄君
  • 福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター所長兼保健福祉総合支援センター所長 安積春美君
  • 福祉部健康増進課長兼食と栄養推進室長 奥山育男君
  • 福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセンター子育てサロン所長 浅場悟君
  • 建設部都市整備課長 伊藤正君
  • 建設部都市計画課長兼設計業務統括室長 佐々木俊男君
  • 水道事業上下水道課長(建設部上下水道課長) 齋藤英夫君
  • 企業部産業振興課参事兼企業立地推進監 松原誠君
  • 総務部総務課参事兼危機管理室長兼危機管理監 新田武君
  • 教育長 菅原義一君
  • 教育次長 及川芳彦君
  • 教育部長兼富谷中央公民館長兼富ケ丘公民館長兼東向陽台公民館長兼あけの平公民館長兼日吉台公民館長 小松巌君
  • 教育部学校教育課長 神田能成君
  • 教育部生涯学習課長兼総合運動公園所長兼民俗ギャラリー館長 阿部雄也君

事務局職員出席者

  • 事務局長 山田豊
  • 次長 富澤裕
  • 主任主査 津久家直美

議事日程 第1号

平成26年9月2日(火曜日)  午前10時00分  開会

   第1 会議録署名議員の指名

   第2 会期の決定

   第3 発議第5号 富谷町議会基本条例第3条第3項に抵触することに関する調査特別委員会の設置に関する決議(案) 
   第4 一般質問(通告番号1番~4番)

一般質問 4番 出川博一議員
1 成田出張所 土、日、祝日の窓口サービスを
2 「教育満足度日本一のまちに」とは
3 「新訂富谷町誌」残部数の取扱いは
17番 磯前武議員
1 「若生町政」今後の取り組みを問う
2番 森栄議員
1 富谷町の商工業振興の課題と対策について
12番 山路清一議員
1 発展する杜乃橋団地と周辺について
2 富谷町の空き家を質問する

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり   午前10時00分 開会
議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
 ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しますので、ただいまから平成26年第3回富谷町議会定例会を開会いたします。
 この定例会は、町長から、富谷町放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定についてなどの事件議案が提出されることになっております。慎重に審議を尽くされ町民の負託に応えられますようご協力をお願いいたしまして、開会の挨拶といたします。
 本日は多くの傍聴人がおられます。富谷町議会傍聴規則第8条では、録音機、カメラ、ビデオなどによる撮影等は議長の許可を得た場合以外は禁止になっております。また、携帯電話をお持ちの方は、マナーモードに切りかえるか、電源をお切りになって、静粛を保ち傍聴されますようお願いをいたします。
 初めに、提出議案などの説明を含め、富谷町町長に挨拶を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) 皆さん、おはようございます。
 本日、ここに平成26年第3回富谷町議会定例会が開催されるに当たり、提出をしております議案の概要等の説明にあわせ、平成26年6月からこの間までの町政運営の主な取り組みについて申し述べ、町民の皆様並びに議員各位のご理解とご協力を賜りたいと存じます。約50分程度でございますので、よろしくお願い申し上げます。
 まず、初めに、8月20日未明に広島市北部で発生した大規模な土砂災害により被災し、犠牲になられた皆さんにお見舞いとお悔やみを申し上げます。
 この地域は、短時間に降った記録的な大雨に加え、花崗岩が風化した地質的にもろい土地に宅地が造成され、被害を大きくしたと報じられております。
 富谷町においても、地質の違いがあるとはいえ、町としては、地震や大雨などの自然災害から町民の皆さんの生命財産を守るため、宮城県土木部防災砂防課と連携しながら万全の予防策と定期的な安全点検に努めてまいります。現在、地域防災計画の改定に向け、地域防災会議で協議を重ね、防災対策のさらなる強化を図ることといたしております。
 次に、(仮称)明石台小学校及び放課後児童クラブ新築工事の進捗状況について申し上げます。
 校舎本体工事につきましては、順調に工事が進捗しており、8月末日現在の出来高は約32%であります。屋内運動場・プール新築工事も同様に順調に進捗し、8月末日現在の出来高は約7%となっております。引き続き適正な工事監理・監督により、平成27年4月の開校に向けて最善を尽くしてまいります。
 次に、学校名、校歌、校章について、(仮称)明石台小学校開校準備委員会において協議が進められ、その概要を申し上げます。
 校章につきましては、広く公募することと決定し、広報誌やホームページ等により告知し、9月末日までデザイン案を募っているところであります。校名につきましては、「明石台小学校」が妥当である旨の協議結果を受け、7月24日開催の教育委員会定例会議での同意を得たところであります。校歌につきましては、作詞・作曲を専門家に委託することとし、内諾を得ております。本議会に、富谷町立学校の設置に関する条例の一部改正及び校歌の作詞・作曲等に係る補正予算を上程しておりますので、ご審議方お願いをいたします。
 次に、市制移行準備の進捗について申し上げます。
 市制移行準備室のもと、2016年、平成28年の市制移行を実現するため、移行事務の準備と円滑な遂行及び庁内各部署の総合調整を図るため、ことし6月に全部課長で構成する富谷町市制移行推進会議を設置いたしました。単独市制の先進自治体で情報交流をしております愛知県長久手市に職員を出向かせ、市制移行の作業手法と手順等を具体的に研修することで現在日程を調整しております。
 また、宮城県においては、富谷町からの公的要請を受け、県庁総務部市町村課に関係課による市制移行支援本部等を設置することを検討しており、富谷町と足並みをそろえて市制移行事務の推進にご支援をいただくことになる予定であります。今後、町職員の意識改革と全職員が一丸となり、市制移行に向け職務を遂行してまいります。
 また、町民の皆さんに対しては、広報とみやにおいて「5万人都市とみや 2016市制移行へ」と題し、市制移行に関する情報をシリーズとして随時掲載し、周知と理解に努めているところであります。
 次に、富谷町で初めてとなる工業系単独の土地区画整理組合設立と企業誘致に関し申し上げます。
 去る7月22日、宮城県からの設立認可決定を受け、同29日、富谷町高屋敷土地区画整理組合が設立されました。総合理事長には、東北放送株式会社の一力敦彦代表取締役社長が就任いたしたところであります。平成20年の地権者会発足から、土地区画整理組合設立準備委員会を経て、6年目での組合設立となりました。ここに至るまでのご労苦と関係各位に感謝を申し上げます。富谷町といたしましても、高屋敷地区の立地の優位性を最大限にPRしながら、組合や宮城県と連携し、積極的に誘致活動を展開してまいります。なお、今月中には造成工事に着手し、来年秋の造成完了を目指すこととなっております。また、仙塩広域都市計画区域内の4市4町で、ものづくり産業を支える産業地の形成を図るべき区域とされた一般保留地区のうち、市街化区域に編入されたのは高屋敷1地区のみであります。これまでの取り組みに対して地権者並びに関係者の皆様に心から感謝を申し上げます。
 仙台北部道路富谷インターチェンジの開通後の概況について申し上げます。
 昨年12月22日に開通した富谷インターチェンジの通過車両台数は、仙台河川国道事務所及びネクスコ東日本仙台工事事務所からの報告によりますと、開通前の計画台数見込み、1日1,300台でありました。開通からことし7月末までの平均では1日1,800台、富谷ジャンクションを通過する車両は、富谷インターチェンジ開通前と比較すると、全車両で1.6倍、仙台北部道路の利用価値が実証されているとのことであります。仙台河川国道事務所では、このような状況を踏まえて、富谷町における仙台北部道路の利用状況調査を、富谷インター周辺地域のあけの平、とちの木、日吉台、杜乃橋、ひより台地区の約5,000世帯の皆様を対象に、今後の道路整備の参考とするため、意見要望を把握するアンケート調査の実施に当たり、富谷町へ支援要請があったところであります。対象となられた皆様にはぜひアンケートにご協力いただき、仙台北部道路の利便性の向上と東北道への乗り入れを実現する機運につなげてまいりたいと思います。
 さて、富谷町の人口について申し上げます。
 8月末日付の人口は5万1,511人、1万7,964世帯であります。前年同月比755人増、383世帯増となっております。
 それでは、次に、平成26年度6月以降のこれまでの町政運営の一端を申し上げたいと思います。
 学校のトイレ改修について申し上げます。
 昨年度、富谷小学校のトイレ改修工事は、二度の入札不調の結果を受け、建築工事費の動向を注視することとしたため、減額補正をいたしました。しかしながら、建築資材費は引き続き上昇傾向にあることから、一刻も早い児童の快適な教育環境を整えるため、昨年度見合わせた富谷小学校トイレ改修工事を実施することといたしました。改修工事の増額補正予算を本議会にて計上しておりますので、よろしくお願いを申し上げます。この改修によりまして、全ての小学校の改修は完了することとなります。
 成田東小学校プール塗床改修工事については、早期発注・早期完成に努め、6月末には竣工し、夏期休業中安全かつ快適に利用されたところであります。
 東向陽台小学校及び日吉台中学校の校舎内修繕工事についても8月末日に竣工し、教育活動に影響を及ぼさないよう配慮したところであります。
 富谷中学校暖房設備改修工事については、10月末竣工を目指しております。
 未来を担う子供たちの健やかな成長を願い、子供の可能性を伸ばす機会として開催しております「とみや子どもまつり」、ことしは7回目であります。11月9日に開催いたします。7月23日、実行委員会により事業内容等、協議が始まったところであります。
 読書活動の推進につきましては、既に「第3回富谷町図書館を使った調べる学習コンクール」の取り組みがスタートしてございます。今年度は7月30日、夏休み期間中です。8月20日の2日間、夏休み調べる学習相談会を成田公民館で開催をいたしました。延べ96名の児童、親御さんが相談に訪れ、学校図書館指導員から的確なアドバイス等を受けながら、調べる学習に取り組む子供たちの意欲の向上につなげられたところであります。
 スクールガードリーダーについて申し上げます。
 定期的な巡回指導を通して学校の安全・安心と子供を守るためスクールガードリーダーを配置しておりますが、新たに宮城県警察本部より警察官OBの方を推薦いただき、8月4日に委嘱を行いました。今までのご経験を生かしていただき、学校内の防犯対策を初め、子供たちの安全・安心のため、お力添えを期待したいところであります。
 小中学生の不登校の状況につきましては、8月8日、新聞報道がありました。宮城県内の全中学生に占める割合、不登校出現率、2013年度、47都道府県で最高の3.17%に上り、2年連続のワーストとの報道であります。富谷町におきましては、2013年度の同様の中学校不登校出現率、3.17に対して2.0%と下回っている状況ではありますが、全国的にこのような状況はふえていくことが懸念されており、今後とも町、教育委員会、学校、地域、保護者の連携を図りながら、不登校児童生徒の減少とその対策に適切に対処してまいります。
 全国学力・学習状況調査について申し上げます。
 小学6年生、中学3年生を対象として4月に実施された全国学力テストの都道府県別平均正答率が、8月25日公表されました。本町におきましては、小学校では、国語A・B、算数A・B4調査とも、全国平均を0.3ポイントから3.1ポイント上回っております。中学校におきましても、4調査とも全国平均を4.5ポイントから7.1ポイント上回っておるところであります。今後は結果を分析し検証を重ねて確かな学力習慣の定着を図り、学校、家庭、地域一体となってさらなる学力向上を図ってまいります。
 生涯学習事業について申し上げます。
 芸術・文化活動につきましては、「2014年とみやマーチングフェスティバル」、12団体のご参加のもと、9月13日、間もなくであります。開催をいたします「香り高い芸術・文化の町 富谷」の発信の機会といたしたいと思います。
 公民館事業について申し上げます。
 7月9日、宮城県議会子ども子育て環境調査特別委員会から、放課後児童クラブと放課後子ども教室との連携事業の先進事例として視察を受けたところであります。
 なお、夏休み期間中の児童クラブの利用状況は、大きな事故もなく、どの公民館も1日平均で登録者数の40%弱の利用者があり、夏休み期間中6館合わせて延べ8,698名の児童の利用があったところであります。また、期間中の事業内容として、風鈴づくりやキャンドルづくりなど工作活動、映画会、水鉄砲遊び、将棋など、地域のボランティアの皆様のご協力もいただきながら、多様な活動を行ったところであります。子供たちの夏休みの貴重な体験と思い出になったものと思います。今後も安全に配慮し、放課後の居場所づくりに取り組んでまいります。
 6つの公民館がございますけれども、公民館まつりにつきましては、10月18日東向陽台公民館を皮切りに、10月中旬まで6館全て順次開催してまいります。現在、それぞれ行政区長さんや公民館協力員等で構成する実行委員会により内容等の協議をいただいているところであります。また、富谷町芸術協会におきましては、恒例の10月30日から11月5日まで「第12回富谷町芸術祭」、成田公民館を会場に開催されます。ことしは11月1日午後1時30分より、「魂の書 ~金澤翔子 書の世界~」と題して書家金澤翔子さんの実演とお母様である金澤泰子さんの講演があわせて行われますので、ここにご案内をさせていただき、ご参加もお願いを申し上げたいと思います。
 成田公民館の防犯カメラ設置工事が8月末で完了いたしたことにより、全ての公民館に防犯カメラが設置されました。また、あけの平公民館及び日吉台公民館の太陽光発電設備等導入工事は、来年2月末の竣工に向け今準備を進めているところであります。
 体育振興について申し上げます。
 昨年5月に改修オープンした総合運動公園内のテニスコートは、多くの皆さんにご利用いただき順調に推移いたしております。本年6月には黒川郡中総体ソフトテニス競技の会場となり、大会期間2日間で選手・応援者など延べ800人のご来場があったところであります。また、今月末には黒川郡、同様に中総体新人戦の会場となりますので、引き続きよりよい会場の提供と適正な管理に努めてまいります。
 (仮称)富谷町総合運動公園スポーツ・文化交流館の第1期建設工事は、今月より着工し、来年3月末竣工を目指して準備を進めております。また、富谷武道館の太陽光発電設備等導入工事も着手いたします。公民館と同様、災害時の避難所としての運営機能の向上を図ってまいります。
 次に、富谷町ホームタウンパートナーとして活動しております、Vチャレンジリーグ仙台ベルフィーユのホームゲームとして、ことしも富谷スポーツセンター、11月29日、30日両日開催されます。今シーズンより新たにチーム監督として元全日本女子バレーボール監督の葛和伸元さんが就任され、熱い戦いが期待されるところであります。今後ともトップアスリートに触れ、観戦応援を通して、町の活力と富谷町からの情報発信の機会となりますので、町としてホームゲーム開催へ支援してまいることといたします。
 次に、第51回町民体育祭、9月7日開催でございます。開催に当たりまして、選手選考等ご協力いただいております町内会行政区長さんに心から感謝を申し上げます。ことしも多くの方にご参加をいただき、仲間、地域、世代を超えたきずなを育みお楽しみいただけるよう、万全の準備のもと進めているところであります。
 子育て支援事業について申し上げます。
 子ども・子育て支援法による富谷町子ども・子育て会議条例に基づき、富谷町子ども・子育て会議を重ねてまいりました。学識経験者や子育て当事者の皆さんのご意見をお聞きしながら、町内における教育や保育、地域子ども・子育て支援事業量の見込み、提供体制の内容及び実施時期等を盛り込んだ子ども・子育て支援事業計画を策定し、教育・保育事業に対する町民のニーズに応えるための体制づくりを進めているところであります。
 明石台わか葉保育園の増築工事につきましては、6月に請負業者が決定し、順調に工事は進捗しており、10月から順次児童の受け入れができる見込みであります。
 (仮称)富谷町子育て支援複合施設につきましては、実施設計業務の委託業者と協議を重ね、12月議会定例会において新築工事に係る請負工事費の議決をお願いすることとし、準備を進めてまいります。また、(仮称)富谷町子育て支援複合施設の東側に隣接をする、特定非営利活動法人さわおとの森が運営する障がい児通所施設「(仮称)こども発達センターあかいしの森」の建設工事につきましては、7月に請負業者が決定し、平成27年2月の竣工、今年度中であります。4月の開所に向け、引き続き支援を行ってまいります。
 次に、健康増進事業について申し上げます。
 今年度の住民検診事業につきましては、各公民館を会場に実施する集団検診、9月9日をもって終了する乳がん検診を残すのみとなりました。受診状況につきましては、今年度新たに実施した骨粗鬆症検診が1,064人の受診者で、受診率43.5%となりました。その他の検診はほぼ前年度並みの状況で推移してございます。個人検診につきましては、現在実施中の脳検診が12月末までとなっており、また、2年目となる成人歯周疾患健診を10月から開始いたします。昨年の2.5倍となる547名の方から申し込みをいただいております。
 先日、平成24年度のがん検診受診率県内市町村一覧が新聞報道されました。本町では、女性の乳がん、子宮がん、大腸がん検診はいずれも県内第1位、女性の肺がん検診が第5位となっているものの、その他の検診は全て上位3位以内を占める内容であります。町民の皆様の健康意識の高さに改めて敬意を表し、今後もさらなる受診率の向上に努めてまいります。
 次に、高齢者肺炎球菌予防接種につきましては、予防接種法施行令の一部改正により本年10月1日から法定接種となり、65歳以上の全ての方へ接種費助成をしてまいりました。今後は原則65歳以上100歳までの5歳刻みの方が対象となるよう変更となります。しかしながら、本町におきましては来年3月末までは現行どおりの対応といたします。
 昨年は台風の影響で雨天中止となりました「さぁ!歩効果ウオーキング大会」、今年度は実施内容を見直し、事業名称を「さぁ!歩効果ウオーキング&健幸セミナー」と改め、健康づくりの動機づけとして広がりのある事業を目指し、10月26日の開催に向け、地元町内会さんのご理解、ご協力も得ながら準備を今進めているところであります。
 次に、国民健康保険事業について申し上げます。
 今年度の特定健康診査の受診状況、速報値でありますが、受診率58%、前年度比2ポイント減という状況でございます。また、健診の結果、特定保健指導の該当となった方は、動機づけ支援、積極的支援合わせて469名でございます。該当率約12%、59名の方前年度より少なくなり、11ポイント減となっておるところであります。該当された方に対しましては、延べ9日間各公民館で開催した健診結果相談会を経て、生活習慣改善のための保健指導を来年2月末にかけて実施することといたしております。
 長寿福祉事業について申し上げます。
 敬老を祝う「あったか・ほっとな地域づくり事業」につきましては、6月から7月まで既に21町内会で開催をいただきました。今後、敬老の日の9月を中心として24町内会で開催予定であります。敬老祝い金の贈呈や趣向を凝らしたレクリエーション等、行政区長さんを初め町内会のご支援に心から厚く感謝を申し上げます。
 8月6日、富ケ岡公園において、富谷町遺族会・富谷町共催によります、総勢31名にご参加いただきました、招魂碑参拝式を行ったところであります。戦没者のみたまに感謝と追悼の誠をささげたところであります。参拝後、町中会館において、お父様を戦地で亡くした川野耕一さんから「戦争体験から、家族の絆を考える」と題しお話を頂戴し、悲惨な戦争を繰り返すことのないよう、後世に伝えていく取り組みを確認したところであります。また、宮城県隊友会富谷支部の皆さんには、前日招魂碑の清掃をしていただきましたことにも改めてご紹介し、感謝申し上げます。
 高齢者の元気と仲間づくりのために開催しております「ゆとりすとクラブ・サロン」事業につきましては、今年度から社会福祉協議会と連携を図りながら支援体制の充実を図っているところであります。7月3日、富谷武道館においてゆとりすと全体交流会を開催をしました。420名の皆さんにご参加をいただきました。交流を深めながら笑いと感動のうち盛会裏に終了し、今後の各地域の活動の大きな弾みとなったところであります。
 介護2次予防事業については、基本チェックリストを6,903人に送付いたしました。そのうち5,741名の方からご回答をいただきました。回収率は83.2%です。昨年度より2.4ポイントの伸び率となりました。基本チェックリストの一定基準を満たした方を対象とする各介護予防教室、10月開始を目指して準備を進め、極力介護サービスに頼らない自立した日常生活が継続できるよう支援に努めてまいります。
 第15回地域福祉フォーラム2014につきましては、富谷町社会福祉協議会法人化30周年記念大会とあわせ開催することとし、12月13日に富谷中央公民館で開催することとなりました。なお、記念講演には、「夜回り先生」でおなじみの水谷 修先生、「あした、笑顔になあれ、夜回り先生、いのちの授業」との演題でお話を頂戴し、地域ぐるみの子育てサポートの学びの場としてまいりたいと思います。
 災害時要支援者台帳につきましては、民生委員・児童委員のご協力により、前年度より91名多い720名の方にご登録いただきました。今後とも町内会や災害時における要援護者の受け入れ先として協定を結んだ社会福祉法人等との連携に努め、災害時対応の一助にしてまいりたいと思います。
 平成27年度から29年度の3カ年を計画期間とする高齢者保健福祉計画・第6期介護保険事業計画並びに障がい者計画・第4期障がい福祉計画につきましては、昨年度に実施したアンケート調査の結果の一部を広報とみや7月号及び8月号でお知らせいたしております。現在、給付実績や介護保険運営委員会、保健福祉総合支援センター運営協議会の意見も踏まえ、計画策定に取り組んでいるところであります。来年度は介護保険法が大幅に改正されるため、生涯住みなれた地域で自分らしい暮らしができる仕組みづくりとしての地域包括ケアシステムを構築してまいります。
 臨時福祉給付金及び子育て世帯臨時特例給付金交付事業につきましては、広報とみや等で事前周知に努めたほか、7月29日に対象となる方、臨時福祉給付金5,135人、子育て世帯臨時特例給付金4,744世帯に対してご案内通知をいたしました。また、給付金専用コールセンターを7月15日に設置し、お問い合わせにスピーディーかつ丁寧に応対しているところであります。また、申請受理後、給付に向け順次審査を行っており、8月28日の第1回目の給付、振り込みは、臨時福祉給付金449人、575万円、子育て世帯臨時特例給付金は1,206世帯、金額にして2,080万円、既にお振り込みをいたしております。今後も随時申請案内を行いながら、11月4日までを目途として受け付けを行い、円滑な事務事業に努めてまいることといたします。
 次に、企業誘致について申し上げます。
 8月26日、宮城県知事陣頭指揮のもと、「平成26年度宮城県企業立地セミナー in Tokyo」が開催されました。当日は217社、366名と過去最高の参加者があり、基調講演後の企業の皆様との懇談では、今後も発展続ける富谷町の状況とあわせ、町のすぐれた立地環境について直接PRをしてまいったところであります。特に高屋敷地区については、仙台北部道路富谷インターチェンジに隣接するアクセスの優位性や、間もなく造成が始まり具体的な立地計画が立てやすいことなどから、多くの企業にご関心を寄せていただいたところであります。東京セミナー開催後には、立地に向けて関心の高い企業に対し組合理事長とともに誘致活動を行い、確かな感触を得つつあるところであります。今後もこれらの企業に対して時宜を捉え、適宜立地につながる誘致活動を行ってまいります。
 町内企業立地の動向につきましては、成田九丁目本社所在地、株式会社フジ・コーポレーションさん、来年の8月をめどに富谷高校向かい、造成された富谷高校向かいに新たに物流倉庫を設置し、保管能力を現在の2倍近い規模に増強される予定であります。また、成田九丁目地区に建設工事を進めております、これまた物流施設、コープ東北ドライ統合物流センターにつきましては、順調に工事は進捗されていると伺っております。大清水一丁目沿道サービス地区で建設工事を進めております、味の牛たん喜助を展開する株式会社キスケフーズ本社工場につきましても、予定どおりに工事は進捗し、来月10月の完成・操業開始を予定しているとのことであります。上桜木二丁目業務地区内の結婚式場北に隣接する場所に、株式会社ヤマダ電機の店舗、テックランド仙台富谷店の設置に係る大規模小売店舗立地法に基づく宮城県知事への新設の届けがありました。今後、関係書類の縦覧、地元説明会の開催などの手続を経て、平成27年4月の開店予定となっております。
 このように、町内への立地企業の皆様により、今後の事業展開によりますますの発展と新たな設備投資による雇用の拡大等が期待されるところであります。町といたしましても、町及び県の企業立地奨励金を初め、税優遇制度等の情報提供や手続について適切にご案内しながら、人口増と市制施行を目指す富谷町として、立地企業への支援策強化に努めてまいりたいと思います。
 次に、農業振興について申し上げます。
 今年度の米の生産調整につきましては、国からの配分数量1,785トン、面積換算351ヘクタール、これに追加されまして、東日本大震災によるいわゆる地域間とも補償による増加であります。65トン、面積13ヘクタールの調整を行いまして、結果、作付面積は1,805トン、355ヘクタールとなり、生産調整は達成されているところであります。なお、東北農政局が8月27日に発表した8月15日現在の県中部の作況指数はやや良、指数102から105となり、豊作が期待されるところであります。
 また、農業者及び生産組織等が取り組む経営所得安定対策の加入状況につきましては、219件、内訳個人215、団体4であります。交付申請を取りまとめ、既に東北農政局に送付済みであります。
 平成26年3月1日に施行されました農地中間管理機構の推進に関する法律に基づき、競争力のある農業経営体の育成、規模拡大や生産コストの削減を図るため、農地の中間的受け皿である農地中間管理機構が新たに設立されました。この機構業務の一部を市町村などへ委託されることとなったことに伴い、受託に係る経費を本議会に補正予算計上しておりますので、よろしくお願いを申し上げます。
 園芸・商業振興について申し上げます。
 今年度の新規事業でありますマイスター・ブルーベリー成木育成事業は、ブルーベリー専任アドバイザーの佐藤一夫さんを中心に、鉢植えを行い3カ月が経過いたしました。苗木は適正な管理のもと順調に生育しており、ブルーベリー生産組合の規模拡大が期待できるものであり、今後も連携強化のもと特産品のブルーベリーの栽培面積の拡大を推進してまいります。
 富谷町の特産品でありますブルーベリーのPRと消費拡大を目的とした「とみやブルーベリースイーツフェア」はことしで5回目となりました。12日から31日までの20日間にわたり、2店舗多い8店舗でご参加いただきました。期間中、各店舗には町内外から多くのご来店があり、富谷町産ブルーベリーを使った特製スイーツをご賞味いただいたところであります。フェア開催にご協力いただきました富谷町ブルーベリー生産組合と参加店舗の皆さんに感謝を申し上げます。
 ことしで22回目の開催となりますくろかわ商工会富谷事務所の主催、「復興商工祭 おもしぇがらきてけさ in 富谷」が8月16日、しんまち公園を会場に開催されました。商工会集計では約1万2,000人のご来場者でにぎわったとのことであります。さらにまた、今回はインターネット動画サイト「ニコニコ動画」のイベント、「ニコニコ町会議 in 宮城県富谷町」が富谷中央公民館前広場を会場に同時開催され、県内外から6,000人を超える多くの若者が来場し、大いに盛り上がったところであります。ニコニコ町会議は、来場者とインターネット視聴者が同時に楽しめる地方の祭りとのコラボイベントとして若者を中心に絶大な人気があり、当日のイベントの模様はインターネットを通じて全国生中継され、約22万人が視聴されたとのことであります。また、同時集計されたアンケートでは、97%の視聴者が富谷町での開催内容に「満足した」とのことであります。今回のニコニコ町会議の開催は、市制を目指す富谷町の姿を全国に発信するよい機会となったのではないかと思います。なお、この開催に当たりましては、全国800カ所以上から開催の要請がある中で、最終11カ所の開催地の1つに選定されたとのことであります。くろかわ商工会富谷事務所を初め関係機関の皆様、そしてまたニコニコ町会議関係スタッフの皆さんに感謝を申し上げます。
 次に、「第8回2014十三夜 魂のふるさとまつり」、10月12日開催に向け、各種各協議、委員会を重ねながら、協議を重ねながら順調に進んでおります。各町内会におかれましては、ランタンづくりにご協力をいただき感謝を申し上げたいと思います。9月20日には、PR事業としてイオンモール富谷でイオンランタンづくり、9月27日には明石台東公園を会場に「十三夜ランタン夢アート in 明石台東公園」を開催いたします。ぜひ多くの皆様にお越しをいただき、本祭りの活気にぎわいにあふれた富谷オリジナルのお祭りもまたご参加をお願い申し上げます。
 次に、町道整備について申し上げます。
 宮沢根白石線と交差する明石台16-1号線、明石台東公園のあの交差点です。右折レーン設置工事につきましては、6月20日に竣工し、明石台東地区開発事業の宅地販売に合わせ供用が可能となりました。
 あけの平団地北入り口の交差点改良について申し上げます。
 この工事につきましては、平成25年1月16日、平成25年度事業での町政懇談会であります。あけの平公民館区での町政懇談会の折、あけの平北入り口の交差点の渋滞対策が問題提起され、渋滞緩和策の一環として拡幅工事施行を決断いたしたところであります。今回の工事施工につきましては、あけの平生協セットセンター跡地を購入した株式会社利久さんと交渉を重ね、「富谷町のためになるのであれば土地をお譲りいたします」の回答をいただき、工事に取りかかることができたところであります。工事経過としては、平成25年10月に利久さんとの土地売買契約、そして12月には改良工事に着手し、この5月に竣工し供用されたところであります。店舗に関しましても、あのようにコンビニ、ラーメン店、ガソリンスタンド、牛たん専門店、カレー専門店、開店をしまして、順調にスタートしたところのようであります。
 次に、6月議会で議決をいただきました明石1号線、明石台団地から県道に突き当たる丁字路です。左折レーンを整備するための交差点改良測量調査設計業務につきましては、8月12日に契約し業務に着手いたしました。
 土地区画整理事業による産業用地整備に着手した高屋敷地区と国道4号を結ぶ町道高屋敷線の道路改良事業につきましては、8月22日に仮契約を締結しましたので、本議会に契約締結に関する議案を提出いたしております。この件のご審議もお願いを申し上げます。
 側溝有蓋化工事につきましては、昨年度に続き、今年度は太子堂、鷹乃杜、富ケ丘地区でそれぞれ工事を実施しております。
 今年度の舗装工事につきましては、東向陽台二丁目地区の区画道路、成田地区の富ケ丘明石線、大清水とあけの平を結ぶ大清水9-2号線、しんまち地区の町北裏線において工事を実施しているほか、年度当初より町内一円の舗装補修工事を切れ目なく実施いたしておるところであります。
 道路の維持管理といたしまして、大雪の際の歩道の除雪を実施するための除雪機購入予算を本議会に上程をいたしました。これは、ことし2月の二度にわたる大雪の状況を踏まえ、小学校の通学路のうち、住宅や店舗、事務所などに面していないため門前除雪が行われない区間について、積雪量がおおむね20センチメートルを超えた場合に歩道の除雪を実施するためのものであります。除雪対象路線は、富谷小学校、あけの平小学校、富ケ丘小学校、成田小学校、東向陽台小学校の通学路のうち、門前除雪が行き届かない区間を対象といたします。しかしながら、歩道の除雪等につきましては、引き続き門前除雪にご協力いただきますようお願いを申し上げます。
 次に、河川の維持管理につきましては、町内14カ所の調整池の除草を実施しております。町内9地区による河川愛護会の皆さんによります河川敷の刈り払いが順次行われ、良好な河川環境の維持に従前からご協力いただいておりますこと、感謝申し上げます。
 交付金を活用した道路ストック点検につきましては、幹線道路60路線で舗装路面の傷みぐあいを調べる路面性状調査を実施し、跨道橋については新富谷、高速道をまたぐ橋です。新富谷大橋を初め……。違いました。跨道橋、高架橋ですね。新富谷大橋を初め6橋において近接目視による橋梁点検業務を実施いたしております。
 都市公園につきましては、成田地区都市公園ブランコ塗装工事及び杜乃橋公園ほか出入り口改修工事、これを7月末日、経年劣化に伴う明石台四丁目第1公園遊具修繕工事及び成田西公園ベンチ修繕工事、8月末に完了しました。成田七丁目第1公園木橋修繕工事、9月末完成予定として現在進めております。大亀山森林公園につきましては、アスレチック遊具修繕工事、同階段修繕工事、ローラー滑り台塗装工事及びかめの子橋塗装工事を完了いたしました。安全にご利用いただいておるところであります。今後も引き続き遊具点検等業務の実施により、皆様が安心してご利用いただけるよう適切な維持管理に努めてまいります。
 次に、都市計画について申し上げます。
 仙塩広域都市計画区域区分、いわゆる市街化区域編入手続であります。及び用途地域の変更並びに地区計画の設定につきましては、関係機関との協議調整を図りながら、適正な都市計画に取り組んでおるところであります。また、平成26年度から平成29年度に向けて、仙塩広域都市計画第7回定期見直し手続がスタートいたしたところであります。自然環境と調和した居住空間や産業地の形成、都市施設の整備計画などを基本とし検討に着手いたしたところであります。
 明石台東地区の宅地開発につきましては、造成工事が7月末に完了いたしました。平成26年7月末日現在、200世帯、638名の方に居住いただいております。今後も開発事業者に対し適切な指導助言を行い、順調な入居につなげていただき、市制移行への人口増加策を側面から支援していただきますよう協力をお願いしたいと思います。
 清掃センター粗大ごみ処理施設における中間処理業務委託につきましては、かねてより検討を重ねてまいりました。その検討結果を取りまとめ、委託の是非を見きわめてまいりたいと思います。
 上水道事業につきましては、去る8月2日、水の日及び水の週間、恒例によりますシンフォニータワーを開放いたしました。延べ188名の方にご参加をいただいたところであります。水の資源の大切さを認識する機会となりましたこと、そしてまた、引き続き安全・安心な水の安定的な供給に努めてまいることといたします。
 下水道事業につきましては、長寿命化計画に基づき、全人口の4割以上の汚水量を処理しております富谷1号汚水幹線管渠の改築工事を契約いたしました。今後もなお一層の下水道の適正な維持管理と有収水量の向上に努めてまいります。
 合併処理浄化槽事業につきましては、4月から8月末まで新たに3基の設置事業補助金申請があり補助金交付を行ったところであります。現時点で合併処理浄化槽設置率は69.2%となっております。今後も引き続き設置促進に努めてまいります。
 次に、防災関連について申し上げます。
 10月19日、富谷第二中学校を会場に富谷町総合防災訓練を開催いたします。熊谷、とちの木、あけの平及び大清水地区の行政区長さん初め関係機関等のご協力を得ながら、避難手順の基本フローに基づく安否確認、防災行政無線による情報伝達、避難所運営訓練等について協議を進めているところであります。今回の総合防災訓練を通して、町民一人一人が防災意識を再認識され、災害時における減災・地域の共助を高める機会にしていただきたいと存じます。
 消防関連について申し上げます。
 昨年、富谷町では4件の建物火災が発生いたしましたが、人口1万人当たりの出火率は1件未満、0.78ポイントと算出されます。極めて低い結果であったことから、このたび家庭の防火管理者たる立場に立って活動されている富谷町婦人防火クラブ連合会が、宮城県知事より感謝状を贈呈されることとなりました。日ごろの婦人防火クラブや消防団等を先頭に、町民皆様の熱心な防火活動に対し、心から感謝を申し上げます。
 防犯関連について申し上げます。
 8月25日より成田一丁目にある新富谷アンダーパス地下歩道に防犯カメラを設置し、運用を開始しております。このことによりまして、地下歩道の安全・安心を高め、犯罪抑止効果が期待されるところであります。
 次に、交通安全関連について申し上げます。
 7月24日交通死亡事故ゼロ500日を達成したことに伴い、7月28日、宮城県知事より褒状が伝達されました。これは県下5万人以上の自治体において最長日数であるもので、今後も引き続き交通死亡事故ゼロの継続を目指し、交通安全に努めてまいります。
 あけの平北側出入り口の渋滞緩和を図るため、町道あけの平12-1号線の拡幅工事を進めておりましたが、5月30日に先ほど申し上げましたように右折レーンの使用を開始したことにより、ほぼ渋滞は解消されました。なお、右折車線の増設に伴う矢印つき信号機への更新を既に宮城県公安委員会へ要望しており、より一層の交通安全対策を講じてまいりたいと思います。
 9月21日より30日までの10日間、秋の交通安全県民総ぐるみ運動が展開されます。富谷町では9月19日に富谷町出動式を挙行し、交通安全意識の普及を図りながら交通事故防止に向けた取り組みを推進してまいりますので、何とぞお力添えいただきますようお願い申し上げます。
 次に、富ケ丘北部会館の建設につきましては、現在木組みと屋根ふき工事を終え、進捗率は53.4%になっております。今後は内外装工事等に着手してまいります。とちの木会館の屋根改修工事は、8月19日竣工し、既に地域の皆さんにご利用いただいております。原会館の合併処理浄化槽工事、7月2日に起工し、入札執行の上、8月12日に契約締結、10月末竣工を目指しております。また、あけの平コミュニティセンター、二丁目会館機能を持つコミュニティセンターでありますけれども、については、経年劣化に伴う和室の床落ちに加え、廊下とトイレが狭隘なことから、災害時の一時避難所としての機能強化を図るため、今後は地域のご意見を伺いながら複数年かけて改修に取り組むことといたしました。つきましては、本議会において設計業務に関する補正予算を上程いたしておりますので、審議方お願いを申し上げます。
 次に、出張所における公金警備輸送業務につきましては、同和警備株式会社に委託することとなり、8月1日より業務を開始いたしたところです。このことによりまして、公金の保管及び輸送の面で安全性が格段に向上いたしたところであります。
 広報とみやにつきましては、情報提供の迅速性と正確性に配慮し、町民の皆様にとって有益かつ適時適切な情報の発信に努めてまいります。
 選挙関係について申し上げます。
 9月定時登録時の選挙人名簿登録者数は、男性1万8,884人、女性1万9,734人、合わせて3万8,618人、前回登録時より94名増加してございます。
 以上が、第2回定例会から現在までの取り組みの概要についてご報告を申し上げたところであります。
 それでは、提出議案の概要説明に入るところでありますけれども、その前に、来年2月11日、任期満了に伴う町長選挙に関し、このたび後援者との協議と支援を得まして、三たび立候補し、引き続き町政運営を担うため、町民の皆さんのご判断を仰ぐことといたしました。3期目の立候補に当たり、実現すべき課題として、第1に、平成28年に市制移行を確実に実現すること、第2に、高屋敷工業団地の造成と企業誘致を加速させること、第3に、富谷インターチェンジから東北道の乗り入れができる富谷ジャンクションのフル化の早期実現を図ること、第4に、屋外スポーツ施設、ホール、図書館等の機能を持つ複合文化施設の検討などを早期に具体化することであります。詳細は長期総合計画後期計画にお示しをし、その実現に全力を尽くすことといたします。
 「幸せを実感し、笑顔輝くあったかい富谷」を引き続き町政の基本理念とし、職員の行動規範として「町民の目線で考え、町民のために働き、町民とともに行動する」を掲げ、職務にあっては現場に行って見て考える現場主義に引き続き徹してまいります。2期8年の町政運営へのご理解、ご協力に感謝を申し上げ、引き続きご支援いただきますようお願い申し上げます。
 それでは、今回提出しております議案につきまして、その概要説明を申し上げます。
 議案第1号 富谷町放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定については、児童福祉法第34条の8の2第1項の規定に基づき定めるものであります。
 議案第2号 富谷町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定については、児童福祉法第34条の16第1項の規定に基づき定めるものであります。
 議案第3号 富谷町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の制定については、子ども・子育て支援法第34条第2項及び第46条第2項の規定に基づき定めるものであります。
 議案第4号 富谷町介護保険条例等の一部改正については、中国残留邦人等の円滑な帰国の促進及び永住帰国後の自立の支援に関する法律の一部改正に伴い所要の改正を行うものであります。
 議案第5号 富谷町母子・父子家庭医療費の助成に関する条例の一部改正については、母子及び寡婦福祉法の一部改正に伴い所要の改正を行うものであります。
 議案第6号 富谷町水道事業の設置等に関する条例の一部改正については、町の区域が新たに画されたことに伴い所要の改正を行うものであります。
 議案第7号 富谷町立学校の設置に関する条例の一部改正については、町立の小学校を新設することに伴い所要の改正を行うものであります。
 議案第8号から第11号までは、各種会計の補正予算を計上するものであります。
 議案第12号 平成26年度町道高屋敷線道路拡幅工事請負契約の締結については、当該工事請負契約の締結について議会の議決をお願いするものであります。
 議案第13号 和解及び損害賠償額の決定については、東向陽台保育所で調理した給食による食中毒について、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により決定するものであります。
 議案第14号 和解及び損害賠償額の決定については、明石台五丁目15番地3地先、町道七北田西成田線における原動機つき自転車のパンク事故について、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により決定するものであります。
 議案第15号 和解及び損害賠償額の決定については、今泉字鶴巻地内、町道大童今泉線における自動車の損傷事故について、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により決定するものであります。
 諮問第1号及び第2号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、任期満了に伴い人権擁護委員の候補者を推薦するものであります。
 認定第1号から第6号までについては、平成25年度一般会計ほか各種会計の歳入歳出決算について監査委員の決算審査意見書並びに主な施策の成果及び予算執行の実績概要を記した行政実績報告書を付して議会の認定をお願いするものであります。
 以上、提出議案の説明を申し上げましたが、議案審議の折にはなお詳細にご説明を申し上げますので、慎重審議を賜り全案件ご可決くださいますようお願い申し上げます。
 以上であります。
議長(浅野幹雄君) 日程に入るに先立ち、諸報告をいたします。
 議長諸報告は、お手元に配付のとおりです。
 なお、説明員の出席報告ほか関係資料については、事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
 これで諸報告を終わります。
 これから本日の会議を開きます。
 議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。


     日程第1 会議録署名議員の指名
議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、17番磯前 武君、18番渡邊俊一君、19番相澤 榮君の3名を指名いたします。


     日程第2 会期の決定
議長(浅野幹雄君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。
 本定例会の会期は本日から9月12日までの11日間にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本定例会の会期は本日から9月12日までの11日間に決定をいたしました。
 この際、午前11時5分まで休憩をいたします。
     午前10時56分 休憩


     午前11時05分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


    日程第3 発議第5号 富谷町議会基本条例第3条第3項に抵触することに関する調査特別委員会の設置に関する決議(案)
議長(浅野幹雄君) 日程第3、発議第5号富谷町議会基本条例第3条第3項に抵触することに関する調査特別委員会の設置に関する決議(案)を議題といたします。
 地方自治法第117条の規定によって、2番森 栄君の退場を求めます。
     〔2番 森  栄君 退場〕
議長(浅野幹雄君) 提出者、永野久子君に説明を求めます。永野久子君、登壇願います。
16番(永野久子君) おはようございます。文案を読み上げて提案にかえさせていただきます。
 その前に、1カ所訂正がございます。文案の本文が書かれております上から3行目ですが、「下記のとおり」の次、かぎ括弧の前、「富谷町」のこの3文字を削除いたします。
 それでは、読み上げさせていただきます。
 発議第5号。平成26年9月2日。
 富谷町議会議長浅野幹雄殿。
 提出者、永野久子。賛成者、菅原福治、賛成者、小川昌義、賛成者、山路清一。
 富谷町議会基本条例第3条第3項に抵触することに関する調査特別委員会の設置について(案)。
 富谷町議会会議規則第14条の規定により、上記議案を提出する。
 富谷町議会基本条例第3条第3項に抵触することに関する調査特別委員会の設置に関する決議(案)。
 下記のとおり、富谷町議会基本条例第3条第3項に抵触することに関する調査特別委員会を設置するものとする。

 1.名称、富谷町議会基本条例第3条第3項に抵触することに関する調査特別委員会。略称、議員倫理に関する調査特別委員会。
 2.設置根拠、地方自治法第109条及び富谷町議会委員会条例第5条。
 3.目的、富谷町議員倫理に関する調査。
 4.調査項目、(1)河北新報、平成26年8月9日、「宮城富谷町議、病院で暴言」、平成26年8月23日、「大声出したのは医師のほう。富谷町議」、大崎タイムス、平成26年8月10日、「町議が医師らに暴言か」、平成26年8月24日、「大声出したのは医師のほう。富谷町森議員」の記事内容の事実について。(2)一般質問後の教育委員会への電話に関する事実。議会事務局職員に対する強圧的電話に関する事実等について。
 5.委員定数、16名。議長及び当事者を除く全議員。
 6.調査期間、当該調査終了まで閉会中も調査することができる。
 平成26年9月2日、富谷町議会議員永野久子。
 提案につきましては以上ですが、去る8月22日に開催されました議員全員協議会及び黒川病院診療記録の内容について、若干ご報告をいたします。
 議員全員協議会は、新聞報道された事件について、森 栄議員ご本人の弁明の場として開かれたものです。森議員は、「飲酒はしていたが泥酔はしておらず、その証拠に記憶は確かだった。自分に対して暴言、大声を出したのは医者である。医者が逆ギレをした。新聞報道は事実ではない」などと主張しましたが、黒川病院医療安全対策員を大和警察署の職員だと事実誤認していたり、また、病院の診療申込書の住所欄に英語で記入し、医師から再三注意を受けるなど、通常の状態ではなかったことが、むしろご本人の弁明によってはっきりいたしました。さらに、医師の再三の指示に従わず、帰宅したいと要求を続けたことを認めており、患者としての常識的な行動ではなかった点も明らかになりました。特に、「医師が逆ギレした」との発言は、事実であれば公立病院の医師のモラルの問題として重大であり、事実でなければ医師の名誉を損なう重大な問題となります。
 その後、森議員ご自身が開示請求をして得た黒川病院の診療記録が森議員から議長宛てに提出され、ご本人の了解のもと、本特別委員会設置の提案者である私及び賛成者がこれを閲読いたしました。診療記録の内容次第では、森議員の主張が全面的に正しいことが証明され、特別委員会の設置は必要なくなる可能性もありました。しかし、診療記録で医師は、「泥酔による意識障害。会話は成立せず」とし、「診療申込書を英字で記入。文字も識別できない。『本郷管理者を呼べ。消防署の署長を呼べ』などと繰り返した」と記録しております。医師は、「患者の責任能力や判断能力が泥酔のため著しく低下している。居座り状態と判断して安全員を要請した」と記述しております。午前1時22分に受け付けをし、1時30分には処置が終わり、その後、1時間にわたって悶着を続けたことになります。深夜に長時間医師の指示に従わず居座ったということは、救急病院の公務を妨害し、病院管理上大きな支障を来したことになります。
 今、多くの富谷町民から、今回の問題に関して怒りと失望の声が寄せられております。富谷町議会としてこれらの事実関係を改めて検証し、議員の倫理規定に照らした厳しい対応が求められていると考え、調査特別委員会設置を提案するものです。ご賛同くださいますようお願い申し上げます。以上です。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) 私は、当委員会の設置については賛成するものであります。ただ、最近本当に地方議員をめぐる不祥事、そういったものがいろいろ話題になっておりまして、そう考えますと、私たち議員一人一人がやはり今まで以上に高い倫理観、そういったものを持たなきゃならないと本当に思うものであります。
 なお、今回この委員会におきまして、できましたら、提案でありますが、議員の倫理条例制定ですとか、そういったものについても検討する項目的な項目を追加できないかと思いまして、その提案者のほうにいかがか、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 安住議員に申し上げます。きょうは倫理条例の審議ではございません。特別委員会の設置でございますので、いずれの時期かに提案をお願いいたします。(「はい」の声あり)
 ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は、討論を省略し採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。
 これより発議第5号を採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
     〔賛成者起立〕
議長(浅野幹雄君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり可決されました。
議長(浅野幹雄君) この際、委員長、副委員長を選任していただくため、暫時休憩をいたします。
     午前11時16分 休憩


     午前11時22分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


 富谷町議会基本条例第3条第3項に抵触することに関する調査特別委員会の委員長、副委員長が選任されましたので、その結果を報告いたします。
 委員長に相澤 榮君が、副委員長に菅原福治君が選任されました。また、当調査特別委員会より閉会中の継続調査申し出が提出され、受理したことをあわせて報告いたします。


     日程第4 一般質問
議長(浅野幹雄君) 日程第4、一般質問を行います。
 通告順に発言を許します。4番出川博一君。
4番(出川博一君) 皆さん、おはようございます。私から、3点について質問いたします。
 まず、最初に、出張所の行政サービスについて伺います。
 イオン出張所新設議案での質疑において、出張所の抱える問題点が明らかになりました。アンケート調査の結果等を参考として出張所の問題について取り組み、3月、6月の議会で質問をし、その質疑の中で改善された課題もありました。
 私は、土曜日、日曜日、祝日の窓口サービスは必要であり、実施すべきだとの考えを持っています。具体的には、本庁及び成田出張所での時間外窓口延長を廃止し、成田出張所で9時から17時までの土曜、日曜、祝日の窓口サービスをすべきだと思っています。町が実施したアンケート調査結果及び3月27日に開催された議会報告会での要望もあり、再度検討していただきたく、3点について質問いたします。
 1つ、3月の第1回定例会の答弁で「出張所の問題につきましてはいろいろありまして、今の状況を動かさなければならない」、さらに6月の第2回定例会では「改善が急がれる課題」を3つ挙げていただきました。出張所の課題、1つとして、時間外窓口延長制度の非効率さ、効率が悪いということですね。2つ目、5つある出張所の人員配置の難しさ、3つ目、公金の管理問題について、その後の検討状況と今後の方向性について伺います。
 2つ目、時間外窓口延長制度を廃止し、成田出張所での土曜、日曜、祝日における窓口サービス開始の考えはないのか、お尋ねいたします。
 3つ目、本庁窓口職員と出張所職員の計17名プール制での人員配置の考えはないのか。
 以上、出張所の行政窓口サービスについて伺います。
 次に、町長の施策の一丁目一番地ともいえる「教育満足度日本一のまち」のフレーズは、聞こえがよいフレーズで何とはなしに聞き流していましたが、改めて満足度という町民個々人の主観が入る言葉の具体的な意味と意図するところは何か、5点についてお伺いいたします。
 1つ、具体的にはどのような施策なのか、お尋ねします。
 2つ目、適応指導教室「黒川けやき教室」の移転が1年おくれた理由は何なのか、お尋ねいたします。
 3つ目、平成25年8月にスタートした、富谷町子ども・子育て会議の進捗状況と方向性についてお尋ねします。
 4つ目、放課後児童クラブ、学童保育ですけれども、これの現状と今後の展望についてお伺いいたします。
 5つ目、教育委員会の欠員を1年間の長期にわたり補充しない理由は何なのか、お尋ねいたします。
 最後に、新訂富谷町誌の取り扱いについてですが、これまでも何回となく質疑が繰り返されてきた課題というよりは、今となれば大きな問題であろうかと思います。この問題の対処に当たり、先送りすることなく、決断の時期と思い、質問いたします。
 1つ、平成6年度から平成25年度までの20年間の管理コストの推計は幾らか。
 2つ目、現在の在庫状況と管理方法についてお尋ねいたします。
 3つ目、この重く厚い書籍の配付並びに処理の方法はどのように考えているのか、お伺いいたします。
 以上、私からの質問です。よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁申し上げます。
 1つ目は、成田出張所と場所を特定し、そしてまた、土日祝のということで、休日の窓口サービスをというようなことでございます。時間等今お示しをいただかなかったように思いますけれども、出張所ですね、成田出張所における土日祝日の窓口の設置、そしてまた、拡充というのは現状では難しいところです。
 何にもまして、他自治体にない5時半から7時までの時間外サービス窓口を開いている、やっているところはこのかいわいには、もう既に議論しておりますけれどもないんですね。定時5時半で終えていますというのが大半です。大半というか、圧倒的、富谷は本当にそういう意味では過去の経緯と、それを尊重しながらこの間8年取り組んでまいりましたけれども、非常に非効率さが際立っているというふうな状況から、その解決策の一つとしてイオンでの365日原則7時までというふうなことを提案をし、この間議会でもかなりいろんな面での議論を深めてきたと、このようなところであります。
 したがいまして、繰り返しとなりますけれども、成田出張所での土日祝での窓口というふうなあたりは、現状極めて難しい。したがいまして、現状の体制を継続せざるを得ないというような状況下にあるというところです。
 延長業務、5時半、成田だけ開くということは基本的にできないんですね。こちらの電算バックヤード、そしてまた全業務をというようなことで今やっておりますので、そういう意味では成田出張所1時間半延長するということは、本庁舎内に15人の、窓口を開放することと成田との関係性の中で15人配置している。このようなことの非効率さは依然として解決しないまま、当面の間、当分の間継続をするというふうな状況でございます。
 2番もあわせてそのようなことでありますので、ご理解をいただきたいと思います。
 3番目についても、基本的には難しい、不可能なことに近い内容ですので、後ほど担当課からお願い申し上げます。
 2つ目の内容でありますけれども、これは11年からでしたかね、町長選に及ぶ折、根っこには私は教職歴を持ってこの道を目指すというふうなことが原点にあることが1つ。そしてまた、2つ目は、富谷町には47都道府県全ての出身者の皆さんがお住まいになっていると。そして、それぞれの地で教育を受けてきた。小中、主に町でやることといえば小中ですね。そんなふうなことで、親御さんが受けた教育内容だとか、教育水準だとか、そういったものを下回らない。「私が受けた教育内容水準よりも富谷の内容はね」とこう言われない中身、メッセージ性のあるものをというようなことで、満足度日本一というフレーズを掲げて二度三度と町長選の折に発して、現状もそれに沿って教育施策、高めるだけの施策というような形で、今の制度上、町がやれる内容については一定の、それを実践する舞台、それを受けとめて内容を高めていくというようなこと、つとにそれは教育委員会の教育行政にかかっているわけですから、そういう意味では私どもは今の制度上、こういったメッセージを発した町長のもと、教育、私どもとやれる最大限の取り組みをしてきたと、こんなふうな一面自負も持つところでございます。
 そういう意味で、親御さんの声等々折々聞くところでありますので、そういう意味ではここまで、これでよしというふうな取り組みでもございませんし、まさにエンドレスな取り組み内容であるというふうなところです。そういうふうなことでいえば、先ほど申し上げましたように、2つ、3つの私の思いがあって、このようなフレーズを掲げ、そして今に至ると。そして、この2期4年、2期8年、教育等については十分なる、このかいわい見ていただいてもわかるように、十分あるいは十分以上の取り組みを継続し続けているのではないかと。なお引き続きこの旗を掲げながら取り組むことといたしたいと思います。
 黒川のけやきの内容については、黒川行政事務組合の裁量事務でございますので、その辺については私から申し上げる内容はございません。
 5つ目の教育委員の不補充というようなことで、4人中お一人、女性委員の退任の後、補充を選考しておるところですが、なかなか人材がかなわない。そして、打診をしてもお断りをされる。このような状況の中で現状進んでございます。そのような中で、8月26日に4人の中のお一人が辞職願を持って教育委員会で辞職が決定、同意されて離職している。これについても、私はその内容等十分ではないんですけれども、教育委員が5名中任期満了でお一人、そしてまた、8月26日をもって去年選任された方ですから。去年再任された方が8月26日をもって任期それこそ1年程度というふうなことの中で、1年強というようなことの中でおやめになる状況はどんな内容なのかしらと、こんなふうにもまた思います。これは私ども、選ぶのは町長の側であるにしても、選ばれた教育委員会構成の中でどのような運営がなされているものやら、詳細にはつかみかねるところではありますけれども、今回の同意された以上、2人の欠員を早期に補充する役割を私どもが持つというふうなことは言うまでもございません。
 3つ目については、後ほど担当課から申し上げることといたします。
 以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 私のほうから、1番目の出張所関係のプール制の人員配置ということでございます。このプール制ということを考えますと、一時的な対応策ということになるかもしれませんが、恒常的に考えた場合、ちょっと不安や懸念が大きいという点がございます。できれば勤務公所を特定したほうが実際よろしいのかなというふうに思います。
 なお、以前からもそうなんですが、繁忙期ですとか、あるいは職員の休暇の際は、ほかの出張所からですとか、あるいは本庁から応援体制をとっているということで実務を行っていると。いわばプール制のような考え方を導入して実務を行っているということもございます。
 ということで、制度導入という考えは今のところはちょっと考えていないという状況です。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 私のほうからは、質問の2番、問い3、問い4についてお答えいたします。
 まず、問い3でございますが、富谷町子ども・子育て会議の進捗状況と方向性というところでございます。子ども・子育て会議につきましては、平成25年の8月に第1回目を開催いたしまして、先月26日に第2回目の会議を行ったところでございます。前回の会議では計画の骨子について検討していただいております。今後につきましては、ニーズ調査の結果やその結果等を踏まえた委員の皆様からのご意見を集約いたしまして、事業の方策等を決定し、平成26年度中に計画を策定すべく準備を進めているところでございます。
 問い4番目、放課後児童クラブの現状と今後の展望というところでございます。放課後児童クラブにつきましては、現在、各公民館を利用いたしまして事業を実施しております。利用状況については、一日当たり平均で50名から100名程度でございます。成田公民館での利用が最も多くなっております。ニーズ調査からも、放課後児童クラブに対する意見や要望が多かったということから、これらの意見等を尊重いたしまして、できる限り要望等を取り入れられるよう努めてまいりたいと考えております。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) それでは、質問件名の3問目の問い1でございます。こちらは、昨年8月に旧庁舎からけやき館のほうに移動した際に要した経費として8万4,000円となってございます。
 問い2番でございます。こちらは、25年度末現在で4,395冊が残部数としてございまして、けやき館のほうにはおおよそ約4,000冊、残りは各出張所のほうに配付し、販売というようなことで置いてございます。販売があり次第、総務課のほうに報告をいただくというような管理体制としております。
 問い3番につきましてでございます。こちらは残部数が大変多うございますが、現状、今これを大幅に有効に活用できる方策を見出せない状況にございます。しかしながら、市制移行に伴いまして一定の方向性というようなところにつきましては、今後熟慮し検討してまいりたいと考えております。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) よろしいですか。町長ですね、2問目の教育日本一について、もう少し具体的に欲しいですか。学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 3の問い1でございます。具体的にはどんな施策なのかというところでございます。町の総合計画におきまして、将来を担う子供たちの教育につきましては、豊かな町民生活を築く上での最も重要な基礎基盤となるものであることから、教育環境の充実を図り、ふるさと富谷を誇りに思い、笑顔の絶えない子供たちを地域ぐるみで育む教育満足度日本一の町を目指すこととしてございます。教育満足度につきましては、さまざまな要素がございます。個別具体に特化して申し上げることは適切ではないのではないかというふうに認識をしているところでございます。意図するところは、俯瞰して教育を捉えて、学習面、施設面、児童生徒の安全、それから健康面、さまざまな総合的な意味において、児童生徒、保護者、地域の方々が本町においては良好な学習環境が形成されているということを認識、実感できる教育施策を推進していくことだということでございます。
議長(浅野幹雄君) これより出川博一君の質問は一問一答により行います。4番出川博一君。
4番(出川博一君) いわゆる時間外の窓口延長制度なんですけれども、これについて町長は答弁の中で、「本庁舎と成田が連動して5時半から7時まで延長業務をやっています。本庁は1日1時間半でお客さん3人のために1階フロア15人で対応している。これは従前からの課題でした」という問題提起をされておるんですけれども、非効率であるとの問題意識がありながら、成田の稼働から9年経過しています。このまま放置しておくおつもりなのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) そういうことの非効率さを改善するために、イオンの窓口開設という提案をしました。しかし、この場で否決というふうなこととなれば、今その持ち合わせている手はない。しかしながら、公金の、夜間、金庫の中に保管する100万単位の、多い日ではですね。そういったものの回収業務については早急に手を打たなければならないということで、8月1日から即日回収に及んでいるというふうなことで、いろいろ議論を継続をしておりますけれども、何せそもそもが何度も申し上げますけれども、延長業務をしている自治体はないんです。そしてまた、さらにこのように6カ所というふうな……。2カ所ですね。2カ所開設しているところもありません。そのような中で、さらにまたそれを膨らませるということは、現状の中でやることについてはまたさらに経費の負担が発生すると、こういうふうなことですから、非常にまさに隘路、右に行き左に行きですね、上に行くと、それぞれのところで解決策が見出せない状況の中で今進んでいると、このような状況です。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 時間延長しているところはないというお話ですけれども、大郷町では月2回7時まで、塩竈で6時半まで、松島、大和、大衡で週1回7時までというふうに前回答弁聞いているんですけれども、これは間違いなんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 平日毎日という意味でございます。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) それで、町長は3月のイオンのときに、「数年来、町長への手紙を含めて町民の各種各様の声も含め、土曜、日曜、祝日に利用できる窓口開設の要望が高まっている。行政もサービス業と認識し、町民及び時代の要請に応える責務がある」という認識を示しておられますけれども、その責務にどのように対処されるお考えなのか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 土日祝の利用要望は強いものがある。これは全然変わりません。しかしながら、その新たに成田出張所に開設するというふうなことについては、非常にハードルが高い。このように申し上げているところです。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 前にイオンの新設に関して、いろいろ初期経費とかそういう資料を頂戴いたしましたけれども、成田出張所の休日サービスを開始した場合、イオン新設よりも初期投資経費あるいは毎年の維持管理経費、これは家賃がなくなるという分も含めてなんですけれども、賃金体制、人件費ともイオン新設よりはかなり低く抑えられるのに、なぜ検討しないのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) イオンと比較すれば低いというのは、そのとおりでございます。しかし、試算によりますと、イオン出張所3,300万と見た場合、成田出張所の新設費用は1,700万ほどと、このようになります。
議長(浅野幹雄君) 出川博一君。
4番(出川博一君) ということは、いわゆる経費の問題ではないというお考えでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 経費の問題であることを申し上げております。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) ちょっと視点を変えると、成田出張所であれば、休日の図書室オープンも可能になろうかと思いますけれども、その発想はないんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 済みません。もう一回お願いします。
議長(浅野幹雄君) 図書館も休日にあければ……。(「図書室」の声あり)図書室も開放できるのではないかという質問です。若生町長。
町長(若生英俊君) そういった発想もあると思いますけれども、そもそもが出張所の開設の議論ですので、開設すれば図書館というようなこともあるだろうと思いますけれども、今は切り離して認識しております。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) いわゆるイオン新設に関しての住民に対してニーズ調査をいたしましたけれども、その結果、利用したいという意向の理由として、「土曜日、日曜日、祝日も利用できるようになるから」が72.6%と高い支持を示しています。これにどうお応えになるおつもりなのか、お尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それはイオンに開設した場合ということの答えですから、そのとおりだと思います。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 確かにイオンに開設した場合という形での認識要素ですけれども、先ほどもお話ししましたけれども、町長への手紙を含めて町民の各種各様からの声もあるということに対して、どのようにお応えになるのかとお尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それは従前今までお話ししてきたこと以上のものはございません。仮に土日祝日、240日の引き算で土日祝日115日、そしてまた、今の成田の時間外の利用を掛け合わせてみると、試算してみますと1,800人くらいの利用、そうすると1,600万の設置で1,800人の利用というようなことで、到底踏み込める状況にはないというようなことです。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) ということは、あれでしょうか。ま、わかりました。はい。
 では、次に、同じ調査結果を見ると、設置の必要性の回答、これは72.8%なんですけれども、これも高い支持率なんですけれども、この年代別での関連性を見ると、20代、30代の若い世代で8割以上、70代を除く各世代で7割以上になっています。22年の国勢調査では、平均年齢39.2歳と県内一若い町ということですけれども、町勢発展のために今後とも若い世代の呼び込みが必要であろうかと思いますけれども、休日対応の行政サービスは大きなセールスポイントになると思いますけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 今質問している出川議員は、イオンの設置には賛成いただいたんです。ですから、そういう意味でその延長上にもあるのかなとも思うんですけれども、イオンの設置を賛成いただいて、しからばというふうなことでの切り口での今質問だと受けとめておりますが、どちらにしましても月金で時間外でやっているこの業務、このかいわいにないこととすれば、これ以上にこの窓口業務に特化したサービスを拡充する状況には、今の富谷町はないというふうなことを繰り返し申し上げます。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) そのお考えもわからないわけではないんですけれども、いわゆる、次はいよいよ市制移行という大きなテーマを抱えているわけですけれども、そしてさらに、先ほど3期目の立候補も表明されましたけれども、イオン出張所新設がだめで、何も手を打たない。ニーズ調査までしたのに、そしてかつ必要だという声が多いのにもかかわらず、応えていない。この姿勢でよろしいんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 応えていないのではなくて、いわゆる公金の管理というふうなことで一手、手は打ったわけですよね。しかしながら、そこに投下する初期投資、その後のコスト等々考えれば、行政サービスのみだけが私ども、窓口行政サービスのみが膨らむわけにはいかないということなんです。それこそ全体としてレベルを上げる、平均的にこう上げていく、ある部分は特化する。富谷の特性を見ながら子ども医療の拡充をこの8年来、3段階を経てやってきました。そういうふうなことなんですね。そういう意味では、市町村横並びでどこも金太郎あめのようなことならば、町行政要らないということになりますから。そういう意味では、町の状況を十分勘案しながら、今若い皆さんがとおっしゃっていただいていますけれども、そういった皆さんに100の100ではないにしても、他の自治体と比べてみて十分ご納得、ご満足いただける状況にある程度あると、こんな認識です。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 何か今までの答弁を聞いておりますと、いわゆるイオン新設の実像というのは、単なるマスコミ受け狙いの提案だったのかなと。あるいは、思いつきのパフォーマンスだったのかというような思いをするんですけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それは全く事実と異なります。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) それでは、職員の問題についてちょっとお尋ねしますけれども、いわゆる出張所に複数配置が宿命だと。1人でできない最大の要因は、年休をとったときに誰もいないということなんです。非常に不本意なんですけれども、2人配置せざるを得ない。出張所の取り扱いででこぼこがありながら、人的な面で非常にロスが大きいと認識しておられて、それでもいわゆる手を打たずに見て見ぬふりをするおつもりなのか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) この関連性は従前と見解は変わりません。言葉を返すようですけど、見て見ぬふりではないんですね。したがって、そういうふうなことの切り口の中でイオンのというようなことで設置を提案をし、まだこの間の途上にあるわけですからね。ぜひどのような方向性を目指すかということについては、この議論を通して今後の課題とさせていただきます。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) ということは、ある程度検討されているということであれば、いわゆる課長補佐を除いて本庁に6名、あとは出張所11名の合計17名なんですけれども、これはこの職員の方々を機動的で、なお最適な配置にするため、どのような検討をされたのか、お尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) この件については担当課長からお願いします。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 職員17名ということでございます。そのうち出張所が11名ということのほか、本庁が6人ということなんですが、本庁窓口6人のうち3人は戸籍担当、それから残り3人が住民基本台帳担当ということになりまして、本庁まとめれば6人というお話なんですが、そもそも担当の中身が違うということになりますと、果たして出張所職員とプール制のような機動性を持ってということになじむかといいますと、必ずしもそうはいかないというのが実情でございます。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 課題として認識しているいわゆる人的なロス、いわゆる各出張所によって取り扱い量も違いますし、その中で2人ずつ配置しておかなくちゃならないという硬直的な体制についてはぜひ検討すべきだと思いますけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) これまでもいろいろ検討した中での体制で来ているというのが、これまでの長い期間のことですので、課題としながらも現状維持で業務に当たりたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) それで、町長にお尋ねいたしますけれども、常に効果的で効率的な、そして無駄のないような運営をしていくのが、町長に課せられた大きな課題だというふうに前にお話しになっておりました。そして、やるべきことは早急に、一日も早く、1年でも早くと行動してきた町長さんですけれども、成田公民館の防犯カメラの設置、これが1年前倒しになりました。富谷小のトイレ改修も先ほどお話しになったように着手されました。公金の保管についても警備会社委託で解決されました。ぜひ行政サービスの休日対応についても、効率化と住民サービスに寄与できるものだと確信していますが、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 私もその姿勢でやってきておりますけれども、相当難しいものの一つです、これは。町民の皆さんの今までなじんできた出張所というようなこともありますのでね。そういう意味ではイオンの開設、そして本庁と成田出張所の定時5時半業務終了と、こういう提案をさせていただいたところでした。出張所の廃止というようなことが頭にあってねとかいうようなことも後半言われたところでありますけれども、それ以上のそんなことをお示ししたわけではなくて、先ほど申し上げた内容から、この動かしながら、出張所、そして業務のありようというようなことを検討したというようなことなども繰り返していることでございます。
議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
     午前11時58分 休憩


     午後 1時00分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 4番出川博一君。
4番(出川博一君) それでは、続きまして、出張所の問題についてなんですけれども、わざわざニーズ調査までして、そしてその結果に応えない。いわゆる住民の意思を無視しているというか、真の住民サービスなどは実は考えていない。そのあらわれではないかと思うんですけれども、もしこれが先ほど立候補を表明されて、争点にされたらダメージが大きいと思いますけれども、スピード感がある対象のも含め1番目の質問を終わります。
 それでは、続きまして、先ほど黒川けやき教室の件についてお尋ねしたときに、黒行の問題だからということなんですけれども、黒川地域行政事務組合の平成24年8月21日の理事会で、25年4月から富谷町の旧給食センターの2階に移転するとの協議合意がありましたけれども、なぜそれが26年4月まで1年間延びたのでしょうか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 25年4月に開講できるような環境づくりは町としてやったわけですので、それ以後については先ほど申し上げたとおりです。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 実は昨年の2月14日の理事会で、町長の黒行理事としての発言が端緒だったのではないでしょうか、お尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) その発言の内容について、お願いします。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 「条例に定める原則にのった有償での賃貸契約が望ましいと個人的に思っています」という発言をされておりますけれども、間違いございませんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) その内容は議事録ということですか。(「はい、そうです」の声あり)では、そのとおりだと思います。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 先ほどちょっと言いましたけれども、旧給食センターの2階をけやき教室として貸し出すことについて、有償の方針は事務組合の教育委員である菅原教育長と協議されたのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) これは町の財産ということとなりますので、町、そのような相談はなかったように思います。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 有償での賃貸契約が望ましいと個人的に思っていますとの発言ですけれども、どこでどのような協議をされて理事会での発言となったのでしょうか、お尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 町の施設でありますので、どのような条件で貸借をするか。このような経過の中で今のようなことになりました。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) これはどのような協議をされたんでしょうか。いわゆる富谷町の庁内、庁議で決められたんでしょうか、お尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) これは庁議ではないです。町の財産を貸し出すには、それなりの費用が発生するというようなことで、原則にのっとって算出をし、たしか10分の1でしたかね。10分の9減免をしてというようなことで設定したはずの数字だと思います。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 今のやつは、80%減免してということなんですけれども、それにしても町の重要な方針ですよ。これがいわゆる有償で貸し出すということは、政策企画会議とかで協議されなかったのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) その内容の問題、内容の範疇でありませんので、先ほど申し上げたとおりです。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 従来無償だったやつが有償で貸し出すということについて、その範疇ではなかったという認識は正しいんでしょうか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 従来無償といっても、管理棟の時代、23年の震災までということですから、従来と新しいリフォームをした後の物件については内容が違うと、このように申し上げます。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 議事録を見ますと、理事会で対議会の問題があるからと発言されておりますけれども、この26年度当初予算で貸し出しするに当たって100%減免の説明はあったのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) ちょっと私、議事録手前にないのですので、確認します。対議会の関係、問題というのはどういうフレーズでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 座ったままでお願いします。はい、どうぞ。
4番(出川博一君) 「町民の財産ということからして、町民への説明、議会への説明を含め……」。(「時計とまっていますんで、座ったままで」の声あり)「どちらが妥当性があるのか、総合判断の中で有償の問題提起をしました」とございます。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 議事録、今お読みいただきましたので、そのとおりでございます。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) それでは、今説明したように、町民への説明も必要だと発言されておりますけれども、これは無償で貸し出すことについて、町民には説明されましたでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 町民の説明ですか。(「町民への説明」の声あり)町民の説明というのは、全て町民の皆さんにこの場も含めて説明ができるような進め方をというようなことでの町民説明というようなことを申し上げております。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 実は26年当初予算、ここで予算審査あったわけですけれども、議員からの質問がなかったと。それは当然無償だろうという、誰もがそのように認識していたからだと思うんですけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) そのような認識だと思いますけれども、質問がないことが無償である、直接的にはそういうふうにはつながりませんよね。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) それで、総合的な判断の中でと話されておりますけれども、大家として約60万円の家賃徴収をするという。ところが適応指導教室費、これは富谷町も負担しておりますけれども、この負担率は36.7%、これは24年決算ですけれども、富谷町でも22万負担するわけですから、実収38万円とそれほど大きな額ではないんですけれども、どのような総合判断だったんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 有償無償の判断をする、考える折、黒行の見解、私どもが受けとめていたものとそごが、食い違いがありましたね。そういうふうな中で8割減免の2割相当額というふうなことで額を決定しました。しかし、その後の話し合い、協議の中で、一切その借り入れれば、あの施設を借り入れれば、どんな小破、修繕やらふぐあいやら等々全て黒行のほうで見ますと、こういうふうなことの中で有償から無償に、そういう内容なら私も望むところですから、無償でどうぞ必要ならお使いくださいと、こういうふうなところの切りかえ点があったことは事実でございます。
 あそこはご承知のように給食センター、そして防災備蓄機能、そして公文書機能、保管機能というふうなこととあわせて、けやき教室も想定しての改修であります。けやき教室ありきの想定では決してありませんでした。そういうふうなことの中で今、先ほど申し上げましたように、ある時点で有償から無償になった切りかえというのは、そういう全体の中の一部というふうなことの中で、ふぐあいが出た折にスピーディーに、まさに毎日通学しているわけですからスピーディーに対応するためには、町のほうでそういったものの対応をするほうが、当事者、使う皆さんにもプラスになるだろう。こんなふうなことで有償というふうなことでのある時点まで進んだ経緯はございます。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) ところが、2月14日の議事録には、その辺の話し合いがされたという記録はないんですよ。それで、有償を提案されたその翌日、つまり去年の3月に、無償でいいですよという黒行側に話されましたが、なぜ急に有償から無償に変更されたのか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) その内容を申し上げるために先ほど申し上げたんです。ですから、先ほど申し上げた内容に尽きます。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) であれば、それはどのような形で協議がされてその方針が変更されたんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それは協議ではなくて、黒行の見解と私どもの見解とにそごがあったために、黒行が先ほど言いましたように、施設等についての保守修繕は全て黒行で持ちますというようなことから、有償から無償に切りかわった。そのこと以上のものはございません。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) ところが、町長は理事会で、有償の問題提起をしたと発言しておられるんですけれども、それはどのような考えに基づいた発言だったんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) これも先ほど申し上げた中での発言です。既に申し上げております。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) この辺については議事録には残っていないので、私も確認のしようがないんですけれども、少なくとも昨年2月14日の理事会で、富谷町からの有償提案で理事会が紛糾しまして、では無償で借りられる施設を探そうやという方向に動いて、いろいろな議論もあったと。そして、結局、そのために1年間延びてしまったというのは事実でしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 事実の有無については、私、申し上げてございません。発言した内容は認めますけれども、そのことの有無については黒行であったり、黒行の教育委員会だったりというようなことの中で進んでおりますので、以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 町長も大和町の小野のけやき教室の状況については、同僚議員からの質問もあったりして非常に……。失礼しました。余りよい環境でないというのは、認識されておられたと思うんですけれども、いたずらに1年間延ばして、そのこと自体が教育満足度が高い言動と言えるんでしょうか。お尋ねします。
町長(若生英俊君) また返すようですけれども、延ばした責めが私にというようなことは、まさに心外でございまして、そのような事実はないというようなこと、ぜひご訂正をお願い申し上げます。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 訂正という話なんですけれども、私は議事録を見た上で質問しておりまして、その中で、例えば具体的に補修に関して云々とか、そういうことについての議論は議事録を見ましたけれどもなされていませんが、その辺はいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 公式な議事録でありますので、議事録以上のものは発言はありません。したがいまして、先ほど延ばしたという私感をおっしゃっているわけですから、ぜひその私感の、これは私感ですというようなことをおっしゃっていただきたいと思います。議事録にそういう発言があるわけで、ないわけでありますのでね。そういう意味では議事録に発言のないものを発言していませんし、あるものはおっしゃっていただければそうですねというようなことで今議論を進めているところですので。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) いたずらに1年間延ばしたという発言は適切でなかったかもしれませんけれども、いずれにしても結果としては1年間延びてしまったということはご認識いただけるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 結果責任を私にというようなことであれば、それは違います。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) ちょっと押し問答になりましたので、では次に進みます。
 富谷町の子ども・子育て会議の今回提案されております27年4月施行の放課後児童健全育成事業条例、これは提案課をお尋ねしましたら、子育て支援課だということです。現状、生涯学習課が担当しておりますけれども、今後の担当部署はどちらになるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。どちらか、原課はどちらかと。
町長(若生英俊君) 担当課から答弁させます。
議長(浅野幹雄君) どちらの課が担当、今後するんですかという、原課として。
町長(若生英俊君) 福祉部長でいいのかな。
議長(浅野幹雄君) 福祉部長。
福祉部長(小野一郎君) こちらにつきましては、子育て会議、あと事業計画を今進めているところですけれども、子育て支援課ということで進めているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) そうすると、今後の担当部署は子育て支援課ということなんですけれども、現在新築されています(仮称)明石台児童クラブ、これも子育て支援課ということになるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) そのとおりでございます。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 特にこの条例には触れていないんですけれども、事業運営は年間250日以上で、県の補助金3分の1の要件は満たせるのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) そのように考えております。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) それでは、放課後児童クラブについてお尋ねします。
 町長への手紙で、学童保育、いわゆる児童クラブに関するご意見は何件ぐらいあったでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 担当課から答弁させます。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) たしか定かでないんですが、1件ぐらいあったかと思います。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) そうすると、1件ということは多分現在町長への手紙の回答ということで町のホームページに、これは昨年12月2回更新されたやつなんですけれども、そのことかと思いますけれども、これは開設時期について、時間について、最長午後6時半までとあるんですけれども、間違いないでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。もとい、教育部長。
教育部長(小松 巌君) 現状は昨年の4月から7時までにしております。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 同じく回答の中に、保護者が病気であったり、介護をしていたりする家庭の児童を対象にするとありますけれども、実態と手続についてお尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) その要綱を出しておりますけれども、現在はともに共稼ぎ等で、児童が家に帰った場合に誰もいないという家庭がほとんどでございます。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) ぜひ使いたいというような、用事があったときちょっと使いたいんだというようなことで、そういう要望があろうかと思いますけれども、それはお耳に入っておりますか。
議長(浅野幹雄君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) それについても要望があったときには相談させていただいております。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) それであと、暮らしのガイドでは、公民館内の施設も利用できますよということなんですけれども、公民館のホールの利用状況は週何回ぐらいなんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) それぞれの館で利用頻度が、大ホール等の利用頻度が違ってまいりますので、空き状況を見ながら最低1回以上は行っていると考えております。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 子ども・子育て会議で昨年10月に実施しました子ども・子育て支援事業に関するニーズ調査報告書という意見要望の取りまとめを見ますと、小学校児童の保護者677名の回答中、約半数、48.9%が学童保育に関する意見要望で、非常に大きな課題を抱えていることが明らかになりましたけれども、これはまさに町長への手紙そのものと思うんですけれども、町長はごらんになりましたか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 一目というか、一通りは見てございます。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) であれば、その中に、意見の中に、1室に閉じ込められた環境、児童を健全に育成するとのお題目から離れた実態だとの意見が多くありましたけれども、その実態は確認されておりますでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 確認させていただきます。多くあったというのはどのようなボリュームをおっしゃっているんですか。
議長(浅野幹雄君) 座ったままでいいですから。
4番(出川博一君) 私が調べたところ、40件ありましたけれども。
議長(浅野幹雄君) 40件だそうです。若生町長。
町長(若生英俊君) その40件、幾つの中の40件だったんですか。
議長(浅野幹雄君) 座ったままでいいです。反問権ですから。
4番(出川博一君) ちょっと待ってください。470件です。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 承知いたしました。これはニーズ調査ですので、皆さんが本当に子供のため、通常は発し切れないものをお書きいただいた、非常に貴重な情報として受けとめ、これらをいかに具体的に具現化していくかということが、この今ニーズ調査を生かす方策、そしてまた、計画づくりということにもなるわけでありますので、これらの多くの皆さんが自由記述で書いていただいたということは、それだけの町への期待と、そしてまた、その具体化を図ってほしいという切なる願いを表記したと、大いに感謝申し上げたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) その中で、公民館のホールが使えない。いわゆる1つの部屋に閉じこもりきりで、子供たちが動くことできない。運動することもできないということがあるんですけれども、他の利用者との調整を図って公民館ホールの利用頻度を上げることはできないんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 確認しますけれども、1つの部屋に閉じ込めとか、動くことができないとか、運動できないという表現そのものの表現なんでしょうか。(「そうですよ。ごらんになってないんですか」の声あり)確認をいたします。一語一語記憶していませんので確認しますけれども、そのとおりですね。(「そうです」の声あり)はい。
 そのことをもって、富谷町の今までの取り組み、前町政時代からの学童保育、放課後児童クラブというふうなことの中で、プラスの面、マイナス面、両方あります。専用施設というふうなことのプラス面、マイナス、なかなか難しいところです。しかし、そういう意味で27年からの新たなスタートというふうなことで、今回の条例制定、そしてまた国の基準に合わせてというようなことの取り組みの緒につこうと今しているわけですから、ぜひその辺のご理解をお願いします。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) そうですね。確かに意見、要望の中に富ケ丘とか、成田公民館利用者は、自宅からの距離が遠くて不安だと。ぜひ学校敷地内での事業を希望するという声がありましたけれども、この声に27年以降どのような形でお応えになる予定でしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 新たな国の施策として、我々が望むスタイルというふうなことでようやくなったわけですよね。今まで文科と厚労の二元行政というふうな中で本当に利用者サイドからすれば非常に利用しづらい状況にあったということですから、望むところの施策、国と町の一体化というような面では非常に望ましいスタイルだというふうに認識しておりますので、ぜひ使いでのある制度、そしてまた形にしていきたい、こんなふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 問題はこの場でいろいろ議論がありまして、なかなか進まない、改善されなかったわけですけれども、そうすると今度の子ども・子育て支援事業の計画等の中で、具体的に富ケ丘小あるいは成田東小に児童クラブの設置の考えはあるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 先ほど申し上げたとおりでありますので、現状、今の質問にそうですというふうなことの返答はできませんが、国の施設、そしてまた何にもまして利用する皆さんの使いでというようなことを最優先に置きながら検討していく。ここに尽きようかと思います。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 町長にお願いなんですけれども、ぜひ意見、要望にもう一度目を通していただいて、今度は市町村事業となったわけですから、学童保育の設備・運営基準、事業計画の策定等にぜひ反映していただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 多様な業務がありますのでね。なお一層精査する所存であります。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) ぜひ多様な業務の中でもやはり子供が多い富谷町ですので、ぜひにその方向で検討いただきたいと思います。
 それでは、教育委員会の問題に移ります。
 昨年9月に任期満了の教育委員が1年も欠員のままですけれども、いわゆる地方教育行政の組織及び運営に関する法律に抵触しているのではないでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 抵触内容の有無等について、担当から答弁させます。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 教育委員会につきまして、5人の委員をもって組織をするということになってございます。ただ、現状現在3名でございますが、委員の人選作業については現状進めているというところでございますので、ご理解をいただければというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 教育委員会は5人の委員をもって構成すると。そして、さらに第4条の4項に、委員のうち保護者である者が含まれるようにしなければならないとありますけれども、構成員が今の話だと2人欠けているということですけれども、さらに保護者代表が入っていない。これは法律を守るという遵法精神に欠けた対応ではないのか、お尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 先ほども申し上げたとおり、人選に苦慮してございます。それにつけて1名と思っていた中で、直近の8月26日に退任したと。この件については退任の経過と理由等、教育長から答弁させます。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 7月の定例会におきまして、ある委員のほうから教育長の教育行政についての意見がございました。その中で、大変不適格な発言をしてしまったので退任をしたいというご本人からの申し出でございました。本人からの申し出でもありますので、8月の定例会においてそれを承認したということで、1名欠員が、1名欠員のところが2名欠員という状況でございます。以上です。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 私がお尋ねしたのは、構成員が欠けている。さらに、保護者代表が入っていないということについて、法律を守るという遵法精神に欠けるのではないか。行政の長たる者が法律を守ろうとしないのはいかがなものかということでお尋ねしたんですけれども。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 抵触のどうかについては、十分協議をしている中でここに至ってございます。抵触しないことについての発言を教育委員会からお願いします。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。行政の長ですから、若生町長、答弁願います。
町長(若生英俊君) そういう意味での抵触しないということで現状に至っています。ですから、抵触しないことについての見解を教育委員会から答弁させます。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 教育委員の任命は首長にございますので、その点に関して教育委員会としての見解はございません。
議長(浅野幹雄君) いいですか、今ので。(「どうしようもないわけですから」の声あり)4番出川博一君。
4番(出川博一君) 町長も教職を十数年経験されて、見識高い方に私がお尋ねするのははばかられるんですけれども、何か教育委員会という組織をないがしろにして、余り教育を重視していないというふうに私には感じられるんですけれども、この実態は教育満足度日本一と言えるものなのかどうか、お尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 何をもってないがしろというふうなことについては、ちょっと内容不明ですので答えがございません。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) それでは、これまで議会同意人事で副町長、教育長と適切な選任をしてこられましたので、教育委員欠員についても早急に選任し、議会への提案をお願いいたしまして、次に移ります。
 それでは、新訂富谷町誌についてなんですけれども、これにつきましては先ほど管理コストについては8万4,000円だという話なんですけれども……。あと時間なくなりますので、ちょっと次に進みます。
 24年12月の定例会で、「50周年の記念行事の一つとして、町民の皆さんへのこの無償でお読みいただくというふうな事業にもつなげてまいりたいというふうに思います」というふうな答弁をされています。無償配付はしたのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) この内容については企画部長から答えさせます。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これにつきましては、無償配付いろいろあると思うんですけれども、議員のおっしゃるとおり在庫もかなりあると。それらの使い道方法はいろいろ考えたところなんですけれども、50周年記念事業に合わせて無償配付するというのもやはり議論の中では映り方としてはいかにも処分しているというような感じに映りますので、それよりはもっと町誌の生かし方を考えていくべきだということで、50周年でどうのこうのというよりは、現在あるその在庫の町誌をいかに活用していくか。そのように今議論しているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) そう言いながら、ここ3年ほどその議論が全然進まないということは、いかがなんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) おっしゃるとおり、なかなかああいう印刷物、特にあれは町政30周年でしたかね。そのときにつくったものでございます。使うときに、市制移行というのがありますので、やはり町誌、今度市誌というふうになりますので、そういったものを踏まえて富谷町誌の古い時代のものはそんなに変わっていませんが、それから昭和の50年代からかなり町政動いております。そういったものも踏まえて新しい町誌、市になった場合市誌になりますが、そういうほうの作成も多分市制移行に伴って取り組んでいかなくてはいけないと思いますので、これは前回つくった遺物とまでは言いませんが、それをいかに活用するかというのは、我々もそうですが、今悩みではありませんが検討を重ねているところでございますので、なおいい案等がございましたら、ぜひ皆様からもご意見をいただきながら進めていきたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 同じく24年12月の発言の中に、「この残部からすれば、決断の時期だと思います」とも答弁されているんですけれども、なぜ1年以上決断されなかったんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 今企画部長が40年というように申し上げたように思いますけれども、それは30周年のあたりが境目だと思います。平成6年前後ということです。その中で4,395冊、4,400冊、6,000冊印刷をしてこの残部ですから、もう20年近くたった中でのまさに公有財産、町の財産の処分というふうなことで、非常に頭の痛いことで、決断はきょうできる決断もありますし、1年かかるものもありますし、数年、複数年に及ぶというようなものもあります。そういう意味では企画部長が申し上げたとおりです。非常に20年前のこの製作、そしてまた製作物、2年後の市制移行というようなことの中で、そう遠くない時期というふうなことと申し上げますけれども、何らかの形で皆さんに還元をする、お読みいただく。そういうふうな方向で進めてまいりたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 今の話を聞いておりまして、この問題について悩みはわかるんですけれども、非常に逃げ腰ではないかなというふうに見受けられます。誰がいつどのような決断をするのか、お尋ねしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) これは皆さんの総意、ですからぜひ議員からもご提案をいただき、この場を総意を持って提案をいただいて、いい内容ですから。町長が決断すると、その決断は正しいかとかやるわけですけれども、どうぞ自由に皆さんの共有する、一に富谷町の町民の皆さんがどのようなことが望まれているのか、そこに全ては帰結するところではありますけれども、非常に頭の痛い6,000万以上、6,000万でしたかね。1冊1万円相当にもなる6,000万ほどの20年前に投下をして作成したものが今に至るというふうなことですから、結果としてはやはりその見込み量を誤った中でのこの事業であったのではないかなというふうにも思います。しかしそこをそう言っても今仕方ありませんので、しかしながら、今目の前にある公有財産の適正な活用というふうなことは十分、それこそ先ほどね、何かにすると町長の傷をつけて反対候補者に云々なんていうようなことにすぐなりかねない状況だってあるわけですから、慎重にならざるを得ない町長の心情もご理解いただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 町長が19年に就任されたときに、4,574冊の残部数があったわけですけれども、その時点で大きな問題だと認識したはずなんですけれども、2期8年目の現町長が決断しないで先送りするのかどうか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 今申し上げたとおりで、先送りとてそんなに先ではないですよということを申し上げます。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) これまで大量に購入していた役場組織の厚親会という、これ多分親睦団体か何かわかりませんけれどもあるんですけれども、そこが昨年度から購入することを取りやめました。つまり、町当局ももう無価値だという認識ではないんでしょうか。いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) しかし、議員の質問に非常に飛躍がありましてね。厚親会が購入しないことが無価値さを証明、これは余りにも飛び抜けた話で、そういうことは一切ございません。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) その価値観については別にしまして、これはつまり物品ですから、ちゅうちょすることなく廃棄という決断はできないんですか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 廃棄をもってどなたがよしとしましょうか。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) とはいえ、いつまでもスペースをとって、そしてなおかつ移動するにも8万4,000円、移動するだけですよ、もかかっているわけですから、ここは一人で泥をかぶるのが嫌であれば、次の12月議会に議案として提案したらどうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) そのような予定もございません。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) それでは、最後にお尋ねしますけれども、これは先ほど町長も話していましたけれども、もし選挙の争点になり得る問題だと思うんですけれども、私は12月までに決断をすべきだと思いますけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 争点等については現状判断しかねますので、何とも申し上げることはございません。(「終わります」の声あり)


議長(浅野幹雄君) 17番磯前 武君。
17番(磯前 武君) 私は、「「若生町政」今後の取り組みを問う」と題しまして、1件について通告に従い質問をいたします。
 これからのまちづくりは、みずからの決定と責任によって進めていかなければなりません。そのためには、自分たちの町は自分たちでつくるという強い理念のもと、町民と行政がよりよいパートナーとしてお互いの知恵を出し合って、町民協働によるまちづくりがこれまで以上に重要となります。
 町長は就任以来、自立した5万人都市の実現を目指し、誠心誠意、町勢の発展と町民の福祉の向上に邁進してきたことは認識をしているところであります。平成20年より開催されている主要課題調整会議、オータムレビューにおいては、決算の不用額や事業効果・成果等について漏れなく精査され、町が目指す将来像の実現に向けた町政運営方針に従い予算編成に取り組まれてきたことは、高く評価をするところであります。
 東日本大震災を教訓として、防災行政無線の整備、(仮称)富谷町子育て支援複合施設は平成28年4月開所、(仮称)子ども発達センターあかいしの森は平成27年4月の開所を目指していますが、このような子育て世帯の支援拠点づくりについても、オータムレビューで協議がなされたとのことであります。現在順次進められているU字側溝の有蓋化計画もオータムレビューにおいて決定がなされたと聞いております。
 町長就任8年目となる平成26年度も、引き続き現場に「行って、見て、考える」現場主義に徹し、職員と一丸となり全力で町政運営に取り組んでいることは、町民より高い評価を受けております。また、平成26年度は、若生町政にとって重要な年となります。(仮称)明石台小学校新設開校、高屋敷工業団地への企業の誘致等、大いに期待をいたしております。
 若生町政の今後の取り組みを含め、具体に質問をいたします。
 1番目として、平成28年市制移行への取り組みと課題について質問をいたします。
 2番目、町民への雇用の拡大と企業誘致について、また、高屋敷工業団地への取り組み状況についてもお尋ねをいたします。
 3番目、町は国保税の減税に着手をしております。関連して健康寿命延伸の一策として、町営パークゴルフ場の整備に早急に取り組むべきと私は考えます。町営パークゴルフ場の件は、私も同僚議員も再三にわたり一般質問をしております。早急に整備計画に取り組むべきと考えますが、町長のご所見を伺いたい。
 4番目、富谷交番の移転計画、さらに富谷消防署の整備計画についてもお伺いをいたします。
 5番目、文化施設の整備計画、特に町民大ホールの整備計画について質問をいたします。
 以上、具体に質問をいたしました。
 若生町政今後の取り組みですが、町長の本日の定例会冒頭の挨拶の中に、来年2月の町長選挙に三たび立候補し、引き続き町政運営を担うとの決意表明がありました。3期目の実現すべき課題、市制移行、高屋敷工業団地への企業誘致への加速、東北道富谷ジャンクションのフル化、屋外スポーツ施設、大ホール、図書館等の機能を持った複合施設を早期に具体化することと強く述べておられました。このことについては必ず実現するように望むものであります。今後も町民の目線で考え、町民のために働き、町民とともに行動する、町政のさらなる継続は最も重要であります。3期目に向けたご決意をいま一度伺いまして、私の第1回目の質問を終わります。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
 市制移行の取り組み、そしてまた、高屋敷の取り組みについては、冒頭運営概要で申し上げた内容とほぼ重なるのではないかと思いますので、大枠割愛をさせていただきたいと思います。
 3つ目の町営パークゴルフ場整備計画、このようなことで健康づくり、あるいは国保税の減税等も絡みながらそういう一面、なおのこと、多様な活動できる、行く場所がある、男性、女性、年齢、それぞれ60代で、80代になったらまたこういう活動がと、多様性というようなあたりも描くところです。ですから、そういう意味では5万人規模の町の住民の皆さんの多様性というようなあたりをいかにこの町政運営に具体化していくかということが、私どもの今2期8年、おかげさまをもちましてここに至りました。健康も含め、夜の寝つきも含め、体調万全だというようなことも含めて、今朝ほど冒頭申し上げたようなことを申し上げた次第でございます。どなたとて生ある限りというようなこと、精いっぱいというようなこととなりますので、日々全力を尽くすという以外ございません。あす、あさって、しかしながら将来は気長に、我が身は日々全力、そしてまた、将来の構想においては、今の取り組みがそのまま今のお子たちに向けて、10代、20代の皆さんが30年、50年先、まさに振り返ってもらえるような町政運営でありたい。こんなふうな思いで日々過ごすところでございます。
 そのようなことを思って、3つ目の町営というふうなことで、いろんな設置スタイルがありますので、参考までにこのかいわい、加美、大崎、大衡、石巻、角田、大和と民間も含めて6つ、7つ見てみますと、第三セクター方式が4つ、民間、土地は自治体でというところも含めて民間が2つ、外郭団体で1つというふうなことで、町営というふうなことの前提で考えれば、どのようなスタイルで運営するのか。設置するのか、運営していくのか。この辺も含めて2期目の課題、大きな具体的な課題の一つにさせていただく。このようなことでこの間2期目、この4年来、そういったところにも視野を広げながら、折々視察並びに検討を重ねてきたところでございます。実現可能性については先ほど冒頭申し上げたとおりでございます。
 4つ目に入ります。富谷交番の移転と消防署ということでありますけれども、これも進みつつあります。富谷交番は昭和57年に今の場所に移転建築されたというふうなことで、31年を経過していますというふうなことで、宮城県警本部におきましても移転並びに新築、あるいは新築移転等含めて今鋭意検討していただいて、場所選定にも具体的に当たっている旨、お聞きするところでございます。
 富谷消防署の設置につきましては、これは今の富ケ丘出張所ともう1つ、1署1所、署と所ですね。消防署、四と者、者と書く、そちらの消防署、富谷消防署を今の予定では成田に、そして今の富ケ丘をそのまま出張所にというふうなことで、富谷市の移行にあわせて黒行での協議事項、一歩一歩進んでいるところでございます。黒川行政事務組合の理事会において、その旨承認をされ、平成31年4月、31年度、富谷消防署を新設をして、結果、富谷には1署、1つの消防署ともう1つの出張所、2署体制になるというふうなことで順次進めております。もう1年、30年でしたかね。これより1年早目に救急車の2隊体制ということで、2台の救急車対応をしながら、さらに町民の皆さんの緊急対応に当たるというふうなことで理事会決定がなされ、順次事務方で進めているところであります。
 5つ目の件でありますけれども、これは従前から課題の一つ、大きな課題、恐らく最終系というふうなことで文化会館あるいは何とかホール、図書館等々、多機能な複合的な施設というふうなことで望む、願うところでございます。5万人都市にふさわしい必要な都市文化的な施設の一つとして位置づけをし、既存施設の活用状況等々踏まえながら前に進めるというふうなこと、ところにございます。富谷町におきましては、それぞれの公民館5館体制、6館体制というようなことでやってまいった独特の取り組み、風土もありますので、そういったところを整理しながら検討しているというのが現状でございます。
 以上、私からの答弁とさせていただきます。
議長(浅野幹雄君) 17番磯前 武君。
17番(磯前 武君) 再質問をさせていただきます。
 この件に関しては、総合計画、後期計画で今後考えていくということではありますが、パークゴルフ場の整備計画、これは町民もかなり願うところで、以前に1,300人ぐらいの署名運動も町に届いているというふうに私は聞いております。それで、これについては今町長からは、第三セクターでやるのか、どこでやるのかと、そこら辺のところから入っていくことになろうと思うんですが、町長が言われている中で、町域が49.19ですか、13ですか、というその狭い富谷町の中で、どういうところへ建設したら一番よいかという描きがあるのかどうか、そこら辺を、現地出て、ちょっと町長の話せる範囲。
 それから、いつごろこういうふうな計画で持っていくのか。
 それから、住民サービスと、これだけ、5万1,500の町人がいる中で、やはり気楽に簡単に子供も大人も高齢者もというふうなことで楽しめるこういうパークゴルフ場、早急にやっぱり、この実現することをぜひに望むところでありますので、その辺のところを町長、今描けている範囲でご答弁を願いたいと思います。
 それから、高屋敷については、企業との、なかなか企業誘致、何社か名前が挙がっていると思うんですが、どういうところと今話せる範囲で折衝ができているのか、しているのか、そこら辺を質問いたします。
 それから、町民大ホールでありますが、私もこの質問に当たって大和町のまほろばホール、これの利用率、なかなか費用対効果までは町が違いますからそこまではまだ踏み込んではいけてないんですが、まほろばの利用率ということをちょっと調査してみたところ、平成25年に52%、平成24年44%、23年51%ということで、かなり高い利用率が示されております。我が町の場合は、市制移行というものを考えた場合に、かなり利用率が望めるのではないかと。ただ、うちの場合は小ホールが成田にありますから、大和町の場合は多目的ホールで小ホール、舞台のある小ホールはないというので、この辺はちょっと事情が違うかなと思いますが、いずれにしてもこれも住民サービスというふうなことなので、その辺のところの取り組む、頭に町長が今描ける範囲をご答弁を求めます。以上です。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、パークゴルフ場の件でというふうなことで、どのような進め方にというようなことでありますけれども、やはり町の財政というふうなことが一番の出だしでありますので、それと折り合わせながらどう、どういうスケジュールでどこを最終的に持つかというようなあたりを慎重に見きわめているところです。
 ざくっと言えば、ことし26年度までの3カ年で事業で明石台小学校、ざくっと言えば25億円です。子育て複合施設、27年度事業で8年開設は15億円です。必要な施設、今のこの中央公民館かいわいでやっているものをさわおとと連携しながらあの場所にというようなこと、まさに町民が望む必要な施設と、このようになります。
 したがいまして、そういった2期目といえども、27・28とあって、9、10と数えるともう数年しかないという、そういうふうな中でどこにどういうふうな最終点を折り合わせていくかというようなことについては、十分なるべくその次の期というようなあたりを想定しながら形にしていきたいというようなことは、今現状申し上げておきたいと思います。
 言いたいことは優先順位、財政の範囲の中でどこをどういうふうに優先していくか。複数の大型事業を連続してやるような力は今の富谷町にありません。結果として、5万人規模の市制移行、そしてまた、企業の集積というふうなことの中で、まさにより財政力指数を高めて入ってくるものをふやしながら、どう自由度を高めていくか。こういうふうなサイクルを描きながら、この8年歩んでまいったというところです。
 建設地については、ここがいいんでないのというと、すぐ飛んでは行き、やっぱりだめですね、ここはいいんでないのというと、ここへ行き、もう数カ所、複数箇所で実際長靴姿で見ております。しかしながら、いろいろプラスマイナスというよりもマイナス面ばかりのところで、まさにあの話ではないですけれども、不適地というふうな判定をせざるを得ないような状況下の中にあって、現状建設予定地なるものの目するところは、描くところは現状持ち合わせておらない。
 2つ目の企業誘致、先ほどの絡みの中で、企業誘致先というふうなことで高屋敷が大いなる期待が高まり、そしてまた、新聞に報道されたとおり、あの会社さんをどうにか来年、再来年の連休前後の開店に合わせて、まさに言葉でいうとつなぎとめられるかというようなことですから、まさにそれぞれの先ほどのニコ動の800以上の要望があって11に選ばれたと同じように、もうコストコ詣でですよね。あの会社さん詣でも見聞きするところで、そのような中で予定どおりの富谷町の出店というふうなあたりをぜひ形にしていきたいというのが、今の取り組みです。
 もう一つ、感触を得た、得るという先ほど冒頭申し上げたように、具体的な個別名の企業名は申し上げられませんけれども、具体的に今の町長の今までの取り組み等の中で、ぜひそのように協力したい、あるいは出店したい、そのような思いをじかに直接権限のある方とお話をする中でお聞きしておりますので、ぜひそれも形にしていきたい。間もなく造成が入り、平場に見え始めると、恐らく土地の引き合いは山の形状からして数倍引き合いが出るだろうなというふうに思います。
 なお、この富谷町の取り組み、大変難産でありましたけれども、その結果を受けたかどうかはわかりませんが、宮城県では結果、オーダーメード方式といって、企業が決まらなければ造成認めないよというふうなやり方から、7月に切りかえて、町で必要なところについては総合性を勘案して先行造成を認めますというような方針が変更になりました。これも富谷町にとっては追い風の一つかなと。成田2期北というふうなあたりの大きな課題も、私の3期目の大きな取り組みの一つだと、このようになります。
 そしてまた、あとは何でしたっけ。(「町民ホール」の声あり)では、ページを変えてね。
 ページを変えて、町民ホール云々というのは、先ほどの順番というふうなこととあわせて、ぜひ黒川郡、そしてまた、富谷市というようなことの中で、富谷市政運営というふうなことの中で、必要な施設のトップ、皆さんが、要望の中で望むところは3番手、4番手というような長期計画つくる中で、恐らくイズミティです、まほろばですというような形で、上手に振り分けながら、町の財布も心配していただきながら使っていただいているんだとは思いますけれども、ぜひ従前のとおり、あるいは従前以上の力の入れぐあいを持って皆さんにお示しできる時期、早期にできればとこんなふうな思いで今進めているところであります。
議長(浅野幹雄君) この際、午後2時15分まで休憩をいたします。
     午後2時00分 休憩


     午後2時15分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 2番森 栄君。
2番(森  栄君) 私は、富谷町の商工業振興の課題と対策について質問いたします。
 富谷町は、人口増加に伴い、住民の福祉の向上と生活の利便性が求められており、町の総合的な発展のためには、企業誘致を含む商工業の振興が絶対条件であります。
 また、少子高齢化や情報化などの社会情勢の変化に的確に対応しつつ、町内の中小企業の育成・支援や住民の職住近隣のためにも、雇用の確保も行政に求められており、今後市制施行するための要件をクリアするためにも、富谷町の商工業の課題と対策について質問いたします。
 第1点目ですが、現在の富谷町の商工業の実態について、町はどのように把握しているか、質問いたします。
 次に、第2点目として、今の富谷町の商工業振興施策として不足しているものは何か、質問いたします。
 第3点目は、先ほどの質問に関連して、今後の少子高齢化や情報化などの社会情勢の変化に対応するために、富谷町の商工業振興・発展のためにはどのような施策が必要と考えているのか、質問いたします。
 第4点目は、平成19年10月に黒川郡の商工会が合併されましたが、現在のくろかわ商工会富谷事務所の位置づけと役割をどのように把握しているか、質問いたします。
 第5点目は、くろかわ商工会富谷事務所の会員数の増員対策と組織率向上の対策について、今までどのように対応してきたのか、質問いたします。
 参考までに、くろかわ商工会の平成24年度末会員数は1,190名で、組織率53.6%、平成25年度末会員数は1,181名で、組織率52.4%ですが、今後会員数と組織率の向上についてどのように対応するのか、質問いたします。
 第6点目については、現在のくろかわ商工会富谷事業所の建物は経年劣化しており、会議室は狭く、建物全体が老朽化しているので、くろかわ商工会富谷事務所の建てかえやリフォームの考えはないか、質問いたします。
 第7点目は、労働雇用の観点から、ライフワークの多様化、男女雇用機会の均等などで、住民ニーズに的確に対応した労働環境の確保が求められていますが、現在の富谷町の事業所数と町民の雇用数はどのようになっているか、質問いたします。
 第8点目は、活力ある地域社会を目指し、就業に向けた教育や情報提供、就業機会の確保とともに雇用環境や就業環境の質の充実を図り、住み続ける場や働く場を確保することも行政に求められていますが、住民の職住近隣のために今後行政施策としてどのように雇用の確保を図るのか、質問いたします。
 第9点目は、企業誘致による新たな就業の場の提供は、就業機会の確保と地域の活性化が図られ、活力ある地域社会を目指すものであり、商工業の振興・発展のためには企業誘致が必要ですが、その現状と今後の見通しについて質問いたします。
 第10点目は、仙台北部道路を利用した道の駅や国道4号線の沿道を利用した商工業の振興について、町はどのように考えているか、質問いたします。
 第11点目は、市制施行の要件をクリアすべき今後の商工業のあり方についてどのように考えているか、質問いたします。
 第12点目は、高屋敷地区工業団地と杜乃橋団地を結ぶ道路の接続で、杜乃橋団地の住民から通行車両による交通事故や騒音に対する不安の声が多く寄せられていますが、その対策をどのように考えているのか、質問いたします。
 第13点目は、進出予定企業の予定地の除草対策について、町ではどのように指導しているのか、質問いたします。この質問は、成田団地内の旧結婚式場の跡地やコンビニのファミリーマートに隣接しているドラッグストア進出予定地や、ことし10月に明石台にオープン予定のヨークベニマルの北側の空き地の草が伸び放題で、害虫発生や団地内の景観を損なうという住民の声があるので質問するものです。
 第14点目は、昭和56年10月に制定された開発指導要綱の見直しについて、制定当時から数年経ており現実にそぐわないという声があり、この開発指導要綱の見直しの有無について質問いたします。
 以上、14点について質問いたします。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
 商工業振興、そしてまた企業誘致というふうなことであろうかと思います。商工業振興については、やはり商工会、くろかわ商工会富谷町事務所、富谷町支部というような形で大川会長のもと、結束よく活動している。そしてまた、折々にふるさとまつり等々、せんだっての商工祭も含めて大変なる町のにぎわいづくりも含め、商工業者の団結、そしてまた、それぞれの商売をするに当たってのご苦労等も含めながら、よき相談相手になっているというようなことを含めて、すぐれた活動を会長のもとされていると、こんなふうな思いで今いるところでございます。
 商工業、そういう意味では地場の商工業、小規模事業者というふうなことと、さらにまた大きくより分けたその企業誘致というようなあたりに大きくくくられようかと思います。そしてまた、その2つとの連携といいますか、つながりというふうなあたり、両方視野に入れながら、地場の小規模事業所の振興、そしてまた大型企業等による、また大規模な富谷町への流入人口と、こんなふうなこととあわせながら進めていきたいところでございます。
 個別には担当課からということにします。
 9番目ですね。企業誘致ということで、今後の見通し、これについてはけさほど1つ申し上げましたし、9月号の広報でも紹介しましたように、大清水の沿道サービス、そして新たに成田地区のフジ・コーポレーションがあの場所、成田の土を土とりをして平場になったところ、道路を挟んで向かいというふうなことで、大変本社機能と合わせて2倍の倉庫機能、そしてまた2倍以上の売り上げ、こんなふうなことでの富谷町の拠点化というふうなことに大変歓迎するものでございます。コープ東北も結果同じく当初半分の北半分ということだったんですが、一、二年の時間を置きながら、結果としては全体をコープで運用すると、このようなことと相なりました。ヤマダ電機についても、来年の4月開店予定でというようなことで予定されておるところです。
 申し上げたように、我々このような規模の自治体でありますので、宮城県とのよき取り合い関係性を築きながら、やはりここに今回の高屋敷の件、間違いのない取り組みと相なりました。結実をいたしたわけですから。8カ所、ものづくり産業地というふうなことの中で、本当に町だけでもできない、地権者でもできない。いわゆる準備委員会等々、そこに立ち上げるまでさまざまな要素要因が絡んで、相当私も初体験です。富谷町にとっても工業系初ですから。そういう意味では、大変なる難渋難題の難産の中でここまでたどり着きました。そのことについては大いに評価されるべきことだというふうにも思います。
 そのようなことをもって、先ほど申し上げましたように、7月にはオーダーメードからまさに先行造成が可能になるような状況にも、富谷町のこの取り組みが一つの契機となって、そこに県のかじが切りかわったと、このようにもまた考えるところでございます。
 10番目、北部道路、沿道サービス道のというふうなことで、先ほど大清水の件をお話し申し上げましたけれども、なかなかあそこの吉田川、西川に通ずる沢、熊谷からの分水嶺がまさに大沢、泉ヶ丘のところで、カワチのところから北側に流れて吉田川に流入して黒川郡というようなことになりますし、あそこから南へ泉のほうに流れて七北田川と、こんなふうなことでの、まさにそういう地勢の、土地の形というふうなことからして、やはり富谷、黒川郡の風土と、また泉というようなことでの歴史的な歩みもあったというふうなことでございます。しかしながら、富谷インターがあのように富谷町にできたというふうなことをもって、先ほど申し上げましたように1つ、2つと高屋敷への関心が急速に高まりつつあるというふうなことでありますので、なお一層沿道のサービス、さらにまた、高屋敷の確実なる進めぐあい、この辺のところを申し上げます。
 11、12、13ですかね。その辺も個別にまた後ほど申し上げます。
 14番目の開発指導要綱の見直しについては、現状、この現状の開発指導要綱でそれぞれの立地企業の件、運用してまいりました。大きく見直すことなく、現状、従前の経過と推移の中で柔軟に、柔軟な対応を迫られているというふうなことで、何の要綱があるから云々というようなことでもなく、対応できたのではないかなと思います。今の要綱の中で、相手の状況、そしてまた富谷町へのこの食いつきぐあい、言葉は語弊ありますけれども、そのような状況の中で柔軟な対応をこの間もしてきたと。このことが結果、ある程度の成果につながっていると、このようなことでございます。
 したがいまして、富谷町としましては、開発業者の意に明確に、相手がどうであるか、確実性があるかどうかというようなことが主となりますけれども、町の基本方針を照らし合わせて、規制とそしてまた一方では緩和というふうなこと、両面を見ながら引き続き進めてまいると、このような方針でございます。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) それでは、私は問い11の市制移行絡みの件についてお答えさせていただきます。
 要件をクリアすべき今後の商工業のあり方ということでございますが、こちらのほうは市制移行に伴う条文ですと、地方自治法第8条に合致するもので、その3項に商工業その他の都市的業態に従事する者がその者と同一世帯に属する者の数が全人口の6割以上という規定がございます。おおよそ22年の国調ベースで申し上げますと、ほぼ達成されているということになります。これはあくまでもこの地方自治法の条文どおりでございますので、これについてはクリアされておりますが、商工業の発展についてはいろいろな企業誘致も含め、これからまた努力していくところでございます。以上です。
議長(浅野幹雄君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) それでは、私のほうからは問いの1番から8番までについて答弁をさせていただきます。
 まず、問いの1番、商工業の実態についてということのご質問です。
 富谷町の商工業の実態といたしましては、町内の事業所数や出荷額等につきましては、経済センサス、工業統計、商業統計などの各種統計でその動向を把握しています。また、くろかわ商工会調査の業種別事業者数なども活用しているほか、商工会会員の動向につきましても情報交換を行いながら把握に努めているところでございます。
 問いの2番、3番目については一括してご回答いたします。
 町におきましては、商工業振興施策の一つといたしまして、中小企業振興資金融資制度により地元商工業者の育成・支援に努め、また、くろかわ商工会に対しまして補助金交付などにより支援を行っておりまして、これらを通しまして商工会において商工業振興のための各種事業を行っていただいているところでございます。また、県や国におきましても、各種支援制度を設けているところでございます。
 今後につきましては、市制を目指す自治体といたしまして、商工業振興のためどのような施策が必要で、また、何が求められているのか、事業者の声や他の自治体の例も参考にしながら、商工会と連携を図りながら振興策、支援策のあり方については検討してまいりたいというふうに考えております。
 次に、問いの4番目、商工会の位置づけということでございますが、商工会につきましては、商工会法という法律に基づき国の認可を受けて設立された特別認可法人でございます。富谷町にはご承知のとおりくろかわ商工会の富谷事務所が設置されておりまして、町内商工業者の総合的な振興・発展を担う団体として位置づけられているところでございます。
 また、役割といたしましては、商工業者の振興・支援を担っておりまして、各種相談業務、各種指導業務のほか、地域内の経済振興を図るさまざまな諸活動を行っていただいているものと認識をしているところでございます。
 次に、商工会会員の増員対策と組織率向上ということのご質問です。
 くろかわ商工会におきましては、会員数の増員対策と組織率向上に資するため、定期的に商工業者の調査を行いまして、新規事業者の把握とその新規事業者に対する入会の案内を行っているところでございます。会員数の増員対策といたしましては、会員相互の連携の充実・強化と、何よりも会員にとってメリットがある魅力ある事業展開が重要であると考えております。町といたしましても、くろかわ商工会の活動に対しまして、支援を継続し、また、連携を図りながら会員数の増員と組織率向上に努めてまいりたいと考えております。
 次に、商工会会館の建てかえやリフォームについてのご質問です。
 こちらにつきましては、くろかわ商工会におきましては現在のところ建てかえ、また、リフォームの計画はないとのことでございます。
 次に、富谷町の事業所数と町民の雇用の関係につきましては、富谷町の現在の事業所数、こちらにつきましてはくろかわ商工会調査による数値でございます。平成25年7月1日現在の数値でございますが、合計で852、富谷町全体の従業者数、こちらは平成24年の経済センサスからの数値でございます。こちらが1万1,724名、なお、町民の雇用数ということのご質問ですが、こちらについては現在のところ把握をできる資料というものはございませんので、把握はしておりません。
 次に、8番目のご質問です。こちら、職住近接のための行政施策ということのご質問です。
 雇用の場の創出を図るため、まず何よりも今後も企業誘致を積極的に進めてまいりたいと考えております。また、立地企業に対しましては雇用促進奨励金、こういったものを活用していただいて、町民の雇用の促進を図っていただけるようPRをしてまいりたいというふうに考えております。また、ハローワークの求人情報についても、ハローワーク大和と連携を図りながら周知等に努めてまいりたいと考えております。
 私のほうからは以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 私のほうからは、問い12の高屋敷と杜乃橋の接続によります交通安全対策でございます。
 高屋敷地区に接続します町道杜乃橋13-1号線は、南富吉土地区画整理事業により将来道路の延伸を想定して整備された幅員7メートルの車道と幅員3メートルの両側歩道つき道路でございます。高屋敷地区への交通アクセスにつきましては、立地企業に対しまして国道4号からの出入りをするよう土地区画整理組合と一緒に働きかけ、杜乃橋地内通過交通量の軽減に努めることとしてございます。また、杜乃橋二丁目の北側丁字路と南側十字路交差点には、歩行者の斜め横断を防止する横断防止柵を設置するとともに、横断歩道の設置や「止まれ」の規制標識設置により安全確保を図ってまいります。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 問いの13番でございます。企業用地の除草対策ということでございますが、情報提供がありましたら、環境美化条例に基づきまして文書にて指導を行っているという状況でございます。
議長(浅野幹雄君) これより森 栄君の質問は一問一答により行います。2番森 栄君。
2番(森  栄君) では、関連質問ですけれども、第1点目の現在の富谷町の商工業の実態について、経済産業省で平成22年12月31日に実施した従業員4人以上を対象にした工業統計調査における富谷町の工業事業所数と製造品出荷等の金額は幾らか、質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) こちらにつきましては、現在手元にあるのが平成24年度の工業統計の数値なんですが、そちらでよろしいでしょうか。(「はい」の声あり)はい。
 こちらにつきましては、事業所数が18です。従業者数が1,015、工業品製造品出荷額、こちらは155億6,518万円でございます。以上です。
議長(浅野幹雄君) 2番森 栄君。
2番(森  栄君) 先ほど回答していただいたその時期と比べて、現在はどれぐらいふえているか、その状況について質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 先ほど述べた数値が最新の数値ということになっておりますので、その後の数値については正確な数値は把握はしていないところでございます。
議長(浅野幹雄君) 2番森 栄君。
2番(森  栄君) 経済産業省で平成19年6月1日に実施した商業統計調査確報の商業事業所数と年間商品販売額は幾らか、質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 済みません。手元にあるのは平成24年経済センサスの数値なんですが、そちらでよろしいでしょうか。(「はい」の声あり)そちらで述べさせていただきます。こちらは、卸売業、小売業の事業者数と年間商品販売額の数値で回答をさせていただきます。事業所数が205、年間商品販売額が816億4,400万円になっております。
議長(浅野幹雄君) 2番森 栄君。
2番(森  栄君) 先ほど平成24年の数字で回答いただきましたけれども、現在それと比較した場合にどれぐらいふえているか、その数字について回答を求めます。
議長(浅野幹雄君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 手元にその以前の数値というものがちょっと手元にないので答えられませんが、全体としてはふえているものというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 2番森 栄君。
2番(森  栄君) 総務省で平成21年7月1日に実施した経済センサスの事業所数は幾らか、回答を求めます。
議長(浅野幹雄君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 手元にある数字なんですが、平成21年経済センサスの基礎調査の数値でございます。事業所数1,187でございます。
議長(浅野幹雄君) 2番森 栄君。
2番(森  栄君) それでは、第2点目に関連して、現在商業については富谷町中小企業振興資金融資あっせんと富谷町小規模企業小口資金融資あっせん及び富谷町中小企業振興資金融資資金等利子補給補助金があります。また、工業については企業立地促進奨励金と雇用促進奨励金がありますが、これ以外の商工業振興のための補助制度を考えていないか、質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 議員おっしゃるとおり、現在の富谷町の融資制度としては、中小企業振興資金1点のみになります。ただ、宮城県や国におきましてもさまざまな融資制度、支援制度がございますので、場合によってはそちらのほうもご案内をしていきたいというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 2番森 栄君。
2番(森  栄君) 第2点目に関連いたしまして、隣接する仙台市の商工業振興策と比較した場合、今の富谷町の商工業振興施策として不足しているものはないか、再度質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 仙台市につきましては、政令指定都市でございますので、やはりそういった企業へのさまざまな支援制度というのも確かに町に比べては充実をしているところでございます。例えば融資制度、富谷町では現在1種類ですが、仙台市では4種類16区分でしょうか、そういったいろんな対象ですとか、そういった内容に区分してさまざまな融資制度を設けているところでございます。ただ、富谷町の融資制度は保証料が全額富谷町のほうで持っていると。また、利子についても1%は町のほうで補給をするというような、仙台市でも余りやっていないようなそういった特徴のある融資制度もやっておりますので、ただ、確かに仙台市と比べるとさまざまな点でやっていないところもございますので、今後はそういったところをいろいろ検討しながら、参考にしながら、富谷町としての融資制度、支援制度というものを考えていければというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 2番森 栄君。
2番(森  栄君) 第3点目に関連して、仙台市では震災からの復興後を見据えた地域経済の再生戦略「仙台経済成長デザイン」を発表し、新規開業率で日本一を目指すなど4項目で数値目標を掲げ、2017年までの達成に向け9つの戦略プロジェクトを盛り込み、14年度予算案に延べ164億円を計上していますが、この9つの戦略プロジェクトのうち、今後の富谷町の商工業振興・発展のために施策に生かすことは考えていないか、質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 仙台市につきましては、実際に沿岸部もございまして、いろんな被災もしております。そういったところでいろんな復興策、振興策というのを設けているものと考えております。富谷町といたしましてもそういった内容、仙台市に限らずいろんなところでそういった支援策、復興策というものを設けているところもありますので、そういったところは参考にできるものは参考にしていければなというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 2番森 栄君。
2番(森  栄君) 先ほどの質問に関連いたしまして、地域経済の再生戦略「仙台経済成長デザイン」とは9つの戦略プロジェクトを設けていますが、その中でも1つは中小企業の成長促進、また、起業家の支援、それから女性のビジネス創出支援、それからブランド化の促進、まちづくりイベント型ビジネスの創出というような施策を掲げておりますけれども、これらの施策を富谷町の今後の商工業施策のために取り入れる考えはないか、質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 町内の商工業の振興施策につきましては、先ほども答弁しましたが、くろかわ商工会のほうでもさまざまな施策をやっていただいているところでございます。また、くろかわ商工会の施策のほか、富谷町でもやはり自治体としての役割というものがあるものと考えておりますので、そういったいろんな事例、そういったものは参考にできるものは参考にしてまいりたいというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 2番森 栄君。
2番(森  栄君) 第7点目ですが、関連いたしまして、宮城県内の業種別の最低労働賃金について、それぞれの業種の時給当たりの賃金について質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) こちら、手元にある資料、平成25年10月31日効力発生のものでご回答させていただきます。まず、こちらが区分によらない共通の最低賃金でございます。こちらが696円、また、業種別で申し上げますと、鉄工業、こちらが798円、次に電子部品・デバイス・電子回路・電気機械器具・情報通信機械器具製造業、こちらが757円、自動車小売業763円、以上となっております。
議長(浅野幹雄君) 2番森 栄君。
2番(森  栄君) 第8点目の質問に関連して、住民の雇用の確保については現在ハローワークの求人情報を本庁や出張所に備えつけていますが、町の広報や町のホームページにアップすることは考えていないか、質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) ハローワークの求人情報につきましては、定期的に役場本庁舎、あとは各公民館のほうにペーパーベースで掲示をさせていただいております。広報への掲載ということですが、その求人情報の適時適切な提供、時間的なタイム差といいますか、そういったこともございますので、現在のところ広報誌への掲載ということは考えておりません。ただ、求人情報につきましては、例えばホームページでも今いろんな求人情報が見られる環境にあります。また、今後もハローワーク大和とはいろいろ連携を図りながら、求人情報の周知方法については検討してまいりたいというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 2番森 栄君。
2番(森  栄君) 町に既に進出している企業や今後進出が予定されている企業に職員が訪問して地元雇用の促進を図るべきだと思いますが、どのように考えているか、質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 進出した企業様につきましては、やはりまずは町民の雇用というのを検討していただくというのは、議員おっしゃるとおりだというふうに考えております。新設企業につきましては、折に触れ訪問などして、そういったことをお願いをしてまいりたいというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 2番森 栄君。
2番(森  栄君) 11点目の関連質問について、先ほど荒谷企画部長のほうから、平成20年の国勢調査で市となる要件についての要件は満たしている旨の回答がありましたが、商工業その他の都市的業態に従事する者及びその者と同一世帯に属する者の数は幾らか、具体的な数字で回答を求めます。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これは、いわゆる第3次産業と言われる部分に属しますので、ちょっと個別な数字は押さえておりませんが、国調のデータからいきますと4万528人で全体の8割、実数でいきますと86.15%で、富谷町はおおむねクリアしているということで、先日宮城県との協議の中でもそういった話題で現在やっているところです。次は実際は来年の国調の数値がどうなるかが最大のテーマですので、そこに向けてまた調整してまいりたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 2番森 栄君。
2番(森  栄君) 先ほどの質問に関連いたしまして、銀行及び会社の数及びその規模、雇用人数等の規模を具体的な数字で回答を求めます。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これはあれですか。市制移行に伴う基準ということでしょうか。(「実際の数字です」の声あり)
議長(浅野幹雄君) 反問権ですね。(「質問の狙いをはっきりしてください」の声あり)確認ですね。(「そうですね、はい」の声あり)市制移行に向けた分ですかと。(「はい、そうです」の声あり)市制移行に向けた。
企画部長(荒谷 敏君) それにつきましては、前回の特別委員会等でもお話ししておりますが、そういった基礎数値を今から調整をして、実際は来年以降の本申請のほうに登場いたしますので、そういった細かい数値を今宮城県と調整をいたしまして、どういった数値をもとに富谷町の市制移行について必要であるか。ただ、前回も申し上げましたが、県条例では既に時代にそぐわない条文もあるということで、それは県のほうで今調整をしておりまして、場合によっては県条例を改正すると、そういったふうになっておりますので、その市制移行についてどうのこうのとなると、またちょっと別な話になろうかと思いますので、具体的な数字については手元にはございませんので、また後ほどお答えさせていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 2番森 栄君。
2番(森  栄君) 先ほどの質問に関連しまして、商工業その他の都市的業態に従事する者及びその者と同一世帯に属する者の数が最近5カ年増加にあることの要件について、この5カ年増加にあることの具体的な数字についてお伺いします。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これにつきましても、現実的には今からそういう数値をもとに宮城県を通して国のほうに上げていく項目になっております。そういったものを今調整しておりますが、現在の数値でいきますと、平成17年は3万6,735人、22年は4万528人でプラス3,793人ということで、明らかに他市町村と現在県内を比較しても、富谷町の伸び率は高いというふうになっております。これは次回の国勢調査の数値が基本になりますので、そういったところをご了解いただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 2番森 栄君。
2番(森  栄君) 先ほどの13点目の質問に関連して、先ほど町長のほうから成田団地内の旧結婚式場の跡地についてのヤマダ電機が出店するというようなお話がありましたけれども……。(「違う。結婚式場の斜め向かい」の声あり)ああ、ごめんなさい。では、取り消します。成田団地内の旧結婚式場の跡地、それからあとコンビニのファミリーマートに隣接しているドラッグストア進出予定地やことしの10月にオープンが予定されているヨークベニマルの北側の空き地の進出予定の企業名や業種、規模、雇用人数など、これらについて住民が関心を持っていますので、わかる範囲で結構ですからご回答願います。
議長(浅野幹雄君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 冒頭町長が述べました上桜木のヤマダ電機につきましては、8月29日に具体的に宮城県のほうに大規模小売店舗の届け出があったので、こちらのほうでも把握ができました。今議員おっしゃった3地区でしょうか。そちらにつきましては、具体的なそういった届け出等はございませんので、現状こちらのほうでお知らせできるような情報は持ち合わせておりません。以上です。
議長(浅野幹雄君) 2番森 栄君。
2番(森  栄君) 14点目の質問ですが、開発指導要綱の見直しについて先ほど回答をいただきましたけれども、もし今後の実情に合わせて見直しをするとしたら、その対象項目はどのようになるか、質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。もとい、都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 先ほどの町長のお話にもありましたが、現在の開発指導要綱の見直しの考えはありませんが、開発事業の目的と本町のまちづくり基本方針と照らし合わせまして、大事な事業の障害とならないように協議、調整を図ってまいりたいと考えてございます。(「終わります」の声あり)


議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) 今回、私は通告書に従い、大きく2つについて質問いたします。
 本日最後の一般質問ですので、簡潔・明瞭に努めて質問したいと思います。
 初めに、「発展する杜乃橋団地と周辺について」を質問いたします。
 高屋敷土地区画整理組合が設立認可を受け、今月9月から造成工事に着手する予定と聞いております。今回の定例会会議案の議案第12号に、平成26年度町道高屋敷線道路拡幅工事請負契約の締結についてがあります。4号国道からの乗り入れ工事において、株式会社大林組東北支店の契約予定金額3億2,400万円について、議会での議決案件がございます。平成27年9月竣工予定に向けての工事ですが、スーパーゼネコンの1社です。職人不足や資材の高騰を受ける昨今にもかかわらず、順調に工事が進むことを願う次第でございます。
 開発用地に、米国系の会員制倉庫型量販店コストコが東北では初めて進出を計画しているなど、杜乃橋地区周辺が活気を増しています。7月23日に杜乃橋会館で開催されました高屋敷土地区画整理事業に関する説明会での答弁も含め、杜乃橋住民が安全・安心に暮らせることを願い、今回大きな一つとしての質問を行います。
 6月定例議会一般質問でも杜乃橋地区の交通事情について質問いたしました。
 国道4号線から杜乃橋団地内の交差点まで、朝の通勤通学時間帯には車が連なり、交通渋滞が住民の安全上大きな問題と考え質問し、町は信号機設置を大和警察署に申請、大和警察署も交通安全協会に上申中との答弁がございました。先日、杜乃橋町内会会長と、大和警察署交通課の担当課長、担当員のお二人とお会いし、状況を聞いてきましたが、信号機設置に関しましては大和署管内でも数十カ所の要望があり、順番待ちとのことです。今年度は鶴巣地区の1カ所だけ交通協会から認可され、改めて新設信号機の設置に関しては難関だろうと思い知らされました。警察は交通渋滞ではなく、あくまでも安全重視の視点で考慮していると伺いました。余分にはなりますが、大和警察署長も近隣団地にお住まいで、杜乃橋・杜乃丘団地の発展、交通渋滞に関しては、常日ごろ気になさっているというようなお話もお伺いしてきました。
 職人、資材に大きな影響がない限り、平成27年9月に高屋敷区画整理の工事も竣工を目指して進むものと思われます。そこで、質問いたします。
 1つ、区画造成は9月から平成27年9月までの工期か、お伺いいたします。
 2つ、町の工事区分について、道路幅員、取りつけ橋の設計などの進行状況を伺います。これにつきましては、答弁は先ほど述べました議案第12号にありますので必要ございません。
 次に、3つ目としまして、区画整理に対し、町から地区計画等の指示・指導があったか、お伺いいたします。
 4つ目としまして、コストコ進出計画について、町が把握している内容をお伺いいたします。
 5つ目としまして、区画造成工事期間及び完成後の交通状況に対する町の対応を安全面も含め、お伺いいたします。
 次に、「富谷町の空き家」について質問いたします。
 総務省による都道府県の空き家率が7月に発表され、全国の空き家数は昨年10月1日現在で820万戸、全国の住宅総数に占める割合は13.5%、数、率ともに過去最高と報道されました。
 宮城県では9.3%と一番少なく、これは東日本大震災の影響と思われ、理由について総務省は、被災者用の住宅としてアパートなどの空き家を活用したためと分析しております。
 空き家は今後も増加が進み、問題は重要課題になります。空き家に関しての質問ですが、関連としまして、論旨の中で空き地も出ますが、ご了承のほどお願いいたします。
 空き家・空き地の問題点として、空き家や空き地に関する問題は頻発し、新聞やテレビでも報道され、社会問題にまで発展しております。原因は、管理する人がいない土地や家です。特に、建物が管理されていない状態で長期間放置されてしまうと、建物の老朽化に伴い倒壊の危険性や治安の悪化、放火の誘発、不審者の侵入、害獣の発生など、多くの問題が生じます。社会問題化しているのはこういった管理されていない空き家が主で、きちんと管理されている建物や土地ではこういったトラブルは起こりません。
 では、空き家・空き地を放置するとどんな問題が起こるか。報道を参考に述べさせていただきます。大きく4種類に分類されるそうです。1つとしまして、放火による火事・火災。2つ目としまして、地震、風、台風による倒壊。3つ目としまして、不審者や動物の侵入。4つ目としまして、草木が伸び、また落書き等による景観の悪化。
 それでは、なぜ誰も管理していない土地や建物がふえているのか。考えられることは、1つ目としまして、相続したが、既に家を持っていて利用しない。2つ目としまして、老後、施設に入所して帰る予定がないが、売却・相続まではしない。3つ目としまして、建物はもう使用しないが、壊すと固定資産税が上がってしまう。4つ目としまして、遠方に住んでいて管理するのが難しい。
 そして、適切に管理を義務づける空き家・空き地条例は、空き家や空き地を放置するとさまざまな問題が発生します。その問題の多くは、放置されている不動産ではなく、その周辺の地域や住民に対して危害を与えてしまうことです。それらを踏まえ、自治体では空き家・空き地の適正管理に関する条例、通称「空き家・空き地条例」を次々に制定しております。日本で初めての空き家・空き地条例が、平成22年10月1日に埼玉県所沢市で所沢市空き家等の適正管理に関する条例で制定されてから、平成26年現在、全国335を超える自治体が導入しております。今、現状ではもっとふえていることと思います。そこで質問いたします。
 1つ、富谷町の空き家の戸数と空き家率についてお伺いいたします。
 2つ、空き家の多い地区をお伺いいたします。
 3つ、町の空き家になる条件は何か、お伺いいたします。
 4つ、空き家に対しての固定資産税の納付状況をお伺いいたします。
 5つ、町の空き家に対する対応策をお伺いいたします。
 以上、質問いたします。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁申し上げます。
 杜乃橋団地周辺、そしてまた高屋敷というふうなことで、大体は個別に触れてきた内容かと思いますので、後ほど担当課から用意した内容を答弁することといたします。
 2つ目の空き家に関してでありますけれども、やはり大きく新聞報道で取り上げられたように、富谷町とてその例外ではないわけでありますし、日本全体として八百何十万でしたかね。そういった数の多さとかがありますし、宮城県では富谷町ではというふうなことでの関連した内容での質問というふうなこととなろうかと思います。
 間違いなく2010年、2040年の30年の局面は、人口減少というふうなことでほぼ方向づけられて、今既に2010年からスタートしたわけでありますので、そういった面で富谷町も微増ながら増加し続けるというふうな予測の中にあっても、今1万8,000世帯手前ぐらいのところまで来た中で、これらの課題に関心を寄せると、このようなことと相なります。
 当面、管理不全、所有者が遠方でほとんど手がつけられていないというあたりは、町民からご指摘を受けたりして、そして現場に出向いてというようなことで一定の対応はいたしておりますけれども、抜本的な解決が見出せない状況は報道のとおりであります。そのような中にあって、富ケ丘の町内会、北部町内会さんで、町内会班ごとの調査というふうなことで一定の形式で調査をして、たしか4%台の空き家率というような数字、詳細まだ十分でないんですけれども、4%台だったと思います。そのようなことで、その数字にあらわれるように、確実に空き家が存在し、今後の大きな課題の一つになるということはそのとおりだと思います。
 空き家になる傾向というふうなことで、一般的に言われている中は少子化、高齢化、核家族化、そして所有者が亡くなる。そしてまた、所有者の方が入院、施設入所、転勤、さまざまな要素が絡んで、富谷町から他の場所への移動というふうな中で起こる事象というふうに捉えます。
 空き家の定義は、現状定義が定着したものはないようでありますけれども、多くは常態として居住などに使用していない建築物というふうなこととなりますので、大きく捉えるのならば、先ほど管理不十分云々もなく、空き家の状態として住まないものを空き家というようなこととなれば、またその戸数のとり方、あるいは数の多さというふうなあたりにもつながっていくのかなというふうにも思います。
 個別には後ほど担当課からとさせていただきます。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 私のほうからは、問い1の高屋敷地区の造成工事の工期ということでございますが、土地区画整理事業造成工事の施工業者が8月に決定いたしましたので、9月から工事に着手いたしまして、企業誘致の促進を図るために来年の9月までの約1年間で造成工事を完了させることとしてございます。工事につきましては、初め樹木の伐採・抜根、造成工事を行い、調整池、上水道等の埋設物等の築造を実施していきます。また、工事着手前には工事概要、工事スケジュール等を記載したチラシを施工業者で作成いたしまして、周辺住民の方にお知らせすることとしてございます。
 続きまして、問い3の地区計画等の指摘、指示ということでございますが、高屋敷地区の用途地域は準工業地域、工業地域及び工業専用地域を設定してございます。準工業地域及び工業地域は住宅建築等が可能な用途であることから、産業地としての基盤整備にあわせまして、適正かつ合理的な土地利用を誘導し、良好な市街地形成と維持を図るために、今後地区計画を定めていくこととしてございます。
 続きまして、5番の造成工事及び完成後の交通状況に対する町の対応ということですが、先ほどの森議員の回答にもございましたが、造成工事期間中はもちろんのこと、完成後の高屋敷地区への交通アクセスにつきましては、立地企業に対しまして国道4号から出入りするよう土地区画整理組合と一緒に働きかけまして、杜乃橋地内通過交通量の軽減に努めることとしてございます。また、杜乃橋二丁目の北側丁字路と南側十字路の交差点には、歩行者の斜め横断を防止いたします横断防止柵を設置するとともに、横断歩道の設置や「止まれ」の規制標識を設置いたしまして、安全確保を図ってまいりたいと考えております。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) それでは、1問目の(4)、コストコ関係について、私のほうから答弁させていただきます。
 現在、今都市計画課長が申し上げたとおり、高屋敷地区は大きく3つの用途地域に分かれております。コストコの進出に関係しては準工業地帯に建てられますので、現在そこへ企業立地を働きかけているというのが現状でございます。これにつきましては、組合の所有地になりますので、町としては側面から町への企業進出ということで企業立地のほうへ向けて誘致活動を展開してるところでございます。
 コストコにつきましては、アメリカワシントン州に本社がありまして、日本の中では川崎市のほうに日本社というのがあります。そこから現在数名ですね、何度か高屋敷のほうに訪問しながら、現地を見ながら、組合の設立も終了いたしましたので、現在組合と立地に向けて実際の販売価格とか、その用途の使用方法、そういったところを協議を進めながら交渉を続けているというところでございます。
 町として聞いているところは、出店意向はありますということで、ただ、区画整理法に基づきまして終了に伴って企業との契約が行われますので、成立に当たってはまだ先かと思いますが、その前段でよくあります企業立地協定とか、そういったものが行われていくのではないかと思っております。
 町への影響ということで、実際、雇用促進面が非常に期待されておりまして、600名から800名の雇用を行いたいと。それで、当然立地する町から基本的に採用を優先的に行いたいということで、町としてはそういうところをぜひお願いしてまいりたいと思っております。また、既に日本のほうへは20店舗ぐらいオープンしておりまして、最近では愛知県常滑市とか、ひたちなか市、そちらのほうにオープンしております。そこの状況を見まして、そこの市町村、市に確認したところ、オープン当時は大変渋滞があったが、現状ではそれほどでもないということになっておるようです。
 特に、会員制でございますので、日本の企業でいいますとジャスコ、ヨークベニマル、そういったところとまたちょっと若干違うような皆さんが利用されているということと、高速道路を使って遠方からかなり買いだめというんでしょうかね、大量に買う方が多いということで、非常に交通機関のいいところに立地したいというのが先方のところで、まさに高屋敷はコストコ側からここへぜひ来たいというような申し出もありながら、組合と今交渉を続けているというようなところでございます。
 なお、成立に至った場合は、また皆様にお知らせしてまいりたいと思います。以上です。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 私のほうからは、空き家関係の問い1の空き家の戸数と空き家率ということからでございますが、まず7月末に総務省で発表なりました、平成25年の住宅土地統計調査、これの速報ということなんですが、今回は都道府県と政令指定都市の分の発表ということでして、市町村につきましては来年の2月公表ということだそうでございます。したがいまして、うちのほうで把握しているのは前回の平成20年の調査結果というものにとどまっております。参考までにその数値ですと、住宅総数が1万5,740戸、そして空き家総数ということが抽出統計で1,400戸、空き家率としましては8.9%というような数値でございます。
 それから、問い2の空き家の多い地区というところでございますが、町といたしましてもまだ現地調査を実施しておりませんし、それから統計調査におきましても、統計処理上の発表ということですので、地区ごとの具体の把握ができる状況にはないというようなところでございます。
 それから、問い5でございますが、町の空き家に対する対応策ということでございます。現在のところ、空き家そのものへの対応は個人の財産ということで対応できないところではありますが、ただ、空き家の敷地内の雑草の繁茂などにつきましては、環境美化条例の趣旨に沿いまして所有者に対する指導ということを行っております。
 また、今後の対応策ということなんでございますが、まず空き家ということの中での先ほどからの管理不全、放置された空き家というのが対応が問題であるということでして、老朽建物であるか、宛てある空き家の場合は、先ほどのとおり防災、防犯、それから環境保全上の問題ということがありますので、行政のかかわりとしましては警察ですとか、消防ですとか、この辺の連携、それから実際はあと町内会さんのほうの協力もいただきながらの対応というのが必要になるのかなと思います。ただ、現在の国の動向、それからほかの市、県内ですと仙台市、それから美里町、色麻町がことしの4月に条例を施行しておりますので、この辺の条例制定の先例をまず注視していきながらというふうに思っているところでございます。私のほうは以上です。
議長(浅野幹雄君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) 問いの4で、空き家に対して固定資産税の納付状況ということですが、固定資産税は毎年1月1日の賦課期日において、固定資産を所有している人に対して課税する仕組みとなっております。空き家であるか、調査は行っていません。したがって、空き家のみの納付状況は把握していない状況でございます。
議長(浅野幹雄君) これより山路清一君の質問は一問一答により行います。12番山路清一君。
12番(山路清一君) それでは、コストコのまず進出計画について、先ほどから答弁ございますけれども、具体的に二、三聞きたいと思いますのでお伺いいたします。
 まず、1つですけれども、コストコが進出予定の敷地の場所ですね。今、あくまで予定です。今、4号線から南北、失礼、東西のほうにございまして橋がかかりまして、あとは杜乃丘のほうにつながるような感じで進められていたと思うんですけれども、1本の太い道路で上下に分かれるような感じです。その上のほうですか、下のほうですか。多分下のほうだった感じがしましたけれども、その辺についてお伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これはあくまでも用途地域は決まっておりまして、国道から真っすぐ高屋敷に入った場合は、そのまま角を曲がって杜乃橋さんのほうに出るんですが、そのちょうど入って左側の土地になる予定でございます。そこは準工地域となっております。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) 今おっしゃったのを見ますと、4号線を背にして上っていきますと、左側のほうという感じでよろしいでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) 4号から入った場合は左側になる予定でございます。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) そちらのほうは準工業地域だという話でございます。そちらのほうのコストコさんの使用する敷地面積はいかほどあるか、概算でも結構ですのでお伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これにつきましては今組合と協議をしているところですが、用途面積が約6ヘクタールありますので、6ヘクタール。そこに店舗と駐車場になる予定でございます。あとは正確には大店舗法に絡みますので、そこに出たときに売買の面積が出てまいると思います。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) 6ヘクタールといいますと、ほとんどの下のほうの土地に関しましては、南側ですか。あの土地に関してはほとんどではコストコさんがお使いになるということ考えてよろしいんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) 現在のところですと、後でこちらお渡ししますが、これ準工となっておりますので、ここはほぼコストコさんが所有したいというような感じで聞いておるところでございます。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) そうしますと、敷地に関しては全部コストコさんがお使いになるということで、コストコの建物の規模というのが今計画ではどのくらいの規模になっているか、お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) こちら、そもそも倉庫店というくくりになっておりまして、基本的に倉庫の中に店舗があるという形なんですけれども、日本の中、全世界ほぼ共通の面積で建てているということで、聞いておりますのが1万から1万3,000平米の間でほぼ建設しているというところでございます。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) では、その店舗以外の敷地に関しては、屋外駐車場ということでお使いになるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) 聞いておるところでは、800台から1,000台ぐらいの駐車場を有すると。それで、ご存じかあれなんですが、カートが、買ったものを入れるカートがやはりアメリカサイズで相当でかいものになっておりますので、駐車場の幅が日本の既定の駐車場より広いというところで、800台から1,000台の駐車場を抱え、それで渋滞も起こさないように中に取り込むようなそういう経路もとっているというところでございます。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) そうしますと、ほとんど敷地の中は駐車場関係だろうということと、特徴はそのカートが入ってくるということで、この辺にはないような販売というか、そのような店舗になるというような考えがあります。
 それで、1つ先ほどもちょっとお話ありましたけれども、その買い物客の動線関係、車の動線ですね。4号線から乗り入れるということを徹底しますというような、会員制ですのでそのようなことでしますという話を聞きましたけれども、4号線から買い物の客と車が入るようにあくまでも指導と考えてよろしいんでしょうか、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これ4号線から町道整備にまず今回値していまして、ここは町道になります。あと中は組合のほうで施工しますので、いずれ町道というくくりでまず使用されると思います。あとは敷地内に有効的に交通障害を起こさないように、その辺は配慮するということと、あとは国道ですので、警察と国との協議、そういったところが今行われているところだと思います。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) そうしますと、当然国道から入ってくるとなりますと、信号機関係の件も含めて今これからの話だと思うんですけれども、高屋敷の工業団地が数年後にはできて、ほかの企業も入ってくるということで考えなくちゃならないことは、信号のほうも考慮するということで考えてよろしいんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 信号機につきましては、警察と協議しながら行っていくようになります。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) ちょっと聞こえにくかったので、信号機のことを考えるんですか。考えているんですか。再度お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 警察のほうと協議しながら対応していくこととなります。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) それでは、大和警察署のほうと今後考えながらやっていくということで了解してよろしいんでしょうか。そのように考えます。
議長(浅野幹雄君) 質問じゃないんですか。
12番(山路清一君) いや、質問じゃないです。そのように考えます。
 もう一つなんですけれども、その高屋敷のコストコさんが結構車が来ますけれども、先ほどの杜乃橋との取り合い部分に関しまして、ちょっと私もわからないんですけれども、わからなかった部分で……。あそこの丁字路のところですね。丁字路のところ、その歩道関係とか、その交通のやつで何か考えているという話を聞いたんですけれども、ちょっとその具体的にもう一度お話をお聞きいたします。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 町道杜乃橋13-1号線のちょうど北側の部分になりますが、こちらのはじのほうに一応照明灯を設置しまして、あとこちらの13-2号線と13-1号線の交差部分に横断防止柵を設置しまして、こちらを渡る形の横断歩道を設置します。あと、その手前に交通規制の標識を13-2号線と、あとその後ろの細い道路のほうの2カ所に設置する予定でございます。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) ちょっと言葉でははっきり私の頭に入りませんので、後で結構ですので具体的にその図面にちょっと書いていただければ幸いと思いますので、よろしくお願いいたします。
 続きまして、高屋敷の造成工事についてお伺いいたします。
 工事車両の動線ですけれども、計画によりますと、工事車両関係は4号線のほうから乗り入れるという話を聞いておりますけれども、これは工事中通して4号線から乗り入れるのでしょうか、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 杜乃橋団地の通過交通量の軽減に努めるためでございます。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) ちょっと聞こえにくいんですが、基本的には4号線からこちらには乗り入れるということで考えてよろしいんですね。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) はい、そのとおりでございます。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) そうしますと、私たちのほうの町のほうでつくる橋関係、それから取りつけ道路関係の工事期間中はどのような方法を考えているか、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。もとい、都市整備課長。建設部長。
建設部長(鴇 謙一君) 申しわけございません。最終日の契約案件の際にもご説明する予定でございますが、高屋敷橋という橋かけかえするんですけれども、あそこの仮設の橋を設置して、工事車両についてはその仮設道路、当初取り壊しませんので、既存の橋利用できますが、取り壊し期間中は仮設道路を回って進入・退出するような形態をとっている予定でおります。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) それでは、ちょっと確認しますけれども、工事期間のその中で工事をやっているときに、橋と取りつけ道路の場合は、今の橋を解体して今のところにつくると考えてよろしいんですか。それで、そのほかのところに、近くに迂回路を、橋をつけて、仮橋をかけていくのかどうかということで、ちょっと具体的にお聞きいたします。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇 謙一君) 議員おっしゃるとおりの工法で行う予定です。あと、ちなみに住民説明会でもお話ししたんですが、既存のあの杜乃橋地区の13-1号線、これは最終的には既存の山を崩して接続しますので、工事の終盤にかけては一部4号線側からの出入りができなくなるような状況の場合もありますので、一部の荷役車両といいますか、それについては団地内の13-1号線を若干通るような形態も発生するものと思っています。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) 高屋敷の工業団地に関しましては、乗り入れというか入っていく道路が4号線と杜乃橋の2点ということでなっていると考えております。その場合、やはり今ある杜乃橋に関しましては皆さんご存じのように非常に今工事、杜乃橋自体の住宅の工事の関係で工事車両、それから住民もふえております。その辺の安全を踏まえて、やはり今その4号線が使えない状況がありましたらば、杜乃橋の住民のほうと十分にその辺を打ち合わせして、まず事故のないようにやるように町のほうで考えていただきたいということで、その辺についてお伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇 謙一君) 極力そのような方向に進めてまいります。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) そのように安全のほうについては十分に考えていただきたいということで、もう一つ、高屋敷の土地に関しまして、その高屋敷から発生する土量、土関係、その土の処分に関しまして、前に説明会で聞いたときには中のほうで処分するというようなお話を聞きましたけれども、100%中のほうで処分できるのか、それを確認いたします。お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇 謙一君) 当然、場内で切り盛り、均衡をとってやる予定ではございますが、一部町道の両側ですか。田面を若干埋め立てして盛り土するというような状況もございます。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) 高屋敷については最後になりますけれども、前にちょっとお話ししましたけれども、今BESSってハウスメーカーがございます。あそこのところの十字路関係、非常に私も前回質問しましたけれども、非常に交通量が多いです。渋滞しています。渋滞というのは別に問題はないんですけれども、渋滞の中で一番怖いのは、事故が起こるのが一番怖いということで考えております。それで、信号機の関係ということで、町のほうから大和警察署、大和警察署のほうから公安委員会と行きますけれども、この辺をやはり強力にお話ししていただいて、今数十カ所が大和警察署のほうに申請ございます。その中でも危険箇所だという意識を高めていただいて、積極的に大和警察署のほうにアピールしていただきたいということで、その辺についてお伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(新田 武君) 議員がおっしゃいましたとおり、大和警察署には常日ごろ密接にその状況の中で要望してまいっております。今回のこの高屋敷の整備関係につきまして、危機管理室といたしまして大和警察署のほうに密接に要請をしているところでございますので、ご理解をよろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) 続きまして、富谷町の空き家について質問いたします。
 富谷町ですね、中で空き家において今まで事件、事故等がございましたか、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 今のところ、町民生活課のほうにはちょっと事件、事故については耳には入っておりません。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) 今まではないかもしれませんが、これから考えられることは十分考えられます。当然先ほどからの答弁の中でも、富谷町の人口、それからその辺のことを考えると、やはり空き家率がふえていくということは考えられますので、その辺のこの対応策について今後どのように考えるか、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 防犯面、それから防災面も含めまして、危機管理関係、総務課のほうとも連携しながら、あと地元の町内会の方々等の情報をいただきながらということで、その辺も対応していかなければいけないなというふうに重要なポイントかと思います。内部での連携のほか、あとは場合によっては警察などということも必要になろうかとは思っております。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) パトロール等を頻繁にしていただいて、その辺のほうをよろしくお願いしたいと思います。
 次に、空き家・空き地に関しまして、住民からの苦情等は今までございますか、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 近隣住民の方からの苦情などは何件かはいただいておりますので、その都度現場を見まして、所有者あるいは管理者のほうにいろいろ指導をしているというのはございます。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) 空き家・空き地に関しまして、そのいろいろ困ったことがあった場合は、そうしますと最初に行くのは町民課のほうに行けばよろしいんですか、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) まず、最初の出だしはやはりこちらのほう、草、雑草ですとかも含めて害虫などもありますので、こちらのほうがまず最初の取りかかるところなのかなというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) 関連ですのでお話ちょっと聞きたいんですけれども、鷹乃杜のある1カ所なんですけれども、空き地に関しまして高木が非常に、松の高木が伸びております。その高木に対しまして重機を持ってきましてワイヤーロープかけて重機でもって引き抜こうとした形跡がございます。今でも松の木にワイヤーロープが絡まっています。その辺はご存じでしょうか、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) その辺はちょっと聞いていないところですので、個別の情報がございましたら、あとお聞かせいただければと思います。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) では、その辺もひとつよろしく調べてください。
 それと、最後になりますけれども、富谷町で空き家・空き地関係に関する条例の件については今後どのように取り組んでいくか、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 条例化につきましては、仙台市とか、先ほどの2つ合わせて県内3つの例がございますので、その辺の状況をいろいろ見ながら、それからあとつくり、中身をどうするかとか、あるいは代執行をどうするかなども含めまして、いろいろもうちょっと研究する余地があろうかと思いますが、国の法律ができることも報道されておりますので、その辺もあわせながら条例化の中身、あるいは条例化の制定の準備なども検討していきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) これをもちまして本日の一般質問を終わります。
  これで本日の日程は全て終了いたしました。
  本日はこれにて散会します。ご苦労さまでした。
     午後3時39分 散会

平成26年第3回定例会議事録(第2号)

平成26年9月3日(水曜日)

出席議員(18名)

  • 2番 森栄君
  • 3番 菅原福治君
  • 4番 出川博一君
  • 5番 高橋正俊君
  • 6番 小泉光君
  • 7番 浅野直子君
  • 8番 安住稔幸君
  • 9番 三浦邦夫君
  • 11番 佐藤克彦君
  • 12番 山路清一君
  • 13番 小川昌義君
  • 14番 細谷禮二君
  • 15番 佐藤聖子君
  • 16番 永野久子君
  • 17番 磯前武君
  • 18番 渡邊俊一君
  • 19番 相澤榮君
  • 20番 浅野幹雄君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 富谷町長 若生英俊君
  • 副町長 鈴木和夫君
  • 企画部長兼企画部経営企画課長兼市制移行準備室長 荒谷敏君
  • 福祉部長 小野一郎君
  • 建設部長 鴇謙一君
  • 総務部総務課長 菅原俊司君
  • 総務部町民生活課長兼東向陽台出張所長兼富ケ丘出張所長兼あけの平出張所長兼日吉台出張所長兼清掃センター所長 亀郁雄君
  • 福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター所長兼保健福祉総合支援センター所長 安積春美君
  • 福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセンター子育てサロン所長 浅場悟君
  • 建設部都市整備課長 伊藤正君
  • 総務部総務課参事兼危機管理室長兼危機管理監 新田武君
  • 教育長 菅原義一君
  • 教育次長 及川芳彦君
  • 教育部長兼富谷中央公民館長兼富ケ丘公民館長兼東向陽台公民館長兼あけの平公民館長兼日吉台公民館長 小松巌君
  • 教育部学校教育課長 神田能成君
  • 教育k部生涯学習課長兼総合運動公園所長兼民俗ギャラリー館長 阿部雄也君

事務局職員出席者

  • 事務局長 山田豊
  • 次長 富澤裕
  • 主任主査 津久家直美

議事日程 第2号

平成26年9月3日(水曜日)  午前10時00分  開会
   第1 会議録署名議員の指名
   第2 一般質問(通告番号5番~9番)

第2日目  9月3日(水曜日)
3番 菅原福治議員
1 文化センター(図書館含む)等、複合施設の建設を
2 公営(町営)墓地の整備を早急に
13番 小川昌義議員
1 住宅地の街路樹対策について問う
2 ベネッセコーポレーションの情報流出と、他市町村で臨時福祉給付金申請書の誤送付が報じられ、これらに対する当町の対策を問う
3 いじめ防止対策推進法とスマホ対策について問う
16番 永野久子議員
1 学童保育を国基準に即して充実・改善せよ
2 問題多い現在の行政区長制度の見直しを
18番 渡邊俊一議員
1 町道三ノ関・大崎線の拡幅工事を求める
9番 三浦邦夫議員
1 兄弟は同じ保育所で保育する事を望む

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり   午前10時00分 開議
議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
 ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
 議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。


     日程第1 会議録署名議員の指名
議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、2番森 栄君、3番菅原福治君、4番出川博一君の3名を指名いたします。


     日程第2 一般質問
議長(浅野幹雄君) 日程第2、一般質問を行います。
 通告順に発言を許します。3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) 皆さん、おはようございます。
 それでは、私から2点、質問をさせていただきます。
 1点は、文化センター等(図書館を含む)複合施設の建設について。2点目は、公営(町営)墓地の整備を早急に、について伺います。
 まず最初に、文化センター等(図書館を含む)複合施設の建設についてお伺いいたします。
 昨日、町長より所信の中で3期目の立候補の決意があり、政策課題として複合文化施設の具体化について表明をされました。私の質問は、事前通告とこの新たな表明に基づいた質問とさせていただきます。
 さて、本町は、ことし1月の総務省の人口調査において、外国人を除く登録で日本一人口の多い町となりました。また、市制移行においても、平成28年の早い時期の移行が確実視されております。そんな中、図書館を含む新たな複合文化施設の要望が高くなっております。この件に関しては、これまでも私も含めてでございますが、同僚議員より何度となく質疑させていただいた項目でございます。
 現在、我が町の文化施設の代表的なものとしては、6つの公民館と武道館、スポーツセンター等が整備されておりまして、これまで町の大きな役割を果たしてきました。また、図書館においても、6つの公民館と、また各小・中・高に整備されております。
 しかしながら、これからの我が町はさらに人口が増加し、また活発になり、市制がスタートした場合、このままの文化施設ではどうでしょうか。仙台市と隣接する富谷の文化施設とはどうあるべきかを、考えていかなければなりません。
 先月、市制移行調査特別委員会として、ことし1月に市制施行いたしました滝沢市に、所管事務調査に行ってまいりました。何と市役所の前には複合施設の用地を確保しており、2年後には文化会館、図書館等が完成だそうです。
 滝沢市には県の岩手産業文化センターなど複合施設があります。さらには、すぐ隣は盛岡市で、文化施設はたくさんございます。それでも、滝沢市制には新たな自前の複合文化施設が必要と考えて用地を確保しておりました。確かに財政面では大変だとは思いますが、一方で、この決断とスピードについては大変すばらしいと感じた次第でございます。
 我が町も、昭和46年より東向陽台団地を皮切りに新興団地を造成してきました。これまで仙台のベッドタウンとして着実に人口増加を図り市制移行にこぎつけたことは、これはこれで大きな先見性だと思います。これまでの町政にかかわってきた方々には敬意を表したいと思います。
 しかし、これからの富谷町は、これまでのベッドタウン政策とあわせて、企業の誘致等さまざまな都市機能の整備をスピードを持って推し進めることと、さらには周辺自治体との均衡ある発展を目指さなければなりません。
 また、図書館の整備についても新たな考え方が必要だと思います。
 昨年の11月に、山口県萩市の図書館事業について政務調査を行いました。萩市の人口は富谷町と同じ5万人台の町です。公的図書館は3つ、蔵書数は、一番大きな萩図書館で21万9,000冊、本町の公民館図書の約3倍ぐらいになるでしょうか。館長からは、「図書館とは、住民に情報提供を公的に保障する施設である。また、地域に対しての人づくり・まちづくりにつながる拠点である。したがって、自治体には絶対に必要な施設である」と熱く話していただきました。
 また、萩市には、吉田松陰、高杉晋作など有名な偉人も多く、松下村塾もあります。山口県は昔から図書館には特に熱心だったそうでございます。現在の安倍総理初め9人の総理と多くの政治家、多くの文化人を発掘しており、何かこの図書館が多いこととの因果関係があるように思われます。
 このように、これからの富谷にふさわしい複合文化施設とは何か、一刻も早い整備の実現を図り、子供の夢と町の大きな活力につなげていかなければならないと思います。
 したがって、ここでは市制移行の要件とは別に、これからの富谷にふさわしい複合文化施設の整備とは何かについて質問をさせていただきます。
 1つ、市制要件とは別に、文化センター等(図書館を含む)複合施設建設の認識について。
 2つ、文化センター等複合施設に対する住民の意識・ニーズの把握は十分なのか。
 3つ目、公民館図書、学校図書の蔵書数、貸出状況及び運営体制はどうなっているのか。
 4つ目、多賀城市立図書館計画の指定管理者として、音楽・映像ソフトレンタルを手がけるツタヤが運営することは、今後の参考にならないかでございます。
 次に、公営(町営)墓地の整備について伺います。
 町の人口は年々増加を続けており、一つの特徴的なこととしては、全国47都道府県より転入が多いことが挙げられます。当然のこととして、中には、風習なり人生の価値観、またライフスタイルの違いもあります。そんな中で一番の心配事は、お墓の問題でございます。
 高齢化とともにお墓の心配をする住民がぐんとふえてきております。人生の終えんを締めくくる墓地や埋葬などのあり方については、多様な価値観、考え方がありますので、墓地の提供者としての町は義務として応えなければなりません。
 本町における墓地の状況は、宗派が限定されている檀家墓地と宗派の限定がない事業型民営墓地がありますが、その中で町民の悩みは、町内のお寺全てが曹洞宗であり宗派を選べないことと、また経済的な負担が軽い現代的な墓地がないことです。結局、町民の一番の悩みは、富谷町には公営墓地がないことでございます。
 公営墓地のいいところとしては、宗旨・宗派を問わないことと、比較的安く、また寄附もないこと、また整備がされておってきれいであること等々、町民はこのような形の公営墓地を町に求めております。
 現代の考え方は、1つは、やはり日本式で一般的な墓石型墓地の要望が一番多いわけでございます。また一方では、お墓を建てても継承者がいない、自分1人入れればいい、また、ふるさとが遠い、お墓は経済的な負担が重い等々の理由で墓石を建てることが敬遠されて、納骨堂や合葬式施設または公園型等の需要が年々増加していると聞いております。このように墓地を取り巻く環境は大きく変化しておりまして、我が町においても同様だと思います。経済性、利便性に配慮した墓地が、今、町に求められております。
 この問題については、これまでも同僚議員からも質疑しておりますが、再度、現在の状況と必要性について伺います。
 1つ、生活様式の変化などによる墓地に対する住民の意識・ニーズの把握は十分か。
 2つ、町のお寺、宗派、埋葬形態等の現況について。
 3番目、町の一般的墓石型墓地の空き区画数は。また、今後何年間不足しないと想定しているのか。
 4番目、今後、墓地需要のアンケート調査の必要性について。
 5番目、墓地整備についての行政としての役割と責任について。
 以上2つ、複合文化施設及び墓地の整備については釈迦に説法でございますが、住民の思い、願いは当然のこととして、一番大事なことはタイミングとスピードです。このタイミングとスピードを逃してしまえば効果は半減いたします。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
 1つ目でありますけれども、複合型の文化施設という一くくりで申し上げれば、きのう所信で申し上げたこと、そしてまた議員の質問に答弁した内容でございます。
 2つ目については意識・ニーズ、こちらについては、平成20年長期計画を策定する折、一定のニーズ調査をしてございます。
 ご紹介申し上げますと、1番、今後10年間の重点施策、5万人都市を目指す上で必要な取り組みとしては、これはまとめですね、高齢者・障がい者福祉施設の整備45.1、公共交通機関の整備41.8、病院など医療施設の整備33.4、次に保育所など子育て支援施設の整備27.3、5番目として図書館や文化会館の整備21.1、新たな企業誘致20.0と、おおよそ40%台から20%台までの6項目と。あとその次、7番目以降は10%台に落ちているというふうなことで、これも既に皆さんにお示しをし、そしてまたそれを受けて長期総合計画に織り込み、そして現状動いていると、このような状況でございます。
 したがいまして、大変タイミングとスピードというふうにお話しされましたけれども、それは否定するものではありませんけれども、やはり十分なる議論といいますか、住民ニーズ、まさに自治体100億、120億、自主財源をどのようなありようというふうなことの中で、これもあれもというふうなことで風呂敷を広げられないというふうなことも、重々議論の中で毎度尽くされているところでございます。そのようなことの中で、明石台小学校、そしてまた複合施設、その次というふうなあたりの視野に入りつつあるというのも事実でございますので、3期目の大きな課題とさせていただくと、趣旨はそのようなところでございます。
 スピードとタイミングというふうに申し上げれば、やっぱりあけの平北入り口の、あれもまさにスピードとタイミングなんですね。あの時期を逃せば拡幅の可能性はもう皆無と、絶無というふうなことでいったわけですので、そういう面では常にアンテナを高くしながらあの時期にこそ取り上げるというふうなこと、5,000万ほどの規模ではありましたけれども、そういったこの事業についてのタイミング、スピード、そしてまたこれらの複合施設におけるタイミングとスピード、全く重なり合う、同じものではないというふうなことを申し上げるために今そんな話をしているところです。否定はしませんけれども、タイミング、スピード等々を含めながら検討してまいるということでございます。
 3番、4番については、後ほど申し上げたいと思います。
 大きく申し上げれば、自治体に必要だというふうなことは一面の真理だろうと思いますけれども、富谷町が、隣の大和町にまほろばホール、これも富谷の皆さんの利用も含めてきのうの議員の質問の中にありましたと、役場からまほろばまで五、六キロですかね、七、八キロですかね、10キロ未満であることは間違いないですね、車で5分、10分。成田・明石台地区からイズミティに二、三キロ、数キロというふうな感じの位置関係。そしてまた県立図書館は泉と大和の境目というふうなことからすると、それこそ南部地区、西部地区の皆さんにとっては5分、10分と、こんなふうな形での立地というふうなことをどのように分けて、それらをどのようにこの計画の中に織り込みながら、時期と内容、そしてまた規模、ボリュームというふうなあたりを検討する必要があると、このように思うところでございます。
 何にも増して、2010年と2040年の30年の局面は人口減少の局面に入ったわけですから。ですから、富谷町が30年後6万1,000規模とは申せ、黒川郡全体として恐らく今がピークかもしれませんね、9万3,000人弱。10万を超えることのない状況の中で今歩み始めているというふうなところです。そのようなことをどう切り口を変えて人口増につなげていくかというのは、富谷町、そしてまた黒川郡全体のまた課題にもなるというふうなところであります。
 その次に公営墓地につきましては、これも24年の第4回定例会で申し上げたとおり基本は変わってございません。これもあわせてタイミング、時期というふうなことを今見ながら、折々議会で申し上げたとおりの方向性の中で進んでおりますので、それぞれの町民の皆さんのニーズ、そしてまたどの程度の必要度というふうなあたりも含めてですね。必要で百、ゼロかと言ったら、これはゼロであり得ないことは間違いない。そういう意味で町長の立場からすれば、今の財政状況の中で、いつ、どのように、どの場所がという、屋外施設、パークゴルフ場等の課題もそのとおりでございます。常に場所の選定と、そしてまた、ほかとの利用のいわゆる動きというふうなことの中でタイミングを合わせられないかというふうなこと。そしてまた町なのか、町以外の事業体での様子等も含めながら常に検討し続けている課題であるというふうに申し上げます。
 その他については原課の答弁とさせていただきます。
議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(阿部雄也君) それでは、最初の複合文化施設の3番、公民館図書、学校図書の蔵書数、貸出状況、運営体制についてご説明いたします。
 まず公民館についてですが、蔵書数に関しましては、6館合わせて6万943冊、1館当たり1万157冊になります。貸出状況については、今年度4月1日から8月22日まで調査したところ、利用者数1万460人、貸出冊数3万7,454冊という現状になっております。公民館の運営体制につきましては、平成21年度から図書指導員を配置しまして、図書の分類・整理、それから住民ニーズに対応する図書購入を行うなど、貸出サービスの充実に努めてまいりました。
 そして、平成25年2月から図書情報システムの運用を開始しました。このシステム利用により各公民館をネットワークで結びまして、利用者の皆さんがパソコンや携帯電話等の端末を利用しまして検索が可能になっております。利用者の利便性向上と情報提供の拡大につながっていると思っております。
 さらに25年度からは、6公民館の相互に貸し出しができるようにということで、図書の運搬にかかわる事務をシルバー人材センターのほうに委託しまして利用者の利便を図っているところでございます。
 学校のほうについても申し上げます。蔵書数に関しましては、小学校7校ございますが、6万4,222冊です。1校平均9,175冊になります。中学校に関しましては4万1,711冊、平均すると8,342冊になります。昨年度の貸出状況ですが、小学校全校で20万9,617冊貸し出していまして、1人平均で計算しますと53冊借りていることになりました。中学校のほうも同じように調べました。4万1,711冊貸し出しをしていまして、1人平均11冊という貸出状況になっております。運営体制につきましては、子供の読書推進委員会及び学校図書館支援室の調整のもと、その学校学校が目指す子供たちの姿を実現するために、地域、家庭、公民館、学校、そしてボランティアの皆さんが連携・協力を図りながら、各学校のそれぞれの実態に応じて取り組んでおります。
 図書館指導員につきましては、平成19年に全小学校に配置しまして、平成21年には今度は全中学校のほうに配置をしております。公民館と同じように図書館管理システムを導入しまして、平成20年に小学校、平成23年に中学校に導入しております。学校のほうは常に図書室に人がいるということでそれが実現しまして、さらに各学校間をネットワークで結んだということにより、充実した図書館環境が現在整備されているものと思っております。
 もう一つあります。4番目の多賀城市立図書館計画の指定管理のツタヤに関してなんですが、多賀城市は27年夏開館予定ということでございますけれども、この図書館を年中無休で、そして夜の9時までの開館と考えているようです。市民の利便性を図るため図書館運営をこの指定管理にいたしまして、ツタヤですね。ツタヤを営業展開しているのはカルチュア・コンビニエンス・クラブという株式会社のようなんですが、そちらのほうに選定したということです。計画によりますと、25年度は約9万人の利用者だったということなんですが、多賀城のほうとしましては、この指定管理にし開館時間も延長したということで120万人の利用を見込んでいるということで、大変な増員を目標にしているのですが、新しいこれからの図書館のあり方として十分参考にしていきたいと考えております。以上です。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) では、私のほうは2つ目の公営墓地の整備という件の1つ目でございます。ニーズの把握という点、住民の意識という点でございます。
 最近では、墓地形態や墓地に対する意識の変化などに関しましては、テレビですとかラジオ、雑誌などでたびたび取り上げられているというような状況になっています。したがいまして、墓地問題については全国的な話題というようなところなのかなというふうに伺っております。その背景を考えますと、高齢化ですとか核家族化、少子化に伴う将来の墓地管理への不安、それから寺院の宗派が合わない、墓地購入金額の高額化などということで、さまざまな事情があるというふうに伺います。このため、最近の墓地需要の傾向としましては、これまでの一般墓地や芝生墓地に加えまして、個別集合墓地、それから墓地管理のための後継ぎを必要としない樹林墓地などというような新たな形態が注目されてきているようです。
 公営墓地の整備につきましては、これまでの一般質問で数回取り上げられておりますし、ほかにも町長への手紙ということでも数件、あるいは電話での問い合わせもあるということですので、町民の方々のご意向を十分に認識しているというようなところでございまして、富谷町にお住まいの皆様にとっても同じようなニーズがあるのかなというふうに推測をするところでございます。
 2つ目でございますが、町内のお寺、宗派、埋葬形態等ということの現況についてです。
 町内につきましては、いずれも曹洞宗の7寺院が建立されておりまして、埋葬形態といたしましては、火葬による焼骨を寺院墓地や専用墓地、共同墓地、それから民間霊園の墳墓に埋葬するというのが主流と思われます。
 3問目でございますが、一般墓地の空き区画数というところでございます。聞き取りによりますと、未利用区画数については695基というふうに伺っております。今後何年間不足しないかということですが、ちょっと将来の想定は難しいところですが、この1年間で80基が分譲されたというようなことも伺っておりますので、この辺が参考になるのかなというふうに思います。
 4番目の墓地需要のアンケート調査の必要性というところでございますが、アンケート調査につきましては、町民の意向を把握する上では有効な手段だというふうに考えるところではありますが、将来墓地計画策定が必要になったときには、その一環として行うということも一つの方法なのかなというふうに考えるところであります。
 5問目の墓地整備についての行政としての役割と責任というところでございます。
 墓地需要が今後も見込まれるということは認識しておりますし、また、町民の皆さんのご心情も十分理解しているという中で、町内の寺院も霊園も相当数の利用可能墓地が存在しているというようなことも事実でありますので、需給バランスにも配慮する一方で、公営墓地として町がどのようにかかわるべきなのか、さらには墓地経営方法、それから収支状況はどうなのかということで、いろいろ墓地問題、行政上の重要な課題と位置づけながら、引き続いて多角的に検討を加えるということが必要なのかなというふうに考えているところでございます。以上です。
議長(浅野幹雄君) これより、菅原福治君の質問は一問一答により行います。3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) ただいま図書館と墓地について回答いただきました。まず、図書館を含む複合施設についてお伺いいたします。
 この問題はこれまで一進一退というか、どちらかといいますと方向性がはっきり言って見えておらなかったのですが、昨日の町長の3期目の当選された場合の公約になると思うのですが、先ほどの話だと取り組むということでよろしいですよね。もう一度町長に確認したいと思います。重点政策に取り組むと、それはこの図書館を含む複合文化施設も入っているという受けとめ方でよろしいですよね。お願いします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) おおむねそれで結構でございます。今申し上げたのは3期目の課題ですということと、それを具体化していきますと、こんな趣旨の発言のとおりであります。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) 今後の政策課題ということで取り組むということでございます。
 この部分は、先ほども言いましたように、町長、私も質問したときにちょっと方向性がわからなかったのですけれども、これが、一転してと言ったら失礼なんですけれども、なぜこういうふうに方向転換というか取り組むことになったのか、その辺ちょっと経緯をお聞きしたいのですが。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 一転ということではないですよね。その課題はずっと継続して必要と何度となくお話をしてきています。一度たりとも現状云々というふうなことを言ったためしはございません。
 しかしながら、富谷町の今までの取り組み、中央公民館プラス5館、6館体制の中にやってきたというのも、これも富谷町の20年、30年来の取り組みであったわけです。これはほかと比較しようがありません。ですから、ある、ないとすればそういうことですけれども、富谷町の長い20年、30年の取り組みも経ながら今ありますねというようなところで、結果、明石台小学校です、福祉の複合施設ですと、こういう優先度に決まっていくわけですから、それが大方目安がつけば、次の段階は具体化ですねというのがその当時の当然の方向性ですから、何ら一転も何もございません。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) 取り組むということでございますので、それはそれでわかりました。
 この複合文化施設の整備については、これからだとすれば、当然先ほども言いましたけれども、スピードを上げなければなりませんが、恐らく5年や8年や、わかりませんがかかると思います。そのことは短期に考えているのか、長期、またもっと先のことを考えているのか、その辺の現在の町長の考え方をお伺いしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 全ての根幹はやはり財政計画によりますので、ないものは広げられませんというのは当然のことですから、そういうふうな中でどう工夫して、優先順位が先ほどのように言った2つが整ってその次というふうなあたりに入ってきますので、その次は、財政をいかに工夫しながら寄り合わせながらどういった規模をやるかというようなことが決まっていくわけですよね。相当課題のあるものであることも間違いありません。これは30年、50年先も視野に入れながら、そしてまた今富谷町の状況と30年先というようなことも視野に入れながら、総合的に内容と中身とそしてまた機能性というふうな、他との取り合いというふうなことも折り合わせながらまとまっていくというか、そういう方向性は何ら今まで給食センターしかり何しかりですね、私が進めてきた方策の延長上にあるということでご理解いただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) 先を見据えてということで、問題は財政なんだということでございますが、こういった複合施設の建設となれば、私も実情をいろいろ聞いたり見たりしておりますけれども、建設費なりいろいろ四、五十億円かかるとか、年間維持費が1億円かかるとか、いろいろかなりの出費がかかるということを聞いてもおります。
 しかし、それを超える有形無形の期待がされるわけですが、効果もあるわけですが、先ほど財政という話がありましたけれども、建設費等々の考え方についてはいろいろあると思います。基金の積み立て等々もあると思いますが、その辺、今町長が考えられている部分があればお聞かせいただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) そういう意味では、早急に具体策を取りまとめながら、着工するに当たっての基金積み立てということを当然のことながら視野に入れて進めると、このように思います。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) 町長に教えていただきたいのですが、市制移行が28年の早い時期と考えておられるわけですが、この市制移行とその複合文化施設を絡めた国なり県の補助金というのは考えられるのでしょうか、ちょっとお伺いします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) この内容については企画部長から答弁させます。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) 市制移行に関しての施設整備は前々から申し上げているとおり、文化会館である図書館についてはそれに類するものがあればということですので、それについては建設の義務は発生しておりません。
 ただ、それに伴う建設が発生した場合は、現在箱物に対する補助制度は極めてもうない状態になっております。特に今回、人口減少社会に対する手厚い措置ということでいろいろ政府のほうで考えているようですが、富谷町にそれが値することもないので、過疎地域に対する補助制度はかなりありますが、人口増加対策に要する他町市へのそういう制度は余りないと。そんな中でこういう大きい箱物をつくる場合の財源の確保の仕方は、いろいろ工夫してどんなものがあるか、こちらもいろいろ研究をしているところでございます。それに伴って、市制移行に伴う方向性とはなるとは思いますが、こういう補助制度があるのでこれを活用してやろうというのは、まだそこまでは至っていないような状況でございます。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) 相当の金がかかると思いますので、昨日、いろんな面で県といろいろ連携をとって支援を受けられるんだというふうなお話がありました。ぜひこの件に関しても、いろいろ工夫ということがありますので、何か引き出して、町のためにぜひ県から国からいろいろ引き出して検討いただきたいと思います。
 ちょっと話が変わりますが、町長が今考えている複合文化施設というのはどの程度の規模なのか、ちょっと教えていただきたいのですが。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) ですから、私が描く現状は限りなく広がったり、広がれば財源がそのまま伴うわけですから。そしてまた先ほども言いましたように、県立図書館です、隣の施設ですというようなことの取り合い。まさに富谷町ならではの特殊な地域性、風土があるんですよね。自治体1つ必ず絶対必要だというふうなことの、本当にそれが100%真理なのかということも考えてみなければならないですよね。それが、合併した後に同じ施設があっちもこっちもあって、そういう時期に私どもは時期をずらしたというか公民館の活動を選択したわけですから、前町政時代、その前も含めてですね。だから、富谷町のこの6館体制プラスそのすぐれた活動内容というようなものは、これはまさに突出していることで評価されていいことだと思います。
 そんなふうなことで、私の描く姿、縮んだり膨らんだりというふうなことの中で、今、最終的には財源の手当て、そしてまた計画性、最終年度と、その辺のところも含めて具体化というふうに申し上げているところです。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) 当然悩まれているとは思うのですが、私の聞いた規模というのは、複合ですから、当然どんな複合を考えているのかちょっとお伺いしたいのですが。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 複合についても一般的なというふうなことで、まほろばであったり、今イメージするのはイズミティであったりと、このようなことでございます。
 鶴岡の文化会館、新聞に出ましたように、当初予定40億円がこの時期に及んで80億円です、倍ですよというふうなことも新聞に大きく取り上げられました。大変厳しい今この震災後の建設環境というふうなこともあわせて、私ども、新たな課題ができてきたということなんです。23年の震災、それに加えて今の資材・労務費の高騰というふうなそういったことも含めて重々スポカルのあの件でも議論していただいたところでありますけれども、7,000の増額を皆さんの可決いただかなくて、結果、今こうやっているわけですよね。そういういろんな常に変わり得る諸情勢の中で我々執行部は総力を挙げて知恵を絞っていると、この辺についてお伝え申し上げます。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) ありがとうございます。
 今まさに考えているということでございますが、文化センターといえば、規模的に客席は何席ぐらいなのかというのがすごく聞きたくなるんですね。私はそんなに大きいのはもちろん要らない、富谷らしいということですからそうそう大きいのは必要ないのですが、そうはいっても成田にも500ぐらいの公民館があるわけですけれども、大体何席ぐらいを、今考えているということですけれども、今わかる範囲内でちょっと教えていただきたいのですが。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) ですから、七、八百、まほろばクラスというのが一つイメージにありますし、1,000を超えるというふうなイズミティもありますしね。この辺も材料にあることではあります。ここで申し上げれば、成田公民館のあの時期、もう少し工夫して舞台とかやっぱり検討すべきだったと思います。私がもし取り扱うのならああいうふうなことではないもう少し、ですから、5つの公民館横並びという発想でやるとああいうふうになってしまう。しかしながら、今までやってきたとおりの延長上でというふうなことの発想は私にはないですから。トイレの水洗化もそうですよね、どこかで切りかわらなければ向上・進歩というのはないことですので、そういう意味では大変残念な内容。
 成田をなぜ今申し上げたかといいますと、この答弁資料で準備いたしました、150人以上の使用した事例は14回ということです。その中には子どもまつり3,000人というふうなことで、あそこの450席、五、六十席に何ぼ座ったかというふうなことからすると、その中のまた半分もないとこんなふうなことでございます。満席にしての今の事業取り組みというのは、25年度についてはそのようなデータでございます。
 しかしながら一方では、何かできれば皆さんの活動が膨らんでいくというのも事実でありますので、そういったことを私どもは描きながら、どの辺のところが最終的にいわゆる座席数、キャパ、複合の種類、内容、そういったことも当然のことながら検討の中に入れて最終的に絞り込んでいくと、こんなふうなスケジュール感を持ってございます。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) 今、150人以上の使用が14回ということでびっくりしたんですけど、ちょっと少ないなというふうなことでびっくりしたのですけれども。一般的な文化センター、複合施設というのは、社団法人の全国公立文化施設協会ではこんなふうに言うらしいのですが、「音楽、演劇、舞踊、映画、図書など、文化・芸術事業のための比較的大きな設備を有する施設をいう」ということになっているそうですので、釈迦に説法ですが、この辺もひとつよろしくお願いしたいと思います。
 それと、図書館とその複合施設といえば、この計画実施となればさまざまな効果、期待がされるわけですけれども、まず、私は情報発信拠点となると思うのですが、町の活性化にさらにつながると思います。この点についての期待なり効果というものを具体的にお示しいただきたいのですが。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 今もそういう面でも、ほかにホール云々というようなことのない中で、先ほど申し上げましたように中央公民館1館、6館体制というふうなことで、よく客観的にもそういうような評価をずっと受け続けているわけですよね。ですから、大和町を見てわかるように、大和町が4平方キロの吉岡町、そこに2つの村、こう4つぶら下がるような感じ。しかし、富谷の役場からまほろばのほうがよほど近いわけですよね。落合、鶴巣、吉田、宮床と、昔の役場所在地からすれば富谷のほうからの役場が最も至近距離だと、そんなふうなことさえも言えるぐらいです。ですから、自治体というふうなあたりの発想も恐らく今後そういったことも織り込みながら計画に入れるというふうなこととならざるを得ないんだと思います。
 ですから、議員の質問の趣旨は十分織り込みながら進めると、このようなことを申し上げます。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) 確かに公民館と常に比較されますけれども、公民館というのは確かに今まで大きな役割を果たしてきたのですけれども、その地域と行政を結ぶ施設が主だったと思うのですね。まして、生涯学習が中心だったと思うんですけれどもね。それが、やっぱり文化会館・文化センターとなれば、やはり子供とか高齢者の娯楽・エンターテインメントといいますけれども、そんなものの広がりが見えてくるんですね。だから、その辺についてぜひ。
 それとあと、一問一答でしょうけれども、町の一番弱い面である観光面とか町のセールスなり、それにもつなげていただきたいと思いますが、町長のお考えをお伺いします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 施設の設置というようなこと、拠点化というあたりが、やはり文化センターとかのよくいう拠点化という面では大きな意味があると思います。分散型というふうなことはそのとおり事実でありますので、そういう意味では拠点の中でネットワーク化していくと、そういうふうなことの必要性は十分見込めることでありますので、ぜひそういった拠点とそれをもっての広がり、それをもって今度観光云々というのは、人の流入というふうなことからすると例えば企業誘致、そういった集客力のある企業が入ることで50万、100万単位、それを超える皆さんが富谷に劇的に出入りするようになる。そこからまた交通問題が発生すると、行きどまらないないんですね。それだけやっぱり富谷町の今すぐれた位置環境、そういうふうなことの中で今後とも課題は尽きないと、このように思います。
 なお申し上げますけれども、市制移行について平成22年に、平成26年国調の後の市制移行を宣言したのは、このようにいわゆる箱物、文化会館等の建築が必須でないと、そういうものが環境の中に富谷町はありますということの県、総務省との内々のやりとりの中でメッセージを発したわけでして、これが文化会館・文化ホールがなければ市制移行の要件を満たしませんよというふうなことであれば、あの時点でのメッセージは発し切れないと、このようなことと相なります。
議長(浅野幹雄君) 町長、国調は27年ですけれども、訂正しますか。
町長(若生英俊君) 国調、27年、2015年ということになります。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) 何せ皆さんが期待しておりますので、富谷町に本当にふさわしい施設を検討していただきたいと思います。
 それで複合施設なんですけれども、図書館に若干絞ってお伺いしたいと思います。
 現在の公民館図書の、先ほども若干ありましたけれども、大きな課題を一、二点挙げていただきたいのですけれども。
議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(阿部雄也君) 今考えますと、公民館に併設されていますので、その公民館に児童クラブということで小さいお子さんたちがたくさん来ております。来館者はどちらかというと女性のほうが多いように感じます。
 よって課題としては、大きな図書館となれば専門書も必要になってくるだろうし、それが一番の課題と考えます。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) 児童クラブ絡みの課題ということでございますが、私はちょっと公民館なんかに行っていて若干見ているのですけれども、一般の貸し出しもされているわけですよね。それがなかなか余り目にしたことがないですけれども、その辺の課題はないでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(阿部雄也君) 貸し出しについては一般の方にも通常貸しております。先ほど申しました、今年度の4月1日から8月までの数で大変申しわけないのですが、貸し出しした一般書については6館合計で1万5,333、それに対して児童書のほうですが2万2,121ということで、児童書のほうが多くなっております。児童書については、お子さんが直接借りる場合もあれば、親御さんが後で読んで聞かせるということで借りていく場合もあります。以上です。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) 6館で1万5,500というのはかなり低いと思いますので、やっぱりそれには1館当たり1万前後の蔵書でございますので、また、言ってみれば、後ろに長いテーブルが1つということで、そういうことでその辺の課題もあるのではないかと思います。
 それから、学校図書の現在の課題についてお伺いしたいのですが。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 学校の図書関係につきましては、指導員の配置であったり、それからシステムの構築ということで、ハード面については十分な環境が整ったと考えてございます。
 課題とすれば、いかにそれを授業で活用するかというふうなことになりますので、教員等への指導といいますか、そういったものが課題になるのかなというふうに考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) 関連でございますが、図書館を使った調べる学習コンクールについてですが、私はこの方式は、本当に子供に興味を持たせて勉強させていく大変すばらしいことだと思いますが、以前教育長が、調べる学習の目的というのはすばらしい作品を出すんじゃないんだと、いろいろなことを調べて、それを調べることがその蓄積となっているのが、そのことが目的なんだということを話しておりましたけれども、先ほど図書館の課題は余りないということでしたが、昨今のこの調べる学習コンクールの状況について、教育長にお伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 夏休み中に2回、今年度から、調べる学習の相談会というものを成田公民館で実施をいたしました。前にも報告しましたように100人ほどの子供たちと保護者の皆さんが参加して、私もその2日間そこにおりましたので、若干のお手伝いはさせてもらいました。
 親御さんのほうからは、これまでの調べる学習でもそうなのですが、専門的な、例えば入り口の部分での調べる学習については学校の図書館で対応できると。しかし、その後のある意味では専門性というものもかかわってまいりますので、その専門性にかかわるところの調べる学習については学校の図書館では難しいというようなことは前からもお伺いしていまして、この相談会においでになった親御さんのほうでも、仙台市の泉図書館及び県立図書館のほうで相談をしてきましたとか、あと、これからのことについてはそちらのほうで専門的なアドバイスを受けながらやっていきたいというようなことをお話をする方も結構ございました。ですから、そういう意味で、調べる学習というのは非常に有効的であり、その広がりも得てきているわけではございますが、専門性のある調べる学習に対しては学校の図書館ではやっぱり難しいのかなというような認識はしてございます。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) まさにそこを私は聞きたかったのですけれども、調べる学習で作業手順がありますが、そこでテーマが決まったら、さあ情報収集だといったときに、やはり今教育長が言われるように学校図書だけでは限界があるというような部分で、一般図書なり、もうちょっとハイレベルの図書も必要とするのではないかというような部分、私は今課題だと思ったのですけれども、問題意識を相当持たれているようなので、ぜひその辺の今後の対応をよろしくお願いします。
 また話が変わりますけれども、昨日町長が教育満足度日本一のフレーズに至った思いを話しされましたが、富谷町には縁あって全国から転入いただいております。そういった中で、前任の県で親御さんが受けた教育内容を下回れないというような部分の思いがあって、富谷町の教育満足度日本一のフレーズにつながったんだというような、きのう話がありました。この考え方というのは、図書館の整備にも同じ考え方だと思うのですが、同じ考え方でしょうか、お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 確認しますけれども、図書館というのはどこの図書館を言っているのですか。
議長(浅野幹雄君) 図書館の確認だそうです。
3番(菅原福治君) 今後の図書館を含む複合文化施設、それにその考え方を生かしていただきたいというふうな。
町長(若生英俊君) それは、先ほどのフレーズの中には小・中というふうなあたりの私はイメージですので、学校図書館の充実というふうなあたりが大きな割合を占めております。
議長(浅野幹雄君) この際、11時10分まで休憩をいたします。
     午前10時55分 休憩


     午前11時10分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) いずれにしても複合文化施設の整備というのは、口幅ったい言い方をすれば、行政が求めるものではなくて住民が求めるものだと思いますので、滝沢市のあのタイミングとスピード、また萩市の図書館に対する思い、状況は違いますけれども思いは一緒だと思いますので、ぜひ参考にしていただいて、さらには何といっても住民の意見を広く聞いていただいて参考にしていただきたいと思います。
 以上で、複合文化会館の質問を終わります。
 次に、公営墓地の整備についてお伺いいたします。
 この問題こそが、先ほど複合文化施設がありましたけれども、一進一退でなかなか方向性が見出されておりません。しかしながら、このことについては、論旨でもお話ししましたようにそろそろ方向性を出さなければならない時期に来ていると思いますので、再度このことについてお伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 現在のお寺さんの墓地が相当数残っているというところでもありますので、この数のほうも視野に入れながら、公営墓地として町がどのようなかかわりができるのか、もう少しほかの市町村の例も見ながら研究を重ねていかないとというような形を考えているところです。
 ただ、公営としての必要性ということについては認識はしておりますが、具体にどのようなというふうになりますと財政的な優先順位もございますしということで、いろいろ関連するところがあるというところで、もうちょっと検討・研究という段階でございます。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) 総合計画の中で墓地について、人口増加と高齢化に伴って墓地需要が高まっていくことが予想されると。そして、将来的な需要を把握して既存墓地との調整を図って墓地整備の検討を進めていくとなっておりますけれども、これは具体的にはどういう検討をされたのかお伺いしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 総合計画にあります施策内容としまして、長期的な視点で墓地整備について検討を行いますというようなところで、検討といたしましては、まず以前も平成2年に富谷町の墓地基本構想というのをつくったものがありますので、それを基本としまして今の状況で財政的にどのような規模になるのだろうかとかその辺の試算をしましたほか、仙台市の分とそれから七ヶ浜の先例といいますか、その辺のほうも情報を収集しながら、富谷町に当てはめたらどうなるんだろうかというのをいろいろと研究していたというところが中身でございます。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) 七ヶ浜という話がありましたけれども、墓地整備についての他の自治体の調査を実施するということを以前に聞いたことがあったのですけれども、どこのそれは自治体だったのかお伺いします。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 仙台市の分と七ヶ浜町の分の町営墓地、市営墓地というところです。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) わかりました。
 これから高齢化を考えれば、墓の継承を前提としない墓地で、自分の住んでいる近くで、経済的に見ても安い墓地を求めるのが一番だと思います。そうなれば、当然公営墓地となります。ぜひ、何回も言うようですけれども、町の早い対応、住民はやっぱり安くて近くというものを望んでいますので、ぜひその辺の対応をお願いをしたいと。
 それとお願いしたい部分なんですけど、もう一つ大きな点で、町はよく今墓地は間に合っていると、先ほどの回答でも大まかではそういうことなんですけれども、やっぱりいろいろなトラブルなり問題が起きているんですね。例えば住職さんがいるお寺が管理している宗派が関係ないお寺、いわゆる共同墓地なんでしょうかね、そこで共同墓地に紹介されて入りましたと。ところが、後から、その共同墓地を管理しているお寺さんが宗派なりに介入のいろんなトラブルがあるのを聞いています。そうなれば、そのトラブルはそちらの部分なんでしょうけれども、ただ、それも放っておくわけにいきませんので、そういうことで本当にこれは何の解決にもならないんですけれども、だから、そういうトラブルのないやっぱり公営墓地が必要なんですね。そこのところがやっぱり町の回答になっていないですね。今、共同墓地があちこちにあるよと、それはわかっているんです、私も行ってきましたから。宗派関係なくてここできますよというのがあるのですけれども、やっぱりトラブルがあると。後で宗派の介入されたり、あと、その共同墓地に例えば臨済宗なら臨済宗のお坊さんを呼ぶときに、曹洞宗ですから、曹洞宗のお坊さん関係ないですから臨済宗のお坊さんを呼ぶときに、それはだめよと言われたりですね。いじわるなのかもわからないですけれども、そういうことの制限があったり、やっぱりトラブルがあるんですよ。
 だから、その辺の解決をしなくて、やっぱり間に合っていますよ、間に合っていますよではやっぱり何の解決にもならないです。確かに数字的にはあるでしょうけれども、その辺がやっぱりあるので公営墓地があちこちにできてきていると思うんですね。状況は一緒だと思うんです。これは、檀家がある、やっぱり菩提寺を今持っている旧の富谷町の方にはわからないことなんです。これを住民は求めているんですね。ここを本当に具体的にちょっと親切に回答いただきたいのですが。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。簡明にお願いします。
町民生活課長(亀 郁雄君) まず、寺院の墓地経営につきましては許可制ということになっておりますので、法律に従った経営形態かと思いますが、ただ、そのような後々トラブルが起きているという状況がございましたら、やはりうちのほうとしましても墓地経営の観点とそれから公営墓地のかかわり方ということも、その辺も十分踏まえた形で検討を加えさせていただければと思います。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) なかなかわかってもらえない部分なんですけれども。
 それでは、先ほど予測の回答をいただきました。予測で間に合っているというふうな部分の十分だというふうな回答をいただきましたけれども、やはりこの予測に対しても、大事なのはこの予測と現状が乖離している、今の私の先ほどの考え方も含めて乖離しているかどうかというような部分が恐らくあると思うのですが、この予測の精度を上げるために、その家族構成なり墓の所有状況とか、墓が必要とか必要じゃないとか、いろんな必要場所、条件等を町のアンケートを出す必要があると思うのですけれども、それの考えはないでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 予測の関係については大変難しいところがございますし、その分を把握する上でもアンケート調査も大変有効なものかなとは思うのですが、具体にアンケートの中身もいろいろ考えなくてはいけませんし、そのほかいろんな方々の意見も聞かなくてはいけないのかなというふうに思いますので、この実施についてはちょっとお時間をいただかないと、検討する時間が必要なのかなというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) そろそろ終わりますが、必要性は認識しているというような部分とか必要だというふうな部分はあるのでしょうけれども、若干引いているような感じがいたします。ぜひ今後の墓地のあり方について、何が正しいのか、何が方向性として必要なのか、これから墓地のあり方などについて検討を行う公営墓地整備検討委員会というものをぜひ設置していただいて、これにかかわる予算づくりもしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) その辺につきましては、あと関係する課と調整しながら前向きに考えてみたいなというふうに思います。


議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 改めまして、おはようございます。
 私からは3問、8件の質問を行いたいというふうに思います。
 最初に、1問目といたしまして住宅地の街路樹対策について問うということで、富谷町総合計画の中で以下のように書いています。「ゆとりのある環境づくりのためには、それぞれの地域の環境資源を保全し、それを生かし、個性と多様性に富んだまちづくりを推進していくことが重要です。
 町民・企業・行政等の協力体制の強化を図るとともに、景観に配慮した道路や公共施設における緑化の推進と、住宅地・事業所などの民間宅地の緑化を促進します。また、緑を大切にする心の醸成を図るため、学校や地域での生涯学習活動などを通し、緑化環境に関する啓発活動を推進し、緑ゆたかなまちづくりに努めます」として、緑地帯、公園地帯などを実施してきました。
 街路樹は、景観形成機能、生活環境保全機能、道路交通環境保全機能、防災・避難機能などが挙げられており、道路法第2条でも、街路樹は道路標識などと同じ「道路の附属物」と位置づけられ、地球温暖化対策として植樹が進んできました。
 我が議会でも、街路樹と落ち葉に対する一般質問が何回か提出され議論してきましたが、今回、街路樹の中でもケヤキについて質問を行います。
 この街路樹ケヤキの剪定などに対する質問から数年経過してきており、その当時からしますと大木化し、車道、歩道にも傷みが散見されます。今年4月14日に、川崎市の商業地域で20キロの枝が落下し幼稚園児に当たり重傷を負ったと報道されました。これ以後、我が町の対応はどのように行いましたか。
 今回造成しています明石台東地区の道路には、富谷町開発指導要綱4項で自然環境・緑地保全について明記していますが、街路樹が植樹されていませんが、どのようになっているのでしょうか。
 全国的にも街路樹保全の観点から街路樹指針の策定を実施している市町村もあります。我が町の街路樹指針はどのようになっていますか。こうした点を踏まえ、富谷町の住宅地の街路樹について以下質問いたします。
 1、明石台七・八丁目の住宅地域の街路樹対策と町全体の対策についてどのように考えていますか。
 2、七北田西成田線、宮沢根白石線の樹木ケヤキの大木化して問題となっています。どのように対応しようとしていますか。
 3、落ち葉対策をどのように考えていますか。
 2問目です。ベネッセコーポレーションの情報流出と他市町村で臨時福祉給付金申請書の誤送付が報じられ、これらに対する当町の対策を問います。
 べネッセホールディングス・ベネッセコーポレーションの情報流出問題で、7月24日、総務省は「行政機関等が保有する個人情報の適切な管理の徹底について」で通知を出し、経産省でも8月中旬に個人情報の指針見直しが出されました。
 また、報道によると、仙台市で臨時福祉給付金給付申請の誤送付があったと報じられ、この件と同様の事例が他市町村でも発生しています。
 この2つの件は全く別な問題ではなく、どちらも改修やプログラム変更などでサーバーにアクセスすることによって発生しているものです。総務省が指摘しているとおり、個人情報を取り扱っている行政当局としては、今回の事件を受けてさらなる体制強化が求められています。富谷町当局はどのような対策をとったのかについて質問をいたします。
 1、ベネッセコーポレーションの情報流出、臨時福祉給付金給付申請書の誤送付問題を受け、当町の対策はどのようにとりましたか。
 2、個人情報を取り扱っている町当局の改修作業の手順はどのようになっていますか。
 3問目、いじめ防止対策推進法とスマホ対策について問う。
 いじめ防止対策推進法が施行されて1年になろうとしています。最近の報道関係では、通信アプリLINEなどでのやりとりからいじめ自殺やけんか殺人に発展する、そんな事件も時々、いや、連日報道されていると言っても過言ではない状況です。我が富谷町の状況はどうでしょうか、全国状況と大きく変わりがないのではないでしょうか。
 また、今問題については、学校、家庭、地域で取り組むべき問題だと思い、教育民生常任委員会所管事務調査を行なったコミュニケーションスクール事業と我が町が実施している学校支援地域本部事業を含め、富谷町の対策をどのように実施してきたのか、また、今後どのように実施していくのかお伺いをします。
 1、いじめ防止対策推進法の取り組み状況並びに今後の対策についてどのように考えますか。
 2、通信アプリLINE、スマホ対策をどのように実施してきましたか。
 3、富谷町は、学校支援地域本部事業を中心にして実施してきましたが、1、2項対策をどのように実施してきましたか。今後の対策はどのように考えていますか。以上です。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。初めに、若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
 最初の街路樹の対策につきまして、明石台七丁目、八丁目、明石台東地区の造成地というふうに相なります。七丁目にあのように入居いただいています。八丁目は南側、そして九丁目は北側と、こんなふうなイメージでございます。1号線、2号線、明石台の従前の道路には街路樹は配置しておりません。さらにまた八丁目の新しい宮根線の延長、そこにも街路樹は配置しておらないというふうなことでございます。しかしながら、歩行者専用道路、緑道についてのみ数種類の中低木を配置していますと、回答はそのような内容です。
 なお、明石台東地区においては積水ハウスさん、結果としては9割以上販売する計画となっておりますけれども、1宅地ごとに3本の木を提供して、景観と緑化に配慮した町並み形成に寄与するというふうなことの取り組みもしていただいております。
 2つ目、宮沢根白石線のケヤキの大木化というふうなことで、ご指摘はそのとおりでございます。宮沢根白石線、将監トンネルから明石台、そして橋を越えて成田地区と、あの街路樹はまさに十三夜ならぬ1,026本ほど、1,000本を超える大木に成長してございます。20年を経過してあのような景観となりました。一方では、当初早急に街路樹形成をというふうなことで、恐らく5年、10年物、やや3メートル、5メートル級、まさに大きくなった、この辺の言葉でおがったケヤキを植えたというふうなことですから、20年プラス5年、20年プラス10年というふうなことの中で幹回りが80センチを超えるものが出てきたというふうなことで、この質問の折に、これが限界ですという植樹帯の想定を80センチと想定したと、そこを超え始めていますというのが問題の核心であるようでございます。したがいまして、とりわけ東に延びる宮根線の両サイドへの住宅地への影響が懸念されるというのが今回の質問に対する答弁でございます。
 それに対する対応につきましては、早急に対処してまいるというふうなことといたします。
 3つ目は後ほど申し上げます。
 次に、ベネッセの情報流出について富谷町の情報管理どうなっているかについては、後ほど担当課からといたします。
 臨時福祉給付金、子育てにしろもう一つにしろというふうなことで誤送付問題、大変注視をいたしてきたところでございまして、とならないように十分な準備をしてございます。そしてまたコールセンターを配置します。送付に当たっても、そもそもはシステムの根幹にミスがあればすぐに広がるわけですので、社会保険庁に至っては、誤送付したために、誤送付した皆さんには支払うこととなりました。4億か5億、払わなくていい人にも払ってしまうという。システムを変えて、あんたには払えないんだよというふうにやり直すと膨大なシステム改修料がかかりますなんていうふうなことも、しでかしてしまうんですね。
 したがいまして、大事な公金でありますので、必要な人には確実に手渡せる、そうでない人には渡さない、こういうふうなことを十分なる厳格な管理のもと、システム改修にシステム業者と町職員連携しながら、複数課にまたがっていますから、そういう意味での連携プレー、これは私の町政運営の柱とも言えるぐらい十分なる吟味、二重、三重のチェックも含めて進めてございます。皆さんの耳に不十分さ、どの程度伝わっていますでしょうか。8月28日に第1回送付をいたしました。子育てについては全体の25%送金済み、振り込み済み。臨時福祉給付金については1割弱ということで、やや臨時福祉給付金のほうの申請については、書類を整えなければならないとか、十分なる公金を振り込むゆえに審査をするための添付資料、不備、そして確認というふうなことでありますので、第1回、1割弱というふうな。担当課ではおおよその第1回目の振り込みの件数、額はおおよそ見込んだとおりであると、このようなことを先日確認いたしたところです。
 おおむね順調に混乱なく富谷町におきましては進んでおります。11月4日の最終締め切りを視野に入れながら、その先も視野に入れながら確実に必要な方にはお渡しできるような取り扱いを進めておりますということで、答弁とさせていただきます。
 そのほかについては、担当課からといたします。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) それでは、私のほうから、第3点目のいじめ防止対策推進法とスマホの対策ということでお答えを申し上げます。
 まず、第1点目の取り組み状況並びに今後の対策ということでございますが、各学校におきましては、それぞれの学校で定めるいじめ防止基本方針、これは昨年6月に公布され、そして9月に施行されました国のいじめ防止対策推進法に基づきまして各学校で策定したものでございます。このいじめ防止基本方針に基づきいじめ防止対策委員会を組織し、予防、早期発見、それから指導に努めておるところでございます。
 今後、教育委員会といたしましては、富谷町いじめ問題対策連絡協議会を設置するなど、取り組みの強化を図ってまいりたいと思います。
 第2点目、通信アプリLINE、それからスマホ対策でございますが、これは前回の議会でもこの件に対してご質問いただきましてお答えをしているところではございますが、適切な指導や問題発生時の迅速な対応のための教職員を対象とした研修を各学校ごとに実施するとともに、活用する上でのモラルや危険性においても、学校における道徳、それから学級指導の時間等を中心に、児童生徒の発達段階に応じました適切な指導を行ってきております。
 また、これらの対策に当たりましては、家庭・保護者の理解と協力なくしては対応できないという問題でもございますので、PTAの行事の場等でその危険性について話題にするなど、今後ともリーフレット等を活用しながら家庭への啓発活動に一層努めてまいりたいというふうに思っております。
 3点目でございますが、当町で実施しております学校支援の地域本部事業、これは学校教育のさらなる充実や生涯学習社会の広がり、また地域の住民の皆さん同士のきずな・関連性を深めることなどを目的とした事業として実施しているものでありますから、いじめ防止対策推進法やアプリ通信、スマホ対策にかかわる取り組み等は行ってはございません。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 質問1、問い3についてでございます。
 落ち葉対策につきましては、近隣にお住まいの皆様に清掃などのご協力をお願いしているところでございます。
 しかし、秋から冬にかけて落ち葉の時期におきましては、特に落ち葉の量の多い宮沢根白石線や七北田西成田線、また富ケ丘明石線などにおきまして、町が清掃業者やシルバー人材センターなどに委託し清掃を実施しているところでございます。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) それでは、質問の2の1番でございます。
 こちらは、ベネッセコーポレーションでの今回の事件につきましては、委託先のSEが意図的に外部記憶媒体を用いて情報漏えいされたというものであったかと思います。
 富谷町におきましては、今回の事件の発生に問わず、従前より、SEには外部の記憶媒体の使用を一切禁じております。また、プログラムの入れかえに関しましても、その際に使用する記憶媒体があれば、その際には必ず情報化推進担当職員を必ず立ち会わせており、恒常的に情報漏えいの対策を講じているところでございます。
 2問目でございます。
 こちらは、現行のシステムを、同状態のテスト環境をあらかじめ整えまして、その後、改修するプログラムを、ダミーデータを用いて支障のないことを確認の後に、本番の環境へプログラムを移行するという手順を踏んでおります。以上です。
議長(浅野幹雄君) これより小川昌義君の質問は一問一答により行います。13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) それでは、街路樹から質問したいというふうに思います。
 最初に、明石台の七、八丁目に街路樹としての植樹はしないという回答ですが、それはどういうことからそのような対策になっていったのか。開発指導要綱なんかから見ても植樹がされるべきというふうに思うのですが、その辺について再度質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 先ほど町長が申し上げましたけれども、宮沢根白石線につきまして街路樹を植えていないということでございますが、これについては高木を植えていないということでございまして、中木と低木については植えてございます。
 街路樹、明石台東と七、八丁目について植わっていないということでございますけれども、これにつきましては、先ほど町長が申し上げましたように、これまで植えてきた街路樹が年数とともに大分大きくなり周辺に対する影響が出てきているということを踏まえまして、明石台七、八丁目につきましては、基本的に宮沢根白石線以外については植樹を行っていないと。道路に対するそういった緑化を今後どうしていくのかということにつきましては、基本的には公園や緑地、その他の公共施設用地などの敷地的に余裕のある部分について緑化を推進するとともに、また、その地域周辺に住まわれる方のご協力を得て、庭木などによる緑化でもってその団地全体の緑化を進めていきたいというふうに考えているところでございます。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 確かに低木だか中木だかわかりませんけれども、その低木、中木と言われているこの基準は、どのくらいを低木と言って、中木はどのくらいを想定しているんですか。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 基本的に低木と言っておりますのは約1.5メートルぐらいまで育つようなものを低木と、それよりも大分大きくなるものを中木。ちょっと中木と高木の差というのははっきりしませんけれども、大体10メートルぐらいまで育つものが中木というふうな認識を持っております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 宮沢根白石線を見ると、途中まではケヤキがずっと入ってきていますが、その今の信号があるところから先は、その低木でいくというふうな形なんですけれども、どう見ても景観が途中で途切れてしまうような形になるのですが、この中では要するに中木を植えていくというような考え方なんですか。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 明石台東地区で整備しました宮沢根白石線につきましては、低木としてオオムラサキツツジを植えております。あと、中木としてヤマボウシを約12メートル間隔で植えております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) それから、要するにケヤキの大木化についてですけれども、このケヤキの大木化というのは非常に問題になってきているということで今回答があったわけですが、自然環境の保護と街路樹、こういったものも含めてなかなかバランスをとるのに大変なところがあるわけですけれども、この大木化したケヤキの今後の計画というものはどのようになっているか質問します。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 今のところ、ケヤキにつきましてどのような取り扱いをするかという具体的な計画はございません。ただ、今後このまま放置した場合、ケヤキがどのような状態になっていって周辺にどのような影響を与えるのかということにつきましては、専門家の意見なども聞きながら、どういった対応が必要になってくるのか、その辺をちょっと明らかにしていければというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) かなり大木になりまして、なおかつ富谷の場合だと約10メートルぐらいの間隔で植えられていると、さらに車道の真ん中に植えられているというような状況で、この歩道も傷められているし、それから車道も傷められているという状況の中にあるわけですけれども、地域住民とも意見交換しながら早急にやっぱり対策をとっていくということが必要だと思うのですが、その辺についてはいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 先ほども申し上げましたけれども、専門家の意見を聞きながらどういった問題が発生するのかをまとめた上で、その辺を住民の皆さんに提供しながら今後のケヤキの取り扱いについて検討を一緒にしていきたいというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 要するにこのケヤキの倒木問題ですか、ケヤキだけではないのですが、街路樹全体の倒木問題というのはこの間問題になってきているわけですが、これの対策というのはどのように考えていますでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 定期的に樹木を目視するとともに、特に先のほうの枯れているような木などは特に注意して、たたくなどして幹の状況を確認するようにしております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) いろいろあるわけですが、要するに、富谷町に街路樹の指針といったそういったものは存在するんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 街路樹の指針というものは今のところ特にはございません。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) ある程度街路樹の景観とかそういうものも含めまして街路樹の指針というものがやっぱり今後必要になってくると思うのですが、その辺については検討の余地があるかどうかを質問したいと思います。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 今回は七北田西成田線と宮沢根白石線のお話でございますけれども、そのほかにもケヤキ、そのほかの種類の木も大分あり、年数的にも大分たってきておりますので、その辺を今後どのように扱っていくべきなのかというような指針につきまして、今後作成について検討したいというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 私が言っているのは、富谷町全体としても、やはりこうした街路樹の保全、こういったものも含めまして街路樹の指針というものが、やっぱり他の市町村でもつくっているようですのでそういったものが必要だと思うのですが、再度質問したいと思います。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 整備に向けて検討させていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 前にも同僚議員が質問している落ち葉なんですけれども、どうしてもやはり地域住民の協力が必要になってくるわけですけれども、この辺の落ち葉の清掃のタイミングというのですか、これは何回ぐらい実施しているわけですか。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 七北田西成田線及び宮沢根白石線につきましては、昨年度は3回ほど実施させていただいております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) それでは、次に入っていきたいというふうに思います。
 コーポレーションのほうですけれども、うちのほうの富谷町にはこのコーポレーションに関係するものがどの程度あったのかということですね。ベネッセとベネッセコーポレーションですね、この2つに対しての富谷町が関係するものはどの程度あったのか質問したいと思います。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちら、流出した情報としては住所、氏名等というようなことでの情報は把握はしておりますが、実際どの程度というようなところまでの把握はしてございません。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) そのベネッセが情報漏えいしている内容というのはわかっていますか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 今申し上げたとおり住所、氏名、年齢等というようなことで、たしか5項目程度であったかと思っております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 漏えいしたサービスというのがあるわけですけれども、これらには今おっしゃった以上のものが、例えば出産予定情報とかこういったものも、ないしはイベントの情報、こういったものも入っているわけですけれども、こういったものについては富谷町には一切関係ないということですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 具体的には何々というようなところまで、今回の民間の事件の案件についての確認はしてございませんが、最大約2,000万件というようなことでの大枠のところでは把握しております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 大枠としては2,300万件ほど情報漏えいということになって、それぞれイベント情報から含めてあるわけですが、富谷町にはそういった関係するものは全部ないと、教育委員会も含めてこういう情報の漏えいする項目はなかったということでよろしいですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 町の情報と今回の民間での流出した項目の突合というようなことは改めてはしてございません。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 総務省から通知が来ていますが、これについてはご存じですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 経産省の大臣のほうより8月の中旬に今回指針の見直しというようなことで報道されているのは承知しております。また、この指針の内容については9月の下旬をめどにというようなことで報道されたというようなところまでは把握してございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 総務省からも通知が発出されているのですが、これについてもご存じですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 申しわけございません。把握はしてございませんでした。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 要するに個人情報を扱っている行政といたしまして、こういったものについて十分対策をとるようにというのが通知なわけですけれども、この辺については、そうしますとその後富谷町はその対策はとっていないということなんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 現在、これまで富谷町でのシステムにおいての情報の流出というのはございません。ただし、流出がないからといってそれ以上のものはしないということではなく、今後さらなる強化というようなところでの、市販されているソフト等も既に出ているようでございますので、そういったところにおいてファイルコードというようなものも出てきてございます。現在そういった内容についても精査しながら、必要性に応じては導入ということも検討していくというようなことでさらなる情報漏えいについて対策は講じております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) いわゆる富谷町もこの改修なりプログラムの修正なりをしている段階で、先ほどの課長がお話しになった状況は理解はしますけれども、要するにUSBなり改修なりこういったものに対しての対策というのは、常に新しいもの新しいものにしていないと、対策したというふうなだけでは済まされないという問題があると。今回のベネッセの問題にしましても、USBなりなんなりというものを十分対策をとっているわけですからね。ただ、それでも情報が漏えいをしていくということもあるわけですけれども、その辺については富谷町は十分にバージョンアップとかそういったものは対応していますか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 情報漏えいに関しましては、特に大切なプライバシーの関連するところでございます。町としても十分に慎重に進めておるところではございます。また、委託業者を決定する際におきましても、契約の条項に当然守秘義務を課すであるだとか、プライバシーマークを取得している業者であるだとか、最低限まずは必要なことを設けた上でさらなる強化というようなところで、閲覧または圧縮解凍ソフトのパスワードを二重にかけるだとか、そういった対策は常々講じてございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 当然その対策というものはとられているのはわかるわけですが、その対策、改修にしても、そういったものについての改修業務そのものに職員はどのような対応でついているわけですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) システムの改修に当たりましては、その都度、当然原課の職員、また並びに情報化推進担当職員も交えた上での協議を進めております。また、そのSEが改修するに当たっては必ず職員が立ち会うというようなところで常に目くばせをしながら、SEのみで対応に当たらせるというようなことは決してさせないように取り組んでおります。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) そうしますと、問題なく今後も十分な体制でやっていくというふうなことなんだと思うのですが、今現在この情報化に対して対応している職員というのは、前にも質問しておるわけですが再度質問したいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 現在2名の職員で情報化推進担当職員ということで配置してございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 要するに2名の職員が対応しているということですけれども、その改修とかそういったものに対してその2名ぐらいで十分に対応できるというようなことでよろしいんですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 何名がいれば完璧かというところは、正直難しいと思います。現在、今2名配置しておりますが、いずれもプログラムもしくはそうしたソフトに関して精通する職員と認識しております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) その2名の人たちのプログラムに対する精通度というのはどの程度の状況になっているんですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 数値ではかり知れることはなかなか難しいかとは思いますが、私は自信を持った職員を配置しているつもりでございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 自信を持っているだろうとは思うのですが、それでは具体的にお聞きしていきたいと思うのですが、仮に臨時給付金申請の今回の改修があったと思うのですが、これは契約としてはどういう形で契約なさったわけですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。もとい、長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 臨時給付金のほうの改修は1回しております。これはどういうものかと申しますと、一旦システムのほうは構築しておりましたけれども、その後、通知の方法を全世帯に通知をしてご本人のフローのもとに申請いただくという方法から、非課税通知というふうなところでなり得る方に絞って申請いただいたほうがご負担が少ないだろうというふうなことで、非課税通知を発送するというふうな、システムから出すというふうなところでの改修をしておりまして、これが6月30日に契約して1カ月間の業務でというふうなところでございました。
 その際も、当然、当課でだけでございませんで税務課、あと今の総務課のところの職員も立ち会いのもとにというふうなところで行ったものでございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 私は、この入札についてどのような経過で入札に入ったのかということについて質問しているわけですけれども、一般競争入札なのか随意なのか、その辺について質問したいと思います。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 当然その根本となるシステムがございましたので、その改修ということでしたので、そこの随意契約というような形になります。
議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
     午前11時58分 休憩


     午後 1時00分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 情報漏えいについて総務課長のほうからもいろいろお答えが出てきているわけですが、このベネッセホールディング社の大きな何が問題だったのかということについていろいろ情報が交錯していますが、3つほど問題が提起されているわけです。
 それは、1つはUSBのデータのコピーの管理。それからUSBメモリーのコピーを禁止していたにもかかわらずMTPの設定まで至らないということですね。それから、要するにSEの監視体制が問題にされているわけですが、この点について富谷町としての体制はどのようになっているわけですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちら先ほども若干申し上げましたが、SEが実際に業務に携わるに当たっては、必ず町職員が立ち会うこととしております。ですので、監視というようなところには重きを置いた体制には取り組んでいるつもりでございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) SEが立ち会っているということなんですが、それで、その改修のときにSEが立ち会いというのはどのような形で立ち会いになっているのですか。その時間というのはどのくらいの立ち会い時間になっているのですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 現在持ち合わせた資料の中で時間数というのはちょっと持ち合わせてはございませんけれども、事前の協議から始まり実際の作業というようなところにおいては、必ず情報化推進職員が立ち会うこととしてございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 以前に、前回にも時間とかそういうものについては提起されているわけですけれども、そのSEが実際にかかわっている時間というのは相当の時間かかわっているんですね。この問題が出る前ですらそのくらいかかっているわけですが、この問題が発生することによってさらに監視体制が強化されなければならないわけですけれども、それに対する対応というものが十分に行われるというふうに考えてよろしいですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちら、冒頭申し上げたとおり外部に持ち出しできる記憶媒体については一切使用を禁止しているということが1つございます。
 今の体制をもって十分かという議員のご質問でございますが、さらなる強化というようなところにおいても、先ほど申し上げたソフトの導入というようなことも検討しておりますし、また、バージョンアップというのも常日ごろからリアルタイムで行っているところでございますので、これで100%というようなのはなかなか困難ではありますが、そのときそのときに応じた最善の対策は講じているつもりでございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 私は、今の職員の2人ぐらいではとても間に合わないんじゃないかというふうにも感ずるのですけれども、この前いただいた、今ちょっと資料が出てきませんけれども、時間数からしましても相当の時間を使用しているわけですよね。なおかつそれに対してさらなる強化が求められているわけですけれども、そういう場合には、今の2人ではとても間に合わないのではないかというふうに思うのですが、その辺の見解はいかがですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 人数につきましても、先ほど申し上げたとおり、何人いれば完璧かというのはなかなか難しいところかと思います。また、記憶媒体の持ち出しについても一切禁じているということも申し上げたところでございますし、あとは、業者とのやりとりというようなところにおきましては、業者におきましてもプライバシーマークの取得している企業というようなところで、最低限のところの防御はしているつもりでございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 一応24年度だけのこの前の報告によりますと、1日のシステム改修で約7時間、サポート時間として1日約3時間、計算してみればこれぐらいの時間がかかっているんです。そうしますと、さらなる強化ということになると、これ以上の状況というものが発生してくると思うのですが、その辺についてはいかがですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちら、まずは現状2名という体制で取り組んでおりますので、最善を尽くしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) いや、日々状況が変わってきて、なおかつほかの市町村との対応してみれば、この人数で間に合うというふうに考えていますか。さらにこれから市制に向かっての情報の強化、この前もお話ししましたが、財政のさらなる更新というものが出てきていますので、この人数ではとても間に合わないのではないかというふうに思うのですが、その辺についてはいかがですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 人的で対応できないところにつきましては、そういったソフト、またはそういったセキュリティーシステムのさらなるバージョンアップというようなところで現在も補完しておりますが、今後も引き続きこういったところにおいても重きを置いていきたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) そうしますと、改修するに当たって、例えば今回のこの問題になっている臨時給付金とかこの問題について、どこの企業と改修の契約をなさったわけですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。もとい、長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 富士通の東北支社でございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) はっきり今聞こえなかったのですけれども、もう一度。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 富士通東北支社でございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) そうしますと、富士通の方が来て改修した場合に、来た段階でどなたが対応するわけですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちらにつきましても、原課職員並びに情報化推進職員が立ち会ってございます。実際に業者が入ってのプログラム改修につきましては、今回の給付金に関して申し上げれば、4回、業者が修正プログラムに実際に従事していただいております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) そうしますと、その改修に来た方は、富士通の本社の方なんですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。もとい、長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 契約元が支社でございますので、支社の方でございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) そうしますと、この支社の方がいらしているわけですけれども、その方はその富士通の正式の改修業者という形でよろしいですか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) はい、そのとおりです。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) すると、ほかの改修の場合、そういった派遣会社の人とかそういった人たちは改修には入ってこないということでよろしいですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 状況にはよりますけれども、当然俗に言う下請の業者の方にもお入りいただくことはございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) そうしますと、正式な契約ではない人が要するにその改修に当たっているということがあり得るということなわけですね。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちらは契約した業者で予定しているSEというようなところの方を役場のほうに派遣するというような形になっているかと思います。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 要するに契約元ではない人が来て、富谷町のサーバーにアクセスしたりそうしたことをしているということなんですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちらにつきましては、あくまでも契約している業者の方も当然随行のもとでということで複数人の対応となっております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) ずっとそのサーバーにアクセスしている間は必ずそのSEの方がきっちりとくっついて監視をしているというようなことでよろしいですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) そう認識しております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) そうしますと、改修作業の際は、全部ずっとSEの方がその時間にびっしりくっついて実施をしているというのが、この24年度の出された時間に相当するというふうに考えていいわけですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 作業時間につきましては、当然SEの方の作業時間というふうになってございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) そのような状況でとにかく改修をしていって、さらにこの今回の情報漏えいにかかわって、先ほど総務省からの通知については知らなかったというような話ですけれども、さらなる個人情報の強化という問題が出されているわけですけれども、要するに元請だけで実施しないと、このコーポレーションの問題というのは発生する可能性がかなり出てくるわけですよね。この辺について再度質問したいと思います。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 今回の事件につきましてもとをただせばというところになってくるかと思います。そのときの今回逮捕されたSEの方は、あくまで意図的にそういうような犯罪を犯すような行為をしたというところがあったかと思います。あくまで意図的にというところでございます。そこのところを抑止するがための町の最低限のセキュリティーというところには取り組んではおりますが、その社員一人一人がそういう意図を持ってということがあれば、なかなかそこは行政としても抑止というようなところが困難であることも事実でございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 犯罪を起こすためにやっているというふうなのではなくて、要するに起こさないようにしなければならないわけです。ですから、先ほど私はこの3つの問題点を指摘しているわけですけれども、そういう体制をとらないでおいて、感情的なところだけで対策がとれるというふうでは全く困るわけですよ。ですから、そういうこの3つの問題の指摘も含めてきちっと対策をとるということが大切だと思うのですが、そうしますと、今の職員の2人ではとても間に合わないと思うのですが、いかがですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 確かに3つおぼしめしいただきました。ただし、何度も申し上げているとおり、これで完璧かというようなのはなかなか難しいと思います。日々日進月歩している中におきましても、当然行政においてもセキュリティーに関しては、ハード面においては常にバージョンアップをしているというようなこともあわせて、ソフトの対策は新たなものがあれば研究し、必要性が高ければ導入するというようなことで、常日ごろからそういったことで取り組んでおるところでございます。
 また、人的な対応につきましては、現状2名ということではございますが、今後さらなる必要性があれば当然そういったことも検討していかざるを得ないと考えています。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 例えば今回の臨時福祉給付金の改修で、そのプログラムを改修した際に、どの程度ふぐあいといったものが発生しているか把握しているでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。もとい、長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) この改修のところは住民税の改修システムのところでございまして、税務課のほうからそのようなところは聞いていないところでございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) そうしますと、今回の場合は、改修に関してのいろんな情報プログラムの不正行為、バグというのですけれども、そういったものが一切なかったというふうに考えてよろしいですか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) はい、そのように認識しております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) そうしますと、このプログラムが改修終わった後の確認方法なんですけれども、その確認方法というのは、前にも質問しているわけですけれども、どのような方法で実施しているのでしょうか。今回、仙台市の場合の給付金の発生している問題があるわけですけれども、この場合と似たようなやり方を富谷町としても実施しているのかどうか質問します。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 案内の出力したものを目視でも確認しているというふうなところでございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) ほかのほうのプログラムについてはいかがですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちらにおきましても当然原課のほうで目視しながら運用をしているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 結局、原課のほうで、ないしはその出てきた品物の状況というのは、単なるアクセスをしてみて、ふぐあいがあるかどうかというふうな見方をしているというふうなのでよろしいですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 済みません。質問をもう一度よろしいでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 座ったままで。
13番(小川昌義君) 改修しますよね、改修する。そうしますと、アクセスしたやつを検査するのに、どのようにしてやっているのですかということです。それが、何を見てこの改修が正しいのだというふうに判断する材料は何になっているんですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちらにつきましては、問いの2番でも手順の中でもご説明させていただきましたけれども、あくまでもテスト環境において支障のないことを確認の上で本番の環境において改修プログラムを適応させていると。出力してきたものについては目視をもって原課においてそれぞれ確認をしていただいております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 要するに改修された品物は、自分らが注文したやつを単なるアクセスをしてみて、これで改修オーケーという形にしているということですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちらは出力されるものが原課が想定するものを確認の上でということでございますので、それ以上のものはないかと思いますが。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 相当数の改修も含め今後の、何回も質問の状況に入るわけですが、どうしてもやっぱり情報化にかかわる人数というものがうちのほうは少ないんじゃないかというふうに思いますが、単独市制をした市町村でどれぐらい人数をかけて実施しているか、その辺の調査はしたことはありますか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちらにつきましては、今後、現在市制移行に伴う委員会も立ち上げております。その中での課題事項としても当然挙げていき協議していく内容かと思っております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 富谷町はよく長久手市等調査に行っているようですが、我々もこの前滝沢市に行ってまいりました。それぞれ担当課を設けて4人なり5人なり配置をして実施しているわけですけれども、こういうことについては検討する余地はございますか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 今申し上げたとおり検討委員会においてそういったところも協議してまいります。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 町長にもお伺いしたいのですが、こういった状況の中で、市制に向けても、ないしはいろんな状況も含めて非常に改修の状況がかなり厳しくなってくる、こういったことについて富谷町としてやはりそういった担当課ないしは室というのですか、こういったものについての必要性についてお伺いしたいと思うのですが、いかがですか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 確認をいたしますけれども、状況が厳しくなってくるというのはどういう内容でしょうか。
議長(浅野幹雄君) 座ったままでいいですよ。
13番(小川昌義君) 要するに市制に向けてもかなりのプログラム改修が必要、それから今後の財政状況のシステムも改修がもう既に叫ばれています。こういった状況を私は言っているのですけれども。
町長(若生英俊君) 1つあるとすれば、状況の厳しさは今も大変厳しいんです。一刻の猶予というかすきといいますかね。まさに細心の注意を払って他の事例に見られるようなことのないようにというふうなことは、私は町長就任以来一貫して担当課とともに進めてきたところですから、そういう意味では現状も厳しい。そしてまた市制移行に向けてそのボリュームやら内容やら質的なもの等については、今総務課長が申し上げたように、そこで協議をしながら必要な部署等の独立やら設置やらということも含めて今検討しているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 時間もなくなってしまいましたけれども、いじめ対策とスマホ、これに対して、今、全国的にはLINEを使ってのスマホ利用というのがふえているわけですが、隣の仙台市なんかもスマホの対策を打ち出していますけれども、富谷町としてはそういったことについて対策をとっているかどうか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 教育長。
教育長(菅原義一君) 町内のN中学校と申し上げますが、夏休み前に全校の生徒にこのスマホを含めた通信機器の調査を行っております。これが今一番新しいところの、しかも全校の生徒に行ったという調査では一番詳しい調査になりますけれども、やはりこの中から浮き彫りにされてきたものは、通信機器を73.5%の中学生が持っていると。ですから、4人に3人は持っている。しかも、いつから持っているかという質問に対しては、小学生のときから持っているという子が5割を超えています。ですから、この問題は中学生だけでなくて当然小学生にも波及する問題だということが、ここから1点わかります。
 それから、トラブルの経験がありますかという質問に対しては、このトラブルは、何と私もびっくりしたのですがというか、94%の子供がトラブルの経験がある。その中では、議員さんが論旨の中で指摘されましたいじめ自殺やけんか殺人のようなもちろん重篤なものはございませんけれども、迷惑メールが来たとかチェーンメールが来たとかということでございます。
 それから、もう1点、これはある意味では意外だったのですが、そのトラブルが起きたとき誰に相談しますかという項目で、実は友達というのが一番多くて30%、それから、もっと一番多いのは親ですね、親御さんに相談するというのが46%、友達が30%、私が課題だと思ったのは、学校の先生というのはたった4%しかないんですね。これを考えてみますと、やはり今学校には、小学校、中学校ともスマホを含めた携帯電話は持ってこないということになっておりますし、ですから、当然学校の中では使用はしないということになっています。ですから、学校で使用しない、学校で禁止しているものを先生には相談できないというのが生徒の実感かなというふうに思った。ただ、この課題は、先ほど言いますように今緊急な課題でございますので、この間の8月の定例の校長会におきましても、各校長に対して子供たちの実態もさまざまではある。発達段階も当然ございます。そして、教師のほうの問題・課題の捉え方もそれぞれ温度差があると。しかし、今大事なのは、やはりこういう緊急な課題を十分に共通認識をしながら共通行動でもって、子供たち、児童生徒に対して指導しておくことが今最も大事だという緊急な指示を出しました。
 ですから、特に職員の研修、それから子供の実態把握を含めた子供の中の課題を浮き彫りにしていくというそういう実態把握、そのようなものを今緊急にしているところではございます。長くなりましたが、以上です。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 状況を理解しました。ただ、むやみやたらにこれは悪いんだと、これ自身がね、というのではなくて、やはり取り扱い方法、それから地域的な情報発信、こういったものをあわせて実施していかないと、このスマホ、LINEに対する考え方というものはなかなか理解されないと思うのですが、そういった点についてさらに地域的にお知らせをしていくということについての取り組みについてはいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 前回の議会でも私は同じようなことを申し上げたと思うのですが、やはりこの情報化世界というのは、グローバル化も含めましてこれから後退するということはほぼない、これからますますいろんな意味で進んで拡大していくだろう。ということは、リスクもあわせて拡大していくだろうという認識はございます。ですから、例えば身近なところでは、私が手にしているところでは人権擁護委員会が出している「あなたは大丈夫?」というリーフレットがここにございますが、この内容などは実に子供たちに学習しながら一緒に取り組んでいくという意味では特にすぐれたパンフレット、リーフレットだなというふうに、もちろん仙台市が出したものもございますので。
 それからもう1点、先ごろ発表になりました学力・学習状況調査の中で、町内の小・中学校におけるこの通信機器の環境のデータも全て出ておりますので、この辺を使いながら学校のほうでやはり早急にその指導を進めていきたいというふうに思っています。


議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 私は、2件質問をいたします。
 まず、学童保育を国基準に則して充実・改善する問題です。
 放課後児童クラブ(学童保育)は、共働き家庭、ひとり親家庭等の小学生の放課後や学校休業中の生活を継続的に保障し、そのことを通じて親の働く権利と家族の生活を守るという目的・役割を持っています。児童福祉法の改正と子ども・子育て支援法の制定によって、市町村は、厚生労働省の「参酌すべき基準」、「従うべき基準」に基づいて事業計画及び条例を策定し、来年度から本格的に施行することとなっています。
 国や市町村の果たすべき責任が明確にされ、学童保育のあるべき方向性が示されたこの機会に、本町の学童保育を、国の設置基準に則して充実・改善することが急務になっています。何よりも保護者が安心して子供たちを預けることができるように、取り組みの強化を求めるものです。
 そこで第1に、本町の学童保育、放課後児童健全育成事業に関する条例制定に当たって、町はどのような基本的な考え方で臨んだのか。また、事業計画策定に当たっては、2015年度から5年間をかけて主にどのような事業をどのような数値目標をもって進めるのか、伺います。
 第2に、本町の放課後児童クラブ(学童保育)は、生涯学習課が公民館事業、児童教育事業と位置づけ、学童保育との一体的な事業として実施してきました。
 しかし、児童福祉法第6条の3第2項は、「放課後児童健全育成事業とは、共働き・ひとり親家庭等の小学生に適切な遊び及び生活の場を与えて、その健全な育成を図る事業をいう」と規定しております。遊びだけではなく生活の場であることを明確にしております。
 現在富谷町が行っている学童保育と児童教育の一体的な実施は、児童福祉法が求めている放課後児童クラブとは意味合いが異なるものと言わざるを得ません。子供たちにとっては、毎日そこで生活をしなければならないところ、ただいまと言って帰っていくところ、それが学童保育です。行きたいときだけ、興味があるときだけ行けばいい自由来館の児童教育事業とは本質的に異なります。この機会に、学童保育を児童福祉の施設として明確に位置づけ、子育て支援課が担当すべきではないでしょうか。
 学童保育を利用する児童の出席確認につきましては既に実施されておりますので、この項目を取り下げます。
 次に、施設整備について伺います。
 厚労省の参酌基準では、「児童の集団の規模はおおむね40人以下とすること」とされておりますが、富谷町の学童保育の登録者数は、富ケ丘公民館の117人から成田公民館の202人まで、これはいずれも平成26年度ですが、いずれも大幅にオーバーしている状況です。現在の施設で十分な受け入れができるのか、今後どのように対応するのか、各公民館ごとの見通しを伺います。
 また、面積要件の児童1人当たり1.65平方メートルは、およそ畳1畳分でしかありません。この基準自体が余りにも低いものですが、まずはこれをクリアすること、また、トイレ、事務机等を除いた文字どおりの専用のスペースになっているのか、現状を伺います。
 学童保育の設置場所については、保護者の中から、「学校内もしくは学校の近くに設置してほしい」という声が強く出されております。通学路に不審者が出没している中で、公民館までの遠過ぎる距離は、保護者に大きな不安を与えています。夏休み中もプールのために登下校することが多く、公民館と学校の往復は心配の種になっております。この問題を解決するには、学童保育の施設を学校内もしくは学校の近くに設置することがベストであり、条件のあるところから改善を図るべきではないでしょうか。当局としてどのように認識されているのか、伺います。
 この点で、7つの小学校のうち東向陽台小学校、成田東小学校の学童保育については、安全上特に問題があると考えなければなりません。
 東向陽台小学校については、幸い、明石台小学校が開校すれば、分離による空き教室が12教室生まれるという見込みになっています。プレハブ教室を学童保育の施設として確保できるはずですが、どのように対処しますか、お考えを伺います。
 さらに、成田東小学校から成田公民館までは子供の足で30分かかり、安全上極めて問題です。平成23年12月議会でこの問題を取り上げた同僚議員の質問に対して、教育長は、「今後、児童数の減少に合わせて余裕教室での実施を検討する」旨の答弁をなさいました。その後どのように対応されたのか、学校内での実施に向けて見通しは立っているのか、伺います。
 4つ目に、子ども・子育て支援法の附則には、「指導員の処遇の改善、人材確保の方策を検討し、所要の措置を講じること」とありますが、本町ではどのように対応するのでしょうか。
 厚生労働省の省令では、指導員とその人数を「従うべき基準」として位置づけており、常勤的非常勤を配置する学童保育を対象に、国費ベースで51億4,800万円を予算化しています。町と県が3分の1ずつを負担すれば、国から財政的措置が受けられます。これは国も3分の1を措置するということですが、指導員の正規雇用をふやす事業計画になっているのかどうか、伺います。
 次に、問題の多い現行の区長制度は見直しをということで質問します。
 富谷町の行政区長制度は、各地域の町内会長が自動的に区長になる仕組みになっていることや、公務員としての位置づけが曖昧なため、さまざまな問題が起きています。
 具体的な事例を二、三挙げますと、町長が提案した副町長人事案を議会が否決したことを受け、一部の区長が、町長提案の人物を選任するよう議会に対して署名運動を行いました。区長が人事案件に関して特定の人物の選任を議会に要求するという行為自体、区長のあり方として適切と言えるのか、疑問です。
 また、イオンモール富谷店への出張所設置に関する議案を議会が否決したことを受け、一部の区長が議会に要望書を提出しましたが、これも町長提案の実現を議会に要求する行為で、行政の事務連絡員としての性格を持つ区長の行為として適切と言えるのか、大変疑問です。
 同じくイオンモール富谷店への出張所設置に関する議案を議会が否決したことを受け、一部の区長が町内会広報でこれを取り上げ、激しい非難を行いました。この町内会広報では、議案を否決した議会を無責任と決めつけ、韓国の沈没船セウォル号の船長に例えております。富谷町議会を、殺人罪で逮捕された船長と同じだと決めつける。それを一部の区長が、町内会長の肩書で行っているのです。
 さらに、前回の町議会議員選挙では、区長在職のまま選挙に立候補した人がおり、町もこれを黙認しました。
 これらの一連の行為からは、残念ながら、行政側に立つ者としての公平性・中立性への配慮が全く見られません。これを一部の区長の特殊な問題として片づけるわけにはいかないと考えます。
 お断りしておきますが、これはあくまでも一部の区長の行為であって、多くの区長の皆さんが公平・中立の立場を守って献身的に活動されていることも事実です。ただ、問題の根本には富谷町区長制度の特殊性があり、制度そのものの見直しなくして再発防止につながらないことも明らかだと考えるものです。
 そこで、まず1点目ですが、この間、区長の一部に、議会が執行部提案を否決したことを捉え過剰な非難を行うなど行き過ぎた行動が見られました。前回町議会議員選挙では、区長在職のまま議員に立候補した事例もあるなど、住民の中から、「区長は公的な立場にあるはずではないのか。中立性を欠いているのではないか」という疑問の声が出ています。これらの事例は行政への信頼にかかわる問題であり、善処すべきだったと考えますが、これまでどのように認識し対応してきたのでしょうか、伺います。
 第2に、町内会長が自動的に区長に委嘱される現在のやり方を改め、町の責任で区長を選任すべきだと考えます。仮に町の方針に反対の立場の人が区長になった場合どう対応するのか、町の方針がストレートに伝わらない問題が起きます。この点を考えただけでも、現在の区長制度は論理的に破綻しているのではないかと考えます。この点についてどのように認識されていますか、伺います。
 第3に、区長の仕事は、事実上、行政の事務連絡員と同等のものです。行政の事務連絡員が必要であれば、新たな条例等を制定する必要があります。町が責任をもって区長を選任し、公務員として明確に位置づけた上で、任期、守秘義務、報酬等を条例・規則等で定める必要があると考えます。そうすることで、中立性を保って活動しようとしている多くの区長にとっても活動がやりやすくなるはずだと考えるものです。町はどのようにお考えか、伺います。
 当局はこれまで、「区長に対する報酬の一部は、町・県等の広報配布に対する対価だと」と説明をしてまいりましたが、改めて区長報酬の根拠は何か、認識を伺います。
 また、定期的な町・県の広報、国・県・町の選挙公報の配布に対する対価はそれぞれ幾らか。
 実際に行政区長がみずから各種広報の配布を行っている地域はどこか、お答えください。
 最後に、各種広報は民間の事業者に委託すべきだと考えます。町内会の高齢化が進み、既に世帯数の1割以上が退会しているところもあると聞いています。広報配布を民間の事業者に委託しただけでも住民の負担は相当軽減されるはずです。どうお考えでしょうか、伺います。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
 最初でありますけれども、子ども・子育て支援法に基づきまして今後、来年度からの5カ年計画の内容・中身に、幼児期の学校教育・保育・子育て支援についての必要量を見込んで確保策を記載することとしております。学童保育に関する条例の制定については、お示しいたしておりますけれども、国の基準どおりに進めることといたしております
 2つは、放課後児童クラブの主管課につきましては、今後子育て支援課が行うことで検討してまいることといたします。
 3つ目は5項目に分かれておりますけれども、まとめて申し上げます。必要でありましたら、また確認をお願いします。
 現在においての対象児童は小学6年生までといたしております。ただし成田公民館を除いてということとなりますけれども、トイレ、事務机等を除いたスペースで計算をいたしましても、おおむね児童1人当たり1.65平米の面積要件は満たしていると。
 学童保育の設置場所については、学校の近場にあるのが基本であると考えておりますので、先ほどの2校については、空き教室の利用について引き続き検討しているところであります。
 4つ目、附則にありますように、政府の行う措置に準じてこれも対応していくことといたしております。今、ニーズ調査等の結果を踏まえて策定中でありますので、正規雇用の部分につきましても、政府が行う措置の内容を十分参酌しながら必要性について検討していくことといたします。
 行政区長制度に入ります。
 1つ目でありますけれども、行政区長については規則に沿って活動していただいております。議員が指摘するような内容等を十分承知しているところではありますけれども、規則違反に該当するものではなく、町としては特段の対応をとることはいたしておりません。(「済みません、はっきり大きい声でお願いします」の声あり)
 2つ目、どこからですか。行政区長ですか。行政区長でいいですか。
 行政区長については富谷町行政区長に関する規則に沿って活動していただいていると、議員が指摘するような内容を承知するところではありますけれども、規則違反に該当するものではありませんので、町として特段の対応をとることはいたしておりません。
 2つ目、町内会長は地域住民の町内会構成員の総意で選任されているというのが1つ。その方に行政区長を委嘱するというのが規則の内容です。したがいまして、町内会の意向に沿ったすぐれた方が選ばれているわけでありますので、その方を行政区長に委嘱するというこの仕組みは、私は非常にすぐれた内容とそしてまた運用がなされているという考えを持ってございます。町と町内会のさらなる密なる関係性を構築する上で最も適切な委嘱方法であるとの考えです。
 3つ目、現在の行政区長制度、今申し上げたとおり有効に機能いたしておりますので、事務連絡員の必要はないと考えます。
 4つ目、報酬支払いの根拠は、先ほどの規則第5条に規定されている事務等の労務の対価として支払われるものです。議員が指摘する個別対価の積み上げではなく、平均割18万5,000円、世帯割単価650円の積み上げで算出をし、お支払いをいたしております。
 なお、行政区長が直接広報等を配布している地域は詳細には把握しておりませんけれども、アパート等への配布、そしてまた非構成員というふうなことも含めて、それぞれ行政区長さんのもと、それぞれの町内会役員の皆さんでご対応をいただいているのが現状でございます。
 5つ目については、ポスティング業者への委託については当分の間、考えてございません。
 以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) それでは、まず1つ目、問い1番でございますが、補足したいと思います。(「大きい声でお願いします」の声あり)
 今後の数値目標についてでございますが、現在、ニーズ調査の結果を踏まえまして、富谷町の現状に即して、今後、子ども・子育て会議により策定することとなっております。策定年度につきましては、26年度中の完成を予定しておりますので、今しばらくお待ちいただけたらと思います。
 また、問い4でございますが、常勤的非常勤については詳しく承知しておりませんので、今後研究してまいりたいと思います。
議長(浅野幹雄君) これより永野久子君の質問は一問一答により行います。16番永野久子君。
16番(永野久子君) まず、学童保育に関してですけれども、それでは、この間、学校、公民館周辺の不審者情報というのは何件あったか、各学校ごとに伺います。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 教育委員会のほうが各学校に不審者メールということで流しておりまして、その情報自体が24件ございます。基本的には学校教育課のほうで出した不審者メールをおおむねその回数を各保護者のほうに配信をしているということでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) それでは、学童保育の出席確認、無断欠席への追跡調査というのは、1日のうち時間帯の中のどの時刻に行っているか、伺います。
議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。もとい、教育部長。
教育部長(小松 巌君) 確認については、それぞれ学年によって、授業の終わりぐあいによって公民館に来る時間帯が違いますので、例えば1年生が来た段階で、きょう来る予定の誰々さんが来ないという状況にあれば、まず公民館に来た子供たちから、誰々ちゃんはどうしたのですかと聞きます。それで5分、10分待って、それでも公民館に来られない場合には、当初から申請の段階で連絡網をいただいておりますので、その中で親御さん等に連絡をして確認をとっております。ですから、時間帯というか、それぞれの学年が公民館に来る時間帯によって変わってくるということですから、大体全体的には30分以内には確認をとっているのが6館の現状でございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) そうしますと、例えば連れ去りなどがあった場合には、どの時点で把握できるということになりますか。
議長(浅野幹雄君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) 今、連れ去りということですか。それは、子供たちが把握すればその段階で連絡がどちらに行くか、学校に行くか、公民館に来るかはあれですけれども、その段階ですぐに対応するという形になります。
 あと、不審者等についても、子供たちから連絡が入れば、私どもで警察等に連絡をするというふうなこともございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 連れ去りが行われる場合は、大抵子供が1人でいるときを狙ってやりますが、そういう場合は子供の情報も得られないわけで、どう対応するのか伺います。
議長(浅野幹雄君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) 先ほども申し上げましたように、子供たちから、その見なかった、または学校にいたよという情報があればそれをもってですね。それから、本当に来なければ、もう30分以内にもう一度親御さんに連絡をして、きょうはどうしたのですかという確認をとるということでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 富谷町の場合は一体的にやっておりますので、その自由来館の児童と学童保育の子供が混在して一緒に過ごす時間帯があるわけですが、黙って帰宅してしまったと、学童保育の子供が。そういう場合のチェックというのはできているのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) まず、自由来館の子供につきましても名簿がございますので、そこに記入していただいて、来た時間、それから帰った時間を記入していただいて帰るという形になっております。
 ですから、指導員等が全て黙ってということは確認をとっておりますので、その点についてはこれまではございませんでした。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) それでは、次に、昨年度の学童保育でのけがは何件であったのか。医療機関にかかったものだけで結構ですので、伺います。
議長(浅野幹雄君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) 昨年度医療機関にかかったものについては11件でございました。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) けがはどの時間帯に起きましたか。
議長(浅野幹雄君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) けがの時間帯ですけれども、子供たちが来て、それから事業をやっている段階ということで、日にちだけはこちらで把握はしていますけれども、ちょっと時間帯まではちょっと私の手元には資料がございません。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 自由来館の児童と学童保育の児童が一緒に遊ぶ時間帯には、もちろん学童保育の指導員がおりますけれども、児童教育の側の体制としての指導員はつくのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) 現在、放課後子供教室と、富谷でいうチャレンジキッズも同時併設でやっております。ですから、その安全管理員、それからコーディネーターとかアドバイザーの方もつきますし、児童指導員もついて一緒に事業を展開しております。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 今、連れ去りの問題、それからけがの問題等が出ました。不審者情報24件、けがが11件というのは決して少ない数ではないと思うのですが、こういう事態が起きないようにするために、1つには、その施設と体制の関係があると思いますが、この因果関係についてはどう捉えていますか。
議長(浅野幹雄君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) 議員さんと意見の分かれる、11件が多かったか少なかったかという問題、多いと。けががないのが一番いいところではございますけれども、指導員それから職員ともども、けがのないように十分に安全に配慮をしながらやっているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 子供にけがはつきものとはいいますけれども、この限られた施設の中で指導員もいた上でのけがですので、もっと重大に受けとめていただきたいと思うのですが、体制の面でそれでは改めて伺いたいのですが、特に自由来館のための指導員がついていないとなると、最大何人の子供を学童保育の指導員が見ているということになりますか。
議長(浅野幹雄君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) 登録者数から言いますと、大体50%ぐらいが1日平均で来ているのが現状でございます。一番多いところであります成田公民館については110名ぐらい。それに自由来館は極めて少ないのが現状でございますが120名ぐらい、それを常勤の職員8名で見ておりますので、それが足りるか足りないかというのはいろいろ議論があるかとは思いますけれども、安全確保を図りながら事業を展開しているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) これ、今、自由来館120人、常勤8名で見ているというのは、6館合わせてということですね。
議長(浅野幹雄君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) 私が現在申し上げたのは、一番多く来館しているという成田公民館の例を捉えて申し上げました。児童クラブで来ているのは1日平均で100名を超えております。登録者数については先ほど200名を超えていると議員さんのお話の中にもございましたように、50%とすると100ちょっとが来ております。それに自由来館が10人前後という形であると、大体120名ぐらいの中で8名の指導員等で見ていると、それに職員もいますので、目の届かない部分はあるかもしれませんけれども、とにかくその人数で安全確保を行いながら事業を展開しているということでございます。
議長(浅野幹雄君) この際、午後2時10分まで休憩をいたします。
     午後1時57分 休憩


     午後2時10分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。静粛にお願いいたします。
 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 先ほど成田公民館で自由来館120人の際に常勤8人で見ているということですが、この常勤8人というのはどういう立場の人でしょうか。この8人というと、事務所にいる方がほとんどにならないかなというふうに思うのですが、どうですか。
議長(浅野幹雄君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) 私、まず1つ訂正をお願いしたいのですけれども、自由来館ではなくて児童クラブに登録して来ている子供たちがということで、そして、自由来館については極めて少ない数ですというお話を先ほどして、120という数を出したということでございます。
 それから、常勤というのはパート職員ですけれども、児童指導員として、平日学校がやっているときに町で雇っているパート職員が8名いらっしゃいますので、それで対応しているということを先ほど申し上げたところでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 児童クラブの登録の数と実際に来ている人の数がどうかということを、まず伺います。
議長(浅野幹雄君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) 実際、先ほど登録者数については議員さんのおっしゃっておりました200人を超えておりますけれども、1日平均で来ている児童クラブの数につきましては約50%でございますので、先ほど100を超える数と言ったのでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 常勤8人というのは、実質8人でいいですか。その時間にその場にいる方が8人ですか。
議長(浅野幹雄君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) 5.5で雇っておりますので若干出勤時間が違ってきますけれども、30分、1時間のずれにしかなりませんけれども、その中で対応しているというところでございます。ですから、すぐに来て100人という話でもございません。時間帯によって子供が来る時間、授業が終わる時間によって異なってきますので、その中で最大をとった場合に、その時間帯となるとやはり8人の数はそろっているということでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 児童教育とそれから学童保育を一体的にやるということについては、今後は方向を転換していくと、学童保育として運営していくということになりますか。
議長(浅野幹雄君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) 先ほど町長の話にもありました。新たな条例もつくりまして、今議会にもその条例を上程しているところでございます。その方向にのっとって今後検討していくと。ただ、今までも児童教育の中で放課後児童健全育成事業は生涯学習課、公民館の中で展開してきたことは事実でございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) ちょっとわかりにくいのですが、先に進みます。
 国の参酌すべきではなくて従うべき基準でしたか、集団の規模はおおむね40人以下というふうに捉えております。それで見ますと、支援単位を40人以下と見た場合に、全体で25単位必要になると思いますが、どうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 済みません、もう一度。25単位ですか。
16番(永野久子君) 単位という言葉を使っているのですが。
子育て支援課長(浅場 悟君) 40人を1つにすると、2.5単位ではなくて。
議長(浅野幹雄君) 2.5単位と。
16番(永野久子君) いえいえ、そうじゃなくて、40人以下の支援すべき集団ですね、おおむね40人以下の集団を1単位というふうに表現しているんですね。それで考えると、全体で学童保育は965人、約1,000人近いわけですから、そうすると全体で25単位が必要だというふうに思っているのですが、その点はどうですか。
議長(浅野幹雄君) 執行部にわかりやすいように質問してください。(「わかりました」の声あり)子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) それぞれですね、今のところ公民館で行っておりますが、それぞれでもって、例えば富谷中央公民館ですと、今、1人1日平均62人ということなので、そこは2単位必要になってくるというところでの積み上げであれば、そのとおりかと思います。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) そうしますと、例えば成田公民館ですが、現在登録数が202人ですので、40人で割ると最低でも5単位は必要というふうに考えるのですが、現在どうなっているでしょうか、伺います。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) まず、40人の人数の捉え方でございますが、国が見解を示したQ&Aというのがございまして、そちらでどこの市町村かわかりませんけれども、問いのところで、1の支援の単位を構成する児童の数における児童数の考え方について述べております。その中で国の回答といたしましては、まず、登録児童数の実数ではなく、出席率を乗じた平均人数で捉えることができるかという質問の回答でございますが、貴町ご提示の考え方もこれと矛盾するところではないと考えておりますという回答でございますので、まず平均の人数で捉えるということでございます。それによって、今のところ101人の平均利用者ということであれば3単位が必要になるかと思います。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) では、成田は3単位必要なところを、現在何単位でしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 単位ということであれば、1つの単位ということになるかと思います。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) だとすると、少なくとも平均的なということで捉えても3単位にふやしていく必要がありますが、その計画はどうなっていますか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 先ほど町長が答弁したとおり、国の基準に則して今後整備していくということでございますので、すぐにというわけにもいかないのですが、ある程度猶予をいただいてそれに則したところで整備を進めていきたいと考えております。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 公民館を使っておりまして、大ホールが使えるというのも利点の1つだというふうにこれまで説明されてきましたが、大ホールを子供たちが使えない日が週何回かあるかと思います。平均的に週何回、学童保育あるいは児童教育で使えるのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) 公民館の大ホールにつきましては、週1回からそれから4回まで、各公民館によって違ってもきます。それからあきがあれば入れるということでございますので、週1回だけですという話でもなくて、あいている場合には使うということで週1回から4回ぐらいはございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) それでは、大ホールが使えないときには、この児童教育の子供たちもプレイルームに来て学童保育の子供と一緒に遊ぶということですか。
議長(浅野幹雄君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) 済みません。もう一度質問の趣旨をお願いしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) ホールを使えないときに。
教育部長(小松 巌君) 誰が入るというのをもう一度お願いしたい。
議長(浅野幹雄君) 子供たち。
教育部長(小松 巌君) 子供たちと、自由来館と学童ということですね。議員さん、自由来館については現在極めて少ない状況にはございます。学童保育、児童クラブ登録者数がほとんど利用しているのが現状でございます。
 ですから、プレイルームに入る子供たちについては、大ホールが使えない場合はプレイルームまたは図書室を使ったりとか、そういうことで過ごしているということでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 自由来館が極めて少ないというお話ですが、それは成田だけの話ですか。ほかはどうですか。
議長(浅野幹雄君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) ほとんどの公民館がやはり少なくはなってきているというところでございます。ただ、日吉台公民館につきましては、平成9年から自由来館という、子供たちと世代交流事業をずっと展開してきております。地域とのかかわりも大分強くなっておりますので、自由に来る、中学校になっても高校になっても来るという子供たちもいることは現実でございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) きのうの一般質問で、密室に閉じ込められた環境という声が出ていると言っておりましたが、プレイルームのあの狭い中で学童保育と自由来館とが、少ないとはおっしゃいますけれどもそこで遊ぶわけですから、これは相当密室的な状況になっているというふうに受けとめる必要があると思いますが、どうですか。
議長(浅野幹雄君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) 極めて極悪な環境の中でというお話ですけれども、子供たちは、本当に見ていただくとわかるのですけれども、楽しく遊んでおりますので、そこら辺で見解の違いとかそれぞれの主観があるのかなとは思いますけれども、安全面を確保しながら子供たちの成長のため事業を展開しているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 楽しいかどうかという問題にすりかえるわけにはいかなくて、けががこれだけ出るということは密室的な状況にあるということも一因だと思うので、やはり認識を改める必要があると思いますが、どうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) 安全面を確保するというのでは、極めて高い認識に立っております。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 子ども・子育てに関するニーズ調査で最も多かった要望・意見は何だったかを伺います。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) それにつきましては、学童保育に関してでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 学童保育の何に関してか、具体的にお答えください。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 件数にしますと230件ほどございまして、主なものといたしましては、まず、学童保育してくれてありがとうというものも多くございまして、それ以外に、例えば距離が遠過ぎるですとか、それから、利用料を負担してもいいので、もうちょっと何かいろんなことをしてくれたらなといったような意見が多い結果となってございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 距離の問題を解決する上で、東向陽台小学校の平成27年度の空き教室の見込み、12教室ということでありますけれども、プレハブ教室や空き教室を利用して学童保育を行うということは検討しておりますか。
議長(浅野幹雄君) 教育部長。もとい、子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 東向陽台小学校につきましては、ご存じのとおり、明石台小学校の開校とともに27年度で12室空き教室ができる見込みでございますが、今後少人数教室とか生活科室等の利用も予定されているところと聞いておりますので、この辺のところも調整しながら、もちろん空き教室を利用した方向での学童保育の実施というところも検討していきたいと考えております。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 成田東小については、先ほどちょっとお答えが十分聞き取れなかったので、再度ご答弁願います。空き教室について利用。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 少人数教室ですとか生活科室と申しました。(「それは東向陽台でしょう」の声あり)
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君、わかりやすいように。
16番(永野久子君) 成田東小学校については先ほど答弁がよく聞こえなかったので、成田東小学校は27年度の空き教室が6教室あると数字の面では出ています。これを利用して学校内での学童保育ができないかということを伺っています。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 成田東小学校につきましても、生活科室ですとか、外国語科学習室等に利用する予定であるということなので、その辺も今後学校関係部署との協議をしながら進めていきたいと考えております。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 成田東については学校内で学童保育を実施する可能性はあるんですか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 可能性といたしましては、今後の空き教室の状況にもよると思いますし、もしそれが不可能であれば別な方法でというようなことになるかと思います。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 別な方法とはどういう方法でしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 別な方法、今後検討課題かと思います。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) これはもう何年越しで言っているのですが、(「静粛にお願いします」の声あり)もし本当に学校の中に空き教室を確保できないのであれば、周辺の民有地等を借り上げるなどして何としても学校周辺につくると、もうこれは何年も提案しているのですから、なぜこれを検討しないのか、町長に伺います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 十分検討して現状に至ってございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) では、次に区長制度の問題ですけれども、先ほど町長が、区長は町内会の総意で選ばれてきているといった趣旨のお答えをしましたが、町内会では区長は選んでおりません。町長の誤りだと思いますので、訂正をお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) そのように発言したとすれば、町内会の総意で町内会長を選任していると、その町内会長を規則に従って行政区長に委嘱していると訂正いたします。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 定期的な町の広報、県の広報、それから選挙のときの町・県・国のそれぞれの公報について、その配布に対する単価というのは、それぞれ幾らでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちら4つ目のご質問の中で町長のほうよりご説明申し上げたとおり、規則第5条にお示しておる6項目についての対価ということでございます。それぞれに個別に積算してお支払いする報酬とはなってございません。
16番(永野久子君) いえいえ、それを聞いているのではありませんよ。
議長(浅野幹雄君) 立って質問してください。
16番(永野久子君) 時間がなくなるので。
議長(浅野幹雄君) わかるように質問してください。
16番(永野久子君) 町・県広報、国の選挙公報等に対する、その配布に対する対価というのは来ているはずですよ。それを聞いているのですから。町も対価が。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちらちょっと手元に資料がございません。申しわけございません。後ほどお答えしたいと思います。
16番(永野久子君) 通告していたんですよ、議長。準備されないというのはおかしいんじゃないですか。
議長(浅野幹雄君) 通告しているという。答弁書に入っていないのですか。
総務課長(菅原俊司君) こちら単価で示されてございますので、単価についてはたしか十何円であったかと思いますが、お答えする資料を今は持ち合わせておりません。申しわけございません。
議長(浅野幹雄君) 1件につき十数円だそうです。16番永野久子君。
16番(永野久子君) それでは、改めて金額ははっきりしないということ、今はわからないということですが、間違いなく来ておりますね。国や県から来ているでしょうし、町も配布のための対価の予算をとっているはずですので、とっているかどうか、そのことだけ。国から県から来ているかどうか、そのことを伺います。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちらのほうは通知のほうは頂戴してございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) それでは、その広報配布の対価というのは、誰に支払われていますか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちらは行政区長のほうに報酬をお支払いしております。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) そうしますと、実際に各町内で各地域で行政区長が1軒1軒ポスティングをしているという地域はどこでしょうか。これも通告してあります。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちらは通告を頂戴しておりますが、具体なところは町で把握はしてございません。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 全ての町内会とは言いませんけれども、実際に選挙の公報であれ町の広報、県の広報、全て実際に1軒1軒配布しているのは町内会の班長です。この班長にその配布の対価は支払われていますか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 町としては区長のほうに報酬としてお支払いをしております。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) そうしますと、実際に配布している人に配布のための対価が支払われていないということは、これは適切ではないんじゃありませんか。おかしいと思いませんか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 先ほど申し上げたとおり、地区によっては、確かに班長さんのほうにお願いしている地区もございますし、また、区長さんみずからが配布をいただいているところもあろうかと思います。そのやり方につきましては、各行政区にお任せしているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) これは行政区任せではいけないと思いますよ。現に、ごく一部の区長がみずから配布しているという方もいらっしゃいます。それは聞いております。しかし、大半は町内会の組織を使って班長が配っていますよ。そうすると、これらの班長にその対価が支払われずに区長のところでとまっているわけですから、報酬という形でとまるというのはおかしいと思いませんか。お金の使い方として不適切ではないですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちら、先ほど申し上げたとおり、行政区長は町内会の総意の方に町として委嘱している方になってございます。その方の命のもとで各班長のほうにそういった業務をお願いしているというような行政区が多々あるということは、ある程度は把握はしてございます。ただし、その報酬先につきましては、各行政区長宛てにお支払いをさせていただいております。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 余り繰り返したくないのですが、この問題は、どう考えてもお金の使い方としておかしいんですね。それを解決するためにも、各種広報についてはポスティングの事業者、民間業者に委託をするという形が一番やりいいと思いますよ、町内会の負担もなくなりますし。そのことについて真剣に考えるべきと思いますが、町長、どうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 確認をいたしますけれども、おかしいというのはどのような内容なんでしょうか。(「今のやりとりを聞いていてわかりませんか」の声あり)
 私はおかしいというふうには現状思っておりません。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 国や県から来たお金が実際に配布している人に行っていないんですよ。区長に行ってるんです。それも報酬という名前で。これがおかしいというふうに思われないというのは、町長、ちょっと認識不足じゃありませんか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 支払いが、選挙公報ね、「こうほう」って広いほうの町広報も広報ですが選挙公報、これに対する対価は町に一括して入ります。1枚当たり何ぼというふうなことで入りますから、それはそれとして認めます。そこからの先はそれぞれの自治体で今までの従前からのスタイルでやってきていますので、先ほど、現状はおかしいというような状況にはないと、こういうふうなことです。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 国や県から来た公金ですよ。また、町も予算をとっている公金です。これを最後のところまできちんと把握できないというのは、行政として怠慢じゃありませんか。それを是正する上でも、明確にするという意味でも、配布業者に委託するという方法が一番いいと思うのですが、改めるお考えはありませんか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 先ほど申し上げたとおりであります。現状ではありませんけれども、総合的に検討してまいるというふうなことは、先ほど申し上げたとおりです。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 大分以前に議会で発言しました。仙台市は、もう相当以前に区長制度そのものを廃止し、そして広報の配布等は民間業者に委託しているんですね。富谷町でできないということは絶対にあり得ませんので、ぜひこれを検討していただきたいと思います。
 次に進みますが、改めて伺いますけれども、区長は公務員です。この区長の立場として公平・中立ということを大前提にして活動してもらわなければならないと思いますが、この点について、町長、異論がありますか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 行政区長の公平・中立というのは、そういった立場で現状職務に当たっていただいていますというのは、先ほど申し上げたとおりです。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 先ほど冒頭で紹介しましたけれども、議会が案件を否決したことを捉えて、セウォル号の船長と同じように無責任だということまで言っている、こういう立場が果たして公平・中立と言えるのか、改めて町長に伺います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) その表現は私は承知しておりませんので、申し上げられません。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 総務課長には事前に資料をお渡ししてあります。総務課長のご意見を伺います。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちら会報を拝見させていただきました。ただし、あくまでもいろんなご意見があろうかと思います。今回の場合につきましては、議会についてのご意見であったかと思いますし、場合によっては町に対する要望というようなこともあろうかと思います。その辺のところについては、町としては何らそれについて指導をさせていただくような立場にはないと考えております。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) これが一般の人であるならばどのような意見もそれは許されるかと思います、個人を誹謗するのでなければ。ただ、これがあくまでも町の公金が入っている町内会の広報を使って、そして区長である町内会長が、殺人罪で起訴された船長に例えると、議会をそれと同じように無責任と言うこと自体が、これは非常に問題のある発言だというふうに捉えていただかなければ、しかも指導の必要がないという立場に立ってしまったのでは、これは改善の余地がないということになりますが、どうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちらにつきましては、その表現につきましては人それぞれかと思います。また、町内会長という名目においてこちらの会報を作成されておるようでございます。町として、改めて今申し上げたとおり、一会長のご感想をこのペーパーにおいて取りまとめられたというふうに認識をしておりますので、町がこの文章をもってどうのというようなことには、なかなかそこには行き着かないと考えております。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 切りがないので次に進みますが、法律的には区長に守秘義務は課されておりません。しかし、情報については相当区長のところには集中するというのは、一般的に考えられることです。情報管理に対して非常に住民の意識も高まっておりますので、区長の守秘義務について、これを明確にしていくということについてはどうお考えでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 現在町のほうで制定しております規則のほうに、改めて守秘義務というような条項は設けてはございませんが、その都度必要性に応じてその守秘というようなところを課すものにおきましては、その都度区長のほうには口頭でお伝えしてございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 実は、宮城県内の市町村で区長制度をとっているところについて調べました。ただ、これは全部当たり切ったわけではなく、インターネットでヒットしたところだけなんですけれども、多賀城市、角田市、登米市、岩沼市、名取市、柴田町、大崎市というようなところが区長制度をとっているというのがわかりました。その中で多賀城市、これは守秘義務を課しています。これは条例で守秘義務を課しており、また任期についても2年というふうに定めています。さらに守秘義務については、退職した後も守秘義務があるというふうになっています。角田市も同様です。登米市についてもほとんど同じです。岩沼市も同様です。任期についてはそれぞれ市によって違いますけれども、柴田町、これは兼職禁止ということを明確にうたうぐらい公職としての位置づけをはっきりさせています。これが今の流れだと思うんですね。こういうふうに、区長制度、任期もはっきりさせ、守秘義務もうたい、やめた後も守秘義務は続きますよということも明確にした。その上で報酬についても、それぞれ皆、条例もしくは規則で定めているんですね。配布の対価という形で区長に報酬を渡すのではなく、別途、その広報配布の対価というのは別の考え方でやるべきもので、区長に対する報酬というのは別途きちんと幾らと、年額幾らでもいいですし、月額幾らでもいいですし、誰が見ても疑問の余地のないような定め方をするべきだと思いますが、どうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちらにつきましても、県下一定の自治体の規則、条例等につきましても、私なりにも勉強させてもらいました。今議員おっしゃるように守秘義務を課しているようなところもあれば、逆にそういった条文を入れていないところもございます。時代の流れというようなところで議員おっしゃるように、富谷町の規則においては守秘を課してございませんので、今後検討する余地はあろうかと思っております。
 また、報酬につきましても、町の規則においては改めて明記はしてございませんが、別表にて、先ほども申し上げたとおり平均割等について一律決定はしてございます。その辺につきましては、第1回の区長会議においてもご説明をさせていただいておりますし、一定の周知は図られているものと考えております。
 また、任期につきましては、町の規則においてもお示しはさせていただいております。委嘱の日から委嘱された方の町内会長の最終任期までというようなことで明確にうたわせていただいておりますので、任期につきましてはこれまで同様とさせていただこうと考えております。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 任期については各町内会の会長の任期ということなんですから、これは町がきちんと統一的に、町内会によってみんなばらばらということですよ。そうではなくて、区長の任期として2年あるいは3年というようなそういう定め方をするべきだと思いますが、どうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) ほかの自治体が明確に示しているというのは、今議員がおっしゃったように、各自治体をもって地域が推薦された方を委嘱した日から何年ということかと思います。町といたしましても、現時点で、その時点においての町内会長というような方に委嘱をさせていただいてから町内会長の職が解かれるまでとしておりますので、何年と具体的な数字でお示しすることは難しいですが、文書等をもって十分ご理解いただいているものと考えております。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) やはり町内会の会長が自動的に区長になっているというこの制度がおかしいというふうには思わないところに、そもそも問題があるんですね。町内会は区長を選んでいませんから、町内会の会員は。誰もそれを選んでおりません。会長は選んでおりますけれども、区長は選んでいないんです。ですから、やり方として、町内会から推薦を受けるということはあり得ても、そして町がそれを委嘱するということはあり得ても、会長という人を、町内会長はイコール区長ですというシステムは、この調べた限りではほかの市町村で一つもありません。ここのところを改善しないと、混同が起きます。やっぱり区長は区長として、その前段として地域の意見を聞くということはあり得ても、自動的であってはいけないと、今の条例も大問題だと思うのですが、改善について町長のお考え、改めて伺います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 現状の行政区長の委嘱というのは、私はベストに近い形だと思っています。重大なる法令違反を指摘されるようなことがあれば、これは早急にというふうなこととなります。今、この質問を通して思い出しました。納税組合ってありました。そして、その中で還付金というふうなことの制度で、これは富谷町、法令にやっぱり沿うとグレーゾーンだねというようなことで廃止した経緯があります。しかし、この近隣にいまだに納税組合が存置しているところはあるんです。そういうことからしても、一くくりであそこがやっていないからとか、こういうふうなことの議論には私はくみしないというふうなことです。町内会長は、まさに人格、識見、そしてまた人物、経歴、履歴、私から見てすばらしい皆さんが選任されています、間違いなく。そういう皆さんが常識そしてまた守秘義務等も含めて、在職中そしてまた行政区長退任後もあわせて、今までの長い歴史の中でやってこられた皆さんに、これまた敬意を表するところです。
 もう一つだけ申し上げますけれども、富谷町の特異性、この人口5万人に45ですから。仙台は千二、三百クラスです。1,000を超える町内会が3、100未満が11、そのうちが20世帯クラスが2です。100から500以上が14、100から500までが17と、こんなふうにして非常にばらつきのある中で、よくぞこのような仕組みの中で45町内会、そしてまた近い将来に46番目の明石台第九町内会がというようなことも視野に入れながら、そしてまた町内会館の用地を拡充してここに至るというふうなことでありますので。結論を申し上げますけれども、現状の町内会長、そしてまた町内会長に行政区長を委嘱することについて何ら問題がない、このような状況です。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 時間がありません。最後になるかと思いますが、改めまして、区長の、先ほど申し上げましたような議会を沈没した韓国の船に例えて誹謗すると、非難するといったような対応が、区長として、これは町内会長の看板で書いたとしても、区長のあり方として正しいとお思いでしょうか。公正・中立という曲がりなりにも公務員という立場からして適正だとお考えでしょうか、町長に伺います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) まさしく例え話ですのでね。例えの範囲もここまでこうあるわけですから、そういう意味で、例えば議会がとか議会のどなたかというふうなことの限定的な私もお話をお聞きする状況はありますけれども、例えというふうなことの中の表現のように今お聞きしましたので、現状は問題ないというふうな認識です。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 例えだったら何を言ってもいいということでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) そういう議論ではございません。


議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。
18番(渡邊俊一君) 私からは、町道三ノ関大崎線の拡幅計画を求めることについて、1件、3要旨について質問をいたします。
 庁舎東側を通る都市計画道路穀田三ノ関線の事業計画において、平成26年度、955万6,000円の事業費が決定されたことにより、計画が順調に進むことを念願するものであります。これが完成すれば、我が町南部地区、特に上桜木、成田、大清水、あけの平方面から、役場東側を通り町道仏所太子堂線からまるまつ交差点の国道4号へ抜ける、我が町の南から北へ通じる最も便利な、町の大動脈になる都市計画道路事業と考えますが、その事業が完成しますと交通量が増加することは間違いないところでもあります。今日において北部工業団地への東日本トヨタを初め多くの企業が集積する中、国道4号の通過車両が増加し、我が町の幹線道路を経由する車も日増しに多くなっております。そのような中、都市計画道路穀田三ノ関線が仏所太子堂線に接続されたときには、国道4号まるまつ交差点にての大渋滞が起きることが予測され、渋滞を避けるため迂回路として太子堂団地内を通過し町道三ノ関大崎線へ抜ける車両が増加することとなります。
 今日においても朝の通勤時には、国道4号まるまつ交差点の信号待ちを嫌い、多くの車が太子堂団地内を通過されておる現状でもあります。太子堂団地内の住民の安全性から捉え、事前に対策を考えておく必要性があると思い、次の3問にて質問いたします。
 1つ、都市計画道路穀田三ノ関線の事業費からして、年次計画に基づき進めなくてはならないと思いますが、どのような計画で事業を進める考えか伺います。
 2つ目として、事業計画にあわせ、太子堂団地内の安全性から捉え、町道三ノ関大崎線の未整備地であります仏所太子堂線から三ノ関町内会館前までの拡幅工事を行う計画を、都市計画道路完成と同時に完了させることが大事と考えますが、町長の見解を求めます。
 3つ目として、三ノ関大崎線の拡幅改良工事により、たびたび起きておる大雨による三ノ関会館前の道路の冠水対策も講じられると考えますが、災害対策としての町長の見解を伺います。以上です。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
 三ノ関大崎線、そしてまた三ノ関穀田線というふうなことで、その延長上、そしてまたあそこの太子堂の南側を造成地ののり面のへりを通るような形での大和町下草に通ずるあの道路でございます。
 いろんなこれも経緯がある道路でございまして、三ノ関大崎線、なぜあのようなままでなってきたかというのも私の問題意識の中の一つです。平成6年から8年にかけてあれに変わる町内団地の車道・歩道整備というふうなことで、平成6年度から6、7、8の3年度事業で進めた経緯がございます。前町政3期目というふうなこととなります。そういった経緯、そしてまた現町政、平成19年に及んで町道の穀田線を拡幅しましょうという決断したのは現町政でございます。従前は、大清水からあそこのセブンイレブンのところに計画道路があるのでと、高速道路の並行する道路は整備できないと、このような形でずっと5期、6期と続いてきた。この場での議論がどのようになされてきたかは定かではありません。
 しかし、そういうふうな中で、穀田線もあのように70%を超える整備と相なりました。民家が立て込む場所について歩道が確保され大変安全性が高まり、喜んでいただいているのもそのとおりでございます。そして、引き続きご協力をいただくべく粘り強いお願いを、今ご協力依頼をしているところでございます。
 公共事業費15兆円時代、平成のこの時代、平成6年ぐらいがピークでしたかね。15兆円の時代から、今は3分の1の5兆円の時代です。そういうふうな状況の中で、道路も、そしてまた文化施設も学校も福祉施設もと、このような形の中で現状限られた中で進めているというのは、幾つかの議論の中でお話をしてきたとおりでございます。
 そのような中にありまして穀田三ノ関線、給食センター、役場から仏所太子堂、旧4号線に抜ける道路の拡幅については、既にかじを切ってスタートいたしたところでございますので、事業量として5億、10億の範囲の事業量ということとなります。多少、今その当初の設計案の見直しをしながら、ぜひ早期の実現につなげていくということです。
 2つ目でありますけれども、同時完了は、まるまつ周辺、ここを突き抜けたらば大渋滞間違いなしというふうなことでありますけれども、恐らくそういう側面もあろうかとは思いますが、今、先ほど事業量というふうなことからすれば、優先順位は、穀田三ノ関線を旧4号線につなぐということが第1順位、そしてまたその次に引き続いて三ノ関大崎線の改良と、こんなふうな形で推移せざるを得ないというふうな状況をご理解いただきたいと、このように思います。
 3つ目については、後ほど担当課からご説明をすることといたします。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 三ノ関大崎線の冠水につきましては、広域的に強い雨が続いたときに発生しております。その原因といたしましては、冠水する地点と竹林川の高低差が小さいため、竹林川が増水した際に水路の排水が十分に行われないために発生しているものと考えております。そのため、根本的な解決には、竹林川の改修工事が進み、増水時の水位が低下することを待つ必要がございます。
 一方で、道路の冠水対策といたしましては、道路の部分的なかさ上げ工事などが有効な対策となりますが、三ノ関大崎線の未整備区間の整備がどのように進めるべきかということが決まらない段階において、部分的なかさ上げを実施することは、経済的にも慎重に検討する必要があるというふうに考えております。
 なお、三ノ関大崎線が冠水した際には区間通行どめとし、先ほど町長が申し上げましたような太子堂12の1号線への迂回措置をしておりますので、大きな混乱が発生したことは今までございません。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) この際、午後3時10分まで休憩をいたします。
     午後2時58分 休憩


     午後3時10分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 18番渡邊俊一君。
18番(渡邊俊一君) 我が町の将来は、交通網の整備により、よりよいまちづくりが形成されると考えます。日進月歩の慌ただしい今日であり、常に先の先を見据えた計画と、それに向けた実現性を見出すことが大事ではないかと思います。それを考案し行動に移すことが大事と捉え、再度この問題について町長の見解を求めるものであります。
 まず、先ほど来、町長は、三ノ関大崎線の未改良地地区であります、その地区がなかなか改良できない旨から、平成6年から8年の間に太子堂団地内の歩道整備を行い、その代替要因にしたというような答弁がありました。
 ただ、その平成6年から8年、今現在、全く環境、状況が変わっておるわけであります。先ほど来申し上げましたとおり、その当時、北部工業団地にはまだ企業がある程度は張りついたかもしれませんけれども、今日みたいに数多くの企業が張りついている状況では決してありません。そして、今日においては、あの国道4号まるまつ交差点のところから朝は渋滞する現状が見受けられます。そういった意味からして、太子堂のあの信号さえ嫌い、その手前から皆迂回していくというような状況に今なっておるわけであります。そういった意味からして、その未改良地である三ノ関大崎線、早急に手をつけなければならないだろうというふうに、私は思っているところであります。確かに事業量の問題、多々あるかと思います。しかし、その事業量すら今どのくらいかかるかわからない状況の中であれば、それに対してやはり調査をする、そういったものも必要ではないかと思っております。
 私は、穀田三ノ関線開通と同時にというようなことを論旨で申し上げましたけれども、本来ならばこの三ノ関大崎線はもっと早目にやっぱりやっておく必要性があるだろう。ただし、その事業量の問題があるから、それまでのうちに何とか同時に開通できないものかということで、質問をさせていただいておるわけであります。
 やはり太子堂団地内の交通事故等から捉え、太子堂団地内の安全性に対してどのような認識を持っておられるか、まず第1点目としてお聞きをいたしたいと思います。
 それから、冠水対策でありますけれども、確かに西川・竹林川の改良工事が進まないとなかなか難しい部分があるということは、私も認識している一人であります。しかしながら、国であの改良工事をいつするか今明記されていない状況の中で、やはりゲリラ的な豪雨がここにきて多々発生しているわけであります。しかるに、最小限度そのような災害に対しての対策を早急に捉えなくてはならないだろうと思って提案をさせていただいたわけであります。この間の広島の問題もございます。また、3.11も3年半経過しましたけれども、そういう問題もありました。そのために、十二分にあの太子堂の道路を活用するから何とかそれで充当できるんだというようなことではなくて、やはり改めてその問題を構築させるために早急に調査をするべきではないかと思います。その点についても改めてお聞きをいたしたいと思います。
 それから、穀田三ノ関の事業費、かなり膨大な事業費だということは私も認識しております。そのために、年次計画をどのように持って進めるのかというようなことを質問させていただきました。今回は恐らく実施設計をすることによりその年次計画を計上してくるだろうと思いますけれども、今現在町長の眼中にあります、胸のうちにあります計画をお示しを願いたいと、こんなふうに思っております。
 とりあえず今の質問を再度答弁願います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、3番目から申し上げます。
 穀田三ノ関の件でありますけれども、現在、都市計画変更のための関係機関との協議を進めておりますと。手続が完了し次第、翌年度実施設計、2年目に用地買収、3年目以降整備工事と、このようになります。
 そのような中で都市計画道路穀田三ノ関線ですので、非常に事務手続が簡素になるというふうな側面もございます。行政事務権限の委譲というふうなことを随分使ってまいりましたけれども、権限の委譲はなくても、この都市計画道路行政については、まさに同意を必要とする協議と、市になった場合には同意を要しない協議というふうなことで、非常に市の裁量でスピーディーに進められると、そういう市制への移行へのメリットも道路行政にまた反映されるというふうなことでありますので、そういう意味では、市制移行とあわせて加速されるということとなります。
 次に戻って、竹林川については従前からの課題でありまして、本当に何とかならないかと、ならば、一刻も早くというふうなことでずっと協議・検討し、実地調査もしながらということで、その旨、国交省の北上川の下流河川事務所、石巻にある所長さんも熱心に役場に来たり、水の上がりぐあいの折にはというふうなことで、前任者も今回交代された方もそのようなお方です。そのようなことで、なかなか国交省北上川の事務所等の見解も含めて、あるいは国管理なものですから、そちらの予算立てというふうなことも含めて進まないというのが現状であります。
 先ほども話しましたけれども、冠水する地点というのは竹林川との高低差が小さいために、増水によって、結果、あそこの域まで水位が上がってくるとそういう関係性の中で、なかなか抜本的に竹林川の水量とか、あるいは改修とかというふうなことがないと難しいというのが現状のようでございます。
 そして、最初の1つ目にありました安全性というふうなことで、先ほど申し上げましたように、穀田三ノ関線、給食センター、役場からまだできていない道路を先につくるというのが、やっぱり順序としては私は正しい選択だと思います。その後、しかし、そこが終わってからこっちではなくて、そこも着工し次第次のというふうなことで、あるいはどこかでかぶるかどうかも含めて、両方合わせながら三ノ関大崎線の整備についても視野に入れて進めるというふうなこととなります。
 したがいまして、富谷町にとっては道路整備というふうなことの課題は大変大きなものがあるということになります。申し上げますけれども、15兆円の時代から5兆円の時代に入っています。全く国の補助事業が入らない中で工夫していかなければならないというこの胸のうちも、ぜひ議員各位にはご理解いただきたい、このように思います。
議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。
18番(渡邊俊一君) 改めて町長に確認をさせていただきたいと思います。
 まず、確かにその年次計画にしても、市制移行に伴っていろいろな諸条件が構築されてくるということで、確かにその理解をさせていただきます。
 それに基づいての事業計画の年次計画を速やかに進める必要性があるだろうと、こんなふうに私も考えますし、町長もそういった考えだろうと、こんなふうに思っております。
 もう1件、やはり竹林川の改修、なかなかやっぱり進まないことは、私も本当にいらいらするほど、常に自分の目で確認しておりますから、そういった気持ちでいっぱいなんでありますけれども、果たしてその竹林川の改修が成り立たないと、本当にあそこの冠水されないような工事というものができるのかどうかというものを、もう少しやっぱり庁舎内で考えていかなければならないもう時期でないかと。例えば10年先、20年先になるかもわからないですし、竹林川の改良工事がね。ですから、そういったことからしても、もう少しスピーディーに物事を捉えながらやっぱり進めていかなければならない部分があります。
 前にも私、一般質問でやらせていただいた経緯がありますけれども、富谷の町内でちょっとした瞬間的に雨が降っても冠水する場所というのは、恐らく3カ所ぐらいだろうなと、こんなふうに思っております。1つは、町長のお住みになっているあの地域の鶴巻地域、あと、それから威徳寺のあの地域、そしてもう一つは今提案させていただいております三ノ関会館前というようなところが一番大きなところかなと、こんなふうに思っていますし。住民が孤立する場所になるものですから、確かにうちは1軒しかないとか、二、三軒しかないという場所ではありますけれども、住民の安全性から捉えてどうしてもやっぱりその改良が急がれる部分ではないかとこんなふうに思いますので、その件について町長に改めて見解を求めさせていただきたい。
 それから、そのための1つは三ノ関大崎線の改良でありますけれども、今お話をいただきますと、完全に終わってからやるという手もありますけれども、そうでない手ももちろんありますよというようなことでありますから、2年後に市制移行を目指すわけであります。そうしますと、その3年後あたりからこの穀田三ノ関線が工事進行していく、それと同時にやっぱり進めるという手も当然出てくるだろうと思います。そういった意味で、やはり太子堂団地内の安全性を十二分に、町長も恐らくしょっちゅう、現場主義ですからそちらのほうは認識しておると思いますけれども、安全性を捉えた場合に、その点についてやはり言明した中で、そして太子堂団地内の住民の安心を構築していくということも大事でないかと。あした、あさってではないですけれども、そういう状況になってくるのが将来目に見えていますから、それと同時に、例えば、3年後からいろいろ工事を進めるような状況を今考えていますよというような町からのメッセージをその地域の住民の皆さんに発信するというか。そして、もう少しだけ我慢して交通安全などに気をつけてとにかく子供たちも通学させるようにお願いしますねというか、そういうような地域とのコンセンサスコミュニケーションをうまくとってやっぱり事を進めていくということも物すごく大事な時期なのではないかなと、こんなふうに思っております。
 やはり全体的な予算枠の中で当然執行していくわけでありますから、これもこれもこれもというわけにはなかなかいかないということは、私たち議会議員も十二分に理解しておるわけであります。しかしながら、あの部分、やはり先行投資では決してありませんので、間違いなくこの道路が完成した場合には大変便利な道路になるわけでありますから、物すごく交通量がふえることは本当に間違いないはずであります。では、そのとき、何台になんのやとかなんとかと言われてもなかなか難しい話ですけれども、間違いなく交通量はふえます。
 ですから、それに対しての今からのやはり対策を十二分に講じていかなければならないということで、再度、今私からお話しさせていただいた内容に基づいて町長の見解を求めさせていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、最初の竹林川の件でありますけれども、3カ所でと言ったけれども、最初に西川というふうなことで、私の自宅周辺というふうなことをお話しいただきましたけれども、私のところは水が上がらないんですね。かえって堤防にオーバーフローしてそのまま流れますので、かえって向大童、山岸のほうの皆さんのほうが、庭先とか、歴史的にそうです。という位置関係に、地勢にあるというふうなことでございます。
 ですから、そういう意味で西川の今泉がというふうなことではなくて2番目、3番目、とりわけ威徳寺周辺の皆さんのこの水に対する恐怖というのは、私も河原の住まいでそばで育ったゆえによくわかります。心配で心配でたまりません。同じようなことは大郷町長がしょっちゅう言っています。みんな吉田川に集まって、あの堤防が穴から崩れたらどうしましょうかというまさにさながらの思いで、二重、三重、四重の集落が堤防沿いに何カ所か大和、大郷あるわけですけれども、水の思いというのは、非常にそういう意味では生まれ育ちのそういうゆえに威徳寺周辺の皆さん、大変重い課題として当初から受けとめていますというのが1つです。
 三ノ関の会館なんですけれども、人の住まない場所、しかし、そういった場所の皆さんが避難をする上での機能がありますので、水が上がったために会館に入れないというふうなことも不都合ですねということの検討もしてまいりました。ですからそういう意味で、恐らく勾配が、あそこで、例えば30キロで来た水がスピードダウンして、平べったいゆえに、恐らくそういうふうなことの中で水が滞留する場所なんだろうなというふうに思います。水は上から下に流れていくというふうなことの概念だけでは済まない地形、それぞれの、岩手の真ん中一関周辺、あの辺も本当にびっくりするような水が上がってというようなこともあるように、そういう意味では、本当に富谷町に唯一というようなことで言えるぐらいあの場所の改良については、なお一層国交省との協議も含めて加速してまいるというふうなところでございます。
 2つ目は、穀田三ノ関線を旧道につなげようというふうなことの最大は、あそこに給食センターが立地されたゆえです。役場と給食センターが配置されたことによって必要度が高まったという認識に立ちました。もしあの給食センターも別な場所、いろんな何カ所かありましたから、そしてまた民地もありましたので、ご協力いただけなければあの場所にも実現不可能でした。そういう意味では、給食センターと役場が整いましたというふうな中で、これは改修のあと旧道に延ばそうというふうな決断をしたということで、ここでもお示しをしたとおりです。
 したがいまして、今、状況は、その後の通した後の安全性というふうなことについて言えばそのとおりでありますので、太子堂については、住宅団地の中を主要な道路として位置づけて平成6年からのあの整備で、その後20年経過しても現状のままであったということを大変申しわけない思いもいたしますけれども、これもあわせて早急に整備が実現できるように取り組んでまいるということで、答弁とさせていただきます。


議長(浅野幹雄君) 9番三浦邦夫君。
9番(三浦邦夫君) それでは、私は通告に従いまして、兄弟は同じ保育所で保育することを望むということで質問させていただきます。
 8月の中旬ごろ、私は、知人の若いご夫妻から、富谷町では兄弟を同じ保育所で保育できないのですかと質問をいただきました。私は、一瞬えっと耳を疑いましたが、内容を聞いてみると、お兄ちゃんは4歳児で明石台若樹の森保育園にお世話になっていましたが、ことしの春、1歳10カ月の弟さんも同じ保育園でお世話になろうとしたところ、入園基準に満たないとのことで入所することができませんでしたとのお話でした。
 私は、兄弟である以上、同一保育所でお世話をするのが当然だと思い、なぜ弟さんが入所できなかったのか、子育て支援課に相談に行き、お話を聞いてきました。富谷町保育所入所基準表を見させていただきました。その基準表は、1、家庭外労働時間数、2、家庭内労働時間数、3、母の出産など、4、主たる保育者の療養など、5、病人の介護など、6、家族の災害、7、就学など、8、求職などと、確かに理にかなった内容のように見受けられました。それらの入所指数や優先順位を機械的に計算して、入所できるかできないかを決定しているとのことでした。兄弟という点は考慮しないのですかとお聞きしたところ、一人っ子が不利になるようなお話もあり、兄弟ということは考慮していないとのことでした。
 しかし、両親としては、子供さん1人よりは2人以上いるご夫妻の負担はかなり重いものがあると思いますし、何より幼いころからの兄弟愛を育成する面からも、ご父母の負担軽減という面からも、選考基準表の中にぜひ兄弟の同一入所ポイントを最優先順位として入れていくことが大切と考えます。
 また、何よりも、現在1人のお子さんを育てていらっしゃるご夫妻からすれば、2人目のお子さんが誕生されたときに、富谷町なら兄弟で同じ保育所で保育をしてもらえるということであれば安心して子育てできますが、1人目はよいが、2人目からは富谷町としては選考基準に満たないから知らぬ存ぜぬでは、2人目のお子さんを育てるのも考えてちゅうちょしてしまうことも否定できません。そのように考えると、常々町長がおっしゃられている教育満足度日本一を目指す我が富谷町として、ゆゆしき事態ではないでしょうか。
 重ねて言わせてもらいますが、もともと1人のときは入所基準を満たしていたわけですから、2人目のお子さんのときはどうか同じ保育所で保育ができるように、富谷町保育所入所基準表の中に兄弟は最優先に考慮する1項目を入れてください。いや、入れなければだめだと思います。
 また、富谷町には、町立、認可保育所の兄弟割引(多子軽減措置)として、保育所に2人以上のお子さんが入所している場合、年少のお子さんの保育料を減額しますとあり、第1子は規定保育料の100%、第2子は規定保育料の50%、第3子以降は無料というすばらしい兄弟割引のシステムがありますが、肝心かなめの2人目が入所できませんでは、まるきり片手落ちと言わざるを得ません。そして、せっかくの兄弟割引の宝が機能できません。
 新ステージへと飛躍する富谷町のためにも、安心して子育てができるためにも、兄弟は同一保育所に入所できるように富谷町入所基準表を改正することが絶対に必要なことであると思い、質問いたします。
 1、なぜ兄弟が同一保育所に入所できなかったのか。
 2、富谷町保育所入所基準表の中に同一家庭の兄弟を考慮する分野がないのはなぜなのか。
 3、富谷町の4つの保育所及び町内の3つの認可保育所の年代別の待機児童のことしの人数を教えてください。
 4、町長は、子育て情報誌「はあと」で、「新ステージへと飛躍する富谷町は、富谷町で暮らしてよかったと幸せを実感でき、笑顔が輝く自立性に富んだまちづくりに取り組んでいます」と話しています。一人っ子対策もわかりますが、兄弟愛を育てご父母の負担軽減のためにも、保育所入所選考基準表作成の段階で考慮すべきであると思いますが、町長の見解をお聞きします。
 5、3人兄弟以上の場合はどのように町は考えていますか。
 以上、5点質問いたします。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
 兄弟で同じ保育園にというふうなことの一つの問題提起と受けとめます。
 ここから、しかしということになりますけれども、保育所の現状は、需要と供給というふうなことの関係性がアンバランスな状況で待機児童が発生していると、これもまた一方の事実です。そのような中で多様な受け入れをということで、町立、認可、そして認可の定員拡充、そして保育ママ、小規模保育と、多様な保育ニーズを準備しながら何とかやりくりをして、どこにも預け先がなくて茫然自失、大変保護者の皆さん困り果てているというふうなことの少しでもないようにとそんな思いをしながら、この震災後取り組んでいるところです。夏休みにも初めてとなりましたけれども、20日でしたかね、保育ママ3カ所と、あと、くまちゃん保育室、明石台の保育室を参観する機会がありまして、そこでも同じように、議員の質問の前に、2子おります、認可保育園に行っています、下の子は保育ママでやっていますという事例もありますし、そういう意味では、同じ保育所に入所しても、自宅と保育所、そしてまた勤務地、なかなか同じ勤務上に都合のいい場所に入所できないというふうな問題もございます。そういうもろもろな状況の中で、今議員の事例は、結果として入所の公平性というふうな、それは機械的に映るというふうな面も確かに一面あろうかと思います。入所の公平性というふうなことからして、入所の優先順位、指数を定数化して上位から名簿順に並べるというふうなこととなります。年長のお子さんについては優先順位は低いものの前年度の引き続き入所であったので、結果としては優先順位が高まって継続して入所してもらう、そういった事例は、前年度入所の子は多少点数が低くても継続して入所します。ことしはだめですよ、次はあっちですよということのないような配慮は従前からいたしております。
 第2子の新規申し込みの子供さんについては、入所順位がさらに低く、兄弟での入所は困難であったというふうなことで、ここに議員のきょうの問題提起があるということとなります。十分この内容については、現状当然のことながら保護者の皆さんにご理解をいただきながら曲げてお受けいただいていると、このようなことでございます。大変保護者のご負担っぷり、複数箇所、まず一番はどこにも預け先がなくてというのを解決しなければならないし、その次はどこかあっても、結果、職場に近いところ、便利なところとなりますし、3つ目はこのように、2つ目、3つ目同じぐらいですかね、兄弟で行った場合には兄弟云々も含めて一緒の場所に、労力とて半分程度になるわけですから、そういう意味で大変ご負担をおかけしているというのも現状であるということを申し上げます。
 その他の1番以外は担当課から答弁をさせていただきます。後ほどまた再答弁の折お話をいたします。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) それでは、私のほうからは問い2、3、4、5についてお答えいたします。問い2、4、5につきましては関連がございますので、一括して答弁さしあげます。待機児童者数につきましてはこの後お答えいたしますが、年齢により待機児童数に違いがあるのはご承知のとおりです。
 ご兄弟で入所を希望する場合に、当然同一の保育所に入所できるよう最大限の配慮を行いますが、年齢により定員が異なることや兄弟それぞれ入所の時期が異なれば、その時点での優先順位が以前より低くなることも考えられますので、どのお子様が保育の必要度が高いのかを最優先で選考することが重要であると考えております。このような考えから、4番目と5番目のご質問についても、同様の回答でございます。
 それでは、(3)番についてお答えいたします。
 毎年4月1日現在と10月1日現在で県に待機児童者数については報告しておりますが、ことしの26年4月1日現在の待機児童数は、ゼロ歳児3名、1歳児17名、2歳児19名、3歳児9名、4歳児10名、5歳児はありません。合計58名となってございます。保育所ごとの待機児童数につきましては、多い順に、果樹園の森保育園14名、成田保育所が12名、わか葉保育園が11名、富谷保育所が9名、富ケ丘保育所が7名、若樹の森保育園が4名、東向陽台保育所が1名となってございます。
議長(浅野幹雄君) 9番三浦邦夫君。
9番(三浦邦夫君) 町長の見解も課長のお話もわからないわけではないのですが、私は無理くり入れろとかなんかというようなお話ではなくて、要するに富谷町の保育所の入所選考基準表というこの表の中で、人間性というか家族構成とかそういうようなことが全然入っていないわけなんですよね、その選考基準の中には。そういう意味において、兄弟、例えば今この家族は2人ということなんですが、3人になったりなんかしても、入所基準が低いから一番上のお子さんだけは預かれますけれども、あとの2人はちょっと難しいですよというふうなことになると、はっきり言って、1人のお子さんをお持ちの家庭の家族は、そのときはいいかもしれないのですが、次に自分のところに2人目のお子さんが出たときに、そういうことを含めてぜひやっぱり考えなければいけないことではないかなというふうに私は思うんですね。
 ということで、今までのこの入所基準の表だけでいけば、当然その入所指数とか優先順位というのが低くなれば、当然今みたいなことというのは起きてくるわけだと思うのですが、その中に、やっぱり子育てというのは物すごく大変なことだと思いますし、そういうところでしっかりと育てられたお子さんと、こっちのところに預けられてこっちのところに預けられてみたいなところでばらばらに育てられた子供というのと、やっぱり兄弟としての育てられ方とかなんかというのは、僕はすごい大きな違いが将来的には出てくるんじゃないかなと、そういうような意味からも、2人ないし3人のお子さんがいるというのは、町としてそういうようなことも含めて考えてしかるべきではないかなというようなことで先ほど来話しましたが、その兄弟の場合の選考基準表の指標とか優先順位とかというのを何とか考えてもらえないのかなと。
 私は、今1人のお子さんがいる家庭でも、しつこいようなんですが、2人目をやっぱり育てられないですよね、そういうような意味においては。やっぱり今共稼ぎ家庭が結果的に非常に多くなっている現状だと思うのですが、うちは今一人っ子だけれども、あそこのうちは2人目になったらほかのところに、例えば親戚のどなたかがいればそこのところに頼んだとかいうようなことになると、2人目のお子さんを育てるというのはちょっとやっぱり一瞬、なかなか簡単につくれないとか育てられないとか、そういうようなことというのが出てくるんじゃないかなと。
 そういう意味においても、例えば富谷町というのは、1人目のお子さんがいて少々きついのだけれども、何かその辺のところも考えてくれるようだよというみたいなのと全然考えていないよというのでは、富谷町に居住してくる方々もなかなか難しい面も出てくるんじゃないかなというようなことを、私自身は考えます。実際自分が親になって、夫婦共稼ぎでいて、1人目が出た、ああよかったよかったと言って預かってもらえるよとなったときに、さて2人目となったときに、どこそこのお子さんは、1人目は預かってもらったけれども、2人目は富谷町では待機児童が多いから難しいみたいですよとなると、何か考えなければならないわけですよね。ということを僕は考えてみると、その選考基準表ということの中にそういう面というのがゼロだということは、僕はあってはならないような気がするんですよ。
 そういう意味で、ぜひ町としての選考基準表をつくる段階のときに、だから、今はその一つの選考基準表があるわけですが、これでよしではなくて、そういうようなことも含めてやっぱり町としては考えていくべきではないかと、考慮していくべきではないかなというふうに私は考えるんです。確かに待機児童、今ぱっと考えてみてそれなりに1歳児とかとなったら、とにかくそれはそれなりに多いというのは聞いてわかったのですが、でも、その辺のところが今までの基準表だけでこれからもずっとこれでいくよという富谷町では、はっきり言って、本当に子育て・児童生徒教育満足度日本一なんて僕は言えないと思います。そういうようなことも含めて、やっぱり小さいころからこんなふうなところで富谷町は考えていますよというようなことがあってしかるべきだと思うので、町長、もう一回その辺のところのお気持ちをお聞かせください。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) この問題のやっぱり中心は、入所を希望する数とそれを受け入れる受け入れ数、キャパとの問題です。具体的に先ほど58名と答弁をいたしましたけれども、そこに全て行き着くんだろうなというふうに思います。
 もう一つは、あと保育所の難しいのは小中学校の定数のようでないところ、ゼロ歳未満児、そしてまた3歳未満児、6歳未満児と、それに対応する保育士の数。ですから、結果、100名の定員といっても、入っている皆さんが100名を切ったりする保育所も現実あるわけですよね。だからそのギャップをなかなか埋め合わせるのが、人員の配置等も含めて難しさの2つ目というふうなことと相なります。
 ですから、基準表の改定をというような趣旨の質問でありますので、どういったところにその切り口といいますか改善する要素があるのか、それは十分今の質問を受けて見直してみたいとは思います。
 全然考えていない町ですというような声は、私は直接的には聞いていませんにつながることではないんじゃないかなというふうに。相当の福祉、高齢者福祉も含めこちらについても、そう機械的に線引きのように進めている状況は、私は原課の対応ぶりを見て感じることはないということもお話をさせていただきます。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 9番三浦邦夫君。
9番(三浦邦夫君) 全然考えていないというようなことではもちろんないと思います。
 ただ、現在ある基準表の中だけを見ますと、要するに肉親の愛情とかあるいは2人目とか3人目とかという、これは3人目になったらどういうふうにお考えになるのかな。その辺のところが、富谷町は一人っ子対策で一人っ子はいいけれどもみたいなそれだけでなくて、やっぱり2人目の兄弟が出たときも3人目の兄弟も出たときも、この基準表の指標、それから優先順位、その辺のところも今言ったような兄弟というものの間の中にぜひ考えてほしいと思うんです。
 ということは、このままのこれだけのあれでいきますと、今後も例えば2人目が産まれた3人目が産まれたけれども、富谷町という町はなかなか保育所の入所って難しいみたいだよということではなくて、今町長が考える余地があるということでございますので、十分にその辺のところを練って考えていただきたいなというようなことで、しつこいようですが、町長、もう一回その辺のところの深さを考えていただきたいと思うのですが、ご見解をお願いします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) やはり待機児童解消というふうなことの中にこれらは全てくくられるというふうに思います。基準については、先ほど申し上げたとおりでございます。それらの中で、わか葉保育園の10月からの順次途中受け入れというふうなこととなりますし、次年度の受け入れ施設整備、そしてまた19人以下の認可保育園の拡充、保育ママの云々、そういったことも視野に入れながら、このお盆期間中8月の半ば、まさに出向いてそれぞれの声を聞かせていただいたというふうなところでございます。十分、教育・福祉というふうなことの大きなテーマ、そして基盤整備というふうなことの大きな柱の中で町政運営してきていますし、この課題については、3期目といえども、当然のことながら大きな1番目、2番目の柱として継続されると、このようなことでございます。
議長(浅野幹雄君) これをもちまして本日の一般質問を終わります。
 これで本日の日程は全て終了いたしました。
 本日はこれにて散会いたします。
 ご苦労さまでした。
     午後3時52分 散会

議事日程のとおり   午前10時00分 開議 議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。  ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。  議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。      日程第1 会議録署名議員の指名 議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、2番森 栄君、3番菅原福治君、4番出川博一君の3名を指名いたします。      日程第2 一般質問 議長(浅野幹雄君) 日程第2、一般質問を行います。  通告順に発言を許します。3番菅原福治君。 3番(菅原福治君) 皆さん、おはようございます。  それでは、私から2点、質問をさせていただきます。  1点は、文化センター等(図書館を含む)複合施設の建設について。2点目は、公営(町営)墓地の整備を早急に、について伺います。  まず最初に、文化センター等(図書館を含む)複合施設の建設についてお伺いいたします。  昨日、町長より所信の中で3期目の立候補の決意があり、政策課題として複合文化施設の具体化について表明をされました。私の質問は、事前通告とこの新たな表明に基づいた質問とさせていただきます。  さて、本町は、ことし1月の総務省の人口調査において、外国人を除く登録で日本一人口の多い町となりました。また、市制移行においても、平成28年の早い時期の移行が確実視されております。そんな中、図書館を含む新たな複合文化施設の要望が高くなっております。この件に関しては、これまでも私も含めてでございますが、同僚議員より何度となく質疑させていただいた項目でございます。  現在、我が町の文化施設の代表的なものとしては、6つの公民館と武道館、スポーツセンター等が整備されておりまして、これまで町の大きな役割を果たしてきました。また、図書館においても、6つの公民館と、また各小・中・高に整備されております。  しかしながら、これからの我が町はさらに人口が増加し、また活発になり、市制がスタートした場合、このままの文化施設ではどうでしょうか。仙台市と隣接する富谷の文化施設とはどうあるべきかを、考えていかなければなりません。  先月、市制移行調査特別委員会として、ことし1月に市制施行いたしました滝沢市に、所管事務調査に行ってまいりました。何と市役所の前には複合施設の用地を確保しており、2年後には文化会館、図書館等が完成だそうです。  滝沢市には県の岩手産業文化センターなど複合施設があります。さらには、すぐ隣は盛岡市で、文化施設はたくさんございます。それでも、滝沢市制には新たな自前の複合文化施設が必要と考えて用地を確保しておりました。確かに財政面では大変だとは思いますが、一方で、この決断とスピードについては大変すばらしいと感じた次第でございます。  我が町も、昭和46年より東向陽台団地を皮切りに新興団地を造成してきました。これまで仙台のベッドタウンとして着実に人口増加を図り市制移行にこぎつけたことは、これはこれで大きな先見性だと思います。これまでの町政にかかわってきた方々には敬意を表したいと思います。  しかし、これからの富谷町は、これまでのベッドタウン政策とあわせて、企業の誘致等さまざまな都市機能の整備をスピードを持って推し進めることと、さらには周辺自治体との均衡ある発展を目指さなければなりません。  また、図書館の整備についても新たな考え方が必要だと思います。  昨年の11月に、山口県萩市の図書館事業について政務調査を行いました。萩市の人口は富谷町と同じ5万人台の町です。公的図書館は3つ、蔵書数は、一番大きな萩図書館で21万9,000冊、本町の公民館図書の約3倍ぐらいになるでしょうか。館長からは、「図書館とは、住民に情報提供を公的に保障する施設である。また、地域に対しての人づくり・まちづくりにつながる拠点である。したがって、自治体には絶対に必要な施設である」と熱く話していただきました。  また、萩市には、吉田松陰、高杉晋作など有名な偉人も多く、松下村塾もあります。山口県は昔から図書館には特に熱心だったそうでございます。現在の安倍総理初め9人の総理と多くの政治家、多くの文化人を発掘しており、何かこの図書館が多いこととの因果関係があるように思われます。  このように、これからの富谷にふさわしい複合文化施設とは何か、一刻も早い整備の実現を図り、子供の夢と町の大きな活力につなげていかなければならないと思います。  したがって、ここでは市制移行の要件とは別に、これからの富谷にふさわしい複合文化施設の整備とは何かについて質問をさせていただきます。  1つ、市制要件とは別に、文化センター等(図書館を含む)複合施設建設の認識について。  2つ、文化センター等複合施設に対する住民の意識・ニーズの把握は十分なのか。  3つ目、公民館図書、学校図書の蔵書数、貸出状況及び運営体制はどうなっているのか。  4つ目、多賀城市立図書館計画の指定管理者として、音楽・映像ソフトレンタルを手がけるツタヤが運営することは、今後の参考にならないかでございます。  次に、公営(町営)墓地の整備について伺います。  町の人口は年々増加を続けており、一つの特徴的なこととしては、全国47都道府県より転入が多いことが挙げられます。当然のこととして、中には、風習なり人生の価値観、またライフスタイルの違いもあります。そんな中で一番の心配事は、お墓の問題でございます。  高齢化とともにお墓の心配をする住民がぐんとふえてきております。人生の終えんを締めくくる墓地や埋葬などのあり方については、多様な価値観、考え方がありますので、墓地の提供者としての町は義務として応えなければなりません。  本町における墓地の状況は、宗派が限定されている檀家墓地と宗派の限定がない事業型民営墓地がありますが、その中で町民の悩みは、町内のお寺全てが曹洞宗であり宗派を選べないことと、また経済的な負担が軽い現代的な墓地がないことです。結局、町民の一番の悩みは、富谷町には公営墓地がないことでございます。  公営墓地のいいところとしては、宗旨・宗派を問わないことと、比較的安く、また寄附もないこと、また整備がされておってきれいであること等々、町民はこのような形の公営墓地を町に求めております。  現代の考え方は、1つは、やはり日本式で一般的な墓石型墓地の要望が一番多いわけでございます。また一方では、お墓を建てても継承者がいない、自分1人入れればいい、また、ふるさとが遠い、お墓は経済的な負担が重い等々の理由で墓石を建てることが敬遠されて、納骨堂や合葬式施設または公園型等の需要が年々増加していると聞いております。このように墓地を取り巻く環境は大きく変化しておりまして、我が町においても同様だと思います。経済性、利便性に配慮した墓地が、今、町に求められております。  この問題については、これまでも同僚議員からも質疑しておりますが、再度、現在の状況と必要性について伺います。  1つ、生活様式の変化などによる墓地に対する住民の意識・ニーズの把握は十分か。  2つ、町のお寺、宗派、埋葬形態等の現況について。  3番目、町の一般的墓石型墓地の空き区画数は。また、今後何年間不足しないと想定しているのか。  4番目、今後、墓地需要のアンケート調査の必要性について。  5番目、墓地整備についての行政としての役割と責任について。  以上2つ、複合文化施設及び墓地の整備については釈迦に説法でございますが、住民の思い、願いは当然のこととして、一番大事なことはタイミングとスピードです。このタイミングとスピードを逃してしまえば効果は半減いたします。以上でございます。 議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。 町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。  1つ目でありますけれども、複合型の文化施設という一くくりで申し上げれば、きのう所信で申し上げたこと、そしてまた議員の質問に答弁した内容でございます。  2つ目については意識・ニーズ、こちらについては、平成20年長期計画を策定する折、一定のニーズ調査をしてございます。  ご紹介申し上げますと、1番、今後10年間の重点施策、5万人都市を目指す上で必要な取り組みとしては、これはまとめですね、高齢者・障がい者福祉施設の整備45.1、公共交通機関の整備41.8、病院など医療施設の整備33.4、次に保育所など子育て支援施設の整備27.3、5番目として図書館や文化会館の整備21.1、新たな企業誘致20.0と、おおよそ40%台から20%台までの6項目と。あとその次、7番目以降は10%台に落ちているというふうなことで、これも既に皆さんにお示しをし、そしてまたそれを受けて長期総合計画に織り込み、そして現状動いていると、このような状況でございます。  したがいまして、大変タイミングとスピードというふうにお話しされましたけれども、それは否定するものではありませんけれども、やはり十分なる議論といいますか、住民ニーズ、まさに自治体100億、120億、自主財源をどのようなありようというふうなことの中で、これもあれもというふうなことで風呂敷を広げられないというふうなことも、重々議論の中で毎度尽くされているところでございます。そのようなことの中で、明石台小学校、そしてまた複合施設、その次というふうなあたりの視野に入りつつあるというのも事実でございますので、3期目の大きな課題とさせていただくと、趣旨はそのようなところでございます。  スピードとタイミングというふうに申し上げれば、やっぱりあけの平北入り口の、あれもまさにスピードとタイミングなんですね。あの時期を逃せば拡幅の可能性はもう皆無と、絶無というふうなことでいったわけですので、そういう面では常にアンテナを高くしながらあの時期にこそ取り上げるというふうなこと、5,000万ほどの規模ではありましたけれども、そういったこの事業についてのタイミング、スピード、そしてまたこれらの複合施設におけるタイミングとスピード、全く重なり合う、同じものではないというふうなことを申し上げるために今そんな話をしているところです。否定はしませんけれども、タイミング、スピード等々を含めながら検討してまいるということでございます。  3番、4番については、後ほど申し上げたいと思います。  大きく申し上げれば、自治体に必要だというふうなことは一面の真理だろうと思いますけれども、富谷町が、隣の大和町にまほろばホール、これも富谷の皆さんの利用も含めてきのうの議員の質問の中にありましたと、役場からまほろばまで五、六キロですかね、七、八キロですかね、10キロ未満であることは間違いないですね、車で5分、10分。成田・明石台地区からイズミティに二、三キロ、数キロというふうな感じの位置関係。そしてまた県立図書館は泉と大和の境目というふうなことからすると、それこそ南部地区、西部地区の皆さんにとっては5分、10分と、こんなふうな形での立地というふうなことをどのように分けて、それらをどのようにこの計画の中に織り込みながら、時期と内容、そしてまた規模、ボリュームというふうなあたりを検討する必要があると、このように思うところでございます。  何にも増して、2010年と2040年の30年の局面は人口減少の局面に入ったわけですから。ですから、富谷町が30年後6万1,000規模とは申せ、黒川郡全体として恐らく今がピークかもしれませんね、9万3,000人弱。10万を超えることのない状況の中で今歩み始めているというふうなところです。そのようなことをどう切り口を変えて人口増につなげていくかというのは、富谷町、そしてまた黒川郡全体のまた課題にもなるというふうなところであります。  その次に公営墓地につきましては、これも24年の第4回定例会で申し上げたとおり基本は変わってございません。これもあわせてタイミング、時期というふうなことを今見ながら、折々議会で申し上げたとおりの方向性の中で進んでおりますので、それぞれの町民の皆さんのニーズ、そしてまたどの程度の必要度というふうなあたりも含めてですね。必要で百、ゼロかと言ったら、これはゼロであり得ないことは間違いない。そういう意味で町長の立場からすれば、今の財政状況の中で、いつ、どのように、どの場所がという、屋外施設、パークゴルフ場等の課題もそのとおりでございます。常に場所の選定と、そしてまた、ほかとの利用のいわゆる動きというふうなことの中でタイミングを合わせられないかというふうなこと。そしてまた町なのか、町以外の事業体での様子等も含めながら常に検討し続けている課題であるというふうに申し上げます。  その他については原課の答弁とさせていただきます。 議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。 生涯学習課長(阿部雄也君) それでは、最初の複合文化施設の3番、公民館図書、学校図書の蔵書数、貸出状況、運営体制についてご説明いたします。  まず公民館についてですが、蔵書数に関しましては、6館合わせて6万943冊、1館当たり1万157冊になります。貸出状況については、今年度4月1日から8月22日まで調査したところ、利用者数1万460人、貸出冊数3万7,454冊という現状になっております。公民館の運営体制につきましては、平成21年度から図書指導員を配置しまして、図書の分類・整理、それから住民ニーズに対応する図書購入を行うなど、貸出サービスの充実に努めてまいりました。  そして、平成25年2月から図書情報システムの運用を開始しました。このシステム利用により各公民館をネットワークで結びまして、利用者の皆さんがパソコンや携帯電話等の端末を利用しまして検索が可能になっております。利用者の利便性向上と情報提供の拡大につながっていると思っております。  さらに25年度からは、6公民館の相互に貸し出しができるようにということで、図書の運搬にかかわる事務をシルバー人材センターのほうに委託しまして利用者の利便を図っているところでございます。  学校のほうについても申し上げます。蔵書数に関しましては、小学校7校ございますが、6万4,222冊です。1校平均9,175冊になります。中学校に関しましては4万1,711冊、平均すると8,342冊になります。昨年度の貸出状況ですが、小学校全校で20万9,617冊貸し出していまして、1人平均で計算しますと53冊借りていることになりました。中学校のほうも同じように調べました。4万1,711冊貸し出しをしていまして、1人平均11冊という貸出状況になっております。運営体制につきましては、子供の読書推進委員会及び学校図書館支援室の調整のもと、その学校学校が目指す子供たちの姿を実現するために、地域、家庭、公民館、学校、そしてボランティアの皆さんが連携・協力を図りながら、各学校のそれぞれの実態に応じて取り組んでおります。  図書館指導員につきましては、平成19年に全小学校に配置しまして、平成21年には今度は全中学校のほうに配置をしております。公民館と同じように図書館管理システムを導入しまして、平成20年に小学校、平成23年に中学校に導入しております。学校のほうは常に図書室に人がいるということでそれが実現しまして、さらに各学校間をネットワークで結んだということにより、充実した図書館環境が現在整備されているものと思っております。  もう一つあります。4番目の多賀城市立図書館計画の指定管理のツタヤに関してなんですが、多賀城市は27年夏開館予定ということでございますけれども、この図書館を年中無休で、そして夜の9時までの開館と考えているようです。市民の利便性を図るため図書館運営をこの指定管理にいたしまして、ツタヤですね。ツタヤを営業展開しているのはカルチュア・コンビニエンス・クラブという株式会社のようなんですが、そちらのほうに選定したということです。計画によりますと、25年度は約9万人の利用者だったということなんですが、多賀城のほうとしましては、この指定管理にし開館時間も延長したということで120万人の利用を見込んでいるということで、大変な増員を目標にしているのですが、新しいこれからの図書館のあり方として十分参考にしていきたいと考えております。以上です。 議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。 町民生活課長(亀 郁雄君) では、私のほうは2つ目の公営墓地の整備という件の1つ目でございます。ニーズの把握という点、住民の意識という点でございます。  最近では、墓地形態や墓地に対する意識の変化などに関しましては、テレビですとかラジオ、雑誌などでたびたび取り上げられているというような状況になっています。したがいまして、墓地問題については全国的な話題というようなところなのかなというふうに伺っております。その背景を考えますと、高齢化ですとか核家族化、少子化に伴う将来の墓地管理への不安、それから寺院の宗派が合わない、墓地購入金額の高額化などということで、さまざまな事情があるというふうに伺います。このため、最近の墓地需要の傾向としましては、これまでの一般墓地や芝生墓地に加えまして、個別集合墓地、それから墓地管理のための後継ぎを必要としない樹林墓地などというような新たな形態が注目されてきているようです。  公営墓地の整備につきましては、これまでの一般質問で数回取り上げられておりますし、ほかにも町長への手紙ということでも数件、あるいは電話での問い合わせもあるということですので、町民の方々のご意向を十分に認識しているというようなところでございまして、富谷町にお住まいの皆様にとっても同じようなニーズがあるのかなというふうに推測をするところでございます。  2つ目でございますが、町内のお寺、宗派、埋葬形態等ということの現況についてです。  町内につきましては、いずれも曹洞宗の7寺院が建立されておりまして、埋葬形態といたしましては、火葬による焼骨を寺院墓地や専用墓地、共同墓地、それから民間霊園の墳墓に埋葬するというのが主流と思われます。  3問目でございますが、一般墓地の空き区画数というところでございます。聞き取りによりますと、未利用区画数については695基というふうに伺っております。今後何年間不足しないかということですが、ちょっと将来の想定は難しいところですが、この1年間で80基が分譲されたというようなことも伺っておりますので、この辺が参考になるのかなというふうに思います。  4番目の墓地需要のアンケート調査の必要性というところでございますが、アンケート調査につきましては、町民の意向を把握する上では有効な手段だというふうに考えるところではありますが、将来墓地計画策定が必要になったときには、その一環として行うということも一つの方法なのかなというふうに考えるところであります。  5問目の墓地整備についての行政としての役割と責任というところでございます。  墓地需要が今後も見込まれるということは認識しておりますし、また、町民の皆さんのご心情も十分理解しているという中で、町内の寺院も霊園も相当数の利用可能墓地が存在しているというようなことも事実でありますので、需給バランスにも配慮する一方で、公営墓地として町がどのようにかかわるべきなのか、さらには墓地経営方法、それから収支状況はどうなのかということで、いろいろ墓地問題、行政上の重要な課題と位置づけながら、引き続いて多角的に検討を加えるということが必要なのかなというふうに考えているところでございます。以上です。 議長(浅野幹雄君) これより、菅原福治君の質問は一問一答により行います。3番菅原福治君。 3番(菅原福治君) ただいま図書館と墓地について回答いただきました。まず、図書館を含む複合施設についてお伺いいたします。  この問題はこれまで一進一退というか、どちらかといいますと方向性がはっきり言って見えておらなかったのですが、昨日の町長の3期目の当選された場合の公約になると思うのですが、先ほどの話だと取り組むということでよろしいですよね。もう一度町長に確認したいと思います。重点政策に取り組むと、それはこの図書館を含む複合文化施設も入っているという受けとめ方でよろしいですよね。お願いします。 議長(浅野幹雄君) 若生町長。 町長(若生英俊君) おおむねそれで結構でございます。今申し上げたのは3期目の課題ですということと、それを具体化していきますと、こんな趣旨の発言のとおりであります。 議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。 3番(菅原福治君) 今後の政策課題ということで取り組むということでございます。  この部分は、先ほども言いましたように、町長、私も質問したときにちょっと方向性がわからなかったのですけれども、これが、一転してと言ったら失礼なんですけれども、なぜこういうふうに方向転換というか取り組むことになったのか、その辺ちょっと経緯をお聞きしたいのですが。 議長(浅野幹雄君) 若生町長。 町長(若生英俊君) 一転ということではないですよね。その課題はずっと継続して必要と何度となくお話をしてきています。一度たりとも現状云々というふうなことを言ったためしはございません。  しかしながら、富谷町の今までの取り組み、中央公民館プラス5館、6館体制の中にやってきたというのも、これも富谷町の20年、30年来の取り組みであったわけです。これはほかと比較しようがありません。ですから、ある、ないとすればそういうことですけれども、富谷町の長い20年、30年の取り組みも経ながら今ありますねというようなところで、結果、明石台小学校です、福祉の複合施設ですと、こういう優先度に決まっていくわけですから、それが大方目安がつけば、次の段階は具体化ですねというのがその当時の当然の方向性ですから、何ら一転も何もございません。 議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。 3番(菅原福治君) 取り組むということでございますので、それはそれでわかりました。  この複合文化施設の整備については、これからだとすれば、当然先ほども言いましたけれども、スピードを上げなければなりませんが、恐らく5年や8年や、わかりませんがかかると思います。そのことは短期に考えているのか、長期、またもっと先のことを考えているのか、その辺の現在の町長の考え方をお伺いしたいと思います。 議長(浅野幹雄君) 若生町長。 町長(若生英俊君) 全ての根幹はやはり財政計画によりますので、ないものは広げられませんというのは当然のことですから、そういうふうな中でどう工夫して、優先順位が先ほどのように言った2つが整ってその次というふうなあたりに入ってきますので、その次は、財政をいかに工夫しながら寄り合わせながらどういった規模をやるかというようなことが決まっていくわけですよね。相当課題のあるものであることも間違いありません。これは30年、50年先も視野に入れながら、そしてまた今富谷町の状況と30年先というようなことも視野に入れながら、総合的に内容と中身とそしてまた機能性というふうな、他との取り合いというふうなことも折り合わせながらまとまっていくというか、そういう方向性は何ら今まで給食センターしかり何しかりですね、私が進めてきた方策の延長上にあるということでご理解いただきたいと思います。 議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。 3番(菅原福治君) 先を見据えてということで、問題は財政なんだということでございますが、こういった複合施設の建設となれば、私も実情をいろいろ聞いたり見たりしておりますけれども、建設費なりいろいろ四、五十億円かかるとか、年間維持費が1億円かかるとか、いろいろかなりの出費がかかるということを聞いてもおります。  しかし、それを超える有形無形の期待がされるわけですが、効果もあるわけですが、先ほど財政という話がありましたけれども、建設費等々の考え方についてはいろいろあると思います。基金の積み立て等々もあると思いますが、その辺、今町長が考えられている部分があればお聞かせいただきたいと思います。 議長(浅野幹雄君) 若生町長。 町長(若生英俊君) そういう意味では、早急に具体策を取りまとめながら、着工するに当たっての基金積み立てということを当然のことながら視野に入れて進めると、このように思います。 議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。 3番(菅原福治君) 町長に教えていただきたいのですが、市制移行が28年の早い時期と考えておられるわけですが、この市制移行とその複合文化施設を絡めた国なり県の補助金というのは考えられるのでしょうか、ちょっとお伺いします。 議長(浅野幹雄君) 若生町長。 町長(若生英俊君) この内容については企画部長から答弁させます。 議長(浅野幹雄君) 企画部長。 企画部長(荒谷 敏君) 市制移行に関しての施設整備は前々から申し上げているとおり、文化会館である図書館についてはそれに類するものがあればということですので、それについては建設の義務は発生しておりません。  ただ、それに伴う建設が発生した場合は、現在箱物に対する補助制度は極めてもうない状態になっております。特に今回、人口減少社会に対する手厚い措置ということでいろいろ政府のほうで考えているようですが、富谷町にそれが値することもないので、過疎地域に対する補助制度はかなりありますが、人口増加対策に要する他町市へのそういう制度は余りないと。そんな中でこういう大きい箱物をつくる場合の財源の確保の仕方は、いろいろ工夫してどんなものがあるか、こちらもいろいろ研究をしているところでございます。それに伴って、市制移行に伴う方向性とはなるとは思いますが、こういう補助制度があるのでこれを活用してやろうというのは、まだそこまでは至っていないような状況でございます。 議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。 3番(菅原福治君) 相当の金がかかると思いますので、昨日、いろんな面で県といろいろ連携をとって支援を受けられるんだというふうなお話がありました。ぜひこの件に関しても、いろいろ工夫ということがありますので、何か引き出して、町のためにぜひ県から国からいろいろ引き出して検討いただきたいと思います。  ちょっと話が変わりますが、町長が今考えている複合文化施設というのはどの程度の規模なのか、ちょっと教えていただきたいのですが。 議長(浅野幹雄君) 若生町長。 町長(若生英俊君) ですから、私が描く現状は限りなく広がったり、広がれば財源がそのまま伴うわけですから。そしてまた先ほども言いましたように、県立図書館です、隣の施設ですというようなことの取り合い。まさに富谷町ならではの特殊な地域性、風土があるんですよね。自治体1つ必ず絶対必要だというふうなことの、本当にそれが100%真理なのかということも考えてみなければならないですよね。それが、合併した後に同じ施設があっちもこっちもあって、そういう時期に私どもは時期をずらしたというか公民館の活動を選択したわけですから、前町政時代、その前も含めてですね。だから、富谷町のこの6館体制プラスそのすぐれた活動内容というようなものは、これはまさに突出していることで評価されていいことだと思います。  そんなふうなことで、私の描く姿、縮んだり膨らんだりというふうなことの中で、今、最終的には財源の手当て、そしてまた計画性、最終年度と、その辺のところも含めて具体化というふうに申し上げているところです。 議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。 3番(菅原福治君) 当然悩まれているとは思うのですが、私の聞いた規模というのは、複合ですから、当然どんな複合を考えているのかちょっとお伺いしたいのですが。 議長(浅野幹雄君) 若生町長。 町長(若生英俊君) 複合についても一般的なというふうなことで、まほろばであったり、今イメージするのはイズミティであったりと、このようなことでございます。  鶴岡の文化会館、新聞に出ましたように、当初予定40億円がこの時期に及んで80億円です、倍ですよというふうなことも新聞に大きく取り上げられました。大変厳しい今この震災後の建設環境というふうなこともあわせて、私ども、新たな課題ができてきたということなんです。23年の震災、それに加えて今の資材・労務費の高騰というふうなそういったことも含めて重々スポカルのあの件でも議論していただいたところでありますけれども、7,000の増額を皆さんの可決いただかなくて、結果、今こうやっているわけですよね。そういういろんな常に変わり得る諸情勢の中で我々執行部は総力を挙げて知恵を絞っていると、この辺についてお伝え申し上げます。 議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。 3番(菅原福治君) ありがとうございます。  今まさに考えているということでございますが、文化センターといえば、規模的に客席は何席ぐらいなのかというのがすごく聞きたくなるんですね。私はそんなに大きいのはもちろん要らない、富谷らしいということですからそうそう大きいのは必要ないのですが、そうはいっても成田にも500ぐらいの公民館があるわけですけれども、大体何席ぐらいを、今考えているということですけれども、今わかる範囲内でちょっと教えていただきたいのですが。 議長(浅野幹雄君) 若生町長。 町長(若生英俊君) ですから、七、八百、まほろばクラスというのが一つイメージにありますし、1,000を超えるというふうなイズミティもありますしね。この辺も材料にあることではあります。ここで申し上げれば、成田公民館のあの時期、もう少し工夫して舞台とかやっぱり検討すべきだったと思います。私がもし取り扱うのならああいうふうなことではないもう少し、ですから、5つの公民館横並びという発想でやるとああいうふうになってしまう。しかしながら、今までやってきたとおりの延長上でというふうなことの発想は私にはないですから。トイレの水洗化もそうですよね、どこかで切りかわらなければ向上・進歩というのはないことですので、そういう意味では大変残念な内容。  成田をなぜ今申し上げたかといいますと、この答弁資料で準備いたしました、150人以上の使用した事例は14回ということです。その中には子どもまつり3,000人というふうなことで、あそこの450席、五、六十席に何ぼ座ったかというふうなことからすると、その中のまた半分もないとこんなふうなことでございます。満席にしての今の事業取り組みというのは、25年度についてはそのようなデータでございます。  しかしながら一方では、何かできれば皆さんの活動が膨らんでいくというのも事実でありますので、そういったことを私どもは描きながら、どの辺のところが最終的にいわゆる座席数、キャパ、複合の種類、内容、そういったことも当然のことながら検討の中に入れて最終的に絞り込んでいくと、こんなふうなスケジュール感を持ってございます。 議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。 3番(菅原福治君) 今、150人以上の使用が14回ということでびっくりしたんですけど、ちょっと少ないなというふうなことでびっくりしたのですけれども。一般的な文化センター、複合施設というのは、社団法人の全国公立文化施設協会ではこんなふうに言うらしいのですが、「音楽、演劇、舞踊、映画、図書など、文化・芸術事業のための比較的大きな設備を有する施設をいう」ということになっているそうですので、釈迦に説法ですが、この辺もひとつよろしくお願いしたいと思います。  それと、図書館とその複合施設といえば、この計画実施となればさまざまな効果、期待がされるわけですけれども、まず、私は情報発信拠点となると思うのですが、町の活性化にさらにつながると思います。この点についての期待なり効果というものを具体的にお示しいただきたいのですが。 議長(浅野幹雄君) 若生町長。 町長(若生英俊君) 今もそういう面でも、ほかにホール云々というようなことのない中で、先ほど申し上げましたように中央公民館1館、6館体制というふうなことで、よく客観的にもそういうような評価をずっと受け続けているわけですよね。ですから、大和町を見てわかるように、大和町が4平方キロの吉岡町、そこに2つの村、こう4つぶら下がるような感じ。しかし、富谷の役場からまほろばのほうがよほど近いわけですよね。落合、鶴巣、吉田、宮床と、昔の役場所在地からすれば富谷のほうからの役場が最も至近距離だと、そんなふうなことさえも言えるぐらいです。ですから、自治体というふうなあたりの発想も恐らく今後そういったことも織り込みながら計画に入れるというふうなこととならざるを得ないんだと思います。  ですから、議員の質問の趣旨は十分織り込みながら進めると、このようなことを申し上げます。 議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。 3番(菅原福治君) 確かに公民館と常に比較されますけれども、公民館というのは確かに今まで大きな役割を果たしてきたのですけれども、その地域と行政を結ぶ施設が主だったと思うのですね。まして、生涯学習が中心だったと思うんですけれどもね。それが、やっぱり文化会館・文化センターとなれば、やはり子供とか高齢者の娯楽・エンターテインメントといいますけれども、そんなものの広がりが見えてくるんですね。だから、その辺についてぜひ。  それとあと、一問一答でしょうけれども、町の一番弱い面である観光面とか町のセールスなり、それにもつなげていただきたいと思いますが、町長のお考えをお伺いします。 議長(浅野幹雄君) 若生町長。 町長(若生英俊君) 施設の設置というようなこと、拠点化というあたりが、やはり文化センターとかのよくいう拠点化という面では大きな意味があると思います。分散型というふうなことはそのとおり事実でありますので、そういう意味では拠点の中でネットワーク化していくと、そういうふうなことの必要性は十分見込めることでありますので、ぜひそういった拠点とそれをもっての広がり、それをもって今度観光云々というのは、人の流入というふうなことからすると例えば企業誘致、そういった集客力のある企業が入ることで50万、100万単位、それを超える皆さんが富谷に劇的に出入りするようになる。そこからまた交通問題が発生すると、行きどまらないないんですね。それだけやっぱり富谷町の今すぐれた位置環境、そういうふうなことの中で今後とも課題は尽きないと、このように思います。  なお申し上げますけれども、市制移行について平成22年に、平成26年国調の後の市制移行を宣言したのは、このようにいわゆる箱物、文化会館等の建築が必須でないと、そういうものが環境の中に富谷町はありますということの県、総務省との内々のやりとりの中でメッセージを発したわけでして、これが文化会館・文化ホールがなければ市制移行の要件を満たしませんよというふうなことであれば、あの時点でのメッセージは発し切れないと、このようなことと相なります。 議長(浅野幹雄君) 町長、国調は27年ですけれども、訂正しますか。 町長(若生英俊君) 国調、27年、2015年ということになります。 議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。 3番(菅原福治君) 何せ皆さんが期待しておりますので、富谷町に本当にふさわしい施設を検討していただきたいと思います。  それで複合施設なんですけれども、図書館に若干絞ってお伺いしたいと思います。  現在の公民館図書の、先ほども若干ありましたけれども、大きな課題を一、二点挙げていただきたいのですけれども。 議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。 生涯学習課長(阿部雄也君) 今考えますと、公民館に併設されていますので、その公民館に児童クラブということで小さいお子さんたちがたくさん来ております。来館者はどちらかというと女性のほうが多いように感じます。  よって課題としては、大きな図書館となれば専門書も必要になってくるだろうし、それが一番の課題と考えます。 議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。 3番(菅原福治君) 児童クラブ絡みの課題ということでございますが、私はちょっと公民館なんかに行っていて若干見ているのですけれども、一般の貸し出しもされているわけですよね。それがなかなか余り目にしたことがないですけれども、その辺の課題はないでしょうか。 議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。 生涯学習課長(阿部雄也君) 貸し出しについては一般の方にも通常貸しております。先ほど申しました、今年度の4月1日から8月までの数で大変申しわけないのですが、貸し出しした一般書については6館合計で1万5,333、それに対して児童書のほうですが2万2,121ということで、児童書のほうが多くなっております。児童書については、お子さんが直接借りる場合もあれば、親御さんが後で読んで聞かせるということで借りていく場合もあります。以上です。 議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。 3番(菅原福治君) 6館で1万5,500というのはかなり低いと思いますので、やっぱりそれには1館当たり1万前後の蔵書でございますので、また、言ってみれば、後ろに長いテーブルが1つということで、そういうことでその辺の課題もあるのではないかと思います。  それから、学校図書の現在の課題についてお伺いしたいのですが。 議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。 学校教育課長(神田能成君) 学校の図書関係につきましては、指導員の配置であったり、それからシステムの構築ということで、ハード面については十分な環境が整ったと考えてございます。  課題とすれば、いかにそれを授業で活用するかというふうなことになりますので、教員等への指導といいますか、そういったものが課題になるのかなというふうに考えてございます。 議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。 3番(菅原福治君) 関連でございますが、図書館を使った調べる学習コンクールについてですが、私はこの方式は、本当に子供に興味を持たせて勉強させていく大変すばらしいことだと思いますが、以前教育長が、調べる学習の目的というのはすばらしい作品を出すんじゃないんだと、いろいろなことを調べて、それを調べることがその蓄積となっているのが、そのことが目的なんだということを話しておりましたけれども、先ほど図書館の課題は余りないということでしたが、昨今のこの調べる学習コンクールの状況について、教育長にお伺いいたします。 議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。 教育長(菅原義一君) 夏休み中に2回、今年度から、調べる学習の相談会というものを成田公民館で実施をいたしました。前にも報告しましたように100人ほどの子供たちと保護者の皆さんが参加して、私もその2日間そこにおりましたので、若干のお手伝いはさせてもらいました。  親御さんのほうからは、これまでの調べる学習でもそうなのですが、専門的な、例えば入り口の部分での調べる学習については学校の図書館で対応できると。しかし、その後のある意味では専門性というものもかかわってまいりますので、その専門性にかかわるところの調べる学習については学校の図書館では難しいというようなことは前からもお伺いしていまして、この相談会においでになった親御さんのほうでも、仙台市の泉図書館及び県立図書館のほうで相談をしてきましたとか、あと、これからのことについてはそちらのほうで専門的なアドバイスを受けながらやっていきたいというようなことをお話をする方も結構ございました。ですから、そういう意味で、調べる学習というのは非常に有効的であり、その広がりも得てきているわけではございますが、専門性のある調べる学習に対しては学校の図書館ではやっぱり難しいのかなというような認識はしてございます。 議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。 3番(菅原福治君) まさにそこを私は聞きたかったのですけれども、調べる学習で作業手順がありますが、そこでテーマが決まったら、さあ情報収集だといったときに、やはり今教育長が言われるように学校図書だけでは限界があるというような部分で、一般図書なり、もうちょっとハイレベルの図書も必要とするのではないかというような部分、私は今課題だと思ったのですけれども、問題意識を相当持たれているようなので、ぜひその辺の今後の対応をよろしくお願いします。  また話が変わりますけれども、昨日町長が教育満足度日本一のフレーズに至った思いを話しされましたが、富谷町には縁あって全国から転入いただいております。そういった中で、前任の県で親御さんが受けた教育内容を下回れないというような部分の思いがあって、富谷町の教育満足度日本一のフレーズにつながったんだというような、きのう話がありました。この考え方というのは、図書館の整備にも同じ考え方だと思うのですが、同じ考え方でしょうか、お伺いします。 議長(浅野幹雄君) 若生町長。 町長(若生英俊君) 確認しますけれども、図書館というのはどこの図書館を言っているのですか。 議長(浅野幹雄君) 図書館の確認だそうです。 3番(菅原福治君) 今後の図書館を含む複合文化施設、それにその考え方を生かしていただきたいというふうな。 町長(若生英俊君) それは、先ほどのフレーズの中には小・中というふうなあたりの私はイメージですので、学校図書館の充実というふうなあたりが大きな割合を占めております。 議長(浅野幹雄君) この際、11時10分まで休憩をいたします。      午前10時55分 休憩      午前11時10分 再開 議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  3番菅原福治君。 3番(菅原福治君) いずれにしても複合文化施設の整備というのは、口幅ったい言い方をすれば、行政が求めるものではなくて住民が求めるものだと思いますので、滝沢市のあのタイミングとスピード、また萩市の図書館に対する思い、状況は違いますけれども思いは一緒だと思いますので、ぜひ参考にしていただいて、さらには何といっても住民の意見を広く聞いていただいて参考にしていただきたいと思います。  以上で、複合文化会館の質問を終わります。  次に、公営墓地の整備についてお伺いいたします。  この問題こそが、先ほど複合文化施設がありましたけれども、一進一退でなかなか方向性が見出されておりません。しかしながら、このことについては、論旨でもお話ししましたようにそろそろ方向性を出さなければならない時期に来ていると思いますので、再度このことについてお伺いいたします。 議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。 町民生活課長(亀 郁雄君) 現在のお寺さんの墓地が相当数残っているというところでもありますので、この数のほうも視野に入れながら、公営墓地として町がどのようなかかわりができるのか、もう少しほかの市町村の例も見ながら研究を重ねていかないとというような形を考えているところです。  ただ、公営としての必要性ということについては認識はしておりますが、具体にどのようなというふうになりますと財政的な優先順位もございますしということで、いろいろ関連するところがあるというところで、もうちょっと検討・研究という段階でございます。 議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。 3番(菅原福治君) 総合計画の中で墓地について、人口増加と高齢化に伴って墓地需要が高まっていくことが予想されると。そして、将来的な需要を把握して既存墓地との調整を図って墓地整備の検討を進めていくとなっておりますけれども、これは具体的にはどういう検討をされたのかお伺いしたいと思います。 議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。 町民生活課長(亀 郁雄君) 総合計画にあります施策内容としまして、長期的な視点で墓地整備について検討を行いますというようなところで、検討といたしましては、まず以前も平成2年に富谷町の墓地基本構想というのをつくったものがありますので、それを基本としまして今の状況で財政的にどのような規模になるのだろうかとかその辺の試算をしましたほか、仙台市の分とそれから七ヶ浜の先例といいますか、その辺のほうも情報を収集しながら、富谷町に当てはめたらどうなるんだろうかというのをいろいろと研究していたというところが中身でございます。 議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。 3番(菅原福治君) 七ヶ浜という話がありましたけれども、墓地整備についての他の自治体の調査を実施するということを以前に聞いたことがあったのですけれども、どこのそれは自治体だったのかお伺いします。 議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。 町民生活課長(亀 郁雄君) 仙台市の分と七ヶ浜町の分の町営墓地、市営墓地というところです。 議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。 3番(菅原福治君) わかりました。  これから高齢化を考えれば、墓の継承を前提としない墓地で、自分の住んでいる近くで、経済的に見ても安い墓地を求めるのが一番だと思います。そうなれば、当然公営墓地となります。ぜひ、何回も言うようですけれども、町の早い対応、住民はやっぱり安くて近くというものを望んでいますので、ぜひその辺の対応をお願いをしたいと。  それとお願いしたい部分なんですけど、もう一つ大きな点で、町はよく今墓地は間に合っていると、先ほどの回答でも大まかではそういうことなんですけれども、やっぱりいろいろなトラブルなり問題が起きているんですね。例えば住職さんがいるお寺が管理している宗派が関係ないお寺、いわゆる共同墓地なんでしょうかね、そこで共同墓地に紹介されて入りましたと。ところが、後から、その共同墓地を管理しているお寺さんが宗派なりに介入のいろんなトラブルがあるのを聞いています。そうなれば、そのトラブルはそちらの部分なんでしょうけれども、ただ、それも放っておくわけにいきませんので、そういうことで本当にこれは何の解決にもならないんですけれども、だから、そういうトラブルのないやっぱり公営墓地が必要なんですね。そこのところがやっぱり町の回答になっていないですね。今、共同墓地があちこちにあるよと、それはわかっているんです、私も行ってきましたから。宗派関係なくてここできますよというのがあるのですけれども、やっぱりトラブルがあると。後で宗派の介入されたり、あと、その共同墓地に例えば臨済宗なら臨済宗のお坊さんを呼ぶときに、曹洞宗ですから、曹洞宗のお坊さん関係ないですから臨済宗のお坊さんを呼ぶときに、それはだめよと言われたりですね。いじわるなのかもわからないですけれども、そういうことの制限があったり、やっぱりトラブルがあるんですよ。  だから、その辺の解決をしなくて、やっぱり間に合っていますよ、間に合っていますよではやっぱり何の解決にもならないです。確かに数字的にはあるでしょうけれども、その辺がやっぱりあるので公営墓地があちこちにできてきていると思うんですね。状況は一緒だと思うんです。これは、檀家がある、やっぱり菩提寺を今持っている旧の富谷町の方にはわからないことなんです。これを住民は求めているんですね。ここを本当に具体的にちょっと親切に回答いただきたいのですが。 議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。簡明にお願いします。 町民生活課長(亀 郁雄君) まず、寺院の墓地経営につきましては許可制ということになっておりますので、法律に従った経営形態かと思いますが、ただ、そのような後々トラブルが起きているという状況がございましたら、やはりうちのほうとしましても墓地経営の観点とそれから公営墓地のかかわり方ということも、その辺も十分踏まえた形で検討を加えさせていただければと思います。 議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。 3番(菅原福治君) なかなかわかってもらえない部分なんですけれども。  それでは、先ほど予測の回答をいただきました。予測で間に合っているというふうな部分の十分だというふうな回答をいただきましたけれども、やはりこの予測に対しても、大事なのはこの予測と現状が乖離している、今の私の先ほどの考え方も含めて乖離しているかどうかというような部分が恐らくあると思うのですが、この予測の精度を上げるために、その家族構成なり墓の所有状況とか、墓が必要とか必要じゃないとか、いろんな必要場所、条件等を町のアンケートを出す必要があると思うのですけれども、それの考えはないでしょうか。 議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。 町民生活課長(亀 郁雄君) 予測の関係については大変難しいところがございますし、その分を把握する上でもアンケート調査も大変有効なものかなとは思うのですが、具体にアンケートの中身もいろいろ考えなくてはいけませんし、そのほかいろんな方々の意見も聞かなくてはいけないのかなというふうに思いますので、この実施についてはちょっとお時間をいただかないと、検討する時間が必要なのかなというふうに思います。 議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。 3番(菅原福治君) そろそろ終わりますが、必要性は認識しているというような部分とか必要だというふうな部分はあるのでしょうけれども、若干引いているような感じがいたします。ぜひ今後の墓地のあり方について、何が正しいのか、何が方向性として必要なのか、これから墓地のあり方などについて検討を行う公営墓地整備検討委員会というものをぜひ設置していただいて、これにかかわる予算づくりもしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。 町民生活課長(亀 郁雄君) その辺につきましては、あと関係する課と調整しながら前向きに考えてみたいなというふうに思います。 議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) 改めまして、おはようございます。  私からは3問、8件の質問を行いたいというふうに思います。  最初に、1問目といたしまして住宅地の街路樹対策について問うということで、富谷町総合計画の中で以下のように書いています。「ゆとりのある環境づくりのためには、それぞれの地域の環境資源を保全し、それを生かし、個性と多様性に富んだまちづくりを推進していくことが重要です。  町民・企業・行政等の協力体制の強化を図るとともに、景観に配慮した道路や公共施設における緑化の推進と、住宅地・事業所などの民間宅地の緑化を促進します。また、緑を大切にする心の醸成を図るため、学校や地域での生涯学習活動などを通し、緑化環境に関する啓発活動を推進し、緑ゆたかなまちづくりに努めます」として、緑地帯、公園地帯などを実施してきました。  街路樹は、景観形成機能、生活環境保全機能、道路交通環境保全機能、防災・避難機能などが挙げられており、道路法第2条でも、街路樹は道路標識などと同じ「道路の附属物」と位置づけられ、地球温暖化対策として植樹が進んできました。  我が議会でも、街路樹と落ち葉に対する一般質問が何回か提出され議論してきましたが、今回、街路樹の中でもケヤキについて質問を行います。  この街路樹ケヤキの剪定などに対する質問から数年経過してきており、その当時からしますと大木化し、車道、歩道にも傷みが散見されます。今年4月14日に、川崎市の商業地域で20キロの枝が落下し幼稚園児に当たり重傷を負ったと報道されました。これ以後、我が町の対応はどのように行いましたか。  今回造成しています明石台東地区の道路には、富谷町開発指導要綱4項で自然環境・緑地保全について明記していますが、街路樹が植樹されていませんが、どのようになっているのでしょうか。  全国的にも街路樹保全の観点から街路樹指針の策定を実施している市町村もあります。我が町の街路樹指針はどのようになっていますか。こうした点を踏まえ、富谷町の住宅地の街路樹について以下質問いたします。  1、明石台七・八丁目の住宅地域の街路樹対策と町全体の対策についてどのように考えていますか。  2、七北田西成田線、宮沢根白石線の樹木ケヤキの大木化して問題となっています。どのように対応しようとしていますか。  3、落ち葉対策をどのように考えていますか。  2問目です。ベネッセコーポレーションの情報流出と他市町村で臨時福祉給付金申請書の誤送付が報じられ、これらに対する当町の対策を問います。  べネッセホールディングス・ベネッセコーポレーションの情報流出問題で、7月24日、総務省は「行政機関等が保有する個人情報の適切な管理の徹底について」で通知を出し、経産省でも8月中旬に個人情報の指針見直しが出されました。  また、報道によると、仙台市で臨時福祉給付金給付申請の誤送付があったと報じられ、この件と同様の事例が他市町村でも発生しています。  この2つの件は全く別な問題ではなく、どちらも改修やプログラム変更などでサーバーにアクセスすることによって発生しているものです。総務省が指摘しているとおり、個人情報を取り扱っている行政当局としては、今回の事件を受けてさらなる体制強化が求められています。富谷町当局はどのような対策をとったのかについて質問をいたします。  1、ベネッセコーポレーションの情報流出、臨時福祉給付金給付申請書の誤送付問題を受け、当町の対策はどのようにとりましたか。  2、個人情報を取り扱っている町当局の改修作業の手順はどのようになっていますか。  3問目、いじめ防止対策推進法とスマホ対策について問う。  いじめ防止対策推進法が施行されて1年になろうとしています。最近の報道関係では、通信アプリLINEなどでのやりとりからいじめ自殺やけんか殺人に発展する、そんな事件も時々、いや、連日報道されていると言っても過言ではない状況です。我が富谷町の状況はどうでしょうか、全国状況と大きく変わりがないのではないでしょうか。  また、今問題については、学校、家庭、地域で取り組むべき問題だと思い、教育民生常任委員会所管事務調査を行なったコミュニケーションスクール事業と我が町が実施している学校支援地域本部事業を含め、富谷町の対策をどのように実施してきたのか、また、今後どのように実施していくのかお伺いをします。  1、いじめ防止対策推進法の取り組み状況並びに今後の対策についてどのように考えますか。  2、通信アプリLINE、スマホ対策をどのように実施してきましたか。  3、富谷町は、学校支援地域本部事業を中心にして実施してきましたが、1、2項対策をどのように実施してきましたか。今後の対策はどのように考えていますか。以上です。 議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。初めに、若生町長。 町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。  最初の街路樹の対策につきまして、明石台七丁目、八丁目、明石台東地区の造成地というふうに相なります。七丁目にあのように入居いただいています。八丁目は南側、そして九丁目は北側と、こんなふうなイメージでございます。1号線、2号線、明石台の従前の道路には街路樹は配置しておりません。さらにまた八丁目の新しい宮根線の延長、そこにも街路樹は配置しておらないというふうなことでございます。しかしながら、歩行者専用道路、緑道についてのみ数種類の中低木を配置していますと、回答はそのような内容です。  なお、明石台東地区においては積水ハウスさん、結果としては9割以上販売する計画となっておりますけれども、1宅地ごとに3本の木を提供して、景観と緑化に配慮した町並み形成に寄与するというふうなことの取り組みもしていただいております。  2つ目、宮沢根白石線のケヤキの大木化というふうなことで、ご指摘はそのとおりでございます。宮沢根白石線、将監トンネルから明石台、そして橋を越えて成田地区と、あの街路樹はまさに十三夜ならぬ1,026本ほど、1,000本を超える大木に成長してございます。20年を経過してあのような景観となりました。一方では、当初早急に街路樹形成をというふうなことで、恐らく5年、10年物、やや3メートル、5メートル級、まさに大きくなった、この辺の言葉でおがったケヤキを植えたというふうなことですから、20年プラス5年、20年プラス10年というふうなことの中で幹回りが80センチを超えるものが出てきたというふうなことで、この質問の折に、これが限界ですという植樹帯の想定を80センチと想定したと、そこを超え始めていますというのが問題の核心であるようでございます。したがいまして、とりわけ東に延びる宮根線の両サイドへの住宅地への影響が懸念されるというのが今回の質問に対する答弁でございます。  それに対する対応につきましては、早急に対処してまいるというふうなことといたします。  3つ目は後ほど申し上げます。  次に、ベネッセの情報流出について富谷町の情報管理どうなっているかについては、後ほど担当課からといたします。  臨時福祉給付金、子育てにしろもう一つにしろというふうなことで誤送付問題、大変注視をいたしてきたところでございまして、とならないように十分な準備をしてございます。そしてまたコールセンターを配置します。送付に当たっても、そもそもはシステムの根幹にミスがあればすぐに広がるわけですので、社会保険庁に至っては、誤送付したために、誤送付した皆さんには支払うこととなりました。4億か5億、払わなくていい人にも払ってしまうという。システムを変えて、あんたには払えないんだよというふうにやり直すと膨大なシステム改修料がかかりますなんていうふうなことも、しでかしてしまうんですね。  したがいまして、大事な公金でありますので、必要な人には確実に手渡せる、そうでない人には渡さない、こういうふうなことを十分なる厳格な管理のもと、システム改修にシステム業者と町職員連携しながら、複数課にまたがっていますから、そういう意味での連携プレー、これは私の町政運営の柱とも言えるぐらい十分なる吟味、二重、三重のチェックも含めて進めてございます。皆さんの耳に不十分さ、どの程度伝わっていますでしょうか。8月28日に第1回送付をいたしました。子育てについては全体の25%送金済み、振り込み済み。臨時福祉給付金については1割弱ということで、やや臨時福祉給付金のほうの申請については、書類を整えなければならないとか、十分なる公金を振り込むゆえに審査をするための添付資料、不備、そして確認というふうなことでありますので、第1回、1割弱というふうな。担当課ではおおよその第1回目の振り込みの件数、額はおおよそ見込んだとおりであると、このようなことを先日確認いたしたところです。  おおむね順調に混乱なく富谷町におきましては進んでおります。11月4日の最終締め切りを視野に入れながら、その先も視野に入れながら確実に必要な方にはお渡しできるような取り扱いを進めておりますということで、答弁とさせていただきます。  そのほかについては、担当課からといたします。 議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。 教育長(菅原義一君) それでは、私のほうから、第3点目のいじめ防止対策推進法とスマホの対策ということでお答えを申し上げます。  まず、第1点目の取り組み状況並びに今後の対策ということでございますが、各学校におきましては、それぞれの学校で定めるいじめ防止基本方針、これは昨年6月に公布され、そして9月に施行されました国のいじめ防止対策推進法に基づきまして各学校で策定したものでございます。このいじめ防止基本方針に基づきいじめ防止対策委員会を組織し、予防、早期発見、それから指導に努めておるところでございます。  今後、教育委員会といたしましては、富谷町いじめ問題対策連絡協議会を設置するなど、取り組みの強化を図ってまいりたいと思います。  第2点目、通信アプリLINE、それからスマホ対策でございますが、これは前回の議会でもこの件に対してご質問いただきましてお答えをしているところではございますが、適切な指導や問題発生時の迅速な対応のための教職員を対象とした研修を各学校ごとに実施するとともに、活用する上でのモラルや危険性においても、学校における道徳、それから学級指導の時間等を中心に、児童生徒の発達段階に応じました適切な指導を行ってきております。  また、これらの対策に当たりましては、家庭・保護者の理解と協力なくしては対応できないという問題でもございますので、PTAの行事の場等でその危険性について話題にするなど、今後ともリーフレット等を活用しながら家庭への啓発活動に一層努めてまいりたいというふうに思っております。  3点目でございますが、当町で実施しております学校支援の地域本部事業、これは学校教育のさらなる充実や生涯学習社会の広がり、また地域の住民の皆さん同士のきずな・関連性を深めることなどを目的とした事業として実施しているものでありますから、いじめ防止対策推進法やアプリ通信、スマホ対策にかかわる取り組み等は行ってはございません。以上でございます。 議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。 都市整備課長(伊藤 正君) 質問1、問い3についてでございます。  落ち葉対策につきましては、近隣にお住まいの皆様に清掃などのご協力をお願いしているところでございます。  しかし、秋から冬にかけて落ち葉の時期におきましては、特に落ち葉の量の多い宮沢根白石線や七北田西成田線、また富ケ丘明石線などにおきまして、町が清掃業者やシルバー人材センターなどに委託し清掃を実施しているところでございます。以上でございます。 議長(浅野幹雄君) 総務課長。 総務課長(菅原俊司君) それでは、質問の2の1番でございます。  こちらは、ベネッセコーポレーションでの今回の事件につきましては、委託先のSEが意図的に外部記憶媒体を用いて情報漏えいされたというものであったかと思います。  富谷町におきましては、今回の事件の発生に問わず、従前より、SEには外部の記憶媒体の使用を一切禁じております。また、プログラムの入れかえに関しましても、その際に使用する記憶媒体があれば、その際には必ず情報化推進担当職員を必ず立ち会わせており、恒常的に情報漏えいの対策を講じているところでございます。  2問目でございます。  こちらは、現行のシステムを、同状態のテスト環境をあらかじめ整えまして、その後、改修するプログラムを、ダミーデータを用いて支障のないことを確認の後に、本番の環境へプログラムを移行するという手順を踏んでおります。以上です。 議長(浅野幹雄君) これより小川昌義君の質問は一問一答により行います。13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) それでは、街路樹から質問したいというふうに思います。  最初に、明石台の七、八丁目に街路樹としての植樹はしないという回答ですが、それはどういうことからそのような対策になっていったのか。開発指導要綱なんかから見ても植樹がされるべきというふうに思うのですが、その辺について再度質問いたします。 議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。 都市整備課長(伊藤 正君) 先ほど町長が申し上げましたけれども、宮沢根白石線につきまして街路樹を植えていないということでございますが、これについては高木を植えていないということでございまして、中木と低木については植えてございます。  街路樹、明石台東と七、八丁目について植わっていないということでございますけれども、これにつきましては、先ほど町長が申し上げましたように、これまで植えてきた街路樹が年数とともに大分大きくなり周辺に対する影響が出てきているということを踏まえまして、明石台七、八丁目につきましては、基本的に宮沢根白石線以外については植樹を行っていないと。道路に対するそういった緑化を今後どうしていくのかということにつきましては、基本的には公園や緑地、その他の公共施設用地などの敷地的に余裕のある部分について緑化を推進するとともに、また、その地域周辺に住まわれる方のご協力を得て、庭木などによる緑化でもってその団地全体の緑化を進めていきたいというふうに考えているところでございます。以上でございます。 議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) 確かに低木だか中木だかわかりませんけれども、その低木、中木と言われているこの基準は、どのくらいを低木と言って、中木はどのくらいを想定しているんですか。 議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。 都市整備課長(伊藤 正君) 基本的に低木と言っておりますのは約1.5メートルぐらいまで育つようなものを低木と、それよりも大分大きくなるものを中木。ちょっと中木と高木の差というのははっきりしませんけれども、大体10メートルぐらいまで育つものが中木というふうな認識を持っております。 議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) 宮沢根白石線を見ると、途中まではケヤキがずっと入ってきていますが、その今の信号があるところから先は、その低木でいくというふうな形なんですけれども、どう見ても景観が途中で途切れてしまうような形になるのですが、この中では要するに中木を植えていくというような考え方なんですか。 議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。 都市整備課長(伊藤 正君) 明石台東地区で整備しました宮沢根白石線につきましては、低木としてオオムラサキツツジを植えております。あと、中木としてヤマボウシを約12メートル間隔で植えております。 議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) それから、要するにケヤキの大木化についてですけれども、このケヤキの大木化というのは非常に問題になってきているということで今回答があったわけですが、自然環境の保護と街路樹、こういったものも含めてなかなかバランスをとるのに大変なところがあるわけですけれども、この大木化したケヤキの今後の計画というものはどのようになっているか質問します。 議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。 都市整備課長(伊藤 正君) 今のところ、ケヤキにつきましてどのような取り扱いをするかという具体的な計画はございません。ただ、今後このまま放置した場合、ケヤキがどのような状態になっていって周辺にどのような影響を与えるのかということにつきましては、専門家の意見なども聞きながら、どういった対応が必要になってくるのか、その辺をちょっと明らかにしていければというふうに考えております。 議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) かなり大木になりまして、なおかつ富谷の場合だと約10メートルぐらいの間隔で植えられていると、さらに車道の真ん中に植えられているというような状況で、この歩道も傷められているし、それから車道も傷められているという状況の中にあるわけですけれども、地域住民とも意見交換しながら早急にやっぱり対策をとっていくということが必要だと思うのですが、その辺についてはいかがでしょうか。 議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。 都市整備課長(伊藤 正君) 先ほども申し上げましたけれども、専門家の意見を聞きながらどういった問題が発生するのかをまとめた上で、その辺を住民の皆さんに提供しながら今後のケヤキの取り扱いについて検討を一緒にしていきたいというふうに考えております。 議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) 要するにこのケヤキの倒木問題ですか、ケヤキだけではないのですが、街路樹全体の倒木問題というのはこの間問題になってきているわけですが、これの対策というのはどのように考えていますでしょうか。 議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。 都市整備課長(伊藤 正君) 定期的に樹木を目視するとともに、特に先のほうの枯れているような木などは特に注意して、たたくなどして幹の状況を確認するようにしております。 議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) いろいろあるわけですが、要するに、富谷町に街路樹の指針といったそういったものは存在するんでしょうか。 議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。 都市整備課長(伊藤 正君) 街路樹の指針というものは今のところ特にはございません。 議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) ある程度街路樹の景観とかそういうものも含めまして街路樹の指針というものがやっぱり今後必要になってくると思うのですが、その辺については検討の余地があるかどうかを質問したいと思います。 議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。 都市整備課長(伊藤 正君) 今回は七北田西成田線と宮沢根白石線のお話でございますけれども、そのほかにもケヤキ、そのほかの種類の木も大分あり、年数的にも大分たってきておりますので、その辺を今後どのように扱っていくべきなのかというような指針につきまして、今後作成について検討したいというふうに考えております。 議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) 私が言っているのは、富谷町全体としても、やはりこうした街路樹の保全、こういったものも含めまして街路樹の指針というものが、やっぱり他の市町村でもつくっているようですのでそういったものが必要だと思うのですが、再度質問したいと思います。 議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。 都市整備課長(伊藤 正君) 整備に向けて検討させていただきたいと思います。 議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) 前にも同僚議員が質問している落ち葉なんですけれども、どうしてもやはり地域住民の協力が必要になってくるわけですけれども、この辺の落ち葉の清掃のタイミングというのですか、これは何回ぐらい実施しているわけですか。 議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。 都市整備課長(伊藤 正君) 七北田西成田線及び宮沢根白石線につきましては、昨年度は3回ほど実施させていただいております。 議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) それでは、次に入っていきたいというふうに思います。  コーポレーションのほうですけれども、うちのほうの富谷町にはこのコーポレーションに関係するものがどの程度あったのかということですね。ベネッセとベネッセコーポレーションですね、この2つに対しての富谷町が関係するものはどの程度あったのか質問したいと思います。 議長(浅野幹雄君) 総務課長。 総務課長(菅原俊司君) こちら、流出した情報としては住所、氏名等というようなことでの情報は把握はしておりますが、実際どの程度というようなところまでの把握はしてございません。 議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) そのベネッセが情報漏えいしている内容というのはわかっていますか。 議長(浅野幹雄君) 総務課長。 総務課長(菅原俊司君) 今申し上げたとおり住所、氏名、年齢等というようなことで、たしか5項目程度であったかと思っております。 議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) 漏えいしたサービスというのがあるわけですけれども、これらには今おっしゃった以上のものが、例えば出産予定情報とかこういったものも、ないしはイベントの情報、こういったものも入っているわけですけれども、こういったものについては富谷町には一切関係ないということですか。 議長(浅野幹雄君) 総務課長。 総務課長(菅原俊司君) 具体的には何々というようなところまで、今回の民間の事件の案件についての確認はしてございませんが、最大約2,000万件というようなことでの大枠のところでは把握しております。 議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) 大枠としては2,300万件ほど情報漏えいということになって、それぞれイベント情報から含めてあるわけですが、富谷町にはそういった関係するものは全部ないと、教育委員会も含めてこういう情報の漏えいする項目はなかったということでよろしいですか。 議長(浅野幹雄君) 総務課長。 総務課長(菅原俊司君) 町の情報と今回の民間での流出した項目の突合というようなことは改めてはしてございません。 議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) 総務省から通知が来ていますが、これについてはご存じですか。 議長(浅野幹雄君) 総務課長。 総務課長(菅原俊司君) 経産省の大臣のほうより8月の中旬に今回指針の見直しというようなことで報道されているのは承知しております。また、この指針の内容については9月の下旬をめどにというようなことで報道されたというようなところまでは把握してございます。 議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) 総務省からも通知が発出されているのですが、これについてもご存じですか。 議長(浅野幹雄君) 総務課長。 総務課長(菅原俊司君) 申しわけございません。把握はしてございませんでした。 議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) 要するに個人情報を扱っている行政といたしまして、こういったものについて十分対策をとるようにというのが通知なわけですけれども、この辺については、そうしますとその後富谷町はその対策はとっていないということなんでしょうか。 議長(浅野幹雄君) 総務課長。 総務課長(菅原俊司君) 現在、これまで富谷町でのシステムにおいての情報の流出というのはございません。ただし、流出がないからといってそれ以上のものはしないということではなく、今後さらなる強化というようなところでの、市販されているソフト等も既に出ているようでございますので、そういったところにおいてファイルコードというようなものも出てきてございます。現在そういった内容についても精査しながら、必要性に応じては導入ということも検討していくというようなことでさらなる情報漏えいについて対策は講じております。 議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) いわゆる富谷町もこの改修なりプログラムの修正なりをしている段階で、先ほどの課長がお話しになった状況は理解はしますけれども、要するにUSBなり改修なりこういったものに対しての対策というのは、常に新しいもの新しいものにしていないと、対策したというふうなだけでは済まされないという問題があると。今回のベネッセの問題にしましても、USBなりなんなりというものを十分対策をとっているわけですからね。ただ、それでも情報が漏えいをしていくということもあるわけですけれども、その辺については富谷町は十分にバージョンアップとかそういったものは対応していますか。 議長(浅野幹雄君) 総務課長。 総務課長(菅原俊司君) 情報漏えいに関しましては、特に大切なプライバシーの関連するところでございます。町としても十分に慎重に進めておるところではございます。また、委託業者を決定する際におきましても、契約の条項に当然守秘義務を課すであるだとか、プライバシーマークを取得している業者であるだとか、最低限まずは必要なことを設けた上でさらなる強化というようなところで、閲覧または圧縮解凍ソフトのパスワードを二重にかけるだとか、そういった対策は常々講じてございます。 議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) 当然その対策というものはとられているのはわかるわけですが、その対策、改修にしても、そういったものについての改修業務そのものに職員はどのような対応でついているわけですか。 議長(浅野幹雄君) 総務課長。 総務課長(菅原俊司君) システムの改修に当たりましては、その都度、当然原課の職員、また並びに情報化推進担当職員も交えた上での協議を進めております。また、そのSEが改修するに当たっては必ず職員が立ち会うというようなところで常に目くばせをしながら、SEのみで対応に当たらせるというようなことは決してさせないように取り組んでおります。 議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) そうしますと、問題なく今後も十分な体制でやっていくというふうなことなんだと思うのですが、今現在この情報化に対して対応している職員というのは、前にも質問しておるわけですが再度質問したいというふうに思います。 議長(浅野幹雄君) 総務課長。 総務課長(菅原俊司君) 現在2名の職員で情報化推進担当職員ということで配置してございます。 議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) 要するに2名の職員が対応しているということですけれども、その改修とかそういったものに対してその2名ぐらいで十分に対応できるというようなことでよろしいんですか。 議長(浅野幹雄君) 総務課長。 総務課長(菅原俊司君) 何名がいれば完璧かというところは、正直難しいと思います。現在、今2名配置しておりますが、いずれもプログラムもしくはそうしたソフトに関して精通する職員と認識しております。 議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) その2名の人たちのプログラムに対する精通度というのはどの程度の状況になっているんですか。 議長(浅野幹雄君) 総務課長。 総務課長(菅原俊司君) 数値ではかり知れることはなかなか難しいかとは思いますが、私は自信を持った職員を配置しているつもりでございます。 議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) 自信を持っているだろうとは思うのですが、それでは具体的にお聞きしていきたいと思うのですが、仮に臨時給付金申請の今回の改修があったと思うのですが、これは契約としてはどういう形で契約なさったわけですか。 議長(浅野幹雄君) 総務課長。もとい、長寿福祉課長。 長寿福祉課長(安積春美君) 臨時給付金のほうの改修は1回しております。これはどういうものかと申しますと、一旦システムのほうは構築しておりましたけれども、その後、通知の方法を全世帯に通知をしてご本人のフローのもとに申請いただくという方法から、非課税通知というふうなところでなり得る方に絞って申請いただいたほうがご負担が少ないだろうというふうなことで、非課税通知を発送するというふうな、システムから出すというふうなところでの改修をしておりまして、これが6月30日に契約して1カ月間の業務でというふうなところでございました。  その際も、当然、当課でだけでございませんで税務課、あと今の総務課のところの職員も立ち会いのもとにというふうなところで行ったものでございます。 議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) 私は、この入札についてどのような経過で入札に入ったのかということについて質問しているわけですけれども、一般競争入札なのか随意なのか、その辺について質問したいと思います。 議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。 長寿福祉課長(安積春美君) 当然その根本となるシステムがございましたので、その改修ということでしたので、そこの随意契約というような形になります。 議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。      午前11時58分 休憩      午後 1時00分 再開 議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) 情報漏えいについて総務課長のほうからもいろいろお答えが出てきているわけですが、このベネッセホールディング社の大きな何が問題だったのかということについていろいろ情報が交錯していますが、3つほど問題が提起されているわけです。  それは、1つはUSBのデータのコピーの管理。それからUSBメモリーのコピーを禁止していたにもかかわらずMTPの設定まで至らないということですね。それから、要するにSEの監視体制が問題にされているわけですが、この点について富谷町としての体制はどのようになっているわけですか。 議長(浅野幹雄君) 総務課長。 総務課長(菅原俊司君) こちら先ほども若干申し上げましたが、SEが実際に業務に携わるに当たっては、必ず町職員が立ち会うこととしております。ですので、監視というようなところには重きを置いた体制には取り組んでいるつもりでございます。 議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) SEが立ち会っているということなんですが、それで、その改修のときにSEが立ち会いというのはどのような形で立ち会いになっているのですか。その時間というのはどのくらいの立ち会い時間になっているのですか。 議長(浅野幹雄君) 総務課長。 総務課長(菅原俊司君) 現在持ち合わせた資料の中で時間数というのはちょっと持ち合わせてはございませんけれども、事前の協議から始まり実際の作業というようなところにおいては、必ず情報化推進職員が立ち会うこととしてございます。 議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) 以前に、前回にも時間とかそういうものについては提起されているわけですけれども、そのSEが実際にかかわっている時間というのは相当の時間かかわっているんですね。この問題が出る前ですらそのくらいかかっているわけですが、この問題が発生することによってさらに監視体制が強化されなければならないわけですけれども、それに対する対応というものが十分に行われるというふうに考えてよろしいですか。 議長(浅野幹雄君) 総務課長。 総務課長(菅原俊司君) こちら、冒頭申し上げたとおり外部に持ち出しできる記憶媒体については一切使用を禁止しているということが1つございます。  今の体制をもって十分かという議員のご質問でございますが、さらなる強化というようなところにおいても、先ほど申し上げたソフトの導入というようなことも検討しておりますし、また、バージョンアップというのも常日ごろからリアルタイムで行っているところでございますので、これで100%というようなのはなかなか困難ではありますが、そのときそのときに応じた最善の対策は講じているつもりでございます。 議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) 私は、今の職員の2人ぐらいではとても間に合わないんじゃないかというふうにも感ずるのですけれども、この前いただいた、今ちょっと資料が出てきませんけれども、時間数からしましても相当の時間を使用しているわけですよね。なおかつそれに対してさらなる強化が求められているわけですけれども、そういう場合には、今の2人ではとても間に合わないのではないかというふうに思うのですが、その辺の見解はいかがですか。 議長(浅野幹雄君) 総務課長。 総務課長(菅原俊司君) 人数につきましても、先ほど申し上げたとおり、何人いれば完璧かというのはなかなか難しいところかと思います。また、記憶媒体の持ち出しについても一切禁じているということも申し上げたところでございますし、あとは、業者とのやりとりというようなところにおきましては、業者におきましてもプライバシーマークの取得している企業というようなところで、最低限のところの防御はしているつもりでございます。 議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) 一応24年度だけのこの前の報告によりますと、1日のシステム改修で約7時間、サポート時間として1日約3時間、計算してみればこれぐらいの時間がかかっているんです。そうしますと、さらなる強化ということになると、これ以上の状況というものが発生してくると思うのですが、その辺についてはいかがですか。 議長(浅野幹雄君) 総務課長。 総務課長(菅原俊司君) こちら、まずは現状2名という体制で取り組んでおりますので、最善を尽くしたいと思います。 議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) いや、日々状況が変わってきて、なおかつほかの市町村との対応してみれば、この人数で間に合うというふうに考えていますか。さらにこれから市制に向かっての情報の強化、この前もお話ししましたが、財政のさらなる更新というものが出てきていますので、この人数ではとても間に合わないのではないかというふうに思うのですが、その辺についてはいかがですか。 議長(浅野幹雄君) 総務課長。 総務課長(菅原俊司君) 人的で対応できないところにつきましては、そういったソフト、またはそういったセキュリティーシステムのさらなるバージョンアップというようなところで現在も補完しておりますが、今後も引き続きこういったところにおいても重きを置いていきたいと思っております。 議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) そうしますと、改修するに当たって、例えば今回のこの問題になっている臨時給付金とかこの問題について、どこの企業と改修の契約をなさったわけですか。 議長(浅野幹雄君) 総務課長。もとい、長寿福祉課長。 長寿福祉課長(安積春美君) 富士通の東北支社でございます。 議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) はっきり今聞こえなかったのですけれども、もう一度。 議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。 長寿福祉課長(安積春美君) 富士通東北支社でございます。 議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) そうしますと、富士通の方が来て改修した場合に、来た段階でどなたが対応するわけですか。 議長(浅野幹雄君) 総務課長。 総務課長(菅原俊司君) こちらにつきましても、原課職員並びに情報化推進職員が立ち会ってございます。実際に業者が入ってのプログラム改修につきましては、今回の給付金に関して申し上げれば、4回、業者が修正プログラムに実際に従事していただいております。 議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) そうしますと、その改修に来た方は、富士通の本社の方なんですか。 議長(浅野幹雄君) 総務課長。もとい、長寿福祉課長。 長寿福祉課長(安積春美君) 契約元が支社でございますので、支社の方でございます。 議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) そうしますと、この支社の方がいらしているわけですけれども、その方はその富士通の正式の改修業者という形でよろしいですか。 議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。 長寿福祉課長(安積春美君) はい、そのとおりです。 議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) すると、ほかの改修の場合、そういった派遣会社の人とかそういった人たちは改修には入ってこないということでよろしいですか。 議長(浅野幹雄君) 総務課長。 総務課長(菅原俊司君) 状況にはよりますけれども、当然俗に言う下請の業者の方にもお入りいただくことはございます。 議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) そうしますと、正式な契約ではない人が要するにその改修に当たっているということがあり得るということなわけですね。 議長(浅野幹雄君) 総務課長。 総務課長(菅原俊司君) こちらは契約した業者で予定しているSEというようなところの方を役場のほうに派遣するというような形になっているかと思います。 議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) 要するに契約元ではない人が来て、富谷町のサーバーにアクセスしたりそうしたことをしているということなんですか。 議長(浅野幹雄君) 総務課長。 総務課長(菅原俊司君) こちらにつきましては、あくまでも契約している業者の方も当然随行のもとでということで複数人の対応となっております。 議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) ずっとそのサーバーにアクセスしている間は必ずそのSEの方がきっちりとくっついて監視をしているというようなことでよろしいですか。 議長(浅野幹雄君) 総務課長。 総務課長(菅原俊司君) そう認識しております。 議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) そうしますと、改修作業の際は、全部ずっとSEの方がその時間にびっしりくっついて実施をしているというのが、この24年度の出された時間に相当するというふうに考えていいわけですか。 議長(浅野幹雄君) 総務課長。 総務課長(菅原俊司君) 作業時間につきましては、当然SEの方の作業時間というふうになってございます。 議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) そのような状況でとにかく改修をしていって、さらにこの今回の情報漏えいにかかわって、先ほど総務省からの通知については知らなかったというような話ですけれども、さらなる個人情報の強化という問題が出されているわけですけれども、要するに元請だけで実施しないと、このコーポレーションの問題というのは発生する可能性がかなり出てくるわけですよね。この辺について再度質問したいと思います。 議長(浅野幹雄君) 総務課長。 総務課長(菅原俊司君) 今回の事件につきましてもとをただせばというところになってくるかと思います。そのときの今回逮捕されたSEの方は、あくまで意図的にそういうような犯罪を犯すような行為をしたというところがあったかと思います。あくまで意図的にというところでございます。そこのところを抑止するがための町の最低限のセキュリティーというところには取り組んではおりますが、その社員一人一人がそういう意図を持ってということがあれば、なかなかそこは行政としても抑止というようなところが困難であることも事実でございます。 議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) 犯罪を起こすためにやっているというふうなのではなくて、要するに起こさないようにしなければならないわけです。ですから、先ほど私はこの3つの問題点を指摘しているわけですけれども、そういう体制をとらないでおいて、感情的なところだけで対策がとれるというふうでは全く困るわけですよ。ですから、そういうこの3つの問題の指摘も含めてきちっと対策をとるということが大切だと思うのですが、そうしますと、今の職員の2人ではとても間に合わないと思うのですが、いかがですか。 議長(浅野幹雄君) 総務課長。 総務課長(菅原俊司君) 確かに3つおぼしめしいただきました。ただし、何度も申し上げているとおり、これで完璧かというようなのはなかなか難しいと思います。日々日進月歩している中におきましても、当然行政においてもセキュリティーに関しては、ハード面においては常にバージョンアップをしているというようなこともあわせて、ソフトの対策は新たなものがあれば研究し、必要性が高ければ導入するというようなことで、常日ごろからそういったことで取り組んでおるところでございます。  また、人的な対応につきましては、現状2名ということではございますが、今後さらなる必要性があれば当然そういったことも検討していかざるを得ないと考えています。 議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) 例えば今回の臨時福祉給付金の改修で、そのプログラムを改修した際に、どの程度ふぐあいといったものが発生しているか把握しているでしょうか。 議長(浅野幹雄君) 総務課長。もとい、長寿福祉課長。 長寿福祉課長(安積春美君) この改修のところは住民税の改修システムのところでございまして、税務課のほうからそのようなところは聞いていないところでございます。 議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) そうしますと、今回の場合は、改修に関してのいろんな情報プログラムの不正行為、バグというのですけれども、そういったものが一切なかったというふうに考えてよろしいですか。 議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。 長寿福祉課長(安積春美君) はい、そのように認識しております。 議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) そうしますと、このプログラムが改修終わった後の確認方法なんですけれども、その確認方法というのは、前にも質問しているわけですけれども、どのような方法で実施しているのでしょうか。今回、仙台市の場合の給付金の発生している問題があるわけですけれども、この場合と似たようなやり方を富谷町としても実施しているのかどうか質問します。 議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。 長寿福祉課長(安積春美君) 案内の出力したものを目視でも確認しているというふうなところでございます。 議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) ほかのほうのプログラムについてはいかがですか。 議長(浅野幹雄君) 総務課長。 総務課長(菅原俊司君) こちらにおきましても当然原課のほうで目視しながら運用をしているところでございます。 議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) 結局、原課のほうで、ないしはその出てきた品物の状況というのは、単なるアクセスをしてみて、ふぐあいがあるかどうかというふうな見方をしているというふうなのでよろしいですか。 議長(浅野幹雄君) 総務課長。 総務課長(菅原俊司君) 済みません。質問をもう一度よろしいでしょうか。 議長(浅野幹雄君) 座ったままで。 13番(小川昌義君) 改修しますよね、改修する。そうしますと、アクセスしたやつを検査するのに、どのようにしてやっているのですかということです。それが、何を見てこの改修が正しいのだというふうに判断する材料は何になっているんですか。 議長(浅野幹雄君) 総務課長。 総務課長(菅原俊司君) こちらにつきましては、問いの2番でも手順の中でもご説明させていただきましたけれども、あくまでもテスト環境において支障のないことを確認の上で本番の環境において改修プログラムを適応させていると。出力してきたものについては目視をもって原課においてそれぞれ確認をしていただいております。 議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) 要するに改修された品物は、自分らが注文したやつを単なるアクセスをしてみて、これで改修オーケーという形にしているということですか。 議長(浅野幹雄君) 総務課長。 総務課長(菅原俊司君) こちらは出力されるものが原課が想定するものを確認の上でということでございますので、それ以上のものはないかと思いますが。 議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) 相当数の改修も含め今後の、何回も質問の状況に入るわけですが、どうしてもやっぱり情報化にかかわる人数というものがうちのほうは少ないんじゃないかというふうに思いますが、単独市制をした市町村でどれぐらい人数をかけて実施しているか、その辺の調査はしたことはありますか。 議長(浅野幹雄君) 総務課長。 総務課長(菅原俊司君) こちらにつきましては、今後、現在市制移行に伴う委員会も立ち上げております。その中での課題事項としても当然挙げていき協議していく内容かと思っております。 議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) 富谷町はよく長久手市等調査に行っているようですが、我々もこの前滝沢市に行ってまいりました。それぞれ担当課を設けて4人なり5人なり配置をして実施しているわけですけれども、こういうことについては検討する余地はございますか。 議長(浅野幹雄君) 総務課長。 総務課長(菅原俊司君) 今申し上げたとおり検討委員会においてそういったところも協議してまいります。 議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) 町長にもお伺いしたいのですが、こういった状況の中で、市制に向けても、ないしはいろんな状況も含めて非常に改修の状況がかなり厳しくなってくる、こういったことについて富谷町としてやはりそういった担当課ないしは室というのですか、こういったものについての必要性についてお伺いしたいと思うのですが、いかがですか。 議長(浅野幹雄君) 若生町長。 町長(若生英俊君) 確認をいたしますけれども、状況が厳しくなってくるというのはどういう内容でしょうか。 議長(浅野幹雄君) 座ったままでいいですよ。 13番(小川昌義君) 要するに市制に向けてもかなりのプログラム改修が必要、それから今後の財政状況のシステムも改修がもう既に叫ばれています。こういった状況を私は言っているのですけれども。 町長(若生英俊君) 1つあるとすれば、状況の厳しさは今も大変厳しいんです。一刻の猶予というかすきといいますかね。まさに細心の注意を払って他の事例に見られるようなことのないようにというふうなことは、私は町長就任以来一貫して担当課とともに進めてきたところですから、そういう意味では現状も厳しい。そしてまた市制移行に向けてそのボリュームやら内容やら質的なもの等については、今総務課長が申し上げたように、そこで協議をしながら必要な部署等の独立やら設置やらということも含めて今検討しているところでございます。 議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) 時間もなくなってしまいましたけれども、いじめ対策とスマホ、これに対して、今、全国的にはLINEを使ってのスマホ利用というのがふえているわけですが、隣の仙台市なんかもスマホの対策を打ち出していますけれども、富谷町としてはそういったことについて対策をとっているかどうか、お尋ねします。 議長(浅野幹雄君) 教育長。 教育長(菅原義一君) 町内のN中学校と申し上げますが、夏休み前に全校の生徒にこのスマホを含めた通信機器の調査を行っております。これが今一番新しいところの、しかも全校の生徒に行ったという調査では一番詳しい調査になりますけれども、やはりこの中から浮き彫りにされてきたものは、通信機器を73.5%の中学生が持っていると。ですから、4人に3人は持っている。しかも、いつから持っているかという質問に対しては、小学生のときから持っているという子が5割を超えています。ですから、この問題は中学生だけでなくて当然小学生にも波及する問題だということが、ここから1点わかります。  それから、トラブルの経験がありますかという質問に対しては、このトラブルは、何と私もびっくりしたのですがというか、94%の子供がトラブルの経験がある。その中では、議員さんが論旨の中で指摘されましたいじめ自殺やけんか殺人のようなもちろん重篤なものはございませんけれども、迷惑メールが来たとかチェーンメールが来たとかということでございます。  それから、もう1点、これはある意味では意外だったのですが、そのトラブルが起きたとき誰に相談しますかという項目で、実は友達というのが一番多くて30%、それから、もっと一番多いのは親ですね、親御さんに相談するというのが46%、友達が30%、私が課題だと思ったのは、学校の先生というのはたった4%しかないんですね。これを考えてみますと、やはり今学校には、小学校、中学校ともスマホを含めた携帯電話は持ってこないということになっておりますし、ですから、当然学校の中では使用はしないということになっています。ですから、学校で使用しない、学校で禁止しているものを先生には相談できないというのが生徒の実感かなというふうに思った。ただ、この課題は、先ほど言いますように今緊急な課題でございますので、この間の8月の定例の校長会におきましても、各校長に対して子供たちの実態もさまざまではある。発達段階も当然ございます。そして、教師のほうの問題・課題の捉え方もそれぞれ温度差があると。しかし、今大事なのは、やはりこういう緊急な課題を十分に共通認識をしながら共通行動でもって、子供たち、児童生徒に対して指導しておくことが今最も大事だという緊急な指示を出しました。  ですから、特に職員の研修、それから子供の実態把握を含めた子供の中の課題を浮き彫りにしていくというそういう実態把握、そのようなものを今緊急にしているところではございます。長くなりましたが、以上です。 議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。 13番(小川昌義君) 状況を理解しました。ただ、むやみやたらにこれは悪いんだと、これ自身がね、というのではなくて、やはり取り扱い方法、それから地域的な情報発信、こういったものをあわせて実施していかないと、このスマホ、LINEに対する考え方というものはなかなか理解されないと思うのですが、そういった点についてさらに地域的にお知らせをしていくということについての取り組みについてはいかがでしょうか。 議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。 教育長(菅原義一君) 前回の議会でも私は同じようなことを申し上げたと思うのですが、やはりこの情報化世界というのは、グローバル化も含めましてこれから後退するということはほぼない、これからますますいろんな意味で進んで拡大していくだろう。ということは、リスクもあわせて拡大していくだろうという認識はございます。ですから、例えば身近なところでは、私が手にしているところでは人権擁護委員会が出している「あなたは大丈夫?」というリーフレットがここにございますが、この内容などは実に子供たちに学習しながら一緒に取り組んでいくという意味では特にすぐれたパンフレット、リーフレットだなというふうに、もちろん仙台市が出したものもございますので。  それからもう1点、先ごろ発表になりました学力・学習状況調査の中で、町内の小・中学校におけるこの通信機器の環境のデータも全て出ておりますので、この辺を使いながら学校のほうでやはり早急にその指導を進めていきたいというふうに思っています。 議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。 16番(永野久子君) 私は、2件質問をいたします。  まず、学童保育を国基準に則して充実・改善する問題です。  放課後児童クラブ(学童保育)は、共働き家庭、ひとり親家庭等の小学生の放課後や学校休業中の生活を継続的に保障し、そのことを通じて親の働く権利と家族の生活を守るという目的・役割を持っています。児童福祉法の改正と子ども・子育て支援法の制定によって、市町村は、厚生労働省の「参酌すべき基準」、「従うべき基準」に基づいて事業計画及び条例を策定し、来年度から本格的に施行することとなっています。  国や市町村の果たすべき責任が明確にされ、学童保育のあるべき方向性が示されたこの機会に、本町の学童保育を、国の設置基準に則して充実・改善することが急務になっています。何よりも保護者が安心して子供たちを預けることができるように、取り組みの強化を求めるものです。  そこで第1に、本町の学童保育、放課後児童健全育成事業に関する条例制定に当たって、町はどのような基本的な考え方で臨んだのか。また、事業計画策定に当たっては、2015年度から5年間をかけて主にどのような事業をどのような数値目標をもって進めるのか、伺います。  第2に、本町の放課後児童クラブ(学童保育)は、生涯学習課が公民館事業、児童教育事業と位置づけ、学童保育との一体的な事業として実施してきました。  しかし、児童福祉法第6条の3第2項は、「放課後児童健全育成事業とは、共働き・ひとり親家庭等の小学生に適切な遊び及び生活の場を与えて、その健全な育成を図る事業をいう」と規定しております。遊びだけではなく生活の場であることを明確にしております。  現在富谷町が行っている学童保育と児童教育の一体的な実施は、児童福祉法が求めている放課後児童クラブとは意味合いが異なるものと言わざるを得ません。子供たちにとっては、毎日そこで生活をしなければならないところ、ただいまと言って帰っていくところ、それが学童保育です。行きたいときだけ、興味があるときだけ行けばいい自由来館の児童教育事業とは本質的に異なります。この機会に、学童保育を児童福祉の施設として明確に位置づけ、子育て支援課が担当すべきではないでしょうか。  学童保育を利用する児童の出席確認につきましては既に実施されておりますので、この項目を取り下げます。  次に、施設整備について伺います。  厚労省の参酌基準では、「児童の集団の規模はおおむね40人以下とすること」とされておりますが、富谷町の学童保育の登録者数は、富ケ丘公民館の117人から成田公民館の202人まで、これはいずれも平成26年度ですが、いずれも大幅にオーバーしている状況です。現在の施設で十分な受け入れができるのか、今後どのように対応するのか、各公民館ごとの見通しを伺います。  また、面積要件の児童1人当たり1.65平方メートルは、およそ畳1畳分でしかありません。この基準自体が余りにも低いものですが、まずはこれをクリアすること、また、トイレ、事務机等を除いた文字どおりの専用のスペースになっているのか、現状を伺います。  学童保育の設置場所については、保護者の中から、「学校内もしくは学校の近くに設置してほしい」という声が強く出されております。通学路に不審者が出没している中で、公民館までの遠過ぎる距離は、保護者に大きな不安を与えています。夏休み中もプールのために登下校することが多く、公民館と学校の往復は心配の種になっております。この問題を解決するには、学童保育の施設を学校内もしくは学校の近くに設置することがベストであり、条件のあるところから改善を図るべきではないでしょうか。当局としてどのように認識されているのか、伺います。  この点で、7つの小学校のうち東向陽台小学校、成田東小学校の学童保育については、安全上特に問題があると考えなければなりません。  東向陽台小学校については、幸い、明石台小学校が開校すれば、分離による空き教室が12教室生まれるという見込みになっています。プレハブ教室を学童保育の施設として確保できるはずですが、どのように対処しますか、お考えを伺います。  さらに、成田東小学校から成田公民館までは子供の足で30分かかり、安全上極めて問題です。平成23年12月議会でこの問題を取り上げた同僚議員の質問に対して、教育長は、「今後、児童数の減少に合わせて余裕教室での実施を検討する」旨の答弁をなさいました。その後どのように対応されたのか、学校内での実施に向けて見通しは立っているのか、伺います。  4つ目に、子ども・子育て支援法の附則には、「指導員の処遇の改善、人材確保の方策を検討し、所要の措置を講じること」とありますが、本町ではどのように対応するのでしょうか。  厚生労働省の省令では、指導員とその人数を「従うべき基準」として位置づけており、常勤的非常勤を配置する学童保育を対象に、国費ベースで51億4,800万円を予算化しています。町と県が3分の1ずつを負担すれば、国から財政的措置が受けられます。これは国も3分の1を措置するということですが、指導員の正規雇用をふやす事業計画になっているのかどうか、伺います。  次に、問題の多い現行の区長制度は見直しをということで質問します。  富谷町の行政区長制度は、各地域の町内会長が自動的に区長になる仕組みになっていることや、公務員としての位置づけが曖昧なため、さまざまな問題が起きています。  具体的な事例を二、三挙げますと、町長が提案した副町長人事案を議会が否決したことを受け、一部の区長が、町長提案の人物を選任するよう議会に対して署名運動を行いました。区長が人事案件に関して特定の人物の選任を議会に要求するという行為自体、区長のあり方として適切と言えるのか、疑問です。  また、イオンモール富谷店への出張所設置に関する議案を議会が否決したことを受け、一部の区長が議会に要望書を提出しましたが、これも町長提案の実現を議会に要求する行為で、行政の事務連絡員としての性格を持つ区長の行為として適切と言えるのか、大変疑問です。  同じくイオンモール富谷店への出張所設置に関する議案を議会が否決したことを受け、一部の区長が町内会広報でこれを取り上げ、激しい非難を行いました。この町内会広報では、議案を否決した議会を無責任と決めつけ、韓国の沈没船セウォル号の船長に例えております。富谷町議会を、殺人罪で逮捕された船長と同じだと決めつける。それを一部の区長が、町内会長の肩書で行っているのです。  さらに、前回の町議会議員選挙では、区長在職のまま選挙に立候補した人がおり、町もこれを黙認しました。  これらの一連の行為からは、残念ながら、行政側に立つ者としての公平性・中立性への配慮が全く見られません。これを一部の区長の特殊な問題として片づけるわけにはいかないと考えます。  お断りしておきますが、これはあくまでも一部の区長の行為であって、多くの区長の皆さんが公平・中立の立場を守って献身的に活動されていることも事実です。ただ、問題の根本には富谷町区長制度の特殊性があり、制度そのものの見直しなくして再発防止につながらないことも明らかだと考えるものです。  そこで、まず1点目ですが、この間、区長の一部に、議会が執行部提案を否決したことを捉え過剰な非難を行うなど行き過ぎた行動が見られました。前回町議会議員選挙では、区長在職のまま議員に立候補した事例もあるなど、住民の中から、「区長は公的な立場にあるはずではないのか。中立性を欠いているのではないか」という疑問の声が出ています。これらの事例は行政への信頼にかかわる問題であり、善処すべきだったと考えますが、これまでどのように認識し対応してきたのでしょうか、伺います。  第2に、町内会長が自動的に区長に委嘱される現在のやり方を改め、町の責任で区長を選任すべきだと考えます。仮に町の方針に反対の立場の人が区長になった場合どう対応するのか、町の方針がストレートに伝わらない問題が起きます。この点を考えただけでも、現在の区長制度は論理的に破綻しているのではないかと考えます。この点についてどのように認識されていますか、伺います。  第3に、区長の仕事は、事実上、行政の事務連絡員と同等のものです。行政の事務連絡員が必要であれば、新たな条例等を制定する必要があります。町が責任をもって区長を選任し、公務員として明確に位置づけた上で、任期、守秘義務、報酬等を条例・規則等で定める必要があると考えます。そうすることで、中立性を保って活動しようとしている多くの区長にとっても活動がやりやすくなるはずだと考えるものです。町はどのようにお考えか、伺います。  当局はこれまで、「区長に対する報酬の一部は、町・県等の広報配布に対する対価だと」と説明をしてまいりましたが、改めて区長報酬の根拠は何か、認識を伺います。  また、定期的な町・県の広報、国・県・町の選挙公報の配布に対する対価はそれぞれ幾らか。  実際に行政区長がみずから各種広報の配布を行っている地域はどこか、お答えください。  最後に、各種広報は民間の事業者に委託すべきだと考えます。町内会の高齢化が進み、既に世帯数の1割以上が退会しているところもあると聞いています。広報配布を民間の事業者に委託しただけでも住民の負担は相当軽減されるはずです。どうお考えでしょうか、伺います。 議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。 町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。  最初でありますけれども、子ども・子育て支援法に基づきまして今後、来年度からの5カ年計画の内容・中身に、幼児期の学校教育・保育・子育て支援についての必要量を見込んで確保策を記載することとしております。学童保育に関する条例の制定については、お示しいたしておりますけれども、国の基準どおりに進めることといたしております  2つは、放課後児童クラブの主管課につきましては、今後子育て支援課が行うことで検討してまいることといたします。  3つ目は5項目に分かれておりますけれども、まとめて申し上げます。必要でありましたら、また確認をお願いします。  現在においての対象児童は小学6年生までといたしております。ただし成田公民館を除いてということとなりますけれども、トイレ、事務机等を除いたスペースで計算をいたしましても、おおむね児童1人当たり1.65平米の面積要件は満たしていると。  学童保育の設置場所については、学校の近場にあるのが基本であると考えておりますので、先ほどの2校については、空き教室の利用について引き続き検討しているところであります。  4つ目、附則にありますように、政府の行う措置に準じてこれも対応していくことといたしております。今、ニーズ調査等の結果を踏まえて策定中でありますので、正規雇用の部分につきましても、政府が行う措置の内容を十分参酌しながら必要性について検討していくことといたします。  行政区長制度に入ります。  1つ目でありますけれども、行政区長については規則に沿って活動していただいております。議員が指摘するような内容等を十分承知しているところではありますけれども、規則違反に該当するものではなく、町としては特段の対応をとることはいたしておりません。(「済みません、はっきり大きい声でお願いします」の声あり)  2つ目、どこからですか。行政区長ですか。行政区長でいいですか。  行政区長については富谷町行政区長に関する規則に沿って活動していただいていると、議員が指摘するような内容を承知するところではありますけれども、規則違反に該当するものではありませんので、町として特段の対応をとることはいたしておりません。  2つ目、町内会長は地域住民の町内会構成員の総意で選任されているというのが1つ。その方に行政区長を委嘱するというのが規則の内容です。したがいまして、町内会の意向に沿ったすぐれた方が選ばれているわけでありますので、その方を行政区長に委嘱するというこの仕組みは、私は非常にすぐれた内容とそしてまた運用がなされているという考えを持ってございます。町と町内会のさらなる密なる関係性を構築する上で最も適切な委嘱方法であるとの考えです。  3つ目、現在の行政区長制度、今申し上げたとおり有効に機能いたしておりますので、事務連絡員の必要はないと考えます。  4つ目、報酬支払いの根拠は、先ほどの規則第5条に規定されている事務等の労務の対価として支払われるものです。議員が指摘する個別対価の積み上げではなく、平均割18万5,000円、世帯割単価650円の積み上げで算出をし、お支払いをいたしております。  なお、行政区長が直接広報等を配布している地域は詳細には把握しておりませんけれども、アパート等への配布、そしてまた非構成員というふうなことも含めて、それぞれ行政区長さんのもと、それぞれの町内会役員の皆さんでご対応をいただいているのが現状でございます。  5つ目については、ポスティング業者への委託については当分の間、考えてございません。  以上でございます。 議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。 子育て支援課長(浅場 悟君) それでは、まず1つ目、問い1番でございますが、補足したいと思います。(「大きい声でお願いします」の声あり)  今後の数値目標についてでございますが、現在、ニーズ調査の結果を踏まえまして、富谷町の現状に即して、今後、子ども・子育て会議により策定することとなっております。策定年度につきましては、26年度中の完成を予定しておりますので、今しばらくお待ちいただけたらと思います。  また、問い4でございますが、常勤的非常勤については詳しく承知しておりませんので、今後研究してまいりたいと思います。 議長(浅野幹雄君) これより永野久子君の質問は一問一答により行います。16番永野久子君。 16番(永野久子君) まず、学童保育に関してですけれども、それでは、この間、学校、公民館周辺の不審者情報というのは何件あったか、各学校ごとに伺います。 議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。 学校教育課長(神田能成君) 教育委員会のほうが各学校に不審者メールということで流しておりまして、その情報自体が24件ございます。基本的には学校教育課のほうで出した不審者メールをおおむねその回数を各保護者のほうに配信をしているということでございます。 議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。 16番(永野久子君) それでは、学童保育の出席確認、無断欠席への追跡調査というのは、1日のうち時間帯の中のどの時刻に行っているか、伺います。 議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。もとい、教育部長。 教育部長(小松 巌君) 確認については、それぞれ学年によって、授業の終わりぐあいによって公民館に来る時間帯が違いますので、例えば1年生が来た段階で、きょう来る予定の誰々さんが来ないという状況にあれば、まず公民館に来た子供たちから、誰々ちゃんはどうしたのですかと聞きます。それで5分、10分待って、それでも公民館に来られない場合には、当初から申請の段階で連絡網をいただいておりますので、その中で親御さん等に連絡をして確認をとっております。ですから、時間帯というか、それぞれの学年が公民館に来る時間帯によって変わってくるということですから、大体全体的には30分以内には確認をとっているのが6館の現状でございます。 議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。 16番(永野久子君) そうしますと、例えば連れ去りなどがあった場合には、どの時点で把握できるということになりますか。 議長(浅野幹雄君) 教育部長。 教育部長(小松 巌君) 今、連れ去りということですか。それは、子供たちが把握すればその段階で連絡がどちらに行くか、学校に行くか、公民館に来るかはあれですけれども、その段階ですぐに対応するという形になります。  あと、不審者等についても、子供たちから連絡が入れば、私どもで警察等に連絡をするというふうなこともございます。 議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。 16番(永野久子君) 連れ去りが行われる場合は、大抵子供が1人でいるときを狙ってやりますが、そういう場合は子供の情報も得られないわけで、どう対応するのか伺います。 議長(浅野幹雄君) 教育部長。 教育部長(小松 巌君) 先ほども申し上げましたように、子供たちから、その見なかった、または学校にいたよという情報があればそれをもってですね。それから、本当に来なければ、もう30分以内にもう一度親御さんに連絡をして、きょうはどうしたのですかという確認をとるということでございます。 議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。 16番(永野久子君) 富谷町の場合は一体的にやっておりますので、その自由来館の児童と学童保育の子供が混在して一緒に過ごす時間帯があるわけですが、黙って帰宅してしまったと、学童保育の子供が。そういう場合のチェックというのはできているのでしょうか。 議長(浅野幹雄君) 教育部長。 教育部長(小松 巌君) まず、自由来館の子供につきましても名簿がございますので、そこに記入していただいて、来た時間、それから帰った時間を記入していただいて帰るという形になっております。  ですから、指導員等が全て黙ってということは確認をとっておりますので、その点についてはこれまではございませんでした。 議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。 16番(永野久子君) それでは、次に、昨年度の学童保育でのけがは何件であったのか。医療機関にかかったものだけで結構ですので、伺います。 議長(浅野幹雄君) 教育部長。 教育部長(小松 巌君) 昨年度医療機関にかかったものについては11件でございました。 議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。 16番(永野久子君) けがはどの時間帯に起きましたか。 議長(浅野幹雄君) 教育部長。 教育部長(小松 巌君) けがの時間帯ですけれども、子供たちが来て、それから事業をやっている段階ということで、日にちだけはこちらで把握はしていますけれども、ちょっと時間帯まではちょっと私の手元には資料がございません。 議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。 16番(永野久子君) 自由来館の児童と学童保育の児童が一緒に遊ぶ時間帯には、もちろん学童保育の指導員がおりますけれども、児童教育の側の体制としての指導員はつくのでしょうか。 議長(浅野幹雄君) 教育部長。 教育部長(小松 巌君) 現在、放課後子供教室と、富谷でいうチャレンジキッズも同時併設でやっております。ですから、その安全管理員、それからコーディネーターとかアドバイザーの方もつきますし、児童指導員もついて一緒に事業を展開しております。 議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。 16番(永野久子君) 今、連れ去りの問題、それからけがの問題等が出ました。不審者情報24件、けがが11件というのは決して少ない数ではないと思うのですが、こういう事態が起きないようにするために、1つには、その施設と体制の関係があると思いますが、この因果関係についてはどう捉えていますか。 議長(浅野幹雄君) 教育部長。 教育部長(小松 巌君) 議員さんと意見の分かれる、11件が多かったか少なかったかという問題、多いと。けががないのが一番いいところではございますけれども、指導員それから職員ともども、けがのないように十分に安全に配慮をしながらやっているところでございます。 議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。 16番(永野久子君) 子供にけがはつきものとはいいますけれども、この限られた施設の中で指導員もいた上でのけがですので、もっと重大に受けとめていただきたいと思うのですが、体制の面でそれでは改めて伺いたいのですが、特に自由来館のための指導員がついていないとなると、最大何人の子供を学童保育の指導員が見ているということになりますか。 議長(浅野幹雄君) 教育部長。 教育部長(小松 巌君) 登録者数から言いますと、大体50%ぐらいが1日平均で来ているのが現状でございます。一番多いところであります成田公民館については110名ぐらい。それに自由来館は極めて少ないのが現状でございますが120名ぐらい、それを常勤の職員8名で見ておりますので、それが足りるか足りないかというのはいろいろ議論があるかとは思いますけれども、安全確保を図りながら事業を展開しているところでございます。 議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。 16番(永野久子君) これ、今、自由来館120人、常勤8名で見ているというのは、6館合わせてということですね。 議長(浅野幹雄君) 教育部長。 教育部長(小松 巌君) 私が現在申し上げたのは、一番多く来館しているという成田公民館の例を捉えて申し上げました。児童クラブで来ているのは1日平均で100名を超えております。登録者数については先ほど200名を超えていると議員さんのお話の中にもございましたように、50%とすると100ちょっとが来ております。それに自由来館が10人前後という形であると、大体120名ぐらいの中で8名の指導員等で見ていると、それに職員もいますので、目の届かない部分はあるかもしれませんけれども、とにかくその人数で安全確保を行いながら事業を展開しているということでございます。 議長(浅野幹雄君) この際、午後2時10分まで休憩をいたします。      午後1時57分 休憩      午後2時10分 再開 議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。静粛にお願いいたします。  16番永野久子君。 16番(永野久子君) 先ほど成田公民館で自由来館120人の際に常勤8人で見ているということですが、この常勤8人というのはどういう立場の人でしょうか。この8人というと、事務所にいる方がほとんどにならないかなというふうに思うのですが、どうですか。 議長(浅野幹雄君) 教育部長。 教育部長(小松 巌君) 私、まず1つ訂正をお願いしたいのですけれども、自由来館ではなくて児童クラブに登録して来ている子供たちがということで、そして、自由来館については極めて少ない数ですというお話を先ほどして、120という数を出したということでございます。  それから、常勤というのはパート職員ですけれども、児童指導員として、平日学校がやっているときに町で雇っているパート職員が8名いらっしゃいますので、それで対応しているということを先ほど申し上げたところでございます。 議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。 16番(永野久子君) 児童クラブの登録の数と実際に来ている人の数がどうかということを、まず伺います。 議長(浅野幹雄君) 教育部長。 教育部長(小松 巌君) 実際、先ほど登録者数については議員さんのおっしゃっておりました200人を超えておりますけれども、1日平均で来ている児童クラブの数につきましては約50%でございますので、先ほど100を超える数と言ったのでございます。 議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。 16番(永野久子君) 常勤8人というのは、実質8人でいいですか。その時間にその場にいる方が8人ですか。 議長(浅野幹雄君) 教育部長。 教育部長(小松 巌君) 5.5で雇っておりますので若干出勤時間が違ってきますけれども、30分、1時間のずれにしかなりませんけれども、その中で対応しているというところでございます。ですから、すぐに来て100人という話でもございません。時間帯によって子供が来る時間、授業が終わる時間によって異なってきますので、その中で最大をとった場合に、その時間帯となるとやはり8人の数はそろっているということでございます。 議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。 16番(永野久子君) 児童教育とそれから学童保育を一体的にやるということについては、今後は方向を転換していくと、学童保育として運営していくということになりますか。 議長(浅野幹雄君) 教育部長。 教育部長(小松 巌君) 先ほど町長の話にもありました。新たな条例もつくりまして、今議会にもその条例を上程しているところでございます。その方向にのっとって今後検討していくと。ただ、今までも児童教育の中で放課後児童健全育成事業は生涯学習課、公民館の中で展開してきたことは事実でございます。 議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。 16番(永野久子君) ちょっとわかりにくいのですが、先に進みます。  国の参酌すべきではなくて従うべき基準でしたか、集団の規模はおおむね40人以下というふうに捉えております。それで見ますと、支援単位を40人以下と見た場合に、全体で25単位必要になると思いますが、どうでしょうか。 議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。 子育て支援課長(浅場 悟君) 済みません、もう一度。25単位ですか。 16番(永野久子君) 単位という言葉を使っているのですが。 子育て支援課長(浅場 悟君) 40人を1つにすると、2.5単位ではなくて。 議長(浅野幹雄君) 2.5単位と。 16番(永野久子君) いえいえ、そうじゃなくて、40人以下の支援すべき集団ですね、おおむね40人以下の集団を1単位というふうに表現しているんですね。それで考えると、全体で学童保育は965人、約1,000人近いわけですから、そうすると全体で25単位が必要だというふうに思っているのですが、その点はどうですか。 議長(浅野幹雄君) 執行部にわかりやすいように質問してください。(「わかりました」の声あり)子育て支援課長。 子育て支援課長(浅場 悟君) それぞれですね、今のところ公民館で行っておりますが、それぞれでもって、例えば富谷中央公民館ですと、今、1人1日平均62人ということなので、そこは2単位必要になってくるというところでの積み上げであれば、そのとおりかと思います。 議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。 16番(永野久子君) そうしますと、例えば成田公民館ですが、現在登録数が202人ですので、40人で割ると最低でも5単位は必要というふうに考えるのですが、現在どうなっているでしょうか、伺います。 議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。 子育て支援課長(浅場 悟君) まず、40人の人数の捉え方でございますが、国が見解を示したQ&Aというのがございまして、そちらでどこの市町村かわかりませんけれども、問いのところで、1の支援の単位を構成する児童の数における児童数の考え方について述べております。その中で国の回答といたしましては、まず、登録児童数の実数ではなく、出席率を乗じた平均人数で捉えることができるかという質問の回答でございますが、貴町ご提示の考え方もこれと矛盾するところではないと考えておりますという回答でございますので、まず平均の人数で捉えるということでございます。それによって、今のところ101人の平均利用者ということであれば3単位が必要になるかと思います。 議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。 16番(永野久子君) では、成田は3単位必要なところを、現在何単位でしょうか。 議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。 子育て支援課長(浅場 悟君) 単位ということであれば、1つの単位ということになるかと思います。 議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。 16番(永野久子君) だとすると、少なくとも平均的なということで捉えても3単位にふやしていく必要がありますが、その計画はどうなっていますか。 議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。 子育て支援課長(浅場 悟君) 先ほど町長が答弁したとおり、国の基準に則して今後整備していくということでございますので、すぐにというわけにもいかないのですが、ある程度猶予をいただいてそれに則したところで整備を進めていきたいと考えております。 議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。 16番(永野久子君) 公民館を使っておりまして、大ホールが使えるというのも利点の1つだというふうにこれまで説明されてきましたが、大ホールを子供たちが使えない日が週何回かあるかと思います。平均的に週何回、学童保育あるいは児童教育で使えるのでしょうか。 議長(浅野幹雄君) 教育部長。 教育部長(小松 巌君) 公民館の大ホールにつきましては、週1回からそれから4回まで、各公民館によって違ってもきます。それからあきがあれば入れるということでございますので、週1回だけですという話でもなくて、あいている場合には使うということで週1回から4回ぐらいはございます。 議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。 16番(永野久子君) それでは、大ホールが使えないときには、この児童教育の子供たちもプレイルームに来て学童保育の子供と一緒に遊ぶということですか。 議長(浅野幹雄君) 教育部長。 教育部長(小松 巌君) 済みません。もう一度質問の趣旨をお願いしたいと思います。 議長(浅野幹雄君) ホールを使えないときに。 教育部長(小松 巌君) 誰が入るというのをもう一度お願いしたい。 議長(浅野幹雄君) 子供たち。 教育部長(小松 巌君) 子供たちと、自由来館と学童ということですね。議員さん、自由来館については現在極めて少ない状況にはございます。学童保育、児童クラブ登録者数がほとんど利用しているのが現状でございます。  ですから、プレイルームに入る子供たちについては、大ホールが使えない場合はプレイルームまたは図書室を使ったりとか、そういうことで過ごしているということでございます。 議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。 16番(永野久子君) 自由来館が極めて少ないというお話ですが、それは成田だけの話ですか。ほかはどうですか。 議長(浅野幹雄君) 教育部長。 教育部長(小松 巌君) ほとんどの公民館がやはり少なくはなってきているというところでございます。ただ、日吉台公民館につきましては、平成9年から自由来館という、子供たちと世代交流事業をずっと展開してきております。地域とのかかわりも大分強くなっておりますので、自由に来る、中学校になっても高校になっても来るという子供たちもいることは現実でございます。 議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。 16番(永野久子君) きのうの一般質問で、密室に閉じ込められた環境という声が出ていると言っておりましたが、プレイルームのあの狭い中で学童保育と自由来館とが、少ないとはおっしゃいますけれどもそこで遊ぶわけですから、これは相当密室的な状況になっているというふうに受けとめる必要があると思いますが、どうですか。 議長(浅野幹雄君) 教育部長。 教育部長(小松 巌君) 極めて極悪な環境の中でというお話ですけれども、子供たちは、本当に見ていただくとわかるのですけれども、楽しく遊んでおりますので、そこら辺で見解の違いとかそれぞれの主観があるのかなとは思いますけれども、安全面を確保しながら子供たちの成長のため事業を展開しているところでございます。 議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。 16番(永野久子君) 楽しいかどうかという問題にすりかえるわけにはいかなくて、けががこれだけ出るということは密室的な状況にあるということも一因だと思うので、やはり認識を改める必要があると思いますが、どうでしょうか。 議長(浅野幹雄君) 教育部長。 教育部長(小松 巌君) 安全面を確保するというのでは、極めて高い認識に立っております。 議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。 16番(永野久子君) 子ども・子育てに関するニーズ調査で最も多かった要望・意見は何だったかを伺います。 議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。 子育て支援課長(浅場 悟君) それにつきましては、学童保育に関してでございます。 議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。 16番(永野久子君) 学童保育の何に関してか、具体的にお答えください。 議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。 子育て支援課長(浅場 悟君) 件数にしますと230件ほどございまして、主なものといたしましては、まず、学童保育してくれてありがとうというものも多くございまして、それ以外に、例えば距離が遠過ぎるですとか、それから、利用料を負担してもいいので、もうちょっと何かいろんなことをしてくれたらなといったような意見が多い結果となってございます。 議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。 16番(永野久子君) 距離の問題を解決する上で、東向陽台小学校の平成27年度の空き教室の見込み、12教室ということでありますけれども、プレハブ教室や空き教室を利用して学童保育を行うということは検討しておりますか。 議長(浅野幹雄君) 教育部長。もとい、子育て支援課長。 子育て支援課長(浅場 悟君) 東向陽台小学校につきましては、ご存じのとおり、明石台小学校の開校とともに27年度で12室空き教室ができる見込みでございますが、今後少人数教室とか生活科室等の利用も予定されているところと聞いておりますので、この辺のところも調整しながら、もちろん空き教室を利用した方向での学童保育の実施というところも検討していきたいと考えております。 議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。 16番(永野久子君) 成田東小については、先ほどちょっとお答えが十分聞き取れなかったので、再度ご答弁願います。空き教室について利用。 議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。 子育て支援課長(浅場 悟君) 少人数教室ですとか生活科室と申しました。(「それは東向陽台でしょう」の声あり) 議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君、わかりやすいように。 16番(永野久子君) 成田東小学校については先ほど答弁がよく聞こえなかったので、成田東小学校は27年度の空き教室が6教室あると数字の面では出ています。これを利用して学校内での学童保育ができないかということを伺っています。 議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。 子育て支援課長(浅場 悟君) 成田東小学校につきましても、生活科室ですとか、外国語科学習室等に利用する予定であるということなので、その辺も今後学校関係部署との協議をしながら進めていきたいと考えております。 議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。 16番(永野久子君) 成田東については学校内で学童保育を実施する可能性はあるんですか。 議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。 子育て支援課長(浅場 悟君) 可能性といたしましては、今後の空き教室の状況にもよると思いますし、もしそれが不可能であれば別な方法でというようなことになるかと思います。 議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。 16番(永野久子君) 別な方法とはどういう方法でしょうか。 議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。 子育て支援課長(浅場 悟君) 別な方法、今後検討課題かと思います。 議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。 16番(永野久子君) これはもう何年越しで言っているのですが、(「静粛にお願いします」の声あり)もし本当に学校の中に空き教室を確保できないのであれば、周辺の民有地等を借り上げるなどして何としても学校周辺につくると、もうこれは何年も提案しているのですから、なぜこれを検討しないのか、町長に伺います。 議長(浅野幹雄君) 若生町長。 町長(若生英俊君) 十分検討して現状に至ってございます。 議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。 16番(永野久子君) では、次に区長制度の問題ですけれども、先ほど町長が、区長は町内会の総意で選ばれてきているといった趣旨のお答えをしましたが、町内会では区長は選んでおりません。町長の誤りだと思いますので、訂正をお願いいたします。 議長(浅野幹雄君) 若生町長。 町長(若生英俊君) そのように発言したとすれば、町内会の総意で町内会長を選任していると、その町内会長を規則に従って行政区長に委嘱していると訂正いたします。 議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。 16番(永野久子君) 定期的な町の広報、県の広報、それから選挙のときの町・県・国のそれぞれの公報について、その配布に対する単価というのは、それぞれ幾らでしょうか。 議長(浅野幹雄君) 総務課長。 総務課長(菅原俊司君) こちら4つ目のご質問の中で町長のほうよりご説明申し上げたとおり、規則第5条にお示しておる6項目についての対価ということでございます。それぞれに個別に積算してお支払いする報酬とはなってございません。 16番(永野久子君) いえいえ、それを聞いているのではありませんよ。 議長(浅野幹雄君) 立って質問してください。 16番(永野久子君) 時間がなくなるので。 議長(浅野幹雄君) わかるように質問してください。 16番(永野久子君) 町・県広報、国の選挙公報等に対する、その配布に対する対価というのは来ているはずですよ。それを聞いているのですから。町も対価が。 議長(浅野幹雄君) 総務課長。 総務課長(菅原俊司君) こちらちょっと手元に資料がございません。申しわけございません。後ほどお答えしたいと思います。 16番(永野久子君) 通告していたんですよ、議長。準備されないというのはおかしいんじゃないですか。 議長(浅野幹雄君) 通告しているという。答弁書に入っていないのですか。 総務課長(菅原俊司君) こちら単価で示されてございますので、単価についてはたしか十何円であったかと思いますが、お答えする資料を今は持ち合わせておりません。申しわけございません。 議長(浅野幹雄君) 1件につき十数円だそうです。16番永野久子君。 16番(永野久子君) それでは、改めて金額ははっきりしないということ、今はわからないということですが、間違いなく来ておりますね。国や県から来ているでしょうし、町も配布のための対価の予算をとっているはずですので、とっているかどうか、そのことだけ。国から県から来ているかどうか、そのことを伺います。 議長(浅野幹雄君) 総務課長。 総務課長(菅原俊司君) こちらのほうは通知のほうは頂戴してございます。 議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。 16番(永野久子君) それでは、その広報配布の対価というのは、誰に支払われていますか。 議長(浅野幹雄君) 総務課長。 総務課長(菅原俊司君) こちらは行政区長のほうに報酬をお支払いしております。 議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。 16番(永野久子君) そうしますと、実際に各町内で各地域で行政区長が1軒1軒ポスティングをしているという地域はどこでしょうか。これも通告してあります。 議長(浅野幹雄君) 総務課長。 総務課長(菅原俊司君) こちらは通告を頂戴しておりますが、具体なところは町で把握はしてございません。 議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。 16番(永野久子君) 全ての町内会とは言いませんけれども、実際に選挙の公報であれ町の広報、県の広報、全て実際に1軒1軒配布しているのは町内会の班長です。この班長にその配布の対価は支払われていますか。 議長(浅野幹雄君) 総務課長。 総務課長(菅原俊司君) 町としては区長のほうに報酬としてお支払いをしております。 議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。 16番(永野久子君) そうしますと、実際に配布している人に配布のための対価が支払われていないということは、これは適切ではないんじゃありませんか。おかしいと思いませんか。 議長(浅野幹雄君) 総務課長。 総務課長(菅原俊司君) 先ほど申し上げたとおり、地区によっては、確かに班長さんのほうにお願いしている地区もございますし、また、区長さんみずからが配布をいただいているところもあろうかと思います。そのやり方につきましては、各行政区にお任せしているところでございます。 議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。 16番(永野久子君) これは行政区任せではいけないと思いますよ。現に、ごく一部の区長がみずから配布しているという方もいらっしゃいます。それは聞いております。しかし、大半は町内会の組織を使って班長が配っていますよ。そうすると、これらの班長にその対価が支払われずに区長のところでとまっているわけですから、報酬という形でとまるというのはおかしいと思いませんか。お金の使い方として不適切ではないですか。 議長(浅野幹雄君) 総務課長。 総務課長(菅原俊司君) こちら、先ほど申し上げたとおり、行政区長は町内会の総意の方に町として委嘱している方になってございます。その方の命のもとで各班長のほうにそういった業務をお願いしているというような行政区が多々あるということは、ある程度は把握はしてございます。ただし、その報酬先につきましては、各行政区長宛てにお支払いをさせていただいております。 議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。 16番(永野久子君) 余り繰り返したくないのですが、この問題は、どう考えてもお金の使い方としておかしいんですね。それを解決するためにも、各種広報についてはポスティングの事業者、民間業者に委託をするという形が一番やりいいと思いますよ、町内会の負担もなくなりますし。そのことについて真剣に考えるべきと思いますが、町長、どうでしょうか。 議長(浅野幹雄君) 若生町長。 町長(若生英俊君) 確認をいたしますけれども、おかしいというのはどのような内容なんでしょうか。(「今のやりとりを聞いていてわかりませんか」の声あり)  私はおかしいというふうには現状思っておりません。 議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。 16番(永野久子君) 国や県から来たお金が実際に配布している人に行っていないんですよ。区長に行ってるんです。それも報酬という名前で。これがおかしいというふうに思われないというのは、町長、ちょっと認識不足じゃありませんか。 議長(浅野幹雄君) 若生町長。 町長(若生英俊君) 支払いが、選挙公報ね、「こうほう」って広いほうの町広報も広報ですが選挙公報、これに対する対価は町に一括して入ります。1枚当たり何ぼというふうなことで入りますから、それはそれとして認めます。そこからの先はそれぞれの自治体で今までの従前からのスタイルでやってきていますので、先ほど、現状はおかしいというような状況にはないと、こういうふうなことです。 議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。 16番(永野久子君) 国や県から来た公金ですよ。また、町も予算をとっている公金です。これを最後のところまできちんと把握できないというのは、行政として怠慢じゃありませんか。それを是正する上でも、明確にするという意味でも、配布業者に委託するという方法が一番いいと思うのですが、改めるお考えはありませんか。 議長(浅野幹雄君) 若生町長。 町長(若生英俊君) 先ほど申し上げたとおりであります。現状ではありませんけれども、総合的に検討してまいるというふうなことは、先ほど申し上げたとおりです。 議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。 16番(永野久子君) 大分以前に議会で発言しました。仙台市は、もう相当以前に区長制度そのものを廃止し、そして広報の配布等は民間業者に委託しているんですね。富谷町でできないということは絶対にあり得ませんので、ぜひこれを検討していただきたいと思います。  次に進みますが、改めて伺いますけれども、区長は公務員です。この区長の立場として公平・中立ということを大前提にして活動してもらわなければならないと思いますが、この点について、町長、異論がありますか。 議長(浅野幹雄君) 若生町長。 町長(若生英俊君) 行政区長の公平・中立というのは、そういった立場で現状職務に当たっていただいていますというのは、先ほど申し上げたとおりです。 議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。 16番(永野久子君) 先ほど冒頭で紹介しましたけれども、議会が案件を否決したことを捉えて、セウォル号の船長と同じように無責任だということまで言っている、こういう立場が果たして公平・中立と言えるのか、改めて町長に伺います。 議長(浅野幹雄君) 若生町長。 町長(若生英俊君) その表現は私は承知しておりませんので、申し上げられません。 議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。 16番(永野久子君) 総務課長には事前に資料をお渡ししてあります。総務課長のご意見を伺います。 議長(浅野幹雄君) 総務課長。 総務課長(菅原俊司君) こちら会報を拝見させていただきました。ただし、あくまでもいろんなご意見があろうかと思います。今回の場合につきましては、議会についてのご意見であったかと思いますし、場合によっては町に対する要望というようなこともあろうかと思います。その辺のところについては、町としては何らそれについて指導をさせていただくような立場にはないと考えております。 議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。 16番(永野久子君) これが一般の人であるならばどのような意見もそれは許されるかと思います、個人を誹謗するのでなければ。ただ、これがあくまでも町の公金が入っている町内会の広報を使って、そして区長である町内会長が、殺人罪で起訴された船長に例えると、議会をそれと同じように無責任と言うこと自体が、これは非常に問題のある発言だというふうに捉えていただかなければ、しかも指導の必要がないという立場に立ってしまったのでは、これは改善の余地がないということになりますが、どうでしょうか。 議長(浅野幹雄君) 総務課長。 総務課長(菅原俊司君) こちらにつきましては、その表現につきましては人それぞれかと思います。また、町内会長という名目においてこちらの会報を作成されておるようでございます。町として、改めて今申し上げたとおり、一会長のご感想をこのペーパーにおいて取りまとめられたというふうに認識をしておりますので、町がこの文章をもってどうのというようなことには、なかなかそこには行き着かないと考えております。 議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。 16番(永野久子君) 切りがないので次に進みますが、法律的には区長に守秘義務は課されておりません。しかし、情報については相当区長のところには集中するというのは、一般的に考えられることです。情報管理に対して非常に住民の意識も高まっておりますので、区長の守秘義務について、これを明確にしていくということについてはどうお考えでしょうか。 議長(浅野幹雄君) 総務課長。 総務課長(菅原俊司君) 現在町のほうで制定しております規則のほうに、改めて守秘義務というような条項は設けてはございませんが、その都度必要性に応じてその守秘というようなところを課すものにおきましては、その都度区長のほうには口頭でお伝えしてございます。 議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。 16番(永野久子君) 実は、宮城県内の市町村で区長制度をとっているところについて調べました。ただ、これは全部当たり切ったわけではなく、インターネットでヒットしたところだけなんですけれども、多賀城市、角田市、登米市、岩沼市、名取市、柴田町、大崎市というようなところが区長制度をとっているというのがわかりました。その中で多賀城市、これは守秘義務を課しています。これは条例で守秘義務を課しており、また任期についても2年というふうに定めています。さらに守秘義務については、退職した後も守秘義務があるというふうになっています。角田市も同様です。登米市についてもほとんど同じです。岩沼市も同様です。任期についてはそれぞれ市によって違いますけれども、柴田町、これは兼職禁止ということを明確にうたうぐらい公職としての位置づけをはっきりさせています。これが今の流れだと思うんですね。こういうふうに、区長制度、任期もはっきりさせ、守秘義務もうたい、やめた後も守秘義務は続きますよということも明確にした。その上で報酬についても、それぞれ皆、条例もしくは規則で定めているんですね。配布の対価という形で区長に報酬を渡すのではなく、別途、その広報配布の対価というのは別の考え方でやるべきもので、区長に対する報酬というのは別途きちんと幾らと、年額幾らでもいいですし、月額幾らでもいいですし、誰が見ても疑問の余地のないような定め方をするべきだと思いますが、どうでしょうか。 議長(浅野幹雄君) 総務課長。 総務課長(菅原俊司君) こちらにつきましても、県下一定の自治体の規則、条例等につきましても、私なりにも勉強させてもらいました。今議員おっしゃるように守秘義務を課しているようなところもあれば、逆にそういった条文を入れていないところもございます。時代の流れというようなところで議員おっしゃるように、富谷町の規則においては守秘を課してございませんので、今後検討する余地はあろうかと思っております。  また、報酬につきましても、町の規則においては改めて明記はしてございませんが、別表にて、先ほども申し上げたとおり平均割等について一律決定はしてございます。その辺につきましては、第1回の区長会議においてもご説明をさせていただいておりますし、一定の周知は図られているものと考えております。  また、任期につきましては、町の規則においてもお示しはさせていただいております。委嘱の日から委嘱された方の町内会長の最終任期までというようなことで明確にうたわせていただいておりますので、任期につきましてはこれまで同様とさせていただこうと考えております。 議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。 16番(永野久子君) 任期については各町内会の会長の任期ということなんですから、これは町がきちんと統一的に、町内会によってみんなばらばらということですよ。そうではなくて、区長の任期として2年あるいは3年というようなそういう定め方をするべきだと思いますが、どうでしょうか。 議長(浅野幹雄君) 総務課長。 総務課長(菅原俊司君) ほかの自治体が明確に示しているというのは、今議員がおっしゃったように、各自治体をもって地域が推薦された方を委嘱した日から何年ということかと思います。町といたしましても、現時点で、その時点においての町内会長というような方に委嘱をさせていただいてから町内会長の職が解かれるまでとしておりますので、何年と具体的な数字でお示しすることは難しいですが、文書等をもって十分ご理解いただいているものと考えております。 議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。 16番(永野久子君) やはり町内会の会長が自動的に区長になっているというこの制度がおかしいというふうには思わないところに、そもそも問題があるんですね。町内会は区長を選んでいませんから、町内会の会員は。誰もそれを選んでおりません。会長は選んでおりますけれども、区長は選んでいないんです。ですから、やり方として、町内会から推薦を受けるということはあり得ても、そして町がそれを委嘱するということはあり得ても、会長という人を、町内会長はイコール区長ですというシステムは、この調べた限りではほかの市町村で一つもありません。ここのところを改善しないと、混同が起きます。やっぱり区長は区長として、その前段として地域の意見を聞くということはあり得ても、自動的であってはいけないと、今の条例も大問題だと思うのですが、改善について町長のお考え、改めて伺います。 議長(浅野幹雄君) 若生町長。 町長(若生英俊君) 現状の行政区長の委嘱というのは、私はベストに近い形だと思っています。重大なる法令違反を指摘されるようなことがあれば、これは早急にというふうなこととなります。今、この質問を通して思い出しました。納税組合ってありました。そして、その中で還付金というふうなことの制度で、これは富谷町、法令にやっぱり沿うとグレーゾーンだねというようなことで廃止した経緯があります。しかし、この近隣にいまだに納税組合が存置しているところはあるんです。そういうことからしても、一くくりであそこがやっていないからとか、こういうふうなことの議論には私はくみしないというふうなことです。町内会長は、まさに人格、識見、そしてまた人物、経歴、履歴、私から見てすばらしい皆さんが選任されています、間違いなく。そういう皆さんが常識そしてまた守秘義務等も含めて、在職中そしてまた行政区長退任後もあわせて、今までの長い歴史の中でやってこられた皆さんに、これまた敬意を表するところです。  もう一つだけ申し上げますけれども、富谷町の特異性、この人口5万人に45ですから。仙台は千二、三百クラスです。1,000を超える町内会が3、100未満が11、そのうちが20世帯クラスが2です。100から500以上が14、100から500までが17と、こんなふうにして非常にばらつきのある中で、よくぞこのような仕組みの中で45町内会、そしてまた近い将来に46番目の明石台第九町内会がというようなことも視野に入れながら、そしてまた町内会館の用地を拡充してここに至るというふうなことでありますので。結論を申し上げますけれども、現状の町内会長、そしてまた町内会長に行政区長を委嘱することについて何ら問題がない、このような状況です。 議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。 16番(永野久子君) 時間がありません。最後になるかと思いますが、改めまして、区長の、先ほど申し上げましたような議会を沈没した韓国の船に例えて誹謗すると、非難するといったような対応が、区長として、これは町内会長の看板で書いたとしても、区長のあり方として正しいとお思いでしょうか。公正・中立という曲がりなりにも公務員という立場からして適正だとお考えでしょうか、町長に伺います。 議長(浅野幹雄君) 若生町長。 町長(若生英俊君) まさしく例え話ですのでね。例えの範囲もここまでこうあるわけですから、そういう意味で、例えば議会がとか議会のどなたかというふうなことの限定的な私もお話をお聞きする状況はありますけれども、例えというふうなことの中の表現のように今お聞きしましたので、現状は問題ないというふうな認識です。 議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。 16番(永野久子君) 例えだったら何を言ってもいいということでしょうか。 議長(浅野幹雄君) 若生町長。 町長(若生英俊君) そういう議論ではございません。 議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。 18番(渡邊俊一君) 私からは、町道三ノ関大崎線の拡幅計画を求めることについて、1件、3要旨について質問をいたします。  庁舎東側を通る都市計画道路穀田三ノ関線の事業計画において、平成26年度、955万6,000円の事業費が決定されたことにより、計画が順調に進むことを念願するものであります。これが完成すれば、我が町南部地区、特に上桜木、成田、大清水、あけの平方面から、役場東側を通り町道仏所太子堂線からまるまつ交差点の国道4号へ抜ける、我が町の南から北へ通じる最も便利な、町の大動脈になる都市計画道路事業と考えますが、その事業が完成しますと交通量が増加することは間違いないところでもあります。今日において北部工業団地への東日本トヨタを初め多くの企業が集積する中、国道4号の通過車両が増加し、我が町の幹線道路を経由する車も日増しに多くなっております。そのような中、都市計画道路穀田三ノ関線が仏所太子堂線に接続されたときには、国道4号まるまつ交差点にての大渋滞が起きることが予測され、渋滞を避けるため迂回路として太子堂団地内を通過し町道三ノ関大崎線へ抜ける車両が増加することとなります。  今日においても朝の通勤時には、国道4号まるまつ交差点の信号待ちを嫌い、多くの車が太子堂団地内を通過されておる現状でもあります。太子堂団地内の住民の安全性から捉え、事前に対策を考えておく必要性があると思い、次の3問にて質問いたします。  1つ、都市計画道路穀田三ノ関線の事業費からして、年次計画に基づき進めなくてはならないと思いますが、どのような計画で事業を進める考えか伺います。  2つ目として、事業計画にあわせ、太子堂団地内の安全性から捉え、町道三ノ関大崎線の未整備地であります仏所太子堂線から三ノ関町内会館前までの拡幅工事を行う計画を、都市計画道路完成と同時に完了させることが大事と考えますが、町長の見解を求めます。  3つ目として、三ノ関大崎線の拡幅改良工事により、たびたび起きておる大雨による三ノ関会館前の道路の冠水対策も講じられると考えますが、災害対策としての町長の見解を伺います。以上です。 議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。 町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。  三ノ関大崎線、そしてまた三ノ関穀田線というふうなことで、その延長上、そしてまたあそこの太子堂の南側を造成地ののり面のへりを通るような形での大和町下草に通ずるあの道路でございます。  いろんなこれも経緯がある道路でございまして、三ノ関大崎線、なぜあのようなままでなってきたかというのも私の問題意識の中の一つです。平成6年から8年にかけてあれに変わる町内団地の車道・歩道整備というふうなことで、平成6年度から6、7、8の3年度事業で進めた経緯がございます。前町政3期目というふうなこととなります。そういった経緯、そしてまた現町政、平成19年に及んで町道の穀田線を拡幅しましょうという決断したのは現町政でございます。従前は、大清水からあそこのセブンイレブンのところに計画道路があるのでと、高速道路の並行する道路は整備できないと、このような形でずっと5期、6期と続いてきた。この場での議論がどのようになされてきたかは定かではありません。  しかし、そういうふうな中で、穀田線もあのように70%を超える整備と相なりました。民家が立て込む場所について歩道が確保され大変安全性が高まり、喜んでいただいているのもそのとおりでございます。そして、引き続きご協力をいただくべく粘り強いお願いを、今ご協力依頼をしているところでございます。  公共事業費15兆円時代、平成のこの時代、平成6年ぐらいがピークでしたかね。15兆円の時代から、今は3分の1の5兆円の時代です。そういうふうな状況の中で、道路も、そしてまた文化施設も学校も福祉施設もと、このような形の中で現状限られた中で進めているというのは、幾つかの議論の中でお話をしてきたとおりでございます。  そのような中にありまして穀田三ノ関線、給食センター、役場から仏所太子堂、旧4号線に抜ける道路の拡幅については、既にかじを切ってスタートいたしたところでございますので、事業量として5億、10億の範囲の事業量ということとなります。多少、今その当初の設計案の見直しをしながら、ぜひ早期の実現につなげていくということです。  2つ目でありますけれども、同時完了は、まるまつ周辺、ここを突き抜けたらば大渋滞間違いなしというふうなことでありますけれども、恐らくそういう側面もあろうかとは思いますが、今、先ほど事業量というふうなことからすれば、優先順位は、穀田三ノ関線を旧4号線につなぐということが第1順位、そしてまたその次に引き続いて三ノ関大崎線の改良と、こんなふうな形で推移せざるを得ないというふうな状況をご理解いただきたいと、このように思います。  3つ目については、後ほど担当課からご説明をすることといたします。以上でございます。 議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。 都市整備課長(伊藤 正君) 三ノ関大崎線の冠水につきましては、広域的に強い雨が続いたときに発生しております。その原因といたしましては、冠水する地点と竹林川の高低差が小さいため、竹林川が増水した際に水路の排水が十分に行われないために発生しているものと考えております。そのため、根本的な解決には、竹林川の改修工事が進み、増水時の水位が低下することを待つ必要がございます。  一方で、道路の冠水対策といたしましては、道路の部分的なかさ上げ工事などが有効な対策となりますが、三ノ関大崎線の未整備区間の整備がどのように進めるべきかということが決まらない段階において、部分的なかさ上げを実施することは、経済的にも慎重に検討する必要があるというふうに考えております。  なお、三ノ関大崎線が冠水した際には区間通行どめとし、先ほど町長が申し上げましたような太子堂12の1号線への迂回措置をしておりますので、大きな混乱が発生したことは今までございません。以上でございます。 議長(浅野幹雄君) この際、午後3時10分まで休憩をいたします。      午後2時58分 休憩      午後3時10分 再開 議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  18番渡邊俊一君。 18番(渡邊俊一君) 我が町の将来は、交通網の整備により、よりよいまちづくりが形成されると考えます。日進月歩の慌ただしい今日であり、常に先の先を見据えた計画と、それに向けた実現性を見出すことが大事ではないかと思います。それを考案し行動に移すことが大事と捉え、再度この問題について町長の見解を求めるものであります。  まず、先ほど来、町長は、三ノ関大崎線の未改良地地区であります、その地区がなかなか改良できない旨から、平成6年から8年の間に太子堂団地内の歩道整備を行い、その代替要因にしたというような答弁がありました。  ただ、その平成6年から8年、今現在、全く環境、状況が変わっておるわけであります。先ほど来申し上げましたとおり、その当時、北部工業団地にはまだ企業がある程度は張りついたかもしれませんけれども、今日みたいに数多くの企業が張りついている状況では決してありません。そして、今日においては、あの国道4号まるまつ交差点のところから朝は渋滞する現状が見受けられます。そういった意味からして、太子堂のあの信号さえ嫌い、その手前から皆迂回していくというような状況に今なっておるわけであります。そういった意味からして、その未改良地である三ノ関大崎線、早急に手をつけなければならないだろうというふうに、私は思っているところであります。確かに事業量の問題、多々あるかと思います。しかし、その事業量すら今どのくらいかかるかわからない状況の中であれば、それに対してやはり調査をする、そういったものも必要ではないかと思っております。  私は、穀田三ノ関線開通と同時にというようなことを論旨で申し上げましたけれども、本来ならばこの三ノ関大崎線はもっと早目にやっぱりやっておく必要性があるだろう。ただし、その事業量の問題があるから、それまでのうちに何とか同時に開通できないものかということで、質問をさせていただいておるわけであります。  やはり太子堂団地内の交通事故等から捉え、太子堂団地内の安全性に対してどのような認識を持っておられるか、まず第1点目としてお聞きをいたしたいと思います。  それから、冠水対策でありますけれども、確かに西川・竹林川の改良工事が進まないとなかなか難しい部分があるということは、私も認識している一人であります。しかしながら、国であの改良工事をいつするか今明記されていない状況の中で、やはりゲリラ的な豪雨がここにきて多々発生しているわけであります。しかるに、最小限度そのような災害に対しての対策を早急に捉えなくてはならないだろうと思って提案をさせていただいたわけであります。この間の広島の問題もございます。また、3.11も3年半経過しましたけれども、そういう問題もありました。そのために、十二分にあの太子堂の道路を活用するから何とかそれで充当できるんだというようなことではなくて、やはり改めてその問題を構築させるために早急に調査をするべきではないかと思います。その点についても改めてお聞きをいたしたいと思います。  それから、穀田三ノ関の事業費、かなり膨大な事業費だということは私も認識しております。そのために、年次計画をどのように持って進めるのかというようなことを質問させていただきました。今回は恐らく実施設計をすることによりその年次計画を計上してくるだろうと思いますけれども、今現在町長の眼中にあります、胸のうちにあります計画をお示しを願いたいと、こんなふうに思っております。  とりあえず今の質問を再度答弁願います。 議長(浅野幹雄君) 若生町長。 町長(若生英俊君) それでは、3番目から申し上げます。  穀田三ノ関の件でありますけれども、現在、都市計画変更のための関係機関との協議を進めておりますと。手続が完了し次第、翌年度実施設計、2年目に用地買収、3年目以降整備工事と、このようになります。  そのような中で都市計画道路穀田三ノ関線ですので、非常に事務手続が簡素になるというふうな側面もございます。行政事務権限の委譲というふうなことを随分使ってまいりましたけれども、権限の委譲はなくても、この都市計画道路行政については、まさに同意を必要とする協議と、市になった場合には同意を要しない協議というふうなことで、非常に市の裁量でスピーディーに進められると、そういう市制への移行へのメリットも道路行政にまた反映されるというふうなことでありますので、そういう意味では、市制移行とあわせて加速されるということとなります。  次に戻って、竹林川については従前からの課題でありまして、本当に何とかならないかと、ならば、一刻も早くというふうなことでずっと協議・検討し、実地調査もしながらということで、その旨、国交省の北上川の下流河川事務所、石巻にある所長さんも熱心に役場に来たり、水の上がりぐあいの折にはというふうなことで、前任者も今回交代された方もそのようなお方です。そのようなことで、なかなか国交省北上川の事務所等の見解も含めて、あるいは国管理なものですから、そちらの予算立てというふうなことも含めて進まないというのが現状であります。  先ほども話しましたけれども、冠水する地点というのは竹林川との高低差が小さいために、増水によって、結果、あそこの域まで水位が上がってくるとそういう関係性の中で、なかなか抜本的に竹林川の水量とか、あるいは改修とかというふうなことがないと難しいというのが現状のようでございます。  そして、最初の1つ目にありました安全性というふうなことで、先ほど申し上げましたように、穀田三ノ関線、給食センター、役場からまだできていない道路を先につくるというのが、やっぱり順序としては私は正しい選択だと思います。その後、しかし、そこが終わってからこっちではなくて、そこも着工し次第次のというふうなことで、あるいはどこかでかぶるかどうかも含めて、両方合わせながら三ノ関大崎線の整備についても視野に入れて進めるというふうなこととなります。  したがいまして、富谷町にとっては道路整備というふうなことの課題は大変大きなものがあるということになります。申し上げますけれども、15兆円の時代から5兆円の時代に入っています。全く国の補助事業が入らない中で工夫していかなければならないというこの胸のうちも、ぜひ議員各位にはご理解いただきたい、このように思います。 議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。 18番(渡邊俊一君) 改めて町長に確認をさせていただきたいと思います。  まず、確かにその年次計画にしても、市制移行に伴っていろいろな諸条件が構築されてくるということで、確かにその理解をさせていただきます。  それに基づいての事業計画の年次計画を速やかに進める必要性があるだろうと、こんなふうに私も考えますし、町長もそういった考えだろうと、こんなふうに思っております。  もう1件、やはり竹林川の改修、なかなかやっぱり進まないことは、私も本当にいらいらするほど、常に自分の目で確認しておりますから、そういった気持ちでいっぱいなんでありますけれども、果たしてその竹林川の改修が成り立たないと、本当にあそこの冠水されないような工事というものができるのかどうかというものを、もう少しやっぱり庁舎内で考えていかなければならないもう時期でないかと。例えば10年先、20年先になるかもわからないですし、竹林川の改良工事がね。ですから、そういったことからしても、もう少しスピーディーに物事を捉えながらやっぱり進めていかなければならない部分があります。  前にも私、一般質問でやらせていただいた経緯がありますけれども、富谷の町内でちょっとした瞬間的に雨が降っても冠水する場所というのは、恐らく3カ所ぐらいだろうなと、こんなふうに思っております。1つは、町長のお住みになっているあの地域の鶴巻地域、あと、それから威徳寺のあの地域、そしてもう一つは今提案させていただいております三ノ関会館前というようなところが一番大きなところかなと、こんなふうに思っていますし。住民が孤立する場所になるものですから、確かにうちは1軒しかないとか、二、三軒しかないという場所ではありますけれども、住民の安全性から捉えてどうしてもやっぱりその改良が急がれる部分ではないかとこんなふうに思いますので、その件について町長に改めて見解を求めさせていただきたい。  それから、そのための1つは三ノ関大崎線の改良でありますけれども、今お話をいただきますと、完全に終わってからやるという手もありますけれども、そうでない手ももちろんありますよというようなことでありますから、2年後に市制移行を目指すわけであります。そうしますと、その3年後あたりからこの穀田三ノ関線が工事進行していく、それと同時にやっぱり進めるという手も当然出てくるだろうと思います。そういった意味で、やはり太子堂団地内の安全性を十二分に、町長も恐らくしょっちゅう、現場主義ですからそちらのほうは認識しておると思いますけれども、安全性を捉えた場合に、その点についてやはり言明した中で、そして太子堂団地内の住民の安心を構築していくということも大事でないかと。あした、あさってではないですけれども、そういう状況になってくるのが将来目に見えていますから、それと同時に、例えば、3年後からいろいろ工事を進めるような状況を今考えていますよというような町からのメッセージをその地域の住民の皆さんに発信するというか。そして、もう少しだけ我慢して交通安全などに気をつけてとにかく子供たちも通学させるようにお願いしますねというか、そういうような地域とのコンセンサスコミュニケーションをうまくとってやっぱり事を進めていくということも物すごく大事な時期なのではないかなと、こんなふうに思っております。  やはり全体的な予算枠の中で当然執行していくわけでありますから、これもこれもこれもというわけにはなかなかいかないということは、私たち議会議員も十二分に理解しておるわけであります。しかしながら、あの部分、やはり先行投資では決してありませんので、間違いなくこの道路が完成した場合には大変便利な道路になるわけでありますから、物すごく交通量がふえることは本当に間違いないはずであります。では、そのとき、何台になんのやとかなんとかと言われてもなかなか難しい話ですけれども、間違いなく交通量はふえます。  ですから、それに対しての今からのやはり対策を十二分に講じていかなければならないということで、再度、今私からお話しさせていただいた内容に基づいて町長の見解を求めさせていただきたいと思います。 議長(浅野幹雄君) 若生町長。 町長(若生英俊君) それでは、最初の竹林川の件でありますけれども、3カ所でと言ったけれども、最初に西川というふうなことで、私の自宅周辺というふうなことをお話しいただきましたけれども、私のところは水が上がらないんですね。かえって堤防にオーバーフローしてそのまま流れますので、かえって向大童、山岸のほうの皆さんのほうが、庭先とか、歴史的にそうです。という位置関係に、地勢にあるというふうなことでございます。  ですから、そういう意味で西川の今泉がというふうなことではなくて2番目、3番目、とりわけ威徳寺周辺の皆さんのこの水に対する恐怖というのは、私も河原の住まいでそばで育ったゆえによくわかります。心配で心配でたまりません。同じようなことは大郷町長がしょっちゅう言っています。みんな吉田川に集まって、あの堤防が穴から崩れたらどうしましょうかというまさにさながらの思いで、二重、三重、四重の集落が堤防沿いに何カ所か大和、大郷あるわけですけれども、水の思いというのは、非常にそういう意味では生まれ育ちのそういうゆえに威徳寺周辺の皆さん、大変重い課題として当初から受けとめていますというのが1つです。  三ノ関の会館なんですけれども、人の住まない場所、しかし、そういった場所の皆さんが避難をする上での機能がありますので、水が上がったために会館に入れないというふうなことも不都合ですねということの検討もしてまいりました。ですからそういう意味で、恐らく勾配が、あそこで、例えば30キロで来た水がスピードダウンして、平べったいゆえに、恐らくそういうふうなことの中で水が滞留する場所なんだろうなというふうに思います。水は上から下に流れていくというふうなことの概念だけでは済まない地形、それぞれの、岩手の真ん中一関周辺、あの辺も本当にびっくりするような水が上がってというようなこともあるように、そういう意味では、本当に富谷町に唯一というようなことで言えるぐらいあの場所の改良については、なお一層国交省との協議も含めて加速してまいるというふうなところでございます。  2つ目は、穀田三ノ関線を旧道につなげようというふうなことの最大は、あそこに給食センターが立地されたゆえです。役場と給食センターが配置されたことによって必要度が高まったという認識に立ちました。もしあの給食センターも別な場所、いろんな何カ所かありましたから、そしてまた民地もありましたので、ご協力いただけなければあの場所にも実現不可能でした。そういう意味では、給食センターと役場が整いましたというふうな中で、これは改修のあと旧道に延ばそうというふうな決断をしたということで、ここでもお示しをしたとおりです。  したがいまして、今、状況は、その後の通した後の安全性というふうなことについて言えばそのとおりでありますので、太子堂については、住宅団地の中を主要な道路として位置づけて平成6年からのあの整備で、その後20年経過しても現状のままであったということを大変申しわけない思いもいたしますけれども、これもあわせて早急に整備が実現できるように取り組んでまいるということで、答弁とさせていただきます。 議長(浅野幹雄君) 9番三浦邦夫君。 9番(三浦邦夫君) それでは、私は通告に従いまして、兄弟は同じ保育所で保育することを望むということで質問させていただきます。  8月の中旬ごろ、私は、知人の若いご夫妻から、富谷町では兄弟を同じ保育所で保育できないのですかと質問をいただきました。私は、一瞬えっと耳を疑いましたが、内容を聞いてみると、お兄ちゃんは4歳児で明石台若樹の森保育園にお世話になっていましたが、ことしの春、1歳10カ月の弟さんも同じ保育園でお世話になろうとしたところ、入園基準に満たないとのことで入所することができませんでしたとのお話でした。  私は、兄弟である以上、同一保育所でお世話をするのが当然だと思い、なぜ弟さんが入所できなかったのか、子育て支援課に相談に行き、お話を聞いてきました。富谷町保育所入所基準表を見させていただきました。その基準表は、1、家庭外労働時間数、2、家庭内労働時間数、3、母の出産など、4、主たる保育者の療養など、5、病人の介護など、6、家族の災害、7、就学など、8、求職などと、確かに理にかなった内容のように見受けられました。それらの入所指数や優先順位を機械的に計算して、入所できるかできないかを決定しているとのことでした。兄弟という点は考慮しないのですかとお聞きしたところ、一人っ子が不利になるようなお話もあり、兄弟ということは考慮していないとのことでした。  しかし、両親としては、子供さん1人よりは2人以上いるご夫妻の負担はかなり重いものがあると思いますし、何より幼いころからの兄弟愛を育成する面からも、ご父母の負担軽減という面からも、選考基準表の中にぜひ兄弟の同一入所ポイントを最優先順位として入れていくことが大切と考えます。  また、何よりも、現在1人のお子さんを育てていらっしゃるご夫妻からすれば、2人目のお子さんが誕生されたときに、富谷町なら兄弟で同じ保育所で保育をしてもらえるということであれば安心して子育てできますが、1人目はよいが、2人目からは富谷町としては選考基準に満たないから知らぬ存ぜぬでは、2人目のお子さんを育てるのも考えてちゅうちょしてしまうことも否定できません。そのように考えると、常々町長がおっしゃられている教育満足度日本一を目指す我が富谷町として、ゆゆしき事態ではないでしょうか。  重ねて言わせてもらいますが、もともと1人のときは入所基準を満たしていたわけですから、2人目のお子さんのときはどうか同じ保育所で保育ができるように、富谷町保育所入所基準表の中に兄弟は最優先に考慮する1項目を入れてください。いや、入れなければだめだと思います。  また、富谷町には、町立、認可保育所の兄弟割引(多子軽減措置)として、保育所に2人以上のお子さんが入所している場合、年少のお子さんの保育料を減額しますとあり、第1子は規定保育料の100%、第2子は規定保育料の50%、第3子以降は無料というすばらしい兄弟割引のシステムがありますが、肝心かなめの2人目が入所できませんでは、まるきり片手落ちと言わざるを得ません。そして、せっかくの兄弟割引の宝が機能できません。  新ステージへと飛躍する富谷町のためにも、安心して子育てができるためにも、兄弟は同一保育所に入所できるように富谷町入所基準表を改正することが絶対に必要なことであると思い、質問いたします。  1、なぜ兄弟が同一保育所に入所できなかったのか。  2、富谷町保育所入所基準表の中に同一家庭の兄弟を考慮する分野がないのはなぜなのか。  3、富谷町の4つの保育所及び町内の3つの認可保育所の年代別の待機児童のことしの人数を教えてください。  4、町長は、子育て情報誌「はあと」で、「新ステージへと飛躍する富谷町は、富谷町で暮らしてよかったと幸せを実感でき、笑顔が輝く自立性に富んだまちづくりに取り組んでいます」と話しています。一人っ子対策もわかりますが、兄弟愛を育てご父母の負担軽減のためにも、保育所入所選考基準表作成の段階で考慮すべきであると思いますが、町長の見解をお聞きします。  5、3人兄弟以上の場合はどのように町は考えていますか。  以上、5点質問いたします。 議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。 町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。  兄弟で同じ保育園にというふうなことの一つの問題提起と受けとめます。  ここから、しかしということになりますけれども、保育所の現状は、需要と供給というふうなことの関係性がアンバランスな状況で待機児童が発生していると、これもまた一方の事実です。そのような中で多様な受け入れをということで、町立、認可、そして認可の定員拡充、そして保育ママ、小規模保育と、多様な保育ニーズを準備しながら何とかやりくりをして、どこにも預け先がなくて茫然自失、大変保護者の皆さん困り果てているというふうなことの少しでもないようにとそんな思いをしながら、この震災後取り組んでいるところです。夏休みにも初めてとなりましたけれども、20日でしたかね、保育ママ3カ所と、あと、くまちゃん保育室、明石台の保育室を参観する機会がありまして、そこでも同じように、議員の質問の前に、2子おります、認可保育園に行っています、下の子は保育ママでやっていますという事例もありますし、そういう意味では、同じ保育所に入所しても、自宅と保育所、そしてまた勤務地、なかなか同じ勤務上に都合のいい場所に入所できないというふうな問題もございます。そういうもろもろな状況の中で、今議員の事例は、結果として入所の公平性というふうな、それは機械的に映るというふうな面も確かに一面あろうかと思います。入所の公平性というふうなことからして、入所の優先順位、指数を定数化して上位から名簿順に並べるというふうなこととなります。年長のお子さんについては優先順位は低いものの前年度の引き続き入所であったので、結果としては優先順位が高まって継続して入所してもらう、そういった事例は、前年度入所の子は多少点数が低くても継続して入所します。ことしはだめですよ、次はあっちですよということのないような配慮は従前からいたしております。  第2子の新規申し込みの子供さんについては、入所順位がさらに低く、兄弟での入所は困難であったというふうなことで、ここに議員のきょうの問題提起があるということとなります。十分この内容については、現状当然のことながら保護者の皆さんにご理解をいただきながら曲げてお受けいただいていると、このようなことでございます。大変保護者のご負担っぷり、複数箇所、まず一番はどこにも預け先がなくてというのを解決しなければならないし、その次はどこかあっても、結果、職場に近いところ、便利なところとなりますし、3つ目はこのように、2つ目、3つ目同じぐらいですかね、兄弟で行った場合には兄弟云々も含めて一緒の場所に、労力とて半分程度になるわけですから、そういう意味で大変ご負担をおかけしているというのも現状であるということを申し上げます。  その他の1番以外は担当課から答弁をさせていただきます。後ほどまた再答弁の折お話をいたします。以上でございます。 議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。 子育て支援課長(浅場 悟君) それでは、私のほうからは問い2、3、4、5についてお答えいたします。問い2、4、5につきましては関連がございますので、一括して答弁さしあげます。待機児童者数につきましてはこの後お答えいたしますが、年齢により待機児童数に違いがあるのはご承知のとおりです。  ご兄弟で入所を希望する場合に、当然同一の保育所に入所できるよう最大限の配慮を行いますが、年齢により定員が異なることや兄弟それぞれ入所の時期が異なれば、その時点での優先順位が以前より低くなることも考えられますので、どのお子様が保育の必要度が高いのかを最優先で選考することが重要であると考えております。このような考えから、4番目と5番目のご質問についても、同様の回答でございます。  それでは、(3)番についてお答えいたします。  毎年4月1日現在と10月1日現在で県に待機児童者数については報告しておりますが、ことしの26年4月1日現在の待機児童数は、ゼロ歳児3名、1歳児17名、2歳児19名、3歳児9名、4歳児10名、5歳児はありません。合計58名となってございます。保育所ごとの待機児童数につきましては、多い順に、果樹園の森保育園14名、成田保育所が12名、わか葉保育園が11名、富谷保育所が9名、富ケ丘保育所が7名、若樹の森保育園が4名、東向陽台保育所が1名となってございます。 議長(浅野幹雄君) 9番三浦邦夫君。 9番(三浦邦夫君) 町長の見解も課長のお話もわからないわけではないのですが、私は無理くり入れろとかなんかというようなお話ではなくて、要するに富谷町の保育所の入所選考基準表というこの表の中で、人間性というか家族構成とかそういうようなことが全然入っていないわけなんですよね、その選考基準の中には。そういう意味において、兄弟、例えば今この家族は2人ということなんですが、3人になったりなんかしても、入所基準が低いから一番上のお子さんだけは預かれますけれども、あとの2人はちょっと難しいですよというふうなことになると、はっきり言って、1人のお子さんをお持ちの家庭の家族は、そのときはいいかもしれないのですが、次に自分のところに2人目のお子さんが出たときに、そういうことを含めてぜひやっぱり考えなければいけないことではないかなというふうに私は思うんですね。  ということで、今までのこの入所基準の表だけでいけば、当然その入所指数とか優先順位というのが低くなれば、当然今みたいなことというのは起きてくるわけだと思うのですが、その中に、やっぱり子育てというのは物すごく大変なことだと思いますし、そういうところでしっかりと育てられたお子さんと、こっちのところに預けられてこっちのところに預けられてみたいなところでばらばらに育てられた子供というのと、やっぱり兄弟としての育てられ方とかなんかというのは、僕はすごい大きな違いが将来的には出てくるんじゃないかなと、そういうような意味からも、2人ないし3人のお子さんがいるというのは、町としてそういうようなことも含めて考えてしかるべきではないかなというようなことで先ほど来話しましたが、その兄弟の場合の選考基準表の指標とか優先順位とかというのを何とか考えてもらえないのかなと。  私は、今1人のお子さんがいる家庭でも、しつこいようなんですが、2人目をやっぱり育てられないですよね、そういうような意味においては。やっぱり今共稼ぎ家庭が結果的に非常に多くなっている現状だと思うのですが、うちは今一人っ子だけれども、あそこのうちは2人目になったらほかのところに、例えば親戚のどなたかがいればそこのところに頼んだとかいうようなことになると、2人目のお子さんを育てるというのはちょっとやっぱり一瞬、なかなか簡単につくれないとか育てられないとか、そういうようなことというのが出てくるんじゃないかなと。  そういう意味においても、例えば富谷町というのは、1人目のお子さんがいて少々きついのだけれども、何かその辺のところも考えてくれるようだよというみたいなのと全然考えていないよというのでは、富谷町に居住してくる方々もなかなか難しい面も出てくるんじゃないかなというようなことを、私自身は考えます。実際自分が親になって、夫婦共稼ぎでいて、1人目が出た、ああよかったよかったと言って預かってもらえるよとなったときに、さて2人目となったときに、どこそこのお子さんは、1人目は預かってもらったけれども、2人目は富谷町では待機児童が多いから難しいみたいですよとなると、何か考えなければならないわけですよね。ということを僕は考えてみると、その選考基準表ということの中にそういう面というのがゼロだということは、僕はあってはならないような気がするんですよ。  そういう意味で、ぜひ町としての選考基準表をつくる段階のときに、だから、今はその一つの選考基準表があるわけですが、これでよしではなくて、そういうようなことも含めてやっぱり町としては考えていくべきではないかと、考慮していくべきではないかなというふうに私は考えるんです。確かに待機児童、今ぱっと考えてみてそれなりに1歳児とかとなったら、とにかくそれはそれなりに多いというのは聞いてわかったのですが、でも、その辺のところが今までの基準表だけでこれからもずっとこれでいくよという富谷町では、はっきり言って、本当に子育て・児童生徒教育満足度日本一なんて僕は言えないと思います。そういうようなことも含めて、やっぱり小さいころからこんなふうなところで富谷町は考えていますよというようなことがあってしかるべきだと思うので、町長、もう一回その辺のところのお気持ちをお聞かせください。 議長(浅野幹雄君) 若生町長。 町長(若生英俊君) この問題のやっぱり中心は、入所を希望する数とそれを受け入れる受け入れ数、キャパとの問題です。具体的に先ほど58名と答弁をいたしましたけれども、そこに全て行き着くんだろうなというふうに思います。  もう一つは、あと保育所の難しいのは小中学校の定数のようでないところ、ゼロ歳未満児、そしてまた3歳未満児、6歳未満児と、それに対応する保育士の数。ですから、結果、100名の定員といっても、入っている皆さんが100名を切ったりする保育所も現実あるわけですよね。だからそのギャップをなかなか埋め合わせるのが、人員の配置等も含めて難しさの2つ目というふうなことと相なります。  ですから、基準表の改定をというような趣旨の質問でありますので、どういったところにその切り口といいますか改善する要素があるのか、それは十分今の質問を受けて見直してみたいとは思います。  全然考えていない町ですというような声は、私は直接的には聞いていませんにつながることではないんじゃないかなというふうに。相当の福祉、高齢者福祉も含めこちらについても、そう機械的に線引きのように進めている状況は、私は原課の対応ぶりを見て感じることはないということもお話をさせていただきます。以上でございます。 議長(浅野幹雄君) 9番三浦邦夫君。 9番(三浦邦夫君) 全然考えていないというようなことではもちろんないと思います。  ただ、現在ある基準表の中だけを見ますと、要するに肉親の愛情とかあるいは2人目とか3人目とかという、これは3人目になったらどういうふうにお考えになるのかな。その辺のところが、富谷町は一人っ子対策で一人っ子はいいけれどもみたいなそれだけでなくて、やっぱり2人目の兄弟が出たときも3人目の兄弟も出たときも、この基準表の指標、それから優先順位、その辺のところも今言ったような兄弟というものの間の中にぜひ考えてほしいと思うんです。  ということは、このままのこれだけのあれでいきますと、今後も例えば2人目が産まれた3人目が産まれたけれども、富谷町という町はなかなか保育所の入所って難しいみたいだよということではなくて、今町長が考える余地があるということでございますので、十分にその辺のところを練って考えていただきたいなというようなことで、しつこいようですが、町長、もう一回その辺のところの深さを考えていただきたいと思うのですが、ご見解をお願いします。 議長(浅野幹雄君) 若生町長。 町長(若生英俊君) やはり待機児童解消というふうなことの中にこれらは全てくくられるというふうに思います。基準については、先ほど申し上げたとおりでございます。それらの中で、わか葉保育園の10月からの順次途中受け入れというふうなこととなりますし、次年度の受け入れ施設整備、そしてまた19人以下の認可保育園の拡充、保育ママの云々、そういったことも視野に入れながら、このお盆期間中8月の半ば、まさに出向いてそれぞれの声を聞かせていただいたというふうなところでございます。十分、教育・福祉というふうなことの大きなテーマ、そして基盤整備というふうなことの大きな柱の中で町政運営してきていますし、この課題については、3期目といえども、当然のことながら大きな1番目、2番目の柱として継続されると、このようなことでございます。 議長(浅野幹雄君) これをもちまして本日の一般質問を終わります。  これで本日の日程は全て終了いたしました。  本日はこれにて散会いたします。  ご苦労さまでした。      午後3時52分 散会

平成26年9月4日(木曜日)

出席議員(18名)

  • 2番 森栄君
  • 3番 菅原福治君
  • 4番 出川博一君
  • 5番 高橋正俊君
  • 6番 小泉光君
  • 7番 浅野直子君
  • 8番 安住稔幸君
  • 9番 三浦邦夫君
  • 11番 佐藤克彦君
  • 12番 山路清一君
  • 13番 小川昌義君
  • 14番 細谷禮二君
  • 15番 佐藤聖子君
  • 16番 永野久子君
  • 17番 磯前武君
  • 18番 渡邊俊一君
  • 19番 相澤榮君
  • 20番 浅野幹雄君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 富谷町長 若生英俊君
  • 副町長 鈴木和夫君
  • 企画部長兼企画部経営企画課長兼市制移行準備室長 荒谷敏君
  • 福祉部長 小野一郎君
  • 建設部長 鴇謙一君
  • 企画部財政課長 吉田尚樹君
  • 企画部産業振興課長 横倉時夫君
  • 総務部総務課長 菅原俊司君
  • 総務部町民生活課長兼東向陽台出張所長兼富ケ丘出張所長兼あけの平出張所長兼日吉台出張所長兼清掃センター所長 亀郁雄君
  • 福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター所長兼保健福祉総合支援センター所長 安積春美君
  • 総務部総務課参事兼危機管理室長兼危機管理監 新田武君
  • 教育長 菅原義一君
  • 教育次長 及川芳彦君
  • 教育部長兼富谷中央公民館長兼富ケ丘公民館長兼東向陽台公民館長兼あけの平公民館長兼日吉台公民館長 小松巌君
  • 教育部学校教育課長 神田能成君
  • 教育部学校教育課学校給食センター所長 鴇幸浩君

事務局職員出席者

  • 事務局長 山田豊
  • 次長 富澤裕
  • 主任主査 津久家直美

議事日程 第3号

平成26年9月4日(木曜日)  午前10時00分  開議
   第1 会議録署名議員の指名
   第2 一般質問(通告番号10番~14番)

第3日目  9月4日(木曜日)
15番 佐藤聖子議員
1 認知症にならないために、なっても安心して暮らせるまちをめざして
2 幼稚園・小中学校施設や設備等の老朽化対策を求める
6番 小泉光議員
1 AEDを24時間だれでも使えるように
19番 相澤榮議員
1 学校給食の地場食材供給について
5番 高橋正俊議員
1 町が所有する資産の有効活用はないのか
8番 安住稔幸議員
1 公営墓地の造成を図れ
2 ごみの収集で町民の利便性を図れ
3 弱者対策の推進を

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり   午前10時00分 開議
議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
 ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
 議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。


     日程第1 会議録署名議員の指名
議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、5番高橋正俊君、6番小泉 光君、7番浅野直子君の3名を指名いたします。


     日程第2 一般質問
議長(浅野幹雄君) 日程第2、一般質問を行います。
 通告順に発言を許します。15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) おはようございます。
 私は、2件について質問します。
 まず初めに、認知症にならないために、なっても安心して暮らせるまちを目指してということで、質問します。
 「認知症の行方不明者が1万人を超えた」という報道がありました。大変なことが起きているというせっぱ詰まったものを感じています。保護されても、自分がどこの誰なのかわからない、家族が必死になって捜してもなお捜し出せないというのが報道の数字で、社会的な問題になっています。
 認知症の発症原因はさまざまありますが、大別すると変性疾患と脳血管性認知症、その他の疾患になります。変性疾患とは、脳の神経細胞がゆっくり死んでいくもので、アルツハイマーがよく知られています。アルツハイマーには、進行をある程度おくらせる薬が用いられるようになりました。
 脳血管性認知症は、神経細胞に栄養や酸素が行き渡らなくなってしまい、神経細胞や神経網が壊れるところから起こるものです。脳梗塞、脳出血など脳卒中によるものが多く、生活習慣病の予防が進行・予防につながると言われています。
 その他のというのは、外傷や薬物によるものです。
 認知症は、昔からあった病気であり、誰でも高齢期にはかかる可能性があります。人間は、死に向かって時を刻んでいますが、最期のときまで記憶をはっきりさせたままで生きたいと願っています。認知症は、早期に診断すること、家族を初め周囲の人々の対応がとても重要だと言われていて、多くの自治体が認知症にならないために、認知症になっても安心して暮らせるまちを目指して取り組みを強めています。
 教育民生常任委員会の所管事務調査で熊本県山鹿市に行ってきましたが、認知症地域支援ネットワークがつくられていて、できる限り住みなれた地域から離れることがないようにということで進められていました。説明に「ふだんの生活が続けられる」という言葉がありました。
 認知症の人が買い物や美容院に行くなど普通の生活の中で起きること、例えば計算ができない、帰り道がわからなくなってしまったというときに、周囲の人がどのように対応するかが鍵になっているということでした。認知症を理解し、対応方法がわかり支援できれば、住みなれた地域で生活が続けられる。そのような環境づくりが必要だと話していました。
 また、徘回して帰る場所がわからなくなった人を保護する徘回模擬訓練を実施していましたが、それも地域の連携が欠かせないということです。家族、民生委員、認知症のサポーターはもちろんですが、コンビニエンスストアを含めた商店などにも協力してもらいながら、地域に合った訓練をしていました。認知症を理解することが欠かせない、その上で協力を求めることができるし、住民もできることを協力しようということになるのではないでしょうか。
 私の友人の母親が認知症になったとき、近所の人々に病気になったこと、そして現在の様子を話し、よく行く商店には買い物をし過ぎないようにお願いして協力してもらったと言っていました。以前は、認知症のことは他人が触れてはならない、家族は隠しておくということがあったように思います。しかし、今は誰でも認知症にはなり得るということが多くの人のものになっています。ある医師は、「認知症はほかの病気に比べて周りの人がどのような対応をするかで症状も進行も変わってくる」と患者を診療した体験を語っています。
 富谷町には、平成24年度から26年度までの第5期介護保険事業計画があります。今年度が最終年度になりますが、この第5期介護保険事業計画は、地域包括ケアの具体化の第一歩と位置づけられていました。地域包括ケアの実現を目指すために、計画の内容として認知症支援策があり、この計画は、認知症対策事業として1番目に認知症予防と早期発見、2番目に認知症対応型共同生活介護(グループホームとの連携)、3番目に認知症学びの講座の開催があります。
 また、富谷町は、高齢者の保健福祉計画の基本理念として、高齢者が住みなれた地域で安心して自分らしく生涯を過ごせるまちづくりを掲げています。
 真にそのような町になるために、以下質問いたします。
 1番目に、認知症は、家族・周囲の人々が認知症を理解し、医療機関の受診を促すことが大切と言われています。富谷町の住民の場合、認知症の診断後の対応はどのようになっていますか、お尋ねします。
 2番目に、早期受診、早期診断につなげるためにも、認知症を正しく理解する必要があります。サークルなど小さな単位で数多く認知症を学ぶ機会をつくることが必要と考えます。町の保健師を中心に認知症を学ぶ場を持つようにしてはどうですか、お尋ねします。
 3番目に、認知症の正しい理解のためにパネルを作成し、行事などを行うときに貸し出ししている自治体があります。参考にしながら検討してはどうですか。
 4番目の質問です。介護保険制度の見直しが行われます。来年度から要支援1、2に該当する人たちは、自治体が責任を持つ地域支援事業に移行するとなっています。認知症は、早期の働きかけが重要と言われていますが、介護保険事業の対象にはならないということが心配されていまして、これでは軽視につながるのではないか、つながりかねないという不安があります。制度見直しの中で認知症の早期発見をどのようにしていくのでしょうか、お尋ねします。
 5番目の質問です。来年度から町が責任を持つ地域支援事業をどのように進めていきますか。
 6番目です。認知症対策について、平成24年度から26年度までの計画の高齢者保健福祉計画、そして第5期の介護保険事業計画の評価、これはどのように行いましたか、どうなっていますか、お尋ねします。
 7番目の質問です。平成27年度からの富谷町高齢者保健福祉計画、第6期介護保険事業計画の中での認知症対策、どのように計画していますか。
 以上、認知症について7点お尋ねします。
 次の質問ですが、第2問として、幼稚園・小学校施設や設備等の老朽化対策を求めるということで質問します。
 (仮称)明石台小学校が開校に向けて建設が進み、8月号の広報とみやには、校章デザインの募集が掲載されています。富谷町では初めて児童クラブが併設されることになり、今後のモデルになっていくのではないかと考えています。
 ほかの自治体では少子化で小中学校の統廃合が進む中、富谷町は人口増加に伴って学校建設が必要になるという、うれしいことが続いています。新設の学校は、これまでの学校のすぐれている点を取り入れながら、今後の新しい基準になっていくものと思います。
 新しい学校が建設される一方で、建設後、時間の経過とともに老朽化が心配される施設も出てきているのではないでしょうか。
 「平成24年度実績の教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価」というものが毎年出されていますが、毎年出されているこの評価書ですが、平成24年の結果報告書はことし、平成26年3月に教育委員会がまとめて公表しています。意見書は、幼稚園の老朽化が進んでいることや老朽化が進んでいる学校もあること、学校間格差が見られるということを指摘しています。
 町立幼稚園は、園児の減少が見られますが、意見書にもあるとおり、発達に課題を抱えている子供と保護者にとってなくてはならないものであり、さらに充実させる必要を感じています。幼稚園の中に自分と違う友達がいることを知り、認め合う、子供たちの成長につながるはずです。これは町立幼稚園の大切な部分であり、さらに充実が図られるように求めます。
 富谷町の小中学校は、全て耐震化が実施されているので地震の倒壊の心配はないと思いますが、死角になってしまう箇所、プールの安全性などの点検が必要です。備品では、理科の実験用器具や家庭科や図工などで必要な作業台や用具は十分なのか、調理室のIHヒーターの電磁波の影響についてはどうなのかなどなど、点検し検討するべきことがあると思います。
 学校に伺うと、学校の老朽化については「要望を上げて順次取り入れられている」、備品や用具については「予算の中で最大限の工夫と努力で維持できている」と話していました。
 ある保護者からですが、「子供が金管バンドに入っているのだけれども、楽器が古くてなかなか音符の音が出ない。新しいものにしてもらいたい」ということを言われました。物には耐用年数があり、日常の手入れや必要なメンテナンスを行っていたとしても買いかえなければならない時期がありますから、適切な対応が必要です。学校によっては、同様の要望を保護者から聞いているのではないかと思います。全ての子供たちが同じように学べる環境をつくることが必要ではないでしょうか。以下、質問します。
 質問の1番目です。町立幼稚園の老朽化対策、抜本的な対応が必要であり、建てかえなども含めて検討するべきと考えますが、現在どのように検討しているでしょうか、お尋ねします。
 2番目です。意見書では、町立幼稚園の遊具に対して適切な設置を望んでいますが、対応をどのようにしましたか、お尋ねします。
 3番目の質問です。学校の耐震化は全ての小中学校で実施され、安全面では安心できます。意見書は「学校間格差が見られるところもある」と指摘しています。どの学校についても環境整備を図る必要性があります。計画はどのようになっていますか、お尋ねします。
 4番目の質問です。事業点検評価書は、児童生徒の推計調査を実施したことを記載しています。結果によっては、新設校の必要性があったり、あいた余裕教室の活用にも及ぶということがありますから、結果と今後とるべき対策を質問いたします。
 以上、学校、幼稚園については4問の質問ということです。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
 前半のほうでありますけれども、認知症対策というふうに受けとめをいたしました。
 認知症に特化することなく、やはり日本の長寿命化というふうなこと、大きなテーマ、今今ではないテーマ、現時点でそうでありますし、将来にわたってというふうなことに相なろうかと思います。
 2013年、去年生まれた皆さんが90歳まで生きる男女の生存率というのが目にとまりました。男性では23.1%、4人に1人、女性では47.2%ということと相なりますので、それこそ長寿命化というふうなこと、さらにこの先も進行するであろうと、こんなふうにまた思うところです。
 一方では、平均寿命、ゼロ歳児の平均余命、そしてまた一方では健康寿命、平均寿命と健康寿命との差、極力小さくしましょうと、こんなふうな取り組みもまた我々の町に望まれる課題の一つであります。
 そのような中で、冒頭申し上げましたように、健康診断、その中でもがんの検診、宮城県で市町村ごとの種別ごと、あのような新聞報道されたところであります。8種類、男女というふうなことで、8つのうち7つが上位3位、女性の肺がんのみ5番目というふうなことでありますので、本当にこれまた大いに形として、成果として、町民の皆さんがまさにご自分の健康意識というふうなことに直接受けとめていただいてそういうふうな成果につながっているのではないかとこのように思います。
 そしてまた、そのような経過の中で、23年度に続いての国保税の大幅引き下げとこのようなことにも現状、相つながっているところでございます。
 認知症におきましては、やはり知見によりますと一定の割合で出現するというふうなのをほぼ学術的な成果といいますか中で言われているところでございますので、そういう意味ではこれらのこの出現する以前、あるいは出現した皆さんの取り組み、それぞれ、それ以前と、出現し、その後というふうなあたりで捉える必要があるというふうに思います。
 個別には後ほど原課からということとさせていただきますけれども、そういう意味でも、自助、公助、共助という防災で言われる中で、もう一つは近助と、近い助け合うというふうなことで、そういった近助というふうなことだとか、あるいは生きがいを持って生涯生を全うすると、こういうふうなことの取り組みもまた大きな立場では必要ではないかなとこのように思います。
 まさに、行くところがある、することがある、やりたいことがあると、こういったものをやはりどういう環境であれ持ち続けられるような富谷町の5万人に及ぶ町域で何とか形にしていくと。こういう取り組みはまさに限りのないエンドレスな取り組みであるとこのような認識の中で、今認知症対策についても既に十分、十分といいますか取り組んできたところでございます。それらの内容については、個別の質問に合わせて原課から答弁させます。
 平成27年度、来年の介護保険の制度改正というようなことも、既に決定をし、それの準備も既に進んでいるところでありますので、これまた遺漏のない取り組みにつなげてまいりたいと、このように思うところであります。以上です。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) それでは、私のほうから第2問目についてお答えを申し上げます。
 まず、町立の幼稚園の件でございますが、町立幼稚園、2園の園舎につきましては、富谷幼稚園が平成5年、東向陽台幼稚園が昭和60年にそれぞれ竣工したものでございます。現在のところ、両園舎とも、施設の現状を確認した限りでは、建てかえを検討するほどに老朽化しているとは認識してございません。今後とも、引き続き適切に維持管理に努めてまいりたいというふうに考えてございます。
 第2点目でございますが、幼稚園の遊具につきましてですが、毎年安全確認のための保守点検を行い、その点検結果に基づき改善を図っているところでございます。また、こちら毎月ですけれども、職員による安全点検もあわせて実施してございます。今後とも、園児が安全に遊具を使用できるように、適切に管理をしてまいりたいというふうに思ってございます。
 3点目、学校の件でございますが、建築年度がそれぞれ異なっておりますことから、経年による施設設備の状況もそれぞれ異なっておるのが現状でございます。学校の施設設備に当たりましては、子供たちの良好な教育環境の整備を図るため、これまでも強化ガラスの改修、それからトイレ改修等、計画的に整備を進めてきたところでございます。また、緊急を要する施設の修繕につきましては、適宜迅速に実施してきたところでございます。今後も、子供たちの安全と良好な学習環境の整備を図ってまいりたいというふうに思っております。
 4点目でございます。お尋ねのありました平成24年度の推計調査、これは平成24年8月1日を基準に調査いたしましたが、この結果においては、普通学級では教室不足を生ずる学校はございませんでした。今後とも、毎年度調査を行い、教室数や学級数等については注意深く確認をしてまいりたいというふうに思ってございます。
 以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) それでは、1件目の認知症関係のところでございます。
 問い1の認知症と診断された後の対応というふうなことでございますけれども、当然認知症と診断されましても、ご本人が安心してお暮らしできるように支援に努めておるものでございます。
 具体的な対応というようなところなのですけれども、地域ケア会議、介護認定であればケアマネジャーを中心といたしまして、医療のまず継続、服薬管理というふうなところで主治医との連携、専門相談、あとご家族などの認知症に対する正しい理解というふうなところで専門相談ですとか、保健師による相談、あとは家族介護の軽減負担というふうなところで、実際の介護サービスに向けた支援、また地域の方々の認知症の理解というところも重要でございますので、そこのところでは学びの講座を実施しているというふうなところでございます。
 問い2の町の保健師を中心に認知症を学ぶ場を持つようにしてはどうかというようなところでございます。現在、認知症の正しい理解と地域や職域において認知症の方や家族を支援できるようにというふうなところを目標に、24年度より認知症キャラバン・メイトを講師といたしまして、認知症学びの講座を実施しているところでございます。
 保健師の指導支援というふうなことに関して言いますと、各保健師が出向いた際でのそういった指導支援はもとより、社会福祉協議会のほうにも保健師が配置されておりますので、そことも連携をとりながら進めているところでございます。
 問い3の認知症の正しい理解のためのパネルの作成というふうなところでございますけれども、昨年11月に富谷中で2年生を対象に認知症学びの講座を実施しました。そのときに、その内容と、あと中学生の感想などをパネルにまとめまして、地域福祉フォーラムですとか、あとその後の認知症学びの講座の際に掲示しております。ですので、この内容のところをもっと充実させて、町民の皆さんが正しく理解できるように努めてまいりたいというふうに考えております。
 問い4の地域支援事業についてのところで、要支援1、2の方々が地域支援事業に移って軽視につながるのではないかというふうなところでございますけれども、要支援認定の今現在の方々というのは、生活に何らかの支障、必要な状況になって介護認定を申請されて、その結果介護の区分が要支援認定となったことであります。ですので、要支援になるから軽視ということではなくて、状態に応じたところでというふうな認識でございます。現在、それではその要支援の方々がどういうサービスを利用しているのかというふうなところの分析を行っているところでございますので、その状況を踏まえて、町としてのサービスの組み立てを行ってまいる予定です。
 認知症の早期発見というふうなことを申しますと、周りの気づき、あとご自身の気づきというふうなところも重要と考えてございます。このため、自分ですとか、ご家族、周りの方がその認知症の気づきをできるようなチェックリストというふうなところの検討にも今入っているところでございます。
 問い5番です。来年度からの地域支援事業をどのように進めるかというふうなことでございますけれども、地域支援事業、大きな枠組みといたしましては、新しい介護予防、生活支援総合事業、包括的支援事業、任意事業というふうな構成になっております。その中でも、1番目の総合事業のところは、要支援1、2の方々と今現在の2次予防対象の方々、あるいは元気な高齢者の方々もひっくるめての事業体系になりますので、今その要支援の方々のサービスを検証しながら、多様な実施主体による組み立てを検討しているところでございます。当然、これは29年度末までのところの全市町村での移行を目指しているものでございますので、段階的な移行も視野に進めているところでございます。
 問い6です。24年度から26年度までの現行の計画の評価をどのようにというふうなところでございますけれども、認知症関連といたしましては、新規事業として立ち上げた認知症学び講座、あるいは1次予防としての福祉健康センターでの事業、2次予防としての事業など、予定した事業は開催されている状況でございます。ですので、基本的なところの整備はできた。これを次からどのように組み立ててつなげていくかというふうなところが課題というふうに考えてございます。
 問い7のところでございます。27年度の次期の計画の中で認知症対策をどのように計画しているかというふうなところでございますが、当然今の町の取り組み、あと国で示しておりますオレンジプランも踏まえながら検討を重ねているところでございまして、具体にこの事業をというふうなところまでにはまだ至っていない状況でございます。
 以上です。
議長(浅野幹雄君) これより佐藤聖子君の質問は一問一答により行います。15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 質問をする前にお伺いしたいことがあるのですが、町長にです。
 私、一般質問の通告をしております。認知症については、7つについてしているわけですが、総括的なところで町長が答弁出されて、そのほかについては各担当からということであるわけですが、これはどういう基準で各担当からというふうになっているのか、まずお伺いしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 基準は特にございません。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) そうであれば、各課からお話だとか聞きながら、町長からの答弁をいただきたいものだなと思っているのですが、この点についてはいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 答弁内容については、十分以前に町長室で協議し合った中でそれぞれご答弁を作成しておりますので、私が発言するも担当課から発言するも同じでございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) それでは、具体的に質問に入っていきたいと思います。
 認知症のところから行きたいと思いますが、認知症と判断されるまでですが、そのときは本人の気づきでかかりつけ医から言われることが多いのか、それとも家族の進め、周囲の方々からということが、どういう感じのところで医院、それから病院などに行っているのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) ご家族、あとはケアマネジャーさんとかの包括支援センターとかで訪問した際の気づきというふうなところのほうが多ございまして、ご自身から「私はちょっと」というふうなところは少ない状況にあるかと思います。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) そうしますと、訪問した際にということでありますと、家族以外の人というのはかなり多いんでしょうか。どれくらい、何割ぐらい占めているということになりますか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) その気づきの割合、どこからというふうなところで、何割というふうなところでの捉え方はなかなか難しいというふうに実際思います。数が、例えば介護認定を受けられた方がいらっしゃって、その中で介護認定を受けるための主理由というふうなことでありますと、認知症の方々、18%ぐらいが認知症を持って介護認定の希望というか審査をされますけれども、その経路というふうなところでいきますと、周りといいますか、その認定まで行くと、どこが何%というふうな形で出てくるのはかなり難しいです。なぜかといいますと、認知症状があっても、ご自身で暮らしていられる状況であると、ご家族のところもそれで生活に不都合感がないわけですから、認知症というところが問題になってくるのは、それをもってして日常生活に不都合感が出てくるというふうなところが今現状の介護保険の中でのスタートですので、そういったどこからというふうなところはなかなか申しわけないんですけれども、お答えにくいところでございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 認知症の理解を進めるということからいきますと、本当に周りの人がオープンな形で「誰々さんちょっとこのごろ物忘れがひどいよね」とか、「こういうときには認知症だから受診してみてどう」と言えるような雰囲気づくりが必要になってくると思うのです。そういうときに、周りの人というのがなかなか言いにくいということがあるかと思いますが、町としても、保健師だとか、それから包括支援センターの何とかさんとかという人以外、それ以外の周りの人というのはやっぱり言いにくいというのがまだあるのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 言いにくいとかそういうことではございませんで、今は、私先ほど申しましたのは、実際に認知症になってからサービスを使う経路ということですけれども、今の議員がおっしゃっているところはかなり予防というかそれ以前のところでの気づきというふうなところだと思います。そのため、町でも認知症学びの講座ということで、地域の方々の理解をいただくというふうなところで、ちょっとふだんの様子とおかしいよというようなところの情報というか、そういう場面に遭遇したら、支援センターなり役場なりにご相談を、あと地域包括でもいいですしというふうなことで、その最後の講座のところは締めるんですけれども、早期発見というふうなところに関していえば、そういった地域のいつもと違う気づき、実際に例えば事例なんですけれども、皆さん、「徘回、徘回」とおっしゃいますが、確かにおかしいんです。でも、ご本人にしてみれば目的があるんです。会社に行きたいとか、お散歩に行きたいとか、自分のうちに行きたいとかというふうなところで、ただその行動は1点を見つめてすたすた歩いてみたり、明らかにお散歩の状況とは違うんですね。そういう状況を見てこれはというふうに思ったんですという地域住民の方々からのお話もあって、そこに駆けつけて、いつもこの辺お散歩しているというか、地域の方、わかっている方でしたのでというふうなところの気づきにもつながってきています。それは数は少ないのですけれども、住民のそういう理解のところは進んでいるのかなというふうなところでは思っているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 今現在、さまざまな支援を受けているとかというんだけれども、もっと最初の段階で、認知症にならないということのためにいろんな方が提唱しているところで言うと、人の交わりだとか、趣味を持つだとか、旅行に出かけたりなどなどというのはあるわけですが、そういうこともやはり認知症を正しく理解するときのためには、講座の中に入れているんだとは思いますが、そういうことにさらに力を入れていくというような予定はあるでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長、簡明にお願いします。
長寿福祉課長(安積春美君) 申しわけありません。認知症対策というふうなくくりではございませんで、例えば介護予防一つとっても、それは足腰の予防にもなりますし、認知症の予防にもなるというふうなところで、総合的に考えていくというふうな視点で今ある事業、あるいはもっと必要になる事業をこれから今検討しているところでございますので、そういった視点で組み立てを考えております。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 先ほどもありましたが、散歩をしていくんだけれども目的があるという話の中で、よく散歩されている方に会います。その人が認知症だというわけではありませんが、歩いていくんだけれどもなかなか腰かけるところがないというのを言われるんです。確かにそういえば結構私らは元気ですからずっと長い距離歩きますけれども、そうじゃない人は腰かける場所があったらいいなと思うんだと思うのです。そういうときに、自分の庭先だとかちょっとしたところを提供していいよという方がいらしたら、そこに、言われたらベンチを1つ町が出しましょうというようなこともしていったら、そこのところで会話も出ていって認知症にならないための交流も始まるのかなと思うんですが、この考えについてはどう思いますか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 例えばそこにベンチを置くとかというような視点ではございませんで、地域に行ける場所、今まさにお休みと言いましたけれども、休める場所というふうなところで、サービスだけには頼らない地域の支援というふうなところでの視点から持っていきますと、それは通常の方の散歩コースでもそういったものが必要になってくると思うので、地域の中の居場所づくりというふうなことでは必要だというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 先ほども言いましたけれども、徘回模擬訓練をしていたという例を挙げました。エリアを幾つかに分けて、そこの地域に合ったやり方でという話があったわけですが、その中でいろんな人に参加してもらうという中に、お店の人だとか、それから近くにコンビニエンスストアがあればそこのところにということがあって、コンビニなども地域に社会貢献したいということがありますので、そういう連携をとっているということがありました。こういうことについて富谷町も考えているかと思うのですが、現状はどうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 地域の方々の理解というふうな中には、当然コンビニですとか、あと年金を受け取りに行く郵便局さんですとか、そういったところでの理解も必要だというふうなことで考えております。それで、認知症学びの講座については、地域住民だけではなく、そういったところの方々の理解を求めるように、例えば美容室ですとかそういったところも含めて進めていけたらいいのかなというふうには考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) さっき少し出しましたけれども、認知症にならないための取り組みがまず大前提で必要だと思うんですが、よく言われているものについては、先ほど私が言いました人と交わるとか、趣味を持つとか、そのほかどんなことが言われていると認識していますか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 認知症の相談というようなことで考えていきますと、主治医の先生が必ずしも認知症に精通というか理解なさっているというのは限らないというふうに思ってございます。なので、認知症の今サポートとかというようなところでの研修も県のほうで進めておりますので、初期の段階で、例えば整形の先生が認知症の正しい理解を持っていて、そこで一声かけていただいて専門医につながるというようなネットワークとか、そういった取り組みが必要というふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) それで、先ほどパネルの件を出しまして、これから充実させながらということでしたが、それを行事のときと先ほど例を出しましたのですが、公民館だとか、それから町内会館の何かあった日だとかというような貸出先をどんどん広めていくということも必要になってくるのではないかなと思います。この点については、実施、そういうふうに進めていくのがいいかと思いますが、どうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) パネルの内容のところは充実させて、いろんなところでどういう使い方ができるかというふうなところも含めまして検討してまいりたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 基本チェックリストがありますね。過去何年かやっていて、今回のその回収率八十何%でしたっけかねということが初日にあったわけですが、これを実施してきて、ここから見えるもの、認知症の予防につながるようなものという分析、そのほかの分析なども出てきているのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 2次予防のチェックリストのところで考えていきますと、脳の活性化、あるいは足腰を観点とした予防、あと口腔というようなところでの3つの要素のところでその後の事業を組み立てているところでございます。ですので、そこを基本としつつ、認知症の自身のもっとチェックリストということでは少し部分もありますので、そういうところの強化を図りながら、ご自身、あるいは家族の気づきを促していくというふうなところが必要というふうに思ってございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 先ほど課長が認知症に向けてチェックリストを検討しているというお話でありましたが、これは今どの段階にあるのか、いつから実施するのか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) まだ原課案の段階です。それをそのとおり本当に有効かどうかというところで、専門医の指導も仰ぎながら、町としてのチェックリストのほうの完成というふうなことを目指しておりますので、今どこまで、早いうちというふうには思っておりますけれども、来年度から早々というふうなところの段階に行けるか行けないかというところは明言できないところでございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) その認知症を発見するというか、そのチェックリストについては、先進の自治体などの例はあるのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 横浜とかでやっているというふうなところでの、ネット上の情報ですけれども、あります。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 私、小さい単位での学習会にこだわるのは、やはりそこの中でいろいろな質問が出される、出すことができるということで、やはり小
さい単位というのは必要だと思うのです。広報などを見ますと、認知症の家族の方々に向けたお知らせなどはよくあるのですが、やっぱりちっちゃい単位で、呼んだら来てくれるような、時間、すごい大変だと思うんですけれども、これを実施しながら、認知症にならないために、なったらこんなことができるというものをぜひ数多くやってもらいたいと思うのですが、それについての答弁を求めます。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 認知症学びの講座のところを充実させてまいりたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 来年度から平成29年度までですよね、介護保険の大きな見直しがありますが、この介護保険、大きく見直されるという、大きな柱といいますか、どういうところが大きく変わると、富谷町の長寿福祉課は考えているのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 先ほど申しました総合事業のところが導入されます。それで、今まで国のほうでも多様な事業主体によるというふうなパンフレットしかなかったのですけれども、その多様な主体、それは事業者なのか地域の住民の方々なのか、あるいはそういった高齢者を支える団体なのかというところがはっきりしておりません。ですが、町での社会資源をどのように活用するかというふうなところで、その辺の組み立てが重要かと思っております。切れ目ないサービスを利用するというふうなことに視点も置いてということでございますけれども。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 一番気になっているのが要支援1、2の人ですが、この人たちは、介護保険のサービスを今までどおり受けることができるということになるのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 当然、今は介護保険給付の中での一事業所というかサービス提供をされるところが限られてくるわけですけれども、今内容を精査していますというのは、実際に事業者でなければできない事業なのか、あるいは地域のボランティアとかそういう団体のところで組み立てている事業のところに行っても可能なものなのかどうなのかというふうなところの検証を今しているというふうなところです。ですので、切られるとかそういうことではございませんで、必要な支援を必要なように受給というか受けられるというふうなところに視点を置いて進めているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 私は、その大きな見直しといったときには、介護保険の給付がかさんできて何とかしなければならないというところが大もとにあるというように読んでいました。それで、したがって、今要支援1、2、これからも認定されるであろう1、2の人たちは、介護保険は使えないことになると、そうしないと介護保険の給付が人数も多くなるから莫大になってくるということで、この人たちは、言葉は悪いですけれども切り捨てられるのかなということを思っていましたが、町の理解ではそういうことはないと、介護給付は受けられるということだと理解しているということなのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 給付というふうなところで捉えられるとまたちょっと違うのではないかというふうには思いますけれども、必要なサービスを受けられるというふうなところでは、切るとか切らないとかではございませんで、受けられるようにしなくてはいけない、逆に言えば、そういうふうに思ってございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) そうしますと、ボランティアという先ほど言葉があったわけですが、ボランティアというと、それを仕事にしていない人もすることもありますよね。そういう人たちへの対価みたいなのは、それはどんなふうに変わっていくのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) それも、町の考え方でして、例えば委託による方法もあるし、補助による方法もある。あるいは、給付、サービス給付に準じたような形で指定基準を設けて専門業者のところに、事業者のところに依頼をするというふうなところもあります。それが多様な事業主体で多様な方法で実施せよというふうなところでの国の部会の内容でございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) これまでは、ヘルパーだとか介護福祉士だとかという人たちが研さんを積み、学習をし、ちゃんとした認定ももらいながらしてきた人たちだったと思います。それがそうではなくてボランティアだとか別の委託先ということになると、物すごく不安があるのですが、その不安は私だけでしょうか、お尋ねしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 全体的な、当然ケアマネジメントは行うわけでして、その方にどういうサービスが必要なのかという視点は全然変わりません。ただ、それを実施するのがどこなのかというふうなことになります。居宅支援事業者ではなくて町の責任においてというようなところでございますので、ケアマネジメントは絶対必須だというふうに思っています。その中で通所のサービスであれば、先ほど言ったみたいにいろんなサービス主体のところ、どこに通ったらいいかというような選別等をできるような組み立てを考えているというふうなところです。同様に、通所だけではなくてヘルプを、ヘルパーさんの部分も同じように考えていかねばならぬのだというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 先ほど第5期の計画についてお尋ねして回答をいただきました。それで、第6期の計画とそれと一緒に高齢者保健福祉計画がつくられていくわけですが、次のところで中心に考えていること、これは第5期からのつながりもあるんだと思いますが、これについてはどのようになっているのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 大枠、高齢者保健福祉計画の中のサービス給付の部分というところで介護保険の事業計画があるというふうなところですので、基本、高齢者保健福祉計画、介護以外のところが保健福祉計画という位置づけになります。例えば地域支援事業は介護保険給付の中から出てもよいというふうなことになっておりますが、1次予防のところは現在町では、例えば「ゆとりすとクラブ・サロン」とかは高齢者保健福祉事業計画というふうな大枠の中で捉えているというようなところがありますので、そういったどこの部分を介護保険事業計画から、どこを全体的に捉えるのかというふうな調整は今後詰めていくというふうな段階です。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) それで、介護保険料のことが一番気になるわけですね。介護保険料について、今後どうなっていくと推測されるのか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) まだ実際的なワークシートに入れてのところが出ておりませんので、何とも言えない状況でございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 利用者がふえることになりますよね。2025年、団塊の世代がピークを迎えるまでにもう10年切ったというふうに言われていますし、富谷町の人口も60歳、65歳の人がうんとふえてきてるわけで、これでいきますと、介護保険の保険料がどんどんどんどん上がってくると思うわけです。ワークシートによらないまでも、済みません、そうしますと、その保険料についてはいつぐらいに予想値が出るのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 今その入力作業というか、国で一定の状況を見るためのシートに入力中ですので、もう間もなくというふうなところでございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 介護保険は、このままだと保険料が上がるものだということになってきていますよね、今までもそうでしたが。そうしますと、保険料の負担が非常に重いという人たちがたくさんいるわけです。自分は使わないのに何か払っているばかりだなと。保険料は払っているけれども、自分はいいと言えばいいのか、でもそういう思いをしている人たちがたくさんいるわけで、保険料を抑えるための方策というのは何かあると考えているのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 元気な方々がふえることだと思います。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 本当にそうです。本当に元気な人がいっぱいになればいいということだと思いますし、やっぱり国の負担分がもう少し拡大されない限り、個人が払う保険料のところがどんどんふえていくと私は思っているんですが、これについてはどうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 当然高齢者の方々がふえてというふうなところでは、減少する理由が見当たらないというところが実情だと思います。ただ、我が町のところで少しだけうれしいところがあるのですけれども、高齢者に占める認定率のところが横ばいといいますか、急激にふえていないんです。ということは、高齢者はふえるんですけれども、元気な高齢者の方々が多い。それをいかに持続させていくかというふうなところ、それはもう予防予防となってくると健診から始まり、生活習慣病予防から始まり、ずっとつながってくるんだと思いますけれども、そういう全体的な予防を自分自身が健康になる、自分自身が介護を使わないというふうなところの住民の意識が変わるといいますか、一緒に変えていくといいますか、そういったところも求められると思います。
議長(浅野幹雄君) この際、午前11時5分まで休憩をいたします。
     午前10時53分 休憩


     午前11時05分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 介護保険の学習講演会で聞いた話ですが、「住みなれた地域でできるだけ長く住み続けることが保険料を抑えることにつながる」と。これは一理あるなと思いました。それで、さっきも言いましたけれども、2025年に団塊の世代がピークを迎えるというとき、そのときに自分の家で暮らすことというのは、精神的にも経済的にも安定するのではないかと思っております。そのときに支援が必要な人に必要な支援を資格ある人にしてもらうと、ここが基本だと考えるのですが、この点について町はどのように考えているでしょうか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) まさに支援が必要な方、当然自助努力をお願いするところでございますけれども、必要な方に必要な支援が届くように日々努めているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) それでは、2問目の幼稚園と学校の質問をします。
 幼稚園は、富谷幼稚園が平成5年で、東向陽台が昭和60年ということでありました。今のところ建てかえなどは考えていないということでありましたです。お話を幼稚園に行って聞いても、平屋でもあったということもあって、耐震的には大丈夫だったということでした。ただ、東向陽台の幼稚園は、外から見るにつけてもちょっと痛々しいなというところがあるので、これについてはリフォームなども考えなきゃならない時期ではないかと思うのですが、この点についての計画はありますか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 現時点では、リフォームというような計画はございません。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) どこの施設に伺っても、それなりに手入れがされ、掃除がされているわけですが、しかし、壁についての塗りかえなども全く計画がないということでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 各学校・幼稚園につきましては、全てが耐震化されていて安全だということもご質問の中にはございましたけれども、一番大事な安全面という面では問題ないかと思います。今お話しされている表面的なものについては、若干学校によっては違いがあるところでございますが、現状は推移を見守っていきながら状況に応じた対応を図りたいというふうに考えて考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) それでは、幼稚園に限って伺いますが、東向陽台幼稚園、建物が小さいですね。学校はかなり大きな部分があるんですけれども、そこのところに多分亀裂が入るか何かしたのでしょう、上からこう塗ってあるわけです。そこのところが私にとっては非常に目立って見えました。この点について、外壁の塗りかえというのは、計画はあるのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 外壁の亀裂の部分等については、随時部分修理・修繕を図っているところでございますので、今議員がおっしゃったものについても、今後一部修繕を図ってまいりたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 学校については、先ほども紹介しましたが、必要なものについては要望を出し順次されているということでしたが、どの時期に調査を例年するのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 学校の予算につきましては、毎年大体10月、11月ごろに学校とのヒアリングを行ってございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 私が先ほど例に出しました楽器の点についてですが、お母さんからは非常に子供が一生懸命であればあるほど大変だというような思いで話されたわけですが、この点について町では耐用年数、あるいは修理が必要だというような、そういうものは調査しているのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 楽器につきましては、楽器の備品台帳を提出していただきまして、ことしも学校現場に伺って現状を確認してございます。その中で楽器の使用が困難であるというふうな楽器もあるということも確認をしているところでございます。今後、計画的に楽器の更新ということも検討していく必要があるのではないかというふうに考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 具体的に何点を調べて、大体この割合で更新が必要だなという数字は出ているのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 夏休みを今回利用して確認はしてございます。その中で購入時期が古い楽器がある学校を中心に今回確認をしております。その中で、学校の音楽教諭等々と協議をしながら、優先順位を、この順番で購入していけたらいいなということを確認しております。具体的なものは今ちょっと持ち合わせがありませんので、後ほどお知らせをしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 学校全体について調査を行う予定はありますか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 当然、随時ほかの学校を回りたいというふうに考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) その他の備品や器具についての調査はどうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) その他の備品についても、各学校からの要望に応じて、現地に伺って確認してございますので、その上で必要予算を計上しているというところでございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) そのヒアリングは、校長先生となさるのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 学校によって多少異なりますけれども、管理職及び事務職員とのヒアリングを行ってございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 実際に現場で使っている先生の声を出してもらう、なかなか出さないとかとそういうのはないのでしょうか。ストレートに届いているということなのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 学校が教育委員会のほうに予算要求する上では、学校のほうで協議をした上で提出していただいていますので、全て先生方の意見が反映されているというふうに考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 図書関係についてお尋ねします。
 実績報告書を見ましたけれども、各校とも100万円を切っている。東向陽台は130万円、平成25年だったわけですが、これは明石台の開校もにらんでの購入だったのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 明石台小学校開校をにらんでというのよりは、現状の蔵書数に応じた購入でございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 東向陽台小学校は結構歴史もある学校ですし、ここのところだけが100万円を超えているというのは、どういうわけでその蔵書が少なくなっている、なったということで130万円だったのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) まず予算については、蔵書数の率に応じた予算を計上していますので、東向陽台小学校につきましては蔵書数が25年度でいいますと72.5%でございます。平均が85.4%でございますので、ほかの学校よりは蔵書が少ないということでの予算計上でございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 100%に早く近づける必要があると思いますが、これについての予算配分はどのように考えていますか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 学校の図書予算につきましては、ほかの自治体が大体30万円程度なものが大体100万円程度ついているということで、100%に近づけるために一気に予算額を上げるということではなくて、計画的にそれを100%に近づける努力をするというところでございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 学校図書館指導員が配置されてかなりの成果を生み出しているわけですが、現在5.5時間ですが、これのフルタイム化というのは考えているでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 現在5.5時間ということでございます。フルタイム化ということになりますと、8時間になります。そうしますと1年で雇用が切れてしまうというふうなことがございますので、それが子供たちにとっていい影響はないのではないかというふうなこともありますので、今後の課題とさせていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 図書指導員の声は、もっと働きたい、もっと子供たちと接していいものを提供したい、先生の役にも立ちたいということもあるかと思いますが、そういう声は届いていますか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 図書指導員とは定期的に月1回協議をしております。その中で8時間勤務というのも出ていることは承知してございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 児童生徒の数の推計調査、毎年実施されているということで、今のところ普通教室については問題ないというようなことだったと思いますが、現在、特別に支援を必要としている子供たちがふえていて、そこの中で活用している教室もふえてきているかと思いますが、それで認識としては正しいでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) そのとおりでございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) そうしますと、少人数学級をしたり、特別支援が必要な子供たちに教室が割り当てられる、そのことについても、今後はしばらくは大丈夫だというお考えなのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 現状では大丈夫だと考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) きのうの学童クラブのことでありましたのですが、学校を使って、余裕教室を使って学童、児童放課後育成事業、児童クラブをするということも入ってくると、なおのこと足りなくなると思うのですが、その点についての見解を求めます。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 放課後児童クラブとの兼ね合いについて、具体的な検討が必要になるのではないかなというふうに考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 特別支援が必要な子供たち、あるいは少人数学級など、いろいろさまざまやっているわけですが、それによって加配の先生たちはどの程度ふえているものでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 教育次長。
教育次長(及川芳彦君) 加配につきましては、県の予算の絡みがございまして、例年ヒアリングを実施しております。こちらのほうでも、一人でも多くの加配をいただくように努力はしております。今、手元に資料ございませんけれども、ふえて、毎年一人ずつでも多くいただくように努力しているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 教師がふえることは子供たちにとって最高だと思うのですが、そうなると教員室自体は狭くなるというような声もあるかと思いますが、その点はどうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 教育次長。
教育次長(及川芳彦君) 現状では確かにさまざまな物品等で狭いという声もないことはありませんけれども、それぞれの学校のほうで工夫いたしまして、子供の出入り等も含めて効率よく活用できるように工夫しております。


議長(浅野幹雄君) 6番小泉 光君。
6番(小泉 光君) 私は、通告に従いまして、町民の命を守るという観点から、AEDを24時間誰でも使えるようにと提案して、あわせて関連することを質問します。若干釈迦に説法的なところもあるかと思いますけれども、しばしご容赦をいただきたいと思います。
 自動体外式除細動器、英語ではAutomated External Defibrillatorというそうですけれども、略してAEDは、心室細動の際に機器が自動的に解析を行い、必要に応じて電気的なショック(除細動)を与え、心臓の働きを戻すことを試みる医療機器であります。動作が自動化されているので、施術者が一般市民でも使用できるように設計されています。
 使い方は、電源を入れて、電極パッドを胸に張りつけると、心電図を解析して電気ショックを与えるべきかどうかを調べ、電気ショックが必要と解析した場合には、機械の指示に従ってスイッチを押すと、機械が自動的に電気ショックを与え、除細動を行うというものです。
 このAEDは、操作を自動化して医学的判断ができない一般の人でも使えるように設計されていて、AEDの発する指示音声に従ってボタンを押すなど、二、三の操作のみで医療知識や複雑な操作なしに電気的除細動が実行されるようです。
 なお、AEDによる除細動の事項とあわせて胸骨圧迫、心臓マッサージですね、人工呼吸を継続して行うことも救命のために望ましいと言われています。
 日本では救急車が現場に到着するまで平均で約6分から7分を要すと言われておりますが、心室細動に見舞われた場合、3分で脳死状態となるとも言われ、1分治療がおくれるごとに生存率が7から10%程度低下するようです。救急車が来るこの約6分、7分ぐらいの間に救命率は一気に40%にまで低下すると言われています。救急車の到着以前にAEDを使用した場合には、救急隊員や医師が駆けつけてからAEDを使用するよりも、救命率が数倍も高いことが明らかになっています。
 総務省消防庁によると、1カ月後の生存率が42.5%、AEDの使用による生存率は、不使用の場合の4.4倍と発表が出ていました。傷病者の命を救うために、救急車が到着する前に私たち一般人がAEDを使用して電気ショックをできるだけ早く行うことがとても重要になるということです。
 このAEDが登場し始めた当初は、1セット当たり約100万円以上だったようですが、最近ではレンタルだと1基当たり月額5,000円程度かなと。また、子供用のAEDパッドが認可され、1歳以上の子供なら使用できるAEDなどもふえているようです。
 かつて日本では医師しか使用が認められていなかったようです。2003年に救急救命士に使用が認められ、2004年7月からは一般市民にも使えるようになりました。結果、空港や学校、球場、駅などの公共施設に設置されています。2005年の愛知万博、2006年から2008年ごろにかけて公共交通機関でのAED設置が進み、2006年7月、都営地下鉄全101駅へのAED設置完了を皮切りとして、2006年にはJR東日本新幹線全駅、JR東海の新幹線全駅と在来線主要駅に設置、小田急ロマンスカーも2008年10月22日に設置完了しているようです。
 Jリーグでは、スポーツですが、全ての試合会場にAEDを設置することを義務づけ。高校野球では、2007年4月に行われた春季近畿地区高校野球大会大阪府予選で飛翔館高等学校の投手に打球が直撃して心肺停止状態に陥り、AEDなどの救命処置によって一命をとりとめる事故がありました。
 2009年に開催された東京マラソンでランナーとして出場していた、皆さんもご存じだと思います、タレントの松村邦洋さんがスタート地点から約15キロの港区高輪二丁目付近で突然倒れ、一時心肺停止状態になりましたが、救護班として巡回していた国士舘大学のモバイル隊がAEDを使用するなど対応が早かったため、意識はすぐに回復して命に別状はありませんでした。
 テレビ東京系列で放送されている「開運!なんでも鑑定団」、この収録スタジオに2010年からAEDが設置され、特定のテレビ番組のためにAEDを設置した初めての事例だそうです。これは、番組の性格上、高齢もしくは心臓に何らかの持病がある出演者が鑑定結果にショックを受けて万が一の事態が発生した場合などを考慮したものだそうです。
 その他、東京都清瀬市では、コミュニティバス全車に設置され、それからこのAEDをコンビニやガソリンスタンドなど24時間営業している店舗に依頼し、設置台数をふやしている自治体もあらわれています。
 以上、るる述べましたように、AEDの有効性は論をまたないところであります。
 当町でのAED、町内公立施設などに既に設置はされているものの、24時間誰でも使えるようにはなっていないのかなと感じます。町民の万が一のときのために、AEDの設置をふやし、誰もが安心して暮らせる町をつくっていこうではありませんかということで、具体的な質問項目。
 現在のAEDの設置場所、台数はどうなっていますか。
 これらは24時間誰でも使えますか。
 3番として、1台のリース料は、若干上下あるかもしれませんけれども、平均で幾らぐらいですか。
 それから、提案なんですけれども、コンビニ、それから24時間営業のガソリンスタンドなどに設置の協力を仰いで、24時間いつでも使えるようにして設置台数をふやすべきと考えますが、どうですか。
 それから、ハードの設置を図っても、ソフト、いわゆる使い方というか使用方法、この充実がとても大事だろうと思います。町内会イベントなどで消防による使い方の指導などは行われておりますし、私も受けたことがありますけれども、町として広く町民に使用方法の展開を図るべきと思うが、どのように考えていますか。
 以上でございます。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
 AEDの24時間誰でもというふうなことでありますけれども、AEDの設置につきましては、富谷町においては、私平成19年就任でありますので、18年度の2月ということになりますけれども、19年度、この問題意識を受けて、平成20年度から順次リース契約による設備配置をいたしております。設置場所については、箇所数37施設、詳細については後ほど申し上げます。37施設、41台であります。
 次、AEDにつきましては、誰でもという課題をなお一層追求しなきゃならないと。いつ何どき誰でも、全く使える、何も講習がなくても使えるぐらいの機械にアップしていますので、そういう意味では怖がる状況を薄めていく動機づけといいますか啓蒙も必要だなというふうに思います。私も、平成24年、たしか西コミの四季学校で高齢の方、80代の方が意識を失われた折に、西コミから本当に若い職員が駆け足で持ってきてAEDを操作したことを思い出すわけでありますけれども、何ら難しいことはございません。しかし、そういう意味で使って大事に至ってはというふうな懸念がやはり先立つようでして、この辺についてはなお課題だというふうに思います。
 これらの機械については、誰でもというふうなこととあわせて、今議員の質問の趣旨は、いつでもどこでもというふうなそういう広がりの中での質問のように受けとめました。富谷町が41台配置しているということについては、残念なことに施設が閉鎖された時点ではなかなか機敏に取り出せないというふうな課題は現状残っているところです。一方では、敬老行事、あるいは高齢者の集い、そしてまた各種スポーツ大会等々、必ず保健師、あるいは貸し出し等も含めて、この数年来、有効に使われているところでございます。そういう意味では、町の施設に配備する施設と台数については、ほぼ目標に近いところまで来ているのではないかとこのように思います。AED、10年というふうなことでありますので、私が就任した平成20年以降、スピードを上げてこの公共施設等については設置がほぼ到達したというふうなところです。
 年間リース料は254万円余ということとなります。
 2番と4番でありますけれども、今の質問の趣旨から、コンビニあるいはガソリンスタンドに24時間営業店への協力をというふうな趣旨のようでありますので、それらについては十分検討してまいることといたします。
 5番目については、後ほど原課から申し上げます。
 以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
危機管理室長(新田 武君) 5番目の問いでございますが、ハード増設を図ってもソフトの充実が肝要であるというふうな趣旨でございますけれども、議員のおっしゃるとおり、AEDそのものの取り扱いについては、非常に簡単になってきておりますし、また取扱説明書等々で順次そのとおり音声ガイダンス等々でやられることは可能でございます。ただ、その状況、それにその人がなった状況はどうだったのかという、その周囲にいた方々がはっきりわかる、またはこういう状態になったということがわからない限りはなかなかAEDを持ち出してどうだこうだというその行動までいくのが非常に難しい状況になっているというのは確かでございます。そういう中で、やはりAEDを使う場合に、議員がおっしゃいましたとおり、AEDが使えるようになってから10年たちました。それで使ったのと使わないのでは、このぐらい4倍以上の1カ月の生存率が違います。全くそのとおりでございますが、それを使う方という問題でございます。やはりAEDを使い始めるようになってから10年、AEDを含めた講習会、それももう10年になっております。そういう流れの中で、国としては、やはりAEDを使うための環境をきちっとわかる人をまず講習会または応急手当指導会などで知らしめるというか広めるということが一番大事かなと思っております。そういう中で、やはりその指導者につきましては、ある程度熟練した知識と技術を持った方々、例えば消防署員とか、それから日赤の方々とか、それからAEDを取り扱っている業者のいろいろノウハウのわかっている方々の指導が必要かなと考えております。以上です。(「設置場所」の声あり)
 失礼しました。問い1の設置場所でございますが、本庁舎5台、小中学校全12校12台、幼稚園2台、保育所4台、公民館6台と、公共施設等で人の出入りする、利用する施設については37施設、全施設配置させております。以上です。
議長(浅野幹雄君) これより小泉 光君の質問は一問一答により行います。6番小泉 光君。
6番(小泉 光君) まず、設置場所、台数に関してですけれども、公共施設全てに配置されているというのはわかりましたけれども、そこで37施設、41台が全てカバーされていますか。公共施設以外にも町で設置したAEDはありますか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
危機管理室長(新田 武君) 今現在のところ、町での設置は公共施設のみとなっております。
議長(浅野幹雄君) 6番小泉 光君。
6番(小泉 光君) さっきちょっと済みません、書き漏らしたんですけれども、年間で250万円余、これ割れば1台幾らか出てくるかと思うんですけれども、値段はいいか。そうすると、具体的に「今後24時間いつでも使えるような検討はします」という答弁はいただきましたけれども、いつごろまで検討して具体的な動きが出てくるのか、求めます。
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
危機管理室長(新田 武君) このAEDの設置等につきましては、また取り扱い等につきましては、町もでございますが、黒川地域行政事務組合のそういう消防的な救急的な業務の中でAEDの普及推進も進めているわけでございます。そういうこともございまして、全体的にその流れ、もしくは協議等を含めながら、今後考えていきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 先ほど申し上げましたけれども、公共施設での24時間使用というのは非常に難しい課題です。現状、外に置くわけにもいかないというふうなことで難しい状況にあって、なお課題とさせていただきます。
議長(浅野幹雄君) 6番小泉 光君。
6番(小泉 光君) 公共施設に置いてあるAEDが24時間使えないというのは理解するところであります。ですから、民間の店舗などに協力を仰いだらいかがでしょうかという提案をしているわけですけれども、それに対しての検討をいただくということは先ほど答弁いただきましたので、じゃ検討の要らない仕事はないので、いつごろまで検討してどう具体的な動きにつなげていくつもりですかという質問です。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 何せ相手があることですので、24時間あいているのでいいものだから置いてくださいとこっちから一方的にお願い事だけでは済みませんので、そういう意味では先ほど申し上げたように当座24時間営業ということになると11店舗を超えるコンビニさんとか、あるいはガソリンスタンドも10店を超えるとこういうふうなあたりは、議員の質問の中の趣旨にあったとおりでございますので、そういったことへの働きかけ、しかし相手なのでいつまでの到達目標というようなことは現状明言できないところであります。
議長(浅野幹雄君) 6番小泉 光君。
6番(小泉 光君) ソフトの使い方の充実というところに関してなんですが、私も講習を受けました。こことここにパッドを張れば、あとこのスイッチを押せばいいんだなというところはわかるんですが、AEDを使っていいのかどうなのかというところの判断が一番の問題かなと私自身は感じたんです。ですので、やはり町が主体として黒川行政に協力を仰いで講習会をたくさん開いていく必要があると私は思っているんですが、そこはどうお考えになっているんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
危機管理室長(新田 武君) 今現在でも、普通救命講習会は黒川消防のほうで主体にやっておられますが、そのほかに町の婦人防火クラブ、それから町内会等々の応急手当て、または学校関係の応急手当て等につきましては、指導につきましては、黒消にお願いするわけでございますけれども、町としての流れの中で黒消にお願いしているという状況でございます。
議長(浅野幹雄君) 6番小泉 光君。
6番(小泉 光君) 質問の趣旨とは答弁がちょっとだけずれたのかなというふうに思っていますけれども、それでは、ちょっと角度を変えた質問をします。
 今まで、このAEDの講習を何人ぐらいの方が受けたか、つかんでいますか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
危機管理室長(新田 武君) 黒川消防の情報でございますけれども、普通救命講習会にいたしましては、これは黒川消防での主体となった救命講習会につきましては、平成6年から25年末までで2万5,297名でございます。
議長(浅野幹雄君) 6番小泉 光君。
6番(小泉 光君) それは黒川郡全域ですか。富谷町だけですか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
危機管理室長(新田 武君) これは黒川全域でございます。
議長(浅野幹雄君) 6番小泉 光君。
6番(小泉 光君) それでは、先ほどの質問にもう一度戻ります。
 使い方はわかります。使っていいかどうかの判断のところが一番難しいと私は思っています。ですので、やはり町として主体的にその辺のところも含めた講習会を積極的に開いていくべきではないかと考えますが、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
危機管理室長(新田 武君) 町としては、現段階でのいろいろな講習等を広報等々で呼びかけているという状況でございます。
議長(浅野幹雄君) 6番小泉 光君。
6番(小泉 光君) それでは、その実績についてデータをお持ちでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理室長。
危機管理室長(新田 武君) 今数字的な部分は持ち合わせておりませんが、各町内会、それから婦人防火クラブ等で救命講習会等を行いたい等々の申し出があった場合には、黒消のほうに事前的な打ち合わせ等々を行いまして実施しておるわけでございますので、結果的に町がその講習を普及・啓発しているという形になっていると思います。
議長(浅野幹雄君) 6番小泉 光君。
6番(小泉 光君) ただ、そこのところの受けとめ方がちょっと違っていまして、申し込みがあった場合には黒川消防署に依頼するということではなくて、町がアクティブに、積極的に講習会を今後ぜひ開いていってほしいと。人命を救うことですのでそう思っているんですが、それについての見解はいかがですか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 今議員の質問の出だし、いつどういうタイミングで使っていいかということにというようなことをいろんな組み立ての中でこの質問に至っていますけれども、いつどういうタイミングというようなことは、もうそういう状態があれば即装着する。機械が全て判読してくれるとそういう前提の中であの機械がありますので、そんなに怖がることではなくてやることが先なんです。だから、そういうことも含めて十分これほど250万円余、1桁の「余」というのは余りということ、細かい数字言いませんでしたけれども、250万円を超える年間リース料を投下しているわけですから、まさに言葉では宝の持ち腐れにならないように、適時的確に使えるような方策、広報の周知もあり、皆さんからの口コミもあり、町に求めることのみならず、みんなでこの使いやすさ、そういったことを啓発し合いながら、よりよい、そして万が一の人にはAEDで救命されたねと、こういう事実をやはり一つ二つと積み重ねていくことがやっぱり今の町に求められていることだとこのように思うところです。
議長(浅野幹雄君) 6番小泉 光君。
6番(小泉 光君) ですから、今町長が言ったようなことを広く展開するためのリード役として行政があるんではないかと思っているわけです。ですから、申し込みがあった場合にやるんではなくて、むしろ積極的に展開していく必要があるだろうというふうに思っているんですけれども、その辺の見解を再度お願いしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 危機管理監がそういうふうに申し上げたので、私のほうからは先ほどの答弁をさせていただいたということでご理解をください。


議長(浅野幹雄君) 19番相澤 榮君。
19番(相澤 榮君) 私は、学校給食の地場食材供給についてというテーマで質問をいたします。
 地域で生産された「顔の見える」新鮮で安全・安心な農産物を地域の学校給食に取り入れることができたら、将来を担う子供たちにとって心身の発達にどんなによいだろうか。人は、生きるためには食べなければなりません。新鮮で安全・安心な「食」を生涯にわたって食べることができることは、人にとって最も幸福なことでしょう。特に、細胞分裂が盛んな幼少期にはなおさらであります。
 1990年代から食品の安全性をめぐる事件が多発し、多くの人々が地場食材への関心を高め、全国各地で農産物直売活動が活発となり、地産地消活動が展開してきています。それに伴い、学校給食でも、積極的に地場食材を学校給食に取り入れようとする動きが見られるようになりました。
 そして、食生活の乱れが国民的な課題となり、食育基本法が2005年に制定されました。2011年には第2次食育推進基本計画が決定し、学校給食における地場産物を使用する割合を増加することが目標とされ、品目数で2015年度までに30%以上にすることを目指すとしています。
 また、地場産物の供給が不足している場合には、国産の食材を使用する割合(食材ベース)について、平成27年度までに80%以上とする新たな目標が追加されました。
 このため、文部科学省及び農林水産省においては、この目標の実現に向け、両省が連携して、学校給食における地域の農林水産物の安定的な生産・供給体制の構築を推進するとともに、栄養教諭を中心に地域と連携した食育推進体制の充実など、学校給食等における地産地消や食育を推進することとしています。
 また、関係機関が連携し、地域の実情に応じて学校給食における地域の農林水産物の利用を一層促進するよう通達されております。
 学校給食実施基準の一部改正では、学校給食の食事内容の充実について、地場産物や郷土に伝わる料理を積極的に取り入れ、児童生徒が郷土に関心を寄せる心を育むとともに、地域の食文化の継承につながるよう配慮すること。児童生徒が学校給食を通して日常または将来の食事づくりにつなげることができるよう、献立名や食品名が明確な献立作成に努めることが通達されています。
 それぞれの地域で個別的に、自主的に取り組み開始されていた学校給食への地場食材供給が国の施策となり、目標が掲げられ、全国各地でさらに展開してきています。農村女性グループによる学校給食への地場食材供給は、食育を含めて供給していることに意義がありますが、一方で生産者の高齢化による負担の限界や後継者の問題と計画生産が拡大しないという課題を抱えています。そのため、安定的に学校給食への地場食材供給が継続されるためには、今後、供給側の生産者と需要側の給食センターをつなぐ支援が必要と考えられます。
 本町では、学校給食に地産地消を積極的に活用した運営を進めるとして、産業振興課と生産者が食材提供目標数量を提出していますが、使用量がだんだん少なくなってきています。なぜなのでしょうか。
 例えば、平成25年度の数字では、生タマネギについては、希望出荷計画100キログラムありました。使用量が26キログラムで、使用割合が9%です。むきタマネギと合わせると、総使用量が1万5,609キロですが、使用割合は0.16%になります。地元産については、むきタマネギは使われておりません。地元産玉ネギは9月までに使われないとスス病が発生し、むきタマネギにしないと商品として難しくなります。なぜむきタマネギとして使われないのかを疑問と感じます。
 また、ジャガイモについても、350キログラムの出荷希望で82キログラムが使用され、使用割合は21%です。ジャガイモの総使用量が1万2,000キログラムで使用割合は0.68%になります。他の品目についても、このような傾向にあります。
 ちなみに、ナス、長ネギについては、全く使われておりません。
 そのためにカット野菜が多量に使われておりますが、調理に時間がかかるために地元産が敬遠されているとしか思えません。調理量が少ないアレルギー食、食材については、地元産が積極的に使われているようですが、生産者の出荷希望数量だけでも地元野菜を使用した学校給食を進めていただきたいと思い、次の項目にて質問いたします。
 1、地産地消の実態を伺います。
 2、なぜ使用料がふえないのですか、伺います。
 3、使用量増の考えはありますか。
 4、カット野菜増の要因はなんですか。
 5、外国産野菜は使用していますか。
 6、職員の適正人数は何人ですか。
 7、地元産を使用することは農業の振興につながると思いますが、どう考えますか。
 8、今後のセンターの方向性を伺います。
 以上です。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。菅原教育長。
教育長(菅原義一君) それでは、ただいまの学校給食の地場食材の提供についてというご質問に対してご回答申し上げます。
 まず、第1点目の地産地消の実態ということでございますが、富谷町産の農作物から見た使用割合につきましては、平成23年度が8.6%、平成24年度が14.4%、平成25年度が6.1%、今年度は7月末現在でございますが、6.5%という状況でございます。昨年と比べますと、現時点では使用割合が増という状況でございます。
 取り組みといたしましては、給食センターが使用する食材を生産者にご提示申し上げ、生産者の皆さんから計画書を提出していただきまして、その計画書をもとにJAあさひなから購入しております。規格や品質に合致した食材が必要な数量に達しない場合には、ほかの業者から購入しているという現状でございます。
 第2点目の使用量増についてでございますが、給食につきましては、決められた調理時間内に調理をし、給食時間前に配送をしなければならないということから、調理時間の作業効率を上げるために規格や品質に合致した食材を使用しているところでございます。町内生産者から提供される食材におきましては、規格や品質に合致しない場合や必要な数量に達しない場合もあることから、使用量増につながらないという状況もあるというふうに認識してございます。
 今後の使用量増の考えということについてでございますが、規格や品質、数量については協議をさせていただきますが、地産地消を積極的に進めて使用量をふやしてまいりたいというふうに思っております。
 カット野菜の件でございますが、児童生徒数の増加に伴いまして食数が増加している現状、この実態の中、富谷校を入れまして全13校に給食時間までに配送する必要がありますことから、調理時間の作業効率を上げるよう努めておりまして、この一環としてカット野菜を使用しているものでございます。
 第5点目の外国産野菜でございますが、今言いましたように、決められた作業時間内に調理をし、給食時間まで配送すると、こういうことが調理の大前提でございますので、主に冷凍野菜、これは加熱済み食材等でございますが、ここで外国産の野菜を使用してございます。
 6点目の職員の適正人数ということでございますが、給食センターの人数につきましては、文部科学省通達におきまして学校給食調理員の配置基準が示されております。しかし、これは昭和35年に制定されたものでございまして、いわゆる半世紀以上前のものでございますので、その後における共同調理場の普及や施設設備の近代化、パート職員の増加など、現状が大きく変化して実情に合わないというところも多々見られますので、この通達はいわゆる設置者において地域や調理場等の状況に応じて弾力的に運用することというふうに現在されております。これらのことから、現在の職員の配置に当たっては、衛生管理基準等も考慮しながら、調理過程で必要な人数を各担当に適切に配置しているところでございます。
 第7点目、農業振興につながるということのご質問でございますが、給食センターといたしましては、地元食材を積極的に使用し、農業振興につなげたいという考えを持っております。
 8点目、今後のセンターの方向性ということでございますが、地産地消につきましては、現在の給食センター建設に当たり作成しました基本計画に「地元生産者の要望に応える施設」というふうに記載してございます。農業振興や食育の観点から、必要なことであると、大切なことであるというふうに考えております。今後、地元食材をより多く使用するよう、可能な限り努めてまいりたいと思っております。
 以上でございます。
議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
     午前11時59分 休憩


     午後 1時00分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 これより相澤 榮君の質問は一問一答により行います。19番相澤 榮君。
19番(相澤 榮君) 先ほど教育長から前向きな答弁をいただきましたので、余り質問項目はないんですけれども、少々疑問に思う部分を質問させていただきます。
 まず最初に、地場産品を取り入れた食材の提供や献立の研究はされていますか、お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) 日々、栄養士さんのほうに、新しい食材というものとかも試食なりそういったものをしながら、日々検討して取り組んでおります。
議長(浅野幹雄君) 19番相澤 榮君。
19番(相澤 榮君) それでは、地場産品で積極的に取り入れている食材は何がありますか、お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) 積極的にと申しますか、献立の中でやはり一番多く使われておりますのは、ジャガイモ、タマネギ、その辺が積極的にどちらかというと使われている食材でございます。
議長(浅野幹雄君) 19番相澤 榮君。
19番(相澤 榮君) それでは、タマネギのことについてお伺いいたします。
 タマネギについては、今まで生タマネギ、むかないやつを希望していたようなんですけれども、今後、私さっきの質問項目の中でお話ししたとおり、むかないとスス病が発生するんで、それを取り除かないと商品にならないというような、所長もおわかりだと思うのです。それで、むきタマネギにして使用する方法は許されるかどうか、お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) まず、基本的にスス病というものについては、それが発生した時点で使用はできないと。それは商品の規格書というものの中にも「病気、病害虫のあるものについては使用できません」ということで明記しております。
 なお、むきタマネギにつきましては、実は8月から取り組んでおりまして、9月までの予定、農協のほうが地場産の窓口といいますか、入れていただく業者さんですけれども、9月までの発注の状況で65キロむきタマネギを使うということで発注をしている状況がございます。
議長(浅野幹雄君) 19番相澤 榮君。
19番(相澤 榮君) そうすると、昨年までは生タマネギということでしたけれども、今年度、26年度になってからはむきタマネギを積極的に使用するということで理解していいんですね。
議長(浅野幹雄君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) 積極的に使用していきたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 19番相澤 榮君。
19番(相澤 榮君) それでは、100%地元産の農産物は何を使っていますか、お聞きします。
議長(浅野幹雄君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) 100%を言いますと、ブルーベリーの生、あとリンゴ、そういったものになります。
議長(浅野幹雄君) 19番相澤 榮君。
19番(相澤 榮君) ブルーベリーについて積極的に使われているということでございますけれども、数字を見ますと、いただいた数字だと4キロしか使われていません。それで積極的に使っているということになるのかどうか、それから生産量に合わせてそうしているかどうかという部分をお伺いします。
議長(浅野幹雄君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) ブルーベリーにつきましては、毎年度生産組合のほうに直接確認をしまして、その注文の都度対応できますかということで確認をして、対応できますという数量について入れていただいている状況でございます。
議長(浅野幹雄君) 19番相澤 榮君。
19番(相澤 榮君) 給食センター側で4キロで対応できますかということで組合のほうにお伺いしているんだと思うんですけれども、そうじゃなく、例えばその倍の8キロで対応できますかと、例えば1回で4キロだったら2回でできますかとかという、そういう注文の仕方はされていますか。
議長(浅野幹雄君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) そういった注文の仕方はしておりませんけれども、その時点で何キロであれば可能ですということですので、それ以上は難しいということでのキロ数の利用になっております。
議長(浅野幹雄君) 19番相澤 榮君。
19番(相澤 榮君) それでは、25年度で長ネギとナスが全く使われていないんですけれども、総収量として大分数字としてはあらわれています。なぜ使われなかったのかということについてお伺いします。
議長(浅野幹雄君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) 納入に当たりましては、全て見積もり合わせということでやっております。したがいまして、見積もりを提出いただくに当たりましては、生産計画書をお出しいただいていますけれども、それに基づきまして栄養士のほうで適切な量ということで発注をしております。ですので、それに対して農協のほうが入れてこないというためでございます。
議長(浅野幹雄君) 19番相澤 榮君。
19番(相澤 榮君) そうすると、食材の出荷については、最初に単価ありきということになるんですか。
議長(浅野幹雄君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) 見積もり合わせの基本からそういった形になりますけれども、現状、地場産については一番常に安いような状況の価格で入っております。
議長(浅野幹雄君) 19番相澤 榮君。
19番(相澤 榮君) 地元産の、富谷産の長ネギとナスは使われていないんですけれども、あさひな産のが使われているんですよね。だから、富谷産のはあるんだけれども、なぜ富谷のを使わなくてあさひな産のを使っているのかなという、あさひな農協の部分がちょっとわからない部分があるんですけれども、それはセンター側としてはご理解なさっていますか。
議長(浅野幹雄君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) その辺につきましては、農協と常に連携、相談、協議等を行いまして、その中でお聞きしていますのが、曲がりネギ、そちらのほうを出す方がほとんだということで、真っすぐなネギについては拒否されるという方が多いということでこのような現状と聞いております。
議長(浅野幹雄君) 19番相澤 榮君。
19番(相澤 榮君) それでは、ナスについてはいかがですか。
議長(浅野幹雄君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) ナス等については、特にちょっと協議はしておりませんけれども、あくまでこちらでは見積もりの提出を依頼しまして、それに対しまして農協のほうで提出がないということで、このような状況でございます。
議長(浅野幹雄君) 19番相澤 榮君。
19番(相澤 榮君) 結局見積もりが合わないと使用されないというふうな結論になるのかどうかということなんですけれども、できれば地元産がこのぐらいあるよと、その価格の設定の方法をもう少しJAとお話できないんでしょうか。そして、積極的に地元産を使えるような仕組みができたらいいんですけれども、その辺についていかがですか。
議長(浅野幹雄君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) 価格等、その辺につきましては、やはりかけ離れました金額というのもうまくないものですので、その辺については農協さんのほうで、一元集荷なり市場の価格とかその辺を見まして入れていただいていると思っております。
議長(浅野幹雄君) 19番相澤 榮君。
19番(相澤 榮君) 地元産、そうするとなかなか全量を希望しても使えない状況になっていると思うんです。だから、全量を、例えば出荷希望数量全量使うのにはどうしたらいいかという部分をもう少し生産者側とあさひなさんと三者で話し合える仕組みをつくっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) その辺につきましても、当課がちょっと窓口ではございませんが、産業振興課、そちらのほうで年1回作付の前にそういった情報交換なりを生産者とも行いながら進めているという状況ですので、今後そういった形でまた引き続き行っていきたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 19番相澤 榮君。
19番(相澤 榮君) 職員のことは余り言いたくないんですけれども、鴇所長になりましたら非常に積極的にそういう地元産が使われるようになってきたので大変心強く思っているんですけれども、ぜひその辺の仕組みをもう少し簡素にしていただいて、生産者側は幾らで売らなきゃないとかという、そういう希望はないんです。とにかく使ってくださいと、そういう気持ちなんです。値段については、市場に出すよりも地元で給食センターに出したほうが余り手もかからないし、いいよというそういう考えを持っている人が多いわけですので、その辺の仕組みを描きながら、もう少し積極的に使っていただくように努力をしていただきたいんですが、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) 当初教育長が申し上げましたとおり、こちらの決まった条件というものをクリアされるように生産者にも働きかけながら、今後積極的に地場産の活用をしていきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 19番相澤 榮君。
19番(相澤 榮君) 先ほどカット野菜の増についての要因は何ですかということでお伺いしたときに、やはり食数の関係で調理の問題があったわけですね。それで、職員の適正人数については、大分前の文部省通達ということで示されたんですけれども、文科省で2007年に調査した数字があります。全国平均で115名で1人というふうに数字が出ているんですけれども、富谷はどうなってますか。
議長(浅野幹雄君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) 富谷の調理員数で申し上げますと、46名でございます。
議長(浅野幹雄君) 19番相澤 榮君。
19番(相澤 榮君) 職員の出入りが大分激しいように聞いているんですけれども、その辺の補充は積極的になされているかどうかお伺いして、私の質問を終わります。
議長(浅野幹雄君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) 補充しております。


議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。
5番(高橋正俊君) それでは、通告どおり質問をいたします。
 今、我が町では、(仮称)総合運動公園スポーツ・文化交流館の建設や、(仮称)明石台小学校建設、27年4月開校に向けて大変大きな事業を展開しているところであります。
 それで、今建設されているところの敷地は町所有の土地でありますが、まだ町に多く使用されていない土地があります。その中の、大清水にある町の所有地は、現在オートヒルズ(中古車販売組合)で一部使用していますが、大分空き地があると思いますし、また今富ケ丘北部会館の新築工事が行われていますが、旧会館について伺います。
 1、大清水にある町の所有地の面積は幾らあるのか伺います。
 2、オートヒルズとの賃貸契約はどのような内容なのかお伺いします。
 3、今後あいている土地の利用については、どのような考えなのかお伺いします。
 4つ目、富ケ丘の今使用している会館は今後どうするのか、お伺いします。
 以上です。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
 1つ目は、面積は1万6,860平米であります。
 2番、3番は、後ほど原課から対応します。
 4つ目については、町内会と協議をした上で今後の施設利用について検討してまいります。
 以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) それでは、問い2についてお答え申し上げます。
 オートヒルズ等につきましては、この土地は行政財産であることから、行政財産の目的外の使用許可ということで許可をしているものでございます。許可の期間は原則1年といたしまして、毎年更新をしている現状となってございます。ちなみに26年度許可した内容ですが、面積が7,593平米、使用料につきましては603万6,000円となってございます。
 続きまして、問い3でございます。
 公共公益用地につきましては、なお行政財産につきましては、将来公共の用に供する予定地として今適切に維持管理を行っております。具体的な利用計画が整ったものから利活用をしている現状にございます。ちなみに、昨年度につきましては明石台五丁目を学校用地、それから富ケ丘一丁目につきましては一丁目広場、それから明石台七丁目につきましては子育て複合支援施設の用地ということで利活用の推進を図ってきたところでございます。
 今回の質問にあります大清水の土地を含めまして、現在具体的な利用計画がない土地につきましては、町民福祉の向上、町の発展のため、町民皆様の理解のもと、有効活用ができるよう、引き続き取り組んでまいりたいと思っております。
 なお、具体的な利用計画がまだ整っていない土地につきましては、町事業の支障とならない範囲で一時的に行政財産の目的使用を許可しまして、使用料として町の財源の一部として徴収をしているというところが今の現状となってございます。
議長(浅野幹雄君) これより高橋正俊君の質問は一問一答により行います。5番高橋正俊君。
5番(高橋正俊君) 賃貸契約が1年と言われましたが、この1年という意味、例えば行政で使うときにすぐに賃貸契約を解約できるような意味があってこの1年間にしているのか、その辺を伺いたいです。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 正式には賃貸契約ではなくて使用許可ということで、許可制度になってございます。それで、条例上、原則1年ということで決まっています。今議員がおっしゃるとおり、その1年の意味といたしましては、次の年、町が利用することが当然あり得るわけですので、そういう意味からそういう制度となってございます。
議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。
5番(高橋正俊君) 町で使う場合にということなんですけれども、しかし、更地の状態であればそれはそれでいいんですけれども、あそこに事務所として使われている建物があるわけですが、町で使うようになったときにはあの建物が邪魔になるとか、壁になるとか、そういうことが考えられるんですが、その辺の対策はどう考えているのか伺います。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 許可する条件といたしまして、例えば許可を打ち切る場合につきましては、1年でちょうどそこでそれ以降許可をしないことが決定されれば、当然原状復旧をして町に戻すという許可条件になってございますので、その辺の心配はないのかなというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。
5番(高橋正俊君) それはそのときに対応すると思いますけれども、それから、このオートヒルズの入金と、契約はさっき聞きましたから、その状況、日にちどおりにきちっと入っているのかどうか、その辺をお聞きします。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) オートヒルズに貸している土地の地代、使用料につきましては、スタートが平成21年2月21日から1年を上限にあと更新をしてきている現状でございます。年間約600万円ぐらい、合わせまして3,500万円以上の今収入となっております、通算でですね。きちんと納期どおり納めていただいている現状でございます。
議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。
5番(高橋正俊君) それから、これちょっと耳にしたんですけれども、地方自治体が今所有している資産の運用計画を、3年以内に提出するようにという国からの指導があるようなのですが、こういう指導があるんですか。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) はい。正式的な名称といたしましては、公共施設等総合管理計画の策定というところで国のほうから指示が来てございます。こちらのメーンといたしますのは、どちらかというと建物、箱物になります。それは老朽化等で危険のないよう、適切な維持管理を計画的に行えというのが本来の趣旨です。しかしながら、今、この利用されていない未利用地、これらもできればこのような計画の中に盛り込んで将来像をある程度描いていきたいなというふうには考えております。
議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。
5番(高橋正俊君) その計画を提出させる、私は国のどういう趣旨で出すのかちょっとわからないんですけれども、例えばこの計画書、使用法、運用計画、これを出して、例えば富谷町にこのぐらいの資産があるから地方交付税が下がったりとか、そういうものに影響はないものなのですか。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) この管理計画は、先ほど言いましたとおり、箱物、要は建物をどのように今後維持管理していくのかというのがメーンです。そもそもは、例えばトンネル事故だったり、そういう行政が管理する施設のふぐあいで大事故になっている現状というのがそもそも根底にございまして、それがきっかけで町が所有している全ての施設、庁舎も含め、公民館等も含め、これらを計画的に安全を確保していくための計画というのが大きな柱となってございますので、交付税云々に影響するものではございません。
議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。
5番(高橋正俊君) 私も考え過ぎかなとは思うんですけれども、その計画書というのは、いつまで、3年間という日にちがあるんですけれども、いつまでそれを出さなきゃない期限なんですか。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) これにつきましては、法ではなくて国からの指導ということで、3年以内に市町村がつくった場合は、そのつくった費用の一部を交付税で措置しますよと。ですから、支援しますよということです。ですから、3年以内につくれば、そのつくった費用の一部について国からの財源が来るという仕組みですので、基本的にいついつまで、いつ出せという決まりがあるものではないです。ただ、4年以降につくった場合については国からの支援がなくて、まるっきり一般財源で対応してつくらなくちゃないというような状況でございます。
議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。
5番(高橋正俊君) わかりました。それで、その計画書というのですかね、それできたら、公開してもらえるものなんですかね。お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 当然つくれば、議員の皆様、それから町民皆様のほうに、これは公表するものになります。今の町の方向としては、ぜひこの計画をつくりたいなということで今検討に入ってございますので、ただ、まだ正確な時期については申し上げられませんけれども、これらの計画については取り組んでいきたいなというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。
5番(高橋正俊君) 大清水のその土地については、富谷の中でも、宅地にしても商業用地にしても私は一等地だと思っておるんですけれども、ぜひ有効な土地の利用を考えてほしいと思っているんです。参考のために、ある町民から、こういうお話があったんですよ。子供が自転車乗りがけ、覚えがけで、公園に行っても公園が乗り入れ禁止というような公園が大分あるみたいで、自転車を乗り入れて練習というんですかね、そういう場所がないんですかというようなふうに言われたこともあるんですけれども、そういうふうに有効な土地の利用をぜひ考えていただきたいと思いますけれども、その辺を伺います。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 当然、町で今使用していない未利用地につきましては、先ほど申し上げましたとおり、一斉にその未利用地を一気にスタートしても、全部使うというのは、財源的な問題もありますし、それは現実的ではないと思います。その中で持っている土地の一部から利活用を既にもう開始している現状もありますので、その大清水の土地についても、まだ具体的な話は出ておりませんけれども、当然、町民のため、利活用できるようなものに当然将来的には使っていきたいというふうな考えは持ってございます。
議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。
5番(高橋正俊君) それから、富ケ丘の旧集会所ですか、町内会館ですね、これをさっき町長から町内会と検討してということなんですけれども、あの建物自体は町の所有、公民館の一部になっているんですか、お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) あそこにつきましては、所有は町です。あと、以前、北部会館として町内会に契約をして無償で貸している物件でございます。
議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。
5番(高橋正俊君) 先ほどの大清水の土地と同じように、会館、あそこの今ある会館の下、何か物置みたいになっていたようですけれども、待機児童というのは私余り得意なほうではないんですけれども、まだ富谷で町民から相談されることあるんですけれども、例えば小規模な保育所といいますか、そういうものに利用するような考えなんかはないんですか、伺います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) その件については、まだ未定でございます。
議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。
5番(高橋正俊君) ぜひそのことも視野に入れて、早い待機児童の解消という意味も含めてぜひ検討していただきたいと思います。以上です。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 先ほど申し上げたとおりでございます。


議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) それでは、私の一般質問をさせていただきます。
 一部同僚議員の質問と重複するところもありますが、また再びご答弁をお願い申し上げます。
 初めに、公営墓地の造成を図れ。
 私は、公営墓地の整備造成について以前にも一般質問をしております。また、8月5日に開催された仙台市・富谷町広域行政協議会においても、奥山仙台市長、仙台市議会議員、それに局長ら幹部職員に、仙台市のいずみ墓園事業への富谷町の参画を提案しました。
 仙台市いずみ墓園は、仙台市泉区にあり、富谷町役場から車で15分くらいのところにあります。第1期整備分、一般墓所5,073基、芝生墓所3,587基、個別集合墓所1,272基の計9,932基を平成13年から貸し出しを開始し、今年度で終了の予定となっております。
 続いて、第2期整備分、一般墓所、芝生墓所、個別集合墓所の約1万2,000基の造成工事が今年度に終了し、区画割工事をしながら、今年度から順次貸し出しを開始しております。
 いずみ墓園は、今後の需要を考え、第3期整備が予定されております。富谷町は仙台市とのいずみ墓園の共同事業化を図るべきではないかと考えます。
 また、公営墓地造成の今後については、どのように考えているか、以下伺います。
 1つ目に、町から近い仙台市いずみ墓園との仙台市との共同事業について。
 2つ目に、公営墓地造成の今後の見通しについてお伺いいたします。
 それでは、大きい2つ目であります。
 ごみの収集で町民の利便性を図れであります。
 私たちが生活をする上で、ごみは必ず出るものであり、住民はなるべく出さないように気を配っております。町も、町民の利便性の向上に種々努力をしておられます。さらなる利便性の向上を願うものであります。
 また、自主財源を確保するために、ごみ袋に掲載する有料広告の募集をしてはいかがでしょうか、以下質問いたします。
 まず1つ目に、一目瞭然、ごみ収集日を記載した1年間カレンダーの作成・配布についてであります。ほかの自治体でありますが、1年間のカレンダーにごみ収集品目ごとにカレンダーに色分けをしているところがあります。きょうは第何曜日で何だったかななんて考えることもなく、見ればすぐわかるようなもので、とても便利なものであります。富谷町としても、こういったものをぜひ作成し、町民に配布をできないでしょうか、質問します。
 2つ目に、携帯メールを活用した「ごみ収集日お知らせメールサービス」の実施についてであります。これもほかの自治体でやっておりますが、仙台市もやっております。ごみを出すことを考えていても、ついつい忘れることがあります。メールで案内していただいたらいかがかなということでありまして、これについて実施についてお伺いします。
 3つ目に、富谷町指定ごみ袋に有料広告の掲載についてであります。登米市で先ごろ登米市の指定ごみ袋に有料広告の掲載を募集しております。2枠の募集で、既に2社から応募があり、決まっているそうであります。富谷町も、指定ごみ袋有料広告の掲載を募集したらいかがでしょうか、実施について質問いたします。
 それでは、大きな3つ目、弱者対策の推進をであります。2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震で死者・行方不明者は1万9,000人を超え、避難されている方は現在でも約27万人に上っております。その被災者の中には障がい者も方ももちろんおられました。「音のない3.11」というビデオDVDがつくられております。これは聴覚障がい者の方々が震災のときの様子をインタビューで語っているものがおさめられているものであります。
 聴覚障がい者は、その出ていらっしゃる方なんですが、聴覚障がい者の方は激しい揺れがおさまってから、倒れたものを片づけるなどしておられたそうであります。この方の自宅は海から800メートルほどの場所で、津波が来るとは全く考えておりませんでした。近くに住む親戚が慌ててやってきて、早く逃げろと言われ、外を見たら津波が迫っており、親戚の車で逃げて危ういところを助かったということでありました。もちろん自宅は津波で流されております。
 聴覚障がい者の方はなぜすぐ逃げなかったかといいますと、それは津波避難情報を得ることができなかったからであります。防災無線や広報車のスピーカーからの音声、ラジオ、テレビなどからの音も何も聞くことができなかったからであります。
 日本補聴器工業会では、難聴者数は国内で1,994万人と推計しております。多くの方が今後また起こるであろう災害に心配をしております。
 今の話は聴覚障がい者の方のことでありますが、視覚障がい者の方もおられます。その方々に合わせた災害等の緊急時の対応が求められております。
 また、障がいを持っている方だけでなく、高齢者や乳児を抱えた方々にも、日常生活の不便の解消や配慮、また自然災害や犯罪に巻き込まれないように、その方々の特性に応じて対策を考えなくてはならないと思います。
 以下、対策について質問いたします。
 まず、聴覚の障がいをお持ちの方への対策についてであります。
 1つ目に、役場等に非常事態を知らせる回転灯の設置や非常用案内掲示板の実施についてであります。これは、ある市役所において防災訓練が行われまして、そこに市の職員、聴覚障がい者の方がおられました。庁舎内で防災訓練が始まりますと、ベルが鳴り、放送が入り、職員は訓練に参加するため一斉に動きます。そのとき聴覚障がい者の職員は、近くの職員が訓練が始まったことを知らせて初めてその事実を知ります。聴覚障がい者の職員は、防災訓練があることを前もって知っていたので何が起きているかは理解できました。しかし、もし一般の聴覚障がい者がそこにいたらどうでしょうか。実際に非常ベルが鳴り、放送が流れたとしても、聞こえないわけであります。周りが突然動き出したとしても、何が起きているのか理解はできません。そこで、聴覚障がい者のために、非常ベルや緊急放送とあわせてパトライトやフラッシャーなどそういったものと、また電光掲示板の整備が必要ではないでしょうか。これらについて質問いたします。
 2つ目に、聴覚障がい者でも使用できるAEDの設置についてであります。昨年11月に全日本ろうあ連盟から厚生労働大臣宛てに福祉施策の要望書が提出されております。その中に聴覚障がい者でも使える字幕またはテロップ等の文字表示機能つきのAEDの設置の義務化、または法制化を要望しております。全国の各地には、AEDを設置した自治体、駅、空港、学校、会社などの施設が加速的に増加しております。突然の心停止が発生した場合でも、迅速に対応できる体制が整備されつつあります。
 しかし、現在設置されているAEDは、ほとんど音声方式であるため、聴覚障がい者には不向きとなっております。救急蘇生講習を受けた聴覚障がい者がいるにもかかわらず、音声方式のAEDでは使えない状況であります。字幕またはテロップ等々の文字表示機能つきのAEDの設置を図るべきであります。
 今現在、富谷町役場玄関前に字幕、またテロップ等の表示機能がついているAEDが現在置かれております。ほかの施設についてはいかがでしょうか、質問いたします。
 視覚に障がいをお持ちの方への対策として、3でありますけれども、地デジが聞けるラジオ、生活用具給付として追加についてであります。
 アナログ放送が2012年3月31日をもって完全に終了し、日本全国でテレビ放送は全て地上デジタル化されました。これによって今までFMラジオで受信できていたテレビの音声が聞けなくなりました。視覚障がい者にとって、テレビは画面が見られなくても重要な情報源になっており、厚生労働省が、ちょっと古い調査結果でありますが、2008年に発表した調査結果では、視覚障がい者の66%が情報の入手方法としてテレビを挙げております。そして、厚労省と総務省の補助金によって視覚障がい者が使いやすい地デジ対応ラジオが開発され、販売されるようになりました。
 また、この地デジ対応ラジオの機器によっては、EWS緊急警報を受信すると自動で電源が入るものも今出ております。
 こういったものに対して、平成25年2月25日の厚労省主管課長会議の資料において、「地デジ対応ラジオについては、視覚障がい者の日常生活上の情報を保障するとともに、社会参加が促進されるものであり、日常生活用具の情報・意思疎通支援用具に該当すると判断することも可能である。実際に福島県相馬市、千葉県成田市、既に日常生活用具として給付している自治体もあるため、各市町村においてはこれらの自治体の対応も参考とした取り組みをお願いしたい」と記載されております。
 町として、地デジ対応ラジオの日常生活用具の給付について質問します。
 4つ目に、デイジーの活用支援についてであります。
 デイジー図書は、視覚障がい者や普通の印刷物を読むことが困難な人々のためのデジタル録音図書です。視覚障がい者のほかに、学習障害、知的障害、精神障害の方にとっても有効であることが広く認められております。視覚障がい者やその児童生徒の学校教育においての活用はどのようにされておりますか、質問します。
 5つ目に、著名な良書、声のプロが読み語りかけるオーディオCDというのがあります。これを公民館図書の蔵書に加えることについて質問します。源氏物語や夏目漱石の坊ちゃん、銀河鉄道の夜、日本昔話など、プロのナレーターが読み上げたものをCDに録音したものが今出回っております。このオーディオブックCDで視覚障がい者や高齢者など、目の不自由な方も良書に親しむことができます。また、一般の方でも耳から良書を楽しむことができます。オーディオブックCDを公民館図書の蔵書に加えることについて質問いたします。
 次に、高齢者の振り込め詐欺などの特殊詐欺対策としての提案であります。
 6つ目として、介護保険通知者封筒に注意喚起の啓発文の印刷についてということであります。
 警視庁の発表によりますと、平成26年上半期、振り込め詐欺などの特殊詐欺の被害は全国で前年比14.4%増の6,167件、被害額は前年比26.5%増の約268億円と、前年より大幅に増加しております。
 新潟市では、この高齢者の振り込め詐欺などの特殊詐欺の防止策として、介護保険通知書の封筒の裏面に被害に遭わないよう注意喚起の啓発文を印刷しております。
 富谷町としても、こういったものに対しての注意喚起の啓発文の印刷について質問いたします。
 次に、乳児を抱えた方に対する配慮としてのものであります。
 7つ目としまして、十三夜 魂のふるさとまつりなど、イベント会場において授乳しやすいようにテント等の設置についてであります。
 このふるさとまつりなどのイベント会場に入場されている若いお母さんを見かけます。授乳やおむつがえなどができる場所を設けてはいかがでしょうか。また、その設置場所を会場案内地図に記載しておくことや、会場でわかりやすいように表示するなど、配慮してはいかがでしょうか。町としての設置について質問します。
 8つ目に、交番やコンビニなど、先ほども同僚議員からありましたが、24時間あいている場所へのAEDの設置についてであります。これも私は以前にも質問しておりますが、先ほど同僚議員の質問へは検討するような答弁がありました。それで、町長からそういった答弁がありましたが、具体的にもう一度どのように進める方向を考えていらっしゃるかお聞きしたいと思っています。
 以上、私の質問を終わります。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
 公営墓地の件でありますけれども、先ごろの仙台市・富谷町広域行政協議会、議員から提案された内容、その当事者と会場におりましたので、随分承知いたすところでございます。ここから、しかしながらということでありますけれども、今後の手続というふうなことであわせて先行して整備した仙台市の墓園に富谷町がというふうなこととなりますと、いろんな諸手続等も含めて入り口の時点で、まだ踏み込む状況にない段階でございます。この先ステップを踏んでうまく前進するようであれば、まさに仙台市と富谷町、2つの自治体の議会議決を経た上で、さらにその先の協議が必要だというふうなこととなりますので、今後の研究の結果を待つことといたします。
 2つ目については、公営墓地とした場合、町がどのように係るべく、経営主体3つほどというふうなことで、きのうおとといも質問等で答弁したとおりでありますけれども、そういったこと、さらにまた墓地経営方法、収支状況、富谷町の現状、民間の墓地需要というようなものも含めて課題なお継続して残るというふうなことでございまして、しかしながら、従前、方向性としては検討を加えるというふうなことといたしておりますので、近く、広く町民の意見を伺う場として懇談会等の設置も検討してまいりたいとこのように思います。
 ごみの収集については、おおよそ幾つか今3つに分けてご提案ありましたけれども、私は皆さん750を超える集積所、そしてまた連休も、休みの日もというふうなことで、収集回数等を伸ばしながら、この間進めてまいりました。そういうふうな中で、皆さんよく工夫していただいて、そしてまた生活環境推進員の皆さんのご熱心なる活動等もあって、ほどなく順調に運営されているとこのような認識でございます。どこかの自治体にというふうなことでのご紹介のようでありますけれども、今の質問が、このようにすることが大きな今を超える数倍の利益があるというふうなこと等、十分検討しながら、1番目については対応してまいります。
 2番、3番目については、2番は後ほど、3番も同じように有料広告、ごみ、やっている事例は承知するところでありますけれども、現状、指定ごみ袋への有料広告掲載というふうなことについては、今後の研究の必要というふうなことでありますけれども、当面の近々実施の方向に現状至っていないというところでございます。
 3つ目、誘導灯、現状でも十分職員連携、あるいは防災訓練等々、法の定めにも従いまして庁舎内でやっておりますので、そういう意味では職員連携による的確な誘導に努めてまいるということでございます。
 2つ目は、先ほど申し上げました37施設、47台のうち、議員の質問に対応するAEDは25台ということとなります。
 3つ目の地デジのラジオというふうなことでありますけれども、これは障がいの種別に合わせて、言ってみれば限定品だというふうなことがありまして、目的ごとに定められた製造というふうなことのようでございます。したがいまして、有効性等を十分勘案しながら、視覚障がいのご意見をお聞きすることとして対応いたします。
 4、5、6、7については、後ほど申し上げます。
 8番目、先ほどの質問とほぼ同様でありますけれども、先ほど申し上げたとおりであります。公共施設への配備、37カ所、41台整いました。ついては、その後、コンビニというふうなことです。そういうふうに言いながらも、やはり近場にあるかどうかと。もう行き着くところ、各家庭1台ですねということになってしまいますので、そういう意味では本当に相手のあることですしというふうなことで、瞬間、町上の松田商店を思い浮かんだんですけれども、副団長でもありますしね。しかし、6時、7時で閉店しますというようなことからすると、24時間対応にはならないしというふうなことを思いながら、それぞれの地区、富谷地区、西部地区、南部地区、そしてまた東部地区と、この辺のぐらいのくくりで24時間対応できるような状況、そしてそれがまた皆さんのAEDに対する関心事と、また安心感というふうなことすれば、ぜひこの辺の先ほど申し上げたのに加えて24時間対応AEDというようなことの設置について前向きに検討してまいります。
 以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) それでは、私は3問目の弱者の皆様へのイベント時の対応についてお答えさせていただきます。
 まず、ご質問の趣旨につきましては、重要なことだなと思って認識しているところでございますが、このことを富谷町の現状に置きかえた場合、特定の方々を対象にしたイベント以外は町民皆様を全て対象にしております。特に、お年寄りから小さいお子様のいるご家庭までということで、ふるさとまつり、公民館まつり、子どもまつり、全ていろいろな形でやっておりますが、現在建物を中心にイベントを展開しておりますので、通常公民館、役場周辺でも建物には全てこういう施設は備えております。ふるさとまつりという特定のこともおっしゃっておりましたので、街道を使ってやっておりますので、現在の公民館、役場には当然その施設はありますが、新町のほうのシルバーさんの建物であったり、「ほっと育く」さん、借りたりして対応しているところでございます。ことしは特に町中会館もあのように整備されましたので、町中会館もこういうところの施設ということで考えております。
 ご提案のありましたそういうイベント地図への記載というのはやはり重要なことだと思いますので、通常ですとトイレとか表記もありますが、そういった表記も考えてまいりたいと思います。
 ただ、ご提案にありました授乳テントでございますが、これについては今申し上げたとおり、町で施設が中心に行っておりますが、場合によってはこういうものも必要かと思うんですが、いろんなネットで調べたところ大変助かったという意見もありましたが、逆に中をのぞかれる心配があったというお母様方の声も載っておりましたので、この辺はイベントを主催する側としていろいろ研究をさせていただきながら対応してまいりたいと思います。
 以上です。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 私のほうからは、2番目のごみ収集関係の問い2ということで、携帯メールを活用したごみ収集日お知らせメールサービスということでございます。
 この資料などを見ますと、例えばこの辺ですと仙台市のほうも実施をしているというところでございますが、実際の事業主体につきましては民間事業者ということで、有料をもって市のホームページからリンクを張りまして、登録した方にメールサービスを行うというような事業のように思っております。そうしますと、利用者については有料にはなりませんが、市としましては事業者のほうに幾ばくかの負担金を払うような計算になりますので、その辺でどのくらいの需要があるか、もうちょっと見きわめた上での検討課題かなというふうに思っております。
 以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) それでは、3問目の問い4、デイジー図書でございますけれども、音声で録音した、耳で聞く図書のデイジー図書につきましては、県の視覚障がい者情報センターのほうで貸し出しをいたしております。利用登録をしていただくと送料も込みで利用できるというふうな状況ですので、周知に努めてまいります。
 5番目のところです。オーディオブックCDを公民館のほうの図書蔵書に加えるというふうなことでございますけれども、障がい者の方のみならず、活字離れした世代が良書に取り組むというふうな観点からも検証が必要かと思います。広い意味でのこれから検討をというふうなところで進めていければというふうに思います。
 6番です。介護保険通知書の封筒のほうに振り込め詐欺等の注意喚起の方法として通知書の裏面のところに印刷をというふうなことでございます。今後の振り込め詐欺等の注意喚起の方法として検討してまいります。
議長(浅野幹雄君) この際、午後2時10分まで休憩をいたします。
     午後1時54分 休憩


     午後2時10分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 これより安住稔幸君の質問は一問一答により行います。8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) それでは、再質問させていただきます。
 まず、公営墓地についてであります。
 今の町長からのお話ですと、そういった状況、懇談会によるもの、町民の皆様からご意見を聞くような場を設けるような話をされましたが、これについてはできれば、近々とは言いませんけど、年内に何かそういったものを具体的に考えていらっしゃるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 時期はこの場で明言はできませんけれども、冒頭表明しましたように、2期目の課題というふうなことで早急なる対応を準備してまいりたいと思います。3期目でした。失礼しました。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) それで、仙台市との共同事業についてでありますが、仙台市のほう、昨年というか25年度というのでしょうか、25年度に851の応募があったそうであります。そうしますと、今1万2,000基でございますので、単純に考えるとまだ十数年、3期工事に入るまでには造成できるまでは結構かかるのかなという感じもしないことはありません。そういったことを考えますと、もし町単独で別にどちらかにつくろうとしても、やはり今すぐできるようなものでもないのかなとももちろん思いますので、そういうことを考えますと、方向性を決めて仙台市なら仙台市なり、私は仙台市でなきゃ絶対だめだということはないんですが、きちんと町民の皆様に今後の道筋というんでしょうか、方向性を示していただければいいのかなと思いますけれども、その辺についてはいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 懇談会のようなものを設置いたしました上で、町民の皆さんの意見を伺うということの中でどのような進め方がふさわしいのか、その辺もいろいろ勘案しながら前に進めるというようなことかと思います。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) それでは、墓地のほうの本当に推進、よろしくお願いします。
 それでは、2つ目のごみ収集についてのほうであります。済みません、確認ということなんですけれども、先ほど町長からごみを出すカレンダーのほうについては、今具体的検討されるような話だったかなと私はとったんですが、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) カレンダー式の一覧表ということで、現物のほうも参考にいただきまして、いろいろ内部でも見まして、非常に見やすさという点、収集日の見やすさという点では非常にすぐれたものかなと。なかなかうまくコンパクトにまとまっているなという気はいたしました。一方で、富谷町が採用しておりますのは、冊子形式というのでしょうか、全16ページによった冊子の収集日程表ということでございまして、一方では収集日の見やすさという観点から、富谷町のほうは資源化の推進とそれからごみの減量というところを視点にしまして、その分別をどう進めたらいいかということの内容でつくったということですので、こちらのほう、町のほうは町のほうの工夫を加えたつくりで、事例のほうは事例のほうでうまくまとまった見やすさの観点からということですので、それぞれいい長所はあるのかと思います。ですので、うちのほうとしましては、例えば収集日の見やすさでしたらホームページで何か工夫するなりというようなことで、工夫を加えながらのいいところをちょっと横取りするというような形で工夫して進めたいなとは思っております。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) 今課長のほうからお話ありまして、収集の見やすさということを考えますと、私は課長のほうに見本として出しておりますそちらの、七ヶ浜町で出しているやつなんですが、そちらのもののほうがはるかにいいのかなと私は思います。そして、七ヶ浜町では、その分別についたものにつきましては、ホームページのほうに細かく逆に載っておりまして、一つの冊子という感じのものがございまして、そちらのほうもホームページ、または町民に必要であれば配布しているような話を聞いております。やはり日ごろ毎日使うもの、そちらのほうをやはり利便性のよいものにするのがよろしいんじゃないかと思いますけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) それからあと、いろいろ調べている中で、七ヶ浜さんの例ということなんですが、七ヶ浜さんですと、3種類というのでしょうか、パターンが3つ、ですから3種類のカレンダーをつくれば済むという一方で、富谷町は10パターンと、10種類のカレンダーをつくらなければいけないというところもございますし、それから配布する上での戸数ですとか、枚数ですとか、配布方法とか、いろいろ考えますと、毎年毎年カレンダーを10種類もつくらなくちゃいけないということも、事情もありますので、すぐにというわけにはいきませんが、いいところはなるべく取り入れできればなというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) ぜひとも検討していただきまして、採用していただければ町民の方も助かるのではないかと思います。
 続きまして、指定ごみ袋への有料広告についてでありますけれども、これは本当に、登米市での例を参考に出させていただきましたけれども、1枠15万円ということで、そう高くもない、それだけ収益が少ないということになりますけれども、実際に応募もきちんとあったということでありまして、町としても十分こういった対応はできるかと思うんですけれども、何か問題点などはあるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) この件につきまして、調べたといいますか検討した中で、やっぱり何点か問題点といいますか、課題といいますか、そういうのがございます。一番の問題、課題といいますのは、先ほど登米市という例なんですが、登米市ですとみずから市独自でごみ袋をつくりまして、そして販売を委託していると。自分の町、市でつくっているわけですので、その財源として広告収入というのがあるそうなんです。しかもごみの有料化を図っているということですので、広告収入も大きな財源の一つなのかなと。一方で富谷町については、町がごみ袋をつくっているわけではございませんで、製造の承認をして、その承認を受けた団体がつくっているということになりますと、町が仮に広告収入をと考えますと、つくっていない町が収入を受けていいのかどうかということ。それと、あるいはつくっている団体が独自にスポンサーを募って広告収入に充てるのかということになりますと、その辺、具体にどこの誰が広告収入を受け入れるかというところがちょっとすぐには登米市の例は採用できないというところがございました。まずはその一つの問題かなと思います。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) 私のと、感じ方とはちょっと違ったものですから、ぜひまた検討をしながらお願いしたいということで思っております。
 3番目の弱者対策の推進についてでありますが、1つ目の非常事態を知らせる回転灯やそういったものの設置については、職員の連携を密にして的確なものを行うというようなご答弁でありました。私も財政課長のほうにちょっとお聞きしましたら、それらしいというようなお話も聞いておりました。しかしながら、いつ何だりどういう状況でこういった状況になるかもしれませんので、やはりそういったものを、何かしらのものは公共施設くらいにはやはり設置しておくべきな、町民とは限りませんけれども、来庁されている方への気遣いかなと思いますけれども、この辺についてはやはり検討はしていただけないんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 障がい者と申しましても、視覚、あと聴覚、あるいは肢体不自由というふうに、種別によってどういう避難のときの体制が必要になるのかというようなところもありますので、そういったところを見きわめて、今町長のほうから職員連携でというふうなお話をさせていただいたところですが、実際の、じゃどういう表示がいいのかと、あるいはそれが、人海の連携にまさるものなのかというようなところは検討が必要だというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) じゃ、町の職員の方で連携、できる、それで何とか対応していただけるなら、それはそれで進めていただいても私は構わないんですが、ただやはり、繰り返しですけれども、もう少し、施設としてきちんとしたそういった対応がされているというのも、やはり公のものというかの施設としてはやっぱり必要かと思っております。今後についても、そういったものについて検討はされないんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) ですから、こういった施設、必須のものでないというのも、また恐らく事実だろうと思いますし、ぜひ状況を見ながら、視野に入れておきながらというようなことで、きょうの質問の提案をゼロですよということでないことだけは、今のやりとりも含めてご理解いただきたいというふうに思います。どちらにしましても、安全を確保するというようなことの一つだというようなことは十分受けとめましたので、今後の対応とさせていただきます。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) よろしくお願いします。
 それで、聴覚障がい者も利用できるAEDの設置についてでありますが、先ほど町長から今現在41台のうち25台がということでお聞きいたしました。そうしますと、ほかの残りの16台につきましては、今後どのようにされるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(新田 武君) リース更新を迎える施設から順次設置していく計画でおります。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) 続きまして、地デジ対応ラジオの日常生活用具の給付であります。先ほど課長のほうから、皆様からお話を聞いて考えたいというふうなお話があったと思いますが、国のほうでもやはり必要性を認めてああいったような資料というか所管課長会議での発言もあったかと思います。その辺も十分考慮されて今後の給付に追加していただけるように積極的に考えていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 国の障がい者担当課長会議の内容も承知しておりますので、そこも踏まえながら、対象者の声を聞きながら、見きわめてまいりたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) あと、オーディオブックCDのことについてであります。これについて、生涯学習課のほうも関係してくるかと思いますが、公民館のほうでございますけれども、こういったことを考えますと、今後、こういったものを検討されるというような話でありましたけれども、やはり私もちょっと一つ二つ聞いたことがございますけど、非常に聞きやすいというか、非常に楽しむことができるようなものでありますので、ぜひ障がい者の方に限らず、町民の方に広くこういったものをご利用いただけるようなそういったものがいいのかなと思いますけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) 今後検討してまいります。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) あと、デイジーについてでありますが、これは学校教育についてもということで質問させていただいておりますが、今現在、学校教育でのこれの必要性というか、やはり使うことについてはどのようにお考えでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 今、各学校におきましては、現在本の読み聞かせであったり、それからICTを活用した情報教育のほうを行っております。また、本町におきましては、弱視学級が1学級ございまして、その中で拡大教科書であったり、卓上の拡大器を活用しているところでございます。
 デイジーの活用につきましては、今後さらに研究をしてまいりたいというふうに考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) 次に、イベントでの授乳をできる施設についてであります。先ほど公民館じゃなくて町内会主管課でですね、そちらのほうでもそういったものを考えていらっしゃることをお聞きしました。どちらにしても、授乳される、そういう場所ですので、のぞかれるのもありますが、ただ、その部屋がどういうふうに分けるかわかりませんけれども、やはりその辺は見えないように目隠しのカーテンをするなり、そういったものが、いろいろ細かい話でありますけれども、知っているかと思いますけれども、この辺についてはもちろんきちんとお考えの上でのものでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) 当然施設の中でやりますので、役場ですと授乳室ありますので、ああいった形で利用される方々に不便を来さないように、イベント主催者側として考慮していきたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) あと、最後にコンビニでの、コンビニや交番でのAEDの設置でありますけれども、本当に今AEDが一般市民に使えるようになって10年、それで私、町内のコンビニ、ちょっと頭にずっと浮かべましたら、たしか富谷町内で考えますと15軒かなということで思っております。もちろん中には密集している場所もありますけれども、中にはやはりここにあったら本当に助かるんじゃないかなという部分もありますので、この辺については、本当に10年たちましたので、町として積極的にそのコンビニ店との話し合いの中でぜひ進めていただきたいと思いますけれども、その辺についてはいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(新田 武君) 議員がおっしゃいましたように、AED設置から10年、全国的には20万台、30万台以上超えているという状況の中で、実際心肺停止状態の中で、救急車、例えば2012年の例ですけれども、2万3,797件あって、その中で一般の方が利用したのが実際的には881件、3.7%だったというような実情もございまして、実際的にそれが24時間対応できなかったからかという、必ずしもその状況ではないことがあると思います。そういう中で、やはり今現在あるAEDの利活用にまず重点を置きながら、相手のあることでございますので、慎重に研究しながら進めていきたいと思います。よろしくお願いします。
議長(浅野幹雄君) これをもちまして、本日の一般質問を終わります。
 これで本日の日程は全て終了いたしました。
 本日はこれにて散会いたします。
 ご苦労さまでした。
     午後2時28分 散会

平成26年第3回定例会議事録(第4号)

平成26年9月5日(金曜日)

出席議員(18名)

  • 2番 森栄君
  • 3番 菅原福治君
  • 4番 出川博一君
  • 5番 高橋正俊君
  • 6番 小泉光君
  • 7番 浅野直子君
  • 8番 安住稔幸君
  • 9番 三浦邦夫君
  • 11番 佐藤克彦君
  • 12番 山路清一君
  • 13番 小川昌義君
  • 14番 細谷禮二君
  • 15番 佐藤聖子君
  • 16番 永野久子君
  • 17番 磯前武君
  • 18番 渡邊俊一君
  • 19番 相澤榮君
  • 20番 浅野幹雄君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 富谷町長 若生英俊君
  • 副町長 鈴木和夫君
  • 会計管理者兼会計課長 矢田守君
  • 企画部長兼企画部経営企画課長兼市制移行準備室長 荒谷敏君
  • 福祉部長 小野一郎君
  • 建設部長 鴇謙一君
  • 企画部財政課長 吉田尚樹君
  • 企画部産業振興課長 横倉時夫君
  • 総務部総務課長 菅原俊司君
  • 福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセンター子育てサロン所長 浅場悟君
  • 福祉部健康増進課長兼食と栄養推進室長 奥山育男君
  • 建設部都市整備課長 伊藤正君
  • 水道事業上下水道課長(建設部上下水道課長) 齋藤英夫君
  • 総務部総務課参事兼危機管理室長兼危機管理監 新田武君
  • 教育長 菅原義一君
  • 教育次長 及川芳彦君
  • 教育部長兼富谷中央公民館長兼富ケ丘公民館長兼東向陽台公民館長兼あけの平公民館長兼日吉台公民館長 小松巌君
  • 教育部学校教育課長 神田能成君
  • 代表監査委員 阿部功君

事務局職員出席者

  • 事務局長 山田豊
  • 次長 富澤裕
  • 主任主査 津久家直美
  • 主任主査 相澤正人

議事日程 第4号

平成26年9月5日(金曜日)  午前10時00分  開議
   第1 会議録署名議員の指名
   第2 一般質問(通告番号15番~16番)

第4日目  9月5日(木曜日)
一般質問 11番 佐藤克彦議員
1 本町における消防団員確保の対策を問う
2 農作物有害鳥獣駆除対策を問う
7番 浅野直子議員
1 若者支援について
2 住民協働による事業計画推進を
第 3 議案第 5号 富谷町母子・父子家庭医療費の助成に関する条例の一部改正について
第 4 議案第 6号 富谷町水道事業の設置等に関する条例の一部改正について
第 5 議案第 7号 富谷町立学校の設置に関する条例の一部改正について
第 6 議案第13号 和解及び損害賠償額の決定について
第 7 議案第14号 和解及び損害賠償額の決定について
第 8 議案第15号 和解及び損害賠償額の決定について
第 9 諮問第 1号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて
第10 諮問第 2号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて
第11 認定第 1号 平成25年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について
第12 認定第 2号 平成25年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
第13 認定第 3号 平成25年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
第14 認定第 4号 平成25年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
第15 認定第 5号 平成25年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
第16 認定第 6号 平成25年度富谷町水道事業会計決算の認定について

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり   午前10時00分 開議
議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
 ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。


     日程第1 会議録署名議員の指名
議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、8番安住稔幸君、9番三浦邦夫君、11番佐藤克彦君の3名を指名いたします。


     日程第2 一般質問
議長(浅野幹雄君) 日程第2、一般質問を行います。
 通告順に発言を許します。11番佐藤克彦君。
11番(佐藤克彦君) おはようございます。
 私は、本町における消防団員確保の対策と農作物有害鳥獣駆除対策の2点について、質問いたします。
 まず初めに、消防団員確保の対策について質問します。
 近年、消防団に対する住民からの期待が非常に高まっております。地震や集中豪雨による水害、地すべり、土砂災害など、多くの自然災害が発生しています。見回り等による安全確認や予防、災害現場での救助活動の活躍が、テレビ、新聞等で多く報道されています。また、火事現場での消火活動はもちろん、予防消防としての役割等が非常に重視され、期待されています。
 黒川郡4町村の消防団員数、団員定数を4月1日で比較すると、大和町で団員定数565人、現員数552人、充足率97.7%、大郷町で団員数369人、現員数283人、充足率76.7%、大衡村で団員定数200人、現員数162人、充足率81%、富谷町で団員定数179人、現員数158人、充足率88.3%。人口の一番多い富谷町ですが、団員定数、現員数とも郡内4町村で一番少ないのが現状です。
 出動手当でも、大和、大郷、富谷町は1日1,500円ですが、大衡では出動の種別、時間により異なりますが、災害出動は4時間未満2,500円、4時間以上3,500円と改正を行っています。
 私は、団員の確保とあわせ、団員定数の増加を望むとともに、団員の待遇改善を求め、次の質問をします。
 1、現在、団員募集をどのように行っていますか。
 2、今後、団員数を増加させる対策をどのように考えていますか。
 3、団員の待遇改善、火災等の出動手当等などをどのように考えていますか。
 次に、農作物有害鳥獣駆除対策を問います。
 本町においても、有害鳥獣による農作物への被害がふえています。鳥獣によるブルーベリー等果樹、野菜、水稲への被害、イノシシ、熊、小動物(ハクビシン、イタチ、アライグマ等でございます)、による水稲、果樹、野菜等への被害等が発生しています。この傾向は年々被害が増加しております。また、猟友会会員の高齢化も進み、駆除対策も弱体化していると思われます。このような状況下の中で、有害鳥獣の駆除はもちろんですが、農作物被害防止を講じるべきと考え、次の質問を行います。
 1、本年度の被害実態をどのように把握していますか。
 2、現在、被害の防止対策をどのように考えていますか。
 3、今後の被害防止対策をどのように考えていますか。
 4、野生鳥獣肉(ジビエ)の処理などをどのように考えていますか。
 以上、質問いたします。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁申し上げます。
 消防団員の増加と待遇改善ということでありますけれども、団員の募集については団長、副団長、そしてまた分団長、3分団16班編制となりますので、団長、副団長、そして分団長で5名、そしてそれぞれの班に班長さんというふうなこととなりますので、そういった皆さんを中心としながら、地域内の住民の皆さんに新団員としての加入促進を推進してもらってございます。町としても、現状の定員、定員もしばらく前に定めた中での現状というふうなことで、定員の根拠もなかなか希薄になっているところではございます。
 富谷町、人口増といってこの30年来3.4倍、340%増というふうな中での主たる増加は団地部というふうなこととなりますので、そういう意味では、市街化調整区域内を多数占めるこの16班の充足というのはなかなか難しいところがあるというのが、富谷町の実情でございます。単に5万人当たりの179というような数値とかで5万人当たりの充足率というふうなだけでは、一面の事実ではありますけれども、そのことのみで評価するには不十分であるというふうに思うところであります。
 平成19年町長就任の時点で、町下と町中にポンプ車2台ということでありました。それが現状、16班のうち10班まで消防ポンプ、ないしは軽積載車というところで整いましたので、残り志戸田、二ノ関、北方ですね。中央部の原・穀田、南方の今泉・明石、16班中6班に軽積載車の配備を予定してございます。会館整備と合わせてというふうなことで、多少お待ちをいただいているところでありますけれども、残り6つについては順次進めていくことといたします。
 そのようなことで、増加策ということでありますけれども、先ほど88.3%の数値は過去5年では最高値を示しているというふうなところで、極めて軽積載車の配備というふうなあたりは団員さんの士気、そしてまた消防団への加入への魅力というようなことの一つに間違いなくつながっているというところであります。
 そのような中で、ある地区においては6名の、お一人減って6名ですというような、全体の88もありますけれども、それぞれの班ごとを見ますと、またでこぼこ。多いところだと十八、九名、少ないところだと五、六名、こんな形で軽積載車を動かすにも、消防団活動としてもなかなか厳しい状況下にあるというふうなことでございます。
 よく消防団員のなり手がいないというふうなことが一つあります。もう一つは、富谷町のこのような特異性、市街化調整区域というふうなことでの新たな住宅、分家別家以外に建築できないというふうな制約の中で、対象年齢者が高齢化していく。その後のいわゆる核家族化というふうなことで、次の世代を担う若い人がご自分の生まれたところから別な団地部に住むと、こんなふうな傾向の中に現状あるというようなこともある中で、よく団長さん以下幹部の皆さんともどもご努力をいただいていると、このように思うところであります。
 そのようなことで、2つ目については増加策、軽積載車の配備等含めて、少数ながら消防団としての活動ができるような体制を、方法を示してまいるというようなところです。
 3つ目の待遇改善、大衡村が先行して待遇改善をスタートしておりますけれども、残り3町においては同じように次年度の年度当初に向けて、3町そろって改善をというふうなことで今団長さん、そしてまた総務課、主管である総務課長のもと、協議を進めておりますので、もうしばらくお待ちをいただきたいと思います。
 大きな2つ目の有害鳥獣ということでございます。被害実態をというふうなことでありますけれども、逐一被害実態報告があり、それの対応をいたしてきているところです。やはり熊の被害以上に、熊は人的な被害、恐怖というふうなことで相当な対応をいたしますけれども、農作物被害というようなことからすれば、イノシシが大変情報としては多くなってきているというふうなところです。熊同様の現状を確認し、被害状況等を確認しているというところです。
 二ノ関、志戸田、南方、そして北方ですね。二ノ関、志戸田地区。奥、山とのつながりというふうなことの中で出ています。南方のほうでは、南部地区では大亀、石積、県民の森に山が続くというふうな、そういう位置関係のところの人家、そしてまた耕作地に出てくると、こんなふうなところでございます。水田に入ったり、畦畔に穴をあけたりというふうなことで、被害は一定あるところでありますけれども、実際農作物、水稲について直接倒伏して本来見込まれる収量がだめになったというふうなケースは現状ありませんので、結果としては被害額として算出されるものはないというところです。両地区、南・北方両地区2地区合わせて被害面積200平米程度、被害額4万円程度と、こんなふうな額を算出いたしております。
 残りの3つについては担当課から答弁させることにいたします。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) では、質問の2の現在の被害防止対策について申し上げます。
 基本的には、自主的な防止、被害防止対策をお願いしておりますが、防止できない場合は電気柵の貸し出しをしていまして、そのほか有害鳥獣捕獲隊に依頼し、箱わなを設置して捕獲を行っています。イノシシの箱わな設置については、二ノ関地区において6月から7月末にかけて行いましたが、捕獲までには至りませんでした。今回、イノシシ用の箱わな1基を購入しましたので、これからまた設置してまいる予定にしております。
 次に、3、今後の被害防止対策につきましては、引き続き電気柵による防護や箱わなによる捕獲を行ってまいります。また、出没している地区には注意喚起のチラシを配布し、イノシシが近寄らない環境づくりを呼びかけてまいります。
 次に、鳥獣の肉の処理、利活用については、捕獲した個体については焼却や埋設を行うこととしております。野生鳥獣の肉の利活用は、食の安全までにまだ至っていない状況から、現在のところ考えておりません。以上です。
議長(浅野幹雄君) 11番佐藤克彦君。
11番(佐藤克彦君) 改めて再質問します。
 8月18日の河北新報で、「消防団員確保へ協力事業所優遇」という記事がありました。従業員から消防団員を出した会社に公共工事の入札資格緩和や事業税の減額なども実施している自治体が、4月時点で23府県152市町村、17日の総務省消防庁の集計でわかったそうです。消防庁は2006年、従業員が消防団に入ったり、活動に配慮した就業規定を設けたりしている企業や事業所を、消防団協力事業所に認定する制度を導入し、各自治体が独自に優遇措置を実施しています。消防庁は、働きながら消防団でも活動ができる環境づくりの必要性を感じ、会社にもメリットを与え、制度を普及させたいとしています。
 消防団員は普通別の仕事につく18歳以上の地域住民でつくる組織で、市町村が設置しています。本町でも、過去には個人事業者や農家の人が大部分でしたが、現在の団員はサラリーマンの人が多数を占めています。働きながら消防団活動ができる環境が必要です。そのため、消防団員を出した会社や企業に対して、感謝状、表彰、事業税の減額などを行い、団員の確保を図るべきと思い、町の考えを質問します。
 また、有害鳥獣駆除対策ですが、現実問題として駆除だけでは農作物の被害は防ぎ切ることができません。農作物を守るために、防護柵、電柵、防虫ネット等が必要です。これらは個人の力だけではなかなか難しいと思います。箱わなや防護柵等の導入に対して、町で買ってリースや補助金の導入を図るとともに、駆除に対する奨励金の交付の導入も必要と思います。
 また、捕獲した駆除動物の処理はどのようになっていますか。これは捕獲した小動物の処理です。以上、再質問します。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、再質問に答弁を申し上げますけれども、団員数の確保、そういう報道も承知しております。富谷の風土といいますかね、特殊性というか、特異性というか、そういったところともあわせながら考えていく必要があるだろうなというふうには思っています。消防団員の確保、定員の適正かどうか等の評価、そしてそれに対する充足の状況、そして今と将来と、こんなふうなところを見合わせながら対処すべきところだと。
 そしてまた、もう一方では常備消防のやはり強化というふうなことも富谷町には望まれると。幸いにしてあのように救急隊の配置、そしてまた富谷消防署の設置というふうなことでスタートを切ったというふうなことでありますので、そういう意味ではいろんなバランスの中で、数がとかということのみならず、全体的なこのバランスの中で富谷町の防災力なり、初期消防、初期消火力を高めたり、この辺あたりが課題だろうなというふうに思います。その大きなやはり切り口として、軽積載車の早急な、震災後早期なる導入を、年間5台プラス1台、年度またいで6台というふうなことでのまさにスピード感を持ってここに至ると。このようなこともご検証いただければというふうに思うところです。
 何にも増して、富谷町の町民の皆さんの防災意識やら、防火意識の高揚というようなあたりもあわせて必要であるというふうなことで、何にも増してそういったもの、被害を起こさないとかね。あるいは富谷町の水害等の対応とか、地震のときの対応とかというようなことも十分視野に入れながら、大郷町の状況ともまた違うというふうなこと。きのうも申し上げましたように、大郷町の場合は吉田川のあの流域、本当に首長の思いというのはいかばかりかと思います。毎度毎度。それに比べて富谷町はというようなことは比較できる状況であります。しかしながら、唯一竹林の威徳寺周辺は厳しい状況の中では常に頭から離れません。こんなふうなことも申し上げたとおりであります。
 きのう冒頭申し上げた、運営概要で申し上げた婦防クラブの表彰式がきのう知事、県庁の講堂でありましてご報告を受けたところですが、火災率が何せ0.78ということで、県内でもトップクラスの火災の出さない自治体のくくりにもまた入っているというようなこともお知らせ申し上げたいと思います。
 後半のほうでありますけれども、いわゆる法律が改正されて、私どもよりも到底誰のためにつくっているんだと。そして、富谷町でも山ぎわでつくったトウキビが皆やられた。あしたとるべと言っているうちに、ちゃんとイノシシが来てさっぱと食い尽くされたと。一生懸命ホームセンターから何やらかにやら買ってきて楽しみにしていたものが皆やられましたというのも聞く話でありますので、そういう意味ではいっときの緩みもないというふうな思いながら、法律が改正されて、まさに保護から管理へというふうなことで法律の大転換がありますので、そういう意味で人と動物と収穫のどちらが大事なのみたいな話の中で、正直二、三十年、それ以上ですかね。来た経緯がありますけれども、保護から管理へというようなことで、まさに適正な管理がなされるというふうなことだろうというふうに思います。
 箱わなにしても、これも狩猟免許という一定の講習を受けて、検定試験を受けないと資格が取れないというような制度、従前からの制度が今そのまま継続されておりますので、箱わなの免許を取るとて、取得者とて数人しかいないと。こんなふうな状況で、なかなか農業者の皆さんが苦慮されているというふうなことも重々承知の中で今進んでいるところであります。
 野生の食獣肉というふうなことでいえば、本当に捕獲したものが食べられるものなのか、食用に向くのか、あるいはそれだけの量があるのかというふうなことでありますので、十分周辺の状況も勘案しながら、抜本的にはやはり国、県の枠の中でどのように体制を整えていくのか。農業者が収穫しようとしたものが直前で失われるようなことのないような仕組みづくりというのは、やはり国、県にもっと求めていかなきゃならない。そんなふうに思っているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 答弁漏れありますか。産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) では、奨励金についてですよね。まずは、防止対策の一つとして奨励金交付なんかも必要かと思っていますが、現在のところこれまでどおり有害鳥の駆除、まさに本日秋の駆除を行っているところですが、有害鳥の駆除、それから電気柵の貸し出し、今回購入しましたのでそれらを有効活用していきたいと思っています。それから、注意喚起ですね。地区にお願いして注意喚起をしてまいりたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(新田 武君) 議員がおっしゃっております事業所からの消防団入団という協力の中で、黒川4カ町村において先駆けて、富谷町ではこの制度、富谷町消防団協力事業所表示制度というものを設けて入団の促進に当たっているわけでございます。富谷町消防団に積極的に協力していただく事業所またはその他の団体におきまして、消防団協力事業所の表示票等を交付いたしまして、そのための交付のための必要な事項等を定め、もって富谷町の消防・防災力の充実強化の一層の推進を図っていることを目的としております。
 なお、働きかけ等につきましては、現在も行っているわけでございますが、その実績についてはまだない状況でございます。
議長(浅野幹雄君) 11番佐藤克彦君。
11番(佐藤克彦君) 再々質問します。
 箱わな猟、町長言ったとおり、免許が要ります。免許を取るといってもなかなか難しいです。金もかかります。時間もかかります。これに対する補助とか、そういうのは考えていないでしょうか。
 また、消防団員の手当は見直すと言いましたが、報酬も一緒に見直すのか確認するとともに、団地住民、この前危機管理監からも聞いたんですが、日吉台から1名消防団に入ったそうです。これをふやす方法、もっともっとあると思います。それについて再度質問します。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 待遇の改善、日当プラス報酬というものを含めて検討しますということと、あと箱わなの資格を取得するための補助制度というふうなあたりも検討の中に入ってございます。
 もう一つだけ追加申し上げますと、130年、50年でしたかね。130年以上の歴史を持つ消防団ということで、最盛期、最大時100万を超えたものが今80万ですかね。2割ぐらい減っていますねというふうなことから、今回の震災等でこのようにクローズアップされております。恐らく常備消防のない時代の消防団というようなあたりのイメージと、本当に私は今の両者相まってのこういった活動をしていく中で、本当にもとの100万に戻す動きをすることが正しいのかどうかというようなあたりは、私の問題意識としては持っているところでございます。
 そういう中で富谷町の179という180に近い定数の中で88%、9割弱というふうなあたりの充足で踏ん張って頑張っていただいている消防団の活動というのは本当に日々敬意と、また頭の下がる思いでいるところでございます。
議長(浅野幹雄君) 新興団地の団員募集は。
町長(若生英俊君) こちらも折々、私どもというよりは団構成でやっているものですから、団長、幹部の皆さんとのそれぞれの折の場で話題にはなるんですけれども、どうでしょうかね、最初から難しいということなのか、切り口がなかなか見出せない中で現状にあるということであります。


議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。
7番(浅野直子君) おはようございます。通告に従い、私は2問質問いたします。
 1問目は、若者支援についてです。
 若者を取り巻く環境は多種多様で、問題が表面化するのは報道によるところが多いと思われます。平成21年に子ども・若者育成支援推進法が定められ、その基本理念の中に、一人一人の子供・若者が健やかに成長し、社会とのかかわりを自覚しつつ、自立した個人としての自己を確立し、他者とともに社会を担うことができるようになることを目指すこととあります。
 私は今回特に、ニート、ひきこもり対策について伺います。なぜなら、住民からの相談が少しずつ多くなっているからです。高校中退者は年間5万人とも言われています。人づき合いが苦手で、不登校を経験し高校を中退、ひきこもりとなり、家族も相談できる場所がなくなり自分たちで問題を抱えてしまう。そして、誰にも知られたくない気持ちがあります。また、一度就職はするが、人間関係でつまずき、それからひきこもりとなるなど、さまざま悩みは深いです。日々の生活に本人や家族も疲れてしまい、家庭不和が続いたり、両親が高齢になるなど、支援の必要性を強く感じました。しかしながら、現状は、家族が相談に行くが、なかなか本人を支援するまで到達しない、接見できない、相談しないなど、状況を把握するのは困難なこともあります。
 私は、相談を受けて、県の支援センターや相談窓口の紹介など対応してきました。社会福祉法人わたげ福祉会に支援の状況や生活状況など、話を聞きに行きました。同じ悩みを持ち、そのことを受け入れてもらえる場所があり、悩みを聞いてくれる人がいる、ごく当たり前のことが一番大事であると感じ、寄り添ってまいりました。
 全国のニート、ひきこもりの人口の内訳は、家から出ない、コンビニには行けるなど、狭義ですね、狭い、狭義のひきこもりはおよそ23万人。ふだんは家にいるが自分の趣味などでの外出はすることができる広義、広い、広義ひきこもりは46万人となり、およそ全体で70万人とも言われています。「どこに相談に行けばよいのか」「社会人になって今さら相談できるのか」「みんなと会うのがつらい。知られたくない」、これは実際相談をされている方の声です。
 国の対策では、都道府県と政令市に地域若者支援センターの設置を求めていますが、市町村では支援派遣事業が取り組めるとあります。町内にも支援を求めている人がふえています。訪問の機会をふやす活動やNPOの事業者などに委託するなど、支援の拡大と連携が必要であると強く思います。社会全体で解決しなければいけないことですが、本町の子供や若者、家族が一元的相談に対応できる組織、総合窓口の設置が必要と考えます。
 また、最近の危険ドラッグにより事故に巻き込まれる報道が後を絶ちません。厚労省によれば、危険ドラッグを使ったことのある人は40万人とも言われています。ことし上半期、危険ドラッグに絡み、全国の警察が128件、145人を摘発したとのまとめを発表しました。町長の町政運営報告でもありました「夜回り先生」でおなじみの水谷 修氏が、危険ドラッグについて新聞の対談に「通常の麻薬使用者のうち3割は社会復帰するが、危険ドラッグについてはゼロです。だから、一度やったらおしまい」。この1年間で物すごい勢いで中高生に広まっていることを警告している記事がありました。特にネット社会にあり、年齢を問わず入手が簡単になっていることなど、徹底した危険ドラッグの怖さを訴える活動はより重要になると思います。
 未来を担う大事な青年たちです。以上のことから、若者支援について、以下の質問をいたします。
 1、ニート、ひきこもり状態の若者支援は、現状どのようになっていますか。
 2、子供や若者、家族が一元的相談に対応できる組織の設置が必要と考えますが、当局の考えについて伺います。
 3、行政と青年、18歳から35歳ぐらいまでの方との懇談会など、積極的な取り組みは行われているか、伺います。
 4、全国で危険ドラッグによる犯罪が多発していることから、当局の対策について伺います。
 次に、2番目の「住民協働による事業計画の推進を」と題し、質問いたします。
 富谷町総合計画前期基本計画も5カ年が終わり、引き続き後期基本計画も作成されていることと思います。人口5万人都市を目指し、平成28年には市制移行へと共通認識の中にあり、都市化する居住環境は、商業施設の進出や富谷インターの開通、企業誘致など、大きな転換期を迎えています。住民にとっても利便性やより安心・安全な生活を求めて環境の変化を共有していますが、将来世代に負担はかけないか、ずっと住み続けられる環境整備であるか、重要なテーマです。便利さゆえに課題も多くなり、地域においては逆効果な環境を生み出し、危険度の高まる状況をつくることもあります。
 7月に視察に行きました恵庭市は、田園環境とガーデニング住宅の建設を通し、環境整備、地域観光や地域経済への貢献、ブランドづくり等、多くの関連分野への波及があることがわかりました。また、歩いて暮らせるまちづくりをコンセプトに、なるべく車の利用を抑えエコバスなどの導入を進める取り組みは、環境の違いはありましたが、高齢化の進む地域に適した施策であると感じました。
 本町で進めている行政と地域懇談会の取り組みは、地域課題の解決につながり評価できます。本町は全国各地から移住・居住がなされ、5万人を超える町となりました。市制移行を視野に多くの課題を抱えていますが、新たなまちづくりの一策として、地域をより大きなくくりで捉え、地域住民、事業者など参加メンバーが企画・課題を共有し事業計画を立て、住民参加で協働のまちづくりの提案を行えるようにしたらどうでしょうか。
 例えば、提出された事業計画は5年間有効にし、(仮称)地域活性化協議会(行政、住民、事業所、学校関係)などを設置し、実行可能な事業には予算をつけて施行していくなど、住民にわかりやすい特徴ある取り組みも町の発展につながると考えます。また、将来に向けた若い世代の意見なども取り入れ、多方面から地域まちづくりプロジェクトなどの取り組みを行うことも、将来世代に地域の事業計画を理解していただく機会をふやすことになると考えます。
 環境は全く違いますが、北海道恵庭市のような地域中心プロジェクト(地域中心の範囲内で行われる事業・施策)と個別プロジェクト(地域中心を取り囲む地域で行われる事業・施策)と具体に協議会を開き、住民エリアマネジメントによるまちづくり推進も有効であると考え、質問いたします。
 1、地域によって抱える問題は大きく変わり、高齢化の進む地域、交通問題を抱える地域、歴史や文化を保存整備するような地域、国道沿線の都市化が進む地域、子育て世代が多い地域、田園地域など、住民協働の事業計画を進められる(仮称)地域活性化協議会(主に住民、行政、事業所、学校関係など)の設置を求め、実行可能な事業には予算の確保を認め、恵庭市のような住民エリアマネジメントによるまちづくり推進の取り組みについて伺います。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
 最初の若者支援ということであります。ニートあるいはひきこもり状態のということでありますので、なかなか難しい問題の一つと、このような認識で今対応に苦慮しているというのが大どころでございます。改めてひきこもりというのは、あるいは社会的ひきこもり、病名や診断名でないというところが、非常に行政として苦慮するのの根っこにあるのだなというふうにも思うところです。何年もの間自宅に閉じこもり続ける青少年の状態を指す言葉というのが一つありますし、別な機関では社会的ひきこもりとは6カ月以上自宅に引きこもって、社会参加しない状態が持続しておると。あわせて、分裂病などの精神病ではないと考えられます。持続しておりながら、こういう病的なものではないと考えられる。ただし、社会参加しない状態とは、学校や仕事に行かない、また、ついていないことをあらわすと、このような社会的なひきこもりの定義もまた今回取りまとめたところでございます。その背景とか等々あるわけでありますが、もう一回難しい内容の分野であるということを申し上げます。
 ニートというのは、よく以前使われましたけれども、日本では働く意欲のない無気力な若者というのがニートの一番簡単な定義、概念というふうなことで使われているようでございます。
 本題に戻りまして、このような職につかない若者、そしてまた自宅に半年以上もというようなあたりの若者支援をどのようにというようなこと、大変心痛める課題の一つであります。そいうふうなことで、直接的な、制度上において直接的な支援策は現状ない。行政としてのその対応や支援に苦慮すると。このようなことで、もう少し我々から発信をしながら、あるいは取り組みも含めて、枠組みを考えるべき内容であるというような認識でいるところであります。
 2番、3番については後ほど申し上げます。
 4つ目の危険ドラッグということで、これまた犯罪がということでありますので、町行政ではなく警察行政というふうなことの枠、範疇に入りますので、対策についてというようなことについて言えば、現状は宮城県あるいは地元にある保健所、黒川支所などの関係機関、大和警察署などを通して情報を共有すること、そしてまた、広報等による薬物乱用の防止の普及啓発に努めると、この辺あたりで今とどまっている状況です。ですから、現状が脱法ドラッグから7月にこのような言葉も定着いたしましたけれども、本当に目に見えないいわゆる薬物といいますか、化学物質をもってこのような今までの概念の薬物というようなあたりと一気に拡大する状況下は非常に深刻な状況として今受けとめているところです。
 よもや小中学生、小学校高学年あるいは中学生、高校生等にこのようなものがつけるこういった若者がいる状況があれば、非常にこれは深刻な状況でありますので、早急にこういったところ、関係当局との協議の中でその対策防止に努めてまいりたいと思います。
 大きな2つ目は住民協働、これも私の町政運営の柱の一つでございます。いろいろご提案がありますので、後ほど担当課から詳細は答弁させますけれども、いろいろ手法があり、柱として位置づけ、何にも増して事業をする上では町民本意のというふうなことで、町民の目線でとか、町民のためにとか、町民とともになんていうようなことと相通じながらですね。例えば、1つの事例では、富ケ丘の今北部会館つくっていますけれども、外壁とか、壁とかというような形で住民の皆さんがそれぞれ折々に業者さんと町と3者で現場で集まって、この壁の色をとか、この屋根の色をとかというようなことを、初めてだと思いますね。出だしのころは町長室に来て、どんな色ですかなんていうようなことも相談かけられましたけれども、だんだんとそれもまるっきりなくなりまして、今回の富ケ丘については全部100%町、そして地元、業者とこの3者の中で地元に最もふさわしいものをそれぞれ皆さんで考え合わせ、選択をしていただいている。こんなのも1つの事例として成果につながっているのではないかなというふうに思います。
 個別にはまた後ほど申し上げます。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) それでは、私のほうからは、1問目の3番、青年との懇談会と2問目についてお答えいたしますが、どちらも若干かかわりがありますので、重複するところがあるかと思いますが、お願いいたします。
 まず、青年層との懇談会ですが、特にお示しされている18歳から35歳までということで区切った懇談会については特に行っておりません。しかしながら、富谷町の平均年齢は39歳前後でございますので、平たく言えば、もうそういうその皆さんが平均的にお住まいになっているということで、地区懇談会、先ほど町長が申し上げました地区懇談会などの開催に当たっては、町内会が全ての皆さんから意見を集約して、現在取り組むべき問題点であったり、将来こうあってほしいという意見交換は常に行っているところでございます。
 しかしながら、市制移行というものもございますので、特にこういう世代の皆さんが将来を担っていただくというのは間違いありませんので、これを参考に青年層の皆さんとのまた意見交換の場も持っていきたいと思っております。
 かつては青年団という組織がかなり活発に富谷町も行われておりました。しかし、現在会員数も少なくなってきておりますので、新たにそういう青年層の皆さんが活動できるようなことも含めて懇談の機会を持ちながら進めていくことも、将来の富谷町にとっては必要かと思っております。
 次に、2問目でございますが、住民協働、これは先ほど町長が申し上げたとおり、重要な施策として総合計画にも位置づけさせていただいております。ご提案にありましたエリアマネジメント、これについては法的拘束力はないものでございますが、国交省が推奨しておりますので、特に地域づくり、そういった土地利用を含めた地域発展性というのが重要視されている制度かなと思っております。これにつきましても、意見交換の場、住民の皆さんの意見を反映するということであれば、大変参考になる制度だと思っております。ただ、富谷町にはかつてから行ってきたいい取り組みもございますので、先ほど町長が申し上げました皆さんとの地区懇談会、これはもうずっと長く続けておりまして、それは先ほど申し上げたとおり近々の課題であったり、そういったものも来ておりますので、それも重要視しながらこういった制度も活用していきたいと思っております。
 また、各部署におきましては、いろいろな懇談会、審議会設けております。学校関係ですとそういう懇談会であったり、そういったものも行っておりますので、そこで集約されたものが富谷町の総合計画に反映されておりますので、そういったところも見ながらこういった取り組みを行っていきたいと思います。
 他市町村と比べて、富谷町の皆さんの住民参加率は非常に高いと思います。クリーン作戦でもそうですし、町民体育祭でもあのように多くの皆さんが参加していただいております。そういったところをぜひ活用しながら、ご提案のあったような取り組みも含めて、2年後の市制移行もございますので、多くの皆様に参加できるような制度をさらにつくって取り組んでいきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。以上です。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) それでは、私のほうからは、若者支援についての2番目の問いについてお答えします。
 質問要旨からしまして、相談窓口の一元化組織の設置が必要ということでの質問ですが、私どもでは精神的な病や悩み相談、精神通院の移動手続、そういったことに関しましては健康増進課が窓口になって、保健所等と連携を図りながら対応しています。ただ、相談内容につきましては、精神的な病の問題にとどまらず、さまざまな生活の問題も抱えているケースが多いです。そんなことから、1つの課で、私どものほうの課だけでは完結できないケースが多々あります。そんなことから、どこに相談すればいいのかとか、そういった相談に関する問題というのも見聞きしているところです。
 そんなことで、町といたしましては、相談しやすいその環境整備を図るために、現在総務課のほうが中心になっています人権・行政・生活相談事業、毎月ご案内している相談事業があります。そういったものと、また、福祉3課にまたがるような相談も多々ありますので、そういったところでの連携をこれから図りながら、次年度の課題として検討していきたいと考えております。
議長(浅野幹雄君) これより浅野直子君の質問は一問一答により行います。7番浅野直子君。
7番(浅野直子君) 相談件数のことなんですが、メールなどでも相談は受け付けているんでしょうか。メール。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) メール等での相談というのは、特に具体的な相談はメールでは受けていないです。
議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。
7番(浅野直子君) 町内のニート、ひきこもりの人口は推計になるかと思いますが、およそ何人ぐらいだとのご認識でいらっしゃいますか、伺います。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) ひきこもりの人数、これは現状、厳密に把握するのは困難でして、実態的な数字はこちらのほうでは把握しておりません。ただ、自立支援医療、精神医療の手続、受給者証を交付している方が行政実績報告でも示しているんですが、25年度ですと420人の方に対して交付しています。それで、ひきこもりの要因となり得る疾患ですね。例えば統合失調症とか、自閉症とか、そういったところでの受給者証を発行している方が、大体70人ぐらいいらっしゃいますので、そういった方々はそのひきこもりという部分での人数というふうなことでは捉えられるのかなというふうには思っております。
議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。
7番(浅野直子君) それでは、相談件数は何件ありましたか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 相談件数につきましても実績報告書に示しているとおりなんですが、電話、来所、訪問、そういったことを合わせますと、これらも700件を超える数に延べではなっております。ただ、ひきこもりという部分ではなくて、今のは精神、心の病的な部分での相談全体等含めたものですので、ひきこもりという部分での数値ですと、実際ことしに入ってからは町としては4件程度受けております。また、ひきこもりですと保健所が窓口になって直接相談を受ける機会がございます。そこでは黒川支所では5件ぐらい。あと、塩釜保健所ですね。ひきこもりと心の相談というものが始まりまして、そちらのほうでは3件程度というようなことでお聞きしております。
議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。
7番(浅野直子君) 塩釜保健所のほうでは昨年度6件のひきこもりの相談があったようなんですが、一番重要なことは、その相談があった場合、それを連携をして町の支援はじゃどのような形をできるのかというところなんですが、そういったところまで踏み込んでやっていらっしゃるのかどうなのか、お聞きいたします。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。簡明にお願いします。
健康増進課長(奥山育男君) 具体的にはそのケースによって保健所と連携して保健師が相談に対応しています。その結果、精神疾患、診断を勧奨したり、そこから自立支援法利用につなげるような対応をしております。
議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。
7番(浅野直子君) 先ほどの一元化の相談に対応できるような窓口の設置を求めたわけなんですが、月1回さまざまな心の相談だったり、いろんな行政相談、月1回だと予定を組まれて広報にも周知されておりますけれども、こういったニート、ひきこもり、まずさまざまな問題というのは、行政の窓口1カ所で、まずそこで相談をして、そこから行政の職員、さまざまな方々がその中で動いていただくという取り組みはできないでしょうか。町民がさまざまそちらの窓口に行くという今の取り組みを継続することもいいんですが、もう1カ所さまざまな問題をそこでまず受けるという窓口があってもいいのではないかと思いますが、そのことについてお伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 今お話しのような総合的に対応できる窓口の設置、そういったところも含めて検討していきたいと考えております。
議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。
7番(浅野直子君) ひきこもりのまず対応なんですが、実は訪問支援という、「アウトリーチ」というような言葉を使っているようなんですが、このことが割と、強引なやり方はできませんが、このことがすごく支援につながっているという部分は大きいんですね。それで、こういった取り組みもやはりその塩釜保健所だったり、さまざまなところに相談に来ていただいたらというところはあるんでしょうけれども、町のほうからある程度の人数の把握をするような取り組みを行って訪問支援をしていくと。そういった取り組みはできないでしょうか、伺います。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 現在、ひきこもりというふうに限定したわけではありませんが、そういった心の病をお持ちの方で継続的にその支援、対応が必要な方、そういった方々については現在も訪問対応もしております。25年度ですと、ひきこもりに限ったわけではございませんが、69件ほど訪問を行っておりますし、そういった方々についてはカルテといったものをこちらのほうで用意しまして、その中で継続的にその方に応じた支援を行っております。
議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。
7番(浅野直子君) 今のお話はわかりますが、このひきこもりとかニートの問題というのは、時間をかけて、そのカルテとかはないわけなんですね、結局は。ですので、まずは調べていただいて、その町内の状況を調べていただいて、対策を打っていただく。そこの入り口からしっかりと入っていただくという対策をとっていただきたいとそのように思うんですが、再度お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) カルテといいますのは、まさにそういった状況を町のほうの保健師が記録をして、家族の状況、いろんなそこに至っているような経過とか、そういったものを聞き取りながら、それに応じて今度は保健所とか、関係機関のほうと連絡連携を図りながら、その方に合った対応、そういったものを考えて実施しております。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 先ほどそれましたけれども、県の動きとしては、ことし1月から宮城県精神保健福祉センター内に宮城県ひきこもり地域支援センターが開設されたと。大変いい情報もありますので、こういったところとの連携と指導を受けながら、今おっしゃるように窓口で気軽に早いうちに相談できるような体制づくりというのはどの相談、この分野に限らず問題意識として持ち始めていますので、次年度に向けて取り組んでまいります。
議長(浅野幹雄君) この際、午前11時10分まで休憩をいたします。
     午前10時58分 休憩


     午前11時10分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 7番浅野直子君。
7番(浅野直子君) 青年との懇談会についてなんですが、先ほど平均年齢が云々かんぬんというようなお話がありましたけれども、それとは全く違って、やはり青年局、実は公明党の青年局は全国で青年部との懇談会を開いておりまして、大変青年との意見交換というのは大事であるということを認識しております。率直にやはり青年の意見というのは大事ですので、年1回でもいいですのでそういった取り組みをやっていただくということの決意をお伺いしたいのですが。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) いろいろな手法があると思いますが、今回は先ほど申し上げたとおり市制移行に向けていろいろな層、例えば青年層もそうですし、企業の皆さんの若い皆さん、そういったのも開催する予定でございますので、ご提案のとおりそういった分野の皆さんも取り組んでいきたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。
7番(浅野直子君) 危険ドラッグに対する対策は先ほど町長のほうからお伺いをしたんですが、学校での取り組みについてはどのようになっておりますか、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 学校のほうでは、危険ドラッグのみならず薬物乱用防止ということで小中学校のほうで授業の中で防止ということで啓発を行っております。
議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。
7番(浅野直子君) 授業の中でというようになりますと、どういった課目のところでやるようになっているんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 主には保健の中で行っております。
議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。
7番(浅野直子君) それでは、事業計画のほうの質問をさせていただきます。
 前期基本計画が終わりまして、どのような評価をされているか、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) 前期計画につきましては、5万都市を目指すということを掲げておりました。それで、土地利用を中心に「発展ゆく富谷町」ということでいろいろな分野で掲載しておりました。評価としては、おおむね計画内容としては順調に進んだものもありますし、なかなか取り組んでいけなかったものもあります。そういったものも各部署で反省を踏まえながら、今後期計画策定を終わって印刷物のほうに今入っておりますので、最終調整をしているところでございます。そういった評価でおおむね達成度合いとしては、大きなところでは人口要件がまず1つありましたので、そういうものは達成しておりますので、後期に向けてまた取り組んでまいりたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。
7番(浅野直子君) 富谷町は商業施設がかなりふえておりまして、今回も企業誘致の中ではそういったこともあるんですが、そういった商業施設の増加に伴いましての、当局の、このような計画で進んでいくというような最初からの、この前期を立てるときからのそういった思いといいますか、そういったことは反映されたんでしょうか。伺います。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これにつきましては、いろいろ一般質問等でもお答えしているとおり、市街化調整区域でございますので、勝手にいろいろなことはできない地域でございます。それで、各団地を整備するに当たりましても、住居系、商業系ということで土地利用が決まっております。それに基づいて町としては誘致する分については誘致をしてきましたし、住宅系につきましては各企業の皆さんがハウスメーカーさんを中心にいろいろ販売戦略を立ててやってきております。そういったところでそれぞれおおむね順調に推移しているというところになります。商業施設につきましては、今回高屋敷さんが許可を受けております。それもかねてから土地利用構想図で示しておる地域が認められ、県内でも前回の線引き制度から唯一許可になったということで、他市町村に比べればかなりの進みぐあいであるということに認識しております。
議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。
7番(浅野直子君) 私が提案いたしました地域活性化協議会の設置なんですが、先ほど懇談会等で本当に町独自の地域懇談会等でさまざま地域の解決、悩みの解決などをなされて、その場に私も出席をさせていただいて聞いて、とてもいい取り組みだなということは評価しております。ただ、その地域だけのことではなくて、例えば例を申し上げますが、今あけの平に富谷インターができました。向かいに杜乃橋団地ができました。そして、交通量もかなりの車が団地の中に入っております。便利さゆえに今度はあけの平に住んでいる方々の、本当に最初に家を求めたときはここを車が通るとは誰も思わなかった。でも、長年計画が進んでこういうふうに便利にもなってきたし、そういう道路もできてきた。一方の団地では便利に思うことであっても、こちらの団地にしてみればなかなか窮屈な部分もあると。そういったやはりお互いの地域によっては認識をするところがあると思うんですね。ですので、そういった意見交換をできるような大きなくくりでやはりその地域だけの懇談会ではなくて、それはそれで継続をしていただいて、でもそれだけではなくて大きなくくりでの地域の意見交換ができるようなそういったところを設けていただくのも一つではないかなと思いますが、いかがでしょうか、伺います。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) 議員のおっしゃるとおり、そういったものも必要かと思っておりますが、今回今実施している地区懇談会については、大きく公民館エリアでやっておりますので、それについてはかなり大きいまずエリアとして思っております。今ご提案のありました、お話にありましたあけの平、大清水とか、あれはまさに公民館くくりでいくと同じエリアに入っておりますので、その皆さんが協議を行って、それで何とかあのあけの平北入り口が混雑が激しいという意見をいただいて、町長が冒頭申し上げたように今回改善になりましたと。そういうようにコンパクトにやるがゆえに進むということもありますし、あと町全域につきましては町長の諮問機関としてまちづくり審議会を設けておりますので、そういったところで新たに意見を伺ったりしております。
 ご提案にあります特にエリアマネジメント、これもどちらかという地域性が高い制度だと思いますので、そういったところを見ながら富谷町で培ってきたものも重要でございますので、町全体も考えられるようなそういったことも市制に向けて考えていきたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。
7番(浅野直子君) 最後になりますが、後期基本計画はどのようなところに重点を置かれて計画されているか、お聞きいたします。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これにつきましては、部分的には大きく町長が毎回冒頭で申し上げている施策に沿って進めております。現在では5万人都市は達成しておりますので、市制へ向けてというのが一番の柱になっております。それに向けて何よりも町民の皆さんの安心・安全策をどのように進めていくか。そういったものを分野ごとに、5年がベースになっておりますので、そういったものを持っております。ただ、これも前回お話ししたとおり、後期計画は5年後までのありますが、市制に伴いまして新たなビジョンというのも必要になりますので、それに向けてまた町民の皆様にはお示ししていくようになろうかと思います。
議長(浅野幹雄君) これをもちまして一般質問を終わります。


     日程第3 議案第5号 富谷町母子・父子家庭医療費の助成に関する条例の一部改正について
議長(浅野幹雄君) 日程第3、議案第5号富谷町母子・父子家庭医療費の助成に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 議案書の62ページでございます。
 議案第5号についてご説明いたします。
 富谷町母子・父子家庭医療費の助成に関する条例の一部改正についてでございまして、富谷町母子・父子家庭医療費の助成に関する条例(平成16年富谷町条例第22号)の一部を別紙のとおり改正するものでございます。
 提案の理由といたしましては、母子及び寡婦福祉法(昭和39年法第129号)の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございまして、今回の改正の中身といたしましては、母子及び寡婦福祉法の一部改正により、法律の名称が「母子及び寡婦福祉法」から「母子及び父子並びに寡婦福祉法」に変更になったこと、それと同時に母子家庭の母子についても法律で新たに定義されたこと等により、それに合わせて文言の整理を行うものでございます。
 63ページをお願いいたします。
 新旧対照表でございまして、改正した部分については下線の部分となってございます。
 まず、第2条でございます。「この条例において『母子・父子家庭の母または父及び児童』とは、次の各号のいずれかに該当する者をいう。」という部分を、「この条例において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。」と改めるものでございます。
 続いて、第1号でございますが、現在、「母子及び寡婦福祉法」となっている部分を「母子及び父子並びに寡婦福祉法」に改めるものでございます。
 その下になりまして、現在空欄になってございますが、今回「以下『母子家庭の母』という。」という部分を加えるものでございます。
 続きまして、第2号でございます。「配偶者(婚姻の届け出をしていないが、事実上婚姻関係と同様の事情にあった者を含む。)と死別し、かつ、現に婚姻(婚姻の届け出をしていないが、事実上婚姻関係と同様の事情にある場合を含む。)をしていない男子またはこれに準ずるものをとして規定で定める者で現に児童を扶養している者及びその者に扶養されている児童」の部分を、「法第6条第2項に規定する配偶者のない男子で現に児童を扶養している者(以下「父子家庭の父」という。)及びその者に扶養されている児童」に改めるものでございます。
 続いて、第4号については、今までございませんでしたが、「『母子・父子家庭の母または父及び児童』前各号のいずれかに該当する者」を加えるものでございます。
 続いて、第3条、「母子家庭の母もしくは子のいずれかまたは父子家庭の父もしくは子のいずれかまたは父母のない児童」の部分を、「母子家庭の母子、父子家庭の父子または父母のない児童」に改めるものでございます。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第5号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第4 議案第6号 富谷町水道事業の設置等に関する条例の一部改正について
議長(浅野幹雄君) 日程第4、議案第6号富谷町水道事業の設置等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) 65ページ、議案第6号富谷町水道事業の設置等に関する条例の一部改正についてご説明申し上げます。
 提案理由につきましては、町の区画を新たに画したことに伴い、所要の改正を行うものです。
 66ページをお願いします。
 富谷町水道事業の設置等に関する条例の一部を次のように改正するものです。
 現行は明石台八丁目までで、改正後は明石台八丁目の次に新たに画した九丁目を加え、給水区域とするものです。
 以上でございます。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認めます。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第6号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
 この際、暫時休憩をいたします。
     午前11時24分 休憩


     午前11時24分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 議案第5号について採決がありましたが、附則の説明がありませんでしたので、ここで附則の説明をさせます。子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) それでは、先ほどご説明いたしました富谷町母子・父子家庭医療費の助成に関する条例の一部改正についてでございますが、私最後、附則について説明するのを忘れましたので、訂正して加えさせていただきます。
 附則につきましては、この条例は、平成26年10月1日から施行するものでございます。
 以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 以上のとおりであります。


     日程第5 議案第7号 富谷町立学校の設置に関する条例の一部改正について
議長(浅野幹雄君) 日程第5、議案第7号富谷町立学校の設置に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) それでは、よろしくお願いいたします。
 議案書67ページをお願いいたします。
 議案第7号富谷町立学校の設置に関する条例の一部改正につきましてご説明申し上げます。
 提案理由としましては、東向陽台小学校の児童数の増加に伴いまして、適正規模校に再編するために、現在建設をしております(仮称)明石台小学校が平成27年4月に開校することに伴いまして、所要の改正を行うものでございます。
 それでは、改正内容につきまして、新旧対照表、次のページでご説明を申し上げます。
 富谷町立学校の設置に関する条例第2条、学校の名称及び位置につきまして、成田小学校の次に、8校目の小学校としまして、名称「明石台小学校」、位置「宮城県黒川郡富谷町明石台五丁目15番地1」を加えるものでございます。
 名称につきましては、5月13日及び6月26日に行われました(仮称)明石台小学校開校準備委員会におきまして協議検討した結果、学区域の住所と校名が合致していること、それから学校建設地と校名が合致していることにより、名称を「明石台小学校」とすることが妥当であるとの結論となりました。このことによりまして、7月24日開催の教育委員会におきまして付議をし、同意を得たものでございます。
 明石台小学校の学区につきましては、既に説明会等でお示しをしているところではございますが、明石台三、四、五、九丁目及び六丁目のうち28番から34番でございます。学区につきましても、今後富谷町立小学校及び中学校の通学区域に関する規則を教育委員会に付議をし、改正することとしてございます。
 なお、附則としまして、この条例は、平成27年4月1日から施行するものでございます。
 以上、よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第7号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第6 議案第13号 和解及び損害賠償額の決定について
議長(浅野幹雄君) 日程第6、議案第13号和解及び損害賠償額の決定についてを議題といたします。
 本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 議案書70ページをお願いいたします。
 議案第13号和解及び損害賠償額の決定についてでございます。
 平成26年4月に発生いたしました富谷町東向陽台保育所において調理した給食による食中毒について、地方自治法(昭和22年法律第67号)第96条第1項第12号及び第13号の規定により、下記のとおり和解及び損害賠償額の決定ができるものとするものでございます。
 1の損害賠償額につきましては、27万3,610円。
 和解の相手方については一覧のとおりでございます。
 和解の内容といたしましては、町は相手方に別紙のとおり損害賠償額を支払うこととし、相手方はその余の請求を放棄するものでございます。
 以上、よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。4番出川博一君。
4番(出川博一君) このいわゆる食中毒において、受診、いわゆる病院にかかられた方は何名なのか、お尋ねします。
 あと、2つ目として、一覧表あるんですけれども、このいわゆる損害賠償額の決定に至ったそのいわゆる治療費だけなのか、慰謝料とかそういうやつも入っているのか、その辺のところの説明をお願いします。
 3つ目として、再発防止策等、それは当然とられていると思うんですけれども、従来だって防止策はとってあって、それでも発生したということからすると、その管理監督体制というのがどうなっているのか、その3点についてお尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) まず、第1点目でございまして、医療機関に受診した数につきましては、15名でございます。
 それから、今回の賠償額の内訳でございますが、治療費、それから通院に係る交通費、休業損害、それから慰謝料となってございます。
 それから、最後の防止策でございますが、食中毒の発生を受けまして、厨房の手洗い等について改修しているのはご存じのとおりと思いますが、それに加えて管理監督といいますか、その辺については統括監を筆頭に所長に徹底させ、手洗いの励行はもちろんのこと、衛生管理に努めているところでございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。4番出川博一君。
4番(出川博一君) 町の報告、いわゆる4月28日に臨時議会があった際に、町長のほうから「16名が医療機関を受診し」とありますけれども、今15名という回答なんですけれども、その辺のところの差異といいますか。そして、さらに、ここに20名の方の一覧があるんですけれども、その関連性について再度お尋ねします。
 それから、損害賠償額については治療費とか、休業補償とかということなんですけれども、その支給明細の提示はできないのかどうか、お尋ねします。
 それから、3番目に、一応水洗い、手洗い場とかそういう態勢をとったということなんですけれども、結局いずれそういう態勢をとったにしても、やはり定期的に検査までいかなくても管理監督するということは必要かと思うんですけれども、その辺についての体制はどうなっているのか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) ちょっとお待ちください。済みません。
 まず、受診者の数につきましては、もう一度確認し次第、ばたばたとしてるところでございますので、お願いいたします。それから……。(「15名か、16名、どちらですかということですよ」の声あり)今ざっと計算では15名かと思います。済みません。15名です。
 それから、支給明細書の開示につきましては可能でございますので、よろしくお願いいたします。
 あと、残りの……。管理監督関係の指導につきましては、先ほど答弁したとおりでございます。(「定期的にやる必要があるんじゃないかといった質問したんですけれども」「手洗いですよ。手洗いとか、あと定期的にいろいろやるべきじゃないかという質問ですよ」の声あり)もちろん定期的に行ってございます。(「それから、20名というね、との誤差はどうですかという質問ありましたよ。15と20名」の声あり)失礼しました。大変申しわけありません。
 15と20名の差異につきましては、発症しましても病院にかからなかった方というところでございます。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 発症しなかったということなんですか。20名、ここに載っかっている20名のあれは。いわゆる受診した方が15名なのか、16名なのか、ちょっと今それは定かでないということなんですけれども、町長の4月28日の議会での説明では、園児18名、職員1名が嘔吐、発熱を呈し、出席欠席をしたというふうにあるんですけれども、その数とも合わないんですよ。ですから、その中身を教えていただきたい。
 それで、支給明細を今この場でお出しいただくわけにはいきませんか。
 それから、3番目として、いわゆるこれ、保育園でなってそれが保育園で発生したんですよね。保育所で。それが実は教育委員会に全然伝わっていなかったという大きな問題があったかと思うんですけれども、その辺のところの対応についてはどのように考えておられるのか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) まず、18名が今回20名になったというところでございますが、18名、その当時18名と申し上げたのが、児童の数だけ18名であったと。既に従事する保育士も1名出ましたわけですが、その部分については省略したというところになります。それから……。(「省略」の声あり)省略。省略というか、特に言うべき……。(「まだ明細出してもらわなきゃ、そういう様式出してもらえますか」の声あり)
議長(浅野幹雄君) ちょっとお待ちください。まだその明細の答弁ありませんので。
子育て支援課長(浅場 悟君) あとの1名の違いにつきましては、数日後に発症いたしまして、その当時ノロウイルスではないのかなというところでの判断でしたが、今回の賠償金を請求したところ認められたというところで20人になったというものでございます。
 あと、明細につきましては、この場でお話可能かと思いますので、申し上げます。(「ちょっと個人名出ませんか」の声あり)出ません。(「紙で出してもらいたいんですけれども」の声あり)
議長(浅野幹雄君) ペーパーで欲しいそうですが。(「だって、精査できないさ」の声あり)今すぐにできるかどうか、まず答弁してください。
子育て支援課長(浅場 悟君) 明細出すことは可能でございますので、名前等伏せてお出ししたいと考えておりますが。(「明細出したらどうなの、これに」の声あり)
議長(浅野幹雄君) 今欲しいんですか。(「今欲しいんです。だって、これを採決しなくちゃいけないんだから」の声あり)すぐ出せますか。
子育て支援課長(浅場 悟君) はい。なるべく早く出せるかと思います。
議長(浅野幹雄君) この際、暫時休憩をいたします。
     午前11時38分 休憩


     午前11時39分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 学校教育長。質問ありますから答弁してください。(「学校教育課長じゃないと思う。教育委員会にかわった前って言ったから、子育て支援課長のほうだと思うんですけど」の声あり)子育て支援課長ですか。(「はい、だって伝わってないんだもの」の声あり)
 この際、11時50分まで休憩をいたします。
     午前11時39分 休憩


     午前11時50分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 (「議長」の声あり)まだ答弁終わっていません。子育て支援課長、3問目。教育委員会への連絡通報について。
子育て支援課長(浅場 悟君) 今後につきましては、教育担当部署との連携を密にしながら進めてまいりたいと考えております。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。12番山路清一君。
12番(山路清一君) 資料調査のため、休憩動議を求めます。(「賛成」の声あり)
議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
     午前11時51分 休憩


     午後 1時00分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 ほかに質疑ありませんか。3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) 明細書をいただきました。その中を見ますと、まず1つ目に、治療費あるわけなんですけれども、お二人の方対象なんですけれども、これで1つのこの大きい金額のほうなんですけれども、これについてなぜこの金額なのか、教えていただきたいことと、2つ目に、3歳以上、この治療費の中で500円かかっている人とかかっていない人いるんですけれども、子ども医療費の中でゼロ歳から3歳未満はゼロというような部分で、それ以上の保育所に係る方は500円となっていますけれども、500円ない方もいるのでね。その辺がどうなのか、お聞きしたいと。わかりますよね。
 それと、3つ目に、通院費、これ金額がばらばらなんですけれども、これのガソリンとかいろいろあるんでしょうけれども、その考え方というか、根拠、それをちょっと確認したいと思います。
 それと、4つ目に、休業の損害ということになっていますけれども、これも所得みんなあるんでしょうけれどもばらつきありますので、それの考え方というか、計算方式ですね。
 あと、ちょっと私、先ほどの質疑でやはり何としても、今回もらった明細は20名になっていますから、先ほどの出川さんのやりとりで、町長の4月28日の話では園児18、職員1となっていますが、そこを再度もう一回確認したいと思います。以上です。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) まず、治療費の件でございますが、まずこの6,000何がしの方については、保険適用以外の検査代にかかった部分でございます。
 それから、初診500円の方お一人いらっしゃいますが、この方につきましては3歳以上の初診時の負担金ということで500円ということでございます。
 それから、通院費の単価でございますが、こちらは保険会社のほうから、自家用車の場合1キロ当たり15円というところでの算定でございます。
 それから、休業損害につきましては、パート、アルバイト等、日雇いの方につきましてはその日雇いの日額、それからそれ以外の方といいますか、正規に働いている方につきましては直近3カ月の収入の状況を確認いたしまして、それを90で割って1日当たりの単価を算定し、それに休業休暇、お休みした日数を掛けたものでございます。
 それから、発症した方については、18人から19人になったということについては、当初4月23日でしたか、18名の方が休まれたという、お子さん方が休まれたというところで18名とお伝えしましたが、その後何日かたってからもうお一方の休暇が確認されたというところでの19名でございます。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) 今質問した中で1つなんですけれども、治療費なんですけれども、そこの部分なんですけれども、2人がかかっているんですけれども、500円負担というのは3歳から5歳、3歳、4歳、3歳以上ですね。初診かかるのは。これがかかっていないということは、ここにも年齢ありますけれども、病院かからなかったということですね。例えば、3歳とか5歳、4歳とありますけれども、慰謝料等々お支払いしているんですけれども、ここはかかるはずですよね、本来は。3歳以上ですから。それが記入ないんです。子ども医療費では3歳以上はかかりますよね。年齢ここに3歳以上の方が休業とか慰謝料支払っているんですけれども、支払ってというか、支払いになるんですけれども、そこに通院費が入っていない、通院費というか、治療費が入っていないんですね。そこはどうなのかな。ただでやってもらったのかなと。3歳、4歳でも。
 その辺がちょっともう一回お聞きしたいことと、町長にお伺いしたいんですけれども、いわゆる保育所での食中毒でした。これはやはり重大なことだと思うんですね。保育所ですから、当然お姉さん、お兄さんおります。学校にも通っていますので、その辺の連絡が先ほど連携するというふうに言っておりましたけれども、その辺の連携がやはりうまくいっていなかったんじゃないかなということで、その部分で町長のその町長部局と教育長部局の連携について、町長からお話しいただきたいことと、それについて同じ質問なんですけれども、教育長にも答弁をいただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 当時の状況は、保育所、病気の発症、そしてまたそれの対応、保健所とのやりとり、保護者、夕方保護者説明会というふうなことで、相当念入りにしっかり取り組んだと思います。そういうふうな中で、教育委員会の云々というようなことは当初から頭にはなかったんですね。ですから、私らこういうふうなことで皆さんからすれば共有云々というのはあるんだろうと思いますけれども、そういうふうなことの状況はその当時振り返ってみてもなかったです。きっちり保護者と園児、かかった人、広がり、どの程度かというそういうふうなところでこれに対応したような、今振り返ってみて思うところです。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) まず、子供たちの保健安全指導、保健安全・安心の確保というのは大変大切なことで、まず子供たちを預かる学校教育委員会としては最重要課題というふうには捉えてございます。それで、主にこの保健安全に関しては国の法律がございまして、学校保健安全法及びその施行令、施行規則等で、疾病の重篤になりやすいもの等の区分けがきちんとされていまして、それに対する対応もかなり詳しく規制され、それに基づいて各学校においては学校の危機管理マニュアルを作成し、それに予防、それから具体的に発症した場合の対処方法等は決めてございます。
 特に近年、子供たちが非常にかかりやすいこの流行性疾患としては、まずインフルエンザが当然ございますし、今話題になっておりますこの感染性胃腸炎に関しても現在大分流行しております。それで、ここの私の今手元にある学校の教育計画におきましても、より具体的にインフルエンザ、それから感染性胃腸炎についての記載がございます。何よりも初期対応がやはり大事でございまして、大変流行性の高いウイルス等が発症原因になりますので、そのいかに小さいうちに食いとめるかということになりますと、やはり情報の早期な情報というものの把握ということは非常に大事になってまいります。
 今回の場合は新聞報道が土曜日だったということもございまして、学校及び教育委員会のほうでこの実態を把握したのはその土曜日で、たしか土曜日だと思うんですが、子供のいないときのことでして、子供が週末終わって学校に登校した段階で、改めて実態把握をしたということです。その後の校長会において、やはりこういう情報については早急に教育委員会のほうで学校のほうに知らせてほしいという要望がございまして、私らとしてもそれが実現できなかったということを反省をしておりまして、28日の議会でも答弁したとおり、町長部局と綿密な連携を図りながら善処をしていきたいというふうに答えたところではございます。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) それでは、500円でございますが、まず初診時の500円ということでございますので、複数回、2回目以降だったということが考えられます。それから、もちろん中には受診しなかったというところも含まれてございます。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) ちょっと今のですけれども、2回目って1回目は支払っているんですよね、500円。それは請求にないんですか。それが1つ。わかりますよね、言っていることね。2回目って請求なかったと。もちろんいいんです、2回目はゼロですから。ただ、1回目の500円あるはずなんですけれどもね。その辺どうなのかということと、あと今教育長から、早目に連絡がいただきたかったと。確かに事件が事件だけにいただきたかったということだと思うんです。ただ、先ほど町長からは、今までの経過説明はあったんですけれども、これからどうなんだというような部分の危機管理、それについてお答えいただきたいんですけれども。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 十分今回の事例を踏まえながら、あってはならないことですが、結果としてはO-157については原因不明なケースが多い。このように保健所絡みでも結果として東向陽台保育所の原因はどこかというのは突きとめられないまま、一般的な事例でも6割方不明な事例で終息せざるを得ないと、こんなふうな状況の中の一つだったのかなということなんです。結果としてはね。しかしながら、出たことに対しての2保育所の対応というようなことで緊急に対応した状況ですので、今後保育所、これは町長部局の保育所管理ということになりますので、十分念入りに対応していくと、こんなふうな方針を既に整えて今に至っていると、こんなふうな状況です。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。もとい、子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 一月単位の算定での初診料という考え方でございますので、今回は多分4月23日以降に医療機関にかかった方がほとんど多いかと思いますが、4月の初日からの分ということで初診料ということでございます。
議長(浅野幹雄君) 答弁漏れですか。
3番(菅原福治君) 風邪か何かで最初かかっていたんですか。そういうふうに言ってもらうとわかるんですよ。食中毒でかかったのが第1回目だったら、必ず500円請求来ますよね。風邪か何かで最初からかかっていたということですか。それだったら考えられると思いますね。
議長(浅野幹雄君) 答弁願います。
子育て支援課長(浅場 悟君) 疾病名は不明ですが、そういったところでその月に最初にかかっていたということが考えられます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。6番小泉 光君。
6番(小泉 光君) ちょっと関連なんですけれども、保育所の危機管理マニュアルはあったんですか、あるんですか、今後つくるんですかということが1つです。
 それから、責任という問題なんですけれども、町長から町民に対して謝罪の言葉は確かにありましたけれども、これ一つ間違えるととんでもない、亡くなる方も出ているようなことだったのかなと思って、事は大変重大であったなと思います。それに対して町長の謝罪の言葉だけで終わっているのか、あるいは内部で何らかのその処置というか、責任がとられたのか。その辺を伺います。
 まず前半は子育て支援課長にお願いします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長、順序がございますので。
町長(若生英俊君) 先ほど私、O-157と言いましたけれども、訂正をさせていただきます。ノロウイルスということですね、発症の原因は。ノロウイルスらしいというふうなことでございます。
 謝罪等については十分対応も含め、文書による対象者への謝罪というふうなことも含めて、恐らくほぼご納得いただける十分なる謝罪になったのではないか、このように思います。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 危機管理マニュアルにつきましては、当時からございました。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 失礼しました。内部の職員での処分というようなことについては、特段今回の件については行っておりません。
議長(浅野幹雄君) 6番小泉 光君。
6番(小泉 光君) あの事件が起きてから、父母説明会等が開かれたという答弁がありましたけれども、その危機管理マニュアルには教育長部局に連絡するというようなことは書いてなかったのかしらと思われるんですけれども、どうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) ここに実際ございますが、こちらには正式に記載はされていないものの、関係部署には連絡するべきものと考えております。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。16番永野久子君。
16番(永野久子君) 今、やりとりを聞いていて疑問に思ったんですが、町長は教育長がお答えになった学校保健安全法とそれに基づくその対処のいろいろなマニュアル等含めて、学校のそのような危機管理に関してはご承知ではなかったんでしょうか。これが1点です。
 それから、この日、町長の部局では率直に言って町長はこのときにどこにいらして何をしていらしたんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) どこにというのはあれですか。場所ですか。(「そうです」の声あり)庁舎内で報告受けたと思いますね。(「それから、もう一つありますよ。学校」の声あり)
 学校の内容については、私は十分承知いたしておりません。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) それは大変無責任だと思います。確かに教育委員会と町長部局は違いますけれども、子供たちにかかわる問題ですから、町長としてはその辺はきちっと把握しておくべきものだと思いますし、ましてや元学校の先生だったということをご自身何回もおっしゃっているわけですから、これは把握していなかったとしたら、大変大きな落ち度だと。この点についても謝るべきものだというふうに思います。改めてそのことについて伺います。
 もう1点ですけれども、庁舎におられたというのは、この問題が起きた時間帯ですか。起きて役場の側で子育て支援課の側でこの事態を把握した時間帯ということで伺いたいんですが、この時間帯にはどこにいらしたでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) この時間帯、火曜日だったですよね。金曜日の出来事でしたっけ。金曜日。ですよね。金曜日のことがどこか……。発症は金曜日だったですよね。(「月曜日」の声あり)月曜日でしたかね。月曜日でいいんですかね。(「22日、火曜日です」の声あり)発症は18日の午後に既に五、六人下痢症状があってというようなことからスタートしていますよね。そこが初発が週をまたいだと思います。そんな中で、手帳を見ましてもノロウイルス、この献血健康推進委員会というのは庁舎の在庁勤務だったと思います。
 もう一つは、よく連絡をというふうなことなんですけれども、学校から求められたというふうなこともありますけれども、本当に仮にその保育所でこういう出来事がありましたよという通知が、私は結果としてはその通知がないことのほうの意味合いがあったのではないかなというふうに思います。これもお話ししたかと思うんですけれども、誰々ちゃんの弟が保育所でノロウイルスが、ノロウイルスかかったんだとやというようなことから、かえってまた逆に誰ちゃんに近づくなとか、そういう広がりぐあいにも私はなったのでないかと。なる可能性もあったのではないかなというふうに思います。したがって、通知云々もなく、こういう起きたことについて、初事例だったものですから、本当に終息することにどう対応するかということで頭がいっぱいだったことは間違いないです。担当課がしょっちゅう私のところと連絡やりとりしながら、どのように保護者対応するか、そしてどういう文面できょう説明会の文面の文面作成をどうするか、そして最終終結した時点で謝罪の文書をどういう作成するかと、そういったことにやはりこの注力といいますか、集中していた気配はあります。
 ですから、ご指摘受けるそれが学校関係者にというふうなことであれば、今後このようなことの事例を踏まえながら、周知、その周知した中でのまた学校から保護者向けにというようなあたりも協議しながら進めなきゃならない。ただ、こういうふうなことが起きましたよというふうなことの周知はさらにまた輪を広げることとなりますので、無用な広がりにならないようなというようなことも注意しながら、情報発信というのはしていかなきゃならない。そんなふうな思いでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 今のご答弁は大変問題だと思います。やたらな情報がその憶測を生むみたいな話でしたが、事は学校との関係ですよ。子供というくくりでいったら、町長は最大の責任を負わなきゃならないわけですから、あたかも密な連絡をとることがかえってよくなかったであるかのような、そういう捉え方もされますので、誤解を招きますので、今の発言は一部取り消していただきたいというふうに思います。
 それで、2点伺いたいんですけれども、町長はこれがそのこの事態が把握された時点で、庁舎の中にいたとおっしゃいましたけれども、本当にそうであったのかどうか、改めて再度伺います。事実に即してお答えいただきたいと思います。
 それから、学校との密な連携、普通はトップに立つ者だとしたら、保育所でこういうことが起きたと、ノロウイルスが出たというふうに聞いたら、これは大変と、子供という一つのくくりの中で即学校にもというのが普通の発想だと私は思うんですが、そうならなかったところに問題があるんじゃないかなと。やはり日ごろから教育委員会と密に連携をとり合うという町側の姿勢が欠けていたのではないかというふうに思うわけですが、この点についての反省はありませんか。以上です。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) そういった視点での、ご指摘の点での反省というのは特に大きなものはありません。改めて時系列なものをまとめたものが今届きましたけれども、火曜日午後3時ごろに4名嘔吐してというのが、翌日の朝18名休み、職員が1名嘔吐して欠勤・欠席しましたということからスタートいたしました。本来は、私がこのとき指示したのは、指示というか、思ったのは、やはり22日午後に嘔吐した時点で、この時点での対応がスタートすべきだったという話からスタートしてございます。ですから、そういう意味でどこにいたのというようなことからすれば、電話で受けたわけでもなく、庁舎内でこういったやりとりを朝、今朝18プラス1名が欠勤・欠席していますというところからスタートしていますから。それ以上にどこにとか、どこでとかというようなことについての質問はそれ以上何とも答えもございません。(「もう1点、答弁漏れ」の声あり)
議長(浅野幹雄君) もう1点ありますよ、町長。3件ですから。学校との密の連絡。
町長(若生英俊君) ええ。ですから、先ほど私はそれをよしとしたのではなくて、結果として原因不明な中ながら、このようなところに終息するのに精いっぱいでしたということを申し上げているわけで、今から今後については今回の事例を参考にしながら改善してまいりますということを申し上げているわけですから、それ以上申し上げる何もございません。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第13号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第7 議案第14号 和解及び損害賠償額の決定について
議長(浅野幹雄君) 日程第7、議案第14号和解及び損害賠償額の決定についてを議題といたします。
 本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 議案書73ページ、議案第14号和解及び損害賠償額の決定についてご説明いたします。
 町道七北田西成田線における原動機つき自転車の損傷事故について、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により、下記のとおり和解及び損害賠償の決定ができるものとするものでございます。
 損害賠償額、4,860円。
 和解の相手方、記載どおりでございます。失礼いたしました。
 この事故につきましては、平成26年6月30日月曜日午後7時ごろ、相手方の原動機つき自転車が明石台五丁目地内の七北田西成田線の歩道側の車線を明石台方面から成田方面に向かって走行中、新富谷大橋の手前で舗装が長さ約1.6メートル、幅1.4メートル、深さ5センチの陥没した箇所を通過した際、衝撃で後輪のタイヤがパンクしたものでございます。
 事故の情報は、事故の翌日、相手方本人から都市整備課に電話があり、発覚したものでございます。事故発覚後、都市整備課職員が相手方と会い、事故の状況と被害のあった原動機つき自転車を確認いたしました。その後、事故のあった場所を確認したところ、話のとおり道路が陥没しているのを確認し、事故が町道で発生したものと判断したものでございます。
 なお、事故のあった陥没は、余り深くなかったため、町としては陥没していることを把握しておりませんでした。
 七北田西成田線は比較的舗装が厚く陥没しにくい路線であり、陥没の原因が不明であったことから、事故の翌々日、舗装を撤去し、内部を確認いたしました。陥没箇所には空洞などは発生しておりませんでした。ただ、陥没した箇所の脇に道路を横断する排水管渠があり、原因といたしましてはその横断管渠を設置する際に掘削した箇所が時間経過とともに沈下したことによる陥没であったというふうに考えております。なお、陥没した箇所につきましては、内部確認後速やかに復旧工事を実施したものでございます。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第14号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第8 議案第15号 和解及び損害賠償額の決定について
議長(浅野幹雄君) 日程第8、議案第15号和解及び損害賠償額の決定についてを議題といたします。
 本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 議案書74ページ、議案第15号和解及び損害賠償額の決定についてご説明いたします。
 町道大童今泉線における自動車の損傷事故について、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により、下記のとおり和解及び損害賠償額の決定ができるものとするものでございます。
 詳細については以下に示したとおりでございます。
 この事故につきましては、平成26年7月22日火曜日の午後2時30分ころ、相手方の車両が今泉地内の町道大童今泉線を大和町鶴巣方面から富谷町大童方面に向かって走行中、丁字路交差点手前で道路のセンターライン付近にあいていた長さ約50センチ、幅約50センチ、深さ約20センチの穴を通過した際、バンパーカバーとホイールを損傷したものでございます。
 事故のあった場所は、事故の前の週、金曜日には穴があいておりませんでした。事故の前、7月19日の土曜日から20日にかけて雨が降ったため、舗装の亀裂の入っている箇所に雨水が浸入し、車が通過したことにより舗装が破損、散乱したために穴があいたものと考えられます。
 事故の情報は、事故当日の午後5時30分ころ、宮城県仙台土木事務所より都市整備課に連絡が入り、発覚したものでございます。相手方は当初当該町道を県道と勘違いし、宮城県に連絡いたしました。県が現場で相手方と立ち会いをしたところ、町道であることが発覚したため、町に連絡があったものでございます。
 事故発覚後、町の職員が現場に急行し、道路の応急処置を実施するとともに、相手方に連絡をとり事故の状況を確認いたしました。そして後日、被害のあった車両を確認し、町道で事故があったというふうに確認したものでございます。
 状況については以上でございます。よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第15号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第9 諮問第1号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて
議長(浅野幹雄君) 日程第9、諮問第1号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、諮問第1号の説明を申し上げます。
 人権擁護委員の候補者として下記の者を推薦することについて、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものであります。
 住所は、富谷町ひより台一丁目5番地13、お名前が大場 仁さんです。生年月日は昭和17年7月6日。
 提案理由としましては、現在人権擁護委員をされている大場 仁さんが、平成26年12月31日をもって任期満了となるためであります。
 よろしくお願い……。別刷りで、別添で経歴概要、お手元にお渡ししておりますので、ご参照の上、よろしくお願いを申し上げます。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 これから諮問第1号を採決いたします。
 この採決は無記名投票により行います。
 議場の出入り口を閉めます。
     〔議場閉鎖〕
議長(浅野幹雄君) ただいまの出席議員は17 名です。
 次に、立会人を指名いたします。
 富谷町議会会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に6番小泉 光君、7番浅野直子君、8番安住稔幸君の3名を指名いたします。
 投票用紙を配付いたします。
     〔投票用紙配付〕
議長(浅野幹雄君) 念のため申し上げます。
 富谷町議会会議規則第83条の規定により、本案を可とする議員は賛成と、否とする議員は反対と記載願います。
 なお、投票による表決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは、富谷町議会会議規則第84条の規定により否とみなし取り扱います。
 投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
 投票用紙の配付漏れなしと認めます。
 投票箱を点検いたします。
     〔投票箱点検〕
議長(浅野幹雄君) 異状なしと認めます。
 ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を読み上げますので、2番議員から順番に投票願います。
     〔事務局長点呼、投票〕
議長(浅野幹雄君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
 投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 開票を行います。6番小泉 光君、7番浅野直子君、8番安住稔幸君、立ち会い願います。
     〔開票〕
議長(浅野幹雄君) 投票の結果を報告いたします。
 投票総数17票
  有効投票  17票
  無効投票  なし
 有効投票のうち
  賛成    17票
 以上のとおり、賛成が全員です。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
 議場の出入り口を開きます。
     〔議場開鎖〕


     日程第10 諮問第2号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて
議長(浅野幹雄君) 日程第10、諮問第2号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、諮問第2号の件について説明を申し上げます。
 人権擁護委員の候補者として下記の者を推薦することについて、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものであります。
 提案の理由につきましては、現在人権擁護委員であります鈴木 力さんは、平成26年12月31日をもって任期満了となるためであります。
 鈴木 力さんにかわりまして、住所、富谷町明石字祭田139番地29、お名前、高橋一郎さん、生年月日、昭和28年1月6日であります。
 経歴の概要については別添をもちまして学歴、職歴を記載してございますので、何分よろしくお願いを申し上げます。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 これから諮問第2号を採決いたします。
 この採決は無記名投票により行います。
 議場の出入り口を閉めます。
     〔議場閉鎖〕
議長(浅野幹雄君) ただいまの出席議員は17名であります。
 次に、立会人を指名いたします。
 富谷町議会会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に9番三浦邦夫君、11番佐藤克彦君、12番山路清一君の3名を指名いたします。
 投票用紙を配付いたします。
     〔投票用紙配付〕
議長(浅野幹雄君) 念のために申し上げます。
 富谷町議会会議規則第83条の規定により、本案を可とする議員は賛成と、否とする議員は反対と記載願います。
 なお、投票による表決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは、富谷町議会会議規則第84条の規定により否とみなし取り扱います。
 投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
 投票用紙の配付漏れなしと認めます。
 投票箱を点検いたします。
     〔投票箱点検〕
議長(浅野幹雄君) 異状なしと認めます。
 ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を読み上げますので、2番議員から順番に投票願います。
     〔事務局長点呼、投票〕
議長(浅野幹雄君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
 投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 開票を行います。9番三浦邦夫君、11番佐藤克彦君、12番山路清一君、立ち会い願います。
     〔開票〕
議長(浅野幹雄君) 投票の結果を報告いたします。
 投票総数17票
  有効投票  17票
  無効投票  なし
 有効投票のうち
  賛成    17票
 以上のとおり、賛成が全員です。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
 議場の出入り口を開きます。
     〔議場開鎖〕
議長(浅野幹雄君) この際、午後2時まで休憩をいたします。
     午後1時46分 休憩


     午後2時00分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


     日程第11 認定第1号 平成25年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について
     日程第12 認定第2号 平成25年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
     日程第13 認定第3号 平成25年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
     日程第14 認定第4号 平成25年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
     日程第15 認定第5号 平成25年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
     日程第16 認定第6号 平成25年度富谷町水道事業会計決算の認定について
議長(浅野幹雄君) この際、お諮りいたします。日程第11、認定第1号平成25年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について、日程第12、認定第2号平成25年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第13、認定第3号平成25年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第14、認定第4号平成25年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第15、認定第5号平成25年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第16、認定第6号平成25年度富谷町水道事業会計決算の認定については、議事の都合により一括議題といたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、日程第11、認定第1号から日程第16、認定第6号までを一括議題といたします。
 続いて、お諮りいたします。
 ただいま一括議題となりました認定第1号から認定第6号までは、会議規則第39条第3項の規定によって議案の説明を省略したいと思いますが、ご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、認定第1号から認定第6号までは、議案の説明を省略することに決定をいたしました。
 ここで、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定により、町長に平成25年度決算に基づく財政健全化判断比率及び資金不足比率について報告を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、申し上げます。
 地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項並びに第22条第1項の規定に基づき、平成25年度決算に基づく健全化判断比率並びに資金不足比率について報告をいたします。
 健全化の判断比率でありますが、実質赤字比率、連結実質赤字比率、将来負担比率については、総務省より示された書式にのっとり算定した結果、赤字額はなく、将来負担比率も算定されませんでした。実質公債費比率はマイナス0.8ポイントになりました。マイナス1.8%、1.8ポイントになりました。また、水道事業、下水道事業における資金不足比率においても資金不足はなく、算定されませんでした。
 以上、報告をいたします。
議長(浅野幹雄君) 次に、代表監査委員に平成25年度決算審査意見書の内容について、説明を求めます。代表監査委員阿部 功君、登壇願います。
代表監査委員(阿部 功君) 平成25年度決算審査意見書より、総合的意見を申し上げます。
 初めに
 平成26年7月8日付(富財第97号)で、地方自治法第233条第2項、第241条第5項及び地方公営企業法第30条第2項の規定によって、富谷町長より審査に付された平成25年度富谷町一般会計を初め、特別会計及び水道事業会計の合わせて6会計における歳入歳出決算書、歳入歳出決算事項別明細書、実質収支に関する調書、財産に関する調書、決算書以外では平成25年度業務委託契約状況、工事請負契約状況、また、事前に提出を求めた調書、さらに当日提示も含め、決算計数等について延べ13日間にわたり決算審査を行った。
 以下、審査意見については次のとおりである。
 (1)財政状況
 経常収支比率
 地方公共団体における財政構造の硬直度や弾力性を見る上で、最も重要な指標である経常収支比率は、歳入で経常一般財源の町税が前年度比2億4,767万円の増となったものの、歳出で経常経費充当一般財源において維持補修費、扶助費、補助費、繰り出し金が増となり、結果として前年度比.0.6ポイント増の89.4%となった。同比率は年々上昇しており、財政の硬直化が進行していると言える。財政の弾力性が失われれば、多様化、複雑化する町民ニーズに迅速にかつ柔軟に対応することが困難になることから、積極的に改善に取り組まれたい。
 実質収支比率
 実質収支比率は、地方公共団体の決算剰余金または欠損の状況を財政規模との比較であらわしたもので、対前年度比1.9ポイント減の5.3%となった。財政規模や当該年度の経済景気等によって左右されるが、望ましい数値である3ないし5%を超えているため、一層の改善に努められたい。一般会計予算では実質収支額のうち2億2,000万円を地方自治法第233条の2の規定により基金に積み立てしており、特に問題はない。
 実質公債費比率
 実質公債費比率は、実質的な公債費に費やした一般財源の額の標準財政規模に占める割合を示すものであり、一般会計の公債費が減少していることから今後も引き続き低い水準が維持されるものと見込まれる。
 財政力指数
 財政力指数は、地方公共団体の財政上の能力を示す指標であるが、前年度より0.01ポイント増加して0.74となっており、この3年間は同程度の財政力を維持している。
 (2)審査結果と今後の対応に向けての所感
 決算審査の結果、不当性、違法性は認められず、計数的にも正確である。また、特定目的基金の運用についても適正と認める。今後も地方公共団体として施策の優先度を把握するとともに、経常経費の支出を抑えながら必要とされる公共事業を行い、一層の行政サービスの向上に努めることを望むものである。
 また、職員の適正配置、労働時間等労務管理を適切に行い、健康管理にも十分配慮されたい。
 一般会計歳入の決算額においては、前年度より9億9,742万円の減(対前年度比7.0%減)となった。東日本大震災に係る災害復旧事業の事業優先・集中化がもたらした資材・人材不足により工期遅延を余儀なくされていた災害復旧事業及び普通建設事業が完了を迎え、関連した歳入である普通建設事業費負担(補助)金、災害復旧事業費負担(補助)金などの臨時的な収入が減ったことがその大きな要因である。町の歳入で一番のウエートを占め、経常的な収入である地方税は、人口増に伴い個人住民税及び固定資産税が顕著な伸びを見せ増となった。滞納繰り越し処分の徴収率向上も増収の大きな要因である。アベノミクス効果による株価上昇により、配当割交付金と株式譲渡所得割交付金は増となったものの、地方交付税が地方財政計画に基づき減となったことに起因して、歳入総額は前年度比7.0%の減となった。
 歳入全体の収入未済額は6億8,813万円となっており、うち町税の収入未済額は前年度より1億2,014万円減の2億4,500万円となった。今後も引き続き税負担の公平性維持と健全財政に向けた対策を講じられたい。そのためには、納税者の納税意識の高揚に努め、全庁職員の共通理解のもと財源確保のため、さらなる収納率の向上に特段の努力を図られたい。
 一方、歳出の決算額においては前年度より7億2,396万円の減(対前年比5.5%減)となった。教育費において日吉台小学校増築事業、(仮称)明石台小学校建築事業があり増となったものの、総務費の特定目的基金積立金の減、民生費の認可保育所整備補助金、介護施設整備費補助金の減、労働費の緊急雇用創出事業の縮小、土木費の鶴巻橋橋梁補修工事、下水道事業特別会計の繰出金の減などにより決算額は減少している。不用額も前年度より4,549万円減少しているが、今後も引き続き年度途中で適正な減額補正等を行い、歳入歳出のバランスに配慮し、適正な予算の執行管理に配慮されたい。
 国民健康保険特別会計においては、国民健康保険税の収入済額は前年度より4,038万円増加しており、不納欠損額は1,614万円増加、収入未済額は1億266万円減少している。国民健康保険事業の財政基盤強化のため、今後も短期被保険者証の適切な交付と、未納者との面談による国民健康保険税の納税意識の向上、未納縮減に努め、納税者間の公平性の維持に努められたい。また、医療費である保険給付費が前年度より574万円の増となっており、今後も医療費の伸びが続くものと思われる。歳出削減のためにも退職者医療制度の活用、後発医薬品の利用促進など、資格及び給付の適正化に努め、長期的な保険財政の安定化を図るとともに、健康管理意識の向上を図る保健事業等を実施して疾病予防と健康づくりに寄与されたい。
 下水道事業特別会計においては、収入済額は前年度より1億1,983万円増加しており、支出済額も1億4,459万円増加している。不用額は305万円増加している。主な不用額は、施設維持費における光熱水費、減額補正後に発生するかもしれない不測の下水道維持費に対応したものなどである。公共下水道使用料の不納欠損額は、前年度より47万円減少し、収入未済額は前年度より145万円増加している。
 介護保険特別会計においては、収入済額は前年度より1億8,595万円増加しているが、支出済額も1億8,129万円増加している。不用額は前年度より428万円増加し、収入未済額は前年度より504万円減少している。高齢化が進む中において将来的にも保険給付費が増加していくことは避けられないことから、今後も保険給付の適正化に努め、財政の安定化を図るとともに、計画的に予防重視型システムの構築を図りながら介護保険事業の円滑な実施に努められたい。
 後期高齢者医療特別会計において、収入済額は前年度より2,536万円増加しているが、支出済額も2,376万円増加している。不用額は前年度より90万円減少している。今後も運営主体である宮城県後期高齢者医療広域連合と連携し、後期高齢者医療制度の円滑な運用を図られたい。
 水道事業会計における水道加入状況は、新規加入によって給水人口は前年度より1,121人多い4万7,930人、また、給水戸数は前年度より521戸多い1万6,470戸となった。給水状況は、年間給水量が対前年度比6万7,074立方メートル減の487万4,383立方メートルに、また、年間有収水量は対前年度比8万4,610立方メートル増の428万4,738立方メートルで、有収率は対前年度比2.9ポイント増の87.90%になった。1日平均給水量は対前年度比184立方メートル減の1万3,354立方メートルに、また、1人1日平均給水量は対前年度比11リットル減の278リットルとなっている。
 水道事業会計における財政状況について、事業収入は、対前年度比27万円(0.03%)減の9億8,216万円となった。これに対する事業費用は、対前年度比802万円(0.80%)減の9億9,981万円となった。営業収支では8,496万円の営業損失となり、営業外収支では6,792万円の利益を生じ経常損失1,704万円の計上となり、特別損失は61万円の計上となった。その結果、経常損失に特別損失を加えた1,765万円が本年度の純損失となり、累計欠損金は2億1,823万円になった。また、建設改良工事に伴う資本的収支では、資本的収入(開発負担金)6,948万円から資本的支出(建設改良費、企業債償還金)1億4,468万円を差し引き7,521万円の不足が生じたので、損益勘定留保資金で補填した。依然として厳しい経営状況ではあるが、経営の基本原則である地方公営企業法第3条により、常に企業の経済性を発揮し、より一層の収益性の向上を図るとともに、今後も経営の合理化、効率化を図りながら長期的な経営安定に努められ、需要者への安定供給とサービスの向上に努められたい。
 最後に、平成25年度富谷町各種会計決算審査を実施するに当たり、関係職員の出席と詳細な説明に配慮をいただいたことにお礼を申し上げます。
 以上、地方自治法第233条第4項及び第241条第6項並びに地方公営企業法第30条第5項の規定による監査委員の合議による決算意見とするものである。
 平成26年8月21日、富谷町代表監査委員 阿部 功、富谷町監査委員 佐藤克彦。
 以上です。
議長(浅野幹雄君) これより決算審査意見書に対する質疑に入ります。質疑ございませんか。16番永野久子君。
16番(永野久子君) 2点、伺います。
 まず、1点目ですが、32ページ、総合的意見の32ページ、下から2行目に「決算審査の結果、不当性、違法性が認められず」というふうに文言がございますが、平成25年度は7月に参議院選挙があり、また、11月に知事選挙がございました。選挙公報の配布費用が富谷町に交付されております。これは目的が特定されている財源であって、過日の一般質問の折にも町長がこれを区長の報酬に使っているというふうに答弁されておりまして、これを使うことが適切だというふうには思えません。この点については、使途が特定されている、その使途が限定されている特定財源を目的外に支出するということで、正当性に大変疑義がありますので、この点については今後精査していく必要があるというご認識があるかどうかを伺います。
 2点目ですけれども、33ページの下から8行目ですかね。「歳出削減のためにも退職者医療制度の活用」という言葉があるんですけれども、退職者医療制度につきましては平成32年の3月をもって65歳になる人でこの制度は全て終わるわけです。廃止は既に決まっていて、廃止に向けて新規の加入者がもうなくなっていくと。27年度からは新規加入がなくなっていくという制度ですから、終わりが決まっている制度について活用というのがどういう意味合いなのかということを伺います。以上です。
議長(浅野幹雄君) 阿部代表監査委員。
代表監査委員(阿部 功君) 選挙の費用については、公報配布ということなので、特に問題はないと思います。
 それからあと、退職者医療制度はこれは25年の決算意見ですから、26年度までは続いていますので、特に問題ないと思います。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 2問目はわかりました。
 1問目についてですけれども、選挙の公報の費用として来るその公報の配布の費用を区長の報酬に使うということで問題がないというご認識なんですか。
議長(浅野幹雄君) 阿部代表監査委員。
代表監査委員(阿部 功君) 区長の公報、報酬になっているかどうかは各町内会の受け取り方だけではないですか。と思います。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 各町内会の受け取り方の問題というよりも、町の支出の仕方で、区長の報酬として出しているというふうに明確に町長が言っておられましたので、それが果たして不当ではないのかということをお聞きしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 阿部代表監査委員。
代表監査委員(阿部 功君) 不当でないと思います。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
議長(浅野幹雄君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 ここで、お諮りいたします。
 ただいま議題となっております平成25年度富谷町各種会計決算の認定については、富谷町議会会議規則第39条及び富谷町議会先例96の規定により、議長を除く議員全員で構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査したいと思いますが、ご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、平成25年度富谷町各種会計決算の認定については、議長を除く議員全員で構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定をいたしました。
 この際、決算審査特別委員会の委員長及び副委員長を選任していただくため、暫時休憩をいたします。
     午後2時27分 休憩


     午後2時27分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 決算審査特別委員会の委員長及び副委員長が選任されましたので、その結果を報告いたします。
 委員長に菅原福治君、副委員長に小川昌義君が選任されました。よって、本案件は決算審査特別委員会の議題といたします。
 ここで、お諮りいたします。
 議案調査のため、明日6日から9月11日までの6日間を休会にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、明日6日から9月11日までの6日間を休会とすることに決定いたしました。
 なお、9月12日の本会議は午前10時からの開会といたします。
 これで本日の日程は全て終了いたしました。
 本日はこれにて散会いたします。
 ご苦労さまでした。
     午後2時28分 閉会

平成26年決算審査特別委員会(第1号)

平成26年9月8日(月曜日)

富谷町議会決算審査特別委員会は、富谷町議会議場に招集された。

出席委員 17名

  • 委員長 菅原福治
  • 副委員長 小川昌義
  • 委員 相澤榮
  • 委員 渡邊俊一
  • 委員 磯前武
  • 委員 永野久子
  • 委員 佐藤聖子
  • 委員 細谷禮二
  • 委員 山路清一
  • 委員 佐藤克彦
  • 委員 三浦邦夫
  • 委員 安住稔幸
  • 委員 浅野直子
  • 委員 小泉光
  • 委員 高橋正俊
  • 委員 出川博一
  • 委員 森栄

欠席委員 なし

職務のため出席した者の職氏名

  • 議長 浅野幹雄

説明のため出席した者の職氏名

  • 町長 若生英俊
  • 副町長 鈴木和夫
  • 会計管理者兼会計課長 矢田守
  • 会計課長補佐 赤坂松子
  • 企画部長兼経営企画課長兼市制移行準備室長 荒谷敏
  • 企画部経営企画課長補佐 今野善徳
  • 企画部あったかまちづくり推進課長 高橋加代
  • 企画部あったかまちづくり推進課長補佐 村上正彦
  • 企画部財政課長 吉田尚樹
  • 企画部財政課技術副参事兼課長補佐 若生稔
  • 企画部財政課長補佐 佐藤健一
  • 総務部総務課長 菅原俊司
  • 総務部総務課参事兼危機管理室長兼危機管理監 新田武
  • 総務部総務課長補佐 小山温
  • 総務部税務課長 内海壯晃
  • 総務部税務課参事兼徴税特別対策監 西山高広
  • 総務部税務課長補佐 泉川潤哉
  • 総務部町民生活課長兼東向陽台出張所長兼富ケ丘出張所長兼あけの平出張所長兼日吉台出張所長兼清掃センター所長 亀郁雄
  • 総務部町民生活課長補佐 横田利雄
  • 総務部町民生活課長補佐 郷右近 衛  

議会事務局職員

  • 議会事務局長 山田豊
  • 次長 富澤裕
  • 主任主査 相澤正人

午前10時00分 開会

委員長(菅原福治君) 皆さん、おはようございます。
 本日の出席委員は17名であります。定足数に達しますので、決算審査特別委員会を開会いたします。
 去る9月5日の本会議におきまして、『認定第1号』「平成25年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第2号』「平成25年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第3号』「平成25年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第4号』「平成25年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第5号』「平成25年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第6号』「平成25年度富谷町水道事業会計決算の認定について」の審査のために本委員会が設置されました。
 連日の会議、ご苦労さまでございます。私は決算委員長という大役は初めてでございますので、皆さんの協力を得ながら進めてまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
 各委員におかれましては、決算認定制度の意義と重要性を改めてご認識いただき、慎重な審議をお願いいたしまして、開会の挨拶といたします。
 直ちに本日の会議を開きます。
 最初に、本委員会の日程についてを議題といたします。
 本委員会は、本日9月8日月曜日、9日火曜日、10日水曜日、11日木曜日の4日間にわたり付託事件の審査を行い、各開催日の審議事項については、次第のとおりといたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
     (「異議なし」と呼ぶ者あり)
委員長(菅原福治君) 異議なしと認めます。よって、本委員会の日程は、本日より9月11日までの4日間とし、審査事項については次第のとおり行うことに決定いたしました。


     認定第1号 平成25年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について
委員長(菅原福治君) 初めに、認定第1号 平成25年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 なお、本日の日程は、一般会計のうち企画部経営企画課、あったかまちづくり推進課、財政課、総務部総務課、税務課、町民生活課、会計課及び議会事務局の所管に属する決算について審議をいたします。
 それでは、これから各担当部長及び課長等への内容の説明を求めます。最初に財政課長。
 なお、財政課長には一般会計決算の全般についてもあわせて説明を願います。それでは、財政課長。
  [財政課長、企画部長、あったかまちづくり推進課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]
委員長(菅原福治君) この際、午前11時10分まで休憩といたします。
     午前11時00分 休憩


     午前11時10分 再開
委員長(菅原福治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。次に、総務課長。
  [総務課長、税務課長、町民生活課長、会計管理者、議会事務局長が決算書のとおり内容の説明を行った。]
委員長(菅原福治君) 以上で、説明を終わります。
 この際、午後1時まで休憩といたします。
     午前11時55分 休憩


     午後 1時00分 再開
委員長(菅原福治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 これより質疑に入りますが、決算審査特別委員会は、慣例により一問一答方式により行いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
     (「異議なし」と呼ぶ者あり)
委員長(菅原福治君) 異議なしと認めます。よって、一問一答方式により質疑を行うことといたします。なお、質問者及び答弁者は要領よく、簡潔な質問と答弁、そしてスムーズな議事進行にご協力くださるようお願いいたします。
 これより質疑に入ります。質疑はページ、款、項、目を明示され行ってください。
 それでは、質疑ございませんか。出川委員。
委員(出川博一君) それでは、私は実績報告の多分これは一般的な行政評価書というような位置づけだと思うので、これを中心に企画課、それから財政課、税務課と3課にわたってお尋ねしたいと思います。
 まず最初に、実績報告書5ページ、お願いいたします。
 5ページに、ここは会議のことが書いてあるんですけれども、この中で政策企画会議が8回開催とありますけれども、これについて開催日と付議内容についてお尋ねいたします。
委員長(菅原福治君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) こちらのほうは記載のとおり8回ありますが、個別のものについてはちょっと今手元にありませんので、後ほどお答えさせていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) それで、多分1時間で休憩になると思いますので、そのときにお出しいただいて、その後で追加の質問をさせていただきたいと思います。
 これについて、多分この会議は条例を見ますと政策推進会議で報告すると。企画会議をやったやつは政策推進会議で報告するとあるんですけれども、これは漏れなくされているんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) 重要な案件については漏れなくお知らせしております。庁議の報告書に上に付議事項というのがありまして、そこの欄に記載しているようにやっております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) ということは、8件の分が記載してあるというふうに理解してよろしいですね。
委員長(菅原福治君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) 基本的には継続の審議もありますので、決定したものについては載せるようにしております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) それから、同じ会議の中で、(4)で定例訓示というのがございます。これは昨年度8時25分から8時半までということで13回開催ということなんですけれども、これの全職員参加出席ということなんですけれども、時間外対応はどのようになっているか、お尋ねいたします。
委員長(菅原福治君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これは業務が8時半からですので、課のそれぞれのミーティングが終わった後に訓示ということですので、特に時間外対応等ではなくお集まりいただいているところでございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) 時間外対応ではないということなんですか。
委員長(菅原福治君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) はい、そのようになっております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) 労協あるいは条例等でどのような解釈でそのようなことになっているんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) 実際は8時半を回って訓示を行っておりますので、集合を8時20分ころとしておりますので、その後集まりの状況次第によっては行っておりますので、8時半を過ぎるときもありますので、そういった扱いで行っております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) これは去年は8時半から開始だったんですよ。それが、昨年度25年度は5分繰り上げて8時25分からということで、これはいわゆる時間外の未払いということになるんじゃないでしょうか。
委員長(菅原福治君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) 実際については委員のおっしゃるとおり8時25分というより8時半ころから開催しておりますので、そういう扱いには行っておりません。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) では、この記載がうそだということになるんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これは以前から8時25分にしておりますので、記載の誤りではなくて、このころをめどに開催ということで記載しております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) それからあと、その辺は非常に問題があるかと思いますので、今後の取り扱いはぜひ改めるべきだと思います。
 続いて、政策推進会議なんですけれども、これについてはこれを見ると教育長がメンバーから外れているんですけれども、これはおかしいのではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これは一般質問でもお答えしたとおりでございますので、前半は教育長も入っておりましたので、こちら最終的にこういうような表記をしておりますが、後半の結果ということで載せております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) これ、たしかここで協議した案件は全庁的な周知と協力の確保という会議の目的があるんですけれども、私、地方教育行政の組織及び運営に関する法律、これの24条に、いわゆる長の職務権限、いわゆる町長さんの職務権限ということで、この中で本町に該当するのは私立学校に関すること、教育財産を取得し及び処分すること、教育委員会の所掌にかかわる事項に関する契約を結ぶこと、このほか教育委員会の所掌に係る事項に関する予算を執行することということで制限されているんですけれども、ということは教育長がいないということは教育部会に対していわゆる指示命令はできないと思うんですけれども、いかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) 基本的には教育委員会部局に指示どうのこうのではなくて、庁議ですので、全庁的な話を町長のほうからもらうと。あとは各課の連絡事項を協議、報告するというのを会議で行っているところでございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) でも、教育委員会の事務局は、部長を初め事務局員になっているんですよ。そこの長は教育長ということなんですけれども、それで教育長が入らないでそういう周知徹底は可能なんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) こちらは25年度の報告でございますので、そこにつきましては教育次長、教育部長のほうから教育委員会のほうへお伝えいただくということにしておりました。今年度については、副町長も就任されましたので、教育長も入っているところでございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) いや、それはおかしいんじゃないですか。部長とか次長が教育長、その事務局のトップに対して言うというのは、順序が組織としておかしいんじゃないでしょうか。もう一度お尋ねします。
委員長(菅原福治君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) そのような方法でとり行っていた庁議でございますので、現在についてはそういったところはないということでご理解いただきたいと思います。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) わかりました。非常に腑に落ちない部分なんですけれども、今年度から直すということなので、それはそれでわかりました。
 それから、続いて7ページ、まちづくり審議会のことについてお尋ねしたいんですけれども、これはたしか……。まず最初に、21回審議会の26年3月26日、まちづくりアンケート等と審議事項の中に書いてあるんですけれども、このアンケートとはどのような形でどのような内容にするという協議がされたんでしょうか。審議がされたんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) こちらは市制移行を行うに当たりまして、町民の皆様にアンケートをとる予定でございますので、その前段として審議委員の皆さんに協議をいただいているというところでございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) これは一番最初、20年の10月29日に8名委嘱されたということは確認しているんですけれども、その後2年ごとで継続になっているんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) 現在の委員の都合で今6名になっております。それで、今補充ということで1名追加を予定しているところでございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) では、今のメンバーを教えていただきたいと思います。6名。
委員長(菅原福治君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これは個人名ということでよろしいですか。(「はい。でなければ、欠けた2人について」の声あり)欠けた2人は自己都合ということで、お一人ですね、おやめになっております。その方は成田にお住まいの方でございますので、それもあわせて後ほどご報告したいと思います。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) これはたしかスタートは非常に一生懸命やっておられて、21年3月、半年後に中間答申を出しておられるんですよ。ところが、その段階では24年10月28日までに最終答申をしますよという計画になっていたかと思うんですけれども、その後の答申はいかがになっているんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これも何度か議会でご説明しているとおり、震災に遭ったもので、その間一旦中断しております。それで、現在今年度で答申をいただくように取りまとめを進めているところでございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) いや、震災があって、もう1期延ばして24年10月28日に最終答申をするという予定になっていたと思いますけれども、その辺もう一度確認いたします。
委員長(菅原福治君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) 予定はそのとおりでございますが、震災を踏まえて防災のあり方プラス市制移行というのも入りましたので、現在それを取り込みながら答申をいただくように作業を進めていただいているところでございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) でも、22年2月に中間答申を、ごめんなさい。これは視察に行ったときですから間違えました。21年3月に中間答申をしておられます。5年間何の答申もなしで審議会が何を議論したんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) 答申については最終答申を今取りまとめていただいているところですが、その間、こちらにも記載しておりますが、コミュニティーのあり方であったり、随時そういったものの報告をいただいて、まちづくりのほうに生かすということでやってきております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) そういうそれぞれ審議会あったときの情報というか、答申ではないんでしょうけれども、議事録は開示いただけるでしょうか。
委員長(菅原福治君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これは最終答申が行われたり、中間答申、そういったものについては議会のほうにお示しをしておりますので、そういった形でご報告をさせていただきたいと思います。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) 途中経過のやつ、それぞれのこれまでも今まで21回審議会あったわけですから、その審議会の内容について開示できますかというふうにお尋ねしているんですけれども。
委員長(菅原福治君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これについては審議会の経過でございますので、現在のところ公開するというような方向ではございませんが、ご意見をいただきましたので審議会長と相談しながら取り扱ってまいりたいと思います。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) これは町の組織でやっているわけですから、当然開示請求して当然出さなくてはならないものだと思いますけれども、いかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これにつきましても審議会長に委嘱しておりますので、そちらと相談しながら開示できるような方向で調整してまいりたいと思います。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) それから、後期基本計画について、成果等の今後の課題の中で後期基本計画を作成しましたとありますけれども、どこかに文書化なっているんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これは策定は終わっておりまして、現在最終の印刷物ということで調整しているところでございます。間もなく印刷物として完成いたしますので、完成後は皆様にお配りしたいと思います。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) それでは、財政課のほうにちょっとお尋ねいたしますけれども、これは29ページでございます。
 ここの一番最初にある基本方針の中で、「義務的経費の縮減や抑制を図り」とあるんですけれども、なかなか一向に経常収支比率が改善しないどころか、悪化の一途だということで、非常に危惧しているわけですけれども、この辺の文言と実態の収支の悪化と、これについてお尋ねしたいと思いますけれども。
委員長(菅原福治君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 経常収支比率、上昇傾向にございます。大きな要因といたしましては、学校整備、今後また明石台小学校の開校、それからスポーツ・文化交流館ということで、経常収支比率は伸びると、割合が高くなるというのも今後の見通しではございます。そんな中で、今事務事業をやっている需用費、それから役務費、この辺につきましてはやはりさらなる削減の努力をしていかなければいけないというふうに考えてございますので、そういうことで新たなものも含めますと、今後は伸びていく状況にありますが、その辺の対策を今後もいろいろ検討していきたいということでございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) でも、これはあれですよね。結局、人件費、扶助費、補助金も入るのか、それからあと公債費というようなやつで、どうしても削れないといいますか、硬直的な対応をしなくちゃならないということと、一般財源との比率ですので、一般財源の中で町税は23年から二、三億ずつ毎年ふえているんですよ。それなのにもかかわらず、この収支比率が悪化というか、高まってきているということはどのようにお考えでしょうか。
委員長(菅原福治君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 確かに税収のほう、ふえております。そんな中で、歳出のほうも同じようにふえているというのが実態でございます。扶助費、それから補助費とこちらが前年と比較しますと大きく伸びているような状況です。一番は、物件費が全体の大きな割合を占めているということもございます。今回、この行政実績のほうに義務的経費の縮減というのは、意味合い的には臨時財政対策債の圧縮ということで4億の借り入れ、昨年は6億超えておりましたので、そういう意味から表現をさせていただいた状況でございます。ただいま委員おっしゃったように、今後その経常収支が上がっていく状況には現実あります。そんな中で、今やっている事務事業の見直し等によりまして圧縮していかなければいけないというふうには考えております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) それでは、毎年上昇しているというか、弾力性を失ってきているということで、ちょっと24年度の類似団体の決算カードで比較をしてみたんですけれども、その中で人口1人当たりの性質別歳出の中で扶助費、これが類団比1.8%高い15.9%、それから物件費が類似団体比5.7%高い20.0%ということで、これはほかの同じ規模の団体と比べたときに、この部分がちょっと高いと。私はこの辺がこれからの手をつけるべきところじゃないかなと思いますけれども、いかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 扶助費につきましては、その行政サービスということで、子ども医療とかの拡大をしてきました。そういう扶助費がふえてきているということで、ちょっとその類似団体がどこまで拡大しているかというのが比較にはならないんですが、あとそれから町のほうといたしましては、待機児童ゼロということで子ども・子育て事業、保育所増設、それから保育所新設だったりということで、間違いなくその行政サービスの事業に着手をしているという現状もございますので、先ほど言った類似団体との比較より高いというところはそういうところにあるのかなというふうに考えております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) 先ほど財政課長がお話しになったように、物件費が高いんですよ。物件費が類似団体比5.7%で20.0%ということで、ですからここは来年度の問題としてこの辺を十分考えた予算立てをしていかないとという形で私は思っているんですけれども、その辺についての現在の5億はいかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 確かに物件費、大きなウエートを占めてございます。それは先ほど扶助費等でお話ししましたけれども、建物、例えば保育所だったりを建てた場合には、普通建設事業ということで経常収支のほうには算入されないんですが、それを維持管理していくためにはどうしても費用がかかりますので、それは経常経費にはね返ります。まさにここ数年いろいろそういうニーズに対応しましたサービスを行ってきた結果ということでは思っております。
 しかしながら、このままその弾力性を失うよという指標上の話もございます。その辺につきましては、今後の事業展開を見ますと、今の率をさらに下げられるかというと、現実的には下がらない。ただ、その下げ幅を圧縮することは可能であるというふうに考えておりますので、その物件費、それから事務事業の中で経費の削減等に努めていく必要があるというふうに考えております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) ほかの類似団体だっていろいろ事業をして、維持費もかかっているということは当然同じような形でやっていると思うので、その中でもやはり5.7%突出して高いと。この辺はやはりこれから来年度の予算の中では工夫改善というか、ずっと絞り込んでいかなくちゃならないんじゃないかなというような思いでいますけれども、いかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) そのとおり、やはり物件費、この辺をいかに努力、それからいろいろ事業の見直しで削減、上昇率を圧縮できる項目は多くはこの物件費にあるのかなというふうには考えておりますので、その辺は何らかの対策を今後、来年度当初予算に向けて当然取り組んでいく必要があるというふうに考えております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) それでは、税務課のほうに移りまして、82ページ、ここで町税の収納状況、これを見ますと非常にこの1年間努力されたんだなというのがよくわかって、非常に感謝の気持ちでいっぱいなんですけれども、つまり収入未済額が減少して、それに伴って収納率もアップ、さらに滞納分も大幅改善したということで、これはすばらしい成果だなというふうに思っていますけれども、これは今後もこういう形で続けていけるかどうか、お尋ねいたします。
委員長(菅原福治君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) 今後もそういった方向で進みたいと思ってございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) それで、その中で町民税の中で法人町民税、これ上から3段目のところにありますけれども、これは前年比大幅減になっているんですけれども、この理由はどういうことなんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) 法人につきましては、景気回復とか言われていますけれども、大分景気が悪いようなこともありまして収納が下がっているような状況でございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) せっかく企業誘致をしてやっているわけですから、これはふえていかなくちゃおかしいと私は常識的にはそう思ったんですけれども、いかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) 法人税の場合、均等割、法人税割あります。委員の言われるとおり、事業所がふえれば均等割についてはふえていくのが当然でございまして、あとは税割につきましてはその税割の景気による変動が大分ございまして、これはちょっとはかり知れないところがございまして、トータルでいくとそういった均等割なんかはふえていても、法人税割の変動によって税収のほうが下がったりということの影響が出てきています。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) それでは、83ページの不納欠損処分、このページでいくと一番下と、あとその上の滞納処分執行停止の状況、この辺を2つ絡めて、非常に端的に言えば欠損処分が24年比2,300万ということの増の6,200万ということになったこの要因は何か。
委員長(菅原福治君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) 滞納処分の執行停止というのが上の4番にございます。こちらにつきましては、平成21年度から宮城県滞納整理機構のほうにお願いをして、滞納者のいろんな処分をやっています。そういった中で、収納をする目的以外に、現在まで富谷町において納税交渉なりをして、なお納税のほうが推進できなかった。そういったものにつきましては、その方の担税能力が本当にあるのかどうか、そういったものを確認していただきまして、徴収が不可能であれば滞納処分の執行停止をかけまして、通常は5年をもって不納欠損をするんですけれども、執行停止の場合は地方税法で決まっていまして、5年を待たず3年もしくは会社等で破産なりなくなっている場合は1年とかいったことで大分圧縮かかる制度がございます。それを活用しまして、平成21年度から随時そういった執行停止を行ってきました。
 それで、言いましたように、執行停止をして、大方は3年経過すれば落ちますし、会社倒産したやつは1年ということで、今委員言われました24年、25年で大分違ってきたというのは、そういった執行停止をかけていったものが不納欠損の時期が来てふえてございまして、今後もそういった見直しをかけているので、不納欠損の額につきましては伸びる傾向にあるとこちらのほうでは承知してございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) 25年度の収納状況を見ると、税務課さんのほうで非常に努力されているというのはよくわかるんですけれども、ただ、こういう形で税の負担の公平という観点からすると、そんなに割り切ってばさばさ不納欠損にしていいのかどうかというのは非常に判断に問題あるんじゃないかなという気もしますけれども、いかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) 今言われました滞納処分の執行停止なんかにつきましても、県のほうの機構のほうにあります執行停止の基準なりもございまして、そういったものを町のほうでも今作成してやっている状況で、一番は税の公平さを欠いてはいけないので、そういったその執行停止をかける前提といたしまして、資産なりいろんな調査をした上で、本当に担税力があるかないかということを見きわめた上での執行停止を行っていますので、ほかの正しく納税している方との公平性を欠くことのないように注意しながら行っている状況でございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) それでは、続いて84ページの成果と今後の課題の中で、最後から三、四行目のところに「納付の利便性を図るため、新たな納付方法を検討する」とあるんですけれども、具体的には今考えておられるのはどのようなことでしょうか。
委員長(菅原福治君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) 議会でもいろいろ質問ございまして、コンビニ収納等ということで考えてはいるんですけれども、マイナンバー制なりいろんなものがありまして、そういった解決が図られれば早速やるというようなことで、まずそういったコンビニ収納を頭に置いてございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) マイナンバーはたしか来年の10月ということなんですけれども、それがスタートすればすぐコンビニ収納も手がけるというふうに理解してよろしいでしょうか。
委員長(菅原福治君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) 電算関係につきましては、主管であります総務課と協議をしながら、そういった取りかかりたいと思ってございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) では、それを総務課長にちょっとお尋ねいたします。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちら、税務課長申し上げたとおり、マイナンバーとの連動というようなことで今現在国のほうでも議論も持たれておるところでございます。まだ決定事項ではございませんので、あくまでも今後国の動向を見きわめながら導入の時期を見定めてまいりたいと思います。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) では、最後にしますけれども、今度は決算書の246ページ、財産のところなんですけれども、公有財産。これについて、まずこの増減の内容について教えていただきたいんですけれども。
委員長(菅原福治君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) それでは、増減の内容についてお答えさせていただきたいと思います。
 1件、2件ということではなくて、複数の移動がございまして絡んでおりますので、主なものを説明をさせていただきたいと思いますが、まずその他の施設9,042、こちら土地の分でふえた要因ですが、こちらは用途が公共用財産から移動になったということで、旧第1学校給食センター、それから旧第2学校給食センター、それから成田一丁目の防火水槽用地、それからとちの木の防火水槽用地、この辺が変更によりましてその他のところにふえている状況です。次に、その下、学校公共用財産、こちらにつきましては所管がえということで行政財産から学校用地ということで所管がえしたことによるものでございます。公園につきましては、成田七丁目等の公園の帰属等によりましてふえているような内容でございます。
 その下、その他公共施設ということで、2万1,206減になってございます。こちらにつきましては、まず大きな原因といたしましては、学校のほうに移管した2万3,230平米が大きなものでのマイナス要因、そのほか富ケ丘の公共公益用地を所管がえにしましてこちらマイナス、それから明石台五丁目の公共用地なんですが、こちらも所管がえということでマイナスになっているような状況でございます。
 次に、下の普通財産8,785平米、こちらの増の……。済みません、減ですね。減の大きなもの、こちらも所管がえによるもので、先ほど一番最初にお話ししました第1、第2の学校給食センターの分類がえ等によりましてこちらが減っております。それから、一部ふえたものもございますが、宅地でふえているのが字町28番地、寄附によりまして655平米の土地を寄附いただきましたので、その分がこの中のプラスの要因として入ってございます。
 次に、山林、こちらについても546増ということで、明石台七丁目、交換によりまして今は地目山林ということで山林のほうに計上していますが、いずれ地目変わればこちらも変更になるような状況となってございます。
 続きまして、建物のほうに入ります。建物の木造その他の施設のマイナス129、こちらにつきましては旧太子堂会館の解体ということで減った部分、あとそれから……。そうですね。その部分が入ってございます。
 次に、下の普通財産での建物440平米増、こちらにつきましては太子堂会館ですね、新築した部分、それから先ほど申しました寄附、土地、字町28、土地を受けましたが、そこに上物もございますので、その上物分もプラスしましてこの440となってございます。
 続きまして、非木造です。非木造の一番上、82平米の増、こちらにつきましては消防ポンプの格納庫新設によります増でございます。その他の1,345、こちらの増につきましてはけやき館ですね。こちら分類がえをいたしまして、1,345の増となってございます。
 次に、学校687、こちらにつきましては日吉台小学校の増築分のプラスでございます。
 以上が内容の説明となります。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) それで、行政財産の差しかえというか、ちょっと表現忘れましたけれども、この中で先ほど学校に2万3,000平米だと。その他の施設で2万1,000減ったということで、先ほどの課長の説明だと、このその他の施設の減はもっと多い、さらにということで多いんですけれども、この違いというかはどうしてなんですか。
委員長(菅原福治君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) まず、学校のプラスは、これ明石台五丁目の用地そのもの1本でございます。その他の公共施設のマイナス2万1,206につきましては、内訳が10数件ございまして、それでの差し引きということで、その中に大きなものといたしまして、その明石台の分類がえが1つ含まれております。そのほか何点かご紹介させていただきますと、ごみ集積所といたしまして帰属を受けた部分36平米ほど、それから緑地として帰属を受けたもの2,622平米ほど、そのほか、これが今のプラス要因になります。そのほかマイナス要因といたしましては、成田一丁目の防火水槽でマイナス32平米、とちの木一丁目防火水槽、これも分類がえで118平米、それから大きなところでは明石台五丁目に保育所予定地ということで2,970平米ほどございますが、これも変更してございますので減となってございます。済みません、これは今のは減の要因でございます。(「いいです、いいです。時間もないことですし」の声あり)そのような内容でございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) それで、これらのいわゆるこれから財務4表が出るようになると、非常に大きな部分になると思うので、これは次回から、次回の決算からこの増減の部分について、上位5先ぐらいとか、そういう形でぜひ事前に資料ということで提出いただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) その辺につきましては検討させていただきたいと思います。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) それで、実は26年5月23、総務大臣から出た今後の地方公会計の整備促進についてということで、これに27年度から統一的な基準による財務書類を作成するように要請する予定ですということで、とりあえずともかく固定資産台帳の整備をしなさいということがこの通知で各市町村長に指示されているんですけれども、この辺の対応はいかがなっているでしょうか。
委員長(菅原福治君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 今現在、その資産ということでの捉まえている内容、要は公有財産ということで捉まえている内容は今整理中でございますので、間もなくその辺は出るんですけれども、さらにその固定資産の台帳ということで、その土地がどのような経過でどういうふうに取得したのかという詳細な部分を今後整理していくように通知が来ております。その辺については、今ある資料をある程度もとにすれば整備可能なものと考えておりますので、その辺は国の意向に従って整備をしていきたいというふうに考えております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) 私、前からお話ししているんですけれども、とりあえずともかく貸借対照表、BSだけは早急に作成するようなことを考えていただきたいということでお願いしておりましたけれども、これは具体的にいつぐらいに提示いただけますか。
委員長(菅原福治君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) それにつきましては、前お約束しましたとおり今月中というところで今詰めに入っておりますので、今月中に公表させていただきたいと思います。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) それは何年度のやつというイメージでしょうか。つまり、かなり古い20年度のやつとか、21年度のやつということだとちょっと古いので、そうじゃなくて直近でどのぐらいの年度のやつを出していただけますか。
委員長(菅原福治君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 24年度のものを含めて公表したいと思います。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) すばらしい回答で安心いたしました。
 それで、249ページ、2の物品なんですけれども、ここには車両しか記載になっていないんですけれども、例えば新訂富谷町誌、これは未計上になっているんですけれども、こういうやつは計上しないという財務規則があるんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) この様式なんですけれども、基本的には市町村いろいろです。基本的にはその物品をどこまで公表するかについては基本的な決まりがない中で、富谷は従来からその車両について報告してきているというのが現状でございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) 原価ベースで4,400万、売価ベースで2,200万という一般質問のときにそういうご回答だったかと思いますけれども、そういう高額なものを計上しないというのはちょっと片手落ちじゃないかなと思いますけれども、いかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 物品の考え方、その町誌も当然物品でございますし、そのほか今回車両ということで載せておりますけれども、基本的にはその100万以上の備品ですかね。そういうのも物品に当たるというような中で、富谷においては従来からその車両をメーンに報告してきたというのが現状なんですね。そんな中で、さらにその物品ということで重要物品をどこまで今度載せるかというのはいろいろ検討し、内部で調整も必要かと思いますので、その件につきましては従来からの形で決算書に載せてきたという意味合いで、故意的に除外していたということではございませんので、ご理解をしていただければと思います。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) これ、先ほど話した財務その4表になると、評価損というものを計上しなくちゃなくなるんですけれども、その辺のところはいつごろ対応するおつもりでしょうか。
委員長(菅原福治君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 基本的にはその公会計の中ではある程度ルールをつけておりまして、物品、例えば1万、2万の物品も対象にするのかという議論があります。そんな中で、重要物品ということで基本的に町のほうではまず100万円を目安にしていろいろ検討を今取り進めておりますので、全ての物品がその財務会計上反映するかというと、そうではないというような現状です。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) 多分これは総務省の通達だと29年度までに必ず出しなさいという、つくりなさいということになりますので、そうなるとその段階でこれは評価損になってしまうんですよ。結局。売れないものですから。ですから、私は一般質問でも言いましたけれども、早く処分したほうがいいと。そのように思いますので、ぜひ来年度の事業に反映できるのかどうか、お尋ねします。
委員長(菅原福治君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) その評価損という話なんですが、基本的にはその不要となった物品、使わなくなった物品が不要と、現在そのあるものについては当然備品であれば減価償却とか、そういう形になるかと思うんですが、基本的に今おっしゃられました町誌については、物として今現在ありますし、今後の方法は考えるということで、廃止とか、廃止にすれば先ほど言った損という形にはなるかと思うんですが、そこにまだ至っていないので、その辺については議会のほうでも答弁したとおり今後検討していくということでございますので、現状そこから変わってはおりません。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) それで、ぜひ早い処分が私は喫緊の課題というふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思いまして、最後に基金の部分といわゆる町債、町の借金でありますその関連性についてお尋ねしたいんですけれども、ページ数は249ページの一番下の基金、それから町債のほうは252ページの68番から70番まで、ここで実は出納閉鎖終わった後に、4月18日にまとめて4億円臨財債で、使途の自由な臨財債で借金しましたと。そして、それが片や249ページのユーマイタウンの整備基金、ここを見ると3億5,000万積み増ししましたということで、これも備考を見ますと4月1日から5月31日までの移動分ということでなっているわけなので、これはやはり一般的にというか、財政課長はいや結果としてそうなっただけだということなんですけれども、ではなくて、これはあくまでもユーマイタウンに基金を3億5,000万積むために4億借りたということになると思うんですけれども、いかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) この件のご質問については前回も同様の質問がいろいろあったかと思います。最終的には4月に至った経過といたしましては、3月のちょうど出納整理は4・5月ありますが、3月31日現在の決算の状況を踏まえまして、最終的にはその臨財債、それからユーマイ、それから財政調整基金と貯金の部分のその辺を含めて総合的に判断をした結果ということにはなります。臨財債につきましては、前にも言っておりますが基本的には交付税の代替財源ということで、通常ほとんどの団体が借りているよという中で、富谷はここ3年以来借りております。ただ、その中でやはり圧縮をする必要があるんじゃないかということでご意見もいただきまして、その辺も考慮した中で総合的な判断でこのような形になっております。(「終わります」の声あり)
委員長(菅原福治君) ほかに質疑ございませんか。渡邊委員。
委員(渡邊俊一君) ちょっと1件だけ聞かせてください。
 13ページの1款2項、税務課にお願いします。この固定資産税について質問をさせていただきます。
 平成25年度の決算の中で、固定資産税の評価の間違い、面積の間違いから、本来の収納より多く請求の間違いはなかったかどうか、確認をさせてください。
委員長(菅原福治君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) 大きいのはございません。
委員長(菅原福治君) 渡邊委員。
委員(渡邊俊一君) 今、大きいのはないと言ったのかな。小さいのはあるわけですか。
委員長(菅原福治君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) 詳細までちょっと今すぐはお示しできません。ただ、今言ったようなぱっとわかるようなのはちょっとありませんでした。
委員長(菅原福治君) 渡邊委員。
委員(渡邊俊一君) これうんと大事な問題なんですよ。やはり税の公平化、そして私も過去にそういう経験をした1人であります。最初にコンピューターに登録するときに、コンマ1つ間違っただけでも大変大きな間違いになってくるわけです。それもあえて5年間は返納の時期が可能でしょうけれども、5年さかのぼって5年以上ですと返納をなかなかしないんですね。今は裁判にかければ返納されるような状況にもあるようでありますけれども、やはりこの辺は要するに固定資産税の内容表来ますよね。かなり多い人については一々それをチェックする、そういう状況にはまずなかなかないんです。ですから、その同じ地域、要するに隣の地番で同じ、例えば市街化区域、調整区域であっても、隣の地番で全く違うような状況もなきにしもあらずなんです。そこで、改めてお聞きしますけれども、その内容状況をどのように把握し確認しているか、お尋ねします。
委員長(菅原福治君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) 税務課の固定資産税の評価等につきましては、3年に1回の評価がえがございまして、航空写真なりを飛ばしましてその現況なりと照らし合わせをしてございます。それで、まず前提になります皆さん所有している土地につきましては、以前課税明細とかそういったのはなかったんですけれども、そういう課税明細を添付する時点で、ある程度所有者の方には確認をしていただいております。あとは今先ほど言いました評価がえに合わせまして、各1筆ごとなりのそういった詳細についてのチェックなりも現在やっているところでございます。
委員長(菅原福治君) 渡邊委員。
委員(渡邊俊一君) その評価がえ、それは当然当たり前であります。しかしながら、評価がえしても評価が変わらない部分も当然出てくるわけですね。そういったものの今から何十年も前にそのコンピューターの中に明記されたやつで評価がえされていない部分も多分あると思います。そういうものを改めてやはりチェックしていかないと、何十年間もずっと延々と、もし間違っていればですよ、間違っていれば請求される金額がかなり変わってくるわけですよ。そういう部分を私も経験していますから。ですから、その辺をどのような人員体制の中で、そしてその調査していると言いますけれども、その調査の確認の状況、1人が調査して1人で確認していたのでは絶対見つかりませんから、そういうものは。ですから、例えばAという人が確認して、結果的に大丈夫でしたよと。そのAという人が確認したものを、改めてBという人が確認させるとか、その1人に任せ切りでなくて、そういうような方法というのはとっておられるのかどうか、お聞きします。
委員長(菅原福治君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) 今言ったのは、今の業務上でやっている中の確認事項につきましては、当然電算とかやっていますので、入力したものと、またあと別の職員での対応についてはダブルというかチェックはやってございます。あともう一つ、今最初に言われました、以前の分についての確認なりはということなんですけれども、固定資産の担当の中で業者に委託をして法務局にある台帳なり図面との、昔、算定照合ということで、業者に委託をして全筆確認したような時期もあります。そういったことで、今言われたその確かにそういった納税者等の所有形態、確かになっているかどうかの確認は必要だと思います。それで、すぐここで即やりますということはちょっと言えませんので、今後の検討課題としてそういった対応をしていきたいと思います。
委員長(菅原福治君) 渡邊委員。
委員(渡邊俊一君) なかなか担当課で即そういうような体制をとってやるということは言明できるわけではないだろうなと思います。町長、これ物すごく大事な問題であります。要するに、私もそういう経験を持っての今発言をしているわけでありますけれども、やはり税の公平さからして、そのような体制を改めて構築できるような体制固めをぜひするべきだと思いますけれども、町長の認識はどのような認識なのか、お聞きをしたいと思います。
委員長(菅原福治君) 若生町長。
町長(若生英俊君) そのとおりでありますので、そのような対応をさせていただきます。
委員長(菅原福治君) ほかに質疑ございませんか。小川委員。
委員(小川昌義君) それでは、何点か簡明に質問したいというふうに思います。
 決算書の38ページ、3款1項1目、この中の県広報配付事務委託というのがあると思うんですが、これはいかほどぐらいの金額になっているんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 総務課長。もとい、企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) 県広報配付委託金としては88万8,000円でございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) それはどういうふうな形で、収入として入ってくるわけですが、支出面についてはどのようになっているか。
委員長(菅原福治君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これは実績に伴いまして、県の広報の配付ですので、実績に伴って金額が算定され、歳入として入ってくるものでございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 決算書の52ページ、2款1項1目の10節、行政実績報告書では14ページなるわけですが、これは富谷町の行政区長の文書広報配付、こういったものに充当なっているというふうに考えてよろしいでしょうか。
委員長(菅原福治君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) 充当されております。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) その際、我々特別委員会で調査をした、要するに行政区長の任務というものについてとのかかわりなんですが、前の眞山部長はその実態的な調査をするという、要するに行政区長がその広報の配付というものを行っているかどうかということについて調査をするというふうに調査委員会の中でですが発言しているんですが、その町の広報含めて県の広報、こういったものについて行政区長が直接配付をしているのかどうか、質問したいと思います。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちら一般質問でも同じような同様の質問がございました。今委員おっしゃるのも同様のことかと思いますが、現時点で詳細な調査というのはいたしておりません。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) この際も眞山部長は調査をするというふうに言っているわけですね。2012年の3月15日ごろの調査ですけれども、そういった発言あるわけですが、これはやはり早急に行政区長の広報の配付の仕方というものについて調査すべきだと思うんですが、いかがですか。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 当時のその内容について改めて確認をさせていただき、対応を考えたいと思います。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) それは早急に実施をして、一般質問でも絡んで出ていますので、その辺も含めて実態的な調査をするということについてお願いをしたいというふうに思います。
 それから、決算書の51ページ付近ですけれども、要するに51ページ2款1項1目の職場研修なんですが、この見ていると非常に、要するにOA機器の訓練というのが物すごく少ないんですね。これについてどのように考えていますか。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちら、OAの研修ということですよね。市町村職員研修所でも実施しているものにつきまして、全庁的には周知はしているところでございます。ただし、新しく入ってくる新採職員だとか、一定の現在の職員等につきましても、業務上におけるワード、エクセル、その他パワーポイント等いろいろございますが、ある程度知識の習得というようなところで向上を図られているものと考えております。
委員長(菅原福治君) この際、午後2時10分まで休憩いたします。
     午後1時57分 休憩


     午後2時10分 再開
委員長(菅原福治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 質疑ございませんか。小川委員。
 ちょっと小川委員、お待ちください。
 先ほど出川委員から休憩中の質問で、休憩中に回答するというような部分、企画部長からありました。それを認めます。企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) それでは、先ほどのまずまちづくり審議会のメンバーですが、当初は8名からスタートいたしまして、現在は6名になっております。6名のお名前ですが、吉田 浩さん、秋葉征夫さん、佐々木喜一さん、山田吉邦さん、笠原純子さん、田中志津さんで現在は6名でなっております。おやめになったお二人は自己都合ということで、勤務地の変更などあった方も含めて、高橋 修さん、柏山三郎さんがおやめになっております。
 もう1問あったものは、政策会議についての日付と内容でございますが、4月25日に子ども医療費の助成拡大についてでございます。5月1日があけの平北入り口の町道拡幅関係について、5月28日が風疹予防ワクチン等の助成制度について、5月29日、子ども医療費の助成制度について、8月20日、これは行政実績報告書について、同じ日でございますが、8月20日に町道の拡幅について、10月16日、行政窓口の新設について、年が明けまして2月5日、旧庁舎の利活用についてでございます。以上でございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) ちょっとこれ関連していたものですから。この政策企画会議は、政策推進会議での付議事項として報告になっておりますか。
委員長(菅原福治君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) なっているものもありますし、継続的に審議しているものについては口頭で説明をしております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) これはあれじゃないでしょうか。いわゆる条例の中で庁議についてはこういう形で目的はこういうことですよということで記載があるんですけれども、それを守っていない。言ってみれば運用でやっているという、以前にそういうお話も聞きましたけれども、本当にそういうことでいいのかどうか。それをお尋ねします。
委員長(菅原福治君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これにつきましては、前回も一般質問等でお答えしているとおりでございますが、決定した事項については付議事項ですので、こういう審議会議が持たれましたと。内容については、担当課のほうから制度であれば制度の内容とか、そういったものは周知されているところでございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) 例えば、条例の改正の中で、任期付職員の報酬を上げるという条例改正があったかと思うんですけれども、これは25年の9月の議会に上程なっているんですけれども、これについての政策企画会議はなかったということなんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) 会議としては行われておりませんが、その都度庁議もありますし、町政運営会議もありますので、その中ではお話になったことはございます。
委員長(菅原福治君) ほかに質疑ございませんか。小川委員。
委員(小川昌義君) OAの研修なんですが、これに載っかっている研修というのは新しい新人の研修と思うんですが、要するにライセンスを取るような訓練というものは今後ますます必要になると思うんですが、そういうことについて、そういう訓練というのはどこかに入れるというか、そういうことについては考えがないか、お聞きしたいと思います。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 委員おっしゃるライセンスというのはちょっとわかりかねるんですけれども、今新採職員には通例Eラーニングをまず実施しております。それで試験を通してということで初めて運用させているという状況でございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 例えば改修に来ても、改修に来た人たちは、この前みたいに一般質問のときの状況で言うと、例えば富士通の方がいらっしゃるということになれば、それと対等に対応できるような訓練というのは必要だと思うんですが、そういう意味のライセンスを取って対応していくというのは必要だと思うんですが、その辺について再度質問します。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちらは情報化推進担当職員が業者とのやりとりを直接窓口として打ち合わせをしてございますので、それにて対応しております。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) その対応するのに対等な立場で話し合う、そういったものが例えばウインドウズの何級を持っているとか、そういうものが必要だと思うんですよ。そういう意味での研修というものについてどのようにお考えですか。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 今後必要性においては検討してまいりたいと思います。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) それでは、次にまいりたいと思います。
 決算書の52ページ、2款1項1目10節の交際費ですけれども、これはホームページにも交際費アップされているわけですけれども、これはこちらの行政実績報告書では「主な」というふうになっているわけですけれども、ホームページにはそういったことが一切、全部記入されているというふうに理解していたんですが、この25年度の交際費のホームページにアップしている金額は総額で幾らになっていますか。
委員長(菅原福治君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) こちらのほうはちょっとまだ確認とっておりませんが、ほぼこちらと同額で掲載していると思います。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 私が調べたところによりますと、約29件ほど合わないんですね。要するに金額的にもかなり合わないという状況なんですが、これはどういうふうな形でホームページに公表しているのかを質問したいというふうに思います。
委員長(菅原福治君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これは交際費支出基準によって支出しておりますので、その中に祝儀、香典等あるんですが、その他というところがありまして、恐らくそれが29件でございますので、その分を外して一般的な交際費ということで計上しているものでございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 約60万ぐらい金額が合わないんですよね。ホームページの金額とこちらにある行政実績報告書では。その辺、再度確認をしたいと思うんですが、いかがですか。
委員長(菅原福治君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) 行政実績報告書のほうは、こちらのほうは数の掲載しておりますので、額的には決算書のほうの額で先ほど申し上げたとおりでございます。ホームページとちょっと合わないというのは、確認をとってみますけれども、多分恐らくその他とか、そういった部分を削除して一般的な交際費ということで主なものとして掲載したところでございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) その辺、あと詳細に調べてほしいというふうに思います。どうしても公表しているほうの数字がきちっと合うようにしていただきたいなというふうに思います。
 あと、町長のスケジュールなんですがね、とこの交際費が合わない部分があるんですね。スケジュール。それはどういうふうな形で合わない、スケジュールとその交際費が出ているのが合わないというものがあるんですが、それはどういう理由からそのようになるんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) ちょっと具体的にどういう事例かわかりませんが、今突合もできませんので、合わないというのは基本的にはないと思っておりますけれども。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 私、ここに全部町長のスケジュールから合わせてきておったわけですが、これは後でまたお話ししたいと思います。あと、そういう意味で、この間ホームページに町長のスケジュール、主なスケジュールという形に、後追いというんですか。前はしっかりと最初にスケジュール出していたわけですが、最近は主なスケジュールということで広報と同じような形になっているんですよね。やはり町長のスケジュールであれば、前のようにたとえ大きく変わるかもしれませんけれども、そういう注釈つきで公表していたわけですから、そういうふうな検討はいかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) いろいろそちらについては各市町村で公表の仕方は違うんですけれども、おっしゃるとおりちょっと不都合も出ることもしばしば起こっているんです。予定ですから注釈はするものの、町長が出る予定というわけなんですが、実際ほかの行事が入って行かれなくなった場合、先方に連絡は入れているんですけれども、なかなか見た人は「何だ、来るはずだったじゃないか」とか、余計なそういう話が展開してちょっと不利益を講ずることはこちらもそうですし、相手方にもそうだったので、一般的にスケジュールで大きなものを公表する部分で支障がありませんでしたので、後追いということで広報とあわせて現在は公表しているところでございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 大きな不合理になった点、どの点あったのかをお知らせ願いたいと思います。
委員長(菅原福治君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) 昨年のことですからあれですが、例えばお祭りに町内会で4つ、5つ、6つぐらい重なったとき、どうしても時間帯で出向くことができなかったこともありましたので、そうしたところが来るはずだったのにとか、そういったことが行われましたので、町長のスケジュールとして事前公表することもやってまいりましたが、それよりは行ったことの報告することのほうがよろしいのではないかと。現在はそれを行っておりますので、さらに検証して再度また考えてまいりたいと思います。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) それではあと、決算書の54ページ、2款1項2目のところの文書管理、文書広報の部門ですけれども、法令改廃情報提供システム使用許諾料というのがあるんですけれども、これはどういう内容なのか、初めて出てきた文句ですので、どういう内容なのかお知らせ願いたいと思います。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 申しわけございません。ページ番号をもう一度よろしいでしょうか。決算書ですか。
委員長(菅原福治君) ページをもう一度。(「54ページ」の声あり)54ページ。(「それで、行政実績報告書は55」の声あり)
総務課長(菅原俊司君) 実績報告2番の法令集の加除整備の中の1項目ということでよろしいでしょうか。法令の改廃の情報提供のシステム使用ということで。こちらにつきましては、法の当然改廃、いろんな改正または廃止というようなさまざま年度通してございます。これに伴う情報の提供という一括で改正されるもの、廃止されるもの、そういったものを一括でお示ししていただけるようなものとして、今回新たにこのシステムを導入したものとなっておりまして、昨年度からの導入ということで31万円、こちらのほうに掲出させていただきました。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) そうしますと、この情報提供システムというのには、この検索機能というのがついているんですか。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちらについては検索機能当然ついてございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) そうしますと、この検索機能、私らも法令アクセスしていくんですが、なかなか見にくいんです。見にくいというか、検索しにくいんですね。皆さんは専門家ですからいいんでしょうけれども、我々みたいなのはなかなか検索できないんですが、この検索システムの変更までに至るようなシステムになっているんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 検索システムの……。申しわけございません。もう一度よろしいでしょうか。(「法令検索システムを含めたような形でなっているのか」の声あり)なってございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) そうしますと、我々、要するに町民ですね、もこのアクセスする許可というか、そういうものはできるんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) これはあくまでも行政向けというようなことで取り扱いさせていただいているものでございます。一般の方の使用許諾というものには反映はなってございません。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) やはりそういう行政内だけではなくて、町民の方々も検索しやすいようなものがあれば、そういうふうなものを導入していくべきだと思うんですが、いかがですか。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) まず、行政の担当職員のほうが法の改廃についての逐一迅速に把握するがための導入したものでございますので、ご理解ください。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) それでは、同じく55ページ、決算書の55になります。行政実績は31ページになるわけですが、2款1項5目の財産管理、いろいろ電気料、それからコピー機、電話利用、電話料金ですね。いろいろ掲示されておるわけですが、これらに対する傾向というんですか。どういうふうな傾向になっているのか、どういうふうな把握の仕方をしているのか、教えていただきたいと思います。
委員長(菅原福治君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) こちらは実績ですので、把握といいますか、おのおの歳出科目によって支出をした状況の集計、支出済額ということで集計をとっております。傾向ということですが、光熱水費、それから電話料等について、コピー機も含めまして上昇傾向にあります。昨年から比較しましてふえております。それは使用量の増というのが基本的なものなんですけれども、一部庁舎の電気については昨年東北電力の単価改正ありまして値上げが行われておりますので、使用量自体は減っておりますけれども、金額がふえているというような内容となってございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) この傾向の中で、確かに電気料、使用量は減っているわけですけれども、今答えにあったように、これは前に話したPPS関係はこの25年度については余り影響なかったというふうな見方をしてよろしいんですか。
委員長(菅原福治君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 庁舎につきましては新電力のほうに切りかえはしておりませんので、通常の電気料金の推移ということです。前お話ししましたけれども、切りかえしたのは9施設ということで、当然町の30数施設検討しましたけれども、庁舎については切りかえても金額が安くならないということで切りかえをしていない状況でございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 用紙についてもほとんど改善が見られないというこの原因は何にあるというふうに分析しているでしょうか。
委員長(菅原福治君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 用紙、コピー用紙ということで。コピー用紙の使用量につきましては、昨年から6%ほどふえております。こちらは通常の職員増に伴います利用状況の増に加えまして、一部事務の見直しを図っております。というのは、議員皆さんにお配りの議案書、それから補正予算の予算書等につきまして、従来印刷機、輪転機で対応していたんですけれども、その時間的なロスを考えましてコピー機対応ということで去年の年度の途中からコピー機に切りかえました。コピー機ですと1人でホチキスまでとめていただけますので、職員がそこに立ち会う必要ないと。その人件費とコピー用紙の費用対効果比較いたして、そちらについてはコピー機に切りかえをした経過がございますので、大きく伸びている結果はそれが1つの要因となってございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) いずれにしても削減傾向、一生懸命努力していると思うんですが、その辺の削減方法をさらに検討していただきたいというふうに思います。
 あと、決算書の59ページ、きのうの町民体育祭、大変開催できなくて残念。課長のほうから丁重な電話いただきまして、本当にありがたく思っております。この雨の場合の、決算書とはちょっと違うんですが、雨の場合とかこういった状況のときに、きのうの場合もツイッターやホームページにも記載してあるんですが、これはやはり事前にこういったものを記載していくんだということで、ある程度の判断しやすいような、きのうみたいな状態でもやるのかやらないのかという中途半端なときでも、やはり決断したときにはそういった情報網を使って発信していただきたいと思うんですが、今後の課題みたいになってしまいましたが、きのうの結果を受けてこういったことについて検討するのかどうか。
委員長(菅原福治君) あったかまちづくり推進課長。
あったかまちづくり推進課長(高橋加代君) まず、大会の開催の判断につきましては、打ち上げ花火で開催の判断をしていただくことにしております。ただ、昨日の場合ですと、近隣の隣の大和町の運動会の花火の音も聞こえたということで、開催に迷ったという声も聞かれましたので、ことしは当日になってホームページ掲載といたしましたが、次年度、事前にそのような掲載の仕方もするということで検討してまいります。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) それから、66ページの2款1項12目の諸費の部分ですが、行政生活相談事業がありますが、人権・行政・生活相談で重複があるというふうに書いてあるわけですが、この重複部分というのはどの程度記載されているんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちらのほうは確かに相談者によりまして、相談の内容によって対応する職員、対応する方がかわることはやはりどうしてもございます。その件数というのはちょっと把握はしてございません。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) それぞれの相談件数ですけれども、この辺は傾向としてはどのようになっているんですか。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 行政実績の68ページのところにもお示しをさせていただいております。相談件数、また、主な相談内容というようなところでお示ししておりますが、中段に相談内容のところに主に書いております。離婚に関すること、一番多いのは遺言や相続に関することというのが際立って件数としては多い状況でございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 傾向としてはふえているというふうに考えてよろしいんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 件数としては大幅にふえているということでは決してございませんが、この項目がなくならない程度に常に年間通じて通年こういった件数が、こういった内容についての相談をお受けしているというところでございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) いろいろ相談内容をグラフにしてみたんですが、さほどふえているというわけではないようなんですが、その辺傾向としてはやはりふえる傾向にあるというふうに認識しているんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 少子高齢化と呼ばれる時代でございます。やはり遺産相続に関しても来年の1月からでしたでしょうか、相続税の改正がございますので、そういった関係で相談内容は今後若干ふえてくるということは、ある程度は推測されます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) それでは、続きまして……。ごめんなさい、ちょっと待ってください。
 行政実績報告書の82ページ、賦課徴収部分……。参考値のところなんですが、ここのこの収納額の部分の前年度伸びが2.99というふうになっているんですが、収納額ですね。これは前年度とのこの2.99というのは前年度の額は幾らになっているんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) 24年度の収納額の数字でよろしいんでしょうか。前年度の収納額、平成24年度決算で現年滞繰り合わせまして52億7,373万666円が前年度の徴収額です。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) そうしますと、伸び率がこの2.99になるということなんですか。
委員長(菅原福治君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) はい、そうです。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 昨年の実績報告書、手に持ってきていないんですが、私が計算したところでは、4.85という形の計算になったんですが、これはもし私の間違いであれば訂正しますが、その辺は間違いないですか。
委員長(菅原福治君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) ちょっと今その数字持っていないので、後で確認させていただきます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) では、後で見ていただきたいというふうに思います。
 滞納管理システムの保守賃借料なんですが、これも同じ項目ですね。実績報告書ですと84ページになるわけですが、これは去年から増額になっているんですね。199万円ほど増額になっているんですけれども、これはどういう内容でこの賃借料が上がったのか、お示し願いたいと思います。
委員長(菅原福治君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) その行政実績の84ページと今言ったでしょうか。(「84ページ」の声あり)8番の(1)滞納管理システム保守業務等賃借料の516万8,000円のところですよね。これは更新ありましたので、そういったことでふえてございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 具体的にどういう更新なされたのかということなんですよね。
委員長(菅原福治君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) 耐用年数5年というか、期間満了しましたので、新しい機種にかえています。そういった費用で変わってございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 一応納得はしないけれどもわかりました。
 それでは、最後になりますが、自主防災組織関係ですけれども、121ページ、9款1項5目の14節、110……。ごめんなさい。AEDの、一般質問もございましたが、配置数は大体一般質問でわかりましたけれども、その要するにAEDを使うための訓練用のAEDというんですか。こういうものは配置はこの中に入っているんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 総務課長。もとい、危機管理監。
危機管理監(新田 武君) この施設には入っておりません。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) やはり本物では使うことはちょっと不可能なわけですから、ある程度この訓練用の機器というんですか。これ、配備するという考えはないんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 危機管理監。
危機管理監(新田 武君) AEDの訓練用キットの配備プラスやはり受検されたそういう指導のもとにそれを使うことが原則と思いますので、今現在は消防のほうにお願いしているところでございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) どうしても訓練機器のほうが我々からするとやりやすいというんですか。本物だと完全に電気ショックかかってしまいますので、やはり使うときには大変だと思うんですよね。そういうところもやはりきめ細かに訓練する際には必要だと思うんですが、何体か、結構普通のAEDから見れば高いようなので、何組か配備するということが必要だと思うんですが、その辺はいかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 危機管理監。
危機管理監(新田 武君) どうしてもそのキットを使用するためには熟練した指導員というものが必要になってきます。そういう中でのセットでなければ、結局ただ置いただけという形になりかねない部分がございますので、今現在は消防のほうにお願いしている状況でございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 管理監の発言も理解するわけですが、要するに本物ではないんですよね。そういうものに対してやはり気軽にというんですか、訓練できるようなことが必要だというふうに思うんですが、再度質問したいと思います。なお、あと仙台市なんかも配信していますね。そのAEDを使う場合とか、そういうものについても富谷町としても配信するというような考え方はないでしょうか。
委員長(菅原福治君) 危機管理監。
危機管理監(新田 武君) 仙台市ではたしかAEDの取り扱い関係について、一昨年、国の補助の中でそれをシステムを整えたということはお聞きしております。また、私も実際見させていただきました。ただ、それが早急ないろいろ予算的な部分いろいろ含んで早期にできるかということについては、これからの研究課題ということでよろしくお願いします。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 次に、決算書の121ページ、9款1項5目19節負担金、補助なんですが、交付団体23団体となっているんですが、基準はどのようになっているんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 危機管理監。
危機管理監(新田 武君) 自主防災、28行政区23組織結成ということで、連合の防火自主防災組織の組織にも助成配付しているということで、その基準につきましては100世帯まで3万円、300世帯まで4万円、500世帯まで5万円、1,000世帯まで6万円、1,000世帯以上につきましては7万円というような基準を持ちまして、補助をしております。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 団体に届け出れば自動的に補助するというような形式になっているんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 危機管理監。
危機管理監(新田 武君) 一応年度ごとの補助でございますので、その団体から申請をいただきまして、それを審査いたしまして補助するという形になります。
委員長(菅原福治君) ほかに質疑ございませんか。永野委員。
委員(永野久子君) まず、1点目ですが、平成25年度も前年度に比べれば若干金額減っておりますけれども、実質収支額4億3,796万3,000円ということで、かなりの黒字を出している状況にあります。それで、住民税に関しましてですが、個人、それから法人ともに調定額ではなくて予算額に、調定額に対しては99.2%、これ個人住民税については99.2%、調定額に対しての徴収率ですけれども、予算額に対して見ますと、個人も法人も100%を超えている状況にあります。これは例年ずっと長年続いてきている状況ですので、徴収率を予算を組む段階で97%で見込んでおりましたけれども、例えばこれを98%に見込んで予算を組む。そして、その年に住民のために活用できる財源をふやすという考え方に切りかえるわけにはいかないかどうか、まず伺います。
委員長(菅原福治君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) 結果的には今言われましたように高い率に最終的には予算措置をしていますけれども、当初見込む時点で今言ったような収納率も上がっているので高く見たらということなんですけれども、その辺は慎重にやっていきたいと思っております。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 先ほど経常収支比率についての質疑がありましたけれども、経常収支比率については大事な指標ではありますけれども、これだけで町全体の財政状況を見る、判断するというわけにはいかないだろうというふうに思います。早い話、家庭でも子供がたくさんいて育ち盛りでたくさん食べるようなご家庭の場合は、どうしてもエンゲル係数が上がるというような傾向にあるわけで、早い話、富谷町もその傾向があるのかなと。住民のための施策を大いに進めるという視点でいきますと、この経常収支比率が若干下がってきているということについてよりも、むしろその別の1つの大きな視点として、基金の保有高が富谷町の財政的ゆとりを示しているというふうに思いますので、平成24年度の実績で基金保有高、人口1人当たりで比較して県内で何番目であったかということを伺います。
委員長(菅原福治君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 24年度ということでご質問ですが、何番目かというところでの資料作成はしておりません。前に同じような一般質問がありましたけれども、基金1人当たりの保有高については、県内市町村中中段、要は真ん中若干以後18番、たしか23年度だと18ぐらいの位置づけだったと思います。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 基金の残高を見ますと、例えば減債基金とか、伊藤一・イヨ奨学基金、これは目的基金とは言ってもちょっと趣旨に反するから除いたとして、財政調整基金、それから庁舎整備ふるさと富谷創造基金、ユーマイタウン施設整備基金、長寿社会福祉基金、大きく4つの目的基金と財調合わせると、平成25年度の決算の結果ですね、対前年で6億9,000万ほどふえておりますが、これ事実でしょうか。よろしいでしょうか。
委員長(菅原福治君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 伊藤イヨ基金除きまして、前年度5月末同期との比較では2億6,000万ほどの増ということで、そこまでふえていないと思います。(「減債基金は除いて」の声あり)減債基金も除いて増減では2億6,000万ほどの増でございます。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 平成24年度の決算書の基金の欄と、それから……。基金の欄、ここに……。平成25年度の決算でもこれ載っているんですよね。これで計算してみたんですが、そのとおりですか。この前年度末現在高という欄がございますね。249ページですが、この財調と庁舎とふるさと、ユーマイタウン、長寿福祉、これを足した額が、決算年度末現在高、これが平成25年度になるわけですが、これ今言った項目を足した場合に、25年度から24年度引くと6億9,000万ほどになりませんか。
委員長(菅原福治君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 私、生の数字といいますか、5月31日現在、こちらにあります決算書につきましては、まず決算年度末現在高、こちらにつきましては26年3月31日現在の残高になります。その後出納整理期間の出し入れ等もあるんですが、最終的には5月31日時点での現在高というのが一般的には使われておりますので、こちらの備考欄、備考欄にあります数字が出納整理期間中に出し入れをした数字ですので、この3月31日現在で単純な差し引きをしますと、今議員のおっしゃった6億数千万ですが、この5月31日現在ということで見ますと、先ほど私が申し上げました2億6,000万の増というような状況となってございます。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) この決算書をもとにしてある時点を区切って対比するというのが一般的にはわかりやすいので、そういうことでこの決算書を使って6億9,000万というふうに考えた、思ったわけですが、数字に間違いはないということですよね。それで、基金、特に目的基金に関してなんですが、庁舎整備の基金に関しては目的額を幾らというふうに想定し、そしてあと何年後までを目指してというような想定の仕方はしているのかどうか。しているとしたら幾らかということを伺います。
委員長(菅原福治君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 庁舎整備基金につきましては、今この決算書で見ますと4億5,400万の残高ということになるかと思います。こちらにつきましては、庁舎新築の際に将来今後庁舎も老朽化してきた際に整備等が必要になるだろうということで、まさに積んできた状況です。幾らまでというところでの目標数字はございませんが、今後庁舎いろいろ10年を経過いたしまして修繕箇所、老朽化に伴います、昨年度は空冷設備入れかえ、今後いろいろなそういうのが想定されておりますので、こちらはこのまま残しまして目的のために使っていきたいなというふうに考えております。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) そうすると、まだ10年そこそこでまだこの先長いわけですよね。それを想定しての積み立てということになると、この相当なものを見込むということになるかと思うんですが、一体どのくらいあれば備えになるというふうに考えているんですか。
委員長(菅原福治君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 10年と言ったのはこれから10年ということではなくて、新築してからもう10年が経過したと。こちらにつきましては、先ほど言った空冷設備、それからいろいろな設備がございます。これも10年を経過しまして一応修繕とか、その応急措置的なものはやっておりますけれども、ここ数年で交換とかというのも今後考えられます。それから、大きなところでは庁舎の内部の電話、こちらもかなりふぐあいを生じてきているような状況ですので、こういうところを根本的に直していきますと、今4億数千万ございますが、今後この辺の使途は大体見えてくるというような形で考えております。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) そういう今具体的に想定をされているということであれば、経常経費で賄っていくということでよろしいんじゃないでしょうか。
委員長(菅原福治君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) そういう考え方もないわけではないんですが、基本的にはその交換工事ということで設備投資の部分になります。そうしますと、経常経費でそれを補っていくということは、先ほどから話をしておりますとおり、そのほかの弾力性を失ってそのほかに着手できないということでございますので、基金を活用すべきというふうに考えております。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) それだけそれでは具体的にさまざま想定しているのであれば、金額も細かくなくても結構ですけれども、大まかな金額、基金の目的額というのをはっきりして積んでいくという考え方がとれるんじゃないでしょうか。
委員長(菅原福治君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 多分今議員のご質問の趣旨からしますと、庁舎整備基金で800万積んだんじゃないのというところが多分根底にあるかと思うんですが、この800万につきましては、戻し入れという手続で……。(「そうじゃないの。そういうことを言っているんじゃないの」の声あり)そういうことではないんですか。そうしますと、その想定されている基金を目的のために使っておりますので、今後の整備のためにこの基金を充てていくというところで使っていきます。ただ、ここ10年過ぎてそういうふぐあいが何点か来ていますけれども、5年先なのか、その辺についてはまだ具体的な計画はございませんので、数字的に詳細を示せる段階にはございません。
委員長(菅原福治君) この際、午後2時10分まで休憩といたします。もとい、午後3時10分まで休憩といたします。
     午後2時57分 休憩


     午後3時10分 再開
委員長(菅原福治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 先ほど小川委員の質問の中で、税務に関する質問がございました。数字がわからなかったということでございますが、判明しましたのでこれを許します。税務課長。
税務課長(内海壯晃君) ページ、82ページをお願いいたします。
 こちらの徴収事業の税目別収納状況の参考にあります平成24年度のここで2.99となっていますが、小川さんの言われますように、この数字は24年の数字ではございませんで、23年度の実績をそのまま間違ってしまいました。訂正をお願いしたいと思います。正しい数字が「4.85」となります。どうも済みませんでした。
委員長(菅原福治君) ほかに質疑ございませんか。永野委員。
委員(永野久子君) 目的基金の考え方の問題だと思うんですが、先ほどの庁舎に関しましても、いつまでなのか、どこまで金額を積み立てればいいのかということが明確にされないまま、目的基金が幾つもあるという状況ですが、たしか石原莞爾という人が書いた「地方財政法逐条解説」だったように思うんですけれども、目的基金というのは目的をはっきりさせるのはもちろんですが、時期や金額についても明確にするのが望ましいというように書いてあったような記憶があるんですが、やはり目的基金の考え方は基本的にそういうことだと思いますので、改めて富谷町の目的基金については現状としてはそれぞれ名前は違いますけれども、多目的基金のような感じになっておりますので見直しが必要と思いますが、どうでしょうか。
委員長(菅原福治君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 基金につきましては、先ほどから申し上げたとおりなんですが、まず大きくふえている要因は、ユーマイタウンのほうに積んだ基金がふえておりますので、残高がふえている現状です。こちらは積む際にもご説明しておりますが、子育て支援複合施設への目的ということで積んでございます。なお、庁舎整備基金につきましては、こちらの決算書にも載っておりますが、ふえてはいなくて現に目的のために使っております。空冷設備入れかえ工事、24年度の財源から充てております。それから、先ほど決算書でも25年度ではLED改修、それからエアコン入れかえ、それから庁舎の公文書の保管の書架というところにも充当しておりますので、今その目的のためにまさに活用させていただいているという状況でございますので、現状この目的の基金のとおり運用をしていきたいと思っております。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 目的というときには広い意味でのという意味じゃなくて、例えば今おっしゃったユーマイタウンについては子育て、(仮称)子育て支援複合施設の建設に向けてというお話をされましたが、そういう場合には例えばですよ、(仮称)子育て支援複合施設整備基金といったようにその特定をして、施設の名称も入れるなどして目的を特定すると。ばふっと福祉のためですというようなことではなくね。特定をすると。そして、何年かけて幾ら積むというところまで書ければなおいいかと思うんですが、そうするべきだというふうに思うんです。それで、子育て複合施設が建て終わってしまったら、その基金は一旦廃止すると。そしてまた、学校建設が必要になったら何々小学校建設資金と、整備資金といったような目的基金をつくると。そういう考え方で進むべきではないかというふうに思うんですが、どうでしょうか。
委員長(菅原福治君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) まず、基金の目的の設定の仕方、いろいろあるかと思います。今の目的基金につきましては、当然基金でございますので条例制定をして議決をいただいた目的の中でやっているということが大前提にございますので、そういう運用を今までしてきたということでございます。ですから、今後その本来望ましいかどうかというところはあるんですけれども、その辺についてはこの基金の今の現状をある程度精査をしながら研究をしていきたいなというふうに考えております。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) では、決算書の38ページです。歳入、県委託金の中で、3項1目6節参議院議員選挙委託金として1,295万3,869円が入っております。これは執行経費相当分を計上したということでした。これは県の補助金の中で国政選挙の分が入ってきているわけですけれども、これは県から、県を通じて国からお金が入ってくるという考え方でいいわけですか。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) そのとおりでございます。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) それでは、この1,295万余の金額の中に、公報配付の分としては幾ら入っているのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちら歳出のほうでお示ししておりますが、同じく71ページの参議院の議員選挙費の中の役務費で手数料として78万6,000円支出してございます。この分でございます。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) それでは、その下の7節県知事選挙費委託金、これが976万2,518円入っておりますが、選挙公報配付のための費用は幾らだったということでしょうか。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちらは78万4,700円でございます。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) そうしますと、この国政選挙と県知事選挙合わせて百五、六十万の金額になるわけです。およそですね。百五、六十万円になるわけですけれども、これは一般質問のときの答弁を踏まえますと、区長の報酬に使われたということでよろしいんですか。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 一般質問のときに委員からご質問いただいた件につきましては、行政区長への報酬といたしましては、町では平均割というのと、あとは世帯割というのを合わせた合算を報酬としてお支払いしてございますので、今回今おっしゃるような選挙公報というものにつきましては、ちょっと混在しますが、町としての純然たる報酬となればこの世帯割と平均割の合算ということになります。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) そうしますと、国政選挙の公報のための費用と、知事選挙の公報配付のための費用というのは、どこに何に使われましたか。どこに。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 費用でございますか。(「そうです」の声あり)手数料以外にということで。(「えっ」の声あり)手数料以外にということでよろしいでしょうか。(「いや、誰に支払われたかということ」の声あり)手数料をですか。(「はい」の声あり)こちらは各行政区のほうに指定された口座のほうに町を介して、町の口座を介して振り込みをさせていただいております。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 行政区に支払われたというのは、受取人は誰になるんですか。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 口座名義、口座名が町内会であるだとか、町内会長であるだとか、それは各行政区によってさまざまでございます。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) そうすると、町内会では実際に配っているのが班長さん、同じ名称全部どうかわかりませんけれども、多くの行政区では班長さんが配っているというのが実態ですけれども、その班長さんたちにこれは支払われてはおりません。少なくとも私自身が班長をやった時点ではそういう状況は一切ございませんし、また、町内会の予算の中にはそういうものは入っておりません。そうしますと、この行政区宛てに出され、そして受取人が町内会長だという、今の言い方でいきますと町内会長がこのお金をどうしたというふうに、このままおっしゃったとおりに言うと、行政区長が本来払わなきゃならない班長さんに払わなかったということになりますが、そういう理解をされると大変大きな誤解を生むことになりますが、それでいいんですか。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちらはあくまでも各行政区のほうで指定していただいた口座のほうに町のほうより振り込みをさせていただいておりました。今委員おっしゃるように、班長さんには配給、支出されてなかったとおっしゃいましたが、全行政区を町としてもそこまでは確認はしておりません。各行政区で指定された口座にのみ振り込みをさせていただいたというところまででございます。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 先ほどの小川議員の質問とも同趣旨ですけれども、これはもう随分前から実際に広報を配付している人にお金が渡っているのかどうかを調べてくださいと議会として申し上げ、公式に町側が調べるというふうに言ったわけですよ。にもかかわらず、先日の一般質問では調べていないと。これも通告していたというにもかかわらず、調べていない。これ怠慢ですし、調べる気がないんじゃないですか。本気できちんとお金がどのように使われているかを把握しようと思うならば、調査をするべきでしょう。簡単なことですよ。区長会で区長が集まったときに、区長さんの中で実際に広報の配付を1軒1軒ポスティングしている人はどなたですかと、一人一人確認すればいいことですから。これをやるべきじゃないですか。その考えはありませんか。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 先ほど小川委員よりご質問いただきました。で、お答えさせていただいたとおり、当時の内容を確認次第実施したいと思います。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 当時というのはいつのことを言っているんですか。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 先ほど委員がおっしゃったとおり、当時の平成22年のときでしたか。当時の眞山部長のほうの発言というようなお話でございますので、その内容を改めて確認の上でさせていただきます。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) そうしたら、一般質問のときにそのことをきちんとなぜ事前に確認しておかなかったんですか。おかしいですよね。調べる気がなかったのかなというふうにとらざるを得ないんですが、どうでしょうか。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 改めて確認をさせていただきますので、ご理解ください。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) これは区長に対しての、一般質問の議事録読み返してほしいんですが、区長に対しての報酬に充てているというふうに答弁されているんですよ。だとすると、報酬だというふうに払われたもの、実は財源は国、県、そして町の広報配付のための対価なんだということになると、目的がきちんとはっきり特定されて国や県からも来ている。町も支出している。それが目的外に使われていると。この目的外に使われているという意識はありませんか。区長の報酬というのは、広報配付の対価とは全く別次元の話ですから。そこのところの認識、どうでしょうか。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 一般質問のときの話に戻りますが、委員からご質問いただいたご質問の内容が、報酬というようなところと選挙公報というようなところは若干ちょっと質問内容に混在しているように認識してしまったもので、そういった答弁内容になったかと思います。あくまでも選挙公報に関しましては、各行政区のほうで個人ということではなく各行政区のほうに町としては配付をさせていただいておるという認識でございます。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) そうすると、その町内会に振り込んだ際には、これは公報配付した人に使ってもらうその対価ですよということは明確に指定しているんですか。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちらはあくまでも配付にご協力をいただいた各町内会にというようなことで町のほうよりは振り込みをさせていただいております。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 今のお答えでいくと、そうすると区長さんがその対価をご自分でもらっちゃっているよということになってしまうんですよ。そうじゃありませんか。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 先ほども申し上げたとおり、行政区によっては行政区長名義のところもあれば、町内会というような口座の名義もございますので、一概にはそうはとれないかと思います。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 区長の報酬は、ではどのような名目で支払われているんですか。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 区長への報酬は、先ほど申し上げたとおり平均割と世帯割、この2つの合算のみでございます。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) もう一度確認しますけれども、国、県から来た公報配付のための対価というのは、区長もしくは町内会長宛てに出ていて、それは報酬とは別なんですか。報酬とは別口で、これは選挙用ですよということで町内会や区長宛てに出しているものなんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 予算の予算立てする際にもそうでございますが、行政区長への報酬は報酬でございます。選挙公報につきましては手数料というようなところで費目を設けてございます。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) そうすると、選挙のために国や県から来た公報配付のための費用、これが区長の報酬の財源になっているというご答弁は、間違いだったということで撤回されますか。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 財源になっているというのは申し上げたつもりはございません。あくまでも一般質問に、委員から頂戴いたしました一般質問の質問の内容が、報酬と選挙公報というようなところでちょっと混在して私どもで認識してしまったもので、そういった誤解を生じたと思っております。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) そうすると、均等割というのは別として、世帯割の650円でしたか。では、これの算定根拠は何ですか。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 算定根拠というのは特にございません。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 650円の算定根拠を伺ったときに、広報の配付のための費用だというご答弁がありましたが、これはじゃあ撤回されるわけですね。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 公報というのもありますが、町の広報というのに関しましては、当然それらに関する対価としてこういったものをお支払いをさせていただいているということでございます。ただし、広報の配付のみではございません。あくまで条文にありますとおり、6項目ほどに示された内容についての対価ということでございます。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) そうすると、国や県の公報の配付の対価については、区長の報酬には入っていないけれども、町の広報に関しては区長の報酬の算定、1世帯当たり650円の算定根拠に入っているということなんですね。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 町の広報、あとは県の広報という通常月例で配付させていただいてございますが、そういったものにつきましてもその配付の対価というようなところにおいて、先ほど申し上げた平均割等でおいてお支払いをさせていただいております。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) それもおかしいんですよ。選挙公報はよくわかりやすい。それは違うんだとおっしゃいましたから、それはそれで置きます。ですけれども、町、県の毎月来る広報ですね。あれの広報の配付の対価が区長の報酬に算定根拠になっていると。財源もそこから来ているんだということでいいわけですか。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 行政区長の報酬の財源につきましては、先ほども若干ございました県広報の県委託金が一部充当されておるというのは申し上げたところでございます。ただし、選挙公報に関しましては、この報酬に財源もとにはなってございません。これは富谷町のみならず近隣の市町村においても同様でございまして、近隣の市町村におきましても行政区長等へのお支払いというような報酬につきましては、原則平均割、世帯割というのがおおよその各市町村の捉まえ方となってございます。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) さっきから申し上げているように、選挙公報についてはいいですよ。置いておきましょう。これは違うとおっしゃったわけですからね。ですが、今改めてお認めになったのが、県と町の毎月定例の広報については県から来る配付のための対価、それから町が支出する配付のための対価が、この区長の報酬の算定根拠になっていると今おっしゃいましたから、それは問題じゃないのかと。そんなことを言ったら、そういう考え方だとしたら、これは菅原課長が勝手にやっているとは思いませんよ。ずっと長くこういうやり方で来ているわけですから、課長になったばかりの菅原さんを責めるつもりはないんですけれども、今改めてこの考え方はおかしいのじゃないかと。つまり、区長の報酬は報酬として、その算定の仕方が1世帯当たり650円でも均等割18万何がしでもそれはいいですけれども、それは別の問題ですからね。その金額を出すとしても、それは町の財源から出すべきもの、一般的な。この広報配付のための対価であるべきお金を区長の報酬に使うというのは、これは間違っているでしょうということを言っているんですが、ここの点はいかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 改めて行政区長のお願いする任務としては6項目ほどお示しをさせていただいておりますが、その中にも県政だよりというのも明記させていただいております。そういった点から言えば、今回県の広報の配付手数料というのを充当させていただくことについては、何ら問題はないかと考えております。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 実際に配付していない人が配付の対価を受け取っているんですよ、現に。それはおかしいというふうに、そこのところが理解されないというのは、これ非常に残念なことなんですが、ここがおかしいと思いませんか。実際に配付している人は別にいるんですよ。にもかかわらず、配付をして、もしかしたら区長の中には仕分けはしているかもしれません。仕分けは。恐らくはね。ですが、仕分けしたものは班長さんのところに回って、ブロック長さんを通じて班長さんに回って、班長さんが1軒1軒配っているんですよ。ですが、この配付のための対価というのは、1軒1軒ポスティングするための対価ですよね、主として。そういうことからしたら、誰も受け取って、一般の配っている人が受け取っていないで、区長さん、あるいは町内会長さんという言葉で先ほどおっしゃっていましたが、その方が受け取る仕組みということ自体がおかしいと思いませんか。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 実際に先ほども申し上げたとおり、配付の実態というようなところにつきまして改めて正式に調査をさせていただくとします。それをもって現状に即した形のものを検討してまいりたいとは思いますが、ただし、この支出及び財源につきましては、代表監査のほうよりもご説明もあったとおり支障ないというようなことでお話を頂戴しているのも事実でございます。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) ぜひ調査をした上で改めて論議をさせていただきたいと思います。
 次に移りますが、平成25年度は教育部を新しくつくりました。これは成果の、実績報告書成果の10ページに記述されております。これはこの教育部の創設なんですが、その後26年度になってから総務部長が不在という状況になっています。25年度で部をふやしたのに、26年度に入ったら実際には総務部長というのが名前だけになってしまったということになると、これ部をふやすというやり方が適切だったと言えるのかどうか、伺います。
委員長(菅原福治君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 適切であります。総務部長の空席については前段、前回の議会でしょうかね、申し上げたとおりでございます。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 適切だとされる根拠を改めて伺います。
委員長(菅原福治君) 若生町長。
町長(若生英俊君) その1つの中に、現状4月から順調なる組織運営がなされているということであります。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 総務部長不在でも順調と言えるわけですか。普通はそうは言いませんよね。大事な……。(「若生町長」の声あり)まだ終わっていないんです。普通はね、総務部長、市制をあと平成28年まであと少しというところに展望している町が、総務部といったらその市制移行の中心的役割を担いますよ、普通は。条例改定から何からか、人事の問題から何からかにまで総務が担う部分は非常に大きいわけで、そういうときに総務の部長が不在で何で順調、適切などと言えるのか、伺います。
委員長(菅原福治君) 若生町長。
町長(若生英俊君) もし具体的に不都合さがあれば、ご指摘をお願いします。(「何でそんな、そういうことではないよ」の声あり)
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 町長、そういうことではなくて、ちょっと町長のお考えを、質問しているわけですので。(「適切な以上のお答えありません」の声あり)
 改めて伺いますけれども、何でも部とか課とかというのは、設置をしたらそこにきちんと人を配置することを前提にしてやるわけですよ。ましてや今言ったように総務というのは、昔からそうですけれども、役場の中では非常に重要な部署であって、その部長がいなくていい、それでも順調にいっているという今の言い方でいきますと、いなくてもいいということになるわけですから、そういうことではないんじゃありませんか。順調にいっているという根拠をお示しください。
委員長(菅原福治君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 皆さんの質問の中で、「普通は」とこうあるんですよね。あるべきところにいないと普通にないとかとこうなりますけれども、副町長不在は7カ月続きました。前町政時代は三役、収入役、助役不在のまま4年経過しました。そのときの状況は皆さんどのような議論があったのかですね。それは首長としてそういう4年間を過ごすというようなことの決意の中で置かない条例を設けたわけですよね。ですから、普通だということの、皆さんから置かないことが普通でないということは私には理解できません。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 置かないことが普通なのだったら、そもそもそういうふうな部制を敷かないほうがいい、部そのものが必要ないということになりませんか。(「適切な人いないんだもの、仕方ないでしょう」の声あり)いや、必要だ、いや、それはないんじゃありませんか。今失言ですよ、町長。取り消してください。ご自分で決めた部制をとってね……。(「指示に従ってやりますから」の声あり)ご自分で決めた部制ですよ。そうじゃありませんか。ご自分で提案をして、こういうシフトでいくという構えを見せたわけです。25年度は教育部も増設したと。一方では、総務部の部長が不在のまま、もう既に相当月数がたっていると。これが普通でなくて何なのでしょうか。これはもうきちんと人を当てて満たしていくという構えで、町長の答弁として今人選しているけれどもなかなか進まないとかいうお言葉が、答弁があるならわかりますよ、まだ。そうじゃないで開き直っているじゃありませんか。そういう答弁は撤回していただかないと困ります。どうでしょうか。
委員長(菅原福治君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それは委員独特の理屈でね、自問自答ですよ。こういう答弁なら理解できますがというのでおっしゃるように、私にも組織運営責任を持ってやっているわけですから、そこにどういうふうな不都合があるって具体的に指摘をしていただくこと、そういうことこそが今の議論の場だと思います。申し上げているように、適任者がいないというふうなことの中で万やむを得ず不在の中で4月スタートしたと。これ以上申し上げることはありません。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) これはたまたまその総務部長がいました。ちょっと言葉、例がよくないかもしれませんが、事故があっていろいろな形で事故があってやめざるを得なかったというようなことでの欠員であればわかります、まだ。そうではないんですよ。町長が任命すれば任命できるわけですから。にもかかわらず、任命しない空席だと。ここに問題があるんじゃありませんか。
委員長(菅原福治君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 言葉としては任命ではないんですよね。職員は6級職を配置するということですから、私が求める6級職たる総務部長職の適任者がいない。これ以上、これここをもって理解していただくしかありません。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 次に進みます。職員の健康管理ですけれども、この実績書の中で定期健診に関して、臨時やパート職員についても定期健診が受診できるようにしたという記述が、済みません、ちょっとページが……。(「何ページになりますか」の声あり)ページがちょっと済みませんでした。職員の健康管理のところです。実績報告書の53ですか。53です。そうです。(「53」の声あり)ここの53ページの成果及び今後の課題のところに、「また、一定の条件を満たす臨時職員、パート職員についても希望者に対して定期健康診断を実施した」とあるわけなんですが、この受診率は何パーセントだったでしょうか。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 実績報告の2番のところに臨時職員等の定期健診の受診者数というのを明記してございます。ここの定期健診で97.4%ということでお示しさせていただいておりましたが、よろしいでしょうか。(「臨時職員とパートの」の声あり)臨時とパートという区分けは改めてはしてございませんで、合算で97.4とさせていただいております。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 今のその97.4の中には、正職員も臨時もパートも入っているという意味でしょうか。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 今申し上げた97.4というのはあくまで臨時ということでございます。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 職員についてですけれども、平成25年度は何人採用して、途中で退職された方は何人いらっしゃるか。これは定年退職以外で途中退職は何人、新採が何人で、新採というか、新たに採用された方が何人で、定年以外で途中退職された方は何人かを伺います。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 昨年度の新規採用職員につきましては、51ページの中段にございますが、研修の内訳というようなところに明記させていただいております。12名採用させていただいております。昨年度の退職者数は22名であったかと思います。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) この22人の退職者、主な理由は何でしょうか。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 大半が定年退職と、あと自己都合でございます。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 定年退職を除いてと聞いたんですが、22人の中には定年退職も入っているという意味ですね。そうすると、除くと何人でしょうか。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 22名の中に定年退職の方も含んでおります。ちょっと正式に何名というのはちょっとあれなんですが、13名ほどであったかと思います。正式に確認次第、またお知らせいたします。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 大抵、13人としてですけれども、自己都合でおやめになるというのは依願退職するということで、そういう流れでいけば自己都合というふうにくくられると思いますが、病気が主な理由であるとか、あるいは職場に合わなかったとか、何かそちらで把握している原因というのはありますか。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 結婚を機におやめになった方がお1人、あとは長年病気を患っていらして退職された方がお1人でございます。それ以外の方につきましても、それぞれ種々理由がございます。詳しいことにつきましてははっきり申し上げられるのはその2名とさせてください。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) この決算の実績をつくった時点で結構ですけれども、メンタル面での問題を抱えている職員というのはおよそ何人というふうに把握しているでしょうか。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 昨年度ということでよろしいですよね。(「25年度」の声あり)精神疾患というようなことで病気をした職員は4名でございます。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 4人というのは、私の個人的感覚からすると大変多いなという感じがするんですが、これはほかの自治体と比較するような問題ではないかもしれませんが、こういう傾向に、社会全体としてね、こういう傾向にあるというのは理解できますけれども、自治体の職場においてこの富谷町での4人という数値というのは、他の市町村と比べてどういう感じですか。多いのか、少ないのか。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 宮黒の主管の総務課長会議がございまして、やはりこの話題にも出ましたが、やはり相対的には四、五名と。多いところではたしか6名ほどというような自治体もあったかと思います。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 対策としてはどういうことを行っているでしょうか。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちら、富谷町には川村先生、労働安全衛生法に基づく産業医を雇用してございます。その川村先生のカウンセリングをまずしていただき、必要に応じて専門医への受診を促すというようなことで現在取り組んでおります。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 実績報告書の51、52ページに、職員研修について記述されておりまして、階層別研修に36人、専門研修に49人という参加者の数がございますけれども、これはほぼ実数と、延べ人数ではなくて実数だというふうに見ていいんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちらは実数となってございます。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) この数はほかの町村と比べてはどうなんでしょうか。同じような自治体で、あるいは近隣の自治体でいかがですか。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 階層別研修につきましては、各自治体その年、その年によって採用人数が大きく違いますので一概には比較することは難しいかと思います。富谷町に関しましては、階層別の研修の受講者数が一昨年と比較すれば大幅に減ってはおりますが、やはりこの当時の採用人数に応じて階層別の対象となる職員数が増減するというように理解しております。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 職員の研修で、泊まりを伴うものについては現在許可されているんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 階層別研修につきましては、全て宿泊ということで受講者にはその旨は伝えて実施しております。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) いわゆるその視察といいますか、他の市町村の行政を勉強するという研修、これについては泊まりで実施されていますか。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) それは視察とか、そういう類いのことをおっしゃっているんでしょうか。(「他の行政の実態調査」の声あり)宿泊を伴う研修というものにつきましては、その都度必要に応じてというようなことで実施はしておりますが、定例というものでは特にはございません。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 例えば、議会事務局なんですけれども、議会、宮黒であるとか、さまざまなその機関で委員長研修であるとか、事務局研修、さまざまあるようですね。そういうとき、私が経験したのでは、委員長研修というのがありまして、1泊で参加するんですが、事務局の職員ももちろん一緒に行きますが、富谷町の職員の場合は泊まらずに、泊まらないことになっているということで、泊まらずに帰ってきて翌日また迎えに来てくれるんですね。しかし、参加しているほかの市町村はほぼ全てと言って過言でないと思うんですが、職員も一緒に議員と泊まって、交流もするという部分については交流もするというような流れになっています。富谷町もやはり事務局だけに限らず、そういう場合には泊まりの研修も今後許していくと、許可していくということが必要になっていると思いますが、どうでしょうか。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 宿泊を伴う研修につきましては、今申し上げたとおり市町村職員研修所で実施している階層別研修を積極的に宿泊ということで勧めてはおります。また、それ以外にも全国的に全国の公務員職員が集まるアカデミーというものが千葉とあとは滋賀の2カ所ほどございますが、必要に応じて自薦または所属課長の推薦、そういったものを含めながら、応募が職員から手が挙がれば、町としても積極的にそういったところに派遣というのはさせていただいております。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) では、今後事務局職員が今申し上げましたような委員長研修のような場合に随行して泊まりもするということは許可されますか。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 研修の内容にもやはりよるかと思います。今申し上げた研修というのは、あくまでも職務に応じてその職務をなおより深めていくというようなことを期待を持って送り出す研修の内容となっておりますので、随行という名目だけではいかがなものかなと思います。ただし、自治体への視察となれば、また話は変わってくるでしょうから、その都度検討はさせていただこうと思います。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 随行と言いましたけれども、ついていくだけではないんですよ。やはり事務局の職員もそこで一緒に学び、そして役割も果たすという立場で参加しているわけですから、単なるついてくるだけというならそれは別問題かもしれませんが、そうではないんですね。一緒に研修に参加しているんですから、そういうものは許していくべきだというふうに考えますけれども、いかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 研修の内容に応じて検討させていただきます。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 市制に向けての準備に関して伺いたいんですけれども、平成25年度どこまでやったかということに関連するんですが、例えば長久手市などの例をとりますと、富谷町に置きかえて逆算しますと、既にことしの初めの段階で住民アンケートというのは終わっていたんですね。それから見ますと、富谷町は非常におくれているなというふうに思わざるを得ないんですが、25年度についてはこのアンケートを初めとした市制移行へ向けての準備というのはどこまで進めてきたのか、また、具体的にアンケートはなぜ現在、現時点でもまだ実施されていないのかを伺います。
委員長(菅原福治君) 何ページになりますか。(「市制移行に関しては、実績報告の……。失礼しました」の声あり)7ページですか。(「4ページにもありますし、それから7ページの市制移行5万人都市富谷、新ステージに向けた取り組み、この辺ですね。ここに書いてあります」の声あり)企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) 長久手市の例が出ましたので、多分誤解されているのではないかと思いますが、長久手は平成17年の国勢調査で5万人を超しまして、その後に21年に準備室を設けたと。その後にアンケート調査を行っております。ということは、富谷町はまだ国勢調査で5万超しておりませんので、逆算されても長久手市より早い取り組みを現在行っているところです。
 アンケートにつきましては、以前特別委員会でもお知らせしたとおり、今年度から来年度にかけて地区懇談会とあわせて実施するということにしておりまして、今その手法についても実際宮城県との調整が始まりまして、そことの協議を迎えながら、県も滝沢市の関係で岩手県庁を訪問し、そういったものを今踏まえております。現在アンケート項目につきましても、いろいろ先例自治体を見ながら研究しているところでございます。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 5万人を超えてからどうこうということも大事かもしれませんけれども、市制移行を目指しているという年限がもう決まっているわけですから、28年度というふうに言っておられるわけですから、そこから逆算して住民の声をどれだけ反映するかという発想が必要だと思うんですよ。これ5万人を確定したら、平成27年の国調でやるわけですから、そうすると速報値が出るのが2月だとすれば、その後にアンケートをやるというおつもりなんですか。
委員長(菅原福治君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これも随分前にご説明しているとおり、どういう私が説明したことに対してご理解いただいているか、ちょっとよくわかりませんが、アンケートも含めて市制移行スケジュールをお示ししております。それについては来年の10月が国勢調査ですので、それの前にアンケートと地区懇談会を行っていくということは申し上げておりますので、それに向けて4月に準備室を設けたと。その中で現在取り組んでいるところでございます。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) どれほど理解されているかとおっしゃいましたけれども、先ほど企画部長が長久手の場合は国調終わってからだとおっしゃったので、今のような反論をしたんですよ。アンケートをきちんとスケジュールに示しているとおっしゃいましたけれども、どの時点、何月で、何年の何月の時点でその配付をし、その結果を集約するのはいつにしてというようなスケジュールは私たちは一切示されておりませんよ。どうですか。
委員長(菅原福治君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) 先ほど議員が長久手市の例をとられましたので、長久手市の例を私は申し上げたところです。示されていないと言っておりますけれども、全協のほうで特別委員会ですか、そちらのほうでスケジュール観ということで申し上げているところでございますので、実際には来年の1月以降にアンケート調査を開始しながら地区懇談会をあわせて行うと。地区懇談会については、現在はかなりの地区でやっておりまして、その中で市制についての取り組み状況も各地区にお知らせしておりますが、それとは別に市制に関することだけの地区懇談会を平成27年に入りましたら実施していくということでございます。最終的には国勢調査が10月でございますので、その前までには全て行っていきたいということでご理解いただきたいと思います。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 市制移行日につきましては、町長は平成28年4月1日ということを当初おっしゃっておりました。その後、県の担当課の方においでいただいて、議会として勉強会をしました折に、28年4月1日はどう見ても無理だというお考えが示されました。そこから改めて伺いたいんですが、この平成25年度中において、県当局とこの点についての認識の統一を図る話し合いというのはやりましたか、伺います。
委員長(菅原福治君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) そちらについては宮城県の担当部署と実際に国勢調査のスケジュールが重要なポイントだということは、前回の特別委員会でもお知らせしたとおりです。その速報値がいつ出るかということをまず把握しながら、それに伴ってそれこそ逆算というのが出てまいります。それも含めて今宮城県と富谷町の実際市に移行する日、これが重要なポイントになって国と協議が始まると。そういうところも含めて、今現在準備室のほうで県と協議を重ねて行っていきたいと思っております。ただ、富谷町の意向としては、来年、平成28年4月1日に間に合うように全てのその要件の書類、国に提出する書類を速やかに整えながら、国勢調査の数字が出ればそれをそこに落とし込んでいくと。そういったものを作業として行っていきたいと思っております。
委員長(菅原福治君) この際、4時10分まで休憩いたします。
     午後3時59分 休憩


     午後4時10分 再開
委員長(菅原福治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 質疑ございませんか。安住委員。
委員(安住稔幸君) 実績報告書74ページ、これに災害対策総務事務というのがございまして、その中で災害協定というのがあります。あさひな農協と宮城県トラック協会、この中身についてもう少し詳しくご説明をお願いいたします。
委員長(菅原福治君) 危機管理監。
危機管理監(新田 武君) あさひな農業協同組合との協定につきましては、4カ町村との協定でございまして、ここにありますように災害時におきます物資の供給協力に関する協定でございます。なお、宮城県トラック協会仙台支部との協定につきましては、富谷町との協定でございまして、災害発生時の物資輸送、緊急輸送等について、町のほうからの依頼により緊急輸送をお願いする協定でございます。以上です。
委員長(菅原福治君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) あさひな農協さんのほうをお聞きしたいんですが、具体に農協さんですので多分食料かなということで思うんですが、中身的には実際にはどのようなものを想定されているでしょうか。
委員長(菅原福治君) 危機管理監。
危機管理監(新田 武君) あさひな農業協同組合さんとの協定につきましては、燃料等も含めた食料物資等について供給を協力願う協定でございます。
委員長(菅原福治君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 同じページでこの下にありますメール配信のことについてであります。この時点で1,685人となっているんですが、今現在登録者は何人いらっしゃるんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 危機管理監。
危機管理監(新田 武君) 今現在1,789名、今もふえ続ける状況でありますので、約1,800名ということで捉えていただければよろしいかと思います。
委員長(菅原福治君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 私一般質問でも、今回の一般質問でごみのほうの関係のメールの配信の話をさせていただきましたけれども、やはりもっと多くの方に富谷町、大人だけで考えますとたしか有権者3万8,000人ほどの方がいらっしゃるんだったと思いますけれども、そういう数字から見ますとやはり大分少ないような気もします。それで、先ほどきのうの町民体育祭の本当に残念ながら雨で中止になったんですが、そのご連絡、本当に課長からも私にいただきまして、まことに本当にわざわざありがたいなと思いました。
 それで、そういったもののこういった、防災とはちょっと違う考え方かもしれませんけれども、そういったほかでのそのメールを活用して、今後そのメール登録者をふやしていくというようなお考えはいかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 危機管理監。
危機管理監(新田 武君) 富谷町の安全・安心メールという意味合いからも、それに即した町民に周知するという形であれば、それはその都度考えていきたいと思います。
委員長(菅原福治君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 危機管理監からのお話のほうでありまして、その企画のほうとしてそちらのほうではいかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) 昨日の町民体育祭については、先ほどあったかの課長が申し上げたとおり、本来であれば花火をもって皆さんに周知するところでございますが、そういうのも含めて安心メールはあくまでもやはり緊急安心メールですので、やはり緊急事態のときに使うものではないかなと思っております。それで、そのほかといたしまして、町のホームページプラス皆さんがアクセスしやすいようにフェイスブック、ツイッターを今かなりの方が実は見ていらっしゃいますので、それは町民の方だけじゃなくて全国からアクセスされておりますので、そういったものを町民の皆さんにこういった情報媒体がありますということをやはり広く伝えながら、いろいろな情報はやはりそのフェイスブック、ツイッターとホームページを使ったほうが、やはり広く伝わるんじゃないかと思って、そちらのほうに力を入れていきたいと思っております。
委員長(菅原福治君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) そうですね。今はスマートフォンの多くというか、携帯よりはスマートフォンのほうが多いということでありますので、確かにそういった点もあるのかと思いますけれども、やはりしかしながら両方、携帯のメールのほうがはるかに利用されている方が多いかと思いますので、スマートフォン全部含めてですね。そちらのほうもぜひ今後の検討課題に入れていただくことはできないでしょうか。
委員長(菅原福治君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) それについては担当のほうと緊急のメール、もしくは町のそういった情報のメールが混在して出せるかどうか、そういったものを調整させていただいて、使えるのであればそういう多くの皆さんも登録されていただいているので、知らせるものとすればいい方法かと思いますので、ちょっと協議をさせていただきたいと思います。
委員長(菅原福治君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 続きまして、76ページ、防災関係でありまして、76ページの成果及び今後の課題の中で、この中ごろに書いてあるんですが、公共複合施設けやき館、旧第1学校給食センターでありますけれども、ここを「災害時の拠点施設と位置づけ」というような言い方でもなっているんですが、これはその食料というか、備蓄のほうだけの考え方なのか、それとも本当に災害時での拠点として考えていらっしゃるのか、この辺もう少しちょっと明確にお願いします。
委員長(菅原福治君) 危機管理監。
危機管理監(新田 武君) 今現在のこの活用法につきましては、先ほど議員がおっしゃいましたように、災害時の資材、それから備蓄関係についてそこに集中させて、特に食料、飲料水関係については集中させて、その配送を合理化するという考えの中で進めさせていただいております。
委員長(菅原福治君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 続きまして、99ページであります。99ページの中ごろの右側に、全国避難者情報システムというのがございます。この数字を見ますと、例えば富谷町から他市町村に行かれている方は、届け出数が76で、うち転出確定者、いわば本当に完全に富谷町外に住所を移された方ということだと思うんです。また、当町へ戻った方というのは当町へ帰ってこられた。そうしますと、単純に思いますと、13人の方がどうなっていらっしゃるのかなと思いまして、その辺お聞きしたいと思います。
委員長(菅原福治君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 13名の方、もう一度済みません、お願いいたします。
委員長(菅原福治君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) この全国避難者情報システム届け出数が76、転出確定者が45名、当町へ戻った方が18名、そうすると差で13名の方が出てくるかと思うんですけれども、私が聞きたいのは、富谷町の町民がそのほかの市町村に今でも避難されている方がいらっしゃるのかということをお聞きしたいわけです。
委員長(菅原福治君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) この表からすると、そのような計算になろうかとは思います。
委員長(菅原福治君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) そうしますと、町のほうとして町外に避難されている方は把握していらっしゃらないということでよろしいんですか。
委員長(菅原福治君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 名簿はありますので、名簿上の把握はできております。私も今資料を見ていましたので、ちょっとすぐにはお答えできませんで、済みませんでした。
委員長(菅原福治君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) そうしますと、そういう町外に出ていらっしゃる方に対して、富谷町からのそういったいろんな行政的な連絡、そういったサービスの情報、そういったものについてはどのようになさっておったんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 後ほど確認した上で細かいことをご説明したいと思います。
委員長(菅原福治君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 最後になります。そして、同じで他市町村から富谷町に来られている方がおられまして、これも一応数字だけで見ますと190人の方が、くらいが富谷町に多分他市町村からいらっしゃるのかなということで思います。この方たちとの連携というか、富谷町としてのその連絡とか、連携というんでしょうか。連携というのはあれですね。そういったもののつながりはいかがになっておるんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) これもあわせまして後ほど確認したいと思います。
委員長(菅原福治君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 私が言いたいのは、そういった方たちをやはり行政側がきちんとその情報、そのつながりを持ってきちんとして私たち、富谷町は住みよい町としてそういう方をきちんと把握し、見守ってあげたい、いただきたいということであります。その辺についていかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 議員のおっしゃるとおりだと思いますので、その辺確認をしてみたいと思います。
委員長(菅原福治君) ほかに質疑ございませんか。小泉委員。
委員(小泉 光君) 行政実績報告書の94、95あたりなんですが、先ほど税務課長からマイナンバー制を見つつ、税金のコンビニ収納も視野に入っていますというような答弁がありましたけれども、この実績報告書を見ますと、そのユーザー側からすると各種証明交付、住民票の写しと、それから印鑑証明だけで大体この証明交付の約70%を占めているわけですよね。コンビニ収納できるのであるならば、この辺のところもコンビニで出したいねというのが町民の本当のところだと思いますけれども、このシステムをつくった場合に大体何ぼぐらいかかるか。他市町村ではもう既にやっているところも結構あると思って認識していますのですが、その辺何か検討して得られた情報というのはありますでしょうか。
委員長(菅原福治君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) まず、コンビニ交付などにつきましては、これまでの今の住基カードの基本においては、2,000万程度がほかの例だというところを把握しております。先ほどの議員の質問の中で、出張所のほうには記載はしていなかったんですが、100ページのほうになりますと、実績報告書100ページは戸籍住民基本台帳のほうの枠組みのほう、100ページの下なんですが、今後の課題としまして、マイナンバー制度導入に伴っては付番作業もこれから出てきますが、これにあわせた形でコンビニ交付という新しい方法も総務省のほうでは推奨しますので、その辺見ながらというふうに考えてはいるところでした。
委員長(菅原福治君) 山路委員。
委員(山路清一君) 実績報告書でいきます。6ページの中に、7番にシティナビタとございます。これはスポンサー広告収入によるということになっていますけれども、設置コストがないということで逆にこれはスポンサーというか、その設置したほうからお金をいただけるんでしょうか。そのいただくとすれば幾らか、お伺いいたします。
委員長(菅原福治君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これは以前にお答えしておりますが、庁舎ですと1階の入り口にありまして、もう1カ所成田公民館の入り口に設置しております。これについては、全て設置者側の負担でつけておりまして、歳入として金額が入ってきております。歳入金額はおよそ20万前後の使用料ということで入ってきておりまして、あと電気料その他は別途その設置した企業がつけているようになっております。
委員長(菅原福治君) 山路委員。
委員(山路清一君) 10ページです。10ページのほうに、7番目に緑の未来産業都市くろかわ建設推進協議会とございますけれども、こちらの中で一般質問の中でも結構出てきますけれども、地下鉄の延伸とか、鉄軌道関係のお話は今現在は出ているんでしょうか、お伺いいたします。
委員長(菅原福治君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) こちらにつきましては、平成5年にこの協議会が設立されまして、その当時は軌道系の延伸ということでさまざまな調査をしております。現在は震災で一旦中止になりまして、事務局もそのときに大郷のほうに移っております。昨年、一昨年ですか、富谷のほうに戻ってまいりましたので、今そちらのほうでさらに協議を進めていこうと思っているんですが、当然交通問題が一番大きな話題になっておりますので、ことしまで一旦休止ということになっておりますが、来年に向けて活動を活発化させて、できるだけ地下鉄の延伸を含めて鉄軌道のあり方を再度調整してまいりたいと思っております。
委員長(菅原福治君) 山路委員。
委員(山路清一君) 同じくその大きな2番のところに、成果及び今後の課題の中に、富谷町の富谷ICのフル化に向けたということが書いてございます。この辺につきまして、町の今後の対応はどのように考えているか、お伺いいたします。
委員長(菅原福治君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) 昨年12月に富谷インターチェンジ開通されまして、そのときにも国交省、その他関係市町村の皆さん来ていただいて、その席でもかなりフルジャンクションという言葉が出まして、当時土井先生もこれは必要だということで国に持ち帰って協議を進めたいと。取り組みとしては、町長が仙台北部道路同盟会の会長をしておりますので、さらに要望活動を展開するということでございます。
 最近ですが、仙台河川事務所のほうで富谷インターチェンジの開通に伴ってアンケート調査をしたいということで、町長の冒頭のほう説明のほう申し上げたんですが、日吉台、杜乃橋、あけの平、とちの木、ひより台、この地域の皆さんに北部道路富谷インターチェンジができてからの状況調査するということで、現在アンケート調査を行っております。国のほうもそういったことでアンケート調査を行うということがインターチェンジを開通したとき余りないんですが、仙台北部道路については調査をしたいということで協力を求められて、国のほうも関心が高まってきていると。さらに、高屋敷にいろいろな企業が進出するんですかということで、議会が終わった後にヒアリングに来たいということで、国のほうも調査のほうに向いていただいているんじゃないかと思っておりますので、さらに強い要望活動を議員の皆さんともども行っていきたいと思います。
委員長(菅原福治君) 山路委員。
委員(山路清一君) そのアンケート調査、私のほうにも来まして、すぐに出しました。
 続きまして、54ページ、この一般質問でちょっと私が話したんですけれども、テレホンオペレーター業務関係の女性が2人下のほうにおりまして案内関係やっていますけれども、フロアマネージャー関係やっていますけれども、この中で1日平均フロア案内件数が219.4件でございますけれども、この数字でよろしいんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 記載のとおりでございます。
委員長(菅原福治君) 山路委員。
委員(山路清一君) 219.4件とかなり数字だと思います。また、お伺いします。この2人が8時半から14時半までと11時から17時とございますけれども、大体帰る時間、私帰るって4時ころ行くと、ほとんどフロアのほうにはいらっしゃらないんですけれども、その時間帯はテレホン関係の電話の交換とかそのようなことをやっていらっしゃるんでしょうか、お伺いいたします。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) そうですね。フロアと、あとはテレホン、電話の受け答えというようなことで対応していただいておりますので、夕方の時間帯におきましては電話の受け答えのほうに対応していただいております。
委員長(菅原福治君) 山路委員。
委員(山路清一君) 結構4時過ぎ、5時ころまでは来庁者がおりますので、今後やはりフロアのほうですね、5時ころまではいるようにはできないんでしょうか、お伺いいたします。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちらはこれまでも実施しておりましたフロアマネージャー制度、それの兼務は兼ねてというようなことで、それとあわせて電話の取り次ぎというようなこともお願いしております関係上、この時間の配分で対応していただいておるというような現状でございます。
委員長(菅原福治君) 山路委員。
委員(山路清一君) 臨機応変にあわせてひとつよろしくお願いいたします。
 61ページです。この中で、主な交通環境改善がうたわれております。あけの平の今回道路拡幅しまして右折路線つくりました。この後に右折の信号設置と話を聞いています。こちら、8月の状態で近く設置というようなお話を聞いていますけれども、この件に関しましてどのようになっているか、お伺いいたします。
委員長(菅原福治君) 危機管理監。
危機管理監(新田 武君) 今現在の情報ですと、9月中旬、9月16日から工事開始というような情報で、矢印の信号もあわせて設置する方向で進んでいるということでございます。
委員長(菅原福治君) 山路委員。
委員(山路清一君) では、9月16日から工事かかりまして、9月中旬から工事かかって、9月中にはもう完了ということで考えてよろしいんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 危機管理監。
危機管理監(新田 武君) 9月下旬ということで、何日までということは示されませんが、9月下旬までにはということで情報は得ております。
委員長(菅原福治君) 山路委員。
委員(山路清一君) 続きまして、65ページ、こちらのほうに町内会館の維持管理が書いてございます。この中で、(2)に東向陽台第1会館の男子トイレ改修工事とございますけれども、こちらのほうのトイレ関係はどのような改修をなされたか、具体的にお聞きいたします。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちらにつきましては、トイレのスペースの関係上、どうしても利便性が、使い勝手が悪かったというようなこともありましたので、その改修を実施したところでございます。
委員長(菅原福治君) 山路委員。
委員(山路清一君) 前に私も一般質問したんですけれども、洗浄便座については今後どのように取り組んでいくか、お伺いいたします。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 洗浄便座とおっしゃったんでしょうか。(「はい」の声あり)現状、これからにつきましてはそういった必要性もあろうかと思います。当然そういったことも検討してまいります。
委員長(菅原福治君) 山路委員。
委員(山路清一君) メーカーによっていろいろ名前がちょっと違いますので、洗浄便座というのは一般的な呼び名だそうでございます。それで、実際に和風便器から洋風にかわっているところが結構ございますけれども、やはり私も含めて子供たち、それからもううちのほうで洗浄便座を一回使うと、やはり洗浄便座を使いたいということで、特に子供たちとか、また大人の方もそうなんですけれども、洗浄便座がないということでわざわざうちまで帰って用を足してくるという方が多く見受けられます。この辺につきまして、今後の早い取り組みをしていただきたく思い、再度お伺いいたします。
委員長(菅原福治君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 検討してまいります。
委員長(菅原福治君) 山路委員。
委員(山路清一君) 最後になります。92ページ、こちらのほうにみやぎ環境交付金に関しまして、一番下のほうに書いています。今までLED関係につきまして1階、2階のほうは完了してあると書いてございます。今後の予定に関しまして、この議場も含めてと書いていますけれども、非常に私、この議場、電気料のために早く交換できないのかなと思っています。この今照明器具は非常に電気の食う照明を使ってございます。そういう関係で、この3階関係、それから議場関係のLED関係は平成26年、今年度中にできるのか、お伺いいたします。
委員長(菅原福治君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 庁舎のLED関係につきましては、継続的に行っております。今年度は3階の会議室、執務室、それから2階の昨年実施できなかった一部ということで、議場につきましても予定しておりますが、議場につきましては27年度の予定で今補助金等の交付申請をしてございます。
委員長(菅原福治君) ほかに質疑ございませんか。
     (「なし」の声あり)
委員長(菅原福治君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 以上をもちまして、本日の議事を終了いたします。
 本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでございました。
     午後4時34分 散会

平成26年決算審査特別委員会(第2号)

平成26年9月9日(火曜日)

富谷町議会決算審査特別委員会は、富谷町議会議場に招集された。

出席委員 17名

  • 副委員長 小川昌義
  • 委員 相澤榮
  • 委員 渡邊俊一
  • 委員 磯前武
  • 委員 永野久子
  • 委員 佐藤聖子
  • 委員 細谷禮二
  • 委員 山路清一
  • 委員 佐藤克彦
  • 委員 三浦邦夫
  • 委員 安住稔幸
  • 委員 浅野直子
  • 委員 小泉光
  • 委員 高橋正俊
  • 委員 出川博一
  • 委員 森栄

欠席委員 なし

職務のため出席した者の職氏名

  • 議長 浅野幹雄

説明のため出席した者の職氏名

  • 町長 若生英俊
  • 副町長 鈴木和夫
  • 福祉部長 小野一郎
  • 福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター所長兼保健福祉総合支援センター所長 安積春美
  • 福祉部長寿福祉課長補佐 菊地宏修
  • 福祉部長寿福祉課長補佐 中山高子
  • 福祉部健康増進課長兼食と栄養推進室長 奥山育男
  • 福祉部健康増進課長補佐 伊東大助
  • 福祉部健康増進課食と栄養推進室長補佐兼西成田コミュニティセンター子育てサロン副所長 菅原順子
  • 福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセンター子育てサロン所長 浅場悟
  • 福祉部子育て支援課長補佐 千葉正俊
  • 福祉部子育て支援課長補佐 狩野悦子
  • 教育長 菅原義一
  • 教育次長 及川芳彦
  • 教育部長兼富谷中央公民館長兼富ケ丘公民館長兼東向陽台公民館長兼あけの平公民館長兼日吉台公民館長 小松巌
  • 教育部学校教育課長 神田能成
  • 教育部学校教育課長補佐 櫻井武司
  • 教育部学校教育課学校給食センター所長 鴇幸浩
  • 生涯学習課長兼総合運動公園所長兼民俗ギャラリー館長 阿部雄也
  • 教育部生涯学習課長補佐 渡邉正弘
  • 教育部生涯学習課長補佐 中津川俊紀

議会事務局職員

  • 議会事務局長 山田豊
  • 次長 富澤裕
  • 主任主査 津久家直美

午前10時00分 開会

委員長(菅原福治君) 皆さん、おはようございます。
 本日の出席委員は17名であります。定足数に達しますので、直ちに本日の「決算審査特別委員会」を開きます。


     認定第1号 平成25年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について
委員長(菅原福治君) 認定第1号 平成25年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 なお、本日の日程は、一般会計のうち福祉部長寿福祉課、健康増進課、子育て支援課、教育委員会の所管に属する決算について審議をいたします。
 それでは、これから各担当部長及び課長等へ、内容の説明を求めます。
 最初に長寿福祉課長。
  [長寿福祉課長、健康増進課長、子育て支援課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]
委員長(菅原福治君) この際、午前11時15分まで休憩といたします。
     午前11時01分 休憩


     午前11時15分 再開
委員長(菅原福治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 先ほどの子育て支援課長の説明に説明漏れがございましたので、再度説明をお願いします。子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) それでは、決算書の87、88ページでございます。
 3款2項6目子育て世帯臨時特例給付金でございますが、11節の需用費23万7,000円、こちらは消耗品ですとか、印刷製本費に要する費用となってございます。
 次の12節役務費270万円、こちらは通信運搬費、手数料、労働者派遣手数料等でございます。
 その下の13節委託料297万円、こちらの経費につきましてはシステム改修に要する費用でございますが、全額を翌年度に繰り越すものでございます。
 大変失礼いたしました。よろしくお願いいたします。
委員長(菅原福治君) 次に、学校教育課長。
  [学校教育課長、生涯学習課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]
委員長(菅原福治君) この際、午後1時まで休憩いたします。
     午後0時02分 休憩


     午後1時03分 再開
委員長(菅原福治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、教育部長。
  [教育部長、給食センター所長が決算書のとおり内容の説明を行った。]
委員長(菅原福治君) 以上で説明を終わります。
 皆さん方にお願いいたします。各委員におかれましては、再度決算認定制度の意義と重要性を改めてご認識いただき質問をいただきますようお願いいたします。
 これより一問一答方式による質疑に入りますが、質問者及び答弁者は要領よく簡潔な質問と答弁、そしてスムーズな議事進行にご協力くだるようお願い申し上げます。
 また、質疑はページ、款、項、目を明示され行ってください。
 それでは、質疑ございませんか。小泉委員。
委員(小泉 光君) 教育長部局に何点かお伺いします。
 実績報告書225ページ、ここで教育委員が1名欠員となっているということが書いてあります。この教育委員の選定プロセスについて説明をお願いします。
委員長(菅原福治君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 教育委員任命に関しましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の第4条に記載されてございます。ちょっと読み上げます。「委員は、当該地方公共団体の長の被選挙権」、これは満25歳以上の日本国民ということになります。「有する者で、教育、学術及び文化に関して識見を有する者のうちから、地方公共団体の長が議会の同意を得て任命する」ということになります。なお、その第4項目に、「委員の年齢、性別、職業等に著しい偏りが生じないように配慮するとともに、委員のうちに保護者である者を含まれるようにしなければならない」というような規定がございます。以上です。
委員長(菅原福治君) 小泉委員。
委員(小泉 光君) 具体的にこの富谷町役場の中でのその教育委員の選定についてなんですが、町長部局が5万人の町民の中から選ぶ、まず1次的に選ぶのか、それとも教育長部局が選定というか、候補といいますか、それをあげるのか、どちらなんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 具体的にはやはりさまざまな要素はあると思いますが、ただ、昨年10月から欠員になっております1名分の教育委員に関して申し上げれば、この前任の委員さんは、いわゆる先ほど私が申し上げた第4項に該当する保護者の代表の委員さんでございましたので、この方が辞任の意向を持っておりましたので、そのことは町長に事前にお伝えをいたしました。そして、保護者代表の委員であるということから、私、教育委員部局のほうで主にPTAの会長をなさった方及びその現職である方で、先ほどの任命の第4条に該当するということの推薦者の名簿をおあげしたというような記憶はございます。
委員長(菅原福治君) 小泉委員。
委員(小泉 光君) 教育長からその推薦者の名簿を町長に渡したけれども、決まらなかったと、決まっていないわけですね、現在。ということは、その町長のおめがねにかなわなかったと理解しますけれども、それでよろしいですか。
委員長(菅原福治君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) いえ、そこのところは私がお答えすることではないというふうに思います。私は名簿を、これたしか私の記憶では副町長に直にお渡ししたという記憶がございますが、それ以後については特にお話はなかったように記憶しております。
委員長(菅原福治君) 小泉委員。
委員(小泉 光君) それでは、町長に伺いたいんですが、いないんですよね。後ほどということで、その教育長部局から推薦、候補者をね、町長に挙がったんだけれども、イエスとは返事がなかったというようなことでまだ決まっていないということだと思いますけれども、その理由なんかをちょっと伺ってみたいという質問を残して、次にいきたいと思います。
 同じく行政実績報告書226ページ、ここの中段ぐらいでスクールカウンセラー事業というのがあります。ここにそれぞれの中学校で何件あったかというのがデータが出ていますが、この生徒数を件数で割る、あれ、逆かな。件数を生徒数で割ると、富谷中と東向中が突出して数的に多いんですね。約1です。生徒1人に対して1件の相談があるというのが数式上出てきます。そして、富谷中と東向中を比較すると、これまた非常におもしろいことが物語っていて、富谷中は生徒の相談件数が非常に多い。一方、東向中は父兄からの、保護者からの相談が非常に多い。こういうのが読み取ることができると思います。ですから、この2つの学校の中で、何かが起きたのではないのかな、何が起きたんだろうなということがちょっと疑問が湧きましたので、何かつかまえているようなことがあればお話しいただきたいと思います。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) まず、カウンセラー事業でございますけれども、相談事業につきましては毎年、毎年その児童生徒、保護者が学年進行していきますので、当然のことながら相談の中身やら件数というのも大分その年によって変わります。こういったその教育相談につきましては、特徴としましては同一の相談者が何回も、何回も相談をするというふうな傾向にあります。つまりは富谷中学校のほうでその生徒が多いというのは、何度もその同じ生徒が相談をしていっている、あるいはその保護者が多いという場合については同じ保護者が相談に行っているというケースが多いというふうに考えられます。以上でございます。
委員長(菅原福治君) 小泉委員。
委員(小泉 光君) 同じ生徒が何回も行っているということは、いじめなんかあったんじゃないのかな、なきゃいいんだけれどもなとこう思うんですよね。どうなんでしょうかね。実態としてそういう傾向というのはないとつかまえていますか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 教育相談で一番多いのはやはりその友人関係であったり、そういったことが当然件数としては多いというふうに認識しております。ただ、いじめに直接かかわるものということになると、必ずしも一致するものではありませんので、そのうまくつき合うためにはどうしたらいいか、そういったことで生徒は悩んでいるということでございます。
委員長(菅原福治君) 小泉委員。
委員(小泉 光君) それでは、同じく229ページにいきたいと思います。
 ALT、この一番下のところに「人員の見直しなどを図り」と書いているんですけれども、どのように図っていこうとしているのか、お願いします。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 今、ALTにつきましては、4名で小学校、中学校活動しておりますけれども、27年4月に明石台小学校が新設をされるということになりますと、現状の体制だとなかなか困難になることが予想されます。そのことから、1名ALTを増員するという方向をちょっと考えていきたいと思います。
委員長(菅原福治君) 小泉委員。
委員(小泉 光君) 232ページと、それから238ページに、小学校と中学校の図書購入費が載っていますが、それぞれの学校、全ての小学校と全ての中学校の図書室の蔵書数を教えてください。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 小中学校の蔵書数でございますが、25年末で申し上げますと、富谷小学校が90.6%、富ケ丘小学校が82%……。(「数ではわかりませんか。何冊」の声あり)蔵書数、冊数。済みません。冊数で申し上げます。富谷小学校9,933冊、富ケ丘小学校8,991冊、東向陽台小学校9,512冊、あけの平小学校8,646冊、日吉台小学校9,489冊、成田東1万425冊、成田小学校7,226冊、富谷中学校8,400冊、富谷第二中学校8,652冊、東向陽台中学校8,191冊、日吉台中学校8,325冊、成田中学校8,143冊でございます。
委員長(菅原福治君) 小泉委員。
委員(小泉 光君) それでは、ありがとうございました。237ページ、ここに中学校の生徒数が書いてあります。一番生徒数が多いのは成田中学校なんですが、成田中学校は残念ながらグラウンドが富谷の中学校の中で一番狭いんですね。そのせいもあるんだろうかと思いますけれども、いつも子供たちがランニングしたりするのに町の歩道上を一生懸命走っているんです。最近は車が歩道に突っ込んだりとか、いろいろそういうような事件も起きていますので、いつも心配しているわけです。そんなことでグラウンドも狭いのでね、すぐ近くに池を1つ挟んで東公園という非常に大きな広場というか、公園があるので、例えばあくまでも例ですけれども、サッカー部の練習はそこでできないかとか、そういうようなことを思うんですけれども、中学校のそのクラブ活動は学校の校庭の敷地の中で行わなければならないとか、そういう規則というのはあるんですかね。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 学校の中でやらなければならないというふうなこと、規則はございません。
委員長(菅原福治君) 小泉委員。
委員(小泉 光君) それでは、片や公園というので何かハードルがあるのかもしれないんですけれども、東公園のほうをもう少し利用というか、有効活用して、子供たちの成長を図っていったらどうなのかなと思うんですけれども、その辺の見解はいかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 当然公園ですので、占用するということはまず困難だと思います。ただ、一方で成田中学校のほうからは、校庭が狭くて活動場所に困っているというふうな話は実は来たことは、教育委員会のほうに来たことはございません。ただ、現状をちょっと確認をしてみまして、例えばそのボールを使うということではなくて、例えばランニングなどであれば、その公園でするということももしかしたら可能だと思います。ただ、そこについては都市計画課なり地元の町内会とも話した上で、必要に応じてそういった対応もしてみたいと思います。
委員長(菅原福治君) ほかに質疑ございませんか。ほかにございませんか。佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) それでは、実績報告書でお尋ねします。
 まず、123ページ、生活保護についてです。ここに4月から3月までの相談件数があります。相談と申請ということになっているわけですが、相談で解決したとこの表は言っているのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 相談の中身としましては、保護とはどういうものかという相談から、あと収入のちょっと減少があったんだけれどもというようなものから、本当に保護を受けたいというふうな相談までさまざまですので、全てその相談をお受けして100%その方にご満足いく回答をというふうにはならないのかもしれませんけれども、相談を受けて保護が必要な方はその左のほうの申請というふうな流れを組んでいるものでございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) この中で、相談、申請まで至らなかったという人で再度相談に来た人はいますか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 電話で生保とはどういうものかというふうなところで1回お聞きして、その後にしばらくたってやはりというふうなケースはあったかと思います。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) それは何件で、申請して開始された人はその中にいますか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 電話でのその場での相談というようなところはとっておりませんで、何件かというふうなところは正確には把握しかねるところでございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 却下、取り下げという欄もありますが、この理由についてお尋ねします。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 預貯金がありましたり、あとその手持ちのお金というようなところがあって、まだその生計維持可能というふうなところの判断がされたものが多い状況でございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) その人が保険だとか預金だとかとあって、それがもうなくなったということでこの年度内ですね、平成25年度内にやはり必要だということで来たという例はありますか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 正確な数ではございませんが、1件はあったというふうに承知しております。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 富谷町のその保護世帯ですが、今受給世帯で93世帯ということになっていますが、これは全世帯に対する割合ではどのようになりますか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 全世帯1万8,000ほどになりますので、それで割り込んだ数値かと思います。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) その割合ですけれども、ほかの自治体、例えば黒川郡内で見るとどういう傾向だということで考えていますか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 保護率については低いというふうな認識でございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) それは相談に来た人については申請まで進めることもあるけれどもと、あるわけですが、全体として低いと私も思うんですね。そうすると、富谷は、富谷に住んでいる人たちは生活に余裕があるということに思っているのかどうか。そのあたりについてはどうでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 一概にそういう判断はできるものではないというふうに思います。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) それで、その市制になりますと福祉事務所ができるということで、それについて研修だとか、相談の対応の仕方とかというのがあるということですが、この点で改善点、平成25年度の事業ではなかったかもしれませんが、続いているものなのでこの点の改善点、どういうところにその重きを置いて改善したか、お尋ねします。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) まず、その担当職員のところの研修というようなところは、保健福祉事務所等の研修も踏まえ、あと人員体制というふうなところで社会福祉士のほうの採用をしているというふうな状況でございます。あと、現在本年度から福祉事務所のほうに派遣職員が行っておりますので、その派遣職員のみならず本庁の職員も交えていただいての研修会をあした予定しているところでもございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、その社会福祉士は現在窓口でその対応をしているのか、それとも今研修の真っただ中ということなのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 現在、26年度採用ですので、窓口業務のほうでございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) それでは、次に移ります。
 123ページ、124ページのところで、東日本大震災被災者支援というのがありまして、民間賃貸住宅の借り上げということでこの表がありますが、この民間借り上げですが、4年間となっていますが、最終年度はいつですか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) この方々、契約期間が4年というふうなことなので、それぞれ早く入られればというようなことでばらばらにはなるかと思います。入居してから4年間です。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、最長長い人、もちろんいますけれども、もう間近にその期限が迫っているという人もいるはずです。それについて、その詳細をお尋ねします。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) ここのところで123ページの下のところで括弧のところが本町での被災者の人数になります。それで、マイナスのところは契約満了によりましてご自身で再建なさったりというふうなところで退居された人数となっております。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 平成25年入居世帯58、入居人数161ということですが、そうしますと平成25年度、失礼しました。平成26年度、ことしで退居しなければならないという人は何人でしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 123ページのこの58、161人というのは、町が民賃のほうの窓口になった件数で、町外の方々を含んでいる人数でございまして、(7)と16というふうなところが富谷の被災、富谷町の方で被災された方というふうなことになります。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そういう読み方だとは思わずにお尋ねしましたが、そうしますと、ほかの富谷町以外から富谷町に民間借り上げの住宅に入っている人たちがいますが、その人たちのその訪問調査を県から委託されてということで、124ページですがありますが、そういう人たちは何世帯いますか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) その健康調査に関しましては、富谷町の住民、そうではないということにかかわらず、富谷町のその民間賃貸住宅で暮らされている方というふうなところで、ここのところの124ページの(6)のところに健康調査を行ったというふうなところでございます。この結果のところで、訪問・来所確認が95世帯というふうなところで、3世帯が少し連絡とれないというふうな状況でしたので、今継続して支援しているところです。その他の9世帯というのは自宅再建や転居等でその対象から外れたという世帯というふうなところでございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) ほかのところから来て非常に心細い思いをしている人たちがいるはずです。それで、その来たときにその方々も含めてどういうふうな相談が多かったのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 震災直後のところはやはり物資というふうなところがありましたので、こちらのほうでもそういったものを届けたり、お話を聞いたりというふうなところが多かったように思います。社会福祉協議会のほうでその被災してこられた方々を集めてのサロン等も行っていましたので、そういったところの協力をしていたというふうなところです。今は本当にその再建に向けて動かれているというふうなところの実感をしてるところではあります。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そうすると、みんなが何か順調に復興に向けて頑張っているようにもとられるわけですが、そこから見えてきたものでこれは深刻だなというようなことは、この調査の中ではあったのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) ストレスというふうなところではやはり全部が全部出し切れなくて抱えているものがあるのだろうというふうに思います。敬老会とか何かでも「住民票を移してこちらのほうに来たのよ」というようなお話を聞くと、やはり心のどこかにそのトラウマみたいになっているところがあるというふうなことがありますので、その精神的なところというのはかなり引きずるのではないかなというふうな思いはしております。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 先ほども出しましたが、契約してから4年間最長ということになりますが、この部分については今仮設住宅に住んでいる人たちもいて、なかなかそこから出られないと。応急の住宅についても今はできるような状態でないですし、同じようにその民間賃貸、借り上げを延長すべきだということについては、県について、県に対して働きかけているのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 本町のほうの状況を見ていきますと、切れる方もいるというふうなことで、その後、ではほかの地に土地を求めて住宅を再建するのか、あるいはアパートなのかというふうに悩まれている方もいらっしゃる状況ではあります。そこには個別のケースで対応していくというふうなところで、町としての延長というふうな状況というふうなところはそこまではいかないのかなというところでございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) さまざま再建するにも資金力がいることなのでね。仮設住宅で住んでいる人たちがあるのと同様に、民間借り上げについても延長するようにということで県に求めてもらいたいと思いますが、この点どうでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 個々の再建というふうなところでの相談にきめ細やかに乗っていくというふうなところで、単に延長というようなことではなくて相談に応じてまいりたいと思います。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) それでは、126ページ、地域活動支援センターのところでお尋ねします。
 これは指定管理になっていまして、平成22年4月から平成27年3月31日までということになっています。社会福祉法人永楽会が運営しているわけですが、この永楽会に委託して平成25年度までのその評価についてお尋ねします。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 障害のところに経験があるというか、実績のある法人というふうなところで、ここのTOMOTOMO、YOUYOUの前には生活介護、あと福祉健康センターのほうには夢の風もつながっておりますので、そういった一体的なところというようなところは一定の評価があろうかと思います。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 利用者からの特別な希望とかというものは聞いていますか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) こちらは平日のほうの日中活動の訓練の部分とサロン、こちらのほうはサロン活動等も必要だろうということで、町のほうで依頼をしていたものでございます。そこのところがうまく組み合っていくようにということと、作業活動内容のところに幅の広いものがというようなところが聞いておるところでございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) TOMOTOMO、YOUYOUですね、そちらのほうの運営している側からの要望はどのようなものがありますか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 要望というふうなところではございません。連携をとりまして行っておりますので、それぞれの状況を見てというふうなところにはなります。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 町からそのTOMOTOMO、YOUYOUといいますか、ここにある地域活動支援センターについて、こういうことを特段要請しているとか、要望しているというような点はありましたか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 今、まさに来年度からまた指定管理期間が新しいといいますか、終了いたしますので、来年度に向けてその法の改正も踏まえ、町としてここにどういう機能を持たせるといいますか、充実させていくかというところは、検討中のところでございます。その後の問題になろうかと思います。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 指定管理者、そういうことで来年度からまたどこにするかを決めなければならないわけですが、その選定については利用者本位で決めることが一番大切だと思うわけですね。継続性が必要だと思いますが、この点について町はどう思いますか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) その業務もそうで何をもって継続というようなこともありますけれども、利用者の方々あるいはこれから利用するであろう方も含めて、どういうふうな事業、機能を持たせていけばいいのかということは十分考えてまいりたいというふうに思います。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) わかりました。それでは、179ページです。
 西成田コミュニティセンター、済みません、その前に176ページ、ごめんなさい。176ページ、子ども医療費助成についてお尋ねします。
 これは平成25年度ですが、平成25年10月からは対象が拡大されました。予測されていたものと実際の比較をしているかと思いますが、それについての比較はどうだったか、お尋ねします。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 当初見込みよりも若干下回った結果となったようでございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) その若干下回ったというところは、どの程度、何パーセントぐらいということでしょうか。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 当初は一月当たり2,200万前後を見込んでおりましたが、実績額については2,000万程度になったものでございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) これは保護者が非常に喜んでおりまして、来年の決算では丸々1年ということになって適切な評価も出るかとは思いますが、せめて中学校3年生まで入院も通院もということをこの決算をまとめるに当たっては、何かしらのその話が出たものでしょうか。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 済みません。質問をもう一度よろしいでしょうか。
委員長(菅原福治君) もう一度質問。
委員(佐藤聖子君) 平成25年度の決算をまとめたわけですね。そのときに、こういうことだったら入院も通院も拡大して考えたらどうかなというようなことについては、課内で何かしらの検討があったでしょうか。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 入院、通院も拡大しているところなんですが、どういう……。
委員長(菅原福治君) 再度お願いします。佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 全て無料ですか。
委員長(菅原福治君) 無料に向けてということ。拡大はしたものの。
子育て支援課長(浅場 悟君) 初診時500円とか、そういったものが新たに加わったということでしょうか。
委員長(菅原福治君) もう少しわかりやすく質問してください。佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) それでは、現行の平成25年度、子ども医療費については制度はどうなっていますか。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 対象年齢につきましては中学3年生まででございまして、ただし通院につきましては、3歳以上の方初診時500円負担していただくと。所得制限についても小学4年生からございます。入院につきましては、一部負担金、小学卒業時までございませんが……。失礼しました。6歳までございませんが、小学生以上につきましては1日500円いただいているところでございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そのほかにも所得制限があった方もいますが、そうですよね。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 今お話ししましたとおり、小学4年生以上に所得制限がございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、これまで行われていたその子ども医療費無料制度については、本当に無料だったんですよね。そういうことを検討するというようなことはなかったのかということです。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 現行、結果的に一部の方々について初診時の500円をいただくことになりましたが、実際的に申しますと、一月当たり約480万程度の、中学3年生までに拡大することによって医療費がふえてございますので、皆さん中学3年生までの皆さんについても大変、500円一部負担していただくにしろ、重宝していただいている制度なのかなと考えております。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 私はせめて中学校3年生までと、今回はそういうふうに言いましたけれども、やはり子供ということであると18歳未満、そこまで拡大していくべきだと思っているんですね。中学3年生までできたと。その次について18歳までということについての検討はしたのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) そこまではまだ検討はしてございません。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 先ほどもスクールカウンセラーの話が出ました。226ページ……。失礼しました。179ページの西成田コミュニティセンターです。延べ利用者数が6,278人ということで、これは親と子一緒にカウントしたものでしょうか。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 親子ともでございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、開館日数で割りますと、1日25人ということになります。そうしますと、遊戯室といいますか、あそこの部屋は小さく分かれていますので、遊べる部屋といってもそんなに広くないと思うので、このホールの広さ、授乳室だとか、別の部屋とか、一番広いあのホールの大きさの広さというのは何平方メートルでしたでしょうか。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) ちょっと今手持ち資料ございませんので、お答えできないところでございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) さほど広くない、子供たちだったら結構遊べるんでしょうけれども、カウンターとか机とかもあったりして、狭いなというところがあるわけですが、そこで一時的に25人とはならなくても、かなり窮屈でないかと思うわけです。そこで交流したり、それから遊んだりしているということでいいんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) そのとおりでございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 保護者からちょっと狭いねとか、もうちょっと広いところでとかというような要望はないでしょうか。なかったでしょうか。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 今のところそのような話は聞いたことはございません。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 私が思うに、あそこはとてもいい場所で利用者もすごくふえているということであれば、もうちょっと広い場所で交流したりということも必要ではないかと思うのですが、今後ふえてくるについて、ますます狭隘になってくると思いますが、その点についてはどうするのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 今のところは今の施設でもって対応していきたいと考えてございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 226ページです。スクールカウンセラー事業です。このスクールカウンセラーですが、各中学校に毎日来ているのでしょうか。何時から何時までそのスクールカウンセラーがいるのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) こちらのスクールカウンセラー事業につきましては、町で直接雇用というわけではなくて、県からの派遣ということになります。年間大体36回から38回程度の勤務ということになります。時間につきましては8時半からということになります。
委員長(菅原福治君) この際、14時10分まで休憩をいたします。
     午後1時57分 休憩


     午後2時10分 再開
委員長(菅原福治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 ほかに質疑ございませんか。佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 先ほどのスクールカウンセラーですけれども、回数から見ると週1回程度ということになりますが、この回数をふやしてほしいという保護者の要望などもあるのですが、回数をふやすということは可能でしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 先ほどお話ししたとおり、この事業につきましては県の事業になってございます。回数につきましては県のほうから指定といいますか、提示されますので、スクールカウンセラーについては回数をふやすことはできないというふうな状況でございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 要望としては上げられますか。要望は出せますか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 要望としては上げられるかと思います。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 要望として上げてほしいと思いますが、どうでしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 回数につきましては現状においても回数ふやせないかというのは常にお話はしている状況ですので、さらにお話をしてみたいと思います。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 228ページです。奨学金の貸付事業があります。昨年度より奨学金の償還について、昨年度より5万円増になったと。滞納がふえたということなのですが、これについて滞っている人はどういうことで滞っているのかということを掌握していますか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 奨学金のその未納につきましては、非常に大きな問題だなということでこちら考えております。当然、各対象者には電話連絡を初め、直接に訪問もしております。どういう状況で払えないのかということも確認はしているところでございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 奨学金を利用している本人についての就職状況はどうでしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 払えないと、なかなか払えないというふうな方については、なかなか収入として上がってきていないというのが現状でございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 働いていても収入が低いということなのでしょうか。その給料だとか、賃金だとかというものについてはどの程度の人が払えていないということになっているのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 今回滞納状況の一覧表なども作成をして、現状それぞれの個別の方々がどういう状況になっているのかというのもちょっと確認をしているところでございますが、金額的には100万を切っている方々等々があって、支払いが困難な状況であろうということが推測できます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) その保証人になっているだろうと思われる保護者の経済状況についてはどうでしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 保護者の経済状況までは全てはちょっと把握はしておりませんけれども、ただ、督促を昨年度も3回に分けて行いましたけれども、その保護者、連帯債務の方々にもそれが波及しますよということでは通知をしているところでございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) なかなか雇用されていない、ちゃんと勤めていて給料が出れば、それで払うつもりで借りたものだったと思うのですが、そうなっていないというような現状がここからわかるのかなと思います。それで、一般質問の中にもありましたが、今はその貸し付けということになっていますが、こういう中においては金額は少し下がるかもしれませんが、給付型というものもこれは考えていかなければならない時期だと思いますが、この給付型については平成25年度どのように検討したのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 給付型の奨学金というのは、国のほうでもいろいろ検討している中身かと思いますけれども、なかなか単独自治体で給付型を考えた場合、やはりその選定基準というのが非常に難しいのだろうというふうに考えております。そういったところから、どのような選定基準でもって給付をするかというのがまだまだ決まらない状況だということで、また、その辺を検討課題かなというふうに考えてございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 多分その奨学金のことについては督促ももらっているし、訪問もされるということであれば、意識していると思うんです。それで返さなきゃと思っている人たちがたくさんいるけれども、返せないということだと思うので、無理なその返済を要求するということについては、重々注意して行っているということでいいのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 返済につきましては、実際にその幾らであれば払えますかということを確認をして、その方に応じた金額を支払ってもらっていますので、無理にならない程度に支払ってもらっているというふうなことでございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 232、小学校図書館、238、中学校図書館ということでお尋ねします。
 図書館に司書が配置されました。指導員ということでされたわけですが、支援室を中心にして取り組みがさらに強まっているかと思います。調べる学習についても成果が出てきているということがあるかと思います。この間の一般質問の中にありましたが、調べる学習のところでは学校図書館だけではなかなかその次に進んでいくのにちょっと物足りなさを感じているというように私受け取ったわけです。それで、やはり児童生徒の知的要求を満たす専門書が少ないということだと思うのですが、このように考えて間違いないでしょうか、お尋ねします。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 232ページのその図書購入費の中に共通というふうな項目がございます。そこの中で25年度は48万9,000円ほど、24年度につきましては88万ほど支出をしておりますけれども、こちらの内容的には調べる学習用の図鑑であったり、ポプラディアであったり、そういったものを共通というふうな形で購入をしております。教育委員会としましては、ある現状でもっていかにその調べる学習を効果的に実施できるかということで進めているところでございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そういう図書の購入の仕方ももちろんあっていいかと思いますし、工夫も大切だと思いますが、私がこの中で思いましたのは、富谷町に中核となる図書館がやはり必要だということを考えました。それで、核となる図書館があれば、それぞれにある公民館図書室だとか、学校の図書館だとかとこういうものの連携が十分になっていくのではないかと思いましてお尋ねするわけですが、学校図書館の必要性について、済みません、町長にお尋ねしたいと思いますが、さらに子供たちの調べる学習を進めていくとなれば、主要図書館の建設についても早期に手がけるべきではないかと思いますが、どうでしょうか。
委員長(菅原福治君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 調べる学習と直接今構想している図書館の建設というのは、直接的にはつながるものではありませんので、現状3回を経て取り組みをさらなる今の状況の中で取り組みをする、取り組みを強める。こういった工夫とかも必要だとこんなふうな認識でございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 学校図書館では先ほどの辞書みたいなのもありますが、やはり児童図書が圧倒的に多いわけですよね。そうしますと、富谷町の図書館ということになると、やはり一定のものをそろえる。規模もそれなりのものということになるわけで、全く関係がないということにはならないと思うのですね。この点について再び町長に見解を求めます。
委員長(菅原福治君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 申し上げているのは、調べる学習の取り組みと図書館の建設というのは直接的に関係ないと、そういう趣旨で申し上げております。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、子供たちが学習をする、調べる学習のところでこれ以上のものをしたいといったときには、全く関係がないというふうには私は思わないのですが、やはりそれとそれとは切り離して考えるべきだと、町長のお考えでしょうか。
委員長(菅原福治君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それはそのとおりでありまして、私が繰り返し述べているとおりです。しかし、将来構想というふうなことで、文化的な複合施設というふうなことの中に図書館も入っているという、そういうことはずっと申し上げてきている中です。方向性として課題を今追求している途中です。しかしながら、我々の今の財政の状況からでき得る状況にないというふうなことを何度となく申し上げていることでありますので、財政が潤沢であれば次々と予定、計画を立てて、終着をも決めながらできるというふうなこととなりますけれども、何度も申し上げているように大型事業が連続して続いている状況下の中で、ぜひそこら辺は受けとめていただいて、皆さんとの共有するいわゆる所在というふうなことで受けとめていただきたいと思います。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 241ページ、学校給食センター、242ページにも続いてあります。これについてお尋ねしますが、平成25年度ですが、野菜、この間も一般質問にもあったわけですが、野菜についてカット野菜は全体の野菜のどれくらい、割合ではどれぐらいだったのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) 率でよろしいでしょうか。利用率等で。(「平成25年度全体で」の声あり)のお金のことですか。(「金額は率かだって。カット率」「いや、お金ではなくて」の声あり)利用率としましては、全体で31%になります。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) それは品目で見ますとどういうものが多いのでしょうか。上から順番にお願いします。
委員長(菅原福治君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) 品目で申し上げます。タマネギ、ジャガイモ、ピーマン、カボチャでございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そのカット野菜ですけれども、産地はどこでしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) 済みません、産地につきましては今ちょっとデータのほうを持っておりません。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 新聞報道であったかと思いますが、外国からのものも入ってきているというようなのを見かけたような気がしますが、国内産だけでなくカット野菜になったときに入ってきているというようなことは、今資料でこれぐらいとかというのがなくてもあるということでしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) 産地ごとで言いますと、カットピーマンにつきましては外国産は入っておりません。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) タマネギとカボチャでしたか、それはどうでしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) タマネギにつきましても外国産はございません。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 冷凍食品にその外国産があるということをこの間の一般質問の中で言われたかと思いますが、その中で冷凍食品で一番多く使っているもの、学校給食の中で、何がありますか。
委員長(菅原福治君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) 冷凍食品の中で一番使われていますのは、品目でいいますとブロッコリーになります。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) ブロッコリーとか、ほかにホウレンソウもあったかと思いますが、その中で中国産というようなのはありますか。
委員長(菅原福治君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) 中国産はございません。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) カット野菜についてですけれども、その作業工程だとか、つまり工場といいますか、その作業工程をごらんになったことはありますか。
委員長(菅原福治君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) これについては見たことはございません。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 平成25年ではなかったと。今年度については一度見てみることも必要かと思いますが、そういう予定はありますか。
委員長(菅原福治君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) 今のところは検討しておりませんでした。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) それでは、今年度から来年度に向けてですが、要望としてやはり一度見ておいてもらいたいなと。食の安全ということから考えればぜひそのようにしてほしいと思いますが、どうでしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) 一度見てみたいと思います。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 最後の項目になりますが、何点かありますので、済みません。
 251ページです。民俗ギャラリーについてお尋ねします。民俗ギャラリーがありまして、ふえたというようなうれしい表がありまして、中学生がふえたのだなということがわかりますし、それから高齢者の方々がいらしているというようなことがありますが、これは特に働きかけてこのようになったのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(阿部雄也君) こちらのほうから直接何かの働きかけがあってこうふえているという話は聞いておりません。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) ここの成果及び今後の課題のところで、さまざまなことが書いてありまして、昔の文化財の保護に努めただとか、民俗ギャラリーの利用については調べ学習における中学生の団体利用や昔の道具、暮らしを学ぶ小学生の授業での利用があったとか、グループホームなどで来てもらったとかというのがあるわけですが、こういう働きかけを今後ますますしていく必要があるのではないかと思いますが、そのように取り組んでいくということでのまとめだったのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(阿部雄也君) この周知ということでいろんな手だてを講じて、こういうものを展示していますよ、どうぞ来てくださいということで広報とかやっていく必要があるとは思っております。差し当たって10月のほうにも1つ記事が掲載されます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 富谷町にもさまざまな歴史があって、大切なものもたくさんあるので、適切に保管しなければならないし、展示もしなければならないと思いますが、今はそこのところで十分ではないなと私には見受けられるのですが、これからの改善点などについては検討したのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(阿部雄也君) いろんな地域の方々から昔使っていた道具だとか、そういうものをいただくことがありまして、物としてはやはりふえているのが現実です。ただ、今後のその民俗ギャラリーのあり方については検討をずっとしていく必要があると思いますので、この場でお答えできるようなことは申しわけございませんがありません。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) その点についてですが、これも一般質問にあったわけですが、回想法というか、年をちょっととってきて全体を忘れかけているんだけれども、昔の物を見るとなぜか思い出して、そこから話が弾んでということが治療法として行われているんですね。そういうものをセットにしてグループホームに貸し出すだとか、町内会に貸し出すだとかといってやっているところもあるわけで、そういう活用の仕方もあると思うのです。それで、そういうことも検討してもらったらいいなということがあるわけですが、数年前になりますけれども、旧役場庁舎に民俗ギャラリーを移してほしいという地域の要望がありました。ただ、役場庁舎は解体して違うことに使われるようなことになってきつつありますが、そうしますと町長にお尋ねします。民俗ギャラリーについては現在どのように考えているのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 手順としては、旧庁舎の今ありようについて内部組織を設けて検討、おおよそ終盤に差しかかっておりますということでありますので、現状のそういった要望等の声を受けながら、どのような内容とどのような場所にというようなあたりは総合的に勘案しながら前に進むと、こんなふうな方針は従前どおりでございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、あそこにシルバー人材センターのワークプラザが入りたいだとか、それから今言いました民俗ギャラリーも入りたいとかということがあって、それぞれから要望が出ていますが、それについてそれでは両方ともかなえる方向になってきているということなのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 若生町長。
町長(若生英俊君) ですから、これも申し上げたことに尽きますけれども、そういった要望の声、十分お聞きをして、結果としてはキャパシティーが限られるわけでありますから、そういうような中でどのように合理的に織り込んでいくかというあたりは私ども、そしてまた地域の皆さんとともにキャッチボールしながら進めていく、こんなふうなことです。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) ぜひその要望にかなったような方向でいってほしいと思うわけですが、今のあるその民俗ギャラリーの場所ですが、何とも目立たない、脇のところにちょっと看板があるだけということについて心痛めておりまして、ぜひこれについても検討されているということなのですが、大体その方向性としては日時といいますか、日程について今わかる範囲でお答えいただきたいと思います。
委員長(菅原福治君) 若生町長。
町長(若生英俊君) これも含めて日程等についてはまだ具体的なスケジュールは定まっておりません。お示しできるだけのスケジュールは現状ありません。
委員長(菅原福治君) ほかに。三浦委員。
委員(三浦邦夫君) 25年度の行政実績報告書の151ページ、子育て給付のほうで、支援のほうでお願いしたいと思います。
 181ページの真ん中、成果及び今後の課題というところの5行目に、「認可外保育施設に通園する保護者に対し、保育料の一部を助成し子育て世代の負担軽減に努めた。認可保育園及び認可外保育園の支援を引き続き実施し、保育環境のさらなる充実に努める」とこの2行があるんですが、負担軽減に努めた内容と、保育環境のさらなる充実に努めるというところをお答えいただきたいと思います。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 認可外保育園につきましては、認可保育所との負担金との差額を埋めるために、1人1万円を限度といたしまして助成しているところでございます。また、保育環境のさらなる充実をというところでございますが、現行職員等につきましても研修等を実施するとともに、今後小規模の保育施設というところも検討していく、いかねばならないというところで考えてございます。
委員長(菅原福治君) 三浦委員。
委員(三浦邦夫君) 町立認可保育所の兄弟割引、この前の一般質問でもしたんですが、多子軽減措置というものの関連で質問いたします。子育て情報誌のハートの中にあります保育所に2人以上のお子さんが入所している場合、年少のお子さんの保育料を減額しますと、この前も聞いたんですが、さらに年長のお子さんが小学校就学前で幼稚園、認定子ども園、養護施設に入所している場合も減額の対象になりますと。この前も言った第1子規定保育料の100%、第2子が50%、第3子以降は無料とこうなっていますが、町としてこの恩恵にあずかっている世帯、何世帯になるのかということと、2人兄弟、3人兄弟……。(「一問一答に徹してください」の声あり)はい、失礼しました。(「一問一答」の声あり)では……。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 兄弟で入所、兄弟姉妹で入所されている方というと、150世帯と言えばいいんでしょうか、150世帯程度だったかと思います。
委員長(菅原福治君) 三浦委員。
委員(三浦邦夫君) この前も別なご家庭からお聞きしたんですが、やはり兄弟がばらばらで保育園にいるというのは非常にまずいというようなお話が何件かやはりあがるというようなお話を伺っているんですよ。ということで、今のその150何世帯という中で2人兄弟あるいは3人兄弟というのは何世帯あるんでしょうか。それぞれ。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 先ほど150世帯のうち、3人以上兄弟姉妹の方は4世帯だったかと思います。
委員長(菅原福治君) 三浦委員。
委員(三浦邦夫君) この規約はすごくすばらしい規約なんですよ、実は。というのは、富谷の保育園に入られなくて、やむを得なく他の市町村の保育施設に行かざるを得ないというようなお子さんがいるということになると、当然この第2子、第3子以降の無料とか50%とかというのは、これは使えないことになろうかと思うんですが、それはどういうことになっているんでしょうか。要するに、他市町村では使えないということになりますよね。その辺についてのお考えをちょっとお聞かせ願いたいんですが。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 町外保育所、基本的に町民につきましては町内の保育所・園にというところでございますので、そうですね、町外……。済みません。ちょっとお待ちくださいね。失礼いたしました。町外の保育所でも可能は可能です。ただ、町外の保育所に入っているかどうかというのはこちらでお知らせして確認という作業がございますので、その点がちょっと考慮されるところでございます。
委員長(菅原福治君) 三浦委員。
委員(三浦邦夫君) 町内と外と、この1つの字なのでちょっと聞きにくかったんですが、町内と町外ですが、今おっしゃったのはどちらのほうをおっしゃったんですか。(「町外でございます」の声あり)町外でも可能と言っているということですか。(「あいていたら」の声あり)
委員長(菅原福治君) 三浦委員。
委員(三浦邦夫君) 要するに、町外の子供さんもということになると、今言ったその50%の減というのはどこで考えて、その分町として出してあげるということになるんですか。保育所、町外の保育所なり託児所に行っているお子さんに対して。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 町外に入所されている方がいる場合には、保育所に入っていますので、第2子目についてはその半額になるということでございます。
委員長(菅原福治君) 半額になるということは、それは町とすればできますよね。半額ですよということは。ただ、他町村に行って、富谷町に第1子がいるから第2子半額にしなさいというその半額分は富谷町がでは支払ってあげるということなんですか。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 済みません。その件につきましては後ほどお調べしましてお答えしたいと思います。
委員長(菅原福治君) 三浦委員。
委員(三浦邦夫君) これは前にも質問したところなものですから、やはり何回も話しているんですが、標準、入所基準というのがこれは何年につくったんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) ちょっとお待ちください。大変お待たせいたしました。
 こちらは最終の改正が平成21年4月1日でございます。
委員長(菅原福治君) 三浦委員。
委員(三浦邦夫君) 21年ということから考えますと、今それなりの年数がたっているわけです。それで、今まで兄弟でどうしても富谷町で入れてくれないんですかというような申し出みたいなのは何件かなかったでしょうか。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) こちらにつきましては、一般質問の答弁でもお答えしたとおり、極力兄弟一緒に同じ保育所・園に入所するように努めているところでございます。
委員長(菅原福治君) 三浦委員。
委員(三浦邦夫君) 極力と言っても、前にも言ったんですが、入所基準の類型の中に兄弟とかというようなあれは全然入っていないわけですよ。だから、要するにこの基準の中だけで審査すると、やはり兄弟というもののポイントが足りないからはじき出されるというのは、これはまともに見られちゃうんですよね、そういうふうに。ですから、私はその当時と今は2人のお子さんとか3人子さんというのは結構家庭的にいるんじゃないかなと私は思うんです。基準の見直しというものをそういう意味においてできるかできないか、お答え願いたいと思うんです。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 仮にポイントを兄弟姉妹であるという方に1ポイントなり加えたといたしましても、この今の基準額表については一番優先度が高いのはひとり親の世帯ですとか、大ざっぱに言ってですが、その次に両親ともフルタイムで働いている世帯、そういうことになりまして、その下が随時ということになるんですが、仮に1ポイント加えたとしても、このポイント、例えばフルタイムで働くご両親の点数にはかなわないという結果にもなりかねませんので、その辺はこちらでもって兄弟姉妹については最大限に調整をするというところで進めさせていきたいと考えてございます。
委員長(菅原福治君) 三浦委員。
委員(三浦邦夫君) いや、お話がうまく逃げられちゃうんですが、そういう問題ではないと思うんですよ。1ポイントというのは確かにこの優先順位とか入所指数というのは7点とか9点とか、こういうふうに10点とかとある中で、1点だけというポイントでは当然なり得ないですよ、それは。そうすると、ポイント上これはやむを得ませんねと切られるから、富谷の町では1人目は育てられても2人目はなかなか育てられないという、こういう風評がばっと広がったらどうなさると思いますか。その辺どのようにお考えなのか、ちょっと言ってください。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 点数、ポイントを加点してしまいますと、ポイントでしか判断できないということになりますと、例えば今まで若干低くても兄弟が上の子がいるので一緒に入れましょうという場合もございまして、そういった方についてもポイントでこだわってしまいますと、その方も入所できないというような事態も想定されますので、そういったところでこちらでもって最大限に考慮して入所という方向で考えるのがよろしいかと思います。
委員長(菅原福治君) 三浦委員に申し上げます。決算委員会の質疑に徹していただきたいと思います。三浦委員。
委員(三浦邦夫君) 要するに、決算委員会は決算委員会のそれはわかるんですが、ここでこういうふうに出て実績報告書とこうやって上がっているわけですよ。実績報告書というのは今までやった基準の中のやったことに対しての決算の報告書ですから。ですから、その実績としてこういうふうになっていたのを、じゃこれは今のお話ですと、そのままずっと兄弟は兄弟として考えてやったほうがいいんじゃないですかという今の課長のお話ですが、実際そうじゃない子供さんたちが何人もいるがゆえに、こういう話を今せざるを得ないんです。ですから、そういうときにポイント数を兄弟ということで上げてやれば、その兄弟のポイントが高くなれば必然的に入所基準の選考基準が出た段階で兄弟のポイントが、そんな1ポイントなんていうんだったら、絶対上がりませんよ、これは。ですから、私はそういうことをお話し合いをしてはいかがですかということを話しているんです。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長にお願いします。次年度につながる回答をお願いいたします。子育て支援課長。(「あきがなければ入れないんですよ。実際に。兄弟でも」「今は私がやっているんですから」の声あり)
子育て支援課長(浅場 悟君) 例えば、兄弟違う時期、上のお子さんが入所されていて、下のお子さんが同じ保育園に入りたい。点数、ポイントはそんなに高くないといった方がいました。そのほかの方として、先ほど母子、ひとり親家庭の順位が高いと申しましたが、そういった方もおりますといった場合に、どちらを優先させるのかというところで考えますと、やはり優先順位の高いほうを入所させるというところが基本かと思いますので、その辺はご了承いただきたいと思います。
委員長(菅原福治君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 委員の今発言の中に、何人もいるというふうなことであります。こういう事例、何人もと言われると、その幅は何ぼだというふうなことで私今受けとめましたので、ちょっと発言をさせていただきます。どちらにしましても、課長が申し上げているように、極力兄弟で入所させるための努力、配慮はしますと。その中で結果としてその1点がというようなことで表現がありましたけれども、委員は1点だけでは到底上がらないのではないのというふうなことにまたなってしまいました。したがいまして、しかしながらそういうふうな結果として1点なのか、5点なのかはちょっと定かでありませんけれども、極力最大限兄弟はそろって入所させる。それは親の負担の軽減にもつながることは重々承知していますので、そういう意味では今後もやはりキャパをふやすことと、いわゆる保育形態、幸いにして27年度からの制度改正というようなことも非常に私らからすれば追い風になることの内容と受けとめていますのでね。そういう意味でもうしばらくお待ちいただいて、あともう一つは、保育所も学校のように4月年度単位で、4月あるいは5月1日基準で組みがえ確定しますとかそういうことではなくて、一年中動いているということも特異性があるんですね。そういう意味では、入りました、途中で入所するお子がキャパの関係で当座こちらでいかがですかと。それでもやむを得ませんといって働き始める方がいます。ほどなく状況からして、こちら何かの都合であきましたので、こちらから移りますかと、そういうやりとりは1年を通して保育行政の場合やっていると。この辺のところをご理解いただけますでしょうか。
委員長(菅原福治君) 三浦委員。
委員(三浦邦夫君) 182ページの表なんですが、事業決算概要の児童手当支給事業、上のほうに支給状況とこうあるわけですが、この児童、被用者、延べ児童数、支給額、その次が3歳からとこうあるんですが、その表の見方ちょこっと、自分ではこうなんだろうなとは思ったんですが、そこのところをちょこっと教えていただければと思うんですが。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 182ページの見方でございます。まず、被用者といいますのは、厚生年金の方、かみ砕いて言えば社会保険とかそういった方は厚生年金に入るわけですけれども、そういった方の児童が1万3,294人、平成25年度におりました。支給したのが1億9,941万円でございます。隣の部分につきましては、同じく被用者でこちらは3歳から中学生終了前までの方の延べ児童数はこうで支給額がこうだと。次の被用者延べの欄でございます。非被用者ですね。こちらは国民年金に加入されている方の部分についての記載でございまして、その延べ児童数、支給額がこうだというような見方でございます。
委員長(菅原福治君) ほかにございませんか。出川委員。
委員(出川博一君) それでは、私のほうから実績報告書を中心にお願いします。
 ページ、125ページ、社会福祉協議会補助事業なんですけれども、これは24年、25年を比較しますと約700万の増になっているわけですけれども、これは具体的にどのような形でこのようにふえたのか、お願いいたします。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) こちらのほうは「虹いろ会食サロン」を24年度の部分では事業費委託というふうなところでその中には人件費も含みの事業費委託でございましたけれども、25年度から「虹いろ会食サロン」の部分を事業費と人件費のほうに分けまして、人件費のほうは補助のほうにということで、具体的には保健師と嘱託職員1名の部分がこちらのほうに補助の対象の中に組み入れられたものでございます。そのための増です。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) ということは、これは人件費で700万ふえたということで理解でよろしいんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) はい、そのとおりです。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) これは交付要領を見ますと、確かに人件費だと思うんですけれども、過去のやつですね。例えば23年から24年には、1,700万から1,900ということで200万ほどふえています。それについても人件費だということでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 事業のところで大きくの変動はありませんので、あと実際に補助金ですからそうですね。ふえている部分は人件費相当のところでございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) それでは、23、24、25年と社会福祉協議会の人員、いわゆる町で補助をする対象の人員を教えていただきたいんですけれども。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 25年度のところは7名でございます。24年は5名でございます。済みません、23年度はちょっと持ってきておりませんので、後でよろしいでしょうか。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) そうすると、この人員増というのはどのような形で協議されて補助対象となるんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 24から25のところは虹いろ会食サロンのほかに障がい団体のほうの事務費補助等の事務局のほうも社協に移っておりますので、そういった事業をもってして必要な人員というふうなところで協議の上でございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) ということは、全て役場側と社会福祉協議会で協議して、じゃこの分人数ふやします、この部分補助ふやしますというような形での協議をしておられるということでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 基本的なところでは、人というよりもその事業あるいはどういったことを必要とされるのかというふうな事業ベースのところが基本になり、それに必要な人件費というふうなところの認識でございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) ということは、いわゆる町の職員はふやさないで、社協のほうで補填しているというか、やりとりしているというふうな理解になっちゃうんですけれども、よろしいでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 事業には例えば社協のほうにはボランティアとかそういったところでのネットワークがございます。町がすべき、町がしたほうがいいものなのか、あるいは社協のほうが実施したほうがいいのかというところ辺を総合的にというか、考えての判断でございまして、町と社協の役割が全く一致というふうなことではなくて、それぞれ効果的に行うところはどこなのかというようなところの視点もあるかとは思います。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) そうすると、社協でこの事業をやったほうがいいというような決め方というのは、いわゆる役場主導で決めていくということなんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) いえ、それは双方ということになります。例えば、ボランティアさんを使ったネットワークでというふうなところで、例をとりますと、ゆとりすとクラブ・サロン等の養成研修、それはボランティアさんとのつながりも大きいというふうなところで、そちらのほうがしたほうがいいんじゃないかとかというところもございますので、どちらが主導というよりは、双方の検討によりというふうなことです。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) この業務委託はあれでしょうか、競争入札なんでしょうか。それとも、指名なんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 済みません。どの業務……。(「一般的に依頼している業務なんですけれども。いわゆる委託している業務です。委託費の決め方ということです」の声あり)
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) こちらのほうは高齢者生きがいと健康づくり事業の中の細かい項目のところに入っておりますので、それを1者で随契で行っているものでございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) そのほかにもいろいろな業務があろうかと、委託している業務があろうかと思うんですけれども、例えばファミサポとか、そういうファミリーサポート業務というのがありますよね。あれも委託していますよね。ああいうやつもその中に含まれているんですか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) ファミサポは子育て支援課のほうの事業になりますので、長寿ではありません。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) では、今の件、子育て支援課のほうでお願いします。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 1者随契でございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) そこでちょっと、いわゆる補助金と業務委託の関連で見ると、23年度は1,865万6,000円の委託ありました。24年が2,220万9,000円ということで、これは確かに400万ふえています。人員もいわゆる補助金も210万ふえています。ところが、これが25年は受託は1,911万3,000円ということで下がっているんですよ、300万ほど。それで、人件費というか、補助金が700万ふえていると。この辺のところについての関連性をお尋ねしたいと思います。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 先ほど申しましたように、例えば137ページの虹いろ会食サロンのところですけれども、こちらのほうは先ほど人件費と事業費に分けてというふうなことの説明をいたしましたが、ここは事業費だけの27万6,480円の実績でございます。そこのところの人件費相当部分が社協の人件費補助というふうなところで、そこでの執行、24年度のここの事業費は782万6,000円でしたので、その分は当然減っているというようなことになります。
委員長(菅原福治君) この際、3時10分まで休憩します。
     午後2時59分 休憩


     午後3時10分 再開
委員長(菅原福治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 出川委員。
委員(出川博一君) ちょっとこれから質問する部分は、いわゆる決算審査というのは25年度の数字もさることながら、それを踏まえて次年度以降どうするのかということも議論する場であろうというふうに考えますので、その点についてお尋ねします。
 今後、補助金は今のところは毎年ふやしてきているというふうに見えるんですけれども、この辺のところの考え方についてお尋ねいたします。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 事業、あるいは必要な施策、施策といいますか、事業がどのように出てくるかにより、その対応する職員が必要か否かというふうなところも判断が求められるものと思います。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) ということは、委託業務についても拡大する方向にならざるを得ないというような理解でいいんですか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 委託事業につきましても、どういう事業が必要なのかというふうなところを踏まえての判断になるかと思います。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) これちょっと町長にお尋ねしたいんですけれども、補助金、業務委託も含めてこれから社協をどのような形で展望していこうという意
向をお持ちなのか、お尋ねいたします。
委員長(菅原福治君) 若生町長。
町長(若生英俊君) これも申し上げているとおり社協、福祉事業の言ってみれば実践部隊といいますか、実動部隊というような側面を社協が持っていますねというようなことでありますから、そういう意味では町が町民向けに展開する福祉施策を実際に手がけるというふうなことで言えば、富谷町の社会福祉協議会は全く最も最適な団体とそれだけの力を持っていると、こんなふうな認識の中でここ数年高まってきていますと。そしてまた、補助金ありきで結果は補助金が高くなりましたというようなことになりますけれども、町民向けの事業のありようを見ながら、これは最終的に事業費が見積もられ、結果としては社協に委託しますと、こういうふうな関係性の中で進んでいるというふうなところでございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) そうしますと、これからいわゆる社協自体が自前で他の収益事業を行っていくというようなことも展望しておられるんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 社協の今の何事業と言いましたっけ。社協の収益事業というのはどういうことになりますかね。社協の収益事業というのはちょっと私も認識足りないところで……。(「例えば老健施設をつくって、そこで収入を得るとか」の声あり)そういう事例が社会福祉法人としてどの程度のものが描けるのか、ちょっと定かではありません。どちらにしましても、ことし30周年というふうな節目を迎える社協でありますので、制度の中で最大限展開していただく。このよう枠組みの中で私ども期待するという、別組織、別団体ですから、社協には大いに期待すると、こんなふうな状況です。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) それでは、ちょっと先を急ぎます。
 228ページ、先ほども質問あったんですけれども、奨学金の貸し付け業務で、いわゆる収入未済額、これが毎年100万から200万上がってきています。これはどの部署で何人でこの管理をされているのか、お尋ねします。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 奨学金の業務につきましては、学校教育課のほうで行っておりまして、主に担当は主担当は1名でございます。補助で1名ついてございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) いわゆるこれは昨年も私この場で質疑をさせていただいたんですけれども、25年度、いわゆる24年度も毎年収入未済額がふえていますよということでお話をして、それに対して25年度にどのような対策というか、施策を打たれたんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) まず、25年度につきましては、奨学金のその収入未済もかなり大きくなってきているということで、学校教育課内で奨学金に伴う課題とその方向性ということでちょっと取りまとめたものがございます。内容としますと、その当時滞納者が40名ほどいて、そのときにはその滞納額1,500万ほどでございましたけれども、今後の方策としては返済義務を再確認していただくということ、それから奨学金債務の承認及び奨学金の納付の宣誓書を提出してもらいましょうということで、法制執務室とも相談をしながら、借り受け者本人にまず10月に通知をいたしました。内容的には、役場への来庁を依頼をして、その中で協議をするというふうな内容でございました。そこでその反応がない方にさらに12月に借り受け者と連帯保証人のほうに通知をいたしました。内容的には、このままいくとその法的手段に講じることもありますよというふうなことも明記をして通知をしたところでございます。そういったことを行っていくうちに、徐々に役場への来庁であったり、あるいはその奨学金の納付の宣誓書を持参をされる方もふえてきたというのも25年の現状でございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) 非常に努力されているのはわかるんですけれども、ただ、結果としては改善はされていないと。この辺のところはどのようにお考えでしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 結果としてはなかなか25年度は見えないところがございます。25年の後半にそういった内容も行ったということでもございますので、26年度にちょっと期待しているところではありますけれども、25年もこういった措置をとって徐々に徐々に数千円単位でも納めてもらう方もふえてきておりますので、今後さらに奨学金の未収の削減に努めてまいりたいというふうに思います。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) 昨年度は同じ決算審査で制度そのものを見直したらいいんじゃないでしょうかというご提案を申し上げましたけれども、例えば返済期間を長くするように改正するとか、そういうような施策については検討されたんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 基本的には奨学金につきましては7年でというふうな、6年でという、うちの町の場合は6年での償還ということになってはいますが、現状当然のことながらその支払いをできる金額というのはその借り受けている個人が異なるケースがありますので、その辺については年数は当然のことながら6年を超えても構わないというふうな形は現状はとってございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) きのうの質疑を聞いていて、税務課の徴税というか、徴収スキルが非常に上がってきているなというふうに高く評価しているわけですけれども、例えばその力をかりる、あるいは管理の部分は税務課のほうに移管するとか、そのような発想はございませんか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) その辺は今後の検討課題だと思っております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) 結局、連帯保証人は町内においでの方なので、学生たちはそれにそれぞれいろいろな地域に散らばってなかなか連絡もつかないとか、そういうことなんでしょうけれども、少なくとも連帯保証人の方のいわゆる税務課内の内部情報としてはつかんでいるわけですから、そういうやつも力を援助するとか、ぜひ検討されるべきだと思うんですけれども、いかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 担当レベルでは現状その滞納の状況なども確認をし合いながら、現状訪問などをしている状況でございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) それでは、242ページ、これで終わりますので。242ページ、またいわゆる滞納の問題なんですけれども、給食センターの過年度給食費の滞納状況なんですけれども、これも誰が何人で対応しているのか、お尋ねします。
委員長(菅原福治君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) 給食センターの職員が2名から3名で対応しております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) これ、私もちょっとゆゆしき問題だなというか、そんなに額がふえているわけではないんですけれども、ただ、その中で収納率という数字も端っこにあるんですけれども、これをごらんいただいて、25年度、24年度、これは給食センターに統合された年度なんですけれども、10.7、10.3%ということで、収納率が10%台です。いわゆる統合前、22年、23年、いわゆる第1給食センター、第2給食センターだった時代、このときの収納率は22年が21.1%、23年が18.2%ということで、これは多分体制上の何らかの問題があるんじゃないかなというふうに私は見ているんですけれども、その辺についてお尋ねします。
委員長(菅原福治君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) 体制上の問題につきましては、昔から変わらないような形で対応しております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) であれば、何で23年から24年、第1、第2から給食センターということで一緒になったときに一気に8.2%も落ちたのか、その辺のところがちょっと私には解せない。その辺をお尋ねいたします。
委員長(菅原福治君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) 納付額がふえたということだと思います。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) いや、収納率ですから、納付額がふえたということじゃなくて、逆だと、逆というか、率の問題ですから。その辺の認識をもう一度お願いします。
委員長(菅原福治君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) 率につきましては、やはり納付額、未納額に対して幾らかということですので、納付額がふえたということでパーセントは上がったということだと思います。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) 違うんですよ。例えば、22年度は収入済額が80万8,000円で未納額が301万4,000円、24年度が39万5,000円ですよ。いわゆる80万8,000円の収入済額が39万5,000円に下がっているんです。未納額が329万1,000円、これは20万ほどふえたぐらいなんですけれども、そういう意味でいわゆる収入済額、いわゆる回収といいますか、それをちゃんとお願いして収入とするという体制ができていないんじゃないかなということで、体制上何か変わった点はないですかとお尋ねしているんです。
委員長(菅原福治君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) 体制につきましては、先ほど申し上げましたとおり変わっておりません。
委員長(菅原福治君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) であれば、そこのところは一つの大きな問題だというふうな捉え方はしていないんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) したがいまして、今一生懸命職員たちで夜間訪問なり、徴収に努めている状況でございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) 最後に町長にお聞きしたいんですけれども、やはりこの回収業務については、回収というか、あれなんですけれども、この業務についてはある程度担当部署というか、そういうやつを設けた形でぜひ来年度以降取り組むことが必要かなと思うんですけれども、いかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 若生町長。
町長(若生英俊君) この案件は議論を聞いていてもそうですけれども、教育長にまずはその認識を問うていただきたいと思うんです。その後に答えます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) では、教育長お願いします。
委員長(菅原福治君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) センター所長が先ほどから答えておりますとおり、いろんな部署と連携を図りながら少しでも前に進めるように今後協議してまいりたいというふうに思います。(「終わります」の声あり)
委員長(菅原福治君) ほかに質疑ございませんか。永野委員。
委員(永野久子君) まず、実績報告の129ページ、お願いします。
 療育手帳、129ページですが、障がい者手帳所持者数のところで、(2)療育手帳所持者数ということで、AとBと分かれております。Bのところで中度と軽度合わせて64人というふうになっております。この療育手帳Bの方々の医療費の助成については実施を何度か求めておりますけれども、実施について平成25年度検討されたかどうか、伺います。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 実際的な検討はしてございません。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) お隣の仙台市では助成を実施しておりますので、ぜひ参考にしながら検討課題としていただきたいと思いますが、どうでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 県との協議をしてまいりたいと思います。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 決算書の140ページ、お願いします。
 これは教育費の社会教育費で公民館費ということで、公民館費の決算額が3億2,461万3,305円というふうになっております。右の備考欄のところを見ますと、次のページにいきまして、右側の備考欄のところで児童教育事業というふうにして181万6,976円が計上されております。いわゆる児童教育事業ということなんですが、この児童教育事業に国や県からの補助金等は入っているかどうか、伺います。
委員長(菅原福治君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) これについては入っておりません。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) そうすると、国、県からの補助金なしでこの間長年にわたって実施をしてきたということでしょうか。
委員長(菅原福治君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) 放課後児童クラブ等の運営費等についての補助金については申請をしておりませんので、補助金等については入っておりません。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) ちょっと担当が別になるかもしれませんが、もしもこれを、かねてから主張しておりますが、学童保育という形で実施していたとしたら、教育事業ではないので恐らく補助金があったはずなんですが、補助金がないままやってきたということに関しては、その一体的事業の欠陥ではないかというふうに思うんですが、いかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) 事業効果としてはあったということで、欠陥とは考えておりません。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) そうしますと、これちょっと25年度から、25年度をもとにして27年度以降に関してなんですけれども、子ども・子育て支援に基づく学童保育の、放課後児童の仕事に移っていきますね。その場合に、主管となるのは子育て支援課だということは答弁されておりますが、その際に児童教育事業というのはどういうふうになっていきますか。
委員長(菅原福治君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) 公民館に来る子供たちを対象にした、公民館また独自にもこれまでも児童教育をやっておりましたので、引き続き事業の展開はしていきたいと考えております。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 実績報告の252ページ、お願いします。
 公民館の事業について、実績が報告されております。この公民館の各館とも共通するんですけれども、利用申し込みのルールに関してですが、毎月15日以降の申し込みということで一般の人が、一般の個人、いわばサークルだとか、社会教育関係団体を除くそのほかの一般の個人等々につきましては、毎月15日以降の申し込みというこの利用のルールはそのとおりでしょうか。
委員長(菅原福治君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) これまでそのようなルールで、まず公民館を利用しているサークルが7日までという、その後社会教育団体等という話でございました。ただ、社会教育団体等も常に使っているわけでもございませんので、そこを見直しをかけまして一般と同じように一般の方々も申し込めるような状態に今後改めるということで今進めているところでございます。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 本当に長いことこの点については現場で公民館と直接やり合ったり、それから生涯学習課長と話し合いをしたりということを何年もにわたって積み重ねてきました。ちょっと確認させていただきますけれども、そうしますとサークルについては毎月7日に、8日でしたか、8日に調整会議を開くということと、それから……。これは変わらないということでいいんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) まず、それは変えません。ただ、それ以降については、一般の方々も申し込みができるということにするということでございます。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) そうしますと、社会教育関係団体であろうと、一般個人であろうと、この8日以降に関しては、8日以降でいいんですか。8日以降に関しては申し込みができるというふうに考えていいですか。以降じゃなくて、9日以降ですね。社会教育関係団体が8日に協議をし、次の9日からは社会教育関係団体も一般個人も申し込みができるということでいいんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) 公民館利用サークルについては7日まで、ですから8日からはできますよということでございます。(「7日ですね。サークルはね」の声あり)はい。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) では、253ページですが、東向陽台公民館の利用実績が載っておりますけれども、この東向陽台公民館の門のところ、建物で言えば一番西側の部分、もと出張所であったところについては現在どのように利用されているんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) 現段階は倉庫的な使い方をしているということでございます。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) これが倉庫的に使っているというのは非常にもったいないというふうに思うんですね。中に詰めているものはちょっとどこかに除外をして、あの部屋を一々利用契約を、利用申し込みをしなくても、仙台市のNPO活動センターのように好きなときに行って、二、三人のグループがそこで話し合いをして利用ができると。あの部屋に幾つかテーブルを置いて、それぞれ三々五々行って相談して帰ってくるというような自由な活動ができる場にしていくと。そういう利用の仕方、再利用を考えてほしいというふうに思っているんですが、こういう点については検討された経過がありますか。
委員長(菅原福治君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) そういう自由に来て語り合う、サロン的な要素なのかなとは思いますけれども、これまで検討したことはございません。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 実は公民館の入ってすぐのロビーの部分ね、あそこがもっと広ければ、テーブルを幾つか置いて今言ったようなサロン的な使い方も可能なんですけれども、玄関入ってすぐで囲いもないですし、狭いですし、人が通りますので、そういう使い方ができないと。成田公民館のロビーのところのように、テーブルがあり自由に使えるというスペースとして、ほかの公民館もそうなんですが、成田以外のところでそういう自由に活動できるスペースをつくっていくと。東向陽台で言えば元出張所のあたりはどうかということで、今後検討していただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) 現在の東向陽台のロビーとか、あるいは来ていただいて休んでいただくという、語り合う方々もいらっしゃいますので、それは自由に使っていただきたいとは思います。ただ、部屋を開放してということは現段階ではまだ考えておりません。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 今の件について、町長のお考えを伺いたいんですけれども、一々申し込みをして、それから何週間後でなければ使えないという今の活用の仕方の部分はそれはそれとして、今申し上げましたようにいつでも自由にサロン的に使えるスペースというのを今後検討していく価値があるというふうに思うんですが、いかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 菅原教育長。(「町長」の声あり)町長ですか。(「公民館は教育長なんですが……」の声あり)先ほどの例もありますので。(「ではどうぞ、お先に。済みません」の声あり)
教育長(菅原義一君) 教育部長が答弁いたしましたとおり、やはり検討の余地があるという部分に関しては今後いろいろ協議を重ねながら進めていって、より利用する方が快適に利用できるような方向を探っていきたいというふうには思ってございます。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) それでは、お金もかかる場合がありますので、町長のところに今の同じ質問をしたいと思います。
委員長(菅原福治君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 全く同じですのでね、事務所掌のレベルでやってください。そういうふうな中で固まってくることでありますから、金に絡めて町長にお願いしますという答弁はやはり割愛して前に進めていただきたいと思います。そんなことをやったら切りないでしょう。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) それでは、公民館の管轄をしているところで結論を出して、それにも必要なら予算をつけていいということで理解してよろしいんですか。
委員長(菅原福治君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 理解も何も、今の事務所掌の中で制度の中でやっているわけですから、十分客観性を持って町民の皆さんが望むそういうスタイルを私は拒絶する何もないですから、今までの8年間の中でね。全然そういうふうな議論、もう少しそういう意味では町長にとかではなくて、大いに闊達な議論をね、町長の言葉の端をとってどうのでない進め方をぜひこの決算審査でやっていただきたいですね。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 何か随分言葉尻を捉えて何か攻撃しているかのようなお答えだったんですが、そういう質問じゃありませんよ。これは何とかサロン的に公民館を使っていくと。公民館の関係で教育長はあのようにお答えになったわけですから、予算をつけるのは町長部局の、町長のところでつけなきゃならないわけでね。町長のお考えを聞くのに何も支障はないんじゃないでしょうか。次へ移ります。
 最後になりますけれども、成田公民館なんですが、ロビーのところは先ほど申し上げましたように非常に使い勝手がいいと思います。あのように自由にいつ行っても使えるというスペースというのは大変ありがたいなと思うんですが、残念ながらガラスの面が、冬は暖かいんですが、夏は大変な暑さですね。それで、冷房も余り効果が上がらないという、ロスも多いという面もありまして、これはブラインドを特に東側のあの面に全面ブラインドがおろせるような対策を講じていくべきだというふうに思うんですが、どうでしょうか。
委員長(菅原福治君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) まず、ちょっと先ほどの東向陽台の旧出張所に関してのちょっと私、倉庫と言いましたけれども、太陽光発電の蓄電池も置いておりますので、現段階で活用は難しいということでございます。
 それから、今の成田公民館につきましては、ガラス張りということで空調は効いているんですけれども、なかなか天井も高いということで冷えない部分はあります。何らかの方策がとれれば考えたいとは思います。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 何らかの方策をとっていただけるということでありがたいんですが、その場合に考えられる方法というのは、今私はブラインドということを言いましたが、ほかにどんな方法があり得るのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) 今後どういう方策がとれるか、検討したいと思います。
委員長(菅原福治君) ほかに。浅野委員。
委員(浅野直子君) それでは、実績報告書の104ページ、お願いいたします。
 ゆとりすとクラブ・サロン事業についてなんですが、ゆとりすとサロンの参加人数について、利用者のマイナスが多い地域が目立ってまいりました。その理由を伺いたいと思います。マイナスが多い地域が出てまいりました。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) まず、そのマイナスがあるから人気がないとかというふうなことではないのですが、高齢になって介護保険の利用に移るというふうなこともあるでしょうし、さまざまな理由があるかとは思いますけれども、大きなところでは通って来られなくなる事情があったというようなところだと思います。
委員長(菅原福治君) 浅野委員。
委員(浅野直子君) 利用者と会場の距離が遠いのではないかと思うんですが、そういった問題というのはなかったですか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 身近な場所でというふうなところで会館あるいは公民館というふうなところでの今事業の展開になっておりますので、本当に隣近所、行けるところ、近いところにもう何百カ所もあれば一番いいのでしょうけれども、そういったところで行きたいんだけれども行けないというふうな声はそんなに大きくはないことは当然ないんですけれども、大きいというふうには思っておりません。
委員長(菅原福治君) 浅野委員。
委員(浅野直子君) 今、小単位でのやはり対策といいますか、小単位での集会所、各町内会なんかの集会所を使っての施策といいますか、そういった推進が随分ほかの自治体でも進んでいるようなんですが、そういった検討というのはされているんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) ゆとりすとクラブ・サロンに限ったことではありませんで、その包括ケアの中では地域の居場所づくりというふうな介護予防の観点からも、あと地域活性化の観点からもというようなところがありますので、そういった身近な場所でというふうなところは視野にというか、念頭に置きながら事業の検討は必要と思っております。
委員長(菅原福治君) 浅野委員。
委員(浅野直子君) それでは、ページの181ページでございます。
 とみや育児ヘルプサービス事業についてなんですが、育児ヘルパー養成研修へ参加した人の人数は何人か、お伺いいたします。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 12名でございます。
委員長(菅原福治君) 浅野委員。
委員(浅野直子君) 育児ヘルプ事業は国の施策でもよく産後ケアが随分推薦されております。取り組みが推薦されておりますけれども、今回この報告書の中には利用者が8名で、54日間、108時間というようなことで、大変よかったなと、利用されて本当に核家族が多いですのでよかったなと思っております。今回こういった25年度を踏まえまして、その事業をされて課題というのは見えてきたんでしょうか、お伺いいたします。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 課題といたしましては、養育支援訪問事業の実施方法ですとか、産後のヘルプの利用期間、ヘルパーの養成等、その後のフォローですね。アドバイザーのフォロー等が挙げられてございます。(「済みません、もうちょっと大きなお声で……」「聞こえないですか。もう少しちょっと高目に」の声あり)
 失礼しました。課題につきましては、養育支援訪問事業の実施方法、産後のヘルプの利用期間、ヘルパーの養成とフォロー等が挙げられてございます。
委員長(菅原福治君) 浅野委員。
委員(浅野直子君) ページの190ページ、お願いいたします。
 成果と今後の課題についてというところの中にあるんですけれども、発達障害の支援におきまして、臨床心理士の増員等が大事であると、課題であるというようなことが載っておりました。今現在何人で対応していらっしゃるのか、お伺いいたします。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 2人でございます。
委員長(菅原福治君) 浅野委員。
委員(浅野直子君) これから何人の増員を見込まれておりますか。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 今後検討課題とさせていただきます。
委員長(菅原福治君) 浅野委員。
委員(浅野直子君) 健診時の相談なんですが、そういったところの24年度から25年度にかけてはかなりの回数で相談回数がふえておりますので、大変いいことだなと思っております。しかしながら、やはり私の周りにもグレーゾーンと言われる方々たくさんいらっしゃいまして、そういったところで悩んでいる方も多うございますので、相談回数の増加ですとか、また、その健診時でのその相談がいいのか、そういったこと、周りに気を使うような相談の仕方はないか、そういったような課題というのはお持ちではないですか、お伺いいたします。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) そのとおりかと思います。(「課題はないのかと」の声あり)
 失礼しました。課題といたしましては、おっしゃるとおり相談件数ふえてございますので、その相談の機会をふやすというところかと思います。
委員長(菅原福治君) ほかに質疑ございませんか。小川委員。
委員(小川昌義君) それでは、決算書の45ページ、歳入のところですけれども、奨学金の貸し付け元利収入未済額ということと、先ほどから行政実績報告書228ページでいろいろ各委員から討論されているわけですが、この最近の新聞によりますと、日本学生支援機構の奨学金に対する訴訟というのが起きているわけですが、こういったところまで富谷町の場合は考えているのかどうか、質問したいと思います。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 現状ではそういった訴訟までいかないうちに対応したいというふうに考えてございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) この間、全国的な関係なんですけれども、奨学金に対する業者への貸し付けで請求させるというふうな形になっているのが大方出ていますし、奨学金に対する訴訟が100倍ぐらいになっていると、これは2009年あたりからなんですけれども、こういった傾向になっていて、まかり間違ってしまうとブラックリストに入ってしまうというようなことがあるので、非常に慎重に取り扱っていただきたいと思うんですが、先ほどから答弁いただいているんですが、再度その辺について質問したいというふうに思います。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 奨学金の収入未済につきましては、今後とも借り受けした本人並びに連帯保証人との連絡を密にして、そういった訴訟にいかないような形で納入のほうをお願いしてまいりたいというふうに考えてございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) できるだけそういった問題にならないような丁寧な徴収というか、いろいろ手段あると思うんですが、その辺についてはお願いをしたいというふうに思います。
 それでは、決算書の75、3款1項1目、行政実績報告書では121ページ、民生委員なんですけれども、これは行政区もふえてきておるわけで、そういう意味で現在2名、この行政実績報告書からいくと2名ちょっと減になっているように思うんですが、その対策というか、今からの対策というか、その辺……。(「70ページですか」の声あり)はい。121、行政実績報告書で121になります。その辺について、対策としてどういうふうにしていくのか。行政区もふえていますので、それも含めてどういうふうな対策でいくのか、質問したいと思います。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) まず、欠員につきましては、今1名まで入ってきてございます。あと1名の部分につきましても行政区長さんのほうに、町内会長さんのほうに候補者の推薦をお願いし、協議をしているところでございます。人数がふえるにしたがって、その定員増というところは宮城県との相談と協議の上、今後民生委員さんたちの負担感の話を聞き取りながら、ふやしていくというか、増加していくというふうなところを検討するべきと思っております。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 121ページを見ればわかるとおり、かなりやはり活動が増加をしてきているというか、ですから1人が対応する数もそれなりにふえてくるんじゃないかと思うんですが、その辺で県との対応というんですか、そういうのもあると思うんですが、さらにやはり身近に相談する、こういった体制というものを再度質問したいというふうに思います。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 今回の25年度の改選期のときも民生委員さん一人一人からその活動の負担感等も聞き取りまして、増員数を決めたという経緯があります。あと負担なくというふうなところでは、やはり制度とかそういったところがわからないというようなこともありますので、内部研修の充実やらその体系的な研修をしながら、身近な存在に、今もなってもらっているんですけれども、さらに充実するように努めてまいります。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 平成24年、25年、24年度段階でデータベース化をしているという話があったような気がするんですが、その対象者、弱者の方とか、そういったものについては今現在はそれは私の間違いかどうかわからないんですが、そういうことは実質的にないというふうでよろしいですか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 多分データベース化のところは災害時の要支援者台帳のところでございましょうか。はい。このところも民生委員さんたちの協力をもらいながら、ただ、その災害時の弱者対策のところはどうしても町内会との連携のところが重要になってきますので、町内会長さんのところのご理解もいただきながらというふうなところで思っているところであります。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) かなりそういった情報の共有化、町内会もそうですし、民生委員の方もそういったところには十分協力し合ってお願いしたいというふうに思います。
 それから、行政実績報告書の124ページの成果と課題のところに、地域福祉事業については行政区長会というふうな表現があるわけですが、我々のほうで富谷町の行政区長及び行政区長会等職務権限に関する調査特別委員会というのを答申してあるわけですが、これについてはご存じでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 調査委員会が立ち上がっているということの事実でしょうか。はい。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) そうしますと、行政区長会というのは、行政としてここの報告書の中にあがってくるべきではないというふうに思うんですが、その辺はどうですか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 町内会長さんのところで町のほうの業務というか、いろんな事業のところをお願いする場合、行政区長会の席上で依頼することもありますので、そういった意味での使い方でございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) それでは、行政実績報告書の129ページなんですが、障がい者福祉計画策定業務の中で、第4期障がい者福祉事業計画というのがあるんですが、この部分について25年度にどの程度検討していたのか、その辺について質問したいと思います。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 25年度は計画策定に向けて障がい者の方々への調査を実施したということでございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) その調査内容というものはある程度は今年度ですか、今年度についてはそれを具体化していくというような段階にはなっているというふうに理解してよろしいんですか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) その調査結果を踏まえまして、実際の事業のところがどういう事業を組み立てていったらいいのかというふうな流れになっておりますので、皆さんの意見を聞くための調査というふうなところで今更新の検討に入っているところでございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 障がい者だけではなくて、介護のほうも同時に進んでいると思うんですが、できるだけ報告内容について、我々議員のほうにも早急にわかった段階で提示するということについてはいかがですか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 当然調査結果を踏まえての事業計画になりますので、お示しできる段階で示させていただきたいと思います。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 行政実績報告書の133ページ、相談実績なんですが、これもすごい数字で増加をしているわけですが、これの対策というのはどのような対策をやろうとしているのか。これ、もう24年度ごとに約1,000件ぐらいふえていますよね。これだけの対応ということになると、電話対応だけでもそれぐらいあるわけですが、もうすぐに手詰まりになってしまうというか、こういう状況が見えるんですが、対策としてはどのような対策をこの25年度の実績を踏まえてとっているのか、質問したいと思います。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 保健福祉総合支援センターが町民の皆様にわかっていただくというか、浸透してきた結果にもなるかと思いますけれども、体制的なところでソーシャルワーカーのところの増員も図りながら、今お受けしているというようなところでございます。
委員長(菅原福治君) この際、4時10分まで休憩いたします。
     午後3時58分 休憩


     午後4時10分 再開
委員長(菅原福治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 委員の皆様に申し上げます。時間に限りもございますので、決算に関する質問を基本としてください。
 ほかに質疑ございませんか。小川委員。
委員(小川昌義君) それでは、決算報告書133ページの数字の2、高齢者障害権利事業、133ページのです。NPO法人宮城福祉オンブズネット「エール」への委託というふうになっているわけですが、これの委託料というんですか、こういうものは発生はしているんですか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 年間24万円でございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) これは高齢者、障がい者に限っての委託という形になっているでしょうか。それとも、この宮城福祉オンブズネット「エール」という全ての業務を委託するという形になっているんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 主対象のところとしての委託は高齢、障害というふうにうたってございますが、例えば消費者被害とか、そういったところでもこのオンブズネット「エール」のほうはそういう相談員さんもおりますので、受けていただいている状況になります。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) これでいろいろ業務結構行っているわけですが、高齢者だけではなくてですね。なおかつ、各市町村も事業連携をしているようですけれども、要するにこの高齢者ないしは障がい者だけではなくて、こういったことを利用するということについてのPRというんですか、町民に対してのPRということについてはどのようになっているのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) まず、普通の専門相談のところは広報等で周知をしておりますし、あとケアマネジャー、ケアスタッフさんたちの事業定例会ですとか、あと虐待の権利擁護事業実務者会議等々での周知というふうなところで、その機会あるごとといいますか、そういったところで周知をしているところでございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 要するに、町民なんかの相談についてもこういったところに委託料を払っているわけですから相談内容については、相談するということは可能だということなんですか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 当然町の委託もですけれども、オンブズネット「エール」そのものが広く皆さんからの相談をお受けをするというふうな立ち位置というか、位置づけになっておりますので、大丈夫でございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) このNPO法人、かなりすばらしいことを弁護士さんも含めて実施しているようですので、やはり町民に対してもかなりの宣伝ということを実施していただきたいというふうに思います。
 次の3の認知症専門員なんですが、これの専門員という方は医師会と連携するという形なんですか。個人の医師との連携、連携というか、個人の医師との契約というんですか。そういうのはどのようにやっているんですか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) この専門相談につきましては、個人の専門医のドクターへの謝礼という委託ではございませんで、実績に基づいた謝礼をお支払いしているものでございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 認知症の全体のネットワークというんですか、こういうものの位置づけの中に医師会なら医師会という形に全体としてはなっていくと思うんですが、これはそうではなくて、町と個人医との間の契約という形になるんですか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 専門相談を通しまして、そうですね、今のところはその個人といいますか、ドクター、専門医にお願いをしているというふうなことになっております。ただ、そのネットワークというふうなことに関して言えば、そこのところ、頂点でもありませんけれども、核として広げていくというふうな方向性は今検討しているところでございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) やはり医師会全体も含めてこういった相談内容というか、こういうものについて25年度、こうした計画を持ってやっていますので、それについても拡大をしていってほしいというふうに思います。
 続きまして、報告書の136ページです。
 老人クラブなどへの助成事業なんですが、これについては助成補助というんですか、この基準というものはあるんですか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 補助金要綱に定めているものでございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) その補助金要綱というのはどのようになっているんですか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) まず、単位老人クラブですけれども、単位老人クラブに対しましては一月の活動に対して4,800円、あと会員にお一人500円というふうな補助内容になってございます。あと、老人クラブ連合会につきましては、90円の単価といいますか、と掛ける会員数、あと運営補助というところで34万円という定額でございます。そのほか、この下のところにあります老人クラブ連合会特別事業ということで、定額助成で広報加入促進からリーダー育成、研修のところまでそれぞれこの金額で補助をしているものでございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) その成果と今後の課題ということで、単位老人クラブの補助交付については、健康づくりや生きがいづくりなどの自主活動を支援したということについて、この補助金の対象についてはこういったことを中心にしてやっているということでよろしいんですか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) これからの高齢社会を生き抜くためにといいますか、乗り切るためには、老人クラブの方々の自主的な活動というのは不可欠だというふうに思ってございます。具体的には、例えばいろんな事業を組む場合でも実行委員会組織を組みまして皆様の主体的な意見をもとに実施していくというふうな、健康フェスティバル等がそういった形で進めているものでございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) その補助金の審査というか、そういったことについてはどの担当課というんですか、これは長寿福祉課でその精査をするということになっているんですか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 補助金のほうは長寿福祉課になります。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) わかりました。それでは、続いて、行政実績報告書の140ページですね。
 健康づくりのゆとりすとクラブですけれども、これは太子堂が休会中というんですか、にもかかわらずかなり実績が上がっているというか、この辺はかなり工夫をしたと思うんですが、これはどのような、各地域ごとにどういうふうな、例えば町内会がやっているとか、何かのサークルがやっているとかというようなことによって、こういった実績が上がったのかどうかということについて質問したいと思います。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) これは町内のほうのゆとりすとサポーター、ゆとりすとサポーターはボランティアさんであったり、民生委員さんであったり、問わないのですけれども、そういった少し年代の若い方という言い方はちょっと言葉悪いんですが、が中心となって地域の方々と一緒にというふうなところの視点がございます。ですので、高齢者の方々だけが集まってということではなくて、そこでは少し若い方々の世代間交流も含めというふうなところと、行く行くそのサポーターさんも年を重ねていきますので、対象者にというふうなところで地域で循環できるような健康づくり事業というか、介護予防事業の展開を目指しているものですので、そういったところが広がってきているのかと思います。事業内容につきましては、皆さんの声を聞いて何をしたい、どういうことをしたいということを重視していただいて、各それぞれのゆとりすとクラブのところで行っているものでございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) かなり実績が上がってきているようですので、さらに高齢化社会に向かっていく中ではこういった元気な体力をつくっていくということで非常に大切なことですので、ぜひさらに取り組みを強化していただきたいというふうに思います。
 続きまして、行政実績報告書の176ページですね。
 子ども医療費、ここの予算の執行状況、一番上のですね、予算の執行状況で、この歳入に国庫支出金というものがあるんですが、これは私、一生懸命歳入のほうでこの国庫支出金のところを見たんですが、なかなか見当たらないんですけれども、どういうところで根拠はどのような形になっているのか。もう一つ、はい、そこで。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) ……。(「少しお待ちください。少しじゃないね。長いですね」の声あり)大変お待たせして申しわけございません。まず、こちらの内訳でございますが、199万6,450円の内訳といたしましては、歳入の14款1項1目民生費国庫負担金の中の社会福祉費負担金というところで、子育て分3,832万3,000円の決算金額でございますが、その中の自立支援医療負担金ということで102万250円を計上してございます。もう一つのほうにつきましては、こちらは14款1項2目の衛生費国庫負担金の中の母子保健衛生費負担金ということで、こちら97万6,200円、未熟児養育医療に係る分の歳入予算を計上しているところでございます。大変お待たせしました。(「申しわけない。最初のやつ、何款でしたっけ」の声あり)14款の1項1目の民生費国庫負担金の中の社会福祉費負担金の中に、自立支援医療費負担金ということで102万250円を決算額としてお示ししているところでございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) この間、国庫支出金についてはずっとなかったわけですけれども、なかったというか、今まで平成21年度あたりからずっと調べているんですが、これはどういう基準で今回国庫支出金というのが出てきたのか、お教えいただきたいと思います。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) こちらの実績報告書で言いますと、176、177なんですが、未熟児養育医療費助成状況ということで、まずこれが今年度から県より委譲された事業、それから次のページの障害児育成医療費助成につきましても県から委譲された事業となってございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) そうしますと、県からの委譲によって、この国庫支出金が発生したということでよろしいわけですね。はい。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) そのとおりでございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) そうしますと、今度県の支出金ですけれども、これが約、今回減額されているんですが、この減額されている理由というのは何によって減額されているのか。前年度は24年度は3,400万ぐらいですか。で、今年度3,200万という形になっているんですが、これはどういう理由でこの減額になっているんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 済みません、ちょっとお待ちください。(「ちょっとお待ちください」の声あり)大変お待たせして申しわけございません。
 若干ですが、乳幼児医療費補助金のところで今回減額となっているものでございます。(「聞こえない」「聞こえないというので、もう一度」の声あり)
 若干でございますが、今年度乳幼児医療費補助金のところで減額となっているものでございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) よく理解できないんですけれども、では次に移りたいと思います。
 この子ども医療費について、先ほども委員のほうから質問なっているわけですが、この医療費拡大についてのね、助成費の医療費拡大についてということで、平成25年9月に請願が出されてこの議会で採択しているんですが、そのことについてはご存じでしょうか。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 知っております。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) それに対する検討というんですか、こういうのはどういう段階になっているんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 対象年齢の拡大ということかと思いますが、15歳までの検討でそれ以上の分についてはやっておりません。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 請願の内容について精査をしているという段階でしょうか。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 今のところ検討はしていないということでございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) やはり議会での請願というのはそれなりに重みがあると思うんですが、それについての再度の質問ですけれども、いかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 重みにつきましては承知してございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) それで、児童福祉総務関係で、具体的に181ページの成果と課題のところなんですけれども、これにいわゆる子ども・子育て3法関連での作業というんですか、入っていないような気がするんですが、これは25年度については全然実績としてこの3法案についての検討はしていなかったということなんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 検討といいますか、行政報告書の181ページにもございますが、子ども・子育て支援13番の欄、この子ども・子育て支援事業のところで、25年度にはニーズ調査を行ったというところでございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) それでは、続きまして、185ページ、保育所の関係ですけれども、図書購入、保育所のですね、図書購入。昨年度から見ると減の傾向になっているわけですが、これは蔵書の数が満杯になったからということなんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 購入冊数の減につきましては、各年度ごとに必要な部分について各保育所からの要求といいますか、がございまして、それに基づきましての購入でございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) この図書なんですが、各公民館との連携というんですか、こういうものはどのようになっているんでしょうか。保育所と公民館。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 特には行ってございません。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) その今現在オンラインでつながっているわけですよね。公民館、学校。こういったものに対しての対応というものは考えられないんでしょうかね。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 今のところ考えてございません。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) せっかくあるネットワークができているわけですから、こういうものに対しての対応というものはかなり必要になってくる。今後子ども・子育て関連に含めていろいろ出てくるわけですから、では今後いろんな保育所、認可保育所、それから家庭的保育所、いろんなところが出てきますよね。これに対する図書の扱いというのはどのように今現在段階では、現在というか、25年度ではそういうことについてどのように図書の流用というんですか、について考えたのか、質問します。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 当面は今の形のとおり進もうかなというところで考えてございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) やはりいろんな保育所関係、公立だけではなくてね。そういうものに対してもやはり蔵書のこういうものもありますよ、こういうものもありますよと、それはそこだけにとどめるのではなくて流通をさせていくと。公民館の図書についてもそうですし、そういうふうな考え方というのはできないんですか。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 今のところはございませんが、今後検討するべき課題かとは思います。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 191ページになるんですけれども、臨時給付金、これの正式の、一般質問でもしているんですが、どのぐらいの対応時間しているのか、これのシステムの改修についてなっているのか、質問したいというふうに思います。その要するに臨時福祉給付金と子育て世帯臨時特例、2つあるわけですから、それぞれどのような対応をしているのか、質問したいと思います。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 対応といいますと、どういったところでお答えすれば。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 要するに改修に使った時間ですね。こういうものがどの程度の時間を使って何人でやったのか。こういう対応がどのようになっていますかということです。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 対応につきましては、2人体制で3月から行ったというところでございます。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) システム構築のときの人員配置等々というふうなことでございましょうか。電算関係の職員のところと当然あと税務課と長寿、あと子育て支援課のところの職員等々での改修作業の立ち会い等も含めての実施なのですけれども、具体的に何時間どれくらいというふうなところでの回答のところはなかなか難しいと思います。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) これは一般質問でもしていましたので、あと終わりたいと思います。
 続いて、226ページ、学校の、要するにコンピューターの台数、これがどのようになっているんでしょうかということで、各学校の台数あると思うんですが、これの台数はどのようになっているんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) コンピューターの台数でございますけれども、これは学校ごとでしょうか。トータルで言いますと……。(「総数でいいです」の声あり)総数でよろしいですか。トータルで言いますと、小学校が759台、中学校が501台でございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) これは更改時期はいつごろになっていますか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) リースの更新ということかと思いますが、小学校につきましては25年度に更新をしてございます。中学校につきましては、27年までのものと、それから28年度までのものがございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) これ、今現在各生徒用としてもコンピューター室みたいなところに設置されているわけですが、この間全国的に先進的なところは生徒1人に1台という時代に入ってきているような気がするんですが、その辺はいかがでしょうか。考えがそういったところありますでしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) ICTの環境につきましては、うちの町かなり先進的な、県内でもほうかなというふうに思ってございます。1人1台というのもかなりの経費がかかるのも事実でございますので、現状タブレットも各校10台ずつそろえてございますので、現状のままいって、今後の検討というふうにさせていただければと思います。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) タブレットの端末も物すごく安くなってきているわけで、そうしますと更改時期に多分同じぐらいの値段で相当数のタブレットを購入できると思うんですよね。ですから、次の更改時期というか、そういったところでやはりそういったところをタブレットにしていくとか、その更改時期にもっといいものが出ているかどうかはわかりませんが、今現在では相当安い金額で購入できるということもありますので、1台のPCやるのなら何十台も更改できるという形になりますので、その辺について再度質問したいと思います。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) パソコンのリースの更新時期に当たりましては、現状その各学校の情報担当の先生方と協議をしながら内容を詰めているというふうな状況にございます。学校のほうでのニーズを聞きながら、あるいは教育委員会としてそろえるべきものを踏まえながら、その更新時期までにはその検討内容を詰めたいというふうに思ってございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 全国的にもその方向に動いているというふうに、私が見ている段階ではそういうふうに感じるんですが、経費もかからないということで、多くの子供たちにすることができるということですので、その辺についてぜひ検討していただきたいというふうに思います。(「決算だよ、決算」「25年に限ってやれや。25年決算に。27年、28年と言ってるのさ。そいつを今審議しているわけじゃないべっちゃ」の声あり)私が質問しているだってば。(「私がしているじゃないべ。決算議会だ」の声あり)
 続きまして、行政実績報告書229ページ、外国青年の招致についてですが、ここのところにALTの派遣の中身に幼稚園とか保育所というのが入っていないような気がするんですが、現実的には派遣されているように思うんですが、いかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) こちら勤務状況というところが3番にあるんですけれども、その中に米印で各町立幼稚園なり保育所なりに計53回の派遣を実施しているというふうに記載させていただいてございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) このALTの方、この評価のところにもあるんですが、通信出しているわけですけれども、これはホームページでは公開されているんですが、我々議員とかそういったところにも配付するとか、そういったことは考えられませんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) こちら、当然公民館等々にも配っているものでございますので、当然必要であれば議員の皆様のほうにもお渡しをしたいというふうに思ってございます。(「今後の話はすることないんだよ、今」の声あり)
委員長(菅原福治君) ほかにございませんか。安住委員。
委員(安住稔幸君) 幾つか質問させていただきます。
 実績報告書でまいります。(「静粛にしてください」の声あり)実績報告書の180ページになります。
 ここに富谷町虐待防止連絡協議会児童部会の実施ということで出ております。その中で、その相談件数、そのうち要保護児童23という数字がありますけれども、この辺の説明をお願いいたします。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 大変お待たせしました。要保護児童といいますと、見守りが必要といいますか、今後注意して見ていくべき児童というところでございます。
委員長(菅原福治君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) そうしますと、実際に富谷町としてこのお子さんで23人の方がその親の保育というか、そういったものについていろいろ問題があるということでよろしいでしょうか。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) そのような解釈で結構でございます。
委員長(菅原福治君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) それで、下のほうに児童部会実務者会議というのがございまして、そしてその下のほうに代表者会議はその参加者の希望により、結局25年度は実施しなかったということで書いてありますけれども、これはやはりこういった事例、全国的にもいろいろ問題になっておりますけれども、開催しなかったこと自体が非常に問題なのかなという感じはしますけれども、その辺いかがなんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 毎年度3月でもって実施していたところですが、先生方等からの希望により3月あるいは4月については年度末、年度初めということで避けてほしいという要望がございまして、それ以降の日程でもって開催したために25年度は実施しなかったものでございます。
委員長(菅原福治君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 実際にこの代表者会議というのは、もちろんやらないよりはやったほうがいいような気はしますけれども、高齢者のところを見ますと、この代表者会議については一切記述がないもので、実際にこの代表者会議というのは必要な部分として捉えてよろしいんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) それぞれの部会の方の代表者というところでの会議でございまして、それぞれの部会だけじゃなくてトータル的なところで話し合いの場というところで必要かと考えてございます。
委員長(菅原福治君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) そういうことでしたら、ぜひとも開催しないということなどないように今後はしていただきたいと思います。
 続きまして、実績報告書の227ページです。済みません、ちょっと風邪声で。
 とみや子どもまつり事業が書いてあります。これの普通こういったものを開きますと、参加人数というんでしょうか、出ているんですけれども、参加人数についてはいかがなんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 人数でございますけれども、2013年につきましては3,000人ということでございます。
委員長(菅原福治君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 3,000人ですか。はい。それで、ちょっと戻るんですが、戻るというか、そうですね。158ページになります。ここに食育のことが書いてあります。食育で子どもまつりで1回やって、参加人数が70人という記述になっているんですが、この70人という記述はどういう記述でこの数字が出てくるんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) この子ども祭りの事業の中で食育関連のコーナーを設けていただいております。その中でコーナーに来ていただいた方、この方が70人ということで表示させていただいております。
委員長(菅原福治君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 私も直接これは何もしませんですけれども、この場を見まして「ああ、いろいろ勉強になるものがあるな」と思って、ですので実際に70人ということはそういうカウントの仕方もあるのかなと思いますけれども、もっと違うのかなという感じがいたします。今後検討していただきたいと思います。
 続きまして、227ページになります。
 これ227に該当するかどうかわからないんですが、各学校にAEDを配置させていただいております。それで、25年度においてその児童生徒というか、生徒になるんでしょうか。中学校でのAEDを使った訓練については、蘇生法の訓練については実施されたんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 各小中学校でも行っておりますし、また、教育委員会のほうで主催をしたAEDの講習会なども行ってございます。
委員長(菅原福治君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) そうしますと、年1回は必ずやられているということでよろしいんですか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) はい、そのとおりでございます。
委員長(菅原福治君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 続きまして、231ページ、これが最後になります。
 230ページですね。230ページ、成果及び今後の課題におきまして、東日本大震災により被災し就学が困難な児童の保護者も援助の対象とするなど、援助の充実を図ったということであります。決算書のほうにはその県負担金のもので出ているんですが、実際にこれに該当する児童生徒さんというか、あと幼稚園児も含めて何人いらっしゃるんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 小学生につきましては58名、それから中学生につきましては25名でございます。幼稚園につきましては9名でございます。
委員長(菅原福治君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) そして、ここの下のほうに、これは全体の就学援助ということも含めてだと思うんですが、今後も制度の周知徹底を図るというような、また、児童生徒の的確な把握と認定に努めるということでありますが、どのようなことをされて今後どのようにされるんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 今後も各学校を通じた保護者への周知並びに広報等を通じて周知徹底を図ってまいりたいというふうに思います。
委員長(菅原福治君) ほかにございませんか。小泉委員。
委員(小泉 光君) 先ほど町長が不在のときに、教育委員の欠員に心を痛めている者の一人としていろいろ教育長部局に質疑をさせてもらい、質問をさせてもらいました。
 いろいろその教育委員の選定プロセスなどなどからいろいろ詳しい話をお伺いいたしまして、最終的にはその教育長部門から候補者をノミネートして当時の千葉副町長に提出をしたというところで、次に町長に質問しようかと思ったんですけれども、ご不在でしたので改めて質問させていただきたいと思いますが、その情報というのは町長には届いていますか。
委員長(菅原福治君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 人選の経緯といいますか、人選には努めておりますけれども、具体的に名前を挙げてというふうなところの段階には至っておりません。
委員長(菅原福治君) 小泉委員。
委員(小泉 光君) 先ほど教育長の答弁と今の町長の答弁では大いに違っているんですね、話がね。教育長部局は、ペーパーにしてだと思います。そこの答弁はなかったですけれども、当時の副町長に出しましたという答弁をいただいて、今の町長だと聞いてないよというようなことだったんですけれども、どう質問していいかわからなくなってきましたけれども、そうなんですかとしか言いようがないので、教育長部門のほうから再度町長部局にそのリストの提出というのは可能でしょうか。
委員長(菅原福治君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 先ほど休憩時間にその名簿のペーパーの控えをとってまいりました。ここに6名の方の推薦名簿を作成しました。この作成した年月は、2013年、パソコンのデータでは8月6日作成となっております。ですから、この作成してこの日のうちにだというふうに私は記憶していますが、この紙でもって印刷したこの名簿を副町長室において副町長に手渡しをしたという記憶はございます。
委員長(菅原福治君) 小泉委員。
委員(小泉 光君) それでは、教育長部局に再度町長へ今のリストの提出をお願いして、早急に教育委員の欠員を埋めていただきたいと思っておりますので、町長の決断をよろしくお願いして、私の質問を終わらせていただきます。
委員長(菅原福治君) 質問じゃないですね。(「はい」の声あり)はい。
 ほかに質疑ございませんか。
     (「なし」の声あり)
委員長(菅原福治君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 以上をもちまして本日の議事を終了いたします。
 本日はこれで散会いたします。
 ご苦労さまでした。
     午後4時56分 散会

平成26年決算審査特別委員会(第2号)

平成26年9月9日(火曜日)

富谷町議会決算審査特別委員会は、富谷町議会議場に招集された。

出席委員 17名

  • 委員長 菅原福治
  • 副委員長 小川昌義
  • 委員 相澤榮
  • 委員 渡邊俊一
  • 委員 磯前武
  • 委員 永野久子
  • 委員 佐藤聖子
  • 委員 細谷禮二
  • 委員 山路清一
  • 委員 佐藤克彦
  • 委員 三浦邦夫
  • 委員 安住稔幸
  • 委員 浅野直子
  • 委員 小泉光
  • 委員 高橋正俊
  • 委員 出川博一
  • 委員 森栄

欠席委員 なし

職務のため出席した者の職氏名

  • 議長 浅野幹雄

説明のため出席した者の職氏名

  • 町長 若生英俊
  • 副町長 鈴木和夫
  • 福祉部長 小野一郎
  • 福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター所長兼保健福祉総合支援センター所長 安積春美
  • 福祉部長寿福祉課長補佐 菊地宏修
  • 福祉部長寿福祉課長補佐 中山高子
  • 福祉部健康増進課長兼食と栄養推進室長 奥山育男
  • 福祉部健康増進課長補佐 伊東大助
  • 福祉部健康増進課食と栄養推進室長補佐兼西成田コミュニティセンター子育てサロン副所長 菅原順子
  • 福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセンター子育てサロン所長 浅場悟
  • 福祉部子育て支援課長補佐 千葉正俊
  • 福祉部子育て支援課長補佐 狩野悦子
  • 教育長 菅原義一
  • 教育次長 及川芳彦
  • 教育部長兼富谷中央公民館長兼富ケ丘公民館長兼東向陽台公民館長兼あけの平公民館長兼日吉台公民館長 小松巌
  • 教育部学校教育課長 神田能成
  • 教育部学校教育課長補佐 櫻井武司
  • 教育部学校教育課学校給食センター所長 鴇幸浩
  • 生涯学習課長兼総合運動公園所長兼民俗ギャラリー館長 阿部雄也
  • 教育部生涯学習課長補佐 渡邉正弘
  • 教育部生涯学習課長補佐 中津川俊紀

議会事務局職員

  • 議会事務局長 山田豊
  • 次長 富澤裕
  • 主任主査 津久家直美

午前10時00分 開会

委員長(菅原福治君) 皆さん、おはようございます。
 本日の出席委員は17名であります。定足数に達しますので、直ちに本日の「決算審査特別委員会」を開きます。


     認定第1号 平成25年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について
委員長(菅原福治君) 認定第1号 平成25年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 なお、本日の日程は、一般会計のうち福祉部長寿福祉課、健康増進課、子育て支援課、教育委員会の所管に属する決算について審議をいたします。
 それでは、これから各担当部長及び課長等へ、内容の説明を求めます。
 最初に長寿福祉課長。
  [長寿福祉課長、健康増進課長、子育て支援課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]
委員長(菅原福治君) この際、午前11時15分まで休憩といたします。
     午前11時01分 休憩


     午前11時15分 再開
委員長(菅原福治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 先ほどの子育て支援課長の説明に説明漏れがございましたので、再度説明をお願いします。子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) それでは、決算書の87、88ページでございます。
 3款2項6目子育て世帯臨時特例給付金でございますが、11節の需用費23万7,000円、こちらは消耗品ですとか、印刷製本費に要する費用となってございます。
 次の12節役務費270万円、こちらは通信運搬費、手数料、労働者派遣手数料等でございます。
 その下の13節委託料297万円、こちらの経費につきましてはシステム改修に要する費用でございますが、全額を翌年度に繰り越すものでございます。
 大変失礼いたしました。よろしくお願いいたします。
委員長(菅原福治君) 次に、学校教育課長。
  [学校教育課長、生涯学習課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]
委員長(菅原福治君) この際、午後1時まで休憩いたします。
     午後0時02分 休憩


     午後1時03分 再開
委員長(菅原福治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 次に、教育部長。
  [教育部長、給食センター所長が決算書のとおり内容の説明を行った。]
委員長(菅原福治君) 以上で説明を終わります。
 皆さん方にお願いいたします。各委員におかれましては、再度決算認定制度の意義と重要性を改めてご認識いただき質問をいただきますようお願いいたします。
 これより一問一答方式による質疑に入りますが、質問者及び答弁者は要領よく簡潔な質問と答弁、そしてスムーズな議事進行にご協力くだるようお願い申し上げます。
 また、質疑はページ、款、項、目を明示され行ってください。
 それでは、質疑ございませんか。小泉委員。
委員(小泉 光君) 教育長部局に何点かお伺いします。
 実績報告書225ページ、ここで教育委員が1名欠員となっているということが書いてあります。この教育委員の選定プロセスについて説明をお願いします。
委員長(菅原福治君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 教育委員任命に関しましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の第4条に記載されてございます。ちょっと読み上げます。「委員は、当該地方公共団体の長の被選挙権」、これは満25歳以上の日本国民ということになります。「有する者で、教育、学術及び文化に関して識見を有する者のうちから、地方公共団体の長が議会の同意を得て任命する」ということになります。なお、その第4項目に、「委員の年齢、性別、職業等に著しい偏りが生じないように配慮するとともに、委員のうちに保護者である者を含まれるようにしなければならない」というような規定がございます。以上です。
委員長(菅原福治君) 小泉委員。
委員(小泉 光君) 具体的にこの富谷町役場の中でのその教育委員の選定についてなんですが、町長部局が5万人の町民の中から選ぶ、まず1次的に選ぶのか、それとも教育長部局が選定というか、候補といいますか、それをあげるのか、どちらなんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 具体的にはやはりさまざまな要素はあると思いますが、ただ、昨年10月から欠員になっております1名分の教育委員に関して申し上げれば、この前任の委員さんは、いわゆる先ほど私が申し上げた第4項に該当する保護者の代表の委員さんでございましたので、この方が辞任の意向を持っておりましたので、そのことは町長に事前にお伝えをいたしました。そして、保護者代表の委員であるということから、私、教育委員部局のほうで主にPTAの会長をなさった方及びその現職である方で、先ほどの任命の第4条に該当するということの推薦者の名簿をおあげしたというような記憶はございます。
委員長(菅原福治君) 小泉委員。
委員(小泉 光君) 教育長からその推薦者の名簿を町長に渡したけれども、決まらなかったと、決まっていないわけですね、現在。ということは、その町長のおめがねにかなわなかったと理解しますけれども、それでよろしいですか。
委員長(菅原福治君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) いえ、そこのところは私がお答えすることではないというふうに思います。私は名簿を、これたしか私の記憶では副町長に直にお渡ししたという記憶がございますが、それ以後については特にお話はなかったように記憶しております。
委員長(菅原福治君) 小泉委員。
委員(小泉 光君) それでは、町長に伺いたいんですが、いないんですよね。後ほどということで、その教育長部局から推薦、候補者をね、町長に挙がったんだけれども、イエスとは返事がなかったというようなことでまだ決まっていないということだと思いますけれども、その理由なんかをちょっと伺ってみたいという質問を残して、次にいきたいと思います。
 同じく行政実績報告書226ページ、ここの中段ぐらいでスクールカウンセラー事業というのがあります。ここにそれぞれの中学校で何件あったかというのがデータが出ていますが、この生徒数を件数で割る、あれ、逆かな。件数を生徒数で割ると、富谷中と東向中が突出して数的に多いんですね。約1です。生徒1人に対して1件の相談があるというのが数式上出てきます。そして、富谷中と東向中を比較すると、これまた非常におもしろいことが物語っていて、富谷中は生徒の相談件数が非常に多い。一方、東向中は父兄からの、保護者からの相談が非常に多い。こういうのが読み取ることができると思います。ですから、この2つの学校の中で、何かが起きたのではないのかな、何が起きたんだろうなということがちょっと疑問が湧きましたので、何かつかまえているようなことがあればお話しいただきたいと思います。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) まず、カウンセラー事業でございますけれども、相談事業につきましては毎年、毎年その児童生徒、保護者が学年進行していきますので、当然のことながら相談の中身やら件数というのも大分その年によって変わります。こういったその教育相談につきましては、特徴としましては同一の相談者が何回も、何回も相談をするというふうな傾向にあります。つまりは富谷中学校のほうでその生徒が多いというのは、何度もその同じ生徒が相談をしていっている、あるいはその保護者が多いという場合については同じ保護者が相談に行っているというケースが多いというふうに考えられます。以上でございます。
委員長(菅原福治君) 小泉委員。
委員(小泉 光君) 同じ生徒が何回も行っているということは、いじめなんかあったんじゃないのかな、なきゃいいんだけれどもなとこう思うんですよね。どうなんでしょうかね。実態としてそういう傾向というのはないとつかまえていますか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 教育相談で一番多いのはやはりその友人関係であったり、そういったことが当然件数としては多いというふうに認識しております。ただ、いじめに直接かかわるものということになると、必ずしも一致するものではありませんので、そのうまくつき合うためにはどうしたらいいか、そういったことで生徒は悩んでいるということでございます。
委員長(菅原福治君) 小泉委員。
委員(小泉 光君) それでは、同じく229ページにいきたいと思います。
 ALT、この一番下のところに「人員の見直しなどを図り」と書いているんですけれども、どのように図っていこうとしているのか、お願いします。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 今、ALTにつきましては、4名で小学校、中学校活動しておりますけれども、27年4月に明石台小学校が新設をされるということになりますと、現状の体制だとなかなか困難になることが予想されます。そのことから、1名ALTを増員するという方向をちょっと考えていきたいと思います。
委員長(菅原福治君) 小泉委員。
委員(小泉 光君) 232ページと、それから238ページに、小学校と中学校の図書購入費が載っていますが、それぞれの学校、全ての小学校と全ての中学校の図書室の蔵書数を教えてください。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 小中学校の蔵書数でございますが、25年末で申し上げますと、富谷小学校が90.6%、富ケ丘小学校が82%……。(「数ではわかりませんか。何冊」の声あり)蔵書数、冊数。済みません。冊数で申し上げます。富谷小学校9,933冊、富ケ丘小学校8,991冊、東向陽台小学校9,512冊、あけの平小学校8,646冊、日吉台小学校9,489冊、成田東1万425冊、成田小学校7,226冊、富谷中学校8,400冊、富谷第二中学校8,652冊、東向陽台中学校8,191冊、日吉台中学校8,325冊、成田中学校8,143冊でございます。
委員長(菅原福治君) 小泉委員。
委員(小泉 光君) それでは、ありがとうございました。237ページ、ここに中学校の生徒数が書いてあります。一番生徒数が多いのは成田中学校なんですが、成田中学校は残念ながらグラウンドが富谷の中学校の中で一番狭いんですね。そのせいもあるんだろうかと思いますけれども、いつも子供たちがランニングしたりするのに町の歩道上を一生懸命走っているんです。最近は車が歩道に突っ込んだりとか、いろいろそういうような事件も起きていますので、いつも心配しているわけです。そんなことでグラウンドも狭いのでね、すぐ近くに池を1つ挟んで東公園という非常に大きな広場というか、公園があるので、例えばあくまでも例ですけれども、サッカー部の練習はそこでできないかとか、そういうようなことを思うんですけれども、中学校のそのクラブ活動は学校の校庭の敷地の中で行わなければならないとか、そういう規則というのはあるんですかね。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 学校の中でやらなければならないというふうなこと、規則はございません。
委員長(菅原福治君) 小泉委員。
委員(小泉 光君) それでは、片や公園というので何かハードルがあるのかもしれないんですけれども、東公園のほうをもう少し利用というか、有効活用して、子供たちの成長を図っていったらどうなのかなと思うんですけれども、その辺の見解はいかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 当然公園ですので、占用するということはまず困難だと思います。ただ、一方で成田中学校のほうからは、校庭が狭くて活動場所に困っているというふうな話は実は来たことは、教育委員会のほうに来たことはございません。ただ、現状をちょっと確認をしてみまして、例えばそのボールを使うということではなくて、例えばランニングなどであれば、その公園でするということももしかしたら可能だと思います。ただ、そこについては都市計画課なり地元の町内会とも話した上で、必要に応じてそういった対応もしてみたいと思います。
委員長(菅原福治君) ほかに質疑ございませんか。ほかにございませんか。佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) それでは、実績報告書でお尋ねします。
 まず、123ページ、生活保護についてです。ここに4月から3月までの相談件数があります。相談と申請ということになっているわけですが、相談で解決したとこの表は言っているのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 相談の中身としましては、保護とはどういうものかという相談から、あと収入のちょっと減少があったんだけれどもというようなものから、本当に保護を受けたいというふうな相談までさまざまですので、全てその相談をお受けして100%その方にご満足いく回答をというふうにはならないのかもしれませんけれども、相談を受けて保護が必要な方はその左のほうの申請というふうな流れを組んでいるものでございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) この中で、相談、申請まで至らなかったという人で再度相談に来た人はいますか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 電話で生保とはどういうものかというふうなところで1回お聞きして、その後にしばらくたってやはりというふうなケースはあったかと思います。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) それは何件で、申請して開始された人はその中にいますか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 電話でのその場での相談というようなところはとっておりませんで、何件かというふうなところは正確には把握しかねるところでございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 却下、取り下げという欄もありますが、この理由についてお尋ねします。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 預貯金がありましたり、あとその手持ちのお金というようなところがあって、まだその生計維持可能というふうなところの判断がされたものが多い状況でございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) その人が保険だとか預金だとかとあって、それがもうなくなったということでこの年度内ですね、平成25年度内にやはり必要だということで来たという例はありますか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 正確な数ではございませんが、1件はあったというふうに承知しております。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 富谷町のその保護世帯ですが、今受給世帯で93世帯ということになっていますが、これは全世帯に対する割合ではどのようになりますか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 全世帯1万8,000ほどになりますので、それで割り込んだ数値かと思います。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) その割合ですけれども、ほかの自治体、例えば黒川郡内で見るとどういう傾向だということで考えていますか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 保護率については低いというふうな認識でございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) それは相談に来た人については申請まで進めることもあるけれどもと、あるわけですが、全体として低いと私も思うんですね。そうすると、富谷は、富谷に住んでいる人たちは生活に余裕があるということに思っているのかどうか。そのあたりについてはどうでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 一概にそういう判断はできるものではないというふうに思います。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) それで、その市制になりますと福祉事務所ができるということで、それについて研修だとか、相談の対応の仕方とかというのがあるということですが、この点で改善点、平成25年度の事業ではなかったかもしれませんが、続いているものなのでこの点の改善点、どういうところにその重きを置いて改善したか、お尋ねします。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) まず、その担当職員のところの研修というようなところは、保健福祉事務所等の研修も踏まえ、あと人員体制というふうなところで社会福祉士のほうの採用をしているというふうな状況でございます。あと、現在本年度から福祉事務所のほうに派遣職員が行っておりますので、その派遣職員のみならず本庁の職員も交えていただいての研修会をあした予定しているところでもございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、その社会福祉士は現在窓口でその対応をしているのか、それとも今研修の真っただ中ということなのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 現在、26年度採用ですので、窓口業務のほうでございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) それでは、次に移ります。
 123ページ、124ページのところで、東日本大震災被災者支援というのがありまして、民間賃貸住宅の借り上げということでこの表がありますが、この民間借り上げですが、4年間となっていますが、最終年度はいつですか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) この方々、契約期間が4年というふうなことなので、それぞれ早く入られればというようなことでばらばらにはなるかと思います。入居してから4年間です。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、最長長い人、もちろんいますけれども、もう間近にその期限が迫っているという人もいるはずです。それについて、その詳細をお尋ねします。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) ここのところで123ページの下のところで括弧のところが本町での被災者の人数になります。それで、マイナスのところは契約満了によりましてご自身で再建なさったりというふうなところで退居された人数となっております。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 平成25年入居世帯58、入居人数161ということですが、そうしますと平成25年度、失礼しました。平成26年度、ことしで退居しなければならないという人は何人でしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 123ページのこの58、161人というのは、町が民賃のほうの窓口になった件数で、町外の方々を含んでいる人数でございまして、(7)と16というふうなところが富谷の被災、富谷町の方で被災された方というふうなことになります。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そういう読み方だとは思わずにお尋ねしましたが、そうしますと、ほかの富谷町以外から富谷町に民間借り上げの住宅に入っている人たちがいますが、その人たちのその訪問調査を県から委託されてということで、124ページですがありますが、そういう人たちは何世帯いますか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) その健康調査に関しましては、富谷町の住民、そうではないということにかかわらず、富谷町のその民間賃貸住宅で暮らされている方というふうなところで、ここのところの124ページの(6)のところに健康調査を行ったというふうなところでございます。この結果のところで、訪問・来所確認が95世帯というふうなところで、3世帯が少し連絡とれないというふうな状況でしたので、今継続して支援しているところです。その他の9世帯というのは自宅再建や転居等でその対象から外れたという世帯というふうなところでございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) ほかのところから来て非常に心細い思いをしている人たちがいるはずです。それで、その来たときにその方々も含めてどういうふうな相談が多かったのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 震災直後のところはやはり物資というふうなところがありましたので、こちらのほうでもそういったものを届けたり、お話を聞いたりというふうなところが多かったように思います。社会福祉協議会のほうでその被災してこられた方々を集めてのサロン等も行っていましたので、そういったところの協力をしていたというふうなところです。今は本当にその再建に向けて動かれているというふうなところの実感をしてるところではあります。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そうすると、みんなが何か順調に復興に向けて頑張っているようにもとられるわけですが、そこから見えてきたものでこれは深刻だなというようなことは、この調査の中ではあったのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) ストレスというふうなところではやはり全部が全部出し切れなくて抱えているものがあるのだろうというふうに思います。敬老会とか何かでも「住民票を移してこちらのほうに来たのよ」というようなお話を聞くと、やはり心のどこかにそのトラウマみたいになっているところがあるというふうなことがありますので、その精神的なところというのはかなり引きずるのではないかなというふうな思いはしております。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 先ほども出しましたが、契約してから4年間最長ということになりますが、この部分については今仮設住宅に住んでいる人たちもいて、なかなかそこから出られないと。応急の住宅についても今はできるような状態でないですし、同じようにその民間賃貸、借り上げを延長すべきだということについては、県について、県に対して働きかけているのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 本町のほうの状況を見ていきますと、切れる方もいるというふうなことで、その後、ではほかの地に土地を求めて住宅を再建するのか、あるいはアパートなのかというふうに悩まれている方もいらっしゃる状況ではあります。そこには個別のケースで対応していくというふうなところで、町としての延長というふうな状況というふうなところはそこまではいかないのかなというところでございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) さまざま再建するにも資金力がいることなのでね。仮設住宅で住んでいる人たちがあるのと同様に、民間借り上げについても延長するようにということで県に求めてもらいたいと思いますが、この点どうでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 個々の再建というふうなところでの相談にきめ細やかに乗っていくというふうなところで、単に延長というようなことではなくて相談に応じてまいりたいと思います。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) それでは、126ページ、地域活動支援センターのところでお尋ねします。
 これは指定管理になっていまして、平成22年4月から平成27年3月31日までということになっています。社会福祉法人永楽会が運営しているわけですが、この永楽会に委託して平成25年度までのその評価についてお尋ねします。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 障害のところに経験があるというか、実績のある法人というふうなところで、ここのTOMOTOMO、YOUYOUの前には生活介護、あと福祉健康センターのほうには夢の風もつながっておりますので、そういった一体的なところというようなところは一定の評価があろうかと思います。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 利用者からの特別な希望とかというものは聞いていますか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) こちらは平日のほうの日中活動の訓練の部分とサロン、こちらのほうはサロン活動等も必要だろうということで、町のほうで依頼をしていたものでございます。そこのところがうまく組み合っていくようにということと、作業活動内容のところに幅の広いものがというようなところが聞いておるところでございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) TOMOTOMO、YOUYOUですね、そちらのほうの運営している側からの要望はどのようなものがありますか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 要望というふうなところではございません。連携をとりまして行っておりますので、それぞれの状況を見てというふうなところにはなります。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 町からそのTOMOTOMO、YOUYOUといいますか、ここにある地域活動支援センターについて、こういうことを特段要請しているとか、要望しているというような点はありましたか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 今、まさに来年度からまた指定管理期間が新しいといいますか、終了いたしますので、来年度に向けてその法の改正も踏まえ、町としてここにどういう機能を持たせるといいますか、充実させていくかというところは、検討中のところでございます。その後の問題になろうかと思います。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 指定管理者、そういうことで来年度からまたどこにするかを決めなければならないわけですが、その選定については利用者本位で決めることが一番大切だと思うわけですね。継続性が必要だと思いますが、この点について町はどう思いますか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) その業務もそうで何をもって継続というようなこともありますけれども、利用者の方々あるいはこれから利用するであろう方も含めて、どういうふうな事業、機能を持たせていけばいいのかということは十分考えてまいりたいというふうに思います。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) わかりました。それでは、179ページです。
 西成田コミュニティセンター、済みません、その前に176ページ、ごめんなさい。176ページ、子ども医療費助成についてお尋ねします。
 これは平成25年度ですが、平成25年10月からは対象が拡大されました。予測されていたものと実際の比較をしているかと思いますが、それについての比較はどうだったか、お尋ねします。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 当初見込みよりも若干下回った結果となったようでございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) その若干下回ったというところは、どの程度、何パーセントぐらいということでしょうか。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 当初は一月当たり2,200万前後を見込んでおりましたが、実績額については2,000万程度になったものでございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) これは保護者が非常に喜んでおりまして、来年の決算では丸々1年ということになって適切な評価も出るかとは思いますが、せめて中学校3年生まで入院も通院もということをこの決算をまとめるに当たっては、何かしらのその話が出たものでしょうか。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 済みません。質問をもう一度よろしいでしょうか。
委員長(菅原福治君) もう一度質問。
委員(佐藤聖子君) 平成25年度の決算をまとめたわけですね。そのときに、こういうことだったら入院も通院も拡大して考えたらどうかなというようなことについては、課内で何かしらの検討があったでしょうか。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 入院、通院も拡大しているところなんですが、どういう……。
委員長(菅原福治君) 再度お願いします。佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 全て無料ですか。
委員長(菅原福治君) 無料に向けてということ。拡大はしたものの。
子育て支援課長(浅場 悟君) 初診時500円とか、そういったものが新たに加わったということでしょうか。
委員長(菅原福治君) もう少しわかりやすく質問してください。佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) それでは、現行の平成25年度、子ども医療費については制度はどうなっていますか。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 対象年齢につきましては中学3年生まででございまして、ただし通院につきましては、3歳以上の方初診時500円負担していただくと。所得制限についても小学4年生からございます。入院につきましては、一部負担金、小学卒業時までございませんが……。失礼しました。6歳までございませんが、小学生以上につきましては1日500円いただいているところでございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そのほかにも所得制限があった方もいますが、そうですよね。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 今お話ししましたとおり、小学4年生以上に所得制限がございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、これまで行われていたその子ども医療費無料制度については、本当に無料だったんですよね。そういうことを検討するというようなことはなかったのかということです。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 現行、結果的に一部の方々について初診時の500円をいただくことになりましたが、実際的に申しますと、一月当たり約480万程度の、中学3年生までに拡大することによって医療費がふえてございますので、皆さん中学3年生までの皆さんについても大変、500円一部負担していただくにしろ、重宝していただいている制度なのかなと考えております。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 私はせめて中学校3年生までと、今回はそういうふうに言いましたけれども、やはり子供ということであると18歳未満、そこまで拡大していくべきだと思っているんですね。中学3年生までできたと。その次について18歳までということについての検討はしたのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) そこまではまだ検討はしてございません。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 先ほどもスクールカウンセラーの話が出ました。226ページ……。失礼しました。179ページの西成田コミュニティセンターです。延べ利用者数が6,278人ということで、これは親と子一緒にカウントしたものでしょうか。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 親子ともでございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、開館日数で割りますと、1日25人ということになります。そうしますと、遊戯室といいますか、あそこの部屋は小さく分かれていますので、遊べる部屋といってもそんなに広くないと思うので、このホールの広さ、授乳室だとか、別の部屋とか、一番広いあのホールの大きさの広さというのは何平方メートルでしたでしょうか。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) ちょっと今手持ち資料ございませんので、お答えできないところでございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) さほど広くない、子供たちだったら結構遊べるんでしょうけれども、カウンターとか机とかもあったりして、狭いなというところがあるわけですが、そこで一時的に25人とはならなくても、かなり窮屈でないかと思うわけです。そこで交流したり、それから遊んだりしているということでいいんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) そのとおりでございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 保護者からちょっと狭いねとか、もうちょっと広いところでとかというような要望はないでしょうか。なかったでしょうか。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 今のところそのような話は聞いたことはございません。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 私が思うに、あそこはとてもいい場所で利用者もすごくふえているということであれば、もうちょっと広い場所で交流したりということも必要ではないかと思うのですが、今後ふえてくるについて、ますます狭隘になってくると思いますが、その点についてはどうするのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 今のところは今の施設でもって対応していきたいと考えてございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 226ページです。スクールカウンセラー事業です。このスクールカウンセラーですが、各中学校に毎日来ているのでしょうか。何時から何時までそのスクールカウンセラーがいるのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) こちらのスクールカウンセラー事業につきましては、町で直接雇用というわけではなくて、県からの派遣ということになります。年間大体36回から38回程度の勤務ということになります。時間につきましては8時半からということになります。
委員長(菅原福治君) この際、14時10分まで休憩をいたします。
     午後1時57分 休憩


     午後2時10分 再開
委員長(菅原福治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 ほかに質疑ございませんか。佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 先ほどのスクールカウンセラーですけれども、回数から見ると週1回程度ということになりますが、この回数をふやしてほしいという保護者の要望などもあるのですが、回数をふやすということは可能でしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 先ほどお話ししたとおり、この事業につきましては県の事業になってございます。回数につきましては県のほうから指定といいますか、提示されますので、スクールカウンセラーについては回数をふやすことはできないというふうな状況でございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 要望としては上げられますか。要望は出せますか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 要望としては上げられるかと思います。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 要望として上げてほしいと思いますが、どうでしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 回数につきましては現状においても回数ふやせないかというのは常にお話はしている状況ですので、さらにお話をしてみたいと思います。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 228ページです。奨学金の貸付事業があります。昨年度より奨学金の償還について、昨年度より5万円増になったと。滞納がふえたということなのですが、これについて滞っている人はどういうことで滞っているのかということを掌握していますか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 奨学金のその未納につきましては、非常に大きな問題だなということでこちら考えております。当然、各対象者には電話連絡を初め、直接に訪問もしております。どういう状況で払えないのかということも確認はしているところでございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 奨学金を利用している本人についての就職状況はどうでしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 払えないと、なかなか払えないというふうな方については、なかなか収入として上がってきていないというのが現状でございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 働いていても収入が低いということなのでしょうか。その給料だとか、賃金だとかというものについてはどの程度の人が払えていないということになっているのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 今回滞納状況の一覧表なども作成をして、現状それぞれの個別の方々がどういう状況になっているのかというのもちょっと確認をしているところでございますが、金額的には100万を切っている方々等々があって、支払いが困難な状況であろうということが推測できます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) その保証人になっているだろうと思われる保護者の経済状況についてはどうでしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 保護者の経済状況までは全てはちょっと把握はしておりませんけれども、ただ、督促を昨年度も3回に分けて行いましたけれども、その保護者、連帯債務の方々にもそれが波及しますよということでは通知をしているところでございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) なかなか雇用されていない、ちゃんと勤めていて給料が出れば、それで払うつもりで借りたものだったと思うのですが、そうなっていないというような現状がここからわかるのかなと思います。それで、一般質問の中にもありましたが、今はその貸し付けということになっていますが、こういう中においては金額は少し下がるかもしれませんが、給付型というものもこれは考えていかなければならない時期だと思いますが、この給付型については平成25年度どのように検討したのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 給付型の奨学金というのは、国のほうでもいろいろ検討している中身かと思いますけれども、なかなか単独自治体で給付型を考えた場合、やはりその選定基準というのが非常に難しいのだろうというふうに考えております。そういったところから、どのような選定基準でもって給付をするかというのがまだまだ決まらない状況だということで、また、その辺を検討課題かなというふうに考えてございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 多分その奨学金のことについては督促ももらっているし、訪問もされるということであれば、意識していると思うんです。それで返さなきゃと思っている人たちがたくさんいるけれども、返せないということだと思うので、無理なその返済を要求するということについては、重々注意して行っているということでいいのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 返済につきましては、実際にその幾らであれば払えますかということを確認をして、その方に応じた金額を支払ってもらっていますので、無理にならない程度に支払ってもらっているというふうなことでございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 232、小学校図書館、238、中学校図書館ということでお尋ねします。
 図書館に司書が配置されました。指導員ということでされたわけですが、支援室を中心にして取り組みがさらに強まっているかと思います。調べる学習についても成果が出てきているということがあるかと思います。この間の一般質問の中にありましたが、調べる学習のところでは学校図書館だけではなかなかその次に進んでいくのにちょっと物足りなさを感じているというように私受け取ったわけです。それで、やはり児童生徒の知的要求を満たす専門書が少ないということだと思うのですが、このように考えて間違いないでしょうか、お尋ねします。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 232ページのその図書購入費の中に共通というふうな項目がございます。そこの中で25年度は48万9,000円ほど、24年度につきましては88万ほど支出をしておりますけれども、こちらの内容的には調べる学習用の図鑑であったり、ポプラディアであったり、そういったものを共通というふうな形で購入をしております。教育委員会としましては、ある現状でもっていかにその調べる学習を効果的に実施できるかということで進めているところでございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そういう図書の購入の仕方ももちろんあっていいかと思いますし、工夫も大切だと思いますが、私がこの中で思いましたのは、富谷町に中核となる図書館がやはり必要だということを考えました。それで、核となる図書館があれば、それぞれにある公民館図書室だとか、学校の図書館だとかとこういうものの連携が十分になっていくのではないかと思いましてお尋ねするわけですが、学校図書館の必要性について、済みません、町長にお尋ねしたいと思いますが、さらに子供たちの調べる学習を進めていくとなれば、主要図書館の建設についても早期に手がけるべきではないかと思いますが、どうでしょうか。
委員長(菅原福治君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 調べる学習と直接今構想している図書館の建設というのは、直接的にはつながるものではありませんので、現状3回を経て取り組みをさらなる今の状況の中で取り組みをする、取り組みを強める。こういった工夫とかも必要だとこんなふうな認識でございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 学校図書館では先ほどの辞書みたいなのもありますが、やはり児童図書が圧倒的に多いわけですよね。そうしますと、富谷町の図書館ということになると、やはり一定のものをそろえる。規模もそれなりのものということになるわけで、全く関係がないということにはならないと思うのですね。この点について再び町長に見解を求めます。
委員長(菅原福治君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 申し上げているのは、調べる学習の取り組みと図書館の建設というのは直接的に関係ないと、そういう趣旨で申し上げております。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、子供たちが学習をする、調べる学習のところでこれ以上のものをしたいといったときには、全く関係がないというふうには私は思わないのですが、やはりそれとそれとは切り離して考えるべきだと、町長のお考えでしょうか。
委員長(菅原福治君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それはそのとおりでありまして、私が繰り返し述べているとおりです。しかし、将来構想というふうなことで、文化的な複合施設というふうなことの中に図書館も入っているという、そういうことはずっと申し上げてきている中です。方向性として課題を今追求している途中です。しかしながら、我々の今の財政の状況からでき得る状況にないというふうなことを何度となく申し上げていることでありますので、財政が潤沢であれば次々と予定、計画を立てて、終着をも決めながらできるというふうなこととなりますけれども、何度も申し上げているように大型事業が連続して続いている状況下の中で、ぜひそこら辺は受けとめていただいて、皆さんとの共有するいわゆる所在というふうなことで受けとめていただきたいと思います。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 241ページ、学校給食センター、242ページにも続いてあります。これについてお尋ねしますが、平成25年度ですが、野菜、この間も一般質問にもあったわけですが、野菜についてカット野菜は全体の野菜のどれくらい、割合ではどれぐらいだったのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) 率でよろしいでしょうか。利用率等で。(「平成25年度全体で」の声あり)のお金のことですか。(「金額は率かだって。カット率」「いや、お金ではなくて」の声あり)利用率としましては、全体で31%になります。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) それは品目で見ますとどういうものが多いのでしょうか。上から順番にお願いします。
委員長(菅原福治君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) 品目で申し上げます。タマネギ、ジャガイモ、ピーマン、カボチャでございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そのカット野菜ですけれども、産地はどこでしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) 済みません、産地につきましては今ちょっとデータのほうを持っておりません。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 新聞報道であったかと思いますが、外国からのものも入ってきているというようなのを見かけたような気がしますが、国内産だけでなくカット野菜になったときに入ってきているというようなことは、今資料でこれぐらいとかというのがなくてもあるということでしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) 産地ごとで言いますと、カットピーマンにつきましては外国産は入っておりません。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) タマネギとカボチャでしたか、それはどうでしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) タマネギにつきましても外国産はございません。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 冷凍食品にその外国産があるということをこの間の一般質問の中で言われたかと思いますが、その中で冷凍食品で一番多く使っているもの、学校給食の中で、何がありますか。
委員長(菅原福治君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) 冷凍食品の中で一番使われていますのは、品目でいいますとブロッコリーになります。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) ブロッコリーとか、ほかにホウレンソウもあったかと思いますが、その中で中国産というようなのはありますか。
委員長(菅原福治君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) 中国産はございません。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) カット野菜についてですけれども、その作業工程だとか、つまり工場といいますか、その作業工程をごらんになったことはありますか。
委員長(菅原福治君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) これについては見たことはございません。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 平成25年ではなかったと。今年度については一度見てみることも必要かと思いますが、そういう予定はありますか。
委員長(菅原福治君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) 今のところは検討しておりませんでした。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) それでは、今年度から来年度に向けてですが、要望としてやはり一度見ておいてもらいたいなと。食の安全ということから考えればぜひそのようにしてほしいと思いますが、どうでしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) 一度見てみたいと思います。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 最後の項目になりますが、何点かありますので、済みません。
 251ページです。民俗ギャラリーについてお尋ねします。民俗ギャラリーがありまして、ふえたというようなうれしい表がありまして、中学生がふえたのだなということがわかりますし、それから高齢者の方々がいらしているというようなことがありますが、これは特に働きかけてこのようになったのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(阿部雄也君) こちらのほうから直接何かの働きかけがあってこうふえているという話は聞いておりません。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) ここの成果及び今後の課題のところで、さまざまなことが書いてありまして、昔の文化財の保護に努めただとか、民俗ギャラリーの利用については調べ学習における中学生の団体利用や昔の道具、暮らしを学ぶ小学生の授業での利用があったとか、グループホームなどで来てもらったとかというのがあるわけですが、こういう働きかけを今後ますますしていく必要があるのではないかと思いますが、そのように取り組んでいくということでのまとめだったのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(阿部雄也君) この周知ということでいろんな手だてを講じて、こういうものを展示していますよ、どうぞ来てくださいということで広報とかやっていく必要があるとは思っております。差し当たって10月のほうにも1つ記事が掲載されます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 富谷町にもさまざまな歴史があって、大切なものもたくさんあるので、適切に保管しなければならないし、展示もしなければならないと思いますが、今はそこのところで十分ではないなと私には見受けられるのですが、これからの改善点などについては検討したのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(阿部雄也君) いろんな地域の方々から昔使っていた道具だとか、そういうものをいただくことがありまして、物としてはやはりふえているのが現実です。ただ、今後のその民俗ギャラリーのあり方については検討をずっとしていく必要があると思いますので、この場でお答えできるようなことは申しわけございませんがありません。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) その点についてですが、これも一般質問にあったわけですが、回想法というか、年をちょっととってきて全体を忘れかけているんだけれども、昔の物を見るとなぜか思い出して、そこから話が弾んでということが治療法として行われているんですね。そういうものをセットにしてグループホームに貸し出すだとか、町内会に貸し出すだとかといってやっているところもあるわけで、そういう活用の仕方もあると思うのです。それで、そういうことも検討してもらったらいいなということがあるわけですが、数年前になりますけれども、旧役場庁舎に民俗ギャラリーを移してほしいという地域の要望がありました。ただ、役場庁舎は解体して違うことに使われるようなことになってきつつありますが、そうしますと町長にお尋ねします。民俗ギャラリーについては現在どのように考えているのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 手順としては、旧庁舎の今ありようについて内部組織を設けて検討、おおよそ終盤に差しかかっておりますということでありますので、現状のそういった要望等の声を受けながら、どのような内容とどのような場所にというようなあたりは総合的に勘案しながら前に進むと、こんなふうな方針は従前どおりでございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、あそこにシルバー人材センターのワークプラザが入りたいだとか、それから今言いました民俗ギャラリーも入りたいとかということがあって、それぞれから要望が出ていますが、それについてそれでは両方ともかなえる方向になってきているということなのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 若生町長。
町長(若生英俊君) ですから、これも申し上げたことに尽きますけれども、そういった要望の声、十分お聞きをして、結果としてはキャパシティーが限られるわけでありますから、そういうような中でどのように合理的に織り込んでいくかというあたりは私ども、そしてまた地域の皆さんとともにキャッチボールしながら進めていく、こんなふうなことです。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) ぜひその要望にかなったような方向でいってほしいと思うわけですが、今のあるその民俗ギャラリーの場所ですが、何とも目立たない、脇のところにちょっと看板があるだけということについて心痛めておりまして、ぜひこれについても検討されているということなのですが、大体その方向性としては日時といいますか、日程について今わかる範囲でお答えいただきたいと思います。
委員長(菅原福治君) 若生町長。
町長(若生英俊君) これも含めて日程等についてはまだ具体的なスケジュールは定まっておりません。お示しできるだけのスケジュールは現状ありません。
委員長(菅原福治君) ほかに。三浦委員。
委員(三浦邦夫君) 25年度の行政実績報告書の151ページ、子育て給付のほうで、支援のほうでお願いしたいと思います。
 181ページの真ん中、成果及び今後の課題というところの5行目に、「認可外保育施設に通園する保護者に対し、保育料の一部を助成し子育て世代の負担軽減に努めた。認可保育園及び認可外保育園の支援を引き続き実施し、保育環境のさらなる充実に努める」とこの2行があるんですが、負担軽減に努めた内容と、保育環境のさらなる充実に努めるというところをお答えいただきたいと思います。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 認可外保育園につきましては、認可保育所との負担金との差額を埋めるために、1人1万円を限度といたしまして助成しているところでございます。また、保育環境のさらなる充実をというところでございますが、現行職員等につきましても研修等を実施するとともに、今後小規模の保育施設というところも検討していく、いかねばならないというところで考えてございます。
委員長(菅原福治君) 三浦委員。
委員(三浦邦夫君) 町立認可保育所の兄弟割引、この前の一般質問でもしたんですが、多子軽減措置というものの関連で質問いたします。子育て情報誌のハートの中にあります保育所に2人以上のお子さんが入所している場合、年少のお子さんの保育料を減額しますと、この前も聞いたんですが、さらに年長のお子さんが小学校就学前で幼稚園、認定子ども園、養護施設に入所している場合も減額の対象になりますと。この前も言った第1子規定保育料の100%、第2子が50%、第3子以降は無料とこうなっていますが、町としてこの恩恵にあずかっている世帯、何世帯になるのかということと、2人兄弟、3人兄弟……。(「一問一答に徹してください」の声あり)はい、失礼しました。(「一問一答」の声あり)では……。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 兄弟で入所、兄弟姉妹で入所されている方というと、150世帯と言えばいいんでしょうか、150世帯程度だったかと思います。
委員長(菅原福治君) 三浦委員。
委員(三浦邦夫君) この前も別なご家庭からお聞きしたんですが、やはり兄弟がばらばらで保育園にいるというのは非常にまずいというようなお話が何件かやはりあがるというようなお話を伺っているんですよ。ということで、今のその150何世帯という中で2人兄弟あるいは3人兄弟というのは何世帯あるんでしょうか。それぞれ。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 先ほど150世帯のうち、3人以上兄弟姉妹の方は4世帯だったかと思います。
委員長(菅原福治君) 三浦委員。
委員(三浦邦夫君) この規約はすごくすばらしい規約なんですよ、実は。というのは、富谷の保育園に入られなくて、やむを得なく他の市町村の保育施設に行かざるを得ないというようなお子さんがいるということになると、当然この第2子、第3子以降の無料とか50%とかというのは、これは使えないことになろうかと思うんですが、それはどういうことになっているんでしょうか。要するに、他市町村では使えないということになりますよね。その辺についてのお考えをちょっとお聞かせ願いたいんですが。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 町外保育所、基本的に町民につきましては町内の保育所・園にというところでございますので、そうですね、町外……。済みません。ちょっとお待ちくださいね。失礼いたしました。町外の保育所でも可能は可能です。ただ、町外の保育所に入っているかどうかというのはこちらでお知らせして確認という作業がございますので、その点がちょっと考慮されるところでございます。
委員長(菅原福治君) 三浦委員。
委員(三浦邦夫君) 町内と外と、この1つの字なのでちょっと聞きにくかったんですが、町内と町外ですが、今おっしゃったのはどちらのほうをおっしゃったんですか。(「町外でございます」の声あり)町外でも可能と言っているということですか。(「あいていたら」の声あり)
委員長(菅原福治君) 三浦委員。
委員(三浦邦夫君) 要するに、町外の子供さんもということになると、今言ったその50%の減というのはどこで考えて、その分町として出してあげるということになるんですか。保育所、町外の保育所なり託児所に行っているお子さんに対して。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 町外に入所されている方がいる場合には、保育所に入っていますので、第2子目についてはその半額になるということでございます。
委員長(菅原福治君) 半額になるということは、それは町とすればできますよね。半額ですよということは。ただ、他町村に行って、富谷町に第1子がいるから第2子半額にしなさいというその半額分は富谷町がでは支払ってあげるということなんですか。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 済みません。その件につきましては後ほどお調べしましてお答えしたいと思います。
委員長(菅原福治君) 三浦委員。
委員(三浦邦夫君) これは前にも質問したところなものですから、やはり何回も話しているんですが、標準、入所基準というのがこれは何年につくったんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) ちょっとお待ちください。大変お待たせいたしました。
 こちらは最終の改正が平成21年4月1日でございます。
委員長(菅原福治君) 三浦委員。
委員(三浦邦夫君) 21年ということから考えますと、今それなりの年数がたっているわけです。それで、今まで兄弟でどうしても富谷町で入れてくれないんですかというような申し出みたいなのは何件かなかったでしょうか。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) こちらにつきましては、一般質問の答弁でもお答えしたとおり、極力兄弟一緒に同じ保育所・園に入所するように努めているところでございます。
委員長(菅原福治君) 三浦委員。
委員(三浦邦夫君) 極力と言っても、前にも言ったんですが、入所基準の類型の中に兄弟とかというようなあれは全然入っていないわけですよ。だから、要するにこの基準の中だけで審査すると、やはり兄弟というもののポイントが足りないからはじき出されるというのは、これはまともに見られちゃうんですよね、そういうふうに。ですから、私はその当時と今は2人のお子さんとか3人子さんというのは結構家庭的にいるんじゃないかなと私は思うんです。基準の見直しというものをそういう意味においてできるかできないか、お答え願いたいと思うんです。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 仮にポイントを兄弟姉妹であるという方に1ポイントなり加えたといたしましても、この今の基準額表については一番優先度が高いのはひとり親の世帯ですとか、大ざっぱに言ってですが、その次に両親ともフルタイムで働いている世帯、そういうことになりまして、その下が随時ということになるんですが、仮に1ポイント加えたとしても、このポイント、例えばフルタイムで働くご両親の点数にはかなわないという結果にもなりかねませんので、その辺はこちらでもって兄弟姉妹については最大限に調整をするというところで進めさせていきたいと考えてございます。
委員長(菅原福治君) 三浦委員。
委員(三浦邦夫君) いや、お話がうまく逃げられちゃうんですが、そういう問題ではないと思うんですよ。1ポイントというのは確かにこの優先順位とか入所指数というのは7点とか9点とか、こういうふうに10点とかとある中で、1点だけというポイントでは当然なり得ないですよ、それは。そうすると、ポイント上これはやむを得ませんねと切られるから、富谷の町では1人目は育てられても2人目はなかなか育てられないという、こういう風評がばっと広がったらどうなさると思いますか。その辺どのようにお考えなのか、ちょっと言ってください。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 点数、ポイントを加点してしまいますと、ポイントでしか判断できないということになりますと、例えば今まで若干低くても兄弟が上の子がいるので一緒に入れましょうという場合もございまして、そういった方についてもポイントでこだわってしまいますと、その方も入所できないというような事態も想定されますので、そういったところでこちらでもって最大限に考慮して入所という方向で考えるのがよろしいかと思います。
委員長(菅原福治君) 三浦委員に申し上げます。決算委員会の質疑に徹していただきたいと思います。三浦委員。
委員(三浦邦夫君) 要するに、決算委員会は決算委員会のそれはわかるんですが、ここでこういうふうに出て実績報告書とこうやって上がっているわけですよ。実績報告書というのは今までやった基準の中のやったことに対しての決算の報告書ですから。ですから、その実績としてこういうふうになっていたのを、じゃこれは今のお話ですと、そのままずっと兄弟は兄弟として考えてやったほうがいいんじゃないですかという今の課長のお話ですが、実際そうじゃない子供さんたちが何人もいるがゆえに、こういう話を今せざるを得ないんです。ですから、そういうときにポイント数を兄弟ということで上げてやれば、その兄弟のポイントが高くなれば必然的に入所基準の選考基準が出た段階で兄弟のポイントが、そんな1ポイントなんていうんだったら、絶対上がりませんよ、これは。ですから、私はそういうことをお話し合いをしてはいかがですかということを話しているんです。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長にお願いします。次年度につながる回答をお願いいたします。子育て支援課長。(「あきがなければ入れないんですよ。実際に。兄弟でも」「今は私がやっているんですから」の声あり)
子育て支援課長(浅場 悟君) 例えば、兄弟違う時期、上のお子さんが入所されていて、下のお子さんが同じ保育園に入りたい。点数、ポイントはそんなに高くないといった方がいました。そのほかの方として、先ほど母子、ひとり親家庭の順位が高いと申しましたが、そういった方もおりますといった場合に、どちらを優先させるのかというところで考えますと、やはり優先順位の高いほうを入所させるというところが基本かと思いますので、その辺はご了承いただきたいと思います。
委員長(菅原福治君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 委員の今発言の中に、何人もいるというふうなことであります。こういう事例、何人もと言われると、その幅は何ぼだというふうなことで私今受けとめましたので、ちょっと発言をさせていただきます。どちらにしましても、課長が申し上げているように、極力兄弟で入所させるための努力、配慮はしますと。その中で結果としてその1点がというようなことで表現がありましたけれども、委員は1点だけでは到底上がらないのではないのというふうなことにまたなってしまいました。したがいまして、しかしながらそういうふうな結果として1点なのか、5点なのかはちょっと定かでありませんけれども、極力最大限兄弟はそろって入所させる。それは親の負担の軽減にもつながることは重々承知していますので、そういう意味では今後もやはりキャパをふやすことと、いわゆる保育形態、幸いにして27年度からの制度改正というようなことも非常に私らからすれば追い風になることの内容と受けとめていますのでね。そういう意味でもうしばらくお待ちいただいて、あともう一つは、保育所も学校のように4月年度単位で、4月あるいは5月1日基準で組みがえ確定しますとかそういうことではなくて、一年中動いているということも特異性があるんですね。そういう意味では、入りました、途中で入所するお子がキャパの関係で当座こちらでいかがですかと。それでもやむを得ませんといって働き始める方がいます。ほどなく状況からして、こちら何かの都合であきましたので、こちらから移りますかと、そういうやりとりは1年を通して保育行政の場合やっていると。この辺のところをご理解いただけますでしょうか。
委員長(菅原福治君) 三浦委員。
委員(三浦邦夫君) 182ページの表なんですが、事業決算概要の児童手当支給事業、上のほうに支給状況とこうあるわけですが、この児童、被用者、延べ児童数、支給額、その次が3歳からとこうあるんですが、その表の見方ちょこっと、自分ではこうなんだろうなとは思ったんですが、そこのところをちょこっと教えていただければと思うんですが。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 182ページの見方でございます。まず、被用者といいますのは、厚生年金の方、かみ砕いて言えば社会保険とかそういった方は厚生年金に入るわけですけれども、そういった方の児童が1万3,294人、平成25年度におりました。支給したのが1億9,941万円でございます。隣の部分につきましては、同じく被用者でこちらは3歳から中学生終了前までの方の延べ児童数はこうで支給額がこうだと。次の被用者延べの欄でございます。非被用者ですね。こちらは国民年金に加入されている方の部分についての記載でございまして、その延べ児童数、支給額がこうだというような見方でございます。
委員長(菅原福治君) ほかにございませんか。出川委員。
委員(出川博一君) それでは、私のほうから実績報告書を中心にお願いします。
 ページ、125ページ、社会福祉協議会補助事業なんですけれども、これは24年、25年を比較しますと約700万の増になっているわけですけれども、これは具体的にどのような形でこのようにふえたのか、お願いいたします。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) こちらのほうは「虹いろ会食サロン」を24年度の部分では事業費委託というふうなところでその中には人件費も含みの事業費委託でございましたけれども、25年度から「虹いろ会食サロン」の部分を事業費と人件費のほうに分けまして、人件費のほうは補助のほうにということで、具体的には保健師と嘱託職員1名の部分がこちらのほうに補助の対象の中に組み入れられたものでございます。そのための増です。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) ということは、これは人件費で700万ふえたということで理解でよろしいんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) はい、そのとおりです。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) これは交付要領を見ますと、確かに人件費だと思うんですけれども、過去のやつですね。例えば23年から24年には、1,700万から1,900ということで200万ほどふえています。それについても人件費だということでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 事業のところで大きくの変動はありませんので、あと実際に補助金ですからそうですね。ふえている部分は人件費相当のところでございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) それでは、23、24、25年と社会福祉協議会の人員、いわゆる町で補助をする対象の人員を教えていただきたいんですけれども。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 25年度のところは7名でございます。24年は5名でございます。済みません、23年度はちょっと持ってきておりませんので、後でよろしいでしょうか。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) そうすると、この人員増というのはどのような形で協議されて補助対象となるんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 24から25のところは虹いろ会食サロンのほかに障がい団体のほうの事務費補助等の事務局のほうも社協に移っておりますので、そういった事業をもってして必要な人員というふうなところで協議の上でございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) ということは、全て役場側と社会福祉協議会で協議して、じゃこの分人数ふやします、この部分補助ふやしますというような形での協議をしておられるということでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 基本的なところでは、人というよりもその事業あるいはどういったことを必要とされるのかというふうな事業ベースのところが基本になり、それに必要な人件費というふうなところの認識でございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) ということは、いわゆる町の職員はふやさないで、社協のほうで補填しているというか、やりとりしているというふうな理解になっちゃうんですけれども、よろしいでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 事業には例えば社協のほうにはボランティアとかそういったところでのネットワークがございます。町がすべき、町がしたほうがいいものなのか、あるいは社協のほうが実施したほうがいいのかというところ辺を総合的にというか、考えての判断でございまして、町と社協の役割が全く一致というふうなことではなくて、それぞれ効果的に行うところはどこなのかというようなところの視点もあるかとは思います。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) そうすると、社協でこの事業をやったほうがいいというような決め方というのは、いわゆる役場主導で決めていくということなんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) いえ、それは双方ということになります。例えば、ボランティアさんを使ったネットワークでというふうなところで、例をとりますと、ゆとりすとクラブ・サロン等の養成研修、それはボランティアさんとのつながりも大きいというふうなところで、そちらのほうがしたほうがいいんじゃないかとかというところもございますので、どちらが主導というよりは、双方の検討によりというふうなことです。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) この業務委託はあれでしょうか、競争入札なんでしょうか。それとも、指名なんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 済みません。どの業務……。(「一般的に依頼している業務なんですけれども。いわゆる委託している業務です。委託費の決め方ということです」の声あり)
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) こちらのほうは高齢者生きがいと健康づくり事業の中の細かい項目のところに入っておりますので、それを1者で随契で行っているものでございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) そのほかにもいろいろな業務があろうかと、委託している業務があろうかと思うんですけれども、例えばファミサポとか、そういうファミリーサポート業務というのがありますよね。あれも委託していますよね。ああいうやつもその中に含まれているんですか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) ファミサポは子育て支援課のほうの事業になりますので、長寿ではありません。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) では、今の件、子育て支援課のほうでお願いします。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 1者随契でございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) そこでちょっと、いわゆる補助金と業務委託の関連で見ると、23年度は1,865万6,000円の委託ありました。24年が2,220万9,000円ということで、これは確かに400万ふえています。人員もいわゆる補助金も210万ふえています。ところが、これが25年は受託は1,911万3,000円ということで下がっているんですよ、300万ほど。それで、人件費というか、補助金が700万ふえていると。この辺のところについての関連性をお尋ねしたいと思います。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 先ほど申しましたように、例えば137ページの虹いろ会食サロンのところですけれども、こちらのほうは先ほど人件費と事業費に分けてというふうなことの説明をいたしましたが、ここは事業費だけの27万6,480円の実績でございます。そこのところの人件費相当部分が社協の人件費補助というふうなところで、そこでの執行、24年度のここの事業費は782万6,000円でしたので、その分は当然減っているというようなことになります。
委員長(菅原福治君) この際、3時10分まで休憩します。
     午後2時59分 休憩


     午後3時10分 再開
委員長(菅原福治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 出川委員。
委員(出川博一君) ちょっとこれから質問する部分は、いわゆる決算審査というのは25年度の数字もさることながら、それを踏まえて次年度以降どうするのかということも議論する場であろうというふうに考えますので、その点についてお尋ねします。
 今後、補助金は今のところは毎年ふやしてきているというふうに見えるんですけれども、この辺のところの考え方についてお尋ねいたします。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 事業、あるいは必要な施策、施策といいますか、事業がどのように出てくるかにより、その対応する職員が必要か否かというふうなところも判断が求められるものと思います。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) ということは、委託業務についても拡大する方向にならざるを得ないというような理解でいいんですか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 委託事業につきましても、どういう事業が必要なのかというふうなところを踏まえての判断になるかと思います。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) これちょっと町長にお尋ねしたいんですけれども、補助金、業務委託も含めてこれから社協をどのような形で展望していこうという意
向をお持ちなのか、お尋ねいたします。
委員長(菅原福治君) 若生町長。
町長(若生英俊君) これも申し上げているとおり社協、福祉事業の言ってみれば実践部隊といいますか、実動部隊というような側面を社協が持っていますねというようなことでありますから、そういう意味では町が町民向けに展開する福祉施策を実際に手がけるというふうなことで言えば、富谷町の社会福祉協議会は全く最も最適な団体とそれだけの力を持っていると、こんなふうな認識の中でここ数年高まってきていますと。そしてまた、補助金ありきで結果は補助金が高くなりましたというようなことになりますけれども、町民向けの事業のありようを見ながら、これは最終的に事業費が見積もられ、結果としては社協に委託しますと、こういうふうな関係性の中で進んでいるというふうなところでございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) そうしますと、これからいわゆる社協自体が自前で他の収益事業を行っていくというようなことも展望しておられるんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 社協の今の何事業と言いましたっけ。社協の収益事業というのはどういうことになりますかね。社協の収益事業というのはちょっと私も認識足りないところで……。(「例えば老健施設をつくって、そこで収入を得るとか」の声あり)そういう事例が社会福祉法人としてどの程度のものが描けるのか、ちょっと定かではありません。どちらにしましても、ことし30周年というふうな節目を迎える社協でありますので、制度の中で最大限展開していただく。このよう枠組みの中で私ども期待するという、別組織、別団体ですから、社協には大いに期待すると、こんなふうな状況です。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) それでは、ちょっと先を急ぎます。
 228ページ、先ほども質問あったんですけれども、奨学金の貸し付け業務で、いわゆる収入未済額、これが毎年100万から200万上がってきています。これはどの部署で何人でこの管理をされているのか、お尋ねします。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 奨学金の業務につきましては、学校教育課のほうで行っておりまして、主に担当は主担当は1名でございます。補助で1名ついてございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) いわゆるこれは昨年も私この場で質疑をさせていただいたんですけれども、25年度、いわゆる24年度も毎年収入未済額がふえていますよということでお話をして、それに対して25年度にどのような対策というか、施策を打たれたんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) まず、25年度につきましては、奨学金のその収入未済もかなり大きくなってきているということで、学校教育課内で奨学金に伴う課題とその方向性ということでちょっと取りまとめたものがございます。内容としますと、その当時滞納者が40名ほどいて、そのときにはその滞納額1,500万ほどでございましたけれども、今後の方策としては返済義務を再確認していただくということ、それから奨学金債務の承認及び奨学金の納付の宣誓書を提出してもらいましょうということで、法制執務室とも相談をしながら、借り受け者本人にまず10月に通知をいたしました。内容的には、役場への来庁を依頼をして、その中で協議をするというふうな内容でございました。そこでその反応がない方にさらに12月に借り受け者と連帯保証人のほうに通知をいたしました。内容的には、このままいくとその法的手段に講じることもありますよというふうなことも明記をして通知をしたところでございます。そういったことを行っていくうちに、徐々に役場への来庁であったり、あるいはその奨学金の納付の宣誓書を持参をされる方もふえてきたというのも25年の現状でございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) 非常に努力されているのはわかるんですけれども、ただ、結果としては改善はされていないと。この辺のところはどのようにお考えでしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 結果としてはなかなか25年度は見えないところがございます。25年の後半にそういった内容も行ったということでもございますので、26年度にちょっと期待しているところではありますけれども、25年もこういった措置をとって徐々に徐々に数千円単位でも納めてもらう方もふえてきておりますので、今後さらに奨学金の未収の削減に努めてまいりたいというふうに思います。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) 昨年度は同じ決算審査で制度そのものを見直したらいいんじゃないでしょうかというご提案を申し上げましたけれども、例えば返済期間を長くするように改正するとか、そういうような施策については検討されたんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 基本的には奨学金につきましては7年でというふうな、6年でという、うちの町の場合は6年での償還ということになってはいますが、現状当然のことながらその支払いをできる金額というのはその借り受けている個人が異なるケースがありますので、その辺については年数は当然のことながら6年を超えても構わないというふうな形は現状はとってございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) きのうの質疑を聞いていて、税務課の徴税というか、徴収スキルが非常に上がってきているなというふうに高く評価しているわけですけれども、例えばその力をかりる、あるいは管理の部分は税務課のほうに移管するとか、そのような発想はございませんか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) その辺は今後の検討課題だと思っております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) 結局、連帯保証人は町内においでの方なので、学生たちはそれにそれぞれいろいろな地域に散らばってなかなか連絡もつかないとか、そういうことなんでしょうけれども、少なくとも連帯保証人の方のいわゆる税務課内の内部情報としてはつかんでいるわけですから、そういうやつも力を援助するとか、ぜひ検討されるべきだと思うんですけれども、いかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 担当レベルでは現状その滞納の状況なども確認をし合いながら、現状訪問などをしている状況でございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) それでは、242ページ、これで終わりますので。242ページ、またいわゆる滞納の問題なんですけれども、給食センターの過年度給食費の滞納状況なんですけれども、これも誰が何人で対応しているのか、お尋ねします。
委員長(菅原福治君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) 給食センターの職員が2名から3名で対応しております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) これ、私もちょっとゆゆしき問題だなというか、そんなに額がふえているわけではないんですけれども、ただ、その中で収納率という数字も端っこにあるんですけれども、これをごらんいただいて、25年度、24年度、これは給食センターに統合された年度なんですけれども、10.7、10.3%ということで、収納率が10%台です。いわゆる統合前、22年、23年、いわゆる第1給食センター、第2給食センターだった時代、このときの収納率は22年が21.1%、23年が18.2%ということで、これは多分体制上の何らかの問題があるんじゃないかなというふうに私は見ているんですけれども、その辺についてお尋ねします。
委員長(菅原福治君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) 体制上の問題につきましては、昔から変わらないような形で対応しております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) であれば、何で23年から24年、第1、第2から給食センターということで一緒になったときに一気に8.2%も落ちたのか、その辺のところがちょっと私には解せない。その辺をお尋ねいたします。
委員長(菅原福治君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) 納付額がふえたということだと思います。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) いや、収納率ですから、納付額がふえたということじゃなくて、逆だと、逆というか、率の問題ですから。その辺の認識をもう一度お願いします。
委員長(菅原福治君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) 率につきましては、やはり納付額、未納額に対して幾らかということですので、納付額がふえたということでパーセントは上がったということだと思います。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) 違うんですよ。例えば、22年度は収入済額が80万8,000円で未納額が301万4,000円、24年度が39万5,000円ですよ。いわゆる80万8,000円の収入済額が39万5,000円に下がっているんです。未納額が329万1,000円、これは20万ほどふえたぐらいなんですけれども、そういう意味でいわゆる収入済額、いわゆる回収といいますか、それをちゃんとお願いして収入とするという体制ができていないんじゃないかなということで、体制上何か変わった点はないですかとお尋ねしているんです。
委員長(菅原福治君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) 体制につきましては、先ほど申し上げましたとおり変わっておりません。
委員長(菅原福治君) 出川博一委員。
委員(出川博一君) であれば、そこのところは一つの大きな問題だというふうな捉え方はしていないんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(鴇 幸浩君) したがいまして、今一生懸命職員たちで夜間訪問なり、徴収に努めている状況でございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) 最後に町長にお聞きしたいんですけれども、やはりこの回収業務については、回収というか、あれなんですけれども、この業務についてはある程度担当部署というか、そういうやつを設けた形でぜひ来年度以降取り組むことが必要かなと思うんですけれども、いかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 若生町長。
町長(若生英俊君) この案件は議論を聞いていてもそうですけれども、教育長にまずはその認識を問うていただきたいと思うんです。その後に答えます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) では、教育長お願いします。
委員長(菅原福治君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) センター所長が先ほどから答えておりますとおり、いろんな部署と連携を図りながら少しでも前に進めるように今後協議してまいりたいというふうに思います。(「終わります」の声あり)
委員長(菅原福治君) ほかに質疑ございませんか。永野委員。
委員(永野久子君) まず、実績報告の129ページ、お願いします。
 療育手帳、129ページですが、障がい者手帳所持者数のところで、(2)療育手帳所持者数ということで、AとBと分かれております。Bのところで中度と軽度合わせて64人というふうになっております。この療育手帳Bの方々の医療費の助成については実施を何度か求めておりますけれども、実施について平成25年度検討されたかどうか、伺います。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 実際的な検討はしてございません。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) お隣の仙台市では助成を実施しておりますので、ぜひ参考にしながら検討課題としていただきたいと思いますが、どうでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 県との協議をしてまいりたいと思います。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 決算書の140ページ、お願いします。
 これは教育費の社会教育費で公民館費ということで、公民館費の決算額が3億2,461万3,305円というふうになっております。右の備考欄のところを見ますと、次のページにいきまして、右側の備考欄のところで児童教育事業というふうにして181万6,976円が計上されております。いわゆる児童教育事業ということなんですが、この児童教育事業に国や県からの補助金等は入っているかどうか、伺います。
委員長(菅原福治君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) これについては入っておりません。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) そうすると、国、県からの補助金なしでこの間長年にわたって実施をしてきたということでしょうか。
委員長(菅原福治君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) 放課後児童クラブ等の運営費等についての補助金については申請をしておりませんので、補助金等については入っておりません。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) ちょっと担当が別になるかもしれませんが、もしもこれを、かねてから主張しておりますが、学童保育という形で実施していたとしたら、教育事業ではないので恐らく補助金があったはずなんですが、補助金がないままやってきたということに関しては、その一体的事業の欠陥ではないかというふうに思うんですが、いかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) 事業効果としてはあったということで、欠陥とは考えておりません。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) そうしますと、これちょっと25年度から、25年度をもとにして27年度以降に関してなんですけれども、子ども・子育て支援に基づく学童保育の、放課後児童の仕事に移っていきますね。その場合に、主管となるのは子育て支援課だということは答弁されておりますが、その際に児童教育事業というのはどういうふうになっていきますか。
委員長(菅原福治君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) 公民館に来る子供たちを対象にした、公民館また独自にもこれまでも児童教育をやっておりましたので、引き続き事業の展開はしていきたいと考えております。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 実績報告の252ページ、お願いします。
 公民館の事業について、実績が報告されております。この公民館の各館とも共通するんですけれども、利用申し込みのルールに関してですが、毎月15日以降の申し込みということで一般の人が、一般の個人、いわばサークルだとか、社会教育関係団体を除くそのほかの一般の個人等々につきましては、毎月15日以降の申し込みというこの利用のルールはそのとおりでしょうか。
委員長(菅原福治君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) これまでそのようなルールで、まず公民館を利用しているサークルが7日までという、その後社会教育団体等という話でございました。ただ、社会教育団体等も常に使っているわけでもございませんので、そこを見直しをかけまして一般と同じように一般の方々も申し込めるような状態に今後改めるということで今進めているところでございます。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 本当に長いことこの点については現場で公民館と直接やり合ったり、それから生涯学習課長と話し合いをしたりということを何年もにわたって積み重ねてきました。ちょっと確認させていただきますけれども、そうしますとサークルについては毎月7日に、8日でしたか、8日に調整会議を開くということと、それから……。これは変わらないということでいいんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) まず、それは変えません。ただ、それ以降については、一般の方々も申し込みができるということにするということでございます。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) そうしますと、社会教育関係団体であろうと、一般個人であろうと、この8日以降に関しては、8日以降でいいんですか。8日以降に関しては申し込みができるというふうに考えていいですか。以降じゃなくて、9日以降ですね。社会教育関係団体が8日に協議をし、次の9日からは社会教育関係団体も一般個人も申し込みができるということでいいんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) 公民館利用サークルについては7日まで、ですから8日からはできますよということでございます。(「7日ですね。サークルはね」の声あり)はい。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) では、253ページですが、東向陽台公民館の利用実績が載っておりますけれども、この東向陽台公民館の門のところ、建物で言えば一番西側の部分、もと出張所であったところについては現在どのように利用されているんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) 現段階は倉庫的な使い方をしているということでございます。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) これが倉庫的に使っているというのは非常にもったいないというふうに思うんですね。中に詰めているものはちょっとどこかに除外をして、あの部屋を一々利用契約を、利用申し込みをしなくても、仙台市のNPO活動センターのように好きなときに行って、二、三人のグループがそこで話し合いをして利用ができると。あの部屋に幾つかテーブルを置いて、それぞれ三々五々行って相談して帰ってくるというような自由な活動ができる場にしていくと。そういう利用の仕方、再利用を考えてほしいというふうに思っているんですが、こういう点については検討された経過がありますか。
委員長(菅原福治君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) そういう自由に来て語り合う、サロン的な要素なのかなとは思いますけれども、これまで検討したことはございません。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 実は公民館の入ってすぐのロビーの部分ね、あそこがもっと広ければ、テーブルを幾つか置いて今言ったようなサロン的な使い方も可能なんですけれども、玄関入ってすぐで囲いもないですし、狭いですし、人が通りますので、そういう使い方ができないと。成田公民館のロビーのところのように、テーブルがあり自由に使えるというスペースとして、ほかの公民館もそうなんですが、成田以外のところでそういう自由に活動できるスペースをつくっていくと。東向陽台で言えば元出張所のあたりはどうかということで、今後検討していただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) 現在の東向陽台のロビーとか、あるいは来ていただいて休んでいただくという、語り合う方々もいらっしゃいますので、それは自由に使っていただきたいとは思います。ただ、部屋を開放してということは現段階ではまだ考えておりません。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 今の件について、町長のお考えを伺いたいんですけれども、一々申し込みをして、それから何週間後でなければ使えないという今の活用の仕方の部分はそれはそれとして、今申し上げましたようにいつでも自由にサロン的に使えるスペースというのを今後検討していく価値があるというふうに思うんですが、いかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 菅原教育長。(「町長」の声あり)町長ですか。(「公民館は教育長なんですが……」の声あり)先ほどの例もありますので。(「ではどうぞ、お先に。済みません」の声あり)
教育長(菅原義一君) 教育部長が答弁いたしましたとおり、やはり検討の余地があるという部分に関しては今後いろいろ協議を重ねながら進めていって、より利用する方が快適に利用できるような方向を探っていきたいというふうには思ってございます。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) それでは、お金もかかる場合がありますので、町長のところに今の同じ質問をしたいと思います。
委員長(菅原福治君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 全く同じですのでね、事務所掌のレベルでやってください。そういうふうな中で固まってくることでありますから、金に絡めて町長にお願いしますという答弁はやはり割愛して前に進めていただきたいと思います。そんなことをやったら切りないでしょう。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) それでは、公民館の管轄をしているところで結論を出して、それにも必要なら予算をつけていいということで理解してよろしいんですか。
委員長(菅原福治君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 理解も何も、今の事務所掌の中で制度の中でやっているわけですから、十分客観性を持って町民の皆さんが望むそういうスタイルを私は拒絶する何もないですから、今までの8年間の中でね。全然そういうふうな議論、もう少しそういう意味では町長にとかではなくて、大いに闊達な議論をね、町長の言葉の端をとってどうのでない進め方をぜひこの決算審査でやっていただきたいですね。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 何か随分言葉尻を捉えて何か攻撃しているかのようなお答えだったんですが、そういう質問じゃありませんよ。これは何とかサロン的に公民館を使っていくと。公民館の関係で教育長はあのようにお答えになったわけですから、予算をつけるのは町長部局の、町長のところでつけなきゃならないわけでね。町長のお考えを聞くのに何も支障はないんじゃないでしょうか。次へ移ります。
 最後になりますけれども、成田公民館なんですが、ロビーのところは先ほど申し上げましたように非常に使い勝手がいいと思います。あのように自由にいつ行っても使えるというスペースというのは大変ありがたいなと思うんですが、残念ながらガラスの面が、冬は暖かいんですが、夏は大変な暑さですね。それで、冷房も余り効果が上がらないという、ロスも多いという面もありまして、これはブラインドを特に東側のあの面に全面ブラインドがおろせるような対策を講じていくべきだというふうに思うんですが、どうでしょうか。
委員長(菅原福治君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) まず、ちょっと先ほどの東向陽台の旧出張所に関してのちょっと私、倉庫と言いましたけれども、太陽光発電の蓄電池も置いておりますので、現段階で活用は難しいということでございます。
 それから、今の成田公民館につきましては、ガラス張りということで空調は効いているんですけれども、なかなか天井も高いということで冷えない部分はあります。何らかの方策がとれれば考えたいとは思います。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 何らかの方策をとっていただけるということでありがたいんですが、その場合に考えられる方法というのは、今私はブラインドということを言いましたが、ほかにどんな方法があり得るのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) 今後どういう方策がとれるか、検討したいと思います。
委員長(菅原福治君) ほかに。浅野委員。
委員(浅野直子君) それでは、実績報告書の104ページ、お願いいたします。
 ゆとりすとクラブ・サロン事業についてなんですが、ゆとりすとサロンの参加人数について、利用者のマイナスが多い地域が目立ってまいりました。その理由を伺いたいと思います。マイナスが多い地域が出てまいりました。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) まず、そのマイナスがあるから人気がないとかというふうなことではないのですが、高齢になって介護保険の利用に移るというふうなこともあるでしょうし、さまざまな理由があるかとは思いますけれども、大きなところでは通って来られなくなる事情があったというようなところだと思います。
委員長(菅原福治君) 浅野委員。
委員(浅野直子君) 利用者と会場の距離が遠いのではないかと思うんですが、そういった問題というのはなかったですか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 身近な場所でというふうなところで会館あるいは公民館というふうなところでの今事業の展開になっておりますので、本当に隣近所、行けるところ、近いところにもう何百カ所もあれば一番いいのでしょうけれども、そういったところで行きたいんだけれども行けないというふうな声はそんなに大きくはないことは当然ないんですけれども、大きいというふうには思っておりません。
委員長(菅原福治君) 浅野委員。
委員(浅野直子君) 今、小単位でのやはり対策といいますか、小単位での集会所、各町内会なんかの集会所を使っての施策といいますか、そういった推進が随分ほかの自治体でも進んでいるようなんですが、そういった検討というのはされているんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) ゆとりすとクラブ・サロンに限ったことではありませんで、その包括ケアの中では地域の居場所づくりというふうな介護予防の観点からも、あと地域活性化の観点からもというようなところがありますので、そういった身近な場所でというふうなところは視野にというか、念頭に置きながら事業の検討は必要と思っております。
委員長(菅原福治君) 浅野委員。
委員(浅野直子君) それでは、ページの181ページでございます。
 とみや育児ヘルプサービス事業についてなんですが、育児ヘルパー養成研修へ参加した人の人数は何人か、お伺いいたします。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 12名でございます。
委員長(菅原福治君) 浅野委員。
委員(浅野直子君) 育児ヘルプ事業は国の施策でもよく産後ケアが随分推薦されております。取り組みが推薦されておりますけれども、今回この報告書の中には利用者が8名で、54日間、108時間というようなことで、大変よかったなと、利用されて本当に核家族が多いですのでよかったなと思っております。今回こういった25年度を踏まえまして、その事業をされて課題というのは見えてきたんでしょうか、お伺いいたします。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 課題といたしましては、養育支援訪問事業の実施方法ですとか、産後のヘルプの利用期間、ヘルパーの養成等、その後のフォローですね。アドバイザーのフォロー等が挙げられてございます。(「済みません、もうちょっと大きなお声で……」「聞こえないですか。もう少しちょっと高目に」の声あり)
 失礼しました。課題につきましては、養育支援訪問事業の実施方法、産後のヘルプの利用期間、ヘルパーの養成とフォロー等が挙げられてございます。
委員長(菅原福治君) 浅野委員。
委員(浅野直子君) ページの190ページ、お願いいたします。
 成果と今後の課題についてというところの中にあるんですけれども、発達障害の支援におきまして、臨床心理士の増員等が大事であると、課題であるというようなことが載っておりました。今現在何人で対応していらっしゃるのか、お伺いいたします。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 2人でございます。
委員長(菅原福治君) 浅野委員。
委員(浅野直子君) これから何人の増員を見込まれておりますか。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 今後検討課題とさせていただきます。
委員長(菅原福治君) 浅野委員。
委員(浅野直子君) 健診時の相談なんですが、そういったところの24年度から25年度にかけてはかなりの回数で相談回数がふえておりますので、大変いいことだなと思っております。しかしながら、やはり私の周りにもグレーゾーンと言われる方々たくさんいらっしゃいまして、そういったところで悩んでいる方も多うございますので、相談回数の増加ですとか、また、その健診時でのその相談がいいのか、そういったこと、周りに気を使うような相談の仕方はないか、そういったような課題というのはお持ちではないですか、お伺いいたします。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) そのとおりかと思います。(「課題はないのかと」の声あり)
 失礼しました。課題といたしましては、おっしゃるとおり相談件数ふえてございますので、その相談の機会をふやすというところかと思います。
委員長(菅原福治君) ほかに質疑ございませんか。小川委員。
委員(小川昌義君) それでは、決算書の45ページ、歳入のところですけれども、奨学金の貸し付け元利収入未済額ということと、先ほどから行政実績報告書228ページでいろいろ各委員から討論されているわけですが、この最近の新聞によりますと、日本学生支援機構の奨学金に対する訴訟というのが起きているわけですが、こういったところまで富谷町の場合は考えているのかどうか、質問したいと思います。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 現状ではそういった訴訟までいかないうちに対応したいというふうに考えてございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) この間、全国的な関係なんですけれども、奨学金に対する業者への貸し付けで請求させるというふうな形になっているのが大方出ていますし、奨学金に対する訴訟が100倍ぐらいになっていると、これは2009年あたりからなんですけれども、こういった傾向になっていて、まかり間違ってしまうとブラックリストに入ってしまうというようなことがあるので、非常に慎重に取り扱っていただきたいと思うんですが、先ほどから答弁いただいているんですが、再度その辺について質問したいというふうに思います。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 奨学金の収入未済につきましては、今後とも借り受けした本人並びに連帯保証人との連絡を密にして、そういった訴訟にいかないような形で納入のほうをお願いしてまいりたいというふうに考えてございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) できるだけそういった問題にならないような丁寧な徴収というか、いろいろ手段あると思うんですが、その辺についてはお願いをしたいというふうに思います。
 それでは、決算書の75、3款1項1目、行政実績報告書では121ページ、民生委員なんですけれども、これは行政区もふえてきておるわけで、そういう意味で現在2名、この行政実績報告書からいくと2名ちょっと減になっているように思うんですが、その対策というか、今からの対策というか、その辺……。(「70ページですか」の声あり)はい。121、行政実績報告書で121になります。その辺について、対策としてどういうふうにしていくのか。行政区もふえていますので、それも含めてどういうふうな対策でいくのか、質問したいと思います。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) まず、欠員につきましては、今1名まで入ってきてございます。あと1名の部分につきましても行政区長さんのほうに、町内会長さんのほうに候補者の推薦をお願いし、協議をしているところでございます。人数がふえるにしたがって、その定員増というところは宮城県との相談と協議の上、今後民生委員さんたちの負担感の話を聞き取りながら、ふやしていくというか、増加していくというふうなところを検討するべきと思っております。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 121ページを見ればわかるとおり、かなりやはり活動が増加をしてきているというか、ですから1人が対応する数もそれなりにふえてくるんじゃないかと思うんですが、その辺で県との対応というんですか、そういうのもあると思うんですが、さらにやはり身近に相談する、こういった体制というものを再度質問したいというふうに思います。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 今回の25年度の改選期のときも民生委員さん一人一人からその活動の負担感等も聞き取りまして、増員数を決めたという経緯があります。あと負担なくというふうなところでは、やはり制度とかそういったところがわからないというようなこともありますので、内部研修の充実やらその体系的な研修をしながら、身近な存在に、今もなってもらっているんですけれども、さらに充実するように努めてまいります。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 平成24年、25年、24年度段階でデータベース化をしているという話があったような気がするんですが、その対象者、弱者の方とか、そういったものについては今現在はそれは私の間違いかどうかわからないんですが、そういうことは実質的にないというふうでよろしいですか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 多分データベース化のところは災害時の要支援者台帳のところでございましょうか。はい。このところも民生委員さんたちの協力をもらいながら、ただ、その災害時の弱者対策のところはどうしても町内会との連携のところが重要になってきますので、町内会長さんのところのご理解もいただきながらというふうなところで思っているところであります。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) かなりそういった情報の共有化、町内会もそうですし、民生委員の方もそういったところには十分協力し合ってお願いしたいというふうに思います。
 それから、行政実績報告書の124ページの成果と課題のところに、地域福祉事業については行政区長会というふうな表現があるわけですが、我々のほうで富谷町の行政区長及び行政区長会等職務権限に関する調査特別委員会というのを答申してあるわけですが、これについてはご存じでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 調査委員会が立ち上がっているということの事実でしょうか。はい。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) そうしますと、行政区長会というのは、行政としてここの報告書の中にあがってくるべきではないというふうに思うんですが、その辺はどうですか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 町内会長さんのところで町のほうの業務というか、いろんな事業のところをお願いする場合、行政区長会の席上で依頼することもありますので、そういった意味での使い方でございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) それでは、行政実績報告書の129ページなんですが、障がい者福祉計画策定業務の中で、第4期障がい者福祉事業計画というのがあるんですが、この部分について25年度にどの程度検討していたのか、その辺について質問したいと思います。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 25年度は計画策定に向けて障がい者の方々への調査を実施したということでございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) その調査内容というものはある程度は今年度ですか、今年度についてはそれを具体化していくというような段階にはなっているというふうに理解してよろしいんですか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) その調査結果を踏まえまして、実際の事業のところがどういう事業を組み立てていったらいいのかというふうな流れになっておりますので、皆さんの意見を聞くための調査というふうなところで今更新の検討に入っているところでございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 障がい者だけではなくて、介護のほうも同時に進んでいると思うんですが、できるだけ報告内容について、我々議員のほうにも早急にわかった段階で提示するということについてはいかがですか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 当然調査結果を踏まえての事業計画になりますので、お示しできる段階で示させていただきたいと思います。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 行政実績報告書の133ページ、相談実績なんですが、これもすごい数字で増加をしているわけですが、これの対策というのはどのような対策をやろうとしているのか。これ、もう24年度ごとに約1,000件ぐらいふえていますよね。これだけの対応ということになると、電話対応だけでもそれぐらいあるわけですが、もうすぐに手詰まりになってしまうというか、こういう状況が見えるんですが、対策としてはどのような対策をこの25年度の実績を踏まえてとっているのか、質問したいと思います。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 保健福祉総合支援センターが町民の皆様にわかっていただくというか、浸透してきた結果にもなるかと思いますけれども、体制的なところでソーシャルワーカーのところの増員も図りながら、今お受けしているというようなところでございます。
委員長(菅原福治君) この際、4時10分まで休憩いたします。
     午後3時58分 休憩


     午後4時10分 再開
委員長(菅原福治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 委員の皆様に申し上げます。時間に限りもございますので、決算に関する質問を基本としてください。
 ほかに質疑ございませんか。小川委員。
委員(小川昌義君) それでは、決算報告書133ページの数字の2、高齢者障害権利事業、133ページのです。NPO法人宮城福祉オンブズネット「エール」への委託というふうになっているわけですが、これの委託料というんですか、こういうものは発生はしているんですか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 年間24万円でございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) これは高齢者、障がい者に限っての委託という形になっているでしょうか。それとも、この宮城福祉オンブズネット「エール」という全ての業務を委託するという形になっているんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 主対象のところとしての委託は高齢、障害というふうにうたってございますが、例えば消費者被害とか、そういったところでもこのオンブズネット「エール」のほうはそういう相談員さんもおりますので、受けていただいている状況になります。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) これでいろいろ業務結構行っているわけですが、高齢者だけではなくてですね。なおかつ、各市町村も事業連携をしているようですけれども、要するにこの高齢者ないしは障がい者だけではなくて、こういったことを利用するということについてのPRというんですか、町民に対してのPRということについてはどのようになっているのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) まず、普通の専門相談のところは広報等で周知をしておりますし、あとケアマネジャー、ケアスタッフさんたちの事業定例会ですとか、あと虐待の権利擁護事業実務者会議等々での周知というふうなところで、その機会あるごとといいますか、そういったところで周知をしているところでございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 要するに、町民なんかの相談についてもこういったところに委託料を払っているわけですから相談内容については、相談するということは可能だということなんですか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 当然町の委託もですけれども、オンブズネット「エール」そのものが広く皆さんからの相談をお受けをするというふうな立ち位置というか、位置づけになっておりますので、大丈夫でございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) このNPO法人、かなりすばらしいことを弁護士さんも含めて実施しているようですので、やはり町民に対してもかなりの宣伝ということを実施していただきたいというふうに思います。
 次の3の認知症専門員なんですが、これの専門員という方は医師会と連携するという形なんですか。個人の医師との連携、連携というか、個人の医師との契約というんですか。そういうのはどのようにやっているんですか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) この専門相談につきましては、個人の専門医のドクターへの謝礼という委託ではございませんで、実績に基づいた謝礼をお支払いしているものでございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 認知症の全体のネットワークというんですか、こういうものの位置づけの中に医師会なら医師会という形に全体としてはなっていくと思うんですが、これはそうではなくて、町と個人医との間の契約という形になるんですか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 専門相談を通しまして、そうですね、今のところはその個人といいますか、ドクター、専門医にお願いをしているというふうなことになっております。ただ、そのネットワークというふうなことに関して言えば、そこのところ、頂点でもありませんけれども、核として広げていくというふうな方向性は今検討しているところでございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) やはり医師会全体も含めてこういった相談内容というか、こういうものについて25年度、こうした計画を持ってやっていますので、それについても拡大をしていってほしいというふうに思います。
 続きまして、報告書の136ページです。
 老人クラブなどへの助成事業なんですが、これについては助成補助というんですか、この基準というものはあるんですか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 補助金要綱に定めているものでございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) その補助金要綱というのはどのようになっているんですか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) まず、単位老人クラブですけれども、単位老人クラブに対しましては一月の活動に対して4,800円、あと会員にお一人500円というふうな補助内容になってございます。あと、老人クラブ連合会につきましては、90円の単価といいますか、と掛ける会員数、あと運営補助というところで34万円という定額でございます。そのほか、この下のところにあります老人クラブ連合会特別事業ということで、定額助成で広報加入促進からリーダー育成、研修のところまでそれぞれこの金額で補助をしているものでございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) その成果と今後の課題ということで、単位老人クラブの補助交付については、健康づくりや生きがいづくりなどの自主活動を支援したということについて、この補助金の対象についてはこういったことを中心にしてやっているということでよろしいんですか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) これからの高齢社会を生き抜くためにといいますか、乗り切るためには、老人クラブの方々の自主的な活動というのは不可欠だというふうに思ってございます。具体的には、例えばいろんな事業を組む場合でも実行委員会組織を組みまして皆様の主体的な意見をもとに実施していくというふうな、健康フェスティバル等がそういった形で進めているものでございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) その補助金の審査というか、そういったことについてはどの担当課というんですか、これは長寿福祉課でその精査をするということになっているんですか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 補助金のほうは長寿福祉課になります。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) わかりました。それでは、続いて、行政実績報告書の140ページですね。
 健康づくりのゆとりすとクラブですけれども、これは太子堂が休会中というんですか、にもかかわらずかなり実績が上がっているというか、この辺はかなり工夫をしたと思うんですが、これはどのような、各地域ごとにどういうふうな、例えば町内会がやっているとか、何かのサークルがやっているとかというようなことによって、こういった実績が上がったのかどうかということについて質問したいと思います。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) これは町内のほうのゆとりすとサポーター、ゆとりすとサポーターはボランティアさんであったり、民生委員さんであったり、問わないのですけれども、そういった少し年代の若い方という言い方はちょっと言葉悪いんですが、が中心となって地域の方々と一緒にというふうなところの視点がございます。ですので、高齢者の方々だけが集まってということではなくて、そこでは少し若い方々の世代間交流も含めというふうなところと、行く行くそのサポーターさんも年を重ねていきますので、対象者にというふうなところで地域で循環できるような健康づくり事業というか、介護予防事業の展開を目指しているものですので、そういったところが広がってきているのかと思います。事業内容につきましては、皆さんの声を聞いて何をしたい、どういうことをしたいということを重視していただいて、各それぞれのゆとりすとクラブのところで行っているものでございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) かなり実績が上がってきているようですので、さらに高齢化社会に向かっていく中ではこういった元気な体力をつくっていくということで非常に大切なことですので、ぜひさらに取り組みを強化していただきたいというふうに思います。
 続きまして、行政実績報告書の176ページですね。
 子ども医療費、ここの予算の執行状況、一番上のですね、予算の執行状況で、この歳入に国庫支出金というものがあるんですが、これは私、一生懸命歳入のほうでこの国庫支出金のところを見たんですが、なかなか見当たらないんですけれども、どういうところで根拠はどのような形になっているのか。もう一つ、はい、そこで。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) ……。(「少しお待ちください。少しじゃないね。長いですね」の声あり)大変お待たせして申しわけございません。まず、こちらの内訳でございますが、199万6,450円の内訳といたしましては、歳入の14款1項1目民生費国庫負担金の中の社会福祉費負担金というところで、子育て分3,832万3,000円の決算金額でございますが、その中の自立支援医療負担金ということで102万250円を計上してございます。もう一つのほうにつきましては、こちらは14款1項2目の衛生費国庫負担金の中の母子保健衛生費負担金ということで、こちら97万6,200円、未熟児養育医療に係る分の歳入予算を計上しているところでございます。大変お待たせしました。(「申しわけない。最初のやつ、何款でしたっけ」の声あり)14款の1項1目の民生費国庫負担金の中の社会福祉費負担金の中に、自立支援医療費負担金ということで102万250円を決算額としてお示ししているところでございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) この間、国庫支出金についてはずっとなかったわけですけれども、なかったというか、今まで平成21年度あたりからずっと調べているんですが、これはどういう基準で今回国庫支出金というのが出てきたのか、お教えいただきたいと思います。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) こちらの実績報告書で言いますと、176、177なんですが、未熟児養育医療費助成状況ということで、まずこれが今年度から県より委譲された事業、それから次のページの障害児育成医療費助成につきましても県から委譲された事業となってございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) そうしますと、県からの委譲によって、この国庫支出金が発生したということでよろしいわけですね。はい。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) そのとおりでございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) そうしますと、今度県の支出金ですけれども、これが約、今回減額されているんですが、この減額されている理由というのは何によって減額されているのか。前年度は24年度は3,400万ぐらいですか。で、今年度3,200万という形になっているんですが、これはどういう理由でこの減額になっているんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 済みません、ちょっとお待ちください。(「ちょっとお待ちください」の声あり)大変お待たせして申しわけございません。
 若干ですが、乳幼児医療費補助金のところで今回減額となっているものでございます。(「聞こえない」「聞こえないというので、もう一度」の声あり)
 若干でございますが、今年度乳幼児医療費補助金のところで減額となっているものでございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) よく理解できないんですけれども、では次に移りたいと思います。
 この子ども医療費について、先ほども委員のほうから質問なっているわけですが、この医療費拡大についてのね、助成費の医療費拡大についてということで、平成25年9月に請願が出されてこの議会で採択しているんですが、そのことについてはご存じでしょうか。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 知っております。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) それに対する検討というんですか、こういうのはどういう段階になっているんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 対象年齢の拡大ということかと思いますが、15歳までの検討でそれ以上の分についてはやっておりません。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 請願の内容について精査をしているという段階でしょうか。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 今のところ検討はしていないということでございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) やはり議会での請願というのはそれなりに重みがあると思うんですが、それについての再度の質問ですけれども、いかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 重みにつきましては承知してございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) それで、児童福祉総務関係で、具体的に181ページの成果と課題のところなんですけれども、これにいわゆる子ども・子育て3法関連での作業というんですか、入っていないような気がするんですが、これは25年度については全然実績としてこの3法案についての検討はしていなかったということなんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 検討といいますか、行政報告書の181ページにもございますが、子ども・子育て支援13番の欄、この子ども・子育て支援事業のところで、25年度にはニーズ調査を行ったというところでございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) それでは、続きまして、185ページ、保育所の関係ですけれども、図書購入、保育所のですね、図書購入。昨年度から見ると減の傾向になっているわけですが、これは蔵書の数が満杯になったからということなんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 購入冊数の減につきましては、各年度ごとに必要な部分について各保育所からの要求といいますか、がございまして、それに基づきましての購入でございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) この図書なんですが、各公民館との連携というんですか、こういうものはどのようになっているんでしょうか。保育所と公民館。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 特には行ってございません。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) その今現在オンラインでつながっているわけですよね。公民館、学校。こういったものに対しての対応というものは考えられないんでしょうかね。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 今のところ考えてございません。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) せっかくあるネットワークができているわけですから、こういうものに対しての対応というものはかなり必要になってくる。今後子ども・子育て関連に含めていろいろ出てくるわけですから、では今後いろんな保育所、認可保育所、それから家庭的保育所、いろんなところが出てきますよね。これに対する図書の扱いというのはどのように今現在段階では、現在というか、25年度ではそういうことについてどのように図書の流用というんですか、について考えたのか、質問します。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 当面は今の形のとおり進もうかなというところで考えてございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) やはりいろんな保育所関係、公立だけではなくてね。そういうものに対してもやはり蔵書のこういうものもありますよ、こういうものもありますよと、それはそこだけにとどめるのではなくて流通をさせていくと。公民館の図書についてもそうですし、そういうふうな考え方というのはできないんですか。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 今のところはございませんが、今後検討するべき課題かとは思います。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 191ページになるんですけれども、臨時給付金、これの正式の、一般質問でもしているんですが、どのぐらいの対応時間しているのか、これのシステムの改修についてなっているのか、質問したいというふうに思います。その要するに臨時福祉給付金と子育て世帯臨時特例、2つあるわけですから、それぞれどのような対応をしているのか、質問したいと思います。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 対応といいますと、どういったところでお答えすれば。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 要するに改修に使った時間ですね。こういうものがどの程度の時間を使って何人でやったのか。こういう対応がどのようになっていますかということです。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 対応につきましては、2人体制で3月から行ったというところでございます。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) システム構築のときの人員配置等々というふうなことでございましょうか。電算関係の職員のところと当然あと税務課と長寿、あと子育て支援課のところの職員等々での改修作業の立ち会い等も含めての実施なのですけれども、具体的に何時間どれくらいというふうなところでの回答のところはなかなか難しいと思います。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) これは一般質問でもしていましたので、あと終わりたいと思います。
 続いて、226ページ、学校の、要するにコンピューターの台数、これがどのようになっているんでしょうかということで、各学校の台数あると思うんですが、これの台数はどのようになっているんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) コンピューターの台数でございますけれども、これは学校ごとでしょうか。トータルで言いますと……。(「総数でいいです」の声あり)総数でよろしいですか。トータルで言いますと、小学校が759台、中学校が501台でございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) これは更改時期はいつごろになっていますか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) リースの更新ということかと思いますが、小学校につきましては25年度に更新をしてございます。中学校につきましては、27年までのものと、それから28年度までのものがございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) これ、今現在各生徒用としてもコンピューター室みたいなところに設置されているわけですが、この間全国的に先進的なところは生徒1人に1台という時代に入ってきているような気がするんですが、その辺はいかがでしょうか。考えがそういったところありますでしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) ICTの環境につきましては、うちの町かなり先進的な、県内でもほうかなというふうに思ってございます。1人1台というのもかなりの経費がかかるのも事実でございますので、現状タブレットも各校10台ずつそろえてございますので、現状のままいって、今後の検討というふうにさせていただければと思います。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) タブレットの端末も物すごく安くなってきているわけで、そうしますと更改時期に多分同じぐらいの値段で相当数のタブレットを購入できると思うんですよね。ですから、次の更改時期というか、そういったところでやはりそういったところをタブレットにしていくとか、その更改時期にもっといいものが出ているかどうかはわかりませんが、今現在では相当安い金額で購入できるということもありますので、1台のPCやるのなら何十台も更改できるという形になりますので、その辺について再度質問したいと思います。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) パソコンのリースの更新時期に当たりましては、現状その各学校の情報担当の先生方と協議をしながら内容を詰めているというふうな状況にございます。学校のほうでのニーズを聞きながら、あるいは教育委員会としてそろえるべきものを踏まえながら、その更新時期までにはその検討内容を詰めたいというふうに思ってございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 全国的にもその方向に動いているというふうに、私が見ている段階ではそういうふうに感じるんですが、経費もかからないということで、多くの子供たちにすることができるということですので、その辺についてぜひ検討していただきたいというふうに思います。(「決算だよ、決算」「25年に限ってやれや。25年決算に。27年、28年と言ってるのさ。そいつを今審議しているわけじゃないべっちゃ」の声あり)私が質問しているだってば。(「私がしているじゃないべ。決算議会だ」の声あり)
 続きまして、行政実績報告書229ページ、外国青年の招致についてですが、ここのところにALTの派遣の中身に幼稚園とか保育所というのが入っていないような気がするんですが、現実的には派遣されているように思うんですが、いかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) こちら勤務状況というところが3番にあるんですけれども、その中に米印で各町立幼稚園なり保育所なりに計53回の派遣を実施しているというふうに記載させていただいてございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) このALTの方、この評価のところにもあるんですが、通信出しているわけですけれども、これはホームページでは公開されているんですが、我々議員とかそういったところにも配付するとか、そういったことは考えられませんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) こちら、当然公民館等々にも配っているものでございますので、当然必要であれば議員の皆様のほうにもお渡しをしたいというふうに思ってございます。(「今後の話はすることないんだよ、今」の声あり)
委員長(菅原福治君) ほかにございませんか。安住委員。
委員(安住稔幸君) 幾つか質問させていただきます。
 実績報告書でまいります。(「静粛にしてください」の声あり)実績報告書の180ページになります。
 ここに富谷町虐待防止連絡協議会児童部会の実施ということで出ております。その中で、その相談件数、そのうち要保護児童23という数字がありますけれども、この辺の説明をお願いいたします。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 大変お待たせしました。要保護児童といいますと、見守りが必要といいますか、今後注意して見ていくべき児童というところでございます。
委員長(菅原福治君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) そうしますと、実際に富谷町としてこのお子さんで23人の方がその親の保育というか、そういったものについていろいろ問題があるということでよろしいでしょうか。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) そのような解釈で結構でございます。
委員長(菅原福治君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) それで、下のほうに児童部会実務者会議というのがございまして、そしてその下のほうに代表者会議はその参加者の希望により、結局25年度は実施しなかったということで書いてありますけれども、これはやはりこういった事例、全国的にもいろいろ問題になっておりますけれども、開催しなかったこと自体が非常に問題なのかなという感じはしますけれども、その辺いかがなんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 毎年度3月でもって実施していたところですが、先生方等からの希望により3月あるいは4月については年度末、年度初めということで避けてほしいという要望がございまして、それ以降の日程でもって開催したために25年度は実施しなかったものでございます。
委員長(菅原福治君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 実際にこの代表者会議というのは、もちろんやらないよりはやったほうがいいような気はしますけれども、高齢者のところを見ますと、この代表者会議については一切記述がないもので、実際にこの代表者会議というのは必要な部分として捉えてよろしいんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) それぞれの部会の方の代表者というところでの会議でございまして、それぞれの部会だけじゃなくてトータル的なところで話し合いの場というところで必要かと考えてございます。
委員長(菅原福治君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) そういうことでしたら、ぜひとも開催しないということなどないように今後はしていただきたいと思います。
 続きまして、実績報告書の227ページです。済みません、ちょっと風邪声で。
 とみや子どもまつり事業が書いてあります。これの普通こういったものを開きますと、参加人数というんでしょうか、出ているんですけれども、参加人数についてはいかがなんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 人数でございますけれども、2013年につきましては3,000人ということでございます。
委員長(菅原福治君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 3,000人ですか。はい。それで、ちょっと戻るんですが、戻るというか、そうですね。158ページになります。ここに食育のことが書いてあります。食育で子どもまつりで1回やって、参加人数が70人という記述になっているんですが、この70人という記述はどういう記述でこの数字が出てくるんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) この子ども祭りの事業の中で食育関連のコーナーを設けていただいております。その中でコーナーに来ていただいた方、この方が70人ということで表示させていただいております。
委員長(菅原福治君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 私も直接これは何もしませんですけれども、この場を見まして「ああ、いろいろ勉強になるものがあるな」と思って、ですので実際に70人ということはそういうカウントの仕方もあるのかなと思いますけれども、もっと違うのかなという感じがいたします。今後検討していただきたいと思います。
 続きまして、227ページになります。
 これ227に該当するかどうかわからないんですが、各学校にAEDを配置させていただいております。それで、25年度においてその児童生徒というか、生徒になるんでしょうか。中学校でのAEDを使った訓練については、蘇生法の訓練については実施されたんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 各小中学校でも行っておりますし、また、教育委員会のほうで主催をしたAEDの講習会なども行ってございます。
委員長(菅原福治君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) そうしますと、年1回は必ずやられているということでよろしいんですか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) はい、そのとおりでございます。
委員長(菅原福治君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 続きまして、231ページ、これが最後になります。
 230ページですね。230ページ、成果及び今後の課題におきまして、東日本大震災により被災し就学が困難な児童の保護者も援助の対象とするなど、援助の充実を図ったということであります。決算書のほうにはその県負担金のもので出ているんですが、実際にこれに該当する児童生徒さんというか、あと幼稚園児も含めて何人いらっしゃるんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 小学生につきましては58名、それから中学生につきましては25名でございます。幼稚園につきましては9名でございます。
委員長(菅原福治君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) そして、ここの下のほうに、これは全体の就学援助ということも含めてだと思うんですが、今後も制度の周知徹底を図るというような、また、児童生徒の的確な把握と認定に努めるということでありますが、どのようなことをされて今後どのようにされるんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 今後も各学校を通じた保護者への周知並びに広報等を通じて周知徹底を図ってまいりたいというふうに思います。
委員長(菅原福治君) ほかにございませんか。小泉委員。
委員(小泉 光君) 先ほど町長が不在のときに、教育委員の欠員に心を痛めている者の一人としていろいろ教育長部局に質疑をさせてもらい、質問をさせてもらいました。
 いろいろその教育委員の選定プロセスなどなどからいろいろ詳しい話をお伺いいたしまして、最終的にはその教育長部門から候補者をノミネートして当時の千葉副町長に提出をしたというところで、次に町長に質問しようかと思ったんですけれども、ご不在でしたので改めて質問させていただきたいと思いますが、その情報というのは町長には届いていますか。
委員長(菅原福治君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 人選の経緯といいますか、人選には努めておりますけれども、具体的に名前を挙げてというふうなところの段階には至っておりません。
委員長(菅原福治君) 小泉委員。
委員(小泉 光君) 先ほど教育長の答弁と今の町長の答弁では大いに違っているんですね、話がね。教育長部局は、ペーパーにしてだと思います。そこの答弁はなかったですけれども、当時の副町長に出しましたという答弁をいただいて、今の町長だと聞いてないよというようなことだったんですけれども、どう質問していいかわからなくなってきましたけれども、そうなんですかとしか言いようがないので、教育長部門のほうから再度町長部局にそのリストの提出というのは可能でしょうか。
委員長(菅原福治君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 先ほど休憩時間にその名簿のペーパーの控えをとってまいりました。ここに6名の方の推薦名簿を作成しました。この作成した年月は、2013年、パソコンのデータでは8月6日作成となっております。ですから、この作成してこの日のうちにだというふうに私は記憶していますが、この紙でもって印刷したこの名簿を副町長室において副町長に手渡しをしたという記憶はございます。
委員長(菅原福治君) 小泉委員。
委員(小泉 光君) それでは、教育長部局に再度町長へ今のリストの提出をお願いして、早急に教育委員の欠員を埋めていただきたいと思っておりますので、町長の決断をよろしくお願いして、私の質問を終わらせていただきます。
委員長(菅原福治君) 質問じゃないですね。(「はい」の声あり)はい。
 ほかに質疑ございませんか。
     (「なし」の声あり)
委員長(菅原福治君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 以上をもちまして本日の議事を終了いたします。
 本日はこれで散会いたします。
 ご苦労さまでした。
     午後4時56分 散会

平成26年決算審査特別委員会(第3号)

平成26年9月10日(水曜日)

富谷町議会決算審査特別委員会は、富谷町議会議場に招集された。

出席委員 17名

  • 委員長 菅原福治
  • 副委員長 小川昌義
  • 委員 相澤榮
  • 委員 渡邊俊一
  • 委員 磯前武
  • 委員 永野久子
  • 委員 佐藤聖子
  • 委員 細谷禮二
  • 委員 山路清一
  • 委員 佐藤克彦
  • 委員 三浦邦夫
  • 委員 安住稔幸
  • 委員 浅野直子
  • 委員 小泉光
  • 委員 高橋正俊
  • 委員 出川博一
  • 委員 森栄

欠席委員 なし

職務のため出席した者の職氏名

  • 議長 浅野幹雄

説明のため出席した者の職氏名

  • 町長 若生英俊
  • 副町長 鈴木和夫
  • 企画部長兼経営企画課長兼市制移行準備室長 荒谷敏
  • 企画部産業振興課長 横倉時夫
  • 企画部産業振興課参事兼企業立地推進監 松原誠
  • 企画部産業振興課長補佐 安藤敏
  • 建設部長 鴇謙一
  • 建設部都市整備課長 伊藤正
  • 建設部都市整備課長補佐 清水利美
  • 建設部都市整備課長補佐 高橋隆美
  • 建設部都市計画課長兼設計業務統括室長 佐々木俊男
  • 建設部都市計画課長補佐 高田浩幸
  • 建設部都市計画課設計業務統括室長補佐 柴田康紀

議会事務局職員

  • 議会事務局長 山田豊
  • 次長 富澤裕
  • 主任主査 相澤正人

午前10時00分 開会

 午前10時00分 開会
委員長(菅原福治君) 皆さん、おはようございます。
 本日の出席委員は17名であります。定足数に達しますので、直ちに「決算審査特別委員会」を開きます。


     認定第1号 平成25年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について
委員長(菅原福治君) 認定第1号 平成25年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 なお、本日の日程は、一般会計のうち企画部産業振興課、建設部都市整備課、都市計画課の所管に属する決算について審議をいたします。
 それでは、これから各担当部長及び課長へ内容の説明を求めます。最初に産業振興課長。
  [産業振興課長、都市整備課長、都市計画課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]
委員長(菅原福治君) 課長、115ページの4目、116ページの13節、百八千円と言っていましたけれども、100万8,000円ですね、訂正します。
都市計画課長(佐々木俊男君) 済みません。読み間違えていました。100万8,000円でございます。失礼しました。
委員長(菅原福治君) 以上で、説明を終わります。
 これより一問一答による質疑に入りますが、質問者及び答弁者は要領よく簡潔な質問と答弁、そしてスムーズな議事進行にご協力くださるようお願いいたします。また、質疑はページ、款・項・目を明示され行ってください。
 それでは、質疑ございませんか。山路委員。
委員(山路清一君) 実績報告書のほうでやっていきます。
 まず、37ページです。
 この中で、富谷町シルバー人材センターのほうに補助金を1,600万円ほど出しましたけれども、この補助金はどのようにシルバー人材センターのほうで使われているか、お聞きいたします。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) では、済みません。補助要綱によりますと、うちのほうでは、職員等の給料、それから消耗品とか事務的な消耗品、そういうものに使うということで補助しているところでございます。
委員長(菅原福治君) 山路委員。
委員(山路清一君) 今職員の給料等に使われているというお話ですけれども、今職員は何名いらっしゃるんですか、お伺いいたします。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 理事長、そして事務局長、そして一般職が4名、あと臨時職が2名となっています。
委員長(菅原福治君) 山路委員。
委員(山路清一君) では、補助金のほかに、富谷町のほうでは、シルバー人材センターのほうにどのような支援をしているか、お伺いいたします。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 実際には、こちらから事業等に出向いての支援等はございません。それで、補助金で処理させていただいているところでございます。
委員長(菅原福治君) 山路委員。
委員(山路清一君) 私の知り合いでも、結構今シルバー人材センターのほうに行っている方がおります。その中でシルバー人材センターの中で一番のやっぱり課題は、仕事の増加も課題でしょうけれども、安全が第一だと私は思っております。その安全についてのご指導、その辺はないのか、お伺いいたします。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 確かに事故等も発生しているようです。その辺は、理事会等で報告はいただいているところですが、その辺の指導につきましては、シルバー人材センターで協議していただいて安全を確保していただいているところでございます。
委員長(菅原福治君) 山路委員。
委員(山路清一君) 1,600万円ほど大きなお金を給付しているのですから、やはり安全のほうについても積極的に今後町のほうでも指導していっていただきたいということで、再度お伺いいたします。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 町としては委託業務を依頼しているところですが、その辺で、高齢者が安全に作業できるような形のもので委託して実施してもらっているところでございます。
委員長(菅原福治君) この際、午前11時10分まで休憩といたします。
     午前10時56分 休憩


     午前11時10分 再開
委員長(菅原福治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 質疑ございませんか。山路委員。
委員(山路清一君) 富谷町シルバー人材センターは、非常に年々仕事量がふえていっております。その中で、富谷町のほうから請け負っている仕事量は金額にして幾らくらいあるかお伺いいたします。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) ちょっとその辺の資料は手元にございません。
委員長(菅原福治君) 山路委員。
委員(山路清一君) では、後ほどでもいいですから、ちょっとアバウトで結構ですので、大体の金額を後で教えてください。
 結構な仕事をやっていますので、先ほど安全面でも私はお話ししましたけれども、小さな事故も結構発生しているように思われております。事故とは、必ず小さな事故の後に大きな事故が起きるということが、ドイツのハインリッヒという方なんですけれども、これは統計学の方なんですけれども、必ず大きな事故が起きるということが証明されておりますので、やはり町のほうも積極的に安全面にはかかわっていただきたいということでお話ししておきます。
 では、次に移ります。
 その下の、緊急雇用創出事業に関してお伺いいたします。
 先ほど、決算書の中で、決算書34ページですかね、お話がございました。まず発掘調査関係、それから商工会の商品開発、それから黒川森林組合のお話がございましたけれども、この3点でよろしいのでしょうか、お伺いいたします。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 産業振興課分としましては、3つの事業を実施しているところでございます。
委員長(菅原福治君) 山路委員。
委員(山路清一君) そのほかにはないんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) では、各課のを申し上げます。
 先ほど言いましたように、産業振興課分としては3事業を実施しています。そのほか、事業名で言いますと、町民生活課で環境美化推進事業、同じく町民生活課で放射線線量の測定業務、それから臨時職員事業ということで、6つの事業を実施しているところでございます。
 臨時職員事業につきましては、あったかまちづくり、税務課、町民生活課、健康増進課、子育て支援課、学校教育課、生涯学習課で、それぞれ臨時職員を雇用しまして実施しているところでございます。以上です。
委員長(菅原福治君) 山路委員。
委員(山路清一君) それでは、45ページに移ります。
 くろかわ商工会のほうに補助金669万2,000円ほど、毎年というか24年度から、25年度は669万2,000円でなっています。このほかに商工会のほうとはどのような関係で、商工会のほうに具体的にどのような支援をしているか、お伺いいたします。
委員長(菅原福治君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 商工会につきましては、商工会法に基づきまして設置された特別法人でございます。その中身は、地域に根差した商工業の振興ということで、大きな役割がございます。町といたしましても、補助金を通してさまざまな事業を行っていただいているところです。
 そのほかにつきましては、常に商工会と情報交換を図りながら、そういった町内の商工業の動向ですとか、あとは振興策、そういったものについて協議を行いながら連携を図って取り組んでいるところでございます。
委員長(菅原福治君) 山路委員。
委員(山路清一君) では、その下のほうなんですけれども、宮城県の企業立地セミナー関連ですね。名古屋とか東京のほうに行っていますけれども、そのほかに町単独でやっている企業誘致関係の営業というのですか、その辺はどのようになっているか、お伺いいたします。
委員長(菅原福治君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) もちろん宮城県がただいま企業立地のほうに力を入れて取り組んでいただいておりますので、町といたしましても、常に県と連携をとりながら情報交換を図って取り組んでいるところでございます。
 また、町独自といたしましても、例えば町内の企業を訪問して、そういった新たな設備投資につながるような情報があればそういったところからも企業を訪問したりとか、そういった独自の誘致活動等は常に行っているところでございます。
委員長(菅原福治君) 山路委員。
委員(山路清一君) その営業なんですけれども、営業は、その課の方がいらっしゃっていると思うんですけれども、何名の方が営業担当というか、失礼なんですけれども行っているか、ちょっと具体的にお話をお聞きいたします。
委員長(菅原福治君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 25年度につきましては、主に2名が当たっているところでございます。ただ、場合によりましては県の担当者と一緒に訪問したりとか、そういったことも行っているところでございます。
委員長(菅原福治君) 山路委員。
委員(山路清一君) では、次に行きます。
 197ページです。
 これは防犯灯関係なんですけれども、今町のほうでは、球が切れた場合とか壊れた場合に、LED関係の照明にかえていると思うんですけれども、その場合、全ての関係故障したとか古くなったとか球が切れたとかの場合は、LEDにかえているのか、お伺いいたします。
委員長(菅原福治君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 球切れにつきましては、器具が特に問題がなければ球切れの交換のみ、補充のみということです。ただ、器具が大分古くなって交換が必要になったというような場合につきましては、24年度以降はLEDへの交換ということで実施しております。
委員長(菅原福治君) 山路委員。
委員(山路清一君) LEDにかえているのは、今何基ぐらいございますか。
委員長(菅原福治君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 24、25年度合わせまして104基ほどLEDに切りかえております。
委員長(菅原福治君) 山路委員。
委員(山路清一君) LEDに104基ほどかえたのですけれども、結構LEDというのは、ご存じのように電気料が食わないということで、このかえたために電気料というのは下がっていますか、お伺いいたします。
委員長(菅原福治君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) LEDに切りかえることによりまして、現在60ワットもしくは40ワットで契約しているものを20ワットに切りかえることが可能になるということで、1灯当たり100円もしくは200円ほどの減額が期待できるというものでございます。
委員長(菅原福治君) 山路委員。
委員(山路清一君) ちょっと話が違うかもしれませんけれども、今LEDにかえて、明るくなって非常にいいと思います、私自身は。中に、LEDにかえたからということで、うちの中まで明るくなったという方もいらっしゃいまして、大和町のほうのある議員から私が聞いたのですけれども、もみじヶ丘のほうでは、その苦情が出たという話を聞いていますけれども、富谷町のほうではそのような苦情はございませんか、お伺いいたします。
委員長(菅原福治君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) LEDに切りかえたことによるそういったまぶし過ぎるという苦情は、今のところはいただいておりません。
委員長(菅原福治君) 山路委員。
委員(山路清一君) 最後になります。公園、道路関係の修繕関係、雑草の緑地環境なんですけれども、その公園の除草関係は年2回というようなことを書いています。年3回ですかね。緑地は年2回と書いていますけれども。今、日吉台の中学校からコンビニの信号のところまでの管理は、大和町が行っているということで話を聞いています。あそこは非常に今雑草が伸びています。知らない住民の方は、富谷町の管轄ではないかということで、私のほうにもたびたびお話がございます。町のほうからも大和町のほうにその辺のお話をしていただいて、富谷町のほうの責任ではないんですけれども、大和町のほうで刈ってくださいということの請求というか要望というか出しているかどうか、お伺いいたします。
委員長(菅原福治君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 去年委員さんからお話をいただきまして、一応大和町さんのほうに伺いまして、その辺、除草の時期をそろえていただく要望をいたしました。再度、大和町さんのほうにお願いしたいと思います。
委員長(菅原福治君) 山路委員。
委員(山路清一君) 今現在も非常に背の高い雑草が生えていますし、やはり防犯的とかそういう問題で非常に問題になってきます。富谷町のほうの管理の部分としましては、今のコンビニから4号線までの下り坂のほうなんですけれども、これは前に高木が立っていたのを町のほうで低木にかえていただきました。これは大変助かっております。
 しかし、杜乃橋の団地の造成のとき、あれは上のほうを30センチばかり土を入れかえています。ですから、日吉台と違いまして非常に雑草関係とかそういうのが生えやすくなっております。特に富谷町の管理のほうの道路・歩道に関しましても、非常に雑草が生えやすい、伸びやすいということで、時期的に6月、7月ごろですかね、1回刈っていただいたんですけれども、まだ大きく伸びていると、高く伸びているということで、高くなると、その道路を横断する子供たちが中にはいらっしゃいます、交差点じゃなく。その場合、非常に危険だということで町内会の方もお話ししていますし、その辺の対応についてお伺いいたします。
委員長(菅原福治君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 歩道とかに生えます植樹帯に生える草の除草につきまして、今のところ年3回ほど除草を実施しております。
委員長(菅原福治君) 山路委員。
委員(山路清一君) それも十分わかりますが、実際的に、誰が見ても非常に伸びが早いということで危険になっています。危険な状態でなければ私もこのようなことは話しませんけれども、非常に危険になっております。再度ちょっと見ていただいて、3回ということは基本的には私はわかっています。その辺を踏まえてひとつ今後とも管理のほうを十分やっていただいて、まずは事故のないように努めてやっていただきたいということで、ひとつその辺を再度お伺いいたします。
委員長(菅原福治君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 定期的な除草のほかに巡回等を実施しまして、必要な場合には、直営とかでの除草の実施というのも検討したいというふうに考えております。
委員長(菅原福治君) 山路委員。
委員(山路清一君) 歩道が今インターロッキングという歩道になっています。インターロッキングというのは、ご存じのように一昔はやった舗装なんですけれども、非常にあれは目地がですね、前は、目地に雑草の生えないように砂を入れるのですけれども、それがもう土でもってなりまして、非常にその目地のところは雑草が生えて、その雑草も大きくなるとかで汚くなっております。その辺の生えないような何か工夫はないか、あればお伺いしたいと思いますので、その辺についてお伺いいたします。
委員長(菅原福治君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 目地から生えます雑草につきましては、大変対応に苦慮しているところでございます。インターロッキングの下にコンクリートとかが打ってあれば意外と生えにくいんですけれども、砕石とかの上に直接並べられているものについては出やすいと。出なくするという方法というのは、ちょっと今のところこれはというものはないんですけれども、場所によって、例えば除草剤がまけるようなところについては、十分に注意しながら除草剤を使うとか、あとはやっぱり小まめにもう抜き取るということしか方法がないのかというふうに考えております。
委員長(菅原福治君) 山路委員。
委員(山路清一君) 今おっしゃったようにインターロッキングで下にコンクリートを打つのは、横断歩道と車の道路のところは下にコンクリートを打ちましてインターロッキングをしています。一般的に歩道関係は、砂の上に多分レベルをとってやっていると思うんです。私のところの駐車場も実はインターロッキングです。非常に困りました。先ほど今課長がおっしゃったように、一番いいのは除草剤をまくのが一番楽でした。除草剤を定期的にまくと全然生えてこないということで、今後とも公共のところに除草剤をまいていいのかどうかはちょっと私も疑問に思いますけれども、その辺を踏まえて今後の管理にひとつまたやっていただきたいということで、再度その辺をお伺いいたします。
委員長(菅原福治君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) できるだけ注意しながら、歩道の除草の生え方等も注意しながら、適切な対応をしていきたいというふうに考えております。
委員長(菅原福治君) ほかに質疑ございませんか。高橋委員。
委員(高橋正俊君) 実績報告書の39ページに認定農業者とありますけれども、まず、この認定農業者の意味をお聞かせください。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 町の担い手として農業経営をやってもらって、農地なんかを集積してもらうという方を認定するものでございます。
委員長(菅原福治君) 高橋委員。
委員(高橋正俊君) この認定農業者数なんですけれども、新規認定者が1名で、再認定者が4名となっていますけれども、下に、24年度3名で、25年度5名になっていますけれども、再認定者が4名ということは、この24年度が3でいいんですか、これ。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 25年度認定者5名となっていますが、新規が1名、それから再認定された方が4名、合わせて5名ということで見ていただきたいと思います。
委員長(菅原福治君) 高橋委員。
委員(高橋正俊君) いや、再認定者が4人ということです。5人ではいいんですけれども、この24年度に4人となってなくないんじゃないですか。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 24年度につきましては、再認定者3名となっております。新規の方はゼロでした。(「数字はいいんですか」の声あり)間違ってないです、3名で。
委員長(菅原福治君) 高橋委員。
委員(高橋正俊君) わかりました。
 それから次のページ、40ページですけれども、ちょうど真ん中ら辺に、補助事業の中に環境保全米対策事業と、あさひな農業協同組合に400万7,000円、補助金を出していますけれども、これは面積に対して補助金を出しているわけですか。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 面積に対して、町から1アール当たり420円を交付しているところでございます。
委員長(菅原福治君) 高橋委員。
委員(高橋正俊君) わかりました。要するに、この面積に対して補助金を出しているということなんですけれども、そのあさひな農業協同組合の場合は黒川郡全域をやっているわけですよね。そうすると、大和とか大衡とか大郷のその面積に対する補助金というのは、一律その金額でやっているわけですか。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 農協では1アール当たり210円補助していますが、町単独の補助については単価が違っていると思います。
委員長(菅原福治君) 高橋委員。
委員(高橋正俊君) 同じように43ページに、あさひな農業協同組合に補助金、水田農業振興事業ということで482万9,000円もこの補助金を出していますけれども、要するに、あさひな農協に補助金を出しているわけですよ。そうすると、あさひな農協が、その運営の中で黒川郡全体をやっているわけですよね。ですから、ほかの町とのバランス、平等というような考え方からいけば、その反当幾らという補助金をほかの町でも平等に出しているのか出していないのか、その辺を聞きたいです。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 水田保全支援事業につきましては富谷単独の補助で、あと、町からは10アール当たり2,500円交付していますが、それと、あさひなからいただいていまして10アール当たり1,000円、それを生産者のほうに交付しているような形になっています。
委員長(菅原福治君) 高橋委員。
委員(高橋正俊君) 平等という考え方からいくと、富谷で補助金を出したものは、あさひなに補助金を出しているのですから、富谷だけに使ってもらえば問題ないんですよ。ただ、あさひな農協に補助金を出しているということは、運営上あさひな農協は黒川郡全体をやっているわけですから。だから、その辺のことを聞きたいんですよ。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) あくまでも事業主体ということで農協さんにはなっていますが、この補助金については、農協を通してそれから富谷の生産者のほうに補助されています。ですから、その分丸々富谷町の方々に補助されているものです。
委員長(菅原福治君) 高橋委員。
委員(高橋正俊君) わかりました。
 では最後に、この補助金の金額を決定する場合に、どういうような方法でその補助金を決定しているのか、その辺をお聞きします。
委員長(菅原福治君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 少し誤解があるのだと思います。
 この水田保全事業。要するに、休耕している田んぼの草刈りの、いわゆる水田を保全するための、いつでも復田できるようにとのことでのそういった事業をかなり長い時期やっているんですね。ですから、それは、事務の窓口が農協さんに取り扱ってもらっていますということで、町が農業者に、結果として3,500円、1反歩当たり補助しますというふうなときに、2,500円を農協さんに制度上補助して、農協さんから1,000円を出していただいて、結果として1反歩当たり3,500円、草刈りの補助として農業者に補助金を補助していますと、そして水田の保全をお願いしていますと。この分野については富谷町独自です。ですから、2,500円拠出して、1,000円合わせて3,500円、この制度は、農協全体で1,000円を草刈りに出しているのは富谷町向けにやっていますというふうなことですから、我々としては農協さんには感謝申し上げると。農業者のプラスの事業ですから、今までも継続してきましたというふうなことで。富谷でやっていない事業も、それぞれの旧来の自治体向けにはやっているものもありやっていないものもありという、そういうふうな仕組みです。
 もう一つ商工会も申し上げますけれども、商工会も合併しましたというふうなことの中で、夏祭りのお祭りの補助金については、従前どおり前町政時代のそのままの額、1,190万円の補助をお願いしたいというふうなことの中で、それを受け入れてあのような夏祭りのPR、運営費の一部になっていると、このようなことでございます。
 ですから、それぞれ合併した中での商工会、合併した中でのあさひなというふうなことで、それぞれ一くくりの中でどうのというふうなことでない理解をしていただければと思います。
委員長(菅原福治君) 金額決定のことですね。産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) これまでどおり行っていますが、まずは春と秋、草刈りなんかをやっているかどうか現地確認を行いまして、それで面積を決定しているところでございます。
委員長(菅原福治君) ほかに質疑ございませんか。小川委員。
委員(小川昌義君) それでは、決算書のほうのページ45、20款4項1目4節の雑入ですけれども、先ほど説明を受けた中で大亀山の電話料、100円と聞いたのですが、それで間違いございませんか。
委員長(菅原福治君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) はい、公衆電話使用料で100円でございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 100円というのは、例えば10円の固まりが10個なのか、100円の玉が1個なのか。
委員長(菅原福治君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 10円の玉で10個でございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) それにかかっている経費というのはどれぐらいかかっていますか。
委員長(菅原福治君) 都市計画課長。静粛にお願いします。
都市計画課長(佐々木俊男君) ピンク電話等の以前購入したものでございまして、若干の基本料金がかかっている。ピンク電話分といたしまして一応月2,680円ほどかかってございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) この電話機はIC電話とかそういうものなんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) いや、普通のデジタルタイプのものでございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 今現在いろんな携帯があると思うのですが、このほかに電話はこの事務所にはないんですか。
委員長(菅原福治君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 管理棟に1台ございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 相当の経費がかかっていて100円しか収入がないという、かなりの逆になっているというかね。この辺、ちょっと検討の余地があると思うのですが、全体的に電話機そのものについてもそのような状況が出ていると思うのですが、その辺を検討するということについていかがですか。
委員長(菅原福治君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 管理人さんがおる間はいいんですが、5時で閉園というようなこともございまして、利用者の方のサービスのために一応公衆電話を設置してございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) そのピンク電話というのは、設置場所は外に設置してあるわけですか。
委員長(菅原福治君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) はい、玄関の外側でございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 今は、この収入、年間で100円ということなので、もうほとんど携帯とかそういったものになっているのではないかと思うのですが、そういう全体的に見てみて、やはり整理していくというほうに考えができないかどうか、再度質問したいと思います。
委員長(菅原福治君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 私も初めて今その内容を聞きましたので、電話料100円、基本料2,680円というふうな状況は即刻に改めるべきだと、そのように思います。今、携帯がこのような状況ですので、早速に廃止の方向に向けて検討していい内容だと思っています。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) それでは、続いて、行政実績報告書の39ページですね。レクリエーション農園なんですが、これは供給区画が減になっているとあるわけですが、これはどういう理由からこのようになっているんでしょう。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 毎年、利用者申し込みを受けていまして、25年度につきましては、その申込者が少なかったということで供給区画が少なくなったものでございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 同じく利用者についても同じような考え方でよろしいんですか。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) そのとおりでございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) これにかかっている経費なんですが、レクリエーション農園支援事業ということで3万300円でしたっけかな。というのは、この内容はどういうものの支援になっているか。相当前なんかは金額がかなり何十万円という支援をやっていたのですが、去年とことし大体同じぐらい、3万300円ぐらいしかないのですけれども、これはどういうことで使用されているわけですか。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 決算額につきましては、消耗品が主になっています。
 なお、新たに補助を設けた場合には、郷の有機とかなんかを購入してこちらで配布したり、あと看板を設置したりする予算は計上していたのですが、新たな開園がなかったものですから、その消耗品代だけになっております。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) はい、了解しました。
 それから、報告書の41ページになるのですが、この前、富谷産のブルーベリーには放射能がないということで報道があったわけですけれども、平成25年度としてこの放射能の対応というのはどのように実施したのか。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) ブルーベリーに関して、「スイーツフェア」とかを開催しているものですから、その事前にということで、ブルーベリー1点だけ町で依頼して放射能測定をしているところでございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 以前に牧草に検出されたということがあったと思うのですが、それに対する対応というのはどのようになっていますか。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 線量的に少なかったということで全てすき込み処理、土の中に入れて処理されました。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) そうすると、富谷町の部分の牧草については埋め込んだという形でよろしいですか。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 済みません、牧草でなくて稲わらですね。稲わらを水田のほうにすき込んだということを処理しています。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) はい、わかりました。牧草ではなくて稲わらですね。訂正します。
 それでは、続きまして実績報告書の197ページになるのですが、先ほども同僚委員から質問されているわけですが、この中でこの右側の道路照明灯について、東向陽台地区では毎年減ってきているんですね。ちなみに23年度はマイナス10、10基というのですか。24年度もマイナス10基、今年度もマイナス8基という形になっているのですが、この道路照明灯というのはどういうものを減らしてきているのか。数的に見るとそういうふうに見えるのですが、どういうものを減らしてきているのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 基本的に道路照明灯につきましては、幹線道路を広く車道のほうを照らすという目的で設置しているのが一般的でございます。ただ、東向陽台地区につきましては、防犯灯と照明灯を兼ねたような、大体照度が100ワットぐらいのものが当時設置されております。だんだん東向陽台地区の照明灯の灯数が減っているということでございますけれども、これにつきましては、古くなったものについて順次LEDの防犯灯のほうに切りかえているということでございます。照度的にはそんなに大きく変わらないというふうに認識しております。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) そうしますとLEDにかえているから。ほかの地区は全く減っていないんですよね。この3年間を見ても、成田が7基ふえているだけで、東向陽台だけがその28基も減っているという、どうもこの腑に落ちないような気がするのですが、もう一度その点について質問したいと思います。
委員長(菅原福治君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 東向陽台地区の街路灯と言われているのは、先ほども申し上げましたが、ワット数が100ワットのものが設置されておりました。ほかの地区につきましてはもう少し明るいもの、200ワットを超えるようなものが街路灯として設置されております。
 そのため、東向陽台地区につきましては大分古くなってきているものも多くなっておりますので、そういったものについて、新たに明るい街路灯をつけるということではなくて、当初予定していたそういう防犯灯を兼ねるような機能ということで、LEDの防犯灯に順次切りかえているというものでございます。そのため、街路灯の灯数は減っておりますけれども、防犯灯については減らした数に見合う分ぐらい、防犯灯のほうをふやしているという状況でございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) はい、わかりました。ほかの地区が全然減らなくて、ほかのほうは問題ないのかなと思ったので質問したわけですけれども。
 それでは、この数についてなんですが、実績報告書の200ページのここにも道路照明灯というのが書いてあるんですけれども、こちらで言っている道路照明灯とは、同じものを指しているんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 街路灯の修繕につきましては、交通安全施設のほうで修繕をしております。電気料に関しましては、この防犯灯とか街路灯、一緒のほうで含まれておりますので、実績報告のほうではこういった形で掲載させていただいております。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) わかりました。
 それでは、この街路灯なんですけれども、大分ケヤキのところが街路灯にもうすっかり入り込んでしまっているというかそういう状態が結構見受けられるのですが、この街路灯が十分に機能を発揮しないような状況というのはあるんですけれども、その辺は確認しているのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 防犯灯の近くにあります街路樹につきまして、以前も、それによって光が届かないという場所については伐採とか実施した経緯もございます。特に明石台地区につきましては、木が大分大きくなって街路灯の光がよく届かないということもあります。一般質問のほうでもそのような今後の街路樹の取り扱いをどうするかという質問もございましたけれども、その辺も含めまして町内会のほうと今後協議して、必要な箇所についてはもしかしたら伐採という方法もとることがあるかというふうにも考えております。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 了解しました。
 それでは、報告書のほうの199ページの舗装工事なんですが、これも、舗装の第9号なんですけれども、これは入札の一般とか指名とかに入っていなかったのですが、これはどういう入札になったのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) こちらについては緊急性が高いということで随意契約でもって、基準以下の130万円以下の設計費でございましたので随意契約でやらせていただきました。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) それでは210ページ、最後になります。
 一般公園管理の中の入札が1月16日に行われた平成25年度明石台公園防球ネット設置工事、これについて入札価格というのですか、これはどのように決定というか、金額的にちょっと合わないところがあるので教えていただきたいというふうに思います。
委員長(菅原福治君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 指名競争入札によるものでございます。防球ネットの契約額につきましては385万3,500円でございます。その他工事、済みません、変更契約がございまして24万4,650円の増がございまして、現在の409万8,150円の変更契約額になってございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) そうすると、入札経過記載書に記載されたのと、その後に変更契約をしたというふうなことでなっているわけですか。
委員長(菅原福治君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) はい、そのとおりでございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) その金額でいきますと、入札率はどのくらいになりますか。
委員長(菅原福治君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 94%ほどでございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 今足した金額も含めてということでよろしいんですか、それ。明らかに予定価格に対して入札金額でいくと思うのですが、それで九十何%という形になったわけですか。
委員長(菅原福治君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 当初の設計額が409万8,150円でございまして、当初の請負額が385万3,500円でございまして、その請負率で換算したものでございます。
委員長(菅原福治君) ほかに。出川委員。
委員(出川博一君) それでは、実績報告37ページをお願いいたします。
 この中で緊急雇用のところ、1の4というところなんですけれども、ここに3つの事業がありますけれども、この内容について、もう一度具体的にお願いしたいと思います。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) では、観光資源発掘調査業務委託につきましては、緊急雇用創出事業を活用して、富谷町の観光資源を発掘するため、風土・歴史・文化・人・食・伝統などを調査してデータ化することを目的に実施しております。
 それから、新商品販売全国展開観光誘客業務につきましては、これも緊急雇用創出事業を活用しまして、富谷町の新商品の開発業務をくろかわ商工会に事業委託しまして、新たな商品を開発と同時に観光誘客業務を行っていただいているところでございます。
 それから、林業技術・技能継承推進事業につきましても、これも緊急雇用創出事業を活用しまして黒川森林組合へ業務を委託しまして、若者を対象にして、森林の保全に係る刈り払いとか草刈りとか伐採とかの技術的なものを取得するために事業を取り組んでいるところでございます。
委員長(菅原福治君) この際、午後1時まで休憩します。
     午前11時59分 休憩


     午後 1時00分 再開
委員長(菅原福治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 ほかに質疑ございませんか。出川委員。
委員(出川博一君) 午前中、具体的に事業内容をお聞きしましたけれども、まず最初に観光資源発掘調査業務、これについては基礎の調査ということなんですけれども、具体的な成果物はどのような形になっているのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 基本的にはデータベース化されていまして、紙ベースでもございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) ということは、文書化されていて、それがほとんどだということなんでしょうか。それとも、結構この額1,766万5,000円ということですから膨大なデータになろうかと思うんですけれども、その辺はいかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) そのとおり相当なデータなものですから、それをCDのほうにファイルして保存しているところでございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) この事業ですね、24年度が1,683万3,000円、25年度が1,700ペイということで、2年間で何と3,450万円の事業なんですよ。これは、今、CDに落としてあると言っていますけれども、内容的にかいつまんでお話しいただきたいのですけれども。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) まずは、緊急雇用創出事業で実施していますので、この金額については全額補助をいただいているところでございます。なお、この事業の半分以上は人的経費ということで、半分以上は雇用関係の方々に支払いされているものでございます。
 それで、特に今回の取り組み内容でよろしいですか。
 今回、特に富谷町の観光資源となる人については、富谷出身の著名人の方々のデータを作成しています。例えば内ヶ崎作三郎氏、内ヶ崎醤油店出身、政治家だった方とかですね、内ヶ崎贇五郎氏、内ヶ崎酒造店の出身で東北電力の社長とかですね、そういう方々の個人データを作成しているところでございます。
 それから、町に伝わる伝承・民話などにつきましては、文献を調査しまして80件ほどのデータをつくっていただきました。それから軽便鉄道の調査、それから実際に6名の方を訪問して、町の昔話というかそういうものをお聞きさせていただいているところです。
 それから、町の観光ガイドの作成ということで、町内を6つに分けた観光ガイドを作成しています。国道4号線沿いに4ブロック、そして、高速道の南側、南部地区のほうに2ブロックに分けまして、その地区にどういうものがあるかどうかということで一覧を作成しています。
 それから町内の地区の風景、そして祭り・イベント等の撮影につきましては、今回、地区の風景が558枚、それから祭り・イベント等については1,168枚、合計いたしまして1,726枚を撮影して保存しているところでございます。
 そういう内容で今回実施しております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) それでは、25年度に、この業務のためだけに雇用された人数は何人でしょうか。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 当初計画で4人、それで、1名の方がちょっと退職されたものですから、実際には3人、途中までは4人で、あとはお1人やめたということで3人での人件費となっています。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) 24年度のときは何人だったでしょうか。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) ちょっと24年度の資料を持っていないですけれども、同じく3人か4人ぐらいだと思います。済みません。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) それは、いわゆるコンパクトにまとまって、我々にも見せてもらえるようなデータには落とし込んでいるのでしょうか。今の話を聞くと膨大なデータ量のようですから、その中でコンパクトに、こういう形の調査をして、こういうことで報告をもらっていますというような形で我々に開示できるようなものなのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 本当に簡単な報告書ならまとめたものはございますが、ただ、その詳しい内容までが入っていないという。例えばタイトル名だけで、あと内容が入っていないという報告書ぐらいはあります。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) 大変失礼な質問なんですけれども、課長はそれを全部目を通されましたか。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 済みません。一通りは目は通してございません。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) ということは、3,450万円の、これは県費です。確かに県支出金です。それはそうなんですけれども、では、今後の活用方法としてどのように考えられておられるのですか。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 富谷町は観光資源が少ないものですから、これらのデータをもとに、逆に富谷町のことを知りたいとかいう方にはそのデータをもとに紹介したり、あと観光に役立てていきたいと思っているところでございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) 町政運営上どのように生かしていかれるつもりでしょうか。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) これまでのデータについては、確かにほかの課でも利用されていますので、今後、市制を目指しているものですから、富谷町としての貴重なデータになるのかなと思っております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) これは、今のお話を聞く限りでは雇用優先で、緊急雇用で県費だし、何人か雇って何かをしなくてはならないというような単純な思いつきの事業のように思えるんですけれども、いかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 逆にこれから富谷町をPRする上で、本当に今言ったように観光資源が少ないということで調査を始めたものと思っております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) では、ちょっと聞き方を変えますけれども、この事業は24年、25年で終わったんですよね。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 25年の11月予算査定時には、26年度も継続でと考えていたのですが、どうしても補助メニューから外れたものですからその補助を活用できないということで、26年度は継続してやることはできませんでした。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) ということは、今課長がごらんになっていないと。では、どなたか、いわゆる既にこの事業に携わった人たちは全てやめられて、言ってみれば生き字引がいないというかその中で、誰がこれを活用するためにどのような施策をとるつもりなんですか。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 現在、例えば写真なんかは、情報誌で富谷町のイベント等を記載する場合にはそれらの写真を添付して利用しておりますし、あと、町外の方から富谷の例えば富谷茶どうなんですかという問い合わせに対しては、そういう資料をもとに回答しているところでございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) やっぱりこれは、せっかく24年、25年、県費といえども3,500万円かけてされた事業ですから、ぜひ活用できるように。まず当分、誰でもいいですから全部に目を通して、職員の方に理解していただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) 委員のおっしゃるとおり相当な経費をかけて、緊急雇用という特別な制度があったのでそれを活用したんですけれども。今後の活用に至っては、町として町勢要覧とかをつくっておりますので、そして、皆さん軽便鉄道が富谷町は走っていたというのもわかりませんので、そういった形で町勢要覧のほうにまずそのデータを、人物編とかそういう産業編とかありますし、あと四季折々の写真も撮っていただいていますので。ただ、町勢要覧というのは毎年ちょっと更新していませんので、次回にはそのデータを活用して広く周知していきたいと思います。また、あとホームページのほうでも閲覧できるように、その中から部分的に検索しながらできるようなこともこれから考えていきたいと思っているところでございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) それはどの課で担当するんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) それは、それぞれ部署があるんですけれども、我々経営企画課ですと町勢要覧をつくっておりますので、企画部内でございますから自由にそれはできるので。あとは、対ほかの課につきましても、こういうデータがありますとかそういうのを庁内のほうで周知して、そこからピックアップして、各課でもいろんな冊子もつくっておりますので、富谷町の紹介というと必ず登場しますので、そこにぜひ活用していただくように庁内のほうで検討していきたいと思っております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) それでは、ぜひ有効活用をお願いしたいと思います。
 では次に、新商品の販売、ここの(2)のことなんですけれども、新商品って何品目ぐらい開発されたのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 25年度は、3つのお店で4種類の商品を完成させてもらっております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) これも、去年も同額で実施されているのですけれども、去年は何業者何品目だったのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 24年度につきましては、2業者の4種類の新商品となっています。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) これは実際、その業者の方は新商品として出して、どのくらいの売り上げを計上されておるのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 残念ながら売り上げの金額までは聞いていないのですが、以前よりは売り上げは増になりましたとか、1割以上になりましたとか。あとインターネットで販売しているということもありまして、かなりの売り上げがあるものと思っております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) でも、これも継続でやっているのであれなんですけれども、何でそういう効果を確認しようとしないのでしょうかね。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 一応商工会さんのほうに照会はしているところですが、回答的に、そういうようなやや売り上げ増とか1割増とかの回答をいただいているところでございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) いや、それはお店では1割増とかとは言うかもしれませんけれども、要は、これは新商品を開発して販売、全国展開するとあるわけですよ。ですから、それがどの程度PR効果があって販売されたか、それはやっぱり行政として、これも県費ですよ、県費ですから、一般財源でないからいいというような姿勢は、私は納得できないんですけれども、いかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) まず、新商品につきましては、東京のビッグサイトで開催されています「グルメ&ダイニングスタイルショー」へ毎回出店して、その結果、アンケートの回収は、25年度は1,000名の方からいただきましたということで、あと試食なんかもかなりの方に試食していただいたりという実績はいただいております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) いや、だから、それはPRですから、持っていって皆さんにご賞味いただく。で、その感想をいただくというのはわかるんですけれども、実際的に、新しい商品として出していて、その売り上げがどのくらいかも全然把握していないというのは、非常に問題だと思うんですけれどもいかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 実際に金額、本来であれば欲しいところなんですが、その辺を商工会さんと相談しまして、今後ちょっと検討していきたいと思います。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) ぜひその辺のグリップはしっかりしていただきたいというふうに思います。そうでなくても、いわゆる今観光に力を入れようとかいろいろやっているわけですから、そういう意味では、もう少ししっかりした施策でお願いしたいと思います。
 ここの中に観光誘客業務とあるんですけれども、これは具体的にどのような業務をされたのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) この商品をPRするために、各町のイベント等に出店しているところです。それから、この商品を紹介するために、また親子の食育の事業展開しているところでございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) 私は、いわゆる観光誘客をどのようにされたのかというふうに聞いているんですけれども。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) そのイベントに参加された方々に紹介することによって誘客ができたものと思っております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) では、例えば商品のパンフレットとかも一緒にお渡しになったのですか。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) チラシ、パンフレットは作成して販売していると思います。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) 済みません。思いますとかと言わないでください。そうしていますとか、はっきりした自信を持った回答をぜひお願いしたいと思うんですけれども。別に課長をいじめているわけではなくて、そういうことでないと結局は、今一生懸命企業を誘致しよう、町の観光もPRしていこうというふうなことで、言ってみれば目に見えないやつに対して今チャレンジしているわけですから、そういう意味では、やっぱりきちっとした成果とかそういうやつを把握しながらぜひ施策に取り組んでいただきたいと思います。
 では、あと余り、やると時間ばかりとるので、3番目の森林技術ですけれども、これはたしか24年度から3年計画の事業だと思いますけれども、それで間違いないでしょうか。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長、明確な回答を求めます。
産業振興課長(横倉時夫君) 24年度から実施しています。(「26年度までの3年間ですか」の声あり)はい、最大3年間の事業ということで実施しております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) これは多分特定の人物の方を森林組合に派遣して、研修とかそういう形でやっておられるんだと思うんですけれども、その認識でよろしいでしょうか。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) はい、若い方というか40歳未満ということで、そういう方を継続して雇用するということになっています。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) その26年度、今年度その事業が終わったときに、どのような対処のされ方をする予定なんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 事業終了後は、委託先の黒川森林組合で正規雇用してもらうようにということでお願いしていますし、やってもらえるのではないかと思っております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) 森林組合さんに雇用されるということは非常にうれしいことだと思うんですけれども、県費、県の支出金で一般財源ではないんですけれども、やっぱりこれは町の事業で何か生かしてお願いしてみたいというようなことはないのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 特に業務的には一般的な森林の山の管理ということでお願いしているものですから、それで、町独自のそういう仕事というか事業というかはそこまでやってなく、管理はしているんですけれども、そこまでの見回りとかなんかはしていないものですから、町での雇用ということはちょっと考えていません。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) 済みません。ぜひインストラクターで使うとかそういう前向きな発言をしてもらわないと、何のためにこの事業に県で金を出し、町で施策としてこの事業に取り組んだかというのはわからないんじゃないでしょうか。これはちょっと企画部長にお尋ねしたいのですけれども、その辺のところをぜひ有効活用というか、その辺の検討をお願いしたいと思いますけれどもいかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これは、先ほど課長が申し上げたとおり、森林組合さんにお願いして若い40代の方をその緊急雇用で採用していただいて、3年間育てていただいて、そのまま継続して森林組合として採用いただくと、それは組合長さんもそうおっしゃっているので、ぜひその制度を使った3年間を生かしてさらに正規雇用ということで、まず森林組合のほうで活動していただきたいと。間接的には町も森林組合に、入札でですけれどもそういう発注をしておりますので、そういった方が来て富谷町の森とかそういうのを管理していただくと、これは間接的には十分かかわっていくのではないかと思っております。正規雇用をしていただくということで、3年間のこの県費を入れて事業を推進してきたところでございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) ぜひそういう形で取り組んでいただきたいと思います。
 続きまして、45ページ。
 商工、総務の中の制度融資の部分なんですけれども、非常に貸付件数、額とも大幅に伸びておりまして、すばらしいことだと思うんですけれども、これは、今この25年度の段階、いわゆる7,210万円の預託金がある中での融資枠というのは幾らなんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) こちらにつきましては、単年度ごとに、町のほうでは七十七銀行さん、あとは仙台銀行さんのほうに預託金として1,400万円を融資をしております。融資額としましては、その預託金の10倍ということで、各銀行1億4,000万円の枠の中で融資をしていただいているところでございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) 10倍で1億4,000万円ですか。だって、7,200万円の預託金を出しているんですよ。
委員長(菅原福治君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 申しわけありませんでした。1,500万円は当初金といたしまして預託をしている分でございます。そのほかにつきましては未償還分、過年度分についての融資の残額に応じた預託金という形になっております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) ということは、これは残高ベースでいわゆる7,210万円の10倍ですから、7億7,200万円の融資が可能だということなんですか。
委員長(菅原福治君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) そうではございませんで、まず、その年度で融資の限度額というのは決まっております。これが、仙台銀行、七十七銀行合わせて2億8,000万円、これがその年度当初の融資の限度額となっております。その預託金の7,000万円という数字につきましては、過年度、例えば24年度、23年度の過年度分の貸付金額の残高分に応じた預託金という形になっているところでございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) ということは、25年度分の実績貸付金額2億6,900万円とございますけれども、そうすると、大体目いっぱいもう融資枠を使ったということでよろしいんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 限度額が2億8,000万円ですので、そのとおりでございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) これは今年度予算、26年度予算で8,090万円にふやしましたけれども、であれば、今年度の融資枠は幾らなんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 今年度につきましても、当初の貸付限度額は2億8,000万円、25年度と同額となっております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) ということは、いわゆる毎年預託金を積み増ししていかなくてはならないという制度になってしまっているのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) そのとおりでございますが、こちらの制度につきましても、返済の期間がございます。例えば限度額2,000万円の貸し付けで最大10年という貸し付けの期間がありますので、そういった返済期間が、償還が済んだ分については当然預託金の金額は減っていくということでございます。仮になんですけれども、この現在の制度のまま預託金がどのくらい積み上がるのかというのを仮に計算しましたところ、大体1億5,000万円ぐらいが預託金の上限になるのかなというふうに考えております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) 上限が1億5,000万円という試算ができているということなんですけれども、ちょっと25年度のこの貸付金額の中で31件の2億7,000万円、この使途の設備資金での貸し付けは何件の幾らぐらいだったでしょうか。
委員長(菅原福治君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 金額ではちょっと今出してはいないのですが、件数で言いますと、31件の内訳で、運転資金が25件、設備資金が6件となっております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) これはなかなか資金使途まであれするというのは難しいんでしょうけれども、ぜひ、これからの企業が富谷の工業出荷高とかそういうやつも含めて伸ばすためには、何とか設備投資のほうに貸し出ししていただければと思うんですけれども、その辺のところのお考えはいかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) そうですね、そのとおりそういった影響というのもありますので。金融機関さんが基本的な窓口というふうになっております。金融機関さんとも常に情報交換はしておりますので、こういった動向なんかも逐一報告をいただいております。そういった情報交換の中で、設備資金の方向ということもいろいろ検討していただくような話し合いもしていければなというふうに考えております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) 今、貸出額の上限は1億5,000万円ぐらいではないかというふうなお話、預託金の額でというお話がございましたけれども、これは実は貸出額に応じて損失補償、それから利子補給、これは債務負担行為として発生するんですけれども、この辺の今までの累計、いわゆる損失補償、利子補給の累計は、多分今聞かれてもわからないと思いますので、1,000万円単位なんでしょうか、億単位なんでしょうか、その債務保証の累計は。
委員長(菅原福治君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) そうですね、保証料の補給というのは、保証協会に対しまして年2回、上期、下期に分かれて補助金という形で支給をしております。それが25年度で大体700万円。利子補給につきましても、貸し出しの金利の1%を町が負担をするということで、25年度で大体400万円ということですので、大体1,000万円ぐらいの金額で推移をしているのかというふうに考えております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) ということは、1,000万円で、それは過去の債務保証ですから、過去のやつも引きずっているわけで億単位になるということなんでしょうか、そうすると。アバウトですよ、アバウト。
委員長(菅原福治君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) まず利子補給につきましては、こちらも単年度ごとの補助金ということになっておりますので、これについては積み上がるということはございません。保証料の補給金につきましては、当然貸し付けの残高が多くなれば、それに応じた保証料の補給金という形になろうかと思いますが、具体的に金額がどのくらいになるのかというのは、ちょっと何とも申し上げられないところでございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) その理解はちょっと私は間違っていると思うんですけれども、損失補償はロスが発生しなければ、それは確かに債務負担として、額としてはある程度の額になっても大丈夫かと思うんですけれども、利子補給は、これは毎年していかなくてはならないんですよ、いわゆる過去のやつ。違いますかね。もう一度確認いたします。
委員長(菅原福治君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 申しわけございません。そうですね、債務負担しておりますので、金額的には積み上がっていくというものだと思います。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) ですから、今先ほど預託金で1億5,000万円まで考えたいというようなお話だったんですけれども、これは利子補給の部分は、先ほども言ったように損失補償は企業が倒産したりなんかしなければ発生しないんですけれども、利子補給は確実に発生するんですよ。ですから、その辺の事業者の育成と債務負担行為のバランスを考えながらぜひ取り組んでいっていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) そうですね、この制度自体、町内の中小企業の育成支援ということが目的ですので、その目的を継続して達成するために、適切な制度の管理をしてまいりたいというふうに考えております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) それでは、続きましてくろかわ商工会の補助金なんですけれども、これの中でイベント費とあるんですけれども、この補助の根拠というか交付要領をお願いしたいのですけれども。
委員長(菅原福治君) ページは。
委員(出川博一君) ページは、同じ44ページの中段です。イベント費190万円と出ていますので。
委員長(菅原福治君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) こちらの190万円につきましては、商工会富谷事務所主催の「おもしぇがらきてけさin富谷」、このイベントにかかる経費ということで補助をしておるところでございます。その根拠につきましては、190万円につきましては予算の範囲内ということで商工会と協議の中で決めているところでございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) 商工会への補助金の交付要綱の中にはそういうことは記載がないんですけれども、その辺の確認をお願いしたいのですけれども。
委員長(菅原福治君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) そうですね、確かに委員おっしゃるとおり要綱のほうにはその190万円という金額については明確にはなっていないところでございますので、今後商工会と協議をしまして、その辺の明確化は図ってまいりたいというふうに考えております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) ということは、今まで明確な根拠がないのに190万円ずっと出していたということの理解でよろしいのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) こちらにつきましては、富谷町の商工会、くろかわ商工会に合併する前からその190万円という金額でずっと交付していた経緯がございます。今回、くろかわ商工会ということに統一されまして、本来ですとそのときに補助要綱という形で金額を明確にしておく必要があったのかなというふうには思いますが、これまでの経緯の中で、そういった協議の中で予算の範囲内ということで190万円ということを交付をしていたような推移がありますので、その辺につきましては今後明確にしてまいりたいというふうに考えております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) こういう補助金がそういう明確な根拠がなくて出ているということは、非常に大きな問題だと思うんですけれどもいかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 確かに190万円という金額は書いてはありませんが、この今現在の要綱の中にも、運営費というような項目ではございますが、そこで予算の範囲内というふうな項目があります。そういったところで、確かに明確にはなってはいないのですが、そういったところで今までは運用してきたのかなというふうに考えております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) この交付要綱の何条に書いてあるんでしょうか、それは。
委員長(菅原福治君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) こちらは別表のほうになります。別表の商工業振興補助金、くろかわ商工会運営費定額、予算の範囲内という項目でございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) これは、事業の種類は、商工業活性化補助金ですよ。イベント費というのは活性化なんですか。
委員長(菅原福治君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) イベントの開催も、商工会の会員の皆様がさまざまな形で参画してイベントを開催しておりますので、そういった意味では商工業の振興にも当てはまるものと考えております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) では、従来は、この活性化補助金というのは別枠できちんと出ていたんですよ。それが何でイベント費にすりかわったのか、私にはよく理解できないんですけれども。
委員長(菅原福治君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 特にすりかわったということではございません。商工会への補助金につきましては商工業振興補助金、そしてその交付要綱を根拠としてこれまでも支出を行っているところでございますので、すりかわったということではございません。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) わかりました。本来的には出していけない補助金なんだということは、私はそのように理解しましたけれども。というのは、実際はくろかわ商工会との合併は19年の10月ですよね。この要綱、附則で21年4月1日に改正施行しているんですよ。その段階で盛り込まないで、そのまま根拠となるものがなくて支出していたと、このことについては私は非常に問題があると思っているんですけれども、いかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 補助金の支出根拠というふうなことで絞られることであれば、その辺については十分詳細、次年度に向けて検討してまいります。
 19年に私が町長に就任した年、今おっしゃるように10月広域合併、くろかわが合併されました。従前からのこの「おもしぇがらきてけさin」、20回を超えるこのお祭りの運営の費用190万円の補助を受けていたので、何とかその継続した補助をしていただけないかと、このような強い要望がありました。今の状況は、くろかわ商工会で4自治体、商工会富谷事務所で拠出する額四百数十万円あります。それの別建てで合わせた額をくろかわ商工会に拠出をして、そこから富谷事務所が190万円分、「おもしぇがらきてけさin」商工祭のいわゆるお祭りの運営費に充てると、このようなくろかわ商工会内部での、本店と事務所とのやりとりの中で今まで推移してございます。
 ですから、そういう意味で、最初に戻りますけれども、大枠でいえば商工振興というふうなことの中での要望だというふうに受けとめてこのように対応してまいりました。今の趣旨を受けて、その商工会との協議をしながら次年度に対応していくと、このように対応させていただきます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) 済みません、ちょっと長くなっているんですけれども。ぜひ補助金の交付要綱、これをもう一度できれば精査いただきたいなと思いますけれども、企画部長に答弁をいただきたいと思います。
委員長(菅原福治君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) 委員のご指摘のとおりさまざまありますが、これも過去の経緯があってこういう形で、くろかわ商工会と合併しましたけれども、富谷町の昔ながらの町域でやるイベントということで、町として支援していこうということで決めて、今町長が申し上げたとおり来ております。ただ、町からの支出行為ですので、委員のおっしゃるとおり不適切なちょっと表現もありますので、そこのところは工夫しながら対応してまいりたいと思っております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) 全部の補助要綱を見直していただけませんかというふうに質問したんですけれどもいかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) 全部の補助要綱につきましては、私の範疇ではありませんが、今のご指摘をいただきまして、こういったものが含まれているかどうかも見ながら対応してまいりたいと思います。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) 済みません。最後、119ページ。
 簡単にいきます。30分の予定が45分です。済みません。
 119ページ、道路維持のところで、1番の整備工事、1億1,800万円、これは側溝工事に係る部分ですけれども、23年9月の。(「119ページですか。どっちの」の声あり)199。ごめんなさい。失礼しました。目も悪くなってきた。199ページです。済みません。
 項目61道路維持、これの一番最初にある整備工事、これが側溝整備工事で1億1,800万円とあるんですけれども、23年9月の一般質問で、いわゆる無蓋、ふたのしていない側溝が今整備しなくてはならないやつ、どのくらいあるんでしょうかということに対して、84.1キロ未整備であるということで、これを単価3万円でやると25億円の総事業費になるという答弁をいただいたんですけれども、25年決算が終わった時点で、今残った延長キロ数は何キロなんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) こちらに示してございますとおり、平成25年度には約3.2キロほどの側溝の補修を完了しております。残数でございますけれども、町内全域で約75.1キロメートルほどの側溝延長、まだ未整備ということで残っております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) そうすると、3年間で約14キロぐらい整備されたという理解でよろしいんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 約9キロ、84.1から75.1になったということですので、約9キロほど、3年間で。(「75ね」の声あり)はい、75.1キロメートル。約1年当たり3キロメートルぐらいのペースで事業のほうを行っております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) そうすると、当時は整備単価が3万円だということなんですけれども、25年度の単価も変わらないと理解してよろしいのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 事業単価につきましては、災害とかの影響もございまして若干上がりぎみになっておりますので、22年にお答えしたときよりは若干上がっているかというふうに考えております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) そうすると、24年、25年、それぞれ1億1,000万円ぐらいの工事費で来ているのですけれども、例えば1億円でこのペースでいったとすれば、あと何年で終わるのでしょうか。成果と今後の課題のところに計画的に実施しているというふうに表現されているので、あと何年かかるか、それをお尋ねします。
委員長(菅原福治君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 今後どのような形で事業費の単価が上がっていくかというのは予想できませんけれども、大体今のペースでいきますと、全体を完了するのに約25年ほどかかるというふうに考えております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) そうですか。前、23年9月のときの答弁で、1億円で25年と言っていたので、それから9キロ減ったわけですから、そんなにはかからないんじゃないでしょうか。
委員長(菅原福治君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 残っております75.1キロメートルを年間約3キロずつ整備した場合ということで、25年ということでございます。
委員(出川博一君) 終わります。
委員長(菅原福治君) ほかにございませんか。安住委員。
委員(安住稔幸君) それでは、まず、決算書の36ページ、8目の2節、建築物等実態調査事務取扱交付金ということで来ておりますが、これの詳細をお願いいたします。
委員長(菅原福治君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 建築物実態調査は、建築基準法に基づきます建築工事届け出の有無を把握するとともに、建築着工統計調査では把握することができない10平米以下の建築物の状況等を調査いたしまして、建築着工統計調査を補完するための基礎資料を得ることを目的に昭和42年度から毎年実施いたしまして、改正後の統計法におきましても一般統計として実施するものでございます。
 平成25年度の富谷町内の調査区につきましては、富谷字仏所で1カ所、成田四丁目で2カ所、合計3カ所でございまして、4万5,000円の交付金になってございます。
委員長(菅原福治君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) そうしますと、これについて違法とかということではなくて、調査をきちんとしたということでしょうか。
委員長(菅原福治君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 県のほうから依頼が来まして、町の職員で調査してございます。
委員長(菅原福治君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 県のほうに報告をして終わりというような内容なものですか。
委員長(菅原福治君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) そのとおりでございます。
委員長(菅原福治君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 続きまして、実績報告書のほうに参ります。
 37ページ、新商品販売全国展開観光誘客業務のほうに移ってまいります。
 先ほど3業者4種の品目ということで商品、食品かな、でございますけれども、これは実際に、昨年も私は同じような質問をしたと思うのですが、町民の皆様にほとんどというか、私は全然わかっていないですが、これらに対しての周知はどのようにされているのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 新商品に関しましては、商工会のほうで試食会とかを実施していまして、それから、さっき言ったように東京で開催される「ダイニングスタイルショー」へ出店とかやっているところなんですが、実際に町民になりますと、お店に行って購入してもらうというかそういう形でやっているところでございます。
委員長(菅原福治君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 私は思うんですけれども、ページ変わりますけれども、例えばふるさとまつりで、この実績報告書を見ますと地場産品コーナー設置というようなものもありまして、これ大体ほとんど農産物だったかなという気はするのですが、こういったふるさとまつりとかそういったもので、また、もちろんホームページなんかで紹介とかアップして皆様に周知をするというような感じはできないのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 最終的には業者さんということで、町のホームページに紹介するとなるとなかなか難しいかなと思っているところでございます。
委員長(菅原福治君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 非常に、この取り組み自体は非常にすばらしいものだと思います。それで、そういったようにもう少し皆様への周知、たしか昨年のふるさとまつりだったと思うのですが、「コブレンツ」でしたかウィンナーを売っておりまして、私も買って食べた記憶がございます。たしか昨年だと思いますけれども。そういったものがもう少し皆さんの目にとまるとこにあるとよろしいんじゃないかと思います。そういうことで、再度その辺の取り組みついてお聞きします。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 恐らく各イベントに出店を商工会のほうで取りまとめて、たしか登録されている会員になっているお店にはご案内を差し上げていると思います。それで、残念ながら参加されていなくて紹介できないということもあるかと思っています。
委員長(菅原福治君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) ちょっと話変わりますけれども、ここの上のほうの観光資源発掘調査業務、先ほど企画部長のほうからは、いろいろホームページやら何やらでそういったものは今後検討していくような話がありましたけれども、これは本当にすばらしい多分内容のものと思いますので、ホームページなんかももちろんそうでありますけれども、ちょっと時間がないと思いますけれども、ふるさとまつりあたりで、どこかこういったビジュアルで富谷町の歴史やらそういったものを紹介できる、そういったものを、ふるさとまつりとかそういったものを活用してはいかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) どういうもので紹介できるかちょっとまだわからないですが、データとしてありますので、できればそういうものを活用して検討していきたいと思います。
委員長(菅原福治君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 続きまして45ページです。
 まずは、先ほど今のその質問に関連してくるのですが、こちらに、これは毎年私は質問させていただいているんですけれども、下のほうの「みやぎまるごとフェスティバル」への参加ということで、私も毎年これを見させていただいているんですけれども、非常に富谷町はほかと比べれば寂しいというような印象があるわけであります。大体が漬物屋さんで終わりでありまして、一応ブルーベリーも置いてはあるんですけれども、ただ置いてあるだけというような感じでありまして、こういうところに、先ほどの新商品やら、もちろんほかのものを何とかもう少しならないかなと思いますけれども、いかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 確かにこちらも商工会さんのほうに紹介して各お店に出店申し込みをお願いしているところですが、なかなか結局はブルーベリー生産組合とか北海食品さんになってしまう。ほかのところに今後また声がけして、出店してもらうようにお願いしていきたいと思います。
委員長(菅原福治君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 次ですね、同じ45ページで、先ほどもお話が出ましたが、保証料補給金、利子補給金、これらの件数としたら何件でしょうか。
委員長(菅原福治君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 利子補給の件数ですが、平成25年度につきましては80件の補助金の交付となっております。
委員長(菅原福治君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 保証料補給金についてはいかがなんですか。
委員長(菅原福治君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 済みません。今手元にございませんので、後ほど確認してお知らせいたします。
委員長(菅原福治君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 続きまして、200ページになります。橋梁維持のほうであります。
 長寿命化修繕計画策定業務ということで使われておりますが、56の橋ということであります。町内の橋全てでこの56ということでしょうか。
委員長(菅原福治君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 町内の町道にかかっております橋につきましては、56橋でございます。
委員長(菅原福治君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) そうしますと、下のほうは57橋となっていますが、その策定業務をなされた修繕計画書ですね。そうしますと、今後もその橋梁の長寿命化というか修繕というか改修、そういったものはこれから計画的に順次されていくということでよろしいでしょうか。
委員長(菅原福治君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) これとあわせまして、あとは道路ストック調査なども5年に1度定期的な点検を実施いたしまして、その中で、要するに緊急に修繕の必要なもの、もしくはもう少し修繕を先にやってもいいものとかその辺の判断をしながら、あわせて修繕のほうを実施していきたいというふうに考えております。
委員長(菅原福治君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) そうしますと、この計画書を策定したということで考えますと、今後、富谷町の56カ所の橋に限ってですね、どのくらい維持していくのにかかる費用、将来的にですね。そういったものについては算出されているでしょうか。
委員長(菅原福治君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 今のところ緊急的に補修を必要とするという箇所がございませんので、その今後かかる費用がどのくらいかというものは試算はしておりません。
委員長(菅原福治君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) これは橋、もちろん道路も、あと公共物の建物もそうなんですが、やはり今後、その公共物の維持管理にかかる費用というのは、全国的に膨大な金額になり、大変な状況になるんじゃないかということでよく言われております。その辺についてそういったお考えはなかったのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 基本的にこの点検とかをしただけではちょっとどのくらいの補修費用とかかかるというのはわかりませんので、実際はそういった点検を実施しまして、補修が必要だという結果が出ましたら、その都度、要するに詳細設計等をやりまして、その補修費用を算出するという必要が出てくると思います。
委員長(菅原福治君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) わかりました。将来的な維持費ということで、改めてまた質問したいと思います。
 下のほうに、先ほども同僚委員のほうから出たのですが、交通安全のほうの関係であります。杜乃橋で今町のほうでも信号機をつけていただきたいということで要望している箇所なんですが、インターロッキングで横断歩道を表示されております。しかしながら、多分皆さんもご存じだと思いますが、非常に色がくすんできておりましてわかりづらい、横断歩道の表示がですね。その辺については認識されておりましたでしょうか。
委員長(菅原福治君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 既に何年も前からということで、安全点検をする折やってます。要するに白系のインターロッキングで歩道機能を表示したというふうなことなんですね。出だしのころはそれなりの差異はあったんだと思うんです、色の差が。しかし、現状くすんできてというようなことで、道路面とほぼ似たような色合いになっていますと。大和署経由で横断歩道の着色は公安委員会ですというようなことでなかなか進みません。町でこれやると、おんぶにだっこで、町の費用ならばなんていうようなことになってしまうやりとりなんかも耳にするんですけれども、非常にそういう面では、町としては困っている内容の一つです。町民の皆さんからすれば道路管轄であれ安全施策を向上させてほしいという願いに町として応えられないというのは、まさにじくじたる思いの一つでございます。
委員長(菅原福治君) この際、午後2時15分まで休憩します。
     午後2時00分 休憩


     午後2時15分 再開
委員長(菅原福治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 先ほどの安住委員の質問で保証金の補給件数について回答が出ましたので、回答を求めます。
 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 失礼しました。件数につきましては、貸出件数と同じ31件でございます。よろしくお願いいたします。
委員長(菅原福治君) ほかにございませんか。安住委員。
委員(安住稔幸君) 決算書の45ページ、46ページになりまして、ここで先ほど大亀森林公園での電話料が100円だったというようなお話がありました。私は思うのですが、先ほど同僚委員の質問に対しまして、町長はどうも撤去されるような感じの話をされたのですが、私思いますと、ほとんどの方が携帯電話をお持ちなのはよくわかっています。しかしながら、実際にお持ちでない方も、私は持たないんだということを強く思っている方も結構お聞きいたします。そういうことを考えますと、そう大きい費用でもございませんので、やはり特に周りにお店とかそういったあるわけでもありませんので、私としては、ぜひああいう場所においては、この電話につきましては残しておいていただきたいと思いますが、町長、いかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 先ほどあのような発言をいたしました。年間の電話料入っていたのが10通話100円という感じなんですかね。それに対する2,680円でしたか、12カ月分で3万2,000円ほどということとなりますので、そういうふうなことを比較考慮し、そしてまた一番は、どの機種であれ携帯電話の不通話地域があったわけですので、そういう意味でここまで引っ張ってきた経緯はそれとして意味合いがあっただろうというふうな認識は持ちますけれども、今のことも含めてやはり100円と3万2,000円というふうなあたり、持たないことについてのどうだというふうなことも、持たない方があそこにどれぐらいいらっしゃるのかも含めて十分比較検討しながら結論を出してまいりたいと、このように思います。
委員長(菅原福治君) ほかに。永野委員。
委員(永野久子君) 実績報告書の39ページです。
 このページには記載されてはいないのですけれども、青果物の価格補償制度についてですが、平成25年度、JAあさひなを通じて行う青果物価格安定相互補償協会の補償は、実施されたかどうかを伺います。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 制度としてはやっていますが、歳出についてはゼロ円。歳出なしとなっています、25年度は。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) これはJAあさひな全体で、そもそもこの制度が25年度は、富谷町だけということではなく4カ町村でこの制度は発動されなかったということでよろしいのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) まずは、うちのほうに逆に請求が来て支払うという形になっていますので、25年度についてはその請求がなかった、補償が発生しなかったということで理解しています。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 少なくとも富谷町では、そういう対象となる事態はなかったということに受けとめます。それで、この補償制度につきましては、黒川4カ町村の中のほかの町村で適応されても富谷町では、例えばキュウリがその年、価格補償の対象となって制度が発動しても、富谷町の場合は該当しないと、例えば数量の問題などで該当しなかったというようなことがあったわけなんですが。そのことを考えますと、富谷町の場合は、そもそも耕作面積というのでしょうか、経営耕地面積というのの規模別形態数で見ても非常に小規模ですから、8割近くが2ヘクタール以下という状況ですので、そういう富谷町の実態に即して町独自の補償制度というものをつくるということについては、どうお考えだったか。25年度はどのように検討されたか伺います。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) この制度から申しますと、既にJAさんのほうに補給金として町が20%負担しているわけですが、その範囲の野菜等で補償していきたいと思いますし、特に個々の別々な補償ということは考えてはいません。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) それでは、平成25年度新たな農業後継者は何人いたのかということを伺います。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 新たな後継者というと把握はしていないのですが、新規就農という方はございませんでした。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) たしか昨年度、25年度だったと思いますが、5人の新しい農業後継者が生まれたということで話題になったのは25年度ではなかったでしょうか、ちょっと確認したいと思いますが。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) その辺は、おんないん会の会員として若い方々が加入したということで報告させてもらっています。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) この新しい、言ってみれば後継者でもありますよね。そういう方々に対して特別な支援というのはしていないと。おんないん会に対する支援はもちろん制度として行っているけれども、特にその新しく加入した方々に対してどうこうということはなかったということでよろしいのですか。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) はい、そのとおりでございます。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 新しく青年が後継者として定着するという場合に、例えば長野にもありますし加古川市にもありますし松江市あたりにもあると、全国的にかなりその青年後継者に対する就農給付金、所得補償というのを実施している事例があります。これは新たに農家の息子さんが農業を担っていくというふうになった場合に、その方々に対して例えば年間150万円を補償すると、月々にすると十何万円かですね、これを補償するというようなやり方で、年限、それも永久にではなくて例えば5年間であったり3年間であったりということで、農業者として一定の見通しがつくまでは所得補償を行いますよという制度については、25年度は検討されたでしょうか。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 所得補償までは検討していないですが、国・県で新規就農関係の支援事業を行っていますので、その事業を紹介とかしていきたいと思っています。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 国等の制度で富谷町が該当した例はありますか。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 今まで利用された方はいません。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 国の制度はかなり厳しい条件がありますから、富谷町の新規就農者がそれに該当できるかというと、なかなかそうはいかないというふうに思います。だからこそ町独自の後継者育成というのが必要だと思うわけで、この農業後継者がなかなか育たないという現実について、町としてはどのように考えているのかを町長に伺います。
委員長(菅原福治君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 今の農業後継者という、新規就農というようなことも含めて町の課題であることはそのとおりでございます。一方では、黒川郡、JAというふうなくくりの中で、富谷町の今の世帯構成とか、あるいは人口構成、規模とかですね、そしてまた今の財政規模の中で個別に農家向けに施策をというふうな今の趣旨で、野菜の価格補償やら所得やらというふうなことのテーマを町で、この町の今の財政規模の中で取り上げる状況にはないというふうなことは繰り返して申し上げてきたところでございます。
 したがいまして、今回の概算金のあのような事例等々、25%というふうなことの中で最終的には300円が農家への直接的ないわゆる減収につながる。それも保険に加入していた場合というふうなことでありますけれども、結果としてはその保険の加入率が40%程度でありますというふうなことで、入っていない皆さんへの救済というふうなあたりについて、今、農協組合長、農協とて結果を受けて頭を痛めているというようなことを、きのう直接やりとりをしたところでございます。
 申し上げますけれども、今、富谷町の状況の中で価格補償あるいは所得補償するというふうな状況には、今の富谷町の人口構成、財政規模からして難しいというところでございます。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) ブルーベリーにつきまして、平成25年度、摘み取りそれから加工したジャムのそれぞれ売上実績を伺います。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 25年度につきましては、販売実績としまして1,200万円で報告をいただいているところです。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) それは、摘み取りと加工したジャムの場合と両方合計ですか。分けておわかりであれば、伺います。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) うちのほうでは組合からの報告をいただいていますので、ちょっと内容的には把握していません。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) ジャムの場合なんですが、大変質が高いということで非常に魅力はあるんですけれども、一方で価格が大変高いかなと。ですから、日常それを毎日毎朝食べられるかというと、ちょっとそういう状況にはいかないかなという悩ましいところがあるんですけれども、例えば質の高さというのをもっと前面に押し出すラベルであるとかパッケージであるとか、そういう販売戦略については、町がかかわりを持っているのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) それに対する助成とかなんかはやっていませんが、今度新たなチラシを作成しまして、農薬を使っていませんよとか化学肥料を節減していますよとかを表に出してPRしているところでございます。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) そのチラシは町が作成するわけですか。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) ブルーベリー生産組合で作成していまして、あとJAさんから補助をもらっているのかなと思っています。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 町は補助は出さないんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) この点に関しては、補助はしておりません。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) ぜひかかわっていっていただければなというふうに、財政的な面でも支援をお願いしたいと思います。
 次に、緊急雇用創出事業に関してなんですが、これはもともとは国の景気対策で打ち出されたもので、県を通じてやりますけれども、メニューがかなり限定されているというふうに理解しておりましたが、この点については間違いないでしょうか。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 対象になる方がどんどん厳しくなりまして、現在実施している事業につきましては、その雇用される方が沿岸部で津波等の被害を受けた方を雇用することとか、それから、事業の内容としましては被災地の復興に資する事業ということで、だんだん幅が狭められてきているところでございます。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 緊急経済対策は今回が初めてでなく過去にもあったと思うのですが、その都度そのメニューがいろいろあるにはあるけれども、使い勝手が悪い。市町村の自由度が低いというところで、これがネックになっているのかなというふうに思う一方、せっかく国から来るものですから、富谷町では、以前にもちょっと発言したことがありますけれども、単発で終わるのではなくて、例えば商工業者の実態調査、悉皆調査ですね、軒並み商工業、全ての事業所を当たるというような調査を行って、後に続けていくというようなことができていったらいいなという感想を持っていたわけですが、今回はこれでそういうことで事業をしたわけですけれども、今後についてはそういう反省はあったでしょうか。伺います。
委員長(菅原福治君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) あくまでもこの交付金、補助金を生かしての事業ということで、今言ったようにだんだん対象者が狭められてきているものですから、それに合った方を雇用する上では事業展開もできるんでしょうけれども、事業の内容を検討する上で復興に資する事業という限定されていますので、この辺がネックになってくると思っています。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 失礼しました。実績報告書でした。45ページですけれども、制度融資のところで中小企業振興資金、先ほど来話題になっておりますが、中小企業振興資金31件貸し出しして金額としては2億6,999万円ということなんですけれども、この31件とこの金額のうち、個人事業者への貸し付けは何件で幾らでしょうか、伺います。
委員長(菅原福治君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 25年度、個人につきましては、件数で6件、金額にいたしまして3,149万円になっております。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 利用されたということで、これはこれでよかったのですが、小規模企業小口資金がなくなって、いわゆる駆け込み融資制度という意味では、制度としてはないわけなんですけれども、この復活が、今のような経済情勢のもとでまた必要ではないかなというふうに思うんですが、この点については町は検討されましたか、伺います。
委員長(菅原福治君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 小規模企業小口資金につきましては、平成24年度から金融機関への預託金は廃止をしております。全て現在は中小企業振興資金のほうにシフトをしてきております。例えばこれまで小口資金のほうに対象になっていた方というのも、基本的には現在の中小企業振興資金のほうで受けられるというような制度になっております。
 また、現在の融資制度につきましては、平成23年度から、震災を受けて中小企業者の方への支援ということで、1%の利子の補給というのも23年度から開始しておりますので、そういった意味では、以前より使い勝手のいい制度になってきているものと考えておりますので、個人の方につきましても、こちらの現在の中小企業振興資金のほうをぜひご活用いただければというふうに考えております。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) それでは、その個人事業者6件、3,149万円の貸し付けの内訳なんですが、運転資金、設備資金、それぞれ何件ずつで幾らでしょうか。
委員長(菅原福治君) 企業立地推進監。
企業立地推進監(松原 誠君) 済みません、そこまでは拾ってはおりませんが、金額的には大体200万円とか300万円というような金額でご活用いただいております。
 ことしの例なんですが、例えば設備資金ということで、日ごろ事業に使っている車両関係の買いかえですとか、そういったことで現在の中小企業振興資金を活用していただいている例はございます。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 最後になりますが、実績報告書の212ページです。
 町営住宅に関してですが、町営住宅の一番上ですね、入居状況のところで、管理戸数の合計100棟に対して、入居戸数が93となっております。これはその後、この7戸についてはその後入居されたということなのか、伺います。
委員長(菅原福治君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 抽選で4月からの入居をされていますので、入居戸数としては、4月からは100戸ということでございます。
委員長(菅原福治君) ほかに質疑ございませんか。佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 先ほども出ましたが、済みません、実績報告書の199ページです。
 ここのところで整備工事がありまして、側溝のところがあります。これから先、3億円をかけたとして25年ということがありました。それでお尋ねしたいのは、側溝工事、側溝整備だけをやっている太子堂、仏所、とちの木、あけの平、これについて予算の提示と予算に対する実際の使ったもの何%になるのか、お尋ねします。
委員長(菅原福治君) 都市整備課長。ちょっと時間をいただきたいということでございますが、次の質問で。佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そこで伺いたいのは、予算がありまして、残った分があって、それを使わない限りは大概いつも同じキロ数で終わりということになると思うんですね。そういうことを避けるといいますか、町長が就任なさって以来、その残った予算を使いながらさらにその有蓋化を進めていくというような話だったわけで、そういうことが実際なされているのかどうかお尋ねしたいと思います。
委員長(菅原福治君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) その場所によりますけれども、要するに受け差の分を利用しましてある程度延長を延ばすという対策を、それは変更契約で延長を延ばすという場所もございます。ただそれが、施工したために中途半端な形で周辺道路とかの使い勝手が悪くなるというような場合は実施しませんが、ある程度の延長を延ばしても、要するに道路の利用上支障がないような場合については、延ばすような方向で受け差の活用を行っております。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 先ほどの話にも関連して、これから3億円ずつぐらいというと、25年というのでは余りにもその期間が長過ぎて、これを計画的にやっていく必要があるだろうと思いますが、その点についての考えを伺いたいと思います。
委員長(菅原福治君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 残りの延長をまず年間3キロぐらいずつやると25年ということでございますけれども、それは全体が終わるのに25年ということでして、団地ごとで見ていけば、太子堂なんかですとあと残り5年弱ぐらいの予定ですし、あと、例えば富ケ丘ですと約18年とか。ただ、鷹乃杜についてだと30年ぐらいかかるとかという、それは団地ごとによっていろいろでございますので、その辺についてはあと予算の配分の仕方等もございますので、早目に終わっていく団地があれば要するに残っている団地に多目に予算が配分可能になったりとかということもございますので、その辺でできるだけ早く終わるような形で検討させていただきたいというふうに思います。
委員長(菅原福治君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 側溝の整備については、従前、何年です、60億円ですというふうなことでちょっと巷間言われてきたところがありますけれども、私が就任して以来、いろんな手法で、この一角を誰が見てもここ一緒にやればというふうなところなども漏れがないようにというふうなことだとか、あるいは側溝と舗装を一緒にやるとかですね。公共施設を中心にとか。まさに、「何もしないではっぱり進まない。おらほいつなんだ」というのではなくて、少しずつやはり皆さんに実感をしていただいて、それぞれの地区バランスよくですね。そういうふうな手法を私が就任以来、この間、数年積極的に進めているというふうなところです
 したがいまして、結果として割り算すれば、3億円投入して16年ですよ、20年です。それは何年となりますけれども、時間は確実に経過するわけですので、そういった最大値の年数を押さえながら、いかに工夫しながら皆さんに利便を感じていただけるような、そういったものを優先の強弱をつけながらやるというのも、これは結果として加速させる1つの理由になると、こんなふうなことで、なお一層、これも根っこは財政ですから。財政と町が取り扱えるだけのいわゆる事務量といいますか事業量というか、そういったものもあるというふうなこともあわせてご理解をお願いします。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) できるだけそのブロックで単位でと、今町長がおっしゃったようにですね、そこのところまで何とか早目に進められように、追加工事も含めてできるように、今後そのように取り計らってほしいと思うわけですが、どうでしょうか。
委員長(菅原福治君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 配分された予算をできるだけ余すことなく有効に活用しながら、少しでも延長を延ばすような工事を実施していくようにしたいと思います。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 同じページで、成果及び今後の課題のところでした。除草と街路樹の剪定のところなのですが、これは前に担当課のところにも行ってお話ししましたが、街路樹を剪定するときに、幹のところからたくさん木が生えていて葉っぱが生えていて、そこを切らない限り、非常に通行の邪魔にもなるし見通しも悪くなるということがあって、それの徹底をしてもらいたいということを話をして、今回そういうところもありますが、そこのところが徹底されていなくて、非常に歩道のところまで幹が街路樹のところがはみ出しているというのがあるんですね。そういうことで、委託をするわけですからそのあたりを徹底してもらいたいなと。平成25年についてはそういう徹底がなされたのかどうか、お尋ねしたいと思います。
委員長(菅原福治君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 街路樹の剪定とかの際にそういう対象となった樹木につきましては、幹のあたりのそういったご要望が出てきているようなものについては撤去するようにしております。さらに、そういった対象になっていない樹木についてそういった状況になっている場合には、直営でもってその辺の対策、刈り払いとかを実施するようにいたしております。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 最後です。202ページですが、河川愛護のところが出ていまして、これが平成24年は10団体だったと思うんです。人数もかなり減っていると思いますが、この経緯はどういうことでしょうか。
委員長(菅原福治君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 河川愛護会の活動についてでございますけれども、平成24年度までは、原地区も含めて10団体で活動いただいておりました。ただ25年度につきましては、ちょっと原地区のほうで休止したいということでお話がございまして、現在は、ことしも含めてですけれども9団体で活動をいただいているところでございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) その原地区が休止をしたいという主な理由はどういうことだったのでしょう。
委員長(菅原福治君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) あくまでもこの活動につきましては、愛護会のほうで活動をしていただけるところに対してうちのほうが報奨金を出すという形をとっておりますので、それがどういう理由なのかというところまで詳しくは確認はしておりません。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 私が聞いた話では、かなり高齢になっていても、きょうはその河川愛護で出なければならないというときはちょっと雨模様でも出かけるというので、家族が本当に心配しているという話を見聞きしたことがありましてね。高齢化が進む中でなのかなというふうに思ったのですが。そうしますと、これからほかの愛護団体でもこのようなことが発生するという心配はあるのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 原地区の原因がその高齢化によるものだけなのかどうかというのはちょっとわかりませんけれども、全体に除草の活動をしていただいている方、農家の方が多いんですけれども、どうしても高齢化が進んでいると。それについては、富谷町だけではなくて周辺の市町村もそのような傾向が強くなっているということから、県管理河川については県のほうで行っていただけないかということで、いろんな場面で県のほうにそういう要望が出ております。それに対しまして、県のほうも逆にどのような状況にあるのかということで今年度仙台土木事務所のほうからちょっとヒアリングがございまして、町の状況についてはご説明したところでございます。
委員長(菅原福治君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 河川愛護と称して堤防の河川敷ののり面の、そしてまた平たん部のというようなことで、9地区、10地区というふうなことでやっております。農村部であるゆえに、いわゆる米、カメムシ対策というふうな面で非常に近ごろ実感をいたします。そういう意味で、いい刈り時期を農家の皆さんがよく承知の上でタイミングよく刈っていると。米に移らないように、米が花咲く、実が熟すころ、そして何というふうなことのタイミングでそれぞれやっていただいています。ですから、この辺のところも全部河川愛護の団体、地域で刈ることを提案へ返し返されると、これまた我々としても県の事業ゆえに非常に難しいところが。何らかの形で1日当たり単価1,000円というふうなことでプラス上乗せをしてきた経緯がありますけれども、もうしばらくこういったことを理解していただきながら、米への稲への影響というふうなことも含めながらご理解と、そしてまた無理のない範囲で取り組んでいただけるような策を我々としてもあわせて一緒に考えていくと、こんなふうな対応とさせていただくことで内輪では話ししているところです。
委員長(菅原福治君) ほかに質疑ございませんか。
     (「なし」の声あり)
委員長(菅原福治君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 これより議案に対する討論を省略し採決をいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
     (「異議なし」の声あり)
委員長(菅原福治君) 異議なしと認めます。よって、これより採決をいたします。
 認定第1号平成25年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。
     〔賛成者起立〕
委員長(菅原福治君) 起立多数と認め、よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
 以上をもちまして本日の議事を終了いたします。
 本日はこれにて散会いたします。
 ご苦労さまでした。
     午後2時50分 散会

平成26年決算審査特別委員会(第4号)

平成26年9月11日(木曜日)

富谷町議会決算審査特別委員会は、富谷町議会議場に招集された。

出席委員 17名

  • 委員長 菅原福治
  • 副委員長 小川昌義
  • 委員 相澤榮
  • 委員 渡邊俊一
  • 委員 磯前武
  • 委員 永野久子
  • 委員 佐藤聖子
  • 委員 細谷禮二
  • 委員 山路清一
  • 委員 佐藤克彦
  • 委員 三浦邦夫
  • 委員 安住稔幸
  • 委員 浅野直子
  • 委員 小泉光
  • 委員 高橋正俊
  • 委員 出川博一
  • 委員 森栄

欠席委員 なし

職務のため出席した者の職氏名

  • 議長 浅野幹雄

説明のため出席した者の職氏名

  • 町長 若生英俊
  • 副町長 鈴木和夫
  • 総務部税務課長 内海壯晃
  • 総務部税務課参事兼徴税特別対策監 西山高広
  • 総務部税務課長補佐 泉川潤哉
  • 福祉部長 小野一郎
  • 福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター所長兼保健福祉総合支援センター所長 安積春美
  • 福祉部長寿福祉課長補佐 菊地宏修
  • 福祉部長寿福祉課長補佐 中山高子
  • 福祉部健康増進課長兼食と栄養推進室長 奥山育男
  • 福祉部健康増進課長補佐 伊東大助
  • 福祉部健康増進課職と栄養推進室長補佐兼西成田コミュニティセンター子育てサロン副所長 菅原順子
  • 建設部長 鴇謙一
  • 水道事業上下水道課長(建設部上下水道課長) 齋藤英夫
  • 水道事業上下水道課(建設部上下水道課)参事兼事業管理監 黒川正司
  • 水道事業上下水道課(建設部上下水道課)副参事兼課長補佐 相澤友子

議会事務局職員

  • 議会事務局長 山田豊
  • 次長 富澤裕
  • 主任主査 津久家直美

午前10時00分 開会

委員長(菅原福治君) 皆さん、おはようございます。
 決算委員会は本日1日でございますので、よろしくお願いします。
 本日の出席委員は17名であります。定足数に達しますので、直ちに「決算審査特別委員会」を開きます。


     認定第2号 平成25年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
委員長(菅原福治君) 認定第2号 平成25年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 これから担当課長へ内容の説明を求めます。健康増進課長。
  [健康増進課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]
委員長(菅原福治君) 以上で、説明を終わります。
 これより一問一答による質疑に入りますが、質問者及び答弁者は要領よく簡潔な質問と答弁、そしてスムーズな議事進行にご協力くださるようお願いいたします。また、質疑は、ページ、款・項・目を明示され行ってください。
 それでは、質疑ございませんか。出川委員。
委員(出川博一君) それでは、決算書160ページ、ここの不納欠損額についてお尋ねしたいんですけれども、3,486万1,000円ということで、5倍の規模の一般会計の欠損額2,166万6,000円よりも多いんですが、なぜこのような形になったのか、お尋ねいたします。
委員長(菅原福治君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) こちらにつきましては、平成22年度から滞納整理が進んでおりまして、執行停止に係る分、22年度、23年度、24年度と、その執行停止に係る分が欠損になったというふうなことでございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) これは23年度が2,073万5,000円、24年度が1,872万1,000円と比べても大幅にふえているんですけれども、その要因についてお尋ねいたします。
委員長(菅原福治君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) 平成22年度から、滞納整理機構から職員が勉強してまいりまして戻ってきております。滞納整理を進めていきますと、最終的には、取るか、落すかの判断が必要になります。そこで地方税法の規定に基づきまして、執行停止、財産がない場合、処分をすることによって生活が困窮する場合、それから財産、それから所在ともに不明な場合は、執行停止ができるというふうなことで、その法律に基づきまして年次執行停止をかけております。執行停止をかけますと、3年間たちますと徴収権がなくなります。そういったことで欠損、それから停止中に時効を迎えるもの、それがございました。それから、5年の時効を迎えるものもございました。そういったことで、今年度欠損額が大きくなったというのは、主に23年度、24年度に停止案件が結構多かったというふうなことで欠損額が大幅に伸びております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) そうすると、23年ぐらいからいわゆる派遣した職員が帰ってきて、いろいろ検討して、執行停止なんかを使ってやってきたということですけれども、それによって、そうすると、今後もふえるというようなことになるんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) 23年度、24年度と停止額がかなり大幅に多くなっております。それが3年後には欠損というふうなことで迎えますので、今以上に来年度は恐らく欠損がふえるかと思います。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) それでは、実績報告164ページ、この中段ぐらいに、医療の給付という欄がございまして、その25年度実績で費用額として30億とありますけれども、これはレセプトの分析はどの程度までしておられるのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) レセプトのほうも高額療養費、高額医療費について、こちらのほうで状況を把握してございます。今回、高額医療費1件80万円以上の分としては323件ほどございました。その中で最高額では1件1カ月900万という方もございます。主に大動脈乖離とか、循環器系の心臓とか、そういったものに対する疾病、また、がんとかそういった新生物等が大きく医療費の高額につながっているものと分析しております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) ということは、高額医療の部分だけで、いわゆるここに載っている9,711人のレセプトは点検はしていないということなんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) レセプトは、医療費かかった分は全部レセプト審査、国保連合会のほうで審査をしていただいて、その中で、また町のほうでもレセプト点検員でもって改めて点検なんかもしております。そういったことで、疾病状況のほうは一人一人までの分まで、まだ今こちらのほうで状況を把握してということではなくて、そういった統計上、レセプトの統計情報から、このような疾病が割合が幾らくらいだとか、あるいは年齢別にこの年齢だとこういった疾病が多く医療にかかっているとか、そういったものは分析をして保健事業のほうに生かすように検討しております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) ということは、いわゆる調剤についての件数、金額とかの把握はされておりますか。薬です。
委員長(菅原福治君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 調剤薬局関係も当然ながら、こちらの実績の中には区分としては計上はしておりませんが、ちゃんと分析しております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) であれば、25年度の調剤の件数、金額をお願いいたします。
委員長(菅原福治君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) ちょっとお待ちください。
委員長(菅原福治君) ちょっとお待ちください。
健康増進課長(奥山育男君) 全体で、件数的には4万7,477件でございます。費用額にしますと5億4,338万3,090円となってございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) なぜお聞きしたかというと、次の168ページの広報活動の中で、(3)としてジェネリック医薬品の通知をしたとあるんですけれども、通知の内容はどのような内容なんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 初発の薬と後発ということでのジェネリック医薬品、この差額分、ジェネリック医薬品を使ったことによってどの程度、減額、薬品代が節約されたか、そういったものの通知でございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) 一般的な内容ということなんですか。それとも、個々人、患者、出川という患者がどういう薬を使っているかというところまで調べて差額通知というものを出しているんでしょうか、お尋ねいたします。
委員長(菅原福治君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 現在、今、ジェネリック医薬品の希望カードを保険証と一緒にお配りしています。その希望カードを出すと、この患者の方はジェネリック医薬品を希望されているんだなということで、医者、先生のほうでも処方箋を出すときにそういったものを考慮して処方箋を出す。また、薬局のほうでは、先生のほうの処方箋の中で、この薬はジェネリック、後発の医薬品を使ってもいいですよと、あるいはこれだけは後発品じゃないものを使ってくださいというものが、処方箋の中で先生が意思表示をしたものが出されます。それを薬局のほうで見ながら、それに合った後発品のほうを出すようにしております、現場では。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) つまり、一般的な通知の仕方という理解でよろしいんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 一般的なといいますか、医療費通知とか、ごらんになっているかと思うんですが、そういったはがきでもって通知しているものです。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) であれば、ジェネリックへの切りかえがどのような状況か把握しておられるのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) ジェネリック医薬品の利用状況、こちらのほうでも当然目標を持って示されておりますので、把握しております。国のほうでは平成24年度まで目標数値、数量ベース、そういったものでは30%以上という目標が立てられております。(「富谷町のほうの」の声あり)富谷町では、25年度では31.1%、参考までに、26年3月、ことしの末では33.7%というふうな状況で、年々ジェネリック医薬品の利用状況も割合が高まっています。目標数値を上回っているというふうな状況でございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) 比率としてはわかりました。額としてどうなんでしょうか。どのぐらいの削減効果があったのか。
委員長(菅原福治君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 金額としては、まだ詳細にこちらのほうでは数字は持っておりません。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) 今のお話聞くと、実は後期高齢でジェネリック医薬品の切りかえ事業というものをやりまして、対象者が2万7,121名で切りかえ率が40%、月に2,000万の削減効果があったというようなことで、これは非常に有効な、いわゆる医療費の節減には有効な方法だと思うんで、ぜひ研究していただきたいなと思いますけれども、いかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 委員のおっしゃるとおり、パーセントだけではなくて、どのくらいの減額効果があるのかは当然私のほうでも把握すべきことと承知しておりますし、今後は、そういったところの詳細も見ていきたいと思っております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) このために、後期高齢でも委託業務でやっておるんですよ。委託料は300万超程度でやって、追跡調査もできるというシステムのようなので、ぜひそれを研究して活用されることを希望しますけれども、いかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) レセプト分析関係については、国のほうで今KDBという国保データベースシステムというものを構築しております。宮城県でもことしの10月からそのKDBシステムというものを運用を開始するというような予定で、今国保連合会のほうで調整しています。それができますと、そういったところも統計的に、数量的に分析ができるようなシステムだと思いますので、その辺は連合会のほうとも確認しながら進めていきたいと思います。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) では、戻りまして165ページ。中段に高額医療費の支給状況等がありますけれども、25年度、件数としては非常に24.7%と大幅にふえているんですけれども、要因は何なんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 交付金がふえているということですか。済みません、もう一度ちょっとお願いします。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) 高額医療費の(1)支給額等の状況で、件数が24年度と比べて24.7%と大幅にふえているので、その理由は何なのでしょうかとお尋ねしています。
委員長(菅原福治君) 健康増進課長。 
健康増進課長(奥山育男君) 行政実績報告の165ページですよね。(「ごめんなさい、失礼しました」の声あり)これは高額療養費ですので、先ほどの療養給付費のほうが費用額も上がっているというのと同じように、高額療養費の該当件数がふえていると。これは2番目の療養の給付でもって、例えば人数、件数、日数なんかは前年と比べて少なくなっておりますが、費用額のほうはふえております。こういったことで、1件当たりの医療費、そういったものが高額療養費に該当する事案がふえてきているというふうな状況がここから読み取れると思います。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) それを読み取って、どのような対策をとられておりますか。
委員長(菅原福治君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) これは先ほどのレセプトの状況、疾病分析の中から対策を打っていくんですが、やはり広く全分野に対しての対策というのは、なかなかこれは難しいものですから、優先順位をつけて、1回当たりの費用額が高い、高額の医療費、そちらのほうの予防のための保健事業、そういったところから優先順位をつけて対策を講じていきたいというふうに考えております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) 私、支給額は医療の高度化に伴ってやむを得ないことだとは思うんですよ。ただ、国保の第2期の計画では、これは事前に予想して対策を打つというふうな計画、これですけれども、計画しておられるんです。その中で、これについては早期介入による重症化予防の取り組みをするとあるんですけれども、25年度はどのような施策を打たれましたか。
委員長(菅原福治君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 早期介入といいますのは、例えば特定健診とか、あるいはがん検診、そういったものの検診結果を町のほうにいただきます。その際に精密検査とか、あるいは要診療とか、医者にかかってくださいとか、そういった結果の方については、こちらのほうで勧奨を、文書でもってすぐ通知をして、「精検を受けてください」と、あるいは「医者のほうにすぐ行ってください」とか、そういった勧奨を行って、早期介入ということで実施しております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) 続いて、実績報告書の166ページ、今課長のほうから、一番上のところにある特定健診・保健指導の件なんですけれども、受診率は59.4%と、いわゆる第2期の計画を、57%の目標値でそれはクリアしているんですけれども、これは国の示す目標値は幾らになっているんですか。
委員長(菅原福治君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 国は、28年度までに60%というふうな目標だと思います。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) そうすると、富谷町も同じ60%の目標を掲げていますけれども、国の基準と同じだというふうに理解していいんですか。
委員長(菅原福治君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) あくまで町の特定健診等実施計画は、国の実施計画に基づいて作成しておりますので、計画上は60%を目標に設定してございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) その下の保健指導のところなんですけれども、51.9%ということで、これは2期計画では45%の目標でクリアしているんですけれども、ただ、そういいながら、24年度比6.4%のダウンです。その要因は何でしょうか。
委員長(菅原福治君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 要因について特定することはなかなか容易ではないんですが、ただ、24年度に健診結果相談会というものを初めて開催して10%台から一気に50%、60近くなったということで結果が出ています。25年度も同様にやってはいるんですが、結果相談会のあり方とか、その辺でのリピーターとか、あるいはそういった案内の中で、「じゃあ、ぜひ行って……」というようなことにつながらなかったのか、その辺は、ちょっとこちらのほうでも保健指導のありようについては工夫しながら進めていきたいなというふうに反省しております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) ですから、私この計画をつくるときに、何で実績で58.3%のものなのに、25年度の計画が45%に落としたのかということを質問したことがあるんですけれども、ですから、やっぱりそういう面で低い数値をやったために力が入らなかったということではないですか。
委員長(菅原福治君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 決してそんなことはございません。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) じゃあ、国の示す目標値は何%でしょうか。
委員長(菅原福治君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 国も特定保健指導につきましても、先ほど、済みません、28年度と申しましたが、29年度まで、それぞれ健診、保健指導ともに60%が国の目標値になってございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) そうすると、富谷町も同じ60%だという理解でいいんですか。富谷町も同じ目標値として60%。
委員長(菅原福治君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 富谷町もこの国の設定に従って設定しております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) 25年度の特定健診並びに保健指導の実施率の結果でもって、26年度、今年度の後期高齢者支援金の加算減算があると思うんですけれども、これには該当したんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 該当はしておりません。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) 最後です。
どの程度の水準になれば、いわゆる後期高齢者の支援金、町からの支出になりますけれども、これが減算されるのか、お尋ねいたします。
委員長(菅原福治君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) その詳細な数値はちょっと今お答えできる状況にはないんですが、ただ、この国の目標値を一定の割合でもって下回った場合に加減、減算されることになっておりますので、今のところは、富谷町としてはその範囲には入っておりませんので、減算対象にはなっていない状況でございます。(「終わります」の声あり)
委員長(菅原福治君) この際、11時5分まで休憩といたします。
     午前10時54分 休憩


     午前11時05分 再開
委員長(菅原福治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 ほかに質疑ございませんか。佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 実績報告書165ページです。療養給付費の1人当たりの費用額がありますが、年々増加してきていたわけですが、伸び率としては鈍化といいますか、横ばいの状態にあるかとここから読み取れました。しかしながら、同じページにあります高額療養費についてはかなりふえているのかなというふうに思いました。
 先ほどもありましたけれども、高額療養費、使わなければならないということになった、この点ですけれども、医者にかかる、医療機関にかかることがおくれて高額療養につながってしまったというような傾向は見られるのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) そうした傾向をつかむことはできませんので、そこはわかりません。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 健診も非常に大切ですが、やはりぐあいが悪くなったときにすぐにかかる、医療機関にかかって診てもらうということが最も大切だと思っています。そのときに、高額療養の中で、入院が長くなるだとか、手術が必要になると言われたときに、限定額の認定証を町が発行して、月内にこれだけ納めればいいというようなことがあるわけですが、そういう発行数は現在幾つになっていますか。
委員長(菅原福治君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 減額認定証の発行数の数字はちょっと持ち合わせておりませんので、必要があれば後ほど出させてもらいたいんですが、よろしいでしょうか。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) その中で、保険料が払えなかったと、国保税が払えなくて滞納になっているという人の中で、病気が見つかって、治療が非常に高額になるだろうということがある人もいると思うんですね。そういう滞納者の中で、そういう人たちがどういうことを求めているか。滞納していれば認定額の限度額のは発行されませんよね。そういうときに、多分あちこちから借りながらでも納めるという人もいるかもしれませんし、町はそのときにどういうような対応をしていますか。
委員長(菅原福治君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) こちらのほうでは、保険証なり、その減額認定証の交付は申請に基づいて出しますし、啓発も十分、広報等でもしておりますので、そういったところに支障を来すような状況はつくってはいないと思っております。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 滞納をしている人のところで高額の医療費になったときには貸し付けという制度があったかと思いますが、これも現在は貸し付けているのですよね。どうでしょうか。
委員長(菅原福治君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 高額医療費の貸付基金はございます。ただ、ここ数年、貸付金の申請は実績はございません。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 限度額の認定証がもらえないとか、そういうことになると非常に困る場合が出てくるのではないかと思うので、それについては、こういう制度もありますというものについてお知らせは必要ではないでしょうか。
委員長(菅原福治君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 議員がおっしゃっていらっしゃるのは、例えば滞納しているということで減額認定の申請ができない方に対してということでのお話かと思うんですが、町のほうでも、税務課のほうで、滞納者の方については、その保険証、短期証なりを交付して、その方々との交渉する機会を設けてございます。そのときに、そういった受診、病院に行きたいとか、そういった状況があればこちらのほうへすぐ相談に来ていただいて、それに応じて交付するというふうな対応はとっておりますので、その辺は納付相談のご案内の中でもお示ししていると思います。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) それでは、収納状況についてお尋ねします。167ページになります。これでいきますと、現年分、滞納分ともに改善が見られているところですが、これについて特段の取り組み、どういうことにあったのか、お尋ねします。
委員長(菅原福治君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) 例年、年2回の一斉催告というものをやっておりましたけれども、昨年からはその取り組みにかえまして、滞納者の状況に応じて、催告書の内容、文面を変えて送付するようにしております。また、送付する封筒にも、そのレベルに応じた封筒の色、一番きつい色ですと赤なんですけれども、差し押さえを前提にしますよというふうなことでの催告を赤の封筒に入れてお送りすると。そうすると、視覚的に目がつきやすいというふうなこともありまして、大分反応がふえてきております。そういったことで改善が図られているかと思います。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) それが、去年以前については2回に一斉に送っていたのだけれども、去年からそのようにしたと。これは随時、それでは、赤とか、ほかの色は、じゃあ、赤と黄色と何かとですか、その色についてもどのように発行しているのか、色についてもお尋ねします。
委員長(菅原福治君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) 色については、今たしか5色だったと思います。青、それから薄い緑色、オレンジ色、赤、あともう1個、ちょっと済みません、4色かもしれません。それに応じて、先ほど言ったとおり、赤が差し押さえ決定通知書、オレンジ色が差し押さえ事前通知書、緑色が財産予告通知書、青が一般の納税催告書というふうな取り扱いで行っております。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 来た方々についてはどのように納付相談をしたのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) まず、納められない理由をお聞きいたします。結局は納めていただくことになりますので、今の収支の状況をお伺いしまして、収支の状況で最大限納められる金額でもって納付をいただくというふうなことで進めさせていただいております。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) それでこのように改善したということになるんだと思いますが、実績報告書の168ページに短期証の発行者数があります。これもそうですが、直近の数字を1カ月、3カ月、6カ月で合計幾つかということをお尋ねします。
委員長(菅原福治君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) では、直近、8月末現在の数字で申し上げます。1カ月証が今現在、対象が52名、3カ月証が138名、6カ月証が97名、合計287名となっております。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) この滞納している人たちですが、1年未満、1年以上、1年半以上に分類しますと、どういうことになりますか。
委員長(菅原福治君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) この方たちは、1年以上に滞納がある方が短期証になるというふうなことで取り扱っていますので、その方たちが287名、現在いらっしゃるということになります。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) それでは、お尋ねしますが、滞納の収納率が改善されたといっても23.98%、およそ24%ということになります。やはり、今の分も払いながら前の分も払うというのは、非常に経済的に厳しいということがあるかと思うのですね。そういうときに、やはり国保税のさらなる引き下げというのが必要だと思うのですが、この点について、平成25年度、どのように検討したのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 既にご案内のとおり、26年度、ことし国保税の税率を改正して引き下げております。25年度、前年度中は、前年度の25年度中については基金の保有状況とか、国・県の負担金、歳入、去年、それから今後の医療費の支出状況、そういったものを加味しながら保険税の引き下げについては十分検討を重ねてきたところでございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そのとおりで大変喜ばれていることです。短期証についてですけれども、287人が短期証だということになっていますが、それでは、今短期証、全ての人たちにこれは送付済みになっているでしょうか。
委員長(菅原福治君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) まだ窓口にとりに来られていない方が、1カ月証で42名、3カ月証で37名、計79名いらっしゃいます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) とりにきていないからということは、つまりはとめ置きになっている状態だということだと思いますが、県内でも、とめ置かずに郵送でというところはあります。この点について郵送になっているという自治体、把握していますか。
委員長(菅原福治君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) 確認はしておりません。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 手元に、やはり何かあったとき、病院にすぐにかかれるようにということで、人権にかかわる問題だということで、塩竈や多賀城、七ケ浜もだったと思いますけれども、郵送によっているかと思います。確認して、やはり保険証は保険証だと、納税相談とは切り離しながらしていくべきではないでしょうか。これについての改善というか、検討はしたでしょうか。
委員長(菅原福治君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) とめ置きを解消すべく、町としても対応させていただいております。来られない方につきましては、電話をかけたりとか、夜間に訪問しております。また、不在の場合には、差し置きをして納税相談につなげるような取り組みをしております。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) しかし、1カ月証、3カ月証で79人の人の分があるということは現実なわけで、納付相談は納付相談、やはり保険証はということであれば、ほかの自治体の例も聞きながら、これは改善すべきだと思いますが、どうでしょうか。
委員長(菅原福治君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) どうしても納税相談が進まない限り、納付が行われない。生活状況もそこでお話しする機会もなくなる。もしかすると、そういった方たちが執行停止の該当者かもしれません。そういった方たちと一度お話を聞く。適切に納付していただくか、もしくは停止のほうに導くか、そういったご相談にもなりますので、相談の機会を設けるためにも、ぜひ今後も続けたいと思っております。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) さっき、失礼しました。12回になったというのは塩竈でしたので、訂正します。そして、平成26年度、先ほどありましたけれども、国保税引き下がりました。ですけれども、やはりもっと払いやすくするためにということであれば、今10回で分けて納付しています国保税を12回にするべきではないかということは、前から言っているところですが、これについて、先ほど言いました、塩竈、多賀城、七ケ浜だったと思います、12回にしたという話を聞きましたが、これについてはご存じですか。
委員長(菅原福治君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) 今のところそういった検討はしておりません。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 収納率を上げるということになると、やはり1カ月ずつの生活、月給もらったり、年金は2カ月に1回ですけれども、そういう中で、月々の暮らしということでいくと、やはり12回にしながら、毎月サイクルを持ってということは必要だと思いますので、これについてはぜひ検討してもらうようにしたいと思いますが、どうでしょうか。
委員長(菅原福治君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) 今のところは10回で納付の方法を考えております。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 基金についてお尋ねします。
 年度内に基金の積み立てが5,724万5,000円ありまして、繰り入れが7,740万円ということです。決算報告書では決算時点での基金が10億9,275万8,000円となっていますが、現在の基金については幾らになっているでしょうか。
委員長(菅原福治君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 今議員がおっしゃられた25年度決算剰余金7,740万、こちらを加えますと現在は12億2,740万2,158円となってございます。ただ、26年度の会計で、1億約6,000万ほど繰り入れをして、今回、補正予算で提案させてもらっているんですが、それを捉まえますと10億6,867万というふうなところが現状でございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 国民皆保険ということですから、やはり保険証が手元にあるということが一番大切だと思いますし、大きな病気になってしまったというときには、経済的な負担、支払いが心配しなくていいように、限度額の認定証が速やかに発行されること。それから、貸し付けもこうやってできるということを相談することがとっても大切だと思うわけです。きめ細かく納税相談ができるということが町の強みだと思うわけですが、先ほど聞いて、赤、オレンジなどという視覚に訴えるというやり方で、これは県の滞納整理機構そのもののやり方で、人を驚かせるということにつながるやり方だと思います。この点については改めてもらわなければならないし、もっとその人たちに寄り添った相談が必要だと思いますが、この視覚に訴えるという方法について、ぜひ改めてほしいと思うのですが、どうでしょうか。
委員長(菅原福治君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) 視覚に訴える方法をとりまして、収納率が上がっております。窓口にいらっしゃる納税者の方も大分ふえております。効果が実感としてありますので、今後もこちらのほうは続けさせていただきたいと思います。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) さっきの話の中で、執行停止にもしかしたらなるかもしれない。それによってその分が不納欠損になるかもしれないという、そういう立場も、そういう面も持っていることについてはわかるわけですが、しかし、やはりそうやってどきっとさせるということ自体が、私はとても納得いくものではありませんし、やはり生活ぐあいをよく見ている税務課であり、それから健康増進課、それから長寿福祉課というところで、本当に親身になる相談の方法をこれから探ってほしいと思います。これについて、再度答弁を求めて私からの質問は終わります。
委員長(菅原福治君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) まず、相談するにも一度お話しする機会をつくらなければなりません。その1つの手段として、封筒でもって視覚で訴える。それ以外にも国保の短期証者の方たちを中心に夜間訪問を実施しておりますし、不在であれば差し置きをして呼びかけると、そういった対応を数回やっておりますので、今後もこの取り組みを続けてまいりたいと思います。
委員長(菅原福治君) ほかに質疑ございませんか。小泉委員。
委員(小泉 光君) これ、私の国民保険の保険証なんですね。これは非常に薄くて、汚れやすくて、財布の中で厚みがなくていい面もあるんですけれども、有効期間が1年だと。これを例えば有効期間を2年ぐらいにして、カード型の汚れにくいような形にはできないものなんでしょうか。伺います。
委員長(菅原福治君) ページは何ページのどこですか。
委員(小泉 光君) 23年も、24年も、25年も、26年も全部まとめて。
委員長(菅原福治君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 保険証ですけれども、確かにカード、プラスチックとかそういったカードは一番よろしいかと思いますが、ただ、そのカード発行に対する費用とか、発行方法とかいろいろなことを考えますと、今の保険証でもって対応をしていきたいというふうに考えております。
委員長(菅原福治君) 小泉委員。
委員(小泉 光君) だから、例えばこれは1年有効なんですよね。2年有効とかにすると事務上障害があるんですかね。コストの面で安くなると思うので。
委員長(菅原福治君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) こちらの有効期間等は法律でもって定めてありますので、1年ということになります。
委員長(菅原福治君) ほかに質疑ございませんか。永野委員。
委員(永野久子君) 予算書の170ページです。先ほどのご説明の中に、たしか……。失礼しました。170ページなんですが……
委員長(菅原福治君) 決算書ですね。
委員(永野久子君) 決算書です。
 11款諸収入の中の2項預金利子3目預金利子の……、その1つ上です、失礼しました。1項の最後ですね。1項の延滞金、加算金及び過料というものの、5目の過料、ここで、先ほど医療機関の不正請求があったというようなご説明がありましたが、これについてちょっと詳細を伺いたいと思います。
委員長(菅原福治君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 時々、新聞報道とかマスコミでも聞かれると思うんですけれども、医療機関から不正に医療費の請求があったと。そういったことがレセプト審査、いろいろなところから発覚した場合、国・県の国保医療課を通じまして、医療機関のほうに不正請求に対する通知を行います。その中で、不正請求があったものについては返納金というような形で町のほうに連絡があります。そのときに、保険者は返還金のほかに、その40%を、加算額を支払わせることができるという過料の規定が国民健康保険法の65条の3項の中に規定があります。それに基づいて、県の国保医療課からの通知に基づいて、富谷町が国保の法律に基づいて過料を課して入ったものでございます。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 仕組みはわかりましたが、どこの医療機関というふうに聞くわけにはいかないと思いますけれども、もう少し、ぼんやりとしてでもいいですから、もう少し具体的に、どのような事例であったのかということをもうちょっと詳しく伺いたいと思います。
委員長(菅原福治君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 詳しいといいますか、要するに、例えば診療行為を行わないのに行ったように診療報酬明細をつくって請求を出された。それが、結果、その分は実際に診療を受けていなかったと。結果、それは不正請求に当たるわけです。そういったケースについて発覚したものについて、医療機関のほうにそういった不正請求がありましたよといったことで、資格取り消しとか、期間の停止とか、そういった部分もあると思うんですけれども、そういった医療機関からの不正請求、自治体は、当然保険者のほうとしては返還を求めるわけです。その返還金に加えて過料というものを法律に基づいて支払わせることができるということですので、それに基づいて過料を請求して納付をいただいたということでございます。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) つまり、富谷町の国保加入者が医療機関にかかった。その医療機関が不正請求をしたわけですよね。ということは、つまり、私たちが身近にかかっている医療機関にそういうことがあったと。そういう不正請求があったということだと思うんですが、その医療機関に対しては、具体的には今どういう措置がとられているんでしょうか。例えば医療行為停止だとか、普通のお店屋さんなら営業停止になるとかというようなことがあり得ると思うんですが、どういう状況に置かれているのかということ。お金による罰則だけではなく、社会的な制裁というものは受けているのかどうか。そこを伺いたいと思います。
委員長(菅原福治君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 今委員がおっしゃるような社会的な措置がとられていると思います。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) では、ちょっと別の問題を伺いたいと思います。実績報告書の167ページなんですが、保険税の調定と収納状況なんですけれども、一般被保険者に関して調定額に対する収入済額、収納額の率が94.64%、収納率94.64%となっておりますが、それでは、予算を組む際の徴収率というのはたしか86%で予算を組んだというふうに聞いたように思っているんですが、そのとおりでしょうか。
委員長(菅原福治君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) 現年分86%でございます。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) この実績報告書は、あくまでも調定額に対して94.64ですが、予算額に対しては100%超えていると思いますが、何%になっていますか。
委員長(菅原福治君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) 一般分で101.91になっています。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) この点につきましては、一般会計でもこのことは申し上げましたけれども、とりわけ、国保に関して言いますと、一般会計とはちょっと成り立ちも違いますし、もっと予算を組む段階での徴収率を大きく見て、例えば86%を1ポイント上げて87%というふうに引き上げて徴収をすれば、今の段階だと、それでも25年度の実績だと、それでも100%はいけるだろうというふうに考えられるんですが、そのように徴収率を引き上げて、そしていわば税金の徴収を抑えることができるような国保税の徴収の仕方というものをするべきだと思うんですが、この点については検討はされてきましたでしょうか。
委員長(菅原福治君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) 一般会計とかでもよく言われるんですけれども、結果的には、こういった最終的な収納率、かなり上向いています。しかし、この状況は努力してなっているものでありまして、当初のその時点で高い収納率を見込むというのはちょっと危険性もございますので、その辺は慎重に見据えて行いたいと思っていますし、国保特別会計の中のそういった収入面は、担当課なりと調整しながらやっていきたいと思ってございます。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 毎年、毎年、徴収率を変えるという考え方に立っているわけではないんですが、少なくとも過去3年なり、5年なりの実績に即した当初予算の組み方というスタイルが必要だと思うんですけれども、そういう視点で検討し直す必要がないのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) 慎重に検討しながら進めていきたいと思います。
委員長(菅原福治君) ほかに質疑ございませんか。
     (「なし」の声あり)
委員長(菅原福治君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 これより議案に対する討論を省略し、採決をいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
     (「異議なし」の声あり)
委員長(菅原福治君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
 認定第2号 平成25年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。
     〔賛成者起立〕
委員長(菅原福治君) 起立多数と認めます。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。


     認定第3号 平成25年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
委員長(菅原福治君) 認定第3号 平成25年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題とします。
 これから担当課長へ内容の説明を求めます。上下水道課長。
  [上下水道課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]
委員長(菅原福治君) 以上で、説明を終わります。
 これより一問一答による質疑に入りますが、質問者及び答弁者は要領よく簡潔な質問、答弁、そしてスムーズな議事進行にご協力くださるようお願いいたします。また、質疑は、ページ、款・項・目を明示され行ってください。
 それでは、質疑ございませんか。小川委員。
委員(小川昌義君) それでは、行政実績報告書219ページからの3番の修繕工事なんですが、これの当初予算、要するに修繕ですから緊急を要するお金になるわけで、当初予算というのはどのような計上の仕方をしているのか、質問したいと思います。
委員長(菅原福治君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) 済みません、ちょっとお待ちください。
 当初で1,538万4,000円見ております。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 当初予算の款項目のところは、どこになっているんですか。
委員長(菅原福治君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) 1款1項2目下水道維持費の11節需用費の修繕料でございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) わかりました。
 それでは、次に、同じ業務委託の中の明石台汚水中継ポンプ場外4というふうなことになっておりますが、入札のときの入札結果記載書を見ますと、これは2年間の25年・26年度の経過になっているようですけれども、実績報告書に上げた金額というのは、2分の1で上げたのか、それとも入札のままで上げたのか、ちょっと数字的にちょっと合わないものですから、その辺質問したいと思います。
委員長(菅原福治君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) そのままの契約内容で出していると思いますけれども。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 入札でいきますと1,000万円で落札しているわけですが、この1,000万円で出ている中で、今回出ているこの金額が、この金額とはまたちょっと違っているような気がするんですが、これはどういう経過でこのようになっているわけですか。
委員長(菅原福治君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) 済みません。何と何が、ちょっと金額が違うか、もう一度。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 入札の結果とここに書いてある数字が合わないわけですので、それはどういう理由ですかということなんです。
委員長(菅原福治君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) 2カ年分の契約です。25年度分が316万3,600円となっていますので。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) それに消費税を入れたという形でもちょっと数的に合わないような気はするんですが、後で具体的に……。
 続いて、工事請負のほうですけれども、12月の補正予算で415万8,000円が補正予算出ているんですが、補正予算の出ている内容が、こちらの決算書のほうのどの部分に補正予算の部分がどのように展開されているのか、ちょっと質問したいと思います。
委員長(菅原福治君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) 済みません、後でちょっと調べまして回答します。
委員長(菅原福治君) ほかに質疑ございませんか。佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 実績報告書220ページ、お願いします。ここの中で不明水のことが述べられていますが、不明水対策で、効果は決算の数字であらわすとどうなるのか、幾らなのかということをお尋ねします。
委員長(菅原福治君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) 有収率が80.2%ですので、19.8%が不明水でございますので、83万1,688立方メートルが不明水となります。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) ここを見ますと、雨水が流入したりということになっていますが、早期発見というのは、具体的にどのように実施して83万1,000円につなげたということなのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) 早期発見ということで、テレビカメラ調査、管渠への。そういった関係で調査しまして、その後、修繕するというような形でやっております。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 219ページのところにポンプ場の維持管理業務があります。そこの中で、平成24年が5,279万8,257円ということになっていまして、24年は管路にテレビカメラ調査を実施したとありますが、平成25年度はどうだったのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) 1カ所行っております。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そうすると、不明水の早期発見ということであれば、これは1カ所だけでいいのか、もうちょっと必要とするところで毎年やるとかというそういう必要性はないのでしょうか。有収率と不明水、有収率というのは……。まず、済みません、毎年しなくていいのか、数カ所でしなくていいのかということをお尋ねします。
委員長(菅原福治君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) あくまでも予算の範囲内でやっています。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 有収率というのは、水道会計の中でどこかに流れていかないかということだと思うのですが、この220ページの成果と今後の課題のところでいうと、雨水の発見ということで、それがどういうふうにつながっていくのか。そこのところが、(「不明水」の声あり)不明水で雨水が混入してしまっているということがあってということと、有収率と、これをどのようにしながら、するのかといいますか……。済みません、ちょっとまとめます。
 雨水の発見、雨水がマンホールに入っていって、それが不明水だというふうに読めるのですが、そういうことだけでなく、ほかの理由もあるのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) 不明水はほとんど雨水でございまして、その対策としましては、先ほど申し上げたように、テレビカメラ調査、対策としまして本管の改築工事等を行っております。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、有収率との関係はどのようになっているのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) 多く不明水が流れれば有収率は悪くなります。ですから、そういうふうなことです。
委員長(菅原福治君) ほかに質疑ございませんか。
     (「なし」の声あり)
委員長(菅原福治君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 これより議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
     (「異議なし」の声あり)
委員長(菅原福治君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
 認定第3号 平成25年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。
     〔賛成者起立〕
委員長(菅原福治君) 起立全員と認めます。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
この際、午後1時まで休憩といたします。
     午前11時57分 休憩


     午後 1時00分 再開
委員長(菅原福治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 午前中の補足説明がございますので、これを認めます。上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) 12月の補正予算についてなんですけれども、工事請負費415万8,000円、下水道管路更生工事につましては、決算書200ページ、1款1項2目15節の工事請負費の中に入っております。
 以上でございます。


     認定第4号 平成25年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
委員長(菅原福治君) 認定第4号 平成25年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 これから担当課長へ内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
  [長寿福祉課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]
委員長(菅原福治君) 以上で、説明を終わります。
 これより一問一答による質疑に入りますが、質問者及び答弁者は要領よく簡潔な質問と答弁、そしてスムーズな議事進行にご協力くださいますようお願いいたします。また、質疑は、ページ、款・項・目を明示され行ってください。
 それでは、質疑ございませんか。出川委員。
委員(出川博一君) それでは、実績報告145ページ、ここの中段にあります二次予防事業についてちょっとお尋ねします。二次予防事業の目的、趣旨は何か教えていただきたいんですけれども。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 介護のおそれのある高齢者の方々を対象にといいますか、それはチェックリストで選定された方々を対象に介護への移行を防止するために行うものでございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) それでは、25年、65歳以上6,420人の対象者に対して、二次予防の必要な方の出現率19.4%、24年度比3ポイントのアップになっておりますけれども、24年よりも出現率が高かった要因というか、この辺の分析はされておりますか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) このチェックリストそのものの浸透もしてきたものと思ってございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) ということは、浸透してきたということは、それによってこれからもっと出現率が高くなるというふうに理解してよろしいんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) このチェックリストのところで、チェックというふうなことで考えていきますと、ご自身の介護に対する考え方とかが少し反映されるような形になっていますので、より元気にというふうなところで考えていくと、そういった意識のある方が高くなるということは出現率も高くなるというふうに考えております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) これは25年対象者、人数として1,243人とありますけれども、これは24年比286人の増ということで、今後、65歳以上の人口がふえていきます。そうなりますと、おのずと二次予防者の対象者はふえるというふうな認識に立ってよろしいでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 一定の割合でふえていくものと思います。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) ちょっと気になるのが、この下の段にあります二次予防事業に対する参加率なんですけれども、事業参加率1.5%で、全国平均よりも、0.7よりは高いということで、努力は非常に大変だったろうなと思いますけれども、なぜ参加しないのか。その理由とか、その辺の分析はいかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 二次予防の対象者の全体的なところで見ていきますと、まだまだ自分では大丈夫。介護のほうの認定を受けるような状況ではなく元気だというふうな認識の方も多い状況です。チェックリストからは上がってくるのですけれども、ご自身の思いといいますか、リスクというふうなことに対してはまだまだ緩いのかなというふうなところがありますので、元気だというふうに思っている方が多いというふうなところでございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) チェックリストによって出現した方に対して、これ以上悪くならないようにという予防事業だと思うんですけれども、そういう意味でいくと、23、24、25と、それぞれの参加率が23年が2.1、24年が1.7、25年が1.5と、年々下がってきて非常に憂慮すべき状況じゃないかなと思いますけれども、いかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 二次予防事業のところでのお誘いのほかに、福祉健康センターの一次予防と二次予防の間の事業になりますけれども、元気な方でも健康センターのほうに来て、同じような足腰の教室ですとか、そういう事業もございますので、二次予防はちょっとという方はそういうふうなところのご紹介をしたりというふうにしておりますので、二次予防事業だけでの介護予防を捉えるというふうなところではなく、少し広いところで事業を行っているところではございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) 二次予防について4つほどの事業があるんですけれども、運動機能向上事業とか、そういうそれぞれの事業ごとの該当者の抽出というのはどのような基準でなされているのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) チェックリストがありまして、そこのチェックリストの項目で、どこの項目に何項目以上該当すればというこのチェックリストそのものは国の基準ですので、その基準にのっとったものでございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) 先ほども参加率が悪いということでお話ししたんですけれども、それが心配だと思うんですけれども、いわゆる参加を促すためのアプローチというか、その辺のところの工夫は、どのような形で25年度実施されたのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) なかなか、ご自身から手挙げをというふうなところで、難しい方もというか、参加を促せない方もおりましたので、チェックリストを見まして、リスクが高い方という言い方もあれなのですけれども、こちらのほうで把握した内容からお声がけを直接させていただいて、こういう事業があるから、ぜひ参加をというふうな形で、電話だったりというところで促したところではございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) 最後になります。いろいろ努力をされているというお話は聞きましたけれども、それでもなおかつ参加率が落ちてきているということについて、今後の取り組み方針についてお尋ねしたいんですけれども。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 来年度からは、二次予防、一次予防というふうな、それから要支援者というふうなところでのすみ分けなくといいますか、地域包括ケアの中で自由にやれるような状況になってきております。ですので、参加しやすい事業というものが1つですし、本当に足腰の教室、例えばマシンを使ったり、いろいろなものを使ったりということで、地域リハビリ的なところで必要な方もいらっしゃいますので、介護予防の段階的な事業を選択できるような形で何とか広げていけたらいいというふうには考えてございます。(「終わります」の声あり)
委員長(菅原福治君) ほかに質疑ございませんか。佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 実績報告書142ページです。施設に入っている人たちの表もありますが、今、富谷町で特別養護老人ホームに入りたいという人で待っている待機者といいますか、その人は何人になっているでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 県全体のところですと、県のほうが施設調査を行っております。今県のほうに確認しましたら、取りまとめ中でまだもう少し待ってほしいというふうな話がございました。町内の施設になるのですけれども、町内には、杜の風、成田の里、せせらぎの里というところで特養3カ所ありますけれども、その中での待機、トータルで考えてみますと、8月末現在で172名です。ですが、この方々はダブルといいますか、両方に申し込んでいる方もいらっしゃるので、実ではなくて延べというふうなことになります。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 144ページ、お願いします。5番のところに、富谷町高齢者保健福祉計画・第6期介護事業計画に向けてニーズ調査というものしたということになっていまして、委託先が株式会社サーベイリサーチセンターということになっています。これは調査の方法はどのようにして行ったのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 郵送返送方式です。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、調査内容についてはどこがつくったものですか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 国のある程度の指針もございますが、町でございます。町と委託先のところでの調整によりというふうなところでございます。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、これから計画を立てることになりますが、それは調査の結果に基づいて行われるわけだと思うのですが、それについては町が独自で計画をしていくということになるのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 計画策定まで委託にはなってございますが、その内容のところは、当然、検討を重ね、協議を重ねというふうなことになります。
委員長(菅原福治君) 佐藤聖子委員。
委員(佐藤聖子君) 計画策定まで委託になっているということだとすると、どういうところまでは委託になり、町が町の実情を見ながら計画を立てていくという、そのあんばいといいますか、それはどんなふうになるのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) まず、調査のほうの分析をしていただいております。それはただ事業者だけの分析ではございませんで、町のほうの当然分析も突合させ、その結果のところで、どういう事業体系を組むかというふうなことを検討いたしまして、運営委員会、保健福祉総合支援センターの運営協議会もありますけれども、協議会を経てというふうな段取りでございます。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 実績報告書の144ページですが、一番上に介護保険料の調定と収納状況のところで、特別徴収分、普通徴収分、それぞれあります。それぞれ特徴と普徴の人数を伺います。
委員長(菅原福治君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) こちらは平成26年度の直近のデータでお答えさせていただきたいと思います。平成26年の6月本算時点で、特別徴収義務者が7,536名、普通徴収が571名となります。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 普通徴収の徴収率が92.18ということで、特に低いというふうに言っていいかどうかわかりませんが、この中で長期に未納となっている人はいらっしゃるんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) 数年にわたって滞納している方はいらっしゃいます。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) たしか介護保険料の場合は、長期に未納となるとサービス停止、それから一部停止というような事態になると思うんですが、該当している人はいるんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 給付制限をかけてはおりません。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 147ページの一番下なんですが、成果と課題のところに、成年後見制度について記述されておりまして、2件、市町村長の申し立てを実施したということでした。この市町村長申し立てに至った理由と状況の特徴はどういうものでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) この2件は実はご夫婦でございまして、2件というふうなところで、息子さんもおられるのですけれども、ここのところの理解力といいますか、判断というふうなところが的確に、適正にできるというふうな状況ではございませんでしたので、そのほかに申し立ての親族がいらっしゃらないというふうなところで、市町村申し立てに至ったものでございます。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) そのさらに下の、記述してありましたが、経費が負担できない人に対しての利用支援事業というものがございますけれども、これについて利用状況というのはどうなっていますか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) この市町村申し立てのご家族に関しましては費用負担できない状況でしたので、町のほうでの扶助費のほうでの手当てとなっております。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 社会福祉協議会による成年後見制度の利用というのは、どの程度活用されているのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 社会福祉協議会のほうの権利養護センターのところは、昨年立ち上がったばかりで、まだ相談というふうなところで、大きな意味での相談というものをお受けしておりますけれども、まだ実績はない状況でございます。
委員長(菅原福治君) 永野委員。(「以上です」の声あり)
 ほかに。小川委員。
委員(小川昌義君) 報告書のほうの144ページ、5番の富谷町高齢者福祉計画6期のサーベイリサーチセンターというところに入札の金額が書いてあるわけですが、この入札はいつ行われた入札なんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 済みません、日にちのところは、資料を持ってきてございませんでした。後でお示しいたします。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 多分7月9日に入札されたものだと思うんですが、この際の落札額が400万になっているんですけれども、それとこちらで委託金額七百何万と書いてあるんですが、400万に消費税を入れてもこのぐらいにはならないと思うんですが、これは何かの、入札のほかに何か委託をしたのかどうか、質問したいと思います。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 同時に障害計画のほうも入札かけておりますので、そちらのほうの金額ではないかと思いますが。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 委託の最初に仕様書がありますよね。仕様書の中によって契約になっていると思うんですが、その仕様書の中には、そうしますと、それも入っているということでよろしいのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 今契約書のほう見ております。2カ年の事業になっておりまして、25年度が調査、26年度が計画策定というふうなところで契約を交わしているものでございます。履行期間のところが25年、ですから7月12日からということで、先ほど、もしかしたら、339万とおっしゃったのは、26年度の計画策定のほうの部分の、済みません、金額でございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) それでは、147ページの4項の地域包括支援センターの業務委託ということで、相当の委託が行われているわけですが、これの新しくできたというか、24年8月からということですが、これの評価というのはどのような評価をしていらっしゃるんですか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 介護保険の中では、生活圏域を3つに分けておりまして、今まで3つの圏域を保健福祉総合支援センターが全部担っておりましたけれども、ここのもう一つの圏域、富ケ丘日吉台圏域のところで、より身近なところで専門職を3人配置しての相談事業、ケアプランというふうなところは身近なところで受けていただいているので、徐々に定着して、介護予防事業等にも実践していただいているというふうなところでございます。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 25年度においては、生活圏という形で、3つで、今現在は2つということで。そうしますと、3つを生活圏としているということでよろしいんですか。
委員長(菅原福治君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) もう一つにつきましても、来年度以降の計画の中で検討中でございます。
委員長(菅原福治君) ほかに質疑ございませんか。
     (「なし」の声あり)
委員長(菅原福治君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 これより議案に対する討論を省略し、採決をいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
     (「異議なし」の声あり)
委員長(菅原福治君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
 認定第4号 平成25年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。
     〔賛成者起立〕
委員長(菅原福治君) 起立全員と認めます。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。


     認定第5号 平成25年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
委員長(菅原福治君) 認定第5号 平成25年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 これから担当課長へ議案の説明を求めます。長寿福祉課長。
  [長寿福祉課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]
委員長(菅原福治君) 以上で、説明を終わります。
 これより一問一答による質疑に入りますが、質問者及び答弁者は要領よく簡潔な質問と答弁、そしてスムーズな議事進行に御協力くださいますようお願いいたします。また、質疑は、ページ、款・項・目を明示され行ってください。
 それでは、質疑ございませんか。
     (「なし」の声あり)
委員長(菅原福治君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 これより議案に対する討論を省略し、採決をいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
     (「異議なし」の声あり)
委員長(菅原福治君) 異議なしと認めます。よって、これより採決をいたします。
 認定第5号 平成25年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。
     〔賛成者起立〕
委員長(菅原福治君) 起立全員と認めます。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。


     認定第6号 平成25年度富谷町水道事業会計決算の認定について
委員長(菅原福治君) 認定第6号 平成25年度富谷町水道事業会計決算の認定についてを議題といたします。
 これより担当課長へ内容の説明を求めます。上下水道課長。
  [上下水道課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]
委員長(菅原福治君) 以上で、説明を終わります。
委員長(菅原福治君) この際、2時10分まで休憩いたします。
     午後1時56分 休憩


     午後2時10分 再開
委員長(菅原福治君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 これより一問一答による質疑に入りますが、質問者及び答弁者は要領よく簡潔な質問と答弁、そしてスムーズな議事進行にご協力くださるようお願いいたします。また、質疑は、ページ、款・項・目を明示され行ってください。
 それでは、質疑ございませんか。出川委員。
委員(出川博一君) 決算書263ページ、損益計算書を中心にちょっとお尋ねしたいんですけれども、水道事業の会計については、会計報告がこれまでいろいろ変わってきていまして、企業会計への完全なる移行はいつごろなのか、お尋ねいたします。
委員長(菅原福治君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) 一応平成25年度に完了する予定です。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) ということは、これからしばらくはこの会計の方針というか、企業会計でいくというふうに理解してよろしいんですね。
委員長(菅原福治君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) そのとおりです。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) 独立で収支を、採算をとるという、一般企業で言えばですよ、利益を出すための経営としての会計だというふうに私は認識しているんですけれども、水道事業も同じというふうに考えてよろしいのでしょうか。
委員長(菅原福治君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) 水道事業は公営企業会計で、あくまでも利益を追求するのではなく、住民にサービスするためを目的としております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) 確かに公益事業ですけれども、大きな利益は出す必要はないと思うんですけれども、収支均衡といいますか、収支プラマイという経営が基本ではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。
委員長(菅原福治君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) そうなんですけれども、一応、うちのほうは減価償却費で赤字になっている状況でございます。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) 263ページを見ると、営業外収益で3,020万1,000円を補填、補填という表現はおかしいですけれども、して、それでも足りずに、なお当期純損益で1,764万8,000円ということ、それにさらに累積赤字で2億1,800万という実態なんですけれども、今私のお話しした内容で間違いないか確認いたします。
委員長(菅原福治君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) 間違いありません。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) 当年度未処理欠損金2億1,800万、これは今後どのような形で処理をされるおつもりなのか、お尋ねします。
委員長(菅原福治君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) 利益剰余金が上がるまでは、欠損金が上がりませんので、今のままこのままやっていくと思っております。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) でも、先ほど減価償却の部分で赤字になるのはやむを得ないというふうなご答弁だったんですけれども、ということは、どんどん累積で積み重なって赤字がどんどん膨らんでいくというふうなことになると考えてよろしいんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) そうです。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) 一般の民間企業のいわゆる企業会計では、資本金等での消去という方法があるんですけれども、そういう考えは、公営事業であるがゆえにできないということなんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) それがないと、やっぱりできない状況です。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) ということは、他の自治体の水道事業会計も赤字が常だというふうに理解してよろしいんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) そうではないと思います。水道料金を上げている自治体もありますもので、ほかはどうなっているかというのはまた、黒字のところもあります。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) 先ほどまでの答弁を聞いていますと、累積赤字、当年度未処理欠損金、これを赤字のままでやむを得ないとの認識だというふうにお聞きしましたけれども、もう一度確認いたしますけれども、それでよろしいでしょうか。
委員長(菅原福治君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) そうです。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) じゃあ、最後に町長にお尋ねしたいんですけれども、この事業の外部委託のお考えはありませんか。
委員長(菅原福治君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 水道事業のということですか。当面、そのような考え、検討もございません。
委員長(菅原福治君) 出川委員。
委員(出川博一君) 厚労省の資料によりますと、民間委託の現状ということで、委託先がふえてきているというような現状にあるようですけれども、その辺も踏まえて同じ考えでしょうか。
委員長(菅原福治君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 基本は変わりません。しかし、富谷町の場合、このようなスタッフでやはり町民に見える形で、断水等も含めて対応できていると、私から見ていてすごくすばらしいことだと思います。みずから、受益、上水を買って、そしてまた今のこのような町民の増加に対応する。そしてまた、断水、きめ細かなまさに送水の管渠を整えてきたというのは高い評価をしております。そういう声を受けている状況もないですので。どちらにしましても、今のご提案を受けて、周辺の状況等を含めながら検討していくこととはしたいと思います。(「終わります」の声あり)
委員長(菅原福治君) ほかに質疑ございませんか。永野委員。
委員(永野久子君) まず、261ページですが、一番下に、不足する額については損益勘定留保資金で補填したというふうにあります。この留保資金については、ざっと計算してみましたところ13億6,400万ということでよろしいですか、残額です。
委員長(菅原福治君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) それは内部留保資金ですね。(「はい」の声あり)13億8,200万ほどです。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 272ページですが、その前に、給水人口がふえているけれども、総給水量については減っているというのは、節水意識の広がり、徹底という効果だと受けとめていいんでしょうか。
委員長(菅原福治君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) それもありますけれども、漏水修理のほうに力を入れていますので、そちらのほうの効果もあります。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) それでは、3点目ですが、仙南仙塩広域水道の受水費についてです。受水費に関しましては、273ページなんですが、これについては引き下げの検討が始まっているというふうに伺ったことがあるんですが、平成25年度はどのような、どこまで進んだのか、県との話し合いですが、現状を伺います。
委員長(菅原福治君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) 26年度までは変わりないです。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 関連して、そうしますと、26年度に入ってから、この件について、県との打ち合わせ等ありましたでしょうか。進展があったかどうかということです。
委員長(菅原福治君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) 現状のままです。
委員長(菅原福治君) 永野委員。
委員(永野久子君) 水道の外部委託の話が出ましたけれども、外部委託につきましては、実施しているところで必ずしも住民の利益にかなっているというふうに言わない事例等々も聞いておりまして、これは慎重の上にも慎重にと考えております。当面その考えはないということでしたが、改めて、町長に、軽々に外部委託というのは進めるべきでないと思っておりますが、どのようにお考えか伺います。
委員長(菅原福治君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 先ほど申し上げたとおりであります。
委員長(菅原福治君) ほかにございませんか。小川委員。
委員(小川昌義君) ではまた、274ページの工事委託なんですが、25年7月9日に行われた契約で、富ケ丘の二丁目配水管工事の第2号のところですけれども、これは入札価格とちょっと数字が違うんですが、この辺はまたさらに工事内容について変更したのかどうか、お伺いしたいと思います。
委員長(菅原福治君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) 1回変更しております、工事内容の変更で。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) かなり、350万ほど変更になっているんですが、これは大きな設計変更というか、そういう形になったというふうに理解してよろしいですか。
委員長(菅原福治君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) そうです。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 要するに、ほとんど見えないところの設計をするので、大変苦労していると思うんですけれども、こういったことは結構存在しているということはあるんですか。
委員長(菅原福治君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) 工事を始めれば必ず何かしら変更はあります。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 実際に作業している方は設計変更なんかは大変だと思うんですけれども、できるだけ設計変更ないようにお願いしたいと思います。
 続いて、同じように、25年12月17日に富ケ丘四丁目の配水管工事を行われているわけですが、これは契約はどういう形で行ったわけでしょうか。
委員長(菅原福治君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) 指名競争入札でしました。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) 指名競争入札ですか。
委員長(菅原福治君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) そうです。指名競争入札で。
委員長(菅原福治君) 小川委員。
委員(小川昌義君) わかりました。
 じゃあ、276ページのところのその他の営業収益なんですが、結構、去年度から見れば増加しているわけですけれども、これはどういったことで、その他の営業収益、営業というのですか、ふえた理由、増額になった理由は、その辺をお伺いしたいと思います。
委員長(菅原福治君) 上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) 消火栓の移設工事での収益でございます。
委員長(菅原福治君) ほかに質疑ございませんか。
     (「なし」の声あり)
委員長(菅原福治君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 これより議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
     (「異議なし」の声あり)
委員長(菅原福治君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
 認定第6号 平成25年度富谷町水道事業会計決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成委員の起立を求めます。
     〔賛成者起立〕
委員長(菅原福治君) 起立全員と認めます。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
 以上をもちまして、本委員会に付託されました全ての審議が終了いたしました。
 これより暫時休憩をいたします。
     午後2時24分 休憩


     午後2時25分 再開
委員長(菅原福治君) 休憩前に引き続き委員会を開きます。
 決算審査特別委員会における審査結果を議長に報告することになりますが、その報告書はお手元に配付のとおり報告したいので、内容を朗読いたします。
  [委員長が報告書のとおり朗読した。]
委員長(菅原福治君) 委員各位のご協力によりまして、予定どおり審議が行われたことに対し敬意を表するものでございます。
 ここでお諮りいたします。決算審査結果につきましては、各種会計決算とも討論を省略し、採決の結果、各事件とも多数の賛成によって原案のとおり認定すべきものと決定されました。よって、お手元に配付の報告書を本定例会最終日に議長宛て報告したいと思いますが、ご異議ございませんか。
     (「異議なし」の声あり)
委員長(菅原福治君) 異議なしと認めます。よって、決算審査結果につきましては、このとおり報告いたします。
 以上をもちまして、延べ4日間にわたる決算審査特別委員会を閉会いたします。
 大変ご苦労さまでございました。
     午後2時28分 閉会

平成26年第3回定例会議事録(第5号)

平成26年9月12日(金曜日)

出席議員(18名)

  • 2番 森栄君
  • 3番 菅原福治君
  • 4番 出川博一君
  • 5番 高橋正俊君
  • 6番 小泉光君
  • 7番 浅野直子君
  • 8番 安住稔幸君
  • 9番 三浦邦夫君
  • 11番 佐藤克彦君
  • 12番 山路清一君
  • 13番 小川昌義君
  • 14番 細谷禮二君
  • 15番 佐藤聖子君
  • 16番 永野久子君
  • 17番 磯前武君
  • 18番 渡邊俊一君
  • 19番 相澤榮君
  • 20番 浅野幹雄君

欠席議員(なし)

説明のため出席した者

  • 富谷町長 若生英俊君
  • 副町長 鈴木和夫君
  • 会計管理者兼会計課長 矢田守君
  • 企画部長兼企画部経営企画課長兼市制移行準備室長 荒谷敏君
  • 福祉部長 小野一郎君
  • 建設部長 鴇謙一君
  • 企画部財政課長 吉田尚樹君
  • 企画部産業振興課長 横倉時夫君
  • 総務部総務課長 菅原俊司君
  • 総務部税務課長 内海壯晃君
  • 総務部町民生活課長兼東向陽台出張所長兼富ケ丘出張所長兼あけの平出張所長兼日吉台出張所長兼清掃センター所長 亀郁雄君
  • 福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター所長兼保健福祉総合支援センター所長 安積春美君
  • 福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセンター子育てサロン所長 浅場悟君
  • 福祉部健康増進課長兼食と栄養推進室長 奥山育男君
  • 建設部都市整備課長 伊藤正君
  • 建設部都市計画課長兼設計業務統括室長 佐々木俊男君
  • 水道事業上下水道課長(建設部上下水道課長) 齋藤英夫君
  • 教育長 菅原義一君
  • 教育次長 及川芳彦君
  • 教育部長兼富谷中央公民館長兼富ケ丘公民館長兼東向陽台公民館長兼あけの平公民館長兼日吉台公民館長 小松巌君
  • 教育部学校教育課長 神田能成君
  • 教育部生涯学習課長兼総合運動公園所長兼民俗ギャラリー館長 阿部雄也君    

事務局職員出席者

  • 事務局長 山田豊
  • 次長 富澤裕
  • 主任主査 相澤正人

議事日程 第5号

平成26年9月12日(金曜日)  午前10時00分  開議
    第1 会議録署名議員の指名

第5日目  9月12日(金曜日)
第 2 議案第 1号 富谷町放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について
第 3 議案第 2号 富谷町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について
第 4 議案第 3号 富谷町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の制定について
第 5 議案第 4号 富谷町介護保険条例等の一部改正について
第 6 議案第 8号 平成26年度富谷町一般会計補正予算(第4号)
第 7 議案第 9号 平成26年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
第 8 議案第10号 平成26年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第2号)
第 9 議案第11号 平成26年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
第10 議案第12号 平成26年度町道高屋敷線道路拡幅工事請負契約の締結について
第11 認定第 1号 平成25年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について
第12 認定第 2号 平成25年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
第13 認定第 3号 平成25年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
第14 認定第 4号 平成25年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
第15 認定第 5号 平成25年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
第16 認定第 6号 平成25年度富谷町水道事業会計決算の認定について
第17 発議第 6号 「手話言語法」制定を求める意見書(案)
第18 富谷町農業委員会委員の推薦について
第19 閉会中の各委員会調査について

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり   午前10時00分 開議
議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
 ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
 日程に入るに先立ち、諸報告をいたします。
 議長諸報告は、お手元に配付のとおりです。
 なお、関係資料については事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
 これで諸報告を終わります。
 議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。


     日程第1 会議録署名議員の指名
議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、12番山路清一君、13番小川昌義君、14番細谷禮二君の3名を指名いたします。


     日程第2 議案第1号 富谷町放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について
議長(浅野幹雄君) 日程第2、議案第1号富谷町放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 皆さん、おはようございます。
 議案書の1ページでございます。
 議案第1号についてご説明いたします。
 富谷町放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例を別紙のとおり制定するものでございます。
 提案理由につきましては、児童福祉法第34条の8の第1項の規定に基づき、放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定めるものでございます。
 なお、条例の制定に当たりましては、国の基準である放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準(平成26年厚生労働省令第63号)に従い定めるものでございまして、本条例につきましては、国の基準どおりとなっているものでございます。
 概要につきましては、9月4日に開催していただきました全員協議会の際にお示ししました説明資料のとおりでございます。
 また、施行期日につきましては、7ページの附則第1条をごらんください。
 附則
 (施行期日)
 第1条、この条例は、子ども・子育て支援法及び就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律(平成24年法律第67号)の施行の日から施行するものでございます。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。16番永野久子君。
16番(永野久子君) 大変簡単な事前の全協での説明も、説明と言えるかどうかというぐらい、書面だけでしたし、今のご説明も大変簡略でありました。十分に理解するというのが難しい説明だというふうにまず申し上げたいと思います。
 7ページですが、第18条第1項(1)小学校の授業の休業日に行う放課後児童健全育成事業1日につき8時間、これは以上というふうに読むかどうかということがまず1点です。
 次の第2項、これは小学校の授業の休業日以外の日に行う放課後児童健全育成事業1日につき3時間、これも以上というふうに読んでいいかどうかということですね。
 それから、(1)と(2)については、現在、富谷町では1日につき8時間と休業日以外の日の1日につき3時間というものについては、実態としては、どういう実施の仕方をしているかということを伺います。
 また、2項、1年につき250日以上、これについても現状がどうなっているのかということを伺います。
 さらに、現状を下回る基準にならないように、どういうことをしていこうというふうに考えているのかを伺いたいと思います。
 それから、少し戻りまして、2ページの第4条ですが、これは民間事業者も含めて参入を想定しているというふうに理解していいのかどうかを伺います。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 済みません、議員さん、最後の質問、もう一度よろしいですか。
16番(永野久子君) 第4条ですが、2ページ。座ったままでよろしいですか。
議長(浅野幹雄君) どうぞ座ったままでやってください。
16番(永野久子君) 「放課後児童健全育成事業を行う者(以下「放課後児童健全育成事業者」という。)は、最低基準を超えて、常にその設備及び運営を向上させなければならない」という、この規定は民間事業者の参入を想定しているということなのかどうか伺います。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) まず、1つ目の質問でございますが、1日につき8時間以上という解釈でございます。
 次に、次の質問の3時間につきましては、1日につき3時間以上を原則とするというところでございます。
 また、第18条第2項の1年につき250日以上というところでございますが、現在は245日程度でございます。
 それから、基準を下回らないようにということでございますが、今回の国が示しました基準に基づきまして定めたものでございます。
 最後の質問でございますが、これは今申したとおり、国の基準に基づきましての今回の条例でございますので、そのまま採用させていただいたものでございます。
 以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 答弁漏れありますね。(「答弁漏れ、(1)と(2)は現状どうなっているかということを聞いております」の声あり)
子育て支援課長(浅場 悟君) 失礼いたしました。
 現状、今は午後1時から午後7時までとなってございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。
16番(永野久子君)まだ答弁漏れなんですが、午後1時から7時というのは、学校の授業のある日ですよね。休業日以外の日ということですから、1時から7時までということは、6時間ということなのかということと。それから、(1)のほうについても、これは1日につき8時間以上というふうに理解するということでしたが、現状はどうなっているかということを伺います。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 失礼いたしました。
 1日につき8時間というところを、現在は8時半から午後7時までやってございます。
 その下の1日に3時間の部分につきましては、午後1時から7時までですので、6時間やっているということになります。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) そうしますと、休業日につきましては8時間というのをクリアしているということでいいということですね。それから、(2)の休業日以外に行うものについては6時間ですから、現在、これも上回っているということだと思います。(1)、(2)は上回っていると。
 そうしますと、現在実施しているこの時間、事業の時間が実際には新しい条例案よりも上回っているのに、なぜ、ここでそれを下回る条例案を提案したのか。これでは、この条例が動き始めると、これでもって民間事業者も含めて動くわけですから、今の水準よりも低い学童保育事業が行われるということになります。この点については、現状を下回るという、こういうことがはっきりしてしまうので、こういう提案の仕方は非常にまずいのではないかと。少なくとも現状を超える条例規定にしておくべきだというふうに思いますが、現状を下回らないための保障、担保をどうするのかということを伺いたいと思います。
 それから、2項につきましては、放課後児童健全育成事業者は、開所する日数について、1年につき250日以上ということで、先ほど、富谷町では現在245日だということですから、245日という状況になっている理由と、それから今後は、この条例が動き始めれば、即、250日以上というところに持っていく体制をとれるということに理解していいかどうかを伺いたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) まず、1つ目のご質問でございますが、1日につき、休業日については8時間、1日につき3時間の規定でございますが、これは基準省令でもって定められていたものに準じてこのようなところでしたものでございまして、今後につきましても、現状の時間を維持していきたいと考えてございます。
 それから、250日というところでございますが、現状245日程度といいますのは、月曜日から金曜日までの期間で大体245日という期日で行っているものでございます。
 以上です。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「答弁漏れです。250日を直ちに実施する考えはあるかどうか」の声あり)
 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 今後、250日以上、原則となってございますが、250日以上を目指して検討していきたいと考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 現状が進んでいる分もあるし、この条例よりも進んでいる分もあるし、おくれている分もあると。これについてはよい方向で改善していくということでした。現実に、現在行っている水準を引き下げないための担保となる条例があるはずで、第2条2項ですね。町は、最低基準を常に向上させるよう努めるものとするということと、第4条の放課後児童健全育成事業を行う者、育成事業者のことですが、これについては最低基準を超えて、常にその設備及び運営を向上させなければならない。この第3条の2項と第4条1項があるということで歯どめになると理解していいのでしょうか、伺います。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) それで結構でございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑はありませんか。4番出川博一君。
4番(出川博一君) 7ページの附則のところなんですけれども、これの第2条、設備の基準に関する経過措置、それから第3条の職員に関する経過措置、これらにつきまして平成32年3月21日までとした理由をお尋ねしたいと思います。
 それから、32年3月31日までの工程表の提示をお願いしたい。
 それから、3点目として、第3条の2項で既存事業所とあるんですけれども、今既存でない(仮称)明石台小学校の児童クラブは当然経過措置外になると思いますけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 5年間の理由でございますが、こちらも基準省令というところからの採用でございます。
 それから、工程表につきましては、順次優先度等を考慮しまして進めていきたいと考えてございます。
 済みませんが、議員さんの質問のほう、もう一度。(「明石台小学校」の声あり)
4番(出川博一君) 第3条の第2項、既存事業所について、施行日から平成32年とあるんですけれども、ここで言う既存事業所というのは今ある事業所ですので、(仮称)明石台小学校の児童クラブは27年4月以降の開所だと思いますので、これは当然経過措置外ということになるかどうかお尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 27年の4月のオープンでございますので、そうですね、経過措置内というところになるかと思います。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 工程表の、結局は5年間というか、平成32年3月31日までということで、この条例そのものは最低基準ということなものですから、それをさらに下回るということになるわけで、これについては、ぜひ速やかに工程表を提示いただきたいというふうに思います。
 それと、今、明石台小学校の児童クラブはこの経過措置内だということですので、その辺のところを本当にそうなのか、もう一度確認いたします。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 工程表につきましては、今後検討していくということで、速やかにというのは難しいかと思います。
 それから、明石台小学校の児童クラブについては、32年3月31日までの間の取り決めというところでございます。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 工程表の速やかな提示は難しいというのですけれども、であれば、いつ、どういう形でという大きなデザインをこれが施行される前にぜひ提示いただきたいと思います。
 それから、既存事業所ですから、明石台小学校児童クラブは27年4月以降の開所だと思いますので、これは既存事業所ということには該当しないので、当然、施行日の経過措置は対象にならないというふうに思いますので、その辺のところをもう一度回答願います。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) まず、大まかなデザインというところでございますが、今後、何回も申しますとおり、優先度を考慮してというところでお示しできればお示ししたいというところでございます。(「済みません、よく聞こえません」の声あり)済みません。
 大まかなデザインというところでございますが、優先度を考慮して進めているところで、今後検討するところでございますので、ご提示できる場合には提示していきたいというふうに考えております。
 それから、明石台小学校児童クラブにつきましては、議員おっしゃるとおり、期間からは外れることとなるかと思いますので、今回の条例に基づいて設置していくというところでございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに。13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) まず、この条例を制定するために、どういう形で、制定される過程ですね。それから、町民の意見を聞くとか、こういったことがなされたのかどうかということについて、まず。要するに、この条例には、この前、全協で示されたように、従うべきもの、それから参酌できるものということになっているわけですから、そういう意味では、どういうところで検討してきたのかということについて、まず質問しておきたいというふうに思います。
 それから、第5条、地域と学校ということになっているんですが、富谷町の場合は富谷町学校支援地域事業本部という活動をしているわけですけれども、事業をしているわけですが、これとのかかわり合いというものは、この地域とのかかわりという中ではどのようになっていくのかということです。
 それから、第6条、要するに利用者を非常災害というか、訓練しなければならないというふうになっているわけですが、これは定期的にというふうな形に表現されているわけですけれども、これは例えば最低でも月1回実施するとか、こういうふうな文面というものが存在するべきであるというふうに思うんですが、その辺はどのように感じるのかと。
 それから、第8条を読みますと、仮名を振っているところがあるんですが、第8条、「常に自己研鑽(さん)……」というふうに、こういうものは、一応条例の中でこういうものはあるのかどうか、余り見たような気がしないんですが、この辺についてまず質問をしたいというふうに思います。
 第10条の職員、富谷町の場合は施設ごとの人員配置、それからそういうことがどのようになっているのか。指導員のほうのケアはどうなっているのか、この条例の中では。さまざまな障害とか、こういった専門的な知識を持った人がやはり配置されるべきだと思うんですが、この辺の、この条例ではどのような形でその辺が補完されているのか。
 それから、次に、ほとんど参酌すべきところをピックアップしてきたわけですが、11条、12条、13条、共通しているんですが、児童福祉法の第33条の10、考慮に入れているのかということですね、この部分について。
 第15条、守秘義務ですけれども、これは今はほとんどつけ加えられている文言があるんですね。例えば職員の守秘義務で、退職後も継続されることというふうなことがやっぱり明記されるべきだと思うんですが、この辺はいかがに考えているのか。明らかに守秘義務ですから、職を辞してからも公務員については退職後も守秘義務は課されているわけですから、これもやっぱり明記すべきではないかというふうに思いますが、その辺はどうなっているのか。
 それから、17条、苦情処理、これの83条の規定する運営適正化委員会というものがあるというふうになっているわけですけれども、富谷町の場合の83条の委員会とは何を指しているのか、質問したいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 以上ですか。
13番(小川昌義君) 以上です。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長、7問ございますので、答弁漏れないようにお願いします。
子育て支援課長(浅場 悟君) 答弁漏れあるかと思います。ご了承ください。
 まず、今回の条例の制定に当たってどのようなところで進めていたかということでございますが、子育て支援課を初め、内容につきまして協議しまして……
議長(浅野幹雄君) マイクに近づいてしゃべってください。物を置かないで。
子育て支援課長(浅場 悟君) 当課におきまして内容のほうを一つ一つ見ていきまして、国の基準に従って、異なる内容を定める特別な事情等がないということから、国の基準、政令どおりのものとしたものでございます。
 町民の声といいますか、いろいろ特に公にというところではございません。
 それから……
議長(浅野幹雄君) 第5条関係ですよ。
 じゃあ、5条飛ばしてください。
子育て支援課長(浅場 悟君) 避難・消火に対する訓練は定期的にというところでございますが、こちらもまだどの程度のスパンでということは今からでございますので、今後検討され、設置されていくものと思うものでございます。
 「自己研鑽(さん)」の振り仮名でございますが、これは本来なくてもよろしいかなと思います。
 続いては……
議長(浅野幹雄君) 11、12、13条の関係。
子育て支援課長(浅場 悟君) 放課後児童指導員につきましては、現在も保育士等専門職でもってやってございます。
議長(浅野幹雄君) 10条、飛んでいませんか。
子育て支援課長(浅場 悟君) 指導員のケアといいますと、例えば研修とかというお話でよろしいのでしょうか。指導員の研修ということでございますが、県とか町の主催する研修会でもって行ってございます。
 次に、そのとおり、11から13条については児童福祉法に基づくものでございます。
 続きまして、知り得た情報の秘密を漏らしてはならないということでございますが、当然、退職後も、その辺明記しなくも、そうなることと考えてございます。
 今の補足でございますが、16条の第2項で、職員であったものが正当な理由がなく、その業務上知り得た情報を漏らすことのないようというところで、このところで規定しているものでございます。
議長(浅野幹雄君) 7問目まで終わりませんか。終わりだよ。
子育て支援課長(浅場 悟君) 以上で。(「補足で」の声あり)
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 先ほどの第8条については、ルビについては削除ということで申し上げます。
 2つ目の6条の件でありますけれども、条文を見ますれば、第1項と第2項、議員の趣旨に沿うように、現に、上のほうは「職員は」というふうなことで、現に職員である方ということになろうかと思いますし、第2項のほうで、「職員であったもの」というふうなことで、1項、2項の構成の中で、現に職員である者と職員であった者もその後もというふうなことで条文に明記されている、このような認識でございます。
議長(浅野幹雄君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) 先ほど、第5条の中で放課後児童健全育成事業、それから地域本部事業という、地域とのかかわりというお話がございました。地域本部事業につきましては、学校の授業、学校の設備等の補修とかそういうものを地域でやりましょうということでございます。例えばミシンの授業のときに地域の方々が行って補助的にその授業をお手伝いするというような事業でございまして、放課後児童健全育成事業とはタイアップしたものではございません。ただ、現在、これから出てきているのが、放課後子ども教室とのタイアップということで、文科省と厚労省とで共同でというふうな話は出てきておりますが、それは今後、この事業の中で、すり合わせをしながら活用していくかということは協議していくこととしております。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。13番、小川昌義君。
13番(小川昌義君) 10条の職員のところですけれども、要するに、いろいろな質問をしておるんですが、いろいろな障がい者、障がい者といえども、いろいろなさまざまな職員、そういうものはやっぱり必要だと思うんですが、その辺の指導員の配置というか、そういうものについてはどのようにしているのかということについて再度質問をしたいというふうに思います。
 立ってしまったんですが、最後の苦情処理のところの対応について、もう一度答えをお願いをしたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) 現段階では、公民館でやっております放課後児童クラブにつきましては、障害を持つ人のための職員1名も配置しながら現在はやっているというところでございます。ただ、支援学校とかそういうのではなく、普通学級に行っている子どもさんたちを対象にしている、町内と小学校1年生から6年生のお子さんを対象にしているということで事業は展開しているのが現状でございます。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 第17条の3項のところでございますが、放課後健全育成事業者は……
議長(浅野幹雄君) もう少し大きい声でお願いします。
子育て支援課長(浅場 悟君) 放課後健全育成事業者については、社会福祉法に定める委員会の調査にできる限り協力しなければならないという条文でございますので、そのとおりでございます。(「そのとおりではなくて、富谷町の場合はどうなっているんですか」の声あり)
議長(浅野幹雄君) そのとおりだそうです。
 ほかに質疑ありませんか。13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) もう一度、17条について、そのとおりではなくて、この適正化委員会というのはどこにあるんですかという質問なんです。
 もう一つは、また戻るんですが、第16条の守秘義務ですけれども、そのように考えられるというのではなくて、やはりきちっとそういう守秘義務が退職後も適用されるんだということについて明確にするべきだというふうに思うんですが、その辺について、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 16条は先ほど申し上げたとおり……。この条例に規定すべきだということですか。第2項で十分じゃないでしょうか。「職員であった者が」というようなことで、就業規則等で通常は規定されて、就業規則違反というような形での縛りをつくるわけですから、十分1・2項で、議員の描いている姿は、十分に条例に条項として整えられている、このようなことでご納得いただけませんか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 運営適正化委員会につきましては、県の社会福祉協議会にございますので、そちらの調査ということであればその調査にできる限り協力するということでございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 先ほど、ほかの議員からあったわけですが、住民の声がどのように反映されたかということで、ニーズ調査をしているかと思います。これについて、子ども・子育て委員会、議会がつくられていて、そこでの調査だと思いますが、それの結果についてはまとめられていると思いますが、冊子になっているのでしょうか。まとめがあるかどうか、まずお尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 冊子になってございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) それの中にどのような声が出ているのか、ぜひ見たいと思います。議員に配付するように求めますが、どうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。(「配付できるかどうかということですよ、そんなに問題あるの」「つくってないんじゃないの」の声あり)
子育て支援課長(浅場 悟君) 部数について、ほとんどございませんので、皆さんにというところでは無理かと思いますが、必要であれば写し等でもって対応させていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 子ども・子育てに関する非常に大きな節目を迎えている今日で、それについて子ども・子育て会議が設置されているわけですね。その中でつくられたニーズ調査であり、冊子であるわけですから、部数が少ないから写しでというような、そういうことでは……。私らに事前に配付して、こういうことがありましたという説明があってしかるべきだと思います。そういうことで、速やかに配付するように求めます。再度、答弁求めるものです。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) なるべくきれいな形でお渡しできればと思います。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) 私1点だけなんですけれども、職員の支援についてでございます。おおむね40人以下を1単位としておりますが、この「おおむね」という考え方と、例えば45人の場合だったらどうするのかをお伺いします。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) おおむねでございますので、40人を超えても1人や2人かなというところでございます。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) 1人や2人ということは、例えば43人だったら2単位になるというような意味ですか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) そこのところは状況に応じてといいますか、スペースに余裕があるような状況であれば、43人でも可としたいというところでございますし、そういったところで「おおむね」ということでございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第1号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
 この際、午前10時55分まで休憩をいたします。
     午前10時42分 休憩


     午前10時55分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


     日程第3 議案第2号 富谷町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定について
議長(浅野幹雄君) 日程第3、議案第2号富谷町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の制定についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 議案書の9ページでございます。
 議案第2号についてご説明いたします。
 富谷町家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例を別紙のとおり制定するものでございます。
 提案理由につきましては、児童福祉法第34条の16第1項の規定に基づき、家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定めるものでございます。
 なお、条例の制定に当たりましては、国の基準である家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準(平成26年厚生労働省令第61号)に従い定めるものでございまして、本条例につきましては、国の基準どおりとなっているものでございます。
 また、概要につきましては、9月4日に開催していただきました全員協議会の際にお示しいたしました説明資料のとおりでございます。
 また、施行期日につきましては、30ページの附則第1条をごらんください。
 この条例は、子ども・子育て支援法及び就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律の施行の日から施行するものでございます。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 先ほども申しましたが、大きく制度が変わろうというときに、この間の説明もこの説明書1つだけでしたので、非常に難解だということで苦労しています。
 まず、これに基づきながら質問したいと思いますが、その前に1点だけ、21ページ、上から5番目、「防火上有効にダンパーが設けられていること」とあります。このダンパーというのは振動を吸収する装置のことで、その装置があるとどうして防火上有効になるのかなということがまことにわかりづらかったので、このことを質問したいと思います。
 一番最初にですが、新しく変わるという制度ですが、これではいろいろな選択肢はあるのだけれども、その選択肢がふえることによって基準がまちまちであるということから、格差が出てくるという課題があると考えます。町は、その格差が出るという問題があるという認識はあるのか、お尋ねします。
 3番目になりますが、地域型保育、これまで保育ママとかあったわけですが、その人たちは公費補助の対象外でした。ですが、今回は待機児童解消につながるということで対象の枠に入れたわけですが、この対象枠になったことでどうなっていくのか、お尋ねします。
 3番目です。小規模保育事業者というものがありまして、これがA型・B型・C型に分かれています。そして、A型では保育士の配置が100%、B型では50%、C型ではゼロでもよいとしてあります。こういうこときに、やっぱり資格者である保育士の配置が必要という認識が私は欠けてはならない点だと思うのですが、保育士の配置が必要という認識がこの条例を設定するに当たってあったのかどうか、お尋ねします。
 次にですが、家庭的保育事業についてです。家庭的保育事業の保育をする人というのは、保育士と同等以上の知識及び経験を有する人であればよいとなっています。そして、それを補助する人もまた同じように、町長が決めればよい。研修をした人で、それを町長が認めるということになっています。保育を専門にしている人たちからはとても不安だという声が聞かれるわけですが、この認識はあるでしょうか。そして、そういう声を聞いているでしょうか。お尋ねします。
 そしてまた、居宅訪問型保育事業についてお尋ねしますが、この居宅型というのは、集団生活になじめないとか、それから障害を持っている方ということで、居宅型というのは言われていますが、ただ、この場合、夜間・深夜ということも設定されています。そうしますと、夜間・深夜の保育が必要になる子供にこの事業で多用してよいかということがあるわけです。本来であれば、必要とするということになれば、町がちゃんとした設備を整えて、保育士も採って対応を整える、体制を整えるということが必要だと思うのですが、それについてはどのように考えたのか、お尋ねします。
 そして、この地域型の保育についてですが、給食について述べています。給食については自園調理方式を基本にはしていますが、小規模保育事業、そして家庭的保育事業、事業所内の保育事業は、連携施設からの搬入も認められていると。一般的民のところで搬入が認められているということがあって、離乳食が始まるだとか、アレルギーの除去食が必要だとか言っているときに、これは非常に大きな不安材料になるわけですが、そのために、給食は自園調理を必須とすると、こういうことが必要ではなかったかと思いますが、その点についてはどうでしょうか。お尋ねします
 そして、保育の手続ですが、地域型の保育に入るとき、これまでの保育所、あるいは認可保育園に入るときの手続とは違ってきているはずです。今回、利用手続についての説明をお願いしたいと思います。保護者の就労に応じて必要性と必要量を町が認定することになると思いますが、そのあたりどのように進めていくのか、お尋ねします。
 そして、最後にですが、今の保育の基準というものすばらしくいいものだということにはならないと思っています。面積が狭かったり、園庭についても制限がかかっていて必要ないというようなこともあったりして、十分ではないんですね。現行の基準も最低限のものだと、さらに拡充していかなければならないという認識があったのかどうか、この点についてお尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 福祉部長。
福祉部長(小野一郎君) それでは、先ほどのダンパーの件でございますけれども、これは基準法上、そういったものを設置するということで述べております。これは防火上、静かに開け閉めができて安全に防火対策ができるということになってございます。
 1番目の格差ということになりますけれども、現在ある資源を有効に活用するという、そういう趣旨のものでございます。必ずしも、それは格差を最初から設けると、そういった趣旨ではないので、そのところはご理解いただきたいと思います。現在、今でも待機児童おりますので、その中でできるだけ皆さんで協力しながら、今の資源を有効に、人的にも、物理的にも有効に活用していこうと、そういう趣旨のものでございます。
 それから、地域型、この負担ということになりますけれども、この制度そのものが消費税相当分を充当して、皆さんで介護保険的な形でやろうという制度でございますので、それに応じた形での負担ということになります。今までは一般財源を使いまして保育のほうをやっております、居宅型のほうをやっております。これも公費で賄うということですので、広くあまねく社会全体で支えるという趣旨ですので、それは間違いなく、これはいいことではないかなと思います。
 小型、A・B・Cについては、先ほどお話ししたとおり、資源を有効に活用するということですので、ないところには、できるだけ知恵を絞りながらやっていこうという趣旨のものでございますので、これは十分にその辺のところは有効に運営されるのではないかなと思っています。
 それから、研修関係、保育士ですけれども、こういう研修、保育士さんにつきましては、資格がなくても、県なり町で資格研修を行っておりまして、十分にたえ得る方を養成、醸成しておりますので、資格がないからということで、決して差別、格差があるわけではないと思います。
 それから、居宅関係で、先ほど、お子様、夜間という話ありましたけれども、これについても、やはり子育て支援課のほう、総力を挙げて、母子・保健関係、あわせて家庭訪問等をして、障害のある方とか、いろいろ、発達障害等ある方についても支援しております。夜間についてはまだ想定はしておりませんけれども、そういうデイサービスも、実際、介護保険等でもデイサービスもそういうヘルパーの派遣というものもあります。それは、そういう、先ほどお話ししたように、介護保険制度をある程度援用しておりますので、そのところでどこまでできるか、これから検討はしていきたいなと思っております。
 地域型の給食関係であります。断り書きのほうで、しっかり、遠隔地、ほかからの給食もありだよ、連携しなさいということですので、これも従前、先ほどからお話ししているとおり、今ある資源を有効に活用して連携してやっていきなさいということで、経過期間も設けておりますので、本当にすぐできれば一番いいんでしょうけれども、これと大きな法改正あわせて条例制定という流れの中で大きく変わっておりますので、先ほどから大きな流れということでお話いただいておりますけれども、そのとおり、しっかり受けておりますので、それに合わせた形で体制を整備していきたいなと思っております。
 利用については、説明の中にあったかと思うんですけれども、この1ペーパー、2ペーパーのところに。それぞれの認定、介護保険の認定をして、その必要度をある程度認定して、それで入所という形をとります。ですから、その状況、ご家庭の状況も踏まえてこの形をとるわけでございます。
 あと、現行がすばらしくないということで、制度疲労もあるかもしれません。昭和22年の児童福祉法の制定から始まって今まで綿々とここまでやってきたわけですから、その中でいろいろ時代も変わり、世の中も変われば、経済的なことも変われば、当然、いろいろそぐわないそごがあることは間違いないことですけれども、それを踏まえて、今回新たに子育て支援法ができて、それに合わせて条例を制定しているわけですから、それを、過去は過去として、その上で未来を見つめると、そういうことが大切かと思います。
 以上です。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) ダンパーのことですけれども、よくまだわかりません。基準法上、防火対策ができるということですが、扉にダンパーがついていて、扉がおりてというのだったらわかるんですけれども、ダンパーが防火上、防災上の役目をするのかというところがよくわかりません。
 その次の質問ですが、格差ができるという認識ですけれども、今あるものを有効に活用するということですが、そこのところから今の答弁は一歩も出ていないということを思いました。給付枠になったことも、消費税が引き上げられればということで、最初これぐらいのお金があればということでしたが、それでは、国全体として今どれぐらいの確保ができているということを富谷町はつかんでいるのでしょうか。たしか予定していたものまでにはいかないということになっていまして、この計画自体が危ういものになってきつつあるということも言えるのではないかと思うのです。その点についてお尋ねします。
 それと、資格者である保育士についてですが、研修もしているし、さまざまな援助も受けて、富谷町の場合ですけれども、保育所と家庭的保育をしているところとの連携がうまくできているという例はこれまで何度も聞いてきたわけですが、しかし、やはりお母さんだったから、子供を育てたことがあるからということで保育を担当できるかというと、それは全く別ものだと。これはある園の園長が言っておりました。そこは全く違うものだということで、やはり学校に行って保育を学ぶということは基礎になる部分があるわけですから、安易にすべきではないということを思いますし、その点についてお尋ねします。
 それから、深夜の保育、夜間にまたがるかもしれないという保育についても、必要があれば居宅訪問して、そこのうちに訪問してなっていくということになりますが、それでは、このままのところで全く不安がないと町は思っているのか、お尋ねします。
 調理ですが、そこの保育所あるいは保育施設で子供たちの顔を見ながら調理する人が調理をするということは基本ではないでしょうか。どこからか持ってきたようなものというのでは、やはり食べるということについて、親からの不安なども起きてくるのではないかと思います。乳幼児の状況に応じた丁寧な対応が必要だと思います。この点について再度お尋ねします。
 利用の手続についてお尋ねしましたが、部長がおっしゃったように、これは介護保険を下敷きにしてつくっているものです。そもそも保育に欠ける子どもたちが保育所に行くはずだったものが、必要と認めること、必要量を認めることということが基本になっていまして、これからは大きく離れている今の条例、国の考え方ですけれども、大きく離れているものだということで問題を指摘せざるを得ませんが、これについて、では、介護保険のとおりに、介護保険のようになっていっていいと町は思っているのか伺います。保育に責任を持つという姿勢が町には必要ではないでしょうか、お尋ねします。
 そして、昭和20何年の制定だからということですが、そういうことで制度疲労があるということを認めているのであれば、さらにいいものにしていく、子育てに力を入れていくという条例の制定が必要だったのではないでしょうか。
 以上です。
議長(浅野幹雄君) 福祉部長。
福祉部長(小野一郎君) それでは、最初のダンパーにつきましては、空調を遮断するものということになります。防火上というか、消防法に基づきまして、ドアとか、必ず遮断するように、ほかに延焼しないような設備になっております。ダンパーについては、換気に関しての遮断装置ということになります。
 格差とか量につきまして、それについては、今ニーズ調査、先ほどご指名というかありましたけれども、それに基づいて量については算出していくと。それから国においても全体的な消費税相当分、社会保障費に使うという目的でございますので、どのぐらいになるか、こちらのほうはちょっと今把握してございません。
 顔の見える形ということで、ある保育所長さんというようなお話ありましたけれども、こちらではちょっとどういう形かということではわからないんですけれども、やはりフェース・ツー・フェースというのはやっぱり必要だと思います。
 深夜についての部分については、先ほどちょっとお話ししたかと思うんですけれども、デイサービス的な意味合いもございます。訪問介護というか、看護というか、そういったところもちょっと近いところがあります。その辺のところはこれから検討はする必要はあろうかと思います。
 食事の部分につきましては、当然、その中で顔の見える形で食の関係につきましては、職員の資格もありますので、当然、必要だとは思うんですけれども、先ほどからお話ししてるとおり、今ある資源で最低限できない場合についてはそういうことも必要であろうということでお話をさせていただいております。
 介護保険につきましては、やはりそれはベースとしてあります。介護保険の制度を援用しながら、できるだけ的確な形での給付ということになります。第一義的には、保育そのものはやっぱり家庭が一番だと思います。もちろん公助、扶助、いろいろあろうかと思いますけれども、家庭的な保育そのものがやっぱり一番だと。もちろん責任において、国挙げて、町挙げて保育、その辺のところもやっぱり改善していくということもあります。
 先ほど、昭和22年の制度、本法そのものについて、やっぱり幾度となく改正しております。それに合わせて、時代に、時流に合わせた形で改正していると思います。それに基づいて、町の条例等も改正している、そういう状況だと思います。
 以上です。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 予算についてですが、消費税が年末に8%から10%になるかどうか、今せめぎ合いがあるわけですが、そこで必要な額が決まらなければ、これはどこかでまたひずみが出てくると私は思っています。そうではなくて、やはり子どもを育てるということであれば、消費税云々ではない予算の確保は必要だと思いますが、その点について町はどのように思っているのでしょうか、お尋ねします。
 それと、介護保険を援用してということがありましたが、保育自体は保育に欠けるということが一番のものであったわけで、その子供たちは等しく保育所に入りながら保育されるということが必要だと思います。先ほど、部長の話の中で、保育は家庭が一番だと思う。その後で、家庭的という話になりましたが、家庭的でならなければならない、家庭でなければならないということについて、だからといって、小さい単位にすればそこが家庭的だということにはならないし、保育の質の問題でも、かなり、今挙げたような問題が出てくるわけで、これについて、町は国の基準どおりだからいいだろうということにしてしまうということについて、全く問題意識を感じていないのか、お尋ねしたいと思います。
 そして、小規模保育事業ですが、先ほど、A型・B型・C型ということで言いましたが、これについては、各自治体の条例の中で上乗せをしているところがあります。B型ですが、50%でいいというところですが、これを北九州市、横浜市などは75%ということにして提案をしています。富谷町はこういう保育の拡充、考えなかったのでしょうか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 福祉部長。
福祉部長(小野一郎君) 予算につきましては、先ほどお話ししたとおり、ニーズ調査をして、それに基づいて必要量は出てくると思います。消費税云々というのはまた別問題だと思いますけれども、それにふさわしい必要量ということで出てくるかと思います。保育に欠けるということで、それについては先ほどお話ししたとおり、家庭が基本になります。それに合わせて公的なところ、社会ということになろうかと。もちろん、子育て支援そのものが社会全体で支えていこうという趣旨のもとに消費税にも財源を求めたわけでございますので、それは意識的にはいいことだとは思います。
 上乗せ部分、今回、条例を上程しておりますのは、県内全て9月で制定しております。その状況については、確認したところ、大体、国準規ということでは聞いております。北九州とか、そういったものについては、まだ確認はしておりませんけれども、現在のところは、これは基準ということで認識しております。労働基準法もそうですけれども、それを下回らないようにということになっています。こちらもそのような形で下回らないときちんとここに述べておりますので、それを上回るような形で、現に現行的にも実際上回っている給付というか、それ以上にやっておりますので、それは堅持しつつ、またさらに向上するように努めるということになろうかと思います。
 以上です。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 これより討論を行います。
 まず、原案に反対者の発言を許します。15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 私は、議案第2号富谷町家庭的保育事業の設置及び運営に関する基準を定める条例の制定に反対します。
 この条例は、子ども・子育て支援制度に伴い条例制定が必要になったものです。新制度では、対象になる施設がふえ、施設型保育と地域型保育になります。国は、地域型保育というくくりで、3歳未満児の乳幼児を対象に小規模保育、家庭的保育、事業所内保育、居宅訪問型保育を設定をしており、これに従って設備と運営の基準を定めるもので、町提案の条例は、国が示す基準どおりのものになっています。
 国は、多様な保育形態から希望する保育を保護者が選べるとしていますが、施設によって基準が別々になり、職員配置や施設基準などに格差が拡大してしまうという大きな問題があります。
 地域型保育は、これまで公費補助の対象外でしたが、待機児童解消につながると、事業や施設を給付枠に入れました。
 初めに、小規模保育事業ですが、国基準で、子供の定員によってA・B・Cの3つの型に分類され、保育担当は、それぞれ保育士、保育従事者、家庭的保育者などとなっていて、町も国基準としています。A型は有資格者の保育士配置が100%、B型は50%、C型ではゼロでもよいというのが国基準です。町の条例は国基準より上回っていてよかったはずですが、国基準になっています。北九州市や横浜市などは、B型で保育士配置を75%にするという上乗せ案が出されています。富谷町もせめて上乗せ案を提示すべきでした。
 次に、家庭的保育事業についてです。家庭的保育事業は、町長が行う研修等を終了した保育士、保育士と同等以上の知識及び経験を有すると町長が認める家庭的保育事業者が行うとし、補助者は町長が行う研修等を終了したものとなっています。保育の専門性が評価されていないと私は考えます。
 また、居宅訪問型保育事業についてですが、この事業は夜間・深夜の保育も想定されることから、子供の安全確保に不安が残ります。夜間・深夜の保育が必要というのであれば、町が夜間保育の体制をとり、複数の保育者で実施すべきものと考えます。
 給食についてですが、自園調理方式を基本にしていますが、小規模保育事業、家庭的保育事業、事業所内保育事業は、連携施設からの搬入も認められています。3歳未満児の乳幼児が対象ですから、離乳食やアレルギー除去食などの個々の乳幼児の状況に応じた丁寧な対応が必要であり、外部搬入には不安があります。給食は自園調理を必須とし、調理設備、調理員を確保すべきです。
 利用手続についてですが、保育を利用するとき、町は保護者の就労に応じて保育の必要性と必要量を認定することになります。認定の申請と利用申し込みは同時に行い、町が利用調整をすることになっていますが、保育所以外の直接契約の施設についてはあっせん程度になり、十分な利用調整ができるのか、非常に不安があります。
 児童福祉法に、全ての児童は等しくその生活を保護され愛護されなければならないとあります。国が進める保育事業の設備と運営の基準では格差が拡大してしまいます。現行の基準も最低限のものであり、さらに拡充していかなければならないという認識に立ち、子供たちのために、どの施設でも施設や職員の基準は同じであるべきと指摘して反対します。
議長(浅野幹雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。2番森 栄君。
2番(森  栄君) 私は、議案第2号富谷町家庭的保育事業等の設備及び運営に関す基準を定める条例の制定について、賛成の立場から討論をいたします。
 この条例は、改正児童福祉法第34条の16第1項の規定に基づき、富谷町の家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定めるものです。この条例で定める基準は、乳幼児が明るく衛生的な環境において、素養があり適切な訓練を受けた職員から保育の提供を受けることにより、心身ともに健やかに育成されることを目指すものであり、乳幼児を有する保護者のニーズに応えたものであり、福祉の向上につながりますので、賛成いたします。
議長(浅野幹雄君) ほかに討論ありませんか。(「なし」の声あり)
 なしと認め、これで討論を終わります。
 これより議案第2号を採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
     〔賛成者起立〕
議長(浅野幹雄君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第4 議案第3号 富谷町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の制定について
議長(浅野幹雄君) 日程第4、議案第3号富谷町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の制定についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 議案書の32ページでございます。
 議案第3号についてご説明いたします。
 富谷町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例を別紙のとおり制定するものでございます。
 起案理由といたしましては、子ども・子育て支援法第34条第2項及び第46条第2項の規定に基づき、特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定めるものでございます。
 なお、条例の制定に当たりましては、国の基準でございます特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準(平成26年内閣府令第39号)に従い定めるものでございまして、本条例につきましては、国の基準どおりとなっておるものでございます。
 概要につきましては、9月4日に開催していただきました全員協議会の際にお示しした説明資料のとおりでございます。
 また、施行期日につきましては、54ページの附則第1条をごらんください。
 第1条、この条例は、法の施行の日から施行する。この法につきましては、子ども・子育て支援法(平成24年法律第65号)のことでございます。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。16番永野久子君。
16番(永野久子君) まず、条例の中身に入る前に、今も、本来、新しい条例を提案するときには、一条、一条、どういうものであるかということを簡単であっても説明をしてきたものです。事前の全員協議会でペーパーを配っただけで、一切質問もないと。それで、きょうの条例提案でもさらに何の説明もないですよ。こんな提案の仕方が前例になったら大変なことになります。この点について、町長に、まず、条例提案のあり方として大変不適切だと思いますが、どうでしょうか、伺います。
 具体的な内容ですけれども、まず、入所の問題ですが、第7条に入所のあっせんがうたわれております。この新たな制度になりますと、特定教育・保育施設の保育所に入所を希望する保護者があきのある、あるいは自分の入りたい保育施設を探して駆け回るということになるのではないか。この点をまず危惧しております。町のあっせんというのは、どこまで責任を持って行われるのか。全ての入所希望者に対して最後まで町が面倒を見るのか。面倒を見るとして、それがいつまでなのかということを伺いたいと思います。
 それから、施設、事業者の側が、親の側も選べますけれども、施設、事業者の側も入所者、相手を選ぶことができるという内容になっていると思います。この点については、確認したいと思うんですが、必ず入所をさせなければならないという規定は見当たらないのですが、これはどのように保障するのか。必ず入所させるということをどう保障するのか。また、さらに具体的には障害を持った子供さんの場合です。施設、事業者の側がさまざまな理由をつけて障害のある子供さん、あるいはネグレクトなどが懸念されるような子供さんについては入所を断ると、さまざまな理由をつけて断ることもできないわけではなくなってくるわけですから、この点について、特定教育・保育施設の保育所ではどうなるのか。障がい児やさまざまな児童虐待などの要因を持っていると見える子供さんについても必ず入所が保証されるのか、伺いたいと思います。
 児童福祉法の24条の1項では、市町村の保育の実施責任ということをうたっております。保育を必要とする保護者が認可保育所を希望すれば、これについてはそれに応えなければならない責任があると考えておりますが、当局としてはどう考えているか、伺います。
 保育料の問題ですけれども、富谷町は今最高額が5万1,600円です。3歳未満児ですよね、一番高いもので5万1,600円。ところが、国の基準では10万円です。国の基準どおりとおっしゃっておりましたが、保育料の基準については、現行水準より引き上げてはならないと思いますが、引き上げないということを明言していただきたいと思いますが、どうでしょうか。
 さらに、この新たな制度では、特定教育・保育施設の保育の質の向上ということを理由にして、保護者にさまざまな、上乗せて追加料金というか、上乗せ保育を実施して、その費用を徴収することができる仕組みになっていると思いますが、このオプションについては、質の高いという場合には何を指しているのかということを伺います。
 さらに、上乗せに関して、便宜に要する費用ということで、ここでは具体的に、日用品、文房具など物品の購入費用、行事に参加する費用、食事の提供に要する費用、通園バスの費用、こういったものがうたわれているんですが、保護者の負担が相当重くなるということになりますが、この点については、町は施設、事業者、運営主体に任せるということなのかどうかを伺います。
 それから、特定地域型保育事業につきましては、一部を除いては保育士の資格が要らないと、研修だけでもよいということになりますが、これはそのとおりでしょうか、伺います。
 地域型保育でも認可保育所と同等の基準を定めてほしかったというのが率直な思いです。子供たちによりよい保育水準を確保する、保障するということはどうしても必要なことで、よく人は福祉というふうに言いますけれども、原則として保育士を配置すると。研修ではなくて、研修で済ませるということではなく、どの施設においても原則として保育士資格を持った人で対応する。これが全く基本的な子供たちに対する福祉の保障だというふうに思いますけれども、なぜ、このことを条例の中にうたわなかったのか伺いたいと思います。
 今回の制度改正でいけば、ビルのワンフロアでも保育事業ができるということになるわけですが、こうした場合の子供たちの安全については、防火についてとかいろいろ一応うたってはおります。しかし、こういう施設の中での保育ということが、子供の福祉にとって、子供のよりよい育ちにとって、本当にいいのかと。こういう疑問は持たなかったのか。このことを伺います。ビルのワンフロアといったようなところでも保育事業ができるということに理解していいかということを伺いたいと思います。
 保育事業に入る、入所が決まった保育所によって、そこが家庭保育であるのか、あるいは認可保育所であるのか、町立保育所であるのかによって、全く受ける保育の質が異なってきます。どう違うかということは十分ご承知と思いますが、町立保育所でいえば、保育士の人数もきちんと子供の月齢・年齢に合わせて配置が決まっております。それから面積も最低基準がきちんと確保されています。建物そのものが子供のため、子供の安全を第一に考えてつくられている施設です。保育士の配置ということも先ほど申し上げたとおりで、この十分な環境で子供たちを育てたいという親の思いを受けとめるならば、どの保育施設においてもきちんとした最低基準が保障されるような、十分な園庭の確保といったことも含めてやるべきであったと。国の基準どおりにやればいいという、そういう発想は非常に貧しいと私は思います。この点については、子供たちにとって十分な環境で保育を受ける権利を阻害することにならないか、これは町長に伺いたいと思います。
 次に、運営主体については、株式会社でも参入ができるということで理解をしていいのかということを確認させていただきたいと思います。
 さらに、株式会社の参入を想定して法律は既に対応しております。その具体的な内容としては、公金、給付金が施設補助から利用者補助というふうになっております。使い道の制限がなくなっておりますので、施設に入る交付金、公金が、株式会社の事業経営の都合によっては必ずしも保育の事業に使われるとは限らない。既に先行して、先取りして実施している自治体では、給付金を使って蓄財をしていると、資産形成をしているという例もあります。そういうことを考えますと、この条例を提案するに当たっては、やはり給付金の使い道を制限すると。配当などについては使ってはいけないということをきちんと規制を設けるべきであったというふうに思いましたが、この点についてはどうお考えなのか。また、給付金の使途の制限について、今後、規制を設けるつもりはあるかどうか、伺いたいと思います。
 以上です。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) るるありましたけれども、条例の制定の意義、根っこは地方分権というようなことで、こういった内容について議会の議決を経てというふうな事例は恐らく初めてかもしれません。今までの国の事業、まさに4割程度、機関委任事務というふうな形で、市町村は約4割ぐらい、県は8割ぐらいと言われていた時代、2000年、2001年でしたか、基本的に機関委任事務が廃止されて、地方の自治体の独自性、独立性が認められた。そういうふうな中での、今回このような条例制定になった。という意味では、初の事例かもしれません。
 一方では、これに至る今回の新しい子ども・子育て支援法、まさに利用者本位であるのかというようなあたりが、条例を制定する折の内容の一番のいわゆるポイントになろうかというふうに思います。一字一句、これを見てどうのというふうなことではない。既に全日本の条例については動いてきたわけですよね。放課後児童クラブ、そしてまた保育ママ、平成22年から富谷町では先取りして運用して、今3カ所で15人もの皆さん、大変評価の高い、評価を得ている、こういった事例も先進的に取り組んできているところです。
 そのようなことの中で、今審議していただく3つ目の条例も、まさに厚労省管轄と文科省管轄、ばらばらな中で、非常に私ども末端の利用者、あるいは運用する自治体としては不都合な状況下が、安倍政権下の中で、あるいは前政権下の中で、国の利用者の意向を受けて改善されたと大いに評価するところでございます。
 したがいまして、条例による基準というのは、これは一字一句、一条一句云々ではなくて、おおむね、先ほどの時系列、機関委任事務廃止、地方分権というふうなことの中で、初めてのこのような審議の場の機会であるということが1つ。もう一方では、ニーズ調査を経て、子ども・子育て会議を数回繰り返す中で、議論を経てここに最終場面で提案をさせていただくというふうなことでございます。子ども・子育て会議の条例3本の検証、そしてまた内容も吟味した中で、きょう、最終お出しをしているところです。
 したがいまして、一条一句、何もないのじゃないかということではなくて、全協での配付、そしてまた、このような場での最終審議というふうな場面で、もう少し前向きに、何も説明がないではなくて、皆さんのみずからの検証の中で、今我々としては現実に向き合わなければならないというふうなことで、今議員が中身をお話しされたものは理念ですよね。こうであるべきだ、こうであってほしい、こうであればもっといいです。これは当然のことです。理念を描きつつ、我々は最終、保護者向けに現実対応をする。そういう意味では、3本の基本的な条例制定というのは、町が事業化する、あるいは保護者が利用をする上で、大変、こういった場で町独自に条例を制定するというのは、今後も非常に利用する保護者にとっても大変重要なことでありますし、プラスになる。こんな認識であります。
議長(浅野幹雄君) 福祉部長。
福祉部長(小野一郎君) それでは、最初にあっせん関係ということですけれども、現在も待機児童がいると、これは保育所に限ってなんですけれども、今回は認可保育園ということで、(「ゆっくり言ってください。聞き取れません」の声あり)わかりました。
 じゃあ、あっせん関係ということで、最後までどうのこうのというお話でしたけれども、現在は、待機児童おります。保育所に関してですけれども。それについても適宜、保護者、希望されている保護者の方とコンタクトをとりながら入所に運ぶような形で、あき等の状況も報告しながらやっているところです。実際、先ほど、それぞれの認定された必要量ということで認定はされておりますし、現在、今、あき状況についても適宜出すような形で、できるだけコンタクトをとりながら、施設等の入所、通所ができるような形を持っていきたいなと思ってございます。
 それから、障がい者とか特定、これにつきましてですが、18歳未満であれば児童福祉法に基づきまして母子保健関係でコンタクトをとりながら家庭訪問等をやって、その辺のところのアドバイスとかそういったものはやってございます。実際、虐待等ということで、そういうふうなご懸念もあるかとは思うんですけれども、そのところはいち早く見つけて、そういうふうな措置をするような形になろうかと思います。そういう状況も全体的に、総合的に勘案しなから、入所なり通所措置ということになっていくかと思います。
 それから、認可につきまして、現在のところ、児童福祉法に基づきまして、実際のところは県のほうに認可権がありますので、それの基準にかなえば認可ということになります。認可されたら、その後の責任ということになりますけれども、現行の制度でいきますと、福祉事務所が回りまして、施設の設備基準、それから運用基準、そういったものを照らし合わせながら指導監督しております。職員も同行しながら、その基準にかなうような形でやっているかどうかということに一応こちらのほうも責任を持ちながらやっているところでございます。
 保育料につきまして、現行の制度では最高、実際、国では10万円ということですけれども、町はその半額に近い数字をやっております。昭和、平成からもそれほど金額的には変えておりません。保育所そのものが、昔は措置制度でしたけれども、現在は、平成12年ごろから介護保険と援用するような形で契約制度ということで、ご本人の希望に沿った形でやっております。ですから、先ほどちょっと全体でお話ししたとおり、あっせんというか、入所についても、できるだけ考慮しなからやっていく形にはしていきたいと思います。
 それから、施設のほうのこの基準につきましては、今のところ、具体にまだしっかり出ておりませんので、いろいろ検討しながら、出た段階で施行規則等であわせてその中に盛り込んでいきたいなと思っております。
 それから、特定施設の質の向上。当然質の向上、その基準を上回らなければならない、努めなければならないと前提書いてありますから、それに基づいて、町のほうも働きかけをしていく必要があろうかと思います。
 それから、上乗せ費用につきましては、これは国等の協議も県等の協議も必要かと。上乗せ分の費用の云々ということについては、あくまで公費が入りますので、それ以上の費用の分についても公費ということにはちょっとなかなか難しいのかなと。その基準に基づいた形で公費がこちらのほうに補助という形で参りますので、現在のところ、その分を上乗せ云々というのは、何とも言えないところでございます。
 それから、保育士の確保ということで、現行も、町としても、現在の保育士、その資格者の雇用を常時やっている中で、なかなか確保できないのが現状でございます。それで、保育士に準ずるような形で研修をしております。だからといって、先ほど、前の条例のときもお話ししたとおり、質が落ちるのかと、差があるのかということになるかと、仕方ないということなんですけれども、実際、熱い思いで保育業務に当たっておりますので、そういう面では何ら問題はないのかなと思ってございます。
 防火上の問題、これは設置すれば、設置基準なり、それから運用基準というものが国で定めて、今の保育所の段階ですけれども、そういう基準がありますので、それにかなえば設置は可能ということになろうかと思います。もちろん、防火設備については、消防署の査察も入りますし、十分そういうものでは防火対策、それから避難経路、そういったものも対応できるものになるかと思います。ですので、ただ、先ほど前段、質問の中でありましたとおり、民間の参入を促すという意味合いもありますので、施設が悪いから云々ではなくて、その基準にかなうような形で設備の整備とか体制を調整していただく。そういうことでは、基準に乗るような形で可能だとは思います。
 それから、保育の質ということで、先ほどいろいろお話あって、認可とか、町立とか、私立とかということありますけれども、これはあくまで国なり県のほうで設置運用基準というものはきちんと設けられております。それにかなうような形で、先ほどお話ししたとおり、指導監査もやって、その基準にかなっているものかどうか、そういったものはきちんと確保、担保されているものでございます。
 それから、国の発想は貧しい、まずいというようなお話でしたけれども、やはり、先ほど前の条例のときもお話ししたとおり、いろいろ児童福祉法を制定して、それ以後もいろいろなはざまの中で、こうやって現在の児童福祉法は運用されていると思います。先ほどお話ししたとおり、保育所にしても、措置の時代、戦後間もない、浮浪児を救済するその制度から、現在は契約ということで、自分で選んで申し込みをするという、ある程度フレキシブルさが出てきているのではないかなと思ってございます。
 それから、株式会社云々ということなんですけれども、これはやはり、現在の介護保険関係につきまして、有限会社、株式会社参入しております。実例がございますので、その状況を見きわめながらやっていく必要があろうかと思います。できるだけ、さまざまな分野のところから入って、そのいいところを使うというか、いろいろフレキシブルにやっていただくということでは、そういう面ではいいのかなと思います。資産形成云々につきましては、こちらは堂々ではないと思うんですけれども、やはり保育に充当していくのが一番いいのではないかなと思っております。
 以上です。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑はありませんか。(「町長、答弁漏れです」の声あり)いや、2つまとめてやったと認識しております。
 16番永野久子君。
16番(永野久子君) それでは、改めて伺いますが、今度のこの新しい体制で本当に待機児解消になるのか。今でも、確かに一定の時期を過ぎると、それぞれ親に頼んでしまったり、家庭保育にお願いしたりということで、何とか預けなければ働けないから、入った形にはなっております。しかし、第一希望で自分が最初に希望したところに入れている人の数というのは今限られるわけですよね。その当事者が、親と子供が希望するところに入れるような仕組みをつくっていくのが、本来の保育改革のあり方だと思うんですが、そういう流れにはなっておりません。これは結果としては、仕方がないから、どういうところであっても入れてしまうという方の声が本当に多いんです。
 ですから、改めて伺いたいんですけれども、待機児解消につながるのか。とりわけ、3歳未満児、ゼロ歳児、1歳児、2歳児までの子供たちの待機児解消につながるかどうかということを、見通しを伺います。
 さらに、現在、富谷町の町内には町立保育所も認可保育所もありますし、家庭保育もありますし、事業所的なところもありました、撤退したのが幾つかありましたが。富谷町に現在ある保育の施設でいきますと、この新しい制度によって、それぞれどこの枠組みの中に入っていくのかということを改めて伺いたいと思います。
 それから、入所についてですけれども、先ほど伺ったのは、保護者が保育施設を選ぶということは、それは当然選べます。しかし、施設の側も子供を選ぶのではないか。親を選ぶのではないか。また、その余地が出てきているのではないかということを危惧しているんです。例えば障がい児ということでお話ししましたけれども、先ほどのお答えは、町立保育所では今原則障害があるということであれば、無条件、親が働いている、いないにかかわらず、入所できますが、今度の場合は、障害を持っているお子さんであっても、親が働いていなければお断りしますというようなことが当然出てきてしまうんじゃありませんか。その点はどうなんでしょうか。間違いなく受け入れてもらえるのかどうか、このことを確認したいと思います。
 保育料につきましては、繰り返すようですけれども、国の基準よりも富谷町は低いです。これは自治体として努力してきた結果ですし、親たちの強い要望でした。これは守られていかなければ意味がないのではないでしょうか。親の負担がふえるということを前提になってしまいかねないんですよ。国の基準、国の基準と繰り返しているわけですから。だったら、保育料だけ例外ではありませんということを言わない保障がないと心配しているわけです。ですから、もし現行どおり守るというのであれば、現行水準を守りますと明言してください。明言しない限りは信頼できないということになります。改めて伺います。
 それから、上乗せ保育について、質の向上を図るということでオプションが考えられているわけですけれども、具体的にはどういうことかがわからないんですか、今の段階で。わからないけれども、条例にうたったということですか。改めて伺います。
 それから、株式会社が参入する問題ですけれども、株式会社性悪説という立場に立っているわけではありませんが、営利を目的とする株式会社というのは、利潤を目的とする株式会社とは、やはり社会福祉法人であるとか、行政であるとか、全く質が違うわけです。今回の新制度によって、株式会社が参入した場合に、先ほど申し上げたように、蓄財することだってできるんだと、可能なんだという道が開かれてしまったわけですから、そのことについて町がきちんと考えを定めて、そういうことについては、給付金は公金ですからね、公金の使い道については制限をするということを明確にお答えいただかなければ、これも大変心配な種を残すことになります。この点については、町長にどういうお考えなのか、給付金の使途については、使い方については、例えば保育事業者として全国展開しているようなところが、本社の税金負担のために、各子会社とは言いませんけれども、地域、地域の保育所から、本社の税金を分担させるというような事例も現に起きているわけですから、そういうことはさせないと。資産形成のためには使わせないという町長の決意をきちんと伺いたいと思います。いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 幾つか申し上げます。
 条例の制定を今議案を議論している中で、条例の制定と直接的には、待機児解消、そしてまた障がい児受け入れ、負担増をしない云々、これとは直接私はかかわりのない内容だと、別な場所で移していただきたいとこのように思います。
 それから、株式会社云々をよく言われますけれども、利潤を追求する、これは一面の、まさにそのことをもってというようなことで一つ言われる場合もありますし、株式会社もいろいろな多様な要素、顔を持っていますよね。本当に公以上に社会的な貢献をしているというふうな部分もあまた見えるところです。ですから、一方、私もそういうところで経歴を経て今あるわけですから、そういう面では、利潤目的ですというような一くくりで株式会社を論ずるというのは、私は非常に適切ではない、ふさわしくないというような認識です。したがいまして、保育事業者が保育事業者に参入する株式会社とて、民間事業者とて、十分保護者の願い、そしてまた要望に応えて、上手な立派な運営をしている。こうした側面にもぜひ目を向けるべきだと、このように思います。
議長(浅野幹雄君) 福祉部長。
福祉部長(小野一郎君) 待機児童というお話でしたけれども、先ほどからお話ししている運用基準というものはきちんと決められております。(「もっと大きい声で言ってください」の声あり)保育所に関してですけれども、運用基準というものはごらんになったことがあるかと思うんですけれども、きちんと面積要件とか、保育士要件というものがありますので、その形で、どうしても入れない、例えば乳児であればほふく室ということで1.95平米、園庭では3.3平米、1人当たりですけれども、そういった基準がまずあります。ほかに保育士、それもその面積要件に応じた形で、そのニーズに応じた形での要件、そのため、どうしても待機が出てくるということで、ご理解を前段いただきたいと思います。
 こういう、先ほどから、1、2条も合わせてですけれども、2号の関係ですけれども、やっぱりそういういろいろさまざまなサービス提供主体をつくって、待機はできるだけ減らそうという趣旨のものですので、そういったものを一応念頭に置きながら、待機がない、入所できない、そういったことがないような形をとっていきたいということでございます。
 施設側の選択ということになりますけれども、現在、障がい児関係につきましては、富谷保育所等でそれに加配した形で看護師等を配置しておりまして、できるだけ障がい児に対する対応をしているところでございます。認可なり、施設においても、そういうふうな事例があった場合、その都度協議しながら、通所、入所に持っていければと思います。
 それから、来年4月にはさわおとの森が明石台のほうに設置されますので、そういうようなところを拠点、翌年には子ども・子育て支援施設も設置する予定としておりますので、さまざまな面から住民の方とアプローチする機会をつくりますので、その中で、できるだけ実効性のあるような形で持っていきたいなと思ってございます。
 それから、保育料につきましては、先ほどお話ししたとおり、これから協議、国等もいろいろ基準とか出てくると思います。それに合わせた形でいろいろさまざまな面から協議しながら、町としてやっていきたいなと思ってございます。
 それから、上乗せにつきましては、前にも、資料を全協でお渡しした中に、3の5ページに入っておりますとおり、日用品、文房具、行事への参加、食事の提供に努めますと。その他云々ということで書いております。それに見合うような形のものが横出し分ということに、上乗せ分、そういうことになるのかと思います。
 以上でございます。
議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
     午前11時58分 休憩


     午後 1時00分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 先ほど、町長は、待機児解消に関しまして、今回の新制度が直接待機児を解消することを目的にしているものではないといった趣旨のご答弁がございましたが、それは大きな間違いだと思います。そもそもこの新制度を導入するに当たって、政府は声高に言ってきたことがありまして、それが待機児解消と多様な保育ニーズに応えると、これが看板だったわけで、今の先ほどの町長のお答えは、こうしたそもそも法律の期待しているところと全く異なると言わざるを得ないのですが、町長の考え方は改めてどうなのかを伺います。
 2点目ですが、先ほど来、障がい児の入所受け入れに関して質問したところ、部長は二度ご答弁されまして、そのご答弁はいずれも町立もしくは認可保育所では障がい児をこのように受け入れているということをご答弁されたのであって、私が伺ったのは、この新たな枠組みの中で、町立や認可も含めて、別の保育施設においては障がい児の受け入れに関して、受け入れなければならない定めがあるのか。あるとすればどこなのかということですので、改めてこの点についてお答えをいただきたいと思います。
 それからもう一度、町長ですが、株式会社の参入に絡んでですけれども、株式会社は利潤追求、営利を目的とした法人であることはこれは当たり前でありまして、社会貢献をプラスアルファしているところももちろんありますけれども、もし利潤追求をしなければ、これは会社としてその責任者が背任行為になるということも考えられるわけです。そういう株式会社が新たに保育の分野に参入してきたときに、公金である給付金を投入したものが結果的に資産形成に活用されるといったような事例が起きた場合にどう対応するのかということが大きな課題なわけで、そのことについて、実際に既に先取り自治体では起きているわけですから、そういう事例が富谷では起きない保証はないと言えると思うわけで、どのように歯どめをかけるのかということで給付金の使い道を制限すると、それから配当規制なども行うということを提言しているわけですが、この点について、やるつもりがあるかどうかということを改めて町長に伺いたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 先ほど、今議員が町長はこう述べたというふうな趣旨は、そのとおりの発言は、私はしていないと思います。どちらにしても、この3本の条例の今回の議案審議は国の統一的な基準をそれぞれの各自治体で、まさに地方分権、機関委任事務云々というようなこと等の大きな十数年の取り組みの中で、まさに町の自立的な事業展開を、このようなことで、まさに私ども大きな、人任せにせず、みずからの力で、こんなふうなことであれば富谷町が市制移行、こういったことも含めて、まさに受けて立つ、こんなふうな意味合いを、覚悟を持つものでございます。
 したがいまして、条例、そういったこと、大きな大局に立った中で、国の統一的基準、およその基準を定めましょうというふうなことは、どの他の自治体等も、近隣も含め、状況を確認してみますと、そのような動きの中で、そしてまた子ども・子育て会議の一定の町民の皆さんのニーズ調査、そしてまた意見、協議の中で進めてきたというふうなことも含めて、この議案の審議、そこに中核を置いていただきたいという趣旨でございます。
 民間の云々というようなことは、どことて、民間もそういった指摘があり、公的な部分も指摘がありというふうなことでありますので、そういう意味では、指摘されている部分は承知するところでありますし、あってはならないことだとは思いますけれども、それが直接的にこの条例制定とリンクするものではないというふうに思います。社会的な活動をそれぞれ民間で、100分の100、利潤追求のみというふうな会社もあるでしょうし、バランスよくやっているというようなところもあるでしょうし、そういう意味では、社会的な活動、営みはそれぞれ民間会社であれ、どういう場であれ、それぞれの場で尊重されるべきものだと、このような認識でございます。
議長(浅野幹雄君) 福祉部長。
福祉部長(小野一郎君) 障がい者についてですけれども、先ほど、公立とか、認可というようなお話ありましたけれども、先ほど、さわおとの森とか複合施設ということで設置する予定となってございます。ただ、それぞれの事業者、直営、民間等、そんなところである程度できる範囲でということになろうかと思います。あわせて、この条例の中にはそれはきちんと盛り込んではおります。ただ、これから、先ほど町長とお話がありましたけれども、子育て会議等の中で、そういった者についても、事務方につきましても、どういう支援が必要か、そのところも考慮しながら、検討はしていきたいなと思っております。
 以上です。
議長(浅野幹雄君) 町長に申し上げます。
 先ほど、「機関委任事務」という表現がございましたが、今の法律では「法定受託事務」に名称が変更されているんですが、訂正を求めたいんですが。
町長(若生英俊君) 先ほど申し上げたのは、2000年に国の機関委任事務が廃止されたと、この旨をお話し申し上げたところです。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) それでは、第5条1から6項まであるんですが、条例ということなので、変更は、なかなかわかるようでわかりにくいんですが、この辺も説明をしていただきたい。
 それから、これに絡んで、第49条、記録の整備ということについて、この辺の関連性、その辺について説明をしていただきたい。
 それから、第11条、小学校との連携ということで、この条例を見てもなかなか私ちょっと理解できないんですが、この部分で、小学校との連携とか、それから円滑な接続、密接な連携という言葉があるんですが、これは秘密保持の観点からしてどういうふうな理解をすればいいのか、その辺の説明をしていただきたい。
 3点目といたしまして、第32条、事故防止と発生というところですね。32条、これについても、この前、保育所での感染病があったわけですが、それとの絡みでどのような、この32条では情報のやりとりというのですか、それぞれの今回の条例の中での各施設の具体的な情報の伝達とか、こういうものについてちょっと説明していただきたいと思います。
 以上3点です。
議長(浅野幹雄君) 福祉部長。
福祉部長(小野一郎君) それでは、最初の内容及び手続の説明ということで、その中で、電子情報処理関係について載ってございます。公文書的なものについては、1年、3年、5年、それから永年とか、10年とか、そういうものが決まっておりますけれども、これを法上、上位法令上で5年ということで決まっているかと思います。それで記録の仕方については、紙ベースとか、あとほかの他法、労働法とか基準法等につきましても、電磁機器、そちらのほうに記録してもいいよというようなことが書いてございますので、それと同じような形でこちらに書いているということで読みかえいただければと思います。
 それから、49条関係ですけれども、諸記録を整備しなければ……、これもリンクするところで、先ほどもお話ししたとおり、保存年限とそれから内容についてのものです。
 実際、先ほどちょっとお話ししたかと思うんですけれども、こういう条例があって、その下にやはり施行規則ということで一応考えてございますので、実際の運用上の規定については、そちらの中できちんと明確にうたっていきたいなと思ってございます。
 それから、11条関係でございますけれども、11条は連携ということで、これについては、細かにどうするんだと言われても、すぐこうだという関係ではないんですけれども、現在も母子保健の中でも、就学前とか、それから就学以後、就学相談のとき、こちらの母子保健担当者と就学担当の学校教育課と連携をしながら、その地域についての、障害あわせて、家庭環境も含めて、かかわった分については情報の共有をしながら就学につなげているということになります。ここで特段うたっているのはなお一層というふうな意味合いもあろうかと思います。やはり地域、それから家庭も含めて、お子様についての養育、学習、就学も含めてやっていくというような意味合いだと思います。
 それから、32条関係でございますけれども、発生、先ほどお話ししたノロウィルス関係の分もあったかと思うんですけれども、やはり、事故そのものは、よくヒヤリ・ハットとか、ハインリッヒの法則ということで、やはり一つ一つの事件においては29とか300という要因がありますので、そのところも含めながら、なってはならないとは思うんですけれども、あったときの対応とか、危機管理を含めてやっていくことということで、ある程度命令的なところをこちらに載せておりますけれども、実質運用につきましてはやはり施行規則の中できちっとうたっていきたいと思いますし、実際、ノロウィルス対応、ああいった感染症のときも、手順書、フロー図をつくっておりまして、それに基づいてある程度までは対応した経緯がございます。
 以上でございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 第11条に対して、学校側の対応というのはどうなるのか、質問したいと思います。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 小学校との連携ということで記載がございます。現状も、各幼稚園、保育所並びに小学校との引き継ぎ会というものを実際実施をしてございます。これをさらに密に行っていくというものだと認識をしております。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。4番出川博一君。
4番(出川博一君) これは国の法に基づいたガイドラインでつくられた条例だと思うんですけれども、私、やっぱり先ほどもお話ししましたけれども、どうも経過措置が気になってしようがありません。55ページの第3条、ここのところに経過措置として、当分とあるんですよ。当分とした理由、そして、施行日から何年ぐらいをめどとして考えておられるのか。
 それから、第4条、第5条の5年を経過する日までとしたこの理由。
 それから、先ほどもお話ししましたけれども、施行日以降、速やかに工程表を提示いただきたいなということについて質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 福祉部長。
福祉部長(小野一郎君) 第1号のこのところでもお話ししております、32年までというようなことで5年という期限を切ったものでございます。できるだけ早目にこれが実行、担保できるような形で進めていきたいと思います。子ども・子育て会議の中でもこういった実際のサービス部門というか、そのところもきちんと明確にサービス量も捉えながら、こういう施設等も整備も必要だろうかと思います。そのところを踏まえながら、やっていきたい。具体にいついつまでというのは、まだできる、こちらの段階でお話しできる段階ではないと。ただ、できるだけ早目にということの意識は変わりございません。(「第3条の答弁もお願いします」の声あり)
 これも当分の間のところでございます。ちょっとお待ちください。(「第3条の3行目です」の声あり)13条ですね。これについても、費用負担基準額、先ほどお話ししていたかと思うんですけれども、そのところも早目に対応したいなと。当分の間ということで、その辺のところはいつかというご懸念はあるかと思います。それについては、本当にこちらも誠心誠意頑張って早目にその辺のところは実行に移るような形にしたいなと思っております。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 今、4条、5条については5年経過ということは、今、32年というふうにお話がございましたので、それは理解いたしましたけれども、当分の間というのは、漠としていつなのか、例えば5年程度がめどなのか、そういう明確な指針をお示しいただきたい。
 というのは、結構、7,000億の国費を投じてやる事業なわけですけれども、これは消費税が上がった分ですけれども。ただ、結局これは設備の、いわゆる町自体として設備を新設をしたり、増設をしたり、あるいは人材の育成をしなくてはならないということで、結構、計画的な対処をしなくてはならない。なおかつ、全部国費でできるわけはないですから、町としても一般財源を含めた予算措置もしなくてはならないということを考えると、この3つの条例というのは錯綜してしまう可能性が私はあると思うんですよ。先ほどのもので、5年の経過というのは32年とおっしゃいましたので、それを思いますと3つのものが錯綜していくと。ということからすれば、ぜひ具体的な計画を早くつくって明示いただいて、それでもって事業を推進する。並びに住民に対しても説明していくということが必要だと思うんですけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 福祉部長。
福祉部長(小野一郎君) 今お話あったとおり、やはりそういう面では早目に青写真等をお示しできるような形にしたいと思っております。
 それから、子ども・子育て会議、現在やっておりますけれども、それについてもまとめてその中に盛り込めるところがあればきちんと明確に盛り込んで、住民の方に安心を与えるというか、そのところのこの制度の担保がされるような形で持っていきたいなと思ってございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 保育料の基準、こういう基準になっているということで、先ほど要綱でしたかで定めるということだったかと思いますが、そうしますと、国がそういう方向で示していかないと、今富谷町が努力して半分ぐらいまでに抑えている。ここのところが絶対担保できるかどうか、とても不安なのですが、これ以上上がらないと、そういうことを今はっきりしてもらわないと、私はとても不安だと思うのですが、どうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 福祉部長。
福祉部長(小野一郎君) その金額につきましては、昭和62年ころからずっとほとんど上がらずに来ている金額ではございます、過去の経過を申し上げれば。ただ、現在も若干そういう国の基準が変わって微調整はあったかと思います。ただ、現在、ここでその金額を堅持するよということはきちっと言える状況にはないことはご理解いただきたいと思いますし、町も今までも頑張って、その金額で、できるだけ高額の方につきましても対応できるように頑張ってきたというところは、ご理解、ご了承いただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) それでは、国基準に倣って上がることもあり得るということでの答弁でしょうか。
議長(浅野幹雄君) 福祉部長。
福祉部長(小野一郎君) 今までも倍額になっても、そのぐらいの金額でどうにか町としても努力してきたというところをご理解いただきたい。必ずしもそこはその基準どおりどうのこうのという、今の段階ではお話しできる状況にはございません。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 これより討論を行います。
 まず、原案に反対者の発言を許します。16番永野久子君。
16番(永野久子君) 私は、議案第3号富谷町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の制定について、反対をいたします。
 特定教育・保育施設を公的給付の枠組の中に入れることによって、待機児を解消し、多様な保育ニーズに応えるということが政府の立場から喧伝されてきましたが、実際には全く逆だということが言えると思います。
 国の基準どおりに作成された今回の条例案には、その本質がよくあらわれております。
 まず、子供たちに十分な保育環境を保障できるのかという点では、保育士の配置や人数、施設など設置基準の低い小規模保育事業等を固定化し、どの施設に入所するかによって保育の質に大きな格差が生まれることとなります。
 また、これまで無条件に保障された障がい児の入所について、新しい制度では確実に保障されるのか不透明な状況となります。
 保育の費用には、質の向上を図ることを理由にスポーツや絵画、音楽などの費用のほかに、日用品、文房具、行事への参加費、食事代、通園バス代など、さまざまな料金の上乗せが可能となることから、保護者はほかに入れる施設が、保育所がなければ、重い負担に甘んじざるを得なくなります。
 さらに、保育事業への株式会社の参入が可能となったことから、公金から支払われる給付金は使途制限がなくなり、施設に入る公金、つまり税金が企業の資産形成に使われたり、保育士の人件費が低く抑えられるなどの事態が懸念されます。
 保育のサービス産業化は、業績が悪化すれば撤退するなどの事態を生み、保育の不安定化が懸念されております。豊かな保育環境を願うひとり親家庭や共働き世帯の切実な願いに逆行する制度と言っても過言ではありません。
 富谷町の保育行政を40年近く見つめてきた者の一人として、新制度の施行によって、保育の枠組みそのものがよりよい保育の理想から大きくかけ離れていくのではないか、危惧を抱かざるを得ません。
 本条例案策定に当たって、富谷町に求められるのは、新制度の欠陥をカバーし、長年蓄積されてきた富谷町のすぐれた保育制度をさらに発展させることだったはずです。そのためには、国の基準をそのまま持ち込むのではなく、3歳未満児を中心とした待機児の解消のために公的保育を中心とした施設の増設に取り組むこと。新制度のもとでも児童福祉法第24条1項に基づく市町村の保育責任を果たすこと。地域型保育所でも認可保育所と同等の基準を定めること。保育料の現行水準を守り、上乗せ実費徴収を認めないこと。企業参入に対する給付費の使途制限を明確にすることなど、富谷町としての理念を明確に定めて臨むべきだったと考えます。
 以上申し上げて反対討論といたします。
議長(浅野幹雄君) 次に原案に賛成者の発言を許します。9番三浦邦夫君。
9番(三浦邦夫君) 私は、議案第3号富谷町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の制定について、賛成の立場から討論いたします。
 子ども・子育て支援法(平成24年法律第65号)第34条第2項及び第46条第2項の規定に基づき、特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定めるもので、富谷町としては、国が定める従うべき基準と参酌すべき基準について、1、利用定員、2、利用開始に伴う基準、(1)内容・手続の説明、同意、契約、(2)応諾義務(正当な理由のない提供拒否の禁止)、(3)定員を上回る利用の申し込みのあった場合の選考、(4)支給認定書の確認、指定確認申請の援助、3、教育・保育の提供に伴う基準、(1)幼稚園教育要領、保育所保育指針等にのっとった教育・保育の提供、(2)子供の適切な処遇(虐待の禁止等を含む)、(3)連携施設との連携(地域型保育事業のみ)、(4)利用者負担の徴収(実質徴収、上乗せ徴収を含む)、(5)特別利用保育・特別利用教育の提供(定員外利用の取り扱い)、(6)教育・保育の提供に関するその他の事項、4、管理運営等に関する基準、(1)施設の目的・運営方針、職員の職種、人数等の重要事項を定めた運営規定の策定・提示、(2)秘密保持、個人情報保護、(3)非常災害対策、衛生管理(4)事故防止及び事故発生時の対応、(5)評価(自己評価、学校関係者評価、第三者評価)、(6)苦情処理、(7)会計処理(会計処理基準、区分経理、使途制限等)、(8)記録の整備、(9)管理運営等に関するその他の事項、5、撤退時の基準、(1)確認の辞退、定員減少における対応(利用者のための便宜提供など)、富谷町の条例は全て国の基準を十分に満たしており、富谷町の条例の制定は適切であり、賛成いたします。
議長(浅野幹雄君) これで討論を終わります。
 これより議案第3号を採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
     〔賛成者起立〕
議長(浅野幹雄君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第5 議案第4号 富谷町介護保険条例等の一部改正について
議長(浅野幹雄君) 日程第5、議案第4号富谷町介護保険条例等の一部改正についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) それでは、議案書57ページをお願いいたします。
 議案第4号富谷町介護保険条例等の一部改正についてご説明いたします。
 富谷町介護保険条例、富谷町心身障害者医療費の助成に関する条例、富谷町公営住宅条例の一部を別紙のとおり改正するものでございます。
 提案理由は、中国残留邦人等の円滑な帰国の促進及び永住帰国後の自立の支援に関する法律(平成6年法律第30号)の一部改正に伴い、関係する条例の所要の改正を行うものでございます。
 改正概要につきましては、法律名の改正に伴い、条例中の引用法律名を「中国残留邦人等の円滑な帰国の促進並びに永住帰国した中国残留邦人等及び特定配偶者の自立の支援に関する法律」に変更するものでございます。また、法改正前の支援給付受給者についても、支給対象とするため規定を加えるものでございます。
 なお、この施行は、法の施行に合わせ、平成26年10月1日からとするものでございます。
 私のほうからは、介護保険条例及び心身障害者医療費助成に関する条例についてご説明いたします。
 次のページをお願いいたします。
 富谷町介護保険条例の一部改正でございます。
 表、改正後中ほどの5号のイの下線部分の引用法律名を改正後の法律名に改正するものでございます。
 表の下のほう、下線部分の規定を加えまして、改正前の支援給付受給者も対象とするものでございます。
 次のページをお願いいたします。
 富谷町心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正でございます。
 こちらも改正後、第3条の下線部分の引用法律名を改正後の法律名に改正するものでございます。
 以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 次に、都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) それでは、引き続き私のほうから説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。
 議案書60ページをお願いいたします。
 富谷町公営住宅条例の一部改正についてご説明申し上げます。
 提案理由としましては、中国残留邦人等の円滑な帰国の促進及び永住帰国後の自立の支援に関する法律の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。
 具体的な改正内容につきましては、60、61ページの富谷町公営住宅条例新旧対照表で説明させていただきます。
 入居者の資格の特例であります第6条の2第1項第4号中の、「生活保護法第6条第1項に規定する被保護者または」の次にある「中国残留邦人等の円滑な帰国の促進及び永住帰国後の自立の支援に関する法律」を「中国残留邦人等の円滑な帰国の促進並びに永住帰国した中国残留邦人等及び特定配偶者の自立の支援に関する法律」に改めるものでございます。法律名改正に伴う法律名引用部分の改正を行うものでございます。
 また、同じく第14条第1項に規定する支援給付、「中国残留邦人等の円滑な帰国の促進及び永住帰国後の自立の支援に関する法律の一部を改正する法律(平成19年法律第127号)附則第4条第1項」の後に、「及び中国残留邦人等の円滑な帰国の促進及び永住帰国後の自立の支援に関する法律の一部を改正する法律(平成25年法律第106号)による改正前の中国残留邦人等の円滑な帰国の促進及び永住帰国後の自立の支援に関する法律第14条第1項」を追加し、今回の法律改正により、単身入居の実施に当たりまして、特定配偶者という縛りが出てくるために、改正前の第14条第1項に規定している配偶者を追加することで、帰国後に配偶者となった者及び婚姻の届けをしていないが、事実上婚姻関係と同様の事情にある者をそのまま救済するために改正するものでございます。
 附則といたしまして、この条例は、平成26年10月1日から施行するものでございます。
 以上、ご承認いただきますようお願い申し上げます。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第4号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第6 議案第8号 平成26年度富谷町一般会計補正予算(第4号)
議長(浅野幹雄君) 日程第6、議案第8号平成26年度富谷町一般会計補正予算(第4号)を議題といたします。
 本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) それでは、議案第8号についてご説明申し上げます。
 別冊の補正予算に関する説明書の2ページをお開き願います。
 平成26年度富谷町の一般会計の補正予算(第4号)は、次に定めるところによるものでございます。
 第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億3,571万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ143億1,838万9,000円とするものでございます。
 第2項、歳入歳出予算補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額につきましては、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 第2条、地方債の変更は、「第2表 地方債補正」によるものとなってございます。
 それでは最初に、第2条の説明をさせていただきます。5ページをお開き願います。
 第2表の地方債の補正でございます。起債の目的の1、2にございます屋内運動場、それからプールの関係につきましては、6月5日、議会の追加提案によりまして、工事の請負契約を締結いたしました。それに伴いまして金額が変わりましたので、補正ということで増額をさせていただいております。屋内運動場につきましては3億8,940万円、プールにつきましては1億370万円、合わせまして増額が1,130万円の増となってございます。
 次に、目的3つ目でございます。臨時財政対策債、こちらにつきましては、26年度の普通交付税の算定が確定いたしまして、それに伴います臨時財政対策債発行可能額が変更になりましたので、6億5,915万8,000円ということで補正をさせていただくものでございます。
 続きまして、歳入についてご説明申し上げます。11、12ページをお開き願います。
 9款1項地方特例交付金は、26万6,000円を減額し、6,173万4,000円とするもので、交付決定によるものでございます。内容につきましては、町民税から控除しております住宅借入金等特別控除分についての交付となってございます。
 次に、10款1項地方交付税につきましては、2億7,245万1,000円を追加し、14億7,245万1,000円とするもので、普通交付税の交付の決定によるものです。決定額につきましては、13億9,245万1,000円となり、対前年と比較いたしますと4,800万ほど減となってございます。
 次に、14款2項国庫負担金につきましては、98万1,000円を追加し、3億1,969万円とするもので、社会保障税番号制度補助金の追加でございます。こちらはマイナンバー制度導入のための中間サーバーの共同化、集約化の整備のための補助となってございます。
 次に、15款2項県補助金につきましては、259万4,000円を追加し、2億8,707万8,000円とするもので、宮城県農地集積集約化対策事業補助金の追加でございます。こちらは農地台帳の情報公開システム整備のための補助となってございます。
 次に、15款3項委託金、71万2,000円を追加し、9,209万9,000円とするもので、1節、4節ともに交付決定によるものとなってございます。
 次に、15款4項県貸付金は、420万円を追加し、840万円とするものでございまして、こちらにつきましては、災害援護資金貸付金の申請によるものとなってございます。
 次に、16款1項財産運用収入につきましては、29万8,000円を追加し、698万8,000円とするもので、黒川森林組合への出資に対します配当金となってございます。
 次に、18款1項1目介護保険特別会計繰入金87万2,000円の追加と2目の後期高齢者医療特別会計繰入金の398万8,000円の追加につきましては、決算による精算となってございます。
 13、14ページをお開き願います。
 18款2項基金繰入金につきましては、3億8,799万6,000円を減額し、11億6,241万3,000円とするもので、財源の調整によるものでございます。
 次に、19款1項繰越金は、1億8,796万2,000円を追加し、2億1,796万2,000円とするもので、決算による実質収支から財政調整基金に積み立てた残額分について繰り越しを行ったものでございます。
 次に、20款4項雑入につきましては、35万9,000円を追加し、3億4,854万6,000円とするもので、共済等保険金ということで、内容につきましては、議案第13号、14号及び15号でご審議をいただきました3件の和解及び損害賠償金に対する保険金となってございます。
 次に、20款5項受託事業収入につきましては、10万円を追加するもので、こちらは農地中間管理機構からの受託収入でございます。こちらにつきましても、農地集積集約化の対応のためということで、事業推進をするための農家に対するPRのための費用として受託を受けるものでございます。
 次に、21款1項町債につきましては、4,945万8,000円を追加し、20億685万8,000円とするもので、地方債の補正で説明した内容のとおりでございます。
 歳入は以上となります。
 次に、歳出についてご説明申し上げます。15、16ページをお開き願います。
 2款1項総務管理費につきましては、320万9,000円を追加し、12億8,974万7,000円とするもので、1目一般管理費は財源更正でございます。
 5目財産管理費につきましては、15節工事請負費の追加でございまして、本庁の庁舎の雨漏り対策ということで、現状、3階西側階段の天井に雨漏りが確認されておりまして、調査の結果、屋上の防水シートの一部張りかえが必要となったことから、今回追加とさせていただいております。
 次に、7目情報化推進費につきましては、19節負担金、補助及び交付金の追加でございまして、歳入で説明いたしました国庫補助金を受けまして中間サーバー共同化集約のため、地方公共団体情報システム機構へ負担をするものとなってございます。
 次に、11目出張所費につきましては、18節備品購入費の追加でございまして、こちらは証明書交付用の契印機の故障によりまして、そちらの購入なんですが、なお、この機器につきましては25万円ほどするものでございますけれども、公金輸送用のかばん、こちらは最初購入として予算計上しておりましたが、七十七からの貸し出しというところに協議が調いまして、購入の必要がなくなったことから、そちらの減額分との相殺として上げてございます。
 次に、2款2項徴税費につきましては、1,222万円を追加し、2億2,049万6,000円とするもので、償還金と還付加算金の追加でございます。こちらは過年度申告の増によります還付金の増となってございます。
 次に、2款5項統計調査費は、21万3,000円を減額し、206万9,000円とするもので、経済センサス基礎調査、商業統計調査の県委託金の交付決定を受け減額とするものでございます。
 3款1項社会福祉費は、1万8,000円を追加し、10億9,930万円とするもので、老人保健の過年度分に対する償還金となってございます。
 次に、3款2項児童福祉費は、586万8,000円を追加し、24億6,148万5,000円とするもので、(仮称)明石台小学校放課後児童クラブ施設の新設に伴います備品の購入と、それから議案第13号でご審議いただきました東向陽台保育所食中毒に係る賠償金となってございます。
 次に、17、18ページをお開き願います。
 3款3項老人福祉費は、100万9,000円を追加し、6億2,294万4,000円とするもので、福祉健康センター内の浴槽の温度調整にふぐあいが生じていることから、こちらの修繕をするための費用、それから施設の漏水が確認されておりまして、調査を行うための委託料を追加させていただいております。
 次に、3款4項災害救助費、420万円を追加し、840万2,000円とするもので、貸し付けの申請に伴うものでございます。
 次に、4款1項保健衛生費は、補正額はありませんが、節間の入れかえでございまして、健康セミナーの事業内容見直し等によりまして、報償費を委託料としてございます。
 次に、6款1項農業費につきましては、388万円を追加し、1億3,050万2,000円とするもので、1目農業委員会費につきましては、歳入で説明いたしました県補助金を受け、農地基本台帳システムの改修を行うものです。
 3目農業振興費、こちらも歳入で説明しました受託事業でございまして、PRに要する費用として計上をさせていただいております。
 次に、6款2項林業費につきましては、29万8,000円を追加し、521万9,000円とするもので、こちらも歳入で説明いたしました黒川森林組合からの配当金、その部分をそのまま出資をするための出資金でございます。
 次に、7款1項商工費は、23万8,000円を追加し、1億6,317万3,000円とするもので、高屋敷の造成が始まり、企業誘致を積極的に展開していくため、パンフレットを作成するものでございます。
 次に、8款1項土木管理費につきましては、8万8,000円を追加し、2,391万5,000円とするもので、議案第14号及び15号でご審議いただいた2件の賠償金となってございます。
 19、20ページをお開き願います。
 8款2項道路橋梁費につきましては、3,047万3,000円を追加し、7億8,272万2,000円とするもので、2目の道路維持費につきましては、11節の修繕料につきましては、町道の維持管理のための費用でございまして、緊急修繕に要する費用の追加となってございます。
 次に、15節工事請負費につきましては、こちらは説明欄にございますが、町道舗装補修工事、こちらは修繕箇所の増加によります追加でございまして、町道明石台12-1号線歩道補修につきましては、植樹桝の補修となってございます。次に、町道宮沢根白石線ほか1路線の舗装補修につきましては、明石台のセブンイレブンの交差点、それからその交差点から南側に当たりますが、舗装の傷みが激しく、打ちかえが必要となったことから、今回追加とさせていただいております。
 18節備品購入費につきましては、こちらも説明してございますが、歩道用の除雪機6台の購入分となってございます。
 次に、5目道路改良費につきましては、町道高屋敷線道路改良に伴います河川用地等の購入費用として計上させていただいております。
 次に、8款5項住宅費につきましては、50万円を追加し、912万6,000円とするもので、町営住宅維持のための修繕に要する費用の追加となってございます。
 次に、9款1項消防費は、442万5,000円を減額し、6億1,326万6,000円とするもので、1目の常備消防費につきましては、黒川地域行政事務組合への負担金の追加でございまして、5目災害対策費につきましては、防災行政無線を2基整備するものでございます。設置場所につきましては、(仮称)明石台小学校敷地、それから明石台第7会館の2カ所となってございます。
 次に、6目防災センター管理費の減につきましては、鷹乃杜防災センターの再生可能エネルギー等導入についての費用でございますが、こちらは内容等を精査しまして実施設計を行ったことによる減額となってございます。
 次に、10款2項小学校費につきましては、5,714万1,000円を追加し、24億6,903万7,000円とするもので、2目小学校管理費につきましては、富ケ丘小学校の職員室の出入り口のドア、ふぐあいがありまして、こちらの交換、それから、3つの小学校について、FF暖房機の点検によりふぐあいが生じましたので、暖房機の修繕を行うものでございます。
 次に、3目小学校建設費につきましては、まず報償費といたしましては、(仮称)明石台小学校の校章を今募集しております。採用者への記念品ということでございます。
 次に、13節委託料につきましては、同様に、学校の校歌の作詞作曲を委託するための費用となってございます。
 15節工事請負費につきましては、富谷小学校トイレ改修工事の分の補正でございます。こちらは25年度入札不調により事業を見送ったものでございまして、予算額にいたしまして、25年度との比較になりますが、約2倍の計上とさせていただいております。
 次に、21、22ページをお開き願います。
 10款5項社会教育費につきましては、1,614万3,000円を追加し、4億4,213万5,000円とするもので、2目コミュニティセンター管理費につきましては、西コミの夜間照明のふぐあい等による照明の取りかえ、それから屋外トイレ修繕、消防施設点検の指摘がありました修繕というところとなってございます。
 次に、5目公民館費につきましては、11節需用費につきましては、日吉台公民館のこちらも点検で指摘を受けました修繕を行う、消防施設の点検でございます。
 次に、15節工事請負費につきましては、日吉台公民館の再生可能エネルギー等導入につきまして、先ほど鷹乃杜防災センターと同様に、内容等を精査し実施設計を行ったことによる増ということになってございます。
 次に、18節備品購入費につきましては、こちらは日吉台公民館になりますが、掃除機等の故障によりまして購入ということで計上させていただいているものでございます。
 次に、10款6項保健体育費につきましては、506万6,000円を追加し、8億5,404万3,000円とするもので、スポーツ文化交流館完成までの間、仮設トイレを設置するための費用、それから同様にスポーツ文化交流館の施設内に整備します必要な備品購入ということで、追加をさせていただいている内容となってございます。
 以上で説明を終わります。よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。4番出川博一君。
4番(出川博一君) それでは、19、20ページ、9款消防費で、防災センターの防災センター管理費、これは財源更正の変更があって、そして、さらにその変更したものが、21、22ページの10款教育費の公民館費で同額計上になっているんですけれども、この中身といいますか、どういう形なのか、お尋ねいたします。
 それから、19、20に戻っていただきまして、小学校建設費の富谷小学校トイレ改修、これは26年3月補正では2,600万、先ほど2倍になったというお話があったんですけれども、これは仕様の変更があったのかどうか、お尋ねいたします。
 それから、3つ目といたしまして、23ページ、給与費明細の補正後のその他特別職、この917名の名簿提出をお願いしたいなというふうに思います。
 それから、最後に27ページ、ここに地方債の状況が、調書があるわけですけれども、26年度見込み額で60億7,300万、今の基金残が64億3,100万になっているかと思いますけれども、ここで、27年度事業で子育て複合施設、これは多分今設計段階だと思うんですけれども、これで、例えばユーマイタウンに積み立ての12億がなくなると基金残が52億になるというふうに見込まれますけれども、一般的には、地方債に対して充当可能財源である基金残は、ここで地方債のほうが上回ってしまうというようなことになりますので、ぜひ、26年度末の臨財債の起債、この辺については慎重にお願いしたいなということについてお尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 私のほうから、最初の19ページの鷹乃杜の防災センター管理費と、それから次の公民館費の中の工事の関係でございます。
 鷹乃杜防災センターのほうの県支出金を1,400万ほど減額いたしまして、公民館費のほうの工事のほうに充当したという関係でございます。県補助事業といたしまして、こちらのほうであけの平公民館、それから日吉台公民館、そして富谷武道館と鷹乃杜防災センター、この4カ所、再生可能エネルギーの導入関係で補助申請をしていまして、今回、実施設計を組みましたところ、現実に鷹乃杜防災センターの工事費については、実施設計を組んだところ、少し規模を小さくしても構わないという一方で、こちらの公民館のほうが、日吉台公民館のほうの工事の方法が実施設計で変更と申しますか、具体に出てきましたところ、もう少し工事を変えて要領をアップできるということで、工事費が減額した分、たまたま日吉台公民館のほうの増額対応可能だというところに、県支出金を充当がえしたという内容でございます。
 なお、ほかの全体の工事費が固まった段階で、県支出金のほうの内容を精査いたしまして、県に対しては変更の申請を行いたいということでのやりとりという内容でございます。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 富谷小学校のトイレ改修工事の中で、仕様の変更があったかというところでございますけれども、仕様の変更自体はございません。ただ、1回目、2回目に入札をした業者とのやりとりの中で、現状、建築価格が高騰しているということもありまして、その辺を踏まえると、金額的には大体その当時の1.25倍相当になるだろうということでの協議の中で設計を組んだものでございます。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 予算ベースの名簿は職種ごとには手元にございますので、後ほど、休憩のときにご用意させていただきます。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) それでは、臨時財政対策債、こちらにつきましては、今予算上は発行可能額ということで6億5,900万、今回の補正で上程させていただいております。昨年度もお話をしておりますけれども、基金、それから臨財債、それから基金残高、この辺を一応総合的な判断の中でどうするかというものを今後決めていくわけですけれども、25年度につきましては、臨財債6億8,800万円の可能額に対して4億円ということで執行させていただいておりますので、本年度もできる限り、そのような努力をしていきたいなというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) この際、午後2時10分まで休憩をいたします。
     午後1時56分 休憩


     午後2時10分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 先ほどの防災センターと公民館費の中で1,478万5,000円、これは振りかえたというような答弁があったんですけれども、これは県の補助金はいわゆる制限があるというか、変更ができなくて、ただ、その中で振りかえはできるというふうな理解でよろしいんですか。
 それから、次に、先ほど小学校建設費の中で、25年度入札したとき、大体2,600万の予算だったんですけれども、1.25倍ぐらいということなんですけれども、それが1年たつ、たたないの間に2倍になるのかどうか、もう一度確認をしたいと思います。
 それから、地方債について、基金よりも地方債残高が超えたと、基金残よりも地方債残高が多くなったということは、過去にいつだったのか、お尋ねいたします。
 以上です。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 県の支出金の関係、富谷町4カ所の計画で上げておきました。その中での枠の中でのやりとりといいましょうか、ただ、全体の支出金としてはその範囲内でということでしたので、事業計画の変更ということで対応できるという内容でございます。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) トイレの改修の関係でございますけれども、まず、昨年度、25年度に第1回の入札がございまして、そのとき予定価格が2,470万に対しまして、2者が札入れを行いまして3,600万から3,800万というような結果でございました。2回目が1者の入札、11者のうち10者が辞退をして1者が入札をしたと。結果的には4,800万というふうな札でございました。7月の国交省のほうの価格動向調査の結果を見ても、資材については下がる気配がないということが明らかでございます。また、入札業者とのやりとりにおいても、その当時よりもさらに上がっているということで、この金額になったものでございます。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 基金の残高と、それから起債残高の比較ですが、今の14年度までの比較をしますと、上回っているのが、14年度までさかのぼってもないので、ちょっとそれ以前の件については調べておりませんので、どの時点でそういう時期があったかということについては、ちょっと今お答えできない状況です。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) それでは、14款2項5目9節、マイナンバー対応の中間サーバーということで、これは県の補助金、県からの交付金も含めてですが、中間サーバーの具体的な中身、中間サーバーが実施するというふうになった経緯。なおかつ、98万1,000円というのは、これは県の単位でやっているのか、中央単位でやっているのか。なおかつ、負担金というものは富谷町だけが発生しているのかどうかということです。
 それから、6款1項1目13、これも歳入とプラマイみたいになっているんですが、農業基本台帳システム等改修業務ということで、基本台帳システム等をとった場合、「等」をとった場合、この補正額はどのぐらいになるのか。これは当初予算にはなかったと思うんですが、補助金が出たから発生してきたのかどうかということなんですけれども、この点について質問したいと思います。
 それから、8款2項2目15節工事請負費の中の、今ちょっと説明のところで聞き逃したんですが、宮沢根白石線ほか1の中の、場所はセブンイレブンと聞こえたんですが、それで正しいのかどうかということですね。
 それから、8款2項5目17節の財産購入、これは地権者とか、それから坪の単価がどのぐらいなのか。地権者が住んでいるのであれば何人というふうな、具体的に氏名がわかればよろしいんですが、なければ何名というようなことでお答え願いたいと思います。
 この補正予算に当たって、できれば、財政課長にお願いがあるんですが、補正予算の説明、説明文をつけていただければスムーズな審議に入るんじゃないかと思うので、そういうものをお願いをしたいなというふうに思いますので、以上質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 中間サーバーの関係でございます。まず、こちらは負担金につきましては、これは全国画一的なもので、人口に応じて各負担金が異なってございます。富谷町の場合は、10万人以下という規模に位置しておりまして、それに伴い98万1,000円というような補助額が確定したものでございます。ですので全国一斉ということで、全国的には中間サーバー、プラットホームというものは2カ所整備されるものとなっており、富谷町におきましては、東日本に位置するものとなっておりまして、政府機関であるコアシステムから、各宮城県に介するまでの、それこそ中間で集約するものを今回構築するものとなっております。2カ年での構築で、28年1月からのテスト運用というように情報のほうは入っているところでございます。
 あとは、参考までに、この中間サーバーで取り入れられる、保有される情報としては、今のところ、所得情報と世帯情報、あとは各福祉分野の関係の情報がこちらに集約されるというような情報は得ているところでございます。
 以上です。
議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) まずは、平成26年4月に施行されました改正農地法によりまして、1つの事業で実施することにしていますシステムの改修、保守業務です。全て県の補助からいただくもので、歳入のほうの収入額としております。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) まず、15節の工事請負費の宮沢根白石線の施工場所でございますけれども、こちらにつきましては、明石台三丁目のセブンイレブン前の交差点でございます。
 それから、公有財産購入費の高屋敷線関係でございますが、対象地権者は8名、単価は田んぼの単価として平米当たり5,000円を予定しております。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。もとい、財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 予算書の説明というところでございますけれども、富谷町におきましては、工事請負費、それから委託料、予算のつくり方として、限りなくほかの市町村と比べますと、詳細な表現がそもそもされている。ほかですと、工事一式とかそういう形で名称を出していない予算書も多々見受けられる中で、現状、この予算書でということで考えてございますので、このほかにまた説明書ということでは今のところ考えておりません。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) ページが19、20でございます。2目の道路維持費の18節備品購入費についてですが、町長の町政運営の説明では、門前除雪ができないための除雪機の導入ということで話あったんですけれども、そのときは5台というふうに町長からお聞きしたんですけれども、先ほどの財政課長からは6台ということでありました。その1台はどうなったのかという部分と。それから、成田東小学校には配備されないのか、それから中学校にはいつごろ配備されるのか、この除雪機の保管場所について、1点だけお聞きしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 台数につきましては、6台でございます。町長が説明しましたのが、直接小学校区に配置するのが5台、それから自由に動ける、役場のほうで管理する1台含めて6台ということでご説明申し上げたかと思います。
 それから、(「成田東」「東小」の声あり)保管場所についてでございますけれども、今のところは基本的に町のほうの車庫とかに一応置こうかというふうに思っています。ただ、稼働状況によりましては、公民館などで利用していただくことも今後検討したいというふうに考えております。(「成田東小」の声あり)
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 先ほど5台、1台となるのはそういうふうな趣旨でありましたので、明確に申し上げておりますというのが1つです。
 それから、小学校、あのような表記をして、成田東小ないんですねということとなりますけれども、公民館区に、公民館の区に、エリアというようなことで考えております。ですから、小学校あるけれども、中学校はないとか、そういうことでもありません。当初の運用、現状、公民館区ごと、公民館に配置してというような形で、その運用、そしてまた誰がというふうなあたりは、この購入とあわせて、降雪シーズンに間に合うように検討していきます。こんなふうなことで今描いているところです。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) 当面としてはわかるんですけれども、門前の前の雪の除雪ですから、緊急を要するわけですね。保管場所が本当に適当なのかと、先ほどの回答で適当なのかという部分もありますし、台数も含めて、当座はわかるんですが、将来的なことも含めて、ちょっともう一回、回答をいただきたいんですけれども。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 降雪、ことしの2月の教訓を得て、早速に対応しますというところにぜひ着目をしていただきたいと思います。そしてまた、ひょっとしたら今度、降らないかもしれないというようなこともありながら、どちらにしましても、この数年来の検証で、通学路、この辺のところ、とりわけ民家あるいは事業所に接続していない、面していない道路については、十分我々もここ数年来認識しているところですので、当座この対応、そういった意味で、町に1台というふうなことも、予備というふうな形で臨機対応できるようなことも描いての6台、ですから、そういう意味で、機動的に6台を活用しながら、平成26年度1月、恐らく1月、2月というあたりだと思いますけれども、対応していくことでご理解いただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。2番森 栄君。
2番(森  栄君) 20ページ、公有財産250万、町道高屋敷道路拡幅に伴う用地買収、予算計上されていますけれども、坪当たりの単価、それから土地所有者との用地交渉状況について伺います。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 購入単価でございますけれども、平米当たり5,000円、坪当たり1万6,500円と予定しております。
 地権者の交渉状況ということでございますけれども、基本的には地権者のほうにもこの単価を提示しまして、基本的には単価のご了解はいただいているという状況でございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。16番永野久子君。
16番(永野久子君) 12ページですが、県補助金で農業委員会費補助金として259万4,000円が県農地集積集約化対策事業費補助金ということで出ていました。ご説明で、農地中間管理機構に関しての農地台帳というふうに説明されたように思うんですが、この農地中間管理機構に関して、富谷町が対応していく事業といいますか、富谷町が対応していく上で今後やるべきことというものの全体像をちょっとご答弁いただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) まず、農地中間管理機構は平成26年4月1日から業務を開始しました。今、受け手、出し手の申し込みを受けているところなんですが、その業務の一部を町で委託されるということで、その委託内容としましては、相談窓口の設置、それから出し手の掘り起こし、それから該当地域の確認、出し手との交渉等々、そういう業務を委託されるということになっています。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) それらの事務といいますか、事業に関して、富谷町はこの後、今おっしゃったような相談の窓口だとか、出し手とのやりとりだとかということに関して、体制を整えるとか、予算をさらに組まなければならないとか、そういう事業の、これをやるための対応としてどういったことが予定されているかを、全体像を伺いたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 現状におきまして、出し手、受け手が町内に余りございません。これから農地中間管理機構への貸し出しとか受け手をPRしながら進めてまいりたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第8号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第7 議案第9号 平成26年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
議長(浅野幹雄君) 日程第7、議案第9号平成26年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
 本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) それでは、議案第9号平成26年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)についてご説明申し上げます。補正予算説明書の28ページをごらん願います。
 平成26年度富谷町国民健康保険特別会計の補正予算(第2号)は、次に定めるところによるとするものでございます。
 第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ4,597万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ39億6,053万9,000円とするものでございます。
 2項といたしまして、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出補正」によるとするものでございます。
 それでは、内容につきまして、事項別明細書によりご説明申し上げます。37、38ページをごらん願います。
 9款2項基金繰入金につきましては、2,636万4,000円を減額し、1億5,873万2,000円とするもので、1目1節の財政調整基金繰入金でございます。これは平成25年度国保会計決算の実質収支により剰余金となった額から法定に基づきます基金繰入額を差し引いた額の繰越金による財源調整でございます。
 10款1項繰越金につきましては、ただいま申し上げました決算剰余金から基金繰入額を差し引いた額に基づき7,234万1,000円を追加し、7,734万2,000円とするものでございます。
 内訳につきましては、1目1節の療養給付費等交付金繰越金として700万2,000円、これは退職者医療制度によります平成25年度の療養給付費等交付金が超過交付となり、返還金が生じておりますので、その分について計上したものでございます。
 2目1節その他繰越金につきましては、残りの額を計上しているものでございます。
 歳入については以上でございます。
 次のページをお願いします。
 次に、歳出について申し上げます。
 11款1項償還金及び還付加算金につきましては、4,597万7,000円を追加し、4,915万7,000円とするもので、3目償還金の23節償還金利子及び割引料でございます。平成25年度の国庫負担金等の額の確定に伴い、超過交付となりました負担金等の返還に要する金額の計上でございます。
 内訳としましては、国庫負担金療養給付費等負担金として3,896万2,000円、退職者医療に係る療養給付費等交付金分として700万3,000円等でございます。
 以上でございます。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第9号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第8 議案第10号 平成26年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第2号)
議長(浅野幹雄君) 日程第8、議案第10号平成26年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
 本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) それでは、説明書42ページをお願いいたします。
 議案第10号平成26年度富谷町の介護保険特別会計の補正予算(第2号)は、次に定めるところによるものでございます。
 第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ4,596万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ20億7,386万円とするものでございます。
 第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 51ページをお願いいたします。
 歳入でございます。
 8款2項1目1節介護給付費準備基金繰入金、511万4,000円を追加し、財源調整いたすものでございます。
 9款1項1目繰越金、4,084万6,000円は、平成25年度の剰余繰越分でございます。
 次のページ、53ページをお願いいたします。
 歳出でございます。
 6款1項2目償還金、4,508万8,000円は、平成25年度の介護給付費等の精算に伴う返還分でございます。
 2項1目一般会計繰出金、82万2,000円は、平成25年度の介護給付費等の精算に伴う地域支援事業分の町負担分について、一般会計に繰り出しをいたすものでございます。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第10号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第9 議案第11号 平成26年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
議長(浅野幹雄君) 日程第9、議案第11号平成26年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
 本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) それでは、説明書56ページをお願いいたします。
 議案第11号平成26年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによるものでございます。
 第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ398万8,000円を追加いたし、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2億7,845万5,000円とするものでございます。
 第2項、歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 それでは、65ページをお願いいたします。
 4款1項1目1節繰越金、398万8,000円の追加は、平成25年度後期高齢者医療特別会計決算剰余繰越分でございます。
 次のページ、67ページをお願いいたします。
 歳出でございます。
 4款2項1目28節一般会計繰出金、398万8,000円は、平成25年度の繰越分を一般会計に繰り出しをいたすものでございます。
 以上でございます。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。これから議案第11号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第10 議案第12号 平成26年度町道高屋敷線道路拡幅工事請負契約の締結について
議長(浅野幹雄君) 日程第10、議案第12号平成26年度町道高屋敷線道路拡幅工事請負契約の締結についてを議題といたします。
 本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) それでは、議案第12号についてご説明申し上げます。議案書の69ページをお開き願います。
 議案第12号平成26年度町道高屋敷線道路拡幅工事請負契約の締結についてご説明申し上げます。
 平成26年8月20日一般競争入札に付した本案件につきまして、下記のとおり請負契約を締結するため、地方自治法第96条第1項第5号の規定によりまして議会の議決を求めるものでございます。
 契約の目的、平成26年度町道高屋敷線道路拡幅工事。
 契約の方法、一般競争入札。
 契約金額、3億2,400万円。
 契約の相手方につきましては、仙台市青葉区上杉1丁目6番11、株式会社大林組東北支店となってございます。
 この請負契約に当たりましては、平成26年7月23日に入札の公告をいたしましたところ、株式会社大林組東北支社1者からの申し込みとなりました。本案件は、予定価格を事前公表としていないため、8月20日、1者によります入札を行ったところでございます。
 入札の参加資格につきましては、宮城県内に本店、支店、営業所を有すること。入札参加登録があり、土木一式の承認を受け、格付がSであること。宮城県及び富谷町から指名停止を受けていないこと。地方自治法施行令第167条の4の規定に該当しないこと。富谷町契約に関する暴力団排除措置要綱別表各号に掲げる措置要件のいずれにも該当しないこと。それから、建設業法に基づく技術者を配置できること。それと、平成21年度以降、元請といたしまして、国または地方公共団体発注による請負金額2億円以上の橋梁工事を含めた道路改良工事の施工実績があることといたしました。
 予定価格につきましては、税抜きで3億6万円、最低制限価格、税抜き2億4,300万円で入札を行い、その結果、落札価格税抜き3億円、3回目での落札となりました。落札率は99.98%、去る8月22日に仮契約を締結いたしましたので、本契約締結に当たりまして議会の議決をお願いするものでございます。
 業務の概要につきましては、都市整備課長からご説明申し上げます。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) それでは、工事の概要についてご説明いたします。
 お手元にお配りしておりますA3判のつづりの議案第12号資料をごらんください。
 議案第12号資料(1)につきましては、工事の施工位置と平面図を示しております。この路線は、国道4号から高屋敷土地区画整理事業区域へのアクセス道路として整備するものでございます。今回の施工範囲は、薄いピンク色に着色した部分であり、国道4号を起点とし、高屋敷土地区画整理事業区域を終点とする延長145.1メートルの範囲でございます。既設の町道高屋敷線を国道4号とほぼ同じ高さにかさ上げするため、盛り土と西川にかかる高屋敷橋のかけかえを実施いたします。
 2枚目をごらんください。
 資料(2)標準横断図をごらんいただきます。
 幅員6メートルの既設町道を両側に拡幅する形で幅員16メートルの道路として整備を行います。車道は幅員3メートルとし、全区間に右折車線を配置する3車線構成とし、両側に2.5メートルの歩道を配置いたします。
 3枚目をお願いたします。
 資料(3)橋梁一般図でございます。
 新たに設置する橋梁は、橋長が15.0メートル、有効幅員が16.0メートルであり、橋の種類はPC橋、構造形式としてはプレテンション方式PC単純中空床版橋でございます。下部工は逆T式橋台を岩着させることとしております。
 この工事の施工内容といたしましては、擁壁工として、プレキャストL型擁壁68メートル。側溝工として、L型側溝234メートル、ベンチフリューム155メートル、集水桝23カ所。舗装工として、車道舗装1,290平米、歩道舗装529平米、点字ブロック277平米。国道4号すりつけ箇所の舗装工として、車道舗装126平米、歩道舗装117平米。安全施設工として、転落防止柵58メートルほかを施工することといたします。
 なお、この工事の工期は、平成27年3月25日までといたします。
 以上が工事の概要でございます。よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) この拡幅工事は、町にとってこれから高屋敷の工業団地開発する中で、大事な工事なんですが、そういうことでいろいろこれから誘致するために環境を整えなければならないというような部分で非常に大事だと思います。
 しかし、今の説明でもちょっと余りわかりづらかったんですけれども、道路のちょっと図面を見ますと、1枚目なんですけれども、入り口、出口がちょっと車線が少なくて、渋滞を招くのではないかなと、素人考えですけれども、そういう疑問がありますので、質問をさせていただきます。
 具体的には、今3車線という話でありました。16メートルの3車線、右左合わせて3車線ということなんですが、それぞれの車線の出口のときの方向を教えていただきたいなと。2車線、1車線になるんでしょうけれども、そのときの方向を教えていただきたいなと。
 それと、国道4号から団地に入る場合の、現在、国道2車線になっているわけですけれども、それの上下で、上り下りで、団地に入るときの専用レーンはどうなっているのか。その辺も聞きたいなと思います。
 とりあえず、以上ですね。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 今回整備します道路の3車線の方向別でございますけれども、直進する車線、直進と左折する車線が1車線、一番左側、国道に向かって左側の車線になります。国道に向かってちょうど中央の車線が右折専用、それから右側の車線が進入専用というふうになります。
 4号線から団地に向かう際の4号線の専用レーンについてでございますけれども、現在、青森方面から仙台に向かう車線につきましては、右折レーンが50メートル整備されております。交通解析の結果、今回、右折レーンの必要性については50メートルで十分足りるということで、現在の施設をそのまま利用すれば足りるという結果が出ております。また、仙台方向から青森方向に向かう車線から左折する場合、これにつきましては、町道を接続するということから、通常、商業施設などが4号線に直接、脇で整備される場合には左折レーンの整備などということがございますが、町道の整備ということでございまして、左折レーンの整備は特に求められてはおりません。現在のところに直接つないで左折させるという構造になっております。
 以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) ここの場所は、うわさに、アメリカの超大型スーパーコストコも来るようなことも聞いています。そんなことも含めて、最強の、最大の環境を整えなければならないとは思うんですが、ちょっと今具体的に出ましたので、具体的にお聞きしますと、団地から国道へ出るときの2車線が、1つは、左側が直進と左に左折する、真ん中の車線は右折専用と、今話ありましたね。右が真ん中ですね。ということですが、左車線、これを全包囲というか、真ん中は右側専用にするんでしょうけれども、出るときのことを考えれば、左側の車線、真っすぐと古川のほうと言いましたけれども、そちらの左側も全包囲に行けるように、右側にも行けるように、それは可能なんでしょうか、お聞きします。だから、出口、出るときに2車線とも、どっちにも出られる、真ん中は右折専用ですけれども、わかりますか。左側は全部の方向に行けるというふうな、というのは、混むことを考えたときに私思ったんですけれども。
 それと、青森方面と言いましたけれども、大衡のほうから来た場合に、専用レーンが50メートルと今言いましたね。50メートルだと、車、長さにもよりますけれども、何台ぐらい待機といいますか、右折できるのか、ちょっと、どれくらいの台数を見ているのか、ちょっとお伺いしたい。
 それと、青森に向かう、泉方面から来た場合の左専用レーン、求められていないというような部分に今回答ありましたけれども、求められていないんでしょうけれども、渋滞とかというのは予想されないんですか。国道、2車線ですね。赤でとまった場合に、左折、どんどん行くとは思うんですけれども、左折は行くと思うんですけれども、あそこに歩道もありますよね。そんなことで遮られるケースもあるので、国道ですので、専用レーン、専用左のレーン、設けたらどうかなとは思うんですけれども、その辺について伺いたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) まず、団地側から国道に向かう左側車線を全方位にというご質問でございますけれども、警察と協議した際にも、要するに左車線を全包囲という考え方は意見として出ました。ただ、警察のほうとの協議もしまして、まず、左車線については直左、直進と左折のレーンとして、中央の車線のみを右折レーンとしようと。今後、状況によって、どうしても中央車線だけでは不足するという場合については改めて協議をさせていただくということになっております。
 右折レーン、国道4号の大衡方面から仙台に向かう際の右折レーン50メートルについてですけれども、これについては、約1台当たり普通車6メートル程度と考えますので、9台もしくは8台は並べるだろうというふうに考えております。
 それから、国道4号線、仙台方向から北に向かった際の左折レーンの必要性でございますけれども、これにつきましては、現在のところ交通解析の結果、十分処理し切れる台数であるということで結果が出ております。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) 今、警察なりいろいろなところと相談したということも当然だと思うんですけれども、そういうものは進んでいると思うんですけれども、3車線なんですけれども、いまいち中途半端な感じなんですけれども、将来的には、2車線、2車線、上下4車線にも可能なつくりになっているのか、お伺いしたいと。できれば4車線にしてほしいんですけれども、それが将来的に可能なのかどうかをお伺いします。
 それと、杜乃橋ありますけれども、この地図で見ると、杜乃橋から高屋敷のこの地区の団地には通行が可能なのか、道路はあるとは思うんですけれども、通行が可能なのか、お伺いします。最後です。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 現在の4車線化が可能かということでございますけれども、もともとこの道路は基本的には2車線道路でございまして、中央の車線はあくまでも右折レーンということでなっております。ただ、必要とする右折延長が200メートルでございますので、町で整備する部分については全て右折レーンになって、3車線の道路のように見えるということでございます。ただ、現在は、あくまでもこの3車線の幅の分しか計画しておりませんので、新たに拡幅となれば、また改めて改良工事を実施しなければならないということになるかと思います。
 杜乃橋からの通行についてでございますけれども、基本的には道路が接続されますので、通行は可能になってくると思われます。ただ、心配されております商業施設出店に伴います交通量の増加というものに関しましては、基本的に商業施設への進入は4号線側からのみ行うような形で今計画を進めておりますので、仮に杜乃橋から入ってきたとしても商業施設に入るのはちょっと難しい状況になるのではないかというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。12番山路清一君。
12番(山路清一君) 2点ほどお伺いします。今ここに信号がついていますけれども、当然、信号を整備しなくてはなりません。この信号整備の関係の資金的なものはどちらのほうで負担するか、お伺いいたします。
 それとまた、造成に関して、4号線のほうから、一般質問のときも話されましたけれども、車の乗り入れ関係をするという話を聞いています。その場合の橋をかえる工事ですね。建てかえ工事関係のときに仮設道路関係とか仮橋の関係はどのようになるか、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) まず、4号線の信号の改修についてでございますが、これはあくまでも県警のほうで対応していただくことで協議を進めております。
 また、4号線からの工事区域内、もしくは開発区域内の進入路として、仮設道路の予定をしております。これにつきましては、現在の橋の少し南側の部分に仮設橋を設置して、そちらのほうを橋梁の工事の際には通っていただくようにしたいというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。18番渡邊俊一君。
18番(渡邊俊一君) 先ほど、課長から杜乃橋からの進入はしないような方向でとちょっと聞かされたんですけれども、やはり道路をつくって、そして道路の利便性というか、交通の利便性を考えた場合に、これは通すか、通さないかというのは慎重に考えていかないと、やはり地域の一つの発展性に結びつくわけでありますから、その辺について、今現在はいろいろ地元の杜乃橋の住民と協議をしているはずなんですけれども、改めて杜乃橋の住民に、あそこについては道路はつくりますけれども、進入はしませんよとかというような話は恐らくされていないと思うんですね。ですから、その辺について、今後の一つの課題なのでありますけれども、せっかく高屋敷にこのくらいの事業費を投下して、そして将来ともどもあそこの工業団地を町の活性化の一翼にするということでありますから、杜乃橋からの利便性もやっぱり講じていかなければならないだろうと、こんなふうにちょっと今聞かせていただいて思っておりました。
 そういった意味からして、改めて、時間単位とか、時間制というのですか、そういうようなこととか、そしてなお、朝には逆にあの道路から杜乃橋の団地を経由して国道4号に流すと、あけの平の北口のあの大渋滞が緩和されていくわけでありますよ。ですから、そういったことなども考えて、せっかく金額の大きな資本投下をして、町の税金を投下するわけでありますから、全体的な構想の中で今後どのように構築していったからいいかということをやはり考えていくような状況が多々必要だと思うんですけれども、その辺について改めて質問。なかなか今、簡単に答弁できない部分もあると思いますけれども、そういった考え方を今後いろいろ取り入れた中で、計画性を持って進めるということで考えられるかどうか、その辺をちょっとお聞きしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 今のご指摘はそのとおりでありますので、町道として整備しますということでありますし、団地内もそのような、4号線との接続、そしてまた、杜乃橋経由で仙台大衡線等にもつながると、そういうふうな道路の形状であることも間違いないわけです。しかしながら、杜乃橋の皆さんにしてみれば、非常に静かな住環境というふうな中で今居住して5年、10年というふうなこととなりますので、その辺の折り合わせは極めて難しいところは正直あるところです。したがいまして、この先、時間が多少ありますので、そういったことで地元の皆さんとの協議、理解、そしてまた安全策を万全とすると、こういったことを経ながら有効なる道路の活用というものにつなげてまいりたいと、こんなふうな思いで今進行中でございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第12号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第11 認定第1号 平成25年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について
     日程第12 認定第2号 平成25年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
     日程第13 認定第3号 平成25年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
     日程第14 認定第4号 平成25年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
     日程第15 認定第5号 平成25年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について
     日程第16 認定第6号 平成25年度富谷町水道事業会計決算の認定について
議長(浅野幹雄君) この際、お諮りいたします。
 日程第11、認定第1号平成25年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について、日程第12、認定第2号平成25年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第13、認定第3号平成25年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第14、認定第4号平成25年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第15、認定第5号平成25年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第16、認定第6号平成25年度富谷町水道事業会計決算の認定については、議事の都合により、富谷町議会会議規則第37条により、一括議題にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、日程第11、認定第1号から日程第16、認定第6号までを一括議題とし、会議規則第41条により、決算審査特別委員会委員長に審査結果の報告を求めます。決算審査特別委員会委員長菅原福治君、登壇願います。
決算審査特別委員会委員長(菅原福治君) それでは、報告をいたします。
 決算審査特別委員会審査結果報告書。
 平成25年度富谷町一般会計を初めとする各種会計決算の認定につきましては、去る9月5日の本会議におきまして、その決算審査のため、議長を除く議員全員で構成する決算審査特別委員会が設置されました。
 決算審査特別委員会は9月8日、9日、10日、11日の延べ4日間にわたり、認定第1号平成25年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について、認定第2号平成25年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第3号平成25年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第4号平成25度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第5号平成25年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第6号平成25年度富谷町水道事業会計決算の認定について、それぞれ慎重に審議を行いました。
 その結果、全議案とも賛成多数により原案のとおり認定すべきものと決定されました。
 以上、決算審査特別委員会の報告といたします。
 平成26年9月12日、決算審査特別委員会委員長菅原福治。
 以上でございます。
議長(浅野幹雄君) これより、採決に当たっては逐次議題といたします。
 日程第11、認定第1号平成25年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 質疑を省略し、討論に入ります。
 まず、原案に反対者の発言を許します。16番永野久子君。
16番(永野久子君) 私は、認定第1号平成25年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について、反対をいたします。
 理由の第1ですが、平成25年度決算の結果、町税の徴収率は、対調定額では99.27%となっておりますが、対予算額では102.3%となっており、黒字を生み出す要因の一つとなっています。この状況は長年続いており、徴収率の設定を実績に即して見直し、より正確な財源の補足によって、住民のための予算枠を広げ、生きた財源の活用方法を追求すべきだと考えるものです。
 基金については、年間合計3億8,687万円を積み立て、さらに実質収支額4億3,700万円の約2分の1、2億2,000万円を加えることとなりました。財政調整基金、庁舎整備基金、ふるさと富谷創造基金、ユーマイタウン施設整備基金、長寿社会福祉基金の目的基金、財調と目的基金の合計額は64億円を超えております。目的基金の整理統合を行うとともに、新たに図書館建設や公営墓地整備を目的とした準備基金を設けるべきだと考えます。
 第2に、財政運営の中心に、住民の暮らしとなりわいをいかに守るか、豊かな財政を住民本位にどう活用するかという視点を据える必要があります。農林水産業費は、歳出全体に占める割合が0.6%、金額にして約7,000万円です。青果物の価格補償と農業後継者の所得補償など、農業を下支えする施策の実現が求められます。
 民生分野では、待機児解消のための公的保育施設の増設、子ども医療費の18歳までの拡大、療育手帳Bの人の医療費助成などが急がれます。住環境整備では、かねてから住民の強い要望がある道路側溝の有蓋化と路面の舗装打ちかえが課題ですが、現在のペースでは、太子堂地域の完了に5年、富ケ丘地域の完了に18年かかると説明されており、スピード感を持って推進する上で予算の増額が不可欠だと考えます。
 教育分野では、老朽化した学校施設、設備の更新、また給付型奨学金制度の導入などが急がれるとともに、教育委員会委員の補充について早急に対応するべきだと考えます。また、町長部局と対等な関係にある教育委員会を尊重し緊密な連携をとることは、町長部局の責任だと考えるものです。
 第3に、区長制度に関しては、地域の意見をもとに町の責任で人選を行い、条例、規則に、任期、報酬とともに守秘義務を明記するなど、誰が見ても疑問の余地のない制度に向け改善を急ぐ必要があります。また、町・県・国の各種広報については、町内会に負担を課すのではなく、民間事業者に委託することを強く求めたいと思います。
 平成25年度は新たに教育部長のポストを設けましたが、その後、総務部長職の空白状態が続いています。新たなポストが必要だからこそ新設したはずで、空白状態について、何か支障がありますかと開き直る前に、丁寧な説明と組織体制のあり方の再検討が必要ではないでしょうか。総務部長職は市制移行を進める上でも中心的な役割を果たすもので、部長不在を一日も早く解消すべきだと考えます。
 最後に、市制移行を1年半後の目標としている現在、その前提となる住民アンケート調査がいまだに実施されていない状況は、住民本位に市制移行を進める上で大きな問題だと考えます。そもそも市制移行に住民の何%が賛成なのか、市の名称をどうするのか、必要な都市的施設の整備どのように計画し実施するのかなど、市制移行を住民によく見える形で、住民本位に進める必要があります。
 以上述べた点を住民の声と受けとめていただき、行財政運営に生かしていただくことを求め、反対討論といたします。
議長(浅野幹雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。7番浅野直子君。
7番(浅野直子君) 平成25年度一般会計歳入歳出決算の認定について賛成するものです。
 歳入において、総額は24年度より減額されておりますが、これは東日本大震災に関連した事業が完了して災害における補助金等の臨時的収入が減額になったためです。しかし、その中で、町税は収入済額で24年度より2億4,767万円、4.7%ふえており、収納率も2.14ポイント上昇しています。
 歳出においては、24年度より減額になっていますが、(仮称)明石台小学校の新築工事に着手し、日吉台小学校の増築工事と子ども医療費助成の中学3年生までの拡大や、働く保護者支援のための病児病後児保育室の開設、富谷ファミリーサポート事業の展開など、子育て世帯の抱える課題に努力されていることがうかがえます。
 また、高齢者のワクチン接種費用の一部助成などにより健康維持に対応しています。
 公共施設においては、避難所の機能をより充実させるために進めている公民館への再生可能エネルギーの導入の設置事業や、みやぎ環境交付金を活用しLED光源導入に取り組みました。地域住民の活動を支える場として、町内会館の建設、修繕などに努めたことは評価できることだと思います。
 また、消防団の機動力向上のため、小型動力消防ポンプ軽積載車6台を配備するなど、迅速な対応で住民の命を守る消防強化体制を整えました。
 町営住宅においては、老朽化した住宅の建てかえも平成25年度をもって完了し、住民の居住環境整備に努力しています。
 農業振興においては、ブルーベリーの作付の拡充や地場産品の発信に努めています。
 企業誘致については、平成25年12月22日仙台北部道路富谷インター開通に伴い進展が見られ、雇用の拡充と町の発展に期待が持てます。
 平成25年度は町政施行50年となる節目を迎えました。社会情勢も変動し、資材の高騰などの影響がありましたが、平成28年の市制移行を目指して国や県との連絡事項など、平成25年度の施策執行はおおむね住民の負託に応えた決算であったと思います。
 さらなる努力を重ね、住民協働のまちづくりとなるよう申し添えて賛成します。
議長(浅野幹雄君) これで討論を終わります。
 これより認定第1号を採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長報告どおり、本案を認定することに賛成議員の起立を求めます。
     〔賛成者起立〕
議長(浅野幹雄君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり認定することに決定いたしました。
 日程第12、認定第2号平成25年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 質疑を省略し、討論に入ります。
 まず、原案に反対者の発言を許します。15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 私は、認定第2号平成25年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算に反対します。
 平成25年度は国保の収納率の改善が見られました。その理由は、納税相談をきめ細かく実施したこと、来庁できない人には夜間の訪問も含めて行ったことなどが挙げられました。納税相談の折には、納税できていない人にその理由、収支状況、納められる金額などを聞き、経済状態のレベルに応じたものにしていると説明がありました。
 現年度の収納率は94.87%になりましたが、滞納繰り越しの納税は23.98%、約24%で、被保険者資格証明書、資格証の発行はしていませんが、平成26年8月末現在で、1カ月の短期被保険者証は52人、3カ月証は138人、6カ月証97人、合計280人になっています。町は納税相談ができるからとして短期証を役場にとりにくることを原則にしていますが、とめ置くことなく速やかに郵送すべきものと考えます。保険証の期間を限定して発行することは制裁的であり、納税相談とは切り離して加入者の手元に届くように求めます。
 国民健康保険制度は、世界に誇る医療保険制度です。保険証1枚でどこの医療機関でも受診し、そして治療が受けられることが基本になっていました。しかし、現在その制度が、お金のない人はそれなりの医療ということになりつつあります。全国の例では、保険証がなかったために最悪の事態発生も報告されています。
 滞納があるのは、国保税がその世帯の所得に占める割合が高いからで、引き下げが必要です。国保の財政調整基金は、平成25年度末で12億円を超えていることから、基金の活用で大幅な引き下げは可能です。これまで、払いたくても払えない高過ぎる国保税ではなく、払える国保税にと住民の声を代弁してきましたが、平成26年10月から2回目になる減税が実施され、町の決断が大変喜ばれています。
 現在、国保税の納付は10回になっていますが、毎月納付できる12回にすることでさらに納めやすくなるのではないかと考え、検討し実施するよう求めます。
 町は、滞納世帯に対して、督促を視覚で訴えるように色分けした封筒で行い、効果的だったと説明していますが、これまで繰り返してきた働きかけが成果につながっているものだと思います。納付相談をすることで加入者がほっと息をつけるように進めてもらいたいものだと思います。納税相談は、県の滞納整理機構によらず、住民の暮らしぶりがわかる町が丁寧に行うことを求め、反対します。
議長(浅野幹雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。2番森 栄君。
2番(森  栄君) 私は認定第2号平成25年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算について、賛成の立場で討論をいたします。
 この国保事業は、住民の生命と健康を支える重要な社会保障制度であり、富谷町では国保財政の状況の推移と国保財政調整基金の保有状況並びに今後の財政運営を見据え、平成23年度から国保税率を引き下げて3年目を迎えています。また、国保事業として、平成25年度は、富谷町国民健康保険特定健康審査等実施計画第2期の初年度で、特定健診・特定健康指導について、未受診者対象などに周知啓発に努め、国の数値目標達成に向けて健診受診率と保健指導実施率の向上に努めていることも評価いたします。
 次に、障がい者支援では、障害者自立支援法が障害者総合支援法に改正されましたが、改正事項等に注意しながら障がい者に対するサービス量の支援に努めており、平成27年度から平成29年度の3カ年を計画期間とする富谷町高齢者保健福祉計画・第6期介護保険事業計画及び富谷町障害福祉計画の策定に向けて、基礎資料となる実態把握調査を実施して課題分析を行っていることも今後の住民福祉ニーズに応えるものであり、評価に値いたします。
 国民健康保険は、被保険者の疾病、負傷、出産及び死亡に関して必要な保険給付を行う社会保障制度であり、その目的は国民健康保険事業の健全な運営を確保し、社会保障及び国民健康保険の向上に寄与することであり、この目的のために国保事業には長期的な財政安定と財政基盤が求められております。
 この国保事業の長期的な財政基盤の強化のためには、国保税の納税者間の公平性の維持からも、資格者証や短期被保険者証の適切な交付とともに、国保税の未納者との面談による国保税の納税意識の向上が求められております。なぜなら、国保事業の財源である国保税は、納税者の所得に応じて税負担がなされるもので、国保税の未納税者も国保税を納入することにより、保険給付サービスが提供されるからであります。
 そして、国保税には非自発的失業者に対する税額計算の特例があり、その対象者の給与所得を100分の30として計算するもので、また、国民健康保険税条例第23条では、国保税の減額を明記しています。
 これらのことから、低所得者の国保加入者に対しても国保税負担に十分配慮した制度でもあります。国保の医療費は、少子高齢化社会の中で今後も医療費の伸びが続くことが予想され、この国民健康保険事業が国保加入者に対して、反復、継続的に保険給付サービスが提供されることにより、住民の質の向上が図られることも期待いたしまして、平成25年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について賛成いたします。
議長(浅野幹雄君) これで討論を終わります。
 これより認定第2号を採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長報告のとおり、本案を認定することに賛成議員の起立を求めます。
     〔賛成者起立〕
議長(浅野幹雄君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり認定することに決定いたしました。
 日程第13、認定第3号平成25年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 質疑を省略し、討論に入ります。討論ありませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
 これより認定第3号を採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長報告のとおり、本案を認定することに賛成議員の起立を求めます。
     〔賛成者起立〕
議長(浅野幹雄君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり認定することに決定いたしました。
 日程第14、認定第4号平成25年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 質疑を省略し、討論に入ります。討論ありませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
 これより認定第4号を採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長報告のとおり、本案を認定することに賛成議員の起立を求めます。
     〔賛成者起立〕
議長(浅野幹雄君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり認定することに決定いたしました。
 日程第15、認定第5号平成25年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出の決算の認定についてを議題といたします。
 質疑を省略し、討論に入ります。討論ありませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
 これより認定第5号を採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長報告のとおり、本案を認定することに賛成議員の起立を求めます。
     〔賛成者起立〕
議長(浅野幹雄君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり認定することに決定いたしました。
 日程第16、認定第6号平成25年度富谷町水道事業会計決算の認定についてを議題といたします。
 質疑を省略し、討論に入ります。討論ありませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
 これより認定第6号を採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長の報告どおり、本案を認定することに賛成議員の起立を求めます。
     〔賛成者起立〕
議長(浅野幹雄君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり認定することに決定いたしました。


     日程第17 発議第6号 「手話言語法」制定を求める意見書(案)
議長(浅野幹雄君) 日程第17、発議第6号「手話言語法」制定を求める意見書(案)を議題といたします。
 提出者、小川昌義君に説明を求めます。小川昌義君、登壇願います。
13番(小川昌義君) それでは、発議第6号。
 平成26年9月4日。
 富谷町議会議長浅野幹雄殿。
 提出者小川昌義。賛成者山路清一、賛成者菅原福治。
 「手話言語法」制定を求める意見書(案)。
 富谷町議会会議規則第14条の規定により、上記議案を提出する。
 「手話言語法(仮称)」の早期制定を求める意見書(案)。
 手話は、音声が聞こえない、聞こえづらい、音声で話すことができない、話しにくい聾唖者にとって、コミュニケーションをとり、教育を受け、働き、社会活動に参加し、生活を営み、人間関係を営み、人として成長していくために必要不可欠な言語である。しかしながら、聾学校では手話は禁止され、社会では手話を使うことで差別されていた長い歴史があった。
 一見すると、手話は日本語を種々の動きや表情にかえて表現していると思われることが多いが、日本語に語彙や文法体系があるように、手話も言語としての語彙や文法体系を有している。
 また、2011(平成23)年8月に改正された「障害者基本法」の第3条には、「全て障害者は、可能な限り、言語(手話を含む。)その他の意思疎通のための手段についての選択の機会が確保される」と定められ、手話は言語に含まれていることが明記されたところである。
 さらに、同法第22条では、国、地方公共団体に対して、障がい者の意思疎通のための情報保障施策を義務づけた。一方、2006(平成18)年12月に国連総会において採択され、2008(平成20)年に発効した「障害者の権利に関する条約」第2条において、「『言語』とは、音声言語及び手話その他の形態の非音声言語をいう」と定義されたことにより、手話が言語として国際的に認知された。そして、2009(平成21)年には、政府が内閣府に障害者制度改革推進本部を設置し、「障害者の権利に関する条約」の締結に必要な国内法の整備を進め、本年1月に同条約を批准したところである。
 よって、国会及び政府においては、下記事項を講ずるように強く求めるものである。

 手話は、音声言語と対等な言語であることを広く国民に広め、聞こえない子供が手話を身につけ、手話で学べ、自由に手話が使え、さらには手話を言語として普及、研究することのできる環境整備を目的とした「手話言語法(仮称)」を制定すること。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 平成26年9月12日。宮城県富谷町議会。
 提出先、衆議院議長伊吹文明殿、参議院議長山崎正昭殿、内閣総理大臣安倍晋三殿、法務大臣松島みどり殿、文部科学大臣下村博文殿、厚生労働大臣塩崎恭久殿。
 以上です。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 これから発議第6号を採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案は原案のとおり採択し、それぞれの提出先へ送付することに賛成議員の起立を求めます。
     〔賛成者起立〕
議長(浅野幹雄君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり採択し、それぞれの提出先へ送付することに決定いたしました。


     日程第18 富谷町農業委員会委員の推薦について
議長(浅野幹雄君) 日程第18、富谷町農業委員会委員の推薦についてを議題といたします。
 本議題は、委員2名を推薦されたい旨の依頼が町長からありました。よって、富谷町議会の推薦として、富谷町三ノ関字神社前上4番地の小松明巳さん、富谷町大童字下八幡69番地の横田たつ子さんを富谷町農業委員に推薦したいと思いますが、ご異議ございませんか
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、議会推薦の農業委員に小松明巳さん、横田たつ子さんの2名を推薦することに決定をいたしました。


     日程第19 閉会中の各委員会調査について
議長(浅野幹雄君) 日程第19、閉会中の各委員会調査についてを議題といたします。
 各委員会から所管事務のうち富谷町議会会議規則第75条の規定によって継続調査の申し出があります。
 お諮りいたします。
 各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定をいたしました。
 平成26年第3回富谷町議会定例会は終始熱心な審議を経て全ての議案を議決いたしました。執行部におかれましては、各議員から出された意見を十分に尊重し、町政を執行されますよう強く要望いたしまして閉会の挨拶といたします。
 これで本日の日程は全て終了いたしました。会議を閉じます。
 平成26年第3回富谷町議会定例会を閉会いたします。
 ご苦労さまでした。
     午後3時33分 閉会

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