富谷市

『住みたくなるまち日本一』をめざして

平成26年第2回富谷町議会定例会(開催日:6月3日~6月11日)

更新日:2014年06月11日

平成26年第2回富谷町議会定例会(開催日:6月3日~6月11日)

会議録目次

定例会会議録第1号

定例会会議録第2号

定例会会議録第3号

定例会会議録第4号

定例会会議録第5号

平成26年第2回定例会目次

第1日目  6月3日(火曜日)
町長提出議案の概要説明
一般質問 17番 磯前武議員
1 「空き家」の適正管理を問う
3番 菅原福治議員
1 地域の安全を守りたい・防犯体制の整備を早急に
2 自転車の正しい乗り方、交通渋滞解消等、交通環境の整備を
12番 山路清一議員
1 杜乃橋団地内交差点に安全対策が必用では
2 本庁舎受付案内業務を問う
13番 小川昌義議員
1 マイナンバー制度における経費削減策と対応について
2 (仮称)富谷町子育て支援複合施設について問う
3 国立国会図書館の運用管理業務サーバーから不正取得問題と当町の対策を問う
第2日目  6月4日(水曜日)
一般質問 4番 出川博一議員
1 再度、出張所の行政サービスを考える
2 役場内の会議について
3 補助金の助成団体を考える
18番 渡邊俊一議員
1 町内会館の建て替えについて伺う
15番 佐藤聖子議員
1 ゲームやネットの現状と学力調査、教育委員会制度について
2 (仮称)富谷町子育て支援複合施設について
7番 浅野直子議員
1 保健事業の取り組みについて
2 公園整備について
第3日目  6月5日(木曜日)
一般質問 16番 永野久子議員
1 富谷中学校の駐車場増設を求める
2 国保税引き下げと町民税の毎月納付の実現を求める
3 人権尊重の生活保護行政を望む
9番 三浦邦夫議員
1 富谷町で市制移行、第1回市民マラソン大会を
8番 安住稔幸議員
1 富谷小学校のトイレ改修を早急に実施せよ
2 消費税増税分を新たな施策で住民サービスの向上を図れ
第4日目  6月6日(金曜日)
議案第 1号 富谷町国民健康保険税条例の一部改正について
議案第 2号 富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について
議案第 3号 平成26年度富谷町一般会計補正予算(第2号)
議案第 4号 平成26年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
議案第 5号 平成26年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)
議案第 6号 平成26年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号)
議案第 7号 平成26年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号)
議案第 8号 平成26年度富ケ丘北部会館新築工事請負契約の締結について
諮問第 2号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて
諮問第 3号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて
第5日目  6月11日(水曜日)
議案第 9号 平成26年度(仮称)富谷町立明石台小学校屋内運動場・プール新築工事請負契約の締結について
議案第10号 副町長の選任につき同意を求めることについて
発議第 2号 軽度外傷性脳損傷に関わる周知及び労災認定基準の改正などを求める意見書(案)
発議第 3号 地域包括ケアシステム構築のため地域の実情に応じた支援を求める意見書(案)
発議第 4号 富谷町「補助金等交付規則」の適正な執行に関する調査特別委員会の設置に関する決議(案)
富谷町農業委員会委員の推薦について
閉会中の各委員会調査について

平成26年第2回定例会議事録(第1号)

平成26年6月3日(火曜日)

出席議員(17名)

  • 3番 菅原福治君
  • 4番 出川博一君
  • 5番 高橋正俊君
  • 6番 小泉光君
  • 7番 浅野直子君
  • 8番 安住稔幸君
  • 9番 三浦邦夫君
  • 11番 佐藤克彦君
  • 12番 山路清一君
  • 13番 小川昌義君
  • 14番 細谷禮二君
  • 15番 佐藤聖子君
  • 16番 永野久子君
  • 17番 磯前武君
  • 18番 渡邊俊一君
  • 19番 相澤榮君
  • 20番 浅野幹雄君

欠席議員(1名)

  • 2番 森栄君

説明のため出席した者

  • 町長 若生英俊君
  • 企画部長兼企画部経営企画課長兼市制移行準備室長 荒谷敏君
  • 福祉部長 小野一郎君
  • 建設部長 鴇謙一君
  • 企画部あったかまちづくり推進課長 高橋加代君
  • 企画部財政課長 吉田尚樹君
  • 企画部産業振興課長 横倉時夫君
  • 総務部総務課長 菅原俊司君
  • 総務部税務課長 内海壯晃君
  • 総務部町民生活課長兼東向陽台出張所長兼富ケ丘出張所長兼あけの平出張所長兼日吉台出張所長兼清掃センター所長 亀郁雄君
  • 福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター所長兼保健福祉総合支援センター所長 安積春美君
  • 福祉部健康増進課長兼食と栄養推進室長 奥山育男君
  • 福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセンター子育てサロン所長 浅場悟君
  • 建設部都市整備課長 伊藤正君
  • 建設部都市計画課長兼設計業務統括室長 佐々木俊男君
  • 水道事業上下水道課長(建設部上下水道課長) 齋藤英夫君
  • 総務部総務課参事兼危機管理室長兼危機管理監 新田武君
  • 教育長 菅原義一君
  • 教育次長 及川芳彦君
  • 教育部長兼富谷中央公民館長兼富ケ丘公民館長兼東向陽台公民館長兼あけの平公民館長兼日吉台公民館長 小松巌君
  • 教育部学校教育課長 神田能成君
  • 教育部生涯学習課長兼総合運動公園所長兼民俗ギャラリー館長 阿部雄也君

事務局職員出席者

  • 事務局長 山田豊
  • 次長 富澤裕
  • 主任主査 津久家直美

議事日程 第1号

平成26年6月3日(火曜日) 午前10時00分 開会

  • 第1 会議録署名議員の指名
  • 第2 会期の決定
  • 第3 一般質問(通告番号1番~4番)
第1日目  6月3日(火曜日)
町長提出議案の概要説明
一般質問 17番 磯前武議員
1 「空き家」の適正管理を問う
3番 菅原福治議員
1 地域の安全を守りたい・防犯体制の整備を早急に
 2 自転車の正しい乗り方、交通渋滞解消等、交通環境の整備を
12番 山路清一議員
1 杜乃橋団地内交差点に安全対策が必用では
 2 本庁舎受付案内業務を問う
13番 小川昌義議員
1 マイナンバー制度における経費削減策と対応について
2 (仮称)富谷町子育て支援複合施設について問う
3 国立国会図書館の運用管理業務サーバーから不正取得問題と当町の対策を問う

本日の会議に付した事件

 議事日程のとおり 午前10時00分 開会

議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
 平成26年第2回富谷町議会定例会は、ここに開催される運びとなりました。この定例会は、町長から富谷町国民健康保険条例の一部を改正する条例などの事件議案が提出されることになっております。慎重に審議を尽くされ、町民の負託に応えられますようご期待を申し上げますとともに、議会運営につきましてもご協力をお願いいたしまして開会の挨拶といたします。
 ただいまの出席議員は17名であります。定足数に達しますので、ただいまから平成26年第2回富谷町議会定例会を開会いたします。
 初めに、提出議案などの説明を含め、富谷町町長に挨拶を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) 皆さん、おはようございます。
 本日、ここに平成26年第2回富谷町議会定例会が開催されるに当たりまして、提出をいたしました議案の概要等の説明にあわせ、平成26年4月からこの間までの町政運営の概要と主な取り組みについて申し述べ、町民の皆様並びに議員各位のご理解、ご協力を賜りたいと存じます。約50分程度となりますことをお許しをいただきたいと思います。
 まず、本日、傍聴席には、平成26年度国家公務員総合職試験に基づく新規採用者3名が初任者研修の一環として、昨日から金曜日までの5日間、富谷町での自治体実地研修のため来町し、本日午前中は議会傍聴研修といたしております。なお、3人の配置先は、左から総務省、厚生労働省、経済産業省であります。主として政策の企画立案等、高度の知識、経験を必要とする業務遂行に当たり将来嘱望される皆さんでありますので、研修の成果を上げ、今後のご活躍を期待申し上げます。
 それでは、明石台小学校新設に関する進捗について申し上げます。
 校舎・放課後児童クラブ新築工事につきましては、4月1日より杭打ち込み工事が始まり、現在基礎工事の掘削・捨てコンクリート工事を進めており、周辺の皆様への十分な配慮と着実な工事管理・監督により、工事進捗率は約15%と予定どおり順調に進んでおります。
 また、屋内運動場・プール新築工事につきましては、5月27日に入札を予定しておりましたが、入札参加予定業者の辞退により不調となり、その後、随意契約により本日仮契約を締結する運びとなりましたので、契約案件を追加上程させていただきますので、よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
 なお、来年4月の開校に向けて、「(仮称)明石台小学校開校準備委員会」を設置し、5月13日に第1回目の会議を開催いたしました。委員構成は、新設学校区の行政区長及び保護者代表、東向陽台小学校PTA、教職員、町職員等であります。開校準備委員会において、校名・校歌・校章等の選定に関することや通学路の安全確保等について協議を行い、地域の皆さんの声をお聞きしながら、4月開校に万全を尽くしてまいります。
 次に、市制移行に関して申し上げます。
 2年後の市制移行を見据えた行政組織体制の整備強化を図るため、企画部内に市制移行準備室及び企業立地推進監、総務部内に法務室を新たに設置し、新年度スタートしたところであります。また、宮城県知事に対しては、市町村課長を経由して、富谷町の市制移行へ向けた事務支援要請を文書にて依頼をいたしました。今後は、2016年市制移行に向けた具体的な協議を本格化することとなります。町民の皆様に対しては、広報とみや5月号より「5万人都市とみや2016市制移行へ」と題し、市制移行に関する情報を随時掲載し、周知と理解に努めてまいります。
 人口5万人による単独市制移行は、町が目指してきた「自立した5万人都市」の具現化及び行財政基盤の強化と福祉施策の自律的な取り組みを高める契機であります。また、都市的なイメージアップに伴い、町の活力を増し、企業立地や雇用機会が拡大されるなど、その波及効果は滝沢市を初め単独市制移行の自治体同様、地域の特性を生かしたまちづくりを進めるための最大の好機であります。
 昨年の町制施行50周年、2年後の市制移行と、富谷町の自治の歩みは大きな節目を迎え、平成26年度は「5万人都市とみや輝く未来50年」の初年と位置づけたところであります。
 5月8日、増田寛也・元総務大臣・東京大学大学院客員教授を座長とする日本創成会議の人口減少問題検討分科会が、子供を産む世代である若年女性、20歳から39歳までであります。2040年までの減少率と人口推計について、約1,800の市区町村別に発表されたところであります。
 発表によりますと、全国市区町村の約半数に当たる900近くの自治体、宮城県内においても39市区町村中23市町村において、若年女性が50%以上減少するのに伴い人口減少で将来消滅可能性があるとされ、全国各自治体にとって大きな衝撃となる内容でありました。同分科会では、20から39歳の女性の人口が5割以上減ると、出生率が上昇しても人口を維持することが困難とされ、人口減少に歯どめをかけるには、その一つとして東京一極集中の是正等が提言されたところであります。
 このような中で増加すると予測された全国15市区町村のうち、富谷町は県内で唯一若年女性が増加し、全国で第5位、2040年の推計人口は30.3%増の6万1,273人とされ、増加率第3位でありました。今回発表された推計人口は、昨年3月、国立社会保障・人口問題研究所が、2010年の国勢調査結果をもとに発表した富谷町の将来推計人口5万8,522人を上回る推計となっております。なお、2040年の県内自治体別総人口において、富谷町は、仙台市、石巻市、大崎市、名取市に次いで5番目の人口規模と見込まれております。
 これはひとえに、子育て世帯を中心に子供が育つ自然環境、教育環境、住環境の満足度を求め、町民一丸となってまさに「人が人を呼ぶ選ばれる町」として今日まで歩んできたことによるものと思います。今回の発表を受けて、富谷町の増加要因は何かについて、地元報道各社を初め、読売新聞、朝日新聞、日本テレビ、テレビ朝日、静岡テレビなど多くの報道機関からの取材を受けているところであります。単独市制移行の要件の一つに、国勢調査において「人口が5万人以上であること」、さらに「将来性があること」とされており、富谷町にとりまして今回の推計データは市制移行に向けて大きな弾みとなるものであります。
 次に、国民健康保険税率の見直しについて申し上げます。
 今年度から平成28年度までの3カ年の国保財政運営状況を見通し、その先を見据えた適切な国保税負担について検討を重ねてきた結果、現在の国保財政調整基金の保有状況を踏まえ、現行の税率を引き下げることといたしました。改正内容を先ごろ開催された富谷町国保運営協議会にて諮問し、答申を得、本議会に条例改正案を上程しておりますので、ご審議方お願いを申し上げます。
 今回、かつてない大幅な税率の引き下げに至った背景といたしましては、第1に、基金保有額が一定額を超え、前期高齢者交付金の増加や東日本大震災に伴う国保財政支援策が平成27年度まで拡充されるなど、国県支出金等の歳入増が見込まれること。第2に、平成25年度の現年度課税収納率が前年度を上回る94%台に達する見込みとなり、数年来安定的に推移してきている状況にあること。第3には、特定健診等の受診率が県内最上位の水準にあり、メタボに該当した方やその予備群の方が、保健師の指導とご本人の意識変容により、運動習慣や食事の改善に取り組む方の割合が高い水準にあることなどが挙げられます。
 町民の皆様の健康意識の高さが、増高する医療費を抑制し、国保財政運営の健全化に大きく貢献いただき、その結果として国保税率の大幅な引き下げにつながる要因と認識するところであります。多様な活動にご参加いただいている町民の皆様を初め、健康事業に係る関係者の皆様に対し改めて感謝申し上げますとともに、引き続き適切な収納対策と効果的な保健事業、健康づくり事業の推進に努めてまいります。
 次に、企業立地関係について申し上げます。
 高屋敷地区については、平成22年第6回線引き見直し後、市街化区域とするため、土地区画整理組合準備委員会と一体的に企業誘致活動を行い、企業への現地案内及びPRなど、具体的な協議を宮城県都市計画課及び産業立地推進課と継続してまいりましたが、組合施行による土地区画整理事業の確実性が担保されたことから、5月16日、宮城県公報において都市計画の変更告示がなされ、正式に市街化区域に編入されました。
 また、仙塩広域都市計画区域内の4市4町、4つの市と4つの町であります。で、ものづくり産業を支える産業地の形成を図るべき区域とされた一般保留地区のうち、市街化区域編入されたのは高屋敷ただ1カ所のみであります。これまでの取り組みに対して、地権者並びに関係者の皆様に心から感謝を申し上げます。
 今後は7月中に組合が設立され、8月中旬に造成工事が着手される予定となっており、高屋敷土地区画整理組合及び県産業立地推進課と連携しながら、企業立地活動を積極的に展開し、雇用の拡大と安定的な経済基盤の構築を図ってまいりたいと思います。
 次に、旧庁舎に関する検討状況について申し上げます。
 旧庁舎の利活用につきましては、解体も視野に入れて検討することを3月定例会で申し上げてきておりますが、このたび5月14日付で庁内に検討組織として「旧庁舎及び敷地利活用検討委員会」を部課長職8名をもって設置をいたしました。今後検討協議を重ね、地域の皆さんやシルバー人材センターのご意見をお聞きしながら、整備計画案として取りまとめることといたします。
 さて、富谷町の人口について申し上げます。
 5月末日付人口、5万1,368人、1万7,883世帯であります。前年同月比、910人、428世帯増であります。
 それでは、平成26年度4月以降、これまでの町政運営の一端を順に述べてまいります。
 小・中学校、幼稚園については、この春、小学校7校へは664名が入学し、児童総数4,155名、中学校5校には716名が入学し、生徒総数2,064名、児童生徒総数合計が6,219名であります。
 小・中学校の管理職を含めた正規及び臨時県費職員は346名、また、町職員として、学校図書館指導員、特別支援教育支援員、看護師、ことばの教室指導員、外国語指導助手及び学校業務員合わせて86名が配置されております。
 2つの町立幼稚園には66名が入園し、園児総数141名、町職員25名配置されております。
 富谷中学校の暖房設備につきましては、FF暖房機設置工事を行うこととしておりますが、人件費・資材の高騰等により工事費の不足が見込まれることから、予算の増額補正を上程いたしております。これもまたご審議をお願い申し上げます。
 黒川けやき教室について申し上げます。
 東日本大震災により本町から大和町に教室が移設されておりましたが、旧第一学校給食センター施設を改修し名称を変更した「富谷町複合公共施設・けやき館」の2階に、4月1日より黒川けやき教室が設置されました。5月8日現在、8名通所しております。うち町内児童・生徒が6名であります。通所しやすい環境が整ったことから一層の適応教育の充実を図り、今後も児童・生徒の実態に応じた支援に努めてまいります。
 幼稚園の預かり保育について申し上げます。
 昨年度から、助成対象幼稚園を町内の私立幼稚園から町外の私立幼稚園にも対象を拡大いたしました。その結果、支援対象世帯、51世帯から187世帯、支給補助額が108万6,700円から392万8,511円に大幅拡大となったところです。今後も働きながら子育てを行っているご家庭への支援に努めてまいります。
 学校給食センターについては、3年目を迎えました。通常給食のほか、29名の児童・生徒に食物アレルギー対応給食を提供いたしております。順調に稼働いたしております。
 食育推進につきましては、4月15日、日吉台小学校6年生による給食センター入り口の畑にジャガイモ栽培を始めたところです。今年度も昨年同様、宮城県農業高等学校等との連携した調理実習、栄養指導など、学校給食センターを有効に活用しながら食育の推進に努めてまいります。
 生涯学習について申し上げます。
 今年度で7年目を迎える「協働教育プラットフォーム事業『富谷町地域・学校・家庭をつなぐ取り組み』」は、平成25年度の支援件数が254件、ボランティア数の延べ数が2,134人、前年度比較ボランティア数では延べ400名ほどふえてございます。学校教育活動にさまざまな形でお支えいただいている地域の皆さんに改めて感謝を申し上げます。そのほか、とみやティーチャーズスクール、西コミを使った「西コミ自然ふれあい学校」、引き続き実施してまいります。また、昨年度の「西コミ自然ふれあい学校」で実施、既にしたところでありますけれども、三井物産環境基金復興助成により、災害時の生活用水確保のための井戸の掘削を行いました。年度内に完了し、平成26年度開講式において、宮城県森林インストラクター協会から町に寄贈、引き渡されたところであります。
 西コミの利用状況につきましては、子育てサロンで6,278名、その他施設で9,939名、計1万6,217人、前年比約20%増であります。特に学校の長期休業期間中や土日の宿泊利用者が多いことから、今年度は施設警備業務をふやして対応することといたします。
 公民館事業については、5月に「2014生涯学習のススメ」を配布いたしました。高齢者教育「とみや豊壽大学」、第3期生2年目、新たに追加入学生26名をお迎えし、在籍者数は361名であります。5月にそれぞれ6学舎で始業式を挙行し、10月には修学旅行を予定してございます。また、幼児学級、公民館幼児学級の中で実施しております、親が学べる機会。さらにふやし、親への子育て支援の充実を図ってまいります。今年度も各公民館の特色を生かし、ライフステージに合わせた事業を計画し、生涯にわたっていつでも学習が行える環境の整備に努めてまいります。
 文化財保護につきましては、近年、後継者が減少している町指定無形民俗文化財「大亀榊流永代神楽」映像記録保存をいたしました。4月20日の大亀地区鹿島天足別神社の春の例大祭で奉納された神楽の撮影を終えたところであります。今後、末永く後世に富谷の伝承文化を引き継いでまいることといたします。
 シルバー人材センターと共同開催を行います、第4回となります「とみやっ子たなばたかざり」、7月3日から3日間にわたります。今年はとりわけ最終日、7月5日土曜日には、「とみやシルバーフェア」との同時開催をすることといたしまして、旧大友屋さんからさとうやさん前まで、しんまち通りの一部区間において交通規制、交通どめ規制を行い、安心して七夕飾りをごらんいただけるよう今準備を進めているところであります。
 「十三夜 魂のふるさとまつり」、第8回目となります。
 5月9日、第1回目の会議が、実行委員会が開催されまして、当初から引き続きの実行委員長さんには富ケ丘北部の白木敏夫さんが選任されたところであります。今後、関係機関や団体、各町内会のご協力をいただきながら、より多くの皆様にご来場、ご参加いただける祭りとなるよう入念な準備を進めてまいることといたします。
 体育振興について申し上げます。
 昨年リニューアルオープンいたしましたテニスコートの利用者数、震災前の平成22年度比較では2.5倍、6,000人の利用者です。最新の砂入り人工芝コート6面を備え、利用者からは好評を得ているところでありますが、計画しておりましたスポカルの施設、入札不調によりトイレや更衣室などの整備が着手できないため、利用者には不自由をおかけしている現状にございます。また、中学生部活動の利用も多くなり、夏場の雷などの突然の気象変化における避難所機能も求められておる中にありまして、町といたしましても整備促進に向けて鋭意努力しておりますので、もうしばらくご不便をお許しいただきたいと思います。
 町民体育祭については、9月7日日曜日開催でございます。これまた準備を進めているところであります。
 次に、東日本大震災復興支援「JT(日本たばこ)応援プロジェクトバレーボール教室」の誘致が決定いたしました。
 宮城県バレーボール協会のご協力により、JTが主催する取り組みの一環であります。岩手・宮城・福島地域社会復興・再生・活性化を目的にした「JT応援プロジェクトバレーボール教室」、富谷町を会場に、6月22日、県内では名取市と富谷町での2カ所開催ということになりました。参加対象は、富谷町のバレーボール少年団及び県内スポーツ少年団から100名ほどの選手が招待され、JT女子バレーボールチーム・マーヴェラスチームとの選手との触れ合いイベントが開催予定されています。開催に当たりまして、ご尽力いただいた関係者の皆様にこれまた心より感謝を申し上げます。
 競技スポーツの振興について、富谷町をホームタウンサポーターとするVチャレンジリーグ仙台ベルフィーユ、3シーズン目が終了いたしました。5月2日に、スタッフ、選手、訪問を頂戴し、結果もまたお聞きしたところでございます。前年の成績を上回る目標で活動してまいりましたが、結果10チーム中前年同位の6位という結果で今リーグ終わったところであります。このたび、チーム監督として2年間指揮をとられた諸隈英人氏が3月で退任しました。4月より葛和伸元氏、葛和伸元監督が就任したことも報告をお受けしたところで、早速スポーツセンターで葛和監督のもと、新たな指導者のもと、今熱心に練習が始まったところでございます。葛和監督につきましては、ご承知のように元全日本女子バレーボール監督であります。さらにまた、Vプレミアリーグ所属のNEC女子チームを優勝に導くなど、指導実績抜群の方でありますので、今シーズンのベルフィーユの戦いがまた期待持たれるところでございます。葛和監督によりますと、「選手のレベルは十分あり、チャレンジリーグ優勝を狙える力はある。1年で優勝しプレミアリーグへ昇格を果たし、富谷町の皆さんとともに喜び合いたい」と熱い抱負を話されたところでございます。2年間お務めいただいた諸隈監督には、ご慰労と合わせ感謝を申し上げたいと、このように思うところであります。引き続きトップアスリート等に触れ、観戦応援を通して町の活力と富谷町情報の発信につながることでありますので、町としても引き続き支援に努めてまいりたいと思います。
 次に、子育て支援事業に入ります。
 東向陽台保育所の食中毒発生事案を受け、今後の再発防止策について、保健所の指導のもと、食材の安全管理、安全基準に基づく徹底した調理体制、設備改修等、必要な措置を講ずることといたします。発症したお子さんも重篤に至らず快方に向かったものの、保護者の皆様並びに町民各位には多大なご心配とご迷惑をおかけしたこと、深くおわびを申し上げます。再発防止に努めてまいります。
 次に、(仮称)富谷町子育て支援複合施設につきましては、実施設計業務の委託業者が決定いたしました。今後は平成28年度当初の開設に向け、着実に進めてまいります。また、3年目を迎えた西コミの子育てサロンにつきましては、平成26年5月1日現在、利用者延べ数1万7,000人、1日平均10組の親子がゆっくりくつろぐ中で、気兼ねなく集い、交流が図られているところであります。今後も子育て世代がゆとりを持って子育てができるよう、憩いの場、交流の場の提供に努めてまいります。
 健康増進事業について申し上げます。
 健康づくりの第一歩となります住民検診事業、指定医療機関での子宮がん検診を皮切りにスタートいたしました。明日からは特定健康診査を各種住民検診にあわせて実施をし、その後の特定保健指導につきましては公民館単位での健診結果相談会を開催し、生活習慣病の改善につながるよう、効果的な保健指導に努めてまいります。また、新型インフルエンザ対策特措法の施行に伴い、新たな条例の制定や行動計画の策定などが求められることから、今後、関係機関と連携しながら準備を進めてまいります。
 6月は食育月間であります。富谷町では、富谷町食育推進計画に基づき、食を通して町民が生涯にわたり心身ともに健康で豊かに暮らすことができ、それぞれのライフステージに応じた食育、健康づくりの推進、地場産品の活用などの事業をより効果的に推進するため、本年4月、福祉部内に食と栄養推進室を設置いたしました。今後は、この推進室を中心に、関係各課及び関係機関と連携を密にしながら、食育事業の一層の充実に努めてまいります。
 敬老を祝う「あったか・ほっとな地域づくり事業」、6月に入って早速始まりました。6月、7月、21地区開催予定であります。子供たちの参加、町内会のお祭りとの同時開催、地域ぐるみでの高齢者の方々を敬う催しになってきており、地域の皆様のご支援に改めて感謝を申し上げるところであります。また、余興の練習や準備などによる地域の皆様のつながりが密になってきたと、このような報告も受けているところであります。
 介護予防事業につきましては、6月中旬に対象者約6,900人へ生活機能評価の基本チェックリストを発送いたしました。その後、返信結果から項目の審査を実施し、運動機能向上、認知症予防、口腔機能向上のための通所系の教室と訪問指導など、10月の事業開始に向けて準備を進めてまいります。
 ゆとりすとクラブ・サロン全体交流会、7月3日、18カ所ありますゆとりすとクラブメンバーとサポーター840人の方が武道館に集うこととなります。
 老人クラブ連合会共催によります健康フェスティバル、10月23日開催予定であります。地域活動や健康づくり・交流の機会として、多くの方々にご参加いただけるよう周知に努め、より一層充実した内容としてまいります。
 次に、介護施設基盤整備につきましては、町上地区に建設中でありました県内2カ所目となる複合サービス「富谷複合型サービス事業所あおい」が7月1日開所予定となっております。通い・泊まり・訪問介護・訪問看護を一体的に提供し、医療ニーズの高い方の在宅生活を支援するサービスとして大いに期待するところであります。なお、運営主体の有限会社富谷訪問看護ステーションあおいでは、6月1日から先行して訪問介護と居宅支援事業を開始しておりますので、今後も連携を密にし、看護・介護両面からの支援を強化してまいります。
 介護保険制度による住宅改修については、受領委任払いの登録事業者の更新期を迎えました。本年研修会を実施いたしたところ、新規登録者として5事業者参加をいただき、合わせて34事業者となりました。必要に応じて理学療法士による訪問指導を行い、今後も対象者のニーズに対応した改修支援に努めてまいります。
 次に、消費税の引き上げに伴い、所得の低い方々への臨時的な家計支援対策として臨時福祉給付金を、また、子育て世帯の負担を緩和するための子育て世帯臨時特例給付金が、それぞれ該当する方に支給されることとなります。平成26年度町民税額が6月中旬に確定することから、それを受けまして8月からの給付に向け全庁体制でその準備を進めております。また、7月中旬を目途としてコールセンターを設置し、町民の皆様からのお問い合わせに対応してまいります。
 次に、企業誘致関係について申し上げます。
 牛たんの製造、販売の「べこ政宗」のブランドを展開する株式会社ジオラが上桜木業務地区に本社工場を移転し、2月12日から営業を開始いたしました。企業立地奨励金指定事業者の手続を進め、今後の事業活動を積極的に支援してまいります。また、「味の牛たん喜助」を展開する株式会社キスケフーズ本社工場の起工式が、大清水一丁目国道沿い、沿道サービス地区で4月14日に終えております。また、東北6県11生協に配送する物流施設、成田にありますコープ東北ドライ統合物流センター、今の規模のほぼ倍になるセンターでありますけれども、起工式が成田九丁目で既に行われ、起工がなされております。今後、町及び県の企業立地奨励金を初め、税の優遇制度等、情報提供や手続について適切にご案内をしてまいります。
 また、中小企業振興資金については、今年度は既に7件の申し込みがあり、融資総額5,540万円となっております。昨年同期と比べ、件数で3件、融資額で1,840万円増ということから、引き続き経営の安定と町内商工業者への振興に努めてまいります。
 農業振興について申し上げます。
 米の生産調整につきましては、宮城県より既に示された生産数量1,785トン、面積換算351ヘクタール、前年度比92トンの減であります。16ヘクタール減であります。しかし、東日本大震災の影響で引き続き水稲の作付ができない地域が多いことから、東日本大震災に伴う地域間調整とも補償事業を実施してまいります。
 経営所得安定対策につきましては、水稲作付面積の約96%が米の直接支払交付金の加入予定となっており、6月下旬までに交付申請に向け地域の農政協力員に取りまとめをお願いしているところです。
 2月の大雪被害によるビニールハウス助成について申し上げます。
 ことし2月の記録的大雪により、農業用ハウスの倒壊など大きな被害が発生し、国及び宮城県では、被害を受けた農業用ハウスの再建・修繕・撤去処分への支援を決定いたしました。本町では、現地調査により22棟確認を受けて予算増額補正を今議会に上程しておりますので、これまた審議方お願いを申し上げます。
 農道整備事業について申し上げます。
 富谷北部土地改良区内、農道新本木・舞野2号線舗装補修工事、農作業の繁忙期を経た後、7月から8月中旬を予定しております。通行される方には一時ご不便をおかけすることとなりますが、ご協力をお願い申し上げます。
 次に、園芸振興について申し上げます。
 町の特産物でありますブルーベリーにつきましては、ブル-ベリー専任アドバイザーを委嘱しております佐藤一夫さんが、新たに日本特産農産物協会より「地域特産物マイスター」に認定されました。30年に及ぶ栽培実績と高い技術力を生かし、今年度から新規事業として「マイスター・ブルーベリー成木育成事業」に取り組んでおります。既にハウス設置や苗木を鉢に移す植栽が終わり、強い苗木に育てるため、佐藤一夫さんに栽培管理を委託したところであります。今後は新規栽培農家の育成や栽培面積の拡大を図るため、ブルーベリー生産組合とともに特産物振興を推進してまいります。
 ことしで5回目を迎える「さわやか夏の味覚!とみやブルーベリースイーツフェア」、7月12日から7月31日までの期間、開催実施いたします。ことしは新たに2店舗が加わっていただいて町内8店舗によるフェアとなりました。富谷町産のブルーベリーを使用した特製スイーツを期間限定で販売することといたします。また、フェア開催期間中特別企画として、昨年同様、7月22日の「ショートケーキの日」に合わせて対象スイーツの10%割引セール、スタンプラリーによるブルーベリーゼリーの進呈や各店特製ケーキプレゼント抽選も実施することといたします。消費マインドを高めるイベント等を通して、富谷産ブルーベリーの消費拡大につなげてまいります。
 次に、町道の整備について申し上げます。
 あけの平12の1号線交通混雑解消のため、あけの平北入口交差点の右折レーンの設置改良工事、5月末日で竣工し、供用を開始いたしました。
 また、明石1号線と主要地方道仙台三本木線丁字路、明石台団地から明石の共同墓地前に抜けるあの道路でございます。渋滞緩和を図るため、このたび地権者のご協力、ご理解が得られましたので、左折レーンの整備に向けた検討を開始することといたしました。
 明石台東地区開発事業により延伸される宮沢根白石線、宮根線と交差する明石台16の1号線右折レーン設置工事、当初予定よりもやや延びておりますけれども、舗装工事を残すのみとなっておりまして、工期は6月下旬となってございます。間もなくでございます。
 深苗代線道路改良工事、主要地方道仙台三本木線から延長、沢に向かって155メートル区間、3月27日に竣工し、既に供用開始されております。
 穀田線歩道新設工事、3月24日竣工されました。平成21年度の工事着手から5カ年をかけ、全体計画延長2,900メートルのうち、用地のご協力をいただいた延長2,091メートルの区間の整備が全て完了いたしたところであります。
 仏所太子堂中線歩道改良工事、3月28日に施工延長885メートル区間が竣工いたしました。進捗率は95.3%であります。引き続き社会資本整備総合交付金を活用して事業を実施し、本年度で当該路線2,186メートル全区間の改良工事を完了させることといたします。
 今年度の事業につきましては、町道舗装補修工事4件、交通安全施設整備工事、道路敷除草作業を既に開始し、道路の安全確保と環境保全に努めているところであります
 大亀山森林公園について申し上げます。
 ここ数年来減少傾向にあった年間利用者数、東日本大震災後の復旧工事の完了に伴い、平成24年度2万320人、平成25年度2万2,386人と回復傾向となっております。ことしのゴールデンウイーク期間中には4,000人を超える来園者があり、昨年同様、多くの子供たちでにぎわったところであります。引き続き、除草作業を含む適切な維持管理に努めてまいります。
 都市公園等につきましては、職員により年2回程度点検作業を実施しております。遊具につきましては、遊具のより一層の安全性を確保するため、今年度から専門業者による点検作業を実施することといたしました。8月29日、作業完了を予定してございます。引き続き、都市公園、緑地の適切な維持管理に努めてまいります。
 次に、都市計画について申し上げます。
 仙塩広域都市計画区域区分、市街化区域編入の件でありますが、及び用途地域の変更並びに地区計画の設定について、関係機関との協議調整を図りながら、適正な都市計画に取り組んでまいります。また、今年度から平成29年度までの4年間にわたり、仙塩広域都市計画第7回定期見直し手続事務が展開されますので、第6回線引き見直し同様、自然環境と調和した居住空間や産業地の形成、都市施設の整備計画などの基本方針について町の総合計画に基づいて検討してまいります。
 明石台東地区の宅地開発につきましては順調に事業が進捗し、今月、6月末日には工事が完了する予定となってございます。引き続き、開発事業者に対して適切な指導・助言を行ってまいります。
 町営住宅整備について申し上げます。
 平成4年度に策定いたしました町営住宅建てかえ基本計画によりまして順次進めてまいりました。16年の期間を要し、全100戸の建てかえ工事が完了いたしました。この西沢・湯船沢・清水沢・宮ノ沢4地区、全100戸の町営住宅の管理に努めてまいります。
 上水道事業について申し上げます。
 東日本大震災で大きな被害を受けました仙南・仙塩広域水道で管理する口径2,400ミリメートル、2.4メートルの送水管がことし5月に完全復旧し、安定した受水が確保されることとなりました。今後とも、漏水調査の実施、修繕工事などにより安全・安心な水を安定的に供給し、有収率向上により一層努めてまいります。
 下水道事業について申し上げます。
 下水道施設の延命化を目指し、社会資本整備総合交付金対象事業の成田ポンプ場ポンプ修繕工事と富谷1号汚水幹線管渠改築工事の継続実施に向け準備を進めております。また、合併処理浄化槽の設置助成及び維持管理助成事務については、平成26年度から上下水道課において公共下水道事務と一元管理することといたしました。今後とも、下水道施設の適正な維持管理のもとに、特定事業所や一般家庭での排水について指導、啓発に努めてまいります。
 4月13日、町内一斉清掃活動「春のクリーン作戦」を実施し、早朝にもかかわらず、例年並みの8,900人の町民の皆さんにお出ましをいただき、感謝申し上げたいと思います。なお、役場職員につきましては、町内居住者は地元で、153名の職員は町内の特定箇所において従事し、町民・職員一体となって大きな取り組みとなったところであります。
 交通安全関連について申し上げます。
 4月6日、出動式が行われました。284名もの皆さんにご参加いただきました。出動式において、交通死亡事故ゼロ1年の達成の祝詞をお受けした内容を披露させていただきました。
 5月1日には、町職員初め、警察との合同により通学路の一斉点検を実施し、必要な箇所については大和警察署への即時要請をしたところであります。
 また、県内においては、減少傾向とは申せ、ことしに限りましては交通事故死亡者数が5月末現在、昨年同時期と比較し約30%、7名の増加となっております。村井知事から、交通事故の抑止や飲酒運転の根絶など「みやぎ交通死亡事故ゼロキャンペーン」のメッセージがあり、富谷町としても全力を挙げて町民が安全で安心して利用できる交通環境を目指し、きめ細かな交通安全対策に取り組んでまいります。
 消防関連について申し上げます。
 町内における本年1月からの火災発生件数は、その他火災のくくりで1件であります。
 4月6日には、総務省消防庁より無期限貸与、期間無期限に貸与された救助資機材搭載車、消防ポンプ車1台及び町が整備した小型動力消防ポンプ軽積載車5台の配備式を終えております。6月7日には、町中班に配備することといたしまして、全16班中10班が軽積載車配備となるところであります。今後も消防団活動のより一層の機動力向上につながるよう、ポンプ積載車両の早期配備を進め、消防体制の強化に努めてまいります。
 6月15日には、恒例の富谷町消防団消防演習が富谷小学校で予定されておりますので、ご出席、そしてまた、成果のご披露に激励をお願い申し上げたいと思います。
 防災関連について申し上げます。
 富谷町地域防災計画の改定に当たっております。富谷町防災会議委員として、行政機関はもとより、自主防災組織、女性及び高齢者等町民の方を含めた27名に委嘱状を交付し、4月25日、第1回会議が開催されております。会議では、一定のテーマに基づき3部会構成とし、東日本大震災における経験や教訓を今後の防災・減災対策へ広く反映できる内容とすることといたしております。今後は定期的な部会開催を初め、パブリックコメントを計画しながら、平成27年1月の策定を予定してございます。
 防犯関連について申し上げます。
 5月23日、町上、町中、町下、町3区合同による町内10番目となる「しんまち地域防犯見回り隊」が結成されました。早速、青色回転灯つき車両での防犯パトロールを開始いただいているところであります。今後とも住民の安全・安心のため、自主防犯団体の結成及び活動を推進してまいります。
 また、防犯カメラの設置につきましては、近年、生活様式の多様化と24時間化が進む中、当町においても公表されない身近な日常生活にかかわる犯罪が頻発し、暮らしの安全・安心の確保が懸念される現状にあって、大和警察署長から、被害の未然防止や犯罪の速やかな認知、被害者の保護等に極めて有効な防犯カメラの設置等、安全・安心対策を講ずるよう要請があったところであります。町と富谷町防犯協会といたしましては、防犯カメラの未設置となっている成田公民館及び成田地区新富谷アンダーパス地下歩道に緊急設置をすることといたしました。今後は、通学路等における安全確保と道路等における防犯抑止策についても検討を要し、あわせて防犯カメラ設置による個人のプライバシー等の保護を図ることを目的とした防犯カメラのガイドライン等の検討を進めることといたします。
 相談業務について申し上げます。
 本年度におきましても、毎月第2、第4金曜日、宮城県行政書士会、宮城県司法書士会による人権・行政・生活相談事業、あわせて昨年度からの2カ年事業であります仙台弁護士会所属弁護士による無料相談事業、無料法律相談事業を実施しております。また、月曜日と木曜日には消費生活相談、引き続き実施しております。身近な困りごとの相談業務の充実にこれまた努めてまいります。
 町内会館整備について申し上げます。
 昨年議会でご承認いただきました富ケ丘北部会館建設につきましては、集会室・ホール・和室・調理室等を備えた木造平屋建て延べ床面積264.99平米の会館を新築することといたし、5月21日入札執行、5月23日落札者との仮契約、したがいまして、本議会へ契約案件を上程してございますので、これまたよろしくお願い申し上げます。
 広報とみやにつきましては、情報の迅速性、正確性に配慮しつつ、町民の皆さんにとって有益かつ適時・適切な情報を引き続き発信してまいります。
 フェイスブック、ツイッター、かなりの数がアクセスされておりますので、今後も引き続き適切かつスピーディーに対応してまいります。
 今年度は広報モニターとして一般公募したところ、5名の方の申し込みがありまして、委嘱することといたしました。モニターの皆さんのご意見、感想、ご提案をお聞きしながら、さらに親しみやすいわかりやすい情報提供を目指して、町民の皆さんとともにつくる広報誌、ホームページづくりを進めてまいります。
 広報を初めとする関係文書等の町内会への配送業務は、これまで総務課職員数名により行ってまいりました。本年度より公益社団法人富谷町シルバー人材センターへ委託することとし、早速4月28日から運用が開始されました。配送業務にかかわる職員を行政事務に専念させ、業務の効率化を図ることとしたものであり、順調に引き継がれ業務が行われているところであります。
 行政組織及び人事配置について申し上げます。
 現在、正規職員総数は289名、臨時・パート職員が333名、5部1局16課7室構成で町政運営がスタートしたところであります。平成25年度退職者、部長級1名、課長級5名を含む22名となったことから、人事配置も大きく変わったところであります。このようなことから、まちづくりを持続的に発展させるため、継続した組織マネジメントが求められ、経営・事務管理への理解と質の向上に寄与できる幹部職員の行動変容を図るため、4月25日、幹部職員を対象とした研修会を開催したところであります。
 また、平成26年度の新規採用職員につきましては、町民福祉の一層の向上と市制移行に伴う今後の業務に対応するため、社会福祉士や電気工事技師など専門技能を有する職員を含め29名を採用いたしたところであります。29名の新規採用職員には、新規採用に伴う研修の場として、宮城県市町村職員研修所での研修を初め、町独自の研修として介護現場体験研修、学校現場体験研修、登山研修などを行い、資質向上及び職員の連携強化を図ってまいります。介護現場研修については既に終了し、6月16日から1週間は学校現場研修を実施する予定として準備を進めているところです。
 また、今年度は新たに定年退職者4名と黒川地域行政事務組合から1名を再任用職員として採用いたしました。多くの退職者のギャップを埋め、これまでの実務経験と専門性を生かし、活躍を期待するものであります。
 町・県民税について申し上げます。
 これまで特別徴収がなされていない事業者のうち、3名以上の従業員がいる事業主に対して、昨年度に引き続き、特別徴収義務者の一斉指定を実施させていただきました。事業者のご理解により、前年度より689社が新たに特別徴収事業者となったところであります。今後も宮城県と足並みをそろえながら、納税者の利便性の向上と滞納による事務量増大の抑制を図る観点から、町・県民税の特別徴収をさらに進めてまいります。
 最後となりますが、6月定時登録時の選挙人名簿登録者数、昨日確定いたしました。男1万8,838人、女1万9,686人、合わせて3万8,524人でありまして、前回登録時より200名増加しております。
 以上が、第1回定例会以後から現在までの取り組みの概要についてご報告を申し上げたところであります。
 それでは、今回提出をしております議案につきまして、その概要の説明を申し上げます。
 議案第1号富谷町国民健康保険税条例の一部改正については、今後の医療費の推移予測や収納率向上による歳入歳出の状況等を勘案し、納税義務者の負担軽減を図るため、税率の改正を行うものであります。
 議案第2号富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正については、明石台東地区の開発事業に伴う基盤整備に合わせて、適正かつ合理的な土地利用を誘導し、良好な市街地形成と維持を図るため、所要の改正を行うものであります。
 議案第3号平成26年度富谷町一般会計補正予算(第2号)については、歳入歳出予算の総額にそれぞれ2億4,282万6,000円を追加し、総額141億7,890万8,000円とするものであります。
 議案第4号から第7号までについては、各種会計の補正予算を計上しておるものであります。
 議案第8号平成26年度富ケ丘北部会館新築工事請負契約の締結については、当該工事請負契約の締結について議会の議決をお願いするものであります。
 諮問第1号から第3号までは、人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて、任期満了に伴う人権擁護委員の候補者を推薦するものであります。
 なお、副町長の選任につきましては、地方自治法第162条の規定により議会の同意をいただきたく追加提案をする予定としてございますので、よろしくお願いを申し上げます。
 以上、提出議案の説明を申し上げたところであります。議案審議の折にはなお詳細にご説明を申し上げますので、慎重審議を賜り、全案件ご可決くださいますようお願い申し上げ、挨拶といたします。

議長(浅野幹雄君) 日程に入るに先立ち、諸報告をいたします。
 議長諸報告は、お手元に配付のとおりです。
 なお、説明員の出席報告ほか、関係資料については事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
 これで諸報告を終わります。
 これから本日の会議を開きます。
 議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。


     日程第1 会議録署名議員の指名

議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、12番山路清一君、13番小川昌義君、14番細谷禮二君の3名を指名いたします。


     日程第2 会期の決定

議長(浅野幹雄君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。
 本定例会の会期は本日から6月6日までの4日間にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本定例会の会期は本日から6月6日までの4日間に決定をいたしました。
 この際、午前11時10分まで休憩をいたします。
     午前10時57分 休憩


     午前11時10分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


     日程第3 一般質問

議長(浅野幹雄君) 日程第3、一般質問を行います。
 通告順に発言を許します。17番磯前 武君。

17番(磯前 武君) 私は通告に従って、本町の空き家の適正管理に関して一般質問をいたします。
 空き家対策条例は、自治体が空き家の所有者に対して適切な管理を行うよう勧告したり、従わない場合に所有者の氏名などを公表する等の規定となっております。2010年に埼玉県所沢市が最初に条例化をし、20軒が自主撤去に応じるなど、一定の効果を得ております。総務省のまとめでは、昨年秋時点で約270の自治体が空き家対策条例を制定しております。総務省が5年ごとに実施している調査では、全国の空き家率は13.1%、既に8戸に1戸の割合で空き家という高い比率となっております。さらに人口の減少が続けば、空き家率は今後高まると予想されています。総務省の統計では、2008年現在、全国の空き家数は約757万戸で、そのうち放置されている空き家は約268万戸となっており、防災や土地の有効利用などの面で問題化しており、対策を講じる必要があります。所有者の遠隔地への転居や死亡等の理由で管理がおろそかになった空き家が、近年目立つようになっております。その不完全な管理による影響が、近隣住民に不安を抱かせたり、迷惑をかけたりと問題が出てきております。
 本町での大型団地への宅地開発は、昭和45年6月東向陽台団地が口火を切り、47年鷹乃杜、富谷ニュータウン、48年に富ケ丘団地と続きました。各町内会とも設立して40周年を迎える時期が近づいております。本町の成熟した団地では、近年、経済事情や高齢化が進み、転居や死亡等の理由で管理不全な状態の空き家が目立ってきております。今後ますます進む高齢化や少子化による管理不全な空き家はふえていくことが懸念されております。
 40年経過した団地では、動物が空き家に住み、スズメバチ等が巣をつくり、環境を悪化させています。また、住居の老朽化による建材の飛散や、倒壊のおそれが出ている管理不全の空き家が見受けられます。
 なぜ空き家が本町でもふえているのかを検証してみました。本町の65歳以上のひとり暮らしの人口は552人となっております。高度成長期に建てられた住宅が、核家族化で子供が独立した後親が亡くなって、そのまま空き家になるケースが多数を占めております。相続した子供がきちんと対応すればよいのですが、費用などの問題が絡んで放置されております。また、税制上の問題も大きな要因です。家屋が建っている土地の固定資産税は200平方メートルまで6分の1に軽減される特例があり、更地にするとその軽減が受けられなくなるため、空き家が放置されている要因となっています。税制の改正が待たれております。
 町は、町民のための生活環境の保全や防災、防火、防犯の実現を図るために、早急に対策を講じるべきと考え、次の9点について質問をいたします。
 1番目、空き家とは、どのような認識を持っていますか。町の認識を伺います。
 2番目、管理不全な状態とは、どのような状態をいっておりますか。
 3番目、管理不全な状態にしないためには何をすればよいのですか、伺います。
 4番目、所有者等にはどのような責任がありますか、伺います。
 5番目、町としてどのような対応ができますか、伺います。
 6番目、空き家等の適正管理条例制定の必要性をどう考えているか。また、今後どのような方策を考えていくのか、これも伺います。
 7番目、富谷町の空き家の戸数を把握しておりますか。また、その調査を実施していますか、伺います。
 8番目、高齢者のひとり暮らしの町民が死亡したときに空き家になる可能性が高いのですが、本町の65歳以上のひとり暮らしの人数は先ほど申し上げたとおり552人存在します。その見守りをどのように現在しておりますか。また、その頻度、町としての見守りの体制はどうなっていますか。
 9番目、最後になりますが、空き家バンクは住宅の再利用の面でも重要であります。空き家バンクの設置と、そして設置の必要性、これを検討しているか、これについてもお伺いをいたします。
 第1回目の私の質問を終わります。

議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
 空き家を中心に環境の維持といいますか、悪化を防ぐ、悪化の要因の一つというような認識、そしてまた、それらを解消する策というようなあたり、町としても大いなる関心事の一つであります。いろいろ空き家については757万、新聞等で報道されているとおりでありますけれども、富谷町においてはどれくらいの実数実態なのかというようなあたりは、正直なところ正確に調べる指標がないこともあって、幾つかの数字に分かれておるというようなことでございます。1,400という数字、1万……。幾らでしたかね。1万5,740戸に対して1,400であったり、952であったり、360であったりと、こんなふうな数字の捉え方、基準によって捉え方が幾つもの数字があると、存在しているというのもまた実情でございます。
 見るところ、富谷町の自分の目に映る姿、どのようなものであるのか。3年前、5年前と今と、そしてまた、震災を契機にしてどうかというようなあたりも折々注視しているところでございます。
 空き家のそのものの定義もまだ不十分だというふうなことでありまして、総務省の定義らしきものは、「別荘などの2次住宅、賃貸または売却のため空き家になっている住宅、そして居住していない住宅や取り壊し予定の住宅など」というふうなことで、ややばくっとした感じの表現になってございます。現在、政府与党で法制化を検討している法案の要綱における空き家の定義は、「状態として居住などの使用がなされていない建築物、工作物とその敷地」と、このような定義内容です。仙台市初め幾つかの自治体で条例制定しておりますけれども、仙台市の条例における空き家の定義は、「常時無人の建築物、あるいは現に人が使用していない建物」とこのようなことで、一定の確たる定義というふうなこともまだ定まっていないといいますか、それぞれの立場でばらばらな現状にあるというふうなところではないでしょうか。
 そのような中にあって、富谷町における個別の質問については後ほど担当課からというふうなことといたしたいと思います。
 空き家の適正管理条例の制定、空き家等の適正管理条例制定の必要性というふうなこと、6つ目の点について申し上げます。
 政府与党におきましては、空き家等対策の推進に関する特別措置法の制定を検討していると。法案のポイントとして、市町村に立ち入り調査を認める立ち入り調査権。所有者の把握に固定資産税情報を活用する。3つ目に、利活用に向けてデータベース化する。4つ目、特定空き家、これは倒壊のおそれのあるというあたりのようですけれども、特定空き家に対する撤去命令、代執行権などを含んだ法案の内容が示されつつあるようでございます。
 そのようなことで結論的に申し上げれば、こういった特措法の制定、早期の制定を願うこととあわせ、これらにあわせて富谷町における空き家対策を望むと、進めると、このような立場できょうの質問をお受けし、検討してまいりたいというふうに思います。
 今回の質問にあわせて、やはり先ほど質問の趣旨にもありましたように、建物があるゆえに固定資産の土地の軽減税率が適用される。今質問にありましたように小規模住宅用地、200平米までの部分については評価額の6分の1、それを超えたものとして3分の1の軽減措置があるという法律が存在する以上、なかなか朽ち果てる直前、いつ壊すのだろうというふうなはた目で見えるもの以上にやはり税の負担というふうなあたりがネックになっているという認識はそのとおりだと思います。
 7つ目については、先ほど申し上げましたように幾つかの数字がありますので、後ほど申し上げます。
 8つ目については、552人の皆さんがどのような形で常に外に向かって開かれているか。内にこもることなく常に人との交流があって、安全の確認、そしてまた、日常のお暮らしぶりというふうなあたりを第三者に向けて、ご家族以外の第三者に向けて発しているかと、この辺のあたりについても取りまとめておりますので、後ほど担当課から説明をさせることといたします。
 最後の9つ目でありますけれども、空き家バンク、一つの考え方ではあると思いますけれども、富谷町における不動産へのこの引きというのは非常に強いものが今あると。とりわけ明石台地区においては、中古物件をお売りになるのでしたらぜひ我が社にというふうなことで、毎週のように不動産業者さんのチラシが入るというふうなことで、富谷町の中古、一定の手を入れたものについては買い手がつきますというふうなことで、非常に商売する、される不動産仲介業者さんにとっても魅力ある場所であるというふうなこと、そしてまた、その需要があるというふうなことは、そういったチラシのポスティングというふうなことからも見てとれるのではないかと思います。したがいまして、町として、行政として今その空き家バンクをいわゆる中古物件を仲介する状況については、今すぐにというふうなことについては考えが及ばないというふうな現状でございます。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) それでは、ご質問の問い2というところからご説明をさせていただきます。
 管理不全な状態と、これはどのような状態ですかというところでございますが、管理不全な状態を今年の4月1日から施行いたしました仙台市の条例から引用させていただきますと、まず、老朽化や台風などで倒壊したり、建材が飛散することなどによって他人の生命、財産などに損害を与えるおそれがある状態。2つ目といたしましては、不法侵入により火災や犯罪が誘発されるおそれがある状態。そして3つ目といたしましては、雑草、樹木などの繁茂により周辺環境に支障を及ぼしている状態の3つを限定列挙しているというようなつくりになっております。ただ、これは仙台市の例でございますので、ほかの条例もあるんですが、大体同様の趣旨というふうなことになっておりますので、その辺が管理不全な状態で大体落ちつくのかなというふうに思います。
 問いの3番目でございます。管理不全の状態にしないために何をすればよいのかというところでございますが、建物などの所有者あるいは管理者は常に適正に維持・保全する責任があるというふうになってございます。管理不全の状態にならないように所有者、管理者にはきちんと管理してもらうことが大切でありますので、それを前提に具体には建物や門扉を施錠すると、それから建物の点検、屋内の換気や清掃、敷地内の除草、剪定などを定期的に行うということが大変効果的ではないかというふうに思います。
 問い4でございます。
 所有者等にはどのような責任があるかというところですが、まず、建築基準法の第8条におきましては、建物の所有者、管理者のみずからの責任において常に安全で良好な状態の維持に努める責任があるというふうになっております。一方、民法のほうでは、建物などの維持、保全に不完全な点があって他人に損害を与えた場合、そのような場合には損害賠償の責任を負うというような規定になってございます。したがいまして、空き家の管理は所有者、管理者の責任というふうになろうかと思います。
 問い5といたしましては、しからば町としてどのような対応ができますかというところでございますが、管理不全の状態になった場合、不特定多数の町民の防災、防犯、安全確保、生活環境保全上問題が生じるおそれがあれば、所有者への指導など行政のかかわりも出てくるというふうに思っております。その際には、町内会との情報共有、それから必要に応じて警察、消防との連携も図らなければならないのかなというふうに思っております。なお、現在といたしましては、町の環境美化の促進に関する条例の趣旨にのっとりまして、情報が寄せられた都度、所有者への情報提供により改善を要請しているという状況であります。
 それから、問い7の富谷町の空き家の軒数ということ、それからその調査をしていますかという点でございます。先ほども触れましたが、空き家の定義についてはまだ具体的な検討をしていないというところからしまして、実態調査には至っていないというのが現状です。つまりどういう状況を空き家を定義するかによって調査の仕方が変わってくるというふうに思っております。軒数はということですが、参考までに先ほどの総務省の住宅土地統計調査、これから引用させていただきますと、この調査自体が抽出調査ということによる推計値になっております。それを前提に進めさせていただきまして、大震災前の平成20年に実施された統計が最新でありますが、先ほど町長のほうから富谷町の推計の住戸の総数が1万5,740戸ということがありまして、そのうち居住者が不在の空き家がおよそ360戸、ここでいう空き家率が2.3%というふうに推計されております。また、先ほど全国の空き家率が13%というようなお話ありました。この数字をうちのほうに当てはめますと、富谷町では1,400戸の数、空き家率で言いますと8.9%という統計的な数値になっております。これはあくまで統計上の推計でありますので、さらにこのうち管理不全な状態の空き家の数は幾つかということについては、今のところは不明ということになっております。私のほうから以上です。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) それでは、問い8のひとり暮らしの方々の見守り頻度というふうなことでございますが、まず、民生委員さんたちにおきましては、個々の状況によりまして週1回から月1回程度訪問し確認をしているというふうなところで、きめ細やかな支援に努めているところでございます。そのほかの状況の確認というようなところなんですけれども、保健師による訪問ですとか、緊急通報による相談利用のほうのお受けをする。あと、要支援、要介護認定者の方々にはケアマネジャー、あとサービス事業者のほうがそのサービスの利用頻度によって訪問をしているというふうなところでございます。
 先ほど町長が申しましたように、人との交流、ほかに自宅にこもらないでというふうなところでいきますと、虹いろ会食サロンですとか、ゆとりすとクラブ・サロン等へ積極的に出ていただいてというふうなところで状況の確認をしていただいているというようなところです。また、ひとり暮らしの高齢者の方々には、そのご近所の見守りというふうなところが大変安心した生活には大切になってくるというふうなことを日ごろからお伝え申して上げまして、日ごろからの近所とのつき合いを心がけていただくようにお願いをしているというようなところでございます。以上です。
議長(浅野幹雄君) 17番磯前 武君。
17番(磯前武君) 再質問をさせていただきます。
 先ほど町長から答弁があった9番の空き家バンクの件なんですが、不動産業者がなかなか話し合いができないというか、放置されているという空き家がこの町内会40年を迎えるに当たって多くなっているわけなんですよ。その場合、いろんなまちづくりの中で、土地建物の有効活用というふうなことをちょっと調べてみたんですが、各自治体ともいろんな工夫をしているんですね。空き家を自治体が借りてそれを有効活用するというふうなことで、富山市では健康寿命増進事業として、高齢者サロンというふうなことをことしの4月オープンしているという事例もあります。それから、神戸市では、空き家をNPO法人がアーティストらの芸術の活動拠点として活用させていると。それから、東京の文京区では、地元の町内会が中心となって、高齢者や子育て中の母親が集う、こういうふうなサロン、こういうふうな利活用をしているわけです。そんなことで、いろんな事例が各自治体とも工夫しています。
 私は、この空き家バンクについてはもう既に七、八年前に質問をしているんですが、どうも仕事が忙しいのかどうなのか、なかなかそれに取り組もうとしない。経過して各大型団地が開発始まって40年、去年、ことしとこう出てきているわけですが、そうなってくると空き家がそのまま放置されていると。すると、周りの防犯、それから防火、それから老朽化してきますと、最近地球温暖化で強風が吹き荒れる。2月、3月ごろ大分富谷町でも、30メートル近い強風が吹き荒れた。そういうときに、そのトタンとか、いろんなものが飛び散るんですね。それをぶつかったときに、その車どこへ持っていったらいいのかわからない。町民生活課に持っていってもさっぱりわからない。それから、総務課に持っていっても「調べます」と言ってわからない。そういう事例が私の耳に入ってきているわけです。それを町民課だけで解決するんじゃなくて、全庁としてそういうものを何とかするというふうなことをぜひとも検討の値にしていただきたいというふうに思っております。
 そんなことで、管理不全と思われる空き家に関して、そういう飛び散った通行中の車に当たった、そういう事例ですね。こういうものを総務課だと思うんですが、町民課かどうかわかりませんが、そういうことを町民から受けているかどうか。それから、こういうふうな相談は今までどのぐらいあったのか。そういうふうなことを再質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) さきに今のケースについて原課から答弁、その後に私が発言します。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀郁雄君) 有効活用の一つの方法として、町が借りて、例えばNPOなどのサロン活用という事例のほうも幾つかあるようですので、これは次のやはり課題なのかなというふうな感じはいたします。直接個人同士の活用という方法に比べても、町が活用方法というのも課題なのかなと思います。
 それから、例えば強風でトタンですとか飛んだ場合のその事例といいますか、車にぶつかった場合というようなことも、最近ですか、隣のうちのところに飛んでいったような話はちょっと聞いたことはあるんですが、車自体にぶつかったということについては、具体の例としてはちょっとはっきりは聞き及んでいないような状況。この辺も、ものにつきましては内部でも検討いたしましたところ、どうしても隣、例えば民民の話になりますと、どうしてもうちのほうは直接加害者、被害者というんでしょうか、そこまでには直接及ばないものですので、先ほども申しましたが、条例の範囲の中で所有者の方への情報提供ということと、改善の要請ということの範囲でこちらのほうにはかかわってくるというのが、今のところ目いっぱいのところなのかなというふうに思っております。この辺あと防犯も含めて総務課のほうとも当然兼ね合いありますし、法律的なものもありますので、総務課初め関係課のほうとも協議しながら連携を図っていきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 町の役目の大きなものの一つですね。目の前に空き家があって、いつ何時火がつきやしないかとか、屋根のトタンが落ちて我が家に被害がなかろうかと、人的物的な両面からしてですね。恐らく富谷町の八、九割方が、9割を超える皆さんが団地の一角の枠の中での居住というふうなことですから、お互いの近隣相隣の関係性の中でいい関係の中で20年、30年過ごしてきましたと。しかし、いつ何どき何が起こるかもわからないのは、どなたとて同じだと思うんですね。そういう意味では、決して今までの状況と民民のことなのでそこに立ち入る状況にはないですというようなあたりで恐らくおさまって、おさまらざるを得ないような状況にはあったと思います。そういう意味では、大きく言えばやはり法の整備といいますか、法の未整備というふうなあたりが一つ、今質問を通してでも抽出されて浮き彫りになるのではないかなというふうに思います。
 町としましても、空き宅地400、500あるというふうなことで、早くに市街化区域内の宅地ですから、早くに使っていただくというふうなことが本来の趣旨でありますけれども、依然として300、400を超える空き宅地がある、草刈りの状況どうですかねというようなのは、30年以上来、これも大きな課題として取り組んできたことの一つですね。さらにまた、犬の鳴き声が、犬のふんが、猫ちゃんがとかというようなことを含めると、本当に安心して住み続けるためのものというのは、次々と課題が出てくるんだなというふうには思います。
 したがいまして、もとに戻りますけれども、やはり皆さんが末永くというか、終生にわたって隣の環境が変わったときの対応というようなあたりは、誰がどのような方法で切り込めるのか、解決に至らしめられるのか。この辺のところを十分踏まえながら、今回のこの空き家対策というようなことで課題とさせていただきたい、このように思うところでございます。
議長(浅野幹雄君) 17番磯前 武君。
17番(磯前武君) 空き家に対する考え方ですね。担当課と、今担当課というのは町民生活課が担当しているように聞こえるわけですが、防犯とか防火となったら、これは危機管理室とか、そちらになるわけですね。あと、車にぶつかったという場合は町民課では何ともならないから、結局は危機管理室か総務課というふうになるんですが、そちらの連携ですね。その連携はとれているのか。今後そういうふうな空き家がある現場に、町民生活課が担当と思われるのであれば、空き家と思われる定義の中の住宅ですね。そこに行って施錠されているのか、これは強風が吹いても心配ないのかという確認、こういうのをしたことはあるのかどうか。パトロールといいますかね、そこら辺の確認を、各課にわたるとは思うんですが、そういう確認をして軒数を調べるべきじゃないかと私は思うんです。
 町民はそういう面では、ちょっと隣近所が不安がっていますので、その辺を今後確認していけるかどうか、今担当課である町民生活課、担当課にお聞きしたいとこういうふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀郁雄君) 連携がとれているかというところなんですが、大体町民課でも相談ですとか、苦情が来ますと、町民生活課でまずは受け付けまして、あとは関係するところについて、まず決まった様式、書面をもって関係課のほうにおつなぎするという中で、今回もほかのある地区からも何件かこういうような例が来た場合、やはり総務課のほうとも防犯のほう、それからあと法律的な問題も大きいものですから、法務室のほうにもあわせて照会をしていると。その中でどういう手が打てるかという中で話し合いをしながら、きちんと連携をとった上での対応をしているというところですので、その辺ご理解いただきたいと思います。
 それからあと、実際に調べる方法として、現地に赴いて施錠の確認などというお話です。お話しありましたように、うちのほうの職員も直接行って写真を撮ったり、周りの人のお話を聞いたりということはしております。ただ、施錠の確認となりますと、どうしても今の状況では敷地の中には入れないというのが大前提ですので、ですから道路とか歩道側から中の様子を見ると。そして、窓やカーテンとかが閉まっていなければ、窓越しに中の様子をちょっと道路側からうかがうということで、調査の方法としては外見的な見方しかできていないというのが実情ですので、この辺も法律のつくりとすれば調査権が出てくる、あるいは敷地の中に入って中まで調べられるという権限が与えられれば初めてできるのかなということで、担当課、担当者のほうにしても少しジレンマを感じながらも調査を行っているというのが実情でございます。


議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) よろしくお願いします。
 それでは、私から2点、質問をさせていただきます。
 1点は、地域の安全を守りたい・防犯体制の整備を早急に。2点目は、自転車の正しい乗り方、交通渋滞解消等、交通環境の整備について伺います。
 まず最初に、ただいまも関連する質問ありましたけれども、町の防犯環境の整備についてお伺いいたします。
 我が町は、安心して生活できる環境づくりとして、防災・防犯・消防・交通安全が大きなテーマになっております。全体的に防災、防犯、消防、交通安全、それぞれしっかり取り組まれております。しかしながら、この中で一番難しい取り組みは、ただいまありましたように防犯です。防犯という性格上、警察頼みであったり、また、各町内会の役割が大きくなっているのが現状だと思います。現在、町の人口も急激に増加し、防犯に対する環境も数年前と大きく変化しております。そんな中で、防犯については、市制移行を目の前にした我が町はぜひとも取り組まなければならない重要なテーマだと思います。
 犯罪を減らすには、警察だけに頼るのではなく、住民が防犯意識を高め、犯罪の被害に遭わないようにするとともに、地域の連帯感を高める運動と、そこに間髪を入れずに行政における犯罪防止の環境整備の取り組みが必要であり、そのことが安心して生活できる環境づくりであり、住民の安全・安心につながるものと思います。町の防犯に対する現状と今後のあるべき姿について伺います。
 そんな中、最近治安に対する不安等から、コンビニ、スーパー、行政機関等に対して防犯カメラが急激な勢いで設置されております。今後についても商店街、街頭、学校等公共機関にも次々に防犯カメラが設置されていくものと予想されております。また、効果についても、犯罪の未然防止、犯罪の予防、犯罪の解決に大きな成果を上げているのもご承知のとおりでございます。先ほど町長より、成田公民館、またアンダーパスと、プライバシー等のご説明がありました。私は通告どおりの質問をさせていただきたいと思います。
 平成22年、また、ことしの3月議会でも同僚議員より質問がありました。ぜひとも成田公民館、あわせて小・中学校にも防犯カメラの設置を急いでいただきたい。今、町は人口増加に伴って都市化が進み、何といっても子供が多いことから、子供の安全を守る観点から、防犯カメラの設置が望まれます。今後の防犯カメラの整備についてお聞きします。質問いたします。
 1つ、町の犯罪件数、犯罪内容について伺います。
 2つ、子供が被害者となるケースの主な犯罪は何か。
 3つ、町の地域防犯に対する取り組み状況と体制について。あわせて、今後の考え方について伺います。
 4つ目、現在の防犯カメラの設置状況と今後の設置計画について。
 5つ目、防犯カメラの設置利用基準と管理責任体制について。
 6つ目、現在メール配信システムが行われておりますが、各学校の設置状況について伺います。
 次に、道路交通法の改正と交通渋滞解消等、交通環境の整備について伺います。
 昨年12月、自転車に対しての道路交通法が改正されました。自転車は私たちにとって最も身近な乗り物ですが、その分事故も多く、死亡事故で5,000万以上の損害賠償を命じられた例も相次いでおります。特に我が町は子供が多く、各地区で行われている青少年健全育成会の場でも自転車の正しい乗り方、そしてマナーなど、必ずといっていいほどお母さん方から心配の声が聞かれます。こうしたあらゆる場面を通して、改正された道路交通法を徹底していかなければならないと思います。
 今回の道路交通法の改正点は2つ。1つはこれまで路側帯は双方向に通行できましたが、自転車同士の衝突や接触事故の危険性があるため、自転車等の軽車両が通行できる路側帯は道路の左側部分に設けられた路側帯に限られ、要は自転車が路側帯を走るときは、右側通行が禁止になったということです。違反すれば3カ月以下の懲役または5万円以下の罰金が科せられるということになっています。
 2つ目の改正点は、死亡事故や重傷事故を起こす危険性が高い制動装置、不良自転車の運転を防止するため、警察官が基準に適合したブレーキを備えていないと認められる自転車を停止させて検査を行い、応急のブレーキ整備や運転継続の禁止を命令することができると。これはもともとあったことなんですが、ブレーキがきかない自転車や整備不良車を取り締まる法でございます。これにも応じない場合は、5万円以下の罰金になります。
 今回の改正で重要なのは、これまで自転車が歩道を走っていたと、右側走行していたと。こんな原因で多くの事故を起こしており、これからは自転車は車両であるということを徹底していかなければなりません。しかしながら、今すぐさま違反したからといって罰金を支払うことになるのかというよりも、そういうよりも、悪質で命にかかわるケースは別にしても、当面はルールの徹底に万全を尽くすべきではないかと思います。とはいえ、自分勝手な解釈で誤解をしたり、正しいルールを知らないのは、言いわけにはなりません。あらゆる場面を通して交通安全の研修、特に子供向けの教育の場をふやしていくことが必要だと思います。
 しかしながら、新しい規則の徹底には時間がかかりますので、スピードを上げた取り組みが重要になってきます。町の道路交通法改正の徹底について伺います。
 あわせて、継続課題事項であります交通渋滞の解消や横断歩道の設置など、交通環境の整備についても質問いたします。
 1つ、道路交通法改正以降、町、学校、地域でどのような意識の高揚を図ったのか、お伺いします。
 2つ、町道富ケ丘明石線、いわゆる成田イオン富谷付近でございますが、の渋滞解消策について伺います。
 3つ、町道七北田西成田線、成田地下道上の横断歩道の信号機設置について伺います。
 4つ目、老朽化して見づらい富ケ丘小学校ローソン前の信号機取りかえを早急にしていただきたい。
 5つ目、杜乃橋北側丁字路に一時停止の標識を早急に設置していただきたい。
 6つ目、成田六丁目29番地3地先の交差点に一時停止標識をつけ、優先を明確にしていただきたい。
 以上でございます。
議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
     午前11時55分 休憩


     午後 1時00分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 休憩前の菅原福治君の質問に対し答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
 1つ目でありますけれども、認知件数、10年間の合計が3,998件という、平成16年から25年までの10年間でございます。主なる内容、罪名、刑法上の罪名でいえば窃盗罪、窃盗犯罪が約8割を占め、その他知能犯、粗暴犯、風俗犯、凶悪犯等となっているというのが大枠の現状でございます。
 2つ目の子供が被害者となるケースについては、個別に事例の発表、公表はありません。大和警察署によれば、声かけ事案等、事件に至らないケースが多いというふうな、いわゆる問いに対する答えというようなことになります。なかなかこの内容については、交通安全以上に難しい内容の一つでございます。
 町の取り組みということでありますが、この内容については十分意を用いて交通安全と2つの柱というぐらい重要な町の取り組みというふうなことで進めてまいったところです。冒頭申し上げましたように、防犯カメラの設置も町及び富谷町防犯協会、会長、町長が兼ねておりますけれども、防犯協会の組織立てにもお諮りを申し上げながら進めてきたという経緯があります。昭和33年、ちょうど東京タワーができた33年からということですから、もう営々と55年を超えるほどの協会活動にあるというところです。
 さらにまた、これも申し上げたとおり、自主防犯活動の団体が10団体目になりましたというふうなことで、富谷町においてはなお一層自前での防犯意識というふうなことの取り組みが充実し始めているのではないかというふうに思います。平成21年に自主防犯活動事業に対して補助金制度を設けました。そしてまた、こども110番の家は317軒登録されています。地域防犯連絡員はおおむね100世帯に1カ所設置してございます。そしてまた、警察署からの折々の情報を啓発活動、そしてまた、安全・安心メール、必要によっては防災行政無線の活用も視野に入れておるというふうなところです。
 今後、自主防犯意識の普及啓発に努めることとあわせ、自主防犯活動団体の育成支援を強める。そしてまた、地域が主体となる防犯体制の確立に努める。交番、2カ所交番ありますけれども、交番の増設。富谷交番の新築移転、移転新築といいますかね、そういった課題懸案も今俎上に上ってきつつあるところです。防犯灯、街路灯にも意を用いてまいりました。番号、防犯灯、街路灯にそれぞれ固有の番号、付番をして、直接スピーディーに特定できるようにというようなことの取り組みも数年前に既に終えてございます。そしてまた、最後になりますけれども、防犯カメラ等の防犯設備の整備充実、この辺のところも視野に入れながら進めてまいるというところです。
 どちらにしましても、やはり人頼みではない、地域の安全は自分たちで守るというこの気概と、そしてまた、それに見合うほどのやはり町としての取り組み、地域としての取り組み、相互の取り組み、そういうふうなことの絡みの中でぜひ安心、そしてまた安全な町がこれまた将来の30年先、また、今までの30年と合わせ、将来の30年にもつながると、このような意識、認識の中でさらなる取り組みを進めてまいりたいとこのように思います。
 残りの防犯関係の分と自転車等については個別に担当から答弁をさせまして、必要な内容については後ほど私のほうから申し上げたいと思います。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。もとい、危機管理監。
危機管理監(新田武君) それでは、1の問い4問目、現在の防犯カメラの設置状況と今後の設置計画についてお答えいたします。
 防犯カメラの設置状況につきましては、富谷町役場の庁舎、成田公民館を除く5公民館、小・中学校につきましては日吉台中学校、富谷スポーツセンター、富谷武道館、西成田コミュニティセンターの計9施設に防犯カメラを設置しております。
 今回予算を計上させていただいておりますが、成田地区の新富谷アンダーパス地下歩道に防犯カメラを設置する計画でございます。犯罪発生の抑制効果を期待いたしまして、安心して通行できる環境を整えるものでございます。今後はこの事例を検証いたしまして、通学路等への設置について検討してまいりたいと思います。
 続きまして、問い5、防犯カメラの設置利用基準と、管理、責任体制についてでございますが、防犯カメラの設置基準につきましては、不特定多数の方や児童・生徒が出入りする公共施設を設置場所といたしまして、その必要性については、不審者や侵入者への抑止、犯罪発生における早期特定につなげることを目的としております。管理体制につきましては、所管する担当課において行っております。
 続きまして、2の問い1、自転車の正しい乗り方、交通渋滞解消等の問い1でございます。
 町では、平成26年度春の交通安全県民総ぐるみ運動におきまして重点の一つに掲げ、運動を展開してまいりました。広報とみややホームページの活用、富谷町安全・安心メールの配信、防災行政無線での一斉放送、交通安全新聞の町内全戸配布など、機会を捉えまして意識の高揚を図ってまいりました。
 続きまして、問い2、町道富ケ丘明石線の渋滞解消策についてでございますが、ご質問のとおり成田の新富谷アンダーパス付近から国道4号線に抜けるイオン富谷付近までの区間につきましては、慢性的な渋滞の様相を呈しております。大和警察署によりますと、国道4号線の渋滞に加えまして、大きな商業施設の集中立地が進んでいる中で、買い物目的を含めた車両増加が大きな要因であるとしております。設置している信号機は連動調整はしておりますものの、抜本的な解決には至っていないというのが大和警察署の見解でございます。今後も町では引き続き道路交通状況の把握に努めまして、少しでも渋滞が緩和されるよう警察へ働きかけてまいります。
 問い3でございますが、町道七北田西成田線成田地下道の上の横断歩道と信号機設置の状況につきまして、大和警察署によりますと、この路線につきましては中央分離帯が設置されております。横断歩道と信号機設置による路上横断より、新富谷アンダーパスがより安全な施設として設置されたものでありまして、交通安全は確保されており、現状では必要性は低いとの見解でございます。今回、アンダーパス地下歩道へ防犯カメラを設置する計画をしておりますので、当面アンダーパス地下歩道をご利用いただきたいと考えております。
 問い4、老朽化して見えづらい富ケ丘小学校ローソン前の信号機の取りかえを早急にということでございますが、この信号機につきましては、昭和54年3月から供用開始したもので、町と大和警察署とも信号機更新の必要があると認識しており、以前より要望しているところでございます。大和警察署では信号機のレンズ取りかえも含め、宮城県公安委員会に上申しております。町といたしましては、引き続き大和警察署を窓口に要望してまいります。
 問い5、杜乃橋北側丁字路に一時停止の標識を早急に設置せよとのことでございますが、この路線につきましては、既にことし3月12日に現地調査を実施いたしまして、午前7時30分から8時の時間帯までを調査をしてまいりました。その結果、町道杜乃橋13の2号線、直線道路でございますが、この通行量が多く、大和警察署に一時停止規制の要望をしてまいった路線でございます。再度5月20日現場調査し、改めて大和警察署に要望したところでございます。
 問い6、成田六丁目29番地先の交差点に一時停止の標識をつけ、優先を明確にということでございますが、大和警察署の見解では、街区内の交差点におきまして、一方を優先道路とした場合、運転者の注意緩慢の危険性が懸念されるという新たな問題も生じますことから、さらに検討すべき課題であるということでございます。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。もとい、教育長。
教育長(菅原義一君) では、私のほうから、まず1点目の緊急連絡のメール配信についてお答えいたします。
 緊急連絡用のメール配信は、現在全ての小・中学校でできるようになってございます。
 それから、2点目の自転車の正しい乗り方についてでございますが、子供たちの健康安全での指導というのは学習指導要領でも示されておりますとおり、大変重要な指導の内容になっておりますので、自転車の安全な乗り方を含めた交通安全教室というのは全ての学校で現在行っております。その中で特に自転車については、実技指導を行っている学校、それから必要な教材等を利用して行っている学校と、方法は若干違いますけれども、先ほど申しましたように重要な取り組みとして行っているということには変わりございません。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) これより菅原福治君の質問は一問一答により行います。3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) では、質問させていただきます。
 まず、防犯関連についての現状認識について伺います。
 現在、富谷町は新興団地もふえまして、ご存じのように企業も進出しまして、人口も増加してきております。当然10年前、15年前とは比べものにならないくらい変化したと思います。その中で、町のこの防犯に対する変化の認識について確認をさせていただきたいと思います。現状の認識について伺いたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(新田武君) 現在、町といたしまして大和警察署と連絡を密にとりまして、その情報の共有化に図っております。特に、町役場に2台、それから公民館に各1台、計7台の青色回転灯搭載車両の配置及び貸出事業等を行いまして、地域からの防犯パトロール等の促進に図っているところでございます。また、防犯協会等々の補助事業の中で自主防犯活動団体への教育育成支援等を強力に進めている状況でございます。また、機会を捉えまして、青色防犯パトロールの講習会や、それから防犯関係者の研修会等々を開催しているところでございます。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) 取り組んでいるのはわかりました。確かに目につくのは青色ですか、あの部分では取り組んでいるなということはわかるんですけれども、先ほど私も申し上げましたように、この安全・安心の中で一番難しいのは防犯だというような部分で申し上げましたけれども、その辺の難しい中でやはり富谷は相当認識が変わってこなきゃだめだと思うんですね。新興団地なり、人口なり、環境が変化していますので、その辺の認識についてもう一度お伺いしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 先ほども33年の防犯協会、この50年有余の取り組みもご紹介しましたけれども、認識という面からすれば相当強い認識と危機感を持って対応しているというふうには思います。完全がどこにあるかというようなことは難しいところでありますけれども、そのような認識で町の大きな柱、交通安全とともに大きな柱の一つとして取り組むと。まさに大事な、最も大事なと言ってもいいぐらいの内容です。件数的にはこの10年来の先ほど概数を申し上げましたけれども、平成25年につきまして郡内に占めるパーセンテージが53%という数字だけを申し上げればですね。高い時代には60.3とか、57、56というようなものもあります。そういうこの10年来、1万人以上ふえている中でのこういった数字とか、あるいは富谷町の刑法犯別認知件数、これもこの10年来多い件数ですと581に対して現状400、300、200というふうな形での件数、公表されている件数というようなことからしても、取り組みは相当数この10年20年来を含めて取り組んできたことではないかと、このような認識でいるところです。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) わかりました。そういった認識の変化の中で、町はこれから学校、警察、地域と連携しながらこの防犯に取り組んでいかなきゃならないんですが、また、今町長の話にもありましたように、取り組もうとしていると、強い認識でいるんだというようなことですが、先ほども話されたと思うんですけれども、特徴的なことを挙げてほしいんですけれどもね。富谷の防犯に対する取り組みで、これが特徴だというようなのを挙げていただければ、一、二挙げていただければいいと思うんですが、お願いします。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(新田武君) 特徴の1つとして、先ほどもお話し申し上げたところでございますが、富谷町防犯協会への補助事業、それから自主防犯活動団体への補助事業、それから最も私どもでも力を入れております青色回転灯搭載車両の配置及び貸出事業等で、地域の防犯活動を支援するという、強力に支援するという対応をしておりますのが特徴と思います。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) そうですね。自主防災とか、そんな部分が富谷の特徴ではないかなと思います。そんなのが地域でも活躍しているわけですけれども、この間少し前にモデルをつくるかというのを少し小耳に挟んだんですけれども、どんな防犯のモデルなのか、わかれば確認したいんですが。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(新田武君) 今回町長のほうでお話がありました中で、防犯カメラの設置ということで、今回成田公民館並びに成田にあります新富谷アンダーパス地下歩道等への防犯カメラの設置等々も含めまして、成田地区をモデル地域といたしまして推進する計画を進めているわけでございます。以上です。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) 成田を、公民館なりアンダーパスも今度カメラが入るということで、モデルにというのは大変ありがたいことなんですけれども、これは全体構想との中の位置づけというのはどういう位置づけになるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(新田武君) この平成23年から26年の2月までのデータでの不審者等々の出没状況を見ますと、成田地区につきましては富谷町でも最上、上位のほうに示されているという状況も踏まえまして、成田地域をモデル地域に選定したわけでございます。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) 成田をそのモデル構想というのはわかりましたが、その全体構想が、町長は意気込んでおりますから相当力を入れてやると思うんですけれども、この全体構想との中の成田の事業というのが見えないんですね。その辺をもう少しわかりやすく教えていただきたいんですが。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 全体像がまだ確たるものとして整ったわけではございません。そういうような中で、富谷町、幸いにして公民館区、小・中学校というふうなエリアがありますので、単に施設入り口、内部等の防犯体制だけでは済まないというふうなことでございます。通学路等の不審者の出没というふうなことも見聞きしている、あるいは深刻な状況にあるというようなことも認識するところでありますので、通学路の主なるところというふうなあたり、警察で描く姿がもうありますので、そういったところの指導を受けながら取り組もうと。ですから、成田地区エリア、日吉地区エリアというふうなことでのそういうふうな順次方向性として進めていくというようなことの構想は持ってございますけれども、全体像が完成しているわけではありません。しかしながら、成田のそういうふうなことの中の成田地区、成田小学校区という、小・中学校区というようなことでは構想として描いて、その初発が公民館であり、地下歩道でありと、このようにお受けとめいただければなというふうに思います。
 何にもまして、あのパソコンの遠隔操作事件ですね。あのことも、江ノ島での猫の首へのリングというようなことで、防犯カメラの威力というようなことで、足かけ3年がかりの犯罪がこのような結末に至ったというようなことからすれば、我々もそういったものの力をかりながら、そういった設備も整えながら、お互いよもやというようなことのこの誘発するような環境を少しでも減少させていく、排除していくという取り組みにつながるのではないかと、こんなふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) わかりました。ただ、そうはいうものの、確かにそうなんですが、本体構想がないと、その地区地域の構想というのは成り立たないわけで、急いで優先して全体構想を示されるようお願いしたいと思います。
 それで、このスケジュール的なものは、成田の部分は地元の自主防災会はご存じなのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(新田武君) 今回の成田公民館並びにアンダーパスの設置につきましては、従来からのいろいろな要望の中で今回1つのモデル地域の一環として進めさせていただいておりますので、今の段階ではまだ説明に至っておりません。ただ、将来的に通学路等々のいろいろな計画が拡大される流れであれば、流れの中でその地域の学校関係者もしくはPTA、それから行政区の区長さん等々にご相談申し上げながら進めていきたいということであります。以上です。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) それのスケジュール、詳しくは要らないんですけれども、スタートぐらいは教えていただきたいんですが。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(新田武君) 先ほどもお話ししましたこの公民館とそれから地下歩道等への設置状況、また、成果というのも検証いたしまして、その後に計画を立てていきたいと思います。以上です。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) それでは、ちょっと変わります。
 最近、防犯件数の、先ほど10年間で3,000近くという話ありましたけれども、最近の犯罪の傾向、恐らく変わったと思うんですけれども、傾向、特徴的なものを挙げていただきたいんですが。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(新田武君) 宮城県警並びに大和警察署からのデータによりますと、この10年間この犯罪件数については年々減少傾向にあるということでございます。ただ、これは黒川郡内もそのような状況にあるわけでございますが、富谷町もここ数年来は徐々に減数傾向にありますが、ただ、この人口の増とかいろいろな絡みの中で黒川郡の中で富谷町が一番鈍ってきているというような状況を説明を受けております。その昨年の増減関係を見ますと、知能犯等々が若干ふえていると。そのほかの犯罪については減っているというような状況でございます。以上です。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) 鈍化してきているという部分だと思うんですが、そこにはその犯罪件数なり犯罪内容の地域的な要因というのはあるんですかね。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(新田武君) 実際的にその種別と地域等につきましては、はっきりしたデータは持っておりませんので、よろしくお願いします。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) それでは、変えます。それでは、学校での緊急時の対応についてお尋ねしたいと思います。
 緊急時の対応についてはいろいろ緊急時があると思います。例えば地震だ、火事だ、不審者が乱入してきたというような場合ですけれども、そのときに先生なり子供さんがどう動くかというときですね。いざというときの対応が本当に万全になっているかという部分と、マニュアルなどについても活用されるようになっているのか、ちょっとお聞きしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。もとい、菅原教育長。
教育長(菅原義一君) まず、子供たちが学校にいて、学校の中での活動を行っている場合については、今は門扉、それから玄関等の施錠をきちんとしておくということ、それから定期的に校地校内の見回り巡視をする。それから、もし不審者等の発見があった場合には速やかに通報して、それを情報共有化しながらそのレベルに応じて体制を整えるというような危機管理マニュアルというのは、各学校に全て備わってございます。ですから、その中でそういう体制をとるということ、また、そのための訓練も何回か学校のほうでは実施してございます。そのほかに子供が学校から帰った後のことにつきましては、当然家庭との連携、地域との連携が重要になってまいりますので、先ほど申し上げました緊急の連絡網等を使いまして、今度は家庭との情報共有化しながら子供たちの安全を確保していくというような方法をとってございます。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) 訓練もされて、家庭とも連絡をとっているということでございます。それと、町内会でできることですが、もう既に町内会ではやっているところが多いんですが、全国各地でもやっておりますが、不審者が一番嫌いなのは挨拶だそうです。不審者が声かけるのが嫌いというデータも何かあるみたいなんですが、これを町全体に拡大していったらいいと思うんですが、これについてはいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(新田武君) 富谷町におきましてもその地域、地域での特徴的な活動ということが現在行われているわけでございますので、一概にそれ一方にということについては検討させていただきたいと思います。以上です。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) 今のはちょっとわかりにくかったと思いますけれども、地区における挨拶運動というんですね。それは結構あちこちでやっているので、ぜひ成田のモデルには取り入れていただきたいなと思います。
 それでは、変えます。成田公民館に今度防犯カメラが設置されるということで、前回の議会でイオン富谷の行政窓口の開設の議論のときに、成田公民館は余り安全じゃないような趣旨の話がありましたけれども、この防犯カメラが入ることによってその辺は払拭されると思うんですが、解消されると思うんですが、それはいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 公民館につきましては既に5館設置、5館、残りの5館については防犯カメラは設置されており、このたび成田公民館のほうに設置されることになりますが、防犯カメラを設置したからといって必ずそれが100%の犯罪抑止につながるかというところはどうかとは思いますが、いずれにせよ、1つそれを設置することによって抑止効果というようなものは、さらなる高まりにつながってくるものと考えております。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) それでは、小・中学校のカメラ設置についてお伺いします。
 日吉台中学校にいち早くカメラが設置されたと、先ほど中学校で1校だということだったんですが、このつけられた経緯についてお伺いします。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) こちらにつきましては、平成20年に日吉台中学校の校舎のガラスが割られたということで、全国的なニュースにもなったわけでございます。こういった事件を抑止するということで設置をしたものでございます。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) そういう日吉台中学校みたいな事故があったから設置したわけで、私はここで言いたいのは、日吉台中学校のような事件が起こらないよう事前に対応することが大事だと思うんですね。起きてからでは手おくれだと思いますが、先ほど言われるように抑止力というのがありますので、ぜひ検討していただきたいんですが、お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。 全ての学校の防犯カメラにつきましては、町の防犯カメラの設置の状況等々踏まえながら協議を進めていきたいと思っております。当然、今回の成田地区の防犯カメラ設置においても、学校関係もということでいろいろ協議をしているところでございますので、今後さらに議論を深めていきたいというふうに思ってございます。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) いずれにしても、子供は一日の大半が学校にいるわけですね。そうすること、いるわけですね。やはり親御さんもつけることによってやはり安心すると思うんですね。子供さんも親も安心すると思うんですね。やはりカメラ、先ほども言いましたけれども、カメラ設置というのは不審者を見つけるというのではなくて、予防する抑止力だと思うんですね。そういった意味でぜひとも設置、こんなことを言うと怒られるかもわかりませんけれども、予算的には少ないか多いかわかりませんけれども、3,000万かそれくらいの予算だと思いますので、ぜひ頭に入れて検討を今後いただきたいなと思います。
 それでは、成田地下道、先ほど新富谷アンダーパスということでお話ししておりましたけれども、ここは私も町も信号と横断歩道、上ですけれどもね、検討されておったと思うんですけれども、防犯カメラに変わったと。先ほど聞いていましたら、こちらのほうがいいんだと。危険が少ないんだというような部分で話がありましたけれども、これはどうして変わったのか、お聞きしたいんですが。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(新田武君) 議員さんがおっしゃいますとおり、以前からそういう検討の中で町としてはしてまいりまして、大和警察署のほうには要望してまいったわけでございますが、大和警察署の見解としまして今の現状として、現状としてやはりこのアンダーパス地下歩道があるその利用状況等々と、それから今の交通状況、それから成田地域のその住宅その他の張りつき状況等々から考えて、大和警察署ではまだこの必要性が低いという見解の中で進められてきたわけでございまして、ただ、それをそのまま過ごすということではなくて、逆にその要望が通るまでの間というか、その強く要望しているわけでございますけれども、要望の中であわせてこのアンダーパスの安全ということも考慮いたしまして、この計画を進めたわけでございます。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) 私も何回と目にしているんですけれども、公民館で行事あるときに、やはり第2駐車場あけるんですけれども、そのときにやはりその第2駐車場利用者がやはりぞろぞろ上を通っているんですね。現にこれ地元でも見ていますし、地元の人の声、見た目でもあれですね。そういったのを認識していたのかどうか、お伺いしたいんですが。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(新田武君) 今の認識の関係でございますが、恒常的にそれを横断しているかどうかということについては認識しておりませんでした。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) 大和警察のほうも間違いだとは言いませんけれども、ぜひ地元の声も優先して聞いていただきたいなと思います。引き続き継続して信号機、先ほど課長からもありましたように、その間の考え方なんだというような部分ありますので、継続して信号機と横断歩道の設置を求めていきたいと思います。
 次に、防犯カメラの設置要件、管理運用基準、先ほど回答ありましたけれども、今回は防犯カメラの整備が私はどちらかというと力を入れていますので、余り言いたくないわけですが、そうはいっても街頭防犯カメラを設置する場合には目的なり撮影データの管理方法、管理体制、住民への説明とプライバシーにも配慮しなければならないというふうになっておりますので、この辺先ほどもあったと思いますが、再度ちょっと回答いただきたいんですが。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(新田武君) プライバシーの保護関係でございますけれども、今回の防犯カメラでございますが、監視目的ではないということが第一条件でありまして、そのほかにモニターは設置しておりません。記録媒体についてはSDカードもしくはハードディスク等々というような流れの中で、万が一そういう犯罪等々が発生した場合に早期にその事件を解決するという一つのデータとして活用させていただくということを目的にしております。以上です。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) では、学校のメール配信なんですけれども、先ほど全校ということは中学校区じゃなくて全校なんですね。はい、わかりました。
 それでは、今度質問を変えます。道路交通法の改正について伺います。
 町は管内の自転車の保有台数をつかんでいるかどうか、伺います。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(新田武君) 現時点では把握しておりません。以上です。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) 把握していないということは、どんな事故が起きているかというような部分も余りわからないと思いますので、飛ばします。
 今現在、全国的にも多く危険とされているのが二人乗りとかヘッドホンをつけての運転、傘差し、それと最もひどいのは携帯電話を見ながら自転車に乗っているケースだそうですが、それについての町、学校の指導はどうなっているのか、伺います。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(新田武君) 自転車の運転関係の講習等々につきましては、地域の親子交通安全教室の開催、その他地域で行われるそういう教室におきましては大和警察署、それから交通安全指導隊の皆様方にお出ましをいただきまして、その指導をお願いしているところでございます。以上です。
議長(浅野幹雄君) 一問一答ですから、まず質問してください。3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) 同じ質問です。学校についてはいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。もとい、菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 現在、通学で自転車を利用しているのが富谷中学校と、それから日吉台中学校の2校のみでございまして、そのほかの学校は通学では使っておりません。ですから、自転車を使うのは学校帰った後での家庭の生活の中で自転車を使っていることになりますので、通学に使っている生徒についてはもちろん個別的な指導もしておりますが、先ほどもお答えしましたように、学校での自転車の安全な乗り方等の交通安全教室、それからやはり家庭との情報共有化しながら、帰った後での正しい自転車の乗り方ということを家庭と協力して取り組んでいるところではございます。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) それと、道路交通法の改正以降、町では広報なりで啓蒙を図ったという、先ほど図ったというふうに聞いているんですけれども、これからやるということじゃないですか。私、余りちょっと確認していないんですけれども、再度確認します。これからやるということじゃなくて、実施したということですか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(新田武君) 既にやっていますということにつきましては、今年度の春の交通安全県民総ぐるみ運動の1つの重点目標ということで、重点に上げましてその運動を展開し、その中でパンフレットなり、あと黒川郡交通安全新聞等々の配布の中で啓蒙したということで、啓発したということでございます。以上です。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) いま少し私確認してないんですけれども、いま少しちょっと具体的にお話しいただきたいんですが。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(新田武君) 安全週間の中で、交通安全新聞等を町内全戸に配布いたしまして、その配布等の機会を捉えて意識の高揚を図りましたということでございます。以上です。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) したということですので、そうはいっても恐らく余り徹底されていないと思うんですね。大事なことですから、再度スケジュール化して、今回の変わった点をぜひ啓蒙していただきたいなというふうに思います。
 それでは、通学路の確保についてちょっとお尋ねします。
 今、町は自転車専用通行帯というその場所を設けているのか、お聞きします。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(新田武君) 今現在、明確にはなっておりません。以上です。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) 今後についてはどうか、お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(新田武君) その通学の専用道路を設けるためのその道路幅、その確保幅が必要になってきますので、全体的にいろいろ検討していただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) 今の答えにもあるんですが、例えば富谷中学校前の県道の通学路ですが、ここは片道歩道がついているんですね。片道歩道で車道が私から見ると、私はいつもあそこ来ているんですけれども、極端に狭くて、路側帯は、あれ路側帯というんじゃないと思うんですけれども、ありません。そういうことで、歩道を歩行者と、1つの歩道を歩行者と自転車が相互に4系統みたいな感じでそのところを通らなきゃならないと。道路幅がもちろん狭いですから、道路幅、あそこ車道ですね、狭いですから、当然危険な場合には例外的に自転車も歩道を通っていいよというような部分、認められております。ただし、より安全な通行のために、あれは確かに危険だと思うんですけれども、より安全に通行するためには自転車の歩道通行可という許可なんですね。それをやはりやっただけで、やはり若干事故が少なくなったとかという例もあるそうですので、ぜひあの場所に、あそこ危険だと思いますので、自転車歩道通行可という標識ありますので、標識を設置したらいいと思うんですが、お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(新田武君) 県道の部分でございますので、町単独でということについてはできませんので、協議の対象となるということでご理解いただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) そういうことで、そのほかにもそれに似たような歩道、車道の例がいっぱいあると思いますので、町を通じて働きかけをお願いしたいと思います。
 いずれにしても、あそこの場合は一刻も早く道路の拡幅というんですか、がやはり急がれると思います。それと、通学路の整備も一緒にやらなきゃならないと思いますので、関係のほうに働きかけをお願いします。
 それでは、移ります。富ケ丘小学校のローソン前の信号についてですが、とにかく信号ですね、大和警察署管内で恐らく一番古い信号機じゃないかというくらい古いんですね。見た目も。4号線から富ケ丘郵便局のほうに進んだときに、もう薄暗くて見づらいんですね。西日なんか当たったら、まともに見えません。私も見ています。実際行って見てみましたので。やはり学校の前だけに危ないんですね。朝は立っている方おりますけれども、本当に危険なので、今LEDで明るい信号機ありますので、ぜひこれについても回答ありましたけれども、町としては要望しているんだという話は聞くんですけれども、やはりこれは管内、大和管内で一番古い信号ですから、それが秋とか来年とかに延ばされたら、やはり住民はたまったものじゃないと思うんですね。ぜひ強い要請を町から関係のほうに働きかけていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(新田武君) 町といたしましては、強くその状況につきましては把握しております。先ほども申し上げましたが、引き続き強く大和警察署のほうに要望してまいりたいと思います。以上です。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) 成田イオン付近の渋滞解消でございます。その前に、もう一つ、成田六丁目29の3の場所ですが、ここ優先というか、優先をはっきりさせてくれということでしたが、要は一時停止をどちらかにつけてほしいということなんですね。それで、この間も大きな事故あったみたいで、人身ではないみたいですけれども、年にやはり3回か4回、ここ起きている、起きている要因も私説明しましたけれども、あるんですね。ぜひその辺の起きている要因をもう一度関係に働きかけて、ここも再度警察のほうに要望していただきたいんですが、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(新田武君) 今の現状、また、事故の発生状況等を再度大和警察署のほうに情報提供いたしまして、要望したいと思います。以上です。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) 最後になりますが、成田イオン富谷付近の渋滞解消でございます。ここは今までも何回も質問してきましたが、質問した経緯がありますが、確かに右折優先の信号とか、いろいろ検討したり、変更したり、その都度やってきましたが、やはり先ほども回答にあったように、根本解決にはなっていないということでございますので、ぜひ、確かに難しいとは思うんですけれども、効果の上がる対策が必要だと思うんですね。ぜひ検討をお願いしたいんですが、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(新田武君) 町といたしましては、これからも引き続き検討してまいりたいと思います。以上です。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) ここの渋滞解消策は本当に確かに難しい問題だと思います。いつまでにどのようにどうするのか、要望いたしまして、質問を終わりたいと思います。以上です。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(新田武君) 今、具体的にその状況を示す段階ではありませんので、よろしくお願いします。以上です。
議長(浅野幹雄君) この際、午後2時5分まで休憩をいたします。
     午後1時52分 休憩


     午後2時05分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 12番山路清一君。
12番(山路清一君) 今回、私は通告書に従い大きく2つについて質問いたします。
 毎回ですが、簡潔明瞭に努めて質問いたします。
 初めに、杜乃橋団地内交差点に安全対策が必要ではについて質問いたします。
 国道4号交差点から杜乃橋を渡ると、杜乃橋一丁目と二丁目を結ぶ交差点があります。特に、朝の交通時間帯には交差点を越えて車が並び、また、大和町境界の信号機から国道4号線まで下り坂で見通しも悪く、そこを通学する高校生が自転車でスピードを上げて歩道を走り、混雑している交差点の車の間を走り抜け、大変危険です。
 日吉台小学校、日吉台中学校の通学路は、大和町との境界、信号機のある交差点と思いますが、距離的な関係から杜乃橋二丁目東側に住んでいる方は、児童の中に課題の交差点を通過する児童も見受けられます。
 今回質問しているこの交差点がなぜ国道4号線から車が並ぶのか。原因は何かを考えてみますと、通過車両について調べてみました。朝6時半から8時半までの約2時間、4号国道に下る車が約800台、4号国道から上る車が約500台、合計約1,300台以上の車の通行が、日によっては少々違いますが、ありました。そして、中でも杜乃橋一丁目、二丁目から合流する車が400台以上。特に、二丁目からの車が多く、杜乃丘から先ほども同僚議員の話にもありました。また、前回私も質問しましたけれども、杜乃橋と杜乃丘、富谷町と大和町境界丁字路交差点の課題につながっていると思われます。
 国道4号交差点から左折して大和、古川方面に行く車が、800台のうち約80%から90%が古川方面のほうに左折していきます。また、仙台方面に行く車が約そのうちの10%から20%、かなり少ない車が仙台のほうに右折していきます。これが日吉台の交差点ですと、この割合が日吉台交差点ですと、古川方面が約30から40%、仙台方面が60から70%です。また、あけの平から右折する車とのとり合いが大きな原因と考えられますが、この件については先ほどお話があったように、あけの平右折信号機の開設により状況が変わり、再度調査が必要かなと思っております。今後、今以上の混雑が予想される条件としまして、今述べましたあけの平右折信号機により車の流れる時間に変更ができて、車の流れに大きく影響があると思われます。
 また、高屋敷工業団地につきましても、8月中旬から工事が始まるということで、工事用の車、それから工事完成後の通過車両の増加、以上、多くの原因、課題が考えられます。そこで、次のことを質問いたします。
 1つ、あけの平から国道4号への右折信号機の工事完成時期。これにつきましては、通告書に書きましたけれども、先ほども話がありまして、5月末には完成しているということですので、これは省きます。
 2つ、高屋敷工業団地の最新工事工程。これも8月中旬から工事にかかるということですけれども、この辺の最新の情報を再度お伺いいたします。
 3つ目、課題交差点の交通事情を町は把握しているか、お伺いいたします。
 4つ目としまして、交通安全対策を考慮できないか。
 以上、1つ省きまして3点について質問いたします。
 次に、本庁舎受付案内業務をお伺いいたします。
 庁舎受付案内を以前は職員が交代で行っておりましたが、現在は担当の女性が訪れる町民に対し、以前にも増して挨拶等明るく接しており、大変感じよく思っている次第です。古くは官庁、民間を問わず受付案内は会社の顔であり、職場において容姿よく気がきいて回転のよい女性が選別され、会社の憧れの職種でありました。
 話はちょっと変わりますけれども、デパートで言うとエレベーターガール、数年前、政務調査で東京杉並区役所を訪れた際、受付係のほかに案内する係の女性がいて、迷っている方がいますとすぐに近づき対応している姿を見て感心したことがありました。杉並区役所の職員教育の高さにその日一日気持ちがよい思いがございます。以前は正社員の方が行っていた職種、杉並区役所も例外ではなく、アルバイトやパートの方がしっかりと教育を受け行っているとの話でございました。そこで、質問いたします。
 1つ、受付案内担当者は何名か。
 2つ、受付案内担当者の役職、身分は。
 3つ、勤務時間帯の配分はどのようになっているか、以上、質問いたします。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
 交通安全に関する内容であります。冒頭申し上げましたように大事なテーマでありまして、日々刻々変わる状況にいかに先手を打って対応するかと、この辺あたりが私どもに課せられる課題、提要であろうかというふうに思うところであります。あけの平北入り口におきましては、5月30日に供用が開始されてというふうなことで、右折レーン、スムーズな走行になっているのではないかと。まだ現地見る機会ありませんけれども、そのように感じている次第でございます。
 明石台のけさほど申し上げました明石共同墓地、あの丁字路交差点、左折レーンの必要という、これは左折レーンができないものかというふうなことも、今年度の、昨年度の3月ですかね、3月議会終えたころにひょっと思いついたところです。新しい都市整備課長のもとで、具体的に申し上げれば関兵精麦さんの持ち物でございますので、十分なる粘り強い町の立場と、そしてまた相手さんのご意向というふうなことでやりとりをした結果、つい議会開会数日前に段取りが整ったというふうなことで、一部今回補正予算対応させていただいていると、このようなことであります。必ずやそうなるわけでありますので、そのような意味で先ほどの明石、富ケ丘から三本木線に抜けるあの横断の道路については大変、このような恐らくところまで描き切れなくて、あのようなものに現状に至っていると。抜本的には拡幅の道しかないですねというのが、大和署とのやりとりをしている中でのお話しぶりでございます。相当この点については小手先というふうなことで済みませんので、そういう意味ではもうほとんど不可能に近い課題を今現状受けながら、何とか必要以上の渋滞にならないように、そんなふうな視点で取り組むことといたしたいというふうに思います。
 個別には後ほど担当課で準備しておりますので、答弁をさせることといたします。
 2つ目の受付案内業務、評価いただいたことには感謝するところでございます。しかしながら、まだまだというふうな部分がありまして、町長への手紙等折々個別に、本庁であったり、出張所の窓口対応であったり、まだ両手に余るというわけにはなりませんけれども、片手、あるいはそれを超えるほどの苦情等ございます。やはり内容、表現を見てみますと、やはり一理ありまして、よくぞお書きいただいているものだというふうに、それはそれで氷山の一角なんですね。3件、5件をもって最大ではなくて、3件、5件をもってその10倍、何十倍というふうなことと受けとめるぐらいのものを持って、今それぞれの場面で、課長会議であったり、さまざまな町政運営会議であったり、職員の士気向上に向けて努めてきたところであります。
 そもそも、これは私町長就任した19、20年すぐですかね。平成19年の年度だと思いますけれども、フロアマネジャー制度というふうなことで、課長級以上の職員からスタートして二、三年経過をして今に至るというふうなところでございます。そういう意味では評価いただいていることとあわせながら、なお一層、このお二方についてはさらにまたこの場をもって評価いただきましたので、ぜひまたお伝えを申し上げますし、なお一層本庁舎のみならず、出先の出張所窓口対応、そしてまた、公民館窓口業務等も含めて、目線をまさに町民の視点に立った窓口対応と、この辺のところが提要、肝要でございますので、引き続き努めてまいりたいと思います。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 問い2の高屋敷工業団地の最新の工事工程はということですが、高屋敷地区は、平成26年5月16日付宮城県告示第457号により市街化区域に編入されたところでございます。高屋敷地区の新市街地整備につきましては、組合施行で土地区画整理事業で実施されます。7月には設立認可証を取得しまして、組合設立総会後、施工業者の選定により、8月には工事着手予定でございまして、一日も早く企業に土地を提供するため、約1年での造成工事の完了をさせる予定でございます。以上です。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(新田武君) 問い3でございます。
 課題交差点の交通事情を町は把握しているのかというご質問でございますが、当該交差点を東西に交差します町道熊谷前川原線につきましては、県道264号の利便性の高まりから、通行車両の増加が顕著となっております。通行時間帯につきましては、国道4号線の合流地点から当該交差点付近まで車両が渋滞することも少なくございません。このため、当該交差点を南北に結んでおります、南北方向からの本道への合流が困難な状況を見受けられることを確認しております。
 次に、問い4でございますが、交通安全策を考慮できないかというご質問でございますが、この町道熊谷前川原線は緩やかなカーブで下り勾配路面に「スピードおとせ」の注意文字、それから導流帯を設けて交通安全の注意喚起を現在図っている状況でございます。今後も道路環境を把握し、交通安全に努めてまいります。以上です。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 受付業務の案内についてでございますが、女性2名で、身分は地方公務員法第17条に基づいた非常勤の職員、パート職員ということになってございます。勤務時間の配分についてでございます。こちらは8時半より14時30分が1つ、あとは11時から17時までということで、1時間の休憩を挟みまして5時間の勤務ということでなっております。以上です。
議長(浅野幹雄君) これより山路清一君の質問は一問一答により行います。(「議長、答弁漏れがあります。4番の今後の構想ということでお伺いいたします」の声あり)答弁しましたよ。(「しました」の声あり)はい。(「大変失礼いたしました」の声あり)1問目の3番でね。4番なっていますけれども、答弁しております。はい、続けてください。12番山路清一君。
12番(山路清一君) まず初めに、杜乃橋団地内の交差点についてお伺いいたします。
 あそこの交差点は小学校、中学校の通学路になっているかどうか、確認いたします。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。通学路ですか。(「通学路」の声あり)学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 通学路になっているものと認識してございます。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) 答弁にもございましたけれども、あそこカーブになっていますね。カーブになって自転車で通行している高校生おりますけれども、その高校生の自転車の通行しているところを確認しているかどうか、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(新田武君) 5月20日に現地調査、7時15分から7時45分の間ですが、危機管理室のほうの担当、私含めて現場に赴いてその状況を把握したところですけれども、その時点では把握しておりません。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) 高校生ですと通学するのは8時前後くらいに通りますので、1回ぜひとも見ていただきたいと思っております。かなりの勾配になっていますし、かなりのスピードで来ます。そしてまた、交差点ですので、その交差点から上のほうまで車が並びます。先ほどお話ありましたけれども。それと、左折する車、右折する車が通れないというようなすきを縫って通っていきますので、大変危険な状態ですので、その辺を把握していただきたく、再度お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(新田武君) この交差点につきましては、実を申しますと平成25年の1月に日吉台、杜乃橋町内会地区町政懇談会の中でも要請議題として出されておりまして、現地調査し、大和警察署に横断歩道の塗りかえと信号設置の要請を行いまして、大和警察署のほうでは宮城県公安委員会のほうに上申しているところでございます。なお、横断歩道の塗りかえにつきましては実施済みということでございます。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) 住民の中で結構多いのが、今後、今回始まります高屋敷工業団地の造成工事が始まりますけれども、それにつれてますますあそこの交差点が混むんじゃないかということで話がございました。それでもって先ほどの話でもって、8月から工事が始まりまして、1年くらいで工事を終わらせるというような話ございました。これに対して町のほうのやる工事、道路拡幅工事と橋の建てかえ工事、この辺の工程的なことはどのようになっているか、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。もとい、都市整備課長。
都市整備課長(伊藤正君) 高屋敷地区の造成工事に伴いまして、4号線に接続しております町道高屋敷線の道路改良につきましては、現道の拡幅という形で工事を予定しております。改良工事につきましては、土地区画整理事業との調整を図りながら、来年の7月の造成完了に合わせたような形で発注をしたいというふうに考えております。町のほうでは事業費の関係から9月議会におきまして契約の議決をいただくような形で発注をしていきたいというふうに考えております。その後、造成工事と調整をしながら、改良工事のほう進めていく予定としております。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) そうしますと、あの道路の拡幅工事と橋のかけかえ工事に関しましては、今の造成関係の業者まだ決まっていないというお話ですけれども、決まり次第、工程的に合わせて町のほうもやるということで考えてよろしいんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤正君) そのような計画になっております。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) 今後、高屋敷工業団地が造成されて完成しますと、かなり車の流れが非常に変わってくると思います。町民に対しては、住民に対してはいろいろ説明会が開かれましていろいろ説明されたと思うんですけれども、町としましてもやはり車の流れに関して今後ともよく把握していただいて、完成後どのようになるか、町のほうが考えているか、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(新田武君) 今後も道路環境事情等につきまして把握し、交通安全に努めてまいります。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) 今、課題の交差点に関しまして、杜乃橋の住民の方々の話を聞きますと、あそこのところに信号機設けてくれという話が結構あるんですけれども、私はあそこのところに信号機設けても、4号線からのまた信号で大変なことになるんじゃないかというような考えでございます。先ほどのほうの答弁にもございましたけれども、今あるのが下り線のほうに「スピードおとせ」というような文字だけでございます。とりあえず、ここのところにドットラインみたいなものを引けないか、また……。まずその一つ、お聞きいたします。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(新田武君) 検討いたします。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) 非常に危険な箇所でもございますし、私素人がここで余分なことを申し上げることできませんけれども、やはり専門家の人に調査していただいて、今後どのようにやるか、町のほうの方針があればお聞きいたします。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(新田武君) 警察署との協議、それから要望等を踏まえまして進めさせていただきたいと思います。以上です。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) 先ほど同僚議員のほうからも、丁字路のほうの一時停止の件がございました。私も前回質問したところでございますけれども、そちらのほうからの車の流れもございますし、やはり大和町のほうとも相談して話になるとは思いますけれども、早目にそちらのほうの一時停止関係、交通事情関係考えていただいて、なおかつ今の交差点を考えていただくということで、再度その取り扱いについてお伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(新田武君) 総合的な交通事情を把握いたしまして、検討いたします。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) 続きまして、本庁案内業務についてお伺いいたします。
 非常に先ほど私も論旨の中でお話ししましたけれども、以前とは違って非常に感じがよいということで、通りますとにこっと笑っていただいて、物すごく感じがよく感じております。当然、採用のときにいろいろ社内教育というか、教育なさったと思うんですけれども、どのような教育をなされたか、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちらは公募により応募いただいた方を面接にて採用させていただいております。採用に当たりましては、業務内容を細かくご説明申し上げ、あとは運用の中においておのおのがそれぞれに内容を把握していただいているというのが現状でございます。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) 先ほど勤務時間帯ですね、お話ございました。再度勤務時間帯ですね、ちょっと聞き漏らしていた点もありますし、その2人の方が、パート、アルバイトでなさっているお話ございましたので、その時間帯をもうちょっと詳しくというか、再度お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちら、時間帯8時半から14時30分まで、あとは11時より17時までと、2段階の時間帯においてそれぞれお二人シフト勤務で対応いただいております。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) そうしますと、8時半から5時までの間は必ずどちらかの方がいらっしゃるということで考えてよろしいんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) そのとおりです。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) 今後の、これ非常に、本庁舎のほうで今回初めてなされたと思うんですけれども、非常によい取り組みだと私は思っております。先ほど町長のほうからも答弁ございまして、ほかの支所関係のこともというお話ございました。本庁舎のほうに関しましては、今後どのようにこの辺を取り組んでいくのか、ビジョン的なものがあればお伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 今回ただいま採用しているお二人も含めまして、総合的な案内業務、お客様に失礼のないような対応をできるようなことで、現在も継続しております。このことは先ほども町長からもご説明申し上げたとおり、本庁のみならず各出先機関におきましてもそういったところを職員も含め徹底してまいりたいと考えております。


議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 本日の最後の質問者となりましたが、私からは3問、それぞれ8件ずつ24件の質問になります。簡明に質問いたしますので、簡明にお答え願いたいというふうに思います。
 1問目に、マイナンバー制度における経費削減策と対応について。
 2013年、平成25年5月31日、マイナンバー関連法として、1、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用などに関する法律、2、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用などに関する法律の施行に関する関係法律の整備などに関する法律、3、地方公共団体情報システム機構法、4、内閣法などの一部を改正する法律、4法案が公布されました。
 マイナンバー制度は住基ネットとは異なり、各自治体の自治事務ではないと言われています。しかし、共通番号は住民票コードから生成されることから、我が町でも対応することになります。次のような日程でマイナンバー制度の導入を考え、準備を進めようとしています。2015年、平成27年10月、個人番号の付番と通知カードの送付。2016年、平成28年1月、個人番号利用と個人番号カード交付の開始。2017年、平成29年1月、情報連携とマイポータルの利用開始の順で手続が進められようとしています。この制度で住民情報が漏えいしたり、住民サービスに不公平感が生じないように取り組むべきと思います。
 我が町の対応は、今年度予算の中で情報化推進費委託料11項目の一つとして、マイナンバー制度対応改修業務2,241万円が計上されました。このマイナンバー制度にいろいろと疑問も存在しているようですが、以下の点について具体的に質問を行いますので、明快な回答をお願いし、質問に入ります。
 1、マイナンバー制度に対する町の基本的考えはどのようになっていますか。
 2、今年度予算は、具体的にどのような項目を委託しようとしていますか。仮に政府のスケジュールのとおりと考えた場合、次年度以降の担当課と予算額と款項目はどのようになり、中間サーバーの設置計画と費用はどのように考えていますか。
 3、住基法では、住民票記載事項の漏えい、滅失及び毀損を防止するなど、適切な管理のために必要な措置を講ずることになっていますが、マイナンバー制度の運用に関し責任を持つのは国ですか、富谷町ですか。また、個人番号で庁内連携や外部連携など独自の利用を考えていますか。
 4、情報漏えいについての具体的対策をどのように考え実施しようとしていますか。
 5、個人情報の不正利用、改ざんなどによる被害が予想されますが、財産保全への対策はどのように考え実施しようとしていますか。
 6、条例改正の今後の対応はどのように考えていますか。
 7、町民への周知方法をどのように実施しようとしていますか。計画はどのようになっていますか。
 8、個人番号カードの作成はどこで実施するのか。委託先はどこか。カード交付は有料か。交付は本人確認で実施することになっているが、どのように確認するのか。また、不正取得で被害が発生した場合の責任は富谷町が負うことになるのか。
 2つ目、(仮称)富谷町子育て支援複合施設について問う。
 障がい児通所施設(仮称)こども発達センター「あかいしの森」と一体となっての運営を目指す(仮称)富谷町子育て支援複合施設は、平成26年度当初予算では委託料請負費として、(仮称)富谷町子育て支援複合施設建設予定地除草業務、地質調査業務設計業務、上下水道工事などが計上されています。
 平成22年10月には、公共建物などにおける木材の利用の促進に関する法律が施行され、公共建築物において木材の活用が求められています。今後の施設はこの法律により建設を行うべきだと考えますが、今後の取り組みについて、以下質問いたします。
 1、子育ての相談窓口はどこで行っていましたか。相談状況の経年傾向はどのようになっていますか。この相談に対する対応はどのようにしていましたか。
 2、各種健診受診状況の経年傾向と場所などはどのようになっていましたか。
 3、平成26年度当初予算に工事請負費が計上されていませんが、どのようなスケジュールになっていますか。部屋の数などはどのようになっていますか。
 4、防災対策について、施設面を含めどのように実施しようとしていますか。
 5、障がい児通所施設(仮称)こども発達センター「あかいしの森」は木造2階建てであり、町の施設について木造2階建てとする考えはありませんか。
 6、平成25年度(仮称)富谷町子育て支援複合施設整備基本計画策定業務委託していますが、内容はどのようなものですか。
 7、組織体制は、子育て支援センターと母子健康センター、それぞれ何人程度ですか。職種と身分はどのようになっていますか。
 8、情報化対策はどのように実施していますか。
 3つ目、国立国会図書館の運用管理業務サーバーから不正取得問題と当町の対策を問う。
 今年に入ってからだけでも、情報化に対する種々の問題が出ています。例えば、宮城県庁で今年1月にBiduIMEがダウンロードされて問題となり、最近では暗号化ソフト「オープンSSL」の欠陥が見つかった問題では、2年間も対応を行っていなかったために、図書館などで利用しているシステムの情報漏えいが問題となりました。また、最近の日経PC21の記事ですが、自治体名が明らかになっていませんが、表計算ソフトエクセルから情報漏えいのおそれがあったという記事が記載されています。マイクロソフトのIEは、4月26日ソフトの脆弱性が指摘された問題や、また、5月15日には国立国会図書館のネットワークシステムの運用管理業務サーバーに侵入して内部情報を不正に取得していたことなど、情報化による問題が数多く指摘されています。
 我が町も、情報化では市制に向けた準備とマイナンバー制度などなど、大がかりなプログラム修正作業が行われようとしており、それに伴う処理機能についても早急な対策が求められています。今年に入り、主な入札でも富谷町基幹系通信回線について富谷町サーバー機器賃貸借などが出ていますが、サーバー室はどのような状況になっているのでしょうか。この間、その他の件で質問を行いましたが、セキュリティー対策のための回答ができないと言っていますが、状況の把握もできないでは対策について検討することもできません。この点も含め、以下質問いたします。
 1、情報化とセキュリティー対策に関する町の基本的考えはどのようになっていますか。
 2、この間の一連の問題に対する対策はどのように実施しましたか。どの担当課で実施しましたか。現在何人で対応していますか。
 3、国立国会図書館の運用管理業務サーバー問題が発生しましたが、当町で起こり得る問題と思いますが、対策はどのように考え実施しようとしていますか。
 4、現段階におけるシステム数、業務数、昨年度のシステム改修費と職員数、その作業時間はどのようになっていますか。
 5、業務数が増加していますが、対策はどのようにとろうとしていますか。また、サーバー室の狭隘が問題になりませんか。電源関係はどのようになっていますか。
 6、担当職員の情報化に関する訓練時間は何時間ですか。どこで実施していますか。
 7、職員全員に対する情報化訓練はどのようにしていますか。職員1人当たり何時間で、全体で何時間実施していますか。
 8、基幹系回線の入札が行われましたが、特に経費削減策はどのようにとりましたか。
 以上、24件について質問をし、1回目の質問を終わりたいと思います。以上です。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
 3点とも個別の質問のようでありますので、大半は個別の答弁とさせていただきたいというふうに思います。
 マイナンバー制度につきましては、大変大きな事業の一つでございまして、国の決定にあわせて今順次その導入に向けて鋭意進めているところでございます。臨時給付金の支給も含めて、こういった折々の制度導入にあわせて、間違いなき、そしてまた万全な体制を組んで、町、そしてまた町民の皆さんともども受けとめていただく、そういった制度導入に尽くしてまいりたい、このように思います。
 子育て支援の複合施設につきましても、明石台小学校があのように開校準備しましたということで、あそこの場所での公共用地の活用というふうなことで浮上したのがこの富谷町の子育て支援複合施設であると。そしてあわせて、10万人規模に1カ所創設されるべき施設の1つが、黒川圏域を圏域とするこの施設が富谷町のあの場所にと、ちょうどころ合いよく相隣接し、相連携できる施設としてというふうなことで整い、27年の開設、そして1年おくれの28年開設、このような段取りで現状進行しているところでございます。その根っこには福祉健康センターの老朽化といいますか、使いでの不自由さというふうなこともこの間浮上しておりましたし、対象児童数、そしてまた、出生者数の大きな層といいますかね、数の多い南部地区にというようなことでの経緯があったことも申し添えさせていただきます。
 3つ目については、全て担当課ということにさせていただきます。個別には担当から申し上げます。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 大きな1番の問い、最初の1問目でございます。
 こちら、総務省がもう既にお示ししていたとおりでございますが、行政事務の簡素化、あとは住民の利便性の向上と、この大きな2つを基本的な考えとして持ち合わせてございます。
 2問目でございます。委託業務につきましては、本年、住基システムの改修を予定してございます。担当課は総務課、款項目は総務費総務管理費情報化推進費、予算額につきましては次年度以降につきましてはまだ現段階においてはまだ未定ではございます。中間サーバーにつきましては、ただいま現在宮城県が推奨しております共同での利用というようなところについて今検討されておりますので、今後情報の収集に当たりたいと思っております。
 問いの3番目でございます。こちらは番号カードの発行などはもともとは国の法定の受託事務であるというようなことではありますけれども、住民の情報の管理、基本的な管理につきましては市町村にあるというような考えを持ってございます。今後庁内及び外部との連携というようなことでございますが、こちらは近隣市町村の動向を見きわめながら検討してまいりたいと思っております。
 問いの4番目でございます。情報漏えいについてということでございますが、現在、サーバールームの入室の管理等につきましては、今後生体認証の導入を現在検討してございます。
 問いの5番目でございます。不正利用、改ざん等についてということでございます。アクセス管理と情報の倫理教育によってそれらを今後さらに徹底し、対応してまいりたいと思っております。財産保護対策につきましては、番号情報の利用の状況が、今後、議員ご承知のとおりマイポータルサイトというようなのが今後運用開始されてまいります。これをさらに周知してまいりまして、利用者にご利用いただけるような環境づくりに努めてまいります。
 問いの6番目でございます。条例の改正への今後の対応ということでございます。当然、これに伴う条例の改正は必要となってございます。適宜対応を考えております。
 問いの8番目でございます。作成はどちらでということでございます。現在、町民生活課を主体として考えております。委託先は既に国のほうへお示ししております。地方公共団体情報システム機構法第22条の規定で定められている委託先になろうかと思っております。また、有料かどうかということにつきましては、現在国で検討されておりますので、今後推移を見守りたいと思います。申請交付の本人確認というようなところにつきましては、法の第16条に基づきまして、免許証等の掲示を求めるようになろうかと思います。不正取得は犯罪であります。そうなれば当然罰則規定が適用されてくるというようなことを考えれば、町が責任を負うのかということではございますが、他人に損害を加えた場合においては国家賠償法の定めに従っていくような形になろうかと思っております。
 大きな3つ目でございます。
 問い1番、情報化セキュリティー対策に関する町の考え方というようなことでございますが、まずは情報化として考えるところとしては、事務処理の軽減と住民の利便性の向上のためには、やはりシステム化はなくてはならないものであると思っております。なお、セキュリティー対策、こちらについては大きく3つございます。やはり漏えいを防ぐための機密性であり、あとは使いやすさである可用性、もう一つは正しい内容であることというようなことで完全性、その3つを徹底してまいりたいと思っております。
 問いの2番目でございます。こちらはインターネットのエクスプローラーの脆弱性がこのたび問題になったかと思います。現在、町の庁内のネットワークシステムにおいて、事故の発生後、発生前より情報の漏えいについては重々十分なる対策を講じておりまして、今回においてもテストはしたものの、特段支障はございませんでした。今後これに関する、それにつきましては改めて新たな対応は今回は用いてはございません。対応というようなところでは、総務課の情報化推進班が3名で対応してございます。
 問いの3番目でございます。こちらは委託業者による情報の盗難というようなことでございますが、庁内におきましてはファイアーウオールまたは内部情報のファイルサーバーへのアクセス制御とアクセスログの監視を常に行っております。そのことによって、今回国会図書館で起きたような事案というのは、町では絶対とは申し上げられませんが、極力今の対応で十分であろうと考えております。
 問いの4番目でございます。システム数は49システムで、74業務となってございます。3月の定例議会後につきましては、子ども・子育て支援新制度対応システムと、あともう一つは臨時給付金対応システムの2つを新たに導入してございます。昨年度のシステムの改修費ということでございます。こちらは148万円ほど支出してございます。また、従事したシステムエンジニア、SEにつきましては2名で、作業時間は177時間となってございます。
 問いの5番目でございます。サーバー室の狭隘についてというようなことでございます。議員おっしゃるとおりでございまして、既にラックがほぼ埋まってきている状態になってございます。今後の対応につきましては、データセンターへの移設であるだとか、クラウドシステムの利用、サーバーの仮想化の技術等々を今後検討して、サーバー機器の設置台数の縮小に努めてまいりたいと考えております。
 問いの6番目でございます。担当職員の訓練時間はというようなことでございます。改めて情報化推進班の担当職員についての訓練は実施してございません。それぞれにおいて担当職員が種々の情報の収集に当たって現状の最新の情報を得ているというような対応にしてございます。
 問いの7番目でございます。職員全員に対する情報化の訓練ということでございます。全員に対する情報化の訓練は実施してございません。ただし、新規採用職員向けに対しては、初めてさわるような職員については情報のセキュリティー研修を実施しております。おおむね1人当たり実習時間4時間ほどの訓練を受けていただいているところでございます。
 問いの8番目でございます。基幹系回線の入札とともに、今後の軽費の削減はというようなことでございます。1つには、競争入札によってコストのダウンが大幅に見込まれることが1つ。また、仕様の内容につきましては、現在通信の回線について、十分内容について町としての対応が可能であるというようなことから、大幅な仕様書の内容の見直しは図ってはいないところでございます。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場悟君) 私のほうからは、大きな質問の2番、(仮称)富谷町子育て支援複合施設についてお答えいたします。
 まず、問い1でございます。子育てについて相談する機会といたしましては、母子手帳を交付する際やお子さんが生まれてから一月以内に行う新生児訪問、3カ月児健診などがありますので、節目、節目にその都度母子の心身の状況を確認するとともに、育児の相談を受けております。また、本人からの要請があれば、電話や訪問等により、保健師、栄養士、心理相談員が窓口となりまして相談に応じております。それから、こちらで気になるケースがある場合については、こちらから連絡して状況を確認する場合もございます。相談件数につきましては、年々増加傾向にございまして、平成25年度については訪問や電話により年間約3,000件、特に訪問指導については平成21年度と比較しまして約1.5倍となってございます。
 次に、問い2でございます。健診の会場につきましては、福祉健康センターと中央公民館の1階部分を利用して行っております。健診の受診状況については、ここ数年来出生者数が年間450名前後で推移していることから、受診者数についてもほぼ同様の傾向を示しております。
 問い3でございます。工事請負費の予算につきましては、今後補正予算に計上いたしまして平成27年3月の工事契約締結を目指します。施設の部屋の数につきましては、子育て支援機能を有する1階の部分には交流エリアとなりますふれあい広場を配置し、事務室、医務室、相談室、会議室、研修室と8から17程度を配置する予定でございます。また、母子保健機能を有する2階部分につきましては、健診のための身体測定室、内科・歯科・視聴覚検査室、保健相談室を配置し、保健事業のための栄養指導室、ことばの教室、研修指導室等、1階と同程度の室数を配置する予定といたしております。
 続いて、問い4でございます。災害時における障がい児・者等の一時的な福祉避難所としての位置づけを考慮いたしまして、建物の耐震性を建築基準法で定める基準に従い設計施工を検討しております。また、太陽光パネルですとか、蓄電池の配置、災害備蓄倉庫の整備及びLPガスの使用等を考慮しました実施設計を進めてまいります。
 問い5でございます。災害時における避難所機能を考慮いたしまして、木造と比較してより耐震性、耐火性にすぐれた鉄筋コンクリート造2階建て施工してまいりたいと考えております。
 問い6でございます。建築基準法等における諸条件の調査を初めとしまして、上下水道、ガス、電力、通信等の供給状況の調査、それから建設予定地でのこども発達センターあかいしの森を含めた建物配置計画が主なものとなってございます。
 続いて、問い7でございます。(仮称)富谷町子育て支援複合施設の職員数につきましては15名程度を見込んでおりまして、事務職3名、保健師6名、栄養士1名、保育士1名を配置する予定としてございます。また、臨床発達心理士や看護師等の専門職を3名程度非常勤職員として配置する予定としております。
 問い8でございます。インターネット回線の敷設を初めとしまして、本庁及び各出張所を結ぶネットワークにより、情報の共有化を図ってまいります。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) この際、午後3時10分まで休憩をいたします。
     午後2時57分 休憩


     午後3時10分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 これより小川昌義君の質問は一問一答により行います。13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) それでは、マイナンバー制度のほうから質問したいと思います。
 知っていることだと思うんですが、一応基本的な考え方ということで、番号制度というのは何行の番号を打とうとしているんですか。個人番号ですけれども。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちら予定されているのは12桁だと思います
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 法人の場合は何桁。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) これは13行でございます。13桁ですね。失礼しました。(「えっ」の声あり)13桁。桁。
議長(浅野幹雄君) いいですか。13桁。終わりですか。13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 本当にコード番号が13……。法人の場合13桁でよろしいですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 個人番号につきましては12桁、法人番号については13桁ということで承知しております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) この、私が持っている資料ではちょっと違うんですが、それでよろしいということであれば、そのようにしていただきたいというふうに。この番号ですけれども、これは誰が番号をつけることになっていますか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちらのほうは番号については住民カードが既に交付されてございますが、住民の番号をもとにということで伺っております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) それは国がやるんですか。それとも、富谷町が行うんですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 付番につきましては、最終的には当然町のほうで記載するようになります。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 先ほど中間サーバーについてちょっと回答いただいたわけですが、これは中間サーバーは宮城県が実施するということなんですか。それとも、国が実施をして宮城県が実施するということなのか、どちらが優先されて実施されようとしているんですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちら、議員も重々ご承知のことかと思います。ソフトウエアの開発につきましては、当然原則一括で国というようなことが示されておると思います。中間サーバーにつきましては、それぞれの各自治体にということが当初であったかと思いますが、それではコスト面のことも踏まえ、現在県のほうで一括にてというようなことで検討がなされているというようなことになっております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) そうしますと、今の段階では県主導で進んでいくと。この中間サーバーについてはそのように理解してよろしいわけですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちらは県のほうより情報のほうを逐一収集をしてまいりたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 回答はなかったんですが、今回の制度そのものというのは住民の生活にも影響が出る内容だと私は思うんですが、これに対する住民への説明、こういうものについて先ほど質問の中には回答はありませんでしたが、説明のどういう形で説明をしていくのか、質問したいと思います。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちらは、報道関係でも既にマイナンバー制度については全国民の方への周知ということは報道されているかと思います。なお、その詳細につきましては、来年の10月に正式に通知カードの送付というのが予定されております。町といたしましても今後広報等を通じて一定の詳細についてご説明をさせていただこうと思っております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 要するにプライバシーの問題も含まれているのでね、ハードを構築する前に、やはり住民にしっかりとこの制度について理解をするというような説明会など、広報だけではなくて、ホームページだけではなくて、そういうものを設けていくべきだと思うんですが、その辺についてはいかがですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) ただいま申し上げたとおり、まずは広報等において周知を図ってまいりたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 広報だけでは十分ではない。そういう意味では、やはり各地域での説明会とか、こういったものを十分に実施していくべきと思いますが、その辺についてはいかがですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) まずは広報にて周知を図ってまいりたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 広報だけという、10月までに単なる広報だけで、プライバシーがかなり問題になってくると思うんですよね。それを単なるそういう広報だけというのではなくて、やはり住民にしっかりとこのマイナンバー制度に対する周知を図っていくということが必要だと思うんですが、再度その辺について質問したいと思います。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちらのマイナンバー制度導入に当たりましては、当然課題としてはセキュリティーというようなプライバシーの保護というところは当然発生してくる大きな問題になろうかと思います。その辺のところは重々慎重に進めながらというようなことで、現在作業は進められているものと考えております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) やはり十分に町民に説明を図って理解を得て実施していくべきと思うんですが、それでは先ほど運用の責任を持つのは国か、富谷町かという質問に対して、私の聞いた部分については運用に関しては富谷町が運用について、刑事罰についての責任は富谷町というようなふうに伺ったんですが、その辺について再度回答をお願いしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 不正に利用、改ざん等なされた方については当然刑事罰というようなことにつながってくるかと考えております。また、それ以外の一定の住民の情報の管理というようなところについての責任というようなところについては、各市町村になってくるかと思っております。また、改めてマイポータルサイトというようなものにつきましては、コアのシステムのほうに直接アクセスできる、した上での確認の情報の流れとなっておるかと思いますので、その辺のところをなお徹底してまいりたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 今コアの部分もお話しいただいたわけですが、この情報提供を住民がですよ、住民が情報提供を求めた場合の判断ですね。情報、個人情報なのか、例えばストーカー事件とか、こういった問題などが発生して住民票を見せてくれとか、そういった問題についての問題が発生した場合、こういった場合の対応というのは、富谷町はどのような対応をとろうとしているか、このマイナンバー制度を含めて。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 犯罪が発生したときに住民票の掲示を求められるケースというのは、逆にどういった場合でしょうか。公的に警察機関だとか、裁判機関から公的な照会を受けたものについては当然町としてもそのようには対応となりますが、それ以外については一切プライバシーというようなところで公表することはございません。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 例えばストーカー事件なんか絡んで情報提供を求められた場合には、これは事件だからという以前の問題、その前段の問題ですよ。そういう場合についてはどのような対応をとるんですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 警察機関から正式にそういうような照会を受けた時点において、当然臨機応変に対応するようになろうかと思います。事件発生前であったとしても、事件が起こり得る可能性があるというようなので警察が動いているのであれば、当然行政としても協力していくべきかと考えております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) それでは、この間、国会なんかでもちょっと問題になっているんですが、戸籍がない人、それから住民票のない人、こういった人に対する対応は富谷町の場合はどのように考えていますか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 具体的に戸籍のない方とか、具体例につきましては、まだ詳細には煮詰めている段階にはございません。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) では、住民票のない人のサービスはどのように。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 現在、マイナンバー制度の流れについて、今、国、県、市町村で構築の段階にございます。その段階において具体例を今ここでお示しするものは何もございません。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 大分この住民説明も含めてということに先ほどから言っているわけですけれども、こういった問題が発生しかねないということもありますので、こういったことについてやはり対策というものを十分に練ってやっていくべきと思いますが、再度こういった住民票のない人のサービスに対する考え方について、もう一度質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちら富谷町に関するだけ特化する問題ではございません。あくまで戸籍のない方、住民票のない方につきましては、全国一斉の課題だと思われます。そういったことから考えれば、今後この制度を導入するに当たりましては、当然一つの課題対応というものが国等に示されるものと考えております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) それでは、条例ですけれども、条例については、この条例についてはいつごろどのような形で考えているのか、質問したいと思います。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちら、現在町のほうでは条例としてはおおよそ50、規則として約20件ほど改正の必要性があるのではなかろうかということで、今現在検討中でございます。その作業に当たりましては、来年の、先ほども申し上げたとおり来年の10月には個人への通知の発送が控えておりますので、その前までには条例の改正等を進めていく必要があろうかと思います。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) もちろんこの条例には、個人情報保護法に基づく内容というものは入っているというふうに理解してよろしいですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) そのとおりでございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) また、情報の不正利用、漏えい、こういったものについても同様に考えてよろしいですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 同様になろうかと思います。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 中間サーバー、先ほどおっしゃっていましたが、計画段階ということですが、大まかな県全体でもその費用というか、こういったものの試算というものはできているんですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 現在具体的なものは何も示されてございません。県のみならず、国のほうもインターフェースのシステムについてはまだ未構築というようなことになってございますので、今後その辺のところもおいおい示されるものと思っております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 中間サーバーに蓄積される情報ですね。これはどういう情報が蓄積されようとしているわけですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちらには個人の番号のみというように伺っております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 前から問題になっている中間サーバーですけれども、町全体もそうですけれども、こちらのほうの今後の展望とですね、情報化の展望にあわせて将来的にどのような方法を考えているか、ちょっと質問したいと思います。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 中間サーバーの今後の運用ということでございましょうか。あくまでも今回のマイナンバー制度導入については、住民の利便性の向上というようなものが一つ大きいものとしてございますので、それにつながるようなシステムの構築になっていくものであると考えております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 全体の業務の運営とか、そういうものもあると思うんですが、いつも問題になっているクラウドの問題とか、こういった問題と一緒にこのマイナンバーというものについて、先ほど何かどこかに委託するような発言ありましたけれども、こういったことについては十分に考えているというふうに理解してよろしいですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。 こちら、サーバールームの今後のシステムの台数の縮小につなげるがために、そういうような内容について外部委託も含めて検討をしていく必要があろうというようなことで、もう既に担当レベルでは検討に入ってございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) いずれにせよ、このマイナンバー制度、それから市制、この両方を同時に実施をしていかなければならないというような状況の中に、本日情報を得たわけですが、これは情報入っているかどうか、多分入っていらっしゃると思うんですが、自治体の決裁ね。決裁手続が会計処理システムの公開、変革ということが入っているわけですが、これも2015年春に実施せよというような情報がたまたまきょう見ていましたら入っていたんですが、こういったことも含めて非常に大きな作業量になると思うんですが、この辺の対応というのは十分できるというふうに考えていますか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 現在国で示されている今後の計画、日程等について、もう既に若干おくれるような情報も入ってございます。ただし、市町村においては当初示された計画に基づいて予算化も含め進めていく必要があろうかと思っておりますので、多かれ少なかれその計画に基づいて今後進めてまいりたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) このカードなんですけれども、カードね。これは先ほどはっきりしないと言っているんですが、これはどちらにウエートが置かれていますか。有料なのか、無料なのかということです。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちら、先ほど申し上げたとおり、現在まだ国で検討中であるという回答のみでございますので、ここでお答えすることはできません。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 富谷町としてどのようにしていこうとしているのか、また、どのぐらいの程度のカードが料金になるのか、この辺について質問したいと思います。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) ただいま申し上げたとおり、ここでお示しするものは何もございません。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) それでは、次に、国会図書館のほうの不正、大分自信を持って情報漏えいがないというふうにおっしゃっているというふうに思うんですが、本当にうちのシステムの中でそういった情報漏えいが発生しないというふうに見てよろしいですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 議員おっしゃるように、国立国会図書館で起きた問題につきましてはあくまでもその委託業者の不正取得というようなところが大きな問題となってございました。富谷町におきましては、それに関してはアクセスの管理、アクセスの制御、ファイアーウオール等において委託業者が直接町のサーバーのほうに侵入することは不可能でございますので、現在はその図書館で発生したような事案については起こり得る、町では起こり得ないと考えております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) ものを改修するのに、サーバーにアクセスしないでできるんですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) あくまでもこの委託業者が、富谷町についても委託業者はございますが、委託業者が立ち入るに関しては、町の担当職員が必ず張りついております。そういうような不正、改ざん等が起こすようなときには、まずはその辺のところの監視というようなところも含めておりますので、機械のみならず職員立ち会いのもとで業務のほうを遂行していただいておりますので、図書館で起きたような問題というのは発生し得ないと考えております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) どこの改修においても、富谷町がとっているような対応というのは当たり前の常識なんですよね、それは。その中でこういうことが起きるということについて、やはり起こり得るんだということなんですよ。改修そのものというのはサーバーにアクセスしないでできますか、本当に。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 不正取得というようなところにつきましては、先ほど申し上げたとおり倫理的なものも当然あろうかと思います。ましてや図書館で発生した事例については団体で起こしたものではなく、一職員での問題であるというようなことで情報のほうを得たところでございますので、そういったところも含めて倫理的なものもあり、実際に議員がおっしゃるように機械ですのでそういったことは100%ないとは言い切れませんが、その辺のところは徹底している、町としては徹底して対応しておりますので、まずは現状においてはそういったことは起こり得ないであろうと考えております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 起こり得るんだというふうな立場に立つのか、起こり得ないんだという立場に立つのかでは大分違うと思うんですよ。そのサーバーにアクセスしないで改修できますかという質問なんですが。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) もちろんそちらのほうにはサーバーのほうには入っていかないと改修はできないのは承知しております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) そのとおりですよね。サーバーにアクセスしなければ改修できないわけです。そうしますと、そのサーバーと改修用の機器との間のやりとりがありますよね。これがこの国会図書館の問題なんですよ。と私は理解しているんですが、その辺は理解できますか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 議員おっしゃるとおり、制御につきましてはどこの事業所においても一定の制御はされているかと思います。町としても十分な対応のもとで、全住民のプライバシーの内容を把握しておるというようなことも踏まえながら、プライバシーの保護も含めてセキュリティーには徹底を期しているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) そういう状況でありますので、やはり十分なこの対策というか、この辺については講じていってほしいと思うんですが、ところで今現在、この情報化の対応している人数は何人で対応していますか。専門的に実施していますか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 議員のおっしゃる専門的というのはどういうことかわかりませんが、担当職員としては3名配置してございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) その担当3人、経験年数はどの程度ですか。情報化に対する経験年。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 詳しい年数を示す資料は持ち合わせておりませんが、一番長い職員であれば五、六年にはなろうかと思います。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) その五、六年ぐらいのもうちょっとしていたと思うんですが、それはいいんですけれども、その3人の中の五、六年、あと何年ぐらいなんですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) あとはことしの1月から配属した新しい職員が1人、あとはこの4月からの新規採用職員が1人ということで3名で対応しております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 今お聞きしたとおりなんですよね。ですから、非常にこの3人は専門に実施をしているというふうに理解してよろしいですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) そのように配置をしてございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) そうしますと、そのほかの担務というものはないというようなことでよろしいですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 済みません。そのほかの何とおっしゃったのですか。(「担当」の声あり)その情報化推進班以外にということですか。その推進班として3名のみでございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) その3名がその情報化だけを実施しているということではないということですか。それとも、それだけを実施しているということですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 3名のうちの今申し上げた一番経験年数の長い職員を筆頭として、この1月からの職員が全くの専属と。そして、もう1人につきましては、業務分担は一定は分けてはおりますが、主としてそちらのほうを持たせてございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 非常にマイナンバーにしろ、市制にしろ、今度の財政システムについても、この人数ではちょっとやり切れないのではないかと思うんですが、その辺については担当課としてはどのように考えていますか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちらにつきましては、マイナンバーの事前の研修会というものを庁内にて実施しております。その参加者については全課の1名ずつ出ていただいての研修というようなことで、いずれそのメンバーを中心にマイナンバーに対するグループを設けたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) ですから、例えばマイナンバーのグループといったときには、グループは何人なんですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 今ここで何名というのはちょっと持ち合わせておりません。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) かなり重要な問題で、人数も非常にかかるし、時間もかかると思うんですが、これに対する専門的に実施すべきだと思うんですが、その辺についてはいかがですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 現在それに特化した職員というような考えは持っておりません。あくまでもその電算の情報推進班の職員を中心にということで考えております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) その数少ない、なおかつ経験も薄い、こういった状況の中で、先ほどの質問の回答では訓練時間が、情報化に関する訓練がなされていないというようなことに回答いただいているわけですが、これでは新しい職員にしたって、情報化に対する取り組みというのはできないと思うんですが、この辺についてはいかがですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) ただいま議員おっしゃるように経験が薄いとおっしゃいましたが、個人能力の差がやはり大きくある分野かと思います。仮に担当を持たせて五、六年であったにせよ、能力にたけた職員であれば十分なノウハウを得るものと考えております。その職員をもって中心に今後は進めてまいりたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 情報化で向いている人と向いていない人といろいろあると思うんですけれども、そういう広い意味でそういった情報化に向いているような職員を募集しながら情報化を進めていくというような考え方はありませんか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 町の業務はもちろんマイナンバー制度大きな業務の一つでございますが、町の業務は多種にわたります。その都度プロジェクトチームを発足したりだとかの対応をしておりますので、マイナンバー制度についても同様な形で今後進めてまいりたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 次に、サーバー室ですけれども、サーバー室の、私もサーバー室ちょっとどのようになっているのか、課長にも調査させてくれと言いましたら、できないということなんですが、これはどうしてそのような状態になっているんですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) これは議員のみならず、第三者の方の入室は一切禁じてございます。あくまでも入室ができるのは限られた職員、また、限られた業者というようなことで徹底してございますので、ご理解いただければと思います。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) そのサーバー室がどのようになっているのかというのを、これは何かの委員会でもつくって調査しないとわからないというようなことなんですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) サーバールームはご存じのとおり大変プライバシーのデータが入っている部屋となってございます。そういったことで、今回も生体認証というようなことも検討しているぐらいでございますので、それだけデリケートな部分でございます。誰彼という入室は禁じておるというようなことでご理解いただければと思います。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 経費もかかっているしね、いろんな、確かにセキュリティーとかそういうものあるわけですけれども、どのような、サーバー室がですよ、どのように狭隘化しているのか、電源はどうなっているのか、電源の容量はどうなっているのか。こういったものについてもやはり調査するということが必要だと思うんですが、その辺についてはどうですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 一定の資料はお示しすることはできるかと思いますが、そこに入室ということについては禁ずるということについてご理解いただければと思います。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 大きな理由は何ですか。その外から見るのと、この入ったのと、大きな違いというのはどこにありますか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちらには戸籍に関するシステムが入ってございます。それに基づいて戸籍に関しては一切部外者の立ち入りは禁ずるというようなことになっておりますので、それを含めてサーバールームへの入室は禁じているというのが原則としてございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) サーバー室に入れば戸籍が見えるんですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 決してそういうことではございません。戸籍のシステムについて、関係者以外は立ち入りを禁ずるというようなことで定められてございますので、そういったことで第三者の方の入室はご遠慮いただいているというようなところでございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 情報が漏えいするからだめだということでよろしいわけですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) この話は多分堂々めぐりになるかと思いますが、一切第三者の方については禁じているということにご理解いただければと思います。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) そうしますと、ある程度の文書ということになる……。いう発言あるわけですが、どの程度の文書だったら出せるということなんですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 一定の、議員がお知りになりたいような内容をお示ししていただければ、それに基づいた形でお示しできるかと思います。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) そうしますと、サーバー室には入れないということであれば、改修している作業についてはどうですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 改修している作業についてはどういうことかとおっしゃいますと、ちょっと意味が理解がわかりませんが、改修が必要なときには当然その対応ということになろうかと思います。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 改修がどのように行われているのかということについて知りたいという場合にはできるのかということなんですが。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 改修内容等につきましてはお示しすることができるかと思います。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) そうしますと、改修の内容についてはどういう、前にも質問しているんですが、どういう形で改修内容というのは成果物として来ているんですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 改修内容成果物、成果物というのはちょっとわからないんですけれども、その都度法の改正等があれば、それに応じた形でのシステムの改修というようなこともありますし、その運用の仕方について利便性が高いものを求められるようになれば、当然そういうような改修は必要になろうかと思います。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) そうしますと、その成果物というものは、成果物というのは改修したときの成果物というのは何によってなされていて、その1回改修したものは何回か修正するということはあり得るんですか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 改修が必要なときにおいては、そのシステムが速やかに運用できるものであるかどうかの確認は当然必要になってまいります。また、それがこちらが求めているものであれば、それは成果となろうかと思いますが。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 時間がなくなりましたので、富谷町の子育て複合施設についてお伺いしたいというふうに思います。
 これの6番目ですけれども、基本計画委託というふうになっていて、先ほどちょっと別な資料を見ていたんですが、再度質問内容について報告願いたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場悟君) 建築基準法等における諸条件の調査を初めといたしまして、上下水道ですとか、ガス、それから建設予定地でのこども発達センターあかいしの森を含めた建物配置計画が主なものとなってございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) それで、これの複合施設の基本計画が設計で出されたんです、この委託業務として出された成果、要するにどういうものかというものは、どういう内容のものがこれに入っているんですか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場悟君) 主に今回基本設計の中では建物の配置計画というところがメーンになってくるかと思いますが、敷地内でほかの住宅ですとか、日照の問題ですとか、そういったものをいろいろ考慮いたしまして、十何案かの中で一番最適なものというところでの配置となったものでございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) この前全協で(仮称)富谷町子育て支援複合施設整備基本方針というものが出されたんですが、これですね。全協で。これ、平成24年12月になっているんですが、これはこのとおりでよろしいわけですよね。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場悟君) そのとおりでございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) これの入札はいつ入ったんですか、これ。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場悟君) ちょっと記憶定かでございませんが、20……。ちょっとお待ちください。済みません。記憶定かでないんですが、26年の3月の成果ですので、25年の多分後半ぐらいかと思います。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 要するに、これが入札によって得た結果なんですか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場悟君) これはこれをもとにして、基本方針をもとにいたしまして基本設計をしていただいたということでございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) この子育て支援複合施設基本計画策定ですからね。基本計画策定。ですから、今私たちに示された資料は24年の12月のものが示されたんです。これがね。基本計画策定。それで、入札が25年のこれ示される前、25年の4月26日に入札されているんですよ。要するに、施設が、基本方針が決まっていたにもかかわらず、入札にかかったようにしか見えないんですが、それはいかがですか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場悟君) 基本方針をもとにしまして基本設計がなされたということでございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 町長にお伺いしたいんですが、この24年の12月に出されているものがですよ、後にこの入札にかかっているようにしか見えないんですが、その辺いかがですか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 今、子育て課長が申し上げたとおりです。それをもとにして業務の設計委託を入札に諮ったということですから、何らそごはございません。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 私が常にネットにアクセスしているわけですが、この仕様書が4月13日に公開されました。仕様書がね。その際に、これも一緒に25年4月のものが一緒に入っているんですよ。公表されて。これはどういうふうに考えますか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。もとい、子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場悟君) この内容につきましては、25年、議員おっしゃいました日付のものだったそうですが、中身につきましては24年12月のものと同様でございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) その24年12月ではなくて、25年の4月に出されたやつは、この内容以外があるわけですよね。それで出しているんですけれども。ちょっとおかしいと思うんですが、その辺どうですか。
議長(浅野幹雄君) これをもちまして本日の一般質問を終わります。
 これで本日の日程は全て終了いたしました。
 本日はこれにて散会いたします。
     午後3時52分 散会

平成26年第2回定例会議事録(第2号)

平成26年6月4日(水曜日)

出席議員(17名)

  • 3番 菅原福治君
  • 4番 出川博一君
  • 5番 高橋正俊君
  • 6番 小泉光君
  • 7番 浅野直子君
  • 8番 安住稔幸君
  • 9番 三浦邦夫君
  • 11番 佐藤克彦君
  • 12番 山路清一君
  • 13番 小川昌義君
  • 14番 細谷禮二君
  • 15番 佐藤聖子君
  • 16番 永野久子君
  • 17番 磯前武君
  • 18番 渡邊俊一君
  • 19番 相澤榮君
  • 20番 浅野幹雄君

欠席議員(1名)

  • 9番 森栄君

説明のため出席した者

  • 町長 若生英俊君
  • 企画部長兼企画部経営企画課長兼市制移行準備室長 荒谷敏君
  • 福祉部長 小野一郎君
  • 建設部長 鴇謙一君
  • 総務部総務課長 菅原俊司君
  • 総務部町民生活課長兼東向陽台出張所長兼富ケ丘出張所長兼あけの平出張所長兼日吉台出張所長兼清掃センター所長 亀郁雄君
  • 福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター所長兼保健福祉総合支援センター所長 安積春美君
  • 福祉部健康増進課長兼食と栄養推進室長 奥山育男君
  • 福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセンター子育てサロン所長 浅場悟君
  • 建設部都市整備課長 伊藤正君
  • 建設部都市計画課長兼設計業務統括室長 佐々木俊男君
  • 総務部総務課参事兼危機管理室長兼危機管理監 新田武君
  • 教育長 菅原義一君
  • 教育次長 及川芳彦君
  • 教育部長兼富谷中央公民館長兼富ケ丘公民館長兼東向陽台公民館長兼あけの平公民館長兼日吉台公民館長 小松巌君
  • 教育部学校教育課長 神田能成君

事務局職員出席者

  • 事務局長 山田豊
  • 次長 富澤裕
  • 主任主査 津久家直美

議事日程 第2号

平成26年6月4日(水曜日)  午前10時00分  開議
第1 会議録署名議員の指名
第2 一般質問(通告番号5番~8番)

第2日目  6月4日(水曜日)
4番 出 川 博 一 議員
1 再度、出張所の行政サービスを考える
2 役場内の会議について
3 補助金の助成団体を考える
18番 渡 邊 俊 一 議員
1 町内会館の建て替えについて伺う
15番 佐 藤 聖 子 議員
1 ゲームやネットの現状と学力調査、教育委員会制度について
2 (仮称)富谷町子育て支援複合施設について
7番 浅 野 直 子 議員
1 保健事業の取り組みについて
2 公園整備について

本日の会議に付した事件

 午前10時00分 開議
議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
 ただいまの出席議員は17名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
 議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。


     日程第1 会議録署名議員の指名
議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、15番佐藤聖子君、16番永野久子君、17番磯前 武君の3名を指名いたします。


     日程第2 一般質問
議長(浅野幹雄君) 日程第2、一般質問を行います。
 通告順に発言を許します。4番出川博一君。
4番(出川博一君) 皆さん、おはようございます。
 それでは私から、3点について質問いたします。
 まず最初に、再度、出張所の行政サービスについて伺います。
 前回3月の第1回定例会におきまして、私、質問させていただきましたけれども、私は、土曜日曜祝日の窓口サービスは必要であり、実施すべきだと考えております。具体的には、本庁及び成田出張所での時間外窓口延長を廃止し、成田出張所で9時から17時までの休日開設をすべきではないかと思っています。町が実施したアンケート調査結果及び3月27日開催の議会報告会での要望もあり、再度検討していただきたく、5点について質問いたします。
 1つ、平成25年度窓口サービスでの業務内容及び取扱件数を分析し、今後の対処方針をどのように考えておられるのかお尋ねします。
 2つ目、一歩進んだ効果的・効率的な体制のあり方が課題との認識を示されていますが、その後の検討状況と今後の方向性について伺います。
 3つ目、成田出張所で通常業務のほかに土日祝日も9時から17時まで開所した場合の初期投資経費、毎年の維持管理経費及び人員体制の試案、試しの案をご提示いただきたいと思います。
 4つ目、時間外窓口延長制度を廃止した場合、窓口サービス低下を防ぐ次善の策はないのかお尋ねします。
 5つ目、複数配置せざるを得ないという出張所の人員体制の改善方策はないのか。
 以上、出張所の行政窓口サービスについて伺います。
 次に、教育長が出席できない役場内の会議について伺います。
 町では執行機関としていろいろな施策を検討され、協議され、機関決定されていると思いますが、住民サービスに係る諸施策がどのような過程を経て実施されているのか、富谷町の庁議を中心とした、庁議って町の会議ですけれども、を中心とした会議の実態等について伺います。
 1つ、庁議の種類とその内容は。
 2つ、会議議事録の作成とその内容は。
 3つ目、各種会議との関連性を含め、重要な施策はどのようにして決定されているのか。
 4つ目、危機管理に対する協議はどのような会議で、メンバーがどのようなメンバーで、さらにどのような決定がなされているのかお尋ねします。
 最後に、補助金の助成団体について伺います。
 町では綱領等により多くの団体に補助金を助成し、その団体の事業を支援し、かつ育成を図っているものと認識しています。この補助金助成に当たり、町の指導及び関与等について伺います。
 補助金の助成団体及びその長が、1つ、選挙運動をすることへの見解を求めます。2つ目、政治活動することへの見解を求めます。3つ目、選挙運動、政治活動することは補助金の趣旨にかなうものかお尋ねいたします。
 以上、私からの質問です。よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それではただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
 最初の出張所行政サービスということでありますけれども、土日祝日の窓口の設置というふうなことでございます。結論を申し上げますと、あのようなイオンの結果を受けて、現状では厳しい、難しいというふうなところでございます。
 取り扱いの件数、現状分析については後ほど担当から申し上げます。現状、今後の対処というふうなことでいえば、現状を踏襲、当面せざるを得ないと、このようなことでございます。
 2つ目は、1番目と似ているところでありますけれども、何度も申し上げますとおり、本庁での5時半から7時、そしてまた成田出張所での5時半から7時、この辺については申し上げているとおりでございます。本庁での全業務取り扱い、そしてまた成田出張所での全業務取り扱いというふうなことからして、本庁に5時半以降7時までの間、ほぼ平均的に15人、時差勤務の中で正規の勤務時間として勤務しておるというふうなところ、そしてまた成田については15人程度の利用というふうなことで三千数百人というふうなことの利用を申し上げてきているところでありますが、そのような中で現状、方向性を示せる状況には現状ないというふうなところでございます。
 4つ目については次善の策というふうなことでありますが、これもまた1、2とつながりますけれども、当面次善の策も見出せないというふうな状況でございます。なお、そもそも行政として時間延長している自治体をこの近隣確認をいたしました。大郷町は月2回、行政機関を開いていると。塩竈市、松島町、大和町、大衡村、こちらは週1回だそうです。こちらについては、失礼しました、月金のレベルですね。月金のレベルで、大郷町は月2回7時まで、塩竈市、松島町、大和町、大衡村は週1回7時までと。塩竈市だけは6時半までというふうなことで時間を1時間ないし1時間半程度、今のような頻度で月金の時間外を充てているというふうなところです。さらにまた出張所体制、富谷町の特異性というふうなことで申し上げておりますけれども、5つの出張所、本庁で6つの行政機能、窓口を開放しているというふうなところとなりますが、仙台市を除きますと、お隣の大和町がもみじケ丘に出張所1カ所というようなところでございまして、その他の市町村についてはこのかいわいでは本庁舎以外開放しているところはございません。したがいまして、次善の策も先ほど申し上げましたとおり見出せないというふうなところです。
 2つ目、役場内の会議については担当課のほうから答弁させた後、必要でしたらまた申し上げます。
 次3つ目につきましては、補助団体数は255だそうです。確認をいたしましたところ、財政支援監査ベースで255団体ということのようです。
 補助団体、そしてまたその方の長、その先に起こる政治活動だとか選挙運動だとか、直接的には連動するものではないというふうな認識でございます。ただし、行政区長さんについては富谷町においては町内会で任意に会長さんを選んでいただいた方を町のほう、行政のほうから行政区長として委嘱をさせていただいている。したがいましてその行政区長さんの身分は非常勤の公務員の身分となりますというふうなことについていえば、ごく限定的に選挙運動、地位を利用する選挙運動ということについては限定的な活動になるというふうなことは言えるところです。それ以外については私らも皆さんも含めて、まさに日本国民として自由な政治活動、自由な選挙運動が保障されるというふうな制度、仕組みであるというふうに認識するところでございます。
 なお、選挙運動と政治活動の違いというふうなことで申し上げますけれども、選挙運動についていえば、特定の選挙に特定の候補者の当選を図ること、または当選させないことを目的に投票行為を勧めることが公選法上に定める選挙運動です。政治活動は、政治上の目的をもって行われる一切の活動、政治的な活動一切の活動から今し方申し上げた選挙運動を除いたものと、こういうふうな概念でございますので、その辺のところを申し添えさせていただきたいと思います。
 以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) おはようございます。
 それでは私のほうからは2問目の役場内の会議についてお答えさせていただきたいと思います。
 まず1問目の庁議の種類につきましては、こちらについては毎年度の実績報告で報告させていただいておりますが、大きく3つございます。1つは政策推進会議、これは毎月第1・第3月曜日の9時から、およそ1時間半程度行って、全管理職が出るようになっております。次にもう一つは町政運営会議、これは毎月第2・第4の8時半から行っております。もう一つは随時でございますが、政策企画会議、これは付議があった都度開催となっております。そのほか全職員向けには町長定例訓示ということで毎月1の日、8時25分から全職員を集めて町長訓示という形で行っております。大きくはこのような内容になっております。それでその内容につきましては、特にこれは庁議でございますので、町長の意思決定を補完する会議ということで位置づけて行っております。内容につきましては各部署が行う事務事業の組織内への周知徹底、重要な事務事業の促進と相互調整が主な目的となっております。
 次に、会議議事録の作成とその内容につきましては、議事録につきましては政策推進会議、こちらは経営企画課職員が事務局で入っておりまして、議事録という形で作成し、全職員向けへインターネット等を経由して公開しているところでございます。そのほかの会議につきましては特に議事録はつくっておりません。
 3問目の各種会議との連携、重要な施策はどのようにして決まるかということですが、各種会議というのは庁議のほかかなり各部署で行っているものがございますが、重要な施策につきましては、最近は組織内が変わりまして部制を引いております。部局内で十分審議を行って決裁ラインのもとに行うものが多くなっております。そのほか部局を超えて他部署との協議、そして全庁的に及ぶものは先ほど申し上げました政策企画会議に各部署からの付議ということで上がってまいりまして、それを関係委員のもとでいろいろ協議をし、そちらのほうに付議の結果ということで戻すと、そういったもので進めております。
 問い4は総務部署になりますので、よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(新田 武君) 問い4の危機管理に対する協議はどのような会議、メンバーで、どのように決定されているのかという質問でございますが、富谷町地域防災計画に基づきます職員の非常配備基準によりまして会議を設置し、定められたメンバーにより意思決定を行っております。町では震度5弱以上の地震が観測された場合、富谷町災害対策本部を自動的に設置することとしております。以上です。
議長(浅野幹雄君) 総務課長、3番目の質問の3項目め、選挙運動・政治活動することは補助金の趣旨にかなうものかどうか、町長から答弁ありませんのでお願いします。
総務課長(菅原俊司君) こちらは3問ほどございます。関連がございますので一括にてご答弁させていただきますが、まずは補助金の助成団体におきましては、それぞれにおいては思想、信条、主義、主張を持つ方々がそれぞれにいらっしゃると考えられます。その中におきましても、その長においても同様であるという認識でございます。選挙運動につきましては、公務員等の地位利用禁止など一定の規制はございますが、一般的には大きく規制を受けるものではないものと思っております。また政治活動につきましても原則その活動内容につきましては自由であるというようなことを踏まえつつも、補助金の助成の目的とはやはりそれは一線を画すものであると思っており、個人的な思想、見解、判断等に基づき自主的に決定すべき事柄と考えておりますので、まず補助団体と政治活動というものについては町としては切り離して考えてございます。以上です。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) まず問い1ということで25年度の窓口サービス等での業務内容、それから取扱件数の現状分析というところでございます。行政実績報告の内容に従って申し上げますと、業務につきましては大きく4つに分けられるということで、転入転出などの異動届の受理、それから戸籍の届け出の関係、それから納税等の取り扱い、それから住民票などの証明書交付という4つの大きなくくりということになります。25年度の取扱件数を見ますと、全体で8万8,571件、対前年度に比べますと6.2%の増ということになっておりまして、全ての出張所で増加しているという状況でありまして、人口増に伴うものかというふうに認識しております。業務別に見ますと、全体の取扱件数の50.1%、半分ちょっとを納税等の業務が占めておりまして、その次に各種証明書交付が47.8%、それから住民基本台帳業務が1.7%、残りが戸籍などということになっておりまして、この傾向は前年度とほぼ同様ということになっております。取扱件数につきましては、5つの出張所のうち成田出張所が一番多うございまして2万8,612件というふうになっております。続いて東向陽台、富ケ丘の順となっております。成田出張所の利用が多い背景には、本庁とともに夜7時までの業務時間ということで延長していることも1つの要因と思われます。成田出張所の延長時間帯の来庁者数につきましては、25年度合計で3,856人、1日平均にいたしますと15.8人ということで、前年度に比べまして微増という状況となっております。件数こそ少なくても1件当たりの処理時間が多いという業務もございます。あるいは時間が短くても処理件数が多いということで、出張所の幅広い業務、これらが取扱件数がふえているという中の対応策の一つといたしまして、26年度につきましては取扱件数の多い成田、東向陽台、富ケ丘、この3つの出張所に、併任を含めますが、職員各1名の増員を図って対応しているというようなところでございます。当面はこのような体制で窓口サービスに努めたいというふうに思っております。
 次に問い3になります。成田出張所での通常業務のほかに土日祝日も開所した場合ということの初期投資、それから年間の維持管理経費、人員体制の試案ということでございます。仮に現在の枠組で土曜日曜祝日を開所した場合の経費といたしましては、通年ベースで試算しますと、初期投資額としては424万円になります。あとは年間の維持管理費といたしましては2,732万7,000円というような試算がされております。
 それから、問い5になります。複数設置せざるを得ない出張所の人員体制の改善方策というところでございますが、5つの公民館の事務室に出張所が設置されていると、中央公民館を除きまして5カ所に設置とされておりますが、出張所職員と公民館職員が併任辞令を受けているという現状でございます。出張所の職員はそれぞれ2人から3人の体制というところでありまして、仮に1名ということになりますと、来所者が複数の場合ですとか、あるいは混雑時の対応に混乱を来してかえって来客者の方にご不便やご迷惑をおかけするということにつながることとなりますほか、公金受領の間違いがあってはならないということで公金取り扱いの問題、それから職員の休憩時間の取得も困難と、休憩・休暇の取得が困難と、それから成田につきましては勤務時間上ローテーションも組まなくてはいけないというようなことなど、人数を減らすということについては現実問題が多くて不可能ではないのかなというふうに思います。一方で公民館職員につきましては、施設の管理、それから事業の主催、会場準備、会議出席ということで公民館業事務そのものの従事のために事務室を離れての仕事が多いというような職務の違いから、出張所職員と同等の業務を公民館職員が処理するということは併任といえども現実にはなかなか厳しいという、困難な状況というふうに認識しております。このような点から、現在の出張所職員数を減らすということは困難ではないのかなというふうな判断をしております。
 以上でございます。
議長(浅野幹雄君) これより、出川博一君の質問は一問一答により行います。答弁は簡明にお願いいたします。
 4番出川博一君。
4番(出川博一君) どこの出張所も取扱件数が伸びておるようなんですけれども、今の答弁の中で取り扱いの多いところは1名増員しているんですよということなんですけれども、これらの新たな設置とかその辺のところは考えているんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 済みません、最後のほうがちょっと聞き取れなかったんですが、もう一度お願いします。
4番(出川博一君) 時間を動かさないでくださいよ。
 新たな設置、出張所の。ということは取扱量がふえているので、それに対処するための手だてとしてそのような考えがあるのかとお聞きしたんですけれども。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 新たな設置につきましては、今回につきましては現行の出張所の数、体制で当面はサービス提供に努めるというような考えでございます。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 先ほどの答弁の中で、取扱量がふえているのは人口増のためだというお話がございましたけれども、平成23年度対25年度の比較でいきますと、人口は2,115人で4.3%の増です。これに対して出張所の取扱件数は、先ほどお話がありましたように25年度の実績で8万8,571件。これはこの3年間で1万1,555件、15%の増です。人口増は4%、取扱件数は15%と。このふえ続ける取扱件数に、先ほどのような人的対応だけでいったのでは限界がある。機械化を図るべきだと思いますが、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 機械化の対応策ということでございまして、今までも自動交付機の設置あるいは、コンビニ交付の制度の導入ということをこれまでもいろいろ検討はしてまいりましたが、費用の件もそうなんですが、これを利用する場合は別に住民基本台帳カード、住基カード、あるいはこれからマイナンバー制度が導入された場合でも同じようにカードが必要なんですが、カードを持っている方がサービスの提供を受けられるという限定的なサービス提供策というのがコンビニ交付、それから自動交付機ですので、そうしますと、大崎市などの先例を見ますと全住民の方の11%程度くらいの利用率が現実的になっておりますので、それよりも富谷町につきましては平日は7時まで時間延長を行ったほかに本庁と成田が2カ所を提供しているということですので、そちらのほうのサービス提供策でもってこれまで行ってきまして、これからも当面は続けていこうということを考えていますので、機械での件につきましては今のところまだ検討段階というところであります。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 特に納税等の収納業務、これは3年間で7,293件、19.7%増、3年間で2割ふえています。この取扱量の吸収策、3年で2割ですよ。これを検討していかなければならないと思いますけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 納税の件数もふえているということで、出張所をご利用いただいておりますことは大変身近な施設、場所での利用ということと思います。なお、こちらのコンビニ交付などにつきましても検討しているというような状況でありますほか、一部の銀行のほうでは土日祝日も営業している、窓口が開いているというところもございますので、そちらもご利用いただきながら、いろいろ時間を工面していただいて納税をお願いできればなというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 私、ともかく窓口での現金収納の削減に手を打たないと、これから業務についてはパンクしてしまうのではないかと。その点で口座振替の推進には手を打っているのかをお尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) この辺は税務課のほうのお話になろうかと思いますが、日ごろから口座振替のお願いといいますか、その辺は納税通知書の発送の中に入れたり、町の広報に掲載したりということで口座振替の推進をしていると、PRをしているというような状況だと思っております。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) あともう一つの吸収策としてはコンビニ収納が必要かと思うんですけれども、この導入につきましては先ほどの答弁等にありますように27年10月のマイナンバー制度の後と悠長に構えているんですけれども、これを急ぐ必要がないのか。私は急ぐべきだと思うんですけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) コンビニ納税のほうでしょうか。(「そうです」の声あり)そうしますとマイナンバーカードと直接かかわるかどうかちょっと、担当課のほうとの確認をしないと何とも今申し上げられません。申しわけありません。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 前の答弁の中で、コンビニ収納を導入しなくちゃならない、それはよくわかっています、準備もしていますということで。ただ、マイナンバー制度を導入、27年10月ですけれども、このときのシステム改修もしなくちゃならないので二重投資になる可能性があるという答弁をいただいているんですけれども、その理解でよろしいんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) その件は税務課のほうにご確認いただければと思います。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) そういう縦割りというか、そういう体制が本当にいいのかどうか、私は非常に疑問なんですけれども。じゃあこの件について総務課長にお尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) マイナンバー制度の導入につきましては昨日小川議員からご質問いただきました。詳細につきましてはこれからということになってまいります。それと連動したコンビニ収納というお話でございますが、コンビニ収納につきましては現時点では原課のほうで検討はしておりますので、今具体にこの場においてお示しする資料は持ち合わせておりませんので、ご了承いただければと思います。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) じゃあコンビニの話はやめます。
 それで5月と6月、これは新年度の納税関係の割賦が郵送されておるということなんでしょうけれども、出張所の取扱件数が閑散月に比べて2倍以上に急増しているんです。この超繁忙期の体制及び対策はどのような方法をとっておられるのかお尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 納税関係ですと5月が固定資産税の納期ですとか軽自動車税などの時期に入りまして、本庁もそうなんですが、出張所のほうも納付件数が多いというところでございますので、その辺は職員のほうの対応、スムーズな事務処理が行えるような姿勢でもって対応しているというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 姿勢ではなくて、具体的にどのような対策をとって体制をとっておられるのかお尋ねしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 本庁につきましては、窓口で納付を受ける場合には総合窓口の職員が対応いたしまして、それでもなおかつ、またお客様をお待たせすることのないように、その際は会計課の職員に来ていただく、あるいは一方で出張所のほうでは出張所職員のほか混雑する場合はそれこそ併任の公民館職員のほうの納税の対応などを行いまして、職員総出でもって対応するというような感じで、イメージをお持ちいただければと思います。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 先ほどお話がありましたけれども、待ち時間での問題はないんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 本庁につきましてはほとんど待ち時間がない、あっても数秒単位なのかなと思います。出張所につきましては納税にいらっしゃる方、それから通常のそのほかの業務の方、来客の方もおりますので、待ち時間がないわけではないということで、なるべくお待たせしないように対応したいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) そうなんですよね。本庁、いわゆる閑散月って先ほど言いましたけれども4月、9月、1月、2月、この4カ月の平均値とこの5月・6月の取扱量、これは本庁で大体1.4倍ぐらい、ところが各出張所は2倍になっています、この2カ月、それぞれ5月・6月別々に。ですからやはり出張所での処理体制というか、この辺のところをもう一度、6月、今まさに入っておりますので、その辺のところについて再度どういう体制をとるおつもりなのかお聞きします。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 納税につきましては1件当たりの処理時間というんでしょうか、それを考えますと、先ほど申し上げたんですが、1件当たりの処理時間が長いものでも件数が少ない、あるいは件数が多くても1件当たりの処理時間が少ないといろいろ業務がありますので、その辺は件数はなるほどおっしゃるとおり5月・6月・7月は納期がかなり重複しまして数も多いという現状にはありますが、処理時間から見ますとお待たせすることのないような対応で、今の体制でできるのかなというふうに思っております。仮にお待たせしてしまいましたらこちらのほうでとにかくご理解いただく説明をするしかないのかなと思っております。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 5月・6月の町民生活課の窓口職員あるいは出張所の職員の時間外勤務の動向はどうなんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 去年、25年度あたりをベースに考えますと、やはり年度初めの4月につきましてはどうしても年度初めの異動時期の多いところは時間外は通常に比べては多いのかなと。あと5月・6月につきましては、5月の連休明けまではやはり異動時期が多いというところですので、その辺は時間外とすれば出てくることとなりますが、それ以降は、6月以降は大体業務の7時まで、業務の範囲内での処理といいますか、大体終わるようなことになりますので、時間外につきましても勤務体制は5月以降、中旬以降はほとんどないというようなことになっております。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 4月が忙しいというお話があったんですけれども、4月は閑散月なんです。その辺のところの認識をもう一度お聞きしたいんですけれども。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) まず先ほども申し上げました5月・6月は納税につきましては納期が出てくるので取り扱いの件数は多い。ただ1件当たりの処理時間は、納税に当たっては場合によっては数十秒、お一人1件当たり数十秒あるいは1分単位で終わりますが、3月末から4月にかけては転入転出時期だということで、転入の場合ですと1人、場合によっては30分から1時間の処理時間を要します。そうしますと、こちらの窓口のほうの繁忙期と申しますのは納税の取り扱いの数が多いからということではなくて、転入転出あるいは戸籍関係の1人当たりの処理時間が長いので混雑するというのが私どもの思っている繁忙期ということの解釈ですので、件数だけでもって閑散期あるいは繁忙期というような取り扱いとは私のほうはちょっと認識が違っている状況です。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) それでは別の話題に入ります。
 前回の答弁で、出張所の問題についてはいろいろありまして、今の状況を動かさなければならないというふうな発言をされていますけれども、この3カ月間での検討状況はいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) この3カ月間というところでございますが、いろいろほかの状況も調べたりというところでしたが、富谷町が平日時間延長を行っているというのはほかの自治体に例を見ない取り組みということで、このようなサービス提供を行っていることが富谷方式というんでしょうか、富谷らしさのサービス提供かなというふうに思っております。それの維持をすることによって、あと利用する方々に時間をうまく工面していただいて利用していただくということの継続をもって、こうせざるを得ない、これを継続することでせざるを得ないのかなというような認識を持っております。これ以上は何があるかというと、まだそこにたどり着いていないというような現状です。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 出張所の問題につきましてはいろいろありましてとあるんですけれども、いろいろの中で改善が急がれる課題を3つほど挙げていただきたいんです。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 課題が3つということでございますが、いろいろということは出てくるかとは思うんですが、職員体制が実際ぎりぎりの状況というんでしょうか、人数的に、やらざるを得ないといいますか、その辺の体制。それから、お客様方にいかに円滑にといいますか、サービス向上できるのかどうかと、その辺なのかなということで、住民サービス向上、それからいかに住民の方々の満足度を上げられるのかなということです。あと処理する職員のスキルアップといいますか、その辺を上げることによってそれらが解決できるのかなということでありまして、いろいろあるのかなというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) いろいろある中で解決しようとしてイオンの出張所を新設したいという多分提案だったろうと思うんですけれども。イオンがだめで、あとは何もしないということなんですか。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) イオンに次ぐものは何があるかといいますと、なかなか見出せないというのがこれまでの現状でございますので、なかなか難しいところがあるのかなというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 検討課題の1つに新たに公金の1泊保管、一晩役場に泊まっていますよということで、背筋が寒くなるというお話がございましたけれども、その対策は実行されているんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 出張所における公金の取り扱いということで種々検討しております中で、とめ置きをしないでその日のうちに銀行の口座なりに入れる方法、あるいはとめ置きを仮にした場合でもなるべく安全に保管できる体制はないかと、いろいろ検討した経過はございます。(「追加で町長から申し上げます」の声あり)
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 先ほどの課題というふうなことで私も瞬間考えましたけれども、やはり公金の収納を出先出張所でやっているということと、人員配置が極めて難しいということと、もう一つは本庁と成田出張所との関係、本庁舎の非効率さが際立つというふうなことでございます。そういった中で今課長が申し述べたように、公金を1泊、お金を1泊というふうなことで適切かどうかわかりませんが。とにかく出張所にその日収納した公金を金庫に保管したまま退室するというふうなことで、ならば5時半までの分について6時ごろまでに集金してもらう、7時までについては7時半までに集金してもらうというふうなことでの原課でガードマン会社との協議をした結果、700万円ぐらいかかるというふうなことの試算は出ております。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 今700万円というお話がございましたけれども、それは余計な支出になるので、そのまま1泊というかとめ置いて、例えば休日が入れば金曜日の夜から月曜日の昼までとめ置くということとの比較で、どちらのほうがリスクが高いんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) とめ置きと、もう1回ちょっと済みません、リスクはどちらがと言ったが、比較は何と何ですか。(「公金をとめ置く危険性と、警備会社に700万円をお支払いしてその日のうちに収納してもらうと」の声あり)それはリスクということではないですよね。(「間違えました」の声あり)負担というふうなことだと思います。新たな負担をしてでもやはり即日集金をすべきであるというふうなことかどうかということに関しては、最終、もう少し詰めますけれども、私は即日集金をすべき状況にあるというふうな認識でございます。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) それで成田出張所の休日開所に関して、初期投資は400万円だと、それから、毎年のランニングは2,700万円ぐらいかかるということなんですけれども、私が試算すると維持管理経費は1,000万円で済むと思うんですけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 先ほど申し上げましたように維持管理2,730万円ほどなんですが、この内訳といたしましては今回正職員の人件費、それから臨時職員などの臨時パートの賃金、それから電算経費関係というふうな経費を入れた中でございます。なお、正職員の人件費以外の経費としては1,272万9,000円というふうに試算したところであります。その辺の経費との比較のお話なのかなと思います。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) ということは人件費が1,500万円かかるということなんですか。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 最初に現在の枠組みでの場合の試算ということを申し上げさせていただいたところですので、今の職員、所長を除く職員3人分ということを置きますと、町全体の職員の平均給与から持ってきまして3人分というところであります。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 前お出しいただいたこの全員協議会のこの資料では、人件費は500万円ですよ。それがどうして1,500万円にふえるんですか。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) イオンの際の資料につきましては正職員は算入していない、臨時職員のみというお断りをさせていただきました。今回の質問は通常業務のほかにということですので、通常業務のほかに上乗せした結果、二千七百数十万円という計算になりまして、ちょっと状況が違うというふうにお考えいただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) ということは、この前回2月にお出しいただいた資料の491万3,000円というのは、これは正職員は勘案されていなかったと。つまりこの資料は、職員については固定費でかかっているからという説明を受けて納得したんですけれども、そういう考えは今回はとらなかったんですか。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) まず条件が違いまして、イオンの場合は新たにつくる場合と、新たにイオンに設置をするという場合、じゃあ人件費をどう見るかといいますと、ほかの課の職員をそのままスライドしてイオンに持っていけるという条件ですので、イオンの際は正職員を入れなかったと。今回は、今ある基本にプラスアルファで土日をする場合はどうなるかとなりますと、そもそも人件費はある中での上乗せですので今回の計算になったということでございます。イオンの際は臨時パート職員ということで491万円、通年ベースで計算ということにつきましてはご説明しているはずだというふうに認識しております。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) ちょっと資料としては非常にまやかしがあるというか、非常に不完全な資料だと思うんですけれども、そのような見解ではないでしょうか。というのはつまり、成田で土日開いたとしても結局は二百八十何名の中から動かすわけですから、それは同じだという考えにどうして立たないんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 今ある職員の人件費の範囲内、これは職員の平均値ですので、その職員に上乗せした経費でかかりますよという今回の答弁です。一方でイオンにつきましては、イオン出張所を新たに設置するためにほかの出張所、本庁と成田出張所の時間延長はやめますよという条件でした。そうしますとローテーションを組む必要がなくなりますので、本庁職員と成田出張所の職員合わせて3人はそのままイオンに移行できます。そうすると町全体の人件費総額には何ら変わりはないという認識ですので、改めてイオンに計上しなかったという認識でございます。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) それからあと前にイオンへの出店を検討されたときに、成田も検討しましたと。ただ、成田は公民館と併設のため事務スペースが狭隘だということなんですけれども、成田は113平米あります。イオンは40平米です。なぜ狭隘なのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) イオンにつきましては丸々四角いスペースを自由な間取りで新たに設計できる。そして待ち合いスペース、それから事務スペース、それからバックヤードが設計上きちんととれるということがあります。一方で現在の成田出張所、成田公民館の事務室をごらんいただくとおわかりかと思うんですが、まず待ち合いスペースが、何坪あるんでしょうか、かなり、五、六人入りますとちょっと厳しいのかなというぐらいと、あと事務室自体がどうもL字型になっていまして、公民館との併用ということがあります。そうしますと土曜・日曜成田出張所を開設した場合は、公民館事業との競合というんでしょうか、公民館に来客される方々との玄関など、事務室などでの出入りがありますと非常に混雑をするということも考えての狭隘というような意味合いで使わせていただいていました。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 今、ほかの公民館の事業があれば混雑するということで、2つ目の理由として利便性を阻害するということなんですけれども、基本的には今は休日の公民館の管理は施設管理人1人で対応しているんですよね。間違いがないかどうかお尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) 土日に使用がある場合については管理人対応で行っております。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) ということはあれじゃないですか、大きなイベントがない休日であれば、その混雑はそれほどないというふうに理解できるんですけれども、間違いでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) そういうことになります。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) これは公民館のあれになるかもしれませんけれども、成田で大きなイベント、この間のような文化まつりとか、ああいう大きなイベントは年間何件ぐらいでしょうか。概略でいいです。
議長(浅野幹雄君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) 町のある程度稼働率とかああいうのもございますので、10回程度は大きな行事があると考えております。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) ということはそれほど利便性は阻害されないというふうに理解していいんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 大きなイベントはその日数にいたしましても、通常ほかの業務があったりいろいろ利用があろうかと思います。ですのでその程度の問題も含め関係するかとは思いますが、私のほうではそのような阻害といいますか、出張所の利用者の方への不便を来す状況のおそれがあるのかなというふうに認識したところでした。
議長(浅野幹雄君) この際、11時5分まで休憩をいたします。
     午前10時53分 休憩


     午前11時05分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
  4番出川博一君。
4番(出川博一君) 要望として時間外の窓口サービス、あれ7日で15人待機している、あるいは今の町民生活課、出張所、合わせて17名の人員になるんですけれども、そのプール制とかを考えながら何とかふえる業務量を吸収し、かつ住民への窓口サービスのために、行政サービスのために休日開くべきだというふうに考えておるんですけれども、ちょっと時間の配分上、次の質問に入ります。
 庁議の件、町の会議の件なんですけれども、私が調査したところによると郡内の大和町、大郷町、大衡村、それから県内の類似団体、財政規模とかが似ているような利府町、七ヶ浜町、柴田町、大河原町、亘理町、美里町の6つの町、合計9自治体で、これらの自治体ではそれぞれ町によって会議の呼び方はまちまちなんですけれども、全て教育長が入っております。教育長が庁議に参加できない町村はあるのか、県内で何自治体かお尋ねしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) そういった調査はしておりませんので、県内でどこどこはというのはよくわかりません。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 後で調べてお知らせいただきたいと思うんですけれども。つまり、やはり町の会議に参加あるいは出席している、少なくとも9自治体を私は調べまして出席しています。ということは、必要があって重要なことだという認識からではないのかお尋ねしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) 先ほども申し上げておりますが、庁議については町長の意思決定を補完する会議ということで位置づけまして、町長部局の企画部経営企画課がその事務局ということで扱っております。教育長につきましては、部制が富谷町は県内唯一町レベルでは設置されておりまして、その関係で教育委員会については教育部局で十分、教育委員会、校長会、さまざまな会議を行っておりますので、そこで十分審議されたものが最終的に事業として行う場合は教育委員会と今度は町長の間で決定されるものだと思っております。そういったところから、私のほうでやっている庁議については教育委員会部局は教育次長、教育部長でご参加をいただいているというような中身になっております。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 政策推進会議、町政運営会議及び部長会議から教育長を外した理由をじゃあお尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) 議員のおっしゃるその外したというのは、ちょっといかがなものかと思います。私どもはこういう組織体になりました。それで先ほど申し上げた部制を引きました。それで、教育長の登場は、町長の補完する事務を扱いますので、教育委員会部局は教育委員会内で庁議に似た形でおやりくださいという形でご案内しているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 従来ずっと入っていたのに25年4月に部長会議から、その年の10月には政策推進会議から、それぞれ訓令によって変更しているんですけれども、それは外したという理解とは違うんでしょうか。どのような形で理解すればいいんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これにつきましては、庁議はその時折、時折の時代で変わってきております。前町長時代は庁議というのは月1回15分、これが行われておりました。現町長になりまして、最初は庁議に似た形で月2回やっておりましたが、組織力を高めるためにということで月2回に合わせてさまざまな庁議を行い、月1回全職員に向けての町長訓示という形で意思決定をさらに浸透させるという意味で行ってきております。議員のおっしゃるように、時折ですので、今後もそういったことで教育長がかかわるようになるかもしれませんが、私どもの不手際もありますけれども、庁議規定では確かにメンバーとして載っております。ただ、今、副町長も不在になっております。実際は副町長が、先ほど申し上げましたが、町長事務を補完する会議ですので副町長という存在が一番大きな会議になっておるところですが、残念ながら今は不在となっておりますので部長職で対応すると、こういった流れでやってきております。今ご指摘もありましたので、この庁議規定は、運用でやっておりましたが、今後改善する方向で考えていきたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) それでは訓令に関してなんですけれども、部長会議から教育長を外した、それから10月の政策推進会議から教育長を外した。これはどのような会議か、あるいはどのような協議で決定がされて、どのように指示伝達されたんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これについては先ほど申し上げたとおり部制が、教育委員会に教育部ができまして教育部長が誕生しましたので、それに伴いまして行うということで決定したものでございます。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) ということは、部制が4月から、教育部長が出たんですけれども、何でその時点で政策推進会議から外さなかったんですか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これも運用でやっておりますので、経緯を見て、順調に進んでいるということで、最終判断はそのころに行ったということでございます。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) じゃあちょっと町長にお尋ねしたいんですけれども、議会同意人事である教育委員の役割、そして教育委員会の役割、さらに教育委員である教育長の役割について、教員、教職を経験されている町長はどのように認識されているのかお尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 教育委員あるいは教育委員会の役割ということについては、今さら私の認識を言うまでもなく皆さんが思っているとおりでございます。まさに適格性のある方を議会の同意を得て教育委員に。委員が構成されれば、今の制度からすればまさに教育委員会部局というふうなことで、教育委員会独自の自己完結される部分だと思いますね。ですから私どもはそういう意味では教育委員会部局でしっかりと町の児童生徒、管轄する児童生徒の教育にしっかりと取り組んでいただくと、我々は町長部局としっかり取り組むぞと、こんなふうなすみ分けというふうなあたりが今、ある時点から進行していると、こんなふうな状況と認識します。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) その執行体制と教育委員で完結するという中で、ちょっとそれが今、問題があるんじゃないかということで、中教審なんかではいわゆる教育長のノー任命についてという議論がされているわけですけれども、その辺のところについてのご見解をお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 方向性が来年の4月からということでも見ておりますけれども、現状そうなったらどうなるというふうな要因は全くございません。私は基本的にはどういう制度であろうとも状況は変わらないというふうに思います。まさに子供たちの教育、町長として教育、要するに保護者の側から見ればしっかりとした教育に取り組んでほしいということですから、それは町長としても制度がどうであれ受けとめた中で教育満足度日本一という旗を掲げて今、進行していますよというふうなことでございます。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) もう1回、先ほどの議事録の件なんですけれども、政策推進会議についてはつくっていますと。政策企画会議、これは町政に関する基本方針、政策及び重要施策について審議し、決定する会議です。この議事録がないというのは、この議事録をおつくりになっていないというのはなぜなんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これにつきましては先ほど申し上げたとおり付議・審議事項の依頼があって開催する会議となっております。ということは、付議を出す課が原課となりまして、それを受けて経営企画課が関係部署の、関係する内容の部課長を招集し決定すると。議事録については、その会は事務局が入らずに各委員構成だけでやっておりますので、忌憚のない意見を出し合うと。そして最終的にはその場でも決定することもありますし、プロジェクトチームをつくってそちらに流すこともあるし、そういうようなものを決定して行われます。議事録作成については、付議課が直接まず付議を出している課ですのでとると。我々はその委員構成からの意見は最終的に結論を重視するということでやっておりますので、議事録は作成していないというのが現状でございます。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 今言ったように政策企画会議というのは重要施策の意思決定機関なんです。これの議事録がないと。事務局を同席させればいいんじゃないですか。庁議の庶務は経営企画課でやると規定されているんですが、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) それも先ほど議員がいろいろな市町村を調べておわかりのとおり、さまざまな形態が庁議にあります。庁議というのはそもそも内部会議でございますので、それぞれの自治体が持っているやり方を尊重して庁議が行われると。我々は現在はそういったことでやっておりまして、何の支障もなく取り組んでおります。ただ、審議会、この会議については結論的には台帳というもので管理はしております。あとは参加した委員がそれぞれ自分なりにメモをとっているのが議事録と扱っております。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 町の公文書管理規則の第6条に「軽易なものを除き、記録した公文書を作成しなければならない」とありますけれども、庁議の議事録というのは軽易なものに入るんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これは軽易なものには入りません。先ほど申し上げたとおり委員それぞれが記入すると、そういう形をとっているということでございます。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) それなのに、どうして議事録をつくらないということなんでしょうか。ここにあるように軽易なものを除き記録しなさいとあるんですけれども、それなのになぜ議事録をおつくりになっていないんですか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) 先ほども申し上げたとおり付議課がございますので、そこから審議依頼が上がってまいります。そこで、例えばインフルエンザの予防の範囲を決めたいと。それで、本来ですと部がありますので福祉部内で行えばいいんですが、多岐にわたる場合もございます。そういったところで審議依頼が参りまして、その中で各委員の意見を聞いて最終的に決定すると。そうやって、最終的にその原課が決裁ラインに乗って事業を執行いたしますので、そういったところで議事録を作成しなくても網羅しているということで扱っているものでございます。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) いわゆる重要施策を決定する政策企画会議、それから重要施策を協議する部長会議と規定されていますけれども、この町で一番大切な会議の議事録がないと。情報公開条例で町民に対し町の諸活動を説明する責務がある。町民の知る権利は最大限に尊重されなければならないとありますけれども、この情報公開条例は守られているんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これは当然公的機関ですので、守られていると認識しております。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 市制に向けて今準備している町ですけれども、やはりこの基本方針、重要施策を決める会議、この議事録は必要だと思うんですけれども、今後作成するお考えはありますか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これは議員のおっしゃるとおりそういう指摘も、一般質問を受けて内部でいろいろ協議させていただきました。市制に向けてはさまざまな条例、規則を変えなくてはいけません。それに合わせて今回のご意見も伺いながら、やはりそういったものも透明化に必要であれば議事録作成を事務局として行って、それに各委員のさまざまな個人情報も飛び交う意見にもなったりしますので、そういったところで開示できる部分、非開示、いろいろあろうと思いますが、できるだけご意見に沿って改善する余地はあると思っております。特にこれは先ほどから申していますが、庁議についてはさまざまな形態があります。全く非開示でやっている自治体もありますが、そこまで富谷町としては何ら隠すことも全くありませんし、事業を行うときは速やかに全協を開いたり広報とみやを使って皆さんに内容を周知しておりますので、その経過が、決まる過程が重要だというご意見であれば、やはりそういうようなものは事務局として取り扱っていきたいとは思っております。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 今の答弁の中で必要があればということでなくて、これは絶対必要なことだと思うんです。やはり町民に対してその知る権利を奪ってはならないし、情報を非公開にするということはあってはならないと思うんですけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) ご指摘ですけれども、知る権利を奪うというような全くそういった意識は持っておりませんので、それが結果としてそういうふうに映っているというのであればこれは我々も改善しなくてはいけませんので、十分その部分を配慮して取り扱ってまいりたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) それではことしの4月1日付の組織改正があったんですけれども、これはいつどのような会議で決定されて、どのように周知されたのかお尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) この組織改定については、我々が扱っているこの庁議の中では最終的に全員が集まるもので公表されているところでございます。あとは担当部署が協議をして行ったということになっております。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) ちょっと確認したいんですけれども、政策企画会議というのは町政に関する基本方針、政策及び重要施策について審議し決定する機関なんですよ、会議なんですよ。これで何でこの組織改正が、一番大きいんじゃないですか、役場の中の体制を変えるというのは。これが何で政策企画会議にかけられていないのかお尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これについては先ほどから申し上げているとおり、この庁議の規定からすると、我々が扱うのは付議依頼、審議依頼があったものに関してやっております。それ以外は部局が扱っている業務ですので、部局内で審議を行い、町長と協議をし、それが決定されれば庁議にかかって全職員に周知されると、こういった流れになっております。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 去年のことなんですけれども、今建設が始まりました明石台小学校、これは設計業者選定に当たって公募型プロポーザルということでなされたんですけれども、これは最終的に決定された会議はいつどのように開催されたんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) ちょっと日付的に手元に資料はありませんが、これは入札に関連しておりますので、選定委員会が扱って最終的には執行するというふうになっております。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) ということは、これについては会議はなかったということなんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これにつきましては、全体、校舎建設のとき、一番最初のときは一度あったと記憶しておりますが、その後その入札に関係しているものについては上がっておりません。特に教育委員会と、建設部署については教育委員会から依頼があって設計統括監とかそういったところで協議をして進めるとなっております。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 総合運動公園スポーツ及び文化交流会館新築工事、これについてはどのようなメンバーでどのように決定されたんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) それについても私の部署の扱っている庁議規定の中では行っておりませんので、恐らく教育委員会部局ですので教育委員会が取りまとめて、最終的には町が執行するとなりますので、町長との相談の上で決定している。入札に関連しては選定委員会という組織がありますので、そこにかかって入札方法を決めていくと、そういう行政の流れの一端でやっております。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) イオンのあの出張所新設の条例改正ですけれども、これもどのようなメンバーでどのような会議でどのように決定されたのかお尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これにつきましては、庁議の中の会議のほうで行っております。特に関係部署が多くありましたので、そういったところの会議を踏まえて提案しようということに決定されたものでございます。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) どのような庁議なのか、会議の名称をお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これにつきましてはちょっと手元に資料を用意しておりませんが、ごらんのとおりイオンへの行政窓口の設置についてということで協議が進められてきていると思います。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) この1年間で、いわゆる町の基本的な方針だとか重要な施策について決定する政策企画会議、この1年間で開催されたのは2回だけなんです。それも昨年の5月28日と29日、風疹予防ワクチンの助成、それと子ども医療費の条例改正。この1年間で、町政に関する基本方針、政策及び重要施策について、審議決定する事案はなかったんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) それについても先ほど申し上げているとおり、庁議は時代によって変わると申し上げております。部制が引かれて部局内で十分審議がもう行われて町長への報告があり、そして最終決定された場合は決裁規定に基づいて行われ、そして全庁的には月2回行われている庁議で報告があると。そして全庁一丸となって事業を推進すると、そういった流れで現在行っております。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) この規定がありながら、職員の皆さんはこの庁議等の設置及び運営に関する規定はごらんになっているんでしょうか。この教育指導についてお聞きいたします。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これについては随時庁議の中で何か他部署に及ぶ案件があればご協議願いますと、そういったものは伝えております。ただ、その規定は平成20年策定して何回か改定してきております。それで議員ご指摘のとおり運用で行っておりますので、規定を直さなかったのはこちらの事務的なものでございますので、現代に合ったものに早急に改善していきたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) この規定について、本来的には熟知すべき立場の部課長の皆さんにこの規定を知っているのかお尋ねしたいと思うぐらい、非常に、何というか、ただあって運用で、表現が適切でないかもしれませんけれども、適当に会議が催され、決定されているというふうにしか理解できないですけれども、この点について企画部長いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) これは当初、平成20年につくった規則でございます。その当時は課しか存在しておりませんでしたので、協議事項は29件ございました。それは主にやはり課が単独で設置されている時代のときですので、他課との協議というのはなかなか行われないので、こういう会議を通して他の意見を聞くというので我々は推進してきました。ただ、現状に至って部制を引いて数年たって、部局内も大変充実して、部局内の案件は部局内で済むことも多くなっております。そういう風疹なりそういったものも十分福祉部内で協議され、それをもって町長への報告、そして事業決定、そのときは当然予算も絡みますので、そういったときは企画部の私も入りますし、予算という形で審議を行いながら決定していくと。そういったことで行っておりますので、この規定がその時代に合わないというのも今議員からの指摘もあったので、改めて見直して、現状に合ったやり方に、庁議ですのでこれは町長の事務執行を補完する会議ですので、今に合った制度に変えていきたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) でも過去に訓令でこの中身について書いておられますけれども、そのときにはそこまで思いが至らなかったということですか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) 当然新しい制度を生み出すときはいろいろな市町村を見ながら、それにあわせて今の富谷町の現状でどういった富谷なりの組織に合う庁議があるかと、それを十分考えた上で町長と相談し、この規定を平成20年につくりました。当時はかなり機能しておりました。その後に行政体もいろいろ課もふえましたし、ましてや大きな部というくくりもできて部長が存在したり、そういったことで行ってきておりますので、確かに平成20年と比べるとこの規定はメンバーについても若干変わっておりますし、対策監であったりそういう監の人間も登場しております。そういった方々もぜひ登場していただくような、今に合った制度にこれから取り組んでいきたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) それで町長にお尋ねしたいんですけれども、いわゆる基本的な方針とか重要な施策がこの政策企画会議では1年間なかったということについて、当然町長は規定をおつくりになった方ですからご存じだと思うんですけれども、このような町政運営でよろしいんでしょうか。庁議の主催者たる町長にご答弁お願いしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 部長が答弁してきたとおりでありますけれども、やはり部長制、部制が非常に効率的になってきたと、充実してきたことがこの議論の大前提としてあるのではないかというふうに思います。部単位で自己完結できるようになってきたというふうなことは、それぞれの施策をごらんいただいて言えるのではないかと。ですからぜひこういう施策が今の町政運営の中でまずく映る、こういうものは何なのと逆からのご指摘であってほしいなと思うんです。会議のありようはまさに柔軟にフレキシブルに、相当程度念入りに漏らさず、町民の声も含めて漏らさず聞き入れ、議会へのことも含めながら、聞き入れながら町政運営をやっているというのが私になってからの特色の一つだというふうに思います。15分の庁議というのは聞かないふりしていますけれども、それは本来あり得ないことです。ですから、1回終わってしまうと、建物が建て終わってしまうと取り返しがつかないというのが私の原点ですから。ですから成田出張所の問題も、なぜ出張所機能と公民館機能が、入り口を2つに分けるとかいうふうなことができなかったのかというのは過去に振り返る。明石線も同じです。ですからそういうふうなことにならないように、常にタイミングを見ながら、あけの平北入り口の事例なんかもそのとおり、これらもすぐに皆さんで協議して決定をするというふうなことになりますから。そういう意味でタイミング等も含めて十分耳を立てながら皆さんの声を聞くというようなこと、そしてまた町民の皆さんからそれに対する、やったことに対する評価は直接受けるわけですから。ですからそういった、だめだねというふうなことの事例などありましたらぜひお聞かせいただきながら、それが会議に起因するのであれば会議を改めると。こんなふうな手法、スタイルで、ぜひお聞かせをいただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 今の町長のお話はよくわかるんですけれども、いわゆる規定として条例に次ぐものの位置づけで、みずからお決めになったやつを守っていないということについてどうなのかをお尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) そういうふうに映るのでしたら、それは改めなきゃならないことです。しかし、規定に拘束されるものではないですね、常に動くわけですから。それに合わせて規定についても十分今後留意してまいります。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 次に危機管理に移りたいと思います。
 例えば2月の2回の大雪がありましたけれども、このときに災害時職員行動マニュアルに沿って大雪対策特別警戒本部を設置されましたけれども、このときのメンバー、あるいは協議決定はどのようにされたかお尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(新田 武君) この時期には前の日から相当の管区気象台、その他マスコミ等から大雪等々の警報、沿岸低気圧関係の中で東北地方に相当の雪が降りますよというような知らせの中で、事前にその状況等については町のほうで検討していた中で、この大雪・着雪・風雪警報発令時に一応大雪災害特別警戒本部を設置したというような状況でございます。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) どのような形に決定がされたかお聞きできなかったんですけれども。
 それで、4月下旬に東向陽台保育所でノロウイルスによる食中毒があったんですけれども、これは私、4月26日の河北新報で知りましたけれども、22日の発症からこの間、危機管理ということでどのような対策をされたのかお尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 東向陽台で起こりました食中毒事件につきましては、町全体について対策が必要な地震、台風、大雪等と異なりまして局所的なものですので、対策本部等を設けるには至らず、今回については所長より保育統括監を通じまして私のほうに連絡がございまして、すぐさま保健所のほうに連絡し、町長にも同じタイミングで報告したと。その後については保健所主導のもと、保健所の指示に従いまして対処したものでございます。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) それでこの4月21日に東向陽台保育園で給食を食べた園児の数と発病者の数をお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 園児の数、給食を食べた園児トータルで、定かではないんですが、70名ほど通所しているお子様がいらっしゃいますので、その中でゼロ歳、1歳児を除いた四、五十名が食べたものかと思います。食中毒、ノロウイルスに感染したという方については、全員が検便をしたわけではございませんので確定はしておりませんが、一番多い日にちでもって休まれた児童数は18名と記憶してございます。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 40人から50人が食べて18人が発症したということなんですけれども、これは東向陽台地区の幼稚園、小学校、中学校のご父兄にお聞きしたんですけれども、学校から何の連絡もなかったという返事なんです。各学校の連絡あるいは情報収集、指示はあったんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) この件に関しましては教育委員会のほうに何の協議の要請もございませんでしたし、情報提供も全くございませんでしたので、実は教育委員会、それから教育委員会の所轄する給食センター及び各学校とも新聞報道で知ったということが事実でございます。そしてその概要については、月曜日に臨時の議会がありまして、町長のほうから経過のご説明がありましたので、その町長の説明をもって経過を私たちは知ったということでございます。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) しかしそのような危機管理でいいんでしょうか。例えば発病した園児の家族、兄弟を通じてもし学校で感染したら大変なことになるんじゃないですか。東向陽台の小学校・中学校それぞれマンモス校ですよ。これが感染拡大したら大変なことになると思うんですけれども、見解を求めたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 結果的にはそういうことにならなくて大変安心というか、今は安心をしているところですが、大変やはり今、反省をしている事項でございます。ちょうどこの新聞発表になったのがたしか土曜日だと思いますので、学校にはもう子供たちがいない日が2日間続きましたので、子供たちの健康観察を念入りにするなどというようなことも当然しなきゃならないのですが、そういうことの指示も学校のほうには私らも出せませんでした。ですからこの経過については、特に東向陽台の学区の校長及び教頭会、それから養護教諭のほうからも、こういう情報についてはいち早く学校に周知してほしいということが出されておりますので、今後は今言いましたように町長部局の担当課とよく連携を図って、管轄する給食センター、学校に対する情報提供等を迅速に進めなきゃならないなというふうに非常に深く反省をしているところです。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 教育長からも非常に教育委員会との連携が悪かったと、問題ありだという発言があったんですけれども。結論としては拡大しないでよかった、終息したんですけれども、このような危機管理について町政をあずかる町長はどのような見解をお持ちなのかお尋ねしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 事例を、ちょっと今、整理しづらいところなんですけれども。この東向陽台保育所で起きたことを学校に周知すべきだということ、保護者に伝えてほしいということですか、声は。それはどんな意図なんでしょうかね。(「反論権ですか」の声あり)はい、では確認でお願いします。どんな趣旨なのか。
議長(浅野幹雄君) 確認だそうでございます。座ったままお願いします。
4番(出川博一君) そうです。兄弟もいるわけですし、地域で一緒に遊ぶわけですから、当然感染の可能性があるわけですよ。それを防止しないという危機管理はどうなのかということでお聞きしたんです。
町長(若生英俊君) そうすると保健所との、黒川支所とのやりとりの中で進行している旨の報告でしたので、保健所にそういう認識があるのかどうかについてもう1回確認してみます。いやまずね、今振り返ってみればですよ、事実としてそういうことがなかったので、今質問にありましたので、ぜひそこのところと、こういう事例についてはどのような形でどの範囲までやる、ちょっと発言控えてください。確認をした上で、もう1回お答えを申し上げます。
議長(浅野幹雄君) 出川議員の質問と答弁の食い違いがあるんです。出川議員の質問は、こういう大切な危機管理が、なぜ学校側、教育委員会に伝わらなかったのかを町長に見解をただしたいと、こういうことですね。ということですから、それについて答弁願います。
町長(若生英俊君) そこについての認識は当時はありませんでした。保健所所長の指導のもとでというようなことでの子育て支援課長からの報告というふうなことでありましたので、再検証してみます。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) じゃあちょっと、教育委員会や学校に食中毒に関する危機管理マニュアルというのはあるんでしょうか。お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 子供たちの健康・安全に関しては国の学校保健安全法という国の大きな法律がございまして、この中に感染症の重篤に陥りやすい症状から1類、2類、3類というふうな区分けがありまして、それのおのおのに対する対処方法及び予防方法、つまり出席停止とか学校を休みにするとか、そういうものも含めての予防法的な規則に関して非常に細かく決められておりますので、まずはこの学校保健安全法にのっとった処置を学校はとります。そのほかに、ノロウイルスはいわゆるその他の感染症ということで3類に分けられておりますけれども、そのノロウイルスに関しては近年といっては何ですが、前からあったんですが、かなり顕著になってきたのは近年ですので、これは厚生労働省や文部科学省からの通知・通達が出されておりますし、それにあわせて県のスポーツ健康課からの通達もございますので、この学校保健安全法及び国・県の通知・通達をあわせて総合的に学校のほうで対処をしております。ですから、特にその食中毒だけに関する危機管理マニュアルというものはないのかなという。ただ、保健の全体の指導計画というのはございますけれども、今言ったような形で対処している。何事も学校には校医がおりますので、学校の校医の指導を受けながらということになります。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 先ほどの質問に1つ漏れました。22日発症でいいんだね、結果はね。そして翌日休みましたということで連絡が入りました。その日の夕方、保護者宛てには文書を発信していますね。ですよね。該当保護者には文面を作成して、内容と町の見解というようなことで文書は保護者宛てに届けております。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) では町に(「小学生云々」「お待ちください」の声あり)食中毒に関する危機管理マニュアルはあるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 質問をもう1回言ってください、今ちょっと私語が入りましたので。質問そのまま。とめてください。質問をもう1回やってください。今の質問座ったまま、ちょっと私語が入りましたので私も聞いておりませんので、もう一度そのままお願いします。
4番(出川博一君) 町では食中毒に関する危機管理マニュアルはあるのかとお尋ねしたんです。
議長(浅野幹雄君) 福祉部長。
福祉部長(小野一郎君) それぞれ先ほど保育所の関係もございましたけれども、それぞれの部署でその施設ごとに食中毒に関する対応と、そういった流れを見たフローチャート的なものはございます。あと実際パンデミックのような大きな災害時においては計画を立てることにはなっておりますけれども、従前からそれに近いものの形で食中毒だけではなくて感染症も含めてそういう対応ということでは体制を整えているというところでございます。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) ということはこのマニュアルに沿った行動は今回はとられなかった、対策はとられなかったということでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 福祉部長。
福祉部長(小野一郎君) 今回保育所ということで、先ほど子育て支援課長のほうからお話ありましたとおり、局所的ということで1つありました。あと最終的にノロというのは週末に初めて確定したという状況もございましたので、感染の拡大もないという状況でしたので、その保育所で一応終結ということで完結するような形には一応したものでございます。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 続いて補助金の助成団体についてお尋ねします。
 例えば老人クラブへの補助金で、これは交付要領でその趣旨が第1条で決まっているんですけれども、老人福祉の増進を図るため、その業務の範囲内において交付するとあるんですけれども、その事業に議会活動報告は入っているんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 福祉部長ですね。
福祉部長(小野一郎君) 先ほど総務課長のほうからも政治活動云々ということでお話をさせていただいて、もう一度読み上げますけれども、補助金助成団体にはさまざまな思想、信条や主義、主張を持つ人々がいると考えられ、その長においても同様と考えられますと。あと選挙運動については公務員等の地位利用禁止など一定の規制がございます。一般的に大きく規制を受けるものではないということで、政治活動についても原則自由であることを踏まえつつ、補助金の助成目的とは一線を画し、個人的な思想、見解、判断に基づいて自主的に決定すべき事柄と考えてございます。あと選挙運動と政治活動については先ほど町長のほうで説明申し上げましたけれども、選挙運動についてもう一度申し上げますけれども、特定の選挙に特定の候補者の当選を図ること、または当選させないことを目的に投票行為を勧めること、あと政治活動、政治上の目的を持って行われる一切の活動から選挙運動に当たる行為を除いたものということでそれぞれ定義されております。あとそういう選挙、政治につきましては、やはりそれぞれ個々の事例に合わせて判断されるということになってございます。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 私が聞いているのは、いわゆる交付要領でいう趣旨である老人福祉の増進を図るため、その事業の範囲内というところに、この「その事業」に議会活動報告は入るのかとお聞きしたんですけれども。
議長(浅野幹雄君) 福祉部長。
福祉部長(小野一郎君) それぞれの事例に照らし合わせてということになりますけれども、それは今私のところで判断するところではないと思います。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) いわゆる業務の範囲内、事業の範囲内というのは、判断は福祉部あるいは長寿福祉課で判断するんじゃないですか。違うんですか。
議長(浅野幹雄君) 福祉部長。
福祉部長(小野一郎君) そのそれぞれの補助金目的に沿った形で、沿っていればその補助金にかなった内容と思います。その政治活動か云々というのはちょっとこちらのほうでは判断しかねるところではあるかと。これはあくまで公職選挙法の中に定められている規定に基づくものと思っております。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) その議会活動報告は現職議員である会長個人名で発行していまして、最終的に文責誰々と入れて、おまけに連続のページ数まで入っているんですよ。そして、豊齢クラブの会だよりとなっているんですけれども、これは問題ないでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 福祉部長。
福祉部長(小野一郎君) これについて選管とも事前にある程度確認をしたところではございますけれども、これについては抵触しないのではないかということで一応確認をしているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 私語はお慎みください。
 4番出川博一君。
4番(出川博一君) いわゆる老人福祉の増進を図る事業なんですか、これは。それをお尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 福祉部長。
福祉部長(小野一郎君) 大きな意味での福祉の向上ということの範疇の中に入るのではないかなと思っております。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) どう読んだってそうは読めないんじゃないですか。いいですか、第1条、老人福祉の増進を図るため、その事業の範囲内において交付するとあるんですよ。その事業に議会活動報告入るんですか。
議長(浅野幹雄君) 福祉部長。
福祉部長(小野一郎君) 議会ということになってくるとまたあれですけれども、実際先ほどお話ししましたとおりいろいろなさまざまな点から公選法上ということとあと補助金と、そのところも兼ね合いしながら検討はしたところでございます。現在のところは老人福祉の向上と同一意義にはちょっとなかなか難しいかとは思うんですけれども、大きなエリアの中には入ってくるのではないかと思います。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) いいですか、この老人クラブの場合、25年度の会計決算では町からの補助金7万7,100円で決算されているんですよ。この補助金が使われた、いわゆる会報が発行されているということについて、本当のその事業の範囲内と言えるんですか。
議長(浅野幹雄君) 福祉部長。
福祉部長(小野一郎君) 補助金はその老人福祉ということで大きな命題を持っておりますので、それに沿った形での活動ということになります。実際会費制も含めて大きな事業費の中のその7万円ということになろうかと思いますけれども、その会員等の同意も得られての広報ということになろうかと思いますので、それについては福祉の部分にはなろうかと思います。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) ちょっと堂々めぐりなんですけれども、補助金等交付規則第9条では、補助金等の他の用途への使用はしてはならないと規定されているんですけれども、この場合ペナルティはあるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 福祉部長。
福祉部長(小野一郎君) 先ほどからお話ししているとおり大きなカテゴリーの中にその老人福祉の向上という部分で合致するのではないかなということでお話はさせていただいておりますので、そのペナルティというところまではいかないのではないかなと思います。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 前回、議会議員選挙で地域振興補助金が交付されている行政区長が町議に立候補したんですけれども、好ましいことではないが、とめられなかったと。これは容認したと認識してよいんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。町内会の関係ね。
総務課長(菅原俊司君) こちらにつきましては冒頭町長のほうからご説明がございましたとおり、町内会非常勤の職員であるということで示されて、身分が保障されてございます。またその地方公務員として位置づけされておる町内会長をもって、その地位を利用しての選挙運動については、公選法136条の2の規定により禁ずる行為であるということは明確に示されてございます。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 社会福祉協議会の補助金も26年度約2,900万円、そして2,400万円の事業委託が予定されています。交付要領では、町は社会福祉の増進を図るためとあるんですけれども、議会傍聴者の招集などすべきではなく、事務事業はその範囲にとどめるべきだと思うんですけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 福祉部長。
福祉部長(小野一郎君) その社会福祉協議会、私も前在籍した経緯もございますけれども、社会福祉の大きな向上という事業体でございますので、公的に認められた福祉法人でございます。その活動については、その福祉事業に特化したものと思ってございます。(「終わります」の声あり)
議長(浅野幹雄君) 暫時休憩をいたします。
     午前11時55分 休憩


     午前11時55分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 18番渡邊俊一君。
18番(渡邊俊一君) それでは、通告に従いまして、私から、町内会館建てかえ工事ついて1件4要旨について質問をいたします。
 私はこれまで何度となく、老朽化に伴う町内会館の建てかえについて質問させていただきました。これまで一ノ関、三ノ関、太子堂、町上、町中、町下、富ケ丘南部会館と富ケ丘北部会館においては本年度中に完成予定で建てかえ工事が順調に進んでおり、災害時の一時避難所や地域コミュニティの場としての整備が整い、建てかえ工事が完了した地域住民からは大変喜ばれ、従来に増して会館の利用の充実が図られているとのことであります。地域住民の集う会館は、常に安全安心な場でなくてはなりません。3月定例議会において同僚議員の菅原議員より、老朽化の進んだ6カ所の調査の結果、それぞれの町内会館の早急な建てかえが必要ではないかと提言され、若生町長の答弁におかれては、老朽化の進んだ6会館の建てかえが求められているとの認識であり、建てかえの条件の整ったところから順次建てかえ工事を年1棟の計画で進めていくと言われております。それに合わせ、今般、明石台九丁目町内会の設立に伴い明石台九丁目の町内会館の新築工事も見込まれており、それによる老朽化の進んだ町内会館の建てかえ計画が遅滞されることがあってはなりません。6会館のうち地域の皆さんの声を含め、とりわけ条件の整っている会館は志戸田・西成田両会館であり、次年度の会館建てかえの計画は9月定例会後27年度に向けて決定していかれると言われておりますが、志戸田地区においては中央公民館まで3キロメートル以上離れており、吉田川、竹林川の氾濫を初め災害時の避難所として、また農業振興、地域介護の拠点として建てかえの要望が強く求められておるところでもあり、戦後間もなく建築された、この名称が調べたんですけれども定かでありません、3月の定例会で町長が答弁なされた農業研究所というのか、青年研究所というのか、それとも青年農業研究所というのか、そういった研究所を解体し移築されております。そういったものでありますから、私がちょうど物心ついたころ、62歳になりましたので、恐らく7歳くらいのときに記憶しておるわけでありますから、もう既に50年以上の建物と見るべきではないかと思います。現状での建てかえ条件において幅広見地から捉えますと、志戸田会館の建てかえ計画を9月以降最優先に検討する考えについて、次の4問について質問をいたします。
 1つ、新たに町内会の発足に伴う会館新築と老朽化の進んだ会館の建てかえ工事は条件が全く別物であり、老朽化の進んだ会館建てかえ工事については予定どおり最低年1棟の計画で進めなくてはならないと考えますが、町長の見解を求めます。
 1つ、50年以前に建築された農業研究所を解体移築された志戸田会館について、建てかえの優先順位は極めて高いと言われてこられましたが、次年度に向けた志戸田会館の建てかえ工事を最優先に検討を進める考えがあるのか、町長の見解を求めます。
 1つ、これまで志戸田会館前の町道の整備については会館の建てかえ工事と同時に進めると言われておりましたが、その考えに変更がないものと思われますが、町長の見解を求めます。この場所については大型バスも今現在入れません。
 1つ、建てかえ条件の整っていない老朽化の進んでいる会館について、町が今後どのような指導のもと建てかえ工事を進めていかれるか、町長の考えを伺います。
 以上です。ちょうどぴったりです。
議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
     午後0時01分 休憩


     午後1時00分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 渡邊俊一君の質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
 町内会館の建てかえについてということでありますけれども、趣旨はおおよそ述べていただいたとおり、進むのであろうと思うところでございます。振り返ってみますと平成19年就任以来8年目となりますけれども、新しい会館は、震災の年を挟みましたので、平成26年度事業をもって7つというふうになります、数えてみましたら。北区のほうから行政区順に申し上げますと町中、町下、一ノ関、太子堂、富ケ丘南部、そしてことしの富ケ丘北部、大清水二丁目という新規の会館が7つ、そして改修が東向陽台第一会館、旧出張所のあった第一、そしてまた東向陽台三丁目会館。ですので新規が町で手がけたものは7つ、そして改修、大規模改修が2ということで、この8年の間に9つ手がけさせていただいたというふうになります。なお明石台、先ほど九丁目が設立されたという質問内容でありましたけれども、設立されたのは明石台七丁目、第七町内会が設立されました。会館は寄贈を受けていますと。町で取り組むべきは新しい明石台九丁目、恐らく第九町内会というふうになろうかと思いますけれども、あの場所へのいつのころやと、張りつき状況なのか、どの時期なのか、時期を見て、まだ事業完了しておりませんので、この先というふうになろうかと思います。まさにあっという間にといいますか、前町政時代の踏襲をしながら、よりよい会館のあり方というふうなことで、地域の皆さん、そしてまた規模等々、今までのルール・慣習にも沿いながら、地域の皆さんに喜んでいただける、そしてまた何にも増して活動しやすい会館づくりというふうなことで、一つ一つ丁寧に取り組んできたところでございます。そういうふうな中で会館を建てた後、ふぐあいがないかどうかについて折々お聞きをしながら、次の新しい会館の建設に生かしていく、こういうサイクルの中でこの7年、8年、取り組んできたところでございます。
 1つ目のもの、最低1年の事業計画というようなことでいえばそのとおりでございまして、残された6つの会館プラス明石台第九会館、今見込まれるのは残されるところあと7つということとなります。町においては1年に2つ建設するほどの財政的な余力がございませんので、何とか工夫しながら、これは現町政の最優先課題として年1棟の建設、そしてまた地元の皆さんの活用に供したいと、このような思いでいるところでございます。
 この場、この6月議会をもってどの場所について最優先に検討するというふうなことは、まだそこの段階には至っておりません。フラットといいますか、そのような状況です。それから9月の議会、おおよそ見え始め、そしてまた決算議会を終えた後あたりが、今までを振り返ってみますと翌年度の新規会館建設の特定というふうなことにつなげてきましたので、ことしもそのような方法で進めたいというふうに思います。それぞれの地域の皆さんの多様な活動がなされている、その内容をどのように会館に織り込んでいったらいいかというのもこれまた町に課せられた、建物が、平米数が満たされているものがあればいいというようなことではなくて、それぞれにやはり独特の風土がありますので、風土を取り込んだ会館でありたいものだなというふうな思いもいたすところでございます。もう一方では築年数、上位順から申し上げますと、明石、今泉、二ノ関、西成田、穀田、志戸田と、このような順番でございます。条件が整うというのは今の建物を解体して、すぐにその場に何の土地関係、権利関係も含め問題がないというふうなところについては、現状では西成田と志戸田の2カ所であるという認識でございます。その他についてはそれぞれに課題が複数あるというふうなところです。そしてまた地元のご要望というふうな、声の大きさというようなことも当然のことながらあるわけでありますので、そういったことも加味しながら、次年度の決定については9月の決算後というふうにさせていただきたいと思います。
 3つ目でありますけれども、周辺の環境整備、せっかくの機会だからということもありますけれども、当然のことながら会館建物1つのみならずその敷地、そしてまた周辺の環境もあわせて取り組むというふうなことで、これは役所でいえば会館については総務課くくりでありますし、町道の整備については都市整備課であります。まさに縦割りならずとも横断的にこういったことについて、そこに産業振興課が入るかもしれませんし、そういう意味では富谷町らしい会館づくりというふうなことでなお一層力を入れてまいりたいと思います。
 4つ目となりますが、先ほど申し上げた条件が整っていないというふうなことについて言えば、明石、今泉、二ノ関、穀田というふうなことで、土地の権利関係、土地の準備の状況、そしてまた地元の声というふうなことも総合的に勘案して残されているところがこの4つというふうなことでございます。飛ばすことなく、そういう意味では整っているものは上位2つと言えるかもしれませんし、その後の状況の中で整って、また優先順位が上がって1番目、2番目というふうになるかもしれませんが、もうしばらく、もう少し、9月までの間数カ月、27年度事業についてはお待ちいただきたいと、このように思うところでございます。
 以上です。
議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。
18番(渡邊俊一君) 町長が答弁された内容では、1つは条件の整っているところは西成田と志戸田というふうに言明をされております。まだ6月議会では今のところはっきり申し上げる段階ではないというような答弁でもあります。9月議会後ということでありましたから、3月の議事録を見させていただいて確認はさせていただいたわけでありますけれども、やはり9月の議会でこのような議論をしても私は遅いのかなと思いましたから、改めて今6月定例会で議論をさせていただきたいと思って今回一般質問をさせていただいたわけであります。そういった意味からして、大分前になりますけれども町長の答弁の中で、1年間に1棟、最低でもやるというような話の中で、しかしながら、1棟に限らず、やはり年度内に補正を組みながら、その年度のうちに完成するような方向性を見出すというようなお話をされた経緯もあります。そういった意味からして、地域の住民の人たちがいろいろな考案をし、そして使い勝手のいい会館をつくるためには、やはり執行部にいろいろな提言をしていく、そういった余裕時間を少し持たせなければならない、こんなふうに私は思っております。そういった意味からして、今回建てかえ条件の整っておる会館について、志戸田会館と西成田会館というようなことも先ほど来町長お話しされましたけれども、やはり1つは災害時の避難所についてであります。西成田会館については、すぐ隣と言っても言い過ぎでない西成田コミュニティセンターがあります。論旨でも述べましたけれども、志戸田については3キロメートル以上離れたところにようやく中央公民館が設置されております。そしてなお、あの地域の条件といいますか、何か起きた場合の災害時、地震だけではありません。大洪水、最近の、私の記憶によっても何回かあったわけでありますけれども、そのときに孤立する地域の一つであります。したがって、防災無線なども当初あの地域につけられないような状況にあったやつを、要するに農作業をしていても聞こえるような状況の中で防災無線をぜひ設置していただきたいということで提案をさせていただいた経緯もあるわけであります。そういったもろもろの内容からして、やはり最優先的にその志戸田の会館の建てかえを補正予算を組めるような状況の中での12月議会にお示しできるのかできないのか。やはりその辺は、もうそんなに長い時間ではありませんから、やはり町長の思い、腹の中で思っている部分、そしてあの環境的な状況の中での認識、それからすれば、ある程度もっと前進した答弁があっても私は過言ではないのかなというふうに思っております。
 それで、今、全体で7棟でしたっけ、新しく建てかえたと言ったのは。(「7つです」の声あり)7つですね。その7棟の会館の利用密度といいますか、かなり従来よりも上がっているんです。ですから地域コミュニティというものの重要性がますますこれから必要になってくる、そういったところに、そのゆとりすととかの関係とかいろいろなそういった地元のその地域の特性を生かしたコミュニティがどんどん邁進していっているというような状況に見えております。そういったことからしても、ぜひ、9月には提示できないんだけれども12月にはお示しできるようになるだろうというふうな、恐らくそういう見解だと思いますから、その12月に向けて改めてどのような検討を進めていくのか。そして、従来から町長がお話しされていますけれども、志戸田地区については優先順位が高いですよというような話をずっとされてきていました。しかしながら、富ケ丘北部、そして富ケ丘南部、また太子堂ということで、何年間かずれ込んでいるわけです、そういった意味からして。本来ならば富ケ丘北部会館はかなり立派なわけでありますけれども、たまたま2階にその会館があるということで、敬老の方々がなかなか利用しづらい。そういった意味からして実質前倒しをして新築をしているというような状況にもあると思いますので、ぜひそういったもろもろのことを考えながら、改めて町長の見解を求めさせていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 12月の補正で27年度の会館建設はスタートすると、これはここ数年続いていることです。それは何ゆえかというようなことですと、通常ですと4月、3月の年度単位でやっていますので、年をまたいで2月、3月竣工引き渡しと、こんなふうな発想です。しかし私はある時期に1月、12月のカレンダーも持ちましょうと、1月から翌年の15カ月のカレンダーも持とうと。そして4月、3月の3つのカレンダーでやりくりしているんだよというようなことを言った経緯があります。それは私が思ったまさにアイデアです。そんな中で、皆さん自宅を建てると同じようにお正月前に新しいうちに入りたいというようなあの発想がヒントになっています。したがいまして会館については現状、北部会館も11月末竣工、そして12月頭には引き渡しをして、その年の最後の祭り、お餅つきを、今度は祭りをやりましょうというようなことも描きながら準備を進めているところです。したがいまして、最優先というのはどのようなことをおっしゃっているのかは定かではありませんけれども、優先度が高いことは間違いありませんというのはそのとおり、ですから最優先というようなことで受けとめていただくのであればそれもそのとおりでございます。残すところ6つ、そしてプラス第九と。しかしながらもう一方では団地部の会館には老朽化であったり、あるいは大規模な改修が必要と見える会館も見え始めると、こんなふうな折り合わせの中で、また限られた財源の中でどう工夫していくかという課題は、また町長の側に向かってくるというふうなことです。富ケ丘北部の件、北部と志戸田、後ろ前になったよというようなことの認識は私にはありませんけれども、やはり団地部というふうなことと居住者数というふうなことからして、やはりどちらかというふうなことで、いろいろな要素を総合勘案しては進めるわけですけれども、結果として北部を26年度事業として決断したと、このようなことでございます。したがいまして、繰り返しになりますけれども最優先、残るところ2つ、そしてまた準備も整えていただきながらそちらの応援もしながら、早い時期に最終のこの事業の締めくくりとしたいと。町営住宅100戸改修するのに16年かかったというのは冒頭申し上げたとおりでございます。それくらいの長いスパンの中で前町政時代から引き継いでおります。ようやく1桁に見え始めたということからすれば、最終コーナーではなかろうかと、こんなふうにもまた思うところです。
議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。
18番(渡邊俊一君) 町長の立場からすれば、今回言明できないというのも多少は理解できます。恐らくこの辺まで出ているんでしょうけれども。その中で、現在優先的な順位での2つのお話をされました。私は優先的な、最優先ってどういうことで最優先なのかというような町長のお話もありましたけれども、やはり条件が整っている2つの会館、もちろん老朽化している。先ほど論旨でも述べましたとおり、志戸田については材料関係はもう既に50年以上たっている材料で、改築というか移築したわけでありますから、建てた年数と、その実際の木材の年数とではかなり開きがあるわけです。ですからその辺は町長の認識も私も多分同じだと思うんですけれども。要はこの2つの条件がそろっているところで、なぜ志戸田を最優先にしなきゃならないかという私の考えなんです、あくまでも。私の考えですけれども、それは、やはり中央公民館まで3キロメートル以上あるということ、まず第一前提であります。そして、もちろん西成田もかなりひどいです。その他の会館もひどいです。でも条件のそろっている2つの中で西成田会館はすぐ隣に、何かあった場合に災害の避難所を設置できる、唯一、宿泊も当然通常できていますから、そういう西成田コミュニティが存在しているわけであります。ですから、そういった意味からすれば2つのうちどちらを最優先的にしなきゃならないかということの議論を今改めて町長とさせていただきたいと思って今回こういう提案をさせていただいたということを、町長も恐らく理解はしているんでしょうけれども、なかなか言いづらい部分があると思います。しかし、それを乗り越えた中で、やはり議会の中で発言をしていただく状況が一番ベターなのかなと私は思いますので、改めてその件について町長の見解を求めさせていただきたいと思います。
 それから、確かに12カ月のカレンダー、そして15カ月カレンダー、全く町長と私も同感です、そういった意味では。やはり年内に完成してということで、ぜひ今後ともそういう進め方をしていただきたい。そのためにも改めて今回質問している内容の中で、9月以降の検討ということにとらわれず、やはり十二分に検討できるような状況の中身を考えていっていただきたいと、こういうふうに思うのでありますけれども、その点についても改めて見解を求めさせていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 言葉では町長は腹の中で思っているとか言いづらさということ、そういうのは全く私はないんです。性分としても。まともなことを皆さんにこの前で、傍聴の皆さんも含めて申し上げているつもりでございますので、言葉からそのままストレートに素直にお受け取りいただければ十分でございます。震災を経験してみても言うに及ばず、何が起こるかわからないというのがまず1つです。ですから今この場で27年をどこですよと約束できる、まだ北部も始まっていないんです。きょう仮契約が終わって、この議会に議決案件としてお出ししますというようなことですから、1年に1つというようなことの流れの中で、ことしある程度のものがこう進んでいく、そしてまた完成の見込み、9月の決算議会後、ここに数カ月の時間を頂戴しながら、12月の議会の予算を上げるまでも数カ月ありますし、そしてさらにまた議決をいただいた後、数カ月をかけ3月いっぱいぐらいでしたかね、ことしの北部会館のほうへは。ですから半年ぐらいのまさに熟議、町の、そしてまた皆さんの声を聞き入れながら、何回も、まさに10回20回の見直しをしながら最終の平面図プランができ上がると、こんなふうな進みぐあいをしていますので、恐らく相当のことがその中に盛り込まれるというふうなことです。志戸田にしろ西成田にしろその他4つにしろ、地域の特性をよく私なりにつかんでいるつもりでありますので、そういったことを生かしながら進めていくというふうなことをご理解いただきたいと。それからもう一つ、先ほど要素の中に代替施設があるかというのは大きな要素ですから、西成田は確かに西コミに予算も投下しながら進めてきておるわけですから、そういう面に関しておのずとというようなことにもつながっていこうかと思いますけれども、何にも増して何が起こるかわからない。もう一つは、このような厳しい建築状況、環境の中で、入札する業者が本当につくのかというふうな不安もまた従前にないものが加味されてまいりました。そういう意味でぜひそういうことがないことを願いつつ、9月までに考え、決算を終えた後にスタートして、お示しをしながら12月の補正につなげていくと、こんなふうな形で進めていきますことをご理解いただきたいと思います。


議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 私は、子供たちのゲームやネットの問題、学力調査、教育委員会制度など、教育について質問をいたします。
 初めに、ゲームやネットの問題です。
 長時間のゲームやネットを使用することで昼夜逆転の生活となり、学校に行くことができない、成績の低下、睡眠障害などの影響があるということが言われています。個人情報の流出、LINEで仲間外れにされる、いじめを受けるなどの報道もあります。ネットで大勢の人とするゲームから抜け出せない、ゲームを何日も続けて死亡したという人も出ています。内閣府の調査によると、高校生の8割がスマホを使っています。また、ある調査ではスマホなどネット依存が疑われる中高生が推計で52万人という数字もあります。ネット依存はアルコールやギャンブルなどと同じような依存症という病気で、子供たちへの対策が必要です。5月30日の朝日新聞に、仙台市教育委員会のスマホ使い過ぎ指導強化という記事が掲載されました。スマホと数学の成績を分析した結果では、勉強を2時間以上して、そしてスマホの使用が1時間未満という生徒が最もよい成績で、スマホの使い過ぎは勉強の効果を打ち消すおそれがあると学校に注意喚起してきたとありました。ネットをどのように使うのか、ゲームは何時間ならいいのかなど、多くは家庭での取り決めが必要と考えますが、ゲーム、ネット依存から子供たちを守るため、保護者と学校が連携し、対策を講ずる必要があると考えます。両者が繰り返し繰り返し子供たちに働きかけることが必要と考えています。
 この項の第1の質問です。学校にはパソコンを使った授業があります。インターネットは世界中の人とつながることができるすばらしいツールですが、一方では先ほど述べたような問題が発生しています。学校では使用に当たっての規則や注意はどのようにしていますか。
 2番目の質問で、保護者からゲームやネット使用のことで相談を受けた例はありますか。
 3番目です。児童生徒のゲームやネット使用の実態を知るために調査したことがありますか。
 4番目です。ゲームやネットの使用は保護者が家庭でルールをつくることが中心であるということはそのとおり考えますが、同時に学校との連携が必要とも考えます。朝日新聞は、愛知県刈谷市はことし4月、午後9時以降に子供のスマホを保護者が預かり、使わせない試みを始めた。家庭でのルールづくりに学校側が踏み込んでいく試みで、小中学校で取り組んでいると報じています。保護者と学校の連携を密にすべきと考えます。どうでしょうか、お尋ねいたします。
 次に、学力調査について質問します。
 全国学力調査は第1次安倍政権が始めたもので、民主党政権では3分の1程度を対象にしたものとなりましたが、その後、第2次安倍政権は悉皆調査に戻して実施しています。学校の異常なまでの競争主義が激しくなっていると言わざるを得ません。さらにこれまで序列化や過度の競争を理由に学校ごとの平均点公表を禁じた国の方針を覆して、自治体の判断で公表可能にしました。
 この項の質問の第1に、全国学力調査の成績順位を発表することになれば弊害は大きく、発表するべきでないと考えますが、富谷町教育委員会の見解をお尋ねいたします。
 第2に、宮城県は県独自の学力調査を小学校5年生と中学校の2年生に実施します。新聞報道によれば、県独自の学力調査は前年度の学力テストで小中学生の正答率が全国平均を下回った状況を踏まえ、学力向上対策として打ち出したとあります。県独自の学力調査を実施することは子供たちの負担が大きくなるのではありませんか。また、教育現場でも負担につながると思うのですが、そういう心配はないのでしょうか。どのように受けとめていますか、お尋ねします。
 第3に、順位を争うことにつながる全国学力調査、県学力調査は実施しないよう求めるべきではありませんか。また、町内小中学校の順位は発表すべきでないと考えますが、発表しないと明言すべきではないでしょうか。お尋ねします。
 教育の最後の質問で、今、大きく変えられようとしている教育委員会制度についてお尋ねします。
 大津市のいじめ問題で教育委員会が機能しなかったということを入り口にして、教育委員会制度を変えようとしています。文部科学大臣が教育委員会に指示ができるということまで法律案に盛り込まれています。教育委員会制度の改正案のポイント、これは1番目に教育行政の責任の明確化を図るとして教育委員長と教育長を一本化した新教育長を置き、議会の同意を得てとはなっていますが、首長、富谷町でいえば富谷町長ですが、首長が直接任命・罷免を行うこと、2番目には総合教育会議の設置、大綱の設定で、首長は総合教育会議を設置し、会議は首長が招集し、首長と教育委員会で構成されること、3番目には、首長は総合教育会議で国の教育振興基本計画を参酌して大綱を策定することなどが挙げられ、首長の権限強化を打ち出したものになっています。この法案が具体化されれば、教育委員会の独立性は大きく損なわれることになります。現在の教育委員会は、国や都道府県知事や市町村長の首長から独立した行政組織であることに最大の特徴があります。首長が所掌するいわゆる一般行政と教育委員会が所掌する教育行政に分けられているのは、教育の政治的中立性と教育の自主性を確保するためだからです。国民の声として、戦前の軍国主義教育などの例にも見られるように、政治介入による教育統制があってはならないというのがあります。教育関係者は戦前の教育を反省して、教え子を再び戦場に送らないと決意し、実践してきていると聞いています。ところが、これとは正反対のことが行われようとしています。第1次安倍政権は教育基本法を改悪し、侵略戦争美化の愛国心などを盛り込みました。第2次安倍政権で、その侵略戦争美化の愛国心教育と異常な競争主義の押しつけという安倍教育改革を強行するために、教育委員会を国と首長の支配下に置くという考えだと私は捉えています。そのような教育委員会制度の改悪はとめなければならないと考えます。
 この項の質問の第1ですが、現在の教育委員会制度は教育の政治的中立性と教育の自主性を確保するためであり、多くの教育関係者が大切にしてきたものです。その大切にしてきたものを変えてはならないと考えています。教育長の見解をお尋ねします。
 第2の質問ですが、教育への政治支配を許さないためにも、教育委員会が教育の自由・自主性を守る本来の役割を果たすことが重要と考えます。日本共産党は教育委員会改革の基本方向について、5つのことを挙げています。1番目に、教育委員たちが保護者、子供、教職員、住民の不満や要求をつかみ、自治体の教育政策をチェックし、改善する。2番目に、会議の公開、教育委員の待遇改善や支援、教育への見識や専門性を持つ人の確保など、教育委員会の役割が実際に果たせる体制をつくる。3番目に、政治的介入から教育の自由と自主性を守る。4番目に、憲法と子供の権利条約の立場に立って行政を行う。5番目に、教育委員の公選制などの抜本的な改革を国民的合意のもとで進めるなどが大切だと、この5つのことを提案しています。
 お尋ねいたします。教育委員会本来の役割を果たすために、内部での検証が必要だと考えます。富谷町教育委員会では教育委員会改革の検討や議論は行われていますか。お尋ねいたします。
 次に、(仮称)富谷町子育て支援複合施設についてお尋ねいたします。
 この(仮称)富谷町子育て支援複合施設は平成28年4月開設予定で、5月21日に複合施設新築工事設計業務を株式会社松下設計仙台支社が落札しています。いよいよ新築に向かって始動したという感じがわいてきます。子育て支援複合施設は子育てセンター機能と母子保健センター機能を複合させ、民間が設置運営する児童福祉施設も隣の棟に誘致する計画です。これまで健康福祉センターでほかの事業との兼ね合いを見ながら、日程調整しながら実施していたものを、新築後は複合施設を使い存分に実施できることになるだろうと思われます。(仮称)富谷町子育て支援複合施設整備基本方針は、子供たちを基点とした地域のあり方を見直す中で、地域を支える行政と専門機関が役割を分担しつつ、就学前の子供たちを対象とした支援体制の整備を図るとして、子育て中の親と子供が気軽に集い、相互に交流する場を提供する。子育てに関連する情報提供などを行うとし、子供たちをすこやかに育む町の実現を講じるとしています。富谷町は平成25年度448人の赤ちゃんが生まれ、就学前の子供たちが4,120人、18歳以下では1万1,680人の子供たちがいます。こんなにも多くの子供たちがいることを考えれば、就学前の子供を対象とした支援体制の整備を図るだけでなく、切れ目ない支援が必要と考えます。
 初めに、子育て支援センター機能について質問します。
 子育て支援センター機能としては、育児不安の相談指導、子育てサークルの支援や集いの場の提供などが挙げられています。講習会や講演会の実施や相談、援助の実施など、子育て支援センターの実施事業にこれなどは取り上げられていますが、遊び場の提供だけにとどまらず、むしろ子育てで悩んでいる人への支援が中心であるべきと考えますが、どうでしょうか。
 2番目の質問で、子育てに悩んでいる人への専門的な支援体制をどのようにつくろうとしているのかという点についてです。基本方針には職員配置予定として事務職、保健師、栄養士、保育士などが挙げられていますが、児童心理士や看護師などの配置は検討していますか、お尋ねします。
 3番目の質問です。(仮称)富谷町子育て支援複合施設整備の基本方針には、子育て家庭を中心にネットワークのイメージ図が掲載されています。この図は子育て家庭からは子育て機関、教育機関、子供に関する専門機関、地域活動機関、公共機関とも等距離で描かれています。今後子育て家庭が何か困ったときに、課題や問題が発生したときに、子育て支援センターが中心の役割を果たすようになれば、その人たちはとにかく子育て支援センターに相談しようということになるのではないかと、それが安心につながるのではないかと思います。そのことをどのように検討しているのでしょうか、お尋ねします。
 母子保健センター機能についての質問です。
 各種健診や教室が常設会場でないこと、時間的制約があったことなどが基本方針にあります。母子保健センター機能としては乳児や幼児の負担にならない配慮が必要で、各種健診や予防接種など時間帯や所要時間、対象人数などきめ細かな検討によって実施できるよう、対象者の意見や要望を聞いた上での計画にしてほしいと考えていますが、どうでしょうか、お尋ねします。
 複合施設の開設後は1カ所で健診、予防接種、各種教室が実施されることになります。これまでは会場の都合で公民館を利用して実施していたこともありました。そのほうが便利だという人たちもいたかと思います。複合施設1カ所というとき、交通手段は万全でしょうか、お尋ねします。
 最後の質問です。複合施設の組織体制として職員15人が予定されていますが、子育て支援センター機能と母子保健センター機能があるわけですが、この15人の配置をどのようにそれぞれするのかお尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。
 初めに、若生町長。
町長(若生英俊君) それではただいまの議員の質問にお答えを申し上げます。
 複合施設の件でありますけれども、きのうも質問が出ましたので、後ほど担当からということにさせていただきたいと思います。ご承知のように明石台の今開発している一角に、この子育て支援施設というふうなことで予定してございます。今、中央公民館、福祉健康センターでやっている内容を基本的にはこちらに移すというふうなことで準備を整え始めたところでございます。長らくの窮屈さとか、あるいは機能性というふうな面から、明石台小学校の決定をもってあの場所に、既に保育園が開園しています。その後ろ側ということとなります。この施設とあわせて民間の発達支援施設が整うと。来年の4月スタートと、こちらのほうは再来年の4月スタートと、こんなふうなことで1年ずらしながら順次整えていくというふうなことでございます。冒頭その点を申し上げて、答弁は原課からとさせていただきます。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) それでは私のほうから第1点目の質問についてお答えをいたします。
 まず学校でのパソコン学習に当たって、使用に当たっての規則や注意ということでございますが、学校における情報教育につきましてはコンピュータ使用上のルール、それから約束事項を指導するとともに、情報モラルやインターネットの危険性等、つまりリスク回避等、児童生徒の発達段階に応じたコンピュータ・リテラシーを身につけさせるための指導を行っているところでございます。
 第2点目、ゲームやネット上のことで親とか保護者からの相談ということの例でございますけれども、保護者から教育委員会への相談事例というのはございません。
 3点目のネット、ゲーム等の実態を知るための調査ということでございますが、児童生徒のゲームやインターネット使用の実施につきましては、先ほど議員のご質問の中にもありました全国学力学習状況調査の中にインターネットやテレビゲーム等についての意識調査も入ってございますので、その中でのデータは現在承知しているところでございます。また、PTAが独自に調査したという事例も本町内の学校においてございます。
 4点目、家庭のルール等につきましてですが、携帯電話やインターネットにおける課題につきましては、私らも大変認識をしているところではございます。各学校におきましては情報モラルについての教室や、PTA行事等で安全な使用等について保護者に周知を図るなど、連携を図っておるところではございます。
 続いて、いわゆる学習状況調査に関しては関連がございますので、5番目、7番目を一括してお答えを申し上げます。全国学習状況調査につきましては、序列化や過度な競争が生ずることのないよう、教育上の効果や影響に十分配慮することが必要であるというように認識しております。このことから、国の調査及び本年度行われます県の調査とも、学校別の結果の公表については考えてございません。
 6点目でございますが、いわゆる宮城県学力学習状況調査事業につきましては、県内の児童生徒の学力等の実態を把握して、長期にわたるよりきめ細やかな指導を行うために、本年度から3年間継続して実施することとしております宮城県の新規事業でございます。調査に当たりましては子供の負担がふえないように指導してまいります。また、調査実施に当たりましては、採点などの事後処理は業者委託になりますので、教員の負担は少ないものというふうに認識してございます。
 第8点目、教育委員会制度でございますが、これは現在国会で審議しておりますので、国の動向を見守ってまいりたいというふうに思います。
 最後9点目でございます。本町は「学びのまち富谷」をスローガンに、生涯にわたり心身ともにすこやかで豊かな情操と道徳性を備えた人間性を目指し、たくましく生きる力の育成を図るため、教育委員会議、それから校長会を初めそれぞれの検討事項に応じた協議を実施しているところでございます。
 以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) それでは、大きな質問の2、(仮称)富谷町子育て支援複合施設についてお答えいたします。
 まず問い1でございます。子供の発達や発育に関する子育てで悩みを抱える方への支援はもちろんでございまして、それから食事のことや子供との接し方等、ほかのお母さんと情報交換できる場として、子供が親から離れて活動する遊び場の要素も必要であると考えております。
 問い2でございます。現在も個々で対応すべき悩みを持つ方に対しましては保健師が訪問等で対応しておりまして、その中でも発達検査や専門相談員が必要な場合については専門機関に依頼する体制を整えております。今後については、現在の体制に加えて臨床発達心理士等の専門職を配置する等、支援体制を強化していきたいと考えております。
 問い3でございます。子育てにかかわる問題を解決するためには、親自身の悩みや子育て不安を解消するだけでなく、地域で子育てを支える環境づくりが必要と考えます。そのためには子育てにかかわる方々が課題を共有し、課題の解決のために意見を出し合う必要があると考えております。ネットワークのイメージ図につきましては、子育て家庭を中心として、さまざまな関係機関がそれぞれ必要とされる支援を行いながら、課題に対しては連携をとりつつ解決できる支援体制を今後検討していく必要があると考えたものでございます。その1つの形といたしまして、複合施設に子育て家庭への支援活動の企画や関係機関等との調整を担当する職員を配置いたしまして、子育て支援事業や母子保健福祉制度、子育てサークルなどの地域の保育資源を活用し、関係機関との連携を図りながら子育てについて総合的に支援していく体制を整えていきたいと考えております。
 続いて問い4でございます。健診環境につきましては、動線を考えて、母子の負担にならないような会場設営を検討してまいります。健診の時間帯ですとか回数等につきましては、健診に従事しております医師等の確保の問題もございますので、必ずしも対象者の意見や要望に沿えない場合もあるかと思いますが、できる限り住民の皆様の声を反映させていきたいと考えております。
 続いて問い5でございます。町民バスの運行ルートの見直しを今後図っていきまして、複合施設への乗り入れについて検討していきたいと考えております。
 問い6でございます。こちらについては昨日小川議員に答弁したとおりでございまして、職員数については12名、事務職3名、保健師6名、栄養士1名、保育士1名、また、非常勤として臨床発達心理士等を予定してございまして、1階、2階、子育て支援、それから母子保健の担当につきましては今後検討していきたいと考えております。
 以上でございます。
議長(浅野幹雄君) これより、佐藤聖子君の質問は一問一答により行います。
 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 第1番目の質問ですが、ネットやゲームのところでお尋ねします。リスク回避のための授業もしているということですが、大体どの程度の時間をそれに割いているのか、一番最初のときにそれをするのか、どういう順序でするのか、少し詳しくご答弁ください。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) こちらの情報モラルにつきましては、特に何時間というふうなことが国のほうでは定められているわけではございません。ただ、コンピュータを使用する授業あるいは各教科においても情報モラルを学習する機会があるものでございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) これまではそのように進められてきたかと思いますが、今日さまざまな問題だとか被害だとかというのが発生していまして、現在のままでいいとは思わない事態になってきているのではないかと思うわけです。今後についてはどのように進めるということを考えているのかお尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 情報モラルでございますけれども、情報社会にあって、その流れは後戻りできない状況にあるのは現状でございます。それを踏まえまして学校のほうでは、他者への影響を考えて、情報社会での行動に責任を持つことであったり、あるいは危険回避など、情報を安全に利用することなどなどをあらゆる機会を使って児童生徒のほうに周知をするということが必要かと思います。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 新聞などを見ますと、小学生の高学年、中学生ぐらいになるとあるかもしれませんが、好きだからあなたの写真を送ってとか、それから胸もとを写したのを送ってとかというのが頻繁に流通しているということを聞くんです。そういうことがあると、それだけでとどまっていていいのかと、今はこういうことになっているんだということが知らされなければならないところまで来ているのではないかと、このように思うわけです。ですから、先ほど子供たちへのルール、リテラシーという話が出ましたけれども、これをもう1回見直すことが必要だと学校現場で思う時期に来ているのではないかと、そのように考えるわけですが、どうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) まず学校におけるいわゆる情報教育の中で担当している範囲内では、いわゆるガードはかなりきちんと行われているというふうに私は認識しております。インターネットにおきましても不適切なアクセスができないようなガードはきちんとかけておりますし、教師がついていないところで子供だけが自由にコンピュータを使ってインターネットに接続するということはございません。必ず教師がついている中で子供たちがやっている。それから、子供たちの少し自由な活動として与えたときも、事後に子供たちがどういうところへのアクセスをしているかということの点検ももちろん学校はできますので、その辺のところは学校における情報教育に関してはきちんとした管理ができているというふうに思います。しかし問題はその先でございまして、今、私が学校現場にいたころとはかなりコンピュータの環境は物すごく変化しておりまして、今子供たちにとって、特に中学生にとって一番の課題となっているのは、もうはっきり申しますとLINEと言われるところなんです。中学校の教師とよく話しますと、そのLINEでもって行われている子供の友好関係というものについては全くつかめない。ですから、今まで生徒の友好関係、子供の友好関係というのは、部活であるとかうちが近所であるとか、子供の動向を見ていればある程度推測できる範囲にあったわけですけれども、LINEにおける友好関係というのは時間も空間も全くかかわりのない人との接触ができるようになっていると。そこにおけるトラブルに関しては学校は全く、大体学校というところは携帯その他を持ってきてはいけないことになっていますので学校では行っておりませんので、ですからそのことに関する管理は学校は大変今苦慮しているし、非常に率直に申し上げますと無力感があるというのが現状のようです。ですからあくまで家庭において、いわゆる家庭でその環境を買い与える、与えるときは、その使い方をきちんと教えるとともに、そのリスクというか危険性も含めてきちんと指導すべきだということを今学校と家庭の中でやりとりはしていますが、その効果のほどは今後やはり十分見ていかなきゃならないなというふうには思っているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 今教育長がおっしゃったように非常にLINEでの子供たちのつながりというのが言われていまして、朝日新聞の中にも、先ほども紹介しましたけれども、刈谷市で、9時以降はスマホを親が預かるということで、それ以上はしないというようなこともあるわけです。学校ではそういうつながれない、接続できないようにしているけれども、じゃあ家庭ではどうだろうと。家の真ん中にパソコンがあれば、パソコンやスマホが中心にあればそうですけれども、そうじゃないということもあるわけで、そのことについてはフィルタリングをかけるだとか、そのほか被害の実情がこうなっているというものについては、PTAの人たち、それから保護者、そういう人たちに繰り返ししていかなければならないと。一番先にも言いましたけれども、それは家庭の中のルールであるということが一番だと思います。しかし、そこの情報に疎いというのもまた家庭の中にあるわけで、両方から、子供たちをネット依存やゲームの被害に遭わないようにするためにはそこの必要があるのではないかと思いますが、この点については今後保護者会、PTAとはどのようにしていくつもりなのかお尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 先ほどの答弁でも一例紹介しましたが、町内のある中学校のPTAがこの情報に関してかなり詳しい調査を子供たちに行いまして、その結果をここにまとめたものがございますが、これをもちろんこの情報を、PTAというのは学校も入っていますので、学校PTAの共有の情報として、これをもとにして学校は学校の機会の中で、こういう危険性を、リスク回避をする賢さをやはりしっかり身につけていかなければ、これからのこの情報化社会を生き抜くことはできないんだというふうに。やはり私は生徒に、大事なのはその賢さを身につけることだと思いますので、そこは学校のほうでもきちんと機会を捉えて指導する。同じようにやはり家庭でも、先ほどちょっと言いましたが、自転車を買い与えるときはやはり自転車というのはどういうもので、どういう機能があるもので、こういう便利なものだけれども、こういう危険性もあるんだよと、そういう両面をきちんと子供たちに指導しながら与えますよね。ですから、いわゆる情報化の環境の機器もそうですが、やはり親御さんはそれを基本にして買い与えてほしいというのが私の親御さんに対する一番の要望なんです。新しいものを買い与えるときは、その機能を十分に教えてやりなさい、あわせてその危険も十分に、その危険を回避する方法も十分にやはり教えるのが親の買い与えるときの一番の責任じゃないかなと。この辺のところを学校と家庭で共有しながら、同じ立ち位置で子供たちに接していくということではないかと思います。もう1回繰り返しますが、やはり私は子供に賢くなってほしいというふうに思っています。
議長(浅野幹雄君) この際、午後2時10分まで休憩をいたします。
     午後1時57分 休憩


     午後2時10分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 全国学力調査のときの学習状況調査の中にあるという話で、それを使って仙台市が東北大学と研究した結果ということでの先ほどの記事になるわけですが、富谷町ではこの調査によってどういうことがわかったでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) まずゲーム、それからインターネット、それから携帯電話等の項目で、それぞれ学力層を4層に分けましての相関関係を見ているデータがございます。この中でおおむね非常にわかりやすいなというふうに私が読んだのが、ゲームを3時間以上行っているという子のデータですけれども、ゲームを3時間以上行っているということと、この学力層の4層に分けた相関関係が、ゲームを3時間以上行っている数がふえればふえるほど学力層は下位群にいくという。それからその反対に3時間以上行っているのが少なければ少ないほど学力層は上位層にいくというのが、国語及び算数・数学のA・Bありますので、4教科ともその相関関係はおおむねはっきりあらわれているところではございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 児童生徒が賢くならなければならないということはそのとおりだと思いますが、それを保護者にも伝えるということも必要だと思います。それでやはり時あるごとに保護者向けに話をするということも大事だと思いますが、パンフレットやリーフレットを使いながらそれを返していくということも今の学校に必要ではないかと思いますが、どうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 議員がおっしゃった仙台市が出したリーフレットについても私の手元にありますのでよく読みまして、非常によくできているなというふうに思っております。ぜひ先ほど申しました当町のデータ、それから仙台市のリーフレット等、それから刈谷市の取り組み等も踏まえまして、町の教育委員会としても保護者向けのパンフレット等をこれから準備していきたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 学力調査についてお尋ねしたいと思います。先日、学力調査、全世界的に行われているPISAですが、この学習到達度調査を批判という記事が載りましたが、その中の記事を見ますと3カ国が順位を上げようと短期的施策に力を注いでいると指摘し、計測できる狭い面だけを強調して、道徳的、市民的、芸術的発達は測定していないと批判したと、こういう記事が載りました。ごらんになったと思いますが、そういうことからすると県が行おうとしている3年間のこれからの事業も、もっと計測できるもの以外のものというような考え方に立つべきではないかと。採点を業者にお任せするからとかというのではなくて、それに向けて今どうしても過度な競争に走っていると私には見えるわけで、その点については教育委員会としてはどのように見ているでしょうか。お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) まず公表の件につきましては、先ほどお答えしましたとおり、学校別の結果の公表はしないというようなことを昨年の8月の教育委員会議でも話題にしまして、改選が行われました今年4月の教育委員会議においても、このことに関してはきちっと教育委員会議の中で了解をいただいたところでございます。ですから、議員がおっしゃるとおり過度な競争等のおそれのある学校別の得点については公表はいたしません。ただ、PISA、いわゆるOECDが2000年度から3年ごとの調査として行っておりまして、大変これは膨大な資料、私も入手できる範囲で分析しておりますが、やはりかなり有効な調査でございまして、先ほど言われたような弊害ということも一部言われていることは承知しておりますけれども、このOECDが行っているPISA調査そのものに対しては教育界において非常に今、PISA型学力という言葉を生み出しているほど有効的な調査だというふうに私は思っております。それにあわせて国と県の調査に関してですが、授業というのは、PDCAとよく言いますけれども、あのサイクルとよく似ていまして、やはりプラン、計画を立てて、それを授業として実施すると。その次には必ずやはり検証、チェックというものが必要になってまいります。それは教師が行った授業がどれほど子供たちに定着しているかというのを必ず見る必要があるということ。そのことによって次へのアクション、次へのプランに生かしていくというこのPDCAサイクルというのは、まさに授業のサイクルにも当てはまるわけでございまして、ですからそういう意味からも生徒に対しての、子供たちに対しての学習内容の定着度を見るということは非常に教育活動としては重要な作業になってまいりますので、ぜひこの国及び県の学力調査を有効に生かしていきたいというふうに思っています。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) PISAについてはフィンランドが1番だとかというようなこともありまして、それに追いつけと、ことしは、前回のでしたか、日本はかなり成績が上がったということで喜んでいるような向きもあるわけですが、しかしその県が調査をするということについて、県内で、20市町村でしたか、20市町でしたか、市独自に、あるいは町独自に学力調査が行われる。全国のために県が行い、県のために町や市が行うと、この循環は本当に子供たちのためになるだろうかということを私は考えるわけです。そのことについてはどのように考えますか。お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 先ほど言いました子供たちへの学習状況がどのように定着しているかということを見るということは、これは日常的に学校においても行っているところでございます。ですから中学校においては定期考査というのがありますし、そうでなくても小テスト等を含めて子供たちの学習状況というのは常にきちんと見ていくということは大変重要なことでございます。ですから、先ほどから何度も言いますように別に国・県それぞれ行っていることを有効にいかに活用しているか、いくかということだと思います。ですからいろいろな弊害というものもある程度言われていることも確かに承知はしておりますが、子供たちは賢くなると先ほどの質問で言いましたが、やはりこういう調査もいかに有効に生かしていくかと教師は賢くなる必要があるんだというふうに私は思います。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) それでは、教育委員会制度についてお尋ねしたいと思います。先ほど教育長は国の動向を見てという答弁でございましたが、今ある教育委員会制度で、それを大きく変えようとしていると、こういう認識はもちろんおありだと思うのですが、これについてはどのように考えていらっしゃるのかお尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 現在の教育委員会制度というのは、少しさかのぼれば昭和22年のいわゆる日本の民主教育の出発を支える大きな柱としての制度だというふうに私も認識しております。ただ今のようにいわゆる教育行政の効率がきちんとできて、今のような制度設計が確立したのは昭和31年のいわゆる地教行法といわれている法律が成立したところかなというふうに思っております。今度の改革はいわゆるこの地教行法の改定になります。ですからその中で、中央教育審議会が昨年の12月に答申を出しましたけれども、実はあの答申も、議員はご存じだと思いますが、A案・B案という案を討論したんですけれども、B案というのは今までの教育委員会制度を残す案で、そしてA案というのは全く改革をする、今国会で審議しているほうのもとになった案でございますが。この間、全国の教育長会で文科省の藤原審議官の説明によりますと、この中央教育審議会も非常な激論になったそうです。このA案・B案は5.5対4.5ぐらいというのが文科省の審議官の説明でした。それだけの僅差であったということです。ですから、この12月に答申された中教審の答申は、非常に異例なんですが、反対意見が付記されている。私は今まで中教審の答申というのは随分読みましたけれども、このように反対意見が付記された答申というのはない。ですからそれだけの論議を尽くして中教審も出してきたということではないかというふうに思っております。ただ、この法律は国の法律でございまして、この制度の法律が通れば、富谷町といえどもこの法律のもとに教育委員会制度を立ち上げるということになりますので、それは国の法律が通った時点でその準備を進めていくということにはなります。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 同じ質問で、教育委員会制度改定が今進められているわけですが、この改定について町長はどのように考えているのかお尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 内容については私は詳細を把握しておりません。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 私が、少々長くなりましたが、その教育委員会制度のところでも概要などについて少し述べたわけですが、町長が以前教育畑におられて教鞭をとっていたという方でまさかご存じないということはないと思いますので、この件についてどう認識されているのか、重ねてお尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 今申し上げたとおりでございまして、新聞で読む程度の内容でございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 新聞で読む程度ということでございましたのですが、5月2日の河北新報には、栗原市長は、その教育委員会の制度、現行のままでと改正案に見解を述べています。改正案について改革で弊害が出るおそれがあると、教育行政に対し市長が整合的なやり方をするのは好ましいとは思っていないと、このように見解を述べていますが、今の改革案について、重ねてお尋ねしますが、このように改正案に見解を述べるということは町長はなさらないということなのでしょうか。見解をお尋ねしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 述べるつもりはございません。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 先ほど論旨の中でも述べましたけれども、教育関係者はさきの戦争を反省して、再び教え子を戦場に送らないということで頑張ってきたわけです。ところが今、前の第1次安倍内閣で教育基本法が改悪されました。愛国心を盛り込むだとか、下村文部科学大臣が教育勅語のことを褒めたたえるだとか、さまざまなことがあります。竹富町に対しては教科書採択のことでするだとか、そういうことが起こっているわけです。そしてまた悉皆調査にしながら全国学力調査をするというようなこともあって、これはその述べませんということにはならないということを私は思うのです。そして、そういうつもりがあって教職に立ってきた町長ですからさまざまな思いをお持ちだと思いますが、これ以上お尋ねしても態度を明らかにしないということだと思いますので、残念ですが。
 それでは、今の教育委員会制度について町長にお尋ねしますが、どこのところが改正すべき点だと思っているのかお尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) このことについても述べる立場にはございません。今の制度の中で精いっぱい手がけるというのが今の制度の中での私の立場でございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 私が思うのには、子供たちに対してはやはり子供の心を鼓舞するような教育条件、教育環境をつくるべきだという思いでいつもおります。それというのも大阪教育大学の秋葉先生という方が、子供たちの心の5つの特徴を次のように述べていることによります。1つはたえず体を動かさずにはおられない遊びの心、2つ目にはあしたに希望を持つ心、3つ目にはやったらできるという自信家の心、4つ目はさびしがり屋の心、5つ目は比較され優劣をつけられるのが大嫌いな心、こういうものが子供の心の中にあるというんです。そういう子供の心を本当に支える、そうやって支えながら教育条件を整えることは今教育委員会あるいは町に求められていることだと思うわけです。それが今の教育委員会の制度を解体して別のものにつくりかえるということになったら、これは保障されないことになると思います。そういうことを述べて、教育長の見解をお尋ねして、この項での質問を終わりにしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 先ほど申し述べましたように、私らも町のいわゆる公教育をあずかる者でございますので、国の制度の根幹が変わればやはりそれに基づいた町の体制を整えていくという立場でございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 子育ての複合施設についてお尋ねします。複合施設についてですが、体制といいますか人員の配置についてです。先ほど専門的なということで名称が挙がりましたけれども、今、虐待、ネグレクトといいますか、無視しちゃうとかというようなこともありまして、そういうときの専門家も必要だと思うんです。そういうための陣容をどうやっていくかということは今後にかかっているということなのでしょうか。お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 虐待等に対応するためといいますか、先ほども述べましたとおり臨床発達心理士というものがございまして、産まれてから発達をめぐる問題について面接や心理テスト、行動観察により見出して育児不安、気になる子ですとか、それから発達障害、それから、そういった虐待の問題についてもそういった方々が対応できるのかなというところで臨床発達心理士と挙げさせていただいたところでございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 発達障害ということになるとやはり低年齢のところに支援を考えているんだなということが、私にはそう思えるわけです。だけども子供といったときに、18歳までとするか、それは区切りがあるかと思いますけれども、しかし、就学前だけの子供ではないはずです。そのネグレクトがあったり虐待があったりというのは学校に入ってからだってあるわけで、もうちょっと対象を広げない限り子供のための支援センターですよということにはならないと思うので、その対象を広げるという考えはないでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) こちらにつきましても今後検討していかせていただきます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 複合施設ですけれども、わか葉保育園の隣といいますか後ろ側といいますか、そこのところにできるわけです。そうすると、先ほどはバスを乗り入れることも考えていると。それで助かる人もたくさんあるだろうなと思いますが、車で来たときに、この説明書が配付されたときにありましたけれども、道路がいずれ認定されるであろう町道明石台7の1号線、ここを通って複合施設に行くわけです。ところが、帰るときもそこを通るしかないと。そういうことになると、緊急時だとか、それから保育園だとお休み、お昼寝している時間もあるだろうと。ここのところをいつも通っていいのかどうかということがあるわけで、これもまた認定されるであろう町道明石台9の9号線、これがありますけれども、これとつながるように、それからどう行ったら一番いいのか、行くアクセスとしてどれがいいのか、それを考えながら道路をもう1回これは考えるべきではないかと思いますが、どうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 道路につきましては、幅員、今の道路でも六、七メートルあるというところでございますので、今のまま現状考えております。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 明石台6のとなっていますから幅員は6メートルということになって歩道もないわけです。確かに交差はできますけれども、十分とはいかないんじゃないですか。ここに何人集まるというふうに考えていますか。十分でしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 今のところ複合施設については100名から利用を毎日されるのかなと。保育所のほうも今、たしか120人ぐらいの定員だったかと思います。200名ぐらいというところでの予想ですので、そのぐらい、その人数については対応できるのかなと考えております。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 全体計画を見て道路をつける、ここに道路を持ってくるということは今の時期しかできないわけで、独断でできると思いますと言わずにもう1回検討すべきだと思いますが、どうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) そうですね、今のところ対応できるかとは思いますけれども、なお違った形でできればそれについても検討はしていきたいと考えております。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 違った形とは何ですか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 今現在ですと1本だけというようなところなんですが、できれば、できるかどうかは定かでないんですけれども、幅員を見直したりということかと思います。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 明石台9の9号線のところに緑地帯境界線というのがありまして、ここのところを何とかして道路にできると私は現状を見てそう思いますが、そういうことも検討していくべきではないでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 今回明石台東地区の開発に当たりましては、ここのところを学校用地としての確保を当初予定しておりました。そういったことから通り抜けということで既存の明石台六丁目のほうへ抜ける道路との接続というのはできるだけ、通過交通も新たに発生するということから、できるだけつながないような形でというような計画をした次第でございます。今回そういった形でそこの保育所とかこういう複合施設を利用する方のためだけにつなぐというふうになりますと、新たな通過交通を生み出して別の問題も発生する可能性があるということから、もう少し慎重に検討させていただきたいというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) それでは検討するということでいいですね。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) こちらは開発行為で今事業をやっておりますので、うちのほうの判断だけでつなぐということはちょっと難しいと。基本的には今の形でご利用していただきたいというふうには考えております。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 6の125号線の幅員拡幅はどうでしょう。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 済みません、ちょっと今、路線のほうを確認いたしますのでお待ちください。(「後で示していいですか、ちょっと今、時間がかかりそうなので」の声あり)路線を今ちょっと確認……。
議長(浅野幹雄君) 暫時休憩をいたします。
     午後2時34分 休憩


     午後2時35分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) ただいまご質問いただきました明石台6の125号線の拡幅につきましては、開発行為で今6メートル道路としての整備が完了しておりますので、今後拡幅というのは開発事業の中ではできないというふうに考えております。


議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。
7番(浅野直子君) それでは、通告に従い2問質問いたします。
 1問目、保健事業の取り組みについて。
 健康増進のためにさまざまな取り組みがされていますが、高齢者のみならず、全住民が個人の健康づくりをもっと気楽に楽しめる環境整備も大事です。健康づくりポイント制度報奨措置は県内で4カ所の市と町で行われています。ことし4月より開始した柴田町では、20歳以上を対象に47項目10回の健診や健康づくり教室への参加、各種スポーツ競技参加などにより、500円の商品券で町内の商店で使える措置をとっています。家族で楽しく取り組める仕組みで、大変活気があるという話も聞きました。地域の輪を広げ、家族の中で健康に対する意識向上、また、予防により医療・介護費の抑制にもつながり、報奨制度を利用することで地域の活性化にもつながります。厚労省でもこの取り組みを推進していますし、県内においても取り組みを進めている自治体がふえるだろうと県の担当の方も話されていたようです。私は以前にも健康マイレージ制度や介護ボランティアポイント制度などの導入を求め質問しましたが、元気な町、健康な町を継続推進するためには必要な施策だと考え質問します。また、疾病予防において、今、町でも高齢者肺炎球菌ワクチン接種の一部公費助成を行っていますが、国の施策で10月より65歳以上を対象にした定期接種が始まる予定です。命の危険性も高いことから賛成ですが、対象者は平成26年から30年まで65歳から5歳刻みで100歳まで、平成26年度は101歳以上も可能となっているようです。平成31年以降は65歳のみです。生涯に1回ぐらいしか接種できない場合もあり、課題も残ります。新聞報道によりますと、2013年の推計では肺炎による死亡者は12万4,000人となり、脳血管疾患を抑えて3位である。高齢化が進み、肺炎による死者のうち65歳以上の高齢者は96%に達したようであるとありました。このようなことから、町としてこのまま65歳以上任意での助成支援も残し、定期接種との併用を続けるべきであると思います。周知徹底を図りながら対象者の接種に努めれば、多くの方が予防はできると考えます。また、住みなれた場所で暮らせる社会を目指す地域包括ケアシステムの取り組みについて、365日24時間の医療と介護システム、生活支援の連携が重要になります。これから日常生活圏域のニーズ調査など行われ分析をされると思いますが、今後どのような取り組みをされるのか伺います。最後に、女性特有のがん検診受診率向上にコール・リコール事業は大事です。以上のことから、保健事業の取り組みについて以下質問いたします。
 1、健康づくりポイント制度、報奨措置についての見解を伺います。
 2、介護予防や疾病予防の健康づくりについての今後の計画や企画を伺います。
 3、検診受診、生活習慣病などの指導へ参加していない方々に対する啓発をどのように改善されるのか伺います。
 4、今後、要支援者に対する対応、自助努力に対する取り組み、介護ボランティアポイント制度について、どのような見解か伺います。
 5、全住民が参加できる健康づくり、ポイント還元による地域商店の活性化、成人した方を対象とした健康づくりポイント制度の導入が必要と考え、取り組みについて伺います。
 6、地域包括ケアにおいて、医療と介護、生活支援の連携について取り組みを伺います。
 7、女性のがん検診にコール・リコール事業のさらなる取り組みが大事であると考えますが、その後の取り組みについて伺います。
 次に、2問目、公園整備について質問します。
 町内およそ大小70を超える公園がありますが、年間を通し除草や遊具の点検整備が行われています。季節がら利用者もふえてきました。特に大亀山森林公園は震災後の修復工事も終わり、たくさんの方が来園されて週末はにぎわっています。5月の連休には、きのうの町長所信にもありましたが、4,000人の来園者があり、この前の日曜日には午前中だけで約160人の方が楽しんでいらっしゃいました。私も久しぶりに展望台に登ったりしましたが、町外からの来園者も多く、思い思いに楽しく過ごされていました。が、そのような中でお話も随分お伺いすることができました。大亀山森林公園は自然を生かした整備になっていますが、展望台までのベンチやテーブルは老朽化も進み、利用するには余りにも汚い。周りの大木に眺望も悪く、ベンチやテーブルの移動や、補修して自然に合うように整備することも必要と思いますし、また、展望台近くのトイレは暗くて、使用するには怖いように感じます。再度現地を確認していただき、利用しやすい環境整備が必要と考えます。そして、もう一つのしんまち公園は町制施行30周年の記念事業としてつくられ、憩いの場所となり、建設大臣から表彰もいただいている公園です。あれから20年の時がたっていますので、より住民参加で魅力ある整備も必要ではないかと感じます。各町内の公園は年計画で進められています。利用者の多い公園、少し寂しい公園、さまざまですが、みんなが楽しく集い、憩いの場所、成長の場所、健康づくりの場所、そして子供たちも高齢者も年齢を問わず集まれるところが公園です。防災において退避場所としての機能を持つこともあります。ふだん身近な公園では大清水一丁目第一公園、杜乃橋公園など、小さな子供たちが自転車乗り入れで車道へ飛び出す危険もあります。その対応と、また、歴史を刻んでいる団地の公園も小さい子供たちが遊べる遊具の設置を検討するなど整備が必要です。町内の公園整備について質問いたします。
 1、これからの公園整備の計画はどのようになっていますか。
 2、自転車での乗り入れが多くなっているため、車道への飛び出しなども危険である。危険箇所の確認と対応について伺います。
 以上でございます。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それではただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
 保健事業、健康増進、健康づくり事業につきましては、これまた町の大きな事業の柱の一つであります。今、冒頭柴田町の取り組みというふうなことで前段ありまして、それに続く趣旨とご質問というふうなことでありました。いろいろな事業、それぞれの自治体でそれぞれ独自な、オリジナルな取り組みも織り交ぜながら町民向けの事業を展開している、これはどこも同じでございます。そういうところのその動機は何かというふうなことになると、他より劣っているとか、あるいは数値上、平均的な数値が50%なのに我々のところは30%台ですね、何とかしなきゃならないねと、これは当然のことながら大きな動機の一つというふうなこととなります。富谷町のすぐれた面もぜひ目を向けていただきながら、評価をしていただく部分は評価をしていただき、そしてさらにまたそれに加えるというふうなことでのやりとりであってほしいなというふうに思うところです。柴田町の、今私の手元にあるもの、資料と、手元に別資料でというようなことを見ましたらば、やはり、2つだけ申し上げますけれども、特定健康診査の受診率が24年法定報告値によりますと、柴田町は自治体35のうち32番目、35.2%という数値です。富谷町は上位5番手で、56.5という数値。そしてまたもう一つはその後のケアということでの特定保健指導、これまたいろいろな取り組みをされていることだと思いますが、平成24年の法定報告値ベース、柴田町は30番目で9.9%、富谷町は57.8%と、このようなことがきょうの一般質問準備の資料の中にあります。そしてまた昨日、国保の大幅引き下げの件をご説明いたしましたけれども、こちらのほうを見ますと、胃がん検診は県内で、柴田町は4番、富谷町13番というふうにして、全て胃がん検診、大腸がん検診、そして肺がん検診、もう一つ、女性の子宮がん検診も、この4つの健診全て上位です。そこに相関がどういうふうにあるのかなというふうにもまた思うところでありますけれども。そのようなことを踏まえながら、よき事例、そしてまた今、富谷町で人的な資源の中で今でき得ること、そしてまた3年、5年先を見通してできるもの、こんなふうなことをより分けながら、保健事業のさらなる前進と、そしてまた充実発展に向けて努力すると、こんなふうなことを冒頭申し上げます。
 必要なことはまた担当課から申し上げます。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) それでは1番目の保健事業の取り組みについて申し上げます。見解等については町長が申し上げているとおりでございます。
 疾病予防、健康づくり等の富谷町の取り組みです。こちらは疾病予防イコール介護予防につながるものという認識のもと健康づくりを進めておるところです。今年度新規事業として住民健診に骨粗鬆症健診なども取り入れております。また、生活習慣病予防の充実を図るということでも、ご案内のとおりことしの4月から食と栄養推進室というものを新たに設置しながら取り組んでいるところでございます。あと国保の特定保健指導の健診結果相談会の実績を生かし、医療保険の区別なく全町民を対象とする、仮称ですけれども、検診結果表の見方と生活習慣病予防のための研修会といったものの開催を計画しております。ご自分の健康状態を知る機会として、また、生活習慣病の予防方法などを学ぶ機会として多くの皆さんにご参加いただければなというふうに考えてございます。また、国保のほうでことしの10月から県下一斉に導入が予定されています国保データベースシステム、KDBというシステムが10月から県のほうで導入が始まります。そういったシステムを活用して疾病分析に取り組みながら、より効果的な保健指導、健康づくり事業に生かしてまいりたいなというふうに考えてございます。
 参加しない方々に対しての啓発の改善というところでございます。こちらは今お話ししたとおり特定保健指導で、平成20年から始まったわけですけれども、そこから3年ぐらいは10%台で参加者が推移しておりました。24年度、4年目には健診結果表を直接手渡すような方式で健診結果相談会といったものに改善して取り組んだところ、先ほど町長が申し上げたように58%台に一気に飛躍したと。ことしも、多少ポイントは減っていますが50%をキープしたところ、これは宮城県平均は19.9%、全国平均は27.4%という数字の中で、富谷町は50%台をキープしているところです。そういったようにいろいろ町としても工夫をしながら、また今年度は案内のチラシ等にも色づけの工夫とか指導内容の充実を図りながら、未受診者には電話勧奨等も行い、参加を促してまいりたいと考えています。あと実施会場となります公民館とかには案内のポスターとかも掲示をします。また健康推進員の定例研修会、また地区健康教室も早速各地区で計画され開催しているところでございます。そんな中で健診の周知と、あとその健診の必要性なり、そういったところを啓発しながら参加の呼びかけをしているところでございます。
 ポイント制度の導入の関係につきましては、先ほど町長申し上げましたように非常にその町の背景もございます。富谷町としましては、これまで取り組んでまいりました事業が一定の効果、先ほどのような数値でもって効果が見えている状況にありますので、今新たに健康マイレージ事業を導入することの必要性については小さいのかなというふうな考えでおります。
 最後に女性のがん検診コール・リコールの件でございます。こちらはことしの第1回の定例会の予算審査特別委員会でも申し上げておりますが、富谷町といたしましてはその費用対効果の面で、厚労省が奨励しています手法での取り組みは考えてございません。しかしながら、受診率を向上させていくのは大変重要な課題であるとの認識には変わりございませんので、町としましては先ほど申し上げたような健康事業、健康教室、そういったところを通じながら積極的に検診の重要性や必要性を訴えて向上につながるような啓発に努めていきたいなというふうに考えております。
 以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) それでは、問い2の介護予防に対する今後の計画や企画というふうなところでございますけれども、現状のところ、二次予防事業として基本チェックリストを基本として65歳以上の方々の状況を把握し、その後各種事業のほうにつなげていきたいというふうに考えております。また、一次予防事業といたしましては、健康センターでありますとかゆとりすとクラブ・サロン等の事業のほうの拡充を図ってまいりたいというふうに考えてございます。あと、昨年12月に実施しました実態調査把握の結果も踏まえながら今後計画のほうを策定してまいるというふうなところになってございます。
 あとは、問い4の要支援者も含めたところでの共助・自助のところですけれども、まだ具体的などういうふうな方法で事業を展開していくかというようなところの検討までは至っておりません。ですが、地域包括ケアの中で検討していかなくてはいけないというところは十分認識するところですので、そこの中で検討してまいりたいというふうに考えております。
 問い6の医療と介護、生活支援の連携のところでございますけれども、当然医療、介護、予防、住まい、生活が一体的に提供される地域包括ケアというのは重要なことというふうに認識しております。平成18年4月から2号被保険者の特定疾病の中にがんのほうが入っておりますので、医療ニーズの高い方がかなりふえてございます。その中で、町長説明のほうでもお話しさせていただいたんですが、7月1日に複合型サービスというものがオープンする予定になっております。これはいちいの杜のイメージのところに、そこに訪問看護ステーション、看護も付加されたような事業というふうなところになってございますので、泊まりも通いも訪問もというところで医療ニーズが高い方の受け入れも可能になるというふうに期待しております。今後その介護、看護両面からの支援ということで事業者との連携に努めてまいりたいというふうに考えております。
 以上です。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 質問の2番の公園整備についてでございますが、問い1のこれからの公園整備の計画はということで、町では平成24年度から公園供用開始後30年を超える公園の遊具につきまして、計画的に交換事業を実施しております。今年度は東向陽台地区と富ケ丘地区を対象としており、東向陽台地区については今年度で完了する予定でございます。今後団地整備の古い順に富ケ丘、あけの平、鷹乃杜、ひより台と事業を進めてまいります。次に、未就学児のような小さい子供向けの遊具についてでございますが、それらの遊具は小学生の子供たちには小さく物足りないものでございまして、子供たちの使える期間がとても短いものでございます。小さい子供たちは小さな遊具で遊ぶ際にも保護者の補助や見守りは必要ですので、基本的には保護者の方の補助により現在設置されている遊具を利用していただきたいと考えておりますが、順次交換事業を実施しておりますので、町内会の要望といたしまして小さい子供向けの遊具の要望があれば協議の上進めているところでございます。ただし公園には一定の広場スペースも必要になりますので、小さい子供向けの遊具または大きな子供向けの遊具のどちらか一方を設置することでご理解をいただきたいと思ってございます。
 次に、問い2の車道への飛び出し、あと危険箇所の確認・対応についてでございますが、公園から車道への飛び出しにつきましては、公園に限らず住宅や学校、店舗等からも同じことですので、保護者や学校、地域の方からの注意や指導が必要と考えております。危険箇所についてですが、公園内のスロープから車道へ接続されている出入り口があり、飛び出しが懸念される箇所がありますので、杜乃橋公園につきましては現在ある擬石タイプの車どめにU型車どめを増設対応といたしまして、また大清水一丁目第一公園につきましては公園完成後近隣の車椅子利用の方よりスロープの確保要望により設置された経過がありますので、車椅子の支障にならないように一部の通路幅を拡幅しまして車どめの設置や注意喚起の看板を設置することで対応していきたいと思います。また、学校から子供たちへの注意・指導等もお願いしたいと考えております。
 以上でございます。
議長(浅野幹雄君) これより、浅野直子君の質問は一問一答により行います。7番浅野直子君。
7番(浅野直子君) 先ほど健康ポイント制度の取り組みについては説明があったのですけれども、受診率を上げるという、それはもちろんでございますけれども、それだけではなくて、報奨措置をとることによって地域のやはり商店の活性化、そこへも若干つながるのではないかと思いますので、再度この取り組みについて伺います。幅広く考える余地はあると思いますが、再度伺います。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 確かに議員のおっしゃるような効果も期待されるかもしれません。その辺は実施されています事例等の情報を入れながら、今後検討してまいりたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。
7番(浅野直子君) 疾病予防につきまして質問いたします。先ほども論旨の中で述べさせていただきましたけれども、高齢者を対象にした肺炎球菌ワクチンが10月から定期接種になるわけですけれども、これは65歳以上で5歳刻みなんですよね、70歳、75歳というふうになっていくわけなんですが。そうしますと、これは接種したら5年間間隔を置かないとだめというようなことですので、そうしますと単純に71歳だったり86歳といった方々というのはこの四、五年というような間があくわけなんです。この肺炎球菌ワクチンにつきましては、大変命の危険性もありますので、今この町で取り組んでいる支援をぜひ継続していただきたいと思いますが、その当局の考えを伺います。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 今お話しのようにことしの10月から予定されております。この5歳刻みという理由には、一度そのワクチンを接種しますと5年間有効であるというふうに言われております。そんなことから5歳刻みというのが設定されているんだろうと思います。そんな中で10月から今のように決まっちゃいますと、国の法定接種は65、70、75というふうな年齢に達しないと受けられないということになると思います。その間に受けられなかった方の補完については、今後ことしも10月までは富谷町、従来どおりワクチンの予防接種事業をやっております。その法定接種下になった以降の補完すべき事案については検討していく必要があるのかなというふうには思っております。
議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。
7番(浅野直子君) ぜひお願いしたいと思います。
 つきまして、例えば今こうなっております支援の、接種票というんですか、接種券といったらいいんですか、予診票だったり、そういった高齢者のこの肺炎球菌の予診票なんかは、これは健康増進課のところとか、あと出張所なんかにご自分でとりに行くような形をとっているのではないかと思いますが、伺います。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 65歳以上の方が役場に来なくても、お近くの出張所でもその予診票を受け取れるように、各出張所のほうに配置してございます。
議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。
7番(浅野直子君) やはり65歳以上の方々が対象ということもありますので、こういったいいものは、そして大事なものですので、個人のところにしっかりと郵送で送るというような取り組みはできないか伺います。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 今のように65歳以上の対象となる皆さんに一斉に送付するというのはそれはできないことはないと思います。ただ、先ほど言ったようにその効果が5年間というふうなところで、あとは医師と相談した中で受ける時期を相談して決めるというようなところもございます。5年後、4年後あたり、5年後のときに、5年経過したからまた受けるというのには、そのときには医師に相談して受けるようなことでのご案内も一方ではしております。そんなところで、受けた方と受けない方をこちらのほうでデータベース化しないといけなくなっちゃうものですから、その辺についてはまだ町のほうで至っていないと、今のところそこまでは考えてはいないというところでご理解いただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。
7番(浅野直子君) これは10月までの間に周知徹底していただいて努力をしていただければと思いますが、再度伺います。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 当初ご案内のようにことしの法定接種化の前までは、今ご案内しているとおり65歳以上の方で受けたい方は受けられるように助成事業は継続しております。
議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。
7番(浅野直子君) 次に疾病予防の観点から質問させていただきますが、胃がんの原因になりますヘリコバクターピロリ、通称ピロリ菌なんですが、これの胃がんとの関連が非常に高いということで、このピロリ菌の除去は2013年2月に保険適用になっております。そこで、ピロリ菌感染の有無を調べる、自分は感染しているかどうかというのを調べることが、尿とか血液、あと便、呼気で検査ができる、いずれかで検査ができると聞きました。これは医療博士にちゃんと聞いたんですが。それで、早期発見・早期治療の観点からぜひピロリ菌のこのかかっているか、感染しているかどうかの検査を特定健診なんかに導入を求めるというのは、していないと思いますが、伺います。質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 現在の富谷町のがん検診等ではそのピロリ菌の検査までは項目に入っていませんので、その辺はもう少し町のほうでも研究していきたいなと思います。
議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。
7番(浅野直子君) 日本人の胃がんは97%が50歳以降に発症すると言われておりますので、高齢者の8割の方はピロリ菌に感染しているというようなこともあります。それで団塊世代を迎える方も多くなりますので、ぜひこの検査を早急に導入できるような対策をとっていただきたいと思いますが、再度伺います。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 今お答えしましたように研究してまいりたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。
7番(浅野直子君) きのう町長より、先ほども課長のほうから複合施設のあおいの発表がありまして、大変よかったと思っております。医療と介護が必要になっても住みなれた場所で暮らし続けていけるように地域の医師会と連携して365日24時間在宅医療、介護の連携を行うわけなんですが、介護支援員などの育成とか人数の確保など、そういったことは重要にはなってくるかと思いますが、これからの計画の中で。そのようなこの取り組みについて、どのようにして取り組んでいかれるのか。(「質問ですか」の声あり)介護支援員などの育成と人数の確保。質問です。どのように取り組んでいかれるのかお聞きいたします。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) そのサービスの組み立ての中でどういう形で支援していくかというふうなところ、その介護支援員というふうなところの位置づけ、意味というかその役割というふうなところも、包括ケアの中でどういう役割を期していけばいいのかというふうなところそのものが、町の包括ケアをどのように考えていくかというところが決まりませんとなかなか具体的な方法というか養成ですとか件数というふうな形にはなってまいりませんので、それは今後の検討というふうなことになるかと思います。
議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。
7番(浅野直子君) 数字のほうをちょっと確認させてください。戻りますが、生活習慣病の患者数の推移というのは今富谷町で。生活習慣病の患者数。人数。(「質問ですね」の声あり)を伺います。質問いたします。ごめんなさい。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 生活習慣病、特定健診の結果、特定保健指導に該当する人数ということでの捉え方でいいですか。(「はい」の声あり)ちょっと今、具体的な数値はここに、ちょっとだけお待ちください。後ほどちょっとじゃあ、ありますので、後ほど調べて……。ああそうだ、ごめんなさい。保健指導の対象のほうは457名いらっしゃいました。ちょっとこれの詳しく、積極的とか2つの指導区分がありますので、その辺はちょっと細かなものを今持ち合わせておりませんので、必要があれば後ほど。
議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。
7番(浅野直子君) 先ほどがん検診のコール・リコール事業の取り組みについての説明がございましたけれども、これは個人勧奨を行うことでかなりやはり改善されている、受診率が上がっているというデータが随所にありますので、再度お伺いいたしますが、コール・リコール事業の、特に女性のがん検診につきましてはコール・リコール事業の取り組みが必要であると、そして個人勧奨が必要であると思いますが、その取り組みについて再度お伺いをいたします。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 今議員がおっしゃるようにコール・リコールといったところの取り組みによって受診率が上がっている例も、それは私も承知しております。ただ、その取り組んでおられて上がっている受診率も今富谷町での受診率のほうがまだ高かったりしております。だから私のほうでいいんですということではございません。もっともっと受診率を高めていく取り組みは当然必要だと思っています。ただ、この間説明申し上げましたように、国の無料クーポン券を使ったコール・リコールとなりますと大変な費用が発生します。クーポン券の発行、発送、そういったところで今回対象となる方を調べましたら、子宮がんで4,500名弱、乳がんですと4,800名弱の皆さんが対象になります。その方々に対して無料クーポンということでのコール・リコール事業をしますと、そのクーポン券の事務的なものだけで1,000万円を超えるような経費がかかります。そういったところで、クーポン券を使わなくても町のほうで健康教室とか、あるいは各公民館にチラシを置くとか、啓発の中で皆さんにその重要性、必要性を訴えられるような工夫を凝らした啓発方法でもって皆さんに行動変容を促すほうがよほど費用対効果の面でも効果が上がるものではないかなというふうに考えております。事実、これは別な例ですけれども、私のほうでもいろいろ案内には工夫を凝らしてはいるつもりだったんですが、普通にチラシを白黒でお渡しして案内するケース、あるいはカラーでポイントとなるものを色づけしたり字を大きくしたり、そういった工夫を凝らしたチラシ、それでもってこれまで未受診だった方々にご案内したところ、その工夫を凝らしたチラシの場合効果が上がってきているという事実も、マーケティング手法を取り入れた取り組みというふうな案内を私見たんですけれども、そんなところもありました。町としては(「簡明にお願いします」の声あり)そのような方法での取り組みにつなげていきたいなというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。
7番(浅野直子君) ぜひそのようにお願いしたいと思います。
 公園整備についてお伺いいたします。先ほど論旨の中でお話をさせていただきましたが、大亀山の展望台付近の休憩場所の確保など整備が必要ではないかと考えますが、確認はされているか伺います。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 一応確認はしてございます。それでベンチとテーブルの傷みぐあいなんですが、ある程度表面的なところがございますので、なお状況を見ながら修繕や取りかえを検討していきたいと思います。あとトイレにつきましては構造的に丸太の構造になっていまして、トイレということで外部が見えないような構造になっているかと思いますので、できればちょっと小さい高窓の検討とかをしていきたいと考えております。以上です。
議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。
7番(浅野直子君) ぜひその補修していただきたいと思います。またトイレにつきましては少し、自然の中にありますので、もう私は12時台に行ったんですが、大変天気のいいときだったんですが、暗いんです。そうするとやはり家族連れの方も随分来ていらっしゃいまして、展望台に上がる前にトイレとか、上がるときにトイレとかというときに、おばあさんとか小さなお子さんがううんちょっと怖いわねというようなことを随分おっしゃっておりましたので、その辺の整備をもう一度トイレにつきましては早急に、外だけでも少しこう明るい白い色とか壁にするとか、ちょっとその自然に合ったようなベージュ系にするとか、何かそんな取り組みも必要じゃないかと思いますが、再度伺います。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 色的には現在の茶色系の色が大亀山森林公園にマッチした色合いとは考えてございます。先ほどの高窓とかそういう検討をしていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。
7番(浅野直子君) 昨日の町長のお話の中に公園について専門業者による点検作業を実施し、8月29日の作業完了を予定しているとありましたけれども、内容はどのようなことなんでしょうか、お伺いをいたします。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 前回の平成23年度に一応専門業者による点検を実施いたしまして、それによりまして修繕の必要、緊急に取りかえが必要なものとか、あと修繕の必要なものとか、その必要の緊急性の度合いとか、その辺を検討いたしまして年次計画で修繕とか取りかえに対応してきたものでございます。今回もそれらの現状をさらに把握いたしまして、今後の修繕、取りかえの検討の参考にしていきたいと考えてございます。
議長(浅野幹雄君) これをもちまして本日の一般質問を終わります。
 これで本日の日程は全て終了いたしました。
 本日はこれにて散会いたします。
 ご苦労さまでした。
 午後3時15分 散会

平成26年第2回定例会議事録(第3号)

平成26年6月5日(木曜日)

出席議員(17名)

  • 3番 菅原福治君
  • 4番 出川博一君
  • 5番 高橋正俊君
  • 6番 小泉光君
  • 7番 浅野直子君
  • 8番 安住稔幸君
  • 9番 三浦邦夫君
  • 11番 佐藤克彦君
  • 12番 山路清一君
  • 13番 小川昌義君
  • 14番 細谷禮二君
  • 15番 佐藤聖子君
  • 16番 永野久子君
  • 17番 磯前武君
  • 18番 渡邊俊一君
  • 19番 相澤榮君
  • 20番 浅野幹雄君

欠席議員(1名)

  • 2番 森栄君

説明のため出席した者

  • 町長 若生英俊君
  • 企画部長兼企画部経営企画課長兼市制移行準備室長 荒谷敏君
  • 福祉部長 小野一郎君
  • 建設部長 鴇謙一君
  • 企画部財政課長 吉田尚樹君
  • 総務部税務課長 内海壯晃君
  • 福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター所長兼保健福祉総合支援センター所長 安積春美君
  • 福祉部健康増進課長兼食と栄養推進室長 奥山育男君
  • 教育長 菅原義一君
  • 教育次長 及川芳彦君
  • 教育部長兼富谷中央公民館長兼富ケ丘公民館長兼東向陽台公民館長兼あけの平公民館長兼日吉台公民館長 小松巌君
  • 教育部学校教育課長 神田能成君
  • 教育部生涯学習課長兼総合運動公園所長兼民俗ギャラリー館長 阿部雄也君

事務局職員出席者

  • 事務局長 山田豊
  • 次長 富澤裕
  • 主任主査 津久家直美

議事日程 第3号

平成26年6月5日(木曜日)  午前10時00分  開議

  • 第1 会議録署名議員の指名
  • 第2 一般質問(通告番号9番~11番)
第3日目  6月5日(木曜日)
16番 永 野 久 子 議員
1 富谷中学校の駐車場増設を求める
2 国保税引き下げと町民税の毎月納付の実現を求める
3 人権尊重の生活保護行政を望む
9番 三 浦 邦 夫 議員
1 富谷町で市制移行、第1回市民マラソン大会を
8番 安 住 稔 幸 議員
1 富谷小学校のトイレ改修を早急に実施せよ
2 消費税増税分を新たな施策で住民サービスの向上を図れ

本日の会議に付した事件

 議事日程のとおり     午前10時00分 開議
議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
 ただいまの出席議員は17名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
 議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。


     日程第1 会議録署名議員の指名
議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、18番渡邊俊一君、19番相澤 榮君、3番菅原福治君の3名を指名いたします。


     日程第2 一般質問
議長(浅野幹雄君) 日程第2、一般質問を行います。
 通告順に発言を許します。16番永野久子君。
16番(永野久子君) おはようございます。
 私は、3件、質問をいたします。
 まず初めに、富谷中学校の駐車場増設について質問いたします。
 富谷中学校は、町内5校の中学校の中で最も広い地域をカバーしており、通学距離は最大で6キロから7キロあります。そのため、部活で遅くなったり、熊が出たり、台風や雪など、さまざまな理由で保護者が車で送迎する機会が日常化しており、学校行事、PTA行事などの際には来校者の多くが車を利用しています。ところが、学校敷地内の駐車場は33台分しか確保されておらず、駐車スペースが圧倒的に不足しています。校庭にとめれば部活のサッカーができなくなり、体育祭や公開授業で体育を行うときは校庭にとめることもできず、役場の駐車場は土曜、日曜に利用が限られますので、平日の行事ではしんまち公園に駐車するなど、不便を余儀なくされています。
 孫の体育祭を見に来たあるお年寄りが、しんまち公園から中学校までの往復2キロを歩かざるを得ず、「何とかならないか」と悲鳴を上げていたなど、駐車場増設を望む声は、保護者を初め地域を挙げた切実なものとなっています。昨年、富谷中学校PTAから町教育委員会に駐車場増設を求める要望が出されたということも聞いています。
 駐車場の確保は、教育活動・行事等の際に、保護者や地域・町内会等の参加を進める上で欠かせない問題であり、間に合わせの対策ではなく抜本的な解決策を講じる必要があると考えます。これまでの教育委員会の取り組みと今後の対応について、以下、お考えを伺います。
 まず第1点は、入学式、卒業式を初めPTA行事など、保護者が参加する学校行事は年間何回か。その際に不足する駐車台数は最大でおよそ何台と推計されるか、伺います。
 第2に、教育委員会は、富谷中学校の駐車場不足の解決に向け、これまでどのような努力をされてきたのか。その際に何が問題となってきたのか、伺います。
 第3に、抜本的な解決策として、学校敷地周辺の土地確保に向け、所有者との交渉を開始すべきだと考えますが、どのように対応されますか、伺います。
 質問の第2ですが、国保税引き下げと町民税の毎月納付について伺います。
 町長は、今議会の初日(6月3日)に国保税の減税を表明し、その日の議員全員協議会において具体的な内容を説明されました。住民にとって大変喜ばしいことだと思います。減税を歓迎し決断を評価した上で、住民の視点で幾つかの問題について質問します。
 本題に入る前に、通告した質問のうち、国保税の減税を求める点につきましては、私が通告した後に減税方針が打ち出されましたことから、1問目を取り下げることをご了解いただきたいと思います。
 今、住民の暮らしは、低賃金の上に消費税増税が加わり、さらに医療や年金など社会保障の切り下げによって、ますます厳しさを増しています。
 地方税の中でもとりわけ負担の重い国民健康保険税が2011年10月に減税され、3年間の期限を迎えたことし、住民からは「国保税がどうなるのか気が気ではない」という声が上がっていました。議会では、昨年12月定例会で佐藤聖子議員が、ことし3月定例会では私が一般質問を行い、減税の継続にとどまらずさらなる減税を求め、財源も十分にあることを訴えてまいりました。
 3月定例議会で、当局は、少なくとももとの税率に引き上げる(もとの税率に戻す)考えはないということを示しましたが、減税については名言されませんでした。むしろ、4月の臨時議会では、国保の後期高齢者支援金の限度額が14万円から16万円に、同じく国保の介護納付金限度額が12万円から14万円にそれぞれ引き上げられています。その一方で、国保会計の財政調整基金は、今年度末には9億5,000万円に達する見通しであると答弁されました。6月3日の議員全員協議会での説明では、平成25年度決算ベースで12億円に達する見込みであることが判明いたしました。国保会計予算額の4分の1以上にも相当する多額の基金残高は、国民健康保険税の目的税としての性格から見て余りに過剰です。取り過ぎた結果として蓄積された過剰な基金は、加入者に対して減税として還元すべきであり、減税措置を求めることには十分な根拠があることを示していると思います。
 そこで質問ですが、国保の財政調整基金について、現状と今後の見通しを伺います。
 次に、町民税の毎月納付についてですが、町民税は累進課税であり、所得に応じた応能負担の制度として、基本的には公平な制度となっています。ところが、納付回数が年4回のため、一回当たりの額が大きく、負担感も大変大きいため、納付方法を毎月納付に改めることが切実な声になっています。
 同時に、納付相談の問題として、仙台市から富谷町に転入する予定だというある方が、「仙台市に住んでいたときには、市民税を年4回で払うのは払い切れないので、毎月納付にしてほしいと電話で申し込むとすぐそのように対応してくれた。ところが、富谷ではなかなか応じてもらえないと聞いて大変困っている」ということでした。つまり、仙台市から富谷町に転入すると、納税面で困難が生じる、生活に支障が出る、ということなのです。これは納付回数の条例を改定する以前の問題として改善が求められます。
 そこで、まず第1に、重税感を少しでも軽減するために、町民税の納付を毎月に改定する考えはないか、伺います。
 第2に、町民税の毎月納付への改定は地方税法上、町の判断で実施が可能と考えるものですが、当局はどのように認識していますか、伺います。
 第3に、これまで納付回数を年4回としてきた理由を改めて伺います。
 第4に、納付回数の条例改正を待つまでもなく、電話等で申し出があれば直ちに毎月納付を認める柔軟な対応が必要だと考え、町の認識を伺います。
 3件目の質問です。人権尊重の立場に立った生活保護行政を求め、質問いたします。
 昨年の臨時国会で成立した改定生活保護法が7月から本格的に施行されますが、今回の法改定では、口頭での保護申請を認めず、就労や扶養義務の押しつけなどで、申請書さえ渡さないということが可能になっており、自治体や福祉事務所の窓口で申請者を追い返す、いわゆる水際作戦を合法化するものとなっています。さらに、実質的に親族の扶養を受給の要件にしたり、就労指導の強化など、大きな問題があります。
 低年金高齢者、失業者、非正規労働者など、貧困と格差が広がるもとで、生活保護制度の改悪は餓死や孤立死をさらに広げかねない重大な問題をはらんでいます。改定生活保護法の施行に当たって、本町においては憲法第25条の「すべて国民は、健康で文化的な最低限の生活を営む権利を有する」という立場に立つことを強く求めるものです。
 その際に、参議院厚生労働委員会の附帯決議で、水際作戦はあってはならないことを地方自治体に周知徹底することなどが明確にされた点や、厚労省自身が法改定の直後に運用の留意事項を作成して、改悪された法律の実施・具体化に歯どめをかけていることを十分踏まえる必要があると考えます。
 そこでまず、生活保護の申請に関してですが、厚労省は、「申請の意思があれば確実に申請書を渡す」、「口頭で意思を示せば、そこから受理をして審査が始まる」と答弁しています。まず申請書を渡すことが第一段階で重要だと思いますが、町はどう認識し、対応するお考えでしょうか。また、口頭で意思を示せば受理をし、審査を始めるという点について、町もその立場に立って福祉事務所に対処すべきだと考えますが、どのように認識されているでしょうか。
 さらに、申請者の親族に送られる扶養照会文書は、家族全員の収入や資産を書かせるものとなっていますが、厚生労働省の留意事項では、全てが記載されていなくても、扶養は保護の要件ではなく、保護の要否、保護が要るか、要らないかの判断に影響を与えるものではないとしています。町も福祉事務所も、この認識に立って対応すべきではありませんか、伺います。
 次に、生活保護基準についてですが、保護基準は昨年から引き下げられ、平成27年までの3年間で、給付額が最大で10%も削減されます。戦後最大の給付削減と言われていますが、生活保護の基準引き下げは、就学援助制度や国保の医療費一部負担金の減免制度などに波及すると同時に、住民税非課税の基準が生活保護基準となっているため、住民税非課税を基準とする保育料や介護保険料などさまざまな分野に連動し、多くの住民に影響する結果となっています。そこで、改めて、富谷町では、生活保護費にどのような影響が出ているか。その実態を単身世帯、標準世帯等によって明らかにされるよう求めます。
 次に、生活困窮者自立支援法への対応についてですが、平成27年4月1日から始まる生活困窮者自立支援事業は、必須事業、任意事業があり、それぞれについて町がどのように対応するのかが問われています。
 必須事業のうち、就労訓練事業について、いわゆる中間的就労ということで、労働基準法、最低賃金法が適用されないという問題点がありますが、この点について町はどのように認識しているでしょうか。また、任意事業については、行うことができるという規定になっており、しなくてもよいととることもできます。本町ではどのように対応しますか、伺います。
 さらに、政府は、生活困窮者自立支援事業の支給を受けているか否かにかかわらず、生活保護を申請・受給することは可能とする答弁を行っています。つまり、支援事業の支給を受けていることを理由に生活保護の申請や受給を制限してはならないということであり、その立場での対応を徹底する必要があります。この点についてのご見解を伺います。
 最後に、生活保護の級地の問題についてですが、級地は保護費の給付額だけではなく、就学援助制度、低所得者に対する国保医療費の一部負担金減免制度、パート労働者の住民税非課税限度額などの基準ともなっており、生活実態と級地の乖離が住民の不利益に直結しています。そこで、級地の引き上げに向け、国への働きかけを強める必要がありますが、その後、町はどのように対応してきたのでしょうか、伺います。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
 後半のほうから、国保とその次ということで答弁を申し上げます。国保税の減税については、冒頭申し上げたとおりでございます。私からは3つ目の毎月納付に関連して申し上げます。
 そもそも納期につきましては、地方税法に定めがあるというところでございます。個人の市町村民税の普通徴収の納期は、6、8、10及び1月中において当該市町村の条例で定める。ただし、特別の事情がある場合においてはこれと異なる納期を定めることができる。このような原則、そしてまたただし書きで構成される地方税法の規定があるというのが前段でございます。
 さらにまた、総務大臣通知によります、これは国税の徴収時期との競合をできる限り避けるとともに、財政経理の円滑を期する趣旨によるものであることから、特別の事由がない限り、できる限りこれによることが望ましい。国税に限らず、その他の徴税の納期を見た場合、本町においては、3月を除き、毎月納期を設定しているというふうなことでございまして、それぞれこのような地方自治体の根底にあるのは、皆さんの納税によるという、国税であったり、国に納めるものであったり、地方、県であったり、市町村であったり、富谷の場合は町であったりというふうなことになります。近々、6月2日までの自動車税というようなものもありましたし、そしてまた、町においては軽自動車税の一括の1回払い、そしてまた大きくは町県民税、そしてこちらの国保税、固定資産税とこのようなことで、国・県・町とこのようなことでそれぞれの納税者におかれましては納付先、納税先が異なるとは申せ、一定の額の税をそれぞれの場所に納税をすると、このようなこととなります。したがいまして、町民税のみ毎月納付というようなことについては、全体のバランスからしてこれはできないというのが答弁の回答となります。
 なぜならばということになりますけれども、それにともなう課税、徴収、双方の多額のシステム改修費、口座振替手数料や滞納者に対する催告書、毎月というふうなこととなればこれは大変なるものでございます。毎回納期があり、そしてまた納期限後20日後には必ず催告書を出さなければならないという、そのような手間を私ども徴収の機関としてはやっているというふうなこと。きのう、特別徴収のご協力、689社に上るというふうなことは、これは企業さんのご理解があって、非常に町としては徴収がスムーズにいく、会社にとっても納め忘れがない、そしてまた督促によるトラブル等もないというふうなことで、そもそも会社さんのほうで特別徴収にご協力をいただくというふうなことでの2年目の取り組み、申し上げたとおりでございます。
 したがいまして、現状、租税原則にありますように、徴税費の最小原則という考え方も当然ございます。税金を上回るほどの徴収コストではこれはあべこべですから、そういう意味では、徴収コストの最小化というようなことも求められるというふうなことと相なります。したがいまして、納期の毎月納付ということのご質問については、そのような考えは今持っていないというふうなところです。
 仙台から富谷に転出された方の事例ということで、そのようにここの場で述べられたところではありますけれども、そのような事実がないことについては、後ほど担当課から申し上げます。電話一本でなんていうようなことは到底あり得ないこととして確認をいたしておりますので、それについてはまた担当から申し上げることといたします。
 3つ目については、多くは原課からといたしますけれども、最後の4つ目ですね。級地引き上げについてであります。平成20年度の生活保護基準改定において、全国消費実態調査に基づき消費実態との均衡が適切に図られているか、定期的に検証することがルール化されたところであります。これは平成21年の第1回議会定例会に既に回答しているところです。ことし、ちょうどその9月に5年に一度の全国消費実態調査が実施される年となりますので、地域における、富谷町における生活様式、物価差による生活水準の差も見られる実態を踏まえて、適正な級地指定がなされるものというふうに思っているところでございます。
 なお、政府予算案編成並びに施策に関する要望、照会等については、積極的に提案してまいることといたします。
 以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) それでは、私のほうから第1点目の富谷中学校の駐車場に関してお答えを申し上げます。
 まず、ご質問の第1点目ですが、保護者が参加する学校行事については年間10回ほどございます。富谷中学校では、保護者参加の学校行事につきましては、基本的には校庭への駐車をお願いしているところでございます。しかしながら、運動会につきましては校庭に駐車することはできませんので、車で来校する場合はしんまち公園等への駐車をお願いしているところでございます。駐車台数につきましては、来校時間帯等も異なりますので、一概に不足台数ということについては申し上げることはできません。詳細は把握してございません。
 第2点目ですが、富谷中学校の駐車場及び学校への出入口につきましては、従来から課題として認識していたところではございます。昨年度、町担当部局及び教育委員会において現地調査を行いながら、1点として、自転車置き場を移設して駐車台数をふやす改修、2点目として、東側入り口の擁壁を改修して、ガードパイプ新設等を検討いたしました。しかしながら、抜本的な改善にはつながらなかったということから、継続して検討を進めていくこととしてございます。
 3点目についてでございますが、整備計画につきましては、昨年度の検討結果を踏まえましてさらに協議を深めていくこととしてございます。学校敷地周辺の土地確保につきましても、その可能性や有効性を含めて今後検討してまいりたいというふうに思っております。
 以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) 税務課からは、問い3の町民税の毎月納付についての4番目、電話等で申し出があった場合の対応についてでございますが、納税については納期内納付が原則でありまして、納期別納付が困難であれば、来庁いただき納税相談により分割納付の申し出を受けている状況でございます。
 議員のおっしゃっている仙台市の事例も分割納付の申し出と解釈しますが、本町においても、内容によっては、例えば本人が病気なりけがをして来庁がどうしても困難な場合等もありますので、こういった場合については電話等での対応もやっているような柔軟性を持って実施しているところでございます。
 以上です。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) それでは、国保の財政調整基金の現状と今後の見通しということです。
 現状、2月定例議会に専決処分承認の際のご説明で申し上げましたとおり、25年度専決処分後の予算ベースでは11億5,000万弱というふうなことでご説明させていただきました。今議会に上程しております改正税率案により試算した場合には、医療費の動向にもよりますが、平成26年度末の12億円をピークに減少に転ずるものと見込んでおります。3年後の平成28年度末には9億円台に、平成29年度末には一気に6億から7億円ぐらいにまで減少していくものと見込んでおるところでございます。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) それでは、3番の問い1のところでございます。
 これまでも生活保護要件を満たして申請を求めている方々に対しては、申請書を渡すだけではありませんで、申請にかかわる支援に努めて、速やかに申請を受け付け、仙台保健福祉事務所のほうに送っているというふうなところでございまして、これの取り扱いに変更はございません。
 ですが、相談に来所される方々の中には生活保護受給の要件を満たしていないというふうな方もいらっしゃいますので、必要に応じては利用可能なほかの福祉施策を紹介するなどの対応をしているところでございます。扶養に係る照会につきましては、保護の実施機関である保健福祉事務所の所掌事務ですけれども、町で保護申請を受け付けたときには、事務所のほうがその保護決定をする上で参考となるべき事項というふうなところで書面を添えて送付することとなっております。そのため、ご家族の状況を聞き取って、いらっしゃる、いらっしゃらないというところを聞き取って送付しているというふうなところでございます。
 問い2のところですけれども、生活扶助基準のところが改定になってございます。生活扶助基準1類、2類について、70歳以上の単身世帯とご夫婦の二人世帯というふうなところで額のほうをお示ししていきたいと思います。
 70歳以上の単身世帯のところで、25年4月1日のところでは、生活扶助のところですけれども、6万2,130円でございました。それが改正後、ことしの4月1日現在では6万3,290円というところで、1,160円の増というふうなところでございます。
 ご夫婦の二人というふうなところでは、25年4月のところが17万300円が15万7,560円というふうな状況でして、1万2,740円の減というふうな状況でございます。
 問い3でございます。就労訓練事業というところですけれども、まず、これは事業者が生活困窮者に対して就労の機会を提供するとともに、就労に必要な知識及び能力の向上のために必要な訓練を行う事業を事業者で実施する場合に、都道府県知事とか政令市長、中核市長がその事業の認定をするというふうなところでございます。そのため、事業の対象となる方の状況に合った訓練から始まって、どういう雇用形態になっているかと、ステップといいますか、そういうところの支援のところが肝要になると思います。福祉事務所のほうでは、支援、進行管理のところを委託により行っていくというふうな考えのようでございます。当然、町としてもそこのところと支援というところでは連携をとってまいらねばならないというふうなところでございます。
 任意事業につきましては、実施主体が福祉事務所設置自治体等となっておりますので、我が町でも市制移行に向けて他市の状況等を注視してまいりたいというふうに思います。
 生活困窮者自立支援事業につきましては、生活保護に至る前の段階の自立支援策の強化を図るためのものでございますので、事業を受けてもなおかつ生活の組み立てが難しいというふうな場合には、当然、生活保護の申請というふうな流れになると思います。
 以上でございます。
議長(浅野幹雄君) これより永野久子君の質問は一問一答により行います。16番永野久子君。
16番(永野久子君) まず、富谷中学校の駐車場の問題ですけれども、これまでどこの場所を何回程度、駐車場用地として当たってきたのかを伺います。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 駐車場用地としての交渉は、富谷中学校の体育館を増設する時点の平成7年から交渉を行ってきたというふうな経緯があるようでございます。(「どこの場所ですか」の声あり)
 場所につきましては、学校の東側、西側の農地ということでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) その交渉がうまくいっていないということなのでしょうか、何が理由ですか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 今、申し上げましたのは、以前、平成7年以降に土地の取得について交渉を行った経緯があるということでございます。現在は、そういった土地の交渉については行ってはおりません。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 今現在行っていないという理由は何でしょうか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 富谷中学校の駐車場の問題につきましては、教育長からも答弁ありましたけれども、課題があるということで、昨年町当局、それから教育委員会のほうで、改めて昨年度に協議をスタートしたということでございます。その中では、現状の敷地の中で昨年度については協議を行ったということでございますので、昨年の時点では隣接地との交渉は行っていないということでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 今後は、検討、そして交渉を行っていくお考えがあるということでよろしいですか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 昨年、協議をして、最終的には駐車場の狭隘化であったり、あるいは安全性等々で抜本的な改善にはならないのかなということで、協議を継続するということにしております。協議を継続していく中で、必要に応じては用地買収というものも一つの案だと思いますが、今から協議を継続していくということでございますので、土地取得も案の一つではあるというところでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) そうしますと、今、東側のお話しされましたが、東側のほかに西側にも農地がございますけれども、その農地についての交渉、さらには、現在、清水仲のセブンイレブンの北側に町有地もございますけれども、その活用等々さまざまな方策をお考えになったのではないかと推測しているんですが、これらについては検討されていますか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 昨年度の協議の時点では、現状の敷地の中でどういった駐車場拡張、駐車台数をふやすことができるかということで協議を行ったものでございます。コンビニエンスストア、清水仲の公共用地については、臨時的には、例えば運動会のときであるとかそういったときには臨時的に借用することを財政課ともぜひ協議をしていきたいなというふうには思ってございます。ただ、全体的な駐車場の整備ということになれば、今からさらに協議を詰めてまいりたいと思いますので、その中で、土地交渉なりもあわせて議論を深めていきたいというふうに思ってございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) やはり学校敷地の隣接地が最もベストであろうというふうには思います。隣接地に関してですけれども、東側もありますし、西側に農地がありますが、幾つか選択肢を持った上で臨んでいるのでしょうか。東側に限定しているのでしょうか。まず伺います。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 先ほどから申し上げておりますけれども、現状、昨年度の協議は、現在の学校敷地内での駐車台数の確保ということで協議を行ったわけでございます。今後は、さらに抜本的な改修ということになればどういう手段があるのかということは、今後、協議をするということになります。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) そうしますと、まず現在の敷地内での対応ということになると、これはほぼ、駐車台数をふやすというのはほぼ不可能だということだと考えているととってよろしいんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 昨年度は、自転車置き場を移動して、その分駐車台数をふやそうということで計画をしたわけでございますが、敷地内で駐車台数をふやすことができるかどうかというのはさらに検討をする必要があると思います。昨年度は一旦、抜本的な改善にはつながらないということで、継続的に協議をしていきましょうということにしております。ただし、敷地内で駐車台数をふやすことは完全に難しいという結論に至ったわけではございませんので、敷地内での駐車台数をふやすことができるかどうかということも含めて、隣接する土地を取得することが有効なのかということも含めて、さまざまなことを検討してまいりたいというふうに思ってございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 現在の敷地内で何とかしようと思うときには、何をどのように変更し、そして駐車台数をふやすことが可能だというふうに考えているのでしょうか。
議長(浅野幹雄君)  学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 台数的にはそれほど多くはないかもしれませんが、若干プールの脇に林的なものがございまして、そちらの活用が可能か、そういったこともあわせて今後検討していく必要かあるのかなというふうに思ってございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) できれば現有施設の敷地の中でというのは、まずそれは大事だと思いますけれども、あの広さですと、今おっしゃったところは抜本策にはならないと思うんですね。必ずまた不足が生じてくる。そういうことを考えますと、やはり抜本的に駐車台数をふやすという構えで臨んでいく必要がありますし、そうなれば隣地の民有地との交渉というのも早く始めなければならないので、その辺の見きわめを早い段階でつける必要があると思いますが、どうでしょうか。 
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 敷地内並びに隣接地の取得の関係もあわせて協議を図っていきたいというふうに思ってございます。できれば早い時期にその辺の見きわめもしていければなというふうに考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 現在、清水仲のセブンイレブンの北側につきましては、町有地で、次善の策として現在も使っているというふうにおっしゃっておりましたけれども、長期間、別な事業者等に貸し出しをするなどして、学校側では長期間使えなくなることがあるわけですが、あの区画の中の一定面積を学校の駐車場として確保するということについてはお考えですか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 清水仲の公共用地につきましては、今後、臨時的に使用について協議をしていくというふうなことで考えてございます。富谷中学校の駐車場ということになれば、大体200メートルから300メートルぐらいの距離がございますので、そこを駐車場にすることが一番いいのかどうかということはちょっと疑問が残るところでもございますので、学校敷地内並びに隣接地、それから公共用地含めた形で協議を図ってみたいというふうに考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) あくまでも学校の敷地内もしくは隣接地がベストだと思います。それを前提にして、すぐに確保できないという次善の策として今清水仲の公共用地について申し上げているんですが、これにつきましては民間業者等に貸し出しした場合には使えなくなりますが、そういうことですよね。この間、どうだったでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 清水仲の敷地につきましては、特段、学校のほうでは借用したというふうな、ここ一、二年はない状況でございますので、当然それは工事事務所等々があったということからでございます。その辺は、実際に公共用地を借用できるかどうかというのは、財政課とも協議をしながら臨時的な使用法について財政課並びに学校とも協議をしていきたいというふうに思ってございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) それでは、財政課に伺いますけれども、安定的に、とにかく学校敷地内もしくは隣接地に確保できない現状の段階で、今の段階で、暫定的にということですけれども、清水仲の空き地について、臨時的に借用しているということですが、一定の台数分を学校用として確保するというお考えはありますか、伺います。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) その件につきましては、ただいま富谷中学校の駐車場の問題ですので、まずは教育委員会内で十分議論していただくというのが先決です。ここ数年は、学校の事業で支障を来すという場合は、特に土日が主な事業でしたので、運動会、学芸会、そういったものはぜひ庁舎の前の広大な駐車場をお使いくださいということは申し入れしていますし、保護者の皆さんもここにとめて、すぐ歩いて学校まで行かれているので。清水仲はご承知のとおり、まだ舗装も何もしておりませんし、目的も違いますので、ぜひ区画線のあるこちらをお使いくださいということでやっておりますので。富谷中学校のその問題については、今教育委員会で申し上げたとおり、十分議論しておりますので、その中で清水仲の土地はどうのこうのとなればまた相談に応じていきたいとは思っております。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 清水仲の町有地につきましては、そうしますと、学校と協議をして、臨時的にというだけではなく、できる限り常設で使えるということについての検討というのは今後される予定はありますか、中学校からの要請があった場合。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷 敏君) その件につきましても、そもそも普通財産でございますので、行政財産ですので、目的としては、かつて議会でも申し上げたとおり、警察の用地とかそういったもので使う予定です。ただ、臨時的となればまた別な話ですし、恒常的にはちょっと町のほうでは今考えておりません。ただ、教育委員会の内部議論が進んで、その中で町としてもどうあるべきかは今後の課題と思っております。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) やはり学校関係者、父母にとりましては、安定的にとめられる駐車場が欲しいと思うんですね。今るるお話あったように、安定的に確保できない状況にあるわけですから、公園まで歩いて1キロ往復するというのは、これは高齢者などには大変ですので、そういう意味では、それよりは近いところにある清水仲の町有地に関して、何か、例えば業者が入りました、資材置き場として利用させてくださいということになったときに、駐車場として使えなくなるという事態が生じないように、学校の駐車用として一定台数をあの中に確保するという対応の仕方もあってしかるべきだと思いますけれども、この点については、町長、どうお考えでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) その前に、答弁確認をいたします。教育長に答弁を求めるという質問書の中で、町長の答弁予定はないのでありますけれども、町長に答弁を求める根拠は何なんでしょうか。そこを確認いたします。私も2期目、14回目の議会となりましたので、今まで指名に従って答弁はしておりましたけれども、そこをまず確認をさせていただきます。
議長(浅野幹雄君) 質問者が町長に答弁を求めておりますので、町長の答弁をお願いします。
町長(若生英俊君) であれば、答弁のところに教育長及び町長とかそのようなことを表記して今後進めていただくことのほうが準備もしやすい、こんなふうに思いますが、いかがですか。
議長(浅野幹雄君) 町長、これは答弁に入っていませんので、まず質問に対して答弁をお願いいたします。
町長(若生英俊君) であれば、これは教育委員会部局のまさに斉一の条項ですので、それについて、十分なる今の実態、現実を踏まえながら、町当局として何が必要なのか、そういったことを十分煮詰めることが先決だというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 質問の通告はあくまでも教育委員会中心ですので、教育委員会に絞りました。この場合に、こういう一般質問をする場合に、町長と教育長と二つ連名で書くというやり方ではなく、主となる所管のところにまず絞るというやり方をしました。議論は一問一答ですから発展していきます。どういう答えを求められるか、それは町長、臨機応変で対応していただかないと困ります。
 そういうことですが、今の駐車場として一定部分を、一定台数を清水仲の土地について安定的に活用できるようにするということについて、どうお考えでしょうか。この質問にはお答えになっていないので、伺います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) ですので、根っこが本当に富谷中で不十分なのかどうかというあたりが原点ですので、そちらのほうを十分煮詰めていだたいて、その後について過不足、そしてまた今、そして今度将来にわたってというふうなことを考えるのが筋だと思います。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 今のお答えは非常におかしいなと思うんですが、そうすると、町長は、今富谷中学校のあの状況で駐車台数が不十分であるという認識がないということですか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 私の立場から申し上げることはございません。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 今のご答弁は大変おかしいと思います。町長があのようにおっしゃったので、このように申し上げたわけなんですが。改めて伺いますけれども、敷地の面積を、駐車場の面積を確保したり、それから駐車の台数をきちんと把握すると。主として教育委員会ですが、土地を確保したり、契約したりするという点では、他の土地をですね、これは町が力を出さなければ教育委員会だけでできることではありません。何だか無責任な答弁に聞こえますが。
 町長、改めて、今の学校の敷地の中であれで十分だというふうにご認識されているのかどうかを町長の考えとして伺います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 何度も繰り返しますけれども、十分か、不十分かについて、私はここで申し上げる立場にはありません。一番の所掌する教育委員会が十分精査した中で、現状はどうなのか。町民、生徒やら、保護者やら、学校の校長先生、先生方、そういったところのものを十分なる集約することが先決でありまして、そこから私どもは動くと、こんな立場で進めます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 今、駐車場が不足していて、そしてこれから周辺の土地について教育委員会として当たっていくお考えを示されましたが、今今不足している、そこで清水仲の町有地についてはどうなのかと聞いているわけですから、その対応について、改めて伺いたいんですけれども、一定の台数分を学校用に、富谷中学校用に確保するということについて、お考えはいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 繰り返しになりますけれども、富谷中の駐車場の実態ということが先決でありまして、そこの大枠の枠組みなくしてその他のところ云々というようなことは今申し上げる状況にございません。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 町長は、そうしますと、富谷中学校の駐車場が不足しているという認識を全く持っていないんですか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 何回も繰り返しますけれども、私の認識ではなくて、教育委員会、そして教育委員会部局、部署の中でどのようであるかというようなことをその場で絞り上げて抽出すべきことですね。私に、個人にどうのということは申し上げる立場でもないですし、それは事務所掌がそういうふうになっているわけですから、今の制度が。私が申し上げる状況にないということは十分おわかりいただけることだと思います。(「一応、議論の中で、教育委員会の考えは既に言っています。不足していることを前提にしてあちこち対応する考えだということを言っておられます。その次の段階で、町長に認識を聞くのが間違いですか」の声あり)
議長(浅野幹雄君) 間違いではございませんが、町長がそうできないということでございますので、ご理解をいただきたいと思います。
 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 教育委員会がとにかく不足しているという認識に立って、何とかしようと、これまで用地確保、敷地内で何とかしようと思ってしたけれども、なかなかそれも難しいので、改めて隣接地について何とかしていく一歩を出そうかという答弁をされているんですよ。それには相当の期間もかかるでしょうと。その間、町の町有地である清水仲の土地について、町がきちんと一定台数を確保するという形で協力するという考えはないか、改めて町長に伺います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 繰り返しになりますので、これ以上申し上げることはありません。この内容については、議員が質問の動機となるべき方から直接耳にしておりますので、状況は十分把握してございます。悲鳴を上げているというような状況ではないんですね。ですから、そこも含めて、十分の教育委員会の見解を受けながら町として対応していく、このような姿勢でございます。
議長(浅野幹雄君) この際、11時5分まで休憩をいたします。
     午前10時57分 休憩


     午前11時10分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 16番永野久子君。
16番(永野久子君) それでは、2問目の国保税引き下げと町民税の毎月納付に関する件で伺います。
 まず、引き下げに関しまして、国保税は住民が生活にかかわる問題ですし、心配している重要な案件です。なぜ、3月の施政方針で方針だけでも述べる、表明するということをしなかったのかを伺います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) これについては担当課長から答弁させます。
議長(浅野幹雄君) 税務課長。(「施政方針ですから、町長じゃないんですか」の声あり)
 町長が振ったわけですから。(「無責任ですね」の声あり)
 もとい、健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 引き下げの関係、見直しの関係は、昨年、平成25年9月の定例会のときに、町長、冒頭、国保税の引き下げの関係については、検討を進めるというようなことを申し上げております。そこからこれまでいろいろな、きのうもご説明申し上げましたとおり、国保財政のこれまでの状況、そして今後、平成29年度から大きな制度が改革されます、保険者の都道府県化とかそういったところの先を見据えながら、最も適切な保険料を見直すということで、状況をしっかりつかんだ中で設定を考えたいということで、これまで検討を重ねてきたところでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 今回、減税の予定ですけれども、1人平均幾ら、そして何%の減税になるというふうに考えたらいいでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) パーセントでは出していないんですけれども、平成25年の1人当たりの国保税が9万729円、世帯で16万8,612円、これが平成25年です。26年度、これもまだ推計ですけれども、改正後の税率でいきますと1人当たり8万6,539円、1世帯当たりにしまして15万7,315ということの推計となってございます。(「12万ですか、間違えていますよ」の声あり)
議長(浅野幹雄君) 数字、もう1回。
税務課長(内海壯晃君) 世帯のほうが15万7,319円です。(「19円」の声あり)はい。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) それでは、1世帯で換算しますと平均幾らで何%の減税というふうに見ていますか、伺います。平均世帯で結構です。計算すればわかりますが、済みません、伺います。
議長(浅野幹雄君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) 世帯でいきますと1万1,293で、1人当たりにしまして4,190円の税額となります。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 資産割についてはこれまでもるる主張してまいりましたけれども、この廃止について検討はされなかったということでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) 廃止というよりは、今回の全協でもお話ししましたように、10%ほど下げていますし、あとは国保会計法の国保制度の見直しが平成29年ということもありますので、今回で全廃というような話は考えてはございません。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) それでは、人権尊重の生活保護行政ということで、まず、生活保護ですね、口頭で意思を示せば受理をして審査を始めるという立場に町も立っているというふうに考えてよろしいでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 保健福祉事務所にも確認いたしまして、従前のとおりというふうなところで、口頭でもというふうなことでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 生活保護費の給付額の削減について、平成25年から3年間、26、27と3年間ですが、富谷町での実態はどうなっていますか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 実態というところで、先ほど70歳以上の単身と、それからご夫婦二人というふうなところでの金額のほうを申し上げましたが、そのことではなくということでございますか。(「失礼しました」の声あり)
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 生活保護につきまして、厚生労働省が運用の留意事項というものを出しておりますが、これは承知しているでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 福祉事務所の研修会においての、研修会等の中での把握というふうなことでございますが、しております。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) この留意事項に即して運用するということでよろしいわけですね。町の考え方としては当然そうであるべきだと思いますが、大丈夫でしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) これまでの取り扱いのところと、研修を受けて、それから福祉事務所にも確認したところ、変わりがない、運用で行うというふうなところですので、そのように理解しております。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 級地の問題ですけれども、保護費そのものが生活実態に合わないというふうに多くの町民から言われていますが、町にその認識はあるでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 仙台市に隣接する町というふうなところで物価等々のところでのものは持ってございますけれども、その基本的なところが実態調査に基づくさまざまな検討を加えてというふうなところに前提がありますので、そこのところに従って運用していくべきものというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) パート課税についてですけれども、富谷町は3級地ですが、そのパート課税の限度額ですね。これが3級地93万円です。2級地ですと96万5,000円、1級地ですと100万円でしたか、というふうになりますけれども、この級地について、富谷町は生活実態としては所得水準もその他の生活水準についても変わりないけれども、生活保護の級地でいくと大変低いというこの点については、町はどのようにご認識されているんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 先ほどから繰り返しになりますけれども、認識というふうなところでは、実態調査に基づいてというところが基本になるので、そこを基本とすることというふうに認識しております。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 級地につきましては、その引き上げが、厚生労働省で一定の基準というものを聞いても明確に示されないということを以前の答弁で伺いましたけれども、仙台市と隣接している富谷町が3級地の1ということでいきますと、生活実態としては同程度、同水準なのに、生活保護の級地は低いということで、給付額が大変大きく変わってくるわけですね。この点については、以前にも私は質問しましたが、その後、級地の引き上げ、富谷町の級地を引き上げるということについては、厚労省にかけ合ったというようなことはございますか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 当然、保護の実施主体であります保健福祉事務所も生活実態等で対象者のお宅のところも訪問している状況にございます。福祉事務所のほうにも申し入れをして、本庁、県庁のほうにも申し入れをしてというふうなところは今までもしておりますし、これまでも十分伝えていきますというふうな返事をいただいております。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) それは一番新しいところでいつの回答ですか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 保健福祉事務所との話は常々しておりまして、最終、本日もまた担当のところにというか、確認をしまして、本庁のほうにも申し入れをしておきますというふうなところを保護班のほうからいただいております。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 相手方の回答は、厚労省はどういうふうに認識されているんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) そこで県福祉事務所のほうに申しましても、そのことに対して明確にいつというふうなことでは 今までもいただいておりませんので。ただ、もらう、もらわないというよりも、そういう状況を伝えていくというふうなところで今いるところでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) そうしますと、生活保護の級地の改定、級地の引き上げですね、富谷町をもう1ランク上に上げてもらうというようなことについては、一定の基準があるわけではないんですか。町民所得だとかといったようなことでの基準があるわけではないんでしょか。闇の中なんですか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) このところがこうなれば引き上がるというふうなところでの明確なところでの返事はいただいておりません。繰り返しになりますけれども、消費実態調査を総合的に勘案して決められるものだというふうなところでの回答を受けているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 保護費に関してですけれども、水道使用料、下水道使用料の基本料金については、生活保護世帯については免除というふうになっておりますか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 生活保護費の中では、第1類・2類というところで、世帯共通経費というふうなところで、扶助費の中でその分も見られての基準額となっております。生活保護の方々に対しての減免というふうなさまざまな減免措置ありますけれども、それは事業実施主体のところでの判断によりいろいろな減免措置がなされているものというふうに認識しております。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) それでは、富谷町の東向陽台地域においては、生活保護世帯の水道使用料、下水道使用料についてはどうなっているでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) ここのところは助成されていないというふうなところでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) その理由は何ですか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 仙台市からのほうの給水ということで、給水体系によるものというふうなところで認識しております。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 仙台市の水道を確かに使っていますけれども、仙台市では助成対象としていないんですね、仙台市民ではないので。これはちょうど東向陽台だけが生活保護世帯、水道料、下水道料も、矛盾点になっていて、助成されていないんですよ。これはどうしたらいいんですか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 生活保護を担当する課といたしましては、減免の事業実施主体のところと協議といいますか、今の状況を伝えて、町民に不利益というか、不平等がないようなというふうなところで伝えていきたいというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) そうしますと、これは仙台市の側では、確かに水道は給水していますけれども、生活実態まで把握していないんですね。それを把握しているのは富谷町の側ですよね。富谷町の側から仙台市に言わなければ、生活保護該当者の水道料金基本額については、この間ずっと払ってきているんです、本来免除されるべきものが。ですから、町で、富谷町の側から働きかけないとだめじゃありませんか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 仙台市のほうにも確認をして、当初、減免になりますというふうな話でしたけれども、やはり、仙台市民というふうなところの返事をいただいておりますので、今後、そういったところも確認をしていく必要があろうかと思います。それはこちらのほうの給水事業のほうの担当課とも連携をしながら進めていくべきものというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) これは生活保護受給者の暮らしにかかわる直接的な問題ですので、即刻、仙台市側と話し合って、富谷町の側の責任で何とかするべきじゃないでしょうか。どうですか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 生活保護というふうなところでの扶助費の中には、先ほど申しましたように、含まれての補助基準というものが前提になりますので、そこを踏まえつつ不平等感のないようにというふうなところでの進め方が必要だというふうに思います。(「町がやるんですかと聞いているんですけれども。町が対応するんですか」の声あり) 
 それは、ですので、一担当課のところではなくて、給水を担当というふうなところとも協議が必要ですし、対外的なところというか、実際の給水をいただいている仙台市との話というふうなこともございますので、担当課からの回答としては、やる、やらないというところを言える立場にはないです。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) それはおかしいですよ。東向陽台に住んでいて、ちょうど水道は仙台からもらっている。しかし、富谷の住民であるということで、たまたまその住所であるがために、この間、長年、水道料金の基本料については減免されないできているんです。一刻も早く対応すべきじゃないでしょうか。町長はどう思いますか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) この点については、生活保護受給者の側に立って、町と仙台市、そしてまた仙台市と受給者、この辺の関係性を整理した上で対応してまいります。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 対応していくということでしたので、その際に、受給者の側に立ってということでお願いしたいと思うんですけれども、その際に、長年にわたってこういう状態が続いていますので、保護者の不利益は大きいです。さかのぼっての給付をお願いしますが、どうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それも含めて、検討いたします。


議長(浅野幹雄君) 9番三浦邦夫君。
9番(三浦邦夫君) 改めまして、皆さん、おはようございます。
 それでは、通告に従いまして、私は富谷町で市制移行、第1回市民マラソン大会をという点で質問いたします。
 「幸せを実感でき、笑顔輝く、あったか富谷」、「教育満足度日本一を目指す、富谷町」、富谷町が目指すまちづくりは本当にすばらしいです。来年春には、富谷町としての8校目の小学校、(仮称)明石台小学校も開校します。ますます富谷町の教育は充実してきます。町長の施政方針の「5万人都市富谷、輝く未来50年」の中でも、1番目として、全ての世代が生き生きと暮らせるまちづくりへの取り組み、その中で、(1)未来の富谷を担う子供たちの教育の充実、(2)誰もが健康で生き生きと生活できる環境づくりなど、町民の教育と健康管理のために町は本気で取り組んでいただいております。
 また、町では町民全員参加の町民体育大会、大運動会があり、町民の親睦と健康管理に大いに役立っています。今、日本は平均寿命としては世界一の長寿大国ではありますが、健康寿命という面から見るとなかなかそうは言い切れません。誰でも、どなたでも、できるだけ健康で生き生きとした生活を送りたいはずです。少しでも長く体力を維持しながら健康で明るい日常生活を送りたい、高齢化社会の日本のどなたも持っている強い願望を少しでも実現可能にするために、町として取り組む体力強化の一環として、市制移行記念、第1回富谷市市民マラソン大会を計画してほしいということです。
 我が町富谷町には、文化的行事は文化協会の発表会、マーチングフェスティバルを初め多くの行事があり、町民の文化の香りを多くの町民が満喫できますが、町民全体としての体育的行事は、町民体育大会(大運動会)1つです。町から市に移行する記念の年にぜひマラソン大会を始めてほしいと強く願い質問いたします。
 幸いなことに、日吉台中学校では、開校以来、体力増強を目指し、3キロのマラソン大会があり、これは制限時間はなく、全校の約8割参加の校内マラソン大会であるようです。また、東向陽台中学校では、体育的行事の一環として、男子2.8キロ、ことしは226名参加、女子2.4キロ、約220名参加のマラソンが行われております。
 人間は、目標があればそれを目指し少しでも努力していきます。小学校、中学校時代から、少しでも走り始めたら、体力はついてくるし、それが習慣化していけば、場合によっては一生の財産になっていきます。少しずつ体力がついていけば、何をやっても気力があふれ、集中力もついてきます。充実した人生を送れることにつながります。子供のころより習慣化すれば、今後の富谷町全体がより活性化してきます。
 開催にはコースの問題、交通の問題、人員の問題、本当に課題は山積していると思いますが、大変なのは最初です。陸上競技協会と相談するとか、現在マラソン大会を行っている町に聞いてくるとか、何とかして第1回大会開催の方向で考えていただきたいです。そういう意味において、市制移行まで約2年間ある今から準備していけば何とか間に合うと思います。
 マラソン大会といっても、最初から42.195キロなんていうのは当然無理ですから、そんな大それたことをやりましょうなんて言っているわけではもちろんありません。富谷市としての市民の皆さんの健康管理のために、2キロ、3キロ、5キロの距離ぐらいを市民ランナーの走れる能力のスピードで楽しく参加する。最初はそこから大会を始める。その最初が物すごく大変なんですが、また物すごく大切なのです。
 最初の産みの大変さ、苦労話は、先日、仙台市に行って聞いてきましたが、仙台市の国際ハーフマラソンの前身として仙台市民マラソンを平成22年まで31年間開催していたようですが、やはり2キロ、3キロ、5キロ、10キロなどでも本当に大変でしたとのお話でした。でも、それを始めた決断力、皆さんの努力、それが今や仙台国際ハーフマラソンの土台として生きてきているわけです。
 富谷町から富谷市に移行する記念の年だからこそ、今から企画準備して、ぜひ決断してほしいのであります。スポーツをこよなく愛する人々は、よくおわかりなはずですが、あらゆるスポーツの基礎は下半身をつくることです。でも、それが一番大変で一番大切なことなのです。走り初めの最初は誰でも呼吸も苦しくなり疲れたと感じますが、それが基礎体力の原点なのです。心肺機能も高まり強くなってきます。体力もついてきて少々のことでは疲れなくなってきます。気力も充実してきます。ますます集中力も高まってきます。そんな体力を多くの少年、少女に自然につけてほしいのです。一般の富谷市民も楽しく走って体力をつけてほしいのです。目標があれば人間はやるものです。頑張れるものです。そういういろいろなすばらしい目標のために、2年後の市制移行の第1回市民マラソン大会を町当局としてぜひ企画立案していただきますように切に願い、次の5点を質問いたします。
 (1)市民マラソンの大会開催のために必要なことは。
 (2)他の市町村でマラソン大会を行っているところはありますか。
 (3)開催のためにはコースの問題、交通の問題、人員の問題、課題は山積していますが、その対応はどのように考えますか。
 (4)富谷町として体育祭(運動会)とマラソン大会を体育的二大イベントとしてぜひ育てていただきたいのですが、お考えは。
 (5)開催のためには今からの準備が大切であり、陸上競技協会との相談や実際にマラソン大会を行っている他の市町村との連携が必要と考えますが、お考えは。
 以上5点、質問します。
 なお、先日、仙台市の市民マラソン実行委員の方からいただいてきた開催要項によりますと、平成22年第31回仙台市民マラソン大会には、仙台市民2,733名、次は富谷町から116名のランナーが参加しておりました。3番目は名取市からの54名でした。そのことをつけ加えさせていただきます。
 以上でございます。よろしくお願いします。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。菅原教育長。
教育長(菅原義一君) それでは、ただいまの第1回市民マラソン大会をというご質問に対してお答えを申し上げます。
 まず、関連がありますので、1と3をあわせて回答をいたします。
 大会を開催する場合は、予算、コース設定、運営スタッフの確保など多くの課題が出てきます。まず、本町におきましては、国道4号線が縦断しております。迂回路は特にございません。そのため、道路規制は大変難しく、コースの設定が困難であり、警察の許可を得ることも難しいというふうに思われます。
 第2点目ですが、ほかの市町村でのマラソン大会は、開催、まず目的でございますが、競技性の追求、市民の健康増進、地元のPR、観光誘致、まちおこしなどさまざまでございまして、県内の代表的なものといたしましては、気仙沼つばきマラソン、仙台国際ハーフマラソン、松島ハーフマラソン、わたり・鳥の海マラソン大会などがございます。
 続きまして、最後に、4、5をあわせて回答いたします。
 マラソン大会を開催する場合は、他の市町村、陸上競技連盟、警察、医療機関など関係機関との連携は必要になってくるものと考えてございます。しかしながら、これまで申し上げましたように、富谷町の立地を考えますと安全なコース設定は難しく、またこれまでマラソン大会の開催を望む声はございませんでしたので、マラソン大会の考えは考えておりません。
 以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 9番三浦邦夫君。
9番(三浦邦夫君) 多分そういうお答えが返ってくるとは予想はしていましたが、最初がやっぱり何か事を起こすときは非常に大変だと思います。特に、確かにコースの設定という面がどういう場面でも、マラソン大会あるいは小さい陸連の予選、駅伝予選とかそういうもの等も確かに大変だということは十分に承知しております。でも、私、趣旨でここに最初に書いたんですが、いろいろな意味において、今回は初めてということでのお話でございましたので、やれないという、単に一言でそういうようなお答えが返ってくる可能性は非常にあるなと思っていたんですが、であるがゆえに考えてほしいと思います。やっぱり本質的に富谷町の町民、今度市になるときは市民になるわけですが、の今後のいろいろな意味においての健康管理、あるいは健康寿命、それからやりがい、生きがい、富谷町の町民も、この間の、さっきお話ししましたが、116名のランナーが仙台市の次に参加しているという実情、実態。それから、仙台市ももちろん最初から楽だとは思っていなくて、大変な産みの苦しみがあるということもお話ししました。そういうことをもう一回練りに練って考え直すという、そういうお考えはないんでしょうか。
 2回目の質問を終わります。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 市街地にコースをとるということ、それから大変交通量の多いところにコースどりをするというところでは、県内で行われているマラソン大会でも、仙台市で行っているところがより近いのかなというふうに思っております。仙台市の担当、前に主たる担当を行いました人にもこの間聞いてみたんですけれども、まず富谷の場合は警察からの許可がまず難しいだろうと。仙台市の場合のように、いろいろ並行している道路が複数ある、そういうところでも大変審査が難しくて、ただ、並行している道路が複数あることによって初めて警察の許可を得たと。そういうことで、先ほど私が答えましたように、富谷町の場合は縦断する十何キロかの国道4号線が走っているわけですけれども、これに並行して迂回路を設定していくという道路が現実的にございません。
 それから、仙台市のハーフマラソンにしましても、今年度、予算が1億5,000万円という予算でございますし、ボランティアが約2,000人、この規模で仙台市は実施しております。仙台市と同じものを最初からということはもちろん無理でして、半分規模と見ても、予算が8,000万近くになるわけですし、ボランティア1,000名ということにもなります。いろいろ現実的な要素を考え合わせていきますと、やはり富谷町でマラソン大会というのは現実的にできないという判断を下さざるを得ないということです。
 その判断の一つには、これまでもぜひマラソン大会をというご意見、要望はありませんでしたので、現在、計画も全く持っていないというのが現状でございます。
議長(浅野幹雄君) 9番三浦邦夫君。
9番(三浦邦夫君) 今までになかったから、現実にできないと。それから、交通量の云々というお話もありました。
 私、仙台三高で28年も体育の教員をやっているときに、仙台三高ではずっと10キロロードレースというものを、マラソン大会というものをやっておりました。これは1つの学校の単位でやったからということでございますが、警察にももちろん行って許可を得て、毎年許可を得てきました。後から入ってくる先生方は、何で今さらこんなところで、こんなマラソン大会をやっているんだというようなこと等がありましたが、実際に私28年間生徒たちと一緒にやってみたところ、子供たちはやっぱり嫌な面も確かにあったんですが、それが一つの大きな励みとして、そういうことをやっぱりやり終えた後のすがすがしさ、あるいはそういうことをやることによっての体力、あるいはそういうことによっての精神力、そういうものが非常についたというような子供たちのお話もありました。
 やっぱり、今までになかったから、ここをすぐやめるという決定じゃなくて、これから市制移行までに約2年間あるという今だからこそ、私は今回話したんですが、十分にそういうことをもう一回、企画等も含めて考えていただいて、話し合いの場に持っていくというようなことも必要ではないでしょうか。今までできなかったからできない。あるいは交通量が云々だからできない。そういう単純に一発で却下するようなことではなくて、今だからこそ、原点に返って、もう一回いろいろな面で考えてほしいなというふうに思います。
 以上で質問を終わります。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 議員さんのご質問の趣旨にもございますように、市制移行を記念しての第1回の市民マラソン大会、市制施行ということが大きくその趣旨にございますので、現在の町民体育祭も、これは町長部局の企画部で主に担当してございます。これはいわゆる地教行法の特例措置によりまして、体育的な行事は町長部局で行うことができるというような改定に伴っての担当の変更があったわけでございます。市制移行ということの趣旨を考えますと、当然、町全体で取り組むような課題になるというふうに思いますし、主たる担当はやはり町長部局で行うことになるのかなという予想もありますので、ぜひそちらのほうの見解もお答えをしたいというふうに思います。
 よろしくお願いします。企画部長のほうから。
企画部長(荒谷 敏君) ただいまの議員のご質問ですけれども、かつてやったことがないということではなくて、私も就職当初、スポーツセンター、生涯学習課におりましたので、第1回町民マラソン大会を企画いたしました。そのときは、そもそも駅伝大会が富谷町ではずっと行われておりまして、ルートは中央公民館から大亀を通ってきておりました。その中で、マラソンをしたいという声もありましたので、それを受けて実施したことはあります。なぜ取りやめたかというのは、やはり当初はそんなに道路環境もこういう状況ではなかったので、警察も許可をしていただきましたが、その後、やはり国道もふえ、県道も多く通行されたので、いかがなものかということで自然に取りやめとなったという経緯はございます。
 市制移行に伴う記念イベントについては、これからさまざま協議をするところでございますので、そういったスポーツ行事も一つの記念でございますので、十分検討してまいりたいとは思っております。


議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) それでは、私の一般質問をさせていただきます。
 初めに、富谷小学校のトイレ改修を早急に実施せよであります。
 平成25年度当初予算に、富谷小学校トイレ改修工事費2,593万5,000円が計上されましたが、昨年12月10日、そしてことしの1月16日の二度にわたって入札が不調となりました。不調の理由は、予定価格を大きく上回る入札結果となったためであります。その背景には、震災復興事業の本格化、公共事業の拡大などによる資材や人件費の高騰によると考えられます。
 そして、ことしの第1回定例会におきまして、当初計上されたこの工事費2,593万5,000円は減額補正されました。順調であれば、富谷小学校のトイレ改修工事をもって、町内小中学校全て完了する予定でありました。先月の中旬に学校教育課に速やかにトイレ改修を実施すべきと訴えましたが、改修の予定はないとのことでありました。
 和式トイレではうまく用が足せない、学校のトイレに行くことをためらう子供もおります。また、明年春に入学予定のお子さんをお持ちの親御さんから、富谷小学校のトイレの洋式化への改修を早くしてほしいとの要望も出ております。富谷小学校の女子トイレでありますが、洋式トイレは1フロアに1カ所、1つしかありません。
 減額補正に当たり、町は建築工事費の推移を見守り、事業計画を見直すこととしておりますが、富谷小学校のトイレ改修は速やかに実施すべきであります。富谷小学校のトイレ改修の予定を質問いたします。
 続きまして、2問目であります。
 消費税増税分を新たな施策で住民サービスの向上を図れであります。
 消費税が4月1日に5%から8%になりました。政府は増税により国民の負担感が増さないように、経済対策を講じております。しかし、まだまだ消費税増税の負担感は重いもので、大変な中で消費税を納めていただいております。
 国は、消費税率の引き上げの趣旨について、主として今後も増加が見込まれる社会保障4経費の財源に充てるものとしております。また、地方消費税交付金につきましても、平成26年1月24日に出されております通達、総務省自治税務局都道府県税課長から、引き上げ分に係る地方消費税収の使途の明確化についてとして、各道府県税務主管部長宛てに通達が出ております。その中に、「その使途を明確にし、官の肥大化に使わず、全て国民に還元し、社会保障財源化する」と明記されております。
 また、留意事項といたしまして、1つ目に引き上げ分の地方消費税の使途の範囲を示されておりまして、引き上げ分の地方消費税税収は消費税法第1条第2項に規定する経費、そのほか社会保障施策に要する経費に充てるものとされております。その社会保障施策に要する経費には、社会保障4経費が含まれており、その社会保障施策とは、社会福祉、社会保険、保健衛生のいずれかに関する施策ということであります。引き上げ分の地方消費税収の使途となる社会保障施策に要する経費である社会福祉、社会保険、保健衛生、それぞれの対象範囲についても詳しく述べております。社会福祉とは、「生計の困難な者や心身に障害のある者に対して必要な援助を行う等国民の生存権を確保することによって、国民の生活の内容を豊かならしめること」を意味し、具体的には生活保護、児童福祉、母子福祉、高齢者福祉、障害者福祉などとなっております。社会保険とは、「保険的方法によって社会保障を行う制度の総称」でありますが、法令に基づき実施される強制保険的な制度を意味し、具体的には国民健康保険、介護保険、年金などとなっております。また、保健衛生とは、「国民の健康を保つための施策」を意味し、具体的には医療に係る施策、感染症そのほかの疾病の予防対策、健康増進などとなっております。このように、国は消費税増税分を社会保障に充て、全て国民に還元しなさいとしております。
 富谷町においても、町に入る地方消費税交付分の増額分で、町民の暮らしの向上のために、例えば私が一般質問でも訴えておりますが、おたふく風邪の予防接種費用の助成など、新たな施策を行い、住民に還元すべきであります。以下質問いたします。
 1、消費税5%から8%に上がったことにより、町への地方消費税交付金は幾らになり、25年度から幾ら増額となりますか。
 2、消費税増税分の使途内容は決められておりますか。
 3、町へ交付される増税分の使途はどうですか。
 4、新たな施策を検討していますか。
 5、平成27年度から軽自動車税も増税となります。軽自動車税の27年度の見込みはいかがでしょうか。
 6、軽自動車税の増額分においても、住民サービスの向上に充てるべきと考えますが、町の方針を質問いたします。
 以上であります。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。
 初めに、若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
 消費税の増税に関する内容でありますけれども、最初の1つ目は、26年度地方消費税交付金、予算計上額は4億8,000万円です。対前年度比1億4,000万円の増となります。この増額のうち、消費税率改定分に相当する額は約1億円でございます。
 2つ目、3つ目は、あわせて申し上げます。
 消費税率改定による増収分、政府の方針によりまして全て社会保障の安定化と充実に充てることとされたと。具体的には、年金、医療、介護の社会保障給付並びに少子化に対処するための施策、4施策と、こうなりましょうか。そしてまた、社会保障4経費の財源とするよう定められておると。したがいまして、富谷町におきましても、以上申し上げた社会保障4経費の財源としています。そしてまた、これについては、款項目でいえば、民生費の社会福祉費や児童福祉費などに充てており、具体的には、ホームページ上で公表することが指示されておりますので、富谷町はそれに従い行っているところです。
 ちょうどけさほど、決裁の折に、地方消費税交付金が入金されるというふうなことでの決裁でありますけれども、従前分と増額分ということで2枚の決裁というふうなことで、国もその方法で2つに分けて財源交付していると、このようなところでございます。
 そしてまた、軽自動車税との絡みでありますけれども、6つ目ですね。そもそも軽自動車税の税率改定分は、消費税率改定と異なって、使途が決められているものではないというのが大前提でございますので、結果としては、軽自動車税、町の大事な財源の一つでございます。予算編成の総枠の中で町政運営の柱とすべき部分に充当すると、このようなことで進めてきたところでございます。
 その他については、原課から答弁させます。
 以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 富谷小学校のトイレ改修につきましては、今年度中に補正予算を計上し、改修を進めていくことで現在検討してございます。
 以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) それでは、問い2の(4)、新たな施策について答弁申し上げます。
 国につきましては、増収分の使い道につきましては、先ほどから話がありました社会保障の4経費に充てるとされております。そのうち、区分的には、安定分と充実分に区分されておりまして、9割が安定分、残りの1割が充実分ということで国が定めております。安定分につきましては、現行社会保障制度を安定的に継続していくための財源に充てるというところでございまして、充実分につきましては、子ども・子育て支援の充実、医療介護の充実の財源に充てることとされておるところでございます。
 これらを踏まえまして、町につきましては、新たな施策といたしまして、子ども・子育て支援の充実に約1億のうちの2,000万円を充てているというような状況となってございます。具体的には、26年度から新たな施策として開始いたしました認可外保育所運営費補助、こちらの財源、また(仮称)子育て支援複合施設の整備に係る経費などに充てているというのが実態でございますので、今後もこれらの新たな施策のほうに財源を充当させていただきたいと考えております。
 なお、今回、消費税率改定によります影響の部分でお話をさせていただきますが、先ほど1億の増というところでお話をさせていただきました。しかしながら、歳出で、消費税率の改定によりまして町の歳出負担増分ということでございますけれども、2億3,000万円が歳出ベースで増となっているというところでございますので、この1億がすぐに財政運営上どうかというと、厳しい状況には変わりないというところはご理解をいただければと思います。
 以上です。
議長(浅野幹雄君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) 2問目の問いの5の平成27年度から軽自動車税も増税となります。軽自動車税の27年度の見込みはどうですかということで、軽自動車税の登録台数の内訳については、現在、四輪車が約1万1,000台、その他の二輪車等が約3,800台となっています。また、現在のところ、四輪車の新規登録、年と月の管理を行っていないため、推計がとれません。しかしながら、軽自動車税は毎年4月1日所有の者に対して課税になることから、今回の税法改正により、四輪車については、平成27年4月1日以降、新規登録の新車に対して新税率となり、平成27年度課税においては平成27年4月1日の一日に登録された新車のみが新税率の対象となることから、新税率の影響はわずかなものと思われます。今後は、平成27年度課税に合わせ、全国軽自動車協会連合会より、新規登録年月データの提供を受ける予定ですので、新車登録台数の推計もとれると思います。また、現在登録されているその他の二輪車等の約3,800台については、来年4月1日より一律税率改正となることから、平成26年度課税ベースで算出しますと約450万円の増収となります。
議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
     午前11時57分 休憩


     午後 1時00分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 これより安住稔幸君の質問は一問一答により行います。8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) それでは、再質問させていただきます。
 まず、富谷小学校のトイレの改修についてであります。
 先ほど、今年度中に改修を行うというようなお話でございました。今年度といいますと来年の3月まででありますが、具体的にいつごろを考えていらっしゃるのか、お聞きいたします。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。もとい、菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 9月の議会に補正予算でお願いをしたいというふうに考えて、今現在、準備を進めておりますので、改めてよろしくどうぞお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) 補正が9月のということで、わかりました。
 ただ、私心配しておりますのは、25年度当初予算で上げていただきまして、昨年の12月、そしてまたことしの1月、2回も入札が不調ということになりまして、結果的に25年度中にはできなかったという、こういったものがございました。そう考えますと、今のお話も、確かにそれはそれで半分は安心できるんですが、しかしながら、実際にそれを間違いなく今年度中に工事が完成するという、そういったものをというか、そういった決意というか、そういったものをもう一度お聞きしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 力強く大丈夫ですと言いたいんですが、関係部署とよく協議を図りながら、実現の方向で最大限の努力をしていきたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) それを少しでも防ぐ方法として、私が思うものでは、今までの2回、12月と1月ということで非常に年度の終わりのほうに、どちらかというと後半のほうで入札をされているわけです。9月の議会で、もちろん議会にはかけるということでありますので、ただ、多分大丈夫かとは思うんですが、私としては賛成をしたいんですが、ですから、余り年度末に近くというか、遅くならないで、早目に手がけていただきまして、万が一不調とかそういう場合は即対応し、年度内完成をとにかく必ずしていただきたい。そういう思いもあるわけでありますけれども、その辺についてのやり方というか、その辺についてはいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 富谷小学校のトイレ改修につきましては、その必要性、緊急性ということは従来から私らは非常に認識していたところですが、このような建築業界の実情等がありまして、2回、不調に終わったという経過ではございます。今、議員さんがおっしゃられたとおりに、年度内完成を目指して、先ほど申しましたように、関係部署と協議を図りながら、最大限の努力をしていきたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) よろしくお願いいたします。
 それでは次に、地方消費税用途についてお聞きいたします。
 先ほど、たしか1億のうち、2,000万が複合施設の整備、そしてまた認可外保育の運営費に充てるようなお話をお聞きいたしました。そうしますと、残りの8,000万というのでしょうか、おおよそこの8,000万についてはどのような使途を考えていらっしゃるのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) こちらにつきましては、社会保障4経費の中の安定分ということで、今実際やっております事業の中で、これを低下させることなく安定して継続的にやっていく経費ということで8,000万円を充てております。その中では、款項で申し上げますと、民生費の社会福祉費、それから児童福祉費、それから老人福祉費、この辺を社会福祉の重点部分として充てております。それから、社会保険といたしましては、民生費の社会福祉費、それから老人福祉費、これも一部充てております。それから、保健衛生と大きな3つのくくりの部分で、衛生費の保健衛生費、それから民生費の老人福祉費、それから教育費の教育総務費などにほぼ比例配分というか、予算に応じた比例配分の中で配分をしているという状況でございます。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) 国の指針のとおり、社会保障、そういった福祉関係のほうに全て使われるということはわかりました。
 そうしますと、私思うんですが、今までの安定分でありますから、今までのものに充当ということも確かにわからないこともないんですが、そうしますと、今まで地方消費税が増額に、8%にならなくても、もちろん今後の財政を考えますと幾らでも充てるものがあればそれを充てるのはわかるんですが、それで賄えたであろう施策に今回の消費税増税分を充てるということでよろしいんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 実情といたましては、今現在やっている事業、それを低下させることなく継続してやっていく費用ということで充てております。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) そうしますと、普通考えますと、そうしますと、その充てた分というのは、今までの充てた分はその分どこかで浮くという、単純に考えますとそういうような計算というか、もちろん単純での話でありますので、そういうものではないかと思いますけれども、そんな雰囲気にはとれるんですが、そういうものではないんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) それにつきましては、ちょっと先ほど触れましたけれども、まず社会保障分といたしまして、交付金で1億の増収を見ております。ですから、これにつきましては、当初消費税改定前には見込めなかった数字なんですが、先ほど言いましたとおり、消費税率改定に伴いまして町の歳出ベースで2億3,000万円の歳出増が実際ありますので、ここの足し算引き算をしますと、差し引き1億3,000万が町の財政をさらに圧迫するというような、単純計算ではそうなるんですが、ただ、国の施策の中でこの1億円は社会保障4経費にしか充てられないというところは法のほうで決まっておりますので、それに倣ってやっているというのが現状でございます。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) 今の財政課長のお話で、2億3,000万、いわば1億入ってきても、1億3,000万の手出しになってしまうという、その考え、わかります。しかしながら、それを言ってしまいますと、例えば我々というか、我々国民は3%分、今までより余計取られているわけであります。私もきょう昼食のものを買いまして、3%上乗せしたものを払っております。しかしながら、その3%分は、じゃあ、私たちに今直接入ってきているか。入ってきている……、回り回ってどうなのかわかりませんけれども、直接私たちにはその3%分は入ってきておらないわけですよ。そういう中で国民は納めているわけです。
 ですので、町のほうですと2億3,000万円ですけれども、そのうち、1億円も入ってきているという言い方もできるのかなと思います。そう考えますと、やはりこういった直接安定分ということでお金を使う部分もありますので、それで補填するのはいたし方ないんですが、そういった浮いた分という言い方はちょっと何ともわかりませんけれども、それにまず充てた分をほかの新たな施策に回すということは十分考えることはできるんじゃないでしょうか。いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) その件につきましては、先ほど歳出ベースでのお話をさせていただきましたけれども、消費税増税分につきましては、今、まさに国のほうが国民年金の財源ということでほとんどが使われております。これはまさに今までの事業の拡大ではなくて、今までの事業をそのまま継続していくという大きな役割を担っていると。そんな中で、これまでの事業、プラス、市町村におきましては子育て、子どものためにということで充実分が充当されるように、町は、ということで今重点的に取り組んでおります。その中で、基本的には、子育て複合施設だったり、それから認可外保育所に対する助成の拡大だったり、それから町独自でやっております子ども医療の助成だったりというところで、今まで一般財源で賄ってきた部分なんですが、それをこの消費増税分を当て込みまして継続的にやっていくと。そこの継続というところが大きな意味を持つというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) よく課長の言われることは重々わかっております。特に国のほうですと、本当に赤字補填という言い方ではありませんが、そういったこれからの将来の社会福祉費のほうに、特に重点的にいわば充当する形で使われていることもよくわかります。しかしながら、本当に住民というか、国民と直接接する私たち、いわば地方自治体でございますので、やはり先ほど言いましたように、肌で感じられるというのでしょうか、増税で納めた分をその還元が肌で感じられるような、先ほど1億のうち、2,000万円、複合施設の整備、また認可外保育運営費ということで、確かにこういった部分も必要なことでありますので、これを否定するわけでもありませんが、やはり政策的にもう少し年齢的というか、年代的にも幅広い住民へ対してのそういった施策というか、そういったものもやはり必要かと思いますけれども、その辺についてはいかがお考えでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) その件につきましては、先ほど2点ほど例を挙げさせていただきましたけれども、そのほか待機児童解消のためのわか葉保育園の増築だったりとかそういうところにも町の費用が投じられていきますので、今回、たまたま地方消費税交付金が充実分として入ってきた1年目であります。今後、そうしますと継続的にそれが入ってくるようになるんですが、そうすると、今の話を言いかえると、毎年新たな事業を一つずつ展開していくのかという話にもなるんですが、そこにつきましては、大きな町の柱であります住民サービスの向上に向けた総枠の中で施策を考えていって、その施策のどこに財源を充てていくかというところの検討かなというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) 私も1億、最後の1円まで全て新たな施策で使ってくださいということでは申してはいませんが、しかしながら、本当に毎年のように、1億円というものがほぼ確定で、それ以上かもしれませんけれども、入ってくるわけでありますから、また来年になりますと10%になるというふうな方向性も出てますので、そう考えますと、これからも地方消費税につきましてはふえる可能性もあるわけでありますので、そうしますと、その辺まで見越して、やはり先ほどもちょっと繰り返しますけれども、町民が肌で感じるそういった還元というか、そういったものが施策として必要かと私は思います。ですので、先ほどお話ありましたけれども、子育て支援という話で今ずっと出ていますけれども、また繰り返しますけれども、やはり広い年代層に合わせた施策の展開というものも必要でないでしょうか。この点、町長、どのようにお考えでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 肌で感じるというふうなことについては、国が消費税を増税するに当たって、そのような方針をもって4分野、4経費というふうになっていました。充てることにしますというふうなことでご理解をいただきましたというふうになりますが、結果としては、やっぱり町レベルですれば、入る分1億、そのことだけでストップすると、1億円、新たに入ってきたんですねと、こうなってしまいますから、必ず、入ると出るのその両方をもってぜひ議論しなければならないというふうに思います。1億円入ります。出て行くのが2億3,000万円ですから、そういう意味では、国から町に1億円、町は2億3,000万の支出増、したがって、使途が限定されているというふうなことは、4経費に充てる、形式的に見えます、私は。国がそうしたので地方自治体もそうしてくださいねというふうなことで、形式に見えます。したがって、国の言うのに従ってホームページ上に公表しています。しかしながら、町としては、結論を申し上げますと、非常に窮屈な状況下の中での交付税の1億円増、そしてまた消費税アップとこのような状況にあるというふうな認識でございます。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) また繰り返しの私の質問になるかと思いますけれども、2億3,000万円、新たな出費になると、支出がふえる、それは本当によくわかります。ですけれども、先ほど言いましたように、私たち国民から考えますと、消費税分3%を余計にとにかく毎日払っているわけであります。その3%で還元された分は、じゃあ、実際に私たちに入ってきているかというと、入ってはきていないわけですよね。ただ、長い目で見ますと、社会保障とかそういったもので回り回って還元されてくるということは確かにわかります。しかしながら、直接的なものはないに等しいと考えていいかと思います。ですので、その辺がやはり国民の皆さんの感じ方と、こういった自治体、もちろん国の考え方の立場の考え方というものが大分違っているのかなと思います。やはり自治体としましては、そういった住民の感じられるそういったものを酌み取ってそういった施策に充てるべきと私は思っております。
 ちょっと質問を変えますが、軽自動車税の増税についてでありますけれども、先ほどの話ですと450万円ほど増額になるのではないかということであります。もちろん27年度でございまして、今の数字というのはそんなものだと思います。しかし、先ほど町長の話ですと、軽自動車税は特に使途が決まっているわけではないので、町のいろいろな既存のいろいろな政策のものにお使いになるようなお話でございました。しかしながら、これにつきましても、消費税というものではありませんが、社会保障と税の一体改革の中で出てきたものであります。こういうことを考えますと、やはりそういった中で住民が改めて新たに負担がふえるものでありますので、やはり皆が皆というわけではありませんが、こういったものも新たな施策として住民が肌で感じられるものに還元する施策が必要かと思いますけれども、町長、この辺についてもいかがでございましょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 税の使い道ということで、消費税を増税するに当たっての国民理解というふうなことでの一つの4経費というようなことで恐らく描いたんだと思います。軽自動車税もそれとあわせて、特定の使途目的を持った云々ということでないことは、まさに色つかない分のものとしてというふうなことで、それはそれでよろしいのではないかと思います。消費税とて、本来は町としては、やはり先ほどのように、色づけのないもののほうが自由度は、負担増度はあるんですけれども、それは自由度はあるというふうなことになりますね、縛られたわけですから。それを私ども町政の柱としている教育、福祉の充実ということからすれば、望むところでございます。それ以外のところへの使途ということのみならず、町の重点施策と一致するわけですから、そういう意味では何ら齟齬、違和感はないですというふうなことになります。
 したがいまして、町の財政として、これは大変な今回の消費税の増税は、負担感を受ける、重税感を持つというふうなことになりますね。ですから、一般消費者と同じように、今までよりも3%増を負担することでの負担増、町の財政という意味では、入る、出て行くというふうな関係性の中からすれば、痛みを感じ、そしてまた、使途限定により、負担、町の財政という立場からすれば非常に窮屈な状況の中で26年度運営すると、こういうふうになります。
 なお、軽自動車税については、ちょっと説明不十分かもしれませんけれども、450万円の増税は27年度課税で、実質入るのは28年ということになります。ですから、1年飛びますので、4月1日現在の数台が増税対象分になるというふうなことでございます。不十分であれば、また税務課長から答弁させます。1年ずれることを申し上げます。
議長(浅野幹雄君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) 軽自動車税の増税につきましては、先ほど言いました454万何がしという金額につきましては、二輪自動車及び小型車両についての26年度の課税台数をベースにしまして、改正後の税率、27年から適用になりますので、この二輪等につきましては、今言った454万8,400円ということでなりまして、軽自動車税につきましては、27年の4月1日以降が新しい税率の適用になります。そういったことで、軽自動車税の課税は、来年ですと27年4月1日をもって課税対象者が絞り込みされますので、27年4月1日の一日に新規登録をなされた軽自動車が課税対象になるので、税率で言いますと7,200円の分が1万800円になるので、10台あったとしても10万8,000円ぐらいの金額になるということで、その増税が影響するのは実質翌年、28年度に今言った27年の4月1日以降に新規登録された車両が新税率になった分と、それから以前の分と合わさった分となるので、今新たに出る27年4月1日幾らかというのはちょっとはかり知れないということの説明だったんですけれども。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) 税務課長のお話、よくわかっております。原付につきましては、27年4月1日からいわば上がるということでありまして、軽自動車につきましてはそういった新規登録についてだけでありますので、台数にしたらほんのわずかなということで、その辺については内容的には大体掌握はできておりました。
 ただ、本当に、また繰り返しますけれども、確かに町の財政の考え方としましては本当にそのとおりだと思います。2億3,000万もいわば逆に支出がふえるんだという。1億入ってきても、その1億は逆に使途が決まっているので、単純に1億、穴埋めできるようなものではないということで、いわばとにかく、実質。ですけれども、先ほども本当に繰り返しますけれども、私たち国民にとっては、納めるだけ納めて、それに対して返ってくるものは、近視眼的に見てですけれども、今すぐにというものはないわけですよ。将来的なものとして、先ほど、繰り返しますけれども、社会保障や何やの分で確かに返ってくるというものも確かに考えられます。しかしながら、今現在取られていて、それに見合う分という意味ではありませんけれども、それでも、やはり国全体のためにお役に立っている、国民のためにお役に立っている、そしてまた自分の生活にも少しはやっぱり返ってきているかなというものを感じるような施策が必要ではないかというものを訴えさせていただいているんですけれども、その辺、町長、お願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) ややかみ合いませんけれども、結果として3月の定例会の折に、町民が実感できる施策というふうなことで表現してございます。幸い先ほど申し上げました、富谷町、私の三本柱というふうなことで、住民の実感度というふうなあたりでずっとやってきたつもりでありますので、そういう意味では、国の増税に見合うものが町政の町民の皆さんへのお返しというふうな面では、そんなにずれはないのではないかなというふうに思います。
 もう一つは、今からがかみ合うんだと思うんですけれども、増税分云々といって、結果としては国の財政の中で動くわけですから、直接的にストレートというようなものあるでしょうし、間接的にというようなこともありますし、期間の長短ということもあるでしょうし、もう少し、そういう意味では長い目でというふうな、増税を受け入れた以上、期間を要するというようなことがあると思います。
 もう一回申し上げますと、個人の負担感増と町の財政、個人を町の財政に置きかえるならば、全く同じだというふうなことが言えるのではないかと思いますね。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) それでは、質問を変えます。
 これで最後になります。先ほど、地方消費税の使途について、ホームページで公表というようなお話がございました。具体にどのように今後公表されるか、お聞きいたします。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 社会保障4経費につきましては、既に4月1日で公表しております。ですから、ホームページを見ていただければ、本来、社会保障の分といたしまして、地方消費税交付金1億来るわけなんですが、これはあくまで色分けをすると一般財源というところで、特定財源にはなりません。そんな中で、要は、国民からいただきました3%増分がどの費用の一般財源の部分に充てられるかというところを公表しなければならないという町の義務がございますので、各費目ごとにどのぐらいずつ充当したかというところを一覧表で公表させていただきましたので、ホームページを見ていただければと思います。
議長(浅野幹雄君) これをもちまして、本日の一般質問を終わります。
 これで本日の日程は全て終了いたしました。
 なお、明日6日は議事の都合上午後1時30分開会といたします。
 本日はこれにて散会をいたします。
 ご苦労さまでした。
     午後1時26分 散会

平成26年第2回定例会議事録(第4号)

平成26年6月6日(金曜日)

出席議員(17名)

  • 3番 菅原福治君
  • 4番 出川博一君
  • 5番 高橋正俊君
  • 6番 小泉光君
  • 7番 浅野直子君
  • 8番 安住稔幸君
  • 9番 三浦邦夫君
  • 11番 佐藤克彦君
  • 12番 山路清一君
  • 13番 小川昌義君
  • 14番 細谷禮二君
  • 15番 佐藤聖子君
  • 16番 永野久子君
  • 17番 磯前武君
  • 18番 渡邊俊一君
  • 19番 相澤榮君
  • 20番 浅野幹雄君

欠席議員(1名)

  • 2番 森栄君

説明のため出席した者

  • 町長 若生英俊君
  • 企画部長兼企画部経営企画課長兼市制移行準備室長 荒谷敏君
  • 福祉部長 小野一郎君
  • 建設部長 鴇謙一君
  • 企画部財政課長 吉田尚樹君
  • 企画部産業振興課長 横倉時夫君
  • 総務部総務課長 菅原俊司君
  • 総務部税務課長 内海壯晃君
  • 総務部町民生活課長兼東向陽台出張所長兼富ケ丘出張所長兼あけの平出張所長兼日吉台出張所長兼清掃センター所長 亀郁雄君
  • 福祉部長寿福祉課長兼福祉健康センター所長兼保健福祉総合支援センター所長 安積春美君
  • 福祉部健康増進課長兼食と栄養推進室長 奥山育男君
  • 福祉部子育て支援課長兼西成田コミュニティセンター子育てサロン所長 浅場悟君
  • 建設部都市整備課長 伊藤正君
  • 建設部都市計画課長兼設計業務統括室長 佐々木俊男君
  • 水道事業上下水道課長(建設部上下水道課長) 齋藤英夫君
  • 教育長 菅原義一君
  • 教育次長 及川芳彦君
  • 教育部長兼富谷中央公民館長兼富ケ丘公民館長兼東向陽台公民館長兼あけの平公民館長兼日吉台公民館長 小松巌君
  • 教育部学校教育課長 神田能成君

事務局職員出席者

  • 事務局長 山田豊
  • 次長 富澤裕
  • 主任主査 相澤正人

議事日程 第4号

平成26年6月6日(金曜日)  午後1時30分  開議

第 1 会議録署名議員の指名
第 2 会期の延長
第 3 議案第 1号 富谷町国民健康保険税条例の一部改正について
第 4 議案第 2号 富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について
第 5 議案第 3号 平成26年度富谷町一般会計補正予算(第2号)
第 6 議案第 4号 平成26年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
第 7 議案第 5号 平成26年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)
第 8 議案第 6号 平成26年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号)
第 9 議案第 7号 平成26年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号)
第10 議案第 8号 平成26年度富ケ丘北部会館新築工事請負契約の締結について
第11 諮問第 2号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて
第12 諮問第 3号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて

本日の会議に付した事件

 議事日程のとおり     午後1時30分 開議
議長(浅野幹雄君) 皆さん、こんにちは。
 ただいまの出席議員は17名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
 日程に入るに先立ち、平成26年6月4日付で町長より、富谷町議会会議規則第20条第2項の規定により、諮問第1号人権擁護委員の候補の推薦につき意見を求めることについての事件撤回請求がありましたので、会議規則第20条第1項の規定によりこれを許可いたしましたので、報告をいたします。
 議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。


     日程第1 会議録署名議員の指名
議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、4番出川博一君、5番高橋正俊君、6番小泉 光君の3名を指名いたします。


     日程第2 会期の延長
議長(浅野幹雄君) 日程第2、会期の延長を議題といたします。
 お諮りいたします。本定例会の会期は本日までと議決されていますが、議案調査の都合によって6月11日までの5日間延長したいと思いますが、ご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は6月11日までの5日間延長することに決定をいたしました。


     日程第3 議案第1号 富谷町国民健康保険税条例の一部改正について
議長(浅野幹雄君) 日程第3、議案第1号富谷町国民健康保険税条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。税務課長。
税務課長(内海壯晃君) 議案書1ページをお願いいたします。
 議案第1号富谷町国民健康保険税条例の一部改正について。
 富谷町国民健康保険税条例の一部を別紙のとおり改正するものです。
 提案理由、富谷町国民健康保険加入者の負担軽減を図るため税率を改正するものでございます。
 主な内容といたしましては、平成26年度の富谷町国民健康保険税に係る医療分と後期高齢者支援分について、それぞれ所得割、資産割、均等割、平等割の税率の引き下げを行うものでございます。
 それでは、2ページをお願いいたします。
 まず、第3条第1項ですが、国民健康保険の被保険者に係る所得割の改正で、改正後で100分の5.35に引き下げるものでございます。
 次に、第4条第1項ですが、同じく健康保険の被保険者に係る資産割額の改正で、100分の15.0に引き下げるものでございます。
 次に、第5条第1項ですが、国民健康保険の被保険者に係る被保険者均等割額の改正で、被保険者1人について2万1,400円とするものです。
 次に、5条の2第1項ですが、被保険者に係る世帯別平等割額の改正で、第1号に特定世帯及び特定継続世帯以外の世帯2万2,900円とするものです。
 次に、第2号ですが、特定世帯について1万1,450円とするものです。特定世帯とは、国民健康保険加入者が後期高齢者医療制度へ移行して国民健康保険の被保険者でなくなったことにより1人だけが国民健康保険に残った世帯であって、国民健康保険の資格を喪失した日に属する月、これを「特定月」といいますが、以後、5年を経過する月までの間にある世帯をいいます。
 次に、第3号ですが、特定継続世帯、こちらにつきましては1万7,175円とするものでございます。特定継続世帯とは、先ほど言いました特定世帯で特定月5年を経過する月の翌日から特定月以後8年を経過するまでの間にある世帯を特定継続世帯というものでございます。
 次に、第6条第1項ですが、後期高齢者支援金等課税額の所得割の改正で、100分の1.6とするものでございます。
 次に、第7条第1項ですが、後期高齢者支援金等課税額の資産割額の改正で、4ページになりますが、100分の5.0とするものです。
 次に、第7条の2第1項ですが、後期高齢者支援金等課税額の被保険者均等割額の改正で、被保険者1人について6,600円とするものです。
 次に、第7条の3第1項第1号ですが、後期高齢者支援金等課税額の世帯別平等割額の改正で、特定世帯及び特定継続世帯以外の世帯9,300円とするものです。
 次に、第7条の3第1項2号ですが、後期高齢者支援金等課税額等の特定世帯、こちら4,650円となります。これと同様、下の特定継続世帯、こちらは6,970円となりますけれども、基本となる数字が……。(「6,975円」の声あり)75円とするものです。それで、この計算の基本となるのが、第1号で言いました9,300円、これに特定世帯の場合は軽減がありますので、軽減2分の1軽減となります。よって、先ほど言いました4,650円、特定継続世帯につきましては、同様軽減がありまして、上の数字に4分の3をした6,975円となるものでございます。
 次に、第23条は、国民健康保険税の減額を規定しているもので、7割軽減、5割軽減、2割軽減に関係する改正です。
 第23条第1項1号アでございますが、5ページですけれども、所得金額及び山林所得金額の合算額が33万を超えない世帯に係る納税義務者が受けられる7割軽減該当する均等割の軽減額となってございまして、被保険者均等割額の基礎による減額分の改正で、被保険者1人について1万4,980円とするものです。
 次に、イの(ア)ですが、7割軽減に該当する世帯別平等割額の減額で、世帯別平等割額の基礎による改正で、特定世帯及び特定継続世帯以外の世帯、これにつきまして1万6,030円とするものです。
 次の(イ)ですが、こちらが特定世帯、次の(ウ)が特定継続世帯となりまして、上の1万6,030円の軽減を受けた2分の1と、下の4分の3の軽減を受けた金額、特定世帯が8,015円、継続世帯が1万2,023円とするものです。
 次に、ウですが、後期高齢者支援金等課税額の被保険者均等割額の改正で、被保険者1人について4,620円とするものです。
 次に、エ(ア)ですが、後期高齢者支援金等課税額の世帯別平等割額の改正で、特定世帯及び特定継続世帯以外の世帯が6,510円とするものでございます。
 (イ)、(ウ)につきましては、特定世帯、こちらにつきまして2分の1の軽減を受けて3,255円、特定継続世帯については4分の3の軽減の4,883円とするものです。
 次に、23条第1項第2号のアですが、5ページ、6ページになりますが、総所得金額及び山林所得の合算額が33万に被保険者及び特定同一世帯所属者1人につき24万5,000円を加算した金額を超えない世帯に係る納税義務者が受けられる5割軽減に該当する均等割の改正で、被保険者1人について1万700円とするものです。
 次に、イの(ア)ですが、5割軽減に該当する世帯別平等割額の減額で、被保険者に係る世帯別平等割額の引き下げの改正で、特定世帯及び特定継続世帯以外の世帯、こちらにつきまして1万1,450円とするものです。
 イの(イ)、(ウ)につきましては、特定世帯が軽減を受ける金額5,725円とするもので、特定継続世帯は8,588円とするものです。
 次に、ウですが、後期高齢者支援金等課税額の被保険者均等割額の改正で、被保険者1人について3,300円とするものです。
 次に、エ(ア)ですが、後期高齢者支援金等課税額の世帯別平等割額の改正で、特定世帯及び特定継続世帯以外の世帯、こちらを4,650円とするものです。
 次に、エの(イ)ですが、こちらは特定世帯で、軽減の金額が2,325円とするものです。
 次のエの(ウ)ですが、特定継続世帯につきましては3,488円とするものです。
 次に、23条第1項第3号のアですが、総所得金額及び山林所得の合算額が33万に被保険者及び特定同一世帯所属者1人につき45万円を加算した金額を超えない世帯が受けられる2割軽減額に該当する均等割額の改正で、被保険者均等割額を4,280円とするものです。
 次に、イの(ア)でございますが、2割軽減に該当する世帯別平等割額の減額で、被保険者に係る世帯別平等割額の引き下げによる改正で、特定世帯及び特定継続世帯以外の世帯、これにつきましては4,580円とするものです。
 次に、イの(イ)、特定世帯につきましては、2,290円とするものです。
 次のイの(ウ)でございますが、特定継続世帯につきましては、3,435円とするものです。
 次に、ウですが、後期高齢者支援金等課税額の被保険者均等割額の改正で、被保険者1人について1,320円とするものです。
 次に、エ(ア)ですが、後期高齢者支援金等課税額の世帯別平等割の改正で、特定世帯及び特定継続世帯以外の世帯につきましては、1,860円とするものです。
 次に、エの(イ)ですが、特定世帯につきましては、930円とするものです。
 次に、エの(ウ)ですが、特定継続世帯につきましては、1,395円とするものです。
 以上が改正内容となってございます。
 8ページをお願いします。
 附則第1項の施行期日。この条例は、公布の日から施行し、改正後の富谷町国民健康保険税条例の規定は、平成26年4月1日から適用する。
 附則第2項の適用区分。改正後の富谷町国民健康保険税条例の規定は、平成26年度以後の年度分の国民健康保険税について適用し、平成25年度分までの国民健康保険税については、なお従前の例によるものでございます。
 どうぞよろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。16番永野久子君。
16番(永野久子君) それでは、まず1点目ですが、1世帯当たりの平均引き下げ額と引き下げ率を伺います。
 2点目に、1人当たりの平均引き下げ額と引き下げ率、さらに3点目ですが、資産割については固定資産税の25%だったものが15%になりましたけれども、この資産割についてはそもそも廃止をするということについては今回検討されなかったのか、伺います。
議長(浅野幹雄君) 税務課長。
税務課長(内海壯晃君) ちょっとお待ちください。
 世帯当たりで1万1,293円です。あと、1人が4,190円の金額となってございます。ちょっと率は今出していませんので。
 あと、資産割の検討につきましては、今回資産割のほうで10%ほど下げていまして、あとは前から資産割についての廃止等の質問等が出ていましたけれども、国保のほうのそういった広域化が平成29年度にそういったことがあるということで、全廃等については考えてはございませんでした。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 以前に6月3日の初日の日にご説明いただいた説明書の中で、平成29年の広域化に関して、財源的には十分だといった趣旨の一文がありましたけれども、現在の基金の残高、この引き下げを行った上で基金をもとにしてこの減税をどのくらい維持できるのか。また、その平成29年度の国保の広域化に向けてこの基金を使うというふうに考えているのか。また、そのためにはどの程度の費用がかかるというふうに見ているのか、伺います。
議長(浅野幹雄君) 税務課長。もとい、健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 基金の保有状況、推移につきましては、きのうご説明申し上げたとおりでございますが、25年度の専決予算のベースで11億5,000万ぐらいが保有してございます。ただし、26年度の当初予算ベースでは、繰り入れで1億9,000万ほど繰り入れしておりましたので、実質予算ベースでは9億5,000万程度ということでございました。
 今回この税率引き下げ等を行うことによりまして、また、あと特別調整、国の交付金、前期高齢者交付金等の増額等によりまして、繰り入れのほうが1,000万ほど基金のほうに戻すことができますので、1億8,000万ぐらいの基金の繰り入れとしますと、今9億6,000万ぐらいの状況となってございます。これに25年度の決算剰余金、そういったものを積み立てますと、10億5,000万くらいになるというような状況で今見ております。25年度決算ベースでは、全てを加えますと12億円を超えるというような決算の状況と、基金の状況となってございます。
 それで、広域化に向けた、29年度に向けたところの基金の推移でございますが、この改正案によりまして、平成28年度には9億円台、また、29年度には6億から7億円台に保有額が減じていくというふうな状況で見ております。
 また、広域化に向けて保険料の設定が今大変重要な課題となっております。県内均一化にするか、それともこれまでどおり市町村単位あるいは医療圏単位でもっての保険料率の設定になるか、その辺はこれから具体的に議論が進められていくということで、この基金の残高につきましてはそのような広域化に向けた動向を見ながら、それに向けて今このくらいの保有、28年度、29年度にはそのくらいの保有があれば、広域化に向けた対応が可能であろうということで、今回最大限減額、納税額で、収納額ベースで1億5,000万円程度の減収というふうなことで設定したものでございます。以上です。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第1号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第4 議案第2号 富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について
議長(浅野幹雄君) 日程第4、議案第2号富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) それでは、よろしくお願いいたします。
 議案書9ページをお願いいたします。
 議案第2号富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正について、ご説明申し上げます。
 富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する。
 提案理由としましては、明石台東地区の地区計画の決定に伴い、所要の改正を行うものでございます。
 議案書10ページをお願いいたします。
 改正内容につきまして説明いたします。
 富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例。
 富谷町地区計画区域内における建築物の制限に関する条例の一部を次のように改正する。
 現行に対しまして、改正後が追加になりますので、改正後の欄をごらんお願いします。
 別表第1、第2条関係の適用区域ですが、現行の大清水地区整備計画区域の下に「明石台東地区整備計画区域」の名称を名称に追加し、「明石台七丁目、明石台八丁目及び明石台九丁目の全部」を区域に追加するものでございます。
 別表第2、第4条、第9条、第10条、第13条関係の建築物の用途の制限、建築物の敷地面積の最低限度、建築物の壁面の位置の制限についてですが、11ページをお願いいたします。
 明石台東地区整備計画区域内に「戸建て住宅地区」、12ページに「一般住宅地区」、14ページに「集合住宅地区」、15ページに「公共施設地区」を追加するものでございます。
 16ページの別表第5、第11条関係の建築物の高さの最高限度ですが、17ページをお願いいたします。
 現行の大清水地区整備計画区域の下に「明石台東地区整備計画区域」を名称に追加し、戸建て住宅地区及び一般住宅地区にそれぞれ10メートルの建築物の高さの最高限度を追加するものでございます。
 別表第7、第15条関係の公益上必要な建築物等の特例における適用除外の規定についてですが、明石台東地区整備計画区域内に「戸建て住宅地区」、18ページに「一般住宅地区」、19ページに「集合住宅地区」を追加するものでございます。
 具体的な改正内容につきましては、議案第2号資料計画図のほうで説明させていただきます。
 皆さんご存じのように、明石台東地区は富谷町の南部に位置し、仙台市と隣接する地の利を生かした開発行為により、新市街地整備が進められている地域であります。今回、この約39.2ヘクタールの地区計画を定めることにより、建築用途等について適正なまちづくりの方向に誘導し、将来にわたって良好な市街地の形成を図ることを目的とするものでございます。
 土地利用の方針といたしましては、計画図の上部と下部のグリーン部分が戸建て住宅地区で、面積が約31.4ヘクタール、静観で落ちつきのある住宅地の形成を図るものでございます。図面中央部の宮沢根白石線沿いの白色部分が一般住宅地区で、面積が約2.7ヘクタール、戸建て住宅地区との調和を図りながら、日常生活に必要な店舗等を中心とする良好な住居環境の形成を図るものでございます。図面中央部の一般住宅地区の上部の茶色部分が集合住宅地区で、面積が約2.4ヘクタール、生活利便施設及び福祉施設を含む低層集合住宅を主体とした良好な住環境の形成を図るものでございます。図面中央部、集合住宅地区の西側部分ですが、公共施設地区で、面積が約2.7ヘクタール、公共施設の計画的な立地を図るものでございます。
 建築物等の整備の方針といたしましては、戸建て住宅地区及び一般住宅地区においては、低層住宅にかかわる良好な居住環境を形成するため、建築物等の用途の制限、建築物の敷地面積の最低限度、壁面の位置の制限及び建築物の高さの最高限度を定めるものでございます。集合住宅地区では、周辺と調和のとれた良好な環境を維持増進するため、建築物等の用途の制限、建築物の敷地面積の最低限度及び壁面の位置の制限を定めるものでございます。公共施設地区では、周辺と調和のとれた良好な環境を維持増進するため、建築物等の用途の制限を定めるものでございます。
 附則といたしまして、この条例は、公布の日から施行するものでございます。
 以上、ご承認いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。16番永野久子君。
16番(永野久子君) 集合住宅地域に関してなんですが、このちょうどリボンの真ん中の結び目に当たるような場所ですけれども、ここに第1種住居制御地域ということだと思いますが、その際に建てられる集合住宅の高さの制限等についてはどのようになっているか、伺います。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 基準法上の高さの制限につきましては、1種低層、2種低層地区が該当しますので、この第1種住居地域については特に高さの制限は設けておりません。ただし、道路斜線制限と隣地斜線制限の中で一応高さ的な制限が加わってまいります。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) なぜこういう質問をしたかといいますと、ここに余り高さのある集合住宅が建てられるということになると、全体の景観を損なうことにもなるのではないかという懸念があったわけなんですが、今のお答えを総合しますと、どの程度の高さの集合住宅まで可能だということになるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 一応低層の集合住宅を想定してございますが、3階とか4階建てになる可能性もあるのかなというふうに捉えてございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第2号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第5 議案第3号 平成26年度富谷町一般会計補正予算(第2号)
議長(浅野幹雄君) 日程第5、議案第3号平成26年度富谷町一般会計補正予算(第2号)を議題といたします。
 本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) それでは、議案第3号についてご説明をさせていただきます。
 別冊予算に関する説明書の2ページをお開き願います。
 議案第3号平成26年度富谷町の一般会計の補正予算(第2号)は、次に定めるところによるものでございます。
 第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2億4,282万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ141億7,890万8,000円とするものでございます。
 第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表「歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 それでは、事項別明細書によりまして説明をさせていただきます。
 11ページをお開き願います。
 初めに、歳入についてご説明申し上げます。
 14款2項国庫補助金につきましては、1億9,836万5,000円を追加し、3億1,870万9,000円とするものでございまして、消費税率の改定に伴う子育て世帯臨時特例給付金支給事業並びに臨時福祉給付金支給事業の補助金による収入増となるものでございます。
 次に、15款2項県補助金は、864万8,000円を追加し、2億8,448万4,000円とするもので、新たな補助制度であります農業経営対策地方公共団体事業費補助金といたしまして、26年2月の大雪によります被害を受けました農業施設再建への補助金ということで、対象施設は22棟となってございます。
 次に、15款4項県貸付金につきましては、170万円を追加し、420万円とするもので、災害援護資金貸付金の申請があったことによるものでございます。
 次に、18款2項基金繰入金は、2,921万3,000円を追加し、15億4,664万1,000円とするもので、財政調整のための基金の繰り入れとなってございます。
 次に、20款4項雑入につきましては、490万円を追加し、3億4,818万7,000円とするもので、こちらにつきましてはコミュニティー助成の交付決定によるものでございまして、対象となった3町内会、太子堂、富ケ丘北部、明石台第五町内会の分となってございます。
 歳入は以上となります。
 続きまして、歳出、13ページをお開き願います。
 今回の歳出補正につきましては、4月1日付によります人事異動等に伴う人件費の補正、部署が入れかわったというところもございます。あと、再任用というところでの増額というところもありますが、それが大半を占めてございますので、説明につきましては人件費以外の部分とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、1款1項1目議会費につきましては、471万1,000円を減額するものでございまして、議員の欠員によります議員報酬、それから議員共済会負担金の減となってございます。
 次に、2款1項6目企画費は、490万円を追加するもので、先ほど歳入で説明しましたコミュニティー助成分でございまして、3町内会への補助金となってございます。
 9目防犯対策費につきましては、110万4,000円を追加するもので、こちらは一般質問等でもありましたが、成田地区の新富谷アンダーパス地下歩道への防犯カメラ設置の分となってございます。
 続きまして、飛びますが、17ページのほうをお開き願います。
 3款1項8目国民健康保険事業費につきましては、616万6,000円を追加するもので、こちらも人事異動に伴う繰出金の増となってございます。
 次に、10目臨時福祉給付金支給事業費につきましては、9,278万7,000円を追加するもので、消費税率改定による給付となってございます。20節の扶助費で8,250万円を追加するほか、給付のために必要な経費を追加しているものとなってございます。対象者は7,000人を見込んでございます。
 続きまして、19ページをお開き願います。
 こちらも上段になりますが、3款2項4目15節の工事請負費でございます。186万2,000円を追加するもので、こちらは東向陽台及び富ケ丘保育所の給排水設備の整備等に要する経費でございまして、食中毒発生を受けまして再発防止の対策を講ずるものでございます。
 次に、3款2項6目子育て世帯臨時特例給付金支給事業費につきましては、1億557万8,000円を追加するもので、臨時福祉給付金同様の理由によるものでございます。20節扶助費で1億円を追加するほか、給付のための必要経費を追加するもので、対象者は1万人を見込んでございます。
 次に、3款3項1目老人福祉費は、625万7,000円を減額するもので、こちらも人事異動に伴う繰出金の減でございます。
 次に、3款4項1目災害救助費、170万円を追加するもので、災害援護資金の貸付金の申請に伴うものとなってございます。
 次に、4款1項2目予防費につきましては、2万3,000円を追加するもので、健康推進員の増に伴います報酬の追加となってございます。
 21ページをお開き願います。
 4款2項2目ごみ処理費は、474万9,000円を追加するもので、15節の工事請負費でございますが、合併処理浄化槽、清掃センター内に設置予定の浄化槽ですが、仙台市との最終協議の結果、処理水の放流先が一部変更となりまして延長となったことから、その費用を追加するものでございます。
 次に、6款1項3目農業振興費は、1,147万5,000円を追加するもので、説明欄のところにありますが、農業改良事業奨励補助金につきましては、ビニールハウス設置の申請に伴う追加でございまして、その下の農業経営対策事業費補助金につきましては、歳入でご説明しました雪被害に伴います補助金となってございます。
 続きまして、5目農地費につきましては、8万8,000円を追加するもので、こちらも説明欄にありますが、これ一部名称変更によるものでございまして、「農地等保全活動支援事業」が「多面的機能支援」と名前が変わったことによるものと、それからあわせまして額の変更もあったことによるものでございます。
 次に、飛びますが、25ページをお開き願います。
 こちらも上段になります。8款2項5目の13節委託料ですが、142万6,000円を追加するものでございまして、町道明石1号線の交差点に左折レーンを設置するための測量調査設計業務を追加するものでございます。
 次に、8款4項3目公共下水道費につきましては、450万円を減額するもので、こちらも人事異動に伴います繰出金の減となってございます。
 27ページをお開き願います。
 10款1項2目7節賃金でございます。こちらにつきましては、126万4,000円を追加するもので、これ学校教育課での事務補助といたしまして1名、事務内容といたしましては、学校建設関係、それから学校図書支援事業に対する補助事務として1名を追加するものでございます。
 続きまして、10款3項2目中学校管理費につきましては、484万4,000円を追加するもので、こちらにつきましては15節工事請負費の増となってございます。理由といたしましては、富谷中学校暖房設備改修工事におきまして、労務費、それから資材高騰の部分を反映して追加するものでございます。
 29ページをお開き願います。
 10款5項5目公民館費につきましては、3,009万7,000円を追加するものでございまして、15節工事請負費につきましては、成田公民館の敷地、それから建物内に防犯カメラの設置する費用、それから18節備品購入費につきましては、成田公民館の調理室にあります冷蔵庫、故障いたしまして修繕不能ということで、更新のための費用を追加するものでございます。
 説明は以上で終わります。よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) それでは、説明書の13、14ページの9目の防犯対策費15節工事請負費についてお伺いします。
 これのカメラ、アンダーパスなんですけれども、カメラの設置の仕様書の概要について、1つは伺います。それと、2つ目なんですけれども、これ、特に今どちらかというとはやっているカメラなんですけれども、異常行動検出機能がついているのかどうかというような部分の質問です。それとあと、設置台数と設置場所でございます。
 それと、同じく防犯カメラなんですけれども、29、30ページで、同じ質問なんですけれども、15節の工事請負費、公民館費の中の工事請負費、防犯カメラ設置工事ということで、これの同じ質問です。仕様概況と異常行動機能つきか。それと、設置の台数、場所をどこにつけるかということです。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) まず、アンダーパスのほうに設置する防犯カメラにつきましては、記憶媒体は基本的にHDDタイプということになっております。おおむね約30日の日数を記録することができる予定となっております。あと、議員おっしゃったキジョウ行動……。(「異常」の声あり)異常行動。(「正常なデータを入力しておいて、異常の行動が出た場合にそれを検知するという機能なんですが」の声あり)詳細のところ、そこまではちょっと確認はしておりません。夜間等に対応するがための赤外線機能があるだとか、そういったタイプを予定しております。また、設置につきましては、アンダーパスの階段からおりていって平たんな部分のところがそれぞれ2カ所ございます。アンダーパス2カ所地下歩道ございますが、双方にそれぞれ1機ずつを予定しております。
議長(浅野幹雄君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) 成田公民館につきましては、まず台数的には室内に3台、入り口、それから児童クラブの中ということでございます。それから、外に2台という形でございます。公民館につきましては、児童の安全もということでございますので、モニターがついているものということになります。あと、録画機能があるということでちょっと見ております。
 以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) 仕様書なんですけれども、これ、成田が今公民館で最後になるんでしょうけれども、これ従来の公民館のカメラと比べてどうなのかという部分と、それと2つ目が、防犯カメラ設置の表示についてちょっとお伺いしたいんですけれども、防犯カメラの設置というのはこの間もお話ししましたけれども、抑止という大きな狙いがあるわけでね。防犯、防災の大きな狙いがありますので、それの防犯カメラ作動中だよというような部分、たまに見かけたりしますけれども、それが必要ではないかと思うんですけれども、その辺の考え方。
 それとあと、防犯カメラ周知徹底する意味で、町内会とか、学校、PTA、保育所、幼稚園、企業等、要は協力していただく観点もありますので、その辺の周知徹底をどういうふうに考えられているか。これはアンダーパスと公民館一緒だと思うんですけれども、あわせてお願いしたいんですが。
議長(浅野幹雄君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) 周知については、公民館の運用の中で今までもやってきております。カメラ設置中とか、そういうような掲示はまだしておりませんけれども、今までは常に子供たちの安全、特に児童クラブ等の安全を目的に公民館では設置してきております。ただ、今回の場合、成田地区ということでございますので、外側が人家がございませんので、そこで今回外にもというような形で今回考えております。町内会等々については、今後、総務課等とも協議しながら一緒に進めてまいりたいと考えております。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 一応本定例会の冒頭、町長のほうよりもお話がございましたが、防犯カメラの設置に当たりましては、今後ガイドラインを作成してまいりたいと思っております。当然、防犯カメラ設置に当たりましては、地域皆さん方のプライバシーというような観点もございます。その辺のところも重々考慮しながら、設置に当たりましてはカメラのみならず、やはり看板等において抑止効果を図っていきたいということも期待するものであり、今後詳細につきましては詰めてまいりたいと思います。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。6番小泉 光君。
6番(小泉 光君) 成田のアンダーパスのカメラについて、もう少し具体的に伺いたいです。あそこ、アンダーパス2本あって、階段が4カ所ありますね。どちらも双方向で通る可能性があるかなと。通路の真ん中ら辺に1カ所ずつ2機つけますというお話だったんですけれども、そのカメラというのは真ん中についたら、両側から、両側見られるようなタイプなんでしょうかというのが1つと、それからあそこは意外と天井が低いので、棒か何かでこう悪意を持ってガシャッとやると壊れる、壊される可能性もなきにしもあらずなので、その辺何らかの防護策を考えているかどうかということについて、2点聞かせてください。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) カメラの形状につきましては、360度、180度もしくは直線、さまざまなものがございます。今回アンダーパスに設置するものにつきましては、おおむね約180度監視ができるようなものを考えております。また、それをいたずらする者というようなことに対する対策ということではございますが、カメラを設置し、壊されるというようなことも当然、いたずらするようなことも当然あろうかと思いますけれども、その設置箇所については今後もう少し現地を見ながら検討してまいりたいと思います。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。4番出川博一君。
4番(出川博一君) ページ数、17ページと18ページの10目の臨時福祉給付金の12節役務費、ここの内訳についてお願いいたします。通信運搬費と手数料の内訳についてお願いいたします。
 それから、次のページ、19、20ページの子育て世帯臨時特例給付金、これの12節役務費、これも通信運搬費と手数料、これについてお尋ねいたします。
 それから、3つ目といたしまして、34ページ、給与費明細書、これの下段のところの職員手当比較ということで、34ページ、時間外勤務手当76万1,000円減額になっています。それから、住居手当279万減額になっています。その理由についてお尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) それでは、まず、先ほどの役務費のほうのところの内訳でございますけれども、通信運搬費として228万4,000円、手数料といたしまして、労働者派遣の分と振込手数料の分で609万6,000円でございます。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) まず、通信運搬費でございますが、272万4,000円となってございまして、支払通知郵送料ですとか、それから携帯電話のレンタルのサービスの費用となってございます。それから、手数料につきましては、申請窓口の受付、それから審査支払事務の労働者派遣代としての分、それから給付金の振込手数料として合わせて236万6,000円を計上しているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) まず、時間外のほうでございますが、こちら本年4月1日の人事異動におきまして、昇任職員が32名ございます。その中において管理職へ登用された職員がございます。その関係上、一般職としてこれまで手当てされておった時間外手当が減額になったということがまず一つでございます。
 もう一つ、住居手当につきましてですが、住居手当につきましては、前年度同様の当初予算を組んでおりましたが、新年度初めになってから職員の賃貸住宅に住まう職員等々が減る、また、家賃の低額のところへの転居というようなこともありますので、そういったことで住居手当につきましては今回マイナスというふうになっておりますが、これは常におおむね流動的に予算的には動くものとなってございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。4番出川博一君。
4番(出川博一君) それでは、先ほどの中で臨時福祉給付金と子育て世帯給付金なんですけれども、これは手数料についていいますと、子育て世帯のやつが該当者が1万人、それで手数料が236万6,000円。片や臨時福祉給付金のほうは、該当者が7,000人、それで手数料が609万6,000円。人数が多いほうが手数料が少なくて、人数の少ないほうが手数料が多いと。ここのところの内訳というか、中身をお尋ねいたします。
 それから、時間外手当のところで、管理職にシフトした人数が多いということなんですけれども、何人かと、あとそれは例年そのぐらいの昇格者なのか、それとも今回特に課とか、ごめんなさい。室とか、そういうやつを新たに設けたことによって、ここのところが管理職シフト者が多くなったのか。その辺のところについてをお尋ねしたい。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。もとい、初めに長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) ここでの労働者派遣のところでございますけれども、臨時給付金のほうにつきましては、その対象者に対して非課税通知を出し、そこからまた申請をいただいて審査をするというふうな工程を考えてございます。ですので、発送業務あるいは申請されてきたものの申請書の業務、その返ってきたものの審査というふうなところで、派遣職員の分がコールセンターのみならず必要になるというふうなところで、対象は少ないのですけれども、業務量が多いというふうなところでの人数の積算でございます。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 先ほどの長寿福祉課の答弁とおりでございまして、労働者派遣の費用について、長寿福祉課の計上した予算よりも子育て支援課の予算が低いということでございます。(「低い理由を聞いてるんです」「低い理由」の声あり)こちらにつきましては、臨時福祉給付金と比べまして、対象者が児童手当、特例給付の受給者というところで、事務的に臨時福祉給付金よりも簡易であるというところでございます。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) まず、管理職でございますが、本年度、26年4月1日で今回新たに管理職級というようになった職員が12名ございます。おります。また、3月31日をもって定年退職を迎えた管理職が7名、そこで5名ほど職員が、管理職の職員がふえているというような実情がございます。また、議員おっしゃるように、室が新たに設置されてというようなことをおっしゃられましたけれども、法務室というのが新たに今年度から設置されておりますが、法務室の室長ということで1名増ということがその中には含まれてございます。(「例年と比較してどうなんですか」の声あり)室の数ということでしょうか。(「例年と比較して、数どうなんですかと」「いわゆる退職人数と異動したという人数は例年と同じぐらいなんですか。それとも、26年4月は多かったんですか」の声あり)室の設置……。(「室じゃなくて、数」「例年と比べて多いか少ないかということです」の声あり)昨年と比べると、若干人数は、管理職登用される人数は多うございます。昨年はちなみに31名ということになっております。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) それでは、ダブらないように質問していきたいと思います。
 13ページ、2款1項1目3節管理職手当ですけれども、これで増額になっているわけですが、94万5,000円、この増額の理由を、今も答えていただいているんですが、その増額の理由について質問したいと思います。
 続きまして、2款1項1目3節の単身赴任手当、これにつきましても当初42万でしたっけかな。かなり66%ぐらい増加しているんですが、増額しているんですけれども、これの理由ですね。
 それから、コミュニティーについては理解しましたので、次に同じく13、14と29、30、同じ2款1項9目の15節、それから10款5項5目15節工事請負費ですけれども、それぞれ今回成田の設置されているわけですけれども、これは今までの性格とはかなり違うものですね。今までだったら施設の中を見ていたわけですよ。今度は通行人も含めて監視するということになるので、これかなり問題を含んでいるのではないかというふうに思います。防犯だけではなくて監視のほうに入ってきているのではないかというふうに思いますので、その辺の見解をお願いをしたい。これは初めて出てきた問題なのでね。そうしますと、設置要綱とか、それから規則、設置基準、この辺はどのようになっているのか、お答えを願いたいというふうに思います。
 それから、この成田のアンダーパスのほうについては、30日というお答えいただいたわけですが、これは30日ごとにどのようなクリアの仕方をしていくのか。その辺について質問をしたいというふうに思います。
 次、公民館のほうですけれども、これは前に教育委員会の防犯カメラ設置、それから学校の設置も含めて要綱、基準というのはあるわけですが、これに合致をしているというふうに見ていいのかどうかということなんですね。
 それから、17ページ、18ページ、3款1項10目の13節委託料、これの今人数はお聞きしました。人数はですね。この人数をどのようにして調査したのかということですね。それは何でこの人数を調査をしたのかということです。ですから、多分どういうふうにして調べているのかわかりませんけれども、どういうシステムを使ってこの7,000人、1万人というものを出したのかということについて質問をしたいというふうに思います。
 この給付をするに当たって、何らかの改修をしたのかどうか。今からね。するのかどうかということですね。それで、もし改修するとすれば、どのような立ち会いをして行うのかと。あともう一つは、この給付金について、町のホームページを見ているんですが、いつ実施するということは私見た限りでは書いていないような気がするんですが、この実施時期はいつ実施するのかと、この2つの給付金ですね、について質問をしたいというふうに思います。
 それから、手数料については先ほどお聞きしましたので、次に、17、18ページ、3款1項10目の14節使用料、賃借料ですね。これ、携帯電話が出ているわけですが、この携帯電話、何に使うのかね。なおかつ、何台使って、この50万9,000円の携帯電話がかなり、あともう一方では25万5,000円ということで、ちょっと値段としてどういうことに使うのかということについて質問したいと。
 あと、同じく複写機もあるんですが、この複写機についても13万という複写機あるんですが、これについてもそのどのような形でしようとしているのかということです。
 あとは25、26、8款2項5目の13節委託料ですね。町道明石線の交差点の幅と長さというんですか。どの程度の距離を、距離というのではない、面積というんですか。わかれば地権者がどうなっているのかということで、所信表明ではこのたび地権者のご協力を得られましたということを話をしていますので、その辺どのようになっているのかと。私はあそこの左折というよりも、右折、これがやはり問題になっているんじゃないかなと思うんですが、その辺の対策というのは考えているのかどうかという、左折路線というのは旧道ありますからね。旧道がありますので、そちらに朝渋滞時はほとんど抜けていっているんですよ。ですから、むしろ右折の場合どうするのかというのを対策がやはり必要ではないのかと思いますので、その辺の対策というか、その辺も含めて考えているかどうか、お聞きしたいというふうに思います。
 25、26、10款1項2目2節の給料なんですが、これは人数が10人から12人にふえているんですが、この減額になっているというのはこれどういう理由なのか。人数がふえているのにもかかわらず、減額になっているということについて、説明を願いたいというふうに思います。
 あと、27、28の先ほど学校の臨時職員ということでお話あったわけですが、この方の雇用期間とか、人数、この辺について質問したいと思います。以上です。
議長(浅野幹雄君) 初めに、教育部長。
教育部長(小松 巌君) 設置基準については、学校側がつくっているカメラのほうの規則等というふうなものについては持っておりますが、まだ公民館サイドではちょっとつくっておりませんので、今後検討してまいりたいと考えております。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) まず、13、14ページの管理職手当のほうというご質問でございました。こちらも人事異動に伴う予算の配置がえというようなことで、どうしてもこういうような増減の差が生じてまいります。
 あと、もう一つ、単身赴任手当ということでございますが、こちらは当初東京事務所への職員1名の分のみの計上とさせていただいておりましたが、その後、3月末になりまして、山元町への派遣が正式に採用となった職員が1人ございます。その職員1名分を今回計上させていただいております。
 あと、防犯カメラでございます。アンダーパスへの設置の防犯カメラについて、監視機能が高まったのではないかというようなご質問でございますが、防犯カメラと、あとは監視カメラというような概念というところがなかなか難しいところかと思いますが、まずは監視機能というものであれば、一定のモニターがあり、常時そこに職員が張りついた状態でカメラを確認しているような、それに用いるがためのカメラについてはある程度監視カメラというような認識を持っておりますが、今回設置を予定しております防犯カメラはあくまでもそういったモニター機能はございません。万が一の際に情報、警察当局等に情報を求められた際にお出しできるようなハードディスクというようなタイプでございますので、日常通常においては、我々職員はそのカメラを通してそこを利用する方々を確認するというようなことは想定はしてございません。
 あとは今後要綱というようなことでございます。今回はまずアンダーパスに設置するということでございますが、先ほども申し上げたとおり今回ガイドラインを設けまして、通学路、日常の路上においても必要な箇所への設置も、または看板、そういったものの抑止の必要性の高いところ、学校、PTA、行政区長等の皆さん方のご意見を勘案しながら検討していきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
 あとは教育費の給料が人数がふえているのに予算が減っていると。こちらもですが、人事異動や配置に伴いまして、職員の給料の高い職員から年齢の若い職員への入れかえ等があり、こういった額面上は人数はふえているが予算は減ってしまうというようなことはどうしても生じてしまいます。以上です。(「防犯カメラの30日過ぎたらどういうふうになりますか」の声あり)
 防犯カメラの記憶の日数ということでございます。今のところ確認できているのは、SDだとか、あとはそれ本体がハードディスクタイプというようなことで上書きされるというようなものになっておりますので、ちょっと内容はまたさらに仕様を確認して検討していきたいと思います。ただし、媒体としては30日程度を予定しております。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) それでは、まず、人数の積算方法でございますが、これは概算で国からどういうふうな方式で持ち出すべきかというふうなところの数式がございます。それにのっとっての人数でございます。概略を申しますと、総人口のところから納税義務者数、そこを引く。あとは納税、その配偶者数も引きまして、それの扶養義務の親族というのは0.3というふうな係数を掛けてということで、それからまた生活保護の世帯を引くということで、課税の方々を総人口からこう引いていって、非課税というふうなところを打ち出した概算の数値が7,000というふうなところでございます。
 あと、こちらのほうの委託料のところでございますけれども、こちらに関しましては、その給付金システムというところを導入というふうなところで25年度の2月補正のところでシステムについてのご承認をいただいたところでございますけれども、こちらからこのまた110万6,000円の追加というふうなところは、全世帯への通知をして申請を受け付ける方式から、町民の皆さんの負担を少なくするというふうなことで非課税通知を出して、そこのより対象者に近い方々に通知を出して申請をいただくというふうなことで、非課税者の抽出と、それのその通知書を印刷するというか、打ち出しするというふうなところを加えたための増額でございます。
 携帯電話のほうですけれども、コールセンターを予定してございます。皆さんからの質問等にお答えするというふうなところで、4台で6カ月の携帯電話の使用というふうなところを見込んでの使用料でございます。
 複写機等のところでございますけれども、添付資料とかもありますので、そういったもののコピー、あるいはその通知の案内のチラシ等が不足した分等も含めましてのコピー機の賃借というふうなことを予定しているものでございます。
 あと、具体的なところのその実施時期というところで、広報のほうにも載せさせていただきましたけれども、7月下旬にその、広報に載せているんですけれども、7月末にその非課税通知のところを発送して、8月のところから申請をお受けして、順次精査を加えた上で給付を開始するというふうな流れのところで考えてございます。随時広報等、あとホームページ等に載せてまいりたいといふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) まず、1万人の内訳ということでございますが、26年2月末現在で児童手当及び特例給付の支給対象児童数が約8,800……。(「聞こえません」「もう少し大きい声で答弁してください」の声あり)はい、わかりました。
 今、児童手当、それから特例給付の対象児童数が8,800人を超えております。それプラス公務員1,000人程度かなというところで、合わせて最大というところで1万人の計上でございます。また、申請の期間につきましては、長寿福祉課長申したとおり7月下旬に申請書を送付、8月1日から受け付けを予定してございます。
 それから、25万5,000円、使用料及び賃借料の25万5,000円でございますが、こちらもコールセンターを設ける予定でございまして、台数については2台掛ける6カ月分となってございます。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 明石1号線交差点測量調査設計業務に関する質問についてお答えいたします。
 まず、1つ目、左折レーンの内容ということでございますけれども、現在県道仙台三本木線から明石川の区間、約延長にしまして66メートルほどございます。この区間に左折レーンを設置したいというふうに考えております。左折レーンの幅員は3メートル、左折車両が滞留するための滞留長は25メートルほどを予定しております。それに必要な面積といたしましては、150平米を予定しております。
 2つ目の所有者ということでございますけれども、こちらにつきましては法人が1名所有されているというふうに確認しております。
 3つ目といたしまして、右折対策が重要ではないかというご質問がございました。確かに明石1号線の渋滞の原因としましては、右折車両が非常に多いということでございますけれども、これにつきましては右折先の県道仙台三本木線の改良等が必要になってくるということから、これまでも県に対しまして改良もしくは対策等の要望をしてまいりました。今後も宮城県に対しまして、そういう機会を見つけて要望のほうを続けていきたいというふうに考えております。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 27、28ページの教育総務費の賃金でございますが、人数につきましては1名でございます。期間につきましては、本年7月1日から1年間を見込んでございます。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) この際、午後3時まで休憩をいたします。
     午後2時46分 休憩


     午後3時00分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) まず、今回のアンダーパスのカメラは、今までとはかなり条件が変わってきているというふうに思うんですね。これは今までですと、日吉台の中学校から始まって公民館、スポーツセンター、そういうところで一応施設とその周辺というんですか、その辺を監視するというか、防犯に役立ててきたわけですが、今度は町民であれ、ほかから来た他の市町村の方でも自由に往来する道路に設置をするということになりますので、かなり慎重に取り扱っていかなければならない問題だというふうに思うんですが、そういう意味ではやはり設置要綱とか、基準、規則ないしは条例だとか、そういったものについてやはり考えていかなければならないのではないのかと。むやみに、例えばですよ、何もないのに警察に情報を提供するとか、こういったことがあってはならないわけで、たとえ公務員であってもですね。そういうものについて、やはりある意味では規則をきちっとつくっていかなければならないのではないのかと思うんですが、その辺について再度質問をしたいというふうに思います。
 あと、ハードディスク型という形ですが、30日ということですが、通常、銀行とかそういうところは大体3日で上書きをしているというか、私聞いた範囲ではですよ、ぐらいになっていると思うんですが、そういう調整ができるのかどうかということについて、再度質問をしたいというふうに思います。
 先ほど質問の項目でちょっと忘れたところがあるんです。追加して、子育て世帯臨時給付のところに委託料がないんですね。臨時福祉給付金のほうには委託料あるんですが、こちらのほうは委託料がないんですが、これはどういうことでこちら、子育てのほうはもう既に委託しなくても情報があるということで、委託はしなかったのかどうかということです。
 もう一度、要するにこの人数をはじき出した、7,000人なり、1万人の人数をはじき出したのは何を使ってはじき出したのかということについて、もう一度質問をしたいというふうに思います。
 あともう1点、やはりこの明石台の1号線のことですが、最近右折の時間も長くなったし、あとグランディのほうに行く信号もちょっと変わってきているんですね。時間が。そういう関係もありますけれども、やはり一時的であれ、長期的ではなくてもそういったやはり対策も一つ考えるべきではないかと。それと、県に対する要望というものについて、ぜひ早目に、グランディのほうに行くにも左折帯を設けるとか、こういったことをやはりしていかなければならないと思うんですが、再度その点について質問したいと思います。以上です。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) こちら、アンダーパスの防犯カメラにつきましては、議員おっしゃるとおり、当然運用については一定の規則等を設ける必要があろうかと思います。また、議員おっしゃるように、むやみに警察に情報提供するというようなことは決してそういったことはあり得ません。あくまでもこういった事案について、こういった情報提供をというような正式な申し出があって、初めてそういったことで行政としてはご協力をさせていただくということですので、その活用についてはより慎重に進めてまいりたいと思っております。
 また、ハードディスクにつきましては、議員おっしゃるとおり、私も3日程度のものが上書きされていくものだと思ってはおりましたが、近年の防犯カメラについても大変内蔵機能もかなり向上されておるようで、現在は30日まで連続での記録媒体が可能だと。その後に上書きがされていくというようなもので、そういった媒体機能もかなり向上しているというようなところでご理解いただければと思います。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) まず、1万人の根拠でございますが、先ほどもお話ししたとおり、26年2月末現在で児童手当及び特例給付支給対象者が合わせて8,800名を超えている。プラス1,000人程度の公務員の方、合わせまして約1万人程度の対象者ということでございます。
 また、2つ目、システムの改修費でございますが、このことにつきましては25年度の26年2月の補正予算に計上しておりまして、新たな改修部分は今回生じなかったということから、今回の予算には計上していないものでございます。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。
都市整備課長(伊藤 正君) 明石1号線の右折時間等について若干変わったのではないかというご質問でございました。あそこの信号の1サイクルの時間としましては約85秒ほど、県道側の青の時間が50秒、町道側の青の時間が25秒、その間に黄色が5秒それぞれ入るという時間につきましては、多分以前から大きな変わりはないのではないかというふうに考えております。ただ、明石1号線の南側にあります明石石積線との交差点、そちらとの現時のタイミングのずれが若干調整して生まれてきていると。南側の信号のほうが20秒ほど早く変わるように、多分ことしの初めぐらいだったと思いますが、そのころから少し変わってきているのかというふうに考えています。それによりまして、若干明石1号線の右折車両の進み方に変化があらわれているものだというふうに考えております。
 もう一つ、県への要望について今後も続けていくべきだというご質問でございます。このたびも先日も仙台土木事務所のほうで今年度の事業の説明ということで、所長以下7名ほどの職員の方がいらっしゃいまして、町長のほうにご説明をいただいたところでございます。その際にもここの部分の右折車両の混雑ということで対策をお願いしたところでございます。これからも県に対しましては機会を見まして強い意志を持って対策の要望をしていきたいというふうに考えております。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 18ページのその臨時福祉給付金と子育てのところの同じように給付金のことでお尋ねしますが、これで見ますと、福祉給付金は約7,000人ということでしたので、1人当たりにすると1万1,785円、児童に対しては1人当たり1万円と、こういうことになるんだと思いますが、大体そういう見当でいいのかどうか、お尋ねします。
 それで、今さまざま対象者だとか、それから対象者を決めてものを送る。返ってきたときにチェックする。コールセンターを立ち上げるということで、物すごいその人手が必要だなと。これはたしかことし1回で終わりでしたよね。来年もあるというものじゃなかったはずで、この体制を速やかにとらなければならないと思いますし、この体制をどうとっていくのか。非常に町にとっても負担な仕事でないのかなと思っています。それと、漏れが生じないようにするということが必要で、その漏れが生じないようにするためにどういうことを考えているか、お尋ねします。
 戻りまして、14ページです。出張所費が一番最後のところにあって、職員の給料が出ています。減額になっていまして、当初予算で見ると12人分だったのが11人分となっていたということなので、それぞれの出張所に何人ずつ配置されているか。また、その公民館兼務事例になっていますが、その公民館では何人なのか。その人数をそれぞれの公民館、出張所ごとにお尋ねします。
 それと、20ページです。19、20ページです。一番上のところに工事費請負があります。東向陽台・富ケ丘保育所の給排水ということで先ほど説明ありましたが、改修するということなのですが、保健所からはどういう指導があったのか。どう改良しようとしているのか。今現在はどのように運用されているのか。そしてまた、ほかの保育所及び、幼稚園については給食設備はないわけですが、幼稚園についても改善があったのかどうか、お尋ねしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) 出張所、公民館、それぞれということでございます。詳細につきましては手元に資料はございませんが、総計で申し上げます。出張所は11名、公民館については13名の配置となってございます。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) まず、その漏れのないようにというふうなところでございますけれども、当然非課税者というふうなところで、非課税通知というふうなところで対象をまず1回絞ってといいますか、通知をするわけですけれども、未申告の場合はその課税の判断がつかないというふうなところがございますので、6月号の広報にも載せておりましたけれども、まず申告をしていただくというふうなところが一つ重要になってくるのではないかと思います。そのため、そういったことをきめ細やかに広報等で周知をしていくというふうなところでございます。
 あと、確かにこの事業、大変なボリューム的なところを考えてまいりますと、大きなものというふうに認識してございます。そのため、町長のほうの冒頭の説明でもあったかと思いますけれども、全庁的な体制をとってというふうなところで、当然長寿福祉課、子育て支援課だけではなくて、システムのところでありますと総務課、あと広報のところでは企画も、それから税務課のところでのご支援もいただきながら、まさに全部の力を結集しながら、不足分のところは先ほど申しましたように追加で派遣というふうなところで上げておりますけれども、そういった臨時の方々、パートの方々もお願いしながらやっていくというふうな考えでございます。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。長寿福祉課長、続けてください。
長寿福祉課長(安積春美君) 給付金ですけれども、1万円で、プラス加算のある方は5,000円プラスというふうなことになります。対象者2,500というふうなことで見てございます。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) まず、子育てのほうの給付金につきましては、対象児童1人につき1万円ということでございます。
 次の漏れを防ぐということでございますが、これまでも児童手当、特例給付の支給対象者につきましては把握していたところでございますので、漏れはないものと思っております。
 それから、ボリュームの増大に対応というところでございますが、今長寿福祉課長のお話のとおりでございます。
 それから、最後の保育所の設備等の改修工事でございますが、今回の食中毒の事件によりまして、保健所のほうから指摘があった改善すべき事項といたしまして、手洗い環境の改善が挙げられます。それで、調理室と、それに伴って調理室等の手洗い場について、十分に手洗いできる状況にするよう指導があったことから実施したいものでございます。また、他の保育所につきましても検証、この機会といいますか、今回検証したところでございまして、富ケ丘につきましては東向陽台と同様の手洗い場等の状況となっていたことから、予防策としてこの機会に改修を行いたいものでございます。以上でございます。失礼しました。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長、幼稚園です。
学校教育課長(神田能成君) ご存じのとおり、幼稚園につきましては弁当、それから民間業者からの給食提供ということでございますので、今回特段保健所からの指導というものはございません。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) お手紙が来るんですけれども、高齢になっていて対象と思われる人でも、申告していないとか、さまざまなことが特に面倒だとか、わからないという人がいるわけですよ。それで、以前にもこういうことがあって、コールセンターをつくったりというような事業がありましたけれども、やはりそういう中で漏れていく人が出てこないような体制が必要ではないかと思うんです。そういうときに何かいい方法、これぞというのがあればいいなと思いながら、そういう人たちは手紙が町から来ると、そのテーブルのどこかにしまってしまうとか、誰かが行くとこれ読んでほしいだとかというのがあるわけでね。そのあたりをどうやっていくのかなと。大変なことだとは思うんですけれども、その点についてはどう考えているでしょうか、お尋ねします。
 富ケ丘と東向陽台ですけれども、その手洗い場のところは特にその器具を変更することで全てクリアできるのでしょうか。それとも、もう少し大がかりに広げなければならないという工事になるのか、そのあたりはどうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 漏れなくというふうなところで周知、その置きっ放しにならないようにというようなお話がありましたけれども、そういうことをしないように、出しっ放しではなくて、例えばいろんなイベントですとか、その事業ですとか、そういった機会も捉えて、「ちゃんと行ってる。出した」というふうな確認というような声がけ等も含めて、そういう周知徹底をしていきたいというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 保健所からの今回の事件を受けての指導で一番大事なことといいますのが、手洗いの徹底ということでございました。それに対応するために、今現在は手洗いの受け場というんですかね。あれが小さい。奥行きも深さも足りないということで、それを改修して、それから今までは水しか出なかった状況で、冬場特に長時間入念に手洗いができない状況というところもございまして、それを改善すべく今までの手洗い場撤去、それでもっと深く奥行きのあるものを再設置するというのが主な改修の内容となってございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) 防犯カメラについて、双方ございますので、そのアンダーパスと成田公民館のことでありまして、防犯カメラ設置はいつごろということで考えていらっしゃるのかと思います。そして、その設置要綱が決まればいろいろ決まっていくかと思いますが、今現在防犯カメラを設置していますという表示ですか、それをされている公民館もあれば、ない公民館もあるということで、私は何年か前にたしかそういったことで質問して、抑止力というんでしょうか。抑止のためにやはり表示をしたほうがいいんじゃないかということで提案させていただいておったわけでありますけれども、今現在はそういったように公民館へ表示してあるところとしていないところが何かあるようでありますので、その辺はきちんとやはり表示したほうがよろしいかと思いますが、その辺についてどのようにお考えか、お聞きします。
 あと、続きまして、先ほど質問ありました子育てのほうの東向陽台・富ケ丘保育所の給排水施設の食中毒の関係でありますけれども、これは町立のほうですとそういったような形で動いていらっしゃる、対応されていると思いますが、認可保育所のほうでも実際にノロウイルス関係のものも出ておりました。その辺についてはどのように指導というか、実際に現地を見て指導というか、そういったものをされているか、お聞きします。
議長(浅野幹雄君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) 設置しているか、設置していないかという表示については、主に公民館サイドとしては安全面の確保、そういう観点からやってきておりますけれども、抑止力という部分も考えながら検討してまいりたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 総務課長。
総務課長(菅原俊司君) アンダーパスの防犯カメラにつきましては、今回ご承認いただいた後には早急にと考えておりますが、目標としてはできるだけ夏休みの期間中にということを一定の目標として検討しております。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 認可保育所の件でございますが、私が聞いているところによりますと、設備的にも体制的にも何の問題もないというところで保健所からのお話があったそうでございます。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) まず、防犯カメラですが、アンダーパスにつきましては夏休みということで考えていらっしゃるということで、成田公民館についてはどのようになるか。
 あと、その今の食中毒というか、ノロウイルスのことでありますけれども、実際にそうしますと町としてはその保育所、認可保育所のほうで現地を見て調査というか、そういったものの確認はしていらっしゃらないということでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 教育部長。
教育部長(小松 巌君) この予算が認められ次第、その着工に入っていきたいと思いますので、なるべく早目には取りつけたいと考えております。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) 保育統括監のほうからも、現場に赴きまして、何ら問題がないという連絡を受けております。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 東向陽台で発生したことでしたけれども、給食をつくる側のところで手洗いが十分にされるということは、もちろんそれ大事ですぐ改修されるわけですけれども、子供たちの手洗いもまたこれ必要だと思うんですね。そして、子供たちが一生懸命になって30秒でしたっけ、1分でしたっけ、そんなことをするだとかといったときに、同じようにやはり冬だとちゃちゃっとやって終わりということもあるわけで、その子供たちが安全にいつの時期でも手が洗えるように、これは改善していくべきではないかと。つまり、お湯を出せるようにしていくべきではないかと思いますが、その点については考えるということは、してほしいと思うんですが、どうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(浅場 悟君) もちろんお子様、子供たちの手洗い場については十分数確保して、保育士の指導により手洗いのほうは十分されているかと思っております。(「お湯ですか」の声あり)そこはちょっと定かでございません。申しわけございません。
議長(浅野幹雄君) ちょっと待ってください。お湯を出せないかという質問ですよ。
子育て支援課長(浅場 悟君) お湯については多分水でもってやっているのかと思います。大変申しわけございません。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第3号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第6 議案第4号 平成26年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
議長(浅野幹雄君) 日程第6、議案第4号平成26年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
 本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) それでは、議案第4号平成26年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)についてご説明申し上げます。
 補正予算説明書38ページをお開きください。
 平成26年度富谷町国民健康保険特別会計の補正予算(第1号)は、次に定めるところによるとするものです。
 第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ616万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ39億1,456万2,000円とするものです。
 2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表「歳入歳出予算補正」によるとするところでございます。
 それでは、事項別明細書により説明申し上げます。
 47、48ページをごらんください。
 初めに、歳入でございます。
 1款1項国民健康保険税は、1億5,453万8,000円を減額し、82万4,032万3,000円とするものでございます。こちらにつきましては、先ほどご可決賜りました国民健康保険税条例の一部改正に基づき、改正税率による引き下げ分に係る減額でございます。
 内訳につきましては、1目一般被保険者国民健康保険税、2目退職被保険者等国民健康保険税、それぞれ節の区分ごとに記載された金額を減額するものでございます。内容につきましては、医療分が1億1,693万3,000円の減、支援金分が3,760万5,000円の減としているものでございます。収納率は90%で計上しております。
 次に、3款2項国庫補助金1目財政調整交付金につきましては、1億2,000万円を追加するものです。こちらは東日本大震災被災市町村国保に対します財政支援金で、平成25年から27年度まで追加交付が決定された医療費増高分に対する拡充分の見込み額を追加するものでございます。
 4款1項療養給付費等交付金、また、5款1項前期高齢者交付金、こちらにつきましては、いずれも交付金の概算交付決定額通知書により増減の計上をするものでございます。
 6款2項県補助金2目都道府県調整交付金は、2節の第2号都道府県調整交付金として3,516万5,000円を追加するものでございます。こちらは国の財政調整交付金普通調整交付金の交付割合が変更になったことに伴う激変緩和措置分として26年度分まで調整されるものでございます。
 次に、9款1項他会計繰入金1目の一般会計繰入金は、616万6,000円を追加するもので、3節の職員給与費等繰入金、人件費の増に伴うものの繰り入れでございます。
 9款2項基金繰入金1目の財政調整基金繰入金、こちらは1,051万9,000円を減額するもので、財源の調整によるものでございます。
 次のページをお願いします。
 11款3項雑入5目の雑入ですが、32万3,000円を追加するものです。こちらは、老人保健拠出金の精算に伴います還付通知書によるものでございます。
 次に、歳出でございます。
 51ページ、52ページをごらんください。
 1款1項総務管理費1目一般管理費、こちらにつきましては職員1人増分に対します人件費の計上でございます。
 1款2項税務費1目賦課徴収費、こちらにつきましても職員の人件費での増減の計上でございます。
 2款1項療養諸費及び2款2項高額療養費、こちらにつきましてはいずれも財源の更正によるものでございます。
 次のページ、53、54ページをお願いします。
 3款1項後期高齢者支援金等から4款1項前期高齢者納付金等、そして6款1項介護納付金、こちらにつきましてはいずれも納付額通知書による過不足分の計上による補正額でございます。
 以上でございます。よろしくお願いします。
議長(浅野幹雄君) 読み誤りがありますので、訂正をお願いします。
 47ページ、第1項国民健康保険税のトータル、「82万4,000円」というふうな表現あったんですが、これは「8億2,400万」の間違いであります。
健康増進課長(奥山育男君) 失礼しました。そのような読み上げでございましたが、間違いでございます。1億5,453万8,000円を減額し、8億2,432万3,000円とするものでございます。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第4号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり可決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第7 議案第5号 平成26年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)
議長(浅野幹雄君) 日程第7、議案第5号平成26年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
 本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) 議案第5号平成26年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)についてご説明申し上げます。
 58ページをお願いします。
 平成26年度富谷町下水道事業特別会計の補正予算(第1号)は、次に定めるものとし、第1条、歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ450万円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ8億7,985万5,000円とするものです。
 第1条第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表「歳入歳出予算補正」によるもので、59、60ページにお示ししております。
 歳入につきまして、67、68ページをお願いします。
 4款1項1目一般会計繰入金は、人件費等の調整により、450万円を減額し、1億5,837万5,000円とするものです。
 次に、69、70ページをお願いします。
 歳出につきまして、1款1項1目下水道総務費は、職員3人分の人件費でございまして、職員の異動による調整で450万円を減額し、2億1,247万6,000円とするものです。
 以上でございます。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第5号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第8 議案第6号 平成26年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号)
議長(浅野幹雄君) 日程第8、議案第6号平成26年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
 本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) それでは、説明書74ページをお願いいたします。
 議案第6号平成26年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによるものでございます。
 第1条、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ17万円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ20億2,790万円とするものでございます。
 第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表「歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 83ページをお願いいたします。
 歳入でございます。
 包括的支援事業に係る職員人件費分の財源調整が主なものでございます。
 3款2項2目2節包括的支援事業交付金は、299万5,000円を追加するものでございます。
 5款2項1目2節包括的支援事業県交付分は、149万7,000円を追加いたすものでございます。
 8款1項1目一般会計繰入金は、3節地域支援事業繰入金149万7,000円は包括的支援事業の町交付分でございます。
 4節職員給与費繰入金は、913万4,000円の減額でございます。
 5節事務費繰入金は、東日本大震災福島原発免除分138万円の追加でございます。
 2項1目1節介護給付費準備基金繰入金を159万5,000円を追加いたし、財源調整するものでございます。
 次のページ、85ページをお願いいたします。
 歳出でございます。
 1款1項1目一般管理費2節から4節までは、職員の人件費分でございます。
 20節扶助費138万円は、東日本大震災福島原発の減免延長に伴うものでございます。現対象者2名、対象予定者2名での積算でございます。
 3款2項1目一般管理費159万3,000円の減額は、地域包括支援に係る職員の人件費分でございます。
 以上でございます。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第6号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第9 議案第7号 平成26年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号)
議長(浅野幹雄君) 日程第9、議案第7号平成26年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。
 本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。
上下水道課長(齋藤英夫君) 議案第7号平成26年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号)についてご説明申し上げます。
 90ページをお願いします。
 平成26年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号)。
 第1条、総則、平成26年度富谷町水道事業会計の補正予算(第1号)は、次に定めるものとし、第2条、予算第3条に定めた収益的支出予定額を補正するもので、支出の第1款水道事業費用で315万3,000円を減額し、合計で11億3,352万3,000円とするもので、第1項の営業費用で315万3,000円を減額し、10億7,768万9,000円とするものであります。
 第3条、予算第6条に定めた議会の議決を経なければ流用できない経費、職員給与費を補正するものでございます。
 99、100ページをお願いします。
 平成26年度富谷町水道事業会計補正予算実施計画明細書。
 収益的収入及び支出、支出の第1款第1項営業費用において、主なものは職員の退職及び異動による給料、手当等の調整でございます。
 以上でございます。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第7号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。


     日程第10 議案第8号 平成26年度富ケ丘北部会館新築工事請負契約の締結について
議長(浅野幹雄君) 日程第10、議案第8号平成26年度富ケ丘北部会館新築工事請負契約の締結についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) それでは、議案第8号についてご説明申し上げます。
 議案書22ページをお開き願います。
 議案第8号平成26年度富ケ丘北部会館新築工事請負契約の締結につきまして、ご説明申し上げます。
 平成26年5月21日、一般競争入札に付しました本案件につきまして、下記のとおり請負契約を締結するため、地方自治法第96条第1項第5号の規定によりまして議会の議決を求めるものでございます。
 1つ目といたしまして、契約の目的、平成26年度富ケ丘北部会館新築工事でございます。
 2、契約の方法、一般競争入札。
 契約金額につきましては、6,411万9,600円となってございます。
 契約の相手方につきましては、富谷町三ノ関にあります株式会社新東建設 代表取締役社長 阿部清幸でございます。
 この工事請負契約に当たりましては、平成26年4月22日に入札の公告をいたしました。申し込みが株式会社新東建設、それから多賀城市内の浜田工業の2者の申し出がございまして、入札を行ったところでございます。本案件につきましての参加資格につきましては、宮城県内に本店または支店、営業所を有すること、次に建築一式の承認を受け、格付がAまたはBであること、宮城県及び富谷町から指名停止を受けていないこと、地方自治法施行令第167条の4の規定に該当しないこと、それから富谷町契約に関する暴力団排除要綱別表に該当しないこと、続きまして当該工事に対応できる技術者を配置できること、それから最後に平成16年度以降元請といたしまして国、地方公共団体発注による木造の新築工事を施工した実績があることということで公告をいたしました。予定価格につきましては、事前公表といたしまして、税抜きで6,217万円、最低制限価格につきましては、事後公表でございますが、税抜きで5,280万円といたし、入札を行いました。なお、本案件につきましては、価格と価格以外の点数により落札者を決定するという総合評価方式を採用して行ったところでございます。
 結果といたしまして、株式会社新東建設が1回目で落札をいたしまして、税抜き5,937万円、落札率は95.49%でございました。去る5月23日に仮契約を締結いたしましたので、本契約を締結するに当たりまして議会の議決をお願いするものでございます。
 業務の概要につきましては、都市計画課長からご説明申し上げます。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) それでは、工事概要につきまして、別添の議案第8号関係資料の図面のほうで説明させていただきます。
 1ページをお願いいたします。
 図面1ページ、配置図の右側が富ケ丘公民館、2階が既存の富ケ丘北部会館になります。図面中央部の申請建物が今回新築する富ケ丘北部会館になります。北側が町道富ケ丘6-19号線、西側が町道富ケ丘8-3号線に囲まれた部分で、敷地面積が1,180.57平米になります。
 平面計画の特徴といたしましては、北側既存住宅に対する影響を考慮しまして、十分な離隔を確保するとともに、富ケ丘公民館と北側の離れをそろえることで、建物の通りを合わせる計画としております。建物を極力東側に寄せることで、北側道路及び東側通路からの動線に配慮しました。また、玄関ポーチ前に広がりのあるスペースを設けまして、階段脇のベンチとともに外部とのつながりを考慮してございます。
 次に、図面の2ページをお願いいたします。
 1階平面図になります。玄関ポーチを入りまして、28.98平米の広いホールを介して、北東側に役員室や小会議室に使用する14.07平米の和室・印刷室、西側に20.70平米の調理室、北西側に男女トイレ、多目的トイレ及び倉庫を配置しております。また、メーンの集会室は124.21平米、75畳とし、その西側に和室集会室29.81平米、18畳を南向きに配置しております。
 平面計画の特徴といたしましては、玄関を建物東側に配置して、道路からのわかりやすさを確保するとともに、北風や雪の影響を受けにくい計画といたしました。ホールを広くすることで、多人数の集会等にも対応でき、かつ各部屋への動線を短くわかりやすい計画にしました。集会室は、南側に広く外部に面する計画として十分な採光を確保するとともに、集会室と和室を成形で一体的に計画することにより、行動的な利用にも配慮いたしました。和室及び印刷室を設けて、役員の会議室や催しの際の控室として利用できる計画としました。調理室は、キッチンを背中合わせで設置することで、多人数での調理に対応できるようにいたしました。ホールや廊下及び和室にはトップライトを設けて、十分な採光を確保しました。敷地南側にベンチを設けて、前面広場とのつながりを考慮いたしました。印刷室の上部に約4畳の小屋裏物入れスペースを設けて、お祭りのはっぴ等の比較的軽量な備品の収納に配慮いたしました。
 面積表といたしまして、左下の欄のとおりですが、延べ床面積が264.99平米、建築面積が299.77平米となっております。
 次に、図面の3ページ、4ページをお願いいたします。
 3ページの上が南側立面図、下が東側立面図になります。
 4ページの上が西側立面図、下が北側立面図になります。
 屋根はカラーガルバリウム鋼板横ぶき仕上げ、外壁の腰壁部分は防火窯業系サイディング縦張り板木目、腰上部分は防火窯業系サイディング平柄となっております。
 立面計画の特徴といたしましては、既存の落ちつきのある町並みを考慮したシンプルな外観といたしました。屋根形状を切妻屋根として、シンプルで存在感のある立面形状といたしました。
 工期につきましては、平成26年11月28日竣工予定です。
 工事概要につきましては以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。12番山路清一君。
12番(山路清一君) ちょっと聞き逃しかもしれませんけれども、和室の4畳半というのがあるんですけれども、これは何に使うのか、また、この押し入れ関係のところにも枕棚がございますけれども、この辺の取り合い関係と、それから印刷室ですかね、この周りにあるのは。印刷室とこの和室の間のところには扉があるのかどうか、お伺いいたします。以上です。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 印刷室と和室のほうが役員の小会議室や役員室等の使い方になっていまして、印刷室のほうが前面、東側のほうに棚を設けまして、事務室的な利用をされるということでございます。あと、和室の4.5畳の畳なんですが、1.5ミリのスタイル畳の薄縁としまして、印刷室、和室の床の仕上げがフローリングで一体的にも使える計画としてございます。そのスタイル畳を押し入れの下の下部部分の収納のほうにしまえるような形をとってございます。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) そうしますと、スタイル畳で軽い畳なんですけれども、それを収納して、これもまたこの部屋を一体に使うのか、それとまた、和室のところには寝泊まりできるのかどうか、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 一応役員の会議室ということで、座卓的な利用もございますので、一応畳敷きスペースも欲しいという要望でございました。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) 一般的にこのような部屋がある会館というのは少ないんじゃないかなと思うんですけれども、この辺のは北部のほうの方ですね、富ケ丘北部の方の要望か、それとどのような構造でこの部屋を設けたのか。それから、その今話しましたけれども、この和室の部屋に寝泊まりするようなことはあるんですか。枕棚なんてついていますので、その辺の状況をもう一度お願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 一応町内会の方のほうの要望と、こちらのほうの設計の考え方の提案をいたしまして、一応このような要望になってございます。あと、寝泊まりについては、特に考慮してはございません。あと、枕棚につきましては、どうしても上部がある程度軽量の箱物とか、収納スペースに考えてございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) この資料を見させていただきますと、車椅子などの方の対応ということでスロープをつくっていただいております。このスロープに屋根がかかっているように思われます。私、常々お話しさせていただいているんですが、障がい者用駐車場がちょうどそれに隣接してあります。本当に常々お話しさせていただいているんですが、ここまでスロープの屋根のついているものをつくっていただいていますので、この障がい者用の駐車場にもぜひ屋根をかけていただきたいと思うんですが、この辺についてはどのようにお考えか。
 あと、多目的トイレでありますが、今のこちらの庁舎もそうなんですが、オストメイトの方がきちんと対応できるようにしていただいております。そういった方も今ふえてきておりますので、この会館についてはその辺についてはどのように考えてこちらを設計されたか、お聞きいたします。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 一応スロープの屋根につきましては、今回母屋の切妻屋根と別に玄関に、東側に玄関ポーチの屋根が必要となることから、それと一体的な考え方と、あと北側からの風対策といたしまして、今回の富ケ丘北部会館はスロープに屋根を設けているということでございます。身障者駐車場につきましては、現在町の施設で屋根のあるところはありませんので、屋根までは検討しませんでしたが、今後公民館とか、スポーツ・文化交流館とか、多くの方々が利用するような施設で検討していきたいと考えております。
 あと、多目的トイレのオストメイト機能についてですが、地区集会所の場合、町内会からの和室や集会室及び事務室等の小会議室の面積の確保の要望が非常に強くて、トイレ等に面積的なしわ寄せが行っているところでございます。一応設計計画上の苦肉の策といたしまして、男子便所の大便器と多目的トイレを兼用しているプランになっております。今まで一ノ関会館、町下会館、富ケ丘南部会館で設置しまして好評を得ているところでございます。そのような兼ね合いから多目的トイレのスペースが狭くなっており、オストメイト機能の設置は難しいところでございます。オストメイト機能につきましても、今後公民館とか、スポーツ・文化交流館等の多くの方々が利用する施設で検討していきたいと考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) 本当に毎回こういった施設ですと、何度も言わさせていただいているんですが、この障がい者用の駐車場の屋根につきましては、やはり障がい者の方に、足のところに不自由な方に対して配慮をするということでは、やはりぜひこういった公共施設については率先してやっていくべきではないかと思います。
 そしてあと、その多目的トイレのオストメイトの対応でありますけれども、これにつきましてもやはり多くの方が最近というか、ふえてきておりますので、そういったことで考えますと、こういったものをつけるのが当たり前というか、簡単に言えば段差があればスロープをつける、また、手すりをつける。そういったものが基本に入ってくるのから設計が始まるという、そういったものかと私はそれが本来のバリアフリーというか、そういったものだと思います。こういったものですから、こういったこれからも町内会の会館が、もちろん大きなものも建つかと思いますけれども、町内会の会館などでもやはりこういったものはとにかく基本の設計の中に入れるというようなことで今後やっていくべきだと思いますけれども、その辺について、町長、町の方針としていかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 大枠そのとおりだと思いますので、検討の余地がここに織り込めるような状況があるかどうか、検討してみます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) これまで検討会、検討されたと思うんですけれども、地元と検討されたと思うんですけれども、特に直近でというか、新しい町中とか、太子堂会館に行って調査されたのかということと、それはなぜかといいますと、太子堂会館の中で、集会所の中で一番大きな集会所の中で、ベンチ出窓ってあったんですね。それが物すごい太子堂会館の中では評判がよかった。我々調査したときに、いろいろ都市計画ともいろいろやりましたね。いいものはこれからほかの会館にもやっていくんだというような部分だったんですけれども、ちょっと見たらないんですが、ぜひ見直しできるのかどうかわかりませんけれども、できるのであれば、東側のこの出窓ありますので、ここにつけられたら富ケ丘の住民の方も結構お年寄りがいるというのを聞いておりますので、ベンチ出窓をつけられたら本当に楽だと思うんですね。ぜひそう予算的には変わらないと思いますので、ぜひ検討いただければありがたいなと思います。とりあえず。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) ご指摘の集会室の東側の出窓部分はベンチ式の出窓になってございます。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) であれば、ベンチ出窓と書いてほしいですね。
 それで、そういうことであればいいんですけれども、それとここの設置場所に子供の公園というか、遊具ありましたね。それはどこに移動されるのか、それともなくなるのかと、それで駐車場、今障がい者さんの駐車場は確保しているというような部分ですけれども、一般の駐車場は恐らく公民館のと併用だと思うんですけれども、その辺ちょっと確認したいんですが。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 駐車場につきましては、町内会の方々から一応公民館の南側の駐車場の兼用ということでよろしいということでの要望でございます。あと、既存の遊具につきましては、ブランコと滑り台が建物の支障となりますので、敷地の南側に移設の上、塗装塗りかえを実施いたします。あと、雲梯につきましては、塗装の塗りかえを実施する予定でございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 図面のところで、女子トイレがありまして、ここに手すりがつくのかどうか、お尋ねしたいと思います。
 それと、ドアなのですが、大概は中のほうに押して入るようになっていますが、何かあったときに中に入って倒れたりしたらどうなのかな、でも外開きにすると、次待っている人にぶつかるのかななどといって、これはそういうことを考慮して内側へ押して入るということにしてあるのか。ここのところどうなのか。それぞれのところに手すりと書いてあるところもありますし、手すりがあるのかどうかわからないところもありまして、この場所に手すりがほかにもつくというのがあれば、お示しいただきたいと思います。
 それと、トイレのすぐそばに倉庫が3.5畳分ありますけれども、そのほかに小屋裏に4畳分の倉庫というか、物入れがあるということになっていますが、意外にたくさんその町内会財産があるんだと思うんですね。この倉庫の分が本当にこれで皆さんがいいと言ったのかね。そこのあたり、もう少しこの部分は広げたほうがいいのではないかというのがあるのですが、このあたりはどうでしょうか。
 それと、今回税抜きで入札金額があって、それで新東建設が落札したわけですが、済みません、家建てるときに坪単価何ぼ、何ぼというふうに言うんですが、1平方メートル当たりといいますか、1坪当たりといいますか、それは建築に当たる部分で幾ら、先ほど260平方メートルと299平方メートルがあったわけですが、これでいくとどうなるのか、お尋ねしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 一応手すりにつきましては、ここにホールとか、あと多目的トイレのほうに手すりが設置してございます。トイレの内開きにつきましては、どうしても外開きですと、トイレの前の通路の方にぶつかって支障になりますので、一応トイレブース関係の仕様等も内開きの仕様になってございます。
 あと、小屋裏スペースにつきましては、町内会さんのほうからかなり強いご希望が、要望がございまして、一応このスペースで構わないのでぜひ欲しいということで設置してございます。
 あと、平米当たり単価ですが、平米当たり24万1,960円で、坪当たり79万9,899円ほどになってございます。(「79万」の声あり)9,899円でございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 女子トイレのほうのドアなんですけれども、確かに外側に開くと待っている人のところに不意に戸があくようなことになって、事故が起こるということもあるかもしれませんけれども、中で倒れたときに、今のとめ金って結構きついんですよね。ガチャッとこう閉まっていて、何かあったときに大変なことがあるのではないかという心配があるんですね。だから、これもう一回考えたらいいのではないかということと、幾ら洋式便座であってもやはり立ち上がるときに、前に一般質問でしたかね、予算のときでしたか、出ましたけれども、そういう一つ普通の障がい者用じゃなくても、握り棒が必要ではないかということで、ここのところをプラスしてもらうということにはならないでしょうか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 一応トイレブースの施錠する鍵で、一応外からでも10円玉とかでもあけられるような施錠方法もありますので、その辺で検討していきたいと思います。
 あと、一般トイレの手すりにつきましては、ほかの会館と同様に一応多目的トイレのみという形で考えてございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。19番相澤 榮君。
19番(相澤 榮君) 和室18畳の西側に窓がついていますけれども、欄間式の。これは採光のために取りつけたのかどうかということで、採光だけだったらトップライトがあるし、問題ないと思うんです。それで、西日対策がどのようになされているのかという部分で、それを考えると必要でないのではないかというふうに考えますが、いかがですか。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 和室18畳のほうなんですが、今回町内会さんからのこれも要望がございまして、切り炉と水屋を設置してございます。一応茶道教室をされるというご要望でございまして、その水屋とかの部分がありますので、内側に障子を設置しまして西日対策といいますか、西側のある程度の光も必要だと考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 先ほどの女子のトイレですけれども、ほかのところ今までこうだったと。でも、先ほどからあるように、いいものはつけていくということにしたらいいと思うんです。後からつけるということになると、またそれだけの費用もかさむことになりますし、ここのところは再考されるように求めたいと思います。
 それと、先ほど坪単価、平米単価出ましたけれども、一番近いところで工事したところで、その坪単価あるいは平米単価はどこだったでしょうか。例えば、太子堂だったらこうだとかという資料がありましたら示してもらいたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 太子堂会館の場合、平米当たり20万4,381円でございまして、坪当たり67万6,503円になってございます。
 あと、手すりにつきましては、再度検討させていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。6番小泉 光君。
6番(小泉 光君) 私の経験からなんですけれども、実は私の亡くなった母親が90近いときにトイレから立ち上がれなくなってしまった経験を持っていまして、そのときの経験からこの3つの大便器のすぐそばに何かぽんと押すと人を呼べるようなアラームといいますか、そのようなものをつけられることを検討する余地はありませんか。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 一応トイレ呼び出し装置のボタンだと思うんですが、それにつきましても多目的トイレには設置してございますが、一般のトイレには設置してございません。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。16番永野久子君。
16番(永野久子君) 先ほど来の手すりなんですけれども、トイレは男子も女子もやはりこれからは必置ということで、必ずつけるという必要があると思います。というのは、何もその身体障がいであったり、高齢でどこかに障がいがあるという方に限らず、全体として富谷町富ケ丘も含めて高齢化していますから、トイレに手すりというのはもう必ず必要なものだということで設置するべきだというふうに思います。多目的便所にあるからということですけれども、男女共用でこれ大便器は1器だけですので、そうするとここを頼りにしたら相当混むことになってしまうので、やはり男女ともに大便器のそばには手すりをつけるということをぜひ実施していただきたいというのが1点です。
 それから、駐車場なんですが、駐車場はこの既存の富ケ丘北部会館、2階になっている、この南側を駐車場にする、現在もしていますし、ここに行くことになると思いますが、まずその既存の北部会館と、それからこの新しく建てる北部会館のこの犬走りのところの際ですね。この間、何メートルの空間があるのかということが第2点目です。
 それから、この既存北部会館、2階建ての、この建物の南側の現在の駐車場は、この北部会館専用にするのかどうかということで、もし専用ではなくて一般の公民館利用者もここを利用するというのであれば、この車の通路というのはちょっと狭いですし、できることなら北部会館の専用の駐車場に、現在のこの使われているところですね。北部会館専用というふうにするか、もしくは何とか工夫をして回遊して東側を通っても行けるようにするというようなことは考えられないかというようなことで、駐車場へのアクセス、この幅員ですね。それと、駐車場の利用の仕方については少し限定的にしたほうがいいというふうに思いますが、どうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 通路の幅員につきましては、5.5メートルほどございます。あと、既存の今の富ケ丘北部会館の南側の駐車場から富ケ丘公民館のほうにも行けるような形にはなってございます。あと、利用の方法につきましては、町内会さんと富ケ丘公民館と協議したいと考えてございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「手すりについても聞いていますが。答弁漏れです」の声あり)手すり、最初言わなかったですか。都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 手すりにつきましては、再検討させていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第8号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
 この際、午後4時25分まで休憩をいたします。
  午後4時11分 休憩


  午後4時25分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


  日程第11 諮問第2号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて
議長(浅野幹雄君) 日程第11、諮問第2号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、諮問第2号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてであります。
 人権擁護委員の候補者として下記の者を推薦することについて、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求めるものであります。
 提案の理由としましては、現人権擁護委員であります佐藤文人さんが、ことし9月30日をもって任期満了となるためであります。
 住所は、富谷町ひより台二丁目9番地5、お名前が佐藤文人、生年月日、昭和21年6月13日でございます。
 継続での推薦ということとなりますので、経歴の概要については別添資料をもって説明にかえさせていただきます。
 よろしくお願い申し上げます。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 これから諮問第2号を採決いたします。
 この採決は無記名投票により行います。
 議場の出入り口を閉めます。
 〔議場閉鎖〕
議長(浅野幹雄君) ただいまの出席議員は16名です。
 次に、立会人を指名いたします。
 富谷町議会会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に11番佐藤克彦君、12番山路清一君、13番小川昌義君の3名を指名いたします。
 投票用紙を配付いたします。
 〔投票用紙配付〕
議長(浅野幹雄君) 念のために申し上げます。
 富谷町議会会議規則第83条の規定により、本案を可とする議員は賛成と、否とする議員は反対と記載願います。
 なお、投票による表決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは、富谷町議会会議規則第84条の規定により否とみなします。
 投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
 投票用紙の配付漏れなしと認めます。
 投票箱を点検いたします。
 〔投票箱点検〕
議長(浅野幹雄君) 異状なしと認めます。
 ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を読み上げますので、3番議員から順番に投票願います。
 〔事務局長点呼、投票〕
議長(浅野幹雄君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
 投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 開票を行います。11番佐藤克彦君、12番山路清一君、13番小川昌義君、立ち会い願います。
 〔開票〕
議長(浅野幹雄君) 投票の結果を報告いたします。
 投票総数16票
 有効投票  16票
 無効投票  なし
 有効投票のうち
 賛成    16票
 以上のとおり、賛成が16票です。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
 議場の出入り口を開きます。
 〔議場開鎖〕


 日程第12 諮問第3号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて
議長(浅野幹雄君) 日程第12、諮問第3号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、諮問第3号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて。
 人権擁護委員の候補者として下記の者を推薦することについて、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求めるものであります。
 提案の理由につきましては、現人権擁護委員であります久道紀子さんが、平成26年9月30日をもって任期満了となるためであります。
 住所は、富谷町富谷……。新たな人権擁護委員候補者として、次の方について申し上げます。
 住所は、富谷町富谷字仏所196番地4、氏名、中川弘美、生年月日、昭和22年7月17日生まれであります。
 経歴の概要につきましては、別添の資料でお示しをしているとおりでございます。
 学校は、昭和41年3月、常磐木学園高等学校を卒業されました。職歴については、その年、富谷町臨時職員、12月までお勤めになり、翌年、昭和42年1月、富谷町事務吏員として採用され、その後、町民課の国保、税務課、企画財政課等の履歴を踏まれ、平成4年、会計課長、平成7年、教育課長、平成8年、財政課長、そして平成16年から20年までの4年にわたりまして、総務課長をもって定年退職された方でございます。
 よろしくお願いを申し上げます。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 これから諮問第3号を採決いたします。
 この採決は無記名投票により行います。
 議場の出入り口を閉めます。
 〔議場閉鎖〕
議長(浅野幹雄君) ただいまの出席議員は16名です。
 次に、立会人を指名いたします。
 富谷町議会会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に14番細谷禮二君、15番佐藤聖子君、16番永野久子君の3名を指名いたします。
 投票用紙を配付いたします。
 〔投票用紙配付〕
議長(浅野幹雄君) 念のために申し上げます。
 富谷町議会会議規則第83条の規定により、本案を可とする議員は賛成と、否とする議員は反対と記載願います。
 なお、投票による表決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは、富谷町議会会議規則第84条の規定により否とみなし取り扱います。
 投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
 投票用紙の配付漏れなしと認めます。
 投票箱を点検いたします。
 〔投票箱点検〕
議長(浅野幹雄君) 異状なしと認めます。
 ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を読み上げますので、3番議員から順番に投票願います。
 〔事務局長点呼、投票〕
議長(浅野幹雄君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
 投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 開票を行います。14番細谷禮二君、15番佐藤聖子君、16番永野久子君、立ち会い願います。
 〔開票〕
議長(浅野幹雄君) 投票の結果を報告いたします。
 投票総数16票
 有効投票 16票
 無効投票 なし
 有効投票のうち
 賛成 16票
 以上のとおり、賛成が16票です。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
 議場の出入り口を開きます。
 〔議場開鎖〕
議長(浅野幹雄君) ここでお諮りいたします。
 議案調査のため、明日6月7日から10日までの4日間を休会にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、明日6月7日から10日までの4日間を休会とすることに決定いたしました。
 なお、6月11日の本会議は、議事の都合上、午後1時30分からの開会といたします。
 これをもちまして、本日の日程は全て終了いたしました。
 本日はこれにて散会いたします。
 ご苦労さまでした。
     午後4時42分 散会

平成26年第2回定例会議事録(第5号)

平成26年6月11日(水曜日)

出席議員(17名)

  • 3番 菅原福治君
  • 4番 出川博一君
  • 5番 高橋正俊君
  • 6番 小泉光君
  • 7番 浅野直子君
  • 8番 安住稔幸君
  • 9番 三浦邦夫君
  • 11番 佐藤克彦君
  • 12番 山路清一君
  • 13番 小川昌義君
  • 14番 細谷禮二君
  • 15番 佐藤聖子君
  • 16番 永野久子君
  • 17番 磯前武君
  • 18番 渡邊俊一君
  • 19番 相澤榮君
  • 20番 浅野幹雄君

欠席議員(1名)

  • 2番 森栄君

説明のため出席した者

  • 町長 若生英俊君
  • 企画部長兼企画部経営企画課長兼市制移行準備室長 荒谷敏君
  • 福祉部長 小野一郎君
  • 建設部長 鴇謙一君
  • 企画部財政課長 吉田尚樹君
  • 総務部総務課長 菅原俊司君
  • 建設部都市計画課長兼設計業務統括室長 佐々木俊男君
  • 教育長 菅原義一君
  • 教育部長兼富谷中央公民館長兼富ケ丘公民館長兼東向陽台公民館長兼あけの平公民館長兼日吉台公民館長 小松巌君
  • 教育部学校教育課長 神田能成君

事務局職員出席者

  • 事務局長 山田豊
  • 次長 富澤裕
  • 主任主査 相澤正人

議事日程 第5号

平成26年6月11日(水曜日)  午後1時30分  開議

第 1 会議録署名議員の指名
第 2 議案第 9号 平成26年度(仮称)富谷町立明石台小学校屋内運動場・プール新築工事請負契約の締結について
第 3 議案第10号 副町長の選任につき同意を求めることについて
第 4 発議第 2号 軽度外傷性脳損傷に関わる周知及び労災認定基準の改正などを求める意見書(案)
第 5 発議第 3号 地域包括ケアシステム構築のため地域の実情に応じた支援を求める意見書(案)
追 加 発議第 4号 富谷町「補助金等交付規則」の適正な執行に関する調査特別委員会の設置に関する決議(案)
第 6 富谷町農業委員会委員の推薦について
第 7 閉会中の各委員会調査について

本日の会議に付した事件

 議事日程のとおり     午後1時30分 開議
議長(浅野幹雄君) 皆さん、こんにちは。
 ただいまの出席議員は17名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
 日程に入るに先立ち、諸報告をいたします。
 議長諸報告は、お手元に配付のとおりです。
 なお、関係資料については事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
 これで諸報告を終わります。
 議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。


     日程第1 会議録署名議員の指名
議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、7番浅野直子君、8番安住稔幸君、9番三浦邦夫君の3名を指名いたします。
 この際、午後2時10分まで休憩をいたします。
     午後1時31分 休憩


     午後2時10分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


     日程第2 議案第9号 平成26年度(仮称)富谷町立明石台小学校屋内運動場・プール新築工事請負契約の締結について
議長(浅野幹雄君) 日程第2、議案第9号平成26年度(仮称)富谷町立明石台小学校屋内運動場・プール新築工事請負契約の締結についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) よろしくお願いいたします。
 それでは、26年6月5日追加提出させていただきました議案第9号についてご説明申し上げます。
 議案書の1ページをお開き願います。
 議案第9号平成26年度(仮称)富谷町立明石台小学校屋内運動場・プール新築工事請負契約の締結について。
 本案件の請負契約について、下記のとおり契約を締結するため、地方自治法第96条第1項第5号の規定により、議会の議決をお願いするものでございます。
 契約の目的、平成26年度(仮称)富谷町立明石台小学校屋内運動場・プール新築工事。
 契約の方法、随意契約。
 契約金額、7億5,988万8,000円。
 契約の相手方、錢高組東北支店となってございます。
 初めに、随意契約となった経過についてご説明をさせていただきます。
 この契約に当たりましては、初め、一般競争入札により平成26年4月30日に入札の公告を行いまして、予定価格は、事前公表といたしまして税抜き6億7,100万円としたところでございます。入札参加申請につきましては、錢高組東北支店、それから阿部和工務店の2社から申請がございまして、入札日を予定しておりました27日の前日に2社から辞退届出の提出があり、入札が不調となったものでございます。
 辞退に至った理由を確認いたしましたところ、2社とも価格による辞退であることを確認しましたので、調査によりまして設計金額を現状資材費等に合わせまして設計金額の増額を行いました。予定価格につきましては、増額後でございますが、税抜き7億360万円とし、当初に比べまして3,260万円の増額となりました。この増額分につきましては、既に契約済みの本体工事につきましての予算の残分がございましたので、この財源を充てて執行したところでございます。
 業者の指名につきましては、当初申請のありました2社といたしまして、見積競争により業者を決定したことから、随意契約となったものでございます。
 それでは、見積もり開封の結果でございますが、税抜き7億360万円、錢高組が最低価格業者となりまして、去る6月3日、仮契約を締結いたしましたので、本契約を締結するに当たりまして議会の議決をお願いするものでございます。
 工事概要につきましては、都市計画課長からご説明申し上げます。
議長(浅野幹雄君) 次に、都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) それでは、工事概要につきまして、別添の議案第9号関係資料の図面のほうで説明させていただきます。
 1ページをお願いいたします。
 配置図になります。図面右上部の一点連鎖で囲まれた部分が今回の工事範囲でございまして、建物としましては体育館棟で、その屋上にプールとなります。校舎棟と体育館棟の間のスペースが3つの中庭となっております。体育館棟の延べ床面積が1,285平米で、校舎棟ほかの延べ床面積が5,681平米、全体の延べ床面積が6,966平米になります。
 配置計画の特徴といたしましては、校舎棟に接続する屋内運動場は西及び南側の近隣住宅への圧迫感や音に配慮し、敷地北東部に計画しております。また、北側ののり面に合わせて斜めの配置とし、敷地の有効活用を図っております。また、屋内運動場の上部にプールを設けることで、グラウンド面積を最大化しております。
 屋内運動場と校舎棟の間に3つの特徴ある庭をつくり、児童の学習空間として活用いたします。1つ目は、特別活動室と昇降口のすぐ目の前にある囲まれた学びの庭になります。インターロッキングによる舗装とし、子供たちが上履きのまま活動できるスペースでございます。2つ目が、児童クラブ、ランチルームに面する育てる食の庭です。ランチルームの延長で芝生の上で食事ができる場所、子供たちで植物を育てる花壇を計画しております。3つ目が、触れ合い動物との庭です。校舎棟、屋内運動場で完全に囲まれたこの庭は、種子吹きつけで計画しており、小動物の飼育を想定した触れ合いスペースです。
 2ページをお願いいたします。
 屋内運動場は、858平米のアリーナ、116平米のステージ、ステージの脇に放送室と器具庫1を配置し、西側に男女更衣室、男女トイレ、多目的トイレ、玄関、廊下、階段、器具庫2などを配置しております。アリーナは、バスケットボールコート1面、ミニバスケットボールコート2面、バレーボールコート3面、バドミントンコート6面が十分に確保できる計画になっております。
 平面計画の特徴といたしましては、入り口は、校舎からの南入り口、地域開放も想定した西側外部からの入り口、南東側のステージへのサブ動線、北側にも外部から直接出入りできるサブ動線を計画しております。
 3ページをお願いいたします。
 2階平面図でございます。2階は、アリーナ上部が吹き抜けとなり、ステージの上部がブドウ棚になります。アリーナの三方を囲むようにメンテナンスギャラリーがあり、その西側に中庭やコミュニティ棟を眺められる屋外デッキを配置しております。2階のメンテナンスギャラリーは、校舎2階からアクセスすることができ、発表会等の保護者のスペースとしても利用できます。
 4ページをお願いいたします。
 M3階平面図でございます。こちらはプールの函体部分の基礎図になっており、プールの函体や給排水関係配管のメンテナンススペースになっております。
 北西部の階段スペースは屋上プールに通じる階段スペースとなっております。
 5ページをお願いいたします。
 4階平面図でございます。屋上には屋外プール、高学年用プール、25メートル掛ける15メートル、7コース、水深が1.0メートルから、1.1メートルから0.9メートル、及び低学年用プール、8メートル掛ける10メートル、水深が0.65メートルから0.7メートルを計画しております。
 南側の男女の更衣室、トイレ及び機械室、器具庫のプール附属棟につきましては、校舎棟の屋上にあることから、校舎棟の工事範囲となっております。
 6ページをお願いいたします。
 立面図でございます。上から、南側立面図、北側立面図、西側立面図、東側立面図になります。
 立面計画の特徴といたしましては、構造柱を外側に出しまして、屋内空間の有効利用を図るとともに、長大なボリュームを分割した縦基調のデザインとしております。また、壁部分は耐震壁と開口部が連続する合理的かつリズミカルな構成としております。また、屋内運動場につきましては、避難所機能も求められることから、鉄骨鉄筋コンクリート造とし、大空間の安全性を高める創意工夫や災害時における地域の防災拠点としての利用を想定し、プールの水は中庭に取り出し口を設け、貯留水として利用することができます。また、同じく中庭には、簡易トイレとしても利用できるマンホールを設け、合理的な排水計画としております。地域の安全・安心の場としての機能的な面からも十分な配慮がなされております。
 工期につきましては、平成27年3月31日竣工予定です。
 工事の概要につきましては以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。18番渡邊俊一君。
18番(渡邊俊一君) ただいま随契に至った経緯については一応お話をされましたけれども、その中で、金額が金額でありますから、なかなか通常随契ということで成り立っていかない部分なんでしょうけれども、2社の調査内容について、もう少し具体にどのような調査をして、どのような結論に達したのか、その辺をお示し願いたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) それでは、ご回答申し上げます。
 まず、今回の見積競争によりまして札入れをした金額をまず初めに申し上げます。錢高組7億360万円、阿部和工務店7億6,800万円となってございます。一般競争入札をしまして、2社とも辞退ということで入札不調ということにしました。その後、聴取というのは、実際に札入れしていませんので、業者がどのぐらいの金額を札入れする予定だったのかというところを含めまして、その設計、要は内訳書と金額がどの程度なのかというところを役場の設計統括室のほうで頂戴しまして、その中身をこちらの仕様とどの部分が開きがあるのかというような調査をしまして、最終的にこちらの現状での予定価格を定めたというような状況となってございます。
議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。
18番(渡邊俊一君) 見積もり関係で調査し、開きがあって低いほうでの随契という形になったんだろうけれども、町として予定価格を公示したわけですか、その2社にそのときに。ですから、公示して再度2社からの意見を聴取した上で、随契でその1社に決めたというような判断でよろしいですか。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) まず、スタート、一般競争入札の際には予定価格を事前公表してございます。その結果、不調ということで、2社と、さっき言いましたとおり、内訳書の内容の確認をしまして、現設計金額の見直しを町のほうで行いました。現設計金額の見直しを行った金額については、見積徴収においては事前公表はしないで見積もりを徴収したわけでございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑は。18番渡邊俊一君。
18番(渡邊俊一君) 再度見積もりをし直した内容で2社の業者に内容を提示しなかったという話でありましょうけれども、本来ならば、町の中で設計の見積もりを再度提示したのであれば、2社にその中身の予定価格というか、それを提示した中で、再度、2社の中での協議という形に持っていくべきではなかったのかなと、こんなふうに思いますけれども、そういったことで進めるということではなかったということで理解してよろしいですか。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 最終的には、見積もりを徴収して、2社の競争による業者を決めたというのが随意契約でございます。その前段といたしまして、まず両方の本来札入れを予定していた金額はどのぐらいなのかということで聴取を行って、錢高組さん、それから阿部和工務店というところでどのぐらいの金額かと。その際に提示をされた金額については、錢高組のほうが安かったというところで、安いほうと協議を最初重ねまして、うちのほうの予定金額をどこまで設計変更するのかというような手順を踏んでやったわけでございますので、1社ありきで進んだわけではなくて、前段、価格の安いほうとの協議ということでご理解いただければと思います。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。4番出川博一君。
4番(出川博一君) それでは、3点ほどお尋ねします。
 まず1つは、こちらの今の東向陽台小学校の現状を見ると、プレハブ校舎で非常に不便をかけているので、4月開校は死守すべきだという立場でちょっと質問させていただきます。
 4月28日の補正で1億9,100万の増額をいたしましたけれども、先ほどの説明では、本体部分の残額があるので、あとの補正は必要ないというような認識でいいのか、まず確認いたします。
 それから、2つ目として、契約をした場合に、児童クラブを含んで設計管理委託も含めて総額の工事費、それからこれの財源の内訳、これについてお尋ねしたいと思います。
 それから、3つ目として、今のところ6月定例で屋体・プールの契約案件を上程するというとこで、今のところまではスケジュールどおりにきているのかと思いますけれども、今後の開校までのスケジュールが大丈夫なのかどうか。
 その辺、その3点についてお尋ねしします。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) まず、屋内運動場、それからプールということで、4月で1億9,100万円補正をさせていただきました。その結果、最初、当初入札した金額につきましてはこの1億9,100万円と当初の予算を合計した金額で考えておりましたが、先ほど言ったように、価格的な面で業者が決定されなかったというところで、税込みになりますが3,500万円ほどさらに必要になったということでございます。その財源につきましては、先ほど言いましたとおり、学校の予算に対して契約金額での請差といいますか、差額分がございましたので、そちらを充当して仮契約まで結びつけましたので、現状、これに関する補正というところはございません。
 それから、財源のところでございますが、財源につきましては、まず学校本体、それからプール・屋体、それから児童クラブ、これの工事費ということで、工事費のみの今の契約ベースでの現状についてお答えをさせていただきます。全てトータルいたしまして26億4,000万となってございます。その財源といたしましては、国・県補助金6億、起債16億1,000万、一般財源4億3,000万というような今現状の最新の情報となってございます。
 それから、進捗につきましては、今予定どおりの計画に伴って、今回も6月議会に上程してプールが可決をいただければ、今後のスケジュール、予定通り進むものというところで考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) そうすると、この契約については、価格スライド条項はあるのかどうか、その辺も確認させていただくと同時に、多分、条項だと1年とかそれなりの期間でというようなことがあるんですけれども、この情勢を考えるとなかなか6カ月先も見えないというのが現状かと思いますので、その辺のスライド条項に対する考え方をお尋ねしたいと思います。
 それから、2つ目として、工事費全体で26億円ということで間違いないと思うんですけれども、その中で、国庫補助金が4月の補正のときには5億3,000万という回答があったと思うんですけれども、それが7,000万円ほどふえている。起債については、前回は15億6,000万円だったのに、16億1,000万円ということで5,000万円ふえている。その分、一般財源は減っているので、町の財政にとっては非常にいいことなんですけれども。その辺のところは間違いない数字なのかどうか、お尋ねいたします。
 それから、開校のスケジュールなんですけれども、これから、たしか設置条例の一部改正、それから校歌とかそういう開校準備委員会、この会議が私は半年ぐらいおくれているんじゃないかなというふうに非常に懸念を持っているんですけれども、その点についてお尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) それでは、スライド条項についてご回答申し上げます。
 仮契約を既に結んでおりますが、その仮契約の中で賃金または物価の変動に基づく請負代金の変更ということで、契約書の中に盛り込んでございます。現状、先の話なので、まだ正確には何とも言えないんですが、その中で、さらに今の状況から単価スライド、それから人件費のインフレに伴います上昇といったところがあれば、そこは協議の中で増額というところは考えられます。ただ、その分の予算は今計上してございませんので、その辺が上昇すれば今の金額についても上昇する可能性はあるというところで考えてございます。
 続きまして、補助の関係です。財源なんですが、前にお答えしている財源につきましては、予算ベースでのお話を全てさせていただいた経過がございます。今回につきましては、実際に契約しまして工事費がほぼ確定しましたので、契約ベースでの内容というところをまずご理解いただきたいんですが、補助がふえているというのは、学校につきましては平米単価で補助金が決まるよということで、平米単価の見直しで若干上昇している部分もあります。そうしますと、補助対象面積が広がれば起債の充当率も若干上がってくるというところで、財源が前に説明した内容と変わってきているというのはそういう理由によるものでございます。
 スケジュールについては、教育委員会のほうから答弁させていただきます。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 開校準備委員会でございますけれども、現状、予定どおり準備委員会のほうは進んでいるというふうに考えてございます。まず、第1回目が5月13日に行いました。2回目、今月の末には実施をするということで予定してございます。ただ、開校準備委員会の中で協議をしているところでございますが、校歌が27年度開校に間に合うのかというようなところもあろうかと思いますけれども、準備委員会の中でも校歌については、新しい学校に移った状態で詩なりをつくって、新しい学校に移った子供たちが校歌を指導のもと練習をするというふうなことで、校歌につきましては、恐らく27年度中というふうに考えてございます。
 以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 4番出川博一君。
4番(出川博一君) 1つ、最後に確認なんですけれども、26年4月28日の補正予算で、地方債の前年度云々という調書が出ているんですけれども、ここではいわゆる26年当初と比べると、教育債で1億4,320万、これがプラスになっていますけれども、今のお話を聞くと、起債は16億1,000万ということで、この辺のところの補正というか、数字の見直しというものが必要かと思うんですけれども、それはいつご提示いただけるのか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 今回の額の増額に伴いまして、さっき今議員さんがおっしゃったとおり、起債の限度額が変わります。ただ、今回、補正として上程しなかった理由といたしましては、財源更正でございまして、補正額がゼロという上程はございませんので、次の9月定例会のほうで限度額の引き上げをさせていただきたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。16番永野久子君。
16番(永野久子君) 今回は(仮称)明石台小学校につきましては、初めて富谷町では体育館の上にプールを設置するということで、面積の、土地の有効活用という点では大変有利だと思うんですけれども、安全性の面について改めて伺いたいんですが、1階部分の体育館部分の安全性というか、耐重、重さに対する耐荷、これが通常の体育館と比べてどの程度、何倍というふうに見られるのかということと、それから冬場が雪が降る等々いろいろな気候変動等によってさまざまに対応が迫られると思うんですけれども、どのような対策を講じているか。
 以上2点、伺います。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 安全性につきましては、構造的な荷重の問題がございまして、プールをステンレスプールのなるべく軽荷重のプールにしてございます。全体的に体育館の構造を鉄骨鉄筋コンクリート造にしています。そういうかなりの、今までの体育館ですと鉄筋コンクリート造なんですが、ある程度中高層の構造になるような鉄骨鉄筋コンクリート造の構造でそういう安全性を考慮してございます。(「通常の場合と比べて……」の声あり)
議長(浅野幹雄君) もう1点ありますよ。冬場の……。(「冬場も含めて、それから一般の体育館の何倍ぐらいの対荷重性があるかということを伺います」の声あり)
都市計画課長(佐々木俊男君) 一般の体育館と比べて何倍というのは、ちょっとなかなか比べられないところがございまして、この建物のそういうプールが乗っかった構造、それから4階建ての建物の構造計算をした上で鉄骨鉄筋コンクリート構造の建物の構造体にしてございます。
 それから、冬場の対策ということですが、4階部分にプールがございますが、外部的な仕様につきましては特別なことは特にないんですが、ほかのプールと同様に、屋外的仕様の仕上げでやっておりまして、構造的な形でいいますと、それらの積雪荷重なんかも、それから風圧力とかそういうところも構造計算で検討して賄える構造としてございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 屋体あるいは校舎の屋上にプールをつくるというのは、関東以南では聞いたことがあるんですが、東北ではこういう事例があるんでしょうか、伺います。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 屋上プールにつきましては、多賀城市の高崎中学校で事例があるところでございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) 今の関連なんですけれども、やっぱり安全が一番だと思うんですけれども。地震対策なんですが、過去、地震で学校のアリーナの部分の天井が落ちたというような部分が過去何回か新聞報道でも聞いておるんですけれども、その辺、ちょっと課長のほうから天板のほうの説明がちょっとなかったんですけれども、その辺もう少し詳しく教えていただきたいんですが。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課。
都市計画課長(佐々木俊男君) 天井の落下防止対策につきましては、天井と外壁からの離れ、それから天井の構造的なつりボルトの小まめな補強、それから耐震フック等の金物等の補強で対応してございます。
議長(浅野幹雄君) 3番菅原福治君。
3番(菅原福治君) いまいちわからないんですけれども、それでは、成田中で3年前、地震のとき、天板が落ちましたけれども、それとは全く違う工法になっているんですね。それと、震度幾らまで耐えられるのか。
 あとは錢高さん、失礼な質問なんですけれども、過去こういう事故、天板等の事故があったのかどうか確認しているのかどうか、お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 成田中学校につきましては、内壁との離れの離隔はある程度考慮していたんですが、天井裏のつりボルトの長さが5メートルぐらいの長さがございまして、その辺が、1メートル500ぐらいの小まめな補強がちょっと今回なされていなかったようなところもございまして、そのような天井裏の懐が今回は1メートルぐらいになっています。その上での補強もなっていまして、そのほかに耐震クリップ等の補強対策も考慮してございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) それでは、いろいろ質問させていただきます。
 1番の富谷町公告第28号が出されまして、これによって契約の一般競争入札が不調に終わったということなんですが、この28号の内容そのものが踏襲されているというふうに考えていいのかどうかということです。
 それから、先ほどから質問の中であるんですが、随意契約で3,520万8,000円ほど差が出てきているわけですが、本体工事のほうの残で対応すると、今のところ。しからば、本体工事のほうの残は、今これがもし仮に承認されたとすればどの程度本体工事に残っているのかということについて、まず第1点質問させていただきたいというふうに思います。
 それから、屋内運動場、それからプールも含めてですけれども、これは学校の開放というところでどのように考えているのかということ。
 それから、次に保健衛生面の対応はどうなっているのか。プールの消毒、浄化、この辺は全自動方式なのか、どういうふうになるのかということ。それから、プールの清掃、これはどのようにして行うのかということです。
 それから、公告を見ますとプールがステンレス製となっていますけれども、間違いないかどうかということなんですが、本当にステンレス製のプールということで考えていいのかどうか。そうであれば、材質もそうですが、耐久年数、それから修理ができるのかどうか。改修ができるのか。もしそうなれば、今現状あるコンクリート、その辺のプールとの差、修理、生じるのかどうかということについて質問したいと思います。
 続いて、プールの弱者対策、これはどのようになっているのか。4階まで行くのに、例えばエレベーターが設置されているとかそういったことがあるのかどうかということについて質問をしたいというふうに思います。
 素材について、まずステンレスであればその辺については後でまた追加していくわけですが、プールに水が入った段階での4階の重さ、それから水が全部抜けたときの重さ、重量は変化があるのかどうか。それから、支柱が、地質調査で、私の記憶だと補正予算か何かが生じてきているような感じはしているんですが、ちょっと調べ切れなかったんですが。プールそのものの支柱、それは何十メートルほど鉄骨を岩盤のところまで埋めたのかどうかということですね。それから、プールの水がどのぐらい張られているか、ちょっとわからないんですが、これは震度何程度までだったらプールの水があふれ出ないというふうになっているのかどうかということについて質問をしたいというふうに思います。
 それから、屋内運動場について、学校行事以外で何に使おうとしているのかということですね。最初に、プール含めて、開放されるかどうかというものもありましたけれども、それも含めてどうなっているのか。
 屋内運動場の照明関係はどのようになっているかどうか。
 それから、防災関係でいきますと、どうしても、冷暖房がどのようになっているのかということ。
 それから、テレビの配線、それからインターネット関係の配線はどのようになっているのか。
 もう一つ、放送室ですけれども、これについては、屋内運動場のほうは6平米になっていますね。校舎は8.7平米ということになっているわけですが、これの双方向の利用方法が考えられるのか。もし緊急時にあればどちらが優先して使用するようになるのか。なっていないとすれば、やはり双方向で緊急時にはどちらからでも対応できるような配線というものが必要ではないのかなというふうに思いまして、質問させていただきたい。
 よろしくお願いします。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) それでは、公告した内容からというところでございますが、まず公告いたしまして、辞退ということで、この入札については不調というところでございます。価格を入れかえましたので、また新たな入札の仕切り直しという考え方になります。それでもって見積徴収により業者を決定しましたと。ただ、仕様の内容等については、公告のとおりでございます。
 それから、財源的なお話でございます。まず3,500万円、今回充当させていただきましたが、残はという質問でございますけれども、2カ年事業でやってございまして、25、26年度の予算おのおの持っております。26年度予算につきましては、これを充当しますと残りはほぼゼロという状況です。ただ、繰り越した部分でまだ1,400万ほど予算と執行との残が残っているというのが現状となってございます。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) プールにつきましてはステンレスプールでございます。
 それから、プールの荷重につきましては、水張りした場合なんですが、430トンほど建物の荷重にプラスされるような形になってございます。建物の荷重につきましては何トンという数字でお示しすることはできません。
 4階のプール棟へなんですが、健康弱者の方の対策につきましては、校舎棟のほうにエレベーターがございますので、エレベーターで4階まで来ていただいてプールのほうに来ていただくような形になってございます。
 それから、くいにつきましては、屋内運動場等で47本想定していまして、総延長で1,696メートルを想定してございます。金額にして約1億円でございます。大体36メートルのところが45本と38メートルのところが2本の想定でございます。
 それから、震度幾らまでということでございますが、震度幾らまで耐えられるかということにつきましては、建築基準法上の構造計算で、ある程度震度6ぐらいでも構造的に早期被害にならないような構造計算上の仕組みとなってございます。
 照明器具につきましては、LED照明器具を考慮してございます。
 テレビ、インターネットにつきましては、体育館棟のほうは特にございません。
 それから、放送室関係につきましては、校舎棟のほうからは体育館なり外部、プールのほうへも放送可能になっていまして、体育館の放送室につきましては、体育館の館内の放送で考えてございます。
 冷暖房につきましては、特に考慮してございません。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) まず、屋内運動場の利用ということでございますが、ほかの学校と同様、学校開放を行う形になるかなというふうに思ってございます。
 また、プールの清掃等ということでございますけれども、学校のプールにつきましては学校の環境衛生基準に沿った形で清掃が行われる形でございます。特に水泳プールの衛生管理の課題としますと、プール水の浄化であったり、消毒ということになります。こちらにつきましてはろ過器を設置をすることによって消毒なりを実施されるということになります。(「改修費用」の声あり)
議長(浅野幹雄君) これが将来改修する場合どのぐらいの費用がかかりますかという質問ありましたよ。都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) ランニングコストということかと思われるんですが、ランニングコスト的にはコースラインとか、オーバーフロー分目の塗装ぐらいを10年に1回ぐらいで100万円、10年で100万円、30年で300万というような捉え方をしてございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) プールのほうの開放という問題についてどのように考えているのかということ。
 それから、清掃なんですけれども、清掃はプールの清掃、これは今までだとコンクリート中心だったと思うんですが、ステンレスになった場合に、その清掃というのは変わるのかどうかということにどうなっているのかということについて。
 あと鉄の支柱ですけれども、2本、36メートルともう一方のほうがよく聞こえなかったんですが、支柱はバランスがきちっととれているというふうに理解してよろしいんでしょうか。それが一つ、もう一度質問したいというふうに思います。
 それから、放送室が両方から使えるようにするというのはそんなに難しいことではないと思うんですが、やはり緊急時には放送設備がどちらからでも使用できるんだと、緊急のとき。そういうことについて、避難している場合なんかも想定しますとそういうことも必要ではないのかなというふうに思うんですが、再度その辺について質問をしたいというふうに思います。
 それから、図面の中に、2階あたりからブドウ棚設置されているんですが、これは自動になっているのか、ないしは手動で安全対策はどのようになされているのか、図面を見せていただいた段階でその辺もう一度質問したいというふうに思います。よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 都市整備課長。もとい、都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) くいにつきましては、地質調査の結果、支持地盤まで、その場所その場所で36メーターのところと38メーターのところがあるということでの長さの違いでございます。
 基礎の上部につきましては、レベルが同じレベルで考えてございます。
 校舎等と放送室等の緊急の連絡につきましては、対応できるような形でなってございます。
 あと、済みません、最後の質問がよくわからなかったんですが。
議長(浅野幹雄君) 放送室を、両方、今言ったよね。それが最後でしたよね。それが最後ですよ。以上です。
 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) それでは、プールの開放ということでございますが、管理等の問題もございますので、現在のところは、当該学校以外の児童への開放については考えていないというところでございます。
 また、清掃につきましては、基本的には、ほかの学校のプールと同じ清掃方法ということで考えてございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 質問漏れあるのですけれども、学校行事以外で体育館を開放するというのは、どのような行事があるのかということなのですが。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 済みません。先ほど答えたつもりだったのでございますが、学校行事以外ということになりますけれども、学校開放ということになりますので、例えばスポ少とか、そういった団体への貸し出しというのもあるのかなと考えてございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第9号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
 この際、午後3時10分まで休憩をいたします。
     午後2時59分 休憩


     午後3時10分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。


     日程第3 議案第10号 副町長の選任につき同意を求めることについて
議長(浅野幹雄君) 日程第3、議案第10号副町長の選任につき同意を求めることについてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、議案第10号 副町長の選任につき同意を求める件について、地方自治法第162条の規定により、議会の同意を求めるものであります。
 現在空席となっております富谷町副町長に、鈴木和夫氏が適任であると判断し、本議会の同意を得て、7月1日付で選任するためであります。
 副町長の職務を規定する地方自治法第167条は、平成19年に一部改正され、副町長は、町長を補佐し、その補助機関である職員の担任する事務を監督する従来の職務形態に加え、この改正によりまして、町長の命を受け政策及び企画をつかさどること並びに町長の事務の一部につき委任を受け、みずからの権限と責任において事務を執行することが条文において明確化され、町長を支えるトップマネジメント機能が強化されたところであります。
 富谷町におきましては、昨年10月から今日までの8カ月有余の間、町長を補佐し、時に代理する者が不在の町政運営となり、部課長職がその一部を担ってきたところでございます。富谷町にとりましては、2年後の市制移行を目前に、そしてまた5万人を超え、県内10番目の人口を持つ自治体となってございます。したがいまして、適正な組織運営と政策、企画、事務事業を推進するためには、副町長の選任は喫緊の課題であります。
 それでは、鈴木和夫さんについて、詳細を申し上げます。別紙経歴概要をごらんいただきたいと思います。
 住所、仙台市泉区桂2丁目3番地の11。氏名、鈴木和夫。生年月日、昭和24年7月12日。現在65歳であります。
 最終学歴、昭和48年3月、国立宮城教育大学卒業。
 経歴を申し上げます。昭和48年4月、当時泉市役所に入庁し、総務課配属となりました。昭和51年から2年間、宮城県庁に派遣され、当時の総務部地方課、現在の市町村課に勤務しました。昭和53年に泉市に復職し、総務部財政課財政係長として勤務の後、昭和62年、泉市と仙台市の合併に関し、総務部内に設置された広域行政調査室の初代室長として、合併に伴う泉市の諸課題の調査業務に当たったところであります。平成元年、仙台市が政令指定都市となり、仙台市泉区の初代市民課長に就任しました。その後、本庁企画局主幹、仙台市職員共済組合事務局次長、教育局保健給食課長、健康福祉局地域医療課長を歴任し、平成11年、青葉区保険年金課長、平成14年から教育局若林図書館長、同じく太白図書館長の勤務を経て、平成22年3月、定年により教育局若林中央市民センター長を最後に退職いたしました。平成22年4月から、財団法人瑞鳳殿事務局次長を務めました。翌年、平成23年4月、井口岩沼市長から、仙台市での2館での図書館長職としての運営実績により、岩沼市が新設開館した岩沼市市民図書館の初代館長に招聘され、井口市長の引退を機に本年3月、3年間の勤務を終え、退職されました。以上が経歴の概要であります。
 同意いただきますようよろしくお願いを申し上げます。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 これから、議案第10号を採決いたします。
 この採決は、無記名投票により行います。
 議場の出入り口を閉めます。
     〔議場閉鎖〕
議長(浅野幹雄君) ただいまの出席議員は16名であります。
 次に立会人を指名いたします。富谷町議会会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に17番磯前 武君、18番渡邊俊一君、19番相澤 榮君の3名を指名いたします。
 投票用紙を配付いたします。
     〔投票用紙配付〕
議長(浅野幹雄君) 念のために申し上げます。富谷町議会会議規則第83条の規定により、本案を可とする議員は賛成と、否とする議員は反対と記載願います。なお、投票による表決において賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは、富谷町議会会議規則第84条の規定により否とみなし、取り扱います。
 投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
 投票用紙の配付漏れなしと認めます。
 投票箱を点検いたします。
     〔投票箱の点検〕
議長(浅野幹雄君) 異状なしと認めます。
 ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を読み上げますので、3番議員から順に投票願います。
     〔事務局長の読み上げにより、順番に投票した〕
議長(浅野幹雄君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
 投票漏れなしと認めます。投票を終了いたします。
 開票を行います。17番磯前 武君、18番渡邊俊一君、19番相澤 榮君、立ち会い願います。
     〔開 票〕
議長(浅野幹雄君) 投票の結果を報告いたします。
 投票総数16票
   有効投票  16票
   無効投票  なし
 有効投票のうち
   賛成    16票
 であります。
 静粛に願います。
 以上のとおり、賛成が全員です。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
 議場の出入り口を開きます。
     〔議場開鎖〕


    日程第4 発議第2号 軽度外傷性脳損傷に関わる周知及び労災認定基準の改正などを求める意見書(案)
議長(浅野幹雄君) 日程第4、発議第2号軽度外傷性脳損傷に関わる周知及び労災認定基準の改正などを求める意見書(案)を議題といたします。
 提出者、安住稔幸君に説明を求めます。安住稔幸君、登壇願います。
8番(安住稔幸君) それでは、私から発議第2号を説明させていただきます。
 富谷町議会議長浅野幹雄殿。
 提出者安住稔幸、賛成者磯前 武、賛成者佐藤克彦、賛成者細谷禮二、賛成者出川博一。
 軽度外傷性脳損傷に関わる周知及び労災認定基準の改正などを求める意見書(案)であります。
 富谷町議会会議規則第14条の規定により、上記議案を提出するものであります。
 それでは、案文を朗読をさせていただきまして説明にかえさせていただきます。
 軽度外傷性脳損傷に関わる周知及び労災認定基準の改正などを求める意見書(案)。
 軽度外傷性脳損傷は、交通事故や高所からの転落、転倒、スポーツ外傷などにより、頭部に衝撃を受け、脳内の情報伝達を担う軸索と呼ばれる神経繊維が断裂するなどして発症する病気である。
 この病気は、MRIなどの画像検査だけでは異常が見つかりにくいため、労災や自賠責保険の保障対象にならないケースが多く、働けない場合には経済的に追い込まれるケースもあるのが現状である。主な症状は、高次脳機能障害による記憶力、理解力、注意力の低下を初め、てんかんなどの意識障害、半身麻痺、視野が狭くなる、におい、味がわからなくなるどの多発性脳神経麻痺、尿失禁など複雑かつ多様であるが、本人や家族、周囲の人たちもこの病気を知らないために誤解が生じ、職場や学校において理解されずに悩み苦しんでいるケースが多々ある。
 しかし、世界保健機構(WHO)において定義づけがなされており、多角的、体系的な神経医学的検査及び神経各科の裏づけ検査を実施すれば後からでも外傷性脳損傷と診断することができると言われている。
 また、交通事故やスポーツ外傷により子供たちが軽度外傷性脳損傷を発症する可能性もあり、国民を初め教育機関への啓発、周知が重要と考える。
 よって、国におかれては、現状を踏まえて下記の事項について適切な措置を講じるよう強く要望する。
 1.業務上の災害または通勤災害により軽度外傷性脳損傷となり働けない場合、労災の障害(保障)年金が受給できるよう、労災認定基準を改正すること。
 2.労災認定基準の改正に当たっては、多角的、体系的な神経医学的検査法など画像にかわる外傷性脳損傷の判定方法を導入すること。
 3.軽度外傷性脳損傷について、国民を初め教育機関への啓発、周知を図ること。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 平成26年6月11日。宮城県富谷町議会。
 提出先は、内閣総理大臣安倍晋三ほか記載のとおりでございます。
 皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。以上であります。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 これから発議第2号を採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案は原案のとおり採択し、それぞれの提出先へ送付することに賛成議員の起立を求めます。
     〔賛成者起立〕
議長(浅野幹雄君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり採択し、それぞれの提出先へ送付することに決定をいたしました。


    日程第5 発議第3号 地域包括ケアシステム構築のため地域の実情に応じた支援を求める意見書(案)
議長(浅野幹雄君) 日程第5、発議第3号地域包括ケアシステム構築のため地域の実情に応じた支援を求める意見書(案)を議題といたします。
 提出者、浅野直子君に説明を求めます。浅野直子君、登壇願います。
7番(浅野直子君) 発議第3号。
 平成26年6月4日。
 富谷町議会議長浅野幹雄殿。
 提出者浅野直子。賛成者磯前 武、賛成者出川博一、賛成者細谷禮二、賛成者佐藤克彦。
 地域包括ケアシステム構築のため地域の実情に応じた支援を求める意見書(案)。
 富谷町議会会議規則第14条の規定により、上記議案を提出をする。
 案文を朗読して説明といたします。
 地域包括ケアシステム構築のため地域の実情に応じた支援を求める意見書(案)。
 現在、本年度の診療報酬改定や国会における「地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律案」(地域医療介護総合確保法案)の議論により、改めて地域包括ケアシステムの構築がクローズアップされています。
 全国の自治体では、平成27年度からの第6期介護保険事業計画の策定に向けて、いわゆる2025年の姿を展望しながら、増高する保険料などに苦慮しながら取り組みを行っているところです。
 ついては、全国の自治体のそれぞれの実情に応じて、国の積極的な支援を図るよう、下記のとおり要望します。
 1.医療、介護、福祉の良質な人材を確保するため、国家戦略として抜本的な対策を講じること。特に介護人材においては、2025年に向けてさらに100万人のマンパワーを必要とされており、次期介護報酬改定に向けて的確な対応を行うこと。
 2.今回の医療報酬改定について、在宅訪問診療に係る改定を行われましたが、改定の影響について実態調査を行い、適切な対応を行うこと。
 3.地方自治法の改正により創設される連携協約制度の活用など広域行政上の取り組み事例の周知など、市区町村への適切な情報提供に努めること。
 4.財政支援制度を拡充すること。また、本年度の基金については趣旨に沿い適切な配分に留意すること。
 5.特養待機者52万人という数字が発表されていますが、特養入所者の重点化に伴い、自立した生活を送ることが困難な低所得、低資産の要介護高齢者の地域における受け皿づくりについて、市区町村への支援を強化すること。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出をいたします。
 平成26年6月11日。宮城県富谷町議会。
 提出先、内閣総理大臣安倍晋三ほか書面のとおりでございます。
 皆様の賛同をよろしくお願い申し上げます。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。18番渡邊俊一君。
18番(渡邊俊一君) さっきの記の2番において、「今回の診療報酬改定」のところを「医療報酬改定」と発言申しましたので、できるのであれば訂正をお願いしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。
7番(浅野直子君) 訂正させてください。2番目のところ、再度読んでもよろしいでしょうか。
議長(浅野幹雄君) はい。
7番(浅野直子君) 2.今回の診療報酬改定について、在宅訪問診療に係る改定が行われましたが、改定の影響について実態調査を行い、適切な対応を行うこと。
議長(浅野幹雄君) と訂正いたします。
7番(浅野直子君) 訂正といたします。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 これから発議第3号を採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案は原案のとおり採択し、それぞれの提出先へ送付することに賛成議員の起立を求めます。
     〔賛成者起立〕
議長(浅野幹雄君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり採択し、それぞれの提出先へ送付することに決定をいたしました。
 お諮りいたします。本日、永野久子君ほか3名より、発議第4号富谷町「補助金等交付規則」の適正な執行に関する調査特別委員会の設置に関する決議(案)が提出されました。これを日程に追加し、追加日程第1として直ちに議題にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、発議第4号富谷町「補助金等交付規則」の適正な執行に関する調査特別委員会の設置に関する決議(案)を日程に追加し、追加日程第1として直ちに議題とすることに決定をいたしました。


    追加日程第1 発議第4号 富谷町「補助金等交付規則」の適正な執行に関する調査特別委員会の設置に関する決議(案)
議長(浅野幹雄君) 追加日程第1、発議第4号富谷町「補助金等交付規則」の適正な執行に関する調査特別委員会の設置に関する決議(案)を議題といたします。
 提出者、永野久子君に説明を求めます。永野久子君、登壇願います。
16番(永野久子君) それでは、発議第4号。
 富谷町議会議長浅野幹雄殿。
 提出者、富谷町議会議員永野久子。賛成者、富谷町議会議員細谷禮二、賛成者、富谷町議会議員佐藤克彦、賛成者、富谷町議会議員出川博一。
 富谷町「補助金等交付規則」の適正な執行に関する調査特別委員会の設置について、会議規則第14条の規定により、別紙のとおり提出をいたします。
 平成26年6月11日です。
 それでは、文案を読み上げます。
 富谷町「補助金等交付規則」の適正な執行に関する調査特別委員会の設置に関する決議(案)。
 下記のとおり、富谷町「補助金等交付規則」の適正な執行に関する調査特別委員会を設置するものとする。

 1.名称、富谷町「補助金等交付規則」の適正な執行に関する調査特別委員会。
 2.設置根拠、地方自治法第109条及び富谷町議会委員会条例第5条。
 3.目的、富谷町「補助金等交付規則」の適正な執行に関する調査。
 4.調査項目、(1)一部の補助金交付団体に交付された補助金が特定の議員の議会広報に利用されていた事実に関する調査。(2)一部の行政区長が補助金を使った町内会広報において、議会への誹謗中傷を行った事実に関する調査。(3)その他補助金交付団体に関する調査。
 5.委員定数、議長及び当事者を除く全議員16名といたします。
 6.調査期間、当該調査終了まで閉会中も調査することができる。
 以上、富谷町議会議員永野久子。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。18番渡邊俊一君。
18番(渡邊俊一君) この特別委員会設置することによって、当初考えられる予算はどのくらいを考えておられるか、ご質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 通常の予算の範囲内ででき得る限り行いたいと考えておりますが、仮にそれ以上の出費を伴うことになった場合には、改めて執行部等と相談しながら補正を組むということになるかと思います。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。18番渡邊俊一君。
18番(渡邊俊一君) 通常の予算というのはどのくらいの範囲を示しておられるのか、お示しを願いたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 渡邊議員も当然よくご承知のとおり、議会費として計上されている予算の枠内ということでございます。
議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。
18番(渡邊俊一君) 議会費の中で一応計上されている予算の中で特別委員会の設置の予算を見ていくというような今話でありますけれども、やはり特別委員会というものは、改めて調査をする項目でありますから、予算をある程度提示しながら執行していかなくてはならないのではないかと私は思っております。そういった意味からして、現在の議会費の中で、改めての特別委員会設置の分まで、果たして見出せるのかどうかというような疑問があるわけでありますけれども、改めての予算を計上するという考えはないんですか。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 先ほども申し上げましたように、通常の経費の中ででき得る限り活動していきたいと。調査の進展によりまして、必要に応じてそれが出る、必要となることもあり得ます。ただ、今回の調査につきましては、これまでの特別委員会と違いまして、視察等々を必要とするものというふうには現在のところ考えておりませんので、通常の予算の枠内でできるのではないかと推測しております。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) 調査項目が3つになっておりますが、こちらの目的を見ますと、補助金等交付規則の適正な執行に関する調査ということでなっておりますので、私が思いますには、調査項目は、(3)その他は一応除きまして、補助金交付団体に関する調査1つで十分かと思いますけれども、その辺についてはどういうふうにお考えでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 漠然とした補助金等の調査に関することであれば、通常の常任委員会でできますけれども、今回は内容的にはかなり絞り込まれておりますので、(1)、(2)、そして(3)そのほか、仮に必要となったときにこうした項目を設定しておくことによって柔軟な対応ができるようにという考えでございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は、討論を省略し採決することにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。
 この採決は無記名投票で採決いたします。
 議場の出入り口を閉めます。
     〔議場閉鎖〕
議長(浅野幹雄君) ただいまの出席議員は16名であります。
 次に立会人を指名いたします。富谷町議会会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に3番、(「17名だ」「議席が」の声あり)16でございます、私は投票から抜けますので。先ほども16でやったはずでございます。(「除斥については、宣言は」の声あり)除斥についてはございません。私のみ投票できませんので、投票できる議員は16名であります。
 次に、立会人を指名いたします。富谷町議会会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に3番菅原福治君、4番出川博一君、5番高橋正俊君の3名を指名いたします。
 投票用紙を配付いたします。
     〔投票用紙配付〕
議長(浅野幹雄君) 念のため申し上げます。富谷町議会会議規則第83条の規定により、本案を可とする議員は賛成と、否とする議員は反対と記載願います。なお、投票による表決において賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは、富谷町議会会議規則第84条の規定により否とみなし、取り扱います。
 投票用紙の配付漏れありませんか。(「なし」の声あり)
 投票用紙の配付漏れなしと認めます。
 投票箱を点検いたします。
     〔投票箱の点検〕
議長(浅野幹雄君) 異状なしと認めます。
 ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を読み上げますので、3番議員から順番に投票願います。
     〔事務局長の読み上げにより、順番に投票した〕
議長(浅野幹雄君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
 投票漏れなしと認めます。投票を終了いたします。
 開票を行います。3番菅原福治君、4番出川博一君、5番高橋正俊君、立ち会い願います。
     〔開 票〕
議長(浅野幹雄君) 投票の結果を報告いたします。
 投票総数16票
   有効投票  15票
   無効投票  1票
 有効投票のうち
   賛成    11票
   反対    4票
 以上のとおり、賛成が11票です。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
 議場の出入り口を開きます。
     〔議場開鎖〕
議長(浅野幹雄君) この際、委員長、副委員長を選任していただくため、4時10分まで休憩をいたします。
     午後3時48分 休憩


     午後4時10分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 富谷町「補助金等交付規則」の適正な執行に関する調査特別委員会の委員長、副委員長が選任されましたので、その結果を報告いたします。
 委員長に菅原福治君が、副委員長に小川昌義君と山路清一君が選任されました。また、当調査特別委員会より閉会中の継続調査等の申し出が提出され、受理したことをあわせて報告いたします。


     日程第6 富谷町農業委員会委員の推薦について
議長(浅野幹雄君) 日程第6、富谷町農業委員会委員の推薦についてを議題といたします。
 本議題は、町長より委員の任期満了に伴い農業委員会等に関する法律第12条第2号の規定により推薦依頼があります。よって、議会推薦の農業委員は、富谷町議会先例38により1名とし、永野久子君を推薦したいと思いますが、ご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、議員推薦の農業委員は1名とし、永野久子君を推薦することに決定をいたしました。


     日程第7 閉会中の各委員会調査について
議長(浅野幹雄君) 日程第7、閉会中の各委員会調査についてを議題といたします。
 各委員会から所管事務のうち富谷町議会会議規則第75条の規定によって継続調査の申し出があります。
 お諮りいたします。各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。
     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定をいたしました。
 本日の議題は全て終了いたしました。
 平成26年第2回富谷町議会定例会は終始熱心な審議を経て全ての議案を議決いたしました。執行部におかれましては、各議員から出された意見を十分に尊重し、町政を執行されますよう強く要望いたしまして閉会の挨拶といたします。
 これで本日の日程は全て終了いたしました。会議を閉じます。
 平成26年第2回富谷町議会定例会を閉会いたします。
 ご苦労さまでした。
     午後4時13分 閉会

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