更新日:2013年06月07日
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第4日目 6月7日(金曜日) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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平成25年6月4日(火曜日) 午前10時00分 開会
第1日目 6月4日(火曜日) | ||||||||||||
町長提出議案の概要説明 | ||||||||||||
一般質問 | 17番 磯前武 議員 | |||||||||||
1 | スポーツ振興基本計画と「あったかとみやスポーツクラブ」について問う | |||||||||||
2番 菅原福治 議員 | ||||||||||||
1 | 子ども医療費助成制度を義務教育期間終了まで | |||||||||||
2 | 成田地区へ郵便局の設置を早急に | |||||||||||
3番 出川博一 議員 | ||||||||||||
1 | 第2期特定健診実施計画 何が変わるのか | |||||||||||
2 | 住民の声は届くか 新設校舎設計 | |||||||||||
3 | 明石台七丁目 町有地の利用計画は | |||||||||||
9番 森栄 議員 | ||||||||||||
1 | 富谷町の道路行政の課題と対策について | |||||||||||
12番 山路清一 議員 | ||||||||||||
1 | 人口増を左右する開発計画を問う | |||||||||||
2 | 町道舗装の亀裂補修を問う |
議事日程のとおり
午前10時00分 開会
議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
平成25年第2回富谷町議会定例会は、ここに開催される運びとなりました。この定例会は、町長から富谷町子ども・子育て会議条例の制定についてなどの事件議案が提出されることになっております。慎重に審議を尽くされ、町民の負託に応えられますようご期待を申し上げますとともに、議会運営につきましてもご協力をお願いいたしまして開会の挨拶といたします。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、ただいまから平成25年第2回富谷町議会定例会を開会いたします。
初めに、提出議案などの説明を含め、富谷町町長に挨拶を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、皆さん、おはようございます。
本日、ここに平成25年第2回富谷町議会定例会が開催されるに当たり、提出しております議案の概要等の説明にあわせ、平成25年度4月からこの間の町政運営の主な取り組みについて申し述べ、町民の皆様並びに議員各位のご理解とご協力を賜りたいと存じます。
初めに、5月3日、町制施行50周年記念式典、町内外から1,000名を超える皆様方にご参列をいただき、盛大に挙行することができました。ご多用の中ご臨席を賜り、まことにありがとうございます。
式典におきましては、当時の富谷村が、昭和の大合併に当たり、県が示した当初の合併案どおり進展せず、昭和38年4月の町制施行までの10年間、村・議会・住民が一体となって単独での町制施行実現のため、並々ならぬ覚悟と決意を持って邁進した歩みを感じ取る機会ともなりました。
富谷町は今から124年前、明治22年の明治の大合併以来合併することなく今日を迎え、町制施行50周年の節目を経て、3年後には人口5万人到達による市制移行を視野に入れた町政運営を進めておるところであり、さらなる町民福祉の向上と町政発展に努めてまいる所存であります。今後ともなお一層のご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。
次に、50周年記念事業の一環として、平成22年より開催誘致活動を展開してきました「NHKのど自慢大会」、NHK仙台放送局のご尽力により、仙台放送局・富谷町の共同主催により一昨日行われたところでございます。全国放送され、富谷町の情報発信の機会とも相なりました。
宮城県においては平成22年4月村田町で、平成23年には岩沼市で開催が予定されておりましたが、東日本大震災により中止され、その分ことしの3月に24年度事業として岩沼市で実施されました。それに次ぐ開催とのことであります。NHK仙台放送局初め、富谷町開催にご尽力をいただいた関係各位に改めて感謝を申し上げます。町職員も3日間にわたり120名、延べ170名で事業成功のため奮闘、ご協力をいただきましたこと、あわせて申し上げたいと思います。
NHK仙台放送局に寄せられた一般観覧応募者約4,000人のうちから750人の方に、1枚でお二人まで入場できる座席指定引換券が送られ、当日、遠くは秋田初め、町民の方、県内ののど自慢愛好者など約1,500名の皆様に本放送会場でお楽しみをいただいたところであります。NHKによれば、1,500のキャパを持つ会場での放送は数少なく、大変盛り上がりのあるいいのど自慢であったとの評価もお聞きしているところであります。
また、出演を希望された710組のうち250組が前日の予選会に臨み、当日、20組の方が本放送で自慢の歌を披露されたところであります。当日の放送終了後には、鳥羽一郎さん、香西かおりさんお二人の持ち歌2曲が披露されるなど、町制施行50周年記念事業に花を添えていただいたところであります。
なお、昭和28年からのど自慢放送が開始されたそうでありますけれども、本年60周年に当たり、NHK仙台放送局の特別のご高配により、来週日曜日6月9日深夜になりますけれども、2時間特別番組「予選会ダイジェスト」として、宮城県域の皆さんに放送されることになりました。深夜の時間帯ではありますけれども、ぜひ多くの皆様にごらんいただきますようご案内を申し上げます。
次に、子ども医療費助成制度の対象年齢拡大について申し上げます。
平成19年10月より、通院・入院を小学校入学未就学児を対象に医療費全額無償に踏み切り、続きまして、平成23年10月より、対象を通院は小学校3年生まで、入院は中学校3年生までに制度拡大して実施してまいりました。
このたび、子供の健やかな成長を支援し、子育て世帯のさらなる経済的負担軽減を図るため、通院を中学3年生まで拡大することとし、今議会に関連条例改正並びに予算を上程いたしているところであります。
子ども医療費助成制度につきましては、本来、県が行う乳幼児医療費助成制度により対象年代の拡大を要望してまいりましたが、制度拡充が進展しないまま一般財源から拠出し、子育て世帯の要望に応える制度運営を行ってまいったところであります。したがいまして、この制度は各市町村の実情に応じ条例に基づいて行っているため、宮城県の補助対象基準を上回る拡大分は、町財政の直接負担増となっているところであります。
しかしながら、本町においては、少子化が進む県内他市町村と比べ、若年層かつ乳幼児、児童生徒の子育て世帯の転入が多く、子育て世帯への経済的負担軽減は町としても大きな政策的課題であります。このような富谷町の特性や現状を勘案し、ゆとりある子育て環境と「町民が幸せを実感でき、笑顔輝くあったかい富谷」実現に資すると判断し、制度の拡大を決断した次第であります。
制度拡大に当たり、公平性と受益者負担の原則にのっとり、宮城県の乳幼児医療費助成制度、通院では3歳未満、入院では未就学児までを対象といたしておりますが、その補助対象基準以上の子供につきましては、従前の対象年齢について通院初診時に500円、入院1日当たり500円(1入院当たり5,000円を限度といたします)を除いた医療費を助成することとし、新たに対象となる小学4年生から中学3年生の通院医療部分につきましては、基準額以上の世帯では所得制限を導入することにご理解をお願い申し上げたいと思います。施行の予定は10月1日であります。
次に、首都圏や関西地方を中心に流行が拡大している風疹対策について申し上げます。
感染拡大防止と先天性風疹症候群、略してCRSというそうでありますが、発症防止のため、自治体が中心となり予防接種費用の助成を補助する動きが広まっております。現時点では町民の罹患者情報はありませんが、県内でも流行が拡大している状況にあることから、先般、政策企画会議において、感染症予防緊急対策として風疹の任意接種「単独ワクチン」並びに「混合(MR)ワクチン」に対する助成事業を実施することを決定いたしました。今議会において、当該事業のための補正予算を計上しておりますので、これまたよろしくお願い申し上げます。
これらの施策は本来一自治体に委ねるべきではなく、国・県がなすべきことと考えますので、今後国や県に対し、県町村会などを通して医療費助成制度の財政支援とあわせて強く要望してまいります。
次に、全線供用開始が待たれる仙台北部道路の進捗について申し上げます。
先ごろ成立した国の平成25年度予算において必要事業費が確保され、平成25年度中に予定どおり国道4号までの全線供用が記者発表されたところであります。北部道路の4号接続により、富谷町の交通環境はさらに利便性が向上し、企業誘致においてもPR効果と加速化が期待されるところであります。交通安全施策に万全を期し、事故防止の徹底に努めてまいります。
引き続き、4号から北部道路「富谷インターチェンジ」を経て、直接東北縦貫道へもアクセスできるよう、仙台北部道路建設促進期成同盟会会長の立場から、関係機関へ引き続き強く働きかけてまいります。5月23日には上京して同様の趣旨で、地元国会議員、そして関係省庁に対して要望活動を行ってまいったところであります。
次に、仮称ではありますけれども、明石台小学校新設の現状について申し上げます。
学校新設につきましては、安心・安全な教育施設を目指し、協議検討をしてきたところであります。地域の実態を踏まえ、放課後児童クラブ機能も整備することといたしました。設計業者の選定につきましては、5月29日に6者による第1次設計プロポーザルを実施し、その後、第2次審査を経て今月中旬には決定する予定で、今進めているところであります。
さて、富谷町の人口は5月末日現在、人口5万458人、1万7,455世帯となりました。前年同期比では1,145人、550世帯増であります。
それでは、引き続き、町政運営の一端を項目に沿って申し上げます。
初めに、小・中学校、幼稚園について申し上げます。
この春、小学校7校には692名が入学しました。児童総数は4,184名、前年度比42名増です。中学校5校には702名が入学しました。生徒総数は2,002名です。前年比103名増です。児童・生徒の総数は6,186名、前年度比145名増です。小・中学校の県費教職員、管理職を含めた正規及び臨時の教職員は362名であります。また、町職員、学校図書館指導員、特別支援教育支援員、学校業務員、看護師、ことばの教育指導員、外国語指導助手(ALT)合わせて52名を配置し、今年度をスタートいたしました。
2つの町立幼稚園には70名が入園し、合わせて147名が在籍しております。町職員24名を配置しております。
宮城県立利府支援学校富谷校、小1から小6まで29名の児童が在籍をしております。
読書活動の推進について申し上げます。
昨年度、公益財団法人図書館振興財団主催、文科省後援によります第16回図書館を調べる学習コンクールにおきまして、富谷町・富谷町教育委員会が、既にお知らせしておりますように、「図書館を使った調べる学習活動賞」を受賞いたしました。これまで調べ学習を初め、子供たちに心温まる本との出会いを進めていただいております教職員並びに学校図書館指導員の皆様に、この場をおかりして感謝を申し上げます。
また、調べる学習活動賞の受賞と実績の評価を受け、第17回図書館を使った調べる学習コンクール全国用ポスター写真に、東向小の図書館が採用され、全国数千枚、数千カ所にポスターが掲示されているとのことであります。町内におきましては、公民館、出張所、学校、町民交流ホール等に掲示しておりますので、ごらんいただければと思います。
学校の教育環境整備の一環といたしまして、24年度事業でありますが、3月末日までに、各小中学校の保健室にエアコンの設置工事が完了いたしました。このことにより今年度は、夏場の熱中症対策や保健室での健康観察に当たり、快適な環境のもとで適切な措置が行われることが期待されるところであります。
幼稚園の預かり保育につきましては、今年度から助成対象幼稚園を町内の私立幼稚園から町外の私立幼稚園にも拡大し、働きながら子育てを行っているご家庭の支援を図ることといたしております。今後は県内の私立幼稚園、保護者への周知徹底を図っていくことといたします。
2年目を迎えた学校給食センターにおいて、国から学校給食摂取基準の改正、平成25年4月に改正されましたが、その改正に基づいて適正な献立を提供するとともに、現在26名の児童・生徒に食物アレルギー対応給食を提供しております。なお一層の安全に努めてまいります。
生涯学習について申し上げます。
初めに、プラットホーム事業「富谷町地域・学校・家庭をつなぐ取り組み」につきましては、公民館に設置しております学校支援地域本部が、町内全小中学校を対象に学習活動のボランティア支援を行っております。平成24年度の支援数がまとまりました。支援数は261件、地域の支援ボランティア数が延べ1,727人、支援を受けた児童生徒数が延べ1万6,605人に上ったところであります。平成23年度の数を上回り、地域住民が学校を支える土壌がより強固なものになってきているものであります。
あわせて、西コミを会場に開催しております「西コミ自然ふれあい学校」と、公民館を会場に開催しております幼児学級との3つの事業を展開し、学校・家庭・地域が互いに連携し合いながら、強いきずなで協働して子供を育てる仕組みづくりを、なお一層推進してまいります。
続いて、町民の学びと交流と憩いの施設、さらに子育て支援の施設として整備を進めております西コミにつきましては、多くの方に引き続きご利用いただいております。平成24年度利用者実績が出たところであります。全利用者数1万3,638人。内訳は、子育てサロン利用者6,306人、子供会、ホールの右方、入って右側のホール等の利用については7,332人。改修前の年度比較できる平成20年度の利用者2,828人ということですので、改修前・改修後の比較をいたしますと4.8倍の利用ということに相なります。今後とも西コミの施設の充実と自然散策エリア「おっ茶の森」の整備に努めて、施設内外一体として町民に愛される施設づくりを進めてまいります。
公民館事業につきましては、今年度も幼児教育を初め、各ライフステージに合わせた事業を展開し、生涯にわたって学習を行う環境の整備に努めているところであります。特に高齢者教育では、「とみや豊壽大学」の第3期生の入学式を先ごろ行いました。第3期入学生、6学舎合わせて326名となっており、第2期入学生とほぼ変わらない状況であります。学習内容につきまして、各学舎の特色を生かしながら、6学舎連携を図りながら学習計画等立案してまいります。
次に、体育振興事業について申し上げます。
町制施行50周年記念事業の一環として、5月12日、全国少年少女野球教室を開催いたしました。広報にもご紹介いたしましたが、8名の宮城県にゆかりのある元プロ野球選手にお越しをいただき、町内スポーツ少年団員と中学校野球部員総勢259名、260名の皆さんが指導を受け、野球技術の向上を図るとともに、将来の夢を育むよい機会と相なったところであります。
次に、テニスコートについて申し上げます。
アスファルトコートから砂入り人工芝コートに改修いたしました。公式試合に合わせたコート面となりました。夜間照明も設置しました。約350席の観覧スタンド、コートが一周できる周回路、ベンチ等の設置を行いました。安全性に配慮し、機能性・快適性の高い新コートにリニューアルされたところであります。
5月1日、オープンセレモニーを経て、5月26日には記念事業の一つとして、インターハイで優勝した東北高校のテニス部選手、監督をお招きいたしまして、町内中学生テニス部及び一般テニス愛好者を対象にしたテニス教室を開催したところであります。リニューアル後、利用者数は当初の予想を大きく超える状況で現在推移しております。
テニスコート西隣に新たに整備しましたかまどや水場、トイレを設置し、レクリエーション広場と名称を変更したところであります。ターゲットバードゴルフ、グラウンドゴルフ、ニュースポーツや軽スポーツエリア、芋煮会など、交流エリアとしての活用が期待されるところであります。
続きまして、国のスポーツ振興基本計画に基づく、黒川郡内初の総合型地域スポーツクラブ「あったかとみやスポーツクラブ」が4月1日に創設されました。総合型地域スポーツクラブは、住民の主体的な運営により、生涯を通してスポーツに親しみ楽しめる環境づくりを目指しております。町民の皆様のご支援とご利用のもと安定的に経営ができるよう、町としましても育成・支援に努めてまいります。なお、理事長職には体協会長、事務局長には仙台ベルフィーユ監督が就任をいたしました。
初年度は、幼児のチアダンス、バレーボール、フィットネスなど年間を通したスクール事業と、テニス教室や各イベントなど短期事業に取り組むことといたしております。
町民体育祭につきましては、ことしは9月1日日曜日に開催いたします。今回は町制施行と同じく第50回目を迎える記念の開催となりますので、これまで以上にたくさんの歓声が会場に響き渡る体育祭となるよう、今準備に入ったところであります。引き続きのご協力をお願い申し上げます。
子ども・子育て支援法に基づき、国より示された「子ども・子育て会議」の設置につきましては、富谷町の子ども・子育て支援に関する施策の総合的かつ計画的推進を図るため、今年度において「富谷町子ども・子育て会議」を設置いたします。これらに関する条例及び関連予算につきまして、本定例会に上程をいたしております。
西コミ子育てサロンは、子育て親子の憩いの場として多くの皆さんにご利用いただき、3月1日には利用者が1万人を超えたところであります。
ことし4月1日、コミュニティクリニック上桜木内に開設いたしました「とみや病児・病後児 さくら保育室」の利用登録者が、4月の1カ月で54人、利用者が6人と、登録者数では昨年度と比べて13倍となるなど、予想を上回る状況であります。町内の身近で安心してご利用いただける施設として、これからも周知に努めてまいります。
町内3カ所目となる認可保育所として4月1日に開園した「明石台わか葉保育園」、91名が入園いたしました。広い園舎でのびのびとした保育が行われているところであります。また、地域の皆さんとの交流活動を実施するなど、地域に開かれた保育園としての活動も始まっております。
平成23年度からスタートした家庭的保育事業「保育ママ」につきましては、今年度3名の方が事業を開始し、総勢13名のお子さんの保育に当たっていただいております。町では、定期的に保育統括監、管理栄養士が訪問指導に当たり、その取り組みは県内において先駆的実績との評価を受けているところであります。この事業は集団保育にはないきめ細やかな家庭的保育がなされており、希望する保護者も多く、今後も期待される事業となっているところであります。
続きまして、健康増進事業について申し上げます。
私たちが生涯にわたり健康を維持していくため、正しい知識を身につける、体の状態を知る、自分の体は自分で守っていく、このことが基本であります。その第一歩となる住民検診事業につきましては、6月1日から指定医療機関での子宮がん検診を皮切りに、明日からは各地区の公民館を会場に順次実施してまいります。病気の早期発見、早期治療における検診の重要性を啓発しながら、積極的な受診勧奨に努めてまいります。
今年度から新たに実施することになりました成人歯周疾患健診につきましては、仙台歯科医師会とは既に契約を締結しております。続きまして、地元の黒川郡の医師会との締結に向けて、先ごろ講習会を開催し、16の歯科医療機関にご参加をいただきました。詳細を決定し次第、詳細を案内してまいります。
また、5月6日に新たに感染症法上の指定感染症とされた「H7N9型鳥インフルエンザ」につきましては、引き続き情報把握に努めながら、町民の皆様に適宜情報を発信してまいります。
一方で、新型インフルエンザ対策特措法の施行に伴い、本町におきましても新たな条例制定や行動計画の策定などが求められていることから、準備を進めてまいります。
次に、国保事業について申し上げます。
今年度の特定健康診査につきましては、各種住民検診にあわせ、明日から7月6日までの間実施してまいります。特定保健指導につきましては、今年度も検診結果相談会を開催し、生活習慣病の改善につながる積極的な保健指導を行ってまいります。
なお、今年度は特に禁煙の動機づけ支援を図る新たな「呼気中一酸化炭素濃度測定器」、英文ではスモーカーライザーというそうでありますけれども、測定器を活用し、禁煙指導を強化してまいることといたしております。
長寿福祉事業について申し上げます。
敬老を祝う「あったか・ほっとな地域づくり事業」につきましては、6月15日日曜日の大童地区・三ノ関地区を皮切りに、6月、7月にかけて20の町内会地区で開催が予定されております。今年度も全地区開催にご協力をいただきますこと、感謝を申し上げたいと思います。
介護予防につきましては、6月中旬、対象者約6,400人の方に、生活機能評価の基本チェックリストを発送することといたします。その後、返信された記載項目ごとの審査により、運動機能向上、認知症予防、口腔機能向上の通所系教室と訪問指導など、10月の事業開始に向けて準備を進めてまいります。
平成6年、鷹乃杜で最初に設立された「ゆとりすとクラブ・サロン事業」につきましては、新たに6月27日、志戸田地区で設立されることとなりました。開催地域は、志戸田を含めまして18カ所となり、高齢者の健康、仲間づくりの輪が広がっておるところであります。
また、18カ所の皆さん、「ゆとりすとクラブ・サロン」の構成員と支えていただくサポーターの全体交流会、7月4日、富谷スポーツセンターで実施することといたし、参加者は750名ほどであります、充実した事業として進めてまいります。
老人クラブ連合会との共催によります「健康フェスティバル」、ことしは5月16日、実行委員会が開催されまして、10月24日開催日と決定いたしたところであります。参加の周知に努めて、一層充実した内容に努めてまいります。
介護施設基盤整備につきましては、成田地区に70人定員の特別養護老人ホーム「せせらぎの里」が4月24日開所いたしました。入居を希望する皆さんに安心を提供する施設が、新たに加わったところであります。今後、入居者の暮らしやすい住まいとなるよう、運営主体である社会福祉法人「東松島福祉会」と連携を図ってまいります。
災害時要支援者台帳につきましては、現在、民生委員児童委員のご協力をいただきながら毎年の更新作業を進めており、災害時の要支援者対策に努めております。さらに、昨年から実施しております行政区長と民生委員児童委員の情報交換会、本年も継続実施をし、地域の助け合いについてともに考えてまいることといたします。
平成27年度から29年度の3カ年を計画期間とする「高齢者保健福祉計画・第6期介護保険事業計画」及び「障がい者計画・第4期障がい福祉計画」の策定に向けて、6月下旬より、計画の土台となる実態把握調査に着手をいたします。
次に、企業誘致関係について申し上げます。
企業誘致につきましては、この8月2日、東京で宮城県企業立地セミナーが開催されます。従前同様に参加をいたします。昨年度は212団体、431名の参加者数であったようでありますけれども、今年もほぼ同様の規模で開催されるとのことでございます。
次に、あけの平地区北入口の「みやぎ生協セットセンター跡地」、ただいま更地になりました。その跡につきましては、牛タン専門店の利休が土地を取得され、牛タン専門店初め、小売り・飲食店舗等の複合商業施設が立地することとなり、今、その準備を進めているようであります。今秋以降のオープンを予定しているというふうなことであります。
また、従前から要望のありました渋滞緩和のための右折レーン設置については、このような商業施設の立地にあわせ交通渋滞がさらに懸念されることから、あけの平北入口の国道接続部分について右折レーン等の改良工事にご協力いただくよう、関係者と協議を行っているところであります。
あけの平4号近隣においては、仙台北部道路4号タッチにより、富谷町の立地条件、そしてまた雇用環境の優位性と富谷町企業立地奨励金、法人税・地方税の特例措置が受けられる「宮城県民間投資特区」制度もPRしながら、高屋敷地区への企業立地に向けて地権者会などとともにさらに努めてまいります。
太陽光発電事業の参入として、このたび石積地内、成田から抜けて県道に抜けその先の旧産業廃棄物の処分場であったところでありますが、石積地内の民間産業廃棄物最終処分場跡地利用として、株式会社ユアテックが資本を投入して、新たに株式会社ユアソーラー富谷が設立されました。工事は7月に着工し、12月に完成、年明け26年1月より売電が開始される予定であります。発電量は10万キロワットアワー、一般家庭向け300世帯分の年間使用量に相当するそうであります。
農業振興について申し上げます。
平成25年度の米の生産調整につきましては、宮城県から示された生産数量は1,877トン、367ヘクタール作付となります。30キロ袋に換算しますとおよそ6万袋程度の生産量というふうになります。生産調整率、減反率ともいわれておりますが、36.72%、3分の1強の水田に作付がなされないということになります。
農業者への直接支払い交付の名称、従前の「農業者戸別所得補償」から「経営所得安定対策」に名称が変更されました。内容は、従前とほぼ変わりない内容で本年は実施されるところであります。水稲作付面積の96%が米のこの制度に加入予定となっております。6月下旬までに東北農政局に交付申請書作成、一斉申請ということで、今、農政協力員のご協力をいただきながら進めているところであります。
町の特産品でありますブルーベリー振興につきましては、ことし、富谷町ブルーベリー生産組合設立30周年だそうです。それを機にパッケージのリニューアル、新商品開発など、節目の年にふさわしい取り組みを計画しており、販路拡大を目指していくとのことでございます。これに呼応する形で、今年度町の新規事業として、組合発足時から熱心に栽培に取り組まれた明石地区の佐藤一夫氏を「富谷町ブルーベリー専任アドバイザー」に先ごろ委嘱をし、さらなるブルーベリー栽培の技術向上と産地拡大に努めてまいります。
平成22年に初めて実施して以来、年ごとに好評をいただいております「さわやか夏の味覚、とみやブルーベリースイーツフェア」、本年も町内ケーキ店6店舗にご参加をいただくこととなりました。去る5月9日、「とみやブルーベリースイーツフェア」実施説明会を初開催いたし、共通の認識をしていただいたところでございます。
今年度は7月13日から月末までの期間で予定してございます。町制施行50周年の特別企画といたしまして、期間中の7月22日、22日はショートケーキの日の記念日だそうでございますが、22の上に15日が常にカレンダーに載る「いちご」の日だそうでありまして、イチゴが載る22日がショートケーキの日というふうなことで記念日のようでありますので、この期間中のちょうど7月22日が重なりますので、あわせてリーフレット掲載商品の10%割引セールを実施することに、この協議で決まりました。さらなるブルーベリーの魅力を広く町民の皆さんにお伝えすることを目標にしながら実施してまいります。
直売活動の取り組みをしております「おんないん会」、従前の食品館イトーとビッグハウス富谷店の売り上げは順調で、平成24年度売り上げ実績は3,000万を超え3,400万、前年度比25%増の健闘ぶりでございます。引き続き、産直直売の推進事業を支援してまいります。
さらに、「昔ながらのトマト(ボンデローザトマト)」についても、ジャム、ケチャップなどに加工して商品化に向けて、現在取り組んでおります。販売方法や加工場の設置検討に当たり、町としても支援をしてまいりたいと思います。
ハウス栽培による野菜の生産体制を強化するための施策として従前から実施しておりますビニールハウス助成、今年度「おんないん会」会員さんから補助申請がありましたので、補正対応いたしております。
学校給食センターの地場産の農作物の供給につきましては、従前どおり赤帽さんにご協力をいただくことといたしております。
なお、学校給食センター入り口が整備されました。畑と緑のトンネルを設置いたしまして、名称を「エントランス ガーデン 緑のトンネル」といたしたところであります。畑は年間を通して学校の児童の食育体験農園として活用してまいります。ハウス型の緑のトンネルには、観賞用カボチャ、ヘチマ、ゴーヤなどを植栽して、トンネル内側から実の生育状況を観察できる場として提供してまいることといたします。
次に、商工・観光振興について申し上げます。
4月から6月末までの期間、残り1カ月を切りましたけれども、「仙台・宮城デスティネーションキャンペーン」の一環として、県内の見どころや食べどころをチェックポイントとしたスタンプラリーを実施しております。富谷町からはしんまち地区の「富谷宿」、日吉台地区の「オニオン」さん、さらにまた、仙台地域の食材を題材にした「伊達美味レシートラリー」のほうには、しんまち地区の「内ヶ崎酒造店」「さとうや」さん、「ブルーベリー生産組合」、あわせて日吉台のケーキ店「ばにらびーんず」さんが参加をいたして、町内への観光誘客にご協力をいただいているところであります。
ことしで7回目となります「十三夜 魂のふるさとまつり」、既に期日は10月12日土曜日開催とすることといたしております。5月9日に実行委員会が開催されまして、平成19年初回より委員長としてご活躍、お務めをいただいております白木敏夫さんが、引き続き委員長として推薦・決定されたところであります。ことしは町制施行50周年の記念の年の開催となることから、富谷町50周年の歩みに感謝をし、5万人都市として新たなステージへ歩みを進める富谷町の未来を象徴するにぎわいと活気あふれる祭りとして開催することを確認いたしたところであります。富谷町を代表する祭りとしてさらに創意工夫を加え、より多くの皆さんに親しみ愛される祭りを目指して、準備を進めてまいります。
富谷町シルバー人材センターにつきましては、ことし3月で設立10周年を迎えました。会員数も430名を超え、平成24年度契約高は2億円を超えたそうであります。県内28シルバー人材センターのうち、上位第6番目の契約高であります。富谷町シルバー人材センター関係者の一致団結した日ごろのご尽力のたまものと、これまた敬意を表したいと思います。今後も、しんまち地区における拠点づくりの一翼を担っていただくとともに、さらなる連携を図ってまいりたいと思います。
また、富谷町シルバー人材センターとの共催のもと、引き続き、しんまち通りを会場に、第3回の開催となります「とみやっ子たなばたかざり」は、7月4日から6日までの期間で実施をいたします。いにしえの奥州街道しんまち通りの夏をたくさんの七夕笹飾りが彩ることとなりますので、また多くの皆さんにお越しをいただきたいと思います。
次に、町道整備について申し上げます。
仏所太子堂中線歩道改良工事、3月29日に竣工いたしました。進捗率は60%です。引き続き本年度、まるまつさんまでの全線の改良工事が完了する予定であります。
大亀地区・沼田線道路改良工事、年度を越しましたが、4月25日に竣工いたしました。平成20年度工事着手以来、5カ年をかけて全体計画1.1キロの工事完了、町民バス運行も可能と相なったところであります。
工事着手後4年となります穀田線の歩道新設工事、2カ所での分離施工というふうになりましたが、5月20日竣工いたし、進捗率は現段階で66%ということとなります。
東日本大震災により被災した公共土木施設災害復旧事業、これまで残っておりました太子堂6-19号線道路災害復旧工事、これは6月末に竣工、間もなくでございます。通行どめを解除することといたします。
そしてまた、豪雨により被災した6河川ということでありますけれども、3河川については既に5カ所については終えておりますし、8河川のうち5カ所を終えています。残る3河川についても6月中に竣工を目指して、今進めております。
平成24年度国の大型補正予算において計上されました道路ストック総点検業務と舗装補修工事のうち、町内にある56カ所の橋梁点検、大型標識や照明灯の道路付属物点検及び舗装路面性状調査業務について、それぞれ委託業者との契約が整いました。今後は、点検調査と適時補修により、道路構造物の延命化と適正な維持管理に努めてまいることといたします。
大亀山森林公園につきましては、東日本大震災の影響により、年間利用者数はここ二、三年減少傾向にありました。震災復旧工事も完了し、平成24年度において2万320人と回復傾向にあります。ことしのゴールデンウィーク期間中に限って申し上げれば、午前9時から午後4時までの利用者の計測数、計測できた数だけでも5,687人の来園者があり、昨年を大きく上回る親子連れでにぎわったようであります。
また、大亀山森林公園内の除草業務、遊具及び亀の子橋修繕工事の発注をし、これまた4月上旬に契約締結を終えたところでございます。
また、大亀山森林公園に隣接している、通称大亀神社境内にある町指定の文化財「亀石」は、東日本大震災により一部倒壊しておりましたが、このたび修復工事が完了し、原形に復元されたところであります。
都市公園等につきましては、東向陽台一丁目1号緑地災害復旧工事を3月末に終えております。皆さんの不安解消が図られたのではないかと思います。そしてまた、明石台五丁目3号緑地のり面の部分、復旧工事をしたところでありますけれども、さらなる崩れが生じるおそれがあるということで、4月末に契約を締結し、6月末日までに竣工する予定で今進めております。
都市計画につきましては、仙塩広域都市計画区域区分、いわゆる市街化区域編入及び用途地域の変更並びに地区計画の設定につきましては、関係機関との協議調整を図りながら、適正な都市計画に取り組んでまいることといたします。
明石台東地区39ヘクタールの開発事業は順調に進捗しております。平成25年3月末日現在の入居者は107世帯328名となっております。引き続き開発事業者に対して適切な指導・助言を行うことといたします。
環境美化活動の一環として、町内一斉清掃活動、春のクリーン作戦が皆さんのご協力のもと行われました。本年は過去最大となります9,910名のご報告を頂戴しております。役場職員160名と合わせますと1万人を超える、これまた初めての大きな取り組みとなったところであります。地域の皆様のご協力に改めて感謝を申し上げたいと思います。
再生可能エネルギー等導入事業、国、県からの承認、補助という形で進めております。前年度は成田と富ケ丘公民館、今年度は富谷中央公民館と東向陽台公民館に設置を予定してございます。補助金総額は6,300万円、4月24日付で内示を頂戴しております。
上水道事業につきましては、常設型漏水調査に2カ年目を迎えました。引き続き、4月から漏水の発生の多い富ケ丘地区に常設型漏水調査を導入いたしまして、250基の機器を設置して詳細な調査を進めてまいることといたします。
昨日は、水を供給していただいております仙南広域水道の水源地であります七ヶ宿ダムの清掃活動に、役場職員3名が出向きまして参加をしてまいりました。今後も「安全安心な水」、そしてまた、水源地の環境保全に努めていただいております七ヶ宿町への感謝の思いも込めながら、安定的な供給に努めてまいりたいと思います。
下水道事業につきましては、繰越明許費の事業といたしまして、富ケ丘二丁目の下水道修繕工事、町下ぜんべいやさん前の原下マンホールポンプ移設工事、左カーブのところで障害になっておりました原下マンホールポンプ移設工事が開始されまして、6月末までには竣工する見込みでございます。
次に、防災関連について申し上げます。
昨年度より整備を進めておりました「富谷町MCA防災行政無線」は4月より運用を開始いたしました。地域の皆さん、行政区長の皆さん、それぞれご協力をいただいたところであります。運用開始以後、おおむね良好であるとのご意見でありますけれども、しかしながら、車両通行の多いところでのほかの音との大きさとの兼ね合いで聞き取りにくい、あるいは気象条件によって、音達範囲というそうですけれども、音域の広がる範囲に差が生じるというふうなことも確認されておりますので、引き続き定期的な試験運用に努めながら、精度を上げてまいるというふうにしたいと思います。
次に、宮城県と仙台市の協働によりますヘリポートに関する移設整備について申し上げます。
仙台市荒浜地区の仙台市消防ヘリポート、ご承知のように東日本大震災で壊滅をいたしました。このたび、移転先として利府町の菅谷地区の県有林、こちらは利府方面に向かって石積トンネルを抜けた直後の右側のあたりですが、出口付近に移設をすることとし、防災ヘリの拠点となる旨、宮城県消防課より概要の説明を受けたところであります。既に現地調査、当町と利府町の周辺の皆さんへの事前説明を終えて、平成28年度の供用開始、ちょうど市制移行予定にしておる28年度でありますが、供用開始に向け着手していることとなり、地震被害はもとより林野火災等大規模災害時において、近接する富谷町としては立地環境に恵まれた移設であると考えるところであります。
次に、災害協定について申し上げます。
あさひな農業協同組合、JAあさひなさんと黒川3町1村の合同による災害時応援協定、6月中旬、議会終了後に締結する予定として今準備をしております。従前より、大規模災害発生時における食料や燃料の優先的供給について、あさひな農協さんと協議・打ち合わせをしてきていた中、他の3町村から同様の締結参加の声を受けまして、このたび共同締結と相なりましたので、お知らせを申し上げたいと思います。
6月9日には富谷小学校に会場を同じくして、富谷町消防団消防演習が行われますので、ぜひご参加のほどをお願い申し上げたいと思います。
交通安全関連について申し上げます。
4月6日より15日までの10日間、「春の交通安全県民総ぐるみ運動」が展開されました。前日の4月5日金曜日には、各種各団体の284名の皆さんにご参集いただいて、富谷町の出動式を開催いたしました。
運動期間中の取り組みの一つとして、学校、大和警察署、二階堂地域学校安全指導員にもご参加をいただきながら、従前から懸案とされておりました箇所について、新たな横断歩道設置や経年劣化による白線の再塗装など、大和警察署に即時要請をしたところであります。
運動終了直後の4月25日には、ミニストップ富谷明石台店東側出入り口の車どめを設置いたしました。町道の将監トンネルから抜ける北道路、七北田西成田線、大変車両通行の多い場所でありますが、町道からコンビニに入る車両と歩行者との接触を抑制するということで、あのようなアーチ型の車どめを設置いたしたところです。植栽の一部を伐根して、車両からの視認性も早速に高めたところでございます。
なお、平成20年6月から道交法により義務化されました「全席シートベルト着用」、全町、そしてまた全庁舎挙げて徹底することといたし、なお一層の事故防止、交通安全啓発に取り組んでまいりたいと思います。
本年度より特定任期付職員として、弁護士登録有資格者、元弁護士事務所勤務弁護士を採用し、現在、総務課主幹職として、条例・規則制定改正に係る法制執務のほか、法的支援指導等により各種相談事業の充実に努めているところであります。
このような中、本年度と来年度、2カ年事業として、仙台弁護士会所属弁護士の無料相談事業が実施されることとなりました。これは仙台弁護士会と法テラスから開催の打診があり、お受けしたものであります。ご協力いただくことに感謝申し上げたいと思います。相談は毎月第2・第4金曜日、役場1階の相談室で行っておりますので、お気軽にご利用いただきたいと思います。
太子堂会館建設につきましては、現在、設計業務が完了して、会館の解体工事に間もなく着手するところであります。太子堂地区の方々と念入りな協議を重ねて、地域の特性に合う会館となるよう、予定どおりの11月竣工を目指して進めてまいります。
また、あけの平三丁目会館の屋根改修工事、東向陽台第一会館トイレ改修工事、これも予定しております。順次、未改修の地区の会館整備を図ってまいることといたします。
長年の夢であり、待望の富谷明石台郵便局が3月12日に開局し、3カ月が経過いたしました。郵便局によれば、連日多くの皆さんのご利用があるそうであります。4月の貯金の預入額は東北地方の郵便局においてナンバーワンの実績を得たということでございます。そして、引き続き成田地区への郵便局開局に向けて要望活動を積極的に取り組んでまいることといたします。
また、富谷郵便局が従前の特定局から普通局に格上げされたということもお知らせ申し上げます。現状、普通局という名称はないようでありますが、特定郵便局から単独マネジメント局に格上げになったということでございます。県内では21番目だそうです。このことは、人口5万人に到達し、市制移行を目指している富谷町の状況を、郵便会社として今後も十分な郵便事業の展開が図られ顧客の利用増加が見込める地域で、市制移行に先行して特定局から昇格したと伺っているところであります。
このように、民間分野においては、人口が5万人に到達し市制移行を予定する自治体として、また人口減少社会にあって今後30年間人口増加が続く自治体として、注目度と関心度は群を抜いており、追い風を町の勢いにつなげてまいりたいと思います。
富谷町行政組織体制について申し上げます。
総務部総務課に平成20年4月より総合防災対策監を設置しておりました。このたびの大震災による震災対応を踏まえ、今後は地震に限らず多岐にわたる防災・減災対策の強化を図るため、4月1日より総務課内に危機管理室を設置し、危機管理監を配置いたしたところであります。
あわせて、教育委員会部局におきましても教育部長職を新たに設け、「教育満足度日本一のまち」の推進に努めてまいります。
平成25年度の職員体制につきましては、正規職員が277名、臨時・パート職員が300人、総職員数は577名であります。引き続き、適切かつ効率的な行政運営に努め、人事評価による市制移行を目指す自治体にふさわしい職員の資質向上に努めてまいります。
「広報とみや」につきましては、引き続き的確な情報提供に努めてまいります。公式ツイッター、フェイスブックとの連携についても継続してまいります。
あわせて、50周年記念のクリアファイルを全世帯に配布をいたしました。
旧学校給食センターの改修を終えました。このため物品棚等の入札執行を行ったところです。今議会に契約案件として追加提案をいたしているところです。
そしてまた、8月までには旧庁舎に保管している文書一切の移転を終えて、その後、旧庁舎の利活用計画の検討に入ってまいります。
町税につきましては、5月に定例のもの、7月にはというふうなことで順次進めてまいることといたします。特に申し上げるべきことを申し上げたいと思います。
町・県民税の特別徴収分につきましては、今年度課税分から、これまで特別徴収がなされていない事業者で3名以上の従業員がいる事業主に対して、特別徴収義務者の一斉指定を実施いたしました。この指定は、法令遵守と納税者の利便性を図るという観点から、町・県民税の特別徴収を推進し、個人町・県民税滞納額の累積増加をとめ、滞納の未然防止を図るためのものであります。宮城県と足並みをそろえて共同実施をいたしたところであります。
選挙関係について申し上げます。
定時登録が昨日行われました。合わせて3万7,643人です。前回登録時、3カ月前より187名増加いたしております。
以上が概要説明でございます。
議案につきまして申し上げます。
第1号議案 富谷町子ども・子育て会議条例の制定については、子ども・子育て支援法第77条第1項の規定に基づき、富谷町子ども・子育て支援事業計画及び施策を審議する会議を設置するものです。
議案第2号 富谷町子ども医療費の助成に関する条例の一部改正については、子供に係る医療費の一部を助成することにより、子供の適正な医療機会の確保及び子育て家庭における経済的負担の軽減を目的とした制度の拡充を図るため、所要の改正を行うものであります。
議案第3号 平成25年度富谷町一般会計補正予算(第2号)については、歳入歳出予算の総額にそれぞれ6,259万8,000円を追加し、総額116億4,160万8,000円とするものであります。
議案第4号から議案第7号までにつきましては、各種会計の補正予算を計上するものであります。
特に、議案第5号、第7号につきましては、東日本大震災に対処するための特別の財政援助及び助成に関する法律に規定される特定被災地地方公共団体に対する復旧・復興支援を目的とした措置に基づくものであります。内容といたしましては、旧公営企業金融公庫資金に係る年利4%以上の地方債を補償金免除で繰り上げ返済できることとなり、効果は将来に及ぶ利子相当分として、下水道事業特別会計においては約5,500万円の縮減、水道事業会計においては約230万円の縮減となる内容のものであります。
議案第8号 平成24年度町道仏所太子堂中線歩道改良工事第2号(繰越分)契約の締結については、当該工事請負契約の締結について議会の議決をお願いするものであります。
議案第9号 平成24年度富谷町立日吉台小学校校舎増築工事(繰越分)契約の締結については、当該工事請負契約の締結について議会の議決をお願いするものであります。
議案第10号 和解及び損害賠償額の決定については、富谷町上桜木二丁目5-3地先町道宮沢根白石線における自動車の損傷事故について、和解及び損害賠償額の決定をするものであります。
議案第11号、第12号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについては、任期満了に伴う教育委員会委員の候補者を推薦するものであります。
議案第13号、第14号 富谷町固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについては、任期満了に伴う固定資産評価審査委員会委員の候補者を推薦するものであります。
諮問第1号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについては、任期満了に伴う人権擁護委員の候補者を推薦するものであります。
承認第1号から第7号につきましては、補正予算及び条例改正について、議会を招集する時間的余裕がなかったため専決処分したことについて報告し、その承認を求めるものであります。
以上、提出議案の説明を申し上げたところであります。議案審議の折には詳細にご説明を申し上げますので、全案件ご可決いただきますようお願いを申し上げたいと思います。
長時間ありがとうございました。
議長(浅野幹雄君) 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
議長諸報告は、お手元に配付のとおりです。
なお、説明員の出席報告ほか、関係資料については事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
これで諸報告を終わります。
これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。
議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第120条の規定により、6番小泉 光君、7番浅野直子君、8番安住稔幸君の3名を指名いたします。
議長(浅野幹雄君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
本定例会の会期は本日から6月7日までの4日間にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本定例会の会期は本日から6月7日までの4日間に決定いたします。
この際、午前11時10分まで休憩をいたします。
午前11時00分 休憩
午前11時10分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
議長(浅野幹雄君) 日程第3、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。17番磯前武君。
17番(磯前武君) おはようございます。
これから私の一般質問を行いますが、私からは1件、本町のスポーツ振興計画とあったかとみやスポーツクラブについて質問をいたします。
本町では、先月3日、町制施行50周年記念式典が行われ、式典には1,000名を超える皆さんが参列をいたしました。
町長は、式典の式辞の中で、明治22年富谷村誕生から124年目の年に当たり、合併することなく地の利と人の輪にすぐれたよき風土が今日の富谷町をつくりました。今後30年先も人口がふえ続ける数少ない自治体の一つと確信していると述べておられました。「むら」から「まち」の124年の歴史を正確にひもとき、私の感想でありますが、歴史に残る格調の高い式辞であったと高く評価をするところであります。
本題に入ります。
スポーツは心と体の健全な発展を促し、家庭や地域社会のきずなを深め、明るい社会生活を営む上で大きな役割を示すものであります。
国では、スポーツ振興基本計画の政策目標「成人の週1回のスポーツ実施率50%以上」の達成を目指しております。本町においても、健康づくりを目的として国の目標を達成するため、平成23年から10年間を計画期間として、富谷町スポーツ振興基本計画を策定しております。
町が平成22年度に実施した調査では、成人の町民が1年間に運動やスポーツを週に1回以上した人の割合は43.9%で、目標達成まであと6.1%となっております。
地域社会は、少子高齢化、国民医療費の増大、地域教育力の低下など多くの問題を抱えております。医療費削減の問題を一つ取り上げても、国や自治体の努力だけでは解決はできません。町民一人一人が健康な体づくりを目指して、日常的に運動、スポーツを続けていくことで、初めて効果があらわれてきます。
地域の人が行けば老若男女誰もがスポーツを楽しみ、人々が気軽にスポーツを楽しめる条件が必要であります。この3つの条件ですが、1番目として、楽しさを分かち合える仲間が、2番目として、スポーツの楽しさを教えてくれる指導者、3番目として、行きたくなる場所の3つが不可欠であります。
総合型地域スポーツクラブは3つの条件を兼ね備え、富谷町民の運動、スポーツのレベルアップと次世代を担う子供たちのスポーツ環境の充実の取り組み等が最も重要であります。
本町の総合型地域スポーツクラブの設立については、昨年6月の議会で同僚議員が一般質問をしております。私からは、切り口を変え、本町の総合型地域スポーツクラブがことし3月に誕生しております。設立後のクラブの全容について質問をいたします。
通告に従い、富谷町スポーツ振興基本計画及びあったかとみやスポーツクラブについて質問をいたします。
大きな1番目として、本町のスポーツ振興基本計画策定については、広報とみや2月号でも詳しく掲載をされております。
1番目として、週1回以上の本町のスポーツ実施率50%の目標達成の実施計画と見通しについて、まず伺います。
大きな2番目、あったかとみやスポーツクラブの設立総会が、3月19日火曜日に開催されました。富谷町にも総合型地域スポーツクラブが文字どおり誕生をいたします。
1番目、設立までの経緯とクラブの内容を伺います。
2番目、設立準備委員会のメンバーとその人選について伺います。
3番目、スポーツクラブ役員の構成と役職者のスポーツ歴及び事務局の設置をどのように考えているかを伺います。
4番目、平成25年度のクラブの事業計画とその予算案の概略についても伺います。
5番目、クラブの今後の資金計画、現在までの会員数は何名なのか、これも伺います。
6番目、クラブに入会するための諸手続は。また、サークル、スポーツ団体として入会するメリットをどのように考えているのか伺います。
7番目、これからのクラブの発展性及び今後の長期計画をどのように考えているか、答弁を求めまして、私の1回目の質問を終わります。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答えを申し上げます。
内容は内部的には教育委員会担当者ということになりますので、詳細は後ほど担当課からということにいたしたいと思いますけれども、大変富谷町のスポーツ振興ということは大事なテーマです。町政の1つの柱ということにも相なりますので、冒頭少しお話を申し上げたいと思います。
そもそもが2010年、平成22年までの間に、各市区町村、大きなところは区も単位でというふうなことで、市区町村に1つ総合型地域スポーツクラブを設立するというのが国の求めであります。私もそのことは就任当初から頭にあったところでありますけれども、どの辺を核にしながら立ち上がるものやら、上げるものやらというふうなことで、ずっと思案をしてきたところです。
そのような中で振り返ってみましても、23年、24年、大震災とその対応というふうなことで、就任7年目になりますけれども、23年、24年、どちらかというと震災への対応、前に進めることよりはというふうなことで、多少ブレーキがかかった2年であったなとまた思うところですね。
そういった経過も踏まえながら、富谷町に「あったかとみやスポーツクラブ」、大変ネーミングもおさまりいいのではないかなと思います。そのようなスポーツクラブが、私が冒頭申し上げたとおり、いよいよスタートしたということであります。ぜひこれらを育てていく、他に負けない、後塵を拝する形になりましたけれども、まさに急カーブで勢いを持って、富谷町のシルバーの活動のごとく、やはり後発ながら勢いをどうつけるかというふうなことだと思うんです。30度で10年過ぎるのか、45度で5年過ぎるのかというふうなあたりで、そういった勢いをいかにつけるかというあたりが一つのポイントになろうかと思います。
幸いにしまして、仙台ベルフィーユが富谷のスポーツセンターを拠点に活動するということで、大分地に根差してまいりましたので、こういった皆さんの力も得ながら、富谷町には多数、町制施行50周年で20人の特別功労の表彰を、委員長先生、副委員長さん、20人の皆さんへの特別功労ということの取り組みを通して、本当に豊かな人材、長きにわたる富谷町への力添えということも含めて、あるいは外部発信をしていただける皆さん、あのような形で20人の皆さんを特別功労の場でということになりまして、本当にあれだけなのかなと、もっと言葉では漏れはなかったのかなというふうなことをいまだに思います。そういったことを今お聞きしながら、ぜひ次回に、そういった方の継続した取り組みに期待をしながら、次の機会にまたお許しをいただければなと思うところです。
戻りますけれども、このスポーツクラブは大変可能性の大きなクラブがスタートいたしました。いよいよ皆さんともども、それぞれのバックアップできる内容、町として取り組むべき内容等々十分認識踏まえながら、後発ながら勢いのあるスポーツクラブでありますように支援に全力を尽くしてまいりたいと思います。詳しくはまた後ほど申し上げます。
議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤英樹君) それでは、私のほうから詳細についてお話ししたいと思います。
1つ目です。施策計画についてお話しします。
富谷町スポーツ振興基本計画は、基本理念に「心身ともに健康で笑顔あふれる生涯スポーツの振興」を掲げ、成人の週1回以上のスポーツ実施率50%を目標にして、平成23年から平成32年までの10年間の計画であります。
達成に向けた具体的な計画につきましては、基本方針として、「生涯スポーツの振興」「競技スポーツの振興」「スポーツ施設・環境の整備充実」の3つに大別し、主体的なスポーツ活動を促す機会の提供と10の基本目標を設定し、その目標達成に向けて25の施策を掲げております。
スポーツ振興基本計画を策定された1年目に、富谷町スポーツ推進審議会に25の施策の推進スケジュールを諮問し、その答申に沿って現在計画を進めております。推進スケジュールは平成23年から26年の4年間を計画推進の前期、27年から29年の3年間を計画推進の中期、30年から32年の3年間を後期の3期に分けて、25の施策に取り組んでおります。
現在、計画推進の前期に当たり、前期に取り組む19施策の中15の施策に取り組んでいる状況であります。15の施策の中には10の新規事業に取り組んでおりますので、目標に近づくことと考えております。今後も努力してまいりたいと思っております。
続いて、大きな問いの2番、設立準備委員会のメンバーとその人選はということでございます。
メンバーにつきましては、富谷町体育協会会長と理事長、富谷町スポーツ推進審議会から会長等2名、NPO法人仙台ベルフィーユ理事長等5名、教育委員会から4名の13名で設立委員会を組織しました。
2つ目のクラブ役員の構成と役職者のスポーツの経歴、または事務局についてお答えします。
クラブ役員は広く町のスポーツ状況を理解し、スポーツに精通している方、また、自主運営クラブですので、運営力、企画力のあるクラブマネジャーの有資格者が当たることが必要であります。現在、あったかとみやスポーツクラブでは、教育委員会以外の設立準備委員会の構成メンバーを中心とし、教育委員会からは1名理事として入っております。
構成とスポーツ経歴は、理事長は体育協会会長が当たっております。また、副理事長は2名で、スポーツ医療に詳しい町内の方と仙台ベルフィーユ理事である元高校バレーの監督経験者が務めております。ほかの理事として、スポーツ少年団指導者、バレーボール協会、生涯学習課職員の3名です。事務局は、クラブマネジャーとして仙台ベルフィーユ監督とベルフィーユの事務局長の2名。監事はスポーツ医学を専門としています本町のスポーツ推進審議会の会長である東北福祉大学准教授と地域の方。計10名の役員で運営をしております。
続いて、平成25年度の事業計画と収支予算案、クラブの資金計画と現在までの会員数については関連がありますので、一緒にお話ししたいと思います。
事業計画について申し上げます。25年度は大きく3つの事業に取り組みます。
1つ目は、スポーツ・健康教室・イベント事業です。これは通年開催としてバレーボール教室、キッズチア教室、シニアチア教室、シェイプアップ・フィットネス教室、小学生向けスポーツ塾、成人男性向けトータルボディメイク教室。短期開催として、テニス教室、バレーボール教室、健康関連の3つの教室、イベント等を開催する。
大きな2つ目の事業としては、学校等スポーツ指導者派遣事業です。これは希望する小中学校等にバレーボールや野球など、授業や部活動等への指導者を派遣するものでございます。
3つ目の事業は、スポーツアカデミック事業です。これはスポーツにかかわる論文や書籍等を収集し、スポーツ専門のデータベースを構築し、スポーツの教育関心の向上を図るものです。
収入予算は1,192万4,000円で、内訳は、会費・入会金等の収入190万8,000円、事業収入70万円、補助金等収入859万6,000円、委託金等収入72万円です。
支出予算は1,192万4,000円で、内訳は、人件費920万円、事業費110万円、維持管理費108万6,000円、予備費53万8,000円でございます。
次に、資金計画につきましてお話しします。
本来、総合型地域スポーツクラブは会員の会費で運営していくのが基本になっております。日本スポーツ振興センターでは、スポーツ振興くじ助成金交付対象事業の一つとして、資金面強化を目的に総合型地域スポーツクラブ活動助成を行っております。先ほど収入で述べました補助金859万6,000円につきましては、申請し、今年度補助を受けることができたものです。補助金の内訳は人件費と事業費です。この補助金につきましては、クラブ設立から5年間助成対象になります。あったかとみやスポーツクラブに関しては、東日本大震災による災害救助法適用市町村に所在するスポーツクラブとして、プラス4年間、合わせて9年間補助金の申請ができます。当分その補助金を生かしながら、クラブの資金面・事業面を強化し、会員拡大に結びつけて自立したスポーツクラブになるよう、行政として指導・支援してまいります。
クラブ員数につきましては、昨日の段階で44名でございます。
次に、5つ目、クラブに入会するための手続及びクラブに入るメリットについてお話しします。
入会手続は、現在、スポーツセンター内にクラブ事務局を設置しておりますので、そちらに申し込みいただきます。
クラブに入るメリットとしましては、個人としては気軽にいろいろな運動やスポーツとの出会い、体験ができる。健康の保持増進と体力向上が図れる。地域においては、家族の触れ合いや世代間交流による青少年の健全育成、高齢者の居場所づくりや生きがいづくり、住民参加と幅広い人材の協力・連携によるコミュニティの推進、地域におけるスポーツ振興と地域の活性化等のメリットがあります。さらに、町としては、総合型地域スポーツクラブの理念は町のスポーツ振興基本計画の基本理念ともなっておりますので、富谷町スポーツ振興基本計画推進の一翼を担い、成人週1回以上のスポーツ実施率目標に近づける大きなメリットがあると考えております。
最後に、これからのクラブの発展性と計画についてお話をします。
設立当初ということもあり、事業数が少なく、活動場所も限定されています。今後、企画運営委員を募り、地域ニーズを捉え、体育協会やスポーツ少年団、サークル、民間団体等と連携を図りながら、子供から高齢者までが参加できる事業を展開してまいります。また、活動場所も広げ、多種目、多世代、多趣向のクラブ運営を目指して、会員拡大によりさらなる発展ができるよう支援・育成をしてまいります。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 17番磯前武君。
17番(磯前武君) 先ほどの1回目の質問で、達成率が報告されていないので、これもあわせて。あと、理事長は体育協会の会長とだけありましたが、この人のスポーツ歴というのはどうなのか。その辺もあわせて回答をしてください。
では、再質問をします。
1番目として、事業計画の中で開催している教室も既に始まっているようですが、活動の拠点、会場がスポーツセンターを中心に実施しているようであります。6公民館に活動施設を広げる計画が今後考えられるのかどうか。スポーツセンターだけだとちょっと限度があるんじゃないかというふうに思います。
2番目として、クラブの目的がバレーボールを中心にした体力の維持向上になっているように思われます。スポーツ・運動以外に、特に公民館の文化部門、これに広げる計画をどのように考えているか。
1つの例ですが、お隣の泉向陽台の地域スポーツクラブ、文化クラブと、泉向陽台は向陽台総合型地域スポーツ・文化クラブというふうに文化も入っているんですが、昨年の6月の同僚議員の一般質問にも、文化をという話がありましたが、ここら辺のところはどういうふうに考えているのか。特に、泉向陽台クラブでは、フォークダンスとかレクリエーションダンスを定期活動しているんですね。また、たこづくり、たこ揚げ、泉ヶ岳の登山、それからウォーキング、ホタル鑑賞等のイベントも実施しているんです。ほかのクラブの活動状況を検討しているのかどうか、その点をお伺いしたいと思います。
それから、3番目として、NPO法人化に向けての準備をしているのか。しているとなれば、見通しはどうなのか。それを伺います。また、スポーツ振興くじ、toto助成金への取り組みはどうなっているのか、伺います。
4番目、子供は家族の宝、地域の宝、そして国の宝であります。だからこそ、地域全体で育むことが必要だと思います。東向陽台三丁目では、5月25日に子供と高齢者を中心に、ドングリの森グラウンドゴルフ交流大会を開催しました。約100名の方が参加しまして、目的は地域の子供と高齢者が顔見知りになること。実施した結果、子供からは終了間際に「次はいつあるんですか」と次を期待する声が飛び交っておりました。十分目的が達成されたと思っております。この大会は町の生涯学習課とか長寿福祉課の支援を受けて開催されましたが、このような大会にもクラブの支援を、そういう事業の中に入れることを期待していいのかどうか、この辺も伺いたいと思います。
5番目として、学校の部活動に対して指導者の派遣事業の計画があるかどうか。
6番目、最後です。富谷町にはパークゴルフ場がありません。富谷町にパークゴルフをやる会員が大分最近ふえております。1つの例を申し上げますと、泉パークタウンのスポーツクラブでは、泉パークタウンの前のゴルフ練習場、これは三菱地所のゴルフ場だと思いますが、このゴルフ練習場を会員で整備して、手づくりのパークゴルフ場をオープンして、今それを活用してどんどん会員がふえているようです。このような事業の計画があるかどうか。これについては若生町長から答弁をいただきたいなというふうに思います。
再質問を終わります。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、私の分で申し上げますが、今、担当課の課長からありましたように、震災がプラス面に働いて、さらに4年間補助事業が継続するということで最大9年ということになりますね。ですから、先ほど申し上げましたように、補助額の大きさということもあって、立ち上げがスムーズにスタートしたのではないかなというふうに思いますが、先行きは大変厳しいですね、どのスポーツクラブも。持っていられるだけのものを膨らませたいのだけれどもそれに見合う資金がとか、あるいは施設の不足だとか、共通する地域型総合スポーツクラブの悩みもあるようです。
そういったものをいかにやはり官と皆様の取り組みとのよき関係をつくりながら、ほどよい地域づくりにいかにつなげていくかと。ある一部の特定の皆さんのサークル活動を意図したものではないわけですので、そういう意味では十分この趣旨、狙うところと、そしてまた、町民全体の利益にいかに供するのかというところに、公費の支出のどの程度のものが適切なのか適切でないのか、そういったことは当然今後こういったことを期に議論されていかなければならない、このように思うところであります。
先ほどドングリの森のグラウンドゴルフ、私も運動会の合間に立ち寄りましたけれども、非常に、まさに望ましいスタイルだと思いましたね。まさに乳幼児からお母さんあり、そしてまた高齢者、グラウンドゴルフ愛好者、そしてまた町もそこに保健師も出向いてかかわるというふうな、そしてまた、その後の、当然ですよね、顔見知れば「こんにちは」「おはようございます」声がかけ合える。安心感がまた広がっていくというふうな非常にプラス面での働きを私も感じました。その根っこが三丁目のみならず、去年の福祉フォーラムでもって各地域で芽生えつつあると。このようなことこそがやはり町のまた新たな風土に付加される、追加されていくものではないかなというふうに思うところであります。
そのようなことを思って、ぜひ、先ほど申し上げましたように、この立ち上げ、そしてまた計画等で成長発展できるように、やはり必要なときには適宜、的確に支え、支援するなりの判断もしながら、皆さんの場にもまたお出しする場面も出てくるかもしれません。そのときにまたご理解をお願い申し上げたいと思います。
肝心のパークゴルフ場、富谷町にはパークゴルフ場がありませんというふうなものに対して、どうしますかというふうなことではない立場です、私も。何もない内を比べれば、ないものいっぱいですから。あるものもあるしないものもあるということで、ありませんのでどうしますかというふうなことへの答弁ということではなくて、やはりパークゴルフ場、パークゴルフをする場所というふうな意味での認識は従前からずっと持っておりますし、私もゲートボールあり、そしてまたグラウンドゴルフの広がりというふうなこと、そしてまた子供から高齢者までというふうなものもあります。そういったものがさらにまた芝の上でというふうなことで、まさにボールの飛ぶゴルフと違う、幼少の皆さん、家族単位、地域単位、さまざまな形で広がりのあるスポーツであることの認識は十分持っております。
したがいまして、テニスコートの改修、なんと足かけ7年がかりですからね。就任7年目にしてスタートできたということ、2年差し引いても、1つの事業この程度にもこのぐらいの期間がかかるということであります。追い上げをしながら、これまた早急に内輪での協議を進めながら、いつどんな形でスタートできるものやら、お示しできる時期が早くにできればというふうなことで、今テニスコートの整備が一区切りつきましたので、さらなるグラウンドゴルフ、パークゴルフというふうなあたりで広がり、十分見きわめをしながら取り組んでまいりたい、このように思っております。
議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤英樹君) 初めに2つの質問がありましたので、そちらにお答えしたいと思います。
まず1つ目、振興計画の達成度ということなんですけれども、23年に策定されまして、23年1年間は推進スケジュールの協議をしておりました。24年度から実スタートしたので、現在、数字的にはまだはっきりとはわかっておりませんが、新規事業の例としましては、昨年、県体協レクリエーション協会と合同で「ニューエルダー元気塾」という熟年者の方の事業をして、37名が参加しておりました。あと、全国少年少女野球の開催、それで少年野球、中学生の野球に対して259名が参加。あとは、見るスポーツということで、Vチャレンジリーグの女子バレーボール大会の招致。あとは、先ほど町長から言いましたけれどもテニスコートの改修等、あとは、トレーニングマシンの常時更新ということで、その環境については計画どおり進んでおります。これをもって、やはりスポーツをする人が1回切りで終わるのではなくて、継続できるようにこちらで取り組んでおりますので、いずれ3年後、5年後には数値的なものを出したいとは思っておりますが、現在のところはそれに向かって進んでいるところでございます。
あと、2つ目です。理事長のスポーツ経歴ということなんですけれども、体協会長であります現理事長につきましてはスポーツ競技の経験者でございます。バレーボールの競技者でございます。バレーボールの審判資格を持っておりまして、また、宮城県体育協会公認のスポーツ指導委員となっております。また、仙台管内のスポーツ推進委員会の会長も歴任しております。
続いて、2次質問でありましたことについてお答えしたいと思います。
1つ目、活動施設を広げる計画ということでございますが、現在、スポーツセンターと富谷中央公民館を活動場所としております。設立準備委員会の段階から、町全体をスポーツクラブのフィールドと考えておりますので、このことからスポーツセンターを中心として今後町内6つの公民館で活動していくように、現在調整を進めているところでございます。
2つ目、文化部門に広げる計画についてです。当初、プロジェクト会議をしたときには、富谷町総合型地域スポーツ・文化クラブということで協議を始めました。それで、その中でまずはスポーツを核に始めましょうということで、小さく産んで大きく育てるという考えで行っています。今後、文化部門にも広げていく計画はあります。また、今年度のイベント事業の中で文化的な事業を入れていくことも聞いております。
3つ目です。NPO法人取得についてとtotoの助成についてお伝えしたいと思います。
NPO法人取得につきましては、今後検討する内容として出てくると予想されています。NPO法人取得はリスクマネジメントにおいても有益でありますので、今後理事会で検討し、取得の方針が出ましたら教育委員会のほうでも協力していきたいと思っています。
スポーツ振興くじにつきましては、先ほど答弁で申したとおり、自立したクラブ運営を目指して、補助申請の可能な期間クラブの収支を見て申請をしていく考えであります。
次なんですけれども、子供や高齢者が交流する大会、地域のスポーツへの支援ということにお答えします。スポーツクラブの基本理念に、地域コミュニティの活性化を上げています。クラブの持っているネットワークや指導者を生かして支援ができると考えております。今後、クラブ事務局へ働きかけて検討していきたいと思っています。
また、地域全体で子供を育成することにつきましては、生涯学習課でも力を入れている分野でございます。施設利用とか物品貸し出しのハード面、あと事業局との相談のソフト面等について、これまで以上に生涯学習課でも協力していきたいと思っております。
続いて、最後、学校の指導者派遣事業についてお話ししたいと思います。あったかとみやスポーツクラブの事業の3つの柱のうちの1つに、学校等スポーツ指導者派遣事業があります。内容は、専門性のあるスポーツ指導者を派遣して、運動、体育の授業、部活動、そのほかに教職員の研修会やPTAの研修会におきまして支援をするものです。スポーツクラブと生涯学習課で連携して事業を進めてまいります。派遣対象施設は、今年度は町立保育所、幼稚園、小中学校。派遣講師は、スポーツクラブの派遣指導者リストに登録している講師です。現在、野球、バレー、ソフトテニス、ダンス等の種目に19名が登録しております。この事業につきましては、5月の校長会でお話をして、6月より始めたところでございます。
以上です。
議長(浅野幹雄君) 17番磯前武君。
17番(磯前武君) 会員数が44名ということで、まだ4月から始まったばかりなのでまだ少ないことはわかるんですが、隣の向陽台総合型スポーツ・文化クラブは、これは向陽台と明石南と山の寺地区、これは1万3,000人ぐらいが住んでいる場所なんですが、ほとんどの方が会員になっているというふうなことがあります。今後、見きわめて、そういうふうな会員数の状況を、1年間で、来年の3月末まで、どのぐらいの人数にしようと。人数がいるからいいというものではないですが、そういう計画をしているのかどうか、そこら辺を伺いたいと思います。
それから、町長にもう一度、再々質問で恐縮なんですが、パークゴルフ場について、富谷町にはゴルフ場が2つ、レインボーと富谷カントリーがあるわけですが、そこにもゴルフの練習場、打ちっ放しなんかがあると思うんですが、三菱地所のパークタウンのゴルフ場がそういうふうに提供したように、そういうところを何とか改修して、町民がパークゴルフを楽しめるような、子供も一緒にファミリーで楽しめるような、そういうふうな方向に持っていき、それをここのクラブが運営するような方法がやれないのかどうか。
それから、町長が思っている心の中、気持ちの中に、いや、こういう方法もあるよというふうなことがあれば、それをぜひ再々答弁でお願いしたいというふうに思います。
以上です。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 計画は具体的なものは持ち合わせておらないんです。しかし、先ほど申し上げましたように、何かをするとしても、きょうのあしたのという、ことしの来年のというわけにはいかない中身であることもまた事業の中身なんですね。そういう意味で、5年より3年、3年より2年という、そういったふうなことも常に施策を進めていく上で考えるところでありますので、今、ゴルフ場が2つあってというふうなこともありますし、いろいろ可能性は最短で、相手のあることですから、相手との協議が調って、さらにまた最短という、あるいは別な場所での何か最短で、恐らく最短性というあたりが、また財政の状況、この辺の2面あたりが1つの要素で検討されるというふうなことは頭に置きながらスタートしたいなというふうには思っていますけれども、最終点は現段階では言える状況にはないというふうなところでございます。折々、またお示しできればと思います。お願いしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤英樹君) 計画している人数でございますが、設立総会で、今年度の会員収入としまして人数を70名と設定しております。また、先ほど44名とお話ししましたが、会員が44名、短期事業としてもう48人が参加していますので、短期事業参加者をより会員のほうに入れていってよりふやしていきたいと思います。これから努力して、町民から愛されるクラブづくりに取り組んでいきたいと思います。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。
2番(菅原福治君) よろしくお願いします。
それでは、私のほうから2つの質問をさせていただきます。1つは、子ども医療費助成の拡大について伺います。もう一つは、成田地区に郵便局の設置についてお伺いいたします。
まず初めに、子ども医療費助成について質問いたします。
子ども医療費助成の拡大については、先ほど町長より施政方針がありました。また、今回の議案にも提案されておりますように、このことはまさに多くの町民が望んでいることであり、大変タイムリーなことだと思います。
私は、きょうは少しやりにくいわけですが、しかし、ここでは通告に従って質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。
安心して子育てができる環境の整備を掲げる本町にとって最も大事なことは、子供の健やかな成長を願う子育て支援の充実が上げられます。そのための義務教育期間修了、いわゆる中学3年までの子ども医療費の無料化は、本町の最重要課題の取り組みとも言えます。
現在、町の人口に占める子供のウエートは全国トップクラスです。一般的には少子化が進む中、本町は子育て世代の転入者が多いことや出生者数が多いことが、その好要因の結果となっており、全国でも上位の出生率は他市町村に自慢のできるすばらしいことだと思います。
そういう中にあって、町もこれまで子ども医療費助成を平成19年10月に制度を拡大し、また、23年10月には名称を「乳幼児助成」から「子ども医療費助成」に変え、段階的に制度の拡大を図ってまいりました。
しかし、今や子育ては一家族、町、行政だけの問題ではありません。国・県挙げて取り組まなければならない大きな課題でもあります。
一般的に少子化が進む中で、子育て支援という観点からも、また制度の趣旨からも、国・県の制度の充実が先決だと思いますが、こと子育て支援に関しては県の対応は十分とは言えず、なかなか進んでおりません。現状、県の水準は、先ほど町長からもありましたように、乳幼児医療費助成年齢が、通院3歳未満、入院就学前までが対象となっておりまして、これは全国的に見ても最低水準であり、県議会内においても「全国最低水準でいいのか」という意見が大勢を占めているようでございます。せめて全国平均並みの、通院助成年齢を就学前まで拡充するよう、早急な改善が求められております。
そういう中にあっても、富谷町もそうですが、各市町村は住民の要望に応えるため、さまざまな工夫を凝らしながら対応してきております。このことに関しては、我々議会としても、町と一緒に取り組む必要があるのではないかと思います。
そこで、町長に子ども医療費助成について、以下の質問をいたします。
1つ、25年度の子ども医療費助成事業の予算額をお伺いいたします。
2つ目、25年度の子ども医療費における県支出金の試算を伺います。
3番目、外来を義務教育まで助成した場合の増額分と総額の試算を伺います。
4番目、外来・入院とも高校3年まで助成した場合の増額分と総額の試算をお伺いいたします。
5番目、本来、子ども医療費助成は国費での負担が望ましいわけですが、現在、国・県とどのような状況になっているのか、お伺いいたします。
6つ目、ゼロ歳から15歳までの10年先人口推移の各年ごとに人口をお尋ねします。
7番目、また、そのピークは何年になるのか、お伺いいたします。
8番目、したがって、改めてお尋ねしますが、子ども医療費助成の拡大についてのお考えをお尋ねいたします。
次に、2点目の成田地区に郵便局の設置についてお伺いいたします。
本町はことし町制50年を迎え、さらに目覚ましい発展を続け、現在は市制移行の準備にも入っております。今後もますます大きく発展することが期待されております。このことは仙台市に隣接した地の利を生かした、宅地・環境・大型ショッピングセンターなど生活基盤の整備が進んでおり、都市としての魅力が拡大してきたあかしだと思います。
これからはさらに都市機能の整備、都市基盤整備を初め、住民生活の向上を目指して、人口5万人を超えた市制にふさわしいまちづくりと、あわせて地域としての質の向上も含めて、新たなステージに向けて取り組まなければならないと思います。
そんな中、ことし3月、先ほどもありましたけれども、明石台に待望の郵便局が開局いたしました。東北地方では、郵政民営化後、初の開局ということで、平成13年以来12年ぶりの新規開局となりました。
私も早速郵便局会社の関係者にお話を伺ってまいりました。明石台郵便局の開局に当たっては、長年の地域の思いと町の努力の積み重ねが実ったことと、さらには地域の署名活動が功を奏したということでございました。
署名活動は平成21年に明石台地区で3,000名、また、翌年、成田地区においては6,000名の署名を実施し、郵便局としては地域9,000名の署名をバックに動き、開局にこぎつけたそうでございます。明石台・成田の署名活動の相乗効果の結果だということでございました。
郵便局会社としても、この地区はさらに住宅がふえることが予想されており、全国的にもこれだけの大きな市場はないことから、成田地区の開局に向けて、さらに力強く最大限の努力を惜しまないということでございました。
いずれにしても、その明石台郵便局が3月に開局して以来、大変好調な滑り出しのようでございました。先ほどこれも町長からありました。何でも4月の預金獲得金額が東北支社管内で明石台郵便局がトップを獲得したそうですし、職員も3人体制で足りなくて、連日オーバーワークなので、近くの郵便局から人的な応援をいただいて対応しているようでございます。
しかし、そのことによって周辺の郵便局がお客さんが減ったとかそういうことはないそうで、今までどおり変わらないそうですし、恐らく地域には郵便局というなれ親しんだ潜在的な需要があり、今後においても成田に開設したとしても、明石台同様の需要と採算性は十分あると話されておりました。
もう一つ、成田地区に郵便局の開設を急ぐ理由としては、成田には金融機関が1店舗もなく、七十七さんのATMが1台設置されているのみで、大変住民は不便を感じております。そういう中での郵便局は、地域としての欠かすことのできないインフラになっております。これから市制を目指す中で、成田にぜひ明石台同様郵便局の設置を実現していただき、ぜひこのような地域の要請に応えていかなければならないと思います。
以上のことから、以下の質問をいたします。
1つ、明石台郵便局が3月に開局いたしましたが、住民等々の評価についてお伺いいたします。
2つ目、現在の郵便局会社との町の要望活動の内容と進捗状況についてお伺いいたします。
3つ目、成田地区開局に当たっての取り組み課題があれば教えていただきたいと思います。
4つ目、したがって、成田地区への郵便局開設はいつごろになるのか、お伺いいたします。
5つ目、今後地域として取り組まなければならないことがあれば何か、お伺いしたいと思います。
以上です。よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
午後0時02分 休憩
午後1時00分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
菅原福治君の質問に対し答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
1つ目の子ども医療費助成の件でありますが、試算値をそれぞれ出しておりますので、数字を申し上げます。
1つ目の25年度につきましては1億7,076万円です。外来通院・入院含めてです。
2つ目は、これによります県の支出金は2,631万7,000円というふうな額です。
3つ目は、中3までとした場合ということになりますけれども、総額は2億8,500万円。現状の条件でということになります。したがいまして、先ほどの数値との差は9,000万円です。
4つ目は、高3までというふうなことで、高校在籍ということですかね。そしてまた、18歳人口を目安にということになりますけれども、これらを目安にして高校在籍あるいは18歳人口等をおいて試算した場合の総額は3億2,000万円。当初との差は1億2,500万円。
5つ目は、子ども助成医療は国の助成はありません。冒頭申し上げましたように、乳幼児医療費助成制度というふうなことで、県の条例にあわせて進めている事業ですということになります。したがいまして、県の今の助成対象、外来・入院対象に加えて所得制限がかけられておりますので、そういった条件を勘案した額の半分ということになります。対象者の医療費の2分の1助成という制度です。
6つ目は、10年先の人口フレーム、富谷町の総合計画におきましては、平成30年8,900人。先ごろ発表されました国立社会保障人口問題研究所の5年ごと推計ということで、2010年を基準に2020年値が9,272人、その先5年後の2025年は8,940人、やや微減という感じでしょうかね。
ピークは何年にあるかということで、ピーク値は、同研究所によりますと、富谷町といえども2015年、平成27年と推計されておるというところです。
子ども医療費助成については冒頭申し上げたとおりであります。
2つ目の郵便局設置につきましては、住民等の評価、そしてまた郵便局、ご尽力いただいた皆さんの声は、十分議員に冒頭質問の中でお話しいただいていたとおりでありまして、現状、それ以上のものはございません。
そういうふうな中で、本日6月4日、第一町内会の会館のそばにある三丁目第一公園に、今郵便ポストの設置工事をしておりまして、本日から使えるようになるという、タイミングよく本日設置・供用開始というふうなことでスタートいたしました。これも長い年月、地域の皆さんのご要望をお聞きしながら粘り強く要望した結果、前富谷郵便局長さんのもと、設置に至るというふうなことでございます。うちの角かどにというわけにはいきませんけれども、客観的に見て必要性のあるところ、住戸の今までなかったところに建て込みましたというふうなことも含めて、客観性があると会社がご判断されれば、設置はやぶさかではないということでありますので、今後もあわせて必要な場所についてはお聞かせをいただきながら要望につなげてまいりたいと思います。
2番から5番目までについては、担当の企画部長が詳細な情報を持っておりますので、企画部長から後ほど答弁させていただきます。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 子ども医療費の(6)で10年先の各年ごとという質問なんですが、今、5年フレームで話したと思うんですが、質問者、これでいいですか。それとも10年ごとの質問の要旨には……。
2番(菅原福治君) いや、推移を見たいので、各年ごとに。
議長(浅野幹雄君) 推移ですね。
2番(菅原福治君) 各年というのは毎年という意味です。
議長(浅野幹雄君) はい。毎年ですから、10年間の推移を伺うということですので、これは町長、どうですか。(6)のゼロ歳から15歳未満までの10年先人口推移を各年ごとに。若生町長。
町長(若生英俊君) 答弁で用意したものはこれだけの情報しかないというのが私の立場です。もしそれ以上に年ごとのというふうなことがあれば、担当課から答弁させます。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長、ありますか。ない。ないそうで、5年単位しかないそうでございます。よろしゅうございますか。
これより菅原福治君の質問は一問一答で……。(「まだ終わっていない」の声あり)
もとい。郵便局ですね。郵便局について企画部長。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) それでは、2問目の郵便局についてお答えいたします。
(2)から(5)とありますが、これは関連しておりますので一括でお答えさせていただきたいと思います。
まず、成田地区の進捗状況でございますが、これにつきましては3月に明石台郵便局がオープンいたしまして、その際、東北郵便局会社のほうから支社長が参りましてテープカット等を行っております。その帰りがけに「ぜひ成田の状況もごらんいただきたい」ということで、富谷郵便局長さんほか関係者がご案内して、成田地区に出向きまして状況を見ながらお帰りいただいたと。既に住民の皆さんの署名活動もお届けして、地域分析も終わっていると。取り急ぎ明石台地区へ郵便局会社としてはまず設置したいということで、今回設置されたところでございます。引き続き、町といたしましては要望活動を展開していくということで進めているところでございます。
そのほかの取り組みとか今後の状況については、議員が先ほどお調べになったとおりでございますので、町としてはこれからさらに状況を踏まえながら、特に明石台地区の郵便局の状況を見ていただければ、株式会社になって営利もプラスされておりますので、毎回こちらのほうも申し上げているとおり、郵便会社として十分成り立つ地域だということは申し上げて、あちらもそういうような認識でおりますので、今後については、時期的なものはまだ明確に示されておりませんが、「十分検討させていただきたい」という回答をいただいております。
特にあわせて、毎年日本郵便会社で事業計画というものが出ておりまして、前回、最近変わってきているところが、店舗の出店に向けた取り組みを進めますという文言に変わってきています。郵便会社も必要なところにはやはり、住民の身近な施設だということの認識のもとに戻りまして、十分必要なところには建築を進めるというふうな文言が入ってまいりましたので、これからそこに期待しながら、何とか事業計画に反映させていただくように、粘り強く要望活動を展開していきたいと思っているところでございます。
以上です。
議長(浅野幹雄君) これより菅原福治君の質問は一問一答にて行います。2番菅原福治君。
2番(菅原福治君) それでは、医療費助成の拡大について再質問させていただきます。
先ほど町長の施政方針なり議案にも提案されているということで、なかなかやりにくい部分はあるんですけれども、ピーク時の年齢が先ほどの話ですと2015年、平成27年というふうにお答えいただきました。今後の拡大については、その辺を十分考慮してやっていくのか、その辺をお尋ねしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。もとい、若生町長。
町長(若生英俊君) 19年、23年と来ていまして、中3、中3というふうなことで、一定の制限はありながら、そこまで行き着きます。恐らく今の状況はその辺あたりかなというふうに思いますね。ですから、今、金高の状況を見ましても、この1次主体として今の制度の延長線上に、その先の拡大というあたりは現時点では視野には入ってございません。中3まで、とにかくもう義務学校に通う児童生徒の皆さん、乳幼児も含めて、そこまでというあたりをどの時点で到達するかというあたりをここ数年来、23年の拡大以降視野に入れてきたところでございます。議会の折々にもまたお話をしてきたところでございますが、23年10月からことし25年10月といいますと2年後ということになりますね。現時点では、23年10月拡大のような現状の認識をしてございません。恐らく終点に近い形かなというような思いでございます。
議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。
2番(菅原福治君) 質問も議案の中身に入らないように、例えばいろいろあるんですけれども、所得制限とか、その辺は割愛させていただきたいんですが。
子ども医療費助成を義務教育まで実施した場合の通院入院の患者数が大体幾らぐらいなのか、教えていただけますか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 患者数というところでの捉え方はしておりませんで、受給対象者というふうな考え方になると思います。ですので、例えば小学校4年から6年であれば2,148人、中学生は1,966人というような対象者というふうに試算しております。
議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。
2番(菅原福治君) ちょっとわかりにくいんですけれども、私の聞いているのは、例えばゼロ歳から義務教育修了までの患者、対象者じゃなくて、受ける人数をどれくらいに見ているのか。要は患者さんなんですけれども、対象者ではなくて、病院にかかる方の人数、通院・入院とも、ゼロ歳から15歳まで何人ぐらいと見ているのか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 受給証を発行する予定の人数ということになると1万266人というふうになります。
議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。
2番(菅原福治君) それでは、子ども医療費のゼロ歳から中3までのピーク時までの医療費のアップ率、毎年アップ率が幾らぐらいになるか、お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 医療費の伸びについては、その年度のいろいろはやっている病気によってもいろいろですので、そのところについての算定はしておりません。
議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。
2番(菅原福治君) かみ合わないようなので、ちょっと方向を変えます。
町としても、今回の提案みたいに医療費についてさまざま工夫しながら住民サービスに努めてきておりますが、本来、論旨にも話したように、県なり国が前面に立ってこの問題には取り組まなきゃならないと思いますが、県におきましてはこの10年間据え置かれておったということでございます。これについては先ほど詳しくはなかったんですけれども、町長としてこの件に関して、10年間据え置きだったということに関してどういう思いなのか、お伺いしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 据え置きということについてちょっとだけ確認させたい。10年据え置きというのはどんな内容ですか。
議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。
2番(菅原福治君) 10年据え置きというのは、2002年、平成14年から、通院2歳と入院が就学前、そこからたった期間。
町長(若生英俊君) 子ども医療の制度がということですね。(「はい」の声あり)
わかりました。
議長(浅野幹雄君) よろしいですか。
町長(若生英俊君) それで、そのことについて……質問の趣旨は。
2番(菅原福治君) 県の対応として、町長はどう思われているかと。
町長(若生英俊君) 私の見解。はい。
子ども医療について、今の10年云々というふうなことで、そのまま宮城県の全国での位置づけというふうなことも議員の質問の趣旨に先ほどあったとおりですので、私どもとしては冒頭申し上げましたように、国なり県なりの子育て環境というあたりは国費のほうで持ってもらうことが一番、私としては、そちらはそちらで国の制度で、毎度条例改正云々もなく済むわけですから、そういう制度にぜひしてほしいと、皆さんとも共通した思いなんですね。なぜならなんだろうかというのは私もずっと思う課題です。
国の見解は、新聞記事によりますと、母子保健課の担当者というふうなことでの見解が記事に載っておりました。もともと公的医療保険は、就学前の子供の負担割合が3割から2割に軽減されていると。だが、それ以上は国からの補助はない。厳しい財政を考えると、国として乳幼児医療費を無料化するのは難しいと、こんなふうなことがずっと言われ続けていますね。
ですから、恐らくこの推移はどうもどこでどうネジを巻いて動かしたらいいのかというのは、私も奇策はありませんけれども、当面そういうふうな状況の中で、この25年の切りかえである10月から、23年の10月から2年経過したこの時期ということで、4月の時点で最終の決断をさせていただく、こういうふうな経緯でございます。
ですから、望むべくは、ぜひ国・県の制度、県のは当然のことながら2,600万ごときではなくて、最低でも入・通院、修学未満児、6歳まで、小学校入学前まで上げてほしい。その分また県からの支出がふえますねというふうなことですから。ですから、我々の支出する分の措置の県の支出金は、県で負担する分は2,600万円ぽっきりですから、25年度もその中で推移するということなんですね。ですから、拡大する分は全て町の一般財源から。一般財源も限りがあるわけですから、そこが膨らめばどこかで工夫したり縮めたりというふうなことのバランスの中でしかやりようがないんですね、一自治体としては。
ですから、ぜひ全体の理解とあわせて、10年の経緯、宮城県への望むべきことを国全体として取り上げてしかるべきではないかという思いは継続した思いですので、これまた今後引き続き県なり国なりへの要望という形で、私ども執行部もやりますし、皆さんの立場からもぜひ強い動きを期待するところでございます。
議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。
2番(菅原福治君) 町長、私も同じ思いです。県の負担をふやしてほしい。当然、県の負担が多くなれば、町の負担も多少軽くなるという思いですから、同じ思いなんですけれども、ただ、いま一つ、なぜなのかという部分で明快な答えになっていない。というのは、やはり富谷は、うちの町はやはり人口に占める子供のウエートが高いわけですね。ほかの市町村とは格段に違うわけですから、何か富谷として県を説得するような強い発信をお持ちなのかなということでお聞きしました。再度お聞きします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) もちろん政治家という立場からすれば当然のことでありますね。強い発信はし続けております。しかし、現状、これはもう前から申し上げておりますが、国の人口減少はもう間違いなく30年来減少化に入るという、富谷町はここですよという、非常にそういうレベルでは、利府であったり富谷だったり名取だったり共通する思いですね。非常に劣勢なんですね。国費もどこに今投入されるかというふうなことも含めて、非常に我々はそういう意味で危機感はあるんです。ですから、そういうことも含めて、危機感を共有しながら、引き続きやらないと、我々単独での市制移行の枠組みの中でものをやると、非常に財政的には厳しい状況の中で、今後どの自治体も同じような面はあるんですけれども、富谷町の特異性となったらそういうところにあるというふうなことでございます。
議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。
2番(菅原福治君) それでは、郵便局設置について再質問させていただきます。
現在、町も市制移行に入ってきたわけですが、そんな中で、成田地区に都市機能の重要な郵便局がないという、金融機関も含めてないということに関して、本当に率直にどのように思われているかをお伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。もとい若生町長。
町長(若生英俊君) そういう認識のもとで、私は19年に就任して、21年以来の要望活動をしてようやくここに至るというふうなことですから、長い年月とあわせて一石として形になったんですよ、14年ぶりに。ですから、その方向性は、今、企画部長が申し上げたように、可能性大ですよというふうなことを申し上げているわけですから、だめなことが決まったわけではないですので、ぜひ期待をしていただきたいこととあわせて、私のほうもこういった場も含め、地域の皆さんの声を受けて精いっぱい努力するという、これに尽きるわけですよね。形になりますから、間違いなく。感触からすれば。
そういうふうなことの中で、先ほど部長が申し上げた事業計画、これはネット上に出ていますから、郵政の事業計画第7期ということで、郵便局等の新設については初めての文言です。恐らく富谷町の事業を思って文章を書いたんじゃないかと思うような内容ですよ。「お客様の多様なニーズにお応えし、お客様サービスの向上及び郵便局等における商品サービスの取り扱い等の拡大を目指す」、ここまでいいですよね。「地域の変化等によりお客様利用の増加が見込まれる地域等については、店舗の出店に向けた取り組みを進めます」ですから、後半のほうにまさに富谷町の明石台がイメージされていますよね。減るところには出店しません。当然のことです。
したがいまして、成田の必要な顧客数というふうなあたりも含めて、10年ぶりのやつを一気に2つというわけにはいかないということだと思います。内部からしてもね。順次というふうなことで、そう遠くない時期に、ぜひ皆さんともども形にするというのが私どもの役目です。ぜひご理解をいただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。
2番(菅原福治君) 私も同じで、一生懸命やっているというのは十分認識しております。
ちょっと具体的にお尋ねしますが、やはり私もお伺いしてきたんですけれども、郵便局設置を住民が望んでも一番問題なのは用地の確保だそうです、郵便局に言わせれば。それが一番問題なんだと。その用地の確保について町はどのように思われているかということなんですけれども、明石台のときには大分町も後押しをされたと聞いておりますが、一生懸命やっているのは知っておりますが、今後、成田の開局に当たっての用地確保についてお尋ねしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 町が単独で主催する事業ではありません。相手があって。ですから、その状況を煮詰めながら、熟成させながら、それこそ人家の離れたところというわけにはいきませんので、そういう意味では明石台もいい事例ですよね。210台と言いましたかね、明石台生協内の自由に使える郵便局という意味の恐らくこのかいわいは初めてかもしれませんね。郵便局はそもそも、2キロ圏内に1局というのが従前からの流れの中ででき上がってきた風土ですね。ですから、歩いて行ける場所に郵便局というふうなことでした。そういう意味で、駐車場なんかは想定されていないんです。3台ありますならそれで十分ですねということです。
しかし、現実にそぐわないということからしてあのような形になりましたので、恐らく今後の成田の出店も含めて、そういう場所、どこさできればいいのではなくて、利用しやすい、まさに顧客本位の郵便局の立地というあたりが当然描かれてくる。それには最大限私らも、生協の土地取得に相当のかかわり、応援をさせてもらいましたけれども、本当にスムーズに最大限いったほうで、ここがやはり公の公務としての役割の大きさだと思いますね。そういうところは十分認識しながら、早い時期の成田開設というあたりにぜひつなげてまいりたいということです。
議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。
2番(菅原福治君) そうですね。郵便局は、私らが聞いていたのは、小学校区に1つというふうな部分では前に聞いたことがあるんですけれども、2キロ圏内というような考え方もあると思うんですが、確かに今町長が言われるように、郵便局だと駐車場の問題があります。用地の確保の中で。明石台の場合は、駐車場の問題は今言われるように起こらなかったと。何でかというと、商業施設が結構あるので、やはり商業施設同士が協定を結んだそうですね。要は、駐車場はお互いに利用できるようにというふうな協定を結んだそうですが、成田の場合も、今言われたように商業施設、ヤマザワさん初め結構ありますので、その考え方で町としても取り組んでいかれると思うんですが、最後になりますけれども、であれば、本当に町として今後の取り組みとして何か施策なり対策、一生懸命やっているのはわかるんですけれども、こんなことを考えているんだというような部分、できればいいというのはわかりますけれども、何か施策、こんなのを考えているんだというようなものがあればお示しいただきたいなと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 相手があることですから、自分のことならばというようなことですけれども、今まで言い尽くされてきつつあるかと思いますが、十分、3月に明石台ですからね。これもテニスコートは足かけ7年かかったような、そういう単位ではないと思いますよ、どう見たって。
ですから、そういうふうな面で一つ言えることとあわせて、駐車場に関しては問題は起こらなかったと議員は発言されますけれども、それは水面下で大変なことがやはりアヒルの水かきのごとくあるんです。この辺のところは毎度毎度お伝えできませんから、式典の運営もそうです、のど自慢もそうです。アヒルの水かきのごとく、皆さんのところには伝わりませんし、恐らくなかなか伝わりにくいことなんだろうなという、結果よりこっちは相当の水かきをしているということですよね。誰がやってもとか、当然組合だからというこういうことではないんですよ。相当の働きかけの中で動いていますから。ですから、成田も部長が常に接触していますから。情報の交換も含めて。
そういうふうな中で形に、だんだんと水面下に段階的に上がっていくというふうなことですので、まず間違いなくそう遠くない時期にというふうな形で我々も望むところですし、客観的に見ても事業体としてもぜひ望まれるエリアであることも間違いない。今までの郵政の民営化のこの10年来の行きつ戻りつというあたりが、結果としては再編にもブレーキがかかっておりましたし、顧客メーンの特に郵便局、本当なのというふうなこともありますよね。しかし、それは大きな声で今発する状況にもありませんので、再編というふうな中で人の集まるところに利用される施設は集まってくる、こういうふうなことになりそうです。
議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。
2番(菅原福治君) 駐車場は問題ないというか、確かにそういういろいろと課題があって、いろいろと取り組まれて問題がなかったというふうなことになっているのは、何でもそうだと思います。
これは最後の質問になりますけれども、土地の確保なんですけれども、郵便局としてはやはり本気で用地の確保のめどをつけたいと思っていると思うんですね。そのときに、成田でもいろいろといろんな会社の私有地もありますし、その辺は確かに相手があることですけれども、その辺の扉を開くとか、あと、例えば町の土地のあっせん、町の土地もあるんですが、その辺のあっせんができないものでしょうか。その辺を、できないのであれば何でできないのかをお尋ねしたいのですが、よろしくお願いします。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) それについては、あっせんどうのこうのと言う前に、明石台の事例を言いますと、まず基本的には郵便会社が公募という形で今回の明石台郵便局を求めます。土地の面積はこれで、その地域を限定して、ここで土地を売っていただく方ございますかという公募がまずメーンになります。ただし、その前にはやはり町からの要望とか地域の皆さんの誘致活動があって、ぜひこういう地域にということで、事前にいろいろな場所選定を一緒にやらせていただいて、相手方もやはり営業もありますので、交通の便のいいところとかメーン道路に面しているところとかそういうもろもろなものをお聞きして、では町としてはこういう土地はいかがですか、民地でございますとか、先方がいれば交渉に私が入っていろいろお伝えすることもできますとかそういうことで、たまたま生協さんが土地をご提供してもいいということで、今回公募にも応募されて、取得にいってオープンしたと。
成田地域におかれましても、同じように郵便会社としても、やはり先ほど町長が申し上げたとおりどこでもいいというわけにはいきませんので、交通の便がよく人通りがよく、ましてやそういう集客力のある場所、そうすると現在の成田地域を見ますと、ほぼ土地としてはあいている場所が少なくなってきています。そんな中で相手方がこういう地域ではどうですかという場合は、こちらから、では、ということで、いろいろですが、交渉させていただいて、先方、ましてや土地を提供していく方々と協議をして進めていくようになると思います。
ただ、これも先ほど町長の方針のほうで申し上げましたが、富谷局が特定郵便局から単独マネジメント局ということで、これは大きな進歩で、仙台北エリアを統括し今後の郵便事業を統括できる局が富谷局になったということで、あそこがやはりキー局になりまして、特に富谷のそういう成田地域への出店というものはさらに進んでいくのではないかということで、さらに協議を進めて先方の出店したい場所、時期、そういうものを聞きながら、町としてできることを最大限やっていく、こういうような段階に今入っているんじゃないかと思います。今後も努力させていただきたいと思います。よろしくお願いします。
議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。
2番(菅原福治君) ぜひよろしくお願いしたいと思います。
それで、明石台郵便局ができて、やはり成田もより一層「成田はどうなんだ」というような部分の要望が非常に強くなって、こういうふうな質問をさせていただいているわけなんですけれども、今後、住民としては何を、特別することがあれば、支援ではないですけれども、我々のことなんですけれども、一緒になってやっていきたいと思いますので、教えていただきたいなと思います。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) それにつきましては、数年前署名活動を行いました。しかし、やはりここで富谷局と相談をしながら、次に町として、または地域の皆さんとしてできることは何かありますかということも相談させていただいております。場合によっては、またその署名活動が大きなポイントであれば、また区長さんなりにお願いしながら、そういったものを働きかけていきたいということで、地域の皆さんとともに要望活動を展開していくということで進めさせていただきたいと思います。
また、町政懇談会とか毎年やっておりますので、区長さん方からも郵便局については毎回要望をいただいています。そういうことは常に郵便会社のほうに伝えておりますので、先方も十分理解はしているんですが、本社との兼ね合いとか東北局の兼ね合いがあって、すぐにはやはりいかないとは思いますが、重要な場所だというのは認識しているということはお聞きしております。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) それでは、私から3点について質問いたします。
1つは、国民健康保険第2期特定健康診査等実施計画について、2つ目は、(仮称)明石台小学校について、3つ目として、町有地の利用計画についての3点について質問いたします。
まず最初に、第2期特定健診実施計画について伺います。
高齢者の医療の確保に関する法律に基づく、各医療保険者は40歳以上の被保険者に対し、糖尿病等の生活習慣病に着目した特定健康診査等を実施することが義務づけられました。
本町でも、平成20年から平成24年までの第1期計画を策定、実施いたしました。ことし3月、「富谷町国民健康保険特定健康診査等実施計画(第2期)」が新たに策定され、公表されました。新たに策定された健診計画は、あすから日吉台公民館を皮切りに約1カ月間行われますが、その計画内容について伺います。
1つ、実施された第1期でのレセプト分析で課題とされたことへの対応について。
2つ目、特定健康診査の課題、特に受診率の向上への対応策について。
3つ目として、第2期の目標値設定の考え方について、見解を求めます。
4つ目、今回改定された「標準的な健診・保健指導プログラム」による保健指導の変更点について。
5つ目、特定健康診査等事業費における事業費の考え方と予算の算定根拠について質問いたします。
次に、計画されている新設小学校について伺います。
平成24年9月、「東向陽台小学校分離新設基本方針」の説明を受け、その後、関連して、ことし3月、「(仮称)明石台小学校整備基本方針」が示されました。今般、「条件付き一般競争簡易公募型プロポーザルによる新築工事設計業務委託」が公告され、提案書の提出期限が5月20日で、去る5月29日にはプロポーザル第1回ヒアリングが終わりました。現在、二次審査に入り、その内容を精査中と思われます。
具体化しつつある新設校に関連して伺います。
1つ、東向陽台小学校の児童数推計、現時点で平成27年3月までの見通しを訪ねます。
2つ目、明石台公園駐車場の整備計画とその進捗状況についてお尋ねいたします。
3つ目、新築工事設計業務委託の検討状況について、決定後の地域住民への説明会の予定はあるのか。また、公告された地域コミュニティ部門300平米以内は、何を想定しているものなのか、伺います。
4つ目、通学路の検討状況とその課題、改善計画の進捗状況について。
5つ目、平成27年4月開校に向け、その障害になるものはあるのか、質問いたします。
最後に、明石台七丁目町有地の利用計画について伺います。
町長はことし2月の施政方針において、障がい児の発達支援や家族への療育支援及び保育所等障がい児を預かる施設への援助・助言を行うことを目的とした「(仮称)黒川地域児童発達支援センター」を明石台七丁目へ誘致することといたしました。
さらに、明石台七丁目町有地に、富谷町の子育て支援の拠点施設となる「(仮称)富谷町子育て支援複合施設」の建設を視野に入れた土地利用も計画しており、「平成25年度当初予算へ基本計画策定業務を計上しております」と表明されました。
これら2つの施設に関して伺います。
1つ、(仮称)黒川地域児童発達支援センターの内容について詳しく説明をお願いします。
2つ目、富谷町子育て支援複合施設の計画はどの程度具体化しているのか、尋ねます。
3つ目、入札件名「平成25年度(仮称)富谷町子育て支援複合施設整備基本計画策定業務委託」の入札経過に関する所見を伺います。
以上、私から大きく3つのテーマについて質問いたします。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
1つ目は、特定健診ということであります。
平成24年度の事業で補助事業に手を挙げ、1年度取り組んだところでございます。レセプト分析からさまざまな課題が見えてまいりました。従前の延長上にあるのと、このレセプト分析を経て、今取り組んでいる健康増進課の取り組みは、まさに格段、随分違った切り口で進んでいるように見受けられます。詳しくは原課から答弁内容を準備しておりますので、お知らせを申し上げます。
基本的には、5つ目までについて、まず原課からの答弁を先にしたいと思います。
2つ目について、(仮称)明石台小学校の建築の件でございます。必要な内容について申し上げたいと思います。
2つ目の明石台公園の駐車場整備計画、この発想は、今明石台グラウンドがあるように、スポーツの練習場として、北部シニアの主なる練習場としてというふうなことで十数年来使用されてきました。ほどよく町の計画をご理解いただいて、必要な時期まで全てのものを撤去して原状に復した状態で返還をいただく、もとに戻していただく、このような話し合いも今進め、ご理解をいただいているところでございます。
そういうふうな中で、あの場所に小学校というふうなことになりますと、路上駐車が大変懸念されるところでありますので、従前にもこの議会でも取り上げられましたように、トイレ脇に、ゲートボール場として使用されたあの場所に駐車場をというふうなことで、今、学校の工事のスタートとあわせて、公園内に駐車場を30台程度とれるのではないかということで、進入も含めて、路上駐車等が発生しないようなタイミングで整備していくということでございます。
現状の進捗については、そういう予定、学校の建築工事とあわせて、路上駐車のないようなバランスでというふうなこととなります。それは9月補正で対応するというふうなことで、現状では判断をいたしておるところです。
あと、3つ目の校舎について、冒頭申し上げた段階であります。ぜひ地域の皆さんあっての学校、将来にわたっての公共施設ですので、十分説明会で議論を尽くしてご意見をお受けしながら、よりよい学校づくりというふうなことにつなげてまいる。町内会館、それぞれの会館づくりをごらんいただけばわかるように、何遍となく労をいとわずやっておりますので、ボリュームの大きい公共建築物でありますけれども、その発想、考え方に変わりはございません。十分お声を出していただきながら、議論を尽くして、建築に着手するということになろうかと思います。
地域コミュニティ部門というふうに表示しておりますけれども、主なるものは、平成27年度からの開校にあわせて制度が変わります放課後児童クラブの機能、またあわせて、道路を挟んで東向陽台公民館の投票所が最大値になっておりますので、投票所の分離というふうなことを含めて、投票所としても使えるような機能というふうなことで、幾つかの多目的に利用できるスペースというふうなことで、現状、地域コミュニティ部門という表記をいたしているものでございます。
次、3つ目であります。七丁目、わか葉保育園が開設した北側、後ろ部分ですか、そこに、この黒川地域児童発達支援センター、仮称ながら、これは法律は児童福祉法第43条の規定に基づく厚労省からの補助事業による建設・運営ということとなります。その運営主体を、現状、利府の「さわおとの森」で実績を上げておりますNPO法人の「さわおとの森」が主体になる予定ですというふうなことです。
この法律に求められているものは、平成27年4月までにおおむね10万人規模の場所に1カ所以上の機能整備が求められているというふうなことでありますので、ちょうど黒川圏域が今9万を超して、ちょうどほどよい人口規模というふうなこととなりますので、やはり富谷の今の人口規模、あるいは将来の市制に向けてというふうなことからして、富谷町でぜひこの施設を誘致したいという発想底流の中から、運営する法人、また県とのやりとり、おおむね調いまして、間もなくスタートするということです。
平成25年度が実施設計業務、26年度新築工事、27年度4月開所を目標といたしております。障がい児、そして、お持ちのご家族の皆さんの福祉環境の向上にさらにつながると、このような観点でぜひ必要な施設でございます。
もう一つ、富谷町子育て支援複合施設ということで、仮称でありますけれども、呼んでいるものです。今分散して、中央公民館であったりこちらの健康福祉センターであったりと分散している子育て支援センター機能を、母子保健センターといった機能と子育て支援センター機能を持たせるというふうなことです。
建物の内容的には、コンクリート造2階建て、延べ床2,600ぐらいの規模でいかがかというふうなことで、今スタートいたしたところでございます。
その他については、後ほど担当課から答弁させることといたします。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) それでは、私のほうから第2点目のご質問につてお答えをいたします。
まず初めに、東向陽台小学校の児童数の推計と現状でございますけれども、本年度5月1日現在の児童数は1,006人となってございます。これは推計調査業務報告書によります見込み児童数と全く同人数でございます。このことから、平成27年3月までの見通しにつきましても、現時点では大きな差異は生じないというふうに認識してございます。
2番目、3番目については、町長が答弁しております。
4番目、いわゆる通学路の件でございますが、通学路につきましては、分離新設の基本方針におきまして想定される通学路ということで、現在、お示ししているところでございます。通学路は校舎等配置の確定が行われませんと、通用門等もまだ確定しておりませんので、確定後に、町、学校、保護者、警察等の関係者と協議検討の上決定することになります。あわせて、安全確保のために必要な措置も検討してまいるというところでございます。
5点目、27年4月開校に向けての障害ということでございますが、27年4月開校に向けての障害は現在のところはございません。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) それでは、特定健診についてお答えさせていただきます。
初めに、1つ目のレセプト分析での課題、その対応というところでございますが、本町の国保の課題といたしましては、生活習慣病対象者の増加。これは20年、24年、それぞれ5月診療分ということで比較した場合に、国保の対象者となっている方の傷病者の割合が4%から5%、それぞれ男女増加しているというところがございます。
また、糖尿病、高血圧症、脂質異常症、この3つの基礎疾患をあわせ持つ被保険者の増加というものが上げられております。この3つの基礎疾患がある人、この方については基礎疾患を持たない人に比べますと、脳血管疾患を発症する確率が約4倍、また心疾患では17倍というふうに、リスクが高まり重症化につながっているということも、計測と分析の結果うかがうことができたところでございます。
こういったことから、2期計画におきましても、引き続き生活習慣病の有病者予備軍への早期介入、働きかけを図るために、特定健診の受診率向上に今後積極的に取り組むということと、特定保健指導においても、喫煙の指導の強化、また脳血管疾患に着目した予防事業、町長が町政運営報告でもしたように、喫煙者の検査、保健指導を強化していく、また脳血管元気教室といったものを地域に進めながら、また必要に応じて医療機関受診勧奨の徹底を図って、重症化予防・防止に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。
2つ目の特に受診率向上への対応策はというところでございます。
こちらは集団健診の無料化や夜間・土日の健診の開催、また、医療機関で個別健診の実施など、受診しやすい環境整備をこれまで1期計画の中でも図ってきたところです。その結果、全国でも受診率の高い宮城県、その中でも上位5番目ぐらいに相当する56%前後で1期計画を推移してきたところでございます。
今後は、さらなる受診率向上を図っていくためには、皆さん一人一人の健康への意識、健診の必要性を十分に理解していただくということが大変重要と考えております。そういったことで、今後は、定期的な健診が欠かせないといったところを皆さんに周知徹底を図るためにも、地区の健康推進員さんの協力も得ながら、地区の健康教室、また広報とみや、啓発用のチラシなどを作成して、周知徹底を図っていきたい。その上で、また一方では未受診者、3年連続しての未受診になっている方の割合も多く見られますので、そういった方々をターゲットに未受診者の受診勧奨対策も行っていきたいと思います。その上で目標受診率60%というものを達成していきたいというふうに考えております。
3つ目です。2期計画の目標設置の考え方とメタボ等の減少率の見解はといったところです。
こちらについては、平成29年度時点における目標値の設定については、国の基本指針に基づいて保険者ごとに定めた目標値、市町村においては60%ということで設定しております。
メタボリックシンドロームの該当者及び予備軍の減少率については、保険者ごとの目標としてはされていないんですが、保険者の保健指導とかいったものの実績を検証するための指標、そういった意味で推奨されております。それを踏まえまして富谷町の計画におきましても、国の目標値を掲載しているところでございます。
また、厚労省の調査では、メタボ該当者及び予備軍と非該当者の差では、年間で8万から10万円程度の医療費の差があるとされております。国の第2期医療費適正化計画におきましても、生活習慣病予防を医療費の伸びを抑制するための重要な対策として位置づけられております。当町の医療費におきましても、がん、または循環器疾患など生活習慣に起因する医療費が上位を占めております。したがいまして、特定健診、特定保健指導による生活習慣病の予防対策というものは、医療費適正化を図る上でも重要な対策であるというふうに理解しているところでございます。
4つ目の「標準的な健診・保健指導プログラム」の改定による保健指導の変更はといったところです。
大枠的に制度の変更はありませんが、今改定によりまして、喫煙指導の強化を図るといったところ、あるいは腹囲が、メタボ以外の部分でも保健指導を強化していきましょうといったところが、新しいプログラムの中に含まれております。
そんなところで富谷町国保におきましても、喫煙指導の強化を図りながら、また、特定保健指導の対象にならなかった脳血管疾患の予防が必要な方に、重点的に保健指導を行っていくというふうな計画でおります。
その一つが、禁煙指導ということで、大きく息を吸い込んで吐いて、その中に含まれる一酸化炭素の濃度の測定、スモーカーライザーというものを使って測定するんですけれども、そういった取り組みを行って禁煙指導を行っていくと。
また、脳血管の元気教室ということで、国保の保健指導の対象にはならなかった方ではありますが、血圧が高い方とかたばこを吸っている方とかを抽出しながら、元気教室を開催して取り組んでいくとしているところでございます。
最後に、事業費の考え方、予算策定の根拠というところでございますが、事業費の算定では、40歳から74歳までの国保対象者全てをもって対象とした場合には、実際の受診率からすると現実的ではございませんので、その対象者に目標とする受診率、計画で掲げております例えば平成24年度ですと65%という受診率を対象者に掛けまして、その割合でもって出した対象者1人当たりの健診の委託料を乗じて得た金額を予算計上しているところでございます。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) それでは、子育て支援複合施設のところの基本計画のところですけれども、(仮称)富谷町子育て支援複合施設の基本計画につきましては、(仮称)黒川地域児童発達支援センターが同一敷地内に建設されることから、事業内容を確認し、連携を図り進めていきたいというふうに考えております。
問い3の入札件名平成25年度のところの経過の所見というところですけれども、設計業者、基本設計策定業務につきましては、通常、計画等の概要がわかるよう特記仕様書による発注となります。特記仕様書だけでの応札は可能というふうに考えております。
また、入札経過につきましては、計画策定業務はほとんどが人件費となっており、事前に徴収いたしました見積書を参考に設定しております。ほとんどが人件費であることから、担当する技術者によって金額に開きがあったものというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) この際、午後2時10分まで休憩をいたします。
午後1時59分 休憩
午後2時10分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより出川博一君の質問は一問一答にて行います。3番出川博一君。
3番(出川博一君) それでは、最初の特定健診についてなんですけれども、これは富谷町のホームページ上に計画の詳細が記載されておりまして、町民の健康に関することなので、その中身について若干細部にわたって質問したいと思います。
まず、レセプト分析の件なんですけれども、受診率の増加の要因としては、被保険者の高齢化に加え、健康状況の悪化が考えられるとの分析をされているんですけれども、当然のことなんですけれども、避けようもないというものに対して打つ手はあるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 打つ手はやはり早期発見、早期治療、生活習慣病の改善、こちらに尽きるというふうに考えております。そのためにも特定健診、保健指導の受診率向上の取り組み、啓発に重点をおいて取り組んでいきたいと考えております。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 広報とみや6月号にこの特集が1ページにわたって解説がありまして、その中で高額医療費の表もつくってありましたけれども、この計画書の中でその点も触れて、早期介入による重症化予防の取り組みを実施とあるんですが、具体的にはどのような取り組みでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 今の件につきましては、先ほどちょっと答弁させてもらったところと重複するんですけれども、保健指導に当たりましては、メタボのほか血圧とか喫煙、アルコールといったものにも着目した保健指導の強化を図っていくと。あと、脳血管疾患に着目した脳血管元気教室といったものを計画しながら、重症化防止に努めていきたいというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 先ほどから早期介入という形で計画書のほうには出ているんですけれども、少なくともレセプトは二、三カ月おくれで分析できるわけですから、早期介入というのはどういうタイミングをイメージしたものか、お尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) いわゆる早期介入の第一弾としては、健診の受診勧奨が一番のスタートだと思うんですけれども、その後、特定健診の結果そういった症状になっている場合、特定保健指導というものを積極的に受けてもらうような啓発をする。また、その中で常に効果的な事業、今お話ししたような、喫煙であれば禁煙指導の徹底、また脳血管に着目した、特定保健指導の該当にならなかった人であっても、そういったリスクの高い方がいらっしゃいますので、その方向けの脳血管元気教室といったところに取り組みながらやっていくと。そういったところを早期介入、早期に働きかけて改善を図っていきましょうというふうな事業でございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) レセプトから被保険者の健康実態や医療費を分析し、さらなる生活習慣病の重症化予防対策を講じていくというふうにこの計画書の中にありますけれども、具体的にはどのようなことですか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 重なりますけれども、例えばこの場合、高額レセプト、1件100万以上の高額レセプトの分析結果から、富谷町においては、がん、虚血性心疾患や脳血管疾患、そういった医療費が高額になっています。そういったところに着目して、そういった方というのは国保だけではなくて、後期高齢に行っても同様の状況、傾向が見られております。そういったところに着目した事業、具体的に先ほど申し上げたような事業で取り組んでいくというような考えでおります。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) この計画書の分析の中に、受診率の件についても記載がございまして、未受診率で見ると、若い世代が高いとの分析をされていますけれども、その対策はどのようになさいますか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 若い世代の方といいますと、お勤めとかいろいろと日中はなかなかいらっしゃる機会が少ない。そのために土日とか夜間の健診といったものを実施しています。そういったところの啓発にさらに努めて、若い方の未受診者を受診の方向に向けていくような取り組みを行っていきたいと思っております。
また、町では30代の方の基本健診、健康30という取り組みも行っております。そういったことで、若い方々、30代の若い世代の方にも健診というものを意識していただくようなきっかけになる事業も行っているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) この受診率向上の中に、計画書を見ますと「先進事例における」という、わかったようなわからないような表現があるんですけれども、この「先進事例における」取り組みなどを参考にと思うんですけれども、具体的にどういうことですか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) いろんな国の情報等、ニュースとか新聞とかを見ますと、まさに富谷町で行っています土日・夜間健診とか個別健診、あるいは集団健診、がん検診とかと同時開催といった取り組みが、まさに先進的な取り組みというふうなことで紹介がされておりました。本町の場合には、こちらのまさに先進的な取り組みを既に実施しているところですが、さらに地域によってはもっと進んだ取り組みが行われているところもあるように聞いておりますので、そういった情報に耳を傾けながら、いいものは今後取り入れながら、さらなる向上に向けていきたいなという思いでおります。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 今の回答の中に、個別健診の実施との回答がございましたけれども、その内容についてお尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 個別健診といいますのは、あすから始まる集団健診の期間中に、要するにご都合がつかなくて受けられなかった方、その方については時期を9月にして、さらに申し込みを受けて予約制によって、町の指定医療機関のほうに出向いて健診を受けていただくというようなものでございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) この個別健診という制度は、実は自己負担が2,000円ということなんですけれども、実際に町で1人当たり負担する額はどのぐらいなんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 1人2,000円の自己負担をいただいております。(「町の負担。個人負担2,000円で、町の持ち出しはどのぐらいありますかということです」の声あり)
町の負担、委託料として医療機関のほうにお支払いする金額については、今ちょっと手元には持ってきてございません。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) それで、受診勧奨通知等の対策というふうな表現もあるんですけれども、具体的にはどのように対応するのか、お尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) ことし新たな取り組みとしまして、未受診者対策の強化を図るという観点から、受診勧奨用のチラシをつくりました。それで受診率が低い地区、未受診率の高い地区に、今回は地区を限定して回覧方式で啓発をしてみたところでございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) それでは、同じ報告書にあります、アンケートを去年とられたということで、アンケートの意見・要望について3点ほどお尋ねいたします。
アンケートで、3年連続で未受診者の年代層は60歳代が多い。これは各医療機関への受診機会の増加が原因と分析された上で、病院での診察と健診の違いについて周知啓蒙するとあるんですけれども、具体的にはどのような手だてを講じられますか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) まず、2期計画の中でこういった取り組みを行っていくということで計画させていただいているんですが、今回、25年度の実施に当たりましては、まだその辺を医療機関のほうと、あるいは医師会さんのほうとの協議をしながら情報提供していく必要がありますので、今回はまだしておりません。今後、そういった取り組みを行っていきたいというふうには思っております。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 同じ健診のアンケートの中に、健診会場での混雑、つまり午前中が非常に混むという回答があるんですけれども、受診者の7割が集中しているというような分析をされておりまして、他の時間帯に誘導するという対策が記載されておるんですけれども、広報とみやでは提案もされておりませんけれども、どのような手だてをとられるんですか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) ただいまの混雑関係の情報につきましても、先ほど申し上げた啓発用のチラシ、未受診者対策用のチラシのほうに情報提供ということで、会場が混んでいる時間、あいている時間帯はありますかという設問の中で、午後あいていますよとか夜間もやっていますよというふうな情報提供を啓発をしたところでございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 続いて、目標設定のところについてちょっとお尋ねしたいんですけれども、受診率の目標は今年度、先ほど答弁がありましたように57%、保健指導の実施率も今年度45%ということで、最終29年度が60%という設定をしているんですけれども、ところが、24年度の実績が既に受診率で57.7%、今年度の目標よりも高い。保健指導実績も58.3%と今年度の目標の45%よりもはるかに高い。このように目標が実績よりも下がった理由は何か、お尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) まず、健診のほうですが、健診の60%、こちらは最終年60%という国の目標値をもって町の目標値にしています。これは最終的には、後期高齢者支援の加算減算というところにも、この目標数値に対しての達成未達成によっては影響が出てきます。それで、目標値は国の指針とあわせた目標値60%にしているわけですけれども、今現在、24年度では57.7%という実績の中でなぜ57%なんだというところですが、その最終年度の60%から現時点の57%というところに持っていきながら、段階的に29年度も最終年に60%という数値を持ってくるために並べているというところです。
また、保健指導については、25年45%としておりますが、こちらも最終年に60%ということで設定をするように国の指針でなっております。今回は58%という保健指導を達成しておりますが、たまたま24年度でありまして、20年から23年度の実績では10%から12%前後で推移してきたところです。それで、24年度は結果相談というところで、新しい取り組みにしたということで、その結果が反映してか、58%という非常に高い保健指導の受診率につながったものです。ただ、これが直ちに25年度、26年度もその数値になるかといったところはちょっと疑問なところもあります。ただ、町としては一度到達した58%というところは、実は、内向きには下げないつもりで60%を目標に実施していく考えでおりますが、計画上、2期計画の策定上、国の指針に従って60%を目標に、28、27、26ごとに下げて、現実的な数字から始めたといったところでの設定でございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 国の指針で57%あるいは45%からスタートするということなんですけれども、それはやはり目標の設定の仕方としては非常におかしい、目標とはならない数字ではないかという理解なんですけれども、独自の目標設定の考え方はないんですか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 独自というか、内向き的には、ことしの24年度の実績の数字を超えるように取り組みをしています。ただ計画上、最終年60%というところに向けた段階的な数字ということで、現在の計画の数字を計上しておりまして、実際に町としての取り組みは、ただ45%、50%でいいんだというところではございませんで、当然これまで積み上げてきた実績を下回らないような取り組み、努力は当然していくつもりでおります。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) いや、目標というのはやはり、ある程度頑張れば到達できるとかそういうものであるべきだし、そうでなければ結局モチベーションも上がらないし、今のままでいいんだという形になるので、その辺のところはもう一度再考して来年度から、計画書というのは国の指針で決まっているからということであればなんですけれども、その辺のところはやはり少なくても独自の目標設定を再度考えるべきだと思いますけれども、いかがですか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 国のこういった計画の策定に当たって、また、さらにこの目標値の設定に当たりましては、現実的な数字をもとに作成をするというふうなガイドラインでありますので、それに従って策定していくというところでございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 同じ目標の中に、逆に非常に難しい目標値が入っていまして、いわゆるメタボリックシンドロームの該当者及び予備軍の減少率、これは平成20年度を基準として29年度には25%減少と。これは率ではなくて、実数との算式があるんですけれども、その理解でよろしいでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) こちらも国で定めています目標の設定の基本的な定義として、もちろん数字をもとに率を算定しますので、議員のおっしゃるような形で考えることもできると思います。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) このメタボの20年度の数字が1,113人ということで、23年から24年までの間に、この1,113人を下回った年はあるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) これまでの実績で見ますと、21年が1,001、22年が1,009、23年が991ということで、20年の1,113を下回っている数字でございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 24年は幾らだったですか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 24年度は1,139人となってございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) この数字は、計算しますと29年度の目標数は835人となるんですけれども、現状、1,139人という中で、この目標は達成できるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 計画書によりますと、基本的な定義というところでの計算式にしますと、単純に平成20年度のその該当者の数を分母に29年度の結果の数字、その割合からしますと、分母が20年度の、この場合ですと5,437人だったですかね、これが分母となりまして、それの1,113人になります。その1,113人、こちらの25%減少というふうに計算しますと、議員のおっしゃるように835人となるわけなんですけれども、これは当然富谷町の場合は人口も増加しているということもありまして、分母が変化していきます。これは逆に分母が、国保の被用者数が少なくなってきていることは分母が下がっております。
ですから、単純にその当時の実数だけでもっての比較ではなくて、平成20年度時点の先ほどの5,400分の1,113というときの割合、これは割合にしますと20%です。それを29年度に置きかえた場合、29年度の対象者の推計が7,180人というふうに推計しています。議員が先ほどおっしゃられたように、人数が多くなっています。その時の割合を20%、20年度と同じに置きかえた場合、29年度では1,436人というふうになります。これを先ほどの5,400分の835で見ますと、割合的には15%ということで、20%の割合から15%、5%の減というふうになります。割合ですね。対象者分のその該当者の割合です。これは20年度では20%、835人という25%減少したところの割合でいきますと15%。ですから、割合では5%減というふうなことになります。
そういったところで、29年度の対象者が7,180人ですので、その場合の20%ですと1,436人、15%で見ますと1,077人ということになります。そういった割合で見ていきました場合、29年度のメタボの該当者及び予備軍の数、20年度に対して25%減少した場合を数で見ますと1,077、割合から算出しますと1,077というのが目標指標という数字になるというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) ここでは課長とその率、数の計算について議論するつもりはないので、後でしたいと思うんですけれども、いろいろと今まで話した中で、この実施計画の目的は、クオリティ・オブ・ライフ、つまり生活の質を向上させるということと、医療費の増加を抑制するということを意図していると思いますが、その認識でよろしいでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) そのとおりでございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) そうしますと、生活習慣病の医療費、24年5月の医療費は1億8,000万ほどなんですけれども、第1期のスタート、20年5月の医療費と2期目の終わる29年5月の医療費の推計値はどの程度になるんですか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 20年5月の医療費は実績が出ておりますので、5月分で1億3,600万です。24年5月では、議員のおっしゃるとおり1億8,200万ですが、29年5月の医療費の推計というのは、現在、こちらでは行っておりません。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) ということは、これはある程度目標はなくて、例えば3億になるのか5億になるのかというその辺のところで、この辺で歯どめをかけたいとか、そういう思いはあるんですか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 単純に20年5月と24年5月を比較した場合には、約34%ぐらい増になっています。単純に20年5月にその率を掛けた場合だと2億3,000万とかになってしまうんですけれども、ただその数値についてはこれから、継続して行っていますその特定健診、特定保健指導といったところで、先ほどの減少率ではありませんが、対象者を減らしていく、そういったことで、先ほどちょっと触れましたように、該当者と非該当者では年間8万から10万の医療費の差があるという国のデータもありますので、そういったところでもって、詳細については時期を見て計算するなりしながら、状況を見て対応をしてまいりたいと思っています。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) それでは、事業費、予算のことでちょっと質問させていただきますけれども、平成24年度の出納閉鎖も終わりましたので、24年度の事業費実績は出ていると思うんですけれども、幾らでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 平成24年度の特定健康診査等事業費の決算額暫定値でございますが、2,814万2,000円というふうな状況になってございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) これは多分、先ほど事業費の点に関して予算作成の考え方が示されましたけれども、これは外部委託していて、25年度の委託先はどちらですか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 宮城県成人病予防協会です。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) ここは数年、22年から25年までの1人当たりの委託単価の目標をお知らせいただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 平成22年、これは消費税抜きの単価で申し上げさせていただきますけれども、1人当たり各項目合わせて5,510円。23年が5,710円、24年が5,910円。今年度については6,510円というふうな単価となってございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 25年度になって1人当たり600円増というふうに今聞いたんですけれども、その理由は何なんですか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 検査項目の中でヘモグロビンA1cというのがあるんですが、血糖値をはかる検査なんですけれども、こちらがこれまでJT……(「専門的なのはいいですから」の声あり)日本規格でやっておったのが、ことしの4月から国際標準という規格に変わりました。その規格が変わったことによって、検診結果のデータを補正しなきゃいけないという作業が出てきたために、24年度に比べて25年度の単価がふえたというところが主な理由です。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) これは多分事業費の考え方としては、受診者掛ける受診率掛ける単価という単純な算式だと思うので、それで試算してみますと、24年度分委託料は当初予算計上と比べると1,650万ほど多いんです、予算が。要事業費ベース、いわゆる委託費を中心に考えても1,550万円多いと。これはほかの年度も試算してみたんですけれども、1,500万以上予算計上が過多になっていると。この原因は何なんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 24年度ですと、現計予算、12月等に補正予算も組んでおりますので、健診そのものとしては一千二、三十万の余り、減額補正をしているんですけれども、この差については、先ほど申し上げたとおりなんですけれども、40歳から74歳までの対象者の数に健診の受診目標値65%を掛けて、それに単価を、予算ではその単価については見積もりですので、実際に契約では競争によってその単価が下がります。その単価の差が生じることが一つと、あともう一つは、その65%で設定していますが、実際の受診率については五十七、八%といったところで、そこで予算と実績での差が出ます。
また、特定健診の中で集団健診のほかに個別健診というものがあるんですが、その個別健診については24年度の対象者は400人で見込んでおったんですけれども、実際には14人の対象者でしかなかったと。その結果、残が生じたといったところで、当初予算に対して決算の事業額との差がそのくらい生じたということになろうかと思います。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) でも、ちょっと不思議じゃないですか。毎年1,500万ぐらい多いんですよ。5,000万足らずの、ことしだって4,800万の予算の中で、去年は4,300万だった。その中で1,500万予算が余ると、この考え方自体がおかしいんじゃないでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 考え方というよりも、実際の結果が今お話ししたとおりなんです。ですから、例えば単価が6,500円で、人数の対象者が約6,800人、それの65%で見ると4,200人とかという対象者です。それの単価を掛けると2,900万あたりになります。健診ですね。その結果、受診率は65%ではなくて57%でしたよという結果、その受診率に差が出ますので、そういったところで残が出るのは当然でして、あと、単価差が競争によって約1,000円近く下がっております。ですから、その差が今のような形で出るのは結果ですので、何とも、こういう状況なんです。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 町長にお尋ねしたいんですけれども、この特定健診等事業費、これは大体、今年度4,800万、昨年度4,370万、その前には4,500万ということで、ところが、その中で毎年1,500万以上予算が、不用額も含めて補正も含めてそれぐらい当初予算と比べると違うんですけれども、この予算の計上の多目に立てているというところの見解をお尋ねしたいんですけれども。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 担当課長の発言で十分だと思うんですけれども、対象者数は最大値を見込みますよね。その最大値を見込む、単価も最大値を見込む。結果として、事業実施の折に見込んだ数よりも低目の受診者数です、入札によって単価もやや下がりますと言ったら、結果として、当然のことながら予定した予算よりも決算ベースではその差が出てくるというふうな認識ではだめなんですか。そういうふうな差の中、人口上、対象者数も上がるというふうなことで、結果、予算をつくる折には見込みながらやっておるわけです。不足が出ては困る。また補正対応というふうなことになりますので、結果としては多く見積もらざるを得ないということだと思いますね。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) わかりましたというか、余りよくわからないんですけれども、次の小学校について質問いたします。
事業スケジュールでは、駐車場の点、開示していたんですけれども、建築工事が25年12月着工予定だということで、そうなるといつまで学校敷地を駐車場として住民が使えるのか、その辺をお尋ねしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) その辺は微妙です。9月補正に入れますので。多少、工事が入ります、駐車場として使わせてもらいます、その辺の多少のずれが出てくるかもしれません。そうならないように、工事は工事として障害が起こらないようにしたいですし、そしてまた、工事現場としてなった場合には、即駐車場用地として確保できる、この辺のところの折り合わせ、6月にするか9月にするかというふうな検討の中で、何とかやりくりができそうだというふうなことの中で、学校の全体像がまだ確定していませんので、校舎配置とか、そういったことも含めて、ギリギリながら9月の補正対応にしましょうというふうなことにいたしました。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 9月補正ということなんですけれども、今の段階でのボヤッとした計画では駐車台数が30台ということなんですけれども、9月補正で完成時期はいつごろを見込んでおるんですか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) これは補正対応して、完成時期はどのくらいなのか、年内なのか、年挟むのかというふうなところのあたりで、一、二カ月多少かぶるところがあるかもしれませんという、そういうふうなことです。
なぜそうしたかというのは、繰り返しますけれども、校舎の配置が確定していないのにそういう決断をしたということです。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 明石台公園はいわゆる近隣の老人会の方々がゲートボールをしたりして使っておりまして、中には足も悪い人もございまして車で来ると、来ざるを得ないという状況でありますので、もし工事がずれ込んだときには、学校の敷地を駐車場としてある暫定期間使えるような形で対応はできるでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それは何度も申し上げますけれども、路駐はできないわけですので、公園の駐車場を完成させるか、あるいは、やや一、二カ月かぶる中で、工事現場の一角にそういった場所をするか、その辺のところは何度も申し上げているとおりですから、安全第一ですので、その辺のところをしっかりやってまいります。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 学校建設の設計のほうに入りたいと思うんですけれども、4月3日に先進事例の福島県伊達市保原小学校の視察に関連して、保原小学校の立地は、いわゆる明石台小学校が今想定されているような既存住宅地の中なんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 保原小学校につきましては、旧保原中学校がありましたグラウンドに立地をしておりまして、隣接に伊達市役所があるという市街地の中に建っておる学校でございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) じゃ、保原小学校の校舎の規模と学級数をお知らせください。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 保原小学校の規模でございますけれども、鉄筋コンクリート造の3階建てでございます。小学校につきましては、校舎棟と低学年棟というものがありまして、合わせまして延べ床面積で9,900平米でございます。
学級数につきましては、普通学級が30学級、特別支援学級が4学級でございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 明石台小学校の倍の規模だというふうに思われますけれども、基本方針にある地域防災拠点、それから地域環境に配慮した機能、こういうハードの面については、保原小学校も同じような構想だったんですか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 基本方針につきましては、それぞれの自治体の特色であったり地域性というものがございますので、異なってくるのが当然かなと思っております。そういう意味から同じ構想ということではございませんけれども、保原小学校につきましては、放課後児童クラブがあったり、あるいはプールの屋上配置などがございますので、非常に参考になる学校だということで行政視察を行ったものでございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 保原小学校についてはちょっとインターネットで調べてみたんですけれども、別棟で2階建ての児童クラブが配置されているんですけれども、それは明石台小学校も同じような構想とするのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 現在、プロポーザルを行っている最中でございますけれども、整備の基本方針の中では、児童クラブを主体としながらも、さまざま学年集会等でも活用できるような多目的な利用を想定してございますので、同一棟が好ましいのではないかというふうに考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 基本方針にある、地域と学校環境の調和、これが一番今回の計画では悩ましい問題だと認識しておりますけれども、全て100%の答えは難しいとは思うんですけれども、その辺の検討状況はいかがなんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 昨年度の地域の説明会の中でも、配置の関係にいろいろとご意見をいただきました。本当に学校の配置の計画が非常に重要であるというふうに考えてございます。このことから、仕様に当たりましては、望ましい学習環境ということで、さまざまな配置計画も含めて考慮する点ということで100項目以上にわたって協議をしまして、具体的な仕様書として明記をしているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) たしか3月の議会で、平場が1万7,000平米で、最小限の小学校敷地で面的な配慮で苦労しているんだというお話がございましたけれども、今回のプロポーザルでは打開できるような提案はあったんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 6社からご提案をいただきました。提案では、全て200メートルのトラックがとれまして、100メートルの直線がとれるというふうなことでございましたので、打開できる提案だったというふうに考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) プロポーザル公告によると、今月上旬には選定結果の公表をするとあるんですけれども、地域住民への説明会はいつごろになるのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 説明会の実施につきましては、その設計業者の確定後に、さまざまな地域の関係者との協議をしながら進めてまいりたいと思っておりますけれども、具体的に日程までは確定はしてございません。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 多分これは実施設計期間も織り込んだりしますと、説明会を何回も開ける余裕はないというように、スケジュール的にはかなり厳しいものだというふうに思いますけれども、見解を伺いたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 子供たちのよりよい教育環境を整備するために、平成27年4月ということで目指しております。その中で設計期間であったり工事期間を考慮しながら、その中で説明会等を判断していく必要があるのかなというふうに考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 地域コミュニティの部分については児童クラブを想定しているんだというお話がございましたけれども、これは学校の開校27年4月に同時併設するというふうに考えておいてよろしいのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 今の件は、今まで触れておりますので、27年4月から放課後児童クラブ制度の新たなスタートが始まるというふうなことですので、それにあわせてもちろんやります。
ご心配な中で、このような議論をしておりますが、どちらにしましても非常に敷地がタイトであるというふうなこと、そしてまた、校舎、屋体、プール、校庭、そういったものの出だしから完成形としてスタートさせる、こんなふうなものも折り合わせなければ、期日もあります。そして、各種各様の機能も付加しましょうというふうなことで、盛りだくさんの内容を今入れながら進めております。町内会館の建設スタイルとほぼ同じような思いで今やっておりますので、十分、業者の発想、スキル、能力、技能、こういったこともおかりしながら、よりよいもの、ベストのものを内輪で、まさに公務を担う我々がギリギリの中で吟味しますから。それを皆さんのところにお諮りをすると、こんなふうなことです。何回もというふうなことであります。皆さんがご納得、ご理解、皆さんの施設ですから。10年20年先に見合う校舎配置、限られた中で、本当によくぞここまでたどり着いたものだと、こういうふうな中で着工し、そしてまた地域に喜ばれる公共施設、このようなものに必ずなるはずですから。このうちの6年間の会館づくり等をごらんいただければ、全然手抜き、いわれしてでもやります。十分その辺のところは何ぼでもおっしゃってください。
しかし、限られたあの場所に学校を建てることに決めました。限られた校地です。結果として、プールなどはいわゆる地面でない、階上に持っていかなきゃならないでしょうという、今までないような取り組みを経て、しばらくぶりの校舎の開校準備であると。直近では、私が町長になった年、19年4月の成田小学校以来、これは私は手がけておりません。それまでの数年来の取り組みは、私の前の時代のことですので、そういう意味では、私にとっては給食センターも初物でしたし、今回の学校も、給食センターを超える規模の公共施設の建築というふうなことで、相当の覚悟を持って今臨んでいる、こんなふうな状況です。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 27年4月の開校というスケジュールはあるけれども、動かせないんだというお話を今聞いたんですけれども、3月議会ではスケジュール的にややおくれぎみとの見解を示されておりましたけれども、現状はい
なんですか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) これは先ほど答弁で準備したとおりですから、現在のところ、障害になるところはありませんというのが、今の見解でございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) ということは、おくれていないということは、富谷町町立小学校の条例改定とかというのは、今回6月の上程を想定していたようにスケジュール表は拝見しておったんですけれども、その辺はもう教育委員会の提案も終わったということでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。もとい学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 当初の予定は今回6月に上程をする予定でございましたけれども、現在、建物の建設工事の契約も終わっていない段階で、新設校の上程ということはできないということで、適正な時期ではないということで、今回は上程しなかったものでございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) それで、明石台七丁目の町有地の活用についてお尋ねしたいと思います。
発達支援センターについては、事業主体はどこになるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 特定非営利活動法人さわおとの森でございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) この特定非営利活動法人さわおとの森の現在の事業内容はどういう内容なんですか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 発達相談支援、児童発達支援、それから放課後等のデイサービス等の事業を行っている事業所でございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) それでは、これから計画するであろう黒川地区の発達支援センターについては、どのような支援センターの業務内容とされているんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 同じように発達相談支援事業、児童発達支援事業、放課後等のデイサービス事業を実施する予定にしております。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) それらの事業規模はどの程度の規模なんですか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 放課後等デイサービス事業では5名程度、それから、児童発達支援事業では20名程度というふうに聞いております。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 同じ敷地かどうかはわかりませんけれども、子育て支援複合施設との関連性はあるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 同一敷地内に子供たちのというところですので、関連性を持ったところでしていきたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 「(仮称)黒川地域」とあるので、この支援センターは具体的にはどの地域を想定したものでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 町長も申し上げましたとおり、黒川圏域ということですので、黒川地域を想定しております。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) ということは、黒川郡4町村という捉え方でよろしいでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) そのとおりでございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) ということは、それぞれ4つの自治体では、ここに対して委託を想定したものになっているのでしょうか。業務委託を想定したものになっているのか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 業務委託ということではなくて、先ほど申し上げました事業に該当するお子さんがいる場合には、こちらの施設にお子さんを通わせるというような形、または、迎えに行ってというような形もございますけれども、それぞれがそういう形になるということになります。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) この事業の発想は、多分仙台市のアーチルを参考にしたと思われますけれども、対象者は乳幼児から成人まで含むんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 18歳まででございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 町長への手紙を出した方から聞いたんですけれども、成人になるまでのサポートを希望しているんだというお話がありましたけれども、無理でしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) さわおとの森の事業の中で、今回は児童発達支援センターというところで18歳という年齢のくくりになると思いますけれども、相談の中で、確かにお手紙をいただいた中では、かかわりとしてずっと成人になるまでというところもお聞きしておりますので、それは事業主体のさわおとの森のほうと協議をしながら進めていきたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) それでは、複合施設についてお尋ねいたします。
この複合施設の計画に至った背景と目的をお尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) まず、母子保健センター機能でございますけれども、今、公民館や福祉健康センターを借りて実施しているところでございます。ですので、そちらの事業との兼ね合い等々がありまして、駐車場の問題、それからあとドクターの問題等々があります。それで、ぜひ母子保健センターで健診をというところがありましたので、その母子保健センターと、それから、子育て支援センター機能といたしまして、障がいを抱えているお子さん等の母子通園等々も含めた中での、今子供たちが大変多くなっているところで、気軽に相談できる場所というところの子育て支援センターの必要性が出てきたために、計画したものでございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 概算工事費はどのぐらいになりますか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長でいいですか。財政課長。福祉部長。
福祉部長(奥山吉信君) 現在、設計事務所のほうに委託しております基本計画の中で、現在の経済情勢で、災害の物価上昇等もございますので、この中で概算事業費をつかんでいきたいというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) この事業スケジュールについて、今わかる範囲でお示しいただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 福祉部長。
福祉部長(奥山吉信君) 複合施設に対する国の補助等も、子ども3法の関連もございますので、その対象事業も含めまして、国・県への確認をしながら進めてまいります。事業スケジュールにつきましては、それらの調査も含めて事業費をきっちりつかんだ上でのお示しというふうになると思います。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 児童発達支援センターの開所をいわゆる27年4月だというふうに示されておりますけれども、これに合わせることはできないのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 福祉部長。
福祉部長(奥山吉信君) 今年度の基本計画を策定いたしますさわおとの森のスケジュールにつきましては、本年度に県のヒアリングを受けまして、26年度で建築ということで27年4月供用開始を予定しておりますので、これに町の施設を合わせるのは非常に難しいというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) それでは、入札の件についてお尋ねいたしますけれども、この入札は、特記仕様書は部屋数とか面積が細かく明示されていますけれども、施設目的の資料がなくて、入札業者は判断に苦慮したのではないかと思われますけれども、その辺の見解をお聞かせください。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 今回の発注につきましては、計画ということもありまして、特記仕様書での発注ということで、十分応札可能な条件を示しているような状況でございます。さらに、今回、指名競争入札ということでやっておりまして、さらに具体的な案ということで、別物で参加業者のほうに資料を提供して入札を行っている状況でございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 指名業者というのは何社だったんですか。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 10社でございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 町のホームページ上で、「指名競争入札は比較的少額の契約に当たって」と記載がございまして、この少額契約の内容は業者は理解しているんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 富谷町におきましては、500万以上の工事、委託、物品購入について一般競争入札を19年4月から実施しております。今回は指名ということで、原則的にはその500万以下の発注となったわけですけれども、これを全ての業者さんが承知しているかというところについては、市町村によってその取り決めが若干開きがありますので、熟知しているかどうかについては、全て知っている状況かどうかは疑問であります。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 応札した10社の中で3社だけが500万以下なんですよ。というのは、これは非常に不可解だと思うんですけれども、この辺についての見解をお尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) おっしゃるとおり、500万以上で入れてきている業者がありますので、この金額で、先ほどの説明で500万以上は一般競争入札というところとリンクさせますと、ちょっとふつり合いかなというふうな結果ではありますけれども、ですから、今回指名された業者が、500万以上が一般競争入札という認識がなかったからこういう結果になったのかなというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) これを最後にします。
入札業者10社の中の半数の5社が800万から1,000万台の入札金額なんですよ。1社だけが100万を切るかぐらい。この違いについてちょっと部外者が見ると不自然であって、この違いについてよく理解できないんですけれども、その辺の見解を求めたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) おっしゃるとおり、今回の入札の結果といたしましては大きな開きがございました。先ほど、子育ての課長もお話ししましたけれども、今回の入札は基本計画ベースでは人件費がほとんどその金額の割合を占めております。ですから、担当するその技術者がどの程度の技術者かというところもあるかと思うんですけれども、札入れをしました状況を見ますと、一番安かったところは延べ人数で45人を想定しております。一番高いところは271名の延べ人数を試算上内訳として上げてきているということで、その辺が大きな開きにつながっていると。
あと、過去にも、いろいろ基本計画というのはその人件費ベースでの試算がほとんどでございまして、過去にも大きな開きがあっている事例も何点かございますので、そういう理由からだとこちらのほうでは考えております。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、少し今のこととも絡みますけれども、あの場所、わか葉保育園付近の後ろ約1万平米ぐらいです。そこに児童発達支援センターを、これの経緯は、児相が名取に移るというふうなこと、そしてまた、障がい児施策を求める声が強いということと、24年4月に児童福祉法が改正されたということと、10万人規模に1カ所以上が設置義務化されたと。したがいまして、富谷町が手を挙げて黒川郡のリーダーシップ、その担い手になろうというふうな経緯でございます。
補助内容は4分の3、国が2分の1、県4分の1。補助基準額になるものは6,000万円と、こういうふうなことの中で、一定の補助を受けてやるというふうなことでございます。
しかし、一方では、子育て支援センターは、富谷町のこのような子育て環境、子育てニーズの強まり、そしてまた、対象者数の多さというふうなことの中で、1万平米の中の半分半分ではない、障がい児のほうはごくわずかというふうなことのようですから、恐らく大半はこの子育て支援のほうの部署になろうかというふうに思います。「地域全体で子育てを支援する基盤の形成を図るため、子育て家庭の支援活動の企画、調整、実施を担当する職員を配置して、子育て家庭等に対する育児不安についての相談指導、子育てサークルへの支援など、地域の子育て家庭に対する育児支援を行うことを目的とする」というふうなことで、今まで申し上げてきたように、この中央公民館、福祉健康センターでやっていた機能を、団地部のほうに集約・移転させると、こんなふうな考え方も織り込まれております。
したがいまして、2つの機能、子育て支援センターと母子保健センターの施設整備をするということと、今町で実施する乳児向けの各種健診、各種教室、予防接種等を機能的に実施する場所の設置をして、結果、そのことが可能になる、こんなふうなことです。したがいまして、富谷町の今子育て層の多さがこのような施設の集約とあわせて、今までのいわゆる古さというふうなことも含めて、態の限界というふうなことも含めて、種々検討した結果、このようなあわせての場所の活用につながるというふうなことと相なります。
したがいまして、時期的な面からすれば1年ずれると。27年4月同時開所も描いたところでありますけれども、これは先ほど申し上げたとおりです。残念なことに、こちらについては現時点では補助対象事業ではありません。これまた町の財源の中から何とか工面していかなきゃならない。こういう課題も喫緊の課題として迫ってまいった。このようなこともご説明申し上げます。(「終わります」の声あり)
議長(浅野幹雄君) この際、午後3時25分まで休憩をいたします。
午後3時14分 休憩
午後3時25分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
9番森栄君。
9番(森栄君) 私は、富谷町の道路行政の課題と対策について、質問いたします。
富谷町は宮城県の中央に位置し、町道のほかに町を分断するように東北縦貫自動車道と国道4号線が通過しています。また、平成25年度には、国道4号線に接続する仙台北部道路が開通する予定です。
これらの道路は富谷町に住む住民のうち、仙台市及び大和町並びに大衡村の北部工業団地、または、多賀城市や塩竈市などに通勤する会社員などの生活の利便性の向上が図られ、地域活性化や地域経済効果を及ぼし、今後、市制移行する富谷町の発展に大きく寄与すると思います。
しかし、住民の安全性の確保や地域活性化及び地域経済効果については大きな課題があり、次の項目について質問いたします。
第1点は、仙台北部道路の開通に伴う児童生徒の安全確保と騒音対策についてです。
私に、とちの木の町内会に住む児童生徒の保護者から、心配と不安の声が寄せられています。それは仙台北部道路の開通に伴う児童生徒の安全の確保についてです。平成25年度に国道4号線に接続する仙台北部道路が開通しますが、とちの木町内会に住むあけの平小学校と富谷第二中学校に通学する児童生徒の通学路は、国道4号線と仙台北部道路がT字型で平面交差するために、仙台北部道路の開通に伴う児童生徒の安全確保が大きな課題となっています。
これらの国道4号線や仙台北部道路は国土交通省の管轄ですが、私は、この道路を管轄する国土交通省に対して、児童生徒の安全確保のための働きかけをすべきだと思いますが、今後どのように対応するか、質問します。
次に、仙台北部道路の開通に伴う騒音対策について質問します。
この問題についても、私に、とちの木町内会やあけの平町内会に住む住民から、心配と不安の声が多く寄せられています。それは仙台北部道路の開通による騒音の問題です。
私は、既に仙台北部道路の供用が開始された大亀や石積に住む住民から、物流関係の自動車の騒音が夜間から朝方にかけて大変うるさいという声を聞いています。
平成25年度に、国道4号線と北部道路が丁字型で平面交差すると、既に供用が開始されている大亀や石積よりも物流関係の自動車の交通量が多く、当然騒音問題が発生するので、とちの木町内会やあけの平町内会に住む住民のためにも、仙台北部道路の開通に伴い住民生活に大きな影響を及ぼす騒音の防止について、国土交通省に対して働きかけをすべきだと思いますが、今後どのように対応するか、質問します。
第2点は、成田地区と明石台地区を結ぶ新富谷大橋の全面舗装改修についてです。
成田地区と明石台地区を結ぶ、幅員23メーター、橋の長さ179.8メートルの新富谷大橋は、平成3年3月に竣工し、成田地区と明石台地区だけでなく、大清水地区や上桜木地区、そして、富ケ丘地区やあけの平地区などの住民も、通学や通勤のための橋として利用され、富谷町の橋の中でも、自転車及びバイク並びに自動車の通過量が一番多い橋でもあります。
また、明石台生協や富谷ジャスコ、カインズ、そして、仙台市の泉大沢イオンやムサシなどへの買い物にも利用され、富谷町の住民が多く利用する橋として大変重要な役割を果たしております。
しかし、自転車やバイク、自動車が一番多く通る新富谷大橋は、竣工して以来、舗装改装をしていないために、橋には自動車のわだちができて、ひび割れから雨水や融雪剤が染み込み、今後の橋の維持管理の面で大変心配している声も多く寄せられています。
また、この新富谷大橋は、雨が多い梅雨の季節や台風の時期には、上の明石台地区から下の成田地区に通ずる下り坂の橋のために、成田地区の橋のたもとには雨水がたまり、仙台市などに自転車やバイクで通学や通勤する学生や会社員は、この新富谷大橋を通過する自動車から水しぶきをかぶる状況です。
さらに、東日本大震災で、新富谷大橋には多くのひびが入り、黒い補修の跡が残っているために、通学や通勤する住民からは、新富谷大橋を通るたびにあの東日本大震災の記憶が思い起こされ、一日も早い新富谷大橋の全面舗装改修を望む多くの声が私に寄せられており、今後の対応について質問いたします。
第3点は、石積町内会から提出されている歩道設置の請願書と堂ヶ沢線の側溝のふたの設置について質問いたします。
平成19年6月1日に、今は亡き石積町内会の三浦紘一郎会長から議会議長宛てに、「富谷町石積全線並びに堂ヶ沢線の歩道設置に関する請願書」が提出されています。
この請願書の内容は、石積・利府沢乙の町道が県道に昇格し、石積トンネルが開通して、塩竈方面への最短道路ができたが、それに伴い、通過車両の往来も日々増大し、次代を担う大切な子供たちの学校へ通学時の自転車や歩行者の生命を脅かす事故発生が懸念されるため、石積全線並び堂ヶ沢線の歩道設置(幅員3メーター)を早急に実現できるよう請願するという内容ですが、この請願書が提出された平成19年から今日までどのように対応されたのか。また、今後どのように対応するのか、質問いたします。
次に、堂ヶ沢線の側溝のふたの設置について質問いたします。
石積と明石を結ぶ堂ヶ沢線は、県道仙台三本木線に接続しており、仙台市などに通学・通勤する石積及び大亀並びに今泉の住民のみならず、多賀城市や石巻市などからバイクや自動車での通勤にも多く利用され、朝夕には交通渋滞が発生する道路です。また、過去にも交通死亡事故が発生した道路でもあります。
この道路の両端には側溝がありますが、側溝のふたがないために、冬には側溝に自動車が入るという事故も発生しています。
このような状況を解消すると同時に、石積町内会から請願書も提出されているので、住民の安全確保と生活の利便性のためにも、早急に堂ヶ沢線の側溝のふたの設置をすべきだと思いますが、今後どのように対応するのか、質問いたします。
第4点は、町道大山線の側溝のふたの設置と石積の道栗橋から成田への町道の新設について質問いたします。
ことしの5月の連休は晴れた日に恵まれ、多賀城市や石巻市などから町道大山線を利用して大亀山森林公園を訪れた家族や、大亀と今泉の住民から私に対して、町道大山線の側溝のふたの設置を望む声が多く寄せられました。
大亀町内会館から大和町の鶴巣山田地区に通じる町道大山線は、道路に側溝があるが、道路の幅が狭く、普通自動車が互いに通行するのがやっとの状況です。しかも、くの字の形の道路で傾斜があり、見通しも悪く、いつ交通事故が発生してもおかしくない状況です。冬には対向車を避けるため、道路の側溝に自動車が入る事故もあり、町道大山線の側溝のふたの設置を早急にすべきだと思いますが、今後の対応について質問いたします。
次に、石積地区の道栗橋から成田町内への町道の新設について質問いたします。
先ほど質問した町道大山線から大亀山森林公園を通り、石積地区の道栗橋から成田の富ケ丘・明石線に通ずる町道の新設について、大亀や石積及び今泉の住民から要望があります。
第1の理由は、この石積の道栗橋から成田の富ケ丘・明石線に通ずる町道を新設することで、大亀や石積及び今泉の住民が堂ヶ沢線を通らず、直接成田地区の富ケ丘・明石線に通じ、成田のヤマザワ、大清水の富谷ジャスコ、上桜木のカインズなどの買い物道路として、また、富谷高校に通学する生徒の通学路として生活の利便性が図られます。
第2の理由は、石積の道栗橋から成田への町道を新設した場合、この道路を通じて利府町や塩竈市、多賀城市などからの通勤道路や、また、成田のヤマザワ、大清水の富谷ジャスコ、上桜木のカインズなどへの買い物客により、富谷町の地域活性化や地域経済効果に大きな効果があります。
第3の理由は、山火事が発生した場合に、富ケ丘の黒川消防署富谷出張所から、堂ヶ沢線を通らずに直接火災現場に向かうことができ、山火事などの災害にも早急に対応できるからです
第4の理由は、石積と明石を結ぶ石積堂ヶ沢線が、地震による土砂崩れで道路が通行不能になった場合には、迂回路になるからです。
第5の理由は、現在、明石台から下った道路の先には明石町内会の共同墓地の前に信号機があり、その約10メートル先に堂ヶ沢線と県道仙台三本木線が交差する地点に信号機があるために、毎日朝夕に交通渋滞が発生していますが、この交通渋滞が解消されるからです。
私はこのような理由から、石積の道栗橋から成田の富ケ丘・明石線に通ずる町道の新設について提案をいたしますが、今後の対応について質問いたします。
第5点目は、県道仙台三本木線の今泉線の旧斎藤商店から大和町に通ずる道路の幅員の拡張についてです。
現在、県が管轄する県道仙台三本木線は、西成田地区の白鳥から今泉地区の旧斎藤商店までは道路の幅員が拡大されて歩道もありますが、大和町に通ずるその先の道路は歩道もなく、普通自動車がやっとすれ違う幅の道路で、今泉の住民から私に対して、子供たちが交通事故に巻き込まれるのではないかという心配と不安の声が多く寄せられています。
この県道仙台三本木線の道路の拡張については、西成田地区の白鳥から今泉地区の旧斎藤商店までは、道路の用地買収の合意がなされ道路の幅員が拡大されましたが、旧斎藤商店から大和町に通ずる道路の幅員の拡張は、当時、今泉の住民が用地買収に反対したために中断したという話も、私は聞いております。
しかし、当時用地買収に反対した住民も、改めて県道仙台三本木線の道路拡幅の必要性を確認しており、子供たちの安全確保のため、町はこの県道仙台三本木線を管轄する宮城県に対して、道路の幅員拡張を働きかけるべきだと思いますが、今後どのように対応するのか、伺います。
第6点目は、富谷町における都市計画道路を含む町道の優先度と県や国への働きかけについて質問いたします。
成田地区と西成田地区を結ぶ七北田・西成田線について、成田第2期土地区画整理組合の当初の開発計画は住居系と工業系の予定でしたが、村井嘉浩宮城県知事の富県戦略により工業系に変更され、オーダーメード方式による工場誘致のために、現在は開発がされていませんが、この開発地域の中に、成田地区と西成田を結ぶ七北田・西成田線が富谷町の都市計画道路として計画されています。
また、富谷町役場の脇を通り、三ノ関の旧4号線に通ずる穀田・三ノ関線の計画もありますが、先ほどお話しした新富谷大橋の全面舗装改修や町道大山線、堂ヶ沢線の側溝のふたの設置などの具体的な対応の優先度について、質問いたします。
次に、県道仙台三本木線の道路拡幅に対する県や、仙台北部道路の開通に伴う児童生徒の安全確保と騒音問題対策についての国土交通省に対する今後の具体的な働きかけについて、どのように対応するか、質問いたします。
以上です。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
富谷町の道路行政全般にわたる質問であります。
1つ目、仙台北部道路、冒頭申し上げましたとおり、今年度予算に入りまして年度内開通、供用開始というふうなことと相なりました。大きな課題であります。この安全確保というふうなことでありますので、十分この件についてもこれまで意を用いてきたところでありますけれども、やや具体化してまいりましたので、お話し申し上げます。
横断歩道の距離は30メートルということのようですね。今、のり面になっているところに道路が平面で交差しますので、30メートル、ごめんなさい、道路幅員があって、そして、その手前30メートルの歩道と車道を分離するガードレールが設置されます。北部道路の接続部分のその先にも歩道があるわけですので、そちらも同じように仙台北部道路接続部分を挟んで北側、南側それぞれ30メートルの区間に、いわゆる左折車、右折車等の車両から歩行者を守るというふうなことで、強固なガードレールが設置されるというふうに伺っております。400ワットの道路照明灯を設置するというふうなことで、安全確保に万全を尽くすというふうなことで伺っております。
朝夕の石積大亀のというふうなことは、恐らくそのとおりだと思いますね。音は総体的に生活音がブブブブと深夜にわたって下がってくるわけです。テレビも消え何も消えというふうなことでね。とりわけ、また冬の澄み切った空気環境なんていうと、また季節と一日の時間のサイクルの中で、音が云々というのは恐らくそのとおりだなというふうに改めて思います。生活音のテレビだ会話だというふうなことの中で気にならないものも、夜中になると、あるいは朝方頻繁に通るものがというふうなことも聞き及ぶところでございます。
そういうふうな中で、北部道路の有用性は大変大きな中であります。4号線からの東北道への乗り入れというふうなこととあわせて、将来的には北部道路の4車線化というふうなあたりも視野に入れながら、今その先を描いているところであります。
そのように騒音の、新たな1,700メートル供用開始される場所につきましては、環境アセスメントのように騒音についても十分国交省が事前検証をしておりまして、現段階では特別の対策は講じる必要はないという見解の中で進んでいるようです。
しかし、供用開始された後、限度を超えるというふうなことであれば、当然のことながら対応が求められるというふうなことになります。
参考までに申し上げますと、とちの木からあけ小への通学者、小学生は44名、もっと細かく見ますと1年から3年までの人が多いんですね。30人というふうなことで、新しい団地ができたというふうなこともあってか、1年から3年までの児童が44人中30人であるというふうなことです。なお一層、こういったことも視野に入れながら、安全対策に町としても取り組まなければならない。二中への通学は26人ということです。したがいまして、小中70名ということになりましょうか。申し上げます。
2つ目、新富谷大橋、長さが180メートル、概算で。幅員が23メートル、立派なこういった、ややしなるような形の橋の形状でございます。水のたまりの問題やらさまざまあるところであります。ご指摘の面十分勘案しながら、修繕の予定を今立案しているところです。平成3年に築造されたといいますから、もう20年ものなんですね。そういうふうなことで留意してまいります。
3つ目、石積堂ヶ沢線、冒頭申し上げましたように、こちらから行って利府トンネル抜けて右側にヘリポートができるというふうなことをお話し申し上げましたが、逆に、向こうからこちらに来てトンネルを抜けて町道に接続してその先、県道部分と清掃センターに行くあの分岐点のところから、石積の山越えするところが600メートル、山越えの部分が1,100メーター、これでいいですね。はい。というふうなことであります。この部分のご指摘を受けているところです。
3月10日によもやの、利府トンネルの側から峠越えをして、主要地方道の仙台三本木線へ抜けるコンクリート柱に激突して不幸にして亡くなったという死亡事故が3月10日にありました。そのことを思って現場を検証したり、状況を精査しているところでございます。
現段階で、まだどこに側溝のふたがけというふうなことも含めて、現状、まだ答えが出ていないところです。設置の必要性、部分設置なのかどうなのかも含めて、もうしばらく時間をお願いしたいと思います。
4つ目、大山線、これも大亀山森林公園を迂回して大亀会館をおりて、その先また登るという、大変大事な道路の一つであります。従前から沼田線との取り合いで引き続きというふうな予定も立てたところでありますけれども、土地所有者の権利関係が複雑でなかなか手つかずということでありました。
しかし、現状、やや従前に比べて権利関係が緩んでまいりましたので、何とか手が入りそうだと、その調査のしがいがあるといいますか、調査できるような状況下も見えてきましたので、改めて調査をし直しながら、早期の大山線、大亀山森林公園から大和町の町道に通ずる370メートルほどですね、幅員も5メートルから8メートルというふうなことで、大変ご不自由をおかけしているところでありますけれども、早期の課題とさせていただきたいと思います。
石積町道の新設については、現状、まだそこまで至っておりません。十分、明石台から主要地方道におりて、そしてまた峠越えをして石積に抜け、トンネルを通り利府に行くという大変便利のいいあの道路ができまして、スタジアムということの通行車両なんかも含め、土日の混雑は十分認識しているところでございます。推移を見ながら、もうしばらく、これまたお時間を頂戴したいと思います。
5つ目でありますけれども、仙台三本木線、これは名称は主要地方道でございます。平成6年3月に管理が変わったというふうなことで、その折に主要地方道、県道の1つ上の格です。主要地方道とは、前にもご案内しましたけれども、国交大臣が指定する主要な都道府県道または市道で、高速自動車国道や一般国道と一体となって、次が大事ですね、広域交通を担う幹線道路として位置づけられている道路だというふうなことであります。したがいまして、整備や維持管理に要する費用の一部に国費を入れることができるというふうなことで、国が補助することができるとされている位置づけがされている道路です。
ですから、西成田宮床線と、脇は県道ですけれども、この主要道、仙台からまさに三本木の出口まで大事な主要地方道ですので、現状、19年から28年の10カ年計画、かろうじて町長に就任した年、19年度改修の予定に織り込んでもらえまして、19年度から23年度の前期5年、いよいよ今24年から28年までの後期5年に入っております。何とかこの5年の間に、県が予定した改修をというふうなことで進めたいというふうに思います。23、24の震災、そしてまた、その後遺症も今あるところでありますけれども、私どもの地域のさらに不自然さというふうなことからすれば、なお一層力を入れて、力こぶを入れながら、皆さんともども主要地方道、主要地方道仙台三本木線の改修、これまた大きな課題の一つでございます。
そのようなことで、深苗代線の160メーター改修、25年度事業として入れ込みました。ならば、主要地方道の改修とあわせて、取り合いもあるものですから、できればというふうなことで進めておりましたが、こちらのほうが県のほうの見通しが十分でない、震災の後だというふうなことも含めて、深苗代線160メートル、秋口から今年度中の完成を予定するというふうなところでございます。
6番目については、働きかけは今も、一部触れましたけれども、富谷町の道路状況、国道があり高速道、さまざまな形で利便さに資する状況下にありますので、なお一層引き続き力を入れながら、何より早い改修、そしてまた、整備につなげてまいりたいと、このように思うところでございます。
以上です。
議長(浅野幹雄君) これより森 栄君の質問は一問一答にて行います。9番森栄君。
9番(森栄君) 仙台北部道路の開通に伴う児童生徒の安全確保の面で、教育委員会とあけの平小学校、富谷第二中学校との間で、具体的にどのような安全確保について対策がなされたか、伺います。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 現在のところは、まだ特にそういうところは進行はしてございません。
議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。
9番(森栄君) 児童生徒の通学路の安全確保については、文部科学省のほうで、安全確保について努めるように通達が県を通して市町村にも流されているはずですので、今後、25年度、来年の3月中までには北部道路が完成しますので、今、町長から説明があった内容でもありますので、その点について今後対応するかどうか、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) それは当然対応してまいります。警察、それから保護者、学校関係者、それから我々行政と、当然進めていかなければならない重大な案件でございますので、現在は少しまだ手つかずでございますけれども、早急に計画を立てて進めていきたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。
9番(森栄君) 仙台北部道路の開通に伴う騒音対策について、以前大亀の一番区の自宅の近くで騒音測定調査をやっておりますが、その騒音調査の結果について、もしおわかりであれば回答願います。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 平成23年10月27日に、大亀の一番南側、北部道路に一番近いミヤザワクニミチさんというお宅で騒音調査をしております。そのときのデータにつきましては、昼で53ホーン、夜で48ホーンというデータがございます。いずれも、環境基準が昼が65、夜が60ということですので、環境基準値以下というふうな調査結果となっております。
議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。
9番(森栄君) 国道4号線や仙台北部道路は国土交通省の管轄ですが、仙台北部道路の開通に伴い、今後4号線での騒音測定を実施する働きかけを町としてやるべきではないかと思いますが、どのように考えていますか、伺います。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 国土交通省も環境アセスメントをやっておりまして、国道と北部道路がタッチしても基準値には満たない、大丈夫だというふうな見解をいただいておりますが、いずれ予想交通量とかの状況もありますので、この件については国土交通省のほうに働きかけをしてまいりたいと考えております。
議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。
9番(森栄君) 富谷町における都市計画道路を含む町道の優先度について、先ほど町長から回答がありましたが、大山線、300メーターの距離で短いということで、これについても見通し、対応ができるのではないかというふうに考えております。また、地元の大亀や今泉の方々も早急に望んでおりますので、その点について対応をよろしくお願いしたいと思います。
また、三本木線の今泉の旧斎藤商店以降の県道の拡幅についても、今泉の住民の方々から、子供たちの命、事故にもつながる問題であるので、これも早くやっていただきたいというふうなことで要望もあります。今泉、大亀、それから石積などについては、町長の支持者も結構多いかと思いますので、この点なども地元の方々のためにも早目にやっていただきたいと思いますが、どのように考えておりますか、伺います。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。町長ですか。若生町長。
町長(若生英俊君) 町長の支持云々というのは私の発想にはないですのでね。基本的には、地元でもう20年来の課題ですから、これを何とかしたい。そしてまた、いっぱいあるんですね、そういう場所が。志戸田の田子沢線も、もう行く先々で、しかし、皆さんも本当によく辛抱していられる状態もあります。大山線に限って申し上げれば、先ほど言ったものだけ本当に早くということで従前から思っていましたけれども、権利関係が複雑でというふうなことであります。370メートルでありますので、何とか早い時期にこれまた改修をして、皆さんの利便に供すると。ここら辺が町の役割の一つですのでね、ぜひ大局に立った中で、全体一気にというなことはやれない中ですので、バランスよく取り組んでまいると。こんなふうな全体を見ながらというふうなことと、あと部分対応と、両方をはかりにかけながら、予算のやりくりもしながらというなあたりをご理解いただければというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) この際、暫時休憩いたします。
午後4時02分 休憩
午後4時03分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
ただいまの質問に対して、不穏当発言がありましたので、取り消しの要求がありましたので、これを許可したいと思います。
9番森栄君。
9番(森栄君) 先ほどの質問の中で、町長の支持者も多いというふうな発言をいたしましたが、これについては発言を取り消したいと思いますので、よろしくお願いします。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) 本日最後になりましたので、手短に済ませたいと思います。
今回、私は大きく2つについて質問いたします。「人口増を左右する開発計画」「町道舗装の亀裂補修」の2つです。
初めに、「人口増を左右する開発計画を問う」について質問いたします。
先ほどお話がありましたけれども、広報とみや5月号に特集として、「自立した5万人都市・市制移行へ向けて 市制について考える」が掲載されました。平成28年度中の市制移行を目指したまちづくりを進めている富谷町の並々ならぬ意気込みが方針として述べられております。
また、厚生労働省がことしの3月27日に、都道府県・市町村別、2040年度の人口増加率全国市町村別ランキングを公表しました。その中で、富谷町は増加率では上から3番目の24.4%、人口5万8,522人、現状より約8,000人の増加を見ており、今までの年間約100人前後の増加から見ればかなり少ないものの、富谷町が今後27年間にわたり人口増と分析されております。
しかし、人口増加の大きな条件としまして、宅地開発が大きく左右するものと思われます。今後の町の開発計画等を、民間開発も含め、伺います。
1つ、人口増へつながる富谷町の土地利用計画を伺います。
2つ、次の用途地域変更時期、すなわち線引きはいつごろと見込んでいるか、伺います。
3つ、前回の線引きで却下された地区も含め、民間による開発計画の現状を伺います。
4つ、町独自の開発計画はあるか、伺います。
次に、町道舗装の亀裂補修について伺います。
去る2月6日に開催されました日吉台・杜乃橋地区連絡協議会町政懇談会の意見要望の中にもありました、町道亀裂箇所の補修について伺います。
1つ、舗装亀裂の原因を伺います。
2つ、今回行った補修方法を伺います、。
3つ、幅や深さの違いがありますが、補修した箇所の数量、これは工区によっても違うと思いますが、伺います。
4つ、同様に、工区によっても違うと思いますけれども、メーター単価を伺います。
5つ、今までの補修費用を伺います。
6つ、補修した箇所に再度亀裂が現状発生しており、今後の維持管理について伺います。
以上、質問いたします。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの質問にお答え申し上げます。
5月号の広報に特集というふうな形で数ページにわたって、データやら何やらということでお示しをいたしたところであります。人口増につながるとは申せ、日本全体が少子化というふうなことは、もう30年先50年先を描いたときに、もうその方向性はほぼ確定的だというふうな状況の中で、今歩んでいるわけですね。かつて30年前、1980年、そしてかつて50年前、1960年、過去30年、50年先を振り返ってから今、この先30年を描き、50年先をどう描いたらというふうなあたりが、私ら、今ここにいる皆さんとの関係性も含めて大事なんですね。ですから、そういう意味で「気宇壮大」というふうなことの新春メッセージも発したというのは、そういうところに一つの背景があります。
富谷町は幸いなことに、ふえるか減るかというふうな面からすると人口増の唯一、しかしそれは、一方では国全体が減るという中で、自治体としての行政運営のかじ取りは大変難しいという、多数の中にくくられないわけですからね。やはりその辺との取り合わせの中で、今、そしてまた将来を担う皆さんも含めて、富谷町にはこの先そういった課題が継続するというふうなことになろうかと思います。
かつて30年前から今は3.4倍、340%増ですから。それがこの先30年はふえるといっても24%、25%ですから。微々たるものですというふうなことで、そういう経験を我々、このかつて30年、50年してきているんですね。50年で10倍ということは1,000%増ですから、もうミラクルです。そういうふうな状況の中で、今新たなまちづくり、そしてまた、次にお迎えする皆さん向けにというふうなことも考えながら、道路をどうしましょう、子育てどうしましょう、医療どうしましょうという、総合的なバランスの中でレベルを押し上げていく、このような課題を、私が平成19年から担った折から考えながら今に至るわけであります。
土地利用計画、21年の利用計画に基づいて今進行しておりますということで、ほぼ平成30年の総人口5万5,000人というあたりが見込まれるのではないかというふうに思います。
2つ目の線引きでありますけれども、これも制度上、前回で第6回目ということで、七、八年平均で行われているというふうなことになります。つまり、前の事業が進行して大体目安がついた次の段階は七、八年かかるということになります。ですから、七、八年でちゃんと進捗したところを見据えて、次に展開されるということですよね。ですから、計画は見込み違いでだめでしたというのは、次の展開はないことになります。したがいまして、22年に告示された内容をきっちりと、予定された富谷町の予定をきっちりとこなしていくということが、我々が今問われているというふうなことと相なります。
したがいまして、次の流れを前回の第6回目の取り組みとあわせて考えますと、19、20、21、22、この4年が勝負です。私が当選した直後に既にスタートしています。問題意識を持って、何とか明石台を40ヘクタール市街化区域にできないかというふうな問題意識は19年にもう既に、町長になる前から認識を持っていますけれども、22年に告示されました。
それとあわせて考えますと、次は来年度からです。26、27、28、29年の4年とちょうど対応します。ですので、具体的な練り合わせのピークは27年ということになります。ここで、大体の力関係も含めて富谷で主張するのと現実、現場ということからして、29年に告示で富谷町が望むスタイルがとれるかどうかというあたりは、29年が勝負です。ですから、28年に市制移行も予定しておりますので、市制移行の翌年ということと相なろうかと思います。
ですから、非常に長いスパンで、7年ごとにポックラするのではなくてというふうなことも、ぜひご理解いただきたいと思います。今の22年の告示内容をきっちりと、ここ六、七年の27年あたりで進捗がどうであるのか。完成形でなくても。
しかし、幸いにして、明石台は今その予定を超えるほどのペースで張りつきがなされ、開発が進捗しておる。いい状況下にあるのではないかというふうに思いますので、もう一度申し上げますけれども、27年、26年スタートですね、基礎調査なるものが県でスタートしまして、これも予算の裏づけが必要ですから、まだ確定したわけではありません。前回の6回目のあの4年の流れを見ますと、26年から、来年度からスタートをして、29年度あたりが第7回目の告示というふうに予定されておるところです。
4番目の町独自の開発計画は、現状からしてありません。
あと、3番と舗装等については原課から答弁といたします。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。もとい都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 3番の前回却下された地区を含め、民間による開発計画の現状ということでお答えさせていただきます。
第6回定期見直しにおきましては、自立した5万人都市の実現に向けまして、明石台東地区、成田二期東地区及び成田二期西地区の3地区を住宅系の候補地といたしました。
しかし、宮城県では、仙塩広域都市計画区域を構成する市町村の行政人口は27年をピークに減少に転じる予測から、新市街地の拡大はできないとの見解を示されていました。
町では、宮城県に対しまして、新市街地整備の必要性を繰り返し訴え、明石台東地区の市街化区域編入を獲得することができました。成田二期東及び成田二期西につきましては、次回定期見直しに向けまして、事業者と協議・調整を図っていくこととしてございます。
また、前回線引き、平成22年度以降の住宅地開発につきましては、明石台東地区、成田センター地区及び成田二丁目地区内で実施してございまして、明石台東地区は計画戸数755戸に対しまして109世帯、成田センター地区では計画戸数206戸に対しまして56世帯が張りつき、成田二丁目地区内は全て完了しており、順調に推移している状況でございます。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) それでは、町道の亀裂補修関係についてお答えいたします。
1番から5番は関連しますので、あわせてお答えしたいと思います。
まず、亀裂の原因でございますが、震災によるものと、それから経年劣化、老朽化によるひび割れでございます。
今回行った補修の方法は、クラック、ひび割れ部に樹脂やポリマー系の材料を使いまして、乾湿アスファルトでできましたシール材を注入する工法でございます。
平成21年から昨年平成24年度の4カ年で、総計で町内一円で約82キロメーター。うち、日吉台地区で5.6キロメーターを補修しております。
これまでかかった経費につきましては、町全体で約3,444万8,000円。日吉台地区では241万4,000円という数字となっております。1メーター当たりの単価につきましては、経費込みでメーター当たり500円と設計をしております。
それから、問い6の補修した箇所がまた亀裂が入っているということで、日吉台地区につきましては、平成21年、震災前に施工して、一番早い時期に施工した地域でございます。その部分が震災によりましてまた開いた箇所もありますし、そうでないところも、新たに発生した箇所もあるものでございます。
懇談会でもお話ししておりますが、ひび割れ箇所が多岐にわたる、広範にわたって数多くある場合については、舗装打ちかえも視野に入れて補修を行うということにしておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
以上です。
議長(浅野幹雄君) これより山路清一君の質問は一問一答により行います。12番山路清一君。
12番(山路清一君) まず、人口増を左右する開発計画からお伺いいたします。
当町の開発、団地造成は40年の初めごろから始まりまして、民間企業がなされたということで、町のほうが主体してなかったですけれども、それでは、1つお伺いします。
一般に、開発行為を必要としないミニ開発というのがあるんですけれども、再編という見方もあるんですけれども、ミニ開発の開発行為というのは町のほうで今まで何カ所ぐらいあるか、お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 済みません。手持ち資料がございませんので、後でお答えしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) 先ほどもちょっと答弁ございましたけれども、前回の線引きに際しての富谷町土地利用転換図によりますと、成田二期の西開発と成田二期の東開発、とちの木住宅、そして明石台東でございました。このうち明石台東のほうだけが認められまして、その他は認められておりません。これも含めて、今回、線引きがされなかった大きな3地区の中で、先ほどの答弁でもあった成田の西と東のほうは、今後要件がありますよという話がありましたけれども、そのほかのとちの木のほうに関してはどのような状況になっているか、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 済みません。とちの木なんですが、具体的にどの辺になりますでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) 私のほうにいただいているのは富谷町土地利用転換図でございまして、とちの木の住宅地とだけなっていますね。これは認められたのかどうか。認められていないはずですよね。前回。これの図はありますか。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 町のほうに事前協議のない場所かと存じます。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) じゃ、それはこちらの開発は町のほうにはなかったと。とちの木に関しては。そういう考えでよろしいですか。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。もとい企画部長。
企画部長(荒谷敏君) それは国土利用計画の図面だと思うんですけれども、線引き制度とは違う図面で、これからのまちづくりに要する色塗りした部分です。というのは、それを策定した後の10年分のこれからの開発計画を載せましたので、熟度が増せば次の線引きに入れるという地域を示した図面になります。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) 前回の線引きの前に、私、いただいた図面なんです、持っているのは。それで、前回入らなかったから聞いただけであって、それは別になければないで結構なんですけれども、とちの木のほうは今はないということで結構です。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) そんなに曖昧な話ではないんですね。土地利用計画というのは、まさに富谷の5,000ヘクタールの町域を富谷の人がどう使うかということ、これが一番の根っこですから。それの計画を示したのがそれですよ。それを武器にして明石台東を獲得したというふうに理解してください。それがなければ全然だめですから。
ですから、第5回目の線引きは富谷は取り組めませんでした。先ほどの4年の理屈からすると、13、14、15、16のこの4年が勝負だったんです。13年に基礎調査をして16年に第5回の線引き告示ということになりました。残念なことにこの時期、私が今から振り返ったときに、大変なる絶好な機会だったと思うんですけれども、ここを逃したんです。
しかし、本当に第6回が厳しい状況下の中で、3つのうち2つ漏れたのではなくて、3つだめだというふうに先ほども課長が言うように、そもそもが富谷に1,200の区画があるよということなんです、市街化区域内に。どういう根拠なのと言うと、のり面のところもというふうなことで、200平米程度の、割り算すると1,200区画もある。したがって、だめですよというのが県の見解でした。それを巻き返したのが、今回の第6回の線引きであるというふうなことなんですね。それがまた人口増とあわせて3年後の5万人到達がやや早まって、3年後の市制移行への加速度につなげたというふうなことですから、この辺の一連の流れをご理解いただきながら、次の線引きのありようをぜひ皆さんとともに議論していくというふうにつなげていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) 次の線引きにはぜひとも頑張っていただいて、申請全部とれるようにひとつ。
その他、今富谷町のほうで新しい宅地開発に対する動きはあるかどうか、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 今のところ、ございません。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) 前回の3月の定例議会のときにお話がございまして、町のほうで墓地の造成関連があるということで話がございました。開発計画等が富谷町のほうに町民墓地があるのであれば、ぜひとも富谷町のほうに住んでみたいという方もございまして、関連ということで一応お聞きしたいと思います。
今考えている造成の場所についてはどの辺か、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 済みません。再度お願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 聞こえないんだそうです。もう一回。座ったままでいいです。
12番(山路清一君) 町民墓地の計画があると話を聞いていますが、その場所、今計画しているところの場所がわかればお聞きしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 墓地の場合は課が違うんです。そして、通告と違いますので、これは却下いたします。(「いや、開発の富谷町に住みたい……」の声あり)質問にしてください。議席番号をお願いします。
12番山路清一君。
12番(山路清一君) 富谷町にぜひとも住んでみたいという方も大勢いらっしゃるので、富谷に墓地があればということで、人口増につながると、私は質問したものですので、その辺はわかりました。
次に、亀裂の箇所なんですけれども、先ほど話がございましたけれども、富谷町の交通量が非常にふえています。私も朝立って交通量を調べたんですけれども、1年半ぐらい前と比べて2時間ぐらいで約200から300台ぐらい違うというようなことでふえています。それも道路の亀裂のほうに影響しているのではないかなと思っております。
亀裂の道路の仕様なんですけれども、路盤関係、舗装の厚さ関係、違うと思います。富谷町のほうで路盤と舗装を、いろんなバスレーンとか路地関係で違うと思うんですけれども、どれくらいの種類の舗装をやっているか、ちょっとお伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 一概にどれくらいの種類ということもあるんですけれども、交通量、設計測量等について舗装構成、道路の構造・構成を決めていくものでございます。
ちなみに日吉台地区ですと、当時区画整理事業で施工しましたが、比較的、成田等の団地に比べれば、今の区画改良については、ある程度は状況がいいような状況でございます。というのは、経済性というふうなこともあるんですが、舗装は二層構成になっております。一番表層工が密粒度アスコン、その下が安定処理剤、その下にクラッシャーランということなんですけれども、成田等の場合については、当時補助事業が導入されておりまして、どうしても経済性のほうが最優先された時期があったものですから、一層の舗装の下に粒度調整砕石というのがありまして、その下にまたクラッシャーランがあるというふうな、わかりやすく言えば、石の状態がその舗装の部分に対してかわりに使われたというふうな状況があるものでございます。
得てして、幹線道については、現在、二層構成で補修のほうもやっておりまして、順次悪いところについてはそのような状況で補修しているものでございます。
以上です。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) 最後になりますけれども、先ほど来、日吉台の話が出ております。前回、日吉台のきむら内科のところから丁字路までの舗装をやりたいという話があったんですけれども、これはいつごろからやるか、この辺をお伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 工事施工前に路面性状調査、これは町長からもお話がありましたが、道路ストック総点検の補助事業というふうなことで、調査のほうは既に契約しております。間もなく調査に入りまして、その調査の結果をもって補修の方法、あるいは、一応全区間やる予定なんですが、時期等についても立案して、うちのほうとしては雪が降る前に全部決めたいなというふうな考えでおります。
以上です。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) ちょっと最後まで聞こえなかったんですけれども、時期的にいつごろになるか。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) できれば、降雪前に決めたいなという考えでございます。
議長(浅野幹雄君) 雪が降る前に。
これをもちまして本日の一般質問を終わります。
これで本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでした。
午後4時28分 散会
平成25年6月5日(水曜日) 午前10時00分 開議
第2日目 6月5日(水曜日) | ||||||||||||
18番 渡邊俊一 議員 | ||||||||||||
1 | 我が町の人口増加対策について伺う | |||||||||||
7番 浅野直子 議員 | ||||||||||||
1 | 女性の視点からの防災対策を | |||||||||||
2 | 介護支援ボランティア制度について | |||||||||||
15番 佐藤聖子 議員 | ||||||||||||
1 | 高齢者の交通権保障のための施策について | |||||||||||
2 | 食育推進計画を進めるための具体策は | |||||||||||
13番 小川昌義 議員 | ||||||||||||
1 | 全国的に拡大する風しんの予防接種に助成を | |||||||||||
2 | 小型家電リサイクル法施行に伴い、町の対応はどのようになっていますか | |||||||||||
3 | 富谷町で契約している保守契約について問う | |||||||||||
14番 細谷禮二 議員 | ||||||||||||
1 | 町道明石・石積線の道幅の拡張を | |||||||||||
1番 長谷川隆 議員 | ||||||||||||
1 | 町制施行50周年記念式典を問う | |||||||||||
2 | 路補修進行について |
午前10時00分 開議
議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
本日の議事日程につきましてはお手元に配付のとおりです。
議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第120条の規定により、9番森 栄君、10番千葉 達君、11番佐藤克彦君の3名を指名いたします。
議長(浅野幹雄君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。
通告順に発言を許します。18番渡邊俊一君。
18番(渡邊俊一君) 皆さん、おはようございます。通告に従いまして、私からは我が町の人口増加対策について1件3要旨について質問させていただきます。
我が町は平成24年12月25日人口5万人を達成し、富谷町の町制施行50周年記念式典も平成25年5月3日に町内外より約1,000人の人々が出席のもと挙行され、一つの大きな節目を迎えたところであります。町民の念願でもありましたテニスコートも県内に誇れる立派なコートが完成し、富谷市制へ向け着実に一歩一歩近づいていると思われます。
その中で我が町においては今なお年間1,000人の人口増加が見込まれ、次回の国勢調査時においては市制施行の最大要件であります5万人を大きくクリアし5万2,000人を超えることは確実であります。平成25年3月28日の河北新報の朝刊において2040年の人口動向が報道されたところでありますが、その記事を引用させていただくと、全都道府県の人口が減少する中、我が富谷町は2010年の国勢調査を基準として県内随一、24.4%増と県内市町村では突出して人口がふえると言われております。
このデータから見る限り、2040年で我が町は5万8,000人を超える人口を有する富谷市となるわけでありますので、早急に6万人構想の都市づくりを目指す富谷町総合計画の見直しと内容作成を進めなくてはならないと思われます。
人口増加に伴い宅地の需要と供給のバランスの中で、今現在の宅地造成における供給宅地が限界に達することが目に見え、その中でも宅地造成地の拡大が急務であります。しかしながら、今日の仙塩都市の広域構想の見直し、市街化の拡大は常にハードルが高く、前回の見直しにおいても町の最大なる努力により我が町は県内随一工業団地2カ所、現在宅地造成販売が進んでいる明石台東地区のほか宅地供給が見込めない現状において、未開発の市街化区域であります湯船沢、堂ノ前、南裏など約24ヘクタールの開発をすることにより、当座の宅地供給のニーズに対応することが必要ではないかと思われます。
次に、大清水、あけの平、とちの木、清水仲までの開発により、我が町の都市計画道路大沢穀田線のインフラ整備を進め、宅地の連担性とよりよい住環境整備が整うことにより、我が町のより一層の発展に大きく寄与するのではないかと思われます。そこで次の3問について質問をいたします。
1、現在進められておる明石台東地区の開発と町内各地区における空き宅地が全部宅地建築がされた場合の人口数は幾らと考えられるか伺います。
1、次回の都市計画見直しが認可されるまでの間、未開発の市街化区域約24ヘクタールの開発を町として進めなくてはならないのではないかと思いますが、町はどのように努力し地権者の協力を促すか伺います。
1、都市機能の連担性を求める上で、大清水、あけの平、とちの木と清水仲までの開発についての町の考えを伺います。以上であります。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
人口増加対策ということであります。そういう中で、市街化区域内にある宅地の新たな造成といいますか、そういったことも含めてということでありますので、1つ目から申し上げたいと思います。
これは空き宅地、完成宅地といいましょうか、現状それぞれの、土地区画整理事業で用意された完成宅地、そしてまた開発行為の手法による完成宅地というふうなことに大きくは大別されるかと思いますけれども、全空き宅地、完成宅地が全部そこに建設された場合というふうなことで現状想定されるのは5万5,000人という数字でございます。
2つ目について、堂ノ前、そして湯船沢、南裏ということで、それぞれ富ケ岡公園の一番高い峰に湯船寺に抜ける峰の道路から旧道、町上の旧道堂ノ前線、あの間に挟まるあの場所、市街化区域でしょうということであります。24ヘクタール、そのとおりでございます。それの中で、この場所についての見解を申し上げたいと思います。
当地区の開発については、数回、従前に話が浮上したと。区域の大半が大きな西斜面であり地形が悪く、有効利用面積が余り確保できない。工事費の支出、そしてまた宅地販売による収入とのバランスを図ることが困難であり、事業着手までには至らなかった。持ち上がっては立ち消えになり、また……、というふうなことで時代に合わせて浮いたり沈んだりというようなことの中で現状に至っているというふうな状況でございます。このような形状に適した土地利用を研究する。家も建て込んでしまっているというようなこともありますし、そういったことも含めまして、なかなか年を追うごとに当初の予定した開発の手法が難しくなるというふうな面もあるということでございます。
したがいまして、このような形状に適した土地利用を研究するとともに、開発事業を計画的に推進するためには地権者のご意向が……、というふうなことになります。確認いたしますと、この場所での地権者は94人という地権者数だそうであります。かなりの多くの個人所有にまたがるというふうにもなろうかと思います。したがいまして、地権者のご意向がどうであるかというふうなことの調整が、いつ、どのような形で、だれがというようなことも含めまして難しい課題の一つであるというふうなことです。そもそもが市街化区域というふうなことですから、市街化を促進する区域というふうなことで指定されている、そういう役目を持つ土地であることでありますので、なお一層留意をしなければならない、こんなふうにもまた思うところです。
結論を申し上げますと、収支バランス、採算性が確保されるかどうかというようなあたりであります。公費をもって、投入して進められるような環境下に現段階ではないとの認識であります。
3つ目について、こちらも前回、きのうも出ましたけれども、富谷町の国土利用計画に基づいて平成30年の土地利用構想、現状では森林の位置づけではあります。新市街地の計画は現在ありませんが、3年後の市制以降、そしてまた近々北部道路が4号にタッチされることによって交通の利便性が高まるというふうなことと相なりますので、4号線の下をくぐるカルバートも用意した経緯もございます。環境の変化に応じた土地利用構想、当然ながら必要となっておりますので、次回の線引き見直しにあわせて取り組んでまいりたいというふうに思うところでございます。以上です。
議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。
18番(渡邊俊一君) 今、町長の答弁では、全部宅地がふさがって5万5,000人だということであります。また、2番目の質疑に対しては、収支のバランスの問題、それから地権者94名の意向の問題だというような話をされました。また、3番目の質問に対しては、次回の線引きの見直しの中で取り組んでいきたいというような答弁でありました。
そこで、市街化区域の線引きについては、昭和45年から48年に当時の富谷町の現状から鑑み、地図上での線引きであり、現実味の伴ったものだとは思われません。その市街化区域を持ち続けてきた地権者は、約40年間という長い年月を宅地並みに課税を課せられ納税してきたものかと思われます。そのため、町としても町の財政にも大きく貢献されてきたものと考えます。そこで、個人では宅地に利用できない市街化区域の農地における宅地並み課税基準について、宅地との比較からどのようになっているのかお示しを願いたいと思います。
また、長年、個人では開発し宅地化できない土地を持ち続け納税してきた地権者に対し、町主導により宅地開発を進める必要性が大であると思われます。そこで、我が町の人口増加計画の一環として、未開の市街化地域の開発を土地開発基金、7億強の基金を活用し富谷町の発展に結びつける努力をする必要があるのではないかと思いますが、町長の見解を求めさせていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 一番最初の件につきましては、担当課からということといたしたいと思います。
そしてまた、歴史的な背景とあわせて現状に至る経緯、議員が話されたような一面があろうとまた認識するところでございます。そのような中で、現状、町が主導して開発をというご主張でありますけれども、先ほど冒頭申し上げましたように、この場所を町が、行政が主体となっての、あるいは官民一体となってのというふうなあたりの状況には今見える状況にはないという、改めて繰り返しになりますけれども、そのようなことでございます。
7億の基金のお話にも触れていただきましたけれども、そういったものも含み合わせ考えても、現状にはそのような状況にはないというふうなことです。一方では、今、空き宅地がというようなことで申し上げましたけれども、土地区画整理事業による開発、そしてまた開発事業によるという2種類の開発手法がありますと申し上げました。それぞれに団地というと、完成されて20年もたっていますというと大半埋まったように見えますけれども、個別の面から見ると、現状、皆さんが注意深く見ればおわかりのように、うちが建っていないところ、どの団地にも、あるいは時代が古いものほど土地を購入したまま、そのままうちを建てられない土地が300、400、500、1つの数字として言えば、町民生活課で管理している空き宅地の除草の問題、400、500のレベルで依頼を受けて町が仲介してやっていますというふうな、それを超えるものがあるんですね。ですから、きのう申し上げましたように1,200、手つかずの、カウントしていくと1,200ほどありますというのが、前回の線引きでの県の主張です。したがいまして、富谷町といえども宅地開発の市街化繰り入れの認める状況にはないというのが、ずっと19年、20年、21年ぎりぎりまで継続したというふうなことでございます。
具体的な事例を申し上げますと、あけの平の計画人口に対する現24年度末、25年3月31日現在では、計画人口が5,800に対して張りつきが4,300ということで73%です。ひより台が63%、日吉台が72%、明石台が88%、成田が82%、杜乃橋55%、上桜木83%、大清水が95%、土地区画整理事業の今のくくりを数字だけで比較してみても8割弱程度なんです。
ですので、これは非常に厳しい。県の主張、よくわかることです。私もわかった上でそれを何とかできませんかというようなことで、まさに政治性を発揮して22年の告示に至ったんですね。そういうふうなことからして、富谷町で次の開発といえども非常に厳しいです。もっと厳しいです。そういうふうなことでいえば、まさにコンパクトシティーというようなことの大きく大局の中で、国交省がそういうことで絵柄を示して県が……、というふうなことでありますので、次の線引きは非常に厳しいです。ですから、それをいかに我々がきちっとした方向性と将来展望を持って主張するか、客観性を持って主張するかというようなあたりが次回の線引きに向けて取り組みたいというふうなことでございます。
きのう申し上げましたように線引きは4年スパンで、26年から6、7、8、9とこの4年勝負なんです。そこを逃したらまた7、8年先ですから。そういう意味で、19年からの4年間、13、14、15、16、この4年間、4、4、4と来ていますから、次の7回目ですね。そういう面で、非常に心して全体の状況を見ながら、富谷の主張と富谷の将来性をにらみながらやる立場に町長はあるというふうなことです。そういうふうなことでありますので、非常に厳しい状況の中で、さらに先ほどの税負担の問題とはまた別個に、それは別枠で考えなければならないことかもしれませんけれども、開発について言えば、結論を申し上げれば非常に厳しい実現困難な状況にあるというふうなことは繰り返し申し上げざるを得ないというふうなことでございます。
議長(浅野幹雄君) 税務課長。
税務課長(内海壮晃君) それでは、市街化区域、農地の評価と市街化区域農地の課税についてご説明申し上げます。
市街化区域農地は、宅地としての潜在価値を有し、売買価格も宅地と同水準にあると見込まれることから、類似する宅地の価格を基準として求めた価格から市街化区域農地を宅地に転用する場合において通常必要と認められる造成費に相当する額を控除した価格として評価するものでございます。そういったことで、評価額は類似宅地の価格を基準として求めた価格、これから造成費用相当額を差し引いたもの、これが評価額となります。税金の計算は、市街化区域の課税については、先ほど言いました評価額にさらに3分の1を乗じて得た課税標準額として、これに税率を掛けて出すものとなってございます。
では、具体的に富谷町として平成24年度市街化区域内において、どのくらい税金が課税されているかと申しますと、固定資産の概要調書といった調査ものがございまして、この中の納税者、富谷町全体の市街化区域内の農地に対する納税者の数といたしまして194名、面積で14万3,739平方メートルですので、14.37ヘクタールになります。これらの土地に対して課税している税額、約316万4,000円相当になります。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。
18番(渡邊俊一君) 昨日の同僚議員の質問に対し、次回の線引きの見直しについては平成26年、きょうも町長おっしゃいましたけれども、26年から29年までの間が勝負である旨を発言されております。県として我が町における市街化区域、まだ未開の市街化区域が24ヘクタール近くもあるのでは、なかなか県の都計審などでも新たな市街化区域への編入が認めづらいというか、認めないのではないかと、私はこういうふうに思っております。そのためにも先ほど来、私が論旨から、再質問の中で町長に質問をしているわけでありますけれども、やはり公費を使っても約24ヘクタールの市街化区域を、当座、線引きの見直しに対して次回の見直しまでの間のつなぎといいますか、早急にその手だてをしていかないと、今現在、町長が動画に描いております大清水から清水仲までの開発の要請を幾ら県に行っても、認めていただけないのではないかと私は思っております。
また、過去に町の主導によりひより台のあの開発がなされた経緯もあります。そのときには、今私の持っている資料の中にはありませんけれども、町の公費の持ち出しがたしかあったのではないかと思います。また、公共用地という形で買い上げたというか、町で買い上げて、そして開発を促進していった。そういうような事例もあったのではないかと思われますが、その辺についても改めて町長にお伺いをいたしたいと思います。
それから、これはあくまでも参考にいたしたいと思います。今後のこの市街化区域の開発に伴うこれからの事業のために参考という形でお尋ねをいたします。市街化区域の24ヘクタール近くの宅地並み固定資産税総額と一般農地の納税の格差について、今まで約40年間ずっと延々と宅地並み課税をされてきたわけでありますから、かなりの金額になっておるのではないかと、その差が。その辺が、恐らく手元に資料を持っていないと思いますけれども、もし持っていましたらご答弁を願いたい。もし持っていないのであれば、私の質問、終了後で結構でありますから、新たに窓口にお伺いしますので、お示しを願いたいと思いますが、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 後半の部分については今のようなことで対応できると思いますので、ご理解をお願いしたいと思います。
最初の件であります。先ほど土地区画整理事業の件を申し上げましたので、この機会ですので、開発事業による団地開発の部分を申し上げます。東向陽台が70%です。鷹乃杜63%、太子堂60%、富ケ丘82%、とちの木ほぼ100%です。一ノ関のグリーンヒルズで78ぐらい、このような状況でございます。したがいまして、全体の22年告示、19年からスタートした第6回の線引きは、非常に、本当にイレギュラーといいますか、オーソドックスにやったらだめなんですね。言うことを聞くしかないというような、そういうふうな状況下です。
私の頭には、関兵さんの40町歩、あのように素人の目から見れば、「いつ開発しても、いつでも手つけられたっちゃ」と、そんなふうな認識ですから、皆さんの認識は。しかし、第一線の市街化区域と調整区域の線引きは厳密なものがあるんですね。まさに線引きなんです。自由度の高いところと法規制の何重にも網がかかっている市街化調整区域、そこを「何とか平場ゆえに、つっかえも樹木もないあの場ゆえに、何とかなりませんか」とすがりついた結果がこのような状況につながったというふうなことなんです。もしあれが山で樹木があって何でといったら、到底、私とて力が入らなかったのではないかなと、今振り返って思います。
現実、これら数字を見ないふりして行くんですからね。見たならば、当然、担当課はよく見ていますから、「町長、それは無理ですよ」と。ですから、そういうふうな中で、この23ヘクタールも要素に入っていたんです。どういう根拠なのか、200平米、230平米で割り算すると1,200区画ありますねと、完成宅地も含め、市街化を促進すべき23ヘクタールも含めてですよ。そういう意味では、議員の今言われたような形で足かせになっていることも事実ですね、間違いなく。ですから、そういうふうなことを前提に、認識を共有しながら、さて、じゃあ次の線引きに向けて、この開発をした結果が次の線引きにつながるんだと、これまた確定的なものはないんですね。非常にそういうところは痛しかゆしです。
しかし、そういうようなことからしても、迫っているというようなことも含めて、今そこに、今この議論の中で、じゃあ、この23町歩、23ヘクタール開発に着手するべく前に進めましょうというふうなことを今質問をお受けして答弁する状況にはないというふうなものが現段階での私の認識でございます。ここを開発しました。次の線引きが大きく開けて、可能性が大きく開けますという、そういうことならまだ、状況下にあるならばでありますけれども、何せ、2005年と10年の間にピークを打ちましたということですから、国勢調査レベルは5年、5年、そういうふうな中で、開発、市街化の開発は何ら制約なくできますけれども、現状、開発したから、次の線引きにつながり、とちの木も明るい未来ですと、こういう流れ、ストリーまでなっていないというのが現段階の認識でございます。
議長(浅野幹雄君) 税務課長。
税務課長(内海壮晃君) ただいま言われた数字は、現在持ち合わせしておりません。市街化区域編入が昭和50年初めのほうなので、それら市街化区域に編入した当時から実際このような課税をやっているかどうかの確認もまだしていませんので、そういった確認をしながら、先ほど言ったような統計のほうの資料等もありますので、それを集計した上でお示ししたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。
7番(浅野直子君) それでは、通告に従い2つの質問をいたします。1、女性の視点からの防災対策を、2、介護支援ボランティア制度についての2つを質問いたします。
東日本大震災より2年3カ月、復旧・復興はスピードを上げて今進められております。富谷町では、広報手段に防災行政無線の設置や富谷町防災マップの改訂などが進められてきました。また東日本大震災の記録の発刊もあり、今後の課題と取り組みなど教訓として各地域で活用することも大事なことだと思います。
震災以降、多くの同僚議員が震災関連の質問をされました。私も以前「防災会議に女性の参画を」との質問をいたしました。今回私は、特に女性の視点を生かした防災対策について町の取り組みを伺います。
震災はいつ起こるかわかりません。3・11の2時46分の時間帯は、仕事などでほとんどのご家庭で留守も多く、特に地域には男性の在宅が少なかった。高齢の方や小さなお子さんを抱えた若いお母さん方、介護の必要な方など、地域には女性の存在が大きかったと感じております。声をかけ合い不安な気持ちを支え合い、みんな情報交換し安否確認に動きました。
昨年の10月に東日本大震災に伴う震災と女性に関する調査、宮城県内1,512人の女性たちの声として集約された報告書があります。アンケートによる報告では、特に「復興計画策定に女性の参画を」との問いには85%の方が「必要である」と答えています。それは紛れもなく、地域を知り、生活者の視点を持ち、ケアしているのが女性だからです。避難生活が長かった地域では女性ならではの実践が主体となり運営されました。避難所では、トイレ・着替え・洗濯・授乳・集団生活のストレス・暴言などたくさんの問題を抱えました。女性ならではの相談や子供のことなど長期になれば課題も多く、運営に当たっては衝突もありましたが、男性の自主的な行動と理解により、女性リーダーを置き、支援やボランティアとの打ち合わせなど、女性の参加で運営が落ちついてきたとうかがいました。
富谷町では20日間の避難所運営がなされて、震災3日目には最高で26カ所の避難所と3,800名の方が利用しています。避難所に限らず懸命な支援がなされたと思います。しかし課題も多く残りました。情報伝達や給水など、特に高齢者・障がいをお持ちの方などの対応、乳幼児の対応、物資の配布などさまざまです。また富谷町の震災の記録にもありましたが、「今回の震災を経験してどのような防災訓練が必要と考えますか」との問いには、「避難所運営訓練」と答えた方は450人中、221名の回答者でトップでした。防災・災害復興の分野では、とかく男性の領域と考えられがちですが、地域防災の担い手として女性たちの存在はかなり大きいです。
地震国日本、今南海トラフ巨大地震の予測もありますが、今回、長久手市との災害時応援協定を結び本当によかったと思います。お互いの協議の場にはぜひ女性の参加をお願いしたいと思います。
富谷町の町内会や自主防災組織としての防災訓練は、20の町内会で実施したことがないと回答があります。日ごろの備えと知識、そして訓練は絶対必要です。要援護者名簿の作成や地域防災・自主防災の啓発・訓練など地域にだけ任せるのではなく、計画を立て、各町内会で住民が参加できるような訓練など行政の積極的指導や取り組みが必要と考えます。女性の地域防災リーダーや災害復興アドバイザーを育成し、地域に住む人々の支援体制を強固にするなど、これからの防災対策に女性の視点を取り入れることにより、地域における生活者のさまざまな視点が反映され、現実的・具体的な対策ができると考えます。それは地域の防災力アップにもつながり、きめ細やかな対応・情報の提供などこれからの防災対策に重要だと考え、次の質問をいたします。
1、町の防災会議に女性委員の登用はされたのですか。
2、防災知識の復旧・訓練・ワークショップなど積極的な取り組みや計画があればお示しくさい。
3、東日本大震災を経験した子供たちです。子供の意見や要望も防災計画などに取り込むべきと考えますが、町はどのように考えていますか。
4、長久手市との災害時応援協定を結び、安心したところですが、南海トラフ巨大地震の確率は高いため、当然受け入れ体制の十分な協議が必要となります。これからどのような方向で進められるのか伺います。
次に、介護支援ボランティア制度について質問いたします。
最近の新聞報道によりますと、県内の総人口に占める65歳以上の割合を示す高齢化率は、宮城県内各市町村の統計で、富谷町が高齢化率14.9%で一番低く、県内23.3%平均をかなり下回り、若い世代の人口増加による結果だとよくわかります。富谷町は少子高齢化ではありませんが、これから間違いなく高齢化率は上昇します。町の推計によりますと、65歳以上、平成23年度から26年度では27.9%増加となり、8,300人を超える予測となっております。また、厚労省の調査で、全国に65歳以上の認知症高齢者462万人、予備軍400万人の推計となり、4人に1人は認知症あるいは予備軍であるとの報道もありました。
高齢期を迎えても、可能な限り健康で過ごしたいと誰もが思い望むものです。そのようなこともあり、介護保険制度における地域支援事業として、市町村の裁量により介護支援ボランティア活動を推進する事業を行うことが平成19年5月から可能になりました。東京都稲城市が平成19年9月より全国で初めて取り組み、その後、全国の自治体で導入、推進されております。
具体的には、介護支援ボランティアの活動実績に応じてポイントを交付する。ポイントは、1ポイント1時間100円とし、年間5,000円を上限にするなど、自治体によっては1ポイント200円のところもあります。月に二、三回のボランティア活動で介護保険料や介護サービス利用に充てるところが多く、実質的な保険料軽減にもつながり介護給付費の抑制にもなります。自治体によっては、地場産品との交換や地域商店街のお買い物券の発行を行っているところもあります。ボランティアの内容はさまざまで、施設でのお手伝いや安全パトロール、ごみ置き場の清掃などさまざまありますが、高齢者の社会参加により孤立化防止、地域貢献ができ、自身の健康増進を図ることなど、一番の目的は介護予防に役立つと考えることです。換金などの経費は介護保険から支出するため、財政負担を懸念する声もありますが、稲城市の21年度の報告では、市の予算504万円の介護費用の抑制と65歳以上の高齢者の介護保険料が1人1カ月6円の減額効果につながったとあります。
事業の導入にはさまざまな意見はあると思います。ボランティアは無償であるという意見も根強いと思います。しかし、介護や医療を必要とせず、生きがいを持って健康に生きることを概念に健康長寿を伸ばしていくことがこれからの課題です。そのようなことから、高齢者自身の介護予防・積極的な社会参加を促すことへつながる取り組みと思い、介護支援ボランティア制度の導入も必要と考え質問いたします。
1、介護支援ボランティア制度について町はどのように認識していますか。
2、高齢化に伴い地域社会への参加や介護予防は大事だと考えますが、ゆとりすとサロン・クラブなど、参加はどうですか。
3、介護支援ボランティア制度は、ボランティア活動によりポイントを交付し、高齢者の保険料負担軽減や地場産品との交換、地域お買い物券など利用できる制度ですが、健康で生きがいを持って生活を続けられるために、このような制度を取り組む自治体がふえています。今後このような取り組みも必要と考えますが、町の考えはどうですか。以上でございます。
よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
防災会議の女性登用ということであります。ご承知のように、富谷町防災会議の委員、条例に基づく選任事項というふうになってございます。現時点では、前に申し上げましたように、前の条例で運用しておりますので、現状、女性委員の登用はございません。前の質問にお答え申し上げたのは、1号から9号までありますが、女性委員の登用については第9号、前各号に掲げる者のほか、町長が特に必要があると認める者ということで4名以内という、この枠の中で女性を登用しましょうというふうなことで答弁をしたところでございます。このような答弁しました。
そして今現状の状況は、宮城県の地域防災計画の改訂版が4月に確定して公表されましたことが1つ。それを受けて、富谷町の地域防災計画の改訂に着手する。この2年以内に、25年と26年をかけて早い時期に富谷町の計画を確定して公表を予定すると、いわゆる赤本と称するものですね。というふうなことでございます。
女性の視点はというふうなことで、当然のことであります。したがいまして、結論を申し上げますと、9月の定例会に富谷町防災会議条例の改正ということで、任意性を持つというのではなくて、女性委員を何名とかと、四、五名の範囲で、現状25名以内とこうなっていますから、25名以内におさめるか、あるいは膨らませて30名以内となるか、その辺のところを調整しながら女性委員の枠を号数で設けると、このように9月の議会に向けて条例改正の準備をしてまいりたいというふうに思います。
去年、ことしと、私も県の男女共同参画委員、充て職というふうなことでしょうか、市町村長代表で10名近くの委員の中に、一角におりますけれども、富谷町の行政における男女共同参画の割合は県内トップですから、35%ぐらいということで。そんなことであるとか、あるいは女性の視点、大変大事であることは十分認識しながら運用に当たってきているところです。長久手との協定におきましても、行政区長さん、男女それぞれお二人ずつというような、そういう発想の中で選任をさせていただいて向こうに行き、また先ごろ7名の区長さんが長久手からお出ましになって交流を深めているというふうなところでございます。それぞれ大事な協定の入り口に入りましたので、向こうの皆さんからすれば、女性のというようなあたりは非常に、我々外組みがわかりませんけれども、外部から見ると本当にびっくりするんですね。「行政区長さんで女性いるんですか」の世界ですから。富谷はそういう面で、今に始まったことではなくて、これまた一つの風土だと思いますね、20年、30年来の。そういう意味で、大変そういった風土に根づく富谷町であります。何の違和感もなく、ですから、そういうふうにちょっと県の計画待ちをしておったところでありますけれども、先ほど申し上げましたように、計画が確定して公表されましたので、それに合わせて本格化していくこととなります。富谷町の条例改正に向けて準備を進めてまいることといたします。
そのほか、防災等については、今度、危機管理室、危機管理監というふうなことで配置を新たに、菅原対策監から菅原危機管理監というふうなこととなりました。後ほど、十分答弁準備しておりますので、危機管理監から答弁をさせることといたします。
2つ目のほうの介護支援ボランティア制度につきましても、大変細かい中で、そしてまたこれらにかかわる関連する内容も全くゼロではない中で富谷町も動いておりますので、こういったものとご提案にあるボランティア制度、点数化してというふうなあたりの折り合わせ、どのように方向性を示したらよろしいのか。これも十分現状とあわせて原課との協議をしておりますので、答弁については原課対応とさせていただきたいと思います。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(菅原俊司君) それでは、1問目のご質問の2番目でございます。具体的な訓練、ワークショップ等、取り組みがあればというご質問でございますが、これまでと同様、富谷町の自主防災組織の活動助成の補助制度というものを昨年より大幅に見直し運用しておりました。ことしも引き続きこれの運用を促すとともに、またワークショップ等実践的なカリキュラムを取り入れております防災指導員の養成講座というものを、こちら、これまで過去2カ年実施しておりましたが、本年度も実施の予定でございます。参考までに、これまで受講いただいた方々はちょうど100名の方になってございます。また、それとあわせ4月から運用開始しております防災行政無線の通信訓練を年度内に定期的に実施してまいりたいと考えております。
問いの3番目でございますが、当然、お子さま方のご意見等も今後集約していくことは必要であろうと考えております。そういった中におきまして、昨年度に宮城県の教育委員会のほうで、各学校防災に中心的な役割を担う防災主任という役職の教員を各小中学校に配置してございます。今後はこの防災主任の教諭と連携を深めながら、学校における児童生徒の活動、行動等も踏まえながら、防災計画のほうに反映してまいりたいと考えております。
問いの4番目でございます。協定書の第2条第5項に児童生徒その他被災者の一時受け入れと明記してございましたが、現状、十分な内容の打ち合わせ等までには至ってございません。ご存じのとおり、昨日、南海トラフにおける被害の想定ということが公表されたばかりでございまして、現在、長久手市、今度は各市町村、愛知県の市町村ごとにおける被害の状況というようなところを取りまとめながら、今長久手市における防災の今後の計画というものは進められている状況でございますので、それと推移を見ながら今後具体的に進めてまいりたいと考えております。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) それでは、問い1番の介護ボランティア制度の認識と、それから問い3の今後このような取り組みをどのようにするかというところが関連しますので、そこのところをお答えしたいと思います。
介護ボランティア制度のほうは、議員おっしゃられたように、高齢者がボランティアを行って、それをポイント制によって利用料に充てたりというような、実質的な軽減を図れる仕組みというふうなことで認識してございます。これは介護保険制度の支援事業の中に、稲城市の声を受けて入れられたというところも認識しているところでございます。介護予防、生きがいの推進、高齢者の活動の場の創出、それから住民相互による社会参加の活動というふうなところが期待されるというふうなところで認識しております。
では、このような取り組みを本町でもというところなのでございますけれども、全国でボランティア制度を取り入れている自治体は24年の11月現在、75町村というふうにネットとか何かで調べてございます。東北では天童と秋田というふうなところで行われているようでございます。
町のほうの高齢者の地域活動、活躍の場というふうなところで考えてみますと、ゆとりすとサポーターさんでの支援でありますとか、社会福祉協議会のボランティア、それからシルバー人材センターさんで就労して働くというようなところで、いろいろ幅が広がってきているのかなというふうに思ってございます。今後は、やはり団塊の世代が高齢期に突入しておりますので、もっともっとそういう場が求められるというふうなところでは感じておるところです。
一方、今受け手のところのボランティア、施設のほうでの介護ボランティアが主になっているんですけれども、昨年の地域福祉フォーラムのほうで施設側のほうから高齢期の方々にお願いをしたいというような発表もございました。施設としても形状の中でボランティアを入れるというふうなところで動きが始まっているところでございます。このように、高齢者の方々が地域に貢献しながらいろいろなことをしていくというふうな芽が少しずつ出てきているのかなというふうに感じてはおるところです。
なので、介護支援ボランティアという制度として行うというふうな取り組みも一つの方法とは思うんですけれども、現状では、今言ったところで、社協でありますとか、ボランティアセンターですとか、ゆとりすとのサポーターさんといったところの支援というふうなところを強化していきたいかなというふうなところでございます。
それから、ゆとりすとの状況なのでございますけれども、ゆとりすとクラブ・サロンは平成6年から始まっておりまして、現在17カ所、6月でもう1カ所、志戸田地区に開催される予定ですので、18カ所になる予定です。今参加者の方々、メンバー登録されている方々は483名、サポーターさん239名となっております。そのうち、65歳以上の方々139名ということで、シルバーの方々、元気な方々がお互いに支えるというふうなところになっているかと思います。それから、気軽に参加できるようにということで、身近な町内会館で開催しておりますので、町長が説明要旨で申し上げましたとおり、会館の整備計画等とも見合わせながら、拡充を図っていきたいというふうに考えております。以上です。
議長(浅野幹雄君) この際、11時5分まで休憩をいたします。
午前10時53分 休憩
午前11時05分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより浅野直子君の質問は一問一答により行います。7番浅野直子君。
7番(浅野直子君) それでは、防災訓練のことについてなんですが、震災の記録の中に20の町内会で防災訓練などが実施されていないというようなことが記載してございました。これは、このことについてはまずどのように認識をされていらっしゃいますでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(菅原俊司君) 震災後のアンケートの結果からそのような統計になりましたが、その後、各町内会、これまで防災活動のされていなかった町内会におかれても防災意識の高揚というものがやはり若干見受けられます。なぜなら、実際に地域に出向いての講習というものを昨年度は特に、ちょっと今手元に資料がございませんけれども、数カ所ほど出向かせていただき防災の講習会というものを開いた行政区も何カ所かございます。実際にそういったところにおいても、防災訓練の必要性というようなところも私のほうよりお話をさせていただいておりましたので、今後具体的な内容等あればその都度積極的にご相談させていただくということでお話をしておりますので、今後、アンケートではまだ20程度でありますが、今後だんだんふえてくるものと期待はしているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。
7番(浅野直子君) 私はあけの平に住んでいるんですけれども、ここずっと、あけの平団地あたりではほとんど何か防災訓練がされていないように思うんですね。それは町内会の要望ではないかと言われればそれまでなんですが、何かそういったところもちょっとあけの平団地あたりも全然なされていないようなこともありますものですから、ぜひ行政のほうで、そういったところを長年にわたってやっていないようなところからどんどん手を入れていただいて指導していただきたいと、そう思いますが、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(菅原俊司君) おっしゃるとおりでございます。昨年実施いたしました防災訓練におきましても、町内会と、また学校の教諭も交えて事前の打ち合わせを数度繰り返した上で実施しております。ですので、今後はそういった形で避難並びに避難所の運営訓練に当たりましては、そういった形で今後進めてまいりたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。
7番(浅野直子君) 女性の防災リーダーや女性の災害復興アドバイザーというようなものの育成も大事かと思いますが、そのような本当に今回女性の果たした役割というものも大きかったと思います。これから先、女性リーダー、災害復興アドバイザーなどの町独自のそういった方々の育成というようなことは、お考えはありますでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(菅原俊司君) 平成23年から防災指導員の養成講座を実施してございます。これまでおおむね100名の方に受講いただいて、先ほど申し上げましたが、そのうち、女性の方9名いらっしゃいました。今後は、これまでも町長から説明がございましたとおり、男女問わず、地域のリーダー、地域の防災リーダー育成ということが目的でございます、この講座。今後積極的に女性の参加を募ってまいりたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。
7番(浅野直子君) 講習会ということで100人の方が参加、9人の方が女性ということで、大体、行政側としては、何回ぐらい言ったら変ですけれども、習得するといいますか、その方が本当にリーダーとなるまでの講習会の回数といいますか、それは何回ぐらいを見越していらっしゃいますでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(菅原俊司君) こちらの講座は初めて受講いただく方の講座に加えてスキルアップの講座というものも設けてございます。ちなみに今年も2度実施してございます。新規の方向けの講座と、あとは前回受講いただいた方のスキルアップ講座と1回、合わせて年2回を実施しております。あくまでこれは宮城県の主催となる講座でございます。それに富谷町が手を挙げてこちらの講座を開講いただいているというようなことでありますので、今後は、その数回というものは宮城県と相談していく必要があろうかと思います。
議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。
7番(浅野直子君) 町に最低1人は女性のリーダー、行政区に1人、女性のリーダーは置いていただきたいと思いますが、そのお考えはどうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(菅原俊司君) 宮城県の地域防災計画、今回大幅に見直されました。その中で12項目ほど基本方針が示されておりまして、その1項目の中に男女の参画というようなものがうたわれてございます。これに基づきまして、富谷町においても今後各地域に女性というような方も必ず入っていただくような形を進めてまいりたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。
7番(浅野直子君) それでは、介護のほうのボランティアのほうに移らせていただきますが、ゆとりすとサロン・クラブの参加状況、先ほどお伺いいたしました。483名で239名の方がサポーターに入っていらっしゃるということで、65歳以上は139人というふうなお話でございました。ここには社協の方とかいろいろな方々に頼ってのことだと思いますが、そうではなくて、サポートしていらっしゃる方々も恐らく高齢化といいますか、年齢も高くなってきているのではないかと思います。そういった方々こそ、やはりこういったポイント制度に加えていただけるような、そういうやっぱり研究といいますか、そういったことのお考えはないでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) ゆとりすとクラブ・サロンは、地域の中で循環しながらといいますか、長く続けていきたいというふうなところで立ち上げたものでございます。サポーターとしてご支援をする、年齢を重ねていってその方々は、行く行くは支援を今度必要とする構成員というか、メンバーさんになり、新たなまたサポーターさんを地域からというふうなことで、地域でお互いを支えていこうというふうなところで、地域循環型の事業というふうなところでの位置づけですので、当然年は重ねてこられると思うのですけれども、やれることをその中でやれる範囲でというふうな考えに基づいているものでございます。
議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。
7番(浅野直子君) 高齢者が住みなれた地域で安心して自分らしく生涯を過ごせるまちづくり、これは基本理念であるというふうに計画の中にうたってございました。これに、その計画にのっとって今実践されていると思います。けれども、これからも介護予防には必要ないろいろなさまざまな教室も開催されておりますけれども、新たなもっと地域に根差した環境づくりみたいなものでもっと新しい何か取り組みといいますか、また今年度こういった計画があるようなことがあればそのことをお示しいただければと思います。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 高齢者だけの生きがいづくり、介護予防ではないのですけれども、昨日のどんぐりの森活動というようなところがございました。それは地域の中でお互いが顔がわかる関係でお互い生き生きと暮らせるというふうなところで、それは年代を問わず助け合っていきましょうというふうなところがございます。そこには高齢者の方々も入り、若いお子さんから、それからお母さん方も入るというふうなところでございますので、高齢期だけに特化してというふうなことではなくて、広がりを持ってというふうな方向性を持ち合わせながら、結果、高齢者の方々が元気で健康長寿を全うできるようにというふうなところに向かっていきたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 私は2点質問いたします。どちらも高齢者のことなのですが、話が、思いがあっちに行ったりこっちに行ったりというようなことも再質問ではあるかもしれませんが、初めにお断りしておきたいと思います。
まず、高齢者の交通権の保障のためということでお尋ねをいたします。
高齢者からよく聞く話ですけれども、「自家用車を運転しているときには、買い物や友人に会うときにも、病院に行くときでも、予定を立てたり、思ったときすぐ出かけたりするということは簡単なことだった。しかし、高齢になって運転を家族にとめられてしまうと、途端に出歩くのがおっくうになった」と、話したりします。
また、ある人の話では「月1回仙台の病院に通院していますが、病院の窓口負担310円だけれども、交通費がそれの5倍かかります。だから、息子が仕事に行くときに車に乗せていってもらうようにしています。朝早く出るので、それに合わせるのが大変です」と話してくださいました。
富谷町は70歳になると町民バスに無料で乗車することができますが、町民バスは町内と大和町のバスターミナルまでしか運行していません。町民から「せめて泉中央まで町民バスを延伸してほしい」という要望が多く聞かれています。しかし、「民間バス路線が運行しているために町民バス路線の延伸はできない」というのが町の答弁です。
交通手段がなく交通費がかさむ場合、家から出ずにいることになりがちです。町外に用事があるときはまとめてということになります。また、同居の家族に趣味や娯楽で出かけるということはなかなか遠慮があるということも聞きました。
高齢になっても自由に出かけることができるようにすることは生きがいにつながることだと考えます。そのためにはデマンド交通ということも検討する時期にあるということをまず述べておきたいと思います。
1番目の質問ですが、高齢者の交通権の保障について町はどのように考えていますか。お尋ねいたします。
高齢になっても趣味や娯楽、買い物、友人と交流する、発表会に参加するなど、高齢者の社会参加を進めるための支援が必要です。外出が楽しくできることは健康維持につながるものと考えます。反対に、それほどの役割もなく当てにもされない高齢者は引きこもりがちになってしまうのではないでしょうか。
2番目の質問です。高齢者の外出と健康維持との関係、どのように考えていますか、お尋ねいたします。
高齢になってからの運転はさまざまな危険が心配されることから、運転免許証の自主返納が呼びかけられています。事故を未然に防ぐために必要なことではあると思います。しかし、病院通いや買い物などにどうしても必要だ。運転免許証を返納してしまうと不自由になってしまうということでかなりの高齢でも運転している人がいるのが現実です。高齢者の運転免許証返納は、代替措置がなければ返納できないということではないでしょうか。高齢者の運転免許証返納促進を考えるのであれば返納後の支援対策が必要です。65歳以上の運転免許証返納者は町民バスに無料で乗車できますが、それで十分とは言えません。
3番目の質問です。運転免許証の自主返納状況はどうなっていますか。また今後の推移をどのように見ていますか、お尋ねします。
仙台市は70歳以上の高齢者に年間の利用料金上限12万円ですが、この1割の負担で利用できる敬老乗車証制度を実施しています。昨年改定され、利用制限が問題になっているようです。それでも1割の負担で利用できる仙台市民を富谷町民は羨望のまなざしで見つめ続け、「富谷町でもぜひ敬老乗車制度・敬老バス制度の実施を」と要望しているわけです。
4番目の質問です。高齢者の福祉事業として、バスの無料乗車制度・敬老バス制度実施に向けた検討はどのように進められていますか、お尋ねします。
5番目の質問です。70歳以上の高齢者は約4,800人ですが、70歳以上を対象としたときの必要額推計をお尋ねいたします。
ひとり暮らしの女性が体力をつけるために泉区にあるスポーツジムに通っています。体力維持だけでなく、外出するということは気力を引き出しているようにも見えます。その女性は「医者にかからないように努力しています」と、話をし、「バス代が高いので援助してもらえると助かります」と、話しています。
また、別の人の話ですが、長い間自動車運転の仕事をしてきた人ですが、自分の年齢を考えて運転免許証を返納したそうです。「病院に行くにも、買い物に行くにもとても不便になった」。「年金に余裕がないので敬老バスがあればいいのに」と、会うたびに言っています。
6番目の問いです。多くの町民が敬老バス制度の実施を求めています。速やかに福祉施策として実施するよう求め、対応を質問いたします。
大きな2つ目の質問として、食育推進計画を進めるための具体策を問うものです。
富谷町食育推進計画の第2期が策定されました。平成24年度から28年度までの5カ年間の計画です。計画策定の趣旨に「食は、生きる上での基本として、心身の健康を保持し、生涯にわたって生き生きと暮らし、人と人とのつながりをつくる上で何より貴重なものです」と述べています。
推進計画は1期、2期とも、ゼロ歳から5歳までを乳幼児期、6歳から18歳までを学童・思春期、19歳から64歳までを青年・壮年期として、そして65歳以上を高齢期と年代世代を4区分にして食育のテーマを示していますが、第2期計画の大きな特徴は新学校給食センターの活用にあると思っています。
生活リズムを整えるために乳幼児期、学童・思春期を通して、「はやね、はやおき、あさごはん」推奨運動が取り上げられています。2期計画を見ると、朝食を食べていない児童生徒の割合は、平成22年度で幼稚園児が8%、小学5年生4.3%、中学校2年生の調査では9.2%になっています。この割合を平成28年度に2.0%にする目標を立てています。また、主食、主菜、副菜が3対1対2の割合でそろっている朝食内容にしていくとする目標が示されています。
質問の1番目ですが、「はやね、はやおき、あさごはん」の取り組みを目標値まで達成させるためにどのように進めていこうとしているのか、具体策をお尋ねいたします。
学童・思春期の取り組みに、「教育ファーム」等における農業体験の場や機会をつくることが示されています。用語解説を見ますと、「教育ファーム」については「自然の恩恵や食にかかわる人々のさまざまな活動への理解を深めること等を目的として、農林漁業などが一連の農作業等の体験の機会を提供する取り組みのこと。一連の農作業等の体験とは、農林漁業者など実際に業を営んでいる者による指導を受けて、同一人物が同一作物について2つ以上の作業を年間2日間以上の期間を行うもの」とあります。
質問の2番目です。食育推進計画策定以前にも小学校で田植えや稲刈りなどが行われていました。田んぼを貸してくれた農家が収穫まで世話をしてくれていました。収穫した米は炊いてクラスで食べました。この取り組みとの相違点をお尋ねします。また、各小中学校での取り組みはどのように行われていますか、お尋ねします。
3番目の質問です。野菜栽培に取り組む「農業体験教室」について、「今後、学校主体での実施など、より効果的な実施方法を講じていく必要がある」としていますが、どのようにこれまで実施したのか。また、平成24年度はどこまで進んだのかお尋ねします。
現在は24時間いつでも食事ができるし、買い物もできる。ファストフードのお店もあちこちにできていますから、青年・壮年期のテーマとして上げられている「健全な食生活と健康維持」は大切なことだと思います。
4番目の問いです。地域として「健康推進員等と連携し、地区健康教室などを開催し、食に関する正しい情報提供する」とあります。これまでの健康推進員の活動をお尋ねします。また、進んでいる地区について具体的に内容を示してください。
高齢期のテーマですが、これは「食を通した豊かな生活の実現」とあります。「高齢になるにつれて口腔機能や胃液の分泌などの機能の低下があったり、ひとり暮らしや高齢者夫婦の増加により低栄養などの問題も見られます」と、記述してあります。具体的な私が聞いている事例を述べたいと思います。
ひとり暮らしの女性の収入はわずかな年金だけです。ごはんと野菜を煮て塩で味つけをします。納豆は何回かに分けて食べます。
息子夫婦と孫もいてにぎやかな家族ですが、老夫婦は自分たちで食事をつくり食べます。生活時間が合わないということで次第に食事は別になっていったようですが、にぎやかな声に誘われて起きて見ると食卓はごちそうが並んでいたということです。
息子と同居している人ですが、年老いてご飯の支度をするのがつらいと話します。よく食パンやコーヒー牛乳など手間をかけずに食べられるものを買っているようです。
高齢の夫婦は息子と同居していますが、息子に世話になっているからという思いからか、自分たちは食べなくても息子だけには肉・魚を出しているようです。
そしてまた、食欲がないから炭酸飲料をたくさん飲むなど心配なことがたくさんあります。
そしてまた、食費として使えるお金が1週間で3,000円から3,500円見当で、もちろんこの中には一回に買う米の分も含まれていてということですが、その中で買い物は週1回、買うものはパン、牛乳、干物や挽き肉、そして卵、野菜、大概いつも同じようなものを買ってしまうという人など、たくさん、これでは低栄養になってしまうという思いを私はひしひしと感じているわけですが、低栄養については改善を急いで図らなければならないということだと思います。高齢者が食費に幾らかけられているのか、使えるのかということを見ていかないと対策ができないのではないでしょうか。
そして、ある人の話ですが、「町から職員が訪問してくれると家族によい影響を与えることになるので、ぜひ来てもらいたい」と、話をされました。たびたび訪問することによって、心が通い合い、そして暮らしぶりがわかるのではないかと思います。
5番目の質問です。ひとり暮らしや老夫婦のみに限定せず、子供夫婦と暮らしている高齢者家族についても生活状況の把握、食事に関する実態把握が必要だと考えるわけですが、この点についてどう考えているのかお尋ねします。
6番目の質問です。高齢期で町として取り組むとしている施策、例えば栄養教室、料理教室、情報提供を実施することなどが挙げられています。実態把握をしながら、その人、その人に合わせたものにしていかなければ十分な成果につながらないのではないかと思います。どのように対応するのかお尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
1つ目につきましては、ちょっと今質問のこの場での質問をやや聞き逃した面があります。出していただいた交通権保障についてというふうなことでありますので、もしそれだとすれば、交通権の保障という、交通権というふうな概念、これについて後ほどお願いしたいと思います先ほどの質問と交通権とお出しいただいた交通権保障について概念をお聞きした上で答弁をしたいと思います。
2つ目につきましては、高齢者の方々が外出しいろいろな方々と交流の機会を持つことは閉じこもりを予防し健康維持を促すと、このような認識でございます。
そして、免許返納については後ほど申し上げます。
その次、バスの無料乗車制度の実施ということであります。実施すべきというふうなことでの、あわせて申し上げます。高齢者の福祉事業として、バスの無料乗車制度実施に向けた検討は現状いたしておりません。現在のところ実施する方向にもございません。
最後、5つ目のバスの無料乗車制度を70歳以上を対象にしたときの必要額は幾らかという質問でありますけれども、これも前提がどの辺のところを前提にして数字を出したらいいものやら、もう一度確認の上、答弁をさせていただきたいと思います。
どちちにしましても、高齢者の足の確保というようなことについては大変大事なテーマ、今も昔もというふうなことに相なろうかというふうに思います。時代が変わってきているというようなことも事実としてあろうかと思います。高齢化というふうなことの中で一くくりではいかないという、70歳以上をもってして自由に動いていらっしゃる。一つの情報によれば80歳以上で6人に1人、まだ有職者であるというものもデータもあります。近々の報道です。さらにまた、65歳を超えて職を持っている男性、男女平均ですから、先ほどのものは男性です。男性で80以上の方で6人に1人が有職者、65歳以上については、平均だったと思いますけれども、4人に1人が有職者、そういうふうなことで、従前の60を還暦でくくってみたり、65であったり、70であったりという年齢での線引きの難しさというふうなものはあるのではないかというふうに思います。
ですから、本質は、足の本当に必要な人たちに必要な手が届くかどうかというようなあたりが本質でなかろうかというふうに思います。その一つとして、福祉介護制度でいえば、移動困難な方には介護タクシーなんていうふうなことが用意されたり、あるいは町民バスが町内域を移動する自由の手助けになっている。これも平成14年からの取り組みとして、継続して2年単位での契約をもってやっているというふうなことになります。
冒頭、議員の質問の中に、民間バスが泉中央まで行っているので、延伸ができないとの町の答弁ですというのは、前段を丁寧におっしゃっていただかないと誤解を生じますね。我々としては何度となく事あるごとに泉中央への延伸、県立図書館への延伸というものは待ち望んでいることなんです。言い続けています。しかし、バスのこのような民間の経営というふうなことの中から、大きな枠組みの中でやむを得ざる状況なのかなというふうなことも理解せざるを得ないというふうなことで、私らは要望しているんですよ。要望している中で延伸が実現されていないというふうなことでございます。延伸できないと町が答弁したのではないというふうなこともぜひあわせて、訂正も含めて、町の立場をお伝え申し上げたいと思います。
食育等については、個別の質問でありますので、十分、私入って検討して、十分なる答弁準備しておりますので、原課対応とさせていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) それでは、高齢者の運転免許返納状況というふうなところでございます。問い3のところですが、運転免許証の自主返納制度は平成10年から道路交通法の一部改正とともに施行されておるというところでございます。過去3年間の高齢者の返納者数でございますが、平成22年度、これは宮城県でございます。平成22年771件、平成23年452件、平成24年787件でございます。平成23年は震災の影響により減少となっておりますけれども、24年には増加に転じているというふうな状況でございます。今後も高齢者の増加とともに運転免許自主返納制度等の浸透等がありますので、この返納傾向のところは増加するものというふうに推測してございます。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) それでは、私のほうから第2点目の食育に関するご質問の1点、2点、3点についてお答えを申し上げます。
まず、第1点目の学童・思春期における取り組みについてお話を申し上げます。全小中学校では、富谷町食育推進計画及び学習指導要領に基づき食に関する指導計画を作成し、教科指導と関連させながら計画的に教育活動を実践しているところでございます。また、宮城県教育振興基本計画に基づきまして、「はやね、はやおき、あさごはん」の推進啓発も積極的に行っているところでございます。また、学校評価におきましても、「はやね、はやおき、あさごはん」の推進という項目を設定いたしまして、毎年度、自己評価、学校関係者評価、保護者アンケートの結果を踏まえまして、各学校並びに町全体としての検証、改善を図りながら継続的に取り組んでいるところでございます。また、そのほかにも町の教育推進計画を踏まえた食に関する指導の充実という項目も設定しておりまして、総合的な観点から検証、改善できる体制のもとに進めているところでございます。また、学校評価の結果につきましては、町のホームページに掲載しておりますので、ごらんいただきたいというふうに思います。
続きまして、第2番目と3番目については一括してお話を申し上げます。食に関する指導計画に基づき、各学校や各学年の実態に応じたさまざまな活動を実施しております。また、その際には地域の生産者やボランティア等のご協力をいただきながら取り組んでいるというケースもございます。農業体験を含むこのような経験活動はこれまでも各学校で計画的に取り組んでおりますが、町の食育推進計画が作成されたことで方針や目標を共有できました。また、推進により寄与できたのではないかというふうにも思っております
また、昨年度から新規事業として宮城県農業高等学校との食育連携事業、いわゆるコラボの事業でございますが、も実施しており、農業体験のみならず、給食指導や生命の大切さを含め、総合的に食に関する指導を支援する取り組みも始まったところでございます。今後、さらなる推進を期待しているところでもございます。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) それでは、私のほうからは問いの4の青年・壮年期、健康推進との連携という部分でのお答えをさせていただきます。
健康推進員との連携としては、地区健康教室というもので実施してございます。昨年度は延べにして37行政区、30回の開催を行っております。その中で食に関するものは13回、またそのうちの食生活改善に関するものが9回、歯周疾患予防に関するものが4回ということで実施しているところでございます。食生活改善のほうでは、減塩や野菜の摂取などバランスのとれた食生活を身につけていただくことを目的に親子の料理教室、男性料理教室、また、地元の料理研究家などを講師に招いて各地区で趣向を凝らして実施していただいております。
5番目、6番目、高齢期の関連については一括でお答えさせていただきます。
高齢期の方の生活状況の把握というところでは、平成18年度から介護保険制度の円滑な実施の観点から行われています要介護・要支援認定者を除く65歳以上の方全員を対象にした二次予防事業対象者把握のための生活機能評価というものを実施しでおりますが、この中で栄養、口腔機能項目、体重の減少の有無、BMI、口の渇き、むくみ等などの実態を把握しているところでございます。取り組みというところでは、まずはできる限りご自身、ご家族、ご家庭において十分体調に応じた食事内容の工夫、定期的な健診等についてみずから取り組んでいただくことを啓発してまいりたいと思っております。また、適宜、高齢者の栄養教室、料理教室の開催、食に関する情報の提供等に努めてまいりたいと思っています。
介護予防事業、生活支援事業の実施に当たりましては、実態の把握に個別に努め、アセスメントを行いながら取り組んでいるという状況でございます。以上です。
議長(浅野幹雄君) 高齢者の交通権について、町長より反問がありました。座ったままで結構ですので、高齢者の交通権について見解を求めます。
15番(佐藤聖子君) 交通権ということについてですが、人が安心して豊かな生活をするための権利だと考えています。それは高齢になっても同じように保障されるべきだということで思って、高齢者の交通権ということでお尋ねをしたところです。
議長(浅野幹雄君) 答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) 今、交通権の概念、安心して豊かに生活する権利というふうなことで概念規定をされたようですけれども、広くその概念が一般化されているかどうかというようなことについてはまた後ほどといたしますけれども、もしそのようなことであったにしましても、まさに移動の自由、何ら制約なくあるわけでありますので、何ら議員が質問の中の交通権保障なるものと矛盾するものではないと、このように思うところであります。以上です。
設定の前提をどのようにとらえているか。それを聞いてから……。
議長(浅野幹雄君) 答弁を求めます。(「どういう前提で、70歳以上の……」の声あり)
反問ですね。
町長(若生英俊君) 反問というよりも、確認でもいいです。
議長(浅野幹雄君) だから、確認のための反問ですね。
町長(若生英俊君) それを受けた上で答弁します。
議長(浅野幹雄君) 確認のための反問だそうです。
15番(佐藤聖子君) 例えばですが、70歳以上の人たち、富谷町で言いますと4,860人、100歳までいるわけですけれども、4,800人だとした場合に、仙台市並みにということで考えますと12万円ですよね。4,800人に12万円掛けて、1割負担だから0.9を乗じて、5億1,800万円余りとなるわけです。しかし、無制限にといいますか、80歳、85歳、90歳、どれくらい使うかわからないということもありまして、もう一つ考えました。75歳ぐらいまでは運転できるだろうと。75歳から84歳までだとするとどれぐらいかということで考えた場合2億1,000万円ぐらいなんですね。だから、私が要望したものは、町がこういう設定だったらこれぐらい、無制限だったらこれぐらい、だけれども……。
議長(浅野幹雄君) 簡明にお願いします。
15番(佐藤聖子君) ということで考えたわけです。私としては仙台市並みでこの程度ということで考えております。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) だとすれば、自問自答というふうな形で、それ以上のものはございません。仙台市の12万円の1割負担の5億1,000万円、そのとおりでございます。
議長(浅野幹雄君) これより佐藤聖子君の質問は一問一答により行います。15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 昨年度、10月あたりでしたか、仙台市は無料乗車制度を改正しました。使っている市民たちからは改悪されたということですが、それは1割の負担が入ったことと、それから上限が決められたということなんですね。だから、隣接している富谷町でこれをどうやって考えようかということをさっき全く考えていないということだったわけですが、これについてもやはりそうではないだろうと。質問も出していることですし、検討も、今まで全く初めてのことでもないわけで、してきたということは全くそれではないのですか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 今の質問に沿う形での検討は全くしておりません。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 3月の永野議員の質問についてですが、そのときに障がい者の福祉タクシー券を求めた経緯がありました。仙台市ではこのようになっているけれども、仙台市並みに実践するようにということを質問したわけです。そのときにその答弁では、障がい者だけでなく、交通弱者にもという観点からの検討が必要だというニュアンスで、その前段階の検討の状況にあるという旨の答弁があったわけです。
そうしますと、これは障がい者あるいは交通弱者と言われる高齢者についても検討がされなければならないというその状況にあるという認識が職員の中にはある、町民の中から受けているということだと思いますが、こういうことについて、全くそれでは今までその検討をしてこなかったということなのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 前段が、議員の質問にあわせてこういう答弁がありましたということ、その答弁の議事録が私の手元にないですので、それに返しようがございません。どちらにしましても、先ほど申し上げました町民バスの活用、そしてまた必要な人に必要なものをと、制度の中でできませんかというようなことの検討は常に、今も、これまでも、これからもやっていきます。この姿勢に変わりはございません。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 無料パス制度についてはたびたび要望を紹介しながら求めてきたわけです。それで福祉タクシー制度のときには、ここにいらっしゃる長寿福祉課長がそういうふうに思いを受けとめての発言だったと思いますが、そういうことを答弁したということは記憶にありますか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 前回の敬老パスのところで、施策として、あったほうがいい、それは誰でもそうです、あったほうがいいというふうに答弁申し上げたと思いますが、施策としてそれを実施する段階にあるかといったところでは難しいというふうに答弁したというふうに自分で認識しております。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 永野議員がタクシー券については仙台市並みに実施するということを検討するんでしょうかということを聞いていまして、そのときの答弁は、「障がい者だけでなくて、交通弱者というふうな観点のところからのものも検討というふうなところで、それを障がい者のためにどのぐらいかかるかどうかということの検討ということではございませんで、その前段階と申せばいいのでしょうかね。そういう状況でございます」と、こういうふうに答えているわけです。
全く否定しているということではないというような答弁だと思いますが、これについて、そして、長寿福祉課長にお尋ねするわけではなくて、町長は、これまでも敬老パスについてはたびたび要望があったし、手紙も届いているはずですが、それでも議題にものせていないというような、さっきの答弁ではそういうふうに受けとめられるようなものでしたが、全くしていないということなのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 検討という概念はどこのどの範囲までかというものの何か相互に行き違いになろうかというふうに思いますけれども、何度も繰り返しております。その検討というような面ではやっているんですね。足の不自由な皆さんについてどのような確保をしたらいいのか、そういったものは常に見聞きしておりますので、十分進めております。しかしながら、先ほど出ましたように、富谷には歴史的にバス事業を持っていませんね。そういうふうなことも含めて、隣の仙台市、政令指定都市の仙台市とこういうなかなか、大変心情もわかる中での町政運営であったというのも事実であります。単純に4,800人、5,000人とぱっと見ても、一律に何十歳以上という、そういう一律性のものは、私は今この状況になってはなじまないと思います。1万円で5,000万円でしょう。1万円で70歳以上の人5,000人を対象にします。さらにまた、仙台市並みのこういう試算をすれば5億1,000万円。こういう状況を、町の今の情勢、財政運営状況の中で、高齢者の皆さんにどうぞといいますか、仙台市並みのとか、あるいは無料敬老パス云々というようなことで事業として取り扱えるような状況に富谷町は今既にないというふうなことでございます。ですから、それぞれの工夫とあわせて、申し上げていますように、それぞれ本当に絞りながら、大変な皆さんにどのように施策として支援策を練っていくか、この辺のところが私は今富谷町においての問われていることだと、このような認識です。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 5,000人で5億かかるというような話が今あったわけですけれども、仙台市のやり方といいますか、それは1枚500円のパスを50円で買うんですね。だから、みんながみんなそれを全部渡されて12万円分手にするというやり方ではないわけですよ。それには誇張があり過ぎると思います。高齢者の足確保、弱者の足確保ということからすれば、どうやったらそれに見合えるような行政サービスができるかということで考えなければならない。5億円だからできないだろうという答弁では納得いかないわけです。自主返納のところでお尋ねしましたが、先ほど県内のということでありました。それでは、富谷町の中でこの3年間、数字はどのどのようになっていますか
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 数字はきちっと正確に捉えていただきたいですね。5,000万円ですよ、5,000人掛ける1万は。5億1,000万円は、議員の仙台市並みの12万円の9掛けの何といったときに5億1,000万円とおっしゃっているわけですから。私言ったのは、5,000人に1人1万円一律、足ですよと出してあげるのに5,000万円で足りないですよというふうなことも申し上げた。それを5億と言ったことではございません。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 失礼しました。町長が今おっしゃったのはそのとおりです。さっき私が申し上げたものも、一律に12万円分を富谷の70歳以上の人たちに渡せということではないということもまたこれは申しておきたいと思います。
それで、先ほどのところで自主返納についてはどうですか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 1名でございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 去年の話ですと、富谷町の場合は2人ということになっているそうです。黒川郡内では7人ということで非常に進まない。なぜ進まないか。それを返してしまったら、その足になるものがないからです。ですから、大変な中でも運転するということだと思うんです。代替措置を考えるべきではないでしょうか。それについて検討をしながら進めていくことは必要ではないですか、重ねてお尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 自主返納者の方に対して町民バス無料券というふうなところも確保しているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) それについては、宮城県の警察のホームページを見ますと、「富谷町では、65歳で返納になった人には無料でバスが乗れるようになりました」ということで、評価された記事があります。しかし、富谷町内だけなんですよね。そうじゃなくて、それよりも高齢期に差しかかって、「もう運転しないほうがいい」と、家族にとめられている人たちの足を確保するためにはそれでは不十分だということで、たびたびこの話が出るわけですが、そのことについての代替策、施策、それは全く検討する必要がないということではないはずで、これについて検討を進めていくということでは、庁内で意思統一といいますか、確認はされているのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 外出というふうなことに関していったときに、各1つの自治体の取り組みというふうなことよりは、返納制度そのもので考えていきますと、もっと広域的な視点が必要なのではないかというふうなところがございます。当然、庁舎内での関係部局との意思疎通というか、協議のほうは必要かと思いますけれども。そういうような状況でございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 全国のところでも見ますと、やはり返納を進める。したがって、返納をした人たちに対するサービスさまざまあります。バスのチケットを配っているところだとか、町域が広ければそこで買い物をしたときの恩典があるだとかと、さまざまあるわけですけれども、私が危惧しているのは、今民間バスの本数がうんと低くなって使いづらくなっています。高くなってきていて、そして本数も減らされる。そのうち撤退してしまうのではないかと思うようなところが全国各地で生まれています。
こういうこともあって、民間バスを守るということも片方で必要だし、福祉施策として高齢者が外に出て元気になって帰ってくるという、こういうこともまた必要だと思うわけで、これは町としても中心課題にしながら検討すべきものだと思いますが、その点を最後にお尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 交通網の整備というようなところまできますと、1つの自治体というふうなことではないかと思います。外出を促すというふうなところでは、施策として、まず担当課として考えていかなくてはいけないのは、買い物、通院というだけではなくて、外出をしていろいろな方々と交流して元気になられるというふうなところの視点を持ちたいと思いますし、それから、返納というふうなことに関していいますと、「足腰が弱くなってきたから、近くは車にしないぞ」というような声も逆に聞かれるところでございます。なので、安全ということを考えていったときに、勇気を持って返納というふうな意識というか、そういったところにも支援できればいいのかなというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
午前11時58分 休憩
午後 1時00分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 大きい2問目に入る前に、もう一回、第1問目のところで質問したいと思います。
敬老パス制度の実施についてですけれども、自前のバスを持っていないからとか、現状ではできないという、そういう立場ではなくて、どのように住民の声に応えるかということを考えるというのが町執行部の役割だと考えるわけですが、その点についてはどうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 外出、交通というふうなことを考えたときを論点にしていきますと、先ほど町長も申しましたように、足の確保というのは重要な問題だというふうな認識はしているというふうなところの繰り返しになろうかと思います。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) やる方向で検討するということが必要だと思うわけで、これについては町長のお立場を伺いたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) これまで言い尽くされてきているところであります。議員の内容、趣旨で検討する方向にはございません。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) それでは、大きい2問目の食育推進のほうで質問いたします。
食育の日、食育月間、何日で何月でしょうか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 食育月間は6月で、食育の日が毎月19日でございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 食育月間につきましては、広報誌などで特段の取り組み紹介あったでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 広報誌等では特段広報をしておりませんけれども、学校だより等で「はやね、はやおき、あさごはん」も含めて保護者の方にはお知らせをしているかと思います。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 食育推進ということで、食育が定められてから食育に対する思いというのは深いと思うんですが、やはり小さいときから高齢になるまで一貫した取り組みが必要だと思うわけです。
まず、「はやね、はやおき、あさごはん」のところでお尋ねしますが、目標値、欠食率を2%にまで減らすということですが、直近の数値はどうなっていますか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 直近の数値は、今のところ捉えているものはございません。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 平成22年が最後だということだと思うんですが、内容についてもそれでは同じように平成22年が最後ですか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 食育推進計画だけで見ればそういったことではございますけれども、ただ、食育の推進につきましては、学校評価であったり、保護者アンケート等で推進していく旨聞き取りをしているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 計画の2期を見ますと、成人では約80%が主食・主菜・副菜がそろったものを80%食べている。ところが子供については物すごく乖離があるわけですね。なぜこうなっているのかということについての分析はありますか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 食育につきましては、子供のころからの基本的な生活習慣の確立ということを主眼として行っているものでございます。極力そういった乖離がないような形でこちらのほうで推進していく必要があるものと認識しております。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 多分この80%というのは親の世代だと思うのですが、親たちは主食・主菜・副菜がそろったものを食べているけれども、子供には好きなものを食べなさいということで、食育の大もとがそういうことで、これはどういうことなんだろうなという思いがあるわけです。ですから、それを完全なものに、バランスのいいものにしていくという取り組みが本当に必要になってきている。子供のときからの食事が非常に大切だということになると思うのですが、そういう認識はありますか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 当然、栄養も含めた食のバランスというものが重要だということで食育を推進しているものでございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 「はやね、はやおき、あさごはん」に限らず、食事はみんなでとるのが大切だと思います。私は夕飯が家族そろって食べられる、そういう働き方、あるいは働かせ方といいますか、そういうことが重要だと思いますが、朝ご飯の欠食の中に、なぜ食べられないかというような分析はしているようにはちょっと聞きとれないのですが、そういう分析、例えばダブルワークをしているだとか、それからそういう準備ができないからとかというそういうことなどがあるのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) そういったところまでの分析につきましては現在行ってございません。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 国が示す目標値もありますし、ここまでできたからということが2期計画に書かれていて、目標設定はこういうふうにしましたということが出てくるのだと思うんですよね。だけれども、なぜ食べられないかという現状の把握がしっかりなされなければ、数値だけはここに置きましたということでは、なぜ欠食してこの先伸びないんだろうという、その具体的な手だてができないと思うわけで、今後については、なぜ食べられないのかということも研究する必要があると思いますが、それについてはどうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 朝食、「はやね、はやおき、あさごはん」に関しての保護者アンケートを見ますと、おおむね21.8%が余りできていない。保護者のアンケートがございます。ですから、このことに関してはより一層、家庭、保護者との連携が必要だなというふうな認識をしております。ですから、各学校、保護者との連携を深めながら、やはり目標値を上げていくというのは学校も保護者も同じ思いじゃないとできませんので、そこのところはより連携を深めて、目標値の達成のために努力してまいりたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 失礼しました。
先ほど教育ファームと農業体験のところで一括してご答弁がありましたが、これと地産地消あるいは給食センターの活用ということは一括で進められていくものだなと思っていますが、この連携といいますか、これについては今後、平成24年で一応の献立があったと思いますが、25年、26年、その後についてはどのように進められていきますか。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 一昨年度、小学校、それから昨年度、中学校で新しい学習指導要領が実施されていますが、その学習指導要領の中でも特色ある教育活動及び体験的な活動の推進ということがよりうたわれてございます。ですから、農業ファームを含めた子供たちの体験活動、特色ある教育活動というのは、各学校において今取り組みを深めているところでございます。特に当町はこのように大変設備の整った給食センターでございますし、給食センター前のほうに今度新しく栽培コーナーというものも設置されておりますので、各学校の取り組み、それから給食センターとの連携、それから各地域でお借りしている実習田等の活用、そこを一括統合的な取り組みとしてより進めていきたいというふうに思っています。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) そういう中で、学校給食センターは地場産品の活用をどんどん進めていくということが必要ですが、私のさきの質問の中ではなかなか大量につくる給食の中では難しいなということも感じました。しかし、食育推進の中にある日本型の食事と書いてありましたけれども、日本食ですね。それからずっと伝わる、富谷に伝わる、その地域に伝わる食事というものについてのことも書いてあります。これらを積極的に学校給食センターを使いながらするということが必要だと、子供たちへの食事も私は必要だと思いますが、これについてはどのように実行していくのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 給食の献立の中にも地域の特色を生かした献立というようなところもございますので、その辺のところをよりこれから推進してまいりたいというふうに思っています。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 食べ物の中でなかなかとりにくいものの中にカルシウムがあるかと思います。骨粗しょう症で高齢になってから大変な思いをしているという人が身近なところにいらっしゃるわけですが、骨密度の測定というものが今必要ではないかと思っています。健診の中にそれを加えながら、小さい子供、そして思春期・青年期あたりに骨密度を高めておかないとという啓蒙も必要ではないかと思いますが、これについては骨密度を入れていくというようなことは考えないでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 健診事業の中でそういったところをちょっと検討してみたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 健康推進員の話で説明をしてもらいました。私も調べたわけですが、非常に大きな役割を果たしていると思います。この人たちが1人の任期が2年ということになっているわけですが、継続して続けているという人たちもいるのでしょうか。2年で終わってしまっているということの人が多いのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) ことしちょうど4月が任期更新の時期でございました。今回は20数名ほど新しく更新された方がいらっしゃいます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 役割を調べますと非常に広範囲になっていて、赤ちゃんから本当に高齢者までの健康推進に手伝いをしているのだなということなのですが、その人たちについてですが、各行政区に1人あるいは2人ということになっているようですが、これで十分でしょうか。先ほどのゆとりすとにも参加しているとかというものもあると、これで十分なのかなという思いがしますが、これについてはどのような見解をお持ちですか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 十分かどうかという議論については、ちょっと何ともお答えできませんが、現在、行政区から1名を基本に、世帯数が多いところについては2名といったところで54名ほどの健康推進員さんの皆さんにご協力をいただきながら、健康づくり、その中での食育の部分も協力いただきながら進めているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 先ほど最後のほうで高齢者の食費にかけられるお金が非常に少ないということを知る限りでお話ししたわけですが、そういうときに町が顔と顔を合わせながら、直接、「どれくらい使っていますか」というぶしつけな質問ではなく、生活実態を把握するということは必要だと思います。これについての調査の必要性についてはどのように考えていますか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 現在のところは、先ほど答弁させていただいたとおり、介護予防制度の生活機能評価、こちらのチェックリストをもとに把握に努めたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 私が申し上げているのは、そういうことだけじゃなくて、そして住民からも要望があるように、町の職員が来てくれるということを非常に期待しているわけです。自分の生活、家族の生活、自分がどういう立場で暮らしているかということを知ってほしいということだと思うわけです。その中で、本当に実態に合ったものを聞きながら、合わせた支援をしていくということが必要になってくると思うんです。手間がかかると思いますけれども、やはりエリアを決めるだとか、高齢化が進んでいるところからするだとかという必要があるのではないでしょうか。これについて検討しますか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) そういったものについては、地区の健康教室とか、健康推進員さんが中心になって地区の健康教室、先ほど申し上げましたが、そういったところでお願いしながら参加を呼びかけたりしております。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) そういうことで、健康推進員の方々が非常に大きい役割を果たしているということで、もっと広がればいいなということを思うわけですが、どうしても同じメンバー、同じ顔なじみということになりがちで、これをさらに広げていくために、それでは町はどのようにしますか。最後にお尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 健康増進課所管となっておりますのは、健康推進員さんを中心として、地区健康教室ということになりますが、そのほかにも町の事業で公民館の事業等でも広く食の関係の取り組みも事業も行っております。また、高齢者福祉の関係の事業でも食をテーマにした事業も行っております。その中で、関係課と連携をしながら食育推進計画と整合性を図って事業に取り組んでいきたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 私からは3件、3問、11件の一般質問をしたいというふうに思います。
最初に、全国的に拡大する風疹の予防接種に助成をということで、昨日の町長発言にあるとおり、今回、補正予算が組まれたわけですが、これについて私からのほうの質問をしたいというふうに思います。
風疹患者が全国的に拡大しています。5月29日、これは一番新しい情報になるわけですが、国立感染症研究所が21週までの「風疹累積報告数の推移」について公表しております。昨年同期からすると32倍以上の依然として発生数が減る状態ではありません。特にこれから夏にかけて流行期に入ろうとしております。風疹の流行は2年から3年続くと言われています。今回の大流行になる前の前回の流行期、2004年だと思うんですが、予防接種の実施を提言していましたが、放置されたままになっており、今回の大流行を招いてしまったという発言をしている人もいます。
日本の風疹ワクチンは、1977年から女子中学生を対象に始まり、その後、何度か制度が変わり、現在は、1歳と小学校入学前1年の計2回、麻疹と風疹を防ぐMRワクチンを接種しております。免疫が不十分な人が多い世代の対策として、2008年から2012年度の期間限定で中学1年生と高校3年生相当年齢への追加の接種も実施されてきています。
今年の風疹報告患者数を見ると20代と30代が6割を占め、女子中学生だけが対象だったり、接種率が低かった世代と重なっております。実際に20代後半の男性の10人に1人、30代から50代前半の男性の4人に1人は風疹の免疫がありません。女性も接種の機会が1回しかなかった20代以上で免疫のない人が5%ほどいると言われています。かつては子供の感染が問題視されていましたが、現在は大人の感染が問題となっております。
厚労省によると、妊娠初期の女性が風疹にかかると胎児が風疹ウィルスに感染し、難聴を初めとした心疾患、白内障、さらには精神や運動機能の発達遅延を引き起こす先天性風疹症候群、昨日も町長が話ししておりましたが、CRSという病気にかかると言われています。その確率はいろいろの統計数があるようですが、妊婦が風疹にかかった場合に赤ちゃんが先天性風疹症候群にかかる確率は25%から90%と言われて、かなり高い確率を示しているデータもあります。
国立感染症研究所によると、宮城県内でも患者が発生しており、今年2月26日には、厚労省から「先天性風疹症候群の発生予防等を含む風疹対策の一層の徹底について」の文書を出して、ワクチン接種について促しています。
県内でも、仙台市、石巻市、気仙沼市、角田市、白石市、登米市、東松島市、女川町、川崎町、美里町、丸森町、村田町、大衡村が助成を決定したと東京感染症情報センターホームページに上がっております。特に宮城県でも9月の定例会に助成費の一部負担について提案すると報道されております。昨日の町長所信と町政運営概要で触れているとおりですが、この予防接種は国が実施すべき対策であると思います。しかし、今回の流行期にも対策がおくれたために今回のような状況になったことを考えると、地方の一自治体でも対策をしていかなければならないと思います。
我が富谷町は若い町であり、対象となる町民はたくさんいます。この風疹にかからない対策は予防接種を実施すること以外にないと言われています。早急に町の対応が望まれます。と、一般質問を出した後に、本定例会では補正予算が提出されましたが、以下の件について質問いたします。
1、増加し続ける風疹患者に対する町の予防対策はどのようになっていますか。
2、宮城県内でも患者が昨年を上回っていると言われていますが、富谷町の状況はどのようになっていますか。
3、県内でも風疹予防接種費用を助成する市町村がふえています。富谷町も予防接種費用を助成すべきと考えますが、そのような考えはありませんか。
大きな2問目です。小型家電リサイクル法施行に伴い、町の対応はどのようになっていますか。
毎年5月30日は、語呂合わせでごみゼロの日とされ、1975年豊橋市から始まった運動が、ネーミングのユニークさから530(ごみゼロ)運動が全国的に拡大し、1993年には厚生省がこの日を初日としてごみ減量推進運動を制定したと言われています。
また、きょうは環境の日、世界環境デーです。1972年にストックホルムで開催された国連人権環境会議で「人間環境宣言」が採択され、国連環境計画が誕生した日でもあります。
このように環境に対する運動が始まってから38年が経過しております。こうした流れの中で、2013年、平成25年4月1日に使用済小型電子機器等の再資源化の促進に関する法律(小型家電リサイクル法)ができて施行された。使用済みの小型電子機器などに使われている金属など有用な資源をリサイクルするための法律です。この法律は、家電製品内に入っているベースメタルやレアメタルを有効に活用するという社会的意義が得られるもので、現在、日本全体で年間に廃棄される小型家電は推定65.1万トンと言われており、その中に含まれている金や銀などの有用な金属は約27.9万トン、金額にして約844億円になると言われております。小型家電製品の中にこれだけの金鉱が眠っていることから、「都市鉱山」と言われており、これを活用しようというものです。
富谷町としても取り組みが望まれますが、どのように考えていますか。また、基本方針によると、市町村または認定業者が回収し再資源化を実施する目標が2015年までに1年当たり14万トンと定められています。富谷町の対応をどのように行おうとしているのか質問いたします。
1、富谷町として、この法律への対応をどのように考えていますか。
2、基本方針で「特定対象品目」を指定していますが、家電製品がどの程度の量があると考えていますか。
3、実施するとすれば、回収方法をどのように考えていますか。年間目標をどのように考えていますか。
大きな3番目、富谷町で契約している保守契約について問う。
私は情報化について何度か一般質問を行ってきましたが、今回は、富谷町では情報通信関係を中心として保守契約をしているものがたくさんあると思います。保守契約はしていないが、入札時の仕様書に「保守」を行うことが含まれているものもたくさんあると思います。
この保守契約に基づき、来庁したり、こちらから連絡して対応したり、簡易なものについては電話対応などで終わったりしていると思いますが、その時間と経費はどの程度になっていますか。また、この保守契約の内容の中で重複している部分がないでしょうか。重複部分を整理してみる必要があると思い、以下の点について質問いたします。
1、保守契約で年間の経費はどの程度になっていますか。
2、保守契約を実施している数は幾つありますか。その項目は何々ですか。
3、特別に保守契約していないが、契約の中に含まれている保守契約は何件ありますか。その項目は何々ですか。
4、この保守契約で重複している部分がありませんか。
5、昨年度、保守契約などで業者が出向いてきた回数と時間は何時間ですか。また、故障などの緊急性の対応は何回で、要した時間はどの程度ですか。
以上です。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの質問に答弁を申し上げます。
冒頭、昨日申し上げたとおり、風疹についてはきのう申し上げたおりで対応させていただきたいと思いますので、質問の趣旨を生かして取り組んでまいりたいと思います。
後ほど細かいこと、もしありましたら、再質問のほうでお願いいたします。
小型家電のリサイクル法、こちらについても施行の24年公布されて、この4月に施行したというふうなことでありますけれども、富谷町の取り組みということで、十分他町村の様子やら取り組みを見ておるところでありますけれども、現状、取り組みかねる状況下の中にあって、まだ踏み出してはおらないというふうなことでございます。県内の市町村の状況だけ申し上げますと、35市町村のうち、どちらかというと実施方針というのは富谷町を含む6団体、一方、予定はなしというのが11団体、現状わかる範囲での情報でございます。
細かい内容については後ほど担当課からといたしたいと思います。
保守契約等についても、大分詳細な内容ですので、担当課での答弁とさせていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) それでは、3番目の保守契約について、私のほうからそれぞれ説明をさせていただきます。
最初の保守契約の年間の経費ということになりますけれども、こちら情報通信系、そちらに限定したものではございますけれども、年間の保守契約費用につきましては、予算ベースでございますけれども、全体で3,084万5,000円となってございます。
この保守契約を実施している数ということになってございますけれども、こちらは5月末現在にはなりますけれども、こちらは40件となっております。内容につきましては、主に機器ソフトウエアシステムの保守となってございます。
3番目の契約の中に含まれている保守契約、これは何件ありますかというご質問ですけれども、こちらのほうは7件となってございます。これはリース契約などに含まれておりまして、その内容、項目は申告支援システム、資産管理システム、ファイルサーバーシステム、設計積算システム、LGWANシステム、障害福祉台帳システム、介護保険システムの7件となってございます。
それから保守契約、契約の中に保守とそのリース等の重複はないかということではございますけれども、こちらのほうにつきましては重複しているものはございません。全部その契約なり、保守契約の中にそれぞれ別個のものということできちんと整理されてございます。
昨年度、24年度の業者等、SE等の出勤回数ということでございますけれども、年間で453回、延べ3,564時間、日数に直しますと445日ということになります。それから、故障による緊急の対応は17件ございまして、おおむね2時間以内には復旧している状況になっております。この453回のうち、主なものとしては、税関係でございまして、基幹系のものということで、住民税、固定資産税、国保税ということになります。国保につきましては、月次、それから随時処理といろいろございますので、そちらも保守契約の中の出勤ということにはなってございます。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 風疹に対する予防接種の件につきましては、先ほど町長が申し上げましたとおり、昨日申し上げた内容で、先天性風疹症候群の発症防止を目的に緊急対策として助成事業を実施することといたしました。
また、富谷町での罹患者の件は、現在のところゼロというような情報でございます。以上です。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀郁雄君) 私のほうから、問い2の(2)のほうの特定対象品目のうちの家電製品、どの程度の量があるかというところからまず申し上げますと、まず、制度の対象品目として、政令の第1条において、28の分類ということで定められております。通信機械器具、それから映像用・音響用の機械器具、パソコン記憶装置などということで100品目以上の小型家電が対象となっております。このうち、国のガイドラインにおきまして資源性などの観点から、特にリサイクルすべき品目として携帯電話端末、それからパーソナルコンピューター、デジカメなどの16種類の品目が指定されているという状況になってございます。
これらに上る種類、品目数、これらが町内の各家庭、どの程度普及しているかということで、数量を把握するための資料ということで、ちょっと大変困難な状況でございますが、1つの例として内閣府の消費動向調査、これを参照しますと、使用中のデジタルカメラ、それからパソコンにつきましては概数ですが1世帯に1台以上、それから携帯電話は1世帯に2台以上ということの調査でございます。これを引用しますと、単純に計算しますと町内に保有のデジカメ、それからパソコン、それぞれ1万7,000台以上。それから携帯電話につきましては3万5,000台以上というような保有台数が試算されるということで、これをほかの小型家電にも引用して傾向をつかみますと、おのずとかなりの量の特定対象品目が保有されているということがうかがわれるということでございますが、具体的な量、これを推計するというのはちょっと困難なのかなというふうに考えてございます。また、保有台数に、さらに今度は使用済みのという条件をつけますともっと難しい推計になってしまうのかなというようなところでございます。
それから、(3)番のところでございますが、実施するとすれば回収方法はどのような方法がと、それからその回収するに当たっての年間目標はどのような考えかということでございますが、回収方法につきましては、国のガイドライン、これにおきまして7つの種類を想定しているというところでございます。ただ、それは各地域の実情に合わせて行うか、あるいは複数組み合わせの方法も可能というのがガイドラインの表示の方法でございます。1例としては、公共施設などに専用の回収ボックスを置く、それから現在のごみ集積所に専用のコンテナを置く、あるいは現在の収集の中からピックアップするという方式などが提示されておりますが、それぞれメリット・デメリット、双方とも多いというのが課題となっておるようです。
それから、年間目標をどのようにということでございますが、国の基本方針のほうから引用しますと、国民1人当たりに換算すると年間に1キログラムの排出量だろうということになりますと、使用済みの回収率を20%と見込んだという根拠のようでございまして、これを富谷町のほうに当てはめますと、年間にすれば50トン、1週間当たり約1トンの収集目標というふうに試算されるのかなというふうに考えております。ただ、これにつきましても、試算ということでございまして、実際の排出量が見込めないという、予想できないという困難な状況ですので、これをもって直ちに回収方法、どのような方法がふさわしいかというのはちょっとこれも困難なのかなと思います。ですので、具体の回収方法などにつきましては、町民の方々の排出しやすい方法、それから費用ですとか、盗難防止、個人情報の保護など、総合的に勘案しながら回収方法なども考えなければいけないのかなというふうに考えております。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) これより小川昌義君の質問は一問一答により行います。13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) まず最初に、風疹のほうの質問をしたいと思うんですが、風疹、予算書が出ているわけですけれども、その予算書を出した根拠なんですが、どのような根拠で……。320万円が出されているわけですが、その根拠について質問したいと思います。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 320万円の根拠ですが、300万円のうち20万円は委託費用の事務費というような見方で、実際助成のほうは300万円というふうなことで見ております。内訳としましては、対象者ということで、基本的に妊婦の夫ということがまず1番目に来ておりまして、この夫は500人と見込んでおります、対象が。その500人というのは年間富谷町で500人の出生がこれまで例年ですとそれぐらいの数だということで、その数を夫の数に見立てております。また19歳から49歳までの妊娠を希望される女性ということで、こちらは19から49歳までの町内の女性については約1万数百人ということで、それの10%、1,000人というふうなことで見込んでおります。それを合わせますと1,500人ということで、こちらの接種率、接種希望される方については、議員先ほどお話あったように、23年度の統計から見ますと男女ともに15%の方が風疹の抗体を持たないか、あるいは持っていても低いと言われております。その15%に、プラス5%を加味して、20%という部分で接種予定者を見込んで300人というふうなことから予算のほうを計上させていただいたところでございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) そうしますと、20歳から50歳までの世帯というか、男女の比率、約、私ちょっとこの前の国勢調査のものしか情報ないんですが、課長話ししたとおり、約1万9,000人ぐらいの人数がいらっしゃるということで、その根拠はわかったわけですけれども、費用金額、1万円ということでよろしいわけですね。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 失礼しました。先ほど単価の部分をちょっと申し述べませんでした。1万円を限度というふうなことで考えております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) そうしますと、1万円というのは1人当たりだかどうかわからない、単純に計算すると1万円になるわけですけれども、この1万円というのは、例えば抗体検査とか、こういったものも含めて1万円ということなのか、人について1回1万円なのか、それから期間はどの程度なのかについて質問します。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 1人1回ということで考えてございます。それから対象とする期間ですが、これから周知をするわけですので、4月から年度末という周期をもって設定しております。4月、これまでにも既に個人的に接種をされた方もいらっしゃると思いますので、その方については、4月1日までさかのぼって接種された方、領収書等を提出いただきまして助成の対象とするというふうな考えでございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) そうしますと、1人1万円という考え方なんですけれども、仙台医師会の方にちょっとお聞きしたんです。抗体検査は約3,500円ぐらい、風疹ワクチンが今ないんだそうですね。MRワクチンしかないので、7,500円から8,000円ぐらいだという形でお聞きしたんですが、そうすると、例えば抗体検査をすると、その後の金額については、もし抗体で低い値が出たとすればそれは2回になるわけですか。そういう場合も補助の対象になるわけですか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) あくまで、抗体検査は対象には含みません。予防接種接種費用です。それから今お話しのように、混合ワクチン、風疹MR、その接種費用については、大体1万円前後というふうなことでお聞きしております。それで1万円を限度ということでさせていただきました。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 富谷町の風疹の接種の数なんかを見てみまして、小学生と合わせて考えてみると、1万ちょっとぐらいかかっているんてすね。予算書だけというか、決算書から見てみますと。そうすると、ほとんど1万円ぐらいでおさまるんではないかなと思うんですが、やはり抗体、自分、前に接種したんだけれども、やっぱり抗体があるか、ないかというようなことを考える人も出てくると思うんですが、やはり抗体の検査というものも含まれるべきだと思うんですが、その辺はいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 前に予防接種を打たれて抗体をお持ちの方、あるいは低いか、事前にその抗体検査をしているということは効率的かもしれませんが、抗体を持っていながらまた接種をすること自体に害はないと言われておりますので、その辺は医療機関で接種希望される方がご相談していただいて、その上でご本人に、任意接種でございますので、判断をしていただきたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) そうしますと、抗体検査よりも接種のほうをしてくださいと。何回してもいいと、そんなに害はないというような情報がありますので、そういったふうに情報を出していくということでよろしいわけですね。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) はい、そのようなことでご案内する予定としております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) じゃあ、風疹についてはこれぐらいで終わりまして、次に、家電リサイクル法のほうですけれども、一応、家電というか、小型家電じゃなくて、家電リサイクル法、それから小型家電リサイクル法というのが、今2つ走っているわけですけれども、大きな違いというのはどの辺にあると思いますか、ちょっと質問したいと思います。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀郁雄君) 家電リサイクル法につきましては、大物家電といいますか、洗濯機、冷蔵庫、テレビ、エアコンというものが、平成15年でしたか、平成10年ですか、法律ができまして、そちらのほうはメーカーのほうが回収する義務がありまして、実際、購入された方が処分費用、それから運送費用を負担して行うというのが家電リサイクルのほうでございます。
今回の小型家電リサイクルのほうは、これも新しくできた去年公布の法律につきましては、市町村が分別収集をする。その上で、国が認定したいわゆる認定事業者に引き渡すこととなりまして、その認定事業者が中間処分をするという枠組みということで、回収方法とか義務化につきましての違いがあるというふうに理解しております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 先ほどの町長の答弁では、積極的団体が幾つあるような話もしているんですが、この取り組みの目標値というものがあるわけですが、その前に、取り組むという姿勢はあるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀郁雄君) 先ほどの町長のほうの答弁で、アンケートのつくり方からの言葉遣いが「どちらかというと、実施方針」という項目でした。ただ、富谷町のほうは法律の趣旨を尊重いたしまして、実施する方向で検討しているというところでございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 先ほども課長の答弁のところで、1カ月にすると1トンぐらいの回収を最終的には目標とするという形になるわけですが、これは大変な目標で、なおかつ、我々住民にとってもなかなか理解しにくいものですけれども、この目標達成にいくプロセスというか、その辺についてはどのように考えていますか。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀郁雄君) 先ほどの目標の1人年1トンというのは、国の基本方針の数値を引用して当てはめてみるという数字でございます。現実としてうちのほうで計量したものとしては、1人当たり0.6トンぐらいの数字になるのかなというふうに思いますが、この目標にどのようにといいますと、やはり制度の導入を図った上で、回収方法をどのように持っていくか、それから認定事業者がどのような業者さんが認定されるか、いろいろ総体的な枠組みが整った上で、具体の方策を検討して目標に近づけるということを念頭に事業のほうに取り入れるということになろうかなと思います。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 今現在でも、例えば有料で石積に持っていってできるものも小型家電の中には入っていると思うんですが、この辺の回収率というのはどの程度ぐらいになるのか、回収率というか、持ち込んでいる率というのはどのぐらいになっているんですか。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(亀郁雄君) 直接、石積の清掃センターのほうに持ち込みにつきましては、粗大ごみの自己搬入、それから資源3種で町が収集しているものというのが集まってくるところでございまして、数値的なものといたしましては、こちらで、センターのほうで把握しているのが、粗大ごみとしては年間、24年度の数字ですが、およそ96トン、それから資源3種としては年間92トンというところですが、ただ、この内訳として、どれくらいの電化製品あるいは家電製品、小型家電製品があるかどうかというのは、ここからはちょっと読み取れないというのが実情でございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) やっぱり、各家庭にある資源ごみを資源、要するに有資源、レアメタルなんか、貴重な物資ですので、これについてやはりきちっと目標を立てて、町民に情報で流していってきちんと取り組みをしていただきたいというふうに思います。
次に、保守契約のほうについてお伺いいたします。
保守契約の中で、部長のほうからお話あったんですが、重なっているものがないというふうにお聞きしたんですが、それでよろしいんですか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 重なっているものはございません。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 保守契約の中で、内容ですよ、内容の中で重なっているというのはないですか、本当に。もう一度伺いしておきます。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 内容といいますと、例えば先ほどお話ししました税の課税、毎月処理するような国保税、それからほかに随時処理とかありますし、それからちょうどそのときに介護保険とかそういったものもありますので、その場合、SEが1人で2役をする場合もありますけれども、そういうものはやっぱりそれぞれの契約ということで、もし別々に、もちろん別々の契約ではありますけれども、もし、それを個別にした場合は、かなり単価的には高くなるということもあり、たまたま重複した日程の中でやるということもありますので、保守契約そのものの契約としては重複はないということでございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 要するに、内容的には重複するかもしれないけれども、契約上はないというふうに今話聞こえるわけですけれども、必ず保守契約の中を見れば、ほとんど同じことが、今言われた電算の関係の中身では重なっていると思うんですよ。例えば今学校教育課で出されている仕様書があるわけですが、これのあたりについてもやはり保守契約が結ばれているんですね、この契約の中に。中身を見てみれば、電算関係でやっている中身と私は同じだと思うんですよ、出てくる内容は。その辺については、そういうふうな意味での重複しているものはないかということなんですが。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 同タイミングで業務的な重複というのはあり得るかもしれませんけれども、実質的に契約の中ではないということで一応認識はしております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 今の契約にはそういったものがないということについては私も理解するわけですが、作業内容そのものからすると、そういったものが必ずあると思うので、そういうものを精査するべきだというのが今回の質問なんですが、その辺についてはいかがですか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 先ほどお話しした中で、同タイミングでやるということが全部そのとおりになればよろしいんですけれども、個別ごとに日時、時間が異なったり、そのときによってSEも変わったりということもございますので、必ずしも重複ということを前提にした形での契約はちょっと難しいかと思います。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) SEの方が対応しているということについては、全ての今、先ほど部長が言われた内容は、全てSEの方が対応するという形になっているわけですか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 先ほどお話ししたのは基幹系の税関係ですけれども、随時処理とか月次処理については、必ずSEの方が立ち会ってやっております。それから年度更新もありますし、頻回にそういったことがありますので、そのときにはSEは立ち会いますし、それから個別のほうは小規模的なものについては職員がそのままやって、ちょっと壊れたとか、初めてのものであれば当然SEのほうも立ち会うような形になってございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) SEが対応したときに保守契約の内容で、対業者との間で、例えばプログラムに問題があったとか、ないしは構造的に問題があるとか、役場から業者までの間が問題になってくるとか、こういったものについては、役場に入る前までと役場から入った後のトラブルの件数はどの程度になっているわけですか。
長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) トラブルというか、先ほどの後段のほうでお話しましたけれども、緊急で業者が来た回数につきましては453回、延べ時間で3,565時間ということになっています。この中には立ち会い等も含めての時間にはなります。それから、その後にお話ししましたとおり、緊急性の対応ということでは17回のおおむね2時間以内に復旧ということになりますので、復旧ということの部分を捉えれば17回ということもありますし、それから、その他、昨年の課税関係につきましても、それなりに対応をして、実際出てしまった後もそれなりに対応したということでございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) そうしますと、今年度の予算書を見せていただいたんですが、保守契約にかかわる件数というのですか、議案書からいきますと、大体、例えば使用料とか賃借料、それからソフトの使用料とか、こういったものに換算しますと何件ぐらいで、現在、本年度の予算立脚した場合に、何件ほどで、幾らほど、先ほどちょっと金額については正確に聞けませんでしたので、例えば委託料でどれぐらい、賃借料でどれぐらい、何件でどのぐらいになっているかという、その辺についてはおわかりだったら示していただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 先ほどの1番目の質問ということだと思いますけれども、当初予算ベースで3,084万5,000円、これはあくまで保守だけの分になります。それから、後段のほうでご質問ありました契約の中に含まれているかということも含めますと、総件数、先ほど40件ということでお話ししましたけれども、総件数は47件になります。これは契約の中に、賃貸借リースの中に入っている契約も含めた形になりますけれども、これは一般会計から特会含め、水道事業も含めた形になりますけれども、47件。合わせまして、賃貸借の契約も含めた形で6,340万円ほどとなっております。これが全体的な契約の内容となっております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) そうしますと、相当数の金額もかかっているわけで、その中に保守だけが突出して出ているわけではないわけですけれども、その辺は、保守についての今後の検討というものについては考えがあるか、ちょっと質問したいと思います。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 先ほどいろいろご指摘もいろいろございましたし、それから、やはり立ち会いの部分の、その明確なものということもやっぱりこれから仕様書なりできちんと、お互い契約の中でやっておるものですから、きちんと明確にはしていきたいなと思ってはおります。
議長(浅野幹雄君) この際、午後2時15分まで休憩をいたします。
午後2時00分 休憩
午後2時15分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
14番細谷禮二君。
14番(細谷禮二君) 通告に従って、私からは1点質問いたします。
「町道明石石積線の道幅の拡張を」と題して質問いたします。
地の利は道によって生かされ、道なくして地の利は生かされません。石積トンネルの開通によって交通の流れは大きく変わりました。利府街道に通じる道路として大変便利で、今後ますます交通量が多く予想される道路です。
ことしの3月10日、富谷町明石石積線の町道で道路左側の電柱に衝突、胸を強く打つなどして死亡事故が発生しております。
富谷町町道路線認定書には明石石積線、全長1,135、道幅4メートルとありますが、実際は7メートルです。この間は左右のカーブがあり、緩い上り坂になっております。自転車で上ることは当然困難です。道路の中央線から2.7メートル、両側に車道があります。路側帯には縁石もなく、ガードレールもありません。路側帯80センチ、そこには側溝45センチ、深さ40センチの側溝が埋め立てられ、ふたはなく非常に危険な状態です。
私も先日、明石石積線を歩いてみましたが、後ろから来る車からクラクションを二、三度鳴らされました。また高校生の通学生は自転車で上れず、押して歩いていました。自動車が来るたび、自転車をとめ脇のほうへ、非常に危険な状態です。道路両側には建設会社、砂利置き場、重機置き場、コンテナの置き場、それから建設会社十四、五社があり、「ダンプの出入り口 危険」の立て札も二、三カ所立っている状況です。
縁石、ガードレールを設備し、車も人も安心して通れる町道を目指してはどうかと思い、次の質問をいたします。
明石石積線の交通量の調査を実施したことがありますか。
2番目、路側帯は歩行者が通れる状況ではなく、非常に危険があると思うが、調査をしたことがありますか。
安全性を考え、側溝にふたをする考えはないですか。
4番目、交通量など、歩行者の安全性を考え、道幅を拡張する計画はありますか。以上です。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員のご質問に答弁を申し上げます。
明石石積線ということで主要地方道から峠を越して石積に抜けるあの場所であります。きのうも話に出ましたけれども、改めてやっぱりこの路線のいわゆる環境変化、状況変化というようなことを受けとめまして、4番目とかかわりますけれども、交通安全施策という立場から、総務課、そしてまた都市整備課、あるいは教育委員会等々、課の横断的に現場での調査確認をしながら早急に安全対策の面から進めてまいりたいというふうに思います。
それぞれ実施したこと、調査したこと、考えはというようなことでありますけれども、現状、あの部分を緊急に拡幅工事等々まで手を伸ばす状況にはありませんので、今のような視点の中で、富ケ丘の通学路、あのような形で手を入れる、あるいは西成田から、高円寺から成中の上がるあそこの状況とか、一定手を尽くして成果を上げてもおりますので、側溝のふたがけの部分とか、あるいは車道と道路との隔絶をする何かの策とか、そういったことの立場でぜひ早急に対応したいというふうに思うところでございます。
不足の部分については、整備課長、担当課長から答弁させることといたします。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) それでは、私のほうから、交通量調査をしたことがありますかということで、平成16年4月に、明石石積線から県道になりました石積トンネルを抜ける、あそこの交通量というようなことで調査してございます。午前7時から午後7時までの12時間の交通量だったのですが、当時、12時間で5,854台の交通量があったものです。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 終わりですか。(「2番、3番、まだ……」の声あり)
2番と3番、まだというものをもう少し詳しく説明してください。
建設部長(鴇謙一君) 済みませんでした。
現時点の調査をしたことがあるかというようなことで、私どもも路面の補修や交通安全施設の設置等にかかわるものについて、現地のほうは調査しておりまして、歩行者、なかなかそこで調査をした時点で、歩行者と会うのはなかなか難しい状況だったのですが、自分たちも歩いて、大型ダンプ等が結構通るというようなことで危険という認識は持っております。
側溝のふたがけというようなことで、町長からもお話ありましたが、急カーブあるいは上り坂・下り坂、結構多い路線でございますので、部分的に必要なのか、あとは全体的に必要なのか、あとは車道と歩く部分の隔離というようなことを先ほど町長申し上げましたので、その辺の、ふたがけのみならず、別な方策があるのかも検討したいと考えております。以上です。
議長(浅野幹雄君) 14番細谷禮二君。
14番(細谷禮二君) 今建設部長からお話がありましたが、ちょうど歩行者が歩く道幅は40センチしかないんです。すぐ脇が側溝が埋まっているだけで、非常に危険です。しかも縁石もなく、ガードレールもなく、すぐ白線だけで、車がちょうど2メートル70ですから、非常に危険な状態ですね。自転車などは押して歩いていると本当にすれすれです。そういうことを考えれば、やはり歩行者が歩く部分をもう少し広く、そして側溝にふたをかければ1メートルぐらいにはなるんじゃないかと思うんですけれども、その点をどのように考えているか、お聞きしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 全長約1,100メートルございますので、単純に考えますと、今の作業場の出入り口を含めましても2,200メートル、ふたが50センチですので、4,000枚近くなるふたが必要になると考えております。ふたがけの設置費用も勘案しまして、できるかどうか、ちょっと検討してみたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 十分議員の内容は受けとめましたので、緊急性の高い場所だというのは。議会終了後に、早速、みんなで対応を協議しながら、緊急性のあるところからというようなこと。拡幅については一、二年、二、三年というような単位でかかるわけですので、急を要する部分はどこなのか、あるのかどうなのかというようなことも含めて、十分なる対応をさせていただきますので。恐らく、この先のやりとりをしても余りあれかもしれない……。何かありましたら、どうぞおっしゃっていただいていいですけれども。どちらにしても、緊急対応させていただければ……。ありがとうございます。
議長(浅野幹雄君) 14番細谷禮二君。
14番(細谷禮二君) 去年の9月議会のとき、私は穀田太子堂線について一応質問しました。その際、町長は、「考えておりません」ということでしたが、12月の議会のときには、町長の答弁は、「平成25年度予算でスタート、終点を探りながら着手する予定です」。3カ月のうちにこのように変わるという……。やはり何か質問者が変わるとこのように変わるのかなと、私もちょっと意地悪くなって、へそを曲げて考えておりましたが、そういうことのないように、町長、意思を持って答弁をお願いしたいと思います。以上、質問します。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。簡明にお願いします。
町長(若生英俊君) 意地悪でやっているわけではないです。それはあの段階で、そういう意味でさらに給食センターがオープンして、必要性がさらに高まったというようなことで、新年度予算の策定の折にそのような形で変わって、非常に……、どうぞ柔軟に対応しているというふうに思っていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 1番長谷川隆君。
1番(長谷川隆君) 通告に従いまして2点。町政施行50周年記念式典と、2つ目、道路補修進行について、この2点に関して質問いたします。
平成25年度、50周年記念事業として905万円、これは式典だけではなく、記念事業全体に関しての予算金額でありますが、記念イベント(記念事業)を行っております。5月12日、元プロ野球選手8名による第19回ダイワハウス全国少年少女野球教室の開催、また6月2日には、人気歌手鳥羽一郎、香西かおりさんをゲストに迎えたNHKのど自慢がスポーツセンターで、抽せんによりますけれども、町民を含め1,500名の観客も来場され、全国に放送されました。またこの事業に先駆けて、5月3日、富谷スポーツセンターで開催されました町制施行50周年記念式典。どの事業もふだんなかなか体験できないことで、町民には好評であり、よかったという声が多く聞かれております。町制50周年記念事業プロジェクトチームの企画力を評価するものであります。
詳しい金額はこれから判断を下すわけで、早計ではありますが、町民の声、反響というか、よかったという声が多く寄せられ、今のところ、905万円の予算も効果的に使われているような印象を受けてはおります。特に5月3日の町制施行50周年記念式典においては、五月晴れと申しますか、好天にも恵まれ、式典には1,000人を超える多くの皆さんにご参列をいただき、1部での厳粛な雰囲気の中での表彰、2部での町民のアトラクションのバランスもよく、アナウンサーや音響はプロに任せたにしても、職員が前日夜9時までリハーサル準備をしたり、手づくりの式典として1,000人を超えるこれだけの式典を実現し成功させたことは市制に向けた大きな一歩ではないかと思います。
町民の意見の中で、よかったという声の中には、富谷町の四季をテーマにした大型パネル、タペストリーというのでしょうか、これを入り口に4枚、アリーナにも4枚、計8枚かけて、味気ないというか、スポーツセンター、体育館を華やかにしたような感じを受けたという声も聞いております。また、今までなかった大型スクリーンの活用などもよかったという声も町民から聞いております。そこで町長に4点質問いたします。
1、記念式典において町の発展と振興のために貢献された方々の選考基準についてであります。特別功労者12名8団体、町制功労者47名4団体、どのような視点で功労者が選ばれたのか質問いたします。恥ずかしながら、私自身、富谷町に住んで20年でしたが、「矮化りんご」という言葉を初めて耳にしたわけであります。またこのような選考についての基準についてお尋ねします。
2番目には、富谷町第4代町長として若生町長が就任されたのは平成19年、2007年2月であります。翌年、平成20年、2008年4月、町制施行45周年式典が行われております。町制施行45周年記念式典と比べ、50周年記念式典で特に力を入れた点について質問いたします。
3項目めとして、町制施行50周年記念「50年のあゆみ」の小冊子を当日会場でお土産でいただきましたが、カラーで社会の動き、富谷町のあゆみが併記され、大変わかりやすいとの声も聞いております。私も町の歴史を知り、関心を持つことは、ふるさとに愛着を持ち、ふるさとを語ることに通じるように考えます。ぜひこの小冊子を小中学校で活用すべきと考えますが、考えがありますか。
実は、これには大きな問題があると思っております。富谷町は現在人口5万458人であります。大和町は、平成25年1月の数字になりますけれども、1月末現在でありますが、2万6,603人であります。子供たちにとって富谷町が黒川郡で圧倒的に一番大きな町なのに、なぜ大和署なのでしょうか。消防署も、公立病院も、火葬場も、なぜ大和町なのでしょうか。なぜ大和町中心なのでしょうか。この子供の素朴な質問に答えられるのでしょうか。富谷町の歴史を知らないと説明できないのであります。
50年前、富谷村から富谷町になりました。昭和38年、1963年4月1日、人口4万9,082人、富谷町は、当時、黒川郡で最も人口の少ない農村でした。人口は大衡村よりも少なかったのであります。江戸時代、宿場町で栄えた新町以外、山と田んぼであったわけです。この歴史を認識することによって、当時、吉岡が中心地であり、悔しいですが、なぜ大和に全てが集まっているのか、納得できるのであります。
しかし、50年後、人口は10倍にふえ、黒川郡で富谷はナンバーワンであります。3年後、町民から市民へとまさに市制移行の取り組みがなされております。子供たちにも期待が生まれ、歴史を知ることによって、この小冊子を学ぶことによって、先人たちの努力を知り、ふるさとの話を少しできるようになるのではないでしょうか。
4項目めとして、式典には国会議員や県会議員を初め県内市町村の首長、議長など多数のご来賓がご多忙の中ご臨席くださいました。町民から厳しい声を伺いました。「時間の都合上とは思いますが、アトラクションを短くしても壇上の方々を全員ご紹介すべきではないのでしょうか」という町民の声がありました。アナウンサーの独自の判断だったかどうか、質問いたします。
次の質問に移ります。
同僚議員も触れておりますが、道路の劣化について、道路の補修進行について質問いたします。
富ケ丘を例にとれば、仙台市と隣接する富ケ丘一丁目、富ケ丘小学校周辺は、有蓋化、舗装整備され、広くきれいになり、安全になり、子供の保護者からも喜ばれております。また、危険箇所と言われていました小学校前のローソンから鷹乃杜にかけても、通学路にポールが立ち整備され、以前に比べ歩道のカラーも識別しやすくなり、格段に安全になっております。また、町政懇談会で町内から要望のありました富ケ丘郵便局から長沢整形外科も舗装予定となり、着々と進められていることは評価するのではありますが、それ以外のバス通り裏の住宅道路は今なお継ぎはぎだらけで舗装も劣化し亀裂も入っております。
富ケ丘分譲開始は1975年、昭和50年ごろであります。当時、富谷町の人口はようやく8,000人を突破した程度でありました。あれから38年、漏水も多く、掘り起こし、至るところ継ぎはぎだらけで、東日本大震災による地盤沈下も見受けられ、一部下水工事のついでに有蓋化舗装されておりますが、先日、6月4日の町長の定例会での答弁にもありましたように、上水道漏れ250基常設するという、まさに老朽化の甚だしい場所であります。そして今、隣の大和町の東京エレクトロン初め企業の誘致によって、また仙台大衡線の交通の便利性によって車の通過も著しくふえ、住宅道路を通り、信号を避け、この劣化された道路を走る車も多くなっております。
町民からは、道路舗装はいつになるだろうか、強い要望があります。有蓋化に1メートル3万円かかると、富谷町全体の優先順位の中で行政が考え進めていると、町民には話しておりますが、高齢化が進んでいる町内であります。いつまで待てばいいのかという声が多く聞こえております。私と話した町民の多くは、ふたは要らない、一日も早く簡易舗装でもいいからしてほしいという声が聞こえます。そこで質問します。
1、どうしても有蓋化する場合を除き、住民の理解、同意が得られれば、舗装のみを進めスピードを図る方法があるのではと考えますが、町の考えを伺います。
2つ目、道路パトロールをしていると思いますが、富ケ丘2丁目、第2・第3公園周辺の道路の劣化は激しいものであります。子供たちの安心安全の観点から、公園の周囲だけでも重点的に優先するべきと考えますが、町の考えを伺います。以上であります。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
50周年、冒頭、昨日申し上げた部分もありますけれども、幾つかの質問がありますので、申し上げたいと思います。
5月3日、そしてまた6月2日、そこだけ区切ると1カ月の間にあのような大きな事業といいますか、イベント性のあるものも含めて行ったというようなことでございます。その大きな要因、やはり職員の一致結束した協力体制、何としてもこの事業を成功させようという、そういった思いがやはり根底、底流にあるということを改めて最初に申し上げたいというふうに思います。
昨年の11月8日にプロジェクトチーム10人で発足しています。12月4日、12月定例会、第4回定例会でその旨申し上げております。そしてまた、それを受けて、25年1月4日、仕事初め、「5万人都市富谷、新ステージへ」というメッセージを考え、そしてまた細目においては50周年への感謝と、そしてまた「熟考」に加えて「熟視」というようなことで、お互いに相手さんの関係性の中で何を考え、そしてまた何を発する、そういう関係性をぜひ深めたいということで「熟視」という言葉を選び、そしてまた50年を振り返りながらこの先50年を描こうというようなことで、「気宇壮大」という4文字も使ってのスタートでございました。このように、1年ごとに、ことし1年、長期計画、総合計画があるとは申しながら、この1年をどのように過ごすかというようなことについては、本当に二度とない1年、二度とない1日ですから、そういう意味では、それぞれ真剣な中で過ごしたいものだと、こんなふうな思いで年初めスタートいたしました。それまでの準備と、4月の直前の1カ月の準備と、そしてまた5月3日の当日、いろいろ視点がございます。時間制約がございますから、細部にわたっては申し上げられませんけれども、本当に思い深いものがあるというふうなところです。
50周年ですので、最大でも、最低でもといいますか、50周年、500人ぐらいの皆さんにご参加をいただけないものか。会場もあそこだし、新年祝賀会も二度やっていますしというふうなことで、そんなことを漠然と年初めから描いておりました。そのような中で、なおよりたくさんの皆さんに参加をいただく、町民の公募を通して、町民参加枠、ご希望の方はどうぞご自由に手を挙げご参加をいただきたいというふうなことをしながら、結果としては1,000人規模になったと。本当に広く富谷を知っていただく機会、そういう面では、のど自慢も全く相通じるところがあるというふうに思います。
富谷町は幸いにして50周年、5万人、そしてまたこの通過を経て、式典を経て、最後の町制施行の周年行事だというふうなことになります。3年後に市制移行を目指しておるわけでありますので、そういう面では町制施行の式典は最後であるというふうな思いも織り込みました。3年後の市制移行の折の式典もありますでしょうし、リセットされればそこから再度またリセットでの5年、10年というふうになろうかとも思うところであります。
そのような声の中で、やはり、自己満足しただけでは、これは次のものに生かせないわけですので、私はこの1カ月間、折々に参加をしていただいた皆さんの声を聴取しております。おおむね高い評価を得られたのではないかなというふうに思います。大変立派な式典であったということ、よかったという意識、さらに感嘆したという言葉も頂戴しています。真心を感じたというようなこと、恐らく、そのような式典にしたいものだというふうなことがそのまま言葉で返ってきたということは、そのような意図が、我々が描いた意図が皆さんに通じたのではないかと、このように思うところです。
猪又トシ先生の100歳のあの元気ぶりがやはりどなたも最初に口をついて出ているというふうなことで、大変特別功労表彰の対象者にしてよかったなというふうな思いも強くしたところです。裏話を申し上げれば、11月に高齢者訪問、95歳以上で数年間続けておりましたので、昨年伺った折、「このままお元気でいてね。来年50周年があるので、ぜひ会場にご案内します」というふうなことをお話しした経緯があります。そのことが、結果、4月になって、この方はあのような履歴と功績の中からして、来場者ではなくて特別功労表彰に値すると、このようなことに思いつき至りまして、結果として20人のお一人の中、そしてまた皆さんが感銘を受けるほどの対象者になったのではないかなというふうに思うところでございます。
さて、選考基準等について申し上げます。功績の概要、そしてまた感謝状の表彰状の文面に表記したとおりであります。功績まさに顕著であるというふうなこと。そして他の範であるという、この辺のところが基準であります。50年来を振り返ってというふうなことで申し上げれば、職員も50年前からの人はいませんし、そういう意味では、大変選出選考するに当たっては苦労いたしました。一人の漏れも、このような機会ですので、ありはしないかというふうなことで最後の最後まで検討した結果、20人の院長先生、副院長先生含めて20人というふうなことの個人、団体の表彰に結びついたというふうなことと相なろうかと思います。
そういう意味では、45周年の今まで、特別功労表彰という名称はありましたけれども、結果としては、自治功労以下9区分の中から拾い上げるというようなことであったと思います。今回は、何の功労というふうなことでない功績の概要からして、それぞれ多岐にわたる、複合するといいますか、複数にまたがるというふうなことも含めて、従前の9区分にない功績を取り上げながら、感謝状の文面、表彰状の文面に表記をさせていただいて、表彰状、感謝状をお贈りさせていただいたというふうなところでございます。
2つ目については、何がというふうなことになれば、特別功労表彰の20名に尽きるのではないかなというふうに思います。そういう意味で、町の責任、国にも賞勲制度というものがありますけれども、町もやはりしっかりと皆さんの活動を見ておく、見なければならない、そんなふうに思います。したがいまして、今後、これらの式典を通して、単に記録云々のみならずとも、それを超えて、皆さんの様子を適正な目で評価する。そしてまたそれを累積していく、このような活動もまた役所に求められるのではないかと、このように思いますので、それについては各庁議において早速に指示をいたしたところでございます。
「50年のあゆみ」も大変苦労したと言えば苦労した中なんですけれども、わかりやすくというふうなことで評価をいただき、そしてまた小中学生にというふうなことでありますので、これも経費との絡みもありますので、十分ご提言を受けたものを参考にしながら検討してまいりたいと思います。
4つ目の、おっしゃるとおり、全員紹介というふうなことで言えば全くそのとおりでございます。一人一人、20名近く壇上に上がられた皆さんをご紹介するというのが礼儀かなとも思いましたけれども、何せ式典を最大値で10時から11時半までに終えたいというのが私の発想です。結果として11時20分に終えました。あのプログラム、次第からして、そして込み込みで12時10分、遅くとも12時15分ぐらいに終えたいというふうなあたりが、私もこの6年間、2つ、3つの行政の式典に参加をしてみての感想でございます。単に式典、表彰される皆さんに、花を添える役目で公務多忙なる私どもが行くものではないというふうな認識は常に、2つ、3つ参加をして思ったところです。ですから、参加をしていただく皆さんに、富谷をよく知っていただくこととあわせて、そしてまた参加をしてお得感がある、とっても厳粛ですばらしいというような評価を得られるだけの式典の内容にする。まさに企画力とおっしゃっていただいたのはそのとおり、私どもの狙いはそういうところにあるというふうなところです。ですから、アヒルの水かきのことを申し上げますけれども、相当な時間も含めて力を入れた結果、このように皆さんのお声、1カ月経過した中にも、ご意見、こうしてまずかったというふうな声が届かないのではないかなというふうに思います。そういう意味で、時間との絡みで来賓ご芳名にかえさせていただく、このようなことで、私も参加してみながら、十分それで、参加するほうの側に立ってこれでいいんだというふうな思いもあったものですから、前日、最終的に内部で印刷をして、町長ご本人、代理出席も確定しましたので、前日に町で印刷した1枚ものでご紹介にかえさせていただいたというふうなところです。
そしてまた、道路の補修については、2つ目に入ります、富ケ丘については、立派な6メートル道路という、それに側溝ですので、おっしゃるところもわかります。そういったことを含めて、側溝の有蓋化は、結果としては道路幅員が確保されて、車両走行や歩行者の安全上からも非常に有効だというふうなことで、それぞれの団地ごと順次進めてまいりました。終えたところもあるところで、次はというようなところで、富ケ丘方面に入りつつあるところでありますけれども、地域の声、今議員の質問の中からのみならず、従前からも聞き及んでいるところでありますので、その辺のところ、早くにというふうなことであれば、そのような手法もあるかもしれませんし、多少方向性が示されれば、そこまで待ちますとか我慢しますというようなことも含めて、どちらにしても、安全上、安全が最優先だというふうに思いますので、今回、長澤整形さん前までの780メートルを、側溝打ちかえ、ふたがけとあわせて、打ちかえするのとあわせて施工をしてみるとか。そしてその次の段階、次年度、26年度の事業化に向けてどのような手法があるかについては検討をさせていただきたいと思うところであります。以上です。
議長(浅野幹雄君) 1番長谷川隆君。
1番(長谷川隆君) アトラクションの中で、関口さんの鶴の舞、すばらしい踊りでありましたけれども、壇上はじゅうたんなわけです。ふだん、畳とかフロアでやっていると足袋が滑って回転しやすいわけですが、じゅうたんの上で踊ると回転できないですよね。周りの人はわからないから、何をよたよたしているんだと誤解を生ずると思います。あれはリハーサルのときにそこまで打ち合わせしたのでしょうか。お尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) そういう話も伺っておりましたが、あそこは式典会場でございますので、その効果を狙って赤じゅうたんにしたわけです。その辺は事前に伝えておりましたので、ただ、おっしゃるとおりのような場合もありましたし、踊りじゃない場合は逆の場合もありますので、そういったところでご理解をいただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) これをもちまして、本日の一般質問を終わります。
これで本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。
ご苦労さまでした。
午後2時53分 散会
平成25年6月6日(木曜日) 午前10時00分 開議
第3日目 6月6日(木曜日) | ||||||||||||
4番 三浦邦夫 議員 | ||||||||||||
1 | 富谷町の中学校の運動部・部活動について | |||||||||||
6番 小泉光 議員 | ||||||||||||
1 | 防災基本条例の制定を求む | |||||||||||
2 | 景観条例の策定を | |||||||||||
16番 永野久子 議員 | ||||||||||||
1 | 行・財政運営にあたる基本姿勢を問う | |||||||||||
2 | 奨学金制度の充実・改善を求める | |||||||||||
5番 高橋正俊 議員 | ||||||||||||
1 | 災害時相互応援協定について | |||||||||||
8番 安住稔幸 議員 | ||||||||||||
1 | 子どもらを守るために、予防接種費用の助成拡大を | |||||||||||
2 | 休日保育を実施せよ |
議事日程のとおり
午前10時00分 開議
議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
本日の議事日程につきましてはお手元に配付のとおりです。
議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第120条の規定により、12番山路清一君、13番小川昌義君、14番細谷禮二君の3名を指名いたします。
議長(浅野幹雄君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。
通告順に発言を許します。4番三浦邦夫
4番(三浦邦夫君) 改めまして、皆さん、おはようございます。
それでは、私からは、富谷町の中学校の運動部・部活動について質問をさせていただきます。
ことしも4月入学の新入生が、希望に胸を膨らませ勉強に部活動に励んでおります。人によって多少の差はあるとはいえ、第二次性徴期を迎え精神的にも肉体的にも一生の中で急激に一番成長する時期でもあります。そういう意味から考えてみても、中学時代というのはまさに人生の土台づくりの時期、激動の時期とも言えると思います。この大切な中学校時代の部活動は、場合によってはその人間の一生を左右する可能性もあると言えると思います。
部活動の意義はいろいろと考えられますが、私は、自分で選んだ種目に一生懸命励み、その中でそれぞれの目標が出てきます。その目標達成のために自分自身の精いっぱいの努力をすること、目標は当然、人それぞれ違いがありますが、小学生時代から中学時代、そして高校時代と、必死になればなるほど目標は高くなり、達成は難しくなっていきます。ありとあらゆる精神の葛藤も出てきます。そういう中で励まし合ったり、お互いライバルで頑張り合ったり、その中で友情を育み人間関係を深め合う、いわば人間味の育成の場、もっと大きく言えば人間力の育成の場所であると思っております。私は、そういう観点から中学時代の運動部・部活動を考えてみたいと思います。
中学時代の部活動は、小学生時代から見れば専門性に富み、奥深く、技術的にも体力的にもハイレベルの要素を必要とされていると思います。この中学時代に大きく豊かに成長した生徒の中には、将来的にも、宮城県内、東北全体、全日本的に、いや、世界に通用するすばらしいプレーヤーが誕生する可能性さえ秘めていることも十分に考えられます。また、たとえそれは一握りの選手であっても、ほとんどの生徒たちの目標としては夢を持ち将来の夢を追い続ける、こういう生徒たちが本当に多くいるという現実を、私たちは直視しなければなりません。こういう点を考えると、各中学校の運動部の部活動の顧問の先生のご苦労、気苦労、そして責任は大変なものであると察します。私は前の議会でもお話ししましたが、県内の中学校教師は77%が部活動顧問を負担に感じているというアンケートが出されておりますが、今話した点などを考慮したら、十分に納得できます。
そこで、富谷町の総合計画の基本理念で掲げております、「幸せを実感でき 笑顔輝く あったかい富谷」、そして基本方針で掲げる「子どもたちのための教育環境と未来を創り出すまち・すべての世代が生き生きと暮らせるまち」の基本にのっとって町に質問したいと思いますが、その前に、今週の月曜日の朝刊に載っていました、河北新報旗争奪第36回県スポーツ少年団軟式野球交流大会で、我が町の成田オーシャンイーグルスと富谷スーパーキッズの2チームが5回戦を勝ち上がり、見事ベスト16強まで進出しております。残念ながら東向陽台スカイラークは4回戦で負けてしまいましたが、400以上のチームの中で富谷の小学生野球チームはかなりの力があり、頑張っていると思います。これも、日ごろからの監督さんを初めコーチの方々のご指導、ご苦労があればこそと、心からの敬意を表したいと思います。明るい富谷町ですくすくと育つ子供たち、頼もしい限りです。
この中の6年生の子供たちは、当然ですが来年4月には中学入学です。野球の場合は、中学で軟式野球をやる生徒もいるし、シニアチームに行き硬式野球をやるという選択のチャンスがありますが、他のスポーツの生徒さんは当然学区内の中学校へ入学し、それぞれの部活動に入部し、各中学校での部活動が始まります。希望に胸を膨らませ、瞳を輝かせ中学に入学、希望する種目の部活動に入部します。入部した部活動の顧問がある程度本格的に専門的に指導できる指導者と出会えれば、これは非常にラッキーというか幸運であると言えると思います。しかしながら、学校の教員にはスポーツ経験があったとしても、当然ながら得意、不得意があるわけです。また、中にはスポーツは全く経験なしの先生もいらっしゃると思われます。各中学校の実情があるわけですから、それぞれの中学では最善の努力をして部活動の顧問を決定し、学校運営をしていると思われます。しかし、先ほど話したように、77%の部の顧問が負担に感じております。そして、何より大切なことは、その中に希望に胸をわくわくさせながら入部してくる生徒のことを考えると、富谷町として、地域のスポーツ人材バンクの方々の力をおかりしてでも、何としても協力して将来ある生徒を育てていかなければなりません。中学校学習指導要領でも、指導計画の作成などに当たって配慮すべき事項の中で、「部活動について、生徒の自主的、希望による自発的な参加により行われる部活動については、スポーツや文化及び科学等に親しませ、学習意欲の向上や責任感、連帯感の涵養等に資するものであり、学校教育の一環として、教育課程との関連が図られるよう留意すること。その際、地域や学校の実態に応じ、地域の人々の協力、社会教育施設や社会教育関係団体との連携などの運営上の工夫を行うようにすること。学校がその目的を達成するため、地域や学校の実態に応じ家庭や地域の人々の協力を得るなど、家庭や地域との連携を深めること」と、しっかり書いてあります。こういう観点から、部活動の持つ教育的な意義を踏まえ、町に質問いたします。
1、富谷町の各中学校の運動部の数を教えてください。
2、その中で、現在指導する種目の部活動の経験者とそうでない指導者との割合はどのようになっていますか。
3、経験のない運動部を持って負担に感じている部の顧問に対して、また、その部に所属している生徒のためにも町として考える必要があると思いますが、町はどのように考えていますか。
4、富谷町にはスポーツを指導できる多くの人材がいらっしゃると聞いています。前々から教育委員会に聞いていますが、人材バンクの登録、そして、そのような方々を外部コーチとして町としてお願いできないのか、質問いたします。
5番、今、日本国中で大問題となっています部活動における体罰はさまざまな問題がありますが、富谷町の現状はどのようになっているのでしょうか。そして、どのように対処していますか。
6番、最後に、先日同僚議員も質問いたしましたが、総合型地域スポーツクラブとしてスタートした「あったかとみやスポーツクラブ」と中学運動部・部活動との関連はどのようになっていますか。
以上、6点質問したいと思います。よろしくお願いします。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。菅原教育長。もとい、若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員に前段答弁を申し上げます。
中学校の部活動ということで取り上げていただいた質問であります。
町といたしましても、教育満足度日本一、そして今町政の理念の計画の中の一つというふうなことでご指摘いただいたとおりでございます。大変重要な位置づけをもって中学校の部活動についても、町執行部としても教育委員会ともども力を入れてきたところであります。
部活動指導負担の軽減というふうなあたりも一つのテーマだろうと思いますし、中学生における運動部を中心に、運動部ならずともブラスバンドあり文化系のサークルありというふうなことで、中学校時代の部活動、同じ学区の中で集まる中学生の部での活動というのは大変重要なものがあるんだなというふうに改めて思うところであります。
先ごろ、庁議資料を使って教育の内容、共通理解を図ったところでありますけれども、5月19日付の漆原先生という方が述べておることを冒頭申し上げて、私からの答弁とさせていただきたいと思います。学校とは、教科学習を学ぶ場であると同時に、同好の仲間との交流により余暇の時間を充実させる場でもあります。その一端を担うのが部活動であるというふうなことです。それだけに指導者、顧問は細心の目配りで生徒を見守らなければならない。後半のほうに参ります。部活動は、顧問と保護者の共通理解なくしては成り立たない。部活動を通して心身、技術の向上を願うのであれば、この時期、徹底的に顧問の方針や家庭の希望、生徒の苦悩を語り合うこと、そういったところから部活動へのなじみと、そしてまた方向性を、おのずから顧問そしてまた生徒とともに歩むというふうにつながるんだろうというふうに思います。部活動の最終目標は、言うまでもなく勝つことではなく、同好の士が人間関係を深め技術の向上を図る。つまり人間性の育成にあることを忘れてはならない。
全く、後半の最後の指摘はそのとおりだというふうに思います。私も14年中学校で柔道部、野球部の顧問で部活動指導をしました。地域の皆さんとの連携の中で県で優勝し、全国大会に導くというふうなことも経験をさせていただいたというふうなことからすれば、単に顧問がその競技の運動歴がなくとも、十分子供たちとともに向き合っての活動をするならば、さらなる富谷町の子供たちの部活動に向ける力が、また違った面で発揮されるのではないかなというふうに思います。先ごろ、1日、2日と中総体も終えたところでありますけれども、データ的にいえば13競技といいますか、18種目といいましょうかね。勝敗ではないんだと申し上げながら、大変ことしも1位、優勝の成績を多くの学校とチームが残しているというふうなこともあわせて申し上げて、私からの答弁とさせていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) それでは、ただいまのご質問について何項目かいただいておりますので、項目に従ってお答えを申し上げます。
まず町内の各中学校の運動部の数でございますが、富谷中学校が8、富谷第二中学校は9、東向陽台中学校は12、日吉台中学校は13、成田中学校は15となってございます。
第2点目、経験者ということでございますが、顧問の当該種目の経験につきましては、中学校から大学までの間に部員として活動したことがあるというのは36%、それから当該種目の顧問をしたことがあるは52%でございます。
それから、経験のない運動部を持っての負担ということでございますが、各学校から、経験のない運動部を持ち負担に感じている等の問題の指摘は、現在のところそのような報告はございませんが、総合型地域スポーツクラブ「あったかとみやスポーツクラブ」が設立されたことから、部活動での活用について校長会において過日周知したところでございます。
また、これは継続事業になりますが、県の教育委員会が行っております運動部活動の外部講師の活用事業につきましても、現在申し込みを取りまとめているところでございます。
また、議員が要旨で述べておりました77%が部活動顧問を負担に感じているというアンケートは、県の教職員組合が実施を行ったものというふうに推察をいたしますが、このアンケート結果では、負担を感じる理由の1番目としては、土日に拘束されるという結果でございました。このことから、宮城県教育委員会から部活動に適切な休養日の設定が提言されておりますので、週1日以上の休養日設定や、原則として土曜、日曜日のどちらか1日を休養日としてリフレッシュを図るということを各学校に周知をしているところでございます。
続いて、4点目と6点目は関連がございますので、一括してお答えをいたします。
スポーツ指導者の人材バンクにつきましては、前段でも述べましたが、3月に設立いたしました総合型の地域スポーツクラブ「あったかとみやスポーツクラブ」と連携して現在登録をお願いしております19名の方が登録をしてございます。今後さらに登録をふやしてまいりたいというふうに思っております。
また、「あったかとみやスポーツクラブ」と教育委員会が連携をいたしまして、今年度、学校等スポーツ指導者派遣事業を展開しております。この事業は、町内の学区、学校から授業や部活動、研修会等への依頼がありましたら、先ほど述べました登録しているスポーツ指導者を派遣し、専門性の高い学びの機会を支援してまいりたいというふうに思っております。
第5点目のいわゆる体罰の件でございますが、昨年度の調査では、部活動における体罰は5件でございます。全て謝罪をいたしまして、現在保護者の皆さんには理解をいただいているものというふうに思ってございます。今年度は現時点における体罰の報告はございません。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) これより、三浦邦夫君の質問は一問一答により行います。4番三浦邦夫君。
4番(三浦邦夫君) いろいろご答弁をいただいたんですが、確かに77%の中で、土日の指導が大変であるということで、それが77%の大半であるというようなことをおっしゃっていただきましたが、やはり大学までやった方が36%、それから、学校内なんかで顧問をしたという方が52%ということでございますが、私自身が高校の教員をしていたときに、自分じゃないクラブの部活動の顧問を預かった先生方の中で、やはり経験のないクラブを持つことは大変であるし、生徒に対しても非常に申しわけないというような先生方がたくさんいらっしゃいまして、そういう顧問のクラブのほうには、先ほど教育長がおっしゃいました県のほうからお願いして、たしか年間30万ですか出していただきながらというような、高校のほうではたしかそうだったと思いましたが、お願いしてぜひやってもらいたいと。これは、クラブの顧問のほうから県の教育委員会のほうに出してという格好だったと思いました。町のほうのシステムとしては、これはどのようになっているのか、まずひとつ1点お伺いしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 県の派遣事業は、学校から教育委員会のほうに提出を求められまして、教育委員会のほうで取りまとめをして県のほうに提出をするという手続になってございます。
ちなみに、昨年度は7名の方が4つの中学校において、部活動の外部講師としてこの県の派遣事業でお手伝いをいただいているというところでございます。
議長(浅野幹雄君) 4番三浦邦夫君。
4番(三浦邦夫君) 「あったかとみやスポーツクラブ」との関連もあろうかと思うんですが、先ほど来私はお話ししています。それから、町長も話しましたが、やはり中学校時代の部活動は、本当にはっきり言うと、少年から一気に青年期へと伸びていく非常に重要な時期だと思っています。というようなときに、部活動の顧問が、はっきり言いますと経験が浅いというようなことで、暴力問題というか体罰問題にも含まれることなんですが、部活動の顧問が、悪い言葉で言えば経験が浅くて未熟であるというようなときに、自分の指導になかなか乗ってこない、あるいは自分の指導が一番いいものだと思ってやっていることができないという子供に対しての体罰というのが、非常に全国的にも多いんじゃないかなと。指導が結局不徹底であるがゆえにというようなことで、やはり私は、さっき言った「あったかとみやスポーツクラブ」、要するに地域の中で派遣できるんであれば、そういう方々が学校の外部コーチとして入ることによって、中学校の先生方、技術的なことだけじゃなくて人間的にも非常に深みのある方が入っていくことによって、当然、暴力問題、体罰問題なんていうのも抹消されることだろうと思いますし、先生方ご自身にも非常に大きな勉強になるんじゃないかなというふうに私は考えているわけなんです。
そういう意味において、中学校から申請があった、あるいはお話があったときには何とかするというようなことじゃなくて、もちろん中学校のほうで困っているかどうかというのは教育委員会としてはわからないこともあろうかと思うんですが、そういうところへ困っているというような話を聞いたときに、あるいはそういうようなお話をどこかから伺ったときに、その中学校へこういう適任者がいるよというようなことであっせんするといいますか、そういうようなことはお考えはないんでしょうか、質問します。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 先ほど申し上げました19名の皆さんが登録している人材バンクについては、全て校長会を通して今学校のほうには周知してございます。それで、ぜひ「あったかとみやスポーツクラブ」の派遣事業を十分活用して充実した部活動が行われるようにという趣旨でのことでございます。
それから、経験のない顧問ということでございますが、やはり経験がなくて顧問を預かるということの負担感というものは当然あると思いますが、当町の中学校は中規模及び大規模校の学校がほとんどでございまして、それなりの人数の職員が配置されておりますので、経験がない顧問の場合は複数顧問の部に配置をして副顧問という形で、まず研修やらいろいろ力をつけてもらう。それから一本立ちしていくということは、今とれているというふうに思っております。
それからもう一つつけ加えますと、過日、部活動顧問の会議がございまして、そこで、私のほうから、特にその経験がない部活動の顧問に対する研修会等の教育委員会での設置等についての要望はどうかということを改めて聞いてみたのですが、野球、それからバレーボール等の種目の中での人材養成講座をそれぞれ持っているので、今のところ町に対してのそういう要望はございませんというのが、中学校の部活動の担当者、代表者のご意見であることも申し添えておきたいと思います。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 4番三浦邦夫君。
4番(三浦邦夫君) 実は、こういう例があったんです。もうお聞きになっているか、お耳に入っていないかわかりませんが、ある中学校の、小学校までは自分のお持ちのクラブで指導しているんだが、中学校に行って実は指導者がいないと。他の中学校には専門の指導者がいるのですが、自分は小学校まで指導したものだから何とか中学校でも、ともに中学校へ行って指導をしたいんだというようなことで、中学校に押しかけたわけじゃないんですが、練習日か試合日かはわかりませんがとにかく行ってみたと。いろいろ顧問さんともお話ししていたようなんですが、「私のほうでやるからいいですよ」というようにさりげなく断られたと。ただ、その方は、他県ですがインターハイに連続十何年連れて行ったりですね、インターハイでもベスト8を2回だったかな、ベスト4が4回といいましたか、それぐらいに連れて行く、名コーチ、名監督であったというようなことで、ぜひその中学校でも指導したいんだというようなことで、たまたまその方とお会いしまして、どういうふうにしていったらいいかということでお話し合いをしたんですが、教育委員会とすれば、そういうお話は聞いていたんでしょうか、お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 県の外部講師派遣事業におきましても、やはり基本的には学校からの要望が基本になってございますので、特に学校が希望していないその事例については、こちらのほうとしては情報は得ておりません。
議長(浅野幹雄君) 4番三浦邦夫君。
4番(三浦邦夫君) 実はその方に、私も自分も部の顧問をしていたという経験もありますので、行ってすぐ特定の部にかかわりたいと言ってもなかなか難しいのだから、ですから、部に行って顧問と少しずつお話をしながら、部の外部コーチとしてという名目はあってもなくてもお手伝いをするように、顧問の先生とお話し合ったらどうですかというような話を申し上げました。その結果として、部の顧問は、おいでいただいて、父母の会というものがあるそうなんですが、父母会にもご紹介しますというようなお話も伺っております。これは多分非常にいい方向に進展していったことではないかなというふうに思うんですが、当然ながらどの親御さんも、自分の子供が中学校に入学した、こういうスポーツをしたいそうだと、親御さんも何かの運動を経験している方であればあるほど、自分の子供たちも中学校に行って爽やかに中学校の部活動をして、人間的にも豊かになってくれればいいなというふうに思っているのは、どなたもそういう思いであろうと思うんです。ですから、そういう点でそういう話、確かに学校から来なくても、そういうようなどこかからの何かで聞くことがあろうかと思うんですが、そういうときには、速やかにそういうようなお話を聞いて対処していただきたい。要するに私は何を言いたいかというと、富谷町の小学生、中学生をとにかく町全体として伸びやかに育てていきたいんだということで、そのために教育委員会、町全体としてやっぱり一生懸命になってそういうものを見ていっていただきたいということから今回の質問をいたしましたし、そういうようなことから今教育委員会のほうにもお願いをしているわけでございます。
要するに、ある程度経験があって指導豊かな方々であれば、先ほど来申しましたが、部員の技術、人間性も当然ながら、部の顧問の先生にも大変な勉強になるんじゃないかなというふうに思っておりますので、今後とも表面だけではなくて、できるだけ積極的にそういう面においてかかわっていただきたいものだというふうに思っております。以上です。
議長(浅野幹雄君) 質問ですか。質問に変えてください。
4番(三浦邦夫君) それでは、そういうことで今後とも教育委員会のほうにしてもらいたいと思いますが、いかがでございましょうか。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) まずは、学校にいろんな方のお力添えをいただくということは、これはいろんな活動の面でも大切でございます。しかし、その中でも、どのような方にどんな場面で入っていただくかということに対しては、児童・生徒の指導に当たるわけですので、こちらとしてもその辺は重要な問題として考えていきたいというのが、まず基本でございます。
部活動につきましては、先ほどから述べていますが、県の派遣事業及び今度立ち上がりました「あったかとみやスポーツクラブ」のほうの人材バンク等も今急速に発展しておりますので、これは予算化もしておりますので、ぜひこちらを活用してこのルートで学校のほうに外部人材を入れていきたいというふうに思っています。
というのは、先ほどから議員が指摘しておりますアンケートの課題の中に、外部人材を入れたために負担を感じているというのが実は十数%も上っている調査結果もございます。例えばそれは、指導の方法の食い違いであるとか、いろんな人間関係等の摩擦等で、かえって顧問の負担のほうをふやしているということのアンケート結果のようでございますけれども、ぜひそのようなことのないように適材適所、適任の方をきちんと学校にお手伝いのために外部人材を導入するためには、この2つの制度を十分活用していきたいというふうに思いますので、「あったかとみやスポーツクラブ」のほうには三浦議員さんも登録していただいておりますので、ぜひ学校のほうでご活躍をいただきたいというふうに思います。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 6番小泉光君。
6番(小泉光君) それでは、私は通告に従い2問ほど質問させていただきます。
まず、防災基本条例の制定を求めますということと、景観条例の策定をという、この2問についてです。
まず初めに、防災基本条例の制定を求めるということなんですけれども、あの東日本大震災からもう2年数カ月過ぎましたね。あのときは携帯電話は使えず、水もガソリンもなく、食べるものも底をつき、近所でいろいろなものを分け合ったときの記憶もやや薄れかかってきています。
しかし、大地震はいつやってくるかわかりません。幸いなことに、本当に幸いなことに本町は津波の心配はまずないと言っていいのではないでしょうか。しかし、女川原発からほぼ50キロの距離にあります。予想しない風水害もあるかもしれません。そのときに備えて、行政のみならず企業や町民の不断の心構えが重要であると思います。
先月、5月21日の河北新報によると、石巻市は、20日、災害時の行政や市民らの基本的な役割などを明確化した防災基本条例を制定する方針を明らかにし、来年3月11日までの施行を目指すとありました。この条例は、震災の教訓を踏まえ、条例には「自助共助」の理念を盛り込み、市防災計画とは異なり市民の役割を明確にすることで、行政と市民の連携をさらに深めるとしています。早速石巻市の担当者に話を聞いてみましたが、まだイメージ段階で煮詰まったものではないようでした。
町は、震災以降、MCA防災行政無線を初めとするハードウエアや、役場職員の役割などには相当手が入れられていて、震災当時より備えはよくなっていると思います。しかし、無線も使えない、電話もだめ、電気もだめ、ガソリンもない、水も出ないなど、考えられる全ての連絡、情報網や生活手段が閉ざされた最悪の事態を思い浮かべ、町民が自力で生き残るためにはどうしたらいいか考えておかなくてはなりません。
そのときのために、「防災の基本理念を定めた条例をベースに、市民の防災意識を高めたい」と石巻市が言っているように、市制に向かっている当町でもこのような条例が必要と思い、質問します。
今のお話しした中での質問ということですが、具体的に言いますと、2年前の教訓を踏まえて、行政、町民が、地震や大洪水、放射能などの大災害が起きたときに町民の行動を定義する防災基本条例の制定をすべきと思うが、当局の所見を伺います。これが1問目であります。
次、2問目です。景観条例の策定をということで。
私は、ある住人の方から、美しい町並みを守り住環境の資産価値を保つためにも、ぜひ景観条例の策定を町に働きかけてほしいと要望されました。
少し調べてみますと、国の景観法、これは平成16年6月に公布され、それをもとにした条例は2013年1月現在、全国で568自治体あるようです。宮城県のホームページを見ますと、宮城県は景観行政団体が5つ、景観に関する条例を制定している団体は3つとあります。ちなみにお隣の山形県では、14団体が景観条例を制定しているようです。
言うまでもなく、富谷町はほかの自治体住民からうらやましがられる美しい町並みが現在進行形でつくられています。この美しい町並みの中に、毒々しい色彩や独自寸法の看板、ネオンサインなどが発生しないよう一定の制限を設け、市制に向かう今こそ将来にわたり美しい町並みを維持しなければならない。そして、富谷町を日本のシンガポールにしたいという思いで、この質問をさせていただいております。美しい町並みを守るための当町独自の景観条例を策定すべきと考えますが、町の所見を質問します。以上です。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
基本条例につきましては、宮城県で平成21年、宮城県震災対策推進条例が施行されていることも承知しているところでございます。そもそも防災対策の法令根拠は災害対策基本法に基づくというふうなことでございして、ほぼそれに尽くされているというふうなところでございます。きのうも出ましたように、宮城県の地域防災計画が確定、公表されましたので、これに合わせてこのおおよそ2年をかけて富谷町の地域防災計画をつくるということのほうが優先されるべき課題でありますので、条例制定につきましては現状の段階では予定にはございません。
2つ目の景観条例につきましても、富谷町はそもそも成田、明石台、大清水、上桜木、「きれいだね」と鳥羽一郎さんも言っていましたね、冒頭ね。「きれいな町だね」というふうなことをおっしゃっていました。そもそも地区計画を定めて、皆さんがその計画、制限ですから計画はね、約束事、ルールに沿ってそれぞれお住まいいただいているというふうなことでございます。そこにまた、住民の皆さんのご理解と、その後住んだ後も含めて維持管理にお努めをいただいていると。年2回のクリーン作戦、町内清掃の一斉活動なんていうのも大変1万人を超えるというふうなことで、また新たなステージに立ったのではないかなというふうに思いますし、それぞれ団地部におきましては、町内会くくりで草の伸びるこの節のいい時期、毎月1回以上の、数回も含めて清掃活動にご尽力をいただいている。このようなことも今の景観の維持につながっているのではないかなというふうに思います。
現段階では、周辺環境に影響を及ぼすような広告物はありませんので、当面、条例の制定も含めて町には考えは持ち合わせていない。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) これより、小泉 光君の質問は一問一答により行います。6番小泉光君。
6番(小泉光君) 地域防災計画のほうを優先したいということでしたけれども、この地域防災計画ってどのようなものになるかはちょっと想像できないところが一部あるんですけれども、例えば具体的に言うと、2年前のことを思い起こすと自主防災組織、これはどのくらい機能したのかなという疑問もあります。そして、例えば体の不自由な方を避難させるのに、誰がどの道を通ってどこまで行くんだと、そういうようなところまで踏み込んだ地域防災計画になるんでしょうか。これを、まず最初の質問とさせてもらいたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(菅原俊司君) 町長が申し述べたとおり、地域防災計画には具体的なところまで掲載されることはございませんが、それに基づくマニュアルというものを今後作成する予定になってまいります。議員がおっしゃるような災害弱者の避難行動計画と行動マニュアルというようなものも国において指針が示されてございますので、それに基づきまして町独自のマニュアルを作成していくような形になってまいります。
議長(浅野幹雄君) 6番小泉光君。
6番(小泉光君) そのマニュアルの対象配布先はどこになりますか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(菅原俊司君) こちらは福祉部との連携を図りながらということになってこようかと思います。現在想定されるのは、あくまでも要援護者台帳への登録者がまずは中心になってこようかと思っております。
議長(浅野幹雄君) 6番小泉光君。
6番(小泉光君) 今、要援護者に配布されるというふうに受け取ったんですけれども、それでよろしいんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(菅原俊司君) どういった方を対象とした避難行動マニュアルなのかとなった場合の、そのときに想定される対象者としては、要援護者台帳に登録されるような方々がまずは中心になろうかということでございます。
議長(浅野幹雄君) 6番小泉光君。
6番(小泉光君) ちょっと私は誤解したかもしれませんけれども、要対象者に配布されても余り役に立たないのかなと実はちょっと思ったんですね。対象者をお世話する方に配布されなければだめなんじゃないかなと思ったんですけれども、ちょっとそこの確認をさせてください。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(菅原俊司君) 対象者ということで今申し上げたまででございます。マニュアルにつきましては、当然地域の方のご協力が必要となってまいりますので、そのマニュアルの作成に当たりましては、各地域の防災のリーダーとなり得るような方々を中心とした方々に配布をするようになってくるかと思っております。現在具体的にどの方への配布というようなところまでの内容は、煮詰めてはございません。
議長(浅野幹雄君) 終わりですか。
6番(小泉光君) いや、ちょっと質問を考えていましたので。
議長(浅野幹雄君) 6番小泉光君。
6番(小泉光君) 少し視点を変えたいと思います。
私は、改めて言うまでもないですけれども、成田団地に住んでおります。約、今現在ほぼ3,000戸ぐらいですかね。居住人員は8,000名程度かと思っています。避難所に指定されているのが公民館と、あと3つの学校になっているかと思いますが、仮に女川原発がとんでもないことになったということを想定すると、とてもその人数を収容し切れないのが現実かなと。では、家に残らざるを得ない人はどういう行動をとったらいいかと、そういうところが物すごく心配なわけです。ですので、すぐ避難所をふやしたりとかというのは、これは非現実的な問題ですから、やはり、こうあったときにはこういう行動をとってくださいというような日ごろからの防災意識をどうやって高めていくかというところが、非常に大きなポイントになるだろうし、それを読んだ町民の方々が疑問を役場のほうにぶつけてくる。そういうところで、役場と住民との防災に対しての意識が高まってくるのではないかなと思うんですけれども、冒頭私が述べたような状態が起きたときには、どういうような手段、方法で、住民を救うと言うとちょっと言葉が大げさかもしれませんけれども、そういう住民の不慮の事故が起きたときの対応の意識を高めていこうとしているかということを質問したいと思います。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(菅原俊司君) 議員おっしゃるように、成田地区大変多数の世帯を抱えた住宅でございます。また、成田には連合の自主防災組織がございます。これまでも2回ほどでしょうか、地域における発災時の行動というようなところで、地域のリーダーの方との打ち合わせというかそういうような会合の場を持たせていただいたこともございます。行政だけではなかなかそういったものは難しいことは地域の皆様方も承知いただいておりますので、そういったところで地域とのすり合わせというのは当然必要になってございます。
また、女川原発というようなお話も出ましたが、なかなか仮でというようなことは、ここの場においてお話しすることはなかなか申し述べにくいところではございます。ただ、原子力に伴う避難となりましたらば、富谷町だけの問題ではなく、やはり県または国のレベルにおいてさまざまに今後協議していく必要があろうかと考えておりますので、町のみでの答弁というのはなかなか難しいものがあろうかと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 防災基本条例と今の件、どのような形でのつながりかというような疑問は持ちますけれども、冒頭申しかねたところがありますので、申し上げます。
やや薄れかかっているというふうなことでありますけれども、決して薄れはかかっていないんですね。我々の気の持ち方というか、薄れかけてはだめなんです。薄れさせてもだめなんです。3・11みやぎ鎮魂の日ですよと来年から始まりますというような流れ、そしてまた申し上げたいのは、富谷町に104世帯、300人の方が沿岸部から借り上げ世帯として、仮設ではない富谷町のアパートを中心としたところに居住されている。こういったところのフォロー活動も継続して、皆さんの目には映らないかもしれないんだけれどもやっているんですよね。もうきめ細かさは本当に、日に年ごとにまた求められるというふうなことです。
参考までに申し上げますけれども、このひより台くくりで23世帯、富ケ丘・鷹乃杜・日吉台・杜乃橋で38世帯、とちの木・あけの平・上桜木・大清水で12世帯、明石台・東向陽台で12世帯、成田地区に19世帯、合わせて300人、このような皆さんが沿岸部から。これを少ないと見るか多いと見るかとか、そういうことではないと思うんですよね。私が19年に町長になりましたというときに、危機管理のテーマを非常に大きな課題として認識しました。結果として、その19年の総務の立場というのは大変なものなんですね。そういう意味で20年の4月から総合防災対策監を配置した。で、23年の3月の地震を迎える。3日間で防災対策会議を20回開いているところは、どうも周りを見てもないですね。今、震災の記録が1部こう、その後二、三部回ってきていますけれども、こういう3日間できめ細かい会議を経て対応しているところはないというふうに思います。ですから、そういう意味で人ごとではないんです。継続して、5年、10年の課題を宮城の我々が被災地として持たなければならないんです。県外の皆さんには宮城の被災地支援、我々も求めなければならない。東向陽台中学校が読売の投書に出て紹介されました。河北は聞いておりませんね、読売の投書欄に出ました。埼玉のお母さんが、上野公園で必死になっている東向中の3年生のお子たちの訴えが心に響いたというようなことです。そういう意味で、ぜひ薄れたという前提の中でこの手の内容を取り上げてはならないということを申し上げたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 6番小泉光君。
6番(小泉光君) 今の町長の発言は、私の質問に対してどういうあれがあったのかなと、聞きながら少し疑問に思っていましたけれどもね。
まず、記憶は震災の当初よりも2年たてば少しは薄れるのはこれは当たり前の……。
議長(浅野幹雄君) 質問も答弁も簡潔にお願いします。
6番(小泉光君) それでは、この話はやめます。
議長(浅野幹雄君) 一問一答でございますから。
6番(小泉光君) それでは、景観条例のほうに行きたいと思います。
景観条例、今のままでなくてもいいんだというのが町長の答弁かと思います。本当に今のままでいいかどうかというのは、あと10年とか20年たってもう少し時代が流れたときには結論が出てくるのではないかと思いますが、やっぱりきれいな町を維持するんだという強い意思があれば、景観条例というのはやはり必要ではないかと。宮城県だけが何か全国的に見ると、ちょっと突出してという言い方はおかしいですけれども非常に少ないんですよね。ですから、その辺のところで町長の見解を再度伺いたい。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 美しさを保つ強い意思があればではなくて、強い意思を持って取り組んでいるんですよね。美しい町・富谷、みんなで力を合わせて取り組もう。私は申しわけないですけれども、道路にごみが落ちていれば、車をとめてちゃんとごみを拾いますよ、この庁舎かいわい。そのぐらいの発想を皆さんが持ってこそ、この発言につなげたいですよね。そういうことですよ。皆さん一人一人の取り組みが富谷町のこの水準は極めて高いということなんです。1万人を超える皆さんがやっているわけですよね。そういう意味では、強い意思があればではなくて強い意思を持った中で、結果、今現状で地区計画というふうな中で機能していますので、条例制定までには及びませんと申し上げているのです。
議長(浅野幹雄君) この際、午前11時10分まで休憩をいたします。
午前10時57分 休憩
午前11時10分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
16番永野久子君。
16番(永野久子君) 私は2件について質問をいたします。
まず、行政・財政運営に当たりまして町の基本姿勢について伺いたいと思います。
富谷町の財政は県内市町村の中でトップクラスにあり、黒字が続き基金がふえ借金が少ないということが最大の特徴となっております。ほかの自治体にぬきんでた基金を蓄え、借金による将来の負担率も女川に次いで県内2番目に低いという状況が長年続いております。前町政以来のため込み型財政運営の結果であり、住民の切実な要望に応えられる体力、財源は十分にあると考えます。一方で職員数が少なく、これをカバーするための非正規職員が数多く雇用されているということが、悪い意味での富谷町のもう一つの特徴となっております。
質問の第1は、豊かな財政を住民本位に活用する上での財政運営の基本姿勢はどうあるべきかという問題です。
この質問を準備する段階で入手できた資料が平成22年度決算によるものでしたので、改めて富谷町の人口1人当たりの個人住民税額、基金残額、町債残額が、平成23年度決算の結果ではそれぞれ県内市町村の中で何位となっているか、最初に伺います。
その上で、県内トップクラスにある富谷町財政の現状を踏まえれば、教育満足度日本一など特定の分野に特化することなく、医療や福祉など民生の分野を初め、農業、商工行政など、あらゆる分野において県内のトップランナーを目指す責任があると考えますが、肝心なのは高い行政水準を目指そうとする構えの問題であって、町長にその自覚はありますか、伺います。
黒字を生み出す富谷町財政のメカニズムについては、予算・決算等の折に再三質問してまいりましたので、今回は基金の問題についての考え方について質問したいと思います。
財政調整基金の残高は平成23年度決算で約41億8,500万円で、標準財政規模に対する割合が51.7%に上ります。仙台市の場合と比べてみますと、これが8.5%ですからその6倍以上となり、まさにため込み過ぎの状態だと言えます。
また、7つの目的基金については、合計残高が約12億4,000万円となっています。庁舎整備基金については大規模な修繕等に備えるとのことで、既に5億3,000万円を積み立てており、建設費の4分の1に相当します。また、ふるさと富谷創造基金、長寿社会福祉基金はいずれも創設以来ほとんど活用されておりません。土地開発基金、現金の分だけで見ますとこれは4億7,000万円で、これもほとんど活用されておりません。昭和45年に創設され、土地バブルの時代に公共公益用地を確保するために一定の役割を果たしましたが、既にその役目は終わったと言えると思います。
そこで改めて、財政調整基金及び目的基金は本来どうあるべきか、基本的な認識をお聞かせください。
そして、活用度の低い目的基金については、整理・統廃合し、住民の要望に応える財源とすべきではありませんか、伺います。
さらに、基金制度を真に住民本位に活用するのであれば、新たに農業振興を目的とした基金を創設し、新規就農者の所得補償制度や価格保障制度の財源確保に充てるなど、長期的かつ積極的な使い方を検討すべきではありませんか、伺います。
次に、行政運営のあり方を左右する職員に関する問題です。
住民サービスの最前線を担う職員の役割は大きく、直接住民と接することの多い窓口業務や福祉・保健・教育などの職員はもちろん、総務・庶務・事務方などの業務においても、その全てが住民サービス向上を目的としているという点が公務労働の特徴です。職員が住民サービスの質を支えていると言っても過言ではありません。そこが、利潤追求を目的とする一般企業の論理とは全く異なる点だと言えると思います。だからこそ、正職員の数がきちんと確保されているかどうかは、行政のレベルアップを担保する重要な意味を持っていると考えます。ところが、富谷町は正職員の数が突出して少なく、市制への移行を目指す上でも、この不正常な状態を早急に解決することが望まれます。
そこで、人口規模や産業構造が類似している全国の市町村、いわゆる類似団体のことですが、その平均的な人件費と富谷町の人件費を比べてみますと、富谷町は類似団体の3分の2程度となっております。いかに人件費にお金をかけていないかが、数字の上でもはっきりしております。
また、昨年1月に町から市に移行した長久手市は、職員の数が407人で、うち消防職員57人を差し引いても350人の正規職員がおります。富谷町は5月1日現在で277人ですから、73人も少ない。そのかわりにパート、臨時等が300人に上ります。この状況が職員の過重労働の要因になっているのではないでしょうか。市に移行することを目指す以上、その準備過程の柱として正規職員を増員すべきだと考えますが、いかがでしょうか。
また、改めて各課ごとの正職員数と臨時、パートなどの非正規職員について、それぞれの人数を伺います。
さらに、各課ごとの平成24年度における職員の時間外勤務時数、休日出勤日数及び代休の取得状況を伺います。その場合、振替休日と金銭による代替を分けて示されるよう求めます。
次に、行政運営における説明責任の問題について伺います。
行政を運営するに当たって、施策の決定・実施までのプロセスにおける議会と住民への十分な説明は不可欠です。富谷町ではこの間、新学校給食センター建設や仮称富谷町子育て支援複合施設整備計画などにおいて、議会への説明が極めて不十分だったと言わざるを得ません。
そこで、まず町政運営における説明責任について、町長はどのように認識しているのか、議会への説明はすなわち住民への説明であり、住民参加の保障であるとの認識はあるか、伺います。
具体的な事例として、新学校給食センター建設の際に、議会の教育民生常任委員会が再三にわたって説明資料の提供を求めたにもかかわらず、結局、事前の資料提供がないまま事業がスタートしました。今回、新たな仮称子育て支援複合施設の基本方針等に関しても同様の事態が繰り返されています。こうしたやり方は、住民の代表機関である議会の役割を軽視する結果になっているという認識はあるのでしょうか。
また、チェック機関としての議会の役割と位置づけを町長はどのように認識されているか、改めて伺います。
2件目の質問で、奨学金制度の充実・改善について伺います。
富谷町の奨学金制度は昭和38年に創設され、その後何回かの改善が図られ今日に至っております。自治体独自の奨学金制度として、県内でも先進的な役割を果たしてきました。しかし、今、新卒者もその親の世代も低賃金や雇用不安にさらされている中で、制度の持つ意義が改めて大きくなっており、制度の一層の充実とより現実に則した改善が求められております。
昨今の状況を見ますと、卒業してもすぐに就職できないケースがふえるなど、返したくても返せないという現状があります。奨学金を利用して大学・高校に進学しても、卒業と同時に多額の借金を負うことになり、「奨学金制度に心から感謝はしても、返済義務の重さが前途を暗くしてしまう」という声が切実です。低賃金、非正規雇用が蔓延する現在の社会・経済情勢に則した抜本的な改善を求め、以下伺います。
第1に、現在は返済が必要な貸付型の奨学金だけになっておりますが、金額は比較的少額であっても返済する必要がない給付型を導入し、どちらかを本人が選択できるようにすることが必要ではありませんか。
第2に、富谷町奨学金貸付条例には、第12条で「(3)その他やむを得ない理由によって償還が著しく困難になったとき」には、返済が猶予できるとされております。実際にこの猶予制度が適用されているのは何人でしょうか、また、卒業しても就職できなかったというケースはこの規定に該当しますか。またさらに、猶予期間は最大で何年間可能となりますか、伺います。
第3に、大学生が入学一時金と月額の奨学金を4年間借りた場合、総額で174万円の借金を負うことになります。これを6年間で返済する場合は月額2万4,000円になり、大変大きい負担となります。償還期間をせめて10年間に延長できないか、伺います。
第4に、貸付対象が「本町に1年以上居住」ということになっております。1年以上住んだ人でなければ対象となりません。しかし、本町住民となったその瞬間から住民としての納税を初めとした義務を負う以上、権利の行使についても住民となった瞬間から可能とするべきだと考えます。したがって、条例の「本町に1年以上居住」という規定は撤廃すべきだと考えますが、いかがでしょうか。
第5に、学業成績については、高校・大学に合格したことをもって可とすべきで、相対的評価をもとにした成績を貸付条件にすべきではないと考えます。当局のご認識を伺います。
また、「身体の健全な者」という規定は、障がい者を差別することになり、撤廃する必要があります。運用による対応ではなく規定そのものの撤廃が必要ではありませんか、伺います。
以上で1回目の質問を終わります。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
前段の1つ目、人口1人当たりの個人住民税は富谷町は何位かということであれば、第2番目ですね。そして、町税総額というふうなことからすれば17番目ということとなります。基金残高の1人当たり額は26番目です。町債残高は1番目ですと、こういうふうなことでございます。
2つ目、財政運営、執行する責務が町長にあるわけでありますので、そういう面では財政も含め、職員の人事管理も含め、全ての責務、職務、責任、リーダーシップ等々、この町長に求められるというふうなことでありますので、その任を重いものとしてこの6年、7年、取り組んでいるところでございます。当然ながら施策もそれぞれの時期に合わせて、子ども医療の拡大というふうなことも含めながら、折々に全体を見ながらバランスをとりながら進めてきたと、このようなことでございます。
基金のあり方については、現状それぞれ財調であり目的基金であり、それぞれの目的にかなった形で運用され、引き続き現在の形で存置するという立場でございます。したがいまして、農業に向ける基金の創設については考えはありません。
職員数については、職員の適正化、そしてまた富谷町の人口増というふうなことからすれば、年間1,000人ずつふえているというふうなことからすれば、当然のことながら数値は、一職員当たりの町民数というのは大きくなっていくというのは、その傾向は、富谷であれ利府であれこのかいわい、人口増加の町に特有する部分も根底にはあるというふうなことでございます。そういうふうな中で今の職員数の中で、そしてまた正規職員、そしてまたそれ以外の職種の方にもそれぞれのお立場でご協力、お力をいただきながら取り組んでいきたいと、このように思うところでございます。そういう意味で職員の採用の入り口の時点でも、最大でどのようになりますか、22歳で38年、18歳で42年というふうな40年前後というふうなことになりますが、それに耐え得る職員の資質を見抜くというようなことも我々に問われることでありますし、そしてまた継続してスキルアップできる、二人前、三人前の働きができるよう、そういった構えを持つ職員の採用にもこれまた努めているところでございます。
8番目については、後ほど担当課からの答弁にさせてください。
9つ目、議会への説明は十分努めるよう努力しているつもりでございます。私になってから施政方針であり町政運営概要であれ、50分から60分の範囲の中で定例会ごとに全体像をお示しするというふうなこと、そしてまた町民の皆さんに即時にお知らせを申し上げるというふうなことで相努めております。区長会、町政懇談会。町政懇談会も6公民館中5公民館での開催というふうなことも含めて、議会への説明、そしてまた町民の皆さんへの説明について努めてきたところでございます。
10番目、給食センターについてというふうなことでありますが、それぞれに重大だとか極めてとか、言葉をきわめる前にくっつきますけれども、どのようなことを指していらっしゃるのか不十分でありますけれども、答弁資料によりますと、平成21年の8月27日、富谷町学校給食センターの新設計画の方向性についてということの全協での説明があり、後日、富谷町新学校給食センター整備基本方針、このような中で着工・着手する前に皆さんへの内容説明にこれ努めたとところでございます。
11番目、議会の役割ということで、申すまでもなく自治法の96条15号の議決する機関であるということが第一に挙げられるのではないかというふうに思います。審議の場を通して多様な住民の皆さんの意見を反映させ、さまざまな意見を出し合い、課題・論点を明らかにしながら合意形成をする。その過程の中で政策を決定されていくものであり、執行部、議会は町政運営のまさに両輪であるとのもとでこの間努めてまいったところでございます。そのような中で、原発のあの双葉町長、あのような形で交代をいたしました。同じように議会、議員3期やられて、3期目の途中で副議長職であった伊澤町長が当選して今に至るわけでありますけれども、当選直後の議会との関係を問われたインタビューによりますと、ここからは伊澤町長の言でございます。首長と議会は車の両輪である。同じ方向に向けばパワーを発揮するが、協働関係にある、協同組合の協同と働くですね。言葉を言いかえれば、同じ方向に向かなければマイナスに働く。議員、副議長をされて町長になろうとしたその翌日の当選のインタビューで答えております。全く私もそのとおりだというふうに思います。こういう関係性をぜひ皆さんとともにつくりながら、町の発展にこれ努めてまいりたいというふうに思うところでございます。
足らざるところは担当と、後半については教育委員会からお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) それでは、私のほうから第2問の奨学金制度についてお答えをいたします。
まず第1点目の給付型についてでございますが、給付型奨学金につきましては、国で検討しております高校授業料無償化の制度見直しの中で協議が進められているものと認識してございます。このことから当面国の動向を注視してまいりますが、給付型と償還型の併用、これは大変持続性が選考基準等に大きな課題があるというふうに認識してございます。
第2点目でございます。「その他やむを得ない理由によって償還が著しく困難になったとき」の事由が適用されている方はございません。また、就職できなかったケースは、このやむを得ない理由には該当いたしません。猶予期間は最大で7年間としておるところでございます。
3点目でございますが、奨学金の償還期間につきましては、他の自治体の状況等も踏まえ今後検討してまいりたいというふうに思います。
4点目でございます。奨学金貸し付けの要件といたしまして「本町に1年以上居住」を定めているところですが、対象者を的確に判するためには必要な期間であるものというふうに認識しております。
続いて学業成績でございますが、奨学金の貸し付けは入学年度のみならず在学期間中も対象としております。在学期間の貸し付けに当たりましては、入学後の学業成績での判断が必要となることから、高校・大学に合格したことをもって対象とすることは適切でないというふうに認識しております。
「身体の健全なる者」につきましては、奨学金貸付要綱において、身体の一部に障がいがある場合でも就学を妨げない場合は貸付対象としているところではございますが、今後見直しを含め検討してまいりたいというふうに思います。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) それでは、大きな1番の7番目、各課ごとの正規職員、あと非正規職員の数ということになってございます。こちらにつきましては、各課ごとに今申し述べたいと思います。
それでは、最初、企画部、経営企画課、職員8名、あと臨時はございません。あったかまちづくり推進課3名、あと臨時が1名で、合わせて4名。財政課7名、臨時・パート等なしで7名。産業振興課、職員7のパート等なしで合計7名。あと総務部に移りまして、総務課24名、この中には育児休業等籍を総務課に移した職員もおりますので、数的には多ございますけれども、実質的には12名ということになります。あとパートが4名、合わせまして28名。税務課23名、パートが6名、合わせまして29名。町民生活課26名で、臨時が5名、パートが7名、合わせまして38名となってございます。福祉部、長寿福祉課22名、臨時1名、パート13、合わせまして36名。健康増進課11名のパートが5名、16名となります。子育て支援課、これは保育所も入りますけれども、正規52名、臨時が24、パートが32、合わせまして108名。建設部、都市整備課10名、パート1、合わせまして11名。都市計画課10名、パート4、合わせて14名。上下水道課、こちらは下水部分になりますけれども、3名にパートなしということになります。合わせまして3名ということになります。会計課4名、パートなし。上下水道課の上水道分、7名にパートが2名で、合わせまして9名となってございます。議会は4名、そのままです。あと教育部ということで、学校教育課36名、あと臨時が6、パートが98、合わせまして140。生涯学習課20、あとパートが85、その他6ということで、合わせまして111。以上合計いたしますと、職員数、育児休業等も含めまして277名、あと臨時が合計で37名、パートが257名、その他6ということで、合わせまして577名の数となってございます。
あと、時間外ということでございましたけれども、まだ決算期も前ですし、あと時間外につきましてはトータルでしかちょっと出せませんでしたので、トータルの時間と金額についてお話をしたいと思います。最初に全体的な総時間数でございますけれども、これは全職員合わせまして1万738時間となってございます。あと、金額にいたしまして2,468万3,836円となってございます。
あと、それぞれの振替ということでございますけれども、こちらも課別にしておりますので今申し述べたいと思います。最初、企画部、休日、あと振替休日、時間外ということの順序で説明をしたいと思います。経営企画課、11日、10.5、時間外ゼロ。あったかまちづくり推進課、47、37、40時間。財政課、17.5、17.5、ゼロ。産業振興課、23.3、19日、34時間。総務部に移りまして総務課、26.5日、25.5日、8時間。税務課、49.5日、51.5、ゼロ。町民生活課、163、次133.5日、115.5時間。建設部、都市整備課、12.5、12.5、ゼロ。都市計画課、10.8、10.5、2.0。上下水道課、こちらは上下合わせた数字になりますけれども、17日、17日、ゼロ。福祉部、長寿福祉課、51.0、44、15.0。総合支援センター、27日、26.0、3.0。福祉健康センター、7、7、ゼロ。健康増進課、62.0、56.5、44時間。子育て支援課、49.0、38.5、11.0。次、保育所になります。富ケ丘保育所、26.5、12.0、128.5。東向陽台保育所、36、21、101.0。富谷保育所、23.5、14.0、62.0。成田保育所、64.0、17.5、163。議会事務局、6、6、ゼロとなります。会計課、8.5、3.0、0.0となります。次に教育部局は、学校教育課、23.5、6.5、1.0。富谷幼稚園、26.0、26.0。東向陽台幼稚園、16.0、16.0。学校給食センター、11.0、11.0。生涯学習課、202.0日、153.0日、47.0。公民館、30.5、20.5、63.0時間。合わせまして休日出勤日数の総合計が1,047.6日、振替休日が813.0日、これに伴う時間外手当相当分が838時間という内容でございます。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) これより、永野久子君の質問は一問一答により行います。16番永野久子君。
16番(永野久子君) まず、奨学金の問題を先に伺います。
償還期間については、これを延長ということについては検討したいというご答弁、それから、「身体の健全な者」について撤廃せよということについては、今後の見直しということで確認させていただきたいのですが、よろしいですか。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) はい、そのとおりでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 奨学金につきましては、貸与だけではなくその給付型もあわせて導入するということは、今の経済・社会情勢においては現実的な対応だと思いますが、どうお考えでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 給付型につきましては、先ほどの答弁でも述べましたけれども、大変その制度の継続性であるとか財政負担等を考えると、大変困難な難しい制度であるというふうな認識をしております。当然、財政規模の大きいと言っては失礼ですが、国とかがきちんとその制度を行うべき制度ではないかなというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 今、一地方自治体がやるのは困難だという趣旨でしたけれども、平成24年度で奨学金の貸付金を1,324万円減額しておりますが、これはどういう要因であったかということを改めて伺います。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 貸し付けを申し込んだ方が見込みよりも少なかったということでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) そうしますと、今の情勢を見ますと、授業料が高校の場合は無償になったということも反映されていると思うんですが、そのことを逆に活用しまして、これだけ授業料無償になったことによって財政的には支出する分が減っているわけですから、であるならば制度の充実ということで、奨学金の貸付制度についてより充実したものにしていくということがあってもいいのではないでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 制度の充実ということでございますけれども、先ほど教育長が申したとおり、給付型につきましては現在国のほうで検討してございますので、そちらを注視していくということが必要かと思ってございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) それでは、猶予についてなんですけれども、返済の猶予について、適用範囲を拡大するということについては検討されていますか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 現在のところは考えてございません。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 最初の質問の趣旨でも申し上げましたけれども、今、大変経済情勢が厳しくて、卒業してもすぐに就職できるというのはむしろ少数派になっている状況です。これはマスコミでも相当報道されておりますけれども、そういうことを考えますと、卒業した、でも就職活動しても就職できなかったという場合については、やはり返済の猶予、先延ばしをしていくという対策が必要だと思いますけれども、これについては全く検討されないのでしょうか、伺います。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 申請に当たりましては、就職ができないかもしれないというふうな場合も踏まえまして、連帯保証人を立てることとしてございます。当然本人の返済が困難だという場合は、返納金が課せられることとされてございます。当然就職できないというふうな事実は非常に重いものとこちらで捉えてございますけれども、これをもってやむを得ないというふうなケースということで考えるのは、なかなかできないのではないかというふうに認識をしてございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 高校なり大学なりを出て、普通であれば就職しようと思っていた人が就職できなかったというのは、奨学金を返済するに当たっての一番大きな障害ですよね。そう思いませんか、どうですか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 先ほど申し上げたとおり、当然就職できないというふうな事実は非常に重いものと捉えてございます。ただ、申請の段階で本人が返済できない場合ということも当初から想定をしてございますので、その中で対応していく必要があるのではないかという認識をしてございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) これは、返さなくていいようにしてほしいと言っているわけじゃないんですね。返すことを前提にするけれども、猶予期間をもう少し拡大してはどうかと、猶予の適用範囲を拡大してはどうかというふうに言っているのであって、返すことを前提にしているんですね。そういう今の経済情勢に即した柔軟な対応があってもいいのではないでしょうか、伺います。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 現在のところ、先ほどから申し上げているとおりでございますけれども、猶予の拡大については、今後そういったことも踏まえて検討させていただければと思います。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 償還期間につきましては、せめて10年以上にというふうに思うんですが、これも、やはり今は多くの方々が本人の責任というよりはなかなか就職が決まらないと、そういう事情がもう既に蔓延しておりますよね。ですから、そのことを考えると、これもやはり返さないと言っているわけではなくて、償還期間を10年以上に長くとるということを検討してもいいのではないかと思いますけれども、いかがですか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 先ほど教育長のほうから、他自治体の状況も踏まえてということで答弁をさせていただいております。現在6年でございますが、10年というふうな期間を定めている自治体も多いというふうな現状も踏まえて、検討をしてまいりたいというところでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) もう一つ、居住1年以上という要件についてなんですが、先ほども論旨で申し上げましたけれども、その税金の負担や何かはもう住んだそのときから義務としては生じてくるわけですね、実際に賦課されるのは若干時間的にずれがあったとしても。奨学金の問題も、やはりそこに住んだときから住民なんだというふうに考えていくべき時代になっているんじゃないでしょうか、伺います。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) この義務という捉え方なんでございますが、特に住民の方々の義務というのは、町の条例等で定めてはいないのではないかと思います。先ほど納税というふうなお話を議員のほうで申し上げていましたけれども、日本国憲法で定めている教育、勤労、納税、その中の納税というのは一つではないのかなというふうに思っております。当然その納税については憲法で定めているものでございますので、本町に住所があろうが、他のところに住所があろうが、当然行わなければならない務めだというふうに考えてございます。そういったことから、その本町住民となった瞬間から納税なりの住民の義務を負うというふうには、ちょっと違うのではないかというふうに認識してございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 「学業成績に優れ」というこの規定についてなんですけれども、学校側の成績は今絶対評価でしょうか、それとも相対評価でしょうか、学校によっても違うとは思いますけれども、一般的にはどうなっていますか、教育長に伺います。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 今は絶対評価のほうが主体になってございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) いずれにしましても、その学校の成績ということはもちろん問われなければならないんですけれども、例えば高校・中学に在校中にかなりその成績が良くなかったとしても、頑張って一定程度以上の高校に合格できるというようなこともあるわけですね。そういうことを考えますと、やはり合格したという事実が一番重いわけで、そのことを基準に考え改善していくという必要があると思いますが、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 先ほどの答弁でも述べましたが、奨学金は入学をして在学し、学業に励んで修了すると、そこまでの支援をするというのが奨学金制度の趣旨でございますので、入学の段階でのみの判断ではございません。その修業の間についての学業成績等のところもきちんと見ていきたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 入学してから3年なり4年なり在学して卒業するまで支援するのは当然なんですけれども、それを見越して貸すわけじゃないですよね。あくまでも高校生ならその入学したとき、あるいは中学を卒業したとき、大学生なら高校を卒業したとき、大学に入学したとき、そのときの成績が基準なわけですから、何もそこから3年後、4年後までを推しはかって貸すものではないと私は理解しておりますけれども、どうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 奨学金の開始はその入学の時点ですので、最初の選考はもちろんそこでやらせてもらいますが、その後の継続的な審査等も含めての支援ということの話をしております。ただ、当町の奨学金で、ここ数年希望して受けられなかったという方はいないです。ほぼ希望者全てに貸し付けているという現状もございますので、その辺もご理解いただければというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 今のもちょっと先にとっておきますけれども、次のことを先に伺いますが、「身体の健全な者」という条項があるわけですね。こういうふうに書かれておりますと、では、精神はどうなのかとか、この文言を削除してこの項目を撤廃した場合には、どういう不都合があるのかとか、いろいろな問題が出てくるんですね。これまで教育委員会のほうの対応としては、運用で対応していくと答えてきているんですよ。ということは、つまりこの文言自体には適切でないものもあるけれども、運用で適切に対応していくからいいでしょうという対応でいったわけです。ですから、運用で対応してきたという事実があるわけなので、この条例については既に形骸化していると、この文言自体を削除する時期に来ているというふうに判断するべきだと思いますが、どうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) この件につきましては、先ほどお答えしましたとおり、今後見直しを含めて検討してまいりたいというふうに思います。
16番(永野久子君) そうですか。失礼しました。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) それでは、先ほどの「学業成績に優れ」というところなんですけれども、これは合格という事実で対応していくということ、それから、「身体の健全な者」というところについても見直しされるとおっしゃっておりましたけれども、改善をしていくということで、この奨学金制度について、今の時代に即した全面的な見直しということを検討していく必要があるかと思いますが、この点はどうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 個別的な案件については、先ほど今言いました「健全なる者」という文言とか、それから償還期間等については検討しておきますが、このほかの件については、おおむね現行の制度で十分対応できるというふうにしています。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 次に、行・財政運営に関してですけれども、まず伺いたいのは、目的基金に関してなんですけれども、目的基金とは本来、私は思うんですけれども、今富谷町で制定しているようなニューマイタウン整備基金でしたか、施設整備基金ですね、といったような曖昧模糊としたもの、長寿社会福祉基金といったような曖昧模糊としたものではなくて、やはり例えば○○小学校建設基金だとか、例えばですよ、子育て支援複合施設建設基金だとかというふうに、その目的を限定したものにするべきだというふうに思いますが、この点についてのお考えはどうですか。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 基金におきましては、条例で制定をされております、議会の議決を受けてこの条例を制定してございますので、この条例の中で今後もやっていくような形で考えております。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 見直しはしないということでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 基金の整理・統合ということでお話がございましたけれども、今現状におきましては基金は現状のまま、廃止または統合等については今考えておりません。この目的に合った基金の中で活用度のほうを高めていく方向で検討していきたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 庁舎整備基金については、既に先ほども申し上げましたけれども5億円を超えているわけで、例えば通常の修繕等々については、これは経常経費で負担するということになると思うんですけれども、大規模な修繕を目指してと言いますけれども、建設費が22億円で、5億円を超えて4分の1ということですので、そうすると天井知らずになっていきかねないという心配もありますので、これは一定の限度を定める必要があるんじゃないでしょうか、伺います。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 庁舎整備基金につきましては、目的については町庁舎の建設、それから増改築及び維持管理の資金に充てるということで設置されております。今年度予算、それから24年度の補正におきましても庁舎整備基金を充当させていただいております。まず、空調設備、今回10年が過ぎましてふぐあいが生じましたため入れかえのための費用7,800万円ほど、あと今年度におきましてもLED化ということで、そちらの資金のほうにこちらを取り崩して充当しているというのが現状でありますので、維持管理に対して今後さらに庁舎10年を経過しましていろいろ整備する部分が出てこようかと思いますので、そう多くない金額なのかなというふうに捉えております。
議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
午後0時00分 休憩
午後1時00分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
16番永野久子君。
16番(永野久子君) 時間外勤務について伺います。
タイムカードを押してから残業するという実態があるのではないかと思いますけれども、これについてはどのように認識されていますか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) こちらは、出先であればタイムカードになりますし、あと本庁であればカード式で入出退勤のほうの管理はしておりますけれども、カードを押して退勤してから出勤ということは一応こちらのほうでは把握してございません。
16番(永野久子君) してないということですね。
総務部長(小野一郎君) そういう実態があるということは把握していないということです。
16番(永野久子君) 把握していないんですか。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) これですね、タイムカードを押してから残業するというのは、私自身がちょっと遅い時間に役場に来たりして、現に見ています。タイムカードをもう押したけれどもやっているというようなことがあるので、匿名できちんと調査をする必要がありませんか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 押してからするということ自体が、私にはちょっとわからないんですけれども、現実にそういうものはこちらでは把握しておりませんし、あるとは思っておりません。ただ、そういう事実があるというご指摘であれば、こちらはそういったものも含めて調査は必要かなと思います。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) つまりサービス残業なんですけれども、結局これは大問題なわけで、そのサービス残業が本当にないというふうに言い切れるかどうかを伺います。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 3月の議会のときにもお話ししましたけれども、その時間外の必要性があるということであれば、事前に管理者の決裁をもらってするということになっておりますので、その事実に基づいて行われていると思っております。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) これも正式に出された資料だけをもとにしていると、実態が把握できないと思います。それで、サービス残業というのは違法ですから、これは徹底して匿名で職員の全て実態を調査する。あくまでも匿名で調査をするということが必要だと思いますが、どうでしょうか。実施する考えはありますか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) こちらで時間の管理につきましては、先ほどお出ししたとおり、そういうカード式の出退勤制度、あとタイムカード、そういったもので管理しておりますし、あと管理者につきましても、それぞれの職員の状況については把握しているものと思っておりますので、匿名での調査ということは考えてございません。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 上司が認めない限りは残業として認められないというこの仕組みが私は問題だと思うんですけれども、やはり必要なものは、もちろん直属の上司と相談するにしても、必要な残業については認めるという方向性を打ち出す必要があると思いますが、どうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) この件につきましても3月の議会のときにお話をしておりまして、その必要に応じてということではお話はしているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 単なる目標値である3%という残業の枠が、実際にはひとり歩きして締めつけになっているということはありませんか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 3%につきましても、3月でお話ししておりますけれども予算ベースということでございますので、それ以外につきましては先ほどお話ししたとおりでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 有給休暇についてですけれども、今取得率は平均何%でしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 現在24年の年休取得でございますけれども、暦年でやっておりますので1月から12月まで、こちらのほうの取得率につきましては、総付与日数が36日、あと有給休暇、時間にすれば8日ということで、約21.46%ということでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 大変低い取得率だと思いますが、取得できなかった有給は最大何年間繰り越せるのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 条例、あと労働基準法にもありますとおり2年ということになります。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 有給休暇は権利としてあっても、ほかの職員にしわ寄せが行ったり、自分自身にしわ寄せが来たりということで実際上は休めないというのが実態ではないかと思うんですね。ですから、絵に描いた餅にならないようにどう対処するのか、伺います。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) ほかに勤続年数に応じまして連続で休暇するようなそういう制度もことしから設けておりますし、あと民間においては計画的付与とかいろいろございますけれども、そういうものを加味しながら取得の促進のほうには図っていきたいなと思っております。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 女性の生理休暇について伺いますけれども、平成22年から24年の3年間に取得ゼロというこの結果、実態というのは大問題だと思いますけれども、大問題だという認識はありますか、伺います。これは町長に伺います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) そのような認識はございません。
16番(永野久子君) 済みません。もう一度お願いします。聞こえません、早過ぎて。
町長(若生英俊君) そのような認識はございません。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) それでは、改めて伺いますけれども、平成22年から24年の3年間に生理休暇については取得されていますかどうか、実態を伺います。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) こちらのほうの取得の方につきましてはいらっしゃらない、いない状況です。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 改めて町長に伺います。ゼロだという回答がありました。生理休暇が全くとられていないということ自体、大問題だというふうに認識されておりませんか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 私は男ですので、わかりません。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 今のは失言ですよ。男だからわからないというのは、これは非常に問題です。男女を問わず生理休暇というのは与えられた権利であって、子供を産み育てるという母体保護の観点からも、女性の健康を守るという観点からも、今のようなお答えは絶対に許されないことだと思いますけれども、厳重に抗議します。改めて町長どう認識しますか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 抗議は受けますけれども、男性ゆえにですね。これは申告制ですので、理由を明示しない中で年休を取得していると、このような認識でございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 実態としては、生理休暇がとりづらくて有給休暇で代用しているのではないかというふうに私は思っておりますけれども、女性が約半数いる中で生理休暇がとられないということ自体、異常だという認識を持たないんでしょうか、町長、どうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 私は答える立場にないですので、総務課長にお願いします。
16番(永野久子君) 町長が答えるべきですよ、これは、職員の問題ですよ。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 3年間でゼロということでありますけれども、21年前には何件かあったということでは記憶のほうがちょっとございます。ただ、生理休暇につきましては、民間のほうの厚生労働省で出しておりますデータによりますと取得率についてはかなり低いというか、請求者が少ないのが実態のようでございます。初期のデータではございますけれども、そのような状況になってございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 私は町長に改めてきちっと伺いたいんですけれども、生理休暇というのが、その女性の権利の問題として女性職員が自覚するということももちろんですけれども、町長初め男性職員がですね、町長のその役割が非常に大きいと思います。町長と男性職員がきちっと認識する必要があると思いますが、町長のご認識、改めてどうでしょうか、伺います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) わかりました。そのように認識いたします。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) この問題は、職場の上司が相当神経を使って配慮しないととりにくいというものがあります。私自身はもうかなり数十年前に職場で働いておりましたが、当時東京でしたけれども、当時必ず生理休暇はとると、何十年も前のことですが、それでもそういう権利として生理休暇をとるということは普通に行われておりました。大変異常だということを自覚して、やはり女性の管理職が中心になって部だとか課の壁を越えて全庁的、横断的に生理休暇の取得を奨励していく体制をとっていく必要があると思いますが、どうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) こちらは特別休暇ということで条例、規則のほうに載っておりまして、30項目ある特別休暇の中の一つでございます。本町におきましては条例上有給ということになっておりますけれども、民間においては無給のところもございます。その休暇につきましては、さまざまな休暇、30項目ほどありますので、その一環としてはこちらの採用時においても説明はしておりますし、それをなかなか勧奨してということまではちょっと難しいのかなと思っております。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 生理休暇をとる、とらないは本人の問題が第一義的です。しかし、とりにくい環境にあるのではないかと、こういうふうにゼロだという数字を見たら、やはり管理職がそういう危機感を持って臨むべきだというふうに思いますが、どうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) これは、先ほど町長がお話ししましたとおり、ご本人の申し出、申請によるものですので、そのところは通常の職場環境においてそれを突出してということはちょっと考えられないのかなと、全般的なものとして有給、先ほどお話ししたとおり、勤務年数に応じた形での有給休暇の取得なりなんなりということでの勧奨のほうがよろしいのではないかなと思います。
議長(浅野幹雄君) 終わりですか。16番永野久子君。
16番(永野久子君) ちょっと確認しますけれども、生理休暇ではなく有給休暇でとるように奨励という考えなんですか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 有給というのは、その20日なりなんなりの有給もありますし、特別休暇というそれも有給休暇になりますので、そういった中の一環としてということの説明でございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 少しでも女性の権利と健康について配慮があるならば、一般の有給休暇と生理休暇をきちんと分けて取得させるように持っていくべきだと思います。改めてご認識を伺います。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) その生理休暇も大きな休暇の一つであろうかと思いますし、あと育児・介護休業法ができてから、介護なり育児なりそういった面での手厚い休暇制度もできておりますので、その一環の中の一つということで、改めて個々の生理休暇というところだけは突出する必要はないのかなと思っております。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) そういう考え方自体に問題があると思います。改めていただきたい。
次に行きます。
休日出勤の振替取得状況についてですけれども、平成24年度の休日出勤日数、全職員の合計で見ますと77.6%ですが、間違いありませんか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) はい、これにつきましては、ご質問があってから各課に照会をかけて、それで取り急ぎというかその中で一応まとめたものでございます。聞き取りをして、これがその数値ということになろうかと思います。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 234.6日分、つまり22.4%が金銭による代替ということになるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) はい、時間的なものにはそのような数字になろうかと思います。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 全体の中でも保育所が非常に振替休日の取得率が低いわけですが、どういう理由だというふうに把握しておられますか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) こちらのほうは現場型ということになります。7時15分から受け入れして、あと夜の7時までというようなある程度交代、あと土曜日でもやっておりますので、その中での割り振りをしてこのような形になっているのかなと、そのかわり時間外等はそちらのほうで振りかえしているということになろうかと思います。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 職員の増員について伺いますけれども、5年、6年前には、職員1人当たりの人口が県内市町村の平均の1.5倍から1.7倍でした。今これは改善されていますか、伺います。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 町長が前段もお話ししたと思うんですけれども、パート・臨時等も含めた形であれば改善の方向になっていると思っております。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) パート・臨時を含まずにやった場合はどうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 正規職員ということであれば、1人当たりの人数はふえている状況にはございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) これは、ちょっと時間がないので、次は条例定数に関してですけれども、今実質297人ですね、併任を除いて……。
残念でした。終わります。
議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。
5番(高橋正俊君) それでは、通告どおり災害時相互応援協定について質問させていただきます。
地震等の自然災害が発生し緊急事態が起きたとき、可能な限り迅速に確実に応援物資や資材、協定内容に盛り込まれた物品を被災自治体と住民に届けることができるかできないかが、協定を結ぶときの最大のポイントであることは常識であると思います。東日本大震災から2年が過ぎて、個人はもちろん自治体も含め、反省と今後の対策が必要だと思っております。その中で、我が町でも災害時相互応援協定を結び、町民の安心・安全の協定書だと思いますが、私は災害協定の基本は近接性、迅速性、利便性、実行性、確実性の5つだと思っております。富谷町と長久手市の協定書の中で疑問点があったので、質問します。
1つ目、協定書の第2条の(2)の中に、被災者の救出、医療、防疫とありますが、救出とは、具体的にどのようなことをするのか、お伺いします。
医療については、全員協議会では医師会への要請と説明がありましたが、その後医師会との協議、話し合いはしたのか、お伺いします。
3番目、防疫についても同じように対策はしたのか、お伺いします。
4番目、近い将来発生が予想される南海トラフ巨大地震、東日本大震災の10倍とも20倍とも予想される甚大な被害が起きた場合、応援協定どおり実行性、確実性はあるのか、お伺いいたします。以上です。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
災害協定の基本ということで、近接性、利便性、1と3ですね、こちらについてはちょっと理解しにくいところでありますので、後ほど説明をお願い申し上げたいと思います。
そのような中で、大事なテーマでございますので、それをお聞きした中で私の見解を述べたいと思います。細かいことは総務部長からお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
町長(若生英俊君) 危機管理監。
議長(浅野幹雄君) もとい、危機管理監。
危機管理監(菅原俊司君) それでは、ご質問4点ほどございました。いずれも関連性がございます。一括してお答え申し上げます。
まず、協定書の第2条の第2項の救出についてというご質問でございましたが、こちらは「被災者の救出、医療、防疫並びに施設の応急復旧等に必要な資機材及び物資の提供」とございます。これは、1つには、被災者の救出に必要な資機材及び物資の提供、2つ目に、医療に必要な資機材及び物資の提供、3つ目に、防疫に必要な資機材及び物資の提供をするというものの条文でございます。とりわけ医療・防疫に関する資機材等の提供につきましては、町独自での入手は困難ということから、今後医師会等に要請を求めてまいるということでございます。
医療・防疫に関しての事前の協議というようなところでございますが、改めてはこれまではしてございません。ただし、宮城県が災害協定を締結してございます宮城県医師会、並びに医療関係機関等へ今後働きかけていくことを想定したものでございます。
また、問い4番目でございますが、協定書の第4条第2項の規定に基づきまして、相互の信頼関係に基づいた実行性、確実性を担保してまいりたいと考えております。以上です。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 改めて、先ほど申し上げました災害協定の基本の1と3ですね。近接性と利便性について説明をお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 反問権ですか。
町長(若生英俊君) そうです。
議長(浅野幹雄君) 反問権の行使も言ってください。
高橋議員、座ったままで結構ですから、(1)の近接性と(3)の利便性についての定義でいいですから、お話しください。
5番(高橋正俊君) 近接性というのは、いろいろこの災害協定の中で、私も聞きながら、遠隔地の問題でこの町でも協定を結んだようですが、この遠隔地も必要だなとこういうふうに思って、これから質問の中でそういうのも出てくると思いますので、以上です。
議長(浅野幹雄君) (3)の利便性ですね。
5番(高橋正俊君) 利便性というのは、字のとおり、やりやすいということですね。
議長(浅野幹雄君) 町長、よろしいですか。
町長(若生英俊君) はい。答弁いたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 利便性、字のとおりですというふうなことですね。災害応援協定との関連性はいまいち不十分でございます。近接性について今説明がありましたので、見解を申し上げます。
近接が、今回の最も災害支援のときの教訓を得たことはここなんですね。一番利便があったのはどこかと言えば、水道の協定、これは従前からあるように、これが非常に助かりました。申し上げますが、富山市、氷見市でしょう。名古屋市、東広島市、そして隣県の男鹿市、大仙市ですよ。これが最も中核にある。こういうものを、この記憶をもって我々は反省どころか総括をして、このかいわいにもないようなことで取りまとめをして、遠隔地での震災協定が必要だねというところに行き着いて今になっているんですね。このような前段の違いのところからのやりとりは、折り合わせるのに大変なことだなというふうに改めて今思います。遠隔地の必要性が大である。ですから、(1)に近接性が来る災害協定の基本はというのは、私は全く認識が天と地の違いだとこうなりますね。そのような中で、他府県の自治体と結んでいる相互協定がふえているんですよ、今現在こういう教訓を得てね。したがいまして、この遠隔地の自治体との支援がこれまで以上に重要となっているのも、ちゃんと資料やら何やら我々も含めて実感しているものを記事になっていますからね。そんな中で、次のキーワードは、被災自治体の要請の有無にかかわらず来てくれるかどうかと。水道は協会の経由なので2日ほどおくれました。ですから、こういう意味で遠隔地の自治体に即。そういう意味では、兵庫県の三田市から家族がとかというのは非常にありがたいことですよね。大変だというテレビ報道を見てすぐに飛んで来てくれる。どういう道路をこう迂回してでも、20時間でも30時間かかっても届けに来てくれたことのありがたさは、我々十分あのとき感じたところです。
したがいまして、今後はふだんから遠隔地との協定先との間の合同訓練だとか、人事交流だとか、災害時の交流に有効に機能させるようなことを常にやっていかなければならないということなんです。ただ結べばいいんだよという、こういうための防災協定を我々は望んでいるものでは決してない。このようなことで順次、近々のあさひな農協あり遠隔地ありというふうな形で膨らませていきたいなと、こんなふうな思いでございます。
議長(浅野幹雄君) これより、高橋正俊君の質問は一問一答により行います。5番高橋正俊君。
5番(高橋正俊君) 遠隔地の必要性は、私もこの災害協定の資料なんかを見てね、これも必要だなと。何か町長余り焦って急いで答弁するような状況でしたが、これから質問の中でそういうことも含めて質問をさせていただきます。
南海トラフ地震は、長久手を含む東海・中部地方広域にわたって大規模災害が想定され、注目が集まっている地域であると思います。都市直下型地震についても注意喚起とその対策が叫ばれている東京を中心とした関東圏、重大な大規模災害が発生した場合、大混乱に陥り、とても長久手市から確実に救援物資が搬入できるような状況なのかなと。そしてまた、逆に富谷町から長久手市に物資を運べない事態も容易に想像がつくと私は思っておりますが、その辺はどう思っておりますか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(菅原俊司君) これは、先ほど町長からも申し述べたとおり、あくまでも相互信頼関係に基づいて実行性を進めていくがためのこの4条の第2項でございます。どの路線をどのようにどの車両で走るというようなところの具体的な内容についてまでの取り決めは、この協定の中には示してございません。先日、きのうでしょうか、の中でも申し上げましたとおり、南海トラフに伴う地震の規模、被害想定というのが今回改めて愛知県中心に示されたところであり、今後それぞれ各自治体における対策が取り組まれていくわけでございますので、それらを加味しながら、我々はどういうような形で応援ができるのかというような具体的な協議は今後進められるかと思います。
議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。
5番(高橋正俊君) 今回の東日本大震災で富谷町が困ったこと、そして富谷の町民が困ったこと、そしてまた行政での必要だったもの、これを考えれば、私は電気と水とガソリンが必要だったのかなとこのように思いますが、まず、その遠隔地協定を結ぶ前に、この震災のときに一番困ったものを確保するのが一番初めに町民の安心・安全を得ることだと思いますが、町ではどう思っておりますか。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(菅原俊司君) 議員おっしゃるように一番困ったものということで、今、水、燃料等とおっしゃいましたが、一番住民の方がお困りになったのが情報だったかと思います。そういった中で情報の即時、迅速に提供できるような体制づくりに今現在町としては優先的に取り組んであり、その中のツールの一つとして今回防災行政無線を整備いたしました。
また、食料等に関しましても、震災発災年の暮れには、約3万食ほどの備蓄食料を装備したところでもあります。また、水におきましては、今回は富谷町だけではどうしようもできない状況にあったということは承知のことかと思いますので、その辺のところについては、今後広域的に協議を進めていく必要があろうかと思い、即時の改定というのをこの場においてお示しすることはなかなか困難であると思っております。
議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。
5番(高橋正俊君) 私は、この長久手との災害協定について、何も批判しているつもりもないんですけれども、まず、私の知人の会社でもガソリンがなくて困っている。燃料がなくて困っているということで、ある会社で新潟県のほうにトラックでとりに行った会社があったんですよね。だから、やっぱりそういうものが今後この災害が起きたときに大きな課題だと思うんですが、それらをどう考えているか、お聞きします。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(菅原俊司君) 今月の中旬にはあさひな農協さんとの災害協定を予定してございますが、その内容の中には、燃料の優先的な供給というのも項目としては設けてございます。あくまでもあさひな農協さんが持ち得る燃料ということの範囲にとどまりますが、それ以上の燃料の確保というような点におきましては、なかなか町だけでの解決も困難であります。震災当時におきましてもそうでしたが、燃料の調達班というのを緊急的に設け、班を編成し、調達に当たったわけでございます。そういったことがないようには取り組みたいとは考えてございますが、少しずつそういった形で燃料の優先的な確保というようなところにおいても検討してございます。
議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。
5番(高橋正俊君) 今回長久手市との協定調印式に行政区長が同行するということは、事前に議会に話をし了解をとりますというふうに言われたと、行った行政区長の中から私は聞いたんですが、どうしてそういうふうにしなかったんですかね、お聞きします。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(菅原俊司君) 今回長久手市のほうに行政区長が同行いただきましたのは、内容は違います。災害協定の調印式にご同席いただくがために一緒に同行していただいたわけではございません。あくまでも行政区長、向こうの自治会との意見交換会というのがその後に開催されましたもので、同日開催であったということも含め、今回、災害協定の調印式のほうにもご同席いただければという相手方のご配慮の中で立ち会いをいただいたというまででございます。
議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。
5番(高橋正俊君) 行政区長さんがどういう状況で行くのか多分理解をしていなかったんだと思うんですけれども、ただ、議会に話を通して了解をとりますという話が私のところに来たんですよね。その辺はどうしてそういう話が出たのか、確認のためにお聞きしているんですよ。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監、もとい、企画部長。
企画部長(荒谷敏君) それにつきましては再三申し上げているとおりでございまして、今回の長久手と防災協定に関することではなく、そもそも向こう側から富谷町のそこの行政区のあり方についてお勉強をしたいということでしたので、それで同行を求めたものでございます。そのときに、町から議会のほうの了解をとるなんて一言も言っていないと思います。議員さんはどちらの区長さんに聞いたかわかりませんが、ほとんどそういった会話は私のほうからはしておりませんので、ご了解をいただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。
5番(高橋正俊君) ちょっと食い違っているんですけれども、それでは、中身は今行政区長は調印式に参加したんじゃないということなんですけれども、一緒に行ったことは間違いないと思うんですけれども、その行政区長が男性3人、それから女性1人という最初は予定だったんでしょうか、その辺確認します。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監、もとい、企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 何か通告の内容とどんどん何か外れていっているような感じがしますが、それについてとりあえずご質問なのでお答えしますけれども、当初の予定というのは前回の議会のときにもたしか町長のほうからもお答えさせていただいているとおり、当初はそこから変更して、最終的にはお二人男性、お二人女性というふうになってご同行いただいたということになっております。
議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。
5番(高橋正俊君) 1人の男性行政区長が急遽行けなくなったので女性区長さんが1人ピンチヒッターということで、それは本人がそう言っていたんですよね。その辺はどうなんですか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) ご本人がピンチヒッターと言ったかどうかはわかりませんけれども、こちらはもう目的は長久手に行って区長さん方の交流をするというのが最大の目的ですので、結果的にお一人が急病で行けなくなりましたので、その時点で、では次は誰がいいでしょうかというふうに長久手と相談して、向こうは女性の区長さんが全くいないので、では、ということで私のほうで判断をしてお二人、お二人にしてお連れしたということになっております。
議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。
5番(高橋正俊君) それですね、急遽行けなくなったというのは何日前の話なんですか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 質問要旨に全く関係ないと思うんですけれども、何か。前回の議会のときにも議員さんはお聞きされて、そういうふうにお答えして、何日か前かというのは今手元にありませんが、ほんの数日前ですね。
議長(浅野幹雄君) 疑問点があったので質問しますということですから、その疑問点を今追求しているわけですね。
企画部長(荒谷敏君) でも、協定には関係ない区長さん方だという説明をしているんですけれども。協定のほうはいたわけではないので、協定を区長さん方と交わしたわけではないですよ、全く。
議長(浅野幹雄君) 区長との出てないです。質問の要旨の中で、富谷町と長久手市との協定書の中で疑問点があったので質問しますという通告でございますから、その疑問点について今。(「疑問点はどっちでしょうか」「指名されたら答えるべきですよ」の声あり)
議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。
5番(高橋正俊君) 行ったのは飛行機で行ったわけですよね。その男性区長さんの名前で航空券が発行されて、女性の行政区長さんが乗っていったと、この辺はどうなんですか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) その辺も前回の議会のほうでお答えしているとおりで、当日のキャンセルですのでANAの窓口に行って、こういう交換になりましたということで、本来は航空チケットなのでそれはできませんけれども、もうこちらに来ているので、では、どうぞお乗りくださいということで乗っていったということでございます。
議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。
5番(高橋正俊君) では、その飛行機に乗ったその名前は、航空券はかえて行ったわけですよね。かえてないんですよね。
議長(浅野幹雄君) きょうの質問とちょっとやっぱりずれていますので、災害相互応援協定の中身についての質問に切りかえてください。
議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。
5番(高橋正俊君) わかりました。要するに、その航空券をそのままで乗っていくと航空法違反になりませんかという私のほうに言われたので、そこまで質問しようと思ったんですが。
では、質問を変えます。
災害協定には長久手のほうから強い要請があったというふうに聞いていましたが、そうだとすれば、富谷町のほうから行って協定するのじゃなくて、向こうから来るのが常識だと思うんですが。
議長(浅野幹雄君) 危機管理監。
危機管理監(菅原俊司君) 協定を結ぶに当たっては、前回もお答えしたとき若干ご説明させていただいた中身と重複いたしますが、あくまでも前段として市制移行に向けた懇談会、まちづくり審議会というのから初発が始まり、長久手市さんとのご縁をいただいたというわけでございます。そういった中において時間の経過とともに震災を経過し、町長また長久手市長ともどもトップ会談の中において今後はこういったものの必要性をそれぞれに同じ思いがあったことから、今回の災害協定となったわけでございまして、どちらがどちらというようなことでは決してございません。双方ともに思惑が一致したということで、このたびのご縁を頂戴したということです。
5番(高橋正俊君) 終わります。
議長(浅野幹雄君) この際、午後1時55分まで休憩をいたします。
午後1時45分 休憩
午後1時55分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) それでは、私の一般質問をさせていただきます。
初めに子供らを守るために、予防接種費用の助成拡大をであります。
富谷町は、子供の健やかな成長を支援し、子育て世帯のさらなる経済的負担軽減を図るため、10月1日から子ども医療費の通院の助成を中学3年生まで拡大することにしました。子育て中のご家庭は大変喜ばれるものと思うものであります。私は、この子ども医療費の助成拡大を議会でも訴えてきておりました。町のこの取り組みは、高く評価できるものであります。
風疹が、例年をはるかにしのぐ驚異的な感染者の増加となっております。この風疹対策でも、町は早速風疹の予防接種費用の助成を決め、今議会に予算を上程しております。
富谷町公明党は、過日、町長に風疹の予防接種費用の助成を行うよう申し入れをしておりました。町民、特にこれから子供を産もうと思われている方々の不安を取り除き、経済的な負担の軽減が図られると考えます。この施策についても、また高く評価できるものであります。
この風疹の予防接種費用の助成の実施について質問いたします。
次に、仙台市は、7月1日から水ぼうそう、おたふく風邪の予防接種費用の一部助成を始めました。仙台市民の小さいお子さんをお持ちの親御さんから、「助かります」との声が届いていると聞いております。栗原市などでも助成を行っております。富谷町でも、一日も早く水ぼうそうとおたふく風邪の予防接種費用の助成を行うべきと思い、助成の実施について質問いたします。
大きな2問目であります。
休日保育を実施せよ、であります。
今の就業形態は、昭和の時代とは大きく変わり、以前は深夜までの勤務や日曜・祝日などの休日勤務は少なかったように思います。現在では、多くの人がこうした勤務体制の中で働いております。それも、夫婦のうち夫だけがそのような状況ではなく、夫も妻も、夫婦してこのような就労状況の家庭も見受けられます。
富谷町においては、保育所の預かり時間の延長など対応をしていただいておりますが、休日の保育はしていないため、夫婦そろって休日の仕事があるときは大変ご苦労されていると伺っております。ほかの自治体では、こういった状況に対応するため休日保育を実施しているところもございます。富谷町でも休日保育の実施が求められており、休日保育の実施について質問いたします。
大きな3つ目であります。
不登校児童等やその家族への支援の充実を図れであります。
不登校では、本人は大変つらい思いをされております。また、そのご家族も同じであります。現在、各学校において先生方が対応していただいております。特に黒川けやき教室においては、学校への復帰や高校への進学など、すばらしい成果も出していただいております。
また、黒川けやき教室の子供たちを担当している富谷町の先生が、昨年11月16日に開催された平成24年度全国適応指導教室連絡協議会の第12回北海道・東北地域会議の仙台大会におきまして、北海道・東北の代表として、黒川けやき教室での取り組み、実践報告をしております。そして、宮城県教育委員会主催で先月行われました平成25年度不登校対応研修会でも同じく実践報告をしており、10月に行われる研修会でも実践報告をする予定とも伺っております。このように、富谷町には、全国に誇れる先生がおられます。
しかし、残念ながら不登校児童・生徒は年々増加しており、黒川けやき教室へ通う児童・生徒はわずか数人で、今後富谷町としてもさらなる支援の充実、体制の強化が求められていると考えます。
我が国の不登校対策における基本方針として、平成15年に文部科学省は初等中等教育局長名で、各都道府県に対しまして、「不登校への対応の在り方について」という通知を送られております。
その中で、不登校に対する基本的な考えの内容でありますが、1つに、将来の社会的自立に向けた支援の視点、2つ目に、連携ネットワークによる支援、3つ目に、将来の社会的自立のための学校教育の意義・役割、4つ目に、働きかけることやかかわりを持つことの重要性、そして5つ目に、保護者の役割と家庭への支援の5点を挙げております。
また、教育委員会の取り組みの充実についてでありますが、1つに、不登校や長期欠席の早期の把握と対応、2つ目に、学校等の取り組みを支援するための教育条件等の整備、3つ目に、学校における指導等への支援、4つ目に、適切な対応の見きわめ及びそのための支援体制づくり、5つ目に、中学校卒業後の課題への対応、6つ目に、学校外の公的機関等の整備充実及び活用、7つ目に、訪問型支援など保護者への支援の充実、そして8つ目に、官民の連携ネットワーク整備の推進の8点を挙げております。
この通知の内容が、我が国の不登校対策の基本方針を示しているものと考えます。富谷町の子供は、富谷町として、富谷町教育委員会として、その子供たちを必ず幸せにしていくとの強い自覚を持っての対応と支援体制の構築が必要と思います。
また、学校への復帰や進学ができたとしても、学校を出た後に一般社会になじめず挫折する人もいると聞いております。不登校児童・生徒が学校への復帰はもちろんではありますが、社会人としても十分自立していけるように、学校卒業後を見据えた対応が必要であると考えます。
以下、質問いたします。
不登校の児童・生徒は今何人おりますか。
けやき教室に通っている児童・生徒は何人ですか。
3つ目に、ひきこもりの状況把握はしておりますか。
4つ目に、不登校・ひきこもりへの対応はどのようにしておりますか。
5つ目に、その家族への対応はどのようにしておりますか。
6つ目に、学校に復帰・進学した児童・生徒は何人おりますか。
7つ目に、学校に復帰・進学した児童・生徒、その後の状況はわかっておりますか。
8つ目に、不登校児童・生徒、ひきこもりの今後の対応・対策について伺います。
以上であります。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。初めに、若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
予防接種についてということでありますけれども、水ぼうそう、おたふく風邪、仙台市の情報も聞き及ぶところでありますけれども、現状、風疹、CRSの接種というふうなことで取り組むことといたし、今ご質問にありました2つにつきましては、予防接種法に基づかない任意の予防接種というふうな位置づけがあるものですから、これらについては慎重な判断をいましばらくさせていただきたいというふうに思います。
子宮頸がんのワクチン、これは予防接種法、法律に基づく接種というふうに変わっていきましたけれども、始終報道がされている面もありまして、幸いにして富谷町でそういうふうな情報がないという、多くの皆さんに接種はしていただいておりますけれども、接種によると見られる被害は現状報告がないところで、ややほっとしているところでございます。
繰り返しになりますけれども、2つにつきましては、もう少し状況、推移を見させていただきたいと、このように思います。
休日保育であります。おっしゃるようにいろんな勤務形態があって、土日・祝日と言いながらというふうなことも十分わかるところでございます。現状、細かい数字は後ほど担当課からということといたしますけれども、何人かいらっしゃる。富谷町の保育所、町営が4つと認可保育園3つというふうな形での対応をいたしておりますけれども、その中で幾つかの保育所に祝日の勤務をする保護者がいるというふうなことも、内容としてはつかんでございます。それぞれ工夫をいただいているようでありますけれども、数字については後ほど申し上げたいと思います。これも、27年の4月に向けて、子ども・子育て会議検討会の課題として俎上に上ってきておりますのでそれとあわせて、そしてまた、町長への手紙とたしか1通ぐらいあったかと思いますけれども、切実感は伝わるところではありますが、何せそれぞれの保育所に一、二名というふうな形の、あるいはゼロというふうなところもあって、1カ所での休日保育というふうなこともなかなか検討もしたんですけれども、現実的じゃないというふうなこともありました。
なお、町長の手紙は、現状6月6日現在で43件来ております。メール、手紙によるというようなことで43件。手紙が多いですね、37件。メール6通です。参考までに昨年度は手紙52通、メール13通というふうな形で、65から現状43というふうなことで、ストレートに町民の直接の生の声もお受けしながら町政運営に当たるというふうなところも、この場をおかりしてお知らせを申し上げたいと思います。
けやきについては、こちらの旧給食センターの2階部分の改修を終えて、今、黒行の教育委員会理事会、そしてまた黒川教育委員会の場に移って次の段階の検討がなされているというふうなことも、あわせて申し添えさせていただきます。詳しいことは後ほど担当からお願いいたしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 次に、菅原教育長。
教育長(菅原義一君) それでは、私のほうから第3点の不登校等についてお答えを申し上げます。
第1点目の不登校の児童・生徒の数でございますが、長期欠席者というのは年間30日以上という捉え方をしておりますので、30日以上の欠席者ということでお答えを申し上げます。平成25年の3月時点で、小学校で23名、中学校で43名の計66名でございます。
それから、現在けやき教室に通っている児童・生徒でございますが、5月14日現在で、中学生が6名というふうになっております。
ひきこもりの状況等の掌握ということでございますが、厚生労働省では、ひきこもりを、仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに6カ月以上続けて自宅に引きこもっている状態としております。家族と出かけることはあるが、現在担任とも面会しない状態にある児童・生徒は2名でございます。
対応についてでございますが、個々の児童・生徒の状態はもちろんのこと、家庭の状況についてもしっかりと把握した上で、次のような改善策を講じているところでございます。まず、状況把握におきましては、家庭訪問による該当児童・生徒との面談、定期的な学校からの情報発信、教育相談実務者会議の定期的な開催による情報の分析、児童相談所、子育て支援課等の関係機関と学校とのケース会議の開催などでございます。
児童・生徒への働きかけといたしまして、家庭訪問による該当児童・生徒への信頼関係の構築、スクールカウンセラーの活用及び登校支援ネットワーク事業の活用、プリントやCD等での家庭学習の支援、けやき教室の連携等でございます。
家族への対応でございますが、不登校、ひきこもりの子供を抱える親の悩みははかり知れないものがあり、時には冷静な判断力を失うこともございます。保護者に寄り添い、ともに歩む姿勢が何よりも大切になるというふうに認識しております。教育委員会におきましても教職員が歩み寄り、積極的かつ綿密な情報交換をするとともに、改善策について共通理解を図り、同一方針、同一歩調で改善に取り組むように指導しております。
また、中学校では各校に、それから小学校では拠点校であるあけの平小学校に配置されておりますスクールカウンセラーや、町に配置されております教育相談室の相談員の活用により、個々のケースに応じた支援を行っておるところでございます。
復帰した、または進学した児童・生徒ということでございますが、平成24年度に不登校だったが平成25年度になり登校できるようになった児童は7名、生徒は13名でございます。平成24年に不登校だった生徒が進学した数は16名、94%でございます。
次に、学校に復帰・進学した児童・生徒のその後の状況についてでございますが、復帰した児童は数名が別室登校ですが、そのほかは普通学級で学習しております。進学した生徒の半数は進学先に登校しているという情報を得ているところでございます。
次に、今後の対応とか対策についてでございますが、不登校改善には、子供たちが安心して通える学校環境づくりが大切となります。また、担任を中心にした支援チームを編成し、担任1人が抱え込まない体制づくりとともに、学校、保護者、関係機関との綿密な連携が重要というふうに認識しております。あわせまして、教育相談室を中心とした相談業務の周知徹底や、児童・生徒が安心して教職員に心を開き相談できるようにするために、教職員のカウンセリングの技術向上を目的に、年10回のカウンセリング研修会を実施しているところでございます。また、既に今年度も成田中学校で申請し派遣が決定しておりますが、県の事業である登校支援ネットワーク事業を活用しまして、戸別訪問による教育相談活動並びに学習支援を行っておりますので、今後も県教委で実施している巡回教育相談など、関連の事業や関連の情報提供を積極的に行ってまいりたいというふうに思ってございます。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 今年度の入所児童の保護者の勤務状況でございますが、両親が休日勤務をしている保護者は17人で2.4%、両親が休日勤務の17人につきましても、休日勤務の状況は、毎週休日勤務をしている保護者が8人、隔週が2人、月1回が6人、変則的が1人というような状況になっております。休日出勤時の対応といたしましては、祖父母にお願いしているが11人、両親のどちらかが見ているが6人という状況になっております。
また、宮城県内での休日保育を実施している市町村は、仙台市で6保育所、亘理町で1保育所というような状況になっております。
議長(浅野幹雄君) これより、安住稔幸君の質問は一問一答により行います。8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) 風疹についての実施についてということで質問しているんですけれども、それはちょっとありませんでしたけれども、それは、あと再質問の中で内容についてお話をしていただくようにしてよろしいでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 答弁漏れですか。
8番(安住稔幸君) はい、答弁漏れです。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 風疹の予防接種費用の助成事業ですけれども、こちらについては、議会開会冒頭、町長が申し上げましたとおり、先天性風疹症候群いわゆるCRSと呼ばれるこちらの発症防止を目的とする緊急対策として実施することといたしました。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) それでは、初めに休日保育について再質問させていただきます。
今お話を聞きますと、ご両親が働いていらした方が17人、2.4%とございまして、しかしながら、その方々は何とか祖父母にお願いしてということでありました。私が町民の方からお話を聞いたのは、獣医をされている方がおりまして、近くにご両親がいなくて本当に大変な中で何とかお互いの時間をとってやりくりしてやっているというようなお話がございました。そういうこともございますので、今現在その数値だけで見ますと何とかなっているかなと思いますが、そういった方々とかもう少し広く保育所を利用されている方々からアンケート調査というか、そういったようなニーズの調査というものなどもしてはいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 今年度、子育て支援に関するアンケート調査、抽出ではございますが実施する予定にしておりまして、その中で休日でのお子さんの過ごし方等々の調査項目も入れておりますので、その中での調査とさせていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) 先ほども町長から27年度に向けてというようなお話もございました。そのアンケート調査のほう、あるかと思いますけれども、そういった調査内容においては、例えば半年なり1年なり前倒しで実施するというようなことも考えていただけるのでしょうか。いかがでしょうか、町長。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 先ほど今アンケートというようなこともありましたしね。必要ならばというふうなことで常に動いていますので、しかしながら、なかなか保育所に1人、2人というふうな数字の中で全所をあけることが全体のバランスの中でいかがなものかというようなことがあって、なかなか痛しかゆしの内容ですね。どちらにしましても27年の4月と確定したわけではなくて、その前段も含めて常にお声を聞きながら検討課題とさせていただきます。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) 続きまして、風疹についてお話をお伺いいたします。この開会の前段でも町長のほうからのお話をお聞きしましたし、昨日の同僚議員のお話もありました。それで、もう一度ちょっと具体的なお話を聞かせていただきます。その実施時期につきましては、いつなんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 実施開始の時期につきましては、周知の関係もありますので、7月1日以降ということで考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) そうしますと、これも確認でありますが、その助成期間は来年の3月31日ということでお聞きしたと思うんですが、これでよろしいでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) はい、そのとおりでございます。26年3月末日までということで設定を考えております。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) それでは、今回のこの助成対象者はどのように見ておられますか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 昨日申し上げましたとおり、対象は、まずは妊婦の夫、もう一つは19歳から49歳までの妊娠を希望する女性ということで、住所要件については、接種日当日富谷町に住所を有している方、また、年齢要件につきましては、検診と同様に市が25年4月1日から来年3月末日までにこの対象年齢に到達される方を対象と考えております。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) これも、あと確認ですが、4月1日から6月30日までですか、この助成が始まる前に風疹の接種を受けた方は、遡及してたしか対象とするというようなお話を聞いたと思いますけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) はい、そのとおりでございます。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) 助成対象者なんですが、今のお話を聞きますと妊婦、そしてまたその妊婦の夫、そして、女性ですと、19歳から49歳というような内容であります。今、私が県内のホームページでちょっと調べたものでありますけれども、12カ所ほどちょっとわかったものがありまして、その内容の中でいろいろ中で助成の対象に差がありまして、一番タイトですか、助成内容が広いというのが名取市でありまして、住所を有する16歳以上の未接種者、いわば16歳以上であればどなたでも受けられるということであります。また、川崎町でありますけれども、こちらですと満18歳以上の方ということになっております。また、村田町ですと、19歳から49歳までの男女という方になっております。もちろんその住所に住んでいる方ですけれども。あと、これはどこだったかな、済みません、丸森町ですね。丸森町では、結婚してこれから妊娠を予定または希望する49歳以下の方とその夫及び同居の家族というものが入っていますということで、そういったものもあります。妊娠中の方の夫及び同居している家族というのが、どちらかというと非常に助成の対象としては広くしているものかなと思います。あと、ほかのもので一般的に多いなと思ったのが、19歳から49歳の妊娠を希望している女性及び配偶者。そして妊娠している女性の配偶者ということでありまして、先ほどの富谷町のほうの例を考えますと、その妊娠を希望している女性の配偶者というのが、富谷町のはここには配偶者が入っておりませんので、この分がこういったものを意識している方だと思うのは、東松島市、気仙沼市、石巻市、角田市ということで、あともう一つか、あと美里町ですね、これが一番多い助成の内容となっています。仙台市は富谷と同じような状況になっております。
こういったことで、今回、県からの補助もあるような話も出ておりますので、できましたら、やはりその妊娠を希望している方の配偶者というのもぜひその項目の中に入れていただければと思いますが、この辺についてはいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) まず、議員の質問の中で妊婦も対象と中に入っていましたけれども、妊婦は対象にはなってございません。妊婦の方が接種しますと体に影響がございますので、妊婦の方は対象外というふうになります。
あと、年齢の幅が自治体によって多少開きがあったりしているようですけれども、19歳からというスタートにしていますのはですね、実は……。
議長(浅野幹雄君) 配偶者に拡大できないかという質問ですから。
健康増進課長(奥山育男君) 年齢の関係も。
議長(浅野幹雄君) いや、一問一答ですからね。最後の質問にだけに。あとは他の市町村との比較ですから、その答弁をしてください。
健康増進課長(奥山育男君) 失礼しました。
配偶者ということで、富谷町のほうとしては、妊婦の夫ということで婚姻関係にある方について対象としています。その配偶者、パートナーというふうなことでの理解でよろしいんでしょうかね。そうしますと、予定している方のパートナーとなりますと、これは広がりが切りがございません。あくまで今回は先天性風疹症候群、CRSの発症予防を目的としました緊急対策、特別対策でございます。あと、それ以外の男性の方々については、これは広く国のほうなりに別な設定でもって取り組んでいただくように働きかけるようにしたいと考えております。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) 済みません。私、一部ちょっと間違った発言をしたようであります。
妊婦はもちろん接種はしてはいけないことになっております。私、もう一度繰り返しますが、妊娠を希望している方、19歳から49歳と、それはよろしいんですが、妊娠を希望している方の配偶者も入れたらいかがですかということなんですけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 先ほど述べましたように、夫となる方ということになりますと、予定者の大人の方ということになりますと、これは特定が難しいといいますか広がりが大きくなりますので、これは今回対象から外させていただいております。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) ただ、今現在私のつかんでいるところでは、12自治体の中の6自治体が、今私がお話ししましたように妊婦の配偶者、それと19歳から49歳の女性とその配偶者、これが半数を占めております。こういったことを考えますと、やはり富谷町としても、19歳どなたでもいいとかそういうことではありませんけれども、そこまで範囲を広げてもよろしいかと思いますけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 今回問題となっていますのは、妊婦の方が風疹に感染しますとCRSという発症を起こす。そのことによって生まれてくる子供さんに影響が出ると。それをまず防止することが最大の目的です。それで、その女性の方がまず風疹にかからないような工程を持てば、まず今後妊娠し全て風疹にかかるおそれはなくなるわけですよね。ただ、男性の場合は、風疹にかかったとしましても男性自身の風疹はそんな重症という症状ではございませんので、この対象から外れる男性の方については、広く国のほうの施策でもって取り組んでいただきますように要望という形で富谷としては考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) よく課長のお話もわからないことはないのですが、国から出ております指針の中で、これは捉え方の一つだと思いますが、妊婦の夫、まず子供、そのほかの同居家族ということで、特に行うもの。また、10代後半から40代の女性、そして、もちろん産じょく早期の女性ということで上がってきております。
それで、国からの平成16年に出ているその緊急提言というのがございまして、この風疹について厚生労働省の研究班が出したものですけれども、この同居の家族については、その配偶者、定期接種対象年齢以上の者では、平成16年末現在で満50歳未満の者を原則とする、性別を問わないということで、一応平成16年の、前の話になりますけれども、厚生労働省の研究班が厚生労働省に出しました提言では、そういったように男女を問わずにやるべきだということで一応提言はしています。
こういったことを考えますとやはり、もちろんこの制度をこれから5年も10年も続ける必要はないと思いますけれども、短期間でありますけれどもこういったものにやっぱり短期集中型で助成をし、一刻も早くこの拡大をとめることについては、非常にやはりこういったもので一応配偶者も含めるべきと思いますけれども、もう一度お願いいたします。いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) やっぱり、あくまで今回は妊婦の方の先天性風疹症候群、この発症防止が一番の目的のための緊急対策です。あくまで大人の方は任意に接種になっています。家族の中でも子供さんは、法定接種の中でもう既に風疹の接種期間がございます。19歳というのも根拠がございまして、既に18歳の方まではことしの3月までに法定で受ける機会がございました。それで、19歳からというスタートがほとんどの自治体で設定しているわけでございますので、それの対象から、予防接種しなくていいのではなくて、あくまで今回の対象者以外の方については予防接種の補助はないのですが、個人の努力でもってそういった心配があれば接種をしていただくというような方向でですね。あと、全体的なものは国の、感染症ですので一自治体が取り組んだところで防ぎようがないと思います。ですから、広域的な国での取り組みについて町のほうでは強く要望していきたいというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 任意予防接種であるということが1つと、あと、もう一つ風疹の流行、宮城県の知事の発言に同席しておりましたけれども、あのような発言もあったことも事実でございます。そういう意味で国に財政措置を求めているというふうなこと。しかし、本家本元の厚労省はこのような見解です。風疹感染者は、東京など6都府県で85%と、地域的な流行である。ほかにも予防接種が必要な病気があり財政的に難しいと、助成は行わない方針というのが5月21日付の新聞記事でございます。
したがいまして、町としましても非常にやっぱりナーバスといいますか何かが、とりわけこの乳児対象のものだという水ぼうそう、おたふく風邪に限って言えばありますので、やはり先、先というふうに行けないところはぜひご理解いただいて、必要だと思われる方はやっぱりみずからこの数千円のご負担をいただいて自己防衛すると、こういうふうな考え方にぜひ立っていただきたいというのが、今時点での自治体としての見解でございます。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) ぜひ、また引き続き検討していただければと思います。
それで、その同じく平成16年に出ています厚労省の研究班の緊急提言の中で、職業上の感染リスクの高い者についてもこの予防接種をやっぱり勧めたほうがいいということが出ております。例えば、保育施設や学校関係、そういった幼稚園などに勤めている職員の方、こういった方についてはやはり多くの方と接するわけでありますので、やはりそういった方に進んで接種していただくことも必要であるというふうなことであります。こういったことを考えますと、町としても保育士さんたくさんいらっしゃいます。幼稚園の先生もたくさんいらっしゃいますし、また、皆様職員の方も窓口で多くの職員の方と常にお会いするわけでありますから、そういったことを考えますと、そういった方々の接種もやはりこれは町として取り組むべきではないでしょうか、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) そのような検討は正直なところされませんでした。したがいまして、今の発言を受けて、ぜひ早急に検討して、やっぱり保育所云々というのは大変大事な課題かもしれませんね。検討会を通して受けとめたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) 続きまして、それでは、不登校のそちらのほうで質問させていただきます。
いろいろ教育長にお話を聞きますと、やっている、やっている。そしてまた、実際に成果も出てきているということで、町としていろいろ取り組んでいただいているなと思います。しかしながら、以前聞いた話ですけれども、間違いなく不登校の児童・生徒の皆さんはふえてきているということであります。そしてまた、けやき教室に通われているお子さんはどちらかというとその中からいえば少ないほうであります。こういったことを考えますと、先ほど私がお話ししましたように、その全体の地域とか、また、もちろん学校もそうでありますけれども、いろんなそういった機関、また、そういった人材と連携をとりまして、やはりその一人でも不登校の生徒を減らしていくというかそういったものが必要ではないかということで、例えば仙台市の話でありますけれども、自遊の杜がございまして、そういったような非常に広範囲な連携の中で対応をしていると聞いております。こういったことについて、教育長、いかがでございましょうか。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) ふえているということでございますが、30日以上の長期欠席者の児童・生徒におきましては、24年3月、それから25年3月を比較しても、数名でございますが減ってきているというのが統計上の一つでございます、数名ではございます。
それから、不登校は、先ほど議員が引用しました平成15年のその文科省からの通知文に詳しく書かれてありますとおり、誰でもなり得る状況にあるというのが基本的な認識だとこの通知文の一番冒頭の部分にも書かれておりますので、私たちもよく日々学校と連携をしながら、一人一人の子供たちの確かな育ちというものを十分見ながら観察しながら、心を一人一人に寄り添う教育というものをより一層進めていきたいというふうには考えております。
それから、今引用されました仙台市の件につきましては、ほかの自治体でもございますので、特にそのことに関してはお話はございません。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) それで、私も仙台一高のひきこもりというかそういう方々の親の会というのに出たことがあるんですが、やはり出ますと、本当に今皆さん涙ながらに訴えながら話をされているというふうな状況でございまして、私もその時期で聞いておりましたけれども、私として何ができるだろうということで本当に考えさせられたこともございました。やはりそのお子さん、フォローされてありますけれども、やはりきちんとした支援する体制というか、いろいろな相談体制はされていると思いますけれども、もう少し何というか、その方々に対してもっと寄り添うようなそういった感じのもので何とかもう少しやっていけないのかなと思いますけれども、その点いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 教育委員会の中に今教育相談室がございまして、相談員が行って積極的にというか非常に活動してもらっております。それで、次長がその相談室長も兼ねておりますので、その相談室の内容について若干申し上げたいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 次長。
教育次長(及川芳彦君) それでは、教育相談事業ということで、相談室で受けている不登校に関する相談でございますが、件数で申しますと23年度が22件、24年度が36件でございます。その中で議員がおっしゃるように保護者との相談というのが非常に多くなっておりまして、24年度の実績では19件となっております。この不登校だけではなく、その他の事例につきましても、保護者の相談が非常にふえている状況でございます。その相談事業については、各学校を通しまして保護者のほうに啓発しているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) 相談のほうはわかりました。
それで、先ほど教育長のほうから人数のほうのお話がちょっとあったんですが、不登校ですね、小学生23人、中学生43人、合計66人ということでありますけれども、これは30日以上ということでありますけれども、この方々というのは、いわば30日、例えば1カ月たって、何時間ずつぐらいでもいわば学校なりに復帰しているのか。それとも、中には本当に半年、1年、もっとという長期の方も結構いらっしゃるのかなという気がするんですけれども、これについていかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。もとい、及川教育次長。
教育次長(及川芳彦君) この年間30日と申しますのは、連続でなくとも休んでいる累積の30日でございます。それで、実際はその子供の状態によりまして、教室に入って普通どおり授業をする日、あるいは保健室等に登校する日、全く休む日、さまざまでございます。今年度になりまして、前年度に不登校状態にあった児童・生徒でございますが、児童については引き続き不登校状態にある者は6名、中学校は19名、現在おります。ということで、その他の児童・生徒につきましては、完全にこう休みっ放しということではなく、その状況によって来れるように学校でも支援しているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) 今の話を聞きますと、やはりその一番の解決しなければならないのは、その今お話ししました長期でのやっぱり不登校というのでしょうか。小学生6人、中学生19人、この子供たちへのその手の打ち方、対応の仕方が一番大事かなと思いますけれども、これについてはどのようになさっているんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 及川教育次長。
教育次長(及川芳彦君) 不登校の要因となっておりますのが、学校の学習とか人間関係のつまずきだけではなく、今、家庭環境によるものが非常に多くなっております。保護者との関係、中には母子分離不安で離れられなくて学校に来れない子供などもあります。ということで、そのケース・ケースによりまして子育て支援課、あるいは児童相談所、場合によっては医療関係と相談しながら、保護者もいろいろな考えがございまして、訪問を一概に受け入れてくださるところばかりではございませんので、とにかくつながりを持つということを最前提にケース会議を開きましたり、関係機関と連携をとりまして対応をしているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) 本当に努力していただいていることはよくわかっております。しかしながら、実際に25人の方がいわば長期的に不登校のような状況になっている。この辺をやはり改善するというか。教育満足度日本一を目指している富谷町として、そしてまた、よく最近聞きますけれども、待機児童ゼロでございますけれども、やはり富谷町としましても、待機児童ではありませんけれども、この不登校ゼロを目指すというかそういった意気込みというのも大事かと思いますけれども、この辺、町長、いかがでございましょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 待機児にしろ不登校にしろですね、そのようなゼロを目指すというのは当然取り組みをしております。しかしながら、一方では常に人との関係は動くというようなこともあって、どこまで行ってもゼロなのかどうかというのもやや自信のないところでございまして、とにかくも、今言ったように教育相談室の実質等も含めて、なお一層町長部局としても支援に努めてまいると、こんな姿勢でございます。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) 今、町長のお話、そのお話が非常に町民の方も喜ぶと思います。
それで、それに向けてでありますけれども、やはりいろんな今スクールソーシャルワーカーを活用したらどうかということで、平成20年度から文部科学省が勧めております。こういったものもやはり我が町にも配置をしましてそのゼロにとにかく近づける、そういったものも必要かと思いますけれども、その辺の考えについてはいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 及川教育次長。
教育次長(及川芳彦君) 今議員よりお話を頂戴したことも含めまして、いろんな角度からゼロを目指して努力してまいりたいと思います。その他いろんな県のほうの機関、全て教育相談室を起点といたしましていろいろ検討してまいりたいと思っております。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) 実際私は黒川行政の議会議員もやっていますので、黒川けやき教室のほうですと、本来そっちのほうで訴えていくこともあるかなと思います。しかしながら、私がここで訴えているのが、やはりもちろん黒川けやき教室のほうも一生懸命やっておられて成果も出していただいているのですが、やはり富谷町の子供は富谷町の教育委員会が、町がというか責任を持ってしっかり独自で取り組む。3年後には市を目指すということもありますので、そういったことを考えますと、やはり町としてというか、やはり先ほど言いましたけれども責任を持ってきちんと対応する体制というかそういったものを町として何とか構築できないか、その辺についてるる今お話をさせていただいたわけなんですが、町長いかがでございましょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) どうなんですかね。その黒行の理事ですので、そういう意味では広域で取り組むということ、効率という面からいいのかなというふうにも思いますし、どちらにしましても人任せにせずというのは当然のことですのでね。まさに今議員が話されたようなことの気持ちと意識をやっぱり十分持って、小中学生大事な時期で本当にいい年を過ごしてもらいたい、こんなふうな思いがいっぱいですので、ぜひ制度としてけやきは継続しながらも、思いは議員が今話されたようなことで取り組んでまいりたい。進めてまいりたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) 最後であります。
それで、その黒川けやき教室、今現在、大和町の小野というところでけやきをやっております。私も見させていただきましたが、中がですね、たしか教室に当たる部分が6畳と8畳かの2つの部屋を使っておりまして、あと事務室、事務室というかそれが約6畳くらいでしたか、もうそこは本当にほとんど座るところもない感じで目いっぱいでして、そういうふうな中でやっておりまして、子供たちが伸び伸びというのはわかりませんけれども、もう本当に中でその子供たちがいる前でいろいろな次から次に来る相談、そういったものもしなければならないと、そういう私の思うには余りいい条件ではないのかなという気がいたします。こういったことで、やはり富谷町が人口的に多いものですから、そういったことを考えますと、最後に繰り返しますけれども、富谷町で責任を持つとか、そしてまた、それに対してやはり富谷町としてきちんと何とかするというふうなことも必要であるかと思いますけれども、最後でございます。町長、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それで、けやきについては先ほど申し上げたとおりで、ころ合いのいい環境になりますのでね。今事務手続に入っていますというふうなことで、早ければ2学期、あるいは2学期前に準備が整い次第というふうなことになるかもしれませんし、それぞれの町村で空き教室、空き校舎、そういったことを提供しますというふうな幾つかの選択肢の中で協議が間もなく始まるというふうに聞いておりますので、いい環境のもとで運営したいというのは思いは同じでございます。
議長(浅野幹雄君) これをもちまして、一般質問を終わります。
これで、本日の日程は全て終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。
ご苦労さまでした。
午後2時47分 散会
平成25年6月7日(金曜日) 午前10時00分 開議
第1 | 会議録署名議員の指名 | ||||||||||||
第2 | 議案第1号 | 富谷町子ども・子育て会議条例の制定について | |||||||||||
第3 | 議案第2号 | 富谷町子ども医療費の助成に関する条例の一部改正について | |||||||||||
第4 | 議案第10号 | 和解及び損害賠償額の決定について | |||||||||||
第5 | 議案第3号 | 平成25年度富谷町一般会計補正予算(第2号) | |||||||||||
第6 | 議案第4号 | 平成25年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号) | |||||||||||
第7 | 議案第5号 | 平成25年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号) | |||||||||||
第8 | 議案第6号 | 平成25年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号) | |||||||||||
第9 | 議案第7号 | 平成25年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号) | |||||||||||
第10 | 議案第8号 | 平成24年度町道仏所太子堂中線歩道改良工事第2号(繰越分)契約の締結について | |||||||||||
第11 | 議案第9号 | 平成24年度富谷町立日吉台小学校校舎増築工事(繰越分)契約の締結について | |||||||||||
第12 | 議案第15号 | 平成25年度公文書保管及び防災備蓄用書架等購入について | |||||||||||
第13 | 議案第11号 | 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて | |||||||||||
第14 | 議案第12号 | 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて | |||||||||||
第15 | 議案第13号 | 富谷町固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて | |||||||||||
第16 | 議案第14号 | 富谷町固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて | |||||||||||
第17 | 諮問第1号 | 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて | |||||||||||
第18 | 承認第1号 | 専決処分の承認を求めることについて(平成24年度富谷町一般会計補正予算(第9号)) | |||||||||||
第19 | 承認第2号 | 専決処分の承認を求めることについて(平成24年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第5号)) | |||||||||||
第20 | 承認第3号 | 専決処分の承認を求めることについて(平成24年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第5号)) | |||||||||||
第21 | 承認第4号 | 専決処分の承認を求めることについて(平成24年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第5号)) | |||||||||||
第22 | 承認第5号 | 専決処分の承認を求めることについて(平成24年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第4号)) | |||||||||||
第23 | 承認第6号 | 専決処分の承認を求めることについて(富谷町税条例の一部を改正する条例) | |||||||||||
第24 | 承認第7号 | 専決処分の承認を求めることについて(富谷町国民健康保険税条例の一部を改正する条例) | |||||||||||
第25 | 請願第1号 | 子ども医療費助成の拡大を求める請願 | |||||||||||
第26 | 発議第6号 | 風しんの感染拡大を阻止するために早急な対策を求める意見書(案) | |||||||||||
第27 | 閉会中の各委員会調査について |
議事日程のとおり
午前10時00分 開議
議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
議長諸報告は、お手元に配付のとおりです。
なお、関係資料については事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
これで諸報告を終わります。
本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。
議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷町議会会議規則第120条の規定により、15番佐藤聖子君、16番永野久子君、17番磯前 武君の3名を指名いたします。
議長(浅野幹雄君) 日程第2、議案第1号富谷町子ども・子育て会議条例の制定についてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) おはようございます。
それでは、議案第1号富谷町子ども・子育て会議条例の制定についてご説明いたします。
議案書1ページをお願いいたします。
富谷町子ども・子育て会議条例を別紙のとおり制定するものです。
提案理由といたしまして、子ども・子育て支援法第77条第1項の規定に基づき、富谷町子ども・子育て支援事業計画及び企画その他の同項各号に定める事務を処理するための会議を設置するため、本条例を制定するものです。
次のページをお願いいたします。
第1条では、目的として、子ども・子育て支援事業計画に富谷町の子育て当事者の意見を反映させるとともに、富谷町における子ども・子育て支援施策を富谷町の子供及び子育て家庭の実情を踏まえて実施することを目的としております。
第2条では、合議制の機関として富谷町子ども・子育て会議の設置を定めております。
第3条では、使用する用語は子ども・子育て支援法において使用する用語の例によるものといたしております。
第4条では、子ども・子育て会議の委員の人数を定めております。
第2項におきまして、委嘱する委員について定めております。
第5条では、委員の任期について、第6条では、子ども・子育て会議における会長、副会長について、第7条では、子ども・子育て会議の運営について定めております。
第8条では、子ども・子育て会議における関係者の出席について、第9条では、子ども・子育て会議の庶務について、第10条では、子ども・子育て会議における委任事項を定めております。
附則といたしまして、この条例は平成25年7月1日から施行するものでございます。
第2項といたしまして、特別職の職員で非常勤の者の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を次のように改正するものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。9番森栄君。
9番(森栄君) 第1点ですけれども、子ども・子育て支援法第77条の内容について伺います。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 第77条では、市町村は条例で定めるところにより、保育所の設置や定員等について処理するときには審議会その他の合議制の機関を置くように努めるということで、子ども・子育て会議の設置についての条例でございます。
議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。
9番(森栄君) 2点目ですけれども、第4条で、組織、委員10名以内で組織するというふうに書いてありますが、具体的には実際は何名でしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 定員は10名以内というふうに考えてございます。これから委員の皆さんをというところですので、10名以内ということでございます。
議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。
9番(森栄君) 第3点目ですけれども、第5条の委員の任期、これ3年となっていますけれども、これは事業計画との関係で3年にしているか、その理由についてお伺いします。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 委員の任期につきましては、平成27年の4月までに子育て支援に係る事業計画を策定する必要がございます。進捗状況についての審議も含め、1期を平成25年7月から平成28年6月までの3年としているものでございます。また、委員は再任されることができるものとしております。
議長(浅野幹雄君) ほかに。(「9番」の声あり)3回までです。15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 今もありましたけれども、10人以内ということで決める委員ですが、1、2、3、4と5番目のところに町長が必要と認める者とありますが、これは大体人数ではどれぐらい、例えば学識経験者だったら2人だとか、子供の親だったら3人だとかということを考えているのか、そういった人たちは公募されるのか、選考の方法ですね。それについてはどうなのか。そしてまた、補正予算が出ていまして、29万1,000円となっています。これはその会議とすると何回会議を予定しているのか。そのことをお尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 人数的なものとか、まだ具体的なところはこれから条例が可決されてからのことというふうに考えてございます。
それから、補正予算で置かせていただいております29万1,000円につきましては、5回の会議を開催することとしております。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) そうしますと、子供の保護者だとか、それから(4)番のところですね。子ども・子育て支援の施策に関心を有する人、こういうことではやはり公募が望ましいのではないかと思いますが、公募についてはいかがですか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 人選をするに当たり、それから考えていきたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) この条例には傍聴の関係がないわけですが、この辺についてはどのような解釈になるわけですか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 秘密会というふうにするというふうには置いておりませんので、傍聴も可能というふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第1号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議長(浅野幹雄君) 日程第3、議案第2号富谷町子ども医療費の助成に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) それでは、議案第2号、4ページのほうになります議案書、よろしくお願いいたします。
富谷町子ども医療費の助成に関する条例の一部改正について、提案理由といたしまして、子供にかかる医療費の一部を助成することにより、子供の適正な医療機会の確保及び子育て家庭における経済的負担の軽減を目的とした当制度のさらなる拡充を図るために所要の改正を行うものでございます。
詳細につきましては、本日議案第2号の説明資料をお配りしておりますので、そちらをごらんいただきたいと思います。
平成25年10月1日からの子ども医療費助成制度の拡大についてということで、改正点でございます。通院の対象年齢が中学3年生までに拡大されます。拡大対象分の小学4年生以上につきまして、保護者の所得制限がございます。
そして、利用者の一部負担制度が設けられます。通院におきましては、3歳以上について初診時に500円をご負担いただきます。入院につきましては、小学1年生以上について1日500円をご負担いただきます。同一入院におきまして、5,000円を限度といたします。
その下に表といたしまして、改正後というようなところでお示しさせていただいております。通院においては、対象はゼロから中学3年生まで、一部負担については3歳以上中学3年生までというところを読み取っていただきたいと思います。所得制限については、小学4年生から中学3年生、今回拡大する範囲において所得制限が設けられるというところです。
入院につきましては、対象年齢はゼロ歳から中学3年生で同じ、一部負担金については小学1年生から中学3年生まで、1日につき500円、同一入院につきましては5,000円を限度といたします。所得制限は設けません。
そして、所得制限限度額表でございますが、ここにつきましては規則で定めるものでございまして、富谷町子ども医療費の助成に関する条例施行規則で定めております。この所得限度額表はあくまでも審議の中に必要な部分ということでお示しさせていただいているものでございます。
議案書に戻っていただきまして、議案書の9ページに、第7条以下につきましては文言を整理するために今回上げているものでございます。
6ページに戻っていただきまして、附則といたしまして、この条例は平成25年10月1日から施行するものでございます。経過措置といたしまして、改正後の富谷町子ども医療費の助成に関する条例における医療費の助成については、平成25年10月1日以後の診療に係る医療費から適用し、同日前の診療における医療費の助成についてはなお従前の例によるものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。2番菅原福治君。
2番(菅原福治君) 子ども医療費の助成については、私も拡大を求めていた一人として大変うれしく思っています。何よりも、親御さんが一番喜んでいるんじゃないかなとこう思います。
質問ですが、今回の助成拡大につきまして、中身についてですが、今説明ありましたように、従来とは異なった一部負担の部分と所得制限の部分が設けられております。そのことについて、考え方をお聞かせいただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) やはりこれから継続してこの子ども医療費を続けていくために、富谷町としてはこれからもお子さんがふえるというところでの町の負担ですね。どんどんふえているというような状況です。あと、今は利用者の負担というのは、例えば子ども医療だけでなくて、母子父子の医療費についても一部負担を設けているというような状況もございますので、一部負担を取り入れているというところでございます。
議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。
2番(菅原福治君) わかりました。2点目ですが、従来義務教育まで延ばした場合に、前回の一般質問でも質問したんですけれども、9,000万ぐらいかかるという部分でございましたが、今回補正におきまして2,600万となっておりますが、見た感じ少ないような感じがしますが、その辺の組み立てについてお伺いしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 今回は10月1日からの改正ということで予算を置かせていただいております。医療費は通常ですと10月1日から3月までですと6カ月間ですが、医療費は2カ月おくれの請求になりますので、今回は4カ月の医療費を想定して2,500万というふうに計上させていただいております。
議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。
2番(菅原福治君) わかりました。最後ですが、今回の医療費拡大で住民への周知徹底ということになりますが、特に今まで自己負担がなかった部分が自己負担になったり、あとは所得制限がかかったり、その辺の部分の周知徹底の仕方、混乱のないようにしていただきたいんですが、その辺の考え方についてお伺いします。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 町の広報、それからホームページ、それから該当される皆さんには8月に全ての対象の方に医療費の拡大についてのご説明を印刷したものをお配りする予定にしてございます。
議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。
18番(渡邊俊一君) この提案については、町長も大変勇断を帰したこの提案だなということで大変歓迎をするわけでありますが、一つだけご質問をさせていただきます。
この所得制限の中で、保護者の所得のいずれか高いほうというような記載をされておりますけれども、その内容についてもう少し具体に、例えば旦那さんのほうが高ければ旦那さんのほうを基準にするのか、あと奥さんのほうが高いのか、それとも保護者というのは私もちょっとよく認識していないんですけれども、1家族ありますよね。そこの中でお父さんお母さんだけでなくて、おじいちゃんおばあちゃんもおられます。その場合に、一番その所得の高い人がその基準になるのかならないのか。全くその親御さんというか、親だけが基準なのか、その辺も具体にちょっとお示しを願いたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 保護者ということですので、お父さんお母さんがいる場合にはお父さんお母さんのどちらか高いほうの金額になります。例えば、母子家庭のおうちとかでお母さんの収入がないというような場合には、世帯主の方の所得等々の判定も必要になってくるというふうには思っております。通常はお父さんお母さんのどちらか高いほうでございます。
議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。
18番(渡邊俊一君) よくわかりました。例えば、母子家庭、父子家庭というような形の場合は、世帯主も対象になりますよということでありますけれども、やはり母子家庭、父子家庭の場合についてはそれなりにかなり苦労しながら子育てをしなきゃならないような状況にあるわけでありますから、今回の提案の中ではそうでありましょうけれども、何かの見直しといいますか、いずれ、せっかくこのような立派なものを提案してもらうわけでありますから、これで改めて訂正してくれとかというような話は私はするつもりないんですけれども、いずれ近い将来といいますか、本当に近い将来、そういった方向性もやはり見出してもらわなければならないのかなとこんなふうに思いますけれども、なかなか課長から答弁というわけにもいきませんでしょうから、町長いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 今の内容はいかがなものでしょうかね。所得、これ一定以上の超えた方についての所得制限ですので、それ以下の方についてはこの基準に該当しないということからすれば、特にかかわりなくといいますか、そういった今指摘のあったような類型の方ですと、制限制約なく継続してかかれるということでいいんじゃないでしょうか。一定の額以上の方に網がかかるというか、制約をさせていただくというようなことですので。
議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。
18番(渡邊俊一君) 町長、そういった理解でよろしいんですか。私の言っているのは、要するに母子家庭、父子家庭の場合で、親がどちらかしかおられないという場合で子育てをしなきゃならない。その場合に、世帯主の所得に対しても見ますよという課長の話だったんですけれども、私は要するにそれなりに苦労して育てなきゃならないような母子家庭、父子家庭の中で、その世帯主というようなあたりを除外した中でやはり面倒見てやるというか、町で助成してやる方向性を今後見出していく方向を考えていただきたいなということで質問したんですけれども、今の町長の答弁でいいんでしょうか。その辺、具体にもう少し、間違いなく答弁しているんだと思いますけれども、もう一回ちょっと町長、その辺具体にお示しを願いたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) きょうの1枚ものにちょっと所得の限度額というのがあって、扶養親族ゼロから4人までで仮に532万、これを超えた者について所得制限がかかるということですね。こちらがかかる、こちらはかからないということですので、今のような類型の方ですとかからないほうの類型で、心配はないじゃないでしょうか。(「町長ね、渡邊議員の質問は、母子父子家庭でも世帯主、じいちゃんとかばあちゃん、その人の所得制限も関係しますということですから、その辺は今後考える必要ございませんかという質問ですよね」の声あり)
これは保護者の所得のいずれ高いほうということですので、国保のようにこれ世帯単位ではないんでしょう。世帯単位で言っている。そうすると、保護者の所得のいずれか高いほうというのは、法規がちょっと不十分なんですかね。(「ちょっとお待ちください」の声あり)
では、こうなって、世帯についてということでね。はい。では、もう一遍、担当課長からお願いします。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 母子父子の場合には、母子父子医療というのがあるわけですよね。その場合には1,000円を出して医療にかかれるという制度がありますので、どちらか選択というようなことにもし所得が高いような場合はですね。ですので、選択できるというところもありますし、子ども医療を使う場合には、そのゼロの場合、全然お母さんが所得がないときを見るということですので、所得が低いということであれば、この基準の中に入りますので、所得を超えないというところですので子ども医療の対象にはなるということになりますので、全然所得がないような場合には世帯主までかぶるということです。所得が全然ないというときでですね。その場合には、おじいちゃんとかその世帯主のところまでかかるんですけれども、通常のこの所得よりも低い、所得があるというところであれば、この所得の範囲内ということになります。(「議長、いいです。後で私、窓口で聞きますから」の声あり)
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。3番出川博一君。
3番(出川博一君) ちょっと私もよくわからないことがあるので教えていただきたい部分と、あと質問が3点ほどございます。
1つは、ここで言っているところの所得限度額、いわゆる給与所得者の場合は多分これ補助もありますので700万ぐらいまでは大丈夫だとかそういうやつと、事業者の場合はどうなのか。その辺のところをちょっと教えていただきたいと思います。
あと、質問はとして3つございまして、入院費1回につき500円で限度5,000円ですよとされましたけれども、24年度の実際の入院して想定される方の平均はどのぐらい、何日ぐらいだったのかということと、同一入院で5,000円までとした理由、それをお尋ねします。
それから、一部自己負担分500円ということで、これによって想定される扶助費の軽減額、25年度の予算1億7,000万の扶助費を想定しておられますけれども、その中でどのぐらいの額が軽減されるのか。
あと3つ目として、この入院費に関しては所得制限をなしとした理由。それから、所得制限でいわゆる想定される該当者数、富谷のお子さんをお持ちの方で小学校4年から中学校3年まででこの所得制限に該当すると思われる人の概数と、これによって当初扶助額で計上した1億7,000万からどれだけ軽減されるのか。その辺のところの試算があれば教えていただきたい。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) この所得制限限度額表ですけれども、普通のサラリーマンの方ですと大体収入でいくともう200万ぐらい上乗せになるかなというふうに思います。そして、自営の方のいろいろな差し引きございますけれども、それについては詳細に決められているものがあるんですけれども、今回はあくまでもその判断基準というところで上限というふうに思っていただければいいと思います。そこからいろいろ引かれるものもございます。例えば医療費控除とか、そういうものについてはどんどん引かれていくというふうな形になります。
それからあと、大体入院何日ぐらいですかというところの詳細については、うちのほうについては請求が来るというような形になっていまして、大体入院はどれぐらいですよというような資料はちょっとないんですね。ただ、計算上でいくとそんなに長い入院はないのかなというふうに思っております。10日と定めたのは、大体普通今入院というと、通常の入院ですと1週間ぐらいとかというように言われていますので、10日というところで定めさせていただいております。
それから、今回のその一部負担金をしたことによってということで、一部負担金は大体想定として4,000万ぐらいかなというふうに思っておりまして、あと一部負担ですけれども、該当する方は1割弱で、金額としては大体700万……。所得制限、ごめんなさい。所得制限は大体1割弱、そして金額としては700万ぐらいかなというふうに置いております。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) そうすると、この所得限度額というところについては、課税標準額という考え方でよろしいということをもう一度確認したいということと、あとそれから入院のあれについては数字はとっていないけれども、大体目いっぱいかかっても10日だろうということで5,000円の上限という設定をしたということですね。
それからあと、先ほどちょっと混同していたんですけれども、500円の自己負担による軽減は4,000万ぐらいが軽減されるというふうな回答でよろしかったんでしょうか。
あと、先ほど言った想定される該当者は1割程度……。いわゆる所得制限にかかる方、この制度において所得制限にかかる方は1割程度ということで、それで軽減される額は700万というような認識でよろしいですか。確認でございます。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 10日というのは、長い入院については10日を限度に町で見ますよというところです。それから、500円のその一部負担をいただくことによって、一部負担の合計額は約4,000万ぐらいを見込んでおります。一部負担については大体1割弱か……。済みません、所得制限者については1割弱かなというところで計算上では700万ぐらいかなというふうに考えております。そして、先ほどの課税標準額については、課税標準額というところで見ていくようになると思います。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。9番森栄君。
9番(森栄君) この条例は10月1日から施行されますけれども、この提案理由にある子育て家庭における経済的負担の軽減を目的としておりますが、その経済的負担の軽減額がどれぐらいになるか、25年度に限って金額をお示しいただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 総体的なその金額というところになると、予算ベースで今回補正等々で上げさせていただいている金額が軽減になるというふうな考え方かなと思います。ですので、当初で置いていた金額プラス2,500万というふうな形になると思いますので、ちょっとお待ちくださいね。1億9,000……。約2億弱ですね、がその医療費としていうことになりますので、1億9,600万弱ですので、それが負担軽減になるのかなというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。
9番(森栄君) それでは、今予算の金額的なものも出ましたので、先ほどの質問者とちょっとかぶる質問になりますけれども、この予算に対して入院外で保健医療機関等による初診または初見を受ける場合、それから(2)の病院または診療所へ入院する場合の延べ対象人数とその予算の内訳について伺います。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 総体的なその該当になる人数は1万人をちょっと超えるかなというようなところで想定してございます。
議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。
9番(森栄君) 6ページですけれども、第7条及び第8条中、医療機関等を保険医療機関に改めるというふうになっておりますが、これについて理由は何か、質問します。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 現在はこの文言が保険医療機関というような形でもう既になっているというところで、その文言を直すというようなところでしております。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。16番永野久子君。
16番(永野久子君) まず、確認したいのですが、一部負担金につきましては、新たに負担をすることになる年齢層、年齢ですね。つまり、今は通院に関してはゼロ歳から小学校3年生までですので、これが新たに中学3年生に対象が広がるということは、3歳から小学校3年まで通院に関しては500円の負担が出るというふうに考えていいのかどうか。それから、入院に関しては、小学校1年から3年までがこの今回の改定の一部負担に該当するのかどうか。これでいいかどうかということをまず確認したいと思います。
それから、所得制限の該当人数なんですけれども、どこの時点の決算でも構いませんので、所得制限が該当するだろうと、新たにね。所得制限の該当者の数をそれぞれ教えていただければと思います。ここで扶養親族の数に応じて新たに所得制限の該当者がこれぐらい出るだろうという予測を伺いたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 通院については、一部負担については3歳以上中学3年生まで、通院については今回拡大いたします小学校4年生から中学校3年生までは所得制限が設けられるということになります。入院については、小学校1年生から中学校3年生までが一部負担ということで所得制限はないということになります。(「ちょっと……。はい、まずお答えください」の声あり)
あとは所得制限については1割弱というようなところで、実際的な人数の積算についてはまだ所得等々の把握がうちのほうで一人一人しているわけではないので、大体の推定で1割弱というふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 済みません。ちょっと聞き方が下手だったと思うんですけれども、もともと小学校4年生から中学3年までは一部負担がなかったわけですのでね。それは新しい負担というふうにはならないわけですよね。だけれども、今回の、そうですね、現行でいくと通院の場合はゼロ歳から小学校3年生までを対象として一部負担金がないんですけれども、今度一部負担金を入れた場合に、小学校4年生以上についてはもともと対象ではなかったので、ちょっとそれは置いておいて、今まで一部負担金がなかったのに今回は出すことになるというその年齢をちょっと確認させていただきたいということなので、改めて伺います。
それから、所得制限については把握していないということですけれども、大体その所得制限によって1割弱かなと、該当が、と先ほどお答えありましたよね。700万くらいが増収と言ったら変ですけれども、町にとっては支出が減るわけですよね。ということですと、そこから推していった場合の該当者の数というのはおよそどのくらいというふうに見ているのか、伺います。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) まず、一部負担金が拡大する、今実際に無料になっている方たちへの影響というところで多分だと思うんですが、通院については3歳以上から小学校3年生までについては今まで一部負担金がなかったのに一部負担金が発生するというふうになります。
あとは所得制限については、うちのほうの試算では大体1割弱というところで、400人弱かなというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 所得制限が400人というのは非常に大きいなというふうに思ったんですね。こういう子育てをしていく上で、子供の医療費に所得制限を入れるという考え方なんですが、もともと一生懸命働いてそれなりの所得を得ている方は、それなりに税の負担もしているわけですから、こういう子育てをするというその所得が比較的高ければ高いなりの支出もあるとか、そういう環境があるとかということもあるので、子供の医療に関して所得制限を入れると、入れないという今までのやり方は私は大変先進的だったと思うんです。それを所得制限を入れてしまったことによって、これは大変自慢しにくくなったと。今まで鼻が高かったんですけれども、ちょっと残念なんですね。ここのところはそれほど大きな金額でもないわけですから、700万が入るというふうに見て、これが大きいか少ないかといえば大変な金額ではあるんですけれども、町の財政からすればこれは子供を育てていくという全体の理念、考え方からすると、所得制限なしというやり方を続けるべきだったんじゃないかと思うんですが、どういう検討をされたかを町長に伺います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 冒頭申し上げましたように、本来このような制度につきましては公平性と受益者負担とこのような考え方が大前提にあるというふうなことで、お隣の仙台市も参考にしながら政令市の事例を含みながら今回このような制度設計にしたと、このようなことでございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「16番」の声あり)永野さん、3回終わりました。6番小泉光君。
6番(小泉光君) ちょっと実例を挙げて質問をさせていただきたいと思います。
親が国保に入っています。子供が2人います。小学校6年生と小学校1年生。2人とも同時でもなくてもいいんですけれども、病院に通院です。かかって、トータルの医療費が2人とも1万円でした。そのときに、従来と、現行と改正後では、その実際リアルな両親から出ていくお金はどのようになりますかね。例えば、従来ですと小学校6年生のほうは適用外ですから、3割負担ですか。一方、1年生はないわけですよね。そういうようなことで、ちょっと回答をいただきたいです。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 実例ということですので、今のままでいくと小学校6年生のお子さんについては3割負担になります。小学校1年生については窓口払いがないということになります。今回の改正後には、小学校6年生と小学校1年生の通院は中学校3年生の中に入っているので、500円をお二人分ということで1,000円を窓口で払っていただく。それは初診のみです。ですので、再診の場合にはないということになります。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 先ほど課長からお話しありましたけれども、母子父子家庭の医療制度についてどうなっているのか。私の認識とちょっと違うところがあったので、これについてまずお尋ねします。
そして、所得制限についてですが、せっかくこう拡大した部分、中学校3年生までということで非常によかったと。それでも一部負担金も出てしまってという思いがあるんですけれども、所得制限、もし県がね、要望たくさん出ていて、県が見直しをしたというときについては、所得制限は撤廃するということについてはお考えがあるかどうか。この点については町長にお尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 将来のその辺のところまでは描けませんので、申し上げられません。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 母子父子医療とのその相違点というのは具体的にどういうところでございますか。(「反問ですか」の声あり)ちょっとその質問の意味がわからなくて。(「座ったままで」「母子父子家庭のその医療制度というのはどうなっていますかということでお尋ねします」の声あり)
母子父子家庭については、その母子父子家庭の医療権を、受給者証を持って病院にかかった場合は、最大1,000円を窓口に出せば医療が受けられるというふうになります。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 先のことではあるんですけれども、先々を見越しながら進めていくわけで、もしそのことがあってということで国がやるべきこと、県がやるべきことだとずっとおっしゃっているわけですから、そういう暁には富谷も全体を見直して所得制限をなくしていくということを表明いただけたらいいと思いますが、再度お尋ねします。
母子父子家庭については、母子家庭、父子家庭の親たちが医療を受けるときに1,000円払うというのではないんですか。子供たちがそこで1,000円を払って受診するということですか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 母子ですので、お父さんお母さん、あとはお子さんということになります。ただ、もとは子ども医療に該当する方については子ども医療のほうが優先ですので、その対象年齢においては子ども医療のほうをとっていただいて、超えた場合にはその母子父子家庭の医療費というような形になります。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」「町長に最後お尋ねしたんですけれども」の声あり)まだですか。(「いや、まだ答弁漏れ。してもらっていない」の声あり)
もとい、若生町長。
町長(若生英俊君) 先ほどの答弁に尽きます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第2号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議長(浅野幹雄君) 日程第4、議案第10号和解及び損害賠償額の決定についてを議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。建設部長。
建設部長(鴇謙一君) それでは、議案書12ページをお願いいたします。
議案第10号和解及び損害賠償額の決定について。
富谷町上桜木二丁目5の3地先、町道宮沢根白石線における自動車の損傷事故について、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により、下記のとおり和解及び損害賠償額の決定ができるものとするということでございます。
1.損害賠償額、38万9,099円。2.和解の相手方。宮城県仙台市泉区泉中央三丁目37-7-203、濱川龍史。3.和解の内容、町は相手方に損害賠償額38万9,099円を支払うこととし、相手方はその後の請求を放棄するとするものでございます。
この事故につきましては、ことし3月3日日曜日午後1時ごろ、相手方が上桜木二丁目地内、これはファウンテンヒルズの南側になります。町道宮沢根白石線を車で走行中、街路樹のケヤキが強風により倒れて車両の左側面に接触して損傷したものでございます。
前日の午後から当日にかけまして、風速10メートルを超える強い北西の風が時折吹いておりまして、この強風により幹が折れて事故になったと判明いたしました。
5月30日、相手方から請求がありましたので、和解と損害賠償額決定の議決をお願いするものでございます。
なお、賠償金につきましては、町が加入しております全国町村会損害賠償補償保険で手当てするものでございます。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第10号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
この際、午前11時まで休憩をいたします。
午前10時46分 休憩
午前11時00分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
議長(浅野幹雄君) 日程第5、議案第3号平成25年度富谷町一般会計補正予算(第2号)を議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) それでは、議案第3号についてご説明申し上げます。
別冊平成25年度各種会計補正予算及び補正予算に関する説明書の2ページをお開き願います。
議案第3号平成25年度富谷町一般会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ6,259万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ116億4,160万8,000円とするものです。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表「歳入歳出予算補正」によるものでございます。
第2条、債務負担行為の追加は、第2表「債務負担行為補正」によるものでございます。
初めに、第2条についてご説明をさせていただきます。
5ページをお開き願います。
第2表「債務負担行為補正」、今回追加といたしまして、第4期障害福祉計画策定業務の追加をさせていただいております。この内容につきましては、平成25年度当初予算におきまして427万8,000円の予算を計上しておりましたけれども、これはアンケート調査分だけの計上でございました。その結果を取りまとめて計画策定が26年度に計画を策定する予定となってございまして、あわせて一括発注をしたいということで、効果的かつ効率的な発注とするために今回債務負担として追加をさせていただいております。
それでは、歳入歳出についてご説明をさせていただきます。
11ページをお開き願います。
初めに、歳入についてのご説明をさせていただきます。
15款2項4目労働費県補助金は、422万6,000円を減額するもので、緊急雇用創出事業臨時交付金対象事業の減によるものでございます。
9目教育費県補助金は、26万5,000円を追加するもので、学力向上研究指定校に宮城県から東向陽台中学校が指定されたことによるものでございます。
次に、18款2項1目財政調整基金繰入金は、6,497万7,000円を追加するもので、財源調整でございます。
次に、20款4項1目4節雑入につきましては、119万2,000円を追加するもので、内訳といたしましてはコミュニティー助成の交付決定によるものが120万円及び臨時職員の雇用保険の減、雑入の減ということで8,000円が計上されております。
次に、6目共済等保険金39万円の……。6節です、済みません。6節共済等保険金39万円の追加につきましては、先ほど議案で審議をいただいた損害賠償の保険金でございます。
歳入は以上となります。
次に、歳出についてご説明させていただきます。
13ページをお開き願います。
今回6月補正の主なものといたしましては、4月の人事異動に伴います人件費の補正が主なものでございます。説明につきましては、人件費以外の部分とさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
1款1項議会費241万7,000円を減額するもので、議員共済会負担金の確定によるものでございます。
次に、2款1項6目企画費につきましては、120万円を追加するもので、コミュニティー助成といたしまして東向陽台第一町内会への補助金でございます。
次に、7目情報化推進費は、252万円を追加するもので、子ども医療助成拡大に伴うシステム改修並びに幼稚園就園奨励費の基準額変更によりますシステム改修となってございます。
続きまして、15ページをお開き願います。
2款2項徴税費及び2款3項戸籍住民基本台帳費は、人事異動によるものでございます。
3款1項社会福祉費は、17ページのほうをお開き願いたいと思います。
1,965万8,000円を追加するものでございまして、7目子ども医療費助成2,653万6,000円の追加につきましては、先ほど審議をいただきました拡大によるものでございます。
次に、8目国民健康保険事業費につきましては、244万円を減額するもので、特別会計の補正に伴う繰出金の減となってございます。
次に、3款2項1目児童福祉総務費は、973万9,000円を追加するもので、審議をいただきました子ども・子育て支援法に基づく委員会の立ち上げに要する費用となってございます。
次に、4目保育所費991万8,000円を減額するもので、人件費の減と、次のページをお開き願いたいと思います。
11節需用費につきましては、修繕料といたしまして、成田保育所の電動ロールスクリーンの修理代、それから15節工事請負費は富ケ丘保育所の電話回線、アナログ回線からINS回線への切りかえ工事といたしまして、それから18節備品購入費につきましては、天井式の扇風機故障によります2台の更新となってございます。
次に、3款3項老人福祉費は、40万4,000円を追加するもので、特別会計の補正に伴う繰出金の追加でございます。
次に、4款1項1目保健衛生総務費は、408万6,000円を追加するもので、人件費の増と、7節賃金の減額につきましては、職員が配置されたことによりまして減となったものでございます。
次に、2目予防費は、2,986万3,000円を減額するもので、13節委託料は子宮頸がんワクチンが定期接種となり、2目のほうから5目の母子保健費のほうに目を変更してございます。さらに、風疹のワクチン接種のために、委託料及び補助金を今回追加させていただいております。
次に、5目母子保健費3,562万7,000円を追加するもので、次のページ、21、22を見ていただきたいと思います。
7節の賃金といたしまして、職員の産休に伴います保健師1名の補充、それから13節委託料につきましては、2目予防費からの目変更による追加となってございます。
次に、4款2項清掃費につきましては、405万円を追加するもので、2目9節旅費及び19節負担金といたしまして、廃棄物処理施設技術者管理者の講習会の受講のため追加をするものでございます。
次に、5款1項労働諸費、430万円を減額するもので、震災等の緊急雇用対応事業の減によるものとなってございます。
23ページをお願いいたします。
6款1項農業費は、30万5,900円を減額するもので、人件費の減と、19節補助金といたしましてビニールハウス設置の申請があったことによる追加となってございます。
次に、8款1項土木管理費は、80万9,000円を追加するもので、人件費分と、22節補償補?及び賠償金といたしまして、先ほど審議をいただいた39万円を追加するものでございます。
続きまして、8款2項道路橋梁費でございますが、25ページのほうに移っていただきたいと思います。
1,936万9,000円を追加するもので、2目13節委託料200万円の追加は、道路点検業務といたしまして追加するもので、15節工事請負費700万6,000円の追加につきましては、4月1日に公共工事設計労務単価等が上昇いたしまして、再積算をして不足分を追加するものでございます。
次に、5目13節委託料800万円につきましては、あけの平入り口交差点の測量設計分としてでございます。
15節工事請負費274万円の追加は、これも労務単価等の上昇による不足分の追加となってございます。
次に、8款4項都市計画費7万9,000円を追加するもので、人件費の追加と、3目28節繰出金につきましては特別会計の補正に伴いますものでございます。
次に、8款5項住宅費は、12万5,000円を追加するもので、12節役務費は町営住宅退去時のハウスクリーニングの手数料として追加したものであり、退去者の増によるものでございます。
次に、10款1項教育総務費は、27ページのほうに移っていただきたいと思います。
1,804万6,000円を追加するもので、人件費の増と、9節旅費、それから11節需用費、13節委託料の追加につきましては、歳入でも説明しましたが、東向陽台中学校の学力向上研究指定校となったことによる費用の追加となってございます。
次に、10款2項小学校費、10款3項中学校費、10款4項幼稚園費につきましては、人件費によるものでございます。
29ページをお願いいたします。
10款5項社会教育費は、1,385万2,000円を減額するもので、人件費分と、3目12節役務費10万円の追加につきましては、倒木の処分のための手数料でございます。
4目13節委託料につきましては、民俗ギャラリー補助業務といたしまして、発掘調査等によります職員不在時の窓口対応の委託ということでの計上となってございます。
次に、5目15節工事請負費につきましては、各公民館の男子トイレに手すりを設置するための追加でございます。
次に、10款6項保健体育費、31ページのほうに移っていただきたいと思います。
1,946万4,000円を追加するものでございまして、人件費分、それから2目15節工事請負費は、テニスコート南側のり面の工事内容の変更による追加、それから駐車場整備工事の追加につきましては、こちらも労働単価等の上昇によるものでございます。また、レクリエーション農園広場の緑化工事といたしまして、105万円を追加計上しているものでございます。
次に、3目7節賃金につきましては、臨時職員、栄養士、業務員等の増減でございまして、13節委託料につきましては、給食の配送回収について、当初は臨時職員での対応を予定しておりましたが、委託に変更をしたことにより追加するものでございます。
18節備品購入費につきましては、東向陽台中学校の生徒数の増に伴います牛乳用の保冷庫1台を購入するものを計上させていただいております。
以上で説明を終わります。よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 何項目か質疑をしたいというふうに思います。
まず……。(「少し大きい声でお願いします」の声あり)14ページ、2款1項7目13節、この委託料がいろいろ医療費拡大、幼稚園、それから子ども医療費、電算機処理ということが書かれているわけですが、これの具体的な変更の数で、どういう数を変更するのか。なおかつ、ソフトを、プログラムを変更するのか、基本ソフトは何を使っているのか、その辺について金額もありますから、その辺質問したいと思います。
それから、18ページ、3款2項1目13節委託料、先ほど障害者福祉、債務負担行為のところで説明されたわけですが、これもう一度詳しく説明をしていただきたいというふうに思います。
それから、20ページ、3款2項4目15節の工事請負費、富ケ丘の電話工事なんですが、今課長からはISDと私聞いたんですが、それISDというのはどういう、デジタルという意味なのか、正確に工事の内容について質問したいというふうに思います。
それから、20ページ、4款1項2目13節委託料、子宮頸がんですが、これは項目変更しているわけですけれども、こういう子宮頸がんについて、金額の問題だけではなくて、この間町長も発言しているんですが、やはり副作用の問題が問題化されていると。副作用なのか、薬害なのかという問題にまで提起されているわけですから、この辺の問題がうちの町内では運がいいと言えば運がいいと思うんですが、発生はしていない。ただ、今普通の風邪なんかでも発生率よりもはるかに高い確率でこの副作用が出ているということでありますので、その辺どういう見解をお持ちなのか、お願いをしたいというふうに思います。
それから、24ページ、8款1項1目2節給料、ここが当初予算では3人になっていたんですが、当初予算ですよ。今回2人になっているんですが、減員になっているのに増額になっている理由はどういう理由なのか、お知らせ願いたいというふうに思います。
それから、30ページ、10款5項5目15節工事請負費、男子トイレに手すり、これはどこ、公民館のものなんですが、この辺何カ所ぐらいなのか、詳細にお知らせ願いたい。
続いて、32ページ、10款6項2目15節工事請負費です。テニスコートの南側の補修工事という先ほど課長も説明されているわけですが、当初予算から見ると430万ですか、当初予算。それが388万5,000円という相当の増額になっているわけですが、その辺の詳しい中身について示していただきたいというふうに思います。
あとは32ページ、説明で若干の理解はしたいんですが、10款6項3目の7節賃金ですね。臨時職員の分全額減額になっているわけですが、先ほどの説明では理解しているんですが、再度詳しく説明をしていただきたいというふうに思います。
一番最後に、最後の備品購入ですね。18節。これは東向陽、もう一回ちょっと詳しく説明をしていただきたいというふうに、82万2,000円。
以上です。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) それでは、最初に14ページの委託料の件についてお話をさせていただきます。
子ども医療費と幼稚園の就園奨励金の改修工事ということになりますけれども、子ども医療費、幼稚園いずれも基幹系の富士通のミサリオ、それが基本的なパッケージになっていますので、そちらのほうを改修するものになります。子ども医療費につきましては、先ほど条例のほうを制定させていただきまして、その拡大分のその部分の改修業務ということになりますので、細かい内容につきましてはそれに合わせた形のシステムの変更ということになります。これにつきましては、併用ということになりますので、旧制度、あとは新制度ということでのその期間の分の委託料になります。
あと、幼稚園の就園奨励費につきましては、年少扶養控除につきましては今度変更になりまして、廃止から復活ということになりますので、その年少扶養控除に対しての対応ができるようなシステムということになります。
あと、人件費の件で、24ページ、土木管理費ですけれども、こちらにつきましては組み替えということになります。ちょっと具体に2人から3人部分の変更というのは今手元に資料ございませんけれども、あくまで人事異動に伴ってその職員に対する専属するものを変更したものでございます。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。もとい、生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤英樹君) テニスコート南側のり面の補修工事の内容の変更ですけれども、4点あります。1つは施工の面積が変わったこと、2つ目が、それによって残土処理の部分ということ、3つ目が吹きつけなどで天然ヤシの繊維を吹きつけているところですね、金網を張りつけて、そしてより安全にするということに変更しました。あと4つ目が人件費の高騰ということです。安全なのり面で、より安全で景観のよいものに変更したためでございます。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 18ページの児童福祉総務費の委託料252万円でございますけれども、子ども・子育ての会議等々に諮る目的もございますし、これからの子育てにおける必要量を確定するためにアンケート調査を実施することにしております。そのアンケートの調査ですけれども、未就学児の保護者を1,000件分、それから小学校の保護者を1,000件分ということで、そのアンケート調査の分析、それから点検、データ入力、それから人口の推計と保育の必要量の推計、そちらまでをお願いしたいというふうに思っております。
20ページの富ケ丘保育所の工事請負費ですけれども、こちらは今富ケ丘保育所はアナログになっているのを、INSネット64回線に切りかえ工事を行うためのものでございます。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) 子宮頸がんワクチンの予防接種の件です。
この4月から定期接種に変わったわけですけれども、確かに副作用の問題が出てきまして、この件については厚労省のほうで早速調査、検討が開始されたようです。それで、まだ今検討中でございますので、それに伴ったその取り扱いについては具体的に国のほうから指導、助言等がまだありませんので、現在のところは現状のまま取り扱うことにしております。
議長(浅野幹雄君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(高橋作喜男君) では、2点ほどのご質問でございますので、お答えいたします。
1番目、賃金の件でございますけれども、当初運転手、配送車の運転手でございますけれども、2名ほど計上しておりましたけれども、今回の補正でも上げておりました委託という業務内容の変更に伴うものでございます。
もう1点、備品購入の件でございますけれども、東向陽台中学校、牛乳保管保冷庫を購入する予定です。
議長(浅野幹雄君) 公民館。いいですか。公民館のトイレね。トイレですね。(「はい」の声あり)教育部長。
教育部長(小松巌君) それでは、30ページの10款5項5目の公民館費の15節工事請負費のトイレですけれども、小便器用に手すりをつけるということで、現在成田の公民館には全部ついておりますので、残りの5館につきまして11カ所つけるものでございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 14ページの2款1項7目13節の要するにきょうこの子ども医療費拡大助成というの、これ渡されましたよね。これに基づくのか、何に基づくのかわかりませんけれども、これに基づいてプログラム変更していくわけですよね。ないしは条例に。そうすると、今回163万8,000円を上程しているということは、それなりの根拠があるはずですよね、これ。何項目どのようにこの変更するのか、プログラムを変更するのか、パッケージ、いわゆるパッケージを変更するのか、その辺、そうすると要するにそのプログラムを変更するとすると、何項目あるんですかという質問なんですけれども、再度その辺を質問したいというふうに思います。それだけです。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 項目的にはちょっとこちらでもわからないんですけれども、その例えば所得制限を入れるとか、あと年齢の拡大分、そういったところではある程度その部分を大つかみにした形での改修ということで一応見積もりを出していただいているところです。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。3番出川博一君。
3番(出川博一君) それでは、私から33、34ページの給与費明細書について、2点ほどお尋ねいたします。
1つは、一般職の共済費が1,600万、あとそれから特別職も300万、共済費が減額になっているんですけれども、給与費総額は変わらないのに、多分これは町の負担分で何%とかという比率が決まっているんだろうと思うんですけれども、なぜこれが減額になっているのか。
あともう1点は、下の段の職員手当の中で、34ページ、右から2番目の住居手当費、これが随分大幅に減額になっていますけれども、その理由についてお尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 共済費については、事前に総務省あたりで見込みということでは出ております。あと、退手組合の追加費用分というのがございまして、旧法、恩給法に基づく方々については、その在籍した町で支出するということになっておりますので、その分は当初よりも法改正がなりまして、そちらの部分はかなり減ってはいるんですね。そのために共済関係の分が減っていると思われます。
あと、住居手当につきましては、見込みでその方々の分を現行のものは予算上は立てますけれども、現実的には家を建てたとか、そういったものについては住居費は支払うことはありませんので、あと婚姻等によって同居したとか、そういったことによって大幅に減っています。最高お1人2万五、六千円まで出ますので、アパート暮らしであれば。それでも月、年間であれば1人20数万円、30万近くなりますので、10人程度、十二、三人程度そういった住居の形態が変われば、400万ほどは減額になる可能性はございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 退手組合のいわゆる町負担分とか、そういうことで共済費が大幅に減ったということなんですけれども、これそのものは当初予算に計上するときにはある程度見通しというか、立たないものなんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 退手組合ではなくて、恩給法に基づく追加費用というのがございまして、そちら総務省ではある程度見込みで出すんですけれども、法改正によりまして給付額を減らしていますので、今回新たに旧法でいただいている恩給の方々につきましては、その分を今度改めて町村の分も減らしますよということになりましたので、大幅に減っている状況になります。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 17ページ、18ページで、児童福祉費の中の保育所費です。職員の給料が38人分出ていて減額になっております。これはその25年当初では41人ということになっていたところですが、この人事異動によって減ったということになりますが、これの理由をお尋ねします。現在、各保育所でどれだけその職員が配置されているか、パートもわかればそこの数をお尋ねします。
25ページ、26ページです。
教育総務費でありまして、10款ですが、教育費の中のその事務局費ですね。職員10人となっています。これもまた当初では7人ということで最初は説明があったわけで、4月以降で確定したんだと思いますが、この増員の理由をお尋ねします。
そして、主な事業及びその金額のところに書いてあるところで、学力向上研究指定校になって東向陽台中学校がということなったわけで、次のページ、27、28ページで、標準学力検査採点業務9万5,000円ということになっています。これについてはどのような指定校になって事業行われるのか、この次のページに、28ページにいっている委託料、これはどういうテスト、学力検査が行われるのか、お尋ねします。
29ページ、30ページです。
社会教育費の中に文化財保護費があって、民俗ギャラリーの補助業務の説明が先ほどありました。民俗ギャラリーについては第一学校給食センターが改修されているということになっていますが、出ている請願についてはその後どのようになっているのか、ここでお尋ねしたいと思います。
31ページ、32ページです。
学校給食センター管理費のところでお尋ねします。先ほど臨時職員、それから調理・洗浄業務員のところで出入りがあったわけですが、実際はこの臨時職員の数、調理・洗浄にかかわっている人の人数、これについては何人減になったということなのか、お尋ねします。あと、学校給食センターの配送業務ですが、最初はその臨時でということを思っていたということですが、委託にしたということであります。その委託にしようとしたその理由をお尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) それでは、最初に、18ページ、保育所費、給料が減額になっているということでございましたけれども、ことし職員60定年の方と、あと56歳の方ということで、年齢の高い方の退職もございました。ことしは新規採用ということで新卒の方がお二人いらっしゃいますので、ある程度このぐらいの差はちょっと出るのかなと思います。人的な配置ということにはなりますけれども、60歳定年の方、56歳の方の退職、あと二十二、三の職員の採用ということであれば、このぐらいの差はちょっと出てまいります。
あと、人数配分につきましては、正規職員はこのとおり38名になりますし、あとその臨時、パート等についてはちょっとこちらではきちんとは把握していないと。きのう、同僚議員のほうから臨時、パートの人数の配置ということでお話ありましたので、職員に子育て支援課の総数が正規職員、これは保育所を含め52名ですので、残り14名が子育て支援課分になると思いますし、あとは臨時職員は合計で56名ですので、今子育て支援課に2人いますので、残りが54名ということになろうかと思います。保育士の補助なり、あと調理補助ということで、その人数が54名ほどおります。
あと、こちらの教育費の事務局費ということになります。これも人的な配置によりまして、配当がえにもよりますけれども、現行の職員の人数を7から10ということでこの金額になってございます。ちょっと具体に誰々分というのは今手元に先ほどもお話ししましたとおりありませんので、7から10ということでの配当がえで事務局費ということにしてございます。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) それでは、30ページの民俗ギャラリーですが、今回上程している補正予算案には直接関係ないご質問だと思いますが、現状についてのお問い合わせですのでお答えさせていただきますけれども、こちらのほうは後ほどの議案のほうにも提出しておりますが、旧給食センターの改修工事が終わりまして、それに伴う備品を上程しております。それで、給食センターの役場がおさめております書類を一旦全部こちらのほうに移した後に、本格的に内部の調査に入るということで、議員の皆様の請願並びに地域の皆様からの要望、あとはシルバー人材センターさんからの要望もございましたので、それらについてはたびたびのご質問でお答えしているとおり、十分これから協議をして、しかるべき方向性を出していくということでございます。
以上です。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) それでは、27、28ページになります10款10項の13節の委託料の関係でございます。9万5,000円の採点業務、どのようなものかというところでございますが、こちらの採点業務は、CRT検査というものでございます。内容的には、その学年で学習する基礎的、基本的な内容の定着状況を把握するためのテストでございます。このテストをコンピューター診断するための委託でございます。
議長(浅野幹雄君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(高橋作喜男君) では、31ページ、32ページ、7節賃金の調理・洗浄業務員の100万1,000円の減額につきましてご説明させていただきます。こちらは、1名の洗浄補助員の減というところで減額しております。
もう1点、委託費、当初臨時職員、運転手並びに調理員等をしまして2名の業務を一応計画しておりましたけれども、なぜ委託費に変わったのか、その理由というところでございますけれども、委託費に変えることで配送時間、本来当初8時間の臨時職員というところで計上させていただいておりましたけれども、今回この委託業務をすることで、10時から3時の間の昼食とって1時間とりまして4時間の勤務時間内というところで、コスト的にもこちらを選択させていただいております。
以上です。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 17、18ページです。
保育所費のところですけれども、当初は41人ということで予算化されていたわけですね。そこの後で検討が加えられて38人になったということで、この数字なんですけれども、41人でその保育士が配置されるということだとすると、やはり3人減ったというのは非常に大きいことだと思うんです。その異動があったにしても、保育士は41人だったらよかったのになと思うんですが、この点についてこの60歳定年、56歳定年とかという話でしたが、この41人を確保しなかったというか、私からするとしなかったというのはなぜなのかなということをお尋ねします。
それと、31、32ですが、運転配送回収業務について、臨時職員が330万、約ね、減額されて、業務が変わって委託するものについては195万だと。その臨時職員8時間でこれこれだったからということですが、その臨時職員は配送だけをしていたのでしょうか。それとも、その配送が終わってしまうと、ほかにも仕事があったものなのか。このことはどうでしょうか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 募集も昨日町長のほうからお話ありましたとおり、職員の募集もかけて、できるだけ30名なり40名、こちらで働ける、一緒にやっていけるというそういう方々を募集して、結果的には2人の採用ということになった次第でございます。ちょっとその38名の部分の具体的人数的なものはちょっと今個別に持ち合わせてはいないんですけれども、現行の職員の体制では十分に保育所としてはやっていけるということにはなっているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(高橋作喜男君) 昨年度雇用させていただきました臨時職員につきましての職務は、調理・洗浄補助員兼運転手というところで雇用させていただいております。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 17、18ページの保育士のところですが、保育所のところですが、職員ね、そうしますとことし職員を、今年度といいますか、職員を採用するに当たっては、保育士の資格を持った人何人応募して、それで2人の採用ということでしたが、応募者はどれくらいだったのでしょうか、お尋ねします。
また、学校給食センターのところでお尋ねしますと、直営でずっと進めてきた経緯があって、そこの中で配送についても直営でやるというようなことが以前答弁されていたわけで、みんなが一丸となって配送だけに特化するというやり方でない、調理も洗浄もするということだとすると、これはやはり臨時職員で対応すべきではなかったかと思うのですが、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 7月と、あと1月ですね。2回行いまして、総勢ちょっとつかみなんですけれども、三十数名だったと思います。
議長(浅野幹雄君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(高橋作喜男君) 当初給食センター、新しくできまして1年たち、今年度4年目を迎えますけれども、いろんなところでそういった工夫、そういったもので当然その中にはコスト的なところ、そういった経営的なところ、そういったところを考慮しながらというところで、今回はまた配送業務の委託というところも一つのその一案と捉えております。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) 1点だけでございます。
20ページ、4款衛生費1項保健衛生費2目予防費の委託料、風疹のワクチン接種についてであります。今回の予定されておりますのは、来年の3月の31日まででありますが、ちょっと考えますと、今現在妊娠されている方ですと、3月31日までにいわば出産が終わらずにそれを過ぎてしまう方も出てくるかと思います。いわば接種したくてもできない状況でございますので、そういったことを考えますと、この出産された方だけでもまだいいかと思います
ども、その辺の期間の少し延長の配慮というものも必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) これから実施いたします事業を見きわめながら、考えていきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第3号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 日程第6、議案第4号平成25年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) それでは、議案第4号平成25年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)について説明申し上げます。
説明書の38ページをお開きください。
平成25年度富谷町の国民健康保険特別会計の補正予算(第1号)は、次に定めるところによるとするものです。
第1条、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ244万円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ39億3,358万2,000円とするものでございます。
2項といたしまして、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表「歳入歳出予算補正」によるとするものでございます。
それでは、事項別明細書によりご説明申し上げます。
47、48ページをごらんください。
初めに、歳入でございます。
9款1項他会計繰入金1目の一般会計繰入金、こちらにつきましては3節の職員給与費等繰入金として244万円を減額するものでございます。人事異動に伴う総計ということになります。
次に、次のページ、49、50ページをお願いします。
歳出でございます。
1款1項総務管理費1目一般管理費、こちらにつきましては2節の給料から4節共済費までそれぞれ減額し、合わせて380万8,000円を減額するものでございます。
次に、1款2項徴税費1目賦課徴収費でございますが、こちらも2節給料から4節共済費までそれぞれ合わせて144万8,000円を追加するものでございます。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 質問に入る前に、先ほどの議案第3号平成25年度富谷町一般会計補正予算(第2号)については、改めて原案のとおり可決されました。
これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第4号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議長(浅野幹雄君) 日程第7、議案第5号平成25年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 議案第5号平成25年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)についてご説明を申し上げます。
平成25年度各種会計補正予算及び補正予算に関する説明書54ページ、お願いいたします。
第1条でございます。歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出の総額に歳入歳出それぞれ3億9,539万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ12億160万2,000円とするものでございます。
第1条第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表「歳入歳出予算補正」によるものとし、55ページから56ページにお示しをしてございます。
第2条でございます。地方債の補正につきましては、第2表「地方債の補正」によるものとし、57ページをお願いいたします。
特定被災地法公共団体借換債として3億9,580万円を追加するものでございます。
今回の補正でございますが、1点目として、職員の異動等に伴う人件費の調整、第2点目として、東日本大震災に係る特定被災地法公共団体への復興・復旧支援により、平成25年度限りの措置として行われる年利4%以上の旧公営企業金融公庫資金に係る地方債3億9,664万2,000円の保証金免除繰上償還等に伴う歳入歳出予算措置に係るものでございます。
詳細ご説明申し上げます。63ページ、64ページ、歳入でございます。
4款1項1目一般会計繰入金は、歳入歳出予算の減額、追加等による調整により、40万7,000円を減額するものでございます。
7款1項1目下水道事業債は、今回の保証金免除繰上償還等に伴い地方債の補正により発行する特定被災地法公共団体借換債3億9,580万円をその財源とする借りかえのための予算の追加でございます。借りかえは地方公共団体金融機構資金により対象となる地方債17件について、1件ごとに償還期限を当初借り入れの残存年数で設定することになり、借りかえ分の返済が最終終了するのは平成35年3月20日となります。
歳出でございます。
歳出につきましては、1款1項1目下水道総務費、給料、職員手当等共済費は、職員等の異動等による減額でございます。
2款公債費1項1目元金は、特例措置により繰上償還するものでございます。
今回の借りかえによりまして、借りかえ前の利子である保証金が免除され、借りかえの利子が現行の、現在1.6%で実行されたといたしますと、町長が冒頭ご説明申し上げましたとおり、1件ごとの合計で約5,500万円の負担が縮減されることになります。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。3番出川博一君。
3番(出川博一君) 今借りかえの件数が17本ということですけれども、これの現時点での金利水準についてはどのぐらいで、それが先ほどお話ししたとおり1.6に下がるということですので、今の金利水準をお聞きしたいということと、あとそれから町長もお話しされていましたけれども、5,500万ほど軽減されるということなんですけれども、単年度ベースでは、これは5,500万というのはいわゆる35年までいったときということなんでしょうから、単年度ベースでここ二、三年幾らぐらいの利息軽減になるのか。あと、元利均等なので、利息が減った分元金がちょっとふえていってしまうのかなと思うので、元利金と返済でこの二、三年でどのぐらい減額になるのか、その辺質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 現行の利子の水準でございますが、1.6と申し上げました。これは24年度の分でございますが、直近のやつですと1.4%ほどになってございます。
あと、利子の軽減額でございますが、直近3年、25、26、27で申し上げますと、平成25年度で申し上げますと741万1,259円、それから26年度、1,334万6,393円、27年度、1,132万7,900円でございます。
あとは借りかえ後の元利均等の償還額ということでよろしかったでしょうか。(「はい」の声あり)これも3年度について申し上げますと、平成25年度分が3,193万1,619円、それから26年度、6,391万5,304円、平成27年度、6,391万5,304円でございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 先ほど私、17本のうちの今の金利水準、借りかえ前の金利水準は幾らから幾らぐらいまでの間かということをこちらは質問しましたが。
議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 失礼しました。借りかえ前の金利水準、今回対象となるものについて申し上げますと、今回対象となる17件、最高で6.70%、あとは一番低いところで4.20%でございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 最後になりますけれども、金利が下がったことによって単年度ベースというか、700万から1,300万ぐらいのここ二、三年で減額になるということなので、前3月の議会でもお話ししましたけれども、これは一財からこの償還分がほとんど投入されているということからすると、この一財の中で都市計画費から支出がされております。そういう意味で、上から来し利益といいますか、飛び込んだ金利負担が軽減されるわけですから、来年度からぜひいわゆる公園費のほうに重点配分をいただくようにお願いしたいなと思いますけれども、その辺の見解をお願いします。
議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。(「町長じゃないですか」の声あり)もとい、若生町長。もとい、財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 今回の措置につきましては、特例措置ということでございまして、その将来にわたる利息分、これが免除されるということで繰上償還に踏み切ったわけでございます。この特例措置がない場合につきましては、仮に繰上償還をすると、将来にわたる利息分を合わせて負担をするという保証金を支払うことになりますので、決して財政上そこに無駄なお金を投資するということでの支出は予定しておりません。こういう特例措置があれば、積極的に活用させていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第5号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
この際、午後1時まで休憩をいたします。
午前11時58分 休憩
午後 1時00分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
議長(浅野幹雄君) 日程第8、議案第6号平成25年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) それでは、平成25年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号)を説明いたします。
説明書70ページをお願いいたします。
議案第6号平成25年度富谷町介護保険特別委会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ70万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ18億8,842万1,000円とするものでございます。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表「歳入歳出予算補正」によるものでございます。
第2条は債務負担行為でございます。債務負担行為の追加は、第2表「債務負担行為補正」によるものでございます。
73ページをお願いいたします。
第2表「債務負担行為補正」でございます。
第6期介護保険事業計画策定業務は、平成27年度から3年間の介護保険事業策定にかかわるものでございます。今年度実施予定のニーズ調査から引き続きの準備により、一括発注により円滑に策定できるようにするため、債務負担行為の設定をいたすものでございます。期間限度額は記載のとおりでございます。
79ページをお願いいたします。
歳入でございます。
3款2項2目2節包括的支援事業交付金は、14万6,000円を追加するものでございます。
5款2項1目2節包括的支援事業交付金は、県交付分7万3,000円を追加するものでございます。
8款1項1目一般会計繰入金は、3節地域事業繰入金7万3,000円、これは包括的支援事業に対する町交付分でございます。
4節職員給与等繰入金は、33万1,000円を追加でございます。
2項1目1節介護給付費準備基金繰入金は、7万7,000円を追加し、財源調整するものでございます。
次のページ、81ページをお願いいたします。
1款1項1目一般管理費20万の追加は、職員の人件費の追加でございます。
3款2項1目一般管理費50万円の追加は、包括的支援事業に係る職員の人件費分でございます。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第6号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議長(浅野幹雄君) 日程第9、議案第7号平成25年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 議案第7号平成25年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号)についてご説明申し上げます。
説明書86ページをお願いいたします。
平成25年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号)。
第1条、総則でございますが、平成25年度富谷町水道事業会計の補正予算(第1号)は、次に定めるものとし、第2条、予算、第3条で定めた収益的支出の予定額を補正するものでございます。
支出の第1款水道事業費用で115万4,000円を追加、合計を10億8,374万3,000円とするもので、第2項の営業費用で115万4,000円を追加、10億4,099万5,000円とするものでございます。
詳細でございますが、第3条予算、第4条で定めた資本的支出の予定額を補正するものでございます。
支出の第1款資本的支出で2,030万2,000円を追加、合計を1億6,337万4,000円とするものでございます。
第2項の企業債償還金で2,030万2,000円を追加、1億742万8,000円とするものでございます。
第4条、議会の議決を経なければ流用することのできない経費についてでございますが、第4条予算、第6条に定めた経費について、次のとおり補正するものでございまして、職員給与費、既決額6,280万8,000円を、補正後6,275万4,000円とするものでございます。
95ページ、お願いいたします。
詳細でございますが、まず収益的収入及び支出でございますが、支出の第1款第1項営業費用において、人件費として配水費及び給水費、4節業務費、それから5節総係費の給料手当等、厚生福利費等で職員の異動等により追加、減額をするものでございます。
3節配水費及び給水費の路面復旧費は、富ケ丘地区内における漏水修繕工事に伴う路面復旧に係るものでございます。
96ページでございます。
資本的収入及び支出の資本的支出、企業債償還金でございますが、これは東日本大震災に係る特定被災地法公共団体への復興・復旧支援として平成25年度限りの措置として行われます、年利4%以上の旧公営企業金融公庫資金の保証金免除繰上償還に該当する3件、現行では最終となる平成29年3月20日の償還期限を平成25年9月に繰り上げて償還するための2,030万2,000円を追加するものでございます。利子に当たる保証金が免除されることで、約230万円余りの負担が軽減されるものでございます。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第7号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議長(浅野幹雄君) 日程第10、議案第8号平成24年度町道仏所太子堂中線歩道改良工事第2号(繰越分)契約の締結についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) それでは、議案書の10ページをお開き願いたいと思います。
議案第8号平成24年度町道仏所太子堂中線歩道改良工事第2号繰越請負契約の締結につきまして、ご説明をさせていただきます。
平成25年3月13日、一般競争入札に付した本案件につきまして、下記のとおり請負契約を締結するため、地方自治法第96条第1項第5号の規定により議会の議決を求めるものでございます。
契約の目的、平成24年度町道仏所太子堂中線歩道改良工事第2号繰り越し、こちらの事業につきましては、昨年度補正で国の緊急経済対策の一環で前倒しで補正で計上したことによりまして繰り越しということで取り扱いをしてございます。
契約の方法、一般競争入札。
契約金額、1億2,684万円。
契約の相手方、富谷町富谷字西沢115番地11、株式会社佐藤渡辺宮城営業所所長 丹 喜久雄となってございます。
この工事請負契約に当たりましては、平成25年4月18日に入札の公告を行いましたところ、株式会社佐藤渡辺宮城営業所、世紀東急工業株式会社黒川営業所、株式会社堀口組仙台支店の3社が参加いたしまして、建設工事特別簡易型総合評価方式による条件つき一般競争入札を行いました。本案件の参加資格につきましては、仙台市内または黒川郡内に本店または支店、営業所を有すること、それから舗装の承認を受け格付がAであること、それから宮城県及び仙台市から指名停止を受けていないこと、それから地方自治法施行令第167条の4の規定に該当しないこと、それから富谷町契約に関する暴力団排除措置要綱別表各号に掲げる措置要件にいずれにも該当しないこと、それから平成20年度以降元請として2,500万以上の道路改良工事または道路整備工事の実績があること、それから平成20年度以降2,500万円以上の道路改良工事または道路整備工事の主任技術者としての実績のある専任の技術者を配置できることといたしました。予定価格は、税抜きで1億2,700万円、最低制限価格、税抜きで1億366万円で入札を行いました。
その結果、落札価格、税抜きで1億2,080万円、株式会社佐藤渡辺宮城営業所が1回で落札し、去る5月15日、仮契約を締結いたしましたので、本契約を締結するに当たり議会の議決をお願いするものでございます。
業務の概要につきましては、建設部長からご説明申し上げます。
議長(浅野幹雄君) 次に、建設部長。
建設部長(鴇謙一君) それでは、さきにお配りしておりますA3判2枚つづりの議案第8号の関係資料をごらんいただきたいと思います。
工事の施工位置と代表的な横断図を示したものでございます。この路線は国からの交付金事業の採択を受けまして平成22年度から開始しておりまして、総延長2,185メートル区間のうち、図上で黒の部分、これが22、23、24年度の3カ年で1,300メートルを施工済みでございます。今回の契約は、赤で示した部分が施工範囲でございまして、起点が三ノ関佐藤病院前、終点が国道4号タッチまるまつ富谷店までの延長885メートルとなります。
平面図に示してますNo.77、88、102の3カ所を横断図に抽出しております。
2枚目の横断図をごらんいただきたいと思います。
赤の着色部分が施工範囲でございまして、車道幅員が7メートル、歩道幅員が2.5メートルから4メートルの両側設置で、既存の地形に合わせまして車道、歩道端にU型側溝や暗渠側溝の排水構造物と転落防止柵を設置するものでございます。
施工内容は、側溝工としてU型側溝353メートル、暗渠側溝844メートル、集水桝が13カ所、舗装工としまして、路面切削が5,560平米、車道舗装が6,140平米、歩道舗装が4,115平米、安全施設工として転落防止柵設置が762メートルほかの工事となっております。
この工期は、平成26年2月28日までとしております。
以上が工事概要でございます。よろしくお願いします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 落札率は95.1%で正しいでしょうか。
それと、今部長から説明がありました全体計画図のところでお尋ねなんですが、佐藤病院のところからまるまつのところまで行くと、前に千田建設があったところ、坂を上がっていきますと、上がったところで左右の見通しが悪いということを近くの人が言いまして、ここに何とか対応してもらいたいと。つまりは、カーブミラーですね。そういうものを設置してほしいというようなことがあるのですが、そういう検討などはしていますか。このことは以前に窓口でお願いしていたこともあるのですが、どうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 初めに、建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 今回の施工部分につきましては、町道の太子堂入り口から一部ホテルがありますが、ホテル前まで北に向かいまして左側の歩道が一部途切れている部分がございます。そこの東側の部分に緑地帯として町有地がございますので、線形は若干東側に振りながら、側溝も全部整理しまして、両側歩道、起点から終点まで滞りなく連結をさせるというような計画であります。三ノ関西側から旧道ですね。旧奥州街道といいますか、三ノ関、あれは三ノ関線ですかね。若干一部旧4号といいますか、4号線つくってるときに町道とのすりつけが、既存の道路にすりつけたものですから若干高目のところがあって、そこが若干広場といいますか、停車帯といいますか、滞留帯を設置するような計画でありまして、頭を突っ込みながら左右見なくても済むというような現在のところ計画で施工する予定となっております。
カーブミラーについては現在のところ予定はないんですが、実際施工した中でどうしても視野が狭いというような状況であれば、工事の中で調整していきたいと考えております。(「議長、15番」の声あり)
議長(浅野幹雄君) 待ってください。財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 落札率については95.11%でございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) そうしますと、前の千田建設のところから上がってきたところで、今よりはその上がってきたその左折する、右折するということについては、少しは改善されると見ていいでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) そのとおりでございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。18番渡邊俊一君。
18番(渡邊俊一君) 資料(2)のほうでの、No.77、この場所について、かなり深い断面になっている部分があるんですけれども、この部分から見ますと、転倒防止のお示しがないようなんですけれども、あそこの部分は転倒防止やるんですか。やらないんですか。(「もう少し大きい声で」の声あり)
申しわけございませんでした。No.77の横断図で、転倒防止の柵がこの中に明記されていないんですけれども、ここの部分で佐藤病院から太子堂のコカコーラありますよね。あそこの間、ちょうどかなり落差がある沢になっているわけなんですけれども、あれに転倒防止をつける予定になっているんですか、なっていないんですか。この図面の中からちょっと見させていただいて、ないようなんですけれども、その辺どうなっていますか。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 図上で示していますのはポイントの図面ですので、ちょうどNo.77のところが落差がない部分でございますので、もうちょっと手前、例えば75あたりですと落差がある状況になっています。そこについては当然両側、転落防止柵はつけております。代表的なということでちょっと3点、等間隔でちょっとお出ししましたものですから、そこの明記はしておりませんでした。間違いなく両側につくものでございます。
以上です。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。12番山路清一君。
12番(山路清一君) 先ほどの旧千田建設のところの道路の話がございましたけれども、その向かいの威徳寺のほうに行くところ、細い道路ございます。この道路ですね、結構松島のほうに抜ける車が非常に多く通っている道路でございます。こちらのほうも考慮されないかどうか、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 今回の工事につきましてはあくまで仏所太子堂中線の工事でございますので、当然現道とのすりつけは交通に支障がないようにすりつけるものでございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第8号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議長(浅野幹雄君) 日程第11、議案第9号平成24年度富谷町立日吉台小学校校舎増築工事(繰越分)契約の締結についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) それでは、議案第9号についてご説明申し上げます。
議案書11ページをお願いいたします。
議案第9号平成24年度富谷町立日吉台小学校校舎増築工事繰り越しの請負契約の締結についてご説明申し上げます。
平成25年5月13日、一般競争入札に付した本案件について、下記のとおり請負契約を締結するため、地方自治法第96条第1項第5号の規定により議会の議決を求めるものでございます。
契約の目的、平成24年度富谷町立日吉台小学校校舎増築工事繰り越しでございます。こちらも国の経済対策で補正で計上した案件となってございます。
次に、契約の方法、一般競争入札。
契約金額、1億8,585万円。
契約の相手方、仙台市青葉区上杉一丁目17番18号、株式会社阿部和工務店代表取締役社長舩山克也との契約でございます。
この工事請負契約に当たりましては、平成25年4月18日に入札の公告を行いましたところ、株式会社阿部和工務店、阿部建設株式会社の2社が参加いたしまして、条件つき一般競争入札を行いました。参加資格条件につきましては、宮城県内に本店または支店、営業所を有すること、次に建築一式の承認を受け、総合評点値が1,000点以上であること、次に宮城県及び仙台市から指名停止を受けていないこと、次に地方自治法施行令第167条の4の規定に該当しないこと、次に富谷町契約に関する暴力団排除措置要綱別表各号に掲げる措置要件にいずれも該当しないこと、次に1級建築施工管理技士同等の技術者を専任として配置できること、次に平成15年度以降元請として国、地方公共団体発注による鉄筋コンクリート造建築物工事を施工した実績があることといたしました。予定価格につきましては、税抜きで1億8,200万円、最低制限価格は税抜きで1億5,470万円で入札を行いました。
その結果、落札価格、税抜き1億7,700万円で株式会社阿部和工務店が1回で落札し、去る5月15日、仮契約を締結いたしましたので、本契約の締結に当たりまして議会の議決をお願いするものでございます。
業務の概要につきましては、都市計画課長からご説明申し上げます。
議長(浅野幹雄君) 次に、都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) それでは、工事概要につきまして、別添の議案第9号関係資料の図面のほうで説明させていただきます。
1ページをお願いいたします。
図面1ページ、配置図の中央にあります逆コの字が既存校舎等になり、東側の黄色で着色いたしました部分が増築部分になります。南門の東側に既存の駐車場がありますが、老朽化及び先生方の増加に伴います駐車場の不足解消並びに管理用車両の通行のためにアスファルト舗装工事を実施するものでございます。中庭の東側のグリーンで着色した部分につきましては、現在も中庭等でドジョウやザリガニ等の生物の観察や野菜や草花の観察を行っていることから、ビオトープ広場といたしましてカラー舗装し、中庭から花壇スペース、菜園スペースまでの一体的な利用を考えるとともに、学校からの要望が強かった学校行事時におけます臨時駐車場の確保を図ったものでございます。
ちなみに、現在25台の駐車スペースが32台になり、約20台から30台の駐車可能な臨時駐車場が確保されることになります。また、この駐車スペースと校舎との間が花壇スペースと植え込みになっていますが、全て植え込みになりますので、訂正方よろしくお願いいたします。
次に、図面の2ページをお願いいたします。
面積表及び1階平面図になります。既存校舎の延べ床面積が3,461.38平米で、今回1階当たり228.80平米の増築分の延べ床面積は686.40平米となります。全体の延べ床面積といたしまして4,147.78平米になります。右側の1階平面図におきまして、白色部分が既存校舎等の平面図になり、黄色の着色部分が今回の増築範囲になりまして、廊下の南側に教材室2室、普通教室2室を配置いたしまして、北側に児童用トイレ及び水飲み場を設置してございます。また、屋内消火栓の右側より中庭やビオトープ広場に避難可能な出入り口を設けております。
次に、図面の3ページをお願いいたします。
2階平面図と3階平面図になります。基本的には1階平面図と同じく、黄色の着色部分が今回の増築範囲になりまして、廊下の左側に教材室2室、普通教室2室を配置し、北側に児童用トイレ及び水飲み場を設置してございます。3階までで教材室が3室、普通教室が6室、児童用トイレが男女各3個の増築になります。
次に、図面の4ページをお願いいたします。
南立面と北立面図になります。平面図と同じく黄色の着色部分が今回の増築範囲で、南面から教材室2室と普通教室2室の外観が見えるようになりまして、北面からは男女児童用トイレ及び廊下の外観が見えるようになります。
工期につきましては、平成26年2月28日までとなっております。
工事概要につきましては以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。12番山路清一君。
12番(山路清一君) トイレのほうでお伺いいたします。
トイレ、1階、2階、3階とあるんですけれども、このトイレの大便器のほうの水洗、洗浄トイレは何カ所ぐらいついているか、お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) トイレにつきましては、増築部分で男子便所が大便器1個に小便器3個、1フロア当たりなんですが。女子便所が大便器4個の設置になります。既存分につきましては、1フロア当たり男子便所で大便器が3個、そのうち和式が1個で洋式が2個、小便器が5個、女子便所で大便器が5個、そのうち和式が1個で洋式が4個ですので、増築後の1フロア当たりの男子便所で大便器が4個、和式が1個、洋式が3個で、小便器が8個でございまして、女子便所で大便器が9個、和式が1個、洋便器が8個でございます。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) 私が質問したのは、新しいトイレの中で水洗というか、洗浄便座が幾つついていたか、質問しました。それにお答えを。
議長(浅野幹雄君) 洗浄つきトイレの数です。都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 学校の児童生徒用トイレにつきましては、暖房便座までとしてございまして、洗浄便器にはなってございません。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) これの落札率は97.25でいいでしょうか。
それと、今増築される部分、普通教室で6教室ということですが、この6教室ふえることと、その児童の数ですが、大体これだけ教室をふやしておくと、何年くらいまでは対応できるかと。子供の数の推移ですけれども、どこまで対応したものとして今回増築するのか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 落札率についてお答えいたします。97.25%でございます。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 児童の推移でございますけれども、今年度の5月1日現在で最大で31年度まででございますが、550名ということを見込んでございます。必要教室数としますと、見込みが19教室でございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。17番磯前 武君。
17番(磯前武君) トイレですが、和式と洋式というのは何か学校は規定があるんでしょうか、伺います。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 既存のトイレ改修を今までやってきていまして、そちらのほうで和便器の洋式化を図ってきていましたが、そちらで和便器を1個残してほかを洋便器にしてきました。今回の増築部分につきましては、全部洋便器で考えていまして、おのおの既存の分につきましての和式が1個ずつあるということでございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。6番小泉光君。
6番(小泉光君) 完工は来年の2月末だということですね。図面を見ると、これは既存の部分と新設の部分というのがべったりくっついているので、壁を壊さなきゃいけないんだろうなと。そうすると、騒音が恐らく発生していって、それが子供たちの勉強の邪魔にならないのかなというちょっと気になったもので、その辺のスケジュール観というのはどういうふうになっているんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 接続部分につきましては、教室部分は既存の壁そのままになりまして、廊下部分の解体工事のみになります。その工事につきましては、極力夏休みに工事とか、既存の校舎に迷惑のかからないような対策で講じていきたいと考えてございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。16番永野久子君。
16番(永野久子君) 高い落札率なんですが、前案件もそうですけれども、97.25%ということで、非常に高い落札率になっています。そもそも入札参加者も少ないという状況で、以前にもご説明をいただきましたけれども、状況については入札参加者がふえていくというようなその手だてはとったのかどうか、状況の改善については見通しはつくのかどうか。それからさらに、多少かぶりますけれども、入札参加の参加者をもう少し広く、範囲を県内に限らずに少し広げるということについては検討されているかどうかを伺います。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) それでは、お答えいたします。
現状といたしまして、今年度入りまして4月、5月と経過しております。昨年度については公告をしてもその参加業者すらいないという案件が幾つかございまして、このままいったらいろいろなというちょっと危惧しているところもあったんですけれども、ことしに入りまして、数が多いかと言われると2社、3社ということで、結果的には少ないというところにはあろうかと思います。しかしながら、今一番やはり労務者の人材不足といいますか、その辺がまだ震災の影響で引きずっておりますので、条件的にはそんな厳しい条件を出しているつもりではないので、条件はこのまま推移をしていきたいと思うんですけれども、徐々に震災の影響から今回復傾向にことしあたりはあるのかなというふうに考えてございます。
あと、そういう意味から、県外まで拡大してということは、前にも質問があって選定委員会等でもいろいろ話がありましたけれども、拡大の予定はございません。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第9号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議長(浅野幹雄君) 日程第12、議案第15号平成25年度公文書保管及び防災備蓄用書架等購入についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) それでは、議案第15号についてご説明申し上げます。
6月5日に追加提出をいたしました議案書1ページをお開き願いたいと思います。(「ちょっと待って」「続けてください」の声あり)
議案第15号平成25年度公文書保管及び防災備蓄用書架等購入の契約についてご説明申し上げます。
下記のとおり物品を購入するため、地方自治法第96条第1項第8号の規定により議会の議決を求めるものでございます。
まず、購入する物品でございますが、公文書用保管、それから防災備蓄用の書架の購入となってございます。
目的につきましては、公文書保管場所の移設ということで、旧庁舎から旧第一学校給食センターのほうに移すためのものでございます。
契約の方法、一般競争入札。
契約金額、1,207万2,900円。
契約の相手方、仙台市泉区寺岡1丁目1番地の3、株式会社ミヤックス代表取締役高橋文蔵でございます。
この物品購入契約に当たりましては、25年5月15日に入札の公告を行いましたところ、株式会社ミヤックス、有限会社アクティブの2社が参加いたしまして、5月31日に条件つき一般競争入札を行いました。入札参加の資格につきましては、宮城県内に本店または支店、営業所を有すること、参加資格の物品事務機器の承認を受けていること、次に宮城県及び富谷町から指名停止を受けていないこと、次に地方自治法施行令第167条の4の規定に該当しないこと、次に富谷町契約に関する暴力団排除要綱別表各号に掲げる措置要件のいずれにも該当しないことといたしました。予定価格につきましては、税抜きで1,210万円で入札を行いました。
その結果、落札価格、税抜き1,149万8,000円、落札率につきましては95.02%で、株式会社ミヤックスが1回で落札し、去る6月3日、仮契約を締結いたしましたので、本契約の締結に当たりまして議会の議決をお願いするものでございます。
続きまして、設置概要についてご説明をさせていただきます。
資料として配付させていただいております議案第15号説明資料、あと昨日お渡ししました説明資料(2)ということで、こちらの資料をもとに説明をさせていただきます。
まず、今回の契約につきましては、先ほども話しましたが、その公文書の保管機能の移転を目的に購入をしたわけでございます。それで、内容につきまして、まず(2)ですね。白黒になりますけれども、(2)のほうを見ていただきたいと思います。
こちらにつきましては、旧第一学校給食センターの平面図の1階となってございます。今回改修をした場所は、この斜線の引いている場所でございまして、調理場、それから洗浄する場所というところを全て取り除きまして全てフラットにした状態で、今回備品を入れることになります。こちらにもありますが、上部が防災備蓄用エリアということで、防災用の保管、それから下の段が公文書保管エリアということで公文書の保管、旧庁舎のほうからこちらのほうに移転という形でございます。
詳細についてご説明させていただきます。
初めに、お渡ししました資料のほう、カラーのほうを見ていただきたいと思います。
これが備品を入れる場所を拡大しました図面でございます。上段部分が防災備蓄用エリア、こちらにつきましては天地5段ということで棚板が5枚という意味でございまして、高さ2メートル10のものを5列、2連で設置を固定がなくして設置をいたします。次に、その下が天地4段、これも棚板4段ということでございまして、こちらも2メートル10の高さということで、入れるものによって高さが違いますので、2タイプを用意するということでございます。
次に、下段の部分、公文書保管のエリアについてご説明をさせていただきます。
こちらについては、調理室ということで天井がかなり高い状況でございましたので、最大限ものが収納できるよう、キャビネット自体高さ2メートル70のものといたしました。こちらについては天地8段ですので棚板8枚でございます。それで、図面でちょっとレール的なものが見えると思うんですけれども、こちらについては全て固定ではなくて可動式ということで、手動のハンドルでレールを用いて棚が移動できるタイプということで、最大限収納できるような形でのタイプを設置することといたしております。このブルーの部分が今回設置する部分でございまして、今後の増設も可能なためにレールを敷いておりますが、これがちょっと薄いんですけれども、グレーの薄い部分、こちらについては今後その必要に応じて増設が可能なような形で今回レールを敷くということでやってございますので、よろしくお願いをしたいと思います。
説明については以上とさせていただきます。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。16番永野久子君。
16番(永野久子君) 今回のこの公文書保管のエリアで、保管すべき公文書全体の何割がここで保管できるのか。例えば、現時点でいっぱいであるというのであれば、将来的にはどうするのか。あるいは、余裕があるなら、何年後くらいまでもつのかということを伺います。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) こちらのほうに公文書を移転するわけでございますけれども、今旧庁舎にありますものを全て空にするということで、あちらにあるものを全てこちらに収納する予定でございます。それで、今現在旧庁舎を利用しておりますけれども、今回を機に廃棄できる文書は全て廃棄をしてこちらに持ってこようとしておるんですけれども、その整理をした中で廃棄がどのくらいできるかというのは、その文書保管の決まりがございますので、その中でやっていくんですけれども、とりあえず今回はこの範囲がほとんど埋まるのではないかというふうに考えております。ただ、そこで足りなければ、別なまた策を打っていくということで進めている状況でございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) まずこの防災用備蓄と書庫のほうに2つに分かれているわけですけれども、この防災用のほうにもやはり本だけを収容するということになるわけでしょうか。
それから、全体として耐震対策、これはどのような構造で耐震対策がなされているのか。要するに、転倒防止策ですね。こういったものがどのようになっているのか。この公文書のほうの品物ですけれども、これはもう我々も現役のころ使っていたようなものだと思うんですが、これは総量で何トンぐらいのものになっているのかね。昔はね、昔のものでいくと、このロックが外れやすいんですよね、ロックが。それで、誰かがこれでいくと例えば何列目かに人が入っていて、それをまたがないでいく、やられてしまうんですよ。そうすると、物すごく滑車が便利にできていますから、知らないで自分が一生懸命調べていると、後ろからずっと入ってくるような状態があるものですから、そういうロック機能が今どういうふうになっているのかなと非常に危惧したわけですけれども、今はどのようになっているのかということですね。
もう一つは、公文書書庫のほうの開きが1,210と1,100、2つあるわけですけれども、これはどのような違いでこの2つが出てきているのか。
もう一つは、この防災用の書庫ですけれども、これは物が入れた場合、これ920ですよね。920ですと、この辺ぐらいですけれども、これ物を入れた場合、物が落ちるような構造になるんじゃないかと思うんですが、その辺の物が落下しないような対策というのはこれはとられているのかどうかということです。
あと、これの製品だね。下のほうの。これはどこの製品なのか。この下のほうの、公文書のほうの製品、これはどこの製品なのかということについて質問したいと思います。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) まず、保管機能でございますけれども、防災備蓄用エリアについては書類というよりも防災備蓄用のもの、そのものを、例えばストーブだったりというそういうものを想定しておりますので、ただ、具体的には今後どのようなものが入るかというのにつきましては、あと総務のほうでいろいろ検討していくような形になると思います。
あと、今回この2メートル70という高さでその転倒等の地震対策はということで、まず最初、今回入るメーカーから申し上げますが、オカムラというものが入ります。この実績が今回の地震においても転倒しなかったということもございまして、この2メートル70、通常限界は2メートル40とも言われているんですけれども、最大限利用したいということで2メートル70のものをいろいろ選んだという経過がございます。今回の地震でその転倒実績がなかったと。あと、震度5強の地震にも耐えられるということで、それに付随するいろいろストッパー等がついているということで、最終的にこの商品に決まったということでございます。
あと、可動式のそのレールなんですけれども、文書保管なのでそうそう人が行く場所ではないんです。使う場合には、その入り口があいていた時点で誰か使っているというのがわかるので、その閉めたときのふぐあいというのは余り考えておりません。物があれば、それ以上進まない。もしくは、状況によってはハンドルが空回りするというような製品もあるんですけれども、そこは余り気にはしていない状況でございました。
あとは幅の違いなんですけれども、公文書用の保管エリアの幅ですね。このレールの幅。これは総体の位置関係がありまして、特にこだわりがあってこの1メートル10と1メートル22にしたわけではございませんので、この全体的な入りを考慮しての幅ということでございます。
あと、物の転倒につきましては、今回想定を私どものほうでしているのは、ファイルをそのまま収納するのではなくて、イージーキャビネットと言われる段ボールのほうにファイルを全部詰め込んで、段ボールのままこの書架に並べていくというようなちょっと今想定をしておりますので、それについては転倒はないというふうに考えてございます。
以上でございます。(「耐震補強」の声あり)
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) その書庫そのものがある意味では凶器に変わるというところがあるわけですよ。課長おっしゃるとおり、なかなか人が入らないところで仮に地震があったときなんか、そのストッパーが外れたり、そういうことが想定されるので、その辺十分周知方して、事故がないようにお願いしたいなと。我々も本当に経験しているんですよ。中にいて後ろからやられてしまうからね。そういうことのないように、やはり十分に注意をお願いしたいなというふうに思います。
それからあと、この防災用のほうの棚の位置なんですが、これはなぜこう、なぜというか、これでいくと縦というんですか、横というんですか、に配置したのか。もし、今課長言うように防災用であれば、こういうのを縦列に置いて、真ん中で作業ができるようなそういったものも考えられると思うんですが、その辺は検討なさったかどうか、再質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 転倒等の注意につきましては、このもの的には十分な設備というふうに考えておりますが、さらに中に入る場合の運用というところで周知のほうを徹底していくような形で考えていきたいと思います。
あとそれから、防災用のこの配置なんですけれども、図面をちょっと見ていただきたいんですが、一番右側にちょっと扉つきのちょっとした部屋みたいなのが見えると思います。こちらにスムーズに中央を通ってこちらの部屋にも行けるというところで、この中央のスペースを最大限生かしたいということでこのような配置にいたしました。あと、その整理という部分では、この書架のある左側、ちょっとしたスペースございます。こちらもスペースを多くとっておりますので、いろいろな作業等についてはこちらのスペースで十分かということで、防災のほうと調整をした結果、このような配置とさせていただきました。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑……。企画部長、補足があるようです。
企画部長(荒谷敏君) 議員さんにですね、その職員の心配をしていただいてありがとうございます。これにつきましては、既にこの庁舎に3階の書庫に入れているものと同じタイプでございます。そこの管理運営と同じように運営をする予定です。特に、ここは庁舎から外れている場所にありますので、鍵の保管、運用は全部財政課のほうが主管しますので、そこから借りていくと、もう既に中にいるのは何課で、次に行く者はもうあいているのでそこの課がいるというようなそういうような運用も実は今もしておりますので、大丈夫かと思います。
あとは安全なんですけれども、こちらのほうもここ既に10年使って、一度もその挟まれた事例は1個もありませんが、今後についても十分注意していくところでございます。
あとは転倒防止は、これはもう下にアンカーボルトで埋めまして、なおかつ上にレールがあって、もう個体としてそのまま動かないような状態ですので、下の部分の保管庫については転倒するということはまずあり得ない。ただ、上のほうはこれは普通のキャビネットですので、震度6強までは恐らくアンカーボルトで打っていれば倒れないという実証済みなんですけれども、それ以外についてはやや不透明なところはありますが、現状では安全だということです。あとは防災のほうと十分協議して、この中の使い方でどういうものを保管するかということで、取り急ぎですがこういうような配置を決めて、まず使用していくというようなそういったところでご理解をいただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。3番出川博一君。
3番(出川博一君) 公文書スペースについては、旧庁舎のやつを捨てられるやつは捨てても満杯というようなお話もあったんですけれども、新訂富谷町史は、これは移設の予定なんでしょうか。移設がないとすれば、その対応について細目は決まっているのかどうか。
もう一つ、移設後の旧庁舎のスケジュール観といいますか、その辺のところをお示しいただきたい。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。もとい、企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 町史につきましては、一般質問でいろいろご質問いただいておりましたので、取り急ぎではありますが、とにかくあちらの旧庁舎の部分を全部持ってくるということをお答えさせていただいております。特に、旧庁舎の利活用をするために、中を一旦空にしないと、以前お話ししましたが、耐震はやりました。しかし、それは震災前の調査でしたので、室内がクラック入っているかどうかもまだわからないので、一旦本当にあそこを全部空にしないとだめですので、ということは町史も必然的に一旦こちらのほうに持ってきて、あとご心配のその町史の行方は今いろいろと考えておりましたので、どうぞよろしくお願いいたします。(「スケジュール観。旧庁舎のスケジュール」の声あり)
スケジュールですけれども、一旦これをお認めいただいたら、すぐまずこちらのほうに整理いたします。それで、8月いっぱいに町長の方針のほうでも申し上げましたが、それまでに我々で向こうのものを持ってきて、その後に整備のほうの検討に入っていくというようなことでございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。2番菅原福治君。
2番(菅原福治君) 1点だけなんですけれども、公文書ということでございますので、この辺のコンプライアンス関連は大丈夫なのかということで、要は公文書ってどこからどこまでなのかわかりませんけれども、例えば住民基本台帳の控えだとか、例えばですよ。そういうようなものの保管等々絡むと、人の出入りも多少制限しなきゃならない。例えば、Aゾーン、Bゾーンとかというような保管の仕方もあるので、その辺の保管の心配は大丈夫なんでしょうか、お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 施設については当然施錠しまして、あと夜間につきましては警備会社との契約で警備を今も行っておりますし、今後もそれで行っていきたいというふうに考えてございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第15号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
この際、午後2時10分まで休憩をいたします。
午後1時59分 休憩
午後2時10分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
議長(浅野幹雄君) 日程第13、議案第11号教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、議案第11号教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてであります。
教育委員会の委員に下記の者を任命することについて、地方教育行政組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定により議会の同意を求めるものであります。
住所、富谷町明石台三丁目16番地6。氏名、小野 実。生年月日、昭和24年11月27日。
提案の理由は、教育委員会委員三浦武彦が平成23年9月30日をもって任期満了となり、欠員となっているためでございます。
別資料、別添で小野 実氏の最終学歴、そしてまた職歴、小学校教諭、県の指導主事、養護学校の校長というふうなそういった履歴がございますので、ごらんいただきながらぜひご協力をお願い申し上げたいと思います。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
これから議案第11号を採決いたします。
この採決は無記名投票によって行います。
議場の出入り口を閉めます。
〔議場閉鎖〕
議長(浅野幹雄君) ただいまの出席議員は19名です。
次に、立会人を指名いたします。
富谷町議会会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に4番三浦邦夫君、5番高橋正俊君、6番小泉光君の3名を指名いたします。
投票用紙の配付をいたします。
〔投票用紙配付〕
議長(浅野幹雄君) 念のために申し上げます。
富谷町議会会議規則第83条の規定により、本案を可とする議員は賛成と、否とする議員は反対と記載願います。
なお、投票による表決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは、富谷町議会会議規則第84条の規定により否とみなし取り扱います。
投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票用紙の配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。
〔投票箱点検〕
議長(浅野幹雄君) 異状なしと認めます。
ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を読み上げますので、1番議員から順番に投票願います。
〔事務局長点呼、投票〕
議長(浅野幹雄君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
開票を行います。4番三浦邦夫君、5番高橋正俊君、6番小泉光君、立ち会い願います。
〔開票〕
議長(浅野幹雄君) 投票の結果を報告いたします。
投票総数19票
有効投票のうち
以上のとおり、賛成が全員であります。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議場の出入り口を開きます。
〔議場開鎖〕
議長(浅野幹雄君) 日程第14、議案第12号教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、引き続きまして教育委員会の委員の任命につき同意を求めるものであります。
提案理由を先に申し上げます。
教育委員会瀬戸 浩が平成24年9月30日をもって任期満了となり、欠員となっているためであります。
提案する者をご紹介申し上げます。
住所が富谷町あけの平二丁目7番地5。氏名、高橋健藏。生年月日、昭和30年12月7日であります。
地方教育行政組織及び運営に関する法律の第4条第1項の規定により議会の同意を求めるものであります。
なお、別添で経歴の概要をお示しいたしております。学校卒業後、小学校教諭、県教委のお勤め、そしてまた小学校の教頭職、校長職という履歴の方でございます。
よろしくお願いを申し上げます。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
これから議案第12号を採決いたします。
この採決は無記名投票で行います。
議場の出入り口を閉めます。
〔議場閉鎖〕
議長(浅野幹雄君) ただいまの出席議員は19名です。
次に、立会人を指名いたします。
富谷町議会会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に7番浅野直子君、8番安住稔幸君、9番森栄君の3名を指名いたします。
投票用紙を配付いたします。
〔投票用紙配付〕
議長(浅野幹雄君) 念のために申し上げます。
富谷町議会会議規則第83条の規定により、本案を可とする議員は賛成と、否とする議員は反対と記載願います。
なお、投票による表決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは、富谷町議会会議規則第84条の規定により否とみなします。
投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票用紙の配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。
〔投票箱点検〕
議長(浅野幹雄君) 異状なしと認めます。
ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を読み上げますので、1番議員から順番に投票願います。
〔事務局長点呼、投票〕
議長(浅野幹雄君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
開票を行います。7番浅野直子君、8番安住稔幸君、9番森栄君、立ち会い願います。
〔開票〕
議長(浅野幹雄君) 投票の結果を報告いたします。
投票総数19票
有効投票のうち
以上のとおり、賛成が全員です。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議場の出入り口を開きます。
〔議場開鎖〕
議長(浅野幹雄君) 日程第15、議案第13号富谷町固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、議案第13号富谷町固定資産評価審査委員会委員の選任につき、議会の同意を求めるものであります。
提案の理由につきましては、富谷町固定資産評価審査委員会平間時子、平成25年6月22日をもって任期満了となるものであります。地方税法の規定によりまして、次の方について同意を求めます。
富谷町鷹乃杜二丁目17番9号、氏名、平間時子。生年月日、昭和27年7月25日であります。
経歴の概要につきましては別添のとおりでありますが、最終学歴は福島県立安達高等学校卒業、陸上自衛隊に入隊後、各種履歴を経て平成19年6月富谷町固定資産評価審査委員会委員に就任し、現在に至っている方であります。
よろしくお願いを申し上げます。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
これから議案第13号を採決いたします。
この採決は無記名投票で行います。
議場の出入り口を閉めます。
〔議場閉鎖〕
議長(浅野幹雄君) ただいまの出席議員は19名です。
次に、立会人を指名いたします。
富谷町議会会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に10番千葉達君、11番佐藤克彦君、12番山路清一君の3名を指名いたします。
投票用紙を配付いたします。
〔投票用紙配付〕
議長(浅野幹雄君) 念のために申し上げます。
富谷町議会会議規則第83条の規定により、本案を可とする議員は賛成と、否とする議員は反対と記載願います。
なお、投票による表決において、賛否を明らかにしない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは、富谷町議会会議規則第84条の規定により否とみなします。
投票用紙の配付漏れはございませんか。(「なし」の声あり)
投票用紙の配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。
〔投票箱点検〕
議長(浅野幹雄君) 異状なしと認めます。
ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を読み上げますので、1番議員から順番に投票願います。
〔事務局長点呼、投票〕
議長(浅野幹雄君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
開票を行います。10番千葉達君、11番佐藤克彦君、12番山路清一君、立ち会い願います。
〔開票〕
議長(浅野幹雄君) 投票の結果を報告いたします。
投票総数19票
有効投票のうち
以上のとおり、賛成が全員であります。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議場の出入り口を開きます。
〔議場開鎖〕
議長(浅野幹雄君) 日程第16、議案第14号富谷町固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、議案第14号であります。富谷町固定資産評価審査委員会委員の選任につき議会の同意を求めるものであります。
選任の提案の理由につきましては、富谷町固定資産評価審査委員会委員菊池 清が平成25年6月22日をもって任期満了となるためであります。地方税法の規定により、下記の者について同意を求めるものであります。
住所、富谷町石積字道栗24番地2、氏名、菊池 清。生年月日、昭和24年1月15日であります。
別添の経歴の概要につきましては、お手元に配付しております。
最終学歴につきましては、昭和44年3月、宮城県仙台第一高等学校通信課程の卒業であります。昭和39年3月、当時の富谷町農業協同組合に入組されました。その後、平成22年6月、固定資産評価審査委員会委員に就任され、そしてまた25年1月には人権擁護委員にも就任されている方であります。
よろしくお願いを申し上げます。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
これから議案第14号を採決いたします。
この採決は無記名投票で行います。
議場の出入り口を閉めます。
〔議場閉鎖〕
議長(浅野幹雄君) ただいまの出席議員は19名です。
次に、立会人を指名いたします。
富谷町議会会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に13番小川昌義君、14番細谷禮二君、15番佐藤聖子君の3名を指名いたします。
投票用紙を配付いたします。
〔投票用紙配付〕
議長(浅野幹雄君) 念のために申し上げます。
富谷町議会会議規則第83条の規定により、本案を可とする議員は賛成と、否とする議員は反対と記載願います。
なお、投票による表決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは、富谷町議会会議規則第84条の規定により否とみなします。
投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票用紙の配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。
〔投票箱点検〕
議長(浅野幹雄君) 異状なしと認めます。
ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を読み上げますので、1番議員から順番に投票願います。
〔事務局長点呼、投票〕
議長(浅野幹雄君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
開票を行います。13番小川昌義君、14番細谷禮二君、15番佐藤聖子君、立ち会い願います。
〔開票〕
議長(浅野幹雄君) 投票の結果を報告いたします。
投票総数19票
有効投票のうち
以上のとおり、賛成が全員です。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議場の出入り口を開きます。
〔議場開鎖〕
議長(浅野幹雄君) 日程第17、諮問第1号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、諮問第1号人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めるものであります。
提案の理由は、人権擁護委員の武田友好は、平成25年9月30日をもって任期満了となるためであります。
人権擁護委員の候補者として下記の者を推薦することについて、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求めるものであります。
住所、富谷町ひより台二丁目29番地2、氏名、高橋慶明。生年月日、昭和25年12月11日。
別資料で、経歴の概要をお示しいたしております。
最終学歴は、仙台商業高等学校のご卒業。その後、全国信用金庫連合会、全信連に入庫し、現在の信金中央金庫で各地でのお勤めの後、宮城第一信用金庫に入庫され、退職をされて現在に至っている方であります。
よろしくお願いを申し上げます。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
これから諮問第1号を採決いたします。
この採決は無記名投票で行います。
議場の出入り口を閉めます。
〔議場閉鎖〕
議長(浅野幹雄君) ただいまの出席議員は19名です。
次に、立会人を指名いたします。
富谷町議会会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に16番永野久子君、17番磯前武君、18番渡邊俊一君の3名を指名いたします。
投票用紙を配付いたします。
〔投票用紙配付〕
議長(浅野幹雄君) 念のために申し上げます。
富谷町議会会議規則第83条の規定により、本案を可とする議員は賛成と、否とする議員は反対と記載願います。
なお、投票による表決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは、富谷町議会会議規則第84条の規定により否とみなします。
投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票用紙の配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。
〔投票箱点検〕
議長(浅野幹雄君) 異状なしと認めます。
ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を読み上げますので、1番議員から順番に投票願います。
〔事務局長点呼、投票〕
議長(浅野幹雄君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
投票漏れなしと認めます。
投票を終了いたします。
開票を行います。16番永野久子君、17番磯前武君、18番渡邊俊一君、立ち会い願います。
〔開票〕
議長(浅野幹雄君) 投票の結果を報告いたします。
投票総数19票
有効投票のうち
以上のとおり、賛成全員です。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議場の出入り口を開きます。
〔議場開鎖〕
議長(浅野幹雄君) この際、午後3時5分まで休憩をいたします。
午後2時49分 休憩
午後3時05分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
議長(浅野幹雄君) 日程第18、承認第1号専決処分の承認を求めることについて(平成24年度富谷町一般会計補正予算(第9号))を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) それでは、承認第1号についてご説明申し上げます。
議案書の18ページをお開き願います。
専決処分の承認を求めることについて(平成24年度富谷町一般会計補正予算(第9号))でございます。
地方自治法第179条第1項の規定により別冊のとおり専決処分したので、同条第3項の規定によりこれを報告し、承認を求めるものでございます。
提案理由といたしましては、議会を招集する時間的余裕がないため専決処分したので、その承認を求めるものでございます。
それでは、別冊平成24年度各種会計補正予算及び補正予算に関する説明書の4ページをお開き願います。
平成24年度富谷町の一般会計補正予算(第9号)は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ4億181万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ129億7,145万7,000円とするものです。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表「歳入歳出予算補正」によるものです。
第2条、繰越明許費の追加及び変更は、第2表「繰越明許費補正」によるものです。
次に、第3条、債務負担行為の追加は、第3表「債務負担行為補正」によるものです。
第4条、地方債の変更は、第4表「地方債補正」によるものでございます。
初めに、2条、3条、4条についてご説明をさせていただきます。
9ページをお開き願います。
第2表「繰越明許費補正」でございます。
今回追加させていただきましたのは、事業名にございますとおり、町道穀田線の歩道新設事業でございます。これ、2つの契約がございますが、2本とも繰り越しとなっております。内容といたしましては、資材調達に相当の日数がかかったということが理由として挙げられます。
次に、変更でございますが、変更の事業といたしましては、総合運動公園維持管理事業でございまして、補正前、こちらについては2月補正いたしましたスポーツセンターの2階のトイレの改修分がございまして、それに加わりまして補正後の金額になるわけですけれども、こちらはテニスコートの照明灯の設置、これはテニスコートの造成、こちらが延長になったことによりまして、こちらも延びたという状況でございます。さらに、クラブハウスの設計、これは補助の絡みがございまして、設計を次年度に繰り越したものでございます。
続きまして、10ページでございます。
第3表「債務負担行為補正」でございますが、富谷町中小企業振興資金の利子補給分でございまして、こちらは融資状況により追加をするものでございます。
次の11ページをお願いいたします。
第4表「地方債補正」でございますが、内容は災害復旧事業費、こちらが事業費の確定によりまして地方債の額が変わったということで補正をさせていただいたものでございます。
それでは、歳入歳出についてご説明申し上げます。
19ページ、お開き願います。
今回の専決処分の補正の主なものといたしましては、各種交付金の交付決定に伴います歳入の補正並びに事業費の確定に伴いまして、補助金等の交付決定を年度末に受け、それに伴う歳入歳出の補正が主な内容となってございます。
それでは、歳入についてご説明いたします。
2款地方譲与税から下から2段目の8款自動車取得税交付金、これにつきましては各種交付金については年度末、県のほうから交付決定の通知がございまして、補正をしたものでございます。
次に、10款1項1目地方交付税3億7,612万4,000円を追加し、20億5,200万7,000円とするもので、右側の説明欄にあります普通交付税分といたしまして、1,091万2,000円、こちらは交付決定時調整されていた分が今回交付されるものでございます。特別交付税につきましては、交付決定により3億6,521万2,000円を追加するものであります。
21ページをお願いいたします。
11款1項1目交通安全対策特別交付金につきましては、116万円を追加するもので、交付決定によるものでございます。
次に、12款1項1目民生費負担金は、1,509万7,000円を追加するもので、こちらは説明のほうにありますとおり……。(「1,590万円ですよ」の声あり)そうですね。1,590万7,000円を追加するものでございまして、右側の説明欄にあります各保育所の保育料の実績等により追加したものでございます。
次に、5目災害復旧費負担金につきましては、23万7,000円を追加するもので、個人所有の農地災害復旧費の負担分でございます。
次に、13款1項及び13款2項、こちらの使用料及び手数料については、実績に基づきまして減額をするものでございます。
次に、14款1項1目民生費国庫負担金は、392万9,000円を減額するもので、こちらも説明欄にありますとおり各種負担金の交付決定によるものでございます。
次に、4目災害復旧費国庫負担金は、169万3,000円を減額するもので、事業費の確定によるものとなってございます。
23ページをお願いいたします。
14款2項国庫補助金につきましては、139万7,000円を減額するもので、各種補助金等の交付決定に伴い補正をしたものでございます。
次に、14款3項委託金は、54万7,000円を減額するもので、こちらも交付決定によるものでございます。
15款1項県負担金は、289万5,000円を減額するもので、こちらも説明欄にありますとおり各種負担金の交付決定によるものとなってございます。
15款2項県補助金は、25ページのほうを見ていただきたいと思います。
2,526万6,000円を減額するものでございまして、こちらも各種補助金等の交付決定に伴うものとなってございます。
15款3項委託料につきましては、27ページをお願いいたします。
792万9,000円を減額するもので、選挙費用の実績によるものとなってございます。
次に、15款4項県貸付金は、550万1,000円を減額するもので、災害援護資金貸付金の減によるものとなってございます。
次に、16款1項財産収入は、569万1,000円を追加するもので、2目の利子及び配当金、3目の土地開発基金運用収入につきましては、利子の確定によるものとなってございます。
5目出資金返戻収入につきましては、黒川地域土地開発公社解散に伴うものとなってございます。
次に、17款1項寄附金につきましては、3万8,000円を追加するもので、一般寄附によるものとなってございます。
次に、20款3項貸付金元利収入は、14万円を減額するもので、貸付額の減によるものとなってございます。
次に、20款4項1目雑入は、195万7,000円を減額するもので、予防接種及び各種検診の徴収金の確定によるもの、さらに次のページをお願いいたします。
2目の過年度収入につきましては、スポーツセンターの23年度震災に伴う復旧に対する国庫補助金でございまして、3月6日に交付決定がございまして、こちらも追加するものとなってございます。
次に、21款1項町債につきましては、第3表地方債補正で説明した内容による減となってございます。
歳入は以上でございます。
次に、歳出の説明とさせていただきます。
31ページ、お願いいたします。
歳出につきましては、主に事業費の確定に伴いまして減額補正したものがほとんどでございますので、説明につきましては主に追加をしている内容について説明とさせていただきます。
まず、2款1項総務管理費は、5億2,207万9,000円を追加するもので、16目のユーマイタウン施設整備基金費5億2,545万6,000円の追加につきましては、将来の施設整備のための積み立てということで、(仮称)子育て支援複合施設などに充てるものとして積み立てるものでございます。
次に、17目ふるさと富谷創造基金費及び18目土地開発基金費の追加につきましては、利子分を積み立てるものとなってございます。
21目東日本大震災復興基金交付金基金費につきましては、この基金については既に充当しておりました住宅修繕支援金、こちらの額が確定したことによりまして、その残分を積み立てに戻すというような措置でございます。
次に、2款3項戸籍住民基本台帳費につきましては、財源更正となってございます。
次に、2款4項選挙費につきましては、次のページをお願いいたします。
38万9,000円を減額するもので、事業費の実績によるものとなってございます。
次に、3款1項社会福祉費は、こちらも次のページをお願いしたいと思います。
上のほうになりますが、2,113万5,000円を減額するものでございまして、こちらは実績及び繰出金等につきましては、国民健康保険特別会計の補正に伴う減額となってございます。
次に、3款2項児童福祉費は、2,433万7,000円を減額するもので、実績によるものですが、そのうち1目13節委託料の認可保育所運営費90万8,000円の追加につきましては、広域入所者の増によるものとなってございます。23節償還金、利子及び割増料34万8,000円の追加につきましては、23年度保育対策等促進事業費の確定に伴う償還金となってございます。
次に、3款3項老人福祉費は、1,090万3,000円を減額するもので、事業費の実績と繰出金につきましては介護保険特別会計及び後期高齢者医療特別会計の補正に伴う減額となってございます。
次に、3款4項災害救助費550万円を減額するもので、貸付金の実績によるものとなってございます。
次に、4款1項保健衛生費は、次のページをお願いいたします。
5,418万円を減額するもので、説明にあります各種検診業務等の実績によるもの、それから20節扶助費につきましては、妊婦検診受診助成金の実績による減となってございます。
次に、4款2項清掃費998万円を追加するものでございまして、ごみ量の増に伴い仙台市への焼却業務委託分となってございます。
6款1項農業費につきましては、27万円を追加するもので、23年度震災事業費確定による償還金となってございます。
次に、8款4項都市計画費は、1,432万5,000円を追加するもので、こちらについては下水道事業特別会計の補正による繰出金の追加となってございます。
39ページをお願いいたします。
9款1項消防費につきましては、45万7,000円を減額するものでございまして、組合の負担金の調整によります変更となってございます。
次に、10款1項教育総務費は、2,000円を追加するもので、基金の利子分を繰り出しするものとなってございます。
次に、10款2項小学校費から下段の11款2項公共土木災害復旧費までにつきましては、財源更正となってございます。
次に、41ページをお願いいたします。
12款1項公債費は、2,857万3,000円を減額するもので、これも実績によるものでございまして、主に一時借入金を予定した利子分、これ借り入れしなかったことによる減額ということでございます。
以上で説明を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。16番永野久子君。
16番(永野久子君) 20ページの地方交付税ですが、特別交付税として3億6,521万2,000円ということですけれども、この特交の入った何による、特別交付税の何によって入ったかということが1点。
それから、32ページですが、ユーマイタウン施設整備基金費で5億2,545万6,000円を積み立てておりまして、先ほどもご説明がありましたが、子育て支援複合施設ということですけれども、これは最終的にどのくらいを積み立てる目的でいるのか、その子育て支援複合施設、仮称ですね、については目標がどのくらいというふうに見ているのかを伺います。
36ページの児童福祉費の中ですけれども、まず1目の13節委託料で、家庭的保育業務1,112万1,000円減額です。それから、6目の障害児福祉費で、扶助費、障害児デイサービスが1,000万円減額なんですが、それぞれその金額としてはこの事業に関しては金額が大きいので、どういう要因によるものかをご説明いただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) それでは、最初に20ページの特別交付税の関係につきましてご回答申し上げます。
特別交付税につきましては、普通交付税と違いまして、この内訳が全てわかるということではございません。ただ、こういうのが盛り込まれましたよというところでわかる範囲でお話をさせていただきます。まず、町民バス、地方バスですね。こちらがこちらの経費、ただ、どのぐらい見られているのかというのはちょっとその辺はわからないというところでございます。あと、昨年不活化ポリオワクチン、これは定期接種になって自治体持ち出しになったことから、これも特別交付税の中で考慮されていると。それから、除融雪関係ですね。こちらも対象になりまして、今回この額になったということとなってございます。
続きまして、32ページ、ユーマイタウン整備基金でございます。今回も5億ほど積み立てをいたしまして、計8億超えたという形でございます。説明でも子育て複合施設を念頭に置いていますけれども、などということで、そのほか公共施設も今後の市制移行等もありまして、そういうことも想定されるということでございます。その子育て部分の事業費につきましては、何回も福祉部のほうからもありますが、今基本計画の中で総枠固めていくということでございますので、ちょっと正確な数字についてはまだ公表できる状況にはないということでご理解いただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) それでは、36ページの委託料の家庭的保育事業の1,112万1,000円の減額でございますが、当初家庭的保育事業、保育ママにつきましては、4名の保育ママが最大20名のお子さんを預かれるというふうな予算立てをしておりましたが、実際にはトータルで122名のお子さんを預かったというところで、その差額を減額させていただいたものでございます。
それから、扶助費の障害児デイサービス事業でございますけれども、当初につきまして6,874万5,000円の予算立てをしておりましたが、支出がその利用のところもありまして5,292万6,000円というところで今回100万円を減額……。1,000万円を減額させていただいたものでございます。利用者が予定よりも少なかったというようなことになると思います。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。16番永野久子君。
16番(永野久子君) 次に、36ページの家庭的保育事業なんですけれども、保育ママさんが4人で最大20人の子供を予定したと。トータルで120名というと、ちょっとそのトータルで20人の子供が120名というのは説明として成り立ちませんよね。延べ何日とかというのが、何日予定したのが何日だったというような同じ基準でご説明いただかないとわからないので、もう一度よろしくお願いします。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 例えば、4月から3月の12カ月で予算立てさせていただいているんですけれども、延べで122名のお子さんのお預かりしかできなかったというところで、今回1,112万1,000円を減額させていただいたという、延べで122名のお子さんだったというところでございます。(「延べで何人を見込んだんですか」の声あり)
延べでは、結局4人の保育ママが5人ですので20人ということになりますね。(「延べと実数を混ぜずに」の声あり)
240人……。1人5人なので、1カ月20人なので、240人最大見込んでいるという。(「大体半分程度で」の声あり)
最初の4、5、6、7まではいきなり20人にはならないんですね。そのために、最初のうちは4人とか、6人とかのお預かりだったために、そのような結果になっております。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ございませんか。13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 実績のほうで減額になってきているのはよろしいわけですけれども、とりあえず余りにも実績が悪い部分についてちょっと質問させていただきたいと思います。
32ページ、2款1項1目13節定期健康診断なんですけれども、これは職員の健康診断だと思うんですけれども、実行率は37%ぐらいにしかなっていないんですね。これは実績だからしようがないと言われればそうなんですが、健康診断でこれだけ減額されているというのは、ちょっと腑に落ちない点が1つ。
それから、同じく成人病検診、これも実際53%ぐらいしか実施されていない。それから、労働安全衛生事業、これも41%ぐらいの実績しかないということで、この辺減額なっているからいいというわけではなくて、やはりこの安全の問題、健康診断の問題について、なぜこれだけの実績にしかならないのかということについて、質問しておきたいというふうに思います。
同じく、32ページのOA機器の問題なんですが、これも結構減額になっているんですが、この説明書の説明欄と、主な事業のところと、細節及びその金額のところが文章的にどうもすっきりいかないんですね。賃借料なのに、システムの運用とか、パソコンの事業とか、サブ事業運用事業とかという形になっているのはなぜなのかということなんですけれども。
同じく、32ページから31、32、33、34の選挙関係なんですけれども、これ非常にいいことなんですが、この時間外とか職員の管理職手当の部分が減額補正がないわけですね。これは減額補正あってはだめなわけで、通常やはり普通に時間外というものはこの選挙期間中と同じような考え方で時間外というのはやられるべきだと思うんですが、これはここの減額補正がないというのはどういうことなのかということ、それからあと、この間の選挙のときに、前のあれでも出たんですが、東向陽台の投票所が混乱というか、結構並んだりしたんですね。そういうのはやはりどの部分でそういったことが起きたのか、システム関係で起きたのかどうかというのが質問をしておきたいというふうに思います。
あと、家庭保育については出ましたが、同じく34ページなんですが、3款1項1目1節のところ、報酬なんですが、民生委員推薦委員会が全額削除されているわけですけれども、これは実績だからしようがないと思うんですけれども、なぜ当初からこの実績が減額になっているのかということ、以上質問したいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) それでは、32ページの上段の委託料、定期健康、これは職員向けの福利厚生費にはなりますけれども、480万、いろんな検診項目ございます。それを一つずつ積み上げて、あと対象者につきましても職員全員と、あとパート、臨時も含めましてその人数でありますので、今までもお話ししたとおり、約600名近くの対象者がおりますので、その分の方々をマックスで受けた場合ということで算定をしております。それで、定期健康診断の中には人間ドック約七、八十名おります。そのときは計算上は算定上はこちらのほうに入れておりますので、必ずしも人間ドックを受けるとも限りませんので、脳ドックとか。その場合は数字も入れておいた算定上の数字になります。あとあわせて、単価につきましてもいろんな各項目ございますが、それを入札でもって確定しておりますので、当然その額が10円なり20円下がっても対象人員が客体が多いものですから、当然減ってくると。あと、人間ドックを受けてそちらの項目も減るということになります。あと、パート、臨時についても、臨時等には必須です。パートさんにつきましては社保上の扶養ということになりますので、もしご主人なり奥様のほうの扶養ということで受けるのであれば、何もこちらの役場のほうの厚生福利を使わなくてもいいということも、そういうことで結果的にはこのぐらいの数字になったということであります。
必ずしも受診率が悪いとか、そういうことではありませんので、その辺のところはご了承というか、ご承知いただきたいと思います。
あと、使用料及び賃借料ですけれども、こちら基幹系システムが585万6,000円、これは申告支援システム、基幹系のものをそれを減額しております。あと、パソコンリースにつきましては個々人で持っているリース、あとサブシステム運用につきましては設計積算システム、それぞれ減額をしております。なぜ備考欄というか、説明欄に事業ということになるかと思うんですけれども、これについては総体的な事業を書く欄でありますので、使用料の中には、例えば購入費があればそれは基幹系システム運用事業の中に入ってきますので、大きな意味での事業ということで捉えていただければと思います。ですので、今回賃借料ということになりますけれども、基幹運用システム運用事業の賃借料だということで読みかえていただければよろしいかと思いますので、よろしくお願いします。
あと、選挙管理委員会の衆議院選挙ですね。こちらについては、最終的にはぴったり合わせてつじつま合わせるというところもあるんですけれども、それは最終的な確定の中であと返還が生じないその後に最終的にこれに見合う相当の交付金が参りますので、最終的には不要なものについては全部減額したということになります。時間外についての話は従前からいろいろお話しした内容のとおりでございまして、最終的にはこの執行時はこのような形になったということですので、ご理解をいただきたいと思います。
以上です。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 民生委員推薦事務につきましては、欠員分におきまして推薦会の開催を見込んだものでございましたが、推薦者がおりませんでしたので、未開催ということでの減額でございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 健康診断ついては実数100%だと、成人病もそうだということで理解してよろしいわけですね。
それからあと、この労働安全衛生関係がちょっと答え出ていなかったんですが、この労働安全衛生についての受診方法ね。どういう方法でこれやっているのか、その辺についても再度質問をしたいというふうに思います。お願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 健康診断につきましては、ほぼ100%といっていいかと思います。なぜかといいますと、病気休暇の方については直接ご自分で受けられる場合もありますし、育児休業についてもこちらでは勧奨しておりますけれども、中には何人か受けられない方もいますので、物理的なものとかということで100%とは言い切れないところはございます。
あと、労働安全衛生事業ということで、こちらにつきましては職員の健康維持ということで従前体操的なもの、健康体操とか取り入れておりまして、今回ちょっと時間的なゆとりがなかったものですから、そういったものができなかったということでそれ相当分の事業分をちょっと減らしたということになります。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第1号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議長(浅野幹雄君) 日程第19、承認第2号専決処分の承認を求めることについて(平成24年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第5号))を議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) それでは、承認第2号についてご説明申し上げます。
議案書のほうですね、19ページをごらんください。
専決処分の承認を求めることについて(平成24年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第5号))、こちらについては地方自治法第179条第1項の規定によりまして、別冊のとおり専決処分したので、同条第3項の規定によりこれを報告し承認を求めるものでございます。
提案理由につきましては、議会を招集する時間的余裕がなかったため、専決処分したのでその承認を求めるものでございます。
内容につきましては、別冊のほうですね、補正予算説明書のほうでご説明させていただきます。
49ページ、50ページですね。説明書50ページをお開きください。
平成24年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第5号)、この件につきましては、平成24年度富谷町の国民健康保険特別会計の補正予算(第5号)は、次に定めるところによるとするものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億6,756万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ39億3,973万円とするものでございます。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表「歳入歳出予算補正」によるとするものでございます。
内容につきましては、事項別明細書に基づき説明させていただきます。
59、60ページをごらんください。
初めに、歳入でございます。
1款1項国民健康保険税1目一般被保険者国民健康保険税につきましては、1節医療給付費分現年度課税分から6節の介護納付金分滞納繰越分について、それぞれ収納実績に基づき増額し、合わせて1億9,498万8,000円を追加するものでございます。
同じく、2目退職被保険者等国民健康保険税、こちらにつきましても1節の医療給付費分現年度課税分から6節の介護納付金分滞納繰越分までについて、収納実績に基づきましてそれぞれ減額して増額するもので、合わせまして652万7,000円を減額するものでございます。
次に、2款1項手数料でございますが、1目督促手数料、こちらにつきましては実績に基づいて30万円を追加するものでございます。
3款1項国庫負担金1目療養給付費等負担金、こちらにつきましては1節現年度分といたしまして、説明欄に掲げています一般医療費分、後期高齢者支援金分、介護納付金分について、それぞれ合わせて6,181万8,000円を追加するものでございます。これは交付決定によるものでございます。
次に、3款2項国庫補助金1目の財政調整交付金ですが、こちら1節普通調整交付金を5,705万5,000円を減額し、2節の特別調整交付金、こちらを2億2,671万円を追加するものです。こちらについては交付決定によるものですが、内容につきましては、当初震災による医療費の一部負担金の免除分、こちらの財政支援につきましては普通調整交付金、こちらに計上していたところです。この件については、特別調整交付金の中に算入される取り組みとなったことによりまして組み替えしたものと、あともう一つは、震災による医療費が伸びたことに対します財政支援分等の追加確定したものによるものでございます。合わせて1億6,965万5,000円を追加するものでございます。
61、62ページをお願いします。
3款2項国庫補助金4目の高齢者医療制度円滑運営事業費補助金、こちらにつきましては、16万3,000円を追加するものです。こちらは高齢受給者証の1割負担凍結によります発送事務費の補助ということで、決定によるものでございます。
次、4款1項療養給付費等交付金、こちらにつきましては1節療養給付費等交付金、説明欄にありますとおり社会保険診療報酬支払基金交付金の交付決定に伴います追加で、133万6,000円を追加するものでございます。
次に、6款2項県補助金2目の都道府県調整交付金、こちらにつきましては、1節第一号都道府県調整交付金を6,496万1,000円減額し、2節の第二号都道府県調整交付金、こちらを5,352万6,000円を追加するものでございます。こちらの理由につきましても、さきの国の調整交付金と同様、震災によります一部負担金免除分の取り扱いを1号から2号に組み替えたものが主なものでございます。合わせて1,143万5,000円を追加するものでございます。
同じく、3目の被災者健康支援事業補助金、こちらについては特定健診等の追加健診支援事業ということで国の交付決定をいただきまして、それに伴い11万5,000円を減額するものでございます。
8款1項財産運用収入1目の利子及び配当金7,000円を追加するものですが、こちらは財政調整基金の利子分でございます。
9款1項他会計繰入金1目の一般会計繰入金ですが、こちらは3節の職員給与費等繰入金、4節の出産育児一時金等繰入金、こちらが実績額が確定したことによりまして減額するものでございます。また、6節その他一般会計繰入金67万3,000円の追加につきましては、地方交付税の算定対象となります退職者分の医療分の震災による一部負担金免除分、こちらの額の確定に伴います増分でございます。合わせて888万5,000円を減額するものでございます。
9款2項基金繰入金1目の財政調整基金繰入金ですが、こちらは財源調整により2億3,757万9,000円を減額とするものでございます。
63ページ、64ページをお願いします。
10款1項繰入金1目療養費等交付金繰越金、こちらは退職者医療交付金の評価額決定に伴います評価額を繰り越すものでございます。
2目のその他繰越金につきましては、この額をその他繰越金のほうに振り替え減額とするものでございます。
11款1項延滞金加算金及び過料1目の一般被保険者延滞金、同じく2目の退職被保険者等延滞金、こちらについては実績に基づきましてそれぞれ追加するものでございます。
次に、歳出でございますが、65、66ページをお願いします。
1款1項総務管理費1目の一般管理費でございますが、2節給料から4節の共済費につきまして、それぞれ減額し、合わせて412万6,000円を減額するものでございます。
1款2項徴税費1目の賦課徴収費、こちらにつきましても3節職員手当等、4節共済費につきまして、それぞれ減額し、7万9,000円の減とするものでございます。こちらにつきましても人件費の確定によるものでございます。
2款1項療養諸費1目の一般被保険者療養給付費及び2目の退職被保険者等療養給付費、こちらについては歳入の確定に伴います財源更正でございます。
2款5項出産育児諸費1目の出産育児一時金につきましては、実績に基づきまして800万を減額するものでございます。
3款1項後期高齢者支援金等1目の後期高齢者支援金、こちらにつきましても財源更正でございます。
6款1項介護納付金1目介護納付金、こちらについても財源確定の更正に伴います財源更正でございます。
次のページ、67、68ページをお願いします。
8款1項特定健康診査等事業費1目の特定健康診査等事業費、こちらにつきましては委託料、特定健康診断等の委託料を23万5,000円減額するものでございます。
8款2項保健施設費1目疾病予防費、こちらの2,000円の追加につきましては、高額医療費貸付基金、出産資金貸付基金にそれぞれ利子分として繰り出しをするものでございます。
9款1項基金積立金1目財政調整基金積立金ですが、こちらにつきましては財源調整によります余剰金を積み立て及び基金利子分の積み立てによることで1億8,000万5,000円を追加するものでございます。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。16番永野久子君。
16番(永野久子君) まず、60ページですが、1款1項1目一般被保険者国民健康保険税ですけれども、この1節から6節までのこの増収によって平成24年度の収納率がどうなったかをまず1点目伺います。
次に、62ページで、6款2項1目ですが、1節、2節のところで先ほど震災による負担金免除分を1号から2号に切りかえたということなんですけれども、この1号と2号というの、ちょっと私は認識しておりませんで、ご説明いただきたいと思います。
最後の3点目ですが、68ページ、9款1項1目財政調整基金積立金1億8,000万5,000円を積み立てたことによって、財政調整基金は幾らになったかを伺います。
議長(浅野幹雄君) 税務課長。
税務課長(内海壮晃君) 1問目の1節から6節までの収納状況等についての数字ということなんですけれども、現年決算のほう、今ちょっと取りまとめをしましてまだ正しい数字は持っていませんけれども、およそ昨年の収納率を上回った数字となって捉えております。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(奥山育男君) それでは、初めに、県の調整交付金1号、2号の関係です。
県の調整交付金の1号は、国で言えば普通調整交付金、2号のほうは特別調整交付金と同じような性質のものでございます。1号のほうについては主に給付費等に対する調整、2号は確実的な方法で調整できないような特別な事情により加算されるようなものでございます。この今回の1号につきましては、まず震災によります医療費の一部負担金の免除分等についてもこちら1号のほうで当初予算を計上しておったものですが、こちらについては2号の特別なというところでもって算入されることになりましたので、1号から2号に組み替えたというところが主なものでございます。
それから、最後に、積立金の関係ですが、今回の積立金1億8,000万を積み立てますと、この専決後のトータルベースでは10億3,000万というふうなところになります。(「済みません。こそこそと聞こえません、数字のところ」の声あり)10億3,000万程度ということになります。(「10億3,000万」の声あり)はい。ただ、ご存じのように、25年度の予算に2億数千万程度繰り入れてございますので、それを踏まえた現状ですと、8億1,400万円程度の基金というふうな状況になってございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第2号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議長(浅野幹雄君) 日程第20、承認第3号専決処分の承認を求めることについて(平成24年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第5号))を議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) それでは、議案書20ページ、お願いいたします。
承認第3号専決処分の承認を求めることについてご説明申し上げます。
議会を招集する時間的余裕がなかったため、地方自治法第179条第1項の規定により富谷町下水道事業特別会計補正予算(第5号)を専決処分いたしましたので、ここに報告し、承認をお願いするものでございます。
別冊各種会計補正予算及び補正予算に関する説明書によりご説明を申し上げます。
74ページ、お願いいたします。
第1条でございますが、歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ190万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ9億3,062万円とするものでございます。
第1条第2項、歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表「歳入歳出予算補正」によるものでございます。
第2条でございますが、繰越明許費の補正につきましては、平成24年度に支出が終わらないため、平成25年度に繰り越しして使用できる予算として、77ページ、第2表「繰越明許費」に示します事業1件、下水道維持費についての予算1,540万4,000円を追加したものでございます。事業の中身でございますが、成田第1中継ポンプ場送水ポンプ電動機の修繕、これは3月の12日にふぐあいが発見されまして、緊急に修繕分が来たものでございます。それから、平成24年度の原下マンホールポンプ場制御盤移設工事でございます。もう一つ、富ケ丘二丁目地内の下水道修繕工事、以上3件でございまして、これらについては6月末に工事が竣工する見込みでございます。
詳細についてご説明を申し上げます。
83ページ、84ページ、お願いいたします。
歳入でございますが、2款1項1目下水道使用料でございますが、納入状況により1,242万2,000円を減額するものでございます。
4款1項1目一般会計繰入金は、歳入歳出予算額の調整により1,432万5,000円を追加するものでございます。
続きまして、歳出ですが、85ページから86ページ、1款1項1目下水道総務費は、人件費執行状況による調整、11節需用費、修繕料は汚水中継ポンプ場や管渠等の施設の修繕に要するものでございます。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第3号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
この際、午後4時5分まで休憩をいたします。
午後3時56分 休憩
午後4時05分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
議長(浅野幹雄君) 日程第21、承認第4号専決処分の承認を求めることについて(平成24年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第5号))を議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) では、議案書21ページをお願いいたします。
承認第4号についてご説明いたします。
専決処分の承認を求めることについて(平成24年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第5号))、こちらにつきましては、地方自治法第179条第1項の規定により、下記のとおり専決処分いたしましたので、同条第3項の規定によりこれを報告し、承認を求めるものでございます。
提案理由は、議会を招集する時間的余裕がございませんでしたので専決処分いたし、その承認を求めるものでございます。
説明書92ページをお願いいたします。
平成24年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第5号)は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ90万8,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ18億672万円とするものでございます。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表「歳入歳出予算補正」によるものでございます。
それでは、101ページをお願いいたします。
歳入でございます。
第1款1項1目第1号被保険者介護保険料は、現年度分の特別徴収保険料、普通徴収保険料、滞納繰越分の見込み収納額により、879万3,000円の追加でございます。
3款1項1目1節介護給付費負担金は、負担額決定によりまして、1,184万9,000円を減額いたすものでございます。
2項1目1節調整交付金は、2,393万1,000円の追加でございます。内訳といたしましては、普通調整交付金が調整率0.99%で1,507万8,000円、特別調整交付金が9月分までの震災減免に対するもので885万4,000円でございます。
2目1節介護予防事業費交付金は、47万8,000円の追加、2節包括的支援事業交付金は、140万7,000円の追加、4目1節災害臨時特例補助金は、23年度分の追加の補助で66万5,000円の追加でございます。いずれも交付額決定によるものでございます。
4款1項1目1節介護給付費交付金は、交付金決定に伴い、1,024万1,000円の減額、2目1節介護予防事業費交付金は、135万9,000円の追加でございます。
5款1項1目1節介護給付費負担金は、県負担分609万円の減額でございます。
2項1目1節介護予防事業費交付金は、58万6,000円の追加、2節包括的支援事業費交付金は、70万5,000円の追加でございます。
次のページ、103ページをお願いいたします。
7款1項1目1節利子及び配当金は、3万9,000円の減額でございます。
8款1項1目一般会計繰入金は、1節介護給付費繰入金は、627万2,000円の減額、2節地域支援事業繰入金の介護予防事業は、58万6,000円の追加、3節包括的支援事業は、14万3,000円の追加、4節事務費繰入金は、515万9,000円の減額、7節災害臨時特例補助金繰入金は、54万5,000円の追加で、介護保険料減免分等の町の繰り入れ分でございます。
2項1目1節介護給付費準備基金は、調整交付金等の交付決定により、3,001万2,000円を減額いたし、財源調整をいたしたものでございます。
10款1項1目1節第1号被保険者延滞金は、6万4,000円の追加でございます。
3項3目過年度収入は、平成23年度の事業費精算に伴う収入でございます。
1節国庫支出金は、1,277万6,000円の追加、2節支払交付金は、943万2,000円の追加、3節県支出金は、728万4,000円の追加でございます。
次のページ、105ページをお願いいたします。
歳出でございます。
1款1項1目は、財源調整でございます。
2項1目賦課徴収費は、印刷製本費、通信運搬費等の減額分でございます。
3項1目介護認定審査会費は、負担金確定により36万9,000円を減額いたしたものでございます。
2款保険給付費及び次のページ、3款地域支援事業費まで、調整交付金など県や国の支出金確定による財源調整でございます。
4款1項1目25節積立金は、利子分3万9,000円の減額でございます。
以上です。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第4号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議長(浅野幹雄君) 日程第22、承認第5号専決処分の承認を求めることについて(平成24年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第4号))を議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) それでは、議案書22ページをお願いいたします。
承認第5号について説明いたします。
専決処分の承認を求めることについて(平成24年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第4号))、これにつきましては、地方自治法第179条第1項の規定により、別冊のとおり専決処分いたしました。同条3項の規定によりこれを報告し、承認を求めるものでございます。
提案理由は、議会を招集する時間的余裕がないため、専決処分をいたしたものでございます。
それでは、説明書112ページをお願いいたします。
平成24年度富谷町後期高齢者医療特別会計の補正予算(第4号)は、次に定めるところによるものでございます。
第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ416万2,000円を減額いたし、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2億1,915万円とするものでございます。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第1表「歳入歳出予算補正」によるものでございます。
それでは、121ページをお願いいたします。
歳入でございます。
1款1項後期高齢者保険料は、収納見込みにより、1目特別徴収保険料、2目普通徴収保険料合わせて354万2,000円を減額いたしたものでございます。
3款1項1目1節事務費繰入金は、50万円の減額でございます。
2目1節保険基盤安定繰入金は、1,000円を減額いたすものでございます。
3目1節健康保持増進費繰入金は、健診補助金の確定により、11万9,000円を減額いたすものでございます。
次のページ、123ページをお願いいたします。
1款2項1目徴収費は、50万円を減額するものでございます。封筒印刷や通信運搬費等の減額によるものでございます。
2款1項1目後期高齢者医療広域連合納付金は、保険料の減額分354万3,000円を減額いたすものでございます。
3款1項1目疾病予防費は、障害特例加入者の助成額確定により、11万9,000円を減額するものでございます。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 121ページ、122ページです。
特別徴収保険料が減額で、普通徴収保険料が増額となっていますが、これはどういうことでこうなったんでしょうか。関連性はありますか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 税務課長。
税務課長(内海壮晃君) この予算の見積もりの段階で、平成23年度の状況を加味しまして後期高齢者の医療保険料を出します。それから、平成23年度の実際の特別徴収、普通徴収の割合に応じて算定した結果、実際24年度になってこういったずれが出たというような次第です。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第5号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議長(浅野幹雄君) 日程第23、承認第6号専決処分の承認を求めることについて(富谷町税条例の一部を改正する条例)を議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。税務課長。
税務課長(内海壮晃君) 議案書23ページをお願いいたします。
承認第6号専決処分の承認を求めることについて、地方自治法第179条第1項の規定により別紙のとおり専決処分したので、同条第3項の規定によりこれを報告し、承認を求めるものです。
提案理由、議会を招集する時間的余裕がないため専決処分したので、その承認を求めるものでございます。
続いて、25ページのほうをお願いいたします。
富谷町税条例の一部を改正する条例についてです。
説明につきまして、今回地方税法の一部を改正する法律が平成25年3月30日付で公布されたことに伴い、富谷町税条例について所要の改正を行うものでございます。
主なものは、個人住民税における住宅ローン控除の延長、拡大、延滞金の利率の見直し等となってございます。
それでは、内容について、新旧対照表で説明をさせていただきたいと思います。
31ページのほうをお願いいたします。
第34条の7、寄附金税額控除でございますが、地方公共団体への寄附金制度の見直しがあったことと、あわせまして条文整備を行うものでございます。
第34条の7第1項、第3項中、「その他規則で定めるもの」を削り、同条第2項を「前項の特別控除は、法第314条の7第2項(附則第5条の6第2項の規定により読み替えて適応される場合を含む。)に定めるところにより計算した金額とする」に改めるものでございます。
34ページのほうになりますけれども、第54条第5項、これは固定資産税の納税義務者等についてでございますが、固定資産税の納税義務者等の土地改良事業の範囲から、独立行政法人森林総合研究所に関する記述を削除するものでございます。
また、35ページのほうの、また「規定によって」を「規定の適用によって」に改めるものでございます。
次に、36ページのほうをお願いいたします。
第131条第4項、こちらは特別土地保有税の納税者等についてでございます。特別土地保有税の納税義務者等の土地改良事業の範囲から、独立行政法人森林総合研究所に関する記述をこちらも削除するものでございます。
次に、37ページ、附則第3条の2第1項、延滞金の割合等の特例についてでございますが、延滞金の特例対象範囲が拡大されました。現行では本則の14.6%に対して特例が適用されませんが、改正後は本則の14.6%に対してもこの特例が適用されることとなったもので、改正をするものでございます。
38ページの中段ころになりますけれども、同条第2項の第52条、法人の町民税に係る納期限の延長の場合の延滞金の取り扱いについてですが、各年の特例基準割合が7.3%に満たない場合、その年中においては当該年における特例基準割合とするものでございます。
附則第4条第1項、こちらは納期限の延長に係る延滞金の特例についてでございます。こちらは、法令番号の追加、日本銀行の後ろに「平成9年法律第89号」を追加することと、次の特例期間から、法附則第3条の2の第2項を適用する期間から除くことを明記するものでございます。
また、法附則第3条の2第2項の新設を受けた文言整備をするものでございます。
39条の文言のほうで「当該特例期間」を「特例期間」に、「到来する場合には」を「到来する場合における」に、「前条」を「前条第2項」に改めるものでございます。
次に、附則第4条の2の公益法人等に係る町民税の課税の特例についてでございますが、こちらにつきましては引用条項の項番号ずれの整理を行うものでございます。
ページ、40ページをお願いいたします。
附則第7条の3の2の個人町民税の住宅借入金等特別控除についてでございますが、適用期間「平成35年度」を「平成39年度」に、「平成25年」を「平成29年」に4年間延長し、引用条項の項番ずれの整理を行うものでございます。
次に、41ページをお願いいたします。
附則第7条の4、寄附金税額控除における特例控除額の特例についてでございますが、地方公共団体への寄附金制度の見直しに伴う改正を行うものでございます。
次に、42ページ、43ページで、附則第10条の2第2項、法附則第15条第2項第6号等の条例で定める割合についてでございますが、引用条項の項番号ずれを整理するものです。
同条第3項、法附則第15条第37項に規定する固定資産税の課税標準の特例割合を3分の1とする項を、同第2項の次に追加するものでございます。
次、43ページ、附則第17条2第3項、こちらは優良住宅地の造成等のために土地等を譲渡した場合の長期譲渡所得に係る町民税の課税の特例についてでございます。こちらは、引用条項の条番号のずれを整理するものでございます。
法附則第17条の2第3項中、「又は第37条の9の2から第37条の9の5まで」をこのままをつけまして、「第37条の9の4又は第37条の9の5」に改めるものでございます。
43ページのこちらにつきましては、法附則22条の2の第1項の東日本大震災に係る被災居住用財産の敷地に係る譲渡期限の延長の特例についてでございます。
附則第17条は長期譲渡所得の特例、17条の2が優良住宅造成等のための長期譲渡所得の特例、17条の3が居住用財産を譲渡した場合の長期譲渡所得の特例で、18条が短期譲渡所得の特例となっておりまして、これらの読みかえ規定について、読みやすいように読みかえ部分を表にするとともに、いずれの条項が読みかえられているのかがわかりやすいように規定の整備を行うものでございます。
今のが43ページから48ページまでにかけた改正となっております。
次に、46ページのほうをお開きお願いいたします。
同条第2項は、その有する居住用家屋が東日本大震災により居住の用に供することができなくなったものの相続人が当該家屋の敷地を譲渡した場合は、第1条で読みかえた譲渡所得の特例の適用を受けることができる旨を規定することを追加するものでございます。
次に、47ページ、同条第3項は、第2項の新設を受けて字句を修正するものでございます。
48ページ、49ページをお願いいたします。
附則第23条、東日本大震災に係る住宅借入金等特別税額控除の適用期間等の特例についてでございますが、引用条項、番号等のずれを整理するもので、附則第23条第1項中、「附則第45条第3項」を「附則第45条第4項」に、「法附則第5条の4の2第5項」を「法附則第5条の4の2第6項(同条第9項の規定に読み替えて適用される場合を含む」に、「法附則第5条の4の2第5項」を「法附則第5条の4の2第6項」と改め、同条2項中、「第13条の2第1項から第5項」を「第13条の2第1項から第6項」に、「附則第45条第4項」を「附則第45条第5項」に、「法附則第5条の4の2第5項」を「法附則第5条の4の2第6項(同条第9項の規定に読み替えて適用される場合を含む)」に改めるものでございます。
ページ戻っていただきまして、29ページをお願いいたします。
附則で第1条、こちらは施行期日、この条例は平成25年4月1日から施行する。ただし、次の各号に掲げる規定は当該各号に定める日から施行する。
1号として、第34条の7第2項の改正規定並びに附則第3条の2、第4条、第4条の2、第7条の4、第17条の2及び第22条の2の改正規定並びに次条並びに附則第3条第1項及び第2項の規定は、平成26年1月1日施行となります。
次に2号、附則第7条の3の2及び第23条の改正規定並びに附則第3条第3項の規定は、平成27年1月1日からの施行となります。
次に、第2条、延滞金に関する経過措置。改正後の富谷町税条例附則第3条の2の規定は、延滞金のうち平成26年1月1日以後の期間に対応するものについて適用し、同日前の期間に対応するものについてはなお従前の例によるものです。
第3条第1項、町民税に関する経過措置。新条例附則第4条の2の規定は、平成26年度以後の年度分の個人の町民税について適用し、平成25年度までの個人の町民税についてはなお従前の例によります。
第2項、新条例附則第22条の2の第2項の規定は、町民税の所得割の納税義務者が平成25年1月1日以後に行う同項に規定する土地等の譲渡について適用するものでございます。
第3項、新条例附則第23条の規定は、平成27年度以後の年度分の個人町民税について適用し、平成26年までの個人の町民税についてはなお従前によるものでございます。
第4条第1項、固定資産税に関する経過措置。別段の定めがあるものを除き、新条例の規定中、固定資産税に関する部分は、平成25年度以後の年度分の固定資産税について適用し、平成24年度分までの固定資産税についてはなお従前の例によるものでございます。
第2項、新条例附則第10条の2の第3項の規定は、平成25年4月1日以後に締結された地方税法の一部を改正する法律第1条の規定による改正後の地方税法附則第15条第37項に規定する管理協定に係る同項に規定する協定倉庫に対して課すべき平成26年度以後の年度分の固定資産税について適用するものでございます。
最後が第3項で、平成25年4月1日以前に新法附則第15条の旧第1項に規定する耐震基準適合住宅にかかわる耐震改修に係る契約が締結された同条以後の当該耐震改修が完了する場合における新条例附則第10条の3第6項の規定の適用については、同項中「書類及び」とあるのは、「書類及び当該耐震改修に係る契約をした日を証する書類並びに」とするものでございます。
以上のような改正になりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第6号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議長(浅野幹雄君) 日程第24、承認第7号専決処分の承認を求めることについて(富谷町国民健康保険税条例の一部を改正する条例)を議題といたします。
本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。税務課長。
税務課長(内海壮晃君) それでは、議案書50ページをお願いいたします。
承認第7号専決処分の承認を求めることについて、地方税法第179条第1項の規定により別紙のとおり専決処分したので、同条第3項の規定によりこれを報告し、承認を求めるものでございます。
提案理由、議会を招集する時間的余裕がないため専決処分したので、その承認を求めるものでございます。
52ページのほうをお願いいたします。
富谷町国民健康保険税条例の一部を改正する条例についてでございます。
こちらも地方税法の一部を改正する法律が平成25年3月30日付で公布されたことに伴いまして、富谷町国民健康保険税条例について所要の改正を行うものでございます。
こちらの主なものは、特定世帯等にかかわる軽減措置等の延長等についてでございます。
国民健康保険の被保険者であった者が国民健康保険から後期高齢者医療制度に移行する場合について、国民健康保険税の軽減判定所得の算定の特例を恒久化するほか、特定世帯にかかわる世帯別平等割額を最初の5年間2分の1軽減する現行措置に加え、その後3年間4分の1減額する措置を講ずるものでございます。
それでは、内容についてご説明をします。
こちらも新旧対照表のほうで説明をしますので、54ページをお願いいたします。
第5条の2第1項、国民健康保険の被保険者に係る世帯別平等割額に関する改正でございますが、平成20年度の後期高齢者医療制度創設に伴い、従来国民健康保険に加入していた75歳以上の者についても、国民健康保険から後期高齢者医療制度に移行することになったが、制度創設時の75歳以上の者または創設後75歳に到達する者と同じ世帯に属する国民健康保険の被保険者の国民健康保険税の負担増とならないように、特例措置を講じてきたところです。これらの措置は、仕組み自体は恒久的措置でありますが、世帯単位で見ると後期高齢者医療制度へ移行してから5年しか適用されない措置であるため、平成25年度以降これらの措置の適用が受けられない世帯が生じてくるところです。
そこで、後期高齢者医療制度への移行によって当該世帯の所得等の状況が変わらないにもかかわらず負担増になりかねないことから、従前と同様、軽減を受けられるように、適用期間を設けない恒久的な措置とするものです。これがまず1つです。
それと、後期高齢者医療制度の移行によって国保の単身世帯となった世帯、この世帯を特定世帯と言います。この世帯について、移行後5年間は世帯別平等割額を2分の1軽減する措置を講じてきたところですが、その軽減のための財源は他の世帯が広く薄く負担していることになるため、恒久的な措置をすることは適当でないものの、急激な負担増を避けるために、激変緩和の措置として移行の6年目から8年目までの間にある世帯、この世帯を今後特定継続世帯と言います。この特定継続世帯に対して、世帯別平等割額を4分の1軽減措置を追加するものでございます。
5条の2中の「の属する月以後5年を経過するまでの間に限り、同日」とありますが、これを削りまして、「属する被保険者が属する世帯」の次に、「であって同日の属する月(以下この号において「特定月」という。)以後5年を経過する月までの間にあるもの」を加えるものでございます。
「において同じ。)」の次に、「及び特定継続世帯(特定同一世帯所属者と同一の世帯に属する被保険者が属する世帯であって特定月以後5年を経過する月の翌月から特定月以後8年を経過する月までの間にあるもの(当該世帯に他の被保険者がいない場合に限る。)をいう。第3号,第7条の3及び第23条において同じ。)」を加え、同条に次の1号を加えるものでございます。
3号として、先ほど言いました特定継続世帯、これについて1万8,675円を追加するものでございます。
55ページをお願いいたします。
第7条の3の国民健康保険の被保険者に係る後期高齢者支援金等課税額の世帯別平等割額の改正でございますが、こちらは先ほど言いました特定世帯の区分を創設し、同じように7条第1項中「以外」を「及び特定継続世帯以外」に改め、同条の次に1号、3号として特定継続世帯を加えるものでございます。
23条第1項1号の改正でございますが、本条は国民健康保険税納税義務者並びに同一世帯所属者の所得の合算額が一定金額以下の場合における減額についてを規定したものでございまして、こちらについては特定継続世帯の区分を創設し、第23条第1項第1号イ(ア)から同じ第1号エの(ア)に、特定世帯の「以外」を「及び特定世帯以外」を改めて、(ウ)の項目を追加するものでございます。イの(ウ)につきましては、1万3,073、エの(ウ)につきましては、特定継続世帯5,513円ということになります。
次に、56ページからも、第23条第1項2号、こちらの国民健康保険減額に関する改正ですが、こちらも特定継続世帯の区分を創設するということで、23条第1項第2号イの(ア)、同じく2号のエ(ア)で、「以外」を「及び特定継続世帯以外」に改めまして、イの(ウ)につきましては、特定継続世帯、9,338円、エの(ウ)につきましては、3,938円とするものでございます。
57ページ、こちらにつきましては、23条第1項3号の同じく健康保険税の減額に関する改正でございまして、こちらも特定継続世帯の区分を創設するもので、23条第1項3号イ(ア)、この中の「以外」を「及び特定継続世帯以外」に改め、同様3号エの(ア)を「以外、及び」と改め、以後特定継続世帯、イの(ウ)につきましては3,735円、エの(ウ)につきましては1,575円とするものでございます。
次の附則第17条東日本大震災に係る被災居住用財産の敷地に係る譲渡期限の延長の特例についての改正でございますが、法附則44条の2、東日本大震災に係る被災居住用財産の敷地に係る譲渡期限の延長等の特例に、第2項第5号が新設されたことにより、引用条項の項番号ずれが生じたため、整理を行うものでございます。
条例附則第5条の読みかえ規定における対象変更による改正を行うものです。
附則第17条中、「第44条の2第3項」を「第44条の2第4項及び第5項」に、「第36条」を「第35条第1項」に改めるものでございます。
恐れ入りますが、53ページのほうにお戻りをいただきます。
附則第1条、施行期日は、この条例は平成25年4月1日から施行するもので、ただし附則第17項の改正規定は、平成26年1月1日から施行するものでございます。
附則第2条第1項でございますが、適用区分は事項に定めるものを除き、改正後富谷町国民健康保険税条例の規定は、平成25年度以後の年度分の国民健康保険税について適用し、平成24年度分までの国民健康保険についてはなお従前の例によるものでございます。
附則第2条の第2項でございますが、新条例附則第17条の規定は、平成26年度以後の年度分の国民健康保険税について適用するものとなるものでございます。
以上でございますので、よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第7号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議長(浅野幹雄君) 日程第25、請願第1号子ども医療費助成の拡大を求める請願を議題といたします。
お諮りいたします。
本請願につきましては、教育民生常任委員会に付託したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議あるんですか。(「あります」の声あり)どんな異議ですか。9番森栄君。
9番(森栄君) まず、今回の子ども医療費助成の拡大を求める請願については、議会運営委員会において委員会に付託するというような内容ですが、市町村の町村議会の運営に関する基準の中では、議会の運営に関する事項として特殊な請願、陳情の取り扱いについて議会運営委員会に……。
議長(浅野幹雄君) お待ちください。異議ありは、この請願を教育民生常任委員会に付託したいという私の案であります。これに対して、この請願に異議があるんでしたら、付託するのが反対だとか、そういうことで言ってください。
9番(森栄君) はい、わかりました。委員会付託について反対します。
まず、理由は、先ほど……。(「賛成」の声あり)いや、反対します。(「賛成」の声あり)いや、反対という意味。(「請願についてはルールですよ。ルール」の声あり)いや……。
議長(浅野幹雄君) いや、ちょっとお待ちください。あのね、この請願を教育民生常任委員会に付託するかどうかを今諮っているわけですから。反対なら反対でいいんです。(「ですから、反対です」の声あり)では、いいです。はい、終わり。
これから、請願第1号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本請願につきましては教育民生常任委員会に付託することに賛成議員の起立を求めます。
〔起立多数〕
議長(浅野幹雄君) 起立多数であります。よって、本請願は教育民生常任委員会の付託案件とすることに決定をいたしました。
なお、本日は本定例会最終日となっております。ただいま付託案件といたしました請願については、教育民生常任委員会における閉会中の継続調査といたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、閉会中の継続調査とすることに決定をいたしました。
議長(浅野幹雄君) 日程第26、発議第6号風しんの感染拡大を阻止するために早急な対策を求める意見書(案)を議題といたします。
提出者浅野直子君に説明を求めます。浅野直子君、登壇願います。
7番(浅野直子君) 発議第6号風しん感染拡大を阻止するために早急な対策を求める意見書(案)。
提出者浅野直子。賛成者佐藤克彦、賛成者細谷禮二、賛成者三浦邦夫、賛成者磯前 武。
富谷町議会会議規則第14条の規定により、上記議案を提出いたします。
お手元のほうお願いいたします。
風しんの感染拡大を阻止するために早急な対策を求める意見書(案)。
国立感染症研究所の感染症発生動向調査によると、平成25年の風しん報告数は、第19週5月15日時点までに6,725例となり、昨年同時期と比較して40倍という驚異的な感染者数となっています。厚生労働省は、1月29日付で先天性風しん症候群の発生予防等を含む風しん対策の一層の徹底についてを都道府県等の衛生主管部宛てに通知を行い、2月26日付で再び対策の徹底を促しております。また、その後の風しん感染者の拡大を抑えるため、4月26日付で都道府県労働局宛てに対策の徹底を要請しています。
今後、さらに流行の拡大が予想され、妊婦の先天性風しん症候群の罹患が危惧されています。妊娠20週ごろまでの女性が風しんウイルスに感染すると、おなかの赤ちゃんが目や耳、心臓に障害が出る先天性風しん症候群で生まれる可能性があります。その確率は、妊娠初期に感染するほど高く、妊娠1カ月では50%以上、2カ月では35%、3カ月で18%、4カ月で8%というデータがあります。妊娠していることに本人や周囲が気づかず無警戒な時期に感染してしまうおそれもあります。生まれてくる赤ちゃんを守るためには、多くの人が風しんにかからないように予防することが重要です。
よって、こうした現状を鑑み、国において早急に対策を講じられるよう求めます。
記
1.風しんの流行による先天性風しん症候群の発生を防止するために、予防接種の重要性の普及啓発に努めるなど、必要な対策を早急に実施すること。
2.風しんの流行を防止するため、定期予防接種の機会のなかった年齢層に対するワクチンの接種等の必要な措置を講じること。
3.定期予防接種の機会のなかった年齢層に対するワクチンの接種等、自治体が行う緊急対策に対し財政措置を講じること。
以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出をいたします。
平成25年6月7日、宮城県富谷町議会。
提出先は内閣総理大臣安倍晋三殿、以下厚生労働大臣田村憲久殿、衆議院議長伊吹文明、参議院議長平田健二。
どうぞご賛同よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
これより討論を行います。まず、原案に反対者の発言を許します。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これから発議第6号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案は原案のとおり採択し、それぞれの提出先へ送付することに賛成議員の起立を求めます。
〔起立全員〕
議長(浅野幹雄君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり採択し、それぞれの提出先へ送付することに決定をいたしました。
議長(浅野幹雄君) 日程第27、閉会中の各委員会調査についてを議題といたします。
各委員会から、所管事務のうち、富谷町議会会議規則第75条の規定によって、継続調査の申し出があります。
お諮りいたします。
各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
平成25年第2回富谷町議会定例会は、終始熱心な審議を経て、全ての議案を議決いたしました。
執行部におかれましては、各議員から出された意見を十分に尊重し、町政を執行されますよう強く要望いたしまして、閉会の挨拶といたします。
これで本日の日程は全て終了いたしました。
会議を閉じます。
平成25年第2回富谷町議会定例会を閉会いたします。
ご苦労さまでした。
午後4時58分 閉会