更新日:2013年09月13日
第1日目 9月3日(火曜日) | ||||||||||||
町長提出議案の概要説明 | ||||||||||||
17番 磯前武 議員 | ||||||||||||
1 | 町民と協働の健康づくりと健康寿命延伸策を問う | |||||||||||
2番 菅原福治 議員 | ||||||||||||
1 | 富谷町総合計画の前期評価と後期計画について | |||||||||||
2 | 市制移行に伴う道路・公共交通の整備について | |||||||||||
12番 山路清一 議員 | ||||||||||||
1 | 町内のごみ集積所を問う | |||||||||||
2 | 既存照明からLED照明へ | |||||||||||
16番 永野久子 議員 | ||||||||||||
1 | 要支援対策など在宅介護の充実・強化を求める | |||||||||||
2 | 成年後見制度の現状と今後の課題を問う | |||||||||||
第2日目 9月4日(水曜日) | ||||||||||||
7番 浅野直子 議員 | ||||||||||||
1 | 健康マイレージ事業の取り組みについて | |||||||||||
15番 佐藤聖子 議員 | ||||||||||||
1 | 図書館と文化ホールの複合施設を検討してはどうか | |||||||||||
2 | 放課後の子どもたちが安心できる放課後児童クラブを | |||||||||||
11番 佐藤克彦 議員 | ||||||||||||
1 | 中学校の部活動について問う | |||||||||||
2 | 学校教育施設の維持管理を問う | |||||||||||
4番 三浦邦夫 議員 | ||||||||||||
1 | 発展する明石台地区の今後の課題を問う | |||||||||||
3番 出川博一 議員 | ||||||||||||
1 | 高齢者も元気な町をめざせ | |||||||||||
2 | 変則交差点の渋滞解消を | |||||||||||
3 | 各種相談業務は充実したのか | |||||||||||
第3日目 9月5日(木曜日) | ||||||||||||
11番 千葉達 議員 | ||||||||||||
1 | あけの平北口交差点改良事業について | |||||||||||
2 | 「教育満足度日本一」について | |||||||||||
13番 小川昌義 議員 | ||||||||||||
1 | 集中豪雨の対応はどのようになっていますか | |||||||||||
2 | 市制に向けて情報化経費と削減策とITコミュニケーションは | |||||||||||
9番 森栄 議員 | ||||||||||||
1 | 富谷町の防犯の課題と対策について | |||||||||||
8番 安住稔幸 議員 | ||||||||||||
1 | 住民票の写し等の不正取得対策を強化せよ | |||||||||||
2 | 公営墓地を造成せよ | |||||||||||
3 | 青少年健全育成施策の充実を図れ | |||||||||||
常任委員の選任 | ||||||||||||
議長の常任委員の辞任 | ||||||||||||
議会運営委員の選任 | ||||||||||||
議会広報調査特別委員会の設置 | ||||||||||||
議会広報調査特別委員の選任 | ||||||||||||
認定第1号 | 平成24年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について | |||||||||||
認定第2号 | 平成24年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について | |||||||||||
認定第3号 | 平成24年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について | |||||||||||
認定第4号 | 平成24年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について | |||||||||||
認定第5号 | 平成24年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について | |||||||||||
認定第6号 | 平成24年度富谷町水道事業会計決算の認定について | |||||||||||
決算審査特別委員会 | ||||||||||||
第1日目 9月9日(月曜日) | ||||||||||||
認定第1号 | 平成24年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について (企画部経営企画課、企画部あったかまちづくり推進課、企画部財政課、総務部総務課、総務部町民生活課、総務部税務課、会計課、議会事務局) |
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第2日目 9月10日(火曜日) | ||||||||||||
認定第1号 | 平成24年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について (福祉部長寿福祉課、福祉部健康増進課、福祉部子育て支援課、教育委員会) |
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第3日目 9月11日(水曜日) | ||||||||||||
認定第1号 | 平成24年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について (企画部産業振興課、建設部都市整備課、建設部都市計画課、建設部上下水道課) |
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第4日目 9月12日(木曜日) | ||||||||||||
認定第2号 | 平成24年度富谷町国民健康保険特別会計決算歳入歳出決算の認定について | |||||||||||
認定第3号 | 平成24年度富谷町下水道事業特別会計決算歳入歳出決算の認定について | |||||||||||
認定第4号 | 平成24年度富谷町介護保険特別会計決算歳入歳出決算の認定について | |||||||||||
認定第5号 | 平成24年度富谷町後期高齢者医療特別会計決算歳入歳出決算の認定について | |||||||||||
認定第6号 | 平成24年度富谷町水道事業会計決算決算の認定について | |||||||||||
第3日目 9月13日(金曜日) | ||||||||||||
議案第1号 | 富谷町一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部改正について | |||||||||||
議案第8号 | 和解及び損害賠償額の決定について | |||||||||||
議案第9号 | 和解及び損害賠償額の決定について | |||||||||||
議案第3号 | 平成25年度富谷町一般会計補正予算(第4号) | |||||||||||
議案第4号 | 平成25年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第2号) | |||||||||||
議案第5号 | 平成25年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第2号) | |||||||||||
議案第6号 | 平成25年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) | |||||||||||
議案第7号 | 平成25年度 町営宮ノ沢住宅建替工事(3工区)請負契約の締結について | |||||||||||
議案第2号 | 富谷町防災会議条例の一部改正について | |||||||||||
議案第10号 | 副町長の選任につき同意を求めることについて | |||||||||||
認定第1号 | 平成24年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について | |||||||||||
認定第2号 | 平成24年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について | |||||||||||
認定第3号 | 平成24年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について | |||||||||||
認定第4号 | 平成24年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について | |||||||||||
認定第5号 | 平成24年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について | |||||||||||
認定第6号 | 平成24年度富谷町水道事業会計決算の認定について | |||||||||||
請願第1号 | 子ども医療費助成の拡大を求める請願 | |||||||||||
議員派遣の件 | ||||||||||||
閉会中の各委員会調査について |
平成25年9月3日(火曜日) 午前10時00分 開会
一般質問 | 17番 磯前武 議員 | |||||||||||
1 | 町民と協働の健康づくりと健康寿命延伸策を問う | |||||||||||
2番 菅原福治 議員 | ||||||||||||
1 | 富谷町総合計画の前期評価と後期計画について | |||||||||||
2 | 市制移行に伴う道路・公共交通の整備について | |||||||||||
12番 山路清一 議員 | ||||||||||||
1 | 町内のごみ集積所を問う | |||||||||||
2 | 既存照明からLED照明へ | |||||||||||
16番 永野久子 議員 | ||||||||||||
1 | 要支援対策など在宅介護の充実・強化を求める | |||||||||||
2 | 成年後見制度の現状と今後の課題を問う |
議事日程のとおり
午前10時00分 開会
議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
平成25年第3回富谷町議会定例会は、ここに開催される運びとなりました。この定例会は、町長から平成24年度富谷町各種会計決算の認定などの事件議案が提出されることになっております。慎重に審議を尽くされ、町民の負託に応えられますようご期待を申し上げますとともに、議会運営につきましてもご協力をお願いいたしまして開会の挨拶といたします。
ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しますので、ただいまから平成25年第3回富谷町議会定例会を開会いたします。
初めに、提出議案などの説明を含め、富谷町町長に挨拶を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) 皆さん、おはようございます。
本日、ここに平成25年第3回富谷町議会定例会が開催されるに当たり、提出をいたしております議案の概要等の説明にあわせ、平成25年6月からこれまでの間の主な取り組みについて申し述べ、町民の皆様並びに議員各位のご理解とご協力を賜りたいと存じます。約50分ほどとなりますので、ご協力をお願い申し上げます。
初めに、9月1日には町制施行50周年記念町民体育祭が開催されました。悪天候により中止判断を迫られる中、予報を覆し、一転、関東大震災から90年の防災の日、まさに「9月1日・奇跡の日」ともいえる好天に恵まれ、44町内会総参加のもと、ゼロ歳から80代の方までの年代の方にご参加いただき、盛会裏に開催することができました。これも、ひとえに行政区長初めご参加いただ いた皆さんのご協力のたまものであり、心から感謝を申し上げます。
町民体育祭は、昭和39年に東京オリンピック開催と富谷町体育協会発足を記念して、町民全体の親睦と交流の場として開催され、昭和52年から、9月第1週の日曜日開催に変更され、回を重ねて今日に至っております。来年の町民体育祭開催につきましては、今回の内容を十分検証し、行政区長初め皆さんのご意見も伺いながら、実施を判断してまいります。富谷町において50年間にわ たり町民体育祭が継続して開催され、また、夏祭りを中心として春祭り、秋祭りなどを通し地域コミュニティを高める努力の積み重ねが、今のよき富谷の風土につながっているものと思います。 皆様方のご尽力に心から敬意と感謝を申し上げます。
市制移行準備の進捗について申し上げます。
8月2日の上京にあわせて、総務省で市制移行事務を担当する自治行政局市町村課長を訪ね、町政運営の概要と富谷町の現状をお伝えし、2016年の市制移行実現に理解と協力を求めました。市町村課長からは、富谷町の考え方に添うよう総務省としても全面的に支援し、担当している事務方にもしっかりと指示していますとの見解をいただいたところであります。
また、私の総務省訪問に先立ち、富谷町と宮城県市町村課長が県庁で事前の事務調整を経て、宮城県市町村課長初め県庁担当者とともに富谷町企画部長が総務省へ赴き、調整会議を行っております。宮城県市町村課長からも、富谷町の方針を最優先して市制移行事務に対応したいとの見解を頂戴しているところであります。引き続き、適宜町民の皆さんに市制移行に関する情報提供を行 ってまいります。
次に、(仮称)明石台小学校新設の現状について申し上げます。
学校新設につきましては、安心・安全な教育施設を目指し協議検討しているところであります。また、先ごろ、設計プロポーザルにより設計会社が久米設計株式会社に決定されました。
既存住宅地への新設小学校の建築に当たり、近隣住宅地に最大限配慮した基本設計プランの協議を重ね、関係行政区長には8月27日、明石台東開発に伴う諸課題に関する説明及び意見交換を開催し、ご理解を得たところであります。
また、9月6日には、新設小学校区の保護者及び住民の皆様に(仮称)明石台小学校校舎建築基本設計プランをお示しし、ご意見ご要望をお聞きして最終取りまとめをし、平成27年4月の開校を目指し建設工事に向けてただいま取り組んでおります。
次に、富谷町町制50周年に関して申し上げます。
のど自慢の開催など、周年を記念する各種イベントを開催してまいりました。
このたび、8月16日から18日まで、仙台市体育館においてバレーボール「ワールドグランプリ仙台大会」が開催され、ファイナルラウンド札幌大会までの間、既に大会を終えました、富谷スポーツセンターでの練習合宿を受け入れ、全日本眞鍋監督、木村さおりキャプテン以下30名の皆さんが富谷本庁舎に来庁され、表敬訪問をお受けいたしたところであります。合宿中の23日には、特 別に町内のバレーボールスポーツ少年団、中学校バレーボール部の皆さんに練習を公開していただき、よき夏休みの思い出となったことと思います。
また、夏季休業中の西成田コミュニティセンターの活用について申し上げます。
8月19日に開催された第2回ベルフィーユカップに合わせ、東京のNPO地域スポーツクラブに所属するバレーボールチームが、大会参加と8月15日から19日までの間、西コミに宿泊し合宿練習を行いました。富谷中学校バレー部を初め県内のバレーボールチームと交流を行うなど、都会で育つ子供たちには、自然豊かな西コミでの活動に満足したとのことであります。
また、8月22日から25日までの4日間、東京大学男子バレーボール部、選手20名、部長、コーチの教授お二方、総勢22名も西コミを拠点に夏合宿を行い、富谷スポーツセンターや県内大学において交流試合を行いました。
いずれも、仙台ベルフィーユ諸隈監督の紹介により実現した合宿であり、西コミの活用と地域交流の促進につながり、さらなる利活用につなげてまいりたいと思います。
東日本大震災に関し申し上げます。
太子堂団地の東面道路災害復旧工事がこのほど完了し、震災後2年半経過をもって公共土木及び公共施設が完全に復旧いたしました。3.11直後から早期の災害復旧に努め、おおむね1年以内にはもとに復したところであります。
今後は、被災地からの町内転居、住宅借り上げ制度による入居者など、心のケアを中心に被災者支援に努めてまいります。
一般財源による一部損壊世帯への支援策として県内トップを切った住宅修繕支援金制度の申請総数、これは後ほど国からの特別交付税による基金が財源となりました。総数は1,446件、うち交付決定件数は1,198件であります。補助上限額10万円の補助を受けられた方は790件となります。比率で65%、5万円から10万円の上限の額、全体の85%を占めてございます。
また、修繕に要した経費の最大額は720万円。250万円以上の方、100万円以上250万円未満の方、それぞれ区分をしておりますけれども、100万円未満の方が全体の85%、これも同じ85%並ぶ数字が出ております。支援総額は1億160万円となってございます。
さて、富谷町の人口は、8月末日現在、人口5万756人、1万7,581世帯、前年同月比1,067人増、509世帯増となってございます。
それでは、平成25年度6月以降これまでの町政運営の一端を申し上げることといたします。項目は毎回のとおりでございます。
まず、教育関係です。
日吉台小学校の児童数増加に伴う日吉台小学校校舎増築工事は、6月8日に工事が着手され、来春の完成に向け現在工事は順調に進捗しているところであります。
読書活動推進につきましては、7月17日、第1回富谷町子ども読書推進委員会の開催をし、今年度の具体的な取り組み内容について協議検討をいたしました。第2回富谷町図書館を使った調べる学習コンクール、昨年度の成果を踏まえ中学生まで応募を拡大し、小学校から中学校への系統的な読書活動を推進いたします。今後とも、調べ学習を中心とした質の高い読書活動の日常的な実践と研修の充実により教職員の指導力を向上させ、子供たちの学力を含めた「生きる力」を育成してまいります。
なお、9月24日から25日の2日間、先進的な取り組みを行っている千葉県袖ケ浦市及び新宿区、荒川区を視察することといたしております。視察者は、学校長、司書教諭、町職員である学校図書館指導員、公民館地域コーディネーターの皆さん方によるものであります。
未来を担う子供たちの健やかな成長を願い、子供の可能性を伸ばす機会として開催しております「とみや子どもまつり」、第6回目の開催を迎えます。11月10日に開催することとしております。7月24日に発足した実行委員会において、第6回目となる祭り開催を「飛躍」の好期と捉え、事業内容、実施体制の協議を今進めているところであります。
全国学力・学習状況調査については、小学6年生、中学3年生を対象として4月24日一斉に実施されました。8月27日、文科省による都道府県別平均正答率が公表されたところであります。富谷町は、小学校国語Aが全国平均正答率をやや下回ったものの、その他小学校3分野は1.4点から3.2点上回り、県内平均、全国平均と比べ上位にあります。中学校は、4分野とも3.6点から4.3点上回り、小学校以上に上位にあるところであります。
今後は、結果を分析し、検証を重ねて、確かな学力と学習習慣の定着を図ってまいります。学校、家庭、地域と一体となってさらなる向上に努めてまいります。
生涯学習活動事業について申し上げます。
青少年健全育成活動においては、青少年健全育成富谷町民会議による夏休み大型店巡回指導、さらに各地区青少年健全育成連絡会の地区巡回指導を、関係団体のご協力を得て実施していただきました。
また、青少年のための宮城県民会議の研修会におきまして、顕著な取り組みが評価された日吉台地区の活動が広く県下に披露する機会を頂戴したところであります。青少年の健全育成とその環境整備に町民全体が取り組んでいただいていることに、この場をおかりし深く感謝を申し上げます。
8月26日には夏季休業を終え、1件の事故報告もなく、元気に登校いたしました。引き続き、児童生徒の健全育成にご理解とご協力をお願い申し上げます。
芸術・文化活動につきましては、第24回とみやマーチングフェスティバル、町外から3団体を招待し、9月14日、富谷スポーツセンターで開催いたします。町内全小中学校が一堂に会し、「香り高い芸術・文化の町 富谷」を町内外へ発信いたします。
さらに、宮城県民俗無形文化財「富谷田植踊り」が9月21日、山形県東根市で開催されます「子ども伝承フェスティバル」に招待参加することとなり、富谷田植踊り保存会と富谷小学校民俗芸能クラブ児童が、富谷町の宮城伝承芸能を県外で披露してまいります。
次に、6館の公民館まつりは、10月19日の東向陽台公民館を皮切りに、11月17日の富谷中央公民館「代官松まつり」まで年内実施することとして、現在それぞれ実行委員会を開催し、地域の皆様の参加など内容の協議をしているところであります。
また、平成24年度からの繰越事業となりました、富ケ丘公民館、成田公民館の太陽光発電設備等導入工事は、7月初めに着工し、9月末完了予定となっております。
次に、体育振興につきましては、成人の週1回以上の運動実施率50%を目標とする富谷町スポーツ振興基本計画に基づいて、各種事業に取り組んでいるところであります。
7月に開催したスポーツフェスティバルの内容を、スポーツ振興基本計画に沿い生涯スポーツの普及を目的とした内容とし、宮城県や黒川郡のレクリエーション協会と連携をしながら誰もが楽しめるニュースポーツを中心とした競技を実施し、好評を得たところであります。
スポーツ施設・環境の整備につきましては、富谷総合運動公園Cグラウンドトイレ前に車椅子用駐車場の設置が完了いたしました。さらに、現在、スポーツセンター1階トイレの改修工事に続き2階トイレの改修を行っており、11月に開催されるママさんバレー全国大会には、施設環境を整えて全国から多数の来町者をお迎えしたいと思います。
次に、子育て支援事業について申し上げます。
6月定例会でご審議いただいた平成25年10月から子ども医療費助成制度対象者を拡大するための準備として、宮城県医師会、仙台市医師会、黒川郡医師会に医療費助成制度の改正内容についてお知らせするとともに、各医療機関への周知に努めたところであります。今月中には、該当する全ての皆さんに受給者証をお届けできるよう準備を進めてまいります。
子ども・子育て支援法による富谷町子ども・子育て会議条例に基づき、第1回富谷町子ども・子育て会議を開催いたしました。学識経験者や子育て当事者の皆さん等のご意見をお聞きしながら、富谷町らしい子ども・子育て支援事業計画の策定に努めてまいります。
上桜木クリニック内とみや病児・病後児さくら保育室は、開所から5カ月が経過し、利用登録者は7月末で105人、利用者は54人と、昨年と比べて利用登録者で5倍、利用者で2.5倍となっております。保護者の皆様からは、子供が病気になったときでも身近な場所で預けることができ、安心して働くことができると好評であります。これからも、安心して利用できる施設として周知に努めてまいります。
とみや子育てファミリー・サポート・センター事業につきましては、社会福祉法人富谷町社会福祉協議会に委託し、10月からの利用開始に向け準備を進めております。現在までの状況につきましては、入会説明会を実施し、26名の皆さんが会員登録をされております。10月の利用開始に向け、事業の周知に努めてまいります。
健康増進事業について申し上げます。
住民検診事業については、順調に進んでおります。各公民館を会場に実施しております集団検診は、現在実施中の乳がん検診を残すのみとなってございます。なお、乳がん検診及び子宮がん検診でクーポン事業対象の皆さんには、9月1日から指定医療機関による個別検診もスタートしたところであります。
今年度から新たに実施する成人歯周疾患健診については、先ごろ仙台歯科医師会等との最終調整も整い、予定どおり10月から実施する運びとなっております。
風疹の大流行に伴う先天性風疹症候群発症予防の緊急対策として、7月1日から受け付けを開始した風しんワクチン予防接種費用助成事業については、7月末現在で140件の申請件数、うち22件が妊婦さんの旦那さんであります。風疹の流行が5月から6月をピークに全国的に減少傾向にあることから、当初見込んでおりました予算の範囲内で推移するものと考えているところであります。
原則65歳以上を対象としている高齢者インフルエンザワクチン予防接種助成事業については、今年度も、従前同様10月1日から自己負担額1,000円で指定医療機関において接種していただけるよう準備を進めております。
次に、健康づくりの一環として、地域交流、歴史探訪など多目的な大会として定着してまいりました「さぁ!歩効果・ウォーキング大会」につきましては、今年度も昨年に引き続き、西コミを発着点に10月26日土曜日に実施いたします。なお、今回は、新たにチャレンジコースを設けて、大亀山森林公園をコースに組み入れ、関係機関と協議の上、準備を進めているところであります。
食育推進事業につきましては、去る7月24日、「富谷町学校給食センター・eはーと」を会場に富谷町食育推進会議を開催いたしました。任期満了による委員の交代もあり、今後の食育推進事業の取り組みなどに関し活発な意見交換を通して多くの指導・助言を頂戴し、大変実りある会議となったところであります。
次に、国民健康保険事業について申し上げます。
第2期富谷町国民健康保険特定健康診査等実施計画の初年度となります今年度の特定健康診査は、速報値ではありますが、昨年度を260人上回る4,077人が受診され、受診率も60.6%、前年比2.8%増であります。過去最高値を更新する状況にあります。
また、今年度、新たな取り組みとして計画しております、脳血管疾患に着目した重症化予防対策として「とみや脳血管元気教室」は、関係機関との調整を終え、10月から全3回による開催日程で実施する運びとなっております。
平成23年度に税率引き下げ改定を行いました国民健康保険税の税率につきましては、今年度で3カ年が経過することから、平成24年度の決算状況及び今年度の収支状況等を踏まえながら、見直しの検討を進めてまいります。
長寿福祉事業について申し上げます。
敬老を祝う「あったか・ほっとな地域づくり事業」につきましては、6月から7月までに20地区で開催していただき、今後、敬老の日を迎える9月を中心として24地区で開催予定となっております。皆様の祝意の中での敬老祝い金の贈呈や子供たちとの交流など、それぞれの地域の特色を生かした敬老行事の取り組みに深く感謝を申し上げます。
宮城県新百歳者、百歳到達者です、知事表敬訪問事業により、9月16日敬老の日に、村井宮城県知事が、三ノ関の猪又トシさんを表敬訪問されることとなりました。町制50周年式典で特別功労表彰を受けられた猪又さんから県内新百歳者、ことしの到達者は509人だそうです、を代表して、富谷町からメッセージを発信していただける機会にもなり、改めてお祝いを申し上げます。
介護二次予防につきましては、基本チェックリスト送付者6,426人のうち、5,186人からご回答をいただき、回収率が80.8%、前年度は73.5%であり、昨年と比較して7.3%増の伸びとなりました。今後は、基本チェックリストの一定基準を満たした方を対象とする各介護予防教室への参加を積極的に呼びかけ、要介護状態への移行防止に努めてまいります。
ゆとりすとクラブ・サロン事業につきましては、支援者である地域サポーター養成研修を8月23日から4回コースで開催し、現任サポーターの支援はもとより、新たなゆとりすとサロン立ち上げへ向けて支援を行ってまいります。
昨年度から実施しております「認知症学びの講座」につきましては、町内会での開催のほか、中学生に対象者を拡大し、10月から11月にかけて富谷中学校で開催を予定しております。中学生から認知症についての理解を深め、温かく見守る地域の支援者の一員として、認知症でも安心して暮らせる地域を目指してまいります。
介護施設基盤整備につきましては、宮城県内初の開所となる複合型サービスが今年度末に、町上地区・国道4号沿いに開所する運びとなりました。この複合型サービスは、通所、訪問介護、ショートステイを一体的に提供する小規模多機能型居宅介護に加え、訪問看護を組み合わせたサービスで、医療ニーズの高い皆さんにご安心いただけるサービスを提供してまいります。今後、運営主体であります有限会社あおい訪問看護ステーションと連携を密にしながら、仮称ではありますが、「複合型サービスあおい」の円滑な開設に努めてまいります。
ことしで第14回目となる地域福祉フォーラム2013につきましては、開催日を11月23日と決定いたしました。基調講演の講師には、富谷中央病院名誉院長、元東北大学病院長、元東北労災病院長を歴任された吉永 馨先生をお迎えし、健康寿命を延ばす生き方、奉仕の心の大切さ等についてお話しいただくこととしております。
災害時要支援者台帳につきましては、民生委員、児童委員のご協力により、前年度より88名増の629名の方にご登録をいただきました。町内会との連携に努め災害に備えるとともに、災害時における要援護者の受け入れ先を確保するため、社会福祉法人等との緊急時の受け入れに関する協定について準備を進めてまいります。
平成27年から29年度の3カ年を計画期間とする高齢者保健福祉計画・第6期介護保険事業計画、並びに障がい者計画・第4期障がい福祉計画の策定の基礎とするため、郵便による返送を基本としながら、一部ヒアリングを交え実態把握調査を実施してまいります。さらに、給付実績や介護保険運営委員会、保健福祉総合支援センター運営協議会の意見も踏まえ、委託業者と連携を図りながら策定準備を進めてまいります。
次に、企業誘致について申し上げます。
企業誘致活動につきましては、8月2日、東京都内のホテルにおいて、村井宮城県知事の陣頭指揮のもと、平成25年度宮城県企業立地セミナーが開催されました。当日は、一般企業182社、283人の出席があり、独立行政法人産業技術総合研究所理事長、元ソニー会長中鉢良治氏、鳴子町出身であります、による基調講演等が行われ、その後、情報交換会において、担当職員とともに企業関係者に対して、町が作成した高屋敷地区及び成田二期北地区の2地区のパンフレット等を活用しながら、富谷町の工業用地のPRを積極的に行ってまいりました。
また、高屋敷への企業立地に向けて、地権者会の名称から組合設立準備委員会へ組織体制が整備され、町といたしましても、仙台北部道路の4号タッチによるさらなる交通環境の優位性の高まりの中、東京・名古屋方面の企業に絞り込み、積極的に企業誘致を展開しております。数社から確度の高い前向きな打診もありますので、この好機を逃すことなく、今後も積極的に準備委員会と歩調を合わせて、立地に向けた説明・誘致活動を展開してまいりたいと考えております。
続いて、町内、上桜木で仙萩庵を運営する株式会社ジオラ(べこ政宗)様が、仙台市若林六丁の目より当町の上桜木「IHミートソリューションズ」北側に、本社及び工場を移転することが正式に決定され、工場の操業開始を平成26年の1月ごろを予定し、現在建設工事が着手されたところであります。
また、みやぎ生協明石台店北側の隣接地、仮称ではありますけれどもヨークベニマル明石台店の出店計画があり、8月27日には東向陽台公民館で地元説明会が行われました。関係者の話によりますと、当該新店舗は、平成26年3月から6月ごろの期間にオープンが予定されており、店舗面積は2,120平米と伺っております。
このように、平成28年(2016年)を目途に市制移行の実現を目指すことを表明して以来、県内外の企業関係者からの問い合わせや現地視察が顕著に多くなっている現状であります。この機会を逃さず、富谷町といたしましても、企業立地に向けた取り組みを関係機関と協力をしながら強化してまいりたいと思います。
次に、農業振興について申し上げます。
農作物振興にかかるビニールハウスの助成事業につきましては、年々助成利用者も増加し、6月補正で1棟分を計上しておりました。それに加え、本議会におきましても、おんないん会会員からの申請があり、補正予算にご提案をいたしておりますのでよろしくお願いを申し上げます。
また、曲がりねぎ管理機導入事業につきましても、今年当初で1件分を計上しておりましたが、栽培に取り組む農業者からの助成申請がありましたので、あわせてよろしくお願いを申し上げます。
平成25年度の米の生産調整につきましては、国からの配分数量である1,877トン、面積換算で367ヘクタール当初に加え、80トンの追加調整を行い、最終1,957トン、382ヘクタールとなり、生産調整は達成されております。
農業者の経営所得安定対策事業への加入状況につきましては223件、個人が219件、団体は4であります。交付申請を取りまとめ、先ごろ東北農政局へ送付をさせていただきました。農政協力員の皆様方のご協力に感謝を申し上げたいと思います。
なお、8月15日現在の水稲作柄状況は、平年並みと発表され、9月中下旬に刈り取りのピークと見込まれ、本年も良質で豊作を祈念をいたしたいと思います。
昨年同様、米の放射性物質の検査が実施され、富谷町においても、米の放射性物質検査の結果が全て判明するまでの間、出荷、販売、譲渡及び贈答を自粛する旨、県より通知がありました。検査は、町内の4地点から抽出し、乾燥調整された玄米の放射性物質の検査を行い、基準値以下での場合のみ出荷自粛解除されることとなっております。なお、基準値は、従前どおり1キログラム当たり100ベクレル以下というふうな基準でございます。
観光・商工振興について申し上げます。
ことしで4年目となる「さわやか夏の味覚!とみやブルーベリースイーツフェア」、町内での認知度も高まり、回を重ねるごとに着実に定着しつつあります。ことしは富谷町ブルーベリー生産組合の設立30周年を迎えたことからブルーベリー生産組合から商品提供の申し出があり、ブルーベリーゼリーを進呈するスタンプラリーを実施し、大変好評をいただいたところであります。
また、くろかわ商工会富谷事務所では、9月4日、明日から6日まで、東京ビッグサイトで開催される第14回グルメ&ダイニングスタイルショー秋バージョンでしょうかね、2013に参加し、富谷町新商品販売全国展開・観光誘客業務で開発した新商品を全国へPRし、販路拡大を目指してまいります。
ことしで第7回目の開催となります「十三夜 魂のふるさとまつり」については、10月12日の1日開催に向けて、実行委員会、各専門部会で協議を重ねているところであります。今回の祭りは、町制50周年の記念の開催として、「感謝・笑顔・躍動」をサブテーマに掲げ、富谷町町制50年の歩みに感謝し、5万人都市として新たなステージへ歩みを進める富谷町を象徴する祭りとして、内容に創意工夫を加えながら、昨年以上のにぎわいと活気あふれる祭りを目指して準備を進めているところであります。各町内会におかれましてもランタンづくりにご協力をいただき、感謝申し上げます。ぜひ多くの皆さんにお越しをいただき、触れ合いと交流の祭りをお楽しみいただきたいと思います。
次に、全線供用開始が待たれる仙台北部道路の進捗について申し上げます。
仙台北部道路は、本体築造、舗装、料金所の各工事が急ピッチで施工されているほか、国道4号の接続部についても、とちの木地区からあけの平小学校、富谷第二中学校に通学する児童生徒の安全を確保しながら施工されているところであります。また、仙台北部道路建設促進期成同盟会会長として、平成25年度中には確実に、でき得る限り早期年内供用開始を強く要請してきたところであります。供用開始日程が示され次第、皆さんにお知らせをいたします。
町道の整備について申し上げます。
仏所太子堂中線歩道改良は、三ノ関地区佐藤病院前から終点部の国道4号接続部まるまつ富谷店までの885メートルについて、早期全線開通を目指し6月に着工しております。
穀田線歩道新設工事は、事業用地の協力があり、路線中間点付近にあたる区間、延長180メートルについて着手をいたしました。
あけの平地区北入口交差点付近、あけの平12-1号線の交通渋滞を解消するため、右折レーンを設置する予定とし、旧みやぎ生協セットセンター跡地を所有し、事業展開を予定する株式会社利久様に用地協力を得ることとしております。現在、測量調査業務により設計計画中であり、年度内完成に向けて各関係機関と協議をしてまいります。
側溝の有蓋化については、とちの木地区が終了いたしました。現在、仏所常春、太子堂、鷹乃杜、富ケ丘、あけの平地区でそれぞれ施工しております。また、7月臨時議会で議決いただいた明石石積線については8月12日に契約し、道路有効幅員を確保し、通行車両や歩行者の安全対策向上のため、10月中旬の完成を目指して着手したところであります。
舗装工事については、老朽化対策として東向陽台二丁目地区舗装打ちかえが完了したほか、年度当初より切れ目のない発注により町内一円の補修を施工いたしております。
東日本大震災により被災した公共土木施設災害復旧事業のうち、唯一残っておりました太子堂6-19号線道路災害復旧工事が8月15日をもって完了いたしました。
また、平成24年5月の豪雨により被災した沼田川、苅又川、穀田川の3河川の災害復旧事業については、8カ所中7カ所で既に完了し、残る1カ所についても年度内完成を目指し進めております。
河川の維持管理につきましては、町内14カ所の調整池等除草を実施しているほか、町内10地区の皆様方には河川愛護会を構成いただき、既に5地区の河川愛護会による河川刈り払いが終了し、良好な河川環境の維持に努めていただきました。心から感謝を申し上げます。
道路ストック総点検業務については、町内56カ所の橋梁点検、大型標識や照明灯などの道路附属物、盛り土のり面や構造物の点検及び舗装路面性状調査業務について、それぞれ委託業者により点検調査と取りまとめをただいま実施しております。
都市公園につきましては、あけの平公園案内板設置工事及び成田東公園ベンチ修繕工事を7月末に完成いたしました。経年劣化に伴う明石台四丁目第2公園遊具修繕工事及び日吉台一丁目6号緑地フェンス修繕工事につきましては、6月3日契約締結をして、9月末日完成予定として現在工事を進めているところであります。
今年度の主要事業の一つとなる富ケ丘一丁目広場整備工事につきましては、7月4日に富ケ丘南部地区の皆さんに改修内容を説明し、協議内容を反映した設計見直しを行い、入札執行の上、平成26年1月末日竣工を目指しているところであります。
また、仮復旧していたのり面に増破のおそれが懸念された明石台五丁目3号緑地のり面復旧工事を早期発注し、6月末日までに完成をいたしました。
大亀山森林公園につきましては、アスレチック遊具修繕工事、同じく階段修繕工事及び炊事場かまど修繕工事、展望広場眺望案内板交換工事、7月末までに完成し、安全快適にご利用いただいております。引き続き遊具点検業務などの実施により、皆さんが安心してご利用いただけるよう適切な維持管理に努めてまいります。
都市計画業務につきましては、仙塩広域都市計画区域区分、いわゆる市街化区域編入及び用途地域の変更、並びに地区計画の設定について、関係機関との協議調整を図りながら適正な都市計画事務に取り組んでまいります。
明石台東地区約40ヘクタールの開発事業は順調に進捗し、平成25年7月末日現在、134世帯418名の方々に居住いただいております。今後も、開発事業者に対し適切な指導・助言を行ってまいります。
清掃センターごみ焼却施設煙突ほか解体工事につきましては、繰越事業により2月の着工以来、ダイオキシン類の適切な除染などにより、8月末には煙突解体のほか附属設備の解体も終了するなど順調に工事が進み、9月末日までには全工程工期内完了が見込まれるところであります。
上水道事業につきましては、去る8月3日、水の日及び水の週間にちなみ、富谷町の水資源の現状と水源地への理解を深めていただくことを目的とし、屋上展望台を大幅リニューアルしてから2回目となる、富谷配水池シンフォニータワー展望台を一般開放いたしました。当日は、248名の方に展望いただいたところであります。引き続き「安全・安心な水」の安定的な供給に努めてまいります。なお、皆さんの要望に応え、10月5日土曜日になりますが、第2回目の開放も実施いたします。
下水道事業につきましては、繰越明許費で実施してまいりました成田第一汚水中継ポンプ場送水ポンプ電動機修繕が6月末に竣工いたしました。計画的かつ適時的確な調査点検を実施し、有収水量の向上と下水道施設の長寿命化のため維持管理に努めてまいります。
次に、安心して生活できる環境づくりに入ります。
防災関連につきましては、旧第一学校給食センターを災害時の支援物資の拠点施設と位置づけ、分散配備をしていた飲料食糧を集約いたしました。さらに、支援物資受け入れの一元管理ができるよう備蓄物資の効果的供給機能の強化を図りました。
これに伴い、各防災備蓄倉庫には、即時に必要となる投光器や発電機、毛布などの資機材を重点配備いたしております。また、あけの平公民館には、町内23カ所目となる防災備蓄倉庫を10月までに設置する予定としております。
本年4月より本格運用を開始しております防災行政無線による交通、防災、防犯に関する各種情報等を9月から、来月からは、毎時午後4時よりメロディ音として、隔月に町民歌と「ふるさと」を放送することといたしました。今後も、音達、音の達しぐあいを確認しながら、効果的な運用に努めてまいります。
11月中旬をめどに、東向陽台地区で総合防災訓練の開催を予定しております。現在、町内会や学校関係者の皆さんと具体的な訓練内容について協議を進めているところであります。東日本大震災での教訓を生かし、継続した実践となる訓練を鋭意推進してまいります。
次に、このたび、消防団の機動力向上を図るため、一ノ関、三ノ関、石積、大童、大亀の消防団5班に、新たに小型可搬ポンプ軽積載車を配備することとし、今回の定例議会において上程いたしております。ご理解のほどをお願い申し上げます。これにより、現在保有する消防ポンプ車2台と小型可搬ポンプ軽積載車1台の体制から、消防ポンプ車2台と小型可搬ポンプ軽積載車6台の配備体制となり、町民の皆さんのより一層の安心・安全と機動力の向上が期待されるところであります。
消防団員の活動は、常備消防を補完する重責を担い、火災発生時の消火活動や残り火、残火警戒、大雨による河川警戒、震災時の防犯活動など多岐にわたり、日ごろの鍛錬と非常時の出動に感謝と敬意を表します。
次に、防犯活動として、各地域での防犯パトロールにご活用いただけるよう、7月29日、防犯ベストとウィンドブレーカーを配布いたしました。地域による防犯意識高揚につながることを期待するものであります。
相談事業につきましては、仙台弁護士会、法テラスのご協力により、仙台弁護士会所属弁護士の無料相談事業を2年の継続事業として実施いたしております。月2回の相談日には法的支援を求める相談が寄せられており、町民の方々の法的ニーズはますます増加傾向にあるところであります。
交通安全関連について申し上げます。
大清水一丁目第1公園からあけの平三丁目公園間、南側から北側に向かってです。こう表現してございます。町道あけの平6-56号、通行車両が多い上、沿道にお住まいの方の大きな負担となっていることから、あけの平三丁目町内会、沿道に居住する皆さんの声もお聞きし、7月3日に外側線上へポストコーンを設置し、歩道部にロードグリーン舗装を施工いたしました。施工後は、走行車両が相互に譲り合う状況が見受けられるなど、一定のスピード減速効果が図られているものと認識しているところであります。今後も引き続き車両通行の推移を見ながら、必要な対策を継続して検討してまいります。
8月29日より、富谷小学校前交差点の信号機が歩車分離式として供用開始されました。歩行者用信号機が青色点灯の際には全ての車両用信号機は赤色点灯となり、車両と歩行者が交差しないよう設定された信号機で、黒川郡内では初めての設置とのことであります。通学児童生徒の安全に資するとともに、登下校時に通行の安全誘導にご尽力をいただいている皆さんに感謝を申し上げます。
富谷町交通安全指導隊に先ごろ2名の新隊員をお迎えし、9月1日より16名体制となりました。柳舘隊長のもと町内の交通安全にご尽力いただいており、引き続き、隊員の増員とともに指導力の向上に努め、通学児童生徒の安全確保、町民の交通安全啓発に努めてまいります。
9月21日より30日までの10日間、秋の交通安全県民総ぐるみ運動が展開されます。町では、より一層安全な交通環境の整備に努めてまいりますので、何とぞ皆様方のお力添えいただきますようお願いを申し上げます。
次に、住民との協働によるまちづくりについて申し上げます。
太子堂会館建設につきましては、現在基礎工事を終え、棟上げまで工事が進み、予定どおり11月末完成に向けて順調に進捗いたしております。
また、あけの平三丁目会館屋根改修工事につきましては、建設工事業者も決定し、修繕工事着手に向けて準備しているところであります。
次に、公文書保管書架及び防災備蓄用棚など購入設置につきましては、8月には、公文書を旧庁舎から旧学校給食センターに移設する作業をほぼ終了したところであります。今後は、旧庁舎の現状を把握し利活用の方向性を検討するための調査費用を、今議会に補正予算として計上いたしております。旧庁舎の再利用に向けて方向性等の検討を進めてまいりたいと思います。
選挙関係について申し上げます。
9月定時登録時の選挙人名簿登録者数、男1万8,466人、女1万9,412人、合わせて3万7,878人で、前回登録時より235名増加いたしております。
以上が、第2回定例会以後から現在までの取り組みの概要についてのご報告を申し上げたところであります。
それでは、今回提出しております議案につきまして、その概要を説明申し上げます。
議案第1号 富谷町一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部改正については、平成24年第4回定例会において富谷町一般職員の任期付職員の採用等に関する条例の可決を経て、4月1日施行し、同日付にて弁護士有資格者を任用し、総務部総務課にて法制執務業務を担当してきたところであります。しかしながら、業務に当たって町民向けの法律相談等を行うに当たり、弁護士法第72条をめぐり、弁護士登録した弁護士としての立場での業務遂行が求められることから、登録を前提とする額に給料月額を増額するものであります。弁護士有資格者採用後の勤務実績から、業務上、弁護士登録の必要性が生じたことに伴う所要の改正を行うものであります。
議案第2号 富谷町防災会議条例の一部改正については、防災会議に多様な視点を反映させるため、自主防災組織を構成するもの、女性、高齢者等を積極的に委員に委嘱するよう所要の改正を行うものであります。
議案第3号 平成25年度富谷町一般会計補正予算(第4号)については、歳入歳出予算の総額にそれぞれ2億3,396万9,000円を追加し、総額118億8,974万5,000円とするものであります。
議案第4号から議案第6号につきましては、各種会計の補正予算として必要な措置を行うものであります。
議案第7号 平成25年度町営宮ノ沢住宅建替工事、3工区に当たります、請負契約の締結については、当該工事請負契約の締結について議会の議決をお願いするものであります。
議案第8号及び第9号 和解及び損害賠償額の決定については、富ケ丘小学校駐車場内で,学校体育施設開放事業に参加する児童を送迎するために来場した保護者の自動車に対する損傷事故の和解をするものであります。
議案第10号 副町長の選任につき同意を求めることについては、副町長の任命について、地方自治法第162条の規定により議会の同意を求めるものであります。
認定第1号から認定第6号までについては、平成24年度一般会計ほか各種会計の歳入歳出決算について監査委員の決算審査意見書並びに主な施策の成果及び予算執行の実績概要を記した行政実績報告書を付して、議会の認定をお願いするものであります。
以上、提出議案の説明を申し上げましたが、議案審議の折にはなお詳細にご説明を申し上げますので、慎重なる審議を賜り、全案件可決いただきますようお願い申し上げ、挨拶といたします。
議長(浅野幹雄君) 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
議長諸報告は、お手元に配付のとおりです。
なお、説明員の出席要求ほか関係資料については、事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
これで諸般の報告を終わります。
これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。
議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第120条の規定により、2番菅原福治君、3番出川博一君、4番三浦邦夫君の3名を指名いたします。
議長(浅野幹雄君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
本定例会の会期は本日から9月13日までの11日間にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本定例会の会期は本日から9月13日までの11日間に決定をいたしました。
この際、午前11時5分まで休憩をいたします。
午前10時52分 休憩
午前11時05分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
議長(浅野幹雄君) 日程第3、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。17番磯前武君。
17番(磯前武君) 改めて、おはようございます。
通告に従いまして、健康づくりと健康寿命、この2点について一般質問をいたします。
一昨日の町民体育祭に参加された皆さん、大変ご苦労さまでございました。お疲れさまでございました。町制施行50周年を記念してのことしの町民体育祭は、晴天のもと、町民約4,800人の参加のもと盛大に開催をされました。
本町の町民体育祭は、東京オリンピック開催を記念して、昭和39年9月15日、敬老の日ですね、この日に富谷中学校を会場に初めて開催をされました。ことし50回目を重ね、町民の健康づくりと地域のきずなづくり、町民同士の交流の輪を広げる場として開催されております。年に一度町民が一堂に集う貴重な体育の祭典として、町民より高い評価を受けております。
ことしの大会は、町制施行50周年記念としてさまざまな工夫の跡が見られ、その努力に頭が下がる思いであります。今後の大会にも創意工夫にさらに磨きをかけ、町民のため、魅力ある大会になるよう、継続するよう、お願いするところであります。
本町は、都市化が進む現在、私たちを取り巻く環境は大きく変化し、利便性の向上や情報化の進展などにより快適な生活ができるようになってまいりました。しかし、その反面では、ストレスの増加や運動不足等の問題が生まれてきております。
このような環境の中、明るく元気で生き生きとした生活を送るためには、それぞれの年齢や体力、目的に応じてスポーツを親しむことが大切であります。心身ともに健康で生きがいのある自立した生活を送ることは、多くの町民の願いでもあります。現代社会では、平均寿命を延ばすことより健康寿命の延伸は、町と町民の望みでもあります。また、共通の大きな課題でもあります。生活習慣病予防を目指してのメタボリックシンドローム、要介護のリスクが高いロコモティブシンドローム、心の健康問題や健康をめぐるさまざまな課題が不安を増加させております。
本町の健康づくりは、生涯におけるあらゆる年齢層、地域住民との協働、スポーツ関係団体との連携を視野に入れ、明るく活気に満ちた生涯スポーツ社会の実現と健康で活力あるまちづくりを積極的に目指すべきと考え、質問をいたします。
大きな1番目として、健康寿命に関して質問をいたします。
1つ、全国、また宮城県での平均寿命、それから健康寿命の我が町の全国、宮城県での順位は何位になるのでしょうか。
2番目、今後の我が町の健康寿命を延伸する手段、手だてはどのように考えているか、伺います。
3番目、特定健康診査の受診率の状況はどうなっていますか、伺います。例えば、シルバー人材センターの会員の健康状況はどうなっているか。受診率はどうなっているか。その辺を伺いたいと思います。
大きな2番目として、健康づくりについて質問をいたします。
健康づくりについては、近年、高齢者の健康長寿が健康づくりにクローズアップされている傾向にありますが、あらゆる年齢層においても健康づくりを推進していく必要性があります。町の担当課と関係諸団体との健康づくりに関しての連携は大変重要であります。各団体と健康づくりに関しての連携をどのようにとっているか、質問をいたします。
1つとして、社会福祉協議会との連携はどうなっているか。
2つ目、シルバー人材センターとの連携は。
3番目、老人クラブとの連携は。
4番目、あったかほっとスポーツクラブとの連携は。
5番目、町の施設を利用して活動している団体・サークルとの連携はどうなっているか、お伺いをいたします。
大きな3番目として、ゆとりすとクラブ・サロンの現状と今後の活動のあり方について質問をいたします。
1番目、各ゆとりすとサロンの当初の目的を達成しているかどうか。正しいストレッチ体操の実施状況はどうですか、具体的にお伺いします。
2番目、ロコモティブシンドローム、運動器症候群でありますが、これに対するサロンの取り組み、これはどうなっているか。
3番目、健康づくりのための地域組織との連携をしているかどうか、どうなっているかどうか、この辺を伺います。
4番目、ゆとりすとクラブと社会福祉協議会との連携、これはどういうふうに考えているのか。また、連携の必要性、これはあるかどうか。この点を具体的に答弁を求めます。
以上、答弁を求め、第1回目の私の質問といたします。以上です。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁をいたします。
大分個別のデータを求める質問の内容でございますので、前段、担当課から詳細にわたって答弁をさせることといたします。それを受けてさらにまた再質問の段階で、自席のほうで答弁させていただきたいと思います。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) それでは、議員の質問のほうに回答させていただきます。
まず、健康寿命の順位でございます。健康寿命につきましては、都道府県別健康寿命ということで、国が行っております国民生活基礎調査をもとに発表されたものがございます。こちらでは、全国の健康寿命、男が70.42歳、宮城県では70.4歳ということで、全国に占める順位は宮城県は27番目となってございます。女性のほうです。女性のほうは、全国が73.62歳、宮城県が73.78歳ということで、順位は全国22位というふうな状況となってございます。
次に、富谷町の健康寿命、順位ということでございますが、市町村別健康寿命の算出、これは先ほどの都道府県別の算出方法と方法が異なっておりまして、宮城県が第2次みやぎ21健康プランを策定をしておりますが、その中で公表されておりますものから紹介させていただきます。そちらの算出方法は、要介護度2以上の認定者数をもとに算出するということになってございます。この場合ですと、宮城県の健康寿命、男が78.42歳、富谷町は79.95歳となりまして、県内では2位というふうな順位になります。女性ですが、県の健康寿命83.58歳、富谷町では85.29歳ということで、順位的には県内4位というふうな状況となってございます。
次に、今後の健康寿命を延伸させる手段ということでございますが、こちらは富谷町で昨年3月に策定をしております健康福祉あったかとみや、平成20年度から平成28年度を計画期間とします計画をつくってございます。その中でお示ししておりますが、一人一人が豊かな生きがい、豊かな生き方ができるようにしていくことが大変重要だとしてございます。平均寿命と健康寿命の差が大きければ大きいほど医療費や介護給付費などの社会保障費が増大する、これにつながりますとともに、個人の生活の質も低下するということになります。そのためには、今、議員がおっしゃった健康寿命の延伸というのが大きな課題の一つとしております。
そのためにはということですが、町民一人一人がみずから健康状態に関心を持っていただき、みずから健康づくりに取り組んでいただくという姿勢が、大変重要になってくると思います。そのためにも、町としてはそういった取り組める環境の整備、環境づくりが大変重要なテーマであるというふうに町では考えてございます。
具体的なところでは、適度な運動の必要性、食生活の改善、生活習慣病予防などの啓発に努める一方で、医療費や健診データの分析などにより、健康づくり事業の充実、例えば生涯スポーツの振興ですとか、例えばウオーキング大会の開催とか、スポーツフェスティバルの開催等もそうでございます。そういう取り組みを図りながら、誰もが気軽に運動できる機会、こういったものを設けていく。そして、きっかけづくりということで環境整備に努めながら支援していくというふうなことで、計画で示してございます。
また、特定健康診査の受診率でございます。こちらは、平成20年度の実績報告書のほうでもお示しをさせていただきましたが、全体で57.8%ということで、平成20年度から開始しています特定健康診査の受診率では、最高値というふうな状況となってございます。
また、例えば、シルバー人材センターの受診率とかその健康状況というお話がございましたが、こちらは特定健診のその実施状況の取りまとめの性質上、個別にそういった事業所の方の内容までにはちょっと及んでおりませんので、そこまではちょっとつかむことはできません。ただ、年代別とか性別、男女別、あと地区別、地区ごとにどういった状況かというのは、町として把握しているような状況でございます。
次に、大きな2番目のほうです。町当局と関係諸団体との健康づくりの連携というようなところでございます。こちらも、先ほど話しました、そのあったかとみやの後期計画ですね。後期計画に基づきまして、乳幼児から高齢者の方まで幅広く、かつ総合的な健康づくり事業に取り組んでおりますけれども、その事業を効果的に進めていくためには、議員がおっしゃるように、個人、地域、関係団体と行政の連携、協働による総合的な取り組み、地域ぐるみで取り組んでいくというのが大変必要不可欠な条件でございます。そのために、町としてはその関係の諸団体、国保の運営協議会とか、介護の評議委員会、また食育推進会議などで、各方面からその委員さんのご意見、ご助言等を頂戴しながら、議員が挙げたような関係諸団体とも情報を共有して連携を図りながら、それぞれの団体と特性を生かした取り組みにつなげていくように、町としても関係諸団体と連携を図って取り組んでおります。そこから健康づくりの輪がさらに広がっていくような仕組み、そういったところを構築していきたいというふうな考えで進めておるところでございます。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) それでは、大きな質問、ゆとりすとクラブ・サロンの現状と今後の活動のあり方についてというふうなところでございます。
1点目、各サロン・クラブの当初の目的を達成しているかというところでございますけれども、ゆとりすとクラブ・サロンの目的は、高齢者の介護予防と安心で楽しみのある地域生活の継続、さらに地域活動や生涯学習等への積極的な参加へのきっかけづくりとしてございます。
平成6年の鷹乃杜地区の開催を初め、今年度新たに立ち上がった志戸田地区を含め、今現在18カ所で開催している状況、あと年々参加者が増加している状況等を見ますと、目的に沿った事業展開がなされているものと認識してございます。
正しいストレッチ体操というふうなところなのでございますけれども、各クラブ・サロンにおきまして、サポーターさんからの要請によりまして18全クラブに、健康運動指導者が考案したゆとりすとクラブ・サロンのストレッチ体操を一つつくっております。あと、もう一つ、地域サポーター研修でも取り込んでいるドコモのストレッチング等を取り入れているというふうな状況でございます。
2番目、ロコモに対する取り組みでございますけれども、ゆとりすとクラブ・サロン事業の地域サポーター養成研修におきまして、昨年度からロコモ症トレーニングを取り入れて、今年度も継続している状況でございます。
3番目、健康づくりのための地域組織との連携というところでございますけれども、このゆとりすとクラブ・サロンは、サポーターさんたちのご支援というふうなところで、若い世代の地域サポーターさんたちの健康づくりにもつながっているものと認識しております。このため、設立に向けては、町内会長さんを初めとして役員の皆様への説明、あと活動支援のお願いなど、町内会のご理解をいただきながら活動が継続するように努めてございます。
また、地域サポーターとしては、地域の民生委員、児童委員の皆様や、健康推進員の皆様にご協力をいただいているところでございます。
4番目、社会福祉協議会との連携というところでございますけれども、地域サポーター養成研修は、ボランティアの育成あるいは受け皿である社会福祉協議会の特性を生かしまして、平成22年度より社協のほうへ委託事業として実施してございます。
また、昨年度の地域サポーターさんとの交流・情報交換によって、継続活動をするためにどういう支援が必要かということにつきましていろいろご意見をいただいておりますので、そういったご意見も踏まえて社会福祉協議会と今後も連携を強化し、地域活動としてさらなる定着が図れるように進めてまいりたいと、このように考えております。以上です。
議長(浅野幹雄君) 17番磯前武君。
17番(磯前武君) この連携というところで、余りはっきりした連携がとれているとは思わないのですが、このシルバー人材センターの件については、特にことしの夏はかなり暑くて熱中症対策、そこら辺、その担当課と、それから健康づくりのほうの、例えば長寿福祉課ですね、こちらとの連携とかそういうふうなことがとれているかどうか。これは暑いですから、熱中症対策は十分シルバー人材センターでやっておられるとは思いますが、そちらに対する働きかけはされていたかどうか、その辺の連携ですね。
それから、要介護になる危険の高い、これはロコモティブシンドロームですが、これにかかっている、ロコモになっているという町民は何名いるかどうか、その辺を調べているかどうか。
それから、認知症ですね。認知症にかかっていると思われる町民は何名いるか。その点を答弁を求めます。以上です。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) シルバー人材センターとの連携という部分で先ほど、例えば今回ですと具体的には熱中症対策というふうなところの関係での連携はというところと認識したのですけれども、直接町で熱中症予防、そういった対策に関する啓発、町民向けには確かにしておるのですが、事業所を見ますと、事業所宛てにそういった通知を出すまでには、確かに町では及んでいなかったと思います。その辺については、今後そういった事業所の特性なんかも考えながら熱中症予防などなどの啓発についても検討していきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) ロコモの方々の状況というふうなところなんでございますが、二次予防事業対象のためのチェックリストの中には、ロコモチェック7項目のうちの2項目が入ってございます。そこのところを基準として、運動機能のところでのその二次予防体操というふうな捉え方をいたしますと、279名というふうなところでございます。これは、チェックリスト5,186名の回答をいただいた方のうちというふうなところでございます。そのうち、ロコモのこのほかの5項目も追加項目として今回のチェックリストには入れてございますので、実際そこの部分も今度見ながら事業参加を呼びかけていくというふうなところでございます。
あと、認知症の方々の人数というふうなところなんでございますけれども、要介護認定者のうち認知症、あるいはその認知度の度合いがあるわけですけれども、そこのところで主治医意見書、あるいは調査員のほうからというふうなところで見ていきますと、8割強もっとの方々が、何らかの日常生活に支障を来すようなというふうなところでの捉え方なんですけれども、あるというふうな認識でございます。
議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。
2番(菅原福治君) よろしくお願いします。
それでは、私のほうからは2つの質問をさせていただきます。1つは、富谷町総合計画の前期評価と後期の計画についてお伺いいたします。もう一つは、市制移行に伴う道路・公共交通の整備について伺います。
まず初めに、富谷町総合計画関連についてお伺いいたします。
富谷町総合計画は、自立した5万人都市を目指し平成21年に策定され、今年度で5年目の節目に当たります。まちづくりの基本理念を、「幸せが実感でき、笑顔輝くあったか富谷」とし、基本構想、基本計画、実施計画の3つの構成からなっております。
基本構想は10年とし、まちづくりの方向性を定め、基本計画や実施計画の基礎となるもので、富谷町の将来像を示しております。具体的には3つ。1つ、「子供たちのための教育環境と未来を創り出すまち・すべての世代が生き生きと暮らせるまち」、2つ、「豊かな自然環境と活力ある地場産業を自慢と誇りにできるまち」、3つ、「町民と町が直接つながるあったかいまち」の3つが、町の将来像になっております。
基本計画については、前期、後期に分け数値目標を示し、富谷町の将来像を実現するものです。今年度がその前期終了に当たります。
さらに、実施計画につきましては、財源の裏づけを持って具体的な事業計画を示しており、町民ニーズなどに応じ各種施策の実現に取り組んでおり、毎年見直しを行うローリング方式にしております。財政運営については、緊急かつ突発的なことを除いては、全てがこの総合計画に基づいて進められ、町民にも極めてわかりやすくなっております。
しかしながら、この基本計画策定に当たっては、平成23年5月に地方自治法の改正により基本構想等の策定義務がなくなり、町独自の判断に委ねることになりました。しかし、町としては既に策定業務として予算化も行っており、基本構想については策定することとしております。このことは、町民に対しても町の指針として方向性を示していることであり、大変結構なことだと思います。
さて、前期計画も残りわずかとなりましたが、現在は既に前期の評価と仕上げ完成の時期に入っているのではないかと推察をいたします。これまでの間、あの予期せぬ東日本大震災に見舞われ、さらには社会・経済情勢も一段と厳しい中ではありましたが、しかし、町は安定した人口増加に支えられ、大変な中でも少々明るさ感もあり、おおむね順調に推移したのではないかと思います。一言では難しいとは思いますが、前期の評価についてお伺いしたいと思います。
次に、後期についてお伺いしたいと思います。
富谷町は、仙台市に隣接した地の利を生かし、これまで先人のさまざまな努力によって着実に歩み、ことしで町制施行50年を迎えたところです。そんな中、後期計画策定に当たっては、一昨年の震災の影響とか、また市制移行が確実な中、基本構想の見直し、変更などはないのかについてもお伺いしたいと思います。
また、あわせて、待機児童や子育てへの課題、高齢者支援等を初めとした後期計画の重点施策についても伺いたいと思います。
何はともあれ、後期計画策定に当たっては今後さまざまな課題が予想されますが、今、私たちが市制移行をにらんだ大きな場面に立っていることを喜ばなければならないと思います。
そこで、以下の質問をいたします。
1つ、改めてお伺いしますが、総合計画策定の狙いはどこにあるのか。
2つ目、前期計画の評価と課題についてお伺いいたします。
3つ、後期計画策定に当たっては、基本構想自体に見直し、変更はないのか、お伺いいたします。
4つ目として、後期計画の重点施策、主要事業の方向性についてお伺いいたします。
1つ、子育て関連について、待機児童数は。待機児童解消の施策は何か。解消時期はいつか。
2つ目、教育関連につきまして、いじめ・虐待の防止策は。また、発生した場合の指導体制はどうか。
3つ目、高齢者関連につきまして、高齢者が安心して暮らせるための支援体制の充実について。
4つ目、生涯スポーツ関連につきまして、町営パークゴルフ場建設の取り組み時期についてお伺いいたします。
5つ目、町道の整備と有蓋化については計画的に進められているのか、お伺いいたします。
6つ目、市制にふさわしい文化センター施設、図書館等を含むの建設についてお伺いいたしたいと思います。
7つ目、農業後継者定着のための、魅力ある新たな地場産業の掘り起こしについてお伺いいたします。
8つ目として、平成28年4月市制移行に向けた現在の状況と今後の進め方についてお伺いしたいと思います。
次に、大きな2点目ですが、市制移行に伴う道路・公共交通整備についてお伺いいたします。
昔からまちづくりの根幹は道、道路交通網だとも言われてきました。本町の施策の柱は、「教育と福祉の充実」「住環境と都市基盤の整備」「産業振興と町の活性化」を挙げており、これらを実現するためには、道路・公共交通網の整備が不可欠であります。
県内でも、道路の代表的なものとして、仙台市中心部を走っている東二番丁通りを初め、青葉通り、定禅寺通りなど、あのスケールの大きい道路幅と、杜の都を象徴するケヤキ並木、あれは、終戦当時に復興計画道路としてつくったと言われております。今考えれば、何と先見性があったのかと驚くほどでございます。
さて、町長は、ことしの年頭所感に当たり「感謝・熟思・気宇壮大」を掲げ、これからのさらなる50年に向けての心意気、意気込みを語り、大変感銘を受けたところでございます。これは、まちづくりにおいては、それくらいの並外れたスケールを持って道路・公共交通ネットワークづくりに臨み、将来、未来に対して禍根を残さないための覚悟と思い、今後の道路・公共交通網を考えていかねばならないと思います。
現状は、我が町を走る国道4号とそれに接続する町道、さらには南部地域での交通渋滞、今、至るところで交通量がふえ、それらを改善するためには、新たな都市機能としての道路交通網を整備する必要が急務と考えます。
具体的には、今後の新設道路の計画は。民間バス、町民バスの今後の活用は。それから、大量輸送の考え方について、将来的には地下鉄延長をぜひ進めるべきと思いますが、町の考えは。現実的には鉄軌道なのか。周辺自治体等を含め、どのように進めていかなければならないのか、お伺いしたいと思います。恐らく研究・検討されているとは思いますので、将来構想についてお伺いしたいと思います。
1つ、町道富ケ丘・明石線(富谷高校付近)の慢性的な交通渋滞と、混み合い始めてきた富谷南部地区の現状を、将来どのように考えているのか、お伺いいたします。
2つ、これから新設される都市計画道路、または町道の計画について伺います。
3つ、泉中央までの輸送を宮城交通バスに依存しておりますが、料金が高過ぎる等、また、町民バスの泉中央駅乗り入れが、慢性的な課題とされております。町として抜本的解決策が見出せないのか、質問いたします。
4つ目、仙台市地下鉄泉中央駅以北の延長構想について、富谷町の態度と町長の役割は大きいと思います。重要なことは、仙台市並びに黒川4カ町村、とりわけ富谷町住民一丸となって推し進めることが大切だと思います。現在の状況と、夢のある将来構想についてお伺いいたします。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
まず、内容のテーマの大きさと多岐にわたるというふうなこととありますので、概略を申し上げ、詳細については、それぞれの用意した担当課から答弁もあわせて申し上げることといたします。
総合計画につきましては、先ほどここで議員がお話しされたとおりでございます。要求では制度としてありました、必須としてありました。しかし、改正によってその義務が外れました。こんなふうな内容でございます。しかし、計画ですので、それぞれ何も方向性がないまま1年を過ごす、あるいは数年過ごすというふうなわけにはまいりませんので、極力従前のスタイルを踏襲しながら今後運営してまいると、このような方向で進めてまいりたいと思います。
5年前に今をどのように予測するかと、あるいは30年前に今をどう予測したか、今を基準にして30年後をどう見込むかと、こういったところをやはり常にこう行ったり来たりしながら、そして、また町民の皆さんの声に耳を傾けると、こんなふうな形でこの7年取り組んでまいったところでございます。
長期計画、まず平成19年度からと申し上げてよろしいでしょうか。19年2月11日からですが、19年度から町政を担っておるというふうなことでございます。そんな中で、2年間の準備を経て、21年から10年計画を立てましたというふうなことです。一方では、線引きの取り組み、富谷町約5,000ヘクタール、50平方キロ、5キロ10キロのこの町域をどのように町民の皆さん、町のために利用するかと、これらも私どもの課題です。自由に使えそうで使えないのですね、この富谷町については。都市計画法でこうすっかり網がかかっているというふうなこともあって、自由度が非常に低いというようなこと。これはいろいろ理由があってのことであります。そんなこともありまして、制度が始まって第6回目の線引きが19年から始まりました。19、20、21、22の4年がかりで、結果、明石台の開発を許可します、告示されますというようなことで今に至っております。その翌年が震災でした。予想したわけではございませんが、そのような中で、今、被災地の皆さんが富谷町に次の住まいを求めて明石台七丁目、成田を中心としたところに集中していると、このような現状も皆さんご認識のとおりでございます。
そのようなことで、そういった5年、10年のスパンでの長期計画、そしてまた土地利用。したがいまして、次の土地利用は26年から、来年からになります。6、7、8、9と、この4年がかりで29年に最終のその先の5年、10年の富谷町の土地利用について、宮城県との交渉がいよいよ本格化するというふうなことで、そのことも含めて今25年運営をしていると、このようなことでございます。
そのような中で、一つ人口のフレームを申し上げれば、5年前に今をどのように予測したかと言いますと、5年前に今の時点は5万1,000人と予測しています。5年前に今の時点。現状、先ほど申し上げましたように5万711人、ほぼ近似値ですね。世帯数も、5年前に今を1万7,500世帯と予測しました。同じくその現状は、1万7,545、これは予測を上回ると。こんなふうな状況で、ほぼ確かな状況の中で5年前に5年先を見越したと、こんなふうな状況です。したがいまして、今のこの計画も、私が描くこの5年先等も含めて、かけ離れた数値でない中で今進行しているというふうなところでございます。したがいまして、策定の狙いについては、今申し上げましたとおり、どのような制度であろうともやっぱり計画、そして、その進む段階、方法、方向性、そういったものをしっかりと固める。そして、また町民の皆さんにご理解をいただく。そんなふうな方向の中で、折々柔軟に変更を加えながら進めていくというふうなこととなります。
したがいまして、2つ目の前期評価と課題というふうなことを申し上げれば、おおむね5年、10年を描いた中で今現状進行しているのではないかというふうに思います。
そういう中で23年の震災、度でいえば3.11ですけれども、年度単位でいえば23年度、24年度、この2年度についてはやはり一定の停滞の時期であったなというふうな認識をいたしました。したがいまして、あったときの町政運営の4年と、このないときの4年とで多少その方向性なりスピードの違うものになっていたのではないかというふうに思いますけれども、そこを今立ち戻っても仕方のないことでありますので、2年を終えて、そして、先ほど冒頭で申し上げましたように、一定の修繕、復旧を終えましたので。宣言とは申し上げませんでしたけれども、復旧の宣言を申し上げるとこんなふうなことで、一定の皆さんの被災者支援を含めながら、なおスピードを上げた、前進に向けた取り組みが必要だと、こんなふうな思いでおります。
3番目も見直しの変更。大幅な見直し、現段階では想定してございません。
4つ目については、とりあえず担当課から細かい答弁を後ほどさせますので、それを受けて、またお答えを申し上げます。
大きな2つ目、道路交通網、市制移行に伴うというふうなことで、前段頭がつきますけれども、市制移行でなかろうが、やはりこれは必要なものは必要として整備をしていかなければならないというふうなことであります。したがいまして、現状認識、富谷高校前付近とか、いや、富谷全体のその南部の団地部を中心として将来予測認識は、全く同じでございます。これも広報等で紹介しておりますけれども、人口予測、30年前に今を予測しました。それは、富谷町を予測以上の状況の中で今に至っています。今をもって、2010年をもって、2040年、30年先を予測しています、もう研究所がですね。これをもって全て今政策も動いているところですけれども、富谷町は約25%増となりますと、5万8,000人ぐらいと想定されます。この30年間で350%ほど増加した富谷町にして、この後の30年は25%ぐらいの増加と、全体の人口減少というふうな社会の中に、富谷とてその例外ではないというふうなこと。減るか減らないかとすれば、ふえる自治体の一つだというふうなことになろうかと。自治体くくりもそうですし、この富谷を含む黒川圏域、仙台圏域、このかいわいにやはりおのずと人がこう集まる、集積する、コンパクト化していくという、そういうふうな位置づけにあるのではないかというふうに30年後、50年後は確実にいませんけれども、思うところでございます。
そんなふうなことで、間違いなく富谷町の今の現状、そしてまた、もう一つのいい内容は、15歳から64歳までの生産年齢人口が減らない自治体、全国に15しかないそうですけれども、この中の富谷も上位5番手の中に入るほどの、いわゆる活力のある年代が継続して30年来減らない自治体の一つだというふうな予測も出ているところであります。
将来的にというふうなことで今を向けてでき上がったところの状況を、いかに手を打つかと。全く真っ白なところに線を引く状況ではありません。既にもうでき上がってしまったところにどのように対応していくかというふうなことの対応となりますので、これらについては十分吟味していくというふうなことに尽きようかと思います。
新設される道路等については、後ほど担当課から申し上げます。
3番、4番についてですね、これも従前からずっとこの間、議会あるいは町民の皆さんともども議論、話題として出ているところでありますので、町民バスのとりあえずの宮城バス乗り入れというふうなあたり、従前から要望しておるところでありますけれども、なかなか壁が扉が開かないという現状でございます。
延伸構想については、当然のことながら仙台市の東西線終了後、2015年です、それ。2015年東西線開業というふうなこととなりますので、それにあわせて富谷町の北部延伸というのは当然のことであります。そのような中で富谷町が今なすべきことは何かということになれば、やはり企業の集積であったり、それぞれの富谷町に関心を向けていただく、民間の事業者が富谷町に積極的に参加・参入をいただく、こういうふうなことでの集まりをつくることで、日常の公共交通の利用者のまた増加、一定の数が見込めるというふうなこととなりますので、そういったところに今、意を用い、注力している現状でございます。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) それでは、私のほうから第1の質問の問い4、教育関連の学校教育課及び生涯学習課関連の質問についてお答えを申し上げます。
まず、学校教育課関係のいじめ・虐待の防止策。または、発生した場合の指導体制についてでございますが、各小中学校に、いじめ防止対策の全体計画のもと委員会を設置しております。また、平成24年度より教育委員会内に教育相談室が設置され、福祉部と連携を図りながら対応に努めているところでございます。また、教育委員会で設置しております教育相談員、心の教育相談員、スクールカウンセラー、スクールガードリーダーなどとの情報交換に努め、学校関連機関、保護者等と連携を図りながら、効果的、適切に対応をしてまいりますとともに、今後とも支援の強化を継続してまいりたいというふうに思ってございます。
続いて、生涯学習課関連のご質問についてお答えを申し上げます。
後期計画の重点施策につきましては、23年度に策定いたしました富谷町スポーツ振興基本計画の推進でございます。主要事業につきましては、スポーツ振興基本計画で掲げました25の基本政策を進めてまいります。パークゴルフ場建設につきましては、後期計画の主要事業としての位置づけではなくて、スポーツ振興基本計画の中のスポーツ施設の整備・充実の中で、町の取り巻く社会環境、財政等を踏まえまして、必要な施設の整備の中で今後検討してまいりたいというふうに思っております。以上でございます。(「文化センターはいいですか」の声あり」)
議長(浅野幹雄君) 次に、企画部長。
企画部長(荒谷敏君) それでは、1問目の総合計画に関してお答えさせていただきます。
まず、総合計画の狙いについてというところでございますが、これについては、先ほど町長が申し上げたのが基本で進めさせていただいております。また、議員がおっしゃったとおりの内容で現在進行しているところでございます。そこで、特に狙いというものにつきましては、自治法の中に、総合計画を定め、議会の議決を求めて、市民・町民に周知することというのがありますので、それに基づくことが最大でございますが、それに加えて、まちづくりの方向性、特に近々の10年間の分を示すということが、まず狙いとして定めているところでございます。
そのほか、個別の中の問い4の、私のほうの部署では、市制にふさわしい文化施設というところでございますが、市制に関する文化施設については、さきの議会等でもいろいろ一般質問をいただいているとおり、お答えしているとおりでございますが、実際に直接伴う施設ではないということは前々から申し上げているとおりでございます。
しかしながら、町民の皆さんからの総合計画策定時のアンケート調査でも、第5位のランクで必要とされるというのもありましたので、それも含めながら文化的施設、恐らく文化ホール、図書館などが値すると思いますが、それについては市制移行の要件とはなっておりませんけれども、加えて皆様の意向もありますので、それについては現在も検討課題としているところでございます。
次に、市制移行についての状況でございますが、冒頭に町長が説明させていただいたとおりのことで、事前にうちの企画部署と、宮城県でいいますと市町村課がその部署に当たりますので、事前の協議ということで正式な申し入れをしてスタートしているところでございます。
そのほか、特別委員会で説明したスケジュールのとおりこれから進めていくようになろうかと思いますが、さきに8月に町長が上京いたしまして、総務省のほうへもご挨拶をしながら、次は、県と総務省の関係で協議が進められていきます。我々は、それに付随するいろいろな資料を提供しながら、国勢調査後、速やかに市制移行できるような体制を整えていくということが、今最大のテーマとなっているところでございます。
具体的なスケジュールは、前回の資料としてご提示した内容で今進めているところでございます。以上です。(「2問目の(3)、町民バスの乗り入れ」の声あり)
それでは、2問目の市制移行に伴う公共交通整備のほうの(3)に当たりますけれども、泉中央までの町民バスの乗り入れ、これにつきましても、議会一般質問でいろいろ質問をされているとおりで、いろいろな法に基づいて運行しております。宮城交通さんが富谷町の正式な公共交通ということで、本来1社運行されているところでございますが、これについて平成14年ごろに皆様の声を受けて、コミュニティバスという形で富谷町もバスのほうへ参加したと、そういうことになっております。いずれも道路運送法に基づいて4条の乗り合いバスというくくりで走っておりますが、片や宮城交通さんは路線バス、こちらはコミュニティバスというくくりでその中も分かれております。コミュニティバスについては、特に既存バス路線と重複しないというのが法で明記されておりますので、前々から申し上げたとおり、本来であれば宮城交通さんが走っている路線、ましてや同じバス停にコミュニティバスがとまることは本来はできないバスなんですが、そこは宮城交通さんのご配慮をいただきながら、町内に限り重複路線を認めていただいているところで運行しております。
しかしながら、泉中央駅までの延伸となると、向こうは営利事業でございますし、こちらはどちらかというと福祉的な要素のバスでございますので、宮城交通の同意は得られていないのが現状で、前々から申し上げているとおり、現段階では泉中央への町民バスの乗り入れは不可能となっております。
しかしながら、皆さんから宮城交通さんの料金が高いというのは町のほうにも届いておりまして、それについては宮城交通へ情報交換ということの場を通していろいろお願いしておりますが、宮城交通さんもどちらかというと県内全域を網羅して、一部細分化して営業しておりますが、富谷町だけの路線で収支を賄ってはおりませんということで、どちらかというともうかっているところ、もしくは赤字路線、そういうのを抱えながら運行しているので、なかなか難しいということをおっしゃっておりますが、町としては、町民の皆さんの意向ですので、常に伝えているところでございます。
次、あと4問目の地下鉄につきましては、先ほど町長が申し上げたとおり、町としては平成5年に、黒川郡内4町村と宮城県が入りまして、緑の未来産業都市くろかわ建設推進協議会というものを設立しております。その中の協議会の最大の目的は、大量交通輸送機関を郡内へ引っ張ろうというのが最大の目的で、現在も協議を進めているところです。一部、東日本大震災の影響を受けて中断しましたが、ことしから再度復活ということで協議が再開される予定になっております。会長職は町長がなっておりますので、そちらを最大限活用して、今まで蓄積してきた研究成果もございますので、何とか延伸を図れるように、町、郡内、県、あとは仙台市さんの協力を得ながらこれから進めるようにしております。仙台市へ申し入れをしておるのですが、今は東西線がまだ開業しておりません。それが終わった後にまた協議に参加いたしますという回答もいただきましたので、平成27年の東西線の開通後にまた申し入れをさせていただいて、県、仙台市、黒川郡内、あとは北部工業団地の民間企業の皆様、そして、あとは富谷町民の皆さんの力をかりながら、何とか大量輸送機関を町内のほうに引っ張れるような研究をさらに深めていきたいと思っております。以上です。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 町道の整備につきましては、富谷小学校西側の学校前線歩道改良が平成21年度に完了し、旧国道4号であります仏所・太子堂中線が、本年をもってほぼ完成するほか、町道穀田線が今年度で72%の進捗率となる予定でございます。
また、役場から富谷ゴルフ場までの穀田・三ノ関線について、実施に向けまして再調査を開始したところでございます。
側溝の有蓋化につきましては、本年度、太子堂、仏所常春、それから、とちの木、富ケ丘、鷹乃杜、それとあけの平の一部で実施しておりまして、東向陽台地区につきましては、平成24年度をもって、開始後19年を経まして全て完了となっております。
有蓋化の整備につきましては、学校や公園などの公共施設の周辺、または、特に地域から要望のあった場所から施工をしているところでございます。また、これまで有蓋化のほうを優先して舗装復旧、50センチの復旧としておりましたが、老朽化が著しい古い団地部分からということで、昨年度から東向陽台地区で全面舗装を施工しているところでございます。
2番目の今年度の道路の予定というふうなことで、都市計画道路は、都市の骨格と円滑な交通環境を形成する上で重要な役割を果たしていると考えております。新市街地によります発生集中交通量を、効率よく道路ネットワークによって処理していくというようなことが重要な課題となっております。現在、先ほど申し上げました穀田・三ノ関線、それから明石台東地区から仙台の泉松陵までの宮沢・根白石線ですか、それから、成田地区北端からの七北田・西成田線、それから、あけの平一丁目地区から役場前の県道まで抜けます穀田・大沢線と、4路線がまだ未整備路線となっております。最後の穀田・大沢線につきましては、現在山のままでございまして、なかなか市街化、今後難しい状況で、今のところ見通しが立っていない状況でございます。そのほか3路線につきましては、今後の市街化の動向を見ながら、実施に向けて関係機関とまた協議をしてまいります。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
午後0時03分 休憩
午後1時00分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
午前中の質問に対し答弁を続けます。子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) それでは、最初の質問の問い4、後期計画の関係の待機児童のところでございます。富谷町総合計画の前期目標では、平成20年4月1日現在の待機児童数47人を平成25年4月にはゼロ人とするという目標としておりました。この間、入所定員の拡大に努め、平成20年4月の入所定員410人を平成25年4月には790人といたしました。しかしながら、待機児童の解消には至っておりません。今年度、子ども・子育て支援事業計画を策定するに当たり、子供を持つ保護者の方を対象に子育て支援に関するニーズ調査を実施いたします。この調査では、潜在的な保育ニーズにつきましても調査することとしており、その結果を受け、富谷町子ども・子育て会議に諮り、子ども・子育て支援事業計画を策定することとしております。このことにより、将来的には待機児童の解消は図られるものと考えております。富谷町総合計画の後期計画策定におきましては、以上の内容を十分に反映した計画づくりに努めてまいります。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 同じく高齢化のところでございます。介護保険事業計画並びに保健福祉事業計画を策定いたしまして事業を推進してまいります。
議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) では、ご質問の農業後継者定着のための魅力ある新たな地場産業の掘り起こしについて申し上げます。
町では、特産品としてブルーベリーの栽培を推進し、ブルーベリー生産組合とともに、生産開始の昭和58年から支援に努めてまいりました。以降、ブルーベリージャムを初め、ゼリー、黒酢、ジュースなど、さまざまな商品を開発し、ゆうパックで全国に発送されるようになりました。富谷町の特産品として認知度は高まってきております。
ブルーベリーに関する町の事業としましては、消費拡大を目的に開催しているブルーベリーフェア、ことしで4回目となり、大分好評を得ているところです。また、ことしからブルーベリー専任アドバイザーを委嘱し、栽培技術の向上と生産拡大を目指して進めているところです。新商品を全国に展開する第14回グルメダイニングスタイルショーが、9月4日から6日まで、東京ビッグサイトで開催されます。ことしも、ブルーベリーなどを使用してつくられた新商品4点を全国へPRするとともに、販路拡大を目指し参加いたします。今後も富谷町の特産品としてのブルーベリーを広くPRし、栽培の拡大と消費拡大に努めてまいります。
農業後継者につきましては、平成23年ごろから、若い世代が産地直売組織のおんないん会に入会しています。現在も6名の青年が野菜栽培に取り組んでおり、町の畑作振興事業のビニールハウス助成事業などを通して若い農業者へ支援してまいります。
そして、昨年からおんないん会では、昔ながらのトマト、ポンデローザトマトの加工技術に取り組んでいます。現在も商品化に向けて試作しているところです。富谷町の新たな地場産品の発掘になるよう期待しているところです。
今後もより一層農業技術の向上を図るため、農協や農業改良普及センターと連携を図りながら農業振興に努めてまいります。以上です。
議長(浅野幹雄君) これより菅原福治君の質問は一問一答により行います。2番菅原福治君。
2番(菅原福治君) それでは、総合計画の狙いなんですが、狙いとしては、町民なり我々議員に対して、目標なり方向性が示されているわけですね。本当に町の勢いが感じられていいことだと思います。これからさらによろしくお願いしたいなと思います。
評価の中ですけれども、前期の中で4部体制というのがスタートしたと思うのですが、その辺の具体的な評価についてお伺いしたいのですが。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 行政の組織のほうの目標になると思うんですけれども、そちらのほうの以前は課単位で行っておりましたが、部を引いたことによりまして、ある程度同じ目標を掲げた課が1つの部になっておりますので、意思決定過程であったり、町長の進むべき方向なり、その部としての取り扱いが進むようになりましたので、課単位のときに比べれば、数段行政のあり方としては進んできたと思っております。
議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。
2番(菅原福治君) わかりました。
それでは、少し具体的にちょっとお聞きしたいと思います。
後期計画の策定に当たって、前期計画とやり方なり手法において何か大きな相違点はあるのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 現在は基本構想というのは10年スパンで持っておりまして、こちらのほうは平成30年までの計画を進めております。それを前期と後期に分けまして、5年、5年でやっております。大きな目標としては10年間の目標を掲げておりますので、後期計画を策定するに当たっては、先ほど目標値も若干挙げておりますので、そういったものの経過措置を見ながら後期計画のほうへ進んでいくと、そういった取り組みで進めております。
議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。
2番(菅原福治君) 今回、後期計画の中で市制移行が実施される予定になっていますが、この市制移行を踏まえて、県なり等からいろいろ権限委譲の事務が発生すると思うのですが、その辺は後期計画の策定の中にはどのようにされているのか、お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 権限委譲等に関しては、現在も、こちらの総合計画に載っているとおり業務の遂行をするのみでございますので、それが県の分野か町なのかというぐらいしか変わっておりませんので、そういったものは今の計画のほうにもう権限委譲については進めますということで取り扱っておりますので、個別業務でそういうものが出てくるものと思っております。
議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。
2番(菅原福治君) これは、そうすると、後期計画の中で市制を挟んで前期とか後期とかって分かれるわけではないんですね、お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 現状では、現在の基本構想の後期分を策定するということになります。それは、先ほど町長も申し上げたとおり、前期と後期で大きく違っているのが、東日本大震災をまず経験しましたので、防災関連のところは特に取り組み方を明記しなくてはいけないと。あとは、市制も目指すことも明確になっておりますので、そういった分野も行政推進の中で取り上げていくと、そういった形で今考えているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。
2番(菅原福治君) アンケートについてちょっと質問します。多分やっぱり住民も町民も大分時間が経過して、意識なりが変化してきていると思うのですが、後期に当たっては、その町民からの意見反映、アンケートなんですけれども、それはとられる考えはないでしょうか、あるんでしょうか、お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 後期計画の策定に当たってのアンケート調査は、現在のところ具体的なところは考えておりません。特に町政懇談会を最近各地域で行っておりますので、じかにそういったところの意見を踏まえながら町の考えを示して、さらに意見交換を挟んで後期計画のほうへ持っていくというような、そういった考えでございます。
議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。
2番(菅原福治君) それと関連するんですけれども、目標値ですね、その辺はどうなる。現状値とその目標値というのは、今まである前期でも示されておりましたけれども、後期についてはどのように表示されるのか、お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 現在の総合計画のほうでは、おおよそ15課52の目標を数値としては掲げております。現在はその目標値がどの程度達成されたか。また、既にもう達成されているのもありますし、まだ劣っているのもあると思いますので、そういったところを今分析を進めているところです。それを、さらに後期のほうへ反映させるというふうな考えでございます。
議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。
2番(菅原福治君) わかりました。
あと、後期については、前期で出されたダイジェスト版、前期は好評だったと思うのですが、その辺の発行は考えられているのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 前期のときも、あわせて10年分の基本構想ということでダイジェスト版を発行させていただきました。当然、後期計画も策定しておりますので、まとまったら、議員の皆さん初め町民の皆様へ向け広報とみやも使いながら、あと、冊子についてはちょっと改めて検討させていただきながら進めたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。
2番(菅原福治君) それでは、子育ての部分ですね、待機児童についてお伺いいたします。
先ほど定員800名近くだという話がありました。今、国のほうで、アベノミクスの中で女性の戦力化ということで、待機児童解消に躍起になっているように見えますが、その中で待機児童解消の加速度プランというのが出ていると思うのですけれども、我が町ではその辺の活用。先ほどもいろいろ取り上げておりましたけれども、特段その加速度プランを採用するかどうか。考えているのであれば、どういうふうなのを考えてあるか、教えていただきたいのですが。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 先ほど申し上げましたとおり、待機児童については、なかなかその前年度の待機を見合う保育所を設置しましても、実際待機児童の解消には至らないというところがあります。ですので、今回のニーズ調査では、潜在的なニーズを把握するというところが大きな目的になっておりますので、その数値によりましてこれからの推進計画というふうなことを考えております。その中で、加速度プランが必要であればというところになると思います。
議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。
2番(菅原福治君) ぜひ加速度プランを利用しまして待機児童解消に取り組んでいただきたいと思います。
それでは、高齢者支援体制についてですが、支援体制ということで、中身ではなくて入り口の部分なんですけれども、今現在は富谷町は高齢化率は確かに低いですが、5年後ぐらいになりますと2割ぐらいにはね上がると聞いています。約1万人ぐらいが65以上の人口になるのではないかなということを聞いておる中で、私もちょっとわかりづらいところがあるんですけれども、誰がどんな状態でどんな事業のどの支援を受けられるかと。事業が政策なり結構多いので、その辺、どの支援を誰がどのようなときに受けられるかというような、本当にお年寄りにわかりやすいような高齢者支援用の冊子みたいなのを作成されてはいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 現行でも高齢者のガイドブック、障がい者もですけれども策定してございますので、その見直しをかけて、よく皆様のほうに周知をしていきたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。
2番(菅原福治君) ぜひ、わかりにくい部分がありますので、僕が先ほど言うように、誰がどんなときにこの制度を利用できるんだという部分も検討して入れていただきたいなと思います。
それでは、生涯スポーツということで、パークゴルフについてですが、私はこれも以前から質問しておりまして、私は前向きに今捉まえているのですけれども、それは言ってみればですね、お年寄りからは、本当に会うたび、もう年寄りには時間がないんだと、町長も恐らく聞いていると思うのですけれども、時間がないのでとにかく一日でも早く決断してほしいんだと。そんな部分で、本当にもう一回、町長にその時期を明確にちょっと意気込みを含めて回答いただきたいなと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 声の届きぐあいは同じでございましてね。ですから、そういう意味では必要性を十分認識していることと。高揚っていうあたりも十分伝わっているところでございますので、どちらにしましても、やっぱり先ほど申し上げましたように、23、24、震災の何かややペースダウンしていた状況がありますので、早い時期にというふうなことで、そう遠くない時期に方向性をお示しできればなというふうな思いではいるところです。
議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。
2番(菅原福治君) よろしくお願いします。
それでは、町道の整備と有蓋化についてご質問します。
町道の整備ですね、毎回予算化、また補正予算等で町道の整備、毎回出てくるんですけれども、私も町民から、具体的にいうと富ケ丘の方とかあけの平の方から、いつやってくれるんだというふうな部分も聞きます。やっぱり見ますと、距離が短くて、この調子でいたら本当に何年かかるかわからないというような部分がありますので、ぜひスピードを上げてほしい。予算ももちろん伴うことでしょうけれども、今の3倍ぐらいのスピードでぜひ取り組んでいただきたいと思いますが、その意気込みをお聞かせいただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 東向陽台地区の一部分で完了しているところでございます。現在、先ほども申し上げましたが、古い団地、太子堂、鷹乃杜、富ケ丘、そして、今年度は一部ほかの工事の関係で、あけの平地区の局部的なこともやっております。富ケ丘地区については、住民要望の強かった路線を追加して施工しているというようなことで、とにかく古いところから先に先にということで、極力財源も確保しながらやっていきたいという考え方でございます。以上です。
議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。
2番(菅原福治君) スピードを上げていただきたいなと思います。
それでは、農業問題についてお伺いしたいと思います。私は今ここでTPPをやろうとは思いませんけれども、確かに今、私は日本は本当にまだまだ農業と漁業の国だと思います。特段我々富谷町においては農業は大事ですし、今後も守っていかなければならないとも思います。ただ、しかし、そこに過保護になってはまずいなと、農業政策も。そういうふうには思っております。そこに積極的なせめぎ合いの部分がないと、案外過保護になったりします。
そういった中で私のお聞きしたいのは、富谷町においては米があり、あと、先ほどからありましたけれどもブルーベリーということで、特産品がございます。これはこれで、ブルーベリー、米は、今までの取り組みの歴史という部分がありますので、それはそれでわかりますが、加えて、プラスこの商品だけはほかの町に負けないというふうな、ブルーベリー以外ですよ、そんな何か栽培農家が多く取り組めて、栽培期間が長くできる特産物をぜひ開発できないのかなと。それをブランドとして立ち上げて、ブルーベリーと一緒に売り込むと。真の本当の意味でのブランドという部分をいまいちちょっと薄いような感じがしますので、富谷のブランド化というような部分の商品の開発を進めるべきではないかなと思います。そのことが後継者育成、また高収入につながって、そのことが後継者育成につながるというふうな部分を思っておりますので、ぜひこの辺のお考えをお聞かせいただきたいなと思います。
議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) このブルーベリーのほかということなんですが、先ほど言ったように、おんないん会さんがトマトですね、加工のほうに力を入れています。まだ商品化にはちょっとほど遠いのですけれども、ことしも研修されて、また9月にも加工のほうをやってみるということですので、その辺に期待しているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。
2番(菅原福治君) それでは、交通問題に飛び、質問をしたいと思います。
泉中央までの輸送問題でございますが、先ほどもこれはありましたけれども、やっぱり料金の問題と乗り入れの問題について、恐らくしょっちゅうしょっちゅう宮城交通には行かれていると思うのですけれども、本当に青臭い言い方かもわかりませんけれども、何度も、もう日参するほどじゃないですけれども、それくらいかけて毎回毎回宮城交通にアタックすることによって、そういった交渉をすることによって、何か打開策が出てくるんじゃないかなと。確かに営利企業ですので、営業損害になるというふうな部分ではわかるんですけれども、何かやっぱり打開策、結構時間がかかっていますので、ぜひその辺のいま一つ宮城交通に猛アタックしていただきたいなと、そのことによって打開策を見つけていただきたいなというふうに思っておりますが、その辺の決意をお伺いしたいなと思います。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 宮城交通への要望というのは、料金のほうですか。それとも、町民バスが行けるという。
議長(浅野幹雄君) 反問ですか。
企画部長(荒谷敏君) ちょっと確認を。
議長(浅野幹雄君) 確認の反問ですか。
2番(菅原福治君) 料金、ダイヤ含めてですね。
議長(浅野幹雄君) 一問一答ですから、一問ずつ。
2番(菅原福治君) 料金ですね。
議長(浅野幹雄君) 料金の問題。
企画部長(荒谷敏君) 料金につきましては、先ほど申し上げたとおり、成田からですとおおよそ350円、往復行くともう1,000円近くなっていくということで、確かに私どもも、あの距離感、あの乗っている時間から見てもやはり若干高いんじゃないかなと思って、今までもいろいろお話をさせていただきましたが。それは先ほど申し上げたとおり、宮城交通も富谷町だけのその路線ルートで行けば、もしかすると料金は下げられるかもわからないのですが、相対的に営業エリアっていうものでやっているので、それを国から許可を受けて料金も決めていますと。そういったところで、町からの要望ということで事あるごとに皆さんの意向はお伝えさせていただいております。さらに、今後もそういった声は、町長への手紙でも若干いただいたりしておりますので、そういった機会を捉えながら宮城交通さんのほうへはいろいろとお願い事をさせていただいていきたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。
2番(菅原福治君) それでは、宮城交通さんですね、乗り入れの交渉というか、その辺の、今、宮城交通さんとしてはやっぱり営利ということで渋っていると思うので、その辺については今後どうされるのかをお伺いしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 乗り入れにつきましても、先ほど道路運送法に基づくお話をさていただいております。そういったところで、最大は、営業として行っている宮城交通さんの同意があれば行けるということまでは来ておりますので、ただ、その同意をもらうにはやはり相当なハードルが高いということになります。逆に乗り入れたとしても今の町のバス4台で運行しておりますので、今度そこからのこの営業を考えた場合の町としては、その料金体系であったりダイヤの構成、そういったものの問題になってくることはあろうかと思います。そういったところで、宮城交通さんとはどこかで接点を設けて、負担のない乗りかえをして泉中央へ行けるようにということで、今、富谷ジャスコ店さんをお借りして、あそこでは結節していただいております。
あとは、これも、町のバスは入札によって委託業者を決めております。例えば、これが宮城交通さんが委託先になれば、もしかするとどこかで接点を設けて、便宜上乗りかえの必要なく行ける可能性もあるんじゃないでしょうかということで、町としてはいろいろな方向性を考えながら、交渉しながら進めているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。
2番(菅原福治君) 今の部長の回答の中で委託先をかえるというの、これは今の契約ですと何年までの契約になっているのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) これは1年ごとの契約行為で行っております。
議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。
2番(菅原福治君) では、その辺の考えはやっぱりどうなんですかね。こちらから働きかけるようになるんでしょうか。宮城交通がそれを察知して申し込むということになるんでしょうか。その辺、何かいいヒントだなというふうに感じますので、その辺ぜひ進めていただきたいなと思います。質問じゃございません。
それと、変えまして、地下鉄延伸について質問いたします。今の仙台市の東西線の開通後の状況が結構試算として示されておりますし、仮に開通しても大変だというふうな部分は、我々にも聞こえてきています。また、北のほうに開通を例えばしたにしても、例えば町長が言われるように、採算面がどうなのというふうな部分で考えますし、本当に我々の目の黒いうちにどうなのかなというような部分でも思っています。そんな部分は大体皆さん共通しているんじゃないかなとは思いますが、それはそれとして、先ほど、緑未来協議会の会長を町長はされているというふうな部分で、それらとあわせて、これから正式な延長の協議会、延伸協議会みたいなのがこれからまたできると思うので、そのときには、我が町なり町長は、本当に先頭に立って4カ町村を引っ張っていっていただきますように、本当に積極的に先頭を切って、延伸についても、いろんな4カ町村の決め事についても先頭を切って引っ張っていっていただきたい。その意気込みを町長にお伺いして、終わりにしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 鉄軌道の延伸については、全く思いは同じだと思います。そういったことを、先ほど申し上げたように15年というふうな一つの節目もありますので、継続していることは間違いございません。緑未来で20年来継続した取り組みがありますので、そういったところをベースにしながら、新規に立ち上げ云々の要もなく、継続して存続しておりますので、そういったところをベースに、立ち上がるべきときはというふうなことのタイミングを見計らっているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) 今回、私は通告書に従い、大きく2つについて質問いたします。
初めに、町内のごみ集積所について質問いたします。
町内の団地は、昭和40年代から民間企業より造成され、開発された時代により現状の集積所の敷地・形状はまちまちで、平成24年第1回定例会での「町のごみ集積所」の答弁では、昭和56年12月の開発指導要綱制定以降に施工業者にごみ集積所の設置をお願いし、また、鳥獣防止措置等の設備を含んだごみ集積所は、成田団地開発以降、施工業者のほうにお願いしているとの答弁がございました。また、ごみ集積所整備事業に関しては、平成23年度に創設し、助成をしていますとの答弁でございました。
前回、ごみの集積所形状等の調査においても、開発時期、開発業者により異なり、旧町内や昭和56年度以前に開発された団地、地域等などは、ごみ集積用地もなく、道路や側溝、空き地などを利用し集積所の看板等を上げ、移動可能な簡易的集積所を設けたものが見受けられます。
他市町村を見ても、近年に造成された団地等は別ですが、県内の市町村などは、道路や側溝上にごみ集積所の看板、また鳥獣防護設備もなく、ごみが集積されているのが多く見受けられます。
町内のごみ集積所に関して、現状はほとんど町内会で維持管理しており、また、地域によって相違があります。集積所の使用住民により当番を決め、清掃や当番ノートに記入を行い、きれいで使いやすいごみ集積所にしております。
そこで、質問いたします。
1つ、町内ごみ集積所と集積施設の総数を伺います。
2つ、ごみ集積所の敷地及び設備所有者をお伺いいたします。
3つ、ごみ集積所は各町内会と維持管理についての取り決めがあるか、お伺いいたします。
4つ、富谷町ごみ集積所整備費等助成事業をお伺いいたします。
次に、既存照明からLED照明を質問いたします。
街路灯・防犯灯の照明器具がLED照明に順次取りかえられており、省エネとともに町内道路が明るく、防犯等、町民の安全・安心に貢献することが多く期待され、さらに、庁舎内の照明もLED照明にする計画もあります。また、既に取りかかっていると思います。
防犯灯・街路灯、街路灯というのか道路照明灯というのですか、それを含めた防犯対策費としまして、平成24年度、約6,000万円ほどの予算がつけられております。防犯灯・道路照明灯の維持修繕や新設についての課題も多くあることと思い、お伺いいたします。
1つ、街路灯・防犯灯の町内設置数を伺います。
2つ、現状使用されている街路・防犯灯のワット数と新LEDのルーメン数を伺います。
3つ、1基・1灯当たり、7月の電気料金に換算した旧灯とLEDとの差額を伺います。
4つ、今後、街路・防犯灯をLED照明に切りかえる計画をお伺いいたします。
5つ、庁舎内照明のLED照明について、現状と今後の計画をお伺いいたします。以上です。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) ただいまの質問に答弁を申し上げます。
個別な内容が大半でございますので、担当課から答弁をさせ、その後、再質問等でお受けいたしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 初めに、建設部長。
建設部長(鴇謙一君) それでは、私のほうから2問目の既存照明からLED照明というような質問についてお答えします。
まず、1番目、街路灯と防犯灯の町内の設置数でございますが、平成25年3月末時点で、街路灯が1,895基、防犯灯が2,940基でございます。
ワット数とルーメン数でございますが、街路灯につきましては55ワットから400ワット、それぞれいろんな数があるのですが、55というのはちょっと下の歩道に近い2基だけでございまして、ほかのほとんどが100ワット以上のものでございます。防犯灯につきましては、蛍光灯のものが36ワット、それから水銀灯が40ワットと50ワット、LEDなんですが、昨年から順次LEDに交換しておりまして、ルーメン数は1,360ルーメンでございます。
それから、1基当たりの電気量の差といいますか、既存のものについては蛍光灯、水銀灯ですね、これは1月1基333円、それからLEDは1月156円ということで、177円の差額でございます。
今後の予定ということでは、防犯灯につきましては、昨年からLEDに順次切りかえております。また、器具の老朽化や破損した箇所については、修繕部分について順次新しい照明器具、LEDに取りかえております。この街路灯につきましては、現在の道路附属物の点検というようなことで、路上等全ての点検をしております。現在のところ、支柱等については、東向陽台地区等で一部路面等の近くにさびが入っていますよね。小便の害によって倒れかけているものからについて順次交換していたところでございますが、灯具自体、LEDは、まだ道路照明灯については結構普通の水銀灯の倍ぐらいの値段がしております。今後の点検を踏まえて、順次交換できるものは交換していくという考え方でおりますので、ご理解いただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀郁雄君) 私のほうからは、ごみ集積所の関係ということでございます。
まず、1番目といたしまして、集積場所と、それから施設の総数ということと、2つ目の敷地及び設備の所有者という点でございます。1番目と2番目関連がございますので、あわせてご説明を申し上げます。なお、集積所につきましては随時開設、それから閉鎖がございますので、直近の台帳をもとにご説明を申し上げます。それから、番地などにつきましては、帰属を受けた専用のごみ集積所の用地ということでございますので、それは町の所有が明らかではありますが、一方で、固定した集積所を持たないところということにつきましては、その場所の特定が現実困難なために、所有区分については必ずしも特定しづらいという背景がございます。したがいまして、およその所有区分ということでご了承いただきたいと思います。
まず、場所としての総数は812カ所。うち町有地につきましては、728カ所となっております。そのほか私有地などの町有地以外が84カ所になります。それから、施設設備の件なんですが、総数といたしましては712カ所、うち町所有が238カ所。一方で、町内会などの町所有以外が474カ所という内訳になってございます。
それから、3番目のごみ集積所の件で各町内会と維持管理についての取り決めがあるかということでございますが、維持管理に関しての44町内会との個別の書面による取り決めは、今のところございません。
それから、4番目になります。富谷町ごみ集積所整備費等助成事業というところでございます。この制度につきましては、従前からの町内会全額負担による整備に対しまして、経費の一部を助成することによりまして、さらに衛生的で利便性の高いごみ集積所の整備を促進しようというものでございます。この制度化に当たりましては、あらかじめ町内会の地図上をこちらで伺うとともに、現地調査を経て、平成23年の8月に制度化したというものでございます。その概要につきましては、大きく4つに区分いたしまして、名称につきましては、先ほどの助成事業の補助金交付要綱という要綱が基準となっております。それから、補助対象の経費につきましては、町内会が行うごみ集積所の修繕、または更新、あるいは新設ということに要する経費でございます。
それから、3番目の補助対象の施設につきましては、町内会が使用し維持管理するごみ集積所となっております。補助率につきましては、修繕の場合は2分の1以内、更新、それから新設の場合は3分の2以内という基準になってございます。実際の助成の計算、補助金の計算に当たりましては、これらに基づきまして、対象となる事業費をもとに個別に要件を勘案して補助金額を算出するということでございます。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) これより山路清一君の質問は、もとい、財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) それでは、大きな2番の5問目についてご回答を申し上げます。
まず、庁舎内の照明器具の現状でございますが、平成22年11月に、交流ホール等のダウンライトをまずLED化しております。太陽光の発電とあわせまして整備をいたしました。これにつきましては、財源、ニューディール基金を活用して整備をしたところでございます。
今後でございますが、本年度におきましては、1階と2階の蛍光灯を全てLED化することとしておりまして、既に工事を発注し、11月30日完成の予定となってございます。残りの議場を含めた3階部分、それから地下の部分、こちらにつきましては、来年度の予算を確保いたしまして整備をしたいと思っております。こちらも財源につきましては、宮城環境交付金を活用しまして実施したいと考えております。これをもちまして、交流ホールのスポットライトを除きまして、庁舎内全てLED化ということで計画をしております。以上です。
議長(浅野幹雄君) これより山路清一君の質問は一問一答により行います。12番山路清一君。
12番(山路清一君) 初めに、町内のごみ集積についてお伺いいたします。
先ほど、町内のごみの集積の関係、個数を話されました。町所有と、それから町所有以外の箇所のお話がございました。その中で、集積所の施設がないところとか、それから鳥獣防止装置、ネット等の置いてないようなところは何カ所ぐらいあるか、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀郁雄君) 設備のないところといいますと、こちらのほうといたしましては、防虫ネットのみある場合は、こちらとしては先ほどの設備にはカウントしておりませんので、そうしますと、ネットのみですと100カ所ございます。それから、もう一つが。
議長(浅野幹雄君) 山路清一議員、一問一答ですから、一問ずつやってください。12番山路清一君。
12番(山路清一君) 集積施設のないところ。例えばそのままのところに置いておくようなところがあったら、お伺いしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀郁雄君) 施設がないところといいますと、そのネットしかないところとして100カ所。ですから、ネットも何もないというところは把握してございません。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) それでは、次なんですけれども、先ほど集積所整備事業についての答弁がございました。その中で、更新事業について、平成23年度は4件、24年度は2件に補助金のほうを出していると思うのですけれども、こちらのほうの、わかれば町内会、どちらのほうに出したか、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀郁雄君) 24年度2件の更新という、(「わかれば23年度も」の声あり)23年度につきましては、更新4カ所、それから、24年度が2カ所ということでございますが、内訳なんですが、24年度の更新につきましては、東向陽台第一町内会と明石台第六町内会の2カ所。それから、23年度につきましては、更新が4カ所ございまして、あけの平一丁目町内会、それから、大亀町内会と町下町内会、それから、ひより台二丁目町内会の4カ所。以上です。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) 補助金を交付していると思うんですけれども、屋根更新とか、集積所新設、かご更新やっていますけれども、この内容というのはどのような内容か、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀郁雄君) 更新事業の内容でございますが、24年度につきましては、主に集積所の金網の更新、この金網でできている集積所の更新ということが2件と、23年度につきましては、屋根が2件、それから、集積所そのものの新設として2カ所という内容になってございます。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) 屋根の修繕をなさっているのですけれども、屋根の修繕はどちらのほうですか、お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀郁雄君) 23年度につきましては、ひより台二丁目と、それから、あけの平一丁目の屋根の更新ということでございます。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) 次に、修繕事業についてお伺いいたします。補助金の交付件数が、24年度に10件ほどなされております。こちらはどちらのほうの町内会のほうでなされたか、お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀郁雄君) 24年度のネット修理、修繕関係10件ということでございます。鷹乃杜町内会、それから大清水一丁目町内会、それからあけの平二丁目町内会、大清水二丁目町内会、上桜木町内会、日吉台二丁目町内会、明石台第二町内会、これで10件ということで、今8町内会ですか、10件の内容でございます。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) 次に、ごみ集積所敷地の設備所有者は、先ほどの答弁で富谷町と答弁がございました。また、町内会との維持管理についての取り決めがないという話がございましたので、お伺いいたします。
町内会の町内会館につきましては、普通財産の貸し付けによる使用貸借契約書の締結がきちんとなされております。ごみ集積所関係も、産業廃棄物法に基づけば、行政財産と考えられます。この辺についてお伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀郁雄君) 町内会館などにつきましては、もう使用貸借契約書を締結してございます。この使用貸借契約書につきましては、民法の規定に従った契約でございまして、あと、町内会館につきましては、貸し出すということを前提に普通財産として契約をしているという内容でございます。一方で、ごみ集積所につきましては、行政財産という分類になりまして、これは民法のように使用貸借という使用契約ではなくて、行政財産ですから行政処分としての貸し付けということになります。したがいまして、町内会館と同じように使用貸借契約というような手続を踏むというものとは、また別個のものというふうに解釈してございます。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) そうしますと、そのごみ集積所関係については、会館とは別の考えで、そういう契約書がなくてもよろしいという考えでよろしいのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀郁雄君) 使用貸借契約という概念では必要ないと思います。ただ、その維持管理について書面で明らかにしておいたほうがよいだろうという場合につきましては、必要に応じて両者でお互いに話し合いをしながらまとめるという方法。あるいは、44町内会全体にかかわることとすれば、一つ一つの書面の取り交わしということではなくて、町としての要綱などを整理するというのも一つの方法かなと思いますので、どういう方法が一番よろしいか、これもあわせていろいろ検討しなくてはいけないのかなというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) では、そのようにひとつお願いします。
それと、次に、団地の造成時期により多少の集積所の形態が変わっておりますので、今後とも集積所施設の整備されていない箇所も含め、今後の町の対応策をお伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀郁雄君) まず、これから新たに開発ですとかの新規の集積所の設置のケースにつきましては、いろいろこちらの基準などもありますので、それに基づいていろいろ協議をしながら、必要な指導なり協力をいただくという方法があろうかと思います。それから、現在使用していただいている集積所につきましても、よりよい集積所、使いやすい集積所というような意味合いで、地域の実情に合った形、運営、維持管理をしていただくための助成事業の有効な活用などを図っていただきながらというふうに思いますので、これからまたいろんなご意見をいただきながら、調整をしながら進めていきたいなというふうに思ってございます。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) 次に、LED照明についてお伺いいたします。
日吉台というか大富の団地は、道路1本でもみじと、あと日吉台に分かれております。もみじの1つの通りを全部LED照明にかえたところ、非常に明るくなりまして、その明るくなったのがよかったなと思ったんですけれども、余り明る過ぎるという苦情が入ったというようなことも聞いてます。で、富谷町のほうでも、今話があったように、防犯灯をLED照明に順次かえているというような状況です。今までかえたところに関しまして何か苦情とか、そのようなのが入っているかどうか、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 現在苦情はございませんで、私の地区でも同じようにかえてほしいというご要望が多いようでございます。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) 最後の質問でございます。そのように早くLEDにかえられれば、私もよいと思います。先ほどの答弁の中で、議場を含めた最終的なLED照明関係が、今1階、2階のほうを年度内にやりまして、来年度は議場まで含めたやつでやるというふうな話ですけれども、その辺を再度26年度中にはできるのかどうか、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 先ほども申し上げましたけれども、一応財源といたしまして、宮城環境交付金、こちらの財源を確保しながら事業を推進していきたいと思っております。25年度はこの環境交付金を活用できました。26年度も活用できる見込みでございますので、予定どおり進めさせていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) この際、午後2時5分まで休憩をいたします。
午後1時54分 休憩
午後2時05分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
16番永野久子君。
16番(永野久子君) 私は2件質問をいたします。
まず、1問目は、要支援対策など在宅介護の充実・強化について質問いたします。
安倍政権は8月21日、公的介護・医療・年金・保育の諸制度を大改悪していく手順を定めたプログラム法案の骨子を閣議決定いたしました。介護につきましては2014年、医療につきましては2014年と15年に、法案を提出する日程を盛り込んでおります。
介護保険に関しては、要支援の人を介護保険の給付対象から外す要支援切りや、一定以上の所得がある人の利用料を2倍に引き上げ2割にする、また、要介護1と2の人を特養ホームから締め出し、今後は入所者を中程度と重度の人に重点化するなどが打ち出され、さらに、施設の居住費、食費を軽減する補足給付を縮小するという内容です。
しかし、介護サービスを使って在宅などで面倒を見ている人たちの多くは働き盛りで、要支援を介護保険の対象外とすることは、家族を介護するために仕事をやめる介護離職者の増加など、高齢世代のみならず、高齢者を介護している現役世代を直撃する深刻な問題となります。また、一定の所得がある人の利用料を2倍に2割に倍増するということも、生活を維持できない高齢者を生み出します。さらに、現在、特養ホームに入所している要介護1と2の人のその6割が、介護者がいない、介護困難、住居が狭くて居場所がない住宅問題を抱えているなどという理由であり、2割の人が、認知症などによる判断力の低下・喪失というのが理由となっています。つまり、要支援1、2の人を特養入所の対象外とすることは、これら8割の入所者を施設から締め出すということになってしまいます。
この政府の方針を知った住民の中に、今大きな不安の声が広がっています。ある60代後半の女性は、要介護2の夫を在宅で介護しておりますが、もし利用料が2倍になったら、経済的に負担し切れない。夫のデイサービスはやめざるを得なくなると心配しております。この女性は、「家事一切のほかに、庭の草取り、冬は雪かきなどを全てを自分が担っている。あちこち体に故障が出ているが、自分が倒れたら夫の面倒を見る人がいなくなると思って、頑張っている。毎日安定剤を飲み、薬を持っていないと不安な状態で、介護するほうが精神的にまいり、鬱病になってしまいそうだが、週3回のデイサービスがあるから、何とか在宅でやっている。もし利用料が倍になれば、デイサービスは続けられない。そうなれば、夫本人だけではなく、介護をしている私自身も共倒れになってしまうのではないか」ということを言っておられました。
また、要介護1、2の人が特養に入所できなくなるということも、介護の将来を暗くしています。要介護2の母親を働きながら1人で介護している30代のある女性は、この方の場合、ごく最近要介護2から3に度数が上がったということでしたが、この30代の女性は、「自分が働かなければ暮らしていけないので、毎日母親をデイサービスにお願いしている」と言いますが、仕事を終えて帰宅すると、母親の介護に追われ、結婚どころか自分自身が息抜きをする時間も、介護の相談会や勉強会に出る時間もない状態です。現在、特養ホームに入所を申し込んでいますが、「要介護1、2の人が特養ホームに入所できなくなれば、自分のような境遇の人はどうすればいいのか」と言っておられます。
要支援1、2の人は、単身高齢者や高齢夫婦が自宅で辛うじて生活できる程度の方たちです。この方々を介護保険の給付対象から外すことになれば、介護予防サービスによって軽度の段階で自立を維持し、要介護にならずに踏みとどまっている現状から、重症化へと大きく進んでしまうことが心配されます。
富谷町では要支援の人が増加傾向にありますが、政府の方針では要介護1、2の人へのサービスは市町村に丸投げされる可能性が高いなど、行政にとっても深刻な問題があります。
安倍政権による介護サービスの切り捨てと負担増は、住民の暮らしをさらに追い詰め、介護保険に対する信頼を根底から崩すものとなりかねません。介護保険、最初の制度設計からその後どんどん制度そのものが、サービスそのものが悪くなるという今の状況では、もはや保険の体をなしていないという声も出ております。自治体として、要支援の保険外しや、利用料の負担増、軽度者の特養からの締め出しなど、介護保険の大改悪をやめるよう国に対して厳しく要請していく必要があります。
また、昨年4月の介護報酬改定に伴って、生活援助サービスの効率化が進められ、時間区分が、これまでの30分以上60分未満、60分以上という区分から、20分、45分の時間軸を基本に、20分以上45分未満と、45分以上に再編され、介護報酬が2割近くも引き下げられました。そのため、利用者、家族、そして施設にとっても大きな困難が生じています。
生活支援の現場でのサービスというのは、利用者への声がけや会話によって高齢者の心の安定が図られたり状態観察が行われたり、特にひとり暮らし高齢者や認知症高齢者、障がい高齢者にとっては、コミュニケーションや会話は極めて重要になっています。ところが、生活援助時間短縮によって、この大切なコミュニケーションが削られ、高齢者の心身の状況に大きな影響を与えています。毎日の清掃や買い物という生活の質にかかわるサービスの低下も問題です。
内閣府の世論調査、平成22年度に実施されたものですが、この世論調査では、国民が「自分自身が介護を受けたい場所」という場合の設問についても、また、「家族に介護を受けさせたい場所」という設問に対しても、今住んでいるところ、「現在の住まい」だと答えた方が4割近くで、最も多くなっております。自分の家で、在宅で介護を受けたいということが国民の望みであるなら、国も自治体も、在宅介護サービスの一層の充実・強化に向けた取り組みを強める必要があるのではないでしょうか。改めて、在宅介護サービスに関して以下質問いたします。
まず、現在実施されている要支援1、2の人への保険給付・サービスの取り組みについて、どのような効果・意義があるというふうに町長は認識されていますか、伺います。
第2に、要支援1、2の人が介護保険の対象外とされた場合、どのような問題が生じると認識されていますか、伺います。
第3に、首長として、市長として、要支援の保険外しをやめるように国に強く要請していくお考えはありますか、伺います。
第4に、在宅の認知症高齢者に関して、介護する家族の労働・生活実態に即したきめ細かな対策が必要ではありませんか、伺います。
第5に、在宅援助時間短縮によってコミュニケーションが削られたとの声が多く聞かれます。利用者、住民への影響をどのように把握していますか。また、どのような対策を講じていますか、伺います。
第6に、在宅で介護を受けている、また、行っている住民の声や要望を受けとめるために、行政の訪問活動の強化を図るべきではありませんか、伺います。
第7に、この項目最後ですけれども、地域包括支援センターは、介護保険の第1号被保険者6,000人に対して1カ所と規定されております。町は、保健福祉総合支援センターのほかに、平成24年度、富ケ丘・日吉台の生活圏域に新たに1カ所委託増設をしました。しかし、包括支援センターは住民に密着した施設として機能させるべきで、さらに増設が必要だと考え、当局の対応を伺います。
2件目の質問として、成年後見制度の現状と今後の課題について質問します。
成年後見制度は、平成12年、介護保険制度と同時に施行され、認知症や知的・精神障がいなどで判断能力などが不十分な人の財産管理や日常生活での権利擁護などを行う重要な役割を担っています。一方、制度開始から既に13年が経過しているにもかかわらず、後見を受ける人、被後見人の選挙権は、ようやく今回の参議院選挙において実現したばかりですし、親族後見人による財産の着服や弁護士など職業後見人による不当な報酬額の取得など、後見人による事件も相当数に上っています。高齢者や障がい者の権利を守る制度として成年後見制度の役割が増す中で、制度の一層の周知と認識の共有が求められていると考えます。
今回ここでは法定後見制度に限って質問したいと思いますが、成年後見制度を利用したいときは、本人の住所地にある家庭裁判所に後見等の開始の審判を申し立てるとされています。申し立てのできる人は、本人、配偶者、4親等以内の親族、検察官などのほかに、身寄りのない高齢者などの場合は、市町村長も審判の申し立てができます。申し立てを受けて家庭裁判所が審議を行いますが、審議を開始する際には、原則として本人の精神状況を医師などが鑑定し、障がいの程度や生活状況などを確認して、裁判所が後見人を選任するというのが大まかな流れと理解をしております。
成年後見制度において市町村長は、身寄りのない高齢者などにかわって後見等の開始の申し立てを行える立場にあるとともに、富谷町第3期障がい福祉計画、これは平成24年3月に策定されておりますが、それから、富谷町第5期介護保険事業計画、これも同じく平成24年3月に策定しています。この2つの事業計画の中に位置づけられている富谷町社会福祉協議会による法人後見の実施についても、行政としてのかかわりを持っています。
そこで、まず、成年後見制度の意義と役割について、また、制度が抱える課題について、町長はどのように認識されていますか、伺います。
また、この間、町長による後見の申し立ては何件あったのか、その理由・状況の特徴は何かを伺います。
さらに、後見人等に対する報酬など、必要な経費を負担できないために成年後見制度が利用困難となる方に対して、成年後見制度利用支援事業がありますが、富谷町での利用状況はどうなっているか、伺います。
2点目として、富谷町社会福祉協議会による法人後見を実施するに当たって、その役割及び位置づけをどう認識されているのか。また、進捗状況と課題、運用開始の時期、人的体制・環境整備、町の支援の具体的な内容について伺います。
3点目として、法人後見制度を運用する際の実務等の具体的内容と流れ及び社協の経費について、どのように予測しているのか、伺います。
最後に、法人後見を開始した後、被後見人への十分なケアが必要と考えますが、どのような体制で取り組んでいくか、伺います。以上です。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
初めに、介護保険に関する内容であります。
1つ目であります。平成18年、介護保険の改正がありまして、これまで要支援であったものが1と2に区分され、予防給付によりサービスが提供され、ケアマネジメントも地域包括支援センターで担当することとなり、要介護状態の移行防止に着眼点が置かれたと、こういうふうな一定の変更があったというふうなことです。対象者自身、残存機能、自分でできることは自分ですると、そういったことを伸ばしながら、自立に向けた取り組みが強化されてきたと、このような中で現状に至っているとの認識であります。
2つ目と3つ目をあわせてお話し申し上げます。
今ありましたように、社会保障制度改革推進法、平成24年の8月22日の施行です。それにあわせまして、このたび25年8月21日、社会保障制度改革を行うために必要な制度上の措置というふうなことで閣議決定され、その中の一つに、要支援者への支援の見直し、既に新聞等で報道されたとおりです。しかしながら、社会保障制度改革国民会議の報告書に示された新たな地域包括推進事業等の概要が現段階では示されておりませんので、これ以上、現段階での私の立場で答弁申し上げる内容はございません。
4つ目は、後ほど担当課からといたします。
5つ目、削られているとの声が多いということでありますけれども、担当する部局とのやりとりからしまして、その声は届いておらないというふうなことでありますので、後ほど具体的な内容をお示しいただきながら深めたいと思います。
6つ目は、担当課からといたします。
7つ目は、包括支援センター、今2カ所というふうなことで、6,000名を超えてというふうな、大くくりではそうですけれども、地域ごとのバランスというふうなこともありまして、行く行くは2カ所から3カ所という方向性は描いているところです。したがいまして、西部地区、「いちい」の内に地域包括支援センター2つ目として設置をいたしました。富ケ丘・日吉台圏域7つの行政区、そして、その他従前からの保健福祉総合支援センター、こちらは今、表向き1つに見えますけれども、将来的には、富谷・あけの平圏域の23行政区、もう一つは東向陽台・成田圏域の14行政区、こんなふうなところをくくりながら定めながら、現状3つの生活圏域を考慮しながら高齢者等の増加状況を見きわめて、その増設の時期を考えてまいるということといたします。
次に、大きな成年後見制度でありますけれども、現状13年がというふうなこともそのとおりでありますが、恐らく周知不足で利用が低いのか、あるいはその他の理由のものなのか、件数やら利用状況等々、現状も後ほど申し上げます。
2つ目の社協とのいうことでありますが、地域福祉の推進機関、富谷町におきましては有力な機関でございます富谷町社会福祉協議会、法人後見に最もふさわしい実施機関であるとの認識でございます。富谷町社会福祉協議会において、これまでも日常生活自立支援、通称「まもりーぶ」と呼んできた事業です。権利擁護事業に実際に取り組んできておるというふうなこと。何もない中で今に至るのではないんですね。認知症高齢者の増大などの社会状況を踏まえながら、平成24年度、前年度より、社協の事業計画の重点目標に権利擁護強化事業を掲げていただいておるところです。
そして、また法人後見、組織の一員として連携強化することができるため、援助の内容が広範囲にわたる場合にも複数人で対応することが可能なことや、後見期間が長期にわたるケースでも継続的な支援が可能となるため、これから高齢社会に果たす役割はご指摘のとおり大きいとの認識でございます。
3つ目は、後ほど申し上げます。
4つ目ですね、十分なケア。社会福祉協議会と検討した中で、町や社会福祉協議会の専門職同士の連携及び成年後見サポート推進協議会による指導・助言により支援を進めていく予定としております。
5つ目、これまで、ケアマネジャーや介護サービス事業者、対象者のご家族などを対象に、制度の仕組みなどについて研修会を開催してまいりました。今後も、支援者や対象者の会への研修を継続するとともに、広報等で広く町民の方々の周知に努めてまいりたいと思います。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) それでは、1番目の(4)のところで、認知症高齢者に対してのきめ細かな対策が必要ではないかというふうな点でございます。
16番(永野久子君) 済みません、ちょっとよく聞き取れないので、ゆっくり大きな声で。ゆっくり、はっきりと。
長寿福祉課長(安積春美君) 問い4番、(4)番のところでございます。介護サービスそのものは、その対象者の方々のニーズを把握し、当然家族状況を踏まえた上で自立支援の視点のもと策定されましたケアプランに基づいて提供されておりますので、その作成のかなめとなります、そのケアマネジャーとの連携を図っておりますので、今後もそれを継続していきたいというふうに考えてございます。
(6)番です。6番で、在宅で介護を受けている方々の住民の声・要望を受けとめるためにというふうなところでございます。介護保険制度におけるその在宅のケアマネジメントのかなめとなりますのは、当然、要支援者は地域包括支援センター、あと、要介護認定者は居宅支援事業所のところが主のかなめになってございます。地域包括支援センターは、そのケアマネジャーを指導・助言する立場にもございますので、折々サービス担当者会議等での連携を図る必要時、その訪問等を強化しております。
あと、町の独自の取り組みといたしましては、認定の介護調査の場合、認定調査項目のみならず、その方々の生活実態を把握して必要なサービスにつなげるというふうなことで、調査員さんのところにはそういった実態把握のところもお願いしているところでございますので、現行の取り組みのほうを継続してまいりたいというふうに考えております。
大きな2番目の問い(1)の市町村長申し立ての件数等の状況でございます。市町村長申し立て件数は2件でございます。ご夫婦でして、それぞれということなので2件です。ご夫婦とも認知症があり、判断能力に欠け、同居家族がいらっしゃるのですけれども、この方々も適切な判断ができるような状況じゃないというふうなところで、市町村長申し立てに至っております。
成年後見制度利用支援事業の利用状況ですが、今申しました市町村長申し立て2件、あと、申し立て支援というふうなことで5件です。親族の後見が1件、第三者後見の支援に至った方が4件というふうな状況でございます。
問い3です。法人後見を運用する際の、実務の具体的内容と流れと社協の経費というふうなところでございます。実務の具体的な流れのところは、現在この法人後見に向けて社協と協議を重ねておりますので、検討しているところでございます。社協の経費につきましても、おおむね現行の職員体制で実施可能というふうな、現段階では社協のお話でございますので、今現在では新たな経費というふうなところは設計できておりません。当然、社協に支払われる実際の報酬そのものは家裁で決定されますので、その分は社協のほうに入るというふうなところになります。以上です。
議長(浅野幹雄君) これより永野久子君の質問は一問一答により行います。16番永野久子君。
16番(永野久子君) まず、在宅介護の問題ですけれども、町長のご答弁で、今回のその政府のプログラムに関して、内容がまだ明らかではないので現時点では答えられないということでしたけれども、明らかに案として出ているわけですから、この案について、もし富谷町で実施されたらどうなるのかということとともに、そうならないようにしたいというふうに考えているのか、やむを得ないと考えているのか、この点の町長のお考えを改めて伺います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 申し上げたとおりでございまして、現段階で答弁する状況にはございません。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) それでは、今の件ですけれども、私どもは、政党として当然こうした改悪プログラムについては阻止しようということで全力を尽くしますけれども、国会はとにかく与党多数の状況で、どのような結果になるかわかりません。仮にどのような結果になろうとも、自治体として現行水準は維持すると、住民が困るようなことにはさせないという、こういう決意はあるのかどうか、町長に伺います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) その件についても、何とも申し上げられません。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) それでは、町がですね、例えば要支援1、2が保険の対象外とされた場合、実際に丸投げされるのではないかという声が非常にあちこちから出ています。その場合に、町に受け皿はありますか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) その要支援1、2の方々をどういうふうな形でご支援するかというふうなところからに入ってくるかと思います。当然、今現行のサービスの水準というふうなことでございますと、今現在、介護保険の在宅のサービス事業者は、介護予防の方々の支援もしているわけですから、そこと同じような内容のところで町がその支援をするというふうな国のほうの方針ではないというふうなことで読み取れます。ですので、支援員の方々の支援をどうするかというふうなところからというふうな段階になろうかと思います。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) ちょっとよく理解できませんでしたが、時間がありませんので先へ進みます。
この在宅介護の問題での4番目に関してですけれども、認知症高齢者を在宅で介護する家族の労働実態、生活実態に即してということを伺ったのは、先ほども本旨で申し上げましたように、働きながらたった一人で母親を見ているという方の場合は、たとえ町が介護の勉強会を設定したとしても、あるいは息抜きの場を設定したとしても、参加できない状況にあるわけですね。ですから、やっぱり一人一人に即した細やかな対応というのがどうしても必要になるのではないかということを聞きたいのですが、その点はどうなのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) お一人お一人を見て、その方のケアプランというふうなことで立てておりますので、そこに即したような形で努力はしているつもりでございます。
介護基盤の整備といたしまして、その家族状況の意向、ニーズを踏まえたというふうなところで、昨年開所いたしました小規模多機能型居宅介護、泊まりも通いも訪問もできますよというふうな、「杜の家いちい」なんですけれども、非常に認知症の方々のご家族、本人さんもですけれども、好評でございます。そういったニーズを受けとめて、大きな基盤整備というふうな視点も持ちながら進めてきておりますので、まだまだ不十分かとは思いますけれども、精いっぱい頑張っていきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 今の件ですけれども、その特養への入所は、事実上、要介護4度、5度の方が中心です。実際には、要介護3以下の方であっても特養が必要な人がいらっしゃるのですね、さっき申し上げたように。ところが、なかなかそういう3度以下の方は入れない現状がある。
もう一つ、例えば、元気回復ショートステイというのがあっても、これも4度、5度の方が対象で、3度以下の方がこの元気回復ショートステイを利用しようと思っても、なかなか利用できないという状況があるわけで。この辺は改善していかないと。努力はしているということでしたけれども、具体的に改善策が必要ではありませんか、伺います。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 介護保険のショートステイに関しては、介護度、その重度しか使えないというふうなものではございませんので、それを使いつつ、あと、その重度の方の4号の方々には町独自のリフレッシュ事業としての元気回復ショートというふうな形で、二重に支援する体制をとっているというふうな状況でございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 介護保険のショートステイサービスではないんです、今言っているのは。元気回復ショートステイというのは、介護保険の富谷町独自に、介護している家族の方のサービスとして実施しているわけですよね。ところが、その元気回復ショートステイを利用できるのは、要介護者が4度、5度以上でなければだめだというふうに聞いています。そうすると、要介護3度以下の方を介護している家族の方は、元気回復ショートステイで元気を回復したいと思っても、利用できないというのが現実ではありませんか。その辺、事実関係をもう少しきちんとお答えください。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 町の4、5のその元気回復ショートステイというふうな決め方のところですけれども、やっぱり重度の方々のリフレッシュというふうなところで、介護保険制度のショートステイ、プラスそういった町の追加の補助する事業というふうな位置づけにございますので、まず一番先のところで、その重度の方々をというふうな視点に立ったサービス内容でございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) この項目でもう一つ伺いますけれども、そうすると、介護している人の仕事時間だとか、生活がどういうふうになっているかというのは、家族の状態まで、要介護者、要支援者だけではなく、その家族の方の実態というのも町は把握しておりますか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 把握といいますか、まず、ケアプランそのものは、家族の生活状況も踏まえた上でのケアプランというふうなことになってございます。例えば生活援助ヘルプサービス等は、同居家族がいらっしゃる場合には、その方々にまず第一義のというか、家族支援としてあるというべき原則があるのですけれども、その方々がお仕事でいらっしゃらないと、そういう実態の場合には、そこにヘルプサービスを入れるというふうなところを、ケアマネジャーとこう連携してするというふうなところでございますので、一人一人の状態を見て今ケアプランは作成されているものと認識しております。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 介護保険を利用している方のケアプランを作成するのは事業者ですから、それはそれでもちろんやっていることは大前提です。ただ、私が申し上げているのは、町として、その一人一人の状態をどれだけ把握しているのか。そこには福祉的なサポートが必要になってくるといったような判断が出てくるわけですから、そういう意味で、町が本当に要支援、要介護、そして介護している方々の生活と労働実態というのを把握する必要があると思うのですけれども、今後そういう実態調査を行うということは考えておられますか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 先ほど申しましたように、認定調査の際は、認定調査項目だけではなくて、その方の生活状況のところも見て保健福祉サービスにつなげるというふうなことを現行でもしております。さらに、次期計画に向けては介護調査というふうなところを予定してございますので、そういった中での調査項目のところでは、十分検討していくべきものと思っております。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 在宅援助時間短縮に関してなんですけれども、最近何人かの方々から伺っているのですけれども、ヘルパーさんが自宅に来てくれると、そのヘルパーさんとのやりとりの中で、どっちがどういう言い方をしたか、どっちが悪いかという問題ではなくね。ヘルパーさんが、「そんなにぐずぐず言われるくらいならもう来ないよ」というふうに言われたというふうな類いの話も聞いているんです。これは、そのヘルパーさんが悪いとかいいとか、どういう言い方をしたかという問題もあるので、どっちがいい悪いの問題で聞いているわけじゃないんですね。これは、やっぱりその時間が小刻みになったことによって、コミュニケーションを十分に図りながらその介護をしていくという、仕事をしていくという関係が、利用者の側からも、それからヘルパーさんならヘルパーさん、看護師なら看護師なんですが、その双方の余裕がなくなってトラブルが生じやすいという実態があるのではないかと思いますが、この点については、この類いの話は聞いておりませんか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 単位時間の変更に際しましては、今までこういうサービス、この時間でしていましたというふうなところを、では、新しくなったときにはどの時間でどういう中身をするかというふうな担当者会議を設けて、それで、こういう組み立て方をしましょうというふうなご同意を得て、今に至っております。直接的にこちらのほうに、短くなったからというふうな声は届いていない状況でございましたので、今のようなお話はちょっと初めてでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 時間がないので、包括支援センターに関してですけれども、先ほどの町長のお答えでちょっとわかりにくかったのですが、現在、包括支援センター2カ所というふうな位置づけでよろしいのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) そのとおりでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) それでは、その2カ所の1カ所ずつについて、高齢者人口と、その実施している場所ですね、名称、「いちいの杜」と、それから健康福祉センターでしたか、包括支援センターで2カ所ということでよろしいのでしょうか。あわせて、それぞれが担当している高齢者人口を伺います。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 「いちい」のほうの包括支援センター、富ケ丘・日吉台地区を担当しておりまして、24年の夏現在、年度末現在ですけれども2,132名です。それから、町の保健福祉総合支援センターのほうは、富谷・あけの平圏域と東向陽台・成田圏域を持っておりまして、その合計のところが4,570名というふうな状況でございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) これ、1号被保険者6,000人に1カ所というのは、最低ラインだというふうに理解してよろしいですか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 設置基準の中では、おおむね3,000以上6,000以下で1カ所というふうなところがうたわれているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) そうしますと、将来、必要に応じて、さらに箇所数はふやしていくということを検討していくということでよろしいのですね。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 包括支援センターを、まず3つの生活圏域を基本として、増設時期のところを高齢者人口の増加を見てふやしていくというふうな予定でございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 成年後見制度についてですけれども、先ほど、障がい者と、それから高齢者ですね、24年3月につくられた2つの事業計画なんですが、それは24年3月にああやってまとめたということは、23年度中に内容については検討したということでよろしいですか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 内容の検討は、今、社協と進めているというふうなところです。計画では、そういったところを進めてまいるというふうなところの意味でございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) ちょっと聞いた趣旨と違うのですけれども、伺いたいのは、平成23年の段階で既にこの計画に着手していたわけですから、成年後見制度を法人後見を進めるというふうにこの2つの事業計画にうたわれている以上、平成23年の段階で、既に法人後見を社協がやるということについては方針を持っていたにもかかわらず、現時点においてもまだ実施されていないと、これだけ時間がかかっている理由は何なのかを伺います。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 現計画のところで、24年3月策定の計画のところで法人後見のほうを進めていくというふうなところで、その検討を今重ねているというふうなところで、歩みは遅いというふうなことのご指摘ですけれども、今現在進行中でございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) それで1問目も伺ったのですが、何が問題、何が課題でなかなか進まないのか。23、24、25、もうそろそろ3年たつわけですよね。23年に作成しているわけですからね。その23年度の段階では既に社協による法人後見を進めると書いてあるわけですから、そうすると、23年から見て、4、5、間もなく3年になるという状況です。なぜ、なかなか進まないのか、その課題とか原因とかということを、改めて一応伺いたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 24年度の計画のところで進めていくというふうなことを受けて、社協で24年度に重点項目で進めていくというふうな方針を示して、今その方針を受けて、社協のほうで成年後見サポート推進協議会も立ち上げて、実施に向けて検討しているというふうな状況でございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 実際に被後見人となっている方が、どういう経過か詳しいことはちょっと置きまして、預金通帳などが後見人によって管理されるようになりますよね、後見人がちゃんとつけばね。それは当然なんですけれども、その被後見人に痴呆があったり障がいがあったりすれば、銀行の通帳がない、そうすると、それはとられてしまったというふうに思ったりするわけですよ。そうするとね、法人後見であれどういう後見人であれ、結局相手となる方は認知症があったり障がいがあったりする方である以上、十分なケアというのが必要になってくるというふうに思います。法律的にもそのケアについては義務づけられていると思うのですけれども、このケアをきちんとしていくためには、相当の人的体制が必要になるのではないかというふうに思うんですね。今、法人後見を進めるに当たって、この人的体制についてはどういうふうに、先ほど複数でできるとおっしゃいました。それは、後見をすることは複数でできますが、ケアをしていくときの体制としてはどうなのかということを伺います。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 例えば、町で相談を受けて、それで、裁判所のほうでその後見人が決まります。ただ、その認知症状があるわけですから、後見人さんとのラポート、信頼関係がすぐとれるような状況にないというのは当然あることでございます。今抱えているケースでもそういうケースがございます。その中に入って町の支援センターも支援しておりますし、この成年後見サポート推進協議会のメンバーのところでは、仙台弁護士会、司法書士会、あとは社会福祉士会等々入ってございますので、そういった専門機関の意見ももらいながら、きめ細かなというふうなところでケアをしていくというふうに考えてございます。なので、決まれば終わりというふうなことでの考えではございません。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 成年後見制度利用支援事業についてなんですけれども、富谷町の要綱で定めておりますけれども、その費用の全部、または一部を助成することができるというふうになっておりますね。この一部と全部の違いというのは、所得によるものなのか、まず伺います。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 市町村長申し立ての際に、その方の資力のところでどれぐらい出せるか。それは、どういう基準でというふうなことで明確に示しているわけではございませんで、全体的な生活を見てというふうなところでの表記でございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) この支援事業を行った場合のその費用に関しては、国から、例えば交付税措置されるとかといったような、その補助であれ何であれですね。国からのその費用充当というのはあるのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 介護保険の地域支援事業の中に含まれてございます。ですが、この地域支援事業は給付費の3%以内というふうな上限枠はあるというふうなところもありますが、位置づけとしてはそこでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 少し質問戻ります。
先ほどの地域包括支援センターに関してなんですけれども、先ほど、町長が、1カ所に見えるけれども実質2カ所といったような、2カ所にしていくといったようなご答弁をされたのですが、これはもう一度ご説明ください。どういうことでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 今現行でその3つの生活圏域があるうちの1つを委託しております。それで、もう2つの部分を自主的に保健福祉総合支援センター、地域包括支援センター機能を持っておりますので、そこで担っているというふうなところでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) そうしますと、現在のその包括センターで、生活圏域としては2つを持っているということですね。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) そうなります。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) だとしますと、やはり地域にバランスよく、北と西であれば、さらに東、あるいは南にというふうに、最低でも3つの圏域に。実質3つの圏域ということになっているわけですから。だとしたら、包括センター自体も物理的に別なところに、最低でももう一つ増設するという必要が出てくるということではないのでしょうか。そういうお考えはありませんか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 当然その高齢者の皆さんの増加状況等も見きわめながら、増設する時期を見計らってというか、注視してまいります。
議長(浅野幹雄君) これをもちまして本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでした。
午後2時54分 散会
平成25年9月4日(水曜日) 午前10時00分 開議
第2日目 9月4日(水曜日) | ||||||||||||
7番 浅野直子 議員 | ||||||||||||
1 | 健康マイレージ事業の取り組みについて | |||||||||||
15番 佐藤聖子 議員 | ||||||||||||
1 | 図書館と文化ホールの複合施設を検討してはどうか | |||||||||||
2 | 放課後の子どもたちが安心できる放課後児童クラブを | |||||||||||
11番 佐藤克彦 議員 | ||||||||||||
1 | 中学校の部活動について問う | |||||||||||
2 | 学校教育施設の維持管理を問う | |||||||||||
4番 三浦邦夫 議員 | ||||||||||||
1 | 発展する明石台地区の今後の課題を問う | |||||||||||
3番 出川博一 議員 | ||||||||||||
1 | 高齢者も元気な町をめざせ | |||||||||||
2 | 変則交差点の渋滞解消を | |||||||||||
3 | 各種相談業務は充実したのか |
議事日程のとおり
午前10時00分 開議
議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
本日の議事日程につきましてはお手元に配付のとおりです。
議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第120条の規定により、5番高橋正俊君、6番小泉 光君、7番浅野直子君の3名を指名いたします。
議長(浅野幹雄君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。
通告順に発言を許します。7番浅野直子君。
7番(浅野直子君) おはようございます。
通告に従い、1点、健康マイレージ事業の取り組みについて質問いたします。
健康寿命は、平均寿命から医療・介護の時間を差し引いて自立して健康に生活できる期間を示し、2010年に厚生労働省が初めて健康寿命の算出をしてから国が施策として強調し始めたことは、「健康で長生きすること」、「健康寿命を延ばすこと」です。日本の全人口に占める65歳以上の比率が21%を超えた社会を「超高齢社会」と言いますが、日本は2005年に既に21.1%となりました。2030年には28%になると推計されています。
富谷町では、健康の保持増進、疾病予防における個人、地域、関係機関並びに行政の具体的な行動指針として、健康福祉あったか富谷後期計画が策定されました。策定の背景として、富谷町総合計画に掲げる基本理念「幸せを実感でき 笑顔輝く あったかい富谷」の実現を図るためには、町民一人一人が健康であることが重要で、自身の健康に関心を持ち、正しい知識を身につけ実践すること、地域との関わりの中で健康づくりを継続できる環境整備が求められていることが挙げられています。
健康づくりのための取り組みとして、健康診断の受診やスポーツ活動への参加などでポイントをためると特典を利用することができる「健康マイレージ」の取り組みが注目されています。町民の健康受診率を上げ健康づくりに励むことで、医療費や介護費の抑制につなげるほか、地域コミュニティーや地域経済の活性化など、まちづくりや人づくりにつなげていくことが期待できるユニークな施策です。
この健康マイレージ事業の取り組みは、平成19年度から静岡県袋井市が先駆け、各自治体で推進が始まり注目をされています。また、政令市の中で高齢化率が26.2%と最も高い北九州市では、平成21年に政令市で初めて「健康マイレージ」事業を導入し、40歳以上の市民が市が認めた運動教室や健康関連のイベントに参加したり健康診断を受診すると景品と交換できるポイントシステムを実施。今年度からは、より充実を図るため、町内ごとにネットワークを持つ市社会福祉協議会に委託して、ポイントの対象となるイベント数を2倍以上にふやす取り組みをしています。
富谷町は、スポーツ環境施設も年々整備され、文化交流も盛んです。健康に関する情報提供やイベントも行われています。その一方で、きっかけをつくりたいと思っていてもなかなか機会を得ることができなかったり、参加への一歩が踏み出せない人も少なくありません。多くの方に楽しく健康づくりに参加していただくためにも、この健康マイレージ事業は推進すべきと考えます。
町の健康受診率を見てみますと、平成24年度では57.8%、目標値は65%となっています。受診期間の拡大や夜間受診の拡充により微増傾向にあるようで、今年度は60.6%になり、増加したことは健康維持につながります。若い年代層の受診率の向上や健康講座、スポーツなどに積極的に参加できるように意識を高め、人との交流の中で地域づくりや健康づくりができるように推進することはとても大事だと考えます。毎日20分のウオーキングをしたり、家族でラジオ体操をしたりするなど、楽しく健康維持ができればそれはすばらしい事業になると考えます。町制50周年事業として取り組んだ町もあります。
他の自治体の例を取り上げてみますと、佐賀県鳥栖市では、平成24年度から実施し、運動や生活習慣の改善・健康診断の受診などに参加して、いただいたポイントを換算し、幼稚園・小学校・中学校などに寄附したり、無料受診券やクオカード、図書カード等と交換しています。この鳥栖市の事業を視察した埼玉県三郷市議会による視察報告書に、ポイント集めを楽しむことが知らず知らずのうちに健康づくりを実践しており、結果として健康のすばらしさに気づき、その健康づくりを継続していくという動機づけ支援であると報告されています。
先駆けて取り組んだ袋井市の平成24年度は対象者も幅広く、幼児・児童・生徒が6月15日から7月14日までの30日間、大人が7月14日から11月30日までの5カ月間の実施となり、寄附されたポイントを市が1ポイント2円で換算し「すまいる報償金」として各施設、団体への贈呈が行われました。幼稚園ではボールやブロック・絵本やラジカセの購入の一部に充て、小・中学校ではサッカーボールなどの購入の一部にするなどさまざまでした。
2013年から10年間について、新たな健康目標、第2次・健康日本21が打ち出され、高血圧の改善ではウオーキングの1日の歩数目標が65歳以上の男子は7,000歩、女子6,000歩となっています。若い世代の多い富谷町は、30歳からの健康づくりを呼びかけ、健康30に取り組んでいます。10月に開催されます町の「さあ、歩効果!ウォーキング大会」は、多くの住民の方が健康づくりへ一歩踏み出せる大きな機会だと思います。
人が元気であれば地域は栄え豊かになります。心の健康を保ち友好活動などを通して、町民全体で楽しく参加できる健康マイレージ事業の取り組みについて質問いたします。
1、健康マイレージ事業について、どのように認識していますか。
2、楽しく健康づくりに取り組む企画や施策も必要だと思いますが、健康づくり関連事業があればお示しください。
3、健康マイレージ事業を行っている各自治体では、ためたポイントを幼稚園や小・中学校に寄附できる制度や、公共施設利用券などと交換できるなどさまざまな特典があります。高齢化社会を見据えた施策の一つとして、健康受診率を上げ健康づくりに励むことで医療費や介護費の抑制につながる健康マイレージ事業が必要と考え、その取り組みの推進について質問いたします。
よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
他の自治体の事例をご紹介いただきながら、健康マイレージ事業、富谷での導入をというふうな趣旨と受けとめたところでございます。動機づけ、インセンティブというふうなことだと思いますので、さまざまな手法があるんだろうと思います。富谷町もそれぞれ福祉部、そしてまた健康増進課というふうな担当課で、そしてまた町民の皆さんのニーズを把握しながらさまざまな取り組みをしてきているところであります。したがいまして、今すぐ他の事例を検討・研究をして、そのまま富谷町で近々採用しますというふうな状況には現段階ではないというふうな思いでいるところでございます。
きのうも出ましたように、この世に生を受けて健康で長生きも含め、健康の時期、極力長くという寿命と、不自由な期間を狭くするとか、いろいろな切り口があろうかと思います。富谷町もそういう意味で、平均寿命のレベルでどうだとか、健康寿命でどうだとかということも含めて、常に多目的なものの見方、見ながら、行事の一つ一つの取り組みも必ず取り組みと成果的というふうな形で次年度に生かす。体育祭もそういう場面の一つだというふうに思います。早速にあの取り組み、次年度、どのようにするのか、これをもって打ちどめにするのか、それぞれ検証しながら、皆さんの声をお聞きしながらお諮りをし、早い時期に次につなげていく。こんなふうな取り組みを、この健康増進の取り組みのみならず、とり続けてきているところでございます。それらの中で、今、認識は申し上げました。
2つ目のところは、後ほど、担当課から答弁をさせることにいたします。
健診の受診率を上げる、ここに比較検討、他との比較ができるというふうなことで、率がひとり歩きしがちですけれども、この受診率もなかなか統一感がないといいますか、本当に受けている人たちがどのように……、病院に行って通院している人たちはあえて受けないというふうなこともありまして、この受診率というのはなかなか捉えにくいところの数字です。そういうふうなことながら、富谷町の実績は上位、22・23の状況からして上位5番手というふうなことで相当高い数字にはなっているんですね。それこそ30%台、40%台というふうな自治体もあるぐらいですから、そういう意味では、60に実感として、国が目標とする65というのは、これも近々手の届くところにあるという状況ですので、相当いろいろな形で、受診率を単に数字を上げるというのみならず、多角的に町民の皆さんのそれぞれの地域であったり、それぞれの年代各層であったり、さまざまな中で向上のほうに向けて進んでいるのではないかなというふうに思います。
それから、住民の構成とか、あるいは北九州の事例も紹介されましたけれども、そういったところ、十分背景があるわけでありますので、そういった意味では富谷町の今の状況からして、マイレージ、ポイント制をして元気につなげると、こんなふうなあたりの切り口での採用というのは当面考えにくいというような状況にあるというふうな思いでいるところでございます。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) それでは、2番目の健康づくり関連事業ということでお示しということでしたので、私のほうから紹介させていただきます。
町長のほうからもありましたとおり、町民体育祭初め、議員のほうからもありましたウオーキング大会、今回6回目を迎えようとしています。そういった大会、また高齢者の皆さんには健康増進と親睦を目的に健康フェスティバル、あるいはまた生涯学習課さんのほうではニュースポーツ大会など家族みんなで楽しめる富谷スポーツフェスティバル、そういったところが大きなところでは町のほうで開催をしております。また、地域につきましては、地区健康教室、こちらは健康推進員さん、各行政区のほうから推薦いただいて委嘱をして協力をいただいております。その方々には年10回ほど定例の研修会というようなところを設けながら、町と連携して進めております。そういったところでも、健診データとか医療費分析、そういったところをもとに、それぞれの地域に合った健康課題そういったものに向けた取り組み、運動であったり、食事だったり、そういったところを考えながら企画して実施をしていきます。
また、生涯学習の勧めということで、5月に皆さんのほうにもご案内しております。その中で、生涯学習課での事業、それから公民館でのそれぞれの健康づくりに関連した事業、それから豊壽大学等でもそれぞれ、あとは健康福祉センターでもそれぞれ、健康増進課のみならず、関係各課と連携しながら健康づくり、そういった事業に取り組んでいるところでございます。以上です。
議長(浅野幹雄君) これより浅野直子君の質問は一問一答により行います。7番浅野直子君。
7番(浅野直子君) 富谷町は受診率が高いということで存じておりますけれども、未受診となっている方々の受けられない理由を挙げていただければと思いますが。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 未受診、富谷町でも第2次の特定健診の実施計画書を策定しましたが、その中でも未受診の関係をご紹介しています。その方々に対して、アンケートといいますか、とっておりますが、やっぱり大きな理由は、日中の時間がなかなかないとか、それから自分は健康だから余り不安がないとか、そういったところが主なところになっておるようです。
議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。
7番(浅野直子君) 「健康福祉 あったか富谷」の中で、地域のつながりのアンケート結果というものがございまして、近所つき合い、これは健康マイレージの中でも地域づくりというものがうたわれておりますので、お聞きするんですが、近所つき合いをしていない人は50.7%になっている。ちょっとこの数字は、一瞬見たときに少し高いのかなという感じがしたんですが、健やかに安心して生活をしていきたいものですので、この数字をどのようにとらえていらっしゃるか聞かせてください。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 近所つき合い、富谷町の町の人口構成、年齢構成上からしますと、やはり日中お仕事をされてふだんうちにいらっしゃらない方々が大抵だと思います。そんなところで近所つき合いが希薄化しているのかなというふうには思っております。
議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。
7番(浅野直子君) 先ほどの研修会、10回ほどあるということでありましたけれども、各公民館でいろいろと健康講座はなされていると思うんですが、今、健康講座の中で、参加される方々というのは大体毎年同じような方々なんでしょうか。それとも、新しい方々の参加というものもふえているのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 公民館事業の関係もですから、私そこまで、参加者の状況まで、同じ方なのか、新しい方々なのか、その辺まではちょっと詳しくは存じていませんが、数字的なところは、24年度であれば行政実績報告書にも公民館事業のほうの中で示されているとおりだと思います。
議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。
7番(浅野直子君) 富谷町に健康塾が開催されておりますけれども、この健康塾は最初のほうはなかなか周知徹底ができなくて参加者が少なかったと伺っておりますが、今、この健康塾については、参加というのは報告書を見ますと大分ふえてはいるんですけれども、健康塾はこれから先もこのような形で進めていくのか。何か新しく健康塾に取り入れるものというのはありますか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 健康塾という中で取り組んできました啓発事業なりは24年度までしておりましたが、25年度に当たりましては、事業の見直しを行いまして、医療費分析なり健診データをもとに、今回は脳血管疾患に着目した脳血管元気教室というようなところでもって健康塾にかわるような事業として考えています。そんなところでございます。
議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。
7番(浅野直子君) 先ほどの町長の答弁の中で、健康マイレージの推進は今富谷町においては考えていないというようなご答弁をいただきました。町制50周年記念の中で町単位で自治体の中で行った地域がございまして、3自治体でしたかありました。これからこういった期間を短期間で設けて、健康マイレージにつながらなくても、健康づくりというものを周知徹底、例えば今年度ではなくても、来年度の26年度でもいいので、そういった期間を設けての健康周知という形で行うという、関連としてそういった事業を行うというようなお考えはないでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 期間でっていうのも同じじゃないでしょうかね。通しでやりますよというふうなこととあわせ、やってみますというようなことで二、三年いかがでしょうかというような趣旨だとすれば、やはり冒頭申し上げたように、現状、富谷町の取り組みにこれを新たに入れるというふうな状況には今ないと思います。
議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。
7番(浅野直子君) 最後の質問になりますけれども、先ほど袋井市の例を取り上げました。幼児・児童・生徒の1カ月の期間を設けての健康づくりの取り組みがありますけれども、富谷町におきましても、昨今、給食のメニュー等いろいろありますが、健康に関して、食事をするということの家庭での食事についての指導といいますか、そういったものはなされているんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 今のようなお話につきましては、富谷町、今、食育推進会議というものがございます。先日も推進会議の中で委員さんのほうからいろいろなご意見、ご提言をいただいて、そういったものを取り入れながら、町では例えばステージ別に分けまして、子供部会、成人部会、そしてふるさと食の部会というふうな3つの部会を通じながら取り組んでいますが、その中で、地域においては先ほど申し上げたような地区健康教室の中で地区健康推進員さんの協力を得ながら栄養教室とかそういったものにも取り組んでいます。
きょう、1階の玄関ホール、入ってすぐ左側に十三夜 ふるさとまつりのポスターと並んで、先日太子堂地区で行われました親子料理教室、そういったものの状況を写真展示もしています。そういった中で、今のような町の活動に取り組んでおります。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) おはようございます。
一番初めに、図書館と文化施設の複合施設、文化ホールですね、図書館と文化ホールの複合施設の検討をしてはどうかということで質問します。
図書館については、これまで建設を求め議会でたびたび取り上げられてきました。市制に移行した時点で、市にふさわしい都市的機能として、図書館を設置し運営すべきだと考えてきたからです。全国の市で公立図書館のない市というものを聞いたことがありません。町や村でも公立図書館がつくられ、住民にそのサービスを提供しています。
教育民生常任委員会は、7月に出雲市の図書館事業を視察し、公共図書館と学校図書館の関係、学校図書館支援センター事業などを調査しました。出雲市は7つの自治体が平成の合併によってできた市で、旧自治体にはそれぞれの図書館がありました。現在、市内7図書館の蔵書管理・利用者管理のシステムを一元化し、図書館ネットワークを構築しています。このことから、学校からの図書リクエストについて、最寄りの図書館で受け取ることを可能にしています。
学校図書館支援センター事業は、学校図書館の活用・運営に関する相談業務、学校図書館の資料の収集、整理、保存、廃棄等の相談業務、そしてブックトークやストーリーテリングなどの専門ボランティアの育成と派遣事業など、学校図書館を支援しておりました。
現在、出雲市は財政的に非常に困難な中にあり、資料の購入予算が減額され、学校図書館の職員も有償ボラティアが配置されているなど厳しい状況とのことでした。しかし、そのような状況の中にあっても、公立図書館が学校図書館を支援する事業を積極的に実施していると感じてきました。
8月、私たち日本共産党議員団は、「絵本の里」として知られる北海道剣淵町の図書館「絵本の館」を視察してきました。人口3,500人の小さな町ですが、皆さんもごらんになったかもしれません。絵本の里の取り組みなどを紹介する映画「じんじん」というものがありまして、それが上映され、その後脚光を浴びている町です。町は、「視察の人がふえてうれしい限りです」と話していました。この映画の中にもありますが、絵本の里というのは、昭和63年、町の青年たちが剣淵を心の豊かな絵本のふるさとにしようと思い立ち、有志による「けんぶち絵本の里を創ろう会」が設立され、活動が始まりました。平成3年度からは「けんぶち絵本の里大賞」を実施し、第1回目は142作品の応募、今年度は298作品の応募があり、8月・9月、応募の作品が展示され、一般の人が投票します。そして、11月1日に開票されます。一番得票の多かった作品が「けんぶち絵本の里大賞」になります。また、この絵本の館に併設されて、絵本の原画が収蔵されておりまして、原画の鑑賞の場としても非常に有名になってるところでありました。
剣淵町の絵本の館を視察した翌日ですが、旭川市中央図書館に行きました。広いフロアにゆっくり本や新聞を読む人の姿が印象的でした。2階は市民の調査や研究活動を支援するための参考図書、郷土に関する図書など豊富にそろっていました。また、新聞コーナーには新聞や新聞の縮刷版があって、それが自由に閲覧できます。3階と4階は書庫になっていました。
さて、富谷町についてですが、富谷町の小中学校の学校図書館活動はこれまでの取り組みが成果になってあらわれていると思っています。学校図書館、公民館図書室の真ん中に町立図書館を配置することで、その機能拡大を図ることができると考えます。そして、住民に対しては、適切な図書館サービスを行うことができるようになると考えています。
質問です。町は、図書館が都市的機能として必要性があると認識しているかどうかお尋ねします。
2番目です。町づくり審議会最終報告で、図書館建設の位置づけはどうなっておりますか、お尋ねします。
富谷町は学校図書館を使った活動が進められています。町立図書館設置がこの活動をさらに推進することになるのではないでしょうか、お尋ねします。
公立図書館の運営を指定管理制度によって実施している自治体がありますが、運営は行政が直営で、つまり公が行うべきだと考えます。町の認識を質問いたします。
また、町民から文化ホール建設の要望も多く聞かれます。これまでは各地区の公民館で種々の催し物が行われています。特に成田公民館は、階段状の移動式座席が整備されていることから、各種の文化行事やサークルの発表会などに広く利用されているところです。利用者からは、楽屋・控室が舞台に近いところにあればいいという声や、映画が上映できる環境整備の要望もあります。しかし、現在の公民館ではこの要望には応えられないということであり、文化ホールの建設を考える時期に来ているのではないかと思っています。
図書館と文化ホールの複合施設という例が全国にはありますから、富谷町としても検討課題とすべきだと考えます。図書館単独での建設の場合でも、文化ホール単独の場合でも、住民の意見を聞きながら進めていくことが大切で、そのためには時間がかかります。まして、複合施設ということを考えれば、複合施設についての調査検討が必要になってきますから、いつの時期に完成させるのか逆算しながら検討して実施していくことが必要ではないでしょうか。
住民の文化ホール建設について、意識をどのように把握しているのでしょうか、質問いたします。
また、まちづくり審議会の最終報告、これについて文化ホール建設はどのように答申しているのでしょうか、お尋ねします。
図書館と文化ホールなどの複合施設は全国にさまざま建設されています。多く建設されていますが、町として検討課題にするべきではないでしょうか、お尋ねします。
2番目の質問です。放課後の子供たちが安心できる放課後児童クラブを求めて質問するものです。
富谷町の放課後児童健全育成事業・放課後児童クラブは、6公民館で実施されていますが、登録人数は富ケ丘公民館が一番少なく、平成25年3月末現在、88人、一番多い東向陽台公民館が173人です。そのほかの公民館も100人を超えています。厚生労働省の放課後児童クラブガイドラインでは、放課後児童クラブにおける集団の規模については、おおむね40人程度までとすることが望ましいとしていますから、富谷町はこの点で非常に立ちおくれているということになります。このことについて、町は以前の答弁で、「毎日全ての児童が来るわけではないので」と言いますが、これは問題です。また、静養室が公民館の事務室の中にあるということも問題です。指導員の目が届く場所に広さも確保し、子供が休養できる設備・備品を整える必要があると考えます。
放課後児童健全育成事業の基準を国が初めて法令で定めることになりました。それをもとに平成26年度中に自治体に条例制定を義務づけ、平成27年4月からは本格施行となっています。国がどのような基準を示すかということもありますが、町は放課後児童健全育成事業の目的にかなうよう、実態をよく見て、子供たちが放課後を安心して生活できる場としての提供をしなければならないと考えます。
質問の初め、1番目です。放課後児童クラブを「生活の場」として捉えていますか、お尋ねします。
県のガイドラインが示す適正規模での学童保育、放課後児童クラブの実施がされていません。これは改善をどのように図っていくのかお尋ねします。
静養室は公民館事務室ではない場所とすべきではありませんか、尋ねします。
4番目です。ある保護者が、「子供が学校から児童クラブに帰ってきたときに、『おかえり』という声がけが公民館の職員から出されなかった。なかった。児童クラブの職員ではないけれども、声をかけてほしい」と話をしていました。公民館職員は仕事に忙殺されていて無視したというわけではないのでしょうが、公民館職員と指導員の連携はどのようにしているのかお尋ねします。
交通事故や地下道での事故などを心配して、成田公民館で実施している放課後児童クラブは保護者から学校に近いところで実施してほしいという要望が出されています。成田公民館には165人が登録していて、そのうち、1年生から3年生までは144人です。この子供たちはいつまで待ったらいいのでしょうか。検討がどこまで進んでいるのかお尋ねします。
(仮称)明石台小学校の設計は久米設計に決定したと昨日説明がありました。学校建設に当たっては放課後児童クラブについても同時に進めていかなくてはならないと考えていますが、この点はどうなっているのでしょうか、お尋ねします。
全国の学童保育連絡協議会という会があります。その会がまとめた「私たちが求める学童保育の設置・運営基準」というものがあります。それには学童保育の目的・役割、規模の上限と定員、開設日・開設時間・保育時間などが示されています。施設・設備については「生活の場」として必要な広さが詳細に上げられ、部屋についても生活室、プレイルーム、静養室、事務室、トイレ、台所、温水シャワー室、屋外の遊び場などが求められています。学校にいる時間よりも長い時間過ごす児童もいるのですから当然のことと言えます。生活の場として本当に子供たちのことを考えれば、富谷町の放課後児童クラブも児童専用室といいますか、放課後児童クラブの専用室、ここの中で実施することが強く求められています。
質問ですが、放課後児童クラブの専用の施設、これについての検討はどこまで進んでいるのですか、お尋ねをいたします。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
前段のほうでありますけれども、図書館あるいはホールなどについては、就任以後、途切れなく検討の課題として、折々、会議等も含め、視察も含め、今研さんを積んでいるところでございます。したがいまして、まだ時期とか場所とか、そういったさまざまな課題あるいは財政の問題等もありますので、最終的に皆さんにお伝えすることの今段階にはないというふうなところでございます。
幾つか申し上げますけれども、富谷町においては、やはり公民館の機能というふうなことで、非常にこれは恐らく全国にない事例だと思います。団地部に5つ、中央公民館ということですから、5億円、30億から40億ぐらいの規模で公民館の建設費に充てられたようです。したがいまして、まほろばクラスのホール分ぐらいは5つの公民館、6つの公民館に投下されているというふうな、長い前町政時代も含め、おそらくその前から、あるいは富谷の団地構成、住民構成というふうな、人口増加というふうなことからして、全く日本全国に例のない自治体の一つだと、このところにやはりぜひ皆さんも目を当てて、あるか、ないかというふうなことではなくて、そういった機能は、富谷町、すぐれたものがあるということなんですね。図書室機能も含めて、児童クラブも含めてというようなことで、ここ20年来取り組んできた。これを私が19年に町長になって、踏襲をするというふうな形で現時点に至るというふうなことでございます。
そのような中で、人口増加に対応、児童数の増加に対応すべく、明石台小学校の開校を決断したというようなことです。27年4月に向けて、まさに給食センターを超える大型事業が控えている。本当にこのような財政規模の中で、極めて厳しい状況の中に今いるというふうなことであります。そういうふうなことでありますので、優先順位というようなことも含めて、震災がない、あるいは明石台小学校の建設がないというふうな状況ならば、もっと高い、優先度が上がって方向性があったかもしれません。震災、プラス、人口増、学校新設というふうなこと、学校新設は明石台の開発、線引きで告示された、許可を受けたというふうなことからして覚悟は決めておったところでありますけれども、そこに震災が加わるというふうなことで、23・24年度、申し上げているとおりの富谷町ならずとも、被災した宮城県内にある、内陸部自治体と申せ、状況にあるというふうなところでございます。
結論を申し上げますと、こういったものについての検討は常に進めておると。時期を現時点で明示する段階にはないということであります。
2、5、6については後ほど担当課から。今、1番と7番について申し上げたところです。
次、3つ目ですね。学校図書館、これは相当これまた進めたはずなんです。学校を通してネットワーク化するとか、学校と公民館図書室をネットワーク化する。こういった事例も同じ事例は全国にないんですよ。そういう意味では、すぐれた取り組みというふうな形で評価していただいていいはずであります。ですから、他の事例、富谷町の状況に合わせて、より皆さんに使い手のする、機能的に、有機的につながる、そういった取り組みをここ数年来取り組んできたというふうなことであります。したがいまして、現状、枠の中でさらに前に進めるというふうなことになろうかと思います。
運営、これはまた形になっておりませんので、運営の形についてはそれぞれもう少し先の時点で見直されるべきことだろうというふうに思います。
7番目も同じく、検討、今申し上げたところでございます。
次に、後段のほうでありますけれども、1、2については後ほど担当、3、4、5、1番から5番までは担当課からといたします。
6つ目の明石台小学校、行政区長さん向けの説明、そしてまた今週の金曜日、保護者、地区の皆さんにというふうなことで、段階を踏んで進めておりますけれども、放課後児童クラブの機能は、当然、27年4月から子ども子育てというようなことで、制度が自治体としては使いやすい制度になりますので、そういう意味ではというか、それとちょうど合わさり目ですので、明石台小学校区については学校併設の児童クラブ、このような形で今進めておるところです。
7番目も後ほど担当課から説明をいたします。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) それでは、私のほうからは1問目の文化施設に関する2、5、6番についてお答えさせていただきたいと思います。
まず、まちづくり審議会につきましては、まだ最終答申をいただいておりませんので、その結果は現在審議中となっております。
住民の皆様の意識をどのように把握しているかということは、これも前にも一度申し上げているかと思いますが、総合計画の改訂のときにアンケート調査をさせていただいております。それを踏まえて、今、まちづくりのほうへ生かしておりますが、そのときの結果といたしましては、一番要望の多かったものは高齢者、障害者の皆様への福祉施設の整備が45%、次いで公共交通、昨日もお答えさせていただきましたが、公共交通の整備促進というものが41%、次いで3番目が病院など医療施設の誘致、33%、4番目が保育所や子育て施設などの福祉施設の整備が30%、次いで5番目が図書館や文化施設の整備ということで20%のことで、順位からして、住民の皆さんの意向としては5番目の順位にあるということで、これを踏まえまして、総合計画のほうでは障がい者の皆様の施設整備とあわせて、障がい者の皆様への福祉サービスの提供、促進、あとは前々から問題になっている公共交通の整備促進ということで、町民バスを含めていろいろやっているところでございます。今回は、子育て支援施設も整備を目標に掲げましたので、住民の皆さんの意向として、こういったところを把握しております。
5番目の順位にある文化施設でございますので、先ほど町長が申し上げたとおり、こちらのほうは検討を進めている段階でございます。いろいろな事例、今、議員がおっしゃったようなところも含めて、いろいろな事例を調査をしているところでございます。以上です。
議長(浅野幹雄君) 教育部長。
教育部長(小松巌君) それでは、私のほうから放課後児童クラブの関係について申し上げます。
生活の場として捉えているかと、これはもちろん事業の当初から生活の場と捉えまして事業を展開してきたところでございます。
それから、適正規模ということでございます。議員がおっしゃっているのは1人当たりのスペースという関係での1.65以上に関することかなと思います。議員の質問の中にもございましたけれども、やはり登録者数から見ればそのような形にもなりますけれども、1日平均ではやはり半数以下でございます。登録の半数以下しか来ていないというのが現実でございますので、面積的にはそれで確保できている。そのほかに公民館が持っている要素、大ホールであったり、また周りにある施設等を安全を確保しながら、職員を配置しながら、児童指導員を配置しながら、事業を展開しているということでございますので、適正規模というか、その中で子供たちの安全を確保しながら事業を展開しているということでございます。
それから、3番目の静養室、ガイドラインで専用スペースを設けなさいということでございます。もちろんプレイルーム等も設けますと、やはりそれでまた面積が減るということもございますので、現在は、事務室だったり、または図書室だったり、和室だったりという、公民館が持っている機能をフルに活用して、もちろん目が届くということもございます。職員の目もございます。児童指導員じゃなくて、そこに勤務している職員もその事業に携わっているということで、子供たちの安全であったり静養状態を見ているということでございます。
それから、児童クラブの指導員との連携、先ほど、挨拶がなかったと。それはまれなことかなと。私、週に1回、2回と公民館等を訪れますけれども、子供たちにはどの職員も声をかけているのが現実でございます。何らかの事情があったりとかでできなかった場合なのかなとは思いますけれども、もちろんそういう声がけもしていくこととはしております。ただ、公民館職員につきましては、児童指導員に対しての事業に対する企画や指導助言を行うとともに、定期的に会議を開きながら意思疎通を図っております。
それから、成田東小学校の児童クラブについてということでございます。もちろん成田公民館まで学校から1.4キロぐらいございますので、前々からということで、空き教室を利用してはというのでも検討してまいりました。しかしながら、空き教室の場合は活動場所が狭いという部分もございますし、保護者の駐車場の確保や児童クラブ専用の洗面所だったり、トイレだったりがないということ。それから警備のセット等の問題等もございますので、検討はしているんですけれども、それ以上には進んでいないというのが現状でございます。
なお、今後、富谷町子ども・子育て支援事業計画等を策定してまいりますので、その中でも考えていきたいと考えております。
それから、7番目の専用施設での保育が必要ではないかということでございます。ただ、これまで平成9年の日吉台公民館の自由来館から始まりましたこの事業に関しましては、世代間交流事業とか、また途中で入ってまいりました児童教育事業、それから放課後子ども教室等あらゆる事業を活用しながら展開してまいりまして、これまで事故もなく、児童の成長に大きな役割を果たしてきたとは自負しております。したがいまして、先ほど町長が答弁いたしました明石台小学校に併設するという形で今後進めてまいりますので、その状況踏まえながら、本当に子供たちにとって何がよいのか、近くの公民館がいいのか、そういう専用室だけのものがいいのか、そういうものを検証しながら今後進めてまいりたいと考えております。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) この際、11時まで休憩をいたします。
午前10時49分 休憩
午前11時00分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより佐藤聖子君の質問は一問一答により行います。15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 図書館の必要性については、町長は途切れなく検討課題としていると、このようにおっしゃいました。公民館図書室で、それでは住民が満足していると現在思っているでしょうか、どのように感じておられますか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 確たるものはありませんけれども、直接、町民の皆さんと窓を開いている町長への手紙にこの件についてはないんですね。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 公民館の蔵書数、これは平成24年度の実績報告書にありますけれども、5万7,415冊、人口5万人として割りますと1人当たり1.14冊、これで十分だと言えるでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) そういう比較からすれば、当然もっと、3倍、5倍というところがあるわけですから、当然その数値は認めますけれども、現状、先ほどの認識は、先ほど口頭申し上げた答弁のとおりでございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 確かにこの数では少ないと思うわけですが、きのう、千葉県の袖ヶ浦市に学校図書館の関係者が行くという説明がありました。袖ヶ浦市の図書館ですけれども、蔵書の数64万件、人口が約6万人ですから、1人当たり10.6冊になると。これについてはどのように思いますか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 今紹介された数字はそのとおりですので、それ以上の見解は持ち合わせません。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 広報とみやの5月号に町長の随想がありまして、そこのところに町内の小・中学校と6公民館の蔵書数16万5,000冊ということになりました。これでいくと、学校の蔵書は約10万8,000冊ということでいいのでしょうか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 25年のこちらで押さえている数字では、10万2,000弱でございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) そういうことになりますと、なぜここのところで数をさまざま出したかということになりますが、富谷町は学校図書館を使った調べる学習というものが非常に熱心に行われていまして、ことしはポスターにもなったということがあるわけですね。やっぱり数でいかないといけない部分というのもあると思うんですよ。学校の中で10万ちょっと、そして公民館の図書で5万7,000、これでは年代に広げられるということには限りがあるのではないかと思うんですね。学校間ネットワークというものは、それはそれですばらしいやり方だったし、それはすばらしいなと思うわけですが、学校図書館を使った調べる学習を推進していることと、それから公民館の図書で十分と言えるかどうかということについてお伺いします。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 十分と言えるかというふうな答えにはならないかもしれませんけれども、あくまで学校図書館、調べる学習コンクールにつきましては、現時点で整備をされた環境の中で、いかにその効果を高めるかということで進めているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) やはり県の図書館もあって、そこからも貸し出しを受けているんだとは思うんですけれども、やはり富谷町の中にもっともっと本、資料などがたくさんある中で調べる学習が進められていくということが必要ではないかと思うわけですね。そういうことをするために、やはりどういう図書館をつくるのか、どういうサービスを町民に提供するのかということが必要になってくると思うわけですが、これについて、この点についてはどのように考えているのか、再度お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 図書館の整備につきましては、そもそも図書館法に基づいて整備するとなっております。昨年、図書館の設置及び運営に望ましい基準というものが文部科学省のほうで改定されました。当時、大臣田中眞紀子さんのときで、平成24年12月に文部科学省のほうから公表されております。その中には、当然公立図書館の目指すべき方向性ということでさまざまな基準が載っております。整備をするに当たっては、まず最低限この法律、そしてこの基準に基づいて整備するのが基準になると思っております。あとは先ほど学校の調べる学習、その中の図書館の機能の中には、特にレファレンスサービス、これは情報提供・資料、調べる学習、そういったものが基準にありますので、そういったものも取り入れなくてはいけないとか、最近の文字から電子媒体に変わっておりますので、そういったものも取り入れていかなくてはいけない。そのために、過去の整備された図書館も参考になりますが、未来を見据えてどういったことが必要なのか、先ほどの指定管理者も含めて、多角的に今協議・研究を進めているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 検討を進めてきたと、今図書館法によって行われるものだということがあったわけですが、そうしますと、大体どの時期をターゲットに置いてといいますか、そういうことについても内々では合意が得られているということなのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) これはあの先ほど総合計画の住民の皆さんの意向という話がありました。その中では、順位的には5番目でございますが、20%の皆さんがあったほうがいいということをおっしゃっております。それより、現在の富谷町に何が必要かということで、先ほど申し上げた高齢者の皆様に関することであったり、子育て支援の施設であったり、そういうところに予算を割いて今やっております。ただ、現段階では、先ほど町長の申し上げたとおり、いつにどうやるというのはなかなか明言できる状態ではありませんが、先ほどの図書館法に基づいたものを全て網羅すれば、恐らく数十億、まさに複合施設となれば100億単位でいくと思います。そういった財源の補助があるか、ないか。いろいろな補助が使えるか。そういったものも含めて、今検討をしているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) この間、市制移行に向けた委員会がありまして、そこの中で、市制移行に向けたものの中では、文化施設は今のところで、富谷町が現状を持っているもので構わないということがあったわけですが、しかし、やはり一番最初に申し上げましたとおり、都市的機能として、それがないままで市制を迎えるのか、展望としてここまでは持っているということを町民に知らせていくのか。ここのところでお尋ねしたいと思いますが、いつまで検討し、方向性の決着点といいますか、終着点をいつと考えているのか、お尋ねしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 先ほどから申し上げているとおり、いつどうのこうのというのも含めて今検討しているところでございますが、市制についての必要な施設、都市的施設とありますけれども、基本的には教育施設で生涯学習、社会教育を支援する施設が図書館になっておりますので、そういったところも含めて、現在の公民館機能、公民館もネットワークを重ねております。今回の先ほど申し上げた改定の中に、初めて、公民館図書室との連携というのが図書館のほうに登場しておりますので、こういったところも踏まえると、ひとしく全地域にサービスを提供するには、どこか1箇所に図書館があるというよりは、各地域に公民館がありますので、そういったものを活用しながら、基盤となるような、中心になるような施設整備を目指すというそういったところも含めて十分な検証が必要であるということを申し上げたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 公民館図書室を否定しているわけではありません。しかし、冊数にしても、先ほど申し述べたとおりに、各公民館に1万いかないようなところで、それでネットワークができているからというわけにはいかないだろうと思うわけですね。ですから、これはやはり時期なども、それから今この段階までいっているということをはっきりさせながら進めるべきではないかと思うのですが、この点については町長はどう思われますか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 何度も申し上げているとおりです。現状、漠たるものですので、お示しする何もございません。その一点でございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 先ほど荒谷部長の答弁の中に、指定管理のことについてお話がありました。図書館建設、行く行くは図書館も建設することになっていくだろうと思うんですが、そのとき、指定管理にするとやはり5年、5年で、もしかしたら次のところにということもありますし、なじまないということがあると思うのですが、継続性がなくなるということは懸念されるのではないかと思うのですが、その点についてはどうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 指定管理の、先ほど私は世間一般的な例を申し上げております。各地域によって十分検証されて、自主運営がいいのか、指定管理がいいのか、それはましてや今、民間会社に経営を委託する図書館も出ております。それは地域に合った運営形態を目指すということが基本になってくるので、実際、図書館をつくるとなれば、恐らく運営状態も検証の中に入ってきますので、委員おっしゃるとおり、指定管理については5年とか、そういう契約でございます。ただ、指定管理制度の中にはリスク分散というものもありますので、もしそれがなくなった場合は代替的にどうするとか、そういう契約内容で指定管理は行われますので、もし万が一、指定管理制度、図書館にかかわらず、町のどこかの施設をやる場合は、当然そのリスク管理も行いながら契約行為を行っていくというふうになると思っております。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 指定管理者の制度については、富谷町も一部しているわけですが、今は図書館の指定管理について質問しています。2008年6月ですが、図書館法の改正の国会審議で、長期的視野に立った運営が難しくなると、図書館に指定管理者制度はなじまないと、このように答弁がされています。そしてまた、2010年12月、総務省の自治行政局長が発する前の参議院の内閣委員会で、図書館とか知の領域に属するものは指定管理者制度の対象から外す。明らかになじまないと、このようにも答弁をしているわけですね。
今の時点で、あり得るということについては厳に戒めながら、やはり公の場ですることが必要ではないかと、このように思うわけですが、いま一度答弁をお願いします。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 今のようなご質問をいただけるのであれば、現時点では決まっておりませんので、それ以上のことはご回答できないと思っております。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 文化ホールについてですが、20%、第5番目に位置しているということがありました。さまざさまな福祉施設だとか、高齢者のそれだとか、子供の保育所などの問題だとかがあって、それが順次解決の方向に進んでいるということについてはそのとおりだと思います。そして、文化ホールについてですけれども、ことしNHKののど自慢がありました。全国に中継されたわけですが、そこの中で、あちこちから聞く声なんですけれども、「文化ホールがあればな。体育館だったものね」というような声を聞くわけです。あ、これは総合計画を立てる前の意識とちょっとずつ違ってきている面があるのかなということはあるわけですが、このことについて、必要性というこのことをどのように調査するのか、調査していくということを考えているのかどうかお尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 文化ホールにつきましては、議員のおっしゃるとおり、いろいろ研修、調査もさせていただいております。ただ、のど自慢だけの例をとりますと、NHKサイドからすると、本来ですと体育館でやるのが一番ベストだと。これは仙台放送局さんも言っていることです。なぜ、今のテレビに文化ホールだけが中心になって映っているかというのは、平成の大合併によりまして、1つの市で、その周辺の町が文化会館を箱物行政で整備したものが、合併によってなかったところもあることになったと。ただ、そうすると、それをもってのど自慢を申し込むと。だから、結果的にはそうなっておりますが、客席数でも制限があって、1,000席以下だとのど自慢できませんよとか、そういったもの一つずつをやるとそうなってきます。まして、芸能人を呼んだ場合は興業ですから、1,500席、2,000席以上ないとなかなか有名な人はできません。となると、町で負担してそういうものを呼んできて皆さんにお見せするとか、そういうようなところも踏まえて多角的にいろいろ研究をしながら、座席数も含めて、文化会館については相当議論、吟味をしていかなければいけないと思っております。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) テレビを見た人はそういうことは一切知らないわけです。だから、「いやあ、うちの町にも文化ホールがあればもっと見ばえがよかったのに」ということからの発想だったと思うわけです。そしてまた、文化ホールを要望している人たちは、今の、例えば成田公民館では使い勝手が悪いということで、さっきも申しましたけれども、そういうこともありました。練習する場所、リハーサル室だとか、それからミーティングする場所だとかがもっともっとあればいいかなということもありまして、部長がおっしゃいましたけれども、本当にこれはどうしていくのかという検討が本当に必要になってくるということがあるわけで、今の時点でどれだけのその必要性、要望しているかということを把握する必要があるのではないかと思うのですが、これについてはどう考えますか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 先ほど申し上げたとおり、ほんの数年、5年前の調査の結果を先ほど私アンケートの結果と言っております。議員がどういった方とおつき合いしているかわかりませんけれども、のど自慢で文化会館があったほうがいいねというのは、私は一回も聞いておりません。そういったところで、それぞれ人によっては見方、考え方が違います。それを全部の町民の皆さんの意向を把握していくということはやはり至難のわざですし、先ほど町長が申し上げたとおり、文化会館をつくれとかという町長への手紙もございません。そういった状況を踏まえながら、ただ、今は町の中にはその施設はございませんので、ないよりはあったほうがいいと。そういったことで、では、つくるのであればどういったふうにつくっていくのかという、そういうのを今は研究段階だということを申し上げているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 確かに大きな施設をつくることになるわけで、それについては検討が必要だと思います。町民の声も聞いていく、町政懇談会で一部の人だけというのではなくて、全世帯向けのアンケートも必要になってくると思うのですが、そういう調査の必要性についてはどうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) いずれそういう時期が来ればアンケートというものは一つの媒体、考え方を知る上では必要だと思っております。その時期がいつかというのも含めて考えておりますが、ただ、図書館、文化会館ぐらいは欲しいですか、あったほうがいいですかというような、そういうアンケートではなく、やはり将来のまちづくり、市制を目指しているところも含めて、市になる段階では住民の皆さんよりいろいろなアンケートが登場してまいりますので、そういったところで判断していくものだと思っております。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 一番最初のところに戻るわけですが、そうしますと、今検討しながらということで、途切れのない継続課題となっているということですが、これは図書館と文化施設、複合ということもあわせて検討しているということでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 複合もあわせて、整備するに当たっては必要なものだと思っております。ただ、複合もいろいろな組み合わせがあります。先ほどおっしゃったように、図書館と文化会館、図書館ともしかすると福祉施設、これは町が求めていく施設では何が必要かということで組み合わせが整っていくものだと思っております。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 放課後児童クラブのほうに移りたいと思います。
放課後児童クラブは生活の場ということだというお答えが先ほどありました。したがって、生活の場にふさわしい安全面も考えて、最低でも1人1.65平方メートルというのは、これについては譲れないと。そこのところがあるわけで、そうしなければならないものだということを認識しているのか、そういうことが中心になっているのかどうかお尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 教育部長。
教育部長(小松巌君) ガイドラインで示している1人当たり1.65のスペースが望ましいという努力義務ということで、公民館のあらゆるものを使いながら、それを確保しながら、安全面を図りながら事業を展開しているということです。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) そうしますと、放課後児童クラブの児童たちは、公民館の全ての場所を、計算のときにはそれは入れて、でも、実際はそうは使えませんよね、それぞれ使用しているわけですから。そこのところはそうはならないと思うのですが、柔軟にそれを子供たちが使用できるという立場に立っているのですか。
議長(浅野幹雄君) 教育部長。
教育部長(小松巌君) 大ホール等につきましては、空きを利用して利用しているということでございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 児童の数ですが、平成24年の実績報告書で書いてあります。富谷中央は105人、富ケ丘が88人、東向陽台が173人、あけの平157人、日吉台122人、成田が165人、これが実際あるわけですね。それだけ来ていないから大丈夫だと、事故なく来たと言うわけですが、大事に至らなかったということでそれを自負すると言っていいのかどうかという、そこだと思うんです。ここのところについては、やはり子供らが使える場所、これを拡大すること。それから、71人になったら半分に分けるというガイドラインに沿って進めるべきではないのでしょうか。これはどうですか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 教育部長。
教育部長(小松巌君) 40人以上最大70人までということではガイドラインであります。平均の1日の利用率は先ほど申し上げましたけれども、登録数の半分以下ということでございますので、確保はしております。ただ、もちろんガイドラインに沿って、今後、富谷町の子ども・子育て支援計画等でこれをさらに具体的にしていきたいと考えております。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 先ほども言ったかと思いますが、学童保育連絡協議会というものがあって、そこでガイドラインを、自分たちのこうだったらいい、こうであるべきだということでつくっているわけですが、その学童保育の連絡協議会のガイドライン、ごらんになったことありますか。
議長(浅野幹雄君) 教育部長。
教育部長(小松巌君) 私は見ておりません。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) ぜひ見てほしいんです。長い間学童保育をしてきた人たちが、こういうところでなければ子供の生活の場として安全が確保されないということでつくっているものです。30人までを1つの集団として考えているわけで、そこのところから、子ども・子育て会議に提案するとしても、こういう提案をする。そうでない提案、平日はこれだから、これでいいだろうという提案をするのかということに大きくかかわってくると思うので。
現行、そうはいっても100人を超えているわけで、71人になったら2つに分けるというところからはみ出ているわけですよ。平日どうであれ、そういうことですから、これは守って半分にしなければならない、そういうことなのではないでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 教育部長。
教育部長(小松巌君) これについては運営費補助等の中ではそういう話もございますけれども、富谷町はその運営費補助を今はもらっておりません。その中で、富谷独自の考えの中で限られた公民館というものを活用しながら今事業を展開している。ですから、今後、国が示すもの、そして県が示す、県が条例化していきますので、それらをもとに富谷町の先ほど申し上げました子ども・子育て支援計画に反映させていくということでございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 今、運営費補助をもらっていないからという話がありましたから、これは全くの問題だと思います。子供の安全を考えるということであれば、そういう発言は出てこないのではないでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 教育部長。
教育部長(小松巌君) 面積だけが安全ではありません。指導員の配置だったり、公民館にある全ての機能を生かしながら、この児童クラブを運営しているということでございます。その中で安全を見守り、安全にという事業展開をしていると申し上げているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 成田東小学校の児童、成田公民館に通ってきている1年生から3年生までは何人ですか。
議長(浅野幹雄君) 教育部長。
教育部長(小松巌君) お待ちください。
成田東から来ている……、ちょっとお待ちください。68名でございます。7月末現在で68名でございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 成田東小学校の保護者から町長が当選間もないころに、ぜひ近いところに学童を保育する場所、児童クラブをつくってほしいという要請があったかと思いますが、それから何年になりますか、いつまで待ったらこれができるというのでしょうか。さっき、余裕教室ではという話がありましたけれども、学校の近く、学校の敷地内ということについては検討していますか。
議長(浅野幹雄君) 教育部長。
教育部長(小松巌君) 先ほど、余裕教室、空き教室という話をさせていただきましたけれども、空き教室、それから敷地内というのもどうかということは検討の中には入っておりますけれども、より具体的なまでにはなっておりません。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 具体的にならない理由は何ですか。
議長(浅野幹雄君) 教育部長。
教育部長(小松巌君) 結局、もし敷地内ということであれば建設費等々の問題もあります。財政の問題もございますので、現段階で平成27年4月に、その先ほど申し上げた子ども・子育て支援計画等もございますので、それの兼ね合いを見ながら進んでいる段階でございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 現在、子供たちは68人、成田東小学校から通ってきていますよね。その間待てと、そこまでは何ともしようがないという回答をするということなのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 教育部長。
教育部長(小松巌君) まずは安全を確保しながら公民館の中で今は対応していくということでございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 公民館に行くまでの事故、交通事故、事件などが心配だということで保護者からの要請があったわけですよね。ですから、その中のことだけではなくて、そこまでに行く距離が余りにも低学年の子供たちには遠過ぎるということですから、そのことをどう解消していくのか。財政的なことと言いますけれども、しかし財政的なことはやろうと思えば後から、こう言ったら乱暴ですけれども、ついてくる、しなければならないということになっていくのではないですか。
議長(浅野幹雄君) 教育部長。
教育部長(小松巌君) 現在、安全面につきましては、守り隊とかシルバー人材センター等の皆さんにご協力いただきながら安全を確保しているところでございます。財政という話ですけれども、やはりいろいろな町でしなければいけない事業等もありますので、その順位の中で考えていかなければならないと思っております。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) (仮称)明石台小学校についてですが、設計の段階まできている。プロポーザルで決まったわけですが、これは放課後児童クラブの専用室を学校の校舎内につくるということですか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 校舎内というよりも、校舎とつながる形で平屋で予定しています。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) そうしますと、手洗いだとか、台所だとか、さまざまな専用室だとかというものはあるわけですが、そういうトイレ、手洗い、洗面所みたいなものですけれども、そういうものについてはどこのところまで詳細になっているでしょうか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 今、設計の入り口ですので、今、質問にあるような詳細の段階ではございません。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 今まで公民館で実施してきた放課後児童クラブですけれども、こういうものがあったらいい、こういうものがなければだめだという指導員の思い、それから保護者の思いもあると思うので、そういうものだとか、それから学童保育連絡協議会がつくっている基準なども参考にしながらよいものをつくってもらいたいと思うのです。これについては、保護者の意見、ガイドラインなどを参考にしていくということでいいのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 教育部長。
教育部長(小松巌君) ガイドラインに沿って、国が示しているガイドラインの、今後出てくるものもございますので、それに沿いながら、それから子ども・子育て支援計画の中ではアンケートも考えておりますので、その中で反映させることもできるかなと思っております。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 国が今後示すというものですけれども、どんなものが出てくるかわかりません。現状よりも後退したものが出てくるということもあり得るわけです。運営費の補助についても何か後退が見込まれるようなことが報道されているということもあって、ガイドラインによるのではなく、よりよいものをつくっていく、この立場に立たなければならないと思うのですが、その覚悟といいますか、そういうつもりでやるんだということは表明してもらえるでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 教育部長。
教育部長(小松巌君) ガイドラインに沿って、子供たちにとって何がいいのか、安全性を確保しながらやっていきたいと考えております。
議長(浅野幹雄君) 11番佐藤克彦君。
11番(佐藤克彦君) 私は中学校の部活動についてと学校教育施設の維持管理の2点について質問いたします。
まず最初に、中学校の部活動について質問します。
中学校学習指導要領で、部活動について、「生徒の自主的、自発的な参加により行われる部活動については、スポーツや文化及び科学等に親しませ、学習意欲の向上や責任感、連帯感の涵養等に資するものであり、学校教育の一環として、教育課程との関連が図られるように留意すること。その際、地域や学校の実態に応じ、地域の人々の協力、社会教育施設や社会教育関係団体等の各種団体との連携などの運営上の工夫を行うように」と書いています。
中学校間では生徒数などの違いがありますが、部活動についてはまだまだ工夫を行うところがあると思います。学校間で多少差はあるものの、生徒が望む部活動の確保が大切と思い、次の点について質問します。
1、中学校の部活動の部の数を運動部と文化部に分けてお知らせください。
2、学校の部の指導者(教員)が専門外の指導者の数は。
3、学校の教員ではない指導者数は。
4、教員ではない指導者の今後の動向をどのように考えていますか。
5、今後の部活動指導者をどのように指導育成していきますか。
次に、学校教育施設の維持管理について質問します。
校庭やフェンス等の整備の不備が見かけられます。子供は富谷町の宝です。教育委員会では、子供たちの安全の確保や教育施設の点検、管理をどのように行っていますか。また、定期点検などの必要を感じています。よって、次のことについて質問します。
1、現在、学校の施設等の管理点検はどのように行っていますか。
2、施設の修理等はどのように行っていますか。
3、学校開放時の使用では、施設の整理整頓(後片づけ)をどのように指導していますか。
4、今後の学校施設の管理をどのように行っていきますか。
以上質問します。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。菅原教育長。
教育長(菅原義一君) それでは、お答えを申し上げます。
まず初めに、各中学校の部活動の数でございますが、富谷中学校、運動部8、文化部1、富谷第二中学校、運動部9、文化部2、東向陽台中学校、運動部12、文化部2、日吉台中学校、運動部13、文化部2、成田中学校、運動部15、文化部3、以上でございます。
それから、第2点目の専門外ということについてお答えをいたします。部活動の顧問に専門という定義はございませんが、現在、運動部の顧問、中学校5校で92名ございます。その中で、中学校から大学までの間に現在担当している部の部員として活動したことがあるという教員は33名、その種目の顧問をした経験がある教員は48名でございます。ですから、この2項目に該当しない、いわゆる未経験者となりますと11名ということになります。
次に、教員でない指導者でございますが、これは部活動の顧問は全て教員でございます。ただいま県の教育委員会が行っております運動部活動の外部指導者派遣事業というものがございます。この事業を活用して、外部講師として7名が現在4つの中学校のほうで活動してございます。
それから、4点、5点目については一括してお答えを申し上げます。学校での部活動におきましては、顧問の教員の状況や生徒のニーズ等によって技術的な指導等についても外部指導者等の協力を得るということが効果的であるということは認識してございます。このことから、今年3月に設立いたしました総合型地域スポーツクラブ「あったかとみやスポーツクラブ」と教育委員会が連携しての学校等スポーツ指導者派遣事業、このことや、先ほど申しました県教委の行っております運動部活動の外部講師指導者派遣事業による外部指導者等を活用しながら効果的な指導体制を整えるとともに、生涯スポーツの一環としての指導力向上のための研修会や体育協会との連携を図りながら講習会等の活用を図ってまいりたいというふうに思っております。
次、後段、第2点目の施設の管理等についてでございます。これは1問、2問、4問は関連がございますので、一括してお答えを申し上げます。
学校の施設の維持管理につきましては、学校施設安全点検表と施設点検チェックシート、これを毎月各学校から提出してもらうとともに、施設担当職員の巡回等による施設の状況を確認しているというのが現状でございます。施設の修繕につきましては、現状、学校と教育委員会で確認しながら、緊急性、安全性等を協議しながら施設の修繕をいたしております。今後も児童生徒が安心して学ぶことができるように施設の維持管理を徹底してまいりたいというふうに思っております。
最後に、学校開放についてでございますが、施設の使用方法並びに整理整頓につきましては、前年度末に使用団体の代表者を集め、全体説明会を行いまして徹底を図ってございます。この中で、私のほうからもいわゆる学校の本来の教育活動に支障を来さない限りの学校開放という法の規定もございますので、その法の規定の趣旨を十分図りながら開放の施設を利用してほしいということは改めて毎年お願いをしているところでございます。
また、年1回、使用団体による清掃を行っております。さらに学校の担当者から施錠や消灯、後片づけ等の不徹底があった場合は、その都度連絡をいただき、内容を代表者に伝えて適正に使用するように適宜指導をしているところでございます。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 11番佐藤克彦君。
11番(佐藤克彦君) 再度質問いたします。
富谷中学校、文化部1つですね。
議長(浅野幹雄君) 答弁漏れですね。
11番(佐藤克彦君) いや、今質問しています。再質問だから。
議長(浅野幹雄君) 富谷中学校の数字なかったようですけれども。
11番(佐藤克彦君) いや、1と言いましたよね。
議長(浅野幹雄君) ありましたか、失礼しました。
11番(佐藤克彦君) 富谷中学校、文化部1つ、ちょっと子供たちが何か選択肢が狭められたような気がいたします。例えばですが、富谷小学校では田植踊りの伝承クラブがありますね。小学校で切れてしまうんですね。中学校に持っていったり、そのような方法で伝承クラブを中学校に設立したり、ほかの学校に設立したりという考えはありますかどうか質問します。
また、指導者は、外部指導者が出てきましたが、総合型地域スポーツクラブ、また文化協会、芸術協会を活用するようなことは考えていますか、文化部ですが。
次に、学校施設の管理では、学校開放時ですが、スポーツ少年団などではどこのスポーツ少年団でも使用した後は使用前よりもきれいに整理することを心がけているはずです。私もスポ少の野球の親としてそのように努めてきました。ところが、学校の施設を借りた場合、サッカーとか野球ですが、ならすんですよね、グラウンドを。そのとき、砂等がないとうまくならせないんです。そのような施設はどのようにしたらいいのか、教育長の再度の答弁をお願いします。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) まず、富谷中学校の田植踊り伝承クラブの件でございますが、基本的に学校のクラブ活動をどんなクラブを設置して、それをどう運営するかというのは、これは学校経営の中で校長が考えることでございまして、当然、職員と図りながら現状を把握して適正な部活動を設置しているというふうに私は認識してございます。伝承クラブ等についても、中学校のほうで部活動として成立することの検討は具体的には聞いてございませんが、全体の中で校長として決定していくという事項に入るのかなというふうな認識をしてございます。
第2点目の外部講師ですが、これはたしか前回にもこのことはお答えしたように思うんですが、学校の指導者として入れるということは、それなりにやはり適格性、適任性というものをきちんとこちらのほうでも把握して学校のほうに入る。当然、児童生徒への重大な責任を負うことにもなりますので、そこはきちんとやっていきたいと思います。そのためには、やはり公の県の教育委員会が実施している事業でありますとか、それから「あったかとみやスポーツクラブ」等を利用するというのは最も適当かなというふうに思っております。それにあわせて、文化部関係で芸術協会というお話もいただきましたので、これは今後いろいろ指導者リスト等もつくっていく、ふやしていく、もっと更新していくことにもなりますので、今後の検討課題というふうにさせていただきたいというふうに思います。
最後に、いろいろ議員のほうからお話ありましたように、原状回復というものが最も基本でございますが、お話しいただいたように、使用後は使用前よりもきれいにという、常にこういう気持ちで使っていただくということは私らも最も望むところでございます。そのために必要なものがあれば、当然、それは出していただいて、こちらのほうでそれを備えていきたいというふうに思っております。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 4番三浦邦夫君。
4番(三浦邦夫君) 通告に従いまして、私は発展する明石台地区の現状と今後の課題を町当局に質問いたします。
近年、ご存じのように、明石台地区は商店の進出、明石台七丁目・八丁目、名称がスマートコモンシティ明石台ということのようですが、これの宅地の造成、この団地は既に現在134世帯が入居しており、完成されますと755世帯が入居できる大きな団地になるそうです。それらに伴って、交通量の増大など生活環境の著しい変容に直面している現状です。特に人口面では、7月31日現在で7,834人、2,460世帯で、昨年同月よりわずか1年で、人口で334名、121世帯の増となっております。また、富谷明石台郵便局開局も含め、商店の進出も多く、生活の利便性の高まりと同時に交通状況にも大きな変化が見受けられます。
このような変容の状況の中で、今、明石台地域住民は町内会活動などを通して、さらなる安心・安全の、そしてあったかな地域交流による住みよい明石台地域を目指し努力している現状であります。そこで、町の指導、助言等をいただきながら、町と協働でさらにより確実にゆとりのある明石台地域の環境づくりができるように熱望し、質問いたします。
1、今後の商店、工場などの誘致及び配置について伺います。
(1)明石台東部地域の効果的土地利用について。
(2)生協近辺の商店の配置、誘致について。昨日の町長のお話では、ヨークベニマルが進出するというお話でしたが、そのほかのほうはどうなっているか伺います。
(3)明石台地域から仙台市松森方面への幹線道路、今非常に盛んに工事をしているように見受けられますが、延長計画、達成度、進捗状況等はどうなっているのでしょうか。
2、安心・安全の生活環境の整備のために、警備機能と防犯組織の強化と拡充について伺います。
(1)成田交番の人員をふやすとかの組織拡大と町内巡視や巡回パトロール、指導や助言の体制支援について伺います。
(2)交通量の増大対策として、明石台地区の交通安全協会組織づくりについて伺います。
(3)青少年健全育成対策として、商店を含めた地域一体化の組織づくりについて伺います。
3、地域とともに愛され大切にされる、たびたび、きのう、きょうと問題になっておりますが、(仮称)明石台小学校の開校について伺います。
(1)快適で確かな学習環境のために、通学路と校門及び駐車場などの安全のための整備について。
(2)公園と一体化された眺望、景観、そして何よりも住民を大切にした校舎の配置について伺います。
(3)地域に開かれた地域の防災拠点としての学校整備について、またグラウンド、体育館、集会室、先ほどもありましたが、放課後児童クラブ等のホールといいますか、部屋とかなどの効果的な地域開放はどのように考えていますか。
(4)地域の安心・安全の場として、また地域コミュニティーの役割としての開放はどのように考えていますでしょうか。
(5)、現在、学校の場所はシニアチームの方々が使っていることもあり、また公園を利用する方々の駐車場等が現在使われております。そういうことでの、(5)として、公園を利用する方々の駐車を含めた駐車場の整備について伺いたいと思います。
4、将来の人口増を含めた生活変容に対する対策について伺います。
(1)新しい町内会組織と町内会館の整備についてどのように考えていますでしょうか。
(2)地域の利便性、緊急防災を含めた道路の拡幅及び整備についてはどのように考えていますか。
以上、大きく分けた4点質問いたします。よろしくお願いします。
議長(浅野幹雄君) この際、午後1時40分まで休憩をいたします。
午前11時55分 休憩
午後 1時40分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
午前の三浦邦夫君の質問に対し答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
最初に、明石台地区、1つ目ですね。東部地区の土地利用ということでありますけれども、東地区の主たる土地利用、戸建て住宅でございます。それぞれスマートコモンシティ、おっしゃったとおりでありまして、日本のスマートコモンシティの第1号というようなことも巷間言われているところでございます。先ごろ、電力料金の値上げに当たって取材を受けていたようですけれども、太陽電池、燃料電池、蓄電池、余ったものは売電をするというふうなことで最先端の住宅に今整いつつあるというふうなことでございます。
2つ目は、商店の配置云々ですけれども、基本的にはあそこについては全て民有地、民地ですので、町がここに何をというようなことの権限はないというふうなことです。したがいまして、みやぎ生協の北隣部について、ヨークベニマル明石台店が今予定しているということで説明会も既に行われ、来年の開店に向けてというふうなことの動きの中で今進んでいるというところでございます。
3つ目の、松森方面へのということで、宮根線をご指摘だとすれば、宮沢根白石線、従前からも話題になっておりますけれども、あの延長上、松陵につなげる。そしてまた、さらには最終、バイパスを抜けて仙台の舟丁に終点を持つ宮沢根白石線というふうなことでありますので、何としても富谷町としましては宮沢根白石線の仙台市への取りつけ、接続というふうなこと、恐らく次の第7回の線引きがやはりポイントになろうかと思うんですね。前にも第6回の線引きは19年から始まって4年にまたがって22年に告示を受けるということですから、次の第7回目の線引きは26年から始まるということです。したがいまして、今の動きの中で、大変来年からの4年間、富谷町の土地の利用が見込まれるというふうなことの中で織り込まれていくわけですから、第5回目、富谷町で線引き取り組めなかったようにならないように、今、我々、業者等とのかかわりも含めて、さらなる富谷町での将来を見据えた場合、宮沢根白石線の仙台市へのつながりというようなことでいえば、やっぱり民間事業者との絡みの中で道路が整備されていくと、このような手法を最優先に考えてまいるというふうなところでございます。
巷間、100億円とか数十億円、50億円を下らないとか、100億円なんていう数字も、単独で道路だけ通すとすれば、到底できる話じゃないですので、ちょうど26年から4年がかりで進められる第7回目の土地利用の見直し、いわゆる一般的に線引きと言われるこのあたりに向けて力点を置いていくというふうにしたいと思います。
2番目は、後ほど担当課からということにいたします。
3つ目、明石台小学校、これもきのうの冒頭の発言も含めて、相当念入りに今進めております。通学路の問題とか、あるいは歩車分離の問題とか、あるいは西側の既存住宅地への影響の最小化とか、あるいは景観とか、眺望とか、そういったふうなところもあります。
2つ目の、公園との取り合い、これも富谷町の小学校にはない位置関係にありますので、明石台公園との一体化というふうなことも含めて、公園と学校校地内にらせん的な階段になりますけれども、連絡通路になりますけれども、そのような形で小学生も使える、皆さんも小学校に出入りができるというふうなことで、人の出入りするところをもう一つ、正門とか、西門とか、その他の道路は公園口というふうな使い分けをしたらどうかというようなことで今検討を進めているところです。したがいまして、今、震災後の学校建設というふうなことでありますので、地域の防災の拠点というふうな役目もありますし、地域開放というものもありますし、さらに放課後児童クラブの設置というようなこともありますし、そういう意味では、地域の皆さんに日中の学校という機能のみならず、目いっぱい使っていただくための機能もあわせて検討をしているところでございます。
駐車場について、今、グラウンドとして使っていて、四、五十台、50台前後並ぶんですかね、そんなふうなところも見据えながら、完全にあの場所がなくなりますので、公園の昔のグランドゴルフ、ゲートボール場の30台スペースの駐車場を整備することに既にしています。間もなく始まります。というようなことでありますし、さらにまた学校にも50台前後の駐車スペースを設けますけれども、日曜日・休日等も公園利用者が使えるような位置関係と利便を考慮して、25台程度というふうなことで学校の校地内にも土日使えるような、公園をお使いになる皆さんにも駐車していただけるようなスペースを考えると、こんなふうなことで今準備をいたしております。
そして、4つ目ですね。したがいまして、明石台東地区、学校の新設に伴って町内会が新しく編成される。今、六丁目の一部、80世帯ぐらいのところ、道路挟んで北側にありますというものと、加えて220ほど予定されていますので、300世帯規模になるということで、明石台の新設の町内会だというふうなことでございます。第9町内会というような感じでしょうか。六丁目、プラス、九丁目というふうなことの住居表示も予定してございます。したがいまして、六丁目の一部と九丁目、新しく開発される220世帯分の300世帯をもって45番目の町内会設立と、こんなふうなことも予定してございます。町内会設立ですので、結果として、一定の公園と会館をセットで整備すると、この辺のことも予定に入れながら進めておるというところです。
道路については後ほど担当から答弁することといたします。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) それでは、私のほうから問い2の(3)、青少年健全育成の取り組みにつてお答えを申し上げます。
商店の増加が著しく、児童生徒の商店や飲食店への出入りがふえるというふうに認識しておりますので、商店の方にも青少年健全育成活動への共通認識を持っていただき、子供たちの見守りや声がけへの協力を各種団体の代表で構成しております健全育成連絡会で働きかけていくように今後協議を進めていきたいというふうに思っております。
さらに、(仮称)明石台小学校開校に伴っての町内会や学区の編成にあわせまして、健全育成連絡会が動きやすいように、地域に密着した組織になるように各関係団体と協議を進めてまいりたいというふうに思っております。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) それでは、私のほうから問い2の1、2の成田交番と交通量増大対策ということで、こちらのほうを申し上げたいと思います。
最初の成田交番の組織拡大、こちらにつきましては、大和警察署によりますと、明石台地区を含む町内南部地域を所管とする成田交番には現在10名の人員を配置しており、当面、現体制を維持していくという見解をいただいておるところでございます。平成16年6月21日に設立されました。当初は5名体制でございましたけれども、経年による人口集積に伴い、平成19年4月には9名、平成23年4月から現体制の10名となってございます。
明石台地区は、新たな宅地開発が進み、県内でも屈指の人口増加地区となり犯罪発生の増加が懸念されておりますところから、さらなる交番機能の強化について大和警察署へ働きかけてまいります。宮城県警本部では、犯罪を未然に防ぐことを重点に置き、赤色灯を点灯させて警ら活動や、みやぎ防犯パトロール事業として青色回転灯付車両による警らを積極的に推進してございます。
また、大和警察署におきましては、昨年4月に機動警ら隊3隊を配置し、交番署員とともに24時間体制で警らに当たるなど、機動性を高めながら犯罪抑止・予防強化に努めていだだいているとろでございます。
それから、2の交通量増大対策として、明石台地区交通安全協会組織づくり、こららにつきましては、警察が所管する交通安全協会は、現在、町内に9支部ございます。明石台地区は、東向陽台第1支部が担当区域としてご活動いただいているところですけれども、人口が急増する明石台地区と東向陽台地区での地域性は大きく異なり、安全な交通環境を目指す上においては地域の実情に即した交通安全活動が必要と思料するところでございます。つきましては、一昨年より実施している各支部との座談会等を通して、東向陽台第1及び第2支部の現状における課題等について協議を図りながら、地域における安全な交通環境について検討してまいりたいと思ってございます。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 先ほど町長が申し上げましたように、六丁目の北側の一部、それから現在造成工事を行っております明石台東地区、予定では九丁目の地区になる地区なのでございますが、当初、その地区、六丁目と九丁目は4メートルの歩行者専用道路で接続を予定しておりましたが、新しい町内会が設立される予定となり、それから将来的に見て、町内会、一体的に管理運営できるような形で相互からの通行が可能になるように、歩道のみならず車道も、車が通行できるような形で6メートルの車道を確保するというようなことで現在計画しております。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 4番三浦邦夫君。
4番(三浦邦夫君) 期待どおりといいますか、ほとんど想像していたとおりのお話を伺ったんですが、二、三質問したいと思います。
1点は、今、拡幅工事の件で6メートルの道路云々ということだったんですが、小学校の周りの道路というのはどのようになるのかということが1点ですね。要するに、防災等の何かで小学校にわっと駆け込もうとかなんとかというときに、駐車場とか何かも含めて、今の道路がそのままなのか、もうちょっと広がるのかということが1点。
それから、交通安全協会の組織づくりということを検討しているというお話だったんですが、今後、どのような方向でどういう進捗状況でそちらのほうにいくのかというようなことも含めてお答えいただければなと。ですから、明石台単独でといいますか、独自にそういうことというのはできるのかどうなのか、その辺のところをお伺いしたいと思います。
それから、もう1点なんですが、皆さんもお気づきだと思うんですが、近ごろ小学校の校庭で土日・祭日遊んでいる子供が余りいないんです、見ていても。例えばせっかく明石台小学校ができたときに、例えば少年野球を教えるからみんな集まれと、簡単にそういうところのグラウンドを使って土日・祭日できるものなのか、もちろん許可を出さなければならないとか何かがあれば、そういうことというのは可能だと思うんですが、例えば子供たちがわっと集まって、下では東向陽台スカイラークとかがやっていて遊ぶ場所がないからということで、明石台小学校のグラウンドでサッカーやったり何かということが可能であるのかどうなのか。もし使いたいというときなんかにはどういうようなシステムといいますか、許可を得たりなんかすることが必要なのか、そんなことも含めて3点お伺いしたいと思います。以上です。
議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤英樹君) ただいまの質問の3点目、土日の学校開放についてお話をしたいと思います。
現在、学校適切開放ということで、小学校及び中学校が体育館と学校等について、土日、若干の開放を行っております。それに関しましては、登録した団体が使うというふうになっておりますので、もし、明石台小学校に関しても、使う団体が登録していただいて、その使い方、またそのルールを守って使うようになりますので、個人的に使うというのであれば事前に協議させていただくようになります。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 道路の件でございますが、まず、東西の既存の明石台公園の南側の道路、12メートルの幅員なんですが、歩道2メートル50の両側ということで、そこについては現況のまま、ただ、学校の校門のところが配置されますので横断歩道の設置等についてはこれから公安委員会のほうと協議をしながら設置していく予定でございます。
それから、西側の住宅地側の道路、6メートル道路なんですが、現在ガードレールのある部分からのり面については学校側の敷地なんですが、そのガードレールから2メートルを歩道として確保しまして、1メートルのちょっと落差がつくような形で現在設計を行っておりまして、そこにフェンスを立てて落下防止をする。車はその1メートル下に駐車するというような形で、すっかり歩車分離をするというようなことで現在計画しております。以上です。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(菅原俊司君) 交通安全協会というようなご質問でございますが、まず1つ、交通安全協会は、町に所管する団体ではなく、警察に所管される団体でございますので、直接町は携われる団体ではないということをまず前段としてご理解いただきたいということと、それからもう一つは、検討しているということではなく、現状において、先ほど部長からもご答弁させていただきましたが、明石台の状況と東向陽台の状況では現在においては大きく異なるというようなことから踏まえると、やはり一元的に交通安全運動を取り組んでいただくのはなかなか困難ではないかというようなことを考えておりますので、まずは現状における各支部の課題となっているようなことをお話等をお伺いしながら、町として支援できるようなことがあれば今後検討していきたいというようなことでございます。(「ありがとうございました」の声あり)
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) それでは、私から3点について質問いたします。1つは、高齢者の保健福祉についてであり、2つ目は、明石地区の道路改修について、3つ目として、任期付職員の業務内容等についてです。
まず最初に、高齢者の保健福祉について伺います。
町では、平成24年3月、富谷町高齢者保健福祉計画を策定し、現在その推進に取り組まれております。高齢者施策を積極的に展開していくため、「高齢者が住みなれた地域で安心して自分らしく生涯を過ごせるまちづくり」を基本理念とし、各種事業等に取り組んでいます。計画されている各種事業等について伺います。
1つ、高齢化の進展と今後の見通し、ピーク時は何年ごろで、高齢者は何人ぐらいになるのかお尋ねします。
2つ目、介護保険サービスにおける町の実質負担額の推移、第4期計画の平成21年から24年度は幾らか、お尋ねいたします。
3つ目として、後期高齢者医療制度における町の実質負担額の推移、これも平成21年度から24年度までについて伺います。
4つ目として、高齢者保健福祉施策の展開とその成果について所見を求めます。
5つ目、高齢者保健福祉における今後の新たな施策はどのような事業を考えておられるのかお尋ねいたします。
次に、明石地区の町道改修について伺います。
議員の皆様には道路地図を配付していますが、町道明石1号線・県道仙台三本木線・町道明石石積線交差点は、変則な交差点であり、朝夕の渋滞が発生しています。仙台北部中核工業団地群、大和リサーチパーク等への企業の進出及び町内の宅地造成等による住宅建築が旺盛で、人口の増加と相まって量販店・飲食店の集積とともに、徐々に交通量がふえてきている現状にあります。今後さらに渋滞が激しくなるものと危惧されています。この交差点の改善について伺います。
1つ、町道明石1号線及び町道明石石積線の朝夕の渋滞解消策の進捗状況をお尋ねいたします。
2つ目、明石1号線・県道仙台三本木線・明石石積線の交差点の交通量調査を実施すべきと思いますが、見解を求めます。
3つ目、渋滞解消の観点から、明石石積線の拡幅、これは図面上では県道三本木線から西側50メートルほどの部分ですが、石積線の拡幅と明石1号線の接道を検討すべきではないかと考えますが、所見を求めます。
4つ目、交通量のふえている明石1号線に歩道を設置すべきと思いますが、見解を求めます。
最後に、採用された任期付職員の業務内容等について伺います。
平成24年12月7日、富谷町議会定例会において、「富谷町一般職の任期付職員の採用等に関する条例」が可決され、同12月21日に施行されています。本年6月の第2回議会定例会で、「本年度より特定任期付職員として弁護士登録有資格者、元弁護士事務所勤務弁護士を採用し、現在総務課主幹職として、条例・規則制定・改正に係る法制執務のほか、法的支援指導等により各種相談事業の充実に努めております」と、話されております。この特定任期付職員の業務内容等に関し伺います。
1つ、採用後、所期の目的は達成しつつあるのか、現状の認識をお尋ねいたします。
2つ目、3年間の任期の中で、業務内容は変更していくのか、今後の方向性を問います。
3つ目、受験案内の中に、「3年(本人の同意を得た場合は最長5年)勤務ののち、地元での法律事務所開業を支援します」とありますが、具体的な支援内容について伺います。
以上、私から大きく3つのテーマについて質問いたします。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁申し上げます。
高齢者も元気な町をということで、具体的な数字等については後ほど担当からということで、1、2、3、4ということになりましょうか。それを受けて、またその後の質問にお答えするというふうにしたいと思います。
2つ目の変則交差点ということで、明石1号線、お手元に印刷物がありますので、主要地方道仙台三本木線から今開発地に上っていくあのなだらかな上り道というふうなこととなります。朝夕の渋滞状況、従前から課題になっているところでありますので、交差点、交通量調査も含めて、十分、4年経過しておるというようなことで、早速に交通量等について、町独自で調査をする用意と準備も今しているところでございます。抜本的な解決策をというふうなことで、議員がこの接道をというふうなことで、直進してT字路で信号機、右折・左折、そして南に南進をして利府、石積トンネルに左折、さらに泉方面には直進というふうな形とこうなりますので、確かにこの短い区間の中に2つの信号機でというようなことで車のはけ具合が悪いというのはそのとおりだと思います。そしてまた、石積トンネルから明石台方面に入ってくる道路もかなりの量があるというようなところもご指摘のとおりでありますし、我々もそのような認識の中で、7月の臨時議会におきまして、明石石積線、これの側溝ふたがけをすることで安全を確保しましょうと、このような手を打たせていただくというふうなこととなります。
ここにありますように、明石石積線、赤で打ってありますように、昔の町道、県道は川沿いのところ、細い道路が県道であったというふうなことです。したがって、県道につながる町道と、今茶色の線と左の川までの部分、そこの部分は痕跡がないといいますか、余り認識されませんけれども、昔の県道と町道との接続はこのようになされていた。そして、ある時期に茶色の旧道を使いながら、そしてまた新しい道路というようなことで、バイパス的な道路でこのように現状に至っていると、こんなふうなところでございます。
したがいまして、今の明石1号線、あのようにおりていくところに倍の道路でとっているわけですので、そういったことも含めてどのようにというようなものもありますし、そもそもが主要地方道の塩釜吉岡線が中途半端なままで終わっている。本来ですと、主要地方道塩釜吉岡線が主要地方道の仙台三本木線に接続するというのが県の責務なはずなんですね。そういったところも、ワールドカップ、国体のあの時期を大きなあの時期に時期をずらしたというのですか、時期をいろいろな経緯の中でそこまで至らなかったというふうなことでございます。現状もシャトルバス、何十台と、スタジアムである折には往来があるわけでありますので、本当に頭の痛い課題です。ですから、直接的にこのような形で、議員が提案される接道が果たして今以上の改善策になるのかどうかということについては、十分引き続き検討するというふうなことで、もう少しお時間を頂戴したいというふうに思います。
歩道の設置もあわせてそのようなことでありますので、全体的な状況の中で歩道の設置も検討するというふうなこととなります。
3つ目の弁護士資格職というふうなところでございます。所期の目的、当然そういったことを描きながら採用をし、そしてまた富谷町居住の方がお手を挙げていただいてこの職についていただいた。2人、東京町田の方と町内の方がお二人、同じ資格を持った方が希望を出していただいて、結果として地元居住者を選任させていただいたというふうなことでございます。本人のご希望が将来的にやっぱりこのかいわいで弁護士事務所、個人事務所を開設したいというような意向とちょうど町の意向が合致したというふうなことですので、まだスタートして間もなくですので、そういう意味で、ぜひ私どもとしては富谷の町内に何とか弁護士事務所、法律事務所の開設というふうなことにぜひつながればなというふうな思いで、まだ先ですので、そういったことで、今現在、開業を前提としてどうのということは一切ありません。もう少し、来年あるいはあと1年というようなあたりにこういった課題がもう少しはっきりした形で出てくるのではないかというふうに思います。
業務内容の変化というようなことで、刻々変化していくと思います。まさに全国でも五、六十人しかいない自治体での勤務というようなことであります。最低限、東北地方で言えば、震災対応で幾つか、二、三人入っているようですけれども、こんな形での採用形態というのは東北では富谷だけですので、そういう意味では、当初思っていたもの、あるいは思っていた以上にさまざまな形で弁護士資格職の今のお立場の方がプラスに働いているというふうなところでございます。
もう一つ戻れば、今回、条例改正とも絡むのでありますけれども、弁護士法72条と、どこまでいっても弁護士会とのやりとり、非弁行為というようなことで、弁護士は弁護士と似つかわしい、資格登録、入会していないものが同じようなことがあるということで、十分注意をして非弁行為に当たらない方策で進めていただこうというようなことでやってはきておるんですけれども、折々に言葉でいうとチェックが入るといいますか、この件はどうなんだというようなこともこの間連続して出てきているところです。そういうような中で、はっきり弁護士の入会登録をして、資格を持った中で堂々とやりましょうというようなことで、今回提案をさせていただいたことと、そのことの結果、町民であり、町の利益につながるのだというふうなことで、今回の提案になるところでございます。
なお、広報にも一部法律を身近なものにというふうなことで、随時掲載をというようなことで始まったところでございます。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) それでは、質問1の(1)高齢化の進展と今後の見通しでございますけれども、国立社会保障・人口問題研究所によりますと、日本の……
議長(浅野幹雄君) 暫時、休憩をいたします。
午後2時15分 休憩
午後2時15分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
答弁お願いします。
長寿福祉課長(安積春美君) 日本の高齢者人口は2040年過ぎにピークを迎えると予測しております。3月に公表されました将来人口推計値によりますと、2040年の富谷町の65歳以上の方は1万6,558名というふうに推計されております。
2番目でございます。介護保険サービスにおける町の実質的負担額のところでございますけれども、一般会計からの繰入額というところで話をさせていただきます。21年度2億600万円、22年度2億2,000万円、23年度2億5,400万円、24年度2億6,900万円ほどとなってございます。
3番目、後期高齢者医療制度における町の実質負担額の推移のところですけれども、運営事業費として21年度1億9,700万円、22年度2億200万円、23年度2億3,300万円、24年度2億3,000万円というふうなところで負担をしているところでございます。
4番目でございます。高齢者保健福祉施策の展開とその成果というところですけれども、高齢者に対する保健福祉施策は、議員におっしゃっていただきましように、富谷町保健福祉計画において心と体の健康づくり推進、ともに支える地域づくり事業、高齢者の生活支援事業の拡充、家族介護者等支援事業の4つの事業体系で推進しておるところでございます。
主な成果のところですけれども、健康づくりのところはゆとりすとクラブサロンが拡充されているというふうなところで、心と体の健康づくりが推進されているというふうに思っております。それから、認知症対策として、昨年から認知症学びの講座を実施している状況にございます。ともに支える事業のところでは災害時要支援者台帳の整備にも力を入れ、昨年より大幅に多くの方々にご登録をいただいているところでございます。そのほか、配食サービスですとか、緊急通報システムですとか、こういった事業を展開いたしまして高齢者やご家族の安心につなげているというふうに考えてございます。
次のページ、5ページです。今後の施策というところなんですけれども、人口の減少がある中、本町では2040年でも総人口が伸びる状況にはあるんですけれども、総人口の伸びに対して高齢者の方々の伸びも大きな状況にあります。そういうところを考えていきますと、やはり元気で健康な自立した生活を送れる高齢者というところを目指していかねばならないというふうに考えてございますので、そのためにご自身たちが培ってきた高齢者の方々の力を発揮する活動の場ですとか、お互いに交流を深める場ですとか、そういう自主的な活動の仕組みを整えて支援していきたいというふうなところで考えております。以上です。
○議長(浅野幹雄君) 問い3の3番目の法律事務所開業を支援しますとあるが、具体的な内容……、これはいいですか。答弁ないように思うんですが。問い3の3番目です。(「開業支援のところですか」の声あり)いや、問い3ですから、各種相談の業務ということで、弁護士資格を持った方のところです。3番目の3。(「いいです」の声あり)よろしいですか。(「はい」の声あり)
これより出川博一君の質問は一問一答により行います。3番出川博一君。
3番(出川博一君) 平成22年10月1日の国勢調査行われたわけですけれども、そのとき65歳以上の人口が6,412名、高齢化率13.6ということなんですけれども、25年8月、先月末、65歳以上の人口が7,689名、3年間で1,277名ふえております。この現状について、町政運営上の所見をお尋ねしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 運営上の所見、当然、その実数、そのとおりですので。(「いわゆる6,000人の中で3年たったら7,000人にふえた。いわゆる1,200人もふえたということで……」の声あり)
議長(浅野幹雄君) 出川議員、もう1回質問してください。
町長(若生英俊君) いいです。そのような事実として受けとめて、それをふえたことを意図しながら、町政運営に当たるということでございます。(「議長の采配に従ってください」の声あり)
議長(浅野幹雄君) 終わりですか。(「いいえ」声あり)
3番出川博一君。
3番(出川博一君) ということは、それを意識して町政運営を行うということですか。意識してというのは、かなり私は高齢化率そのものは低いと思うんですけれども、いわゆる人数でいくと、かなり急激にといいますか、増加している。これはこれから非常に町政運営上大きな足かせというか、問題になってくるんじゃないかなと思いますけれども、その辺についてのご見解を求めたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 一問一答にちょっとなじまないんですね。もう少し全体をお話したいと思うんですが、よろしいでしょうかね。
富谷町の状況、先ほど課長が数値は申し上げませんでしたけれども、生産年齢人口は106です。ふえる自治体の15のうちの1つです。さて、今度は富谷と宮城県の比較、全て問題研究所で公表しているデータですので、こういったものを、きょう、答弁の資料に用意しましたけれども、富谷町の30年後は65歳以上は2.5倍です。75歳以上は3.5倍です。宮城県はどうなるかというと、宮城県は65歳1.3倍です。75歳以上は1.6倍です。一方では、生産年齢人口は3割減ります。70です。富谷106に対して70です。いろいろな数字の絡みの中で世の中は動く、30年後にも今の自治体構成というくくりの中で言えばこうだよというふうなことですよね。ですから、数字を絶対化するのではなくて、間違いなく富谷町も高齢化という形にいくわけですから、それは包括センターのことなんかも含めて、常に意識をしながら若い皆さんをどう育てるか、高齢者層をどうするか。比率でないんですよというのはしょっちゅう私が申し上げてきたとおりでございます。ですから、総合的に町民5万人の皆さんのそれぞれの施策というふうなあたりにずれのないように進めるというのが私どもの見解です。
非常に一問一答になじまないんですね。ですから、今、申しわけないんですけれども、こんな形で全体の概略を申し上げました。これをもってまたお願いします。
議長(浅野幹雄君) 一問に対する一答で成り立ちますので、続けてください。
3番出川博一君。
3番(出川博一君) 私、多分同じ資料で見たんだと思うんですけれども、同じ資料というか、インターネット上に公開されているいわゆる国立社会保障・人口問題研究所での将来推計です。これは富谷の地域に限定して私今質問しておりますので、その辺をまずお含みおきいただきたいと思います。
この将来推計の中で、富谷町は2040年には人口は5万8,520人になりますけれども、65歳以上の高齢者が1万6,558名ということで、この30年間で65歳以上の方が1万人以上ふえる。これはこれからの町政運営に大きな影響を与えるものだと思うんですけれども、これを踏まえてどのような町政運営を予測しておられるのか、お尋ねしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 30年後の視点はおきますけれども、今私ども3年、5年という対応が必要なわけですから、その両面を見ながら運営していますということでございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) わかりました。
同じ推計で、先ほど町長がお話しになられました生産年齢人口、15歳から64歳までの部分なんですけれども、22年の段階では、いわゆるこの前の国勢調査では3万1,295人、これは富谷町の人口全体に占める割合が66.5%です。これが30年後には3万3,232人、人口全体に占める割合が56.8%ということで、10ポイントほど下落します。これがずっと見ますと、生産年齢人口比率は毎年減ってくるんです。これは町の財政運営に与える影響は非常に大きいものがあると思うんですけれども、この辺のところについての町長の認識をお尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 簡単に申し上げますけれども、今のデータをもとに答える材料はないですね。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) それでは、税収の中長期的な計画あるいは予測は立てておられるでしょうか。その点についてお尋ねしたい。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 予測値はなお難しいです。非常に不安な中で進行してございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) といいながら、10年後で、先ほど言った生産年齢人口の比率が62.1%、いわゆる10年で4%も落ち込む。これは当然、生産年齢人口ですから、税収の落ち込みが予測されると思うんですけれども、その辺の認識についてお尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 確認いたしますけれども、生産年齢人口の増加が税収の落ち込みにつながるという趣旨ですか。
議長(浅野幹雄君) 座ったままで結構です。
3番(出川博一君) ではなくて、いわゆる人口を100として、それに対する生産年齢人口の比率です。いわゆる22年度が66.5%、10年後には62.1%に落ちていく。
町長(若生英俊君) ですから、個別に、宮城県は64.5に対して54です、宮城県はどうなりますかという話になるので……。
議長(浅野幹雄君) 町長の見解は……
町長(若生英俊君) ですから、何とも申し上げられません。ですから、どこを見るかということなんですよね。トレンドは、間違いなく人口減少と高齢化というのは間違いないんですから、富谷も例外ではないんですよ。そういう大変危機意識を持ちながら、さらに自治体間の中でどうやったら今の枠組みの中で前に進めるか、こんなことを考えるのが今の私の立場です。
議長(浅野幹雄君) 争点が見えないようですから、わかりやすく説明をお願いいたします。
3番出川博一君。
3番(出川博一君) 私は県とかというレベルのお話で、あるいは人口がこう動くとかということじゃなくて、富谷町がそういう状況になるという予測があるので、そこについての税収が多分減るだろうというのは私は思うんですけれども、そのような認識はないのかどうかというものをお尋ねしています。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それは定かじゃありませんね。減るかもしれないし、ふえるかもしれません。ふやす努力をするというのが私の立場です。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) わかりました。ちょっとかみ合わないので、次に進めます。
介護と後期高齢とも、それぞれ制度が違うんですけれども、決算ベースで今の答弁を聞くと、21年、24年度を比較すると、介護保険で保険給付費が12億から16億、4億円ふえます。町負担が2億円から2億7,000万、7,000万増となっています。後期高齢者はいわゆる広域連合への運営事業費、これが町負担分が2億弱から2億3,000万と3,000万円の増加となるという答弁があります。さらに、私調査したところによると、国民健康保険でも、65歳から74歳、いわゆる後期高齢の手前までの高齢者の保健給付額が約10億から12億と2億ふえる。3つの医療制度を足しますと、町はこの3年間で約3億の医療費関連増になっています。大まかに言うと毎年1億ずつふえているという勘定になりますが、この理解でよろしいでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 国保の部分のところの2億というふうなところを前提にして、介護、後期というふうな伸び率を見ますと3億になりますので、毎年1億というふうなことになろうかと思います。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 毎年1億ずつということで、医療費の関連増は今後も避けられないことと認識しておられるでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 今の水準といいますか、利用体系のところで医療・介護のところが推移していくとすれば、当然人口も伸びていくわけですので、その増加は避けられないものと思っています。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 昨日の同僚議員の質疑にもありました健康寿命、これについては、男性で79.95歳、女性では85.29歳と、かなり県内でも高い水準になっています。今の医療費の増加の現状を考えると、いかに健康寿命を高い水準で、いわゆる皆さん健康でという水準を維持していくことが必要だと思うんですけれども、今後の施策は何か考えておられますか。
議長(浅野幹雄君) 福祉部長。
福祉部長(奥山吉信君) 前回の質問でもお答えしましたように、地域からのきめ細やかな健康増進事業、食生活も含めた形でということで、ご質問にもありました各福祉部内はもちろんのこと、生涯学習課、子供から高齢者までのというような全体的な取り組みが必要だということでお答えをしております。それらに具体的な施策といたしましては、今回、ご質問いただいている高齢者の部分につきましては、特に社会福祉協議会との連携というふうなことが大事だと思っております。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) わかりました。
では次に、高齢者の保健福祉計画の中に心と体の健康づくり推進事業というものがあるんですけれども、主なものとしては、健康福祉センターあるいはゆとりすとクラブ、健康フェスティバル、老人クラブの助成などになっていますけれども、これらの21年度から24年度までの事業費は幾らかお示しいただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 今、議員がおっしゃられたところの事業の推計でいきますと、700万円から800万円後半のところの合計額になります。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 700万から800万ということなんですれども、約30億医療費用がかかっているのに比して、ちょっと貧弱な額だというような思いをするんですけれども、その辺の認識はいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 健康関連の事業は今話した事業、健康づくり事業というふうなところでの項目の合計を申し上げましたけれども、例えば健診事業でありますとか、敬老祝事業である「あったかほっと」で出てきてもらいましょうですとか、二次予防事業とか、そういった事業全体のところ、あるいは事業をする上での人件費相当も含まれていない金額になっておりますので、その総計は出ておりませんけれども、広い意味で考えると、700、800というふうなところではなくて、もっと健康づくりには力を入れているというふうなところでございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 第4期、第5期の計画、それぞれ拝見したんですけれども、回を重ねるごとに内容が非常に充実してきております。そういう意味では非常に担当部署では苦労されているのかなというふうに思いますけれども、今の話を聞きますと、これはやっぱり全庁的な課題、いわゆる高齢者の健康維持増進と捉えますと、これはぜひ、多分、27年3月にできるんだろうと思いますけれども、第6次の計画策定では、全庁的な各課横断的な取り組みで、それらも盛り込んだ冊子をつくっていただければと思いますけれども、その辺についての見解を求めます。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) できる限り、その関連課のところと調整をし、健康づくり・保持というふうな視点に立って作成してまいりたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) この冊子の中に、元気・元気高齢者応援事業というものがあるんですけれども、これはどのようなものか、お知らせいただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) この事業の一つとして今動いているのが、とうみやの杜園芸クラブの活動があります。これはとうみやの杜の中にあるハウス、それから畑を利用して高齢者の方々が種から作物をつくって、ただ、つくったものを自分たちの収穫物としてだけではなくて、花でしたら、保育所とか公民館等にお配りする。それから物でしたら、高齢者施設のほうに配って一緒に収穫祭をするというふうなところで、できたものを通して地域交流を深めているというふうな事業で、そういったものを応援して高齢者の元気を応援していこうというふうな趣旨の事業でございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) この事業の中に、コミュニティービジネスへの発展を目指すという表現がありまして、これはどのようなイメージなのかお示しいただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 交流をするというふうなところでの生きがいとかにはつながるのですけれども、その一方、先に、収穫したものを売って生活にというふうな、そういうような大それたところではないのですけれども、何かしらの対価を得るというふうなところまでこの事業のところが発展していくように支援していければいいかなというところで、地域コミュニティービジネスというふうな表記をさせていただきました。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 非常にいい構想だと思うんですけれども、これには非常に共感するんですけれども、いわゆるビジネスとしての実現性はいかがなものなのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) ビジネスというよりはコミュニティービジネスでコミュニティーのほうを大きくとっていただいて、ビジネスを少し小さいイメージで捉えていただければありがたいです。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) きのうから話題になっております地域包括支援センター、これは昨年、富ケ丘にできまして、2カ所になったわけなんですけれども、いわゆる各地域ごとに高齢化率のばらつきというのはあるのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 介護保険の中で生活圏域3つとしております。高齢者人口はおおむね2,000人から2,500人というふうなところで3圏域とも同じですが、高齢化率というふうなことになってまいりますと、やはり富谷・あけの平地区が、ちょっと古いんですけれども、17.6%、それから東向陽台・成田圏域が9.1%、富ケ丘・日吉台圏域が18%というふうな率とばらつきはありますが、高齢者人口そのものの人数のばらつきはそんなにない状況でございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 地域ごとに支援メニューとか、そういうものは何か具体的な支援方法として変わるものはあるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 地域包括支援センターをそこに設置するという一つの目的がありますので、今の予防給付の部分を中心として介護予防事業を行うというふうな状況にあります。ただ、圏域、同じような、例えば介護予防事業をというふうなことでも、なかなかその地域の状況にはマッチしないところがありますので、それぞれのやっぱり特色、この圏域の中でも、従来の富谷の方々と新興団地の方々というふうな高齢化率の差等もありますので、そういったところを踏まえての事業展開といったことが必要だというふうには思っております。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 私、いわゆる皆さん元気で、そして健康で長生きということを目指して質問しているんですけれども、多くの高齢者が退職後、特に団地周辺では何らかの仕事をして年金収入以外の収入を得ると、それによって経済的な余裕とか生活のリズム感が出て元気に暮らすことができるというふうに思うんですけれども、そういう意味で、高齢者の雇用施策について考えていることがあればお示しいただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 大きなところではシルバー人材センターさんがあるかと思いますので、そことの連携というふうなところでございます。それから、雇用の受け皿ということで、去年の地域福祉フォーラムのほうで、施設のほうのところで高齢者の方々を積極的に、時間は短くてもいいので、話し相手とかそういったところにお願いしていく方法で今後検討していかなくてはいけないというような発表もいただきましたので、そういったところの支援は十分できるのかなというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) これはちょっと担当がいないので、じゃあ、ちょっと町長にお尋ねしたいんですけれども、数がふえていく高齢者を引きこもらせずにその能力を社会で発揮し続けるような社会環境をつくり出すことに大きな力を注がなくてはならないというふうに思います。これはあくまでも高齢者本人の自助努力に負うところが大きいんですが、長期的な展望に立って高齢者も元気なまちづくりを目指すべきだと考えますけれども、これについての何らかの施策はお持ちでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 持っているというよりも、今やっているんですね、現在進行形だと思います。元気な高齢者はたくさんじゃないでしょうかね。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) それでは、2つ目の変則交差点についてお尋ねいたします。
たしか去年の12月の一般質問で、ここの県道の明石1号線と県道の渋滞について質問したときに、現状の信号のサイクルを調整することによって解消されるんじゃないかという答弁をいただきましたけれども、その点についての警察との協議はどのようになっておるか、教えていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(菅原俊司君) こちらの交差点につきましては、警察においても抜本的な解決策というのはなかなか見出せずにおるのが現状でございます。こちらの信号機、ともに80秒サイクルで運用されている信号機となってございます。ちなみに石積明石線から県道仙台三本木線におりてくる側の青の信号が22秒、その間、県道側は30秒、また、明石1号線のほうの青信号は22秒に対し、県道側の青信号は46秒、あわせてともに80秒のサイクルで運用されていると。こちらのほうのシミュレーションを警察、また手前どもでも検討はしておるものの、なかなか、片方を通せば県道が2段階で赤信号で停止をさせざるを得ないというような状況もあり、なかなか現状で解決策を見出せないでいるところが正直なところでございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) ということは、現時点では信号のサイクルを変えるなりなんなりしてもこの渋滞は解消できないということでございますか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(菅原俊司君) 現在の信号機の点灯時間においては解消は困難であると思います。ただし、矢印つきとかそういうようなことも、検討も現在協議しているところです。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) ここの地区の交通量調査、先ほど町長の答弁で4年前にしたというふうに私は理解したんですけれども、そのときの評価といいますか、分析はどのようなものだったのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) ちょうど明石台東地区の開発時に、県道の交差点じゃなくて、明石1号線と明石2号線の交差点、明石台東地区のメーン道路の丁字路付近、それから七北田西成田線、宮沢根白石線ということで、西側についての大体5カ所だと思うんですが、一番近いところでは、明石1号線と2号線の交差点でございました。それによりますと、4年前で、平日で6,800台、大型、小型含めて、休日が7,300台というふうなデータがございます。当時は、明石台東地区の明石1号線と2号線の幅員なり舗装構成並びに将来の信号設置を見据えた形での協議が当時大和署とやっていたものでございます。以上です。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) ということは、いわゆる明石台東地区の開発のときに交通量調査をしましたということなんですけれども、そのときは明石1号線の下のほうまでのものはしなかったということなんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) はい、そのとおりでございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) これは次のテーマにもなるんですけれども、ぜひ早急に交通量調査をしていただいて対応策を検討いただきたいと思います。
今、先ほど町長から説明ございましたけれども、明石石積線、県道交差点から直進して西側50メートルぐらいのところ、明石川までの路線なんですけれども、そこは道幅7メートルぐらいで砂利道の現状というのは、認識の間違いございませんでしょうか、その認識で。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 幅員は4メートル程度でございます。なお、広いところでは取りつけ部分が7メートルあるんですが、平均的には4メートルでございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 先ほど、町長の答弁の中でいわゆる明石1号線との接道も含めてというふうな検討の意向がありましたけれども、これはやっぱり何か、そうすることに難しい要因とかそういうものが何かあるのか、お示しいただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 現在の三叉路、丁字路交差点から明石石積線まで約150メートル、それから、先ほど言った仙台三本木から明石石積の西側が80メールぐらいあるんです。そこから先は河川の堤防敷を農道というような扱いで、そこも入れて100メートル前後、すぐ橋のつけ根の部分に当たるというようなことで、明石1号線との接続は、現在、河川の堤防等を一般の交通に供用してもなかなか先がないということで、もともと県から町のほうに払い下げを受けて、町で農道等として管理してくださいというようなことで引き受けた路線ですので、そこを今度改良して、また町道格上げして整備云々というのはなかなかできないのかなと考えております。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 確かにあの橋をそのまま使うとなると、いわゆる明石1号線には90度の角度で接道しなくてはならないということになりますけれども、ぜひ、明石川をまたいだ形で検討いただいて、スムーズな交通の確保とか交通安全の観点からもぜひ必要なことだと思うんですけれども、その辺のご認識をお伺いしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) ちょうど関兵牧場から明石1号線、明石石積線のほうに真っすぐにするんであれば、現在、民家が2軒ございます。当時も本来でしたら明石石積線のほうに接続するのが一番いい計画だったと思うんですが、牧場の本体もありましたし、民家が2軒あったというようなことで、そういうような今現在の設計で県道のほうに接続したというふうなことでございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 今の現況を見ると、2軒かかっているようには見えないんですけれども、私の認識が間違っているのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 図面で見ていただければ、赤の先線に接続するとすれば明石1号線と接続するときには民家があるというふうなことでございます。ちょうど文字で隠れておりましたが、1級河川明石川付近に2軒民家があるものでございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) それでは明石1号線に歩道ということで質問したいんですけれども、ここはいわゆる左右に何もない、昔牧場だったところなんですけれども、県道に向かっていくと下り坂で、非常にスピードを出して車がおりている認識を私は持っているんですけれども、その辺のところの見解はいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 確かに、あそこの地形的なことからしまして、一般の道路よりも傾斜があるということでございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 先ほど、明石台東地区の開発のときに交通量調査をしましたという話なんですけれども、このときはいわゆる明石1号線の交通量、2号じゃなくて、1号線の下のほうの交通量についての検討、その辺を加味した調査だったのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) あくまで地区内と最後の丁字路の交差点、明石1号線と2号線の交差点までの交通量というようなことでございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 今、あそこのところに、これは計画ですけれども、757区画、2,650人の構想で、交通量もふえています。さらに明石台七丁目町有地へ施設計画がございます。黒川地域児童発達支援センター及び子育て支援複合施設の建設が予定されているわけですけれども、これらによる交通量増加の試算はされておるのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) それはされておりません。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 多分、発達支援センターは黒川地域ということですので、広域の施設になりますので、交通量がふえると予想されますので、その辺のところの明石1号線への影響についてぜひご検討いただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) いずれ年度内を目標に交差点付近の交通量調査は町独自に行う予定としております。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) それでは、最後の相談業務についてお尋ねをしたいと思います。
各種相談件数ですけれども、これの平成21年度から24年度までの受付件数の推移をお尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 実績報告のほうにもございますけれども、各種相談事業ということで、人権、それから行政、そういったものの内容でございます。ちょっとお待ちいただければと思います。
お待たせしました。相談件数、開催は月2回になってございまして、第2と第4金曜日ということで、21年度から申し上げますと、21年度は相談事業につきましては183件、22年度につきましては156件、23年度は148件、24年度につきましては141件となってございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) そうすると、21年度、ピークは183件で、以後毎年下がっているということの認識でよろしいと思うんですけれども、実は、採用試験受験案内の中に、募集に至る経緯と背景ということで、法律相談を実施していますが、相談者の増加があるというふうな記載があります。この増加の意味するところはどういうことか、お尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 実質的な受付件数ということでの数的には減ってございますけれども、内容のほうもかなり専門的深いものとなっているということで、数的なものでの内容ということではございません。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) ということは、いわゆる相談者の増加ということは、相談者ですから、私は人数だと思うんですけれども、ここの表現は内容まで含んだということでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 専門的なものを含めてというふうなちょっと意味合いでございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) この当時、多分その他の法的な相談、いわゆる教育相談も含めてあったろうと思うんですけれども、その辺の数は把握しておられるんですか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 教育相談等につきましては、こちらでちょっと把握してはおらなかったところです。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) でも、今現実的にはそういうものでも法的な相談についてはいわゆる任期付職員のアドバイスをいただいているということなんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 現に4月以降、そういう学校関連、教育関連でそういった内容もかなり深い内容のものが結構ございますので、そういう面ではかなり現に任期付職員のほうでかなり活躍しているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 今年度に入りまして4月から8月までの月別の相談件数をお願いします。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 25年4月からになりますけれども、15件、それから5月につきましては11件、6月は少なくなりまして2件、それから7月は6件、8月が9件となってございます。あわせて消費生活相談関係もかなり数多く出ているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 4月から8月まで、いわゆる24年、去年の4月から8月までの件数をお示しいただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 24年度分といたしましては、4月が13件、5月が17件、6月が11件、7月が11件、8月が10件という数となってございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 月別にばらつきがありますけれども、今のあれですと、24年度で62件、今年度は44件と大幅に減っていますけれども、その要因は何なんですか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 昨年から消費生活のほうもやってございまして、並行しながらやっているところが1つございますし、それからあわせて5月から仙台弁護士会によります専門的な相談事業、こちらも数多く出ておりまして、月2回やっておりまして、平均的には1回につき3件ですので、月6件ぐらいの内容がございますので、それを加味しますと、前年度より若干多くなっているかなと思っております。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 弁護士による無料相談会の件数は何件だったんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) ちょっと今手元に……、ざくっとですけれども、たしか現在のところ20件となってございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) ということは、弁護士による相談を入れても昨年と比べてそれほどふえていないと分析されるんですけれども、今の総務部長の見解だと、ふえているんだというニュアンスなんですけれども、その辺のところの違いといいますか、その辺、もう一度お願いしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 件数的なものということであれば、件数がそのままの数で減っているかと思います。ただ、内容的にはかなり本当に専門性を求められるようなそういった内容で、それから解決に至る部分もかなり多うございますので、必ずしも件数ということだけでは、ちょっとなかなか把握し切れないかと思います。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 数字的には、私、数字ばかりなので嫌われているんですけれども、21年度から24年度まで、先ほど言いましたように、183件から140件に減少している。今年度に入ってもそれは横ばい。弁護士の無料相談会を入れても横ばいだということで、私はこの傾向が続くと見ているんですけれども、その辺の私の認識が間違いなのかどうかをお尋ねしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 予測的には、こちらのほうとしては、横ばいになるか、これからいろいろな啓発関係、それから口コミ等、かなりそういったもので変わってくるかと思いますし、それから現に、町の広報紙で、顔写真とあわせて、ミニ法律問題について出しておりますので、徐々に身近なものとして感じられて、その件数につきましては徐々にふえるものではないかなと思ってございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 相談業務に関する任期付職員の介入時間はどのぐらいなんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) その時々にはよりますけれども、必ず相談日には任期付職員が必ず受付等も、それもあわせて事前のスクリーニング、そういったものである程度関与しております。全部立ち会うことはできませんし、弁護士の相談のときには前後だけということで、ちょっと弁護士会から言われておりますので、その前後だけということになりますので、一日、相談事業というのは10時から3時までというような時間帯になっておりますので、その前後、小一時間ぐらいずつは従事するような形にはなってございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) そうしますと、任期付職員の1日当たりのおおよその時間配分といいますか、いわゆる相談業務は何割ぐらい、法制執務は何割ぐらいというふうな区分けをしたとき、どのようなケースになるのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) ざくっとという形でしかとれないんですけれども、総務部において法制執務関係が主な主体となってございます。それから各課の相談も大体、横断的にやっておりますので、ほとんどの課につきましては、こちらに、総務課のほうに来たり、それからこちらの任期付職員のほうが各課に出向いていって相談を受けたり、それから実質的には内容も一緒に協議したりということもございますけれども、総務課においての執務時間については約7割から8割近く、あとその残りということで2割から3割くらいということで各課のほうに出向いたり、そういった業務もあります。それからあわせて、一般職員と同じようにほかの業務にもつきますので、そういったものでトータルで10割ということになります。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 弁護士の無料相談会の任期付職員の関与度はどの程度なんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 先ほどお話ししましたとおり、前後だけということで、実質的に同席は許されないということもございます。実際、事前の申し込みでこちらのほう、受けます、電話で。そのときに任期付職員である程度すみ分けをして、人権のほうがいいか、生活相談がいいか、それから専門的に弁護士のほうがいいかということですみ分けして、それも業務の一つになっておりますし、それから始まる前の前段とそれから後段ということで、1日3件ぐらいありますので、その都度、前後だけ入るような形になってございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 24年の12月の議会の答弁で、任期付職員については、業務日誌あるいは個別の面談等も含めて実施していきたいなというところでございますという答弁をいただいているのですけれども、業務日誌とかの作成とか面接の実施はされているのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 業務日誌までにはちょっと至らないんですけれども、相談記録ということで、個別の案件につきまして記録的なものはとってございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 業務日報みたいなものがあるということなんですけれども、それは閲覧できるんでしょうか。
長(浅野幹雄君) 総務部長。
務部長(小野一郎君) これにつきましては、個人、プライバシーに関連するもの、それから政策決定に関するもの、それから現在進行形のもの、そういったもののためにちょっと閲覧いただくのはご遠慮いただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 富谷町一般職の任期付職員の採用に関する規則というものがあるんですけれども、これは条例を踏まえてつくられたものなんですけれども、これの第3条で、特定任期付職員の業績手当について記載されておるんです。これに採用された際に期待された業績に照らして、顕著な業績を上げたかどうかを判断するとあるんですけれども、この期待された業績とはどのような内容を含むのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) もちろん、法曹資格者ということでそれに見合う内容、それから全体的なものをトータルで勘案しまして、最終的に判断するものでございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) ということは、期待された業績というのはいわゆる資格に対しての業績ということなんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 法曹資格者として、その部分が満たされたものということの考え方、トータル、全ての面でのいろいろなさまざまな視点からの評価ということになろうかと思います。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) では、去年の12月の可決された条例の第6条2項に、期待に応えた、期待される業績に応えて顕著な業績を上げたという場合支給するとあるんですけれども、これはそれに該当すると現時点で思っておられるのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 評価そのものは、私だけではなくて、さまざまな視点とそれから上司等の相談も必要ですので、現在のところは、この前も条例のほうの対比表、新旧表、ああいったもの、それから的確な法的なアドバイス、そういったものでは十分評価に値するのではないかなと考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) ということは、今回採用されている任期付職員については業績手当を支給するんだという大前提だということで、当然12月には支給しますよということなのか、確認いたします。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) その評価につきましては、トータルで、それから上司等の評価等もいろいろございますので、それで現時点で質云々ということはできかねるところでございます
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) これは業績手当として当初予算に計上されているんですけれども、この業績手当の支給予定額は幾らになるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) たしか1月相当分だったと思います。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 25年度の当初予算では33万7,000円計上しているんですけれども、今、答弁のあった1カ月相当ということになりますと、地域手当を入れても30万7,000円で、3万円の減額補正をすべきでないかと思いますけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 相当分ということでお話をして、具体の数字のほうについて、今ちょっと手元に資料ございませんので、その3万円云々というのはちょっと今確認できないところでございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) これは多分、この間の資料、この間というか、全協でいただいた資料にも金額が記載されていますので、30万7,000円だと思いますけれども、ぜひ確認いただいて、減額補正すべきかと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
それでは、最後に、受験案内の記載事項についてお尋ねします。
受験案内の中に、「採用後の弁護士登録は必須ではありません。町の訴訟代理人には選任しません」とありますけれども、弁護士登録が必須ではないということは、任意では可能だと解釈できるんですが、間違っているでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 任意では可能ということの解釈でございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 同じ受験案内の中に、「職員として地域実情を把握し、多様な相談事例を通して将来の独立に資する機会と位置づけています」とありますけれども、これはどういう意図なのか、お示しいただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 先ほど町長のほうで答弁いたしましたけれども、こちらのほうで開業したい場合には、それに本人の意向を聞きながら町としてやれる範囲での支援ということの解釈でございます。(「終わります」の声あり)
議長(浅野幹雄君) これをもちまして、本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。
ご苦労さまでした。
午後3時13分 散会
平成25年9月5日(木曜日) 午前10時00分 開議
第3日目 9月5日(木曜日) | ||||||||||||
10番 千葉達議員 | ||||||||||||
1 | あけの平北口交差点改良事業について | |||||||||||
2 | 「教育満足度日本一」について | |||||||||||
13番 小川昌義議員 | ||||||||||||
1 | 集中豪雨の対応はどのようになっていますか | |||||||||||
2 | 市制に向けて情報化経費と削減策とITコミュニケーションは | |||||||||||
9番 森栄議員 | ||||||||||||
1 | 富谷町の防犯の課題と対策について | |||||||||||
8番 安住稔幸議員 | ||||||||||||
1 | 住民票の写し等の不正取得対策を強化せよ | |||||||||||
2 | 公営墓地を造成せよ | |||||||||||
3 | 青少年健全育成施策の充実を図れ | |||||||||||
常任委員の選任 | ||||||||||||
議長の常任委員の辞任 | ||||||||||||
議会運営委員の選任 | ||||||||||||
議会広報調査特別委員会の設置 | ||||||||||||
議会広報調査特別委員の選任 | ||||||||||||
認定第1号 | 平成24年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について | |||||||||||
認定第2号 | 平成24年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について | |||||||||||
認定第3号 | 平成24年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について | |||||||||||
認定第4号 | 平成24年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について | |||||||||||
認定第5号 | 平成24年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について | |||||||||||
認定第6号 | 平成24年度富谷町水道事業会計決算の認定について |
議事日程のとおり
午前10時00分 開議
議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。
議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第120条の規定により、8番安住稔幸君、9番森栄君、10番千葉達君の3名を指名いたします。
議長(浅野幹雄君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。
通告順に発言を許します。10番千葉達君。
10番(千葉達君) おはようございます。
あけの平北口交差点改良事業についてですが、去る6月の定例議会において、あけの平12-1号線、いわゆるあけの平北口交差点改良事業の測量・設計業務として補正予算800万円が計上され、可決承認されました。この事業に関し、質問の内容を吟味し、8月23日に通告したところ、その後、8月29日に配付された今定例会議案書の中で、これに関する補正予算案が上程されております。そういうわけでやりにくいのですが、通告どおり質問をさせていただきます。
質問の第1点目に、現時点での測量・設計業務の進捗状況を伺います。
2点目に、この交差点改良事業の計画内容を改めて伺います。
3点目に、今後の作業スケジュール、そして完工の予定時期を伺います。
4点目になりますが、国交省管理下である国道に接する改良事業からして、国と関係する事業だと私は考えておりますがいかがでしょうか。
したがって、総工事量(総費用)は幾らになるか、またその財源の内容を伺います。
次に、「教育満足度日本一」に関することについて質問させていただきます。
河北新報朝刊の5ページ目に「声の交差点」の欄があります。「声の交差点」への投稿者の年齢は年配者の方々に多く見られ、そして年間2回から4回ぐらい掲載される投稿マニアと考えられる常連さんが結構多く、私には楽しく拝見させていただいております。中学生以下の投稿者は非常に少なく、月間五、六人でしょうか。小学生に至っては極めてまれであり、投稿者のほとんどは、それも仙台市内の児童たちで占められております。
ところが、ことしの7月20日前後から8月中旬までの1カ月の間に、富谷町内の小学生が、私の知る限りでは8人の児童たちの投稿文が掲載されました。初めのうちは、我が町の小学生にも「声の交差点」に投稿する子がいるんだなあとくらいしか受けとめておりませんでした。しかし、日々を追って続々と掲載されたので、驚きと同時に感心させられました。町内の小学生が「声の交差点」に投稿するに至っては、本人自身の自主性はもちろんのことですが、その裏方には先生方のよき指導、よきアドバイスのご苦労があったのではないかと推察しております。
それで1点目の質問は、児童たちが投稿するその動機づけ、またはその過程における指導的・支援的背景を伺います。
2点目ですが、昨年度に子供たちが図書館を使った「全国調べる学習コンクール」に出品し、15点が入賞し、また当町教育委員会も団体表彰を受け、富谷町の銘を全国に発信しました。大変な功績だと考えます。ことしも出品するということですが、大いに期待を寄せている一人であります。私は中学生も対象にして進めたらと考えますが、いかがでしょうか。伺います。
また、「全国調べる学習コンクール」事業に対する取り組みは、期間を限定した時限的なものかどうか、この事業の継続性を伺います。
3点目は、全国学力・学習調査結果の件であります。
去る8月28日の朝刊の朝日新聞では、「学力地域差、改善の傾向。全国小6・中3、底上げ進む」。読売新聞は、「学力テストと基礎力改善。下位県が底上げ、上位は固定化」。地元紙河北新報では、「学力テスト底上げ進む。知識活用力なお課題」といった調子でいずれもトップ記事で報道されました。去る3日の町長の所信によれば、本町の学力テストの結果は小6、中3ともども全国平均値に遜色ない実績だったとのことであります。そこで改めて学力テストの結果の分析と所感、そして今後の利活用の対応を伺います。
4点目に、子どもまつりの件であります。
我が富谷町内の幼稚園児から中学生を含めての子どもまつりは、回を重ねるごとの活況を呈するさまを見て、着実に定着しつつあると私なりに考えております。当事者は大変でしょうが、これからも毎年、創意工夫しながら内容を吟味し、実績を積み上げてゆかれることを望む一人であります。
そこで質問は、ことしの子どもまつりは11月10日に予定されておりますが、主たる企画の内容は何でしょうか。それを伺います。
最後、5点目の質問は、「教育満足度日本一」についてであります。
「教育満足度日本一」のフレーズは、町長が町長就任以前から町政スローガンの大きな柱の一つに挙げており、今後も変わらぬ思いだろうと考えます。その方針の一端である学校教育、特に学校図書環境の改善、整備に力を入れてきた成果が形として見えてきたような気がしてならない昨今であります。
以上のようなことから、教育満足度日本一推進に関しての現状と今後のビジョンを伺います。以上であります。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
あけの平北口交差点改良事業の件であります。
これは、初発は町長への手紙で渋滞が、まだセットセンターの建物があったときでありますけれども、何度か左カーブといいますか交差点で大変渋滞があって、何とかならないかという数件の手紙がありました。そしてまたことしの1月16日、平成24年度事業であけの平の町政懇談会がありまして、その場でも結果、話題になりました。あのように解体後にそのような話題の中で、本当にいいタイミングで右折レーンが改良工事に着手できるというのはいいタイミングであったなというふうに思います。着々と準備が、間もなく立て込みも始まる中でありますので、そういう意味で一定の負担は背負うことにはなりますけれども、将来をやはり見据えた場合、右折レーンを新たにつけることによっての渋滞対策ということにつながるのではないかと、このように思うところです。この機を逃せば相当難しいことになるわけですので、そういう意味でこの判断のタイミング、大変大事なことであったなというふうに思うところでございます。
よもやあけの平の町政懇談会がなければ、ひょっとすればそのまま流れたかもしれないという思いもあるぐらい、皆さんのお声、いろんなルートで聞かせていただくものをもって、必要なものはその折々に織り込んでいく、このようなことも大事な事例として深く思っているところでございます。内容については、大分準備が進んでおりますので、後ほど担当課から答弁をさせていただきます。
次に、「教育満足度日本一」の件であります。
今おっしゃっていただいたように、平成19年の選挙公約ではありますけれども、それ以前から教職歴15年の履歴の中で、富谷町においての何がといった場合に、やはりこれだろうという思いを強く持ちました。まさに全国47都道府県から出身の方が全て居住されている富谷町です。そういう意味では、それぞれの親の世代がすぐれた教育を受けてきている方が大変多いというふうな認識が前提に立っております。ですから、親が教育を受けたことをよもや下回ることがないようにというような思いがこの教育満足度日本一のフレーズになった背景の一つでございます。そういう意味で今、施設そしてまた環境等を充実させるというふうなこととあわせて、生徒自身の学ぶ力、そしてまた親御さんの支援、そして地域、町ぐるみで支える。こんなふうな構図の中で何とか1年1年、積み上がっていくのではないかなというふうに思います。
いつでも勉強できるという面もありますけれども、小中学生については1年1年が大変貴重でございます。よもや学級崩壊とか、荒れる学校などというようなことになると本当に一生に及ぶ傷になるわけでありますので、こういういろんな関係の中で穏やかな学ぶ環境づくり、こういうふうなことが根底にあるというふうなこと、私の15年の経験からしても強く思うところでございます。そういう意味で皆さんもそうでありますし、私の親もそうでありましたように、金では残せないけれども親が子供にできることは教育だけだと。この辺がやはりベースに皆さんあるわけでありますので、教育をもってしてそれぞれの充実したものが生涯の財産になる。まさに健康寿命もそうでありますけれども、体のこととあわせながら、生涯の財産となるべく小中学校の教育の重要性、言うに及ばないことだというふうに思います。そのような意味でその願いに応えるというのが町の長に求められるものではないかと、このように思うところでございます。将来ビジョンというふうなことからすれば、なお一層、今ご指摘いただいた内容に合わせて拡大、発展をさせるというふうなことに究極尽きようかというふうに思うところです。
個別に挙げれば、耐震化100%とかトイレ改修、日吉中が残っておりますけれども、小中学校のトイレ改修、強化ガラス、保健室のエアコンの小中全室設置とか、明石台小学校の新設もきのうおととい話題になりましたけれども、結果、平成24年第1回の議会でのこの場での表明でございます。そういう意味で24年の2月27日、この議場でもって仮称明石台小学校の新設を決断する旨、表明したところでございました。平成23年、震災の年でありましたけれども、富ケ丘小には要支援学校の富谷校が開校するとか、あるいは平成24年、震災をまたいで給食センターの工事、そして24年の4月から給食センターの稼働。西コミの改修も西コミ自然学級等を含めて教育満足度日本一の中の一環の中でこのような手を打ってきたというふうなことでございます。
図書館の充実、東向陽台小のプレハブ2教室もありますし、東向陽台中学校の増築にあわせて図書館の新設というふうなこと、移動しながらスペースともども充実をさせるというふうなことで順次、手を打つというふうなことにもまたつなげているわけであります。調べる学習にもつながっておりますし、その取り組みは大きな意味があることですし、結果としてその成果につながるということであれば、なおすばらしいというふうになろうかと思います。
恩師・恩人の条例、20年の議会で議決をいただき、そのことが結果、平成20年からの子どもまつりにつながるというふうなことでありますので、多様なこういった取り組みを通して何とか、もう1回冒頭に戻りますけれども、親が全国各地ですぐれた教育を受けてきた、それは公立であれ私立であれその差はあろうとも、必ずやそういった中で今の人生があるわけでありますので、こういった子供たちの30年、50年先を立派に生き抜くために、富谷町での小中学校の教育の充実、私どもの最大の使命であると、このような認識でございます。
そのようなことで、必ずやできるんですね。おとといの駅伝大会の結果も出ました。男子では東向陽台中1位、二中、日吉中です。女子は東向陽台中、二中、富谷中です。ここにいる教育課長の神田課長も昭和54年に富谷中学校代表として吉田コースで走ったということもけさほどこの報告を受けた中で、やりとりをしましたらばわかりました。二中は58年開校ですので、当時はまさに富谷に唯一、一つの中学校の中で5名の選手構成の中で、偶然だとは申せここにいる神田課長もまた正選手として活躍をしたというふうなこともご紹介をさせていただきたいと思います。
そのようなことで、沢口さんの活躍もそうですし、広報にも紹介しました。そしてまたどのような方向に進もうとも、これは本当に可能性絶大ですから、そういう意味では我々はもう既にほとんどコースはこの先描き切ったようなものですので、そういう意味で小中学生の可能性に大いにかけるというようなあたりは、教育百年の計云々言うまでもなく、その辺のところに行き着くところがあるのではないかなというふうに思います。私の15年の経験からしても東大の医学部、理3に進学した生徒も実際に私も直接指導し手がけていますので、全然、それを絶対視するわけではありませんけれども、そういったことも含めて可能であるというふうなことでございます。可能性大。我々も負けずにと思いますけれども、ますますこういった小中学生の可能性を引き出すべく、町そしてまた保護者、当事者本人の子供たちのやる意気込みなんかも含めて総ぐるみで取り組んでまいりたいと、このように思うところでございます。以上です。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) それでは、私のほうから第2問目について個別にお答えを申し上げます。
まず第1点、「声の交差点」町内小学生の投稿記事についてでございますが、小学校の6年生の国語学習におきまして、書き手の工夫を考えながら新聞の投書を読もう、私の意見を書こうという単元がございます。この単元の狙いといたしましては、読み手を説得するための工夫を読み取ること、書く事柄を整理し構成を考えて意見文を書くことをそれぞれの単元の狙いとして学習を進めているものでございます。新聞への投稿記事につきましては、国語の授業の一環として実際に投稿を行ったというものでございます。
第2点目、学校図書館を使った調べる学習コンクールについてでございますが、当町では質の高い読書活動を通して、知る喜び、それから学ぶ楽しさを実感しながら、みずから課題を解決する力を習得し、心豊かでたくましく生きる力の育成を目指しております。図書館を使った調べる学習コンクールは、その重要なツールとして昨年度より開催しておりますが、今後も引き続き、目指す子供の育成に向け開催していきたいというふうに考えております。また、今年度より中学校まで応募枠を拡大して取り組むことというふうにしてございます。
3点目、いわゆる全国の学力・学習状況調査でございますが、今年度の全国の学力・学習状況調査につきましては、4月24日水曜日ですが、小学校第6学年及び中学校第3学年の悉皆調査、全て全員参加という調査として実施をしたところでございます。それで8月下旬に教育委員会及び各学校にその調査結果が文部科学省のほうから通知提供されたところでございます。その結果につきましては、各校とも結果の分析、それから今後の指導の手だて等を含め、保護者に説明をするということにしております。また、研究主任を中心に分析検証を行うとともに、その指導改善プラン等についてもまとめることとしております。その後は町の各校の研究主任等で構成している学力向上プロジェクト会議というものを毎年開催しておりますので、その中で各校の分析結果を踏まえた改善に向けた方策等について、情報交換や協議検討をしながら町全体の学力の向上を図っていくというふうに考えております。
4点目の子どもまつりについてでございますが、とみや子どもまつりにつきましては、先ほど町長が述べましたように平成20年度より未来を担う子供の健やかな成長を願い、子供の可能性を伸ばす機会として、そして11月1日のとみや恩師・恩人の日、11月のとみや恩師・恩人月間の推進事業として実施をしてまいりました。昨年までの5年間、子供たちの成長を祝うために、PTAの方々や芸術協会を初めたくさんの地域の方々にご協力をいただき展開をしてまいったところでございます。ステージや各ブースでは、多くの幼児、児童生徒が成長した力強い姿を皆さんに披露してくれました。子供たちはこの祭りを通して恩恵の感謝、責任の自覚と確かな前進につながったものというふうに認識しております。6年を迎えます今年度は飛躍期として捉え、現在、とみや子どもまつり実行委員会におきまして内容の協議を行っているところでございます。企画内容といたしましては、町政施行50周年の年でもありますので、町民との一体感の醸成を図ることができ、そして子供たちがより楽しめる内容ということで、現在検討して進めているところでございます。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) それでは、私のほうからあけの平北口交差点のことについて回答いたします。
まず初めに、現在の進捗状況でございますが、現地の地形測量と交通量調査は既に終了しておりまして、国道との交差点改良に伴い、国道4号の管理者であります国土交通省及び大和警察署、宮城県の公安委員会と協議をするための設計を現在、とり行っている状況でございます。
計画の内容でございますが、先ほど町長が申し上げましたとおり、町道あけの平12-1号線から国道4号へ進入する際の交差点の渋滞を解消するため町道に専用の右折レーンを設置するものでございます。今後の作業スケジュールと完工の予定ということで、スケジュールといたしましては現在作成しております設計計画案によりまして、9月に入りましたので、近々、国土交通省及び警察の関係者と協議を実施する予定としております。その協議が調い次第、拡幅予定地の土地所有者と用地交渉いたしまして、用地契約締結後に工事を発注したいと考えております。工事は年内に着手し、平成26年3月末の完成を見込んでおるところでございます。
工事費用と財源ということでございますが、工事費につきましては概算額といたしまして工事区間約120メートルを見込んでおりまして、4,600万1,000円ということで今議会の補正予算として計上しているところでございます。また、用地補償費としまして最大で400平米の用地買収を見込みまして1,800万円を見込んでおるところでございます。財源の内訳としましては、全て町費を充当する予定としております。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 10番千葉達君。
10番(千葉達君) 全国学力・学習状況調査の結果、対応の件ですが、私も本当の田舎の農家で、中学までほとんど勉強らしい勉強をしないで、こういう学力テストは受けた経験が今でも記憶に新しいのですが、やはり都会の生徒と違って勉強しないものですから、その平均値から下がることは当然あったわけなんですが、ですけれども、小さい子供ながらそれなりに自分の成績の低さを非常に悩んだ経験があります。
そこで質問したいのは、町内の中学校、小学校の受けた生徒の個人に対するフォロー、教育長は保護者に説明とか云々と表現されておりましたが、その保護者というのは子供同伴だったのか、またはどの程度の個人に対する内容をフォローというか、今後の指導というか、そういったことをもう一度答弁いただければと、伺います。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) まず、学校の全保護者に対して該当学校の調査の結果についての分析と、それから今後の指導の手当てについてを全部、学校だより等で説明をするというのがまず前段でございます。
それから、学力テストを受けた6年生とそれから中学3年生の一人ずつに全て個票というのが国の文科省から提出される資料の中に入ってございますので、全ての学校に受験した一人ずつの個票が来ます。ですからそれを学校のほうで、CD-ROMで来るわけですけれども、きちんとそれを印刷して一人ずつにそれを手渡す。その手渡すときに学校のほうでも一人ずつに対するガイダンスといいますか、学習状況についてのガイダンスを行い、あなたはやっぱり今後こういうところが足りないから少し頑張りなさいとか、こういうところがよくできているので、今後ともこの辺を伸ばすといいですよというふうに、そういう一人ずつの学習上のケアを含めてそれを手渡すということにしております。実物は実はここにあるので、もしよろしければ後で個人が特定できない範囲での資料はお示ししたいというふうに思います。そのようになってございます。
議長(浅野幹雄君) 10番千葉達君。
10番(千葉達君) 教育満足度日本一の件でございますが、教育満足度という点に関して、町長の答弁で今まで理解していなかった部分が理解できました。というのは教育満足度とは教育内容だけじゃなく、そういった教育環境もろもろだと再認識した次第なんですが、この教育満足度、教育とは学校教育だけじゃなく生涯学習の高齢者の豊壽大学というものが310数名いらっしゃるんですが、その満足度、指導する、支援する体制の方々、携わっている方々と、または受講する享受している方々の満足が一致すれば、これは満足度最高、合致したところで本当の満足度達成ということになると思います。ですから私の言いたいのは、教育満足の中に生涯学習の高齢者が喜んで月1回の大学に通う姿勢。私も二、三見させていただいていますが、本当に楽しみにしているようでございます。どうかその教育満足の中に生涯学習の高齢者の豊壽大学、教育のほうにも満足度を高めていただくといいと思うのですが、その辺をお伺いします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 豊壽大学をお取り上げいただきましたけれども、非常に評価は直で簡単なんです。ですから2年課程をやっておりますし、それぞれに折々の学舎ごとの皆さんの声、お会いするごとにおっしゃっていただいたり私が聞いたりというようなことで、そういったところの満足度というあたりは直接的に掌握しやすという感じでございます。そういう意味で豊壽大学2期の後半に入ったんですかね、終わってというようなことで、これも他にない取り組みの一つではないかと、こんなふうに思います。
教育満足度日本一といった場合のイメージは、学校で小中学生をイメージした部分が強いです。ですからそういう場合は、満足度をどういう尺度でとるかというのは非常に難しいことがあると。しかしながらこの1年、本当に学級がまとまらなくて荒れて困るんですとか、学級崩壊ですとか、そういうふうなことのないような取り組みをぜひ教育委員会中心にやってほしいなというふうな思いです。荒れた学級はもう一生、友達等は集まりませんから、同級会も開けないよというふうなくらい悲惨な状況も見聞きしておりますし、そういう意味では大変、小中学校時代の微妙な関係性の中で、すたっと学ぶ雰囲気ってできますので、先生と子供だけの関係でない。そういうふうなことは重々私も体験しておりますので、そういう意味で後方から教育委員会を支援しながら、ハード面そしてまた中身の面、町でできる最大限のことをやっていきましょうと。繰り返しになりますけれども、富谷町は47都道府県全て、いろんな公・私立それぞれのいろんな形、それをいい面で、それから教育満足度日本一といった場合のメッセージも皆さんに届きやすいというふうなこととなります。旧来の固定的な皆さんの住民構成とは違うというところが富谷町の特性の一つだと、こんなふうな認識の中でさらに発展、進化させてまいりたいと、このように思っています。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 改めまして、おはようございます。
今回は、私は2問質問をいたしたいと思います。
1点目の集中豪雨の対応はどのようになっていますかということで、本日も朝早くから雷が鳴るなどしていましたが、気象庁は大雨警報、竜巻と突風に注意するように呼びかけており、被害が拡大しないことを願っています。昨日は午後1時ごろ、栃木県中央部で竜巻と見られる突風が発生、同県の矢板市や鹿沼市などで建物の屋根が壊れるなどの被害が出ました。また、9月2日には埼玉県越谷市や千葉県の野田市で上から4番目の強さに分類される竜巻が発生したばかりです。この2つの竜巻は、私の見たところですが、何も根拠はありませんけれども、台風15号と17号と連動しているのではないかと思わせます。この竜巻が発生した2日に、気象庁異常気象分析検討会が緊急予報会議を開催して以下のように報道しています。「秋田、岩手、島根、山口の一部地域では過去に経験がないような豪雨が降り、日本海側を中心に局地的な大雨が目立ち、東日本から西日本の太平洋側の一部や九州南部などは記録的な少雨となった」と言っています。別の意見として、この気象状況をテレコネクション状況によってもたらされている現象であり、地球温暖化が大きく影響しているという意見です。いずれにせよ本年は異常気象状態であると思いますので、今後も警戒を強めていかなければならないと思います。
比較的自然災害が少ない富谷町と言われていますが、2011年3月11日の東日本大震災では、地盤も相当揺られており、特に団地は丘陵地帯を整地した部分が多いと思われ、山を削った部分なのか沢の部分なのかによって、その後にさらなる被害が発生しかねません。宮城県沖地震のときでも、数年にわたって道路の陥没、漏水、ガス漏れなどの被害が発生しました。最近は団地内でも20から30ミリ程度の雨量でも側溝から水があふれ、道路上を流れる現象が見られます。このような現象は、平常時には問題ありませんが、重なり合う災害が発生した場合には問題になると思い、以下の点について質問をいたします。
1、町の雨水側溝の規格はありますか。あるとすれば規格を明らかにしてください。
2、側溝は、時間当たりの雨量にして何ミリまでだと漏れないように設計されていますか。
3、1級町道・2級町道・その他の町道がありますが、それぞれ側溝の規格が統一されていますか。
4、時間当たり雨量に対応しての対策をどのようにしていますか。同様に風力に対応した対策、並びに風力と雨量に対する対策はどのようにしていますか。
5、それぞれの町道で、時間当たりの雨量増加によって側溝から漏れることについて把握していますか。何カ所ですか。また、避難場所、一時避難場所に向かうときに問題がありませんか。その対策はどのようにしていますか。
6、秋田県仙北市で、警報メールが発信できない状況が2日ほどあったと報道されていますが、町の場合は問題ありませんか。
7、現在の防災無線で伝搬測定を実施していますか。雨量、風力、騒音等々の条件で実施しましたか。測定したとすれば、その結果について明らかにしてください。
8、以上のような条件の中での側溝対策をどのように実施していますか。
次に、2問目に入ります。市制に向けて情報化経費と削減策とITコミュニケーションは。
日進月歩の激しいOA化とIT化の中で、それに追いついていくのが経費の面も含めて大変な状況ではないでしょうか。我が町のホームページやSNS情報発信は他市町村から見てもすばらしいもので、町民に対し早く情報提供する取り組み等を実施してきています。このような取り組みはOA化・IT化への経費を増加していると思いますが、平成23年度から改修し平成24年度より実施している基幹システムの改修による経費削減策が今後生かされてくると思います。
市制を実施するに当たり、私たちが政務調査で調査した市では、市制移行全経費の中の90%前後が情報関係費用として使用されていました。このことから、この情報関係費用問題を解決すれば、市制移行に係る経費のかなりの部分を削減できることになります。当町の場合はどのように見ているのでしょうか。既に経費削減策について当然にも準備していると思いますが、職員の配置と人材育成を含めて行うことは、市制移行経費削減だけではなく将来にわたって経費削減につながると思います。こうした点を含め準備に入ることが必要だと思います。同時にIT化による地域コミュニケーションを図ること、今後予想される大規模改修作業に対応し、大きな経費削減策を考えなければならないと思います。こうした点を踏まえて質問いたします。
1、市制に向けOA・IT経費はどの程度と予想していますか。富谷町で現在わかる範囲で経費について詳細に具体的に示してください。長久手市を調査しているようですが、その場合の具体的な改修項目、改修費用などについて明らかにし、改修作業で改善できる点がありましたら明らかにしてください。
2、市制移行前、移行後に予想される改修で経費削減策をどのように実施しようとしているか、具体的に示してください。
3、市制に向け想定されるふえる作業、減る作業について明らかにしてください。想定されるふえる作業の場合、どのような作業が考えられますか。その対応策と解決策をどのように想定していますか。
4、市制移行に伴う情報化のために、職員の配置をどのように考えていますか。
5、市制に向けOA・IT関連の改修項目は何項目ですか。具体的に示してください。
6、将来行政のIT関連の取り組みについて、ガバメント2.0が注目されています。町民、市民と行政が情報共有化時代が間近に来ていると思います。町から市に向かって、ないしは長期的に見た場合、ガバメント2.0の取り組みをどのように考え位置づけていますか。
7、SNS情報発信として、今後の展望をどのように考えていますか。ホームページを含めて将来展望をどのように考えていますか。
8、IT化の中で災害情報についての今後の展望をどのように考えていますか。具体的に示してください。
以上です。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
集中豪雨への対応と、そしてまた後半はITコミュニケーションについてというふうなことでありますので、前段おっしゃるとおりです。大変、以前と違うような雨の強さというあたりも皆さんと同じ思いであります。ちょうど8月30日から特別警報の運用が始まりましたということで、こういった災害情報も含めて町民に瞬時のうちに周知する義務が市町村自治体に課せられたというふうなことでありますので、ちょうど折よく震災を機に防災行政無線が整備されましたので、そういう意味で9月からの今後の定時放送を通して多様な運用に努めてまいると、このようなことでございます。
後半のほうの8つ目に、同じように富谷町の災害情報、IT化の中で災害情報にというふうなことでありますので、これも大分充実してきています。ホームページの緊急情報、安心安全メール、防災行政無線、フェイスブック・ツイッターの公式アカウントによる周知を行っております。今後についても他市町村の取り組みや業者からの最新情報等を得て、活用できるものは最優先に取り入れていくと、こんなふうな立場で進めてまいりたいというふうに思います。詳細は担当課から答弁させることとして、必要な折にまた私から答弁をいたします。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) それでは、私のほうから1問目の質問にお答えしたいと思います。
雨水側溝の規格というようなことでございますが、町では現在、団地などの側溝有蓋化工事を進めておりますので、その関係でお話しさせていただきますと、既設の側溝はほとんどU240というオープンの側溝でございます。これをふたがけ式の250型というものを最低として現在、整備しているところでございます。場所によりまして流下能力等が、だんだん末端に行けば流量が多くなるわけですので、300、400、500というようなことで一部施工している箇所もあるところでございます。
それから、何ミリに対してのあふれないような設計かというようなことで、設計する際には宮城県の土木設計マニュアルを使用して設計しておるところでございますが、路面排水などの到達時間が非常に短い側溝等の設計をする場合には、標準降雨強度が時間当たり70ミリというようなことで設計することを標準としております。ただ、70ミリですけれども集水面積や側溝の勾配等により必ずしも70ミリではけるというような状況ではないということもお話ししておきたいと思います。
それから、1級・2級・その他の町道で側溝の規格が統一されているかというようなことでございますが、規格統一については全般的にはされておりませんけれども、最低250、道路の維持管理面から見て、ふたをあけて側溝等の掃除をするというようなことがあれば最低250、300あたりが新しい団地の場合ですと多い状況でもあります。メーン道路ですと歩道それから植樹帯や植栽帯がございますので、U字溝ということではなくてL型側溝も使われておりますので、それを流量に合ったL型の大きさ、それから横断する暗渠管の組み合わせによって雨水管で排水するというようなことを現在行っているものでございます。
それから、雨量に対しての対策ということで、それから風力の対策ですか。これも本町の対策としまして台風などの大雨警報発令後、職員が現場をパトロールして対応いるところでございます。暴風雨による雨水対策としまして側溝内に調整機能をあわせ持つ集水ますが非常に有効であると考えております。集水ますも団地内では折々に中間地点、始点、終点ということで整備されているところでございます。
あふれる箇所を把握しているかというようなことでございますが、台風等で職員が現場に行くわけでございますが、あふれている箇所についてはほとんどが落ち葉、土砂等が堆積してあふれているような状況を確認しているところでございます。通常の雨量ですと、堆積物がなければあくまで通常の機能を果たしているというような現況じゃないかと考えております。側溝があふれている箇所については善処したいと考えておりますので、皆様からの情報提供、職員が行く前に当然、民家の前の出水が多いわけですので、情報提供いただければ対応したいと考えております。
それから、今後の側溝対策というようなことでございますが、先ほど申し上げましたように大雨に限らず日常の道路パトロールによりまして清掃、保守点検を強化したいと考えております。また、町民の皆様からの情報提供が第一と考えておりますので、電話一本で済みますので、あふれている状況が確認された場合には情報提供をお願いしたいと思います。また、これらの維持管理等につきまして、広報や町のホームページ等も使いまして情報発信していければなと思っております。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) それでは、私のほうからは市制に関する情報化についてお答えさせていただきます。
まず、議員のおっしゃるとおり市制移行に伴う経費の最大のものはシステム改修であるということは、我々もいろいろなところに行って聞き及んでいるところでございます。それについて、できるだけ削減方法ではこれから取り組んでいきたいと思っております。しかしながら、削減といいましても、やはりかかるものはかかりますので、そういった部分をいかに削減していくかということを、これから調査を踏まえて研究していかなくてはいけないと思っております。現在、長年システムを運用してまいりましたので、そのものを改修していくのか、それとも新たな試みでやるのか、そういったものもこれから調査をさせていただいて、問題なく移行していきたいと思います。
最大はやはり経費の面だと思います。長久手、岩出、野々市、いろいろ聞いてはおるんですけれども、よく1億から1億5,000万円ぐらい、概算ですけれどもかかっていると。そのほかは看板とかそういったものが若干かかる。やはり最大はそのシステムの改修に及ぶ経費がやはり億単位だというのは聞いておりますので、そこをいかに削減するかをこれから十分調査をして検討してまいりたいと思っております。
そのほか個別のところで、問い6のガバメント2.0の件ですけれども、議員の質問を受けるたびに私の部署の書籍がふえてまいりまして、今回もいろいろ研究をさせていただいております。それで私も若干見たんですが、4月1日、NHKのクローズアップ現代でこの話題を取り上げられていたと思います。確かに最近、効率的な行政サービスを実現させる一つのツールとして認識されて、アメリカのほうではよくやられていると。日本では事例を調査したら千葉市がちょっと今取り組んでいると。いずれにしてもやっとこのものが登場しましたので、これから我々も調査をしながら、活用できるのであればぜひやっていきたいと思っております。ただし、これは最大の目的は行政の透明化と公共データのオープン化というところが言われておりますので、現在でもホームページを使って情報は提供しております。そういったものをアプリを開発して、さらに皆さんが加工しやすいようにしていくべきかどうかも含めて、これは十分時代が求めているのであれば、町としても市に向かうに当たりましてやはり取り組んでいきたいと思っているところでございます。
次に、SNSについてでございますが、7問目になりますけれども、議員から初めてお褒めの言葉もいただきましてありがとうございました。町としてもホームページの運用を最大限活用するという取り組みをさせていただいております。現在のホームページの運用状況でございますが、昨年のデータ、24年の4月から25年の3月、訪問者の分析をかけておりますので、そこですと60万1,216件というデータが出ております。これはかなり自治体の中でも多いアクセス数になっております。これは一つの要因は、震災前は約30万件ぐらい、それでも多いほうだったのですが、震災後やはりそういう情報を得たいという方がアクセスしてきております。今は62万と。震災の翌年に比べると若干減ってはいるんですが、震災前のデータと比べるともう倍以上にふえてきて、ホームページを活用されている皆さんが多いんだなというところがあります。そういったところでSNS、情報発信ということで、ツイッター初めフェイスブックを今取り組んでいるところでございまして、特にアクセス数もフェイスブックですと会員登録が必要になりますけれども、そちらのほうでもかなりの皆さんに登録していただいて町の情報を見ていただいているところになっております。これもそれぞれ2000年代からグーグル社が取り組んで、今ですとフェイスブックが最大の規模になっているんですけれども、いずれにしてもまだ10数年のものを今運用しているということですので、これからもさらに情報提供を含めて、皆さんに即座にできるものは情報提供していきたいと思っているところです。
ちなみに、ホームページの最近のデータの一番のアクセスの多い地域というものがありまして、やはり一番は仙台市さんが16万1,000件、仙台市民の方だと思うんですけれどもアクセスされております。その次が多賀城、県内はここまででございまして、あとは東京渋谷区、新宿区、千代田区、港区、中央区、大阪市、横浜、名古屋、札幌、府中というふうに首都圏を中心に富谷のホームページを見ていただいている、データとしてですけれども出てきております。その中で分析の結果ですけれども、何が多いかというのはやはりイベント、観光、暮らしのガイド、あとは入札情報、そういったものがベストテンの中に入ってきている。これらも含めて総合的にSNS、何を発信していくかも含めてこれからさらに取り組んでまいりたいと思っております。以上です。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) それでは、私のほうから大きな2番の情報化経費と経費の削減策とITコミュニケーションということで、その中の(1)の市制に向けてのOA・IT化経費、あとは現在わかる範囲での具体の経費ということでございますけれども、経費につきましてはまだ具体的には算出はしてございません。今、企画部長がお話ししたように、長久手市の状況を見ますと1億4,000万円ほどということですけれども、まだ具体的にその内容については精査しておりませんので、今後の課題かなと思っております。
これから予想されるものとしては、改修項目、改修費用等については精査して、あと現時点でわかっていることといたしましては福祉事務所の設置ということで、福祉業務、生活保護事務、児童扶養手当、特別児童扶養手当、特別障害者手当等、これは県から移管されますので、その福祉系の関係のシステム改修ということで2,000万円ほどかかるものと予想されております。あとほかに住民基本台帳を初めとする各種町名変更作業などそういった経費、さまざまなプロセス、そういったものをこれから学んでいきたいなと思ってございます。
あと、2番目として経費削減をどのように実施しようとしているのかということでございますけれども、これから市制移行後ですけれども、マイナンバー制度の導入、内部情報システム更新等、そういったものがございますので、システムを新たにするか、既存システムを改修するほうがよいか、そういった費用対効果といったものを検討しつつ費用の抑制に努めてまいりたいと思ってございます。
あとは3番目にふえる作業、減る作業ということになりますけれども、減る作業については今のところはないものと思っております。反対にふえる作業といったものにつきましては、町名から市制への変更のため、住民基本台帳が基本となりますのでそちらの変更、あとは戸籍事務、そういったものについても当然、地名変更等が作業としてはふえてまいります。
あと作業内容と解決策につきましては、テストサーバー環境上で一括書きかえ作業を実施いたしまして、システムへの本番環境へ適用する作業を想定してございます。記載等に誤りがないか目視による確認を、かなりの膨大な作業にはなっておりますけれども、そういったものを考えてございます。
あとは職員の配置でございますけれども、市制移行までのシステム稼働改修等の状況を勘案しまして、適宜、人員の配置を検討してまいりたいと思っておりますし、あとは県のITアドバイザー、現在、県のほうで委託している方が2人いらっしゃいますので、その方の意見も聞きながら、この市制に合う情報化のための職員といったものもちょっといろいろ情報を仕入れていきたいなと思ってございます。
あとは市制に向けてのOA・IT関連の改修項目、今お話ししましたとおり住所が当然基本になりますので、それに関連しまして住民基本台帳、各種課税台帳、福祉、戸籍そういったもろもろが当然、改修項目となってまいります。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(菅原俊司君) 私よりは、大きなご質問の6番、7番についてお答えいたします。
まず6番でございますが、こちらは仙北市さんのほうに現状確認をさせていただきました。結果、配信できなかったという事実はなく、新たな配信する情報がなく配信しなかった日が1日、また二度大雨警報が発令されたそうですが、二度目の警報の発令の際には既に現地に職員を常駐させておったという状況も踏まえ、改めて避難情報を配信することがなかった日が1日、合わせて2日あったということが報道でなされたということでございます。
町の安全安心メールにつきましては、現在、8月末現在において1,400件超ほどのご登録を頂戴しておりご利用いただいているわけでございますが、仮に大規模な災害が発生した際においても、携帯電話のキャリア、あとはインターネットの回線が断線等がない限り、通常の配信は可能なものとなってございます。
7番目でございます。防災行政無線の伝搬測定の実施ということでございますが、こちらは設計の段階において業者による伝搬測定は実施しておりますが、運用開始後においては正式な測定はしてございません。今月から防災交通に関する各種周知放送、また来月からのメロディ等によって、まずは音達の状況を今後確認してまいりたいと考えております。以上です。
議長(浅野幹雄君) この際、11時15分まで休憩をいたします。
午前11時04分 休憩
午前11時15分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより小川昌義君の質問は一問一答により行います。13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) それでは、町道についてちょっと最初に理解するために質問していきたいと思いますが、町道は今、区分として何区分ぐらいに決められているわけですか。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 規格としましては1級、2級、その他の3区分で構成されております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 1級それから2級、その他の町道ということになっているということですけれども、それぞれの町道には側溝は必ずついているというふうに理解してよろしいですか。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 改良済み区間については、側溝があるというふうに見ていただいて結構でございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 再度、改良済みということですか。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 団地部の道路だけでなくて、農村地帯の町道については側溝がない区間も一部あるところでございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) はい、わかりました。そうすると1級町道というのは、2級町道、その他の町道ということになるんですが、それぞれどこをあらわしているわけですか。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 当時、区分した定義については、重要な路線を1級、続くものを2級、その他ということで3区分されているわけですけれども、どの部分といいますと国道から国道につなぐ道路、それから国道から主要県道、あとは主要県道から主要な町道というようなことでおのおの区分されているものでございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) そうしますと、団地関係はその他の町道というふうに理解してよろしいですか。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 一般にある団地の中の区画道路は、その他の町道として捉えていただいて結構でございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) そうしますと団地部分がほとんどということで理解したとしますと、路線としてはどのぐらいの路線があって、実長、距離というのはどのぐらいになっていますか。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) ちょっとお待ちください。
24年度末のデータでお示ししますと、その他の道路は約22キロでございます。(「路線数」の声あり)
議長(浅野幹雄君) 一問一答で。22キロですから。13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 今、距離は示されたのですが、路線数は。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) その他の道路で813でございます。24年のデータで813でございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 大体、道路とあれがわかったわけですけれども、これに伴って単純に考えますと両側に側溝があるというふうに理解するんですけれども、今現在この側溝の進捗率というんですか、どの程度、約22キロといいましたっけ、この中の側溝の改修率というのはどの程度になっていますか。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 今、改修率については、数値は捉えておりません。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) それでは、今度はその側溝なんですけれども、先ほどから最低で250ということでお話しされているんですが、あとはこの250が先ほどの答えでは時間当たり70ミリで設計されているというふうに話をされましたが、それは間違いございませんか。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 標準降雨強度、時間当たり70ミリで設計をするというようなことでございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) もうちょっとわかりやすく。標準で時間当たり70ミリということですか。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) はい、そうでございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) そうすると側溝からあふれているというところは、今把握しているという点ではどの程度把握していますか。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 私ども小川さん言うように注視している箇所が何点かあって、そこの範囲に分けて急行させるわけですけれども、団地部ですと先ほど申し上げましたが、あふれる状況についてはほとんどが落ち葉と堆積物の詰まりによってあふれているような状況を確認しているところでございます。明石台、東向陽台地区について言いますと、宮沢根白石線、明石台一丁目と二丁目の現在、明石台東地区で工事をやっています交差点付近、あそこはメーン道路の末端の部分となっておりますので、街路樹等もあそこは多うございますので、団地についてはあそこと、それからミニストップですか、七北田西成田線と宮沢根白石線の交差点付近のL型側溝付近を注視しているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 今、部長が話された明石台のバス停付近なんかも、やっぱり水が上がるわけがないのに上がるような状況が。最近はないんです。前にありましたが。あとは側溝のますの基準というのはあるんですか。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) ますにつきましては、接続する側溝の大きさによって決めておりますので、既存のままでしたら現在、最低で400というのが小さいものでございます。側溝をオープン側溝から今の落ちぶた式の側溝にかえておりますので、現在の最低が500のものでつくっているものでございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) こちらのほうも時間当たり70ミリでも十分なますになっているということでよろしいですか。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) ますの捉え方につきましては、あくまで降雨強度、降水量ということでなくて、側溝と側溝の接続点、あるいは側溝と宅地から流れる雨水ます等の接続点というようなことで捉えておりますので、そこの会合部分であふれ出ないような構造、側溝の断面よりも大きいものというのが基本の考え方となります。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) あとは道路などを横断している側溝があると思うのですが、それの基準はあるわけですか。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 横断側溝は、通常の側溝とまた一つの違った捉え方で、あくまでも縦断的な路面排水を一部のみ込むというようなことも考えて、通常の金網製といいますか、グレーチングの側溝にしております。東向陽台地区につきましては、造成当時からつくられているのがほとんど今まだ残っているものでございまして、小さいものから大きいものでさまざまに現在施工、設置されているところでございます。小さいところでは250掛ける250というものもございましたし、それから400掛ける400というものもございます。その他の道路の広さや路面の縦断的な勾配によって当時設置されていたというふうに捉えております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) それぞれ基準をお聞きしたわけですが、それでも東向陽台などでは多分、時間当たり30ミリぐらいで漏れ出してくるんです。こういったことについてはご存じでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) グリーンベルト付近ですか、あの辺は道路の縦断勾配並びにグリーンベルトに長手方向に沿って道路が2本あるわけなんですけれども、その東側から来ます道路が通常は縦断的に水が走るんでございますが、集中豪雨になりますと従来よりも横断の、路面の幅の部分といいますか、横断の部分のあふれ出るような状況は確認しておりまして、道路の構造的にもグリーンベルト付近は特殊な構造かなというような認識はございます。また、土砂の堆積物も確認しておりまして、住民の皆さんが掃除できない箇所については、町のほうでも圧送等をかけて土砂を排出するような作業をしているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 今、部長が話された場所については、改修するということでよろしいですか。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 道路そのものがのみ切れなくて改修するのかどうかということもありますけれども、最終的には道路が一周してきて宅地側に影響を与えないような状況が一番かと思います。道路のダメージ見て、当然道路の冠水は防がなくちゃいけないと思っておりますので、状況によっては改修も必要かと考えております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) もう一つは、通学路もやはりそういう状況があります。そうすると、要するに避難場所に行く際に、相当の雨量、今は70ミリ以上降った場合、もう川のようになる状況になるわけですが、その辺の対策というものは考えていますか。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 70ミリ降ったときの対策といいますか、避難場所にも多分行けない状況があるのかなとは思います。現在、日本のあちこちで集中豪雨がありますけれども、あの状況からすれば当然、車も走れないような状況になると思いますし、そういうときの状況によりまして、簡単にいいますと土のう設置でいいのかどうか、交通規制をかけるなり、あとはハード的に対処できるものがあるかどうかについては、雨の量で判断しなくちゃいけないと考えています。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 私、70ミリ以下のときに、30ミリぐらいだと思うのですが、それでもやっぱり通学路の水があふれるんです。こういう箇所があるわけですが、そういったところの対策というものはどのように考えていますか。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 時間30ミリといいますと、かなりの雨量と思います。先日の7月の晩、ちょっとした大雨で明石の観測所で時間当たり26ミリの雨量が確認されております。側溝に接続するますからあふれている状況があるのかなと思います。ますについては、ごみ受けが設置されている箇所とされていない箇所というのもあるのは当方でわかっておりまして、一番はそこのメンテナンスが第一なのかなというふうに捉えております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 今26ミリ、最大で。ただ、二、三日前ぐらいの雨量でもやはり道路に水があふれているんです。子供たちが下校する際にびしゃびしゃびしゃっとなっているので、そういったところをやっぱり調査して、改修というんですか、そういうことにできるのかどうか質問したいと思います。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 調査いたしますけれども、道路のびしゃびしゃについては舗装面の傷みというものも、わだちの状況もありますので、東向陽台地区は昨年から舗装改修をしておりますので、それらの時期ともあわせて今後検討していきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) それでは次に、防災無線についてですけれども、今回の議会で町長の発言で毎月午後4時より、来月からは毎日、午後4時よりメロディオンと隔月に町民歌とふるさとを放送することにしましたということですけれども、先ほど伝搬試験を実施していないというんですけれども、やはり20ミリ、30ミリぐらいの雨量でも聞こえないんじゃないかと思うんですが、その辺、最初の調査の際どの程度調査されましたか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(菅原俊司君) 当初の音達というのはあくまでも図上の範囲であって、議員がおっしゃるような雨の状況であるだとか、交通状態の状況であるというような条件下においての音達の調査はしてございません。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) やはりせっかく設置した防災無線ですので、やっぱり早急に調査を実施するということで、今後、時期的にいつこの音搬試験というか伝搬試験を実施する予定ですか。それで何回ぐらい実施する予定ですか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(菅原俊司君) 伝搬調査につきましては、その必要性については重々承知しているところでございます。ただ、今回の設置に当たってのまずは図上における音達の状況と、それに伴っておおむね住宅地域内については網羅できるであろうというようなところにおいて整備を図ってきたところでございます。本年度になり、初めて音の出し方という運用を開始したところでございますので、まずはその音の伝わり方というのを実際の耳で確認をすることが必要であろうと思っておりますので、順次、計画的にそういったところの調査の必要性は感じてございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 順次ではなくて、いつごろ実施するということですか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(菅原俊司君) 今ここでいつというのはなかなか、何月というところまでは申し上げることはできませんが、今年度といわず来年度には実施していきたいと考えております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) やはり異常気象も進行していますし。最初にやったやつは図上って、頭の上でなくて地図の上ですか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(菅原俊司君) 失礼しました。机上の上での音の伝わり方を図面に置いたというような調査でございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) そうすると、十分に伝搬としては問題ないということでよろしいわけですか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(菅原俊司君) まず机上で確認をした段階において、スピーカーの向きであるだとか、スピーカーの数の微調整をしながら、その音達調査というものを机上で行ったということでございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) そうすると1回やりましたよね、設置したときに。それの調査というのは実施していますか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(菅原俊司君) 4月に2度実施してございましたが、そのときには各行政区長にご協力をいただきながら、音の伝わり方を配信後に確認をしてございます。またそのときにおいても、難聴地域というのをある一定のところにおいては把握してございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) やはりどうしても、今後の対策としては全員に情報が伝わるということを中心にして考えてもらいたいと思うんですが、それはいかがですか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(菅原俊司君) そちらにつきましてはこれまでも何度かご説明させていただいておりますが、防災行政無線で全町民の皆さん方に情報を伝達することは困難でございます。ですのでさまざまなツールを活用するというようなところにおいて現在、ツイッター、フェイスブック、メール等々を今開発し、運用を開始しているところでございますので、また新たなそういった町民の方に有用的なツールがあれば、またそういったものを検討してまいりたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) せっかくデジタルで電送しているわけですから、その電波を利用して難聴地域それから各高齢者の方とか難聴の方とか、こういったところの対策というものは今後考えられますか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(菅原俊司君) そちらにつきましては当然、外に出向くこともなかなか困難であるというような方もいらっしゃることは承知してございますが、得た情報をまたそれを地域の皆さん方に周知していただくという点においては、地域の方のご協力なくしては広く浸透させることは困難であると考えておりますので、今後は町内会というか行政区の皆さん方にもご協力をいただきながら、情報の伝達の仕方というようなところについて協議をしてまいりたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) その辺、早急にお願いしたいと思うのですが。要するにパルスで変換するのかFMでやるのかという点もあるので、FM周波数についても考慮していただきたいと思うのですが、その辺はいかがですか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(菅原俊司君) 先ほど申し上げたとおり、いろいろな情報ツールを今後、検討してまいりたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) ちょっと質問になかったのですけれども、ここ2日間くらいの竜巻のことで、今後、竜巻に対する対策というものはどのように考えていますか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(菅原俊司君) 報道等もあるとおり、竜巻は突然発生するものでございます。ある程度、予測ということはできるかと思いますが、町レベルでは正直、困難でございますので、発生してからの対応というようなところについては、臨機応変に対処してまいりたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) きのうの配信されているテレビの映像を見ると、学校が襲撃されたような形に見えるんですけれども、やはり学童が移動したり、そういったときのマニュアルみたいなものは考慮するということはありますか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(菅原俊司君) 学校のほうには防災主任の先生方が各お一人ずついらっしゃいます。常に年度を通じて数回ほどそういった勉強会がございますので、その席に同席しながらそういったことも協議検討してまいりたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) なかなか予測されないのですが、きょうの新聞あたりでいくとスパコンを使って竜巻を予想しようという話がありますので、ぜひやっぱりそういうマニュアルについて検討していただきたいと思います。
続いて、次の質問に移っていきたいと思います。
IT関連の何度も質問しているわけですが、これは経費削減ということで質問していますので、その辺をまず踏まえて再度質問をしていきたいというふうに思います。
23年度の行政実績報告書には、平成24年度稼働に向けて住民基本台帳改修に対応すべく平成23年10月より構築を行った。自治体独自仕様の発注システムから汎用的システムであるノンカスタマイズ方式を採用したということになり、今後発生する各種法改正による改修費用が抑制されることを見込んでいるというふうに書いてあります。オフィスもウインドウズコンピューターにかわったというようなことで、それぞれコンビニ収納とかそういったものにも対応していけるんだということが出されているわけですけれども、具体的に進行していないという話ですけれども、改修するシステムは何項目ぐらいありますか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 先ほどのお答えの中で、市制に向けてということが前段ありましたので、その中で住民基本台帳、戸籍、あとそれに伴う福祉関係の台帳等、多数ございます。幾つだということでお話しすることはできないのですけれども、課税台帳、福祉関連もろもろということで、かなりの数には上ってございます。カスタマイズする必要がないということでミサリオを導入したわけですけれども、それに見合うもので汎用性が高いものですから経費的にはかなり削減になるものと思ってございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 汎用性ができたから改修費用がと、それだけでは済まないと思うのです。約10億ぐらいかかるという話でしたので、さらに費用削減ということが望まれると思うのですが、具体的にお聞きしたいのですが、申告支援システムについては、改修は必要ですか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 先ほどお話ししたとおり住基が基本になりますので、その申告システムについても当然、必要になってくるものと思います。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 改修の内容です。今検討されている内容というのは何項目ぐらいありますか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 前段の市制に向けてということであれば、全てにわたるものとなってございますので。ただ、具体に市制に向けてどうのこうのというのはまだ着手していないところが正直なところでございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 続いて資産管理システムですけれども、こちらのほうはどうなりますか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 資産管理は財政課のほうで管理しているシステムになりますけれども、先ほどと同じように、市制になれば住基上のそういった表記も変わりますので、当然それに見合うだけの改修は必要になってくると思います。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) LGWANシステムはいかがですか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) これは自治体と国との重要なかなり高度なシステムになりますけれども、関連するものがあれば当然、改修は必要になってくるものと思います。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) ファイルサーバーはいかがですか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) ファイルサーバー等は電算室のほうに持っておりまして、それに合わせた形でそういったものも改修は必要になってくるということで認識してございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 教育委員会関係はいかがですか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 市制移行に向けるOAの改正ということでは今は協議してございませんので、その辺は総務課とあわせて今後、検討してまいりたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) そのほかの上下水道関係というのはどうなるんですか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 単独サーバーということで別に持っておりますけれども、当然、住基が変更になればそれに合わせた形のコンバートも必要になってくると思います。その時期的なものとかそういったものはこれから担当課と順次、詰めてまいりたいと思ってございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 要するに今あるサーバーというかシステムがほとんど改修されるというふうに理解するのですが、それでよろしいですか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) それが一つ前提になってございますし、あとは現在、クラウド化ということが主体になりまして、そういった検討会もやってございます。そういったもので費用対効果もあわせて正確かつ迅速といったところ、あとは経費といったものもいろいろ検討しながら、どれが一番いいのか。あとは先ほど前段でお話ししましたとおりマイナンバー制度といったものも控えてございますので、いろんな諸関係のほうを勘案しながら進めてまいりたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 改修でかかっている経費の何が一番かかっていますか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) もろもろあろうかと思いますけれども、基幹系が一番になるのかなと思ってございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 基幹系の何ですか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 課税関係だったと思います。具体の数字はちょっとこちらのほうでは把握していないのですけれども、一番ボリューム的には税関係が一番多かったのかなと思います。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) その改修というのは、私は全くわからないのですけれども、改修という意味は何をするんですか。具体的に教えてください。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) ちょっと先ほど前段で改修ということでご質問があって改修の話を。そうやっていると何か難しいんですけれども、既存のシステムを制度改正に伴って変えるのであれば、それは改修になろうかと思いますし、あとは税についてもその都度、税というのは毎年3月ごろ告示されますけれども、それに伴って改修するといったこともやはりシステムの改修の部分になろうかと思います。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 改修というのは、私の理解ですよ、いつも合わないんですけれども、プログラムの変更じゃないんですか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) その根本となるやっぱり法なり条例なり、そういったものが改正になれば、それに合わせてシステムの改修ということになろうかと思います。それも改修の大きなくくりの大きなカテゴリーの中の一つではないかなと思います。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) このシステムがありますよね。そして改修って、ここを合わせておかないとずっと同じことになっているんですけれども、具体的に何を変更しているんですか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 福祉関連であれば、医療費助成であればその年齢の区分とか、そういったものも条例のほうの改正に伴って、それに伴って対象者も変わってきますので、それが一つの根本となります。それに伴ってシステムを変更しておりますので、それは改修になろうかと思います。そういったものではないかと思いますけれども。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 要するに年齢が変更になった、区分が変更になったということになれば、そこのプログラムを変更しているわけでしょう。質問します。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) システムの中にプログラムと、そういったデータも含めてあるのかなとは思うんですけれども、その辺のところの認識は、今議員がおっしゃられたとおりプログラムの変更ということで認識していきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 大方の改修内容は、私の理解が間違っていれば訂正しますけれども、要するにプログラムの変更なんですよね。プログラムの変更をしていると思うのですが、そうしますとその変更することについて、改修として業者が来ていると思うのですが、そういう理解が立ちませんか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) その都度、必要に応じてこちらの電算室のほうに入りましてプログラムを変更、あとは立ち上げごとに試験テスト等を行っているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) そういうことで、プログラムの変更になれば職員の研修というものも必要だと思うのですが、その辺はいかがですか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 今、議員がおっしゃられたように、やはりそういったものも、かつてもそういったご質問がございまして、確かに必要なことだと思ってございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 要するに今回約10億ぐらいの経費がかかるわけですから、そういうものに先ほどあれを変える、どっちがいいのか検討もするということになっているわけですけれども、いずれにしましてもやっぱり職員の研修というものが必要になると思うのですが、強く感じるのですが、その辺いかがですか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 基本的にするシステムになりますけれども、やはり動かすのはしょせん人ですので、人の研修というのは十分認識しております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 私の言っている研修というのは改修をするときの職員の研修ですけれども、その辺はいかがですか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 改修する部分については、担当者とプログラマーとSEといった方々と電算室も入りながら、一番ベストな方法、あと内容を精査しましてやっております。それが大勢でなるのかもしれませんけれども、その中できちんと内容の精査をしているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 今、庁内に例えばスイッチとかあるわけですが、これの設計はどなたがやっているんですか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) もう一度お願いいたします。設計、システムですか。設計はそのベンダーにお願いをしまして行っております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) そうしますと、例えばルーターの設計とかというのは、今言ったベンダーが行っているというふうに理解してよろしいですか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 当初の部分につきましては電算室が主体になりまして、あとはそのベンダーと一緒になりまして一番ベター、ベストなものということで、こちらの設計したというふうにはちょっと理解してございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) プログラムの改修、それからこういった庁内の設計改修といったものぐらい、そういうものに対して職員が実施をしていくというようなことは考えられませんか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) ある程度専門性を求められますので、その辺のところはいろいろベンダーと協議しなければならないところもありますし、電算室の職員もそういった研修会には出ておりますけれども、どこまでかということもありますし、あとは前段ご回答の中でお話ししましたけれども、宮城県のICTということでITアドバイザーといった方々のご意見も伺いながら進めていくことが必要かなと思います。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) じゃあ先ほどから出ているマイナンバー法案ですけれども、これも改修があると思うのですけれども、これは時期はいつですか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 実施は28年の1月から運用開始ということで聞いておりますし、通知は27年度中にその方々にご案内するということで法律上は決まってございます。ただ、詳細についてまだこれからというところでございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) そうしますと、うちのほうの改修とはちょっとずれるという形なんですか、この市制移行とは。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 基幹系は28年の9月までが契約期間になりますので、そのところのタイムラグということをちょっと念頭に置きながら進めていきたいなと思ってございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 費用対効果で考えられているということで、その考えられている構成というか、そういうのは何々を考えられていますか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 当然、費用ということになろうかと思います。あとは正確性、時間、そういったものもこれからいろいろさまざまな環境を精査していきたいなと思ってございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) クラウドについては考慮されていますか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) それもちょっと前段お話ししていたかと思うのですけれども、県のほうが主体になりまして進めているところです。ただ、参加町村はまだ県内半分ぐらいが検討会に入っている状況で、どこまでが一番、参加町村が少ないとそのようなところの費用もありますので、その辺を見きわめながらクラウドということも検討の中には入ってございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) そのクラウドに富谷町は積極的なんですか、非積極的なんですか。どちらですか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 富谷町といたしましては、職員はそのクラウド研究会に入ってございますので、その辺のところからすれば参加していないところよりは積極的になっているのかなと思っています。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 今使われているソフトですけれども、これについてオープンオフィスを使うというふうなことについて、会津若松で導入したことによって5年間で1,500万円ぐらいコストを削減したというあれがあるんですが、これについてはパソコンの台数は全然違いますからうちの場合は1,500万円にはならないんですが、そういうオープンオフィスとかこういったものについては検討したことはありますか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 申しわけないです。今初めてお聞きした状況で。1,500万円の経費ということもありますし、あと正確性が一番こういう自治体については求められますし、守秘ということでセキュリティーのほうもありますので、そのところも含めながら、きょうご教授いただいた情報もちょっと検討の中にひとつ入れていきたいなと思います。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) あとは経費の削減の中でIP電話がありますが、市制移行のときにそういったものについても検討する考えはありますか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) IP電話については財政課所管になりますけれども、それもまた財政課ともし必要であれば協議が必要なのかなと思います。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) いろいろ将来、市民と町が情報を共有していくということで、非常に富谷町の場合ツイッターだかいろいろ情報提供いただいて、非常にスムーズに進んでいるわけですが、ガバメント2.0というものを最近私も知ったわけですが、これの導入については情報を見て、ある町の町長さんが具体的にやった事例が出ていましたけれども、こういったものについては検討の価値があるというふうにお考えでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 先ほど申し上げたとおり最近出てきたことでございますので、まず千葉市が取り組んでおりますので、その試みをまず見守りながら考えていきたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 最後になりますけれども、職員の配置ですけれども、これはやっぱり今後、市制に向けて配置について十分考慮していくということでよろしいですか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) これも先ほどお話ししましたとおりITアドバイザーの意見、あと類似団体と、そういった状況も踏まえて、あとは委託内容によっては適当な配置もまた変わってくるかと思いますので、そういったものを総合的に勘案しながら適正な配置にしてまいりたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) ちょっと資料を見ながら。要するに職員の配置なんです。今年度、前年度のやつは今ちょっとあるんですが、今年度についてもどこに重点を置いた配置になっているんですか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) ITにつきましては、それなりに精通している者ということではやってございます。全体的にミサリオ運用開始しておりますので、そのところも踏まえながら配置したものでございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 市制に向けた職員の配置というふうにはちょっと見られない数値になっていたんですけれども、その辺はやはり当初予算と6月の補正で、今後考えられるのは福祉事業とかそういったところに重点的に比重がかかっていかなきゃないと思うのですが、その辺は。それとあと総務ですか、その辺だと思うのですが、その辺は今後考慮するということになりますか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 福祉関連がボリューム的には多くなりますので、それは原課と協議しながらどれぐらいのボリュームかということでいろいろ協議してまいりたいと思います。
議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
午後0時04分 休憩
午後1時00分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
9番森栄君。
9番(森栄君) 私は、富谷町の防犯の課題と対策について質問いたします。
今、私に富谷町内の住民から心配と不安の声が多数寄せられています。それは富谷町の防犯についてです。
宮城県警の発表によると、平成25年度上半期の宮城県内の刑法犯認知件数は、前年同期比1.4%増の9,309件で、2002年上半期以来、11年ぶりに増加いたしました。富谷町では7月5日に、富谷小学校の2年生の男子児童が何者かにランドセルを切りつけられるという大変衝撃的な事件が発生しました。被害に遭われた児童の恐怖心や保護者を含む地域の住民の心配や不安は大変だったと推測されます。また、団地には不審者が出没するなど、富谷町も人口増加に伴い、犯罪件数や犯罪の種類も多様化するなど、犯罪が都市化しており、住民生活の安心・安全に対する防犯対策が住民から強く望まれています。
私は、このような防犯状況を把握するため、8月9日に大和警察署を訪問して生活安全課の課長から資料に基づき説明を受けました。その資料によると、平成25年7月末現在の大和警察署管内の犯罪発生情勢は、刑法犯認知件数が321件で、犯罪種別では窃盗犯が70.7%でした。また、黒川郡内の刑法犯認知件数では、富谷町が48%、大和町が35%、大衡村が11%、大郷町が6%で、黒川郡内では富谷町が犯罪が一番多く発生しており、住民生活の安心・安全のため、富谷町の防犯の課題と対策について、次の4点について質問いたします。
第1点は、7月5日に富谷小学校の2年の男子児童が何者かにランドセルを切りつけられた事件発生後に、教育委員会では富谷町内の各小中学校長に対し、児童生徒の登下校についてどのような指導をしたのか質問いたします。また、この事件発生後、私に多くの保護者からこのような事件を未然に防止するためにも、町内の各学校区内において、児童生徒を通常の単独登下校から地域別に集団登校にすべきだと望む声が多く寄せられていますが、今後、教育委員会としてどのように対応するのか質問いたします。
第2点は、富谷町防犯協会の予算と活動について質問いたします。
富谷町防犯協会の予算額は、平成25年度まで警察の呼び出し番号110番と同じで110万円です。この110万円の予算で平成22年度は防犯パトロール用ベスト290枚を配布しています。また、23年度は青色信号灯230本を配布しています。そして、平成24年度は反射ウインドブレーカーを350枚配布しております。安心・安全のために今後、富谷町防犯協会の予算を増額すべきだと思いますが、どのように対応するのか質問いたします。
また、私は現在、成田地区に住んでいますが、転居する前はひより台二丁目町内会の防犯代議員を8年間務めていましたが、富谷町防犯協会の会議は年1回の総会だけでした。このような経験から、年1回の富谷町防犯協会の総会だけでなく、富谷町の各町内会の防犯代議員に対して、大和警察署から町内における防犯事情の提供や防犯状況の情報交換のために富谷町防犯協会の会議の回数をふやすべきだと思いますが、今後どのように対応するのか質問いたします。
第3点は、「子ども110番の家」について質問いたします。
児童生徒の安全確保のため、各学校区ごとに「子ども110番の家」が設置されていますが、「子ども110番の家」の設置数と設置基準について質問いたします。
また、平成22年度に「子ども110番の家」の研修会を開催し、38名が受講され、実際に児童生徒が「子ども110番の家」に駆け込んだ場合の対応方法になどについて研修を実施していますが、これまで実際に児童生徒が「子ども110番の家」に駆け込んだ件数と具体的な対応について質問いたします。
第4点は、青少年健全育成富谷町民会議主催による大型店舗パトロールについて質問いたします。
犯罪のない安全・安心な明るいまちづくりを実現するために、また青少年の非行と犯罪防止のために、青少年健全育成富谷町民会議主催による大型店舗パトロールを実施していますが、今後、パトロールの回数をふやす考えはないか質問いたします。
以上、質問をいたします。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁申し上げます。
防犯の課題ということでございます。その要旨の中に、ひより台でのランドセルへの切りつけというふうなことがございました。こういったことを含めながら、どこまでいっても尽きない課題の一つでありますので、なお一層、防犯の強化、犯罪のない、あるいは犯罪のより少ない町でありたいものだと、安全で安心できる町でありたいものだというふうな思いは皆さんと相通ずるところです。個別については、それぞれの担当課からということにいたしたいと思います。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) まず第1点目についてお答えをいたします。
この事案につきましては、議員がお話しなさいましたように7月5日の下校時に発生した事案でございます。直ちに警察の指導のもと、登下校における安全指導体制を学校、町教育委員会それから保護者、地域で連携し、整えたところでございます。この間、登下校における課題等は特に発生しておりませんでしたが、今後とも登下校時の安全確保のために、主要機関との連携を深め、注意深く見守っていきたいというふうに思ってございます。
それから、4点目の健全育成に関することの大型店パトロールに関することでございますが、青少年健全育成富谷町民会議の規約及び総会の議決のもとに大型店舗の巡回パトロールを実施しているものでございます。内容について申し上げますと、巡回場所はイオン富谷店、巡回期間は町内小中学校の長期休業期、パトロール団体数は48団体でございます。各団体の協力により、環境の浄化と非行防止に努めているところでございます。今後につきましては、理事会等も含めまして協議してまいりたいというふうに思います。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(菅原俊司君) それでは、まずご質問の2問目でございます富谷町防犯協会の予算と活動についてということでございますが、こちらは町の防犯協会、これまで防犯思想の普及啓発、警察と連携した防犯に対する対策を講ずることによって、町の治安の維持に努めるがために昭和33年に設立された団体でございます。
その活動に当たりましては、先ほど議員からございましたとおり、町より110万円の補助を受け、その予算の範囲内においてこれまで啓発用品の配布、または大和警察署の方を講師に招いた研修、あとは地域における自主防犯活動に対するご支援、そういったところに予算を活用させていただきながら、防犯の意識の高揚に努めておるところでございます。
ご質問の3問目でございますが、「子ども110番の家」の設置状況ということでございます。本年8月23日現在で、226名の方にご登録を頂戴しておるところでございます。これまで黒川郡における防犯協会連合会並びに大和警察署主催による研修会が実施されるなど、これまで110番の家における役割、意識づけ等の向上を図ってきていただいているところでございます。以上です。(「総会だけでなく、活動をふやしたらいいんじゃないかという質問なんですけれども。総会というのは防犯協会、1回だけの総会でなく活動をふやしてくださいということです。ふやせないのかという質問をしているんです」の声あり)
危機管理監(菅原俊司君) 現在これまで議員が防犯代議員としてひより台二丁目地域でご協力をいただいておったときにおいては、総会のみであったというようなご発言がございましたが、現在、総会のみならず全国の地域安全運動というものが10月に全国一斉に展開されております。その運動期間の範囲内において、防犯協会主催においての研修会を新たに実施してございます。ちなみに昨年度は、高齢者向けのおれおれ詐欺の防止に努める注意事項等について、生活安全課の方を講師として招き実施しているところでございます。
現在も事あるごとに、必要に応じてそういった研修等は主催してまいりたいと考えております。また、110万円の増額というようなお話もございましたが、これまでと110万円の支出の内容につきましては、地域における防犯の団体へのご支援というようなことで、22年度から補助要綱を制定し、これまで昨年は3団体ほどにご利用をいただくなど、その内容についてはかなり精査してまいったところでございますので、当面この予算も110万円の範疇において活動をしてまいりたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 終わり。(「いや、まだ」の声あり)答弁漏れ。質問ないんですかということです。再質問ないんですか。9番森栄君。
9番(森栄君) それでは、防犯について重ねて質問をいたします。
第1点は、児童生徒の通学路の危険箇所の対応と点検結果について質問をいたします。以前、児童生徒の安全を確保するために、文部科学省から児童生徒の通学路の危険箇所の点検について通知がありましたが、その対応と点検結果について質問をいたします。
第2点は、児童生徒の通学路の街路灯及び防犯灯の照度アップについて質問をいたします。成田小学校や成田東小学校で金管バンドをしている児童の保護者や、成田中学校でクラブ活動をしている生徒の保護者から、金管バンドの練習や中学校のクラブ活動などで下校時間が遅くなり、暗闇で児童生徒が事件や事故に巻き込まれたりするのではないかという不安な声を聞きますが、防犯や安全確保のためにも児童生徒の通学路の街路灯及び防犯灯の照度をアップすべきだと思いますが、今後どのように対応するのか質問いたします。
第3点は、市街化調整区域の違法建築物件に居住する……
議長(浅野幹雄君) 森議員に申し上げますが、通告にないんですが、関連ですか。
9番(森栄君) 関連ということで、はい。
議長(浅野幹雄君) ちょっと関連にはならない項目も入っておりますので、取り消してください。
9番(森栄君) 全部ですか、一部分。
議長(浅野幹雄君) 通告書の内容と全く違いますので、通告した内容について再質問をお願いいたします。
9番(森栄君) それでは質問を取り消します。以上で質問を終わります。
議長(浅野幹雄君) 答弁があるのか、通告漏れ。通告にないんですから答弁ないですか。ないですね。
議長(浅野幹雄君) 次に、8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) それでは、私の一般質問をさせていただきます。
初めに、住民票の写し等の不正取得対策を強化せよであります。
富谷町の転入・転出等は、町の規模からすると大変多いのかと思っております。また、その住居の移動によりまして、運転免許証を初めとして銀行口座の住所の変更など、住所変更等の手続にたくさんの住民票の写し等の交付申請がなされております。近年、委任状を偽造するなどをして不正に取得した他人の住民票の写し等を使っての事件が発生しております。これは一般人だけでなく、行政書士や司法書士、弁護士までが不正取得に関与した事件も発生しております。
住民基本台帳の閲覧交付等については、以前は何人でも請求できるこれまでの制度とされておりましたが、法が改正され、これまでの制度を見直しし、個人情報保護に十分留意した新たな制度として再構築が図られております。これにより、申請者の本人確認等が厳格に行われてまいりました。しかし、その後も不正取得による事件が発生しており、さらに不正による交付を防止する対策が求められており、住民票の写し等の不正取得対策を強化する必要があると考えます。
住民票の写し等の不正取得防止や個人情報の保護などの観点から、事前登録型本人通知制度を多くの自治体で導入してきております。富谷町としても事件やトラブルから町民を守るために、事前登録型本人通知制度の導入を図るべきと考えます。以下、質問いたします。
1、住民票の写し等の交付状況についてお聞きします。住民票の写しの交付件数と第三者・代理人による請求の件数。2つ目に、戸籍の附票の写しの交付件数と第三者・代理人による請求の件数。3つ目に、住民異動届の件数と第三者・代理人による請求の件数。
また、続きまして登録型本人通知制度についてでありますが、他自治体での実施の状況をお伺いいたします。また2つ目に、制度の概要・目的・仕組みについてお伺いいたします。また3つ目に、富谷町としてこの登録型本人通知制度導入の見通しについてお聞きいたします。
それでは、大きな2つ目であります。公営墓地を造成せよであります。
富谷町には近隣市町村はもちろんのこと、県外、遠くは九州、沖縄などから来られた方も住居を構えております。ふるさとが遠方ですと帰省するのもままならないと思います。若いうちはそれほど感じませんが、それ相応の年齢になりますと、やはりお墓のことが気になります。ぜひ公営墓地をとの声もお聞きいたしております。
昨年12月議会での公営墓地についての同僚議員の質問に、町長は「公営墓地の必要性、町民からの、とりわけ町長への手紙が寄せられる機会がありまして、十分理解しているところでございます。そのような中で、町長への手紙において、原文をそのまま読みますけれども、11月16日付をもって、ちょうど衆議院議員の解散の日と重なりましたけれども、町営墓地の公営の墓地整備というふうなことで具体的な整備の検討を指示し、その旨町長への手紙の差出人に回答を既にしているところでございます。したがいまして、現時点では情報の収集やら場所の選定やらというようなところ、そういう場所があるのかないのかも含めまして、具体的に原課、担当課で現状、資料収集等の準備に入ったところでございます」と町長が答弁をされております。
私も公営墓地について2回、一般質問で取り上げさせていただきました。その中で、仙台市いずみ墓園の仙台市との共同事業も提案させていただきました。他地域からの転入者が多い富谷町として、公営墓地の造成・整備は必要と思います。昨年12月議会での町長の前向きな答弁に、町民は公営墓地に期待していると思います。
それでは質問いたします。
1つ目に、公営墓地造成の検討・調査状況はどのようになっておりますか。2つ目、町から近い仙台市いずみ墓園の仙台市との共同事業についてはどのようにお考えでしょうか。3つ目、公営墓地造成の今後の見通しについて質問いたします。
それでは、大きな3つ目であります。青少年健全育成施策の充実を図れであります。
現代は核家族化が進み、身内においても、また地域においても孤立する青少年が少なくありません。仲間がいなく、相談をしたり、助けを求めることができない若者が大勢います。厳しい時代だからこそ、お互いに励まし合える仲間や頼れる人が必要ではないでしょうか。また、家庭や学校での悩みを抱えている人にはカウンセラーが対応するなど、青少年の孤立化を防ぐ手だてが必要であります。青少年たちへの情報提供の場、活動となる拠点、青少年ホームといったものでしょうか。こういったものが必要かと考えます。遊びや活動の場を提供し、仲間同士でのサークル活動やボランティア活動などを通して、地域社会への参加を図ることもできると思います。青少年たちの情報の場や地域拠点として、青少年ホームは必置と考えます。
仙台市の泉中央に泉図書館がございます。そこの3階は、仙台市子育てふれあいプラザ「のびすく泉中央」でありますが、4階に中学生や高校生が自由に集える、中高生のためのフリースペース「のびすく泉中央4プラ」というものがあります。フロアはそれほど広くはないのですが、ちょっとしたコンサートができる200席ほどの小ホールや、壁面に大きな鏡があり、床が板張りでダンスや楽器の練習ができる多目的室、また卓球やエアホッケーなどができる交流コーナー、そして勉強や打ち合わせなどができる活動室などがあります。中学1年生から高校3年生までが、24年度において2万2,473人、1日当たり平均73人が来ておるそうであります。
24年度に実施しました利用者のアンケート調査によりますと、自宅が泉区の方が8割。そしてどのような手段で来ているかといいますと、自転車・徒歩が8割。大まかな数字でありますが。そしてここを利用する理由でありますが、友達と過ごせる、勉強ができる、そういったものが5割を占めております。また、ここを誰と過ごすかでありますが、これは友達が6割で、一人で過ごすが2割ということになっております。
それで、この施設を利用しての満足度については、何と9割が非常によいと、その中高生は答えているそうであります。また、ここを利用するようになって自分の中で変わったと思うことはありますかとのアンケートの質問に、勉強するようになった、友達ともっと仲よくなった、社交的になった、うまく笑えるようになった、明るくなった、人と話せるようになった等々、中高生のためのフリースペース「のびすく泉中央4プラ」は、おおむね中高生にとって楽しく居心地のよい施設のようであります。多感な年齢でもあり、いずれは学校を卒業し、厳しい現実社会に立ち向かう青少年たちをバックアップするための施設であると思います。青少年の健全育成のためにも、富谷町にこのような施設は必要と考えます。青少年ホームというのでしょうか、青少年が気軽に集える施設を設置し、青少年の健全育成に取り組むべきではないでしょうか。以下、質問いたします。
青少年健全育成の現在行われている施策についてお示しください。また、2つ目に青少年ホームの富谷町での設置についてお伺いいたします。
以上であります。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
最初の住民票に関する内容でございます。
まさに住民の皆さんの出入りも含めて、住民管理、町行政の根幹にかかわることでありますので、今のご指摘等も含めまして、従前にも増して適正に管理してまいるというふうなことといたします。不正があってはならないわけでありますので、そういう意味で当たり前のように進めているようには見えますけれども、非常に神経を使う出張所であったり本庁町民生活課窓口であったりするところでございます。そのような中で、職員もこういったことを十分に、本人確認あるいは利用目的とか不正使用につながらないかとかも含めて、まさに再度申し上げますけれども、神経を研ぎ澄ませ、神経を使いながら、日々、適正な業務に当たっておるというふうなところでございます。個別の件数は、後ほど担当課からということにいたします。
この機会ですので、ざくっといえば富谷町は1,000人から1,100人ぐらいの人口増というふうなことですので、実績報告書を今見ましたらば平成24年、転入が2,700人、転出が1,800人、差し引きで800人の純増という形です。出生が589人、亡くなった方が273人、316人というふうな、この辺を足し合わせると1,000とか1,100とかというふうな感じでございます。ですから800、200というふうな状況の中で、ここ20年、30年来、平均的に増加してきたと。それはやはり適切な住宅分譲地の開発が継続してなされてきたというふうなことに第一義的には根拠があるのではないかと、このように分析するところでございます。
2つ目についても後ほど原課からということで、それを受けてまた必要な折に答弁をいたします。
公営墓地については、申し上げたとおり町での取り組みというふうなことで、その方針は現状変わっておりません。資料収集そしてまた周辺状況を見ながら、他の事業そしてまた財源手当というふうなことも含めて、今、検討を継続しているというところです。
2つ目の仙台市との共同事業ということでありますけれども、現実もう進行してスタートして間もなく終点という状況の中、途中から共同事業というふうなことは現実的ではないのではないかということが現段階での見解でございます。
3つ目は後ほどといたします。
青少年の健全育成等については、教育委員会、生涯学習課から答弁をさせた後、必要であれば申し上げたいと思います。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀郁雄君) 1つ目の住民票の写し等の交付状況というところでございます。まず、ご質問の本人申請とそれから第三者・代理人請求のそれぞれの別での件数ということでございます。ただ、申請書自体の保管が本庁それからそれぞれの出張所というところの区別もございますし、それから年間の総申請数が3万件を超えるという実数でございますので、分類は実務上、大変困難を来すということで、本人それから第三者請求合わせての数値ということでご理解をいただきたいと思います。24年度の数値で申し上げますと、まず、最初の住民票の写しの交付件数につきましては2万4,735件、それから2つ目の戸籍の附票の写しの交付件数につきましては1,327件、それから3つ目の住民異動届の件数につきましては4,155件ということでございます。
それでは、2つ目の登録型本人通知制度についてでございます。まず制度の概要といたしまして、市町村が住民票の写しなどを本人の代理人、それから第三者からの請求に対して交付した場合、不正請求の抑止やそれから不正取得による個人の権利の侵害の防止を図ることを目的に、事前に登録していただいた方に対して交付の事実を郵送により通知するという制度でございます。この制度につきましては法律に基づくものではなく、任意に必要性を認めて導入する市町村独自の要綱により制定しているという枠組みでございます。したがいまして制度として全国に普及している状況にはないということになります。このような中、他の自治体の取り組みについてということでございますが、ことしの7月24日現在の状況でありますが、本制度を導入しているのが全国1,742市区町村のうち301の自治体で実施しており、率にしますと17.3%の導入率というふうになってございます。全県下で導入100%という県につきましては、埼玉県と山口県と香川県、大分県という4県で導入率100%市町村というところでございまして、地域的な傾向といたしましては関西地方、それから九州方面が多いように思われます。なお、東北6県につきましては、宮城県もそうなんですが導入している市町村はございません。
それから、富谷町の制度導入の見通しというところでございます。以前の新聞報道というものを参考にさせていただきますと、総務省におきましてはその当時、ことしの4月ですが、その時点での法制化を検討する予定はないというふうにも記事として載ってございました。また一方で、弁護士会などを初めいろいろな賛否両論といいましょうか、いろいろな意見もあって制度としての成熟度がまだ整っていないようだというような背景もあるようでございます。富谷町といたしましては、平成19年法改正、20年からの施行になりますが、戸籍法それから住民基本台帳法、これらの改正によりまして窓口での本人確認のルールが法律上の規定がされたということをもちまして、不正請求などのもの、あるいはそれから第三者、弁護士や司法書士などからの請求、第三者などの請求についても、免許証など本人の証明能力の高い書類の提示を求めまして、なりすましなどによる交付請求の防止に努めているというところでございます。
なお、この制度につきましては市町村単位で導入するという性格のものよりも、例えば宮城県県下、全市町村一斉に統一した制度による運用ということこそ効果があるのではないかなというふうにも考えるところであります。したがいまして宮城県の考え方、それからほかの市町村の動向も見ながら、状況を勘案しながらということで当面は現行制度の枠組みの中でのきちんとした対応を図っていきたいというふうに考えております。以上でございます。(「2問目の(3)公営墓地造成の今後の見通しは」の声あり)
失礼しました。(3)公営墓地の関係で、造成の今後の見通しという件につきましては、墓地をお求めになっておられる方の気持ちも十分こちらとしても理解している状況でございます。公営墓地として将来、仮に新規に着手しようとする場合には、管理それから運営の視点から高齢化や少子化、それから核家族化などという社会状況がいろいろ複雑になっておりまして、今後、将来にわたってどのようにその傾向を予測するかというのも非常に大事な切り口になりますが、将来の例えば核家族化などによって無縁仏さんがふえたりしないかなどを含めまして、維持管理などの面から、それから造成事業、ハード面の観点からしますと、地方債を財源に工事を行うというような制度の枠組みのようなんですが、その場合、毎年の償還財源に見合うだけの十分な申し込みといいますか、その辺の使用料の収入があるかどうかなど、公営墓地としてのあり方として、財政も含めていろいろ難しい課題があるというふうにも理解しているところであります。
ただ、現在、町内にはおよそ800区画ほどのまだ使用されていない土地が残っているというようにも聞き及んでおります。中には宗派を問わないという区画もございます。この区画があることにつきましては、そもそもの法に基づく許可制度によって設置経営がされているという制度からしますと、当面その供給量の観点からも公営方式というものにつきましては、引き続き状況を見ながらというふうにして注視していくことが望ましいのかなというような状況で、今後の見通しにつきましてはこのような考えというところでございます。
議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤英樹君) 1つ目の青少年健全育成の施策の内容について答弁いたします。青少年健全育成富谷町民会議を組織し施策を行っております町民会議では、環境の浄化と非行防止を目的に、イオン富谷店の巡回パトロール、自分の意見を伝える力の育成と青少年の思いや考えを聞く機会として少年の主張富谷大会等を開催しております。また、各地区ごとに育成連絡会を組織し、地域の特性に合わせて健全育成活動を行っております。内容につきましては情報交換会、危険箇所の巡視やマップづくり、夜間パトロール、広報紙の発行等でございます。そのほか体験活動やジュニアリーダーの育成、インリーダー研修会等のリーダー養成、奉仕活動等に地域団体や学校と連携しながら取り組んでおります。
2つ目、青少年ホームの設置について答弁いたします。青少年の活動支援や相談等について、必要に応じて既存の施設等を活用し、今後も青少年育成事業を中心に健全育成を進めてまいりたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) これより、安住稔幸君の質問は一問一答により行います。8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) それでは再質問させていただきます。
第三者申請、富谷町としてはこの数字については、いわば特に分けて数字は拾っていないというようなことでありますけれども、おおむね大体どのくらいの割合がそういった感じのなる方と、その感じで結構でございますので、もしそういったものが何となくわかるような感じでしたらお示しいただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀郁雄君) なかなか難しいところでございまして、どうも主観的な判断になってしまうのかなと思いますので、大体どのくらいというものもちょっと言いづらいところがありますので、ちょっと難しいと思いますのでお許しください。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) 私が調べたというのは、たくさん調べたわけではありませんが、例えば気仙沼市の例ですが、住民票の写しを約3万2,000件ほど交付しているんですが、そのうち約10%が第三者というような報告をお聞きしております。また、戸籍の附票の写しの交付件数に関しましては約1,700件ほどですが、そのうち58%が第三者申請ということで、そしてまた住民異動届に関しましてでありますけれども、先ほど町長が言われていますけれども、これが気仙沼の話ですけど4,200件ほどありまして、そのうち約300件が代理人または本人確認書類の提示がされないものが299件、約7%あったというようなことでありました。
また、総務省で調査したものの数字でありますけれども、平成17年ということで大分古い資料になりますけれども、住民票の写しの交付による第三者申請は約26%、戸籍の附票の写しの交付申請は、第三者の場合は約65%というような数字も出ております。こういったことを考えますと、やはり富谷町においても結構な数字が第三者によって申請されているのかなということで思っております。私自身も自分のことを考えますと、よく車を買うときにその営業マンの方に、委任状に書いて登録に際して使いますのでそういったものをする。実際にそういったものを悪用して現実にそういった犯罪といったもの、事件が起きております。町としてこういったことに対しての対処、本人確認の厳格化とかいろいろわかるんですが、現実に起きているわけでありますので、その辺どのように考えていらっしゃるのか、もう一度お聞きいたします。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀郁雄君) まず住民基本台帳法あるいは戸籍法などによっての手続が定められているという中で、委任状ですとかそれから免許証などの身分証明書による確認というようなことを経て交付しているということで、こちらといたしましても法に基づく手続をとりまして、あとは例えば免許証の提示を受けた場合はその番号を控えるというような形で、その枠組みの中で運営しているということでございますので、その辺での対応ということの実施であります。あと不正に使われる、あるいは委任状などの改ざんですとか、その辺につきましてはちょっと今の枠組みの中では、行政としては制度の適正な運用ということになろうかとは思います。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) 課長の言われたそのとおりだと思います。しかしながら現実的に起きておりまして、そして先ほどちょっと数字、導入している制度を実施している自治体が300ちょっとという、その300幾つがよく聞こえなかったんですが、もう一度その数字をお示し願います。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀郁雄君) 導入している団体につきましては、全国で301自治体になります。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) 私がちょっと報道関係のほうで調べましたら、346自治体というような数字もありまして、どちらにしても300を超えた自治体がこれを今現在、制度として導入している。17%ということであります。やはりこれは結構高い割合かなという感じもいたします。5つの自治体、5.5かな、6つくらいの自治体のうち1つがこの制度を導入している。やはりそれは今現在の事件が発生し、何とかそれを少しでも防ぎたいという思いの中で制度を導入していると思うのですが、この辺約17%、約2割近くの自治体が導入している。この点についてはどのようなご所見をお持ちですか。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 導入率17.3%につきましては7月時点の数字なのですが、この傾向といたしましては埼玉、山口、香川、大分の4県では導入率が100%という自治体もございますし、東北地方では全く導入市町村ゼロというところでもございます。でも関西方面それから九州方面が多いというところも何か地域的な背景があろうかなというふうに思っております。あるいは、例えば人権団体ですとか法曹関係ですとか、いろんな各種団体などのほうの動きもあろうかと思います。したがいまして全国では17%ということでございますが、地域的にちょっと特定の地域に集中しているというような背景もありますので、その辺東北地方にとってみれば導入しているところがないというものでございましたら、導入する環境にはまだ至っていないのかなというふうに思います。
それから、導入している市町村100%というところは、現実に犯罪というんでしょうか、事件が起きてしまっていたというような、それも背景の一つなのかなというふうに思っております。ですから5分の1というんでしょうか、17%という率に限らず、まずは富谷においては導入する環境にはまだ至っていないのかなというところと認識しております。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) いろいろお話を聞きますと、確かに正直言って今現在の制度の中では、その法律の中では防ぎようがないという感じもないのかなということで思っております。日本弁護士会からもいろいろなお話が出ているようでありまして、しかしながら日本弁護士会のほうからの、私が見た資料の範囲の中でありますけれども、実際にじゃあどういう方策があるかということについては具体的に提示はされていないようなことでありまして、やはり非常に難しい問題でもあるのかなということを思っております。
それで、その地域性は確かにわからないことはないのですが、しかしながら今現在、私の調べたところではだんだん北上しておりまして、導入するものが例えば新潟県なども1、2、3、4カ所、私が調べたところでは新潟ではもう4自治体がそれを導入しています。やはりそれも本当に繰り返しとなりますけれども、どうしても必要にかられてこういったものを導入したと思うのですが、実際にそれでは富谷町としてその対策については今のところどうしようもないということで考えているのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀郁雄君) 現在の法制度の枠組みでの適正な運用というところに継続して配慮していきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) ぜひ今後の検討をお願いしたいということであります。
続きまして2問目、公営墓地について質問させていただきます。町長の先ほどの答弁ですと、今後も調査研究といったものをされるような感じではお聞きしたのですが、先ほど課長のほうですと現実的には将来全くしないとかということでなくて、厳しいものがあるのかなというような答弁だったのですが、やはり今後も調査研究というか、公営墓地実施に向けての調査研究ということなのでしょうか。いかがですか。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀 郁雄君) 実施に向けてなのかということではなく、まず公営墓地のほうについての研究というところでございます。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) 昨年12月の町長答弁でありましたように、本当にひょっとしたらというか、大分本当に町長が前向きに公営墓地の造成整備に向けて、今すぐというお話ではありませんでしたけれども、前向きに答弁されたのかなという感じがいたしますけれども、もう一度、町長の今現在のお考えをお聞かせください。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 一問一答ですので、従前の考えに変わりはございません。これは一問一答になじむのかなというようなことで、何かスタイルは一問一答ですけれども、やっていることは一括の雰囲気でしたので。本当は私もいっぱいしゃべりたいんですけれども、一問一答ですので従前の考えと変わりません。(「聞いたことに答えるべきです。名前があって町長ですから」の声あり)
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) それは確かに一問一答、その辺は何とも私も今ちょっと言われても判断できないんですが。
議長(浅野幹雄君) 一問一答になっておりますから、一問で質問してください。
8番(安住稔幸君) それでは、今の町長のいろいろ自分の気持ちというんでしょうか、そういったものをお話ししたいようなお話でしたので。(「ルール上だめなんだ」の声あり)そんなことはないと思うんですが。
議長(浅野幹雄君) 町長の公営墓地造成の考えを聞きたいと。(「はいそうです」の声あり)聞きたいということですか。(「はい」の声あり)造成の考えについて答弁をお願いします。
町長(若生英俊君) 従前に申し上げたとおりだということ、現状は変わってございません。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) 従前と変わりがないということが、私は昨年の12月の議会での町長の答弁を、やはりどう見ても前向きな答弁かなという感じがするわけですけれども、そのように判断をいたしたいと思っています。
それでは3問目であります。3問目に移ります。青少年の健全育成についてでありますが、これにつきましては課長のほうからお話がございましたけれども、今現在やっている施策についてお話はお聞きしたのですが、私が提案しておりました中高生がもう少し皆さん自由に集えるような、そういった内容的な施策については、今現在、町としては何か取り組まれておりますでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤英樹君) 町として今頑張っていますのがジュニアリーダー育成ということでございます。ジュニアリーダー育成につきましては、各町内会のお祭りのほうにも派遣しておりまして、昨年も17件行っております。11名が行っておるんですけれども、そのようにして子供たち、青少年のボランティア活動を中心にいろんな体験活動を進めていっているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) 課長が言われることもわからないことはないのですが、もう少し何というか、そういったようなきちんと形のあるものに入らなくても、またそういったものにはまらなくて、もっと青少年の子供たちが自由に参加し、または集えるような場所でやはり伸び伸びとできるような、そういった施策というものも必要かと思いますけれども、その辺についていかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤英樹君) 富谷町は、生涯学習まちづくりで他の自治体に誇れる特色として、6つの公民館が各地区ごとにあるということがあります。それで子供たち、青少年から運動や文化活動、体験活動の相談がありますと、そこの職員がきちんと応えてその活動場所も提供するようにしております。例えば例として、ダンスをしたいという青少年が前に相談に来たんですけれども、その目的と内容を聞きまして、今、武道館のほうでダンスに取り組んでいます。そういう例はたくさんありますので、ケースケースによって公民館、スポーツセンター、あとは体験活動のできる西成田コミニュティセンターを活用して、そういう子供たち、青少年の思いに応えていきたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) そういった青少年の声があって、実際にそのように武道館のほうでされている件、わかりました。そういう場での話があってのそういったものをされたということは、確かに評価されるものとは思っております。しかしながら、やはりこちらのほうとしてそういった場というか、そういったところをきちんとこちらから整理してというか、そういったものを設けて、やはり子供たちが本当に気軽にここへ集えるような場の設定というものも非常に有効かと思いますけれども、その辺についてはいかがお考えでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤英樹君) ただいまの気軽に集えるというところがお話しした先ほどの公民館になると思います。一つの例で、もうちょっと例はあるんですけれども、小学校時代、児童クラブに入っていた子供が、中学校、高校になってからちょっと運動したいということで公民館に来た場合も、そういう面をあわせて利用してもらうようにしております。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) 課長のお話はわからないことはないのですが、そうじゃなくてやはり本当に、私はちょっと例として挙げさせていただきました「のびすく泉中央」のほうの話になりますけれども、ああいったものと同じものをつくれとかそういうことではなく、ああいったような感じの場をこちらからきちんと町として設けて、それにやはり子供たちが行きたいときに気軽にそこに行って仲間づくり、また何かそういったボランティアに限らずいろんな、勉強もそうでしょうが、そういったものをする場というものが、やはり私は今後、若い方、特に青少年が非常に多い町でありますので、必要ではないかということで質問しているわけでありますけれども、その辺についてもう一度お願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤英樹君) 最初にお答えしたように、そういうふうな必要に応じて、ニーズがありましたらそれに応えていきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) ニーズがあればということでありますけれども、今の若い方の考えというか動向をいろいろ、私なりの考えでありますけれども、感じ方でありますけれども、非常にやはりそういった場を設ければ、私は泉中央のようにある程度の人数が来るかどうかまではわかりませんけれども、先ほどのダンスをしたいという話があったそうですから、やはりそういったようにどの程度の数があるかわかりませんけれども、ニーズは潜在的にはあるのかなと思いますけれども、その辺については課長はどのようにお考えでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤英樹君) そういう声が拾えるように、こちらのほうでも努めていきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) 課長のほうから、そういう声が拾えればということでありまして、そうしますと何かしら今後そういったものに対して、何かしら調査というか何かされるということで今のご答弁はとってよろしいですか。
議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤英樹君) 今後いろいろな面でそういう話をしていきたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) これをもちまして一般質問を終わります。
この際、2時10分まで休憩をいたします。
午後1時58分 休憩
午後2時10分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
議長(浅野幹雄君) 日程第3、常任委員の選任を議題といたします。
お諮りいたします。
常任委員の選任については、委員会条例第6条第4項の規定によってお手元に配付いたしました名簿のとおり指名いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、常任委員はお手元に配付した名簿のとおり選任することに決定いたしました。
この際、暫時休憩をいたします。休憩中に各常任委員会を開催し、委員長及び副委員長の互選をお願いいたします。
午後2時10分 休憩
午後2時10分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
ただいまそれぞれの常任委員会より、委員長及び副委員長が選任されましたので、その結果を報告いたします。
総務常任委員長に菅原福治君、副委員長に細谷禮二君、教育民生常任委員長に小川昌義君、副委員長に佐藤聖子君、産業建設常任委員長に山路清一君、副委員長に出川博一君、以上のとおり選任されました。
議長(浅野幹雄君) 日程第4、議長の常任委員の辞任については、議長の一身上にかかわるため、副議長と交代いたします。
〔議長、副議長と交代〕
副議長(相澤榮君) 日程第4、議長の常任委員の辞任についてを議題といたします。
議長から、富谷町議会先例94の規定により、常任委員を辞退したい旨の申し出があります。
お諮りいたします。
議長の常任委員の辞任について同意することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
副議長(相澤榮君) 異議なしと認めます。よって、議長の常任委員の辞任を同意することに決定いたしました。
議長と交代いたします。
〔副議長、議長と交代〕
議長(浅野幹雄君) 日程第5、議会運営委員の選任を議題といたします。
お諮りいたします。
議会運営委員の選任については、委員会条例第6条第4項の規定によりお手元に配付いたしました名簿のとおり指名いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、議会運営委員はお手元に配付した名簿のとおり選任することに決定いたしました。
この際、暫時休憩をいたします。休憩中に議会運営委員会を開催し、委員長と副委員長の互選をお願いいたします。
午後2時13分 休憩
午後2時13分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
ただいま議会運営委員会より、委員長及び副委員長が選任されましたので、その結果を報告いたします。
議会運営委員会委員長に永野久子君、副委員長に山路清一君、以上のとおり選任されました。
議長(浅野幹雄君) 日程第6、議会広報調査特別委員会の設置を議題といたします。
お諮りいたします。
議会審議及び活動の状況を町民に広報し、町政に対する関心の高揚を図るため、6人で構成する議会広報調査特別委員会を設置したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、6人で構成する議会広報調査特別委員会を設置することに決定いたしました。
議長(浅野幹雄君) 日程第7、議会広報調査特別委員の選任を議題といたします。
お諮りいたします。
議会広報調査特別委員の選任については、委員会条例第6条第4項の規定によりお手元に配付いたしました名簿のとおり指名いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、議会広報調査特別委員はお手元に配付いたしました名簿のとおり選任することに決定いたしました。
この際、暫時休憩をいたします。休憩中に議会広報調査特別委員会を開催し、委員長及び副委員長の互選をお願いいたします。
午後2時15分 休憩
午後2時15分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
ただいま議会広報調査特別委員会より、委員長及び副委員長が選任されましたので、その結果を報告いたします。
議会広報調査特別委員会委員長に安住稔幸君、副委員長に出川博一君、以上のとおり選任されました。
議長(浅野幹雄君) この際、お諮りいたします。日程第8、認定第1号平成24年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について、日程第9、認定第2号平成24年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第10、認定第3号平成24年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第11、認定第4号平成24年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第12、認定第5号平成24年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第13、認定第6号平成24年度富谷町水道事業会計決算の認定については、議事の都合により、一括議題にいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、日程第8、認定第1号から日程第13、認定第6号までを一括議題といたします。
続いてお諮りいたします。
ただいま一括議題となりました認定第1号から認定第6号までは、会議規則第39条第3項の規定によって議案の説明を省略したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、認定第1号から認定第6号までは議案の説明を省略することに決定をいたしました。
ここで、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定により、町長に平成24年度決算に基づく財政健全化判断比率及び資金不足比率について報告を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは申し上げます。地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項並びに第22条第1項の規定に基づき、平成24年度決算に基づく健全化判断比率並びに資金不足比率について報告を申し上げます。
健全化の判断比率であります実質赤字比率、連結実質赤字比率、将来負担比率については、総務省より示された書式にのっとり算定した結果、赤字額はなく、将来負担比率も算定されませんでした。実質公債費比率はマイナス1%となりました。
また、水道事業、下水道事業における資金不足比率も、資金不足はなく、算定されませんでした。ここに報告を申し上げます。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 次に、代表監査委員に、平成24年度決算審査意見書の内容について説明を求めます。代表監査委員阿部功君、登壇願います。
代表監査委員(阿部功君) 平成24年度決算審査意見について、総合的意見を申し上げます。
初めに
平成25年7月8日付(富財第102号)で、地方自治法(昭和22年法律第67号)第233条第2項、第241条第5項及び地方公営企業法(昭和27年法律第292号)第30条第2項の規定によって、富谷町長より審査に付された平成24年度富谷町一般会計を初め、特別会計(4会計)及び水道事業会計の合わせて6会計における歳入歳出決算書、歳入歳出決算事項別明細書、実質収支に関する調書、財産に関する調書、決算書以外では平成24年度業務委託契約状況、工事請負契約状況、また、事前に提出を求めた調書、さらには当日提示も含め、決算計数等について延べ12日間にわたり決算審査を行った。
以下、審査意見については次のとおりである。
(1)財政状況
経常収支比率
地方公共団体における財政構造の硬直度や弾力性を見る上で、最も重要な指標である経常収支比率は、歳入で経常一般財源の町税が前年比2億4,382万円の増となったことや、歳出で経常経費充当一般財源において物件費、維持補修費、扶助費が増となり、臨時財政対策債を含めた比率は前年度比2.7ポイント増の81.4%となった。
実質収支比率
実質収支比率は、地方公共団体の決算剰余金または欠損の状況を財政規模との比較であらわしたもので、対前年度比1.8ポイント減の7.2%となった。財政規模や当該年度の経済の景気等によって左右されるが、望ましい数値である3ないし5%を超えている。一般会計予算では実質収支額のうち2億9,000万円を地方自治法第233条の2の規定により基金に積み立てしており、特に問題はない。
実質公債費比率
実質公債費比率は、実質的な公債費に費やした一般財源の額の標準財政規模に占める割合を示すものであり、一般会計の公債費が減少していることから今後も引き続き低い水準が維持されると見込まれる。
財政力指数
財政力指数は、地方公共団体の財政上の能力を示す指標であるが、前年度より0.01ポイント減少し0.73となっている。
(2)審査結果と今後の対応
決算審査の結果、不当性、違法性は認められず、計数的にも正確である。また、特定目的基金の運用についても適正と認める。今後も地方公共団体として施策の優先度を把握するとともに、経常経費の支出を抑えながら必要とされる公共事業を行い、一層の行政サービスの向上に努められるよう要望する。
また、なお一層の職員の適正配置、労働時間等労務管理をしっかり行い、健康管理にも配慮されたい。
一般会計歳入の決算額においては、前年度より11億7,967万円の減(対前年度比7.7%減)となった。東日本大震災に係る事業の支出がほぼ完了し、それに関連した歳入である震災復興特別交付税、災害復旧事業費負担(補助)金、震災関連県支出金などの臨時的な収入が減ったためである。町の歳入で一番のウエートを占め、経常的な収入である地方税は、個人住民税が年少扶養控除の廃止に伴い顕著な伸びを見せるなどし増となっているが、地方特例交付金では児童手当交付金、自動車取得税の減収補?分がなくなったため、歳入総額は前年度比7.7%の減となった。
歳入全体の収入未済額は8億5,549万円となっており、うち町税の収入未済額は前年度より5,872万円減の3億6,514万円となった。今後も引き続き税負担の公平性維持と健全財政に向けた対策を講じられたい。そのためには、納税者の納税意識の高揚に努め、全庁職員の共通理解のもと財源確保のため、さらなる収納率の向上に特段の努力を図られたい。
一方、歳出の決算額においては前年度より5億6,680万円の減(対前年比4.2%減)となった。総務費と土木費において大幅な増額となったが、民生費、災害復旧費では東日本大震災の災害復旧等がほぼ終了したことにより、労働費では緊急雇用創出事業臨時特例交付金充当事業の減、教育費では給食センター整備事業が終了したこと等により決算額は減少している。不用額も前年度より1億463万円減少しているが、今後も引き続き年度途中で適正な減額補正等を行い、歳入歳出のバランスに配慮し、適正な予算の執行管理に配慮されたい。
国民健康保険特別会計においては、国民健康保険税の収入済額は前年度より978万円増加しており、不納欠損額は201万円減少し、収入未済額も8,987万円減少している。国民健康保険事業の財政基盤強化のため、今後も短期被保険者証及び資格証明書の適切な交付と、未納者との面談による国民健康保険税の納税意識の向上、未納縮減に努め、納税者間の公平性の維持に努められたい。また、医療費である保険給付費が前年度より1億2,194万円の増となっており、今後も医療費の伸びが続くものと思われるので、歳出削減のためにも資格及び給付の適正化に努め、長期的な保険財政の安定化を図るとともに、健康管理意識の向上を図る保健事業等を実施して疾病予防と健康づくりに寄与されたい。
下水道事業特別会計においては、収入済額は前年度より1億7,165万円増加しており、支出済額も1億9,386万円増加している。不用額は871万円減少している。主な不用額は、施設維持費における光熱水費、減額補正後に発生するかもしれない不測の下水道維持費に対応したもの等である。公共下水道使用料の不納欠損額は、前年度より101万円減少し、収入未済額は前年度より76万円減少している。
介護保険特別会計においては、収入済額は前年度より2億9,640万円増加しているが、支出済額も2億4,537万円増加している。不用額は前年度より4,954万円増加し、収入未済額は前年度より272万円減少している。高齢化が進む中において将来的にも保険給付費が増加していくことは避けられないことから、今後も保険給付の適正化に努め、財政の安定化を図るとともに、計画的に予防重視型システムの構築を図りながら介護保険事業の円滑な実施に努められたい。
後期高齢者医療特別会計においては、収入済額は前年度より2,704万円増加しているが、支出済額も2,574万円増加している。不用額は前年度より149万円増加している。今後も運営主体である宮城県後期高齢者医療広域連合と連携し、後期高齢者医療制度の円滑な運用を図られたい。
水道事業会計における水道加入状況は、新規加入等によって給水人口は前年度より884人多い4万6,809人、また、給水戸数は前年度より465戸多い1万5,949戸となった。給水状況は、年間給水量が対前年度比39万7,173立方メートル増の494万1,457立方メートルに、また、年間有収水量は対前年度比24万6,706立方メートル増の420万128立方メートルで、有収率は対前年度比2.0ポイント減の85.00%になった。1日平均給水量は対前年度比1,122立方メートル増の1万3,538立方メートルに、また、1人1日平均給水量は対前年度比19リットル増の289リットルとなっている。水道事業会計における財政状況について、事業収益は、対前年度比4,423万円(4.50%)増の9億8,243万円となった。一方これに対する事業費用は、対前年度比2,845万円(2.82%)減の10億782万円となった。営業収支では1億1,129万円の営業損失となり、営業外収支では8,692万円の利益を生じ経常損失2,437万円の計上となり、特別損失は102万円の計上となった。その結果、経常損失に特別損失を加えた2,540万円が本年度の純損失となり、累計欠損金は2億58万円になった。また、建設改良工事に伴う資本的収支では、資本的収入(開発負担金)3,211万円から資本的支出(建設改良費、企業債償還金)1億1,232万円を差し引き8,021万円の不足額が生じたので、損益勘定留保資金で補?した。依然として厳しい経営状況ではあるが、経営の基本原則である地方公営企業法第3条により、常に企業の経済性を発揮し、より一層の収益性の向上を図るとともに、今後も経営の合理化、効率化を図りながら長期的な経営安定に努められ、需要者への安定供給とサービスの向上に努められたい。
最後に、平成24年度富谷町各種会計決算審査を実施するに当たり、関係職員の出席と詳細な説明に配慮をいただいたことにお礼を申し上げます。
以上、地方自治法第233条第4項及び第241条第6項並びに地方公営企業法第30条第5項の規定による監査委員の合議による決算審査意見とするものである。
平成25年8月26日、富谷町代表監査委員 阿部 功、富谷町監査委員 佐藤克彦。
議長(浅野幹雄君) これより決算審査意見書に対する質疑を行います。質疑ございませんか。15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 意見だけです。33ページ、中段から国民健康保険特別会計が記述されています。その2行目の後半、最後のところですけれども読みます。
「国民健康保険事業の財政基盤強化のため、今後も短期被保険者証及び資格証明書の適切な交付」とあります。平成24年度ですが、このところから短期証に代えて資格証は出さないという方針に変わっているわけで、ここからするとこの記述は適切ではない、不適切だと思うのですが、これはどうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 阿部代表監査委員。
代表監査委員(阿部功君) 監査委員の評議でございます。町がどう対処するかは町のほうですから。私のほうはこういう制度があるんですから、活用するのであれば全部活用してほしいと思います。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
議長(浅野幹雄君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
ここで、お諮りいたします。
ただいま議題となっております平成24年度富谷町各種会計決算の認定については、富谷町議会会議規則第39条及び富谷町議会先例96の規定により、議長を除く議員全員で構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、平成24年度富谷町各種会計決算の認定については、議長を除く議員全員で構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定をいたしました。
この際、決算審査特別委員会の委員長及び副委員長を選任していただくため、暫時休憩をいたします。
午後2時39分 休憩
午後2時39分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
決算審査特別委員会の委員長及び副委員長が選任されましたので、その結果を報告いたします。
委員長に小川昌義君、副委員長に千葉 達君が選任されました。よって、本案件は決算審査特別委員会の議題といたします。
ここで、お諮りいたします。
議案調査のため、明日6日から9月12日までの7日間を休会にいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、明日6日から9月12日までの7日間を休会とすることに決定いたしました。
なお、9月13日の本会議は午前10時からの開会といたします。
これで本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。
ご苦労さまでした。
午後2時41分 散会
富谷町議会決算審査特別委員会は、富谷町議会議場に招集された。
委員長(小川昌義君) 皆さん、おはようございます。
去る9月5日の本会議におきまして、『認定第1号』「平成24年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第2号』「平成24年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第3号』「平成24年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第4号』「平成24年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第5号』「平成24年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第6号』「平成24年度富谷町水道事業会計決算の認定について」は、その審査のため決算審査特別委員会が設置されまして、本日の9日月曜日、10日火曜日、11日水曜日、12日木曜日の4日間にわたり付託事件の審査を行います。
本日の出席委員は17名であります。定足数に達しますので、直ちに「決算審査特別委員会」を開会いたします。
委員長(小川昌義君) 初めに、認定第1号 平成24年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題とします。
なお、本日の日程は、一般会計のうち企画部経営企画課、あったかまちづくり推進課、財政課、総務部総務課、税務課、町民生活課、会計課及び議会事務局の所管に属する決算について審議いたします。
それでは、これから各担当部長及び課長などへ内容の説明を求めます。最初に財政課長。
なお、財政課長には一般会計決算の全般についてもあわせて説明願います。財政課長。
[財政課長、企画部長、あったかまちづくり推進課長、総務部長が決算書のとおり内容の説明を行った。]
委員長(小川昌義君) この際、11時10分まで休憩いたします。
午前11時00分 休憩
午前11時10分 再開
委員長(小川昌義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。次に、税務課長。
[税務課長、町民生活課長、会計管理者、議会事務局長が決算書のとおり内容の説明を行った。]
委員長(小川昌義君) 以上で、説明を終わります。
この際、午後1時まで休憩といたします。
午前11時50分 休憩
午後1時00分 再開
委員長(小川昌義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
先に、先ほどの報告の発言の訂正がありますので許します。議会事務局長。
議会事務局長(浅野康則君) 議会事務局の決算の説明の中で、会議費という説明をしておりましたが、議会費の誤りでしたので、ここに訂正させていただきます。よろしくお願いいたします。
委員長(小川昌義君) これより質疑に入ります。決算審査特別委員会は、慣例により一問一答方式により行いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
委員長(小川昌義君) 異議なしと認めます。よって、一問一答方式により行うこととします。なお、質問者及び答弁者は要領よく、簡潔な質問と答弁、そしてスムーズな議事進行に協力くださるようお願いいたします。
これより質疑に入りますが、質疑はページ、款、項、目を明示され行ってください。
それでは、質疑ございませんか。出川委員。
委員(出川博一君) 行政実績報告、これさかのぼって拝見したんですけれども、平成19年度版は141ページで現在274ページということで、非常に充実しており、熱意を非常に高く買うものです。
そこで、町の基本的なスタンスについてお尋ねいたします。
先週金曜日、仮称明石台小学校建設設計に係る説明会が開催されました。これに参加しようと東向陽台公民館に出向いたところ、対象外だからと副町長に入場を拒否されました。このことは、住民の声を町政に反映させる議員活動を大きく制限、妨害する暴挙だと思いますが、副町長の見解を求めます。
委員長(小川昌義君) 千葉副町長。
副町長(千葉芳樹君) 過日の仮称明石台小学校建築の説明会ですけれども、議会の折に町長の所信表明の中に「9月6日に新設小学校区の保護者及び住民の皆様に仮称明石台小学校校舎建築基本設計プランをお示しし、ご要望をお聞きし、最終取りまとめをし、平成27年4月の開校を目指し建設工事に向けて取り組んでまいります」という、議会で所信表明で町長が述べておりますので、地域の人たちもそれを理解しているということで、学区外の方の参加というのは、ここで望ましくないのではないかということであれした状況です。以上です。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) 制限して入場ということですけれども、参加資格の確認はどのようにされたんでしょうか。(「委員長、決算審査にのっとって質問を認めるか認めないかを判断してくださいね」「決算に関係ないんだ」の声あり)
委員長(小川昌義君) 千葉副町長。
副町長(千葉芳樹君) 東向陽台小学校の保護者の皆さん、今の仮称明石台小学校建設に係る説明会ということで、そこにつきましては「新設校の学区の皆様のご理解を賜り、学校建設に向けた準備を進めてまいります」ということで、学区内の人の、新たに学区となる保護者及び住民の方を対象に「下記により説明会を実施いたしますので、出席賜りますよう」、こういうような各家庭にチラシを回覧板等々で回しているはずなんです。それに基づいてということです。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) 私、聞いているのは参加資格の確認をどうされたのかということを聞いておりますけれども。
委員長(小川昌義君) 千葉副町長。
副町長(千葉芳樹君) 会場で、受付の中で子供を通して一応チラシを回しましたということで、そのチラシ、新しい学校区の人たちだけに回している、連絡はしてあるはずなんです。その確認ですか。確認は受付で確認しているはずです。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) 対象外の方が入っていたんですけれども、おかしいのではないでしょうか。いわゆる顔を知っている人は拒否されたということは、だけ排除するというのは余りにも異常な暴挙だと思いますけれども。
委員長(小川昌義君) 千葉副町長。
副町長(千葉芳樹君) 一応表示はしてあるし、これも理解していただけるんだと思いまして、ただ私たち、客観的に見て、これ学区外の方だなというときにはお断り申し上げる状況でした。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) だって、対象外の人を入れないというのであれば、そこのところで身分をちゃんと確認をして入場を許可すべきではないでしょうか。
委員長(小川昌義君) 千葉副町長。
副町長(千葉芳樹君) 一応、全て網羅しなければならないということだと思うので、そこまで、最初は受付で観察はしていましたけれども、あくまでも観察です。チェック観察です。それで中に入った人は出ていただいたりしていました。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) でも、入場制限するのであれば、確実に参加資格があるかどうかというのはチェックすべきだと私は思いますけれどもいかがでしょうか。
委員長(小川昌義君) 千葉副町長。
副町長(千葉芳樹君) それはやり方として、ちょっと足らざるところはあったと思いますけれども、原則に従って、さっきもお話ししたように観察的なチェックにとどまったということです。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) 議員の、私もいろいろ住民の皆さんからお話を聞いて4メートルが何だとか6メートルがどうだとかという話があったので、ぜひその状況について聞きたいなと思ってお邪魔したんですけれども、議員の情報活動は保障されているわけですから、では当日の議事録を提出していただきたいと思います。
委員長(小川昌義君) 千葉副町長。
副町長(千葉芳樹君) それでは議事録というと企画のほうでちょっとあれしてもらえますか。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 当日の議事録については、まだ取りまとめておりませんけれども、情報公開であれば情報公開条例にのっとって公開されていくものだと思います。(「ちょっと、決算に限定してやってくださいよ」の声あり)
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) それでは、暫時休憩を求める動議を提出します。(「賛成」「決算じゃない」の声あり)
委員長(小川昌義君) 暫時休憩いたします。
午後1時07分 休憩
午後1時10分 再開
委員長(小川昌義君) 暫時休憩を解きます。
ただいまから1時20分まで休憩をいたします。
午後1時10分 休憩
午後1時20分 再開
委員長(小川昌義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
先ほど出川委員より申し出があり、全員協議会の開催の要求がありました。休憩時間中、議長と話をいたしまして、その旨を議長に通知をいたしております。以上です。
続きまして、質疑に入りたいと思いますが、先ほどもお話ししたとおり、簡潔に質問をお願いをしたいと思います。答弁のほうもそのとおりお願いしたいと思います。
それでは質疑に入りたいと思います。ございませんか。出川委員。
委員(出川博一君) それでは、私から大きく5点のテーマについて質問いたします。
まず、行政実績報告書の概要5、5ページ、ここに記載があります経常収支比率、これは平成19年の79.2%から24年に至るまで88.8%ということで毎年上がってきておりまして、弾力性が失われているのではないかと思いますけれども、その要因は何なんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 経常収支比率につきましては、下の米印のところに入っておりますけれども、臨時財政対策債を含めた場合ということで、通常こちらの数字が公表されるベースになります。81.4%、町村ですと75%、それから市ですと80%ということで若干上回っております。先ほども説明しましたけれども、県の平均が91%ということで、その中においてはまだ低いほうだよということでお話をさせていただました。でも、大きくというか若干右肩上がりになっている1つの要因といたしましては、やはり扶助費等の費用、こちらのほうが年々人口とともに増加しているという現状がありますので、大きな要因として上げれば扶助費となるかと思います。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) 23年と24年の比較で大きく2.4ポイントと大きく悪化していますけれども、その要因も扶助費ということでしょうか。
委員長(小川昌義君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 済みません、もう一度。(「23年と24年の対比で、86.4と88.8で2.4ポイント悪化している」の声あり)下にありますけれども、同じ臨時財政対策債ベースでの比較ですと、24年度が81.4%になります。昨年度が78.7%、同じように2ポイントとほど上がってはいるんですけれども、大きな要因は先ほど言った扶助費ということで考えていただいて結構です。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) 今、23年の臨財債を入れた場合28.幾らと言いましたけれども、私の調べたところでは77.6%だと思うんですけれども、その数字はどちら……、私は前年度の実績報告書からとってきたんですけれども。
委員長(小川昌義君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 去年の行政実績報告書には、今委員さんがおっしゃられた数字で、実際最終的な数字といたしまして公表された数字が78.7%ということで理解していただければと思います。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) 臨財債を含めた場合の比率が、今のお話でいきますと2.7%ですか。いわゆる臨財債を含めない場合と含めた場合での、この差をどのように読めばよろしいんでしょうか。いわゆる臨財債をもっと発行すれば比率は低くなって弾力性が出てくるんだよと、それを我慢してなるたけ発行しないようにしているためにそうなんだと、その辺の捉え方を質問いたします。
委員長(小川昌義君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 臨財債については、結果として借り入れしたかしないかということで、先ほど、23年と24年度2カ年については臨時財政対策債を発行しておりますので、発行した数字として81.4%という話を申し上げました。
実際、借り入れをしない場合の数字としては88.8%なんですけれども、借りておりますので、先ほど言った数字になります。これは、借りたか借りないかで数字が変わるということでございます。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) それでは、決算書の165ページ予備費についてお尋ねいたします。
1,297万2,000円の支出がありますけれども、この内訳をお願いいたします。
委員長(小川昌義君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) それでは、内訳を申し上げます。
まず、総務費のほうに充用してございます。これは弁護士費用といたしまして36万8,000円。それから教育費関係でございますが、こちらも建設工事紛争審査会への費用ということで105万円。それから災害関係、5月3日大雨等によります委託料ということで、緊急に設計等委託する必要がございましたので、こちら561万5,000円。それから台風災害の復旧、東向陽台一丁目地内にありますが、こちらで89万3,000円。それから町中会館新築工事に係る環境整備といたしまして498万8,000円。それから総務費になりますけれども、もと税務課の臨時職員の療養補償ということで5万8,000円。トータル、その決算書に載っている数字になろうかと思います。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) そうすると、いわゆる総務の工事請負費498万8,000円の充当については、これは会館整備だということですね。
委員長(小川昌義君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 会館の環境整備ということで、会館の周りの整備になります。詳細等については担当課のほうから聞いていただければと思います。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) これ、補正予算で対応しなかった理由を教えていただきたいんですけれども。
委員長(小川昌義君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 災害その他いろいろなんですけれども、予備費というのは早急にする必要がある場合、さらに補正として議会を招集する時間的な余裕等全てを考慮しまして充用するような形ですので、こちらの整備については期間的な問題ということで、早急な措置が必要ということで措置をさせていただきました。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) 266ページ、(「決算書ですか」の声あり)決算書です、済みません。決算書266ページに財産に関する調書の、これの行政財産、普通財産、これのそれぞれの増減の内容について説明をお願いします。
委員長(小川昌義君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) まず、土地の部分でございます。行政財産のほうで公園ということでプラス表示、それからその他の施設ということでプラス表示がされているかと思いますが、まず公園のほうは明石台七丁目公共用地ということで帰属を受けた土地の増でございます。その他につきましては、こちらも明石台七丁目公共用地、土地の帰属、わか葉保育園一帯の土地の帰属による増なんですけれども、その増が2万3,270平米になっております。でも計上は1万4,000平米ということで減の要因があるわけですけれども、減の要因としましては第2学校給食センターを普通財産等にしたことにより、1万4,502となってございます。
続きまして、普通財産のほうの宅地の増でございます。こちらにつきましては、第2学校給食センターの用地、それから第1学校給食センター、こちら用地が給食センター用地から普通財産のほうに財政課管理のほうに回りましたので、この部分の増となってございます。
あと田畑209平米減ということでございます。こちらについては、穀田地内の一部、売買によります減となってございます。
続きまして建物のほう、右側のほうに移ります。
まず、木造で増となっているところでございますが、これは公営住宅分といたしまして宮ノ沢住宅分がふえてございます。次に普通財産といたしまして、ふえている146.5、これは町中会館の増ということになります。
次に、非木造のほうでございますが、学校の増につきましては日吉台中学校増築、それからその他の施設につきましては第2学校給食センターの解体に伴います減ということで、内訳は以上のとおりでございます。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) これらの取得価格は幾らだったでしょうか。
委員長(小川昌義君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 済みません、取得、公園とか帰属というお話をさせていただいた部分につきましては取得はゼロでございます。ただ、学校、それから宮ノ沢住宅ということで、金額が工事費ベースで出ておりますけれども、その辺につきましては教育、それから産建といったところで詳細を聞いていただければと思います。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) それでは、次に269ページ、ここの3の基金の現在残について、先ほどご説明受けたんですけれども、よく聞き取れなかったので現在残をもう一度お願いいたします。
委員長(小川昌義君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 現在残高、今ちょうど269ページをお示しできましたので、このページでお話をさせていただきます。
まず、備考欄の左側、決済年度末現在高というのが、これが25年3月31日時点での残高になります。それで、私、先ほどご説明したのは5月31日現在の残高ということで口頭で申し上げましたけれども、この計算は3月31日以降5月31日の2カ月間で動きがあったものが備考欄に表示されます。したがいまして、5月末の残高といいますのは決算残高から備考欄がマイナスであれば引く、足すであれば足した結果が5月末の残高ということになりますので、よろしくお願いしたいと思います。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) それでは最後になりますけれども、次回からの資料提出についてお伺いしたいんですけれども。1つは不用額について款項の中で項別で1,000万以上の不用額のあるやつを抜き出しをお願いして、その理由を付していただきたいなと思うんですけれども、そういう一覧表はおつくりいただけるでしょうか。
委員長(小川昌義君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) まず不用額、今回も4億2,000何百万ということで出ております。決算書でお示ししている内容、またあと不用額等については、各執行課のほうでいろいろ説明があろうかと思いますので、基本的には今、その資料を持ち合わせてもいませんし、今後整備ということで、今のところは考えておりません。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) 最後になります。不納欠損額について、いわゆる今言ったような内容と理由、これは一覧表にしてご提出いただくわけにはいかないでしょうか。不納欠損額ですから……(「何ページで今質問しているの」の声あり)いやいや、違う、資料の提出について事前のお願いできるかということでお尋ねをしたんです。であれば、町税についてお願いします。
委員長(小川昌義君) 税務課長。
税務課長(内海壮晃君) 出すようにします。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) まず実績報告の15ページですけれども、ここに町長への手紙126件ということで実績が計上されております。それで伺いたいんですけれども、たびたび町長は議会の中でも町長への手紙ということを取り上げておられます。そこで、相手から来た町長への手紙と、それからその方に出した町長の返事、これは公表できますか。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 公表ベースでは取り扱っておりませんけれども。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) ということは、公文書ではないということですね。
企画部長(荒谷敏君) 役場に届けられている文書ですので、一応公文書という扱いで課内回覧とかはしております。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) そうしますと、公文書ではあるけれども公表はしていないということですね。
これは、先方から来たものも町長が出した返事も両方ともそうですか。
企画部長(荒谷敏君) 個人情報も入っているので、先ほどと同じように情報公開に値して公表はできると思いますが。
委員(永野久子君) 情報公開しないと、我々議会であっても見せてもらえないということなんですね。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 基本的にはそうなりますけれども、案件によっては広報などを通して広く町民の皆さんにお伝えしている部分もございます。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) そうしますと、平成24年11月16日付で、これは議会の答弁の中で町長がおっしゃっていたわけですけれども、公営墓地に関してお手紙をいただいたものに対して、町長が返事を出したと。平成24年11月16日付で出しましたということを答弁されていたわけですけれども、その返事については公表できますか。一々情報公開の手続をとらなくても公表してもらえるかどうか伺います。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 個人情報にも値しますので、その辺は確認をとりながら、できる場合はできると思いますけれども。あと、担当課でそれぞれやっておりますので、そういった部署で回答を書いてくるところもありますので、総合的に判断しないと一概に申し上げることはできないと思います。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) これは、私は相手のお名前だとか住所ということについてはもちろん黒塗りで構わないと思うんですけれども、内容に関しては、町長が出したものですから、これは相当公的なものであるはずなので、ここの場でそういうことは見せますよ、公表しますよと、どうぞ来てくださいとか見にきてくださいとか、あるいはコピーを出しますよという答弁があってしかるべきだと思うんですが、どうですか。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 先ほど申し上げたとおり、広報でも回答したりしておりますので、場合によってはお出しできるものもあろうかと思います。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) 実は、公営墓地に関しましては、平成21年の段階で議会で質問された同僚議員がいらっしゃいます。その方への答弁と、それから平成24年11月16日に町長が出した返信の中身とは大きく内容が変わっておりました。つまりどういうことかと言いますと、21年の段階では公営墓地については黒川広域行政で考えていきたいということを言っておられたんですが、24年11月16日のお返事では、これは町独自にやりたいということで土地についても検討段階に入りたいというふうに1回目答えて、その後、土地についてもこういうところについては訂正されました。ただ、そういうことで町が独自に公営墓地について考えていくという方向性はそのまま残りましたので、21年と24年の段階での公営墓地に関する町の考え方というのは大きく変わったわけです。この重要な政策変更、方針変更があったわけですので、改めて伺いたいわけです。その方針変更は、議会よりも先に町長の手紙の返事で出されているわけですので、この方針変更というのはどこで誰が決めたのか伺います。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) その辺になりますと、先ほど申し上げたとおり担当課ベースで回答を書いて決裁ラインに乗ってきますので、詳しいところは私も、今11月何日と言われていますけれども、ちょっとよくわかりかねるところがございます。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) 企画部長でさえ知らないうちに、そういう返事が出されていたということですか。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) そういうことではなく、今、随分中身が細かいので、そういったところまでということを申し上げているんです。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) これは大事なことだと思うんですけれども、普通、公営墓地という全く新しい事業に関して、町の考え方を町民に示していくというときには、庁内での部長、課長も入った相当のしっかりした会議を経て方針を決めて公表するはずですよ。それを企画部長も知らないうちに町長がそういう返事を出したということになるんですか。企画部長知らなかったということでしょう。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 知らないのではなくて、そういう詳細なところということを申し上げているので、先ほど、議会答弁がどうのこうのとか、そういうところまでを指して町民の方にお答えしているところもありますが、実際のところは担当課のほうでやっておりますので、もし詳しくはそちらのほうでお聞きいただければと思います。
委員長(小川昌義君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀郁雄君) 町長の手紙という制度につきましては、担当課のほうで起案をいたしまして、町長にご相談させていただきながら整理をするということで、あと手続を踏んで経営企画課広報担当のほうにおつなぎして回答していただくという中身になっております。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) 担当課にというふうに振りましたけれども、担当課長、そうしますと町長が知らないところで担当課が独自に何か方針変更をしたり、こういう大きな政策的な決定をするということはあり得ますか。
委員長(小川昌義君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀郁雄君) 手元に細かい資料をお持ちしておりませんので、そのときの手続については確認できないんですが、きちんとした手続を踏んで決まっているというふうには認識しております。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) 当然だと思うんですよ。町長がそれだけ大きな政策的な問題を町長への手紙の返事で書いたわけですから、ということは当然幹部の皆さん、部長、課長、少なくとも課長の段階までは共有していなければならないはずではないですか。それが共有されていたのかどうかを聞いているんですから、一般論じゃなくて、この公営墓地について町長が手紙を、返事を出される前の段階で、町営墓地についての方針については企画部長は知っていたんでしょうか、いなかったんでしょうか、伺います。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) それは政策変更に値するかどうかわかりませんが、そういった町民の皆さんのお声について前向きな回答をする場合と、できない場合は検討させていただくとか、そういったところで対応しているところです。(「今回のことを聞いているんですよ、今回の」の声あり)
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) 今回の町営墓地のことについて知っていたのかどうかを聞いているんですから、明確に答えてください。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 手紙が届いて、そういうふうに回答していることは承知しております。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) それも答えにならないんですよ。知っていたかどうかというのは、政策としてこういう方向でやりますという町としての立場を知っていたかどうかと聞いているんですから。それは、当然その決定の段階では、企画部長ですから参画してなければならないはずですので、主体的に、ただ後から聞かされたということではなく、主体的に参加してその決定のところにご自分もいたのかどうかということです。明確に答えてください。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 町長への手紙は、そういったふうに幹部会議を開いて回答するところではないものです。(「そうじゃなくて、政策のことを聞いているんです」の声あり)政策に値するかどうかも含めて、町長への手紙が届きましたら、内容によって担当課に回して、そこで対応して、最終的に私のところに上がってきて、町民の皆さんにお答えするというような、そういう流れになっております。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) 故意なのかどうかわかりませんけれども、そういうことを聞いているのではないというのをご理解いただきたいと思うんですね。たまたま手紙というツールで来ていますけれども、公営墓地という、従来全くなかった富谷町の政策について、これを決定するという段階に企画部長は一緒にいたのかどうか、共有していたのかどうかということです。そこのところを聞きたいんです。政策決定の場にいましたか。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) これは、政策決定となると別な会議がありますので、そこで決めていくものとそうでないもの、こういう町民の皆さんからいただいているお手紙については、直接対応ということになっております。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) 国語の問題ですよ。聞いていることがおわかりにならないでしょうか。これは、手紙に対する返事をどうするかということを、最初の入り口ではそれでしたけれども、今伺っているのは公営墓地をつくると、しかも21年の段階よりもさらに踏み込んで、町で独自にというところまで来ているわけですから、これは町の政策の問題なんですよ。施策をどうするかということなわけです。そこに部長が、ではいなかったということでいいんですね、この決断については。部長は知らなかったということでいいわけですか。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 町民の手紙に対しては、そういうお手紙が来て回答したというのは承知しております。それは、政策決定のところには上がっておりません。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) ということは、この大きな政策決定が町長の独断でなされたということになるんじゃありませんか、どうですか、町長。
委員長(小川昌義君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 一問一答ですので、そういうことではありません。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) 普通、町長は大きな政策を決めるときに、もちろん町長、そのほかに部長や課長が同席をして会議をきちんと持って、どういう名称の会議かは別として、きちんとした庁議を経た上で決定するということではないんでしょうか、伺います。
委員長(小川昌義君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 基本的にはそういうプロセスで進めております。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) では、公営墓地の問題についてはそういうプロセスを踏みましたか。
委員長(小川昌義君) 若生町長。
町長(若生英俊君) まだそういう段階には至っておりません。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) だとすると、手紙への返事というのは町長独断で出されたということですね、その中身についても。あのときの議事録を私持っておりますので、読み上げますか。
平成24年12月議会ですよ。町長の答弁をちょっと読ませていただきますね。
「富谷町、間もなく5万人、あと91人というふうなことで冒頭申し上げたところでございます。着実に人口増に合わせて高齢化も進行しておると。そしてまた、公営墓地の必要性、町民からの、とりわけ町長への手紙が寄せられる機会がありまして、十分理解しているところでございます。そのような中で、町長への手紙において11月16日付をもって、ちょうど衆議院の解散の日と重なりましたけれども、町営墓地の公営の墓地整備というふうなことで具体的な整備の検討を指示し、その旨、町長への手紙の差出人に回答を既にしているところでございます」というふうに言っています。そして、少しその後に、「具体的な原課、担当課で現状、資料収集等の準備に入ったところでございます」というふうに言っています。ただその後、この中身について私がちょっとしつこく聞きましたところ、「先ほどの答弁で場所の選定を指示したというふうに受けとめていただいたのであれば、それは私の主旨と違いますので訂正をさせていただきます」ということで、この場所の選定ということを指示したという点については訂正をしております。しかし、間違いなくこの時点で町営墓地の公営の墓地整備というふうな具体的な整備の検討を指示したと言っているわけですから、これは明らかに町長が庁議を経ないで、部課長の意見なども聞く機会も持たないでご自分で答弁を出されたということです。これはもう独断という言葉がお嫌であれば1人で決められたというふうに言いかえるしかないんですけれども、独断ではありませんか、こういうやり方というのは非常に問題があると私は思いますけれども、どうでしょうか。
委員長(小川昌義君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 何が問題であるかはよくわかりません。したがいまして、議事録で言ったとおり、何ら今ぶれがございませんので、私の問題認識の中に入っているというふうな状況下であるということを申し上げます。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) これからもあることですので、平成24年度の今回のこのことを通じて改めて確認したいんですが、町長の手紙というのは、それは住民からの意見を吸い上げる一つの方法として大切な手段であるということについては意見が相違がありません。私も、手紙であれメールであれ電話であれ懇談会であれ、どんな形ででも住民の声を聞こうということ自体は大変大事だと思っております。ただし、既定の政策、予算が決まっているとか、町長が既に冒頭所信表明で出しているとか、かねてからの方針であるといったような既定の政策や方針の範囲内で町長が独自にお答えになることは構いませんけれども、それを上回るような新しい政策決定を、誰よりも早く一町民の手紙に答えるという、こういうやり方というのは逸脱ではないかと思いますがどうでしょうか。
委員長(小川昌義君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 逸脱という認識については全く見解を相違します。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) この住民から町長への手紙というのは、先ほども申し上げましたように限定的に扱うと。町長が自分自身の考えや政策を決めていきたい、町内でそれを合意していきたいというときに、1つの参考意見としてこれを大事にするということならいいですけれども、踏み込んでさらに新しい方針を出すときは、やはり議会は住民の代表ですので、議会で諮ったもの、もしくは議会に説明をしてからという順番をきちんと踏まえていただきたいというふうに思いますが、どうでしょうか。
委員長(小川昌義君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それもやや違いますね。従前どおりで参ります。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) やや違うというのはどこが違いますか。
委員長(小川昌義君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 一問一答ですので、違うと申し上げるしかありません。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) 一問一答だからこそ、聞いたことには答えてください。
委員長(小川昌義君) 若生町長。
町長(若生英俊君) これ以上の答弁はございません。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) 答えられないんだというふうに受けとめるしかありませんが、それでもよろしいんですか。
委員長(小川昌義君) 若生町長。
町長(若生英俊君) そう言えばああいうということになりますので、町長への手紙というのは町民の声をいかに私ども鋭敏に吸い取るかということなんですよね。町政懇談会もあり、この議場もあり、いろいろなツールの中でいろいろなチャネルの中で私は町民の声をお聞きし、敬老行事に行って皆さんとお話をしながら、いろいろヒントになることがたくさんあります。そういうところから、まさに町長みずから描く今の富谷と将来像というふうなあたりの中で、私に与えられたまさに専権的な職務です。こういうふうなことを、今のお話も十分受けとめながら、今後さらなる町長への手紙、こういうことだからやめましょうというふうなことをしてはだめなんですよね。私は継続をしながら、さらなるいい方法で町民の声を、ぜひ皆さんの声、もう一つ申し上げますけれども、議会の内容についても、町長に来る。私は何らそこに対する返答はしておりません。議長さんのもとにこういう内容が来ていますからというふうなことで回送しておりますけれども、十分町民の期待にやはり町も執行部も議会もともども応える責務があると、こんなふうな思いをこの6年、7年やってみて、また強く思うところでございます。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) 町民への手紙については、先ほども言いましたように評価ができると私は思っておりますから、やめたほうがいいなどという、一言も言っておりませんし、これは大事です。ただ、使い方を気をつけてくださいと言っているんですよ。(「面倒くさいならやめろということになるんです」の声あり)やめろなんて言っておりませんよ。町長の利用の仕方が間違っているんです。
委員長(小川昌義君) 委員長を通して話ししてください。若生町長。
町長(若生英俊君) 私の主旨は、こういう取り上げ方をされると、じゃあほかでやってないんだからやることないっちゃというふうなことになるような方向にはぜひしたくないというのが、私の町長としての立場なんですよ。ほか見てください。富谷のような形でやっているところが近隣の自治体にあるかどうか、ぜひ調査をしていただいて、町民の声を丁寧に吸い上げている町政運営というふうなことでの立場で、ぜひご検証をお願い申し上げたいと思います。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) そういうふうに自分の考え方に、人の意見を全て集約するようなことはおやめいただきたいと思います。私は、この今聞いた質問の中で、もし大きな政策決定をするのであれば、それは課長、部長、こういった少なくとも町の幹部クラスときちんと話し合って方針を決めてくださいと。そしてその上で議会にもちゃんと説明をしてやってくださいと言っているのであって、そのことを否定するわけではありませんよね。否定するんですか。(「否定しておりません」の声あり)
委員長(小川昌義君) 若生町長。
町長(若生英俊君) もっと前向きな形でやりましょう。全否定していませんから。皆さんにとってもよし、町にとってもよし、町民にとってもよし、そういう施策の方向性でぜひ前に前進させたいと思います。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) ぜひとも独断ではなく、いろいろなツールを使って全庁的な合意を図りながら、議会にも十分な説明をしながら、開かれたという町政をしていただきたい。この項目でちょっと最後にもう一度確認しますけれども、それでは、平成24年11月16日の公園墓地に関する町民からの手紙、住所だとか氏名だとか、個人情報にかかわるものは全部潰して結構でございますので、そのお手紙の公表、それから町長の返事、宛名はもちろん潰して結構でございますので、お手紙とそれへの返事について公表していただきたい。コピーでいただきたいということをお願いしたいと思いますが、どうでしょうか。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) これは基本的には相手があることですので、相手は公表を好まない場合もございますよね。今回の件は、特に公表ベースの話ではないので、出すわけにはいかないと思っております。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) これだけ大きな問題で、町長が踏み込んだ答弁をしているのに公表できないというのは全くおかしい話ですよ。まさに秘密主義ですよ、これこそ。これこそ秘密主義というべきものですよ。
次に伺います。
手紙に関しては、もちろん個人名は要らないということを繰り返しておりますので、誤解のなきようによろしくお願いいたします。
それでは次に、実績報告の8ページです。
まちづくり審議会につきまして、8ページです、まちづくり審議会の項目がございます。2のところですね、その趣旨のところの(1)ではなく(2)のところで開催状況というのがございまして、平成24年度は5回開催。(うち、個別会議を3回開催)というふうに記載されておりますけれども、この個別会議とは何でしょうか、伺います。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) これは、下のほうに個別会議の項目を載せておりますけれども、助成事業について委員長と調整したという会議でございます。
委員長(小川昌義君) この際、午後2時10分まで休憩いたします。
午後2時00分 休憩
午後2時10分 再開
委員長(小川昌義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
なお、再度申し上げますけれども、質問者及び答弁者は要領よく簡潔にお願いしたいと思います。では質問を受けます。永野委員。
委員(永野久子君) そうしますと、このまちづくり審議会、平成20年10月に第1回会議を行いました。それから7回開催をして、途中21年3月に中間答申を出しましたね。それで、震災で中断して23年11月に再開しました。
まず伺いたいのは、個別会議ではなくて、1人、2人欠席やむを得ずした方がいたとしても、いわゆる会議として成り立った会議というのは、一番新しいところでいつだったんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 平成24年度にすれば2回になります。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) 平成24年度でいえば2回とおっしゃったんですよね。私が伺ったのは、一番新しい、いわゆる会議として成立した会合というのはいつだったんでしょうかと伺いました。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 今年度に入ってからということ、(「それでもいいです」の声あり)そうすると、今年度に入ってからは1回やっております。(「いつでしょうか」の声あり)
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) 一番最近の、会議としてほぼ全員が集まった会議というのは、平成25年でも24年でもいいんですが、一番最近は何月何日でしたでしょうか。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 8月28日にやっております。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) 最終答申を出す予定はいつでしたでしょうか。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 現在、東日本大震災も経ましたので、今その最終答申に向けて最終的なスケジュールを調整しておるところでございます。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) たしか、平成24年3月には最終答申を出すというご答弁があったように思うんですが、間違いでしたか伺います。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 一度そういうふうに申し上げておりましたが、答申としてまとまりませんでしたので、継続して今委員会でやっているところでございます。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) 大体、大変立派な皆さんが審議会の委員になっておられますけれども、途中で震災があったとはいえ、会合の進みぐあいというか最終答申24年3月からしても、もう1年半たっているということになりますよね。こんなにおくれていて、その詳細な事情が明らかにされてこなかったので、改めて、なぜ1年半以上もおくれなければならなかったのかを、その間の事情を詳細に伺います。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 委嘱している委員の先生が学長に就任されたり、諸般の委員の皆さんのご都合もあって若干おくれぎみになったというのも確かにございます。ただ、中間答申をお出ししていますので、町としては、会長のほうに早目に最終答申を皆さんでまとめていただくようにということで、前回の会議でもそのようなお話になって、できるだけ委員の皆さんの意向を酌んで会長として取りまとめていきたいというふうにはなってございます。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) 最終答申はいつごろを考えておられますか。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) それも通して、新しい防災、子育てなども入りましたので、あとは市政という大きな目標も入ったので、そういうところを委員の皆さんでいろいろ研究、打ち合わせをさせていただいております。次回、審議会もまた開催する予定ですので、そこらあたりでスケジュール感をお出しできるとは思います。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) アンケートの問題でちょっと伺いたいんですけれども、住民の意向調査ということで、一番新しいのは長期計画をつくる前に行った平成20年の住民アンケートということでよかったでしょうか。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 総合計画ベースでいいますと、そのときがアンケートをとっております。あと個別にいろいろな計画がありますので、その都度、その分野に特化してアンケートはとっているというところはございます。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) 住民の意向を、そうすると個別の介護保険の分野だとか生涯学習、いろいろな分野でやっているのは別として、町政全体を視野に入れた住民アンケートでの一番新しいのが平成20年に実施したものということでよろしいですか。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 全般的なアンケートとなると、そのときのものでございます。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) そうしますと、この平成24年度も含めて当初予算を組んだり行政執行をするに当たっては、やはり住民アンケートの結果というのは相当大きな部分を占めるというふうに受けとめてよろしいですか。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 大きな部分というより、住民の皆さんの意向を聞くというツールでやっております。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) 先だって、同僚議員の一般質問に答えて、平成20年に実施した住民アンケートの結果で1位が高齢者施策、2位が公共交通、3位が病院、4位が保育所や子育て、5位が図書館だったということでした。
やはり、そのときの企画部長の答弁のニュアンスでいきますと、やはりこの順位は大事だというふうに受けとめたんですけれども、相違ありませんか。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) お聞きになったのは、アンケートについての住民意向をどう判断しているかということでございましたので、アンケートの結果で私は申し上げたところでございます。ただ、それは住民意向にも、そのためにアンケートをとっておりますので、そういった方向にあるんだなという認識で、総合計画のほうにはそういう施策を反映しているということになります。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) アンケートの結果のその受けとめ方というんでしょうか、順位の受けとめ方なんですけれども、今申し上げたように、1位から5位までと、例えば5位だけで終わったわけではないでしょうが、上位5つということでいきますと、この高齢者、公共交通、病院、保育所・子育て、図書館というふうに5つ項目が、順位が1位から5位までいったというときに、全てが同じ性格のものではありませんね。町が事業主体となって実施すべき分野というのはどれとどれというふうにお考えですか。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) それは主となることとサブ的に対外的に相手があることもありますが、基本的に皆さんが希望しているものですので、町としては最大限やはり重要視をしながら、それを施策に反映すると。その施策の内容によっては、みずからやれるもの、できないもの、それは要望活動とかそういったものを通してやっていくということも手段としてはあろうかと思います。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) 公共交通とかそれから病院、黒川病院などは別としましても、一般的な病院というのは、これは町が事業主体としてやれるものというふうには、今のところはなっていないと受けとめていいんですよね。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 公共交通、町民バスは主体的にまず1つやるというのはございます。ただ、皆さんの要望の大きな泉中央へのアクセスということが多いので、それについては主として今の現状ではできないということです。病院につきましても、町立病院を持てるような状況ではなく、今公立黒川病院でやっておりますので、そういったところの利活用の推進というふうに考えているところでございます。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) 公共交通はほかの機関に要望行動をするということであって、町がみずから実施する事業からは違うということですね。それから、病院についても一般的な病院に関していえば、これは町が病院を建てるといった類のものではないと。そうしますと、高齢者施策、子育て支援、図書館というふうに、町が事業主体としてやれるものは残る3つというふうに考えていいわけですね。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 町が主体としてやるという場合、それは税を投入するのか何を投入するのかでいろいろありますけれども、基本的に皆さんが要求している欲しいものとかあったらいいなというものは、やはり順位がどうあれ、そのものに最大限結びつけていくというのが施策だと思っております。
ただ、おっしゃるとおり、恐らく文化会館、図書館は5位ですが、それについてもやはり皆さんが要望しているので、町としても取り組んでいかなくてはいけないということで検討を開始しているということは申し上げているとおりでございます。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) そうしますと、住民アンケートの結果に基づいて住民の皆さんが望むところを探っていくときに、例えば今言った5つのうち2つは次のというか、町が事業主体となるものではないと。残る3つの中で、例えば高齢者施策、既に介護保険にしても医療にしてもやっておりますので、これも既にやっていると。十分かと言われればいろいろご意見があるかと思いますけれども、やっています。
それから、保育所・子育て支援についても相当これも毎年保育所ができている。子育て支援についても、それなりに頑張っているというふうに町としてやってきているということから見ると、残るは図書館というふうになっていきませんか。この点はどうでしょうか。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) そういうふうに消去法でいきますと、その順位からすれば恐らくそういう形になりますが、わかりました、すぐではそれに取りかかりますというのは、なかなか、今度は多角的に財政であったり、そういう今までの流れとか、そういうものを含めて総合的に判断して施策としてやっていくというのが、多分次に重要になってくると思います。
ちなみに、まだ5位までしか申し上げておりませんが、図書館と同列に出ている企業の誘致、新しい企業の誘致もほぼ同じ20%、20%、その下にも結構大学の誘致とか近い数字がずっと並んでおりますので、そういった総合的に見て、アンケートの中ではこうでした、あとは地区懇談会、あとは時代の流れ、そういったものを含めて施策として皆様にお示ししていくというのが、今の総合計画の形になっております。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) 企業誘致にしても大学の誘致にしても、これは相手があることですので、そういう意味では、町がやる仕事として全く手つかずである、住民アンケートの結果を踏まえた場合、全く手つかずの状況にあるものが図書館ではないのかという、この点の認識は一致するということでよろしいでしょうか。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 議員の方向性の図書館と、私が考えているのはちょっとよくわかりませんけれども、この中ですれば、同じようなことで皆さんが期待していること、それについて検討していくということについては、方向性は間違ってないと思います。ただ、それがすぐできるかどうかというのは、また課題として残っていく分野だとは思っております。
委員長(小川昌義君) 永野委員に申し上げます。
実績報告書とか決算書に基づいて簡潔に質問をお願いします。永野委員。
委員(永野久子君) 監査意見書の32ページですけれども、ここに実質収支比率について望ましい数値である3ないし5%を超えているというふうに記述されておりますけれども、そうしますと、望ましい数値の実質収支額というのは幾らというふうに試算されるでしょうか。
委員長(小川昌義君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 結果といたしまして、概要5のところに7.2というところで数字を上げさせていただいております。これが望ましい3から5であればということで、ちょっと計算しないと出てこないんですけれども。今回、まず7.2になった主な要因についてちょっと説明をさせていただきます。
計算の結果7.2となったわけですけれども、この実質収支に反映するのが、歳出で見込んでおったんですけれども歳出をしなかったという歳出ベースの不用額、これが大きな要因となってございます。4億2,700万の不用額が歳出で出ましたので、予算は計上しておりますけれども支出がなかったと。この4億2,700万が黒字という形に、間違いなくその数字が全て反映していくような形になるので、これが大きくこの数字を押し上げた要因です。
その中で、4億2,700万のうち前年度からそうなんですけれども、震災の影響で事業が繰り越し、繰り越しで来ております。繰り越しした事業については減額補正できませんので、通常現年の事業であれば適正な予算執行という中で補正とかで減額をして対応しているところなんですけれども、繰り越しした分については減額補正がもうできないというところの数字がここに1億7,000万ほど入ってございます。ですので、この1億7,000万円を、全てがゼロにはならないんですけれども、排除しますと、大体3%程度に落ちつくというような状況となってございます。ちょっと数字は計算して、後でお答えをさせていただきます。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) 当初予算で町税の徴収率を97%と見込んだというふうに聞いたように記憶しているんですけれども、間違いないでしょうか、伺います。
委員長(小川昌義君) 税務課長。
税務課長(内海壮晃君) 収納率については、今言われた数字なんですけれども、その収納率掛ける所得割を出す際には、昨年24年度につきましては扶養控除の改正等なり、東日本大震災に伴う雑損控除による減額分等がありましたので、それらの減額分を少し余計に見たような結果になりまして補正対応としているところもあります。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) 実績報告のところで町税の税目別収納状況というのが、実績報告の84ページに出ておりまして、これでいきますと、収納率が個人町民税で98.64%、法人町民税で99.75%というふうになっているんですけれども、これはあくまでも調定額に対しての率であると、収納率であるということでよろしいですよね。
委員長(小川昌義君) 税務課長。
税務課長(内海壮晃君) そのとおりです。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) それでは、予算現額に対しては収納率は個人住民税と個人町民税、それぞれ何%だったでしょうか伺います。
委員長(小川昌義君) 税務課長。
税務課長(内海壮晃君) 収入済額に対して予算額の数字でよろしいんでしょうか。(「予算現額に対して、個人、法人それぞれの収納率ですよ」の声あり)個人町民税、現年、滞繰合わせて101%になっています。個人のほうですね。101%。(「101ですか」の声あり)はい。今あと法人を出しますので、少しお待ちください。法人町民税につきましては、現年、滞繰合わせまして119.7%ぐらいです。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) それぞれ滞繰を除いて現年だけだと何%ですか。
委員長(小川昌義君) 税務課長。
税務課長(内海壮晃君) 個人のほうが101.44%です。法人のほうにつきましては119.60%になります。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) いずれも予算としてこれだけだというふうに組んだものに対して100%を超えているわけですよね。そうすると、しかもその状態が結構長いこと続いているわけですので、例えば、予算を組む段階で収納率見込みを調定額の97%ではなく、例えば98%に引き上げるというふうな組み方というのはできないものでしょうか。
委員長(小川昌義君) 税務課長。
税務課長(内海壮晃君) 今、おっしゃられましたとおり、例年というか通年の収納率がかなり高いのに対して、どうして当初予算を組む際に低い収納率でしているかというようなご質問かと思いますけれども、確かに結果的に90何%いっています。24年度なんですけれども、当初の見込みが少し大きくずれ込んで何回か修正しています。12月の見直し時点でもある程度見込んだ数字は出せたんですけれども、その後の実際の収納が果たしてそうなるかどうか確実性がないので、その辺は調整をしながら予算措置をしているのが現状となってございます。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) それでは、決算書の272ページですが、臨時財政対策債6億9,400万円が平成24年借り入れ年度、24年度でこれ合わせると6億9,000……、3つあります、3本ですね。臨時財政対策債3本と合わせて6億9,400万円、これが全額残っているわけですけれども、これ、平成23年度も同じように全額残っておりますけれども、これ、私の記憶では大抵はその年度のうちに借りた分は全部返すという形でゼロにしていたように思うんですが、これはどういう事情でこのようになっているんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 予算上、当初予算を組む上で臨時財政対策債を借り入れる予定で予算を組んでおります。今回、町債のほうに乗っかってきた理由といたしましては、23年度と24年度は臨時財政対策債を借り入れております。22年度までは借り入れていませんので、ここに乗っかってこないと。数字がそのまま乗っかってきているのは、これ元金ベースですので、まだ元金償還ベース、利子分だけですので元金償還ベースにいっていないということから、こういう計上となってございます。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) ちょっと私も言葉が余り正確ではないところはお許しいただきたいんですけれども、結局、平成22年度は借り入れなかったという言葉を言っておられますけれども、最初の段階では7億だったか何億だったかというのは、借り入れるという形で予算を組みましたよね。しかし、それは年度中に返済というか、全部もとに取り戻したというか、この辺が余り正確な言葉がわからないんですけれども、とにかく結果的には借りなかったという形になりましたね。それが、結構長いことそういう状況できたように記憶しているんですけれども、23年と24年については結果的に借り入れざるを得なかったと。借り入れたと。そこの事情が何なのかということを伺います。
委員長(小川昌義君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 臨時財政対策債については交付税の代替財源として、本来、国が地方に交付税として措置すべきところを、措置できないので市町村が起債をという制度でございます。県内、富谷町は借りないで22年度まできました。富谷町以外の市町村、不交付団体である町も含めて借り入れをしている状況となってございます。23、24と借り入れる状況につきましては、これは交付税の代替財源、さらには元利償還ベースにつきまして交付税措置されるということで、財政運営上、要は1の公債費比率を見てわかるとおり、低い位置に位置しております。それが今まで借金をしてこなかったということでの経過としてございますので、今後は臨時財政対策債については、やはり借りるべきだろうということで借りました。今後、公債費比率などを見ながら、今後は継続的に借りていく方向で今考えております。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) ここも、私も国の実質的な交付税のかわりにというか、地方自治体に対する措置として臨財債を利用するということは否定的ではないんですけれども、そのことが町の財政にとってどういうメリットになるのかというところを、少し具体的にお話しいただけないでしょうか。
委員長(小川昌義君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) メリットといいますか、それは本来であれば当然借りてしかるべきだというものがそもそもこの臨時財政対策債でございます。今まで借りてこなかったというところにつきましては、予算規模の問題もございますし、結局、歳入歳出のバランスを見ながら、そこにどの財源を充てていくかということで総合的な判断が必要になってきます。その中には、今、富谷町でここ数年、当初予算を組む上では財政調整基金を取り崩して、貯金を取り崩してこの事業をやっていくよという形でここ数年来やってきております。その中に、当然当初予算ベースでは臨時財政対策債も借りるよということで予算を計上しておりますけれども、最終的に決算を迎えるに当たって、財政調整基金とそれから臨時財政対策債の金額、この辺のバランスを総合的に判断して借りるようにしているんですけれども、特に借りたことによる、他市町村も全部借りている状況でございまして、メリットといわれると、基本的には借りた分については交付税措置されるよというところでございまして、そのぐらいかと思います。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) 例えば、経常収支比率の数値に影響するということはありますよね。その辺はどのように、どういう変化があるか、分子と分母の関係で。
委員長(小川昌義君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) これ、経常収支に反映するんですけれども、借りることによっていい数値になるということです。ですから話は、今までですと88、臨財を含めないと88なんですけれども、臨財を含めると81.4ということで、これも経常的経費のほうに充てるということになりますので、歳入として当たりますので経常収支比率は下がると。県内の状況は、さっき言ったように全市町村借りてますので、同じレベルでの指標の動向を見れるのかなというふうにも思います。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) 実績報告の85ページですけれども、滞納処分の執行停止を行ったかどうか伺います。
委員長(小川昌義君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) 済みません、もう一度お願いいたします。
委員長(小川昌義君) 永野委員、そのままでお願いします。
委員(永野久子君) 滞納処分の執行停止は行ったかどうか。滞納処分の状況については、ここに記載がありますけれども、滞納処分の執行停止については記載がありませんので伺います。
徴税特別対策監(西山高広君) こちらの実績のほうには載っていませんけれども、滞納処分の執行停止というものはやってございます。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) それは何件で、わかれば金額をお願いします。
委員長(小川昌義君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) 今、持ち合わせ資料がございませんので、済みません、お答えできません。(「後でいただけますか」の声あり)はい。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) 住民税に関してですけれども、現在、年間4回で払っております、納付しておりますけれども、これを12回の納付というふうにはできないものかということについて伺います。
委員長(小川昌義君) 税務課長。
税務課長(内海壮晃君) 条例でも決まっていますし、あと地方税のほうでも4回ということになってございます。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) 条例にも法律にも特例条項というんでしょうか、というのがあります。それで、それは自治体の裁量で回数についても柔軟に対応できるというものなので、例えば具体的に仙台市なんですけれども、申し出ると、毎月に切りかえてくれるんです。しかも、一々届け出をしなくても、電話をしただけで4回納付が12回納付に変わるんですね。こういう対応というのをやっていく必要があるのではないかなと。つまり、住民にとって払いやすい方法をとると。必要な措置はとっていくということが必要だと思いますが、どうでしょうか。
委員長(小川昌義君) 税務課長。
税務課長(内海壮晃君) 今言われましたように、納税者の利便性というのはありますけれども、納期の4回というのは、通常、ほかの市町村でもやっているような状況で、議員さんのおっしゃる納付の便宜を図って何回かに分けてというようなことは富谷町でも実際やってございます。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) 滞納した方などの納付相談で回数をふやしたり、1回分の金額を減らしたりということを実施されているのはわかっております。そうではなくて、普通納付というんでしたか、特別徴収ではなくて普通徴収、特別徴収の場合は平成26年からでしたか、毎月に変わるんだというふうに理解しておりましたけれども、普通徴収の場合でも、滞納者でなくても、本人が希望すれば12回にすると、毎月納付に変えていくという対応というのは、当然あってしかるべきだと思うわけで、ぜひこれは検討していただきたいと思いますので、町長にご答弁を伺います。
委員長(小川昌義君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 担当課から答弁させます。
委員長(小川昌義君) 税務課長。
税務課長(内海壮晃君) 回数をふやすというような計画は、特にございません。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) それでは、実績報告の68ページですけれども、町内会館集会場についてですが、町内会館の数が今44カ所ございますけれども、このうち老朽化施設というのは何カ所というふうに見ておりますか。
委員長(小川昌義君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 旧地区のところでございまして、今、たしか4カ所ぐらい……、5カ所ぐらいですね。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) 一覧表でいきますと、例えば二ノ関町内会の二ノ関生活センターは築43年、志戸田の志戸田公会堂は38年、穀田の穀田公民館は40年、今泉の今泉公民館は46年、明石町内会の明石町内会館は56年、西成田町内会の西成田公会堂は42年というふうになっています。そこで改めて伺いますけれども、安全上問題だという認識はあるでしょうか。
委員長(小川昌義君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 今、お話しいただいたところは各地区町内会で管理しているところでございます。今のところそういった声は聞いてございません。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) これは一般質問で同僚議員も取り上げた経過がありますので、承知していないというのは、ちょっとこれは余りに残念なことなんですけれども、結局、それぞれの地域によっていろいろな事情はあるかとは思いますけれども、東日本大震災を経て、各町内会の会館、集会所というのは避難所としても非常に大きな役割を果たしてきていて、従来の町内会館というのの位置づけよりもはるかに大きな役割を持つというふうになってきていると思うわけですけれども、この点のご認識はいかがでしょうか。
委員長(小川昌義君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) もちろん地域コミュニティーの集いの場ということで、非常に重要な場でもありますし、安全・安心というところの施設としての重要性は認識しているところでございます。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) 今、ご紹介したところだけでも1、2、3、4、5、6カ所なんですね。もう少し新しいけれども30年前後というところは、結構まだほかにもあるんですけれども、少なくともこの老朽化した町内会館については、昔とはもう意味合いが違うわけですので、過去のいろいろ経緯は別としても、町が責任を持ってスピード感を持って整備していくという状況にきているはずだと思うんですが、ご認識どうでしょうか。
委員長(小川昌義君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 財政的なことも加味しながら、必要なタイミングをもってして、あと地域の方のお声を聞きながら進めていきたいなと思っております。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) この間、毎年のように、年度の途中でも町内会館の整備については進めてはきているということは認識しておりますけれども、年に1カ所、2カ所というスピード感ではなく、もっと一気に進める必要があるのではないかと思いますけれども、今後の計画については、どういう計画になっていますか。
委員長(小川昌義君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 現在、太子堂のほうを建設しておりまして、あと次のステップということでは、まだ具体には乗っておりませんけれども、その地域の方の声、あと老朽化の問題、あと財源的なこと、そういったものを加味しながら進めるような形になろうかと思います。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) 実績書の同じ68ページに、男女共同参画についての審議会等における女性の登用推進状況というのが記載されておりまして、若干前年度よりもそれぞれ女性の委員などがふえているということが報告されておりますけれども、そこで改めて伺いたいんですけれども、男女共同参画を進めるに当たって、平成24年度の女性職員の生理休暇の取得について過去3年間ゼロだったということに絡んで、町長が「自分が男だからわかりません」という、そういうご答弁をされました。私は、これは非常に重大な答弁だったと思いまして、男女共同参画を進めていく資格がないと、こういう発言は、そもそも。女性委員の数がふえれば、それはいいことなんですけれども、それだけでは進まないと。やはり、トップである町長の認識が男女共同参画の推進を左右することになるだろうというふうに思いますので、町長、この点で男だからわかりませんというあの発言について、今の時点でどういうご認識なのか伺います。
委員長(小川昌義君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 町民の方からのご指摘もありまして、男だからについてはちょっと口が滑ったと思います。ですから、その面については訂正をいたします。しかしながら、委員の登用率は41.7%でしたか、県内断トツ1位ですから、そういう意味では相当進んで、前町政時代から含めて進んでいる状況にあろうかと思います。
委員長(小川昌義君) 続いて菅原委員。
委員(菅原福治君) 私からは、やわらかい質問をさせていただきたいと思います。
実績報告書の77ページ、防災用情報通信設備等整備事業ということでお伺いします。
防災無線の放送を、本格放送を今月より、町長の話ですと定時啓発放送も含めて今月から開始するんだという話がありました。災害時の教訓として、防災行政無線の導入に取り組みまして2年弱で、本当にここまで早い対応だったと思います。これまでの取り組みの思いというか感想についてちょっとお聞かせいただきたいなと思います。
委員長(小川昌義君) 危機管理監。
危機管理監(菅原俊司君) 今、議員おっしゃるように、震災から2年半を間もなく迎えるに当たり、情報通信の脆弱さというようなところにつきましては、これまでも申し上げていたとおりでございます。また、それを含めて、まずは第1にそこの課題解決に向けて、これまでいろいろな情報ネット通信ツールを展開してきたところでございますが、これで全てということは考えておりません。これまで同様、また新しい新規のそういったツール等技術の開発等はあろうかと思いますので、今後もそういったところについては探求を続けてまいりたいと思っております。
委員長(小川昌義君) 菅原委員。
委員(菅原福治君) これで、災害に強い安全で安心なまちに少し大きく近づいたのではないかと思います。ただしかしながら、まだまだ宮城県沖地震の想定や、最近自然災害も数多く発生しております。何が起こるかわかりません。そこで、今後としては、今、菅原管理監からありましたけれども、防災行政無線の精度を上げていくというような部分の答弁だったと思いますけれども、それが当然として、今後、防災部分のどの部分、例えば避難対策だとか、それと防災拠点づくりとか、医療面だとか、その辺のどの辺に今後力を入れていくのかお伺いしたいなと思います。
委員長(小川昌義君) 危機管理監。
危機管理監(菅原俊司君) ハード面については先ほど申し上げたとおりでございますが、今、今後進めてまいりたいと考えておりますのは、やはり地域の方との連携というようなところで、地域の防災力の向上、そういったところにつなげていけるような取り組みを進めていければと思っております。その一環といたしまして、総合防災訓練というのを昨年より内容を一新し実施してございます。地域の皆様方には、避難の経路、流れ、フローというものを改めてご認識いただく機会にしていただきたいというようなことが1つ。また、このたび旧給食センターを防災備蓄の拠点というようなことで備蓄食糧をそちらのほうに配置しました。実際には、いざ災害が発生したときに即時必要となるような資機材等については、これまで同様町内のほうに配置しております22カ所の防災備蓄倉庫に投光機等を配置してございますが、食糧等につきましては、今後はそちらの旧給食センターから持ち出し、町が一括して各避難所へ巡回できるような、そういった内部の態勢づくりを今後周知徹底を図ってまいりたいと思っております。
委員長(小川昌義君) 菅原委員。
委員(菅原福治君) 何せ、町民の命がかかっておりますので、防災に強いまちづくりによろしくお願いしたいと思います。
それでは、その下の防災用備蓄、今もありましたけれども、備蓄につきましてちょっと質問したいと思います。
災害以降、備蓄倉庫、次の年ですか、相当充実はしました。品目、数量、内容等に関しても大分充実はしたのではないかなと思いますけれども、私も見たのですけれども、男目線なんですね、どうしても。やはり女性の視点というか女性の観点がどうなっているのかというような部分、当初、災害があったときにもいろいろ私も聞いたんですけれども、その辺の女性の視点の備品の備蓄というんですか、その辺はどうなっているのかお伺いします。
委員長(小川昌義君) 危機管理監。
危機管理監(菅原俊司君) 今、町で備蓄しているものにおいては、例えば女性の生理用品であるだとか、そういったものは一切備蓄はしてございません。ある程度自助努力というようなところも、これまでも広報等でお願い申し上げているところでございますので、自助努力をもって公助でできる範疇の不足する部分については対応できればと思っております。
委員長(小川昌義君) 菅原委員。
委員(菅原福治君) そういうことだったんですね。ちょっと私、わからなかったので、その辺ちょっと確認したかったんですけれども、わかりました。
それでは、実績報告書の65、66をお願いします。
ここに、青色回転灯を使用した防犯パトロールということで、推移ということで載っておりますけれども、次の成果の部分に、防犯発生件数が3年連続本町は減ったというふうに載っております。青色パトロールの研修会を実施したのかしないのかわかりませんけれども、下の3団体においてパトロールを実施したということですが、どんなやり方だったのか、ちょっと教えていただきたいなと思います。
委員長(小川昌義君) 危機管理監。
危機管理監(菅原俊司君) 実績報告にお示ししております3団体、例えば1番目の石積地区の防犯パトロール隊の活動状況についてでございますが、こちらは特に大亀山森林公園を控えておるというようなこともありまして、特に夏期休暇期間においては、たしか防犯パトロール隊十二、三名の方がご活動いただいているかと思いますが、その方々によって、大亀山森林公園の駐車場であるだとか、周辺の非行防止に役立てるようにということで、夜間に特に中心に7時から9時ぐらいを目安に活動いただいております。ほかにも鷹乃杜、また成田支部というようなところにおいても、同じく夕方から夜半にかけての活動ということで、主にやはり夏休み、冬休み、そういった期間を中心にご活用いただいております。
委員長(小川昌義君) 菅原委員。
委員(菅原福治君) これは、今後防犯啓発活動として町内に拡大していく考えなんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 危機管理監。
危機管理監(菅原俊司君) こちら、町の公用車、登録している車両が7台ほどございます。登録に当たっては公安委員会の許可が必要となってまいりますし、ある程度一定の条件というのがございますので、まず自家用での登録というようなことはなかなかご推薦することは難しいんですけれども、あくまでもある、今現在町で登録している車両を有効的にご活用いただけるようにということで、今、公民館に配置している車両も登録してございますので、そういったところを今後も働きかけていきたいと思います。
委員長(小川昌義君) この際、3時10分まで休憩いたします。
午後2時58分 休憩
午後3時10分 再開
委員長(小川昌義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑ございませんか。菅原委員。
委員(菅原福治君) では最後です。
実績報告書の107ページなんですが、防疫薬剤散布について伺います。
成田地区もそうですが、町内各地区多くの場所において、ここ数年蚊の発生がひどく、子供が庭に出られないというような実態も起きているようでございます。このことにつきましては、行政懇談会などにおいても何度も言われてきておりますが、対策として側溝に防疫剤を散布しておりますが、一向に効き目がないようでございます。私も役場というか町内会を通じて防疫剤というんですか、スミチオンという粉剤ですか、それを側溝などに配布したんですが、何か効かないんですね。それで、蚊の発生の原因の調査がどうなっているのか、ちょっとお聞きしたいなと思います。
委員長(小川昌義君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀郁雄君) 調査自体は、今のところ行っておりませんで、発生する前に、まず幼虫でしたらボンフラン発泡錠剤を、そして成虫になりましたらスミチオン粉剤というふうな使い分けをしていただいてということで配布させていただいておりますので、それ以外でしたら、またご連絡いただきましたら何かいい方法があろうかと思いますので、対策を探っていきたいなと思います。
委員長(小川昌義君) 菅原委員。
委員(菅原福治君) これが行政懇談会でも、たしか2年続きで出たんですけれども、調査をするということで、去年、おととしなんかも効かないよと。それで調査します、ただし2つの薬を散布しておいてくださいと。その間、調査をしますと、私はそういうふうに受けとめているんですね。それで、その調査の結果を聞いているんですけれども、いかがでしょうか。
委員長(小川昌義君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀郁雄君) その辺、また内部でいろいろ協議させていただいて対応を図りたいと、どういう方法がいいのか、ちょっと検討させていただきたいと思います。
委員長(小川昌義君) 菅原委員。
委員(菅原福治君) そうですね。3年目、これからはそう出ないと思いますけれども、また来年も恐らく予想されます。ぜひとも、町内の水路とか調整池とか排水口、側溝のよどみとか、そういうのを前回調査するということでしたので、ぜひその辺の調査、対策をお願いしたいと、再度質問します。
委員長(小川昌義君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀郁雄君) 努力してみたいと思います。
委員長(小川昌義君) 質疑ございませんか。佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) それでは、実績報告書でお尋ねします。
56ページです。行政区長報酬支払い状況というのがあります。そして成果及び今後の課題というところにあるわけですが、行政区長は町内会長に委嘱するということになっておりますが、そのとおりでいいですか。
委員長(小川昌義君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 規則上、そうなってございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) そして、仕事としては「行政区長には町からの回覧や配布物を届けていただくことをはじめ」ということになっていますが、これはたびたび出てくるように、行政区長がみずからやっている地区というのは何地区あるのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 具体にはちょっと把握してはございませんけれども、旧地区が中心になっているかとは思います。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 住民の中にも、区長手当をもらいながら配布は班長たちがやるということで、苦情といいますか、何か割り切れないものを持っているということがあるというのはご存じでしょうか。
委員長(小川昌義君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) そういうお声は聞いてございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 私は、町内会長、町内の町内会をよりよくしていこうという町内会で会長を選出したその人に町が委嘱する行政区長として、町の行政と地域住民のパイプ役としてと、こういうふうにあるように、そこのところに性格の違う人に、その人に区長を委嘱するということが、そもそも問題なのではないかと思っているのですが、この点について改善する方向については検討したでしょうか。
委員長(小川昌義君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) それは地区内のいろいろな意見がそういうふうなことであれば、それは必要ですけれども、今のところ、特にこちらのほうではそういった把握ということは特にございません。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) それでは、行政区長への規則の中の2条だったと思いますが、そこのところで会長をもって委嘱するとある、このことについて、全く町民あるいは町内会長などから、この点については自分では納得がいかないというような話は聞いていますか。
委員長(小川昌義君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 聞いてはございません。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) そうですか。それでは、電話とかそれからほかのところでも全くないということで、そのように理解していいですか。
委員長(小川昌義君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 行政区長さんそのものから、そういったお声というのは一切聞いてはございません。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 区長の中ではそういうことはないと。町民からはそういう声は聞いていますか。
委員長(小川昌義君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 先ほどちょっとお話ししましたけれども、若干そういったお声というのは、本当に若干ですけれどもございました。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 行政区長の規則がありまして、さまざま6項目についてするべきことがあったかと思いますが、そのほかに、町が区長宛てに研修をしなければならないということが、前の特別委員会の中であったわけですが、これについてはどのように区長に対する研修は行われていますか。
委員長(小川昌義君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 4月に行政区長会議がございますので、そのときに、行政区長の役割と、そういったものについてもお話をさせていただきますし、あと9月の定例の議会等の聴聞、そちらのほうもしておりますし、あと11月、10月ごろに行政区長さんとの視察研修といった、そういった研修の機会はございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) それでは戻るんですけれども、区長に対する対価は何によって計算されて、確かに計算式はあるのですが、それは広報を配布することについて対価が払われているということなのか。ここにある計算式です。世帯数掛ける650円プラス平均割18万5,000円、これはどういうものに対する対価で払われているということなのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 規則が先ほど今、6項目ということでありますので、その全てにわたるものということで、算出については長年のそういう歴史の中で算出された金額と思いますので、それはそれなりに妥当性があるのかなと思います。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) それでは、町からの回覧、配布物というものがあるわけで、それを区長がやっていないとするのであれば、これの見直しは必要ではないかと思いますが、その点については検討したでしょうか。
委員長(小川昌義君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) それぞれ町内会、行政区の実情というのはそれぞれ異なるかと思います。それらについては、それぞれの町内会にお任せをしているところでございますので、それによってどうのこうの、こちらが言うところではないかと思います。また、反対に、同じように行政振興補助金ということで世帯等に基づきました補助金も交付しております。それは地域コミュニティーづくりと、そういったものも二段構えで行っておりますので、こちらの内容についてどうのこうの、こちらは言えるところではないのかなと思っております。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 町内会長を行政区長にするということが、先ほども言いましたけれども、やはりこれは同じ人が別の役割を果たすということで、非常に私に言わせれば股裂きのような状
態になるということもあり得ると思うので、この方法については考えるべきだということを再度申し上げますが、これについての見解をお聞かせください
委員長(小川昌義君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 先ほどお話ししたとおり、長い歴史の中でこういう形に落ちついてきたものと思います。その云々というのは、これからいろいろな場面で検証するかとは思うんですけれども、現実的にはこのままでお願いをしたいなと思ってございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 次に移ります。
63ページです。
(4)がありまして、冬期休暇明け初日に登校する児童生徒の見守り、「りっしょう」と読むんでしょうと思います、そして内容のところにも、歩道にて立哨を実施をしたとあります。この立哨という言葉ですが、広辞苑を調べますと「歩哨が一定の場所に立って監視に当たること」。では、歩哨とは何かということで言いますと、「兵営、陣地の要所に立って警戒、監視の任に当たること、またはその兵」とあります。これは、言葉の問題ですけれども適切ではないと思うわけですが、これはどのようなことでここに掲げていくのかお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 危機管理監。
危機管理監(菅原俊司君) こちらは冬休み明け、特に冬期間歩道等が凍結しているケースがここ数年多く見られ、転倒防止であるだとか、そういったところ、子供たちが多少休み明けというようなことで、体が少し学校に通うようになっていない状況の中での初日、そういったことがないようにというようなことで、町のセーフティー交差点というのが町内に33カ所ほどございますが、その中の重立ったところに、町長初めとした職員を一定配置して見守りつつ、危ないところには声をかけるなりというようなことで対応させていただきました。
また、今議員がおっしゃるように立哨という言葉の使い方ということでございますが、これは監視というのは、確かにそういったことも辞典を調べれば載っているかとは思いますけれども、あくまでも監視というようなレベル、そんな厳しいものでは決してございませんが、あくまでも見守りというような意味合いで、こういうような名称をつけさせていただいております。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 実施したことについては、なるほどそういうことだったろうなというのは思いますが、どう見ても、これは軍隊ぽいなと。これであれば、ただ見守り実施でよかったのではないですか。今後使うことは避けたほうがいいと私は思うのですが、それについて見解を聞かせてください。
委員長(小川昌義君) 危機管理監。
危機管理監(菅原俊司君) こちらは交通安全指導隊の、例えば街頭指導というようなこともございますが、言葉としては立哨というのが正確なものでございます。また、交通安全指導隊と同様な指導を行っていたもので今回あったかというようなところにおいては、若干違うんですけれども、言葉のニュアンスがちょっと違和感があるというのであれば、今後言葉としては検討したいと思います。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) それでは、105ページお願いします。
合併処理浄化槽についてお尋ねをします。
今回初めてだと思います、2番のところに維持管理の補助金がつきました。5人槽で幾ら幾ら、7人槽で幾ら幾らということで、その合計が412万9,000円、次のページにいって、これをした人というのは、適正に管理している人に対して維持補助の事業を始めたとあります。そうすると、この適正にというこの要件というのは何でしょうか。
委員長(小川昌義君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀郁雄君) 適正にという要件でございますが、年に1回、資格のある検査機関が検査をいたしまして、その結果、放流水質が法令の範囲内であるかどうかという、その数値を見まして評価をするということでの適正管理ということでございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 適正でなかったところも、この数を引けばわかるわけですが、その人たち、そこの家庭についてはどういう指導をしていますか。
委員長(小川昌義君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀郁雄君) 町の指導よりも、検査機関が個別に直接指導するという内容になっております。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、数値ではそうでしょうけれども、検査機関との連携はどのように、どういうところがまずくて数値を超えるものになっているのか、そのあたりについてはどうでしょうか。
委員長(小川昌義君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀郁雄君) 水質の検査の項目が幾つかありますので、その項目の中での検査結果に基づいての検査機関側の指導と、それから結果が町のほうに来たりしまして、その中身を見ながら検査機関のほうとの連携というんでしょうか、その辺を図っていくというような内容であります。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 済みません、合併処理浄化槽の仕組みというのが十分よくわかっているわけではないので、お尋ねしたいのですが、どういうことから適正じゃないことが生まれてくるということを町は考えていますか。その人たちにも適正にしてそれで補助が出るようにしなければならないわけですね。町管理でやれているようなことも、この議会の中でも言われてきたわけで、そこに近づけるための方策が必要だと思うのです。それはどういうふうにして行うのか、お尋ねします。
委員長(小川昌義君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀郁雄君) 適正管理の中身につきましては、かなり専門的な検査ですとか項目がありますので、こちらのほうで直接というか具体にどの項目をもってどのような指導がいいのかということよりも、全体の管理の方法の適正な管理をというような形の指導になろうかとは思います。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) こういう補助金を出していたわけですから、対象となる人のところに100%いくような努力をしなければならないと、それは町がすべきだと私は思うわけです。そういうときに、やはり関係機関と連絡をとりながら、こういうふうにしたら改善されるというのを町担当課がきっちりとしたノウハウを持ちながら、そこでやるのか町がやるのか、試験を担当するところがやるのかは、それはよく今のところわかりませんけれども、そう進めていくべきではないのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀郁雄君) 適正な管理をしていただいて、結局水質の汚濁防止あるいは生活環境の保全、公衆衛生の向上を図るという目的がありますので、あわせまして、一緒にその辺どのような方法がいいのかというのを探っていきたいと思います。ただ、適正に管理していないという数というのは、ほとんどはないのかなというふうに思っています。ただ、このページで実際は対象件数のうち申請件数との差を見てのお話なのかと思うんですが、この差が全て不適正ということではないというのはご理解いただきたいと思います。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) わかりました。
114ページです。ごみ処理のところでお尋ねします。
平成23年と平成24年では、1人当たりの排出の量が若干ですがふえているわけですが、これはどういうことでふえている傾向にあると思っていますか。
委員長(小川昌義君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀郁雄君) 23年度からの比較という数値でございますが、この辺、震災関係での排出量ということで、その辺、背景にあるのかなというふうに思っております。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) ごみの排出はどんどん分別しながら、町民の手をわずらわせながら分別がうんと進んでいると思うわけです。それにしても、1人当たりの排出量が余り顕著に下がってこないということがあるわけで、これを1人当たりの排出量を減らしていくための構えといいますか、これはどのように今後するのかお尋ねしたいと思います。
委員長(小川昌義君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀郁雄君) 1人当たりの排出量という数字で、1人換算の数字になっております。実際の排出量についての減量化、それからあとはリサイクルに回してもらうための方策など、まずはこちらもいろいろな手段を使いまして啓発に努めるなりということで減量化を図りたいなというふうに思っております。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) ごみの減量化といいますか、ごみ全体に対する計画書などについては現在どのようになっていますか。
委員長(小川昌義君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀郁雄君) ごみ処理の計画ということでございますが、平成22年に策定いたしました一般廃棄物処理基本計画というものがございます。これをもとに施策の展開ですとか目標数値などもありますので、これをベースにしながら当たっていきたいなというふうに思っております。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 隣のページ、115ページですが、リサイクルのところでお尋ねします。
使用済みの天ぷら油の回収をしていますね。鷹乃杜、富ケ丘、成田ということですが、これについて回収量もあります。評価については全体でどのように、油についてはなっているでしょうか。
委員長(小川昌義君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀郁雄君) 廃食油のリサイクルということで、試験回収3年目ということでございまして、評価については実際に試験回収を委託しております環境廃棄物の業者さんのほうからいろいろ数値を上げていただいたり、それからそれの数値に至る内訳をもらったりしまして、あと、機械的な車の燃料化する際の費用なり機械に対する影響度合いですとか、その辺、いろいろと切り口を変えながら、どういう評価が適当なのかも含めて、収集業者さんのほうといろいろ今も手探りをしながら検討しているという、3年目ということですので、その辺で行っております。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 平成24年で3年目と。これからについてはどのように、これは進めていくものなのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀郁雄君) まず、この目的についてはごみの減量化、ごみの減量化の天ぷら油の排出量の削減を図ったり、環境負荷の低減、あるいはこれによって軽油の使用量が減る、軽油の排気ガスが減ることで環境の負荷にも貢献できると、いろいろメリットがありますので、いろいろな角度からもう少し検討を加えた上でやらなくてはいけないのかなということですので、いろいろな多面的な見方を引き続きしていきたいなと思っています。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 今後の課題のところに、バイオディーゼル燃料ということが書いてありまして、旅館、ホテル、飲食店などで大量に出されるところでこういうのは進められていて、燃料にもなるということがあるわけだと思うのですが、この地域、3カ所の地域だけでは方向性はなかなか見出せないのではないかと思うわけです。それで、お店だとか学校給食センターだとか、こういうものを視野に入れるという考えだとか、それから実施する地区をもっとふやすだとか、本気で取り組むのであればそういうことが必要だと思うのですが、あくまでも試験で終わりましたということには、ここまできてしたくはないのですが、この点についてはどう考えていますか。
委員長(小川昌義君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀郁雄君) この実績報告に掲載いたしました回収量につきましては、3地区あるんですが、これは町からの廃棄物収集業者さんへの試験回収の対象地区です。一方で、業者さんのほうは独自に事業所から集めているということで、独自に検証しているというのがあります。ですので、町としてはこの量なんですが、バイオディーゼル燃料についての検証は請け負っているというのでしょうか、委託を受けた業者さん自体も個別にいろいろ検証していますので、それもあわせた上で、全体として考えなくてはいけないのかなというふうに思っております。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 最後になりますが、対象地区は今3カ所ですが、これをふやすだとか回収する方法をもっとスムーズにできるようにするだとか、そういうことは考えているのでしょうか、お尋ねします。
委員長(小川昌義君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀郁雄君) 地区ですとか回収方法ですとか、回収の数などにつきましても、収集する入り口とそれからBDFで使うという出口のほう、これバランスをとりながらやらなくてはいけないのかと思いますので、これも回収方法ですとか地区とかも、それもあわせて検討しているという、今後の方法、それもあわせて検討しているという状況です。
委員長(小川昌義君) 質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
委員長(小川昌義君) 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。
以上をもちまして、本日の議事を終了いたします。なお、次回は9月10日火曜日に引き続き行うことといたします。
本日はこれで散会いたします。ご苦労さまでした。
午後3時38分 散会
富谷町議会決算審査特別委員会は、富谷町議会議場に招集された。
委員長(小川昌義君) 皆さん、おはようございます。
本日の出席委員は18名であります。定足数に達しますので、直ちに本日の「決算審査特別委員会」を開きます。
委員長(小川昌義君) 認定第1号 平成24年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
なお、本日の日程は、一般会計のうち福祉部長寿福祉課、健康増進課、子育て支援課及び教育委員会の所管に属する決算について審議をいたします。
それでは、これから各担当部長及び課長などへ、内容の説明を求めます。
最初に長寿福祉課長。
〔長寿福祉課長、健康増進課長、子育て支援課長及び教育委員会
委員長(小川昌義君) この際、午後1時まで休憩します。
午前11時57分 休憩
午後 1時00分 再開
委員長(小川昌義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
午前の部で全ての説明が終わりました。これより質疑に入りますが、質問者及び答弁者は要領よく簡潔な質問と答弁、そしてスムーズな議事進行にご協力くださいますようお願いいたします。また、質疑はページ、款、項、目を明示されて行ってください。
質疑ございませんか。出川委員。
委員(出川博一君) それでは、私から大きく4つ、皆さんもお話ししたいでしょうから15分ぐらいで終わるようにしたいと思います。
まず実績報告の中で126ページ、ちょっと個別のところを質問したいと思います。民生委員児童委員協議会への補助金が325万1,000円交付されておりますけれども、この交付による効果、行政上の効果についてはどのように見ておられるのかお尋ねいたします。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) お一人当たり5万7,560円の基準額年額プラス研修費というふうな補助金の合計になっております。そこのところの効果というようなところ、前のページの民生委員児童委員活動実績報告のところで日々の活動回数日数等が示してありますけれども、このようなところで新規の相談者として活動していただいているものと認識しております。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) つまり、125ページにあるような活動をしていただいているという形で、協議会に対しての補助ということでしょうか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) お一人基準額5万7,560円年額です。そのほかに研修費として20万円という内訳になっています。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) 額はあれなんですけれども、毎年このような形で協議会に補助金を出しておられますけれども、これについてその効果というのはいかがなんですか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 地域の相談者あるいは町からのいろいろな情報提供というふうなところで、密接な関係で民生委員児童委員の皆様には安心のかなめとなっていただいていると思います、地域生活における。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) この協議会の予算規模とかその辺は把握しておられるのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 協議会そのもので予算は持っておりますが、こちらのほうにその分の資料を持ってきてございませんので、後でお示しはできます。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) ということは、協議会そのものの事業内容とか予算とかそういうのは全部把握しておられるというふうに理解してよろしいのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 事務局長寿福祉課になっておりますので、把握しております。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) それで、次に129ページ、ここに富谷町社会福祉協議会の補助金交付ということで1,943万7,000円ほどの支出がございますけれども、これは私見るに毎年増加しているというふうに見ていますけれども、その理由は何でしょうか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 昨年からの増加200万円ほどにつきましては、人件費のところの人数は変わりないんですけれども、ボランティアコーディネーターのところを嘱託から常勤に変え、内容の充実といいますか、社会福祉の増進に努めたものでございます。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) ということは、社協の人件費について町でその辺も勘案して助成しているというか補助しているということなんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 下のところの主要事業のところに、町委託事業そのほかの事業というふうなところでまとめておりますけれども、人が動かす事業ですので、そういったところで町と連携をとりながら物事を進めて、事業を進めていくときに必要な経費というふうに考えております。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) ただ、町の委託事業については、これはこれでまた別途委託費を出していると思いますけれども、その辺のところはそういう認識でよろしいのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 当然、委託事業の分に関しては委託費に係る部分は出しているのですけれども、その人にかかわる部分というところで社会福祉協議会単独の事業もありますので、そういったところ、あとボランティアさんの支援というふうなところでの補助でございます。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) ということは、町の委託事業に関しては委託費を払います。その中には当然人件費も含まれますよね、材料費とかそういうのが。それでもそれにオンした形で1,900万円ほどの支出をしているということなんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 委託費の中のところで人件費相当、例えばその事業にかかわる部分で常勤であれば何パーセント分という形では見ておりませんで、あくまでも事業費というふうなところでの積算になっております。事務手数料はシルバー人材センターさんと同じで8%というふうな最低限のところしか置いておりませんので、そのほかの準備等々というふうなところでは、厳密的なところを言えばそこまではカバーできていないものと思います。いろいろな事業をしていただくというふうなことで、人件費というふうなところで補助体系と別になっているというところでございます。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) ということは、ある程度委託費の中に人件費部分も含まれるけれども、それは必ずしもその部分はカバーし切れていない部分もあるのではないかということでの補助ということなんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 実際そうです。事務手数料とかとなりますと、通信運搬費とかそういった消耗品関係のところも見ておりませんので、そういったところで人件費は別ということの考えでございます。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) 今年度の予算もまたふえておるわけですけれども、そういう意味では非常に密接なつながりがあると思うんですけれども、社協自体の予算とか決算に対して町の関与とはどういうもの、形で管理しているんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 監査のほうは補助金団体ということで町の監査、当然受けておりまして、今年度に関しましては監査委員さんのほうから社協の事業の内容といいますか、確認をしたいというふうなところでそういった監査も受けたところでございます。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) 町の関与というのはどうなんですか。町、執行部がというか行政で関与している分。当然別団体だと思うので、基本的には補助金出しっ放しでそのまま丸投げというのはおかしいですけれども、そういう形で関与しないのか、あるいはある程度多額の補助金を出しているし、そこの運営については、いろいろ常に報告受けたりアドバイスしたりという形をとっておられるのかどうかということです。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 当然、補助金交付団体ですので、そういった申請、監査あるいは日々の連携、あと委託事業に関しましては月々の実績報告の提出等々連携はとって推進しているところでございます。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) わかりました。
次に182ページ、ここの一番下の段に母親クラブへの補助とあるんですけれども、これは18万9,000円の支出なんですけれども、これはいつから補助を出してピーク時で何団体で幾らだったのか、その辺ちょっとわかれば教えていただきたい。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) あけの平母親クラブにつきましては平成10年からの補助ということになります。平成19年には富ケ丘母親クラブが加わり2団体、平成20年には富谷ころころサークルが入り3団体になっております。しかし、平成21年にころころサークル、それから平成22年には富ケ丘の母親サークルが会員の減ということでやめていらっしゃって、今はあけの平だけということになっております。1団体18万9,000円でございます。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) 次のページのところに成果と今後の課題のところで中段より下のところに、今後母親クラブの増加に努めていくとありますけれども、その見込みはいかがなんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 子育てサークル等につきまして、年1回研修会等々を開いております。そのときに、母親クラブというところの補助金について説明しておりますが、なかなか今やっているサークル自体の運営も代表者というところでかなり重圧感があるというところで、難しいようなお話も受けておりますので、うちのほうとしては当然母親クラブの中に入ってくださいというお話はしておりますけれども、抱えているサークルサークルによっていろいろ悩みは違うように受けております。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) みらい子育てネットあけの平というのは、事業として事業費でどのぐらいの事業をしている団体なんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 町から出しております18万9,000円のほかに、会員で年間1,000円いただいておりますので、大体20万円から30万円ぐらいの事業費でやっている団体でございます。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) それは先ほど社協についてお尋ねしたような形で、その事業内容については逐一関与しているとか、その辺のところはいかがなんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 実績報告をいただくことにしております。その中間であけの平にあります各公営の施設を自主的に点検していただきまして、その結果についての報告をいただきまして、都市計画課のほうにもご報告しているところでございます。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) 会員数というか団体も減ってきていまして、時代の変遷とともにその意義といいますか、今後補助金の見直しとか、そういうものを考えていく時期ではないかと思いますけれども、その辺についての見解をお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 補助金の見直し等々につきましては、抱えているサークルのいろいろな問題点とかを代表の方と話し合いながら補助金の必要性等々、あとは開催している場所等々の問題等々も聞いておりますので、その辺で協議しながら進めていきたいというふうに思っております。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) それでは、次に決算書の269ページ。基金のところなんですけれども、この中でイトウハジメというんですか、イヨ奨学基金というのはハジメさんでいいのか。これの決算年度中で増減額1万9,000円とあるんですけれども、これは何の分なんでしょうか。269ページの基金のところで真ん中のほうに伊藤一・イヨ奨学基金というのがあるんですけれども、これの中の決算年度中増減額1万9,000円というのは、これは何の分なんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 出川委員、この部分についてはきのうの段階での質問になるんですけれども。きのうの段階の質問事項なんです。
出川委員。
委員(出川博一君) それでは、実績報告の228ページ。ここに中段より下のところに奨学金償還状況というところがございますけれども、この中で収入未済額が172万2,000円ほどふえておりますけれども、この管理方法はどのように形になっているんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 管理方法といいますと、未納のある方につきましては督促状を発送したり、あるいは電話連絡等での督促をお願いしているところでございます。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) 多分、この制度とすれば保証人がついていたと思うんですけれども、保証人への督促とか連絡はどのようなタイミングで行うんですか。例えば、半年たったらやりますとか1年たったらやりますとか、その辺のタイミングはどうなんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 時期的に何カ月過ぎたら連帯保証人なり保証人に連絡するというわけではなく、借りている方と連絡がなかなかつきづらくなった段階で、連帯保証人あるいはその保証人のほうに連絡をしている状況でございます。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) このいわゆる未納繰越額が年々どんどんふえてきています。過去のもの一つ調べたんですけれども、平成20年度で533万円だったものが現時点では1,266万3,000円。その中を見てみますと、平成23年度まで毎年200万円ぐらいずつふえているんですけれども、それで去年は24年度は100万円の増加ということで、上げどまりというんですか、改善の方向にあると思うんですけれども、24年度は何か別な新たな取り組みをされたのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 24年度につきましては、未納を改善するための方法など関係する自治体と連絡をしながら行っていたところでございます。また、24年度ではありませんけれども、25年度につきましても大きな課題ということで、償還していただく方法ということでいろいろ内部のほうで検討しているところでございます。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) 関係自治体というのは具体的に言うとどのようなところでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 実際に仙台管内を初め具体的にその滞納額がどれぐらいあるか、あるいはその償還をしてもらうためにどんな方法をとっているかなど、具体的な方策について協議をしているといいますか、話し合いを持ったというところでございます。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) 5年間で倍増、500万円から1,200万円ということで700万円もふえているわけですけれども、今後の方針はどのように考えておられるのかお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 奨学金の未納対策については大きな課題だというふうに捉えております。その上で、具体的に例えば今後償還してもらうための方策を総務課のほうの法令担当のほうとも相談をしながら進めてまいりたいというふうに思っております。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) そうすると、なかなか抜本的なというか効果のある管理といいますか、その辺は今の時点ではなかなか見つかっていないというふうに理解してよろしいでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 見つかっていないというか、今から具体的な方策を協議をしながら進めてまいりたいというところでございます。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) この制度はなくすわけにいかないので、ぜひ拡大していかなければならない事業だと思いますけれども、ただ、この現状を踏まえると新たな制度設計といいますか、例えば不評な保証人をつけないで保証専門会社を巻き込んで制度設計するとか、そのような対策をとらないといずれ不納欠損への道をたどるだけだというふうに思うんですけれども、その辺の制度見直しとかその辺の検討はいかがでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 今のところは制度の見直しまでについては考えてございません。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) それでは、最後。実績報告の241ページ、ここの給食費の不納欠損額19万6,390円と出ているんですけれども、これは何人分でしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(高橋作喜男君) こちらは不納欠損額、納入義務者数で言いますと2名、生徒数で言いますと3名の分の不納欠損をした金額になっております。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) その中で生徒2人がいる保護者1名の欠損額は幾らなんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(高橋作喜男君) こちらは12万9,600円でございます。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) ということは、結構大きい額だと思うんですけれども、これはここに至るまで、これは何年ごろからの延滞、滞納なんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(高橋作喜男君) こちらは平成7年度の滞納分と、下の子も平成7年と平成9年の滞納というふうになっております。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) そうすると、それまでの現在不納欠損にするに至るまでの間の督促状況はどうなっていたんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(高橋作喜男君) 給食費の滞納、未納者に関しては年20回前後の回数で徴収なり戸別訪問、夜間訪問等を行っております。今回これに該当された方につきましても同じように実際戸別に訪問したりしておりますけれども、この方に関しては実は転出されておりまして、その転出先の市町村との担当のほうとも話を私どもしまして、経済的な援助を受けてる方でございまして、今後ともこの滞納分については納入する見込みがないものと判断させていただいて今回計上しております。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) たしか、過去のものを見ると22年度までは欠損処理はしなかったというふうに思っているんですけれども、その認識で間違いないでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(高橋作喜男君) そのように、23年度で初めてです、不納欠損やっております。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) そのように方向転換されたのは、その理由をお尋ねしたい。
委員長(小川昌義君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(高橋作喜男君) 方向転換というわけではございませんけれども、不納欠損につきましては支払いの見込み、そういったもの等を総合的に判断して、それに該当する方につきましては不納欠損という処分をするという考え方は終始変わらないかと思っております。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) この欠損の決裁権限者は誰なんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(高橋作喜男君) 町か。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) 町という漠然としたものではなく、例えば学校教育課長だとかそういう形の具体的な、当然組織ですからそういうのは決まっているはずだと思うので、その辺をお知らせいただきたい。
委員長(小川昌義君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(高橋作喜男君) 当然、担当であります給食センターのほうで起案させていただきますけれども、最終的な決裁は町長までいただいているものです。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) そうすると、今後についてはいろいろ手を尽くしてやって、どうしても欠損にせざるを得ないという形であれば、今後も欠損という形でどんどん免除していくというかそういう形をとる予定なんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(高橋作喜男君) 不納欠損の処遇というか不納欠損に値するに見合った、そういった対象の納入者であれば当然不納欠損をしますし、当然それまでにはなるべく滞納されている方に対してアプローチをしながら納入していただくというふうな方向性でございます。
委員長(小川昌義君) ほかに質疑ございませんか。佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) それでは、実績報告書でお尋ねします。125ページです。
先ほどもありましたが、民生児童委員についてです。定数55人のところを53人となっているわけですが、いないところ、選ばれなかったところはどこの地域ですか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 上桜木と明石台五丁目です。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長、もう一度お願いします。
長寿福祉課長(安積春美君) 上桜木と明石台第5。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 平成25年ではどうでしょうか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 今のところ同じです。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) ここの表にあります、前のページです。124ページのところにありまして活動延べ日数というのが出ていました。平均でいきますと1人が133.6日ということになるかと思います。民生児童委員になったらこれにも出るというようなことがあるかと思うんです。本来の仕事から見て、そこに出ていくというのは本当に必要なのか。余りにも多いことがあって、その必要度といいますか、精査が必要ではないかと思いますが、そういうことは検討したでしょうか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 124ページですか。125ページのその他の活動というところでしょうか。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員、もう一度お願いします。
委員(佐藤聖子君) 済みません。活動延べ日数というのがここに出ていますよね。7,083日。これを53人で割ったら133.6日、1人当たり平均でこれだけ365日のうちこれだけ出るんだとかなりハードだということを思ったわけです。そこのところで、要望されていることはわかるわけですが、中身の精査といいますか、出ていく仕事内容の精査というのも必要ではないかということを考えたんですが、そういうことは担当課としてはどうでしょうか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 地域の相談者というふうなところでの年間活動というふうなところで、何をしない何をするというふうなところを明確にこちらから言っていけるものと、そうではないところがありますので、日数が多いというふうなことは重々承知なのですけれども、そこのところで、例えば事務局が勝手にここは行かなくていいですとかそういうことではございませんで、民生委員活動の中で民生委員さんが判断いただいているというふうなところでの認識ですので、事務局が精査をすべきものとかそういうふうなことでの認識は持ってございません。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 民生委員になっていると充て職といいますか、民生委員になったらここにも出るとかというそういう仕事はありますか、ありませんか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 充て職というふうなことで民生委員さんにというふうなところではないというふうに認識しております。ただ、会長職のところではそういったいろいろな行事というふうなところでは参加しておりますけれども、主任児童委員も含め民生委員児童委員のところではないというふうに思っております。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 先ほどのところに1人当たり年間で5万7,600円ということがありましたけれども、民生委員というものを調べていきますと、民生委員には給与を支給しないものとありますが、さっき言われた金額は何に対しての年間の支給なのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 活動費というふうなことでございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、県、民生委員になった後に費用弁償の支払い義務というのも都道府県知事にあるということが書かれてあったわけですが、その費用弁償についてはどうなっているでしょうか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 協議会の予算のところは町からの補助、あと県からの補助ということで、協議会そのものの収支というか年間予算のところが決まっております。それで、民生委員さんのところには活動費として7万2,000円、あと定例会等に出席した場合の費用弁償1,500円、町外の研修等の町職員と同じような旅費規定のところで借り上げした場合の37円とかというようなところ辺は、協議会のお財布といいますか中から出ているものでございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) さっきの年間当たりの金額と今の出てきた7万2,000円とはどのように関連するのでしょうか。違うのでしょうか。さっき聞いたときには1人当たり5万7,560円ということがあって、そのほかに研修費が20万円だということでありました。その5万7,560円は活動費だということでしたよね。そして、今その7万2,000円、これはここに年額で払われるというものでしょうか。この7万2,000円はどういうものでしょうか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 町からの補助金が今申しました5万7,560円、プラス県からの補助金というふうなところも入ってまいりますので、それはどちらも活動費というふうなところで入ってくるんですけれども、それを合わせてそのほかに県のほうに今度はお出しする金額もございますので、そういうのを引いて運営協議会の、民児協の中の予算の中から7万2,000円というふうなところを割り出してお一人方活動費としてお出ししているというようなところでございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) そうすると、今出されている補助金ですが、その活動費325万1,000円というのがあるわけですが、活動費だけの町からの支出になりますか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 町からの補助金はそこの部分だけでございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) わかりました。
125ページのところに表が書いてありまして、こんなものに参加しましたということがあります。昨年度もあったわけですが、ことしはグループワークにも取り組んだという最後のところに注釈がありましたが、このグループワークというイメージですけれども、分科会なのか少人数での作業をするというのか討議をするというのか、それはどんな感じで行われるものなのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 五、六人、多くて10人未満のところでのグループを組んでいただきまして、日々の活動のところでのケース検討会議であったり、いろいろな決め事というか、これからの方向性を決めるときに少人数の中で声が出しやすいというふうなところを目標にして行っているものでございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 139ページ、お願いします。敬老祝い金事業です。敬老祝い金事業がありまして、平成24年度から制度を変えて支給されたわけです。毎年交付だったものがこうなったわけですけれども、これについての住民の反応はどういうものがあったでしょうか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 贈呈は地区の敬老祝い事業のときにお渡しいただいております。その中で節目を迎えられたというふうなところで皆さんの祝意のもとお渡しいただいて、次も頑張るぞというふうなところが、こちら参加したものには伝わってきております。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 去年節目でもらった人がことしは来ないんだと言ったのとか、次もらうまで生きていられるかというようなことがあったりして、これは毎年がよかったと思うわけですが、23年までのように私はそういう声は全く聞いていないのかどうかお尋ねしたいと思います。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 原課というか、こちらのほうにはそういった声は届いておりません。町内会長さんのところからきめ細やかにご説明をいただいているところなのかもしれませんけど、長寿福祉課の方にそういう声は届いておりません。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) それでは、182ページ。家庭的保育事業のところでお尋ねします。ここのところに家庭的保育事業がありまして、4月からずっと3月までということが書いてあります。保育者が4人になった、4カ所になったということですか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 同じページの(2)の保育室の状況というところであけの平、日吉台、鷹乃杜、成田と4カ所になったというところでございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、1人が1カ所でその子供たちを保育しているということでいいわけですよね。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 同じく、2の保育室の状況を見ていただきたいんですが、例えばあけの平では1人の保育者に対して利用人数は4人ということになります。ただ、補助者をつけておりますので、1人の方が4人を見ているという状況ではございません。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) ここに集まっている子供たちの年齢ですけれども、後から読んでいくと未満児ということになるかと思うのですが、大体どの年齢の子供たちがここに預けられているのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 保育室によってちょっといろいろなんですけれども、例えば小さいお子さん、ゼロ歳児のところを集中的に預かっているおうちとかありまして、未満児というところですので、ゼロから3歳未満というところでいろいろな保育室によってその年齢構成は違っているような状況になっております。ですので、どうしても小さいお子さんのところは小さいお子さんのほうが預けやすいというところもあるので、例えばゼロ歳児だったらゼロ歳児が2人とかというふうに重なっているというような状況になっております。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) そうすると、182ページのこの表のところにいきましてあけの平、日吉台、鷹乃杜、成田とあるわけですが、ここはどういう傾向なのか。1カ所ずつについてお尋ねしたいと思います。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) あけの平につきましては二、三歳のお子さんが多い。日吉台につきましてはゼロ歳児のお子さんが多い。鷹乃杜につきましても二、三歳、あと成田につきましても二、三歳のお子さんが多いというような状況になっております。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) さっき補助者というお話がありましたが、補助者は1人ですか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 登録上は大体1人の保育室で4人の方を登録していただいているような状況になっております。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、朝から普通に保育所と同じように夕方まで保育可能ということですか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 夜の大体、保育ママによって状況は違うんですけれども、6時とか7時まで預かっているというような状況になっております。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、複数体制になるとき、一番多い、あるいは一番少ないときは1人だと思うんですけれども、一番多いという時間帯といいますか、数が補助者も入れて数が複数になるというのは大体どういう感じで保育が行われているのか。複数になるというのはどういうときなのかお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 保育ママが、例えばお昼の準備をしたり、あとそれから午前中に外に行ったり、保育所と同じような環境になっております。午後になると午睡ということになりますので、そのときには一時抜けたりというような形をとっておるところでございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) ここのところで委託料と助成金があります。この委託料とは何なのか。お尋ねします。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 委託料につきましては、保護者の方の収入によって町の保育所と同じように支払う金額が違っております。その差額を埋めるのが委託料でございます。補助金につきましては補助者をつけた分について補助を出しているところでございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 助成金、今ありましたか。助成金については補助者についてですか。ということなの。ですか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) そうでございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、預けている保護者の保育料、これはどのようにして算定され納めるのですか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 町の保育所の保育料と同じような金額に算定させていただいて、直接保育ママのほうに納めていただいております。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) それは町が収納するのではなく顔と顔でといいますか、そういうふうにするというのはなぜそのようにしているのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 自分の働いた報酬をお母様からいただく、保護者の方からいただくということは責任にもつながると思うんです。1回町に入れてお出しするではなく、私は預かった責任においてお母さんから、保護者の方からお金を直接いただくというところになると思うので、そのほうが働いている方にとっては責任もあって、お母さんにとっても本当にこの一月だったら一月、よく見ていただきましたというお礼も込めての支払いというように考えております。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) そこのところはちょっと納得しかねるわけですが、待機児童を解消するためということで、公の取り組みとして行われているものですよね。それなのにありがとうございました。もちろん誰に対してもありがとうございましたとは言うんですけれども、そこに別な思いを込めてしまうというところがどうなのかということを思うわけですが、これ以後もこのようにしてやっていくということなのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 保育ママは事業者になりますので、町の事業ではあるんですが事業者に直接支払うという方法はこれからも継続していきたいというふうに思っております
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 189ページ、お願いします。母子保健についてお尋ねします。ここのところで母子手帳の集団交付が行われていますが、これは何年度からでしょうか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 24年だというふうに記憶しております。すみません、22年です。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、これまで集団で母子手帳を交付された人というのは大体何人になるんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 大体母子手帳の交付、年間400名ぐらいというふうになっておりますので、そのぐらいになると思います。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 集団交付になったわけですが、都合のつかないという人はいるんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) その日に来られない方については、窓口で資格を持った保健師がお話を聞きながら交付しているという状況ですので、都合のいい時間を言っていただいて保健師が対応している状況でございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) ここの中にハイリスク、危険性が高いと思われる人の早期発見ということですが、これはどういう、チェックリストなどがあるということなのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 聞き取りの中にそのようなリストをつくっておりまして、保健師がそのように判断をしているところでございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 集団交付でのよい点あるいは改善点などはどのようになっていますか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) よい点といたしましては、同じような妊婦さんたちが集まりますのでいろいろな情報交換をしているようなところを見受けられます。それで、仲間づくり等々をしていただいて、出産に向けての準備等々をしていただいていると思います。問題というところは、集団に入れなかった方たちがいらっしゃるので、その方たちについて個別対応しておりますけれども、その方たちもできれば集団交付で仲間づくりというところをお願いしたいというふうに思っております。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) この間の体育祭のときに、突然話あれなんですけれども、体育祭のときにTOMOTOMO・YOUYOUですね。地域活動支援センターの人がお腹に赤ちゃんいますというこういうのをつけてごらんになっていると思いますけれども、こういうのを集団交付のときにプレゼントしてあげられるようだと自分たちもつくりがいがあるなどと言っていましたけれども、そんなことは聞いたことありますか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) そのマークのついたキーホルダーがお配りしている状況でございます。それは無償でいただいたものをお配りしている状況になっております。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) すみません、戻ります。128ページ、お願いします。実績報告書128ページです。東日本大震災の被災者支援がここに書いてあります。民間住宅の賃貸住宅を借り上げた。みなし仮設と言っているわけですが、これが平成24年72世帯、平成25年ではその世帯数は何世帯になっていますか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 25年度の実績は持っておりませんので、後でお知らせいたします。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) みなし仮設はだんだん減っていくんだと思うんですけれども、減っていった、出ていったというその理由の主なものはどんなものがありますか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 自分でご自宅を建てたり、あともとに戻られたりというふうなところで生活再建ができている方々でございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) そういう方がいらっしゃる一方で、震災当時被災直後ですけれども、一時とにかくまずどこかを見つけなければならないということで入居したんだけれども、そのときには、自分たちの家族のほかに妹家族だとか親家族だとかというのと入ってきたということがあって、それで落ちついてみたらうんと窮屈だというのがあって、もう少し広いところに移りたいということがあったわけです。そのときに、1回みなし仮設に入居したからその次は自分たちでどうぞということがあったわけですが、こういう事例についてはご存じでしたか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 相談をお受けして、県のところと相談をしていろいろ対応したというふうなところの記憶がございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) この方は同じように借り上げみなし仮設ということで借りられたということでしょうか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) うろ覚えなところで回答できませんので、そういう相談があったというところは覚えているんですけれども、詳細についてはここのところでははっきり申し上げられません。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 私がその人と一緒に出かけたときには、1回みなし仮設に入ったからその後は自己責任だということが言われたんです。でも、ああいうときには県の対応は人が住むに値するようなところに移りたいというのであればやってもよかったのだということはありました。さっき課長が県と連絡をとったということで、そのときにはもちろんもう一度みなし仮設で対応してほしいというふうに言ったということでしょうか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 現状をお伝えして、きちっと暮らせるようにというふうな姿勢で県と話をしたというふうに記憶しております。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) このみなし仮設、仮設は2年間というところが延びて3年間ということになりました。あしたで2年半になるわけで、3年もあっという間に来るわけで、これからの延長を望むという声もあるんですが、これについて町はどのように県に伝えているでしょうか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 県のほうから1年延長というふうな方向のお話をいただいております。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、4年間はそこにいられるということですか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 契約時点からというふうなことになりますが。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 富谷町に福島県の原発事故で避難してきている人もいるように書いていますが、今現在ですが、富谷町以外のところから東日本大震災で避難してきている人というのは何世帯何人でしょうか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 今ここに資料を持ってきておりませんので、後でお示しいたします。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) その方々には物資を届けたりさまざま訪問したりというのがありました。その後ですけれども、今現在はこの被災者、避難してきている方々へは特にどんなことを中心に援助していますか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 24年度は、ここにありますように県の調査で健康調査の結果を踏まえて支援してまいりました。今現在25年度はもう物資という段階ではございませんで、心のケアというふうなところで心のケアセンターと連携をとりまして訪問をし、状況の把握に努めているところでございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) これ読みましたけれども、県から来ているので電話でということがあったので、訪問が本当に必要ではないかということを思ったわけですが、平成24年については訪問はどのぐらい、どういう人と会ってしたのかお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) ここにあります要支援が必要な継続な方々というふうなところでは、訪問というようなところでございます。現在はこれによらず、訪問で行っております。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、今みなし仮設に入っている人、それから家購入したという人も資料がない、そこには資料がないと思いますが、後でその数についてはお知らせくださるでしょうか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) はい。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 230ページにお願いします。230ページ、就学援助についてお尋ねしたいと思います。
就学援助がありまして、平成24年は197人、プラス25人と(2)のところで要保護、準要保護のところであります。これはプラス25人というふうになっているわけですが、どれぐらい卒業していって、そして新たにふえたのか。プラスマイナスでお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) こちらの卒業生何名、新入生何名というふうなことの数字は今持ち合わせありませんので、後ほどお答えしたいと思います。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、234ページの中学校についても同様ですか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 同様でございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 私の思いでは、要保護・準要保護のところで受給しているというか、その制度を利用できている児童生徒が少ないのではないかという思いがあります。それで、どうやって子供たち、保護者を対象にして把握するかということがとても大切だと思うのですが、プラス25人だけれども、実際はこうやって卒業していって、新しく入った人がこれぐらいだということがなければ、ちょっと全体としてはわからないものになっていくのかと思うのですが、その申請については学期初めにお知らせをしてということには変わりないのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 震災の対象につきましては、その要綱が整備された後にお知らせをするということでございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、たびたび申し上げるわけですが、なかなか生活が困っているようだというのを学校で教師が見ながら、受けたらどうだという勧め方をしている。それでつながったという例はあるのでしょうか。プラス25人というのは震災を受けた人の就学援助を速やかにしたということがあって、その部分なのでしょうか、お尋ねします。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 生活がなかなか困窮しているということで、学校のほうから準要保護のお話をするということはよくある話でございます。それで、その申請をされたというケースもございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) それでは、お願いしますが、どれぐらいプラスになったか。そのプラスの中身について小学校も中学校もお知らせくださいますか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) プラスの中身といいますと、前年度との比較ということでしょうか。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) プラス25というのは今わかっているわけです。そうしますと、転校していっただとか、それから卒業したとかでマイナスの部分が出てきます。それで、新しく受給をしたというときに何人で、マイナスプラスイコール25人プラスというのが出てくると思うんです。それについてお尋ねしたいと思っています。中学校も同様に数を示してくださるようにお願いします。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 要保護・準要保護の人数につきましては、先ほど等もお話ししましたけれども、卒業生何人、新入生何人でそういう個別の一人一人の比較ということではなく、その年度ごとに申請される方が何人かということでこちらのほうで把握してございますので、一人一人の卒業したか、あるいは入学したという個別の把握まではしてございません。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) ことし小学校でいうと197人が今年度で、平成24年決算のところで言うとこれだけの人たちのわけです。でも、そんなに難しいことを要求しているとは全く思わないんです。それで、私が思うのには引き続き受給できている子供たちのほうが圧倒的に多いと思うので、そこのところがそんなに難しく、そういう把握をしていないということのほうがわからないのですが、そういう把握をしてほしいということは無理でしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 当然のことながら、個別の対象の名簿なり学年ごとの人数というのは担当のほうで把握してございますけれども、今手元にはそういった持ち合わせる資料がないということでございます。
委員長(小川昌義君) この際、14時15分まで休憩いたします。
午後2時01分 休憩
午後2時15分 再開
委員長(小川昌義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
ほかに質疑ございませんか。三浦委員。
委員(三浦邦夫君) それでは、平成24年度行政実績報告書の261ページ、お開きください。
まさに最後の最後の最後のところなんですが、総合型地域スポーツクラブ、あったかとみやスポーツクラブということでご質問をしたいと思います。総合型地域スポーツクラブ、現在3月中にたしか開校したと思っているんですが、何チームといいますか、何クラブあるか教えてください。
委員長(小川昌義君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤英樹君) 現在ですけれども、スポーツチアとバレーボール教室、スポーツ塾、元気塾で主に4つの教室を行っております。
委員長(小川昌義君) 三浦委員。
委員(三浦邦夫君) その中に料金、講習料金といいますか、幾らになっているでしょうか。お聞きします。
委員長(小川昌義君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤英樹君) バレーボール教室につきましては月3,000円、キッズチアにつきましては月2,000円、その他の事業につきましては別途その事業の内容によって決めております。
委員長(小川昌義君) 三浦委員。
委員(三浦邦夫君) 4つの中にシニア元気塾という塾があるんですが、そこの中でたまたま私、佐々木理事からのお話もあり、不肖ではございましたがヨガストレッチ等で4回ほど指導に行きました。それで、お聞きしたいところは、責任といいますかどこの所管でやるのかということは、総合型地域スポーツクラブ、たしかバレーボールの仙台ベルフィーユが中心でNPO法人を立ち上げてやるというような話があったんですが、佐々木理事からのほうで元気塾、講師が今のところいないので三浦さん、やっていただけないかということでやりました。そこの中で、今お金を聞いたというのは1回500円いただいているわけです。その500円いただいている料金を正解だと思うかどうか、まずはお聞かせいただきたいと思います。
委員長(小川昌義君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤英樹君) 1回1人500円ということで、それにあった事業を進めていると思っております。
委員長(小川昌義君) 三浦委員。
委員(三浦邦夫君) 私行って実際に集まった方々にヨガストレッチみたいなことで教えたんですが、1時間半の中で、確かにふだん運動なさっていない方々が痛い痛いと言いながらも元気でお帰りになることは間違いないんです。ただ、そこの中で他のスポーツ教室、各種スポーツ教室、テニスあるいはバレーボール、あるいはバドミントン等で集めているお金は、6回から8回の講習で保険料だけの500円ということだと思うんですが、それでよろしいでしょうか。
委員長(小川昌義君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤英樹君) そのとおりです。
委員長(小川昌義君) 三浦委員。
委員(三浦邦夫君) ご存じだと思うんですが、大体元気塾にいらっしゃる方はほとんど年金生活者で、65以上から七十七、八ぐらいの方々が集まって1回500円ずつ出しているわけです。それを集めに来るのがNPO法人仙台ベルフィーユのマネジャーやっている高橋さんという方がお金だけ集めにきているというような雰囲気で、お帰りになるということで、私も何か行って、自分がやっているときの自分がいただくみたいな、そういう集め方みたいな感じがして非常に嫌な感じがしたんです。ということで、健康塾だって今までの質問でもいっぱい出たんですが、富谷町として高齢者にそういう元気塾をやるということは非常にいいことだと思うんですが、1回500円というのはいかにも高過ぎると思うんです。
どこが責任管轄課なのかということをお聞きしたいことというのの一番は、本当にそれでいいものかどうなのかということと、責任管轄課はどこなのかをもう1回お知らせください。
委員長(小川昌義君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤英樹君) 総合型地域スポーツクラブにつきましては、その団体が主となって会費を集めて進めていくということになっております。教育委員会としましては、それに対していろいろな場所的なもの、あとは委託事業等で支援をしていくということになっております。
委員長(小川昌義君) 三浦委員。
委員(三浦邦夫君) 私はまるっきりもちろんのことですが、ボランティアで講師料も交通費も全く1銭も当然いただいていないで4回ほど行きました。それはそれで、私はそういうものだと思っているんです。というのは、こういうときこそですね、町の支援といいますか、そういう予算化して、そして来た講師に講師料をおあげするとか、あるいはせめて費用弁済ぐらいの出すとかいうことがあってもしかるべきだと思いますし、NPO法人のままでは責任の所在がないような感じで、今度の多分9月4日か5日、第1回講習終わったと思うんですが、3月に立ち上げてもうこのぐらいやっているわけです。ですから、今後の元気塾というあったかとみやスポーツクラブという中で町がうたっているわけですから、その辺のところの会員の方々が本当に低料金で集めてもいいようなことでやっていただきたいというふうに私は思うんですが、いかがでしょうか。
委員長(小川昌義君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤英樹君) 平成24年度につきましては、バレーボール教室、テニス教室、バドミントン教室とも町事業として実施をしました。平成25年度に関しましては、テニス教室、バドミントン、バレーにつきましては委託事業としてあったかとみやスポーツクラブのほうに委託をしております。それで、今現在町としては週1回スポーツ実施率50%ということで、町のスポーツ振興基本計画をいろいろ担っているスポーツクラブであるということで、今後そういうところの委託事業等をふやしていくという考えもあります。
委員長(小川昌義君) 三浦委員。
委員(三浦邦夫君) 私が話しているのは、ですから、あったかとみやスポーツクラブというのに委託するのであれば、今言った元気塾も、同じ低料金で多くの方々が喜んで来てやれるというような方向に進んでほしいと思うんですが、どうでしょうか。
委員長(小川昌義君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤英樹君) 平成24年3月19日に立ち上げたばかりでしたので、現在のところ委託したのは先ほど話した事業のとおりです。今後、今の話を含めてこちらで検討しているのは、小さい子からお年寄りまで全てに関してのステージにあわせて委託というのも必要なのかと思っておりますので、その方向で考えていきたいと思います。
委員長(小川昌義君) 三浦委員。
委員(三浦邦夫君) 最後になりますが、富谷の町というのは町全体を何とかいい方向に行こうと、進めるという方向でやっているわけですから、今私が話した内容に、ぜひそれこそ少年少女から高齢者まで同じように週1回でも2回でも、あるいは月3回でも、そういう方向でスポーツを楽しめるという方向へぜひ町として考えて、そちらの方向も指導していただきたいというふうに思います。以上です。ということで、お願いではなく質問いたします。
委員長(小川昌義君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤英樹君) 教育委員会としましても、事務局のほうと相談しながら進めてまいりたいと思います。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) それでは、240ページ、学校給食センターのところでお尋ねします。平成24年4月開設された給食センターですが、職員の配置を見ますと平成23年が正規職員11人、平成24年9人となっています。調理部門でのこの職員が減ったのか。どの部門での職員の減だったのかお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(高橋作喜男君) こちらに関しましては調理部門に関しての減ということであります。
員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) そこで減らしたという理由についてお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(高橋作喜男君) 正規職員に関しては減っておりますけれども、全体のパート職員、そういった臨時的な職員、そういったところで補完しながら運営しているというところでございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) それは表の中で読み取れるわけですが、理由についてお尋ねしました。
委員長(小川昌義君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(高橋作喜男君) 正規職員の減があっても適時その運営に対して支障がないというところの理由でございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 新しい給食センターでの始まりだったわけです。ここのところでは運営してみてからということだったらまだわかるかと思うのですが、ここの時点で支障がないということで踏み切ったそのことを、正しかったかどうかということを検証したいと思うのですが、どうでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(高橋作喜男君) 正しいとか正しくないとかという結論を私は申し上げるつもりはございませんけれども、平成24年度に関しましては多少のふぐあい等もございましたけれども、無事給食を滞りなく提供できたというところで判断させていただければと思っております。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 職員配置というところがありまして、これを見ますと所長、事務職、臨時事務などというふうに書いてありますが、この臨時事務とあるのは1年限りで雇っている臨時ということですか。
委員長(小川昌義君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(高橋作喜男君) こちらに関しましては事務補助員、パートの事務補助員というところでございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 同様に、そうしますと正規職員の次のところに臨時職員とありますが、これも1年限りで調理などに当たる人がかわるという臨時職員でしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(高橋作喜男君) こちらの構成要員につきましては、この実績報告書223ページを見ていただければ、学校教育課・学校給食センター、2番目、課の経営資源というところの職員数の中に給食センター職員、パート職員39名、臨時職員3名というそういう構成になっておりまして、こちらの臨時職員3名につきましては1年限りの期間がついている職員になっております。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 給食などは、熟練といいますか、長くやっていることによって培われるものがあると思うので、そうしますと臨時の職員の3人というのはどこを担当しているのですか。
委員長(小川昌義君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(高橋作喜男君) 平成24年度に関しましては、臨時職員につきましては、運転手兼調理員の補助的な役割が2名、あと1名は栄養士としての資格を持った方にお願いしておりました。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 最初、新しい学校給食センターができるときに調理員が非常にふえるというような思いで見ておりましたが、実際にしてみるとそれほどふえているわけではない。3人ふえているだけなんですが、これでうまく学校給食センターの業務が遂行されているのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(高橋作喜男君) 先ほども申し上げましたとおり、平成24年度につきましては滞りなく学校給食の提供をしているところでございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 職員の体制に不足があるのではないかという思いを持っています。といいますのも、カット野菜の使用だとかということもあって、職員がきっちり配置されていればそういうことにはならないのではないかと思うのですが、その点についてはどうでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(高橋作喜男君) その辺の加工もの、そういったところのかかわりと職員数に関してのかかわり、それはまた関係ないものかと私は考えております。
員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 161ページの食育推進事業のところがありまして、そこに食育推進事業の表があります。ここによりますと事業名が5つ載っていまして、学校給食センターというのが4回出てきます。全体としては9回ということになっているわけですが、このほかにも学校食育推進、ここに表に載っていないものでもあるのでしょうか。平成24年度についてお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 食育推進事業としてのかかわりはこの表に記載のとおりでございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) それでは、学校給食センターの所長にお尋ねしますけれども、こういうことでは学校給食センターを使った推進事業というものはどのぐらいあったのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(高橋作喜男君) 先ほどお答えいたしましたとおり、こちらの161ページに掲載させていただいているとおりでございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) この学校給食センターをつくるときには、かなりの思いがあって食の発信だとか食育推進だとかということが言われてきたわけですが、この表を見たときに、ことしは、今年度平成24年度はこうだったということを思いました。そうしますと、学校給食センターは衛生的で安全な給食を提供できるというシンプルなものでよかったのではないかとこういうふうに思ったわけですが、そうではなかったでしょうか。お尋ねします。
委員長(小川昌義君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(高橋作喜男君) 新しくできました学校給食センターにつきまして、私が日ごろから見学者並びに地域の方々にご説明する際に挙げている3点ございまして、特徴としまして、先ほど委員のほうがおっしゃられました衛生管理につきましての徹底した施設である。もう1点がアレルギー対応給食にも適応できる施設である。もう1点が見学者等の方々が来ていただいて、実際学校給食というものについての深い理解を深める施設になっているという3点を挙げております。
その3点どおり、24年度新しく給食センターが運営されて1年間、運営してきたのかと思っております。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、食育推進事業についての今後の課題ということではこれをどのように進めていくということになりますか。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 先ほどこちらの実績報告書に掲載しておりますのは、健康増進課所管分として健康推進員と協力してやった事業ということでしたので、ほかに子供会ということで学校教育課が中心となってます事業取り組み、そういった中でも給食センターを活用した、あるいは給食センターの外の屋外でのそういった食の教育、そういったものでも給食センターを活用してございます。なお、今24年度健康推進員の関係の質疑も載せておりますが、25年度、今は地区健康教室、そういったものを推進員さんの協力のもと、食育という部分では十分に連携を深めながら、場所についても食育の拠点である給食センター、こちらを会場を中心に事業を進めるように今いろいろ取り組んでいるところでございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 257ページ、放課後児童健全育成事業についてお尋ねします。一番上のところに表がありまして、これは一般質問でも行いましたが、登録されている児童はこれだということがあったわけです。日中来るという児童はそれほどではないということでしたが、それでは中央公民館から始まって成田公民館まで、平均的にどの程度ここに集まってきているのかお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 教育部長。
教育部長(小松巌君) まず中央公民館ですけれども、中央公民館、平均的にいいますと43人、それから富ケ丘公民館で児童平均しますと32人、それから東向陽台公民館59人……。ちょっとお待ちください。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員、別な質問ありますか。関連のない質問。佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 今まで聞いた中でもかなり来ていないという子供がありました。あけの平でどうなのか、日吉では、成田ではというのがあるわけですが、その数についてはお知らせいただきたいと思います。なぜ登録をしているけれども来ないというその理由を前にもお尋ねしたことがあります。その理由をどのように把握しているのかお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 教育部長。
教育部長(小松巌君) まずはそれぞれに塾だったりスイミングスクール等に通っているという部分もございまして、その子が来るのが月曜日とか水曜日とかそういうようなもので、5日間続けていらっしゃるというのはなかなか少ないというのが現実でございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 公民館ホールですけれども、ホールもさまざまなサークルとかで使うことがあるかと思いますけれども、放課後児童クラブの子供たちはどの程度使うことができているのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 教育部長。
教育部長(小松巌君) 公民館によって大ホールの使い方、それぞれ違いますけれども、比較的午後は大ホールはあく状況が多くあります。成田の場合はいろいろ時間帯でなかなか使えない部分はありますけれども、曜日を指定してそこは児童クラブが使うとか、あとはほとんどの公民館については午後あいている場合は使うというようなことにはしております。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 児童クラブにただいまと言って帰ってきます。ホールがあいていればそこで遊ぶということになるかと思いますが、外遊びはどのようになっていますか。
委員長(小川昌義君) 教育部長。
教育部長(小松巌君) 外についても、外が使えるところ、成田公民館であれば、晴れていれば外のデッキとか場所を使ったりその状況に合わせて、日吉台であれば前の公園の場所を使うとか、あと中央公民館に関しましては公園を使ったりというのが主なものだと思います。ある施設、富ケ丘であれば中央公園ですか、あそこを使ったりということで、それぞれの事業計画の中で外を使う。天気にも左右されますけれども、そのようにして活用しております。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 先ほど塾だとかスイミングだとかさまざまあるから来ないのだということがありますけれども、それだけなのか。行っても仲間がいないからとか、なかなか遊びに一緒にやれる人がいないだとか、そういう声は聞くのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 教育部長。
教育部長(小松巌君) それについてはこちらでは聞いておりませんし、ないと思っております。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) こういう状況だから40人未満、東向陽台公民館は平均で59人ということになっていますが、こういうことだから分ける必要はないということだということをおっしゃるんだと思うんですが、そうではなく、登録している子供たちが、たとえ1週間のうちに2回でも3回でも来られるという安全な場所をつくるために、これからも検討すべきではないかと思いますが、この点についてはどうでしょうか。
委員長(小川昌義君) 教育部長。
教育部長(小松巌君) 常に安全にやっておりますので、この状況の中で今の段階で進めていきたいと考えています。それから先ほど申し上げてございますあけの平等がございました。あけの平公民館で55人、それから日吉台が63人、成田が67人、24年度の実績でございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 最後の質問にしたいと思いますが、55、63、67といいますと、40人以上というところからはかなり大きくなっていますので、常に安全にやっているということだけではなく、施設の分離ということを考えていかなければならないのではないでしょうか。
委員長(小川昌義君) 教育部長。
教育部長(小松巌君) 限られた中で、私たちは安全を守りながらこの事業を展開してまいりたいと思っております。
委員長(小川昌義君) ほかに質疑ございませんか。安住委員。
委員(安住稔幸君) それでは、行政実績報告書からまいります。128ページ、震災での避難者のお話でございまして、先ほど同僚委員も話しておりましたが、これを見ますと宮城県のほうの調査ということで、借り上げ住宅で100世帯の方を調査した。実際に返送があったのは36世帯でありますけれども、こういう借り上げ住宅以外での方に対しての健康調査、そういったものについてはどのようにされたのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 転入者というふうな意味でございますでしょうか。
委員長(小川昌義君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 転入者というものも含まれるかと思いますが、親戚とかそういうところに今の仮住まいというかそんな感じになるんでしょうか。被災地から来られている方もいらっしゃいます。そういう方に対してもその健康調査というか、そういったものはされておるかどうかです。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) そこのところまでですと、本当に親類を頼っていらっしゃっているのか、あるいはこちらのほうにもう移住して再建なさっているのかというところで、なかなかその実態がつかみにくいところではあります。ただ、民生委員さんですとか社協さんでやられているボランティア友の会でやられているような被災者の方どうぞというふうな事業のところとかで把握に努めているところではございます。
委員長(小川昌義君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 借り上げ住宅ですとはっきりわかるんですが、先ほどの説明の中で実際どのぐらいの方が被災地のほうから避難されているかはわからないという、そのときの数字としてはわからないという先ほどのあれですけれども、実際にもっと多いと思います。ですので、そういった方もこれから心のケアというんでしょうか、今議会の町長の施政方針にもありましたように、心のケアというのが非常に大事かと思いますので、その辺、親戚を頼って来られている方も、同じくケアしていくべきではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) こちらのほうで把握しているのが町を経由した民間の借り上げ住宅の方、今、今年度行っております心のケアのこのところは、このケアセンターのほうで県等も委託を結んでおりまして、その情報を持っているというような状況で、町を通さないところでお住まいになっている方々のところまで訪問活動の輪を広げておりますので、そういったところで支援のほうに努めてまいりたいと思います。
委員長(小川昌義君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) ぜひよろしくお願いいたします。
続きまして180ページ、これはちょっと医療費助成というところで母子・父子支援ということで載っているところでありますけれども、ちょっと違う部分にはなるんですが、ひとり親家庭ですと、これは学校教育課のほうなんですが、非常に環境的には家での自習というか勉強が非常に難しいお子さんも多いようなことを聞いております。そういったひとり親家庭についての学習支援とかそういったものは24年度は取り組みましたでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 母子・父子家庭への個別の学習支援ということでは特段は行ってはございません。
委員長(小川昌義君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 国のほうの政策として24年度からひとり親家庭についての学習支援もできるような補助が出るような政策が最近は出ておりますけれども、そういったものについては検討はされなかったのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 現在のところは協議はしてございませんけれども、今後内容を見ながら検討してまいりたいと思います。
委員長(小川昌義君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 続きまして、187ページになりますか、保育所の職員の研修状況ということで、7月6日に特別アレルギーアナフィラキシーの対応を考えるということで、子ども病院の先生に研修を受けたというのがありますけれども、これを見ますと職員の方は、例えばエピペンの、例えば実際に打てるというかそういったものも研修されたのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 7月3日に子ども病院の三浦先生が準じたものを持ってきていただいて、それぞれ体験をしていただいております。
委員長(小川昌義君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 小中学校についてはいかがでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 養護教諭部会の中で研修を実施をしてございます。
委員長(小川昌義君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 養護教諭の先生がいらっしゃれば、もちろん心配というか安心はできるかと思いますけれども、そういった先生が万が一不在のときに何かあったときなどはどのような対応を考えていらっしゃるのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 養護部会のほかにも、各学校のほうでも個別に研修を行っているという学校もございます。
委員長(小川昌義君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 今の課長の話ですと、個別に研修を行ってる学校もあるという言い方をされたんですが、そうしますと全部で12校、小中、皆学校やっているわけではないというのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 対象となる児童生徒がいない学校については研修会実施をしていないということでございます。
委員長(小川昌義君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 富谷町ではこのエピペンを持参というか必要とされる児童生徒、また園児の人数、何人いらっしゃるんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 町立保育所で1名、認可保育園で1名、合計3名でございます。(「学校はいないんですか」の声あり)
委員長(小川昌義君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(高橋作喜男君) 調べてはいますけれども、今ちょっと手元にその数字を持ってはきていませんけれども、昨年度、先ほど学校教育課の課長のほうから答弁させていただいた養護教諭の研修等に絡めまして、全学校からのそういうエピペン、そういったものの保有者、そういったところの調査は行っております。
委員長(小川昌義君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 後で数字のほうを、後で結構ですので出してください。
それで、万が一このアレルギーによるショックが出た場合、その対応についてはどのように、エピペンはそうですが、例えば救急隊・消防のところのそういったような対応についてはどのようにされているのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) そういったアレルギーショックの場合についてのマニュアルがございますので、それに対応して学校のほうでは処置をするということになってございます。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 3名のお子さんにつきましては、全て消防署に届け出をしておりまして、その状態を伝えております。保育所の中でエピペンを使う順位を定めておりまして、そのような対応になっております。
委員長(小川昌義君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) よろしくお願いいたします。
続きまして、189ページ。予防でありまして、これに妊婦一般健康診査というのがございまして、今国のほうの助成もございまして妊婦健診14回を助成させていただいておりまして、非常に助かるというお話をいただいております。しかしながら、特に初産の場合でしょうか。14回、15回目の健診を受ける方がおられまして、こういった方に対しまして補助というか助成についてはどのような状況だったのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 14回の補助とさせていただいております。
委員長(小川昌義君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 安心して富谷町で出産していただける、富谷町のお子さん、妊婦の方ということを考えますと、たしか1回の健診は1万円ぐらいなんでしょうか。なりますので、こういったことについて、そこまで町のほうで何とか補助していただくというようなことについては検討はされませんでしたか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 14回の実施についてのみの検討としております。
委員長(小川昌義君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) ぜひ検討をお願いしたいと思います。
続きまして227ページ、学校のほうです。事務局の話でありますが、227ページの上のほうでありますけれども、学力向上パワーアップ支援事業で企業等外部講師派遣事業8回とあります。これの詳細をお願いいたします。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) こちらの企業等の外部講師派遣事業につきましては、民間業者の方々に依頼をしまして各学校のほうで、特に多くは理科の実験等でございますが、例えばFM仙台さんであったりガス局であったり森林インストラクターさんにお越しをいただいて、具体的に実験等を行って学習をしてみせるというふうな内容でございます。
委員長(小川昌義君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 生徒さんというか、評価というか、どんな感じだったのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 学校からも大変好評でございまして、今後も継続してまいりたいというふうに考えてございます。
委員長(小川昌義君) 山路委員。
委員(山路清一君) 実績報告書の229ページ、決算書の138ページ。外国青年招致事業なんですけれども、前年度より1名増員しまして4名体制の事業を展開していますということです。この中で国別なんですけれども、どこの国から来ているかお伺いいたします。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) まず上からいきまして、オースティンにつきましてはアメリカでございます。それからロジャーにつきましてはニュージーランド、それからデビーにつきましてはアメリカ、クリストファーにつきましてはオーストラリアでございます。
委員長(小川昌義君) 山路委員。
委員(山路清一君) 男性女性、名前だけでわからないです。男性女性はどのようになっているかお伺いします。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 全員男性でございます。
委員長(小川昌義君) 山路委員。
委員(山路清一君) 何名か女性が欲しいところなんですけれども、年齢はどのような年齢なんですか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 年齢につきましては、26歳から51歳までの年齢でございます。
委員長(小川昌義君) 山路委員。
委員(山路清一君) 51歳というと青年かどうかあれなんですけれども、この中で職歴というか、皆さんどのような方がいらっしゃっているかお伺いいたします。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 富谷町だけが最初というわけではなく、さまざまの、北海道でのALTを経験したり、あるいは大崎市で経験したりということで経験のあるALTでございます。
委員長(小川昌義君) 山路委員。
委員(山路清一君) 母国でのその経歴というのはどのような経歴でしょうか。母国。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 母国での経歴はちょっとプロフィールの中には入ってはございませんけれども、国内で言いますと、先ほどもお話をさせていただいたように英会話講師を行っていたり、インターナショナル幼稚園のほうに勤務をされていたりということで、継続的に日本に滞在している経歴ということでございます。
委員長(小川昌義君) 山路委員。
委員(山路清一君) 英語のほうは達者だと思うんです。日本語のほうは達者ですか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 全員日本語で冗談を言えるぐらいのレベルでございます。
委員長(小川昌義君) 山路委員。
委員(山路清一君) 契約はコンサルティング業者と契約していると思うんですけれども、前に、前はコンサルティング通さないでやっていたと思いました。コンサルティングを通しますと1名幾らでの契約ですか、それともどのような契約になっているか、そちらのほうをお伺いします。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) まず、仕様というところでございますけれども、基本的には4名の指導助手についての就労前の手続であったり、あるいはその就労後の研修であったり、あるいはその生活のサポートなども含めた形で4名に対するコンサルティング業務ということでの契約でございます。
委員長(小川昌義君) 山路委員。
委員(山路清一君) そうしますと、単純にこの契約金額を4名で割ると1名と考えてよろしいのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) そのとおりでございます。
委員長(小川昌義君) 山路委員。
委員(山路清一君) 以前にもお伺いしたんですけれども、広報とみやなどで広く町民に知らせることはできないものかお伺いします。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 広報ではございませんけれども、町のホームページのほうにALTについての紹介を入れさせていただいておりますので、そちらをごらんいただければと思います。
委員長(小川昌義君) 山路委員。
委員(山路清一君) 以前は広報とみやのほうで詳しく載っていたんですけれども、ホームページを開けない方もいらっしゃいますので、ぜひとも広報とみやのほうに詳しくというか載せていただきたいんですけれども、いかがでしょうか。
委員長(小川昌義君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) ホームページをごらんになれない方もいるということですので、その辺は今後協議をしてまいりたいというふうに思ってございます。
委員長(小川昌義君) 山路委員。
委員(山路清一君) そのようにひとつお願いしまして、次に移ります。
実績報告書の248ページ、決算書の148ページ、こちらのほうにマーチングエコーズ関係、それからフェスティバル関係のことが記文されております。この中でマーチングフェスティバルに対しては250万円ほどの補助金、それからエコーズそのものに関しましては120名の会員数に対しまして237万5,000円の補助金が交付されております。人1人にしますと1万9,800円ということなんですけれども、補助金の交付の算定方法はあるのかどうかお伺いいたします。
委員長(小川昌義君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤英樹君) まず、マーチングフェスティバル実行委員会とマーチングエコーズの違いを最初お話をしますが、エコーズにつきましては1年間決まった団体ですので、いろいろな出演があったりバスを借り上げて練習したりする。マーチングフェスティバル実行委員会については1日だけの事業で、小学校、中学校、町内全部が集まるということに取り組んでいる事業と違いがひとつあります。これにつきましては富谷町文化活動振興補助金の交付要綱に沿ってお金のほうを支出しております。
委員長(小川昌義君) 山路委員。
委員(山路清一君) 100万円とさっき前に説明の中でございました。この100万円に対しては東北大会の全国大会のほうに行く出費でしょうか、補助金でしょうかお伺いいたします。
委員長(小川昌義君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤英樹君) そのとおりでございます。
委員長(小川昌義君) 山路委員。
委員(山路清一君) 楽器の購入に対しまして、先ほどの説明の中で90万8,000円の補助の助成を考えているとありました。マーチングのほう、楽器もそうなんですけれども、見て鮮やかな衣装関係とかそれからグッズ関係、すばらしいグッズ関係もつくっておりますけども、そちらのほうに対する補助金関係とは考えられないものかお伺いいたします。
委員長(小川昌義君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤英樹君) そちらにつきましては補助金の中でやっていただけるようにお願いをしております。
委員長(小川昌義君) 山路委員。
委員(山路清一君) 最後になりますけれども、道路を走って皆さん感じると思うんですけれども、富谷町のところに入ってくるときに道路のところにエコーズのマークありますよね。非常にエコーズというのが富谷町のほうでは一番、何かアピール的に一番大きなメリットというかアピール性があるのではないかと考えます。そこで、今後エコーズに対する補助金のアップ等は考えられないのかお伺いいたします。
委員長(小川昌義君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤英樹君) 富谷町文化活動振興補助金交付要綱を今後検討していきたいと思っております。
委員長(小川昌義君) この際、3時15分まで休憩いたします。
午後3時02分 休憩
午後3時14分 再開
委員長(小川昌義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
ほかに。菅原委員。
委員(菅原福治君) それでは、実績報告書の139ページ、お願いします。
敬老事業のあったか・ほっと事業としての取り組みについてお伺いします。前年対比として対象者が343名もふえておりますが、参加者が横ばい。参加率も4割を切っているわけですけれども、敬老事業の敬老会を実施している件数、地区は何件ぐらいあるか教えていただきます。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 全ての地域でございます。
委員長(小川昌義君) 菅原委員。
委員(菅原福治君) その敬老会開催地区の中で当然ばらつきはあると思うんです、参加率の。その辺のベスト3というかベスト3、ワースト3を挙げていただきたい。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 合同開催等もございますし、地区の年齢のところの幅もございますので、一概にベスト3とかというような形のはちょっと出しておりません。
委員長(小川昌義君) 菅原委員。
委員(菅原福治君) それぞれにはベストもワーストも理由があると思うんです。特に聞きたいのは、参加率を上げるためのベストの部分で何か工夫されている、特段率がいいとか毎年いいんだというような部分の特長的なことがあれば教えていただきたいと思います。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 地域でやられている内容のところは、取り組み内容というふうな形でまとめて地区の町内会長さんのほうにお渡しをし、自分のところの地区の参考にしていただくようなフォローをしております。
委員長(小川昌義君) 菅原委員。
委員(菅原福治君) 町内会長を通じてということですが、せっかくやるわけですから、4割切ったらどうかと思うんです。6割ぐらいを目指していただきたい。できれば最低でも5割は目指していただきたいと思うんですが、お金も2,000円ぐらい1人かかっているわけですので、ぜひその辺の認識を持って参加アップのための策を講じたかどうかお伺いします。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) かなり地域の中で定着しております。一括開催のときから比べましても参加率のほうは高くなってございますし、先ほど申しましたように、75歳というふうなことでの補助ですけれども、地域のそれぞれの特長で70歳からというようなところもありまして、そこでの交流というふうなところもとれますので、そこでのお互いのところのやっている内容のところをお伝えし、いいところは自分のところに取り入れるというふうなところで支援してまいりたいと思います。
委員長(小川昌義君) 菅原委員。
委員(菅原福治君) よろしくお願いします。
それでは、実績報告書の164ページをお願いします。健康推進員の育成事業ということで、推進員が44行政区で53名となっております。であれば、活動が10回ですので当然参加者がマックスで530名になるのかと思いますけれども、実績としては410名ということで毎月10名前後参加できていないわけですけれども、120名ほど足りないわけですけれども、その辺の不参加の地区というのは健康推進員さん固まっているんですか。ばらつきではなく、その辺お伺いします。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 推進員の方53名、こちらは地区によっておおむね500世帯を超えた地区については1名またふえるというようなことで、1地区1名ということではないんです。そんな関係上、24年度は53名となっています。そんな中で、出席率、地域的に出席率がやや低いというようなところはやはり若干は見えております。
委員長(小川昌義君) 菅原委員。
委員(菅原福治君) 地域的に低いということは、偏っているというふうに思うわけですが、その活動内容が10回きちっと載っているんですけれども、その活動が参加されない地区についてはうまく回るものなのですか。要は、帰って町内会に報告とか、あとは活動なりにつなげるという部分があると思うんですけれども、それで偏った場合、それで本当に回るものかどうかお伺いします。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 確かに健康推進員さんの役割という点で町の非常勤特別職ということで年報酬を支払った中での委員の方々の活動です。ですので、その方々の役割というのは、町保健事業などいろいろ協力をいただいたり広げてもらったりしてもらっている役割があります。その中で出席率が落ちるとなれば、そういった町の取り組みが伝わるのが少し落ちてしまうというようなところは確かにあろうかと思っています。
委員長(小川昌義君) 菅原委員。
委員(菅原福治君) 恐らく参加していない地区は、健康推進員の役割なりそのやり方というか考え方が、その町内会で恐らく徹底されていないというかその辺の思いがあるわけですけれども、その辺があってはまずいわけで、活動の平準化するためにもその辺の徹底をされたかどうかお伺いします。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 確かに委員のおっしゃるとおりでございまして、町のほうで健康推進員の育成事業に取り組んでいるわけですけれども、参加率が高くなるように、どうしても開催日が平日、定例会が平日の午前中ということも確かに支障の要因にはなっているかと思うんですが、それ以上に研修の内容について効果的な内容となるように、その辺を工夫しながら25年度については取り組んでいる、24年度にも増して25年度は工夫しながら取り組んでいる状況でございます。
委員長(小川昌義君) 菅原委員。
委員(菅原福治君) 25年度はお願いします。その辺の24年度につきまして、先ほどちょっと活動がおくれるんだとような話がありましたけれども、その辺の24年度において考慮されたかどうか。その辺、フォローはどういうふうにするものか教えていただきたいんですけれども。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 直接的なフォローということにはつながらないかもしれませんが、欠席された推進員の方にはその都度、当然ながら資料なり等情報提供はしてきてございました。あと、間接的ではありますけれども、近隣の推進員の方とか会長さんなり、あと経験の豊富な推進員さんのほうから声をかけてもらったり、こういった形でやれますというようなところでのフォローはしていただいているところでございます。
委員長(小川昌義君) 小泉委員。
委員(小泉光君) では、1問だけです。放課後児童健全育成事業、実績報告書の257ページになります。これは子供たちが学校終わって来たときに、その子供たちの面倒を見るというか遊び相手というか、男性はいますか。
委員長(小川昌義君) 教育部長。
教育部長(小松巌君) 児童指導員の中には男性はいません。
委員長(小川昌義君) 小泉委員。
委員(小泉光君) 1年ぐらい前になるんですけれども、とある放課後児童クラブに寄せてもらいました。そうしたら、こんな私でも子供たちが放してくれないんです。10分、15分ぐらいで帰ろうと思っていたら、やれ将棋やろうだとかちょっとしたスポーツやろうとかで、1時間ぐらいいるようなことになってしまったんですけれども、そのとき、その係の女性が言っていたのは、男性がまずめったに来ない。ほとんど来ないので、特に男の子の相手には女性よりも男性の、ちょっと言葉は忘れましたけれども、男性がいいんですかねなどという発言もあったりしたものですからこういう質問になったんですけれども、今後何らかの形で男性を入れるという検討などはどうですか、いかがなものでしょう。
委員長(小川昌義君) 教育部長。
教育部長(小松巌君) 指導員の中にはなかなか申し込んでいただく男性がいらっしゃいませんけれども、事業の中で男性が入っていく事業等を使いながら交流事業等を実施していきたいとは思っております。
委員長(小川昌義君) ほかに質疑ございませんか。浅野委員。
委員(浅野直子君) それでは、実績報告書の126ページなんですが、行政区長との情報交換会とということで、平成24年8月から継続となっているということで、テーマは災害と安否確認というふうになっておりますが、ちょうど1年たちましたけれども、全ての行政区でこれはもう終わったのでしょうか。行政区長との懇談会は終わったのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 現在進行中でございます。
委員長(小川昌義君) 浅野委員。
委員(浅野直子君) テーマは今進行中ということなので、これはずっと続いて終わってからテーマがまた新たに掲げられるのだろうと思いますけれども、今はこの次のテーマということで設けていらっしゃるテーマがあればお示しいただければと思います。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 開催目的のところが町内会と民生児童委員の活動のところをお互いに共有しながら、ほかの地域のところもわかりながらというようなところでございましたので、その後の今度は地域コミュニティのつくり方というかとり方といいますか、そういったところもテーマにしてほしいというようなお声もいただいておりますので、そういったところになろうかというふうに思っております。
委員長(小川昌義君) 浅野委員。
委員(浅野直子君) 182ページの、先ほども少し触れられましたけれども、家庭的保育ママの事業につきましては、大変私もあけの平のほうの事業主さんとお話をさせていただいて、実際その様子も見せていただきました。大変すばらしい事業だと思いまして、本当に預けていらっしゃるお母さん方は安心だと思いました。これから町として、国の施策の中でもこれは進めていくようにはなるんですけれども、町として目標数といいますか目標値といいますか、その数というのはある程度立てられていらっしゃるのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 今月号の広報にもお載せしていまして、募集をかけている状況です。地域的にバランスをとりながらというところで、何人という目標ではなくその地域によってというふうに考えております。
委員長(小川昌義君) 浅野委員。
委員(浅野直子君) そこの182ページの西コミの子育てサロンなんですが、本当に1万人を越えたということで大変利用者が多いということなんですが、一時預かりのところで51人の方の利用があるようなんですが、恐らくこれからもこういった形で一時預かりのほうはふえていくのではないかと予想されますけれども、その対応についてあればお示しください。
委員長(小川昌義君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 現在、このような数字になっておりまして、4人の保育士で回っている状況になっております。ですので、増加を見ながら考えていきたいというふうに思っております。
委員長(小川昌義君) 浅野委員。
委員(浅野直子君) 260ページなんですが、トレーニング室の利用者数が24年度で1,000人超えています。以前、このトレーニング室につきましては、設置につきまして、スポーツセンターだけではな、ほかの施設にも増設をできないかということを1回お聞きしたことがあるんですが、こうやって利用者が多いものですからそのような方向性はないでしょうか。考えていらっしゃるでしょうか。検討なさったでしょうか。
委員長(小川昌義君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤英樹君) トレーニング室につきましては、機器の充実ということで今1つの施設でやっておりますので、このまま続けていきたいと思います。
委員長(小川昌義君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
委員長(小川昌義君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
以上をもちまして本日の議事を終了いたします。
なお、次回は9月11日水曜日に引き続き行いたいと思います。
本日はこれで散会いたします。
ご苦労さまでした。
午後3時28分 散会
富谷町議会決算審査特別委員会は、富谷町議会議場に招集された。
委員長(小川昌義君) 皆さん、おはようございます。
本日の出席委員は18名であります。定足数に達しますので、直ちに「決算審査特別委員会」を開きます。
委員長(小川昌義君) 認定第1号 平成24年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題とします。
なお、本日の日程は、一般会計のうち企画部産業振興課、建設部都市整備課及び都市計画課の所管に属する決算について審議をいたします。
それでは、これから各担当部長及び課長へ内容の説明を求めます。最初に産業振興課長。
[産業振興課長、建設部長、都市計画課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]
委員長(小川昌義君) 以上で、説明を終わります。
この際、11時5分まで休憩します。
午前10時54分 休憩
午前11時05分 再開
委員長(小川昌義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより質疑を行いますが、質問者及び答弁者は要領よく簡潔な質問と答弁、そしてスムーズな議事進行にご協力くださいますようお願いいたします。また、質疑はページ、款・項・目を明示され行ってください。
質疑ございませんか。出川委員。
委員(出川博一君) それでは、決算書で110ページ、7款1項2目、ここの22節に補償補填13万2,061円とあるんですけれども、この中身についてお知らせいただきたいのですが。決算書110ページ、商工費になります。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 13万2,069円ですが、宮城県保証協会への損失補?ということで、保証協会が代位弁済した額から公庫の補助金受領額を控除し、その残額に80%を乗じて90%をまた乗じて算出されて今回の金額になっております。1名の方の支払いができなくなったということになります。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) それでは、同じく決算書で112ページ、下のほうの2目、ここの不用額1,600万円ほどあるんですけれども、その理由、要因をお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 工事請負費の請負差金が主なものでございます。また、その差金について、昨年も雪が大分多うございましたので、その除雪費用に最終的には充てる計画をしておったものを残額になった一要因でございます。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) 除雪費用に充てるということで、ということは23年度も1,200万円ほど不用額があったんですけれども、これは恒常的でどうしようもないという考え方なんですか。
委員長(小川昌義君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 昨年度も本年度と同じような考え方で残額となっております。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) それでは、決算書118ページ、済みません、同じ不用額のところなんですけれども、5目の道路改良費、これの13節、それからあと15節、それぞれ2,000万円と4,600万円の不用額があるんですけれども、これらにも要因についてお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 23年度からの繰り越しの分が主なものというようなことでございまして、震災以降、一部委託については業務が滞っているというか、現地を確認できなかったということで、まだ作業が大分残っておったものですからおろせない要因となっていたものです。それから工事についても、23年度分かなり工事は進んでいたものの、まだ精算できないまま24年度に繰り越したものが主でございまして、沼田線と穀田線、穀田線は2工区になっておりまして、沼田線も残り2カ年ということでキープしてやっておりましたが、どうしてもまだ精算できかねる状況でおったものですからこの残額となったものでございます。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) これは、例えば2月の補正で対応するというのは不可能だったんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 23年度の繰り越し分については24年度で補正できませんので、そのということでございます。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) それでは、実績報告のほうに入りたいと思うんですけれども、実績報告書の39ページ、労働雇用対策事業がございまして、ここの中段にあります成果及び今後の課題というところで2行目のところですけれども、シュウシアイショウと読むのでしょうかソウショウと読むのでしょうか。ちょっと辞典探したんですけれども書いていないので、それと意味も教えていただきたい。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) シュウシソウショウ、公益法人が行う公益目的事業について収入がその実施に要する経費を超えてはならないという、ですから、同じ同額だということで規定されているものです。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) このシルバー人材センターの24年度の事業費はどのぐらいでしょうか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 決算のほう、いろいろ見方がありまして、契約を受けた額で申し上げてはだめですか。事業実績としましては、受注契約金額ということで事業の実績が1億9,976万3,000円となっております。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) 登録者数は何人ぐらいいるでしょうか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 正会員として429名となっています。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) たしか23年度は事業規模が1億7,800万円で、24年が約2億円ということですから、事業も2,200万円ほどふえたし登録者数も約10名ほどふえている。そういうことで24年度は120万円増額したということなんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 120万円の増額につきましては、平成24年度に国庫補助の子育てサロン企画提案分の補助金120万円が打ち切りになりました。その分を町で上乗せしているところでございます。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) ここはシルバー人材センターのは、きのうちょっと質問したんですけれども、社協と同じような形で町の監査対象になっているんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 補助団体ということで、監査を受けているところでございます。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) ということは、金銭的にしっかりした管理がされていると思うんですけれども、そういう意味では高齢者の社会参加とかあるいは健康維持、そういう観点からも大きな意義があると思いますので、ぜひ今後については必要な補助について前向きに取り組むべきだと思うんですけれども、いかがでしょうか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 先月もシルバー人材のほうで要望という形でメールで来ております。金額的には今どうのこうのは言えないんですけれども、そのような対応をしてまいりたいと思っております。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) 実績報告、続いて48ページをお願いします。48ページの4番のところに観光振興事業とありますけれども、これの中で23年度は800万円だったんですけれども、24年度は2,600万円と大幅にふえていますけれども、その要因は何なのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 今回1,683万円ほどで委託契約を行っています。調査内容としまして、業務委託内容としましては富谷町の観光資源となる郷土、歴史、文化、人、食、伝統などをデータ化することを目的に依頼しております。23年度の内容がちょっとわからない……。
並びに、道の駅設置に関する基礎調査も依頼しているところでございます。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) ということは、観光資源発掘調査ということで、その成果物についてどういう成果物があったんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 今申し上げました郷土、歴史、文化、人、食、伝統などのデータをいただいて、調査した結果をデータでいただいております。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) それをただの報告書のような形でも閲覧はできるんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 可能でございます。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) それから5番のところの地場産品の振興等の中で、3番から6番までのところに事業費がないんですけれども、これは無料でできたということなんでしょうか。かかってるのであれば後で次回から追記していただければいいと思うんですけれども、まず事業費がかかっているということだけお話しいただければ。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 仙山交流につきましては、宮城黒川地域2市6町1村で協議会を設置しているんですが、そこの事業の中で行っていますので一般財源からは支出しておりません。ほかのもののイベント・祭りについても参加しているということでゼロでございます。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) ということは、この地場産品の振興等の中の3番から6番までのものは事業費はかかっていないということなんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 一般会計からは支出しておりません。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) ということは、例えば5番とか6番のところ、PRの部分だと思うんですけれども、これについては一般財源ではなくどこからの支出になるのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) こちらから情報提供しているということで、経費はかかっておりません。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) わかりました。
次に、企業立地促進事業についてお尋ねしたいと思いますけれども、これは23年度は400万円だけだったものなんですけれども、4,200万円と大幅にふえておりますけれども、そのふえた要因をお願いします。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 去年該当した業者が1社でした。それで、金額的には278万円、そして雇用促進奨励金のほうで2名分で20万円ということでなっています。今回、24年度の実績としてはこちらに記載のとおりでございます。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) この奨励金は、条例を見ますと固定資産税額が3,000万円以上でかつ常用人員が15人以上ということになっていますけれども、この3つの企業先の従業員数をお聞きいたします。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 初めにコープ総合サービスですが34名、町内の企業に従事されている人数なんですが。(「申請書に書かれている人数でよろしいです」の声あり)それから宮城生協が183名、それからIHミートが95名となっております。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) 総体で300名以上の従業員なんですけれども、その中で結局は富谷町に住所を持っている人が40名ということになるんですけれども、この辺のところは企業誘致の際に富谷町から人員を採用してくれという要請はしているんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) それにつきましては、新設の場合はできるだけ富谷町から雇用をお願いしたい、逆に先方から言われる場合もあります。今回、被災関係で移転、もともと仙台市内の移転する場合はそこにいた従業員の方も一緒に来られる場合もあります。そういった場合は、新設雇用の際はできるだけ町民の方からお願いしたいということで、お願い事ではございますが、配慮をお願いしたりしております。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) 25年度の企業先はこの3社ということでしょうか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 今のところ3社、今ちょっと相談を受けている業者がありまして、1社、もしかすると指定になりまして該当するようになるかもしれません。1社になっています。
なお、もう1社が申請されていまして、それが26年度から該当になるようになると思います。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) それで、商工関連団体についてお尋ねします。この黒川商工会、富谷町の事業者数は把握しておられますでしょうか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 326となっております。商工会加盟しているということで。(「加盟しているではない事業者数、富谷町に本店なり事業所を構えている事業所の数」の声あり)
その部分は把握しておりません。今申し上げたのは商工会に加入されているということで申し上げました。済みません。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) これはたしか去年か2年前かに聞いたんですけれども、ぜひ事業所数というのはぜひ把握していただきたいというふうに思っておりますけれども、いかがでしょうか。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) この件については以前も同じような場面で承っておりました。今回、市制に移行するのには町内の事業所数とか事業者数というものを把握しなければならないような項目もあったりしますので、その辺と兼ね合いを見直して、できるだけ町内の状況を把握できるようなことをやっていかなければならないとは思っております。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) ここで運営費が黒川商工会に対する運営費補助が479万2,000円とあるんですけれども、これは郡内のもので分担、負担比率というのはあるんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 算出方法としましては、郡内4町村です。均等割が100万円になっています。それから会員割としまして前年度、23年9月30日の会員の比率をもって算出されているものです。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) イベント費というのにはそういうのはないんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) イベント費については、特に富谷町が「おもしぇがらきてけさin」商工祭りに対しての補助分をプラスしているものです。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) 最後に、制度融資のところで、これもちょっと前回もお話ししたんですけれども、預託金の金額の表、これは同じ位置づけでしょうか。ちょっと内容を、1項目ずつお話しいただきたいんですけれども。つまり、中小企業振興資金、保証料給付金、利子補給金、これは同じ並列なものなのかどうかをお尋ねしたい。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) まずは事業費の中で、融資事業ということでこちらの欄に記載したものでございます。それで、その事業に対して預託金も発生しますし、保証料も発生します。利子の補給も行っているということでこちらにまとめて記載したものでございます。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) 最後です。これはどう見ても預託金額の中での細分化というような見方にしか見えないんですけれども、であれば、ぜひ来年度から預託金額という一番上にある表の上にあるところはとるべきだと思うんですけれども、いかがでしょうか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) ちょっとわかりにくいかもしれませんので、検討したいと思います。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) わかりにくいのではなく、基本的な言葉の使い方ではないでしょうか。ぜひその辺のところは次回から直すと言っていただければそれで私も納得するんですけれども、去年もお話ししているので、それが全然ここの場で時間をとってお互いやりとりしている中で、なお改善されないというのはちょっと何のための議論をしているのかというのが私がよく理解できないので、もう一度回答をお願いします。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) では、検討いたします。
委員長(小川昌義君) ほかに質疑は。森委員。
委員(森栄君) 行政実績報告書39ページ、シルバー人材センターについて伺います。4月に課長がかわられたので答弁大変だと思うので、安藤課長さんのほうに回答願います。
まず、シルバー人材センターの会員数、それから事業及び実績、それから今後の見込みということで質問出します。
委員長(小川昌義君) 一問一答ですので。(「では、シルバー人材センターの会員数について伺います」の声あり)
産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 24年度末なんですが、429名となっています。
委員長(小川昌義君) 森委員。
委員(森栄君) たしか23年度4月1日が418名で、若干ふえてはいますけれども、この会員数に伴っての事業の伸びと実績、実績について金額的なもので回答願います。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 実際の金額としまして、先ほど申し上げました受注契約金額しか押さえていないものですから、その金額を申し上げたいと思います。23年度が1億7,866万2,000円、それで24年度が1億9,976万3,000円と伸びているところでございます。
委員長(小川昌義君) 森委員。
委員(森栄君) 次に、子育てサロン「ほっと育く」についてですけれども、今後の課題ということで施設の整備拡大、スタッフの強化充実が今後の課題であるということで、これについては23年度行政実績にも同様なことが書いてありますけれども、24年度でどのように改善されたか。その点について質問いたします。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 場所的にも同じ場所でやっていますし、部屋が大変狭いということを言われているんですが、ただ、そのスペースを利用して、今後も遊具等を整備しながら運営してまいりたいと思っています。それから、スタッフにつきましても、講習会等を行ってスキルアップをしているようでございます。なお、サロン自体の内容とか行事内容を工夫しながら運営に取り組んでいくということでございます。
委員長(小川昌義君) 森委員。
委員(森栄君) 40ページの成果及び今後の課題のところで、優良農地の確保、保全についてですけれども、優良農地の面積、それからあと荒廃地の面積について伺います。
委員長(小川昌義君) どっちですか。(「優良農地の面積と確保」の声あり)産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 今、計算しますのでお待ちください。
まずは全体の面積、ヘクタールで申し上げます。764.4ヘクタールとなります。これは田と畑を合わせた面積になりますが764.4。そして荒廃農地としまして、これも田・畑合わせて35.3。それの差し引きで729.1ヘクタールほどが優良農地ということで把握しております。
委員長(小川昌義君) 森委員。
委員(森栄君) 荒廃農地の発生防止及び解消について、どのような努力をされたか伺います。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) まずは、農業委員会で農地のパトロールを実施しています。それで、農家等の相談やあっせんなどに取り組んでいるところです。今後もそのような形で事業を推進してまいりたいと思います。また、耕作農地につきましては、場所にもよりますが、レクリエーション農園等を開園していただくようにこちらでお話などもしているところでございます。
委員長(小川昌義君) 森委員。
委員(森栄君) 43ページですけれども、家畜伝染病予防事業による町内の伝染病発生の抑制が図られたということで、成果及び今後の課題ということに記載されていますけれども、発生件数、伝染病の発生件数はどれぐらいあったのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 伝染病についてはございません。24年度はございません。
委員長(小川昌義君) ほかに質疑ございませんか。森委員。
委員(森栄君) それでは、46ページですけれども、生産調整の関係で生産調整目標100%達成することができたということで書いてありますけれども、ここに書いてある生産調整の田んぼの関係で出先関係、それから入り先関係での面積……。
委員長(小川昌義君) 一問一答です。(「出先関係の面積について伺います」の声あり)
産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) ちょっと把握しておりません。
委員長(小川昌義君) 森委員。
委員(森栄君) それでは、同様に入り先関係の面積についてはどのようになったでしょうか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 今手元にございませんので、ちょっと時間がかかりますけれどもこちらで作成しておきたいと思います。
委員長(小川昌義君) 森委員。
委員(森栄君) 黒川商工会関係なんですけれども、黒川商工会の現在の組織率は幾らでしょうか。
委員長(小川昌義君) 何ページですか。(「48ページです。黒川商工会関係」の声あり)
産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) パーセントでは出していないんですけれども、人数でよろしいですか。大和町が、(「富谷町の分だけで結構です」の声あり)326になっています。
委員長(小川昌義君) 森委員。
委員(森栄君) 今326というふうな回答でしたけれども、去年同じような質問したときには825名だったんですけれども、この数字間違いないでしょうか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) こちらは対象事業者の数となっております。加入の業者数になってます。
委員長(小川昌義君) 森委員。
委員(森栄君) それでは、商工会の組織率は下がっているはずなんです。ですから、その組織率が下がっている理由について、逆にお伺いします。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 黒川郡としては若干下がっているんですけれども、富谷町としてはほんの少しですが上がっております。
委員長(小川昌義君) 森委員。
委員(森栄君) なぜこの質問をしたかというと、黒川商工会に対する補助金が23年度よりも24年度でふえているわけなんです。ですから、そのふえている補助金によって商工会の事業及びそういう組織率の低下を防止するための対策というのはどのように捉えたのか質問いたします。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) こちらの算出については4町村で決められた額で補助していますので、補助に対してはこの金額かと思っておりますが。先ほど言ったように、富谷はアップしているということになります。
委員長(小川昌義君) 森委員。
委員(森栄君) その補助金の内訳などについてはわかるんですけれども、その補助金の使われ方によって、さっき言った組織率を高めるような事業の方策についてどのように対応したかということでご質問しています。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 町の商工会に関しては、順調に事業を実施しているものではないかと思っております。
委員長(小川昌義君) ほかに質疑ございませんか。佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 実績報告書204ページでお尋ねします。町営住宅が載っているわけですが、平成25年3月末日の管理戸数94、入居戸数が84となっています。現在は何戸ですか。
委員長(小川昌義君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 25年3月ですので、この件数でございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 現在直近のものでは何戸入っているのか。このままだと10戸あいていることになっているわけですが、そうしますと現在も10戸あいているということでいいのですか。
委員長(小川昌義君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 済みませんでした。24年度に4棟8戸を建てていましたので、8戸と2戸あいていた分、4月に入居しておりますので、済みませんが4月では94でございます。申しわけございません。4月では94になります。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) わかりました。そうしますと、その募集についてですけれども、あきが出たときにすぐに行うのか、年度内中にですね。その間、補欠者に最初通知して入れるということなのかお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 通常は3月末にその年度で建てた戸数が固まりますので、あき期間が短ければそれとあわせて募集するものです。ただしかし、半年以上もあけておけませんので、それについては途中募集をやっているところでございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) その途中募集というのは3月に募集をして年度内中に、例えば平成24年だったら24年の年度内中にあきが出たというときには、平成23年度の最後のときに募集をしたその補欠者に通知をして入ってもらうということでいいですか。
委員長(小川昌義君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 募集決定から半年有効としておりますので、半年間は補欠者の入居となっております。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、その後になると随時あいた後にクリーニングなど整備して、すぐに募集をして入居者に入ってもらうという段取りになるのですか。
委員長(小川昌義君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 先ほど申し上げましたように、有効期間が切れればその日から募集をかけるということになります。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 補正予算で残りの町営住宅が建つわけですが、今後、さらに建てるという計画はこの時点では立てたでしょうか。
委員長(小川昌義君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) この件につきましては昨年度も申し上げておりますが、今のところ予定はございません。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 決算書の127、128ページのところに町営住宅の周辺の除草作業の決算が出ていました。19万50円出て、不用額が8万5,950円だ。この町営住宅周辺の除草についてはどのような計画で行われていますか。
委員長(小川昌義君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 通常は年2回、空き地やのり面の除草を行う計画ということでございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 年2回の時期ですが、繁茂、すごく成長する時期になりますが、その時期を考慮して行ってほしいという住んでいる人の要望があるわけですが、時期についてはどのように設定していますか。
委員長(小川昌義君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 通常でしたら6月中、それから9月の末あたりを目標にやっているところでございます。委託に関連して、ちょっとした伸びたところについては直営でもやれますので、それは皆さんの声をお聞きしながら実施しているところでございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 6月中に刈ってもらって、その後雨だとか降って非常に大きくなるということでだったと思うんですが、もう少し時期を加減してということには全体の制約があるからでしょうが、そういうことは考慮していくことはできますか。
委員長(小川昌義君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 先ほど申し上げましたように、伸びが早ければ合間合間で職員でもやれるということでございますので、そちらで対処するものでございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) これは特に決算書、あるいは実績報告書にないわけですが、町営住宅の入居の際の保証人についてお尋ねします。現在は保証人についてはどのように規定されていますか。
委員長(小川昌義君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 町内に住む者ということで、基本的には取り扱っております。しかしながら、これまでにも親族が、例えば仙台の泉区あたりにしかいなくて知人がほかにいないというようなケースもございましたので、その辺は町長と相談しながら臨機応変に対応していたところでございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) それを臨機応変に対応するのではなく、ちゃんと規則なり要綱などに書くべきものだと思いますが、その点についてはどうでしょうか。
委員長(小川昌義君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 項目の中でも、特に町長が認めるものというふうに項目もございますので、そちらで対応していきたいと思います。
委員長(小川昌義君) ほかに質疑ございませんか。安住委員。
委員(安住稔幸君) それでは、実績報告書で質問させていただきます。42ページ、ブルーベリー産地拡大事業でございます。ブルーベリーの売り上げと何戸の農家の方がやっておりますか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 組合員数は24年度で24名でした。それから、売り上げとしましては1,500万円ということで報告をいただいております。
委員長(小川昌義君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) その1,500万円というのは、こちらにありますような摘み取りとかそういったものを全て含みの金額でよろしいのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) ブルーベリー生産組合からの報告で、全てが入っていると思います。
委員長(小川昌義君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 続きまして48ページ、実績報告書だけでお願いいたします。48ページの観光振興事業、4のところです。先ほども質問ありましたが、(1)の観光資源発掘調査業務のデータの公表ということでありますけれども、これは先ほど何かペーパーのようなものと言われましたが、これはさればホームページとかそういったものでは閲覧できるようになっているのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 紙ベースでは持っていますが、インターネット等では出しておりません。
委員長(小川昌義君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) こういったものを見てこれからの何かの起業、何かの起こす起業、仕事をやるとかそういった何かの仕事につなげるとか、そういうことを考えますと、もう少し多くの方に目に見ていただけるようなそういったものが必要かと思いますけれども、いかがでしょうか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 内容を精査して取り組んでいきたいと思います。
委員長(小川昌義君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 同じページで下のほうの5になります。地場産品の振興等であります。(1)の新商品販売全国展開観光誘客業務でありますけれども、たしか新商品開発で、私の知っている限りではケーキ屋さんのブルーベリーを使った生チョコでございまして、それは知っているんですが、そのほかにも幾つか昨年度あったような気はするんですけれども、その辺、詳細はわかりますでしょうか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) この事業に取り組んでいただきました業者さんは2社で、種類的には4種類ございました。それで、商品名は無塩せきソーセージとベーコン、そしてブルーベリー入りホワイト生チョコ、ダックワーズの4点となっております。
委員長(小川昌義君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) それで、ちょっと私も初めてなので、何かのときに聞いたような気はするんですが、よく正直言って生チョコ以外はよくわからないということもございまして、こういったものについての町民への周知というんですか、何か宣伝というか、そういったものについてはどのようにされたんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 24年度、実際にその商品を使ってのPR活動はねんりんピックがございましたのでそちらで販売しております。それから、ふるさとまつりでも商品としてやっていると思います。それから、親子体験食育ツーリズムというものを開催していまして、仙台市の親子、親御さんを対象にソーセージを手づくりで体験してもらって、その食後に富谷町を、新町地内を案内するという事業をしております。
委員長(小川昌義君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 今本当に全国的にB級グランプリなどいろいろありまして、B-1グランプリですか、ございまして、いろいろなのをやっているわけでありますけれども、もう少し外に向かってももちろん大事でありますけれども、我々は内というか町民に対してもう少しいろいろなところで日常的にそういったものが目にとまるとか、そういったものは今後必要かと思いますけれども、その辺についてはいかがでしょうか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 各イベントにかなり町としても参加しております。そのときに一応商工会を通して声がけはするんですけれども、なかなか参加されなくて、町職員のPRが不足かなとは思っていますけれども、これからも商工会さん通じて出店してもらえるような、PRできるような形にしていきたいと思います。
委員長(小川昌義君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 続きまして197ページ、防犯対策の防犯灯についてであります。年間の電気料がこれを見ますと5,100万円ほどかかっておりますが、今徐々にでありますがLEDに交換しているというわけでありますけれども、この辺、全部LEDに交換した場合に対して試算というかその辺については何かありますでしょうか。
委員長(小川昌義君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 一般質問でもお受けいたしましたが、試算といいますか、仮に防犯灯のほうを全部LED化すれば1月で50万円ほどの電気料が安くなるというような試算がございます。これまで器具がかなり高価だということで全体的に言えばまだ二、三年前からの省エネタイプのものを使っておりましたので、それで提携しておりましたが、去年からは、途中からだったんですが、すっかりLED化するということで、補修費用のほうで今後はLEDで防犯灯は全て交換、新設していくものでございます。
委員長(小川昌義君) この際、午後1時まで休憩します。
午前11時59分 休憩
午後 1時00分 再開
委員長(小川昌義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
安住委員。
委員(安住稔幸君) それでは、実績報告書から質問させていただきます。197ページ、先ほども防犯灯についてお聞きしましたが、これは防犯灯2,940、道路照明灯1,895、こういったものを全部LEDに将来的にかえた場合、それに係る経費というのでしょうか、については試算というか、そういったものをされましたでしょうか。
委員長(小川昌義君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 防犯灯については午前中申し上げたとおりでございますが、道路照明灯につきましてはタイプが100ワットから400ワットということで違いますし、まだ灯具については通常の蛍光灯や水銀灯よりもかなり高い金額となっておりまして、ほとんど支柱でもって建柱されておりますので、既存のものについてはまだまだ十分使えることになっておりますので、一般質問でもお答えしたとおり、通常の道路照明灯については今後は基本的にはLED化しなければならないとは思っているところでございます。
委員長(小川昌義君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) はい、わかりました。それで、こういった、例えば防犯灯のほうでありますけれども、これを全部LEDのものに交換するとなると多分1基当たり結構な高いものだと思いますけれども、大体この2,940灯、交換するとなればどのぐらいの本当にその設備投資というか、それぞれについては試算はされたのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 約3,000灯ですので、今1基約5万円ほどかかるものです。それから単純に計算しますと3,000掛ける5万円ということで1億5,000万円ということでございます。
委員長(小川昌義君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 続きまして、その今電気料金も上がったわけでありますけれども、こういったものについて今後この5,167万1,000円がどれぐらいになると、そういったものも試算されましたでしょうか。
委員長(小川昌義君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 防犯灯については、先ほど申しましたように1月52万円ほど安くなると考えておりますが、道路照明灯については、試算はまだしておりません。
委員長(小川昌義君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 電気料金が上がることについてのお話を私聞いたような気したんですけれども。電気料金上がるのについてどのぐらい年間上がるのかということで、その試算はいかがでしょう。
委員長(小川昌義君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 電力さんから料金値上げの回答だったですよね。町の他の公共施設等については、財政課を通じまして1灯当たり幾らというようなことは来ているんですが、電気料金については、防犯灯については一定料金、それから道路照明灯については1基ごとの使用料ということで、おおむねちょっと異なっておりますので、それについてはまた電力のものとやりとりはしていないところでございます。試算はこれからしていきたいと考えております。
委員長(小川昌義君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) そうしますと、今のところ具体的に東北電力のほうからについては話はまだ来ていないという感じでよろしいんですか。
委員長(小川昌義君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 建物等を利用している施設については来ていますけれども、この防犯灯、照明灯については来てまだおりません。
委員長(小川昌義君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) 最後になります。209ページになるかと思って質問します。都市計画課のほうで設計業務、統括担当課というようなことでありまして、22年に公共建築物に木材を利用する、促進、そういった法律ができておりまして、富谷町としてもそれを決めておるわけでありますけれども、そういったものでこれからのものについて、例えば明石台小学校などもあるかと思いますけれども、この木材に対しての使用については24年度どのように検討されたのかと思いまして、お示しください。
委員長(小川昌義君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 木材の利用につきましては、町中の町内会館とやっているんですが、木造ですので木材の利用を推進した形でやっていますし、あと東向陽台中学校の増築とかにつきましては、木床とかそういう内装材の利用を促進してやるような方向で考えてございました。
委員長(小川昌義君) 安住委員。
委員(安住稔幸君) そうしますと、今度の新設小学校につきましては、その木材利用に関してはどのように検討されたのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 木床のフローリング等の利用につきましては同様の考え方をしていますし、まだ設計が固まっていませんのでどこまで内装材を木利用するかというのはあれなんですが、そういうフローリングとか壁材とか、そういうところで内装材を利用していきたいと考えてございます。
委員長(小川昌義君) 千葉委員。
委員(千葉達君) 私は1件だけ質問させていただきます。実績報告書200ページ、道路維持の件でございます。200ページのずっと下段のほうに委託関係でございます。その中で、工事名が町道除融雪業務委託、除雪延長163キロメートル、融雪延長68キロメートル、事業費1億6,471万2,000円となっております。平成23年度、前年は除雪延長161キロメートル、融雪延長60キロメートル、合計1億5,584万9,000円となっております。差額、約1,000万円というところなんですが、さほど距離数が延びていないにもかかわらずキロ単価が上がっているという、まずその想像される理由というか原因というか、それをお伺いします。
委員長(小川昌義君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) この表から明示しています距離数につきましては、町道のうちの対象路線数ということで計算しているものでございます。ですから、23年から24年度に見直しをして全体のうちの3キロメートルですか、除雪が3キロメートルで融雪が8キロメートル、その対象延長をふやしたということでございます。ですから、全体の延長ではなく、あくまでも路線の対象延長をふやしたということでございます。よろしいでしょうか。
委員長(小川昌義君) 千葉委員。
委員(千葉達君) この年度をさかのぼってみますと、平成18年実績においては実績延長が144キロメートルで事業費3,559万4,000円、1年飛んで平成20年度はどうなっているかというと203キロメートル、事業費は7,833万7,000円ということで、23年、24年度はかなりの差が出ているんですが、これは地震の復興事業の重機の雪が降ろうと降らないかかわらず重機を確保しなければならないとか、そういった部分でこんなに事業費がアップしなければならなかったのでしょうか。それをお伺いします。
委員長(小川昌義君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) これはあくまで出動回数、実作業日数で実績になっておりまして、18年はかなり雪が少なくて実際の除雪回数1回でした。融雪は18年は40回ほどやっているんですが除雪が1回だけということで、かなり少ない金額となっております。23年度はちなみに融雪が75回出動、24年度は71回でした。出動しております。除雪が23年が10回、10日です。24年は8日、ただこれは24年についてはちょっと回数が減っていますが、対象距離数がふえたというようなことで、全体の総括実績ということで23から24年度についてはふえているものでございます。以上です。
委員長(小川昌義君) 千葉委員。
委員(千葉達君) これだけははっきりします。キロメートル数ではない、出動回数だということだと認識しました。それで、最後の質問になりますが、この業者と、例えば25年度の除融雪業務の業者と契約というか入札するとき、もし雪が降らない年、降る年、最低限度その契約の時点で入札の時点で条件つきになったと思います。天候によって降る年と降らない年ありますので、寒い年、暖かい年、最低限どこまでがその分岐点というか最低ここまでは支払います、降ろうが降るまいが。プラス出動回数何回につき、1回につき幾らとかそういう契約でしょうか。その辺をちょっと詳しく説明願いたいです。
委員長(小川昌義君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 除融雪、年間委託9月、10月に通常発注しまして、実際は12月1日から契約で3月の末まで。機械は町内3つのブロックに分けまして、それぞれグレーダーの数、それから融雪剤散布車の数というようなことで契約しております。2月11日から3月15日までは機械を富谷町だけに使うということで拘束をしております。ですから、1日1台何万円ということでその拘束料は最低発生するものでございます。あとは融雪剤については使った分の数量、それをちゃんと伝票でもらいますし、それを1日ごとに確認しますし、融雪車の出動、除雪車の出動についてもメーターは必ず、100メートル方式で担当者が確認できるような形になっておりますので、それの実績をもって支払っているというような状況でございます。
委員長(小川昌義君) 千葉委員。
委員(千葉達君) 最後の最後になります。今おっしゃったのは理解できましたが、今業者は何社でしょうか。24年度実績においては契約している、入札しているというか、業者の数をお伺いします。
委員長(小川昌義君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 先ほど申し上げました町内3つの工区に分けて作業しておりますので、契約業者は3社でございます。
委員長(小川昌義君) 菅原委員。
委員(菅原福治君) それでは、私から産業というか観光振興事業の観光資源発掘調査、先ほどから同僚委員から……。
委員長(小川昌義君) どこを質問しているか。
委員(菅原福治君)ページの48ページ、実績報告書。先ほどから同僚委員2名から出ておりましたけれども、一部ダブっております。ちょっと聞き取れなかったことが若干あったんですけれども、もう一度お答えいただきたいんですが、この事業によってどのような効果があったのか、もう一度お願いしたいと思います。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) では、観光資源発掘調査委託事業で、これは緊急雇用創出事業を活用しての委託事業となっています。それで、町の観光資源となる風土・歴史・文化・人・食・伝統などをデータベース化することを目的に実施しております。この作成いただいたデータをこれから有効活用して、町の観光PRに努めていきたいと思っております。また、あわせて道の駅の設置の可能性を探る基礎調査も実施しておりましたので、これらの資料を役立てていきたいと思っております。
委員長(小川昌義君) 菅原委員。
委員(菅原福治君) そのデータベースというのは聞き取ったんですけれども、データベースで蓄積していたということだったんでしょうけれども、これを特に富谷の場合は観光が弱点な部分もうかがわれますので、ぜひこのデータベースまではできたんでしょうけれども、これをもっとこの町の住民にまで、また隣には大きな市場仙台というような部分もありますので、その辺、どう生かしていくかという部分も検討されているのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) ちょっと中身、1つだけ例を申しますと、新町地区の観光ガイド資料などを作成しました。その新町を訪れた観光客へ観光ガイドがスムーズに行えるように今後利用していきたいと思っていますし、また観光ガイドを音声でも保存しているところでございます。
委員長(小川昌義君) 菅原委員。
委員(菅原福治君) そのときに観光PRですので、富谷町に絞らないというか、限らないで周りの市町村なども巻き込んだ観光PRを考えているかどうかお答えいただきたいと思います。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 郡内もしくは県といいますと、町でDCのほうに、25年度DCのほうに参加しておりましたので、そういうものを利用してPRしていきたいと思っております。
委員長(小川昌義君) 菅原委員。
委員(菅原福治君) 観光というのは来る人は富谷町だけに来るわけではないです。要は、メーンというか周りの市町村も含めて松島だとかそういうような部分も含めて来ると思いますので、ぜひその辺も検討していただきたいと思います。
次の質問でございますが、先ほども千葉委員からありました実績報告書の48ページではなく200ページです。除雪融雪業務に関してお伺いいたします。これもダブっておるんですけれども、私事業費のアップについてはお尋ねしたかったんですけれども、わかりました。私のほうからは除雪の仕方というんですか、この1年間町民から何か苦情、除雪に関係した苦情をいただいていないでしょうか。
委員長(小川昌義君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 雪の降り方によって除雪車の雪の掃き方、それから2次路線まで入ったときの門前除雪のやり切れない部分の細部までの除雪の実施等々をいただいてございます。
委員長(小川昌義君) 菅原委員。
委員(菅原福治君) まさに2次路線の住宅まで入った部分なんですけれども、特に団地の場合、角地なんですけれども、角地には大概駐車場も用意してありまして、そこの駐車場にほかから集めてきた雪を駐車場の前にそっくり置いていかれる。毎回なんだという、何年もなんだというような部分の苦情もいただいているんですけれども、それで車、自分の車が出られないというようなことで、雪が山になって出られないということがあるそうですが、それを聞いているということでございます。ぜひこの辺は委託業者に対してマナーの部分だと思うんです。ぜひこの辺の心配りといいますか、委託業者に対してぜひその辺の徹底をお願いしたいと思います。
委員長(小川昌義君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 業務委託する際も請負業者にはその辺も確認、注意しておりますし、昨年も追加で二、三日ですか、連続して日中ちょっと通行量多くてできないケースもありますので、夜間に通常業務のほかに小さい機械をもって門前除雪までさせるというような例もございます。委員さんおっしゃいましたように、今年度の契約の際はその辺も再度確認して指示したいと思います。
委員長(小川昌義君) 菅原委員。
委員(菅原福治君) それでは、実績報告書の210ページの再生可能エネルギー導入についてお伺いいたします。
災害時に避難所として利用されるということで、成田公民館と富ケ丘公民館に補助金事業として太陽光発電が設置されましたが、この施設は災害時にどのような規模でどんな効果が期待されるのかお伺いいたします。
委員長(小川昌義君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 24年度につきましては成田公民館と富ケ丘公民館に太陽光発電のパネルと蓄電池を設置いたしまして、災害時に大ホール、あと事務室、和室とか洋室の集会室、あと世代間交流室等に全部が賄える照明ではないんですが、ぱっとしたある程度人の顔が見分けられるような照明設備と、あとコンセントの利用が可能なような形の設備で整備を行ってございます。
委員長(小川昌義君) 菅原委員。
委員(菅原福治君) これは職員の方が誰でもできるようなマニュアル的なものはできているんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 工事のほうが補助の兼ね合いで繰り越しになってございまして、9月末日の工事になっています。工事完了時にはそういう資料の設置、マニュアル的なものも現場のほうに設置して、誰でも取り扱いできるような形にしたいと考えてございます。
委員長(小川昌義君) 菅原委員。
委員(菅原福治君) 関連なんですけれども、太陽光ですから今電気として、電気というか電気の使用としては使われているんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 蓄電池内にある程度蓄電されますので、震災時とかの災害利用だけではなく通常の利用においてもある程度利用できるような形では考えてございます。
委員長(小川昌義君) 菅原委員。
委員(菅原福治君) であれば、電気代に換算したら幾らぐらいの削減になっているかお伺いしたいと思います。
委員長(小川昌義君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) ちょっとはっきりした資料があれなんですが、5%ぐらいの削減だと思ってございます。
委員長(小川昌義君) 菅原委員。
委員(菅原福治君) わかりました。
この設備というのは、家庭などで言う売電装置というかそういうのはついていないんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 補助事業になっていまして、売電ができない利用形態になってございます。
委員長(小川昌義君) 次に、ほかに質疑ございませんか。永野委員。
委員(永野久子君) まず実績報告の概要の2ですけれども、支出総額の目的別一覧というのがございますが、この中で農林水産業費の歳出全体に占める割合、構成比が0.6%というふうになっております。これは毎年のようにこの点は申し上げてきましたけれども、非常に予算が全体としてこの農水予算が少ないということで、これを前提にしてまず1点目伺いたいのは、農業の後継者育成策として平成24年度はどのような事業を行ったのか伺います。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 実際の支援策というか、新しいものは取り入れてはいないんですが、これまでの補助事業等を利用していただけるように、例えばハウス助成とか何か、それをオンライン回線で若い青年が管理していますので、そういう方々に紹介しているところでございます。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) この点については町長に伺いたいんですけれども、例えば今言った後継者、農業後継者の育成策ひとつとっても、今の富谷町のこの財政状況からいきますと農水予算を大きくふやして、仮に倍にしたとしても相当なことができる。倍にしてもそんな金額にならないわけです。ようやく1億円、現在で7,886万2,000円ですから、倍にしたとしても1億6,000万円弱ということになりますので、富谷町の財政からしたら思い切った予算づけができると思うんです。それで、農業後継者にしてみますと、例えばの話ですけれども、町独自に1カ月15万円を5年間やったとしても1人当たり900万円です。これを5人なり6人なり、新しく後継した方に対して町が独自にしていくという、所得補償をするということをやったとしてもまだおつりが来るぐらいですから、こういう思い切った農業に対する手厚い施策というのが必要ではないかと思いますが、町長はどのようにお考えですか。
委員長(小川昌義君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 当面、今までも努力していているところでありますけれども、現状取り組んでまいります。しかし、0.6をもって富谷町の比率ゼロコンマ幾らが幾らとか7,000万円がどうだとこういうことはなじまないのではないでしょうか。富谷町の人口構成比、予算構成、農業者が専業農家どれぐらいいるのかも含めて全く農業者がゼロだったらどうなります。農業振興費ゼロに近いということになりますよね。したがいまして、単に数字ひとり歩きするわけではありませんので、0.6、8,000万円近くのこの支出というのは相当な施策になっているはずなんです。そういうふうなことからして、従前からビニールハウス助成も含め新しい若い皆さんの農業への参入もあり、非常に芽は育ってきていると思います。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) 富谷町は確かに農村が主体となっている市町村と比べれば農家の戸数も少ないですし、耕作面積も比較的少ないとは思います。しかし、富谷町の中の大事な産業になっていることは事実ではないですか。その認識は町長にはもちろんあると思いますが、どうでしょうか。
委員長(小川昌義君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 当然であります。ですから、数字は相対的に下がらざるを得ないんです、富谷町の今の状況、農水産業。こういった数字を富谷見れば相対的に下がらざるを得ないというのは当たり前だと思うんです。それをもって農業振興策が手薄になっているという見方は一面の見方だというふうに思います。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) 富谷町は、国が後継者に対して所得補償の制度をつくりましたけれども、富谷町では該当はしていないんですが、これはどういう理由であったかを改めて伺いたいと思います。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 国の要件に該当する方がいなかったということであります。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) 国の要件に、例えば地域で全体で計画を立てるといったような要件もあって、そこに富谷町の場合はうまいぐあいにはまっていけなかったという側面もあったと思うんですけれども、現に農家がいて、そこで耕作者がいて頑張っているわけですから、何もやっていないとは言いません。でも、後継者を育てるという一番大事な問題で町がこのぐらいのお金を使ってもいいのではないかと思うんですが、改めてこの点について、例えば農業後継者育成のための基金といったような、仮称ですけれども名前をつけて基金をつくるといったようなこともぜひ検討してみてはどうかと思いますが、町長、改めて伺います。
委員長(小川昌義君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 従前からの課題でありますので検討はいたしますけれども、現実的には難しいことだと思います。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) それでは、決算書の39ページ、40ページですけれども、この中に、40ページのちょうど中ほどです。労働費県補助金の中の1節緊急雇用創出事業臨時特例交付金についてですけれども、これにつきましては12事業26人というふうにご説明がありました。そこで、この12事業の名称、担当課とそれからそれぞれの人数、内訳を伺います。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 人数的には96人です。96と言ったつもりだったんですけれども、96名になります。
それでは、まずは課のほうから申し上げますと、14課になりまして、学校教育課、生涯学習課、都市整備課……。(「済みません。それぞれの課がやっている事業名と人数を課ごとに事業ごとに言っていただくと」の声あり)
産業振興課では、まずは新商品販売全国展開観光誘客事業ということで2名、それから同じく産業振興課で富谷町観光資源発掘調査7名、学校教育課町立中学校業務補助が24名、生涯学習課が西成田コミュニティーセンター施設警備業務3名、都市整備課道路交通安全施設維持業務2名、町民生活課環境美化推進事業2名、それからこれから言うのが震災対応臨時職員ということになっていますので、これはまとめて課と人数だけ申し上げます。あったかまちづくり推進課が2名、財政課が2名、総務課が2名、税務課が1名、町民課が7名、健康増進課が1名、子育て支援課が2名、上下水道課が1名、給食センターが4名、生涯学習課が18名、子育て支援課が1名、学校教育課が1名、それから今度は事業名が変わります。町民生活課の震災廃棄物等処理業務2名、同じく町民生活課廃棄物処理従事者育成事業2名、同じく町民生活課放射線量測定業務6名、長寿福祉課が被災者よりそい生活支援事業1名、そして産業振興課が林業技術技能継承推進事業1名の96名となっています。以上です。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) 決算書の110ページですけれども、110ページの商工費の1項2目商工振興費の中で110ページ一番上のほうになるんですけれども、備考欄に、19節の負担金補助及び交付金のところのこの欄の一番右のところに企業誘致事業で4,200万6,580円が書いてあるんです。この企業誘致事業ということなんですけれども、この中身は実績報告にある企業立地促進事業と雇用促進事業のことなのでしょうか、伺います。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) まずは旅費のほうで企業立地セミナー等で旅費が……。
実績報告で。雇用立地促進事業、実績報告書の中身になりますが事業、それから雇用促進奨励金、それから実績48ページになります。企業立地促進事業の金額、それから雇用促進奨励金、それからここには書いていないんですけれども、そのほかに記載はないんですが、旅費とか印刷製本などが含んでの4,200万円になっております。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) そうしますと、こちらの実績報告には既に立地された企業へのそれぞれの奨励金が計上されているんですが、そのほかに新たな企業誘致のためにセミナーということもおっしゃっておりましたが、そのほかにどういう活動をして、新たな企業誘致のために幾ら予算を使っているかということを伺います。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 奨励金はもちろんのこと、それから今言われたような企業立地セミナーへこちらで出向いて企業さんのほうに町を紹介、PRしているところでございます。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) そうしますと、成田2期北についてはその後どういう動きになっているかを伺います。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 成田2期につきましては、以前にも申し上げているとおり、200ヘクタールという広大な土地になっておりますので、宮城県産業立地課が中心になりまして、県レベルで今誘致活動とあわせて企業立地セミナーなどによって、町からもそこに出向いて一緒に活動しているという展開でございます。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) 見通しはどうなっているかはわかりますか。
委員長(小川昌義君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 見通しにつきましては、企業誘致ですのであるときふっと持ち上がるときもあります。ただ、照会、問い合わせは来てはおりますが、何分現地がまだ山林状態ということもあります。そういったところも含めて県レベル、あとは町がそれに随行しながら一緒にPR活動を今展開しているというような段階でございます。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) それでは、実績報告、同じ48ページなんですけれども、制度融資について伺います。中小企業振興資金の利用が前年度よりマイナスになっている、この要因はどういうことにあるのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 23年度30、そして3件、24年度は25件ということで新たに申請される業者さんも少なくなってきている、該当する業者、企業のほうも少なくなってきているのかと思っています。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) この中小企業振興資金は貸付限度額2,000万円、据置期間が1年、返済期間が10年、利子が1%ということですが、これでよろしかったでしょうか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 利子に関して1%というのは補給ということ……。長期が2.2ということでなっています。短期が1.8、1%というのは利子補給のことかと。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) 長期の利子、短期の利子が2.2とおっしゃいましたか。長期の利子が2.2、短期が1.8ですね。それで、この資金を利用できる対象となる事業者の条件というのはどういうものか伺います。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) まずは町内に事業所、店舗を有するということで、それから個人ですと町内に住所を有する者ということで、宮城県信用保証協会の対象となる中小企業者であることになっています。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) 宮城県信用保証協会の対象となる事業所というと、どういうものですか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
産業振興課長(横倉時夫君) 富谷で事業を営んでいる中小企業者で、その町村で要綱に定めた者に該当するものであればということになっています。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) では、その要綱に定めるという要綱の要件とは何ですか。
委員長(小川昌義君) 産業振興課長。
振興課長、後で提示する……。永野委員、後で提示してもよろしいですか。次の質問に差し支えますか。永野委員。
委員(永野久子君) 質問の角度を変えます。この中小企業振興資金を借りられるような事業者さんはまだいい。もっと小さくてこういう資金さえ借りられない業者さん、業者というほどでもないぐらいの個人経営者であったりするような方々がたくさんいらっしゃるわけですが、ところが、この方たちが駆け込みで使える小規模企業小口資金というのは廃止されてしまったわけです。この議会の中でも明らかになりました。町長は廃止したことさえ忘れておられたぐらい本当にこの小規模企業小口資金はあっても対象者が本当に大変な業者さん、小さいところを対象にしていながらさまざまな制度上の厳しい制約があって時間もかかるし、銀行も取引銀行が使えないというようなことがあって、町が廃止したと同時に利用者の側からも非常に使い勝手が悪かったと思うんです。
そこで、この経済情勢のもとで中小零細企業を対象とした小規模企業小口資金と同等のこの制度というのを復活して、そして決裁までの期間を短くしたり取引銀行を活用できるというようにして、使いやすいものにしていくという対応が求められているのではないかというふうに思うんですが、この点について町長のお考えを伺います。
委員長(小川昌義君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 承っておきたいと思います。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) 実績報告の200ページですが、このページの一番下の成果及び今後の課題のところで、舗装の経年劣化に伴う維持補修及び側溝の有蓋化については、長期的な視点に立ち緊急性等を考慮しながら計画的に実施していく必要があるというふうに書かれております。そこで伺いたいんですけれども、現在行っている側溝の有蓋化は路面の舗装の打ち直しというのもあわせてやっておりますけれども、早い段階で側溝整備をした地域においては、路面の劣化状態がそのまま放置されている状況にあります。そこで、舗装の打ち直しについて経年劣化への対応として緊急性を考慮するということですけれども、緊急性が高いというふうに今町が認識している地域はどこなのかを伺います。
委員長(小川昌義君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 東向陽台地区が今は最優先に舗装の打ちかえをやっているものでございます。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) 東向陽台地区一丁目から三丁目までを何年がかりでこの路面の打ち直しをやるのか。三丁目についてはかなり進んでいる部分があるかと思いますけれども、その計画を伺います。
委員長(小川昌義君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 金額で申しますとかなりの金額ということで、有蓋化対策にして年度を区切って何メートルということでやっていければ本来いいのかと思うんですけれども、トータルでですと50億円ぐらいの結構な額を試算しているところでございますので、昨年度から二丁目から集会所周辺からということで始まったわけでして、今東西のメーン道路、今年度で終わりましたので、今後二丁目のメーン道路から北側の部分を予定しておりますが、このあと、二丁目から一丁目、三丁目についてはガスの復旧やら側溝の有蓋化で結構今のところ平坦性が保たれているような状況ですので、二丁目、一丁目を中心にできるだけ事業費を確保しながら進めていければと考えております。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) 実績報告の202ページですけれども、一番下のところです。成果及び今後の課題ですけれども、町道郷田線については測量調査設計が完了したので事業用地協力を得るための準備をするというふうに記述されております。この郷田線については、全線終わらせるまでに何年間必要というふうに見ているでしょうか。
委員長(小川昌義君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 延長は約250メートルほどですので、通常道路改良の単価ですとそんなにかからないのかなと思いますが、まず用地協力を得るための努力をするというようなことでございます。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) ちょっともう一度確認しますが、郷田線全線対象でと考えてよろしいわけですよね。西コミの入り口までということではないですね。そこを確認させてください。
委員長(小川昌義君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 当然一番奥までではなく、入り口から少しすりつけた部分までということでございます。
委員長(小川昌義君) ほかに質疑ございませんか。永野委員。
委員(永野久子君) 最後になりますけれども、実績報告の212ページですが、一般公園管理事業に関して老朽化した遊具について更新はどのように進んでいるのか伺います。
委員長(小川昌義君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 遊具の更新につきましては、平成24年度から公園の供用を開始しまして30年を超える公園の遊具の交換を計画的に実施していまして、31公園ほどありますが、24年度におきましては東向陽台一丁目第1公園、第3公園、東向陽台二丁目公園を実施してございます。
25年度につきましては東向陽台一丁目第2公園、東向陽台三丁目第2公園と太子堂一丁目公園を予定してございます。
委員長(小川昌義君) ほかに質疑……。小泉委員。
委員(小泉光君) 1点だけ伺います。予算書118ページ、町道穀田線歩道新設事業、1億5,000万円近くかけて大分工事が進んだわけですけれども、ここは当初予算では1,500万円ぐらいしかついていなかったんです。たしか補正のときにも聞いたかもしれないですけれども、この工事が進んだ理由を教えてください。
委員長(小川昌義君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) これは23年度から繰越分が入っていまして、その事業費が23年度繰越分と24年度の2つの工区のうちの1つが終わって、1つは繰り越ししたんですが、一部前払い金を払っておりますので、2カ年度にわたる工事があったということでございます。
委員長(小川昌義君) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
委員長(小川昌義君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する総論を省略し、採決したいと思いますがご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
委員長(小川昌義君) 異議なしと認めます。よって、これより採決をいたします。
認定第1号平成24年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
委員長(小川昌義君) 起立多数と認めます。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
以上をもちまして本日の議事を終了いたします。
なお、次回は9月12日木曜日に引き続き行うことといたします。
本日はこれにて散会いたします。
ご苦労さまでした。
午後1時59分 散会
富谷町議会決算審査特別委員会は、富谷町議会議場に招集された。
委員長(小川昌義君) 皆さん、おはようございます。
本日の出席委員は18名であります。定足数に達しますので、直ちに「決算審査特別委員会」を開きます。
委員長(小川昌義君) 認定第2号 平成24年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
これから各担当課長へ内容の説明を求めます。健康増進課長。
[健康増進課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]
委員長(小川昌義君) 以上で、説明を終わります。
これより質疑に入ります。質疑ございませんか。佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) それでは、実績報告書168ページのところでお尋ねいたします。
さまざまな表が並んでいるわけですが、国保に加入している人の人数が9,812人、そして費用額が29億3,520万5,790円ということになっていますので、平成24年は平均で1人が19.8日医療機関にかかりその費用は29万9,445円だったと、このように考えていいでしょうか。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 1人当たりの関係とか、168ページの2の保険給付の状況について、療養の給付というところにそれぞれ1人当たりの受診件数とか日数、費用額について記載しているとおりでございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) そういう表があるのですが、1人当たりにどれくらい年間かかったかなということですると、約20日、そして30万円だということではないのかなと思ったんですが、こういう考え方は正しくないですか。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) この表については、療養の給付の分と療養費の分と分けている資料でございますので、全部トータルすれば、計算した結果であれば、議員の算した数字もそのとおりだと思います。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 今のは保険給付についてだったので、多分それで間違いがないかなと思っております。
それで、国保連合会からレセプトデータの利活用に対するモデル事業としてということで、30万円がさっき決算の中であったわけですが、これは歳出のところでいきますと、プロジェクターとスクリーンとのお話でしたが、分析をしたというふうに後からのところでなっているわけで、どのように分析されたのか。その分析がプロジェクターとどういうふうにつなげて分析になったのかお尋ねしたいと思います。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) プロジェクターとスクリーン等については、分析した結果を例えば被保険者の皆さんとか、健康推進の研修会とか、そういったところで手配する、活用するための資材ということで購入、それが対象ということでございましたので購入しているものです。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、レセプトが返ってきたときにどういう傾向があるかという、そういう分析のための補助金ではなかったということですか。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 分析そのものに対する費用に対する補助金ではございません。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、実績報告書の173ページのところに、今年度は、宮城県国保連合会から「レセプトデータ利活用に関するモデル事業」の補助金を受け、疾病予防につながる医療分析を行ったと、こう書いてあるのは、そうすると、その分析はどのように行った、どういう事業で行ったのかお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) こちらのレセプトデータ分析は、国保連、あとは別にレセプトの分析システム、こちらのほうを使って分析できるようになっておりまして、それで分析しております。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、今回のモデル事業というのは単年度、平成24年度で終わるというものですか。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) このモデル事業は、そういったレセプトデータがもともとあったんですけれども、それの活用が余り普及していないというところで、その普及のためのモデル事業です。それで、今富谷町がそのモデル事業に参加しまして、データの利活用についての手法です。もともとシステムは皆満足できるまでのものではなかったんですけれども、データの分析ができるようなデータシステムがあったんですね。それの利活用をうまくしていきましょうという取り組み方法について、モデル事業で学んだというところでございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、そのレセプトデータは国保連のところでできるということですが、医療費の分析については、そうしますとどういうことが平成24年度で、こういう点が顕著にあらわれたとか、80万円を超えるものが何件あった、30万円超えるものが何件あったということでしたら、そういう重篤になるようなものがふえていっているのか、反対にそれが減少していっているのか、そういう分析はどうなっていますか。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 平成24年5月診療分をもとに分析しているんですけれども、この分析の結果は、高額となっている疾病はいわゆるがんです。あとは循環器系の疾患、心臓とか脳ですね。そういったところが大きく医療費の高額化につながっている、死亡、重篤化につながっている疾病であることが分析の結果わかっているところでございます。
また、金額のほうですけれども、先ほど高額医療の共同拠出金で申し上げました80万円以上の分が733件あったということなんですが、今回最高ですと1カ月1人当たり966万円、約1,000万円弱といった方がいらっしゃいます。簡単に、100万円以上を見ますと148件ございました。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、その分析データが今後どのように生かされていくのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) こういったレセプトデータ分析を踏まえまして、例えば24年度ですと、脳検診の対象年齢をこれまで45歳だったものを40歳に対象をふやした、広げたといったところとか、あと今言ったような脳血管疾患が大分大きな割合を占めているので、脳血管元気教室というような保健事業を25年度は行うといった、そういった保健事業のほうの取り組みに生かしている状況でございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) ジェネリックの医療の差額通知を出したということが書いてありますが、これによる効果はあらわれていますか。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
康増進課長(奥山育男君) 数値的に見ますと、費用額ベースで見ますと、まだ21年、22年、23年、24年度の状況からはまだその効果と言えるような減少傾向とかまでには至っておりません。震災による医療費が増加しているというようなところもありまして、当然ジェネリック医薬品の調剤費も前よりは上がってはいるんですけれども、全体的に調剤費が高くなっているので、今は医療費全体が高くなっている状況から、ジェネリック医薬品が効果を上げているというところまではまだ見える状況ではないと言えます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、普及は進んでいるというようなお話でしたが、数値ではその普及の度合いはつかんでいますか。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 具体的な効果という部分での数値は、今申し上げたように見えてはございませんが、国で示している数量の目標値というのがあるんですけれども、そちらは30%というところで目標値があるんですが、富谷のほうは30.1%ということで、数量ベースの目標は達成はしているという状況でございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、各医療機関の中でジェネリックを扱うというところがふえ、それが次第に上がってきているということですよね。ジェネリックがない医薬品もあるわけですが、そういうものについてもそうですけれども、今後さらに目標値を上げ、富谷町ではジェネリックを使うようにと今後もやっていくということになるのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) ジェネリック医薬品の普及については、これからも引き続き進めてまいります。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 実績報告書、171ページです。国保税のほうについてお尋ねします。調定と収納という表がありまして、平成24年は現年で93.37%、滞納繰越22.78%だったということになっています。現年のところでお尋ねしますと、1.86ポイント伸びたということになっています。これの取り組み、上がった理由をどのように検討したのかお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) こちらの数字が上がっている理由といたしましては、平成23年、24年度と震災復興関係で宮城県に大分資金のほうが投入されております。富谷町のみならず県内の各市町村も収納率が上昇しているというふうなことから、これらの影響があったと思われます。
また、滞納整理機構に随時職員を派遣しておりましたけれども、その職員が税務課のほうに戻ってきまして、その職員の収納関係での上昇もかかっているかと思っております。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 滞納繰越については少しだけ下がっていますが、これについてはどうでしょうか。
委員長(小川昌義君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) 滞納整理の方針といたしまして、現年度分の課税を優先に滞納を減らしております。その関係から、どうしても滞納繰越分のほうまでなかなか手が回らないというふうなことも実情ございまして、新たに滞納をふやさないというふうな観点から滞納整理を進めているわけでございまして、全体的に見れば収入未済額は全体的に縮減するというふうな取り組みでやってございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 滞納整理機構については、これまで職員は何人派遣していますか。
委員長(小川昌義君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) 今現在の職員も含めまして4人になっております。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 先ほど対策監がおっしゃったように、それだけのものを学んできているので町内での対応ができるようになったということであれば、今後については派遣をするということはしなくていいのではないかと私は思うのですが、平成24年度、25年度についても派遣をしているわけですね。だけれども、今後についてはこのことはもう中止するという検討はしたのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) 今のところは、機構がある限り派遣職員を出して、そのノウハウをうちのほうに持ってきて、収納率をこれまで以上に上げるというふうなことで取り組みたいと思っております。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 滞納している人たちのところの働きかけというのは、やっぱりどうやったら払えるかという生活実態とか、分割でこういうふうにしましょうだとか、それから生活の本当に相談になるようにしながら進めていくことだと思うんです。それは、やはり町の職員が同じようなところで生活しているという立場から進めていくべきものだと私は思うのですが、その点についてはどうでしょうか。
委員長(小川昌義君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) 今機構のほうに移管している方も同様に、何度も催告を出しているわけでございます。その催告に無反応な方、納税意欲のない方について機構のほうにお願いしているところでございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 実績報告書の172ページです。資格証についてですが、平成24年はゼロということになっています。短期保険証についても平成23年が429件、平成24年は390件となっています。現在ではこれはどのようになっていますか。
委員長(小川昌義君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) 8月末現在なんですけれども、366人の方が対象になってございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 資格証出さずに短期証に振りかえていくという取り組み、大変歓迎するわけですが、これをどのように行って短期証につなげていったんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) 資格証明書も短期証と同じように町の窓口にいらっしゃって交付をするというふうなことで行っておりました。しかしながら、資格証者の方が窓口に来庁して交付をされる方が非常に少ないというふうなことで、税務課といたしましては、納税の相談をするためにその手段として交付をしているところがありましたので、効果がないというふうなことで、資格証から3カ月証にかえて納税の相談の機会をふやす目的で変更したものでございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 366人ということですが、そうしますと保険証のとめ置きというものは現在ありますか。
委員長(小川昌義君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) とめ置きといいますか、ご案内はしているものの窓口に来庁されていない方につきましては、8月末現在で103名ほどいらっしゃいます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) その人たちは、どういう連絡の仕方をしているのでしょうか。電話でなのか、これこれなのでということで郵便で通知をしているのか、どういう手段で連絡をとっていますか。
委員長(小川昌義君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) 1カ月証、3カ月証、6カ月証とございます。1カ月証につきましては毎月、3カ月証につきましては3カ月ごとにというふうなことで、郵送でご案内をさせていただいております。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、その103人の人が、その人の手元に保険証がないということですよね。そういうことではないんですか。
委員長(小川昌義君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) この103人の方につきましては、手元に保険証はないものでございます。ただ、この103人のうち、こちらのほうでも1年間未納といった方を選定いたしまして、訪問をしてお会いする機会をつくっております。ただ、訪問してもなかなかお会いできない、そういった場合には、不在差しおき等を置きまして戻ってきているというふうなことでございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 手元に保険証がないというのは、非常に医療機関にかかるときに大変だろうと思うわけで、速やかにその保険証を郵送するというようなことはしないわけですか。
委員長(小川昌義君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) あくまでも納税行使の機会を得るための手段としてやっております。また、103名の方がとりに来られないというふうなことでございますけれども、今のところ病気をされていなくて必要がないというふうなことで思っております。
委員長(小川昌義君) 次。佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) それでは、数字について少しお尋ねします。国保税1世帯当たりでは幾らになったでしょうか。平均です。
委員長(小川昌義君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) 済みません、もう一度お願いいたします。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 国保税、平成24年度決算したわけですよね。そうすると、1世帯当たりの国保税の平均というのが出るかと思うのですが、それについては幾らでしたでしょうか。
委員長(小川昌義君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) 済みません。今手元に資料がございません。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) それでは、後で計算したものをお示しくださいますか。
委員長(小川昌義君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) 済みません。今のご質問ですけれども、行政実績報告書の172ページ、8の中段のところに1人当たりの調定額というふうなところでご確認できるかと思います。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) その次に国保加入者の平均所得もお尋ねしたいと思うんです。ですから、大体1世帯当たり2人ぐらいだということだと思うんですね、加入している世帯というのは。そうすると、1人当たりの調定額ではなくて、やはりちょっとずつ変わってくるんだと思うんです。1人当たりではこのように出ていますけれども、1世帯当たりではどれくらいの負担になっているのかをお尋ねしたいと思うのです。それは、これまでも伺ってきたことがありまして、数字としては出るのだと思うのですが、どうでしょうか。
委員長(小川昌義君) 税務課長。
税務課長(内海壮晃君) ちょっと集計的に難しいところがありまして、なかなか出ないと思います。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、調定額を1人当たりで割ると。この表に出ているもの以外はなかなか難しいということですか。
委員長(小川昌義君) 税務課長。
税務課長(内海壮晃君) はい。国保の場合はいろいろ出入り等がありますので、ちょっと捉えることが難しいと思います。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 国保加入者のある時点での平均所得というものについては調べていますか。
委員長(小川昌義君) 税務課長。
税務課長(内海壮晃君) 今持ち合わせがありませんので、後で知らせます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 財政調整基金の残高、1年間で平成24年で積み立てた額をお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 23年度末の残高が7億9,784万3,000円でした。それに平成24年度中の積立額を合わせますと2億3,671万5,000円で、24年度末での残高は10億3,455万8,000円というふうな状況となってございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 173ページの成果と課題のところに、震災による一部負担金の免除3億2,000万円弱というのが書いてありまして、これが全体を押し上げたというような書き方になっているかと思います。さっきの決算の資料の中で説明があったわけですが、この国の施策で進められてきたものですね。そうしますと、この国保会計で町が独自にこの負担分を負担したということはあるのかお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 一部負担金の免除、そして国保税の減免額については全て、10割、国等の負担金、調整交付金等、特例交付金で賄っておりますので、町からの負担分はございません。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) そういうことなのですが、何か全体が押し上がっていて、すごく国保会計が窮屈になっているように読み取れる部分があったものでお尋ねしたわけですが、町からの負担分はないということになっています。この一部負担金の免除については、平成24年度末まででした。それで、県は引き続きやるようにと、被災者の人たちが求めたものに対して国が行うべきものだからといって24年度で打ち切ったわけです。さまざま意向調査が来ているかと思いますが、これについて富谷町はどのように回答しているのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) ただいまの件については、9月6日付の河北新報にもたしか掲載があって、県知事の方針が載っていたかと思うんですけれども、町としてもこれまで同様に、基本的には全額をこれまでどおり全額国の負担でもって支援をいたしたいというようなことでの回答を申し上げておりました。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) ぜひその方向で進めばいいなと思うわけですが、避難者で富谷町に来ている人が入院した折に、岩手・福島はまだあるそうだねと。すごい不公平だなということを言っていたというのをこの間も話したわけですが、町は県に対して、それでも国はそう言っているのだけれども、県として支えるということ、そして継続するということを強く求めていくことが必要だと思うのですが、そのように県に求めていますか。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 県のほうに対しても先ほど申し上げたような、従前同様に全額国の負担でもって支援をいただきたいという旨をお願いしています。
ただ、このお願いはずっとやってきているわけですけれども、それで一向にそれに対する支援策が、支援が8割だけで2割ベースはないということですので、県のほうでもこのままでは済まないということで低所得者、住民税の非課税世帯を対象に絞り込んで、その部分だけでも何とか支援措置をお願いしたいというような方向で、県のほうで国のほうに要望の方向を少し転換した形でお願いしたというのが9月に新聞に載った内容のものでございます。
委員長(小川昌義君) この際、11時10分まで休憩します。
午前11時00分 休憩
午前11時10分 再開
委員長(小川昌義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
先ほどの質問に対して、税務課長のほうから答弁するということですので、許します。税務課長。
税務課長(内海壮晃君) 先ほど質問ありました国保1世帯当たりの税額ということで、1世帯当たり16万3,933円となってございます。もう一つが平均所得ということで、1人当たり56万9,084円となってございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) ありがとうございました。
最後ですが、先ほど伺いましたが、財政調整基金が10億3,455万8,000円ということでした。平成24年度の国保税の税率は、平成23年度に引き下げて23年、24年、そして今年度が25年度ということで3年目です。この10億円を使ってさらに国保税の引き下げということについては、決算の時点で検討したでしょうか、お尋ねします。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 今議会の冒頭、町長の方針でも町長が述べておりましたように、3年目ということでございますので、この基金の状況、あと今年度25年度の医療給付費等の状況といったものをさらに見ながら、見直しのほうは進めるというようなことで考えてございます。
委員長(小川昌義君) ほかに質疑ございませんか。出川委員。
委員(出川博一君) 1点だけ。決算書の176ページ、ここに不納欠損額で1,872万円ほどあるんですけれども、これは何の分でしょうか。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。もとい、徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) こちらの不納欠損の人数、件数なんですけれども、決算意見書のほうに記載がありまして、(「131件になっているけれども」の声あり)131件でございます。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) それは131人でしょうか。
委員長(小川昌義君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) はい。実数でございまして131人でございます。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) この176ページの1目4節から6節までの滞納繰越分の項目を説明いただきたいんですけれども。
委員長(小川昌義君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) こちらの不納欠損の内容なんですけれども、医療費給付費分の滞納繰越分、それから支援金分の滞納繰越分、それから介護納付金分の滞納繰越分になります。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) つまり、この3つにわたっては同一人が絡んでいるということでよろしいんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) 必ずしも3つに絡んでいるというふうなことではございません。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) でも、基本的に納付されるときには合計額での納付書になっていると思うんですけれども、その辺のところは、ではばらばらに納付しているということでしょうか。
委員長(小川昌義君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) 例えば介護納付金分などは対象年齢が決まっておりますので、対象年齢に満たない人につきましては該当にならないというふうなことでございます。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) それで、この不納欠損分のいわゆる上位5件ぐらい、5人ぐらいの欠損額がおわかりであればお示しいただきたいと思います。
委員長(小川昌義君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) 個別の資料、今手持ち資料がございませんので、後ほどお示ししたいと思います。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
員(出川博一君) それでは、その資料にどういう理由で欠損と判断したのか、その理由と督促の状況等についてもコメントをいただければと思いますけれども、いかがでしょうか。
委員長(小川昌義君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) わかりました。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) この国保の不納欠損額なんですけれども、これは調定額15億6,700万円に比率しますと、1.2%のいわゆる不納欠損を生じているということで、例えば町税の場合だと56億5,500万円の中で1,600万円の不納欠損ということで0.3%と、町税のほうは非常に低くなっているんですけれども、これは国保税の特徴といいますか、どうしても高齢者が多くてとか、そういう特徴的なものがあるんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) 一般の税目に比べまして、国保税の課税額が比較的高額だというふうなこともございまして、滞納がふえているものと思われます。(「終わります」の声あり)
委員長(小川昌義君) 質疑ございませんか。森委員。
委員(森栄君) 行政実績報告書の173ページですが、特定健診の受診率が57.8%で目標値の65%に達しなかった理由について伺います。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 65%、これは第1期の国の計画ガイドラインで定められた目標値です。こちらに向けて取り組んできたわけですけれども、いろいろ啓発をしながら、あるいは健診の受診環境にも努めてきたところですけれども、結果的に57.8%という状況でした。この数値は県内でも、市町村国保では30%台、全国では30%台、そこで宮城県は45%台、富谷は56%、当初からこの水準で来ていますので、これで満足するわけではございませんが、結果的に努力はしているんですがこのような状況となったものでございます。
委員長(小川昌義君) 森委員。
委員(森栄君) それでは、この目標値に達するため今後はどのように対応するかを伺います。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 未受診の方、結局4割の方は未受診、その中でも3年連続して未受診というような方のデータもこちらのほうでは持ち合せております。そんな関係で、そういった方々、地区について重点的に受診啓発を行っていきたいと思っています。25年度も早速ですけれども、未受診の多かった地区に限って啓発用のチラシを別途配布するなど、受診の啓発に努めていきたいと思っております。
委員長(小川昌義君) 森委員。
委員(森栄君) 前に戻って、169ページ、高額療養費、先ほど佐藤委員さんの質問とちょっとかぶるかもしれませんけれども、高額療養費の件数については89件、支給額で1,574万2,504円が増額になっていますけれども、この高額療養の対象となる疾病分類をしていればその疾病について伺います。
委員長(小川昌義君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 先ほど若干触れましたが、24年5月診療分での分析から見ておりますが、一番にはがんです。新生物、がん。次は循環器系の疾患、心臓とかの脳の。次が、数字的には尿路生殖器系の疾患、あと筋肉・骨格系の組織系の疾患というようなところが上位を占めている状況です。
委員長(小川昌義君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
委員長(小川昌義君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し、採決したいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
委員長(小川昌義君) 異議なしと認めます。よって、これより採決します。
認定第2号 平成24年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
委員長(小川昌義君) 起立多数と認めます。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定しました。
委員長(小川昌義君) 認定第3号 平成24年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題とします。
これから担当課長へ内容の説明を求めます。上下水道課長。
[上下水道課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]
委員長(小川昌義君) 以上で、説明を終わります。
これより質疑に入ります。森委員。
委員(森栄君) 決算書の214ページ、不納欠損164万2,537円、これについて法的根拠、区分ごとの金額について質問いたします。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 214ページ……(「214」の声あり)
委員長(小川昌義君) もう一度、森委員。
委員(森栄君) 決算書の214ページ、不納欠損額164万2,537円の法的根拠、区分ごとの金額について質問いたします。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 不納欠損につきましては、まず地方自治法に基づく税法の準用というような形で適応してございます。あと、欠損の理由は消滅時効によるものでございます。
委員長(小川昌義君) 森委員。
委員(森栄君) 消滅時効だけなんでしょうか。先ほど地方税法に基づいて不納欠損したということですけれども、その中でもそれぞれ法的根拠があるわけですから、その根拠、区分ごとに金額を説明していただきたいということで質問をしているので、改めて質問いたします。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 消滅時効ということですから、当年経過でございます。
委員長(小川昌義君) 森委員。
委員(森栄君) それでは、この不納欠損に至るまでどのような対応をとったのか、それについて質問いたします。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 当然、期限を過ぎれば督促状を出します。それから催告書を出します。そういった形で、あとは水道とあわせて給水停止のお知らせとか、そういった形で対応してございます。
委員長(小川昌義君) 森委員。
委員(森栄君) それでは、歳出について、220ページですけれども、今回公債費、償還金、利子及び割引料ということで1億9,381万9,657円を支出しておりますけれども、今後の公債費の償還についてどのように考えているか質問いたします。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 公債費につきましては、当然当初の計画どおり償還をしていく予定でございます。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) 実績報告書で218ページですが、一番上の下水道本管補修事業の中で、経年劣化した管路施設の機能保持と延命化等を図ったという記述がありまして、さらに右の219ページにいきますと、4の業務委託のところで、成田第1汚水中継ポンプ場長寿命化計画策定業務委託ということで315万円使ったという報告になっています。そこで伺いたいわけですが、長寿命化計画策定業務の主な内容、これをいつまでどういうことをやるというふうになった計画なのか伺います。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 成田第1汚水中継ポンプ場に限らずほかの施設もございますが、こういったもの全体で29年度までの長寿命化計画ということで、県のほうに提出してお認めをいただいているというふうな経過がございます。その一連のいわゆる積算の根拠と内容等についてお示しをするために委託業務により行ったものでございます。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) これは、そうしますと、文書になっているものであれば、私たち議会にも要請すれば提出していただけるということですか。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 成果品のどういった部分を必要とするかにもよりますけれども、内容によってはお示しをすることは可能だと思います。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) 219ページの一番下ですが、成果及び今後の課題のところでも、施設の長寿命化、中継ポンプ等の運転トラブルの未然防止、災害対策のための管路の強度化ということが課題だというふうに挙げられておりますので、それでは、中継ポンプ等の運転トラブルの未然防止、これはどういうことをやろうと、何が具体的に課題となっているかということを伺います。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) まず、委託業務ではございますが、日常の委託業務の業者さんによる計器系の確認とかそういったものの徹底、それから職員による定期的な確認、そういったものを進めているというような状況でございます。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) そうすると、今質問した件に関しては、通常の下水道維持管理の仕事の範疇にあるということでいいわけですか。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) はい。お話しした中身が基本的なものだという認識でございます。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) このように今後の課題であるというふうに書かれますと、何かここに大きな別の課題があるのかなというふうに受けとめてしまうので聞いたわけなんですが、そうしますと、その次の災害対策のための管路の強度化、これも課題だというふうになっているんですけれども、この管路の強度化というのは、全体を100としたときにどこまで到達しているのかということを伺います。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 数字的なものはまだかなり低いようなという認識ではおりますが、いわゆる大幹線であります富谷1号汚水幹線とかについては、長寿命化計画のもと管路の強化を図っているというような状況でございます。たしか1桁だったと思います。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) 1桁台の到達率だということですか。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) はい。耐震化率ということで申し上げれば、そういったことでございます。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) そうしますと、これこそ急いで早くやりおおせなければ、災害対策としても大変なことになるということになりますよね。これを受けて進めるとなれば、どのくらいの費用、今後何年かけて使うということになるんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 現在、そういった数値は持ち合せてございません。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) あんまりしつこく聞くのも何なんですけれども、管路の強度化が課題となっているというふうに記述する以上、一体どのくらいの到達点があって、1桁だとおっしゃっていたんですけれども、どのくらいの事業量が必要でどのくらいの経費が必要かというのは、ある程度のものは用意していただければというふうに思いますが、どうでしょうか。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 耐震化そのものは確かに必要なことでございますが、管路はいわゆる耐用年数50年とございますので、そういった中で一応管路の状況を見ながら進めていくというような考え方でいってございます。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) 220ページの吉田川流域下水道ですけれども、流域下水道の1、事業決算概要の中の(1)なんですが、吉田川流域下水道維持管理状況ということで、処理水量と有収水量が記載されております。これは有収水量を処理水量で割ったものがこの吉田川流域下水道の有収率だというふうに見ていいわけですか。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) おっしゃるとおりでございます。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) それで計算しますと80.87%ですが、それで間違いありませんか。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) はい、そのとおりでございます。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) この有収率は大変低いなというふうに感じたわけなんですけれども、その下のところに成果及び今後の課題ということで、下水道管路調査を実施し不明水の原因の早期発見により、雨水等の不明水の流入防止を図り、さらに流域下水道施設の延命化並びに円滑な稼働に向け云々というふうに書いてあるんですけれども、これは「今後は」というふうになっていますので、やはりこれも課題だと思うんですね。不明水の原因の早期発見ということで、今の段階で不明水の原因というのはどこにあるというふうに見ているか伺います。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 大きなところでは雨水等の流入というふうな認識でございます。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) それが4カ町村によっても相当違いがあるかなというふうに思うんですけれども、4カ町村の状況というのは把握していますか。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 4カ町村の不明水量ということであれば、こちらでデータは持ち合せてございません。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) これを向上させていく上では、やはりもう少し踏み込んだ実態というのを把握する必要があるというふうに思いますけれども、この点について今後どう対応されますか。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) いわゆる年数の経過が、年数を経過している地域を中心にというような形で調査等も進めてはございます。24年度であればあけの平地区となってございます。あとさかのぼれば、たしか20年ごろにも一度調査をしたことはございますが、結果やっぱりそういう原因等についての究明までには至らなかったというような状況がございます。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) 流域下水道については、平成23年の決算の段階で進捗率が96.21%だとお答えいただいたように記憶しているんですね。計画としても平成30年までで、富谷町は今後まださらに16億ほど負担をしていくというご説明があったように記憶しているんですが、間違いないでしょうか。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) はい、そのとおりです。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) そうしますと、進捗率は平成24年度末のこの決算の段階で何%というところまで進んだのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 24年度末ですと96.62%になってございます。
委員長(小川昌義君) ほかに質疑ございませんか。永野委員。
委員(永野久子君) 最後ですが、吉田川流域全体なんですけれども、事業が始まったのがかなり以前になります。それで、その後社会情勢が大きく変化したり、また人口や世帯数もふえたりということで、計画全体を我々議会が把握するという機会がなかなかないわけですけれども、改めて伺いたいんですけれども、説明資料として流域全体の計画と到達点についての資料を提出いただけないか、この点について伺います。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 内容をお示しいただければ、可能なものについては示させていただきたいと存じます。
委員長(小川昌義君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
委員長(小川昌義君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し、採決したいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
委員長(小川昌義君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
認定第3号平成24年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
委員長(小川昌義君) 起立全員であります。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
委員長(小川昌義君) 認定第4号 平成24年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題とします。
これから担当課長へ内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
[長寿福祉課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]
委員長(小川昌義君) 以上で、説明を終わります。
この際、午後1時まで休憩します。
午後0時02分 休憩
午後1時00分 再開
委員長(小川昌義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより質疑に入ります。質疑ございませんか。出川委員。
委員(出川博一君) それでは、実績報告書の147ページ、下段の介護保険料の調定と収納状況と、決算審査意見書の23ページ、中段に介護保険料の収納状況とあるんですけれども、この収納率が両方とも数値が違うので、この違いについてまずお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) ちょっとお待ちください。済みません。端数処理の違いだと思います。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) いや、そうじゃなくて、それでは具体的にお尋ねしますけれども、平成24年度の介護保険料の収納状況の審査意見書、23ページには95.33%とあるんですけれども、つまりそれは実績報告の中のどこに該当するのかをお尋ねいたします。
委員長(小川昌義君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) 実績報告書、147ページの下段2の、本来ですと合計の一番最終の計のところになります。
委員長(小川昌義君) 出川委員、もう少し具体的に。
委員(出川博一君) 具体的なんです。すごく具体的なんです。審査意見書のほうは、24年度は95.33%、こちらの実績報告のほうは今の説明だと95.30%ということなんですけれども、もしそうだとしても、23年度のところは実績報告では93.71、ところが介護保険の決算審査のほうでは98.50とこれは大きく違うので、それは22年度もさかのぼってみるとそうなんですけれども、この違いは何なのかをお尋ねしているんですけれども。
委員長(小川昌義君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) 済みません。意見書のほうなんですけれども、23年度の欄につきましては現年のみの数字表記になっておりまして、22年度と24年度につきましては、現年と滞繰の合算した数字が表記されております。なので、23年度と24年度を比べますと収納率で言いますと98.5と95.33、その違いでございます。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) いや、こういう資料というのは同じベースで提出すべきだと思うんですけれども、その辺はいかがですか。
委員長(小川昌義君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) 今、言われまして確認していたところ、私も収納率が高いというふうなことに気づきまして、見ましたら現年のみの数字になってございました。申しわけございませんでした。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) ということは、どちらかを直すということでしょうか。
委員長(小川昌義君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) 意見書のほうの23年度の欄の数字を、現年のみの数字から現年プラス滞繰分の数字に修正したいと思います。そうしますと、23年度の予算現額につきましては……。(「済みません、時間がないので。委員長」の声あり)
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) どちらか訂正したやつで後で交付いただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。
委員長(小川昌義君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) はい。後ほどお示しさせていただきます。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) 私、ちょっとどっちの数字かわからなかったんですけれども、審査意見書のほうで見たんですけれども、平成23年度が98.50、24年度が95.33ということで、約3ポイントほど下回ったというこの要因は何なんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) その収納率につきましては、先ほど23年度については現年分の表記ということで98.50となっておりますが、こちらの数字、現年、滞繰合わせますと93.79%になりますので、23年度に比べて24年度のほうが上回るというふうなことでございます。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) ということは、24年度に介護保険料を改定しましたけれども、その収納上、徴収上は値上げしたやつの影響はなかったということで理解してよろしいんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) この収納状況から見ますと、そういった影響は特に見られなかったというふうに認識しております。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) それで、決算書の232ページの再度不納欠損のお話で大変恐縮なんですけれども、335万5,500円、これは42人ということで理解してよろしいんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) こちらのほうは実人数で46人となってございます。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) これもいろいろ不納欠損額の大きい順に5先に、先ほどと同じような形でいわゆる額についてお示しいただきたいんですけれども、いかがでしょうか。
委員長(小川昌義君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) 今、手持ちに資料がございませんので、先ほどと同じように後ほど資料を示させていただきたいと思います。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) この不納欠損、23年度は欠損がゼロだったんですよ。それで、24年度に335万5,000円という大幅な増額になっているんですけれども、これは何か意味があるんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) 先ほど申したとおり、23年度は現年のみの数値となっておりまして、こちら現年プラス滞繰分を合わせますと不納欠損額で265万円になります。(「何」の声あり)23年度不納欠損額で265万円、そのような数字が入るようになります。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) ということは、この決算審査委員会の収納状況に書いてある不納欠損額、23年度ゼロは間違いだということですか。
委員長(小川昌義君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) 不納欠損額も含めまして、23年度の欄の数字全てに誤りがございました。
委員長(小川昌義君) 出川委員。
委員(出川博一君) わかりました。わかりましたというか、こういう大切な資料ですので、再度チェックして間違いのない資料を出していただきたいと思います。業務が進まないですよ。
私はうがった見方をしてしまいまして、介護保険が24年度で改定になっていまして、そこで調定額で約9,200万円ほどふえたこのタイミングで一気に不納欠損を計画したんじゃないかとうがった見方をしましたので、その辺のところはどのような見方をしておられますか。
委員長(小川昌義君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) 今、23年度の不納欠損額265万円と、お手元に数字は入っていないんですけれども、その数字になってございます。24年度につきましては335万6,000円というふうな数値になっておりまして、こちらのほうの不納欠損の数字でございますけれども、処分額のうち64%が時効にかかるものでございまして、それ以外の部分については、財産調査等を行いまして執行停止をしているところでございます。(「終わります」の声あり)
委員長(小川昌義君) ほかに質疑ございませんか。佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 実績報告書146ページでお尋ねします。出現率がここに書いてあります。65歳から74歳では、平成22年と同じで平成23年より0.2ポイント下がったと。75歳以上では少しず
つ上がってきているということになる表ですが、高齢になるに従ってこの出現率が高くなってきているというのが現状だと思いますが、今後もそのように見込まれますか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 高くならないように介護予防事業等は頑張っているつもりなのでございますけれども、増加に伴って徐々に上がっていくというふうなことで考えております。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 実数ですと、74歳まで162人、75歳以上が891人、2号被保険者の中で47人になって、合計では1,028人ということになっています。この中でですが、要介護3、4、5ということで、施設入所している人のことでお尋ねしたいんですが、74歳以下、74歳以上で分けてありますけれども、合計だと要介護3が134人、4が113人、5が123人で合計370人になります。この370人のうちで施設入所している人というのは何人ですか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 施設サービス費のところの人数のところで延べ件数にしかなっていないのでございますけれども、そこで見ていくと、施設サービス利用者、おおむねなんですけれども、103人というふうなところでございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、103人ということだと370人から引くと267人、在宅でサービスを受けたり通所したりということだと思うのですが、その中でどれくらいの人が施設に入ってサービスを受けたいというような把握はできていますか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 在宅サービス者のうちの施設希望というふうなところでございますでしょうか。(「はい」の声あり)そうしますと、どういう捉え方ということがあるんですけれども、待機というふうなところでの数でよろしいでございますか。結局、施設に入りたいという希望があるということは、施設サービスを申し込んでいるというふうなところでの把握というふうなことになろうかと思いますが、それでよろしいでしょうか。(「はい」の声あり)例えば、杜の風のところを見ていきますと、全待機者が201名というふうになっているんですけれども、これは8月現在ですが、富谷の方の申し込みというふうなところでいきますと36名でございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 町内にほかにも施設ができてきました。それは実績報告書などでも説明がありましたし、さっきの決算の中でも説明があったわけで、杜の風に限らずに、今、3、4、5としましたが、大体これくらいでないと施設に入るのが難しいということでここに限定したわけですけれども、それでは、ほかの施設、杜の風のみならず、成田の里などでも申し込みしているという人はどれくらいいますか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) せせらぎの里のところでの待機は163名です。そのうち富谷町の方は42名というところです。あと成田の里は全部富谷の方ですので、待機は57名というふうなところでございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 自分の家でずっと過ごすという人、それを望む人もいるかとは思いますけれども、施設に入りたいという人たちもこのように杜の風で36人、せせらぎで42人、成田で57人とあるわけで、今後の施設についての方向性、これはどのように考えているのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 現行、高齢者の住まいの場というふうなところで特定施設でありますとか、さまざまな暮らし方があるわけですけれども、そこで今の国の方針としましては、重度の方を特養というふうな流れになっております。そうでない方をではどこで見ていくかというふうなことになりますと、ケアハウスのところでの特定をとっていただいて、介護の認定を受けている方でも入られるような住まい方というふうなことも一つの考えの中には入れていかなければならない部分と思っております。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) そうしますと、ケアハウスについては今後どのように増設ができていくのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 今、町内にあるケアハウスのところは、富ケ丘ととうみやの杜の中のみどりの風なんですけれども、両方とも20、20の定員になっております。杜の風のほうのみどりの風のほうは特定施設としてとっておりませんので、そこに住まいながら外部サービスを利用というような形をとっておりますので、今後施設のほうとそういった特定をとるというふうなことでの調整といったところも必要になってくるかと思います。
あと、町内に限って利用できるというほどのことではありませんので、近隣のそういう施設がどういうところがあるかというふうな情報のところもご相談のときにお伝えして、適切に判断してもらわねばならないのかなというふうには思っております。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) それでは、147ページのところで、介護保険料の調定と収納のところで、普通徴収の人の滞納が多くなっているように見受けられますが、人数がふえているのでしょうか。平成23年、24年についての人数をお尋ねします。
委員長(小川昌義君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) 平成23年度以前の人につきましては、延べ数で395名となっております。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 24年はどうでしょうか。
委員長(小川昌義君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) 24年は140名となっております。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) これは実数ですか、平成24年度については。
委員長(小川昌義君) 徴税特別対策監。
徴税特別対策監(西山高広君) 平成24年度につきましては実数でございます。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 次の148ページです。さっき訂正がありましたけれども、一番上のところに表がありまして、13段階になっているんですね。事前に聞きましたら、国への報告と同じ様式でここに載せたということになっていました。しかし、私たちが公営でもらった第5期の介護保険事業計画によりますと、5万8,000円の第6段階に基準額があって、そこで掛け率を掛けて0.5だとか、あるいは高いところでは2倍ということになっていますが、こちらの表を使わずになぜこの表でするのか。こちらの表で議員に示すべきではなかったでしょうか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 23年と24年の比較というふうなところを考えましたので、23年度の様式のところに合わせたものでございます。来年度以降につきましては、この24と25の比較となるので、今議員のご指摘いただいたような書式になろうというふうに思います。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) そして、今回この表を見たときに13段階に分かれていたということは、所得などによって13段階に分けられたということはわかりました。そういうことだったんだなと。そうすると、階層を多くすることでなお収入、所得に合ったような保険料が設定できたのではないかと思うのですが、この点についてはどうだったんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 多段階にすることによりまして、よりきめ細やかな段階になったというふうに思っております。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) それなのに、その13段階のほうがよりきめ細かくできたのではないかと思うのですが、それにせずに12段階にしたというのはなぜでしょうか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 5段階と6段階のところが新しい段階のところで一緒というふうなところでの判断でございました。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) 何か説明になっていないような気もしますが、次にいきたいと思います。
先ほども不納欠損処理がありました。46件で335万5,500円ということになっています。滞納をしていてもこれまでどおり、介護保険のサービス、利用は制限しているということはないですか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) サービスの制限は行っておりません。
委員長(小川昌義君) 佐藤委員。
委員(佐藤聖子君) そのサービスが続けられているということは結構でした。それで、不納欠損処分を受けた人がサービスを受けた場合に、利用料を払うことに、もちろん誰でも払うわけですが、それはほかの人たちと同じ10%、1割ということですか。
委員長(小川昌義君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) はい。同じでございます。
委員長(小川昌義君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
委員長(小川昌義君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し、採決したいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
委員長(小川昌義君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
認定第4号 平成24年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
委員長(小川昌義君) 起立多数と認めます。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
委員長(小川昌義君) 認定第5号 平成24年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
これから担当課長へ議案の説明を求めます。長寿福祉課長。
[長寿福祉課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]
委員長(小川昌義君) 以上で、説明を終わります。
これより質疑に入ります。質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
委員長(小川昌義君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
議案に対する討論を省略し、採決したいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
委員長(小川昌義君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
認定第5号 平成24年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
委員長(小川昌義君) 起立全員と認めます。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
委員長(小川昌義君) 認定第6号 平成24年度富谷町水道事業会計決算の認定についてを議題といたします。
これより担当課長へ内容の説明を求めます。上下水道課長。
[上下水道課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]
委員長(小川昌義君) 以上で、説明を終わります。
これより質疑に入ります。質疑ございませんか。森委員。
委員(森栄君) 水道事業については、地方公営企業法に基づいて経営がなされておりますけれども、経営の基本原則について伺います。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 経営の基本原則については、水道法に基づくものでございます。
委員長(小川昌義君) 森委員。
委員(森栄君) 今の回答は回答でありません。公営企業法の第3条に明記されていますので、確認してください。
次の質問に移ります。286ページ、不納欠損処理計算書なんですが、その様式については23年度と異なっておりますけれども、ここに議会の議決による処分額ゼロというふうに今回計算書の様式が変わっていますけれども、これの変更に基づく根拠について質問いたします。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 根拠ですが、先ほど説明の中でも申し上げましたが、まず法の改正という前提がございます。地方公営企業の経営の自由度を高める等の観点から公営企業に係る基本制度を見直すといった観点で公営企業法が一部改正されてございます。
内容でございますが、3つございまして、法定積立金の積立義務の廃止、条例の定めるところによりまたは議会の議決を経て利益及び資本剰余金を処分することができる、経営判断により資本金の額を減少させることができるということになりました。この1番、2番目に申し上げた部分、条例の定めるところによりというところがまず今回の改正の中で入ってございます。この表の中でもここに示されております。これまでですと、前年度処分額、その下のところに2つ項目ございまして、議会議決による処分、それから条例による処分、項目2つ設けてございます。これまでですと条例による処分はなかったわけです。今回の改正により、より公営企業の自由度を高めるというような観点でこの部分が設けられたという結果でございます。
条例によりできるものということになりますと、利益の処分と資本剰余金の処分、それから資本金の額の減少については議決によるということになってございます。資本金の額の減少についてはこれまで認められておりませんでしたので、この3点も今回の改正内容に入ってございます。
委員長(小川昌義君) 森委員。
委員(森栄君) 同じくこの欠損金の未処理欠損金なんですが、2億58万3,537円の対象となる年度、いつからいつまでの分でしょうか。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) これまでの24年度欠損までの通算でございます。
委員長(小川昌義君) 森委員。
委員(森栄君) では、単年度でこの欠損金が発生したということでしょうか。確認です。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 単年度ということではなくて、23年度の欠損に24年度の欠損分を合わせて2億58万3,537円となっていることでございます。
委員長(小川昌義君) 森委員。
委員(森栄君) それでは、291ページですけれども、口径別内訳(使用給水件数)で各1本ごとに口径が示されていますけれども、業種別の内訳を説明願います。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 業種別に把握しているものはございません。
委員長(小川昌義君) 森委員。
委員(森栄君) 私がなぜこの質問をしたかというと、企業によってはこの口径数とか一般家庭なんかの口径数と異なるわけなんですね。したがって、企業が景気に左右されることは、すなわち水道の事業会計にも反映してくるわけなんですよ。したがって、つかんでいないのであれば、今後そういうような口径別の企業の内訳を調べる考えがあるかどうか伺います。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) その考えはございません。
委員長(小川昌義君) 森委員。
委員(森栄君) それでは、292ページなんですが、雑収益、23年度と比較して減額になっていますけれども、この減額の理由について伺います。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 不納欠損処分後の収入が少なかったということでございます。
委員長(小川昌義君) 森委員。
委員(森栄君) それでは、295ページの企業債関係なんですけれども、これについて302ページの企業債明細書とも関連いたしますが、今回償還している金額に当たって、この償還の基準についてはどのような基準に基づいて償還したのか伺います。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 当初のいわゆる、現在ですと金融機構との契約の内容によって償還を行っているものでございます。
委員長(小川昌義君) 森委員。
委員(森栄君) 私が思うには、この償還の基準に当たっては、例えば借りている金額が高いから高い高金利の分を早目に返すとか、あと残額が少ないから早目に償還するとか、そういうふうな基準に基づいてやっているのではないか、もう一度確認します。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 繰上償還が全く不可能なわけではございません。まず、それの前提となるもの、資金がなければ結局繰上償還もできないということ、それができなければいわゆる借りかえという方法、そういった手もございますが、制度的に6月ですか、被災地特例でやったような政策的なもの、そういったもの以外については、借りかえとか繰上償還をすることは現時点ではございません。
委員長(小川昌義君) 森委員。
委員(森栄君) それでは、これに関連して今後の償還の計画、見通しについてはどのように考えているのでしょうか。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 金融機構との契約に基づき償還を行っていくものでございます。
委員長(小川昌義君) 森委員。
委員(森栄君) それでは、299ページ、この中の量水器、7,683万1,897円の金額、年度当初ということで、それで増加分が548万8,814円になっていますけれども、この量水器の個数はどのようになっているのでしょうか。
上下水道課長(渡邉成一君) 後でお示しをいたします。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 失礼しました。後でお示しをしたいと存じます。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) 277ページの総括のところでまず伺います。年間有収率が2ポイント下がっておりまして、85%というふうになっていますけれども、原因と対策を伺います。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 有収率を確保するための対策ということで、まず漏水調査を一番考えてございます。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) 漏水調査の方法を伺います。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 24年度から3年間の契約で調査を進めております。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) 止水栓の数というのは何カ所ありますか。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 止水栓でよろしいんでしょうか。(「止水栓」の声あり)では、後でお示しをします。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) 実はテレビで見たというまた聞きではあるんですけれども、福岡市の有収率が非常に高いということで注目されて放映されていたようなんですけれども、700カ所ある止水栓を毎日職員が回って、みずからじかにその止水栓で音を聞いて漏水の調査をしているということが放映されていたというんですけれども、富谷町の漏水調査の方法というのは、先ほど伺ったんですが、24年度から3年間でということでしたが、どういう方法で調査をしているかを伺います。
委員長(小川昌義君) 事業管理監。
事業管理監(黒川正司君) 前回お話ししたんですけれども、今回は富ケ丘地区を重点的に行っていまして、制水弁というのがあるんですね。消火栓とか。あるいはそこの中に自動で感知する装置を入れ込みまして、24時間体制で調べております。ですから、例えばそこで出た場合、修理しますね。修理した後にまた出る可能性もあるので、それで24時間体制で監視する装置がついております。それで調査しております。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) 有収率が1ポイント上がると相当の、それはお金が入ってくるわけではありませんけれども、お金になるものがふえるということですよね。これは、有収率を引き上げる努力をぜひ力を入れていただきたいと思うんですけれども、同じ277ページで、1日最大給水量が平成24年7月16日に1万5,000トンとなったということなんですが、今、大崎広域水道と仙南仙塩広域水道を合わせて1日2万1,400トンの契約というのは、これで間違いありませんか。
委員長(小川昌義君) 事業管理監。
事業管理監(黒川正司君) 間違いございません。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) そうしますと、この1万5,000トンが契約水量2万1,400トンの何割かというと7割だったと思うんですが、いかがでしょうか。
委員長(小川昌義君) 事業管理監。
事業管理監(黒川正司君) 今、委員さんがおっしゃった水量は最終的な契約水量でありまして、今回1万5,000トンって流れていましたけれども、毎年の契約水量がございまして、今回も見直しをしていますけれども、今回の水量に対しては契約水量までは至っておりません。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) そうすると、実は2万1,400トンが最終水量だということだと、現時点ではもっと少ないわけですよね。この1万5,000トン、1日当たりというので、余裕がないのでどうなのかなというふうに思ったのですが、順次契約水量が大きくなっていくということで心配はないと、水量に不足はないというふうに考えていいんでしょうか。
委員長(小川昌義君) 事業管理監。
事業管理監(黒川正司君) 今回も5年間の見直しがありますけれども、毎年の人口増というふうな形で水量も当然ふやしておりまして、マックスで1万5,000トンですので、通常はそれ以上下がっております。ですから、これを100%、1万5,000トンを確保しますと、80%の責任水量分達せませんので、逆に使っていないものまで支払うような形になってしまいますので、ぎりぎりの線までで計画しております。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) もう一度確認したいんですが、そうすると、もちろんたくさん買い過ぎて契約してしまって要らないお金分、使っていないものまで払わなければならないというのは無駄なことですけれども、随時人口増だとか使う水量がふえるにしたがって契約水量は変更していくということで、心配はないということでよろしいでしょうか。
委員長(小川昌義君) 事業管理監。
事業管理監(黒川正司君) 毎年変えるわけではございません。5年間ぐらいのスパンで見直しをかけまして、それで契約していくわけです。随時あと足りなくなった場合、お願いして増量するということも可能ですので、その辺で見ております。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) そうすると、今、平成24年度の使っている水量なんですが、責任水量に対しては何%に至っているというふうになりますか。
委員長(小川昌義君) 事業管理監。
事業管理監(黒川正司君) 24年度ですと100%だったと思います。
委員長(小川昌義君) ほかに。永野委員。
委員(永野久子君) それでは、278ページなんですが、損益勘定留保資金、一番下から資本的収支において不足する額を損益勘定留保資金8,021万1,000円で補填というふうに記述されているんですが、損益勘定留保資金は24年度末で幾らということになるのでしょうか
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 24年度でございますが、6億256万2,670円でございます。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) たしか平成23年度末では11億でしたか、ぐらいあったかというふうに記憶しているんですけれども、前回の決算の段階で。この間これだけ大きく減った一番大きな要因は何でしょうか。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 委員が今おっしゃった12億何がしの金額というのは、これはいわゆる内部留保資金という考え方で現金等含めたものでお話を申し上げましたもので、今回のいわゆる損益勘定留保資金というのは、現金の支出を伴わないいわゆる資金ということで、その都度こういう不足が生じた場合これを充てるということでございます。
それから、補填資金ということであれば、今私がお話し申し上げました6億円台の金額ということになります。これは、順次毎年資本的収支で不足が生じればここから補填をしていくということでございます。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) そうしますと、内部留保資金というふうに聞けばまた別の数字が出るんですね。ではそれを伺います。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) いわゆる内部留保資金という考え方でございますが、流動資産から流動負債を引いたものという考え方でございます。流動資産といっても、いわゆる未収入分もございます。それから負債の部分というのは未払いというのもございます。そういったものも加味しなければということでお話を申し上げますと、いわゆる内部留保という形でお話を申し上げれば、12億7,399万8,873円でございます。
委員長(小川昌義君) 永野委員。どれぐらいあと質問ありますか。
委員(永野久子君) 相当あります。相当少しです。
委員長(小川昌義君) この際、2時15分まで休憩いたします。
午後2時03分 休憩
午後2時15分 再開
委員長(小川昌義君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑ございませんか。永野委員。
委員(永野久子君) 284ページ、285ページなんですけれども、この剰余金計算書は平成24年度、25年度から導入された、24年度からといいますか。25年度から。(「24年です」の声あり)そうですか。24年決算からね。それで、初めてこういう形式で見るわけなんですけれども、基本的なことですが伺います。当年度変動額、一番左の縦の並びの一番下から2番目の開発負担金を右へずっといきますと、上の欄の開発負担金という記述と建築物開発負担金と宅地開発負担金というのがそれぞれありまして、これは3つがそれぞれ別のものとなるのか、それとも、たまたまかもしれないんですが、建築物開発負担金と宅地開発負担金を合わせた金額が開発負担金になっておりますので、この開発負担金というのは右の2つを合計したものなのか、まずそこを伺います。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 表頭、表の頭を表頭と言うんですが、表のつくり方の工夫が必要だったと思います。ということは、開発負担金のうち建築開発負担金、宅地開発負担金、その他開発負担金の3つがございまして、それを合わせて開発負担金というくくりになります。ということで、委員がおっしゃるように、建築物開発負担金と宅地開発負担金を合わせたものが開発負担金という数字になります。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) そうは思ったんですけれども、今度一番上の当年度末残高を見ていきますと、建築物開発負担金と宅地開発負担金合わせた金額が開発負担金にはならないんですね。これで迷ったんです。あれ、合わないなと。これはどういうことですか。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 先ほど申し上げましたとおり、その他開発負担金というのもございますので、それを加えた合計でございます。(「はい、わかりました」の声あり)
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) それでは、この建築物開発負担金、宅地開発負担金、それぞれどこでどういうものであるかを伺います。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 件数と金額でよろしいでしょうか。(「場所も」の声あり)件数が4件でございまして、明石台東地区、それから場所、字町北裏、成田地区です。4件ですが、明石台東地区が2件でございます。金額は、全部ここにお示ししているとおりでございます。(「この関係、それぞれ幾らという」の声あり)
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) 今のは建築物開発負担金ということでよろしいですか。今のこの4件については。いかがですか。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 建築物が……。それでは、後でお示しいたします。よろしくお願いします。
委員長(小川昌義君) 永野委員。
委員(永野久子君) そうしますと、その右の欄の宅地開発負担金、これの地域と金額の内訳を伺います。
委員長(小川昌義君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 建築物、あと宅地をあわせてお示しをしたいと存じます。(「わかりました。以上です」の声あり)
委員長(小川昌義君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
委員長(小川昌義君) 質疑なしと認め、これで質疑を終了します。
議案に対する討論を省略し、採決したいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
委員長(小川昌義君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
認定第6号 平成24年度富谷町水道事業会計決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
委員長(小川昌義君) 起立全員と認めます。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
以上をもちまして、本委員会に付託されました全ての審議が終了いたしました。
委員長(小川昌義君) 決算審査特別委員会における審査結果を議長に報告することになりますが、その報告はお手元に配付のとおり報告したいので、内容を朗読いたします。
[委員長が報告書のとおり朗読した。]
委員長(小川昌義君) 委員各位のご協力によりまして、予定どおり審議が行われたことに対し敬意を表するものでございます。
以上をもちまして、決算審査特別委員会を閉会いたします。
大変ご苦労さまでした。
午後2時25分 閉会
平成25年9月13日(金曜日) 午前10時00分 開議
第4日目 9月13日(金曜日) | |||||||||||||
第2 | 議案第1号 | 富谷町一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部改正について | |||||||||||
第3 | 議案第8号 | 和解及び損害賠償額の決定について | |||||||||||
第4 | 議案第9号 | 和解及び損害賠償額の決定について | |||||||||||
第5 | 議案第3号 | 平成25年度富谷町一般会計補正予算(第4号) | |||||||||||
第6 | 議案第4号 | 平成25年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第2号) | |||||||||||
第7 | 議案第5号 | 平成25年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第2号) | |||||||||||
第8 | 議案第6号 | 平成25年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) | |||||||||||
第9 | 議案第7号 | 平成25年度 町営宮ノ沢住宅建替工事(3工区)請負契約の締結について | |||||||||||
第10 | 議案第2号 | 富谷町防災会議条例の一部改正について | |||||||||||
第11 | 議案第10号 | 副町長の選任につき同意を求めることについて | |||||||||||
第12 | 認定第1号 | 平成24年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について | |||||||||||
第13 | 認定第2号 | 平成24年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について | |||||||||||
第14 | 認定第3号 | 平成24年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について | |||||||||||
第15 | 認定第4号 | 平成24年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について | |||||||||||
第16 | 認定第5号 | 平成24年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について | |||||||||||
第17 | 認定第6号 | 平成24年度富谷町水道事業会計決算の認定について | |||||||||||
第18 | 請願第1号 | 子ども医療費助成の拡大を求める請願 | |||||||||||
第19 | 議員派遣の件 | ||||||||||||
第20 | 閉会中の各委員会調査について |
議事日程のとおり
午前10時00分 開議
議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
議長諸報告は、お手元に配付のとおりです。
なお、関係資料については、事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
これで諸般の報告を終わります。
本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。
議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第120条の規定により、11番佐藤克彦君、12番山路清一君、13番小川昌義君の3名を指名いたします。
議長(浅野幹雄君) 日程第2、議案第1号 富谷町一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。総務部長。
総務部長(小野一郎君) おはようございます。
それでは、議案第1号をご説明申し上げます。
議案第1号 富谷町一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部改正についてご説明いたします。
提案理由につきましては、下段のほうにございますけれども、弁護士有資格者の採用後の勤務実績から、弁護士登録をした上での業務の必要性が生じたことに伴い、所要の改正をするものでございます。
こちらの背景といたしましては、本年4月から弁護士有資格者の職員を採用いたしまして、実際、総務部総務課で職務を行っております。後に仙台弁護士会より弁護士登録をせずに住民向け法律相談業務を行うことは、弁護士法第72条に違反する非弁行為であるとの見解の提示がございました。そのため、採用から現在まで住民向け法律相談の実施を自粛しているところでございます。
富谷町としては、大学教授が行っているものと同様に、町職員が無料で法律相談を行う場合には弁護士登録をしなくても非弁行為に当たらないとの解釈のもと条例案を提案し、議会にてご可決いただきました。しかし、非弁行為は、刑事罰の定められている犯罪行為であり、仙台弁護士会の指摘を無視すれば、告発を受けて刑事事件に発展する可能性がございます。そのため業務として職員に無料法律相談を担当させるためには、仙台弁護士会の指摘を尊重せざるを得ず、弁護士資格職員が住民向け法律相談を行うに当たっては、弁護士登録が必要であると判断したものでございます。
本条例案が可決された場合、本年12月に弁護士登録をする予定としており、登録後には住民向けの法律相談にも無料で常時継続的に対応できることとなります。現在の体制ですと、住民の方々には、緊急性のある案件であっても、基本的には月2回の相談会までお待ちいただく必要がございますし、また、仙台弁護士会の相談会、毎回違う弁護士が来ておりますので、継続して相談したい場合には、有料相談として仙台にある弁護士事務所まで行っていただく必要がございます。
弁護士有資格職員には、現在のような行政内部のみならず、町益を広く町民のために還元するためには、ぜひとも必要な条例と考え、提案するものでございます。
それでは2ページの対照表でご説明いたします。
第6条、現在、給料月額29万8,000円を、改正後、現在の給料を1号俸として、2号俸として新たに37万5,000円を追加するものでございます。それによりまして、月額7万7,000円の増額となりますが、増額分によりまして仙台弁護士会に登録するものでございます。また、第6条に2項として、「業務に応じて規則で定める基準に従い決定する」とするところをつけ加えてございます。
附則といたしましては、この条例は平成25年12月1日より施行するものでございます。
過日の全員協議会で説明させていただいたとおり、仙台弁護士会の登録時負担金等につきましては約19万円。あと、月額の負担としては5万7,400円となってございます。それを考慮いたしますと、年収ベースでの本人の手取り額は年額8万何がしかの増額とはなりますけれども、ご理解をお願いいたします。
以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) 要するに法律相談の必要性ということで、今、総務部長がお話しされましたが、現在の社会情勢、また経済情勢などを考えますと、法律相談を受けたいという方は、私のところにも多く相談に、相談を受けたいということで相談に来る方がおられます。
今後、土日開催また夜間の開催など、そういったものについてはどのようにお考えでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 状況を見ながらですけれども、先ほどお話ししたとおり、仙台弁護士会からおいでいただいている弁護士相談のほうは、現在日中ということで10時から3時まで、本日も4件ほど、マックスの状態で一応相談を受けております。そういった声とか、あと本日も生活相談等も行っておりまして、そちらもほとんどマックスの状態になってきつつあります。ある程度周知されてきているのかなと思います。その辺も踏まえて、休日なり夜間といったところも検討していく必要はあろうかと思います。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) それでは、質問いたします。
平成24年度の第4回定例会議事録第4号に基づきまして質問をしていきたいと思います。
この議事録によると、できるだけそちらのほうを主な業務として相談事務ということでは、同席するなりなんなりしていただいて、アドバイスというように持っていくというような形でございますと。さらに、当然その中に入りまして、実際の相談者の方をいろいろな面からサポートできれば、十分に弁護士資格を持った方の有用性はかなり高まるものと思ってございます。さらに、入会しないということにつきましては、地方公務員法に兼職禁止条例、公務員法の第38条にあるわけですが、その条項がありますので、それに抵触しないということで弁護士資格を有しても弁護士就業ができないということで登録はしないということになりますと。公的な支援ということにならなかろうと思います。それで、個別案件ごとにそれをやる当然資格はないわけですけれども、ある程度、事案として大きくなる前とか、あと、早目の対応ということで弁護士資格を有する方の有用性、知識というものはかなり重要かと思いますと。さらに追加いたしまして、それ以外に、電話とか窓口においでいただければ、十分任期付採用職員であっても対応できるもので、朝8時半から5時半まで対応できるような体制は強化されることになろうと思います。
今回の特定任期付職員につきましては、弁護士資格を有するものですけれども、登録し、入会をしないことを条件としておりますので、個人としての弁護士業務を行うことができません。報酬は、議長の報酬を上回らない額とし、月額報酬、地域手当、期末手当及び特定任期付職員業績手当を合わせて合計480万円としますと。
ということで、登録し、入会をしないことを条件としていますということで、これが、先ほど説明のあった弁護士法第72条によるものであるし、弁護士法の第8条、これによって弁護士となるには、弁護士となるには、日本弁護士会連合会に備えた弁護士名簿に登録しなければならないというふうになっているわけで、このことを承知の上に、この前回の提案がされているのではないかというふうに思いますが、その辺についてはいかがなのでしょうか。
また、さらに、議事録の中では、あくまでも公平性は確保されています。そのサイトでもってしか応募できような仕組みになっています。採用ですね。そちらを尊重して日弁連の方式をとるような形になっていますということで、平成24年12月28日付で出した平成25年度採用、富谷町特定任期付職員採用試験の受験案内ね。受験案内は、日弁連のサイトではどのような形で実施されたのか提出をお願いをしたいということです。
次に、今回そういう弁護士資格を有する職員が任用されれば、恒常的に時間内であれば、常時そういった相談を受け付けられるということで、それは当然ながら住民の方の利益につながるものということですが、要するに前回の条例で、十分にそのままの条例で適用されていると認識するのですが、その辺はいかがなものでしょうか。
またさらに、あわせてこちらの任期付弁護士によりますと、相談の同席ということもありますし、これは議事録ですよ。あわせて予約、現在のところ予約ですけれども、それなりに緊急性のあるものは電話などで相談をし、相談業務を受け付けてまいりたいと思っておりますと。いうことで、この議事録については、問題はないということでよろしいわけですね。
あと、相談件数なんですが、さっきの同僚議員も一般質問の中で示されたこの傾向というものについては、これは間違いないと思うのですが、年々相談件数は減っていますね。ということについて、まず再確認をしたいというふうに思います。再確認では、その件について再度お答えを願いたいと思います。
なお、法テラスのホームページにアクセスをしていってるという件数はふえているように思うのですが、そういうものもあわせもってしまうと、今後この傾向というものは、ふえるという傾向にはないというふうに感じるのですが、そのようにお考えにならないかどうか、件数はふえる傾向ではないというふうに思いますが、その点についてはどんなものでしょうか。
また、議事録によりますと、業務日誌でございますけれども、初の事例となりますので、当然有資格者、任期付採用された方の業務的な内容というものは業務日誌、あと個別の相談等を含めて実施していきたいと思っているところでありますということなんですが、本日資料をいただきましたが、この中で、事業実績報告書にもあるとおり、離婚に対すること、遺言や相続に関することとか12項目あります。この問題に対して、それぞれどの項目に適するのか、質問をしたいと思います。
それから、市制に向けて、市制に向けてですが、条例改正、現在の職員とかありますが、県のほうに1名派遣しているという議事録がございますけれども、市制に向けた、いつごろこの職員が明確に帰ってくるのかということについても質問したいというふうに思います。
あともう一つ、またこれも職員採用のところであったのですが、有資格者の中で、保健師とか電気関係の職員とかということもありましたが、この資格のある方の採用というのは、今後どのようになっているのかということについて。また、同時に議事録では、長久手とかその辺の調査もするということを言っておるわけですが、その辺の調査はどのように実施したのかということについて質問をしたいというふうに思います。
あと、答弁書なんか何回も読んでいる間に、ちょっと頭ごたごたとなってしまっているのですが、同じ議事録で、わざわざ経験のない人を採用する意味があるのかということを同僚議員が質問したのに対して、やはり弁護士資格を持つというようなことは極めて大きなことなんですねと。ここに表明して、これは町長の答弁ですよ、町長の答弁ですけれども。表明してあるように広く法律全般を領域とするのは弁護士のみです。弁護士法第72条で、そのことが2つ目です。実をとる。実をとる。その報酬の中でできそうだという見込みの中で今まで数カ月にわたって検証してきたということも報告をされています。要するに、この弁護士法第72条、それから第8条、こういったものについて理解をして、我々議員に昨年の第4回定例会では提案をしてきているわけであって、今さらこのような提案をするということはあり得ないと思うのですが、その辺についてどのように考えているのかお聞かせ願いたい。全く矛盾した形で提案をされてきているので、前回の議事録の対応をどのようにするのかということを質問をしたいというふうに思います。
それから、今度の、先ほどの説明の中でありました弁護士の、逆に今度資格が、住民向け法律相談を行うに当たっては弁護士登録が必要であると判断したものである。弁護士登録をすることにより、対外的に弁護士を名乗って業務を行うことが可能になるというメリットが期待されますということを言っておるわけですが、この相談した弁護士事務所は、どこなんでしょうか。こうして評価を得たのが、どこの弁護士事務所がこのように評価を下して、条例を提案をしたのか、質問したいと思います。
なおかつ、この問題は、地方公務員法第38条の兼職の禁止というのでしょうか。職業の制限といいますか、そういうものに対して抵触をしているというのはないですか。議事録にもあるとおり、それに違反するという立場に立てば、このような表現はないわけではないかと思いますが、いかがでしょうか。
以上について質問いたしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) ご提案の理由の中で、弁護士の登録をせずしてできるというふうに、こちらのほうは解釈しておりました。そのところも特別ということではなくて、それも可能だということの解釈で進め、あと説明も12月のときにはさせていただいたところではございます。
ところが実際現実、有資格者を採用する段になりまして、仙台弁護士会ですね、あくまでこれは仙台弁護士会の相談、特別事務所に相談ということではなかったんですけれども、相談する前段から仙台弁護士会のほうからその照会が来まして、登録がない場合はできませんよということで、かなり厳しい指摘というか、提示がございました。そのためにこちらで思っていた12月でご提案した段階のものと意味合いがかなり変わってきております。個別の案件も、特に弁護士と名乗らずにできるものということでは、何とか仙台弁護士会にはお話しはしたのですが、やはりそれは非弁行為に当たるということで、前段先ほどお話ししたとおり、刑事事件等になる可能性もありますよという、そういったニュアンス的なこともありましたので、それではということでそのところは自粛、4月1日以降、採用にはなったのですけれども、自粛してきているところでございます。
現在、先ほどお話ししたとおり、法テラスが関連する仙台弁護士会で行った本日の弁護士相談会、そちらのほうも同席というのはご遠慮願うみたいな話にはなります。実際、こちらの有資格弁護士は、生活相談がいいか、法律相談がいいかということである程度の組み分けは、その辺のところまではいたしますけれども、実際立ち会うということは控えてほしいということでしたので、現在は入っていないところにはなってございます。
そのために、当初思っていたものと、実際ふたをあけたら異なっていたというところでは、本当に説明不足、こちらの認識不足というところで非常に申しわけないと、議会に対しても説明不足だったということで、理解不足だったということでおわびをしたいと思ってございます。
それで緊急性というところのお話なんですけれども、緊急性についても、やはり弁護士資格がないと、個別の案件について具体な話というのはできない状況にはなっております。本人にとっても、本当にもどかしいというか、そういう思いで一応対応しているところで、実際先ほどお話ししたとおり、毎週第二と第四の金曜日までお待ちいただくような状況で、緊急性がもっと確保されていない状況にはなっています。法的な突っ込んだ形でのアドバイスというのがなかなかできない状況にはなっておりますので、そのところでは、本当に当初こちらでご説明申し上げた状況にはないということで、非常にこちらも残念な思いではおります。
あと、前段一般質問でもございましたとおり、相談件数ですけれども、相談件数につきましては、年度別では減ってはおります。内容的には深くはなっておりますし、あと補完的な意味合いで消費者相談、こちらも毎週月、木と行っておりまして、こちらも恒常的にはふえている状況です。相談者のほうも、現在は有資格者のほうで、法的なことがあった場合についてはちょっと相談して、内部で検討して、もうこれは弁護士につないだほうがいいとか、そういったアドバイス的なことはあります。直接的に自分が出るということはなかなかできないんですけれども、内部的にはそういった活用ということではやっております。
法テラスの件数については、こちら把握はしてはいないんですけれども、沿岸部の被災状況とかそういったもので法テラスがかかわり合うところ、仙南地区、白石とか東松島、そういったところで法テラスが出向いていって、仙台弁護士会と法テラスが合体して法的な支援ということではやっております。そういう面では、かなり地域に根差した法律ということになろうかと思います。
富谷町でもそういう形をできれば恒常的にとりたいということで今回提案させていただいたところではございますけれども、その辺のところで本当に地域に身近なものということになっていくのかなと思います。
先ほど説明の中でお話ししたとおり、仙台弁護士会の相談事業、広報等で活用もしておりますし、あとホームページ、そういったものでだんだん周知されてきて、本日マックスの4件というような状況になっておりますので、そういう面では、月2回ではございますけれども、ある程度身近な法律相談ということにはなってきているのではないかなと思っております。
あと業務日誌ですけれども、それも一般質問の中でお答えしたのですけれども、業務日誌というよりも相談記録といった、そういった内部関係のものが多くございますし、あと実際、非弁行為になりますので突っ込んだものはできないんですけれども、その個々の事案については消費者に振ったり、あと生活に振ったり、仙台弁護士会の法律相談、そういったものにも振って、できるだけ適切な対応ができるような形ということにはなりますけれども、時間的なタイムラグが生じますので、そのところでもどかしさが感じられるのではないかなと思います。
あと相談件数、遺言とか、それは生活相談が今のところやっております。法テラス関係の仙台弁護士会の相談会、こちら24年の4月1日以降ですので、現在のところまだ集計はとっておりませんけれども、全体の平成24年度以前分であれば、満遍なく、遺言とか離婚、DVそういったものも結構ございます。件数的なものは、満遍なくあるのかなということでございます。
あと、市制に関するものとしては、現在のところこれに向かうべく前段の段階ということになりますので、その辺のところはまだ具体にはやっていないところではございます。現在、私学文書課に派遣しております職員につきましては、任期1年ということになっておりますので、次年度、平成25年度以降は本町に戻りまして、そういう法制関係についての十分な知識を生かして、県で培われた知識を生かしてやっていけるものと思ってございます。私学文書課に行ったのは、過去にも派遣職員四、五人おりますので、そういった職員等の力も今後必要になってくるのではないかなと思っております。
有資格者ということの採用でございますけれども、本年も、最初、行政職、保健師ということで、本年も保健師は2人、行政職は7名を合格ということで、過日合格発表しております。今回は、特別な社会福祉士、電気、土木ということで、そういった専門的な知識をお持ちの方、資格者を募集ということで、現在募集しております。再来週が1次試験の日となってございます。共通試験でございますので、ある一定の基準を満たさないと1次合格にはならないということになりますので、公平性の確保ということでは十分になります。それ以後、あと2次試験、3次試験ということで行う予定となってございます。
長久手については、昨年度、長久手の町内の自治会長さんともお話しする、そういった段階での交流はございますけれども、まだ具体に法制関係についてはしておりません。ただ、危機管理関係につきましては、昨年度、何度かお話をする機会がございまして、あと、市制に向かっての福祉事務所の設置とか、そういったものの具体な話の交流は行った経緯がございます。
有資格者全般ということでのお話だったのですけど、これは必要に応じて有資格者の方は採っていく必要があろうかと、先ほどお話ししたとおり、その時代に合わせた形、組織として必要な人材というのは、当然必要になってくるかと思いますので、それに合わせた形の採用というのは当然考えていくべきことだと思います。
あと、弁護士の登録関係ということなんですけれど、やはり窓口になるのは個別の事務所ではなくて、仙台弁護士会が、本県においては仙台弁護士会が唯一の窓口になりますので、そちらの見解ということを尊重せざるを得ませんので、その仙台弁護士会のお話、いろいろご教示いただいているところを尊重しながらやっているところではございます。
過日の12月の議会のときに、兼職規定ということで、そのために弁護士登録をしないよということでお話をさせていただいた、その一面では確かにそのとおりではございました。ただし、それも一つありますけれども、弁護士登録をせずして相談をした場合は、もう非弁行為ということで刑事罰の対象になるということ、その辺のところもかなり大きくございます。兼職規定に違反しないためには、やはり町の業務以外のものをやらないということが一つ必要なことだと思います。その点で兼職規定から逸脱することなく、先ほど前段で質問もございましたけれども、夜間とかそういった休日等の相談、そういったものも検討した場合、それは職員としての相談業務ということになろうかと思いますので、合わせてそれは個別の弁護士有資格者として通常30分5,000円とか取る、初回そういう取るがあるそうです。これは報酬はあくまで個人で決めるんですけれど、標準的な報酬としてはそのぐらいになっているようですけれども、それを個別に取るということなくして、やはりあくまで富谷町職員ということでやっていけば、兼職規定についても抵触することはないのではないかなと思っております。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「漏れている、公務員法」の声あり)
今話したんですね。
総務部長(小野一郎君) 富谷町職員として相談業務をやるんであれば、それは兼職規定には違反しないのではないかなと、抵触しないものと思います。あくまで個別に、何とか弁護士ですと名乗って、どこか事務所でやっている場合については兼職規定に違反します。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 要するに、平成24年度の第4回定期総会のときに言っていることは、十分町民の生活にも有効になるし、そういうことを言って条例を提案したわけではないんですか。それで、十分に将来にわたって、3年間、5年間、この弁護士はできるんだということについて、かなり長い間の時間をかけてやった結果、実をとるんだということで、この報酬の中でできそうだということを言っているわけですよ。ここで言っているんですから。何も法テラスから言われたからね、仙台弁護士会から言われたからって、そのようなことは私たちはわかっていますから、今までどおり実施しますということを言えばいいことだけであって、なぜ4カ月もたたない間にこうした提案をするのか、私には理解できないのですが、十分に、昨年度の議事録のとおりでよいのではないかと思うのですが、その辺についてはいかがなものでしょうかね。その辺について再度質問をしたいと思います。
あと、本人がね、やりにくいと。この採用試験見てください。採用試験。本人がやりにくいんだったら転職すればいいんじゃないですか、そのぐらい。採用試験の中に、はっきりと書いてあるわけですよ。できないというふうに。なおかつ弁護士でありますから、弁護士法の第8条ですか。弁護士法の、要するに、弁護士に登録しなければ弁護士ではないんですね。特殊なんですよ、弁護士というのは。なおかつここで言う弁護士法の第72条についても、当局は十分に検討して、実をとるんだということを言っているわけですから、その実をとるという弁護士法の第72条というのは、弁護士または弁護士法人でない者は、報酬を得る目的で訴訟、事件、非訴事件及び審査請求、異議申し立て、再審査請求、こういったものができないというふうに書いてある。これも十分に審査したということでしょう。この辺についても十分に精査したということについて、もう一度質問をしたいというふうに思いますし、採用の条件というものは、ここに明確に書いてあるわけですよね。このように。採用試験のね。これはもう総務部長もわかっているとおりで、出した内容であって、ここの中に、職務内容アからオについてやると書いてあるんですよ。そういうものまで含めて、さらに弁護士であればその内容すらわかってて来て、今さらやりにくいということはあり得ないと思うのですが、その辺についてまず再度質問をしたいというふうに思います。
それから、このアからオ、職務内容について書いてあるわけですから、これについて、アからオについてもう一度数字を出していただきたいというふうに思います。
以上。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 最初の募集の段、あと12月でいろいろ議論をさせていただいて、いろいろこちらの思いということで伝えさせていただいたところではあります。確かにそのときには、精査する、したつもりではおったのですけれども、やはり仙台弁護士会の指摘というかご提示、ご提案が、やはりかなりネックとなりました。
町民の利益に広くなるようにという熱い思いではあったのですけれども、なかなか非弁行為ということで厳しい指摘もございましたので、やはりその辺のところはできかねてしまって、実際29万何がしか、そこから弁護士会が約5万7,000円ということで、報酬的な差額的にはかなり厳しい状況になるということがありましたので、今回7万7,000円ほど増額をさせていただき、その中で支弁するような形ということで議案の当初の部分で説明をさせていただきました。それ以後、社会保険とか税金等、そういったものも加味しますと、年収的には8万何がしかの増にはなります。それを現在の29万何がしから税金、可処分所得から、またそこから5万7,000円というのはかなり厳しいと思われます。常勤職員的には。そのためにそれを登録してまでということは、やはりちょっと難しいと思いますし、あと、相談業務としては、やはり突っ込んだ話、個別の案件について弁護士有資格者とできる内容については、やはり登録せざるを得ないというところでございます。それについては最初ご質問あったときに、おわび申し上げたところでございますけれど、本当に12月の議会、かなり長期間にわたる議論を経て、やっと難産ながらもご決議いただいた内容ですので、それはもう十分承知しておりますけれども、それでもってしてもやはり、今回せざるを得ないという、こちらとしても本当にふがいないというか、申しわけないという気持ちで今回ご提案させていただきました。
これからそういったことも十分踏まえまして、きちっと弁護士会とも密にしていくことが必要かと思います。今回、有資格者を採ることによって、より仙台弁護士会との距離というのは短くはなってきております。先ほどお話ししたとおり、仙台弁護士会の定例的な相談事務も多くなって、こちらに有資格者がいるために富谷ということになった経緯かもしれませんし、そういった面でのメリットというのは、ちょっとなかなか数では出てこないと思うんですけれども、それもやはり一つインセンティブが働いたのではないかなと思ってございます。
あと、業務内容については、今手元にございませんけれど、あまねくその辺のところの分野を対応しておりますので、その中でも個別の相談ができないというところがやはりネックになってはおりますので、そういうところもご理解をいただきたいと思います。
採用試験については、そのとおり、最初はそのような形で登録しなくていいよという段階でやってはおったんですけれども、実際採用してこうなってしまったというところです。だったら退職云々ということになりますけど、せっかくこちらに縁があって本町に参った有資格者ですので、十分に活用していきたいと思います。はや6カ月経過しておりますので、全部弁護士にかかわるその法的なものだけでなく、職員として、一職員として、いろいろな準備とか、町民体育祭とか、そういったものも全部ひっくるめて行って、一緒に業務としてやっておりますので、そのところもご理解をいただければと思います。
以上です。
議長(浅野幹雄君) 小川議員の質問に対して、ただいまの答弁の補足があるそうでございますので、若生町長。
町長(若生英俊君) 小川議員の今質問の中に、この期間の短さといいますか、変更の提案についていかがかというような趣旨は、十分理解するところでございます。
このように弁護士資格職あるいは弁護士職を自治体に採用することについては、そんなに事例がない。そういったことに富谷町は必要性を感じて、手続をし、そしてまた募集に当たる。この時点では、日弁連とのやりとりでずっとやっていました、担当が。こういったことも、相談業務に同席させることも含めて、我々何らそういうような状況の中で、できるというふうなことでスタートした経緯はございます。しかし、いざこういうふうに具体的に現実的に地元の仙台弁護士会、日弁連からの非弁行為でのご指摘、そしてまた相談業務に同席もご遠慮いただきたいというふうなことになると、ますます我々が想定していた以上の狭さになっていってしまったというのが前提であることを、ぜひご理解をいただきたいというふうに思うところでございます。
有用性、有益性については、予測していたとおり、あるいはそれ以上の内容です。業務内容につきましても、職員の事務事業をするに当たっての安心感は何物にもかえがたい。法的な側面からの検討も事業を進める上で必ず1点織り込んでいるというようなことも4月スタートから出ております。リスクマネジメントといいますよね、危険回避です。こういったことも常に、表にあらわれる、出ないにかかわらず、品川さんのところに出向いて、こういったところを、まさに各課各部横断的に、そしてまた出向く、品川弁護士がまた出向く、そんなふうな相互の関係の中で非常にいい動きになっています。ですからそういう意味では、この資格者、今の姿もよし、ぜひそういう意味で片肺、仙台弁護士会直近の目の前にいる、そしてまた優秀なすぐれた弁護士事務所歴を持つ品川さんゆえに、恐らくそこのところ一線を引いていただけませんかというような注文がますます強くなってきているというふうなことでございます。そういうふうなことからして、数字にあらわれるもの以外の広がりといいますか、そういったところをぜひご理解いただくこととあわせて、町の事務事業に非常に厚みが出てくることと充実感が出てくる、そういったところにもつながるというようなこともぜひご理解の上、さらに引き続き討論をしていただければと思うところでございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 職員採用に当たって、平成16年の法律が改正されまして、それで任期付職員の採用の枠が拡大したわけですよね。それについては。
議長(浅野幹雄君) 簡明にお願いします。
13番(小川昌義君) それについては理解していると思うのですが、弁護士であれば、それぐらい理解してきたと思うんですよ。ということは、今までの状態で何ら問題はないということに、十分この職員採用試験のままでよろしいということで、なりませんかという、幾ら読んでも、議事録を読んでも、今回提案する理由は不明確にしか見えないんですよね。そういう意味で、きょうも朝日新聞に、今ちょっと出てこないのですが、要するに法科大学が減少しているという形に出ていたんですけれども、そういうものについての救済策みたいな形になってしまっているのではないかという気がしてならないんですよ。今、宮城県でも、任期付を採用している市町村もありますよね。そういうところ、ある意味では理解はしますよ、その採用しているところ。ただ、そういう意味で、本人が了解をして、採用の中身を理解して来たのに、さらにこういう提案するというのは理解できないんですが、再度この弁護士法の、訴訟をしてはならないという、法律との整合性について再度質問をしたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 前段お話しいただいたとおり、弁護士会、町長がお話ししたとおり、日弁連とのやりとりの中で、あと公募的なものもさせていただきました。平成16年から任期付の職員が、国の法律が変わりまして、あわせて必要なところについては順次条例化するというような内容となってございますので、その辺のところを十分精査したつもりではございましたけれども、いざふたをあけてみて、日弁連の基本的なものについての考えと、あと、実際仙台弁護士会のところ、そのところでやはり、こちらで理解不足だったのかとは思いますけれども、そういう指摘があったということでせざるを得なかったと思います。
報酬的なものとしては、先ほどお話ししたとおり、やはり29万何がしかなんですけれども、仙台弁護士会の初回の登録、あと登録税ということで、そういったもので当初19万、あと月額5万7,000円というような数字になっております。当初はせずしてという、その一文をやはり信じて29万8,000円で参ったのですけれども、実際それ以上の弁護士の業務としてはできないということで、そのところはかなり違っていたということで認識はしております。
弁護士になって2年余りというところで、現にそういう任期付採用職員についてはごく直近でこのごろ出てきております。12月にお話ししたとおり、東京とか明石市とか、そういったところについては自前のプロパー弁護士もおりますし、任期付の職員もかなりおります。そういったところの状況を、その辺のところ、数字的なものしか確認することはできなかったのですけれども、それでもって、報酬もどのくらいかというところまでは、具体にはしなかったところは確かにございますので、29万8,000円の中でその弁護士登録料云々ということになれば、生活的には厳しい状況になります。それを理解した上でといっても、その制度そのものが宮城県にまだ根づいているところは少ないところでして、現在、東松島、気仙沼、石巻、そういったところでしかまだ任期付の職員を雇い入れはしておりませんし、宮城県もやっとことし4月から現職の弁護士、年収ベースで900万程度の方を任用しているという状況。話をお聞きしますと、その中から弁護士登録料も出すと、登録なり会費も出すということでは聞いておりますので、それでも年収ベース的には80万程度になりますけど、そこから控除。あと可処分所得からすれば、また600万程度になろうかとは思うんですけれども、それも考慮しまして、やはりどうしても必要な金額ということで7万7,000円を増額させていただいたところです。
ほかにも士業といわれる社会保険労務士についてもやはり、登録せずできないことになっておりますので、そういうふうな名乗ってできる業種というのは、そういう士業のあるようなところだけだと思うんですけれども、それなりの会費なり登録料がかかるということでございます。
今回上げたのは、その見合い相当ということでございますので、ぜひよろしくご理解をいただくたいと思います。
以上です。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) それでは、初歩的なことでお尋ねします。
富谷町ですが、弁護士登録をしないと弁護士とはいえない、ここのところが肝心だと思うのですが、そういう認識はきちんと持っているかどうかということです。
この広報とみやの8月号に、特別任期付職員が書いておりまして、弁護士は法科大学院を卒業し、司法試験に合格した後、1年間の司法修士を経て弁護士登録をすることでつくことができる職業ですと。ということが書いてあって、そして、その司法修士は、法曹三者といわれる裁判官、検察官、弁護士の仕事を実際に体験し云々と書いてあるわけです。そして、この町の職員として勤務に当たり、弁護士登録を一時抹消したため、現在では弁護士ではありませんと、このように書いてあって、元弁護士としての知識をということが書いてあるわけです。
ところが、その認識があるのかないのかという疑わしい、私はそう思うのですが、せんだっての全員協議会の説明の後に文書が配付されました。この文書の配付の中に、弁護士資格者あるいは弁護士有資格職員、こういうのがありまして、この1枚の中に6回出てきます。こういうことで見ると、やはりなぜ元弁護士と言わないのかというところが、私が非常に気になります。
こういうことを、あたかも弁護士であるかのように言いながら、ということは厳に慎むべきだったと。正しくないことだから慎むべきだったと思います。このことについてどう思っているのか。そして、この言葉で、特別任期付職員を紹介し、町民に誤解を与えてきたのではないか、そういう認識が町にあるのか、町長がそのことをいつも町民に向かって言ってきたときに、そういう認識が町長にあったかどうか、このことをまずお尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 先ほども申し上げたとおりでありますけれども、日弁連とのやりとりの中で進めました。採用そして内定、採用準備ですね。募集、選考、そしてまた採用というような経緯がありました。
行きつくところはやっぱり、日弁連の大枠と実務部隊である仙台弁護士会、このやりとりの中でこのように、ぜひこのような改正をさせていただきたい、こういうような趣旨でございます。
先ほども申し上げましたように、相談業務にも同席をご遠慮願いたいというようなあたりは、非常に弁護士品川さんとしても、大変じくじたる思いだろうなというようなことを深く思うところでございます。そういったところは全く想定外のことに現実、実務に入った時点で進行しているというふうなことの背景の中でこのような提案をさせていただいた、このようなことでございます。
議長(浅野幹雄君) いいんですか、今ので。3つあったんですけれども。今の町長だけで結構ですか。総務部長。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 広報等で出させていただいた内容については、そのとおりでございます。元とか有資格者とか、いろいろ紛らわしい言葉があったということでは、その辺のところは整理したいと思います。元弁護士というと、弁護士法に違反した形で資格を?奪されたような感じにとられるのかなと思いますので、有資格者ということで、もともと持っているもので資格がありながら、名乗らないでやっている、名乗ってないという、結果先ほどお話ししたとおり、こういった資格者については、必ずそういった上位団体に登録しないとできないものが幾つかありますので、そのところでは元というよりも有資格者といったほうがいいのかなと思います。それでいろいろ誤解を招くということであれば、そのところは整理していきたいと思いますので、よろしくお願いします。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 私はここのところに根本的なスタートからの違いがあると思うんですね。司法修習までして、登録して初めて弁護士なんですよ。だから、元弁護士だったということが正しいのであって、イメージが悪いからという、そういうことだと思うんですけど、そういうことで弁護士有資格者、これは正しい言い方ではないと思いますし、弁護士のほかにも、この広報にあるように、検察官を選ぶ道もあったし、裁判官を選ぶ道もあったわけですよね。ですから、その弁護士だけを富谷町が任用したと、こういうことを広げたいために、元弁護士と言わずに有資格者、資格者ということで進めてきている、ここのところにも反省はないのですか。これからあれば、誤解を招いたのであればということですが、ここのところが最初の問題だと私は思いますがどうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) その法曹資格者についての呼称といったものについては、ここで私がどうのこうのということでお話しするわけにはいかないので、そういったものについては、弁護士会で確認をしたいと思いますし、過剰な使い方をしたのであれば、おわびしたいと思います。意識の中にそういったものが特段あったわけではないものですから、そのところを使い分けしていなかったというところでは申しわけないとは思うんですけれども、具体に法曹関係、そういったところでどういうふうな使い分けが一番ベスト、ベターで誤解を与えないか、そういったものは確認をしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 6月の議会のときにも、特別任用の職員についての話が出た際、私が担当のところに行きまして、こういう表現はおかしいよということを言いました。広報を見てもこんなふうに書いてあるけど、それはおかしいんじゃないかということで8月の広報に出たんですね。それで、ああこういうことで対応したんだなと私は思ったわけですが、やはりそのどういう名前を使いながら呼べばいいかということ、そこのところから確認をする必要があったわけですし、そこのところをしないで、これからするというあたりも、まことに今になってからという、きちんとした対応、精査は進められていないと、このように思うわけです。この点についても、そういうことから、全くその12月の議会のものと違うということで、首をかしげながら、何度も何度も読み返したということですが、その名前、元と言わずに有資格者、有資格弁護士などということについて、それでは今まで使っていることについて、調査、精査はしなかったのですか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 先ほどお話ししたとおり、使い分けというのは特にしてございません。そのようにご指摘があれば、きちんと調べて、一番いい呼称の仕方というか、紹介の仕方ということではしていきたいと思います。
精査していない云々ということで、そのところではご指摘のとおり、甘いと言われればそのとおりでございますけれども、その辺のところもやはりきちんとこれからやっていくことの一つだろうとは思います。
議長(浅野幹雄君) この際、11時5分まで休憩をいたします。
午前10時53分 休憩
午前11時05分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
6番小泉光君。
6番(小泉光君) それでは、簡潔に質問をいたします。
今回のことは、まず初めに、企画段階で地元弁護士会に相談すべきだったのかななんて思っていますけれども、現在、法テラスから派遣してもらっている月2回の弁護士さんにかかっている費用は幾らなのかなと。緊急性という言葉も先ほどありましたけれども、この緊急性を回避するために、例えば毎週金曜日とか、回数をふやす交渉をしたんですか。
それから、先日、相談件数、平成21年度183件、平成24年度は142件と答弁ありましたけれども、これは純粋に派遣されている弁護士が相談に乗った件数でしょうかという確認をさせてください。
それから、弁護士資格を取った場合には、町民がどう思うかというと、役場で弁護士雇ったんだっちゃねえ、いかったねえ、これでおらの問題も解決してもらえるというふうに思うと思うんですよね。そういうことで質問しますが、相談者に対してどこまで寄り添ってもらえるのかなと。どこまでというのは、例えば相談された事案が裁判になったと。裁判終了まで寄り添ってもらえるのか。そのときの弁護士費用は町で負担してもらえるのかとか。要はどこまで寄り添ってもらえるのかと。あくまでも窓口での相談だけなのか。この相談だったら、いろんなところで相談やっていますよね。そこまでの限定されたものなのか、それとももう少し深く町民に寄り添ってもらえるのか、その辺の確認をしたいです。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 法テラス、仙台弁護士会につきましては、限定ということで今年度と来年度、富谷町で行う予定となっております。あくまでこれは法テラスと仙台弁護士会は、国かどこかの補助金というか、交付金で行う予定となっておりまして、町での支弁は一切ないということ、場所の提供だけとなってございます。そのために月2回ということである程度限定はしているようでございまして、回数についてはこれから、もし交付金の増額等あれば可能は可能かもしれませんけれど、現在のところは月2回ということのお話でしたので、このような形になってございます。
過去年度の件数ですけれども、これについては弁護士会は入らずに、あくまで行政書士会、あと司法書士会で、そういったもので士業といわれるエリアの範囲内でやっております。司法書士であればそういう司法に関することです。今、簡易弁護裁判では、カテゴリー等で司法書士も出られるようになりましたけれども、現在のところは司法書士のできる範囲、登記とかそういったものが主なものとなってございます。件数的には減ったということではございますけれども、内容的には本当の法律ですね、弁護士ができ得るような範囲のものは、平成23年度、24年度以前についてはなかったということになります。
今、社協のほうでも若干やるようにはなっておりますけれども、個別の案件についての弁護士の相談というのは、24年度以前は町のほうとしてはやってございません。
有資格者ということで、今回登録になれば、また弁護士と名乗ることは、標榜することは可能ですので、弁護士、非弁行為にはならない範囲というふうには当然なりますけれども、寄り添うという部分はどこまでかというのはかなり厳しいかとは思うんです。どうしても前段の部分での入り口の部分が一番最初かと思いますが、それから法的なものにつないでいく、もしその場で解決でき得るものであればその場で。実際消費者相談会ですね。毎週月、木でやっておりますけれども、その場で解決できるものにつきましては、やはりそれなりの機関等に紹介したり、あとアドバイスをして、そこで解決しているものも結構ございます。こちらの弁護士、登録したならばどこまでやれるかというようなことは、個別の案件ごとに異なってくるかと思いますし、現に裁判所のほうに出向いてどうのこうのとなると、やっぱりちょっと別物かなと思います。その前段の部分が一番主たるものにはなろうかとは思います。最終的に、民事、刑事いろいろあると思うんですけれども、そのところで最後まで弁護士が寄り添うというのはちょっと、今の段階ではちょっとまだ難しいのではないかなと思っています。
議長(浅野幹雄君) 6番小泉光君。
6番(小泉光君) 質問に対して今の答弁ありましたけれども、再確認をします。
件数に関しては、全体の件数で、この法テラスから派遣された弁護士が対応している件数は、具体的にはつかんでいないというふうに聞き取れました。それから、入り口の相談だけですと、そこで解決できる問題もあるのではないでしょうかと。それ以降のものに関しては、難しい、現実できないというふうに受けとめましたが、それでよろしいですか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 24年度以前は、法テラスがかかわる事案というのはないというか、25年度、26年度の2年度間限り、仙台弁護士会、法テラスがかかわるということになっておりますので、24年度以前については一切ないということで、ゼロで解釈していただいて構いません。
あと、最後の今大きな4番目にはなるんですけれども、資格者、弁護士としてどこまででき得るかということは、町はある程度、12月でもお話ししたとおり、公平な立場ということにはなりますけれども、被害者、いろいろDVも含めて、できる範囲のところではやれるのではないかなと思っています。そのところはちょっと、実際その事案ごとに異なってくるのではないかなと思っています。今のところは、どこまでだときちんと言える状況にはないことだけは確かでございますので、ご理解いただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 私からは、先日の一般質問で現状の相談業務とか、あるいは服務の実態等にお尋ねしましたので、この場ではその確認を含めて質問いたします。3つございます。
1つは、相談受付件数ですけれども、これにつきましては21年度の183件をピークに毎年下がっておりまして、24年141件になっているということは間違いないかどうか、まずお尋ねします。それと、同じ件数に関して、25年度の4月から8月までの実績はたしか44件で、あとそのほかに弁護士の無料相談が20件、合計で64件ということで、これは24年度の4月から8月まで、同じ期間の対比で、去年は62件でことしは64件ということで、ほぼ横ばいの認識ということでよろしいでしょうか。
それから2つ目として、弁護士による無料相談、これは毎月第二、第四金曜日行われておりまして、これは私、住民に対する住民サービス上は大幅に改善された、無料で相談できますので、大幅に改善されたと認識しているのですけれども、その認識でよいのか。
3つ目として、任期付職員の勤務実態は、採用等にも出ておりましたけれども、相談業務と法制執務だということで、そのウエートについてお尋ねしたときに、いわゆる3対7で条例改正や法制執務中心だとの回答があったのですけれども、その認識でよいのか質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 実績に出ておりますとおり、相談件数については、やはりそのとおりでございます。現行の状況につきましては、4月から8月の直近の部分ではございますけれども、件数的にはそのような形になってございます。
ただ、9月からまた、先ほども前段でお話ししたとおり、かなり数は多くなって、その月によるものとか、そういったものにもよるかとは思うんですけれども、件数はふえている傾向にはなります。ただ、年度別で見ますと、減っていって、また今度少し多くなってきている、そういう状況になっているかと思います。
あと、仙台弁護士会のもの2年度間限りですけれども、そういう面では住民サービスというか、いろいろな課題等に対してのアプローチはかなり改善しているのではないかなとは思いますけれども、これもあくまでも2年度間限りですので、それも月2回ということではございますが、大幅と言っても過言ではないのかもしれませんけれども、それはちょっと今後いろいろ弁護士会等の状況も確認しながら、具体の内容については、やはり弁護士、守秘義務もございますので、弁護士がそのまま大ざっぱに例えば遺言とか、離婚とか、そういった大ざっぱには聞いてはおりますけれど、標題的なもの。中身についてはわからないのが実情で、実際は弁護士さんの胸のうち、その辺の中だけで終わっていますので、いつの時期か弁護士会の評価的なものは確認はしたいなと思ってございます。
あと業務的には、日々動きはあるんですけど、大ざっぱにいえばそのような内容、その割合的なものにはなっているかと思います。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 弁護士法72条に違反する非弁行為の件ですけれども、現時点でも町としては非弁行為には当たらないという解釈が正しいと考えていますというふうに、附則の、補足の説明資料にもありましたので、ここであえて弁護士登録の必要性はないと思いますが、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 文書にも書きましたとおり、現在のところは、その即時性というか、そういった面では欠けております。個別の案件については、弁護士としての相談業務はできません。その前段の部分と、お聞きする、あと、今回の金曜日とか消費者問題だったら消費者のところにご案内するだけにとどまっているところではございます。法テラス、仙台弁護士会も月2回だけということで、時間的なタイムラグも生じますので、そのところからすれば、住民サービスにとっては少し低下というか、サービスの向上にはならないのではないかなと思ってございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) とは言いながら、今総務課内に行って、いわゆる法令関係の法的側面あるいは課をまたいだ全庁的な法的な相談業務とかに今は従事しているわけで、それは住民対象ではないがゆえに、十分にその法的知識は活用できるんだと思いますので、そういう意味では現状どおりでよいのではないかという認識なんですけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 現状でそのままということも一つの考え方もあろうかと思うんですけど、よりアグレッシブに住民の利益を積極的に向上させるという意味では、やはり弁護士登録をしまして、住民の皆様に広く利益を供したいということでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) まず1点目です。これまでの質疑と重複する部分があるかと思いますが、改めて伺います。
まず、この任期付職員に関してですけれども、弁護士というふうに言えるのかどうか。また、弁護士の資格がある人というふうに言えるかどうかという問題。まず最初の出だしのところでの大きな問題です。町は、12月の議会でも、有資格者、弁護士の有資格者であると、資格を持った人であるということを繰り返し言いました。それから、任期付弁護士だということさえ説明の段階で言っております。12月議会で。ですから、議会の恐らくほとんどの方は、弁護士が採用されるということを大前提にしてこの条例を議論しました。ところが、仙台弁護士会から非弁行為の疑いがあるというような趣旨の指摘を受けて、これを町が認めて、引っ込めたわけです。引っ込めて何がしかのフォローをしようとしているわけですから、この方は弁護士ではないということがはっきりしたのではないでしょうか。ということになると、12月の条例制定、これ自体が瑕疵ある決定と、間違ったことを前提にして審議され、そして決定してしまったわけですから、この条例自体が廃止する以外にないものではないかというふうに思います。
そこでまず、町当局はこの条例制定の段階で、弁護士の資格を持った人であるというふうに認識していたのか。それとも、資格のない人であるけれども元弁護士だというふうに認識していたのか伺います。
ちなみに日弁連のホームページに入ってみますと、弁護士は、司法試験に受かって1年間の司法修習をしても、それだけでは弁護士ではありませんと。登録をすることによって初めて弁護士になるのだといった趣旨のことが書かれております。とにかく日弁連のホームページの最初のところに書いてありました。それで、こういうことを踏まえると、最初から弁護士ではなかった人を弁護士だというふうに、言葉は悪いですが偽って条例をかけ、制定したということにもなりかねませんので、改めてその弁護士というふうに、資格のある人だというふうに言ってきたことについて、今でもその認識が同じかどうかを一つ伺います。
それから、この条例については廃止するしかないのではないかという点について2つ目です。
それから、3点目ですけれども、既に採用されたこの任期付職員、個人名は控えますけれども、広報とみやの8月号、先ほど同僚議員から質問がございました。この中で、自分自身のことを元弁護士だというふうに明確に言っております。つまり、この方は、自分は弁護士ではないんだと。元がつくんだということを明確に認識していたわけです。ですから、なぜ採用の段階でそこのところが町当局と認識が一致できなかったのかということを改めて伺いたいと思います。
それから4点目ですが、業務の内容について、これも繰り返し質問がありましたし、私も12月の段階で質問したのですが、確認したいんですけれども、それでは今町が提訴されている事件、この事件において、富谷町の代理人になれるのか、弁護人になれるのかということ。それから、住民がこの任期付職員に相談をし、その経過の中で弁護士が必要だというふうな判断になったときに、この任期付職員が弁護人になることができるのかということを伺います。
5点目ですけれども、今回、任期付職員の条例の改定を提案された趣旨というのは、この任期付職員の給料を引き上げるための措置を講ずるためでした。内容というのは、年間478万円を640万円に引き上げるという内容です。その説明の中では、やはり弁護士にふさわしいものということで、登録料19万円と先ほどからご答弁ありましたが、それと月々の会費が5万7,400円だと。これを考慮して、加味して給料を引き上がるのだということを言っておられました。しかし、弁護士登録するかどうかというのは極めて個人的な問題であって、それをなぜ公費で負担するのかと。地域にも弁護士資格を持っている方がいらっしゃいますし、そういう方は自分で登録料も会費も払っています。大変な中で払っておられます。こういう措置を公費でとること自体、住民の納得を得られないのではないかと思いますがどうでしょうか。
また、この件に関連して、640万円というこの給料は、富谷町職員でいうとどの役職の方に相当するのかということを伺います。
さらにこの件に関連しまして、そもそも弁護士として活動するということと、給料についても640万円だということであれば、条件が全く変わってくるわけで、募集をやり直すしかないのではないかと。そうすればまた、もっともしかしたらさらに能力のある優秀な方が応募されるかもしれません。そもそも最初のところで間違っているわけですから、それを上塗りするようなやり方はやめて、改めて、必要ならば、必要ならば、どうしても弁護士が必要だということであれば、改めて募集をかけるという措置が必要であるはずだと思いますがどうでしょうか。
それから6点目です。住民の中には、今度弁護士が採用されたんだってよという声が随分広がっております。これは、弁護士ではないわけですから、大きな誤解だったわけで、誤解の情報源は誰だったかというと、私は町長だったのではないかと思うんです。というのは、私自身も地元の町内会の総会等で、町長が、弁護士資格を持った人を採用したと、そして、この方は3年後に富谷町内で弁護士事務所を開く予定だそうですということまで言っておられたんですね。これが町内会、老人会、さまざまなところでこの町長の発言が記録にも残っております。そうすると、この弁護士でない人を弁護士資格を持った人だというふうに言ってきた町長のこのやり方には、大きな問題があったし、また今の時点で大きな反省が求められると私は思いますので、町長に改めてこの点についてのお考えを伺います。
以上です。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 基本的には、私もそういう隣接法律職で個人事業やっておりますので、発言、表現については、相当慎重さとあわせて発言しておりますし、今おっしゃるような形で町民に伝わる。仮に伝わったとして、そごはないというふうに思っております。したがいまして、弁護士資格職、先ほど補足で申し上げましたとおり、大変広がりのある中で、現状行政職員としてスタートしていただいております。1点、全体実務の状況の中で、1点、弁護士資格職求められることを強く求められるというようなことが継続し、だんだんとそれが強くなってきているというふうな状況下の中にあるということで、繰り返しますけれども、相談業務に同席することもご遠慮くださいということになっては、やはりこれはこのような改正を皆さんにご理解をあわせてご協力を願う、こんな趣旨できょうに至ったところでございます。(「答弁漏れです」の声あり)
議長(浅野幹雄君) 町長、町内会その他でそういう表現をしたという質問ありましたけれども。
町長(若生英俊君) ですから、それは今含めて答弁したつもりです。
16番(永野久子君) 答弁になってないですよ。反省はないということでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 発言の内容は、今議員が発言されたような内容でお話ししていますが、どこに何ら、私自身としては事実にそぐうこともないわけでありますので、ぜひ富谷町にこういうふうな形でスタートしますのでというようなことでお話をし、意図してもおります。ですから、繰り返しになりますが、そこからスタートして、現状、非常にふぐあいが生じて、さらにまたこの職員に力を発揮していただくためには弁護士登録が必須であると、それは向かい合うところ仙台弁護士会との関係の中で、そのような必要性が強まったというふうなことでございます。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 募集の段階で任期付と、条例案につきましても任期付法曹資格者と、任期付職員ということで、資格要件としては法曹資格者ということにはしてございました。本人が広報等で元ということで、確かに弁護士ではあったので、元ということになりますけれども、実際採用の段階では、法曹有資格者ということで一致しておりましたので、この辺のところをきちんと、先ほどもお話ししましたけれども、きちんと精査すべきところだったのではないかなと思います。
当初の部分と内容で大幅に違うと、これは廃止すべきというご意見ではございますけれども、現に町としても有益な、執行部においてもそうですし、これから町民の方に有益なものということで考えてございますので、廃止ということは考えとしては出てこないのではないかなと思っております。
あと、提訴関係につきましては、今のところは特にかかわっていることはありません。これからのことにつきましては、それも町として必要ということであれば、それはそのような場面もあろうかと思うのですけれども、現在のところの状況においては、提訴に関しては、現有資格者については一切関知していないというのが現状でございます。
あと、478万円が主幹クラスということで640万、これは扶養人数等にもよりますけれども、実際に現任期付職員については、扶養手当とか住居手当そういったものは出ておりませんで、その中での640万です。これはあと80万ほどの弁護士登録、実績な、名目的な収入であっても560万程度になりますので、それを勘案しても640万、580万程度を計算しても、主幹もしくは補佐、課長補佐級になろうかと思います。現に東松島と気仙沼においては、報酬月額50何万というのは聞いておりますので、その辺のところから計算しても、決して飛び抜けた金額ではないということだけはご理解をいただきたいと思います。公費の負担の関係もありますけれども、現に明石市で公費負担ということで登録料ですね、それについては住民監査等がございまして、それは廃止ということに、予算上はできないということになりまして、それらを引用した形で別なもので加入費負担金という項目はできずに、本人の収入に盛り込むような形、それしかできないのが現状でございますので、実質的な必要経費ということで計算してこのような金額になったものでございます。年収ベースで8万8,000円ですので、月額7,000円程度の増にはなりますけれども、実質的な。そのところを加味しても、この金額が妥当ではないかなと思ってございます。
あと、これから弁護士として廃止すれば云々ということで、リセットしてどうのこうのということになりますけれども、現の有資格者に、元弁護士につきましても、優秀な職員でございますので、あたかも今の職員が云々という話ではないかと思います。本当に優秀な職員でございますし、消費生活相談員さんからも、やはりいろいろな弁護士さんを存じ上げている方なんですけど、優秀な弁護士だということの評価もいただいておりますので、間違いなく優秀な職員であることはお伝えしたいと思います。
以上です。(「町の訴訟」の声あり)
現在のところは、これからどうのこうのというのはちょっと、ちょっと難しいかなとは思うんですけれども、内部でのそういう情報提供、表だって、現在のところ杜の法律事務所、協同法律事務所にお願いをしております。訴訟関係については、その事案ごとによって異なろうかとは思うんですけれども、現在のところはしていない状況になっています。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 今回は、繰り返すようですけれども、間違いから出発しているんですよね。認識の間違いから。つまり、仙台弁護士会から同席することもご遠慮くださいとまで言われるということは、この富谷町の任期付職員は弁護士ではないということが明確に、仙台弁護士会は認識しているわけです。そこに即して町も対応を改めるということになれば、町も認めているわけですから。だとしたら、12月の提案したときまでさかのぼって、何がどう間違っていたのかと、どこがどう間違っていたのかということをはっきりさせなければならないのではないですか。町長はいまだに有資格者というふうに思っておられるようですけれども、この方は、弁護士になってもいいよという資格を持っているけれども、弁護士の資格は持っていないんですよ。そこの違いをはっきりさせないと。だからこそ仙台弁護士会がこうやって厳しい指摘をしてきているんです。その最初の間違いをきちんと、どこがどう間違っていたということを認めない限り、先に進めないのではないでしょうか。何をやっても全部間違いの上塗り、重ね塗りということになるのではありませんか。改めて伺います。
それから、業務の内容に関して、町が提訴されている事件、住民が相談の経過の中で弁護士が必要になったとき、それぞれこの任期付職員が代理人として、弁護士というふうにしてなれるのかどうかということ。なれるのかどうか。やってもいいのかどうかということ。地方公務員法との関係ではどうなのかという視点。職務に専念する義務というのがありますけれども、それはやってもいいのかどうかということを改めて伺います。
町長に改めて伺いますけれども、そうしますと町長がこれまで弁護士有資格者を雇用するということで言ってきたことは、間違いではなかったというふうに町長いまだに思っているということですか。もし間違いだと認識されたのであれば、これは今公の場で、ここではっきりと反省の言葉を述べるべきではないでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 呼称については、間違ってはおらないんです。非常にこの呼称についてはナーバスなんですね。弁護士の方が、その周辺で隣接法律職の人がそれらしきことを補償するというふうなことも厳重にそれぞれの会で、全国の連合会のレベルでやりとりしています。それは国の法務省からそれぞれの管理監督する役所との関係性の中で進めています。ですから、間違ってはいないんです。ですから、こういった呼称についても、非常に全国の事例、そして品川さんご本人も、どのような呼称で、このような原稿も含めてこういう表現を表に出していいかどうかというのもご自分で書いたものをそのまま出すのではなくて、周辺の皆さんに確認をしてもらった中で、相当慎重に表現も含めて吟味したあの限られたスペースでの原稿、このようになります。繰り返しますけれども、弁護士有資格者という表現については、何ら日弁連等を含め、そしてまた仙台弁護士会等も含め、呼称についてのそごは双方にございません。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 相談関係については、同席云々についても、弁護士会のほうからそういう提案ということで、ご遠慮いただきたいということでありました。当初は確かにそのとおり、住民向けの相談ということもかなり適切とは考えてはございましたけれども、現にそういう形のご提示がありましたので、尊重せざるを得ないということでなってしまったわけです。その辺のところで非常に残念だということで、ご指摘のとおりかもしれません。
町の提訴、東京都あたりも十二士会、任期付なり、プロパー弁護士おりますけれども、現にそういう法制局とかに勤めておりまして、住民訴訟もしくはそういったものについても現にやってございます。そのようなところは、きちっとその実態も踏まえて、町が提訴に対しての訴訟代理人ということでの対応ができ得るものかどうか、どこまででき得るものか、実態も精査しながらやっていきたいと思います。弁護士というふうに登録すれば、それは可能だと思います。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) それではもう一度確認しますが、弁護士登録をして、晴れて本当に弁護士だというふうになった場合には、町が提訴されている事件での代理人になるということや、一般住民の代理人になるということは、これは地方公務員法でいう職務の専念には当たらないということになりますか、伺います。
それから、今町長のご答弁で、呼称、有資格者であると、弁護士の有資格者であるという呼称は間違っていないというふうに答弁されましたけれども、登録をしていない方を、試験に受かって修習も終えた人であっても、登録をしていない人を有資格者というふうに呼称して、詐称には当たらないのかということを改めて伺います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 先ほど申し上げたとおりであります。詐称には当たりません。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 町、法人としての町、あと個人、私人という部分があるかと思うんですけど、その私人の部分については、現に先ほどお話ししたとおり、東京都とか明石市とか先進地の事例を踏まえて、どこまででき得るものか、住民に広く相談だけに終わっているのか、訴訟代理人というのは聞いたことはないんですけれども、それは確認をしたいと思います。今の段階では恐らく難しいのではないかなと思いますけれども、法人としての町に対しての云々ということであれば、それは可能だと思います。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
これより討論を行います。
まず、原案に反対者の発言を許します。16番永野久子君。
16番(永野久子君) 私は、提案されております議案第1号 富谷町一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部改正について反対をいたします。
今回の提案は、任期付職員の給料を引き上げるための条例改正です。
反対理由の第1ですが、任期付職員制度を決めたのは平成24年12月議会でしたが、その際の説明に重大な虚偽があったということが判明した、この点でございます。それは、弁護士資格のない人を弁護士資格がある人として説明した問題です。弁護士の国家試験に合格し、1年間の司法修習を終えても、弁護士登録がなされなければ、弁護士ということはおろか、弁護士の有資格者であるということもできないと考えます。当然弁護士の資格があると言うこともできないということでございます。弁護士になることができる資格であるというにすぎないと、この点の考え方に大きな誤りがあった。また、議会に対してもそのように説明してきました。
昨年12月議会での当局の説明では、弁護士登録はしていないとしつつ、採用するのはあくまで弁護士ということで特定しておりますというふうに繰り返しておりますし、任期付弁護士だということまで明確に言っております。これは、議事録をどうぞ見直していただきたいと思います。当然議会での議論も、弁護士資格を有する人であることが前提となった議論となり、議員の中から、28万9,000円という非常に安い俸給に対して、弁護士協会から苦情があるのではないかと心配する意見が出ましたのも、弁護士であることを大前提とした意見だったと言えます。
この条例案は、賛成多数で可決され、任期付職員が就職しましたが、その後、ことしの広報とみや8月号で、当の任期付職員自身が、自分は弁護士ではない。元弁護士だと書き、事実上町の説明を否定しています。議会に対する虚偽の説明で決定した任期付職員の制度は、そもそも瑕疵ある決定であり、条例自体を廃止すること以外にないと考えるものです。
第2に、今回、任期付職員の給料を弁護士並みに引き上げれば、誤りの上に誤りを重ねることになるという点です。この改定が通りますと、任期付職員の給料は約160万円アップし、年収640万円を超えるということになります。その中には弁護士登録料及び月々の弁護士会会費が含まれているというのが、町当局の説明でした。弁護士登録という個人的な経費を、なぜ公費で賄わなければならないのか。到底住民の納得は得られません。また、任期付職員が晴れて弁護士となった場合でも、今町が抱えている裁判の弁護人になることが地方公務員法上難しいのであれば、これも大きな役割を果たすことは期待できません。市制移行を目指すための対応なら、職員が苦労して一つ一つクリアしてこそ、これは条例改定などですが、職員が一つ一つ苦労してクリアしてこそ、市にふさわしい職員の水準に成長するというものではないでしょうか。そもそも任期付職員の募集の際には、弁護士としての活動はしないことを条件に、給料もはるかに低い条件でした。これほど条件が変更されるならば、初めから募集をやり直すのが筋だと考えます。
最後に、住民の中に弁護士が採用されたとの誤解が広まった主たる原因が、町長にあるという点です。ことし、各地域の町内会、老人会で総会等が開かれましたが、その中で町長は、弁護士資格を持った職員を採用した。この職員は3年後には富谷町内に弁護士事務所を開く予定だと聞いているというふうに語っておりました。町長が誤った情報の発信源となっております。町長に厳しい反省を促すものです。
今、弁護士試験に合格し、司法修習を終えた優秀な人物が、県外の法テラスで厳しい実地修行をしてようやく弁護士事務所に就職が決まったというケースや登録料が払えず弁護士になれない人など、苦労している人がたくさんおります。今回の町のやり方は、そういう若い人たちに失望を与える結果にもなることを指摘して、討論といたします。
議長(浅野幹雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。17番磯前武君。
17番(磯前武君) 私は、議案第1号 富谷町一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部改正について、賛成の立場から討論をいたします。
この条例は、弁護士有資格者である特定任期付職員の報酬を、弁護士会費及び入会に必要な登録費用相当額等を上乗せした額にする条例改正であります。
特定任期付職員が、弁護士登録をすることにより、これまで仙台弁護士会の指摘により実施を自粛していた住民向け法律相談を行うことが可能となります。住民は、いつでも無料で、一回限りではなく、継続して同一の法律専門家の法律相談を受けることができるようになります。現在では、敷居が高いと思われる弁護士が総務部総務課に常駐していることで、町民も弁護士に気軽に相談することができます。いわば町医者のような役割が期待されております。このことが住民の利益につながることは明らかであります。
平成24年第4回定例会で、富谷町一般職員の任期付職員の採用等に関する条例を可決した際には、弁護士登録をしないことを前提とした報酬月額を設定した経緯があります。しかしながら、弁護士登録の必要性が高まっている今、報酬月額を引き上げることは当然であります。また、将来、後任の弁護士職員を継続して採用することを考慮すれば、法律相談を行うために弁護士登録をしていただくことを前提とした専門家としての処遇を用意することが必要であります。
本年4月1日より総務部総務課で勤務している弁護士有資格職員は、現在、町内に居住する町民の一人でもあります。町民の一人として、法律専門家として、富谷町をよりよくしたいという志のもと、弁護士事務所を退職し、弁護士として、町の発展のため、行政のレベルアップのため、3年間富谷町役場で働く決意をしていただきました。採用からわずか5カ月ほどではありますが、これまでも行政内部に限られた業務の中にあっても、10年以上にわたる法律学の研さんに加え、弁護士としての実務経験を通じて培った法律専門家としての能力を生かして、さまざまな業務の改善を行っていると伺っております。今議会からの条例提案方式の変更だけでなく、富谷町に不利な従前の業務委託契約書の全般的な見直しなど、多くの課にまたがって広く活動してしているところであります。
弁護士登録を行うことにより、この法律専門家としての能力を、現在のように行政の内部だけにとどめることなく、広く富谷町民全員のために活用していただくことにつながります。この条例の改正が可決されない場合には、今後とも住民向け法律相談は行うことができず、弁護士有資格者を採用する条例の当初の目的を達成することができません。これだけでなく、弁護士有資格職員の強い志に応えることができず、その能力を十分に発揮できない仕事に押しとどめることになります。
よって、富谷町及び富谷町民の有益につながる条例改正に、私は強く賛成をいたします。よろしくご理解をお願いします。
以上です。
議長(浅野幹雄君) ほかに討論ありませんか。9番森栄君。
9番(森栄君) 私は、議案第1号 富谷町一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部改正について、賛成の立場から討論をいたします。
この富谷町一般職任期付職員は、高度の専門的な知識経験、また、すぐれた識見を有する者を、その者が有する高度の専門的な知識経験またはすぐれた識見を一定の期間活用して遂行することが特に必要とされる業務に従事させる場合に、職員を選考により任期を定めて採用されております。
富谷町一般職任期付職員採用の当初の雇用理由は、民間会社における企業の法務的な業務と同様に富谷町役場における法制執務などで、この労働に対する給料月額は29万8,000円でしたが、この条例を一部改正して37万5,000円に改正することにより年間の給料などは増額しますが、今回弁護士登録することで、住民からの生活相談や人権相談及び行政相談などに対応することができることや、今後の市制施行に伴う国や県からの権限移譲に基づく新たな行政事務や行政事業などの行政需要に対応できることは、効果的、効率的な行政運営に寄与するとともに、住民に対して高水準の行政サービスを反復継続的に提供することになり、結果的に住民の福祉向上や生活の利便性にもつながるものと期待して、私は賛成いたします。
議長(浅野幹雄君) ほかに討論ありませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これから、議案第1号 富谷町一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部改正についてを採決いたします。
この採決は無記名投票で行います。
議場の出入り口を閉めます。
〔議場閉鎖〕
議長(浅野幹雄君) ただいまの出席議員は18名です。
次に、立会人を指名いたします。
富谷町議会会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に19番相澤榮君、2番菅原福治君、3番出川博一君の3名を指名いたします。
投票用紙を配付いたします。
〔投票用紙配付〕
議長(浅野幹雄君) 念のために申し上げます。
富谷町議会会議規則第83条の規定により、本案を可とする議員は賛成と、否とする議員は反対と記載願います。
なお、投票による表決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票の取り扱いは、富谷町議会会議規則第84条の規定により否とみなします。
投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票用紙の配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。
〔投票箱点検〕
議長(浅野幹雄君) 異状なしと認めます。
ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を読み上げますので、順番に投票願います。
〔事務局長点呼、投票〕
議長(浅野幹雄君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票漏れなしと認め、投票を終了いたします。
開票を行います。19番相澤榮君、2番菅原福治君、3番出川博一君、立ち会い願います。
〔開票〕
議長(浅野幹雄君) 投票の結果を報告いたします。
投票総数18票
有効投票のうち
以上のとおり、反対が11票です。したがって、議案第1号 富谷町一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部改正については否決いたしました。
議場の出入り口を開きます。
〔議場開鎖〕
議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
午後0時00分 休憩
午後1時00分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
議長(浅野幹雄君) 日程第3、議案第8号 和解及び損害賠償額の決定についてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) それでは、よろしくお願いいたします。
議案書7ページをお願いいたします。
議案第8号 和解及び損害賠償額の決定についてご説明申し上げます。
富ケ丘小学校駐車場における自動車の損傷事故について、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により、和解及び損害賠償額の決定ができるものとするものでございます。
記。
1、損害賠償額 1万1,925円。
2、和解の相手方 宮城県黒川郡富谷町上桜木一丁目18番地9 松浦和哉
3、和解の内容 町は相手方に損害賠償額1万1,925円を支払うこととし、相手方はその余の請求を放棄するものでございます。
事故の概要でございますが、今年5月13日午後6時30分ごろ、富ケ丘小学校におきまして、学校開放によりソフトテニスの練習を行っておりました子供を車で迎えに来校した際に生じた事故でございます。
事故発生の状況につきましては、校地内の体育館とプールの間にございます駐車場に車を駐車する際、コーナー部分の鉄製側溝のふたに乗り上げたところ、鉄製の側溝のふたがはね上がり、マフラー部分に当たりまして、マフラーを覆っているカバーが損傷し、外れ落ちたものでございます。
原因となりました鉄製側溝のふたにつきましては、5月21日に事故報告を受け、即時修繕をしております。
この損害賠償額につきましては、町が加入しております財団法人全国町村会総合賠償補償保険で手当てすることとしてございます。
以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第8号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議長(浅野幹雄君) 日程第4、議案第9号 和解及び損害賠償額の決定についてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) それでは、議案書8ページをお願いいたします。
議案第9号 和解及び損害賠償額の決定についてご説明申し上げます。
富ケ丘小学校駐車場における自動車の損傷事故について、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により、和解及び損害賠償額の決定ができるものとするものでございます。
記。
1、損害賠償額 1万1,500円。
2、和解の相手方 宮城県黒川郡富谷町鷹乃杜四丁目17番地6号
伊藤 信
3、和解の内容 町は相手方に損害賠償額1万1,500円を支払うこととし、相手方はその余の請求を放棄するものでございます。
事故の概要でございますが、ことしの5月18日午前8時50分ごろ、富ケ丘小学校におきまして、学校開放によりサッカーの練習を行っておりました子供を車で迎えに来校した際に生じた事故でございます。
事故発生の場所につきましては、前議案同一の場所でございます。
状況につきましても、校地内、体育館とプールの間にございます駐車場に車を駐車する際に、先ほど同様コーナー部分の鉄製の側溝のふたに乗り上げ、鉄製のふたがはね上がりましてマフラー、乗りおりするステップ、ドア部分が損傷したものでございます。
この損害賠償額につきましても、町が加入してございます財団法人全国町村会総合賠償補償保険で手当てするものでございます。
なお、続けての事故発生になりましたが、これは5月18日の事故報告後に13日の事故発生の申し出があったことによるものでございます。
以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。12番山路清一君。
12番(山路清一君) 8号議案もそうなんですけれども、このような事故が大変多く見受けられます。小さな事故の後ろには、必ず大きな事故がございます。この件につきまして、町の見解をお聞きいたします。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 学校のほうでは、毎月、学校施設の安全点検あるいは学校教育課のほうでも学校を回りながら巡回をして点検をしているところでございますが、今回の事故も踏まえまして、今後なお一層確認をしてまいりたいと思ってございます。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) 学校だけではなく、前回もそうなんですけれども、ここ一、二年の間、警告のような事故が多く発生しております。町全体としての見解をお伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 事故はあってはならぬことであります。しかしながら、こういうふうなことも含めて、しっかりと事故防止に努めることとあわせて、結果については誠意ある対応をしていく、このような方針で引き続き対応してまいります。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) コーナー部分の鉄製ということですから、グレーチングのふたがかかっているところに乗り上げたためにはね上がってということだと思うのですが、そうしますとその構造がいいのかどうかということは、どうなんでしょうか。そこのところを検証しないで点検だけしていくということで抜本的な対策がとられるのかどうか、お尋ねしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 即時修繕しておるわけでございますけれども、当然、現状のはね上がらないような形に工事をしてございますので、今後は安全かと考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) この仕事を主にやっている建設部のところでお尋ねしたいんですが、はね上がらないようになっているということ、今まではそうしますとはね上がるかもしれなかった構造だったんでしょうか。
よくそういうグレーチングがあるところははね上がってということになるので、そうではない工法で設置しなければならないはずなんですけど、それまでは、片方に荷重がかかってもはね上がらない仕組みになっていたのか、この事故の後そういうことにしたのか、そのあたりはどうなんでしょうか。学校のところでお尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) こちらの側溝につきましては、当然のことながら安全に使われていたわけでございますが、経年をして、劣化をして、はね上がる状況に落ちてしまったというところでございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第9号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議長(浅野幹雄君) 日程第5、議案第3号 平成25年度富谷町一般会計補正予算(第4号)を議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) それでは、議案第3号についてご説明申し上げます。
別冊の平成25年度各種会計補正予算及び補正予算に関する説明書の2ページをお開き願いたいと思います。
まず、議案の説明に入ります前に、この補正の中には、先ほど第1号議案でご審議をいただきました任期付職員の給与等が含まれております。したがいまして、次の議会でその部分につきましては減額とさせていただきますので、原案のとおりの説明ということでよろしくお願いしたいと思います。
それでは説明いたします。
平成25年度富谷町一般会計補正予算(第4号)は、次に定めるところによる。
第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2億3,396万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ118億8,974万5,000円とする。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
第2条、債務負担行為の追加は、「第2表 債務負担行為補正」によるものです。
続きまして、第3条、地方債の変更は、「第3表 地方債補正」によるものでございます。
初めに、第2条、第3条関係についてご説明をさせていただきます。5ページをお開き願います。
まず、第2条関係でございます。債務負担行為の補正ということで追加をさせていただいております。こちらにつきましては、町民バス運行業務といたしまして、25から26年度ということで2,900万円の債務負担の補正となっております。理由といたしましては、25年度に契約し、26年の4月1日から業務が履行できますよう設定するものでございまして、通常ですと11月補正で対応しておりましたが、陸運局等からの助言があって、早目の予算措置ということで今回上程したものでございます。
続きまして、第3条関係になります。6ページを見ていただきたいと思います。
地方債補正でございます。変更といたしまして、臨時財政対策債6億8,844万8,000円と限度額を補正するものでございます。こちらの内容につきましては、普通交付税の交付額決定に伴いまして、交付税の代替財源である臨時財政対策債への振りかえ額が確定いたしたため補正とするものでございます。
それでは、歳入歳出についてご説明いたします。13、14ページをお願いいたします。
歳入についてご説明申し上げます。
9款1項地方特例交付金は、152万5,000円を追加し、6,352万5,000円とするもので、交付決定により追加するものでございます。内容といたしましては、住宅借入金等特別控除分といたしまして交付されるものでございます。
次に、10款1項地方交付税は、3億2,547万1,000円を追加し、15億2,547万1,000円とするもので、普通交付税の交付額の決定によるものでございます。
次に、14款1項国庫負担金は、1,393万9,000円を追加し、12億4,674万3,000円とするもので、障害児デイサービスの扶助費の増に伴うものとなってございます。
次に、15款1項県負担金は、697万円を追加し、4億3,818万1,000円とするもので、前段と同様の理由によるものとなってございます。
次に、15款2項県補助金は、2,950万円を追加し、2億5,331万2,000円とするもので、2目11節介護基盤緊急整備等補助金につきましては、複合型サービス事業所の開設に伴うものとなってございます。3目4節の宮城県自殺対策緊急強化補助金につきましては、交付決定により追加をするものでございます。
次に、15款3項委託金は、2万9,000円を追加し、1億1,616万円とするもので、土地利用対策の事務委託金の交付決定によるものでございます。
次に、18款1項特別会計繰入金は、239万1,000円を追加し、239万3,000円とするもので、平成24年度後期高齢者医療特別会計の決算剰余金分の繰り入れでございます。
次に、18款2項1目財政調整基金繰入金は、3億9,954万円を減額し、5億4,910万4,000円とするもので、こちらは財源調整でございます。次に、6目東日本大震災復興基金交付金基金繰入金につきましては、1,064万6,000円を追加するもので、こちらについては住宅修繕支援金が終了し一旦積み立てましたが、今回、歳出として計上しております東日本大震災応急修理支援金に充てるため繰り入れするものでございます。
15、16ページをお願いいたします。
19款1項繰越金は、2億5,851万6,000円を追加し、2億8,851万6,000円とするものでございまして、決算による実質収支5億7,851万6,000円のうち2億9,000万円を財政調整基金に積み立て、残りの分を繰り越しとしたものでございます。
次に、20款4項雑入は、7万4,000円を追加し、3億3,761万5,000円とするもので、4節の雑入につきましては、精神保健福祉協会から地域講演会の開催決定ということで交付を受けるものでございます。6節共済等保険金につきましては、先ほど審議をいただきました損害賠償金の補償金でございます。
次に、21款1項町債につきましては、1,555万2,000円を減額し、9億4,084万8,000円とするもので、地方債の補正で説明いたしました臨時財政対策債の減でございます。
歳入は以上となります。
次に、歳出についてご説明申し上げます。17、18ページをお願いいたします。
先ほど冒頭申し上げましたが、2款1項の1目一般管理費、こちらにつきましては、任期付職員の給与等によるものでございますので、次回減額とさせていただきます。
それでは、5目財産管理費でございますが、旧庁舎の現状調査業務でございまして、公文書の移転が終了し、今後の施設利用計画を検討する上で、現状を把握するため調査を行うものでございます。次に、6目企画費につきましては、企画調整事務に要する旅費といたしまして、企業訪問等に要する旅費の追加でございます。土地利用規制対策事務についても、費用の追加として計上してございます。続きまして、7目情報化推進費につきましては、今後更新を迎えますプリンター等のOA機器の賃貸料の追加でございます。
次に、2款2項徴税費は、48万8,000円を追加し、2億1,351万5,000円とするもので、延滞金率改定によるシステム改修の委託料でございます。
次に、3款1項社会福祉費は、96万3,000円を追加し、9億6,134万4,000円とするもので、1目社会福祉総務費は、主任介護支援研修受講費の増に伴う追加でございます。3目障害者福祉費は、歳入で説明いたしました精神保健福祉協会からの交付金を受けまして、講演会を実施するための費用を追加してございます。続きまして、4目医療助成費につきましては、老人医療診療費について、医療機関からの返還があったため、補助金として交付を受けておりました県、国へ返還といたしまして償還するものでございます。
次に、3款2項児童福祉費は、2,793万7,000円を追加し、22億2,612万2,000円とするもので、国保連合会への手数料、それから障害児デイサービス等の給付費の増による追加となってございます。
続きまして、19、20ページをお願いいたします。
3款3項老人福祉費は、3,143万3,000円を追加し、6億2,993万5,000円とするもので、1目老人福祉費は、総合型介護施設への補助金でございます。県からの補助金2億9,000万円を受け、施設整備事業者に補助するものとなってございます。繰出金につきましては、介護保険特別会計の補正に伴うものとなってございます。2目福祉健康センター費につきましては、センターのブルーヒーター故障により更新費用を追加するものでございます。4目後期高齢者医療制度費、特別会計の補正に伴う繰出金となってございます。
次に、3款4項災害救助費、1,092万円を追加し、1,342万2,000円とするもので、復興基金を活用し、先ほど申し上げました応急修理支援金といたしまして新たな支援を実施するための追加となってございます。
次に、4款1項保健衛生費は、54万1,000円を追加し、6億453万4,000円とするもので、県補助金を受け、自殺対策のための講演会等を実施するための費用となってございます。
次に、4款2項清掃費につきましては、327万8,000円を追加し、6億3,417万4,000円とするもので、12節役務費につきましては、清掃センター敷地内の汚水ます及び側溝清掃等の手数料といたしまして計上し、13節委託料につきましては、原水槽等の清掃、粗大可燃物の運搬業務、受水槽等の清掃業務、最後に汚水管調査業務の追加となってございます。
なお、汚水管調査業務につきましては、当初予算で合併処理浄化槽を設置する計画としておりましたけれども、設置場所等の検討に当たり、汚水管自体に亀裂等の問題が発生しておりましたので、調査を実施することといたしました。したがいまして、当初計上いたしました15節にございます合併処理浄化槽の工事費210万円を減額とさせていただくものでございます。
続きまして14節なんですけれども、その間、合併浄化槽の機能が停止しますので、仮設トイレの使用料として追加しております。それから、15節工事費でもう1本ございます。こちらは受水槽の塩素滅菌機、機能低下によりまして交換するということでの計上となってございます。
次に、21、22ページをお願いいたします。
6款1項農業費は、72万4,000円を追加し、7,324万円とするものでございまして、ビニールハウスに対する補助、それから曲がりねぎ産地育成対策の補助の追加となってございます。
次に、8款2項道路橋梁費につきましては、1億474万3,000円を追加し、7億340万4,000円とするものでございまして、2目11節需用費は、緊急用の側溝等の修繕料といたしまして計上し、15節工事請負費につきましては、道路側溝補修工事の追加と町道日吉台12-2号線外1路線の舗装修繕でございます。こちらにつきましては、地盤改良が必要となったことから追加するものでございます。次に、5目道路改良費につきましては、まずあけの平の北側交差点工事に伴うものとして、土地売却に伴います契約の収入印紙代を消耗品として2万円、15節の工事請負費といたしまして4,600万1,000円、それから、400平米の土地購入費といたしまして1,800万円を追加してございます。また、町道郷田線歩道新設工事に伴うものといたしましては、土地購入費として88万円、物件補償といたしまして500万円を追加してございます。また、明石台東地区開発により、町道明石台16-1号線の交差点改良に伴うものといたしまして、測量調査設計業務490万5,000円を計上させていただいております。
次に、8款4項都市計画費は、1,003万8,000円を追加し、3億8,732万1,000円とするもので、明石台公園の駐車場整備に伴うものでございます。
次に、8款5項住宅費は、40万円を追加し、1億1,120万円とするもので、町営住宅を維持するための修繕料を追加するものでございます。
次に、9款1項消防費ですが、次のページ、23、24ページをお願いいたします。3,100万9,000円を追加し、6億2,410万3,000円とするものでございまして、内容といたしましては、消防ポンプ軽積載車5台の購入と、あわせまして積載車の格納庫5棟の設置に要する費用を追加したものでございます。
次に、10款2項小学校費411万9,000円を追加し、7億8,729万4,000円とするもので、あけの平小学校校舎屋上の防水シートの破損によります修繕料と、それから、当初、予算計上しておりましたあけの平小学校駐車場改良工事につきまして、資材単価、労働単価の増に伴う追加でございます。賠償金につきましては、先ほど審議をいただいたものとなってございます。
次に、10款5項社会教育費は、96万1,000円を追加し、3億9,577万円とするもので、報償費は各公民館で実施しております幼児学級におきまして、子育て支援講座を追加するための講師謝礼でございます。修繕料は、成田公民館の自動ドアの修繕、それから側溝の一部が破損したため修繕をするものでございます。原材料費につきましてはグレーチングの購入費といたしまして、富ケ丘公民館の側溝に設置をするものとなってございます。
次に、10款6項保健体育費は、14万2,000円を追加し、6億9,888万3,000円とするもので、全国大会の開催に合わせ9人制バレー用ネット4コート分を購入するものとなってございます。
以上で説明を終わります。よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。2番菅原福治君。
2番(菅原福治君) それでは、説明書の9款1項3目、21ページ、22ページをごらんになってください。
私からは、ここの消防設備についてお伺いいたします。
これは、消防団の機動力向上のために、一ノ関、三ノ関、石積、大童、大亀地区に小型可搬ポンプ軽積載車と格納庫を配備するということでございますが、これはこれで私は結構だと思いますが、この3,100万9,000円の補正予算の部分ですが、現在のこの地区のこれに関しての状況と今後の導入後の効果についてお伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) この地区のポンプのほうは可搬ポンプだけということになってございまして、軽積載車を配置することによりまして、機動力の向上はもちろん、現在魅力ある消防団というところでございまして、こういったものを機動力があることによりまして、団員のほうの関心興味もひかれて、新たに加入するところも多くなります。現に西成田に軽積載車を配置してございますけれども、西成田地区につきましては、突出して団員の加入者も多くなってございます。
ポンプ小屋につきましては、現行のポンプ小屋では対応できないということで、軽積載車用に新たに建てかえる必要がございましたので、このような形で補正をさせていただきました。
今後につきましては、それぞれまだ16地区ございますので、順次、予算等を見比べながら、充実対応していきたいと思っているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。
2番(菅原福治君) 次に、補正予算の必要性と財源についてお伺いいたします。
今この地区の状況をお聞きしましたが、今後もまだあるということをお聞きしました。こういう消防設備というか施設の設備につきましては、必要なのはもちろん十分わかるのですが、年度当初予算によって計画的な整備が必要だと思うんですね。そういった観点で、この補正の必要性についてお伺いをしますということと、また、財源でございますが、この事業の全てが一般財源から成っているわけです。一般財源を見込んでおるわけですが、この補助金の活用が必要だと思います。特に震災以降、こういう時期ですので、消防防災業者のための消防施設の整備の補助金というのが恐らくあるように思うのですが、その辺はどうなっているかお伺いします。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 当初で計上すれば一番よかったんですけれど、団員の方々のご希望なりなんなりということでこの時期に補正せざるを得なかったということが一つでございます。
当初でする場合、今回5地区ということで、それでも3,000万何がしかということになりますので、補正で状況を見ざるを得なかったというようなことで、この時期になってしまったということもございます。
財源的には、消防施設に関する国庫補助なり云々というのがございますけれど、それに該当するような施設ということにはなってございませんで、そういう財源があれば、当然こちらのほうも、必要とあればこちらも補助金等も活用していきたいと思っているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。
2番(菅原福治君) 今後もあるということですが、今後につきましては、ぜひ当初予算で計画的に組まれるようにお願いしたいという部分と、もう一つですが、国なり県の補助金の部分は確認されたのでしょうか。お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 適宜その通知が参りますので、そのときに該当するものかどうかということでは確認してございます。あわせて、現在国のほうでは、消防軽積載車につきましては、貸与ということで選定中ということではお聞きしているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 17番磯前武君。
17番(磯前武君) 8款4項2目、22ページの15節工事請負費であります。この工事請負費、明石台公園駐車場整備工事。これは、仮称明石台小学校建設に絡む駐車場であるかどうか。それから、駐車場を整備する規模、何台とまるようにするのかお伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 現在の明石台公園の利用者の駐車場として利用しております隣接学校用地に小学校が建設されることになりまして、駐車場がなくなるために整備するものでございます。
位置的には、現在のゲートボール場があいておりますので、そこに駐車台数30台を確保する計画です。
また、現在の入り口付近に駐車場専用の出入り口を設けまして、歩車道分離し、周囲に横断防止策を設置しまして、公園利用者の安全性を図る予定でございます。
議長(浅野幹雄君) 17番磯前武君。
17番(磯前武君) それでは、30台ということでありますが、これはいつごろまでに完成させることなのか。
それからもう1点、ちょうど接近した道路が南側にあります。そうした場合に、野球場から、スカイラークが野球をしておりますので、そのボールが駐車場のところに飛ぶ危険性があると思うのですが、防球ネット、これについては入っているのかどうかお伺いします。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 工事につきましては、9月補正予算承認後、早急に発注いたしまして、年度内完成を目指してございます。
防球ネットにつきましては、現在のところ考えておりませんでした。
議長(浅野幹雄君) 17番磯前武君。
17番(磯前武君) この防球ネットは、やはり駐車を目的として車がとまるわけですから、結構、土日、頻繁に少年野球やっています。その場合に、先ほどもありましたが、ボールが車に当たった場合、これは損害賠償しなければならないわけですよね。こういうことの想定をしていないかどうか、そこら辺はどういうふうに考えているのか、もう一度お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 既存のグラウンドのバックネットがございますので、その辺で考えてございました。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) それでは、17、18ページ。2款総務費ですけれども、これの5目財産管理費、13節の委託料。この下の企画費の旅費39万9,000円。これは、先ほどの説明では、企業誘致関係の旅費だということなんですけれども、どこに何回何人予定なのか。そしてまた、当初84万3,000円の旅費予算を特別旅費ということで計上しておったのですけれども、これはもう使い切ったのかどうか、この辺をお尋ねします。
それから、7目情報化推進費の賃借料479万5,000円ですけれども、プリンターの更新ということで賃借料、多分リースだと思うんですけれども、これは債務負担行為に当たらないのかどうかお尋ねします。
それから、次のページ、20ページ。3款民生費の老人福祉費、これは補助金3,000万とありますけれども、これは町長が説明された複合型サービスあおいのものだと思うんですけれども、この整備計画内容、それから法人の状況をお尋ねいたします。
あと22ページ、8款土木費の道路橋梁費の中で13節委託料490万5,000円、それからあとその下の町道あけの平12-1号線の4,600万1,000円、あとその下の公有地、これも12-1の改良工事に伴う用地購入ということですけれども、これの事業概要、3つの事業概要についてお尋ねします。
それから、その下の物件補償500万、この物件の内容をお尋ねいたします。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) それでは私のほうからは、企画費の特別旅費の件についてお答えさせていただきます。
これは議員のおっしゃるとおり、当初予算で旅費のほうは設けておりましたが、今回、高屋敷地区の企業誘致がかなり頻繁になってまいりまして、宮城県と一緒に同行したり、そういったことで企業誘致のほうを積極的に行っております。
現在のところ、当初予算で確保したものの90%を執行している状態になりました。今後も、かなり高い確率で高屋敷へ出店したいという希望もありますので、県と準備委員会、そして町の立場ということで企業誘致をもっと積極的に先方に出向いて、優遇制度であったり、町の特異性、そういったものをPRさせていただきたいということで、この部分を補正として上げさせていただきました。
主な目的地につきましては、東京方面が6回程度、あと名古屋方面4回程度の補正額で今回計上させていただいております。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 7目の情報化推進費、システムプリンターと。こちらのプリンターにつきましては、電算室にございますプリンターになりまして、契約期間が終了ということに伴いまして新たに更新するものでございます。これについては自治法の改正が10何年かにあったかと思うのですけれど、そのときにこういう賃借料、コピーなどといったものと同じものでございますので、そのままそういったものは必要なくて、賃借料の契約ということになります。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) それでは私のほうから、明石台16-1号線の委託料関係なのですが、これは位置的に申しますと現在、明石台東地区が1工区、2工区、3工区ということで分けて造成工事を行っておりますが、一番南側の3工区のほうに行きます、今まで宮城交通のほうでバスプールに使っておりました用地、あそこがちょうど十字交差点になりますので、東向陽台公民館のほうからの右折レーンが必要になってくるというようなことで、すりつけ区間100メーターを予定しておりまして、工事するための設計費ということでございます。
それから、あけの平12-1号線、これはあけの平団地の北口の交差点改良というようなことで、財政課長からもお話しありましたが、現在生協の跡地、利久さんで所有している場所。右折レーン設置するために、最大で400平米の買収を見込んでおりまして、工事区間は100メーター程度。1車線ふえることになりますので、生協跡地のほうに道路が拡幅されてくるというようなことでございます。
もう1件、郷田線の物件補償の関係なのですが、こちら対象物件3件ということで、1つが建物1棟、それから塀等の工作物、それから流木がお二方おりまして、それらをトータルしまして約500万ということで補償するものでございます。
以上です。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) それでは、介護基盤整備補助事業のところについて申し上げます。
事業規模のところですけれども、定員が24名です。うち通所が12名、泊まりが4名というふうな概要でございまして、泊まり、通い、あとは訪問、訪問看護ステーションが一体的にできるサービスでございます。
建設のスケジュールですけれども、これは事業実施主体のあおい訪問看護ステーションで今行っているところでございまして、地権者との土地の契約が済んだというふうなところで話を伺っております。年度末の完成を目指しているようでございます。
このあおい訪問看護ステーションは富谷町の中でステーション事業を行っておりまして、あと仙台市内で居宅支援事業と訪問看護事業を行っている事業所でございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) それでは再質問ということで、明石台16-1号線は、バスプールのところの右折レーンだと思いますけれども、これの着工の見込みと完成時期をお願いしたいと思います。
それからあとあけの平12-1、約100メートルぐらいだということなんですけれども、距離にして、4,600何万というのはいかにも高い工事費だなという思いがするんですけれども、その辺の見解をお願いします。
最後に、同じくあけの平12-1の交差点、土地用地なんですけれども、400平米ということなんですけれども、ここの公示価格は幾らなのかお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) まず、今回ご可決いただきましたら、すぐ発注いたしまして、年内中には設計を終え、来年3月末の竣工を目指しております。
あけの平12-1の道路改良工事、これは100メーター区間で高いのではないかということでございますが、場所が場所ということで、よく議員も現地のほうご存じかと思いますが、手をつけるのは町道部分ではなくて交差点ですので、国道4号のほうにもかかわってくるものでございます。
それから構造物としまして、ブロック積やら工作物が既存にもございますし、また、既存の道路状況が、今交通量がふえてるということで、一部改良工事も、路盤の改良も見越しておるところでございます。状況によっては、夜間工事も視野に入れて、単価の把握を見込んでいるところでございます。
買収の予定なんですが、利久さんが生協のほうから購入した金額、つい最近ですので、その価格をもって今回の買収価格を見込んだところでございます。予定では、平米単価2万5,000円ということで見込んでいるところでございます。
以上です。(「公示価格」の声あり)
公示価格はございません。その場所についての公示価格はございません。この調査地点には公示価格はございません。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 最後というか、公示価格がないということ自体おかしいと私は思うんですけれども。大体路線価で出して、公示価格から路線価を、ごめんなさい。では路線価でお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 路線価は持っておりません。
議長(浅野幹雄君) ほかにありませんか。13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) それでは、質問したいと思います。
まず、17、18ページ。2款1項5目13節委託料でございます。これの目的は何なのか。それで、なおかつ、これはもう当初予算になく追加されているわけですけれども、これはどういうことなのかということです。
同じくページで2款1項6目11節需用費。土地利用規制対策事業。これについては、詳しい内容を説明お願いしたいと思います。
先ほどから同僚議員が質問しているわけですが、17、18ページ2款1項6目9節旅費でございますけれども、具体的な回数はお聞きしたのですが、何人行って、どのような、東京と名古屋ということですが、何人行って何日ぐらいで企画をしてこの39万9,000円の計上になったのかということです。
それから、17、18ページ、2款1項7目14節の使用料及び賃借料。基幹系システムの運用事業ということですが、私もこれについては、いろいろ説明、一般質問の中でもやっておられた。これはプリンターだけの更改ということでこの479万5,000円ということなのか、何にしろそのほかにも含まれているのか。契約内容と数量、実施時期、もしプログラムが改修されるとすればプログラムの内容、なおかつそれに対して、例えば基幹系のシステムに入る場合のセキュリティはどのようになっているかということです。
それから、17、18ページで、2款2項2目の13、これも委託料です。徴収事業。これも追加予算で出てきているのですが、当初からなぜこういうことが当初予算として、情報として得ていなかったのかということについて、なおかつどのような変更項目になっているのかということについてお聞きをしたいと思います。
その次は、19、20ページ、4款1項2目13節委託料ですけれども、自殺対策講習会というふうになっていますが、具体的な内容、実施時期、場所、講習内容、項目、これはどのようなものになっているのか。同じく4款2項2目のところの原水槽などの清掃業務、約346%の増額になっている理由について、再度お聞きをしたいと思います。
次に、19、20ページの4款2項2目15節の工事請負費の減額になったもの。210万、再度詳しく説明をお願いしたいと思います。
21、22ページの8款2項2目11節需用費、これは道路維持管理費なのですが、これも当初予算が923万1,000円になっているわけですが、増加率として61.9%になっているのですが、これはどうしてこのように増額になって、なおかつ増額の理由、修繕の場所、こういった箇所について質問したいと思います。町道補修についても、同じく質問をいたしたいと思います。
同じ内容で、町道日吉台12-2号線外の舗装工事について、内容についてどの程度の内容なのかについて説明をお願いしたいと思います。
21、22ページの公有財産購入、郷田線の購入なのですが、これはことしの4月2日の入札で、青葉不動産、それから物件調査として日本測地設計東北支店、それぞれ37万、82万で入札をして、実施をしているわけですが、この実際の88万が追加になっているのですが、総額は幾らの物件になっているのでしょうか。そしてまた、これの要因といいますか、なぜこのようになったのか。それで所有者はどなたになっているのでしょうかということです。
あと21、22ページの、先ほど同僚議員からも質問があったわけですが、公園の整備ですけれども、これの図面、現在の公園の状況はどうなるのか。要するに駐車場に面積が何平米なのか。どの部分に設置されるのか。台数はいいですが場所、そういったものについて再度質問をしたいと思いますので、お答えを願いたいと思います。
最後になりますけれども、今回この追加予算、追加予算は何件生じて、何%ぐらいあるのか。それから、昨年、もし差し支えなければ、24年度でどれぐらいの工事が入ってきたのかと。入札ですよ。新たに。今回、私も感じているのですが、最初に年間の予定表に上がってもいいようなものが、次から次と補正で上がってきているという傾向が、昨年度あたりから見えてきていますので、その辺、もし差し支えなければ昨年度のものは後でもよろしいのですが、今年度の、今現在、4月から今まで何件発生して何%ぐらいになったのか。それから、平成25年度の入札で、一般競争入札で、99%以上の入札の件数はどのくらいあるのか。あと、今年度、入札の予定表というものを出されているわけですが、その4分の1、2と半年分になったわけですが、その実施状況。どの程度確率としてどのくらいになったのか。そして、後半に対してどのようになっているのか質問したいと思います。
以上です。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) それでは、私のほうから2件。まず旅費につきましては、先ほど申し上げた件数でございますが、東京については基本的に日帰り、名古屋については1泊。内容によっては、訪問回数が多ければ、それなりの日数はかかると思っております。それに要する経費、新幹線代、宿泊を伴うものはそういったものを経費で今回このような額になっております。
あと、土地利用対策については、歳入のほうで財政課長が申し上げたとおり、県の土地利用対策委託金が今回確定しまして、2万9,000円ほど増額になっております。その充当先というのが決められておるので、今回消耗品のほうで充当しましたので、この額を企画費の需用費のほうに上げさせていただいたものでございます。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) それでは、7目の情報化推進費、こちらのほう先ほどお話ししましたとおり、電算室にございますシステムプリンター、こちらのほうの更新ということになります。一口でシステムプリンターと申しても実際は3つございまして、カット紙のページプリンター装置、ドットインパクトプリンター装置、連続紙ページプリンター装置と3つのシステムがございまして、それを更新するものでございます。
内容といたしましては、住民票、印鑑登録人口統計、あと各種税関係の申告書、各種同じように納付書、こういったものが出力ということになります。これに関しては、実際プログラムは組むんですけれども、それに合うような形での対応ということになります。当然そのときには、納入業者等の立ち会いも必要ですし、帳票につきましては、順次職員、電算室等の職員等も立ち会って、セキュリティについては万全を期しているところでございます。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 修繕料につきましては、議員おっしゃったように当初予算で923万1,000円ということで、これは年間を通じて4カ所、側溝なり道路なり、排水工作物が結構多いわけでございますが、震災以降、これまでも当初予算で獲得しました予算よりも、日々電話応対で修繕要望箇所は来ているような状況でございまして、既にほとんど残っている金額がゼロというような状況になっております。今でもストックしているものが数件まだあるということで、今回ご可決いただきましたならば、すぐに修繕にかかる予定にしたいと思っております。
舗装につきましても、年間を通じて切れ目なく仮押さえの補修ということで予定しておりまして、これも5回既に発注しておりまして、請負残を使いながら、ちょこちょこ要望についてはお応えしているところなんですが、今後まだ下半期残っておりますので、来年の3月までということで約1,000万ほど予定しているところでございます。
日吉台12-1号線の内容ということで、これは富ケ丘四丁目の病院から北側へ400メーターの延長でございます。これも事前の路面調査によりまして、既存の舗装構成より若干強固なものにしなければいけないということで、路盤をセメント改良しながら舗装をやりかえる予定としているところでございます。
郷田線の用地費、これも地権者は地元の地権者11名でございまして、これはまだ用地交渉前でございますので、個人名は避けたいと思います。その中で1,250万ほどの金額となっております。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) それでは、最初に質問ございました17、18ページの委託料の関係について回答申し上げます。
まずは委託料、今回49万4,000円追加とさせていただきました。この調査内容につきましては、先ほど説明したとおりでございますけれども、今の旧庁舎、地震後どのような状況にあるかということで、今、中の書類がなくなった状況で調査をするという目的で、今後の使い方、方向性を決めるためのものでございます。時期的なものといたしましては、昨年度、旧第一学校給食センターの改修を終わりまして、ことし備品をこちらに入れまして、引っ越しの作業が終わったという段階を経て、計画的にと言われるとそういうことにはなるんですけれども、順次終了次第ということで今回の9月の補正計上になったということで、この辺はご理解いただければと思います。
あと、最後に質問ございました入札関係の率、その辺につきましては、補正予算等の絡みでなかったので、資料等お持ちしておりません。ですから、何%以上何件かということでこの場で聞かれてもお答えできませんので、詳しい状況につきましては、後ほど財政課のほうに来ていただければ、あと確認をしてご回答を差し上げたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
それから、予算、補正予算の関係なんですが、今回9月、追加ということで2億3,300万円ほど追加をさせていただいております。昨年度も9月の補正で2億ということで追加してございますので、昨年度、ことしの比較ということであれば、大体そのパーセント、それから追加ということでは同じレベルというところでうちのほうでは判断をしているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 今の質問の中に、年間当初予算に入れるべきではないか、あるいはあってもよいのではないかというふうな趣旨と受けとめました。当然そうであればよかろうと思います。しかしながら、この9月議会を終えて、既に来年の26年度、どのような事業展開をしようかというようなものをすぐスタートすることになります。したがいまして去年もこの24年の9月議会終了後をもって25年の枠組みを描き始めたところです。
いろいろなところからいろいろな、オータムレビュー間もなく始まりまして、そういうふうな中で25年度の事業の総枠をどのようにしましょうというようなことの枠組みを考えます。この内容は最優先で当初に入れましょう、状況によって歳入の見込みが立てば、途中の6月、9月、12月の補正対応させていただこうと、こんなふうな中で去年あたりからサイクルが回り始めたところです。したがいまして、先ほどのポンプの9月補正の織り込みも、最終的には、なお一層の安心安全を高めること、機動力を向上させる。これは一刻の猶予もないということです。それは、26年の当初でいいんでないのというふうなことの立場に今富谷町の町政運営は立っていないというようなこと。それは、入ってくる歳入の見込みが明確になった時点で途中補正対応をさせていただく。このような方針の中で、昨年あたりから動き始めている。十分なるご理解を頂戴したいと思います。
議長(浅野幹雄君) 税務課長。
税務課長(内海壮晃君) 17、18ページの2項2目賦課徴収費の委託料48万8,000円、これにつきましては徴収事業でございまして、内容にありますように滞納管理システム延滞金の率の改定に伴う改修でございます。
それで、これがなぜ今回の補正に対応となったかという理由は、前回改正等は年度末3月でありまして、前回の6月定例会におきまして専決処分を行ったものの承認をいただいた、その内容のシステム改修ということでこの機会になってございます。
以上です。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 19、20ページの予防費、委託料、自殺対策講習会業務の件でございますが、予算書の13、14ページ、15款2項の県補助金、こちらにあります宮城県自殺対策緊急強化補助金が今回50万円を計上してございます。
年間の自殺者数、全国的には15年ぶりに3万人を下回ったという報道もお聞きしているかと思います。そんな背景の中、宮城県のほうでは自殺者がふえているというようなこともございまして、こういった県の強化事業補助金が充てられているところです。富谷町につきましても、この補助金を受けまして、内容的には、24年度に実施した内容と同様の内容を考えてございますが、心の健康研修会といったところで、2月ごろに県の保健福祉部のほうと連携しながら計画していきたいと思っております。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀郁雄君) 予算書19ページ、ごみ処理費の件でございます。
委託料の原水槽の清掃業務の増額の理由、それから工事請負費の合併処理浄化槽の設置工事減額というところでございます。
原水槽関係、それから合併処理浄化槽設置工事、そしてもう一つ委託料に汚水管調査業務というのもございまして、全てワンセットという考えでございます。
まず現在のシステムでありますが、清掃センターの中の汚水につきましては、合併処理浄化槽に集中して集まりまして、その後に排水といいますか、それが原水槽というところに集まってきております。当初予算でこの合併処理浄化槽について更新をするという予算を置きまして、そうしますと合併処理浄化槽が設置されましたら、そもそも原水槽には水がたまらなくなるということで、当初では原水槽自体は1回分の清掃、それから汚泥の処分費、1回分だけは置いておりました。当初予算を措置後に、老朽化というような理由もございますが、清掃センター全体の中の汚水管の設備ですとか、トイレ関係ですとか、いろいろと設備上の不都合がだんだん見つかってきまして、そうしますと、合併処理浄化槽だけ交換すればいいということではなく、そこまで行くための汚水管ですとかますとかトイレ関係とか、その辺の全体的な調査をして、全体的に汚水の排水方法、処理方法、きちんと調査した上でどうあるべきか、まずその辺を確認しようと、調査した上でまた全体を見て合併処理浄化槽のあり方を進めたほうがいいだろうという判断になりまして、今回当初分で上げた合併処理浄化槽だけはおろさせていただいて、そうしますと原水槽に、やはり汚泥とか汚水がたまったままということになってしまいますので、当初予算で1回分の処理費は置きましたが、通常年間五、六回ぐらいの清掃と汚泥処理になりますので、したがいまして原水槽のほうも1年分の、またもとに戻して処分をしようということにしたところであります。したがいまして、今回当初で置きました合併処理浄化槽をおろした部分、通常ベースでまず戻させていただいて、そのかわり汚水管調査業務、新たな事業を置かせていただいて、そこでもう1回抜本的な解決方法を探ってみようという趣旨で補正をさせていただいたところでございます。
以上です。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 22ページの明石台公園駐車場整備の件ですが、場所的には現在のゲートボール場を考えてございます。駐車台数につきましては、30台を確保する予定でございます。駐車場の面積ですが、アスファルト舗装で820平米を見込んでございます。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) この際、午後2時25分まで休憩をいたします。
午後2時10分 休憩
午後2時25分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
議員、そして執行部の皆様方にお願いいたします。質問、答弁とも簡明にお願いいたします。
質疑ありませんか。13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) それでは、質問いたしたいと思います。
先ほど町長が、オータムレビューで昨年度から実施をしてきているというお話あったわけですが、昨年度の実績でいくと、工事請負費で約56%、委託料で20%ぐらい発生しているものですから、私は先ほど質問をしたわけですが、これぐらい発生している中身ですね。当初予算で組んでやるというのは、通常こういったことで考えて実施するのがこのオータムレビューでの役目ではないかと思うのですが、その辺再度、昨年度の実績からしてそういうことについて再度質問をしておきたいというふうに思います。
あと、17、18ページの基幹系システム運用事業なんですが、なぜこれも今ごろになって再度補正を出すのかということ。新しいプリンターというのは、耐用年数、現在もそうですけれども、耐用年数はどのようになっているのか。本当にプリンターだけなのか。システムのほうと一切関係なく運用されるのか、その辺について再度質問をいたします。
それから、21、22ページの8款2項5目17節の公有財産購入費、郷田線。先ほど部長は1,280万と言ったような、私には聞こえたのですが、所有者が11名と。これで本当に間違いがないのか。この1,280万というのは、今回補正を入れてこうなったのか、今まででこの金額でなっているのかお伺いをしたいと。これはあくまでも土地を購入するための総額が1,280万ということなのかについてお尋ねをしたいと思います。
あと、21、22ページの明石台公園駐車場ですけれども、これはイメージが全然わいてこないので、図面で示していただけるのかどうか質問をしたいと思います。
以上です。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) オータムレビューにつきましては、先ほど町長が申し上げたとおりの内容でやっております。これにつきましては、各課の現状をまず分析をして、重点施策と思われるものを次年度、どういったふうに取り組んでいくかというものを町長以下私、そして担当部課長等とヒアリングを行って、行っているものでございます。その中で、やはり重点施策でございますので、まちづくりの近々将来、そういったものの原課として扱っている重要なものを現状を分析して、次、こういう事業を展開していきたいとか、そういったものを大枠でその場で聞きます。そして、その後、正式な予算編成、そのとき次年度の歳入がおおよそ確定しています。その中でさらに優先順位を政策として決めていって、やはり何でもできるわけではございませんので、落ちていくものもあります。それはやはり皆さんが望むもの、そしてまちづくりに重要なものをまず当初予算ということで計上させていただいております。その後やはりこういった定例会がございますので、その都度、必要なものは歳入の確保を見ながら、随時議員の皆様にお知らせをしながら議決をもってやっていくと。年間4回の定例会を有効的に活用させていただきたいというのも、現在私どもの考えでございます。よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) こちらのシステムにつきましては、当初もある程度は考えてはございましたけれども、最新の機種というようなところも考慮いたしまして、この時期になったというところでございます。
あと、システムについては、これは余りかかるところではなくて、現在のプリンターそのものと現行の基幹系システム、そちらのほうの相性的なもの、その辺のところの調整はございますけれども、根本的なシステムの変更というものはございません。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 郷田線の金額は1,250万ほどということでお話ししました。
それから当初で1,160万置いていますので、今回補正は88万ですので、詳しくは1,248万の金額になります。
設計固まりましたので面積の確定によりということで今回補正したものでございます。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 設計はまだ完了してないのですが、現在構想の部分の図面を提出したいと思います。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 企画部長にお話ししていただいたのですが、このことはもう当たり前のことであって、年の当初の積み上げでいくということについては、誰でも、その中にあっても、どうしても私が気になっているのは、当初予算でもできるような項目があるのではないですかということを言っているわけで、その辺について、例えば工事請負、昨年度56%も、これ私の勝手に計算したやつですから間違っているかもしれませんけれども、私の計算では56%ぐらいの工事請負、項目で節として出てくるということで、あと委託料も20%ぐらい出てくるということですから、企画部長が言うのは当たり前のこと。だけれども、必ず当初予算で組めるようなものもあるのではないのかということで質問したわけでございます。
郷田線については、1,248万ということ。そうしますと1,160万で購入したということがあるのですが、これに88万足したということでよろしいですか。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) はい、そのとおりでございます。
議長(浅野幹雄君) ほかにございませんか。6番小泉光君。
6番(小泉光君) 町長に伺いたい。
今回の補正の目玉、目玉は何ですか。それの位置づけと評価をどう考えていますか。
以上です。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それに即答できるような状況ではない。目玉というようなことでの発想はございません。
議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。
7番(浅野直子君) 21、22ページの8款2項5目道路橋梁費、15節工事請負費、先ほどあけの平12-1号線についての説明があったのですが、今、4号線タッチの工事が進められております。このあけの平の工事と同時進行といいますか、同じような工事がかぶるのではないかと思いまして、ここを通りますとちの木地区の子供たちの通学路の安全確保と住民に対してはどのような安全確保の対策を講じられるおつもりなのか、説明をお願いしたいと思います。
それから、土日に関してなのですが、土日にもやはり中学生は部活にも通いますし、また、住民の方も自転車でお買い物なさったりする姿が見受けられますので、こういったところの対策についてもお伺いをいたします。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 国交省で発注していますインターチェンジの工事は、12月20日までの工期でございます。ですから、こちらの交差点の改良工事は、年内、契約までやって、3月までの竣工ということで、かぶらない予定として工事を進めることとしております。
土日の工事については、冬期間で交差点ということもございますので、夜間も視野に入れているということも先ほど申し上げましたが、工期によっては土日も一部入ってくることになるとも予想はされているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。
7番(浅野直子君) このあけの平の工事が入りますときに、とちの木地区の住民の方への説明というのは予定はされていますでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 通学路ですので、歩道を動かすというようなことで、工事の内容によっては当然、説明になるか、チラシだけで済むのか、事前にこちらで検討したいと思います。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。9番森栄君。
9番(森栄君) 20ページ、老人福祉費の補助金、介護施設整備事業補助金3,000万円の内容と内訳について質問いたします。
第2点は、災害救助費の扶助費、東日本大震災住宅応急修理支援金1,092万円の内容と対象件数について伺います。
第3点は、衛生費のごみ処理費、粗大可燃物運搬業務213万を補正予算に計上していますが、この対象となる粗大可燃物は何トンなのか、質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 介護施設整備補助金につきましては、総合事業サービスに係るものでございます。補助金の内訳ですけれども、県補助金要綱によりまして基本事業の部分で2,000万、市町村追加事業の部分でその半分の0.9というところが県補助事業でございます。その0.1が町負担分というふうなことになります。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 一応今回の応急修理制度につきましては、3月の議会で議員さんからのご指摘等もございまして、その後、庁内でいろいろ検討してまいりました。一部損壊の方々は、富谷町独自の修繕支援金の対象になっています。当初から半壊以上の方につきましても、応急修理制度の対象になっています。ただし、罹災証明におきまして、当初一部半壊、一部損壊で、その後の再調査におきまして半壊認定の方で既に修繕工事を実施した方につきましては、災害救助法に基づきます応急救助及び自治体みずからが実施する現物給付という基本原則のもとに修繕工事を実施する前に町に申請していただきまして、その修繕費用の限度額52万円を町が業者にお支払いするという制度上の問題がございまして、住宅の応急修理制度に乗れない状況の方がございました。そのような法制度上のふぐあいで困っている方々を救済する目的で、今回特別に富谷町住宅応急修理支援制度として設けたものでございます。
件数につきましては、再調査の結果なのですが、一部損壊から半壊になった方が129件で、大規模半壊になった方が6件で合計135件となります。ただし、その中で既に応急修理制度を利用いたしまして対応している方が49件、解体済みの方が11件、借家等で対象外の方が14件、所得超過の方が31件、修繕を実施していない方が9件で、その他の21件の方が今回の対象になってございます。
21件の1件当たり最大52万円ということで、1,092万円を今回補正予算として計上させていただいているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀郁雄君) ごみ処理費の中の粗大可燃物の運搬業務のトン数はということでございますが、予算措置上トンではなく専用トラックの運搬回数で計算しておりまして、年間ベースで月30台を月42回分にふやすというものでございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) それでは質問させていただきます。
19、20ページ、4款1項2目の予防費でありまして、これの委託料、自殺対策講習会業務でございます。昨年度に実施されたものということで、私も出席させていただきまして、きょう傍聴に来られた方も出席された方もいらっしゃるようであります。こういった内容のものもよろしいのですが、もちろんこれはこれで実施していただければありがたいのですが、それよりよく最近各自治体で導入しております心の体温計、ホームページ上、心のチェックができるものがあります。そういったものもこういった自殺対策の一つとして導入することについてはいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 具体的な内容については、これから保健福祉部のほうと相談しながら詰めていくこととしておりますので、そういったところも参考したいと思っております。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。16番永野久子君。
16番(永野久子君) 20ページです。3款4項1目の東日本大震災住宅応急修理支援金1,092万円が計上されております。これについては、ことし3月議会一般質問で質問させていただいた経緯がありまして、このことについては、恐らくはさかのぼって平成25年度になってからの救済措置ですので、県内でもほかに例がないかなというふうに受けとめておりますけれども、その点はほかに例があるかどうかをまず1点目伺います。
それから、相手が特定されておりますので、この通知の仕方としては、広報でお知らせするといったことではなく、特定した相手に直接、申請の呼びかけといいますか、通知を出すという方法をぜひとっていただきたいと思いますが、この点についてはどうかということと、その期限についてはいつというふうになるのか。さらに交付の方法をどういうふうにされるかということを伺います。
次に、22ページの先ほど来質問が出ておりました8款2項2目道路改良費のほうです。3節委託料についてですけれども、町道明石台16-1号線測量調査ということでご説明がありました。この道路は、東向陽台中学校と東向陽台公民館の間の道路で、それを北へ向かっていったところの信号機というのがここで言っている場所ではないかというふうに思うのですけれども、ここにつきましては、先ほどのご説明で東向陽台から行った場合に右折できるようになるので、ということで、主として信号機のことを言っておられましたけれども、この場所は以前にも同僚議員から質問がありましたが、豪雨が降りますと大変な水になる、水がたまる場所と。すね近くまで来る場所ではないかと思うのですが、その場所で間違いないかどうかということ。あわせて、もしその場所で特定されるということであれば、排水に関しての改善措置はどのようにされるかと、あわせて行われるのかということを伺います。
それから、同じ公有財産購入費です。町道郷田線歩道新設工事に伴う用地購入ということで、今回は88万、総額では1,250万ということでした。若干金額は減って1,248万ということでしたけれども、ここはそうすると県道仙台三本木線から西コミのほうへ入ってきまして、別な町道を通って仙石商店から入ってきて、西コミに向かって入っていった道路の延長の道路ということになるわけですが、先日の議会でのご説明で、西コミへの入り口すりつけまでみたいなご答弁がありました。それで、今回のこの用地購入費というのは、路線の延長でいうと何メーター分というふうに考えておられるのかということと、この郷田線のその先ですね。最終まで工事をやるご予定というのは、計画というのは、この先もないのかどうか、伺います。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 明石台16-1号線測量のほうですね。議員おっしゃられましたように現在の丁字路といいますか、信号のところでとめています場所で間違いございません。仙台市の境から東向陽台公民館を経由して、この交差点の手前までの間、間もなく別工事で舗装の改修を発注する予定としております。そちらの国の交付金のほうも使いながら工事を施工するわけなのですが、今回の予定区間については拡幅が目的ですので、補助金のほうは使えないということで単費でやる予定なのですが、時期的には舗装補修の工事が終わってすぐぐらいの間隔で工事にかかりたい。明石台東はその3工区の道路の築造分は26年の5月までを予定しておりますので、そちらの内部の工事と整合を図りながら工事を進めるという段取りにしているところでございます。
排水、膝までというようなことを言われましたが、確かに別な議員の方からも、ちょうど末端部に当たりまして、西側から東に向かっている宮沢・根白石線、明石台の東西のメーン道路なのですが、センター側から勾配がちょうど全部東側に寄ってくるような状況になってございます。大雨の際、私どもも早急に検討し、視認の箇所としておりまして、排水の構造については十分にのみ込める規格というふうに認識しております。ただ、前にもお話ししましたが、落ち葉等々の詰まりで滞水している状況があるということで、当然交差点も改良しますので、その排水の区間にも入ってきますので、設計の中で何ができるか。構造的には排水、十分にのみ込める規格となっておりますので、規格上は問題ないというふうに認識していますので、設計の中で再確認しながら行いたいと思います。
郷田線の改良につきましては、西コミの入り口からすりつけ区間ということで、四、五十メーターは先線のほうに行って、そこも買収区間となっております。約250メーターほどを予定しておりまして、まだその先もあるわけですけれども、1期目の工事の状況を見ながら末端までの改良についてのまた検討をしていく予定としております。
以上です。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 応急修理制度の例でございますが、石巻市でございまして、津波等で被害がひどく、一時避難されている方が多いという中で、石巻市独自のやり方で半壊という国の制度に基づいて実施しているものがあるようでございます。
今回、富谷町のものにつきましては、当初一部損壊で、その後半壊認定になられた方ということに限定されますので、この辺につきましては富谷町が初めてということになると思われます。
期限につきましては、既に修繕工事が完了しているということもございますので、平成25年12月末日を今想定してございます。
公示方法につきましては、対象者が21名ということで限定されていますし、件数が少ないということもございますので、広報等のPRというよりも、直接対象者への郵送等を想定してございます。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。4番三浦邦夫君。
4番(三浦邦夫君) 最後に一つだけ。22ページ、8款土木費の2目公園費の先ほどの駐車場の件なんですが、ボールはバックネットで大丈夫だというお答えでちょっとびっくりしたのですが、やはりバックネットというのは後ろにボールが行くのを防ぐだけで、1,003万もかけるとなると、硬球の施設ではないかなと思いますので、まだ計画、設計はまだということなので、ぜひその辺のところを検討してほしいということだけです。
以上です。
議長(浅野幹雄君) 質問ですね。
4番(三浦邦夫君) そうやるべきだと思うのですが、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 駐車スペースの周りにフェンス等も設置しますので、その辺で対応したいと考えてございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第3号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(浅野幹雄君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり可決されました。
議長(浅野幹雄君) 日程第6、議案第4号 平成25年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) それでは、議案第4号を説明申し上げます。
補正予算に関する説明書32ページをお開きください。
平成25年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによるとするものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ255万9,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ39億3,102万3,000円とするものでございます。
第2項といたしまして、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるとするものでございます。
事項別明細書によりご説明申し上げます。41ページ、42ページをお開きください。
初めに、歳入について申し上げます。
4款1項療養給付費等交付金につきましては、1,040万8,000円を追加し、2億1,191万7,000円とするもので、1目1節療養給付費等交付金について、社会保険診療報酬支払基金からの決定額通知書に基づき増額するものでございます。
5款1項前期高齢者交付金につきましては、96万3,000円を減額し、9億536万8,000円とするものでございます。1目1節前期高齢者交付金について、こちらも同様に決定額通知書に基づき減額するものでございます。
6款2項県補助金は、229万9,000円を追加し、1億3,540万9,000円とするものでございます。3目1節被災者健康支援事業補助金について、特定健康診査等追加健診支援事業、こちらは平成24年度から実施されましたが、25年につきましても引き続き継続となりまして、補助金を受けることになりましたので追加計上したものでございます。
9款2項基金繰入金は、6,732万2,000円を減額し、1億5,290万8,000円とするものでございます。こちらにつきましては、歳入による財源調整によるものでございます。
10款1項繰越金、こちらは5,301万9,000円を追加し、5,802万円とするものでございます。2項1節のその他繰越金について、平成24年度国保会計決算剰余金の繰り越し分でございます。
次のページをお願いします。
続きまして、歳出について説明申し上げます。
2款1項療養諸費につきましては、増減はなく、歳入によります財源の更生でございます。
3款1項後期高齢者支援金等、こちらは194万7,000円を減額し、5億2,688万3,000円とするものでございます。1目、2目ともに19節の負担金、補助及び交付金、こちらについてそれぞれ決定額通知書に基づき減額して増額とするものでございます。
続きまして、4款1項前期高齢者納付金等は、20万1,000円を追加し、56万5,000円とするものでございます。こちらも1目、2目ともに19節の負担金、補助及び交付金、それぞれ決定額通知書に基づき増額とするものでございます。
5款1項介護納付金につきましては、81万3,000円を減額し、2億2,594万1,000円とするもので、1目19節の負担金、補助及び交付金につきまして、納付金額決定通知書に基づき減額とするものでございます。
7款1項特定健康診査等事業費、こちらにつきましては増減はございません。こちらは先ほどの県補助金の交付決定によります財源の更生ということでございます。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第4号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議長(浅野幹雄君) 日程第7、議案第5号 平成25年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) それでは、46ページをお願いいたします。
議案第5号 平成25年度富谷町介護保険特別会計の補正予算(第2号)は、次に定めるところによるものでございます。
歳入歳出予算の補正。
第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ4,883万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ19億3,725万7,000円とするものでございます。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
それでは、55、56ページをお願いいたします。
歳入でございます。
3款1項1目1節介護給付費負担金は、高額医療合算介護サービスなどに対するもので、21万円の追加は国庫負担分でございます。
4款1項1目1節30万4,000円の追加は、支払基金からの交付分でございます。
5款1項1目1節13万の追加は県負担分、8款1項1目1節13万円の追加は町負担分でございます。5節事務費繰入金120万円は、東日本大震災による福島原発避難区域からの転入者の方のサービス料減免、実質で2名、予備2名分でございますが、に係る繰り入れでございます。2項1目1節介護給付金準備基金繰入金767万円は、財源調整いたすものでございます。
9款1項1目繰越金3,919万1,000円は、平成24年度の剰余繰越分でございます。
次のページ、57ページをお願いいたします。
歳出でございます。
1款1項1目20節扶助費120万円は、東日本大震災による福島原発被災者サービス利用減免分の追加でございます。
2款4項2目高額介護予防サービス費を15万追加、5項1目高額医療合算介護サービス費を90万追加するものでございます。
6款1項2目償還金4,496万円は、平成24年度の介護給付費等の精算に伴う返還分でございます。2項1目一般会計繰出金162万6,000円は、平成24年度の介護給付費の精算に伴う町負担分について、一般会計に繰り出しをいたすものでございます。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第5号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議長(浅野幹雄君) 日程第8、議案第6号 平成25年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) それでは、60ページをお願いいたします。
議案第6号 平成25年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによるものでございます。
歳入歳出予算の補正。
第1条第1項、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ240万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2億3,965万4,000円とするものでございます。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
それでは、69ページをお願いいたします。
歳入でございます。
3款1項1目1節事務費繰入金は、1万3,000円を追加するものでございます。
4款1項1目1節繰越金239万2,000円の追加は、平成24年度後期高齢者医療特別会計決算剰余金繰り越し分でございます。
次のページ、71ページをお願いいたします。
歳出でございます。
1款1項1目14節使用料及び賃借料1万3,000円の追加は、平成26年2月からの後期高齢システム機器賃借に保守を組み込んだことによる追加分でございます。
4款2項1目28節一般会計繰出金239万2,000円は、平成24年度の繰り越し分を一般会計に繰り出しをいたすものでございます。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第6号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議長(浅野幹雄君) 日程第9、議案第7号 平成25年度町営宮ノ沢住宅建替工事(3工区)請負契約の締結についてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) それでは、議案第7号についてのご説明をさせていただきます。議案書6ページをお開き願います。
議案第7号 平成25年度町営宮ノ沢住宅建替工事(3工区)請負契約の締結についてご説明申し上げます。
平成25年8月9日一般競争入札に付した本案件について、下記のとおり請負契約を締結するため、地方自治法第96条第1項第5号の規定により議会の議決を求めるものでございます。
1 契約の目的 平成25年度町営宮ノ沢住宅建替工事(3工区)
契約の方法 一般競争入札
契約金額 8,755万9,500円
契約の相手方 仙台市泉区高森5丁目12番地の2
中鉢建設株式会社仙台支店支店長中鉢たい子となってございます。
この工事請負契約に当たりましては、平成25年7月19日に入札の公告をいたしましたところ、中鉢建設株式会社仙台支店、株式会社ヤマムラ仙台支店の2社が参加いたしまして、8月9日、一般競争入札を行いました。
入札の参加資格につきましては、一つといたしまして、宮城県内に本店または支店、営業所を有すること。次に、入札資格登録があり、建築一式の承認を受け、格付がAであること。次に、宮城県及び富谷町から指名停止を受けていないこと。次に、地方自治法施行令第167条の4の規定に該当しないこと。次に、富谷町契約に関する暴力団排除措置要綱別表各号に掲げる措置要件いずれにも該当しないこと。次に、1級建築施工管理技士または1級建築士の資格を有する技術者を専任で配置できることといたしました。
予定価格につきましては、税抜きで9,120万円、最低制限価格につきましては税抜きで7,750万円で入札を行い、その結果、落札価格税抜き8,339万円、1回目で落札し、落札率は91.43%となり、去る8月12日に仮契約を締結いたしましたので、本契約に当たりまして議会の議決をお願いするものでございます。
業務の概要につきましては、都市計画課長からご説明申し上げます。
議長(浅野幹雄君) 次に、都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) それでは、工事概要につきまして、別添の議案第7号関係資料の図面のほうで説明させていただきます。1ページをお願いいたします。
図面の1ページ、配置図の上部は清水沢住宅、下部が宮ノ沢住宅になります。一番下の部分が3工区で、今回の工事範囲になります。黄色の着色部分は、今回の建物部分になり、周囲の赤線部分は今回の敷地範囲になります。住戸タイプといたしましては、木造2階建て3DKタイプ、3棟6戸を建てかえするものでございます。
次に、図面の2ページをお願いいたします。
左側が1階平面図、右側が2階平面図になります。図面的には、中央の防音緩衝帯を挟みまして1棟2戸建ての住宅になります、平面計画の特徴といたしましては、玄関を建物北側に配置しまして、居室を南側に配置するとともに、各部屋への動線を短くわかりやすい計画としてございます。ダイニングキッチンと和室を隣接させまして、一体的な利用及び生活動線を考慮してございます。2階には、洋室と和室をそれぞれ設けまして、さまざまな生活様式に対応できるようにしてございます。2戸1棟タイプとしまして、全体戸数を確保するとともに住戸間に防音緩衝帯を設けてプライバシーの確保に努めております。
長寿社会対応といたしまして、室内の段差の解消、手すりの設置、玄関、廊下、洗面所、浴室、便所等に手すりを設置してございます。水洗のレバーハンドル等の採用等を考慮してございます。
面積表といたしまして、下の欄のとおりですが、1戸当たりの延べ床面積が76.95平米、1棟当たりの延べ床面積が153.90平米、全体の延べ床面積が461.70平米となっております。
次に、図面の3ページをお願いいたします。
左が南側立面図、右側が東側立面図になります。屋根はカラーガルバリウム鋼板横葺き仕上げ、外壁の腰壁部分は窒業系サイディングの塗装品、腰上の部分は、窒業系サイディングの上へアクリル系リシン吹付仕上げとなっております。
立面計画の特徴といたしましては、隣接する既存のまちなみを考慮した和風の外観としてございます。屋根形状を切り妻屋根といたしまして、シンプルで存在感のある立面形状といたしました。
工期につきましては、平成26年3月10日竣工予定でございます。
また、平成4年度におけます富谷町町営住宅建替基本計画策定から始まりました町営住宅の建てかえ工事につきましては、今年度の宮ノ沢住宅建替工事(3工区)3棟6戸の完成をもちまして、建てかえ予定全戸数100戸の建てかえ工事完了となります。
工事概要につきましては以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第7号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議長(浅野幹雄君) 日程第10、議案第2号 富谷町防災会議条例の一部改正についてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。総務部長。
総務部長(小野一郎君) それでは、議案書3ページをお願いいたします。
議案第2号 富谷町防災会議条例の一部改正についてご説明をいたします。
下の段に提案理由ということで掲示させていただきましたけれども、災害対策基本法の改正に伴う防災会議の所掌事務の所要の改正及び防災会議に多様な視点を反映させるため、自主防災組織を構成する者、女性、高齢者等を積極的に委員に委嘱するよう所要の改正を行うものでございます。
今後、地域防災計画を改定するに当たり、自主防災組織を構成する者や女性、高齢者等、災害時に配慮すべき方々のご意見を幅広く取り入れられるように条例の規定に明記するものでございます。
それでは、対照表で説明をさせていただきます。4ページをお願いいたします。
上段のほうでありますけれども、第2条第2項、町長の諮問をして、町の地域に係る防災に関する重要事項を審議することに改正するもので、発生後の対応ということではなくて、発生前、防災という観点から改正するものでございます。
第3条第1項で、委員の数を30人と明確にするものです。
次のページ、5ページをお願いいたします。
同じく第5項第9号において、自主防災組織を構成する者、女性、高齢者等を追加するもので、災害時において配慮すべき方々を委嘱するものとなってございます。
附則といたしましては、この条例は公布の日から施行するものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第2号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議長(浅野幹雄君) 日程第11、議案第10号 副町長の選任につき同意を求めることについてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、議案第10号 副町長の選任につき同意を求める件であります。
副町長に下記の者を選任することについて、地方自治法第162条の規定により、議会の同意を求めるものであります。
提案の理由といたしまして、現副町長であります千葉芳樹が、平成25年9月30日をもって任期満了となるためであります。
詳細を申し上げます。住所、仙台市泉区高森3丁目4番地の242。氏名、千葉芳樹。生年月日、昭和16年5月29日であります。
経歴の概要については、議員の皆様方の手元に配付しているところでございます。
最終学歴は、昭和39年3月、福島大学学芸学部卒業であります。その後、仙台市内、六郷中、中田中、宮城野中、三条中、そして柴田の船岡中、ここを17年お勤めの後、宮城県教育委員会社会教育主事として富谷町教育委員会に派遣されました。3年間の任期で派遣されたところであります。
引き続き富谷町の職員として、富谷町社会教育課長、そしてまた引き続き富谷町教育委員会教育次長、県の3年プラス富谷町の職員として合わせて9年間お勤めになりました。その後、大郷町の粕川小教頭、山元町の中浜小校長、利府町の青山小校長、この履歴を積みまして、平成10年から4年間にわたりまして富谷の小学校の校長職を務めました。その後、平成14年から1年間、富谷町生涯学習専門指導員として、主にスポーツセンター内を拠点にしながら生涯学習の専門指導員としてお勤め履歴をいただいたところでございます。平成15年10月から平成21年9月まで、6年間にわたりまして富谷町の教育長としてお勤めをいただき、その後この4年間、富谷町副町長職として、教育長、副町長として10年間、平成15年から平成25年までの10年というふうなこととなります。富谷町にそれぞれのお立場でお勤めいただいた通算24年間の長い実績を持つ現千葉芳樹副町長、ぜひご理解の上、ご選任のほどお願いを申し上げたいと思います。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) ここで、本議題となっております本人が議場におられますので、千葉副町長には一時退席願います。
〔千葉副町長 退室〕
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) これまで助役と呼ばれていた今の副町長ですけれども、助役から副市町村長に制度が変わったかと思います。この制度が変わった理由といいますか、この意味をどのように捉えているのかお尋ねします。
そして、副町長の役割というのは、町長を補佐すること、職員の事務の監督をすること、町長の代理をすることもその役割になっています。職員の監督、職員との関係は、十分満足ができるものと、町長は考えての提案でしょうか、お尋ねします。
町長の代理となるということがこの中にあるわけですが、前町長が入院という事態がありまして鮮明なのですが、体のことでいいますと、こればかりはいつどうなるかわからないということがありまして、町長に何かあったとき、その代理ができるという、その身体的保証といいますか、そういうものをどのように考えたのかお尋ねします。
また、平成28年の市制移行に向けての準備がいよいよ本格化する時期でありますが、現在、千葉芳樹副町長は72歳という年齢でございますが、この年齢を考慮しての提案でしょうか。伺います。
そして、私自身のことで申し上げますけれども、私が各課のカウンターで職員からの説明を受けているときなどに、その椅子を動かして驚かされる、こういうことがたびたびあります。そして、私自身が一番といいますか、結構気にしている身体的なこと、重くて動かなかったなどというようなことも言ったりするわけです。これは、やはりちょっとセクハラということも、あることに私はつながっていく部分だと思うわけです。こういうことが日常的な行動として行われていると。私に対しては結構頻繁にあるということもありまして、こういうことを町長はご存じなのかどうか。そういう人を副町長として再度提案するということをどうお考えになって提案なさったのかお尋ねします。
副町長というのは、町長の最も信頼に値する人物を提案するんだと思うのですが、その最も信頼できる人物ということでの提案なのかどうか、お尋ねしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) お答えを申し上げます。
1つ目は、職員への指揮監督はすばらしいものがあります。いろいろ人生履歴70年を超えて、私にはできないようなスタイルで接している様子は、本当にまさに長と副というような関係の中で相互に補完し合っている、まさに余人をもってかえがたいというふうなことでのご提案でございます。もう一つ、すばらしい人格識見。卒業後、これまでの履歴をご紹介申し上げましたけれども、そのことに尽きるかと思います。
2つ目は、まさに体育教師の履歴ですから、そういう意味では身体屈強、身体堅固そのものでございます。朝7時半前には来て、私は8時前後に登庁しますけれども、7時半前には来て、本当にくまなく1階、2階を職員に声かけながら歩いている姿もまた、この私の平成19年、そしてまた教育長時代21年4月からの選任というふうなことで、本当に懸命にお勤めをいただいたと思うところです。まさに5万人規模の中で、正副、この肌合いもあうんも含めて、極めて重要なこの4年、5年でありましたし、今後の市制移行に向けて、さらにその4年間、いっときの空白も許されない中で確実なる2016年4月の市制移行を目指して取り組むというふうな課題は、従前から変わりないところでございます。
年齢のことをお話しされましたけれども、70をもって、72歳をもってというようなこと、どこを指摘されているのか定かではありませんけど、ごらんのとおり、まさに私以上の強固な精神力と合わせて、今の7時半前登庁も含め、そしてまた土日、町長並みの時間を超えて職務に当たっているという姿もまたご紹介を申し上げます。
4つ目については、私自身認識したことはございません。現状もそのようなことの状況はないものと認識するところでございます。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 多分これは私だけではないと思います。友好的な雰囲気をつくろうということでなのかもしれませんが、それが誰にでもいいということでもないし、不快に思うこともあるわけです。それを全く町長はご存じないということになると、情報収集といいますか、職員、それから来庁される人々との間のことを、全てが把握できているというようなことではないのではないかと思います。そしてまた、ほかの人から聞いた話ですが、突然怒り出すということもこのごろはあるというようなことも聞きまして、本当に副町長は、この間、この先4年間、できるのかどうか。そういうことを確証して、今のお話ですと確証して推薦したということなのでしょうが、そういう心配が私にはありますが、この点はどうでしょうか。
それと一番最初にお尋ねしましたが、助役から副町長に変わったという、名前だけが変わったわけではありませんが、この点についてはどのように認識されているのか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) ご指摘の点が、ご自身も含め不快な思いというようなことであれば、私も今お聞きしたことを含めながら、十分注意深く推移を見守るということとあわせて、やったことについてもし事実であれば、十分今後注意するように申し上げることといたします。
突然怒り出すのについては聞き及んでおりませんので、答えようがございません。
さらに、今後4年間というふうなことからすれば、まさに先ほど申し上げたとおりでありますけれども、ぜひ4年間全うする、私もそういう意味で健康第一だというようなことを含めながら与えられた任を全うする、そんな思いは同じだろうと思うんですね。7年先にオリンピックも開催される。みんなでその先、元気でまた39年のオリンピック見ようねというようなことも一つの励ましといいますかね、お互いに声をかけ合うものになろうかというふうに思います。石原慎太郎さんがおっしゃったようですけれども、花見るときは陰の人と。オリンピックが開催されるときに陰の人にならないようにみんなで力を合わせようというのも一つの裏の言葉かもしれません。健康第一、そしてまた健康寿命を延ばす。80、90、猪又トシさんが100歳、かくしゃくたるものでして、間もなく知事がご訪問されるというようなことも含めて、まさに72歳をもって年齢の評価をする状況には全くないと、このような認識でございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。
15番(佐藤聖子君) 議長、答えていない部分があります。助役と副町長になったということをどのように認識しているのかということで。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 私の認識では、一例申し上げますけれど、大学の教授と助教授というふうなことで、助ける役、補佐、補佐というようなことからして、助というのはいかがなものかと、そんなふうな定義の中で、町の首長を補佐する助役を副町長に直したというようなことも含め、さまざまなところで助けるというふうな、言葉の語感のこと、助けることから、助からくる意味合いと、そしてまた実質求められるものとの差異というようなことから、現実に近づけた表現になったと、このような認識でございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
これから、議案第10号 副町長の選任につき同意を求めることについてを採決いたします。
この採決は、無記名投票で行います。
議場の出入り口を閉めます。
〔議場閉鎖〕
議長(浅野幹雄君) ただいまの出席議員は18名です。
次に、立会人を指名いたします。
富谷町議会会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に4番三浦邦夫君、5番高橋正俊君、6番小泉光君の3名を指名いたします。
投票用紙を配付いたします。
〔投票用紙配付〕
議長(浅野幹雄君) 念のために申し上げます。
富谷町議会会議規則第83条の規定により、本案を可とする議員は賛成と、否とする議員は反対と記載願います。
なお、投票による表決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票の取り扱いは、富谷町議会会議規則第84条の規定により否とみなします。
投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票用紙の配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。
〔投票箱点検〕
議長(浅野幹雄君) 異状なしと認めます。
ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を読み上げますので、順番に投票願います。
〔事務局長点呼、投票〕
議長(浅野幹雄君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票漏れなしと認め、投票を終了いたします。
開票を行います。4番三浦邦夫君、5番高橋正俊君、6番小泉光君、立ち会い願います。
〔開票〕
議長(浅野幹雄君) 投票の結果を報告いたします。
投票総数18票
有効投票のうち
以上のとおり、反対が10票です。したがって、議案第10号 副町長の選任につき同意を求めることについては否決されました。
議場の出入り口を開きます。
〔議場開鎖〕
議長(浅野幹雄君) ここで、千葉副町長の入場を求めます。
〔千葉副町長 入室〕
議長(浅野幹雄君) この際、午後3時50分まで休憩をいたします。
午後3時36分 休憩
午後3時50分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
議長(浅野幹雄君) この際、お諮りいたします。日程第12、認定第1号 平成24年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について、日程第13、認定第2号 平成24年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第14、認定第3号 平成24年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第15、認定第4号 平成24年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第16、認定第5号 平成24年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第17、認定第6号 平成24年度富谷町水道事業会計決算の認定については、議事の都合により、富谷町議会会議規則第37条により一括議題といたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、日程第12、認定第1号から日程第17、認定第6号までを一括議題とし、会議規則第41条により決算審査特別委員会委員長に審査の結果の報告を求めます。決算審査特別委員会委員長小川昌義君、登壇願います。
決算審査特別委員会委員長(小川昌義君) それでは、決算審査特別委員会審査結果報告をいたします。
決算審査特別委員会審査結果報告書。
平成24年度富谷町一般会計を初めとする各種特別会計決算の認定につきましては、去る9月5日の本会議におきまして、その決算審査のため、議長を除く議員全員で構成する決算審査特別委員会が設置されました。
決算審査特別委員会は9月9日、10日、11日、12日の延べ4日間にわたり、認定第1号 平成24年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について、認定第2号 平成24年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第3号 平成24年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第4号 平成24年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第5号 平成24年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第6号 平成24年度富谷町水道事業会計決算の認定について、それぞれ慎重に審議を行いました。
その結果、全議案とも賛成多数により原案のとおり認定すべきものと決定されました。
以上、決算審査特別委員会の報告といたします。
平成25年9月13日、決算審査特別委員会委員長小川昌義。
議長(浅野幹雄君) これより、採決に当たっては逐次議題といたします。
日程第12、認定第1号 平成24年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
質疑を省略し、討論に入ります。
まず、原案に反対者の発言を許します。16番永野久子君。
16番(永野久子君) 私は、平成24年度一般会計決算に反対をいたします。
平成24年度は、年少扶養控除の廃止によって子育て世代の負担が増加し、税金だけではなく保育料等にも連動しました。子育て世代の多い富谷町住民に大きな影響を及ぼすものでしたが、その年少扶養控除廃止が、一方では町の財政に2億4,000万円の住民税増収をもたらす結果となりました。この増収分は、住民に施策で還元すべきものであるはずですが、決算の結果、実質的な黒字は5億7,851万6,000円となり、相変わらずの黒字体質が続いている状況です。監査の意見書においても、実質収支比率について、望ましい数値である、3ないし5%を超えていると指摘されており、黒字を望ましい範囲内に抑えたとすれば、数億円の財源が確保できたと考えられます。
過剰な黒字を生む要因の一つが、予算編成時点での徴収率の見込み方にあり、個人町民税の収納額は、予算現額に対して101.44%、法人町民税は119.7%という実績となりました。つまり、予算で見積もった以上の税収があったということです。
こうした予算計画に対して100%を超えるという実績は長年続いており、巨額の黒字を生む要因となっております。予算編成においては、実績に即した編成を改めて求めるものです。
またこのことによって、住民の要望に応える財源が一層確保しやすくなると考えます。具体的には、極めてわずかな予算となっている農水予算、農林水産業予算を大幅に増額し、町独自の農業後継者育成策を確立したり、零細業者向けの駆け込み融資制度である小企業小口資金の復活を図ることが必要です。築40年から50年にもなる老朽化した町内会館の建てかえを急ぎ、町道の路面の舗装打ちかえや老朽化した公園遊具の更新などにもっと予算を充実させることが可能だったと考えます。
地方税の滞納者に対しては、滞納整理機構への委託等で徴収強化を進めている反面、納付の回数を12回にふやすなど納税しやすい環境づくりについては消極的だと言わざるを得ず、改善が求められます。
平成24年度は、新学校給食センター建設に関して、高額な備品の購入を初め、施設に必要以上の付加価値をつけた問題や、工事費の増加分の支払いをめぐって事業者から県の建設工事紛争審査会に提訴され、また、町長がパワハラで提訴されるなど、住民の不信を招く事態が相次ぎましたが、これらの一連の問題の根底には、住民の代表である議会に対して十分な説明責任を果たそうとしない町長の姿勢があると言わざるを得ません。
また、任期付職員の採用に関しても、議会に対する説明に重大な偽りがあったことが明らかになっています。
政策決定の過程における透明性、公平性は、開かれた町政の大前提だと考え、改善を求めるものです。
最後に、職員の生理休暇や有給休暇などの取得率が極めて低い原因は、正職員の数が少ないことにあります。正職員の増員を急ぐよう求め、討論といたします。
議長(浅野幹雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。9番森栄君。
9番(森栄君) 私は、平成24年度富谷町一般会計歳入歳出決算認定について、賛成の立場から討論をいたします。
最初に、東日本大震災関連として平成23年度から継続実施している国民健康保険加入被災者の保険税の免除、固定資産税や住民税の減免免除などは、平成23年度からの繰越事業として東日本大震災や台風4号で被災した3河川16カ所の災害復旧工事を実施したことは、一日も早い災害の復旧・復興に向けたものであり、被災者のみならず住民からも高い評価を受けています。さらに、平成23年度から継続実施している空間放射線量の測定や持ち込み食品等の放射性物質検査も、放射能の影響への町民の不安感を解消するための取り組みとして評価できるものであります。
次に、住民が安心して生活できる環境づくりとして、震災時における情報伝達機能の強化を図り、富谷町MCA防災行政無線の整備や22カ所目となる日吉台公民館への防災用備蓄倉庫の設置及び富谷町安全安心メールの運用開始など、災害や防災の面で住民から高い評価を受けています。
また、生徒数の増加に対応し、教育環境の改善を図った東向陽台中学校の増築や、児童数の増加に伴う教室不足を解消するため、平成25年度の増築に向けた日吉台小学校の設計業務の実施は、未来の富谷を担う子供たちへの教育環境の充実のためであります。
なお、学び続けることの環境の整備として平成25年2月から実施された公民館図書室をネットワーク化する図書システムの導入による読書環境の充実が図られたことは、多くの住民が学び続けることの環境の整備として評価できるものであります。
さらに、総合型地域スポーツクラブ、あったかとみやスポーツクラブの設立は、生涯スポーツと競技スポーツの振興に役立ち、また、テニスコートの大規模改修などスポーツ施設の整備充実に努められスポーツ環境の充実を図ったことも、住民や町外のスポーツ愛好者からも評価されております。
次に、子育て支援として、子ども医療費助成事業では、平成23年10月から乳幼児医療費助成対象を拡大したことは、中学3年生までの子供を持つ保護者の経済的負担の軽減を図り、生活の安定と福祉の増進に努めております。
また、待機児童の解消のために、明石台若樹の森保育園の増築により平成26年6月から保育所入所定員を60名に拡大、さらに明石台わか葉保育園の開園準備に着手していることは、多くの幼児の保護者からも期待されております。
さらに、安心して子育てができる環境の整備としてコミュニティクリニック上桜木内にとみや病児・病後児さくら保育所の開所の準備を開始したことは、幼児や子供を持つ保護者の行政ニーズに応えたものであると評価できます。
なお、介護施設基盤について、富ケ丘地区に富ケ丘・日吉台圏域地域包括支援センターとして小規模多機能型居宅介護「杜の家いちい」や「いちいの風」を委託増設し、開所したことは、高齢者の多様なニーズに応えるとともに高齢者の支援強化に努めたことは、高齢者福祉対策事業として評価できます。
以上、市制施行に向け、自立した5万人都市として、今後も人口増加に伴う行政需要に対応するために、効果的・効率的な行財政運営に寄与するとともに、住民に対して高水準の行政サービスを反復・継続的に提供し、住民の福祉向上と生活の利便性を期待して賛成いたします。
議長(浅野幹雄君) ほかに討論はありませんか。6番小泉光君。
6番(小泉光君) 富谷町当局に若干のエールを贈って賛成討論としたいのですが、よろしいでしょうか。
議長(浅野幹雄君) エールですか。賛成討論にしてください。
6番(小泉光君) はい、ではやめます。
議長(浅野幹雄君) ほかに討論はありませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより認定第1号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長の報告のとおり、本案を認定することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(浅野幹雄君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり認定することに決定いたしました。
日程第13、認定第2号 平成24年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
質疑を省略し、討論に入ります。
まず、原案に反対者の発言を許します。15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 私は、平成24年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算に反対します。
日本の皆保険制度は世界から注目されているもので、国民健康保険は、ほかの医療制度に入らない自営業者、農林業業者、年金生活者、失業者などに医療給付を行います。命と健康を守る上でとても重要な役割を果たしています。
町はこれまで、資格証明書が発行されていた国保税滞納世帯に対し、平成24年度は短期保険証に切りかえる方針で臨んできました。資格証明書は、国保加入者であるという証明だけで、受診した場合、医療機関の窓口で10割の医療費を支払わなければなりませんでした。これは、事実上の保険証の取り上げであり、命にかかわることでしたから、資格証を発行しないとしたことは前進面でありました。
しかし、一方で、保険証のとめ置きが103世帯あることが明らかになりました。保険証は、とめ置くことなく、加入者の手元に速やかに届けることが必要です。保険証がなくても、病気にかかっていないから必要としていないだろうという趣旨の発言は、あってはならないもののはずです。
現年度の収納率は93.37%で、前年度より1.86ポイント伸びましたが、滞納繰越は前年度より1.26ポイント減の22.78%でした。県の地方税等整理滞納機構に滞納世帯の徴収を移管せず、町が滞納世帯の相談に乗り、生活実態把握に努め、分割納付や保険税の減税の措置をとることが、本来の仕事、町の仕事と考えます。
平成24年度決算では、国保加入世帯の平均所得は107万466円、約107万円であり、国保税は1世帯平均で16万3,933円、所得に占める割合は15.3%にもなり、重過ぎる国保税と言わなければなりません。
誰もが安心して保険証1枚でどこの医療機関でも受診できるこの制度を維持していくためには、国の役割が大事です。しかし、国はこれまで、国保の事務費や国保税軽減措置などに対する国庫補助を次々と縮減、廃止したり、都道府県調整交付金に移しかえて肩がわりさせたりしてきました。これらのものをもとに戻すことや国庫補助金を増額させることが重要です。町が運営する国保、これは加入者の過重負担解消のために一般会計からの繰り入れを行い、同時に国に対しては、国庫補助金の増額を求めるべきです。
平成23年度に国保税が引き下げられました。平成25年度は3年目に当たります。平成24年度決算の国保財政調整基金は10億3,455万8,000円です。国保税改定を決めた平成22年度末の財政調整基金は5億2,095万7,000円で、現在はそのおよそ2倍に当たる基金があります。過重負担解消のために、この財政調整基金を活用し、国保税を引き下げることを求めます。
東日本大震災から2年半が経過しましたが、復興はまだまだ進んでいません。そういう中で、宮城県は被災者の医療費一部負担金免除を平成24年で終了してしまいました。岩手県、福島県は継続していることから、不公平だという怒りの声が上がっています。被災者の医療費一部負担金免除を復活させるよう、町としても強く国、県に要請するよう求めて反対討論とします。
議長(浅野幹雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。9番森栄君。
9番(森栄君) 私は、平成24年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について、賛成の立場から討論をいたします。
平成24年度富谷町国民健康保険歳入歳出決算について、歳入では、不納欠損額が201万円減少し、収入未済額も8,987万円減少していますが、歳出は、医療給付費が前年度より1億2,194万円の増となっております。したがって、国民健康保険事業の長期的な財政基盤強化のためには、国民健康保険税の納税者間の公平性の維持からも、今後も資格証や短期被保険者証の適切な交付とともに、国民健康保険未納者との面談による国民健康保険税の納税意識の向上が求められています。
なぜならば、国民健康保険税は、所得割、資産割、平等割、世帯割で算出されますが、所得割は、低所得者、高所得者にかかわらず、納税者の税負担能力に応じて負担することができるからであり、当然、国民健康保険税の納税により国民健康保険税の未納者にも医療サービスが提供されるからであります。そして、国民健康保険の医療費の伸びは今後も続くものと思われ、保険者である富谷町は、被保険者である国保加入者に対して、反復・継続的に国保サービスを提供しなければならず、国民健康保険事業の長期的な財政安定と財政基盤が求められているからであります。
以上、国民健康保険は、被保険者の疾病、負傷、出産及び死亡に関して必要な保険給付を行う社会保障制度で、その国民健康保険法の目的は、国民健康保険事業の健全な運営を確保し、社会保障及び国民健康保険の向上に寄与することであり、この国民健康保険事業が、国保加入者に対して反復・継続的に国保サービスが提供されることにより、町民の福祉の向上が図られることを期待して、私は、平成24年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について賛成いたします。
議長(浅野幹雄君) ほかに討論ありませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより認定第2号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長の報告のとおり、本案を認定することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(浅野幹雄君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり認定することに決定いたしました。
日程第14、認定第3号 平成24年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
質疑を省略し、認定第3号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長の報告のとおり、本案を認定することに賛成議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(浅野幹雄君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり認定することに決定いたしました。
日程第15、認定第4号 平成24年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題とし、質疑を省略し、認定第4号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長の報告のとおり、本案を認定することに賛成議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(浅野幹雄君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり認定することに決定いたしました。
日程第16、認定第5号 平成24年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題とし、質疑を省略し、認定第5号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長の報告のとおり、本案を認定することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(浅野幹雄君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり認定することに決定いたしました。
日程第17、認定第6号 平成24年度富谷町水道事業会計決算の認定についてを議題とし、質疑を省略し、討論に入ります。
まず、原案に反対者の発言を許します。9番森栄君。
9番(森栄君) 私は、平成24年度富谷町水道事業会計決算認定について、反対の立場から討論いたします。
水道事業について、公営企業法第3条では、経営の基本原則として、地方公営企業は、常に企業の経済性を発揮するとともに、その本来の目的である公共の福祉を増進するように運営されなければならないと明記されていますが、富谷町の水道事業を担当する管理職が、この経営の基本原則を知らないという現状の中で水道事業の経営がなされていることに対して、今後の水道事業の経営に大変不安を感じるからであります。
その不安の要因として、この水道事業に伴う長期の借金である企業債についても、借入先の金融機関との契約締結による起債の償還であり、今後の事業資金繰りや企業債の償還計画についても明確にされていません。このことは、水道使用者である住民の立場から言えば、長期的な借金である企業債の償還に対して、今後長期にわたる水道料金の値上げにつながる不安があります。
また、景気に左右される水道の使用企業についても、水道管の口径別による企業の業種別内容も把握されておらず、また、今後も水道管の口径別による企業の業種別内訳も把握しないということは、今後、景気に左右される水道の使用企業の水道使用量が、水道事業会計にどのような影響を及ぼすかという水道事業の経営にかかわることを把握せず、企業努力もしないということを意味するものであり、富谷町の水道事業を担当する管理職自身が水道事業の経営感覚がないことを意味するものでもあります。
これらのことは、今後の経営の合理化、効率化を図りながら長期的な経営安定に対する水道使用者への安定供給とサービスの向上に不安を与えるものであります。
また、富谷町の水道事業の現状は、人口増加に伴い、水道の給水人口や給水戸数が増加し、給水量及び給水収益が増加していますが、今後の大きな伸びは期待できず、また、年々増加する累積欠損も生じており、今後もさらに厳しい経営が継続されると思いますが、企業債の償還計画や事業の効率化、経営の節減計画がない状況を一日も早く改善され、今後の長期的な事業安定と水道使用者に対して、反復・継続的な水道事業の展開を要望して反対討論といたします。
議長(浅野幹雄君) 次に、原案の賛成者の発言を許します。討論ありませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより認定第6号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長の報告のとおり、本案を認定することに賛成議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(浅野幹雄君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり認定することに決定いたしました。
議長(浅野幹雄君) 日程第18、請願第1号 子ども医療費助成の拡大を求める請願を議題といたします。
会議規則第41条により、教育民生常任委員会委員長に審査結果の報告を求めます。教育民生常任委員会委員長小川昌義君、登壇願います。
教育民生常任委員会委員長(小川昌義君) 平成25年6月14日に、教育民生常任委員会(以下委員会という)に付託された子ども医療費助成の拡大を求める請願について、審査を行いましたので、その審査結果を報告します。
お手元の資料をごらんいただきたいと思いますが、6月14日、7月23日、そして7月30日と3回、委員会を開催しました。その中で、最初の6月14日には、請願の審査方法について審議し、請願者、紹介者、福祉部子育て支援課の調査、県内で18歳まで医療費助成を実施している市町村の調査を行うこととし、審査日程を決定しました。
第1回目の審査結果を受けて、7月23日には、請願者渡部美由紀氏と紹介者小泉 光議員に出席いただき、請願内容の概要説明を受けました。請願者からは、大衡村では医療費助成制度が18歳までとなっているという話が出ていまして、私の周りのお母さんからは不満が出ていて、富谷町は、黒川郡の中の1つなのに、財政的に豊かな富谷町ではできないのかなという話が出ています。また、私の友達も、子供が中1と小4で、給料日の前などに病気になると、病院に行くことをちゅうちょしたりしています。高校生まで医療費助成になれば安心して病院にかかれると思います。ぜひ医療費助成の拡大をお願いしますという趣旨で、強い要望内容の説明がありました。
続いて、午後からは、福祉部子育て支援課に対し、富谷町では6月議会で15歳年度末まで対象年齢の拡大を実施したが、拡大した対象者数と助成金額、所得制限と一部負担を撤廃した場合の対象者数と助成金額、18歳年度末まで拡大した場合の所得制限と一部負担を15歳年度末までと同条件で実施した場合の対象者数と助成金額、所得制限と一部負担を撤廃した場合の対象者数と助成金額、富谷町と人口で町域など同規模で18歳年度末まで子ども医療費の助成を実施している愛知県東郷町の助成内容、所得制限や一部負担の有無などと制度導入に至る背景と経緯、一般会計予算決算に占める割合がわかる資料など、5項目の調査を行いました。
7月30日午後、大衡村役場で、大衡村における18歳に達する年度末までの医療費無料化について、制度の概要、導入に至る背景と経過、予算決算状況について調査を実施しました。大衡村議長には、公務多忙の中、調査に最後まで参加していただき、議会側の対応などについての報告をしていただきました。予算規模は違いますが、15歳から18歳までに制限をつけないで拡大しても、助成費用は増額になっておらず、比率にしても拡大していませんでした。大衡村での評価では、重篤になる前に病院に行ってもらえるので、村民は助かっていると思うし、医療費の抑制にもなっているのではないかということでした。子ども医療費助成の拡大として取り組んでいることで、18歳まで拡大しても、医師会、歯科医師会との間での手続には問題がないことがわかりました。
各調査を受けて、委員会として種々協議した結果、6月議会で15歳まで医療費助成拡大を実施したばかりですが、将来にわたり子供たちの健康を守ることを考慮し、食育と医療費削減を含めた取り組みで生き生きと子供たちが育つためにも、今回の請願については満場一致で採決するということで決定いたしました。
以上、報告を申し上げますので、よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
これより討論を行います。
まず原案に反対者の発言を許します。討論はありませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより請願第1号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
請願第1号に対する委員長報告は採択であります。この請願を採択することに賛成議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(浅野幹雄君) 起立全員です。よって、請願第1号を採択することは可決されました。
議長(浅野幹雄君) 日程第19、議員派遣の件を議題といたします。
お諮りいたします。
富谷町議会会議規則第122条の規定による議員派遣の件については、お手元に配付のとおり議員を派遣したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、議員派遣の件については、そのように派遣することに決定をいたしました。
議長(浅野幹雄君) 日程第20、閉会中の各委員会調査についてを議題といたします。
各委員会から所管事務のうち、富谷町議会会議規則第75条の規定によって継続調査の申し出があります。
お諮りいたします。
各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、各委員会から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
これで本日の日程は全て終了いたしました。
平成25年第3回富谷町議会定例会は、終始熱心な審議を経て全ての議案を議決いたしました。
執行部におかれましては、各議員から出された意見を十分に尊重し、町政を執行されますよう強く要望いたしまして閉会の挨拶といたします。
会議を閉じます。
平成25年第3回富谷町議会定例会を閉会いたします。
ご苦労さまでした。
午後4時29分 閉会