富谷市

『住みたくなるまち日本一』をめざして

平成24年第4回富谷町議会定例会(開催日:12月4日~12月7日)

更新日:2012年12月07日

平成24年第4回富谷町議会定例会(開催日:12月4日~12月7日)

会議録目次

定例会会議録第1号

定例会会議録第2号

定例会会議録第3号

定例会会議録第4号

平成24年第4回定例会目次

第1日目 12月4日(火曜日)
一般質問 17番 磯前武 議員
1 2013年「町制施行50周年」を迎えるに当って
2番 菅原福治 議員
1 五万人都市へ・市制移行について問う
9番 森栄 議員
1 シルバーワークプラザの建設要望について
12番 山路清一 議員
1 仮称とみや市誕生までの課題を問う
2 庁舎内に軽食コーナーなど設けよ
18番 渡邊俊一 議員
1 新年度(平成25年度)事業計画について伺う
7番 浅野直子 議員
1 子育て支援の充実を
第2日目 12月5日(水曜日)
10番 千葉達 議員
1 町内会自主防災組織連携について
2 伝承民俗芸能保持団体の育成について
4番 三浦邦夫 議員
1 「とみや子どもまつり」に思う
9番 永野久子 議員
1 公営の墓苑整備を求める
2 就学援助制度の充実・改善を求める
3番 出川博一 議員
1 宮沢根白石線 打開の道は
2 東向陽台小学校の分離新設・学区は決定か
3 25年度予算の重点施策は
13番 小川昌義 議員
1 原子力規制委員会報告と町の対策をどのように考えていますか
2 町の情報化は省エネですか、経費削減していますか
第3日目 12月6日(木曜日)
一般質問 15番 佐藤聖子 議員
1 民俗ギャラリーを旧庁舎に移転させ充実を図る考えは
2 集合住宅の建設を視野に町営住宅の戸数増計画が必要ではないか
6番 小泉光 議員
1 富谷町障がい者計画/第3期障がい者福祉計画を問う
8番 安住稔幸 議員
1 通学する子どもたちを守るために通学路の電柱を撤去せよ
2 町民の安全安心の施策を担当する一元化した部署を設置せよ
5番 高橋正俊 議員
1 高屋敷工業団地について
1番 長谷川隆 議員
1 富谷町東日本大震災の記録誌の活用を問う
第4日目 12月7日(金曜日)
議案第1号 富谷町一般職の任期付職員の採用等に関する条例の制定について
議案第2号 富谷町都市公園条例の一部改正について
承認第1号 専決処分の承認を求めることについて(平成24年度富谷町一般会計補正予算(第5号)
議案第8号 和解及び損害賠償額の決定について
議案第3号 平成24年度富谷町一般会計補正予算(第6号)
議案第4号 平成24年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
議案第5号 平成24年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第3号)
議案第6号 平成24年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第3号)
議案第7号 平成24年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
議案第9号 黒川地域土地開発公社の解散について
議案第10号 黒川地域行政事務組合規約の変更について
請願第1号 パークゴルフ場建設促進に関する請願書
発議第7号 富谷町議会基本条例の制定について
発議第8号 富谷町議会会議規則の一部改正について
閉会中の各委員会調査について

平成24年第4回定例会議事録(第1号)

平成24年12月4日(火曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 長谷川隆君
  • 2番 菅原福治君
  • 3番 出川博一君
  • 4番 三浦邦夫君
  • 5番 高橋正俊君
  • 6番 小泉光君
  • 7番 浅野直子君
  • 8番 安住稔幸君
  • 9番 森栄君
  • 10番 千葉達君
  • 11番 佐藤克彦君
  • 12番 山路清一君
  • 13番 小川昌義君
  • 14番 細谷禮二君
  • 15番 佐藤聖子君
  • 16番 永野久子君
  • 17番 磯前武君
  • 18番 渡邊俊一君
  • 19番 相澤榮君
  • 20番 浅野幹雄君

欠席議員

  • なし

説明のため出席した者

  • 町長 若生英俊君
  • 副町長 千葉芳樹君
  • 会計管理者兼会計課長 山田豊君
  • 企画部長兼企画部経営企画課長 荒谷敏君
  • 総務部長兼総務部総務課長 小野一郎君
  • 福祉部長 奥山吉信君
  • 建設部長兼建設部都市整備課長 鴇謙一君
  • 企画部あったかまちづくり推進課長 松原誠君
  • 企画部財政課長 吉田尚樹君
  • 企画部産業振興課長 浅野康則君
  • 総務部総務課参事兼総合防災対策監 菅原俊司君
  • 総務部税務課長 内海壮晃君
  • 総務部町民生活課長 奥山育男君
  • 福祉部長寿福祉課長 安積春美君
  • 福祉部健康増進課長 小松巌君
  • 福祉部子育て支援課長 瀬戸けい子君
  • 建設部都市計画課長 佐々木俊男君
  • 建設部上下水道課長 渡邉成一君
  • 教育長 菅原義一君
  • 教育次長 小山直樹君
  • 教育次長 佐藤信夫君
  • 学校教育課長 神田能成君
  • 生涯学習課長 佐藤英樹君

事務局職員出席者

  • 事務局長 須藤辰夫
  • 次長 泉川潤哉
  • 主任主査 津久家直美

議事日程 第1号

平成24年12月4日(火曜日) 午前10時00分 開会

  • 第1 会議録署名議員の指名
  • 第2 会期の決定
  • 第3 一般質問(通告番号1番~6番)
第1日目 12月4日(火曜日)
町長提出議案の概要説明
一般質問 17番 磯前武 議員
1 2013年「町制施行50周年」を迎えるに当って
2番 菅原福治 議員
1 五万人都市へ・市制移行について問う
9番 森栄 議員
1 シルバーワークプラザの建設要望について
12番 山路清一 議員
1 仮称とみや市誕生までの課題を問う
2 庁舎内に軽食コーナーなど設けよ
18番 渡邊俊一 議員
1 新年度(平成25年度)事業計画について伺う
7番 浅野直子 議員
1 子育て支援の充実を

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり

午前10時00分 開会

議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
 平成24年第4回富谷町議会定例会は、ここに開催される運びとなりました。この定例会は、町長から富谷町一般職の任期付職員の採用等に関する条例の制定についてを初め、各種会計補正予算など事件議案が提出されることになっております。慎重に審議を尽くされ、町民の負託に応えられますようご期待を申し上げますとともに、議会運営につきましてもご協力をお願いいたしまして開会の挨拶といたします。
 ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、ただいまから平成24年第4回富谷町議会定例会を開会いたします。
 最初に、提出議案等の説明を含め、富谷町町長に挨拶を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) 皆さん、おはようございます。
 第4回富谷町議会定例会開催に当たりまして、諸案件の審議に先立ち、町政の諸課題について、9月定例会からこれまでの間の町政運営概要並びに所信の一端を申し述べ、引き続き町政運営全般にご理解とご協力を賜りたいと存じます。
 初めに、平成25年度予算編成につきましては、10月のオータムレビュー・主要課題調整会議を既に終えておりまして、各部各課において、重点事項を盛り込んだ予算積み上げ作業を現在行っているところであります。東日本大震災の復旧に全精力を注いだところでありますが、財政健全化に努めたことにより、主要財政指標の面においては一定の成果を見ているところであります。
 しかしながら、衆議院の解散・総選挙により、平成25年度予算編成への影響が懸念されるところであり、国政の諸課題解決のため、安定した政権運営を強く願うものであります。
 引き続き町民のニーズや社会経済情勢を踏まえ、限られた財源を重点的かつ戦略的に配分し、町の目指す将来像「笑顔輝くあったか富谷」、人口5万人都市2016市制移行達成へのため、工夫を凝らした新年度予算となるよう調整してまいることとしております。
 また、来年は町制施行50周年を迎える年であることから、先般、庁内に富谷町町制施行50周年記念事業プロジェクトチームを設置し、50周年記念事業基本方針並びに基本計画の立案に向けた議論を進めており、予算編成過程におきましてその成案を得てまいりたいと考えております。
 次に、明石台地区への郵便局誘致の進捗状況について申し上げます。
 このほど明石台ショッピングセンター地内に局舎建設が着手され、工事は順調に進んでおり、町民の皆様には第一報として広報とみや12月号でその概要をお知らせしたところであります。
 郵政民営化後、郵便局が新設されるのは全国でも極めてまれで、東北地方では初めての開局となるようです。開局に至った背景としては、富谷町の人口増加が顕著で人口5万人到達も間近となり、何よりも高い需要が見込まれ、町と地域が一体となって粘り強く要望活動を展開してきたことが大きな要因であったとのことであります。開局は来年3月中旬を予定し、工事が急ピッチで進められておるところであります。開局に至るまで多くの関係者にご支援ご協力をいただきましたことに深く感謝を申し上げたいと思います。
 次に、4月から専任職員を配置し編集作業を進めてまいりました「富谷町3・11東日本大震災の記録」が、このほど刊行するに至りました。469ページに多様な情報が盛り込まれ、構成内容も近隣自治体にはないオリジナルなものに仕上がったところであります。
 本日、皆さんのお手元に配付をさせていただきました。
 記録の編集に当たっては、専門的な見地からご意見をいただくため、東北大学災害科学国際研究所所長平川 新教授、そして、富谷町まちづくり審議会会長、東北大学大学院教授で同研究所の吉田 浩教授に監修をいただきました。編集に当たりご協力いただいた各行政区、関係各位に改めて感謝を申し上げます。
 今回作成した富谷町東日本大震災の記録は、大震災の記憶を風化させないための有効な資料として、また、今後大震災が予測される地域の震災対応に生かしていただける内容と確信するところであります。
 次に、放射能対策の現況について申し上げます。
 9月3日から受け付けを開始しました、自家消費を目的に栽培、採取した食品等に含まれる放射性物質の測定につきましては、11月末現在、申込件数35件、測定結果につきましては、そのほとんどが不検出、または食品衛生法で定める基準値の範囲内となっている状況であります。
 また、町内64カ所の定時・定点観測、並びに庁舎入口の可搬式測定器による放射線量の測定により、従前と変わらない安定した数値で推移しております。この測定につきましては引き続き来年も実施してまいります。
 人口に関する定例報告を申し上げます。
 富谷町の人口は、11月末日現在、人口4万9,909人、1万7,162世帯となりました。前年同月の人口、世帯数と比較をしますと、947人増、440世帯増となっております。5万人到達まであと91人となり、いよいよ年明け早々の1月には5万人目の町民の方をお迎えできる状況であります。
 それでは、平成24年度の9月以降これまでの町政運営の概要を申し上げます。
 東向陽台小学校の分離新設について申し上げます。
 学区の検討に当たり、過大規模校を解消し適正規模校へ再編すること、2つ目、中・長期的に適正な児童数を確保できること、3つ目、地域及び保護者の合意形成が図られることを柱とする分離新設の基本方針により、明石台三丁目、四丁目、五丁目及び六丁目、七丁目のうち、明石台25-1号線、東西道路の北側を新設学校区とする案で協議・検討を重ねてまいりました。
 東向陽台小学校分離新設検討会議、保護者説明会、地域説明会、東向陽台・明石台町政懇談会におきまして、ご理解とご同意をいただいたところであります。今後は、分離新設に当たり、良好な学習環境の確保と校区と一致する行政区の新設を視野に入れ、具体的検討に入ることといたしております。
 次に、いじめ問題につきましては、富谷町教育委員会において、いじめ防止・対応のポイントを協議し、校長会、教頭会で周知徹底を図り、いじめ根絶に取り組んでまいりました。校長会、教頭会、生徒指導部会等で生徒指導上の課題について情報交換を行うとともに、今年度設置いたしました教育相談室が中心となり、町長部局福祉部との連携を図り、迅速かつ適切に対応しているところであります。今後も引き続き、いじめを許さない体制づくりを図ってまいります。
 読書推進活動について申し上げます。
 今年度設置いたしました学校図書館支援室では、心豊かでたくましく生きる子どもの育成を図るため、1つ、読書習慣の定着化、2つ、豊かな心の育成、3つ、調べ学習の充実を、読書活動の柱としているところであります。具体的な取り組みとして、町、学校、関係機関で組織する子ども読書推進委員会による第1回富谷町調べる学習コンクールを開催したところ、町内小学生から863作品が寄せられ、最優秀賞、優秀賞の9人の児童には、とみや子どもまつりにおいて、その努力とすぐれた内容に対し表彰を行ったところであります。
 なお、特別賞を含めた15作品は、全国調べる学習コンクールに応募することとしております。今後とも読書活動を推進し、知る喜び、学ぶ楽しさを実感させるとともに、生きる力の育成を図ってまいります。
 とみや子どもまつりについて申し上げます。
 未来を担う子供たちの健やかな成長を願い、とみや恩師・恩人の日及び月間の推進事業として、とみや子どもまつり2012が11月11日、成田公民館を会場に開催されました。多くの方にご来場をいただき、子供達の成長や輝きを実感するステージ・ブース事業が展開されたところであります。
 東向陽台中学校の増築工事につきましては、昇降口、更衣室の改修がおおむね完了し、現在増築部分の教室について、来年4月の新学期の供用に向け工事が順調に進んでいるところであります。
 東向陽台幼稚園強化ガラス改修工事につきましては、10月31日に完了をいたしました。安心・安全な教育環境を整備するため、平成20年度より強化ガラスが施されていない9校について計画的に改修工事を実施し、東向陽台幼稚園を最後に全ての幼稚園、小中学校において強化ガラス改修工事が終了したものであります。
 本年度4月から稼働した「給食センター・eはーと」につきましては、順調に運営がなされております。特に施設見学に訪れた児童生徒や保護者の皆様には、実際の作業状況を直接見ることで、今まで以上に給食への親近感と安心につながっているようであります。また、多くの方に施設見学をいただき、給食の試食を通して食育等の理解を深めていただいておるところであります。
 生涯学習事業について申し上げます。
 11月1日のみやぎ教育の日推進大会におきまして、県内の教育関係者、PTA関係者の皆さんに、富谷田植踊り保存会と富谷小学校伝承芸能クラブが富谷田植踊りを披露いたしました。あわせて、特色ある教育として本町で取り組んでおります、地域・学校・家庭をつなぐ取り組み、恩師・恩人の日及び月間条例について、県内に広く紹介する機会を与えていただいたところであります。
 また、去る11月3日、4日に開催されましたマーチング東北大会におきまして、成田東小学校、マーチングエコーズが同時に全国大会出場の推薦をいただいたところです。この12月15日、16日、さいたまスーパーアリーナで全国大会に出場することとなります。エコーズは15年連続16回目の出場、成田東小学校においては平成18年以来3回目の出場となります。町内から2団体が同時に全国大会に出場する快挙となったところであります。ご指導をいただいている先生方、そしてまた、お支えをいただいている保護者初め皆様方に感謝を申し上げます。今後も引き続き、芸術文化の薫る町として誇れる町を目指して支援に努めてまいります。
 公民館事業につきましては、10月20から11月18日までの間、東向陽台公民館まつりを初め6公民館、6つの公民館全てでことしじゅうに公民館まつりを終えたところであります。開催に当たっては、実行委員として行政区長と公民館協力員の皆さんに多大なご協力をいただきましたこと、改めて感謝と御礼を申し上げます。
 施設整備としましては、成田公民館の第2駐車場200台分の整備を終え、子どもまつりには来場者の皆さんにご利用をいただきました。なお、アンダーパス出口付近から公民館敷地に入る利便に資するため南入口階段を整備する予算を計上しておりますので、よろしくお願いを申し上げます。
 また、再生可能エネルギー等導入事業に伴う富ケ丘公民館、成田公民館に太陽光発電設備導入工事を9月に発注し、10月15日に契約締結を終えたところです。平成25年3月15日完成予定であります。
 体育振興について申し上げます。
 富谷町スポーツ振興基本計画の推進に取り組んでおるところであります。生涯スポーツの振興として、宮城県で唯一、今年度、文科省から委託を受け、団塊の世代を対象にした体力づくり支援事業ニューエルダー元気塾を開催し、ライフステージに応じたスポーツ活動の推進を図ってまいりました。
 また、県外で開催される東北大会、全国大会に出場する個人・団体に、生涯スポーツ活動振興補助金により支援をいたしておりますが、今年度は、11月現在、既に40件、156人と多数に上りましたので、今議会に補助金増額を計上いたしておりますので、これまたよろしくお願いを申し上げます。
 平成23年度の繰越事業であります富谷町総合運動公園テニスコート改修工事につきましては、9月14日に契約締結、来年3月末日完成を予定して現在順調に改修工事が進められているところであります。
 次に、競技スポーツの振興におきまして、昨年度から富谷町をサブホームタウンとして主に練習会場としておりますVチャレンジリーグ、仙台ベルフィーユ2年目のリーグ戦が先ごろ始まったところです。ホームゲームとして12月1日、2日の2日間にわたり、富谷スポーツセンターほぼ満席の中で熱戦が繰り広げられました。試合成績は1勝1敗、そしてまた通算3勝2敗となり、来年3月まで、10チーム構成の中で9チームと2回戦総当たり18試合が展開されるところであります。引き続き町を挙げて応援に努めてまいります。今年度、小学生を初め町民を対象にしたバレーボール教室を開催していただき、地域に密着してスポーツ振興に貢献いただいておる仙台ベルフィーユの支援に努めてまいります。
 西コミ活用事業といたしまして開催をしております親子体験活動西コミ自然ふれあい学校につきましては、今年度、春夏秋冬の季節に合わせて4シーズン6回の活動を実施しております。どの活動も専門の講師による身近な西コミの自然と施設を有効活用して、親子の触れ合いと情操教育を展開しておるところであります。
 西コミ子育てサロンは、子育て親子の憩いの場として多くの皆さんにご利用いただき、10月末現在8,114人、利用者1万人到達も間もなく見えてまいりました。また、西成田地区の皆さんとの交流会を11月8日に開催し、子育て親子の皆さんとの楽しいひとときをお過ごしいただいたところであります。今後も、地域の皆さんと子育てサロンを利用する皆さんとの交流会等、ともに参加いただける事業の展開に努めてまいります。
 かねてより要望が寄せられていました病児・病後児保育室の設置に向け、富谷町上桜木地区にあります医療法人恵尚会コミュニティクリニック上桜木との協議が調い、平成25年4月の開設に向け準備を進めてまいります。なお、本定例会に改修費用等を補正する予算計上しておりますので、よろしくお願いを申し上げます。
 11月1日から、三種混合ワクチンに不活化ポリオワクチンを加えた4種混合ワクチンが定期予防接種となり、接種が可能となりました。広報とみや等で周知に努めているところであります。
 健康増進事業について申し上げます。
 まず健診事業は、12月2日に、宮城県の補助事業であります18歳から39歳までを対象にした、被災者健康支援事業としての健診及びがん検診推進事業としての大腸がん検診を終了したところです。被災者健診の受診者は1,056人となっており、予測を超える受診者数となったところであります。
 今年度の各種健診の受診者数は、肺がん検診で前年度比356人ふえたのを初め、延べ4万人強の皆様に受診いただき、昨年度より大幅に伸びる結果となっております。病気の早期発見、予防意識の高まりの成果であると考えるところであります。
 なお、乳がん検診日程最終日に当たる9月15日、ことしで3回目の開催となるNPO法人主催のがん患者を支援する「リレー・フォー・ライフ・ジャパン2012inみやぎ」とあわせて本庁舎で実施した所、170人を超える方に受診をいただき、大きな成果につながったところであります。
 次に、季節性インフルエンザワクチンの接種費用助成につきましては、例年どおり65歳以上の方を対象に順調に進んでいるところであります。なお、接種期間は今月いっぱいとなっております。
 第5回目となる「さあ!歩効果ウォーキング大会」は、10月28日、西コミを発着として147人のご参加をいただきました。今回も大黒澤苑休憩ポイントでは、明石町内会による焼き芋の振る舞い、ゴール後には、西成田地区コミュニティ推進協議会の餅つきや地場の野菜や米の販売を行うなど、広く交流と健康を考えていただく機会となったところであります。南部6地区の町内会長を初め、スポーツ推進員、健康推進員、遊悠クラブの皆さん、宮城大学の学生のご協力に心から感謝を申し上げます。
 国民健康保険事業につきましては、震災対応措置として引き続き医療費一部負担金の免除を実施しているところであります。保険給付費につきましては、一部負担金の免除に伴って上昇の傾向にあり、今定例会に2億3,000万円の補正予算を計上しているところであります。今後も医療費の適正化対策や国民健康保険税収納率の向上を図り、適正かつ効率的な運営に努めてまいります。
 長寿福祉事業につきましては、10月20日、100歳の長寿を迎えられた小川與助様に、祝詞と特別敬老祝い金をお贈りし、これからの健康とご長寿をご祈念したところであります。さらに、11月8日から3日間にわたり、在宅で過ごされている95歳以上の皆さん14名の方をお訪ねし、ご長寿の祝意を申し上げ、あわせてお支えをいただいているご家族に敬意を表したところであります。
 敬老を祝う「あったか・ほっとな地域づくり事業(地域敬老行事)」につきましては、6月3日を皮切りに、10月21日までに44町内会全ての地区で開催をいただきました。あわせて敬老祝い金につきましても、お祝いの席や役員から直接お渡しいただくなど多大なご協力をいただき、深く感謝を申し上げます。なお、対象者は438人、祝い金総額は1,046万円となってございます。
 12月15日に開催予定の地域福祉フォーラム、全体テーマを「震災からの学びを生かし・活かす地域の取り組み」とし、基調講演では、医師で作家であられる鎌田 實先生に演題「生きているってすばらしい~1%は誰かのために生きる~」と題してお話をいただきます。その他、パネルディスッカション、体験ブースを開設し、地域の新たな福祉活動の取り組みや課題を共有し、楽しみながら学び、実践につなげてまいります。
 次に、これまでお寄せいただいた東日本大震災に係る義援金は、第1次配分として在宅で要介護認定及び障がい程度の区分認定を受けている方に、第2次配分といたしましては居住用宅地に被害のあった方、合わせて576世帯、768万4,000円をお届けしたところです。
 このたび、第3次配分として、第1次配分対象者のうち3以上の重度の認定を受けている方、209世帯に追加配分することを配分委員会において先ごろ決定し、年内にお届けできるよう準備を進めておるところであります。
 虐待に対する取り組みにつきましては、障害者虐待防止法が10月1日に施行されたことを踏まえ、対応を強化してまいります。障がい・高齢部会の実務者会議は12月19日に開催することとしており、関係機関との連携、役割の共有を図りながら支援方針を決定してまいります。
 第25回全国健康福祉祭ねんりんピック宮城・仙台2012ゴルフ交流大会が10月15日、レインボーヒルズゴルフクラブで開催されたところであります。
 当日は、絶好のゴルフ日和の中、全国から57チーム、170名の選手の皆さんが参加され、熱戦と交流の場となったところであります。団体戦において太子堂の中谷慶二さんの宮城県Aチームが断トツ1位の成績で見事優勝し、地元開催に花を添えていただきました。また、ボランティアスタッフの皆さんがおもてなしいっぱいの心で選手の皆様を歓迎し、笑顔あふれる交流の大会となり、盛会に終えることができ、全国から感謝と御礼の手紙も頂戴しているところであります。
 広報とみや号外としてねんりんピック特集を発行し、議員を初め選手170名の皆さん、開催に当たりご協力をいただいた関係機関の皆様にお届けするとともに、運営にご協力をいただいた皆様方に心より感謝を申し上げます。なお、実行委員会につきましては、今月中に最終の会議を開催し、解散する運びとなってございます。
 次に、企業誘致活動につきましては、10月24日、東京都内において宮城県企業立地セミナーが開催されたところであります。当日は、一般企業及び関係団体172社255人と過去最大の出席があり、アルプス電気の片岡会長による宮城への立地の経緯と企業を支える社員の優秀さが紹介され、村井知事からは優遇策を盛り込んだ宮城県の投資環境プレゼンテーションが行われた後、情報交換会の場において、富谷町の良好な住環境及び交通アクセスの優位性にある高屋敷地区及び成田二期北地区等の工業用地のPRに努めたところであります。
 農業振興について申し上げます。
 平成24年産米の予想収穫量につきましては、東北農政局10月30日公表の作況指数によりますと、宮城県平均は105、10アール当たり559キロの収量でありました。当町が含まれる中部地区、作況指数104、やや良、10アール当たり536キログラムとなってございます。
 品質につきましては、天候が春先からおおむね順調に推移し、うるち米一等米比率、全国平均で79.2%、月末東北平均が87.1%、宮城県が84.6%の中にあって、富谷町では95.8%とかつてない高率となり、県内14JAトップとのことであります。
 平成24年産新米収穫期に合わせ、新米試食会として10月4日「実りの秋さぁ食べよう富谷のとれたて新米」を命名し、「学校給食センター・eはーと」において、ことしは成田地区の皆さん、仙台ベルフィーユの諸隈監督と選手、JAの理事さん、そしてまた、おんないん会会長にもご参加をいただいて開催したところです。これまでの新米試食と違った取り組みができないものかと検討した結果、お米の持つ栄養やお米文化、ライスサラダといった新しいお米の食べ方についての講演や参加者が楽しめる内容とするなど工夫を凝らした内容となり、好評をいただいたところであります。
 農業者戸別所得補償制度につきましては、米の戸別所得補償の定額分10アール当たり1万5,000円の面積は、個人・集落営農合わせて325ヘクタールが対象となります。交付予定額は4,870万円、水田利活用事業大豆・飼料作物等の作付に対する交付予定額は約2,780万円、合わせて7,650万円の見込みであります。
 ビニールハウス助成は、ことし既に3件に助成しており、生産環境及び生産意欲の向上が図られており、引き続き地産地消及び地場野菜の生産拡大に対して支援を行い、直売促進、学校給食への食材提供の拡大につながる取り組みを支援してまいります。
 産直、直売に取り組んでおります「おんないん会」、今年度新たに3人の会員をお迎えし、20代から80代までと幅広い年代とご夫婦で取り組まれている方も多く、売り上げも本年目標としました3,000万円を超す見込みとなり、会員の取り組みに敬意を表したいと思います。
 農作物有害鳥獣等駆除事業について、富谷町農作物有害鳥獣対策協議会捕獲隊員による出動、春、秋の定例の捕獲以外に、熊出没により5月28日には成田七丁目、6月20日にはひより台一丁目の2回の出動でありました。熊目撃情報は、昨年の21件に対しことしは62件と、3倍にも及ぶ多くの数が寄せられ、注意を喚起する広報活動には地区行政区長のご協力をいただきました。これまた感謝を申し上げます。
 観光・商工振興、町のにぎわいについて申し上げます。
 十三夜 魂のふるさとまつりについては、これまでの2日間の開催期間を1日に凝縮して開催する初めての祭りとなりました。開催当日の10月13日、天気にも恵まれ、町内外から多くの皆様方にお越しをいただいたところです。ことしの人出につきましては、祭り初日の来場者としてはこれまでで最高の人出となり、集計をもとに2万5,000人と発表させていただいたところであります。富谷町で開催される祭りとしては、くろかわ商工会富谷事務所主催による夏祭り「おもしぇがらきてけさinとみや」の来場者数が約9,800人と公表されましたので、6回の開催を重ね秋祭りとして定着した十三夜 魂のふるさとまつりと合わせて、しんまち地区において3万5,000人ほどの皆様にそれぞれのお祭りをお楽しみいただけたものと存じます。
 当日は、ことし1月4日、5万人単独市制施行した愛知県長久手市長のご訪問をいただいたほか、ねんりんピックゴルフ交流大会に参加された選手のうち70名余りの方々に祭り会場にお越しをいただき、祭りのにぎやかさやランタンの明かり、そしてしんまち通りの風情など、富谷町を県外に発信する機会にもなったことと思います。来年は町制施行50周年の記念の年の開催となりますので、これまでの富谷町の歩みと発展する姿を発信する祭りとして、さらなる内容の充実を図ってまいります。祭り開催に当たりご理解とご協力をいただきました地元3町内会の皆様を初め関係者の皆様方に、深く感謝を申し上げます。
 次に、町道の整備について申し上げます。
 7月臨時会並びに9月定例会で可決いただきました仏所太子堂中線歩道改良と、穀田線歩道改良、これは第1工区と第2工区に分かれます、につきましては、それぞれ予定区間の工事に着手をいたしました。また、整備の最終年度となる沼田線についても着手し、平成25年3月をもって総延長1.1キロメートルが完了する予定であります。沼田線改良工事は平成19年度工事着工以来、5年の歳月をもって完了いたします。なお、長年ご不便をおかけし、かねてより要望されております町民バスの乗り入れにつきましては、来年度のダイヤ改正に合わせ、実現に向け現在調整検討を行っているところであります。
 今泉地区町道鶴巻線の一級河川西川にかかる鶴巻橋補修工事につきましては、河川管理者である宮城県の占用許可を受け、工事に着手をいたしました。舗装工事につきましては、成田地区の東西幹線道路である富ケ丘明石線、成田アンダーパスから主要地方道仙台三本木線交差点までの1,088メートル区間が完了し、振動防止、そして通行車両の快適性を確保いたしたところであります。
 側溝有蓋化工事につきましては、東向陽台三丁目地区と鷹乃杜二丁目地区が完了し、富ケ丘二丁目地区は予定どおり進捗をいたしております。
 河川災害復旧につきましては、本年5月3日から4日にかけての豪雨により被災した沼田川、苅又川、穀田川の3河川8カ所について全て10月に契約し、3月竣工を目指して着手をいたしたところであります。
 また、国交省管理の一級河川竹林川については、台風4号への対応工事として、北上川河川工事事務所により227メートルにわたり管理用道路盛り土工事とあわせて堤防の改修工事を完了したところであります。本格築堤に向け、引き続き要望してまいります。
 都市公園につきましては、東向陽台一丁目第1公園・第3公園と東向陽台二丁目公園の遊具の経年劣化に伴う遊具交換工事及び富ケ丘三丁目第2公園、川又山公園のフェンスの修繕工事、9月に発注をし、それぞれ10月1日及び10月15日に契約を締結をし、来年1月末日完成予定としております。
 また、町内会や町長への手紙で小学生からの鉄棒設置要望を受けとめ、次の10カ所に鉄棒を設置いたしました。明石台三丁目、六丁目、全て公園です。上桜木一丁目第1公園、第2公園、第3公園、大清水一丁目第1公園、第3公園、大清水二丁目第1公園、第2公園、鷹乃杜一丁目公園の合計10カ所であります。子供の鉄棒の上達、そしてまたご家族で公園を利用いただき、コミュニティーの輪がさらに広がることを期待するものであります。
 明石台七丁目公園の名称を明石台東公園に名称変更することといたしました。この公園の利用者の多くは明石台一丁目近隣の皆様となっており、明石台一丁目会館との一体的な活用や、明石台東地区開発などを総合的に勘案したことによるものであります。ご理解をお願い申し上げます。
 また、さきの台風4号により東向陽台一丁目1号緑地ののり面崩壊の災害復旧工事の早期発注に努め、9月18日に契約締結をし、年度内完成を目指し本格復旧に努めているところであります。引き続き都市公園及び緑地の適切な維持管理に努めてまいります。
 町営宮ノ沢住宅建てかえ工事第2工区につきましては、9月14日契約締結、平成25年3月4日竣工予定として、現在建てかえ工事が進んでおります。
 新学校給食センター新築移転に伴い、旧富谷町第一学校給食センター、小学校分をつくっておりました、改修工事につきましては、11月12日に起工し、1階を役場保存書類書庫機能及び防災備蓄庫機能に改修をし、2階は「けやき教室」の利用を視野に入れた事務室・研修室に改修することといたしております。入札執行後契約締結の上、年度内竣工を目指しておるところであります。さらに旧第二学校給食センター、解体工事は既に完了しておりますが、民俗ギャラリーと一体となる事務室スペースの有効活用を図るため、建設部労務職員の休憩室に転用するよう改修を行うことといたしました。
 次に、環境美化事業につきましては、10月21日に秋のクリーン作戦、町内一斉に実施したところです。当日は天候にも恵まれ、今回も早朝から約8,600名という大勢の町民の皆さんの、そしてまた事業所の皆さん、町職員115名の参加、ご協力をいただいて、ふだん行き届かない公園や道路沿いのごみ拾い、側溝清掃などに取り組んでいただいたところであります。
 また、前の日にはシルバー人材センターの皆さん、10月の第三土曜日シルバーの日に合わせ、地域奉仕活動の一環として6つの公民館、鷹乃杜防災センター敷地内の清掃活動にもお力をいただいたところであります。御礼を申し上げます。
 また、昨年度創設をいたしましたごみ集積所整備費等助成事業につきましては、今年度11月末現在で、9町内会140カ所のごみ集積所について、ネット等の修繕事業にご活用をいただいております。地域の実情に合わせ、より衛生的で利便性の高いごみ集積所の整備に向け、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
 上水道事業につきましては、配水量、給水人口、給水戸数の増加などにより、東日本大震災以前の需要に回復し、各月ともこれまでの最大の配水量となっております。引き続き有収率の向上に向け、漏水調査の定期的な実施や町道の側溝整備等とあわせた給水管の修繕工事等を進め、経営改善に努めてまいります。
 下水道事業につきましては、繰越明許費で実施しております清水仲地区の下水管渠災害復旧工事が10月末に竣工いたしました。今後とも施設の計画的か適時適切な調査点検を実施し、有収水量の向上と下水道施設の延命化のため、維持管理に努めてまいります。
 次に、防災関連について申し上げます。
 10月21日には、富ケ丘小学校をメーン会場として、富谷町総合防災訓練を実施いたしました。当日は、試験的にMCA防災行政無線を活用し、行政区長と情報伝達をしながら地域の状況を把握するとともに、富ケ丘、鷹乃杜地区の皆さんには富ケ丘小学校への避難訓練を実施したところであります。さらに、小学校体育館においては、教職員や町職員等があらかじめ設定した地区ごとに避難者を誘導し、避難者カードによる避難者数を把握するなど、避難所運営訓練を初めて実施したところであります。
 今回の訓練は、事前に行政区長や富ケ丘小学校教職員の皆さんとともに協議を重ね、実践的な訓練内容を計画したものであります。ご参加いただいた町民の皆さんには真剣にお取り組みをいただき、これを機に、なお一層防災意識の向上につなげていただけるものと期待するものであります。
 10月25日には、今後の災害時相互応援協定を予定しております愛知県長久手市より防災担当職員が来町され、意見交換を行ったところです。今後も専門分野ごとに意見交換をする場を設けるなど、防災のみならず相互連携体制の構築につなげてまいりたいと考えております。
 12月1日より、富谷町安全・安心メールの運用を開始いたしました。災害時において町が情報を発信するツールとして有効な手段となることが期待されるところであります。
 9月定例会において議決をいただいたMCA防災行政無線設置工事につきましては、11月中旬に電波の伝播調査全てを終了し、現在受注生産による防災無線機等の製造に着手しているところです。全体としては本設置工事の進捗状況は2割程度となっております。また、志戸田公会堂敷地内、三ノ関馬場沢下町民バス停留所付近、大童会館敷地内の3カ所にも同報系防災行政無線を設置することといたしました。これは、河川氾濫が懸念される地区への早期情報提供を初め、北部住宅地域への情報一斉伝達の必要性から追加設置するものであります。本議会においてこれらに要する経費の補正予算を上程しておりますので、よろしくお願いを申し上げます。
 交通安全対策について申し上げます。
 秋の交通安全運動期間中には、町民総ぐるみでお取り組みをいただきましたこと、心から感謝申し上げます。9月27日には富谷町高齢者交通安全教室、富谷自動車学校のご協力で実施をいたしました。さらに10月12日には、黒川郡交通安全協会、町内9支部ございますけれども、支部長さんにお集まりをいただき、春、秋の運動を振り返りながら座談をしたところであります。大和の交通課長さんにもご同席をいただいたところであります。
 11月17日、富ケ丘小学校のローソン前交差点、十字路交差点でありますけれども、北側の東西方向に新たに横断歩道が設置されました。これにより本交差点を横断する歩行者の安全確保につながるものと期待されるところであります。なお、町政懇談会で要望があり、緊急かつ必要性の高い施策については、順次施工に努めているところであります。今後もきめ細やかな交通安全対策を鋭意推進してまいりますので、引き続き皆様方のお力添えをお願い申し上げます。
 次に、町中会館につきましては、9月末に竣工をし、10月の末にも活用をされました。11月4日には、町内会主催による町中会館落成お披露目会が行われたところであります。しんまち通りの町並みと調和した仕上がりとなり、町中のさらなるコミュニティーの拠点として活用が期待されるところであります。
 なお、平成25年度、町内会館整備事業につきましては、平成25年、来年のですね、12月までの竣工に向け、今年度中に調査設計業務に着手することといたしております。あけの平コミュニティセンターの改修工事については間もなく完了いたします。ひより台一丁目会館の改修工事についても、本年末には完了見込みとなってございます。
 町政懇談会について申し上げます。
 11月1日、東向陽台・明石台地区連絡協議会町政懇談会、恒例により開催されました。要望事項にある内容を確認するため現場に出向き、当日はパワーポイントによる説明を通して町の見解をお示しをし、密度の濃い意見交換がなされたところであります。12月には成田地区及び富ケ丘・鷹乃杜・上桜木地区での懇談会を予定しております。年明けには、あけの平・大清水地区、日吉台・杜の橋地区で予定しております。行政区長と現在調整を図りながら、早々年度内開催に向け取り組んでおるところです。懇談会を通じて、地域の特性を踏まえたきめ細かな意見交換、地域課題の解決につながる取り組みをさらに進めてまいります。
 12月16日に執行される第46回衆議院議員総選挙、本日公示日であります。去る11月27日、富谷町選挙管理委員会が開催されました。富谷町、現在11投票所のうち次の3投票所において投票時間1時間繰り上げの決定がなされたところであります。対象となる投票所は、第3投票所二ノ関生活センター、第4投票所今泉公民館、第5投票所西成田コミュニティセンターの3か所となります。この投票時間繰り上げに関しては、選挙管理委員会に先立ち11月21日に対象地区の各行政区長にお集まりをいただいて意見を聴取し、ご理解と賛同をいただいたところであります。
 平成25年新年祝賀会について申し上げます。
 1月5日、土曜日、午後3時から、富谷スポーツセンターです。町制施行50周年の幕あけと新年を祝い、町民皆様の幸せと富谷町の発展を願う場として多くの皆様にご参加をお願い申し上げます。
 成人式については、1月13日、日曜日、午後1時30分から富谷武道館で開催をいたします。
 次に、現在、来年度に向けて予算編成作業を行っているところでありますが、編成に当たり10月31日付で、平成25年度予算編成に当たっての町政運営の基本方針、恒例により町長名で通知をいたしました。その中で、市制移行を視野に入れた財政基盤の強化を図るため、経常経費3%縮減を求め、平成25年度予算編成に現在鋭意取り組んでいるところであります。行政運営の向上と町民ニーズに応えるため、富谷町一般職の任期付職員の採用等に関する条例を今議会に上程いたしております。これは、定年までの雇用を前提とする通常の職員採用とは異なり、当初から雇用の終期と任期を定めて職員を採用する内容を規定するものであります。当面は、本条例に基づき弁護士資格を有する職員の採用を予定しております。なお、本日開催されます全員協議会において、その詳細をご説明申し上げますので、ご理解のほどお願いを申し上げます。
 職員の勤務状況の効率化推進策といたしまして、ことしは、いわゆる偶数日がちょうどゾロ目の日と相なりました。定時退庁推奨の日として設定をし、2月から12月までの偶数月6日間で実施をいたしたところです。定時退庁を全部署で一斉に行うことにより、職員の心身のリフレッシュや季節の変化を体感するなど、健康の維持管理に配慮いたしたところであります。
 個人住民税につきまして、宮城県では県内市町村と共同して個人住民税の特別徴収の推進を図るため、特別徴収義務者一斉指定ガイドラインを8月に制定いたしました。
 宮城県内における平成22年度のサラリーマンなどの給与所得者は約82万7,000人、給与所得者のうち特別徴収による方法で納税されている方は58万1,000人となっており、全体の3割に当たる方24万6,000人は、本来特別徴収であるべきところ、ご本人が納める普通徴収により納付されているそうであります。本町におきましても、ガイドラインにより通常2人以上の家事使用人のみを雇用している事業主以外は、原則として全て特別徴収義務者として一斉指定することといたしました。なお、来年5月には円滑に一斉指定が出来るよう、11月に、対象となる事業所1,173社に対して予告書を送付させていただいたところであります。特別徴収義務者の公平性の観点から一斉指定を実施するとともに、個人住民税の収納率の向上と安定した財源確保に努めてまいります。
 「笑顔輝くあったか富谷」の実現に向け、町政に対する提言、意見、要望、苦情などをお聞きする町長への手紙につきましては、回答文書は私の責任のもとで誠意、誠実をもって回答に努めているところであります。ことし4月から11月末までの件数は、手紙が110件、メールが44件寄せられ、最歳少は7歳、最高齢は86歳まで、幅広い年代の方から多岐にわたる内容を頂戴しております。
 即時対応した一例を申し上げますと、10カ所の公園に鉄棒を設置した事例は、小学3年生の町長への手紙がきっかけで整備されたものであります。今後も町長への手紙制度の周知に努め、多くの皆さんに町政に関心を持っていただくこと、そしてまた町民の声が反映される町政運営であることをお感じいただけるよう推進してまいりたいと考えております。
 次に、富谷ジャンクション、仙台北部道路に関して申し上げます。
 富谷ジャンクションから国道4号タッチに向けての工事は順調に進捗しております。現状では予定どおり平成25年度中の完成、供用開始ということと相なっております。私が会長を務めております仙台北部道路建設促進期成同盟会を通して、国土交通省を初め関係省庁、国会議員等への要望活動につきましては、このような状況でありますので、新政権誕生後、年明けとすることで調整をしているところであります。
 官民協働事業について申し上げます。
 9月13日、株式会社ゼンリンと富谷町暮らしのガイドブック&タウンマップ協働発行協定を締結いたしました。かねてより町民の皆様から要望の高かった町域の地図情報を中心に構成され、来年の2月に全戸配布する予定で今進行してございます。
 選挙関係について申し上げます。
 第46回衆議院議員総選挙選挙定時登録時の選挙人名簿登録者数は、男1万8,219人、女1万9,076人、合わせて3万7,295人で、前回登録時より30名増となっております。
 以上が、第3回定例会後から現在までの取り組みの概要について申し上げたところです。
 続きまして、今回提案しております議案について、その概要を申し上げます。
 議案第1号「富谷町一般職の任期付職員の採用等に関する条例の制定について」は、職員の任期を定めた採用及び任期を定めて採用された職員の給与の特例に関し必要な事項を定めるものです。
 議案第2号「富谷町都市公園条例の一部改正について」は、都市公園の追加設置並びに都市公園の名称及び位置を変更するものです。
 議案第3号「平成24年度富谷町一般会計補正予算(第6号)」については、歳入歳出予算の総額にそれぞれ3,323万6,000円を追加し、総額119億5,974万1,000円とするものであります。
 議案第4号「平成24年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)」については、歳入歳出予算の総額にそれぞれ2億3,271万9,000円を追加し、総額37億5,774万6,000円とするものであります。
 議案第5号「平成24年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第3号)」については、歳入歳出予算の総額にそれぞれ1,536万9,000円を追加し、総額9億7,172万7,000円とするものです。
 議案第6号「平成24年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第3号)」については、歳入歳出予算の総額にそれぞれ9,160万7,000円を追加し、総額18億1,277万9,000円とするものです。
 議案第7号「平成24年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)」については、歳入歳出予算の総額からそれぞれ29万7,000円を減額し、総額2億2,460万8,000円とするものです。
 議案第8号「和解及び損害賠償額の決定について」は富谷町富谷字関ノ川における自動車の損傷事故について、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により、和解及び損害賠償額を決定をするものです。
 議案第9号「黒川地域土地開発公社の解散について」は、本公社によることなく、公共用地等の取得が設立団体において適正に行われるようになったと認められるため、議会の議決をお願いするものであります。
 議案第10号「黒川地域行政事務組合規約の変更について」は、地域社会における共生の実現に向けて、新たな障がい保健福祉施策を講ずるための関係法律の整備に関する法律が公布されたことに伴い、黒川地域行政事務組合の規約を変更するものであります。
 承認第1号「専決処分の承認を求めることについて(平成24年度富谷町一般会計補正予算(第5号))」は、補正予算について、議会を招集する時間的に余裕がなかったため専決処分したことについて報告し、その承認を求めるものであります。
 以上、提出議案の説明を申し上げたところでありますが、議案審議の折には、なお詳細にご説明を申し上げますので、慎重審議を賜り、全件可決いただきますようお願い申し上げます。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
 議長諸報告は、お手元に配付のとおりです。
 なお、説明員の出席報告ほか関係資料については事務局で保管しておりますので、ご希望の方は閲覧願います。
 これで諸報告を終わります。
 これから本日の会議を開きます。
 議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
  会議録署名議員は、会議規則第120条の規定により、17番磯前武君、18番渡邊俊一君、19番相澤榮君の3名を指名いたします。

日程第2 会期の決定

議長(浅野幹雄君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。
 本定例会の会期は本日から12月7日までの4日間にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本定例会の会期は本日から12月7日までの4日間に決定いたしました。
 この際、11時5分まで休憩をいたします。

午前10時54分 休憩

午前11時05分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

日程第3 一般質問

議長(浅野幹雄君) 日程第3、一般質問を行います。
 通告順に発言を許します。17番磯前武君。

17番(磯前武君) 私は、2013年、平成25年、町制施行50周年を迎えるに当たって、通告どおり一般質問をいたします。
 本町の自治体としての始まりは、明治22年、1889年4月1日、旧村12カ村が合併、村名を富谷村と称し、村役場を富谷に置いてからが始まりであります。当時の人口は3,785人、戸数512戸、当時としては大変多い人口であったというふうに言われております。
 町としての第一歩は、昭和38年、1963年4月1日であります。町制を施行し、来年、町制施行50周年を迎えます。単独での町制施行には難問が幾問かありました。昭和28年に公布されました町村合併促進法により、宮城県知事及び内閣総理大臣より再三の合併勧告を受けたにもかかわらず合併せず、10年後の町制施行を実現した、今日の富谷町の正しい判断があると私は思います。今日の繁栄の陰には幾多の先人の労苦を忘れることはできません。
 当時の人口は5,091人、戸数は831戸でした。昭和35年当時の国勢調査では、本町の人口は4,874人で、戸数は797戸、黒川郡内では大和町が2万163人、大郷町が1万2,286人、大衡村が6,651人で、本町は人口、戸数とも郡内で最下位でありました。
 町制施行30周年を記念して、新訂富谷町誌は平成5年3月に発刊されました。当時の町の人口は2万7,000人で、当時の大童雄建議長は富谷町誌発刊を祝しての言葉の中に、平成12年には5万人の人口が予想されると記述がありました。
 本町の11月現在の人口は4万9,909人で、5万人到達まであと91人となりました。ことしじゅうか来年1月には5万人都市になります。20年前に予想された人口5万人から12年おくれで達成される運びとなりました。本町は東北地方75市の人口順位では第44位、県内市町村人口では10番目の町となっています。人口増の大きな要因には、仙台都市圏の目覚ましい急成長があります。国道4号線を通じて仙台市中心部まで18キロの短い距離の地の利が挙げられます。若生町長はその地の利を生かし、仙塩広域都市計画の第6回定期見直しにおいて政治手腕を発揮され、宮城県とのたび重なる協議の結果、平成22年5月告示、住宅系として唯一認められ、市街化区域に即時編入されました。町長の政治手腕のあらわれと高く評価をいたします。明石台東地区の市街化区域編入の取り組みには、住宅開発分譲が実現することとなりました。着実な入居によって税収の増加にもつながり、約3億円から5億円を下らない税収効果を生むことになると考え、これからの5万人都市から単独市制への財政の大きなはずみになります。5万人都市から市制を確実なものにした功績は町民から高い評価を受けております。
 いよいよ来年は町制を施行して半世紀、大きな節目の年であり、新しい起点となります。5万人都市目前の現在、市制施行を視野に入れ、富谷町総合計画の実践・展開に向けての前進への取り組み、また、さらなる前進に向けての50周年記念事業は大きな役割と考えます。記念事業は11月12日プロジェクトチームを発足して準備中と思いますが、その取り組みについて質問をいたします。
 式典、事業、行事等の予算措置。
 2番目として、記念式典の取り組みについても伺います。その時期、主なる内容、表彰関係、参集の範囲はどういうふうに考えておりますか。
 3番目、記念行事について伺います。式典以外の記念行事の計画はありますか。また、あるとすれば、その時期、内容、効果の期待度、これはどのように考えていますか。
 4番目、記念事業等の取り組みは、施設の建設とか整備、拡充を取り組んでおりますか、その点も伺います。
 5番目、記念誌の発行は考えておりますか。発行の予定があるとすれば、内容の大筋と編集方法についても伺います。
 次に、新訂富谷町誌、平成5年3月発行の取り扱いについて具体的に伺います。現在の在庫数は何冊になっておりますか。
 それから、6,000冊の発行部数の、どうしてこのような6,000冊という大量な発行をしたのか、その根拠があれば、その点を伺います。
 今後、在庫消化の考え方をどのように考えていますか。有効な処理方法を今後考えているのかどうか、それについても伺います。
 私からこの処理方法についてのご提案でありますが、長期居住町民の希望者を対象に、50周年記念品として贈呈してはいかがでしょうか、この点についても伺いたいと思っております。
 それから、この新訂町誌、平成5年発行費用として6,000万円かかっているわけです。この6,000万円かかったこの金額、現在の町税収入、こちらと比較した場合、どのぐらいの価値になるのか、その点についてもお伺いしたいと思います。
 最後ですが、町制50周年の中で最大の出来事は東日本大震災であります。震災の迅速な復旧・復興対策、実践への評価も含め、記録集の編集・発行に鋭意取り組んできたというふうに聞いていますが、本日私どもの机の上に記録集469ページ発行、大変すばらしいものが提示されました。本当にこの記録集をあとじっくり拝見させていただきますが、このご苦労については大変頭が下がる思いであります。この発行状況、これきょういただいたわけですが、発行部数は何部を発行したのか。それから、配付状況はどのようになっているか。それから、配付範囲をどのように考えているか、これについても伺いたいと思います。
 私の1回目の質問をこれで終わりにさせていただきます。
 以上です。

議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
 町制施行50周年、この49年目に当たってですね、折に来年はというふうなことでお話をしてきた経緯があります。いよいよというふうなこととなります。この議会を終えれば、いよいよ1月、年の暮れから年明けというふうなことになりますので、この議会終了後、新年モードに切りかえてというふうなことで、鋭意心の準備もしているところ、非常に大きなこの重みをですね、やはり迎えるに当たっては感じ始めております。そのような中でご協力いただいた中で新年の広報とみやの1月号、編集会議をした折に、職員、そしてまた議員の皆さんともどものボリュームといいますかね、こういった皆さんでことし1年立ち向かう、乗り切るぞと、次の半世紀に向けてと、そんなふうなものの表現につながるのではないかというふうなことが協議の中で出ましてね、木曜日の日に皆さんでそういう場に写真撮影をし、その1月の新年号の表紙にするというふうなことで今準備が進んでいるところでございます。
 半世紀というふうなことになりますし、結婚の銀婚式なんていうのも非常に大ごとな、いろんな節目節目ありますけれども、銀婚の25年に比して、50年よく相そろってというふうなことの折々に聞くところであります。その折々の喜びやら悲しみやらご苦労をともにしてというようなことで盛大に節目を祝い、さらにまたその先をというふうなことでなされるのを見れば、富谷町の町制施行50周年につきまして非常に重いものとして受けとめながら、皆さんともどもその1年を過ごすことにしたいと、こんなふうに思います。年度単位ではなくて平成25年1月から12月、この12カ月モードでというふうなことになろうかというふうに思います。全てのものに町制施行50周年というふうなことを冠をつけながら、町民の皆さんにもこの重み、持つ意味等について折々にご理解を深めていただくような取り組みにつなげてまいりたいというふうに思います。
 私が就任した時点で4万4,041人ですから、年平均1,000人というふうなことで、6年間で6,000人という、本当に振り返れば、1つの自治体ほどのボリュームの町民をお迎えして町政運営をするというふうな、まさに全国でも希有な特異な自治体の1つであるということは間違いなかろうかというふうに思います。そのようなことを思っていよいよ富谷の新しい時代を開くと。12月の広報、富谷新時代へというふうなことで表題をつけましたけれども、そんなふうな思いで、間もなく年の暮れから新年を迎えたいと、このように思うところでございます。
 個別の内容については、足らざるところは、あと企画部長から補っての発言、答弁とさせていただきますけれども、冒頭申し上げましたように、50周年の記念事業、プロジェクトチームを立ち上げて、今鋭意構成員の中で協議・検討をし、折々報告やらありようについて協議を進めているところです。基本としては、やっぱり1年間を通してというふうなことと、町民の皆さんが参加できる、その意義を深くやはり理解するというふうなことにぜひつなげた取り組みにしたいなというふうに思います。
 ですから、5月3日の記念式典という日取りは決まっております。この1日の式典のみならず、やはりこの重い事実を受けとめながら、次の半世紀を視野に入れるぐらいの思いで各種各様の事業、そしてまた町政運営にもつなげてまいりいたいというふうに思います。さらに、さまざまな形で他の事例を学びながら、富谷町らしさというふうなことも折り合わせて進めてまいりたいというふうに思います。
 記念事業あるいは施設建設というふうなことで、とりわけ何をもって来年完成しますというふうなものは、大きなプロジェクトは予定されておりません。しかしながら、平成25年に合わせてというふうなことでテニスコートの事業が進んでおりますし、50周年の記念に合わせて整備事業に取り組んできたという経緯はございます。
 さらに、行政サービスというふうなことで一部協議、相手方があるものですから協議しているものもありますので、そちらについては後ほど企画部長から答弁することといたします。
 記念誌の発行、そしてまた町誌のというふうなことであります。こちらも譲りたいと思います。何度かここの場で、改選前の議会でも協議されたところでありますけれども、事実としては4,400冊、6,000部印刷した中で4,400冊ありますというふうなことが1つ。発行から19年、もう間もなく20年を経過しますということです。したがいまして、ご提案のありました、これも前にそういったやりとりもあったやに思いますけれども、50周年の記念事業の1つとして町民の皆さんへのこの無償でお読みいただくというふうな事業にも、またつなげてまいりたいというふうに思います。一定の基準を設けて、それこそ大変貴重な資料と一定の費用をかけた町誌でありますので、十分なる慎重なる検討をした中で、なるべく何部ぐらい、500部程度残すことになるんでしょうか、そういったもの、残部を特定して、その他については全てこの1年でそれぞれの町民の皆さんにお手元に届くような形で進めてまいりたいというふうに思います。これも冒頭申し上げましたけれども、旧庁舎から全て物を搬出しますので、その折に合わせてこれも進めてまいりたいというふうに思います。
 最後になりますけれども、きょうのお渡し、お手元に、きょうの開会に合わせてということで、きのう納品をいただいたほかほかのものです。それぞれ発行状況、部数、範囲については、後ほど総務部長からお話し申し上げることといたしたいと思います。
 以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) おはようございます。
 それでは、私のほうからは個別案件についてご回答させていただきたいと思います。
 まず、ただいまの町長の申し上げたのが方針として現在進められているところでございます。あわせて庁内のほうに職員10名をもってプロジェクトチームを設置し、今検討している段階でございます。その中で現在お話しできる点を踏まえて申し上げさせていただきたいと思います。
 まず、今回の50周年に向けての方針として、町長の命を受けてプロジェクトチームを設置した経緯につきましては、町長のほうからは、議員もおっしゃるとおり、富谷町を支えてきた多くの先人の皆様にまず深く感謝をすること、そして、新たな50年の第一歩となる年、節目になることを踏まえていただきたい。そして、さらに5万人も間近でございますので、未来へ向けた町制50周年のテーマを掲げて、それを実行できるような方針のもとに1年間実施していきたい。そのためにプロジェクトで十分協議をしてほしいということを、命を受けて現在取り組んでいるところでございます。
 その中におきまして、個別でございますが、式典事業、行事の予算措置については、先ほど申し上げたとおり、当初予算に間に合うように現在いろいろ検討しているところでございます。ただ一部、5月3日が式典になりますので、今年度中にどうしても案内状等々の発送が必要になれば、年度内にそちらのほうは行っていきたいと思っております。詳しくは、基本方針ができたときに、いま一度皆様のほうへお知らせしてまいりたいと思います。
 次に、記念式典の取り組みについて、時期については、ただいま町長が申し上げた5月3日を今想定していろいろ検討しているところでございます。当然、表彰内容も50周年でございますので、従来の自治功労に合わせて、そちらのほうも踏まえた表彰内容になろうかと思っております。参集の範囲につきましても、そういったところを酌みしましてさらに広がったご案内をさせていただければと思っております。
 3問目の記念行事につきまして、式典以外の記念行事とありますが、こちらのほうも現在プロジェクトのほうで検討しておりますが、当然町が主催者となりまして記念をする事業はございます。あわせて、その他の団体の皆さんに一緒に盛り上げていただくために、冠事業として富谷町町制施行50周年記念というロゴマークとかそういうふうなものを今検討しておりますので、そういうものを用いながら一緒にお祝いしていただくような、そういう方針も決めております。そして、それらが整ったときに、まずこちらとして申請を受けるのか、それともこちらからお願いするのか、そういったことも含めて現在検討しているところでございます。多くの皆さんに周知していただくためにも、そういった冠事業を多く展開してまいりたいと思っております。
 次に、記念行事の取り組みで施設建設等々とありましたが、先ほど町長が申し上げたとおりでございますが、現在50周年とはかかわらずですね、皆様方からいろいろな要望、要請がありまして、窓口の充実とかいろいろ言われております。やはり土日休みが行政体でございますので、そういったときの窓口処理というのは、50周年にかかわらず、市制を目指す町としても課題になっておりますので、現在の行政サービスセンター的なものをできれば設置できるように検討を進めております。ほかの自治体でもやっているとおり、大型ショッピングセンターの中での業務とかそういったところ、また、明石台にも郵便局が設置されますので、そういったところを活用した行政サービスができないかとか、そういったものをあわせて今検討しているところでございます。
 また、施設については、総合運動公園のテニスコートも改修しておりますので、当然その時期に当たりますので、50周年記念の事業の一環として取り扱うようになろうかと思います。
 また、いろいろな要望があります旧庁舎の利活用、これも来年度中に確定していけば、そういったものについても50周年記念というものもつけながらの改修に入ることも可能かと思っているところでございます。
 次に、5問目の記念誌の発行につきましては、これも過去の経緯で、5年、10年、町制施行記念ということでいろいろ発行してきております。昨年、町勢要覧をつくっておりますので、そういったところも踏まえながら、当然式典のときには50年の歩みとか、そういったものをまとめたものをお渡しするようになります。あわせて町民の皆様へ周知、その他お知らせするための広報紙とはまた別な記念誌なども今考えております。そういったところも含めて50周年の基本方針、基本理念、そういったものを取りまとめて、早い時期に方針などを示していければと思って、現在チームの中でいろいろ検討しているところでございます。
 私のほうからは以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 次に、総務部長。

総務部長(小野一郎君) それでは、私のほうからは新訂町誌の関係で、富谷町誌の件でお答えいたします。
 当時の発行費用6,000万円でございました。それの根拠となるべきところは、推測するところではございますけれども、当時の世帯数、当時8,000世帯ほどございまして、それの販売と寄贈数を見込みまして出された数字が6,000冊ではなかったかなと思います。あと、こちらのほうの町税収入ということで、当時の収入といたしましては、町税が24億円ほど、現在50億円ほどになっております。比較いたしますと、平成5年のころですと、制作費に対しては2.4%、現在は50億円近くですので、約半分の1.2%程度となっております。先ほど町長のほうから回答ございましたように、現在4,400で、19年経過して、あと、先ほどの50周年記念ということの回答でございますけれども、そのような形で検討してまいりたいと思っております。
 あと、東日本大震災の記録でございますけれども、こちらにつきましては、本日お手元のほうにお渡しいたしましたけれども、制作部数は500部となってございます。主な配付先といたしましては、行政区長様や、あと各支援物資をいただきました企業の方々及び宮城県図書館や国立国会図書館、あと被災3県の主要図書館、主要官庁も予定してございます。あとあわせて、これから南海トラフの地震によります被害が想定されております自治体、そちらのほうにも検討いただけるように考えてございます。
 以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 17番磯前武君。

17番(磯前武君) 新訂町誌について、もう一度ちょっと確認しながらお伺いしたいと思います。消化状況を具体的に私も調査してみたんですが、売却が、売った冊数は826、寄贈が726、破損予定が48冊ということで、先ほど答弁があった1,600冊が消化されたと、残数は4,400、消化冊数は3分の1弱というふうなことになっているわけなんですが、これ以上期待しても限度で、全くこれからは期待はできないんじゃないかなということで、私の先ほどの提案であります。
 それから、発行費用は6,000冊ちょっと調査してみたんですが、発行時の税収、今ありましたが24億円、現在の税収は50億円というふうにね、約倍になっていますね。発行時の一般会計は75億円、現在は153億円というふうに一般会計もちょっと倍近くになっているので、私の想定では当時の6,000万円は1億2,000万円ぐらいになって、町の負担というのは大変大きなものであるし、町民もその辺を、やはりもったいないなというふうには思っておりますが、さっき町長から話があったように、町民にそういうものを配るんであればと、この時期ちょうど記念事業、50周年という時期に合わせて、私は町民に無料で贈呈する先ほどの考え方でいるわけですが、同僚議員から過去に平成21年12月議会、平成24年6月議会で、2人の議員から一般質問がこの件についてはありました。在庫消化状況の促進というふうなことで質問があったと思いますが、当局は消化促進に大変な課題であるというふうな答弁と、これから妙案はないと、また廃棄についても決断はなかなかできないという答弁でした。この時期、消化方法については真剣に考える時期であるというふうに私は思っております。先ほどの提案と同じ繰り返しになりますが、町民の長期居住対象者、約10年間ぐらいの居住者の方の希望者に、50周年記念品として贈呈してはどうでしょうかと、大きな費用を使った町の財産を無償で差し上げること、大変この税金を使ったわけですから、まして今の金額で言えば1億2,000万円ぐらいに相当するような価値だという私の解釈ですが、大変残念だとは思いますが、先人の足跡を知り、将来の発展の指針となるような、多くの町民がその件に対して利用できて認識できれば、町民も理解していただけるものと私は確信をいたしております。町長の英断をもう一度はっきりと、どのぐらいで、この来年でこれを、町長は先ほど500部を残して町民に無料で贈呈してはというさっき答弁がありましたが、その点を再確認させていただきます。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、お答えを申し上げたいと思います。
 やはりこの残部からすれば、決断の時期だと思います。いい重なりになりますので、先ほど申し上げましたように、残す部数をいろいろな面から検討して、その残部については極力最大限、市制移行までの間に云々という、この1年に8割方、その後また経過を見ながらというふうなことで、市制移行までには予定した部数全てを町民の皆さんに還元する。無償で寄贈するというふうな形の方向性が恐らくご理解いただけることではないかなというふうに思います。
 今回の記録に当たっては、これは自前で編集をするというふうなことでございました。去年の7月に編集委員会を設けて、4月16日に専門の編集委員を1人張りつけて、企画に所属した広報編集を3年間手がけた4年目の職員、編集専門員、3階の308に場所をとってというようなことで編集に相務めてまいったところです。たしか380万円程度の予算の中で500部印刷というふうなことでございました。ですので、やっぱり私の考え方としては、小さく生んで大きく育てるじゃないんですけれども、小さくやっぱり出始め、必要なときには刷り増しをしてというふうなことが正しい選択であるというふうに私は思っております。したがいまして、20年前とは申せ、6,000部のものが4,400この残部としての現状に積み残されたというふうなことについては、やはり私どもも、そしてまた議会等々、この場に相共通する皆さんともども、町民向けにはそのようなことで反省をしながらこの処分についてのご理解をいただく、このような方向が正しいのではないかなというふうに思っているところでございます。そういうふうなことで、今回の新たなものが、この半世紀で最も大きなやはり出来事であったというふうなことは間違いないわけでありますので、こういった震災の記録とあわせながら、町民の皆さんにもこれをどのように以後ですね、500の範囲で町民の皆さんというふうわけにはいきませんので、今、配付対象も広げながら、今、最終の配付先も煮詰めておるところです。町民の皆さん向けには、必要な折にはまた増刷をしなければならないという手続が恐らく間もなく来ようかというふうに思いますので、そのときにはまた改めてご理解と進め方についてはお諮りを申し上げたいというふうに思います。

議長(浅野幹雄君) 2番、菅原福治君。

2番(菅原福治君) それでは、よろしくお願いします。通告に従いまして質問させていただきます。
 5万人都市へ、市制移行についてお伺いいたします。
 この地に富谷村が誕生して百二十数年、これまでさまざまな困難を乗り越えて、未来を信じ、今日の発展の礎をつくってくれた先人、先輩に恥じないまちづくり、ふるさとづくりを継承していかなければならないと私は思います。
 大人にとってはまちづくり、子供にとってはふるさとづくり、これは町が市へ移行されてもまちづくりの基本の考え方だと思います。幾ら規模が大きくなり変わっても、このことは不変だと思います。将来の富谷を担う子供たちが、また子育て真っ最中の親たちが、また高齢者の方、また障がいをお持ちの方が、本当にこの町に住んでよかったと言ってもらえるようなこのまちづくりを、5万人の町民が、男女の区別なく、若い方も年寄りも、やっぱり住むならやっぱり富谷と言っていただけるような市政を今回目指さなければならないと思います。
 さて、富谷町の人口は、先ほどから出ておりますように、11月末現在で4万9,909人ということで、あと91人、約30世帯前後で5万人に届こうとしております。これまでの人口増加の推移から見まして今年度中の人口5万人到達が見込まれ、市になるための主要な要件を満たしつつ、平成27年に行われる国勢調査を経て、市制移行への手続に入る予定となっております。町長は、ことしの年度初めに当たり、平成28年4月の市制移行を視野に入れた、「5万人都市へ、そして市制移行へキックオフ宣言」を行い、自立した5万人都市、市制移行の準備を開始いたしました。
 これまでの町の変遷を見てみますと、まず、先ほども出ましたけれども、明治22年、12カ村を合併いたしまして富谷村として発足して以来123年、以降、昭和38年に町制施行以来、一度も合併することなく単独で発展をし続け、来年で50年目の節目を迎えます。これまでの県内人口の増加状況と全国的な位置づけを見ますと、県内35自治体の中でも白石市とか角田市、岩沼市を上回りまして上位に位置し、県内21の町制の中でもトップに位置しております。また、さきの国勢調査においても、人口増加率は全国7番目、中学生以下の年少人口率は全国6位と、65歳以上の高齢人口は低いほうから全国で5番目と、また、町民の平均年齢は何と39.2歳ということで、全国11位となりまして、この富谷町の人口はバランスよく、本当に健康的に増加を続けております。その要因としては、何といっても仙台市に隣接しており、宅地造成、都市開発、教育、自然環境など、住みやすさなどが評価されていることが挙げられます。これまでの先人の取り組みに敬意を表し、感謝を申し上げたいと思います。
 さて、これまでの市制移行を表明して以来、町民からは、市制移行に対してこれからどんな提案がされるのか、また、10年後、20年後先、どんなビジョンを描いて、どのような富谷市を目指すのか、各年代、各層問わず、多くの声が寄せられております。市制に対する関心の高さ、期待のあらわれだと思っております。多くの町民は、町から市へ移行するということは時代の流れとしておおむね理解しておりますが、しかし、大事なのは、新しい市にふさわしい内容になっているかどうかということでございます。今回のこの移行が、夢のあるビジョンが盛り込まれているか、それとも現在のあり姿のままなのか、また、この移行が知恵と工夫とアイデアが生かされて目に見える市制移行になっているのか、また、住民の思いが形になる市制移行になっているのか等々が、今問われようとしております。
 さらに、これからますます加速する地方分権に伴って、県からの権限移譲、さらには住民要望などがますます多くなってくると思われます。それらに対応するためにも、今回の市制移行をきっかけに将来ビジョンと移行戦略、政策が重要視されてくると思います。
 現在、市制移行の全般的な政策、将来ビジョンについては、町長の諮問機関である富谷町まちづくり審議会において策定いただいているというふうに聞いておりますが、この審議会には富谷の将来がかかっております。ぜひ最高の、いいものをつくっていただきたいと思っております。加えて、日常、行政を担当しております役場職員、特に若い職員の方の考え方も、将来のまちづくりに反映させ、いろんな機会を捉まえて、持てるスキルを十分に生かしていただいてまちづくりに参画いただきたいと思っております。
 最後に、市制移行まで、あと3年4カ月しかありませんが、現在のまちづくり審議会の進捗状況とこれからの進め方、また市制移行に対しての要件の考え方と現在の状況、今後のスケジュールの進め方等々、以上のことを踏まえて、以下の質問をさせていただきます。
 1つ、市制移行が今なぜ必要なのか、何のための移行なのか、改めてお答えいただきたいと思っております。
 2つ目、改めてこれもお伺いいたします。新しい市の名前、発足日は変わらないのでしょうか、お伺いいたします。
 3番目、町の有識者で構成されております富谷町まちづくり審議会の役割と現在の状況についてお伺いいたします。
 4つ目、今回単独の市制を目指すわけですが、これまでに仙台市や黒川4カ町村との合併の議論はあったのかどうか、この辺も経過をお伺いいたします。
 5番目、市になるための要件として幾つか質問させていただきます。
 1つ、人口5万人以上であること、これも改めてお伺いいたしたいと思います。
 2つ目、中心市街地とされる区域内に戸数60%以上である連檐率についてお伺いいたします。
 3番目、上下水道の普及率は都市型なのか。
 4番目、総合病院の数はいかがですかと、特に小児科、産婦人科の数はどうなんでしょうかと。
 5番目、自前のごみ処理施設はどうなるのか。
 6つ目、都市にふさわしい文化施設、文化会館とか市民会館等、図書館等の設置はどう考えられているのか。
 7番目に、高校の数は現在の人口増加に対していかがなのか。また、大学の誘致、新設は考えているのか等でございます。
 大きな6番目として、市制移行のメリット、デメリットについてお伺いいたします。
 7番目、あえて教育面でのメリットについてもお伺いいたします。
 8番目、町から市に変わるということで、税金の面は特にどうなるのか。特に住民税、固定資産税はどう変わるのか。
 9番目、農地が宅地並み課税になる等の不利益はどうなのか。
 10番目、市制移行の住民説明会はどの時点で行うのか。
 また、11番目、市制移行に対して住民アンケート等が必要だと思いますが、どの時点で行うのか。
 12番目、最後です。今後の移行スケジュールについてお伺いいたしたいと思います。
 以上です。よろしくお願いします。

議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
 市制移行のということでありますけれども、自治としては町の自治であり、町の行政であり、市の自治、市の行政であります。基本的には大枠は変わらないんですね、地方自治法制度、枠の中で運営するわけですから。そういう意味では、よく将来ビジョンとこうお話しされるんですけれども、今の町政運営の将来ビジョンは示しているわけですよね。そのようなことの中で、3本の柱の中で町政、町議会定例会ごとに50分程度のものの中で今の進捗、こういうところを前に進めます、こういったところはどうですというふうなことを丁寧にご説明を申し上げているつもりでございます。ですので、自治体の今の姿をやはり十分、その先に市制があるので、別な世界に飛んでいくようなことではないわけであります。したがいまして、なだらかなこの移行というふうなことの中に今富谷町があるんですよと、こういう機会に恵まれているのはほかにないんですというようなことが、まず大前提にあるのではないかというふうに思います。時代の流れ云々というふうなことはそのとおり、時代の流れというよりもその制度上からして当然その段階に向かい、そしてまたそういった取り組みに切りかえていかなければならないというふうなことで。
 改選前の議会でも十分議論がなされた等がございますので概略申し上げますけれども、大きくはやっぱり財源構成が変わるということと、権限の範囲がいわゆる幅と深さが変わるということ、そしてまた自立度が高まる。職員の資質の向上が求められるというふうなことが大枠としてはあろうかというふうに思います。ですから、町政運営から市政運営の移行は、住民にとって大いなるマイナスになるものは一つもないというのが大きな大枠の姿であろうかというふうに思います。
 したがいまして、今、1、6、7ということで、デメリット、メリットについては今のようにより分けてプラスマイナスを論ずる範疇にはないというふうなことでご理解をいただきたいと思います。
 名前はというようなことであれば、自治体を変える、単独でずっと来たわけですから、富谷村が富谷町になったように富谷町から富谷市にというふうなことが自然な流れであろうかというふうに思います。
 3番については、後ほど担当からお願いします。
 4つ目については、合併の経緯、その渦中にいらっしゃる議員もおられるわけですので、振り返ってみますと、平成12年3月に、まさに平成の大合併というふうなことで国の方針のもと宮城県から発せられたと、宮城県市町村合併推進要綱に基づく、全て行政は突如何をというのではなくて、こういった枠の中で駒を進めましょうというような、こういう要綱に沿ってというふうなこの中のプランは、黒川郡4町村一くくりというふうなことです。今9万台前後にかかっておりますけれども、当時8万前後でしょうかね、そういったふうな中で黒川郡4町村の合併グループとしてくくられたと。しかしながら、中核市構想、30万構想というふうなことの中で、いわゆる普通の市よりもさらに上の権限を持つ中核市構想、こういったのも織りまぜながらの平成合併の動きでありました。そこを目指す取り組みもあったわけですね。合併による市制移行もありました。3万人特例というふうなこと、4万から3万人というふうなことでの香美市の事例なんかを見てもわかるように、いかに町から市の行政にというふうなことでの取り組み、何とか可能性を追求しようというふうな動きは十分皆さんもご承知かというふうに思います。
 そんな中で、仙台市に隣接する9市町村、2市6町1村ですね、宮黒地区、多賀城、塩竈を加えてというふうなことで、未来都市づくり研究会において合併に対する自主的な議論を行った経緯はありますけれども、何せ全ての自治体が合意しなければ形にならないというふうなことでありますので、結果としては平成17年の3月をもって、平成17年の4月から平成の合併、大半スタートしたわけですので、その前段、3月をもって当面合併はしない、当面単独の自治体を継続するというふうなことと相なったところであります。
 その結果、中核市を目指すことは誤りではないものの、誤りではないもののというんですかね、どこかの文言にあるんでしょう、行政課題、生活圏も多様であり、合併に向けた一体感の醸成には、醸し出すには相当の時間が必要であるとの結論になり、この9市町村の中核市に向けての合併は実現されなかったというふうなことであります。
 5番については、個別にまた担当からお願いします。
 8番目については、住民税等について税金が高くなることはありません。
 9番目ですね、課税の問題ですけれども、この課税の対象は3大都市圏の要件でというふうなこととなります。これは十分誤解のないようにお願いしたいと思います。特定の3大都市圏に課せられる要件でありますというふうなこととなります。
 10番、11番ですね。住民説明会、住民アンケート等必要に応じて、取り組みについては避けるものではありませんので、折を見て皆さんの声の高まりに応じて取り組んでまいりたいというふうに思います。現時点ではその状況にないというふうな、こういった場での議論を町民の皆さんにお伝えするというふうなことでよろしいかというふうに思います。しかるべき時期に実施については検討してまいります。
 以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) それでは、私のほうから個別の部分についてお答えいたします。
 まず、3問目のまちづくり審議会についてでございますが、現状については、活動は継続している状況でございます。審議会は、平成20年10月に設置しまして現在に至っているところですが、当初、将来のまちづくりについての町長の諮問に答えるというのが役割でございました。しかしながら、震災を経ましたので、現在はその中身も踏まえてさらに検討を進めているところでございます。吉田先生が会長職になりまして、今回の震災の記録にも監修していただくなど、まちづくり審議会の皆さんからもご意見をいただきながら進めているところでございます。
 次、5番目の市になるための要件についてでございますが、議員が示した1から7項目については、ちょっと地方自治法と県条例が混在しているようなところもございますが、基本的には地方自治法の第8条に要することを全てクリアすることと、あとは、それぞれの県条例に則すということで、宮城県条例に沿って項目を埋めていくというのがこれからの作業になるところでございます。
 1から7、個別になりますが、これについては、まず1番が人口5万人ということは、これは自治法のほうになりますので、これは国勢調査の結果を踏まえるということが前提になりますので、次回国勢調査による結果が全てだということになります。
 中心市街地の区域戸数、連檐性の、これも考え方にもいろいろございますので、そういったところを今研究・検討しているところでございます。
 3から7番については、恐らく宮城県条例とちょっと若干違うところがあります。県条例には自前のごみ施設がどうのこうのとかというところはございませんので、そういったところも踏まえて県条例を見ながら今後進めていきたいと思っております。
 ちなみに宮城県条例は平成23年4月に制定されております。1項から8項までありまして、そういったところを踏まえるようになります。これについては前々回等、かなり議員の皆さんからご質問をいただきまして、最終的には宮城県が窓口なり国とのやりとりを行うということになります。町は市に昇格することを県に伝え、県との調整を踏まえて宮城県が国と調整をしていくというのが基本になりますので、県条例につきましても、それぞれ1項ずつ町と県とで協議をして考え方をお示ししていくようになると思います。現在この条文からしますと、ほぼ富谷町の現状では足りているということは、県の市町村課のほうからの協議で行っておりますが、これは実際、本当に5万人を超して協議が始まるというときが一番大事でございますので、それに向けて内部体制を今強化しているところでございます。
 次に、問い12問目の移行スケジュールについてでございますが、先ほど申し上げたとおり、町長から申し上げているとおり、平成28年に向けてのことをこれから順次進めていくということで、まだ今は職員間のプロジェクトチームで先見事例とか、同じように今、市を目指している自治体もございますので、そちらとの情報交換をやりとりしております。長久手市さんは先輩市ということで、いろいろ親密な関係を今構築させていただいておりまして、今回は防災協定を結びながら、相互情報交流を深めようということの協定を1月に結ぶことで合意されておりますので、その日程調整を今行っておりまして、そこに合わせて先見例をもとにそれぞれ進めていきたいと思っているところでございます。
 以上です。

議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩いたします。

午前11時59分 休憩

午後 1時00分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 質問でいいんですか。

2番(菅原福治君) 座ったままでいいですか。

議長(浅野幹雄君) 答弁漏れですね。

2番(菅原福治君) はい。答弁漏れなんですけれども。

議長(浅野幹雄君) そのままで座ったままやってください。座ったままお願いします。

2番(菅原福治君) 先ほど市になる要件の幾つかの質問をさせていただいたんですけれども、3、4、5、6、7、これについてはおおまかに全てクリアしているというふうな部分で話はあったんですけれども、そうであれば、文化センターとか図書館というのはつくるということなんですね。そういうふうに解釈していいんですか。もう少し優しく丁寧に回答をいただきたいんですけれども。
 以上です。

議長(浅野幹雄君) (5)の市になるための要件についての3、4、5、6、7、これは大ざっぱだったということでございまして、もう少し詳しくということでございますか。(「はい」の声あり)

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) それでは、問い5の各項目で、申し上げたのは5番のごみ処理施設というのは、県条例にもありませんので、ここは該当していないと思います。
 あと、この項目もですね、宮城県条例とはちょっと違いますので、その件を申し上げたんですけれども、だから県条例でいきますと8項目ありまして、まずは、学校教育法第1条に規定する高等学校、大学または高等専門学校が設けられていることということで、これはどれかが1つあればいいということにあります。そのようにいくと、この質問の中ではなかなか答えられないということを申し上げたんですが、よろしいでしょか。それとも、県条例のことを1項目ずつ現状をお話しいただきたいということなんですか。

議長(浅野幹雄君) 質問事項に対してお願いします。3番、上下水道の普及率は都市型か、それに対する答弁で結構でございますから。

企画部長(荒谷敏君) はい。3番の普及率は都市型かという項目は県条例にはございませんので、これは、「上水道、下水道、軌道またはバス事業などの事業を、該当地方公共団体において1つ以上経営していること」というのが県条例に値します。
 次、4番目の総合病院の数というところは、県条例でいきますと8番目に当たりまして、「病院、診療所、劇場、映画館などの施設が、相当数設けられていること」ということで、これは、これらのことで設けられていることがありますかということで、現状では設けられているということになります。
 5番目のごみは、該当しておりません。
 6番目の都市にふさわしい文化施設、特に文化センター、図書館などという項目も、こういったものは県条例にありませんが、県でいきますと、該当の2番目になりまして、「公私立の図書館、博物館、公会堂、または公園などの文化施設を、2つ以上有していること」ということで、これは市町村課と協議して、公民館とかそういったもので賄っているということでございます。ただ、これは前々から申し上げているとおり、市制になるためのこれは要件ですので、5万人にふさわしい都市機能の施設整備とは、またちょっと別な考えであると思います。
 次に、7番目の高校の数ということは、これは先ほど申し上げているとおりで、これでいきますと、県条例は1番になりまして、先ほど申し上げたとおりでございます。
 以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。

2番(菅原福治君) 要件というか、県条例なんですけれども、何というんですか。私も大きく捉まえまして、市にふさわしい施設というふうに私は捉まえましたので、厳然たる要件になっているなっていないの部分はあると思うんですけれども、市にふさわしいと大きく私は見ましたので、水道とかそんな部分の質問をさせていただきました。
 それでは、再質問させていただきます。
 先ほど町長から1番目に、将来ビジョンというのは基本構想の中で示しているんだと、そんなに変わるものじゃないというというふうな話がありました。確かに基本構想、2018年までの富谷町の総合計画は出ておるんですけれども、この中では前期後期ありましてね、前期後期見ても、厳然たる、例えば平成28年に市制をしくんだとかというふうな部分も入っていないわけですね。と、私は見ているんですけれども、その辺なり、あと震災とかいろいろ変化、状況が変わってきているんですね。そうなれば、当然、基本の3つは変わらないにしても、やっぱり何か時代の流れでそこも網羅されたらいいんじゃないかなと、その辺のお答えもお願いしたいと。
 それと、市になる要件として、これは完全なる要件になっているわけですけれども、中心市街地、区域内に60%の戸数と、連檐率なんですが、これは今現在でも満たしているということなんでしょうか。また、満たしているとすれば、このどこが集積60%なのか、市街地なのか。例えば南部の都市集積施設ですか。南部のほうの住宅団地のほうをいうのか、それとも、今ここの現在の役場本庁舎、この周辺を目指してその市街地というふうにいっているのか、その辺は聞きたいと。要は将来の市街地のコアになる部分をお聞きしたいなと思います。
 また、あと、そのコアの部分が決まったとしても、富谷町は独特のこの土地カンでしてね。今現在コアがない中で、いろんな地区が点在しているわけですね。その辺の市に持っていく中でのその連携のあり方みたいな。例えば団地とこの文化行政地区の連携のあり方とか、そんなものも市となれば当然示していかなければならないと。恐らく決まっている決まっていない部分もあると思うんですけれども、その辺の考え方もちょっとお聞きしたいなと思います。
 それと、これも完全なる要件の中に入っていますけれども、文化施設ということで、この図書館を備えた質問を言いましたけれども、市民会館とかこの文化会館というのをぜひとも私は必要だと思います。例えば音楽関係だとか、娯楽、演劇、エンターテインメント等、要は芸術文化の幅広い活動を子供さんにも見せたり、それと、大人もやっぱりゆとりなり潤いを得るにはこんな部分も必要だと思うんですね。これは本当に町民の声だと思います。それが、先ほどの答えですと、6つある公民館で賄うんだというような部分の回答なんでしょうけれども、本当にその部分でやっていけるのかというような部分。要は今現在ある公民館というのは、限られた地区の公民館なわけですよね。一部成田公民館とかいろいろ使っていますけれども、それは全部の公民館ではないわけですね。名前を変えるとかいろいろしなければならないと思うんですけれども、要は、この機会に、市をつくることによって市のこの町民の求心力を高めるような、「おお、市になるんだ」というふうなそういう観点で私は質問をしているんですけれども、その辺で本当に今後文化施設をつくるかつくらないかの回答をお願いしたいなと思います。
 それと、都市基盤の整備についてですけれども、道路の交通渋滞とかバス交通システムの関連なんですけれども、富谷町はいろんな団地、今あちこちあるんですけれども、その団地の中で、計画はあるんですけれども、行きどまりの道があるんですね。結構成田にもあります。その辺の解決なくして市なのかというふうな部分。要は、今渋滞なり混雑もしているんですよね。きのうおとといなんかも私は歩きましたけれども、相当渋滞しているんですね。だから、その辺の解消も、当初の町の団地の計画どおりに進まないことには、人口はどんどん進んでいるわけですから、その辺もあわせてこの市制移行の時点でやっぱり改善すべきじゃないかと、この辺の回答もお願いしたいと。
 それと、この議会で何度も取り上げられています泉中央までの乗り入れ、要は宮城交通との関係、この割高なバス料金等々も、やっぱり市となればやっぱりこの辺も解決しないといけないんじゃないかなという視点でございます。よろしくお願いします。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 後半のほうについては、今回の質問の趣旨にあるんでしょうかね。今、再質問の中で初めて延伸、泉中央のことも出ていましたんですが、その辺のところ、趣旨に沿ってというふうな形でお話をさせていただきたいと思いますが、今部長からお話がありましたように、市制の要件をクリアすること、1つずつこう宮城県とのやりとりを見ながらと、今の条例に見合う、自治法には5万人とこう定めるということですから、最小にして最大の要件といいますかね、そのことは間もなくクリアされそうだと、ついては、じゃあ次の宮城県条例はと、こういうふうなことになります。しかし、これは昭和20年代のことの条例ですので、滝沢市の事例を見てもわかるように、今その市制の移行のために、ここ数年来、宮城県の市町村課とたびたびここで申し上げているようにやりとりはしております。おおむね富谷町については、その自治法上の5万人到達を経て、国勢調査後、市制移行の体制が整いつつありますねというふうなことのおおよそのやりとりはあるというふうなことです。したがいまして、文化施設はというふうなことでいえば、十分今の富谷町の現状からして、今の条例に定めるものにほぼ見合うものですねというふうなやりとりは内々ではなされているというふうなことです。
 したがいまして、富谷町のこれまでの公民館の今お話も一部触れていただきましたけれども、6館の体制というのは、どうぞこの近隣かいわい見てもどこにもないですよね。こういう歴史、風土、特異性がやっぱりあるというふうなことの前提に立たざるを得ないというのが私の立場です。したがいまして、市制だから、市にふさわしいとかというふうなことの中で、今ここ数年、三、四年の中に文化会館構想、文化ホール構想を持って具体的に始動する状況に現段階ではないというのが従前からの考え方で、今も変わりありません。したがいまして、言葉として箱物云々というふうなこと、公民館6館の運営にしろ、人的なその投入にしろ、配置にしろ、相当数のものです。恐らく1つの文化会館、文化ホール以上の投資と、そしてまた今の維持経費、ランニングのコスト、そしてまた人員の配置というふうなことでいえば、その辺も十分ご賢察をいただいて、ともにそういったことの優先順位というふうなことがありますので、どちらが先かではないんですね。常にどの時期も課題があるんです。個々に泉中央までバス延伸しない中で市制移行かと、そういう論に立つものでもございません。常に課題を持ちつつ、課題を認識をしつつ、課題をいかに町民本位に解決していくか、そのことをもってしてこのまさに5万人到達した後の行政運営は市制の形、枠組みの中で進めていることが、結果としてはまさに町民ないしは町の利益につながると、こういうふうな考え方でございます。
 将来ビジョンあるいは10カ年計画、3年ローリングというふうな形でやっておりますけれども、その補充する中で、ことしの1月4日ですか、ことしじゅうあるいは年明けには5万人に到達しますね、いよいよ5万人、自治法上の5万人をクリアして、市制の準備といったこういったバッジ等も含めて徐々に皆さんの機運をそこに向けていきましょうというふうなことが、この1年の取り組みではなかったかというふうに思います。もう一回繰り返しますけれども、課題を常に持ちつつ、それを解決する努力をしながら、そしてまたこのまさに市制に移行するチャンス、限られた自治体にしか与えられないこのチャンスをいかに富谷町のものにし、町民本位の町政運営、行政運営を進めていくか、そのことに最終的には尽きるというふうなことでございます。
 足らざるところは折々に今、広報等を通したり、あるいはこういった場も含めながら皆さんに広めていくと、周知、ご理解をいただいていくというふうなことについては従前どおりの継続した取り組みにしていきたいというふうに思ってございます。

議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。

2番(菅原福治君) やっぱりどうしてもこだわりたいんですが、必ずやっぱり文化施設の件ですけれども、やっぱりこういうものは、確かに今、町長言われるように財源なり人員なり、そのランニングコストを考えなければならないんですけれども、やはりそうはいっても、近隣を見ても本当にあるんですね。本当に将来の富谷を考えたらどうなんでしょうかね。本当にこれは町長以下全職員で、その財源なりランニングコストなりをやっぱり考えるべきだと思うんです。やっぱりそれは町長ひとりで考えるんじゃなくて、指示して全員で考えなければならないと思いますよ、ランニングコストも含めて。だから、その辺がそういう体制になっているのかどうか。やはりいろんなこう課題があるわけですから、もっと道路の問題だとか、いろんな問題あるわけですよね。そんなときに、やっぱり市になるという部分でチャンスなんですよね、本当にいいチャンスですから、このままの町のあり姿そのまま市に変わるだけじゃなくて、いいこの機会をチャンスに捉まえて、いろんなものを本当に知恵、工夫を出して市制へ臨んでいただきたいと、もう一度思いなり決意をお聞かせいただきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 職員に指示云々というふうなことがありましたけれども、十分今のことも含めてこの間、町政運営しているんですね。先ほど申し上げましたように6館の公民館の体制というのはこのかいわいはないですから、さらにまた、冒頭申し上げましたように6つの公民館が年内に公民まつりを終えると、これは大変な大きな取り組みだというのは、改めてここ数年来見て、とりわけことしはそう思いました。今までですと4つ、2つというふうなことで年を分けていましたのでね。そういう意味で大変なる地域の皆さんのお取り組み、まさにそういう創造的な取り組みをそれぞれの地域の塊でやっているということ、これは本当に自慢できることの1つだというふうに改めて確信をいたしました。
 今回の震災の記録も、これは町の行政、今の限られた職員体制の中でこの内容を仕上げたんです。先ほど、「重さ、どっちが重いんだべね」なんてこうやりとりしましたけれども、1,650グラムで、こちらが一、二グラム重いということもわかってきましたという話で、冗談ですけれどもね。そのような中で、本当に全国の中で見ても、沿岸部でまとめる状況にもありません。そしたら内陸部でやることの意義と価値をどこに求めるかということからすれば、私は、去年の6月にお諮りをしてこの作成費用を予算化してもらう。そのことに、やっぱり期待に応えなければならないという、この1年数カ月の思いをこの中に示させていただいたというふうなことでございます。いよいよ皆さんに広くお読みいただきながら、とりわけ西日本の、津波は私らは経験していませんので、内陸部の皆さんの少しでもこの不安を解消すると、こういう準備をしておくとこんな、あるいは、こういったことを突如としていても、こんな取り組みを手順でどうすると一つの方向性が見えますよみたいなことを、我々の経験をやはり内輪にとどめ置くには余りにも今回の大きな震災、教訓とすべきものは外に発信すべきだと、する必要があるというふうなことを取り組んだもので、そういった意味では、ぜひ職員のこのチームワークなり、こういった作成するだけの力量というふうなあたりに目を向けながらここに至ったということも、ぜひご理解いただきたい。

議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。

9番(森栄君) 私は、通告に従い、シルバーワークプラザの建設要望について質問をいたします。
 去る10月13日に、しんまち地区としんまち公園を会場に開催された十三夜 魂のふるさとまつりは、天気に恵まれ、町内や町外からの家族連れなどで大変にぎわい、しんまち地区に昔から住んでいる住民の方々からは、「まるで昔の活気のあるしんまちのようだ」という声が多く聞かれました。
 また、このお祭りの日だけでなく、しんまち地区の地域活性化のための核となる施設が欲しいという声が私に多く寄せられました。このしんまち地区には、奥州街道の宿場町として、昔ながらの白壁の町並みや、名所である熊野神社、また、若槻礼次郎元首相が対山閣と命名し、河北新報社の宮城県新観光名所の一つに選ばれた内ケ崎庭園などがありますが、忘れてはならないのが旧富谷町役場庁舎であります。この旧役場庁舎は、現在公文書の保管場所になっており、建物の一部が民法第601条の賃貸借契約により公益社団法人富谷町シルバー人材センターに貸与されていますが、建物は手狭で、事業所職員の更衣室や作業室、物品保管倉庫もありません。また、2階の会議室も狭く、シルバー人材センターの総務部会、事業部会、安全適正就業委員会、職遇班、地域班などの各種部会や委員会の会議の開催にも支障を来している状況であります。建物も老朽化して雨漏りもする状態であるため、事務室、作業室、研修室、展示室、交流サロン、倉庫などを1カ所に集約したシルバーワークプラザの建設要望について、公益社団法人富谷町シルバー人材センターから、今まで平成21年3月と平成22年3月にシルバーワークプラザの建設要望についての要望書が富谷町に提出されております。この要望書には、シルバーワークプラザの建設場所として、旧役場庁舎を再活用したい理由として、1つ、由緒ある富谷町の中核地であるしんまち通りの地域活性化に貢献できる。2、富谷町の歴史のある建物を活用することができる。3、シルバーワークプラザに交流サロンを設け、地元商店街との連携を図ることにより商店の売り上げに寄与できる。4、会員以外の方々との交流の場として適切である。5、将来の市制施行の際に、町の中核施設の一つになると考えられる。6、十三夜 魂のふるさとまつりなどの行事に使用しやすいなどの理由が挙げられております。
 また、ことしの7月24日に産業建設常任委員会の所管事務調査で、富谷町シルバー人材センターを行政視察調査した際にも、大童理事長を初め他の役職員からも、シルバーワークプラザの建設について強い要望の声が寄せられました。
 シルバー人材センターは、自主、自立、協働、共助の理念に基づき、会員の創意と主体的な参画により運営する組織で、高齢者が働くことを通じて生きがいを得るとともに、地域社会の福祉の向上と活性化に貢献する組織で、公益社団法人富谷町シルバー人材センターは、平成15年2月5日に創立、同年4月1日に法人許可を受け、平成16年4月1日付で国庫補助が開始され、平成23年4月1日に、宮城県内で最初に公益法人に移行いたしました。そして、平成23年度のシルバー人材センターの正会員数は418人で、加入率は宮城県内で一番高い状況であります。また、平成23年度の契約高は1億8,007万円で、昨年度実績1億4,521万円と比較して3,486万円の増加で、宮城県内のシルバー人材センターにおける契約高では第27位中第6位で、着実に事業を展開していることがわかります。最近の事業としては、少子化対策のために平成20年4月に子育てサロンを開所し、親子の広場、託児事業を開始して、子育て中のお母さんに大変喜ばれております。このことは、ライフスタイルの多様化などにより心の豊かさやゆとりを重視した生活の実現が求められ、男女雇用機会均等や子育てと仕事の両立、勤労者福祉の充実などの要請も高まっており、こうした住民ニーズに的確に対応した労働環境の確保や時代に応じた多様な住民ニーズに対応する事業を実施することが、今後もシルバー人材センターに求められております。
 このように建設の要望があるシルバーワークプラザは、宮城県内では唯一多賀城市シルバー人材センターがワークプラザを設置しており、私は10月19日に直接訪問して調査をいたしました。調査の結果、多賀城市シルバーワークプラザは、平成22年4月1日に全国シルバー人材センターからの2,000万円の国庫補助金を多賀城市が活用して建物を建設し、公益社団法人多賀城市シルバー人材センターが多賀城市と指定管理者の契約を締結して成立しました。職員は正職員が3名、短期雇用職員が4名で、平成24年3月末の会員数は482名で、就業率は76.3%でした。平成23年度の事業実績は、受注件数が3,734件、受託件数が3,234件で、契約金額は1億4,322万4,425円でした。事業決算におけるシルバーワークプラザ運営事業収入は、講習会材料費等収入として29万2,500円、運営支出額は98万3,398円でした。また、公益社団法人シルバーワークプラザでは、60歳以上の方々を対象に、シルバー人材センターでの就業と高齢者の生きがいづくりのために技能講習会や研修会及び各種教室を開催していました。特に英語の初級及び中級の英会話教室や日用大工教室、また季節的なお正月の門松作成教室などは大変人気があり、23年度の技能講習会や各種教室の申込者数は440名で、延べ2,031名が受講していました。この調査を踏まえ、私は次のように考えます。
 昨今、我が国において、少子化の進行とともに、医療費や社会保障制度の整備などによる平均寿命の延びにより高齢化が進んでおります。富谷町は現在高齢化率が宮城県内で一番低い状況ではありますが、編入などの社会異動による高齢者人口の増加のほか、団塊の世代などの自然増に伴い、着実に高齢者人口の増加とともに高齢化率も上昇すると見込まれています。このような状況の中、富谷町には行政として年々増加する高齢者や、高齢期を充実して過ごすための生きがい施策の充実と、活力に満ちた地域・社会づくりを推進することが求められております。そして、シルバーワークプラザは、高齢者の雇用確保や就業のみならず、高齢者の生きがいづくりのための技能講習会や研修会及び各種教室を開催する公共的公益的な団体として社会的に大変重要な役割があります。
 しかしながら、シルバー人材センターの課題として、平成18年6月2日法律第49号で成立した公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律の第14条で、公益目的事業の収入について、「公益法人は、その公益目的事業を行うに当たり、当該公益目的事業の実施に要する適正な費用を償う額を超える収入を得てはならない」と明記されており、事業資金を蓄えることができないために毎年の事業が不安定で、どうしても補助金に依存する経営体質になっているのが現状であります。したがって、シルバー人材センターの施設整備であるシルバーワークプラザの建設についても行政に頼るほかない状況であり、今後のシルバーワークプラザの建設についても、富谷町に対して特別の配慮を要する次第であります。
 また、現在の富谷町民俗ギャラリーはわかりづらい場所に設置されており、訪れる人も少ないという声が多数寄せられておりますので、しんまち地区の地域活性化のためにも、今後旧役場庁舎に富谷町民俗ギャラリーを移設して、シルバーワークプラザと併設しながら、旧役場庁舎を複合的な施設として再活用すべきだと考えます。
 これらのことを踏まえ、シルバーワークプラザの建設について、1、旧役場庁舎の現在の管理状況と今後の管理状況について。
 2、公益社団法人富谷町シルバー人材センターから提出されているシルバーワークプラザの建設要望に対する今までの対応について。
 3、公益社団法人富谷町シルバー人材センターから提出されているシルバーワークプラザの建設要望に対する今後の対応について。
 4、旧役場庁舎を再利用してシルバーワークプラザを建設する場合の課題について。
 5、シルバーワークプラザを建設した場合の指定管理者について。
 6、旧役場庁舎を再利用しての富谷町民俗ギャラリーの移設について。
 以上、6項目について質問いたします。

議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答え申し上げます。
 先ほど町誌の件を言いましたけれども、1,550グラムの100グラム誤りでございます。訂正申し上げます。
 それでは、森議員の質問にお答えを申し上げます。
 シルバーワークプラザということでありますけれども、シルバーワークプラザ、きょう傍聴の皆さんたくさんおいででございますので、次のような機能を有するものと言われております。次の2つ以上の該当するものをシルバーワークプラザと呼ぶということですね。
 会議・研修室、2つ目、独自事業請負事業作業室、技能訓練や講習室、製作品の展示・販売室、その他上記のうち一つの事業目的の達成のために必要な施設ということで、それら今5つ申し上げました中の2つ以上を備えたものをシルバーワークプラザというふうに呼びますというふうなことになります。
 それから、富谷町シルバー人材センターで占有して使用すると、こういった機能を旧庁舎を活用して使うことはできないかと、このようなテーマで数年来シルバー人材センター等からの申し入れやら請願等もお受けしているというふうなのは、おっしゃっていただいたとおりでございます。
 シルバー人材センターは、平成15年開設ということですので来年ちょうど10周年を迎えて、今年度中、平成25年3月に10周年の記念事業を行うと、記念式典も行うというふうなことと相なります。あれから10年というふうなことで、さまざまな活動、そしてまた実績も上げてこられているというふうなことです。ふるさとまつり、あるいは「ほっと育く」、会員さん400名を超えて、町内全域の皆さんを構成員として活動されているというふうなことで、それぞれたくさんの声、折々に聞くところでございます。そのようなことの中で、公益社団法人という法人化、公益法人化か一般法人化かというふうなことの選択をしなければならない中で、平成23年4月1日、県内で第1号の公益社団法人の手続を得て新たなスタートを切られたというふうなことも、そのとおりでございます。したがいまして、この10年来の歴史とシルバー人材センターの今、そして今までの活動を見る折、しんまちの中核施設、あの場所にそのまま定着して引き続きの活動をされるというふうなことはおのずと皆さんにもご理解いただけるのではないかと、このように思うところです。
 その次に、庁舎は、昭和45年に建設されたものですということですので、40年を超えていますと。耐震の診断をしましたが、耐震補強工事をする必要があるということで、震災前に診断をした結果、その当時の見積もりで6,000万円ほどの見積もりがなされているというふうなところです。それ以上のものは手をつけず、給食センターの件もありましたので、現状に至っているというふうなことです。幸いにして今年度中に学校給食センターがもう改修して、役場旧庁舎の中にある全てのものを搬出できるスペースができましたというふうなこととなりますので、まずは旧庁舎の中をすっかり、まさにさっぱと空にして、そして次の方向性を見定めるというふうなことといたしたいと思います。
 大枠はそのようなことで、1つ目、2つ目ですかね。
 そして、課題はということで、4つ目に入りましょうか。4つ目の課題ということになりますけれども、やはり場所的なもの、駐車場が云々というようなこともありますが、それを超えてですね、やはり耐震補強が必要であるという診断が出ておりますので、あの当時見積もった内容で工事ができるものやら、その辺の見定めをしなければならない。どちらにしましても、外観的に見た範囲では、まさにこの大震災に耐えたというそういうふうなことの建物でありますので、庁舎として使っていた建物であるというふうなことも含めて、ぜひあの場所であの外観で、そしてシルバーさんの実績を踏まえながらあの場所で継続をしていただく。加えて、民俗ギャラリー等の集客施設、分散するよりはあの場所にというふうなことでいえば、そのとおりだと思いますが、そういった機能もあの旧庁舎の中に織り込めはしないかと、このようなところをこの数年来検討してきているところでございます。
 指定管理についても十分検討する範囲に入るというふうなことです。
 そのようなことでございますので、第1回目の答弁とさせていただきます。
 以上です。

議長(浅野幹雄君) これより森 栄君の質問は一問一答により行います。9番森栄君。

9番(森栄君) 担当課長に基本的なことをお伺いしますが、公益社団法人富谷町シルバー人材センターは平成15年2月5日に創立、そして同年4月1日に法人許可を受けていますが、この設立の根拠となった法律は何ですか、答弁願います。

議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 高齢者等による雇用の安定等に関する法律を基準にしております。

議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。

9番(森栄君) それでは、現在役場庁舎のほうに保管されている文書についてですが、これら文書については富谷町公文書管理規則第7条及び文書取扱規定34条に基づくものですけれども、この文書の保存種別、それから保存年限等について答弁願います。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) そういう施設関係であれば、その原課のほうで管理はしますけれども、その基準にのっとった形で保存年限はされております。

議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。

9番(森栄君) それでは、先ほどの質問ですけれども、公文書については、1種が永年保存、それから2種が10年保存というふうに区分されておりますけれども、旧庁舎のほうに管理されている公文書についてはどの部分に当たるものでしょうか。それから、保存期限が過ぎている文書の廃棄についてはどのようにしているか、お伺いいたします。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 永年物とか、10年、5年と、国の法律に基づいて保存されております。レセプト等は通常5年となっておりますので、旧庁舎においてはそういった年限に基づいた形で保存はされております。あと、廃棄につきましては、その年限を過ぎたものについては、こちらに届け出の上、年1回搬出をしまして、その場で焼却の場を見まして焼却しているところでございます。

議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。

9番(森栄君) 先ほどの町長の答弁の中では、旧役場庁舎を耐震化または改装する工事として、予算6,000万円ぐらい見積もっているというふうなお話を伺いましたけれども、これから工事をするとした場合、この予算額それから工事期間については、どのように考えているか、答弁を求めます。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) これらについては先ほど町長が申し上げたとおり、まず一旦空にして、それから考えたいと思いますが、当初の見積もりでは耐震構造は必要でありますので、その分で6,000万円と、あとはそれに伴う、内部的にこの間の震災を経ていますので、まだちょっと内部までは至っていませんので、そういったところも調査しなくてはいけないということで、まず、給食センターに一度あの中のものを全部移した後に、追って工程を考えていきたいと思っております。

議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。

9番(森栄君) 先ほどのシルバーワークプラザの今後の課題の中に、駐車場の問題がお話しされていましたけれども、駐車場の問題については、今、民法601条に基づく賃貸借契約をしているシルバー人材センターの老朽化した建物を取り壊せば、その部分が駐車場になるわけですから、その点についてどのようにお考えか、答弁願います。

議長(浅野幹雄君) 財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) 先ほどからお話ありますけれども、基本的には、まず空にした状態で、その建物の中身をもう一度一から見直しをして、そちらの費用をどのぐらいかかるのかという試算をこれからする状況になると思います。
 その中で、既存の今ある事務室が不要ということで判断すれば、今議員さんがおっしゃったとおり撤去をして駐車場にもなり得る可能性もあるんですけれども、その辺の詳細はまだ未定でございますので、明確な回答ができない状況にありますのでご理解いただきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。

9番(森栄君) シルバーワークプラザについては、町民民俗ギャラリーと併設して複合するということも検討されている答弁でございましたけれども、その検討については、具体的にいつごろまでに明らかになるか、その辺あたり、もっと詳しく答弁願いたいと思います。よろしくお願いします。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 旧庁舎の活用につきましては、まず、さかのぼること、こちらに移るとき、旧庁舎の利活用につきましては、解体経費もかさむということで、当分の間、町の倉庫として使いますということだったんですが、時代が変わるにつれて皆様方から、あのような形で残っておりますので、何か再利用ができるんじゃないかという声が上がってきております。その中で、議会議員の皆さんが請願を出されている民俗ギャラリーの移設、あわせて地域の皆さんからも地域のコミュニティー施設として活用したいとか、あとは、あわせてシルバーさんからワークプラザなどというご意見はいただいております。
 これら全部をあそこの限られたスペースの中で果たしてできるのかどうかも含めてこれまで検討しておりますが、なかなか民俗ギャラリー自体もどのぐらいのスペースでどうやるかとか、あと、あそこにはエレベーター機能もありませんので、3階建てですが、そういった使い道をどうやるかとか、そういったものを含めて、まず、どのようなことが考えられるか、そして経費の面、そういったものも考えていかなくてはいけないということで、現在に至っているところでございます。

議長(浅野幹雄君) 次に、12番山路清一君。

12番(山路清一君) 今回、私は大きい2つについて質問します。
 仮称富谷市誕生までの課題を問うと、庁舎内に軽食コーナーを設けよです。
 初めに、1点目の仮称富谷市誕生までの課題を問うについて、質問いたします。
 1階ホールに掲示されてある富谷町の人口の数字を見るたび、町民人口5万人達成が気になりますが、私だけでなく町民多くの方々が同じ思いだと思います。最短で平成28年4月1日の市制施行を目指し、町職員を初め関係者の胸には、富谷町5万人都市2016市制施行へのバッジが目につき、町民のみならず他市町村からも注目されており、質問いたします。
 1つ、市制施行を目指したバッジの反響を伺います。
 1つ、市制プロジェクトチームの現状における課題を伺います。
 1つ、これは先ほど同僚議員からもお話がありましたけれども、スケジュール関係なんですけれども、先ほど答弁にありました、長久手市を参考に先見例をもって進めていくというふうな答弁がございましたけれども、私のほうからも同じような質問ですけれども、市制施行までの工程を伺います。
 この3点について伺います。
 大きな2つ目としまして、庁舎内に軽食コーナーなどを設けよについて、質問します。
 平成28年4月に市制を目指している富谷町、しかし、庁舎の周辺には食事をとる場所はありません。食堂、レストラン、喫茶店もなく、特に昼を挟む用事の町民に対しては大変不便を感じている次第でございます。きょうは特別なんですけれども、一般的には、午前中は傍聴者の方がたくさんおります。きょうは午後の傍聴者が多いんですけれども、昼前に傍聴に来まして、昼食をとるためうちに帰りますと、昼からなかなか来ないのが現状であります。
 年配の方で車の免許のない方がおりまして、地域の出張所ではできない用事のため、タクシーでもって本庁舎に見え、昼を挟む用事になり、担当課の担当職員に昼食をとる場所を聞いたらば、下のコンビニを伝えられたということで、下のコンビニまで歩いて行きましたと、大変な思いをしましたとのお話を聞きました。本館の庁舎内に軽食コーナーなどを設けよと質問されましても、簡単にできることではございません。考えなければならない大きな課題がたくさんございます。
 まず、第1点目としましては、設置場所の問題、それから当然使うであろう給排水の問題、そして経営運営形態に関する課題、そして実際につくってもいいか、利益があるのかというふうな大きな課題もございます。簡単に比較するわけではございませんが、皆さん方も利用したことがあると思う宮城県庁、それから仙台市役所の食堂は、職員のみならず、メニューも多く、そして安いので、わざわざ昼食を食べに訪れる市民や県民の方もいらっしゃいます。それと富谷町とは比較にならないと思いますが、今回、市制施行を目指す富谷町として計画の一つに入れるべき課題と思い、質問いたします。庁舎内または近隣に軽食コーナーなどを設置できないかお伺いいたします。
 以上です。

議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答えを申し上げます。
 バッジの反響についてということですけれども、職員ともどもつけていますので、「そいつ何だ」とかというふうな話は、つけて以来受けております。そういった声をつけることによって受けているというふうなことで、間もなく5万人というようなあたりが周りの皆さんにも恐らくじわじわと広がるんだろなというふうな感じでございます。恐らくそういう経験がこのかいわいはないわけですので、そういう意味では5万人到達の重みというなのは恐らく今までにないような状況の中でここ数年経過するのではないかなというふうな感じでございます。
 プロジェクトについては、後ほど担当から申し上げることといたします。工程についても同じようにさせていただきます。
 庁舎内に軽食コーナーをの件についてでありますが、市制移行に向けてということのつながりで検討すべき入れるべき課題ではないかというふうな趣旨のようでございます。
 平成15年1月にこの庁舎に移ったというふうなことですので、あれから10年ということになりますですね。そのような中で、軽食にしろ何にしろというふうなことで、あればいいなというふうな思いは相通ずるところです。自販機を設置をする。各公民館や運動施設等にも自販機を設置しますというふうなことで、震災前にそういった判断をして導入をしてきた経緯がございます。庁舎についても台数を増やして、そしてまた震災対応のというふうなことで取り組んできたところでございます。あそこ、円形のホールで500平米だそうです。500平米のまさに田んぼでいえば5畝歩中ね、500平米のスペース、さまざまな形で活用されているということです。今度、期日前はあしたからということで設定もしましたんですが、これも私になってから3階からあの場所に移したというふうなことです。本来ですと、従前エレベーターに乗って3階に行くような期日前投票所は余り好もしくないというのが選管の見解でありましたので、早速にあの場所にできないかと。大変手間はかかるんですね、パネルをつくって何をしてというふうなことで、入ってすぐに投票所に向かって、本当に短時間のうちに何の負担もなく負荷もなく投票するというふうなあたりの考え方に沿って、あの場所にいたしました。そういうことからすると、あの場所も非常に難しいというふうなこと。そもそも議員も所属されていたんでしょうから、議会新庁舎建設特別委員会において、そういった機能は無理であるというふうなことで、ある一定の理解も受けているというふうなことでございます。それ以後について大きな環境の変化はないというのが現状の認識でございます。そもそも営業的にペイするかどうかというのは業者にも企画のほうで確認をしておりますが、単なる思いつきではなくて、最低でも二、三百食、二、三百人の利用がなければ営業的に永続しないというふうなこととなります。
 したがいまして、結論的に申し上げれば、あそこのスペースをご自由にお使いをいただいて食べていただくなり、コンビニをもって、遠いんだと言うんであれば、それ以上言いようがありませんけれども、さほどの距離じゃないんですね、それこそ往復にして、1分80メートル換算で、帰り坂道だから2割増しぐらいかかるよと言えばかかるんですけれども、恐らく行って帰って15分、20分の範囲だと思います、買い物してもですね。そういうふうな中で、平成23年4月1日、平成23年度から職員の皆さんの勤務時間が15分減りまして7時間45分の勤務体系になりました。したがいまして、夕方の5時半の勤務終了はそのままにして、お昼の時間を15分延ばしましょうというふうなことで、12時45分から1時まで15分、その部分で、お昼で延ばしたと、ですから、平成23年度、24年度、この2年度そういった時間の中で過ごしていると。職員も大変そういう意味で昼間ゆったりできますというふうなことの声も届いておりますし、今後は、会議は1時からにしても、十分なるはその昼休み時間、1時間というふうなことの休憩時間もとるような形にも変えておりますので、当分の間、現状のままでご対応いただければというふうに思うところでございます。
 以上です。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) それでは、私のほうから個別についてお答えさせていただきます。
 先ほど菅原議員さんの質問と若干答弁させていただいているところもあるんですが、まず、プロジェクトチームの現状における課題ということですが、議員さんのほうからも第1回定例会のときに同じような質問をいただいて、そこから大きく変わっていることはございません。ただいまそういう基礎的な部分をプロジェクトチーム内で調べているところでございます。それは先見事例も含めまして、どういった事例でなっているかということでございます。ただ、先ほど中心市街地の云々とありましたが、そこのところが富谷町については大きな課題になっておりますが、そこについても、事例で申し上げてもいろいろなパターンがあるということでございますので、そういったところをプロジェクトの中で十分今協議・研究をしているところでございます。
 次に、3問目の工程につきましては、これはあくまでも5万人を国勢調査で超すというのが大前提になります。富谷町の人口は、登録者数で間もなく5万人を超しますので、いよいよそのときが来たということでございます。これについては、あくまでも国勢調査を経ての市制施行になりますので、2015年の10月の国勢調査、そして速報値表が翌年に出ますので、それで必ず確実に5万人を超していると資格があるということでございますので、そこに向けての逆算工程となっているところでございます。現在は、そのようなことを踏まえて基礎的な調査をプロジェクトの中で行っております。それを踏まえて、いよいよというときには、恐らくこれは業務として行っていかなくてはいけませんので、企画部内にそういう専門的な部署を設けてさらにその業務を進めていくと、そこの中で、先ほど菅原議員さんにもお答えしたアンケートであったり住民の皆様への懇談会、そういったものが行われていくようになっているところでございます。
 私のほうからは以上です。

議長(浅野幹雄君) この際、午後2時15分まで休憩をいたします。

午後1時57分 休憩

午後2時15分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 これより山路清一君の質問は一問一答により行います。12番山路清一君。

12番(山路清一君) 以前に同僚議員が市制関連質問をしております。かち合わないように質問をしたいと思います。
 まず最初に、市制プロジェクトチームの件なんですけれども、3月の一般質問の時点では経営企画課が担当し、5課7名の方で構成していますと答弁がございました。担当課及び担当メンバーの構成に変更はないか、お伺いいたします。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 現在のところ変更はございません。

議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

12番(山路清一君) チームリーダーは誰が担当しているか、お伺いいたします。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) これは私の部署ですので、私が担当してございます。

議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

12番(山路清一君) 会議等開催日は定期的に行っているのか、お伺いいたします。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) これは開催日は定期的に行っておりません。

議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

12番(山路清一君) 開催を行うとすれば、時間的には、例えば仕事の終わった5時半以降とかそのような時間帯か、または、仕事中の時間帯か、お聞きいたします。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) これは主に時間内のほうでやっております。

議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

12番(山路清一君) 今まで何回ほど会議を開いたかをお伺いいたします。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 回数的には、この場にちょっと持ち合わせませんが、数回行っております。あとは、物が物だけに基本を示していますので、それぞれの部署で検討し、それを集めて一覧にする作業を今行っているところでございます。

議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

12番(山路清一君) 市になる条件としまして、先ほど同僚議員からもお話がありました。また答弁もございましたけれども、はっきりした答弁がちょっと余り聞き取れなかったので、再度私のほうからも関心のある連檐性についてお伺いいたします。この連檐性について、例えば何メートルかも含めてお伺いしたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) これは連檐ですので、軒が重なり合うというのが基本になっております。ただ、それは道路とか川とか山とかそういったものがありますので、それはケース・バイ・ケースで行うところで、その地域性によって判断されているようでございます。

議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

12番(山路清一君) 先月、野々市市という石川県のほうに政務調査に行ってきました。その中で一番問題だったのが連檐性だというお話を聞いていました。職員のほとんどの方々が休日を返上してその連檐性を調べたと、そのときのメートル数によると、30メートルという話をされましたので、この30メートルというメートル数が、我が富谷町のほうではどのように捉えているか、お伺いいたしします。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) それも連檐性のこの考え方によって具体的な協議が進めばなると思うんですが、これは一般論でいきますと、恐らく野々市市もそうですし、長久手市もそのようなことを踏まえて国に申請しているという状況でございます。

議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

12番(山路清一君) そうしますと、実際的にはそのような時点になれば、その連檐性に関してはもちろん関係もございますでしょうけれども、何メートル離れているかということが子細に出てくるんでしょうか、お伺いいたします。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) そういったところも踏まえて現在、調査・研究をしているところでございます。

議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

12番(山路清一君) ちょっと私もはっきり頭のほうに入ってはこないんですけれども、ちょっと理解できないんですけれども、その意味、詳しくですね、簡単に入ってこないんですけれども、次の質問に移させていただきます。
 市になるためには、まず一つは、町議会関係でもっての可決関係と思います。また、宮城県知事による地方自治法第8条の規定による決定書、そして告示と、最終的には法務大臣による告示をもっての決定をするというようなことがあると思うんですけれども、その中で、総務省は、住民の意見を重んじるとお聞きいたします。先ほど同僚議員のほうからアンケートの話もございました。市制施行意識調査に関して、町のほうはどのようなお取り組みを考えているか、お聞きいたします。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) それにつきましても、これから、先ほど申し上げたとおりいろいろな説明会が行われていきますので、その中でご説明させていただくということになろうかと思います。

議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

12番(山路清一君) 東京オリンピック、前回やはり東京都の盛り上がりがなくて、オリンピック誘致できなかったという前例もございます。市になる前例はそのようなことはないと思いますけれども、その辺をしっかりとやっていただいて、住民の何名が賛成するか。ちなみに先ほど言った野々市市では90%の住民が賛成に回ったというような話がございますし、アンケート調査の結果もいただいてきました。
 次に、町から市になった場合の税金に相違があるかということも、先ほど同僚議員がお伺いしました中で「違いございません」と話がございました。緊急雇用創出交付金なんかについてはいかがなものか、お伺いいたします。

議長(浅野幹雄君) もう一回ちょっと具体的にお願いします。

12番(山路清一君) 税金の、例えば町民税とかいろいろございます。そちらのほうは変わりはないと話を聞いていますけれども、税金の、例えば交付金関係、緊急雇用創出事業関係があった場合の交付金関係は、町と市ではいかほど違うのか、お聞きいたします。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 緊急雇用というのは、今回の国が行っている制度のことでしょうか。(「はい」の声あり)多分そうだと思うんですが、それにつきましては、その制度制度で交付額は変わります。私が以前申し上げたのは、今回、県が配分した交付額には市と町で差がありましたということは、前回の議会のほうで申し上げました。人口が富谷のほうは白石とか角田に比べて多いわけですけれども、それについても、富谷町は町くくりの中の均等割になっていますということと、市についてはそれが上乗せになって配分されましたということになります。これはたまたまその緊急雇用がそうだっただけであったかもしれませんし、これからももしかすると大きな違いはあるかもしれませんので、そういったところで市と町村というのが大きくくくりが違うということはご理解はいただきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

12番(山路清一君) 今後の大きなまだ課題だと思うんですけれども、やはり市制にするためにかなり町の税金は使われると思います。例えば市にするための郵便の手紙とか、はがきとかいろんな書類関係のかかってくると思いますけれども、今現在大体予定している金額があればお伺いいたします。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) そういった細いところはまだ積算しておりませんが、これも先進自治体事例ということで、先ほど議員さんが視察した野々市市とか長久手市さんの事例を問うと、その年の一時的な出費はあります。当然看板とか施設銘板とかそういったものは変わりますし、住民の皆さんの住居表示も変わります。これは一時的なものであって、その年だけの支出になりますので、経常的に市になったからさらに負担がふえていくということは現在のところはないと見ております。

議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

12番(山路清一君) 今部長が申されたとおりだと私は思います。
 続きまして、市になりますと、町村とは違い市を対象とするその事務的とか処理が大分ふえてくると思います。平成28年の市制を予定してやっているんですけれども、その中で、職員等の増員関係の計画はあるか、お伺いいたします。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 職員の数につきましては、定員管理のほうで行っておりますので、市になると同時に職員が一気にふえるかということは、今のところは余りないんじゃないかと思っております。それは、長久手市さんもそのようでしたし、ただし、市になる先ほどメリットとかという話がありましたけれども、市になって当然やらなくてはいけない福祉的な行政がありますので、そういったところで専門的な職員は必要になります。そのために、これから今いる職員に専門性を持っていただくように研修なりなんなりを進めることが、これからの富谷町の目指す方向だと思っておりますので、そういったところも含めてこれから準備を整えていくというふうな段階でございます。

議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

12番(山路清一君) その辺、重々考えていただいて行っていただきたいと思います。
 市制に関する最後の質問ですが、先ほど市の名前ですね、町長のほうからお話しございました。富谷村から富谷町、そして富谷市という話がちらっとありましたけれども、この名前に対する、実際に近くなりましたら、富谷市にしても、平仮名の「とみや市」、それから漢字の「富谷市」、いろいろございます。名前の公募はその時期になれば考えがあるのか、お伺いいたします。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) これについては、先ほど町長が申し上げたとおりでございますし、市になるからといって、やはり急激に変わるものではないと思います。
 かつて、先ほど50周年記念事業につきましても、先人の皆様の重きを重視すると、これは先人の人たちが今のある富谷町を築いてきたことになります。そういったところも踏まえますと、明治の合併もせず、昭和の大合併もせず、平成の大合併もせず、富谷、富谷と、こう継承されてきましたので、これは当然、普通の流れでいけば、恐らく富谷市になるんだと思いますが、ただ、そこに平仮名か漢字かとありますが、富谷ということは平仮名で表記していることは一切ありませんでしたので、そういったところもあります。
 そして、ただ問題となるのは、今「とみやまち」、「とみやちょう」という呼び名がそれぞれありますので、現在では「とみやまち」が正式な名前になりますので、市になればそこは全く関係ありませんので、そういったところかと思っております。

議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

12番(山路清一君) 大きな2点目の庁舎内に軽食コーナーを設けよという題目についてお伺いいたします。
 先ほど私も話したように、非常に大きな問題、いろいろクリアしなければならない大きな課題がたくさんあると思います。その中で、やはり車で来る方はいいんですけれども、やっぱりお年寄りの方ですね、私ももう60は過ぎていますけれども、その中で、下のコンビニまで歩いていくとなると大変なやっぱり重労働というかなるわけなんです。それで、今庁舎内の周りにそのようなものを設けられないか。また、新給食センターを利用できないものか。すぐでなくてもですね、そのようないろんなことが考えられると思いますけれども、再度その軽食コーナーを設けられないか、お伺いいたします。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 先ほどの軽食については、町長が申し上げたとおりですが、まず、営業ベースで普通は考えられます。そういったところでいくと、庁舎建設特別委員会のときも話題になりましたが、1日数百食出ないと営業は成り立たないと、ただ、ここは庁舎でございますので、何かかわるものはないかということで、例えば福祉事業団が経営する何かとか、そういったものもやはり福祉事業でありますが、採算ベースに合わないとなかなかないということでございます。
 給食センターでどうのこうのというのもありますが、それも定期的に本当に来庁者が多く、毎日食べていただく環境にあるかどうかというのが問われると思います。今は恐らく庁舎に来やすい環境も、町民バスなどで走らせておりますので、幾分時間帯によってはお昼を挟まなくても来られておりますし、その食べ物に対する苦情とか要望というのは、ここに来て平成15年から約10年になりますが、ほとんどない状態です。議員さんのところに何か来ているようなお話だったんですが、特別ございません。
 あと、職員のお昼御飯も実はあるわけですけれども、それについては、月曜、火曜とか、下のほうでパンの販売とか、あとは出前をとったりとか、会議になれば、そこの主宰する課が、お昼を挟む場合は事前にお弁当の注文などもとったりしておりますので、そういったところで現在まで対応してきております。ただ、これについては今後はどうなるか。道路が延びて周辺も変わってくれば、また環境も変わってまいると思っております。

議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。

18番(渡邊俊一君) 通告に従いまして、私からは、1点、3要旨について質問いたします。
 新年度、平成25年度事業化計画について伺う。
 我が町の事業計画については、富谷市に向け順調に進められておるところと思われます。しかし、昨年3月11日に発生した東日本大震災により、この2カ年においては震災復興事業を最優先に取り組まざるを得ない状況により、我が町の事業計画にも大きな影響をもたらしたと考えております。よって、新年度、平成25年度事業予算について、また、事業計画について遅滞を余儀なくされた我が町の計画を早急に推進しなくてはならないと考え、次の3問にて質問をいたします。
 1つ、穀田三ノ関線の穀田地区の歩道整備も順調に進んでおり、その北側に計画されておる町道の整備が急務と考えますが、新年度において、どのような計画をお考えか、伺います。
 1つ、災害における避難所は、地域のコミュニティーの場として重要な施設であります。町内会館の中で太子堂会館、志戸田会館の新築についての新年度における計画について伺います。
 1つ、10月26日午前0時10分ごろ、富谷字南裏で発生した倉庫火災において、近くの消火栓、町中新会館の向かいの防火水槽から取水し消火され、ほかに延焼もなく鎮火されたことに、関係各位に心より感謝を申し上げる次第であります。
 しかし、現場から近い防火水槽に消防車が横づけできず取水ができなかったことから、近隣の住民は大変不安に感じておりますし、消防団員からも早急の整備が望まれる意見が出されたところでもあります。
 そこで、新年度の計画において、南裏防火水槽から毘沙門堂までの道路拡張整備を行い、震災に備える必要性について、伺います。
 以上、私からの質問であります。

議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答えを申し上げます。
 道路、会館、そして防火水槽というふうなことでございます。どれもまた課題の1つであります。1つずつお話し申し上げます。
 穀田三ノ関線、このように穀田の歩道整備というふうな形で改修をして、大変スムーズな走行につながっておるというふうなことで、地元の皆さんはもとより、「大変このような整備が進んで何よりです」というふうな声は折々聞いているところです。
 平成20年でしたですかね、あの穀田線を整備、私は平成19年就任、翌年から、やはりこれは5年、10年待っても、郷ノ目橋コンビニまでの都市計画の道路はなかなか大変だというふうなことから、やはり今ある既存の高速道路に並行する道路の改修に着手しようと、このようなことでここ数年取り組んでいるところでございます。まだその途上にあるところでありますけれども、そちらの整備とあわせて、今ご質問いただいた穀田三ノ関線のこの庁舎からゴルフ場入り口付近までの延長というふうなことの課題も常に持ち続けてきたところで、いろいろな経緯の中で、給食センターがちょうど道路の庁舎のはす向かいに立地したというふうなことも相まって、そしてまた南のほうの道路があのように整備をされるに伴いまして、北に延ばす、旧4号線に接続をする課題はかなり大きなものになってきたというふうなことでございます。そのようなことからして、多大な費用、現状、旧の見込みは1,110メートル、10年以上前の段階で1,110メートルの見込みで10億円というふうなことは、ずっとその数字を使ってお話をしてまいりましたけれども、多少接続の仕方、仏所太子堂中線があのように整備されておりますので、あれとの取り合わせ等も含めてやや短目になりました。800メートルというふうなことで概算、今地図上で距離をとったところでございました。
 そのようなことを含めまして、何とか工夫をしながら、捻出をしながら、富谷町の北から南、このように4号線に並行する町内の幹線道路というふうな形で、ぜひ整備の促進に努めなければならないというふうなことでございます。
  結果といたしまして、新年度において、先ごろのオータムレビュー・課題の調整会議におきまして、穀田三ノ関線の整備に関する検討を私みずから指示をしたところでございます。今その平成25年度以降、どのような形で計画が具体化され、どのぐらいの期間でいわゆるタッチ、接続が完成するのか、その辺も含めて3月の議会にお示しをしたいと思います。
 2つ目は、会館の件でございます。
 冒頭申し上げましたように、平成25年度については、来年の平成25年12月までの間、4月3月の年度ではなくて1月12月の単位で、会館の事業についてはこの間考えてきてございます。町中会館もそのようなことで、去年の12月に補正を可決いただいて、結果としてふるさとまつりの10月13日には使えるようにというふうなこと、9月いっぱいの竣工を見て、屋外トイレ等もお祭りの折、使っていただいたと、大変好評を得たところでございました。
 そのような考え方をもって平成25年度の町内会館整備事業というふうなことで検討をしてきたところでございます。これは幸いにして、前町政時代から1年に1つ程度のスピードで会館を整備しましょうというふうなことで、この間平成19年度から、一ノ関会館以下ここまで努めてまいったところでございます。
 したがいまして、平成25年度につきましては、次のような理由によりまして決定をしたことを申し上げたいと思います。震災がありましたというふうなことでありますので、震災の契機を挟んで、ぜひ震災対応の会館にというふうなことも今後の会館づくりにおいては視野に入れなければならない。従前は、世帯数で2タイプだけでした。100世帯を境にして、100世帯未満が116平米以内、100世帯を超えたところは200平米以内というふうなことで、ややそういったところで多少ご無理も受けていただきながら、その2つの種類のタイプで建設した経緯もございます。そのようなこと一つありますというふうなことですね。そういうふうなことでありますので、震災の件、今までの従前の流れから平成25年度、1棟、町内会館の建築に当たると、1月から12月までの間に建設が完了すると、このような視点をもってして検討しました結果、築35年を経過し老朽化が進んでおると、そしてまた世帯数の割に規模が狭隘になっております太子堂の会館について新築改修することといたしまして、この12月からその準備に着手することといたしました。ぜひ災害時における避難所機能、そしてまた震災を経て、この先30年、半世紀というふうに及ぶあたりを視野に入れながら、皆さんの地域のお声、そしてまた地域のそれぞれの独特の風土がありますので、そういった様子を織り込みながら、無理のない範囲で最大限皆さんのお考えも取り込みながらの会館の建築に着手をしてまいりたいというふうに思います。おかげさまで町中会館も、あのように一部土地の基礎、そしてまた売却、町内会で受け取っていただいて、土地をあの場所に確保して、町になじむ、しんまちになじむ会館としてスタートしたこともまたここの場でご報告を申し上げ、ぜひ太子堂におきましても多様な活動が芽生えておりますので、新たな会館で、その先さらに前に進む会館を使ってのご活動にお取り組みいただければというふうに思うところでございます。なお、太子堂の現状の世帯数は457世帯でございます。したがいまして、200平米タイプのものとして予定しているということも申し添えさせていただきます。
 3つ目の防火水槽ということでございます。
 議員がおっしゃった水槽は60トンタイプでありましたということで、手づくりの水槽をつくったんですね。したがいまして、今の標準タイプは40トン槽で、コンクリート板を何枚かこうふたを重ねると、落葉から何から土も泥も防げてきれいな水の状態で40トンや10トンとして使えますというふうなことでした。あの町上のあの場所についてのものについては、落葉であり泥が入り何でありというふうなことで、1年あるいは数年に1回掃除作業もしておったんですけれども、それは万が一のためにというふうなことで鉄板のふたを平成21年10月に既に取りつけて、防火水槽の役目をというふうなことでやったんですが、残念なことにあのような不幸な出来事があった折、消防車が横づけできないために、あそこからの水利は不可能でしたというふうなことです。この質問を契機に確認をしましたら、そもそも消防車が入れない防火水槽は、防火水槽と見ていないんですというふうなことなんですね。したがいまして、黒川消防署の見解は、残火の警戒用か、あるいは必要なときに消防車に充水をする、水のタンク車に給水する、充水する用の役目として位置づけておりましたというふうなことも、今回この件を通して判明したところでございます。
 したがいまして、あの場所に必要な消火栓であり防火水槽でありというふうなことで、必要な範囲の距離の中における充足度は満たしておるというふうなことでございます。しからばそのままでいいのかということになりますけれども、これはやはり地区の独特な特異性、密集したあの場所でございますので、必要にして十分な防火水槽機能として果たすためには、一定の消防車が入るだけのスペースの道路の拡幅が必要であるというふうな認識で取り組むことといたしたいと思います。
 以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。

18番(渡邊俊一君) 1件目についてでありますけれども、今日までは町長は大変なる事業料がかかるから、少しその計画を長期的な視点に立って物事を捉えるというふうな話をされてまいりました。しかし、ここに至って、先ほど私が論旨で申し上げましたとおり、穀田三ノ関線の歩道がほぼ完了に近づいているというようなこと、そしてまた、この計画についてはこの交通面だけの対策でなくて、富谷小学校の児童の安全性、そして太子堂を含めた三ノ関、または富谷町の北部地区の将来性に大変その発展に大きく寄与されるこの事業体であります。よって、計画を進めるというような話をされましたけれども、改めてこの点について、ただいま私が申し上げましたそういった観点から捉え、町長の認識を再度求めたいと思っております。
 また、次に2件目でありますが、今回の補正予算で提案をされております自治振興費、太子堂会館の建てかえの地質調査業務、そして太子堂会館建てかえ設計業務、そしてまた太子堂会館の解体工事ということで476万9,000円を計上されておりますが、いつもでありますけれども、常にそういうような形でやってこられたと思うのでありますけれども、この問題について、やはり事前に町内会館との意見を綿密にしていただいて、そして地域性を求め、また使いやすい会館をぜひ建築しなくてはならないのではないかと思いますので、その件についても町長の考えを求めます。
 また、町長が私の論旨に触れなかったわけでありますけれども、志戸田町内会館については、優先的順位からしても高いというような答弁を今まで町長はなされてきました。通常の町内会館としてだけでなく、我が町の農業振興策から捉えて、志戸田生産組合の拠点として、また、あの地域についても地域介護の精神としての位置づけとしての地域性を考案し、そういった意味でも会館建設に取り組む必要性があるのではないかと思っております。そのためにも、新築前においてそういったもろもろのやはりこの考案策を講じた計画立案の事業も必要と思われますが、事前にそういった予算計上も、これからその特例なる地域地域の特性を見据えた中での予算計上も必要になってくるのではないかと思いますけれども、その件について見解を求めさせていただきたいと思います。
 それから、3件目についてであります。今私も初めてお聞きした話でありますけれども、ちょっと私の聞き取った部分がちょっと間違っていれば、後で町長のほうから再度答弁をしていただき、訂正をさせていただきたいと思います。
 シカの防火水槽と言いましたかね。果たしてそういうような消防署で位置づけをしておっても、防火水槽の中でシカというものがあるんでしょうか。シカと言いましたか、先ほど、ちょっとその辺も改めて教えていただきたいと思います。位置づけが、私の耳に入ったのはシカの防火水槽というような話を聞いたんですけれども、違いますか。(「残火、残り火の折の」の声あり)わかりました。
 じゃあ、私から訂正します。残火経過の防火水槽ということですね。果たしてそういうものがあり得るんでしょうかね。項目ではあっても、実際にその地域にやはり今から何十年、百年までは行かないんですけれども、あそこに寄附をしていただいて、そしてあの地域の防火対策に寄与してくれということで地域の人が寄附をしてあそこに防火水槽を設置したわけであります。もしそういったことであれば、恐らくその寄附した人に対して大変失礼な部分があるのかなとこんなふうにも思いますし、また、あの防火水槽から、今から何年か前に、町中の火災があった場合に、可搬のポンプで水を吸い上げたわけです。そして、中継して何とか延焼を食いとめたというような経過もあります。しかしながら、今我が町の消防設備については、可搬のポンプをできるだけ少なくして、将来には軽自動車に掲載するポンプで、そして消火に当たるというような方向性を今見出しているはずであります。そういった意味からしても、あの防火水槽については、基本的にやはり消防車が横づけできる条件を早急に構築しなくてはならないのではないか。そして、あの一帯のエリアのその防火災害に対して安心・安全をやはり住民に知らしめる、そういった役目があるのではないかと思います。言うならば、どのような災害でも、住民の生命、財産を守る役目はやはり行政が率先して行わなければならない、こういった観点からしても、改めてその件についても町長の見解を求めさせていただきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 穀田三ノ関線の整備につきましては、先ほど検討を指示したというふうなことで、平成25年の予算にどのような形かで入れて、そのスタートと終点を定めながら着手をする予定で今進んでおりますというふうなことです。
 給食センターなどのここに配置された。あるいは、仏所太子堂中線が整備される。富谷小学校前の交通量については、もうあのようにガードパイプを敷設して安全を確保した。西成田宮床線がもうほとんど形になるのは難しいというふうなことの中で、町として自衛策をとらなければならない、こんなふうなことも私に与えられた課題だと、こんな認識の中で、現状、穀田三ノ関線については整備の方向でまずかじを切るというふうなこととなりましたので、繰り返しになりますけれども申し上げます。
 町内会館でありますけれども、志戸田について優先度が高いという認識は変わってございません。さらにまた震災があって、大きな痛みもあって、応急措置で今忍従といいますか、我慢をしていただいているというふうな状況もよく知っているところです。町の研修所としてこのかいわいにあったものをそのまま移築してというふうなことで非常に、文化遺産にはなりませんけれども、そのような歴史を含めて、長いその志戸田への愛着というようなことに甘えているところがございますけれども、ぜひ次年度以降というふうなことで、確約はできませんけれども、ほどなく太子堂の会館が終えた後の範囲でお示しができればと、当座平成25年度の事業につきましては太子堂1館で取り組みをさせていただきたいとこのように思うところです。町中会館についても、二、三十回平面図ベースで見直しをしています。町でもやりました。町と地元でもやりました。地元同士でもやっています。地元と設計屋さんでやっています。地元の大工さんともやっていますと、いろんなかかわり、恐らく初めてですね、こういうふうな連携の中で平面図なり会館が決まり、駐車場の位置関係が決まりというふうなことからすれば、初めてのケースです。それぐらい、まさにこだわりをこう数えていけば50以上こだわった中での会館になったのではないかなというふうに思います。志戸田についても太子堂についても、そのような中で、徹底して後顧に憂いのない、まさに30年耐えられる機能というふうなことで取り組んでまいります。
 3つ目は、先ほどほぼ趣旨は答弁したのではないかなというふうに思いますけれども、まさに安心・安全の結果、消防の見解はどうであれ、あそこの場所を富谷町としては万が一の場合は防火水槽として機能できるだけの道路を拡幅して、消防車が入れるだけの体制を取りますというふうなことに尽きます。今回の火災を契機に、何であそこから水引かないのというのが地元の皆さんの、議員も含めて疑問でありました。そのことを消防署に見解を求めましたところ、地元消防団の小型可搬ポンプを活用、要するに狭いところであれ、人手で持っていって残火警戒、要するに残り火がまた再燃した場合、再び燃え上がったときのための地元消防団の皆さんが夜通し、朝方6時までとかというような形で、消火が判定された後は地元消防団の皆さんが夜通し寝ずの番をして、火が燃え上がったときにまた小型ポンプで消火するというふうな作業は、火事の現場、もと、全てやっていただいているところです。そういったことで残火警戒用、もしくは、先ほど申し上げましたように万が一水が足らないときはそこからそのタンク車に充水して、水の届かないところの消火に当たります。このような位置づけになされていたということが、今回の質問で初めてわかったというふうなことでございます。非常に認識不足の点がありましたこと、おわび申し上げたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。

18番(渡邊俊一君) 町長、再度確認させていただきます。
 太子堂については平成25年の12月までに完成し、12月以降には新たな会館を使用できるというような認識でよろしいのかどうか、再度確認させていただきたいと思います。
 それから、志戸田町内会館については、優先順位は今まで言っていたとおり当然変わらないと、ただ一つ、あの地域の会館の建設場所は、旧来、沼地みたいなところに土を盛った、そういった場所の上に建築され、また、町長も今答弁されたとおり、当初研修所といいますか、我々も小さいときようやく覚えているような研修所であります。ですから、それからもっとさきに恐らく建築された研修所を移築しているはずでありますから、それを考えた場合、もう既に50年を経過しているはずであります。さて、そういったものが、やはりこの地域住民のコミュニティーの場として、集まる場所としての建築物として本当にいいのかどうか、そういう疑問もちょっと持たせていただいておるわけでありますから、改めてその辺についても、町長が今後どのような施策のもとに優先順位をどのように、前倒しをしろと言っていることでは決してありませんけれども、そういった感覚から町長が取り組むのか、その考えを改めて求めさせていただきたい。
 また、先ほど私が再質問の中で申し上げましたとおり、あの地域というものは、北部地域でも特に農業振興にやはりかなり力を入れている場所、そして地域介護といいますかね、地域介護という言葉が恐らくあるはずですけれども、そういったこの地域の食会の人たちがそこに集まって、その地域ででき上がったものを、例えば豆腐とか、大豆からつくって豆腐に加工して、そしてその年寄りの人たちにそれを皆さんで味わってもらうとか、そういった地域介護の先進的な場所であります。ですから、その単なる会館という捉え方でなくて、やはりそういった地域の大きなるいろんな意味での集まる場所ということで、事前にやはりそういったものを網羅した中でのその計画性というものは物すごく大事な場所なのかなと、こんなふうに思っております。
 ですから、私は設計段階どうのこうのを何年何月にやれというようなことよりも先に、そういった計画性を持った中での要するに予算を計上するべきじゃないかというような気持ちで、町長に答弁を求めさせていただいているわけでありますけれども、その件についても改めて町長の見解を求めたいと思います。
 最後の3件目でありますけれども、なかなか町長からの答弁で、これはというような部分はまだ見えてきていません。見えるまでやるということでは決してないんでありますけれども、あのときの火災の状況の中で、きょう専門監もおいでですけれども町道、先ほどお話ししたように防火水槽ですか、町中の新会館の向かいから給水したわけですね。でも、あそこは皆さんもご存じのようにだんだん道路がかさ上げされまして、その水槽そのものが地下に埋設され、大体約8メートルぐらい近くホースを落としてやらないと、その給水ができないというか、そういうような状況なのであります。そのために、黒川消防署も1回目ホースをおろして給水をしようと思ったんですけれども、水が上がらなかった。そして、2本つないでようやくその取水をしたというような状況があります。ですから、その間、5分まではかかるかどうかちょっとわかりませんけれども、そういったことで、あの部分についてもあのエリアを十二分にカバーする部分の一つでありますから、簡単にこう水が取水できるような方法もやっぱり考えていかなければならないだろうと、こんなふうに思っております。
 そして、先ほど来お話ししているとおり、今般町上消防団に対しては、消防車が配付されました。やはり地元の消防団が地元の火災のときに、地元の防火水槽にいち早く横づけできないというような現状があるわけでありますから、改めてその辺の認識はあるということでありますけれども、改めて早急なる対策が必要と思いますけれども、再度その件について町長の見解を求めさせていただきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 1つ目の太子堂の会館についてでありますけれども、従前の考え方からすれば年度単位で、4月3月でというふうなことでありました。それをやるとどうしてもその3月に議決をしていただくと、スタートが6月、7月、8月ごろと、結果年度をまたいで3月ぎりぎりになってしまうと、こういう事例が多々ありますしね。会館については、これはやはり年単位だと、1月12月の範囲、12月までに完成して、そこでまた新しい正月を迎えると、こういった気分の面もあるのだというふうなことで、この間、会館についてはそのような取り組みをしてございます。したがいまして、12月からスタートしてようやくぎりぎりで10月とか、あるいは遅くとも年内中にはというふうなことで対応することとしておりますというふうなことです。この考え方は、今後の会館整備におきましても同様でございます。大分6年間で整備が進んでまいりましたので、残されたところは本当に限られた、まさに町民の皆さん総意のご理解の中で、足らざるところについて順次整備をしていくというふうなことでございます。
 しかしながら、来年どこだというふうに今ここの場面で特定できるような状況にもまだないということもご理解いただきたいと思います。優先度が高いことは間違いないです。被災もあって、我慢、忍耐、忍従をいただいているということもよくわかります。議員の質問の趣旨は、十分その地域の風土、地域介護なんていうテーマも見聞きするところです。志戸田にのみならず、そういったものの事例としてもまた一つの今の様子からして、町内会のまとまりからして、その先進事例の一つになるかもしれません。したがいまして、町として来年やるからどうぞ動いてくださいというふうなことは申し上げられませんが、ぜひ近々というふうなことで、もし建つことが決まる、予算立てができるようになったらばというふうなことで、即地域の総意、総和としてご準備方していただいて結構でございますので、どうかこの皆さんの中でおらほの会館のありようですね、今も、そしてまた30年ぐらいを視野に入れてというふうなことでお考えいただいて結構でございます。
 なお、けさほど申し上げましたように防災無線、志戸田の敷地内にというふうなことで申し上げました。ですから、その会館の改修と合わせて、邪魔にならないかどうかということも含めてですね、町内会長さん初め地元の地域の皆さんと十分なるご相談をさせていただきながら進めてまいります。
 そしてまた、一方ではひより台、経過しているひより台一丁目会館、あけの平のコミュニティセンター、二丁目の会館、こういったところの補修、改修、リフォームも折々に入れ込みながら、まさに地域の皆さんの1つの大きなくくりとして、44町内会のくくり、コミュニティーの輪、中心となるべきところと、そんなことの中で敬老行事もお取り組みいただいている。ことし44全てでお取り組みいただいたというのも、まさに記念すべき事柄の一つでございます。大変御礼を申し上げたいというふうに思います。
 消防水利、あのようなことで、あるのになぜというふうなことからスタートされているようだと思うんですけれども、公式的に申し上げれば、結果、それは事例がそれぞれ1つずつ違うんだよと、実際にそうでなかったんでしょうというふうなことの返しがあれば、それに答えるものはございませんが、結果として、あの火災前までの対応は、消火栓の配置は防火対象物から水利に至る距離が半径120メートル以下であること。今度は防火水槽です。今のは消火栓。もう一つの防火水槽の配置は、防火対象物から水利に至る距離が半径140メートル以下であること。消火栓は120、防火水槽は140メートル以内に設備、用意されていますかというのが、一つの設置基準、いわゆる用意すべきものの目安ということなります。どちらもあの場所については満たしていましたというのが、今回の見解でございます。
 しかし、こっちでやるべきところから水とるの大変だったねというのも事実でございますので、何回も繰り返しになりますけれども、早急に防火水槽としての役割が発揮できるように、それはなぜかということになれば、町のあの密集した、まさに間口ですね、隣り合わせているあの町区ゆえに、それは制度設置基準を超えて必要である。せっかくの60トン槽、鉄板までふたをして用意したわけですから、それを活用するというふうなことの考え方は変わりございません。

議長(浅野幹雄君) この際、3時20分まで休憩をいたします。

午後3時07分 休憩

午後3時20分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 7番浅野直子君。

7番(浅野直子君) それでは、通告に従って、子育て支援の充実を質問させていただきます。
 震災より1年8カ月が過ぎ、いまだ復興は緒についたばかりで寒い冬を迎え、国政では原発問題、社会保障と税の一体改革やTPPなど、国のかじ取りも大きな局面を迎えています。安心で強く支え合う国づくりを願うばかりです。
 さて、全国的に少子高齢化が進み、人口の減少も懸念されていますが、富谷町においては、団地開発や被災地からの転入、企業の進出など人口増加もあり、子育て世代が多いことは町の財産です。未来を担う大切な子供たちが、豊かな歴史を学び、伸び伸び成長できる環境を整備することは、世代を超えて町の発展にもつながるものと確信いたします。
 私は、以前にも子育て支援について質問をさせていただきました。特に今回予算計上になりました、先ほど午前中にも説明がありましたけれども、病児・病後児保育の設置についても質問をさせていただきました。富谷町においては、他県からの移住、核家族、共働きも多く、病気になった子供の看病のために休暇がとれずに悩んでいるご家族の相談が多く寄せられました。女性の社会進出が多い現代社会では、妊娠、出産、仕事と育児の両立などを総合的に支援し、安心して育てられる環境を構築するため、病児・病後児保育の設置は就労支援に大きな役割を果たすことにもなり、当局の迅速な対応は住民の皆様も安心されると思います。まだ稼働はしていないとのことですが、近隣の利府町も新設の病院開業とともに病児保育の設置がされました。震災による影響もありますが、社会情勢の変化は子供や高齢者の方々に影響します。昨年度全国の児童虐待相談件数は5万9,862件で過去最高となり、1990年調査より21年間増加しているようです。また、シングル世帯もふえて学童保育の人数も増加傾向にあります。全国的にNPO法人との協働で子育て支援に取り組んでいるところが多くなりました。これからも地域性を生かしながら、社会全体で見守り、支える取り組みが大事だと思います。
 さらに、待機児童の解消に向け、町でも来春開所の保育所や家庭的保育ママ事業の拡充が進められています。子ども・子育て支援法も一部改正になり、これまで十分な公的支援を得られなかった保育ママ事業などの家庭的保育は地域型保育給付の対象となり、財政支援が行われることになっています。保育士や看護師などの資格を持った方々の登録をより一層進め、家庭的保育事業の拡大を推進することは、待機児童の解消や子育て支援の大きな前進だと思います。
 次に、健康面についてです。平成22年度は、新型インフルエンザの流行に伴い、当局はいち早く1人1,000円の自己負担で予防接種が受けられる対策をとりました。毎年のことですが、ことしも季節性インフルエンザやノロウイルスなどの感染などが報告されています。予防対策は自己管理が一番大事ですが、インフルエンザ予防接種の金額については、昨年もそうでしたが平均3,000円から3,600円かかります。家族の負担はかなり大きいです。昨年10月より医療費の助成が、通院では小学3年生、入院は中学3年生まで拡充となり、積極的な推進がなされています。しかし、毎年猛威を振るうインフルエンザについては、学級閉鎖や学年閉鎖も懸念されています。そのようなことから、自己負担の軽減を支援し、接種しやすい状況にすべきと考えます。
 これらのことから、家族構成や多様化する保育ニーズに合わせた対応、子育て支援について、次のことを質問いたします。
 1、病児・病後児保育支援の対応策は進められていますか。
 2、小規模保育、保育ママなど、拡大されつつありますが、今後の開所予定と目標はどのように考えていますか。
 国の施策の中に子育て会議の設置準備などを盛り込まれていますが、当局の考えはどうなのか。
 4、小学校の3年生まで医療費の無償化が進んでいますが、今後段階的な引き上げ幅の対応はなされるのか、問います。よろしくお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答えを申し上げます。
 病児・病後児については、けさほど申し上げましたとおり、コミュニティクリニック上桜木で平成25年4月の開所に向けて今準備をいたしているところでございます。
 一体改革で医療、介護、年金でしょうか、それに加えて子ども・子育て支援というふうなことで、財政支援が手厚い中でのスタートでありますけれども、今後の政権の状況によって、やや不安な面もあるところでありますけれども、準備の結果、開所に至りました。
 2、3については後ほど担当課からお願いします。
 4番目についての子供の医療費の無償化の件でありますけれども、今回のオータムレビューの折、まだ結論を出せる状況にない段階でございます。推移を見ながら、町の平成25年の予算の枠組み等ぎりぎりまで精査をしながら段階的に、小3から小6なのか、一気に中3なのかというようなことも含めながら、今、周辺の状況と、それ以上にやっぱり町の平成25年度の予算の枠組みというふうなことの中で最終判断をさせていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願い申し上げます。

議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) それでは、2番目の小規模保育、保育ママなど拡大されつつあるというところの開所予定と目標とございますけれども、3歳未満児の待機児童対策といたしましての小規模保育、保育ママ制度は大変有効であります。現在4名の保育ママが12名のお子さんを保育していただいておりまして、大変家庭的な中できめ細やかな保育をしていただいているということで好評を得ている状況になっております。ただ今後につきましては、平成27年度の子ども・子育て関連法の本格施行というところがございまして、待機児童の状況や国の施策に伴いまして地域のニーズに基づいた事業計画を策定することとしております。その中での検討課題としております。
 3番目の、国の施策の中に子育て会議の設置準備など盛り込まれているが、当局の考えはどうかというところでございますが、子ども・子育て支援法の関係の中で、地方版の子ども・子育て会議の設置が市町村の努力義務となっておりますので、今後の検討課題としております。

議長(浅野幹雄君) これより、浅野直子君の質問は一問一答により行います。7番浅野直子君。

7番(浅野直子君) 1番の病児・病後児保育の設置につきましては、大変前向きな推進をいただきまして、本当に感謝でございます。
 これに当たりましては、ここに至るまで、町内幾つかの病院がございますけれども、どういったところにご相談といいますか、このことを持ちかけられた経緯があるのかどうなのか、お聞かせください。

議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) まず、病児・病後児保育を実施していただくには、小児科というところが一番の基本でございまして、町内にあります2つの小児科医と相談させていただきましたが、いずれも設置場所それからお医者さんの年齢ですね、そういうところで設置はなかなか難しいというお話がございました。それで、コミュニティクリニック上桜木のほうにお話を持っていきましたところ、前向きに検討していただいて今回の補正に至ったところでございます。

議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。

7番(浅野直子君) 平成25年4月の開所ということなんですが、今の段階で決まっていること、場所も小児科のどこら辺、その中にできるのか、そこのところを伺います。

議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 小児科のところを入っていただいて30平米ぐらいの部屋がございます。そこは現在使われておりません。そこを改修して病児・病後児保育室に使ってもいいですよというお話を受けているところでございますので、入り口についての検討は多少残っておりますが、そこの小児科の中で、小児科医のすぐ隣の部屋ということになります。

議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。

7番(浅野直子君) 3番の子育て会議の設置準備などについてなんですが、これは先ほどの答弁の中にも平成27年度というようなことで、国のほうではこのときに設置がされるんですが、市町村においてはこの準備に努めるというような文言になっておりました。ですが、この平成27年にこれが制定されるようになるわけですので、平成25年度のときからの準備ということで、補正などを上げる必要があるんではないかというふうにも思います。ごめんなさい。予算計上も必要ではないか、準備期間としてはそういったものも必要ではないかと思いますが、そういった考えはあるかどうか。

議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 平成25年度の当初予算に上げるかどうかの検討を、これから町長のほうとしていきたいというふうに思っております。

議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。

7番(浅野直子君) 4番目の先ほど町長答弁の中に「推移を見ながら」ということで、確かに昨年10月より1年間通しまして、前回でしたかちょっと数字が確認がちょっと確かではないかもしれませんが、3割以上の負担にはなっているようなお話もありました。それでも、やはり3年生までの医療の無償化は大変いいんですが、4年生から高学年になりますと、やはりけががすごく多くて、そういったご相談がたくさんあるんですね。けががすごく多いと、そういったことで通院の回数もたくさんあるというようなことで、何とかせめて小学校まで無料に助成ができないものかというようなことの相談もたくさん伺っておりますので、推移を見ながらということ、予算を見ながらということはよく理解できますが、ここのところ、少し前向きな考えはないかどうか、お伺いいたします。

議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 先ほどの町長が申しましたとおり、オータムレビューのところで推計的なものは全てお話しさせていただいております。平成25年度の予算を見ての判断というふうにお伺いしております。

7番(浅野直子君) 以上です。

議長(浅野幹雄君) これをもちまして、本日の一般質問を終わります。
 これで本日の日程は全て終了いたしました。
 本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでした。

午後3時34分 散会

平成24年第4回定例会議事録(第2号)

平成24年12月5日(水曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 長谷川隆君
  • 2番 菅原福治君
  • 3番 出川博一君
  • 4番 三浦邦夫君
  • 5番 高橋正俊君
  • 6番 小泉光君
  • 7番 浅野直子君
  • 8番 安住稔幸君
  • 9番 森栄君
  • 10番 千葉達君
  • 11番 佐藤克彦君
  • 12番 山路清一君
  • 13番 小川昌義君
  • 14番 細谷禮二君
  • 15番 佐藤聖子君
  • 16番 永野久子君
  • 17番 磯前武君
  • 18番 渡邊俊一君
  • 19番 相澤榮君
  • 20番 浅野幹雄君

欠席議員

  • なし

説明のため出席した者

  • 町長 若生英俊君
  • 副町長 千葉芳樹君
  • 企画部長兼企画部経営企画課長 荒谷敏君
  • 総務部長兼総務部総務課長 小野一郎君
  • 福祉部長 奥山吉信君
  • 建設部長兼建設部都市整備課長 鴇謙一君
  • 企画部産業振興課長 浅野康則君
  • 総務部総務課参事兼総合防災対策監 菅原俊司君
  • 総務部町民生活課長 奥山育男君
  • 福祉部子育て支援課長 瀬戸けい子君
  • 建設部都市計画課長 佐々木俊男君
  • 教育長 菅原義一君
  • 教育次長 小山直樹君
  • 教育次長 佐藤信夫君
  • 学校教育課長 神田能成君
  • 生涯学習課長 佐藤英樹君

事務局職員出席者

  • 事務局長 須藤辰夫
  • 次長 泉川潤哉
  • 主任主査 津久家直美

議事日程 第2号

平成24年12月5日(水曜日) 午前10時00分 開議

  • 第1 会議録署名議員の指名
  • 第2 一般質問(通告番号7番~11番)般質問
第2日目 12月5日(水曜日)
一般質問 10番 千葉達 議員
1 町内会自主防災組織連携について
2 伝承民俗芸能保持団体の育成について
4番 三浦邦夫 議員
1 「とみや子どもまつり」に思う
9番 永野久子 議員
1 公営の墓苑整備を求める
2 就学援助制度の充実・改善を求める
3番 出川博一 議員
1 宮沢根白石線 打開の道は
2 東向陽台小学校の分離新設・学区は決定か
3 25年度予算の重点施策は
13番 小川昌義 議員
1 原子力規制委員会報告と町の対策をどのように考えていますか
2 町の情報化は省エネですか、経費削減していますか

午前10時00分 開議

議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
 ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
  本日の議事日程につきましてはお手元に配付のとおりです。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
  会議録署名議員は、会議規則第120条の規定により、1番長谷川隆君、2番菅原福治君、3番出川博一君の3名を指名いたします。

日程第2 一般質問

議長(浅野幹雄君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。
 通告順に発言を許します。10番千葉達君。

10番(千葉達君) 通告に従い、最初に町内会自主防災組織連携について質問いたします。
 今から17年前の平成7年1月17日、阪神・淡路大地震が発生し、主に火災による6,427名の方々が犠牲になる大災害がありました。これを契機に、国は全国自治体の防災意識高揚方針を打ち出し、我が町においても広報とみやにて防災に関する情報を掲載し、「防災対策の基本 自分の身は自分で守る 宮城県沖地震の対策は進んでおりますか」というタイトルで特集を組み、大地震が発生した後の予想される町内の様子や、また、住民はそのときどのように対応したらよいかなどを示されました。そして、今後30年以内に宮城県沖大地震が発生する確率が99%という極めて高い長期評価確率であることが、国の機関である地震調査委員会から公表されておりました。
 こうしたこともあり、私は、平成15年9月定例議会において、災害発生後、防災関係機関、また専門的機関が現地到着するまでの時間を予測しがたいと考えるとするならば、災害被害拡大を防ぐ対応は地域住民の組織活動が有効的であり、唯一の力と確信し、そして災害発生時の初動態勢が極めて重要視されている観点から、町内会自主防災組織の立ち上げ推進を述べさせていただきました。同僚議員からも、災害対応の自主防災組織あるいは避難所備蓄倉庫に関する議論がなされてきました。
  阪神・淡路大地震以降の国内での主な地震被害、災害は、十勝沖地震、新潟中越地震、新潟中越沖地震、岩手・宮城内陸地震、岩手県沿岸北部の地震等々が続き、そして平成23年3月11日14時46分に、宮城県沖地震を含んだ、800年から1000年に1回しか起きないだろうという想像を絶する東日本大震災が発生したのであります。そして、そのとき、本町内おのおのの自主防災組織体は、初動対応にさまざまな形で発揮したと思いますが、果たしてうまく機動できたのだろうか、反省点、問題点はなかったのだろうか、次に生かす総括をされたのだろうか、そしてそのことが組織体全体に伝達・認識されているのだろうかなどと、時過ぎた今さらに考えているところであります。
 こうしたことから、次の4点をお伺いします。
 まず1点目ですが、我が町の自主防災組織体は、複数の町内会が連合して結成している組織体、あるいは1つの町内会のみで結成している組織体、合わせて17町内会にわたり現在12の自主防災組織団体があります。結成当時から今日まで至っての現状、そして今後の組織運営については、何かと問題、課題を抱えているのではないかと推察するところであります。組織体の役員は数年間で入れかわることが多く、時間が経過することや、ややもすれば組織体は疲弊化し形骸化することも十二分にあり得ることから、組織体維持に努力することは必然と考えます。その対応策の一つとして、自主防災組織体の運営・運用の主体性は各組織体にあるものの、中長期的継続性を考えるならば、既成団体代表たちが年1回以上会合を持ち意見し合う語り合う場があってしかるべきと私は考えます。そのために行政側は、行政サービスの一環として庁舎会議室の貸与、内容については自主的運営に委ねるとしても、その場づくり、動機づけに尽力されてはと考えますが、いかがでしょうか。町長の見解をお伺いいたします。
 2点目は、防災対策の防災用備蓄物品等整備事業についてであります。東日本大震災発生後、昨年23年度において、町は、各地にある避難所防災備蓄倉庫用補充として非常食、備品及び消耗品、また発電機16台等を含め1,700万円強をかけ購入し、万一に備え防災対応に余念がありません。また、町内44ある町内会の一部では、町内会敷地内に備蓄倉庫を設置して、それなりに非常食、備品、消耗品などを取りそろえている傾向が出ており、それはそれとして備えあれば憂いなし、異論はありませんが、しかし、これも度が過ぎると問題がありそうです。なぜならば、行政側が指定している避難所備蓄倉庫と町内会が準備した備蓄倉庫、災害発生時の初動態勢時、人的・物的動向に混乱を来すおそれがあります。よって、避難所備蓄倉庫と町内会組織体備蓄倉庫の運用方法の相違点を明確にしておく必要があると考えますが、いかがでしょうか。見解をお伺いいたします。
 3点目は、地域防災リーダー養成の件であります。地域社会において防災リーダーとして活躍する防災指導員を養成するための県主催講習会は、我が町でも平成22年度実施しておりますが、昨年度は実施されておりません。本年度実施予定はどうでしょうか。一昨年度の講習会は、各行政区防災担当者を対象に、町内会44あるうち42名参加という高い参加率だったですが、町内会防災担当役員の大方は1年から2年で交代する傾向があり、地域防災リーダー養成講座実施に当たっては一工夫が必要かと考えますが、いかがでしょうか。よって、我が町の地域防災リーダー養成についての見解をお伺いいたします。
 4点目に、総合防災訓練についてであります。我が町では、毎年小学校学区あるいは公民館館区で、毎回300名から500名参加のもと、会場を輪番で総合防災訓練を実施されておりますが、1サイクルが5年から7年かかるわけで、間があき過ぎる感じがいたします。1年に複数の会場で実施できないのであれば、毎年の総合防災訓練時には他地区の町内会地域防災リーダーあるいは代表者に参加、見学を促し、ノウハウを地元に持ち帰っていただき、定期的に町内会ミニ防災訓練などを奨励し、さらなる防災意識高揚を図るのも一案と考えますが、いかがでしょうか。よって、総合防災訓練の現状と今後のあり方、課題について見解をお伺いいたします。
 2番目に、伝承民俗芸能保持団体の育成についてであります。
 我が町の民俗芸能には、富谷田植踊り、榊流永代神楽、天津流南部神楽の3つが指定文化財として存在しております。先人たちから継承されてきた民俗芸能指定文化保存会による伝承保存活動は、同時に社会教育のみならずまちづくりの一翼もなしてまいりました。とはいうものの、一口では語れない多くの問題点、課題を持ち抱えているのではないかと推察しております。
 こうしたことを踏まえながら、まず1点目に、民俗芸能指定文化財である富谷田植踊り、榊流永代神楽、天津流南部神楽の由来、歴史を改めてお伺いいたします。
 2点目ですが、各保存会会員の高齢化、会員数の確保など、課題を抱えながらの活動には敬意を表しております。富谷田植踊り保存会は地元富谷小学校伝承芸能クラブの練習に年二十数回以上指導に取り組み、その成果を児童とともに、十三夜 魂のふるさとまつり、子どもまつり、杜の風夏祭り、または町内外でのステージ発表の機会が多いようであります。ほかの2つの保存会も、子供たちを含んでの伝承活動ぶりを私も見聞しているつもりでおりますが、改めて各保存会団体活動の現状と課題をお伺いいたします。
 3点目は、各保存会の育成支援体制策についてであります。富谷田植踊りは昭和35年に重要無形文化財として県から指定され、榊流永代神楽は昭和38年、天津流南部神楽は昭和53年に、それぞれ民俗文化財、民俗芸能として町が指定しております。おのおの文化財に指定された、指定したということであれば、行政が関与し、文化財保護育成・継承に努めなければならない責務があると私は考えます。したがって、これら団体の支援体制、基本的姿勢をお伺いしたいところであります。
 私は、今後の育成支援体制策の一つとして、保存会に対する補助金交付額の増額を図るべきと考えております。伝承民俗芸能保持団体に対する現在の補助金交付額は年間4万7,500円でありますが、この金額は平成16年度からのものであり、平成15年度以前は5万円でありました。ついでに物を言わせていただければ、平成16年度一般会計予算案で緊縮財政の折からスポーツ、文化、社会教育、その他諸団体の助成補助金は一律カットしての計上、議決され、それが今日に至っていると認識しております。私は、補助金交付額の見直し、いわゆる日ごろの活動実績を評価し、さらに計画性のある団体には増額を図る必要があると考えます。以上のようなことから、今回は、伝承民俗芸能保持団体に絞って補助金交付額見直しについての見解をお伺いいたします。
 4点目になりますが、ふるさと富谷の歴史と絆をつむぐ町民総参加「十三夜 魂のふるさとまつり」は第6回を終え、考えてみるに、年々着実に定着しつつあると私は手応えを感じ取っております。祭りにいろいろなメニューが盛り込まれているうちで、志戸田地区有志によるへそ踊りは今回で3回ほどの出演になると思いますが、観衆に福と笑いを呼び込む大変ユニークな踊りで、何回見ても、子供から大人たちまで爆笑の連続、楽しいひとときを過ごすことができます。それから、もう一つ、町内日本舞踊愛好者の皆さんが流派を超えての心を1つにした静かな動き、幻想的な踊り、十三夜月の音舞いであります。この2つは、今後も創意工夫しながら形をつくっていけば、先行き大きな観光資源の一つになるだろうと考えますが、いかがでしょうか。現時点では、このへそ踊り、十三夜月の音舞いの2つは郷土民俗芸能とも似つかないものでありますが、今後、育成・継承する考えをお持ちかどうか、見解をお伺いいたします。以上です。

議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答えを申し上げます。
 自主防災組織の連携というふうなことであります。今回の震災に当たりまして、大変なるお力をいただいたところであります。きのうお渡しをしました震災の記録、富谷町におきましては、特色として、自主防災組織が組織されておりますけれども、町内会との連携が極めて強い、高い、深いと、こんなふうな状況にあるのではないかというふうに思います。行政区長の座談の中にも、そういったところが読み取れるかと思います。そのような中で、さらなる自主防災組織の強化というふうなお立場で今取り上げていただきましたので、幾つか申し上げたいというふうに思います。
 やはり自主防災組織、形式ではなくてやっぱり実をとるといいますかね、実を上げるというふうなあたりが、組織のための組織ではなくて、本当に万が一の折、町内会、行政区としてどのような態勢をとるか、町との連携をどうするかというふうな、あるいは備蓄品をどのような順序でどういう手順で活用するかというふうな、そういったところも含めて、相当、求められるものはそれぞれ状況によってもまた違う、地域によっても違うというふうなことになろうかというふうに思います。今後とも引き続き、町内会の中における防災部というふうな立ち上げをしていただいているところもありますし、自主防災組織というふうなことでまた別建てでご用意いただいているところもありますので、どちらにしましても、町内会あるいは行政区の単位の中で防災部という分野の活動を位置づけていただく、このような取り組みをさらに強めてまいりたいというふうに思います。
 1つ目でありますけれども、自主防災組織に対する助成金制度を創設しておりまして、こちらの活用も多くいただいております。増額補正というふうなことで、今回またお願いするところでございます。
 2つ目につきましては、自主防災組織と町内会に配置している備蓄倉庫との取り合いといいますか、関係性というふうなことだと思いますけれども、その辺については先ほど申し上げましたように町内会と自主防との連携、共存といいますかね、そういったふうな中で折よく進めていただくというふうに最終的にはなろうかというふうに思います。来年、県の防災計画を受けて、富谷町でもしっかりしたものをつくるというふうなことで今準備をしておりますので、さらなる備蓄倉庫の運用面を考慮しながら、実効性のある計画を整備してまいりたいというふうに思います。
 3つ目の地域防災リーダーの養成ということで、これは、幸いにしてといいましょうか、平成22年度の県の事業で富谷町でも取り組んだところでした。平成23年の2月26日に行いまして、自主防災組織及び町内会の防災担当の皆さんにお声がけをさせていただき、42名の方が受講されております。東北工業大学のご専門の大沼先生をお招きして、地震災害に関する基礎知識、地震に備える防災手法、そしてまた図上演習というふうなことで実務的なものも、震災直前ではありましたけれども行われたと。宮城県知事の認定がなされたというふうなことでございます。震災対策推進条例8条によりますと、知事は、県、県民、事業者及び市町村が一体となった震災対策を推進するため、地域及び事業所における震災対策に関する活動の中心的な役割を担う者、この方を宮城県防災指導員というふうに呼びますが、の育成に努めなければならないと、このような条例のもと、22年度、23年の2月26日に富谷町で実施をし、42名の方が認定されたと。我々首長向けにも、思い出してみますと、地震の前の年ですから22年の11月ごろだったと思いますけれども、県庁講堂においての首長の震災時の対応というふうなことで、図上演習に参加した中で震災に遭遇すると。黒川郡でも、同じように大和警察署の音頭で警察署、自衛隊、そして4首長というようなことでの、実質、図上の訓練も震災前に行っておりました。これも、結果としてはかすかにあのような突然の震災に及んで大変役立ったという、本当に前の年のそういった地震直前の訓練が功を奏したというふうな面があろうかというふうに思います。
 4つ目については、避難所運営訓練、議会冒頭申し上げましたように、今回は富ケ丘地区ということでやりましたが、避難所運営訓練を主体とした実効性、実務的な訓練をしたと。そしてまた、MCAの防災無線も試験的に使いながらというふうなこととなります。情報の重要性というふうなことにやっぱり最後は尽きようかと思いますし、行き着くところは、やはりいかに町内会、隣近所、何かあったときにはお互いに声をかけ合う、助け合う、そういったふうな関係性をやはり今回の震災を通してなお一層強く感じたところでございます。町としましても、町内会等々への情報伝達をさらに強化するためにMCAの防災無線の設置に踏み切ったというふうなこともご理解をいただきたいと思います。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) それでは、私のほうから、第2点目の伝承民俗芸能についてお答えを申し上げます。
 まず、第1点目、由来、歴史についてでございますが、初めに、富谷田植踊りについて申し上げます。この踊りの起源はわかりませんが、天正20年、1592年になりますが、伊達政宗が鹿狩りで七ツ森に立ち寄ったとき、黒川の郷土芸能が披露され、原の田植踊りが目にとまり、褒美として伊達家の家紋「竹に雀」のうち「竹の葉」を早乙女の着物につけて踊ることが許されたというふうに伝えられております。これを先祖代々、今日まで原地区で継承してきたものというふうになってございます。
 次に、榊流の永代神楽について申し上げます。榊流の永代神楽は大亀地区に代々受け継がれている神楽で、鹿島の天足別神社、大亀神社でございますが、ここで毎年4月の第3日曜日に奉納されております。この神楽は、もともとは旧岩切村、現在の仙台市宮城野区岩切の青麻神社で神主が京の都に出向いて直接伝授を受け、青麻神楽として繁栄してきたものが、江戸時代に当時の大亀村に伝えられて、榊流永代神楽になったと言われております。
 続いて、今泉天津流南部神楽について申し上げます。今泉地区にある八幡神社の神楽は、県北部から岩手県南部にかけて分布する南部神楽が伝わったもので、大正3年、1914年に神社に奉納され、終戦後途絶えましたが、昭和52年の正月に若者たちが神楽復活を企画し、翌年春に行われた八幡神社の祭典で披露されました。その際、今泉地区が隣接する大童地区の応援を得て保存会が組織され、保存に努めているというところでございます。
 第2点目、保存会の活動の現状と課題について申し上げます。
 富谷田植踊りにつきましては、町内はもとより町外からの依頼により各イベントで披露されております。後継者の育成が課題となっていますが、富谷小学校の伝承芸能クラブを立ち上げて、現在、継承に努めているところでございます。
 次に、榊流永代神楽について申し上げます。毎年4月の第3日曜日に鹿島天足別神社で奉納しております。また、町内のイベントで発表しております。課題といたしましては、後継者不足というものが挙げられます。
 続いて、天津流の南部神楽について申し上げます。数年に一度、今泉の八幡神社で奉納してございます。また、踊りの依頼があったときは披露しております。課題としては、踊り手が高齢化となり、後継者不足というものが挙げられます。
 3点目の今後の育成の支援体制、補助金等の見直し等のことについてお答えをいたします。
 補助金につきましては、現在、富谷町文化活動振興補助金交付要綱に基づきまして、文化財保持団体活動費として、先ほど議員のほうからもお話がありましたとおり、1団体4万7,500円の補助金を交付しております。また、富谷の田植踊りについては、宮城県指定の無形民俗文化財に登録されておりますので、3万円の補助金の交付を受けております。
 補助金交付額の見直しということでございますが、ほかの補助金交付団体の動向や活動内容を確認して、どうしても見直しが必要となったときは検討してまいりたいというふうに思います。現在は見直しの予定はございません。
 4点目の志戸田地区のへそ踊りでございますが、志戸田のへそ踊りは約40年ぐらい前に、若妻会のメンバーが踊りを覚え、旅行のときに披露し、それが継承されてきたというふうになってございます。現在は6人で活動していますが、特に練習はなく、即興で披露しております。会費や活動費は実費で、衣装も手づくりとなっております。これらのことから、このへそ踊りは、郷土芸能や民俗芸能の分野には該当しないものと考えられます。継承につきましては、今後の活動の様子や継続性を見てから検討してまいります。
 それから、月の音舞いについては、生涯学習課長のほうからお答えをしたいと思います。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤英樹君) 月の音舞いについてお答えしたいと思います。
 平成20年第2回十三夜 魂のふるさとまつりにおいて、町民全員が参加する祭りのコンセプト効果を図るために新しく創作した踊りでございます。祭りにおいて、これまで5回、月の音舞いの流し踊りを披露して、町民のほうには浸透してきたと思っております。今後、ふるさとまつりのコンセプトである町民総参加の祭りにあわせて普及活動を、主管をあったかまちづくり推進課に移して、祭りにあわせてさらなる浸透から進化・拡充へ図っていきたいと思っております。

議長(浅野幹雄君) 10番千葉達君。

10番(千葉達君) 伝承民俗芸能保持団体の育成について、若干再質問をいたします。
 各保存会の活動資金なんですが、当然補助金の交付額4万7,500円では足りないはずで、各神社の奉納のときのご祝儀があって、いろいろ衣装の更新とか、そうなっていると思いますが、その辺をご答弁願います。
 それから、このへそ踊り、十三夜月の舞い、あのふるさとまつりでは、雀踊り、ヨサコイ演舞は「動」であります。要するに動き。それで、十三夜月の舞いは静かな「静」であると。それで、へそ踊りは笑い、「笑」であると。やはり祭り事は、静・動・笑があって三位一体で成り立つものと私は考えます。まだまだ、へそ踊り、十三夜月の舞いは今からだと思います。このふるさとまつり、これから何年も続けていくうちに、必ずや何らかの形となり、観衆に堂々と披露できるんじゃないかなと思います。どうか担当、所管のところは、きっちりとその辺を見ておいていただきたいと。ぜひ、私は町民の一人として、推進していただきたいと考えます。その辺の答弁もお願いします。
 したがって、今、5万近くの人口になっていますが、言葉はちょっと妥当かどうかわかりませんが、いわゆる新住民は富谷のことを余り深く理解していない。しかしながら、小さいころを思い出すと、必ず、大人、親御さんたちにはふるさとがあります。ふるさとでは、小さいころのお祭り、そういった神楽、郷土芸能、必ず味わっているはずです。今現在富谷で生まれ育って、富谷町から町外に出たときに、必ず小さいころ、お祭りや、地元の町内会のお祭り初め、こういった町主催の大きなお祭りでの思い出が、必ず思い浮かべられるので、人に聞かれたとき、うちのふるさとにはこういう神楽があった、踊りがあったと、そういうことになると思います。私しかり、そうでありますので、ですから、ただ単なる現在のそういった踊りとか神楽とか、そういう面からだけ捉えないで、長期的にものを考えていかなくてはいけないかと思うので、その辺の考え方、姿勢をもう一度答弁願います。

議長(浅野幹雄君) 千葉議員、確認しますが、月の舞いという発言が3回ほどあったんですが、月の音舞いでよろしいですか。

10番(千葉達君) 音舞いです。失礼しました。

議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤英樹君) では、初めに1点目の補助金の見直し等についてお答えします。
 現在、各団体からの増額の声はありません。各団体の地域社会における文化活動の振興、発展に貢献している度合いを見ますと、現在の額で十分かというふうに認識しております。ただ、発表会への出場、あとはいろいろな記念式典等の特別な事情がある場合には、個別に対応していきたいと思います。また、文化活動振興補助金交付要綱の中に、文化財保持団体の装具等の整備費ということで助成がありますので、その辺の申請がありましたらそれに応えて、その各団体の普及活動のほうにご支援していきたいと思っております。
 2点目の踊りについてのこれからの考え方ということなんですけれども、1つ目のへそ踊りにつきましては、先ほど述べたとおり、これからの継続性、それを見てから検討していきたいと思います。月の音舞いにつきましては、十三夜 ふるさとまつりの大きな目玉、柱でありますので、それにつきましては主管課とともに、生涯学習課のほう、また町全体のほうで普及のほうに努めてまいりたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 最後の分で。若生町長。

町長(若生英俊君) 今、補助金の見直しというふうなことで出ましたので、関連してということで申し上げますけれども、一方では、今回の震災で、この大亀神社、天足別神社あるいは今泉の八幡神社というようなことで、両神社の震災被害が極めて大きいというふうなことであります。具体的なものとしては、大亀の神社については、1,000万程度補修にかかると。20戸のいわゆる氏子さんで50万ずつ負担して、まさに1,000万円の補修代を捻出して、間もなく始まろうというふうな、そういうふうなところも一方では聞き及ぶところです。今泉についても、まだ見積もりの段階に入っておりませんので、恐らくそういう単位で費用がかかる。これは制度上、今の制約上、何ら我々から手を差し伸べることができないような状況の中で、ぜひそういったこともご理解をいただきながら、神社の維持管理、あるいは神社のルーツなるものを、そういった側面からもまたご賢察をいただきながら、我々、やれることについて考えるというか、支援策を、どのような方策があるものやらというようなことも含めて、具体的な事実として申し上げておきたいというふうに思います。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 10番千葉達君。

10番(千葉達君) あと2点ほどお尋ねします。
 自主防災組織連携についてなんですが、答弁によると、避難所の備蓄倉庫、組織体の備蓄倉庫の運用相違点、これが明確に答弁いただいていないと。町長の答弁によると、その辺の自主防災組織、町内会との兼ね合いをとりながらという非常に抽象的な表現であったので、この辺は、担当課長から答弁をいただきたいと思います。
 なお、町長にご質問いたします。この地域防災リーダーなんですが、これは毎年1回やって、ことしやる予定だそうですけれども、本年度やる予定。今後もこういった養成を重ねていくと、現実的に町内会の防災担当は原則的に長くて2年とか1年とかというのが多いのではないかなと私は考えています。ならば、毎年、地域防災リーダーが養成されていくのであれば、5年間過ぎると、各町内会に二、三名、複数のリーダーが育つわけです。リーダーの認定証をいただいた方は、町内会で生かしていただかないといけない。認定証をいただいてそのままでは何の効果もございませんので、その辺を熟知というか、考えていただきたいというか、その辺の考え方をお答えいただきたいと。
 もう一つ、町長、県北の遠田郡のある町なんですが、町内会が全部で39あるそうです。それで、この地域防災リーダー養成に力を入れている町でありまして、それに伴い、町内会の自主防災組織を現在39のうち25町内会が結成されているが、残りの14、要するに100%を目指していくんだと。そこで、その防災リーダーの養成とともに自主防災組織の編成を促していくという強い姿勢で向かっているんですが、富谷の場合は、私が思うには若干条件が違う。地理的、風土的な、これもあるので、何とも言えないところなんですが、町長個人の見解を、町長の立場からしてその自主防災組織ということに関して、もう少し具体的に今後どうあるべきなのか、見解をお伺いします。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 私のほうから先に申し上げます。
 1つ目については、やっぱり宮城県防災指導員、このような制度がありますので、よく体系的に学んでいただいてというふうなことは大変大事なことだと思いますね。そういう意味で、さらなるこういった場に皆さんをご案内をして、より多くの皆さんに受講していただく。そのことがまた地域に投影、反映していただくと、このような形で進めていきたいというふうに思います。
 2つ目については、県北のどちらかまではわかりませんけれども、この震災の記録にも書きましたが、富谷町においてはやはり農村部の自立度といいますか、大変高いというふうに今回の震災を通しても感じたところです。ですから、44分の44、形式的に100ですというふうなことは、それは避けるものではありませんけれども、実をとるというふうなことからすれば、やはり南部の団地部の皆さん、このひより台等も含めて、主に団地部の皆さんの地域で組織率100というふうなあたりは望ましい姿ではないかと、このように感じているところです。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) 備蓄倉庫の件で申し上げます。
 広域指定避難所等に設置してあります町の備蓄倉庫、また町内会でそれぞれに独自にお持ちの倉庫、改めて大きくすみ分けするものではないかと考えております。いざとなったときにおきましては、公助という精神に基づきまして利活用いただくものと考えておりますので、その状況、状況に応じて活用していくものと考えております。そういったところの明文化等につきましては、今後の地域防災計画のほうに、踏まえながら、入れ込んでいきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) この際、11時まで休憩をいたします。

午前10時47分 休憩

午前11時00分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 4番三浦邦夫君。

4番(三浦邦夫君) 通告に従いまして、私は、「とみや子どもまつり」に参加して気がついたこと、思いついたことを質問いたします。
 ことしも11月11日、成田公民館を会場として、他の市町村にはない富谷町独自のすばらしいとみや子どもまつりが開催されました。東向陽台幼稚園の園児たちの富谷町町民歌から始まり、全てが心温まるプログラムでありました。しかし、せっかくの町を挙げてのとみや子どもまつり、多くの町民が集まって参加できるすばらしいお祭りでもあります。文化面だけではなくスポーツ面なども考え、来年の町制50周年の年を迎えるに当たり、内容をもっともっと充実させるべきではないかと思い、質問いたします。
 毎日の活動の成果の発表として、各小学校単位で日々練習している金管バンドの演奏や各中学校のホームルーム単位で行っている合唱コンクールの各中学校代表の発表、あるいは富谷町の5つの中学校のブラスバンドの合同演奏発表などもあれば、生徒の皆さんの日常のやる気をなお一層引き出してくれるのではないかと思います。また、富谷高校がせっかくダンスパフォーマンスで出場してくれているのですから、ブラスバンド部にも出演していただき、小学校や中学校のお手本を見せていただけるのもすばらしい企画になるのではないでしょうか。また、各中学校での文化部の日々の活動の成果の発表を当日会場で行ってもよろしいのではないかと思います。とみや子どもまつりで日ごろの活動を発表できるというのは、日ごろ目立たない活動を黙々としている子供たちにとっては大きな刺激であり、目標にもなると思います。
 そして、スポーツ面では、中学校の運動部の各種目ごとの富谷町町長杯をぜひ行ってほしいと思います。黒川郡の春の予選や秋の新人大会県予選などもありますが、できることであれば富谷町独自の選手権大会として行い、当日、とみや子どもまつりの会場で、入賞チームや個人の入賞者を表彰する。また、各種球技スポーツや水泳大会、陸上大会、駅伝などもやってみてはいかがでしょうか。中学校ぐらいまでは、自分に適しているスポーツをはっきりとつかんでいないのが現実で、このような大会を町として企画すれば、小学生や中学生の意外な長所や特技が出てくる場面もかなりあると思います。何よりも町全体の子供たちの体力がつき、子供たちが新たな目標に向かってやる気満々の富谷町の風土が育ってくると思われます。また、当日、会場で発表できる種目として、剣道の練習している稽古の姿勢やダンスの発表などもあってよいように思います。
 また、それまでの、富谷町や富谷町以外で行われた小学生や中学生の各種大会の優勝や上位入賞の個人やチームの表彰を当日の会場で行ってほしいということです。例えば、11月3日、4日とグランディ21で行われたマーチングバンド・バトントワーリング東北大会において、成田東小学校が全国大会への出場権を獲得しました。また、スポーツ面では、11月10日に元東北楽天の山崎武司球場で行われた第4回山崎武司杯少年選抜大会が栗原市栗駒で行われました。大会は県内の選抜された16チームが出場し、富谷町の成田オーシャンイーグルスが見事初優勝をしました。私も河北新報で知ったのですが、なかなか町の皆さんも気がつかない記事ではなかったかと思います。小さい大会とはいえ、上位入賞や、ましてや優勝することは、なかなかできることではありません。日程的な都合はありますが、そういう意味においても、日常の活動で頑張った子供たちを当日のとみや子どもまつりの会場で多くの町民の前で表彰してあげるというのは大きな励みになると思いますし、何よりも富谷町はさまざまな活動をいろいろな面で見てくれているという点で、子供たちのやる気を大いに引き出して育てていけると思います。
 変わりまして、とみや恩師・恩人の日及び月間に関しての設定は、他の市町村にないすばらしい取り組みであり、また、すばらしい企画でもあります。その必要性の中で、富谷町は、人生を歩む過程の中で悩み不安等で立ちどまり振り向いたとき、信じて育んでくれた親、家族、しっかり受けとめ方向性を教え導いてくれた先生、先輩、励ましてくれた友人、地域の人々、導き励ましてくれた人への恩に感謝し、人と人とのかかわりを大切にし、恩師・恩人から受けた好ましい影響を振り返り、その恩に報い、感謝する日であり月間として設定したものであると思います。私の勝手な要約でありますが、おおむねそのように解釈できると思います。本当にすばらしい考えであり、目標のセッティングであると思います。
 町としての取り組みとして、(1)弁論大会、(2)作文の発表会、(3)子どもまつりでの「はがき1枚あったか話」展、(4)文集の発行、以上の4点ですが、何か目標の設定に関して物足りないように感じていました。一部の子供たちの感謝の日ではなく、小学生も中学生も、親に全員感謝の手紙を出す日あるいは月間とすることはできないのでしょうか。ホームルームの時間に、この日1時間は1年間の中で親に心から感謝する日です。切手を張った封筒を富谷町の小学生も中学生も、この日は全員学校に持ってきて、親に心から感謝をする手紙を書く、何てすばらしい富谷町の一日でしょう。富谷町としてぜひやっていただきたいと思います。
 以上、とみや子どもまつり、そしてとみや恩師・恩人の日及び月間について、内容を充実させるべきであると思い、また、必要性があると思いますので、次の7点を質問します。
 とみや子どもまつりのときに、
 (1)各小学校の日々練習している金管バンドの演奏をすべきであると思いますが、どうですか。
 (2)各中学校での文化部の日々の活動の成果の発表を当日会場で行うのはどうですか。また、ブラスバンドの発表があってもよいと思うが、どうでしょうか。
 (3)中学校の運動部の各種目ごとの富谷町町長優勝杯をやり、当日、会場にて入賞チームや個人を表彰する。できるのであれば、春や秋の黒川郡予選とは別大会とする。各種球技スポーツ、水泳大会、陸上大会、駅伝なども考えてやってはどうでしょうか。
 (4)当日の会場内で発表できるような種目、例えば剣道やダンスなどの発表はどうですか。剣道の場合は稽古になると思います。
 (5)例えば県内外の小さい大会を含む大会の優勝や上位入賞チームを当日会場での表彰をするのはどうでしょうか。
 (6)富谷町内にある富谷高校、8月の成田地区のお祭りにおいて野球部の諸君がいろいろなお手伝いや後片づけや清掃まで手伝い、大変感謝されたと聞いております。先日のダンスパフォーマンスもよかったのですが、ブラスバンドの演奏を含む文化部の当日発表なども会場でしていただくのはどうでしょうか。小中学生のよい勉強になり、刺激にもなると思います。
 (7)とみや恩師・恩人の日及び月間に関して、小中学生の全員がホームルームの時間に年1回ご両親に感謝のお手紙を書くこと、このことは富谷町の年1回の行事としてぜひやることが大切と思いますが、どうでしょうか。
 以上の7点に関して質問いたします。以上です。

議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。菅原教育長。

教育長(菅原義一君) いろいろご提案をいただいておりますが、関連をいたしますので、1、2、4をまず一括して回答いたします。
 とみや子どもまつりは、次代を担う子供たちの伸びやかな成長の姿を願い、平成20年11月16日に初開催をしまして、今年度で第5回目を迎えることとなっております。子どもまつりで行います各事業は、とみや子どもまつりの検討委員会及び実行委員会で協議・検討し、決定しております。各ステージやブースは、初回開催から、世代ごとにテーマを設けまして子供の成長を実感できるように系統的に構成をしてきたところでございます。
 ご質問の金管バンドや吹奏楽、文化部の発表等についてでございますが、とみや子どもまつりにおいて、児童生徒のすばらしい演奏や日ごろの活動の成果を住民の皆様方にごらんいただく機会を設けるということは意義のあることというふうに認識はしております。しかしながら、ご承知のとおり、とみや子どもまつりは会場や時間に制約がございまして、さまざまな発表や活動内容を盛り込むことは非常に困難な状況であることから、実現できていないという現状にございます。このことから、今後は、次年度に向けて、ご提案なども踏まえまして事業内容を検討委員会や実行委員会等で協議をしてまいりたいというふうに思ってございます。
 続いて、3点目の中学校の運動部の町長杯等に関することでございますが、町では、富谷町長杯ではございませんが、平成5年度から各町内全ての中学校を対象に、部活動の練習成果や実戦、町内中学校の交流を図るために、富谷町中学校スポーツ競技交流大会を開催し、あわせて表彰も行っております。このことから、今後も富谷町中学校スポーツ競技交流大会を継続し、この中で表彰も実施してまいりたいというふうに思っております。
 各種競技スポーツ、水泳大会、陸上大会、駅伝大会等についてのご提案でございますが、町内5つの中学校における部活動の種類等はそれぞれ異なっております。町内中学校のみで実施することは非常に難しい状況にございます。このことから、現行どおり、黒川郡中体連へ参加することで対応してまいりたいというふうに思います。
 続いて、5番目の県内外の大会の優勝や上位チームを表彰するのはどうかというご提案でございますが、本町の部活動につきましては、顧問の熱心な指導と保護者、地域の方々の協力により、近年すばらしい成果をおさめております。特に平成22年度には、東向陽台中学校サッカー部が球技におきまして本町で初の全国大会に出場し、平成22年町政功労者表彰をされております。このように、これからも、部活動等ですばらしい成績をおさめた場合、現行どおり町政功労者表彰において対応してまいりたいというふうに思います。
 6番目の富谷高校の参加等についてでございますが、富谷高校の子どもまつりへの参加につきましては今年度初めて依頼したところでございますが、校長先生より快諾をいただきまして、富谷高校ダンス同好会によるパフォーマンスを披露することとなりました。好評を得ましたので、富谷高校への参加協力を次年度以降もお願いしたいというふうに考えております。内容等につきましては、子どもまつりの目的に照らしながら、また、各部活動の状況を踏まえて、検討してまいりたいというふうに思います。
 7点目、恩師・恩人の日についてでございますが、各学校ではとみや恩師・恩人の日及び月間に合わせて、お世話になった人へ「ありがとうの手紙」の作成や感謝の気持ちを伝えるためのメッセージカードを作成したり、学校だよりで保護者への周知を図ったりと、各学校でそれぞれ工夫して取り組んでおります。いずれにしましても、ご両親への感謝の手紙を含め、各学校でさまざまな取り組みにつながるように、とみや恩師・恩人の日及び月間の周知に今後とも努めてまいりたいというふうに思っております。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 4番三浦邦夫君。

4番(三浦邦夫君) いろいろなご返答をいただいたんですが、今までと同じようなことのままで、今までもこうやっていた、あるいはやり方が大変難しいとかということであれば、発展性がないわけです。私は、やっぱり、より活気のある、よりやる気のある町ということを目指すという意味において、確かに先生方は大変な面がたくさんあろうかと思うんですが、やっぱり富谷町の教育委員会として、あるいは富谷町長はこんなふうに考えるということの意味合いをもって、せっかく富谷町には5つの中学校と7つの小学校と決まり切っているわけですから、そういう小学校、中学校に、富谷町としてこんな格好でもっとやっていきたいと思うんだけれども協力してやっていきましょうよというような、訴えかけというか、捉え方というか、そういう面が私はあってもよろしいのではないかと思うんです。
 確かに体育的な面では、黒川郡の中体連の中でどうしてもやらざるを得ないというか、それ以上のものはなかなか難しいということもあろうかと思うんですが、そこに例えば富谷町の交流スポーツ大会というんですか、そういうようなものに冠をつけて、例えば富谷町の町長が奨励しているよというふうなことでの何かもっと大きな意味合いを持った大会という格好にすると、子供たちのやる気というのはもっともっと出てくるのではないかなというふうに私は思うんです。ただ何となく黒川郡の中にある富谷町で、予選に勝てば県大会に出られますよとか、そういうような問題じゃなくて、富谷町としてとにかくこういうふうに大きな大会として設けてあげているんですよとか、こんなふうに考えているんですよということが、私はこれから伸びゆく子供たちにとっては、そういう意味のものというのがいつの間にかすごく大きな財産になっていくんじゃないかなというふうに考えます。これが1点です。
 それから、最後のほうの7番の恩師・恩人に感謝する日ということなんですが、何となくやっぱり趣というようなものはあってしかるべきじゃないかなと。どなたも、どのお子さんも、当然ながらご両親にすくすくと育てられて、口ではなかなか言えない、あるいはお父さん、お母さんなんかも口で言われたりしても何となく子供の心の奥底まで知り得るということがなかなか難しい点もあろうかと思うんです。年に1回、私はせっかくそういうすばらしい恩師・恩人の日というのを設けているわけですから、さっきの設定の状況を私、話しましたが、これは恩師・恩人の日をセッティングする理由書の中に書いてあることをたまたままとめただけでありまして、そういう中で、やっぱり人に感謝する、その中で一番感謝するのはやっぱり親なんだというようなことを、富谷町としてしっかりと小中学校の子供さんたちに、この日、この月、11月になろうかと思うんですが、年に1回やるんだよというようなことがあっても、私は決して難しいことではないんじゃないかなと。そういうことを、教育長を中心に教育委員会でもぜひ考えてほしいものだというふうに私は考えております。
 金管バンドの発表とか何かというのも、なかなか時間の設定で難しいというようなお話がありましたが、時間の設定から言えば、あの日、10時から始まりまして、時間が、議員の皆さんは、上のほうの発表の会場を見に行って、帰ってきてさあ始まるのかなと思ったらもう終わっていたというような時間のセッティングがあったのはご存じだと思います。ああいう時間のセッティングがせっかくあるわけですから、そういう中において、もっと充実した時間の配分とかいうようなことがあってもしかるべきだと思いまして、時間が足りなかったからとか、時間の検討委員会とか実行委員会で云々ということをお話しになったんですが、やっぱりもっとそういうところへ持っていって、何となくとみや子どもまつりが10時5分前、10時1分前ですかね、からの園児の町民歌から始まって、何となく時間がというようなことではなくて、そういうセッティングをしても私は十分やれる時間ではないかなというふうに思います。そういうことで、どのようにお考えであるか、お願いいたしたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) いろいろご提案をいただき、ありがとうございます。
 まず、今、学校の教育課題といいますか、少しバックボーンになるところを若干お話ししたいと思うんですが、ご存じのとおり、新しい学習指導要領が、ことし中学校、昨年より小学校で実施を今現在しております。これは新しい学習指導要領によらず従来からそうですが、知・徳・体のバランスのとれた、人間として調和のとれた育成というものを目指しております。ですから、そういう総合的な見地から各学校において教育課程を編成し、校長のリーダーシップのもとに創意工夫をして教育課程を編成して、現在行っているというところでございます。
 3点質問いただいた、特に恩師・恩人の日等については、その趣旨については各学校へも十分周知しておりますので、その恩師・恩人の日の趣旨にのっとった教育活動が行われているというふうに思います。これは特に先ほど申しました徳の部分に関することでございまして、教科・領域で言いますと道徳教育等とも非常に関連することでございまして、その具体的な指導内容につきましては、これは当然国の定めた学習指導要領にのっとって各学校で決定し実施していくという運びになっております。
 それから、金管バンドの発表等でございますが、いろいろ町の行事に対して学校から参加をしてもらうときは、当然学校との協議をしながら現在進めておるところです。金管バンドの発表については、9月にマーチングフェスティバルがご存じのとおりございます。こちらは中学校のブラスバンドも当然参加をしてございます。そして、子どもまつりの日前後は各小学校とも学習発表会の時期でございまして、当然今年度も、11月11日の子どもまつりの前の日の土曜日、4校ほど小学校が学習発表会を持っていまして、当然、この学習発表会においても金管バンドの発表というのは重要な教育活動というふうになっております。その辺のことも、それから、金管バンドの各学校の参加ということになりますと、マーチングフェスティバルでご存じのとおり、バス等の手配等大変ないろいろなものもついてまいりますので、その辺は学校と十分協議をしてやっていかないことには実現は大変難しいということになります。こちら側のステージの時間帯の問題もございますが、学校との協議の中で進めなければならないことだというふうに思っております。
 それから、いわゆるやる気、発展性ということでございますが、これは先ほど申しましたように、知・徳・体のバランスのとれた、子供たちの人間としての調和のとれた育成ということで、町の教育委員会としても、知に関しては、21世紀を生きる力を備えるための思考力、判断力、そして表現力の育成ということで、現在、授業法の改善等も十分提案しながら図っているところでございます。あわせて体力の状況等についても、今後とも教育委員会のほうから機会を見て提案をしていきたいというふうに思っております。ちょっと長くなりましたが、以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 教育長、答弁漏れがあるんですが。恩師・恩人の日について。

教育長(菅原義一君) さっき触れましたけれども。

議長(浅野幹雄君) いいですか。今、ちょっと足りないような気がするんですが。(「先にちょっとはあったんですが、その辺、もう1回質問しようかなと思っていました」の声あり)わかりました。
 それでは、町長から補足がございますので。若生町長。

町長(若生英俊君) では、私から子どもまつりについて所感を申し上げます。
 私も現場に15年というふうなことで、小学校1年、中学校14年やっていますので、小中学校の様子は十分現場にいた者として感じ取っております。先生方のご協力や、そしてまた学校のいわゆる子供たちへの向き合いというようなことも含めて、相当ご熱心に取り組んでいただいているというふうなことについては、十分承知しているところでございます。
 恩師・恩人の条例、議会議決、条例議決を経て、そしてまた具体的な形に見えるものというふうなことで、当時、町長、教育長というふうな関係の中で条例制定に至ったことも既にご承知のことであります。三浦議員の攻めの姿勢というふうなことは、十分、私もその思い、どの取り組みもそのとおりでありますので、私どももやれる範囲で教育委員会と連携しながら進めてまいりたいというふうに思います。
 この恩師・恩人の条例については、やはりその意義、趣旨、先生方にその気になってもらうというふうなことも含めて、子供たちをどう上手に動かしていくかということ、その行き先は本当にとめどないぐらいの奥行きが深いものだというふうに思います。積み上がってきましたので、なお一層、先生方のご尽力、どこにもない取り組みですので、恐らく先生方、富谷町の居住年数の長短によってですね、私は新住民という言葉は使っておりません、居住年数の違いによって、富谷町への愛着度というようなあたりも恐らく程度に差が出るんだろうなというふうな認識でございます。それと同じように、学校の先生方も常に入れかわるわけですから、そういう意味で、どこにもない取り組み、富谷町だけ何でこういうようなことまでというような思いも持たれる方もいらっしゃるかもしれない。そういったことも含めながら、校長先生の指導力とご指導の中で、学校、そしてまた地域、すぐれた学校・地域の取り組み、オリジナルな取り組みもまたありますので、そういったものを総合的な中でこういったもの、子どもまつりの位置づけ、そしてまた恩師・恩人の条例、本当に方向性は際限のない、間違いのない取り組みにつながっていくんだろうというふうに思いますので、なお一層、きょうのこういった議場でのやりとりを通して、町としても側面援助をすると、そんな姿勢で取り組んでまいりたいというふうに思います。

議長(浅野幹雄君) 4番三浦邦夫君。

4番(三浦邦夫君) 教育長が先ほどおっしゃいました知・徳・体、知育・徳育・体育というのは、これは新教育課程で新たに出てきたわけじゃなくて、私も38年も高校の教員をやっていて、それを自分の一つの教育の信条としてやってきておりますので、十二分に知っております。せっかく富谷町の、今町長もおっしゃいましたが、恩師・恩人の日並びに月間という、そういうどこにもないすばらしい企画であるがゆえに、私はその企画のバックボーンといいますか、骨といいますか、そういうような意味においてのその辺を、やっぱり1年に一遍、親に感謝の手紙を出す日なんだとか、あるいは感謝の手紙を出す月なんだという、それはもう一回、恩師・恩人の日のメンバーの方々で話し合ってでも、ぜひ、悪い方向へ行けと言っているわけでも何でもないわけですよ。やっぱり親は自分の小学校から中学校の子供たちが何を考えているかというのを非常に悩んでいる、そういう今の現代の中で、年に一遍、他の地域から来た住民の方々が、富谷というのはすばらしいことやっているなと。子供がこんな、親に対して「お父さんありがとう」「お母さんありがとう」、その一言でもいいんですよ。あるいは「すぐ反抗ばかりしてごめんなさいね」なんていう言葉だって、そういうときに限っては出てくる言葉なんですよ。だから、私はこの今の現代のぎすぎすした、その辺この辺で恐るべき事件が勃発しているような、そんなものをはるかに超越するすばらしい人間教育の一環として、ぜひこれだけは取り入れてほしいなというふうに思いますので、もう一度教育長のお考えをお聞きしたいと思います。質問します。以上です。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 先ほども触れましたように、いわゆる豊かな心の育成ということも大きな教育の柱でございます。それは従来から言われております知・徳・体の徳育の部分に当たるのかなというふうにお話ししたところでございます。各学校において豊かな心の育成のための取り組みというのは、当然いじめの撲滅等を含めまして最も重要な課題として取り組んでいる内容でございます。
 それで、この恩師・恩人の日及び月間については、宮城県では、みやぎ教育の日及び教育月間とも重なる日でございます。ですから、県内での県としての取り組み、それから富谷町としての取り組みということを各学校のほうに十分周知をするように、校長会等でも当然話しておりますし、学校のほうでもその内容については周知をしていると、わかっているというところでございます。ただ、具体的にその中で親に感謝する手紙を書くとか、そういう具体的な指導内容につきましては、これは学校で決めることでございまして、親に手紙を書く、それからいろいろボランティア等でお世話になった人たちに感謝の手紙を書くということもやっている学校はございますが、その辺の具体的な内容については、もう一度繰り返し言いますが、これは学校が決める教育内容のことでございますので、私らとしてはその趣旨徹底と、それに対する取り組みを十分促すと、そういうところでございます。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 私は、公営の墓苑整備を求めるという問題と就学援助制度について伺います。
 まず、公営の墓苑整備についてですが、高齢化とともにお墓の心配をする住民がふえておりますが、その背景には、富谷町の世帯の多くが町外、県外からの転入者によって構成されているという事情があります。何世代かにわたって同じ土地に根をおろしている住民が多い町では、先祖から受け継がれたお墓があり、この問題はそれほど切実ではありません。町外、県外からの転入者によって人口増を続けてきた富谷町だからこそ、人生の最後に安心して眠れる場を確保してほしいという声が多いのは、ある意味で当然の帰結だと言えると思います。言ってみれば、自治体としても、お墓を整備するということで成熟した町へ、本物のふるさとづくりということにつながるのではないかとも思っております。
 富谷町内には、お寺さんなどが一般向けに販売する墓所が5カ所あるということですが、無宗教の人や、宗教・宗派が異なる場合の選択肢が限られてしまうという問題や、また、宗教自由をうたって販売される墓所があっても、低所得者が多い年金暮らしの高齢者にとってはそもそもそれを購入する費用を捻出することができないという、こういう切実な問題があります。最近富谷の町内で販売されている宗教自由墓地というものも、墓石つき完成墓地、全て含んで98万円よりというふうに書かれておりました。高齢者にはとても手が出ません。さらに、昨今では、少子化によって墓を受け継ぐ子や孫が少なく、お墓を建てることが将来にわたって子や孫を束縛することへのためらいもあると聞きます。海や山に散骨をしたり樹木葬を選択する人がふえているのも、一つにはその反映があると言えないでしょうか。
 公営墓苑につきましては、平成21年12月議会で小泉議員が一般質問で取り上げ、町長もその必要性を明確にお認めになりました。この質問で小泉議員は、富谷町内の寺社所有の墓所は全て曹洞宗であり、宗教が異なったり無宗教の場合には選択肢が限られるという視点から問題提起をされました。私は、さらに別な角度から、今の時代にふさわしい新しいお墓のあり方を提起してみたいと思います。
 1つの例ですが、仙台市泉区朴沢の仙台市営いずみ墓苑は、最終計画の平成47年には5万基のお墓を整備する計画だということですが、現在の時点で、一般墓所、芝生墓所など約1万基のお墓が整備されております。注目すべきは、そのうち1,200体分が個別集合墓所に納骨されているという点です。従来型の一般墓所が戸建て住宅だとすれば、個別集合墓所はいわばマンションと同じです。ドーム型のお墓の土中に30センチ四方の個人専用の納骨堂が整備され、1つのドームに440体の納骨ができるということです。ドームの外側には、共同のお焼香・献花所が1カ所あります。少し小さい写真で恐縮なんですが、これは仙台市営いずみ墓苑のパンフレットでございまして、今、集合型の墓所、ドーム型というのはこういう形で、この中に440体の遺骨がおさめられているということでした。その費用というのは、永代使用料21万円、永代管理料8万8,800円、合計29万8,800円で、事前に一括で支払えばあとは全く費用がかかりません。それでもかなりの金額ではありますが、98万円といったクラスから比べれば、大変安い価格で購入できるということになります。まさに今の時代にふさわしい、新しいお墓のあり方として参考になる事例だと思います。
 地方自治体の仕事をよく「揺りかごから墓場まで」と表現しますけれども、富谷町が公営の墓苑整備を計画し、一般的な墓所とともに個別集合墓所を確保することは、行政としてこれからの時代の課題だと考え、以下伺うものです。
  第1に、公営の墓苑整備の必要性については、平成21年12月議会でその必要性を明確にお認めになりましたので、大いに期待感を持ったところですが、3年が経過した現在、この問題に対する町長のご認識はいかがか、改めて伺います。
 第2に、昨今の社会状況を踏まえ、1世帯1区画の一般的な墓所に加えて個別集合型の墓所のニーズがふえていると思いますが、この点について町長はどう認識されているでしょうか、伺います。
 3番目に、町長は平成21年12月議会の小泉議員の質問に答えて、公営墓苑については黒川行政のくくりの中でのテーマにならないかと思っていると答弁をされました。広域でやることができればそれにこしたことはありませんが、しかし、転入人口が多い富谷町と郡内の他町村とでは事情が大きく異なり、住民の願うところが必ずしも一致するとは思えません。果たして黒川行政の中で実現性はあるのか、もたれ合いになってしまわないのか、危惧されます。まず、自分の町の中に整備することを前提にして町有林などを検討するほうが現実的ではないでしょうか、伺います。
 第4に、公営墓苑の整備は住民にとって切実な願いであり、民意を集約するためのアンケート等を早急に実施する考えはないか、伺います。
 2番目の質問として、就学援助制度の充実・改善について伺います。
 子育て世代の方々が解雇や非正規雇用など不安定な雇用情勢のもとに置かれ、経済的な困難が子供たちへの教育にも影を落としている現実があります。教育の機会均等をうたった憲法第26条と関係法令に基づいて実施されている就学援助制度の果たす役割がますます大きくなっていますが、一方で、現実の運用においては多くの問題、課題が残されております。
 就学援助制度は、親の経済的な事情によって子供の受ける教育が左右されることのないように、教育費の父母負担を軽減するもので、小中学生のいる家庭に学用品費や新入学用品、給食費、医療費などを扶助しております。平成16年度までは市区町村が実施するときにその費用の半額を国が補助する仕組みになっておりましたが、平成17年度から、いわゆる小泉内閣の三位一体改革によって国の補助金が大幅に削減され、準要保護世帯については用途を限定しない交付税交付金、つまり一般財源化されたという経緯があり、そのことを一つの要因として、市町村によって給付内容に格差が生じているというのが現状です。とりわけ富谷町は、就学援助制度の適用率が県内で平成20年度は下から3番目という低い状況にあります。これでは教育満足度日本一どころか、県内でさえ最低になりかねません。どこの市や町に住んだかによって子供の受ける教育が左右されることのないよう、制度の充実・改善が急がれます。そこで伺います。
 第1に、富谷町では、就学援助制度の所得基準が生活保護基準のおおむね1.0倍、つまり生活保護と同程度とされています。しかし、要保護と準要保護の所得基準が同程度というのでは、該当者が極めて限定されることになり、制度の趣旨にも反します。平成23年度の適用率は、全児童生徒のわずか4.7%でしかありません。少なくとも生活保護基準の1.3倍から1.5倍を基準とすべきではありませんか、伺います。
 第2に、国の基準では、就学援助費として体育実技用具費を含む学用品費、入学準備金、通学用品費、通学費、修学旅行費、校外活動費、クラブ活動費、生徒会費、PTA費、給食費、医療費、日本スポーツ振興センター掛金が支給されることとされておりますが、富谷町では、クラブ活動費、生徒会費、PTA費などが支給されておりません。国が示している基準については、基本的に全ての項目について支給するべきではありませんか、伺います。
 第3に、国の基準項目が全て支給されたとしても、なお子供の教育には大変お金がかかるため、自治体によって独自の上乗せをしておりますが、富谷町では独自の上乗せ給付は一つもありません。体育の授業に欠かせない水着や体操服、健康保持のための眼鏡やコンタクトなどについては、町独自に上乗せをして支給する必要があるのではないでしょうか、伺います。
 第4に、支給方法については現在手渡しで行われておりますが、保護者をその都度学校に呼びつけるやり方、これは配慮に欠けると思います。児童生徒が伸び伸びと学校生活を送れるためにも、プライバシー保護の観点からも、時代おくれの手渡しは直ちにやめるべきではありませんか。支給方法は銀行振り込みを基本とするよう求め、対応を伺います。
 第5に、現在、給付費から給食費などの滞納分を差し引いておりますが、よほど悪質な場合以外は全額支給とするべきではないか、改善を求めます。
 最後に、児童生徒を通じて各家庭に配布されているお知らせについてですけれども、その中に、民生児童委員が調査のため自宅にお伺いする場合もあると記載されております。しかし、その根拠となった就学援助施行令の「民生委員の助言を求めることができる」という文言については既に削除をされて、平成17年度、2005年度から、民生委員の助言を求める必要がなくなりました。この文言については、民生委員の調査については法的根拠が既になくなっているわけですから、直ちにこの文言は削除するとともに、民生委員の調査ということ自体についても取りやめを行うよう求めるものです。
 また、せっかく小中学生のいる全ての家庭にこのお知らせが配布されるわけですから、お知らせの内容もわかりやすいことが大前提です。現に暮らしに大変困っているという状況にあるご家庭を対象にしている以上、制度の趣旨がストレートに伝わり、うちも利用できるかもしれないと思ってもらえるものでなければ意味がありません。その最大のポイントが所得水準の目安です。例えば家族の人数と給与収入の金額などが具体的に例示されていれば、一目瞭然です。誰が見てもわかりやすい内容でお知らせする努力の一つとして、所得水準の目安を明記するなどお知らせ文書の再検討が必要だと考えますが、どう認識されていますか伺います。以上で1回目の質問を終わります。

議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
 1つ目は、富谷町、間もなく5万人、あと91人というふうなことで冒頭申し上げたところでございます。着実に、人口増にあわせて高齢化も進行しておると。そしてまた、公営墓地の必要性、町民からの、とりわけ町長への手紙が寄せられる機会がありまして、十分理解しているところでございます。そのような中で、町長への手紙において、11月16日付をもって、ちょうど衆議院の解散の日と重なりましたけれども、町営墓地の、公営の墓地整備というふうなことで具体的な整備の検討を指示し、その旨、町長への手紙の差出人に回答を既にしているところでございます。したがいまして、現時点では情報の収集やら場所の選定やらというようなところ、そういう場所があるのかないのかも含めまして、具体的な、原課、担当課で現状、資料収集等の準備に入ったところでございます。
 2つ目については、したがいまして、それらにあわせて多様なる検討をしていくということになります。
 3つ目については、町域内にというふうなことであります。
 4つ目については、そのようなことでありますので、アンケート等の実施は当面考えてございません。
 後半のほうについては、教育長答弁といたします。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) それでは、就学援助についてお答えをいたします。
 まず、第1点目の就学援助制度の対象者についてでございますが、生活保護法で規定している要保護者及び要保護に準ずる程度に困窮している準要保護者というふうになっておりますので、所得水準を生活保護基準の1.0倍、つまり生活保護基準と同じとしていることは制度の趣旨に即しているものというふうに認識しております。
 第2点目についてでございますが、国の要綱が平成22年4月に改正され、対象に新たに、議員がおっしゃるとおり、クラブ活動費、PTA会費、生徒会費が要保護児童生徒援助費補助金の対象経費に拡大されております。しかしながら、現在のところ、新たにこの3つの支給項目を適用した県内の市町村はございません。このことから、直ちに支給拡大するということは考えておりません。
 3点目の上乗せ支給についてでございますが、現在のところは考えてございません。
 4点目のいわゆる手渡しに関することでございますが、就学援助費を給与する場合、学校から保護者に通知をいたしまして、受領していただくため学校に来ていただいております。支給に当たりましては、当然のことながら児童生徒には十分配慮し対応しており、問題も生じておりませんので、今後も現行どおり進めてまいりたいというふうに思います。
 5点目、給食費等に関することでございますが、就学援助費につきましては、給食費も含め全額支給しております。しかしながら、給食費で未納分がある場合につきましては、全額支給した上で、保護者へ説明し、理解を得ながら、支払いをお願いしているというところでございます。
 最後に、民生委員の件についてでございますが、民生委員の調査につきましては、生活実態を適切に把握することにより、認定審査がより公正で公平なものになるというふうに考えております。したがいまして、必要に応じた調査につきましては、今後とも継続してまいりたいと思います。所得水準の目安の明記につきましては、慎重に検討してまいります。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。

午前11時53分 休憩

午後 1時00分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 これより、永野久子君の質問は一問一答により行います。16番永野久子君。

16番(永野久子君) まず、お墓の問題ですが、町長はかなり踏み込んで答弁をされました。町民の手紙に応えるという形だそうですけれども、公営墓地の整備について検討を指示した旨の回答をされたと。今は、もう既に場所の選定や情報収集に入っているということでした。ここまで踏み込んで答弁されたわけですので、余り具体的なことは別としましても、全体的な計画として、イメージの段階であったとしても、およそいつごろまでを見込んで、どういう形で進めていくとしているのか。およそ供用開始の時期を何年後というふうに見込んでいるのか。まず、この点を伺います。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 先ほどの答弁で場所の選定を指示したというふうに受けとめていただいたのであれば、それは私の趣旨と違いますので、訂正をさせていただきます。全くなる初発の、今まで従前どおりの方針できて、この11月16日付でというふうなことでありますので、全く初発です。ですから、原課で今動いている様子を想像するに、他町の状況を取り寄せて検討するとか確認するとか、情報収集の段階だというふうに答弁をさせていただきます。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) それで、質問に答えていただけますか。およそいつごろを見込んでいるというふうに。

議長(浅野幹雄君) 時期ですね。(「時期です、はい」の声あり)若生町長。

町長(若生英俊君) したがいまして、そういったところも含めて、何ら現状ではありません。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) それでは、これから始まるということで情報収集と、まず第一歩が出たという段階だということだと思うんですけれども、今、時期についても全くまだ何もということでしたけれども、10年になるのか20年先になるのか、あるいは3年後か5年後か、このくらいのことについてはおおむね、次の市になって以降の何年後とか、いろいろ言い方はあるかとは思いますけれども、おおよその、ご自分の今の段階での願望でも結構ですから、これはお示しいただきたいと。それが10年後と見るか30年後と見るかということで町長の本気度というのがわかりますので、せめてそのくらいはお答えいただいてもいいのではありませんか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 時期の明示は現段階ではできません。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) それでは、町長にお手紙を寄せた方に対してはどういう回答だったのかをもう少し詳しく、できれば読み上げていただければありがたいと思いますが、どうでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) その原文は今ありませんので、したがいまして、先ほど答弁したとおりでございます。こういったことで、理由はそのようなこと、そしてまた、十分趣旨が伝わりました、そのことについて担当課に検討するよう指示したと、この旨でございます。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) できるだけ早い時期にお示しをいただきたいということを申し上げたいと思います。
 次なんですけれども、先ほどのご答弁の中で、その墓地に関しては私が個別集合型のということで申し上げたところ、多様なものを検討するという旨のご答弁をされました。ということは、いわゆるマンション型、集合型のお墓についても十分念頭に入れているということで理解していいのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 仙台市のいずみ墓苑にそういう形態があるというふうなことは承知してございます。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 承知しているということではご答弁にならないので、私が伺ったのは、十分念頭に入っているのかと。このことも検討の対象になっているのかということを聞いていますので、なっている、いない、どちらかでお答えください。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 先ほどの答弁以上のものはありません。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) これだけの時間を使って質問しているわけですから、せめて検討の対象ですとか、多様なものの中の一つに考えていますぐらいは、ご答弁されてもいいんじゃないでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 繰り返し申し上げますけれども、それ以上のものはありません。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) このお墓の問題では、最初の質問の趣旨にも入っておりましたけれども、平成21年に小泉議員が質問されております。議会は住民の代表として質問しているわけですから、これは大変重いものがありました。それを受けとめての町長のその後の動きだったのだというふうにも思いますが、先ほど、町長の手紙に公営墓地の整備の検討について指示をしたという旨の回答をしたということで、議会より先にその話が一町民に伝わっているわけですけれども、何も議会より早いからいけないとは言いませんけれども、議会で質問するより町長に手紙を書いたほうが早いのではないかということになってしまいます。これは、簡単な話ではなくて、議会を重視しているのか、いないのかという町長の政治姿勢にもかかわるんですね。やはりこれだけの質問をしているわけですので、開会したきのうの冒頭の挨拶の中で、これだけのことを一町民に回答されたのであれば、せめて一言冒頭の挨拶で触れてもよかったのではありませんか、伺います。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 冒頭の町長の所信、そしてまた町政の概要については、全体のことを見ながら50分程度の範囲の中でお話しするというふうなことで、この間、冒頭挨拶の中に含めてございます。そのようなことで、広聴制度の一つというふうなことで、大変町民の数、7歳から86歳まで含めて、常にいろいろなところから、直接の声もありますし、懇談会のケースもありますし、それは全くどれが重い軽い、軽重を問うといいますか、軽重があるものではないと、こんなふうな趣旨で調整してございます。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 今のご答弁、ちょっと私は問題があるというふうに思うんですね。議会というのと一住民、一個人の方と、同じ列に置くと。これは何も一町民が議会より下だとか上だとかそういう意味ではなくて、議会というのは、住民の、有権者の負託を受けて、代表として出てきている場ですから、これは、議会に対しては議会軽視にならないように十分に尊重して対応するという姿勢をお示しにならないと、非常に有権者の信頼を損なうことになるのではないかと心配するわけですけれども、やはりこの点については、町長、もう少し議会に対する敬意というものを根底にお持ちいただければというふうに思います。どうでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) ただいまの心配はご無用でございます。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 就学援助制度について伺います。
 まず、適用率に関してですけれども、平成23年度は富谷町の就学援助制度の適用率は何%だったか伺います。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 平成23年度で、被災を除いた数字を申し上げますと、3.79でございます。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 宮城県の平均と、それから県内での富谷町の順位は何番ですか、伺います。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 適用率、宮城県内では平均で10.83でございます。富谷町は34番目に位置してございます。(「ごめんなさい、34」の声あり)34でございます。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 県の平均の3分の1以下という大変低い状況にあります。富谷が34位ということは、もうショックに近い状況なんですけれども、適用率が低い要因は何というふうに教育委員会では考えていますか。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) その要因とすればさまざまあろうかとは思いますが、1つ、2009年の宮城県市町村別経済計算によりますと、1人当たりの所得が富谷町は県内で一番高いというふうな結果が出ております。こういったことも1つの要因ではないかなというふうには考えてございます。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 私もそれは1つの要因だとは思います。ただ、仙台市なんかとは比べ物になりませんけれども、ほかの市町村などと比べますと、この1人当たり所得という場合は町内にある商業施設やその他の売り上げも全て含めての平均ですので、当然富谷町の場合は大型店舗等が数多くありますので、平均所得が高くなります。だから、必ずしも本当の意味での町民が金持ちであるかどうかということとは直接的にはつながらないというふうに私は思っているんです。
 それで、その要因としまして、富谷町では各世帯にこの就学援助制度についてのお知らせを配っておりまして、援助を受けられる対象者として7項目あります。その7項目のうち、1から6までは生活保護を受けている方であるとか児童扶養手当を受けている方とか、それから国民年金保険料の減免世帯であるとか、一目瞭然、見ればわかるという人たちです。そして、大体この人たち、対応する方々の数も自動的にはっきりしますよね。ところが、最後の7番、その他の事項、このその他の事項というのが実はこの就学援助制度の最も大事な部分、大事ということではないんですが、幅がある部分で、生活保護制度とは全く違う。7番が一番かなめになると。ところが、この7番について、つまり教育委員会の裁量で決まる部分です。この裁量で決まる部分が、何と、教育長がご答弁されましたように、所得水準で生活保護基準の1.0倍、つまり生活保護の世帯と同じ程度の所得水準でなければ、この7番のその他でも救済されないと。ここに問題があるということについては、自覚がありますか。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 準要保護、いわゆる就学困難とされる学齢児童の認定方法については、議員がおっしゃったとおり市町村の裁量に委ねられているところでございます。ただ、多くの自治体では生活保護基準の1.0倍から1.3倍で設定をしております。富谷町においては、生活保護に準じているぐらい困窮しているというものは、例えば1.3倍とした場合に、その根拠となるものが全くございませんので、富谷町としましては、イコール、1.0倍というふうなことで設定をしているものでございます。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 要するに、この7番のところも生活保護基準の1.0倍ということでいいわけですね。ちょっとご答弁がよく理解できなかったので、もう一度、再度お願いします。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) そのとおりでございます。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) そうしますと、要保護ではなくて準要保護なんですから、生活保護と同じ1.0では意味がないんじゃありませんか。ここはやはり少なくとも1.3から1.5倍というところを目安にすると、生活保護世帯より少し上のランクの人たちも低所得であれば該当できるということになると思いますが、これは真剣に考えていただきたいんですが、教育長はどう考えていますか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 学校教育課長のほうからお答えをいたします。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 生活保護の1.3倍というふうに仮定した場合なんですけれども、例えば4人家族というもので想定をしたときに、収入ベースで換算をしますと約480万から500万に相当するということになります。果たしてこの額が生活保護に準ずる程度に困窮しているというふうに判断できるかというところが非常に難しいのではないかというふうに認識をしております。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 生活保護に準ずるということであれば、生活保護世帯よりも高くなければならないんですよね。じゃあ、生活保護世帯の場合、今前提とされた4人家族の場合、幾らなんですか。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 4人家族で、収入ベースでいきますと約380万程度になろうかと思います。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 生活保護で380万、それに準じて、それよりも高い所得の世帯ということを前提にした制度なんですから、だとしたら480万が適応されて決しておかしくないんじゃないでしょうか。何でそういうふうに低く低くというふうにするのでしょうか。そこに一番問題があると。そういう対応の仕方に一番問題があるというふうに思いますが、どうでしょうか。これは、決して480万は高過ぎる金額ではないというふうに思います。どうですか。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 先ほど平均所得ということで申し上げさせていただきましたけれども、平均所得から見た場合にその480万というのはどうなのかなというふうなところで考えております。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 480万でどうなのかなって、「どうなのかな」はどういうことですか。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 480万でも生活が困窮していると言える、明確に判断する材料はないのではないかなというふうに考えております。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 全国では1.3倍から1.5倍というのが、ほぼ常識になってきているんですね。宮城県はそういう面ではおくれていると思うんですけれども、日本一を目指す町が、どうしてそういうふうに低いところ低いところと行くんでしょうか。これこそ教育を受ける権利を保障する、教育満足度日本一の大事な部分だと、その一つだと思うんですけれども、この点についてはぜひ4人家族で年収、所得にしたら大体この7割ですからもっとぐっと下がるんですよね。ですから、この480万クラスでも適用するという方向でぜひ検討していただきたいと思いますが、どうでしょうか。責任ある回答をお願いします。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 先ほどから申し上げておりますとおり、480万、1.3倍とした場合については、困窮しているというふうに判断するのは困難でないのかなというふうに考えております。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 年収480万ですと所得にして三百三十何万ですよ、350万に欠けるんですね。そうすると、本当に、失礼ながらここの議会で議員をされている皆さん方とそんなに違わないんですよ。それで、4人家族ということは、夫婦2人と子供2人ですね。この子供たちを十分に教育できるというふうにお考えですか。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 教育につきましては、年収だけで判断することはできないのではないかなというふうに考えております。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 年収だけでということをおっしゃいましたけれども、この就学援助制度の趣旨としては、さっきも言いましたように、生活保護だとか何かはっきりしているところは問題外です。それでわかりますよね。ですけれども、その他のところというのは、あくまでもその自治体の裁量で決まるんですよね。その教育委員会が決めるわけですから、ここの部分はぜひとも検討して、改善をしていくべきだと思います。どうですか。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 先ほどからお話し申し上げておりますけれども、現在の制度で進めていきたいというふうに考えております。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) それでは、支給方法ですけれども、今、手渡しにしているということですが、なぜ銀行振り込みにしないのか、何か銀行振り込みにした場合には弊害があるのか伺います。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 銀行振り込みにしない、手渡しで行うということのメリットというか、何でそういうふうな形を行っているかということについては、その保護者と学校が、学校の様子であったり家庭の様子であったり、そういったことをさまざま情報を交換する機会にもなるというふうに考えております。そういったことがございまして、現在の手渡しというふうな形でやっておるわけでございます。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 保護者と学校が情報交換をする機会というのは、何もこの支給をする、手渡しするときではありませんよね。それは一般的にどの子供についても、学校と保護者は常に情報交換をして連携をとるんじゃないんですか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 学校現場にいたことも少し踏まえまして、お答えをしたいと思います。就学援助の対象のご家庭の場合は、私の経験からしますと、学級懇談であるとかそういうものが意外に欠席しがちな家庭が多いわけです。ですから、なかなか学校で顔と顔を見合いながら、子供の養育のことであるとか生活の暮らしのことのご相談等に、フェース・ツー・フェースといいますか、顔を見合いながら相談に乗るという機会がなかなか持てないというのが現実でございます。ですから、この就学援助の手渡し、年3回の手渡しのときが、学校としてみれば親御さんの子育て、暮らしのことに関するさまざまな相談に乗る、それから学校の様子は子供たちはこのようにしていますよと言うと親御さんは非常に安心しますので、そういう機会に積極的にプラス思考で利用させていただいているというのが現状でございます。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 今おっしゃったようなことは、別に就学援助を受けている、受けていないにかかわらず、どのお子さんにもどのご家庭にも必要な対応であって、就学援助を受けている側からすると、学校で手渡しされるということが、どんなに十分配慮されたとしても、今のところ問題は生じていないというふうに言われてはいても、受ける側にとっては大変嫌なものなんだということを、よく耳にするんですね。ですから、まずこれは銀行に振り込む、それで、そのほかにご家庭の問題だとか学業の問題、懇談会に欠席した場合の対応などはほかの子供と同じように対応していけばいいことではないでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 若干の繰り返しにはなりますが、先ほどお話ししましたとおり、いろいろ課題、問題をやはり抱えているご家庭が多いといいますか、そういう現実がありますので、なかなか親御さんときちんとした対話の機会というのが持てないという現実は学校にはございます。ですから、先ほど言いましたとおり、年3回、この支給をするときに、呼びつけるということではなくて、学校のほうで親御さんにおいでいただくということが私らのスタンスでございますので、ぜひ来校をお願いしたいと。そして、そのときに就学奨励費もお渡ししますが、何か子供の様子とかで困っていることがあったら、きちんと相談に乗りますと。それから、学校での子供の様子もきちんとお話ししますのでご安心をいただきたいと。そういう趣旨でおいでいただくというのが学校の現状でございます。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 問題を抱えたご家庭が多いということが現実だとおっしゃっておりましたけれども、そういうふうにして学校に呼びつけられること、呼びつけられるとどうしても本人は思うんですね、そのことが非常に苦痛だというふうに思っておられる保護者が多いということも、これも現実なんです。ですから、やはり子供が、ましてや子供がですよ、万が一そういうことでいじめの対象になったりからかいの対象になったりすることがないように、これは銀行振り込みという普通のやり方でまずやると。その上で、問題があったら対応するというふうに切りかえていくことが必要じゃないでしょうか。今のご答弁を聞いていると、なぜかお金と引きかえでなければ親御さんと十分話ができないかのようにも受け取れます。それは親に対する不信のあらわれでもあるようにもとれますので、そういうことではなくて、やはりお金はお金として振り込む、その上で対応すると。必要なことは学校としてやるというふうに切りかえていただきたいと思いますが、どうでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 初めは、今議員のおっしゃったとおり、なかなか行きづらいなということをお持ちの親御さんもいるかとは思いますが、来て学校でいろいろお話をして、帰るときは来てよかったなというふうにご理解いただいて帰っていただいているというふうに思います。ですから、別にお金と引きかえにそういう情報交換をするということではなくて、こういう機会も活用していくというプラス的な意味でこの制度の3回の支給を今活用しているということを申し上げているところでございます。ですから、この方向を、学校のほうからのいろいろな意見聴取等も踏まえまして、ぜひ今後とも続けていきたいというふうに思っております。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 支給の内容についてですけれども、国が示している基準については全てということを求めましたところ、県内には適用している自治体はないということを言っておられました。この県内で適用している自治体がないというようなことを引き合いに出すというのでは、何度も言うようですが、本当に日本一と言えるのか、目指すと言えるのかということになると思います。同時に、先ほど答弁で教育長が、直ちにはしないと言っておられましたので、これはやることを前提にしてぜひ検討し直してほしいと思いますが、いかがですか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 先ほどの答弁のとおり、この制度でやっていきたいというふうに考えております。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 民生児童委員の調査については、既に法的な根拠はもうないということは申し上げたとおりです。民生委員は、就学援助の適用に当たって資産状況を調べたりする必要があるんですか。生活保護ならその必要がありますけれども、所得証明があればいいのではありませんか。民生委員が必要ないからこそ、法的にもその部分を削除したのではないでしょうか、伺います。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 民生委員が各家庭のほうに調査にお伺いする場合もあるという内容でございますが、こちらにつきましても、富谷町だけが行っているわけではなく、ほかの自治体についても行っておるわけでございます。その行っている理由ということについては、先ほど教育長のほうが答弁したとおり、審査のほうがより公正で公平になるというふうなことで行っているものでございます。学校保健安全法の施行令にも民生委員に対して助言を求めることができるというふうな条項もございますので、そういったものも含めて実施をしているというところでございます。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) これは就学援助制度施行令に基づいているはずですが、どうですか。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 就学援助制度そのものの施行令に基づいているのは間違いはございませんけれども、学校保健安全法の施行令の中で要保護者に準ずる場合、困窮していることを認定する場合については、民生委員に対して助言を求めることができるというふうな施行令のほうもございますので、こちらも鑑みながら助言をお願いしているというところでございます。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 平成23年度は、その約三百何十人かの就学援助制度適用児童生徒のうち、民生委員が訪問した件数は何件ですか。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 23年度認定において、その所見を必要とした世帯数につきましては11世帯でございます。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 圧倒的な方々が民生委員の訪問が必要ないという状況だということですよね、今11人ということは。わずかな数です。これは、もう制度の趣旨に即して民生委員の訪問を前提としないと。必要があったらとかなんとか言わずに、親が一番嫌がっているのは、親も子供も嫌がっているのは、民生児童委員の訪問、それから学校での手渡し、これです。ここを改善しないと、受けようかなという人がふえる見通しがないですよ。所得基準をふやすことと。このことをぜひやっていただきたいと思いますが、どうでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 現在行っております民生委員におきます調査については、この制度を運用する上では非常に重要ではないかなというふうに考えております。したがいまして、今のまま継続をしていきたいというふうに考えております。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 私から、次の3点について質問いたします。1つは行きどまりになる宮沢根白石線についてであり、2つ目は東向陽台小学校の分離開校についてで、3つ目として25年度予算の策定についてですが、昨日の町長からの町政運営概要並びに一般質問での質疑により明らかになった部分がありますので、通告書の一部を割愛いたします。
 まず最初に、宮沢根白石線についてですが、明石台東地区の開発は順調に進み、明石台七丁目には既に約50戸の入居者がいます。その南側の明石台八丁目の造成にも着手しております。施工業者の工程表によると、明石台八丁目は、平成26年3月に造成を完了し、順次入居し、約240世帯の町内を形成すると思われます。
 そこで、行きどまりになる宮沢根白石線に関連して、以下の点について伺います。
 1つ、明石台八丁目の防災緊急対応上の問題点は何か伺います。
 2つ目として、非常時に道路に殺到した場合、混乱回避策はあるのか伺います。
 3つ目、明石1号線の朝夕の渋滞解消策はあるのか伺います。
 4つ目、行きどまりの宮沢根白石線の県道三本木線への接続は可能か伺います。
 5つ目、宮城県への働きかけはどのようになっているのか伺います。
 以上、大きな1つ目の質問です。
 次に、東向陽台小学校の分離新設についてです。
 東向陽台小学校の分離開設に関して、8月に、学区について教育委員会から提案がありました。前回の9月議会における質疑の中で、学区の決定がおくれると平成27年4月開校に影響が出るとの指摘もありました。東向陽台小学校の現状から、開校のおくれは児童のみならず教育委員会も含め行政サイドにも大きな負担を伴うものと思料されます。学区の決定を見たとのことで安堵しております。
 分離新設に関連して、以下の点について伺います。
 1つ目はちょっと割愛いたします。
 1つ、分離新設までの今後のスケジュールについて伺います。
 2つ目、8月の説明会での地域住民からの意見は、どのように対応するのか伺います。
 3つ目、教育委員会での検討となりますが、体制面は十分か伺います。
 4つ目、今回の学区割りに関連し、行政区の再編は検討されているのか伺います。
 これが2点目です。
 最後に、平成25年度予算の策定についてです。
 25年度予算編成に関連して、オータムレビュー等の協議を通し、方向性が決まり、各部署での積算作業も進められている時期かと思います。議場における質疑は、言いっ放し答えっ放しでは行政への監視機能が働くことにはならない。定期的に答弁に対する進捗状況について、翌年度の予算編成への反映をすべきとの指摘があります。
 ことし3月の定例会において、予算審査をしました。私は初めての経験でございました。開催日の3営業日前に予算案の資料をもらっても、時間的な余裕がなく、個々の案件の検討はできますが、予算案全体でのバランス、整合性、重点施策も含めて、それを組み替えることは非常に難しいことだと実感しました。ただ、予算案の承認は、町民が支払った税金を使うことを議会が認めることになります。単なる是認機関にならぬよう、この質疑を通じて重点施策の来年度予算への組み込みを確認するものです。
 そこで、25年度予算の策定に関連し、以下の点について伺います。
 1つ、町道整備工事の基本方針、重点施策は何か伺います。
 2つ目、側溝有蓋化工事、ふたをするという工事ですね、有蓋化工事の重点箇所はどこか伺います。
 3つ目は飛ばしまして、富谷町総合計画の実施計画での25年度予算措置はどうなるのか伺います。
 4つ目として、実施計画、これはローリング方式で向こう3年間の計画を立てるということのようですけれども、この向こう3年間の計画をお示しください。
 以上が私からの一般質問です。

議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
 宮沢根白石線、宮根線であります。現状、開発が進んでおりますので、幾つかの質問の項目がありますけれども、そのような中で、行きどまりを解消できないかと。松陵への接続とか、あるいは主要地方道仙台三本木線に接道はできないかと、このような趣旨と承ったところでございます。
 現状、県道への接道は極めて難しいと。実務的に難しいというふうなことのようですね。接続するには勾配が5%以内でなければならないというのがあって、仮に仙台までの接続がこの先見通しが立たないとすれば、あそこに主要地方道に抜ける道はないかと、こう考えるのはどなたも考えるのだろうというふうには思いますが、現状、そういうスタイルでの接道は勾配が9%以上になって直接つなぐことはできないと。やはり松陵への接道、接続、都市計画道路としての接続を粘り強く皆さんとともに実現に向けて努力をしていくというふうなことになろうかというふうに思います。宮城県への働きかけも、同様の趣旨で従前同様の要望活動もいたしているところです。
 明石台の東地区におきまして、あそこのバスの待避所といいますか、バスプールがありましたけれども、あそこから520メートル先まで延長されることになりました。これは区画整理事業として延長されると。その先、松陵までの区間は、富谷町分が1,370メートルというふうなこととなります。したがいまして、開発によって520メートル、宮根線の東方向に向けて延長されましたというのが現状と、そしてまた、この先の計画であるというふうなことです。
 前のほうに戻りますが、したがいまして、そういうふうな中で、八丁目の状況はいかがかということになりますが、宅地開発に当たって、それぞれ担当課と事業体と綿密な打ち合わせをしている中で、交通、防災等も考慮した結果の道路の形状やら道路の配置、町並み形成、町並みの設計というふうなことで進めておりますので、指摘いただいているような問題点はないとの認識でございます。
 2つ目は、行きどまりというふうなことであれば、言葉で言えば、その先、詰まって、きのうのまさにトンネル事故のようになってしまうのではないかということになりますが、道路ですから、どの場所も含めて、先は、宮根線はそこはもう行きどまりだとしても、常にいろいろなところに抜けるような道路配置にはなっておると。成田のあのカルバートに行く三丁目周辺のあの場所も、したがってそうですね。そういうふうなことで、行きどまりイコールあのトンネルの中のようなイメージはお持ちにならない伝え方が必要だなというふうにも思います。したがいまして、急を要する状況は想定しづらいということと、昨年の震災においてもこのような状況は確認されておりません。
 朝夕の渋滞解消、明石台1号線、明石1号線ですかね。要するに県道からずっと、先ほど冒頭では東西道路と申し上げましたけれども、そのまま西に向かっていくところを1号線、あそこから左に分岐して分かれるところが2号線というご認識であるとわかりやすいかもしれません。あの1号線、県道から2号線の接続、丁字路、そしてその先というふうなことでありますけれども、この間、つとに渋滞、車両の台数が時間帯によってはたまっているなというふうな感じで、30台、40台、最大50台ぐらいのたまる時間帯があるやに見えますね。しかしながら、正面が明石の共同墓地の、丁字路が左右の交差点になっている関係もありまして、対向車はないと。十字路交差点でないゆえに右折です、左折ですというふうなこととなりますので、現状は信号のサイクルの調整によって、なお一層今以上の渋滞が解消されるのではないかというふうな認識でありまして、警察との協議を進めてまいることといたしております。
 なお、明石台の1号線、県道から上がって明石台公園、そしてまた小学校予定地までの東西道路ですね、あの工事については11月末に完了いたしましたことも、あわせて申し上げます。
 次に、2つ目でありますけれども、学校の行政区再編について、きのう申し上げたとおりでありまして、東西道路、1号線から北側の部分、明石台六丁目の表示はそのままになろうかと思いますけれども、明石台六丁目の八十数世帯のあの部分と、新たに形成されるあの道路の北側の部分の七丁目分ですね、あそこについては予定にない新たな行政区の新設というふうになろうかというふうに思います。再編ではなくてですね。新設再編ということになりましょうかね。そういうふうなことで、学区イコール行政区というふうなことで、町部局としては市民の皆さんにもお知らせをし、その方向で公園の確保やら、将来的に会館の設置も視野に入れながら、準備を今し始めたところでございます。
 そしてまた、重点施策はということでありますので、これは実務面が非常に強うございますので、建設部長から冒頭説明を申し上げます。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) それでは、私のほうから、東向陽台小学校の分離新設について、今、行政区のほうは町長から回答いたしましたので、残りの3点についてお話をいたします。
 まず、1点目、スケジュールでございますが、平成27年4月開校を目指した予定のスケジュールにつきましては、9月5日の議員全員協議会でお示しをいただいたとおりでございますが、行政区再編などの協議で現在は若干おくれているというのが現状でございます。
 第2点目、地域住民の皆さんからのご意見にどう対応するのかということでございますが、説明会における地域住民の方々からのご意見につきましては、新設に向けた建設基本計画策定、これを行う中で検討し、対応してまいりたいというふうに考えております。
 次、体制面の問題でございますが、分離新設に当たりましては、町及び教育委員会がそれぞれの役割を分担しながら、今後進めてまいりたいというふうに思っております。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) それでは、私のほうから、実施計画についてお答えさせていただきます。
 まず、25年度の予算措置につきましてはということですが、これについては、実施計画をもとにしながらも、オータムレビュー、そして時代の背景など、まして最近の国政の動向などを踏まえつつ、検討されておりますので、それをもとに、予算編成が終わった後に実施計画ができ上がるものとなってございます。
 しかしながら、ご存じのとおり、地方自治法が改正になりまして、総合計画、基本構想の議決がなくなりましたので、今、市町村のこの計画はどういった道を進むかというのが問われております。町のほうでも基本構想は10年間の平成30年までございますが、間もなく前期分の25年が終了いたします。それに向けて、今後どのように扱っていくかを現在検討しているところでございますので、その中で実施計画のあり方自体も最近は実効性を伴わないものになりつつあります。これは富谷町だけではなく、各市町村ごとにそのような傾向があらわれております。そうしましても計画に、例えば1つの政策だけをとっても国の政策でぽろっと変わってしまうように、児童手当のあり方とか、そういったものが常に変わっていく状況になっておりますので、やはり自治体は単年度主義になっている以上、そちらのほうを尊重しつつ、今富谷町は何を望んでいるのかということを最優先に考えて、それを予算づけし、実行していくと。それが将来の市制に向けての踏み台、基盤となるということをもとに、現在進めているところでございます。
 当然、ローリングにつきましても、3年間分ということが前回決めたところには載っていますが、これは公表ベースではございませんので公にはしておりませんが、現在では第4次まで実施計画は策定しておりますが、ご承知のとおり、予算編成に伴ってローリングをして、25年度分を今回決めていくというような、そういった流れに現在なっております。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 町道整備の基本方針と重点施策ということで、まず、基本方針なんでございますが、町内の根幹となります国道、県道を補完します幹線町道を初め、道路を整備することでございます。2番目としまして、道路利用者の利便性の向上と、快適な交通環境を形成することでございまして、まず、重点施策としまして、1番目の根幹道路、これは仏所太子堂中線の道路整備、それから穀田線の歩道新設、それから郷田線、これは西成田の道路なんですけれども、郷田線の道路整備を考えてございます。
 2番目の道路環境の改善としまして、老朽化が著しい団地の舗装補修、それから道路側溝の有蓋化を重点に進めております。有蓋化工事の重点箇所はどこかということで、今年度で東向陽台三丁目が終了いたしますので、現在継続して進めております太子堂地区、富ケ丘地区、鷹乃杜地区、以上3地区が重点箇所となります。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) この際、2時まで休憩をいたします。

午後1時51分 休憩

午後2時00分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 これより、出川博一君の質問は一問一答方式により行います。3番出川博一君。

3番(出川博一君) 最初に、宮沢根白石線についてちょっとお尋ねしたいと思いますけれども、この問題は何回も取り上げられておりまして、いろいろ議論がされているというか、そこで行きどまっているというか、余り進んでいないという状況にございますけれども、前の議事録なんかには100億かかるんだという答弁がありますけれども、今も同じでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) はい、そのとおりでございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) これ、例えば520メートル短くなったということであっても、やっぱり100億、そんなに大差がないということでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 現在の試算ではそのとおりでございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 前の議事録に40億との額も出ておるんですけれども、これは路線が同じなんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 万が一、県道にタッチできたらというようなことで、内輪の試算をした額でございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) ということは、県道にタッチするということは、いわゆる今の都市計画上の地図は真っすぐというか、ちょっと右カーブの路線になっていますけれども、そうではなくて、県道側に戻すという別なコースに変更することは可能だという理解でよろしいんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 建設部長から今申し上げましたように、そういう可能性も追求いたしました。その追求した経緯は、仙台市側で都市計画道路として廃止するというふうな声を受けて、そうなったときにこれは大変だというふうなことで、県道に接続する方策はないかというふうなことで内輪でやった経緯は、そういえばありましたね。しかし、梅原市長のもとで、何としても計画を存置してほしいというふうなことでの要望を直接させていただいて、お受けいただいた経緯があります。その時点では、やや明石台の東の開発が見込まれるというふうな内輪の、まだ決定ではなかったですけれども、そういう動きを強めておった中でありますので、そのような520メートルの延長とあわせて、ぜひ、それがなくてもというふうな思いは従前からありましたけれども、なお一層明石台東開発にも力点を置いて、市街化への編入の運動をしておりましたので、そういったことの経緯をお話しした結果、いわゆる市長と町長との間で残したという経緯がありました。
 そのようなことで、40億円の試算もしましたし、直接そのままの形でおろすのも物理的に無理だというふうなこともありまして、ぜひ将来的にわたって宮根線の富谷から仙台にというふうなことでの可能性を皆さんと一緒に追求していきたいと、そんな立場で今考えておりますし、要望もそのような方向で動いているというふうなことでございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) ということは、都市計画道として残っているがゆえに、いわゆるこの道路に縛られて、例えば、先ほど勾配が急勾配で実務的に難しいんだというお話がございましたけれども、例えば迂回してというふうな形での勾配5%のあれで検討し直すということ自体は、都市計画道路があるゆえに、それも難しいということでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 経費的に二重の投資はできないという趣旨です。したがいまして、予定された従前の計画に基づいた形で何とか、県道をまたぐような形でつなげないかというふうな可能性を、ぜひ引き続き追求したいと、そういう趣旨です。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) ということは、いわゆる今のやつでより現実的な対応として、5%の勾配でもって県道側に三本木線におろすということは、実現不可能なことだという認識でよろしいんですね。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 先ほどとちょっと逆なように受けとめられるかもしれませんが、そのことも含めて、県道を平面交差でまたいでいく方策はとかというようなことの検討もしました。したがいまして、どちらにしてもどういうルートであれ、費用の最少化とあわせて、宮根線、富谷から仙台につなぐという、その2つを追求していく立場で努力したいというふうなことでございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) そうすると、都市計画道路があっても、そのほかの選択肢もこれから考えられ……(「それは都市計画のうちの一つの流れです」の声あり)一つの流れで、いわゆる都市計画線はあるんだけれども、もしこっちのほうをやるときはこの都市計画線は、ちょっと済みません、その辺の理解を、もう一度お願いします。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 都市計画の整備の中でやるということです。ですから、出だしはまたぐもありましたし、県道を平面交差しながらというふうなこともありますし、ですから、その費用の最少化というふうなことが一番の私どもの今の関心のあるところですということです。100億円をずっとながめていても、いつぞやという話ですから、ですからそういうふうなことで物理的に可能な手法と。そしてまた、地権者の同意等も当然のことながら絡むわけですから、そういう意味で富谷町としても非常に難しい課題の一つなんですね、相手がいるだけに。仙台市でやらないよというのを、これ富谷の分を残しても、何百メートルか何十メートルかあるんですよね、仙台市分が。ですから、そういうふうなことで、両自治体の協議も詰めていかなきゃならないというふうな課題もあります。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 今、ちょっと仙台市側の未着工距離の話が出ましたけれども、実際、何メートルぐらいなんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) おおむね100メートル以内ということで認識しております。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 先ほど町長の答弁の中で、富谷分の未着工分なのかどうか、1,370メートルの距離数はどの部分なのか教えていただきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 仙台市分も含めた1,370メートルでございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) それで、仙台市側への働きかけは、今、現状どうなっているのか、質問したいと思います。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 先ほど町長が申し上げましたように、県への働きかけは継続してやっていきます。仙台市・富谷町広域行政協議会の中でも、要望事項として継続して上がっていますので、ただ、昨年度に限っては、震災の影響で据え置きということで、ちょっと表立っての活動は控えていたところでございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 今までの話を聞いたり、過去の議会でのやりとりを見てみますと、これはなかなか難しい問題じゃないかなというふうに思うんですけれども、これについては、例えば国、県の財政事情を考えても、とてもとても、先延ばしになるだけだという認識なんですけれども、その辺の見解はいかがでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) これは難しいとて、やっぱりひるむわけにはいかないんですね、この路線については。先ほど申し上げましたように、明石台の東の開発がなければほとんどまぼろしだったと思います。それが、あのように八丁目の開発が、市街化としてトータルとして40ヘクタールの開発が許可されたという、そこが全ての根っこですから。それゆえに、ぜひとも富谷町としてはというふうなことで、仙台市と宮城県との連携も、協力も得ながら、最少の費用の中で何とかしてつなぐ。ですから、そういう意味では、早くにやはり、あそこに予定された、あるいは予定された以上のスピードでご入居いただくと、こういうようなあたりも我々としての一つの課題ではないかと思っています。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 例えば40億だとしても、町単独で取り組む事業ではないと思いますし、そういう意味では、急に表現が難しいんですけれども、たなざらしのままでそのままいくという認識に立たざるを得ないと思いますけれども、その辺のご認識はいかがでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) そう弱気におっしゃらずに、ぜひこれは皆さんとともに、ひるむわけにはいかないというふうな覚悟を皆さんも共有していただくことですよね。町民の皆さんともども。そういうことで、そこにすき間があってはだめなわけですから、町長あんなにひるむわけにいかないと言っている割に、僕らはちょっと引いてますなんていうふうなことでは、これは力になりませんね。ですから、どんな場でも、やっぱり皆さんともども、声を出していくということです。それが政治の場ですよね。ぜひお願いしたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) よくわかりました。打つ手があるのは、そういう形でみんなで声を大にして要望していくということだというふうに理解いたしました。
 続きまして、小学校の分離新設についてですけれども、昨日の町長の町政運営概要で、学区は決定いたしましたというお話がございましたけれども、これは一番問題となるのは明石台六丁目の関係者、いわゆる八十数世帯の方々だと思いますけれども、その方たちは理解されているということなんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) これもきのう冒頭申し上げたとおりでございます。相当手順を踏んできております。最終的には、行政区長さん、東向陽台と明石台の町政懇談会の折に、総意のもと、ご理解とそしてご賛同をいただいたと、こういうふうな受けとめ方でございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) ということは、町内会の席上でそのような形になるということで公表されたというか、決定されたということで、特に教育委員会ベースでそのことについて皆さんに、いわゆる告知というか公表するご予定はありますか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 懇談会の折、賛同いただいて、賛同の拍手もいただいたというふうなことで受けとめております。
 その後の手続については、教育委員会のほうでお願いします。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 今後の進め方として、先ほどお話ししましたとおり、建設の基本計画を策定するということになりますので、その協議等を利用して、皆さんにお示しをしていきたいというふうに思っております。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) ということは、今の時点では特にみんなに表立って知らしめていないけれども、そういうステップを踏みながら皆さんにお話をしていくという理解でよろしいんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 繰り返しになりますが、協議会がございますので、その協議会の中でまず提案をさせていただいて、進めていきたいというふうに思っております。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 学区の年内決定ということで、この新設校の開校は27年4月で大丈夫だというふうに理解してよろしいんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) はい、そのとおりでございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 仮設校舎の再リース契約も平成26年度までになっていますから、27年3月までに仮設校舎は取り壊しを完了させるというふうに理解してよろしいでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 27年の3月までに撤去する予定ではおります。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) それで、今後のスケジュールについて確認したいんですけれども、9月5日付の全員協議会での基本方針についての説明資料では、ことしの9月から12月に教育委員会会議を開催するとありましたけれども、開催は終わりましたか。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 教育委員会の中では、8月に基本方針について説明をしているところでございます。その後も順次協議という形で委員の方々にはお知らせをしているところでございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) ということは、この説明会関係の中では教育委員会の会議も開催して、それは終了したということで認識してよろしいんですね。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 事務的な最終的な事務手続につきましては、さまざま条例改正、規則改正等がございますので、そういった事務手続のための協議につきましては、別途、教育委員会の中で進めてまいります。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) その3カ月の間に、いわゆる教育委員会でこれが議題になったというふうには思っていないんですけれども、その認識は間違いでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 議題ということではなくて、協議ということで委員の方々と協議を進めたところでございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) わかりました。建設工事関係で、ことしの9月から12月までの間に建設の基本方針策定のための意見集約とありますけれども、これは終わったんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 意見集約につきましては、8月、9月に保護者説明会、地区説明会等でさまざまご意見をいただいておりますので、そういったことで一定の集約ができたのではないかというふうに認識をしております。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) そうすると、集約が終わったということであれば、建設の基本方針策定も決定されたということでよろしいんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) ただいま方針策定に向けて協議を進めているところでございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) これは今月中には終わるということになるんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 策定については、ことしじゅうに大枠は固めたいなというふうな認識ではおりますが、ただ、さまざまご意見、協議をすることも必要でございますので、年明けということに延びるというふうなこともあろうかというふうには思います。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 私、別に教育課長をいじめるつもりではないんですけれども、あくまでもやっぱり27年4月には絶対開校してほしいと。そうでないと、今の東向陽台小学校の教育環境そのものはかなり限界に近づいているとの認識は皆同じだと思うんです。ですから、その辺をスムーズに進めていただきたい。今回の補正予算の案を見ますと、いわゆる学校建設についての設計とか地質の調査の業務委託が提示されていないので、その辺の進捗はいかがなんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) スケジュールの若干のおくれにつきましては先ほど教育長が申し上げたとおりでございますが、補正予算等も含めて、今年度内には行えればというふうに思っております。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 私はいじめるつもりはないと、さっき言ったとおりなんですけれども、そういう意味では、ある程度、この間の全員協議会の中で提示されたスケジュールがあるので、それに余りたがわない形でぜひ進めて、27年4月の開校をお願いしたいというふうに思います。
 それでは、続いて、8月の説明会での地域住民からの主な意見はどんな意見があったんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) さまざまなご意見がございましたけれども、学校建設に当たっての校舎の向きであるとか、あるいは通学路なんていうことも大きく質問が出されたところでございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) その際に、住民説明会を開催してほしいという要望があったかと思いますけれども、それはどのように対処されますか。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) そのときもお答えをさせていただいたんですけれども、必要かどうかも含めて協議・検討するというふうなことでお話を申し上げておりました。基本方針策定に当たっての意見の集約ということは、一定の集約はとれたのではないかなというふうに考えておりますので、現時点では説明会については未定というか、予定はしておりません。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 校舎の設計とか配置について、周辺の住民から事前に説明を求めたいという話があったかと思うんですけれども、その対応はどのようにされますか。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) ちょっと繰り返しになりますけれども、保護者説明会、住民説明会において、さまざまなご意見を頂戴をしたところでございます。あくまでも27年4月開校というものを目指しておりますので、速やかな建設基本方針策定に取り組む必要があるのかなというふうに考えております。そういった意味からも、今まで頂戴した意見を踏まえながら策定というふうなことに進んでまいりたいというふうに思ってございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 通学路の問題についても、明石台五丁目の町内の方々から、今は明石台公園からあそこのセブン-イレブンまでの抜け道として使われて、非常に通学路として怖いのではないか、危険ではないのかというような意見も出ておりますので、ぜひその辺のところを、それでなくともある程度スケジュールがおくれていますので、これから途中でひっかからないような形でうまい対応をお願いしたいと思いますけれども、その辺のところについてきめ細かな対応は可能なんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 説明会を行う前にも関係機関等と通学路予定案ということで現地調査を数度行っているところでございます。今後も、そういった対応を進めてまいりたいというふうに思います。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) いろいろ住民の方々も思いがあるようですので、その辺のところをうまく調整いただいて、27年4月開校におくれないように、ぜひしっかりお願いしたいと思います。
 続きまして、ちょっと教育委員会のことについてお尋ねいたしますけれども、教育委員会の開催頻度はどんな形なんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 教育委員会につきましては、定例が月1回でございます。臨時の教育委員会というのも、年に数度ある程度でございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 教育委員会の会議時間とその内容はどのようなものになるんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 協議内容につきましては、各種の規約の改正であったり、それから人事案件であったり、そういったことで議案がなされております。その時間については、その議案、協議内容の数にもよりますので、この時間で終わりますということではございませんので、ご理解をいただければというふうに思います。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 今現在、学校新設の問題とか、あといじめ問題という、いわゆる教育委員会にとっては課題が山積しているんじゃないかなと思いますけれども、月1回程度で、多分時間も1時間程度の委員会かなと思いますけれども、小学校、中学校、約6,000名の学校経営の責任者として、それで大丈夫なんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 会議につきましては、必要に応じて、内容に応じて、臨時の委員会のほうも行っておりますので、同様の対応でよろしいのかなというふうに思っております。また、1時間程度というふうなお話でございましたけれども、決して1時間で終えるということではなくて、内容によっては当然数時間かかるケースも多々ございますので、1時間ではないというふうなこともご理解をいただければというふうに思います。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 今、教育委員の定数は何名なんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 定数につきましては5名でございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 現在、たしか3名だと思うんですけれども、その補充の予定はいかがなんでしょうか。これは町長にお尋ねいたします。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 今、人選をして、皆さんに同意いただく人物を模索中でございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 私も教育委員会を傍聴しましたけれども、事務局長的な立場の教育長を除くと、今2人だけの体制なんですよね。合議制で
あるということなんですけれども、やっぱりどんなに見識が高く情報収集能力が高いとしても、やっぱり2人では限界があるのではないかなと思いますので、やっぱりある意味いろいろな意見を聞くためには、あと2人の選任が喫緊の課題だと思いますので、その辺のところを早目にお願いしたいなというふうに思っております。例えば人材がいないということなんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 制度上、人事案件ということで、この場で否決というようなことですと大変重いものがあって、なかなか引き受け手がないというようなのも現状でございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) ただ、重い責任を負うわけで、ちょっと報酬が低いのではないかなというような気もするんですけれども、その辺のところはいかがなんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 適切ではないかなというふうには思っております。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) わかりました。
 次に、行政区の再編のところに移りたいと思いますけれども、先ほど町長の答弁の中で、学区イコール行政区にいたしますよというお話がございましたので、ということは、明石台六丁目の85世帯のところと明石台七丁目の、あそこは約200世帯ぐらいですかね、が1つの行政区になる予定だということでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) そのような趣旨で申し上げております。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) その時期はいつごろをめどとしておられるんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 時期といいますと、何の時期でしょうか。(「再編というか、新しく町内、いわゆる六丁目の80世帯と七丁目の約200世帯の、いわゆる合わせた行政区というのは、いつごろを考えられる。時期。いわゆる何らかの形で六丁目とか七丁目でない行政区になると思うんですが」の声あり)それは地元の自治ですので、町内会いつスタートというふうなあたりは、今、現状の六丁目の中で80世帯ありますので、まだ現実七丁目は一切ゼロですから、そういう意味で、いわゆる道路の北側ですよ、ゼロですので、明石台の七丁目の皆さんが今一丁目で合同で行政区の町内会の立ち上げ、やり方というようなことで、合同で今やってもらっている、あのスタイルを描いておりますので、すぐにというようなことでは恐らくないんだろうと思いますね。七丁目、まだ開発、一戸も入居していませんから。道路北側の部分について。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) ということは、ある意味、タイミングとしては明石台七丁目が独立するとき、あるいは北側の200世帯のところの何世帯かが入った段階とか、そういうところというのは、あくまでも自治組織である行政区に任せるという考え方なんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 議員がお住まいのあの場所、一丁目が母体になって、三が、五が、と、こういうふうな分離していった経緯がありますので、そういったことは十分地元でおわかりですね。その辺の流れを描いていただいたらよろしいんじゃないでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) それでは、25年度予算の策定に移らせていただきたいと思いますけれども、ことし、来年度の政府予算や地方財政計画の決定が年明けにずれ込むことになりそうなんですけれども、それも町の予算策定に当たって影響があるんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) これは当然あることになります。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 25年度予算の中で入りの部分、いわゆる税収の部分でちょっとお尋ねしたいんですけれども、自主財源、町税収入の25年度の見込みは増加するのか、横ばいなのか、減少か、その辺のところの検討状況を教えていただきたいんですけれども。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) その辺につきましては現在調整しておるところでございますので、当初予算として方針として示しただけでございますので、詳しくは後ほどお知らせいたします。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 25年度予算に関して、私もいろいろ見ていましたら、行政需要が多くて、その対応には非常に苦慮するんだなというふうに、その辺は実感しております。ただ、ある程度、額的な枠とか、そういうやつを決めて実施するしかないのかなという観点から、道路維持の項目で、24年度の実績見通しをちょっとお聞きしたいと思いますけれども。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 今のところ、当初予算ベース、あと補正を2度ほどしておりますけれども、今後の除融雪の状況にもよりますが、ほとんど維持管理費が増加しておりませんので、予算の90%以上は消化する予定となっております。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 額的なものをお話しいただきたいんですけれども。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 済みません、今、全体の額は把握しておりませんので、申しわけございません、ここでは。後ほどお示ししたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 25年度のいわゆる道路維持の部分の予算はどのぐらいの枠を見込んでおられますでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) まだ財政課に提出しただけで査定を受けておりませんので、差し控えさせていただきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) なかなか難しいところなんですけれども、ではちょっと視点を変えて、19年から23年度の実績、これは行政実績報告の中からなんですけれども、繰越額が増加傾向にあるように思うんですけれども、その理由は何なんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 一番大きいのは、やっぱり震災によります人材不足といいますか、業者の、受け手側の人数の確保といいますか、経営体数によるものでございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 実際問題として、予算もさることながら、実績としてどれだけ整備されたかということが問題になると思うんですけれども、ということは、25年度もそれは予想されるというふうなことと考えてよろしいんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 今のところ、はっきりしたことは申し上げられません。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) この道路維持に関しては、できれば大枠を決めてぜひ対処していただきたいなと思うんですけれども、さっき建設部長がお話しになったように、除雪、融雪のウエートがちょっと大きいんですよね。ちょっとどころではない、物すごいんですけれども、平成22年度が1億500万、23年度、次の年が、去年ですけれども1億5,600万、約5割アップしているんですよね。その要因は何なんですか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 当然降雪量もあるんですが、当町の場合、融雪を主にやってございますので、警察のほうからも依頼があり、幹線道路については仙台市並み以上にやっているというような状況で、ご理解いただきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) これは、キロ数からだけ見ると、22年度、23年度では除雪が2キロ、融雪が5キロ、それしかふえていないんですけれども、額的に約5,000万ふえたというのはどのような原因なんですか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 融雪の回数でございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) これは非常に悩ましい問題なんですけれども、除雪、融雪の費用が約1億5,000万も、これは頑張って距離が延びるとさらにふえていくという中で非常に悩ましい問題なんですけれども、その辺を加味しながら、ぜひ道路維持のための予算をきっちり確保して、推進していただきたいなというふうに思います。
 それで、道路維持の中に入るんですけれども、側溝整備のこの24年度の実績見通しは幾らぐらいなんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 24年度の通しと言われましたか。(「いや、本年度、今、途中までいっていますよね。私、集計したら8,000万くらいかなとは思ったんですけれども、その見通しをお願いします」の声あり)現在まだ施工中の箇所もありますので、予定なんですけれども、今のところは減のところもありますし増のところもあるということで、ほとんど8,000万程度でございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 過去のやつを見ましたら、22年度の実績が8,300万、去年はいろいろ事情があったんでしょうけれども3,800万の実績ということで、非常にばらつきがある。本年度は見通しとして8,000万程度ということですので、その中で、25年度の予算枠はどのぐらい考えておられるのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 冒頭申し上げましたが、東向陽台三丁目地区が終了しますので、私どもとしてはその分をほかの地区に割り振って現行の予算枠を確保できればなということで考えております。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) この間、去年の9月の議会だったかと思いますけれども、側溝整備について、例えば8,000万、1億で25年、30年かかるよと、そういう事業のボリュームだというお話があったんですけれども、ぜひ今後の予算配分については、側溝の有蓋化、これは道路も一緒にやる部分もあるのかもしれませんけれども、ぜひ1億程度の予算枠を確保して、それを堅守すべきではないかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 少しつけ加えますが、東向陽台はことしで終わるというようなことで、古い舗装の打ちかえも一部始まったところでございます。ちなみに、富ケ丘、鷹乃杜地区につきましては、舗装の劣化も著しくて、側溝整備とあわせまして舗装も一緒に補修しているというような状況でございます。1路線全て打ちかえをするというような状況でございますので、若干、施工延長はなかなかはかどらない試算ではあるんですが、極力努力していきたいと考えています。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 距離数の問題もさることながら、やっぱり予算というか、限られた財源の中では距離数を延ばして2億もかけるわけにいかないので、やっぱり1億程度のところはぜひ枠を確保して実施していただきたいなというふうに思います。
 それでは、続いて道路改良の点ですけれども、これも24年度の実績見通しはどのぐらいになるのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 現在、穀田線それから仏所太子堂中線、穀田線で合わせて1億2,000万程度ですか、仏所太子堂中線で約8,000万、沼田線で4,200万というようなことで、合わせてトータルしますと2億4,000万から2億5,000万ということでございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) この道路改良に関して、大体過去5年間を見ますと1億5,000万前後ですから、今年度は非常に大きな予算、いわゆる工事実績になると思われますけれども、その観点でいくと、ある程度距離の長い路線に着手すると継続事業ということで、予算の増額をどんどんできればいいんですけれども、必ずしもそういう状況にないという中で、やっぱりいっても2億数千万かなと思うと、ほかの道路の整備がおくれてしまうという懸念もあるんですけれども、いわゆる工事額が多額になる路線の選択の判断はどのような形でされるのかお聞きしたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 当然、幹線道路となるものが最優先されるべきものでございまして、あとは農村集落の狭隘道路の整備につきましても、ある程度の年次計画を持って進めていく。ある程度、極端な話、7割3割、6割4割というような形で、バランスのとれた形で整備できればなというふうに考えてございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) こう見ていますと、距離の長い道路に着手すると継続事業ということで四、五年かかって、そこのところに1億弱の資金が毎年流れるというような現状にあるようですので、その辺のところ、新しい道路の着手についてはよく検討をお願いしたいなというふうに思います。
 続いて、町内会館の23年度の整備実績は幾らだったでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 23年度の実績といたしましては、富ケ丘南部会館……。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 実績報告では700万だけの実績なんですけれども。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 実績報告のほうには700万ということで出ておったんでしょうか。(「はい」の声あり)それは南部の会館のところです。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) ということは、23年度は新しい会館には着手しなかったということでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 設計等の分だと思います。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 南部は22年度に完了しているんですけれども。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 22年度に。もう一度お願いします。(富ケ丘南部会館は、22年度に4,470万で実績報告のほうに計上されているので、もうそれは既に終わっている工事だと思うんですけれども」の声あり)

議長(浅野幹雄君) ちょっと待ってくださいね。700万と、今のは平成22年度の富ケ丘南部会館の分ですよね。(「ごめんなさい、私、質問間違いました。大変失礼しました。間違いました」の声あり)

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 23年度が700万でございました。大変失礼しました。ということは、23年度は新たな会館はつくらなかったということでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) それは設計費等の分だと思います。あと、それぞれの会館の改修費用がそちらのほうに計上されているものと思います。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 私も実際資料でしか見ようがなくて確認のしようがなかったんですけれども、ということは、前に町長がお話しになっていた年1カ所程度の実施をするということとはちょっと違うような気がしますけれども、その辺のところはいかがなんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 私ではないんだね。

議長(浅野幹雄君) 答弁お願いします。

町長(若生英俊君) 年1棟の新築ないしはリフォーム、大規模修繕というふうなことでこの間やってきております。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) この辺もちょっと私の調査不足かもしれませんけれども、ということは、23年度はやらなかったということで理解してよろしいんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 先ほどからお話ししておりましたとおり、町中会館建設に向けての地質調査と設計業務、そちらのほうで一応土地の取得ですね、合わせましてそちらの分を計上して、結果でございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) そうすると、町中会館の設計でしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 町中会館の設計業務でございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) そうすると、23年、24年で町中会館1棟のみだということで理解してよろしいんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) もう少し議論を整理していただいて、申し上げましたように、年単位で事業を進めるようになったのがここ、こことなっていますから、従前の年度単位から年単位ということで、2年度にまたがる事業で町中会館なんかは整備しています。太子堂もそういうスタイルで年内に、お正月を迎える前にというふうなことでやりましょうというふうなことで取り組んでいます。ですから、今やりとりしていてそごがありますので、十分整理して数字上やりとりしたほうが、もっと前向きな議論ができるのでないかなと。1棟ずつやってきているはずなんです。そこにあと修繕、今年度やっておりますひより台一丁目の修繕、そしてあけの平のコミュニティセンターというふうな形でやっていますので、十分整理していただいて、数字の行き違いをやったりとったりではもったいないですので、お願いしたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) なかなか個別に聞きに行くのが非常に難しくて、そういう面で、ずっと私も過去の業績実績報告でしか調べられなかったという事情がありますので、そこの辺はわかっていただきたいと思います。
 それでは、総合計画についての実施計画ですけれども、いわゆる今の段階でまだ策定中だという企画部長の回答でしたけれども、25年度の新規事業とかそういうやつは、少し見えているものはあるんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) それも当初予算編成の中で行っておりますので、現在は各部署から提出をいただきました。それを今精査しておりまして、これから査定作業、そして来年度の予算確定というふうに持っていく予定でございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 実施計画、毎年度ローリング方式ということで3年間の計画を立てるわけですけれども、これは基本的には総合計画に対応してやらなければならない事項を中心としたものなんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) これは、やらなければならない事業ではなくて、まず何を行うかということです。その中で規定を設けまして、それを編集し、掲載しているものです。先ほど申し上げたとおり、実施計画のあり方については、この先行き不透明な時代にあって3年のローリングというのはもう不可能だということで、各自治体は1年単位に切り上げたり、ましてや実施計画そのものも廃止したりしていると。それは法律で自由にできるようになりましたので、それを今どのような形でやっていくかというものを検討しているところでございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 3年計画ですから、基本的には追い求める政策が主流になるんだろうなとは思うんですけれども、この実施計画は公表する考えはないんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 公表する予定はございません。というのも、さっき申し上げたとおり、紙ベースで出た場合、それが決定事項かのように思われてしまうのも、これも忍びがたいことで、先ほど言ったように道路のメーターも先ほどのようにどうだ、どうだという議論になりますので、これはやっぱり当初予算ベースで総体的な事業を見てメーター数を決めたり、ましてやほかの事業に突出しなくてはいけない。今回、政権交代もあるかどうかもわかりませんので、マニフェストによってはまた大きく変わってしまうと。そういうのを今見なくてはいけない時期ですので、来年度のところはちょっとなかなか申し上げられませんが、継続的にやることと、富谷町が市制を目指すためにやらなくてはいけないこと、先ほど議員がおっしゃっている道路のこと、そういったものはもう決められて、それをどのぐらいできるかと。先ほど入りがどうのとありましたように、入ってくるものの財源を見ながら、どこまでできるかというものをこれからの数カ月、1カ月、2カ月の間に確定していきたいと思っておるところでございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) これを最後にします。今の企画部長の説明を聞いてよく理解できます。多分、確かに今、3年計画というのは非常に難しいんだろうなというふうな思いですけれども、そうは言いながらも、総合計画の実効性を高めて透明性を確保するという観点からは、ぜひ差しさわりのない範囲で資料の開示をすべきと思いますけれども、最後にそれをお聞きしたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 資料の開示というのは3年間公表するという意味でしょうか。それについては先ほど申し上げたとおりの状況でございます。ただ、翌年度のことについては、まず町長の施政方針で主な事業とか突出してやるべきことは公表させていただいております。そして、あと広報のほうで、主な取り組み事業ということで詳しく公表させていただくということにはなっておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 基本、いわゆる実施計画については策定して何回かローリングをして実際運用しているわけですので、そういう意味では、ぜひ差しさわりのない範囲での資料を、いわゆる単年度じゃなくて、3年間のスパンのやつを開示できないか、もう一度お聞きします。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 先ほど申し上げたとおり、基本構想は議決をいただきまして、今、平成30年までの目標値は定めております。それで、前期計画が平成25年ですので、来年で前期計画が満了になります。あわせて、その計画を策定するに当たりまして、先ほど申し上げた実施計画のあり方も検討しておりますので、恐らく3年ローリングというのはなくなっていく方向で今考えております。ただ、どういったものを長期的にやるんだというビジョンはやはり示さなくてはいけませんので、そういったことは基本計画の中でお示しをさせていただければと思っております。(「終わります」の声あり)

議長(浅野幹雄君) この際、午後3時5分まで休憩をいたします。

午後2時54分 休憩

午後3時05分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 本日の一般質問の最後となりました。
 年末も押し迫ってきました。ことしもあと残すところ26日、皆さんと一緒に2013年の新年を迎え、町制50周年をお祝いしたいと思います。それもこれも、大きな余震がないことを念じています。それは東電福島第一原発で耐震補強工事を実施したと言っていますが、今一番危ないと言われているのが使用済み核燃料棒1,533本が格納容器ではない保管タンクに入っている4号機です。今年のみならず、完全に終了するまで無事であることを念ずるばかりです。
 さて、原子力規制委員会が10月24日、全国16カ所の原子力発電所で東京電力福島第一原発事故のような深刻な事故が起きた場合の放射性物質の拡散予測を公表しましたが、相次いで誤りが発覚しました。これは、原子力規制委員会が、重大事故を起こしていながら、福島第一原発事故前と同じように、独自で調査を行うのではなく、作成を委託された独立行政法人原子力安全機構が原子力業界と関係が深いコンサルタント会社に977万円で作業を丸投げし、予測に用いた風向きなどのデータは電力会社からの提供で、試算も電力業界に依存しています。拡散予測はシー・エス・エー・ジャパンが作成、信用調査会社によるとシー・エス・エー・ジャパンは原子力安全機構のほか東北電力の子会社などを主な取引先とし、業界団体日本原子力産業協会の会員にもなっていると報道されています。拡散予測は経済産業省の旧原子力安全保安院が3月、原子力安全基盤機構に作成を委託するなど、電力会社に依存しているがために起きたことで、当然といえば当然のことです。さらに、全国に放射能モニターを設置しましたが、これは当町にもありますけれども、その放射能測定値が10%ほど低く表示していたことも判明し、全国的に回収を実施するということで、発足したばかりの原子力規制委員会で相次ぐミスが続いています。原子力規制委員会は、全ての原発について試算結果を再確認することとし、拡散予測地域の基準を1週間当たりの被曝量が1,000ミリシーベルトとして、あくまでも国際原子力機関の避難基準として採用されているものですと公表しています。
 私たち富谷町は、女川原発からの予測では、原子力規制委員会放射能拡散予測の範囲に入っていませんが、同じく範囲に入っていない仙台市や七ヶ浜町、大崎市、多賀城市、塩竈市、そして隣の岩手県の一関市は、避難計画を立案する、ないしは予定していることが報道されました。
 東京電力福島第一原発1号炉は水素爆発と言われており、3号機は水素爆発なのか核爆発なのか、いまだに議論が分かれていますが、いずれにせよ危険な放射能が東電福島第一原発から大量に放出されたことには間違いありません。東北では福島県はもとより岩手県、宮城県に、関東圏まで含めて大量の放射能が降り注ぎました。日常的にはセシウム137の測定値が報道されていますが、ヨウ素を含めてどれだけの放射能の原子が私たちの故郷に降り注いだのでしょうか。富谷町は把握しているのでしょうか。福島第一原発であればあれほど活用すべきだと批判されたSPEEDIを使って、地形、風速、風の方向などを含めて予測することこそ、今求められていると思います。福島第一原発から30から50キロ離れた飯舘村を初め、福島県中通りを初めとした悲劇を繰り返すことはないようにしなければなりません。
 我が町も、女川原発から50キロ圏内であり、安心してはいられません。シビアアクシデントとして対策が望まれます。そうした心配を取り除くには、女川原発の再稼働をさせないこと、そして廃炉にすることだと思います。しかし、女川原発には、稼働しなくても、1から3号機の格納容器内か使用済み核燃料容器かわかりませんが、核燃料棒のウランがあります。このウラン、使用済み核燃料を完全に撤去するまでは、我が町における放射能に対する全ての安全対策をとることが必要だと思います。
 次に、石積処分場の問題があります。ここには仙台市の瓦れき焼却の焼却灰が搬入されていると思いますが、仙台市の発表によると、焼却灰による高濃度の放射能が測定されています。この石積処分場は放射能の処分場として適しているのでしょうか。非常に疑問を持つものです。最も身近に住んでいるのが富谷町町民です。対策がどのようになっているのか、必要と思います。以下について質問をいたします。
 1、原子力規制委員会が放射性物質拡散予測を発表しましたが、原発の安全神話が崩壊した今、我が町においても避難計画を策定すべきだと思いますが、どのように考えますか。
 2、私たちの町を放射能から守るために、福島第一原発から放出された放射能原子の数と私たちの町に降り注いだ原子の数と量を把握していますか。その上に立って、どのような安全対策をとりましたか。
 3、富谷町での東電福島第一原発事故による放射能被害の把握はしていますか。その被害は具体的にどのようなものですか。それに伴い、東京電力に賠償請求を行っていますか。
 4、石積処分場に仙台市からの放射性物質(灰)が搬入されていますか。
 5、仮に放射性物質が搬入されているとすれば、どのような法的根拠に基づいていますか。
 6、仮に放射性物質が搬入されているとすれば、現在まで、石積処分場に搬入された放射能の総量は何ミリシーベルトですか。また、何ベクレルですか。その場合、放射能が拡散されないような対策をとっていますか。
 7、東日本大震災前の放射能に対する安全基準はどのようになっていますか。その基準の放射能はどのようになっていますか。
 次に、町の情報化は省エネですか、経費削減をしていますかということについて、第2問目に質問いたします。
 町の電力使用量は、清掃センターや幼稚園、保育所を除いて489万7,000キロワットアワー、本庁舎だけで考えると情報化に関する消費電力量は98万6,000キロワットアワーで、その内訳は、パソコン・プリンター関係で約16%の電力量を使用、消費電力も、最も使用していると思われるサーバーには言及していませんが、どの程度の電力使用になっているのでしょうか。私の予測ではっきりとわかることは、情報化に伴い、電力使用量がふえ続けているということです。このことについて把握し、対策をとってきたのでしょうか。これら以外にも、情報化による省エネ対策はとってきたのでしょうか。職員用のパソコン、クライアントは270台、小中学校のパソコンは1,190台を現在リースしているようですが、現在の単価は毎年度ごとにばらばらになっています。リース契約を一緒にすることにより少しでも契約単価を削減することができると思いますが、対策をとってきましたか。また、本庁舎と各支所の間の回線のつながりは二重化されていると表明していますが、具体的にどのようになっていますか。以下の点について質問をいたします。
 1、サーバーの年間消費電力と電力料金はどのようになっていますか。さらに、清掃センター、幼稚園、保育所、スポーツセンターの電力消費量と電力料金はどのようになっていますか。
 2つ目、サーバーの消費電力削減計画はどのように考えていますか。
 3つ目、各クライアントパソコン端末の単価削減策はどのように考えていますか。
 4つ目、本庁舎と各支所間で二重化されている回線構成を具体的に示し、災害時の具体的手順はどのようになっていますか。さらに、二重化回線も防災無線も使えない場合を想定した対策をどのように考えていますか。以上です。

議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
 原発事故対応というふうなこととなりますが、震災の記録の刊行に当たっての冒頭にも書きましたように、私は今後の復興の足取り、非常に長い年月を要する復興の足取り、そしてまた、放射線と向き合う日々を共有しなければならないという一文に尽きます。日本中、そしてまた我々、こうなった以上、そういった向き合いをしていかなければならない。さらにまた、自治体として、あるいは町長としてというふうな立場、さまざまな立場から、なお一層の安全、いわゆる原発への対応というふうなことで、町民の不安回避に向けて努めてまいりたいというふうに思います。
 全ての安全対策をとるべきというふうな表現、耳に残りましてここにメモしましたけれども、それを町がというふうなことで、もしおっしゃったとすれば、大変荷の重いところでございます。まさに国、そしてまた県の責務、そしてまた東電の役割というふうなことで言えば、それぞれ相応の役割分担をしていただく中で、富谷町町民の不安解消に努めるというふうなことになろうかというふうに思います。
 避難計画の策定ということですが、趣旨にもありましたように、事故による重点区域が30キロメートルに拡大され、このことに伴っての宮城県の改定中であります地域防災計画の重点区域も30キロ同様とするというふうなことです。重点区域を30キロメートル圏に拡大する修正案が示されたと。当町におきましては、女川原発50キロ圏域であることから、現状において避難計画の策定の予定は当座はございません。しかしながら、なお、近隣の自治体の動向を注視しながら、必要なことについては国、県等の対応に合わせて取り組んでいくことといたします。
 2つ目は、町の取り組みというふうなことを先に申し上げれば、さまざま震災対応、震災の記録ですね、原子力発電事故への対応ということで詳細に記述しているところであります。空間放射線量の測定、町独自にというようなことで、二十数台、30台近くでしたでしょうか、貸与を受けてというのもありましたし、県からの貸与、町独自の購入、走行サーベイメーターによる線量計、そしてまた地域、ご不安な場所等については行政区に貸し出しをして不安解消に努めるというふうなことで、食材の検査もいち早く取り組みました。現状、250万ほどの機械購入もいたしましたというふうなことで、給食の食材等についても毎日それぞれの検査を行っているというふうなこととなります。放射性物質の降下量については、直接測定されていないため、私どもとしてつかむ資料はないということとなります。
 3つ目、損害賠償額をというふうなことであります。具体的にこのものをというふうなことで、その範囲や、これは法律に基づくということですので、こういうようなものもありますよというような、何の根拠もない中で数字を出しても何にも裏づけがなければ受け付けられないというふうなこととなります。そういう意味で、弁護士資格を持つというふうなことのご提案も、そういうところにも一つのきっかけがあるというふうなことです。任期つきながら、全ての町で自立してそういった費用計算、損害の額を算定して見積もって、それらを県に、しっかりとした法的な根拠と裏づけをもって請求する、それが町の利益につながる、こんなふうなことも一つの今回条例を制定して採用に向けるというふうなことの目的の一つでございます。額等について、後ほど担当から申し上げることといたします。
 石積の処分場についても、これまたいろいろうわさ等が流れて、本質はどこにあるのかというふうなことで、町長への手紙でも複数通、頂戴をいたしました。4番目の答弁といたしましては、放射性セシウム濃度が1キログラム当たり8,000ベクレル以下のものについて搬入されているというふうな現状です。
 法的根拠、そしてまた6番については、後ほど担当からということにいたします。
 7番目も同じようですね。
 そして、次、大きな2つ目ということで、中身、実務の面が強うございますので、後ほど担当課からといたしたいと思います。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) それでは、私のほうからは、問い5になります、どのような法的根拠に基づいて搬入されているかというところです。
 搬入の根拠、これは平成23年6月28日付で環境省から出されました「一般廃棄物焼却施設における焼却灰の測定及び当面の取扱いについて」、それと、昨年8月30日に公布施行されました放射性物質汚染対処特別措置法、略して特措法に基づき取り扱ってきております。
 また、搬入されたものの放射能の総量、何ミリシーベルト、何ベクレルということなんですが、こちらは降下量と同じように現実的には測定できませんので、不明ということになります。仮に試算という部分でしかお答えはできないものです。
 その上で、搬入されています焼却灰の放射性物質、これはセシウム134と137の濃度については、仙台市のほうでホームページを通じて公表しています。こちらは富谷町のホームページからもリンクして見ることができるようにしております。その中で、昨年9月からことしの10月までの測定結果を申し上げますと、最大で1キログラム当たり2,190ベクレル、昨年の9月、最初の数値です。最少がことし10月の34ベクレルとなっております。単純な平均でも1キログラム当たり531キロベクレルというふうなことで、特措法で基準としています1キログラム当たり8,000ベクレルという基準については大きく下回っているものが搬入されているということでご理解いただきたいと思います。
 また、埋立処分場の空間放射線量ですが、こちらも毎月定期に測定しております。これは埋立地中央部分でもって直近ですと1時間当たり0.18マイクロシーベルトというような状況となっています。
 その放射能が拡散されないように対策をどのようにということですが、これは先ほど申し上げました国からの通知、また特措法に基づいた処理のガイドライン、こちらに基づいて埋め立てを行って適切に管理をしているという状況でございます。
 7番目の震災前の放射能に対する安全基準はというようなところですが、こちらは原子力行政におきまして原子力基本法というのがまずはあります。その後、東海村の臨界事故を機に、原子力災害対策特別措置法というものができております。こういった中で、放射能に対するいろいろな予防策とか発生対策とか、あとは事業所の責任だとか、国の責任、自治体の責任、そういったものが規定されております。その中で取り扱ってこられたものと認識しております。以上です。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) それでは、私のほうからは、原発事故の損害賠償についてお答えさせていただきます。
 これについては、直接的な被害額というのは発生しておりませんが、どちらかというと風評被害により発生したものがございます。これは、ブルーベリー生産組合が行っておりますゆうパック事業、これが売り上げ減少に伴いまして61万7,430円減収となりましたので、これは風評被害ということで国のほうに届け出をしております。
 そのほか、地方自治体がこうむった財産的損害ということで、これは原子力安全対策課の事故対策課から示された基準にのっとりまして、これは、みやぎ県民会議というものに富谷町も所属しまして、県内の各団体、行政一体となって東電への請求を行うということで、県が中心になってやっております。そこへの報告では、まず、放射能に対する住民の皆さんの不安を払拭するための事業に要した経費ということで、講演会だったり、そういったものの経費ということで63万6,128円を第1次被害ということで請求を行いました。その結果、東電から県を介して来た回答については、これは24年の7月でございますが、「準備が整い次第、機会を改めてご説明させていただきます」という一言を東電からいただいて、その後まだ何もございません。2次被害の請求額というのも、今、県のほうで取りまとめておりまして、これに、先ほど町長が申し上げました給食センターに配備しました測定器、約三百何十万等々ありますので、そういったものを2次請求として上げていく予定でございます。以上です。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) それでは、大きな2番目の、町の情報化は省エネですかということについてお答えいたします。
 最初に、1番目のサーバーの年間消費電力等でございますけれども、サーバーの電力消費を調べる子機といったものは設置してございませんので、反対に、それを計算できるシステムというか、ホームページのほうには一般的に公表されているものですけれども、そちらで計算をいたします。現在のところ、電算室等に置いてあるサーバーにつきましては、全部で34台ございます。それに合わせて、日中ずっと年中無休で使っているものと、あと夜間のみとか、現在停止しているものとか、いろいろ計算いたしまして、そうしますと、合わせますと年間消費量については16万1,184キロアワーという使用量となります。これはあくまで算定上、数値上だけになりますけれども、そのぐらいの使用量となってございます。これを換算いたしますと、これはあくまで平均単価ということで17円を生じてまいりますけれども、それでいろいろ算定をいたしますと約407万ほど、これがサーバー分に対しての電気料等を合わせた電気使用料ということになります。
 あと、清掃センター、幼稚園、保育所、スポーツセンターの電力消費量と電力料金ということでありますけれども、それにつきましては、清掃センターが18万6,440キロワットアワーで414万6,869円となってございます。これは23年度の実績でございます。あと町内の幼稚園が2カ所ございまして、そちらのほうは2万8,054キロワットですね。料金にしましては78万2,181円となってございます。あと町立保育所、こちら4カ所になりますけれども、11万5,409キロワットアワーで322万3,851円となってございます。あとスポーツセンターですけれども、こちらのほうはスポーツセンター、武道館、総合運動公園も全部含めた形になりますけれども、24万5,486キロワットアワーで784万6,623円となってございます。こちらが使用量と電気料金となってございます。
 あと2番目の、先ほどのサーバーについての消費電力削減計画ということでございますけれども、こちらについては特別計画は立ててございません。ただ、先ほど申し上げましたとおり、サーバー34台、年中無休で動いているものだけではございませんので、それぞれ夜間に停止してバッチ処理をするものとか、あとほとんど使わずにそのままになっているものとかいろいろあります。必要なときだけ使うもの、例えば必要なものということであれば、議会中継サーバーとか中継の配信サーバー、こういったものはこういった議会があるときのみになりますので、それである程度削減は図っております。
 庁内のサーバーの内容でございますけれども、庁内のシステムはおおむね日付が変わるゼロ時にデータのバックアップ処理を行って、タイマーによりシャットダウンをいたします。それによって消費電力は減りますし、あと、早朝、朝4時にサーバーシステムが稼働して、前日の分のバッチ処理をいたしまして、データの確保と保守を行っております。あとホームページについては、年中無休ということで24時間稼働しております。
 このように、半分でダウンしたり、あと年中無休というふうな形で入り組んでおりまして、どうしても最低限必要な内容ですので、それなりの消費電力にはなるのかなと。このように時間によってバッチ処理をしておりますので、ある程度の消費電力は抑えているのではないかなと思ってございます。
 あとパソコン等の単価削減策ということでございますけれども、教育委員会なり、こちら町長部局と、いろいろございますけれども、それぞれの予算枠、措置枠がそれぞれ異なっておりまして、役場内で使用するものにつきましては必要なソフトがございますので、それは教育委員会と統一することはできない。そのために入札もあわせてできないということにはなります。全てパソコン等についてはほとんどがリース契約となってございます。また、費用の圧縮のために、ウイルスバスターとか、ああいったものについては職員が順次行っておりますし、あと内部情報システムにつきましても、こちらの職員のほうが行って、できるだけ単価の低減化、低廉化のほうには努めているところでございます。
 あと本庁舎と各支所間での二重化されている回線云々ということでございますけれども、防災も含めまして、現在のところ、本庁舎と各支所ですね、それにつきましては基幹系システムにつきましてはNTTのビジネスイーサ回線ということで、これについては広域でかなり高度のネットワークとなって、NTTも推奨しているネットワークシステムでございます。あと、情報系ですね、そちらのシステムにつきましては、同じくNTTの光回線Bフレッツをいたしておりまして、もし災害等で片方の回線が切れた場合は瞬時に切りかわるような、そういうシステムになっておりますので、二重化されております。
 今回、MCA無線ということであれば、設置準備しているところですけれども、それであれば情報の共有化ということにはなろうかと思います。ただ、回線等が切れれば、全てにわたってかなり厳しい状況にはなりますけれども、そういう大災害であれば、やはりちょっとそういう証明の発行というのも、本庁舎も含めてですが、なかなかおぼつかない状況になります。それ、需要があるかというのもまた一つあろうかと思います。とりあえず、人命確保が一番最初だと思いますので、そういうMCA無線を使ってやると。それも途絶えたらどうするかということもあろうかと思うんですが、その場合、やっぱりマンパワーが一番ではないかなと思っております。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) これより、小川昌義君の質問は一問一答により行います。13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) まず、女川原発から30キロ圏内以外で避難計画はとらないということなんですが、やはり住民の安心・安全ということを考えれば、私も論旨で言いましたとおり、ほかの市町村、周りの市町村では、計画を立てているわけですね。これはやっぱり計画を立てるべきだというふうに思いますが、再度質問したいと思います。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) こちら、先ほど町長からも答弁がありましたとおり、圏域には属しておりません。ですので、避難計画の策定は現状においては予定はしておりませんが、あくまでも近隣市町村の動向を注視するというようなことで、今後についての含みを持たせたところでございます。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 福島の原発事故を見れば一目瞭然ですね。何も円形で放射能が拡散していくわけではないんですよね。これは理解すると思うんですが、そうしますと、飯舘村みたいなところが必ず出てきます。そうした場合のことを予測して、避難計画というものはやはり必要ではないですか。再度質問します。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) 先ほど申し述べたとおりでございます。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 全然議論が進まなくなるんですが、例えば、富谷町にSPEEDIなりなんなりで放射能が覆いかぶさってきたと。降ってきたということになりましたら、こうした場合の想定をすることはできませんか。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) こちらも先ほどの町長の答弁の中でございました。町のみではなく、あくまでも国、県とともに町民の安全対策に努めてまいりたいと考えております。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 放射能から逃れる方法は、どのような方法がありますか。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) あくまでもその状況においては、当然避難というような形が一番最先の対策になろうかと思います。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) シェルターとかコンクリートの部屋に入るとか、ないしは、あと逃げるしかないですよね。その逃げるということについてもやっぱり想定しなければならないと思うんですよ、この計画の中では。既に仙台市とか塩竈、七ヶ浜とか、こういったものに着手しようという、そういうことを考えているわけですよね。ですから、そういったところについて、一歩でも前に進むような計画案を立てるということはできないですか。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) 避難計画の中には、あくまでも避難というだけではなくて、避難先ということもある程度町として責務があろうかと思います。そうなった場合、受け入れ先の自治体というようなことも当然考慮の中に入ってくるかと思います。そういったことも全て含めた上で十分熟慮していく必要はあろうかと思います。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) もちろん避難先とか、そういったものについて考えていかなければならないわけで、そういったことを計画していかなければ避難できないわけでしょう。なおかつ、避難するのに、今回の福島第一原発でわかったことはどういうことかというと、車では避難できないわけですよね、渋滞して。そうしますとバスでの避難という形になっているわけですよね、今。基本はバスでの、要するに大量の。そうしましたら、例えば、単純に考えまして、今、30キロ圏内にいる、女川、石巻、南三陸町、登米市、涌谷町、美里町、東松島市で人口は22万2,849人、この方たちが移動をかけるわけですよね。今の現在でいくと。なおかつ、それぞれ予防地区とかいろんな、これでいきますとPAZとかUPZとかPPZとかと、新しい言葉が次から次へと出てくるわけですが、それで避難基準を決めているわけですよね。そうしますと、富谷町で避難計画をどのように立てるかというのは、これはかなりの問題ですよ。先に22万が移動していって、うちのほうに放射能が降ってきているにもかかわらず誰も避難できないという形になるのではないですか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 議員の力説することもよくわかりますが、大枠、30キロというふうな枠の中で今進めていますというふうなこと。我々、それを受けてどう対応するかということですよね。ですから、全然否定しているわけでないんですよ。だって、自治体で、はいやりますというのは簡単なことなんですけれども、これは隣の町を通って、道路はつながっているわけですから、そういうふうなことでありますのでね。
 もう一つ、議会だよりの折に、詳細はまた部長にあれしますけれども、交通渋滞はないという議会だよりが出てしまったことに対する町民から一報が来ました。前提が全然違うんですよね、こういう状況、土日でしたか、詳しいことは言いませんけれども、この問題も同じで、ぜひ報告する折に、やっぱり慎重な記載が必要であるというふうなことをつくづく思います。こんなに大きなテーマですから。この中で、富谷町は避難計画がないですと言われるのも、極めて我々としては、立場としては、町民に向けて慎重なる対応が望まれるというふうなことの一つですので、ぜひ、力説されることはよくわかります。ただし、大きな枠の、女川ですよね、女川からの30キロという圏内の中でどのようにしますかというふうなことですので、大枠としては、今そこの対象外ですよと。富谷の立地がですね。その先、30キロを超えたとて必要なことを否定しているわけではないと。しかし、そうした計画を立てる上でも周りとの影響が、その一つに対策監が言うようにどこさ避難するのと。我先に、ほかの町村の皆さんをよけて富谷ばかり先にとか、こういうことでもないですよね。そうした場合に、全体の中でどのように順序よく整然と避難するかというふうなことのあたりが、極めてこの面については大事だというふうなことでしょう。ですから、ぜひその辺のところを、力説することはわかりますので、恐らくそれ以上のものは現状ではやったりとったりというふうになろうかと思います。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 要するにそういった試案を持つということなわけですよ。それが30キロ圏外でも、仙台市なり隣の多賀城、塩竈、七ヶ浜あたりでも、そういう予定を組んでいくんだという姿勢が必要だと思うんですが、いかがでしょうか、町長。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 先ほどとの関連でいえば、そのようなために私どもは誤解のない表現をしていますので、1問目に対する答弁は、もう一回申し上げますけれども、現状において避難計画の策定はありませんが、近隣自治体の動向を注視しながら、その必要性について検討するというのが町の見解です。ぜひご理解をお願い申し上げます。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) そのように早急に計画なりなんなり試案していただきたいというふうに思います。できるだけスムーズに安全に移動できるような対策というものが望まれると思いますので、その辺、ぜひともお願いしたいというふうに思います。
 続きまして、石積の問題なんですが、石積よりも放射能の問題ですね。放射能がどの程度ここに降り注いできたのかと。それで、どういうものが降り注いでいるのかということについては、一応筑波の大学のほうで予測をしているものがあるわけですが、これについては把握していますか。

議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 放出量の件でございますか。放射能の放出量。(「放射能、原子の数」の声あり)東電から放出されたその量ということで。(「はい、そうです」の声あり)それは、昨年の5月24日、東電で発表されました数値、そういったもの、もろもろでは承知しております。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) そこで発表されたのが約27の原子、私が調べたのでは24のものが放出されているわけですが、その中で一番問題になっているのは、この間話しされているセシウム137、これは半減期が物すごく長いので、これが問題になっているわけです。それで、それを放射能として文科省が提示しているわけですが、航空機モニタリング測定結果というのがあるんですが、これはご存じだと思うんですが、これはどの程度の放射能が降り注いだのかということをセシウム134、137で、地表含めてあるわけですが、これについてはご存じですか。

議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) そちらのほうも、文科省から定期的に、文科省のホームページもありますし、県のほうの原子力安全対策課のほうから私のほうにも情報提供をいただいています。その情報からしますと、富谷町のレベルは、セシウム134、137合わせた蓄積量ですね、これは1平米当たり10キロベクレル以下の範囲だというふうに承知しています。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) あくまでも出されているのは23年の7月22日付、これは文科省もやらないで、宮城県の防災ヘリコプターで測定したやつを文科省が出しているわけですが、これで初めて宮城県、福島県以外のところも出されているわけですが、これは要するにこのときの7月22日段階での蓄積量という形で表示されていると思うんですが、この中で、例えば青いところとか緑とかというところがあるわけですが、この辺の、それ以外のところは富谷町、それから加美、大崎、こういったところは色がまた違っているわけですけれども、これはどれぐらいの放射能が放出されたというふうに理解していますか。

議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) ただいまのは富谷町町域にですか。(「この緑なり茶色なり、こういったところがどれぐらいの量というふうに把握していますか」の声あり)これは公表されていますとおり、色別で、例えば富谷町ですと茶色と薄い茶色ですかね。1平方メートル当たり10キロベクレル以下ですよと。あとその上の色別に、10キロから20キロ、30キロから40キロというふうに段階になっていますので、その識別のとおり、その範囲内で蓄積されているんだろうなというふうな認識でおります。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 要するに、それ以前に出されているものがありますよね。そうしますと、これは福島県内だけのものがあるわけですが、これらは赤とか黄色とか青とかというふうに、それ以外はないわけですが、これの一番、白石とかこの辺の青いところというのは大体1平方メートル当たりにすると何ベクレルぐらいの放射能、要するに全体として放射能が放出したんだということについて理解しなきゃならないと思うんですが、これはどれぐらい放出されたというふうに思っていますか。

議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 今申し上げたとおり、こちら公表されています、その最も高いところとか、色別で識別されていますよね。そちらの表示された量、蓄積された量だというふうにしか、それ以上の理解は、どのように理解していますかって、そのように理解しています。

議長(浅野幹雄君) 今の、反問権に入りますから、取り消してください。どのように理解していますかという、逆ですので。

町民生活課長(奥山育男君) そのようにしか理解していないということでした。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) たまたま放射能が落ちてきたか落ちてこないかというだけの問題だというふうに理解するべきだと思うんですが、それが雨が降ったとか風向きだとか、こういったところによって放射能が蓄積されたかどうかだけなわけですよね。空気中にはかなりのものがばらまかれていたということになると思うんですが、それで、石積のほうの問題になるんですが、石積の、先ほど話しされたやつを、仙台市のホームページを見てきたわけですが、昨年の9月から出されているわけですけれども、これは搬入というのは、富谷町に搬入してくるときというのはどんな形で搬入されてくるわけですか。

議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 焼却灰を載せた大きなトラックで搬入されてきています。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 何も覆いとか、こういったものがなくて搬入されてくるということですか。

議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) そういうことではなくて、当然搬入する上で基準がございますので、そういった拡散しないように、飛散しないように、きちんと覆って搬入されてくるようになっています。私も2度ぐらいですかね、石積の実際の処分場で搬入状況を確認して、現場のほうも確認させていただきました。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 要するに、あそこの処分場は放射能が保管されるような構造でつくられたものなんですか。廃棄物の定義というのがありますよね。放射性廃棄物は放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律や特定放射性廃棄物の最終処分に関する法律などによって規定されていると。放射性物質のほうはね。ですから、廃棄物処理法の対象外となるということになっているわけですよ。そうしますと、放射能でないものを持ってきているというのではなくて放射能を持ってきているわけですから、廃棄物としての、つくられているのかどうかということ。放射能の、適しているのかということ。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 私どもの所見を申し上げます。放射性物質汚染対処特別措置法、特措法では、ごみ焼却灰などで放射性セシウム濃度が1キログラム当たり8,000ベクレルを超えるものについては指定廃棄物として定めて、国が別途責任を持って処分する。これがまず1つ。一方では、石積に搬入されているものは、まさに1キログラム当たり8,000ベクレル以下である焼却灰については、特措法により特定一般廃棄物とされ、従来の廃棄物処理法、廃掃法に基づく処理基準に加えた特別処理基準に従うことにより、一般廃棄物最終処分場にて埋立処分が可能とされているという見解であります。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 特別処理というんですが、具体的にどういう、特別な処理というのはどういうものですか。

議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) こちらは、特措法に基づいて、あとは特措法に基づいた規則があります。そちらのほうで、今町長が話したような特別処理基準、こういったものが設けられております。この基準に従って処理をすると。そして、従来の廃掃法の中での埋立処分場で処理ができるというふうになっています。
 具体的な処理ですね、例えば埋め立てする場所についてはその旨の表示をきちんとするといったところから、埋立処分の基準については、これまでですと終了後に表面に50センチ以上の覆土をして済んだわけですけれども、今回の特別基準によりましては、特定一般廃棄物、その廃棄物の下に50センチ以上の土壌を置いて、その上に特定指定廃棄物を、焼却灰ですね、埋め立てていくと。それも3メートルまでと。その上にまた覆土をしていくといった処理の方法が、特別処理基準の中で示されております。また、維持管理基準というのもまたあって、それでまた今回の特定一般廃棄物の処理に当たっての基準に従って、石積のほうでは対応していただいています。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 私は、放射能の廃棄物を置くような構造になっているんですかということですよ。もともと仙台市と富谷町が協定をどういう形で結んだのか、私、勉強不足でわかりませんけれども、そういう放射能物質をおさめるような構造になっているんですかということですよ。今説明されたのは、そういう意味ですよね。そういう施設としてそのようになっているんですかという質問なんです。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 議員ね、先ほど申し上げましたけれども、8,000ベクレル以下のものを通常に加えてさらに厳格な基準の中で仙台市が責任を持ってやっていますということが1つですよね。そして、富谷町のものも今仙台市の処分場で、ここにため置くことなく、樹木の枝木等々焼却をして、仙台市の焼却灰は富谷町にと。そして、継続した測定結果が、埋立地中央部分で毎時0.18マイクロ、そして敷地境界周辺でも定時の測定をしていまして0.08から0.09マイクロシーベルト、1メートル基準。このような状況を受けていただいて、それ以上のものについては本当に今このような宮城県の震災を県外に行く、我々もあれ聞いていて、何だべねと、皆さん含めてですから。だから、そういうふうな感情が、結果、県外の皆さんの反応になっているわけですよね。それは重々我々も、このぐらいのことやってもらえないのかねと思った時期もありました。しかし、今、あのような状況の中で、県では自前処理というふうなことに変更してきた経緯もありますが、どちらにしても必ずや降り注いでしまったんですよね。そうした中で、8,000を基準にして自前でやる、従前の処分場にさらにまた手を加えた中で、厳格な管理、そして長期的な管理を含めてやっていきましょうというふうなことで仙台市で対応しているわけですから、それ以上のものは私は現状心配する懸念はないというふうな認識でございます。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 私も、放射能廃棄物を拡散して持っていくということについては、私も反対ですよ。だけれども、今、現状あるものが、そういう基準になっているんですかということについてただしているわけですよ。ですから、今、町長が発言した中身だって、わかっていますよ、それは。そういう出されていることは。だけれども、そういう基準になっているのかということを質問しているわけですから、その点について。

議長(浅野幹雄君) 基準について答弁願います。若生町長。

町長(若生英俊君) 基準に沿ってやっています。それに加えて、さらに慎重さ、慎重な上にも慎重な中でというふうなことで仙台市が今進めていますよというふうなことで、それ以上のものはありません。施設がと言われたって、必要ないんです、大枠で言えば。従前の埋立処分場の中でやっていいんですけれども、しかし、従前の上に積み立てるのではなくて、別口の場所に震災後、いわゆる原発事故後の焼却灰というようなことで別建てでやっていますよというのも、仙台市からの報告の中で、そして実際そういうふうな場所に処分をされているというふうなことです。ですから、前のやつと別建てで、十分なる監視も含めて、将来的に、ここ10年、30年、半世紀というふうなことになるかもしれないことも重々認識をしながら、厳重な管理をしながら処分を、最終処分場として使われているというふうなことです。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) それで、今、仙台市が石積に持ってきている焼却灰、要するに放射能だけでよろしいんですが、施設は何施設ぐらいあるんですか。

議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 震災瓦れきのほうは、仮設炉をつくっています仙台市の蒲生と、あと井土ですね、あともう1カ所が荒浜ですか、この3カ所で焼却処分したものを石積のほうに搬入しています。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 松森とか今泉とか葛岡とかというのは、搬入されていないんですか。

議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 既存の工場については、従来の廃棄物について焼却したものの焼却灰は搬入されていますが、震災瓦れきについては、その仮設炉のほうで処理をしてということに仙台市のほうでは取り扱っているようです。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 仙台市のホームページを見ますと、2012年の5月、それぞれ搬入されてきていると思われるところですよ、8,156ベクレルあるんですよね。これは正確かどうかわかりませんよ。毎回、この入ってきているのが6,000、4,000、約4,000、このぐらいのベクレルのものが蓄積されてきているわけですよね。ですから、放射能が1回来たら消えてなくなるわけじゃなくて、蓄積されていくわけでしょう。だから、とっくの昔に8,000ベクレルぐらい超えていると思うんですが。

議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 8,000ベクレルという基準は1キログラム当たり8,000ベクレルというような基準でございますので、それが積み上げて何万、何十万ということではないです。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) いずれ放射能については、震災前は100ベクレルが基準になっていたわけですから、それから見れば8,000ベクレルというのは非常に高い数値になっているということについて申し上げたいというふうに思います。
 続いて、時間がなくなりましたのでサーバーのほうに行きたいと思うんですが、サーバーは、今34台のサーバーがあると言いましたが、これは34台とも全部1段になっているんですか。1回も入って見ていないので、2段になっているんですか。ちょっと申しわけなんですが。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 34台、電算室のほうに全て収納されてございまして、ラックがございます、その中に順次、何台かずつ縦列で入ってございます。電算室の外からもある程度ごらんいただけますので、そのときにまたごらんいただければと思います。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 後ほどサーバーについては見せていただきたいと思うんですが、この消費電力、サーバーの削減ということになりますと、やはり今話になっているクラウドの問題とか、こういった問題があると思うんですが、この辺は検討の中に入っているでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 宮城県が音頭を取りましてクラウド部会というのを設置して、各担当のほうで今協議をしております。あと、近隣では岩手県のほうで先駆的に沿岸部のほうですけれども入れている状況ということで、まだ宮城県のほうは着手はしておりません。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 小学校のほうのパソコンの数は、ここに書いてあるとおり1,119台、これについては契約をやりまして、あと3年か4年後に全てのパソコンを同時に契約するような形になっているんですが、職員用のパソコンについてはなかなかそのような入札になっていないんですが、同時にこの250台をリースにするということは可能なんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 現在、個人的に、情報系であれば今リースにはしてございます。あと契約期間につきましては、やはり職員、入庁した時期、あとは前任者の分を入れかえますので、もしこれを270一気に更新ということになれば大変な作業にもなりますし、反対に、空白の期間ができてしまいますので、ある程度のインターバルがあったほうがいいのではないかなと思います。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 小学校のパソコンと町の職員が使っているものを一緒にしますと、それなりの1,500台ぐらいのを同時に更改していくという、それで全員が同じような環境でやっていけると。なおかつ、同時契約ですから、パソコンの値段も、自然に下がってきているのもありますけれども、そういったことは検討に値しないんですか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 職員用のパソコンにつきましては常時使っているものですし、あと学校は授業で使われたり、あとその他で使うということで、ある程度更新なり保守期間も設けられるかと思いますけれども、職員の場合はなかなかそれもできないということになります。あと経費の軽減ということもありますけれども、先ほどお話ししたとおり、入札でもってそれを決定しておりますので、それで十分経費の削減にはつながっているかと思います。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 自然に下がってくる値段ではなくて、日常的に使っているといったって、新しいものがすぐ来るわけですから、何も作業に不都合なところは全然ないと思います。ソフト面での変更ではなくて、パソコンそのもののリースの契約を同時にするということですから、そういう意味では可能だと思うんですが、いかがですか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) リースですから、大体が5年で終了ということになります。それを一気に同時期にするということで、残期間のやり方もあろうかと思います。先ほどお話ししましたとおり、ウイルスバスターとか、あと中の情報系のものですね、ソフト環境は全部職員でやっておりますので、一気に270台というのも、まだかなり大変な作業にはなります。それもひっくるめてやればということになりますけれども、1台をインストールする場合とか、かなり時間を要しますので、やはりある程度時間的な経過、あと入札で十分経費の削減は図られていると思っております。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) このウイルスバスターを入れるとかソフトを入れるとかというのは、これは各課でやればいいことであって、何も一人でやればいいというわけではない。やっぱりそういう努力をしなければならないと思うんですよ、経費削減のためには。そのために学校のパソコンについては同時に更改していくというふうになっているわけですから、そういう努力が必要だと思うんですが、いかがですか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) ご意見としては大変ありがたいんですけれども、やっぱり技量に差がありますし、なかなか1人でやって、情報系にしろ何にしろ、あのとおりいろんな面で情報が漏えいするということもかなり厳しいセキュリティーをやっていかなければなりませんので、やはり情報課の情報担当職員でやらざるを得ないと。そのときには、電算のレンダーとも一緒にやりながらやっておりますので、やはりそういうののセキュリティーも考えますと、各職員個人というのはかなり厳しいと思います。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 最後になりますけれども、ホームページもツイッターとかフェイスブックとかいろいろ災害情報とか、かなり進んできていますが、この前ちょっとツイッターをのぞきましたら、庁議が映っていたんですね。庁議がツイッターに映っていたんですよ。私、びっくりしたんですが、この庁議にかかっている資料、これというのは1人どれぐらいかかっているんですか、資料代。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 庁議にかかっている資料代を計算したことはありませんけれども。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) まず、庁議のときには、せっかく各職員がノートパソコンを持っているわけですから、ノートパソコンを持って会議するようなことは今後考えていますか。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) それは会議の内容によってはそういうのも考えられますけれども、現在のところはパソコン持ち込みでの会議はしておりません。

議長(浅野幹雄君) これをもちまして本日の一般質問を終わります。
 これで本日の日程は全て終了いたしました。
 本日はこれにて散会いたします。
 大変お疲れさまでした。

午後4時12分 散会

平成24年第4回定例会議事録(第3号)

平成24年12月6日(木曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 長谷川隆君
  • 2番 菅原福治君
  • 3番 出川博一君
  • 4番 三浦邦夫君
  • 5番 高橋正俊君
  • 6番 小泉光君
  • 7番 浅野直子君
  • 8番 安住稔幸君
  • 9番 森栄君
  • 10番 千葉達君
  • 11番 佐藤克彦君
  • 12番 山路清一君
  • 13番 小川昌義君
  • 14番 細谷禮二君
  • 15番 佐藤聖子君
  • 16番 永野久子君
  • 17番 磯前武君
  • 18番 渡邊俊一君
  • 19番 相澤榮君
  • 20番 浅野幹雄君

欠席議員

  • なし

説明のため出席した者

  • 町長 若生英俊君
  • 副町長 千葉芳樹君
  • 企画部長兼企画部経営企画課長 荒谷敏君
  • 総務部長兼総務部総務課長 小野一郎君
  • 福祉部長 奥山吉信君
  • 建設部長兼建設部都市整備課長 鴇謙一君
  • 企画部産業振興課長 浅野康則君
  • 総務部総務課参事兼総合防災対策監 菅原俊司君
  • 総務部町民生活課長 奥山育男君
  • 福祉部長寿福祉課長 安積春美君
  • 福祉部子育て支援課長 瀬戸けい子君
  • 建設部都市計画課長 佐々木俊男君
  • 教育長 菅原義一君
  • 教育次長 小山直樹君
  • 教育次長 佐藤信夫君
  • 学校教育課長 神田能成君
  • 生涯学習課長 佐藤英樹君

事務局職員出席者

  • 事務局長 須藤辰夫
  • 主任主査 津久家直美
  • 主査 木川田真史

議事日程 第3号

平成24年12月6日(木曜日) 午前10時00分 開議

  • 第1 会議録署名議員の指名
  • 第2 一般質問(通告番号12番~16番)
第3日目 12月6日(木曜日)
一般質問 15番 佐藤聖子 議員
1 民俗ギャラリーを旧庁舎に移転させ充実を図る考えは
2 集合住宅の建設を視野に町営住宅の戸数増計画が必要ではないか
6番 小泉光 議員
1 富谷町障がい者計画/第3期障がい者福祉計画を問う
8番 安住稔幸 議員
1 通学する子どもたちを守るために通学路の電柱を撤去せよ
2 町民の安全安心の施策を担当する一元化した部署を設置せよ
5番 高橋正俊 議員
1 高屋敷工業団地について
1番 長谷川隆 議員
1 富谷町東日本大震災の記録誌の活用を問う

午前10時00分 開議

議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
 本日の議事日程につきましてはお手元に配付のとおりです。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第120条の規定により、4番三浦邦夫君、5番高橋正俊君、6番小泉光君の3名を指名いたします。

日程第2 一般質問

議長(浅野幹雄君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。
 通告順に発言を許します。15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) おはようございます。
 私は2件について質問いたします。
 まず初めに、民俗ギャラリーを旧庁舎に移転させ充実を図る考えについてお尋ねいたします。
 平成21年12月議会に富谷町しんまち宿振興会から「富谷町民俗ギャラリーを旧富谷町役場庁舎耐震工事終了後旧庁舎へ移転するよう請願いたします。」という請願が出されました。請願は、旧役場庁舎の耐震調査に要する補正予算が可決されたことを述べた上で、将来何らかの施設が旧庁舎内に開設されることが予想される。耐震工事終了のそのときに、富谷小学校北側にある富谷町民俗ギャラリーを旧庁舎へ移転してもらいたいというものです。請願者は、富谷町発祥の地であるしんまち地区の歴史的遺産を後世に伝えることは、私たちしんまち地区住民の責務であり、また、住民に郷土愛を育む大きな契機となることと確信するとしています。教育民生常任委員会が平成22年1月と2月、3回にわたり請願審査を行い、採択すべきものとしました。その請願審査報告書を平成22年3月に当時の渡邊議長宛てに提出し、本会議ではこの請願を全員賛成で採択しています。
 役場移転後、しんまちは人の流れが変わり、そこに住む人は「猫も通らない」と自嘲ぎみに話す人もいました。何とか人の流れをという地域の人たちの努力があり、町も祭り会場としてしんまちを選ぶなどの方策をとっています。旧庁舎に民俗ギャラリーを移転させることが、日常の人の流れをつくり出す一助になるのではないかと思います。請願者は、常設のほか、時代ごとの特別展もしたい、軽食がとれるような場所もできたらいいと期待を持っています。今議会で旧庁舎活用について同僚議員から質問があり、その際に民俗ギャラリー移転も含めた答弁がありましたが、通告どおりに質問を行います。
 民俗ギャラリーの旧庁舎への移転を求めるという請願は重い意味を持ったものと考えます。民俗ギャラリーの移転について検討はしていますか、請願をいつ実現させるのかお尋ねいたします。
 現在、民俗ギャラリーは富谷小学校北側に位置したところにありますが、正面入り口が道路から見えにくく、つくりも地味な感じは否めません。せっかくの展示品も来館者が少なければ宝の持ち腐れとなってしまいます。質問の2番目ですが、町は民俗ギャラリーの場所として現在の場所が最適だと認識しているのかお尋ねをいたします。
 民俗ギャラリーの来館者数についてですが、平成20年度が1,099人、21年度875人、22年度743人、平成23年度は震災の影響で3カ月間しか開館できなかったということで451人でした。来館者が多いとは到底言えません。小学校3年生が副読本「私たちの富谷町」の学習で民俗ギャラリーに行き、職員が説明をして管内を回ります。職員の説明はそれでいいのですが、展示品の中には昭和の時代のものもありますから、実際に道具を使った人、または資料や道具を寄贈してくれた人にガイドとして登録してもらい説明をお願いすることは、生活感がよく伝わり、興味深いものになるのではないかと考えます。
 教育民生常任委員会は以前、回想法という取り組みを実施している自治体を視察したことがあります。回想法というのは、懐かしい生活用具などを教材に、当時の経験をみんなで語り合うことで元気な自分を取り戻そうとする心理療法です。介護予防や認知症の防止を目的とするものですが、問いの3番目として、民俗ギャラリーの来館者がこのままでよいはずはなく、平成30年には1,500人の来館者数にしたいという計画がありますが、1,500人でいいのかという思いもあります。しかし、それにしてもそれをどのように達成させるのか、運営していくのか、方向性をどのように持っているのか質問いたします。
 4番目の質問です。富谷小学校にある内ヶ崎作三郎氏の胸像を民俗ギャラリーとともに旧役場庁舎に移転させてはどうですか。内ヶ崎作三郎氏は何といっても富谷町の著名人であり、旧庁舎にあることのほうが皆さんに知ることができるいい機会になるかと思います。
 旧庁舎は、第一給食センターに今現在保管している文書を移して、旧庁舎に何もない状態にして震災の影響を診断した後、活用の方法を検討するというもので、シルバー人材センターからの要望、民俗ギャラリー移転、地域コミュニティーの場などというものが挙げられていますが、それについて方向性を見定めたいという答弁であったと思いますが、問いの5番目として、旧役場庁舎の活用検討をどのように進めていくのか。詳細は未定と答弁があったわけですが、おおよその期限を定めているはずです。ですから、その期限なども含めた見通しを詳しく答弁してくださるように要望します。
 2番目の質問です。集合住宅の建設を視野に町営住宅の戸数増の計画が必要ではないかということで質問をいたします。
 給料が上がらないどころか引き下げられ、アパートの家賃が払い切れない、何とか町営住宅に入りたいという相談を受けます。収入に対して家賃が高過ぎ、その捻出に毎日頭を痛めている人たちがいます。安い家賃の借家、アパートがあれば転居して家計を立て直すこともできるのでしょうが、富谷町内では安い物件はなかなかありません。町営住宅入居者の希望の倍率は高く、応募しても当選できない人たちがたくさんいます。町としても町営住宅入居希望者の声はさまざま聞いていると思いますから、町営住宅は福祉という観点から対策を持たなくてはならないと考えます。
 全国的にも公的賃貸住宅は削減の方向にありますが、ちょっと古い数字ですが、2010年の日本の全住宅に占める公的賃貸住宅の比率は平均で約6%となっています。富谷町は老朽化した町営住宅の建てかえを進め、完成時には100戸になります。11月末現在の世帯数1万7,162戸から見ると0.58%になり、全国平均の10分の1にもなりません。せめて全国平均並みにすることや、住民の要望から見ても、町営住宅の増設は待ったなしの課題であると考えます。町営住宅はこれまで戸建てで建設され、建てかえられてきましたが、今後は、3階、4階、それ以上の集合住宅も視野に建設すべきではないかと考えるものです。
 質問の初めに、町営住宅は条例の第3条で「町は、住宅に困窮する低所得者層に低廉な家賃で住宅を供給することにより、住民生活の安定と社会福祉の増進を図るため、町営住宅及び共同施設を設置する」としています。町営住宅入居希望者が多数に上っていることはさきに述べたとおりで、このことから増設計画が必要ではないかと考え、町の認識をお尋ねいたします。
 2番目の質問です。町営住宅が全国平均の10分の1以下であることについて、現状でやむを得ないとする立場なのでしょうか。全国平均並みということは1,000戸程度にするということになりますが、増設に向け計画検討が必要ではありませんか、お尋ねします。
 3番目の質問です。住宅は福祉、住宅は基本的人権と私は考えます。条例にも住民生活の安定と社会福祉の増進という文言があることからも、せめて全国平均並みに公的住宅があることが役割を果たすことになるのではありませんか。セーフティーネットとして増築が必要だという認識はありますか、質問いたします。
 さきに述べたように、集合住宅の建設も視野に入れることを考え増設計画を検討すべきだと思います。1棟何戸かの集合住宅で小さな単位のコミュニティーが形成できればいいと考えるからです。1階はバリアフリーで高齢者や障がいを持つ世帯用に、2階以上は若い世代などとして、支え合う仕組みをつくり出すことができるのではないでしょうか。また、若い世代も、マンション形式というのか、3階、4階建て以上の住宅は好評という感触があります。私の周りに、若い時代に将監団地で暮らし、その後、富谷町に自分の家を建て現在に至っているという人たちがたくさんいます。団地の仲間というのか、当時を一緒に過ごしてきた仲間というのか、そのつながりを強く感じるときがあります。高齢になって、夫婦で、あるいは1人で生活する人たちをそこに住む人たちが全体で見守ることができる仕組みがあれば、安心できるのではないでしょうか。問いの4番目として、集合住宅建設も検討すべきだと思いますが、町はこの点についてどのように考えているのか質問します。
 問いの5番目です。総合計画は、平成30年、人口5万5,000人、1万9,900世帯と目標を掲げていますが、数値の修正はあるのでしょうか、お尋ねします。平成30年の見込みの人口と世帯数をお尋ねし、そして、現時点で建築可能な宅地数、つまり今あいているという宅地数についてお尋ねします。
 震災後、家屋の売買を扱う広告チラシが特にポストに入るようになりました。不動産関係者は、需要が多く、これまで買い手のなかった家屋にも照会があるという話でした。しかしながら、長期間空き家になっている家はそのままというのも少なくないように見かけます。空き家対策では、ほかの自治体のことですが、老朽化で倒壊が心配されるとして自治体が取り壊しをしたという例も出てきています。空き家バンクというものを設立して、住まいを探している人に住んでもらう取り組みをしている自治体もあります。人の住んでいない家は、雑草を初め近所では迷惑の種になり得るのが現状です。6つ目の質問として、町に対してそのような苦情や相談はあるでしょうか。空き家の数、現状などの把握はしていますか、お尋ねします。

議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
 1つ目のほうについては、既に本議会で答弁しておりますので、ほぼ同様の答弁内容となります。
 民俗ギャラリーについても、継続的な課題の一つとして検討を鋭意進めるということといたします。
 3つ目、4つ目については教育委員会からお願いいたします。
 次に、住宅についてでありますけれども、この住宅の事業につきましては、やはり長きにわたる前町政の施策を継続するという立場です。建てかえを完了させるというふうなことで、一定の事業の終結を見るということとなります。現状、大きくかじを切るような状況にはないと。それは、この議会も含め定例会等で、まさに膨張し続ける富谷町の課題、まさに多様で山ほど山積しているというふうな状況の中で、公営住宅のさらなる増設というふうなことの予定は立てられないというふうな見解でございます。
 その他については、3番以降については担当部からということといたしたいと思います。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤英樹君) では、問い3と問い4についてお答えします。
 民俗ギャラリーについては、来館者の増加を図る集客施設という視点で運営するのではなく、しんまち通りの集客施設に配置することで、町外からの転入者が多い本町にとって、富谷の歴史を学び理解する施設、そして富谷をつくり育てた先人の知恵と誇りを感じる施設として位置づけた運営に努め、町民の今後のまちづくりの活性化を図るものとしていきたいと考えています。
 問いの4につきましては、地元の皆様、関係者の皆様のご意見を聞きながら検討していきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 私のほうからは2問目の総合計画の人口についてお答えいたします。
 ご質問のほうでは、平成30年、人口5万5,000人とございますが、総合計画では前期と後期に分けておりまして、基本フレームで30年で5万5,000人、前期は平成25年中に5万1,000人、世帯数1万7,500というのを掲げております。この件につきましては、今回の人口フレーム、前もご案内いたしましたが、コーホート法プラス富谷町のまちづくりの土地利用について、あわせて国土利用計画のほうで検討した結果を上げております。平成25年中には恐らく5万1,000人ですので、間もなく5万人に到達しますので、順調に計画どおり来ております。ただ、前期計画ですのでこれは見直しが入りますので、その後についてはこれからまた検討していくところでございます。以上です。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) それでは、集合住宅の件で問い3、セーフティーネットとしての必要性を認識しているかということで、現時点で著しい供給不足はないと認識しております。ですから、今後の増設については、先ほど町長申し上げましたように今のところ予定はないというところでございます。
 問い4の1階、2階の使用形態での建設というようなことでございますが、現在のところ集合住宅の建設の計画はございません。
 空き家の数、それから苦情、相談というようなことで、空き家の数等は現在のところ把握してございません。空き家についての苦情、相談というのは、私どものほうには直接来ておりませんで、町営住宅に関しては年20件程度問い合わせが来ているところでございます。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) これより、佐藤聖子君の質問は一問一答により行います。15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) それでは、民俗ギャラリーのところから質問したいと思いますが、あそこのしんまち通りのところに食べるところがあればいい、お手洗いがあればいいというようなことがありまして、その中で、町中会館に外から利用できるお手洗いができたということでは本当に喜ばれているということをまず申し上げたいと思います。そして、あとは近所で何かを食べる施設があればいいということで、そのことも聞きました。
 先ほどの中にもありましたが、旧役場庁舎の中に民俗ギャラリーが来たときには食事もできる場所があればいいという話も聞いたわけですが、この点について、庁舎の方向性ですが、先ほどはきのうと大体同じだからという話ですが、スケジュールについて全く明確にしていないというわけはないので、旧庁舎の活用方向、スケジュールについていま一度答弁いただきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) これにつきましては一般質問でいろいろお答えしておりますが、まず旧庁舎の中を空にしてから調査が入ります。それで、耐震構造などもありますので、一旦それについての予算計上を新年度に上げるかどうかを、今、当初予算の中で検討しているところでございます。それによってスケジュールというのは決まってまいりますので、あわせてどういったものに転用していくかというのもその中で考えてまいりますので、その後にスケジュール発表になるものと思われます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) そうしますと、新年度で補正予算が組まれると、新年度に上げられるかその後の補正になるかは定かでないような言い方ですが、しかし、大体年度内にはそれを済ませようということにはなっているのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) まず調査から入りませんといけませんので、そういったのも含めて25年中にということで申し上げているところでございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 旧庁舎については先ほど申しましたようにさまざまな利用、活用についての要望があるようですが、しんまち宿の振興会から出された請願ですが、これについてはこれまで町はどのように扱われてきたのかお尋ねします。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) これはしんまち宿振興会から民俗ギャラリーの移転とあわせて、きのうも申し上げましたがワークプラザ、あとは地域のコミュニティー施設といろいろな要望が上がっておりますので、そういったものを含めて可能性ということで追求しておりましたが、まずは外観からの耐震構造が人を集約できるような施設かどうかというのをまず1回見たというのを議会のほうに報告しております。それで、やっぱり耐震は必要で、数千万かかるというのもご報告させていただいております。そういったところを踏まえていよいよ次にというところで震災になってしまいまして、さらに中がこの間の震災で結構傷みましたので、全てにわたって調査をしなければならないということでございますので、そういったところで検討しているというところになります。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) そうしますと、25年中に調査をして耐震工事を進めてその後ということになりますと、26年あるいは25年の最後のあたりに方向性というのは見出せることになりますか。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) そういったのも含めて調査をするということでございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 私が以前に富ケ岡公園の話をしましたときに、あの一帯のことを町長もどういうふうにしていったらいいかということでお答えをいただいたことはあります。その中の一つとして民俗ギャラリーを中心に据える、シンボルに据えるということも必要ではないかと思いますが、そういう意味でのしんまちの活性化のための施策として意味があること、深めることになると私は考えるのですが、この点についての町の考えはどうでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) しんまち地区につきましては、富谷町の元祖と言われるような地域でございます。あわせてふるさとまつりもあの場所で開催して、大きなにぎわいとともに、地域の皆さんも、あそこに住んでいる方々もさらに関心が増して、旧庁舎の利活用に対して関心を持ってきたということは大変町としては喜ばしいと思っております。
 あわせて、あの地域一帯をやはり考えないといけませんので、駐車場一つとっても、旧庁舎は6台ぐらいしかとめられない状態というのは議員の皆さんもご承知だと思います。そういったところも含めて、それこそ地域に係る問題でもありますので、そういった皆さんと協議を進めていくというのが、そこも大事なところだと思っているところでございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) その際にですが、内ヶ崎作三郎氏の胸像については、先ほどそれらについてもあわせてご意見を聞きながらということでしたが、これについても一体のものとして検討するということになりますか、お尋ねします。

議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤英樹君) 作三郎さんの銅像につきましては、旧富谷小学校の校歌を作詞したということで小学校のほうとの関連もありますので、それも含めて地元の皆様、関係者の皆様に意見を聞きたいと思っております。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 内ヶ崎作三郎氏と同時期を生きて、そして親交のあった吉野作造氏には立派な記念館がありまして、ところが一方の内ヶ崎先生は今のような状態で、資料もどこにどれだけあるかというようなことも心配ですが、そういうことで、この際、内ヶ崎作三郎氏の資料などについても保存するという考えは持ったらいいのではないかと思いますが、この点についてはどうでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤英樹君) 現在も民俗ギャラリーの一つのコーナーに作三郎氏のコーナーがあります。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) そのほかにも貴重な資料があるやに聞いておりますので、それについても一緒にできればいいのではないかと思います。
 そして、先ほどですが、民俗ギャラリーの運営について来館者数だけで競うものではないと、そういうことでお話があったわけですが、しかし、みんなに見てもらって、ああこういう時代もあったということ、それから富谷町の流れなどもわかるものですから、やはり来館者が多いことにこしたことはないわけで、その来館者が多数になる運営の仕方というものも必要だと思いますが、それについてはどのように考えていますか。

議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤英樹君) まず1つは、先ほど述べたとおりにリピーター等の集客施設ではないというふうに考えております。町の歴史を町民の方、子供たちからお年寄りまでにわかってもらう、また町外から来た方にも、富谷町の先人の知恵、わざを知ってもらう施設と考えております。ですので、集客方法という考えではなくて、時々これまでもやっています企画展を通したりしながら、今いる方に見ていただくことを考えております。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 集客施設でないというと、人が集まらなくても意義さえあればいいみたいに聞こえてしまうところがありまして、そうではなくて、やっぱり小学校の3年生が「私たちの富谷町」ですか、その副読本の学習に来る。3年生はそれで終わりだけれども、4年生のときにはこんなのとか、新しくできた給食センターを見学しながらという、そういう一連のものとして広めていくことも必要だと思うんです。
 そして、私が先ほど紹介しました回想法というものも取り入れてもいいのではないかと思います。これで成果を上げているということもありまして、ぜひ、私も見に行って、昭和の時代に自分たちが見たことがあるだとか、お年寄りの高齢の人たちは扱ったこともあるというようなことで、そういう人たちに向けた来館してもらう手だてというものが必要ではないかと思いますが、それについてはどうでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤英樹君) 回想法ありきの民俗ギャラリーの運営では、民俗ギャラリーの運営の狙いとは外れると考えます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 確かに展示してあるもの、回想法は触れて持ってみて、それで懐かしむというのがありますけれども、でも、展示の仕方によっては同じような効果が得られるというものもあるかと思います。こういう方針でやっていくからほかの方針は違うというものではなくて、これらも含めて検討課題にするというのはどうでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤英樹君) 回想法云々ではなくて、民俗ギャラリーの職員も、体験するコーナーまたは施設のレイアウトにつきましては、食、明かり等に分けたりしておりますので、回想法を考えているのではなくて、先ほど言ったように富谷町の歴史をより理解してもらうというところで、運営、あとはレイアウト等に取り組んでいます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 先ほど紹介した回想法についても、いま一度研究なさるように期待をしたいと思います。
 次は町営住宅のほうにいきますが、この町営住宅、公的住宅についてですけれども、国の住宅政策は、公営、公団、公社住宅など公的住宅供給と、持ち家支援策である公庫住宅供給への融資を中心に進められてきたということがあります。その中で、持ち家政策にシフトする政策が優先されてきたというのが今です。したがって、当時100戸で始まったときはかなりのシェアを持っていた町営住宅ですが、しかし、この政策によってどんどんどんどんそのシェアが下がってきた、そういうことだと思うんです。おまけに、公営住宅の建設、管理に対する国の補助制度をなくして地方交付金制度に変更したために、地方自治体は新規建設を行わないばかりか、全国的には削減が進んでいるというのが実情です。だからといって、現在の戸数でいいということには私はならないと考えます。
 町長は先ほど、前町政から続いてきた、これを進めていくと、かじを切るものではないと、公営住宅についてはふやすという見解はしないということを先ほど述べられたわけですが、町営住宅が全国平均の10分の1以下であるということについて、これについてどう考えていらっしゃるのか、町長の見解、ご認識を伺いたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) その数値についてはそのとおりの事実だと思います。それ以上の見解は持ち合わせておりません。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) そうしますと、先ほど、前期の計画があって、その後見直しがあって後期の分ということでしたが、全体の中で、30年代1万9,900世帯と、今のところでいいますとね、0.5%にもなってしまうわけですね。それはそれでよしということになるのでしょうか。私はそうではないと思うのですが、それについても町長の認識をお尋ねいたします。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) これもやりとり延々と続くんだろうなと思いますけれども、全てやっぱり行き着くところ財源ですね。間違いありません。いろいろ皆さんもご承知のように町で今もやらなければならない課題山積。もう図書館、道路、何です、かにですと挙げただけでもですね。大きくかじ切るかどうかというのは町長のまさに政治生命をかけてやるわけですからね。そういう意味で、財源に行き着くところで、財源の裏づけをどうぞお示しをいただいた中で議論を進めたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 富谷町条例3条では、先ほども紹介しましたけれども、「住宅に困窮する低所得者に低廉な家賃で住宅を供給することにより、住民生活の安定と社会福祉の増進を図るため、町営住宅及び共同施設を設置する」。この条例に掲げてあること、そうしますと今の0.58%で事足りるということでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 先ほど町長が申し上げたとおりでございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) ここの条例に規定してあることを誠実に実行すべきではないかと思いますが、それについてはどうでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 今のところまだ25年度まで建設が進んでおりますので、そちらのほうに集中してやっていきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 建てかえが25年度で終わるということになりますが、それで正しいですか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 今の予算事業ベースですと、25年度で終了の予定でございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) その建てかえが終わった時期が最もチャンスの時期だと私は考えています。今まで建てかえに要してきた部分を町営住宅の新設に向けるということができるはずですよね。そして、条例の趣旨からすれば、それは当然検討すべきことではないでしょうか。それについてはどうでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 平成4年から建てかえしまして、これまで集計してみましたところ、約13億ほど事業費がかかってございます。仮に、100戸で13億ですから、1,000戸だと幾らだといえば当然130億ほどかかるというようなことで、財源的にはかなり厳しいものとなっております。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) これまで100戸で13億かかったということですが、その13億を今後福祉のために、低廉な住宅を供給することのために引き続き活用するということはできるのではないでしょうか。これについては町長はどのように考えますか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 申し上げたとおりであります。財源の裏づけがどうであるかということと、世の中がやっぱり変動しています。人口減少の社会に入っているんですよね、空き家数も含めて。そして、そういうふうな中で、今までの規定、何をというようなことのベースでやりとりがありますけれども、大きくここで、富谷町としてこの先、公営住宅の増設に向けて取り組むような状況にはないと、このようなことでございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 町営住宅が100戸ということで、申し込みは本当に1桁の募集しかないわけで、そこに殺到しますよね。富谷町は県内で一番の所得があるときのう答弁があったわけですが、そうすると富谷町には困窮世帯はないということになっていくのか。困窮世帯があるとすれば、そこに対する住宅なども提供するということは町の仕事ではないかと思いますが、この点についてはどうでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 住宅の応募倍率等を見ましても、ここ3カ年平均で約6倍です。県全体ですと8倍程度になっておりますので、それほど高くはないのかなというふうに考えております。まして、昨年募集した戸数で抽せんしましたところ、2戸の住宅で辞退がありまして、それほど困窮しているというふうな状況がないのではないかというようなことも一つ資料として残っているところでございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) それでは、町に対して町営住宅が必要だという声だとか、役場職員のところに町営住宅があればぜひ入りたいだとかという、そういう声は届いていないのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 先ほど申し上げましたが、年20件ほど電話、問い合わせ等を受けております。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 先ほど、県の平均は8倍で、富谷町は6倍だからそれほどでもないといいますが、しかし、1戸の住宅をめぐって6世帯が応募するということですから、それは高いということで見きわめなければならないと思うのですが、ちょっとその思いに乖離があり過ぎるなと思います。
 そして、土地が広く必要だから一戸建てではなくというのではなくて、先ほどから言っていますように、集合住宅で若いときを過ごす、そしてそこで高齢の世帯と、あるいは障がい者がいる家族と過ごすということで、コミュニティーをつくっていくということがあってもいいのではないかと、こういう必要があるのでないかと思うわけですが、これについても先ほどからするとその考えはないということになるかと思いますが、しかし私が思うのでは、ひより台の町有地にセントラル自動車の独身寮誘致ということがありました。地域が活性化するということも言われたわけですが、あの地域に集合住宅を建設して、それで若い世代を応援する、高齢者を応援するということがあってもいいのではないかと思いますが、それについてはどうでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 今のところその考えはございません。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) それでは、今それほど困窮しているということではないという話だったように思いますが、しかし実際はそうではないわけで、大変な思いをしている人たちがたくさんいます。3月でも取り上げましたけれども、借り上げ住宅の導入だとか家賃補助制度などこの支援策について述べたわけですが、この件については何らかの検討がなされたでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 今のところやっておりません。何回も言いますけれども、25年度まで建設、建てかえ工事が予定されておりますので、今のところそちらに集中している状況でございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) そうしますと、その25年が終わった時点でですが、その後、借り上げでの公営住宅の導入だとか家賃補助制度、これについては検討するということはありますか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 今のところそれは視野に入っておりません。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 何か言うと平成25年の建てかえが終わるまでと言いながら、じゃあそれが終わったらこんなことしますかというと、それはしませんというわけですよね。でも、やはりこれについてはどうなっているか、全国的に調査をしてみるということはしてもいいはずだと、してもいいのではないでしょうか。それが住宅で大変な思いをしている人たちについて応えることになると思うわけですが、どうでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 先ほども申し上げましたが、抽せんで入居が決まって2戸の辞退というのは重く受けております。それぞれ物すごく困窮している世帯、そうでない世帯ということで応募者にもいろいろいるんだなということで、資料として先ほども言いましたがいろいろ検討しているところでございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) それでは、その2世帯の方が辞退したというその理由についてはどういうものでしたか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) それほど困窮していなかったということでございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) それは、審査の段階で収入の要件だとかというのは町でチェックしているわけですよね。そういう説明などについてはされたのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 当然しております。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) しかし、2つの世帯が辞退したといっても、ほかにも入りたい人がいたわけですから、それをもって困窮していないということには当たらないのではないでしょうか。私はあちこちで入りたいという声を聞くわけです。町に20件ぐらいしか届いていないということですが、その20人の声もきっちり捉えるべきだと思いますし、住むところがあって始まるというのが私の考えです。そのために町が条例でもうたっているようにつくるべきだと思いますが、このことは述べるだけにしておきたいと思います。
 それで、今ですが、通告にも出しておきましたが建設が可能な宅地ですが、これは現在どのくらいあるのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 個々には調べておりませんけれども、町長が申し上げましたように明石台東あるいは成田のセンター地区での開発等もございますので、それだけでも合わせて800戸以上まだ残っているというようなことでございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) そうしますと、後期の計画のときにはこれらの調査はするのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) ちょっと聞き取れなかったんですが、何のときにはと(「今後後期分の計画で、前期が25年で終わるから、30年に向けてもう一回調査をすることになるのかと。計画上必要になるのかということで」の声あり)

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 先ほど申し上げたとおり25年で前期分が終わりますので、当然後期フレームは重要な部分になりますので、そのときに調査をするようになります。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) それで、町内の空き家についてですが、これも先ほど把握がないとありました。全体としてどこが把握すべきなのかがよくわからないといいますか、草刈りのことでちょっと聞きましたらば、草刈りを通知した数というのが364件だそうです。ずっとそのまま更地になっているということなのでしょうが、そこからの苦情などもないのか。住環境を整備していくというときについてはこういうことも必要ではないかと思いますが、これについてはどのように対応しているのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 空き宅地の除草の件と受けとめましたが、よろしいんでしょうか。(「はい」の声あり)私ども町営住宅の管理で、空き宅地の管理までしておりませんので、その点については申し上げることができません。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 通告には空き地の苦情、相談はあるかということでしてきたので、これはどこかの課で答弁されるものだと思いましたが、時間も時間ですから。私が町営住宅をたびたび取り上げるというのは、やはり福祉的な政策が必要だということだと思うんです。これは、ひとえに町長がどういう取り組みをするかということにかかっているんだと思います。財源という話でしたが、財源、確かにそうだと思います。お金がなければ建ちませんから。しかし、それを福祉的な政策をどう進めるか、あったかいまちづくりをどう進めるかということについては、重ねて町長に町営住宅の増設を求めたいと思います。それについてのお答えを最後にいただいて終わりにします。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 町政運営の柱に福祉というふうなことで上げております。そういった中で、住宅の困窮する皆さんへの対応というようなことももちろん視野には入れなければならないというふうなことと、今質問の中にありましたような、公営住宅、町営住宅をこれ以上に増設するかということについては、相当、もうほとんど不可能ですというふうなことです、はっきり申し上げますけれども。一方では、新規の宅地を購入されて、30年、35年と長きにわたってローンを抱えながら財産を形成しようというふうな方もいらっしゃるわけですよね。恐らくこの議論は、富谷の5万人町民の皆さんのご理解、恐らく多数に及ぶことではないというふうな私どもの受けとめ方が前提になってございます。そういうふうなことで、冒頭申し上げましたようにそういったことに、何ていいますか、切り捨てるというふうなことではないんですけれども、福祉の一角にあることは間違いないというふうな認識を持ちつつ、十分なる相談窓口やら声を聞き困窮されている皆さんへのフォロー、そういったものについては丁寧に進めてまいりたいと、こんなふうな進め方でございます。

議長(浅野幹雄君) この際、11時まで休憩をいたします。

午前10時50分 休憩

午前11時00分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 6番小泉光君。

6番(小泉光君) まだおはようございますと言ってもいい時間でしょうか。おはようございます。
 富谷町は全国からの転入者で人口5万人到達が目前になりました。人口の増加とともにハンディキャップをお持ちになる方もふえていると思われます。今、国の障がい者福祉政策は揺れ動いているように見えます。3年3カ月前の政権交代で、平成18年4月より施行された障害者自立支援法が平成21年9月9日の連立政権合意により廃止されることになりました。そして、平成25年8月までに新しい制度をつくり、新しいサービス体系に移行することになる予定でありました。しかし、突然の国会の解散で、この約束もどういうふうになっているものか予想することはちょっと難しいと言える状況ではないでしょうか。厚生労働省のホームページを見ると「障害者福祉施策の見直しを進めています」とあり、今まさに障害者福祉は制度の谷間になるおそれがあります。私のところにも、障がいをお持ちの皆様や障がい者福祉にかかわられている皆様からいろいろなご意見をいただいています。多くの願いや叫びが届いています。何とかしてあげられないものだろうか。知恵を絞れば町として改善することが何かあるのではないか。そんな強い思いで質問します。
 平成24年3月に発表された富谷町障がい者計画の第3期障がい福祉計画では、障がい者が住みなれた地域で安心して生涯を過ごせるまちづくりを基本理念とし、この理念に基づく4つの事業体系、自立した生活の実現、安心して暮らすための体制の充実、自立支援給付事業の推進、家族介護者支援の充実を掲げています。私は、今回この計画を読み、生活弱者に優しいまちづくりを念頭に本計画の進捗状況と具体的方策を質問します。
 ハンディキャップを持たれる方の意見を十分にまちづくりに生かしていますか。例えばガードレールですとか点字ブロック、それから音の出る信号機といいますか、そういうものを例に挙げさせていただいております。例えば明石台の交差点、宮根線とそれから将監トンネルから上ってきて成田のほうに行く道ですね、あそこの交差点に立って四方を見ると点字ブロックが全くないんですね。せっかく郵便局ができても、目の不自由な方は郵便局に行くまでには我々の想像もつかないご苦労があるのではないでしょうか。
 また、大災害が起きたとき、ハンディキャップを持たれる方をどうやって避難所までお連れするのでしょう。行政区長や民生委員に、障害者手帳をもとにした台帳を作成し、配付すれば大丈夫なのでしょうか。効果的運用とはどのような運用なのでしょうか。心配は尽きません。一例ですけれども、私の町内会の自主防災会でこのような安否確認シートというのをつくって配付してあります。これは、地震とかが来て、うちは大丈夫だよというときにはこれを家の玄関にぺたんと張り出すマグネットシートになっているんですね。ですから、これの例えば稚拙な例ですけれども、もっと大きなものをつくって、赤文字か何かで「助けて」とか書いてハンディキャップをお持ちの方にお配りするというのも、震災が起きたときのこれらの方たちを救い出すというんでしょうか、お助けするというんでしょうかね、一つの参考になるのではないかなというふうに思います。
 それでは、詳細な質問をさせていただきます。
 先ほど申しました24年3月付の富谷町障がい者計画第3期障がい福祉計画、各議員のお手元にも届いていると思います。これを読ませていただきまして、どうなっているのかなというところを質問させていただきます。
 53、54ページにあります、第2、安心して暮らすための体制の充実で、緊急通報システムの普及状況と今後の展開についての課題と。普及はどうなっていますか、そして今後の展開についてどうなっていますか、課題はありますか。
 それから2番目です。災害時要支援者台帳の進捗と整備阻害の要因はあるのか。これは地元の人権擁護委員などにお聞きすると、なかなか人権擁護委員とはいえ情報が手に入りにくいというお話を聞いております。ですから、この辺の整備の状況はどうなっていますか、整備を阻害する要因はあるんですかという質問です。これは53、54ページになります。
 3番目です。55ページ、第3、本人・家族介護者支援の充実というところで小規模の障がい団体の結成をサポートするとありますが、これの実績はどうなっていますか。また、団体結成の動きなどはあるのでしょうか。
 4番目です。これも、第3、本人・家族介護者支援ということで56ページになります。家族支援で介護者の高齢化による障がい者の自立に対し段階的な支援をするとありますが、この段階的な支援というのは具体的にはどのような支援ですか。
 次は57ページにいきます。療養・教育支援事業の?障がい者支援です。57ページにある課題整理というところに、基盤整備が必要、体制整備が求められているとありますが、具体的な計画などはどうなっていますか。
 6番目、これは85ページまでいくんですけれども、第2、地域生活支援事業の1、必須事業の?で移動支援事業というのがありますが、移動支援事業に適正な事業移行の支援を提供するとありますが、どのようなサービスを考えているか。
 以上、私の質問でございます。

議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁申し上げます。
 皆さんの不自由されている方というふうなことでありますけれども、そういう方のみならずより多くの町民の声、さまざまなルートといいますか、チャンネルを通して聞くことに努めているところでございます。広く聞くという意味で広聴制度というふうな言葉で従前から使われていますが、やや理解しにくい言葉ですので、何かいい、ふさわしい言葉をというようなことで、25年向けにまたお示しをしていきたいというふうに思います。
 このような質問に上げられるまでもなく、まさに町民の声なくして町政運営はないわけでありますので、常にそれをお聞きし、そしてまたまちづくりにそのことを直接的に反映するというのが、このほどよい自治体の規模である富谷町においては可能であるというふうなこと。そして、その可能性は尽きせぬほど町民本位の町政運営ができると、到達点はないというふうな思いで今進行中でございます。私も任期4年の中の今回8回目の議会となりますので、ちょうど折り返しということとなります。そういう意味で、25年の予算編成、また新たな思いで後半2年を担う立場で進めてまいりたいと、そんな強い思いを持っているところでございます。
 ぜひ、叫びが届いているというふうなことであるようでありますので、一問一答の中で具体的にどのような叫びなのか個別にたくさんおっしゃっていただくと、私どもにもヒントなり、あるいは足らざるところの気づきになるのではないかと、このように思います。
 後半のほうについては、個別具体な質問でありますので担当課からといたします。

議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) それでは、まず1問目の目の不自由な方などの意見というふうなことで具体的なところでお示しいただいておりますので、お答えしていきたいと思います。
 まず、計画策定に当たりましては、そのお声を拾うというふうなことでアンケートとか地域ディスカッションというふうな形で、それこそ声を聞くというような姿勢に徹してきていたつもりでございますし、今もそのつもりでございます。
 具体的なところで、ここにありますようにガードレールとか点字ブロックというふうなことで、障がい者の方から歩道の植栽がちょっと歩行の通路の妨げになるというふうなことで相談をお受けしまして、都市整備課のほうと相談をいたしまして、それは撤去してガードレールにかえた。あるいは、マンホールが少し盛り上がって点字ブロックがわかりにくくなっているというところもつなげまして、整備しているというふうなところでございます。
 あと、逆に都市整備のほうからは、明石台東のほうの造成をするに当たって、歩道整備というところで点字ブロックを整備する上で当事者の方々の声を聞きたいという話がございまして、視覚障がい者の方に実際にそちらに出向いていただいて、使いやすいというふうなところで整備してきているというようなことが細かなところを言いますとございます。
 2問目の緊急通報システムなんですけれども、緊急通報システム、高齢者ひとり暮らし、高齢者世帯、あと障がい者のところで安心安全で過ごせるようにということで、主な対象者を肢体不自由、下肢不自由のちょっと重度というところと視覚・聴覚障がいというふうなところを主な対象として、それ以外のところでも相談がありますとお受けするという状況にはあるんですけれども、今現在、緊急通報システムは70名の登録というか利用者がございます。うち障がい者の枠のところでの方は1名というふうな状況でございます。
 課題なんですけれども、緊急通報システムの場合には、鍵をお持ちですかとか声をかけていただく協力員さん2名をお願いしているんですけれども、なかなか隣近所さんとのコミュニケーションがとりづらいというところもありまして、そこが1つネックになっているところかなというふうなことは感じているところでございます。ですので、常日ごろからのご近所づき合い、コミュニケーションをとっていただくようにというような、そういった地域生活というところで話をさせているというふうな状況でございます。
 あと、災害時の要支援者台帳の整備の進捗状況なんですけれども、台帳そのものにつきましては整備いたしておりまして、毎年5月をめどに更新いたしまして、民生委員、あと行政区長のほうにお渡しをしております。そこのところでは、どういった障がいをお持ちか、あと家族状況がどうなのかというような個人情報がかなり入っているんですが、それを有事の際は町内会に開示をしてもいいというふうなご同意を得て整備しているものでございます。
 今現在、登録は541名で、うち障がい者の方々は35名です。障がい者の方々が少ないとこの数字から見ると思われるとは思うのですけれども、まず絶対的な対象が高齢に比べて少ないというふうなところと、あとご家族と同居だからまだいいわというようなお声でありましたり、あと、ちょっと障がいというのを少しまだ伏せておきたいといいますか、デリケートなところを含んでいるので、そういった思いもあるのかなというふうなことは感じているところでございます。(「済みません、もうちょっとゆっくり話して、大きな声でお願いします。聞き取りにくいんですね。済みません」の声あり)では、次からゆっくりでよろしいですか。(「はい」の声あり)
 4番目の小規模の障がい団体の結成のサポートでございますけれども、今現在動きといたしましては、ことし、ストーマケアの講習会というものを要望がありまして行いました。当事者の方々がやっぱり自分たちでなければ話せない内容というところが多くありましたので、その中で情報交換というようなところがすごくよかったよというようなお声をいただいています。それを、団体というふうなくくりではないのかもしれないんですが、当事者の方々が集まれるようなというふうなところで今後もサポートしていきたいというのが今現在の動きでございます。
 7番の移動支援事業の適正な事業移行の支援でございますけれども、自立支援法が改正されまして、移動援護を行う同行援護というサービスが自立支援法の法定の給付の事業の中で出てきておりました。移動をサポートするということでヘルパーさんがつくというふうなところなんですけれども、その中で目の不自由な方に対して一緒に寄り添って行動するというふうな事業でございますので、その事業の意味でございます。今現在、4事業所のところで指定をいただいてスムーズな移行ができているのかなというふうなところでございます。
 済みません、(5)を飛ばしてしまいました。介護者の高齢化による障がい者の自立支援の段階的な支援の具体策なんでございますけれども、今現在ご家族がいらっしゃる方は、どうしても家族中心の介護、養護というふうなところが中心になっております。ですが、介護者の方々の高齢化に伴い障がい者の方々が自立して生活できるというふうなことを考えていきますと、まず、家族介護というか家族を中心のサービスから、公的なサービスを使うというふうななれといいますか、そういったところのシフトが必要であろうというふうに考えているところであります。そのためには、まずサービスを使うことになれていただく。初めは通所のサービスかもしれません。次に今度はお泊まりのサービス、そして今度はグループホーム、ケアホームの体験というふうなところで、親御さんから離れて自立して生活していくということを段階的に行っていく支援というふうなことで計画の中には上げさせていただいております。現状、コロニー解体によりましてグループホームができておりますけれども、今後は在宅者の方のケアホーム、グループホームというふうなところにつながっていく方向かというふうなところでございます。以上です。

議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) それでは、問い6の障がい児支援につきましてお答えさせていただきます。
 障がい児の放課後等のデイサービス事業につきましては、平成24年4月に富ケ丘地域におきましてふれんずが開所され、町内では現在2カ所になっている状況でございます。保護者からの利用希望の増加を踏まえまして、放課後等デイサービス事業所や親と子が一緒に通園できる母子通園施設の設置に向けて、関係機関へ働きかけを行っていきたいというふうに思っております。

議長(浅野幹雄君) これより、小泉議員の質問は一問一答方式により行います。6番小泉光君。

6番(小泉光君) 少し壇上で点字ブロックの話をしましたけれども、点字ブロックを置くと車椅子が通りにくいという声も聞いたことが実はあるんですね。何かその辺で1つ知恵がないものかなというふうに思うんですけれども、建設部長、もし何かご存じでしたら、ないですかね、そういうのね。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 障がい者のためのブロック、点字ブロックだけじゃなくて、通常、ナガ型の視覚障がい者ブロックですね。点字ブロックは主に交差点あるいは横断歩道のある場所に設置されるものでございます。議員さんが多分おっしゃられているのは、本当に点のほうですかね。通常、視覚障がい者ですとナガ型の(「はいはい」の声あり)皿型というんですか、ナガ型のやつが基本に置いていますので、どっちなのかなというのがまず1つあるんですけれども、お願いしたい。どちらでしょうか。(「あの……」の声あり)

議長(浅野幹雄君) いいですか、やりとりしないでください。「はい」だの「ええ」だのって困りますから。質問の内容の確認ということで、再度お願いします。6番小泉光君。

6番(小泉光君) いわゆる点々の点字ブロックです。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 前に別な議員の方にも一度お話ししたことがあります。成田についてはどうしてもインターロッキングブロックの中の点字ブロックというようなことで、私どもで今通常設置しているブロックとは若干、タイプといいますか、大きさが小そうございます。その中で、なるたけ基準の面積を確保するように、ブロックの個数を多くしたりというようなことの工夫はしているんですけれども、当時、区画整理事業で設置したというようなこともございまして、なかなか平成15年以降の新たな歩行円滑化対策のための設置基準にちょっと合わないような部分もあるのは事実でございます。直接障がい者の方から改修の依頼とかあった部分については部分的にやっておりますが、全体的な改修となりますとかなりの個数がございますので、今のところ全体には手をつけられていない状況にあるということをご認識いただきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 6番小泉光君。

6番(小泉光君) 緊急通報システムのところなんですけれども、70台入っていて障がい者の方のところは1名ですよということで受け取ったんですけれども、この数字、1名というのは非常に少ないように思うんですけれども、そこにはどういったようなことがあるかご存じでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 70名のうち障がい者が1名というふうに申し上げましたが、ただ、69名の方のうち障害手帳をお持ちで高齢者の方というのが10名いらっしゃるんですね。ということを考えていきますと、やはりご家族と同居をしていたりとかというところでまだ緊急通報を導入するまでには至らない。ただ、高齢期になってやっぱりそういったところが不安、家族状況も変わりというふうな傾向は見られるのかなというふうには思ってございます。ですので、ご家族の同居というふうなところもあるのかなというふうには感じております。

議長(浅野幹雄君) 6番小泉光君。

6番(小泉光君) それから、協力員2名いて、そのところがちょっとよく聞き取れなかったんですけれども、うまくいっていないといいますかね、そこのところもう一度説明願います。

議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 協力員と申しますのは、安全センターのところで緊急のボタンが発しましたり、あとセンサーで動きがないよといったときに、まず近くの方に確認していただくのが一番早いので、2名というふうなことでお願いをしているところでございます。それは、例えば民生委員さんですとか、近くに息子さんとか娘さんとかご家族がいらっしゃればそういうふうな方々ということも多いんですけれども、お隣近所の方で本当に行き来している方に頼みたい、頼めるよというふうなところでございますが、なかなか地域とのコミュニケーションが図れていないと、そこのところに頼みにくいというふうなこともあるのかな。今回の震災では隣近所の助け合いが大変必要だったという声もありますので、そういったコミュニティーのところも大切ですよということをお伝えしていきたいというふうなところでございます。

議長(浅野幹雄君) 6番小泉光君。

6番(小泉光君) 介護者支援にかかわるところなんですけれども、障がいをお持ちのご家庭のお話を聞いたことがあります。子供さんが障がいをお持ちの場合なんですけれども、親の方が自分が死んだらこの子どうなっちゃうんだろうというところがやはり一番心配なんですよというお話を何度か聞いたことがあるんですが、先ほどのお話ですと、公的な自立サービスへのシフトを図って、それになれていただきたいというようなことをやっていますというんですけれども、ここのところのサービスへの移行がですね、どうですか、状況としてスムーズにいっているのか、それともなかなか難しいのか、その要因は何なのか、その辺のところをお知らせいただければと思います。

議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) グループホームの整備で、いちいの杜は共生型で高齢者と障がい者の方々の住まいというふうなところで、22年度に法人のほうで整備したというふうな経過がございます。そこは施設からの移行ではなくて在宅からの移行というふうなところで、今富谷の方3名というふうな状況まできております。
 あとは、それこそまだいっぱいというわけではないのですけれども、親の手元を離れて自立した方向でというふうなことで育成会に入られている方なんですけれども、体験ステイを通しましてグループホームに入居というふうな段取りができたというふうなところで、実体験を私のほうからも発信していきたいというような、当事者のというかご家族からのお話も伺っていますので、どっとふえるわけではないと思います。ですが、徐々にそういうふうに親御さんがまずわかっていただくというふうなところの状況には、今まさに過渡期と申しますか、そういう状況だとは思います。

議長(浅野幹雄君) 6番小泉光君。

6番(小泉光君) 私の質問の一番最後のところに同行援護サービスというのをやっていますという答弁がありましたけれども、これはどうなんですかね。実際利用されている方の声というのはいかがですか。使いづらいとか、ここがもう少しこうしたらもっとよくなるとか、その辺の声というのはどういうふうに届いていますか。

議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) ヘルプサービスから分離しての移動に対しての援護というふうなところで、ご本人が行きたい場所という言い方もおかしいんですけれども、行動範囲を広げるというふうなところで、使っていらっしゃる方からはありがたいですよというふうなお声は頂戴しているところであります。特にこういったところがというふうな要望といいますか、もっとこうなればというふうな改善というふうなところでのお声はまだ頂戴していません。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) それでは、私の一般質問をさせていただきます。
 通学する子供たちの交通事故を防ぐために通学路の電柱を撤去せよであります。
 4月23日、京都府亀岡市で、軽自動車が集団登校中の児童生徒と保護者の列に突っ込み、3人が死亡、7人が重軽傷という痛ましい交通事故が発生しております。その後も全国各地で登下校時の児童が死傷する交通事故が立て続けに発生しております。
 平成24年版交通安全白書によりますと、昨年1年間の交通事故死者数は4,612人で11年連続の減少となり、交通戦争と言われましたピーク時の昭和45年、1万6,765人の3割以下となっておりますが、負傷者数は残念ながら今なお85万人を超え、いまだ交通戦争は終わってはいないのかと思っております。しかも、死者数の中で歩行中が占める比率が上昇しており、平成20年以降には歩行中が自動車乗車中を上回り最多となっております。
 5月、文部科学省、国土交通省及び警察庁から、全国全ての公立小学校で緊急合同総点検を実施するよう通知が出ております。富谷町は町長みずから安全点検を行い、これまで数々の交通安全対策を実施してまいりました。富ケ丘ローソン前の十字路に、東西方向に横断歩道が最近設置されております。また、今月、私の知っている限りでありますが、鷹乃杜二丁目の鷹乃杜幼稚園から国道4号線に下る坂でカーブのところにガードパイプが設置されました。また、6月の議会において浅野直子議員が通学路の安全対策について一般質問で取り上げており、その中であけの平から大清水に抜ける道路の歩道にガードパイプの設置を提案したところ、町は早速歩道へのガードパイプの設置工事に取りかかり、間もなく完了する見込みのようであります。町の素早い対応は高く評価できるもので、町は交通安全対策に積極的に取り組んでいるのではないかとも思っております。
 しかしながら、さらにやはり子供たちの命を守るために通学路の安全対策をより一層推進すべきと考えるものであります。自動車の交通量が多い道路で、道幅が狭い上に電柱があるため車の通行に支障が出ており、特に学校に通う子供たちや歩行者が危険なところもあります。電柱の撤去、無電柱化も必要と考え、以下、町の取り組みについて質問いたします。
 1つ、富谷町において通学路の緊急合同総点検が実施されたと思いますが、その総点検結果を質問いたします。
 2つ目に、緊急合同総点検の結果を点検のための点検に終わらせないために、目に見える対策の迅速かつ計画的な実施を図るべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。
 3つ目に、通学路の安全点検は継続的に行わなければならないものです。今後どういう形で継続していくか質問いたします。
 4つ目、通学路における子供たちを守るために、その歩行や自動車の通行の妨げになっている電柱を撤去すべきであります。電柱の撤去につきましては、6月25日、国土交通省の道路局から通学路における交通安全の確保についての事務連絡がありまして、その安全対策のメニューの例に無電柱化が掲載されております。担当部署には、既にこの事務連絡と社会資本整備総合交付金を活用しこの無電柱化を図るよう申し入れております。以下の道路の電柱の撤去、無電柱化を質問いたします。
 まず1つ目、1カ所は、富ケ丘二丁目、コンビニのローソンから北に向かう通学路で元コンビニがあったところの丁字路までの約250メートルの区間。もう1カ所は、鷹乃杜三丁目、成田交番鷹乃杜連絡所から西に向かう坂の道で道幅が広くなるまでの約100メートルの間。もう1カ所は、あけの平三丁目で、大清水とあけの平の境から北へ向かうあけの平三丁目の十字路の交差点までの約170メートル。この3カ所が、交通量が多く、また道路が狭く、そしてまた子供たちが通っているところもございます。こちらの無電柱化について質問いたします。
 2つ目の質問であります。町民の安全安心の施策を推進する担当部署を設置せよであります。
 先月初めに総務常任委員会の所管事務調査で兵庫県小野市を視察調査してまいりました。小野市の人口は、富谷町とほぼ同じおよそ5万人であります。ここは平成16年に市民生活の安全安心におけます市民安全部を設置した自治体であります。市民安全部の部長に、警察から現職の警視を出向で迎え入れております。また、市の職員のほかに警察を退職された警察官OBを嘱託職員として雇い入れており、平成16年に安全安心パトロール隊を発足させ、青色回転灯を装備した車で市内をくまなく巡回パトロールし、犯罪認知件数が発足当時に比べ現在半減しているそうであります。
 また、この市民安全部の事務内容は条例によりますと、防犯に関すること、青少年対策に関すること、交通安全に関すること、防災に関すること、そのほか安全及び安心に関すること、消費生活に関すること、環境保全に関すること、廃棄物処理及び清掃に関すること、墓地及び斎場に関すること、いじめ対策に係る総合調整に関すること、人権啓発の推進に関すること、男女共同参画の推進に関することとなっております。いわばこの市民安全部は、DVや児童虐待、いじめ問題、ごみの不法投棄、男女共同参画など、市民の生活の安全安心の全般的なものを担当しております。住民の生活の基本、根本であります命を守ることにおいて、担当部署を一元化することにより事業の円滑化ときめ細かな対応ができていると思われます。
 富谷町においては現在、町民生活の安全安心を担当する部署は事柄によって担当する課が違っております。防災、交通安全担当などは総務課の総合防災対策監を中心に担当しております。ごみの不法投棄は町民生活課、高齢者虐待は長寿福祉課、DVは健康増進課、児童虐待等は子育て支援課、防犯灯等は都市整備課、学校でのいじめ問題は教育委員会などとなっております。各部署において、事業の推進、問題の対処をしております。事例によっては複数の部署に係ることももちろんあります。
 宮城県内の犯罪認知件数、富谷町の犯罪認知件数は以前に比べますと減少しております。犯罪率も下がってきております。しかしながら、ニュースなどを見ておりますと、最近は悪質で凶悪な事件がふえているように思います。また、町内での不審者出没も結構あるようであります。町は、町民の生活の安全安心を図るために一元化した担当する部署を設置してはいかがですか。部署の設置によって、事業の推進や問題への対処に迅速に対応できるものと考えます。富谷町も、住民の安全安心の施策をより一層推進するために、また市制移行への準備に当たり、生活安全安心を担当する部署の設置をしてはいかがですか、質問いたします。
 これで私の質問を終わります。

議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
 1つ目につきましては、新聞で報道されたとおりでありますけれども、あの通学路の交通安全の確保の徹底についての通知文書は5月に発せられたんですね。文科省、国交省、警察庁によると。富谷町は、その通知を発する前、4月26日、新学期に合わせて通学路の安全確保のための点検調査、各小中学校全てにおきまして点検をし、その結果が報告されております。その内容については後ほど担当から申し上げます。
 2つ目は、点検のための点検に終わらせないと。これは全く私の姿勢と、立ち位置と全く相入れないことでありまして、まさに実をとるというふうなことの中で町政運営に意を用いてきたところでございます。
 その1つに、平成20年度において総合防災対策監、このネーミングも慎重な中でこのようにつけております。非常になじんでいただきました、対策監あるいは総合防災対策監。危機管理監とか危機管理室とか、この震災を経てこのかいわいも含めて設置され始めたところではありますけれども、やはりこれは平成20年度ですから。私、19年就任で、20年の翌年にはというふうなことで既に着手しております。多様な職務を今受け取って進めているというふうなところです。消防、防災・減災、そしてまた防犯、交通安全、事故防止、春・秋の交通安全運動の対応、出初とか、火災の折の発災24時間365日体制の中で消防団の出動依頼、そしてまた夜通しのというふうなことであります。地震の折には、震度3、震度5等々の折には災対の本部を形成しながらと。そして備蓄倉庫の充足、資機材の充足、こういった等々、さらにまた危機管理、Jアラート、国民保護法、平成16年の保護法によるこういった分掌化というふうなことでやっております。
 これは今、後半のほうと相通じますけれども、交通安全、そのような中で、総合防災対策監が部局を超えて横断的に現状進めてまいったというふうなところでございます。一部質問の中でもおっしゃっていただきましたけれども、まさに鷹乃杜のガードパイプ、鷹乃杜から4号線に抜けるあのガードパイプは、町長への手紙によりまして即時対応した事例でございます。あのちょうどカーブの際のお宅から町長への手紙で頂戴したものでございます。客観性があり緊急性があるものについては即時対応というふうなことで、今後も引き続き進めてまいります。
 3番については後ほど。今含んでおろうかと思います。足りない場合には3番も後ほど申し上げます。
 4番目の電柱撤去についてはもうほとんど不可能です。東北電力に確認をいたしております。考えてみても、あるよりはないほうがいいねというふうなものは当然この分野にも当てはまろうかと思いますけれども、共同溝工事、ガス、水道、電話等の全てのものを地中化、地中に埋設してというふうなことで共同溝方式の実施ではあるようでありますけれども、一般住宅地における電線、電気等を送電するための電気単独での地中化は実施していないというふうなことでございます。それぞれの3地区については後ほど担当課から申し上げます。
 2つ目、小野市の事例を取り上げていただいております。小野市、ごらんいただいた皆様方、まさに人口はおよそ富谷町と同じ規模でとお話しされますけれども、昭和29年の3万5,000人の市制移行から58年の歴史を積み上げてきているというようなことでございます。今非常に便利なことにホームページに組織機構図も載っておりますので見ましたけれども、市立病院を抱え、消防署を単独で持ち、まさに厚みが違う。私ら望むのはこういう自治体運営を望みたい、そんなふうな思いでございます。今、その緒につこうとしているというふうなことですね。半世紀以上、まさに5万人に到達しながら、それを一つのきっかけ、機会にしまして、こういったこの先の半世紀を描こうというふうなことです。恐らく、直接私は踏み入れたことはないですけれども、隣の三田市からですね、広報にも紹介しましたけれども、緊急支援物資ということで親子2人で延々とお届けしたことも今思い出したところでございます。ですから、そのお隣の小野市というふうなことであったり、山陽道であったり電鉄があったりというふうなことで、非常に私どもからすればうらやましい自治体の一つであります。
 そのようなことで、部制、市民安全部というふうなことで、よく見ますと、富谷町の企画部、総務部、福祉部、建設部、2文字にこだわったこの部制とよく似ています。富谷町の今順番がそうですね、総合政策部というのが筆頭部になっておりますので。そういう意味で、よく似た考え方の中で部制で運営されているんだなというようなことも見たところでございます。
 したがいまして、市民安全部の設置については、現状、次年度25年度に向けて設置するというふうな状況には現段階ではないというふうなことを申し上げたいというふうに思います。
 この部制の設置も、振り返ってみますと、平成19年に私9月議会に提案をさせていただきました。時期尚早であるというふうなことで一旦議会では否決と、お認めをいただけずして、その2年後、21年の3月定例会で可決をいただいて、22年度からスタートした。そして震災をというようなことで、大変、間一髪ですね、このような組織改正も震災を迎える中で一つのプラス面に働いたのではないかと、このように思います。
 この数年、町政運営をしておりまして、大変横断的に機能的にそれぞれの部、課、連携が図られるようになっています。恐らく見違えるようになっている部分が私はあると思います。6,000人ふえるということは、私も町長になって、一体職員数って何を根拠に出るのかなというふうなことでずっと見聞きをしておりましたけれども、一つの考え方の中に町民数の1%が職員ですというのがあるんですね。恐らくそれは私最大値だというふうに思っています。ですから、6,000人ふえるということは、60人の職員増にも見合うほどの恐らく人口増なんだなというふうなことです。しかしながら、今電算が入ってきたとか、さまざま状況が従前とまた、10年、20年前と違った環境にありますので、6,000人増がそのまま職員の60人増には見合わないというふうなことでございます。ですからそういう意味では、1人の部署で、総務課に所属する総合防災対策監のもとで、恐らく1.5倍どころか2倍、3倍の業務量とあわせて、今回の記録誌の編さんもその対策監のもとで編さんをされたわけですので、そういう意味では高く評価していただいてよろしいのではないかと、このように思います。
 そのようなことでございますので、ぜひ市民安全部については現状では、恐らくまた25年度の部の増設というふうなこと、あるいは議会に諮るだけの状況には今、心づもりはありませんので、25年度はこの4部体制でというふうなことで当座進んでまいりたいと思います。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) それでは、問い1の緊急合同点検の結果というところでございますけれども、5月並びに8月に関係機関、都市整備課、総務課、教育委員会、学校、警察並びに国交省と緊急合同点検を実施をいたしております。合同点検では特に対策が必要だと判断された7カ所のうち、5カ所につきましては既に対応済みでございます。残り2カ所につきましても早急に対応することとしております。
 問い3でございます。通学路の安全点検の継続というところでございますが、通学路の安全点検でございますが、こちらも、学校からの報告とあわせまして、今後とも関係機関並びに地域住民の方々と連携して継続をして取り組んでいく必要があるというふうに認識をしております。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。

午前11時51分 休憩

午後 1時00分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 これより、安住稔幸君の質問は一問一答により行います。8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) それでは、再質問させていただきます。
 まず、通学路の電柱、無電柱化についての中の1問目の質問でありますけれども、質問1番目でありますけれども、総点検の結果をということでありましたけれども、7カ所のうち5カ所は既に対応済みというか対処済みということでお話がありました。残り2カ所については、どの地域でどういうものが問題となっていたのかお示しください。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 2カ所の部分でございますけれども、1カ所につきましては国道4号線のひより台交差点でございます。交通量が多くて危険ですというふうな状況でございます。こちらについては、とまれの足型マークを設置をする予定でございます。ことしじゅうには行いたいというふうに考えております。もう1カ所につきましては、国道4号線富ケ丘小学校通学路のココス前の交差点でございます。こちらについては、仙台方面に向かう車が非常に多いということで危険という状況でございます。こちらについては管轄が国交省でございますので、国交省との協議では4号線の中央分離帯への視線誘導灯の設置を検討しているというふうな状況でございますので、この2カ所が今のところまだ実施されていないということでございます。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) ココス前の交差点についてお聞きいたします。今ちょっと私聞いてよくわからなかったのでもう一度説明を求めるわけでありますが、ココス前交差点の視線誘導というようなお話だったと思いますけれども、もう少し詳しくお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 視線誘導標というものでございますけれども、こちらは運転者に危険があるということをお知らせするような印というか、そういったものでございます。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) そうしますと、今の7カ所、春にというか、また8月に行われた点検におきまして、その7カ所のうち5カ所が済みで2カ所が今後のということでありますけれども、町内を点検してこの7カ所だけだったんでしょうか、問題があったのは。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 特に早急な対策が必要というところが7カ所でございました。ほかにもございましたけれども、その他の対応としましては、例えば通学指導の徹底で対応したいとか、あるいは店舗の配置等の問題もある場所もございましたので、早急な対応がなかなか困難であるというふうな箇所もございました。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) 私、住民の方などからよくいろんなお話を聞くんですが、結構な数、あちこちいろんな点で改良というか改善してほしいというふうな話がいろいろ聞こえております。私が今回無電柱化で挙げた部分ももちろんそのものであります。そういった場所については、これは通学路ということでありましたので該当していない場所もありますけれども、例えば富ケ丘小学校の通学路で私が先ほど電柱の撤去について言ったところでありますけれども、こういったものについては、その危険性については問題としてなっていなかったということでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 今回報告が上がってきた中では、電柱というふうな問題は報告はございませんでした。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) それは後でまたあれします。
 3問目でありますが、通学路の安全点検は継続的にということでありまして、町のほうとしましては、学校から、また地域からということで、報告というかそういったものをお願いするような感じの答弁だったかと思いますけれども、これは随時という感じで常にその地域または学校等にそういったものを要請というかお願いしているというような状況でよろしいんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 交通安全も含めまして、子供たちの安心安全な環境づくりというのは当然学校でも大変大きな施策、課題でございますので、常にこのことの問題意識を持って対応しているというのが基本でございます。
 その中でも特に通学路に関しましては、まず1点目は、学校の見回り点検、これを定期的に、それから折に触れて通学路の見回り点検をするようにという指示を校長会等を含めまして出しております。これの実施の徹底をまず図っていくというのが第1点でございます。
 2点目は、やはりどうしても地域の方々との連携と支援が大変大事になってまいりますので、今、各小学校全て、名前は違いますが、ボランティアのサポーター制度というのがございますので、サポーターの皆さんからいろいろな情報を収集しながら、アンテナを高くして情報を集めることをまず図るということが2点目でございます。
 3点目については、あとは町部局、それから警察等関係機関との連携を図りながらやはり迅速に対応していくということが必要かと思います。
 以上の3点を今後とも継続して、学校のほうとよく連携をしながら、地域の皆さんの協力を得てやっていきたいというふうに思っております。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) その取り組み、よく私も存じ上げております。例えば富ケ丘小学校の話でございますけれども、男澤校長先生が本当に毎朝通学路を歩いて、見回りも兼ねてでしょうか、子供たちに声がけをしながら歩いていらっしゃるのを見ております。また、(仮称)サポーターの方もいろんな気がついたことを学校のほうにお話しされているということも聞いております。そうしますと、その都度何かがあればそういったものを上げていただいているということでよろしいでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) そのとおりでございます。
 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) それでは、次、無電柱化についてのほうの質問をいたします。
 この挙げました3カ所、多分よくご存じだと思うんですが、非常に場所によっては道が狭く交通量が多い。鷹乃杜ですとあそこはバスが通りますので、バスが通りますともういわばぎりぎりというような状況。歩いていても非常に怖い感じがするところであります。また、富ケ丘のほうも同じで、その状況を皆さんご存じかと思うんですけれども、それでいろいろ町のほうで、富ケ丘のほうは路側帯のところにオレンジ色のポールを立てていただきまして、大分車の速度の抑制というか抑止にはなっているかとは思っておりますけれども、やはり根本的に、あそこを子供たちが通るときには、やはり電柱を避けるためには道路からはみ出す。特に雨が降っているとき、傘を差しますね。そうすると完全に道路側にはみ出す。その辺もよくご存じだと思うんですけれども、それでもやはり電柱の移動については、電柱を移動するしか方法はないわけですから、そういったものをやはりもう少し前向きに考えていかざるを得ないのかなと思いますけれども、その辺についてはいかがお考えでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 現状は十分現場を見まして認識をしております。しかし、そのまますぐに無電柱化というふうなあたりは、私はすごくステップが高いと思いますね。東北電力でそのことのためだけの電柱移設はないですよ。しかも、6メートル、8メートルという規格の幅の道路ですというふうな状況からすれば、これは町民の皆さんが多数そういう声ですというふうに仮に、私のところにはまるっきりないですけれども、それを前提にしたとしても、町民の皆さん総意の中で理解を得られるのかというのが私の立場です。
 ですからそういう意味で、電柱については、危険が誘発される立場、誘発、どの程度のと程度の議論になりますよね。もう一つは、今の状態で危険がさらに増幅するのかというふうなあたり。私は6メートル、8メートルの中で、今、雨の日がというふうに日を特定されましたけれども、十分自己防衛、前後左右、後ろ前を見ながら防衛運転なんていうふうなこともあるわけですから、そういった面でぜひ無電柱化の方向に議論を深め進めるのではなくてというふうなことの観点で対応してまいりたいというふうに思います。
 鷹乃杜については、幼稚園からあそこの旧ローソンまでまさに側溝が未整備な状態であるのですから、優先順位からすれば私はそちらのほうが優先度は高い、地元の声もそういうところにあるというふうな認識でございます。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) 確かに何でも危険なものを取り払えばいいというものでないのは、それはよくわかります。やはり子供たちに限らず我々自身もみずからそういったものを避けるというか、そういったものも必要かとはよくわかります。
 しかしながら、町内の電柱を全て無電柱化にしろとかということではなく、本当にどう見てもどなたが見ても危険と思われるところを3カ所を私が挙げさせていただいて、今無電柱化ということで述べさせていただいているんですが、やはり実際に私はあそこで毎朝見ておりますけれども、子供たちが本当に、特に雨が降ったときなんか外のほうに出ますので、道路側に出ますので、車がやはりよけるわけですね、膨らんで。そういうことを見ますと、やはり車同士も非常に危ない、そういう状況もあるわけでありますので、私は、全体を、町内の電柱を何かしろということでなく、本当に危険と、どう見ても危険だと思わざるを得ない、そういう場所について無電柱化をぜひ検討するなり、その方向に向けていくべきでないかと思いますけれども、無電柱化をしないとした場合は、それでは子供たちの安全についてはどのようなことで子供たちを守るとされているんですか、そこをお聞きします。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 現状の認識ということになりますけれども、先ほど部長も言いましたようにあそこについては8メーター道路ですよね。そしてまた、打ちかえをして色づけをしてポールを立ててというようなことで一定手を入れたと。西成田の法圓寺から成中に上がるあそこもそんなことを、平成20年度でしたかね。そういう中で手を打っています。それでも危険ですというようなことはもう、それはあとあれですよね、また現場をさらに見させていただいてというようなことになりますよね。
 ですから、現状の限りなくゼロに近づけていくためにはというふうなことで私は取り組みますけれども、それが電柱がないことをもってゼロに近づくのかどうかというのは、今のやりとりだけではまだまだ不十分だなというふうな認識でございます。十分安全を確保する、まさに根底に命というふうなことでやっているわけですから、事故が起きたときにはすぐ現場に飛んで、どういう状況の中で、何か足らざるものがあったのかというようなことを含めて検証するという作業は恐らく相当数、この自治体にないような取り組みだったんですよね。その後、県警にしろ国にしろというふうな形で広がってきたように私ども受けとめております。鷹乃杜のあの十字路交差点での1月3日の死亡事故もそうでした。非常に重く受けとめました。そのような中で、打ちかえをしたり除去したり、見通しをよくしたりというようなことの手続。しかし、あれでゼロになったわけではないんですよね。その先の根源的な問題があるというふうなことも十分頭に入れながら状況を慎重に見きわめて、それぞれ全体のバランスとかもありますので進めてまいる、そういうふうな姿勢でございます。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) 本当に町長のお話のほうもわからないわけではありませんけれども、やはり私はとにかく、特に通学路、子供たちにつきましてはやはりできる限りという、私の思いとしてのできる限りですね。町長もそういう思いももちろんあるんでしょうけれども。やはりあの場所に限って、ほかの団地、富谷町は本当に私なりに思えばよかったと思うんですけれども、新しい団地の造成の仕方のほうが多いものですから、大体の通学路に対しましては歩道なりそれなりのものがきちんとできております。しかしながら、富ケ丘、鷹乃杜もそうでありますけれども、ああいった一帯は非常にいわば古い団地でございますので、そういった歩道の整備もないということもございますので、やはりそう考えますとあの場所だけでもきちんとその辺の、通学路として指定されているものですから、その辺は町として安全対策をきちんと講じていくべきだとは私は思うものであります。
 今の町長のお話ですと金額的な問題は多分ないのかなと思うんですけれども、電柱の無電柱化、地中化も含まれるんでしょうけれども、国土交通省の事務連絡によりますと先ほど言いました交付金が使えるような話も聞いております。この辺については検討はされたんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) さきに行いました緊急点検で電柱が危険だという話はございませんでしたので、これは検討はしておりません。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) 電柱が危険という話がなかったと。そうすると、私一人がここでひとりよがりでしゃべっているのかなという感じも。決して私も、確かに自分で見て、町民の方が何も執行部に対してというか町に対して言わなくとも、私自身がやはり気がついたこと、こうしたほういいということについては、もちろん町民の方が言わなくても私は進んで言わせていただきますけれども、今回のこの3つにつきましては私なりには、たくさんの方というわけじゃありませんけれども、町民の方からのお話も得てこういったものを提案というかお話をさせていただいております。
 そうしますと、今回この3事例に関しましては、今後一切その無電柱化について検討すらするおつもりはないというふうなお考えでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) そう極論に達することなくですね、安全対策の不足のご指摘というような立場からすれば私ども重く受けとめます。しかし、そういうことの指摘を受けて、車両通行に安全の注意を促すとか規制の面からどうするかというふうなことですよね。邪魔だからそれよけろというようなことには私はつながらない。そちら経由でもう一押し、安全の対策の不足感があるのであればそういう経緯でまずやってみましょうということです。やらないのかというようなやりとりではないんですね。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) 何度話してもちょっとあれかなと思いますので、ぜひともですね、今後その無電柱化について検討というかそういったものはぜひ、住民の方も実際にこのように私が言っていることを言っておりますので、町のほうには直接そのお声は今は届いていないのかもしれませんけれども、実際に私は聞いておりますので、ぜひそういったものを検討していただくべきだと思いますけれどもいかがでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) ですから、声の聞き方というのの一つの事例かと思いますけれども、発する言葉はありましたねという事実のご指摘はそれはそれで受けますが、先ほど言いましたように、安全対策が不足です、即電柱の撤去ですよというふうにはなりませんねというふうなこともぜひ議員を通してその方にお返しをいただきたい。私らは町長への手紙等であればそのようなことを同じように申し上げる、そのような姿勢でございます。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) 町のほうの、町長の今のお話わかりました。ただ、それでは私は、子供たちを守る、また、ほかの鷹乃杜、あけの平もそうでありますけれども、やはり事故を防ぐために具体的にどのような方策を考えていらっしゃるかをお聞きします。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 先ほど町長が申し上げましたように、その場その場での安全対策、無柱化即じゃなくて、とり得る対策はどういうものがあるかというようなことをその場所場所で検討していくということになります。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) それでは、今の建設部長のお話ですと、再度というか、今私一応お話しさせていただいたこの3カ所につきまして、どういう方法がいいかということをこれから検討していただけるというふうなことでよろしいんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 今後も通学路の点検等は継続して行われていきますので、その中で町内会や交通安全の支部の声も聴取しながら検討していきたいと考えております。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) ぜひよろしくお願いいたします。
 それでは、大きい2問目のほうでありますけれども、一元化した安心安全の施策というか事業を推進する部署の設置でございますけれども、私、小野市が市民安全部ということで部になっておりますので、私も富谷の町に持ってきて今から部をつくれというふうなことまでのことはやはりちょっと無理かな、ちょっとというか大分無理かなという気も持っております。しかしそうでなくて、先ほど町長も、いわば室というんでしょうか、そういったものをですね、本当に防災対策監、一生懸命やっておられているのはよくわかります。それをもう少し組織的にきちんとした室というか、そういったものに格上げというか、そういったものをしていただいて一元化したような部署をつくれれば、やはりこれからの新しい富谷市にいくに当たって住民の方たちが安心したものが見えてくるのかなと思いますけれども、その辺についてのお考えはいかがでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 今の質問の趣旨、全く相違、そごございません。私も全く相通ずる認識でやっております。
 先ほど午前中申し上げましたように、防災対策監ですね、現状総務課所属でありますが、熊出没、これも防災対策監のもと出動を今しております。ですから、対策監のもと非常に領域が広がっているんですね、間違いなく。それは総務部の所属で。企画の産業振興、産振のほうですか、企画と総務が連携する。企画の中に産振と経営企画と財政もくくっています。それは町の状況にいかに組織として機能するかというあたりなんですよね。産業振興課を企画に入れているところはそうないですよ。これ見てわかるように地域振興部ですから、産業課がね。ですから、そのような形で私がいろいろ組織を動かす中で、この精鋭を機能的に動かすにはどうしたらいいのかという考えの中で4部体制にすると。当初は3部体制で提案をさせていただきましたけれども4部体制というようなことで、非常にスムーズな形で今。とにかく東北153町村自治体で富谷町だけですからね、町村で。これも16年の自治法の改正ゆえにできたんだよというふうなことで、それ以前は県の傘のもとで動いていい時代が続いたわけです。そういうふうな中で、自立性、そしてまた中身の水準のレベルのアップというふうなことは常に我々に求められているというふうなこととなります。
 ですから、そういう意味でスケールメリット。このかいわいではできません、こういうのは。部制もとれません。何ぼ、町村、人口規模関係なく部制できますよといっても、これはまさに規模のメリットですよ。5万という規模。そしてまた年間1,000人ずつ伸び傾向にある自治体ゆえに部制も機能する、そしてまた将来的に市民安全部なる組織も方向性として見えるというふうなこと。ですから、当座、総合防災対策監という専任の参事級の対策監をここに、20年度、21年の1月から現対策監が配置されておりますけれども、本当にこの間の業務の膨らみと中身の深まりとあわせて極めて大なる力を発揮してもらっていると、こういうふうなことになります。ですから、ぜひ、部の4部体制は次年度変わりませんけれども、何か対応できるだけのものは次年度に向けて、今思料検討中でございます。

議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。

5番(高橋正俊君) それでは、通告どおり2つの質問をいたします。1つ目は高屋敷工業団地についてです。2つ目は一般廃棄物処理業許可について。大きく2つ質問をいたします。
 国道4号線を泉から古川方面へ北上していくと、左手の小高い山の上に「富谷町工業団地立地募集中」と大きく非常に目立つ看板が見えてきます。国道4号線はすぐ脇を走り、また北部道路への乗り入れ道路がすぐ近くにできる予定で、立地条件のよい場所だと私も思っております。近年、我が町も町長を中心に県や他の町村と連携をとり企業誘致に奮闘しているのは、私も理解をし認めているところであります。そしてまた町民も期待を持って見守っていると思いますので、次の質問をいたします。
 1つ目、今の時点で進出する可能性のある企業があるのかお伺いします。
 2つ目、あるとすれば、どのような業種の企業なのかお伺いします。ないのであれば、今後この計画を見直す考えはあるのか、例えば団地造成をしながら企業誘致を進めていくというような考えはないのかお伺いします。
 2つ目の一般廃棄物処理業許可について。
 富谷町では、営業ごみ収集許可、一般廃棄物処理業許可ですね、出し控えているように思えるのですが、私は、町民が業者を選び、そして業者は営業努力をし正しいサービスを提供できるような環境をつくるのが行政だと思い、次の質問をします。
 ごみ収集の金額の指導とか取り決めはあるのかお伺いします。
 2番目、この許可についてどのような法的な規定があるのかお伺いします。
 3、富谷町には独自の規制があるのかお伺いします。
 4、富谷町に一般廃棄物処理業許可を申請したら、どのくらいの時間、日にちがかかるのかお伺いします。
 5、今、富谷町で許可を受けている業者は何件あるのかお伺いします。
 以上でございます。よろしくお願いします。

議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの質問に答弁を申し上げます。
 最初でありますけれども、設問に合わせてお答えを申し上げれば、現時点で進出する確たる可能性のある企業もしくは企業名はありません。3つ目につきましては、見直す考えは当座持っておりません。詳しくは、現状、地権者会がありますので、その取り組みについては後ほど担当から答弁をさせることといたします。
 2つ目については実務面が強いようですので、これまた担当課から答弁をさせます。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) それでは、私のほうから高屋敷工業団地についてお答えさせていただきます。
 3番目の今後の計画でございますが、これは高屋敷地権者会が組織されておりまして、現在まで40回ほど役員会が開催されております。今後これにつきましては、そもそも第7回の線引き制度でようやく認められた地域で、まだ2年も経過しておりません。その中で企業誘致を、町も初め県も、そして地権者会の大御所、ほぼ土地を所有している東北放送さんが中心になって、今あらゆるところに企業活動を現在行っているという段階でございます。今後については、地権者会から組合のほうの設立準備のほうに今移行する考えで進めております。ということで、見直すというよりは、地権者会のご意向で組合を組織してさらに進めていきたいということのほうに現在は進んでいるところでございます。以上です。

議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) それでは、私のほうからは一般廃棄物の処理業許可の件について回答させていただきます。
 1番目のごみ収集の金額の指導とか取り決めということですが、こちらは許可業者による事業系の一般廃棄物の収集料金ですね、これは町の指導や取り決めによるものではなく、事業者が独自に決めているものでございます。
 2つ目の法的な規定の件については、一般廃棄物の収集運搬業の許可、こちらについては廃棄物の処理及び清掃に関する法律、一般に廃棄物処理法といっておりますが、この法律に基づいて行われております。なお、許可の条件とか許可の基準等もあります。こちらは、施行令、規則等で定められているところです。
 独自の規則があるのかということにつきましては、富谷町独自の許可の基準等についての定めは今ありません。現在、許可方針の見直しを今行っております。その中で独自の方針等の策定について検討しているところでございます。
 4番目の許可申請にどのぐらいの時間、日にちということですが、現在は富谷町のスタンスとしては許可申請を受け付ける状況にはないということにしておりますので、受け付けは行っておりませんが、仮に受け付けを開始するということにした場合、申請を受けた日からおおむね1カ月程度で出せるというふうな状況だと思います。
 5番目の許可を受けている業者の件数ですが、現在は3件です。ただ、そのうちの1業者は、配電線の支障木、電線とかそういったものの配線のために伐採した木、そちらのほうの収集運搬に限っての許可が1件あるという状況でございます。以上です。

議長(浅野幹雄君) これより、高橋正俊君の質問は一問一答により行います。5番高橋正俊君。

5番(高橋正俊君) 最初に高屋敷の工業団地について。今のところ進出する企業はないというような回答をいただきましたけれども、いろいろ新聞等やマスコミで見ると、県とほかの町村と一緒になって企業誘致に行ったというような報道もされたと思いますが、大震災後に移転しなければならない県内の沿岸部の企業もあるとは思うんですが、県内でのそういうお話し合いというのはないものなんですか。お伺いします。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) これはないわけではありませんが、そもそも津波被害があった市とか町で工業を立地していたところは、そこで再建をしようというのがそこの市町村さんの考えでございます。たまたま東洋刃物さんが多賀城で被災をしまして、本社機能が移ってきたりしております。そういったところで県内での移動もないことではございません。

議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。

5番(高橋正俊君) それから関連して質問ですが、町長がフルインターチェンジということでお話があったんですけれども、東部道路と東北自動
車道の。町としても我々としても要望というか希望というのがあったんですが、そのフルインターチェンジというのはあそこにはできないんですかね。北部道路からの乗り入れしかできない形なんですか。質問します。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) ちょっとお話の内容がよくつかみとれないんですが、恐らく、北部道路が4号タッチ間もなくされますので、そこから東北縦貫道へ乗れるか乗れないかというお話だと思うんですが(「ええ、そうです」の声あり)それについては仙台北部道路期成同盟会を通して長年要望しております。現在も間もなく要望活動を行う予定でございますので、それはあくまでも国が設置するものでございますので国に対して要望を重ねていると。北部道路がここまで来たのも、その要望の成果もありまして、今回4号タッチまでようやく完成されると。そういったものも活用しながら、この工業団地の持っている魅力を皆さんに伝えていくというのがさらにこれから必要になってくるということでございます。

議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。

5番(高橋正俊君) 確かにフルインターチェンジは、この工業団地を生かすためには、魅力のある団地造成にはつながると思います。将来の安定した財源確保のためにも、どうか今まで以上に町長さんを先頭に奮闘していただきたいと思います。
 それから、2番目の一般廃棄物処理許可の申請に質問移りますけれども、この許可の、県とかほかの町村、富谷町に独自の規制がない。県の規制とか、何ていうんですかね、許可があれば富谷町ではそのまま許可するということなんですか。

議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 一般廃棄物の許可、処理責任ですね、こちらは県ではなくて市町村に委ねられております。法律で一般廃棄物の処理は市町村ですよと。産業廃棄物、こちらは県が許可を出す、所管するところです。ですから、許可については、廃棄物処理法の施行規則で定めている許可の基準がございます。この基準に従って取り扱うことになっております。富谷町としてはその規則の基準以外の独自の基準というのは今持ち合わせておりません。その中でやっております。

議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。

5番(高橋正俊君) 実はこの営業許可についてですが、富谷の町民が一般廃棄物処理の会社に働いている方がいて、富谷は許可遅いという話を受けて、私担当課のほうに行って申請書を出しているんだけれども許可がおりないと、こういうふうに話を受けましていろいろ聞き出してはいたんですけれども、申請されている業者、さっきないと言っていましたよね。ないんですか、本当に。お伺いします。

議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 正式に許可申請書ということで受けてはおりません。受けている件数はございません。

議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。

5番(高橋正俊君) 私、その業者から許可申請書の写し借りてきたんです。これ課長のほうに申請ないんですか、これ。質問します。

議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 私のほうでは基本的に今許可業者をふやすという状況にありませんので、許可申請を正式に受け取って、それの許可をします・しませんという事務処理をすることはしておりません。ただ、今お持ちの多分申請書の控え、こちらについては私のほうにたしか出されてお預かりはしていますが、受理として受けましたということではしておりません。

議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。

5番(高橋正俊君) 許可していないということであれば、申請書を出されたときに、今富谷では許可出していないんですよという指導をしなきゃならないんじゃないんですか。質問します。

議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 出された際にはそのお話はしているかと思います。

議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。

5番(高橋正俊君) この申請書というのは業者が町の窓口に出したんですか。持ってないんですか、持ってるんですか、これを。

議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) どちらの申請者なのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。

5番(高橋正俊君) さっき預かってはいますと言いましたよね。実はこれ、業者がある町議にお願いをしてこの申請書を出したと。そのある議員というのは私は名前知りませんよ。ただ、ある議員が、この申請書をお願いしてある議員が出したと、こういうふうに言っているんですが、これは全くうそなんですか、じゃあ。

議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) そういった形で私どもの担当課のほうにその書類は、申請書は預かっております。ただ、それは、先ほど話したように今許可を出すような状況じゃありませんので、許可に対するする・しない、許可します・しないという判断はいたしませんということで伝わっていたと思います。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) この廃掃法に基づく一般廃棄物の収集運搬、これは許可制度になっています。免許と同じで通常はやれません。やればこうです。したがいまして、許可を出すのは市町村ですねというふうなことの仕組みです。今、課長が言っているのも正しいことです。議員が言っている、その書類を置いてきた、それをもってして受け付けたんですねというようなことは違うんです。ちょっとその辺のところが行き違いがあるというふうなことを一つ私から申し上げます。
 廃掃法の第7条の第5項、市町村長は第1項の許可の申請が次の各号に適合していると認めるときでなければ同項の許可をしてはならないという規定になっています。許可することではなくて、こういったことに当てはまる場合は許可。非常に重いものですからね、この一般廃棄物の収集運搬業というのは。そういう意味でこういうふうな規定になっています。その第1号に当該市町村による一般廃棄物の収集または運搬が困難であること、こういった項目、以下4号、細かく規定されています。そういうふうなことの中で今原課が申し上げたような事務対応をしていると、このように私は理解するところです。

議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。

5番(高橋正俊君) これね、先ほど私質問した中に富谷には独自の規制があるのかないのかと言ったらありませんという回答だったので。ただ、確かに近隣の市町村で規制しているところはあるんです。それは、塩竈市で二十何社も許可している業者があるので、これ以上ふやしたのでは過当競争になるということで今塩竈では許可していないんです。ただ、黒川郡内を見ればどこも何の規制も何もない、申請すればすぐおりてくるような状況になっているわけです。何で富谷だけ出せないんですか。何か大和町とか大衡とか大郷町と違うところがあるんですか。その辺。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 事実の誤認があると思うんですね。法律の枠の中でやっている。申請すればすぐおりるとかということではないです。ですから、そういう非常に許可というのは重いものですよというふうなことで、町としては町の先ほど言ったとおりの対応をしていますよというふうなことです。ですから、塩竈は今許可していないんですということでもないんですよね。許可してきたんですから。富谷町も今富谷町として塩竈と同じような対応をしているというふうなこと。その根拠はこの法律以外ありません。

議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。

5番(高橋正俊君) 町長が許可できないというんであれば許可できないんだと思いますけれども、業者が、私、特別この業者と事前からおつき合いがあったわけでも何でもないんですけれども、富谷町の対応が悪いという話をされたので、何それということで今回こういう質問をしているわけですから。許可をできない、法律がどうのこうのと今町長が答えていますけれども、許可をできないその理由ですね、簡単にもう一回お聞かせ願いたいんですけれども。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) その前に、この公の議場の中で対応が悪いと聞きました。独自にしていないとかというようなことなんですけれども、もう少しですね、この前段、この質問に至るまでの間、十分なる検証というか研究というか、そういうふうな中でぜひこの場にお持ちいただきたいというのが今のやりとりの。対応が悪いというのは何が悪いのかということなんです。許可出さないのが対応が悪いんだといったら、それは違うんですよ。この法律に基づいて富谷町の対応を進めていますよというふうなことですから、それは対応が悪いという言葉は当たっていませんねというふうなお返ししか申し上げることはありません。

議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。

5番(高橋正俊君) 済みません、その対応が悪いという、今町長が私のお話に、対応が悪いということで確かに私今言いましたけれども、私訂正したいんですけれども、時間がかかり過ぎるということを最初言われたんですよ。そういうことです。その辺は了解していただけ……。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 時間がかかり過ぎることをもって対応が悪いというふうに置きかえられてはだめですよね。ですから、しっかりと、対応が悪いという表現ではなく、それは訂正します、時間かかり過ぎるというようなことでおっしゃっていただくかどうか確認します。

議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。

5番(高橋正俊君) 全くそのとおりで、最初時間がかかり過ぎるというお話で、何で富谷町がそんなに時間かかるんだというお話からこういう質問になった経過でございます。
 それでは、じゃあこの一般廃棄物処理業許可については富谷町では許可しないということなんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 今の件は原課で確認をしてください。行政事務というのは、きちっと受領印を押して受領したならば、そこからは制度にのっかって、1カ月以内、50日以内と決まるわけですから、それをずるずる延ばしっ放しにはしていませんでしょう。これは全く行政に課せられた我々の責務というふうなことになりますから。ですから、その辺のところが行き違っているんですね。窓口での説明も不十分かもしれません。ですので、原課のほうから、その書類を預かったときの場面含めて、どのように行政上の手続の中で今そういう行為があったのかについては担当課長から申し上げます。

議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 遅いと言われる件ですが、受け付けをする今状況にあって、内容によってはじゃあ許可をしますよというスタンスであれば、受け付けをして、そこからは先ほどお話ししたような形で、審査、いろんなもののために1カ月程度で許可の判断を出しますよということです。ただ、今はその受け付けをしていませんので、正式に受け付けをして許可をどうこうしますという状況にしておりませんので、ただ、出されたもの、こういったもので今考えているんだということでのお預かりだけをさせてもらったということです。
 あと、町の今後の許可の考え方ですけれども、3番目の問いのときに申し上げたように、今富谷町もご案内のように店舗とか事業所、事業系の進出も人口とともにふえております。そんな中で、許可業者、今3社ですけれども、実際事業系と粗大ごみの関係については2社しかございません。そんな中で今後の状況を考えれば許可業者をふやしていくという選択肢もこれからは考えなくちゃいけないのかなという中で、富谷町としての許可の方針を今検討しております。そんな中で、独自の方針を決めながら、これから申請を受け付けますよというご案内をしていく方向で今おります。
 あと、先ほど町長からもあったように、適合していると認めるときでなければ許可をしてはならないという法律になってございます。その各号の一つの中には、当該市町村による一般廃棄物の収集または運搬が困難であることということです。これは、今富谷町の許可業者の収集運搬状況がどうなのかといったときには、今の2社でもって十分、収集運搬、支障のないような、富谷町の収集計画に沿った収集運搬業務が支障なくできている状況にあります。そんなことから、許可業者をどんどんどんどんじゃあふやしましょうかということにはつながっていないと。先ほどの塩竈市の例でもありますし、仙台市も今9業者ですか、仙台市の中で許可業者は9業者です。その中でやっております。近隣ですと多賀城なんかも5業者とかですね。先ほど近隣では20も30もあると言われた部分もありましたが、それはこちらの法の解釈のほうの、市町村の解釈の仕方によるものだと思います。富谷町は、この法の解釈、先ほど町長が申し上げたような解釈でもって運用して現在に至っております。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。

5番(高橋正俊君) おかしいと思うんですよね。私も1回窓口にも言って聞いて、受け付ける状況にはありませんという言葉ですね、私今初めて聞いたんですけれども、それ。この書類に何か問題あるんですかと言ったらば、何も問題ありませんよとあなたが答えたんじゃないんですか。

議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 書類の中身ですね。例えばいろんな基準がございます。その基準に対しては適合していると。ですから、書類上で、許可申請を受け付けようとした場合に、その書類の中では許可できないというふうな内容ではないな、こんな内容であれば通常であれば許可してもいい内容ですよと。内容的にはそうです。ただ、富谷町は先ほど言ったように困難な状況じゃないので、許可を今ふやす状況にはありませんので受け付けは行っておりませんというふうなことでお話ししたかと思います。

議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。

5番(高橋正俊君) 言った言わないの話、じゃあ証拠あるのかと言われるからこれ以上は追及しませんけれども、やっぱり言ったことに対してもっと責任持ってくださいよ。業者も、私この業者の人と会ったんですけれども、書類上何も問題ありませんよと言われましたと、こういうお話だったので、再度聞きますけれども、本当に受け付けのときにそういう指導はしたんですか。

議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 言ったことに責任と言われましたけれども、私も当然ながら言ったことには責任を持って対応しておりますし、今もそのつもりでおります。ご案内、何度かその関係の業者の方がいらしたかと思いますが、そういったことは当初からお話をしておりました。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) ここで終わってしまうとまた議事録に残りますが、言った言わないになってしまうからこれ以上追及しないではないんですよ。追及、必要ならばどうぞおっしゃってください。全然そごのない形で一貫して言っていますから。
 それから、この許可制度というのがなかなか理解されにくいんですよね。ちょっと今正確な根拠はないんですけれども、例えば火葬業をやりたいんですといって、きょう火葬場つくって、亡くなる人うんと多くなりそうだから火葬場やるからといってやり始めて、それもたしか許可なはずなんですよ。だから、書類そろっているから火葬場やれますよと、そういうことでもないんですよね。ですので、間違いなく担当課が、窓口に課長がというようなこともそのとおりなんです。ですから、十分その辺のところが理解しづらいところが議員と今課長の中にあるというふうなことです。ですから、その辺のところは不十分ならばもっと、残り15分ありますからどんどん追及してください。いや、本当の話。軽いこと言ってるんでないんですよ。納得いくまで時間十分ありますからやりとりしましょう。(「済みません、訂正したいんで」の声あり)

議長(浅野幹雄君) 企画部長より訂正の申し出があります。発言を許します。企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 先ほど線引き制度の回数を7回と言ってしまったようなんですが、実際6回でございますのでよろしくお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) この際、午後2時10分まで休憩をいたします。

午後1時59分 休憩

午後2時10分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 1番長谷川隆君。

1番(長谷川隆君) 通告に従いまして、12月4日、第4回議会定例会初日に議員全員に配付されましたこの「東日本大震災の記録」、サブタイトル「内陸自治体500日の取り組みについて」、富谷町刊行の東日本大震災の記録誌の活用について質問いたします。
 昨年3月11日の東日本大震災より1年9カ月が過ぎようとしております。あの日、ライフラインがとまり、小雪降る中、富谷町始まって以来の避難所が設営され、泊まり込みの救援活動並びに巨大地震の恐怖は、そう簡単に忘れることはできません。今なお2,800名近くの行方不明者の懸命な捜索が、この寒い中、活動が続けられております。
 先日11月24日、地震で揺れました。仙台市泉区は震度4でありました。大衡も4でありました。富谷町は震度3でありました。そのとき私は、ああ3か、4かと何の不安も関心も抱かない鈍い自分、なれの恐ろしさを自分なりに感じたりしました。苦しいことも、それが過ぎると簡単に忘れてしまうという例えに「喉元過ぎれば熱さ忘れる」という言葉があります。しかしまた「天災は忘れたころにやってくる」とも言われます。昨今、忘れたころではなく、いつ何どきやってきてもおかしくないほど地震は現実に多発しております。
 このような状況にあってこのたびの東日本大震災の記録の刊行は、町長の刊行の言葉にあるように、記憶は風化することへ警鐘を鳴らすものであり、また、記録を残すことは大震災に遭遇した我々の責務であると、1年9カ月前のことを思い出し、いま一度震災に対する備えを自覚させるものとして、この内容、ボリュームも含め、500日の記録のタイムリーとして高く評価されるべきものであります。219ページに資料177ページを加えますと1,466ページのこの記録誌を早速最後まで読ませていただきました。不眠不休で震災対策に取り組まれた役場職員の熱意、努力には改めて深く敬意を表するものであります。今後、同規模やそれ以上の地震災害が起こると予測されている自治体にとって、人口5万弱の富谷町の防災・減災への積極的な活動の取り組みは励みにもなり、大いに参考になるものと、発刊の意義を高く評価するものであります。
 そこで、今後の記録誌の活用及び防災対策について6点質問いたします。
 ここに、宮城県図書館から借りてきました。1つは大崎市の「東日本大震災 3月11日 あのときからの記録」です。これは仙台市が出した「東日本大震災1年の記録-ともに、前へ 仙台-」というのがあります。近隣の自治体でも記録誌が何冊か刊行されたように思いますが、富谷町のこの東日本大震災の記念誌の特徴は何か、編集に当たって町長が特にこの刊行で力を入れたところは何かを質問いたします。
 2つ目に、この記録誌の配付先はどのようになっているのか、どのように考えておられますか質問します。
 3番目、貴重な記念誌であり、防災面でどう活用方法を考えているか質問いたします。
 4番目に、昨日同僚議員が質問されたことに重複いたしますが、仙台市は地域防災リーダーの養成を始めました。リーダー認定制度を推進していますが、富谷町の取り組みはどうなっているのでしょうか。
 5つ目、10月21日、富谷町の総合防災訓練は、防災無線を披露し、仮設の防災本部を体育館内に設定し、情報交換を町民に示し大いに理解していただきましたが、公助としての避難所説明をお膳立てしており、お手本としては大切であるわけですけれども、もっと住民参加の、住民がお客さんではなく積極的に参加する共助としての訓練がなされたほうがよかったのではないか、質問いたします。
 最後に6番目、避難所運営マニュアルが地域の特性を生かし作成されるべきだと考えます。これはどのようになっているのでしょうか。
 以上、6点質問いたします。

議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
 震災の記録ということで議会の初日に何とか間に合うことができまして、年内中に遅くともというふうなことで、9月末というふうなことのお約束でありましたが、その後の最終微調整やら、あるいは9月までのデータを織り込むにはというふうなことで2カ月ほど後にずれましたこと、お約束とたがえましたことにまず冒頭おわび申し上げたいというふうに思います。議会の初日までには何とかというふうなことで、かつかつ間に合ったというふうなことで何とかお許しをいただけるのではないか、そんなふうな思いをいたしているところです。
 記録誌の特色はというふうなことで幾つか申し上げますけれども、監修を平川先生という、災害国際研究所ですか、東北大で何十年ぶりにという研究所、そしてまた構成員であります吉田先生、お二方の監修を得たというのが1つあります。そういう意味で、7月に最終のゲラもお願いしてというふうなことで、しっかりと目を通していただいた中で監修をいただいたというのが1つあろうかと思います。
 あと、災害対策本部会議50回、そしてまた余震を加えて54回、全ての記録を掲載してございます。大きな地震、津波、原発事故というふうなことで、冒頭50ページほどのつかみの部分で今回の特色をつかんでいただいて、そして細部に入っていくと、こんなふうな体系も皆さんの知恵の中で出てきたところです。
 小中学生23名の町内全域の地震直後の生々しい子供ながらの素直な感想がそのまま表現されているというふうなことも、1つ特徴に挙げられようかと思います。
 あと、町民アンケート、ことしの2月から2週間ほどかけての町民アンケート、回収率で3分の2程度というふうなことで、多くの皆さんにご協力、無作為で抽出した中で66%という回収は恐らく相当のご理解とご協力をいただいたのではないかなというふうに思います。そのアンケートの集計からもいろいろ読み取れるということとなります。
 そしてまた証言、40人の皆さんに証言をそれぞれの立場でいただいたというふうな、写真つきで証言も掲載できたというようなことも特色の一つではなかろうかというふうに思います。
 まさに生の声、そしてまた読める記録というふうなことで、震災発災直後から、千年に一度というふうに、我々まさに不幸にして遭遇した大震災ではありましたけれども、それを残す、記録にまとめるというふうなことの必要性は、地震直後、地震最中からも既に脳裏をよぎったものであります。ベースは広報づくり。ここ数年来、富谷の広報づくりを生かした形で、広報のつくり方を踏襲するような形での、投影した形の編集になったのではないかなというふうに思います。午前中、強い風の中で表紙写真というふうなことで、新年号、皆さん、議員、区長、職員ともども大きなボリュームの中でこの1年スタートしようと、そんなふうなことを表紙で表現しましょうというふうなのも、先ごろの編集会議で決定をし、きょうに至ったと。ご協力にこれまた感謝を申し上げたいと思います。
 配付先につきましては、先ほどの監修者を筆頭に区長の皆さん、現であり、そしてまた前、当時の前職の方お二方いますので前職、そして元職ですね。3・11当時の区長職の皆さんにも、20名ほど交代しておりますので、配付をするというふうな予定です。町議の皆さんも、前町議の皆さん6名おいでですので、この議員の皆さんにもと。行政機関、それは全国に向けてというふうなこともあります。それぞれの報道機関もあります。新聞、テレビですね。中央官庁もあります。図書館、国立国会図書館初め各近隣の図書館というふうなこととなります。災害の協定先、物資をご協力いただいた皆さん方、証言にご協力をいただいた方等々、現状ピックアップをいたしまして500部ほど来週議会明けにはお届け、県内市町村の自治体にももちろん、執行部と、町長宛てと議長宛てにというふうなことで、県内34市町村にもそれぞれ首長、そしてまた議長職にもというふうなことで2部ずつ配付、お届けできればなというふうなことで考えているところでございます。
 そのようなことで、この3日間の議会の中でも申し上げましたが、一番後ろに編集委員の皆さん、そしてまた、主たる専門編集委員は4年目の職員、防災対策監の指示指導のもと、この1年半来の中でこのような冊子の刊行に至ったというふうなことでございますので、恐らく私も見る限り、県の図書館に東日本大震災文庫というコーナーが設けられて1,300冊ほどありますけれども、ページ数にしろ内容にしろ製本のしぐあいにしろ、恐らく右ないんでないでしょうかね。読める記録というふうな意味では恐らく上位のほうにあろうかというふうに思います。西日本の震災の皆さん、限られた生の中で日々地震来たらどうすっぺというふうなことだけ考える人生もつまらないわけですので、そういう意味では、こういったものを見ながら津波、内陸部の自治体に住む住民の皆さんの安心にもまたつながるのではないかと、こんなふうなことも意図しながら編集に努めてまいったところでございます。
 あと、足らざるところについては対策監のほうから申し上げたいと思います。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) それでは私のほうより、特徴として、先ほど町長からご説明がありましたとおりでございますが、それ以外といたしましては、今後、南海トラフ地震の発生が懸念されている西日本の内陸部自治体への今後の防災対策への指針となるべく内容としたものと考えております。
 あとは問い3番目ですが、今後、防災にどのようにこの記録誌を活用していくかということでございますが、記録誌の中に大きく最後に5項目に分けて課題と今後の取り組みというようなことでまとめております。そういった中身を、今後大幅に見直しを予定しております地域防災計画のほうに反映してまいりたいと考えております。
 あと、大きな問いの4つ目でございます。地域防災リーダーについてでございます。先日の議員のご質問の中にもございましたが、平成22年2月に一度実施しており、今年度におきましても年明けの1月に、前回受講いただいた方へのスキルアップ研修とともに、新規の方も交えた新たな防災リーダー講習会を実施の予定でございます。今後もこういった形をもちまして地域の方々に防災の意識づけを図ってまいりたいと考えております。
 問いの5番目でございます。去る10月21日に実施しました総合防災訓練における地域住民による避難所の設営が大切ではなかったかというご質問であったかと思いますが、今回の訓練内容につきましては、防災無線を活用しながら、情報の伝達の手法、安否確認等々大きな成果を得たものと考えております。かつ、広域指定避難所として今回仮設で設定いたしました富ケ丘小学校の体育館におきましては、事前に各行政区長、あとは教職員の皆様方と協議の上で設営については段取ってまいったところでございます。不足感等につきましても、今後の、次回の防災訓練に生かしてまいりたいと思っております。
 あとは問いの6番目でございます。避難所の運営マニュアル、今後地域の特性を生かしということでございますが、平成22年12月に富谷町といたしまして避難所運営マニュアルというのを作成しておりました。今回の防災訓練も、この運営マニュアルをたたき台としながら富ケ丘、鷹乃杜地区に見合ったような形のものを作成していただくよう、昨年の暮れから詰めておりました。今後もこの町で作成しました運営マニュアルをたたき台としながら各地域に広げてまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) これより、長谷川隆君の質問は一問一答により行います。1番長谷川隆君。

1番(長谷川隆君) 私も、町長答弁にありましたけれども、宮城県図書館に行ってこの東日本大震災の文庫といいますか、見てまいりました。12月1日現在で大体1,138冊か1,200冊、町長おっしゃったとおりだと思います、がありました。ただ、自治体で発行しているのは本当に少ないんですよ。ほとんどが新聞社、毎日新聞、読売とか朝日、三陸、ほとんど新聞社が出している写真集、また個人のが主なわけです。それで、私も聞いてみました、担当者に。自治体として出しているのはどのぐらいありますかと聞いたところ、先ほどの大崎、仙台、あと栗駒、本当にわずかなんです。大和町。大和町もまず薄いわけです。
 そういう中で、じゃあ今までの震災のとき、例えば極端に言えば阪神・淡路大震災、新潟県の震災、中越ですね、そういう中でもやはり宮城県図書館には余り贈呈されていないんですね。ということは、自治体が余りこういうのをつくりたがらない。つくりたがらないというよりも、やっぱりすごいエネルギーと経費もかかるわけですね。今回富谷町が380万くらいだったでしょうか、それを手づくりでつくったということは、やっぱりこれは本当に全国的に珍しいものだと思うわけです。
 そして、この中で私が一番感じるのは、いいことばかりじゃないですよね。避難所設置で不満、やや不満が50%以上アンケートであるわけです。町長も言っていますが、不手際がいろいろ最初のほうであった。そのほかに、今防災監がおっしゃいましたけれども課題、やっぱり山積しているわけです。こういう手のうちを全部全国の市町村に見せるわけです。ということは、5万足らずの町がほかの市でもつくれなかったことをしたということは、随分これは企業に対しても、明石台でも今スマート、あのエコのをやっていますけれども、ここのところはPR効果は何倍もあると思うんですよ。全国区に出場した並みだと思うんですよ。だから私は、もっと増刷して小中学校の図書館。これは本当に図書館の中で小中学生も見れるんですよ。広報と同じような親しみやすさを持っているんです。それで、ほかのものを見ると、原子力発電所の事故、また放射能対応、あとは津波対策、本当に大学で出しているのは難しいんですよ。やっぱり富谷町のは見やすいからもっと増刷すべきではないかと考えますけれども、町長、いかがなものしょうか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) お話の件については、一旦500部、配付先もおおよそ目安がつきましたので、それの反響というふうなことによろうかと思います。それにまずは尽きようかと思いますね。
 参考までに、私ども、今あそこの3階、308、しばらくの間ということであのように開放しておりますけれども、あの中にある書籍は98冊ということで、ページ数順に並べてみた折、新潟中越の小千谷でつくったのが466、阪神淡路で尼崎でつくった記録誌が463と。このようなことで、それに匹敵するボリュームになるというふうなことです。そしてまた、そういったものも含めて非常にいろんなものを参考にしながら、まさに選び抜かれた460ページのエッセンス、凝縮されたものですというふうなこともまたつけ加えさせていただきます。
 増刷については、推移を見ながら3月等でまたお願いする場面があろうかというふうに思いますが、そのときはまたお願いしたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 1番長谷川隆君。

1番(長谷川隆君) 宮城県図書館で東日本大震災関連資料の寄贈のお願いという文書があります。私も宮城県図書館の担当者といろいろ話をしました。その中で、3冊欲しいというんです。1冊は閲覧用、もう1冊は貸し出し用、もう1冊は保存用。これを早目にですね、やはり随分閲覧者が多いんですよ。私は平日行ったんですけれども。ですから町長は、宮城県図書館に限った場合ですね、ぜひ3冊早目に寄贈していただきたいと思いますけれども、その考えはありますでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) この件については対策監からお願いします。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) 図書館につきましては、宮城県図書館、やはり3冊ほど寄贈させていただこうということで予定はしております。早急に、来週中にはその準備に入りたいと思っております。また、宮城県図書館に限らず、先ほど町長申し述べたとおり、国立図書館を初め被災3県の主要図書館のほうにも同様の形で今回の記録を寄贈させていただこうと考えております。

議長(浅野幹雄君) 1番長谷川隆君。

1番(長谷川隆君) 私はこの東日本大震災をずっと読んだ中で、268ページとページ数を言ってもお手元にないと思いますけれども、町長の座談会のとき、町長がですね、ある町内会が震災から3日間何もしないという意見があったと。何もしないようにしたいと。これは、自助、共助、公助、これに対して自助努力を求める意味での、いい意味で捉えています。町長もこれはどうだろうかという疑問をこの発言に対しては出しているわけですけれども、やはり自治体は、災害時、その地域の市民、町民の生命、自由及び財産を守る責務があるわけです。責任があるわけです。少なくとも行政区で、町内会といいますかね、行政区もやはり、確かに自助努力してもらいたい、だから何でも共助共助じゃないんだと。恐らくそういう意味で発言だと思うんですよ。3日間何もしないと。
 でも、これがもし町でもう3日間町は何もしませんといったら大変なことになるわけです。規模は違いますけれども、やはりこのようなですね、いい意味で言ったにしろ、行政区長といいますか、そしてやっぱり町としては、そういうのは指導といいますかね、誤解も生ずるから、意味はわかるけれどもやっぱりやっていかなきゃいけないんだよと。例えば富ケ丘の小学校体育館、あそこは仙台市とくっついているわけですよ。ホテルが閉鎖して行くところがなくて来ている人もいるわけですよ、避難所を探して。あなた自助努力してないですねと言えないわけですよ。これは人道的なということで、やはり町のほうで何らかのアドバイスといいますか、そういうことも必要なのではないか。これはもうついているわけですからね、全国が見るわけですよ。富谷町にそういうところがあるのかと。だからそういう指導についての、町長、何らかの考えはありますでしょうか。質問いたします。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) この座談も、1時間半ぐらいでしたかね、その中から本当にエッセンスを、見開き3ページ、3枚4枚というふうな感じ。職員座談会も同じ。職員座談会は2日間、2回に分けてやりましたので。それにしてもよく編集のほうで、中心の部分、流れるようにまとまっているなというような印象は持ちました。その中で今3日間というのを改めてこの場で見ましたけれども、恐らくそれはずっと後に聞いたことだったですね。何もしないと最初からでなくて、全体の地域、町内会を見渡して、恐らく設けるほどの状況にないと町内会長さんは判断されたんだと思うんですよね。その中でそのような対応をとられたというふうなことだったと思います。ですから、それについてはしばらくたってからというふうなことでした。ですから、そういった皆さんは直接町内会ではなくて地元から町にというふうな、必要な方はそういうやりとりが始まったのではないかなというふうな感じです。メッセンジャーが町内会館の前にメッセージを張り出すというふうなことについては、他と同じような取り組みはしたというふうなことではございます。

議長(浅野幹雄君) 1番長谷川隆君。

1番(長谷川隆君) あと、この記事の中で、241ページの避難所運営上の運営者の確保という中で、避難所運営に当たる職員を確保することは迅速な行動を要する時代においては負担となりかねないことから、あらかじめ避難所先へ派遣する職員を指名しておくことは大事であると。これは一つの提言、提案だと思うんですね。
 ただ、その中で、日ごろより教職員や地域の行政区長と顔合わせするなどコミュニケーションを図ることも重要であると書いていますけれども、私は避難所運営というのは、町の職員というのは黒子に徹して、徹してと言えば変ですがね。そのようなとき、やっぱり自主防災組織並びにその責任者というか。職員が運営するというのはね。じゃなくて、やっぱり公助というかそこあたりが必要だと思うんですけれども、この文章を読んでどういう認識なのかちょっとお尋ねいたします。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) 昨年の震災の折に、避難所を運営する職員、また学校の先生方、やはりいきなりの顔合わせで、誰が職員であるか、誰が教職員の方なのか、また避難してくる側でもどの人が運営者であるなど、そういったところはまずなかなか把握いただけなかったというようなこともありました。また、議員がおっしゃるように、避難所の運営に当たっては、やはり中心となっていただく方は地域の方が中心になっていただくことが円滑に運営する上では大事なことかと、今回の避難所運営に基づいて反省したところであります。ですので、ここにありますのは、町職員、教職員を含めた中で地域の代表の方とのそういった顔合わせの機会をあらかじめ設けておくことが大事ではなかろうかというような意味合いで、こういった文章の表現をさせていただいたところです。あくまでも避難所運営が町職員だけでとなってきますと限界があるということを、今回の運営においても大変反省すべき点であったと考えておりますので、そういったところを地域の皆さんのご協力のもとで円滑な運営を進めていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) 1番長谷川隆君。

1番(長谷川隆君) 地域防災リーダーの養成について質問いたします。例えばバレーボールにしても野球にしても、やはり選手以外に監督というものが必要なわけですよね。監督のいないスポーツというのは少ないと思うんです。この地域防災リーダーの養成は私は二通りあると思うんです。1つは、今までのとおり、野球の試合でいえば、例えが余りよくないかもしれませんけれども、練習してうまくなったら試合させようという考え方が1つ。これは監督の考えですよ。もう一つは、まず下手でもいいから試合して、その中で自分たちの技術、足りないところも覚えて練習に生かそうと。そのようにやっぱり監督によって十人十色といいますか、指導方法というのはさまざまだと思うんですよ。
 今までのこの地域防災、私、地域防災リーダーの養成の詳しいこと知りませんけれども、何かね、まず訓練して、練習してというか、そして役に立つように育てていこう、そして認定していこうと、そのように感じるんですけれども、どうなんですかね。私は、地域総合防災対策監の考えを聞きたいんですけれども、極端なことを言えば、一例では富ケ丘、町内会、自主防災組織でもいい、行って、かえって防災監がシミュレーションというか想定したのをやるほうが大事でないかと私は思うわけですよ。例えば夜8時に震度6が起きました。どうしますかと。町内会長は先に何をしますかと。見回りですか。鍵は誰持ってきますか。電気はどうしますか。暖房はどうですかと。そういう中で自分たちができること・できないことを感じていく。それがやっぱり町長が日ごろ言うところの形式でなく実をとる、実践に役立つ訓練のような感じがするんです。形骸化というと言葉が悪いですけれども、どうしても何かこう、先日の町でやったのは、消防団は来てくれるわ消防車は回ってくれるわ、行ったらもう全部準備できてるわ、緊張感を全く感じないわけですよ。そこあたり防災監の考え方といいますかね、リーダー養成もそういう方法をとってもいいんじゃないかと私思うんですが、いかがなものでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) まず、こちらの防災リーダー講習というようなところでございますが、やはり各自それぞれに災害に対する意識づけが一つ大きな意味合いとしてあろうかと思います。また、この講習において受講いただいた方へのスキルアップ研修というのも今後継続してまいりたいと考えておりますので、ある程度の地域への広がりを見ながら、町としてその後のフォローアップというようなところを踏まえながら地域との連携につながっていければいいのかなと考えております。

議長(浅野幹雄君) 1番長谷川隆君。

1番(長谷川隆君) 私はですね、いかに実践に役立つか。極端なことを言えば、自主防災組織、私はこの組織という言葉が嫌いなんですよ。組織というともう満足しちゃうんですよ。実際誰がやるんですかと。個々の責任が見えなくなっていくんですよ。組織をつくってもう満足しちゃうんですよ。そういう私たちは傾向が多分にあるので、私たちは怖いと思うときあるんですよ。
 だから先ほど言ったように、例えばいろいろ想定していく中で、例えば3月11日、あの大震災のときに広域避難所が開設されました、4時半に。ローソンのところの信号は停電しました。ローソンにいっぱい車が来て買いだめ。そしてまた小雪が降ってまいりました。父兄は車で、本当は来ちゃいけないんですけれども、車で迎えに行くんですよ、やっぱり、職場から。交通整理する人、誰もいないんですよ。そういうときに私は、交通指導員、交通安全協会。また夜間は電気消えて真っ暗ですよ。そうすると防犯協会。そういう方々を巻き込んでやっていくとか……。

議長(浅野幹雄君) 長谷川議員に申し上げます。通告では一問一答方式になっておりまして、自分の主観もある程度は必要かと思いますが、ぜひ質問に徹してください。

1番(長谷川隆君) そのようなほかの団体を巻き込む考えはおありでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) 総合防災訓練の内容につきましては、事前にある程度は、行政区長、教職員の皆さん方と打ち合わせを4回ほど進めながら今回実践に至ったわけでございます。訓練の内容につきましてはそれぞれいろんな取り組み方があろうかと思いますので、ただいま議員がおっしゃっていただいたご提案なども参考にしながら今後の訓練に反映させていければなと思います。
 また、地域の各諸団体の方々につきましても、今回、交通指導隊の皆さん、消防団、そういった方々にも、いざとなったらばこういうようなことで動いていただくようになりますというようなこともあらかじめご説明した上で訓練に参加いただいているわけでございますので、あらかじめ町が用意したというような訓練内容ではないということだけご承知おきいただければと思います。

議長(浅野幹雄君) 1番長谷川隆君。

1番(長谷川隆君) 防災訓練には2つあると言われています、訓練の方法は。1つは実技訓練。これは日ごろやっているわけです。もう一つは意思決定訓練。この2つが防災訓練にはあると言われております。その意思決定訓練は、図上、机上でさっき言ったようにさまざま想定するわけです。そういうようなのに移行していく考えはありますでしょうか。質問します。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) 議員おっしゃるような訓練も確かにあるかと思います。全く想定をせずに、住民の意思のもとで訓練を実践するというような内容もあろうかと思います。ただ、今回進めましたのは、ある程度想定した流れの中で避難というような流れを皆さん方に理解いただこうというようなことで、避難と避難所の運営というようなところに重きを置いて進めたものでございましたので、次回以降、何に主眼を置いた訓練とするのかというようなところにもつながってくるかと思いますので検討させていただきます。

議長(浅野幹雄君) 1番長谷川隆君。

1番(長谷川隆君) 防災備蓄倉庫について質問いたします。先日お伺いした富ケ丘小学校の防災備蓄倉庫、灯油缶は5つありますけれども灯油はどこにもありません。3・11の場合は学校から借りました。ストーブも、町内会、学校から借りました。そういう面で、学校、地域、また行政といいますか、これはもう教育長とか教育委員会も絡んでくると思いますけれども、そのような会合を持つ必要性を感じますけれども、いかがなものでしょうか。質問します。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) 今年度より学校のほうにも防災の担当の先生方も各校にお一人ずつついていらっしゃいます。そういった面におきましては、これまで町と学校でのなかなかそういった点でつながりが欠けていた部分はあろうかと思いますが、そういった防災主任の先生方との意見交換というような場も既に2回ほど参加させていただいてもおりますので、まずは学校とのつながりといった点においては今後も深めてまいりたいと思います。また、それにあわせて、地域の方々も含めた上での今後の避難所運営マニュアルというような作成につなげていければと考えております。

議長(浅野幹雄君) 1番長谷川隆君。

1番(長谷川隆君) 広域避難所の設定のときの手順ということをお尋ねいたします。その富ケ丘小学校の体育館、体育館というよりも学校ということで別に体育館にこだわらないかもしれませんけれども、耐震強度がありますから。誰がチェックして、どのような形でここは大丈夫だと認定していくのか、その手順を伺います。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) これはあくまでも、原則、災害対策本部会議において、本部長の指示のもとで避難指示及び勧告に基づいて指定避難場所というのが決定されます。今回の震災におきましては、そういった時間の猶予がなく、自然、流れ的に開設したという経緯はございましたが、最低限、各施設の安全確認においては所属職員の目視というようなところで安全を確認の上で避難者の方々をお受け入れしたという経緯がございます。ですので、原則、流れといたしましては本部長の避難勧告及び指示のもとで指定避難場所というのは決定づけということになります。

議長(浅野幹雄君) 1番長谷川隆君。

1番(長谷川隆君) 私が聞きたかったのは、体育館を誰が見て安全と、生涯教育課に連絡して本部長に行くわけですよ、誰が見るのですかということをお尋ねいたします。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) 現在、各学校施設におきましては教職員の参集マニュアルがそれぞれ各校にございます。それに基づいて教職員の皆さん方が施設の安全確認をしていただいておりますので、その報告を受けた後ということになろうかと思います。

議長(浅野幹雄君) 1番長谷川隆君。

1番(長谷川隆君) 私は今まで役場職員が見に来ると思っていたんですよ。本当に参考になりました。
 あともう一つですね。そのとき備蓄倉庫をあけるのは役場職員ですか、学校の先生になりますか。質問いたします。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) 備蓄倉庫のあけ方につきましては、こちらもあくまで災害対策本部の指示に基づいて派遣する職員ないしは教職員の皆さんで発災直後についてはあけていただくようになろうかと思います。町の指定している、町が設置する備蓄倉庫でございます。

議長(浅野幹雄君) 1番長谷川隆君。

1番(長谷川隆君) 緊急を要するときに、町から来る、それは来てもらわなきゃ困るわけですけれども、学校の先生だってやっぱり子供の安否とかいろんな、時間もありますけれどもね、必要だと思うんですよ。やっぱりそういうとき自主防災組織並びに町内会のほうでもう少し、人手不足がありますけれども、やれないもんですかね。質問いたします。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) 備蓄倉庫の開放についてはそういったことも現実的にはあろうかと思います。ただし、避難所、例えば体育館の開放だとかそういったところについてはやはり安全の確認の上でないと受け入れはできませんので、避難してきた人が仮にいたとしても校庭のほうでお待ちいただくという状況は、状況に応じては当然あろうかと思います。

議長(浅野幹雄君) 1番長谷川隆君。

1番(長谷川隆君) 最後の質問になりますけれども、私は、この本の中で菅原総合防災対策監のいい言葉があるんですね。助け合う、支え合う、導き合う、励まし合う、確かなきずな。私は備蓄倉庫を、入り口に「備蓄倉庫富谷町」と書いていますけれども、後ろは何も書いていないんですよ。本当のコンテナですよ。やはりその後ろにそういう文字を書くことによって利用するということが、赤十字でもいいですよ、必要じゃないかと思いますけれどもいかがなものでしょうか。これで最後の質問にします。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) 確かに防災備蓄倉庫、表側には書いていませんので、参考にさせていただきます。ありがとうございます。

議長(浅野幹雄君) これをもちまして、一般質問を終わります。
 これで本日の日程は全て終了いたしました。
 なお、あす7日は議事の都合により午後1時30分より開会いたします。
 本日はこれにて散会いたします。
 ご苦労さまでした。

午後2時53分 散会

平成24年第4回定例会議事録(第4号)

平成24年12月7日(金曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 長谷川隆君
  • 2番 菅原福治君
  • 3番 出川博一君
  • 4番 三浦邦夫君
  • 5番 高橋正俊君
  • 6番 小泉光君
  • 7番 浅野直子君
  • 8番 安住稔幸君
  • 9番 森栄君
  • 10番 千葉達君
  • 11番 佐藤克彦君
  • 12番 山路清一君
  • 13番 小川昌義君
  • 14番 細谷禮二君
  • 15番 佐藤聖子君
  • 16番 永野久子君
  • 17番 磯前武君
  • 18番 渡邊俊一君
  • 19番 相澤榮君
  • 20番 浅野幹雄君

欠席議員

  • なし

説明のため出席した者

  • 町長 若生英俊君
  • 副町長 千葉芳樹君
  • 企画部長兼企画部経営企画課長 荒谷敏君
  • 総務部長兼総務部総務課長 小野一郎君
  • 福祉部長 奥山吉信君
  • 建設部長兼建設部都市整備課長 鴇謙一君
  • 企画部財政課長 吉田尚樹君
  • 企画部産業振興課長 浅野康則君
  • 総務部税務課長 内海壮晃君
  • 総務部町民生活課長 奥山育男君
  • 福祉部長寿福祉課長 安積春美君
  • 福祉部健康増進課長 小松巌君
  • 福祉部子育て支援課長 瀬戸けい子君
  • 建設部都市計画課長 佐々木俊男君
  • 建設部上下水道課長 渡邉成一君
  • 教育長 菅原義一君
  • 教育次長 佐藤信夫君
  • 学校教育課長 神田能成君
  • 生涯学習課長 佐藤英樹君

事務局職員出席者

  • 事務局長 須藤辰夫
  • 次長 泉川潤哉
  • 主査 木川田真史

議事日程 第4号

平成24年12月7日(金曜日) 午後1時30分 開議

第4日目 12月7日(金曜日)
会議録署名議員の指名
議案第1号 富谷町一般職の任期付職員の採用等に関する条例の制定について
議案第2号 富谷町都市公園条例の一部改正について
承認第1号 専決処分の承認を求めることについて(平成24年度富谷町一般会計補正予算(第5号)
議案第8号 和解及び損害賠償額の決定について
議案第3号 平成24年度富谷町一般会計補正予算(第6号)
議案第4号 平成24年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
議案第5号 平成24年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第3号)
議案第6号 平成24年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第3号)
議案第7号 平成24年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
議案第9号 黒川地域土地開発公社の解散について
議案第10号 黒川地域行政事務組合規約の変更について
請願第1号 パークゴルフ場建設促進に関する請願書
発議第7号 富谷町議会基本条例の制定について
発議第8号 富谷町議会会議規則の一部改正について
閉会中の各委員会調査について

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり

午後1時30分 開議

議長(浅野幹雄君) 皆さん、こんにちは。
 ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
 議長諸報告は、お手元に配付のとおりです。
 なお、関係資料については事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
 これで諸報告を終わります。
 これから、本日の会議を開きます。
 議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、富谷町議会会議規則第120条の規定により、7番浅野直子君、8番安住稔幸君、9番森 栄君の3名を指名いたします。

日程第2 議案第1号 富谷町一般職の任期付職員の採用等に関する条例の制定について

議長(浅野幹雄君) 日程第2、議案第1号 富谷町一般職の任期付職員の採用等に関する条例の制定についてを議題といたします。
 本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。総務部長。

総務部長(小野一郎君) それでは、議案書1ページをお願いいたします。
 議案第1号 富谷町一般職の任期付職員の採用等に関する条例の制定についてご説明いたします。
 提案理由につきましては、下の段にございますように職員の任期を定めた採用及び任期を定めて採用された職員の給与の特例に関し必要な事項を定めるものでございます。
 それでは、富谷町一般職員の任期付の採用等に関する条例についてご説明いたします。
 現在お手元のほうに富谷町一般職の任期付職員の採用等に関する条例を先ほどお配りさせていただきました。最初それで趣旨背景のほうを説明をさせていただきたいと思います。
 それでは、1 条例制定の趣旨と背景、振り込め詐欺に及びかねない事例が増加しており、法により救済を支援する必要が高まっていること。市制移行を4年後に控え自立して諸法令を整備する必要が高まっていること。現在行っている行政書士、司法書士による法律相談はこれらの資格にかかる法令に限定された相談となっており、広く法律全般を領域とする相談業務は弁護士資格を持つ者に権能が付与されております。司法試験合格者が2,000人ほどの水準で推移し、弁護士資格を有する者のうち、弁護士事務所に就職できない者が400人程度いるとされております。適切な報酬で5万人都市というスケールメリット及び市制移行を目前としている注目自治体にある富谷町に弁護士資格を有する任期付職員に応募が見込まれること。司法制度改革において、弁護士増員は弁護士資格を有する者が企業や役所で活躍することが期待されていること。現在町では顧問弁護士は持っておらず、訴訟対応は宮城県町村会と顧問契約を結んでいる法律事務所または弁護士事務所と個別案件ごとに対応を依頼しているところでございます。
 2 一般職の任期付職員とはという、一般職の採用は通常定年までの採用、雇用を前提としております。任期付職員の採用は雇用の周期と任期を定める、つまり定年までの採用と任期を定める点が異なるものでございます。特定任期付職員と一般任期付職員がございますけれども、地方公共団体の一般職の任期付職員の採用に関する法律により、条例の定めにより選考を経て、任期を定めて採用することができる規定とされております。特定任期付職員とは、高度の専門的な知識経験、またはすぐれた識見を有するものを特に必要とされる業務に従事する職員をいいます。一般任期付職員とは特定任期付職員以外をいい、業務に必要な専門的な知識経験を有する人材の確保、育成に時間がかかる場合や専門的な知識を有している職員を一定の期間ほかの業務に従事させる必要が生じた場合に採用される職員をいいます。
 今回の条例制定後、特定任期付職員の採用を予定し、職種として法科大学院を修了し、司法試験に合格し、司法研修所で司法修習の過程を経て弁護士資格を有する者を予定してございます。弁護士として業務を行うためには、仙台弁護士会に登録し入会する責務を負いますが、今回の特定任期付職につきましては、弁護士資格を有する者ですけれども、登録し入会をしないことを条件としておりますので、個人としての弁護士業務を行うことはできません。
 任期は5年以内とし、募集は3年任期で行いまして必要に応じて5年以内の範囲で募集するものでございます。
 年額報酬は議長の報酬を上回らない額とし、月額報酬、地域手当、期末手当、及び特定任期付職員業績手当を合わせまして、合計480万円程度といたしました。ほかに実績に応じまして通勤手当、時間外勤務手当は支給されることになります。また、退職時には宮城県退職手当組合条例の規定に基づき、その勤務年数に応じまして支給されることとなります。
 職名は主幹とし、年額報酬の水準は大卒後15年程度勤務する職員に相当するものでございます。
 全協でもお話ししましたけれども、専門的な業務内容というところですけれども、住民向け法律相談及び支援、現在行っております生活相談の充実の強化を図ることになります。児童虐待、DV等事案に対する法的相談及び支援、あと現在問題になっております被害者救済関係そちらのほうも視野に入れてございます。滞納整理、債権管理の推進、助言、条例規則等の制定、改正にかかる法制支援、行政不服審査、行政訴訟等への対応、コンプライアンスの確保、アカウンタビリティーの向上というところを主な内容といたしているところでございます。
 それでは、条文に戻りましてそれぞれ条項に基づきまして説明をさせていただきます。
 第1条につきましては、趣旨の件ですけれども、こちらにつきましては職員の任期を定めた採用、及び任期を定めた採用された職員の給与の特例に関し必要な事項を定める趣旨を規定したものでございます。
 第2条は、高度な専門的な知識経験、またはすぐれた識見を有する者が有する高度の専門的な知識経験、識見を一定の期間活用して遂行することが特に必要とされる業務に従事させる場合には、職員の選考に任期を定めて採用することができることを定めたものでございます。先ほどお話ししました弁護士とあと公認会計士と国では公認会計士等も多く採用されているところですけれども、そういった高度な専門知識ということになります。第2条ではそれぞれの専門的な内容を規定しているものでございます。
 第3条は期間を限って従事させることが公務能率運営を確保するために必要である場合に任期を定めて採用することができる旨を規定し、内容といたしまして期間を限って従事させる業務内容を規定しております。
 第4条、業務の終了の時期が当初の見込みを超えて一定期間延長された場合、その他やむを得ない事情により任期を延長することが必要な場合は、延長できる趣旨でございます。
 第5条で任期を更新する場合は、当然ながら当該職員の同意が必要である旨を規定しているものでございます。
 第6条は給与に関する規定で、特定任期付職員の給与に関するもので月額29万8,000円とするものでございます。2項、3項で特定任期付職員の業績手当の支給規定となってございます。
 第7条は職員の給与の除外規定で、全協でもお話ししましたとおり、扶養手当、住居手当、勤勉手当が除外されているものでございます。
 第8条は委員の定めでこの条例の施行に関し、必要な事項は規則で定めるというものでございます。
 附則といたしまして、この条例は公布の日から施行するものでございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 本日も資料をいただきまして、全員協議会でも説明いただいたわけですが、本会議ということで質問、質疑を行いたいというふうに思います。
 この条例は第1条平成14年に公布されて施行され、任期付採用法、正式には地方公共団体の一般職の任期付職員の採用に関する法律、及び平成16年6月9日に公布され同年8月1日に施行された地方公務員法及び地方公共団体の一般の任期付職員の採用に関する法律の一部改正する法律に基づき制定されたものと考えます。
 当該条例のもとになっている任期付採用法は、行政ニーズの高度多様化に対するため、任期の定めのない職員を中心とする公務運営の原則の例外として部内では得がたい高度な専門的知識経験を有する者を任期を定め、認容することを可能にする法律として制定されました。私が調べたところによると、平成14年の任期付採用法では対応できないケースが出てくるなど、地方自治体には広い範囲にわたる任期付き採用のニーズがあるということがわかってきて、平成16年に法律の改正が行われました。
 現在は、地方公共団体では地方分権化が急激に推進されて、高度な専用性が要求される事務や多様化した住民ニーズに迅速かつ適確に対応することが急務になっております。この任期付採用条例は適正な制度活用を行うことによって、町民の利益の向上につながるものと期待しています。
 しかし、一方で任期付採用の一部を改正する法律において規定されている公平委員会の機能の充実など、当該議案とは同時に整理されてよいはずの他の条例が議案として提出されていない点など、他の自治体の条例を調べた中では給与は議案と差違があると見られるなど何点か異議がある点があります。したがいまして、有効かつ適正な制度運用を図る観点から何点か質問いたしたいというふうに思います。
 第1に、条例の適応される業務についてお尋ねしたいと思います。
 任期付採用法、または施行法、及び任期付採用法の一部改正をする法律に基づく議案ですが、個々の自治体によって任期付採用職員が必要とされるケース、つまり住民ニーズが異なってくると考えられます。議案は、法律が想定する全てのケースを想定しているものと考えます。そこで、第1点目として条例の各条に規定している任期付職員は、本町の実態もしくは将来的なことを勘案した上でどのような専門業務を想定して規定したのかお答えください。
 2点目として、現在本町では任期の定めのない職員が行う公務運営、一般職員、臨時職員、業務委託、人材派遣などを活用して業務を補完していると思われます。これらの雇用形態、もしくは委任、請負、派遣との業務区別を今後どのように明確に分類していくのかをお答えください。
 3点目として、条例の施行日は公布の日からとなっており、可決されればこの12月から施行となります。近々条例を適用する予定があるのか、お答えください。
 4点目として、3点目の質疑と関連しますが、今回この条例の議案に伴って補正予算が提出されていませんが、平成24年度中の条例適応案が生じた場合、この予算措置はどのように考えているのかお答え願いたいと思います。
 次に、特定任期付職員の給与の特例についてお尋ねしたいと思います。
 1点目として、第6条第1項の給料月額29万8,000円とする根拠はどのようなものですか。当町の給与表との関連について明らかにすべきだと思います。したがいまして、給与設定の根拠についてお答えください。また、なぜ国の基準より低くしたのかを理由を明らかにしてください。
 2点目として第2項に規定する規定で定めるところによりとは、具体的にどのような内容なのか、お答え願いたいと思います。
 3点目ですけれども、特に顕著な業績とは具体的にどのようなことを指すのかお答え願いたいと思います。
 第4点目として、第3項の業績手当についてです。
 特定任期付職員については、給与自体の設定が高く、採用時から給与相当の高い業績が期待されている職員ですが、さらに手当を加算するというのは異例な業績であり、他の職員との公平性を町民から見たときの給与の妥当性を図る必要があると思います。予算の範囲内で行われなければならない曖昧な表現ですが、具体的にどのようなことなのかお尋ねします。
 第5点目といたしまして、第5項の予算の範囲内について具体的に予算の範囲内の予算とは、支給時点で範囲内ということか、もしくは支給事由が発生した時点を指すのかお答え願いたいと思います。
 次に第3点として、選考方法です。1点目として、地方公務員は第15条で任用の根本基準として職員の任用は受験資格、勤務成績、その他の能力の実証に基づいて行わなければならないとあります。条例第2条に係る採用は、選考により行われ、第3条に係る採用は競争試験、または選考により行われます。この場合の採用は、地方公務員法に照らしてどのような基準で行われるのかお答えください。
 2点目として、採用の公平性、透明性の確保について町長による人事行政運営の公表として任期付職員の採用についても毎年公表するのかお尋ねしたいと思います。
 最後になりますが、最初に申し上げましたが、この制度は高度な専門性が要求される事務や多様化した住民ニーズに迅速かつ適確に対応することが地方自治体の急務となっている現在、町民の利益の向上につながるものと期待しております。しかし、採用に係る公平性、透明性や給与基準などの問題点があります。したがいましてこの議案のもととなっている法律では、この指摘事項を補完するためにあわせて所要の改定を行っています。つまり、地方公共団体の長による人事行政運営の公平、公平委員会、当町の場合は人事委員会ありませんので、公平委員会というものの業務状況の公表などの人事行政運営における公平性、透明性の確保並びに公平委員会による競争原理の実施など、公平委員会の機能の充実があります。
 本町では、当該議案にあわせてこのような法律を受ける方の条例の整備が必要ではないかと思います。さらに町民の利益による具体的内容と公平性、透明性などを確保していくのかお答え願いたいと思います。以上です。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) それでは、特定任期付職員、16年から施行されております。この特定任期付職員につきましては、必要に応じて条例を制定するものではないかなと思います。各自治体のほうも拝見いたしましても、その必要に応じて条例のほうを制定しているところでございます。
 この住民の利益ということで全協のところでもお話ししましたし、今お話ししたところでも十分にご理解いただけるものとは思っておりますけれども、これから市制を踏む上で法令等の整備はかなり急務でボリューム的にも多くなっております。その辺のところは町の市制に向けての部分でもかなり大きいですし、あと前段でお話ししましたとおり、住民の利益ということでさまざまな被害等、あと現在被害者の相談窓口の設置のほうの動きもありますので、その辺のところで先ほどプラスアルファというところで、かなり住民の利益には供するものではないかなと思っております。
 あと、公平委員会につきましては、これは委任することができるという規定になっておりますので、県の公平委員会に委任することになって、現在も委任しているところでございます。それにつきましては、県のほうの条例で改正、もし必要であれば改正するような手はずとなっているものでございます。
 あと、高度な専門的なものということでありますので、前段お話ししましたとおり弁護士、あと公認会計士とかあと医師とかそういった方については、高度な専門的な知識ということでなります。あとほかにその他の資格、高度なものということで条文のほうに書いてはございますけれども、ほかにコンピューター関係ではITアドバイザーとかそういった方もやっぱり任期付職員の対象の方となるものでございます。実際、税のほうであればその期間中派遣職員等を採用しまして、申告時期等の支援等もございます。
 あと、あわせて臨時であればその特別な期間、必要であれば1年間、1年とか地方公務員法上1年間限りということになっておりますので、やっぱり常勤的な職員の扱いはできませんので、5年とか3年とかそういったもので大きな業務的なものは消化できることがございます。委任ということで、弁護士のほうもその事案ごとには委任はできますけれども、それで十分対応できるものでもないのかなと、常勤的な扱いの中で法的なものというのはかなり業務量は今後見込まれます。現にも多いものですから、その辺のところで一般、臨時だけではなくて委任だけではなくて、常勤的な任期職員も必要と思います。
 あと、施行につきましては早速こちらのほうをご可決いただきましたら、年内中なりなんなりということで公布をして、それで執行をしていきたいと思います。
 予算につきましては、現在25年度採用に向けておりますので、予算については25年度予算の中で措置したいと思ってございます。
 あと、特定給与の職員についての給与の根拠ということで、29万8,000円、国と比べればかなり低いかと思います。基準としては議長の報酬よりも上回らないという考えを持っておりまして、その金額を示したものでございます。仙台市の条例の中でも副市長の報酬を上回らないというような条例も仙台市のほうでは整備しているものですけれども、自治体によってはそれぞれの条例の中でうたっているものと思います。本町におきましては29万8,000円という金額となってございます。その金額の多寡につきましてはやはりこれから実際運用している中で確認をするほかないのかなと、その上限としては議長の報酬というところでございます。
 あと、規則につきましては、これにかかわる業績手当等の基準とかそういったものもある程度まで包括されると思いますので、先ほどの評価と、そういったものもある程度されると思いますし、現には本町では人事評価も行っているところですので、それも運用しながら有資格者の方の評価をするような予定となってございます。
 あと、選考方法ということでございますけれども、地方法上、自治法上の中にもありますけれども一般競争入札もしくは選考というものでございますけれども、こちらも上位条例でありますその法なり人事規則等にもございますけれども、選考するということで書いてあります。特別な資格の方ですので、必ずしも一般競争ではなくても構わないと、現に国のほうの任期付職員というのもかなり先ほど公認会計士等のお話もさせていただきましたけれども、数多くの方がその選考によって期間を定めて任用されておりますし、あとあわせて特別な資格ということでその後常勤的職員ということでいらっしゃる方も多数いらっしゃるようで、その募集要項を見まして。
 そういう実態もございますので、この募集に関しては特別なサイト、日弁連のサイトでしか募集することができないことになっております。現在お話ししたとおり、2,000人の卒業者がいて、そのうち1,600人ぐらいは就職ができましても400人の方はなかなか就職できないという実態がございますし、あわせてそのほかに1年ぐらいで廃止する、弁護士資格を返上する方もホームページ等拝見いたしますと多いようですので、その方の部分の採用ということをひとつ念頭に入れておりますので、あくまで公平性は確保されます。そのサイトでもってしか応募できないような仕組みになってございますので、そちらを尊重して日弁連の方式をとるような形になります。
 あと、手当につきましてはやはり上位法令でありますその中に、ここまでは認めていいですよというのが書いてありますので、それに応じた形での手当支給額となってございます。こちらは先ほど公平委員会の関係もありますけれども、それによって異議申し立てがあれば公平委員会というのは、職務に対しての訴えがあった場合については、公平委員会ですることになっております。そういう場合には富谷町としては県のほうの公平委員会に委任しておりますので、そういったものでの平等性とそういった公平性は確保されるものと思ってございます。
 あと、予算の総額というところはある程度25年度中に採用をして、それが予算時期まで間に合えばいいんですけれども、もう予算編成期は今月中で大体ある程度目鼻つきますので、先ほどお話ししました480万円を基準にいたしまして、その範囲内でということになろうかとは思いますけれども、人によっては通勤手当とかそういった時間外はある程度算定はしていくつもりではございますけれども、そこのところはその基準に沿った形である程度までは算定していきたいなと思ってございます。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 国の法律そのものについては住民ニーズという形で応えていくということで、16年に変更になって、部長が言われた一般的な任期採用ですね、こういったものについても幅広く住民のニーズに応えていくということは改正されていますから、これはこれでよろしいと思うんですが、この専門職については一定の条件があり、今部長の話聞いた限りではどうも弁護士の余っている人を何か富谷町の税金で救ってやるようにしか聞こえないんですよ。ですから、そんな感じにしか受け取れないような答え方なので、もう一度しっかりとなぜ町民の生活、こういったものがこのことによって具体的にどのようによくなるのか、この辺についてまず1点目としてお答え願いたい。
 あと、公平委員会ですけれども、これもやっぱり、この条例県もあればどこもあるから採用しなくてもいいという形になるわけで、そうではないわけですね。やはり富谷町が採用するわけですからこれもやっぱり条例として、ないしは規則として定めていくということは大切だと思うんです。公平な人事採用、こういったものについてしていくということも定められているわけですよね。法律のほうで。ですからそういうことも必要だと思うんですが、この点について再度質問したいと思います。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 一般の住民の利益というところでそのとおりでございまして、先ほどいろんな法律相談ということで設定はさせていただいて、相談事業は行われるというようなお話をさせていただきました。消費生活相談であれば、毎週月、木、あとほかの法律的なものとか行政的な相談については毎月第2と第4の金曜日ということで実施されております。ある程度この時期という限定された期間にはなってございます。
 今回そういう弁護士資格を有する職員が任用されれば、恒常的に時間内であれば常時そういった相談も受け付けられるということで、それは当然ながら住民の方の利益につながるものではないかなと思います。ほかにも案件として児童虐待であれば子育て支援課、高齢者の介護等であれば介護の虐待といったものであれば福祉部門、そちらのほうも部会等設置しておりますけれども、弁護士等が入ることによりまして、ある程度法的なものの見方、もしくはあとその辺のつなげるいろんなさまざまな方策もかなり見出して、積極的な理由ではかなり利益に供するものだと思います。そういった虐待的なものは潜在的なものですけれども、反対にそういった法的なものがきちんとした形で出てくれば法律的なものは呼び水となって十分早目の対応も可能となるのではないかなと思ってございます。
 あと、滞納整理と債権等の確保は十分必要でございますけれども、全協のときもお話ししましたとおり、あと2年度間限りの滞納整理機構ですので、それにあわせた形で法的なもののきちんとしたバックボーンをしっかり持って、しっかりした滞納整理事業ということも必要であります。それによって町の利益につながりますし、住民の方への利益に十分つながるものと思ってございます。
 あと、先ほど大きなものとしては市制に向けて膨大な量の条例なり規則等、そういったものの改正作業が当然出てくるはずですので、その前段の部分の準備作業等もあります。あと、3月までに自治法の改正がございますのでそれは以後になりますけれども、それ以後のある程度のフォローアップということであればそれも十分に、町を返すようにはなりますけれども十分に町民の利益のほうに対応するものと思ってございます。
 前段でもいろんな、それからあと振り込め詐欺、そういったものの相談等も多くなっております。実際実害はまだないんですけれども、そういったもので富谷町にはそういう弁護士、法曹資格職員がいていつも相談事業、間口を広げておけばそういったものを未然に十分防げるものではないかなと思います。起きてからではなくて、起きる前の防止、そういったものでもかなり住民の方の利益に供するものと思ってございます。
 あと、任用に関しましては当然人物像というか、富谷町職員にふさわしい人物像というのはございますので、任用基準については明確に定めるものと思います。それにあわせて人物、やはりある程度人物が一番大切ではないかなと思いますので、もちろん最低でも司法修士を卒業した方になりますので、知識的なものでは十分対応できる方と思います。あとは人物とあわせてその方のある程度のレベルというのですかね、それは初めての事例ですので、こちらも手探りながらそういったものでは公平性を十分確保していきたいなと思っております。

議長(浅野幹雄君) 小川昌義君。

13番(小川昌義君) 専門職で弁護士採用している条例で、しているところどこかご存じであれば質問したいと思います。
 あと、今の弁護士が平均的な給与というのは幾らくらいで実施しているんですか。質問します。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 全協のときも若干お話はさせていただきましたけれども、富谷から東側というか西側ですね、そちらのほうであれば東京都、こちらにつきましては9名ほど、もちろん都ということ、大きな都市になりますので、9名ほど任用しておりますし、うち任期付は4名ということのようです。あとほかに23区で合わせて3人、1人が任期付ということになります。市単位ですと、町田市とか逗子、厚木、流山栃木と、身近なところでは流山ですね、そういったところで任用しております。その場合は1人とか2人ぐらいということでそれほど多くの人数は採用しておりませんが、明石市におきましては市長そのものが弁護士ということでそのところにつきましては、4人が任期付職員というところで全ていろんなさまざまな課に配属されているようでして政策部、あと総務部ということでそれぞれの必要な部署において任用されているようでございます。
 あと、報酬につきましては各自治体で決めるということになってございます。この条例につきましても、本町の条例につきましても総務省で出している参考例を参考にしておりまして、ほかの自治体もほぼ同じような条例の内容となってございますけれども、金額については国で人事院規則の中に盛り込まれておりますけれども、それよりも下回るかどうかということだとは思うんですが、現在のところその額については把握はしていないんですが、若干その前後ということでちょっとホームページで見たような記憶はございます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。3番出川博一君。

3番(出川博一君) 私のほうから具体的なといいますか、その辺についてご質問をさせていただきたいのですけれども。
 まず、生活相談、あるいは法律相談、ボリュームはどのぐらいの量なんでしょうか。いわゆる月当たりにして延べ時間でどのぐらいの時間数になるのか。
 それから、今の生活相談は今後とも多分続くんだろうと思うんですけれども、従来どおり司法書士とか行政書士さんに依頼する形をとるんでしょうか。
 それから、3つ目として各相談業務における司法書士と相談員に対する報酬額は今どのぐらいお支払いになっているのかお知らせいただきたいと思います。
 それから、条文に入りまして第2条のここのところの第1項、高度に専門的な知識経験、またはすぐれた識見を有する者とありますが、これは並列で今言っている、今想定しているのは弁護士さんのようなんですけれども、ここの後段のすぐれた識見を有するというのはどのように、具体的はどのようなことを想定しておられるのか。
 それから、第2項に入りまして専門的な知識経験を有する者もこの条文の中にあるわけですけれども、ということはこれは並列ですのでこの専門的な、いわゆる高度ではない専門的な知識経験を有する人も給与月額としては29万8,000円で処遇するということなのかその辺もお尋ねいたします。
 それから、第6条に入りましてここの条文の中で給与月額と俸給月額という2つの表現を使っておられるんですけれども、この違いは何なのかお願いしたいと思います。
 それから、あとここの条文の中で業績手当の話が出ておりますけれども、一般行政職の方にもつくのかどうか確認したいと思います。
 それから、この特任職員には業績手当として12月年1回、29万8,000円以外での支給をするということなのかも確認したいと思います。
 それからあと、ちょっと大ざっぱでよくわからなかったので、私も歴史を見まして職務分類表上2級のところにいわゆる一般行政職であれば、高度な知識または経験を必要とする業務を行う主事等の職務と規定されてあるんですけれども、主幹の要件については特に示されていなくて、いわゆる分類表上で何級に該当するものと考えるのか。
 あと、特定職員の年収480万円は大体どの辺のポジション、主幹というお話なんですけれども課長補佐クラスなのか、あるいは主任主査クラスなのか、その辺をまず質問いたします。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 生活相談につきましては、先ほどお話ししたとおり、第2と第4の金曜日に朝10時から午後3時までということになります。延べ時間、お昼も挟みますけれども、1日五、六時間にはなろうかと思います。
 それで、本日も実際行っておりますけれども、6名の方が相談に来られておりまして、基本的には1時間を基準にしております。ただ、人によってはどうしても2時間、3時間近くまでかかる方もいらっしゃって、かなり根の深い問題があるのかなと思っております。
 実際、今まで私も時々その状況を拝見するんですけれども、目いっぱいの状況でして、本日も人権相談員さんのほうがお2人だったか、あと行政書士さんが2人ぐらいおいでいただいて、本当に手弁当でおいでいただいている状況でございます。時間的なものとしては掛け算ということになろうかと思うんですけれども、1日、五、六人で終日行っておりますので、その掛け算の年間の回数、24回ということ、あとほかに司法書士さんで特別の相談日を設けておりますし、女性の相談日も改めて別に月1回行っております。あと、下のほうでは消費生活も月2回ほど毎週2回ということで、そういったものを含めますとかなりの時間量にはなろうかと思います。実際延べ時間ということでは、記録もご本人の個人用のプライバシーを尊重ということで、ご相談内容までは記録しますけれどもご本人等の特定はいたしてはいないんです。ご本人が申し述べればあとはその後いろいろ個別のご相談もありますので、そういう場合はあと承りますけれども、基本的には匿名性を大切にしながらやっているところでございます。
 今、司法書士なり行政書士の相談会ということで、司法書士のほうであれば司法の日ということでその日に合わせて無料の相談会ということで特別に行っておりますし、行政書士であれば毎回全て手弁当で無償でおいでいただいております。
 それで、報酬の件ということになりますけれども、そういったことが単発ではありますけれども、無報酬ということになりますが年度末に御礼的なものということで些少ではございますけれども、その程度でございます。
 あと高度な専門的な技術ということで、ちょっと説明の中でもお話はしたと思うんですけれども、第2条の第1項のほうがこれは特定任期付職員ということで弁護士とか、お医者さん、公認会計士とかそういう有資格、高度な方を想定してございます。第2項につきましては、それまではいかなくても専門的な知識ということでITアドバイザーとかほかにもよくありますIT関連であれば上級のアドミニストレーターとか特別な資格ということはある程度想定されております。
 ただ、今回富谷町といたしましては、あくまで弁護士ということで特定しておりますので、報酬の額につきましてはこの方を特定するような形になります。もしそれも必要ということであれば、その中に29万8,000円をある程度ランクづけするなり、俸給のほうを月額の部分をランクづける形で金額の多寡をつけるような形になろうかと思います。
 あと、業績手当ということではございますけれども、これについては12月ということでこちらに条文上出ておりますので、その12月のみということでそれ以上の業績手当につきましては出ないものでございます。職員についても業績手当というのが特にございますので、特定任期付職員についてのみ業績手当が出るものです。勤勉手当とか住居手当、そういったものは除外されておりますので、ある程度トータル的なものとして勤勉手当でもって480万円ほどの確保を図るような形にはなります。
 主幹というのは1級が主事、2級も主事、3級も主任主査ということで、4級職が主幹もしくは課長補佐ということになりますけれども、課長補佐については任命しないと課長補佐ということにはなりませんので、2級から3級につきましてはある程度管理者的な感じにはなります。主幹というのは町でいえば係長補佐の下というような言い方はちょっとおかしいんですけれども、ラインとスタッフの違いもありますので、そのところ給与に関する規定とかちょっと条文にない部分もありますけれども、ごらんいただければそれに類するような形の名称がたしかあったかと思います。それで、3級と4級と職員の3級の主幹もおりますので、それも勘案しまして大卒15年程度で39歳ぐらいの方を一応念頭に入れましてこの給与ということにしたものでございます。
 あと、分類的なものでよろしいですか、抜けたらお願いします。

議長(浅野幹雄君) まだ随分答弁漏れありますよ。条例の中身についての質問とか。座ったままお願いします。

3番(出川博一君) 1つだけ質問漏れ、していきたいと思います。すぐれた識見を有する者という第2条の文言のところのは具体的にどういうことを想定されているのか。またはですから、それはどういう方を想定しているのか。

総務部長(小野一郎君) 資格のところで先ほど弁護士とか医師、あと公認会計士ということでございますけれども、あとほかに国の基準からしますとさまざまアドバイザー的なそういった方もある程度念頭に入れているような状況でございます。下のIT活動とどう違うのかということもかなり難しいところあろうと思うんですけれども、その時々に応じてですけれども、実際によってはそれはある程度弾力的に使っているようなところもあるようでございます。専門的な部分と高度の専門的なところ、そのところの区分がかなり難しいところはあろうかと思います。特定任期付ということでその部分に区切れる場合と、あと一般の任期付職員と入れる場合もそういう併用なところも実際の条文をほかの自治体を見ますとあるようで、実際運用もそのような形もあるようでございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) そうするといわゆる法律相談ではないんですけれども、生活相談、あるいは各種相談業務において結構なボリュームがあるというお話を頂戴したんですけれども、これはその場面に例えば採用した場合に、相談の場面に同席をするような形になるのか、まず1つお伺いをしたいと思います。
 それから、2つ目としてやっぱり第2条の2項の専門的な知識経験を有する方に対して、今この条文上は29万8,000円しか金額のあれがないんですけれども、いわゆる法のほうでは分類を設けているわけですよね、7ランクとか。ですから、そういう意味ではこのままではちょっとあれかなと非常に不安が残るんですけれども、その辺についてお聞かせいただきたいと思います。
 それから、これは初めての試みなんで今後の運用上の参考にすべく任用者に対して例えば毎日の業務日誌といいますか、そういうやつ多分情報開示文書に該当することになると思うんですけれども、そういうものの記載とかあるいは毎月の定例監査でその個人の方に面接をする機会ができるのかどうか、そういうやつをぜひ実施していかなければならないんじゃないかなということで提案したいんですけれども、いかがでしょうか。
 それから、あと2つございます。先ほど市制移行に向けて条例の整備が、ボリュームがふえるんだというお話とか、あるいはそのほかに業務として条例規則等の制定、改定などの業務をさせるということなんですけれども、これは基本的には一般行政職で採用して育てていく分野ではないかというふうに思いますので、そういう意味である程度法律知識のある方の採用人員の増という考えはあるのかお聞きしたいと思います。
 最後に今町自体が2つの係争事件を抱えていまして、非常に私はこのタイミングでこの提案は、タイミングが悪かったなという気がしております。つまり、先端者になってしまうんではないかという思いを抱くんですけれども、その件に関する見解をお尋ねしたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) いろんなさまざまな相談のときには、できるだけそちらのほうも主な業務として相談事業ということでは同席するなりなんなりしていただいて、アドバイスなり、あといい方向に持っていっていただけるような形にはしたいなと思ってございます。
 給与報酬の関係でございますけれども、これについては現在のところ弁護士のみということで、この俸給に一応して、先ほど15年ぐらいの経験の主幹を対象とした金額ということでこの金額に定めたものでございます。ほかにいろんなさまざまな知識を有する方とかそういったものを任用するということであれば、その都度必要なそれに合わせた形での条例の改正も必要となってまいりますので、そのときはまた改めて改正等のご決議をいただくようご提案をしたいなと思っております。現在のところ、初発の部分はありまして弁護士ということで最初から任用者だけを主眼としておりますので、この金額ということになってございます。
 あと、業務日誌でございますけれども、初の事例となりますので当然有資格者、任期付で採用された方の業務的な内容というのは当然それ以後のことも含めまして必要なことだと思いますので、業務日誌、あと個別の面談等も含めて実施していきたいなと思っているところでございます。
 あと、市制に向けての条例改正、現在も職員、法令担当が2人おります。うち1名は電算と選管ということで兼務辞令をやっております。法令が専属的にあとほかに総務事務もやっておりますので、なかなか担当という大きなくくりの中でできるだけ仕事的なものも平準化しながらやっておりますので、主たるものとしては法令はやっておりますけれども、ほかのさまざまな業務をやっております。その辺ではなかなか厳しい状況ではありますし、現在県のほうの私学文書課へ職員1名を派遣しておりまして、その者があと戻ってくる際にはかなり有益な人材ということで、その辺のところも念頭には置いてございます。ただ、それでもなかなか足りないのが現状だと、それに付加するような形での市制に対する準備ということになりますので、かなり職員的にはきつきつになるのかなと思ってございます。
 あと、事件に関してはこの辺のところ実際町の内部でも法令担当なり、補佐等が主体となりましてその辺のところの対応はしておりますけれども、なかなか専門的なところはかなりございます。その都度かなり時間をかけてやってはおりますけれども、もしそういった事案等ということであれば当然町の弁護士ということで、有資格者ということでそのところのある程度のアドバイス的なものは当然いただくような形になろうかと思います。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。3番出川博一君。

3番(出川博一君) ちょっと質問に対する回答漏れがあるのでそこを指摘したい。

議長(浅野幹雄君) 座ったままお願いします。

3番(出川博一君) いわゆる一般行政職としての法的知識をある程度大学等で勉強した人を採用の自由度の考えはあるのかどうかとお聞きしたんですけれども、それに回答もらっていないんですけれども。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 先ほど弁護士、日弁連のほうのサイトから募集を開始いたします。もちろん新卒の方も対象となりますし、既卒の方も対象になろうかと思います。その方の応募に応じてこちらの先ほどお話ししましたとおり、基準にのっとった形で採用ということになります。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 第2条のところ、今後今想定しているのは弁護士さんなんでそれ以外のときはまた改正をしなくちゃないというお話もございましたので、ぜひそこのところ条例ができてしまうとそれがひとり歩きしてしまう危険性がありますので、そこのところはぜひ議事録に残しておきたいところだと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それから、基本的にはやっぱり確かにある時期、一定時期ボリュームがある、あるいは特殊な業務がふえるというようなこと、それは想定されるんですけれども、富谷町の場合職員数も大分少なくて効率的な業務はしておられると思いますので、そういう意味ではやっぱりこういう場面ですので、市制に向けてやっぱりある程度の新卒の採用増をぜひ検討すべきと思いますけれども、いかがでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 夏7月に募集を開始しまして、採用をある程度決定したところです。あと、公費ということで現在もホームページ、広報等に載せておりますけれども一般事務職、あと資格職ということで保健師、あと電気関係の職員ということで今募集しているところでございますので、そういった観点からもできるだけ採用のほうに持っていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

議長(浅野幹雄君) この際、2時40分まで休憩をいたします。

午後2時26分 休憩

午後2時40分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 ほかに質疑ありませんか。6番小泉光君。

6番(小泉光君) それでは、端的に質問だけをいたしますので、ゆっくり大きな声で少し回答をしていただきたいと思います。
 第2条の(2)と(3)に期間が一定の期間に限られる場合とありますね。住民相談や滞納整理は一定の期間に限られないと思いますが、これをどう考えるのでしょうか。
 次に、各種の相談は千差万別と考えられますが、ゆえに相談には相当の経験が必要と思われますが、未経験者を可とした理由は何ですか。
 次です。採用した場合、所属はどこになりますか。
 次、町独自でこの議案を出す前に市制の弁護士との顧問弁護士契約を検討しましたか。
 次です。市になった長久手市や市を目指している滝沢村は市制に当たり、あるいはこの準備に当たり、弁護士を任期付等などで雇ったのでしょうか。
 それから、この議案自体現場の責任である部課長さんからのボトムアップか、あるいは町長、副町長からのトップダウンの議案かどちらかでしょうか。以上です。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) それでは、一定期間ということでございますけれども、こちら3ページの上の(1)の部分と思われます。(「もっと大きい声で」「ゆっくり大きな声で端的にお願いします」の声あり)こちらについては、滞納整理という部分であれば一定期間ということにはなりませんけれども、3条の第1項につきましてはその滞納ということではなくて、特定の期間、例えば工事とかそういったものについて1級建築士とか1級土木施工管理技士とかそういったものを想定したものとなってございます。
 あと、2番目も同じような形で業務量の増加が見込まれる場合ということの断り書きで、またこれ条文的には第2条と第3条は異なりますので、3条については特定の業務期間が繁忙期でかなり多くなるということを想定したものでございます。沿岸部の任期付職員とああいったものをある程度想定されているものでございます。
 あと、未経験ということでございますけれども、やはり法科大学院、現在のことは一般的なものも受けられますけれども、法科大学院を卒業して、あと司法修士を終了すればある程度経験はなくてもそれなりにふさわしい識見を有するものと思われます。現に卒業するということ自体大変な思いだと思いますので、十分対応できるものと思ってございます。
 あと、所属につきましては現在のところ、法令関係につきましては総務課でやってございますのでそれについても総務課ということになろうかと思います。
 あと、顧問弁護士につきましては、他の町村の実態はちょっとわからないんですけれども、現在宮城町村会で行っていますその弁護士等の顧問契約に基づいてこちらもお願いをするというような形になると思います。ですので、特に顧問弁護士についてはこれはいたしませんでした。
 あと、長久手なり滝沢村の件でございますけれども、これについてはこちらではちょっと承知していないところでございます。
 あと、議案関係につきましては、法令担当もしくはあと私、補佐等協議しながらいつも進めてきたところでございます。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 6番小泉光君。

6番(小泉光君) 1番最後の質問に明確な回答がなかったように思いますので、私はボトムアップかトップダウンかと聞いているのですので、二者択一ですからどちらかでお答えください。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) こちらは総務課として一応ある程度起案をいたしまして、このような形になったものでございます。

議長(浅野幹雄君) 6番小泉光君。

6番(小泉光君) 総務課からのボトムアップですという理解でよろしいでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 町長とも協議しながらこの辺のところは進めてきたところでございます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。16番永野久子君。

16番(永野久子君) まず1点目ですが、この特定任期付職員の勤務時間、休暇等については一般の職員と同じなのか、それはどのようになっているのかということが1つです。その1つの中でさらに、ここに説明はいただいたのですが年間で480万円、給料で29万8,000円ですから、給料と通勤手当と地域手当を足して1カ月の給与月額、そしてボーナス、賞与は幾らで年間480万円ということになるか、これがまず1点目です。
 それから、2点目ですけれども、法科大学院を出て弁護士資格を持っているということが採用条件であるにもかかわらず、弁護士資格を生かして働くというわけではないということですよね。そうなりますと、弁護士資格を持った特定任期付職員というのは本当に必要なのかなというふうに思ったのですが、この話を聞いたときにすぐ思ったのは今富谷町が抱えている2つの提訴事件についてこれに対応するためなのかと、それであればよし悪しは別としても専門家を採用するそれなりの理由はあるわけですけれども、そういうことではないんだと。弁護士としての資格を生かした仕事ということではないということになりますと、え、それではどういうことなのかなというのと、実務経験は不問だということが一番先に書いてあるんですね。そうなりますと、じゃあ単に知識だけが必要だということなのかどうか。これが2つ目です。
 3つ目ですけれども、全協で最初の日に示された、きょうも資料いただきましたが、最初に日に示された資料で業務内容等というところで1から6番まで書いてあります。(1)でいきますと住民向け法律相談及び支援ということなんですが、これが弁護士資格を持っている人が相談すると、相談を受けるということであれば対応しやすいというのは一般ではわかりやすいんですが、きょういただいた資料で振り込め詐欺に及びかねない事例が増加しており、法による救済を支援する必要が高まっているということなんですが、この場合はやはり振り込め詐欺にあった場合は、被害を届け出て警察が対応して場合によっては弁護士、代理人を立ててきちんと裁判に持っていくというようなことになるわけで、そうなると富谷町の特定任期付職員の果たす役割は極めて限定的ではないかなというふうに思ったんですね。
 そこで、改めてこの(1)から(6)番まで具体的に、どういうときになぜこういう資格を持った職員が必要になるというふうに想定をしているのかを伺います。
 また、あわせて放射能災害による損害賠償についても必要だということなんですが、これなどについても現在の県の町村会、宮城県町村会ですか、で持っている顧問弁護士、こういう方を利用すれば対応できるのではないかというふうに考えたんですが、この点もあわせて伺います。
 それから、そうすると先ほど小泉議員の質問ともかぶるんですけれども、市に移行するに当たって膨大な条例改定だとか、制定が必要になるということでしたが、これまで単独で市になった市町村の例というのはそれなりにあるわけで、そういう市町村で承知して先ほど長久手市とかノウナイチですか、(「滝沢村」の声あり)滝沢村ですね、承知していないというふうにおっしゃったと思うんですけれども、それではそれ以外のところで市になるためにこういう準備をした市町村があったかどうかを伺います。市町村ではなくて町村ですね。町村で市になるためにこういう弁護士資格を持った職員を採用した事例があるかどうか伺いたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 特定任期付職員につきましては、(「はっきり大きい声でお願いします」の声あり)一般職員と同様で任期のない、定めのない職員と期間的な要素が違うものですから、時間的なものは全て一般職員と同じものとなります。
 あと、29万8,000円という月額報酬でございますけれども、そちらの480万円の積み上げにはなりますが、こちらについては給料月額が29万8,000円として、あわせて地域手当、こちらのほうが3%になっておりますので、8,940円、あと期末手当ということでこちらのほうは1.225、これが37万6,001円。あと期末手当12月期分ですけれども、これは1.375で42万2,042円と。あとほかに先ほどお話ししました業績手当ですね、特定任期付職員の業績手当、これも1月分になりますけれども、こちらについては主幹という加算が入りますので30万6,940円、約478万8,263円、これが給与の年収ベースとなります。ほかに、通勤手当、どこから通うかわかりませんけれども、その通勤距離に応じまして町の規則で定めております手当ということになりますのでかなり可変速に動くということになります。あと時間外手当につきましても、同じに実働支給ということになりますので、これは除外しまして概ね90万円程度になるのかなと思うんですけれども、基本的な年収ベースとしては478万8,000円、約480万円程度ということでございます。
 あと、法科大学院を卒業して司法試験実務不問ということでございますけれども、先ほどもお話ししましたけれども、法科大学院をしてなおかつ司法試験に合格するというのはかなり難関です。年間8,000人ほど受けて2,000人ぐらいしか合格しない試験ですし、法科大学に入るのもかなり至難のわざと、その方々選抜されて最終的にまだ司法修士の卒業試験でまた何百人も落とされる中での卒業ということであれば、実務経験は不問であったとしても、かなり有能な方ではないかなと思います。あわせて広く公募いたしますので、現在就業でない方についても応募の機会というのはございますので、それともあわせて広く人材を確保するような形にはなるかと思います。
 あとさまざまな相談事例ということになりますけれども、やはり弁護士が入ることによりまして、資格を持っている方が入ることによりまして、法的な支援というのはかなり幅広くできるものと思っております。先ほど同席云々というお話もありましたけれども、当然その中に入りまして実際の相談者の方のいろんな面からサポートできれば十分に弁護士資格を持った方の有用性はかなり高まるものと思ってございます。
 その6項目ということで逐次申し上げますけれども、法律相談員支援ということで(「ゆっくりすみません、ゆっくり、はっきり」の声あり)住民向け法律相談及び支援ということでございますけれども、これも席を同じくして実際に生の声を聞いて法的なアドバイスというものをいち早くできるということで十分に知識、資格を生かせるものと思います。
 あと、先ほどの児童虐待とかDV等もかなり多くなっておりまして、本町にも避難されている方もおります。そういった方の保護のところも十分対応できると思います。滞納整理、債権管理の推進ということで、これについては、これも継続的に必要なものですし、あと5年任期、3年任期終わった後でもその方もまだ改めて別な方の任用ということも考えられますので、そういったもので継続的に任期付職員を任用することによって対応が可能になっていくんではないかなと思います。
 あと、条例規則等の制定改正による法制支援ということで、こちらにつきましては膨大な量ということもいろいろありますけれども、先ほどの長久手市とかあと滝沢村については、先ほどほかの自治体での実績というところには入ってございませんので、その辺のところはないかと思います。ただ、それに関して福祉とかそういったものについては県のほうから支援ということでかなり入ったという話は聞いております。もちろん法令関係もあわせて入っているのかなとは思うんですけれども、必ずしもこの条例、市制云々がかなり中心的な役割になるというわけではなく全般的にこの6項目、その他もろもろについても全般的に有資格者のほうでやっていただくような形になりますので、ほかの市でやっているか云々という話もありますけれども、本町においてはやはり大きな項目そのものに対してのアドバイス、支援ということでは大切な人材であるというふうに思っております。
 あと、顧問弁護士につきましては、宮城県町村会であくまで窓口的なもので、個別についてはそれぞれの事案に応じて紹介いただいた顧問弁護士と個別事案ごとにやっていくような形にはなってございます。初回分が無料ということでそれ以降は課金が発生するような形にはなりますけれども、その前段階での法的な資格者によりましてある程度解決の糸口、もしくは前段階での流れといったものができるということでは、改めて任期付職員を任用することによってそのところの迅速的な処理も行われるような形になるかと思います。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。16番永野久子君。

16番(永野久子君) 本当に必要性があるかどうかという点なんですけれども、先ほど(1)については住民向け法律相談及び支援で、例えば振り込め詐欺ということで先ほど1については申し上げましたが、例えば2番児童虐待DV等事案に対する法的相談及び支援、これは法律的な対応というより、このDVだとか児童虐待の原因となるのは親子関係、夫婦関係、さらには生活苦だとか雇用不安こういったものが背景、要因となっているわけですからそこへのサポートなしには解決できないわけですよ。こういうときには、何より人生経験であるとか行政の経験であるとか、また逆に言うと行政の支援ということが一番大事になるわけで、私は何でこれが特定任期付職員の必要性に挙がってくるのかなというところが疑問なので、改めて伺います。
 4つ目は先ほど条例規則等、これについては恐らく富谷町が市になる段階で、県とも相当緊密な連携をとって支援を受けるということになりますし、必要ならば能力のある職員を、一般の職員を採用するということで対応できるわけで、これも理由にはならないのではないかと。
 それから、5つ目なんですが、行政不服審査、行政訴訟等への対応、これも従来、今現在ですね、顧問弁護士ということで対応しておりますのであえて必要というふうには思えません。
 6つ目の、これも重大だなと思うのはコンプライアンス、法令遵守の確保、アカウンタビリティー、説明責任の向上というふうに書いてあるんですけれども、学校給食センターの建設に際して1つ事例挙げますとね、県の建設工事審査会に提訴されたときに全協を開きましたね。このとき、一切説明がなかったんですよ。これは全く説明責任の放棄でした。それから、ついきのうの議会で、就学援助制度に関して既に民生委員の相談というんですかね、それは法的根拠がなくなっているんだと、だから、民生委員の訪問ということを前提にしてはいけないんではないかということを言いましたけれども、従来どおりやっていくということで法的根拠のないことをいまだにやっているんですよ。何度も指摘されているのに。それで法令遵守と言われても、じゃあ特定任期付職員が来ればそこは改めるのかということを逆に聞きたいんですね。これはどうなるんでしょうか。コンプライアンスだとかアカウンタビリティーというのは本当に町の町長を筆頭とした町の行政に当たる姿勢そのものにあるんだと私は思うんですけれども、この点はどうなんでしょうか。
 それから、3つ目になりますけれども、わざわざ経験のない人を採用する意味があるのかということで、先ほども言いましたけれども虐待やDV、それから税金の滞納に関しての対策などですね、これはベテランの職員でも難しいという問題に社会経験のない、これでいきますと説明で読みますと比較的若い方が想定されるわけですけれども、そういう方が当たるということは果たして住民にとってプラスになるのかと、むしろそれは法律をかざして対応していくということは住民に逆にマイナスにならないかという懸念があるんですけれども、これについてはどう思っていられるんでしょうか。
 何度も有能な人に違いないと、法科大学院を出るくらいだから、弁護士資格を持っているくらいだから。それはそうだと思います。勉強はできると思いますよ。ですが、こういう今富谷町の抱えている問題、住民の人生にもかかわるような問題に対応できるということには決してならないんじゃないかということを思いますが、この点について町長がどんなふうに思っているかということを伺います。
 それから、非常に逆にプラスというよりもマイナスにならないかと思う点、はっきりしているのが(3)の滞納整理、債権管理の推進助言、ここなんですね。今役場の職員を県に派遣して滞納整理の非常に強化をしているわけなんですけれども、法律を盾にして徴収強化を図るということが大変心配されるんですけれども、払いたくても払えないという人にとって滞納問題の多くというのは法律問題ではないはずですよね。法律問題というのは町の側が何とかとろうというときに法律を盾にするわけですが、これを抱えている住民にとっては法律問題というよりは生活の問題ですよ。非正規雇用の問題であったり、低賃金の問題であったり。それに対していかに行政が支援されているのかと、サポートしているのかということであって法律の専門家を配置して法律を、何度も言うようですが盾にしてこれまで以上に徴収を強化すると、住民を責め立てるということになるのであれば、これは住民にとってマイナスではないかと思いますが、どうでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) きょうのお手元にお渡しをした中の2つ目、やはり自立というのがこの採用の条例を皆さんにお示しをするのの1つ目です。
 2つ目は、やはり弁護士資格を持つというようなことは極めて大きなことなんですね。ここにも表明してあるように広く法律全般を領域とするのは弁護士のみです。弁護士法72条で。そのことが2つ目です。
 3つ目は適切な報酬で富谷町に応募が見込まれるというその辺のところは全国にリサーチをした中でこのようにお示しをする。ただ、つくりますよ、条例提出します、お願いしますだけではなくて、実をとる、この報酬の中でできそうだという見込みの中で今まで数カ月にわたって検証をしてきた。よくボトムアップかトップダウンかというような言い方されますけれども、私の上にそういうことはありませんから。町政運営会議そしてまた部長会議と月例のいわゆる偶数月の月曜日に、そして奇数月の月曜日は庁議というふうなことで9時、10時半の出る、そういったことのローリングの中でこういったもの、そしてまた間もなく(「そういうことは言ってないんですが」の声あり)4年後の市制移行というふうなことの中で、町長の今こういう場を与えられた、求められたので今同じく関連の中でお話をしています。冒頭質問については全て答えております。これ以上何もありません。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 先ほど児童虐待云々というお話ございますけれども、それにつきましてもやはり経験の方で相談等を受けますし、あと心理士とかそういった方の資格をお持ちの方も当然入ってくるわけです。あとその中でやはり法的な支援というのは当然必要な場合も事例としてはございますので、そのときにはそういう有資格者の方のアドバイスとか十分有効に働くものではないかなと思ってございます。
 あと、滞納整理でございますけれども、滞納整理が法令を根拠にして云々ということではなくて現に派遣されている職員の毎月月報あるんですけれども、報告を見ていましてもやはり債権をお持ちの債務者の方の声を聞きながら、寄り添いながら債権回収に努めております。必ずしも法的根拠だけではなくて、それもあわせながらもやっぱり人としての流れもやっているわけですので、当然法的な根拠がしっかりとした形でなければそういう接触もできない場合もございますので、そのところはかなりしっかりした法的根拠をしっかり受けとめながらやる必要があろうかということで、これは必要性は十分に感じられるかと思います。
 あと、現在本県はこのとおり被災県ということで県のほうの人員もかなり厳しい状況です。沿岸部への派遣、あと他県からの派遣、それぞれの内陸から沿岸部への派遣ということで人的にはかなり厳しい状況ということは聞いております。実際県職員のほうも内陸から県沿岸部へ行って、沿岸部からまたということでかなり人的な移動がかなり激しくなりながら、職員のメンタルヘルスも考慮しながらやっているということでは聞いておりますし、人的な派遣を今現在する余裕はないというのが一応聞いたところではございます。
 あと、当然それにあわせた形の行政不服とかコンプライアンスとかそういったものはこちらに掲げているとおり当然確保されるものと思いますし、行政不服につきましてもそういった事案が発生したときに、そういった資格者のスキルもやはり必要な場合がございますので、それは十分に必要なものと思っております。

議長(浅野幹雄君) 質問、答弁とも簡明にお願いいたします。16番永野久子君。

16番(永野久子君) 今滞納整理に関してですけれども、そうしますと法的根拠とおっしゃっておりましたが、今は法的根拠はない中でやっているということなわけですか。法的根拠は十分あるというふうに言ってきましたので、改めて伺います。徴収強化につながらないのかということ、さらには具体的にどの場面、どの時点でこの特定任期付職員が滞納整理に当たって必要とされるのか、もう少し具体的に伺います。
 それから、県も厳しい状況にあってなかなか職員の派遣は難しいとお話でしたが、職員の派遣をしなくてもこちらから出向いたりしながら相談をして対応できるのではありませんか。富谷町の職員は私は有能だと思っておりますが、どうなんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 滞納整理につきましては、当然そのようなことで法令を遵守しない中でやっているのかという、そういったことはございませんので、なお一層法的なものということで必要な場合に滞納整理機構の派遣職員等のリポートというか、日誌等を拝見しますといろいろ県のほうでもアドバイザーの方がいらっしゃって、その方の支援というかアドバイスを受けながら執行しているということも日誌の中に書いてございますので、それも参考にしているところでございます。
 現在のところの法的根拠がなくてやるということはまずあり得ないことでございますので、ご了承いただきたいと思います。
 あと、こちらのそれはまだこれからの話かとは思うんですけれども、現時点では内部である程度人的なものを確保してきちんとした法的なものとか、条例も含めましてしっかりした議論武装というか移行する場合の必要な場でありますし、必ずしもその人的なもの動かしだけではできないものと思っております。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 富谷町内で未公開株式を購入してそれに振り込んだという相談を受けました。私は大和署に行き、そしてそこで相談をし、なおかつ弁護士につないでということでしたが、なかなか解決ができていません。いまだに解決ができていません。残念なことです。
 そして、きょう渡されたこの2枚目のペーパーですが、今回の条件として弁護士会に登録し入会しないことを条件にしていると。個人として弁護士業務を行うことはできないということになっています。これは、なぜこれが要件なのか、そして先ほど言いましたように高額、非常に大きなお金を振り込んでしまった例があるわけですが、こういうときに町の任期付の弁護士資格を持っているこの人はどういうかかわりができるのでしょうか。さまざまやりとりをしながら代理人になれないということで、これはどういうことからこの要件になっているのかお尋ねします。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 入会しないということにつきましては、町のもちろん地方公務員法にございますけれども、兼職禁止条例がありますので、条項がありますのでそれに抵触しないということで弁護士資格を有しても弁護士修業ができないということで登録はしないということになります。
 それで、資格を有する者としない者との違いかと思うんですけれども、当然先ほどからお話ししているとおり、かなり難関のところを通過して卒業して弁護士を有する資格ということになりますので、法的な支援ということにはなろうかと思います。それで、個別案件ごとにそれをやる当然資格はないわけですけれども、ある程度事案として大きくなる前とか、あと早目の対応ということでは弁護士資格を有する方の有用性、知識というのはかなり重要かと思います。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 私、弁護士資格は持っていませんでしたが、その方の相談を受けて一緒になっていくということで対応してきているわけですが、先ほど一番最初に振り込め詐欺のというようなことが書いてありまして、ここでじゃあその人はどういうかかわりをするか、私と同じように警察に行き、弁護士につなぐということだけになってしまうのかという思いがあるのですが、その点はどうでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) さまざまなルートはございます。先ほどお話ししました消費者生活相談ですね、あと町の消費生活担当者宛てにご連絡なり、相談いただければそれなりの対応も必要と思います。それとまた深まった対応ということであれば、こちらの任期付職員でかなり解決の糸口まで持っていけるんではないかなと思うんですけれども、その前段としてできる範囲のことはやれるかと思います。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。19番相澤榮君。

19番(相澤榮君) 今回の条例につきまして、弁護士の資格のみについて詳細に説明されていますが、この条例はほかの職についても先ほど総務部長さんからお話があったとおり、公認会計士とかそういう部分が紹介されたんですけれども、その辺の詳細についての説明はしなくてもいいんですか。
 それから、例えば生活相談を受けた場合に10時から3時半までの時間帯の中で、相談を解決できない場合は、時間外が出てくると思うんですが、この場合の対処はどうなるのかお伺いします。
 それから、前の議員からですけれども、本条例を施行している町村についてどのぐらいありますかと聞かれたのに、総務部長は東京とだけしか言っていません。それで、この条例について市制を目指しているという部分での、その部分も質問したんだけれどもそれについてもはっきり答えておりません。それで、なぜ今回この条例を上程しなければならないかという部分で、先ほど総務部長から問題が発生してからでは遅過ぎるんだという部分があったんですけれども、そういう部分、喫緊の問題が対処難しい部分があったらお示しをいただきたいと思います。
 それから、給与についてですけれども、議長の報酬を上回らないということが出たんですけれども、これは何で、根拠をお示しいただきたいと思います。以上です。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 報酬につきましては、弁護士だけということで今回はやらさせていただいておりますので、29万8,000円ということで決めさせていただきました。ほかに想定されることが資格ということであれば、弁護士とか弁理士とかそういう必要な事案があればその金額、もしくは細部にわたっての規定もあるかと思います。あと、国の規定を見ておりますと、臨床心理士とかそういった第2項の規定に基づく任用もあるようです。理学療法士とかそういった特別な資格者については別段また設けるということでありますけれども、今回はあくまで弁護士ということで29万8,000円ということと算定をさせていただきました。
 時間的な先ほどの生活相談とか何かは、10時から3時、あと延びても3時半とか4時には終わるんですけれども、それ以外にも電話とかあと窓口でおいでいただければ十分任期付採用職員でもって対応できますので、朝8時半から5時半まで対応できるような体制は強化されることになろうかと思います。
 先ほどなぜかということで、先ほどのもろもろのいろんな趣旨と背景と、それらの業務内容というのが一番それがメーンでございますので、それに応じた形で対応していくということになります。全協のときには、任期付職員県内16町村ということで主に土木系とかああいう技術者系を一応とっておりました。あと、先ほど他県のほかの自治体でということでありましたけれども、東京都初め二十数団体が入っている状況となってございます。
 根拠となるもの、これは大卒15年で主幹級クラス、三、四級クラスで割り戻した金額、480万円程度を基準にいたしまして、それで最終的に29万8,000円という根拠となったものでございます。

議長(浅野幹雄君) 19番相澤榮君。

19番(相澤榮君) それじゃあ、本県の市町村においてこの特定任期付の条例を付しているところがあったらお示しをいただきたいと思います。
 それから、職種によって給与が違うように今説明されたんですけれども、そういう職種の方を採用した場合はまたどこで決定するのかということをお伺いします。以上です。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) この条例そのものは一般的な参考例を参考につくっております。ほかの自治体においてもこれを参考例にしてつくっておりますので、一般にしろ特定にしろ、条例としては16町村が策定しているところでございます。
 それで、職種が異なった場合、当然先ほど条例の改正も必要になってくるかと思います。国の規定では9から8等級までということで決まっているようですけれども、そういうふうなことを参考にしながらある程度の区分も出てくるものと思います。その際は改めてまた条例の改正ということになります。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) 町としては明年4月1日付で弁護士を採用する予定で今回条例を制定、上がってきているわけでありますけれども、そうしますと私お聞きしたいのは、住民向け法律相談及び支援ということで、消費生活相談の充実強化というようなことをうたっております。そうしますと、現在のまず相談体制、これはどうなっていくのか。これにいわばプラスされるような回数というか、内容になっていくかと思いますけれども、その辺をもう一度、再度お願いします。
 あと、先ほど部長のお話ですと電話等での相談、また多分電話で予約して結局相談会というか、定期相談会にこだわらずそういったものがあれば受け付けるというか、相談をしていただけるというようなお話だったかと思います。そうしますと、ぜひ例えば時間外というか、夜間とかもちろん毎日という意味ではありませんけれども、場合によっては土日開催、そういったものも必要になってくるというか、ぜひ入れていただきたい、せっかくこういう方を町として雇うご予定でございますので、そういったものについてはどのようにお考えかお伺いいたします。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 現在の生活相談とか人権相談といったものは、当然継続しますし、あわせてこちらの任期付弁護士によります相談の同席ということもありますし、あとあわせて予約、現在のところ予約ですけれども、それにかかわらず緊急的なもの、あと電話等の相談も常時その職員がいる限りにおきましては、相談業務は受け付けてまいりたいと思っております。
 あと、時間外的な要素につきましては、やはりこれも状況を見ながら検討をしていきたいなと思っております。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。14番細谷禮二君。

14番(細谷禮二君) 私からは2点質問いたします。
 1点目ですが、富谷町で現在弁護士の資格を持っている者は何名いるのか。
 2点目ですが、28万9,000円という非常に安い俸給に対して弁護士協会のほうからは苦情があるのではないかと思いますが、その点についてどのように考えているかお聞きします。

議長(浅野幹雄君) 細谷議員に確認をいたします。町内というのは町民全部を対象ですか、それとも、庁内の町の職員のことを示しているんでしょうか。

14番(細谷禮二君) 富谷町です。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 弁護士名簿を見ましても、所属している弁護士事務所ということにしかなっておりませんので、町内の方何名いらっしゃるかはちょっと確認はしていないんですけれども、私が個人的に知っている方はお一人たしかいたような気はします。
 あと、金額的なものとしては、これは弁護士会とも相談ということでもありませんので、町独自の内容で決定したものでございます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 これより討論を行います。
 まず、原案に反対者の発言を許します。16番永野久子君。

16番(永野久子君) 私は議案第1号 富谷町一般職の任期付職員の採用等に関する条例の制定について反対をいたします。
 以下理由を述べます。
 まず、1点目ですが、この特定任期付職員の採用が本当に必要なのかどうか、必要性の問題ですが、業務の内容等を見ますといずれにしましても児童虐待、DV等の事案に対する法的相談だとか、あるいは滞納の関係であるとかさまざま書いてはありますけれども、これは法律的な対応が必要か、もちろん必要な場面も出てはきますけれども、それは町で対応できるものではなくて個々人がそれぞれ法律家に依頼をしてやるというものだと思います。その前段階でのあくまでもアドバイザーであるという点であるならば、果たしてこれだけの職員が必要なのかという点、必要性について疑問があります。
 それから、経験不問ということを打ち出しての採用になるわけですが、わざわざ経験のない人を採用する意味があるのかどうかという点です。これもやはり業務の内容と照らしますと、虐待やDVだとか税金の滞納への対策、こういうことは本当に職員が現場で苦労されておりまして、少しずつ直接訪問などで解決を進めるというようなことを長い年月をかけて成果を見るという状況に至っているわけですから、社会経験がない、ただ有能であるというだけでは、やはり住民の力にはならないのではないかという心配があります。
 それから、滞納整理、債権管理の推進助言について、これに関しましては逆に住民にとってはマイナスになると私は思っております。払いたくても払えない、先ほども質問で申し上げましたが、払う意思があっても払えないという方にとっては、滞納問題の大部分というのは法律問題ではありません。これは非正規雇用であるとか、就職難だとか、低賃金であるとか、政治と行政の問題であって、町としては行政の立場でいかにこういう人たちをサポートしていくのか、そういう対策を強めることこそ大事だと私は思っています。
 逆に法律のこうした有能な専門家を配置をして、法律を盾にしてこれまで以上に徴収を強化して、住民を責め立てるということになりかねない、このことが懸念され私は住民の利益に反するということを思います。
 4点目ですけれども、コンプライアンス、アカウンタビリティーについてはいずれも特定任期付職員がいるかどうかの問題ではありませんで、町長の政治姿勢の問題だと私は思っています。繰り返しませんが、本当にごく最近の議会における説明責任、それから法令遵守の問題、これだけをとっても特定任期付職員を採用する以前の問題、町当局の姿勢と自覚の問題だということを、これを改善することがまず大事だというふうに私は思います。
 最後になりますけれども、本当に有能な法律の専門家が何人いても、住民の立場でその法律を生かそうと、住民を救済するために生かそうというその構えがなければ役には立ちません。町の職員が全体として憲法の精神を日常の業務の中に生かそうという、こういう姿勢を培っていくことが大事ですし、必要だと思いますし、まず町長が率先、垂範するとこういう立場でこれまでの姿勢を改めるということが大事だという点を指摘して討論を終わります。

議長(浅野幹雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。9番森栄君。

9番(森栄君) 私は、議案第1号 富谷町一般職員の任期付職員の採用等に関する条例の制定について賛成の立場から討論をいたします。
 この条例は、高度の専門的な知識経験、またはすぐれた識見を有する者をその者が有する高度の専門的な知識経験、またはすぐれた識見を一定の期間活用して遂行することが特に必要とされる業務に従事させる場合に、職員を選考により任期を定めて採用することができる条例であります。
 今全国的に地方分権が進み、各自治体には自己決定や自己責任による行財政運営が求められております。効果的、効率的な行政経営を行いながら、住民に対して反復、継続的に行政サービスを提供しなければならない状況であります。
 特に、富谷町は今後も人口増加を背景に行政需要は量的に拡大し、質的にも多様化、高度化、専門化してきており、増加する住民や多様化する住民ニーズに対しても公正で透明性のある行政運営の確保が課題となります。また、町制施行50年の歩みを視野に入れた行財政改革を推進し、5万人都市を見据えた効果的、効率的な行政運営も求められております。
 特に、今後富谷町が市制移行した場合、国や県からの権限移譲に基づく高度の専門的な知識経験、またはすぐれた識見が必要とされる行政事務や行政事業の拡大が見込まれ、新たな行政需要に対応できる職員の人的資源を生かす組織体制が求められることは言うまでもありません。
 したがって、この条例に基づいて高度の専門的な知識経験、またはすぐれた識見を有する者を一定の期間任用期間を活用して、人口増加に伴う行政需要や、今後市制施行した場合に想定される国や県からの権限移譲に基づく高度の専門的な知識経験、またはすぐれた識見が必要とされる業務に対応することは効果的、効率的な行政運営に寄与するとともに、住民に対して高水準の行政サービスを反復、継続的に提供することになり、結果的に住民の福祉向上や生活の利便性にもつながるものと期待して、私は賛成いたします。

議長(浅野幹雄君) ほかに討論ありませんか。(「なし」の声あり)討論なしと認め、これで討論を終わります。
 これから議案第1号を採決いたします。
 この採決は無記名投票によって行います。
 議場の出入り口を閉めます。

〔議場閉鎖〕

議長(浅野幹雄君) ただいまの出席議員は19名です。
 次に、立会人を指名いたします。富谷町議会会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に1番長谷川隆君、2番菅原福治君、3番出川博一君の3名を指名いたします。
 投票用紙を配付をいたします。

〔投票用紙配付〕

議長(浅野幹雄君) 念のために申し上げます。富谷町議会会議規則第83条の規定により、本案を可とする議員は「賛成」と、否とする議員は「反対」と記載願います。
 なお、投票による表決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは、富谷町議会会議規則第84条の規定により「否」とみなします。
 投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
 投票用紙の配付漏れなしと認めます。
 投票箱を点検いたします。

〔投票箱の点検〕

議長(浅野幹雄君) 異状なしと認めます。
 ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を読み上げますので、1番議員から順番に投票願います。

〔事務局長点呼、投票〕

議長(浅野幹雄君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
 投票漏れなしと認めます。投票を終了いたします。
 開票を行います。1番長谷川隆君、2番菅原福治君、3番出川博一君立ち会い願います。

〔開票〕

議長(浅野幹雄君) 投票の結果を報告いたします。
 投票総数19票

  • 有効投票19票
  • 無効投票なし

有効投票のうち、

  • 賛成11票
  • 反対8票

 以上のとおり賛成が多数であります。したがって、本案は原案のとおり可決いたしました。
 議場の出入り口を開きます。

〔議場開扉〕

議長(浅野幹雄君) この際、3時50分まで休憩をいたします。

午後3時37分 休憩

午後3時50分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

日程第3 議案第2号 富谷町都市公園条例の一部改正について

議長(浅野幹雄君) 日程第3、議案第2号 富谷町都市公園条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。都市計画課長。

都市計画課長(佐々木俊男君) それではよろしくお願いいたします。
 議案書の5ページをお願いいします。
 議案第2号 富谷町都市公園条例の一部改正についてご説明申し上げます。
 提案理由といたしまして、都市公園の追加設置並びに都市公園の名称及び位置の変更をするに当たり、所要の改正を行うものでございます。
 それでは、改正内容につきまして新旧対照表及び議案第2号資料でご説明いたします。
 議案書7ページと資料の図面のほうをお願いいたします。
 図面資料左側の改正前に記載いたしました明石台七丁目第1公園及び第4公園につきましては、平成23年第4回定例会の議を経て条例化いたしました。明石台七丁目第1公園はふだんからたくさんの方が集まり、夏祭りが開催されるなど幅広くご利用いただいております。
 町長の町政運営概要説明にもありましたが、この公園の利用者の多くは明石台一丁目近隣の皆様となっており、明石台一丁目会館との一体的な活用や明石台東地区開発などを総合的に勘案して、右側改正後の資料のとおり、名称を明石台七丁目第1公園から明石台東公園に変更するとともに、明石台東地区開発事業の進捗により底地番が明確になりましたので、公園の位置を明石台七丁目地内から明石台七丁目2の2に改正し、同じく明石台七丁目第4公園の位置についても、明石台七丁目地内から明石台七丁目9の11に改正するものでございます。
 また、同地区の開発事業によりまして明石台六丁目寄りの公園整備が完了いたしましたので、新たに名称を明石台七丁目第1公園、公園の位置を明石台七丁目19の7として都市公園を1カ所追加するものです。
 附則といたしまして、この条例は公布の日から施行するものでございます。
 以上ご承認いただきますようよろしくお願い申し上げます。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第2号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第4 承認第1号 専決処分の承認を求めることについて(平成24年度富谷町一般会計補正予算(第5号))

議長(浅野幹雄君) 日程第4、承認第1号 専決処分の承認を求めることについて(平成24年度富谷町一般会計補正予算(第5号))を議題といたします。
 本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) それでは、よろしくお願いいたします。
 承認第1号についてご説明申し上げます。
 議案書13ページをお開き願いたいと思います。
 専決処分の承認を求めることについて、地方自治法第179条第1項の規定により別紙のとおり専決処分したので、同条第3項の規定により、これを報告し承認を求めるものでございます。
 提案理由といたしましては、議会を招集する時間的余裕がなかったため専決処分としたものでございまして、今回の補正につきましては衆議院が去る11月16日に解散したことにより、選挙が年内の12月16日となりました。選挙準備に直ちに着手するため11月16日付で専決処分といたしましたので、よろしくお願いいたします。
 それでは、15ページのほうをお開きいただきたいと思います。
 平成24年度富谷町一般会計補正予算(第5号)は次に定めるところによりものでございます。
 第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1,570万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ119億2,650万5,000円とするものです。
 第2項 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 それでは、歳入歳出につきましては事項別明細書、24、25ページでご説明をさせていただきます。
 まず、歳入でございます。15款3項委託金といたしまして1,570万4,000円を追加し、9,477万5,000円とするものです。これにつきましては、衆議院議員選挙費委託金として交付されるものでございます。
 続きまして、26、27ページをお開き願います。
 歳出につきましては、2款4項3目衆議院議員選挙費といたしまして1,570万4,000円を追加するもので、1節報酬は選挙管理委員会及び立会人等への報酬分として3節職員給与等は選挙従事職員の時間外手当分といたしまして、それから9節旅費は費用弁償と自家用車借り上げによる旅費分。続きまして、11節需用費は養生シートなどの消耗品等を購入するための費用。それから、12節役務費といたしまして入場券の郵送料及び選挙広報配布手数料分が含まれてございます。13節委託料は、システムサポート及び掲示板設置業務。それから14節使用料及び賃借料は掲示板のリース料などとなってございます。
 最後に18節備品購入費は投票用紙の読み取り分類機の購入分といたしまして追加するものでございます。以上でございます。よろしくお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。3番出川博一君。

3番(出川博一君) 27ページの職員手当の時間外手当の算定根拠をお願いしたいと思います。
 それから、続きまして次のページの同じく時間外、29ページなんですけれども時間外の法制前の2,621万8,000円のこれの算定根拠、両方お願いしたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) それでは、職員手当のほうの算定根拠ということで、国が定めております選挙従事に関する執行手当の中に時間単価が書いてございますので、それに基づきまして算定をしているものでございます。
 基準的には1,784円55銭が基準単価で、富谷の場合ですと地域手当3%分が算定、それを合わせますと基本的な数字が1,838.09円ということで、あと期日前投票、あと当日、その他事務関係の分ということで総額このような数字となったものでございます。
 あと、補正前の給与月額手当関係でございますけれども、それについては算定額につきましては、それの俸給等の主に予算ベースで3%ということで算定をしているところでございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 補正前の先ほど選挙事務については1,838円という単価ですけれども、補正前の平均単価は幾らくらいになるんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 今回初めての執行経費ということで計上させていただきましたので、1,838.09円というのはこの執行経費に関しては初めての計上ということで、単価そのもの補正というか、今回追加でこの分だけ突出しておりますので初めての単価ということになります。基準単価は先ほど申しましたとおり、国に基づく基準単価ということで計算しております。

3番(出川博一君) 補正前の2,621万8,000円の平均単価は幾らですかと聞いているの。

総務部長(小野一郎君) こちらのほうはちょっと算定はしておりませんけれども、あくまで俸給に合わせた形での3%ということですので、各人それぞれ違っておりますので、恐らく全職員を合わせて管理職以外の分で積み上げておりますので、時間的にはこれより若干下がるくらいだとは思うんですけれども。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 大分いわゆる選挙関係の時間外額が多いんですけれども、平均単価は余り変わらないということは間違いないということで理解してよろしいんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 若干これよりは選挙手当より執行経費よりは若干下がる、前の例ですと、総務課に行ったときに補佐としていたときにはそれよりちょっと下がっていたと思います。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第1号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第5 議案第8号 和解及び損害賠償額の決定について

議長(浅野幹雄君) 日程第5、議案第8号 和解及び損害賠償額の決定についてを議題といたします。
 本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。企画部長。

企画部長(荒谷敏君) それでは、議案書8ページをお開き願います。
 議案第8号 和解及び損害賠償額の決定についてでございます。
 富谷町富谷字関ノ川70番1号北側道路上における自動車の損傷事故について、地方自治法96条第1項第12号及び第13号の規定により、下記のとおり和解及び損害賠償額の決定ができるものとするものでございます。
 1 損害賠償額 79万7,047円。2 和解の相手方 宮城県仙台市太白区桜木町14番15号 本田 強様。3番和解の内容 町は相手方に損害賠償額79万7,047円を支払うこととし、相手方はその余の請求を放棄するものでございます。
 事故の概要でございますが、ことし9月10日月曜日でございます。午後4時30分ごろ経営企画課の職員が草刈りの業務を終わって役場のほうへ戻る途中、県道西成田宮床線を走行中、前方を走っていた車の右折合図に気づかず、不注意から追突事故を起こしたものでございます。
 なお、この損害賠償額につきましては、町が加入しております財団法人全国自治協会宮城県支部賠償補償保険で手当てするものでございます。
 相手方の事故の損傷につきましては、車両後部のバンパー、トランク部分を損傷したものでございます。幸い当事者両方ともけががなく、先ほど示談が成立しましたのでご提案させていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第8号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第6 議案第3号 平成24年度富谷町一般会計補正予算(第6号)

議長(浅野幹雄君) 日程第6、議案第3号 平成24年度富谷町一般会計補正予算(第6号)を議題といたします。
 本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) それでは、議案第3号につきましてご説明申し上げます。
 別冊、平成24年度各種会計補正予算及び補正予算に関する説明書の2ページのほうをお開き願いたいと思います。
 議案第3号 平成24年度一般会計の補正予算(第6号)は次に定めるところによります。
 第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3,323万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ119億5,974万1,000円とするものです。
 第2項 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものです。
 第2条 債務負担行為の変更及び追加は、「第2表 債務負担行為補正」によるものです。
 第3条 地方債の変更は「第3表 地方債補正」によるものでございます。
 初めに2条3条関係についてご説明をさせていただきます。
 5ページ、6ページをお開き願いたいと思います。
 まず、2条関係でございます。第2表の債務負担行為の補正でございます。まず、変更といたしまして、5ページの上段にございます富谷町中小企業振興基金貸付に基づく損失補償といたしまして額の変更でございまして、480万円に増額変更とするものでございます。
 次に、5ページ、6ページにまたがりますが、追加件数、トータルで34件となってございます。その中で期間のところを見ていただきたいのですが、24年度から25年度となっているのが大半で32件でございまして、これらにつきましては24年度中、今年度中に契約を結びまして25年4月1日から業務を行うために債務負担行為とするものでございます。そのほか、期間が24年度から28年度といたしまして5ページの中段のやや下側、富谷町生活ごみ収集運搬業務等がございますが、これにつきましては今年度で契約が完了となることから追加するものでございます。
 次に、6ページの一番下になります。こちらについても24年度から26年度ということになってございますが、東向陽台小学校仮設校舎賃貸借、現在使用のものでございますが、再リースといたしまして2年間延長するために今回追加をさせていただくものでございます。
 次に、7ページのほうをお開き願いたいと思います。これは3条関係でございます。
 第3表 地方債の補正の変更でございまして、まず1つ目といたしまして、東向陽台中学校校舎増築事業債といたしまして、事業費の現額から起債の上限を変更するもので、1億510万円と変更いたします。
 続きまして、2つ目といたしまして現年補助災害復旧事業債といたしまして、こちらも事業費の変更から地方債の限度額を1,430万円と変更するものでございます。
 それでは、第1条関係の歳入歳出についてご説明をいたします。
 まず、初めに13、14ページをお開き願いたいと思います。
 まず、歳入についてご説明いたします。
 1款1項町民税ですが、課税額の増により3億3,770万円を追加し、24億8,438万5,000円とするものです。
 次に、1款2項固定資産税ですが、課税額の増によりこちらも8,000万円を追加し、20億8,209万円とするものでございます。これらにつきましては、当初震災の影響による減少を見込みましたが、結果といたしまして大きく影響しなかったことから今回追加とさせていただきます。
 次に、1款4項町たばこ税ですが、1,500万円を追加し2億6,100万円とするもので実績等によります追加でございます。
 次に、14款1項1目1節社会福祉費負担金は1,411万2,000円を追加するもので、実績等により各種負担金を増額とするものでございます。2目1節教育費負担金1,233万7,000円の追加は、東向陽台中学校増築に対する補助内示等の増により追加するものでございます。
 次に、14款2項1目4節宮城県子育て支援対策臨時特例基金特別対策事業費補助金は73万円を減額とするもので、地域子育て創成事業費補助の廃止によるものでございます。
 次に、14款3項1目1節及び5節につきましては、1節の委託金名称が5節の名称に変更されたこと、それから額については交付決定により変更としたものでございます。次に、2目1節社会福祉費委託金は79万8,000円を追加するもので、国民年金事務委託金としてシステム改修経費に対する委託金の増となってございます。
 続いて、15、16ページをお願いいたします。
 15款1項1目1節社会福祉費負担金は637万4,000円を追加するもので、実績等により各種負担金を増額するものです。
 次に、14款2項2目11節及び13節は交付決定等によります減額となってございます。7目2節建築物等実態調査事務取扱交付金の決定に伴いまして、4万5000円を追加するものでございます。
 次に15款3項1目2節につきましては、個人県民税徴収事務委託金として380万円を追加するもので納税義務者の増に伴うものでございます。4節統計調査費委託金は2,000円を追加するもので、各種委託金の交付決定によるものでございます。
 次に、17款1項1目1節一般寄附金は、実績によりまして20万3,000円を追加するものです。
 18款1項2目1節後期高齢者医療特別会計繰入金は、精算によります108万8,000円を追加するものです。
 次に、18款2項1目1節財政調整基金繰入金につきましては、財源調整によりまして3億3,605万1,000円を減額するものです。
 次に、20款1項1目1節延滞金につきましては、実績によりまして130万円を追加するものです。
 次に、17、18ページをお願いいたします。
 20款3項2目1節中小企業融資貸付金元利収入につきましては、預託金の増に伴いまして2,000万円を追加するものです。
 次に、20款4項1目4節過年度返納金につきましては、後期高齢者医療広域連合からの精算分といたしまして、169万6,000円を追加するもので、5節雑入につきましては農業者年金事務取扱手数料の交付決定により1万6,000円を追加し、6節共済等保険金は先ほど議案第8号で審議いただきました車両事故によるもの、それから臨時職員等の通勤時の事故に伴います発生した療養給付金に対する保険金となってございます。次に、2目1節及び2節につきましては、自立支援医療給付費等に対し23年度実績に対する過年度分といたしまして、国及び県より交付されるものでございます。
 次に、21款1項2目及び3目は地方債の補正で先ほど説明した内容でございます。
 続きまして、19、20ページをお願いいたします。
 ここから歳出のほうのご説明とさせていただきます。
 2款1項1目4節共済費40万円の追加は、震災対応に従事する職員のメンタルヘルス総合対策に充てるため、今年度に限り負担するものでございます。5節災害補償費は、臨時職員の通勤時の事故に伴い、療養補償として12万3,000円を追加するものです。4目4節共済費は臨時職員の社会保険料の増によるもの、それから11節の需用費につきましては、印刷製本の実績による減となってございます。次に、6目14節使用料及び賃借料は、町民体育祭事業の実績による減額で22節補償補?及び賠償金は議案8号で発生した和解によるものでございます。次に、7目13節委託料は、固定資産税システムの構築のため161万3,000円を追加するものです。9目11節需用費は、防犯灯の電気料の増に伴いまして200万4,000円を追加するものです。10目11節需用費は、町内会館の修繕に要する費用として111万8,000円を追加するものです。12節、13節、15節につきましては、太子堂会館の建てかえに要する費用を追加するものでございます。
 次に、2款2項徴税費につきましては、県支出金の増に伴う財源公正となっております。
 2款3項戸籍住民基本台帳費につきましても、国庫支出金の減に伴う財源構成となってございます。
 次に、2款5項1目及び2目は統計調査に関し県からの委託金交付決定に伴う財源構成と、費用の追加を計上させていただいております。
 次に、21、22ページをお願いいたします。
 3款1項1目11節及び14節は、被災者支援事業といたしまして、当初予定いたしました車両のレンタル、これを結果的には公用車を利用して対応したということによる減となってございます。2目13節委託料は、国民年金システム改修のため79万8,000円を追加するものです。3目障害者福祉費の主なものといたしまして、20節扶助費は障害者補装具給付費の増によります300万円の追加、それから23節償還金は23年度事業の精算にかかる返納金といたしまして84万9,000円を追加するものでございます。4目20節扶助費は子ども医療費助成の増に伴い4,532万5,000円を追加するもので、28節繰出金は国保特会への繰出金の減額でございます。
 次に、3款2項1目19節負担金及び交付金は、25年度開始を予定しております病児・病後児保育室の運営準備のための補助金といたしまして285万6,000円を追加するものです。4目13節委託料は現在委託しております病児・病後児保育の利用増に伴います追加でございまして、11万6,000円となってございます。次に、6目20節扶助費は障害児通所給付費等の増に伴い、2,430万3,000円を追加するものです。
 次に、3款3項1目28節繰出金は、介護保険給付費等の増に伴い、繰出金1,543万7,000円を追加するものです。
 23、24ページをお願いいたします。
 3款3項4目28節繰出金は、後期高齢者医療特会への繰出金の減額です。
 次に、4款1項2目12節役務費は検診に要する通信運搬費9万9,000円を追加するものです。
 次に、4款2項2目13節委託料は、災害に伴うごみ量の増に伴いまして松森工場への運搬回数がふえたため、138万円を追加するものでございます。
 6款1項1目農業委員会費は、農業者年金事務取扱手数料の増に伴う財源構成となってございます。
 次に、7款1項2目13節委託料は、観光資源発掘調査業務の増に伴いまして、129万円を追加するもので、21節貸付金は融資額の増に伴い、中小企業振興資金原資、いわゆる預託金として2,000万円を追加するものでございます。22節補償金及び損失補?分といたしまして、13万2,000円を追加するものです。
 次に、8款1項1目11節需用費は、旧第2学校給食センターの事務室を再利用いたしまして、建設部の業務員の休憩室を設けるために119万7,000円を追加するものでございます。
 次に、8款2項2目11節需用費は、鷹乃杜地区の雨水管の修繕等に要する費用として397万7,000円を追加するものでございます。
 25、26ページをお願いいたします。
 8款4項1目11節需用費は、建築物等実態調査事務取扱交付金の決定に伴う追加でございまして、2目11節需用費は公園修繕のため380万円を追加するもので、3目28節繰出金は下水道特会への繰り出しといたしまして1,316万2,000円を追加するものです。
 次に、9款1項5目15節工事請負費は、防災行政無線整備においてエリア拡大のため1,028万4,000円を追加するもので、19節につきましては自主防災組織運営に対しての補助金として31万円を追加するものです。
 次に、10款1項2目8節報償費は、学校評価職員の増に伴います追加でございます。
 次に、10款2項2目11節需用費は、調べる学習コンクール参加賞といたしまして消耗品費といたしまして9万8,000円を追加し、また電気料の増に伴います光熱水費449万3,000円を追加するものです。15節工事請負費につきましては、あけの平小学校普通教室2室を確保するための工事費といたしまして、133万4,000円を追加するものです。
 次に、10款3項2目11節需用費は、光熱水費の増により220万9,000円及び修繕料として点検によりまして富中の消防設備の修繕が必要となったことから230万円を追加するものでございます。3目15節工事請負費は、東向陽台小学校増築工事の実績に伴いまして1億5,600万円を減額するものでございます。
 次に、10款5項1目1節報酬につきましては、社会教育指導員の勤務日数の増に伴いまして、72万円を追加するものです。18節備品購入費につきましては、伝統クラブ会員の増により、田植え踊りの衣装購入のため19万4,000円を追加するものです。
 27、28ページをお開き願いたいと思います。
 1番上です。19節負担金、補助及び交付金については、マーチングの全国大会への出場が決定いたしました2団体への補助といたしまして200万円を追加するものです。2目11節需用費は、西成田コミュニティセンターの利用者の増に伴います燃料費等の費用といたしまして、81万3,000円を追加するものです。4目19節負担金、補助及び交付金は、防火管理講習受講のため7,000円を追加するものです。5目公民館費につきましては、各種事業の実績等によりまして減額したものですが、追加しているものといたしましては、11節需用費の修繕料といたしまして点検によりまして3公民館の非常用照明機器の修繕が必要となり112万6,000円を追加し、それから15節工事請負費といたしまして、中央公民館の第2駐車場の街灯の破損によります1機を追加するもの、それから各公民館のトイレに手すりを設置するための追加、そして成田公民館南口にアンダーパスから公民館敷地に入るための入り口を整備するための追加となってございます。
 29、30ページをお願いします。
 10款6項1目19節負担金、補助及び交付金は、生涯スポーツ活動振興補助の申請件数の増に伴いまして182万7,000円を追加するものです。2目3節から7節につきましては、臨時職員1名を雇用するため追加するものです。11節需用費は、事故に伴う軽トラックの修繕といたしまして75万7,000円を追加し、15節工事請負費につきましてはテニスコート整備におきまして6コートのうち3コートに対応する照明設備を設置するため2,477万円を追加するものです。
 次に、11款2項公共土木施設災害復旧費につきましては、起債の関係での財源構成となってございます。
 次に、33、34ページをお願いいたします。
 こちらにつきましては、第2表で説明申し上げました債務負担行為の年度ごとの支出予定額に関する調書としてございまして、年度ごとの支払額をあらわしたものでございます。その中で大変申しわけございませんが、34ページの一番下になります。富谷町立東向陽台小学校仮設校舎賃貸借のこちらの年度の表示誤りがございましたので、すみませんが訂正方お願いしたいと思います。24、25、24年度となってございますが、一番下の欄が26年度ということでの誤りでございます。
 以上で説明を終わらせていただきます。よろしくお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 最初に収入のほうですけれども、16ページ、17款1項1目20万3,000円となっているのですが、この具体的な中身についてお示し願いたい。
 それから、20ページ、2款1項7目13節委託料ですけれども、先ほど説明受けましたけれども、税務国保関連連携というか、こういったものについての業務ということですが、基幹系の回収になるわけですけれども、当初からこういったものが本来であれば予測されるもの、昨年度であれば基幹系行ったわけですけれども、こういったものが予測できなかったのかどうかということ、なおかつ今後こういった要するに余分にセシウム回収のときに出てくるものがあるのかどうか、今後の問題ですね。あるとすればどういうものがあるのかお示し願いたい。
 同じく20ページの2款1項9目の13、委託料の先ほど電気料というお話でしたが、結構200万円ほどの電気料ですから地域的にはどの辺なのかということです。
 それから、あと飛んで26ページになるんですけれども、防災無線、今度は3カ所、志戸田、三ノ関、大童ということで3カ所出るわけですが当初のとき、最初のときにその地域に無線として伝達する試験をしたのかどうか。もししたとすればどの程度の音が伝わっていたのかということを当初からそういう意識がなかったのかどうかということですね。今回契約まだならないので補正になっているわけですが、1局当たりどの程度の内容ですね、契約内容、予測される内容ですけれども、補正かけている内容ですね、ということについて。あと今回の3局についての伝搬試験というものはどの程度でどのような間隔で行っているのかということについて、お示し願いたいと。
 次、26ページ、9款1項5目19ですけれども、自主防災組織の補助金ですけれども、これについては相当人気があるというんですか、各地域で自主防災組織をつくって今度補正を組むわけですが、今回組んだ補正額というのは何件ぐらいを予想しているのか示しをお願いをしたいということですね。
 あと、28ページ、10款5項5目14の使用料賃借料ですが、減額が536万8,000円になっているわけですけれども、図書情報ツールアイとの絡みで行くとこっちには全然手をつけないという形なのか、全額減額してしまうのでこれは全然運用しないのか、そういうことなのかについてお聞きしたいというふうに思います。
 30ページの10款6項2目11節需用費、指導員の報酬、これについて先ほど時間外とお聞きしたような気がするんですが、具体的な、再度、聞き漏らしたのでお知らせ願えればというふうに思います。
 30ページの10款6項2目の11、需用費修繕料の75万7,000円というのが先ほど課長のほうからは説明なかったような、私聞き漏らしたのかわかりませんが、この点について再度質問したいと。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) それでは、財政課関係についてご説明申し上げます。
 まず、15、16ページですね、寄附金でございます。20万3,000円の追加につきましては、二方からの寄附がございまして追加をいたしました。野草会から3,000円、それから加藤眼科様から20万円ということでの寄附でございまして、加藤眼科様からの寄附につきましては、子供たちの楽器の購入に充てるということで特財といたしまして使用させていただく予定としてございます。
 もう一つ、30ページ、説明はしたんですけれども10款6項2目の11、需用費の修繕料75万7,000円についてもご質問がございました。これは事故に伴いますこちら側の車の分でございまして、軽トラックの修理代といたしまして計上させていただいたものでございます。以上です。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) それでは、20ページの中段の委託料、基幹系システム構築業務でございます。こちらにつきましては、内容といたしまして固定資産税システムのオプションということで家屋評価システムとの連携、これあと償却資産等の申告データの連携という部分でございまして、これにつきましては想定はされていなかった部分でございます。改めてカスタマイズするような内容となっております。これからにつきましては、現在のところは予定はございませんけれども。
 あと次に26ページになります。
 26ページの中段の消防費、最初に1,280万4,000円の防災行政無線整備工事というものでございます。先ほどお話あったように3基の予定をしておりまして、伝搬調査は終了いたしましてこのたび三ノ関、志戸田、大童地区ということで当初の、前のときもいろいろご協議いただいたんですけれども、そのときには検討には入っていなかったということで今回改めてこのような形で提案をさせていただいたものでございます。
 あと、防災組織運営補助金ということで、こちらは31万円、こちらにつきましては、現在のところ7地区の要望がございましたのでそれに合わせた形での増額、追加ということになってございます。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 20ページの需用費、光熱水費の増額でございます。204万円ということで、これは今年度4月から10月の実績、月割りにしておりまして月額で400万円ほどかかっているということで、今後の伸びも予想して3月まで間に合うようにということで計上したものでございます。増加の要因につきましては、若干電気料も一時期上がっておりましたし、それから成田センター地区、それから明石台入り口付近につきましても照明灯増設しておりますので、その分の電気料かと考えております。以上です。

議長(浅野幹雄君) 佐藤教育次長。

教育次長(佐藤信夫君) 28ページの14節使用料及び賃借料の中の図書情報サービス機器使用料でございますが、これは全く運用しないのかということでのご質問だと思いますが、これは運用してまいります。ただ、当初5カ年の60カ月のリース契約ということで想定いたしまして、2,889万8,100円割る5年ということで、年間当たり578万円の予算を24年度も計上いたしましたけれども、早目に運用したいということで4月から予算化をしておりましたけれども、仕様書の作成、あるいは入札手続、それからシステムの整備等々で2月から稼働ということになりました。2月、3月分は支出するということでその10カ月分は29年度でおくれてというか、延ばしながらということで5カ年を確保しながら契約してまいりたいと思っています。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 再確認したいと思うんですが、20ページの2款1項7目、先ほど部長の発言では今後ないと私聞いたんですが、こういったシステム改修に伴って今後はないというふうなことでよろしいんでしょうか。
 それから、防災無線のほうですけれども、防災無線の場合、一度仕様書で締結しているわけですが、この仕様書の変更というものについてはどのようになるのかということと、もう一つ今回もし予算通ってこの3カ所の形に入るとすれば、どういう内容の設備が入るのかということですね。設置場所の地図とかそういったものについては我々に配付するのかどうかということでございます。
 あと、ちょっと予算にはないんですけれども、今年度の融雪の入札に入っているんですけれども、結構ふえているので補正が出てくるのかなと思っていたら全然出てこないんですが、結構な融雪面だけでいくと、去年だけのからいくと0.13%いうぐらいの融雪面積だけでもふえているわけで、そうしますと結構な値段が加わってくるんじゃないかと思いますが、その辺は予算としては計上しなくてもいいという形だったのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) こちらのほうは想定していない部分で出たものでございます。先ほどお話ししたのは現在のところは出ないということなんですけれども、今後またカスタマイズが必要な場合は、出る可能性はあるかと思います。
 それとあと、防災行政無線につきましては、金額的には前に入札を行いまして決定した額を参考に見積額を算定してございます。それで、設置予定箇所ということでございますので、それについてはあとこちらで準備してお渡ししたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 除融雪業務につきましては、道路維持費の中でも業務委託費としてかなりウエートを占めている業務でございます。当初予算作成上も毎年度の一定量の金額で査定を受けまして、最終的には3月までの実績というようなことで追加補正させていただいている状況です。面積は23年度の実績をもって団地の数等もふえているというようなことで、交通事故防止のためにふやしている状況は間違いございません。最終的には実績となりますから、出動回数、待機回数で今後補正組んでいく予定となっております。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 21ページ、22ページです。児童福祉費です。失礼しましたその前に、医療費助成のところで、子ども医療費助成が大幅に増額補正になっていますが、実績についてどうなのか、これを上げたときの見積もりについてはどうなのか、詳細お願いします。
 そして、児童福祉費です。扶助費で障がい児デイサービスが増額されていますが、これについて利用者数の増なのか、2番なのか、このあたりの総体説明をお願いします。

議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 扶助費、子ども医療費につきましては、当初1億5,600万円ぐらいを置いておりましたが、医療費の増によりまして今回の補正で2億171万6,000円というふうになる予定になっております。3月までの医療費を見込んだものでございます。
 それから、障がい児の福祉費の扶助費でございますが、人数がふえておりまして現在53名の方の利用というところで2,430万3,000円の増額をお願いしているものでございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 子供の医療費助成ですが、これは人数が見込みよりうんとふえたのか、それともかかる医療費自体が思っていたより高額だったのか、どっちだったんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 拡大した分の医療費の増でございます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) 6ページ債務負担行為の補正についてお聞きします。
 5ページの真ん中あたりでしょうか、放射線測定業務に伴う軽自動車賃貸借、またその下の廃棄物巡視業務に伴う軽自動車賃貸借、これからの詳しい業務内容というかそういったものをお願いします。
 続きまして、24ページ、7款商工費商工振興費であります13款委託料、観光資源開発発掘調査業務というのが129万円ありますが、これの内容をお願いします。

議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) まず、放射線測定業務に関する部分ですが、今現在も測定業務やっています。測定業務に関します公用車、こちらを賃貸借しています。こちらも25年度も4月から継続して測定ありますので、それに向けた準備ということで債務負担行為を行うものです。
 また、廃棄物巡視業務、こちらは環境美化推進事業という形でやってございます。こちらも廃棄物巡視員ということで毎日パトロール、現地環境美化活動をやっています。そちらに用意しています公用車の準備ということでの債務負担行為でございます。それぞれ1台ずつです。

議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) この事業は、緊急雇用対策関連で行っています観光資源発掘調査業務という形のものですが、業務量の追加とそれからそれに伴う工期の延期、約1カ月行います。その予定の中で雇用人数3人分の人件費が主なもので、それからあと諸経費等々になっております。業務内容につきましては、大項目で申し上げますと観光資源の学術的検証、それから町内の伝授者、民話の聞き取り調査等々の観光資源の発掘、それができるかどうかという調査になります。それから、あと道の駅基礎調査業務が主な業務になっております。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) 債務負担行為のほうでちょっとお聞きします。
 放射能測定業務でありますが、来年度も続けるということであります。これも来年度だけにということに、この表を見ますとなっておりますが、その後についてはまた実行を考えていらっしゃるということでよろしいんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) ただいまの質問は25年度、26年度以降もということで考えですか。(「はい」の声あり)こちらは25年度はもう実施することに決定をしております。26年度については今後の状況を見ながらまた再度改めて検討していくようになると思います。

議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。

9番(森栄君) 20ページの太子堂会館の解体工事に関連して質問させていただきます。
 先日傍聴にいらした太子堂の方から、太子堂の町内会館にある物品とか、それからあと建設する期間がどうしても3カ月か4カ月ぐらいかかってしまうので、そのときに町内会の役員が住民が集まったりする場所として、プレハブが欲しいんだという声も聞いておりましたけれども、今後そういうような町内会の物品の倉庫とか、あと町内会の会員が集まる場所としてどのように考えているか伺いたいと思います。
 それからあと、22ページの国民健康保険特別会計繰出金、それから同じく介護保険特別会計繰出金、それから24ページの後期高齢者医療特別会計繰出金、それから26ページの下水道事業特別会計繰出金、これらの一般会計から特別会計に繰り出す金額については、今回の補正で確定でしょうか。それともまた今後も3月に補正で対応するかどうか、その辺あたり確認させていただきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) こちらの関係につきましては、これから設計業務とか地質調査等ございますけれども、それにあわせましてその辺のことにつきましては、今後町内会といろいろ協議してまいりたいと思っています。

議長(浅野幹雄君) 財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) 各種会計の繰出金につきましては、今回一般会計の補正ということで、この後議案にも載っていますけれども、各種特別会計の補正が今回12月で組まれております。これに伴うルール分の繰り出しということで特会のほうで補正が出れば今回だけということではなくて、今後もあり得るということでございます。

議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。

9番(森栄君) それから、24ページでごみ処理費、粗大可燃物運搬業務138万円予算計上されておりますけれども、この運搬に係る運搬料については大体どれぐらい見込んでいるんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 当初は月30台の予定でたしか1台当たり1万6,000幾らと計上しているかと思います。こちらが現状実績で月40台平均ぐらいに臨時ごみが発生しているために運搬代を要しているというようなことから、この差額分について今後の見込みもあわせまして今回増額補正をさせていただきました。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。16番永野久子君。

16番(永野久子君) 5ページです。債務負担行為の補正ですけれども、追加の分で真ん中から少し下の富谷町生活ごみ収集運搬等業務、これが5年間で8億2,500万円ということですけれども、この債務負担行為の補正をするに当たっては、相手方とはどのような形で契約をしたのか、競争ではなくどういう形での契約延長ということになっているのか、改めて済みませんが、念のため伺います。

議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 今回の債務負担行為はこれから契約に向けての予算措置の限度額をお願いするものでして、契約はこれからでございます。契約はまだしてございません。現契約は平成21年度から今年度末までの契約となってございます。それで、25年4月からは現契約が終わるものですから、それに向けて25年度から向こう4年間の契約をするための準備として24年度中に契約を締結しなくちゃいけないものですから、そのために今回24から28までの債務負担行為の限度額の予算措置をお願いするものでございます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第3号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
 本日の会議は議事の都合により時間を延長して行います。

日程第7 議案第4号 平成24年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)

議長(浅野幹雄君) 日程第7、議案第4号 平成24年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) それでは、平成24年度の各種会計補正予算説明書36ページ、お願いいたします。
 議案第4号 平成24年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)についてご説明申し上げます。
 第1条で歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2億3,271万9,000円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ37億5,774万6,000円とするものでございます。
 第2項で歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 第2条は債務負担行為についてのものでございまして、地方自治法第214条の規定により、債務を負担する行為をすることができる事項、期間及び限度額は「第2表 債務負担行為」でございまして特定健診業務及び国保関係システム等の保守点検業務の債務負担を行うものでございます。
 それでは、歳入歳出予算につきまして、事項別明細書によりご説明申し上げますので45ページ、お願いいたします。
 初めに、歳入でございます。
 3款1項国庫負担金は、319万2,000円を追加いたしまして6億394万3,000円とするものでございまして、2目高額医療費共同事業負担金、3目特定健康診査負担金の額の確定による増でございます。
 4款1項1目療養給付費等交付金は、7,390万2,000円を追加いたしまして2億2,873万5,000円とするもので額の確定によるものでございます。
 5款1項1目前期高齢者交付金は、1,145万7,000円を減額いたしまして8億496万2,000円とするもので、これも額の確定でございます。確定による減でございます。
 6款1項県負担金は、319万2,000円を追加いたしまして2,526万6,000円とするものでございまして、先ほど国庫負担金でもございました1目の高額医療費共同事業費事業負担金、それから2目の特定健康診査負担金の額の確定による増でございます。
 次に、6款2項補助金でございまして175万5,000円を追加いたしまして、1億9,366万5,000円とするものでございます。1目の乳幼児医療費補助金の額の確定及び3目被災者健康支援事業補助金につきましては、特定健康診査におけるクレアチニン及び尿酸検査に対する県の補助でございまして、今年限りということでございます。その内示額を計上したものでございます。
 9款1項1目一般会計繰入金につきましては、297万5,000円を減額いたしまして1億9,817万2,000円とするもので、主なものといたしましては職員給与費等の繰入金の減額が主なものでございます。なお、これについては今後も繰り入れのほうがあるということで、3月補正等でも対応していくつもりでございます。
 次のページお願いいたします。
 9款2項1目財政調整基金繰入金につきましては、1億6,365万2,000円を追加いたしまして3億2,999万1,000円とするものでございまして、歳入の財政調整を図ったものでございます。
 11款3項雑入につきましては、145万8,000円を追加いたしまして、179万2,000円とするものでございまして3目の一般被保険者返納金があったものでございます。
 次のページお願いいたします。
 次に歳出でございます。
 1款1項総務管理費は、73万8,000円を減額いたしまして4,433万9,000円とするもので、1目一般管理費の臨時職員分の人件費及び印刷製本費の額の確定がございましたので、その分の減額ということでございます。
 2款1項1目賦課徴収費につきましては、196万2,000円を減額いたしまして1,681万6,000円とするものでございまして、印刷製本費の額が決まりました。単価の減による減額ということでございます。
 1款4項1目趣旨普及費でございまして、32万4,000円を減額いたしまして36万6,000円とするものでございまして、これも印刷製本費単価の減による減額でございます。
 2款1項療養諸費は、2億2,073万7,000円を追加いたしまして22億8,903万1,000円とするものでございまして、1目一般被保険者療養給付費、2目の退職被保険者等療養給付費及び4目退職被保険者等療養費の給付額の増に伴う増額でございます。
 次に、2款2目の退職被保険者等高額療養費につきましては、財源の内訳の更正を行ったものでございます。
 3款1項後期高齢者支援金等につきましては、20万4,000円を追加いたしまして4億7,954万8,000円とするものでございまして1目後期高齢者支援金は20万8,000円を、2目の後期高齢者関係事務費拠出金については4,000円を、事務費の拠出金については4,000円を減額するものでございまして、額の確定によるものでございます。
 次のページお願いいたします。
 4款1項1目前期高齢者納付金につきましては、7万1,000円を減額いたしまして52万4,000円とするもので額の確定による減でございます。
 次に、6款1項1目の介護納付金につきましては、22万5,000円を減額いたしまして1億9,747万7,000円とするものでございまして、これも額の確定による減額でございます。
 7款1項共同事業拠出金につきましては、2,540万9,000円を追加いたしまして3億8,283万1,000円とするものでございまして、1目高額療養費共同事業拠出金、2目保険財政共同安定化事業の額の確定による増加でございます。
 8款1項1目特定健康診査等事業費につきましては、1,031万1,000円を減額いたしまして3,373万8,000円とするものでございまして、健診業務が終了に伴う減額でございます。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第4号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第8 議案第5号 平成24年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第3号)

議長(浅野幹雄君) 日程第8、議案第5号 平成24年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) それでは、議案第5号 平成24年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第3号)についてご説明を申し上げます。
 補正予算書説明書の54ページ、お願いいたします。
 第1条でございますが、歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出の総額に歳入歳出それぞれ1,536万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ9億7,172万7,000円とするものでございます。
 第1条、第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものとし、55ページから56ページのとおりでございます。
 詳細については63ページ、64ページ、まず歳入からご説明を申し上げます。
 まず歳入でございますが、歳入につきましては4款1項1目一般会計繰入金1,316万2,000円を追加し、2億6,020万5,000円とするものでございます。
 次に、次項でご説明申し上げます歳入、雑入の追加と、歳出予算の追加等による予算の調整により追加をするものでございます。
 6款1項1目雑入でございますが、平成23年度課税分消費税及び地方消費税の確定申告による還付金と加算金でございます。これら合わせて220万7,000円を追加するものでございます。
 次に、歳出でございますが、65ページ、66ページ、1款1項1目下水道総務費でございます。9節旅費でございますが、特別旅費ひより第1汚水中継ポンプ所機械電気工事に係る工場検査時の旅費でございます。
 22節補償補?及び賠償金、23節償還金、利子及び割引料でございますが、誤徴収となりました下水道料金を返還及び還付するものでございます。排水設備の竣工検査後に雨水管に接続しているため、下水道料金が発生しない、そういった旨の報告と確認が決定されなかったことによりまして、平成6年度から平成23年度の下水道料金を誤って徴収していたものでございます。今後このようなことのないよう確認作業の徹底を図り、再発の防止に努めてまいります。
 内容でございますが、まず22節補償補?及び賠償金でございますが、こちらは平成6年度から平成18年度までの下水道料金についてでございます。地方自治法の規定によりまして地方税の例による還付金の消滅時効である5年を経過して既に還付金としての還付が不能となってございます。こういったことで、当該下水道使用料納付した方に不利益を生じるということで、これを補?するため富谷町下水道使用料過誤納付金返還支払い要綱により還付不能となった金額に利息相当額を加算し、返還をするものでございます。
 23節償還金、利子及び割引料、平成19年度から平成23年度までの下水道料金、こちらは地方自治法の規定によりまして地方税の例により5年分の納入金額に還付加算金を加え、還付するものでございます。
 1款1項2目下水道維持費需用費、光熱水費は汚水中継ポンプ場の契約電力の変更、それからポンプの増設に伴う総水量の増により所要の額を補正するものでございます。
 15節工事請負費でございますが、現在発注してございます富谷1号汚水幹線改築工事、これを1区間延伸し、4区間から5区間とするための工事の費用でございます。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。16番永野久子君。

16番(永野久子君) 66ページですけれども、今ご説明がありました補償補?及び賠償金266万4,000円と償還金利子及び割引料の48万3,000円、これなんですけれどもこの2つの節に関しては関連があるということなんでしょうか。そして、対象となる世帯というか人数はそれぞれ何人ということなのかを伺います。

議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 関連ございます。双方合わせてということになります。対象1件でございます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第5号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第9 議案第6号 平成24年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第3号)

議長(浅野幹雄君) 日程第9、議案第6号 平成24年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) それでは、説明書68ページをお願いいたします。
 議案第6号 平成24年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第3号)。
 第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ9,166万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ18億1,277万9,000円とするものでございます。
 第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 第2条は、債務負担行為でございます。債務負担行為の追加は、「第2表 債務負担行為」によるものとするものでございます。
 それでは、71ページをお願いいたします。
 第2表 債務負担行為でございます。
 介護保険システム運用支援は保険料算定処理、月割り負荷処理、システム全般の運用にかかわるものでございます。富ケ丘・日吉台圏域包括支援センター運営業務は、相談や権利擁護などの包括的支援事業並びに要支援の方々のケアプラン策定業務、介護予防教室などを実施する包括支援センターの運営委託にかかわるものでございます。いずれも今年度からの準備により円滑に運用できるようにするために債務負担の設定をいたすもので、期間限度額は記載のとおりでございます。
 77ページをお願いいたします。
 歳入でございます。
 1款1項1目1節現年度分特別徴収保険料は、特別徴収調定額の増加見込みにより1,268万9,000円を増額いたすものでございます。
 3款1項1目1節介護給付費負担金は、1,720万円を増額するものでございます。
 4款1項1目1節介護給付費交付金2,523万円を増額するものでございます。
 5款1項1目1節介護給付費負担金1,107万5,000円を増額いたすものでございます。
 8款1項1目一般会計繰入金は、1節介護給付費繰入金は1,087万5,000円の増額、3節地域支援事業繰入金は、認定情報の国への伝送、平成25年度からの準備にかかる認定システム改修のための経費56万2,000円の増額でございます。5節事務費繰入金は、東日本大震災にかかわるサービス利用減免延長による400万円の増額でございます。2項1目1節介護給付費準備基金繰入金を1,003万6,000円を増額いたし、財源調整するものでございます。
 次のページをお願いいたします。
 歳出でございます。
 1款1項1目一般管理費20節扶助費は、東日本大震災減免延長による400万円の増額でございます。
 2款1項介護サービス等諸費につきましては、居宅サービスの延びによりまして増額いたすもので、1目の居宅介護サービスの給付費は全般的な増加、殊に通所系サービスの伸びにより6,200万円の増加、2目の地域密着型介護サービス給付金はグループホームや地域密着型特養等の給付に要するもので700万円の増額、3目施設介護サービス給付費は、近隣の介護福祉施設整備を緩和いたしましたけれども、若干伸びが緩やかなために、600万円の減額、4目居宅介護サービス計画給付費は、1,600万円の増額をいたすものでございます。2項介護予防サービス等諸費につきましては、給付見込みにより調整をいたすもので、1目介護予防サービス給付費は800万円の減額、3目地域密着型介護予防サービス給付費はグループホームや小規模多機能型居宅介護の要支援1と2の方のサービス給付の発生により600万円を増額いたすものでございます。6項1目特定入所者介護サービス費は、食費、居住費の給付分の増額でございます。
 3款2項1目一般管理費は、地域包括支援センター認定システム改修分56万2,000円を増額するものでございます。
 次のページ、6款1項1目第1号被保険者保険料還付金10万5,000円の増額は、震災により保険料減免の措置及び申請見込みによるものでございます。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第6号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第10 議案第7号 平成24年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)

議長(浅野幹雄君) 日程第10、議案第7号 平成24年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) それでは、説明書84ページをお願いいたします。
 議案第7号 平成24年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)。
 第1条、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ29万7,000円を減額いたし、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2億2,460万8,000円とするものでございます。
 第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 第2条は、債務負担行為でございます。
 87ページをお願いいたします。
 第2表債務負担でございます。
 後期高齢者医療システム運用支援委託につきまして、今年度からの準備をいたすもので、期間限度額は記載のとおりでございます。
 93ページをお願いいたします。
 歳入でございます。
 3款1項1目1節事務費繰入金は、徴収に係る委託金の減額及び後期高齢者運用システムのウイルス対応のためのバージョンアップの増額の差額29万8,000円を減額するものでございます。
 5款4項1目預金利子を1,000円増額するものでございます。
 次のページ、95ページをお願いいたします。
 歳出でございます。
 1款1項1目13節委託料は、後期高齢者システム改修費17万3,000円を増額するものでございます。2項1目13節委託金は、賦課徴収にかかわるテスト検証用ソフト対応業務47万1,000円を減額するものでございます。
 4款2項1目一般会計繰出金を1,000円増額し、預金利子分を一般会計に繰り出しをいたすものでございます。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第7号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第11 議案第9号 黒川地域土地開発公社の解散について

議長(浅野幹雄君) 日程第11、議案第9号 黒川地域土地開発公社の解散についてを議題といたします。
 本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。企画部長。

企画部長(荒谷敏君) それでは、議案書9ページ、並びに配付しております説明資料をご用意いただきたいと思います。
 それでは、議案第9号 黒川地域土地開発公社の解散についてをご説明いたします。
 本案件は、公有地の拡大の推進に関する法律第22条第1項の規定により、黒川地域土地開発公社の解散について議決を求めるものでございます。
 提案理由につきましては、黒川地域土地開発公社は公共用地、公用地の取得管理処分などを行うことにより、地域の秩序ある整備と町民福祉の増進に寄与することを目的として、平成4年5月8日、宮城県知事の認可を受け設立されております。
 以来黒川4町村と連携を図りながら、公共用地の計画的な取得に向けて事業を進めてまいりました。しかし、近年の社会情勢から土地開発公社による先行取得の必要性は低下しており、また黒川郡内において今後大規模な公共用地を取得する予定のない状況にありますことから、公社解散について平成24年11月30日に開催いたしました黒川地域土地開発公社理事会において、出席理事の全会一致をもって解散が同意されました。富谷町議会の議決を求めるものでございます。
 解散の時期でありますが、黒川4町村の議会を経て今回12月定例会に全て提案されております。そして、宮城県へ公社解散認可申請書提出後、宮城県知事の認可のあった日となります。
 それでは、財産目録などについてご説明いたします。
 資料の1ページをお開きください。
 平成24年3月31日現在における純正味財産につきましては、2,321万2,423円となっております。残余財産処分方法につきましては、平成25年3月末までの残余財産2,321万2,423円から解散までの間の必要経費を差し引き、利息などを換算した額を処分財産として黒川地域土地開発公社定款第25条第2項の定めるところによりまして、設立しております4町村に分配することとなります。清算人につきましては、黒川地域土地開発公社理事であります黒川4町村長が就任いたしまして、解散後の登記事務及び財産の清算処理などを行うこととなります。
 それでは、2ページをお開きください。
 こちらの解散に向けてのスケジュールを記載しております。今回郡内各町村において議会の議決を提案させていただいております。その後に宮城県に公社解散認可申請を提出いたしまして、予定では来年1月に宮城県から公社解散の認可がおりる予定でございます。その後、解散及び清算人就任、登記申請を行いながら民法第79条の規定により2カ月間の公告を経て清算登記を行うことにより完了となるものでございます。予定では、平成25年3月末に解散手続が終了することとなります。
 以上が説明でございますが、現在までどういったことが行われてきたかと申しますと、平成4年設立以降8件ほどこの公社の……。

議長(浅野幹雄君) 暫時休憩をいたします。

午後5時17分 休憩

午後5時23分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 この際、午後5時40分まで調査のため休憩をいたします。

午後5時23分 休憩

午後5時40分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第9号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第12 議案第10号 黒川地域行政事務組合規約の変更について

議長(浅野幹雄君) 日程第12、議案第10号 黒川地域行政事務組合規約の変更についてを議題といたします。
 本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) それでは、議案書10ページをお願いいたします。
 議案第10号 黒川地域行政事務組合規約の変更について、地方自治法第286条第1項の規定により黒川地域行政事務組合規約を別紙のとおり変更することについて、同法290条の規定により、議会の議決を求めるものでございます。
 提案理由は、地域社会における共生の実現に向けて新たな障害保健福祉施策を講ずるための関係法律の整備に関する法律が公布されたことに伴い、障がい区分認定のための審査会事務の規定法が変わりますことにより、黒川地域行政事務組合の規約を変更するものでございます。
 それでは、12ページをお願いいたします。
 新旧対照表でございます。現行の第3条17号中、障害者自立支援法を改正後は障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に改めるものでございます。
 前のページにお戻りをお願いいたします。
 附則でございます。この規約は平成25年4月1日から施行するものでございます。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第10号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第13 請願第1号 パークゴルフ場建設促進に関する請願書

議長(浅野幹雄君) 日程第13、請願第1号 パークゴルフ場建設促進に関する請願書を議題といたします。
 会議規則第41条により教育民生常任委員会委員長に審査結果の報告を求めます。教育民生常任委員会委員長小川昌義君、登壇願います。

教育民生常任委員会委員長(小川昌義君) 地震もありましたので、手短に報告をしたいと思います。
 既に皆さんの手元に資料が17号という形で提起してありますので、最後の部分だけ読んで採択お願いをしたいというふうに思います。
 この間の調査につけ加えて、一般質問の中で当局側が発言したパークゴルフ場建設について方向性を十分に意識しつつ一定のところまで進みまして、それを消滅したとか、後退したというようなことではございませんので、もうしばらくの時間を頂戴してできればというふうに思います。おっしゃるとおり、健康促進、世代間交流あるいは他町村との交流というふうなことを含め、1つの柱、目玉になることは間違いないというものですので、その辺については十分他の事例なども研究しながら早晩予定、方向性をお示しできるというふうに思うところでございます。答弁内容なども検討し、委員会として種々協議し、財政面、場所なども含め早急に解決し結論を出すべきであるという点で満場一致の結論に至り、結果的にはこの請願趣旨を採択するということに決定いたしました。
 以上報告申し上げますので、よろしくお願い申し上げます。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。
 この裁決は起立によって行います。
 請願第1号に対する委員長報告は、採択であります。
 この採択することに賛成の議員の起立を求めます。
〔起立全員〕

議長(浅野幹雄君) 起立全員です。よって、請願第1号を採択することは可決されました。

日程第14 発議第7号 富谷町議会基本条例の制定について

議長(浅野幹雄君) 日程第14、発議第7号 富谷町議会基本条例の制定についてを議題といたします。
 提出者相澤 榮君に説明を求めます。相澤榮君登壇願います。

19番(相澤榮君) 発議第7号 富谷町議会基本条例の制定についてご説明をいたします。
 初めに経緯でございますけれども、経緯については26回の会合、委員会を開催しながら進めてきた経緯がございます。
 それで、内容につきましては、皆さんにお配りのとおりでございますので割愛させていただくことにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

19番(相澤榮君) それでは、割愛させていただきます。
 提案理由につきまして申し上げます。
 富谷町議会の議会活性化を図るための指針を制定するためでございます。
 よろしくご審議をお願いいたします。終わります。

議長(浅野幹雄君) お諮りいたします。
 本案は質疑及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。これより発議第7号を採決いたします。
 この裁決は起立によって行います。
 本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。

〔起立全員〕

議長(浅野幹雄君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第15 発議第8号 富谷町議会会議規則の一部改正について

議長(浅野幹雄君) 日程第15、発議第8号富谷町議会会議規則の一部改正についてを議題といたします。
 お諮りいたします。
 富谷町議会会議規則第39条第3項の規定により、提出者の説明を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、提出者の説明を省略することに決定いたしました。
 続いてお諮りいたします。
 本案は、質疑及び討論を省略し採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。
 これより発議第8号を採決いたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第16 閉会中の各委員会調査について

議長(浅野幹雄君) 日程第16、閉会中の各委員会調査についてを議題といたします。
 各委員会からの所管事務のうち、富谷町議会会議規則第75条の規定によって、継続調査の申し出があります。
 お諮りいたします。
 各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、各委員会から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
 平成24年第4回富谷町議会定例会は、終始熱心な審議を経て、全ての議案を議決いたしました。
 執行部におかれましては、各議員から出された意見を十分に尊重し町政を執行されますよう強く要望いたしまして、閉会の挨拶といたします。
 これで本日の日程は全て終了いたしました。
 会議を閉じます。
 平成24年第4回富谷町議会定例会を閉会いたします。
 ご苦労さまでした。

午後5時50分 閉会

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