富谷市

『住みたくなるまち日本一』をめざして

平成24年第3回富谷町議会定例会(開催日:9月4日~9月14日)

更新日:2012年09月14日

平成24年第3回富谷町議会定例会(開催日:9月4日~9月14日)

平成24年第3回定例会目次

第1日目 9月4日(火曜日)
町長提出議案の概要説明
9番 森栄 議員
いじめの把握と対応及び責任の所在について
17番 磯前武 議員
東向陽台小学校分離新設校を問う
2番 菅原福治 議員
こども・子育て支援の充実を問う
小・中学校に扇風機の導入を問う
3番 出川博一 議員
基幹系システムの更新について
東向陽台小学校の分離新設について
4番 三浦邦夫 議員
絶対にあってはならない富谷町のいじめ
12番 山路清一 議員
児童増加の日吉台小学校を問う
発展めざましい杜乃橋を問う
13番 小川昌義 議員
東向陽台小学校分離と今後の計画を問う
明石台、成田団地造成による人口増と公共交通機関対策は
データーのバックアップのために友好都市締結を
第2日目 9月5日(水曜日)
10番 千葉達 議員
豪雨災害危機管理について
16番 永野久子 議員
トイレの手すり設置など公民館施設の改善を求める
開かれた町政を―2つの提訴事件について説明責任を果たせ
14番 細谷禮二 議員
小学校・中学校でのいじめの実態について
町道 穀田三ノ関線の早期着工を
15番 佐藤聖子 議員
大津市・中学校いじめ問題から何を学ぶか
東日本大震災被災者の医療・介護の免除等を継続すべきでないか
7番 浅野直子 議員
コンビニにおける証明書等の交付について問う
認定こども園の推進について問う
1番 長谷川隆 議員
富ケ丘四丁目の歩道補修の必要性を問う
8番 安住稔幸 議員
障がい者就労施設等からの商品購入や業務委託の取り組みを問う
町民の命を守る、防災対策の推進状況を問う
文化ホールに、図書室と青少年ホームなどを併設した複合文化施設の設置を
第3日目 9月6日(木曜日)
5番 高橋正俊 議員
県建設工事紛争審査会について
2016年市制移行のバッジについて
11番 佐藤克彦 議員
農業後継者について質問します
本町河川改修について問う
議案第15号 和解及び損害賠償額の決定について
議案第3号 平成24年度富谷町一般会計補正予算(第3号)
議案第4号 平成24年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
議案第5号 平成24年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第2号)
議案第6号 平成24年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第2号)
議案第7号 平成24年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
議案第16号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて
議案第17号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて
諮問第1号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて
諮問第2号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて
認定第1号 平成23年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について
認定第2号 平成23年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第3号 平成23年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第4号 平成23年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第5号 平成23年度富谷町後期高齢者医療特別会計決算の認定について
認定第6号 平成23年度富谷町水道事業会計決算の認定について
決算審査特別委員会
第1日目 9月7日(金曜日)
認定第1号 平成23年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について
(企画部経営企画課、企画部あったかまちづくり推進課、企画部財政課、総務部総務課、総務部町民生活課、総務部税務課、会計課、
議会事務局)
第2日目 9月10日(月曜日)
認定第1号 平成23年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について
 (福祉部長寿福祉課、福祉部健康増進課、福祉部子育て支援課、教育委員会)
第3日目 9月11日(火曜日)
認定第1号 平成23年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について
(企画部産業振興課、建設部都市整備課、建設部都市計画課、建設部上下水道課)
第4日目 9月12日(水曜日)
認定第2号 平成23年度富谷町国民健康保険特別会計決算
認定第3号 平成23年度富谷町下水道事業特別会計決算
認定第4号 平成23年度富谷町介護保険特別会計決算
認定第5号 平成23年度富谷町後期高齢者医療特別会計決算
認定第6号 平成23年度富谷町水道事業会計決算
第3日目 9月14日(金曜日)
議案第1号 富谷町復興産業集積区域における固定資産税の課税免除に関する条例の制定について
議案第2号 富谷町総合運動場条例の一部改正について
議案第21号 和解及び損害賠償の決定について
議案第18号 平成24年度富谷町一般会計補正予算(第4号)
議案第8号 平成24年度富谷町MCA防災行政無線整備工事請負契約の締結について
議案第9号 平成24年度町道穀田線歩道新設工事(第1工区)請負契約の締結について
議案第10号 平成24年度町道穀田線歩道新設工事(第2工区)請負契約の締結について
議案第11号 平成24年度町営宮ノ沢住宅建替工事(2工区)請負契約の締結について
議案第12号 平成24年度ひより台第1汚水中継ポンプ場機械・電気工事請負契約の締結について
議案第13号 平成24年度富谷1号汚水幹線管渠改築工事請負契約の締結について
議案第14号 平成24年度富谷1号汚水幹線人孔更生工事請負契約の締結について
議案第19号 平成23年度鶴巻橋橋梁補修工事(繰越)請負契約の締結について
議案第20号 平成23年度富谷町総合運動公園テニスコート改修工事請負契約の締結について
認定第1号 平成23年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について
認定第2号 平成23年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第3号 平成23年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第4号 平成23年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第5号 平成23年度富谷町後期高齢者医療特別会計決算の認定について
認定第6号 平成23年度富谷町水道事業会計決算の認定について
請願第21号 パークゴルフ場建設促進に関する請願書
発議第5号 「脱法ドラッグ」とりわけ「脱法ハーブ」に対する早急な規制強化等を求める意見書(案)
閉会中の各委員会調査について

平成24年第3回定例会議事録(第1号)

平成24年9月4日(火曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 長谷川隆君
  • 2番 菅原福治君
  • 3番 出川博一君
  • 4番 三浦邦夫君
  • 5番 高橋正俊君
  • 6番 小泉光君
  • 7番 浅野直子君
  • 8番 安住稔幸君
  • 9番 森栄君
  • 10番 千葉達君
  • 11番 佐藤克彦君
  • 12番 山路清一君
  • 13番 小川昌義君
  • 14番 細谷禮二君
  • 15番 佐藤聖子君
  • 16番 永野久子君
  • 17番 磯前武君
  • 18番 渡邊俊一君
  • 19番 相澤榮君
  • 20番 浅野幹雄君

欠席議員

  • なし

説明のため出席した者

  • 富谷町長 若生英俊君
  • 副町長 千葉芳樹君
  • 会計管理者兼会計課長 山田豊君
  • 企画部長兼企画部経営企画課長 荒谷敏君
  • 総務部長兼総務部総務課長 小野一郎君
  • 福祉部長 奥山吉信君
  • 建設部長兼建設部都市整備課長 鴇謙一君
  • 企画部あったかまちづくり推進課長 松原誠君
  • 企画部財政課長 吉田尚樹君
  • 企画部産業振興課長 浅野康則君
  • 総務部税務課長 内海壮晃君
  • 総務部町民生活課長 奥山育男君
  • 福祉部長寿福祉課長 安積春美君
  • 福祉部健康増進課長 小松巌君
  • 福祉部子育て支援課長 瀬戸けい子君
  • 建設部都市計画課長 佐々木俊男君
  • 建設部上下水道課長 渡邉成一君
  • 教育長 菅原義一君
  • 教育次長 小山直樹君
  • 教育次長 佐藤信夫君
  • 学校教育課長 神田能成君
  • 生涯学習課長 佐藤英樹君

事務局職員出席者

  • 事務局長 須藤辰夫
  • 次長 泉川潤哉
  • 主任主査 津久家直美

議事日程 第1号

平成24年9月4日(火曜日) 午前10時00分 開会

  • 第1 会議録署名議員の指名
  • 第2 会期の決定
  • 第3 一般質問(通告番号1番~7番) 
一般質問 9番 森栄 議員
いじめの把握と対応及び責任の所在について
17番 磯前武 議員
東向陽台小学校分離新設校を問う
2番 菅原福治 議員
こども・子育て支援の充実を問う
小・中学校に扇風機の導入を問う
3番 出川博一 議員
基幹系システムの更新について
東向陽台小学校の分離新設について
4番 三浦邦夫 議員
絶対にあってはならない富谷町のいじめ
12番 山路清一 議員
児童増加の日吉台小学校を問う
発展めざましい杜乃橋を問う
13番 小川昌義 議員
東向陽台小学校分離と今後の計画を問う
明石台、成田団地造成による人口増と公共交通機関対策は
データーのバックアップのために友好都市締結を

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり

午前10時00分 開会

議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
 平成24年第3回富谷町議会定例会は、ここに開催される運びとなりました。この定例会は、町長から平成23年度富谷町各種会計決算の認定などの事件議案が提出されることになっております。慎重に審議を尽くされ、町民の負託に応えられますようご期待いたしますとともに、議会運営につきましてもご協力をお願いいたしまして開会の挨拶といたします。
 ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、ただいまから平成24年第3回富谷町議会定例会を開会いたします。
 最初に、提案理由を含め、富谷町町長に挨拶を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) 皆さん、おはようございます。
 本日、ここに平成24年第3回富谷町議会定例会が開催されるに当たりまして、提出をいたしております議案の概要等の説明にあわせ、平成24年6月からこの間までの町政運営の主な取り組みについて申し述べ、町民の皆様並びに議員各位のご理解とご協力を賜りたいと存じます。およそ50分ぐらいとなりますので、ご容赦いただきたいと思います。
 初めに、9月2日に開催された町民体育祭には、44町内会、ゼロ歳児から90歳代までの幅広い年代層の皆さん、まさに町民総参加にふさわしい約4,000名の方にご参加をいただき開催できましたこと、ここに感謝を申し上げます。
 前日の雨で乾いたグラウンドが適度に湿り、猛暑続きのこの夏にあって、時折心地よい風がグラウンドをよぎるなど、天気に恵まれ、選手と応援席が一体となり町民全体の親睦と交流が図られる体育祭となりました。
 とりわけ、行政区長を初め役員の皆様方には、いわゆる「選手集め」のご苦労や当日の運営にご協力をいただくなど多大なご尽力をいただきましたこと、ここに改めて感謝と御礼を申し上げます。これらのご苦労を乗り越えて、町内会のより深く強い結束につながるものではないかと思います。来年は、町制施行50周年の節目の開催となりますので、ことしの運営の課題や皆さんからのお声をお聞きしながら、よりよい体育祭となるよう努めてまいりたいと思います。
 次に、8月30日午前4時5分に発生した震度4の地震に伴う町の対応について申し上げます。
 地域防災計画にある「災害時職員行動マニュアル」に基づき、第2号配備体制となる特別警戒本部を設置し、管理職及びあらかじめ指定されている職員総勢124名が地震発生から20分以内に役場及び各施設に参集し、直ちにマニュアルに沿った町内全域の被害状況の把握に努めたところであります。幸いにも人的並びに施設等に被害はなく、安堵したところであります。
 なお、2号配備体制は、昨年4月7日、震度5強の地震以来のものであります。
 今後も身近な防災対策の徹底と引き続く余震への備えと警戒をお願いしたいと思います。
 7月から8月にかけて、多くの町内会で単独または合同による夏祭りがにぎやかに開催されました。役員の皆様には、夏祭りを通して地域コミュニティーを高めるためご尽力をいただいていることに、ここに敬意を表します。
 次に、放射線対策について申し上げます。
 自家消費用野菜等の放射能検査を昨日より実施することとし、準備が整ったところです。かねてより宮城県に配置を要望しておりました放射能測定装置が、放射能県民安心事業としてこのたび配置されましたので、昨日から業務を開始したところです。測定結果については、原則として約1時間程度でご本人にお知らせをし、町のホームページ等でも公表する義務が課せられているところであります。
 4月に開始をいたしました学校給食センターの現状について申し上げます。
 開所以来、順調に給食を提供し、夏休み前までに安全・安心な給食として総数39万5,916食を配食いたしました。また、施設の見学者数も7月末で約1,000人、給食の試食として約700食を提供いたしたところであります。旧学校給食センター実績に比べ、どちらも大幅な伸びとなっているところです。
 食育の拠点施設としての機能を持つ給食センターに愛称をつけました。「給食センター、eはーと」と決定したところであります。食材の安全性の確認とO-157を初め食中毒の防止に関しては万全を期してまいりたいと思います。
 次に、明石台地区への郵便局設置の進捗状況について申し上げます。
 7月3日まで土地の公募が行われた結果、1件の応募があり、地権者と協議が進められていると伺っております。まだ最終合意には至っていないようでありますが、郵便局株式会社東北支社としては、早期に協議を調え、年度内設置に向けて最大限の努力をしているとのことでありました。関係者の皆さんのご努力に感謝を申し上げたいと思います。
 さて、今議会は議案審議とあわせ、「平成23年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定」をお願いするものであります。その概要について申し上げます。
 決算規模が、東日本大震災の影響から、平成22年度と比べ、歳入で25.2%、歳出で28.9%、どちらも増となりました。歳入決算額は153億7,535万3,000円、歳出決算額は136億2,515万7,000円となっており、特に東日本大震災関連経費が15億9,994万2,000円と全体の11.7%を占めております。歳入歳出の差し引き額は17億5,019万6,000円となり、翌年度に繰り越すべき財源が10億4,055万6,000円であることから、これを差し引いた7億964万円が実質収支となり、地方自治法の規定により、3億6,000万円を財政町政基金に積み立て、残りを平成24年度へ繰り越すものであります。
 その他決算に伴う財政分析指標及び各事務事業の成果については、「平成23年度行政実績報告書」に詳細を取りまとめておりますので、決算書とあわせてご賢察をいただき、各種会計の決算認定についてお願いを申し上げます。
 富谷町の人口に関する定例報告を申し上げます。8月31日現在、人口4万9,689人、1万7,052世帯となりました。4月の人口、世帯数と比較しますと491人、231世帯増、また、前年同期と比べますと854人、375世帯増となっております。
 それでは、平成24年度の6月以降これまでの町政運営の一端を申し上げます。
 東向陽台小学校分離新設に至った経緯とその進め方について申し上げます。
 初めに、学区内の環境変化として、明石台東地区の市街化区域編入に伴う世帯の増加及び東日本大震災による編入世帯の増加が顕著であることが上げられます。
 次に、分離新設の基本方針として、東向陽台小学校の学校規模を適正なものに再編し、あわせて新設する学校の児童数を中長期的に適正規模を維持する学区域とすることといたしております。
 これらを受け、これまで当該行政区長及びPTA役員で構成する検討会議を経て、保護者、地域対象に4回の説明会を実施し、ご理解を得てきたところであります。引き続き、保護者、地域と協議を重ねながら、十分なるご理解を得、後顧に憂いのない判断に努めてまいりたいと思います。
 なお、あすの議員全員協議会において詳細を説明することといたします。
 東向陽台中学校の生徒数増加に伴う校舎増築工事は、来春の完成に向け、現在、工事は順調に進捗しております。
 東向陽台幼稚園の強化ガラス改修工事、これも順調に進捗しており、この改修工事をもって小中学校及び幼稚園の強化ガラス改修工事、全て完了いたすこととなります。
 小中学校における読書活動につきましては、「学校図書館支援室」の新設により、明確な推進体制が整い、学校教育活動における効果的な読書活動に対する教職員の意識高揚が図られております。
 今後は、知る喜びや学ぶ楽しさを実感する機会に加え、日常的な調べ学習の成果を発表する機会として、昨年、全国上位入賞した実績を踏まえ、本年度から「富谷町調べる学習コンクール」を開催することとし、学力を含めた「生きる力」の育成を図ってまいります。
 全国学力・学習状況調査については、これまでの国語と算数・数学に理科が追加され、初めて3教科で実施されました。富谷町では小学校3校、中学校4校が抽出校となり、また、それに加えまして残りの4校、中学校1校が希望校として、結果として全校参加いたしました。その結果、8月8日、文部科学省による抽出校の県別平均正当率が公表されたところであります。この結果分析をもとに今後に生かしてまいります。
 さて、滋賀県大津市での「いじめ問題」につきまして、義務教育に通う生徒みずからが命を絶つという事態については大変深刻な事態と受けとめております。富谷町では、本年度より教育委員会内に「教育相談室」を設置し、福祉部と連携を図りながら、児童生徒、保護者等のさまざまな悩み等の相談に対応し、学校・関係機関・保護者等と連携を図り、迅速かつ適切に対応しているところでありますが、「いじめ根絶」に向け、今後はさらに体制を強化してまいりたいと考えております。
 社会教育・生涯学習について申し上げます。
 青少年教育につきましては、各地区子ども会育成会の代表児童73名が、ことしも7月31日から1泊2日で蔵王少年自然の家を会場にイン・リーダー研修会を実施いたしました。中・高生で組織しているジュニアリーダーサークル「ありんこ」には、イン・リーダー研修会の計画段階から実施運営に携わっていただいております。なお、ジュニアリーダーサークル「ありんこ」は、多年にわたる活躍に、このたび仙台管内子供会育成連絡協議会より表彰を受けたことをここにお知らせを申し上げます。
 年6回の事業として8月25日、「西コミ自然ふれあい学校~夏~」、サマー編を開催いたしました。15家族30名の参加のもと、自然散策をしながら昆虫採集などを行ったところであります。この事業には、黒川郡子供自然科学体験教室及び宮城県森林インストラクター協会、さらに西コミ推進協議会、四季学校など多くの部外の専門家のご指導もいただいているところであります。また、ビオトープやバタフライガーデン、お茶の木が自生している遊歩道などの整備を進めた町有林約1.3ヘクタールの西コミ自然散策エリアをこのたび「西コミおっちゃの森」と名づけ、町民の皆さんがより身近に感じていただけるよう今後もさまざまな事業を展開してまいりたいと考えております。
 青少年健全育成活動につきましては、青少年健全育成富谷町民会議による夏休み大型店巡回指導、さらに、各地区青少年健全育成連絡会の地区巡回指導を関係団体の協力を得て本年も実施をいたしました。本町青少年の健全育成とその環境浄化に町民全体で取り組んでいただいていることにここに深く感謝を申し上げます。
 東向陽台公民館と富谷中央公民館、2館の公民館祭りにつきましては、従前の2月から10月及び11月の開催に変更をいたしまして、その内容等について今協議をしているところです。
 施設整備におきましては、富ケ丘公民館の大ホール屋根ふきかえ工事、完了いたしました。東向陽台公民館玄関修繕工事もあわせて完了しております。成田公民館駐車場の狭隘化について申し上げます。東北自治研修センター駐車場の借用が困難となったことから、このたび公民館に近接する成田一丁目公共用地約6,000平米でございます。公民館臨時駐車場、台数としては250台分相当として使用することとし、今議会へ整備に要する費用を予算を計上いたしておりますので、よろしくお願いを申し上げます。長らく借用にご協力をいただいた東北自治研修センター様にはこの場をおかりして感謝を申し上げます。
 体育振興につきましては、成人の週1回以上の運動実施率50%を目標とする富谷町スポーツ振興基本計画に基づいて、各種事業に取り組んでおるところであります。8月20日には「NPO法人仙台ベルフィーユ」と富谷町が共同で「第1回ベルフィーユカップ」バレーボール大会を開催いたしました。この大会が「健康で笑顔あふれる生涯スポーツの振興」を目指す本町を会場に開催されたことはまことに意義深く、末永く大会が継続して開催されますようご祈念をしたいと思います。
 次に、テニスコートの新設工事につきましては、震災の影響で運動公園管理棟が解体されたことにより、現在地に新設できることとなったため、来年4月オープンを目指して9月から工事を開始することといたします。詳細は、議員全員協議会で説明を申し上げます。あわせて、今議会において本契約についての議案を上程しておりますので、これまたよろしくお願いを申し上げます。
 子育て支援事業について申し上げます。
 西成田コミュニティセンターに開所いたしました「西コミ子育てサロン」、平成24年6月で1年を迎えました。7月20日には「西コミ子育てサロン一周年感謝の会」を開催したところであります。昨年6月開所以来、これまでに6,000人を超える皆さんにご利用をいただいております。今後も子育て親子の憩いの場として利用いただけるよう幅広く事業を展開してまいります。
 保育所運営につきましては、待機児童解消のため、明石台7丁目に定員120名の認可保育所を平成25年4月に開設することとして準備を進めております。運営につきましては、社会福祉法人「富谷福祉会」が当たり、保育園の名称を「明石台わか葉保育園」と決定し、開設に向け予定どおり進んでいるところであります。また、昨日、園舎の起工式がとり行われ、来年1月末には竣工、4月の開所を目指してまいります。
 9月1日よりポリオ定期予防接種が生ワクチンから不活化ワクチンに全面移行されました。接種方法の変更により、ワクチンの副作用による麻痺の心配がなくなり、より安全性の高い接種方法となりましたので、周知に努めてまいります。なお、接種単価が大幅アップしますが、定期予防接種の性格上、一般財源からの全額持ち出しとなります。最大接種見込み数に見合う予防接種費用を補正予算に計上しておりますので、ご理解のほどをお願いを申し上げます。
 健康増進事業について申し上げます。
 健診事業は予定どおり順調に進み、現在実施しております乳がん検診と被災者健康支援事業、本年度限りの事業であります。18歳から39歳までの方の健診等を残すのみとなってございます。本年度の受診者数は、前年度より増加しておりまして、結核肺がん検診が6,250名、昨年度比6%増、大腸がん検診は7,045名、昨年度比5.8%増です。また、胃がん検診につきましても3,864人、4.5%増です。皆様方の早期発見・予防意識の高まりのあらわれではないかと、このように考えます。
 なお、昨年から40歳以上の方が毎年受診できる体制としました乳がん検診、現在、各公民館を会場に実施をしておりますが、検診最終日に当たる9月15日には、ことしで3回目の開催となります民間団体が主催するがん患者支援事業「リレー・フォー・ライフ・ジャパン2012inみやぎ」にあわせて、本庁舎特設会場で実施することといたしております。
 季節性インフルエンザのワクチン接種については、従来どおり65歳以上の方を対象に自己負担額1,000円で、10月1日より接種いただけるよう準備と広報周知に努めているところであります。接種期間は、10月1日から12月31日までとなっております。
 次に、健康づくりの一環として実施しております第4回「さあ!歩効果ウォーキング大会」は、健康づくりを初め地域交流、歴史探訪など多目的な大会として定着してまいりました。今回も西コミを発着点に10月28日に実施いたします。今回は南部6町内会の町内会長にご協力をいただき、実行委員会を組織して地域の特色や魅力などを紹介してまいりたいと思います。
 国民健康保険事業につきましては、今年度が第1期富谷町特定健診等計画の最終年度になります特定健康審査は、昨年度より200人増の3,860人が受診しております。
 次に、地震で被災された被保険者の皆様に対し、9月末まで医療費の一部負担金の免除及び国民健康保険税の減免が行われておりますが、国民健康保険と後期高齢者医療の一部負担金の免除及び介護保険の一部利用料の免除については、平成25年、今年度3月末まで延長することといたします。
 長寿福祉事業について申し上げます。
 敬老を祝う「あったか・ほっとな地域づくり事業」につきましては、6月から7月にかけて21の地域で開催していただき、ご参会の皆様の祝賀の会場で敬老祝い金をお渡しいただくなど、一層ぬくもりのある地域づくり事業となってまいりました。今後、敬老の日の月となる9月から10月には23地区で開催いただく予定となっておりますので、支援に努めてまいります。
 介護保険法に定める65歳以上の第1号被保険者が富谷町におきましては6,000人を超えました。制度上2カ所目となる地域包括支援センターを8月1日、富ケ丘・日吉台地域包括支援センターとして、富ケ丘いちいの杜内に開所いたしました。委託事業者である医療法人清山会と連携を密にしながら、高齢者への保健・福祉の総合的な支援を強化してまいります。今や地域社会の大きな課題となっておる認知症対策事業として、今年度から新たに「認知症学びの講座」を開催し、これまで町内会やシルバー人材センターの皆さん、200名以上の方々に認知症を正しくご理解いただき、地域で認知症の方やご家族に気遣いができる支援者となっていただいております。
 第12回となる「地域福祉フォーラム」につきましては、開催日が12月15日と決定いたしました。講師には諏訪中央病院名誉院長の鎌田 實先生をお迎えして、昨年の地域福祉フォーラムからさらに交流の輪が広がる地域活動へのアドバイスもいただきながら、コミュニティーあふれる地域づくりを町民の皆様と考えてまいりたいと思います。
 第25回全国健康福祉祭「ねんりんピック宮城・仙台2012ゴルフ交流大会」、10月15日、富谷町レインボーヒルズゴルフクラブを会場に開催されます。当日は、全国都道府県政令指定都市から57チーム、約200名の選手の皆さんが参加する予定となっております。特に町政施行50周年を迎える前の年度に開催される全国大会となりますので、各関係機関・団体からご協力をいただき、万全の運営体制のもと全国発信の機会と位置づけ、同時期に開催される「十三夜 魂のふるさとまつり」へ全国の選手団を初め来県者、来町者の皆様をご案内し、おもてなしの心をもって歓迎してまいりたいと思います。
 企業誘致活動につきましては、7月27日、名古屋市内のホテルを会場に村井知事指揮のもと、「平成24年度宮城県企業立地セミナー」が開催されました。当日は一般企業から219社、316人のご出席があり、トヨタ自動車東日本の白根社長による講演等が行われた後、情報交換会において、町長、担当者ともども企業関係者に対して高屋敷地区及び成田二期北地区の優位性を町が作成したパンフレット等を活用しながら積極的にPR活動を行ったところであります。
 また、宮城県と宮城県南部地域23市町村とで共同申請しておりました「企業立地促進法に基づく基本計画」が8月1日付で同意を得ることができました。これにより高屋敷地区及び成田二期北地区が重点促進区域として工場立地法に基づく緑地面積率等を緩和する条例を制定することができることとなりました。また、企業立地促進に優位な要因となる仙台北部道路の工事進捗につきましては、用地買収が全て完了し、今年度は国道4号タッチ付近の工事が進められ、予定どおり平成25年度中の供用開始となる見込みであります。このことにより、富谷町の道路環境はさらに高まり、高屋敷地区並びに成田二期北地区の工業用地への立地推進が期待されるところであります。
 農業振興について申し上げます。
 直売活動に取り組んでおります「おんないん会」、前年よりも売り上げをさらに伸ばし、さらに会員には20代の若い男性4人が加入したとのことであります。今後のなお一層の飛躍を期待したいと思います。なお、おんないん会会長であります小松明巳さんが、農業経営とその技術及び成果が高く評価され、野菜部門の宮城県指導農業師として認定されました。後進の指導への力量を発揮されることを期待したいと思います。
 ビニールハウスの設置助成につきましては、今年度当初で1棟、6月補正で1棟分を計上しておりました。今回、おんないん会会員であります農業者が施設栽培に取り組むための申請が上がりましたので、今議会の補正予算にご提案をいたしておりますので、これまたお願いを申し上げます。
 間もなく収穫の秋、米の作柄も順調に推移し、8月15日現在の富谷町の作況指数は「やや良」とされ、豊作が期待されるところであります。
 観光商工振興について申し上げます。
 富谷町新商品販売全国展開・観光誘客業務事業を委託しておりますくろかわ商工会富谷事務所が、商工会登録をしている町内の2事業者の協力を得て、新たな特産品開発に取り組み、このたび試作品として手作りケーキ店、日吉台の「ばにら・びーんず」、あけの平熊谷の「コブレンツ」が開発した商品を9月5日、明日から7日まで東京ビッグサイトで開催される「第12回グルメ&ダイニングスタイルショー」へ出展し全国デビューを果たすこととなりました。富谷町の新商品として、今後、町内はもとより県内外に向け商品情報を発信してまいります。
 7月14日から31日までの期間限定で行いました「さわやか夏の味覚!とみやブルーベリースイーツフェア」はことしで3回目の実施となり、前年比20%を超える売上増となり、町内外のお客様に好評をいただいたところであります。お披露目会には一般町民に加え仙台ベルフィーユの選手、監督にもご参加をいただき販売促進にご協力をいただいたところであります。
 昨年に要綱の改正をいたしました「富谷町中小企業振興資金」は、融資可能金額を増額し、さらに利子補給を行った結果、昨年度と比べ貸付件数で16件増の30件、貸付金額で1億6,472万円増の2億1,862万円となったところであります。
 8月19日、しんまち公園駐車場を会場にくろかわ商工会富谷事務所主催による「みやぎ復興祭2012富谷 おもしえがらきてけさin富谷」が開催されました。好天にも恵まれ、終日多くの方々でにぎわい過去最高の人出であったとの報告を頂戴したところであります。夏祭りのにぎわいは秋に開催される「十三夜 魂のふるさとまつり」の成功へもつながるものであり、主催者である商工事業者の皆様のご尽力に感謝申し上げたいと思います。
 ことしで第6回目の開催となります「十三夜 魂のふるさとまつり」については、これまで10月13日、本年より1日開催に向けて実行委員会、各専門部会で協議を重ねているところであります。今回の祭りは、「夢・希望・絆」をサブテーマに掲げ、各町内会や小中学校の皆さんが作成したランタン、そしてまた、富谷高校のアートデザインによる明かりも加わることとなり、富谷小学校校庭に繰り広げられるランタンアート、しんまち通りでのパレード、各ステージのにぎわいを通して、震災からの一日も早い復興を願い、また、「5万人都市・新とみや」を象徴し、町政施行50周年の前の年として、昨年にも増して活気あふれる充実した祭りとなるよう、関係者一同で綿密な準備を進めているところであります。町内会におかれましても、ランタンづくりにご協力をいただき感謝を申し上げたいと思います。ぜひ多くの皆さんにお越しをいただき、ふれあいと交流の祭りを楽しんでいただきたいと思います。公式ホームページも立ち上げましたので、祭りのPR活動も展開してまいります。
 次に、町道の整備につきましては、平成23年度から繰り越しで進めておりました事業のうち、穀田線歩道新設工事、距離は700メートルであります。6月末、そしてまた、旧4号線、仏所太子堂中線歩道改良工事268メートルについては、4月末をもって完了いたしたところです。この2路線の平成24年度分の工事については、今議会に契約議案として上程しておりますので、ご審議のほどお願いいたします。
 加えて、県道の震災復旧工事の進捗について申し上げます。震災で傷んだ県道の復旧工事について要望を重ねてきたところでありますが、順次この間進められ、主要地方道仙台三本木線、富谷の区間におきましては明石-今泉間9.5キロメートルであります。一般県道西成田宮床線、西成田白鳥交差点からしんまち通りを経て宮床境の富谷仏所間3.5キロメートル区間でありますけれども、間もなく完了する見込みでございます。西成田地区の主要地方道路仙台三本木線から西成田コミュニティセンターまで、全長270メートルの町道郷田線道路改良工事につきましては、平成23年6月の西コミリニューアルオープン以来、日々増加している西コミを利用される皆さんの利便性向上と安全性確保を図るため、歩道設置とあわせて駐車場約20台の整備を実施することとし、去る8月7日、地権者説明会におきまして道路計画法線の了承を得ましたので、事業の推進に入ります。
 舗装工事につきましては、成田三丁目地区の成田中環状線、東向陽台二丁目地区の東向陽台12-3号線と東向陽台二丁目会館付近の3路線、富ケ丘二丁目地区富ケ丘小学校の通学路、富ケ丘8-4号線については7月末までに完了し、それぞれのこれまで課題となっておりました道路の安全対策や舗装損傷部の改修施工を終えたところであります。
 側溝の有蓋化につきましては、仏所常春地区、とちの木一丁目地区が6月末に完了し、東向陽台三丁目地区、富ケ丘二丁目地区、鷹乃杜二丁目地区はお盆明けから工事に着手をいたしました。
 5月3日から4日にかけての豪雨により被災した沼田川、苅又川、穀田川、3河川8カ所については、7月10日と19日に災害査定を受け、秋以降の工事施工するための発注準備にかかっております。
 都市公園につきましては、成田西公園と明石台公園の経年劣化に伴うトイレ屋上ほか修繕工事及び成田地区四公園のベンチ修繕工事を6月末に完了しております。また、近年、学校体育授業に鉄棒が取り上げられて以来、公園への鉄棒設置を求める要望が保護者及び子供たちから多く寄せられ、このたび要望の多かった上桜木地区3カ所に鉄棒を設置し、今後、明石台地区内の公園への鉄棒設置を含め、全町的に調査を実施し鉄棒の設置を検討してまいります。今議会へは、遊具の設置費増額を計上いたしておりますので、よろしくお願いを申し上げます。
 また、6月20日に発生しました台風4号により、東向陽台一丁目1号緑地ののり面が崩れたことから、年度内完了に向けて8月発注し、入札執行・契約の運びとなっております。早期の工事完了により安全性の確保に努めてまいります。
 大亀山森林公園キャンプ場のテーブルベンチ及びアスレチック遊具修繕工事、これも6月末に完成しております。
 都市計画につきましては、仙塩広域都市計画区域区分(市街化区域編入)及び用途地域の変更並びに地区計画の設定について、関係機関との協議調整を図りながら適正な都市計画に取り組んでいるところであります。明石台東地区39ヘクタールの開発事業は、順調に進捗しており、区画が完了した宅地には順次住宅が建築され入居も始まっているところであります。
 明石台東地区の開発にあわせて事業体が会館を整備することになり、9月1日に起工式が関係者並びに居住されている皆さんのご臨席のもととり行われたところであります。完成は来年3月末となっております。新しい地域住民の皆さんの活動拠点が整備されることにより、コミュニケーションをさらに深める場となることが期待されるところであります。
 次に、町中会館新築工事を8月8日に上棟式を行い、予定どおり9月末日に竣工を目指して、現在施工中であります。
 また、ひより台一丁目会館及びあけの平コミュニティセンター修繕工事につきましては、昨日、9月3日に入札執行され契約の運びとなっており、12月末日までに竣工を目指しております。
 富ケ丘公民館屋外便所増築工事につきまして、8月末に竣工し、女子トイレ及びだれでもトイレとして供用を開始したところです。
 町営宮ノ沢住宅建替工事(第2工区)につきましては、7月9日に入札執行の上、仮契約をし、平成25年3月8日竣工予定として現在、木造平屋建て2DKのBタイプ4棟8戸の建替工事が動き出したところであります。
 なお、今議会において、本契約についての議案を上程しておりますので、よろしくお願いを申し上げます。
 平成17年3月をもって稼働を停止し、このたびの地震で被災した清掃センター、石積にあります清掃センター煙突解体工事につきましては、解体工事の施工に先立ち、現在、ダイオキシンの含有状況等の分析調査を行っております。今後は、調査結果に基づき解体工法の検討を行い、設計から発注と事業を進め、年度内完了を目指してまいります。
 上水道事業につきましては、去る8月8日「水の日」及び水の週間にちなみ、リニューアルしました富谷配水池・シンフォニータワーの展望台を一般開放いたしました。当日は、これまで最も多い284名の方に訪れていただき、高さ130メートルの展望台からの眺望を楽しんでいただいたところであります。澄みきった秋にも開放を望む声がありますので、検討してまいります。
 防災関連について申し上げます。防災行政無線の整備につきましては、本議会におきまして議決をいただいた後、工事に着手してまいりますので、ご審議のほどお願いを申し上げます。
 「富谷町3・11東日本大震災の記録」の進捗状況について申し上げます。おおむね原案を取りまとめ、現在、内容の最終確認に着手しているところであります。富谷町で経験し、取りまとめた震災の記録が南海トラフ地震の発生が想定される東海地方などの内陸部自治体においても参考となるような内容で仕上げを急いでいるところであります。
 6月14日には東北電力株式会社仙台北営業所と災害協定を締結いたしました。大規模災害時における相互の情報伝達を初め、資機材等基地への協力により早期電力復旧を目指すものであり、今後の災害時において大変有用な協定であると考えております。
 さらに、遠隔地自治体との相互応援協定については、現在、平成24年1月に5万人単独市政施行をいたしました愛知県長久手市と防災協定を含む総合協定を締結する方向で調整をいたしております。長久手市とは、先進自治体としてかねてより情報交換をさせていただき、視察もさせていただいたところであります。長久手市から、愛知県内陸部自治体として東日本大震災を経験した富谷町の取り組みを参考にさせてほしいとの申し出があり、8月には長久手市を私が訪問いたしました。吉田市長と懇談し、協定を結ぶ方向で協議をしたところであります。現在は、事務担当者ベースで調整いたしております。10月の「十三夜 魂のふるさとまつり」には長久手市長が来町されることになり、来年3月ごろをめどに締結する予定で進めておるところであります。今後とも、防災のみならず、あらゆる面において情報交換ができるような遠隔地自治体との協定締結を計画しており、推進してまいります。
 本年度の富谷町防災訓練は、10月21日に富ケ丘小学校を会場に実施する予定であります。現在、富ケ丘小学校の先生方、富ケ丘南部・北部、鷹乃杜行政区長さんと訓練内容について協議を進めているところであります。
 防犯関連について申し上げます。
 平成22年8月より、「青色回転灯付きパトロール車」の運用を開始し、これまで小中学校の休暇期間を中心にご利用いただいているところであります。利用に当たっては、宮城県警本部による講習を受講いただくことが義務づけられており、その有効期限2年が到来いたしたことから、7月17日に講習会を開催いたしました。50名の方に受講いただき、新たに16名の方にご参加をいただくなど、「青色回転灯付きパトロール車」への関心の高さがうかがわれるものであります。今後とも、地域での防犯活動に積極的にご協力いただけるように、皆様方に働きかけをさせていただきたいと思います。
 交通安全対策について申し上げます。
 このほど、富ケ丘小学校前の町道富ケ丘8-4号の整備を図り、6月28日に竣工いたしました。今回の整備により、新たに外側線沿いにポストコーンを配置するとともに、ロードグリーン部分には特種塗装を施し、夜間における運転者の視認性をより高める安全対策を講じたところであります。
 さらに、大和警察署より、近日中にローソン前交差点の東西部分に横断歩道を設置する予定であるとの報告も頂戴しております。
 これらを機に運転者を初め地域の皆さんの交通安全意識向上につながることを大いに期待するところであります。
 9月21日より30日までの10日間、「秋の交通安全県民総ぐるみ運動」が展開されます。富谷町といたしましても、日暮れが早まるこの時期から冬季にかけての事故防止に町民総ぐるみで取り組むこととし、町では、より一層安全な道路環境の向上に努めてまいります。
 富谷町ホームページの運用につきましては、町政運営の情報発信として、広報とみやとあわせて、時代の潮流に沿ったコンテンツの更新、見やすさ、検索のしやすさを考慮したレイアウトの変更を随時行っております。特に、旧富谷小学校、旧西成田小学校を含む町内全ての小中学校の校歌をホームページで聞くことができるようになっております。
 また、6月からは富谷町公式ツイッターを開設いたしました。現在フォロワー増加率では全国自治体の中で上位に位置しており、多くの皆さんに見ていただいている現状であります。公式ツイッターは日ごろの出来事を瞬時に情報提供していますが、災害時には公式の情報発信ツールとして活用してまいります。
 行政区長に関する規則の一部改正について申し上げます。行政区長が療養あるいは勤務等のため会議等に出席できない場合に職務代理者が出席できるように改正し、9月1日より施行いたしたところであります。
 広報とみやにつきましては、情報提供の迅速性と正確性に配慮し、町民の皆様にとって有益かつ適切な情報発信に努めておるところであります。特に平成24年4月号からは、ホームページ上においてPDF版、縦覧の版のほかに電子ブック版でも閲覧できるようになってございます。よりスムーズに閲覧できますので、ご利用をお勧め申し上げます。
 年間公告料18万円の収入も見込まれますスポンサー広告つき町内地図案内板、「シティナビタ」が役場本庁舎正面と成田公民館玄関入り口に設置されました。視覚的にも見やすく、町内全域を表示している案内板として機能を発揮し、有効に活用されているところであります。
 旧第一学校給食センター改修計画について申し上げます。旧第一学校給食センターは、本来の用途が食品工場ですので、改修に当たり建築基準法の制約があり、改修後の用途は限定的なものとなります。このことから、施設の形状、広さ、立地などを考慮して検討した結果、もと調理場であった場所を旧役場庁舎に保管されている膨大な書類を保管する書類収蔵スペースに改修し、食器洗浄場であった部分を東日本大震災の教訓から、防災備蓄品の倉庫機能に改修し、町の防災備品の収蔵やスペースに余裕ができれば、各町内会の防災備品を収納する場としてもご利用いただけるよう改修する予定といたしております。
 また、2階部分は、研修室機能がありますので、内装等の改修をし、要望がある黒川地域行政事務組合教育委員会が運営する学校復帰支援適応指導教室、いわゆる黒川けやき教室への転用なども視野に入れながら改修してまいりたいと考えております。改修工事は今年度中に完成し、来年度の早い時期に旧庁舎から書類等物品を移設したいと考えております。これらに要する経費として、設計管理、並びに、改修工事費を補正予算として計上しておりますので、よろしくお取り計らいお願いを申し上げます。
 東日本大震災に係る災害被災者に対する町税等の減免状況についてご報告申し上げます。平成23年度減免については、申請件数は2,175件、減免額、住民税、固定資産税、国民健康保険税、合わせて7,624万円、税以外の保険料分については、後期高齢者医療保険料、介護保険料、合わせて1,908万円の減免額となっております。また、6月議会定例会で議決をいただいた国保税(平成24年4月から9月分まで)の減免額は1,743万円、保険料分の後期高齢者医療保険料、介護保険料は合わせて1,178万円の減免額となっております。
 昨年12月に制定された東日本大震災復興特別区域法に基づく「宮城県民間投資促進特区」が認定され、富谷町でも復興推進計画に定めた復興産業集積区域内において復興に貢献する事業を行う事業者の固定資産税について課税を免除するため、「富谷町復興産業集積区域における固定資産税の課税免除に関する条例の制定」について上程をしておりますので、ご審議をお願い申し上げます
 選挙人名簿登録者数について申し上げます。
 9月2日現在、定期登録時の選挙人名簿登録者数は、男1万8,139人、女1万8,955人、合わせて3万7,094人で、前回6月2日、3カ月前現在の登録時より155名が増加しております。
 以上が、第2回定例会以後から現在までの取り組みの概要を申し上げたところであります。
 それでは、今回提出しております議案につきまして、その概要を説明申し上げます。
 議案第1号「富谷町復興産業集積区域における固定資産税の課税免除に関する条例の制定について」は、東日本大震災復興特別区域法第7条第1項に規定する認定復興推進計画において定められた復興産業集積区域内における固定資産税の課税免除に関し必要な事項を定めるものであります。
 議案第2号「富谷町総合運動場条例の一部改正について」は、東日本大震災により被害を受けた富谷公園休憩所、いわゆる管理棟と呼んでいた建物です。解体したことに伴い所要の改正を行うものであります。
 議案第3号「平成24年度富谷町一般会計補正予算(第3号)」については、歳入歳出予算の総額にそれぞれ2億1,254万3,000円を追加し、総額119億1,072万9,000円とするものであります。
 議案第4号から議案第7号については、各種会計の補正予算として必要な経費を追加するものであります。
 議案第8号「平成24年度富谷町MCA防災行政無線整備工事請負契約の締結について」は、当該工事請負契約の締結について議会の議決をお願いするものであります。
 議案第9号「平成24年度町道穀田線歩道新設工事(第1工区)請負契約の締結について」は、当該工事請負契約の締結について議会の議決をお願いするものであります。
 議案第10号「平成24年度町道穀田線歩道新設工事(第2工区)請負契約の締結について」は、当該工事請負契約の締結について議会の議決をお願いするものであります。
 議案第11号「平成24年度町営宮ノ沢住宅建替工事(2工区)請負契約の締結について」は、当該工事請負契約の締結について議会の議決をお願いするものであります。
 議案第12号「平成24年度ひより台第1汚水中継ポンプ場機械・電気工事請負契約の締結について」は、当該工事請負契約の締結について議会の 議決をお願いするものであります。
 議案第13号「平成24年度富谷1号汚水幹線管渠改築工事請負契約の締結について」は、当該工事請負契約の締結について議会の議決をお願いするものであります。
 議案第14号「平成24年度富谷1号汚水幹線人孔更生工事請負契約の締結について」は、当該工事請負契約の締結について議会の議決をお願いするものであります。
 議案第15号「和解及び損害賠償の決定について」は、富ケ丘保育所における自動車の損傷事故について、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により和解及び損害賠償を決定するものであります。
 議案第16号、17号「教育委員会委員の任命について同意を求めることについて」は、任期満了に伴う教育委員会委員の任命について議会の同意をお願いするものであります。
 諮問第1号、第2号「人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて」は、任期満了に伴う人権擁護委員の候補者を推薦するものであります。
 認定第1号から認定第6号までについては、平成23年度一般会計ほか各種会計の歳入歳出決算について監査委員の決算審査意見書並びに主な施策の成果及び予算執行の実績概要を記した行政実績報告書を付して議会の認定をお願いするものであります。
 以上、提出議案の説明を申し上げましたが、議案審議の折には、なお詳細にご説明を申し上げますので、慎重審議を賜りまして、全件可決いただきますようお願いを申し上げ、挨拶といたします。

議長(浅野幹雄君) 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
 議長諸報告は、お手元に配付のとおりです。
 なお、説明員の出席要求ほか、関係資料については、事務局で保管しておりますので、ご希望の方は閲覧願います。
 これで諸般の報告を終わります。
 これから本日の会議を開きます。
 本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第120条の規定により、5番高橋正俊君、6番小泉 光君、7番浅野直子君の3名を指名いたします。

日程第2 会期の決定

議長(浅野幹雄君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。
 本定例会の会期は本日から9月14日までの11日間にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本定例会の会期は本日から9月14日までの11日間に決定いたしました。
 この際、11時10分まで休憩をいたします。

午前10時54分 休憩

午前11時10分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

日程第3 一般質問

議長(浅野幹雄君) 日程第3、一般質問を行います。
 通告順に発言を許します。9番森栄君。

9番(森栄君) 皆さん、改めまして、おはようございます。森栄でございます。
 今、私に富谷町内の小学校、中学校に通学する児童生徒の保護者から心配と不安の声が多数寄せられております。それはいじめの問題です。今回の定例会では、私を含めた4名の議員からいじめの問題について一般質問が行われるほど住民が関心を持っている問題であります。既に皆様もご承知のとおり、滋賀県大津市で発生したいじめを受けて自殺した男子中学生の問題でもあります。このいじめ自殺問題は滋賀県大津市立中学校だけの問題ではなく、全国のどこの学校にもある深刻で重大な問題であり、いじめに対する教育現場の学校の対応と事実に対する隠蔽について、また、学校を監督する立場の教育委員会の形骸化、そして、教育予算の執行権を持つ行政との問題点について、私はこの滋賀県大津市立中学校で発生したいじめ自殺問題の経過を説明しながら、改めていじめの把握と対応及び責任の所在について質問いたします。
 最初に、滋賀県大津市立中学校で発生したいじめ問題の経過を時系列的に説明しながら問題点を把握し整理していきたいと思いますので、時間がかかりますが、静かにご清聴くださることをよろしくお願い申し上げます。
 昨年10月に滋賀県大津市で発生したいじめを受けて自殺した中学生のいじめの問題について、自殺した中学生の周りの生徒たちは「先生に伝えたけれども、対応してもらえなかった」と話し、また、同校の中学校の教諭は、自殺前にいじめには気づいていたが、対応がおくれたという認識を示しました。しかし、記者会見した校長は、学校の公式見解として、「昨年10月5日の放課後、女子生徒がトイレで男子生徒がいじめられていると担任教諭に告げたが、担任教諭はけんかと判断したため、いじめに気づかなかった」との発言を繰り返しました。
 その後、いじめを受けて自殺した中学男子生徒の問題に対して、大津市教育委員会は、遺族の実態解明のために10月17日に全校生徒対象にアンケートを実施したところ、283名からいじめの情報が寄せられましたが、原則として回答のうち、生徒が記名した上で直接見聞きした情報に限っての聞き取り調査のため、自殺の練習をさせられていたなどの重要な情報はこの時点で見送られ、これが保護者や市民から学校によるいじめ情報隠しとの避難を浴びることになりました。
 また、大津市教育委員会が調べたところ、自殺直後、学校側が全教諭に対して、男子生徒へのいじめの有無を調査していたのにもかかわらず、その結果を遺族に伝えていなかったことが判明し、学校によるずさんな対応が再びまた浮かび上がり、多くの市民から批判を受けました。
 さらに、大津市教育委員会は、加害者容疑の3人から保護者の同意を得て聞き取り調査を実施したが、いじめはあったが、自殺との因果関係は判断できないと発表して、調査は3週間で打ち切られ、保護者や市民から大津市教育委員会の対応に強い不信感が募りました。その後、大津市教育委員会と学校が昨年11月1日に開いた保護者説明会では、校長は、いじめがあったと説明する一方で、加害者、被害者の関係ではなく、いじめを受けて自殺した男子生徒も3人と同じグループにいるのが嫌だったふうでもないと発言したが、会場からは話に一貫性がないとの声が上がり、大津市教育委員会と学校に対して、保護者や市民からさらなる不信と不満が増幅する状況となりました。
 その2日後の7月6日には、大津市長が、いじめの再調査が必要で、こちらで実施すると教育長に告げ、大津市がこの問題の対応についての主導権を持つことになり、改めて大津市教育委員会の存在や形骸化が問われました。
 さらに、7月10日には、大津市教育委員会が追加アンケートの内容を公表して、葬式ごっこをしたなどとの回答があったことが判明し、翌日には志賀県警が暴行容疑の関連として中学校と大津市教育委員会を捜査するという、極めて異例と言える教育現場への強制捜査が実施されました。
 その後、7月20日には、大津市長が文部科学省の奥村副大臣に、大津市教育委員会の調査は不十分でずさんだったと発言し、外部調査委員会を設置するので、文部科学省の支援を受けたいと要望し、この要望を受けて、その後、文部科学省は職員2名を市役所に派遣しました。
 7月25日には、大津市長が遺族と初めて面談し、市長就任後、訴訟が起訴された2月の時点で、このいじめ問題の再調査をすべきだった。今後、外部調査委員会で不十分なところを再度調査したいと陳謝し、また、事故直後に教育委員会が行った生徒へのアンケート調査について、ずさんで不十分な調査だった、深くおわびしたいと謝罪し、遺族からは市が設ける外部調査委員会の公開と委員の人選、市の過失責任の解明について要望がなされました。
 8月15日には、大津市教育委員会の沢村教育長がいじめ自殺問題に対する教育委員会の対応に不満を持つ男子生徒に鉄製のハンマーで強打されるなど、いじめ自殺問題が刑事事件に発展いたしました。
 8月25日には、大津市でいじめ自殺問題の真相究明のために第三者調査委員会の初会合が行われ、いじめの加害者3人を含めた生徒たちからの聞き取りや、いじめの実態や教育委員会の対応の問題点の洗い出しと再発防止対策を含めた報告書の取りまとめについて話し合いがなされました。
 この大津市のいじめ自殺問題をきっかけに、全国で多数のいじめの問題が表面化しております。例えば埼玉県の草加市立中学校では、4月18日に2年の男子生徒が校舎からの飛びおりを同級生に強要されて、校舎から飛びおりて重傷を負いました。兵庫県の赤穂市立中学3年の生徒2名が共謀して、小学6年生の男子生徒を公園で暴行する様子をインターネットの動画投稿サイトユーチューブに投稿していじめを公開しました。また、茨城県では陸奥太田市立中学2年生が8月16日に自宅で自殺した事件では、3人の男子生徒が死亡した生徒に対して、携帯電話で死ねと書いたメールを数回送るなどのいじめがありました。さらに、宮崎県では、西都市の私立高校2年の男子生徒が少年グループから川の中で頭を押さえつけられ、溺れさせられるなどの集団暴行を受け、生徒は溺れて一時心肺停止の重体になりました。地元の仙台市では、私立高校2年の男子生徒が昨年11月ごろから同級生4人にいじめを受け始め、殴る、蹴るの暴力を受けたほかに、ことし5月下旬には4人のうちの1人からたばこの火を腕に押しつけられるなどのいじめを受けたとして、8月6日に仙台東警察署に被害届を提出し、同署は傷害事件として捜査を始めました。
 このように、滋賀県大津市のいじめ自殺問題の発生からいじめに関する問題と連動して、警察へのいじめ被害届の増加など、全国的に連続して発生するなど、社会的な問題として、全国版の新聞や地元の河北新報、また、テレビやインターネットなどで報道され、いじめに対する学校の対応や隠蔽体質、そして、学校を監督、指導、助言する立場の教育委員会の形骸化や教育行政のシステムの崩壊が大きく取り上げられております。
 このいじめの問題は、全国のどこの学校にもある深刻で重大な問題であり、私に対しても富谷町内の小学校、中学校に通学する児童生徒の保護者から心配と不安の声が多数寄せられております。私はいじめ問題に関する資料を文部科学省と宮城県教育委員会から取り寄せながら、児童生徒の保護者の心配や不安を軽減するために8月30日と31日の2日間にわたり、富谷町内の7つの小学校と5つの中学校を直接訪問して、いじめに対する教育現場の学校の対応について調査いたしました。調査項目は、1、8月1日現在の児童生徒数。2、平成23年度のいじめの有無と件数及び内容。3、平成24年度のいじめの有無と件数及び内容。4、いじめの定義、判断、原因。5、いじめの把握と対応。6、教育委員会からの指導。7、学校内での対応。8、保護者への対応。9、区域外通学の有無。10、出席停止の状況。11、問題児童生徒の有無と現状。12、いじめのアンケートの実施の有無、実施時期、実施回数、実施結果、活用方法。13、教育委員会への報告。14、いじめ問題の実情に応じた点検項目などであります。
 このいじめ問題について私が一般質問の通告をした8月20日の後に、急遽、富谷町教育委員会が8月22日付で町内の各小中学校に対していじめの定義を記載したいじめ問題に対する対応やいじめに関するアンケートを配付回収しており、議会議員から一般質問が提出されたから、議会対策の回答のために各小中学校に緊急、応急的にいじめの問題について学校に照会するという、富谷町教育委員会の対応に私は強い不信感と不満を持ちました。なぜなら、先ほども申し上げたとおり、いじめ問題は全国のどこの学校でもある深刻な重大な問題であり、いじめは今までも発生しており、今後も発生する問題でもあります。したがって、常に学校を監督しなければならない立場である教育委員会は、学校長や教頭会などで口頭で実施しているからよいということではなく、実際に教育現場である学校を訪問して直接事情を聞き取りするくらいの対応を今まで実施していなかったからであります。
 このようなことでは万が一学校で問題が発生した場合、住民から、学校長の責任だけではなく、当然、教育委員会や教育長の責任も問われるからであります。常に教育委員会は学校内での問題の未然防止や問題が発生した場合のことも想定して対応するぐらいでなければ、教育委員会に対する住民からの不満や不信感から教育委員会の存在すら形骸化につながるからであります。私は、今後、学校長に任せるだけでなく、学校を監督、指導、助言する立場の教育委員会として、今まで以上にリーダーシップを十分に発揮していただきたいと強く要望して、学校での調査について報告した上で、一般質問をさせていただきます。
 まず、8月1日現在の児童生徒数や、学校に照会したアンケートの内容は、教育委員会で既に把握しており、その結果については後で質問しますので省略いたしますが、調査の結果、いじめは、残念ながら、平成23年度と24年度に数件ありました。そのいじめの内容は、からかいや冷やかし、物隠しなどでありました。各学校とも、いじめに対して即時対応しており、深刻で重大ないじめ問題につながらなかったことは幸いでしたが、今後は、その場だけの対応だけではなく、日ごろの見守りも大事だと思いました。
 また、各学校における児童生徒のトラブルについては、文部科学省で実施している調査の中にあるいじめの定義に該当していない案件であるとして、学校長の判断で、教育委員会に報告しなかった案件も数件ありましたが、これらも含めると相当数の事案があったものと思われます。このいじめの定義を基準としていじめに対応している学校もあれば、いじめの定義の基準から一歩進んで柔軟に対応している学校もあり、学校間での対応もいろいろでありました。
 また、ある学校では、インターネットの生徒のブログにからかいの文句が投稿されるといういじめ問題もありましたが、幸いにも生徒指導主事の先生が発見して即時に対応したために大事に至りませんでしたが、このように携帯電話のメールやパソコンのインターネットによるいじめもあり、今後、学校や教育委員会の対応が課題として問われております。
 このように学校でのいじめの問題の対応は校長の判断で決められますが、これからはいじめの定義の基準にとらわれず、また、いじめの実態や事案の重大さにかかわらず柔軟に即座に対応することが必要であり、学校に対する教育委員会のさらなる指導が問われているように思います。
 次に、いじめに関するアンケートについては、残念ながら、学校の生活指導の一環として、授業中や教職員会議などで口頭で対応していたために、今までいじめに関するアンケートを実施していなかった学校もありました。また、滋賀県大津市のいじめ問題が発生する以前から、児童生徒の状況把握の方法として、学校独自調査として年1回から3回実施していた学校やいじめのアンケートの内容を学校独自で検討していた学校もあり、各学校間での取り組みに温度差がありました。
 また、滋賀県大津市のいじめ問題に対する文部科学省からの通知を受けて、宮城県教育委員会では、小学校4年から6年の児童と中学1年から3年生の生徒を対象に児童生徒の状況把握として、簡易アンケートを無記名とし毎月1回程度実施し、学校経営などの参考に資するよう通知しており、これを受けて、簡易アンケートを既に実施した学校や今後実施を予定している学校もありました。また、宮城県教育委員会からの簡易アンケート様式が小学校を例としているために、ある中学校では、アンケートの文面や内容について学校独自で検討している学校もあり、アンケートに対する学校間での取り組みもそれぞれ異なるもので、学校に対する教育委員会の指導に疑問を持ちました。
 このような学校の調査を踏まえて、
 1、学校の教育現場と教育委員会におけるいじめの定義と判断について。
 2、学校現場は、いじめ問題をどのように把握して対応しているのか。
 3、教育委員会は、いじめ問題に対して学校にどのような指導、助言をしているのか。
 4、学校内において過去に発生したいじめの問題の件数とその実態及び対応について。
 5、現在のいじめ問題の実態把握と対応及び過去のいじめ問題の実態の相違について。
 6、いじめ問題に関する宮城県教育委員会からの指導と教育委員会及び学校の対応について。
 7、文部科学省の指針に沿った児童生徒対象のアンケートについて。
 8、例えばいじめを受けた児童生徒と保護者から損害賠償の訴えが学校管理者である学校長や学校を指導助言する立場の教育委員会の教育長及び教育委員会に対して提示された場合の対応について。
 以上、8項目について質問をいたします。
 ご清聴ありがとうございます。

議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。教育長。

教育長(菅原義一君) それでは、ただいまの質問に対してお答えをいたします。
 まず、いじめの定義でございますが、平成18年10月に文部科学省から示されてあるとおり、いじめとは、当該児童生徒が一定の人間関係にあるものから心理的、物理的な攻撃を受けることにより精神的な苦痛を感じているもの。起こった場所は学校の内外を問わないというふうに認識しております。教育委員会といたしましても、大きな問題と考えており、学校と連携を図りながら根絶を目指すことが肝要と考えております。
 第2点目でございますが、各学校の状況に応じて実態把握が行われております。実態把握の方法といたしましては、児童生徒のアンケート調査の実施及び個別の教育相談、学級担任、教科担任等の観察等が行われております。その情報は、学年会、生徒指導部会、職員会議等で学校内での共有化が図られ、個々の案件に応じた対応が行われておるというふうに認識してございます。
 3点目でございますが、いじめ問題は起きてはいけないというふうに考えております。発生した場合は、被害者の立場に立って適切に対応することが肝要と考えております。7月26日に招集しました富谷町の臨時校長会におきましても、いじめの認識、それから、各学校の対応等を確認し、同日、同じ日に開催されました富谷町の教育委員会におきましても、校長会での指導内容を報告し協議をしております。また、8月23日の富谷町教育委員会におきましても、いじめ防止対応のためのポイントを協議をいたし、8月28日の校長会、8月29日の教頭会で改めて協議をしております。また、定例の校長会、教頭会及び生徒指導部会におきまして生徒指導上の課題について情報交換を行い、その都度対応への指導助言を行っております。
 4点目でございます。23年度の実態でありますが、いじめの発生件数は、小学校で7件、中学校で7件であります。その内容につきましてのほとんどがからかいです。その対応につきましては、当事者等から事実を確認の上、周囲の児童生徒も含め適切に指導を行っており、すべて解決済みというふうになっております。
 5点目でございます。現在のいじめ問題の実態把握と対応につきましては、問い2でお答えしたとおりでありますが、過去のいじめ問題の実態の相違につきましては、内容等においては現在も過去もからかいが多く、大きな差異はないというふうに認識しております。また、学校の対応につきましても、過去も現在も、各校とも高い問題意識を持って対応しているというふうに認識しております。
 第6点目、平成24年8月10日付で宮城県教育委員会より児童生徒の状況把握についてという依頼文書が出されており、その中で、いじめ問題の取り組みの徹底についてという方針が示されております。また、月1回程度の児童生徒への簡易アンケートの実施が奨励されたところでございます。教育委員会といたしましても、すぐに各校を訪問し、この後すぐに各学校を全て訪問いたしました。そして、県からの依頼文書の内容を確認するとともに、今後の簡易アンケートの実施を要請したところでございます。
 7点目でございます。平成24年8月1日付で文部科学省から宮城県教育委員会を通していじめの問題に関する児童生徒の実態把握及び教育委員会及び学校の取り組み状況にかかわる緊急調査の依頼を受けております。
 最後でございます。第8点目、関係機関との連携、指導助言を受けながら内容精査の上、誠意を持って対応していきたいというふうに考えております。
 以上でございます。

議長(浅野幹雄君) これより森 栄君の質問は一問一答方式により行います。9番森栄君。

9番(森栄君) 教育委員会を統括する文部科学省の組織の中で、いじめに関する直接的な部局と課の名前について説明を求めます。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) きちっと調べないとちょっとわかりませんが、多分、初等中等教育局ではないかというふうには思っております。県のほうは義務教育課でございます。

議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。

9番(森栄君) 先ほどの直接の部局は初等中等教育局、課は児童生徒課です。後で確認してください。
 それから、いじめの定義を用いた調査の名前は何という調査か、説明を求めます。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) もう一度、質問内容をお願いしたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。

9番(森栄君) いじめの定義を用いた調査の名前は何という調査名ですか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 「児童生徒の問題行動と生徒指導上の諸問題に関する調査」というふうに認識しております。

議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。

9番(森栄君) 先ほど、児童生徒の問題行動等の諸問題に関する調査で、平成18年度の調査からいじめの定義の改正されましたが、その改正理由について伺います。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) このときの調査の内容について、定義等についても、文部科学省から説明がありましたので、新定義を行うに当たってというところは少し、文部科学省から発表されているところは長い文章なのでございますが、議員さんのほうで、この辺よく熟知されておるようでございますので、それでよろしいかと思います。

議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。

9番(森栄君) ありがたい答弁、本当にありがたいです。

議長(浅野幹雄君) 質問に徹してください。

9番(森栄君) それでは、文部科学省が昨年3月、自殺の再発防止に向けて策定した指針の名前は何ですか、説明願います。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 済みません、少しの時間をください。
 平成24年4月13日付の文部科学大臣、平野文部科学大臣付の談話というものが今手元にございます。それに付随します文部科学省のホームページで緊急調査等についての説明と、それから、文部科学省初等中等教育局長湯村局長名での談話及びそれに関する宮城県教育委員会の義務教育課長名による談話等については承知しておりますが、今、議員の質問されたところはこの中には該当していないのだとすれば、今のところはこの手元の資料にはございませんので、後でお答えしたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 9番森栄君

9番(森栄君) 先ほどの指針についてですけれども、「子供が自殺をしたときの調査の基準」という名前でありますので、後で確認してください。
 それから、次に、先ほどの子供の自殺があったときの調査の指針の内容についても質問したいところですけれども、多分、内容も把握していないと思いますので、これは省略いたします。
 基本的なことを伺いますけれども、小学校や中学校にはそれぞれ目的と目標がありますが、小学校や中学校の目的と目標について説明を求めます。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 教育行政、議員も篤とご承知のことと思いますが、教育行政の一般の流れを少しお話ししたいと思います。義務教育における小学校、中学校の教育課程は、全て文部科学大臣が定めるという規定がございます。文部科学大臣が定めた規定と申しますのが、いわゆる文部科学省から提示されておりますこの学習指導要領でございまして、これは中学校分でございます。この中学校の学習指導要領の中に、各学校の教育課程は全て学校が決める。つまり、校長の責任において各学校が定めるというような規定がございます。ですから、私たちの町富谷町にも12校の小中学校がございますが、各校長は、いわゆる学習指導要領、それから、県の教育方針及び私たちの富谷町の教育方針、それから、各地域の実態、保護者の願い、それから、校長の経営ビジョン、その辺を総合的にまとめながら、各学校の教育目標を含め、教育課程を編成してございます。その全ての教育課程については、私たち教育委員会に届け出るということの規定になってございます。ですから、届けられた時点で承認という形になっておりまして、今言いました各学校の教育課程に対しては、私たちとの関係はそういう仕組みになってございます。
 ですから、私のもとには各学校の教育課程はすべて届けられております。つまり、教育委員会の中に資料としてありますが、ここには全部持ってきてはおりません。ですから、各学校の教育目標及びその計画について、ぜひ、議員さんがお知りになりたいことはおいでいただければいつでもお示ししたいというふうに思います。
 以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。

9番(森栄君) 先ほどの質問なのですけれども、小学校の目的については、学校教育法の第29条、それから、目標については30条、それから、中学校の目的については、学校教育法の45条、それから、目標については46条でありますので、後で確認してください。
 次に、質問ですが、今後、いじめを防止する方法として、学校教育法第35条の出席停止、それから、学校教育法施行細則第8条及び第9条の区域外就学、それから、指定学校の変更、これらを活用して柔軟に対応する考えがあるかどうか、伺います。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 済みません。教育法規に関しては私持ってきておりましたので、その学校教育法に関してならお答えできました。現在の35条についても、いわゆる平成13年に新たに学校教育法が改正になりまして、第35条にいわゆる性行不良の児童生徒に対して出席停止を命ずることができるという懲戒権の中の一つの規定が設けられたということは承知しております。ですが、ただ、この規定が設けられた背景には、いじめだけではなくて、いわゆる校内における器物破損、それから、対教師暴力、対子供暴力もありますが、器物破損等のそういう社会世相を反映した学校教育法の改定でございました。いじめによる学校教育法の出席停止等の案件というのは、当町では一切ございません。県の義務教育課のほうにも問い合わせましたが、県でも平成13年度以降、いじめによる出席停止処分ということは1件もないということでございます。私たちとしても、こういう事態までいく前に学校と連携しながら適切な指導をし、出席停止などという処分が行われる事態は極力防ぎたい、そういう努力をしてまいりたいというふうに思います。
 以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。

9番(森栄君) 今の回答なのですけれども、私の質問の趣旨は、今後、いじめを防止する方法として、学校教育法35条の出席停止や学校教育法施行細則第8条及び第9条で定めている区域外就学、これらの方法を用いて柔軟に活用することが大事かと思いますけれども、このような活用方法について質問しているわけでありますので、再度質問いたします。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 繰り返しになりますが、法的にはそういう措置がとれますので、それはとらないとは言っておりません。ですが、先ほど言いましたように、そこまで至る以前にやることがたくさんございますので、そういう措置をとらないで済む、そういう適切な指導を重点的にやっていきたいということでございます。

議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。

9番(森栄君) 富谷町立学校の管理に関する規則第18条の4の規定に基づき、学校評議員が学校長の推薦で教育委員会から委嘱されているために、学校管理下で発生したいじめ問題について学校が教育委員会に報告しづらく、結果的にいじめ問題を隠蔽することにつながらないかどうか、説明を求めます。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) そういう事態はないというふうに認識しております。

議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。

9番(森栄君) 宮城県教育庁義務教育課が実施したいじめの問題の指導に関する点検結果では、学校の教諭と管理職の回答傾向に大きな差はありませんでしたが、学校の教諭及び管理職と教育委員会とでは共同体制、情報提供、教員研修についての差が大きく見られたとの報告を受けておりますけれども、その理由について説明を求めます。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 質問の趣旨がよく理解できないのですけれども、どこからそういう報告を得たのか、ちょっとその辺をもう少し詳細にお聞かせいただかないと答えようがございません。

議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。

9番(森栄君) 宮城県教育庁の義務教育課でいじめ問題等の指導に関する調査を行っています。その中で、学校の教諭と管理職、それから、教育委員会との回答の中で、共同体制、それから、情報提供、教員指導について大きな差が見られたということなのですけれども、それについてはご存じないのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 私も立場上、県のいろいろなアンケート、それから、県のほうではこのような生徒指導資料というものを綿密に出していまして、いろいろなこういうものについてはくまなく目を通して職務の適切な遂行ということに努めてはおりますが、何年のどういうあれなのか、ちょっとその辺、詳細に後で議員に示していただきまして、それでお答えをしたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。それでよろしければそのようにお願いします。

議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。

9番(森栄君) それでは、今の件につきましては、手元に義務教育課からの資料もございますので、後でお話ししたいと思います。
 次に、昭和30年法律第162号で制定された地方教育行政の組織及び運営に関する法律第15条に基づき、富谷町の教育委員会の会議が設置されておりますが、原則公開としておりますけれども、出席委員の3分の2以上の同意を得て秘密会議にするということになっております。しかし、これは連続公開ではなく、常に会議を公開する方向で検討するかどうか、質問いたします。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 教育委員会の規則の中の傍聴に関する取り決めもございます。前々回、この議員さんの中からも傍聴いただいております。ですから、ぜひ傍聴希望の方は議員さんも含めてどうぞということでございます。

議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。

9番(森栄君) 富谷町教育相談員の設置等に関する規則第3条第1項第1号では、相談員の職務として児童生徒の不登校、非行、いじめ、滞納、心身障害者等就学等の相談に関することを規定しておりますが、いじめに関して、平成23年度と24年8月までの相談件数と相談内容について説明を求めます。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 済みません、それも後でお示しするということでよろしいでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。

9番(森栄君) 最近、いじめ問題についていじめ防止条例を制定について発表した自治体がありますけれども、どこの自治体か、説明を求めます。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) ぜひ教えていただきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。

9番(森栄君) 本当は、これは最近の情報なのですけれども、情報としてつかんでおかなくてはならないのですけれども、これは岐阜県の海津市であります。条例の名前は「海津市子どものいじめの防止に関する条例」という名前であります。その中では、条例の中で、責務を定めておりますけれども、後でご確認いただきたいと思います。
 それでは、この中で、海津市子どものいじめの防止に関する条例の中で、子供のいじめ防止のためにいじめ防止専門委員会を設置しておりますけれども、富谷町教育委員会では、今後、このようないじめ防止の専門委員会や第三者調査委員会などを設置する考えはあるか、ないか、説明を求めます。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 先ほど議員から質問いただきました相談室、それから、今年度、相談体制もより強固にいたしましたので、今の現行の体制の中でやっていきたいというふうに思います。また、改めて学校との連携も深めていって対処していきたいというふうに思っています。

議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。

午前11時53分 休憩

午後 1時00分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 午前中の森栄君の質問の中で、訂正の申し出がありましたので、これを許可します。9番森栄君。

9番(森栄君) 先ほどの私の一般質問の中で、「茨城県では、陸奥太田市立中学2年男子が」と発言しましたけれども、これを「茨城県では、常陸太田市立中学2年男子が」というふうに訂正を求めます。よろしくお願いします。

議長(浅野幹雄君) 17番磯前武君。

17番(磯前武君) 私からは1件、東向陽台小学校分離新設校について質問をいたします。
 東向陽台小学校は、昭和46年分譲が開始された東向陽台団地の児童が通う学校として昭和55年度に開校されました。当時の児童数は554人、16学級でした。明石台団地が平成元年から分譲が始まり平成2年度には児童数が増加となり、平成9年度には665人まで増加をいたしました。その後も増加が続き、教室不足となったことから、平成13年11月には校舎を増築し、また、平成20年度及び平成23年度にはプレハブ校舎を増設し対応をしてまいりました。
 現在の東向陽台小学校の児童数は8月末、夏休み明け1,005人となりまして、昭和55年度開校時の約1.8倍、学級数は32学級と2倍まで増加しております。今後もさらなる児童数の増加が見込まれ、現状では効率的、効果的な教育に不安があるというふうに町長は考えているようでございます。
 このような中で、町では明石台五丁目の学校建設予定地に東向陽台小学校を分離した新設校を平成27年度開校を目指し準備を進めていると聞いております。7月には基本方針の案を策定し、7月20日に分離新設検討会議を関係行政区長、PTA役員出席のもと開催をいたしております。また、7月26日、基本方針の策定を図り、8月1日、2日、3日、延べで142人の保護者の参加のもと保護者説明会を実施いたしました。さらに、8月9日には関係地域住民51人参加のもと地域説明会を開催しております。
 質問に入る前に、私は地域と学校の果たす役割について分析をしてみました。位置づけとしましては、学校の場合、地域があるから、父母がいるから、子供がいる。子供たちがいるから、学校がある。だから、教職員がいる。船に例えてみれば、町が建造した船を教育委員会が管理し、教職員は外からの乗組員、校長は船長、教頭は操縦士、教職員は指導力、意欲、感性を有した船員である。児童生徒は船上生活を楽しむお客様、保護者は励ましと温かい心で岸壁から見送る、出迎える人、地域家庭は休息地、エネルギーの補給地、心の傷を癒やすところであると私は思います。
 町では、「学びのまち富谷」をスローガンに掲げ、地域から信頼され、地域とともに育つ学校を目指しております。学校や子供たちの様子が見える地域に開かれた学校、地域の教育力を効果的に取り入れ、多様化、複雑化する社会環境に対応できる生きる力を養成するため、新しい学校では、保護者や地域の皆さんにそれぞれの役割を担っていただく必要性があります。
 分離新設校を建設作成するに当たり、次に、一般質問をいたします。
 1番目、地域から信頼され、地域とともに育つ学校を目指す方策はどう考えていますか。
 2番目、特色ある学校施設をどのように検討しているか。
 3番目、災害に強い学校、災害時に利用できる学校施設の検討、また、家庭科室、保健室の有効活用をどのように考えていますか。それから、太陽光発電パネル、蓄電池、燃料電池、備蓄飲料を検討しているか、伺います。
 4番目、新設校の通学路について部分時間帯通行制限も含め、抜本的な通学路の安全対策を伺います。地域交通安全の環境の整備については再質問のほうで触れたいと思います。
 5番目、おおよその設計プランができ上がった段階で説明会を実施すべきと私は思いますが、いかがでしょうか。
 6番目、東向陽台小学校の学校教育目標はしなやかな心とたくましい体を持ち生きる知恵を学ぶ子供たちの育成であります。分離新設校は、この教育目標をそのまま踏襲していくのか、変更して全く新しい目標を立てているのか、現状での考え方を問います。
 若生英俊町長に答弁を求め、私の1回目の質問を終わります。

議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
 教育委員会教育長答弁と私の立場でというようなことで分けて答弁することといたしておりますので、基本的には2番、3番、4番、5番目のあたり、触れさせていただきたいと思います。
 東向陽台小学校の新設分離というふうなことで前段申し上げておるところでございます。けさほどの冒頭の運営概要でも申し上げましたとおり、環境変化の要因、そしてまた、刻々児童数の増加というようなことで、頭打ちがとまらないというふうな状況下の中で、27年4月を目途にということで準備をし始めたところでございます。方針にも上げましたように、大規模、2校に分けるわけですから、平準化するというふうなことと、中長期的に同じ地区に2つの学校ですので、バランスのよい地域の児童数の確保といいますか、そういったことのための学区の区割り、線引き、この辺のあたりが大きなテーマであるというふうなことはけさほど申し上げたとおりでございます。
 そのような中で、震災を経て学校建築のありよう、全くまっさらな状態の中に上物を建てていくというふうなことでありますので、まさに富谷町の風土、あるいは今回の大きな大震災の後の施設建物というふうなことで、それぞれの機能等をどのように位置づけ、そこに付加をするのかというふうなことの立場に立って、まだ今その緒についたところでありますので、十分想像力を働かせながら、10年、20年、本当に形ができ上がった折に、教育施設としても、そしてまた、震災等の折に町民の皆さんがお使いいただく場面も想定し、そしてまた、何にも増して、地域防災の拠点というふうな大きな役目もあわせ持つというふうになろうかというふうに思います。
 そういう意味で、順次、1年1棟でというふうなことで会館整備の事業を進めておりますけれども、これもまたやはり念入りな進め方はしておりますが、この震災を経た25年度以降の会館建設にもそれぞれ地域等の特性も生かしながら、震災を想定した会館づくりというふうなことにもつなげていかなければならないというふうに思っているところでございます。
 まさに後顧に憂いのないというふうなことを申し上げましたけれども、まさに知恵を総動員して、そしてまた、皆さんとともにご意見を細かくお聞きしながらというふうなことで、何ら、町が一方的にこれありきというふうなことは、今現在も一つもございません。また、その緒についたというふうなことで、3回の保護者説明会、そしてまた、地域の皆さんの説明というふうな段を踏んでいるというふうなことです。しかし、終点を決めてものを進めることからすれば、一定のある時期、ここまで進めることでこうしていくのだよというふうなことになりますので、その辺のところのバランスを見ながら、ぜひ、十分なご意見聴取も含めながら、まさに役場の側にも建物建設の知恵あるいは能力が問われている。そんなふうな大きな思いをいたしているところでございます。
 そんな中で、公共用地での学校用地として確保したおわかりのあの場所でございますので、仮にあの場所に学校建築の暁には、交通体系が今でも大変な厳しい、東から西方面に向かって交通量の激しい、そしてまた、南北道路と交差する交差点等あるわけで ありますので、ぜひ十分なる通学路の確保と、そしてまた、それに伴う安全確保というようなことで、これまた準備をしていく。この辺については多少時間がありますので、警察とも十分なる打ち合わせ協議をしながら進めてまいるというふうなことといたしたいと思います。十分なる安全策を講じた上で新学期が迎えられるように、念入りに進めてまいりたいというふうに思います。
 5番目についてでございますが、説明後実施すべきというふうなことであります。実施しないという表明はどこでも言っておりませんので、折々に、どうぞ説明会は開催してほしい、こういった点について話し合いたい、協議したい、こういったことも含めて、何らそれを避ける理由もございませんので、必要に応じて説明会等、そしてまた、地域の皆さんの声が十分反映された建物構成なり、機能なりも含めて、ご意見を建物の形に生かしていく、こんな立場で町としては進めてまいりたいというふうに思ってございます。
 私からは以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 次に、菅原教育長。

教育長(菅原義一君) それでは、私のほうから1番目と、それから、6番目のご質問についてお答えを申し上げます。
 まず、地域から信頼され、地域とともに育つ学校、これを目指す方策でございますけれども、次代を担う子供たちが心身ともに健やかでたくましく成長する過程において、健全な地域社会の中での質の高い教育環境の役割は大きいというふうに考えてございます。したがいまして、より確かで効果的、効率的な学校教育活動の展開には、学校、家庭、地域、それぞれの持つ役割を共有しながら協調と融合による地域教育環境の構築が強く望まれるものというふうに認識してございます。このことから、富谷町の学校経営の土台に地域から信頼され、地域とともに育つ学校を据え、地域に根差した確かで魅力のある学校の実現に努めるということにしてございます。
 主な方策として4点ほど申し上げます。
 まず第1点目は、学校評価システムがございます。学校ごと、地域から推薦された方々による学校評価委員会を組織し、学校運営や学校諸活動等によりよい方向への生きた評価がなされてございます。
 2点目としては、地域、学校、家庭をつなぐ取り組みを実施しております。各公民館区内の小中学校でテーマを設け、地域人材の有効活用により、地域教育を含め緒教育活動が展開されているものでございます。
 3点目として、安心・安全な地域環境づくりがございます。各公民館区内での青少年健全育成協議会、子ども会育成会、PTA、学校、関係機関、団体との強い連携により、交通安全教室、巡視等、安心・安全な環境づくりに努力しておるところでございます。
 次に、4点目、防災、訓練を含めて防災教育がございます。学区内町内会、PTA、健全育成協議会、子供会育成会、学校等関係機関団体等の共同によりまして、防災への訓練を含め、知・徳・体の体験学習を展開しておるところでございます。
 今後とも、それぞれの方策について継続実施し、地域から信頼され、地域とともに育つ学校を目指してまいりたいというふうに考えております。
 次に、第6点目でございますが、学校の教育目標はその学校の教育の指針となるものでございまして、それぞれの学校が目標、校長の権限等に基づいて目標を定めているということになります。したがって、目標は各学校異なってございます。大まかには地域単位のバランスのとれた教育目標を設定しているというふうに認識をしております。新しい学校の策定に当たっては、国の教育基本法を初め、国・県・町の方針や施策及び母体校であります東向陽台小学校の教育目標等を参考にしながら、健やかな子供たちの成長を願う保護者、地域の方々から共感を得る目標の設定を今後図ってまいりたいというふうに思ってございます。
 以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 17番磯前武君。

17番(磯前武君) 再質問をいたします。
 災害に強い学校とは、災害発生時に有効活用できる学校施設、災害が発生したときに応急避難場所としての施設ですが、今までの場合ですと、この前の3・11では、その避難場所、避難者の居場所というのは学校の体育館と、こういうふうに大体が決まっておりました。これからの防災の拠点施設というのは、日吉台中学校で実行しているように、家庭科室、保健室等、特別教室、こちらを有効活用できる考え方がこれからの考え方じゃないかなと私は思っております。そしてまた、新設校の建設には、ぜひとも太陽光発電パネル、それから、こういうふうな蓄電池、こういうふうなことをこれから、やはり検討していくべきじゃないかなと。町長も今申しておりましたが、地域防災の拠点、ぜひとも防災モデル校として位置づけられるような学校建設をお願いしたいものであります。
 また、2番目として、新設校の通学路、この児童の安全確保の件でありますが、学校周辺の交通安全環境の整備が、まず、建設をする前に必要ではないかなと私は思います。学校建設に着手する前にその整備が図られなければならないと私は思っております。
 このたびの学校建設予定地の東隣に明石台公園があります。この公園は大変有効に活用がなされております。大勢のサークル、団体が生涯スポーツ、コミュニティスポーツに日々汗を流しております。グランドゴルフ2団体、ソフトボール4団体、少年野球1団体、約230名の町民が登録して利用をしております。この7団体は、「明石台公園を愛する会」という会を結成し、積極的にグラウンドの整備活動、また、奉仕活動をしながら利用しておるすばらしいサークル、団体です。今までこの7団体の駐車場は、現在、このたびの学校を建設する予定地を駐車場として利用しております。時にこの団体は近接友好団体と親善大会もたびたび開かれ、私も春・秋のグランドゴルフ大会に参加して親交を深めさせていただいております。これから学校建設が始まると駐車ができなくなります。親善大会とかいろいろな親睦の集会が開かれないということになります。利用団体関係者は今から困惑の状況にあります。地域のためにも、地域に開かれた学校建設にしても、こういうことを解決しなければ、私は学校建設は頓挫するのじゃないかと、こういうふうに思います。地域交通安全の上からも、ぜひ公園内に駐車場の設置を強く求め、質問をいたします。
 また、3番目として、今後、説明会実施の件ですが、町長からは、たびたび、時により、このことについては説明会を設けるという答弁がありました。学校建設基本計画策定の前に、建設予定地域の方の意見を集約した上で策定していただきたいというふうに私は思います。この説明を具体的に前もって地域の方々に話をして、いろいろなことに納得するような説明会を開き、ぜひとも楽しくて、地域に開かれた学校建設を進めていただきたいと私は思いますので、このようなところを町長に答弁を求めます。
 以上です。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの質問に答弁を申し上げます。
 学校の体育館等、あるいは特別教室、保健室というふうなことのお話をいただきました。それぞれ震災を受けてというふうなことですので、こういったところの場所も含めて、ぜひ、今の考え方も織り込みながら進めてまいることは当然でございます。先だって、東海トラフの地震の折に、真冬、厳冬期で深夜の時間帯が最悪の場面想定で32万人何がしというふうなことが新聞に報道されていたとおり、いろいろ場面を想定すれば、どのような場面のときに何がというようなことを十分、幾つかのパターンもシミュレーションしながら、今回の成田中学校の体育館、よもやというふうなことでのああいった災害もありましたので、十分な安全確保とあわせて、地域の皆さんにあそこに行けば云々というようなことでご安心いただけるような施設づくりというようなことも私どものテーマというふうに認識するところです。
 当然、2つ目の太陽光等、蓄電池やら、太陽光やらというようなことで、明石台のスマートコモンシティ、スマートシティという制度が国全体で、明石台のみならず、それぞれの各地で今進行し始めたところです。その先進地域が明石台の今開発されている場所で、全国でまさに先進事例の一つというようなことで、続々県外から視察にも訪れておられると、こんなふうなこともお聞きしたところでございました。国の制度も、公共施設へのこういった助成制度も見え始めたところのようでありますので、十分、可能な最大限にこういった再生エネルギーの導入というようなことも考えてまいりたいと思います。
 2つ目の駐車場につきましては、あそこは今、公園があって、その上にグラウンドというようなことで、あの場所が学校用地、学校の施設となった場合に、当然、今の場所がなくなるわけでありますので、そこについては、あのような道路形状ですので、路駐等ないような策は十分考えていかなければならないというふうに思っております。その規模と台数確保というあたりは今後の課題でありますけれども、今の質問にあわせて、当然、質問のあるなしにかかわらず、公園を利用する皆さんの車、そういった場所については十分吟味していかなければならないというふうに思っております。
 最後でありますけれども、説明会、地元の皆さんが望むのであれば、何らそれを避けるものではございません。まさに学校の施設ですので、特に不動産業界でいう嫌悪施設が建つわけではないのだよというようなことからすれば、私はそう難しい問題はないのではないかなというふうに思います。それが建つことで不動産の価値が下がるとかという、嫌悪施設という呼ばれ方をする施設ではありませんので、まさに望む、望まれる、そしてまた、学校があることで、その場所のブランドもまた上がる。こういったふうな意味合いを持つ施設というふうに認識しておりますので、おおむね、皆さんとのやりとり、かけ合いの中で形が整っていくのではないかと、こんなふうなことの考え方を持ってございます。
 以上です。

議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。

2番(菅原福治君) それでは、よろしくお願いします。
 それでは、通告に従いまして、私から2件の質問をさせていただきます。
 まず、1件目は、子供の子育て支援の充実、子供、子育て全般についてお伺いいたします。
 さて、富谷町の人口は今年度中に5万人に達するのは確実となりました。このことは、子供の増加を抜きにしては考えられません。今、全国的に少子化が進んでいる中で、1人の女性が一生の間に産む子供の数を示す合計特種出生率が富谷の場合、全国トップクラスの高い水準にあります。これからもこの傾向は続くものと考えられます。親になる世代がますますふえ、さらに子供の数がふえる状況にあります。
 このことは町にとっては大変ありがたく、歓迎すべきことです。町はこれからも子供の成長を行政の一番の柱にしていかなければなりません。そのためには、安心して、希望を持って子育てができる環境を整え、次の世代を担う子供が健やかに育つことができるように社会全体で支援していく必要がございます。しかし、世間一般的には、核家族化が進み、地域のつながりが薄れる中で、子育ての孤立化、保育所での待機児童数の増加、いじめ、不登校、引きこもりなど心の複雑な問題と、また、児童虐待の増加など子供と親をめぐるさまざまな問題が起きております。
 このような中での子育ては若い世帯だけでは限界があり、どうしても行政の力が必要でございます。富谷の子供は富谷が育てる、富谷の地域力で育てよう、富谷の富谷っこは未来の宝です。町には自立した5万人都市構想を目指した5カ年総合計画があります。その中で、子供子育て全般について取り組まれております。1つは、子供たちへの教育の充実です。2つ目は、学び続けることのできる環境の整備。3つ目は、安心して子育てのできる環境の整備。4つ目は、健康で生き生きと生活できる環境づくり等、環境整備が中心でございますが、学校教育、青少年健全育成、生涯学習、子育て支援、医療費等々と詳細にわたって取り組まれております。
 学校教育は単に学校だけでなく、学校、地域との連携、協力なしにはなし得ません。これからの学校は社会に対してもう少し開かれた学校であって、余り学校だけで抱え込まないで、家庭や地域に対して積極的に働きかけを行い、特に命の大切さなどについてはともに育てていくという視点の学校運営が必要だと思います。
 また、青少年健全育成については、小中学校のころから社会活動を経験させ、地域とのかかわり合い等を勉強させることが大切だと思います。このことは子供会活動のリーダーとか、また、ボランティア活動などにも積極的に参加できる子供の育成につながることだと思います。
 生涯学習については、高齢者の長年培った知識や技術をいかにして子供たちに還元し生かして継承していくかが大変重要ではないかと思います。子供たちが家庭なり地域社会でさまざまな経験を通して豊かな人生を形成し社会性、思いやり、競争心等が生まれれば、今、テレビ、新聞等で報道されているようなことは起きようもありません。
 また、子育て支援については、慢性的な待機児童の問題です。待機児童が解消されない背景として、若い世帯が多く出生率が高いことや子育て中の転入者が多く、また、この経営環境に伴って夫の収入の低下を補おうとして若いお母さんがパートやアルバイトに出て共働きをしているということがございます。待機児童問題は、私たちが思っているよりずっと深刻な問題だと聞いております。この不景気の中で懸命に働いているお母さんからすれば怒り心頭この上ないと思います。私はこの程度の待機児童、ちょっと努力すれば解決できることだと思いますが、どうしてできないのでしょうか。一刻も早く、待機児童ゼロに向けて取り組まなければなりません。
 最後に、子ども医療費助成拡大についてでございます。住民より、これについて強い要望が出ております。子ども医療費助成は、昨年10月より乳幼児医療費助成制度を子ども医療費助成制度に変更し、制度内容を拡大して、通院については小学3年まで、入院については中学3年までとしスタートいたしました。この10月で丸1年になりますが、このことは町長が思っている以上に子育て世帯のお母さんより大変評判がいいわけですが、しかし、反面、子育ての世代のお母さんからは一刻も早く義務教育終了まで対応してほしいという声が多く出るのも事実です。1年も経過したことから、さらなる拡大を図らなければならないと思います。
 以上のことを踏まえて、次のことを質問いたします。
 1つ、富谷町の学校教育目標から見た小中学校の現状の評価についてお聞かせください。
 2つ目、富谷町の小中学校において、今現在、いじめ、虐待の事実はありますか、お伺いいたします。
 3つ目、虐待が起きた場合の対応といじめに対しての防止策、対応策は万全か、お伺いいたします。
 4つ目、青少年健全育成の中で、社会参加活動、地域活動支援の取り組みがありますが、その参加状況と評価についてお伺いいたします。
 5つ目、生涯学習推進体制の取り組みで学校教育との連携とありますが、具体的にどんな取り組みなのか。その中で学校側に対しての要望はあるかどうか、お伺いいたします。
 6つ目、平成20年度よりの町営保育所と認可保育所の定員と待機児童数の合計についてお伺いいたします。
 7つ目、今後5年間の各年ごとの未就学児童の推移見込みをお伺いいたします。
 8つ目、待機児童解消のための町立認可保育所増設計画と定員増の見通しについてお伺いいたします。
 9つ目、今日の子ども医療費助成の目的についてお伺いいたします。
 10番目、子ども医療費助成について、昨年改定して丸1年になりますが、通院、小学3年から義務教育まで拡大すべきと考えておりますが、いかがでしょうか。その時期についてお伺いしたいと思います。
 次に、大きな2つ目の質問ですが、小中学校に扇風機の導入についてお伺いいたします。
 ことしの夏も例年同様厳しい暑さが続いております。先日、何人かの保護者の方からお話をいただきました。この間、子供の授業参観に行った際、教室がとても暑く、授業に集中することができない。大変だと感じました。エアコンの設置とまではいかなくても、せめて扇風機を設置するなど暑さ対策としての学校の環境整備をお願いしたいということでございました。
 私も成田の小中学校3校にお話をお伺いしましたところ、扇風機が各学校に一、二台あるところと、全くないところと、ばらばらでございました。全く扇風機がない学校は深刻でございます。扇風機が設置されている学校でも、全く足りないという話でございました。他の学校も同様だと思います。
 暑さ対策としては窓をあけるくらいしかできないわけですが、教室の中は蒸し風呂状態で、暑い日が続き、一番心配されるのは熱中症などで体調を崩すことでございます。この状態では授業に集中することはできないということで、今現在、節電が叫ばれている中、大変厳しいかもしれませんが、しかし、節電というのは、熱中症にならない程度の節電ということであって、子供の健康を守る観点からも、ぜひ、小中学校に扇風機の導入を検討していただきたい。お伺いいたします。
 そこで、質問いたします。
 1つ、町では、小中学校の教室での温度検査を定期的に実施しているか、お伺いいたします。
 2つ目、学校での教室の環境基準は幾らでしょうか、お答えください。
 3つ目、今後、エアコンは無理でも扇風機の導入の考え方を教えていただきたいと思います。
 以上でございます。よろしくお願いします。

議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。
 初めに、若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
 先ほどと同じように、私の答弁と後ほど教育長答弁というふうにさせていただきたいと思います。
 私からは、6番からとなりましょうか。町立保育所定員、待機児童ということとになりますけれども、保育所別には後ほど、必要な折には担当課長から申し上げます。平成20年度、統計上待機児童は47、21年は66、22年は48、23年が40、24年度が45名というふうなこととなります。保育所別必要でしたら、後ほど申し上げます。
 次、7番目。各学年ごとの未就学児童推移ということで、これは一定出生した皆さんをベースに、29年度まで既に見込み値は出ております。24年から数字を読み上げます。3,424、3,518、3,583、3,596、3,599、3,633、現時点で出ている見込み値でございます。
 8番目、待機児童解消のということで、町立・認可保育所ということでございます。定員増の見通しはということでありますが、冒頭申し上げましたように、平成25年の4月を目安に、明石台わか葉保育園、定員120名の認可保育所が開所できるよう今準備をしているということです。従前からの町立4カ所、認可保育所2カ所、実質3園ということになりましょうか。そういうふうなことであります。定員増の見通しというふうなことです。ですから、待機児童解消のために、町立・認可保育所のみで毎年度、解消というとゼロというふうなことになりがちでありますけれども、その辺のところ、何か数字の取り合いが、今の現状の40人台というようなことは認識はしておりますけれども、多様な保育所ニーズというふうなことで、保育ママ制度を取り入れたり、あるいは無認可の保育所に預けている皆さんへの一定の助成というふうなことも含めて、それぞれ皆さんのできることのご努力もいただきながら、今、対応に努めているというふうなところでございます。どの辺のところに線を引くか、学校の定員と違うというようなところが保育所の場合あるということは従前からお話し申し上げているところでございます。
 9番の医療費助成の目的ということでありますが、これは条例に定める富谷町子ども医療費の助成に関する条例、その目的の項に「子どもに係る医療費の一部を助成することにより」というような表記でございます。全額というふうな表記ではないのですね、もちろんながら。その子供に適正な医療機会の確保、子育て家庭における経済的負担の軽減を図ることを目的とするというふうなことで、おわかりのように、県の助成制度が非常に年齢が低い状況の中で、小学生未満あるいは小学校3年、小学校6年、中学、高校、18までというふうな形の段階、それぞれの自治体で工夫しながら取り組んでいることは既にご承知のことであります。
 そういった中で、10番目にかかわりますけれども、富谷町の現状は、平成23年10月から、間もなく9月をもって1年を終えるというふうなこととなります。医療費請求が2カ月の時期ずれてきておりますので、現状は、9カ月分の医療費が確定している状況だということとなります。ゼロ歳児から8歳児まで、6歳、7歳、8歳、小3ですね、9歳、学年でやっておりますので、小3までについての医療費の伸び、医療費の増額というふうなことで、当初は1億5,640万ほどの見込みを立てて予算立てをしておりますけれども、現状、9カ月分の状況からして、今年度の子ども医療費、12カ月分の総額は2億200万円ほどと試算されるというふうなことで、おおよそ3割程度の伸びというふうな現状でございます。このように、当初の予算を超える医療費助成の伸びが見られておることから、拡大の時期については今現時点で判断する状況にはないというふうなことで、もう少しお時間を頂戴したいと思います。
 その他については教育長答弁といたします。

議長(浅野幹雄君) 次に、菅原教育長。

教育長(菅原義一君) それでは、ただいまのご質問についてお答えいたします。
 まず、第1点目の学校評価の現状でございますが、富谷町の学校教育目標に照らし合わせた各校の学校評価、学校関係者評価及び保護者アンケート等ございますけれども、良好の結果となってございます。しかしながら、保護者の皆さんの期待は高く、特に学力向上のための個々の教職員の授業力向上と効果的な取り組みがさらに必要だというふうに考えてございます。
 第2点目、いじめ、虐待についてでございますけれども、発生件数、平成24年8月現在におきまして、いじめの件数におきましては、小学校で1件、中学校で5件となってございます。その内容につきましては、平成23年度と同様でほとんどがからかいということでございます。虐待につきましては、ネグレクト(育児放棄)を含めまして、小学校で8件、中学校で3件となってございます。
 4点目でございます。今年度より教育委員会内に教育相談室が設置されまして、福祉部と連携しながら虐待等の事案にも対処しているところでございます。継続して、教育相談室内に教育相談員を配置し、保護者、児童生徒等の面談活動を行っております。現在、把握している11件、虐待の案件の11件につきましては、各小学校で児童生徒に対する見守り体制を強化しており、定期的に報告を受けるとともに、教育相談室内で定期的に対応を検討しております。新規発生した場合におきましても、情報をつかんだ段階で福祉部と連携したケース会議を開催いたしまして迅速な対応を協議しておるところでございます。いじめ問題に対しましても、先ほどお話ししましたとおり、富谷町教育委員会内で対応のポイントを協議し、校長会、教頭会及び生徒指導部会等を通して各校に指導、協議を行っておるところでございます。
 続きまして、第4点目でございますが、社会参加活動の充実につきましては、小学生のイン・リーダー活動及び中高校生のジュニア・リーダー活動がございます。この2つの活動とも、ともに研修を行いながら地域社会活動に参加し好評を得ているというところでございます。
 続いて、地域活動支援では、青少年健全育成富谷町民会議によります少年の主張富谷大会や、イオン富谷店の巡回パトロール等を実施しているところでございます。さらに、西成田コミュニティセンターを会場に実施しております西コミ自然ふれあい学校は、自然体験や機能体験を通して、自然を愛し地域を大切にする心情を学んでおるところでございます。毎回、定員を超える人数が申し込むほど高い評価を得ているという現状でございます。
 次に、5点目でございますが、富谷町地域、学校、家庭をつなぐ取り組みがございます。この事業は、学校で必要とする教育支援を地域住民が講師または指導補助として支援しております。また、学校の教員が講師となり地域の方に公開講座を行う「とみやティーチャーズ・スクール」を開催をして、連携した生涯学習の推進体制というものを構築しているところでございます。さらに、学校体育施設の住民への開放も実施してございます。
 学校に対する要望ですが、これまで同様、地域人材を生かした学校支援の実施や施設開放への継続的な取り組みを要望しておるところでございます。
 続きまして、大きな2点目の扇風機の件でございますが、温度検査でございますが、教室での温度検査につきましては、学校環境衛生基準に基づき、学校薬剤師に依頼し検査を実施しております。
 2点目の環境基準でございますが、教室での温度の基準につきましては、学校環境衛生基準というものがございまして、10度以上、30度以下であることが望ましいというふうにされてございます。
 3点目でございますが、扇風機の購入ですが、各学校で学校に配当しております備品予算等の中で必要に応じ購入または検討している現状でございます。扇風機につきましては、各学校の状況に応じて対応していくものと考えております。
 以上でございます。 

議長(浅野幹雄君) これより菅原福治君の質問は一問一答方式により行います。2番菅原福治君。

2番(菅原福治君) ありがとうございました。それでは、質問をさせていただきます。
 まず、1点目の学校教育関連でございますが、学校教育目標から見た今現在の学校の評価についてお伺いいたしました。教育長から今おおむね良好だという話を聞きまして、私も安心したわけでございますが、本当にこういう大変なときでございますので、ぜひ、これからもよろしくお願いしたいということと、学校関係者の方には敬意を表したいと思います。できれば、点数なんかも上がっているかどうかもちょっと聞きたかったのですけれども、前年から比べて点数がどんどん上がっているとか、そういうふうな部分お聞きしたかったのですけれども、富谷の生徒でございますので、恐らく上がっていると思いますので、そう信じて質問いたしません。
 さて、学校教育関連でございますが、質問させていただきますが、今の社会を見たときに、価値観も変わりまして、いろいろ多様化も進みまして、また、個性化も一段と進み、これまでの社会常識が通用しにくくなっている部分があるのではないかなと思います。これにまた追い打ちをかけるように、経済状況も大変よくないことから、学校での規範というか、規律が今現在ちょっと守られていないような気がいたします。このような状況の中で、学校教育が今本当に最も大事だなという部分、お聞かせいただきたいなと思います。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) やはり、今議員さんのご指摘のありましたとおり、いろいろ生活様式というものも多様化してございますし、社会世相というものも私が学校現場にいたときから比べますと大分変わってきたなということの認識がございます。そういう意味に合わせて価値観の多様化というものも出てきているのかなというふうに思います。しかし、いかにそのような変化の中でも、やはり普遍的なもの、不易のものというものはございますので、だめなことはだめであるというような、そういう社会規範の教えを含めて不易な部分は大事にしてやっていきたいというふうに思ってございます。

議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。

2番(菅原福治君) ありがとうございました。
 次に、虐待、いじめの防止策についてお伺いいたします。先ほど率直にお話しいただきまして、若干あったと、過去にはあったということで、ただし、からかい程度のもので、今現在は解決したという話を聞きました。ここでは、私は一般論としていじめに絞って質問させていただきます。
 今、いじめによる被害が全国で相次いでおりますが、しかし、私から見て、学校側の対応が問われるケースが多いというように思われます。そこで、質問ですが、私が今一番心配しているのは、一般的なケースで、いじめを受けて自殺をした生徒がいじめを受けていることを先生に相談しているということでございます。先生が必ずもっと親身になって考えればよかったということで、後になって事の重大さに気づいておりますが、私がこの現場の先生に生徒の訴えにもっと耳を傾けることと、先生として適切に指導のできる養成、訓練が必要だと思います。このことに関して町はどのように思われるかと、町はこのような場合、どう対応されるかお伺いしたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 教師の資質というものはいろいろあるわけでございますが、その中でも、いち早くやはり子供の変化というものを捉えて適切に指導していくというのは教師の資質として大きな資質であるというふうに私も捉えております。そのためには、やはり、自覚ということも大事でございますが、やはり、絶え間ない研修、研さんというものを教師みずからがやはり果たしていくという、そういう姿勢が大事だというふうに思ってございます。ぜひ、そのことを町のほうでも、折に触れ、全教職員のほうに伝えていきたいというふうに思ってございます。

議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。

2番(菅原福治君) 次に、いじめが発生したときに、いじめの訴えを学級担任がひとりで抱え込むようなことはあってはならないというふうに思うわけですが、システムとして、校長に報告されるように、そういう仕組みに町はなっているのか、お伺いしたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) いじめを含めまして、これは学校教育活動の中では生徒指導という大きな領域でございまして、学校の教育活動の中では大変大きな、重要な位置を占めているものでございます。ここにある中学校の生徒指導の年間の計画及び実施の方向を書いた具体的な計画がここにあります。というのは、どこの小中学校にも実はあるわけでございますが、それを見ましても、いじめ問題に関しての情報をキャッチした場合は、どんな方法で上げていき、組織的にどう対応するかということがいじめ問題対策委員会活動計画というものの中に、この私が今持っているところの学校においてもきちんと立てられております。これは全ての学校において、そのような計画のもとに進められているということでございます。

議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。

2番(菅原福治君) いじめというのは、何も学校だけではなくて、家庭に大きな私は責任があると思いますが、しかし、子供はいじめに遭っていることを親に隠しておりまして、親もなかなか気づかない。気づかなかった親は後で大変苦しむわけでございますが、ここで大事なことは、学校がいじめを隠す姿勢を正すことだと思います。しかも、最近では、学校ぐるみでいじめがなかったかのように、そういう風潮にあるようにも思いますが、このことに関してはどういうふうに思われますか。また、町はどういうふうにこのことに対して、もし、町にあった場合、このことに関してどういうふうに対応されるかお聞きしたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 大津で起こりました大変痛ましい事案に関しても、私はたくさんここから学ぶものがあるというふうに思っております。その一つがやはり学校の今議員さんが指摘した隠すということの行為がその中にあるというふうに思っております。いじめというのは、どこにでも起こり得る、いつでも起こり得るということだという認識がまず基本に大事だと思っています。ですから、どこにでも、いつでも起こり得るわけですから、起こったとしても、その担任の全て責任ではないのだよということなのですね。ですから、そこの学校だけの責任でもないのだと。ある精神科の医者によれば、人間の集団の中で、いわゆる仲間外れとか、それから、誰かを悪者にして自分の正当性を主張するということは非常に普遍的なものだと指摘している精神科医もいるわけでございまして、ですから、そういうことを基盤にして、どこでも、いつでも、起こり得るので、実はあなた一人の責任ではない。あなたの責任ではない。その起こった学校の責任でもないのだということを、まず、広く教職員に校長を通して伝えたところでございます。
 ですから、あとは、この間、教育委員会で作成しましたいじめの方針等に基づいて学校とよく連携を図り、また、あわせて家庭、それから、地域での情報も非常に大事になってまいりますので、家庭、地域等の連携をより深めながら、迅速に、適切に対応していくというふうに思っております。

議長(浅野幹雄君) この際、2時10分まで休憩をいたします。

午後1時59分 休憩

午後2時10分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 2番菅原福治君。

2番(菅原福治君) いじめについてでございますが、いじめの問題には、発生した場合に大きくしない、また、さらに拡大しないようにスピードを持った対応が重要だと思うのですね。そういったときに、学校が校長先生も含めて本当に一致団結というか、協力してできるような体制になっているのかどうかも含めて、ちょっとお伺いしたいなと思います。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 先ほどもお答えしましたとおり、各学校の教育計画の中には迅速な対応のための組織対応図を含めた対応の計画がございますので、それにのっとって迅速な対応をするというふうに認識しております。

議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。

2番(菅原福治君) それでは、ここで学校側にお願いしたいこととして、いじめが起きた場合、学校がただ単に当事者に、先ほどからかいという話ありましたけれども、当事者に対して、「仲良くしなさい」という程度の注意で、故意にいじめを隠そうとはしないのでしょうけれども、認めたくないような部分が、新聞とかを見ると、そういうものが必ず出てくるのですね。そういった場合、はっきりと悪いことは悪いのだというふうに言い切って、子供にわからせる措置が必要だと思うのですね。悪いことは悪いのだと。ただ、「注意しなさい」とかという、そういう簡単なものじゃなくて、はっきり子供に言い切ることが大事だと思います。中学生以上ぐらいだったらわかると思いますので、ちょっと厳しいかもわかりませんが、いじめた子供に対して、やっているかどうか、わかりませんけれども、出席停止処分とか、そんなものもあってもよいのではないかと思いますが、町はどういうふうになっているのかお伺いしたいなと思います。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) そのことにつきましては、中学校の指導経験がある次長からお答えをいたします。

議長(浅野幹雄君) 教育次長。

教育次長(小山直樹君) 一般的に行われている手法という形でお答えしたいと思います。
 例えばいじめた側、いじめられた側というふうに児童生徒がおった場合に、個々に事実確認を当然行います。その後に、両名がいる場で、今言った事実確認を行っています。そして、加害者側のほうに、君はこういう行為をしたのだと。それに対して、被害者側のほうがどれだけ嫌だったかということをきちんと確認というふうな作業を行っておりますので、ただ単に、「もうするなよ」とか「仲良くしろよ」というふうな程度の指導という形では恐らくないと思っております。
 それから、出席等の措置につきましては、先ほど、教育長の答弁でもございましたけれども、妨げるものはございませんので、ただ、そこまで至らないように指導していくことが肝要だというふうに考えてございます。
 以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。

2番(菅原福治君) いじめに関して最後でございますが、いじめに対して、必ず周りが気づいていなかったという事例が結構多いように思うのですね。必ず私は最後のほうになると、同級生は知っていたとかいうものがあるのですけれども、必ず周りの同級生は気づいていると思うのですね。ただ、学校には、なかなか先生には言えない雰囲気というか、暗いといか、重い雰囲気が何かあるようにも感じます。ぜひ、本当のことが学校の中で言えるような環境が大事だと思います。それに対してはどういうふうな対応になっているか、お伺いいたします。

議長(浅野幹雄君) 小山教育次長。

教育次長(小山直樹君) 学級担任のほうに訴えがあるというのがよりベターな形だとは思いますけれども、子供にとっては、学級担任よりは、例えば養護教諭の先生に話をしやすいとか、それから、副担任の先生に話をしやすいとか、学年主任の先生に話をしやすい、もしくは週に1回程度来るスクールカウンセラーに話しやすいという状況もございますし、私の今まで経験上であれば、そういったことも、例えば学年集会であるとか、そういった中で訴えかけるような形では話をしております。子供たちもそういうふうに認識しているのではないかなというふうに感じてございます。
 以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。

2番(菅原福治君) 最後というか、もう一つあったのですけれども、いじめに関して、今、富谷の小中学校にいじめに関してというか、学校の中で、PTA活動の中だと思うのですが、おやじの会というものがある学校があるのですけれども、富谷の学校の中には、小中学校でおやじの会があるかどうか。というのは、おやじの会があると、結構、いじめが少ないというような何か統計もあるというふうに聞いたことがあるのですけれども。やはり、確かに今、おやじさんがPTAとか学校の行事になかなか出てこれないと、忙しくて出てこれない、お母さん任せだ。言うなれば、やっぱり、子供さんも甘くなる部分がありまして、おやじが出ていって、おやじの会、例えば運動会の準備だとかいろいろな催し物のお手伝いとか、そんなものを手がければ、案外、うちのおやじが来ているということでなかなか悪いこともできない雰囲気にもなるみたいですので、その辺のおやじの会が富谷には何割ぐらいあるのか、お聞きしたいなと思います。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 全校中のPTAの中におやじの会がある学校がどれほどあるかということは、ちょっと把握してございません。

議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。

2番(菅原福治君) じゃあ、次に、青少年健全育成に関連した質問をさせていただきます。
 私、青少年健全育成、先ほども2つほど活動を続けているよという話をいただきましたが、私、子供は人を思いやる心を育てることが大切だと思っております。そういう意味では、子供は地域活動に参加しているときが一番何か生き生きしているように思います。私も何回かそういう場面を見てきました。
 そこで、私の提案でございますが、子供たちに年1回以上は社会活動なり地域活動、ボランティア活動に参加する制度を富谷町でつくってはいかがでしょうかということでございます。例えば、日曜日の朝、町内会の清掃活動でもいいですし、また、日ごろ自分が遊んでいる公園の掃除でもいいでしょうし、そういった行動によって、公共物を大事にしたり、人を思いやる心が育って、心の教育につながることだと思います。このことに関しては、町ではどういうふうに思いますか、お伺いいたします。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 健全育成町民会議等の活動の中で、今後、十分そのことを検討していきたいというふうに思っております。

議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。

2番(菅原福治君) 参考までに、ことしの夏、いい事例がありました。富谷高校の現役の野球部員24人と指導の先生2人が成田の夏祭りの手伝いにことし来られました。各ブースに割り当ていたしまして、屋台の仕込みとか販売をしたり、あとはごみ掃除もしておりましたし、初めは高校生ですから、おとなしかったわけですが、すぐになれまして、大声を上げまして呼び込みをしていましたし、大きな汗をかきまして、何を思ったか、自分で販売しているものをばくばく食べておりましたし、本当にそういった意味で、住民と本当にかかわって楽しんでおりました。私はこういった祭りにかかわらず、中学生以上であれば、こういった地域活動に積極的に参加させて本当に貴重な体験をさせるべきだと思いますが、この事例に関して、町はどういうふうにお考えか、お聞かせいただきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 大変すばらしい取り組みをご紹介いただきましたので、ぜひ、今後の活動の中に生かしていきたいというふうに思います。

議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。

2番(菅原福治君) それでは、生涯学習についてお伺いいたします。
 昔、私たちが小さいころ、本当に必ず怖いおやじがおりまして怖かったものですが、しかし、いろいろなことを気づかされまして、同時にいろいろなことを自然に怖いおじさんから教えていただきました。やっぱり、子供の教育なりしつけにはこういったお年寄りの経験というか、そういったものを生かさなければならないと思います。長年の経験と昔とったきねづかというのですか、お年寄りも子供と触れ合うことが結構楽しいわけですけれども、しかし、そのことで、高齢者への、学校教育の中で子供たちと触れ合いができる生涯学習が富谷にはあるかと、先ほども生涯学習、いろいろなことを挙げていただきましたけれども、そういった子供たちと関連する生涯学習が富谷町にはあるよというような部分が余り普及されていないように私は思うのですね。そういう意味で、情報発信が余りされていないように思いますので、しっかりと情報提供して、高齢者の人材を確保して学校教育に生かしていくのが大事だと思いますが、その点に関してはいかがでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 学校、地域、家庭をつなぐ取り組みの中にそのような取り組みをしているところがございますので、具体的には生涯学習課長のほうから紹介したいと思います。

議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤英樹君) 富谷町では、平成20年から富谷町学校と地域をつなぐ取り組みという取り組みをしていまして、県内では結構有名な取り組みでいろいろなところから評価を得まして、昨年は岩手県のほうに宮城県の代表として呼ばれまして、岩手県で全市町村に取り組むべき学校支援地域本部の事例として参加して発表してきたつもりですが、なかなか上手に宣伝ができていないようなので、今後努力したいと思います。
 ちなみに、23年の実績ですけれども、12学校から、支援が202件の支援要請がありまして、高齢者を含めた支援ボランティア数延べ1万303人が学校のほうで講師または授業支援のほうを行っています。支援を受けた児童生徒数の延べ人数ですけれども、1万2,684人取り組んでおります。
 今度、南三陸教育事務所に呼ばれまして、この事例について先行事例として発表してまいりたいと思っています。

議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。

2番(菅原福治君) 次に、子育て支援に関連した待機児童の質問をさせていただきます。
 そもそも待機児童のカウントの仕方には抜け穴的要素があるのではないかなと思っております。認可保育所へ入れないと思って諦めて無認可を利用している子供さんとか、それから、自分で努力して他人に預けている子供さんの数は待機児童に入っておりません。また、お母さんの就職先がまだ決められないということで、今回の広報に載っていますけれども、入所申し込みができていない子供さんも待機児童のカウントには入っていないわけですね。だから、そういったことで言えば、実際にはもっと潜在的な待機児童というものがもっと多いはずなのですね。そういったことからいえば、表に出てきている、先ほど言った40人、50人、60人というものもありましたけれども、あのくらいで過小評価しているわけですね。過小評価している中で、これくらいの待機児童は解消しなくてはならないと思いますので、ぜひ、その辺につきまして、待機児童の解消の決意をお願いしたいなと思います。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 待機児童の数字のとり方は個々ばらばらというか、ばらばらな基準でやっているわけではないですので、恐らくどの自治体として表に出る数字は同じ目安で出てきている数字だと思います。
 2つ目は、潜在需要というふうなことで、そこまで、潜在需要がどこの辺まで掘り下げて線引きをする、この辺のところは大変難しいことだというふうな認識をいたしております。
 先ほど、各年度の待機児童数を申し上げましたが、また別の視点で申し上げますと、22年度は90名を拡大しました。定員枠90名で待機児童48、23年度は110名拡大して40名待機、24年度は60名拡大して45名待機というふうなことでございます。この20年から5年の間に280名の定員増というふうなことでやってございます。
 何回もこれは言っておりますけれども、小中学校の定員と違って、それぞれ未満児とか、年齢によって保育所の入所数というふうなものも変わってきますので、120人のところに120にぴたっとおさまるような状況にも保育所の運営上ないという、あるときもありますし、ない場合もあるというふうな状況もまた加えさせていただきます。
 そういったことからすると、過小評価という表現については、私はちょっと当てはまらないのではないかなというふうに思います。そういうようなことで、認可の保育所に今国の政策がそこに重点化されています。公立での保育所への助成措置はありません。認可保育所に重点化され、シフトされて、今後、そういったことも含めて、町の費用2,000万弱の中で民間の事業体が運営に携わる、このような国の政策の方向性も見きわめながら、我々、限られた財源の内訳をどのように均等にバランスよく使用していくかというふうなことも我々の大きな課題でございますので、その辺のところのバランス、なかなか一筋縄ではいかないというようなことも現状でございます。

議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。

2番(菅原福治君) じゃあ、ちょっと方向を変えてご質問します。
 待機児童の問題は今現在、富谷町が置かれている立場では、富谷町は子供の人口増をまだ目指しているのだというような立場、子供教育日本一も目指す、これから力強く市制にも移行しようとしている中で、この待機児童の話というのはイメージが悪いわけですね。魅力を感じないわけで、確かに来年の春のわか葉保育所が開園すれば少々状況が変わってくるとは思うのですが、それでも、そんなに余裕はないはずです。今、本当に町の置かれている立場からすれば、子育て支援というのは、もう少し、もうちょっと力を入れてやっていく必要があるのではないかなと、本当に富谷町からは待機児童を一人も出さないのだ、一人も出さないというのは無理かもわからないですけれども、1桁台ぐらいまでにするような強い決意を持って取り組まなければならないのではないかなと思っておりますので、その辺の決意もお聞かせいただきたいなと思います。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 実務との兼ね合いがありますので、これについては課長のほうから答弁させていただきます。 

議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 先ほどの待機児童の数の数え方ですが、確かに無認可保育所と、それから、おうちで養育している方については待機児童とはなりません。ただ、申し込みを受けたお子さんの数については待機児童に入っておりますので、お母さんが就職している、していないにかかわらず、待機児童というカウントになっております。町長も申し上げたとおり、来年の4月には120名の定員の認可保育所を新たに建てるということになります。今の待機児童数からいえば、当然待機はなくなるはずですが、残念ながら、今も申し込みがあるという状況です。ですので、限りなく待機児童がないようにはしたいのですが、280名もふやしていますよというお話もあったとおり、対応はしていますけれども、それ以上の申し込みがあるという現実です。ことしの4月1日現在で申し上げますと、フルに働いているご両親、8時間以上働いているご両親の待機はございませんでした。ですので、45の待機については、お母さんがフルではなく、短時間の勤務という方の待機というふうになっています。ですので、その方たちについても待機ということですので、「富谷町、子育て頑張っていますね」と言っていただけるような状況に早くなりたいなというふうに思っております。

議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。

2番(菅原福治君) じゃあ、次に、子ども医療費助成について質問させていただきます。
 先ほど、医療費の目的ということで、病気のときの受診の機会を持つのだということと、経済的負担の軽減という話がありました。しかし、そういう目的であれば、今現在、この時期にぜひ実施していただきたいなと。今、子育て世代が本当に頑張っているのですね。このような経済状況の中で、雇用問題なり、政治の問題、どれ一つとってもいい話題がない中で本当に頑張っている中でございますので、そういう目的であれば、均等に小学校3年でなくて15歳まで、きちっと均等に、公平に、小学校3年生までの子供さんだけじゃないですので、均等にこういうようなものが受けられる体制が一番いいのではないかなということを思います。ぜひ、そんなことで、早急に義務教育まで拡大すべきではないかなと思います。よろしくお願いします。質問でございます。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 6月の議会でも取り上げられたところでありますが、子ども医療費、けさほども冒頭で申し上げましたとおり、非常に数字が膨大なものになるというふうなことは、そのまま数字の見込み値、現実、医療のかかりぐあいからしてつかめる数字で、先ほどの保育所の潜在需要とはまた違って、現実に金高が発生するというふうなことですね。
 参考までに申し上げますと、未就学の医療費合計、入院なら入院の合計1億2,700万、小学校3学年、1、2、3、3学年が6,800万、4年から6年の合計が5,300万、中1から中3で4,200万というふうなことでございます。したがいまして、今15歳までというふうなことのご質問でありますけれども、単純に小学校上学年3学年と中学校3学年を足し合わせますと、9,500万ほどに具体的な金高として膨らむというふうなことでございます。
 先ほど申し上げましたように、ポリオの助成、いい面、不活化というようなことで、後遺症が残らない、障がい、麻痺がというようなことでいい方向に行くのですけれども、これの裏づけが先ほど申し上げた理由で6,700万の補正計上しなければならない。恐らく、これはやっぱり国の制度としてもっとしっかり国に求めていくというふうな姿勢を我々としても強めてきましたし、今後ともなお、そういった方向で、富谷町の置かれている状況はそういうことなのですよというふうなことなのですね。
 ほかにやっているから、やれなくないのじゃないかということは、この数字をもってしか、物は申せないことでございます。こちらが膨らめば、どこかでまた縮める中でしか財政運用できないというふうな地方自治体の宿命というようなこともぜひご理解をいただきたいというふうに思います。繰り返し、冒頭申し上げましたように、もう少しの状況推移を見ながら、国の状況との絡みを見ながら、もう少しのお時間を頂戴したいというふうに思います。

議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。

2番(菅原福治君) 今も町長から話あったのですけれども、以前に医療費の拡大について、町長は周りの状況を見てとか、現在の金額の状況を見てとか、それから、地域の周りを見てというような回答を6月議会でしていたと思うのですけれども、金額の部分につきましては、今現在、この間は合計で2億8,000万円ほど当初だけでかかるよと。だから、プラス1億円ぐらいですよと。今、町長、9,000何ぼと言っていましたけれども、プラス1億円ぐらいで全て見られるという、財源の試算は出たわけですね、試算としては。周囲の状況は、今回、大郷がこの10月から義務教育までどちらも延長と、入院、通院、延長すると新聞に載っていました。これで大和、大郷、大衡、全て義務教育以上に来月からなりますが、このことは、本当に黒川地区は今、子供の子育ての環境の競争だと思うのですね。そういった意味では最低でも富谷町も、先ほど、町長から国に対しても要望しているのだという部分ありますけれども、ぜひ、最低でも足並みをそろえなければならないのじゃないかな。確かに1億円の財政確保というのは大変かもわかりませんけれども、早急に実施するよう、町長に再度回答をお願いしたいなと思います。 

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 今の状況、そしてまた、今までの発言の経緯からしても、先ほどまで申し上げたところに尽きる現段階でございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) それでは、私から次の2点について質問いたします。1つは、基幹系システムの変更についてです。2つ目は、東向陽台小学校の分離新設についてです。
 まず最初に、基幹系システムの更新についてですが、今年度から基幹系システムが更新され順調に稼働していると思われます。本町の基幹系システムは、住民記録、課税情報、国民健康保険、国民年金等の情報を管理し、効率的な事務処理に欠かせないものであると認識しております。既に更新された、そして、稼働している新システムから各種の町税等の納税通知書が作成され納税者に送付されています。従来より一回り大きな通知書へと全面的に様式が改正となっており、納税者より若干戸惑いの声も聞いております。
 そこで、基幹系システムの更新に関連して、以下の点について伺います。
 1つ目は、システム更新の目的、開発期間と投資額についてです。
 2つ目として、システムの仕様内容の検討期間とその体制について伺います。
 3つ目に、町民向け帳票で表示様式が変わったものの件数、そして、その主な内容について伺います。
 4つ目として、町税の納税通知書の様式変更は、平成24年6月5日提出の専決処分、富谷町税条例の一部を改正する条例の影響があるのか、伺います。
 以上が、1つ目の大きな質問です。
 次に、東向陽台小学校の分離新設についでです。
 東向陽台小学校の分離新設に関して、先ほど質問もありましたけれども、7月20日の分離新設検討会議を皮切りに、保護者説明会を3回、地域説明会が1回開催されております。平成27年4月開校に向け着々と準備が進められております。それぞれの説明会でいろいろな質疑が交わされたことと思います。10年先を見据えた児童数を勘案すると学区割に若干変則的なものにならざるを得ないと聞き及んでおります。町にとっても大きな事業であり、判断に誤りなきよう注視していきたいと思っております。
 それらを踏まえ、分離新設に関連し、以下の点について伺います。
 1つ目は、明石台東地区の開発も順調に進み、現在、既に45世帯が入居している状況になっております。推計している児童数の見込みよりもふえているような感じであります。そこで、分離予定の平成27年3月まで、現状の設備で東向陽台小学校の教育環境は大丈夫なのか。新たな設備が必要となりはしないのか伺います。
 2つ目として、新設学校の建設予定地は決定しているのか、伺います。
 3つ目に、分離新設における学区割として、2つの案が提示されていますが、決定したのか、伺います。
 4つ目として、今回の学区割に関連し、行政区の再編は検討されているのか、伺います。
 最後に、分離新設までの今後のスケジュールについて伺います。
 以上が、私からの一般質問です。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
 基幹系システム更新の件です。電算で業務を行うという必要性はどなたも異論がないことだと思いますけれども、富谷町の現状、最も幹になる部分、基幹系システムと呼ばれるものについては平成2年度からスタートしている。そこから23年まで20年に及ぶ期間それを柱にしてきましたということです。住民基本台帳、外国人の皆さんも住民登録されるという、このことを契機に、要するに従前のシステムですと、ちょっと詳しいことはわかりませんけれども、住基台帳、今回の改正事項が基幹系システムでは対応できないということが既にわかっておりましたので、24年度の7月9日の施行に合わせてというふうなことで数年前から準備をしてきたというふうなところです。カスタマイズ前提の業務用オフィスコンピュータシステムから、22年ぶりにノンカスタマイズ方式ということで、恐らく汎用性、一般化されたものというふうなことだと思います。このようなことで、平成2年に導入した基幹系システム、富谷町に合わせてつくり込む仕組みというふうなことで、折々に手づくりで織り込んできたというふうなことです。しかしながら、今回導入したシステムは、幸いなことに、どの自治体でも運用可能であり、全国で導入実績が豊富なパッケージソフトに更新できたというふうなことでございます。そういうことでありますので、従前の古いシステムから新しい大もとの部分に乗りかえをして今後に対応するというふうなことでございます。費用については、5年契約でサーバー等機器類賃借及びサポート費用ということで2億9,000万ほど程度の費用算出というふうなことになります。
 次に、2つ目、基幹系システムを選択するに際し、システム改修コストを抑えるということと、システムをよりシンプルにするというふうなことの2つを優先案件として検討してまいったところです。どちらにしましても、先ほど申し上げましたように、どの自治体でも稼働できる標準化されたシステムというふうなことで、今回、そのシステムを導入できたというふうなことで、結果として、今後の改修コストについては従前よりも抑制ができるということにつながろうかと思います。
 なお、コンビニ収納やら、あるいはサイズ変更等もこのことによるというふうなことでございます。基本はA4判に近い形になったということでご理解いただけるといいと思います。町長への手紙も今まで小さくて保存しやすかったのだけれども、今回から保存しにくいですというようなことも含めて、変更に伴うお声を頂戴したところでありますけれども、要するにB5判からA4判に、ちょっとぴったりの規格ではないですけれども、そのようにご理解いただけると受けとめていただけるのではないかなというふうに思います。したがいまして、コンビニ収納、母数の多さ、あるいはコンビニにお支払いする手数料、その辺とのバランスも見ながら、いよいよそういった部分面の取り組みも視野に入ってきたというふうなことです。従前のシステムではそもそもシステム上無理だというふうなことでありました。
 3つ目は、変更になったものは9件ということになります。申し上げます。住民票、印鑑証明、住民税、法人税、軽自動車税、固定資産税、国保税、保育料納付書、保育所入所決定通知書の9件であります。
 4つ目については、様式変更は条例改正の影響はないということです。先ほどの帳票関係と同様、基幹システムの変更に伴って様式が変更となったということです。
 2つ目の後半のほうは、主に教育長答弁と、こういうふうにさせていただきますけれども、私からも冒頭申し上げましたように、学区割、七北田西成田線、南北線、泉中央、将監トンネルから北に真っすぐ向かう幹線道路、あそこをまたがざるを得ないということのご理解あたりが、恐らく、ならば、またがないで、幹線道路を横断しないでできる交差はないかしらというのは地元の皆さんであれ、通学させる皆さんもそのような思いになるのは当然のことでございます。しかし、それは5年、10年、20年という先を見通したときに、片や800人の学校です、片や200人の学校になりますという大まかな試算も出ているところです。したがいまして、今、開発をし始めている750、七丁目、八丁目の一部、あるいは従前の六丁目というふうなあたりの一部が道路を横断して新しい学校のほうの学区に入っていただくというようなあたりの方向性を今描いて、皆さんにご理解をいただいているところでございます。
 行政区と学校の一体感というのは、今までは皆、大半そうだから、ならば一体のほうがいいよねということはわかるところでありますけれども、富谷町におきましても、明石という場所、西成田小学校区の明石の地区については、従前から小中学校7小7中でお世話になった皆さんの地域があります。小学校は西成田小学校ですけれども、中学校は七北田中学校ですよという方も、当時の状況からして、選んでそういう通学形態をとった方もいます。今は、基本は、明石は成田東小学校の通学区域というふうなことでやってございます。そういったことがあっても、行政区と学区の違いがあったとしても、上手に皆さん対応されて大きな違和感はないのではないか。そんなふうな印象、感想も持ってのことでございます。明石台の皆さんについても、そういった立場で、長期的な視点で、前提の大きな部分ですから、その辺あたりが今回の新設の時期と、開校の27年4月という目安は立てているものの、その辺のところの合意形成ができなければ、それは目安がどのように、前に倒れることはないですけれども、後ろというようなことも十分起こり得る、ある得ることではないかなというふうな思いもございます。どちらにしましても、ご理解をいただきながら、大局に立って、議論して、そしてまた、自分のお子さん、地域のお子さん、将来入ってくる皆さんの状況も含めて、ご理解をいただくというふうな立場で進めてまいることといたします。
 以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 次に、菅原教育長。

教育長(菅原義一君) それでは、私のほうから後半の小学校の分離新設についてお答えをいたします。
 まず第1点目、東向陽台小学校は児童数の増加に伴いまして、当面の対応として、今年度3月に2階建てのプレハブ校舎の増設をいたしました。このことにより、東向陽台小学校の児童数の推計報告では、分離新設予定年度までは教室不足は生じないという結果になってございます。しかしながら、児童数の増加人数につきましては学校と教育委員会とで注意深く確認していくことが大事であるというふうに認識をしてございます。体育館やプール等の施設の使用につきましては、学校で柔軟かつバランスのとれる対応を図ってもらっているし、そのようにお願いしているところでございます。
 それから、建設予定地でございますが、従来から予定しておりました明石台五丁目の公共用地とすることで進めております。
 3点目、説明会では2案を提示した上で分離新設の基本的な考え方に基づき検討した結果として案をご提案をいたしました。保護者説明会3回、PTAも含めますと4回行いましたが、この案に対しほぼ合意形成が図られたのではないかというふうに考えております。今後は、説明会での結果を踏まえて決定していくこととしたいと思います。
 4点目の行政区の改変については、先ほどの町長の答弁のとおりでございます。
 5点目、今後のスケジュールということですが、今後は保護者説明会でのご意見等を踏まえまして、PTA役員、行政区長さん方との分離検討会議、それを行った上で分離新設及び学区について教育委員会に諮っていくこととなります。また、あわせて新設校の建設基本方針策定に向けてそれぞれ意見を集約した上で策定し、建設業務委託や学校建設の予算措置を行いまして、平成27年4月開校を目指してまいりたいというふうに思っております。
 以上でございます。

議長(浅野幹雄君) これより出川博一君の質問は一問一答方式により行います。3番出川博一君。

3番(出川博一君) 先ほど、町長の説明を聞いて、従来使っていたシステムが平成2年からということで非常にびっくりいたしました。通常であれば5年程度で更新されるというのが一般的かなと思っておりましたけれども。そこで、従来の発注型システムと今回のパッケージで汎用システムに変更されたわけですけれども、費用的にはどのぐらい違うものなのでしょうか、その点を教えていただきたい。 

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 従前の方式のバージョンアップということになります。基本的にはそれほど変わらないのですけれども、額的には、先ほどお話ししましたとおり、パッケージものを使っておりますので、価格的にはかなり低廉になったものと思っております。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 開発費に関しまして、開発費といいますか、工事費に関しまして、23年度の当初予算では基幹系システム構築事業として5,579万2,000円が計上されております。23年、今回提出された行政実績報告では4,753万1,000円と800万の減額、約15%の大幅な減額となっているのですけれども、先ほど、町長の説明だと2億9,000万円ほどだというお話がございましたけれども、その辺のちょっと食い違いについてご説明いただきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 2億9,000万と申しますのは、23年度から28年度までの中期までの分のトータル金額となってございます。それから、逐次、債務負担行為を設定いたしまして、その範囲内での予算執行ということになってございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 去年の予算での約5,600万と、ことし9月に発表になった行政実績報告の中の4,800万と、この差異は何でこんなに大幅に開発費が減少されたのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) パッケージを使いまして、作業的にはかなり短縮及び煩雑化しないということで、このような金額になったものでございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) ということは、当初の見積もりがちょっと高かった、予算として5,600万計上というのはちょっと多かったということと考えてよろしいのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 債務負担行為そのものは、ある程度の金額の限度額を示しておりまして、予算もそれにあわせて通常は立てるのですけれども、実際、執行の段階でこのような金額になったということでございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 私が聞いているのは、債務負担行為ではなくて、基幹システムの構築事業、いわゆる23年度に5,579万2,000円予算計上したものが、実際は実績報告では4,753万1,000円で、約800万と15%も額が少なくなっているのはなぜでしょうかとお尋ねしています。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 実際23年度は10月1日から実施しております。5,600万という何がしかの金額でございますけれども、それにつきましては、実際執行して、その使用料等も含めた金額となってございます。実際のところは4,800万で終了したということになりますけれども、先ほどお話ししましたとおり、その分の時間的なものとか、それから、開発に伴う作業的なものが減ったということでこの金額となってございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 今回のシステム改修は、町税の納付書へのいわゆるコンビニ収納をイメージしたバーコード対応はされておるのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) その対応にはなってございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 今回の構築で、いわゆる業務用オフコンからウィンドウズコンピューターに更新されていますけれども、この機器更新とバーコード対応の件とは関連性はあるのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 汎用系のコンピューターとパソコン系のパーソナリティー、それは今のところ別建てではやっております。将来的にはそれを一体としてパソコンで全て使えるような形、その前段の段階にはなってございます。 

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 広報とみやの今月号、9月号に町長への手紙の記事がありまして、この中で、コンビニ納付も視野に入れた大規模なシステム改修をしてまいるとありますけれども、ということは、去年の段階でやっていれば二重の投資にはならなかったのかなと思いますけれども、その辺の見解をお尋ねいたします。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) コンビニ収納に関しましては、その受け手側、コンビニと、それから、データを集約しまして、また町のほうへ持ってくるというその流れにはなりますけれども、現在では、そのキャパの部分まではできておりますけれども、実際の窓口部分、受け入れのところ、その辺のところはまだカスタマイズしないかないとそこはちょっと難しさはありますのでそこのところはすぐにはできる状況にはありません。

議長(浅野幹雄君) この際、3時10分まで休憩をいたします。

午後2時59分 休憩

午後3時10分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 先ほどの菅原福治君の質問の答弁で訂正の申し出がありましたので、これを許可します。生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤英樹君) 先ほどの答弁の中で誤りがありましたので、訂正いたします。
 地域と学校、家庭をつなぐ取り組みの23年度実績で、支援ボランティア数を「延べ1万3,003人」と申し上げましたが、正しくは「延べ1,303人」の誤りでした。訂正をお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) それでは、ちょっと視点を変えまして、基幹系システムの運用費についてちょっとお尋ねしたいと思います。
 運用費は、先ほど、町長の回答にもありましたように、長期契約になるのが主なものですけれども、これは実は5年間の再構築あるいは再契約まで恒常的なコスト負担になるものなのですけれども、これは私調査しましたら、23年度の当初予算では3,700万、これが今年度の予算では9,380万8,000円と5,600万、約2.5倍に膨れ上がっております。この額は、いわゆる新システムの構築費用約4,800万と比較しても構築費用よりも高い、なぜ、こんな高額な運用費になるのか質問いたします。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 基幹系システムにつきましては、先ほどお話ししたとおりの額で、トータルで2億9,000万ほどとなってございます。基幹系のみで見ていきますと、委託料で2,300万、使用料で3,200万、合わせて5,600万ほどとなってございます。その他の部分、パソコン系からそういったものを含めた数字がその金額になっているものと思います。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) そうしますと、23年度の当初予算3,700万というのは、そういうものが含まれていなかったということなのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) ちょっと、具体にその数字を確認をしないと何とも言えないところなのですけれども、基幹系については、先ほどお話ししたとおり5,600万、それから、ほかにポリスシステムという現行のシステムは、まだそれにかなわないものが何系統がございますので、それは今までどおり運用しているところでございます。それから、ほかに裁判員制度関係、それから、検察審査会等のシステムについては現行のシステム、裁判所等から配付されましたソフトそのものを運用してそれを取り込んで行っているものも、そういうものも残っているものでございますので、今のところ、新システムと、それから、従前の併用のものを使っている、そういう内容となってございます。それから、先ほどお話ししたとおり、パソコン系もふえてございます。それについては、職員等の増等によりましてその辺のところもふえております。それから、基幹系がパソコンに全部統一されれば、当然、その辺のところはかなり減っていくものと思われます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) ということは、いわゆる開発費用は安いのだけれども、運用費用についてはかなり高額なものになるシステムになってしまうというふうに理解してよろしいのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 運用費についても、こちらの2億9,000万の中に入ってございまして、委託料、その中に運用費、それから、使用料、基幹のソフトパッケージ等の使用料ということで3,200、それが5,600万になっていますので、これは新システムについてはその額で終わっているはずですので、新たに額がふえたということではないものでございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) ちょっと、じゃあ、質問を変えまして、債務負担行為に関する調書についてなのですけれども、今回のシステム構築に関しまして、既に23年度の当初予算で新基幹系システム構築に伴うパッケージソフトウエア、ハードウエア、賃貸借使用及びシステム等保守業務として限度額3億3,600万で5年間の長期契約をしているとありまして、それについて、去年の予算書の中で、その5年契約の中で平成24年度は約7,500万を支出しますよということになっております。ところが、今年度の予算で見ますと、24年度の支出額は5,600万と大幅に1,800万ほど減額になっておりますけれども、この大幅な減額の理由は何なのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) このシステムにつきましては、富士通が基本業者ということになりまして、その1社随契ということで昨年度9月に議決をいただいて契約をした経緯になってございますけれども、あくまでその業者との交渉によりまして額を減らしたというところもございます。それで減額したところでございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) ということは、3億3,600万という債務負担の額については、これはまだ交渉途中での予算計上だったというふうなことでしょうか。 

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) その段階ではその額である程度方向性はできたかと思います。実際の契約の段になりまして、かなり交渉を重ねまして具体に詰めてその金額になったものでございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) ということは、運用費用に関しては、25年度以降、また下がるというふうに考えてよろしいのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 今のところは下がる余地はないものと思っております。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) では、ちなみに、更新前の新システムでの債務負担行為、これは大体、おおよそ幾らぐらいだったのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 先ほど議員のお話しなさった額だったものと思います。ちょっと今のところ手元にございませんので、ちょっとわかりかねます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) わかりました。ここについては、後で調べてご回答いただきたいと思いますけれども。
 ちょっと、私がいろいろ見てみますと、5年間の債務負担に関して、23年度の当初予算は3億3,600万、24年度の当初予算では2億5,300万、今回提示された行政実績報告、この中で運用と賃貸の総額として2億8,200万、これは先ほど町長がご回答された約2億9,000万と近似値かと思いますけれども、これはそれぞれ金額の根拠というのは何なのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) まず、委託料につきましては、先ほどからお話ししておりますとおり、2,342万9,000円、これは1月当たりになります。それから、使用料が3,297万5,000円、合わせまして5,640万4,000円が月額ということになります。それから、あわせて、ネットワーク機器の更新、こちらが単年度限りですけれども、1,753万5,000円ほど、1年度間限りかかっております。この具体の積算の根拠につきましては、それぞれ作業、人員等、こちらにつきまして、委託事業ということでこちらの電算室の中で更新作業をやっております。その人件費等が主なものとなってございます。使用料につきましては、この機器等の使用料ということで、それについてはそれぞれ積算根拠に基づきまして使用料が算出されている、そういうところでございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) この運用費用というのは、実は細目の中では、委託費の中に計上されているというふうに私は見ておったのですけれども、人件費はないと思いますけれども、今の答弁、間違いないでしょうか。 

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 委託費の中に人件費等も含まれております。債務負担行為はその事業に係るものについて額を提示しているものでございますので、委託料そのものはあくまで富士通に委託して、その方々の作業量に応じた形での額ということになってございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) いろいろなお話聞いておりますと、この債務負担行為につきましては5年ごとで避けて通れない投資だというふうに思われますけれども、自治体クラウドの研究活動については検討されているのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) いろいろなリスクヘッジも考慮しまして、クラウドについても研究はしているところでございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 情報システムのコストについて、クラウドの共同利用の場合だと3割から5割削減されるという試算が多いようなのですけれども、その見解は間違いないでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) クラウドによる経費的なものの削減はある程度あろうかと思います。ただ、危機管理の面とか、そういったものも全て考慮しながら検討すべきものと思っております。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) それでは、住民サービスの観点から、町長の今回のシステム改修に伴う帳票の変更と納税通知についてお尋ねいたします。
 23年度まで、いわゆる旧システムでの納税通知書の様式はいつから使用しておられますか。 

議長(浅野幹雄君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) 先ほどの町長答弁にありましたように、初期導入の当時から、現在の24年稼働したシステムの前が長期ありまして、15年に一部更新しております。そういったことで、平成2年から引き続き23年までということになっております。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) ということは、今回のシステム更新によって、町税に関する全ての納税通知書の書式が変更されているわけですけれども、これについての住民宛ての通知はあったのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) 今言われました納税者に対してそういった様式等変わりましたというような通知はしてございません。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) ということは、この納税通知書が行ったことによって、苦情とかそういうものは何件ぐらいあったのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) 数の確認はしていませんけれども、そういった納付書が変わったのでどうこうといったような詳しい問い合わせ等は余りございません。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 余りというのは10件ぐらいなのか、3件ぐらいなのか、その辺のところは具体的に、大ざっぱでいいですから、お知らせいただきたい。

議長(浅野幹雄君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) 20件あるかないかぐらいだと思います。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 今回、特に固定資産税の表記が大きく変わっております。小規模宅地に関する表記、一般宅地に関する表記、負担水準の表記がなくなっております。これは住民サービスの低下ではないかと思いますけれども、見解をお聞きいたします。

議長(浅野幹雄君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) 今回のシステムにつきましては、パッケージということで、従来使っていました富谷独自の納付書と変わっておりまして、議員さんのお話にあるように、住民に対するサービスで今まであった分が表記されない部分もありますが、固定資産税につきまして、納税通知書の主な仕様の変更点、7つほどあります。
 まず一つが、用紙サイズの大きさが大きくなったということで、これはサイズが大きくなったということで。廃止になったものが、固定資産の場合、1期から4期、まとめて納める全期分の納付書の分が1枚ついていたのですけれども、これがなくなっております。それから、今言われましたように、一般住宅、小規模住宅、非住宅の区分なり、負担水準の表記、これが表記の欄から削れております。これにかわりまして、随期分の納付書が追加されております。この随期分というのは、従来は全期分と1期から4期の5枚の納付書ですけれども、この随期分につきましては、1期から4期までの納期等が過ぎたり、何かで変更がありまして、本来の1期から4期までの納付書に表記できない等あった場合に出す随期分が追加されております。そのほかに、区分所有にかかわる税額及び軽減税額を新たに表記されております。もう一つは、コンビニ収納を見据えた納付書ということで、大きさも変わりまして、議員さんから質問にありましたバーコード仕様にもなっていますし、もう一つは、コンビニのほうで金融機関の分の領収書がふえまして、前ですと、本人領収書と、それから、町に回ってくる分の2連でしたが、3連に変わっております。それから、もう一つ、課税明細書において、登記地積、登記床面積、市街化区分、特例軽減の名称や住宅用地、用途、参考税額、これらが新たに今までなかった項目で追加なっていまして、このような従来の納付書と比べた場合に、確かに減ってご不便かけた分と、今まで表示がなかった分で追加となったようなこともございます。
 以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 今回の固定資産税につきましては、税条例の改正によって負担水準、これは従来から固定資産税に関する経過措置で、住宅用地の課税標準額の負担調整措置ということで、23年度までは80%の負担、今年度、24年から25年は90%に10%上げましょう。さらに、26年にはこの特例を廃止しますよということが決定されているわけですけれども、これについての解説は住民に対してやるのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) 今の質問につきましては、今回、住民への納付書送付の際に中にチラシ等は入れてございませんでした。そういったことで、改正等があって大幅に変わるような場合には、どうしても皆さん、住民に伝わりにくいものですから、納付書をお送りする際に中にそういった説明書きなり等を入れて送るようにはしています。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 今回の条例の一部改正についてなのですけれども、町のホームページに掲載されている富谷町の例規集、この税条例の中で、改正前の条例がないために、町民がそれを見ても理解できないという内容になっていますが、間違いないでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) 税条例の改正等につきましては、国のほうからそういった税法改正、それから、市町村条例の改正の条例の例が示されまして、これに従いまして、町のほうで準じて改正を行っております。ただいま質問にありましたように、今回の条例の中の一部で従来あったものが削除になって掲載というような形にはなってございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 国がそういうふうに決めているからいいのだと、町のホームページの例規集については特段の手当てをしなくてもいいというふうな回答に聞こえるけれども、それでよろしいのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) 条例等につきましては、条例担当がありますけれども、今の話で、確かに税条例等わかりづらくて、住民に対して理解得られないところがありますので、そういった条例そのものの表示を直すのではなくて、改正があったものについて、住民にわかりやすいような周知方法を検討していきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) このシステムに関連して、最後に、町長に質問したいと思います。
 町税に関する改正、今回、平成2年につくられたフォーマットが大幅に変わったわけですけれども、こういう大幅な改正があったようなときは、事務的に流さずに、もっと慎重に丁寧な説明が必要だと思います。照会あるいは苦情が少ないからいいのだということではなくて、税金を納めていただいている納税者、町民によく理解、納得してもらって納税していただくという意識が必要ではないかと思います。町税に関する町長の見解と、先ほど質問しましたホームページ上の例規集の表示、対応も含め見解をお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 町税に対する見解ということでしょうか。(「通知書がいわゆる22年たって大きく変わったということについて、町民に対してそれは周知されていないということなので、そういう取り組みでいいのだろうかということで質問いたしました」の声あり)
 周知がなされていないということ……。

議長(浅野幹雄君) ちょっとお待ちください。じゃあ、もう一回質問してください。

3番(出川博一君) 先ほど、このシステム改修に伴って納税通知書が大きくなった、大幅に変わったということについて、通知をしておりますかという質問をいたしましたら、担当課長のほうから、通知はしていないというお話がありましたので、そういうことでいいのでしょうかという点と、それから、ホームページ上で例規集の問題についてお尋ねしております。

議長(浅野幹雄君) 若生町長、最初の質問でお願いします。

町長(若生英俊君) 住民の皆さんの大幅に変わったというあたりの受けとめ方が非常に困惑しているというふうなことだとすれば、それは足らざる対応だったなというふうに思いますし、折々に、微妙に常に見直し変更ということはあるわけですので、そういう意味で、町長への手紙も届きまして、それへの対応もした経緯もありますので、今の足らざるところのご指摘があるとすれば今後十分留意をして丁寧なる対応に努めてまいるということにいたします。
 ホームページ上の例規集について、ちょっと私も理解不十分なので、これまた、第1問と同じで、足らざるところは十分、今後、気をつけながら対応するというふうなこととさせていただきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) よろしいですか。3番出川博一君。

3番(出川博一君) それでは、2つ目の東向陽台の分離新設に関してなのですけれども、4月にプレハブ教室が造成されましたけれども、現状の設備で空き教室はあるのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 少人数指導等に使っておる教室で4教室、現在ございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 1学級の定員の捉え方、これは文科省の指導基準あるいは県も含めた町の教育委員会での定数の考え方についてお尋ねいたします。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 学級定数については、国の定数法という法律で決まってございまして、これが昨年改定されまして、1年生が35人、2年生以上は40人というふうになっております。ただ、宮城県教育委員会の施策で、学級弾力化施策というものがございまして、2年生についても35人の定数というふうになっております。ですから、国と県をあわせますと小学校の場合は1年生と2年生が35人、3年生以上が40人という定数になります。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 今の定数を踏まえた上で、東向陽台小学校の各学年の余裕人数というのは何人なのでしょうか、各学年ごとに。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 今現在の人数については、ちょっと今持ち合わせておりませんので、後ほどお答えしたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) ということは、多分、学年によっては35人に近い、あるいは40人に近いということで、転入してくる児童によっては教室が一つ、二つ足りなくなるということが想定されるのですけれども、そういうところは今のところはないのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 学級増に非常に近い近似値の人数の学年ということで、(「それでよろしいです」の声あり)それはちょっと、課長のほうがデータがあるということなのでお答えします。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 現在、1学年と3学年が2名ふえた場合に、それぞれ1クラスが増になります。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) ということは、1年生で、あるいは3年生で、二、三人ふえれば教室が足りなくなるということなのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 1年と3年で、いわゆる今の定数法以上の転入生があれば、学級増になりますが、先ほどお答えしましたように、現在、普通教室に転用できる可能の教室が4教室ございますので、そのうちの2教室をその学年の学級増に充てるということで対応できます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 次に、地域住民に説明会がありましたので、この資料に基づいてちょっと質問いたします。
 この資料によりますと、東向陽台小学校、24年4月1日で児童数が1,004人、学級数が32学級、25年度は、これは全て4月1日現在予定ですけれども、1,006名、31学級、26年が1,014名で30学級、このように児童数はふえているのですけれども、学級数が毎年1クラスずつ減っていますけれども、その理由は何なのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 児童数がふえている場合でも学級数が減るのはどうしてでしょうかというふうなお話なのですけれども、先ほど教育長がお話を申し上げたとおり、1、2学年につきましては35人学級、3学年以上は40人学級となっておりますので、例えば2年生から3年生に上がる場合、そこで、例えば3人かふえたとしても、40人学級については、逆にふえないで減るというふうなことも考えられるということでございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 東向陽台小学校の在校生は24年3月、ことしの3月で982名でして、4月になりまして、新学期に入って1,004名、22名増加しております。25年4月の増加見込みでいくと2名だけの増ということになっていますけれども、これはちょっと余りにも数が少ないと思われますので、ちなみに委託業者の過去の24年4月の推定値は幾らですか。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 24年の推計につきましては990名でございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) これは多分パスコさんの調査時点が23年だったためにそういうことになったのだろうと思うのですけれども、それにしましても、24年4月から25年4月までで、パスコの報告では16名の増加ということになっていますけれども、推計の信憑性といいますか、その辺のところの認識をお伺いしたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 報告書の信憑性につきましては、ほかの自治体でも同じような報告書に基づいて検討しておりますので、妥当な報告であろうというふうに考えております。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 現時点での東向陽台の児童数は1,005人で、これは推計値より上昇傾向にあるように思います。転入生の学年構成によっては、23年3月まで何とかやりくりしてもたせることができるという認識をしましたけれども、そういう認識で大丈夫ですか。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 27年3月までということで、先ほど教育長申し上げたとおり、空き教室、少人数教室として使用しておりますけれども、4教室が空き教室としてございますので、今現在も境界学級が2クラスだけでございますので、今のところは、報告結果からも大丈夫ではないかというふうなところでございますが、当然、先ほど、教育長申し上げましたとおり、推移を見守っていく必要はあろうというふうに考えてございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 次に、学区割について、質問したいのですけれども、これもこの資料に基づいてなのですけれども、2つの案が提示されておりまして、2つの案を見ますと、10年先の推計児童数、通学距離からして、明石台六丁目と七丁目の一部を新学区にすべきだという、べきだというか、そのほうがいいという教育委員会の方針に私は賛成です。そこで、行政区が分断されている学区はあるのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 第1案でいきますと、前も説明会のときに話しましたが、六丁目、それから、七丁目、新しく入る明石台東地区の七丁目の町内会が学区が分かれるということになります。

議長(浅野幹雄君) いいですか、今の……。(「違います」の声あり)
 行政区が学区が別になるところがありますかという質問です。

教育長(菅原義一君) 失礼いたしました。ございません。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 教育委員会でことしの3月に、「教育に関する事務の管理」長いのですけれども、結果報告ということで、こういう報告を公表されているわけですけれども、この中で、生涯学習等に関しての意見書として、「青少年健全育成において、子ども会の果たす役割は大きく、それには学校と違い、地域による支援が大切であります。町内会と連携した子ども会活動がふえていることを評価できます。これから子ども会が地域の方とかかわりながら活動する取り組みをふやしてほしいと思います」ということで、町内会との連携の必要性が強調されております。
 今回の学区割、町内会が分断されるようですが、教育長の見解を求めたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 今回の学区割をするときに、大変この辺はかなり慎重に検討した結果で第1案という案をお示しして、この案でお諮りをしているところでございますが、やはり子ども会の今後の育成等を考えますと、今後、学校、地域の皆さん、それから、保護者の皆さん踏まえた地域の皆さんと、地域づくり、地域の人間のつながり、人と人とのつながりづくり等で今後協議を進めていく必要があるというふうには認識しております。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 次に、町長に伺いたいと思いますけれども、冒頭の挨拶の中で、9月2日の町民運動会の盛り上がり、一体感、あるいは年長者から幼児に至るまで協力し合って運営したということで、非常に同じ行政区での活動が重視されているわけです。さらに、大震災の教訓で、地域が支え合うということで、地域ディスカッションの議論なんかもされておりまして、これもまた地域の連携がクローズアップされています。さらに、新設校は、先ほどの町長のお話にありましたように、防災の拠点となるという発言もありました。そのような点を総合的に考慮して、行政区、最小単位のコミュニティーだと思うのですけれども、これの学区割によって分断されることに対する見解を求めたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 描くところは、両者一体でというようなことは、現実、大勢を占めているわけです。そういうのが望ましいということは当然のことですね。こういった新しいことを始めようとするときに、比較考慮ということですね。比較をする、比較のレベルだと思います。100・ゼロではなくて、こういうふうな状況の中で相対的に、そしてまた、客観性、あるいは明石台という地域の中に学校が新たにというふうなことからすれば、それはそんなにも行政区と学区が違うことで、そんなにも今の状態が、それこそ他人のように、あるいは同じ地域内の人ではない、あるいは同じ富谷の町民でさえもないみたいな雰囲気には絶対ならないというようなことだと思います。ですから、そういう意味で、まさに相対的なことですので、おっしゃるのは当然一体的な形でできないかということをずうっと追求しながらここまで来た。しかし、いろいろ検討を深めていく中で、相対的比較をした折にこのようなところに落ちつくのではないかというのが今仮の前提というふうなこととなります。そういったことを皆さんにお示しをして、こういった場も含めて合意形成を図りながら、5年、10年先、将来にもまたがることですので、皆様方の深甚なるご理解を得て、最終的には「そうだね」というようなところに、いかに、どのような手続で、どういう時間の経過を経て合意到達点に達するかと、そんなようなところが町としては見定めどころだというふうな認識でおります。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 明石台東地区の開発は2014年末までで757区画、2,650人の計画なのですけれども、工事概要説明書を見れば七丁目は南と北の2工区、さらに八丁目を入れて、全体で3工区というふうに示されておりますけれども、この地域の行政区の考え方についてお尋ねしたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 原則、住居表示については、七丁目、八丁目というふうなことで、明石台の一丁目から六丁目に続けて、七、八というような地番をして、一体的な地域づくりというふうなことを描いて、現実、七丁目、八丁目というようなことで確定しておるというふうなことでございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 住居表示についてはそうだと思うのですけれども、この地域のいわゆる七丁目、八丁目の行政区の考え方はどうなのでしょうかというふうにお尋ねしております。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) この件については、従前からの流れに沿って行政区七丁目、八丁目、一くくりか、七丁目1つ、八丁目1つかというふうなことでの状況は、今後の課題だというふうに思います。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 六丁目、いわゆる明石台25-1号線の北側、いわゆる北側の三角形の部分、あそこは85区画だと思いますけれども、それと七丁目、明石1号線の北側、これはいわゆる明石台東開発の北の区画なのですけれども、これが227区画の計画になっています。ここは合計して312区画ということですので、行政区として、明石台東部だとか、明石台東だとかいう形で独立させてはいかがでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 名称はどうであれ、新しい七丁目、八丁目については、町内会が単独で自立する時期が来るというふうなことで、今現在は一丁目さんにお世話になっているということでございますので、将来的には当然会館も、けさも申し上げたように、事業体で着工しますし、もう一つについても予定されているのですよね。将来的に2つというようなあたりをイメージして今進んでいるというふうな状況でございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 私が今質問したのは、明石台六丁目の一部、いわゆる今度の新学区と目されるところと、明石台七丁目の北側の一部、ここの部分を一緒にして一つの行政区としてはいかがでしょうかというふうに質問しているのですけれども。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 現段階で、こうであるとか、こうであるべきだというようなことはありません。まさに地域の皆さんの一体的なくくりということですので、その辺は十分民意を尊重してというふうなことで結構でございます。 

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) ぜひ、この学区の問題に関連して、一つの検討課題ということでお願いしたいなというふうに思っています。そして、特にここは新しい入居者がどんどん入ってくる地域でございますので、その方向性が決まったら、早目に住民にアナウンスする、あるいは、転入者に早目にアナウンスするというようなことをぜひお願いしたいと思いますけれども、その辺についてはいかがでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) その件は、全く当然ですので、そのような時宜を逸せず対応してまいります。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 最後の質問といたしまして、この説明会の資料によりますと、9月には補正予算の議会上程、来年の3月には当初予算の議会上程となっていますけれども、この予定で進まれるのでしょうか。 

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 今議会に予算の要求という計画はございません。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) ということは、若干おくれているかなというふうに思いますけれども、過去に成田東小学校が平成4年に開校したわけですけれども、このときは東向陽台小学校に併設、校舎完成後の8月26日から授業を開始したということもございます。さらに、ひより台中学校では、6月、いわゆるその年の6月15日に授業開始になったという経緯がございますので、ぜひ、27年4月開校という、一つの目安といいますか、ある程度の時期を決めないと進まないという町長のお話でしたけれども、ぜひ、校舎も完成して、4月より授業ができるような体制にしていけるというふうに認識していいのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 今、私の耳ではひより台と聞こえたのですが。(「日吉台、失礼しました」の声あり)日吉台ですね。
 若生町長。

町長(若生英俊君) 申し上げているとおりでございます。目標を決めて事は進めなければならないというのは一つです。しかし、この内容については、住民の皆さん、保護者の皆さんの十分なる協議、検討、ご理解を得た中で進むというふうなことでありますので、ぜひ、そういった時間を、終点を意識しながら進めるというふうなことについては、これまでもまた述べてきたとおりでございます。
 9月補正というようなこと、ちょっと誤解を与えてしまう資料提示となってしまったことはおわび申し上げなければなりません。当初から9月補正への対応は予定しておりませんでした。資料が先行して皆さんのお手元に、目に触れてしまったというふうなことで、おわびを申し上げます。今は、4月開校に合わせて、それは9月から12月までの間に準備が整えば4月開校も見えてきますし、それが大きく、皆さんの大局といいますか、合意形成がまだ不十分だというようなことになれば、また別な策を考えていかなければならない。こんなふうな手順を予定してございます。(「以上で終わります」の声あり)

議長(浅野幹雄君) この際、4時5分まで休憩をいたします。

午後3時55分 休憩

午後4時05分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 4番三浦邦夫君。

4番(三浦邦夫君) それでは、通告に従いまして質問いたします。
 先ほど来、同僚議員が質問いたしましたので、重複する面もありますが、その点はお許しください。
 絶対にあってはならない富谷町のいじめ、滋賀県大津市皇子山中学校2年生、いじめにより14階建ての自宅マンションより飛びおり自殺。ことし4月4日の共同通信の配信記事により、新聞やテレビ、雑誌などが連日いじめの実態や学校の対応のまずさをクローズアップしてきております。この事件は、前年10月11日、大津市立皇子山中学に通う13歳の2年生の男子生徒が自宅マンションから身を投げてしまったことであります。自殺の原因は、中学で繰り返されていたいじめにほかなりません。中学校や教育委員会は見て見ぬふりをしてきただけでなく、現在に至ってもいじめと自殺の因果関係を認めようとしておりません。
 この事件は、7月4日、共同通信のスクープにより全国に怒りの火の手が上がりました。実施された校内アンケートへの書き込みの中で、少年が自殺の練習をさせられていたという生徒の証言をすっぱ抜いたことが発端であります。自殺した10月以降、学校がこのアンケートを隠蔽してきた事実も判明し、騒動の火の手がさらに燃え広がりました。おまけに、事が発覚するや、大津市の澤村教育長は、「自殺の原因は個人的、家庭的な要因もあったと学校から聞いている」などと発言し、日本中の心ある方々を驚かせました。自殺から9カ月、実態調査が伏せられていたのであります。
 皇子山中学校では、少年の自殺から1週間後に校内でアンケート調査をしていました。その内容は、1、蜂を食べさせられたり、財布を盗まれていた。2、カエルを食べさせられた。3、万引きをさせられた。4、鉢巻きで両手を後ろで縛られ、口にガムテープを張られていた。5、性的な嫌がらせもあった。6、自殺の練習もあった。さらに、「少年が先生に泣きながら電話したけれども、翌日、その先生が加害者3人のいる前で、大丈夫かと聞いたら、本人は大丈夫と答えていた。いじめている人の前で聞くのはおかしいと思う」と、教諭の問題を指摘した生徒の意見までありました。300名の生徒か回答している大がかりなアンケートであります。皇子山中学校では、当初、アンケート調査の実施を渋っていたが、少年の父親が突き動かしたのであります。
 いじめは夏休み以降に、さらにエスカレートし、恐喝され、40万円以上の金額を要求され、みずからの貯金をも使い果たし、遂にうちの中の金銭まで手をつけ用立てしてしまったことも判明しております。夏休み明けの9月29日の体育祭の日、いじめグループによる少年への乱暴が目撃され、学校が女生徒から報告を受けています。また、10月5日には、トイレでの暴行を知った担任教師がけんかとして不問に付しています。10月8日には、少年の自宅へ同級生が押しかけ部屋を荒らしたことも判明しております。10月11日、少年は自宅マンションから身を投げてしまったのであります。
 亡くなったばかりのころ、少年の友達がたくさん線香を上げに来て、不審に思った父親がその子たちから話を聞いてアンケートをまとめ学校に持っていったが、初め、学校では、「アンケートなんか必要ない」と突き返したようであります。警察にも相談に出向いたが、警察はとりあわず、門前払いとなりました。
 最初のアンケートの結果を学校から手渡され、遺族たちはいじめの実態をはっきりと知りました。それまで、事実関係を曖昧にしていた大津市の教育委員会も、11月2日には校内でいじめがあったと発表しましたが、いじめが自殺の原因であるとは認めておりません。逆に、父親にこのアンケートの件は部外秘とするようにと確約書まで書かせる始末でありました。この確約書のために、いじめの実態が闇に埋もれかかったのであります。悩みに悩んでいる父親、しかし、そこに全国いじめ被害者の会を主催する大沢秀明氏があらわれたのであります。大澤氏は、九州から大津に駆けつけてくださいました。少年の両親は大沢さんの助言どおり、刑事告訴を大津署に申し出て、7月18日に受理されました。同級生3人に対して、暴行、恐喝、供与といった6つの罪状で訴えました。この件により、ついに、越 直美大津市長もいじめを自殺の因果関係を前提に調査すると軌道修正しなければならず、遺族との和解へ向け方向変換をしました。
 一方、いじめが原因の一つと事実を認めながら、訴訟を続け、「本人や家庭のことも明らかにしたい」と遺族に鞭打つような発言を繰り返しております澤村大津市教育長は、実は2006年4月から2008年3月まで皇子山中学校で校長を務めた人であります。また、訴訟の対象であるいじめグループのリーダー格と見られる生徒の母親は、当時のPTA会長であり、自殺直後の保護者会で息子の無実を訴えたり、学校の前でビラまでまき、少年の家庭問題にすりかえる発言をしてきています。彼らには、いじめに対する問題意識が余りにも欠如しているとしか言いようがありません。
 この大津の事件以降、神奈川県では、県の教育委員会が、学校がいじめを把握した際の報告の強化を確認したほか、奈良県でも、県警本部長が、警察、そして、学校と教育委員会の連携を呼びかけるなど、いじめ根絶へ向けた行政一体となった動きが進んでいます。
 公立中学だけではなく、東京都内の指折りの名門私立中学では、女子生徒を校内の女子トイレに追い込み、男子生徒を入り込ませ、チンピラ顔負けの言動に及んだ事件。仙台では、8月6日、2年生の男子生徒が同級生3人からたばこの火を押しつけられたり、腹や頭を殴られた傷害や暴行容疑で警察に被害届を出した事件などなど、日本全国でいじめに関するニュースはいまや毎日新聞に掲載されております。
 いじめは卑劣な行為であり、人間として絶対に許されない行為であります。それなのに、なぜ、いじめは後を絶たないのでありましょうか。一昔前までは、殴るとか蹴るといった暴力的ないじめあったかもしれませんが、つい最近では、陰湿でこうかつないじめが繰り返されているような気がいたします。
 問題は、最初はいじめられているほうも、いじめているほうも、ひょっとしたらたわいもないことから始まる可能性もあるかもしれません。それがだんだんとエスカレートして、いじめのスイッチが入ってしまうと、今の子供たちは相手がつぶれたとわかるまで続けることが珍しくありません。さらに恐ろしいのは、いじめられている当人がつぶれるという最終段階がみずからの命を絶つことであるという可能性すら感知できないことであります。
 このように、恐ろしいいじめの実態は早く察知すればするほど、深入りすることなく、危険な状態から脱することができるはずであります。我が町、「笑顔輝くあたたか富谷町」の子供たちを町としてどのように育成し、絶対あってはならない卑劣ないじめ等にどのように対応しているのか、次の6点を質問いたします。
 1、今回の大津市でのいじめ事件に対する富谷町としての意識的な対応を質問します。
 2、富谷町でのいじめの報告等の現状を質問します。
 3、学校、家庭、地域との情報等の密なる連携体制へのあり方を質問します。
 4、あってはならないいじめを予防するために、学校、家庭、地域、それぞれの役割としての研修が必要と思われますが、質問します。
 5、富谷町でのいじめのみならず、成長過程でのさまざまな悩みの相談システムはどうなっているのか。また、効果的に活用されているのか、質問します。
 6、いじめをなくすためにも、目標を持ち、それぞれの個性にあった趣味、サークル活動、部活動のさらなる充実が望まれますが、その環境づくりを町としてどのように考えているか、質問します。
 以上6点、質問いたします。よろしくお願いします。  

議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。菅原教育長。

教育長(菅原義一君) それでは、お答えをいたします。
 まず、第1点目のご質問に対してでございます。いじめ問題は、今、議員さんのご指摘どおり、絶対に起きてはいけないことであり、根絶、根絶やしにすべき課題と考えております。もし、発生した場合は被害者の立場に立って、迅速、適切に対応することが肝要というふうに考えております。さきにお話ししましたとおり、7月26日に臨時の校長会を招集して各校の対応を確認するとともに、富谷教育委員会内で対応のポイントを協議し、校長会、教頭会、生徒指導部会等を通して学校に指導を行っているところでございます。
 第2点目、いじめ等の現状でございますが、いじめの発見回数は、これも前にお答えいたしましたが、平成23年度におきましては、小中学校合計で14件、平成24年8月現在におきましては、小中学校合計6件となっております。その内容につきましては、平成23年、24年度とも、ほとんどがからかいということでございます。
 第3点目と4点目は関連がございますので、一括してお答えをいたします。
 児童生徒の助け合い、保護者の支え合い、地域の導き合いは重要なことであり、いじめ問題だけにとどまらず、児童生徒の健全育成のために学校、家庭、地域との連携体制は必要不可欠なことと考えております。そのための連携の委員会を設置し情報交換等を行っております。さらに、青少年健全育成富谷町民会議、子ども会育成会、PTA、学校、関係機関・団体との情報交換を密に行い、強い連携体制をとりたいというふうに考えております。また、各校で行われております校内の事例研修会、また、町主催の富谷町カウンセリング講習会、さらに教育フォーラム、また、県主催の研修会等に参加し、研さんを深めているところでございます。
 続いて、第5点目でございます。今年度より、教育委員会内に教育相談室が設置されまして、福祉部と連携を図りながら、その対応に努めております。相談システムといたしましては、1点目は、心の相談を富谷中学校内に設置し、各学校を通して町内すべての保護者に相談日を通知しております。相談日は年間36日間設定されております。
 2点目といたしまして、教育委員会内で教育相談員が月、水、金曜日に勤務しており、電話、面談等で対応しております。また、教育相談員の勤務日以外でも教育相談室で対応してございます。
 3点目は、宮城県教育委員会より、各中学校にスクールカウンセラーが1名、それから、小学校専用のスクールカウンセラーが1名、年間36日間配置されております。
 4点目、スクールガードリーダを配置し、児童生徒の校外における情報収集にも努めているところでございます。いずれも、秘密がきちんと保持され、ケースによっては学校、関係機関、保護者等と連携を図り、適切な対応に努めているところでございます。
  第6点目についてお答えをいたします。情操教育という観点からも、個々の児童生徒が目標を持ち一つのことに打ち込むことは大変大きな効果があると考えております。そのためにも、各スポーツ少年団、各中学校の部の充実した活動を通しての心身の健全育成のためにも環境整備を努めてまいりたいというふうに考えております。また、既に実施されております地域、学校、家庭をつなぐ取り組みも重要な活動と考えております。各公民館区内の小中学校で設定されているテーマごとに地域人材の有効活用により地域教育を充実させていきたいというふうに考えてございます。
 以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 4番三浦邦夫君。

4番(三浦邦夫君) 先ほど来、教育長はいろいろお答えをしております。たった一つだけ、聞きたいと思うのですが、1番の問題は、学校単位として、いじめ問題は出したくないという点で隠蔽してしまう危険性があるということではないかなと思います。先ほど来、教育長が答えているとおり、どこにでもあり得ることなので、富谷町の各小中学校では絶対に隠蔽等のことがないように、先生方にしっかり指導していただき、できれば未然に、あっても速やかに危険な状態から脱することができるようにしてほしいと思いますが、小中学校への先生方への指導を質問します。
 以上です。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) これも先ほど来、答えてきておるところではございますけれども、ただいまの議員さんのおっしゃるとおりだと思います。私もやはり、いつでも、どこでもという認識がやはり大事なのだと。ですから、いつでも、どこでも起きる。それから、精神科の医者に言わせますと人間の集団としてそれは普遍的に起こるものでもあるというふうな指摘もございますので、起こっても担任のせいではない。それから、起こっても学校のせいではないのだということで、もし起こった場合は、速やか、迅速に、適切に、しかも、組織的に対応することが大事なのだ。そのためには私ら教育委員会、それから、地域、関係機関との十分な連携が必要ですので、やはり、隠さないことがまず第一に必要だということは、学校長会等も通して繰り返し伝えているところでございます。
 以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

12番(山路清一君) 私のほかにあと1名の議員がおりますので、簡潔に質問したいと思います。
 今回、私は大きく2つについて質問いたします。児童増加の日吉台小学校と発展目覚ましい杜乃橋です。
 1点目の児童増加の日吉台小学校について質問いたします。日吉台小学校は、近年、杜乃橋地区の発展に伴い児童数がふえております。富谷町の小中学校も暗渠整備事業、強化ガラス改修事業、トイレ改修事業などの工事改修が行われ、生徒、児童も使いやすく充実した校舎、校庭として使用されております。去る、5月26日の土曜日に、日吉台小学校の運動会が開催されました。当日は天候に恵まれ、最高気温も25度と絶好の運動会日和でした。誰もが喜んで運動会会場に行きましたが、最初に目についたのは、昨日降った雨のため校庭の状況が悪く、関係者が校庭の整備に追われている光景でした。競技は30分ほどおくれて開始されました。
 学校の校庭は生徒、児童の競技や遊び場として活用される傍ら、学校行事等により、時には父兄の駐車場としても使用されております。校庭の水はけが悪いと、タイヤについた泥で近隣の道路を汚すなど付近住民の迷惑ともなり、整備された学校もある暗渠整備事業について質問いたします。
 1つ、校庭暗渠が未整備の学校を伺います。
 2つ目としまして、日吉台小学校校庭暗渠事業工事予定時期を伺います。
 3つ目としまして、日吉台小学校は杜乃橋からの児童の増加により教室が不足しております。そこで、日吉台小学校教室増築工事の予定があるか、お伺いいたします。
 続きまして、発展目覚ましい杜乃橋についてお伺いいたします。セントラル自動車や関連企業の進出、そして、宅地単価が坪10万円台で購入でき、例えば約70坪の敷地に延べ40坪以内の住宅を新築しても、外構工事を除き2,500万円以内で建築できるなど、都心などでは考えられない値段で建て売りや注文住宅が建築されております。例えば都心で30坪以下の敷地に同程度の住宅を建築するとなると5,000万円以下では求められず、富谷町の住みよさも考え、都心からの転入者や近隣の戸建て住宅を求めている人々の人気を誘い、杜乃橋、そして、大和町杜の丘は発展目覚ましく、住宅とともに人口もふえております。
 皆様もご存じかと思われますが、ヤマザワが来春オープンする予定と看板が出ております。ことしの7月にはみやぎ生協大富店の西隣にダイシンと薬王堂がオープンしております。杜乃橋一丁目が約280宅地、二丁目が約430宅地で、一丁目はほとんど完売です。二丁目がまだ三井農林の所有している宅地もございまして、約300宅地ほど販売がされてなく残っておりますが、販売広告次第では完売ではないかと、関係者のほうでお話ししております。
 大和町杜の丘は三丁目まであり、約1,000宅地ほどあります。700宅地ほど完売したというようなことを先日、パルタウン夏祭りで大和町の議員との話の中でお聞きしております。これらの人口増加が大和町の人口増加率に貢献し、大和町は全国でも高位置になったとのことであります。
 杜乃橋は一丁目と二丁目を東西に4号線からの幹線道路が縦断し、また、南北の幹線道路により、富谷町杜乃橋と大和町杜の丘とに分かれ、緑地帯も、以前一般質問しましたが、大変複雑な町境界となっており、質問いたします。
 1つ、杜乃橋二丁目会館建設時期をお伺いいたします。
 2つ、会館建設資金の負担先をお伺いいたします。
 最後に、3つ目としまして、町境界となっておる富谷町管理緑地帯の整備活用はあるか、お伺いいたします。
 以上、質問いたします。 

議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。
 まず初めに、若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。教育長答弁は後ほどということで、私からお話を申し上げるほうを先に答弁いたします。
 杜乃橋の会館建設時期ということで、現状、そのふえぐあいを見定めているところでございます。参考までに、杜乃橋地区の南富吉地区として算出された計画戸数というふうなこととなりますけれども、計画戸数が700、計画人口が2,800人ということでございます。現状、杜乃橋、415世帯、1,400人ほどお住まいです。そして、先に張りつきました一丁目、日吉台に近いほうが263世帯、860人、そして、道路を挟んで北側部分が150世帯、500人ちょっとという、そんなふうな内訳構成でございます。大清水の東町内会から分離をして、結果として一丁目、二丁目というふうに分離した経緯もございますので、そういったことを視野に入れながら、当初から2つの行政区を想定して進んでおりますということでありますので、推移を見守りながら建設に着手することといたします。現状は、まだそういう声は強くは町には届いておらないというふうなところでございます。
 2番目、3番目、それぞれ総務部長、建設部長からということといたします。個別にはまた必要に応じて再質問に答弁をさせていただきます。
  以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 次に、菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 学校の校庭整備について、まず、お答えいたします。暗渠工事を行っている学校は4校、富小、東向小、富中、富谷第二中学校です。また、平成22年度に排水整備工事を行いました東向陽台中学校を含め4校、成田小、東向中、日吉中、成田中は、表面排水整備工事を施しております。したがいまして、暗渠または表面排水整備を施していない学校は富ケ丘小、あけの平小、日吉台小、成田東小の4校となります。
 第2点目、日吉台小学校の暗渠工事の予定でございますが、予定は現在のところございません。しかしながら、校庭については砂を補充する等により対応しているところでございます。
 3点目の日吉台小学校の増築工事でございますが、児童数の増加に伴う校舎の増築工事は、今年度、設計業務委託予算を計上しておりまして、校舎の増築工事は平成25年度、来年度に予定しておるところでございます。
 以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 次に、総務部長。

総務部長(小野一郎君) 杜乃橋の会館建設の負担先についてでございますけれども、先ほど町長が答弁したとおり、その時期をもって建設ということになろうかと思います。負担先につきましては、町費をもって建設することになります。町内会館建設につきましては、土地区画整理事業にかかわった場合につきましては、富谷町開発指導要綱により組合と協定を結んで、各団地1棟建設をしていただき寄贈していただくような形になります。
 それから、杜乃橋一丁目の会館につきましては、計画人口に至る前に町内会が発足し、町内会活動の拠点となる町内会館が必要となりまして、平成15年度に組合にかわり、町が先行し建設を行いました。この建設につきましては、平成18年8月に組合より費用の全額を採納いただいて完結しているところでございます。
 以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 次に、建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 町境の緑地帯の維持管理について申し上げます。当該緑地帯につきましては、土地区画整理事業により森林を宅地造成する際、20%以上の緑地を確保して、おおむね20ヘクタールごとに住宅地を区分しまして、それぞれの外区を囲むように配置しなければならない基準により設置された緑地でございます。緑地には景観だけでなくて、騒音、振動の吸収、それから、延焼防止及び洪水調整など、たくさんの存在効果があることから、現況のまま保全していくことが大事だと考えてございます。緑地の維持管理につきましては、杜乃橋一丁目のほうなのですが、大和町のほうに働きかけまして、環境の改善をしてきたところでございます。富谷町といたしましても、住環境に配慮した緑地の維持管理に努めてまいりたいと考えております。
 なお、町境の幹線道路の除融雪につきましては、富谷町の委託業者が除融雪業務を実施し、その業者が大和町と随意契約をしまして、町境を隔てた両町の隣接住民のサービス向上に努めているところでございます。
 以上でございます。

議長(浅野幹雄君) これより山路清一君の質問は一問一答方式により行います。12番山路清一君。

12番(山路清一君) まず、先ほどの答弁からお伺いいたします。
 日吉台小学校なのですけれども、暗渠整備工事に関して、予定が今のところないという話なのですけれども、将来的にもないのか、もう一度お伺いいたします。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 検討課題ということでございます。

議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

12番(山路清一君) 先ほど、増築工事、今設計のほうの業務のほうにかかっているという話なのですけれども、日吉台小学校の平成24年度の児童数をお伺いいたします。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 24年度の5月1日現在で422名でございます。

議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

12番(山路清一君) 前年度、平成23年度から何名ほど児童数がふえているか、お伺いいたします。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 32名でございます。 

議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

12番(山路清一君) 先ほどの答弁にもございましたし、私のほうも質問の趣旨の中に入れましたけれども、まだ、販売宅地のほうが結構残っております。今後の児童数の増加数は何名と見込んでいるか、お伺いいたします。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) ただいま、こちらのほうで見込んでおりますのが、平成29年まででございまして、現在の見込みとしましては、児童数491名を見込んでございます。

議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

12番(山路清一君) 杜乃橋二丁目から日吉台小学校まで、通学距離にしますと結構な通学距離がございます。ただいま町民バスが通っているのは一丁目を通っていっているのですけれども、町民バスを利用して日吉台小学校のほうに通学している方も若干名おります。この町民バスの経路についてなのですけれども、今後、二丁目のほうがふえるに従って、多分、考えていただけると思うのですけれども、その辺、二丁目のほうに町民バスをいつごろの時点から回すか、計画があるか、お伺いいたします。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 町民バスの運行については年1回見直ししておりますので、状況を見ながら考えてまいりたいと思っております。

議長(浅野幹雄君) 山路委員に申し上げます。挙手をしてお願いいたします。12番山路清一君。

12番(山路清一君) じゃあ、引き続きまして、杜乃橋についてお伺いいたします。先ほど、会館の建設についてお聞きいたしました。当初、平成15年に一丁目の会館を町の予算の中で建てまして、その後、組合のほうからいただいたと話を聞いたのですけれども、ちょっと、私の聞き間違いがあったかもしれませんけれども、二丁目を建てる場合は、これは全部町費のほうで賄うのかどうか、再度確認したいと思います。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 二丁目につきましては、町費全額をもって建設をいたす、そういう予定になってございます。

議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

12番(山路清一君) 杜乃橋の地区の除草の件なのですけれども、一般的に富谷町のほうは各町内会、年に2回行っていると思うのですけれども、杜乃橋についても年に2回かどうか、確認したいと思います。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 道路敷除草年2回でございます。

議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

12番(山路清一君) 杜乃橋の緑地帯なのですけれども、年2回の除草では、なかなかあれだけの面積の緑地帯というか、見た目は、本当に見た方、通った方はわかると思うのですけれども、雑草地か牧草地と言っても過言ではないというような感じがいたします。いまだに高い木もございます。日吉台中学校からおりたところの右側の杜乃橋のほうなのですけれども、枯れた木もございまして、高木一部、半分くらい伐採してございます。また、向かい側のヤマザワの建つ予定の敷地のほうも高木はほとんど伐採ということでなっていますが、いかんせん、まだまだ高木がございます。先ほど、答弁もございましたが、今後、維持管理に努めていくということで、火災の問題とか、騒音の問題とか、いろいろな問題で開発行為の段階であのような状況になったということでお聞きしました。しかし、実際に見ますと、非常にあそこを通る方、また、住民の方、雑草が年に2回ぐらいでは足りないという感じがいたします。
 そこで、1つお伺いいたします。ただいま、今富谷町のほうで除草にかかっている費用、年に幾らか、お聞きいたします。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 決算の際に行政実績報告書でお示ししたいと思いますが、きょうはちょっと今持ってきておりませんので、道路と公園、公園につきましては年3回実施している状況でございます。7,000万程度、公園のほうで。正確な数字ではないのですが、道路敷除草では約2,000万弱でございます。

議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

12番(山路清一君) 本当に富谷町だけでは解決できないような、私は問題だと思います。入り組んだ本当にあの境界線、それから、高木、雑草、本当に危険な状況であります。万が一、本当に事故が起きてからでは遅いですので、その辺を踏まえて、除草費といろいろ費用対効果等いろいろ問題がありますけれども、その辺をやっぱり考えていくべきじゃないかと思います。
 ちなみに、あの緑地帯はほかの団地では考えられないというか、幅が歩道が約3メートルほど、それから、緑地帯が12メートルから13メートルあります。それが両脇です。一般の住宅地では考えられないというような状況が杜乃橋の状況だと私は考えております。あそこの杜乃橋を販売した当時、非常に立派な団地なのですね、お金を大変かけております。皆さんご存じのように、橋は、今は電気なのですけれども、当初はガス灯ということで、あの橋だけで1億数千万くらいかかっているような橋でございます。また、大和町のほうに行きますと、ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんけれども、池がありまして、遊歩道、そして、せせらぎということで、大和町の調整池のほうまで数百メートルの川、今は使っていませんけれども、大きな石を積み重ねまして、それだけ立派につくった団地だと私は当時思っていました。その当時は、先ほど、坪単価10数万という話をしましたけれども、当初買った方は坪26万で買っておる方がいらっしゃいます。そのような立派な団地なものですから、維持管理が非常に難しい。ちなみに、4号線から信号までの間は、道路の両側に高木があったのですけれども、富谷町のほうで高木を伐採していただきまして、それから、毛虫とかわいていた木を入れかえていただいて大変きれいにはなったのですけれども、インターロッキングが敷かれておりまして、インターロッキングから雑草が生えているというような状況でございます。その辺も踏まえて、今後、緑地帯を富谷町のほうで、今のままでやっていくのか、先ほどやっていくという話聞きましたけれども、今後、どのように考えていくのか、その辺のほうの考えをお伺いいたします。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 整備については、従前、議員からも、維持管理、複雑な場所であるというようなことで、一定、大和町とのやりとりをして、整備を不便のないようにというようなことで進めてきておりますので、なお一層、今の状況、根本的に変えるというふうなことの状況ではありませんので、何とか、両町での密なる協議を進めながら維持管理に努めていくというふうなことで対応してまいります。

議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

12番(山路清一君) 最後になります。
 4号線の杜乃橋の信号機のところに、ヒバの木か何か知りませんけれども、高木の木が五、六本立っております。10メートル近くなるのですか、その木に関して、国交省のほうから何か話がないか、クレームがついていないか、お伺いいたします。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 昨年も、一部交通安全上、暗闇になる箇所だというようなことで問い合わせがあったところでございます。本年度は、町のほうには住民からの声は来ておりません。国交省でも、一部、見通しのいいようにすくというような情報はあったのですが、本年度はまだ施工されていないような状況でございます。

議長(浅野幹雄君) 本日の会議は議事の都合により時間を延長して行います。
 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 本日の最後の質問になりましたが、私からは通告どおり3問質問をいたします。
 最初に、第1問目ですが、同僚議員も質問しておりますが、再度私からも質問をいたしたいというふうに思います。平成24年第1回定例会の施政方針において、東向陽台分離が表明され、第2回定例会で東向陽台小学校の学校規模について、平成24年第1回富谷町定例会町長施政方針において、東向陽台小学校児童数推計調査報告書や東向陽台小学校規模検討委員会の報告書を踏まえて、平成27年度分離新設を目指し調査研究を深めていくことを表明したところです。現在、明石台五丁目の公共用地を新設校の建設予定して、東向陽台小学校分離基本方針の策定に向けた協議が進められているところです。今後は保護者や地域住民への説明会を実施してまいりますとの説明があり、東向陽台小学校において、東向陽台小学校分離新設説明会が保護者と地域住民とに分けて開催しました。私は特に平成22年3月に学校施設の整備に関する指針が文科省から出されていますが、昨年の3月11日、東日本大震災によって学校建設の考え方や学校と地域のあり方などなど、大きく変わってきたのではないかと思われます。
 そこで、新設校の建設の考え方について、以下について質問します。
 1、東向陽台小学校分離校建設に当たっての基本計画はどのようになっていますか。
 2、東向陽台小学校児童数推計調査報告書の内容はどのような内容ですか。
 3、東向陽台小学校学校規模検討委員会の構成と検討委員会での検討内容を明らかにしてください。
 4、東向陽台小学校分離建設のタイムスケジュールはどのようになっていますか。
 5、東向陽台小学校分離校の全体の敷地面積、校舎の面積、屋内運動場の面積、プール、屋外運動場の面積はどのぐらいですか。校舎本体工事と屋内運動場、プールなどを含め、開校日までに建設されますか。建設工事審査会をつくる予定がありますか。あるとすれば、審査会の構成、人数はどのようになりますか。東向陽台小学校分離校建設の学区割はどのように考えていますか。通学路、安全対策はどのように考えていますか。東向陽台地区以外についての安全対策はどのようになっていますか。
 2問目、明石台、成田団地造成による人口増と公共交通機関対策は。
 現在造成中である明石台七丁目、八丁目には、人口で約2,650人、戸数で約750戸の建設が、さらに成田一丁目にも約200戸の建設が予定されて、間もなく人口5万人達成が目の前に来ています。しかし、人口増加に伴う交通車両の増加が見込まれ、これに対する道路や交通機関の対策が目に見えた形で進んでいません。対策には大量輸送のできる公共交通機関対策が必要だと思います。今回造成される明石台地区への公共交通機関の運行系統はどのようになっているのでしょうか。成田、上桜木、大清水、明石台、東向陽台、仙台市泉区向陽台を含めた団地で、いわゆる富谷町南部地区団地の大規模団地全体の交通対策と現行の公共交通機関である宮城交通の運行系統の見直しが必要だと思います。
 さらに、全国的にも新たな交通機関構想が必要であるということで、公共車両優先システムとか、オムニバスタウン、コミュニティバスなどなどのいろいろの施策が考えられますが、我が町でも、現状で、朝夕の通勤時間帯、特に朝の時間帯の渋滞は年々多くなってきています。町として通勤時間帯を中心とした対策を早急に進めなければならないと思いますが、富谷町としての考えについて、以下、質問をいたします。
 1、人口増加に伴い、富谷町として公共交通機関対策はどのように考えていますか。
 2、通勤時間帯の渋滞対策はどのように考えていますか。
 3、現状のバス路線運行経路ではカバーできない明石台地区について、どのように考えますか。
 4、仙台市は仙台市交通局と宮城交通局との間でオムニバスタウン施策を実施していますが、富谷町としてこのような計画がありますか。その他の計画がありますか。
 3つ目といたしまして、データのバックアップのために友好都市締結を。
 3・11東日本大震災では、コンピュータ環境を含めた情報網が大きな被害を受けました。この点について問題解決が求められています。今回、我が町のサーバー室での機器への被害はなかったと報告を受けています。機器への被害はなかったものの、インターネット関係にアクセスできるようになったのがシステムの回復後、3月15日ということになっています。災害対策には、各方面が考えられますが、特に情報化対策についてどのように考えているのか、お聞きします。
 一番に確保されなければならない心臓部とも言えるサーバー室のサーバー関係機器とデータの確保と電源対策、サーバー室から通信業者の通信回線の確保、次に、外部との情報伝達のための回線の確保と二重化対策、各広域避難所との情報連絡、今年度はMCAの配備が行われますが、サーバーと各支所間の情報通信回線と情報伝達の確保、その他として、電話回線の確保対策が必要です。こうした対策の上に加え、さらに重要なのは外部との情報伝達であり、富谷町が保有する情報のバックアップ体制、セキュリティー対策、さらにホームページなどへアクセスが増大する輻輳対策などが考えられます。この中でどれが欠けても通信不能になったり、データのやりとりが困難になります。特に重要なのが、データのバックアップ体制と電源確保です。データの伝送速度は年々アップされており、コンピューターのクロック周波数もアップされてきて、1秒間に処理する文字数も何万文字となってきています。こうしたことから、お互いの市町村での情報をリアルタイムでバックアップ体制をとることが望まれます。こうした対策として、お互いの都市間でお互いのデータのバックアップをリアルタイムで行う友好都市の締結が必要だと思います。災害時において、お互いに素早く助け合うためにも、富谷町としても友好都市を締結してはどうでしょうか。富谷町として、どのような対策をとろうとしているのか、以下の点について質問いたします。
 1、データのバックアップ体制の有効的な考え方として、友好都市間で補うことができますが、友好都市の締結を考えていますか。
 2、リアルタイムでのデータバックアップが必要と考えますが、その考えがありますか。その際の考え方と構成はどのように考えていますか。
 3、災害時に広域避難場所、各支所間の情報回線確保対策はどのように考えていますか。
 4、災害時に教育委員会サーバーとの連携をどのようにとろうとしていますか。
 以上です。

議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答えを申し上げます。
 2つ目と3つ目、交通問題とデータのバックアップということで、お答えを申し上げます。
 人口増加、成田にしろ、明石台にしろというふうなことでありますが、日々動く状況の中で、バス路線を中心とした公共交通機関のありようというふうなことで関心を持っているところでございます。後ほど、オムニバスタウン等も含め、企画部長のほうから答弁することにいたします。
 データのバックアップということで、震災を契機に十分なる対応をというふうなことの趣旨だと思いますが、1番、2番目に関して申し上げれば、民間業者のデータセンターを活用した分散型バックアップなどのさまざまな事業継続手段がありますが、友好都市間によるバックアップ体制については、方法の一つとして捉えているところでありますが、現在、都市間、富谷町と相手市町村との締結については考えておりません。
 2つ目については、現在、全システムが停止した段階でバックアップを実施している。データのバックアップを行う際はデータベースが停止している状態で安全にデータ保全する必要がある。したがいまして、リアルタイムでのバックアップについては現行では考えておらない。
 3、4については、後ほど総務部長からお願いします。
 以上です。

議長(浅野幹雄君) 次に、菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 分離開設についてお答えをいたします。
 まず、第1点目のご質問ですが、4番で一括してお答えをいたします。
 2点目の推計調査報告書でございますが、平成24年3月に報告をされ、報告書では、第1点目、現状把握資料の整理状況、第2点目、基礎資料から考えられる推計フローについて、3点目、住民基本台帳人口による地区別の動向、4点目、明石台東地区の推計、検討、5点目、各地区の現状等を考慮した人口の推計、検討、6、推計結果のまとめ、以上の6項目で構成されておりまして、平成33年度までの東向陽台小学校児童数が推計されておるものでございます。
 3点目でございます。東向陽台小学校の学校規模の適正化等を検討するための東向陽台小学校学校規模検討委員会は、関係する町職員7名で構成されております。検討内容といたしましては、東向陽台小学校の学校規模について、学校建設予定地についてなどを検討し、東向陽台小学校のこれからを見据えた学校の施設計画を報告にまとめて提案しております。
 4点目、タイムスケジュールということでもございますが、今後、説明会でのご意見を踏まえまして、PTA役員、関係行政区長と東向陽台小学校分離新設検討会議を行った上で、分離新設及び学区について教育委員会に諮っていくことになります。また、あわせて新設校の建設の基本計画策定に向けて意見を集約し協議の上策定し、設計業務委託や学校建設の予算措置を行いまして、平成27年4月開校を目指してまいりたいと思います。
 5点目でございます。新設校予定地の明石台五丁目、公共用地の面積は、登記簿面積で2万3,200平米、平場面積で約1万7,000平方メートルとなっております。校舎、屋内運動場、プールの面積につきましては、現在のところ、確定してはおりません。
 6点目でございます。平成27年4月の分離新設を目指すこととしております。よって、このことを踏まえた建設を進めてまいりたいというふうに考えております。
 7点目、委員会を設置する予定は、現在のところはございません。しかしながら、新設校の建設基本計画を策定するに当たっては、関係者からのご意見を参考にしながら建設の基本方針を策定してまいりたいというふうに思っております。
 8点目でございます。これは前にお答えしたことと同じでございますが、分離新設の説明会では2案を提示した上で、分離新設の基本的な考え方に基づき検討した結果として案をご提案をいたしました。また、説明会においては、この案に対して、ほぼ合意形成が図られたのではないかと考えております。今後は、説明会での結果を踏まえまして決定していくこととしたいというふうに思います。
 9点目でございます。通学路につきましては、登下校時の児童生徒の安全確保のため、交通事故防止等の方策を図っていくことが必要であると認識しております。また、各学校の通学路の問題箇所につきましては、8月10日に警察、総務課、都市整備課、学校、教育委員会、これには私も参加いたしましたが、安全点検を実施いたしまして、安全対策のための現場確認をしまして協議を行っておるところでございます。
 以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 次に、企画部長。

企画部長(荒谷敏君) それでは、私のほうからは、公共交通機関対策、2問目についてお答えさせていただきたいと思います。
 まず、富谷町の交通対策につきましては、総合計画でもうたっているとおり、基本は誰もが移動しやすく利便性の高い町を目指すということをうたっております。その中で、まず、富谷町の交通環境といたしましては、市街化の編入に伴って団地ができ、そして、新しいところからバス路線を引くと、そういった流れで現在まで至っている。その段階において、まず初めに、団地をつくる場合は、事前に警察、そして、民間バス会社等と協議を進め、あらかじめ路線などを協議しながら計画性を持って進めるというのが基本になっております。それで、住民の方の張りつきに合わせて、宮城交通さんが路線で乗り込んでくるというのが現状になっております。
 ただし、総合計画をつくるときには、町民の皆さんからのアンケートで、やはり、交通問題というのが高い順位にありました。まず第一は、地下鉄の延伸をしてほしいというのが一番でございます。そのために町としては、当然、公共交通機関については、町単独でできる話ではございませんので、まして、隣の100万都市仙台市さんのように、交通局を持っているわけでもありません。そういったところで黒川で1つになり、緑の未来産業都市くろかわ建設推進協議会をつくり、そこで地下鉄の延伸も含め、公共交通機関のあり方を10年以上前から検討してきております。そこでいろいろな研究を重ね、新たな交通機関として、泉中央から仙台市の地下鉄延伸を図り、そこへ新たな大量輸送機関である軌道系のものを持っていくという計画で調査をしているというところです。
 しかしながら、仙台市さんは、南北線のほかに東西線に着手しました。かねてから、仙台市と協議してきたところ、当分の間、東西線が完了するまでは、泉中央からの延伸については、協議に乗れませんということを言われておりましたので、緑未来としては、一旦、そこで調査を終了と、今、休止状態にはなっておりますが、間もなく東西線が終わりますので、仙台市さんのほうにはそれとなく、仙台、富谷の協議会を使いながら打診をしているところでございます。
 あわせて、総合交通体系ですので、これは宮城県への企業立地が進み、逆に、仙台へ通うもののほかに、北部工業団地へ行く車両も多くなってくるということで、宮城県が中心になりまして、宮城円卓会議ということで、仙台北部地域への交通を考える会が有識者、そして、各自治体が入って検討してきております。しかしながら、これは震災を経てしまいましたので、一旦休止状態になっておるのが現状でございます。しかし、この間、確認したところ、間もなく再開していきたいということでございます。
 あわせて、仙台市都市圏を中心に、仙台市交通問題懇話会というものが設置されておりまして、そこでも同じように、交通渋滞対策を考えるということで協議が進められておりましたが、これも震災で一旦中止になっておりますので、間もなく再開されると思っております。
 こういったところで、富谷町の公共交通対策は、町のみならず、広いエリアで考えていかなくてはならないようになっております。
 次に、渋滞でございますが、ここはどこのことを指して渋滞とおっしゃっているのか、よくわからないのですけれども、町内だけを考えれば、渋滞箇所は、通勤時間帯については発生していないという現状です。恐らく、将監トンネル付近ですと、そこにつきましては、将監トンネルの長さが791メートル、通常ですと7分間で通過する場合なのですが、一番渋滞の激しいのが木曜日の朝7時51分から8時5分の間で、14分間かかるそうです。そこからすると、7分と14分、それだけ我慢すればそこは通過できるというような感覚で、この調査については報告がされているところでございます。しかしながら、将監トンネルの渋滞が激しいので、そこを規制するわけにはいかないかということもあったのですが、これについては、警察サイドが「到底できません。ほかの車両、一般市民の方への影響のほうが大きい」と。そういったところでバス路線については、将監トンネルを通らない迂回ルートを一旦考えられましたが、そちらのルートを通る時間と、将監トンネルを通過する時間を考えた場合、ほぼ同時間ということで、現在は将監トンネルを通過しているということになっております。
 そういったところから、渋滞対策については、道路の整備も含めて、いろいろな分野で考えていかなくてはならないようになっております。
 次に、新しい地域ということで、明石台地区、東地区になると思うのですが、そこについては、かねてから、先ほど申し上げたとおり、事前に協議しておりまして、10月の宮城交通のダイヤ改正に伴いまして、とりあえず、バス停を2カ所ほど、あのエリア内に設けるということで宮城交通さんのほうからお答えをいただいております。また、既存の明石台地区の皆さんについては、不便地域ではないはずですということで、おおよそ、バス停は200から500メートルの範囲内でバス停を設置しているので、十分徒歩圏内でバス停に向かえるはずですということでございます。
 最後に、オムニバスタウンについてですけれども、これについては、オムニバスタウンの制度からすると、これは国交省がやっておりまして、政令指定都市とか、人口30万人以上、それから、交通局を自前で持っているところが対象になってやるものでございますので、富谷町としては、当然、該当しておりませんので、そういう計画は持っておりません。
 以上です。

議長(浅野幹雄君) 次に、総務部長。

総務部長(小野一郎君) それでは、3番目のデータバックの関連でございます。その中で、3番目の質問でございますけれども、広域の場所云々というところでございますけれども、災害時の情報回線確保につきましては、本庁と出張所につきましては、基幹系の回線、先ほどから基幹系の話出ておりますけれども、二重化になっております。それによりまして、もし、災害等あれば片方も生かされてくるということで、危険に対しての対策はとってございます。また、ほかの出先機関の情報系回線の自動切りかえにより対応しているところでございます。
 それから、平成25年2月1日から公民館の図書館情報システムが本格稼働してまいりますので、そちらのほうも、これから状況を見ながら、使えないかということで検討してまいりたいと思います。
 それから、学校などの広域避難場所については、現在考えてございませんけれども、今回の議会で上程しておりますMCAの行政防災無線、そちらのほうも活用しながら情報系については確保できるのではないかなと思っております。
 それから、災害時における教育委員会のサーバーとの連携、現在はとってございませんが、安全な運用を考慮しまして、サーバー室内に移設できるよう検討してまいりたいと思っております。
 以上でございます。

議長(浅野幹雄君) これより小川昌義君の質問は一問一答方式により行います。13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) まず、小学校の分離のほうから再質問したいと思います。
 まず、平成22年の3月に学校施設の整備に関する指針が文科省より出されていますが、これに基づいて学校建設というものが進んできていると思いますが、昨年の大震災でこの指針に対して変更が加えられてきていると思うのですが、この辺について、教育委員会として把握しているでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 具体的には、前の議会で、たしか、議員さんから質問いただきましたエネルギー化の問題等というところもあると思いますので、その辺の新しい国の施策については、今後、十分それを取り入れた形で検討してまいりたいというふうに、協議の中に取り入れていきたいというふうには考えてございます。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 今、教育長お話しになったとおり、今、学校のエネルギーゼロ化という問題もまた一つあります。また、もう一つは、学校施設整備基本構想のあり方についてということで、これはまだ中間構想、これはあくまでも3・11以降に出された問題で、この基本構想というものが出されているわけですが、この基本構想というものについては、非常に、中間報告ですけれども、きめ細かに出されています。例えば屋内体育場、講堂、そういったところにLANの設備をつくりなさいとか、それから、プロパンガス接続口をつくりなさいとか、それから、電源専用電気接続口、また、同僚議員が話ししたとおり、太陽光の問題を設置しなさいとかというようなものがあり方について提言しているわけですが、こうした考え方について、新しい学校について考慮していくという考えがあるかどうか、質問したいと思います。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) まだ中間報告ということであれば、国の施策としてはまだ立ち上がっていないという段階ではないかと思いますので、先ほども言いましたように、学校ゼロエネルギー化政策とあわせまして、今後の国の政策を見きわめながら協議の中に入れていきたいというふうに思ってございます。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 例えば、災害に対して十分な対策という形で考えた場合、この指針の中では、行動をとるとか、武道館を設置するとか、先ほど同僚議員が言いましたように、医務室とか、こういったものについての、行動との間のそういうものについて提言されているわけですが、こういったものに対する考えはいかがでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) その点についても十分協議の中で検討してまいりたいというふうに思います。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 先ほど、建設工事審査会をつくらないというふうにお聞きしたのですが、それでよろしいですか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 建設に関する委員会という形でのものは今のところ予定にないということでございます。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) やはり、そういった学校の現場とか、そういったものも含めたそういった審査会、建設に至る審査会、こういったものは必要だと思うのですが、再度、その辺について考えをお伺いしたいというふうに思います。成田小学校とか、そういったところの建設については、こうした審査会、こういったものがつくられていたように見受けられるのですが、その辺の考え方は、再度質問したいというふうに思います。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 建設に至るまでのいろいろな方法というものは何通りかあるというふうに私も認識しております。しかし、今回の東向陽台小学校の分離開設に関しまして、一番第一に考えなければならないことは、子供たちの教育環境を整備するということでございまして、そのための27年4月に開校するというところの、それを第一義に考えていきたいというふうに思っております。その実現のためにいろいろ建設に関しては先ほど町長のほうの答弁からありましたが、折に触れいろいろな地域の方の意見を取り入れていくという姿勢はもちろん持ってはございます。ですから、具体的には、基本計画の策定でも行いましたPTAの役員、それから、区長さん方との、皆さんとの協議ということはさせていただきたいというふうには現在思っておるところでございます。また繰り返しますが、とにかく27年4月の開校を目指すということの実現にまず、そこを第一義に考えていきたいというふうに思っています。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 今現在、富谷内にある各小学校の校舎の面積、それから、屋内運動場の面積が平均するとどの程度なのか。なおかつ、今度、新しい新設校はこれに準ずるのか。または、もうちょっと大きくなるのか。その辺について質問したいと思います。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 建物については、今からの協議ということになりますけれども、例えば富谷小学校ですと、校舎の面積が4,700平米でございます。富ケ丘小学校であれば5,900平米、あけの平小学校であれば4,900平米というふうなことでございますので、その前後の面積にはなってくるのかなというふうには想定されるところでございます。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 大体、今、課長が申されたとおり、少ないところで3,400ぐらい、大きいところでは6,000ぐらいの校舎があるわけですが、新しい新設校は、要するにRC工法なのか、要するに木造なのか、この辺はまだ検討課題だとは思うのですが、安心して学習に打ち込めるという場合には、どちらを今のところ考えているか、質問したいと思います。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 建設の基本方針につきましては、先ほど来、町長、教育長、申し上げておりますとおり、ご意見をいただいた中で策定をしていくこととしておりますのでそういったご意見をもとに検討していきたいというふうに考えております。

議長(浅野幹雄君) この際、暫時休憩をいたします。

午後5時23分 休憩

午後5時23分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 この際、5時35分まで休憩をいたします。

午後5時23分 休憩

午後5時35分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) それでは、学校分離の問題の最後になりますけれども、現状、今あの部分、使用している団体があるわけですが、それの最終的な処理というか、そういったものについてどのように考えているのか、お聞きしたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 関係の皆さんと協議を進めていきたいというふうに思っております。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) それでは、次に、公共交通機関の部分について質問をしたいというふうに思います。
 今、公共交通機関については地下鉄問題とか、緑の交通問題とか、いろいろ回答はございましたが、現在、要するに南ブロックといいますか、東向陽台、明石台、成田、上桜木、大清水、東向陽台、明石台東含めた今後の人口増加、現状と増加というものについてどの程度に考えているのか。なおかつ、この団地の人口が全体のどのぐらいの割合になっているのか、質問したいというふうに思います。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) これについては、総合計画でお示ししているとおり、計画期間内で5万5,000まで人口は富谷町としてやっていくということでございます。それに合わせて、市街化区域に編入しているのが明石台東の2,300名、それから、成田中央につきましても、同じように編入しておりまので、当面はこの人口で推移し、あとは線引き制度がありますので、それ以上、幾ら富谷町がやろうとしても許可がない限りできませんので、そういうことになろうかと思います。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 先ほどの渋滞の説明では、7分と14分という形、現状では。ただ、こうした人口がふえることによって車の台数もふえてくるわけで、特に雨が降った日とかこういった日なんかはやはり相当渋滞が、今言われているとおり、将監トンネルに向かう道路が1つ、それから、出ていく場合は東北学院大学のほうの山の寺、それから、クロネコヤマトとその中間ぐらいにある2カ所ぐらい、これぐらいしか出口がないわけで、この辺の対策というものについては、やはり渋滞対策というのはかなり重要だと思うのですが、その辺の認識はいかがでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 認識は、議員さんのおっしゃるとおりでございます。ただ、通勤する箇所はそれぞれ皆さん違いますので、泉中央に向かわれる方、北に向かわれる方、東、西、さまざまおります。ただ、富谷町の町民の方だけではありませんので、通過車両もかなりありますので、そういったことを、先ほど申し上げたとおり、広域で考えなくてはいけないということでそれぞれの協議会ができ、県が中心になって今やっているということでございます。 

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 相当数の、昔と違って、一家の車の台数も1台の時代から2台、3台というふうな状況になってきていますので、やはり、そういった対策というものがかなり重要になってきていると思うのですが、先ほどの言われたような渋滞以上に発生している現状が考えられるのですが、やはりそういう意味では、バス路線での泉中央へのスムーズな通過というか、こういったものに対する考えは宮城交通との対策の中で考えられているでしょうか。質問いたします。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 議員さんのおっしゃるとおり、まず、車の台数、動く台数を減らすというのが最大のポイントになっております。そのために、宮城交通さんも、仙台市バスさんも、パーク・アンド・バスライドとかいろいろな手法の交通実験をやってきていました。しかしながら、成果は余り上がらなかったということで、とにかく車からバスへ乗りかえていただくのが最大の交通渋滞、あわせて環境問題もクリアしますので、そういったものはなかなか、個人、個人の考えもありますし、移動手段もさまざまな場所に向かうために、一括でなかなかできないと思いますが、これからのパーク・アンド・バスライド、富谷町の中でどこがそれの適地かどうかも考えながら、そういったところで広域的に考え、それから、民間バス会社とともに考えていきたいとは思っております。 

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 先ほど、バス停が2カ所ほどふえるという宮城交通のお話というふうにお聞きしましたが、具体的にはどの辺という場所はわかりますか。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 具体的なバス停の位置はまだ定かではありませんが、新しくできた明石台東地域に隣接するように、既存のバス路線の営業エリア内で今考えていますということで、考え次第、町のほうにすぐ連絡をよこすということで、あとは住民の皆さんと広報とみやなどを使ってお知らせをしていきたいと思っております。 

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) やはり今の宮城交通の路線の中で、どうしてもやっぱり明石台地区、特に八丁目、七丁目あたりが空白地帯になると思うのですが、その辺を十分にクリアできるようなバス路線の決定というものについて宮城交通に対して要求をしていくということについては、いかがでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 議員さんのおっしゃるとおり、毎年、明石台を含めて成田、そこらで調整懇談会をやっております。必ず、バス路線については話題に上がります。そして、その都度、宮城交通さんと協議をしております。成田地域については、朝早く出勤する人がいるので、朝時間をもっと早くということは、それは宮城交通さんの努力で早まったりもしておりました。今回、明石台東が特に2,300人、最終的にふえますので、そういったものも考慮して路線バスの回るルートとかも現在考えていただくように依頼はしております。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 一度、パーク・アンドのことについて、富谷でも実施したわけですが、その評価というか、それはどのようになっているのですか。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) これにつきましては、成田地域なり、1カ所設けて交通実験をいたしました。しかしながら、余り、なかなか利用者がいなくて、思ったような成果は上がらなかったのですが、その最大の要因は、まず、バス料金が高いということと、それから、そこのパーク・アンド・バスライドの駐車場に行くまでに、既に泉中央のほうに行ってしまうということで、そういった環境に富谷町はあるのだなということで。とにかく、まず、宮城交通さんには皆さんの要望の高い料金設定をぜひ考え直してほしいということで、まずずっとお願いしてきておるところでございます。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 仙台市のほうと南のほうでもやっぱり実験をして、具体的に例えばスーパーとか、こういったものとの連携をしたことを実施しているわけですが、こういったことについても、今現在、我が町富谷でそうした施設とか、そういうところの連携、商店とか、そういったものについては考えはないのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 交通実験のときに富谷ジャスコ店も協力いただいて、あそこの駐車場の一角を借りて、そこから上桜木経由の路線で実験をしたことはございます。その点について、宮城交通さんでも、ある程度、ジャスコさんのときは評価が高かったので、それにあわせて、今町民バスもそこに乗り入れて宮交と連携を保っていこうということでいろいろ模索中でございます。そういった意見も参考に、できるだけバスのほうへ乗りかえられるような環境づくりが必要だと思っております。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 具体的に、公害問題もございますので、できるだけ車両が乗り入れない方法をぜひともしていただきたいなというふうに思っています。また、お互いにそういったことについて気をつけていきたいというふうに考えております。
 最後になりますが、データのほうのバックアップについて、先ほど、町長の答弁では、データのバックアップについては、とめるというか、何か一瞬両方とまっているような形で発言しているのですが、そういうふうな状態で今富谷町は運用しているわけですか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) バックアップする場合につきましては、一度、稼働停止した後にバックアップをしているのが現状でございます。メーカー等の協力を得ながらやっているところでございますけれども、やはり稼働中の場合にふぐあい等を生じる可能性がかなり高いという、そういう助言もございまして、全て終えてからバックアップをしている状況でございます。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 災害のときに、一瞬とまった場合のバックアップというのはどういうふうに考えているのですか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 前段のほうの災害に伴うデータベースをためておく機関が日本の国内、ちょっと場所もわからないのですけれども、そちらには常時は流れてはおります。流れておりまして、ここの町でデータのバックアップをする場合はここでやるわけですけれども、順次、その情報についても富士通のある一定のところに一応集約はされておりますので、瞬時の場合についても、そこまでの分については保存されているものと思っております。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) データは常にゼロ系、1系で動いているわけですけれども、ただ、現在、富谷町でバックアップ体制をとっているという意味の意味合いというのは、行政実績報告書にもある金額だと思うのですが、39万600円、これはどういうバックアップのとり方をしているのですか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) これにつきましては、時間を指定しておりまして、その夜間の期間中に当日分までの分についてバックアップをしているところでございます。 

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 何回実施しているわけですか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 当日の分は、夜間でございますけれども、1回行っているものでございます。 

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 1回というのは年に一回という意味ですか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 当日の分を当日1回やっているものでございます。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) データというのは日々更新されているわけですよね。日々というより秒単位で更新されているわけですよね。それぞれ各支所も含めて、情報が伝達されてきているわけですから、そのデータそのものというのは、何かの災害のときには、やはりどこかと一緒にパラレル、両方で補完し合いながらデータのバックアップをとっていくという考えにはならないですか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 町長のほうもお話ししたかと思うのですけれども、一つの手法ということではとらえてはおります。現在のところは考えていないというところでございます。 

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 前にも私質問しているわけですけれども、要するに環境は整っているわけですよね。それはLGワンという構成の中で、要するに、きょう、午前中言われた長久手市とか、そういったところとLGワン同士でデータを同時にバックアップするということは環境としては整っているわけですが、そういう環境について整っているというふうに理解しているかどうか、質問したいと思います。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 先ほど、長久手市の関係のお話がございましたけれども、防災関係を主体と考えて、その中で情報のやりとりということも手法の一つかなと思っております。それについては認識はしております。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) けさ、長久手の問題が出たわけですが、私としては、近い、例えば鶴岡とか、酒田とか、ちょうど太平洋側と日本海側、こう
いった災害協定なんかも結びやすく、友好都市として、そしてなおかつ、データのバックアップをリアルタイムでできるというふうな環境が既に整っているわけですから、こういった意味では極めて重要な友好都市締結というものが必要だと思うのですが、その点について再度質問したいというふうに思います。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) いろいろな選択肢の一つということで、そのところは今後検討の中身の一つとしては考えていきたいと思っております。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 一つとして考えていくという話ですが、今現在の富谷町のサーバーの容量、これはどの程度の容量を使って、空き容量がどれぐらいあるのか。なおかつ、バックアップ、仮に友好都市を締結する場合であれば、その友好都市とのバックアップ体制がとれるぐらいの余裕を持つ状況にあるのかどうか、質問したいと思います。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) その容量、それから、空き容量については今手元に資料がございませんのでお答えできませんけれども、今、議員のご指摘のありましたとおり、その容量等も含めて検討していく必要があろうかと、今感じたところでございます。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) それから、MCAですけれども、MCAで各支所との間のデータ伝送とか、こういったものは可能なのですか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) データそのもののやりとりというのはできません。あくまで、情報系含めて、音声なり、何なりの情報のやりとりということになります。 

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 災害時におけるバックアップ体制の中に、やはり、各支所と本庁、こういったところのMCAでは補完できないものがあるわけですよね。要するに、データ系回復できないわけですから、この前の震災のときも。こういったものに対して、たまたま情報系の中でも1つ生きていましたよね、データのやりとりした回線がありましたね。こういったところとの回線のバックアップというものについて、やはり、東北インテリジェントとNTTの回線、こういったものの二重化というものについて、災害時に対して考えられないのかどうか、質問したいと思います。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 先ほどお答えした中に、現在のところ、こちらの本庁と支所につきましては二重にとりまして、その回線は確保される。片方がやられても片方が自動切りかえになるようになっておりますし、それから、その他の出先機関についても、情報系の回線が生きていればその部分をまた代替的にできるというところでございます。ですので、情報系が生きていればできるような体制もまた検討していく必要があろうかと思っております。 

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) やはり、災害時を考えて体制を整えるということが一番大切だというふうに思うのですが、普通のアナログの電話とはまた別に、やはり情報量の多い伝送というものが確保されなければならないというふうに思うのですが、なおかつ、大規模災害になれば、その避難場所への情報伝達、こういったものもかなり考えなければならないわけですけれども、こういった情報を二重化をするというふうな考えはないか、質問したいと思います。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) MCA無線でほぼ町内全域を網羅するような内容となってございます。その破線した場合とかなにかにつきましては、MCA無線で対応、情報伝達等をできるものとなってございます。それから、情報系につきましては、こちらから発信するものとしては、先ほど、ホームページ等で情報系が生きていればできますし、それから、ツイッター等も町のほうで今回やっておりますので、いろいろなチャンネルをある程度までは用意してございますので、完璧だという形ではないかと思うのですけれども、今のところその体制の中で順次整備していくような形になろうかと思います。
 以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 要するに、各支所から、情報、住基関係、それから、窓口の申請、こういったものについて、そういったデータの情報が二重化されていないとすぐに回復しないわけですよね。なおかつ、そのデータもバックアップがとれない状態になっているというふうに、今現在、考えられるのですが、こういったことについて、やはり、明確に回線も含め、機器も含めて、二重化をするというのは必要だと思うのですが。どうも、すっきり、お互いにきちっといっていないところがあると思うのですが、そういう情報量、そういったものについての本庁と支所の間、各支所、こういったものについて二重化していくという考え方はないですか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) サーバーはこちらの庁舎のほうに、一応、電算室の中に保管してございます。それから、もう一つ、先ほどお話ししました3つのある一定の場所に、そちらも情報が流れるような形にはなって保管されているところでございます。それから、出張所につきましては、主に端末系が主体でございますので、そちらでこちら宛てに情報を流すということで、一括的に町の本庁舎のサーバーのほうで管理しているというところでございます。ですので、情報量的には、出張所でのものそのものが町に、すぐこちらに流れるような形になってございますので、あえて出張所でもってサーバー等云々で確保する必要はないのかなと思っております。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 最後になりますけれども、情報が支所から発信するということがないということでいいわけですか、実際。サーバーにアクセスするということは、自分がアクセスしていくということはないわけですね。サーバーから支所にしか情報が流れないというふうに、そういう理解でよろしいのですか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 回線が通じていれば双方向で大丈夫ですので、2本、こちらで用意しておりますので、片方がやられても片方で生きていれば双方向で情報の発信なり、受信なりはできます。それから、それでもまた震災時における避難とかなにかにつきましては、MCA無線でもって補完する役目を担っておりますので、そういったものを活用しながらするのであれば、避難等の避難者の方に対する情報の提供もできますし、それから、基幹系の情報等のやりとりということになれば、その2本のうちいずれかが生きていれば十分に対応できますので、それでこれに対するリスクヘッジはかなり軽減されるものと思っております。

議長(浅野幹雄君) これで本日の日程は全て終了いたしました。
 長時間にわたり大変ご苦労さまでした。
 本日はこれにて散会いたします。

午後6時01分 散会

平成24年第3回定例会議事録(第2号)

平成24年9月5日(水曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 長谷川隆君
  • 2番 菅原福治君
  • 3番 出川博一君
  • 4番 三浦邦夫君
  • 5番 高橋正俊君
  • 6番 小泉光君
  • 7番 浅野直子君
  • 8番 安住稔幸君
  • 9番 森栄君
  • 10番 千葉達君
  • 11番 佐藤克彦君
  • 12番 山路清一君
  • 13番 小川昌義君
  • 14番 細谷禮二君
  • 15番 佐藤聖子君
  • 16番 永野久子君
  • 17番 磯前武君
  • 18番 渡邊俊一君
  • 19番 相澤榮君
  • 20番 浅野幹雄君

欠席議員

  • なし

説明のため出席した者

  • 町長 若生英俊君
  • 副町長 千葉芳樹君
  • 企画部長兼企画部経営企画課長 荒谷敏君
  • 総務部長兼総務部総務課長 小野一郎君
  • 福祉部長 奥山吉信君
  • 建設部長兼建設部都市整備課長 鴇謙一君
  • 企画部産業振興課長 浅野康則君
  • 総務部総務課参事兼総合防災対策監 菅原俊司君
  • 総務部税務課長 内海壮晃君
  • 総務部町民生活課長 奥山育男君
  • 福祉部長寿福祉課長 安積春美君
  • 福祉部健康増進課長 小松巌君
  • 福祉部子育て支援課長 瀬戸けい子君
  • 建設部都市計画課長 佐々木俊男君
  • 教育長 菅原義一君
  • 教育次長 小山直樹君
  • 教育次長 佐藤信夫君
  • 学校教育課長 神田能成君
  • 生涯学習課長 佐藤英樹君 

事務局職員出席者

  • 事務局長 須藤辰夫
  • 次長 泉川潤哉
  • 主査 木川田真史 

議事日程 第2号

平成24年9月5日(水曜日) 午前10時00分 開議

  • 第1 会議録署名議員の指名
  • 第2 一般質問(通告番号8番~14番)
第2日目 9月5日(水曜日)
10番 千葉達 議員
豪雨災害危機管理について
16番 永野久子 議員
トイレの手すり設置など公民館施設の改善を求める
開かれた町政を―2つの提訴事件について説明責任を果たせ
14番 細谷禮二 議員
小学校・中学校でのいじめの実態について
町道 穀田三ノ関線の早期着工を
15番 佐藤聖子 議員
大津市・中学校いじめ問題から何を学ぶか
東日本大震災被災者の医療・介護の免除等を継続すべきでないか
7番 浅野直子 議員
コンビニにおける証明書等の交付について問う
認定こども園の推進について問う
1番 長谷川隆 議員
富ケ丘四丁目の歩道補修の必要性を問う
8番 安住稔幸 議員
障がい者就労施設等からの商品購入や業務委託の取り組みを問う
町民の命を守る、防災対策の推進状況を問う
文化ホールに、図書室と青少年ホームなどを併設した複合文化施設の設置を

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり

午前10時00分 開議

議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
 ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
 本日の議事日程につきましてはお手元に配付のとおりです。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第120条の規定により、8番安住稔幸君、9番森 栄君、10番千葉 達君の3名を指名いたします。

日程第2 一般質問

議長(浅野幹雄君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。
 通告順に発言を許します。10番千葉達君。

10番(千葉達君) 改めておはようございます。通告に従いまして豪雨災害危機管理について質問いたします。
 去る8月30日早朝午前4時5分、富谷町内で震度4の地震がありました。また来たかと一瞬身を構えましたが、昨年発生した東日本大震災の余震ということでありました。今後も頻繁に続くらしく予断は許しません。また、マグニチュード9に及ぶ南海トラフ大地震が発生し、最悪の場合32万3,000人の死者が出るだろうというとても考えられない被害想定が公表されました。
 近年、局地的集中大雨・豪雨が全国各地で発生する傾向があり、大変な被害をもたらしております。県内この黒川地区においても、昨年9月21日の台風15号、ことし5月3日の大雨の影響で、郡内の中央を流れる吉田川流域が堤防決壊危険水域まで達し、隣町大和町ではこの1年間で2回、地域住民に一時避難命令を余儀なくされております。
 その翌日、大和町落合から大郷町大谷地区にかけての吉田川堤防に上り私が見る限り、ごみの痕跡からして、あと2メートル水位が上がったとしたら大変な事態になったのではないかと思いました。本町においては三ノ関町内会館近くを流れる竹林川が氾濫して、濁流が周辺一帯にあふれ出た痕跡がありました。そのほかにも町内の河川、ため池、住宅地、道路でののり面の破損、土砂崩れなど被害が大なり小なりあったものと考えます。
 以上のようなことから、私は本町の大雨・豪雨災害危機管理について質問をいたします。
 第1点目に、本町では大雨・豪雨による水害に備える上で目安となる雨量の数値をどのように捉えているかお伺いいたします。
 第2点目は、古い話になりますが、今から26年前の1986年、いわゆる昭和61年8月5日の台風10号による水害は、県内各地に甚大な被害をもたらしたのであります。県内大半の河川、特に阿武隈川、吉田川、鳴瀬川は氾濫または堤防が決壊し、地域平野部に大変な災害を及ぼしました。では、そのときの富谷町はどうだったのかと考えるに、新訂富谷町史によれば、本町の降雨量は430ミリ、被害総額6億5,800万円と記されております。詳細についてはわかりません。私は、26年前の8・5豪雨の事例を検証することにより今後の大雨・豪雨に対する対策、災害危機管理を認識し、また参考にするため、そのときの被害状況のあらましをお伺いいたします。
 第3点目になりますが、先ほどから述べている昭和61年の通称8・5豪雨、それ以降の本町の住宅団地開発は、年代別に言うと日吉台、明石台、グリーンヒル、成田、清水仲、杜乃橋、上桜木、大清水、そして現在開発中の明石台東を含めた開発総面積は、私の計算に間違いなければ637.21ヘクタールとなり、この数値の大きさを注目すべきと考えます。
 ちなみに、8・5豪雨以前の造成団地は東向陽台、鷹乃杜、太子堂、富ケ丘、あけの平、ひより台、とちの木であり、その面積合計は284.4ヘクタールであります。
 以上のようなことから、仮に26年前の8・5豪雨クラスの430ミリという雨量が、町内河川を通じ鳴瀬川水系吉田川に鉄砲水のごとく注ぎ流れたら、町内河川のみならず吉田川流域に大きな影響を及ぼすことを私は危惧するのであります。
 しかし、その影響を防ぐために本町は住宅団地内に調整池を設置し、未然に防備されていることも私も十二分承知しております。しかし、町内に数ある調整池、または各地数々のため池がいかに頑強なつくりとはいえ、長年経過すれば必然的に老朽化し、ヘドロ・土砂がたまれば水深が浅くなり、多発する地震による小さな土砂崩れ、ひび割れ、破損などの原因から、大雨・豪雨があった場合、大事に至らないとも限りません。したがって、通常的な管理体制強化が必要かと思います。
 以上のようなことから次のことを質問いたします。
 1つ目に、町内各地にある団地内調整池、ため池、また7つの河川の管理・巡回をどのようにしているかお伺いいたします。
 2つ目に、調整池の堆積したヘドロ、草木の対処・対策をどうされているかお伺いいたします。
 3つ目に、調整池・ため池が限界水量を超えた場合の処置と、その影響はどんなものかをお伺いいたします。
 4つ目に、町内全体的に考えて、大雨・豪雨があった場合の影響で懸念される危険箇所をお伺いいたします。
 5つ目に、その中で特に三ノ関地点の竹林川が非常に弱い箇所と認識しておりますが、この河川の改修状況、予定及び今後の計画をお伺いいたします。
 第4点目の質問ですが、県内広範囲にわたり水害が発生した場合は、まず町内のことは執行部はもちろん本町消防団が重要な役割を果たすものと考えております。
 そこで、1つ目に、水害緊急時の本町消防団の行動基準をお伺いいたします。
 2つ目に、吉田川流域自治体の水防連携体制状況をお伺いいたします。
 3つ目に、本町消防団の水防訓練状況をお伺いいたします。
 以上で質問を終わりますが、本町富谷町の地形からして、大雨・豪雨があった場合、お気の毒ですが一部特定地域の影響は想定されますが、吉田川川下地域の自治体に比較すれば災害度はその比ではないと考えられます。ということからして、他の自治体に及ぼす影響を考慮し、本町は殊さらに大雨・豪雨災害危機管理にも力点を置き、万全を期すべきと私は考えます。

議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。豪雨災害危機管理ということであります。
 6、7、8でしょうか、「3カ月の短時間豪雨、過去最多」という見出しで新聞にもまた紹介されたところでありますけれども、極めて1時間雨量50ミリを超えるという、あるいは100ミリを超えるという、まさに従前経験したことのないような状況が我が富谷町にもというような感じで、過去を振り返ってみてもないような状況に突如として遭遇するというようなそんな状況を目の当たりにする中で、備えについては従前以上の立場と取り組みをしていかなければならないと、こんなふうに思います。町民の皆さん、あるいは町の安全・安心というようなテーマで私どもの果たすべき役割があるわけでありますので、しっかりと取り組んでまいりたいと思います。
 1つ目につきましては、富谷町地域防災計画におきまして水害時に対する警戒態勢の基準を段階的に示しております。初動態勢が迅速に図れるよう、これまた努めているところでございます。
 具体的な数値は、後ほど担当部長からご紹介をさせていただきたいと思います。
 一番最後にありましたように、富谷町、上流部でありますという、地盤も安定し大きな川もなくというようなことでよく言われ続けてきておりますけれども、本当に竹林川のあるところについては心配がまだ継続していると、このような認識と現状でございます。
 NHKのデータ放送でけさほどもまた見てみましたらば、竹林で0.65メートル、穏やかなときで0.6前後ということなんでしょうかね。そのままあと吉田川、松島のほうに何カ所か一画面で出ておりますので、あの辺のデータも注目するようになってきたところです。
 その0.65を基準にすれば、雨が降って1.30、竹林川の観測点で1.30で水防団待機水位。1.8に上がりますと氾濫注意水位。2.2に上がりまして避難氾濫水位。2.8ですと氾濫危険水位ということで、この辺の前後のところ、近々かすかすというところで二度三度と経験をしているところでございます。
 2つ目は、8・5、昭和61年、二十五、六年前ということになりますが、この時の被害状況。富谷町の当時の総雨量は430ミリ、被害総額が6億5,800万円。このときの記録は残されているようでして、「昭和61年度台風10号大雨洪水災害による被害確定報告」という立派な報告が、恐らく県に上がるということで定型の報告書の様式によるものだと思いますけれども、6億5,000、当時の金高で今申し上げたとおりです。通行どめ箇所で14カ所、農地で383ヘクタール、ほとんどのところが冠水をしてというふうなところとなります。6棟の床下浸水というふうなことでありました。富谷町についてはそのような被害状況でございます。
 なお、雨量観測所は従前からの明石、あと大童の会館近くですね、あと三ノ関の竹林川ということで3カ所、それぞれ観測点があって逐一町にも届けられるというふうな仕組みになっています。
 次、3つ目についての5番目です。竹林川氾濫河川改修の予定、計画ということで私から述べ、残されたものについては後ほど担当から申し上げます。
 あの場所については会館前等の冠水も含め、富谷町で最も雨が降るたびに心配な場所であります。消防団の皆さんにも常にあそこについては第一順位で警戒に当たっていただいているところです。今回のこの質問にあわせて、国交省の北上川下流河川事務所、石巻にありますけれども、そことのやりとりをご紹介申し上げます。
 現在は流下能力が著しく低く、背後資産が高い。恐らく流路とか邪魔者がというふうなことだと思いますね。吉田川上流部3川合流、3つの川が合流する地点より上の部分において、早期治水安全度向上のため河道掘削や橋梁のかけかえを実施しているところだと。
 ご質問の竹林の本格的河川改修の着手時期については、吉田川上流部の整備状況を踏まえ順次対応してまいると。しかしながら、近年では平成23年9月、24年5月、同6月、頻繁に洪水が発生しているというようなことも十分認識をしております。そのため、洪水被害が発生している箇所については、近年の洪水対応として堤防の整備や河道内の樹木伐採を行い、再度災害防止を図るとともに適正な河川管理に努めてまいるというふうな所見をいただいているというところでございます。どちらにしましても、町としてやれるべきところ、国に求めるべきところ、その辺のところの兼ね合いをとりながら、さらにまた進めてまいることといたします。
 最後の4つ目でありますけれども、消防団につきましては町の都市整備課を中心に、そしてまた総務課、水害の場合ですと都市整備課と総務課を中心に体制をとっております。そのようなことで大変消防団の皆さんには折々に時間を問わず24時間の体制の中で警戒・巡視、住民への安否等の声がけやら確認やら等を細かく行っていただいているところでございます。
 出動要請については総合防災対策監のもとで指示を出すというような体制をとっております。
 2つ目については後ほど申し上げます。
 3つ目は水防訓練。富谷町で水防訓練は現在やっておりません。その必要性等についてもまた検討するところでありますけれども、実施しておらないというのが現状でございます。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 水害に備える上での目安ということでございますけれども、先ほど町長もお話ししておりますけれども、町の総合防災計画におきまして水害時に対する警戒態勢の基準を段階的に示しておりまして、初動態勢が迅速にとれるような態勢を整えているところでございます。
 目安としている基準雨量でございますけれども、これも事細かく町のほうの基準雨量ということで防災計画に示してございまして、前日までに100ミリ以上の降雨があり、かつ当日の降水量が50ミリ以上で総雨量が200ミリを上回った場合には第1警戒配備を設置し、さらに1時間当たり30ミリ程度の強雨が重なる場合におきましては第2警戒態勢措置を講じることとしてございます。加えまして、平成20年7月からは竹林にかかる新田橋付近に設置された水位計、先ほどもちょっとお話ししましたけれども、それによりまして順次監視しながら警戒態勢を整えたところでございます。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) それでは、私のほうから団地内の調整池、河川の管理についてお答えいたします。
 河川、調整池につきましては、職員による毎月1回の定期パトロールのほか、大雨時には随時パトロールを実施しております。
 それから、調整池の除草は年1回実施しておりまして、他の管理上支障となっております樹木については状況により伐採をしております。ヘドロの堆積につきましては、これまでに管理上支障とはなっていない状況でございまして、除去までには現在至っていないところでございます。
 それから、限界水量を超えた場合の処理と影響というようなことで、ご存じのように調整池は防災のために設置されたものでございまして、大雨の際には余水ばけといいまして構造的にその部分から越流する構造となっておりますので、堤体から水があふれるということはこれまでにもなかったものでございます。構造的にもそれはあり得ないというような状況でございます。61年の8・5豪雨、それから最近では23年9月の台風10号、本年5月の低気圧、6月の台風4号でも調整池から水があふれたというような状況にはないものでございます。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 次に、総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) 1つ目に、大雨により懸念される危険箇所の把握はというご質問であったかと思いますが、現在お示ししておる富谷町地域防災計画におきまして、宮城県で示されております急傾斜地崩壊危険箇所調査調書に基づきまして、現在、富谷町内においては28カ所明記させていただき、大雨の際にはこれらの箇所を中心に警戒・巡視に当たっているところでございます。
 ご質問の4つ目の中に、吉田川流域自治体との水防連携体制はというご質問でございます。
 現在、北上川下流河川事務所の主催におきます重要水防箇所合同巡視というものを実施しておりまして、富谷町、宮城県、消防団、地元の行政区長の方にお集まりいただきながら竹林周辺に関する意見交換を毎年1回開催し、連携に努めておるところでございます。
 あわせて、水防法の第16条第1項に伴い、河川の氾濫等が予想される場合におきましては、北上川下流河川事務所の所長のほうより直接各自治体のほうへその旨の情報が伝達されるというようなことになっておりますので、流域自治体のみならず、国及び県との連携を密接にした体制を現在構築しておるところでございます。以上です。

議長(浅野幹雄君) 次に、産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 各地現場の巡回管理はという形で、ため池の場合、今、使用管理を主にやられています使用管理者、水利組合等で用水期等々で管理・巡回きちっとされているという認識をしております。
 それからあと、ため池の限界水位に関しましては、調整池と同じような構造で余水ばけがありますので、そこから適時に排出されているので限界値を超えるということはないと思います。
 危険箇所に関しましては、日常より水利組合やため池使用管理者において常に除草、それから管理されているという認識しております。異常があった場合、即こちらのほうに協議・連絡がございまして、それに即対応しているという状況なので、危険箇所が何カ所あるかという把握はしておりません。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 10番千葉達君。

10番(千葉達君) 二、三、再質問させていただきます。
 まず、準河川を含めて、町内を流れる河川は私は7つと認識しておりますが、それでいいのかどうか伺います。
 その私が認識している7つの河川で総水量が1番、2番、どこの河川が多いのかお尋ねします。そして、7つの中で危険度が高いと思われる河川はどの川かお伺いいたします。
 それから、調整池は、私も各団地内全て見て歩いているわけではありませんが、私の認識では20近くあるんじゃないかなと思っているんですが、この調整池は果たして幾つあるかお伺いします。
 そして、歩いていると、常に水がなく空っぽのところと常に水が張っているところと、先ほど答弁の中に防火にも役立っているというようなお話でしたが、なぜいつも空の状態のところと水が張ってあるところがあるのかどうか。その区別というか、そういったところをお伺いいたします。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 河川の数でございますが、国管理が竹林川の1河川ですね。これは旧国道4号の新田橋から下流側が国の管理となっております。その上流部の竹林川については県の管理です。
 ちなみに、県の管理は竹林川、宮床川、それから西川、明石川、長柴川、以上5の河川です。それから町の河川は苅又川、沼田川、穀田川、それから小野目川で4河川でございまして、合計10河川でございます。
 調整池の数でございますが、防災調整池と農業用ため池の兼用のものがございます。町が管理しているもの、それから一部成田なんかは調整池自体が県の管理となっておりまして、合わせますと現在のところ18でございます。一部農業用ため池の名称がついているもの、それから最初から団地開発によりまして調整池という名称がついているもの、さまざまでございます。
 それから、水のあるものないものの差といいますか、それは前段申し上げたとおり、農業用水利で使っているものについてはため池兼用ですので水が張ってある。あとは農業用水利でないものについては通常水が張られていないというような状況でございます。以上でございます。(「答弁漏れあります。水量の多い川、それから危険度の高い川」の声あり)
 申しわけございません。これは議員が認識しておられますように、一番水量が多いのは竹林川でございます。町長が先ほど国交省の北上川下流河川事務所の所見も申し上げましたように、一番危険な箇所は竹林川の新田橋から下流域全域、河川のまだ未改修の部分というふうに認識してございます。以上です。

議長(浅野幹雄君) 10番千葉達君。

10番(千葉達君) ちょっと私の話が前後しますが、昨年の台風15号による今泉地区、大童地区のため池改修に約800万円ほど経費がかかっておりますが、その改修は万全だったのかお尋ねします。
 それから、富谷町消防団が災害時にほかの自治体から後方支援の要請が仮にあった場合、それに対する対応はいかようにするのかお伺いいたします。

議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 今言われた議員の今泉地区なんですけれども、鍛冶ケ沢ため池の災害復旧工事のことだと思います。これは基準に沿って堤体を改修きちっとやって安全ということで認識しております。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) 先ほども申し上げたとおり、吉田川流域に関する体制につきましては国及び県との連携ということが中心になってございます。ですので、大郷・大和町からの応援要請というような直接のやりとりということはこれまでもございません。今後、国及び県を通じてそういったような要請が発せられるような状況におきましては検討する余地はあろうかと思います。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) おはようございます。私は2件について伺います。まず、公民館施設の改善についてです。
 富谷町の6つの公民館は、平成23年度の利用延べ人数が合計で27万4,000人を超え、地域活動の中心施設として大きな役割を果たしています。これは生涯学習関連の実績だけですが、そのほかに出張所があり、住民健診事業などでも利用されている数を加えますと、公民館を訪れる人はかなりの数に上ります。大変利用度の高い公民館ですが、一方で、高齢化の進展や気候変動などで必要に応じた施設の改善が新たな課題になっております。
 6月の住民健診の際に東向陽台公民館の和式トイレを利用した女性が、立ち上がるときに手すりがなかったため体勢を崩し、危うく転倒しそうになったという事実がありました。大声で知人を呼んで助けられたということでしたが、手すりがあればあんなことにはならなかったと言っておられました。
 富谷町内6カ所の公民館トイレをすべて点検しましたところ、和式トイレは女性用が合計30カ所、男性用合計12カ所、そのすべてに手すりが設置されておりませんでした。洋式トイレでも手すりの設置は一部にとどまっている現状です。公民館別に見ますと、手すりが設置されているのは成田公民館の女性用洋式トイレ8カ所と男性用洋式トイレ4カ所、あけの平公民館の女性用洋式トイレ2カ所と男性用洋式トイレ1カ所のみとなっております。
 和式トイレの場合は特に立ち上がる際に手すりを必要としますし、子供と違って大人の場合はまだまだ和式トイレが利用されておりますから、和洋を問わず手すりの設置が急がれます。そこで、町内6カ所の公民館について和式・洋式、あるいは女性用・男性用を問わず、すべてのトイレに手すりを早急に設置すべきではないか伺います。
 また、公民館の玄関口で上履きに履きかえる際に支えとなる手すりが必要となっております。例えば富谷中央公民館の玄関口に設置されております車椅子用の手すり、これは大変便利ですから、ほかの公民館でも同様のものを設置してはどうか伺います。
 調理室、図書室のエアコン設置については、富谷中央公民館を例外として、全ての公民館が未設置です。中央公民館の場合はこれは健康福祉センターの調理室と兼用となっているためにエアコンが設置されているということなんですが、近年においては気温上昇が激しく、7月段階から30度を優に超える状況が続いておりまして、エアコンは住民の安全を守る上で不可欠な設備となっております。調理室、図書室へのエアコン設置を求め、当局の対応を伺います。
 また、現在、エアコンの利用料は有料となっておりますが、暑さ対策については自助努力にも限度があり、利用者の健康を第一に考えるならエアコンの利用料金は無料とすべきではないでしょうか伺います。
 次に、成田公民館に関してですが、富谷町の中央部に位置し、宮城交通や町民バスとの関係で比較的交通の利便性も高く、施設の機能面でも土足のまま入館できることや約500席の可動式の階段状椅子があること、トイレの数がほかの公民館に比べ多く設置されていることなど中核的な施設としての活用が十分望めます。現に、文化協会の発表会やこどもまつりなど文化的な行事では成田公民館が最も利用しやすい状況にあります。住民の中には文化会館の建設をという声もありますが、文化会館はそもそも建設費に莫大な費用がかかるとともに、音響設備の保守点検だけでも2年から3年ごとに数億円かかると言われております。イニシャルコストだけではなくランニングコストも考えますと、文化会館の建設は時期尚早と言えます。そこで、成田公民館を富谷町の中核的な公民館として位置づけ、必要な手当てを講じてはどうか伺います。
 具体的には駐車場を確保すること。この点につきましては成田一丁目の民間から寄贈された土地を駐車場にする考えで今回、補正予算が組まれておりますので、この点について詳細を伺いたいと思います。
 さらに、楽屋を設置すること、大型スクリーンを確保することなど、こうした成田公民館を中核的な公民館として位置づける上で欠かせないこうした設備について、あるいは施設について当局が積極的に対応するよう求め、考えを伺うものです。
 第2問として、2つの提訴事件について、開かれた町政を求める立場で伺います。
 今、富谷町は2つの提訴事件を抱えておりますが、いずれも政策以前の問題で裁判や審査にかけられるという前代未聞の事態となっており、この2つの事件の根底には町長の町政運営に臨む基本的な姿勢の問題があると考えます。
 まず、いわゆるパワハラ裁判についてですが、パワーハラスメントとは仕事上の上下関係、権利関係を不当に利用することによる嫌がらせ、いじめなどを指す言葉で、解雇や転職・退職を促すような発言や必要以上にどなりつけたり、公衆の面前で失敗の指摘を繰り返すことなどがそれに当たるというふうに定義されております。
 この裁判の被告は富谷町であり、若生英俊町長です。町長自身の言動が直接の原因とされて裁判の対象となっており、相手方、原告の元職員はパワーハラスメントの具体的な内容として訴状の中で、業務の適正な範囲を超えて「てめえ」呼ばわりをされた。幹部職員の会議の際に「俺が部屋に入ったらおれの椅子を引け」と指図された。職員のミスに関して「ばかやろう。てめえは何を見ているんだ」と叱責をされた。また、退職をするように求められるとともに、退職金及び3月分給与を辞退するよう強要されたなどということを挙げております。
 この一つ一つについて事実であるか否かをここで究明することは私の質問の目的ではありません。しかし、この間、私自身が議会の一員として体験してきた幾つかの事実を振り返りますと、町長の言動にはパワーハラスメントを強く疑わせるものがあり、行政トップとしての基本的なあり方にかかわる問題として反省と改善を促す機会にしたいと考えています。できる限り事実に即して質問するために、議会での元議員の一般質問や委員会での過去の調査の議事録及び河北新報の記事などを活用させていただきます。
 1つは、平成24年の8月26日付河北新報に掲載された事件です。町の公共工事を指名競争入札で落札し契約した業者が、若生英俊町長との懇談の後、町長のご指摘により受注を辞退しますとの辞退届を町に提出し、契約を破棄したと、こういう記事です。この記事によりますと、町側から挨拶に来てほしいと言われて出向いた業者に対して、町長は、町長選で当選したときのお祝いに来なかった。あなたの会社にはいいイメージを持っていないなどと強い口調で発言し、業者は侮辱をされてまで受注する仕事ではないと判断をし、辞退届を出したというものです。
 この事件は、正規に入札を行い落札し契約まで結んだ業者が、町長と懇談をしたことを直接の原因として受注を辞退したというもので、行政トップによる入札結果への介入が問題となった事件でありました。と同時に、業者に対する町長の発言そのものが発注権者としての権力を背景にした行き過ぎた行為として重大な問題を持っておりました。つまり受注業者に対する発注権者の圧力、嫌がらせではないかというこういう側面です。
 事態を重く見た議会は総務常任委員会に調査を付託し、私はその一員として調査に臨みましたが、その中で、町長が業者に対して受注を再考する、考え直すよう求めた。つまり暗に受注を辞退するよう圧力をかけたのではないかと疑われる発言が残っております。それは「町民の利益になる仕事ができないのであれば、受注を十分ご検討いただいていいですよ」というこの言葉です。この点について町長は発言自体については否定せず、結果的に認めた上で、あくまでも業者のためを思って言っただけだと弁明をしておりました。
 既に入札を終え契約まで交わした業者に対して、発注者である町長が「受注をご検討いただいてもいいですよ」と言うこと自体、「受注を考え直せ」と言ったのと同じではないでしょうか。発注者と受注者が対等な関係にあるとは誰しも思いません。町長が婉曲に辞退を求めた、圧力があったと見るのが自然です。業者に対して発注者としての立場を利用しパワーハラスメントを行ったのではないかという疑念を抱かせること自体、反省が求められるところですが、町長はこの点について全く認識がないようです。しかも、町長の発言が公共事業の入札結果を変えてしまったという結果責任についても全く自覚がなく、ついに一言もこの点についての反省の言葉を聞くことができませんでした。
 2つは、平成22年12月議会で今村前議員の一般質問におけるものですが、平成20年6月に日赤の従業員に対して町長が名刺の受け取り方が悪い。人口4万5,000人の町の町長の俺を知らないのか。もう献血に協力しないと叱責した事件です。この件に関して議会で追及されると、町長はやはり自身の発言そのものについては否定せず、「相手がそのようなことに受けとめたと、非礼だと受けとめたとすればおわび申し上げます」と答弁しています。あくまでも相手の受けとめ方の問題だという立場で、一見謝罪したように聞こえますが、みずからの発言自体に問題があったという反省は全くありませんでした。
 3つは、町長の問題発言によって議事が中断した際に、2人の議員が町長に発言の取り消しを求めて話し合いに行ったところ、町長から「町長室で腕組みをするとは何事だ」とどなられたという事件です。議事録を見ますと、このときも町長は自身の発言については否定せず、どなってはいないと弁明しました。どなったかどならなかったかということに問題をすりかえております。このとき、千葉副町長は、それは指導・助言だったと証言をしておりましたが、この種の指導・助言というのは、小学校の教室の中でならいざ知らず、一般社会でこのようなことを言われたら、それは相手に対する侮辱以外の何物でもありません。
 議事録に残っていて、町長ご自身が事実上認めている発言だけでもこれだけあるという状況ですから、町長にはパワハラの重大性についての問題意識が全くないということが浮かび上がってまいります。パワハラ問題の根底にあるのは、人を人として敬い尊重するという基本的な人権感覚の欠如であって、憲法のもと民主主義を大前提とする地方行政の理念とは根本的に相入れないものだと思います。そこで伺います。
 1つ、いわゆるパワハラ裁判について、相手方の訴えの内容と町側の主張の概要について説明を求めます。
 2つ、パワハラ問題の根底にあるのは人権に対する配慮の欠如であるということを認識していますか伺います。
 3つ、職員への対応の中で町長の常軌を逸した叱り飛ばしや執拗な謝罪要求などに苦しむ職員の怨嗟の声は前町長時代の比ではありません。激しい叱り飛ばしや謝罪要求、長時間にわたる叱責などがあると聞いておりますが、これは事実でしょうか。明確にお答えください。
 4つ、町長の個人的な言動、人としての資質が今回の大きな問題を招いたとの認識、反省はありますか伺います。
 5つ、行政のトップとして今後の町政運営に当たり、住民、業者、職員のいずれに対しても人権尊重、パワハラ根絶を明言し、実行できますか伺います。
 2つ目の学校給食センター建設に関して、工事を請け負ったゼネコンから宮城県建設工事紛争審査会に提訴されている事件では、東日本大震災に伴う工事費の増加分を町が支払わなかったという理由になっておりますが、東日本大震災による資材の単価や、また人件費の値上がり、こうしたもの、さらには足場のレンタル料金の延長などはどこの自治体でもあることで、むしろなぜ双方の話し合いで決着がつけられなかったのか疑問です。町と相手業者との契約書の中には天災など不可抗力による損害についての規定があり、今回もこの請負契約に基づいて追加工事分の問題を解決することができたはずです。審査会にまで持ち込まれるような事態は異例中の異例であって、富谷町でも県内でも前例がありません。町の公共事業を請け負う業者は、公共事業を通じて地域住民と社会に貢献しているのであり、あくまでもルールに則して仕事を完結することが求められております。今度のような場合に道理を尽くして相手と話し合う行政としての真摯な姿勢があれば問題がこじれることはなかったのではないか。なぜ話し合いで解決ができなかったのか。町はこの疑問に答える必要があります。
 直面している今の2つの事件で共通しているのは、町長が町民と議会に対してまともな説明を全く行ってこなかったという点です。いわゆるパワハラ問題では、議会に説明するための全員協議会に提出された資料は、提訴から第1回口頭弁論までを列記した簡単なメモだけで、議会の強い要求でようやく相手方の訴状と町側の答弁書が配付された経緯がございます。追加工事費にかかわる業者との紛争問題でも、7月19日に行われた議員全員協議会での副町長を初めとする町側の説明は、審査会が非公開であるということを繰り返すばかりで何一つ説明らしい説明がありませんでした。審査会が非公開ということは一般の裁判のように第三者が傍聴することができないというだけのことであって、紛争に至るまでの経過まで非公開とする町の立場は、秘密主義を超えてむしろ隠蔽体質と言わざるを得ません。そもそも東日本大震災に関連した資材や人件費などの値上がりは、富谷町だけの特殊な問題ではなく、町と業者の言い分がどこでどのように食い違うのか事実の問題として議会に説明すればいいだけのことではないでしょうか。それさえも説明しないという態度では、多額の弁護士費用を税金から支払うそういう義務はありませんし、また、支払ってもらう資格はないと私は思います。
 弁護士費用は税金から全て負担します。既に両方の事件で合計204万円を超える税金が支出されております。今後も出費が予定されております。税金を使って弁護士費用を支払う以上、当事者は町民です。町民への説明責任を全く果たさないまま、弁護士費用の予算計上には賛成してくださいというこの町の態度は住民軽視、議会軽視そのものではないでしょうか。そこで、改めて建設工事紛争審査会に提訴された事件について話し合いが決裂されるまでの経緯を説明し、また相手方との主張の違いはどこにあるのか、事実関係を明確にお示しください。
 富谷町のイメージや信頼を大きく傷つける結果となりましたが、今後の公共事業発注に支障はないのか伺います。
 最後に、今後、係争中の2つの事件に関して、弁護士費用を初め裁判関係費用はどのぐらいかかると見ているのか。想定されるケースについて、いわゆるパワハラ裁判、さらに建設工事紛争審査会にかかわるものについて、それぞれご答弁いただくよう求めます。

議長(浅野幹雄君) この際、11時5分まで休憩をいたします。

午前10時55分 休憩

午前11時05分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 先ほどの永野議員の質問に対し、永野議員より訂正の申し出がありますので許可します。16番永野久子君。

16番(永野久子君) 先ほど河北新報の記事に関連して「平成24年」と申し上げたかもしれません。そこは訂正させていただきます。「平成20年」ということで8月26日と訂正をお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) 永野久子君の質問に対し、答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁申し上げます。
 公民館の手すり等については、十分必要性を勘案して即時対応することといたします。
 エアコンについては現状の利用形態でいいのではないかというふうに思います。それは営利団体、そろばん教室やら何やらということもありますので、こちらの方についてはやっぱり一定、従前どおりご負担をいただくということでご理解得られるのではないかなと思います。
 参考までに減免、全体の94%。こちらで営利団体等の利用というようなことで確認している数値は6%というような、大枠そのようになります。
 駐車場につきましては冒頭、町政運営概要で申し上げたとおりであります。
 楽屋の設置については、ステージに向かって左側、三角スペースといいますか、一定の空間がありますので、あそこでの当面の対応ということといたします。
 大型スクリーンにつきましては、全くないものから、負担の軽いということで望めば切りがないというようなところもありましてあのような形、大きさとなりました。使いのぐあいからして当面現状のまま推移をしてまいりたいと思います。
 次に、後半のほうでありますけれども、一つずつ申し上げます。
 1つ目は、本件訴状により請求額、そしてまた原告がこうむったと主張する損害総額は2,743万1,688円ということとなります。この中には、もし副町長職として残された3年勤務した場合の給与2,196万円、先ほどの額に含まれてございます。
 町といたしましては、現在訴訟中でありますので、原告が主張するパワハラは存することなく、よって、苦痛に見合う損害を賠償するに値しないという立場で今訴訟に臨んでいるところです。
 2つ目は、人権に対する配慮は当然のことであります。現状訴訟の場にあるこの内容、どの訴訟も同じでありますけれども、民事訴訟の場合。受けた受けないということの主張に対立、差異があるわけでありますので、よって、これらについての認識を問われようとも答弁のしようがないというのが現状でございます。
 3つ目は、聞いているがというようなことで、全て質問の中に出た3つの事例も含めて、ご当人の状況でない中での質問に中に織り込まれたものでございます。すべて文字づらにすればそのとおりだというふうなことになりがちなんですけれども、その辺のところは十分お互いにやはり留意すべきことだと思います。聞いているがというふうなことに対する答弁をするためには、いつ、どこで、だれがという個別具体の特定ができなければ答弁しかねるという見解でございます。
 4つ目、基礎自治体を代表する首長、公人としての立場でのみ町政運営に当たっているところであります。したがいまして、私人の立場からの言動というものは一切ありません。個人的・私的な言動云々という問題は、そもそも生じないという認識でございます。
 次に、議員から支出のご指摘を受けたところでありますけれども、まさに恥じ入るばかりであります。引き続き人間修養に努めてまいります。
 次に、5つ目、町民の利益を最優先に考え、公共の福祉向上に努めるべく職務遂行に引き続き邁進してまいりたいと思います。
 人権尊重は先ほど申し上げたとおりです。さらに、組織運営上、パワハラ根絶は当然であります。いじめ根絶と同様の認識であります。
 次に、6つ目、決裂という表現がありましたけれども、決裂ではありません。正式に会社からその根拠を示して数値を求められた経緯はありません。震災後の資材、人件費高騰に伴う費用について事務方ベースで業者から補?を求められていることは聞き及んでおりましたが、業者の積算資料に合理性や客観性が乏しいとの現場判断を尊重し、町として契約額の変更に応じないこととしたため、結果、業者が非公開の手続である審査会への調停申請をしたと思料しているところであります。
 7つ目は、町の発注に関しては支障はありません。
 8番目の費用については後ほど担当から説明を申し上げます。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) それでは、裁判関係に関する費用でございます。
 2つの事件につきましては、ともに町の主張が認められれば金銭の支払いは発生いたしません。主張が認められない場合につきましては、調停・裁判それぞれで示された金額をお支払いするということになります。
 あと弁護士費用につきましては、町の得た経済的利益、具体的には相手の請求額からの減額をもとに、あらかじめ定められております弁護士会で設定されております報酬基準により支払うこととなります。現在係争中でございまして、今後の結果、裁判の結果によりまして決定するような形になりますので、現在、詳細な金額は設定できないこととなってございます。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) これより、永野久子君の質問は一問一答により行います。16番永野久子君。

16番(永野久子君) エアコンの設置につきましては、今どなたも感じておられると思いますが、異常な気温の上昇という状況で熱中症が多発しております。ですから、従来の気象状況とは異なってきていると。しかも一過性ではないと言われておりまして、そういうことを考えますと、公民館の設備としてエアコンというのは不可欠だと思います。水や電気やトイレと同じように人間の健康を維持する上で不可欠なものとして位置づけて、まずエアコンを設置するということと料金については徴収しない。この2つのことが必要だと思いますが、どうでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 佐藤教育次長。

教育次長(佐藤信夫君) 今のエアコンにつきましては不可欠ということで、当初、一部ホールのほうに設備する予定ではございましたけれども、全国的な節電要請もございまして、今、見合わせているところでもございます。随時計画性をもって整備はしていきたいなと考えてございます。
 また、使用料金、利用料金に関しましては、先ほど町長からも説明申し上げましたとおり、94%の方、サークル登録されている方々には減免100%ということで無償で利用に供しておりますけれども、営利団体等につきましてはやはり料金をいただくのが筋だということで、今までどおり進めたいと思っております。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) エアコンに関しましてはわかりました。手すりもそういうことで町長が先ほど即時対応するということをおっしゃいましたのでいいと思いますが、このエアコンは94%は無償で対応しているとはいえ、6%の方々については、先ほどの水やトイレや電気と同じようにやはり必須設備だという立場で臨むべきだと思います。どうでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 佐藤教育次長。

教育次長(佐藤信夫君) やはり営利団体等、そういった方々には、利用した場合には支払っていただくということは当然だというふうにも考えてございますので、そのとおりに今後も進めてまいりたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) それでは次の問いにいきますけれども、先ほど町長は「聞いているという言葉を使って3つの事例を挙げた」と言っておりますけれども、私は単なる伝聞に基づいた話をしているわけではありません。いずれも議事録に残っているもの。これでこの中で町長ご自身が、そう言われても、その発言はしていませんと否定はしていなかったことだけを取り上げております。ですから、これは単なる伝聞ではないということ。町長ご自身が事実上そういう発言をしたということを認めたということを前提にしての質問ですので、誤解がないようにお願いしたいと思います。
 そこで改めて伺いたいと思うんですけれども、まず、今1回目の質問の中で申し上げましたような建設業者の受注辞退にまで至ったこの発言ですね、町長の発言を直接きっかけとして起こった問題、それから日赤の社員に対する問題、さらにはこの議場での運営に関して議員に対しての発言、こういうものはすべてパワーハラスメントが疑われるものだというご認識はありますか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 先ほどの伝聞についてのお話がありました。しかしながら、これはやっぱり水かけ論になるわけ。否定してないから結果としては認めたんだというこういう論理でいったらば、全てのことを一言で「それは否定します」と言えばそれでいいんですかという話になりますから。どうぞそのときの様子も含めて、大枠は違うんですよ。全然新聞の意図も違いますし、この皆さんの受けとめている今議員が質問する前提も違うというふうなこと。それは一つ一つここで述べることはとてもじゃないけれどもできない。それにかかるためには相当の時間となにを使う。それは大枠のところでご理解をいただくということしかないんでないでしょうか。ですから、もう一回言いますけれども、否定しないことが結果としては認めたというふうなことも、ぜひそういうご認識でない形でのやりとりをしたいと、こんなふうに思います。
 したがいまして、3つのものを疑われるものだというふうな憶測、推測というふうなあたりとしか私は受けとめようがありませんので、何とも答えようがないということでございます。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 町長、何度も言いますけれども、これは議事録に基づいて言っているんです。町長の発言自体が問題にされているときに、その発言に問題があったかどうかということ、問題がなければまず否定する。これが当たり前ですよ。しかし否定をしないで別の問題にすりかえてきている。こういうことをきちんとお認めにならないから、だからこそ繰り返すんではないですか、同じようなことを。非常にこれは町長として問題だと私は思います。これからもパワハラを起こしかねないという危惧を抱いてしまいますが、町長にまず伺いますけれども、パワハラは根絶と先ほどは言葉ではおっしゃいましたが、これまで述べたような人に対して指導したり指摘したり、それから腕組みをしたらそれを叱るとか、名刺の受け取り方が悪いだとかといったようなことを、そういうことについて今後についてもやると、指導すると、今までと同じようにするということなんでしょうか伺います。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 前提が違いますので、何とも答えようがありません。(「前提は同じですよ。町長、ちゃんと答えてくださいよ。ご自分の言葉ですよ」の声あり)

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) そういうふうなお答えになるのではないかと思ったからこそ、私は議事録だとか新聞の記事、この新聞の記事も、町側があの記事に対して正式に文書なりなんなりで抗議をしたとか議事の撤回を求めたという事実はなかったと思っておりますが、これ抗議はしたんですか。あの新聞の記事についてもうそだというふうにおっしゃるんですか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) オール・オワ・ナッシング、ゼロか100か、うそかまことかということの世界で今やっているわけでないんですよね。記事については折々に十分なる事実に基づいた報道がなされてないというのが前提にあるんですよ。私、町政運営してからもずっとそうですし、この間の審査会の金額の出ぐあいなんかも、どうしたのかなというような疑問を持っています。私にとってどの額だかわからないまま、新聞でそれこそ皆さんともどもあの金額が表に出るというようなことですよね。ですから、新聞についての抗議なり違うんだよということについては、適時その折に担当の職員から相当数やっております、どの新聞社とも。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 今町長が審査会の話に移っていきましたので、この件につきましては新聞の記事が事実かどうかということを全協での説明の際に私は念を押しました、これはこの記事は事実ですかと。そうしましたところ、総務部長は事実ですというふうに認めておりますよ。これはどう考えるんですか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 審査会の記事について事実でないということは申し上げておりません。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) もう町長、今その金額に根拠がないと審査会の話をおっしゃったんですよ。何でそうやってすり抜けるんですか。きちんと答えてください。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 金額についてはこれ以上ここで、まだ今調停中ですので申し上げませんけれども、本来中での数値が新聞で報道されることについては一定の疑義を持つというふうなことです。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 調停中だというのは審査会のことでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) そのとおりです。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 審査会で先ほど論旨で申し上げましたけれども、なぜ前例のない、全く前例のないような事態になってしまったのか、話し合いで決着できなかったのかという点について町は説明責任があるんですよ。審査会は非公開と言いますけれども、さっき言いましたように、傍聴などはできませんが、これ秘密会ではないはずなんです。秘密会だというふうに受けとめているんですか。遵法公開の対象外だと受けとめているんですか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) そこまで行く前に、この審査会に提出する前段の協議、打ち合わせがないということを申し上げているんです。先ほどの前段の提訴も同じです。私どもに3つの内容証明が来て、そしてほどなく提訴というようなところのやりとりですから、何ら間もなく3年たとうというふうな状況の中で一方的に裁判所に書類提出をと、こんなふうな中身です。今回の審査会のほうも、それこそ打ち合わせ詰めて決裂して何をというようなことではない進み方だと私は認識しています。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) それならそのような説明がなぜなかったのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 説明がないというよりは、一定の審査会でこの件の内容についてはやったわけですから、そのことに触れてないとすれば、この場で十分ご認識いただきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) それはとんでもないことですよ。議会が要求をして、ようやくその審査会への提訴の問題で全協を開いたんですよ。ところが、開いた全協の中身は本当に説明などというものは一つもありませんでした。河北新報の記事がそのとおりだということや、それから非公開であるということの説明と、審査会とは何かということ、その程度ですよ。それだけですよ。これで説明と言えますか。本会議でなければ言えないというのはおかしいですよ。これは議会軽視ですよ。どうですか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 審査会への案件は新聞の記事内容の情報、その辺の集計しかありません、前段が何もないんですから。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) それでは、昨年の5月30日に相手方の学校給食センターをつくった業者と毎月行っている定例会、5月30日、6月13日、さらに7月11日、それぞれの定例会議及び工事工程会議等で、業者の側は「今回の震災分は増分ゼロにはならない」と。つまり増だということを言っておりまして、「設計の変更、工期を見直し、前年度と今年度の出来高を決めなきゃならない」と。「早急に工期延期願いを提出してもらって工期の変更契約を結びたい」と。「金額については設計事務所に精査してもらっているが時間がかかる」というのが、これが町の答弁なんですね。先に言ったのが設計事務所で、後段言ったのが町です。さらに、7月11日のときには、「震災による増額費用については内容を精査の上、検討します」というふうに言っているんですね。ですから、既に昨年の5月、6月、7月の段階でこのお話が出ていたと。精査をして返答する段階にまで来ていたということなんですよ。ですから、言ってみれば契約書上、業者の側には引き渡し前にちゃんとその話をしていますし、資材やその他が高騰しているということも世間の常識になっていますから、これはもう本当に冷静に事実に即して話し合うという努力をすべきだったと思いますよ。それでなぜここに至ったのかというのは、むしろこちらが聞きたいことで、思い当たらないんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 今の内容については建設部長から答弁させます。

議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。

都市計画課長(佐々木俊男君) 現時点で説明内容についてのみ一応答えさせていただきます。(「済みません、聞こえません。はっきりと大きな声でお願いします」の声あり)
 当該工事につきましては、入札執行時点におきまして業者側の入札額が事前公表していた予定価格を大きく下回ったため、いわゆる低入ということで見積もり内訳を精査いたしまして、その結果、業者の積算でも間違いなく履行可能であるという相当の確認のもと契約に至りました。しかしながら、着工後、下請業者で厨房メーカーの見積価格が事前に積算した金額を上回る事態になったということで、この差額を埋めるために町に補?を求めてきたことが事の発端でございます。その後、履行期間中、昨年3月に震災が発生したため、現場の安全確認と災害復旧工事を優先させることから工事を一時中止にさせたところ、今度は工事中止に係る費用と震災後の資材高騰等に伴います増加費用等につきまして、相手方と金額の折り合いがつかなかったことから調停を申請したものと思料してございます。調停は非公開の手続でございまして、このような非公開の手続を選択した相手方への配慮の観点から見ましても、現時点で申し上げることはこの程度にとどめさせていただきたいと思います。以上です。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 今初めて経過らしい経過を聞いたわけなんですが、ちょっとよく聞き取れなくて、大変申しわけないんですけれども、そうすると金額の折り合いがつかなかったということなわけですね。これは富谷町はどういう要求をし、先方はどういう要求をして、どこで話が食い違っているかを伺います。

議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。

都市計画課長(佐々木俊男君) 23年の6月29日に業者のフジタ側から富谷町に、正式な文書ではないんですが、計画報告書ということで、東日本大震災によります一時中断費用、あと震災後の増額費用ということで9,200万円ほどの費用がかかったというような内容が来てございます。その後、富谷町といたしましても、初めてのケースでしたので県やほかの自治体の同様な事例の有無を確認しましたところ、ちょっとそのような事例はなくて、あとフジタからの提出された報告書も一覧表のみで、実際に費用が増加したという根拠も示されていないことから、工事中止期間の損害費用としての妥当性のあるものは仮設のリース代、現場常駐従業員への日割りの人件費、ハイテンションボルトの入れかえ、あと水かえ清掃費等で約400万弱を町では想定いたしまして、工事請負契約書に基づいて取り扱うことを回答してございます。その後、何ら話し合いもなく、24年の2月29日にフジタ側から宮城県建設工事紛争審査会に調停の申し立てがあったものでございます。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) そうしますと、震災による工事の一時中断だとか増額、このこと自体については問題はないわけですよね。フジタさんの側がそのことを要求してきたとしても問題はないと認識してますか。

議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。

都市計画課長(佐々木俊男君) はい。その辺につきましては契約書上100分の1以下の工事費であれば支払わなくてもいいようなところもございまして、そういうところを一応回答いたしました。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 9,200万円が100分の1以下に相当するでしょうか、伺います。

議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。

都市計画課長(佐々木俊男君) うちのほうで想定いたしました400万弱、最大でも400万弱が一応契約額13億弱の100分の1以下という認識でございます。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) そのようにちゃんと相手の言い分、こちらの言い分、食い違っているところはっきりしているのに、なぜ7月19日の全協で審査会にかけているから説明できない、詳細には言えないと。なぜそういうことを言ったんですか。これは、済みません。当日出席された部長に伺います。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 審査会の性質上、申し述べるのはその段階ではそこまででした。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 14番細谷禮二君。

14番(細谷禮二君) おはようございます。通告に従って、私からは2問質問いたします。
 1点目は小学校・中学校でのいじめの実態について、2問目は町道穀田三ノ関の早期着工をということで質問いたします。
 1問目についてはいじめ問題ですが、同僚議員から質問何度も出ておりますが、再度私からも質問いたします。
 最近、全国的に中学生のいじめ問題が報道されてますが、我が富谷町の小学校・中学校でのいじめ問題はあるのかないのかお伺いいたします。
 私は元教員の立場からいじめ問題について質問いたします。
 今から50年前にも校内暴力、いじめ、登校拒否はありました。私が教員初任地では学校の方針として、生徒が無断欠席をした場合は即家庭訪問をして実態を把握し学年に報告、教師は一人一人を親身になって考える指導を強めてまいりました。また、ふだんからクラス内では生徒同士の話し合いでいじめについて悪いことは悪いと善悪を徹底的に指導してまいりました。旅費はPTA会費から支給され、学校からはお金がないのでPTAのほうから支給されていました。クラス・学年・学校・PTAの協力体制が確立され、生徒指導、その面でもはっきりと指導しておりました。また、ある学校では校内暴力を減らすために私が北のほうから今度は南のほうへ転入させられました。これは使命を受けて、細谷、こっちの学校へ来いと。これは校内暴力を減らすためにどのようにするか。まず学校内で職員会議の中で話し合いをしました。子供たちのその暴力のエネルギーを何に向けて発散させてやるか。それは部活動に集中させることにし、校長は先生方に指導時間、それから土曜日、日曜日、それから指導上の事故についていろいろ質問出されましたが、その中で校長はこのようにお話をしてくれました。私は、校長は一切責任を持つ、先生方よろしく頼むと。超過勤務も出せない。先生方にただお願いするだけです。自分はポケットの中に辞職願を持っていつも歩いていました。私たちもその校長の態度を見て、子供のために何かしなければならないということで生徒に朝7時から夜は8時まで、土曜日、日曜日なく一生懸命子供たちと接し、その成果は郡内で13種目中9種目優勝しました。県の大会に出場し4種目優勝し、そして全国大会には2種目出場、そういう成果を上げてまいりました。その中で私はいじめについて次のような質問をいたします。
 1番目、県の教育委員会いじめ調査アンケートに対して、富谷町教育委員会ではどのように考え対処していくのか。
 2番目、小学校・中学校で長期欠席者はいるのかどうか。わかりましたら10日以上、何名いるのか教えていただきたいと思います。
 3番目、長期欠席者に対して指導はどのようにしているのか。
 4番目、学校でのいじめ対策の指導体制はどうやっているのか。
 5番目、教師の長期病欠者はいるのかどうかお伺いいたします。
 2番目についてです。町道穀田三ノ関の早期着工を。
 7月3日午前7時40分ごろ、富谷町富谷の町道交差点、ちょうど小学校前になります。通学途中の小学1年生、横断中、軽トラックにはねられ転倒し頭などに軽いけがなど、河北新報に報道されておりました。ちょうど富谷小学校前は朝夕、小学生・中学生の通学路で、また通勤者の車両が渋滞する場所で非常に危険な場所です。通学路の安全確保、車両の渋滞緩和のために次のことを質問いたします。
 町道穀田三ノ関線の着工の見通しはあるのかどうか、町長の考えをお伺いいたします。以上です。

議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答えをいたします。
 前段のほうは教育長からということで準備しておりますので、お願いいたします。
 後半のほうでありますけれども、着工の見通しは現在持っておりません。参考までに、平成15年、予備設計をした経緯があるようです。延長1,110メートル、概算事業費がその当時で10億7,000万円ということでございます。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 次に、菅原教育長。

教育長(菅原義一君) それでは、小・中学校のいじめの実態についてというご質問に対してお答えを申し上げます。
 まず第1点目でございますが、さきにもお答え申し上げましたとおり、平成24年8月10日付で宮城県教育委員会から「児童生徒の状況把握について」という依頼文書が出されておりまして、その中でいじめ問題への取り組みの徹底についてという指針が示されております。また、月1回程度の児童生徒への簡易のアンケートの実施が推奨されております。
 町の教育委員会といたしましても、すぐに各学校を訪問しまして県からの依頼文書の内容を確認するとともに、今後の簡易アンケートの実施を要請したところでございます。
 2点目でございます。長期欠席者ですが、県教委でも病気欠席者は、これは国の統計もそうなんですが、年間30日以上という捉え方をしてございますので、30日以上の欠席者ということでお答えを申し上げます。平成24年7月段階で小学校が6名、中学校17名となっております。
 この長期欠席者に対する指導でございますけれども、ケースによって多少は異なりますが、基本的には保護者と連携を図りながら定期的な家庭訪問、電話連絡等を通しまして本人と面談を行うとともに、級友、クラスメートの協力を得ながら心のケアに努めております。また、黒川のけやき教室、スクールカウンセラー、ガイド相談機関等と連携を図りながら本人及び保護者のケアにも努めているというケースもございます。
 4点目の各学校の体制でございますけれども、先ほどから申し上げております定期的なアンケート調査、それから個別個人ごとの面談、教職員による観察などを通して実態把握に努めますともに、毎月の学年部会、職員会議等で情報交換して共通理解、共通行動ということを図っております。また、指導を要する案件については、生徒指導部会等で慎重に対応・協議し、早期解決に努めているという状況でございます。
 6点目の教師の長期休職者の件でございますが、現在1名おります。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 14番細谷禮二君。

14番(細谷禮二君) 2点目の話ですが、町長は今、距離とお金のほうだけで着工の見通し、そういうもののお話はありませんでしたが、そのところ。はい、バツということで。
 じゃあと、1点目のほうですが……

議長(浅野幹雄君) 今のは質問ではございませんね。14番細谷禮二君。

14番(細谷禮二君) 1番目の問題ですが、欠席ですね、非常に多いということで、子供は生徒同士でお互いに理解し合い協力し合うということが一番大切ではないかと思いますが、やはり家庭よりも子供同士、そして教師が子供といかに理解し合うかということが私は一番大切ではないかと思いますが、その点をちょっとお伺いします。
 4番目の学校の指導体制のことですが、やはり学校が中心になって地域と連携をとりながら、やはりいじめ問題は解決していかなければいけないと思いますが、教育長の意見をもう一度お伺いいたします。以上です。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 長期、いわゆる不登校の子供が多いということでございますが、数だけではなくて、うちの町はそもそも母数、児童生徒数が大変多い町でございまして、仙台教育事務所、13市町村の中でも名取市に次いで児童生徒数の多い町でございます。それで、中学生の数も確かに、先ほど申し上げましたとおりの数だと多いというふうに議員、17名は感じられたかもしれませんが、率からいいますと、管内の黒川郡、それから管内の出現率から比べても多いということはございません。
 それから、第2点目の指導体制でございますが、地域と連携しながら進めるという議員のご意見は全くそのとおりでございます。ですから、ぜひ保護者、それから地域の皆さん、それから関係機関、いろんな方々と連携をしながら知恵をいただいて解決に向けて迅速に進めていきたいと思っております。

議長(浅野幹雄君) この際、暫時休憩をいたします。

午前11時50分 休憩

午前11時51分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 昨日からきょうにわたって、いじめの問題が取り上げられておりますが、私もいじめの問題を通告しておりますので、通告に従いまして質問をいたします。
 滋賀県大津市立の中学2年生の男子生徒が昨年10月に自殺をしたという事件が波紋を広げています。学校は、その事件後の翌月までに2回全校生徒のアンケートを実施いたしました。学校は、いじめと自殺の因果関係は不明として調査を打ち切ったと報道されています。ところが、ことしに入って、そのアンケートの中に自殺の練習をさせられていたというものがあったことがわかりました。その結果、ようやく大津市教育委員会は、いじめも自殺の一つの要因と認めました。
 当時同級だった生徒が4人は仲がよかったということを話しています。しかし、自殺した生徒はいじられキャラだったとも話しています。このほかの生徒もいじめの現場を見ていました。自殺の練習、金の強要、トイレでの暴行、蜂を無理に口に入れられる。鉢巻きで後ろ手に縛られ粘着テープで口をふさがれる。給食のパンをとられる。一方的に押さえつけられる。ズボンをずらされるなど、これでもかこれでもかと思うようなことが繰り返されていました。中にはいじめをとめに入った生徒もいたようですが、今度は自分がいじめの対象にされるということを恐れて、それ以上は何もできなかったようです。担任は少なくても2回暴行があったことを知っていました。1回目は9月30日、2回目は10月5日、どちらもトイレでの暴行です。2回目、トイレでの暴行を聞いた担任は、トイレに行ったが騒ぎがおさまっていたので放課後に双方から話を聞き、それをいじめではなくけんかと判断しました。その6日後に自殺してしまいました。
 なぜいじめと考えなかったのか、一番の疑問です。大津市の中学生が自殺したことについて、原因、問題点、どのように考えていますかお尋ねいたします。
 学校は民主主義を学ぶ場でもあると思っています。児童生徒も、そして教職員もそれぞれの場で意見を出し合い、自分と違う意見・考えのあることを知る。それぞれの考えを尊重することを身につける大切な場所であり時間だと考えます。
 東京都の教育委員会が2006年に教職員会議で挙手や、それから採決などの方法で教職員の意思の確認をしてはいけないという通知を出しました。当時の校長が撤回を要求して裁判で闘っていたということはご承知のことと思います。学校の中でこのようなことがまかり通る。異常ではないかと思います。学校の中で自由に発言できない。発言したとしても意味がないということではないでしょうか。今回の事件について教員評価制度、学校評価制度がいじめや問題行動などを明らかにせず、ブレーキをかけているのではないかと問題視する論調がありますが、このことについてはどのような見解を持っていますか、お尋ねいたします。
 富谷町の取り組みは、小学校・中学校児童生徒一覧により、いじめを含めた報告書を中学校、そして小学校が出していますが、それはどのようにして把握したものを一覧にしているのかお尋ねします。
 その児童生徒状況一覧によって問題となっていることがあれば事情を聞くということがあるかと思いますが、その事情を聞く、指導をするという事例はあったのでしょうか。どのように解決のために取り組んだのかお尋ねいたします。
 私は学校教育課で事前に話を聞いたときに、今後、児童生徒に対して調査を検討しているということでした。先ほどの県の依頼からのものなのか、また別のものなのかお尋ねをいたします。その目的、時期、実施方法、そして公表などはどのように行うのかお尋ねをいたします。
 誰もがこの大津の痛ましい出来事から教訓を酌み取り、今後のあり方を検討し実施しなければならないと考えています。ところが、1つの出来事を見ても、悪ふざけ、けんか、いじめ、個人によってはいろいろな捉え方であります。大津の場合もいじめとは認識しませんでした。
 昨日の同僚議員の質問に対して、教育長はどこででもいつでも起こり得る。すべて担任の責任ではない、学校の責任ではないということを答弁しました。そして、だめなものはだめとしていくということも答弁しました。また、富谷町での調査結果について、平成23年、小中合わせて14件、平成24年、小中合わせ6件の報告があったと。これはからかいだったということもきのう教育長がお話しされました。富谷町はいじめを防ぐ教育はどのように実施されるべきだと考えていますか。先ほど議員に答弁がありましたが、再びお尋ねをいたします。
 いじめを生み出さない。いじめ問題をみんなのものとして解決するなど、今後どこの学校でも重要な取り組みになると思います。この場合ですが、1クラスの児童生徒が40人、この40人という学級編制、先進国では珍しく日本は大変おくれている状況にあるとかねがね言われてきました。30人以下学級ということは保護者や教師などからの声・運動ありますが、富谷町の教育委員会は現在の40人学級、県が実施している30人学級についてどのように考えていますか。少人数学級編制の必要性についてはどのように考えているのかお尋ねいたします。
 1年から2年、2年から3年によって進級しますが、その2年から3年になったときに35人学校から40人学級になるわけですが、その40人学級になった時期に学校現場からの声・感想にはどのようなものがありますかお尋ねします。
 教員の多忙というのはよく聞く話です。この多忙化によって自殺をしてしまった先生の家族が過労死認定を求めて裁判を起こしている例も聞きます。県内でも登米市の中学校教員だった大泉 博さん、当時43歳が2008年、平成20年2月、校舎から身を投げた事件があります。過酷な状況に加え、適切なサポートが受けられず苦しんでいたということが明らかになっています。文科省は、教職員に係る懲戒処分の現況、服務規律の確保及び教職員のメンタルヘルスの保持についてというものを出しています。富谷町教育委員会は小中学校の教員は多忙であると認識していますかお尋ねいたします。そして、その理由についてもお答えください。
 先ほどの文部科学省の文書は平成23年1月に出されたものですが、労働安全衛生法についても記述があります。週40時間を超える労働は1カ月当たり100時間を超え、かつ疲労の蓄積が認められたときは、労働者の申し出を受けて医師による面接指導を行わなければならないとされています。このように記述されています。平成18年4月には各学校において面接指導を実施できるような体制の整備を行うようにお願いしますという通知が文部省から出されています。教員は休息時間を確保することも容易ではないという話を聞いています。県は教員の労働時間を10月1日から把握するとしています。現在、富谷町の学校では労働時間をパソコンに入力する方法で把握するということを聞いています。これでは正確に把握できないということも聞いています。タイムカードで労働時間を把握すべきだと思いますが、その考えはありますかお尋ねします。
 学校現場に労働安全衛生体制が整備されていることが必要だと考えます。教職員が常時50人以上いる学校、そして10人以上50人未満の学校とでは体制、整えるべきものが違いますが、面接指導については全ての学校が対象となっていますから、労働安全衛生体制の整備は必要ではないかと考えています。教育委員会の見解をお尋ねいたします。
 町立小中学校に労働安全衛生体制、整備されていますか。そして、富谷町に教職員安全衛生管理規定はありますか。うつ病など先進的な病気で長期に休んでいる教員、先ほど1人ということでしたが、失礼しました。うつ病などということではありませんで、これについては何人いるのか。そしてまた過去にはいたでしょうかお尋ねいたします。
 教員の多忙化が自殺につながることもあり得るという認識、教育委員会では持っているのかお尋ねいたします。
 2問目の質問です。東日本大震災被災者の医療・介護免除等を継続すべきではないかということでお尋ねします。
 東日本大震災による被災者に対する医療費の一部負担金免除の扱いは9月30日までとなっています。昨日、町長が医療費の一部負担金、介護利用料の一部負担金の免除を平成25年3月まで延長すると明言しました。今回の決断は大きな励ましになることでしょう。
 東日本大震災から間もなく1年半になります。報道されるものの、震災は忘れられていっているのではないかという思いが被災県の中にはあります。今回の東日本大震災による被災者に対する医療費の負担金免除の扱いを9月30日までにするということについても、国は復興ができたから、あるいは生活再建ができたからと言っているようにしか私には思えません。被災県からの要請で国は一定の条件をつけて免除することを通知してきました。被災者に対する医療費の一部負担金免除をした自治体には8割の財源手当てを国がするというものです。7月の25日、河北新報が報道しました。しかし、その条件は厳しいもので、条件どおりでは該当しない自治体が多くあることは明らかでした。県は医療費の一部負担金については県の財源も充てて継続したいと言っているようで、これに基づいて町もやる、実施するということだと思っています。しかし、国保税、介護保険料、後期高齢者医療の保険料については継続しないという方向と、県の方向ですが、それを聞いています。
 1000年に一度と言われる大震災でした。本来は国の責任で東日本大震災の被災者の医療・介護等の免除等を継続すべきものだと考えています。一部負担金の免除については今年度限り実施ですが、国保税、後期高齢、そして介護の保険料について経過、現状、見通しについて説明を求めます。
 国保税、介護保険料、後期高齢者医療保険料の減免の継続は町単独でも実施し、被災者が医療にかかる保障を町とすべきではありませんかお尋ねします。
 そして、最後になりますが、医療費の一部負担金と国保税、介護保険料、そして後期高齢者医療の保険料は国の責任で実施すべきと今後も国に要請する考えはあるかお尋ねをします。

議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。

午後0時04分 休憩

午後1時00分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 午前中の佐藤聖子君の質問に対し、答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
 前段については後ほど教育長から答弁いたします。
 後半のほうでありますけれども、1番と2番合わせて申し上げます。
 国民健康保険一部負担金免除、あわせて後期高齢者医療の一部負担金免除、これについては冒頭申し上げましたように今年度末まで継続するということになります。しかしながら、国保税、介護保険料、後期高齢者医療保険料の減免を継続するに当たりまして、費用の全額、もしくは費用に対する2割分と住民税減税分を町が負担すること。つまりは前提として住民税減税を実施する自治体に支援をしますというふうな制度設計ゆえに、これらについては新たな負担増となりますので、町単独で取り組む状況にはないということです。
 3番目、国の支援変更を受けて、宮城県では既に岩手県、福島県、被災3県連名で従来の支援制度の継続を国に要望している状況でございます。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 次に、菅原教育長。

教育長(菅原義一君) それでは、いじめ問題についてお答えいたします。
 まず第1点目ですが、大変重い問題と受けとめております。学校教育委員会の指導体制、保護者との連携体制、関係機関も含めた相談体制などなどが効果的に機能しなかったことも要因の一つというふうに考えております。
 2点目でございます。教員評価制度及び学校評価制度は、教職員の資質向上及び評価活動を通してよりよい学校運営の一助になるというふうに認識してございます。
 3番、4番については関連があるため一括してお答えいたします。
 児童生徒状況一覧は、各校より月初めに前月分の報告を受け、仙台教育事務所に報告をしております。指導すべき案件はこの報告を待たずに随時学校より電話・文書等において報告や相談等がございます。学校関係機関等と連携を図りながら対応に努めておるというようなことでございます。したがって、児童生徒状況一覧の報告を受けてから指導・解決という状況はございません。
 続いて、5番目です。これも前にもお答えしましたとおり、平成24年8月1日付で文部科学省から宮城県教育委員会を通して、いじめの問題に関する児童生徒の実態把握及び教育委員会及び学校の取り組み状況に係る緊急調査の依頼を受けております。目的としましては、いじめの早期発見・早期解消につながるよう緊急に各学校におけるいじめの認知件数等を把握するため、時期については9月4日まで仙台教育事務所に報告。県教委は9月20日までに文部科学省に報告する。方法としては各校聞き取り、アンケート調査等、調査方法を工夫すること。これに関しては公表は全国集計をまとめて文科省より公報する予定であるというふうに聞き及んでおります。
 6点目でございます。常日ごろ道徳、学活、朝の会・帰りの会等のあらゆる教育活動、諸活動を通して、いじめは人として許されない行為であること、これを繰り返し指導しながら、よりよい人間関係の醸成及び価値観の育成に努めることと考えております。
 現在も各校においてこのような指導が行われていますが、先ほど来もお答えしましたとおり、校長会、教頭会、生徒指導部会等を通してさらに指導に努めてまいりたいと考えております。
 7点目でございます。現在、公立義務教育小学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律、少し長い名前なんですが、一般的には標準法と申しておりますが、によりまして小学校1学年において、また宮城県の学級編制弾力化事業によりまして小学校2学年及び中学校1学年において35人学級が実施されております。この措置により支障なく学校運営がなされていると認識をしております。
 続きまして、8点目でございます。特に意見等は上がっておりませんが、児童生徒の発達段階に応じて創意工夫を図りながら最大限努力いただいていると認識しております。
 それから、9点目、10点目も一括してお答えをいたします。
 多忙化という認識はございます。小中学校の教職員にとどまらず、社会全体の生活活動そのものの多様化・複雑化、それが進んで、それに伴う社会全体のニーズの高まりも要因の一つと考えております。
 続きまして、11点目。現在、各校において教職員の出勤時間・退勤時間等を把握しております。現在の体制でも十分把握できると認識しております。
 12、13、14番については関連がございますので、一括してお答えをいたします。
 富谷町には富谷町立小中学校職員の安全衛生管理要綱が制定されております。従事者の健康・安全管理のためにも労働安全衛生管理体制が必要であると認識しております。
 15番。現在、1名おります。昨年度は2名です。
 それから、16番目につきましては、生命の尊厳につきましての見解は差し控えさせていただきたいと思います。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) これより、佐藤聖子君の質問は一問一答により行います。15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) それでは、2問目の被災者の医療支援のところでお尋ねをいたします。
 昨日あったとおり、一部負担金については継続するということになったわけですが、この平成25年3月まで、今年度ということですが、それ以降についても継続すべきだと、そのように考えるわけです。この点についてはどのように町が考えているかお尋ねいたします。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 今の内容については課長対応とさせていただきます。

議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) これについては今後の国の動向を見ながら判断してまいりたいと考えております。

議長(浅野幹雄君) 次に、長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 後期医療費のほうも同様に国の動向を待って、あと介護のほうの動向も注視しているところでございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 富谷町での前回、大規模半壊などもあるわけですが、ほかの自治体から避難してという方々もたくさんいらっしゃるわけで、これについては富谷町が新たな負担がふえるというお話でしたらこれは継続すべきだと。もちろん国がやるべきだとは思いますが、それにしても町が単独でやるべきではないかということを求めていきたいと思います。そして、動向を見るとおっしゃいますが、それでは私が質問のところで申し上げました生活再建がもうできているという考えに立っての判断になるのでしょうか、お尋ねします。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 申し上げたとおりでございまして、現状を総合的に勘案して町で単独で次年度以降取り組める状況にないということでございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) ただいまのは一部負担金について答弁を求めたわけですが、国保税とそれから後期高齢者医療の保険料、介護保険の保険料については、平成24年9月、つまり今月で打ち切るということになりますが、そういうことで正しいでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) 保険税等につきましては9月で終了ということでございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) そういうことになりますと、先ほどお話がありましたけれども、費用は住民税の減税、条件にもなりますけれども、住民税の減税をするということがあってと。新たな負担があることでやることができないということですが、石巻市はこれまで住民税の減税はしていたのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) ちょっと今その資料を持ってませんので、後でお願いします。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 実は、この一部負担金について石巻市が継続するということがありまして、そして、その住民税の減税についてもする方向だということを聞きました。そうしますと、その住民税の減税がこの時点で行われるとすると、国からの何がしらの財源の手当てというものが町に対してあるということなのか。それについては確認できているでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) ちょっと今の内容をもう一度。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 保険税、国保税については住民税の減税をしている自治体だけが対象となるということがあります。これまでは塩竈市だけが住民税の減税をしていたということがあったわけですが、今回、石巻市も住民税の減税をすると。そうなると、今の時期からやっても国保税を減税したときに国からの財源の手当てといいますか、そういうものはあるということになるのでしょうかということです。

議長(浅野幹雄君) よろしいですか。

税務課長(内海壮晃君) ちょっと対応違うかもわからないんですけれども、石巻市が国民健康保険税の減税を行うかどうかという点につきましては、現在、9月4日で捉えている情報によりますと、石巻市は行わないというような情報を捉えています。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 一部負担金については継続するということでいいですか、石巻市の場合です。

議長(浅野幹雄君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) 石巻市は行うことになってございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 私は、国が被災者に対して、復興はまだだし生活再建だってまだだから国が本来であればやるべきだということはもうそのとおりだと思いますし、そうであってほしいし、そうでなければならないと思っています。だけれども、一部負担金についても、最初のところは免除する財政規模が給付費総額の3%を超えていることは条件だとなっていたわけですが、富谷町はこの条件はクリアできていたのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 10月以降の要件でございますね、それは。それについては3%をクリアしているということでございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) なかなか高いハードルを突きつけてきたわけですが、それでも富谷町は3%を超えていたということと、国からの8割、県が2割を持ち出すということで一部負担金は免除になるということになりましたけれども、しかし、これをやはり町独自にやっていくということが必要だと思うわけですね。
 それで伺いますが、国保税ですが、町単独で国保税と介護保険料、後期高齢者、これをとりあえず平成25年3月まで一部負担金と一緒のところまで延ばした場合、幾らこの予算額で必要になるのか。国保では幾らなのか、介護では幾らなのか、高齢者では幾らなのかということをお尋ねします。

議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 23年度の実績で保険税減免で3,200万円ということでございますので、同額程度のものがかかると。ですから、10月以降であればその半分ということで1,600万円というような計算になると思います。国保税に関しては以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 後期のほうでございますけれども、10月以降のところで1,100万円程度でございます。あと一部負担金のところでございますけれども、実績によりますと大体月50万円程度というふうなところで見てございますので、6カ月だと300万円というところでございます。

議長(浅野幹雄君) 介護保険料はいいですか、後期高齢者の分だけで。

長寿福祉課長(安積春美君) 失礼しました。先ほどの保険料ではトータルで1,100万円、介護のほうが850万円程度、後期が330万円程度というようなところでございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) これだけのものを富谷町が何とか工面できないということではないと思うんです。それで、みんなの合意が得られるかどうかという話になるかと思いますが、しかし、一部負担金と一緒にここで延ばすという継続させるということが私は町民としても納得するものではないかと思いますが、これについて決断をすべきではないかと思います。決断をするように求め、質問します。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 富谷町では工面できないわけではないということでありますけれども、どのような根拠をもっておっしゃるのか。我々は総合的に他町村の状況とか国との状況とか、さまざまな状況の中で、きのうきょう結論を出したわけではないというようなことでございます。十分ご理解をお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) この問題の最後になりますが、先ほどから申し上げているように、本当に1000年に一度というときですから、国に対してたびたび今までも被災3県で要請しているわけですが、たびたび国に対して引き続き要請するように求めますが、その考えをこれからどのように行おうとなさっているのかお尋ねします。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) どのようにということでありますので、しっかりとあらゆる可能性を考えてございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) それでは、いじめの問題についてですが、かなりのところで出され尽くしたかのように思いますが、一番最初にお話ししたいというのは子供の自殺・自死、これを本当に今回でおしまいにしてもらいたいと誰もが思っていることだと思います。そのためにどこを責めるというのではなくて、誰もがそのことを最後に、ショックのことを最後にしようという立場で考えていきたいと思います。したがって、富谷町の教育委員会についても学校現場についても、諸先生、職員方についても同じような思いで対応してほしいというのが私の思いです。
 いじめというものについてですが、私はこの防止というのは本当に心とか、それから命について大人と一緒に考えること、そして誠意を語ること、信頼をし合いながら話し合うことが一番重要だと思っています。この点については教育委員会としてはどのように考えているでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 議員と全く同じでございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 今回の大津の事件の中でけんかだということで先生はもうおさまっていたからということになっていたわけですが、きのうの答弁の中にも、からかいだったということがありました。なかなかそのからかいとか、今の言葉でいう「いじられキャラ」というのがあって、そこのところの見分けが非常に難しいと思いますが、これについての判断といいますか、指導については具体的に富谷町はどのように考えて、どのように行おうとしていますか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) もののケースがやはり子供たち、たくさんの子供たちが集団生活しているというのが学校でございますので、いろんな状況がございます。そういうからかいなのか、それがいじめに発展するものなのか、単なる本当に子供たち同士がふざけ合っているものなのか、その辺のところは一番現状を把握するのは学校の中でも担任であり、またそれから子供同士なわけですね。ですから、その子供同士の子供のほうからの情報を集めたり、それから一人一人の子供をしっかり観察しながら担任はやっていく。それが学校の担任の主な仕事の大きな一つの責務でもございますので、その辺はやってもらっているという認識でおります。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 大津の事件の中にもありましたが、4人が非常に仲のいいグループだったと。1人がいじられキャラであったと。そこのところで、だけれども、いついじられキャラがAからBに移るかもしれないというのが今のその子供たちのやり方だということが報道されています。この点について町の教育委員会としても同じような認識でありますか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) そうですね、学校においてもきちんと本当に遊びであるのか、それがいじめに発展する要素というのが本当にないのかどうかということの見きわめというのが大変大切でございますので、先ほどから繰り返しておりますけれども、担任はその辺は高い問題意識をもってやっていると思います。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 担任の先生が、うちのクラスにこんな子供がいるとか、今こんなことがあるようだとか、何か問題行動を抱えているだとかということが教師の間で学校間、あるいは学年間の中でみんなが共有できるような学校の現場状態になっているでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) それに努めるのが管理職の大きな仕事でもございますし、中間層の人たちの大きな役割もそこにあると思います。どこの学校も風通しのいい組織づくりということを心がけているというふうに認識しております。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 先ほど申し上げましたが、東京都の教育委員会が教職員会議のときに挙手だとか採決をするなというようなことがあったというこの事件については、教育長あるいは教育委員会としてどのような認識をお持ちでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 東京都のことまではちょっと見解は差し控えさせていただきます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) そういうことをしたらば、学校間の中で教職員の信頼関係がつかめない、意思疎通ができなくなるということで反対をした先生が訴え出たという事件です。私は本当に教職員の信頼関係、さっき教育長がおっしゃったように風通しのよい学校をつくっていくことが重要だと思っていますが、片方で教員評価制度というものがありまして、これについては資質の向上のためにある一定程度は必要だというふうにおっしゃいましたが、それが功を奏しているということは富谷町の町内の中にはあるでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) ここまで教員評価制度は教員の資質向上を目指すための施策であるということは町内の教職員は認識しているというふうに思っております。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 東京大学の佐藤 学先生のお話で、学校の共同体づくりということを提起されて実践されている先生がいることはご存じかと思いますが、そのことで子供たちも、きのうの話の中にもありましたけれども、いじめの問題のところには格差社会と、それから学力の低下みたいなものが本当に混ざり合っているというのが現状だと思います。そのときに子供たちと一緒になって学ぶということが必要なわけで、ある本の中では、教師集団が教員評価制度のもとで日常的に緊張を強いられヘルプを出しにくい状況もいじめが多発・進行する要因になっていると、こういうふうに言っているわけですが、私とすれば教師集団が大きくなる、教える力、学ぶ力を持つということであれば、佐藤 学先生のような実践が必要だと思いますが、そのことについてどう思っているか。そして、その教員評価制度が日常的に緊張を強いられるようになっているということについては、そういう認識はないということなのかお尋ねします。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) まず、教員の評価制度が日常的な緊張を強いられているというふうな認識はしてございません。先ほどから申し上げますとおり、実はこれ私事になりますが、県の教育委員会が実施したのは平成18年、そしてその前の2年間、16・17年というふうに試行して18年度から正式に立ち上げた、宮城県はですけれども、制度で、ちょうど私まだ学校におりましたので、この立ち上げから、その前段階からよく体験しておりますけれども、本当に教員が、議員が心配なさるようなこのことによって学校がそのような緊張を、ぎすぎすした人間関係になったという体験は全く持ち合わせておりません。
 それから、もう一点、佐藤 学先生ですが、実は昨年度当町で教育フォーラムの中で講演をお願いしまして、全教職員で約3時間の講演を聞きました。私は個人的にも知っているということもありまして、当町での教職員への教育フォーラムが実現しました。この佐藤 学さんが提唱しております「学びの共同体」というのが正式な名前なんですが、これについても現在、実践しようということで前向きに取り組んでいる学校がございます。11月にはその学びの共同体を先行的に先進的にやっている岩手県の水沢のほうに校長会全員で、私らも含めまして研修視察という計画も現在持っております。ですから、町内においていわゆる教員も子供も一緒のこの学びの共同体というのを間もなく実現していくのではないかという期待を持っております。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) そうしますと、学校の中は非常に風通しがよくなっているということだと思うのですが、そういう中で今後の新しい学びの共同体の取り組みも進んでいくだろうと。大変期待をするところですが、しかし、やはり学校の教員は忙しいということがあるかと思います。それで、勤務時間は学校の先生というのは何時から何時までということになっているのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 勤務時間に関する取り決めは、校長がその勤務の割り振りというのをつくる権限がございますので、各学校において定めているというふうに思います。7時間45分の勤務時間の中で各学校が定めているというふうに認識しております。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) その中で学校に出てきて学校から帰ると。大体それの中に時間でおさまっているものでしょうか。現状です。どうでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 私も次長もそうですが、長く教育現場にいる者は、なかなかその7時間45分、前は8時間でございましたが、8時間の中で全ての業務が常に完了しているということではないというような体験は持っております。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) いろんな本を見ましても、やはりほかの先生、町内の先生、あるいは町外の先生から話を伺いましても、非常に忙しいんだと。休みもなかなか、1日のうちの休憩時間もなかなか難しいというようなことも言われております。そのときに何がそれを忙しくさせているかということでいいますと、さまざまな課題がいっぱいあって報告書もいっぱいあると。それで、子供たち、児童生徒が先生こんなことをしたいと言うのであれば力も入るんだけれども、言っちゃ悪いんですけれども、上から教育委員会からおろされてきたものについてせっせせっせとこなしてと、こういうことも言われているわけです。この点についてはそういう認識はあると思いますか、これは全く違う誤解だということだと思いますかお尋ねします。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 実は県の教育委員会が、その多忙化も含めた学校マネジメント支援に関する調査研究というものを調査研究をかけて、それでその報告書というのを22年の3月にかなりボリュームのある形でまとめております。その報告書の中にも、今議員が指摘したようなことが出ております。いわゆる小学校の多忙の原因という項を見てみますと、今議員が指摘した各調査や照会の回答というのがその多忙の原因になっているというふうな回答があります。ですから、私らもやはりこの県の報告書に沿った認識はございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 休みについても、きちんと出たものについては割り当てで別の日にというようなものは町内うまく休みがとれているでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 勤務時間の割り振りについては、これはきちんと規則がございますので、その規則にのっとってやっているというふうな認識でおります。各学校ともやっているという認識でおります。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 先ほどの労働時間の管理、勤務時間の管理といいますか、普通の言葉で言うと勤務時間の把握なんでしょうけれども、それについてはタイムカードでなくても今の方法でも十分だというお話でしたが、しかし、やはり実際に町内の先生からお話を聞いたときに、十分ではないという認識を持っている人たちもいまして、それだったらばタイムカードで学校に来ました、帰りました、というようなものがあるだとか、それから休日なのに出勤しましたとか、そういうものができるタイムレコーダを設置してやるべきではないかと思うのですが、それをしないという理由は何なんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) おおよそ今、町内の小中学校の教職員というのは350名ほどおります。現在のところは自己管理というものが主な方法で、1人ずつ自分の勤務時間を自分で管理してそれを学校長のほうに提出すると。それで学校のほうから私らの教育委員会のほうにそれが毎月上がってきております。ですから、現在この案で、議員のおっしゃるとおりタイムカードが必要というのも350人の中にはいるのかもしれませんが、私らのほうにはそういうことをぜひ実現してほしいという声は届いてございません。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 普通の会社勤めの人だとか小さな事業所などでもタイムカードで管理をしているのというのは普通の話なんですね。今は休憩で出ましたとかというのもちゃんとデータが出て給料計算にも反映させられるようなタイムレコーダもあるようです。私はこのほうがすっきりしているんだと思いますし、勤務時間が40時間を超える100時間までなってしまったという例があったりしたときに、先ほどお話をしました登米市での先生の自殺みたいなものもつながるわけで、そういうものは現実のものとしてするべきではないかと思います。これをしないというのは教育委員会が何かを隠そうとするということにつながるのではないかとさえ思うわけです。これについては検討すべきではないですか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 何も隠そうとはしてございません。現状で十分だという認識でございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) それでは、そのタイムカードで管理するように求めて、次の質問に移ります。
 教育相談室の活用はきのうから随分言われました。そして、教育相談室、心の相談室の実績報告書も今回の中にあったわけですが、この中で教員の報告がかなり多いなということが目につきましたが、これについてはどのようなことがその相談の中にあるんでしょうか。個人のプライバシーにかかわることではお話をしてもらわなくていいわけですが、どういうことで教師が相談をしてきているのかお尋ねします。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) その室長を兼ねてます小山次長のほうからお答えをします。

議長(浅野幹雄君) 小山教育次長。

教育次長(小山直樹君) 主に聞いている内容としましては、結局クラス内に課題を持っている生徒さんであるとか、あとはそれへの対応について教育相談員のほうにアドバイスを求めるというケースが多いというふうに報告を受けております。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 私は、いじめの問題はみんなで本当に一番最初にも言いましたように今回が最後になってほしいなと思うわけです。そして、その小さいことでも芽を見たらばなぜなのかと。そういうことで一番力になってもらわなければならないのは教師集団だと思っています。そのときに確かに家庭でやるべきことたくさんあります。地域でやるべきこともあると思います。しかし、学校に行っている子供たち、学校の先生の中で何とかそれを早く見つけ、そして子供たちに信頼を置きながら事実はこうなんだということを話をしてもらいたいと思うわけです。そのために具体的に今後、学校生徒・児童に対して町独自のアンケートを実施するのか、それを最後にお尋ねします。

議長(浅野幹雄君) 小山教育次長。

教育次長(小山直樹君) 教育長のほうでも申し上げてございましたけれども、アンケートという調査も一つの方法であると認識しております。各学校等でも全て12校におきまして今後実施する予定というふうに伺っておりますし、あとは回数等につきましても、月に1回は県で推奨しております簡易アンケートという形で努力してもらいたいと考えております。ただ、最初に申し上げましたとおり、アンケート調査というのも一つの手段でございます。それで全てが把握できるとは思ってございませんので、教師の観察であるとか、それから観察というのは該当する子供の観察も大切ですし、その周囲の子供の観察というのも含めて、教師集団として対応していくことが大切だというふうに考えてございます。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。

7番(浅野直子君) それでは、通告に従いまして質問をさせていただきます。コンビニにおける証明書等の交付について質問いたします。
 今、全国で商店街の衰退や郊外型店舗の拡大が進み、いわゆる買い物難民と呼ばれる住民層が増加する中で、重要な生活インフラの一部としてコンビニエンスストアが深く密着しています。富谷町内にも十数軒存在し、多様化する住民生活にコンビニエンスストアはなくてはならない存在となっております。
 現在、一部自治体で実施されている住民票や印鑑証明書などのコンビニ交付サービスは、交付業務を委託する自治体が発行する住民基本台帳カードを利用してマルチコピー機から住民票の写し、各種税証明書などを入手することができるシステムです。2010年2月より始まりましたが、セブンイレブンのみの参入で本年5月現在、46市区町村で交付業務がなされております。その後も普及が進んでいるようですが、全国の7県、例えば青森県や四国4県などにセブンイレブンの店舗がないことなどもあり、普及がおくれた要因もありました。しかし、来年2013年春より業界2位のローソンと4位のサークルKサンクスの参入が決まり、参加自治体も大幅に増加することが見込まれます。コンビニ交付サービスは自治体の窓口が開いていない休日や朝6時半から23時まで利用ができ、住民が必要なときに必要な場所で利用できる最大のメリットだと考えます。また、このサービスにより住基カードがさらに身近な存在となり、普及効果もあり、住民に対する行政サービスの向上と窓口業務負担の軽減、さらにコスト削減の効果にもつながる施策だと思います。
 ちなみに、ことしの8月より大崎市でコンビニ交付サービスが始まりました。
 市制に向かう富谷町として、住民中心の利便性を生かした豊かなまちづくりの一つにコンビニ交付サービスは必要であると考えます。今回の広報にも掲載されていました町長への手紙に30歳男性の質問にコンビニで納税できないかという内容があり、町長の前向きなご答弁を読ませていただきました。がしかし、多様化する住民の生活には少しでも早い対応が望まれます。税収面においても年金や自動車税はもとより、コンビニで支払いができるわけですけれども、町税に関するコンビニ支払いも可能にすることで収納率のアップにつながると思います。
 現在、このサービスを行っている滋賀県愛知郡愛荘町のコメントには、自動交付機によるサービスに比べて導入コストが安いこと、運用面の人的負担もほとんどない。また利用者からは、利用時間が長く町外での利用ができ、操作方法も簡単でセキュリティーも高いという評価をしているとありました。
 千葉県市川市でも、ここは導入になりましてからすぐやったところなんですが、今回の大震災で窓口のサービス停止を余儀なくされたけれども、全国のデータセンターで運用されるコンビニ交付サービスはとめることなく運用ができましたというコメントです。
 平成22年に同僚議員より質問がなされていますが、あれから2年余りたちました。コストの問題等あると思いますが、どのような経過をたどっているのか。そこで次のことを質問させていただきます。
 1、町民にとって利便性は高いと考えるが、住民票、印鑑証明書などのコンビニ交付サービスの実施についてどう考えるか。
 2、住基カードの普及も拡大すると思うが、現在の普及率は何%なのか。
 3、納税においてコンビニ収納が可能になれば、収納率は向上すると考えるが、実施について問います。
 次に、認定こども園の推進について質問します。
 団地開発の進む富谷町は、若い子育て世代の著しい増加に伴い、子育て支援の環境も大きく変化しております。基本的には幼稚園は4時間、保育所は8時間の保育を行い、ほとんどの私立幼稚園では時間外を預かり保育として実施しております。町の対応も保育ママや施設の新設計画など積極的に取り組んでいただいておりますが、しかし、国の子育て支援の施策で認定こども園の推進が図られています。
 その内容は、認定こども園の認可幼稚園と認可保育所とが連携して一体的な運営を行う幼保連携型、認可幼稚園が保育所的機能を備えた幼稚園型、認可保育所が幼稚園的な機能、幼児教育を備えた保育所型、そして認可のない地域の教育、保育施設が認定こども園として機能を果たす地方裁量型の4つのタイプが認められております。
 幼稚園の教育と保育所の保育機能をあわせ持つ施設、幼保一体の認定こども園の最大の役割は、待機児童の解消や保護者の就労の有無にかかわらず、同じ施設に子供を預けることができる。保育所型でも学校教育法に基づく教育が受けられ、幼稚園型でも長時間保育が受けられるので施設の選択肢がふえる。子供が通園していない家庭でも育児相談などの子育て支援が受けられる。このように子育て家庭に大きな役割を果たすものと考えます。
 2006年10月より開始され、現在、全国で911カ所あります。公立では182件、私立では729件で、幼保連携型が486件と半分以上を占めております。利用者からの評価も高く、拡大を望む声も大きいと新聞報道にもありました。
 私も安住議員と一緒に認定こども園にお伺いをし、施設の機能や現在の状況など、さまざま伺ってまいりました。
 国政においても、衆院で可決されました認定こども園法改正案が示され、窓口業務の文科省、幼稚園関係、厚労省、保育所関係の二重行政の一元化や財政支援の強化なども打ち出されておりますので、本格化すればもっと拡大すると考え、次の質問をいたします。
 1、町の待機児童の状況はどうですか。
 2、認定こども園の町立幼稚園への推進、町内の私立の幼稚園への働きかけを問います。
 3、泉区に認定こども園があり、富谷町からも園児が多数通っておりますが、補助金などはどのように対応していますか問います。
 4、泉区の認定こども園の預かり保育料は1カ月、仙台市民は5,000円です。富谷町民は1回600円で格差がありますが、町民への補助などの対応は考えているか問います。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
 最初の1つ目でありますけれども、コンビニでの証明書交付ということであります。
 本町では町民の利便性の向上と行政事務の効率化を図ることを目的に、従前からコンビニ交付サービスの実施に向けて情報収集を行い検討を重ねてまいりました。このたび、システムが大幅改修されたというふうなことで、その可能性も広がってきたところでございます。
 細かい経緯については後ほど担当からこれにつなげてお話を申し上げます。
 2つ目の住基カード、このような住基カードをもってコンビニ収納というふうなことになれば、一定の住基カードの普及につながると。そのとおりだと思います。
 現在の普及率は2.93%という普及率に、24年7月末現在というふうなことでございます。24年の、今年ですね、直近のです、24年7月末現在のデータです。
 なお、参考までに、24年3月31日現在の交付状況というふうなことで、県内見回してみますと、交付枚数に占める非交付率ということでいえば上位10番目のようです。人口に対する交付率というふうなことで率を取り上げてみますと、上位7番目です。交付枚数の面では上位10番目というふうなこととなります。全て枚数をそれぞれに除した場合にというふうなことで、今のようになるということです。
 次、3つ目、収納率向上をというふうなことでありますが、先ほどの町長への手紙の趣旨は、自動車税と軽自動車税を納めるに当たって、宮城県では自動車税がコンビニ納付ができるようになったということでスタートしました。しかし、町に納める軽自動車税はそういう納付方法がとれませんねというふうなことでコンビニ納税できませんかと、こういう趣旨の手紙でありました。確かに同じ自動車、軽ながら県に納めるものはコンビニ、町はそれぞれ納付場所、あるいは口座振替の方法でというふうなことになりますので、そこに利便、あるいは不便さという面は否めないというふうに思います。
 税はそれぞれ税目、町に収納いただく税金をもって我々の歳入の大きな柱とするわけでありますので、大変大事なものでございます。税収額と税収コストというようなあたりも勘案しなきゃならない。徴収コストの中には初期の投資というふうなのと1件当たりの収納手数料というふうなことも考えなきゃならないという問題があります。もう一つは、利便性の向上という、場所が多くなる。コンビニはとりわけそういう意味で何につけても便利だということ間違いないところでありますので、利便性は向上することとあわせて、先ほど申し上げましたコスト面の件と、もう一つは収納率との関係はどうなるかと。一説、収納率には余り影響ないのではないかというふうなことも言われているところです。恐らく一面の真理かもしれませんね。ですから、そういう意味で多方面の検討が必要であるというふうなことで、現状まだその途上にあるということであります。
 富谷町におきましては納付場所は銀行から金融機関等、町の本庁、出張所というようなことからすると16カ所ということになります。役場・出張所6カ所で取り扱っているというのも恐らくこの周辺ではないんです。そういうふうなことも含めて、他の自治体とは単純には比較できない要素もある。さらにまた荘内銀行がありまして、こちらのほうは場所、ジャスコ、イオンの中だけだというようなことは、これはイオンだけですね。明石台は2店舗ですね。失礼しました。2店舗において年休無休、365日休みなしに夜7時までというふうなことで、これまたほかにない納付場所の豊富な、他と単純に比較できないほどの納付場所の多様さという面では現状あるのではないかなというような認識でございます。
 その次、認定こども園につきましては、待機児童については申し上げておりますので、必要ならば後ほどまたご質問いただきたいと思います。
 2番目については、認定こども園につきましては平成18年、就学前の子供に関する教育・保育等の総合的な提供の推進に関する法律に端を発します。現在、県内では10カ所の認定こども園が設置されていると。しかし、今回の認定こども園法の一部改正が行われました。しかしながら、その詳細については現状示されるものはないという状況です。改正内容を十分に検討して質問の趣旨に合わせて検討してまいるということといたします。
 3番目、4番目については担当から答弁をさせます。

議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) それでは、私のほうからコンビニ交付導入の検討の経過的なところをお話しさせていただきます。
 まず、平成22年の2月2日から、議員の話にもあったとおり、東京都渋谷区、三鷹市、千葉県の市川市、こちら3団体が先行団体として試験的に始まりました。そんな中で東北では4月6日から相馬市が導入をして現在に至っております。現在は8月1日現在で大崎市が参加されたということで、全国では56の団体が加入してございます。富谷町としましても、22年の5月17日の政策企画会議を1回目として町内で検討を重ねてきたところです。
 当初は住民票と印鑑証明の2つのメニューで実施されておりました。その後、戸籍証明のほうもこれにメニューとして加えることが可能だといったところが、その後、地方自治総合情報センター、こちらの拠点なわけですが、そういったところで開発が進められてきたところです。その後、議員のお話もありましたように、最近では税証明とか戸籍の付票とか、そういったところも十分開発の結果可能になってきているというようなところがございます。また、来年4月からはローソンとサンクスがコンビニとして参画するということもご案内のとおりでございます。
 そんな中で富谷町としましても住民票、あるいは印鑑証明のニーズが大分多いものですから、そちらに向けて行政の効率化という観点からも十分有用性とその効果については議員と同様に認識しているところでございます。そんな中でやっぱり費用のほうがどうしても初期導入が4,000万円から、そのメニュー次第では6,000万円とか大きな費用がかかるのも事実でございます。また、負担金とか保守料のランニングコスト、こちらのほうも400万円前後かかるというようなところが現状でございます。そんなところで財政負担が今のところ導入の難点というようなところになってございます。
 しかしながら、メニューの開発とか参画コンビニの拡大もされつつありますし、そんな中で費用なんかもだんだん安価になってくるだろうという期待も持っているところでございますので、今後、そういった普及の状況、あと開発の状況を見ながら、効果的かつ効率的なコンビニ交付導入に向けて前向きに検討してまいるというような状況でございます。

議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) それでは、問い3についてお答えいたします。
 泉区の認定保育園ということで、明石南にあります認定保育園かと思われますが、ここは幼稚園型の認定こども園で、幼稚園に保育園が併設されているというような形になっております。保育園は仙台市の認証保育園となっておりまして、富谷町の認可外保育園保育料補助金の対象となっております。該当する保護者に保育料の一部を助成しております。また、幼稚園につきましては幼稚園就園奨励費補助金の対象となっておりまして、保護者に幼稚園授業料の一部が助成されている状況でございます。
 問い4につきましては、仙台市ではことし24年度から、仙台市に住んでいて就労している幼稚園に入園して預かり保育を利用する場合、保護者の方があくまでも就労しているという条件ですが、預かり保育利用料を月額5,000円以下とするという制度を実施しております。この認定こども園ではこの制度を導入いたしまして、仙台市民は5,000円というふうな形になっているような状況でございます。町立の幼稚園の預かり保育料を幾らですかというところであれば、日額550円、月額8,000円となっている状況になっております。また、富谷町私立幼稚園預かり保育に対する助成金というのがありまして、町内にある私立幼稚園に対しまして学校教育課で助成を行っております。このような状況になっておりますので、幼稚園の預かり保育料につきましては教育委員会と協議・検討させていただきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 待機児童の状況はいいですか。聞きますか。
 はい、待機児童。子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) それでは、町の待機児童の状況でございます。
 過去5年間の4月1日現在の待機児童の状況でございます。平成20年度は47名、平成21年度は66名、平成22年度では48名、平成23年度では40名、平成24年度では45名となっております。

議長(浅野幹雄君) この際、午後2時10分まで休憩をいたします。

午後2時00分 休憩

午後2時10分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 7番浅野直子君。

7番(浅野直子君) 先ほどの答弁に対してですけれども、住基カードの普及が何か思ったよりも大変数字が小さいんですけれども、それでも県内に対しては上位のほうであるということに少しびっくりしたんですが、この住基カード、もっともっとこれからいろんな意味で普及されると思うんですけれども、自治情報センターの提供する事例等を参考にしていただきながら、普及のほうをもっとお取り組みをあわせて積極的な提案等をお願いできればなと思っております。そのことも質問といたします。
 そして、納税に関しまして先ほどの町長の答弁の中にありましたけれども、確かにコストがさまざまあるんだろうと思いますが、軽自動車の納税、一部だけでもというふうになってくると、そこだけというわけにはいかないというのはあると思いますが、住民にとっては何カ所でもその支払い方法は大いにあって結構なわけで、そういったことも前向きに検討していただきたいと思っておりますが、そのこともあわせてお願いいたします。
 そして、認定こども園につきまして、先ほど2番目のところなんですけれども、県内10カ所というようなところで、町立の幼稚園等の推進等、いろいろ質問させていただきましたが、この認定こども園の中には公立と私立の連携をとって、そこで働きかけて認定こども園とするというようなこともそれは可能であるというような文言も入っておりますので、町民にとって一番やっぱり子育ての環境といいますか、支援する側として行政の側としていろんなポケットがあってもいいのではないかと思いますので、そういったところの計らいは、これからの働きかけというのはどういうふうに、これでしないのか、するのかというところもちょっと聞かせていただきたいと思います。
 そして、3番目の先ほど補助金のところでのお話がございましたけれども、富谷町は一律上限1万円というようなことでうたっておりますが、ここの認定こども園に関しまして、例を言いますと、仙台市民1歳児は5万3,600円で富谷町民が7万5,000円ということで格差が2万1,400円あるわけなんですね。それはそれとして、仙台市の認証であるということもあるんですが、ここに格差が2万1,400円あると。上限が1万、最高でいただいて、そのほかに奨励のこともありますけれども、ただやっぱり毎月のことですので、少しでもこの上限1万というのをもう少し幅広いものにできないかということの質問をさせていただきます。

議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 住基カードの件ですけれども、先ほど町長が答弁申したとおり、富谷町の住基カードの人口に対する交付率は、県内で7番目の順位です。1番目がちなみに塩竈市、2番目が名取市、塩竈市が6.28、名取が5.54%、これが3月末現在での状況です。これはいずれの1位、2位の市は独自の自動交付機を持ちまして、そこで住基カードを使ってやっていらっしゃるというふうな自治体です。それ以外、仙台市なんかですと、市民カードという別のカードがあって、自動交付機も当然あるんですが、そちらでもっても利用できますから、仙台市でもその住基カードを使ってという部分では、市民カードで自動交付機使えますので普及率はまだまだ低い。富谷町の2.85%、3月末で2.85なんですけれども、それでも7番目の順位を占めている状況なんです。
  普及率を高めるための施策としまして、やっぱり多目的利用という部分が住基カードの普及のためのキーワードなんですが、その部分で直接住民の方にその効果が伝わるには、具体的な利用メリットがないとなかなか普及につながらない。そういった面では現在ですと、身分証明書、写真つきの住基カードは身分証明書になりますよということで富谷町としては広報にも年何回か掲載してまして、加えて無料ということで普及に努めております。今後、コンビニ交付という部分で導入というふうに至れば、当然ながら具体的なメリットがそこに生まれますので、普及率も加速度的に上がってくるものと期待しているところです。そんな中でコンビニ交付については住民票、印鑑証明にとどまらず、可能な限り税証明とか戸籍の証明とか、たくさんのほうに広がりを持った中で開発のほうを研究しながら検討を進めていきたいと思っております。

議長(浅野幹雄君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) 今、議員からありました軽自動車だけでもというお話で、町長の先ほどのお話にありましたように、手紙いただいた方もそういった自動車税につきましてはコンビニでもう既に納めておられて、軽自動車もそういったことができるのかなと思ったときにできなかったということで、この点につきまして税務課の中で検討しましたけれども、まずコンビニ収納をする際にコンビニのそういった収納委託業者との契約等もありまして、なかなか1税目だけということになるといろいろ問題があります。収納方法の多様化ということで利便性向上にはつながるものの、その向上したことによる税の収納率の大幅につながるかということになりますと、これまで一般の銀行等で納めていた方が、時間的・場所的にどこでもいつでも納められるという利便性でそちらに移行される方が多くなりまして、銀行等であれば窓口で納付すれば手数料等はかからないんですけれども、コンビニを利用していただきますと手数料として、今現在いろんなところを調べたところの中からですと50円から60円程度、1件当たりかかるようになります。そうすると、今まで全然銀行等で納めていた場合はそういった費用がかからなかったのが、そちらを利用していただくと、この分、今までかからなかった費用等かかってしまって、税収のほうから減ってしまうというようなこともありまして、ただ、今回、基幹システム移行によりまして、コンビニ納税対応型に納付書なりを変えましたし、時間的にこの次、今使っているプリンターなども交換するようになってきますので、そういった時期を見計らいながら、なるべく早い段階でそういったコンビニ収納のほうに進めていくというような方向で現在やっているような状況でございます。

議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) この認定保育園の推進につきましては、法律がどういうふうに変わって、どこにメリットがあるのかというところが全く見えない状況です。確かに富谷町は待機児童がおりますので、あらゆる制度を利用して待機児童の解消を図りたいと思っておりますので、この一部改正を内容はっきりしてからというふうにお答えさせていただきたいと思います。
 それから、認可外補助金の1万円の額の件ですけれども、こちらにつきましても毎年、申請いただいている方の状況を見ながら1万円というところでそれでいいのかというのを課内で検討させていただいております。24年度も1万円という形で補助を出しているという状況ですので、補助をいただいている方の状況によりまして検討させていただきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。

7番(浅野直子君) 先ほどのコンビニシステムについてなんですけれども、この23年度の実績報告書に汎用的ということで、汎用的システムの導入を取り入れたということで幅広い対応がなされると思いますけれども、いろいろと改修されたということで載っているんですが、そしてコンビニ対応にも多種多様な住民サービスに係る導入コストも大幅に抑制されることを見込んでいるというようなことが書いてございました。ですので、市制に向かう平成28年より早くこの対応をしていただけるかどうか、そのことをちょっと質問します。28年よりは早く対応していただけるかどうか質問いたします。

議長(浅野幹雄君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) ただいまのコンビニ収納の導入時期につきましてですけれども、これにつきましては今言ったようなシステム関係と、もう一つは収納関係で、収納した場合のそういったデータ管理とか、そういったものもいろいろありまして、いつの時期になるかというような明言はちょっとできない次第です。

議長(浅野幹雄君) 1番長谷川隆君。

1番(長谷川隆君) 通告に従いまして、富ケ丘四丁目の歩道補修の必要性について質問いたします。
 歩道補修の必要性は居住環境にも大いに関係するところでありますので、富谷町総合計画に触れさせていただきます。
 富谷町総合計画2009年から2013年の前期基本計画において、町長は、第2章まちづくりの基本方針の中で「居住の場として選択され続けるための環境づくり」を掲げております。富谷町は8月31日現在、人口4万9,689名になりました。目標にしております自立した5万人都市は目前であります。富谷町は、周辺の町村、大和町や大衡村に大企業が進出し、また、大都市仙台市に隣接するというまさに地の利に恵まれた町であります。それゆえ、近隣の町村の住民からは富谷町は黙っていても人口がふえていいねとうらやむ声も聞こえます。
 しかし、これは大きな間違いであります。何もしなくても、努力なくして黙っていても転入による社会増や出生による自然増で簡単に5万人都市になれるわけではありません。人は転入者はどの町に住むかよく考え、他町村と比較検討し、さまざまな条件の中で最終的に住む町を選択し、決めていくのであります。人口増加中の富谷町は、まさに他町村との比較検討の中で転入者に選ばれ、居住競争に勝ったのであります。
 私はこの居住の場として選択され続けるための環境づくり、選択され続けるという現在進行形の文言、表現に感銘を受けております。この文言、表現に富谷町のまちづくりに対する町長の強い決意と未来に向けて職員のたゆまない努力を感じるのであります。
 私たちは一生のうち何度も家を新築するわけではありません。限られた予算の中で子供の教育を考え、学校へやり、また生活を考え、買い物や交通の利便性、そして老後の環境を思いめぐらし住所を決めていきます。町内においてもこの町内、あの町内がいいねと富谷町民にやはり同じように比較検討され、選択され、移住地が決められていくのであります。
 さて、富谷町総合計画の中で「快適で潤いのある居住環境の整った町に」という文章、17ページですけれども、町長は「既存の住宅地については道路や公園の整備と維持管理を進めながら住み続けたいと思える居住環境づくりに努めます」と、既存と住宅地と道路の維持管理に強い決意を示しております。今月の「広報とみや」においても町長への手紙の中で関心のナンバーワンは道路、また交通安全であります。居住環境の中で大きな要素を占めるのがやはり道路であります。私は、既存の住宅地の中で整備されていない1本の歩道がありますので、ここで質問いたします。
 富ケ丘四丁目の歩道であります。ついの住みかとして昭和40年代後半、50年と、ここ富ケ丘ニュータウンに家を建てられた人々、既存の住宅地であります。この歩道に接する道路は、わかりやすく言うならば、日吉台、木村内科から鷹乃杜勾配につながる下り道の歩道、鷹乃杜町内からは上りの歩道であります。路線番号では138番、昭和61年に認定開始されたところであります。路線名、富ケ丘11-1号、番地で言えば富ケ丘四丁目23番地であります。この道路の歩道は片側にしかありません。片方はブロック積みの土手で、ブロック積みの土手の上は富谷町の緑地帯であります。民家・住宅はこの土手の緑地帯の上で歩道に面した家は建っておりません。この歩道は坂道は30センチ四方の平板ブロックが敷き詰められております。しかし、街路樹プラタナスの根による隆起、それに昨年の東日本大震災で隆起、多少波打っております。5センチの段差がある平板ブロックもありました。また、交通標識と思われるポールの跡も1カ所、地上から3センチぐらい出ております。また、この220メートルぐらいの歩道には、歩道中央に7つ、マンホールがあります。そのうち3つは富谷町汚水の標識がついてマンホールであります。マンホールは若干浮き出ております。大変危険な箇所であります。日吉台、鷹乃杜に隣接したこの歩道、この坂の下には富ケ丘ニュータウンのバス停もあります。1日20本とまると私は記憶しております。そして、既存の住宅地は、ご存じのとおり高齢化も進んでおります。バス利用が唯一の交通手段という方もいらっしゃいます。高齢者はなかなか足が上がりません。少しの段差でもつまずくおそれがあります。また、朝夕の散歩コースとして利用者も多く、早急に修理してほしいと地域住民、町内会からも要望が出ております。町内では毎月1回日曜日、町民一斉清掃が朝7時から行われるのは、皆さんご承知のとおりであります。町民総出で家の周りや側溝の清掃も行っております。少しでも居住環境をよくしようと頑張っております。ですから、富谷町も既存の住宅地の居住環境を整備として修理すべきではないでしょうか。そこで、富ケ丘四丁目の歩道補修について4点質問いたします。
 富ケ丘四丁目の歩道、宮城ガス株式会社の前付近ですが、ブロックが長さ762枚、1枚が30センチですから大体二百二、三十メートルの坂道、L字型側溝は破損しております。この件について都市整備課は把握しているのでしょうか。
 2点目、30センチ四方の平板ブロックを敷き詰めている歩道は、地震等で段差ができやすくなっております。大変危険であります。既存の住宅地において富谷町にはほかにこのような古いブロック敷きの歩道はあるのでしょうか。
 3点目、片側坂道の歩道であり、街路樹を撤去した後の長方形のコンクリート縁石もそのままであります。バス停の利用者もあります。しかし、その歩道には点字ブロックがありません。手前で消えております。補修工事をするべきと考えますが、その計画はありますか。
 4点目、この歩道に限らず、既存の住宅地の道路は傷んでおります。バス通りやメーン通りから一歩裏道に入ると、水道やガス管工事の後の継ぎはぎ道路も多いです。昨年9月から10月にかけての議会において決算審査特別委員会においても道路補修、側溝の有蓋化について質問が出ております。予定を公表したらどうかという質問に対し、現在、東向陽台、太子堂を工事しています。富ケ丘、鷹乃杜、あけの平など年度内の立案を考えていますと答弁がありましたが、これは議会だより155号にも取り上げておりますが、予定表の公表は進んでおるのでしょうか。
 以上4点を質問いたします。
 現在、富ケ丘において富ケ丘公民館、富ケ丘保育所の周辺は側溝整備が進み、大変美しくなっております。また、富ケ丘小学校向かいのローソンから鷹乃杜の通学路が歩道が整備され、広く安全になっております。また、富ケ丘において仙台市に接する泉ケ丘に接する道路2本について今工事が始まっております。鷹乃杜においても防災センター前も工事が行われております。地域住民はそのうちに自分の家の前も修理していただけるのでないかと楽しみに待っておりますが、なかなか進んでおりません。ぜひ広報とみやにおいても舗装状況のPR、また進捗状況、これからの予定を公表してはいかがなものでしょうか。居住環境を住み続けたい町にするためにぜひこれに取り組むべきかと思い、質問いたします。以上です。

議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
 1つ目については、破損状況、今の現状は十分承知しているところでございます。年内に仮の補修をいうことで当面の県の要求も含めて対応いたします。
 2つ目の、30四方のブロック敷き詰め歩道ということで、当時そういうのがブームであったのか、今になってみるとでこぼこ感があってつまずきそうだというような危険な状況はご指摘のとおりだと思います。平板ブロックで舗装した歩道は、9路線と確認をいたしております。富ケ丘、鷹乃杜、太子堂、町下、清水仲、大清水、上桜木、明石台というふうな場所です。しかし、この中でとりわけ富ケ丘の路線につきましては、古い平面タイプのものを使用しているということで、ほかの8路線と比べても大変現状は早期の復旧・改修が望まれるというふうな認識であります。
 3つ目の部分、これもそのとおりでコンクリート枠がそのままでということでありますので、一定の伐採の後、今のような状況になっておりますけれども、仮補修の内容について、でこぼこの平板ブロックを一部撤去してアスファルト舗装とし、街路樹枡に山砂を入れるなどして平坦にすることといたします。
 4つ目、道路補修、側溝有蓋化ということで予定の件、昨年の経緯もそのとおりであります。現状はというふうなことでありますが、どちらにしましても毎年度、進行表が現課で管理しておりまして、現状、残量数というふうなことで言えば55億円程度、いわゆる道路補修と有蓋化に経費費用算出表示がされております。それをそれぞれの場所でというふうなこととなりますので、どの場所が30年後ですよというふうなことは、なかなか示しても現実的な対応にならないということなんですね。したがいまして、一定の町内全域を見渡しながら、危険度を優先し、そしてまた公共性の高いところを優先的にというふうなことの中で何とか1年でも早い改修・整備につなげてまいりたいと思っているところでございます。
 何にも増して、今このような、先ほどの三ノ関に延長する道路工事の件もありましたけれども、国費の、いわゆる国税のこういった地方の道路整備等に向けられる予算は非常に極めて限られたものになっていると。そういう時代に入ってしまったということでございます。
 なお、また先日の新聞にもありますように、国の予算執行も一定量一時支出を抑制するなどという近年にないような取り扱いも、交付税等も含めて一定の制約がかかると。大変厳しい、言葉の上での単にこういったやりとりの場での厳しさでなく、現実的にひしひしとそういったものが迫っている中で町財政運営を進めていくと、こういうふうなところにも十分認識をしながら、何にも増して町民の皆さんが少しでもというようなあたりを留意しながら事に当たっていきたいと、このように思うところでございます。

議長(浅野幹雄君) 1番長谷川隆君。

1番(長谷川隆君) 再質問いたします。
 歩道に面している、200メートルぐらい歩道があるわけですけれども、その土手のブロック積みに関してですが、3月11日の東日本大震災の影響もあって、また古くなったということもありますけれども、クラックといいますか、亀裂がたくさん入っております。以前、ブロック積みの固まりが歩道に落ちておりました。ブロック積みの上は富谷町の緑地帯であります。そして、水を抜く穴にちょうどまた空き缶が入る。空き缶が詰まっております。本当にこのブロックの落下、これもツタで覆われて見えないかもしれませんけれども、相当ひどい状態です。これに対する補修、安全対策は考えがありますでしょうか質問いたします。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 議員おっしゃいましたように道路の上の道路と道路に挟まれた緑地帯ということになっております。鷹乃杜から富ケ丘四丁目ですか、通じまして階段等については、震災後1カ月ほどで復旧させていただいたところですが、ブロック等の詳細にまではまだ手が行き着けていない状況でございます。もう三、四回調査をしておりますが、危険箇所等ございましたら、それも早急に調査して復旧に取り組んでいきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) それでは、私の一般質問をさせていただきます。
 初めに、障がい者就労施設等からの商品購入や業務委託の取り組みを問う。
 障がい者が働く施設からの商品購入や業務委託を優先的に行う努力義務を国や地方自治体に課する「障害者優先調達推進法」、正しくは「国等による障害者就労施設からの物品等の調達の推進等に関する法律」が6月に成立いたしました。施行は25年の4月1日となっております。
 この法律は、国などに対し障がい者就労施設からの優先的な商品購入や業務委託を努力義務とするとともに、毎年度の調達目標と結果を公表するよう定めているものであります。また、地方自治体等に障がい者が働く施設の受注機会増大への措置を実施するよう求めているものであります。
 この法律の目的に、第1条に、この法律は、国・独立行政法人等地方公共団体及び地方独立行政法人による障害者就労施設からの物品及び役務の調達の推進等に関し国等の責務を明らかにするとともに、基本方針及び調達方針の策定、そのほか障害者就労施設の受注の機会を確保するために必要な事項を定めることにより、障害者就労施設が供給する物品及び役務に対する需要の増進を図り、もって障害者就労施設で就労する障害者の自立の促進に資することを目的とするとあります。また、第9条に、都道府県・市町村及び地方独立行政法人は毎年度、物品等の調達に関し当該都道府県・市町村及び地方独立行政法人の当該年度の予算及び事務または事業の予定等を勘案し、障害者就労施設からの物品等の調達の推進を図るための方針を作成しなければならないとあります。
 次、要点を述べますが、その第2項に、調達の目標について定めるものとする。また、第3項に、方針を策定したときは遅滞なくこれを公表しなければならない。第4項に、物品等の調達を行うものとし、第5項に、年度の終了後、遅滞なく障害者就労施設からの物品等の調達の実績の概要を取りまとめ公表するものとあります。このように国や地方公共団体等に障がい者の就労支援のために障がい者就労施設からの商品購入や業務委託を優先的に行うよう努力義務が定められたものであります。
 チャレンジド、これは挑戦という指名やチャンスを与えられた人をあらわす米語であります。障がいがあっても挑戦をする人たちのことであります。富谷町としてもこのチャレンジドの就労支援のために商品購入や業務委託をより一層推進を図るべきと考え、質問いたします。
 1つ、現時点において障がい者就労施設支援のための商品購入や業務委託の実績について。
 2つ目に、今後の障がい者就労支援のための商品購入や業務委託で考えられるものは何ですか。
 3つ目、25年度における障がい者就労支援のための商品購入や業務委託の目標値について。以上であります。
 次、2問目であります。町民の命を守る、防災対策の推進状況を問う。
 間もなく東日本大震災から1年と6カ月になろうとしております。沿岸被災地の建物の基礎だけが残り、何もかもなくなったところに雑草が生えている光景は何とも言いようのないむなしさを感じます。震災までは、ここにもあそこにも人がいて、建物があって、人間の営みがありました。ここに本当に人々は戻ってくるのだろうかと思われました。一日も早い復旧と復興を切に願うものであります。
 さて、8月30日夜明け前の4時5分に震度4の地震がありました。さきの大震災の余震ということでありました。幸いにも富谷町内の被害はなかったようですが、このような地震が再び来ることが予想されております。今後も町民の命を守るために、引き続き防災対策の推進を図るべきと考えます。富谷町は昨年の大震災から町民の生命と財産を守るために防災対策を推進してまいりました。その進捗状況をお聞きいたします。
 1つ目に、家庭菜園等、町民が不安と感じている自家製野菜等の放射能検査体制。
 2つ目に、エリアメールを含めた携帯メールでの情報配信。
 3つ目に、富谷町の東日本大震災に関する報告書の作成。
 4つ目に、総合地域防災計画の作成。
 5つ目に、防災対策の会議への女性の参画。
 6つ目に、ほかの自治体との災害時援助協定の締結。
 7つ目に、災害時要援護者リストの作成とその町と地域での活用について。
 8つ目に、防災行政無線導入の進捗状況について。
 以上8点、進捗状況についてお聞きします。
 それに追加で9つ目、防災行政無線の放送が聞き取ることができなかった場合に、その内容を確認するための防災行政無線放送内容の確認ダイヤルの設置について質問いたします。
 3つ目の質問であります。文化ホールに図書室と青少年ホームなどを併設した複合文化施設の設置をでございます。
 町民からの文化ホールや図書館の建設の要望は多いと思われます。立派な文化ホールは泉区にも大和町にもございます。しかし、規模が大きいため、建設費や維持費が大変なようであります。また、図書館においても同じく建設費も維持費も大変高額のようであります。
 大和町のまほろばホールは平成7年に建設され、客席数は712席、建設費は39億円と聞いております。維持費は人件費を除いただけでも8,900万円ほど毎年かかっているようであります。平成22年に産業建設常任委員会で視察調査をしました福岡県那珂川町は、市制を目指している町でありますが、ここにも図書館を併設した座席数820席の文化ホールがありました。建設費は51億円で、維持費については、きちんとした数字は覚えておりませんが、1億円を超えていたと記憶しております。このように規模の大きい施設では建設費は数十億円で、維持費でも億単位のものがかかっているようであります。
 それでは、富谷町の現状といいますと、例えば成田公民館の大ホールは座席数488席ですが、ホールのつくりは屋内運動場でクラシック音楽の繊細な調べの鑑賞には無理があると思います。少々の改修ではとても対応できるものとは思われません。また、町内にあるほかのホールも同じであると思います。
 先日、浅野直子議員と私は、常盤木学園のシュトラウスホールを見てまいりました。シュトラウスホールは座席数は300席でどんちょうはなく、こじんまりとして、つくりは質素でありますが、クラッシックなどですぐれた演奏家を輩出している学校らしく何ともコンサートホールとしての趣のある品のあるホールでありました。音響効果には十分考慮されておりますが、音響設備は簡素でありました。
 また、同じく一迫のクレーホールを見てまいりました。こちらは平成17年に建設されたもので、座席は300席で、成田公民館のように可動式となっております。音響効果を考慮したホールで、調節室には音響や照明の調整卓の設備もありました。また、このホールには蔵書数約1万8,000冊の図書室と、ホールを囲むように楽屋などにも使える研修室や、写真や絵画などが展示できるギャラリーが併設されております。建設費は何と約6億円であります。運営管理を外部に委託しており、市の職員はおらず、維持費は、図書購入費も含め年間1,500万円ほどのようであります。
 私が考えるところの富谷町の文化ホールについてでありますが、規模は小さくてもクラシック音楽の演奏にも十分対応できるものとして音響効果のすぐれたもの。しかし、そのほかについては華美な装飾やハイレベルの音響機器は備えない。どんちょうも設けないなど、建設費、維持費をできるだけ低く抑えられるものがよいと考えます。座席数も300席ぐらいが適当と考えております。そして、ホールには図書室や青少年が利用できる青少年ホームやギャラリーを併設した複合施設がよろしいではないでしょうか。そして、運営・維持管理につきましてはNPO等の指定管理者での運営が望ましいと考えます。
 いよいよ市制への助走を開始した富谷町。富谷町民の教育・文化・芸術活動の充実を図り、「幸せを実感でき、笑顔輝くあったかい富谷」の実現のため、複合文化施設の建設を図るべきと考えます。
 また、昨日の町長の町政運営の説明で、旧第一給食センターの2階部分を改修し、けやき教室への転用との説明がありました。富谷町にけやき教室が再び開設されることを私も望んでおります。ぜひ強く推進することを求めるものであります。
 旧第一給食センターの建物有効活用を含め、複合文化施設の建設について質問いたします。以上であります。

議長(浅野幹雄君) この際、午後3時まで休憩をいたします。

午後2時50分 休憩

午後3時00分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 安住稔幸君の質問に対し、答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
 
 まず最初に、障害者優先調達推進法、来年の施行に向けてというふうなことでございます。富谷町におきましては法に規定される施設は2つであります。地域活動支援センター、愛称で「TOMOTOMO・YOUYOU」、そして障がい者就労支援施設、愛称で「夢の風とみや」の2カ所であります。
 
 商品の購入につきましては、TOMOTOMO・YOUYOUには、ふるさとまつりで使うランタン用のろうそくづくりを発注しております。23年度及び24年度予定、どちらも同じ個数と額でありますけれども、単価20円の1万個ということで20万円でございます。業務委託としては、夢の風とみやには高齢者の配食サービス、弁当づくりを委託しているところでございます。きのうの行政区長の皆さんの昼食にもなったり、さまざま配食を、弁当づくりに精を出していただいております。23年度実績は1万3,896食ということで、売り上げベースで833万7,000円ということとなります。
 
 次に、2つ目です、考えられるものと。現在、就労支援施設では弁当や木工・皮革小物の手づくり、革製品です。主となっておりますけれども、今後、このような法施行にあわせ、商品開発や事業の取り組みにあわせながら町で必要とする事務、あるいは事業用品を優先購入することで検討してまいります。
 
 3つ目、目標値については、先ほど配食についてはその数でということになります。前年度より3,715食アップしたというふうなことです。
 
 なお、つくり手である障がいをお持ちの皆さんの励みとなるように、温かい心のこもったお弁当がそのまま高齢者に届けられておりまして、大変好評を得ているところであります。障がい者を支えている状況もありますことから、平成25年度はこれまでどおり円滑な業務継続を目標としてまいります。
 
 大きな2つ目については、それぞれ個別の内容でありますので、十分吟味した内容をそれぞれの担当から答弁させることといたします。
 
 大きな3つ目、複合文化施設をというようなことで、具体的には旧第一学校給食センターの有効活用というようなことで質問を受けたところでございます。
 
 議会冒頭申し上げましたように、そもそもが給食センター、給食をつくる工場というふうな用途であるゆえに、転用はかなり制約を受けるというふうなこととなります。したがいまして、現状、第1次改修計画というふうなことで冒頭申し上げたとおりでございます。1階の2つの機能、そしてまた2階については、黒川けやき教室の利用を視野に入れながらというふうなことで改修をすることといたします。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 2問目の防災対策の中の6問目の他の自治体との協定ですが、これは議会冒頭で町長が申し上げたとおり、現在、長久手市と協定を結ぶ方向で検討しております。そのほか、富谷町として有益をもたらすような自治体と今、協議を進めているところでございます。以上です。

議長(浅野幹雄君) 次に、町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 家庭菜園等の自家製野菜等の放射能の検査体制ということで私のほうからさせていただきます。
 町民から持ち込まれます自家消費を目的とする、町内で栽培または採取した食品等の放射能検査ですけれども、これは既に6月議会の定例会冒頭、町長が町政運営報告で申し上げてきたとおり、かねてから測定器の配置を宮城県のほうに要望してまいりました。そうした中、8月8日に県のほうから富谷町に1台配置されたところでございます。町内で検査体制を整備をして進めてきておりまして、きのうから完全予約制により検査申し込みの受け付けを開始したところです。9月3日ですので、おとといです。今のところ3件ほど申し込みを受け付けているところでございます。受け付けと検査、こちらは役場1階の町民生活課で担当することとしております。結果については、町長が町政運営報告でも申し上げておりますとおり、測定終了後に主に1時間程度以内にその場でお知らせします。また、町のホームページ、あるいは県のホームページ等を通じましても公表されることになってございます。検査開始の案内ですが、こちらは広報とみや9月号と町のホームページに掲載をして周知を図ってきたところでございます。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 災害時の要支援者台帳につきましては整備をしておるところでございます。町内会でもご活用いただけるように、管理者台帳は町内会長へもお渡しを既に済んでおります。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) 防災対策のご質問2問目でございます。エリアメールにつきましては、これまでも携帯電話各社において、それぞれサービス内容が異なるというようなことで、今後の状況を見きわめながらというような答弁をさせていただいておったかと思いますが、このほど、それらの一括したシステムを開発されておるというような状況も踏まえまして、本年中には町として導入を図ってまいりたいと考えており、現在、業者と協議中でございます。
 問いの3つ目でございます。報告書の作成ということでございますが、こちら本議会冒頭で町長よりお話がございましたとおり、南海トラフ地震に伴う東海地方の内陸部自治体へも参考となるような内容として仕上げていきたいというようなお話でございます。現在、最終的に町内会等の証言、あとは座談会等の編集作業に鋭意取り組んでおるところでございます。
 あとは、防災計画の策定ということでございます。
 現在、宮城県におきまして今年度中の作成を目指して取り組まれておるというような状況を踏まえ、富谷町におきましても県の防災計画を参照しながら町の特性に合わせたような計画を今後考えていきたいと思っております。当面は職員の初動マニュアル等の見直し等を検討していきたいと思っております。
 問いの5番目でございます。防災対策に関しての女性の参画をということでございますが、防災を考える上では女性のみならず、高齢者、障がい者等々、さまざまな災害弱者と言われる方のご意見も反映しながら今後の防災を検討してまいりたいと思い、町といたしましても平成22年に富谷町防災会議条例第3条第5項にその旨を掲載したところでございます。
 問いの8番と9番でございます。防災行政無線の進捗状況並びに放送を聞き取ることができなかった場合の電話による確認はというようなご質問であったかと思いますが、現在、概要につきましては本年2月に全員協議会を開催いただき、ご説明してまいったとおりでございますが、75局を予定しております。これはうち25局が同報系の無線、残りが移動系の無線というようなことで、町内会館を中心として整備を図っていきたいと考えております。実施設計業務を終え、本議会におきまして工事請負に関しての議案として上程させていただいておりました。内容についてご精査いただければと思います。
 また、電話による電話回線というような機能、これもあわせて今回の無線の整備の中には盛り込んでおります。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) これより、安住稔幸君の質問は一問一答により行います。8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) それでは、再質問させていただきます。
 まず、障がい者就労支援のための商品購入のほうでありますが、随分いろいろと、特に弁当に関しまして、たくさんの人にとっていただいているということをお聞きいたしまして、本当に随分町としても積極的に取り組んでおられるんだなと感じました。
 それで、今後についてでありますけれども、町内においてこの2つの施設ということでお話ございましたけれども、これは町内に限らず県外、場合によっては本当にもっと遠いところでも、そういったようなことではそちらのほうの調達とか、そういう業務委託についてはいかがなんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 就労支援施設で町外のところに通われている方もいらっしゃいますけれども、そこでの商品開発、あとそこの設置市町村との情報交換等、まだまだしておることではありませんので、と言いますのも、通知そのものが7月の半ばごろに来たばっかりのほかほかの法律でございますので、そういったところも踏まえまして、目標値というよりはそういう情報をたくさんお出しして、そのことを皆さんがわかっていただいて、そこで購入なりなんなりをしていただくというような支援ができればいいのかなとは考えております。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) それで、その商品購入がありますけれども、購入もそれは必要ではありますけれども、そういった施設の方々とともに商品の開発というか、そういったものについてもやはり町として行政側として取り組んでいくというものは大事かと思いますけれども、その辺はいかがでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) そういうことも踏まえまして、実はTOMOTOMO・YOUYOUでやっています皮革製品とか、あと、さおり織とかというようなところ辺は、高齢者の生きがいづくりでやっていた方々を最初、講師に招いて導入したとかというふうな経緯も既にありますので、そういう姿勢でともに支援というか、歩いていきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) それについてはぜひ、また力強く推進のほうをお願いいたします。
 続きまして、家庭菜園等について放射能の測定であります。これは9月号の富谷の広報にも出ておりまして、詳しく載っておりまして、もう既に3件の方が受け付けというか、申し込みをされているということでありまして、それで、以前にも、6月の議会でしたかにお話しさせていただいたんですが、母乳の検査についてはどのようにお考えであるかお聞きいたします。

議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 今回、測定できるものとしてご案内しておりますのは、野菜・果物、穀物などの農作物ということでさせていただいております。決して母乳について検査、機械からはできないものではないんですが、機械があくまで簡易測定器なものですから、その辺で母乳等については、測定をするのであれば別の機関のほうにご案内をしたいと思っております。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) 機械としては測定できないわけではないようなお話だったかと思います。特に県とか、県のほうからお借りしている機械でございますので、県のほうからこういったものを測定してはいけないというふうなことが言われているわけではないと思うんですけれども、その辺いかがでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) お話に測定しないようにということではありませんし、機械は測定できます。ただ、測定する試料の条件としまして、量的なもので500ミリリットル以上をお持ちいただくことが正しい測定ができるというようなことにつながりますので、その量を持ってきていただくことがどうなのかなと。その辺はあと皆様のほうの要望といいますか、そういった相談の状況に応じて検討したいと思います。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) 私も以前、6月の議会で質問するに当たっていろいろ調べはさせていただきました。確かに量が少ないと誤差がそれだけ大きくなるということであります。それで、たしか以前お話ししたときは、富山のほうでしたか、はっきり覚えてませんけれども、そこで基本的にはやはり1リットルというような、1,000ccですか、というようなお話でありました。しかしながら、その1,000ccも1日に全て1,000ccじゃなくて、例えば2日間とか、そういったような、場合によっては3日間とか、そのくらいのものをいわばためるというんでしょうか、集めてというようなお話たしかあったと思います。そういったものもありますので、もちろん1,000ccというのはわかりますけれども、門前払いという言い方はちょっとあれですけれども、最初からできないというようなことではなく、その辺はぜひとも話をしていただいて、できるようでしたら検査していただけるというような感じで話は持っていっていただけるでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 今、議員のお話のように、基本的には1リットル、1,000ccというのが一つの測定のための基準の量になっております。それを緩和して半分の500ミリリットルまでを、これは何とかこちらのほうで時間、量とかによって時間が違います、測定するための設定上。ですから時間も大分かかるようになりますし、そういった面で1リットルというのは大変皆さん、みじん切りにして持ってこられるには大変な量だと思います。それで、町としては半分の500ミリリットルを最低限お持ちいただいたものということで測定対象にしております。今のような件は町民の方からのそういった要望の声を聞きながら検討していきたいと思っております。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) 次は、エリアメールを含めた携帯メールでの情報発信についてであります。
 いろいろお話聞きますと、本年中、本年中と聞いたような気がするけれども、本年度中、本年中、大体具体的に決まっておるんでしたら、よろしくお願いします。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) こちらの導入につきましては、次回の広報のほうでご案内できるような手はずを今予定しております。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) よろしくお願いいたします。
 あと、3つ目の東日本大震災に関する報告書。富谷町3・11東日本大震災の記録という、これに該当するかと思いますが、これは今お話、間もなくできるような話でありますけれども、これについても具体的なもの、日程、ある程度決まっておるんでしたらお示しください。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) 具体的なとおっしゃいますと、構成内容とか、そういったことでしょうか。(「日程」の声あり)日程ですか、失礼しました。
 目標は、当初ご案内しておりましたとおり、今月中の完成を目指して取り組んでおります。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) そしてまた4番目であります総合地域防災計画の作成。これ県が今作成というので、それを見ながらということであります。そうしますと、実質来年という感じになるんでしょうか。その辺よろしくお願いします。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) 実際には、富谷町地域防災計画としての大幅に見直しについては来年度以降になろうかと思いますが、当面、先ほども申し上げたとおり、実務的なマニュアルのほうを先駆けて新たに見直しをしていきたいと考えております。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) それで、その富谷町3・11東日本大震災の記録、これは今月中ということであります。これはぜひ完成しましたら、結構な厚さ、どのくらいのページ数かわかりませんけれども、もちろん希望者、町民への配布、またホームページへのアップというものも検討していただけないかと思いますけれども、いかがでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) こちら当初、500部の予定で進めておりまして、必要に応じた今後増刷ということはあろうかと思います。
 また、ホームページへのアップということでございますが、そちらはちょっと電算の担当の者と相談しながら、そういったこと可能かどうかという容量の関係もあろうかと思います。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) 続きまして、5番目の防災対策の会議への女性の参画でございます。
 その防災会議のほうへ、いわば災害弱者の方を入れるというような話でありましたけれども、これ具体的にはまだその参画される、入られる方について、どのような方がそういったもの、具体的なものは決まったのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) 先ほど申し上げたとおり、平成22年に富谷町の防災会議の条例の内容を一部改正しております。その条項は、それぞれに所定の決まった役職の方々以外に、掲げる者のほか、町長が特に必要があると認める者として4名以内という枠の範疇で、必要に応じてそういった災害弱者と呼ばれる方の登用等も当然必要になろうかと思っております。ただし、この防災会議と呼ばれるものにおきましては、富谷町地域防災計画を策定するに当たってのご意見等をいただくような諮問機関になろうかと思いますので、その際に改めて町のほうでリストアップをしていきたいと思っております。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) 先ほど述べられました実務マニュアルのほうは先にいろいろつくられるというお話ありましたですけれども、それに関しては例えば災害弱者の方のご意見というか、そういったものは関係はないのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) こちらは総務のみならず、長寿福祉課からの意見等も踏まえながら、地域のそういった弱者と呼ばれる方のご意見なども長寿福祉課のほうで吸い上げている部分あろうかと思います。その辺のところも勘案しながら進めてまいりたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) ぜひともそういう方、多くの方のご意見、そういったものをお願いします。
 続きまして、7番目の災害時要援護者リストの作成と、町と地域での活用についてであります。
 町内会長への配付、設置されているとありますけれども、この災害時要援護者リストの作成でありますけれども、これは災害時に対応が必要と思われる方々は全てというか、ほとんどの方は網羅されているんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 災害時に自力で避難することが困難な方というふうなところで一つの基準を設けていまして、具体的にひとり暮らしの高齢者ですとか、重度な要介護者でありますとか、身体障害者の重度の方々、あと民生委員とかが必要な方々というふうな方々の中で希望する方にご登録をいただいております。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) 今、希望される方というようなお話ありましたが、実際にはどのくらいの割合でこのリストのほうに載っておられるのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 8月現在、541名の方々に登録いただいております。これは19年3月末のところで1回、そこからスタートしておりまして、その当時は223人でしたので、倍以上の登録というふうな状況でございます。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) 申しわけないんですが、今のご答弁では実際に大体そういった要援護者の方の割合として、どのくらいの方々かちょっとわからないかなと思っております。最近ですと、プライバシーより命だというようなお話がよく聞かれております。私ももちろんプライバシーは大事でありますけれども、時と場合によってはやはりそういったものが必要かと思いますけれども、まだまだやはりプライバシー非常に難しい問題でありますけれども、もう少し積極的な取り組みというものはされていると思いますけれども、これ以上の今まで以上の取り組みの強化というのはいかがでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 登録の呼びかけに関しましては、例えば要支援の認定を受けたときにケアマネジャーを通してですとか、あと障がい者の方ですと、障がい手帳の交付の際にそういった状況のところを申し合わせしております。あと、ひとり暮らしの名簿等は民生委員等々も持っていますので、そこに、そこはもう直接的な声がけで登録をいただいているというふうな状況でございます。登録はいいわとおっしゃる方は、家族のところに見ていただけるからというふうなところでのお話をいただいたりというふうなことも、全部が全部ではないんですけれども、その理由のところもできるだけ聞くようにはしております。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) そのリストのほうには希望はされないということでありますけれども、それでも例えば民生委員の方なんかが、また町内会長の方々が、そうではあってもそれはそれでそれなりに把握しているというか、そういったもので万が一のときは対応できると考えてよろしいでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) ひとりで逃げられないというふうな想定でハイリスクの方々というふうなところで考えたたいそうな基準ではありますけれども、今回の大震災を通しまして、町内会においては全ての方々の安全を確保・確認をしなくちゃいけないというふうな状況も当然見られております。ですので、今年度、民生委員、この要支援者台帳の最初の取っかかりは、民生委員、児童委員からの声が出て台帳の整備というところに至った経緯もございますので、その地域の中でというふうなことで民生委員たちと区長たちのブロックの情報交換をして、より具体の方法というふうなところで連携をとって進められるようにというふうなことで置いてございます。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) 続きまして、8番目の防災行政無線導入の進捗状況でありまして、これは今月の広報にも載っておりまして、また議会のほうにも上程されております。それで、各町内会会館に無線機が配置される予定でありますけれども、それの今後、訓練というか、そういったものについてはどのようにお考えなんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) こちらの工期は3月の22日までを予定しておりまして、その後、1週間程度でまず町のほうへのレクチャーを業者のほうから受け、その後、行政区長の皆さん方へは改めて一堂に会した際にご説明させていただこうと思います。また、必要に応じては現場に出向いての操作等ついて対応について検討していきたいと思っております。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) それでは、大きな3番目の文化ホール等についてでありますけれども、たしか今、町長から文化ホールについては特段答弁がなかったかなという気はしたんですけれども、文化ホールのこの建設について私が提案しているものについては図書室なども含めたものでありますけれども、こういったものについて町長はどのようなご認識をされておりますでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 申し上げたつもりでありますけれども、検討した結果、結果として、その文書の収蔵機能と防災備品の収蔵機能とすると、こういうふうなことでございます。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) 第一給食センターの活用ということも含めて質問いたしましたので、そのようなご答弁かなと思ったんですけれども、きのうは町長の答弁もございましたので、ちょっとそういうことではなくと思って質問させていただいたんですが、それでは、まず第一給食センターなんですが、その2階をけやき教室への転用ということであります。私も本当に先ほど言いましたように、それ本当はできればいいなと思っております。
 それで、法的なものは正直言ってわからないんですが、やはりけやき教室としてああいうのができれば、やはり体を動かせる場所も必要ではないかなということで思うものであります。私も給食センター見てまいりましたですけれども、2階は会議室やらそういったものがあるわけですから、下のほうで調理場か、または食器洗浄室、どちらかを床に例えば木質系の床材などを敷き詰めて、そういった屋内運動ができるようなそういったものに利用はできないかと。その辺はいかがなんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) それでは、先ほど旧給食センターの改築については申し上げたとおりですけれども、例えば2階をけやき教室に貸した場合なんですが、教室が1つできるサイズともう一つ大きな部屋がありますので、そこで軽運動ができるんじゃないかということでお聞きしております。いずれにしても、けやき教室にお貸しするかどうかはこれからなんですけれども、そういったようにも転用できるように今の研修室機能を、今は休憩所になっておりますので、それ全部研修できるようなタイプに変えるということが大前提でございますので、よろしくお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) 私もその話よくわかるんですが、ただ、やはり例えばバスケットのようなものをするとなれば、そこそこの天井高も必要かなと思いますので、そういう意味で下の場所をどちらかでもそういったものに使えないかということでありますけれども、その辺については再度お聞きいたします。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 改築の大前提が、まず旧庁舎のものを一旦こちらに持ってきて向こうを空にして、皆様から要望の高い旧庁舎の利用を考えていくのに、あそこに物が入っているといろいろな調査ができないので、まずあそこを空にしなくてはいけないということで、たまたま給食センターがあいたので書類を持ってくると。そうしますと、もう一部屋あいているんですけれども、そこも調理場ですので床がいろいろへこんでいるんですね。そこを平らにすることも必要ですし、余分な費用もかけずにやっていかなくちゃいけないということで、けやき教室がどのようなお使いするかわかりませんが、室内の運動場的なものはちょっと無理だなと思っているところでございます。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) それでは、文化ホールについてもう一度お聞きいたします。
 あそこはそのように旧第一給食センターがそのような使い方を今、町として考えているということであれば、それで、こういった文化ホールを例えばほかの場所について、まだまだいろんなものがあるかと思いますけれども、そういったものについてどのように考え、建設についてお考えかお聞きいたします。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 今の建設については何ら進展ございません。従前どおり、まだ進展はないということであります。

議長(浅野幹雄君) これで本日の日程は全て終了いたしました。
 本日はこれにて散会いたします。
 ご苦労さまでした。

午後3時33分 散会

平成24年第3回定例会議事録(第3号)

平成24年9月6日(木曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 長谷川隆君
  • 2番 菅原福治君
  • 3番 出川博一君
  • 4番 三浦邦夫君
  • 5番 高橋正俊君
  • 6番 小泉光君
  • 7番 浅野直子君
  • 8番 安住稔幸君
  • 9番 森栄君
  • 10番 千葉達君
  • 11番 佐藤克彦君
  • 12番 山路清一君
  • 13番 小川昌義君
  • 14番 細谷禮二君
  • 15番 佐藤聖子君
  • 16番 永野久子君
  • 17番 磯前武君
  • 18番 渡邊俊一君
  • 19番 相澤榮君
  • 20番 浅野幹雄君

欠席議員

  • なし

説明のため出席した者

  • 町長 若生英俊君
  • 副町長 千葉芳樹君
  • 会計管理者兼会計課長 山田豊君
  • 企画部長兼企画部経営企画課長 荒谷敏君
  • 総務部長兼総務部総務課長 小野一郎君
  • 福祉部長 奥山吉信君
  • 建設部長兼建設部都市整備課長 鴇謙一君
  • 企画部財政課長 吉田尚樹君
  • 企画部産業振興課長 浅野康則君
  • 総務部税務課長 内海壮晃君
  • 総務部町民生活課長 奥山育男君
  • 福祉部長寿福祉課長 安積春美君
  • 福祉部健康増進課長 小松巌君
  • 福祉部子育て支援課長 瀬戸けい子君
  • 建設部都市計画課長 佐々木俊男君
  • 建設部上下水道課長 渡邉成一君
  • 教育長 菅原義一君
  • 教育次長 小山直樹君
  • 教育次長 佐藤信夫君
  • 学校教育課長 神田能成君
  • 生涯学習課長 佐藤英樹君

事務局職員出席者

  • 事務局長 須藤辰夫
  • 次長 泉川潤哉
  • 主査 木川田真史

議事日程 第4号

平成24年9月6日(木曜日) 午前10時00分 開議

  • 第1 会議録署名議員の指名
  • 第2 一般質問(通告番号15番、16番)
第3日目 9月6日(木曜日)
5番 高橋正俊 議員
県建設工事紛争審査会について
2016年市制移行のバッジについて
11番 佐藤克彦 議員
農業後継者について質問します
本町河川改修について問う
議案第15号 和解及び損害賠償額の決定について
議案第3号 平成24年度富谷町一般会計補正予算(第3号)
議案第4号 平成24年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
議案第5号 平成24年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第2号)
議案第6号 平成24年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第2号)
議案第7号 平成24年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
議案第16号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて
議案第17号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて
諮問第1号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて
諮問第2号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて
認定第1号 平成23年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について
認定第2号 平成23年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第3号 平成23年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第4号 平成23年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
認定第5号 平成23年度富谷町後期高齢者医療特別会計決算の認定について
認定第6号 平成23年度富谷町水道事業会計決算の認定について

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり

午前10時00分 開議

議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
 本日の議事日程につきましてはお手元に配付のとおりです。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第120条の規定により、11番佐藤克彦君、12番山路清一君、13番小川昌義君の3名を指名いたします。

日程第2 一般質問

議長(浅野幹雄君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。
 通告順に発言を許します。5番高橋正俊君。

5番(高橋正俊君) 皆さん、おはようございます。
 それでは、通告どおり私の一般質問を始めます。
 まず1つ目に、県建設工事紛争審査会について。去る6月28日、河北新報の報道により、給食センター工事で、ゼネコンフジタと富谷町が対立しているという記事の問題で、議会は全員協議会を開き説明を求めましたが、町が、「審査会は非公開なので説明できない」との回答でした。
 これは税金にかかわる大変大きな問題であり、町としては説明責任があると考え、改めて公式な議場の場でお伺いします。
 まず1点目、このような問題が新聞記事になるまで議会や町民がわからないでいることがおかしいことで、事前に説明すべきだったのではないか、伺います。
 2点目に、議会という公式の場で説明することが、町民に対して、税金の使い方について説明責任を果たすことにつながると思うが、町長の見解をお伺いします。
 3番目に、審査会の費用168万円という税金は、こんなに簡単に支出され、使われていいのか、お伺いします。
 大きく2つ目、2016年市制移行のバッジについてお伺いします。
 今、人口5万人を目の前に迎え、市制移行に向け、準備と機運づくりのためにバッジを製作、配付したと思いますが、その内容について伺います。
 5月21日に役場の職員に配付をしております。そして、6月21日に区長会にも配付をしていますが、その範囲と基準、根拠について伺います。
 2つ目、町議会も職員も執行部も、一丸となって市制施行に向けて協働作業に取り組む大事なタイミングを迎えていると認識していますが、議会に配付をしなかった理由を伺います。
 3番目に、もっと範囲を広げて、町民挙げて富谷市に向かって機運を盛り上げていくための方策を検討すべきと思うが、町長の見解を伺います。
 4番目に、バッジにこだわらず、庁舎や集会所など公的な施設に、むしろ横断幕を掲げるとか幅広い取り組みによって、一部の限られた役職だけでなく、広く町民全体が心を一つにして市制昇格を目指す取り組みが、今、求められていると思うが、町長の見解を伺います。
 以上でございます。よろしくお願いします。

議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
 1つ目につきましては、この調停事案につきましては、事前に説明すべき内容はないとの考え方に今も変わりありません。
 2つ目は、この案件について、調停にかかる費用を、いわゆる税金から、公金から支出することは、法令等に抵触するものではありません。また、いわゆる説明責任の範疇に該当する説明事項はないと考えます。
 3つ目、今回の調停事案において、被申請人が富谷町とされているため発生した費用と認識しております。
 大きな2つ目については、担当から答弁させます。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) おはようございます。
 それでは、私のほうから2問目のバッジについてお答えさせていただきます。
 4問ございますので、1問ずつお答えいたしますが、まず、問い1の役場職員に配付した根拠と基準でございますが、そもそも市制移行については、町長が施政方針等で表明いたしまして、それに基づいて、今、準備を進めているところでございます。今回は、4月2日に年度初めの訓辞がございました。そのときには、キックオフ宣言ということをさせていただいております。議員の皆さんもご承知と思いますが、広報等でもご紹介させていただいております。そのキックオフ宣言について、まず、職員にその気持ちを伝えなくてはいけないということで、平成24年度の当初予算で議員の皆様に認めていただいたバッジ作成を執行したところでございます。
 まず、配付につきましては、当然、町長のビジョンをもって市制を進めるということで、長期中期的な問題になりますので、それについては、まず職員が共通認識を図らなくてはいけないということで、このバッジをもって職員の意識を統一するというのが目的でございます。さらには、町長名をもって各委員を委嘱しております、行政区長さんもそうですが、そのほか、各部署でいろんな審議委員等々も委嘱させていただいておりますので、町長名で委嘱している方々については、当然町の中期長期的なビジョンを一緒に遂行していただくということで、そういった方々に、バッジをもって町の目指すべき方向性を明らかにしたところでございます。配付先については、そのように職員270名ほど、あと臨時職員おります。あと区長さん以下皆様方で、約1,000個ほどつくって、これについては年度内、もしくは来年度早々までに全役職の皆様へお配りしたいと考えております。
 2問目、3問目、4問目については、これは一括でお答えさせていただきます。
 議員さんのほうから協働作業に取り組む大事な時期とありましたので、協働作業というところがちょっとよく理解できないところでございますが、目指す方向性としては、市制を目指すということで、今、プロジェクトチームをつくって準備段階に入っているところでございます。これからについては、恐らくいろいろな分野、段階で進めなくてはいけないものがたくさんあります。作業的な手順、あとは自治法に基づく手順、この大きな2つがありますので、今そこの取り扱いを考えているところでございます。
 ご提案にあった横断幕の設置については、当然周知の段階では、そういったものも必要になろうかと思いますので、それは時期を見て、PRの手段、方法、そういったものは考えていきたいと思いますが、今現在はまだ5万人、目前でありますが到達しておりませんし、国勢調査も間もなくでありますので、そういった段階を経て町民の皆様や、まず、市制というものがどういうものかというものをお知らせしなくてはいけませんので、それは広報とかホームページ、あらゆる媒体を使って説明を申し上げていきたいと思っております。あと市制移行につきましては、町の広報紙、この間発行しました町勢要覧、そういったところで、この同じようなロゴマークを使って全家庭にも配布をさせていただいているところでございますので、ご理解をお願いしたいと思っております。
 あと、議員の皆様へは、たしか8月に議会事務局のほうへお届けしておりますので、お渡しされているかと思いますので、よろしくお願いいたします。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) これより、高橋正俊君の質問は一問一答により行います。5番高橋正俊君。

5番(高橋正俊君) まずですね、町長、誤解のないように。私は、こういう問題に何でもかんでも反対しようとか、そういうふうに考えているわけではなくて、もちろんこのフジタとの問題も、払わなくていいものならば、町民の税金なので、払わないほうにこしたことがないわけですから、これは皆さんもそう思っていると思います。しかし、この議会の承認というんですかね、支払いについては予算承認を得なければ支払いができないと、私は認識しておりますが、その辺を町長にお聞きします。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 今の支払い等が発生すれば当然のことであります。

議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。

5番(高橋正俊君) 6月28日のこの河北新報の記事なんですけれども、これの取材に対応したのは誰か、お伺いします。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 確認をさせていただきたいと思います。(「はい」の声あり)
 質問要旨にもありますけれども、6月28日の河北新報でよろしいですか。

5番(高橋正俊君) 済みません。(「座ったままでいいですよ」の声あり)6月30日の土曜日の記事です。

議長(浅野幹雄君) 訂正ですね。

5番(高橋正俊君) はい、訂正です。済みません。

議長(浅野幹雄君) 6月30日に訂正いたします。

町長(若生英俊君) 対応した者については、企画部長から申し上げます。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 河北新報さんからは、内容について、かねてから来ておりましたけれども、「これについては、審査会という名目上お答えすることはありません」ということで、私のほうは申し上げております。あと、学校関係の給食センターですので、河北の方がどこに取材されたかはわかりませんが、恐らくそういう部署に行かれたと思います。

議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。

5番(高橋正俊君) この記事に、「町は、審査会で値上がり分の基準が明確になり、必要なら支払うと話す」、こういうふうに書いてありますが、これは、では、新聞記者がうそを書いているということなんですか、お伺いします。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 一般的には、かぎ括弧そのものは、発言を引用するというふうな認識を私は持ちます。しかし、このとおりの発言は、私は到底取材も受けていませんし、今、企画部長が申し上げたとおり、それは定かではありません。申し上げますけれども、かぎ括弧そのまま、今までの通常から見ても、そのままの発言を引用しているというふうでない場合もあるようですので、この内容についてもわかりません。

議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。

5番(高橋正俊君) この新聞記事に関しては、これで終わらせたいと思います。
 きのう、同僚議員から同じような質問があって、町長は、フジタから何も事前にないという答弁していましたが、きのう課長が答弁した中に、フジタからこういう請求がありましたという内容の回答があったんですけれども、その点について、町長、お伺いします。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 確認をいたします。何について質問ですか。(「そのままでいいですよ」の声あり)

5番(高橋正俊君) 裁判に訴える事前のその費用、災害で追加、いろんな費用がかさんだという問題についてです。

町長(若生英俊君) 問題について何をですか、質問のその先。

5番(高橋正俊君) いや、金額ですね。

町長(若生英俊君) 金額の何ですか。質問の趣旨を明確にしてください。

議長(浅野幹雄君) では、もう一度お願いします。座ったままで結構です。

5番(高橋正俊君) きのう、佐々木課長が、フジタから震災後のそのいろんな費用がかさんだとこういう請求が来たという説明じゃなかったですか、事前に。

議長(浅野幹雄君) いいですか。要約しますと、きのうの町長の答弁と佐々木課長の答弁が食い違っていますということですね。(「はい」の声あり)その確認をしたいということですね。(「はい」の声あり)だそうでございます。

町長(若生英俊君) では、その確認の上で、きのう申し上げたとおり、このように私は述べているんです。「震災後の資材、人件費高騰に伴う費用について、事務方ベースで業者から補?を求めていることは聞き及んでおりましたが、業者の積算資料、合理性、客観性に乏しいとの現場判断を尊重し、町として契約内容の変更に応じないこととしたため、今回の手続である審査会への調停を申請したと思料する」、この発言以上のものはありません。

議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。

5番(高橋正俊君) 町長、この問題ですけれども、こういう大変大きな9,400万円という請求されている問題ですから、まず、議会に何らかの説明をしないことが、そもそもこういう混乱を招くようになったんだと、私はそう思っているんですよ。ですから、いろんなこの例えば審議会で町が支払いなさいと、9,400万円だか何ぼになるかわからないですけれどもね、そのときに、議会にこの予算を承認してもらわなければ出せない話なんでしょう。ですから、そもそもの間違いは、ちょっとやっぱりその議会の問題は、議長に相談するなり、説明をすれば、こういう混乱を招くことはないと、私は思っているんですけれども、町長はどう思いますか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 議員の論旨が、説明がない、したがって混乱を招いたというふうなことでありますけれども、混乱の招き度合いは、今どの程度なんでしょうかね。調停の場に今あるわけですので、何ら混乱云々ではない状態だと思います。調停というのは、そもそもが紛争当事者ですよね。それこそ両方の紛争当事者が主張を持ち寄って、第三者が入ってやりとりをする、その過程にあるわけですから、静かに推移を見守るという立場で私はいいと思います。

議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。

5番(高橋正俊君) 町長、この間、町長もご存じのとおりだと思いますが、多分皆さんもご存じだと思いますがね、黒川消防署の問題で、時間外手当の支払いの件で全員協議会を開き、もちろん町長も出席していましたが、金額は三百六十何万でしたが、私らがその全員協議会招集されて、説明を受けて、これは納得できない話だなと思って聞いたんですけれども、事前に説明をされて、仕方がないと理解を私は示したわけですけれども、やっぱりこういうふうにもう少し、何というか感情が必ず入るわけですから、その辺の対策も、今後もこういう問題が出るかもしれません。まず、そういう議会とのぎくしゃくが起きないように、町長もその辺を考える必要があると思うんですが、町長はどう思いますか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 確認します。今の質問の趣旨は何を求めているんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) ちょっとお待ちくださいね。事前に。(「黒行が入ってきたりいろいろありましたので」の声あり)黒行は例ですね。例の話ですね。(「そうです」の声あり)説明責任がなくてもいいという、さっき答弁があったものですから、それに対する説明はなぜなかったのかという質問ですか。

5番(高橋正俊君) そうです。もう少し配慮をしてくれたらいいんじゃないかという。

町長(若生英俊君) これは、制度上やむを得ないですよね。今、調停、結果が出ないんですから。ゼロかもしれないんですよ。それがわからない。主張ですから。その内容は、私らとしては、結果が出ないことにはスタートできませんよという立場を貫いているんです、今。求めにではないんですよ。今、高橋議員に答えているので、今こういうルールでいいんですか。我々も皆さんのルールに従っているんですよ。

議長(浅野幹雄君)ご静粛にお願いします。

町長(若生英俊君) ルールの間でやりましょう。ですから、結果としてはわからないんです、今、調停なので。私らとしては、支払う必要がないという立場で臨んでいるわけですから。出たらどうするなんていう話をここでするわけにはいきません。
 黒行の今出ましたので、黒行だって同じです。もうああいう結果を出した中で、制度上こうなりました。360万何がしの時間外の補正対応をお願いしますという、事前の全協の説明をといって、納得できないっていうなら、納得できないことの議論を議場でするという、そういうルールでしかないわけですよね。ですから、そういう意味で言えば、ぎくしゃく云々ではなくて、ぜひ、先ほどの繰り返しになりますけれども、今の調停の制度という枠の中で進んでいるわけですから、結果を静かに見守るという立場でお願いしたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。

5番(高橋正俊君) そういう町長の考えであれば、仕方ないというかね。ただ、やっぱり審査会までに、その間のことは何も非公開じゃないわけですから、同僚議員も質問したようですけれども、そこの説明を私らはしてくださいということを事前に審査会でも言ったんですけれども、審査会は非公開ですという話だったんですね。だから、その審査会の結果、それは、その結果出てから、もちろんそれは町では議会の承認を得なければできないこともあるでしょう、多分。それは私もわかりませんがね。だから、その事前の説明をしていただければ、何も私はこういう質問もする必要なかったんですけれども、その辺がどうも納得いかないことだと、私は思っております。
 それから、2つ目のバッジについてですが、さっき企画部長さんからも答弁あったんですけれども、これから5万人市制を目指す。市になればこうなる、町民に明確なメリット、デメリットはあるのかどうかわかりませんが、はっきりと町民に示す方法をよくと検討していただきたいと思って、改めてお伺いしますが、ポスターなども検討できることなのか、つくることができるのか、お伺いします。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) それでは、ただいまのご質問について。
 結構ビジョン的なところ等、細いポスターとか横断幕とかと、随分離れた内容なんですけれども、基本的に市制を目指す場合のプロセスといたしまして、まず、今は庁内のほうにそのプロジェクトチームをつくり、研究しているという段階でございます。それが終わって、いよいよいろいろなスケジュール等も検討した結果、まとまり次第、庁舎内どこの部署になるかわかりませんが、恐らく企画部内に市制移行準備室的なもので、もう専門で扱う職員のチームをつくり、そこで、まず事務を遂行していくということが基本になると思います。その前段で、当然議会議員の皆様には、こういうスケジュール、段取り、内容で進めさせていただきますということは、お諮りさせていただきたいと思っております。それについては、まず、今のスケジュールでいきますと、とにかく住基人口でまず5万人を達成するというのが、ことしもしくは来年となりますので、その後に国勢調査に向けてどういったふうなスケジュールを組んでいくかとなります。最大5万人を超すということは、この間の線引き制度がない限り5万人には到底達することができませんでしたので、現在成田中央と明石台東が開発が認められましたので、確実にこれが順調に張りつけば5万人は超し、5万5千人に到達する見込みでございますので、完全に市制移行にできる自治法上の5万人はクリアさせていただくということになりますので、それを逆算しまして、2013年、14年に向けてそういう準備委員会を設立し、議員の皆様へスケジュールを説明し、そして住民の皆様へ地区懇談会ないし広報とみやを使って、市制移行とはこういうことですよということをお話しさせていきたいと思っておりますので、そういうスケジュールについては改めてお示しさせていただきたいと思っております。

議長(浅野幹雄君) 11番佐藤克彦君。

11番(佐藤克彦君) おはようございます。
 私は、農業後継者についてと、本町河川改修についての2点について質問します。
 まず最初に、農業後継者について質問します。本町の稲作については、8月15日現在の作況がやや良との発表があり、ほっとしているところです。日本農業新聞の中で、JT生命誌研究館長の中村桂子氏が、「国の未来は若者の手にかかっている。特に、今、世界が揺れ、日本もさまざまな自然災害や、その中での原発事故など不安定な状況にあり、若者への期待は大きい。ところが、社会のありようは、若者が将来を見据えて社会を担う意気込みを持てる状況になっていない。グローバル化や新自由主義と言われ、金融経済に振り回されたあげく、本当の意味の豊かさに幸せをもたらすものではないことが見えている。その中で、食、農村、漁業の再生のための基本方針、行動計画が、農政を担い手づくりに向けたのは評価できる。特に、2012年度の青年就農給付金導入に期待するところが大きい。農林水産業の重要性は常に語られ、6次産業化としての新しい可能性も指摘されながら、担い手不足、高齢化という実情を是正できずにきたのです。近年、若い人の農業への関心への高まりを感じます。就職難なので、農業を就職先の一つと考えるようになったという消極的な面もあるが、一方で、食への関心の高まりという積極的な面もあります。自分や家族が口にするものは安全で安心なものであってほしいという願い、さらに、日本人が食べるものは自分たちでつくろうという気持ちが強くなっているということです。青年就農給付金は、研修中の2年間と就農後の5年間に150万円の給付金があります。ここで重要なのが、お金だけではない地域の支援です。農地を手にしても、それを使いこなすには多くのノウハウが必要です。高収益の栽培品目選定も重要です。この制度がすばらしいものになるには、思い切って始めた人たちが生き生きと働き、地域が活性化し、日本の農業が成長産業になっていくことが必要です」と書かれています。
 私も、この考えに大変共感を感じる一人として、本町農業の発展と農業振興にとって、農業後継者問題が一番大切なことであると同時に、本町認定農業者の年齢を鑑み、次の質問を行います。
 1、本町の農業後継者は、前年より増加していますか。
 2、国、県、本町の農業施策について、後継者等に説明する機会等をどのように持っていますか。今後農業後継者を農業者に育てるためにどのような政策を考えていますか。質問を一緒にします。
 次に、本町の河川改修について、質問します。
 近年、河川の氾濫等が増加し、農作物や住宅等の災害が起きているのが現状です。これは、自然災害で大雨が多くなっているのはもちろんですが、河川の河床に土砂等の堆積によるもの、団地の調整池の調整能力低下、固定式堰による水位上昇によることも、洪水等の原因とも考えられます。河川改修等を早期に実現するために、次の質問をします。
 1、本町での河川改修の現状はどのようになっていますか。河川ごとに報告してください。
 2、今後の河川改修の計画はどのようになっていますか。
 3、本町の堰において、可動式ダムと固定式ダムの数は幾つありますか。
 4、固定式ダムの今後の改修計画はどのようになっていますか。
 5、可動式ダムの事故修理時、どのような対策を考えていますか。
 以上、質問します。町長の答弁をお願いします。

議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
 1つ目につきましては、本町の農業振興につきましては、政策的なことについては、国、県、関係機関との連携、そしてまた、実践、実務的なものについては、それぞれ専門的、豊富な知識、経験を持つ仙台農業改良普及センター、そしてまた、地元JAあさひな農業組合、関係機関との連携のもとで、従前も行ってまいりましたし、引き続き協力連携のもと行ってまいります。
 増加につきましては、一つの指標としまして、毎年経営意向調査を農業委員会で行っております。平成22年度、震災の影響でできなかったわけですけれども、平成21年度の比較を申し上げます。農家戸数464戸に対して、農業後継者がいるとご回答いただいた農家は148でありました。これは、平成21年度比較で申し上げますと137でありましたので、5戸増加というふうなこととなります。
 その次、2つ目については、後ほど、担当から説明申し上げます。
 3つ目、育てる政策ということで、先ほど申し上げましたように、地元農協、広域になってもう十数年というふうなこととなります。ますます地域密着の政策、施策、具体的に進められ、そしてまた、成果も上げているというふうなことで、折々、機会あるごとにお話を伺っているところでございます。組合長、そしてまた常務ともどもですね、富谷町の身近な人たちで今、構成されているいい関係の中でございますので、引き続きご指導いただきながら進めてまいります。
 3つ目につきまして、具体的な事例として冒頭申し上げましたように、おんないん会に、23歳から28歳の若い農業後継者が4人、ここ2年の間に登録されたというふうなことでございます。指導農業者であります小松会長によりますと、「張り合いを持って施設野菜に取り組む姿勢が大変よく、感心する」というふうな評価もまたお聞きをいたしておるところでございます。さらなる広がりを期待しております。
 2つ目の後半のほうについては、担当課から答弁させます。

議長(浅野幹雄君) 次に、産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 国、県、本町の農業再生について説明する等のご回答でございますが、農業委員会が主体となり、農業者との意見交換会を実施しております。農業委員会並びに認定農業者を初め、農業者からの直接課題等を意見聴収し、話し合いを持っております。近年では、仙台農業改良普及センターより講師を招き、現在の農業施策等について情報提供しております。また、年2回から3回開かれる生産調整推進協力会議において、農政局等さん関係機関のご協力をいただき、農業政策について説明を行っております。
 また、JAあさひなにおきましては、各地区説明会を開催して新たな取り組み、近年の農業情勢等をお知らせしております。今後も、国、県、町、新しい施策、関係機関と連携をしながら農業者に的確に説明、浸透させていくように継続して取り組んでまいります。
 それから、農業後継者の農業に充てるためというところに関しましては、今、町長が説明したほかに、今現在後継者にとって結婚問題は深刻化しているところでありますが、これも、黒川地区後継者対策推進協議会を通じまして、青年の交流事業、アイリンクパーティーなどを開催し、後継者のパートナーづくりを支援しております。

議長(浅野幹雄君) 河川の3番、4番も続けてお願いします。

産業振興課長(浅野康則君) 河川の本町の堰において、可動ダム、固定ダムは幾らあるかというところでございますが、現在把握しておる可動式については8カ所、固定式については10カ所でございます。それから、あと、固定式ダムの今後の改修計画並びに5番目の可動式ダムの修理等はどういう対策を考えていますかということに関しては、関連していますので、一度にお答えさせていただきます。
 堰の維持管理及び運営につきましては、使用者であります水利組合が管理しております。その水利組合と共同しながら町も管理しておりますので、町単独での計画、それから維持管理等の計画についてはございません。随時、水利組合さんとお話し合いのもとでやっていきたいと思っております。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 次に、建設部長。

建設部長(鴇謙一君) それでは、本町の河川改修の現状ということで、お答えさせていただきます。昨日の千葉 達議員の回答と一部重なる部分があるかもしれませんが、お聞き取りください。
 町内を流れる河川、国管理が1河川、延長1,450メーター、うち改修されている場所はございませんので、改修率ゼロ%でございます。また、県管理の河川は6河川、延長が1万7,920メーター、うち改修済み延長が1万3,210メーター、改修率は74%となっております。次に、町が管理しているのは4河川で、延長が1万2,426メーター、うち改修済み延長は2,376メーターで、改修率は19%となっております。全体では10河川で、総延長が3万1,796メーター、うち改修済み延長は1万5,586メーターで、全体改修率は49%となっております。
 次に、河川改修の計画ということでございますが、まず、国の直轄部分につきましては、これは竹林川でございますが、千葉議員にもお答えしましたように、吉田川上流での整備状況を踏まえ順次対応していくという国土交通省のお話でございます。
 また、県管理河川につきましては、直轄河川の上流部竹林川でございますが、これも、国直轄の河川改修にあわせて整合を図って今後整備していくというふうなお話をいただいております。
 宮床川、それから明石にあります板坂川については改修のめどは立っておりません。
 町管理の河川につきましては、例えば、穀田川のようにですね、国事業によりまして東北自動車道、あるいは仙台北部道路等で河川のつけかえ等をした区間、並びに町道の道路改良や歩道の設置等によりまして部分的な改修部分はございますが、他のほとんどにつきましては、未改修のままでございます。
 現在、大雨等で護岸が被災した場合には、災害復旧事業によりましてコンクリートブロックや鉄のかご等で、そのような構造物で原形復旧というようなことで河川を維持管理しているような状況でございます。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 11番佐藤克彦君。

11番(佐藤克彦君) 再度質問します。
 第1点の農業後継者についてですが、青年就農給付金について、本町では、農業後継者に対してどのような説明等を行いましたか。結果はどのようになりましたか。
 私は、今、国が後継者問題について前向きになっているときこそ、後継者を育てるとともに農業の振興を図る大切なときだと思います。行政の適切な援助が必要だと感じています。町の考えと今後の対策について再質問しますとともに、この中で、農業委員会とか、今いっぱい出ましたが、その中に若者が一人でも入っていますか。若者の声を聞く機会を今後どうつくるか、再度質問します。
 次に、河川改修について質問します。きのうも同僚議員が言いましたが、団地等の調整池の管理はどのように管理していて、その調整池の調整機能についてはどのように把握していますか。また、固定式ダムにより水位の上昇を招いていることについて、どのような考えと対策を持っているか、再度質問します。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 若い皆さんの芽が育ってきたというようなことで、大変好ましい。これらの皆さんとともに、議員も含めて育て上げるというふうなことで、大事にしていきたいというふうに思います。
 JAのですね、やっぱり組合長、折々にしゃべる機会がありますけれども、何なりと組合員ともっと一緒に富谷の農業を盛り上げていこうというふうなこと、折々に話す機会がございます。全くそのとおりだなというふうに思いますので、その辺を軸にしながら進めてまいります。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) きのう千葉 達議員にお答えしましたように、調整池につきましては、除草を年1回やっております。それとまた、樹木等が大きくなった場合については、順次邪魔なものから伐採しているような状況でございます。
 洪水対策ということで、当然洪水調整池ですので、流量につきましては、議員も多分よくご存じかと思いますが、はけ口についてはオリフィスといいまして、構造上どっと流れるような構造にはなっておりません。ですから、近年の爆弾低気圧とか集中豪雨というふうなことでかなりの雨量はあるんでございますが、調整池から一気に流れ出たというふうな状況にはないものでございます。

議長(浅野幹雄君) 11番佐藤克彦君。

11番(佐藤克彦君) 再々質問をします。
 まず、農業後継者問題について。平成23年度の決算額は、後継者問題についてゼロ円です。このことについて、どのように後継者問題を考えているか。また、後継者から意見を聞くという、そういうことを今後どのようにしていくか、再度質問します。とともに、例として竹林川、国の中ですが、あの中には、固定式ダムが下草堰、北目堰、2つあります。そして、昔の橋である本木橋、小さい、あれもあります。あのことによって河床がちょっと高くなっているんですよね。水はけが大変悪いんです。そういうことも考えて、再度答弁を求めます。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 若い皆さんのやはり農業者として一人前に育つという意味では、やっぱり5年、10年かかるんだと思うんですね。一朝一夕で4名がこうなりましたといって、その先そのままというわけにも、保証されるものでもないというふうなことは重々わかります。したがいまして、繰り返しになりますけれども、やはり実務、そしてまた励まし、そしてまた、何にも増して当のご本人が本気になってやっぱり農業に打ち込んで、そして魅力でこの農業に誇りを持てると、そういうふうな方向を、これまた折々に農業者の皆さんとお会いするごとお声がけはしていきます。そういったところからいろいろ拾い上げる努力はしているつもりです。その中核にあるのは、やはり農協さんが頑張っていただくと、しかし、頑張っていると、こんな状況の中で私は間違いない、そしてまた、いいのではないかなというふうな認識です。

議長(浅野幹雄君) 次に、建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 国土交通省のほうでも、現在の固定堰、直轄のほうでは北目堰と下草堰があるわけですが、それは当然、現在の河床からちょっと高目の堰ということで、大分気にしているようでございまして、当然あの河川改修する際は、それらの一本化というようなことも視野に入れて河川改修をする手はずというようなことで聞いておるところでございます。ただ、本木橋も当然現在の川からの余裕幅がないような状況ですので、たびたび流木等をひっかけているような状況も目の当たりにしておりますので、当然河川改修する際は、あの橋もかけかえ、当然河川の構造物に合った構造になっていくものと考えております。

議長(浅野幹雄君) これをもちまして、一般質問を終わります。

11番(佐藤克彦君) 議長、答弁漏れ。青年部の意見を聞くっていうのを、町長のほうから聞いていません。

議長(浅野幹雄君) 総括じゃないですか。答弁に入っていると。(「はい」の声あり)
 これをもちまして、一般質問を終わります。

日程第3 議案第15号 和解及び損害賠償額の決定について

議長(浅野幹雄君) 日程第3、議案第15号 和解及び損害賠償額の決定についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) それでは、平成24年第3回富谷町議会定例会議案書15ページをお願いいたします。
 議案第15号和解及び損害賠償額の決定について。
 富谷町富ケ丘保育所における自動車の損害事故について、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により、下記のとおり、和解及び損害賠償額の決定ができるものとするものでございます。記といたしまして、損害賠償額 14万1,392円。和解の相手方、宮城県黒川郡富谷町富ケ丘四丁目23番36号、高子孝洋。和解の内容、町は相手方に損害賠償額14万1,392円を支払うこととし、相手方はその余の請求を放棄するものでございます。
 この事故につきましては、平成24年7月2日午後4時40分ごろ、富ケ丘保育所園庭で、3、4、5歳児の合同保育中に、園児が保育所西側フェンスに隣接しております富ケ丘公民館駐車場に駐車中の車のバンパーに、誤って砂をかけてしまい、その砂をスコップで払ったことなどにより、車のバンパーに傷をつけてしまったものでございます。
 この賠償金につきましては、町が加入しております全国町村会総合賠償補償保険で手当てするものでございます。よろしくお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は討論を省略し採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第15号を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
 この際、午前11時10分まで休憩をいたします。

午前10時56分 休憩

午前11時10分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

日程第4 議案第3号 平成24年度富谷町一般会計補正予算(第3号)

議長(浅野幹雄君) 日程第4、議案第3号 平成24年度富谷町一般会計補正予算(第3号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) よろしくお願いいたします。
 それでは、議案第3号についてご説明申し上げます。別冊の説明書の2ページをお開き願いたいと思います。今回の補正でございますが、歳入といたしましては、普通交付税の交付決定によるもの、及び平成23年度の決算額が確定し、剰余金が発生いたしましたので、それの繰越金が主なものとなっております。歳出といたしましては、予防接種のポリオワクチンの接種方法の変更によります費用の増、それから旧第一学校給食センターの改修費用が主なものとなっておりますので、よろしくお願いいたします。
 それでは、議案第3号平成24年度富谷町一般会計補正予算(第3号)は、次に定めるものでございます。
 第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2億1,254万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ119億1,072万9,000円とするものでございます。
 第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 第2条、地方債の変更は、「第2表 地方債補正」によるものでございます。
 初めに、第2条の説明をさせていただきます。5ページをお開き願いたいと思います。
 「第2表 地方債補正」でございますが、今回、目的にございます臨時財政対策債の限度額の変更となっております。変更後6億9,497万2,000円とするものでございまして、理由は、普通交付税の交付決定によりまして、臨時財政対策債への振りかえ相当額が確定したために補正を行うものでございます。
 それでは、第1条関係についてご説明を申し上げます。
 それでは、事項別明細書で説明をさせていただきます。11、12ページをお願いいたします。
 9款1項1目地方特例交付金ですが、2,589万8,000円を追加するもので、これは、交付決定により追加するものでございまして、町民税への住宅借入金等特別控除分といたしまして交付されるものでございます。
 次に、10款1項1目地方交付税ですが、2億9,588万3,000円を追加するものでございまして、当初普通交付税といたしまして13億円見込んでおりましたが、交付決定によりまして、15億9,588万3,000円となったことによる追加でございます。
 次に、14款1項1目民生費国庫負担金ですが、1億195万5,000円を減額するものでございまして、子ども手当、児童手当への改正による減額となってございます。次に、2目教育費国庫負担金ですが、1,420万4,000円を追加するもので、東向陽台中学校増築に対する交付決定によるものでございます。
 次に、14款2項1目民生費国庫補助金ですが、3,525万5,000円を追加するもので、明石台東地区のわか葉保育園に対する補助金の交付決定によるものでございます。
 次に、13、14ページをお開き願います。
 14款2項3目土木費国庫補助金ですが、右側の説明を見ていただきたいのですが、交付金の名称が変更となりまして、社会資本整備総合交付金となったことにより変更するものでございます。
 次に、15款1項1目民生費国庫負担金ですが、1,272万2,000円を追加するもので、3節から12節までは、子ども手当から児童手当へ改正による増減でございます。済みません。訂正をさせていただきます。民生費県負担金でございます。次に、13節災害救助費負担金は、災害弔慰金の県負担分となってございます。
 次に、15款2項2目民生費県補助金ですが、1,362万7,000円を追加するもので、10節でございますけれども、介護基盤緊急整備等補助金といたしまして、介護施設整備に対する補助金でございます。13節宮城県子育て環境整備事業費補助金につきましては、母親クラブの活動に対する補助金として追加するものでございます。続きまして、3目衛生費県補助金ですが、50万円を追加するもので、5節宮城県の自殺対策緊急強化補助金といたしまして交付決定されたものでございます。
 次に、15、16ページをお願いいたします。
 15款2項4目農業費県補助金ですが、4万円を追加するもので、農地・水の環境保全活動に対する補助金の交付決定によるものでございます。次に、5目農業委員会補助金ですが、35万7,000円を追加するもので、農業基本台帳システム改修に対する補助でございます。
 続きまして、15款3項1目総務費委託金ですが、10万2,000円を追加するもので、1節及び4節ともに委託金の交付決定によるものでございます。
 次に、15款4項1目民生費県貸付金ですが、2,313万5,000円を追加するもので、災害援護資金貸付金の申請件数の増を見込むものでございます。
 次に、16款1項2目利子及び配当金ですが、22万6,000円を追加するもので、黒川森林組合への出資に対する配当金があったためでございます。
 次に、17款1項1目一般寄附金ですが、32万9,000円を追加するもので、震災復興に対する寄附として受けたものがあったためでございます。
 次に、18款1項1目介護保険特別会計繰入金ですが、84万6,000円を追加するもので、特別会計への平成23年度決算確定によります精算分といたして計上するものでございます。
 次に、18款2項1目財政調整基金ですが、4億1,051万5,000円を減額するもので、交付税及び繰越金などによります歳入増によります基金繰入額を減額をしたものでございます。
 次に、19款1項1目繰越金ですが、3億1,964万円を追加するもので、平成23年度の決算において実質収支7億964万円の黒字となりまして、制度上その2分の1以上を財政調整基金に積み立てて、それが3億6,000万円となっており、その残分といたしまして、今回追加をするものでございます。
 次に、17、18ページをお願いいたします。
 20款4項1目雑入ですが、1,227万7,000円を追加するもので、5節の雑入は、宮城県市町村振興協会からの交付金でございまして、まず一つが、東日本大震災復興支援分といたしまして1,174万4,000円、2つ目といたしまして、職員研修分といたしまして39万1,000円が交付されるものでございます。6節共済等保険金につきましては、先ほど議案で説明した事故に対する保険金となってございます。
 次に、21款1項1目臨時財政対策債ですが、3,002万8,000円を減額するもので、先ほど地方債の補正で説明した内容となってございます。
 続きまして、歳出の説明をさせていただきます。19、20ページをお願いいたします。
 2款1項総務管理費ですが、3,183万1,000円を追加するもので、1目一般管理費は、宮城県市町村自治振興センターへの研修負担金の増によるものです。5目財産管理費は、旧第一学校給食センターの改修に伴います費用を追加するものでございます。次に、6目企画費につきましては、県交付額の減に伴い、歳出の調整を行うものでございます。
 次に、2款2項2目賦課徴収費ですが、35万5,000円を追加するもので、通信運搬費の不足によります追加、それから必要な備品を購入するため追加をするものでございます。次に、2款5項5目人口統計調査費ですが、14万円を追加するもので、就業構造基本調査に伴う費用を追加するものでございます。
 次に、3款1項4目医療助成費ですが、98万4,000円を追加するもので、医療費助成事務の賃金の追加。それから、21、22ページのほうをお開き願いたいと思います。28節でございますけれども、国民健康保険特別会計への繰出金を追加するもので、これはシステム改修費用といたしまして追加するものでございます。
 次に、3款2項児童福祉費ですが、1,314万4,000円を追加するものでございまして、1目児童福祉総務費につきましては、明石台東地区のわか葉保育園に対する補助でございます。それから、富ケ丘保育所の事故に伴う賠償金を追加するものでございます。2目児童措置費は、子ども手当から児童手当への変更に伴うものでございます。次に、4目保育所費は、臨時職員の減、それから、修繕料につきましては、富ケ丘保育所の施設修繕、備品につきましては、東向陽台、それから成田の保育所の冷蔵庫の更新によるものでございます。
 次に、3款3項1目老人福祉費ですが、1,350万1,000円を追加するもので、介護施設整備に対する補助金を追加するものでございます。
 3款4項1目災害救助費ですが、2,570万5,000円を追加するもので、13節委託料については、弔慰金の審査を県に委託する費用といたすもので、20節及び21節は、災害弔慰金及び貸付金の増による追加となってございます。
 次に、4款1項2目予備費ですが、6,738万8,000円を追加するもので、済みません、予防費ですね。予防費です。訂正させていただきます。23、24ページをお願いいたします。13節の委託料ですが、これもいろいろ話が出ておりますポリオワクチンの予防接種方法の変更によるもの、それから自殺対策の講演会開催によるものでの追加となってございます。次に、環境衛生費ですが、346万円を追加するもので、19節補助金につきましては、合併処理浄化槽の追加、5基分の設置を見込むものでございます。
 次に、4款2項2目ごみ処理費ですが、261万円を追加するもので、廃棄物処理がいまだ継続していることから、賃金等について追加をするものでございます。
 6款1項農業費ですが、178万9,000円を追加するもので、1目農業委員会費は、農業基本台帳システム改修による追加、3目農業振興費につきましては、ビニールハウスに対する設置の奨励金の追加となってございます。5目農地費につきましては、組合に対します負担でございまして、嘉太神ダムの劣化度調査に要する費用等によります追加となってございます。
 次に、25、26ページをお願いいたします。
 6款2項1目林業振興費ですが、22万6,000円を追加するもので、歳入にありましたが、黒川森林組合からの配当分を追加出資として支出するものでございます。
 次に、8款1項1目土木総務費ですが、5万3,000円を追加するもので、必要な備品購入のための追加でございます。
 8款2項道路橋梁費ですが、3,374万6,000円を追加するもので、1目道路橋梁総務費につきましては、道路台帳の整備ということで、縮小図の印刷製本のための費用、2目の道路維持費につきましては、13節委託料といたしまして、雨水対策のため、町道三ノ関大崎線ほか1路線についての検討業務を委託する費用でございます。次に、15節工事請負費につきましては、町内一円の町道補修でございまして、地震の影響によりますクラック等の補修が例年よりふえているという現状から、追加するものでございます。次に、4目交通安全施設費につきましては、通学路でございます大清水9-2号線に防護柵376メーターを設置するものでございます。次に、5目道路改良費につきましては、町道郷田線の物件調査等の委託料を追加するものです。
 次に、8款4項都市計画費ですが、1,793万2,000円を減額するもので、2目公園費につきましては、修繕料といたしまして大亀山森林公園の法面部の排水施設の一部破損による修繕、それから15節工事請負費につきましては、都市公園の遊具設備の設置を行うものでございます。次に、3目公共下水道費ですが、下水道事業特別会計の決算において繰越金が生じたことによります精算により減となったものでございます。
 次に、10款1項2目事務局費ですが、89万2,000円を追加するもので、学校教育課に臨時職員1名を配置するものでございます。
 次のページ、27、28ページをお願いいたします。
 11節及び14節につきましては、幼稚園、保育所、小学校の連携推進事業の計画変更により予算を組み替えるものでございます。
 次に、10款2項2目小学校管理費ですが、219万円を追加するもので、小学校4校のFF暖房機の修繕のほか、学校図書推進事業といたしまして、学習コンクールを実施するために費用を追加するものでございます。
 次に、10款3項中学校費ですが、229万7,000円を追加するもので、2目中学校管理費につきましては、中学校3校のFF暖房機の修繕による追加でございます。3目中学校建設費につきましては、国庫負担金1,420万4,000円が増となったことによります。済みません、これは財源更正でございまして、一般財源を国庫支出金へ財源更正するものでございます。
 次に、10款5項2目コミュニティセンター管理費ですが、43万1,000円を追加するもので、センターの雨水対策のため側溝改修を行うものでございます。5目公民館費は、641万6,000円を追加するもので、11節需用費については、図書情報システム導入に伴います利用者カード作成のための印刷製本、それから、公民館4館のエレベーターの修繕による追加となってございます。次に、15節工事請負費につきましては、成田一丁目公共用地の隣地駐車場といたします部分の追加、それから、富ケ丘公民館屋外に水飲み場を設置するための追加となってございます。
 次に、29、30ページをお願いいたします。
 10款6項保健体育費ですが、2,233万7,000円を追加するもので、2目総合運動公園費については、13節の委託料といたしまして、テニスコートにクラブハウス新設のための設計を委託する費用を追加しております。15節工事請負費につきましては、スポーツセンターのトイレ改修のための追加を行うものでございます。次に、3目給食センター管理は、3節から7節につきましては、臨時職員増による賃金等の追加となってございます。13節及び15節は、給食センターのロゴマークが決定いたしまして、「eはーと」といたしましたので、その作成委託と取りつけ工事分を追加するものでございます。18節備品購入費につきましては、配送車の老朽から1台を更新するものとなってございます。
 最後に、11款2項1目道路橋梁河川災害復旧費ですが、98万円を追加するもので、沼田川の河川災害復旧に当たりまして、流下断面を確保するために土地の購入が必要となったため、追加をするものでございます。
 以上で説明を終わります。よろしくお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。18番渡邊俊一君。

18番(渡邊俊一君) 1点ちょっとお聞きをさせていただきたいと思います。
 25ページ、8款2項の部分であります。13節に委託料として、町道三ノ関大崎線、三ノ関寺前線、雨水対策検討業務というような内容の提示があります。もう少し具体的に内容を教えていただきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) これは、三ノ関大崎線、ここは三ノ関会館の前の部分でございます。三ノ関寺前線は、威徳寺前の水路を含めたものでございます。合わせまして延長が200メーター、おのおの約100メーターずつというふうなことでございます。測量、検討設計、それから一部地質調査を実行するものでございます。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。

18番(渡邊俊一君) ようやく来たなというような感じをしております。これも、大分長い懸案で、議会から各議員からもいろいろと一般質問等で要請がありました。今回も同じように、千葉議員のほうからも災害時に対してのいろいろな質問もありましたし、できるだけ速やかに最善の方法で、そして、百年に一度の大雨にも対応できるような、そういった構造の中で構築をしていっていただきたいと、こんなふうに思っておりますけれども、どのような方法で。といっても、まだちょっとなかなか方法までは示されないと思いますけれども、そういった意気込みでこの検討をされるかどうかを質問させていただきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 議員おっしゃりますように、大崎線は町のほうでこの2カ所ですね、常に監視をしている場所でございます。竹林川の本線の河川改修とも大分密着に影響部分がございますので、国のこれからの改修計画と整合を図りながら、改修計画を立てていきたいというふうに考えております。

議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。

18番(渡邊俊一君) ぜひそういった方向でお願いをしたいと思いますけれども、一つは、ネックになっている部分というのは、やはり三ノ関大崎線のその下を通っているヒューム管といいますか、それが余りにも小さい。今、その前の部分を大幅に改良しても、なかなか水がのみ込めない状況が多々出てくるのかなと、こんなふうにも思っております。しかるに、大和とやはりその辺をもう少し、せっかく事業費をかけてやるわけでありますから、大和とやはり検討を密にして、あの部分の改良をやはり大和のほうで積極的に進めてもらうような状況をつくっていかなければ、せっかく我が町のほうで高価な対価を出して事業を進めても、その部分で災害を勃発させるような状況になったのでは、大変我々としても不本意でないかというような気持ちであります。ぜひその整備をするに当たってその部分も考慮した中で計画を進めるというような考えがあるかどうか、その辺を、提案を含めた中で執行部のほうで検討できるかどうかをご質問させていただきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 確認をいたします。大和とは、大和町のことですね。

18番(渡邊俊一君) 全くそのとおりでございます。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 町境の三ノ関大崎線、大和のほうでは大崎三ノ関線という町道になっておりますが、あの部分の横断ヒューム管もしかるに、やっぱり一番は竹林川の本流に排出する、その排水口の構造が一番かなというふうに当方では考えております。今のを視野に入れながら検討業務に入りたいと思います。以上です。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。9番森栄君。

9番(森栄君) 12ページ、地方交付税ですけれども、先ほどの説明では、当初に13億円、それから追加で15億円ということで、今回2億9,588万3,000円が歳入として計上されておりますけれども、この地方交付税の算定に当たって、基準財政需要額に対する割合、基準財政需要額に対して100%入ったんだか、それとも、そのうちの何割だか、その基準財政需要額に対する割合について、教えていただきたいと思います。
 次に、同じく12ページで、宮城県子育て支援対策臨時特例基金特別対策事業費補助金3,525万5,000円、これについての補助申請額に対する割合、申請額に対して100%入ってきたのかどうか。それについて教えていただきたいと思います。
 次に、14ページの宮城県自殺対策緊急強化補助金50万円ですけれども、この歳入に対して、24ページの主な事業名のところに、宮城県自殺対策緊急強化事業として54万2,000円が計上されておりますけれども、歳入で50万円、あとこちらのほうで54万2,000円ということなので、この4万2,000円の違いについて教えていただきたいと思います。
 それから、16ページ、災害援護資金貸付金なんですが、2,313万5,000円、これの件数と1件当たりの金額を教えていただきたいと思います。
 それから、22ページですけれども、扶助費の中で、子ども手当、それから児童手当、それぞれの金額が減額ということになっていますけれども、この対象者は何名だったのか、それから、災害救助費の中で扶助費で災害弔慰金250万円、それから、その下の貸付金2,313万5,000円、これについても1件当たり幾らで、あと何名分ぐらいを予定しているのか。
 とりあえずこれでやめます。

議長(浅野幹雄君) 森議員に申し上げますが、ここは議会でございますから、「教えてください」ではなくて、「伺います」に切りかえてください。(「はい」の声あり)
 これより答弁に入ります。財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) 普通交付税につきましては、ご承知かと思いますけれども、需要額がそのまま交付額に算入されるものではございませんで、基準財政収入額というものがございまして、それを需要額から差し引いた残りが、15億9,500万円ということでございますので、まず、需要額と収入額を申し上げさせていただきたいと思います。まず、基準財政需要額につきましては44億4,252万8,000円となってございます。それから、基準財政需要額につきましては60億4,932万3,000円ということで、この差し引きが通常交付税として措置されるわけなんですけれども、これにちょっと補正係数、国の財源の関係で補正がかかりまして、最終的には15億9,000何がしという数字になってございます。

議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 宮城県子育て支援対策臨時特例基金の分のわか葉保育園の部分でございますけれども、基準額に対しまして3分の2の内示をいただきまして、当初で上げていた分の不足として3,525万5,000円を上げさせていただいておりますので、3分の2ということになると思います。
 それから、22ページの子ども手当、児童手当の件数ですが、これは、あくまでも見込みですが約4,000名あり、子ども手当も児童手当も同じ人数で4,000名というふうに思っております。

議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 14ページの宮城県自殺対策緊急強化補助金につきましては、限度額が50万円ということでございます。その費用に対しまして、こちらで事業を組み立てたときに4万2,000円が上回ったということでございますので、それは一般財源ということにさせていただきます。

議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 災害援護貸付金の件数でございますけれども、16件で、1件当たり150万円を見込んだものでございます。そこの差異のところは現計予算との差額でございます。22ページ、歳出に関しては同様でございます。あと扶助費、災害弔慰金の件数、1件でございます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 最初に、この前、河北新報に義援金とか寄附金というのが書いてあったんですが、これは、この予算書の中ではどこへ記入されているのか、ちょっと質問したいというふうに思います。
 22ページ、3款2項1目19節負担金、補助金、これは収入のほうでも出ているわけですが、当初予算よりも40%ぐらい増額されているんですけれども、この理由はどういう理由なのか、質問したいというふうに思います。
 同じく22ページの3款2項4目18節の備品購入ですけれども、先ほど冷蔵庫購入というふうにお聞きしたんですが、ちょっとどこどこに購入するのかちょっと聞き取れませんでしたので、もう一度お願いをしたいというふうに思います。
 やはり22ページ、3款3項1目19負担補助金、この介護施設整備なんですけれども、これについては、新設なのかどうか、どこの場所なのか、質問したいというふうに思います。
 続いて24ページに移りたい。6款1項1目13委託料、いつも質問すると言われるんですが、農地基本台帳の当初予算から見ると倍以上になっているんですが、これはどういう理由でこの倍以上になったのか、質問したいという。
 それから、26ページですね。8款4項2目15の工事請負費、公園への設置となっている道具、どのような道具がどこどこに設置しようとしているのか、質問したいというふうに思います。遊具ですね。はい、済みません、遊具です。
 それから、30ページですね。10款6項3目18節の備品購入、機械給付費となっておるんですが、この内容です。どういうものを購入しようとしているのか、質問したいというふうに思います。以上です。

議長(浅野幹雄君) 財政課長。もとい、長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 義援金につきましては、義援金窓口口座を設けて管理して、皆様に配付しているものでございますので、この説明書の中には出てきておりません。
 寄附金のほうは、財政課のほうで。

議長(浅野幹雄君) 財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) 寄附金につきましては、今回の補正に上げておりますけれども、今のところ1カ所からの寄附金ということで、33万円の寄附がありましたので、一般寄附として受けております。今回、歳入のほうに計上させていただいております。

議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長、続けてください。

長寿福祉課長(安積春美君) 22ページのところの施設の開設準備の補助金のところでございますが、いちいの杜、富ケ丘に開所いたしましたケアハウスいちいの風と小規模多機能施設の杜の風いちいが5月15日に開所しております。そこの部分の開設準備補助金として、平成23年度部分の分と平成24年度を分けて県のほうの内示がございましたので、平成24年度分といたしまして計上したものでございます。基準額のところが1床当たり55万3,000円というふうなことで、ケアハウスいちいの風のところが21床、あと小規模多機能のほうが泊まりの部分が5床ありますので、そこの部分でございます。それの平成23年度の差し引きのところの計上でございます。パンフレットとかの作成でありますとか、職員研修等々のところに要する経費でございます。

議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 保育所費の備品購入費でございますが、東向陽台保育所と成田保育所でございます。

議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。いいですね。もとい、産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 農地基本台帳システム改修業務、これは予算が倍になったというご指摘ですけれども、一番当初に関しては、維持管理経費という形で載せていただいていました。それを、使用者とかの表示、それから様式、それから行の追加というような改修作業が出てきたので、その改修分の経費でございます。

議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。

都市計画課長(佐々木俊男君) 26ページの公園費工事請負費につきましては、明石台三丁目公園及び明石台六丁目第1公園に鉄棒を設置するものでございます。

議長(浅野幹雄君) 学校給食センター所長。

学校給食センター所長(高橋作喜男君) 先ほどの財政課長のほうからの説明どおり給食センター配送車、3トンのトラックを購入予定しております。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。3番出川博一君。

3番(出川博一君) それでは、私から4点ほど質問いたします。
 まず、最初は、20ページの2款1項5目の委託費のところと13節と15節の第一給食センターの設計業務並びに改修業務、それぞれあるんですけれども、これは、おとといの町長のお話の中では、調理場を収納スペースにする。それから、食器洗い所は、防災関係の倉庫にする。2階の研修室は、けやき教室にしたいんだというお話だったんですけれども、それで、こんなに費用がかかるものなのかどうか。大体今のところわかっている内容といいますか、ある程度の積算があるのであれば、教えていただきたい。
 それから、2つ目、24ページ、予防接種のところの4款1項2目予防費の13節委託費、これは6,700万円と多額の計上になっているんですけれども、これそのものは、いわゆる厚生労働省の指示で、やむにやまれぬものなのか。であれば、国庫補助が当然必要だろうと思いますし、一気にこれだけのやつを補正で、そうでなくても児童医療費を軽減してくれとかそういうある中で、これは断れないものなのかどうか。逆に言えば、生ワクチンは使い続けることはできないのかというのが非常に疑問な点で、ちょっとわからないので、質問いたします。
 それから、同じページで浄化槽の補助金ございますけれども、これは同じ3目の19節浄化槽、これは毎年補正で追加で出るんですけれども、これそのものは、対象件数とすれば何件あって、今までどれだけの世帯数で使って、これから発生するであろうやつが将来的にどれぐらいあるのか、その辺のところを質問いたします。
 それから、最後に、30ページの教育費の6項保健体育の給食センター管理費、これにつきまして、小さい額なんですけれども、ロゴの作成、取りつけ、合計で70万円ほどなんですけれども、そもそも論として、ロゴは必要なのかどうかというところを、お伺いをお聞かせいただきたい。というのは、今度の新しいセンターが建つことによって、平成23年度と比べると、そうでなくても運営維持費が6,000万円ふえています。そして、今回また車両購入ということで、当然取りかえなくてはならないやつなんでしょうけれども、これで500万円と、そういうふうに、ここのところ、この年度内で運営維持費が1億円以上ふえるんじゃないかなというような非常に危惧をしているもので、その観点からお聞きいたします。以上です。

議長(浅野幹雄君) 財政課長。もとい、企画部長。

企画部長(荒谷敏君) それでは、20ページの旧給食センターの改修についてお答えさせていただきます。
 まず、第2回定例会のときに、給食センターの改修に伴う計画を立てるので、事前調査のためにということで予算要求をして、お認めいただいております。その結果を踏まえて、今回の詳細設計監理と建築費の補正をお願いしているところでございます。その中で、3,000万円という工事費を上げさせていただいているんですが、主なところは、この間申し上げたとおりの改修内容でございますが、何分機器類がそのまま設置されておりまして、それらを撤去するものと、あとは、給食センターでしたので、床がフラットでないもので、いろいろでこぼこがあったりですね。そういったものを修繕するのに、こういった額がかかると。詳細設計はこれからなんですが、一応概算でこの額がはじき出されたので、今回予算要求をしております。あわせて、震災の影響で壁面が落ちたり、あと天井、屋根類が劣化したりしておりましたので、そういったものも合わせて今回の修繕の中に入れさせていただいているところでございます。

議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。もとい、子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 委託料の予防接種業務で6,787万1,000円でございますが、今まで、生ポリオワクチンということで、投与で集団で2回の接種で行っておりましたが、ただ、この生ポリオにつきましては、小児麻痺になるというものが出てきているわけですね。ですので、そういうものがないということで、平成24年の9月から不活化ポリオワクチンというふうに決定いたしました。ただ、不活化ポリオワクチンは4回の接種が必要になります。ですので、4回の接種ということで、うちのほうの予算の見込みといたしましては、4回の接種をしなくてはいけないお子さんは904人、それから、あと1回生ポリオを飲んでいる方は3回接種ですので、その方たちは355人、あと転入者が140人、あと新しくお生まれになったお子さんたちが210人という積算で、これは最大値というふうな積算になっておりますので、平成24年度これだけかかるかなというところもあるんですが、最大のお金で今回予算を計上させていただいている状況でございます。
 それで、定期接種になりますので、これを受けないということになると、受けないお子さんに大変この病気にかかるという現状が出てくるわけですね。ですので、お金がかかっても、定期接種ということで受けなくてはならない状況になります。それから、定期接種ですので、国からの補助は出ないという、今までは生ポリで受けていたもののときもお金は入っていないわけで、方法が変わっただけですので、国からの補助はないというふうに言われております。

議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 合併処理浄化槽の補助金の関係です。こちらの、ここ数年、毎年7人槽10基を基本に予算のほうを議決いただいております。平成24年度も、10基で712万円ほど当初予算を議決をいただいておりました。今回、既に、5人槽が6基、7人槽が5基、合わせて11基分で698万円ほど補助金を出している状況です。そんな中で、今後また5基相当分の見込みをしているものですから、その部分を追加補正でさせていただいた次第です。
 それと、浄化槽対象世帯ですが、行政実績報告書のほうにも表示させていただいているんですが、563世帯が一応対象世帯として捉えてございます。その中で、既に平成23年度末、357世帯の設置があります。差し引きますと、286世帯が、まだ浄化槽の設置対象というふうなことで、こちらのほうでは捉えているところでございます。そのような状況でございます。

議長(浅野幹雄君) 学校給食センター所長。

学校給食センター所長(高橋作喜男君) ロゴマークの設置、必要かどうかというご質問でございますけれども、必要かどうかというお答えにはならないかと思いますけれども、事業効果といたしまして説明させていただきます。
 議員さんもご存じのように、新センターのほうのコンセプトといたしまして、地産地消、食育推進、見学機能、そういったものの機能も、従来の施設に加えて加味された施設ということで、こういったロゴマークを使用することで、より多くの住民の方、より多くの人たちに親しまれる施設ということで、イメージアップにつながるものと考えております。

議長(浅野幹雄君) 答弁漏れがあります。企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 先ほどに追加して、もう一つ費用のかかるものといたしまして、建物に附帯している設備があります。外にボイラー室があって、煙突があります。その煙突の撤去と、地下の埋蔵物が、重油タンクとかそういったものは埋め戻ししなくてはいけないということになっておるので、そういったものの埋め戻しの経費もこちらに入っておりますので、この額になってございます。以上です。

議長(浅野幹雄君)  この際、午後1時まで休憩をいたします。

午後0時00分 休憩

午後1時00分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。3番出川博一君。

3番(出川博一君) ちょっと先ほど質問したポリオワクチンに関連してなんですけれども、この6,700万円という数字は、平成24年9月からの補正ということですけれども、そういうことは様子を見なくちゃならないと思うんですけれども、来年度については、当初予算からもう1億円規模の予算計上が必要だということでしょうか。その辺をお聞きいたします。

議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 今回の予算につきましては、9月からの不活化ポリオということで上げさせていただいていまして、不活化になるという情報が早くから伝わっていますので、受けることを待っている方たちもいるというところで、この予算が平成25年度にというところは、その接種状況を見ながら検討してまいりたいと思います。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。19番相澤榮君。

19番(相澤榮君) 20ページの2款総務費5目財産管理費の13節給食センター改修業務についてをお伺いします。
 使用方法につきましては、企画部長よりお話があったわけでございますけれども、倉庫その他、けやき教室の問題があったんですけれども、そのほかに、この施設で十分に利用されるのかどうかということでお伺いします。そのほかの利用方法があるのかどうか。
 それから、15節の工事請負費の中で、工期と使用供用開始はいつごろになるのか。
 それから、26ページの8款道路改良費、郷田線物件調査業務についてお伺いします。
 これについては、町長からご説明があったわけでございますけれども、西コミの駐車場設置について説明があったんですけれども、これはこの業務に入っているのかどうかをお伺いします。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) それでは、給食センターの改修なんですけれども、町長のほうからも第1期ということで、当面取り急ぎやる部分ということで今回上程させていただいているものです。そのほか、給食センターでしたので、下洗い室とかそういう部屋もまだ手つかずで残る場所もありますので、できればそういったものが使えるように、地場産業の振興のほうに使えるかどうかというのも、今、検討しているところでございます。
 また、工期については、今回補正予算を認めていただければ、すぐ設計のほうに入りまして、発注作業のほうに入っていきたいと思います。できれば3月いっぱいの工期で完成させ、4月には早い時期に、まず給食センターのほうへ旧庁舎のものを運び出していきたいと思っております。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) この業務につきましては、建物工作物等の物件調査並びに不動産鑑定、それから土地の分筆登記業務でございまして、西コミの駐車場云々につきましては、現在路線測量設計やっている最中でございますので、その業務の中でとり行っている状況でございます。以上です。

議長(浅野幹雄君) 19番相澤榮君。

19番(相澤榮君) 駐車場の説明につきましては、20台ということでお話を伺っているんですけれども、これで十分なのかどうかということと。それから、グラウンド内に20台分ぐらい駐車場がありますけれども、これとの関連はどういうふうに考えているか。そうして、もう一つは、グラウンドはグラウンドとして、今のグラウンド内の駐車場を別なところ、新しく駐車場をつくる部分に持っていくかどうかという部分も質問いたしますので、よろしくお願いします。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) この駐車場の件につきましては、地元の地権者の方の説明会の際にも要望等で出されておりまして、現在、既存のものは13台ですかね、舗装部分になっているものは。グラウンドを少し引き込んだ形でしたら20台以上とまるんですが、現在13台程度でございます。今度20台程度ということ、合わせて30台程度なんですが。これで十分かどうかというのはまだ、一度この整備をした後、将来的には対岸の買収等も視野に入れてというようなことを、一応説明会のほうでも話ししておりますので、とりあえずは今の計画で進めていきたいと考えております。

議長(浅野幹雄君) 19番相澤榮君。

19番(相澤榮君) 今の状況の中ではお話はわかるんですけれども、駐車場の件につきましては、地元の人たちも、現在の駐車場をこれからつくるところに持ってきていただきたいという要望が強いと思うんですけれども、その考えについては、これからどう進めるかをお伺いします。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) まず、今回は、県道タッチから西コミまでの利用者が安全に利用できるような形で、道路が基本とした計画でございます。あわせて駐車場の整備というようなことも入っているわけでございますが、あそこの道路の両側、今現在田んぼと畑ですかね。駐車場整備だけですとかなりの面積が必要になりますので、地権者の今後の意向等も確認しながら、最終的な台数とかを生涯学習課等と相談しながら進めていきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。16番永野久子君。

16番(永野久子君) まず、20ページです。総務管理費財産管理費の中の工事請負費です。旧学校給食センターの改修に関して、お話の中で、まだ不確定の要素はあるけれどもという前提つきで、2階についてはけやき教室を考えているということでした。そこで、まず伺いたいのは、不登校の子供の気持ちを考えますと、すぐそばに富谷小学校があると、同じ生活圏域の中で目と鼻の先にその学校があるところで、不登校の子供が通わなければならないということが、果たして教育的な視点から見ていいのかどうかということについてのお考えを伺います。
 それから、そのけやき教室として活用するまで、するかどうかの決定ですね。これはどういうプロセスを経て決定に至るのかということを伺います。
 次に、28ページなんですが、社会教育費公民館費の中の工事請負費で、成田公民館の臨時駐車場について307万5,000円が計上されておりまして、これは6,000平米の土地だということを聞いたように思うんですが、そうでしたね。それで、ここは、もともと成田の里に隣接していて、消防施設にするというお考えを以前に示されたことがありました。そこで、ここを駐車場にした場合に、消防施設についてはどこを考えているのか、どうするのかということが1点。
 それから、今回臨時駐車場としてつくった場合に、歩いて成田公民館まで行くわけですが、その際に、七北田西成田線を横断しなければなりません。以前に同僚議員からもここに信号が必要だという声がありましたけれども、駐車場と公民館との位置関係でいくと、どうしてもあの道路を直接横断できる信号機は不可欠になるのではないかと思いますが、この点についてはどう考えているのか。
 それから、最後になりますけれども、臨時駐車場に車を置いて、歩いて公民館に行った場合、東側から公民館の敷地に入るわけですけれども、ぐるっと西側の正面玄関へ回って公民館の中に入るということになるのか、それとも、直接東側から公民館の中へ入れるようにするのか、この辺についてはどういうお考えか、伺います。以上です。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) けやき教室への借用につきましては、まず、けやき教室への転用ということで議員さんのほうからもご提案がありましたし、そのほか、もともと富谷町の町内で行っておりましたので、そういったことも考慮して検討していたところでございます。
 なお、黒川行政組合のほうが管理しておりますので、その学校との近接については既にこちらから申し上げておりますので、その調査を経た上でのご回答があって、これから協議を始めるということになっております。
 あと、プロセスについては、当然町の施設をお貸しするので、先方の考えを受けて、あと、町と契約を結んで貸していくということになってございます。

議長(浅野幹雄君) 佐藤教育次長。

教育次長(佐藤信夫君) 歩いて七北田西成田線からということで、横断というお話ですけれども、横断をということではなくて、今現在アンダーパスを通ってということで考えております。その横断することにつきましては、今現在、公安委員会のほうにいろいろご要望させていただいて、上のほうということでは将来的には希望していますけれども、今現在ではそのアンダーパスを通っていただいて公民館に来ていただくと。
 東側から入っていただくということで、前の広場を利用されて、そこから、あの公民館は土足なものですから、直接入られてもいいかと思っております。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 今のところ、消防施設ということのお話でしたけれども、現行の臨時駐車場で現在のところは整備するという方向でございます。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) そうしますと、まず、一番最後におっしゃった消防施設から伺いますが、今のお答えだと、消防施設についてはどうするんですかと聞いているので、改めてそのことについてのお答えをしてください。
 それから、2点目ですけれども、東から入って、確かに今、学童の子供たちが庭に出られるような出入り口がありますが、あそこから入るということでいいのかどうかを伺います。
 それから、公民館に行くのに、アンダーパスということでしたが、これは大変不評ですので、同僚議員からもご指摘ありましたけれども、このアンダーパスを通るということになると、相当利用者の方は不便を強いられることになるんですよね。しかも、何度も話に出ていますが、夜間などは危険ですしね。これは何とか、今、努力してらっしゃるということですが、信号機については、そういうことであれば必要度がうんと高まるわけなので、これは町を挙げて公安のほうに話をしていただきたいと思いますが、どうでしょうか。
 それから、けやき教室については、富谷町の教育委員会としては教育的な視点から見てどうなのかということを、改めて伺います。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) センター地区の住居等の張りつけ、その他いろいろなものを勘案して、方向性を決定するような方向になろうかと思います。

議長(浅野幹雄君) 佐藤教育次長。

教育次長(佐藤信夫君) アンダーパスを通らないとなると、随分信号機のほうまで北上して回って、遠回りになりますので、その辺のアンダーパスを利用されて富谷をご利用いただきたいなと思います。当然、公安委員会のほうには継続してお願いはしていきたいと思っております。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。もとい、菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 私は、黒行の教育委員という立場もございますので、私のほうからお答えをいたします。まず現地については、私以外の黒行の教育委員の全て、それから、けやき教室の実際の指導員、全部全て中まで建築確認をいたしております。それで、結論的に、ぜひここにけやき教室を設置していただければ大変ありがたいということの結論に達しております。
 その理由としても、近くに、議員さんが指摘しますように富谷小学校があるわけですけれども、あそこは体育館の裏側になっていまして、学校の施設に多少の抵抗感がある子供にしても、子供の出入り、活動は一切見えない位置にありますとともに、やはり気持ちを和らげるための距離がやはりきちんと確保もされていると、そういうことからも総合的に判断して、黒行の教育委員会としては、ぜひこの地にけやき教室が設置していただけるんであれば、大変ありがたいことであるということでお話を申し上げているところです。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ございませんか。(「答弁漏れがありました。東側から入るということについて」の声あり)佐藤教育次長。

教育次長(佐藤信夫君) 東側から入るということでの答弁です。先ほど申し上げたとおりでございまして、東側から、前に広場がありますので、一部車どめのようになっておりまして、そこから人が入れるようになっておりますので、そこを利用されて、東側の入り口からということで考えております。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ございませんか。9番森栄君。

9番(森栄君) 16ページなんですが、財政調整基金繰入金4億1,051万5,000円、これは減額になっていますけれども、この減額の理由は財源調整のためかどうか、確認したいと思いますので伺います。
 それから、30ページ、教育費の中の工事請負費で、スポーツセンタートイレ改修工事850万3,000円が予算計上されておりますけれども、このトイレは全面改修なのか、それとも一部改修なのか。それからあと、この850万3,000円の予算なんですけれども、ちょっと高いんではないのかなと思うんですけれども、この工事に当たって、業者は、何社から工事の見積もりをとったのか。それからあと、この改修工事の時期ですけれども、毎月あそこのスポーツセンターは利用している方々がおられますので、そういうような方々がトイレを利用する場合の支障を来す場合もありますので、これらの工事の内容について、総合的に説明を求めます。

議長(浅野幹雄君) 財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) 今回の基金繰入金の減額につきましては、普通交付税の増、それから繰越金等によります歳入の増によりまして、財源調整ということで減額をさせていただくものでございます。

議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤英樹君) トイレ改修につきましては、1階トイレの男女、南側のトイレ、あと北側の男女のトイレ、あとだれでもトイレの3カ所の改修です。
 2つ目です。見積もりの業者については都市計画課。
 3点目につきまして、トイレの利用につきましては、武道館のトイレがありますので、工事中は、そちらの武道館のトイレを利用していきます。ただ、3カ所同時に工事をするんではなくて、時差をつけておりますので、これは大丈夫だと思います。
 時期については、最初に南側のトイレを工事をして、その後に北側の男女のトイレ、最後にだれでもトイレを行います。
 あと、費用の、お金についてなんですけれども、計画の見直しをしまして、やはり現代の設置のものでは狭いですので、南側のトイレを、男女から女子専用に、北側のトイレを男女トイレから男子専用にというふうに分けますので、若干費用のほうは高くなっています。

議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。

都市計画課長(佐々木俊男君) 参考見積もりにつきましては2社から徴取してございます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。7番浅野直子君。

7番(浅野直子君) 26ページになりますけれども、8款土木費の2道路橋梁費の中の15節の工事請負費の町道大清水9-2号線防護柵設置工事で、376メートルの工事になるという先ほどのご説明がございましたが、これはどこからどこまでの場所になりますでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) ちょうどあけの平と大清水の境のところの十字路、二中の入り口の道路になりますか。そこから穀田大沢線の変則になっています区間まででございます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。本案は討論を省略し採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第3号を採決いたします。
 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第5 議案第4号 平成24年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)

議長(浅野幹雄君) 日程第5、議案第4号 平成24年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) それでは、補正予算説明書36ページ、お願いいたします。
 議案第4号平成24年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)については、次に定めるところによります。
 第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ5,205万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ35億2,502万7,000円とするものでございます。
 第2項で歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 それでは、事項別明細書によりましてご説明申し上げますので、ページ45、46をお開きいただきたいと思います。
 初めに、歳入でございます。
 9款1項1目一般会計繰入金は、84万円を追加いたしまして2億114万7,000円とするもので、国保総合システム用移動データ作成業務に係る費用の繰入金でございます。
 10款1項繰越金は、5,121万2,000円を追加いたしまして5,621万3,000円とするもので、2目その他繰越金で、平成23年度からの繰越分でございます。
 次に、歳出でございますので、47、48ページ、お願いいたします。
 2款1項総務管理費は、84万円を追加いたしまして4,507万7,000円とするもので、1目一般管理費で国保総合システム用移動データ作成業務委託分でございます。
 2款1項療養緒費は、53万2,000円を追加いたしまして20億6,829万4,000円とするもので、これは5目の審査支払手数料で、レセプト審査件数の増によるものでございます。
 2款2項高額療養費は、1,843万7,000円を追加いたしまして2億3,015万7,000円とするもので、2目退職被保険者等高額療養費分でございまして、退職被保険者に係る高額療養費の増によるものでございます。
 次に、11款1項償還金及び還付加算金でございまして、3,224万3,000円を追加いたしまして、3,626万2,000円とするものでございます。4目から6目までの退職被保険者に係る保険税の医療給付費、それから後期高齢者支援金分、保険税の介護納付金分のそれぞれ償還金でございます。あわせて7目の償還金につきましては、平成23年度の補助額等の確定による償還分でございまして、国保の療養給付費負担金等といたしまして2,530万2,332円等の償還金でございます。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第4号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第6 議案第5号 平成24年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第2号)

議長(浅野幹雄君) 日程第6、議案第5号 平成24年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) それでは、議案第5号富谷町下水道事業特別会計補正予算(第2号)についてご説明を申し上げます。
 説明書50ページをお願いいたします。
 第1条でございますが、歳入歳出予算の補正でございます。歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出の総額にそれぞれ323万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ9億5,635万8,000円とするものでございます。
 第1条第2項、歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものとし、51ページから52ページのとおりでございます。
 詳細についてご説明を申し上げます。
 59ページ、60ページをお願いいたします。
 まず、歳入でございますが、歳入につきましては、4款1項1目一般会計繰入金1,973万1,000円の減額でございますが、歳入予算の平成23年度決算に係る繰越金の追加と歳出予算の追加によるものでございます。
 5款1項1目繰越金でございますが、平成23年度決算に係る繰越金の確定により2,296万5,000円を追加するものでございます。
 次に、歳出でございますが、61ページ、62ページ、お願いいたします。
 1款1項2目下水道維持費、12節の役務費手数料でございますが、下水道汚水管路等の清掃業務。それから、16節原材料費は、舗装等打ちかえ等に伴う交換する汚水沈降、マンホールの鉄ぶたの購入に充てるものでございます。18節備品購入費は、成田汚水中継ポンプ場の消火器交換に要するものでございます。
 2款1項2目利子でございますが、平成23年度起債借入額の確定により、これに係る利子を追加するものでございます。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。9番森栄君。

9番(森栄君) 60ページ、一般会計繰入金1,973万1,000円、これ減額なんですけれども、これは財源調整のための減額と解釈してよろしいでしょうか。
 次に、62ページの役務費手数料100万円、この手数料は1件100万円なのかどうか、説明を求めます。

議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) まず、前段、一般会計の繰入金でございますが、議員のおっしゃるとおり財源の調整によるものでございます。
 それから、次に、歳出の手数料、これは100万円でございますが、管路の清掃等の業務に充てるものでございまして、1件当たりの単価ではございません。いわゆる清掃業務、各種項目ございまして、それぞれ一応今後の見込みを立てて算出したものでございます。通常1件行いますと、20万円から30万円というような経費がかかるようでございます。

議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。

9番(森栄君) 62ページの今説明あった手数料なんですけれども、そうしますと、今の説明から判断すると、今後もこのような手数料がふえるということも考えられるわけですか。もし、考えられるとしたら、どれぐらいの金額になるか、説明を求めます。

議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 当初予算で清掃業務関係120万円ほど計上してございますが、これまで6月20日の台風4号等ですね、そういったところでマンホール等の溢水等がございまして、あとは管路等の清掃等を行ってございます。ほぼ予算を消化しているというようことで、今後発生する見込みを一応考慮して100万円の計上となったわけでございます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第5号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第7 議案第6号 平成24年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第2号)

議長(浅野幹雄君) 日程第7、議案第6号 平成24年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) よろしくお願いいたします。
 それでは、説明書64ページをお願いいたします。
 議案第6号平成24年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによるものでございます。
 第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ4,804万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ17億2,111万2,000円とするものでございます。
 第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 それでは、73、74ページをお願いいたします。
 歳入でございます。
 3款1項1目1節介護給付費負担金1,277万7,000円は、平成23年度国庫負担金精算による追加交付分でございます。2項2目2節包括的支援事業費交付金60万円の増額は、保健福祉総合支援センター運営協議会の開催増など、包括支援事業に対する国庫補助分でございます。6万円。大変失礼いたしました。訂正いたします。
 4款1項1目1節介護給付費交付金943万3,000円は、平成23年度精算に伴う支払基金からの介護給付費に対する追加交付分でございます。
 5款1項1目1節介護給付費負担金728万5,000円は、平成23年度負担金精算による介護給付費に対する追加交付分でございます。2項1目2節2万9,000円は、包括支援事業に対する県補助金分でございます。3項1目1節交付金522万9,000円は、宮城県財政安定化基金からの支出金でございます。今年度限りのものでございます。
 8款1項1目3節地域支援事業費繰入金は、包括支援事業に対する町負担分でございます。2項1目1節介護給付費準備基金繰入金3万8,000円は、財源調整をいたすものでございます。
 次のページ、75、76ページをお願いいたします。
 9款1項1目繰越金1,316万2,000円は、平成23年度の繰越分でございます。
 次のページ、77、78ページをお願いいたします。
 歳出でございます。
 2款1項1目居宅介護サービス給付費を70万円減額し、国庫を1目高額医療介護合算サービスを見込み増によりまして70万円増額するもので、給付費の調整をいたしたものでございます。
 3款2項1目一般管理費2万9,000円は、予防給付の国保連への伝送に必要なソフト購入に要するものでございます。3目運営事業費12万4,000円は、保健福祉総合支援センター運営協議会の開催増に伴う委員報酬、旅費の増額分でございます。
 4款1項1目介護給付費準備基金積立金は、3,976万5,000円でございます。
 6款1項2目償還金728万8,000円は、平成23年度の介護給付費等の精算に伴う編さんでございます。2項1目一般会計繰出金84万6,000円は、平成23年度の介護給付費の精算に伴う町負担分について一般会計に繰り出しをいたすものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第6号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第8 議案第7号 平成24年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)

議長(浅野幹雄君) 日程第8、議案第7号 平成24年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) よろしくお願いいたします。それでは、説明書82ページをお願いいたします。
 議案第7号、平成24年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)。
 第1条第1項、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ108万8,000円を追加いたし、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2億2,490万5,000円とするものでございます。
 第2項、歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 91ページをお願いいたします。
 歳入でございます。4款1項1目1節繰越金108万8,000円の追加は、平成23年度後期高齢者医療特別会計決算繰越分でございます。
 次のページ、93ページをお願いいたします。
 歳出でございます。4款2項1目1節一般会計繰出金の108万8,000円は、平成23年度の繰越分を一般会計に繰り出しをするものでございます。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第7号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第9 議案第16号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて

議長(浅野幹雄君) 日程第9、議案第16号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、教育委員会の任命につき同意を求めるものであります。
 教育委員会の委員に、下記の者を任命することについて、地教行法第4条第1項の規定により、議会の同意を求めるものです。
 住所は、富谷町日吉台一丁目18番地2、お名前が瀬戸 浩、生年月日、昭和29年11月1日でございます。
 現教育委員長であります瀬戸委員は、今月9月30日をもって任期満了となるために同意を求めるものであります。
 なお、恒例によりまして、経歴の概要について、別添でお示しをしてございますので、よろしくお願いを申し上げます。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 これから議案第16号を採決いたします。
 この採決は、無記名投票で行います。
 議場の出入り口を閉めます。

〔議場閉鎖〕

議長(浅野幹雄君) ただいまの出席議員は19名です。
 次に、立会人を指名いたします。富谷町議会会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に8番安住稔幸君、9番森栄君、10番千葉達君の3名を指名いたします。
 投票用紙の配付をいたします。

〔投票用紙配付〕

議長(浅野幹雄君) 念のために申し上げます。富谷町議会会議規則第83条の規定により、本案を可とする議員は「賛成」と、否とする議員は「反対」と記載願います。
 なお、投票による表決について、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは、富谷町議会会議規則第84条の規定により「否」とみなします。
 投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
 投票用紙の配付漏れなしと認めます。
 投票箱を点検いたします。

〔投票箱の点検〕

議長(浅野幹雄君) 上着着用してください。演壇に来ますので。
 異状なしと認めます。
 ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を読み上げますので、1番議員から順番に投票願います。

〔事務局長点呼、投票〕

議長(浅野幹雄君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
 投票漏れなしと認めます。投票を終了いたします。
 開票を行います。8番安住稔幸君、9番森栄君、10番千葉達君の立ち会いを願います。

〔開票〕

議長(浅野幹雄君) 投票の結果を報告いたします。
 投票総数19票

  • 有効投票19票
  • 無効投票なし

 有効投票のうち、

  • 賛成8票
  • 反対11票

 以上のとおり反対が11票です。したがって、本案は否決されました。
 議場の出入り口を開きます。

〔議場開扉〕

日程第10 議案第17号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて

議長(浅野幹雄君) 日程第10、議案第17号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、同じく教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてであります。
 教育委員会の委員に、下記の者を任命することについて、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定により、議会の同意を求めます。
 住所は、富谷町成田三丁目23番地6、お名前が菅原 明男、生年月日、昭和23年1月9日。
 菅原委員につきましても、平成24年の9月30日をもって任期満了となるために同意を求めるものであります。
 同様に、別添で経歴の概要でお示しをしてございますので、よろしくお願いを申し上げます。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。9番森栄君。

9番(森栄君) 教育委員の任命についてですけれども、任命に当たって、具体的にどういうところを基準として人選ですね、人を選ぶ場合の人選、その人選の基準について説明を求めます。
 そして、また、この方が、どういうような教育委員として実績があるか、それらも含めて説明を求めたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) まさに人格識見、教育委員として最もふさわしい人であるというふうなことで、皆さんにお諮りをし、同意を求めるものでございます。
 従前のスタイルで継承しているというような側面もご理解を申し上げます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 これから議案第17号を採決いたします。
 この採決は、無記名投票で行います。
 議場の出入り口を閉めます。

〔議場閉鎖〕

議長(浅野幹雄君) ただいまの出席議員は19名です。
 次に、立会人を指名いたします。富谷町議会会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に11番佐藤克彦君、12番山路清一君、13番小川昌義君の3名を指名いたします。
 投票用紙の配付をいたします。

〔投票用紙配付〕

議長(浅野幹雄君) 念のために申し上げます。富谷町議会会議規則第83条の規定により、本案を可とする議員は「賛成」と、否とする議員は「反対」と記載願います。
 なお、投票による表決において、賛否を表明できない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは、富谷町議会会議規則第84条の規定により「否」とみなします。
 投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
 投票用紙の配付漏れなしと認めます。
 投票箱を点検いたします。

〔投票箱の点検〕

議長(浅野幹雄君) 異状なしと認めます。
 ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を読み上げますので、1番議員から順番に投票願います。

〔事務局長点呼、投票〕

議長(浅野幹雄君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
 投票漏れなしと認めます。投票を終了いたします。
 開票を行います。11番佐藤克彦君、12番山路清一君、13番小川昌義君、立ち会い願います。

〔開票〕

議長(浅野幹雄君) 投票の結果を報告いたします。
 投票総数19票

  • 有効投票19票
  • 無効投票なし

 有効投票のうち、

  • 賛成18票
  • 反対1票

 以上のとおり賛成が18票です。したがって、本案は原案のとおり同意することに決定いたしました。
 議場の出入り口を開きます。

〔議場開扉〕

日程第11 諮問第1号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて

議長(浅野幹雄君) 日程第11、諮問第1号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、人権擁護委員の候補者の推薦につき議会に意見を求めることについてであります。
 人権擁護委員の候補者として、下記の者を推薦することについて、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めます。
 住所は、富谷町石積字道栗24番地2、お名前が菊地清、生年月日、昭和24年1月15日です。
 人権擁護委員荒谷清明さんは、平成24年12月31日をもって任期満了となるためであります。
 経歴の概要については別紙でお示しをしてございますので、お願いを申し上げます。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 これから諮問第1号を採決いたします。
 この採決は、無記名投票で行います。
 議場の出入り口を閉めます。

〔議場閉鎖〕

議長(浅野幹雄君) ただいまの出席議員は19名です。
 次に、立会人を指名いたします。富谷町議会会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に14番細谷禮二君、15番佐藤聖子君、16番永野久子君の3名を指名いたします。
 投票用紙を配付いたします。

〔投票用紙配付〕

議長(浅野幹雄君) 念のために申し上げます。富谷町議会会議規則第83条の規定により、本案を可とする議員は「賛成」と、否とする議員は「反対」と記載願います。
 なお、投票による表決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは、富谷町議会会議規則第84条の規定により「否」とみなします。
 投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
 投票用紙の配付漏れなしと認めます。
 投票箱を点検いたします。

〔投票箱の点検〕

議長(浅野幹雄君) 異状なしと認めます。
 ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を読み上げますので、1番議員から順番に投票願います。

〔事務局長点呼、投票〕

議長(浅野幹雄君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
 投票漏れなしと認めます。投票を終了いたします。
 開票を行います。14番細谷禮二君、15番佐藤聖子君、16番永野久子君、立ち会い願います。

〔開票〕

議長(浅野幹雄君) 投票の結果を報告いたします。
 投票総数19票

  • 有効投票19票
  • 無効投票なし

 有効投票のうち、

  • 賛成15票
  • 反対4票

 以上のとおり賛成15票です。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
 議場の出入り口を開きます。

〔議場開扉〕

日程第12 諮問第2号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて

議長(浅野幹雄君) 日程第12、諮問第2号 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、引き続きまして、人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについてであります。
 人権擁護委員の候補者として、下記の者を推薦することについて、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の議決を求めるものであります。
 住所は、富谷町ひより台二丁目28番地9、お名前が内海俊行、生年月日、昭和26年12月6日。
 提案の理由は、現人権擁護委員、現委員であります神林春昌さんは、平成24年12月31日をもって任期満了となるためであります。
 なお、経歴の概要につきましては、別紙でお示ししているとおりでございますので、よろしくお願い申し上げます。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 これから諮問第2号を採決いたします。
 この採決は、無記名投票で行います。
 議場の出入り口を閉めます。

〔議場閉鎖〕

議長(浅野幹雄君) ただいまの出席議員は19名です。
 次に、立会人を指名いたします。富谷町議会会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に17番磯前武君、18番渡邊俊一君、19番相澤榮君の3名を指名いたします。
 何かありましたか。(「いや、何でもないです」の声あり)
 投票用紙を配付いたします。

〔投票用紙配付〕

議長(浅野幹雄君) 念のために申し上げます。富谷町議会会議規則第83条の規定により、本案を可とする議員は「賛成」と、否とする議員は「反対」と記載願います。
 なお、投票による表決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは、富谷町議会会議規則第84条の規定により「否」とみなします。
 投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
 投票用紙の配付漏れはなしと認めます。
 投票箱の点検をいたします。

〔投票箱の点検〕

議長(浅野幹雄君) 異状なしと認めます。
 ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を読み上げますので、1番議員から順番に投票願います。

〔事務局長点呼、投票〕

議長(浅野幹雄君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
 投票漏れなしと認めます。投票を終了いたします。
 開票を行います。17番磯前武君、18番渡邊俊一君、19番相澤榮君、立ち会い願います。
 ご静粛にお願いします。

〔開票〕

議長(浅野幹雄君) 投票の結果を報告いたします。
 投票総数19票

  • 有効投票19票
  • 無効投票なし

 有効投票のうち、

  • 賛成17票
  • 反対2票

 以上のとおり賛成が17票です。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
 議場の出入り口を開きます。

〔議場開扉〕

議長(浅野幹雄君) この際、午後2時25分まで休憩をいたします。

午後2時09分 休憩

午後2時25分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

日程第13 認定第1号 平成23年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について

日程第14 認定第2号 平成23年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について

日程第15 認定第3号 平成23年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について

日程第16 認定第4号 平成23年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について

日程第17 認定第5号 平成23年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について

日程第18 認定第6号 平成23年度富谷町水道事業会計の認定について

議長(浅野幹雄君) この際、お諮りいたします。日程第13、認定第1号平成23年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について、日程第14、認定第2号 平成23年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第15、認定第3号 平成23年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第16、認定第4号 平成23年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第17、認定第5号 平成23年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第18、認定第6号 平成23年度富谷町水道事業会計決算の認定については、議事の都合により、一括議題にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、日程第13、認定第1号より日程第18、認定第6号までを一括議題といたします。
 続いてお諮りいたします。ただいま一括議題となりました認定第1号から認定第6号までは、会議規則第39条第3項の規定によって、議案の説明を省略したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、認定第1号から認定第6号まで、議案の説明を省略することに決定いたしました。
 ここで、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定により、町長に平成23年度決算に基づく財政健全化判断比率及び資金不足比率について、報告を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、健全化判断比率並びに資金不足比率について、下記のとおり報告をいたします。
 地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項並びに第22条第1項の規定に基づき、平成23年度決算に基づく財政健全化判断比率並びに資金不足比率について報告します。
 健全化判断比率であります実質赤字比率、連結実質赤字比率、将来負担比率については、総務省より示された書式にのっとり算定した結果、赤字額はなく、将来負担比率も算定されませんでした。実質公債費比率は、マイナス0.4%であります。
 また、水道事業、下水道事業における資金不足比率も、資金不足はなく、算定されておりません。
 以上、ご報告を申し上げます。

議長(浅野幹雄君) 次に、代表監査委員に、平成23年度決算審査意見書の内容について説明を求めます。代表監査委員阿部功君、登壇願います。

代表監査委員(阿部功君) 平成23年度決算審査、総合的意見を述べます。
 初めに、平成24年7月3日付(富財第81号)で、地方自治法(昭和22年法律第67号)第233条第2項、第241条第5項及び地方公営企業法(昭和27年法律第292号)第30条2項の規定によって、富谷町長より審査に付された平成23年度富谷町一般会計を初め、特別会計(4会計)及び水道事業会計の合わせて6会計における歳入歳出決算書、歳入歳出決算書事項別明細書、実質収支に関する調書、財産に関する調書、決算書以外では平成23年度業務委託契約状況、工事請負契約状況、また、事前に提出を求めた調書、さらには、当日提示をも含め、決算計数等については延べ12日間にわたり決算審査を行った。
 以下、審査意見については次のとおりである。
 (1)財政状況
 経常収支比率
 地方公共団体における財政構造の硬直度や弾力性を見る上で最も重要な指標である経常収支比率は、歳入で、経常一般財源の町税が、前年比1億4,591万円の増となったことや、歳出で経常経費充当一般財源において人件費、維持補修費、扶助費等が増となり、物件費や公債費等では減となったものの、総額では1億5,658万円増で、前年度比0.7ポイント増の86.4%となった。
 実質収支比率
 実質収支比率は、地方公共団体の決算剰余金または欠損の状況を財政規模との比較であらわしたもので、前年度対比6.3ポイント増の9.0%となった。財政規模や当該年度の経済の景気等によって左右されるが、望ましい数値である3ないし5%を超えている。一般会計予算で、実質収支額のうち3億6,000万円を地方自治法第233条の2の規定により基金に積み立てしており、特に問題はない。
 実質公債費率
 実質公債費率は、実質的な公債費に費やした一般財源の標準財政規模に占める割合を示すものであり、一般会計の公債費が減少していることから、今後も引き続き低い水準が維持されると見込まれる。
 財政力指数
 財政力指数は、地方公共団体の財政上の能力を示す指標であるが、前年度より0.01ポイント減少し0.74となっている。
 (2)審査結果と今後の対応
 決算審査の結果、不当性、違法性は認められず、計数的にも正確である。また、特定目的基金の運用についても適正と認める。今後も地方公共団体として施策の優先度を把握するとともに経常経費の支出を抑えながら必要とされる公共事業を行い、一層の行政サービスの向上に努められるよう要望する。
 一般会計歳入の決算額において、前年度より30億9,813万円の増(対前年度比20.1%増)となった。東日本大震災の発生による関連歳入における復興特別交付税、災害復旧事業被負担(補助)金、その他震災関連国庫及び県の支出金、臨時財政対策債などがあるためだが、これらの歳入は臨時的なものであるため、経常的に見込める歳入ではない。町の収入で最も大きい地方税は、滞納整理機構との連携の効果もあって若干増加傾向にあり、地方交付税も前年比9億7,505万円の増となって、歳入総額が前年度比20.1%の増となった。歳入全体の収入未済額は9億6,634万円となっており、うち、町税の収入未済額は前年度より7,244万円減の4億2,386万円となった。今後も引き続き、税負担の公平性維持と健全財政に向けた対策を講じられたい。そのためには、納付者の納付意欲の高揚に努め、全庁職員の共通理解のもと、財源確保のため、さらなる収納率の向上に特段の努力を図られたい。
 一方、歳出の決算額においては、前年度より30億5,572万円の増(対前年度比22.4%増)となった。東日本大震災の発生による災害救助費、介護保険施設整備補助事業、新学校給食センター整備事業等の増により、決算額は増加している。不用額が前年度より3億2,677万円増加しているが、今後は年度途中で適正な減額補正等を行い、歳入歳出のバランスに配慮し、適正な予算の執行管理に配慮されたい。
 国民健康保険特別会計においては、国民健康保険税の収入済額は前年度より640万円増加しており、不納欠損額は138万円増加しているが、収入未済額は1億989万円減少している。国民健康保険事業の財政基盤強化のため、今後も短期被保険者証及び資格証明書の適切な交付と、未納者との面談による国民健康保険税の納税意識の向上、未納縮減に努め、納税者間の公平性の維持に努められたい。
 また、医療費である保険給付費が前年度より2億9,898万円の増となっており、今後も医療費の伸びが続くものと思われるので、歳出削減のためにも、資格及び給付の適正化に努め、長期的な保険財政の安定化を図るとともに、健康管理意識の向上を図る保険事業等を実施し、疾病予防と健康づくりに寄与されたい。
 下水道事業特別会計においては、収入済額は前年度より8,378万円増加しており、支出済額も9,168万円増加している。不用額は713万円増加している。主な不用額は、施設維持費にかける光熱水費、減額補正後に発生するかもしれない不測の下水道維持費に対応したものなどである。公共下水道使用料の不納欠損額は、前年度より117万円増加し、収入未済額は前年度より1,099万円減少している。
 介護保険特別会計においては、収入済額は前年度より9,238万円増加しているが、支出済額も1億368万円増加している。不用額は前年度より1,251万円減少し、収入未済額も前年度より35万円減少している。高齢化が進む中において、将来的にも保険給付費が増加していくことは避けられないことから、今後も保険給付の適正化に努め、財政の安定化を図るとともに、計画的に予防重視型システムの構築を図りながら、介護保険事業の円滑な実施に努められたい。
 後期高齢者医療特別会計においては、収入済額は前年度より1,457万円増加しているが、支出済額も1,448万円増加している。不用額は前年度より3万円減少している。今後も、運営主体である宮城県後期高齢者医療広域連合と連携し、後期高齢者医療制度の円滑な運用を図られたい。
 水道事業会計における水道加入状況は、新規加入によって給水人口は前年度より1,073人多い4万5,925人、また、給水戸数も前年度より463戸多い1万5,484戸となった。給水状況は、年間給水量が前年度対比16万9,535立方メーター減の454万4,284立方メーターに、また、年間有収水量は、対前年度比17万3,144立方メーター減の395万3,422立方メーターで、有収率は、対前年度比0.54ポイント減の87.00%になった。1日平均給水量は、前年度対比498立方メーター減の1万2,416立方メーターに、また、1人1日平均給水量は、対前年度比18リットル減の270リットルとなっている。
 水道事業会計における財政状況について、事業収益は、対前年度比7,820万円(7.69%)減の9億3,820万円となった。一方、これに対する事業費用は対前年度比6,163万円(6.32%)増の10億3,627万円となった。
 営業収益では2億33万円の営業損失となり、営業外収支では1億682万円の利益を生じ、経常損失9,531万円の計上となり、特別損失457万円の計上となった。その結果、経常損失は、特別損失を加えた9,807万円が本年度の純損失となり、累計欠損金は1億7,519万円になった。また、建設改良工事に伴う資本的収支では、資本的収入(開発負担金)1,133万円から資本的支出(建設改良費、企業債償還金)1億2,181万円を差し引き1億1,048万円の不足額が生じたので、損益勘定留保資金で補?した。
 依然として厳しい経営状況ではあるが、経営の基本的原則である地方公営企業法第3条により、常に企業の経済性を発揮し、より一層の収益性の向上を図るとともに、今後も経営の合理化、効率化を図りながら、長期的な経営安定に努められ、需要者への安定供給とサービスの向上に努められたい。
 最後に、平成23年度富谷町各種会計決算審査を実施するに当たり、関係職員の出席と詳細な説明に配慮いただいたことにお礼を申し上げます。
 以上、地方自治法第233条4項及び第241条第6項並びに地方公営企業法第30条5項の規定による監査委員の合議による決算審査意見とするものである。
 平成24年8月22日、富谷町代表監査委員 阿部 功、富谷町監査委員 佐藤克彦。
 以上です。

議長(浅野幹雄君) これより、決算審査意見書に対する質疑を行います。16番永野久子君。

16番(永野久子君) 平成23年度は、東日本大震災による未曽有の被害と、そこからの復旧ということが行政の中心課題となった特殊な1年だったというふうに思います。そういう中でも、富谷町の一般会計について言いますと、約17億5,000万円の差し引き残高が生じておりまして、そのうちの約10億4,000万円が翌年度に繰り越すと、約7億円が実質的な黒字、実質収支が7億円という状況になっています。これは、財政規模に対する実質収支の割合が9%という状況で、過去5年間だけ調べてみましたが、一番大きい数字になっていまして、昨年度に比べると3倍という状況です。非常に黒字の率が高いということになるわけですけれども、実質収支比率の望ましい数値は、先ほども代表監査のお読みになったこの総合的な意見の中で、3%から5%が望ましいというふうに言っておられました。そこから見ますと、この実質収支比率9%というのは大変高過ぎるというふうに思うのですが、適正だというふうにお考えかどうか、まず伺います。

議長(浅野幹雄君) 阿部代表監査委員。

代表監査委員(阿部功君) 非常に9%というのは今までより大きくはなったんですが、それでも、なおかつ、17億5,000万円の繰り越しの中から差し引きまして7億5,000万円繰越額が出ました。その中から3億6,000万円財政調整基金に積み立てができましたので、これで問題ないと思います。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) もう1点伺いますが、こうして大変な黒字を出す一方でですね、昨年の6月の補正予算におきまして、職員の2011年、昨年、平成23年3月分の時間外勤務手当、これはちょうどその3・11の月の、あの大変な大震災の月の時間外勤務手当について、富谷町は8割のカットをしたという事実がありました。このときに、名取市が50%をカットしたことについて県の市町村課が明らかな労働基準法違反だというふうに言い、そして、罰則規定もあるんだと、市民感情ということを言うけれども、法令上は許されないというふうに言ったことを紹介して、この8割カットというのは行き過ぎではないかというふうに、私は指摘した経緯があるんですけれども。
 これに似た問題、つい数日前に河北新報に載りましたところで、黒川消防本部の一般職員95人の昨年3月分時間外勤務手当を平均5割弱カットした黒川行政事務組合に対して、代休取得による振りかえ分を除き条例どおり全額支給するように、県の人事委員会が勧告して、8月31日には、事務組合議会が、95人に追加支給をする補正予算案を全会一致で可決したということが報道されておりました。こうした上部機関の判断等々を踏まえますと、やはり富谷町で平成23年においてその職員の残業手当をカットしたという、このやり方という、8割ものカットというのは非常に大きな行き過ぎであったと、予算の使い方として不適切だったと言えないのかというふうに思うんですが、この点について、監査は、不当性、違法性は認められないというふうに言っておられますけれども、逆に、これは非常に不当性の高いものであったと言えないかと、こういう予算の運営でよかったかということを、改めて伺いたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 阿部代表監査委員。

代表監査委員(阿部功君) お金があるとかなんとかという問題と、それはまた別であると思うんです。払うものであれば、当然なくても払わなくちゃならないということもあると思うんですが、それは監査委員の判断することでございませんので、私のほうは、支出されたお金に対して監査していますので、そういう判断をされたのは私でありませんから、担当課でございます。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 監査の役割というのは、単にその計算が合っているとか、帳票が合っているとかということだけではなくて、予算の使い方全般を、予算なり決算なり全体を見ていくというのが監査の役割だということははっきり示されておりますよね。しかも、今回のことはですね、法律的にも問題だということがかねがね指摘されていたにもかかわらず、8割ものカットをしたわけですから、これは当然監査としては、この法律的に照らしてどうだったのかということを検証する必要があったと思うんですが、そういう検証はされましたか。

議長(浅野幹雄君) 阿部代表監査委員。

代表監査委員(阿部功君) カットされているということは、何も富谷町だけではなかったと思いますので、そういうものは新聞報道とかなんかでも存じていました。ただ、それを判断されたことが私のほうでは特別取り上げる問題でもないので、監査としてはそのまま通しました。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ございませんか。9番森栄君。

9番(森栄君) 水道事業に関連して、基本的なことをお伺いいたします。
 BSとPLについて、その内容について科目だけで、借方、貸方の科目だけで結構ですから、説明を求めます。(「ちょっと聞こえないので」「座ったままお願いします」の声あり)
 水道事業の関係でBSとPL……。

議長(浅野幹雄君) バランスシートですね。

9番(森栄君) バランスシートです。

議長(浅野幹雄君) それを言ってください。

9番(森栄君) バランスシート。貸借対照表と損益計算表のおおまかな科目、借方、貸方、それをお答え願いたいと思います。

議長(浅野幹雄君) それは監査意見書に関係ありませんので。これは、水道会計のときにやってください。
 ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)

議長(浅野幹雄君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 ここで、お諮りいたします。
 ただいま議題となっております平成23年度富谷町各種会計決算の認定については、富谷町議会会議規則第39条及び富谷町議会先例96の規定により、議長を除く議員全員で構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査したいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、平成23年度富谷町各種会計決算の認定については、議長を除く議員全員で構成する決算審査特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決定いたしました。
 この際、決算審査特別委員会の委員長及び副委員長を選任していただくため、暫時休憩をいたします。

午後2時56分 休憩

午後2時56分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 決算審査特別委員会の委員長及び副委員長が選任されましたので、その結果を報告いたします。
 委員長に千葉達君、副委員長に永野久子君が選任されました。よって、本案件は決算審査特別委員会の議題といたします。
 ここで、お諮りいたします。
 議案調査のため、あす7日から13日までの7日間を休会にいたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、あす7日から13日までの7日間を休会とすることに決定いたしました。
 なお、14日の本会議は午前10時開会といたします。
 これで本日の日程はすべて終了いたしました。
 本日はこれにて散会いたします。
 ご苦労さまでした。

午後2時57分 散会

平成24年決算審査特別委員会(第1号)

平成24年9月7日(金曜日)

富谷町議会決算審査特別委員会は、富谷町議会議場に招集された。

出席委員 19名

  • 委員長 千葉達
  • 副委員長 永野久子
  • 委員 相澤榮
  • 委員 渡邊俊一
  • 委員 磯前武
  • 委員 佐藤聖子
  • 委員 細谷禮二
  • 委員 小川昌義
  • 委員 山路清一
  • 委員 佐藤克彦
  • 委員 森栄
  • 委員 安住稔幸
  • 委員 浅野直子
  • 委員 小泉光
  • 委員 高橋正俊
  • 委員 三浦邦夫
  • 委員 出川博一
  • 委員 菅原福治
  • 委員 長谷川隆

欠席委員

  • なし

説明のため出席した者の職氏名

  • 町長 若生英俊
  • 副町長 千葉芳樹
  • 会計管理者兼会計課長 山田豊
  • 会計課長補佐 矢田守
  • 企画部長兼経営企画課長 荒谷敏
  • 企画部経営企画課長補佐 小山温
  • 企画部あったかまちづくり推進課長 松原誠
  • 企画部財政課長 吉田尚樹
  • 企画部財政課長補佐 浅場悟
  • 総務部長兼総務課長 小野一郎
  • 総務部総務課参事兼総合防災対策監 菅原俊司
  • 総務部総務課長補佐 高橋弘勝
  • 総務部税務課長 内海壮晃
  • 総務部税務課参事兼徴税特別対策監 亀郁雄
  • 総務部税務課長補佐 西山高広
  • 総務部町民生活課長 奥山育男
  • 総務部町民生活課長補佐 富澤裕

議会事務局職員

  • 議会事務局長 須藤辰夫
  • 次長 泉川潤哉
  • 主査 木川田真史

午前10時00分 開会

委員長(千葉達君) 皆さん、おはようございます。
 去る9月6日の本会議におきまして、『認定第1号』「平成23年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第2号』「平成23年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第3号』「平成23年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第4号』「平成23年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第5号』「平成23年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について」、『認定第6号』「平成23年度富谷町水道事業会計決算の認定について」は、その審査のために決算審査特別委員会が設置されまして、本日の7日金曜日、10日月曜日、11日火曜日、12日水曜日の4日間にわたり付託事件の審査を行います。
 本日の出席委員は19名であります。定足数に達しましたので、直ちに「決算審査特別委員会」を開会いたします。

認定第1号 平成23年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について

委員長(千葉達君) 初めに、認定第1号 平成23年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 なお、本日の日程は、一般会計のうち企画部経営企画課、あったかまちづくり推進課、財政課、総務部総務課、税務課、町民生活課、会計課及び議会事務局の所管に属する決算について審議をいたします。
 それでは、これから各担当部長及び課長などへ内容の説明を求めます。最初に財政課長。
 なお、財政課長には一般会計決算の全般についてもあわせて説明願います。財政課長。

[財政課長、企画部長、あったかまちづくり推進課長、総務部長が決算書のとおり内容の説明を行った。]

委員長(千葉達君) この際、11時15分まで休憩します。

午前11時01分 休憩

午前11時15分 再開

委員長(千葉達君) 休憩前に引き続き会議を開きます。税務課長。

[税務課長、町民生活課長、会計管理者、議会事務局長が決算書のとおり内容の説明を行った。]

委員長(千葉達君) 以上で、説明を終わります。
 これより質疑に入りますが、決算審査特別委員会は慣例により一問一答方式により行いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)

委員長(千葉達君) 異議なしと認めます。よって、一問一答方式により行うことといたします。なお、質問者及び答弁者は要領よく、簡潔な質問と答弁、そしてスムーズな議事進行にご協力くださるようお願いいたします。
 この際、午後1時まで休憩します。

午前11時59分 休憩

午後 1時00分 再開

委員長(千葉達君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 先ほどの町民生活課長からの説明の中で、訂正の申し出がありましたので許可します。町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 先ほど歳入の中でご説明した中で、ページで言いますと29、30ページの国庫支出金災害等廃棄物処理事業費補助金の中で、収入未済額1,199万円を次年度に繰り越すという表現でご説明させていただきましたが、表現が適切ではありませんでしたので、次年度の歳入として見込まれると訂正させていただきますので、よろしくお願いいたします。大変失礼いたしました。(聴取不能の声あり)
 39、40ページ、県補助金のほうもあわせてでございます。失礼しました。

委員長(千葉達君) これより質疑に入ります。質疑は、ページ、款項目を明示され行ってください。質疑ございませんか。菅原委員。

委員(菅原福治君) それでは、私、数字的にはちょっと弱いので、実績報告書のほうでお尋ねしたいと思います。概要の1、概要の1ページでございますけれども、先ほど、ことしが実質収支7億964円の黒字が出たということで、それで財政調整基金ですけれども、今現在17億3,000万あって、そのうちこの3億6,000万が入るということなんですけれども、この3億6,000万が入った残高は幾らなんでしょうか。
 それと……。

委員長(千葉達君) 一問一答ですから。はい。財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) それでは、財政調整基金の残高ということでお答えいたします。財政調整基金につきましては、23年度5月31日現在で41億7,316万6,000円となってございます。

委員長(千葉達君) 菅原委員。

委員(菅原福治君) わかりました。今後の基金の運用の見通し、もしわかっているものがあればお伺いしたいのですが。

委員長(千葉達君) 財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) 財政調整基金につきましては、財源調整に用いられるためのある意味貯金ということですので、今後の歳入歳出の予算編成、今後の編成において不足が生じる場合についてはこの基金の取り崩しということで今後対応していくような形と考えてございます。

委員長(千葉達君) 菅原委員。

委員(菅原福治君) ということは、見通しとしても何か使う予定の項目は今現在は全くないということですか。

委員長(千葉達君) 財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) 先ほど言ったように、財源調整のための基金でございまして、目的基金ではございませんので、目的を特に持っていないということでございます。

委員長(千葉達君) 菅原委員。

委員(菅原福治君) わかりました。
 それで、ページの6ページ目なんですけれども、下の5の東日本大震災の節電対策の部分なんですけれども、緑のカーテンが200セットというふうになっています。これの町内配布世帯と、あと沿岸被災地仮設住宅のどこに援助したのか、その辺と、被災のほうに渡したときの状況も教えていただきたい。

委員長(千葉達君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) まず、町内の各世帯には715セット、沿岸部の被災地の皆様へは約100セット、七ヶ浜町のほうに送っております。七ヶ浜町は仮設住宅の皆さんのほうに、七ヶ浜の役場の方とご相談してお届けしております。

委員長(千葉達君) 菅原委員。

委員(菅原福治君) そのゴーヤのネットの件なんですけれども、私も町内でゴーヤの助成をいただいて育てている家庭を見たんですけれども、余り成長がよくないみたいなんですね。それで聞きましたら、配布が7月末ごろいただいたということで、余り目的からすると節電なり日陰の部分にはなっていないというところがありますので、ぜひ来年からは1カ月ぐらい早目の配布、募集をかけたらいかがでしょうか。お伺いいたします。

委員長(千葉達君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) この事業につきましては、ご承知のとおり東日本大震災で被災を受けた東北電力施設の電力不足で、昨年は特にマイナス15%ということで、それがうたわれたのがもう当初予算を過ぎていましたので予算要求できるのが6月議会しかありませんでした。それで6月に補正をかけてスタートいたしましたので7月の、それでもできるだけ早くということで7月中旬に配布した経緯があります。
 本来、ことしは電力需要は東北電力管内は間に合っているということでしたので、初めはやらない予定だったんですが、全国的に原発はもう稼働していない状態で、なお非常に厳しくなる予想もあるということで、あわせて猛暑の予報も出たので、これも4月のほうに上げさせていただきました。来年については、恐らくこういう状況が続くと見込まれれば、当初予算のほうに上げて早目に配布をしていきたいと思っております。

委員長(千葉達君) 菅原委員。

委員(菅原福治君) わかりました。
 それでは、ページの16ページなんですけれども、2番の公聴事業ということで、公聴事業の中で2番目に町政懇談会事業というふうにあります。2回開催されたということになっておりますけれども、私はもっとこの辺を拡大するべきではないかと、いいことですので拡大するべきではないかなというふうに思います。直接町も住民の意見を聞きますし、住民としても直接町に意見反映できるということで、もっと拡大すべきだと。ましてや町長以下、そうそうたる町の幹部の方が来ていただけますので、我々議員との関係はありますけれどもそういうことでなくて、もっと拡大して発展させていくべきだと思いますが、いかがでしょうか。

委員長(千葉達君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 昨年度については東日本大震災もあったということもあるんですが、本来ですと、総合計画の改定時には数多くやっておりました。これは定例的に成田方面、明石台方面、東向陽台方面の皆さんとやった懇談会でございます。おっしゃるとおり、やはり町民の皆さんからご意見を聞くということは大事なことですので、ことしについては区長さん方と相談しましてもうちょっと多く開催する予定でございますので、よろしくお願いいたします。

委員長(千葉達君) 菅原委員。

委員(菅原福治君) わかりました。
 では、ページかわりまして、最後なんですけれども、110ページなんですけれども、生ごみの処理ということで2つの補助方法があるわけですね。ちょっと私も不勉強なんですけれども、2つの補助方法を簡単にご説明いただきたいんですけれども、よろしくお願いします。

委員長(千葉達君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 2つ、通常ここに例示していますコンポストとかぼかし専用容器、これは割かし簡易な生ごみ処理機と、あと電気式の生ごみ処理機、こちらのほうは4万から6万と高い値段のものもあります。そういった形で大きく2種類の生ごみ処理の補助を行っております。
 なお、この結果から見ますと、だんだん申請者が少なくなってきているということもあります。また、生ごみ処理容器のタイプもいろいろ変わってきてございますので、今後はそういった種類をいろいろ調べて検討しながら範囲を広げていきたいなと思っております。

委員長(千葉達君) 菅原委員。

委員(菅原福治君) 生ごみの件ですけれども、次のページなんかを見ますれば、ごみ全体は減ってきたということなんですけれども、ただ可燃ごみはやっぱり人口がふえている関係でふえているということでございます。そういった中で、全体的なごみの量を減らすためにはやっぱり生ごみを減らすのが一番だと思いますが、そういった中では本当にこの補助事業を最近、前はちょくちょく見たんですけれども、補助事業の広報をもっと、エコなり環境のこともありますのでもう少し幅広くアピールなりをされたらいいのではないかなと。特に電気処理、今は節電が騒がれているときなんですけれども、電気処理も効果がありますので、電気処理の補助ももう少し上げられたらいいのではないかなと。お伺いいたします。

委員長(千葉達君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 委員のおっしゃるとおりで、広報、啓発には大分町のほうでも町の広報「とみや」を使いまして定期的に、1回、2回に限らず、月掛け1回ぐらいのペースでは掲載して啓発活動を行っているところです。なお、今後も引き続き啓発のほうにもう少し力を入れていきたいなと思っております。

委員長(千葉達君) ほかに質疑はございませんか。渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) 1点だけですから、ちょっと我慢して聞いてください。
 実績報告書の117ページに記載されております、大震災における解体の棟数といいますか、73棟。実際にそのときに解体になかなか手がつけられない、お金がなくて建てかえられないとか、そういう部分が多々あるのかなと思って今から質問するんですけれども、実質町で掌握している、全壊、半壊等で解体して処理をしなくない状況にありながらもまだ解体できない状態にあるというものは、一応つかんでいますか。

委員長(千葉達君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 罹災証明の発行業務の中で、全壊、大規模半壊、半壊等の件数のほうは、税務課のほうからの情報で私どもいただいております。それで、今回73棟実質しておりますが、ほかに今申請が上がっている以外でも上がってくるだろうなと思われるような大規模半壊の方はまだ何棟か、私のほうでは差があることは承知しております。

委員長(千葉達君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) 今からそういったものが上がってきて提出された場合には、今までどおりに解体処理費を補助するという形での認識でいいのですか。

委員長(千葉達君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 先日、8月末に、28日付だったと思うんですが、本来その解体事業につきましては、当初環境省の方針ではことしの3月末で国の補助事業は終了というふうな方針で進んでまいりました。それで町のほうでは、罹災証明で半壊以上の判定者が出たときに、証明書と一緒にこの解体事業のご案内を同封しておりました。これは12月末までの方には同封しておったんですが、それ以降の方については国の方針が終了ということから同封しておりませんでした。ところが、国のほうで3月末に24年度も引き続き実施するという大臣発言がありまして、それで町のほうでも6月に補正予算で解体の事業費を掲載させてもらっているのですが、28日付でそういった対象者36件だったと思いますが、その方々に改めてご案内をさせていただきまして、9月28日、9月末までに富谷町の町民生活課のほうに急いで申し出てくださいというご案内をさせてもらったところでございます。

委員長(千葉達君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) もう一度確認しますけれども、24年度の3月までというような話なんですか。今年度、要するに24年度の3月末までに適用されるということなんですか。

委員長(千葉達君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 24年度事業につきましては、基本的に年度間であれば3月末日までということに、25年3月末まで事業完了ということですが、できるだけ12月ごろまでに事業を完了するような形で進めてくださいというような環境省のほうからのご案内が来ております。

委員長(千葉達君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) これはちょっと町長にお願いというか、やはり今回の震災は1000年に1回という大変な震災でありますから、確かに一つの基準は設けなくないというふうに私も思います。しかし、できるだけもっと行政の立場として広報活動を密にして、できるだけとにかく24年度の3月までにそういう人たちは出してくださいというようなことの啓蒙活動。あと、それから決算ですからこういう話をするのはちょっと筋違いかもわかりませんけれども、やはり先ほど言ったように1000年に一度の震災を受けているというようなことからして、やはり町の対応としてもその24年度3月までの期限というような形でなくて、町独自でもいろいろ今までやってきたはずなんですけれども、その辺の猶予のあるような考え方をぜひ持っていただきたいと思いますけれども、委員長から「それは決算の段階でお話しする問題ではありませんよ」と言われれば私はここで座りますけれども、町長、その辺もし何かいい考えがあったらお示しを願いたいと思います。

委員長(千葉達君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 今、課長が申し上げたように、対象者は絞られておるというふうなことで、36の皆さんに今年度末、つまり25年3月までこういう制度が延長されたのでというふうなお知らせをしましたというふうなことで、対象者は絞られているというふうなことが1つです。
 2つ目は、その後の状況は今ここで明確にできるものではないと。しかし、制度が制度ゆえに、やはりこの年度中に本気になって考えてもらう。それが3年後、5年後もいいんですかというふうなことまでここで申し上げる状況にはないんですね。行政の制度ですのでぜひ今年度中にいろんな形で、自助努力というふうな部分もあるし、公的な援助も絡めながら何とか解体、そしてまた新しい生活をと、こんなふうなところを推移を見守っていくと。こんなふうな形でフォローしていきたいと思います。

委員長(千葉達君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) 終わり、最後だからね。36件今まだあるということで、やはり本来ならばもちろん危険というか、そこの中で生活できない状況なのに、お金がなくて、そして建てかえられないと。まだそれを無料で解体してもらうのはいいんですけれども、どこか別なところで生活しなくないというふうな、そういうような附帯的なものが完全に出てくるわけですよね。ですから、その辺を今後どのようにしていったらいいか。やはりそこまでのアフターフォローというか、そういうところまである程度考えてやらないと、この36件、恐らくいまだに手をつけられないということは、基本的にうちを建てかえる余力がないというような状況のほうがうんと強いのかなと私は思っています。ですから、その辺を行政として何らかの形で手助けをしてやる。一つの決まりがあるからそれ以上を超えて手助けできないというようなこともあるんでしょうけれども、何かそういうようなものをいろいろ相談に乗ってやって、そしてこの36件、やはり生命にかかわる問題ですから、今も余震がどんどんどんどん来ているそういった状況ですので、何とかそういうふうな方向性をその36件の方々といろいろお話をして、いい方向に持っていっていただければなとこんなふうに思いますけれども、課長から「んじゃ、そいつやりましょう」と言ったって難しいでしょうから、何かいいことがありましたら。

委員長(千葉達君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 町のほうも委員のほうの思いと全く同じ思いだと思います。ただこの事業はあくまで災害廃棄物処理事業ということなんです。生活再建支援といいますのはまた別で、災害救助法で生活再建支援金というもので別な支援システムがございます。あくまで解体は災害廃棄物処理ということで、建物自体がもうだめです、壊れていますといったものを、じゃ所有者の方がみずから負担して解体していくにはすごく費用がかかるということで、この建物も壊れてしまって住めない、もう廃棄物同然だという本人の意思に基づいたものについて、国の補助を受けながら町がかわって解体をするという趣旨のものでございます。そんなことで36件の方は皆さん半壊です。大規模半壊、全壊の方はもう既にこの36件の中には含まれておりません。皆さん半壊ということですので、その方々にご案内して今のようなことで、もうだめだ、廃棄物同然だというふうに判断されて申し込み相談があれば解体の対象になります。その内容によっては国の補助金の対象に、査定の結果ならない場合もあり得るものでございますので、その辺は申請された事件を現場等確認しながら補助の制度を使いながらやっていきたいと思っております。

委員長(千葉達君) ほかに。渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) よくわかりました。基本的に縦割りではなくて、横の線で一応行政一丸となってそういうものにぜひ対応していっていただきたいと、こんなふうに思います。終わります。

委員長(千葉達君) ほかに質疑ございませんか。佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) それでは、決算書の59ページ、60ページで、先ほど説明がありましたが、旧庁舎と新庁舎の修繕のところです。これにたまたま使ったということで、今後については外壁の修繕があって平成24年になるという説明があったかと思います。それで、同じ決算書の中で249ページです。基金があります。その中で目的基金があるわけですが、それぞれについてこういうものに使いますという説明を、まずいただきたいと思います。

委員長(千葉達君) 財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) 済みません。最初の質問で57、58ページに関しての質問がよくわからなかったんですが。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) 私が申し上げたいのは、庁舎の整備基金があって、そこのところはどういうときに使うのかというところでお話ししたいと思うので、最初のところは後でもう一度私がしたいと思いますので、基金についての説明をまずお願いしたいと思います。

委員長(千葉達君) 財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) では、今、庁舎の関係のお話でその基金がどこでかというところでございますけれども、249ページの基金がございます。こちらの基金の残高の見方といたしましては、決算年度末残高というところ、右から2行目になりますが、これは3月31日での決算の残高となってございまして、5月31日までの残高はこの金額から備考にあります数字を、三角のものは引く、プラスのものは足すといった形で5月31日までの基金の残高が決まるものでございます。
 基金の内容ということで、基本的に庁舎整備等に要するものにつきましては、上から3段目の庁舎整備基金を取り崩して庁舎の修復に充てるということで考えてございます。あと、金額の大小、ちょっとした修繕、それをすべて基金からかというと、その事案に応じて対応しているというのが現状でございます。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) それでは、そのほかにも目的基金が幾つかありますが、それぞれについての説明もお願いします。

委員長(千葉達君) 財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) まず、財政調整基金でございますけれども、先ほどもお話しいたしましたが、財源調整のために使われる基金でございます。次に、減債基金につきましては、繰上償還とかそちらの財源に使われるものでございます。庁舎整備については今お話ししたとおりでございます。

委員長(千葉達君) ほかに質疑ございませんか。(「いや、まだ説明続いています」の声あり)財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) 済みません。続きまして、ふるさと富谷創造基金につきましては、福祉関係に使われる基金ということでの目的でございます。次に、ユーマイタウン施設整備基金につきましては、施設整備、今回取り崩したのは給食センターですが、そういう形での施設整備に充てるための基金ということでございます。長寿社会福祉基金、これもこの名のとおり長寿社会の福祉の基金として積み立てているものでございます。次に、伊藤一・イヨ奨学基金につきましては、ある一定の生徒に対してこの基金を使ってほしいということで寄附があったものを基金として積んだものでございまして、それの残高となってございます。次に、東日本大震災復興基金でございますが、今回の震災におきまして宮城県の基金を取り崩して町のほうへということで、町のほうも一旦基金として受けてくれということで受ける基金なんですけれども、年度内に1億ほど受けておりますが、年度内に取り崩して使っていますので、数字上はゼロということで載ってございます。以上です。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) それで、その庁舎整備基金ですが、これについてはそうしますと、59、60ページでありますが、ここのところに使われたというものはあるんでしょうか。

委員長(千葉達君) 財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) 先ほどの基金のページにありますけれども、決算中の増減というところで813万円、これが基金からの取り崩しをしているということで、この金額を一部充ててございます。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) かなり金額も残高として多いわけですよね。そして、同じようなものの中でユーマイタウン施設整備基金というものもありまして、それぞれに目的をつくるというよりも、私は1つのものにしながら運用していくほうがいいのではないかと思うわけです。庁舎整備基金ということになりますと、ほかのものを何かつくるために目的基金化してしまうことはないのかというような思いもありまして、これについての目的基金の見直しといいますか、1つのものに集約していく、使いやすいように集約していくというようなことは考えないのか、考えなかったのか、お尋ねしたいと思います。

委員長(千葉達君) 財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) そういう考えはございませんで、庁舎も平成15年1月から稼働しまして間もなく10年ということで、施設的にいろいろふぐあいが生じてきている状況もございます。今後大規模な修繕等も考えられますので、これにつきましてはこのような形で今後も進めていきたいと思ってございます。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) 外壁が平成24年ということでことしやっているわけですが、これについては現在のところだとどれぐらいの基金からの支出になっていますか。現在高でお願いします。

委員長(千葉達君) 財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) 昨年度からことしに繰り越しまして外壁の修繕を行っております。この金額につきましては2,499万円ということでございます。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) 庁舎については確かにそういう基金という考え方も今まではそういうふうに来たわけですが、しかし、同じようなユーマイタウンというものもありますので、そこのところで私はしてもいいのではないかと思いますが、さっき町の考え方を伺いましたので、そういうほうがいいということを述べまして、伊藤一・イヨ奨学金について、これは学校で聞くときですね。そうですね。済みませんでした。
 それでは、もう一度目的基金のあり方について精査するというお考えはないか、申しわけありませんが、もう一回だけ答弁を求めて終わります。

委員長(千葉達君) 財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) それについてはございません。

委員長(千葉達君) ほか、質疑はございませんか。小川委員。

委員(小川昌義君) それでは、最初に行政実績のほうの概要の2の下段、性質別一覧表。歳出の一番最後のこういう100%という数字が出てくるわけですが、これは財務としてこういうふうな指数になるのかどうかわかりませんが、私、以前から、機械屋なものですから、これを足すと100以上になるんですが、これはどういう、わからないわけではないんですよ。ただ単純に足すと100以上になるんですが、こういうのは財務上でこういうふうな足し算になるのかどうか。1点、質問しておきたいと思います。

委員長(千葉達君) 財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) 済みません。今、計算し切れないので答えがわからないんですけれども、本来全部足して100になるべき数字でございます。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 要するに、下の括弧の分も全部比率に入れてしまっているのでこういう形になってしまうんですが、その辺ちょっと研究していただければというふうに思います。
 続いて、概要の3、これは職員数と決算額と一致した形で提案できないものかどうかというのがあるんですよね。この職員数というのは5月1日現在で、決算額ですから3月31日、それ以降もあるんですが、きちんとこの日にちが合ったような形にできないものかどうか。

委員長(千葉達君) 財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) こちらに上げておりますのは、決算額もそうなんですけれども、町の決算がそうすると若干ずれているご説明をさせていただきました。これについては国で取りまとめます決算状況調査、そちらの基準にのっとって拾ってございますので、これはこれという形で一致するものではないということでご理解いただきたいと思います。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) なかなか一本化して見ることができないような数字になっているものですから、質問するたびに人数が変わったりしているので、その辺何とか同じような数字、ベースで見られるようにお願いをしたいというふうに思います。
 それでは、決算書の54ページ、2款1項1目職場外研修ですが、このOAの研修が極端に少なくなっているんですが、これは全員が研修していなくてもいいほどレベルが上がったということなんでしょうか。

委員長(千葉達君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) OA研修につきましては、それぞれ市町村研修所で行われまして、それに基づきまして各課に配信して受講するようにお願いはしておりますけれども、やはりある程度職員等も熟知しているというのが一つありますし、あとある程度新規採用職員もそれなりに熟達しているということで、数はちょっと少ないような形になってございます。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 職員の研修で、もう少しレベルの高い研修というものについて、そこの研修センターだけではなくて、例えば大塚商会とかそういったところの研修といったものについては考えられないんですかね。

委員長(千葉達君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 市町村研修所もそれなりに、委託して行っておりまして、委託機関がしっかりしていないということでもなくて、しっかりはしてございます。あわせてそういう高度なということであれば、こちらの職員も機会があればそちらのほうに参加はしているところでございます。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) ぜひ情報化に向けて取り組みをお願いしたいというふうに思います。
 続きまして、同じ54ページですが、人事(給与)管理事業ですが、給与管理を外注している部分ですけれども、この部分についてプライバシーの保護という点からすると、間違いないというような考えはお持ちなんでしょうか。間違いないんでしょうね、このプライバシーというものについて。

委員長(千葉達君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) この受託業務に関しては、個人情報保護とあとそういうセキュリティについても万全ということで覚え書き等交わしておりまして、その情報についてはかたく守られているところでございます。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) この初期の段階から金額がほとんど減っていないんですね。契約。これはかなり初期投資はわかるんですが、2回目、3回目になってきたらほとんどプログラムにしても何しても下がってくるはずだと思うんですが、これは何か次から次へと新しい項目を追加しているということなんですか。

委員長(千葉達君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 委託先は七十七コンピューターサービスさんでございまして、当初から単価契約でもって契約してございますので、その数、単位のほうもふえてはございますけれども、単価契約でございますので、金額的にはこのような形になってございます。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) これは投入しているのは職員だけですか。それとも臨時職員とかそういったものについては入っているんでしょうか。

委員長(千葉達君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 正規職員のみとなってございます。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 理解しました。
 それでは、同じ健康管理。臨時職員の検診がちょっと低くなっているんですが、これはどういう意味でこういうふうに検診が低くなったのか。

委員長(千葉達君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) こちら、対象者の希望をとりまして、それであと実際受診するようにお話はして、あと受診票もお渡しはしています。ご自分のご都合でやっぱり受けられない方、あと途中で退職された方もいらっしゃいますので、このような形での受診率ということでございます。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) わかりました。それでは、この検診にはないんですけれども、職員が毎日対応しているVDTなんですけれども、このVDTについては町の考えはどのようになっていますか。

委員長(千葉達君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) コンピュータを使う機会はかなり、ほとんどコンピュータなしでは仕事はできないというのは十分承知しております。それに伴って、今委員のお話しなさるVDT、それも若干関心のあるところではございますけれども、今のところは現状のままということでございます。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) VDT作業の労働衛生管理基準というものはあるんですが、平成12年4月1日にガイドラインが出されているんですが、これについてはご存じでしょうか。

委員長(千葉達君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) それについてはこちらは承知はしてございます。それから十数年たっておりますけれども、現実的にまだその域まで町のほうの体制としてはちょっとないところでございます。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 部長のお話のとおり、勤務時間、例えば7時間45分なり8時間なりというそのほとんどがやっぱりVDT作業に変わってしまったわけですね。このガイドラインが出されたころにはまだブラウン管の時代が中心でしたけれども、今はディスプレーという形になったんですが、やはりそれでも画面を見るのが非常に多くなってきているので、どうしてもやっぱりVDT検診というものを追加していく必要があると思うんですが、再度お伺いしたいと思います。

委員長(千葉達君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) こちらで検診で委託しておりますし、あと産業医の先生もお願いをしております。そういった先生方の意見も今後は参考にしてまいりたいと思っております。

委員長(千葉達君) ほかに質疑はありませんか。小川委員。

委員(小川昌義君) それについては、あとは健康面だけではないんですが、パワーハラスメントとかセクシュアルハラスメントとか、こういったものがあるわけですが、現実にこういったものに対する富谷町としての対応というものはどのようになっていますか。

委員長(千葉達君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) こちらは労働安全衛生法上その委員会というのは設置することにはなっておりまして、現実的にはまだ動いてはおりませんけれども、もしそういった事案があれば総務課主体ということで対応してまいりたいと思います。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) かなりこの問題は重要な問題になってきますので、このセクシュアルハラスメント、パワーハラスメント、こういったものに対する対策というものがやっぱり必要なんですが、もし必要だとすればどういう構成が考えられますか。ちょっと方針めいた感じになったんですが。

委員長(千葉達君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 構成委員ということになります。こちらは規則で、例規集にも登載してございますけれども、町の職員なり、あと保健師と、そういった職員、それで構成するということになってございます。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 54ページ、同じ決算書の例規集加除整備事業ですけれども、例規集そのもののシステムをつくっている会社というのは何社ぐらいあるんですか。それで、今現在、どこと契約しているんですか。

委員長(千葉達君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 現在のところ、ぎょうせいと契約を結んで行っております。他社も、たしか第一法規とかそういったところもないわけではないんですけれども、使い勝手がいいということでぎょうせいのほうをずっと使わせていただいております。あと、県内の各自治体のほうのホームページをごらんいただいて、歴史をごらんになるとおわかりだと思うんです。宮城県初めほとんどがぎょうせいのものを使っております。ある程度仕様的なものも同じですし、使い勝手もいいということでぎょうせいのほうを使っているところでございます。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) ぎょうせい以外にはどういう会社があるかご存じですか。

委員長(千葉達君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 先ほどちょっとお話ししましたけれども第一法規、もしくはあと新日本法規あたりも行っているのではないかなと思います。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 最初からそう思っていたんですけれども、検索機能が非常に余りスムーズにいかないんですよね。ですから、ほとんど富谷町がつくっているのが他の市町村多いですけれども、やはり検索機能がしやすいようなものを研究していただきたいなというふうに思います。
 それでは、続いて56ページ、2款1項5目の財産管理になるんですが、電話料金が年々増加しているんですが、これはどうしてこういうふうに増加しているのか、分析はなさっているのでしょうか。

委員長(千葉達君) 財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) 電話料金のほうですと58ページになりますか、通信運搬費のほうに計上されているものでございますけれども、職員の増、それから事務の多様化というところで、やはりこちらにつきましてはふえてきている状況は現実的にそういう状況にあるということで認識しております。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) ちょっとページを間違って申しわけない。
 次も同じ財産管理のところですけれども、どうしてもやっぱり紙の削減、こういったものがなかなか進んでいないようなんですが、この辺についての対策、その辺はどのように考えているか。

委員長(千葉達君) 財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) 年々紙につきましても使用等については増加傾向にあるというのが現状でございます。内部といたしましては裏面活用といった方法をとってはいるものの、やはりその資料、それからまたさっき言ったように職員の増、こういうのに比例いたしまして、こちらのほうも現状ふえてきているというのが実態でございます。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) また、今度は情報セキュリティのほうで質問するんですが、今回の情報セキュリティ項目、私が見逃したかどうかわからないんですが、この項目がないような気がするんですが。ありますか。

委員長(千葉達君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 情報セキュリティにつきましては、新規採用職員9名おりますけれども、そちらのほうでeラーニングという形で実施してございます。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 今のメールアドレスなんですが、これはどの程度職員にメールアドレスを配付しているんですか。

委員長(千葉達君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 基本的には課ごとに一応対応してございます。その課分、あとプラスアルファというところでございます。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) うちのIPアドレス配付数というのはどのぐらいになっているんですか。

委員長(千葉達君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 内部情報であればそれぞれ職員、あと出先機関については特定の職員ということで、職員プラス、ちょっとそれより下回るような数字になってございます。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) もう既に内部でアドレスを持っているわけですから、一人一人やはり公開していくという形でとっていくべきだと思うんですが、なぜそういうふうに言うかというと、私、メールを送ってもほとんど見ていないというか、見ているんだろうけれども、課に送るものですから、私の責任ではないみたいな形になってしまっているという。ですから、ほかの、ここではないですよ、宮城県でも中央官庁でもメールを送ると、やはりそのリメールがすぐ返ってくるんですね。すぐといっても30分とかそのぐらいかかるんですが、「今調査中ですのでお待ちください」とか。こういったものがやはり必要だと思うんですが、全員にIPアドレスを配付するという考えはないですか。メールアドレスです。済みません。

委員長(千葉達君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 今のご質問でございますけれども、現状のままでいきたいと思ってございます。

委員長(千葉達君) 簡潔明瞭にお願いします。小川委員。

委員(小川昌義君) メールを送ったらすぐリメールできるような態勢をとれますか。

委員長(千葉達君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) これはこれからまた、こちらの情報の担当としてのそういう周知の方法もあるかと思いますし、あと1つのメールでもって共有するというところもございますので、今お話しいただきまして、できるだけレスポンス、早目の回答ということではこちらも喚起してまいりたいと思います。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 59ページの2款1項7目情報化の使用回線ですが、全体として読んでみて、回線使用料と言ってみたり情報料と言ってみたりしているんですが、これは皆同じものなんですか。ほかの部分も含めて回線使用料というふうに記入されているんですが、統一的な文書にならないんでしょうかね。

委員長(千葉達君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 使い分けているということでもないと思います。その辺のところで誤解を与えてしまったということでございますければ、これからきちんと整理してまいりたいと思います。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) それでは、専用回線、要するに情報化部分の専用回線というのは何回線あるんですか。富谷町が契約しているのは。

委員長(千葉達君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 情報としては、内部情報のシステムとしては1つございます。(「ちょっと聞こえません」の声あり)内部情報としては1つ。あと、基幹系としては1つということで、2つの回線でやっております。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) これは0系1系になっているんですか。

委員長(千葉達君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) デジタル対応となってございます。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) ごめんなさい。0系1系になっているんですかというのは、0と1ではなくて、現用と予備になっているんですかということです。

委員長(千葉達君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 前回の一般質問のときもお話ししたかと思うんですけれども、出張所系につきましては2回線ということで、01というそれに対応なってございます。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) それでは、60ページ、2款1項6目の町民体育祭。昨年中止になっているわけですが、この中止になっているんですけれども、金は実際に出されているようですけれども、何を買って何個買ったのか。そしてどのように処理されているのか、質問します。

委員長(千葉達君) あったかまちづくり推進課長。

あったかまちづくり推進課長(松原誠君) 確かに町民体育祭につきましては昨年は台風の影響で中止という形になりました。ただ中止までさまざまな準備作業があります。参加者の賞品につきましても当然事前に購入をして準備をしておりました。それが全体で140万4,425円で、種類といたしましては20種類、総数で4,535個の景品をそろえておりました。ただ中止ということになりました。それで、何とか有効活用ができないものかということで考えまして、中には消費期限なんかが設けられているものもございました。それで内部で協議をいたしまして、ふるさとまつりのほうのスタンプラリーのほうへ一部使わせていただいたというような内容になっております。以上です。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 次年度にこの景品を持ち越すというような発言があったような気がするんですが、その辺はそういう発言はありませんでしたか。

委員長(千葉達君) あったかまちづくり推進課長。

あったかまちづくり推進課長(松原誠君) その辺の発言はちょっと定かではありませんが、内部で協議してふるさとまつりへの有効活用ということで、最終的にそのようにさせていただいたところです。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 全部そっちのお祭りのほうに使ったということですか。

委員長(千葉達君) あったかまちづくり推進課長。

あったかまちづくり推進課長(松原誠君) 昨年の町民体育祭では4,535個の総数のうち2,826個ということで、大体62%を使っております。残りについては在庫として保管しております。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) それでは、やはり62ページの情報化のところですが、今回基幹システム改修が終わっているわけですけれども、結構ふぐあいが生じていたと思うんですが、このふぐあいに対するペナルティというものについてはどういうふうな形になっているんですか。

委員長(千葉達君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) その系については今も、従前からでございますけれども、そのベンダー会社のほうにお願いしまして、とりまとめを今お願いしているところでございます。それ以後、対応もしていきたいなと思っております。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) そのペナルティの資金というのは決算としてはどの項目に入るようになるんですか。

委員長(千葉達君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) そのベンダー会社と協議して、どのような形になるか、これはこれからの推移を見守りながら考えてまいりたいと思います。

委員長(千葉達君) ほかに質疑はございませんか。永野委員。手を挙げている。(「委員長」の声あり)次、やる。

委員(永野久子君) 実績報告書の84ページ、お願いいたします。ここに町民税、固定資産税の収納率なんですけれども、失礼しました、84ページですね、税目別収納状況というところで、町民税、個人町民税、法人町民税について収納率が記載されておりまして、個人と法人合わせると98.61%という収納率でしたけれども、これは平成23年度は当初予算の審査をしないまま震災によって過ぎてしまったので、改めて伺いたいのですが、当初予算の段階で予算を組むときの収納率の見込みを何%で組んだかをまず伺います。

委員長(千葉達君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) 町民税につきましては97%です。

委員長(千葉達君) この際、2時10分まで休憩します。

午後1時56分 休憩

午後2時10分 再開

委員長(千葉達君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 財政課長より、先ほどの佐藤聖子委員の回答の訂正の申し出がありますので、許可します。財政課長。

委員長(千葉達君) 財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) 先ほど質問にございました決算書の249ページの基金の目的につきましてご説明申し上げましたが、上から4番目、ふるさと富谷創造基金についての目的に誤りがありましたので、訂正をさせていただきます。目的につきましては、富谷に根差した歴史、伝統、文化、産業等を生かし、個性的なゆとりのあるふるさと富谷づくり推進のため基金を創設しているものでございます。以上です。

委員長(千葉達君) 質疑ございませんか。永野委員。

委員(永野久子君) 先ほどご答弁いただいた収納率は、予算現額に対しての収納率をどう予測したかというので97%ということでしたけれども、それでは、同じく84ページの町民税、固定資産税に関してですけれども、調定額に対しては予算を組むときに何%で見込んだかということを伺います。

委員長(千葉達君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) 今の質問は、調定額に対して収納率幾らというお話ですかね。(「いえ。じゃ、もう一度言いましょうか」の声あり)

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) 調定額、つまり全ての人が全部納めると。賦課する額、全員に、課税対象者に全部適正な税率をかけてやった場合のすべての金額が調定額だと思うんですけれども、予算を組むときはまさか100%、一人も滞納者がなく納めるという予算は組みませんよね。それで、予算を組む段階では87%とか85%とかというふうに満額よりも低く組んでやるわけですね。その満額よりも低く組んだその数値を何%というふうに見込んだかというふうに伺います。

委員長(千葉達君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) 今の質問ですけれども、収入見込額を出しまして、それに対する収納率を97で見ているんです。(「うん。その前の段階。だから、その見込額を出すわけなんですけれども、ここに調定額が例えば町税で……座ったままいいでしょうか。委員長」の声あり)

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) ここに、決算書の13、14ですけれども、町税というところで、これには軽自動車税なんかも入っていますので、町民税というところだけを見ますと、26億3,549万9,015円、これは調定額というふうになっていますよね。これはさっき言ったように、全員が満額払うという額ですよね。払った場合の額。賦課対象者に賦課した額、賦課するべき額と言うんですかね。でも、この当初予算を組むときには、これは全部入るだろうという予算は組まないで、それで補正額、これでいきますと23億8,386万1,000円というのが予算現額だったんだろうなと私は思っていて、だから割り算すると結局何%でこの予算を組んだかというのはわかるんですけれども、今計算機がないので、済みませんが、何%で組んだかを改めて伺います。

委員長(千葉達君) 税務課長、わかりますか。

税務課長(内海壮晃君) 今言われた調定額、これが予算を計算する際に想定して出した金額イコール調定額という形で予算をこちらでも考えていまして、それに90.7というのが収納率、収入見込額を出しているんですよ。委員さんの考えているように、調定あって、調定から入ってくるものというのが出すために97を掛けて、これが予算額にしているんですけれども。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) そうしますと、13ページの町民税というところ、上から2行目ですね、23億8,386万1,000円割ることの26億3,549万9,015円、これが90.45、だから90.4%で組んだということでよろしいわけですね。

委員長(千葉達君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) 予算を組むときは、例えば今町民税の話をするんですけれども、各個人の課税標準等が違いますのでそういった積み重ねをしまして、その年の町民税としてどのぐらい課税になるかという総額を出して、それに先ほど聞かれている収納率どのぐらいに見ているんですかということで97%を予算措置しているんですけれども。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) そうですか。でも、予算現額の合計額割る調定額は90.4ですよ。これは補正も含めてということじゃないんですか。

委員長(千葉達君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) 例えば23年の町県民税の現年だけでいきますと、見込みとして見ているのが20億9,500万ぐらいとしていただいて、それ掛ける、先ほど言われた率を掛けていただくと20億3,270何万という当初の予算見積額になるんですけれども、そういった内容の確認ではないんでしょうか。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) あくまでもこの決算書を見て言っているんですよ。ちょっとごらんいただいていいですか。さっきと同じことなんですけれども、町税というところで、その下の町民税、左から予算現額の中の内訳として当初予算額があり補正予算額があり、継続費等々云々と書いてありますが、当初予算と補正予算を足したものが23億8,386万1,000円だったと。これが予算として組んだものだということですよね。そうすると、これはあくまでも結果だから、結果だから90.4になったんですけれども、当初の見込みの段階で調定額が26億3,500万というふうに、この数字は動かない数字としてあって、これで一体予算を組むときに何%で組むかというときに、じゃ97%でこの予算は組んだということで間違いないということなんですね。改めて、済みません、何度も。

委員長(千葉達君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) 言っているのは、今見てもらっています13ページの、町民税ですと今委員さんの言われた当初予算のベースでお話をしたんですけれども、こちらで20億5,253万3,000円となっているんですけれども、これを逆に割り戻す97.0の金額が当初見込んだ調定に上がる金額として見て、それに97を掛けて当初の20億5,2500万、この数字を出しているということなんです。それで、収入とかについては、調定につきましては実際課税をして出た結果を調定としてあげるので、個人であれば6月、特別徴収であれば5月に出して、そういった実際の計算をした数字を上げていくのが調定です。予算とは違いまして、実際にその年に課税して納付書を出した数字、実数が調定額です。それに今回、次の欄にあります収入済額、これが収入した金額なので、それを割ることによって実際の収納率何%ということが出るんですけれども。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) ちょっとここ微妙なところなので、確定してお答えいただきたいんですけれども、調定額は確かに後から確定はしますが、予算組む段階ではもとになる全員が払うべき100%の数では組まずに、その何割か以下にして予算組みますよね。そこまでは一緒だと思うんですね。その何割掛けで掛けたかというのが97でいいんですか。(「はい」の声あり)いいんですね。ああ、そうですか。では、それをもとにして伺います。
 そうしますと、収納率は実際にこの23年度は98.4%です。ごめんなさい。合わせて町民税で98.61なんですよね。1ポイント近く高く見積もったよりはたくさん入ったということなんですが、この状態は予算組んだよりも実際には、この98.61というのはあくまでも調定額に対してですから、予算組んだ額と比べるともっと高いわけですよ。100%超えているはずなんですね。予算を組んだ額に対してこの実際に入った額、これが一体何%だったのかを伺います。

委員長(千葉達君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) 個人の町県民税の今言われている予算の達成率ですけれども、これに対して決算、5月末現在で101.31になってございます。予算に対して入った金額ということで101.31。これが個人町民税の現年分でございます。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) わかりました。実はその数字が大事だと思うんですけれども、この予算は常識的に100%でなくやや低目に組むと。でも、実際にはその予算に対しては100%を超える歳入がある、入ったということですよね、収納されたと。そこで、私は一つはっきりしたいのは、富谷町がこの大震災の大変なさなかにあっても実質収支で7億の黒字を出していると。実質収支比率でも9%と、平均3ないし5%の3倍から2倍という大きい黒字を出しているそのメカニズムの一つがこれだなというふうに思っているんですね。ですから、これは税務課長の答弁すべきことではなく財政課長かもしれないんですけれども、予算を組むときにはもう少し、今97%といったのを、例えば98%で見込んで予算の幅、枠全体を広げてもっと仕事をやると、できる金額を広げていくというふうにしないと、毎年毎年多額の黒字が出るということになるのではないか。黒字が生まれるメカニズムの一つはこれだというふうに思うんですけれども、この点について財政課長に伺いますけれども、この実績を踏まえて、徴収率については実績に近いものに組み替える、組んでいくと、次年度から、もう遅いですけれども、次年度からはこの23年度の教訓をもとに、予算の枠を広げてもっと町民のために仕事ができる予算をふやすということが必要になっているんじゃないかと思いますが、どうでしょうか。

委員長(千葉達君) 財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) 今言った予算の絡みがこの実質収支のところにどう反映するかというと、生で反映するものではないというのが一つです。その理由についてご説明をさせていただきます。今回、9%ということで実質収支比率が上がりました。大きな要因は、予算規模も30億ということで上がったというのも一つなんですが、23年度におきましてはスタート時点で震災復興に、3・11以降、当初は震災復興第一にということでスタートしまして、当初予算はもう成立させていただいて、事業としての予算はあったんですけれども一旦白紙撤回ということで、義務的経費以外については支出を抑えようということで23年度についてはスタートしています。ですから、通常の状況にないというのが最大の要因でございます。その後、その義務的経費、震災をメーンに事業を展開してきまして、その中でも公共事業もその案件ごとに精査をして、じゃ、これは今年度中にやれるというのを順次公共事業としてやってきたという、例年にない年だということが一つ今回のこの9%ということで、通常の公共事業が一部凍結したという部分が大きな要因となってございますので、今言われた税収のパーセントがここに大きく影響するものではないというふうに私は考えております。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) 確かに平成23年が特別な1年であったという要因はあると思います。でも、振り返っていただくとずっとこの状態は続いているんです。歳入歳出差引残高がその年によって7億だったり3億だったり5億だったりいろいろありますが、しかし、毎年そういう数億の黒字を出していると。しかも、この収納率についても大体こういう数値をずっとキープしてきているんですよね。ですから、やっぱりここで考え直すのは、もっとやれる仕事があるべきだし、その財源としても確保できるんだというところを認識を新たにしていただきたいというふうに思うわけなんです。やっぱりこういう震災のときに町が貯金をふやしているというのは、いろいろ理由はあったとしても、今回のこの黒字を次の年にも、平成24年度以降、今もう既に始まっていますが、生かしていくというためにも、予算を組む段階での見直しというのはぜひ検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

委員長(千葉達君) 財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) 今のことに関しましては、結果的には変わらない状況というのはどうしてか、結果的には変わらないと思うんですが、24年度の予算の当初を見ていただいても、結果的に歳入ありきといいますか、歳入で足りない部分は財政調整基金のほうから10億以上の取り崩しをして予算を組んでおります。そこで税収の収入が上がればその取り崩しが少なくなるということで、本来やるべき事業を遂行した結果ということですので、その予算編成上税の収入の増減が取り崩しの額の調整に加味される、結果的に加味されて結果的に同じというふうな状況になるんだろうと思います。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) それは認識が少し違うのではないかと思うんですね、事実からして。つまり財政調整基金は確かに取り崩しますけれども、結果的に財調はふえ続けていますよ。過去最高とさっきおっしゃいましたけれども、震災の年でない、その前の年もそうですが、もう財政調整基金だけでもどんどんふえていますから。ほかの目的基金もふえていますので、目的基金と財調を合わせると過去最高というのをもう更新し続けているといっても過言ではない。そういう状況なんですね。ですから、やっぱり富谷町は財政的にゆとりがあると、いろんな数値で見てもゆとりがあるということは明らかな事実ですから、先ほど渡邊委員から半壊の住宅の解体の話が出ました。やっぱり本当に住民が大変なときに町長は、制度として終わるのであれば町として単独でやれるものではないといった趣旨のご答弁されましたけれども、単独でやったからといって国からお叱りが出るわけではないと思うんですよ。やはり町が独自の努力で、本当に震災で苦しんでいる人たちの支援をするという、こういうことに使ってもいいんじゃないでしょうか。そういう意味でも使える予算の幅を広げていく、枠を広げるという立場に立つ必要があると思います。町長にこの点について伺います。

委員長(千葉達君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 財調がどんどんという表現はいかがなものでしょうか。本当に私ら1年、そして、この23年の震災を受けて本当に議会の議決を1日でというふうなことで、震災復興に本当に身を削ってこの1年やったという、今結果を見ながら、そして今将来、この24年に入りましたけれども、この先3年4年というふうなことの中で富谷の将来をどのような形で描いていくのか。散財するわけにいきませんね。必ず将来また返ってくるわけですよ。そういう不公平なやり方でいいのかというようなこと。先ほど渡邊委員とのやりとりはまたここで触れませんけれども、公平性というふうなこともある、行政の期限という制度、枠組みもある。先ほど財政課長が言ったように、特別特殊な事情の23年度というふうなことに尽きようかと思いますね。ですから、そういう意味では単年度というふうなことで見るのではなくて、特殊事情、特別事情が23年度はあって、今はその要因が24年度に及んでいるというふうなことなんです。ですから、もう少し、最低でも2年のスパンで物は見なきゃならないというふうな認識でいかがでしょうか。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) 町長は言葉をすりかえることが大変お上手なのでびっくりするんですが、「散財するわけにはいかない」というのはどういうことでしょうか。「散財」つまり「無駄遣い」ですよ。町民のためのやることが無駄遣いなんですか。改めて伺います。

委員長(千葉達君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 散財を無駄と言っているわけじゃなくて、散財をまた無駄と切りかえられちゃおかしいので、特殊な事情、行政というのは枠があるんですよというふうなことです。ですから、そのようなことで散財、本当に大事に大事に使っていかなきゃならないんだよというふうな意味で申し上げているわけです。ですから、もちろん無駄の声も町長に必ず届くんですよ。給食センター無駄だ、西コミ無駄だ、何ぼ聞きましたか。そういうふうなことの立場になって今町政運営をしているということなんです、4年間預けられた時期をね。やっぱり今も責任持たなきゃならないし、4年後5年後にも将来の責任を持たなきゃならないということなんです。誰がやろうともですよ。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) それでは、改めて伺いますけれども、平成23年度の基金残高については先ほど佐藤委員が伺いましたけれども、平成20年からでも結構なんですけれども、財政調整基金及び目的基金の残高が平成20年と今と比べてどのように変化しているか、伺います。

委員長(千葉達君) 財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) 今、20年度と23年度の比較ということでよろしいでしょうか。(「はい」の声あり)はい。20年度の基金につきましては、目的基金も含めてというお話でしたよね。(「財調と目的分けて」の声あり)分けてですか。(「目的基金全部でもいいですし」の声あり)
 では、まず財政調整基金の数字を申し上げさせていただきます。20年度5月末時点では38億7,400万です。23年度決算におきましては41億7,300万円となってございます。それから、目的基金、(「全部一緒でもいいです、目的基金は」の声あり)いいですか。財政調整基金も含めた数字になります。済みません。(「結構です」の声あり)20年度62億4,900万円。平成23年度53億9,200万円。ですから、8億7,000万ほど総体では減ってございます。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) 今の53億9,200万の中には、今度の決算を踏まえてさらに積み立てる分は入っていますか。

委員長(千葉達君) 財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) これは入ってございません。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) 入れると幾らでしょうか。

委員長(千葉達君) 財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) 57億5,200万円です。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) この間、給食センターを建てたりしましたので目的基金が減るのはわかりますね。それで、財政調整基金につきましては平成20年から23年で約3億ふえているんですよ。町長の先ほどの答弁とちょっと食い違うように思うんですね。これは事実をしっかり踏まえてご検討いただきたいと、改めて町の予算の組み方について、住民のために使える予算額をふやすためにも、そもそも予算を組むときの調定額に対する見込み収納率の設定の仕方を改善してほしいというふうに思いますが、どうでしょうか。

委員長(千葉達君) 財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) 予算を組む場合の原則といたしましては、税収等を本来歳入として単年度で見るべきものを財源としてその年度の歳出に充てるというのが基本でございます。その中、結局その原則にのっとって歳入が少ないから歳出を減らすという実態であれば、今委員がおっしゃったような形で訂正なりをする必要があろうかと思いますけれども、歳入において最初から、先ほども言いましたけれども、財政調整基金を10億以上取り崩して予算を組んでいるという現状からすれば、現状で全然問題ないというふうな認識でございます。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) 次に進みますが、決算書の52ページ、総務費一般管理費の給料のところですけれども、不用額が1,980万5,664円計上されております。この中には3月11日の震災を含む3月の時間外手当、職員のですね、職員手当が8割カットした分も含まれているというふうに見ていいんでしょうか。

委員長(千葉達君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) こちらの中には、22年度執行分となっておりますので、23年度分には入ってございません。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) 次に、実績報告書の53ページです。職員の健康管理事業として検診が実施されておりました。成果及び今後の課題のところに「有所見者があった」というふうに、ここは上から3行目ですね。「有所見者には保健師、栄養士による個別の保健食事指導を実施し、職員個々の健康に対する意識向上、健康状態の改善に努めた」とあるんですけれども、有所見者は何人だったでしょうか。

委員長(千葉達君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 一括ではできません。いろいろな計測項目に応じて有所見者という形になっておりますので、それぞれの項目に応じた形で説明をさせていただきます。
 有所見者ということで、まず内科系を中心にお話ししますと、脂質関係のほうは要観察を含めて約百二、三十名ということ、これは臨時職員等も含めた数字になります。こちらで把握しているものですね。脂質異常ということで、要観察ですので、(「ししつ……」の声あり)脂質です、油の。(「油の。はい」の声あり)全体で約500名近くおりますけれども、そのうちの百五、六十名。細かい数字はちょっと今そろばんはじかないと難しいんですけれども。あと肝機能関係でございますけれども、これは要観察を含めて約50名、四十七、八名ですね。あと糖代謝関係でございますけれども、(「代謝……」の声あり)糖代謝ですね。そちらの要観察、再検も含めて約45名ぐらいですね。あと腎・尿路系ということで要観察を含めて10名。あと血液一般という項目につきましては要観察を含めて約80名ぐらいですね。あと呼吸器系につきましては要観察を含めて8名という結果でございます。なお、正常という結果につきましては、総体で7割以上が正常ということになってございます。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) たしかほぼ全員がこの検診を受けたということで、7割の方が正常であったということですけれども、3割の方が何らかの異常があるということは人ごとではないものですから、大変深刻ではないかなというふうに思いましたが、対策としてはどんなふうにしていますか。

委員長(千葉達君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 成果及び今後の課題にも書いてありますとおり、検診団体によりまして指導、もちろん再検査もございますけれども、食事指導と運動指導、そういったものもございますし、あと、かかりつけ医がございましたらそちらのほうに行ってやると。実際は、特定保健指導につきましては、その改善ということで評価もしてございまして、それに応じて職員健康管理をしているところでございます。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) 同じ成果及び今後の課題の中で、「産業医によるメンタルヘルスケアの改善に努めた」と、「職員のメンタルヘルスケア改善に努めた」というふうに書いてあるんですが、そのメンタルヘルスケアの対象人数というのは何人ですか。

委員長(千葉達君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 産業医の先生と面談等を繰り返して実際の改善に努めたということであれば、4名の職員がその産業医の先生と面談を重ねていたところでございます。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) その個々の方々について成果、成果というより効果は上がっているというふうに見ているんですか。

委員長(千葉達君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 中短期も含めて4人おりまして、現実的には4人のうち3人は職場復帰をしております。1人はまだ継続中という状況でございます。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) 実績報告書の一番最後の263ページから東日本大震災関係でずっと記載がございますけれども、この大震災絡みで改めて伺いたいんですけれども、災害救助法では避難所に避難した人の主食とか服飾及び燃料費等として1人1日、当初は1,010円、古い通知では1,010円だったんですが、その後震災後間もなく各地域から大変強い要望があって、1,010円では栄養が賄い切れないと、被災者の栄養が十分でないということで、これは1,500円に改善されたんですけれども、富谷町ではこういう改善についての認識はどの時点で把握されましたか。

委員長(千葉達君) 総合防災対策監。(「あしたですね」の声あり)あしたでよろしいですか。(「あしたですか。防災。そうですか」の声あり)
 出川委員。

委員(出川博一君) 私から大きくは4つだけ。10分ぐらいで終わります。
 決算書で60ページ、これの備考のところの上から5番目、地域振興事業について2,481万6,000円の決算になっていますけれども、これはたしか当初予算では7万の計上だったと思うんですけれども、これはどうしてこのようにふえたのですか。

委員長(千葉達君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) これは国の緊急雇用制度を使いまして、途中で補正予算を組んで増額させていただいたものでございます。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) 同じページのその下、まちづくり総務事務、これは287万5,000円の決算になっておりますけれども、実績報告書の23ページ、ここでは(1)まちづくり総務事務としてやった事業として2つありますけれども、一つは人件費、一つは七夕飾りなんですけれども、七夕飾り笹竹29本でこんなにお金がかかったのかどうか、お聞きします。

委員長(千葉達君) あったかまちづくり推進課長。

あったかまちづくり推進課長(松原誠君) 富谷っ子七夕飾りについては、予算については各公民館ですとかそういうところで笹飾りをつくっていただきましたので、あったかまちづくり推進課としましては余りかかわっていないという状況になります。この287万5,893円につきましては、先ほども冒頭ご説明しました臨時雇用の職員の賃金が130万円余り、あと補正で公用車1台の予算を計上させていただいて、それを購入いたしました。それが113万円余りの合計金額というような主な内容となっております。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) 実績報告書の59ページをお願いいたします。ここの(6)LG1運用事業の中で、成果と今後の課題の中で、電子申請業務は何年度から始まったのか、お答えいただきたいと思います。

委員長(千葉達君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) こちらにありますとおり22年度、こちらが初発の年となってございます。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) 「今年度から」と表現されているんですけれども、これはちょっと違うんじゃないかなというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。2行目のところです。

委員長(千葉達君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) あと、下のところに電子申請関係、そちらもあわせた形で電子申請業務の実績のほうを載せておりますけれども、それも含めた形だと思うんですけれども。では、これは訂正します。「前年度から」ということで書き換えていただければ。申しわけありませんでした。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) やっぱりこの文章はおかしいなと思って、私、去年のやつと比べてみたら、全く同じ文章なんですよ。この成果と今後の課題。ですから、結局は「今年度」という表現が、本当は22年度だったやつが23年度に読み間違えちゃうということと、それに関連して、この(7)番の電子申請事業のところの文言も全く22年度と同じです。なおかつ件数は5件減っています。ですから、そういう意味でこれは本当に利用されない原因、この辺のところをどのようなものなのかをお聞きしたいと思います。

委員長(千葉達君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) これも始める前は県内全参加町村で協議を重ねてやったわけですけれども、その後の周知もある程度はやったところでございます。しかしながら、まだまだ周知関係については足りなかったのかなと思ってございます。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) ということは、これらの電子申請に関しては非常に人気のないというか、総務省がギリモリやってどうにも使い勝手の悪い内容だというのはよくわかっているんですけれども、やっぱりそうは言いながらもそれに対して費用をかけているわけですから、何らかの形での検討をしていくべきだというふうに思いますけれども、この文章を見ますと全く去年と同じなので、全然検討もしていないという見解に立っていますけれども、いかがでしょうか。

委員長(千葉達君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 当初5年のスパンを見て、その状況を確認しながら改善すべきところは改善して、県内全参加町村でそういう協議会もございますので、その中でやっていきたいと思っております。あと、ちなみに私も4月からその委員会の副委員長ということになりましたので、それにあわせてそういう機会がございますので、その場で申し伝えていきたいと思っております。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) ぜひよろしくお願いしたいと思います。
  続いて、実績報告書の60ページ、次のページですけれども、(8)基幹系システム構築、ここのところに括弧書きで総額とありますけれども、これは何の総額なんでしょうか。

委員長(千葉達君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 契約の総額となってございます。この事業に対する契約の総額ということで5年間でございます。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) 5年間ということは、これは債務負担だとすれば、これはちょっと24年度の当初予算との予算差額が割るんですけれども、それはなぜなんですか。

委員長(千葉達君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 債務負担行為は、先日もちょっとお話ししたとおり、将来にわたる負担ということになりますし、あと、予算は実際のそれに見合う予算ということになります。あと、実際契約額につきましては、協議して詰めてその金額ということでかなり絞った形の額ということになります。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) 最後にします。それで、私もよく見ていなかったのは悪いんですけれども、債務負担に関する調書に関して、結局予算の審議の中でも債務負担についてはこの調書のとおりですということで流されておりますので、ちょっとみんな気をつけて見ていないと思いますので、きょう、いわゆる今回審査対象になった各課の債務負担行為に関する調書の23年度の決算額をお示しいただきたいと思います。各課の。

委員長(千葉達君) 財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) 今、各課ごとに債務負担行為の実績ということだったんですけれども、債務負担行為については限度額ということで資料はついているんですけれども、実績ということになると実額になるので積み上げしないと出てこないので、すぐここで幾らということで多分ご回答できる状況にないと思います。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) 実は、この調書には当該年度以降の支出予定額とありまして、その中で各年度ごとの額が、これは予定額ですけれども、明示されております。ぜひこの部分の、23年度の決算の額についてお示しいただきたいと思います。

委員長(千葉達君) 財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) 各課ごとにというさっきと同じ話なんですけれども、全部に対して多分各課ごとに今回答できる状況にないと思います。数字につきましては、後でという形であればお示しできるかと思います。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) いや、これは結局、結果として今この決算書のほうに出ているわけですから、当然数字は把握されてしかるべきだと思いますけれども、今出せないのはおかしいと思いますけれども。

委員長(千葉達君) 財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) 債務負担行為については、先ほど言ったように限度額の承認をいただいております。それで、予算執行に当たっては、23年度であれば23年度の現年予算に計上して予算を執行するので、予算執行上は現年という形でとらえておりますから、最終的にその債務負担だけを引っ張ってということであれば、その辺の集計が必要になってくるということで、今即答はできないというお話をしているわけでございます。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) であれば、いつまで待てば出していただけますか。

委員長(千葉達君) 財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) 財政課、各課ということなので、各課集計して後でお出しするような形になりますので、時間をいただきたいと思いますけれども、各課の状況にもよりますけれども、あすまでということでよろしければあすまでに提出させていただきたいと思います。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) では、あしたまでにお願いします。終わります。

委員長(千葉達君) ほかに質疑ございませんか。森委員。

委員(森栄君) 私のほうから、決算審査意見書について。この中の17ページ、黒川地域行政事務組合に関する負担金。よろしいですか。(「何ページ」の声あり)決算審査意見書の17ページ、黒川地域行政事務組合に関する負担金の中で、消防費が前年と比べて2億2,731万5,000円ふえておりますけれども、先ほどの説明では震災による負担額の増加というふうな説明を受けたんですけれども、もっと負担の内訳というか中身について説明を求めます。消防費。

委員長(千葉達君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) こちらは平成22年の国勢調査の実施に伴いまして人口数の速報値の確定に伴います案分率の確定により、当初予算の案分率の変更に伴っての補正というのがまず一つございます。もう一つは、先ほどもご説明の中でございました東日本大震災における消防本部並びに出張所等における復旧工事に関しての補正予算が必要となったことからの負担金の増ということになってございます。

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) 同じく決算意見書の25ページ、財産に関する調書です。この中で、土地及び建物の中で、行政財産中土地は3万498平方メートル増加、坪換算すると9,225坪なんですけれども、これについてはどこの、主な大きい面積で構いませんので、どこの土地なのか、伺います。

委員長(千葉達君) 財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) 大きいところで申し上げさせていただきます。まず、とちの木一丁目、開発等によります道路等の増と、それから成田一丁目のこれも道路、それからごみ集積所等、こちら合計しますとかなりの数字になりますので、それらが主な増となってございます。

委員長(千葉達君) この際、3時10分まで休憩します。

午後2時59分 休憩

午後3時10分 再開

委員長(千葉達君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 質疑ございませんか。出川委員。

委員(出川博一君) 先ほど私の質問の中でちょっと配慮を欠いた質問をいたしまして、訂正をするとともに、再度お願いをしたいと思います。
 それは、債務負担行為に関する調書の件なんですけれども、各課にあしたまでというふうな非常に心のない発言をいたしまして大変失礼しました。ですから、私、各課ごとに回ってその実績額、決算額をお聞きしたいと思いますので、準備のできたところからお邪魔したいと思います。よろしくお願いします。

委員長(千葉達君) ほかに質疑ございませんか。森委員。

委員(森栄君) 行政実績報告ですが、行政実績報告の85ページ、滞納処分の状況のところで、インターネットの公売が22年度と23年度を比較すると金額に差がありますけれども、その理由を教えていただきたいので説明を求めます。

委員長(千葉達君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) このインターネット公売の対象となっている物件につきましては、県機構のほうにお願いしていまして、県機構の取り組みとしてその年さまざまありまして、家宅捜索とかやってそのときに上げてくるものがあったかないかによって違うので、こういった実績となってございます。

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) 同じく行政実績報告の106ページ、自動車交通騒音測定業務の中で、仙台北部道路関係、この調査項目の中で等価騒音レベル、最大騒音レベル、時間率騒音レベル、それぞれ説明を求めます。幾らなのか。

委員長(千葉達君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 個別の数値の持ち合わせがございません。結果的には、環境基準で示しますこの騒音レベルの以下であったということであります。

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) 107ページ、黒川地域行政事務組合負担金事務なんですけれども、成果及び今後の課題の2番目に、「平成23年度分については東日本大震災に伴う災害復旧工事が発生したため、負担金が増額となったもの」というふうに記載されていますけれども、火葬場については243万2,000円、これは逆に減額になっているんですよ。この点について説明を求めます。

委員長(千葉達君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 火葬場については委員のおっしゃるとおりです。し尿処理施設については、今回の震災で災害復旧工事が発生したために負担金の増ということになったものでございます。

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) 今の説明であれば、それぞれ火葬場、し尿処理場というふうに分けて、成果及び今後の課題のところに分けて文はつくられたほうがよいかと思われます。
 次に、114ページ、リサイクル推進事業の中の成果及び今後の課題の中で下から3行目、「使用済み天ぷら油の試験回収事業については、これまでの試行による問題点や課題等を整理する」というふうに書いてありますけれども、この問題点と課題について説明を求めます。

委員長(千葉達君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) ここで私のほうで予定していますその問題点、課題ですが、廃食油を収集する上で集積所に皆さんがお出しする上での問題あるいはその置いた場合の集積所で発生する問題、そういったものを状況を見ながら問題点を洗い出しまして、そういった課題を克服しながら事業の実施に向けて検討していきたいということでございます。

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) 115ページです。一般廃棄物処理(仙台市委託事業)の中で、平成22年度と平成23年度の委託金額を比べてみた場合23年度が減額になっていますけれども、この減額の理由について。実際23年度であれば震災との関係もあるのでふえるのかなと思ったんですけれども、逆に減っていますので。

委員長(千葉達君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) これは委託料の年度の単価が22年度は100キロ当たり1万5,500円前後だったのが、23年度は1万4,000円台でしたので、単価差によるものでございます。

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) 同じく115ページの最終処分場適正閉鎖事業なんですけれども、桜田の最終処分場については、以前県の産業廃棄物対策課のほうから粗大ごみについてそのものが露出しているということで指摘あったと思うんですけれども、その後の改善について23年度ではどのような改善をなさったか、伺います。

委員長(千葉達君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 今のご質問の件ですが、県のほうと廃止に向けた協議をしてございます。それに向けて前段としまして、定期の今実施していますダイオキシンとか水質検査、そういったものを検査しながら廃止として認められる状況にあれば廃止の手続をするわけなんですが、そのときに現状露出している部分、そういったものについては実際に廃止できる状況に今現在実際になってきています。そんなことで、その廃止の時期とあわせながらのり面の露出、擁壁等の工法について検討しながら進めていきたいと思っております。

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) 今度、決算書のほうですけれども、決算書の14ページ、済みません、4ページの中の町税なんですけれども、この収入未済額4億2,386万3,937円、この町税のトータル金額のものなんですけれども、この決算した後にこの収入未済額で幾らぐらい税目別に入ってきているか、それについて伺います。

委員長(千葉達君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) 繰り越した分の今現在のということですかね。(「直近のやつで」の声あり)ちょっときょう持ってきていませんので、後でお示しします。(「はい、わかりました」の声あり)

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) 固定資産税なんですけれども、固定資産税の中で家屋の課税漏れとかありましたら、何件で幾らぐらいなんだか、それについてもちょっと伺います。

委員長(千葉達君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) 今お話ありました家屋があって評価されていないもの、これにつきましてはことしの決算で上げているように調査を図っていまして、実際今それらしきものとして、10平米以上の建物らしきものということで1,649ほどございます。

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) 52ページ、議会費の共済費4,869万6,016円なんですけれども、先ほどの調査費関係の説明がありましたけれども、これは23年度だけなのか。それとも、同じぐらいの金額が今後も支出されるのか。それについて伺います。

委員長(千葉達君) 議会事務局長。

議会事務局長(須藤辰夫君) 24年度以降につきましても、議員年金を支給されている方、あと遺族年金を受けられる方がずっと受け取れる期間はこのように計上されるものでございます。

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) 56ページですけれども、56ページの財政管理費の中で、委託料141万1,200円、これについては平成22年度委託料はなかったのですが、平成23年度にこの予算が計上されているのは、予算の組み替えによるものなのでしょうか。先ほどの説明では庁舎保守管理ということでの委託料だというような説明なんですけれども。

委員長(千葉達君) 財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) 今回23年度で計上しておりますけれども、22年度につきましては、その保証期間内については費用が発生しないということで実績として上がっておりません。

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) 60ページです。60ページの情報化推進費の中で不用額が1,420万7,645円計上されていますけれども、これは不用額にしては1,400万というのは結構大きい金額なんですけれども、減額補正はなぜやらなかったんでしょうか。

委員長(千葉達君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 開発の途中ということでの金額でございますし、あと、このとおりいろんな事業項目がございますので、その積み上げでこの金額となったものでございます。

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) 64ページの委託料123万1,650円、(「何行目」の声あり)一番上です。防犯対策費の中の委託料なんですけれども、64ページです。委託料123万1,650円。これについては委託料、平成22年度では予算計上がなかったんですけれども、この委託料の内容について伺います。

委員長(千葉達君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) それについては都市整備課管轄となってございますので、そちらのほうでお願いいたします。(「はい」の声あり)

委員長(千葉達君) ほかに質疑ございませんか。小泉委員。

委員(小泉光君) 行政実績報告書の32ページです。共用車と書いていますが、車について伺います。保有台数15台となっていますが、これで役場の保有する車の台数はすべてですか。

委員長(千葉達君) 財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) こちらに計上させていただいているのは供用ということで、財政課が管理しています車です。各課で専属で持っている車についてはここに計上されておりませんので、誰でも使える台数としては15台になります。

委員長(千葉達君) 小泉委員。

委員(小泉光君) それでは、この15台で結構ですけれども、車種ごとの台数を教えてください。車種というか、トラック何台とか軽自動車何台とかでいいです。

委員長(千葉達君) 財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) 財政課で共用車として持っている台数ですけれども、15台のうち軽のダンプ、軽トラックが1台、そのほかについては軽の乗用車だったり普通車ということでございます。

委員長(千葉達君) 小泉委員。

委員(小泉光君) 軽のダンプ1台と、その他の軽自動車は何台で、普通車は何台ですか。

委員長(千葉達君) 財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) 軽自動車については4台ですね。残り10台が普通車となってございます。

委員長(千葉達君) 小泉委員。

委員(小泉光君) これらの車の交換の目安はどう考えていますか。

委員長(千葉達君) 財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) 基準ということで明確にあるものではございませんけれども、走行距離にして10万キロということで今はやってございますが、その10万キロを超えてもまだ使用可能な状況ということであれば、引き続き使用しているというのが現状でございます。

委員長(千葉達君) 小泉委員。

委員(小泉光君) 23年度に6台まとめてかえているようですが、これらの6台はすべて10万キロを超えたんですか。

委員長(千葉達君) 財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) 先ほど言ったように、10万キロ基準です。ですから、全部超えていたということで更新をしております。ただ、ちょっと1台1台のキロ数については今手元にございません。

委員長(千葉達君) 小泉委員。

委員(小泉光君) それでは、70ページに行きます。町議会議員の選挙の投票率が前回の投票のときよりも6ポイント以上落ちていますが、これをどう評価、この辺の原因はなぜかと考えていますか。

委員長(千葉達君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 今までですと統一選挙ということで、県議、あとその後2週間後に町というふうな形が多かったと思います。今回、同じ啓発活動はしましたけれども、結果的には、ある程度期間が離れていたということでこのような結果になったかと思います。

委員長(千葉達君) 小泉委員。

委員(小泉光君) 3年後の選挙に向けて、じゃ、次回はこうしようとか、今回の反省などを踏まえて内部での協議とか、この投票率を上げるために何か協議されたことはありますか。

委員長(千葉達君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 結果的にはこのような数字になっておりますので、今後、県選管のほうもいろんなそういう面で啓発活動もしておりますので、そちらのほうのノウハウも生かしながら向上のために今協議してまいりたいと思っております。

委員長(千葉達君) 小泉委員。

委員(小泉光君) 今度は73ページに行かせてください。ずっと下のほうですが、消防団員の教育、消防学校の入校、これはすべてゼロになっていますね、23年度は。この理由をどう考えていますか。

委員長(千葉達君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) こちらは震災に伴いまして消防学校のほうが被災を受け、全館使えないという状況で昨年度は休校となっております。

委員長(千葉達君) 小泉委員。

委員(小泉光君) 今度は少し飛びます。98ページ、住基ネットなんですが、この保守料金毎年500万かかってこのくらいの枚数と。これはまずこの保守がどういう契約形態になるか質問します。どういう契約形態でやっているか、質問します。

委員長(千葉達君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) それぞれのシステムにつきまして保守契約をしております。保守の内容は、主に年1回の定期点検とそのほかに随時システム改修に伴った支援とか、あと、故障、ふぐあいが発生した際の支援ということで契約をしているのがほとんどでございます。

委員長(千葉達君) 小泉委員。

委員(小泉光君) これは毎年500万という大変な金額が出ているので、私としてはスポット対応でも可能ではないかと考えるんですが、その辺はどう考えますか。いかがでしょうか。

委員長(千葉達君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 実績報告書にあるように、合計で521万1,444円というようなところになってございますが、やっぱり保守対応の機器が多くなってきているということで500万、1つのシステムであれば、ここに見るように年間50万であったり70万であったりしているものでございますので、その対象となる機器類が、住基ネットの関係でカードの発行で使ったりいろいろと発行機台数もふえたりしておりますので、その機器がふえているということでこのぐらいになっているものであります。

委員長(千葉達君) 小泉委員。

委員(小泉光君) この住基ネットのカードの枚数をふやすか、あるいは保守代金を低減させるかというような工夫を引き続きしていっていただきたいと思います。
 今度はまた少し飛びます。106ページ。この一番下の段の後ろから3行目ぐらいのところから、モニタリングポストと呼ばれる空間放射線云々でリアルタイムで放射線量が測定できるようになったと。先ほどもレンタカー借りたというようなことも出てきましたが、測定を行った結果はどうなっていますか、質問します。

委員長(千葉達君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) ことし3月末に走行サーベイメジャーといわれる機械を、県を通じまして貸与を受けて測定をしたわけです。町内県道、町道、国道くまなく歩きました。その結果につきましては、文部科学省のホームページを通じまして公表されています。それで、最近ちょっとこちらのページを見ましたら、つながらない状況になっております。これはデータの更新とかそういったところでたまたまタイミング悪く今は開けない状況ではございますが、私は前に確認しておりまして、文部科学省のほうのホームページのほうから検索できるようになっています。これは富谷町のホームページのほうから、放射能情報サイトみやぎというところから文科省のほうに入って見られるようになってございます。

委員長(千葉達君) 小泉委員。

委員(小泉光君) 23年原発事故が起きてから石積の焼却場のほうに焼却灰が運ばれていると思いますが、そのデータ、情報などはつかんでいますか。

委員長(千葉達君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) こちらにつきましても毎月仙台市のほうで焼却灰、それぞれの松森工場、あと仮設の炉での焼却灰の放射能、ベクレルですね、放射性物質の濃度、あとそれを持って石積のほうの処分場に埋め立てした埋め立て処分場の空間線量、それを毎月定期的に測定しています。その関係については私のほうでも随時仙台市のホームページから確認しておりますし、町のホームページのほうにも、皆さんに見ていただけるように仙台市の公示をしていますサイトを開けるようにリンクしております。

委員長(千葉達君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) それでは、まず決算書のほうから、68ページ、2目賦課徴収費のところでありまして、この備考のところに納税意識高揚・収納率向上事業ということで1,900万ほど上がっていますが、これの中身はどんなものでしょうか。

委員長(千葉達君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) 実績報告書の84ページ、こちらのほうの事業の概要ということで、ここに扱ったような内容となってございます。

委員長(千葉達君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) 私もその実績報告書の84ページは見ているんですが、具体にどのようなものが意識高揚、収納率向上ということになるのか、もう少し詳しくお願いいたします。

委員長(千葉達君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) 昨年は震災等ありまして、催告書等そういったものは、集合催告ということで未納者一斉に対しては送付等はしておりませんけれども、そういった未納者の中から個別に催告をしたり、あとケースによっては電話催告等をしまして、納税のほうの勧奨をやってございます。

委員長(千葉達君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) そうしますと、それに約1,900万ほどもかかるというか、ちょっと詳しくわからないんですけれども、やはり1,900万もかかるんでしょうか。

委員長(千葉達君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) 1つは、賃金で105万ぐらいということで、徴収のほうにパートの方1名おりますし、あと需用費、消耗品等で100万ですかね。あと、印刷製本のほうでいろんな督促状なり口座振り替え用の関係チラシ、いろいろつくりまして100万ちょいです。あと通信運搬費、こちらのほうで160万ですね。あとは委託料、こちらは滞納管理システムというのがございまして、未納になっている方なりを随時見られるような管理のシステムがございます。これが238万1,400。これらの使用料について93万7,000円ぐらいになります。それとあと、大きいのが償還金、還付金ということで、一度納めた法人税で確定で戻ったり、あと申告なりの内容で償還される分があります。これが1,100万ぐらいありまして、こういった積み重ねがこの決算額となってございます。

委員長(千葉達君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) 何かこの事業名を見ますと納税意識高揚・収納率向上等で、ちょっとそういうものではないのかなということを思っていまして、そうしますと、いわば督促関係のとか、そういった収納の業務についてほとんど使われているということでよろしいんでしょうか。

委員長(千葉達君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) そうです。納税関係という大きい捉え方でございます。

委員長(千葉達君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) 引き続きまして72ページになります。県議会議員選挙と町議会議員選挙が載っております。かかった金額が違うんですが、もちろん選挙が違うので違うということもあるんでしょうけれども、日数は町議会議員のほうが2日、もっと短いかな、町議会は5日間、県のほうがもう少し長い、10日ぐらいあったかな、ということもいろいろあると思いますけれども、この差約200万ほど差が出ておりますけれども、300万近くかな、この辺の内容をお願いします。

委員長(千葉達君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 県議会議員選挙の分と町議会議員選挙の違いでございますけれども、まず県会議員のほうにつきましては震災前ということで事前の準備等の経費もございました。それは22年度で執行しておりまして、22年度は決算のほうで出てございます。あと、23年度分も発生しておりますのでそれで900万ということで、額を合わせますと約1,000万何がしかの金額になってございます。あと、あわせて町のほうのこの数字ですけれども、まず立候補者の数、それに応じて盤面のほうの大きさ、4人がけが30名近くだったと思うんですけれども、それによって大きさも変わってきますので、立候補者の数に応じて当然金額も変わってくるというような状況でございます。

委員長(千葉達君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) そうしますと、22年度の分も考えると大体県議会の場合は日数が長い、町議会は短い、そういったものでプラスマイナスで大体同じくらいの金額という感じになるんでしょうか。

委員長(千葉達君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 額的には若干町のほうが高いんですけれども、あと立候補者の数、あと先ほど委員のおっしゃったように選挙期間の日数に応じてやっぱり異なっているということです。

委員長(千葉達君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) わかりました。
 続きまして、114ページの上のほうになりますけれども、非常備消防費の中の9節の旅費、これは不用額で95万5,000円、約300万に対して約3分の1が不用額になっておりますけれども、この辺の理由をお願いします。

委員長(千葉達君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) こちらは消防団の出動手当等に捻出しているものでございます。これはいつ何時消防団への招集があってもいいようなものとして、こちらのほうに置いているものでございます。

委員長(千葉達君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) そうしますと、予定したものよりは出動が少なかったということでしょうか。

委員長(千葉達君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) 実績報告書のほうをごらんいただきたいのですが、昨年度の消防団員の出動件数が、22年度と比較しますと件数的には大幅に減となってございます。そういったところもある程度反映になっているかと思います。

委員長(千葉達君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) それでは、続いて実績報告書のほうから行きます。7ページになります。7ページの上のほうに放射線対策全般ということでいろいろ書いております。たしか今までこの放射線対策、23年度だけでも結構ですけれども、どのくらいこの放射線対策について、いわば富谷町として出費されたか、金額をお願いいたします。

委員長(千葉達君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) ちょっとお待ちいただけますか。後で出したいと思います。

委員長(千葉達君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) できましたら、24年度も含めて後でお願いします。
 そして、これについて東京電力のほうにたしか請求するというふうなお話を以前聞いたことがありますけれども、その辺の金額もお願いします。ついでで。
 続きまして、31ページ、公有財産維持管理事業でありまして、この中の光熱水費等の推移、電気は減っているんですが、水道が結構ふえております。この辺の理由をお願いいたします。

委員長(千葉達君) 財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) 光熱水費に限らず、やはり内部にいる職員の増、そういうのが1つ要因として上げられると思っております。

委員長(千葉達君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) 確かに職員の方もふえてはいるんでしょうけれども、ほかのものは大体減っているんですけれども、電話はふえていますけれども、やはりそういう職員が多いので、極端にいえばトイレの水を多く使うという、そんな感じで考えてよろしいですか。

委員長(千葉達君) 財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) 水道についてはそういうことでよろしいかと思います。また、電気等につきましては節電対策ということで、その逼迫状況から去年の夏以前からいろいろ取り組みがありましたので、ここら辺は大きく出ておりますけれども、水道についてはそういうことだと考えております。

委員長(千葉達君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) 続きまして、53ページ、職員の健康管理事業のところであります。この中で臨時職員の方にもということでありますけれども、もちろん臨時、またパートの方のこの健康診断の費用については町で出しているんですよね。

委員長(千葉達君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 全て町で支弁してございます。

委員長(千葉達君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) それでは、その健康診断の内容でありますけれども、これは私なんかですと国保でありますけれども、そういった町の検診のもの以上とか同等か、それ以上の内容なんでしょうか。

委員長(千葉達君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 一般的に基本検診といわれるものですので、採血して、あと尿と、あと内診等含めて、一般的な健康診断を行っているところでございます。

委員長(千葉達君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) その一般的というのは、サラリーマンの方なんか会社関係で健保組合とかいろいろやっていますけれども、大分差がございまして、私が感じるには富谷町は随分いろいろと細かく項目はあるなと思うんですが、富谷町の町民に対してやっているものと比べて実際にはおわかりでしょうか。その違いは。

委員長(千葉達君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) ほとんどないかと思いますけれども、具体にお話ししますと、身体計測、眼科、聴力、循環器系、脂質、肝機能、糖代謝、腎・尿路系、あと血液一般、あと呼吸器系ということで、その項目を全て検査するものでございます。

委員長(千葉達君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) わかりました。
 続きまして、56ページ、情報化推進のところでありまして、これは毎年、私、お話しさせていただいているんですが、事業決算概要の主要事業というところで、職員向け震度情報発信63万というのが上がっているんですが、これについてもう一度内容をお願いいたします。

委員長(千葉達君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) これにつきましては、かなり前から実施しておりまして、地震等があった場合につきましてはいち早く富谷の情報、ここのスポット的な情報を登録職員に対して速やかに配信するものでございます。

委員長(千葉達君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) これが、前お聞きしたのでは、職員、もちろん全員ではなく、それも幹部というか、いわば一部の方だけの対応というようなものを聞いたんですが、やっぱり今でもそのような対応なんでしょうか。

委員長(千葉達君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 主に主幹職以上ということで、幹部職員プラス主幹ということで登録しております。

委員長(千葉達君) 先ほどの安住委員の質問あった件について、企画部長より回答があります。企画部長。

企画部長(荒谷敏君) それでは、先ほどの放射能全般についてですけれども、ここに記載しているのを経営企画のほうで取りまとめて、多岐にわたって各課でも支払いしているのがあります。経営企画としては講演会が主な支出として約20万円ほど支払っておりますが、総体的には測定をする臨時雇用で雇った方々も町民生活課のほうで支出しておったり、あとは給食センターに入れた計測器、あれが360万1,500円、あれは教育委員会のほうから支出しております。そのほか学校のプールの水の検査とかそういうのにも63万ほど使っておりますので、各部署、あとはブルーベリーの検査とかそういったものを行っておりますので、ここにあったのはそういうものを取りまとめたものでございます。
 それで、東電への請求には、第1回目の請求として63万6,128円をしておりますが、2回目の請求では給食センターの360万分とかそういったものを入れる予定なんですが、これは県内全市町村で行うということにしておりますので、今、県の県民会議と調整をしているところでございます。以上です。

委員長(千葉達君) 質疑ありますか。(「ありません」の声あり)安住委員。

委員(安住稔幸君) 今の職員向けの震度情報発信でありますけれども、一部の方だけでは役には立たないと思いまして、そして、実際には今本当に、毎年言っているんですけれども、ほかの自治体でも出しているメールがございますし、そういったものを利用すればいわばお金がそうかからない。そしてまた、あると思いますけれども、その辺はいかがでしょうか。

委員長(千葉達君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 今のところ63万ということで出ておりますけれども、ある程度の容量がございまして、その範囲内でということで百数十名ぐらいまでしか登録できないのが1つございます。あと、一般質問等でも出ておりましたけれども、エリアメール、ことし中に配信ということになりますので、それに順次切りかえていきたいなと思っております。

委員長(千葉達君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) ぜひそうしてください。
 次に、108ページになります。108ページ、狂犬病予防のほうであります。これをその下の成果を見ますと、数字が減っているわけなんですが、県外からの獣医師が被災地で無料でやっていただいたということでありますけれども、富谷町においても実際に無料でやっていただいたことが多いということでしょうか。

委員長(千葉達君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 富谷町におきましても、昨年の震災のときにカインズホームさんの駐車場とかでもって、208件ほどの無料での予防注射の実施が確認されておるところでございます。

委員長(千葉達君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) 208件ですね。そうしますと、それでも22年度よりはやっぱり下がっているということでありますけれども、この件についてはいかがなんでしょうか。

委員長(千葉達君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 実績報告書にお示しのとおり、注射率のほうはちょっと下がっている現状でございます。

委員長(千葉達君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) 非常に飼い主としての義務もありますし、もし万が一狂犬病になった場合は本当にかまれると致死率が非常に高いという話も聞いております。この辺について今後の取り組みについてはどのようにお考えなんでしょうか。

委員長(千葉達君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) これは狂犬病予防法に基づきまして義務づけられているということから、町のほうでは集合注射という形で注射率を上げるための方策をとっています。通常ですと、6月までが法定では注射してねということになっています。富谷町は春の集合注射を終えてまだまだ未注射の方については改めてご案内をしまして、秋に2度目の予防注射を実施しながら注射率の向上に努めてはいるんですが、現状このような状況となっております。こちらのほうでも啓発を行いながら上げる努力をするしかないのかなと。あとまた、ここの数字にはちょっと出ておりませんが、犬の体調が少し不良だったり、あるいはそういった状況で注射が猶予されているという犬も、100頭まではいきませんがそういった頭数がありますので、必ずしもこの注射率の結果だけではないと思っております。

委員長(千葉達君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) ちょっと1つ飛ばしました。102ページ、お願いいたします。これが最後になります。102ページの下のほうに月別取り扱い状況ということで、各出張所の取り扱い数が出ております。出張所によって大分ばらつきというか、差が大分あるようでありますけれども、これについてうまく職員の方の人員の配置というのは、ちゃんとこれに対応できるようになっているんでしょうか。

委員長(千葉達君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) やっぱり地域性がございますので、時期も混雑する時期も多少違いますが、体制としましては、成田出張所については3名の体制で、ほかの出張所よりも1名多い体制としております。また、ここの今後の課題にも記述しておりますように、東向陽台の出張所につきま
しては区域内に明石台東等の宅地分譲も進んでおりますので、こちらの出張所については体制の充実に検討してまいりたいと思っております。

委員長(千葉達君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) やはり大分体制、数字が本当に、中には半分というか倍になっているところもありますので、そういったものは知っているかと思いますけれども、今後、一般質問でも同僚議員が言っていましたけれども、やはりコンビニ交付とかそういったものをもっと積極的にというか一刻も早くというか、そういったものでやはり取り組んでいって、新たな需要に対して対応できるようなものを早目に手を打っていくべきではないでしょうか。いかがでしょうか。

委員長(千葉達君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) コンビニ交付については先日の一般質問で町長も申し上げたとおり、交付に向けて検討して進めてまいるというようなところでございます。

委員長(千葉達君) ほかに質疑ございませんか。山路委員。

委員(山路清一君) 実績報告書から質問いたします。まず、3ページなんですけれども、富谷町の観光PRが載っています。実績報告書のほうです。(「何ページ」の声あり)3ページ。富谷町の観光PRが載っています。ちなみに富谷町のほうに年間来る観光客は幾らか、お伺いいたします。

委員長(千葉 君) 実績報告書は3ページ。(「3ページ。一番下。観光PR」の声あり)観光は産業振興課。(「観光は産振が扱っているので分野が違いますけれども」の声あり)山路委員。

委員(山路清一君) それでは、6ページのほうの一番下なんですけれども、庁舎内の照明の間引き点灯をやっていますけれども、これはどの場所かわかればお教え願います。

委員長(千葉達君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) これについては、当然昨年は15%削減がありましたので、それを目指すためにやっております。実際に庁舎内、あとは出先機関、いろいろなところで間引きをさせていただいております。これは庁舎内だけでよろしいですか。(「はい」の声あり)そうすると、庁舎内ですと財政課が担当していますので、今、財政課長のほうから具体的なところは申し上げさせていただきます。

委員長(千葉達君) 財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) 庁舎、各執務スペースから蛍光管を抜いております。場所的には窓口業務に支障がないところということで、比較的後ろの執務スペースで事務に支障がない程度ということで、この期間200本程度蛍光管を抜いております。

委員長(千葉達君) 山路委員。

委員(山路清一君) 関連するんですけれども、31ページのほうに電気代があります。以前富谷町のほうでLED関係の照明器具にかえるというお話がございました。ちなみにこの議場の照明、これは結構電気代がかかるんですけれども、こちらのほうもかえるような話なんですけれども、LEDのほうは今庁舎内ではどの程度の利用になっているか、お聞きいたします。

委員長(千葉達君) 財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) LEDにしたのは、執務スペース以外のこちらのホール側ということでやりました。それで、蛍光管以外のものについてやっておりますけれども、議場については今言ったようにまだ手をつけてはおりませんけれども、今後今のところ予定はない状況でございます。

委員長(千葉達君) 山路委員。

委員(山路清一君) 続きまして、8ページ、こちらの市制施行移行の件で、先日同僚議員からも質問がありましたけれども、市制移行へのキックオフの宣言の中で、バッジ、きのう私たちもいただきましたけれども、1,000個つくったという話聞いたんですけれども、この費用はどのくらいかかったか、お伺いいたします。

委員長(千葉達君) これは決算に関係ありますか。23年度。山路委員。

委員(山路清一君) 大変失礼いたしました。
 14ページ、実績報告書で全部やっています。14ページのセミナー関係、in東京、それからin名古屋関係が出ています。これはやはり前と同じにブースを設けてやっているのかどうか。まず、それ1つお聞きします。

委員長(千葉達君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) この中身については部署が違いますので、産業振興課でやっておりますが、こちらのほうは町長の出張業務を上げておりますのでその関連で申し上げますと、ブースは各市町村加盟しているところがつくりまして、企業誘致のPRをさせていただいているということになっております。

委員長(千葉達君) 山路委員。

委員(山路清一君) 続きまして、実績報告書の中の64ページ、この防犯関係なんですけれども、今、非常に富谷町以外で防犯的なやつで重大な事件が起こりますと、防犯カメラというのが設置されております。各市町村とかいろいろなところにですね。それですぐ犯人が逮捕ということがあるんですけれども、今富谷町で防犯カメラの設置されている箇所が何カ所あるか、お聞きいたします。

委員長(千葉達君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) こちらで把握しているのはちょっと今わかりかねます。

委員長(千葉達君) この際、4時10分まで休憩します。

午後4時00分 休憩

午後4時10分 再開

委員長(千葉達君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 先ほどの小泉委員の質問の中で、住基ネット保守契約に関する件について答弁一部修正を申し出ておりますので、発言を許します。町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 先ほど、小泉委員のほうから住基ネットの保守の契約の関係でご質問がありました。趣旨は保守契約をスポット的なものにしてはどうかということでしたが、私はずっとかみ合わない答弁でしたので、ちょっと補足させていただきます。
 現在の保守契約なんですけれども、保守の状況ですが、住基ネットの拠点となっています地方自治情報センターからのプログラムの修正あるいはそのセキュリティプログラムの更新あるいはバージョンアップといったところが、大変な頻度の中で保守業務が今行われているのが実態です。そんな中で、業務の性質上何かふぐあいが生じたときに停滞させるわけにもいかないということもあわせながら考えますと、スポット的ではなく、現状の年間での保守の契約の中で実施したほうが適当な維持管理ではないかと考えておるところでございます。

委員長(千葉達君) 質疑ございませんか。山路委員。

委員(山路清一君) 先ほどの防犯カメラにつきまして質問したんですけれども、大変難しい面があるということをじっくりわかりました。町の建物関係とかそのような関係には町が関与できるんですけれども、それ以外に関しては、道路的なやつは公安委員会とか商店街とか個別にやっているという話を聞きまして、そういうこともあるのかなという実感を覚えた次第であります。
 引き続きまして、実績報告書の73ページ、こちらのほうに消防団員のほうが載っております。消防団員が1人1回出ると、1日でも1回でもいいんですけれども、手当のほうは幾らくらいかお伺いいたします。

委員長(千葉達君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) こちら1回出動につき1,500円を支払っております。

委員長(千葉達君) 山路委員。

委員(山路清一君) 先ほど黒川の消防署の件が出ました。訴訟問題になったという話ございました。この件を踏まえて、消防団員のほうなんですけれども、この方たちは1日1時間でも1日でも、例えば災害に出動しても、先ほどお話あった日当の1,500円でしょうか、お伺いいたします。

委員長(千葉達君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) 火災等がございましたときには残火の警戒というのがございまして、その場合に待機いただく団員につきましては1,500円を上乗せし、1日当たり人によっては3,000円というような形で手当のほうをさせていただいております。

委員長(千葉達君) 山路委員。

委員(山路清一君) 大変頭が下がる思いでございます。
 続きまして、実績報告書の113ページなんですけれども、ごみ関係で質問いたします。先ほど同僚委員が解体関係の話がございまして、今月ですか、9月いっぱいという話で申請すれば解体が無料でできるというふうなお話聞きました。いまだに富谷町の方でも災害の、いろんな大小はあるんですけれども、災害ごみを出せないというような方もいらっしゃいます。町のほうでの災害ごみの無料の受け付けは今やっているんでしょうか。それとも、いつまでやるかお聞きいたします。これが最後でございます。

委員長(千葉達君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 災害ごみの無料化の取り扱いですが、被災建築物の壊れたもの、解体ごみ、そちらについてはまだ無料で対応しておりますが、いわゆる粗大ごみ、家電製品とか家財そういったものについては、もう時期からしますと今出てくるような粗大ごみはそれに便乗するような形で出てきているケースがありますので、もう既に去年の10月をもって粗大関係の無料化は終了したところでございます。

委員長(千葉達君) ほかに質疑ございませんか。長谷川委員。

委員(長谷川隆君) 行政実績報告書15ページ、広報について質問いたします。これは一番下のその他であります。3.その他の広報事業(1)広報掲示板整備事業に関してです。23年度会計決算書では54ページ、総務費の2款1項2目15節にあります。決算書のほうではこの備考の欄に、広報掲示板整備事業42万3,150円、そして先ほどの行政報告書を見ますと、ここでは太子堂ゲートボール場前に交換したと、撤去し新しい掲示板をつくったと。東向陽台では撤去したと。恐らくこの金額は入れかえたのと1つ撤去したということになっていると思います。今、この広報掲示板はガラス張りの新しいものがついております。しかし、既存の団地、例えば富ケ丘の例をとりますといろいろな公園の角にあります。恐らく既存の団地にはたくさんこういう掲示板が残っているのではないかと思います。この掲示板はもう老朽化しており画びょうが刺さりません。また、鉄骨も穴だらけの腐っております。富谷町では広報として「広報とみや」や町長への手紙、町政懇談会、ホームページとかいろいろやっておりますけれども、この町内の掲示板というのは交通安全ポスターや薬の乱用防止並びに町民運動会、いろんなものですぐいっぱいになるんです。この不用額10万5,850円残っておりますけれども、これはむしろ腐った上にベニヤ板でも張りつけて町内で使ってくださいと言ったらもっと活用できると思うんです。ただ新しいのだけ取りかえるのは設置基準があるとは思いますけれども、その点質問いたします。

委員長(千葉達君) 長谷川委員に申し上げます。簡潔明瞭に要領を得て質問お願いします。

委員(長谷川隆君) 申しわけありません。

委員長(千葉達君) 企画部長。

企画部長(荒谷 敏君) それでは、掲示板についてお答えいたします。掲示板については基本は1行政区1カ所を町が管理ということで本来やっております。しかしながら、従来から公園その他いろんな場所に掲示板が設置されております。そういったものについては随時行政区長さんと相談して、撤去する場合はそのまま町のほうで撤去したりしております。場合によっては、最近はいろいろな広報手段がありますので、掲示板はもう要りませんという区長さん方もいらっしゃいますので、それはケースバイケースでご相談させていただいて、どうしても掲示板で周知効果が高いというところについてはそういう修繕もしくは最新のものに交換とかそういうものを、年中盤に区長会がありますので、そういったところでお話しさせていただいて、必要であれば現場を見ながら予算のほうへ反映させていくということで考えているところでございます。

委員長(千葉達君) 長谷川委員。

委員(長谷川隆君) 次に、手短に話します。行政実績報告書63ページ、交通安全指導員について質問いたします。本当に制服を着、一生懸命雨の中、敬意を表するものであります。決算書は62ページの2款1項8目交通安全対策費232万4,720円、備考のほうにありますけれども、先ほどの行政実績報告書を見ますと、現在、条例定数が21名ですけれども17名が今14名になっております。これを定時出勤年間740計を人数と月で割ってみると、月に大体5回ぐらい出動になっております。ここに書いておりますけれども、今人を見ますと不足しております。ただ、募集をかけるとありますけれども、そろそろこれは曲がり角に来ているのではないかと考えております。今までのそれはそのままにしておいても、やはり何らかのことを考えなければいけないと思っております。3月11日の震災のときに、あの富ケ丘小学校のローソン前停電になりました。ローソンにもたくさんの方がパニックで詰めかけました。小学校に車で来る方もいました。交通整理しましたけれども、指導員並びに安全協会の方は誰もいませんでした。この辺をどう考えておりますでしょうか。

委員長(千葉達君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) 震災当時におきまして指導員の要請はしておりません。確かに主要交差点において信号機が滅灯しておった事実は承知しておりましたが、町として正直そこまでの余裕はなく、警察のほうにおいて主要交差点での街頭指をしていただいていたというのが現状でございます。

委員長(千葉 達君) 長谷川委員。

委員(長谷川隆君) この交通指導隊、今の60歳の方々というのは大体もうシルバーに勤めたり、なかなか今ボランティア少ないです。これは今までどおり広報で募集していっても補充できるのでしょうか。

委員長(千葉達君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) 現在も「広報とみや」を活用しながらも募集をかけている反面、現員の指導隊の方々にもお知り合いの方の紹介等声がけをしていただきながら、現在人員の増員に努めているところでございます。

委員長(千葉達君) 長谷川委員。

委員(長谷川隆君) 最後の質問をいたします。行政実績報告書111ページ、ごみの収集であります。これは決算書では96ページの4款2項1目清掃費になると思いますけれども、この実績報告書の中で94ページの前のほうには、23年度からごみ整備事業を始めております。大変好評であります。ただこの富ケ丘、一連の既存団地、富ケ丘の例をとりますと、ジャスコから西へ厚生年金、今のベルサンピアに向かうところのバス通り、歩道にごみの集積所がまだあります。そして、ポールは風が強いと倒れます。子供の通学路にもなっております。これは町内会がごみの担当になっていますけれども、町内会がごみの集積所を移動するというのは大変難しいことであります。4年後市制を迎えます。これをどうしたらいいのか、4年間かけて考え、その場所を考える予定はありますでしょうか。私も町民課に何回も伺っておりますけれども、その考えをお尋ねいたします。

委員長(千葉達君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 今、委員からお話のようにごみ集積所、昭和53年10月だったですか、富谷町の開発指導要綱ができる以前の団地につきましては、ごみ集積所の用地確保という部分で指導がありませんでしたので、現在の路上あるいは歩道上に集積所がある現状です。これは富谷に限らず周辺の仙台市なんかでもやっぱり同じような、新しい団地では当然確保されているんですが、従来からの古い団地は富谷町と同じような状況で、これは富谷町でも大きな課題ではないかなというふうには思っております。
 そういった意味で、ごみ集積所整備事業補助金23年度に創設したわけですが、これは地域の行政区長さん、あるいは環境衛生推進委員の皆さんにごみ集積所の状況についてアンケート調査を行いました。その結果、現状で大丈夫ですとか、あるいはこういった課題があって何とか町のほうでしてほしいとか、いろいろなその要望を踏まえながら地域でより利便性の高い衛生的なごみ集積所をということで、地域主導型のごみ集積所整備を目的に補助金を創設したところです。そんな中で、やはり今のような背景があってか、必ずしも私のほうで願っているような状況に伸展しない箇所もやっぱりあります。そんな中で今後大きな課題の解消に向けましても、地域の環境衛生推進委員さん等といろんな状況を個別にいろいろと情報収集をしながら、何かいい方策はないものか、あるいはそういったところでの周辺に公共用地があるかどうかその辺なんかも調査をして、そこが集積所としての転用が可能かどうか、その辺なんかも町内でも十分検討していきながら進めていきたいなと思っておりますので、ご理解いただきたいと思います。

委員長(千葉達君) ほかに質疑ございませんか。佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) 実績報告書の14ページでお尋ねします。秘書事務のところですが、イのところに町長・副町長の主な出張内訳があって、10月22日から23日まで都市対抗の応援があるということが書いてありました。これの行った先、場所はどこですか。

委員長(千葉達君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) こちらのほうは地元の七十七銀行で練習していますので、いつも町長は表敬訪問していただいております。そして、ご案内いただいておりますので、そちらの都市対抗の応援に行っております。このときは23年度ですので、場所は大阪ドーム、そちらの応援となっております。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) これは町長1人でいらしたのですか。

委員長(千葉達君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 町長と秘書業務の私、2人で行っております。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) そうすると、総額で幾ら支出しましたか。

委員長(千葉達君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 今手持ちがないので、後ほどお答えさせていただきたいと思います。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) 飛行機で行かれたんでしょうか。

委員長(千葉達君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 移動の短い飛行機を使わせていただいております。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) 表敬訪問をいつもなさっていて、それでご招待があってということですが、そのほかにここで行くというその目的といいますか、必要性といいますか、それをどのように判断されたのでしょうか。

委員長(千葉達君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) これは地元の七十七銀行さんとのおつき合いもありますし、そのほか総体的に見て、グラウンドも富谷町に設置されております。そういったところから、依頼もありましたので応援に行ったということになっております。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) そうしますと、上の交際費にもかかわるわけですが、この際に祝儀などというのも持っていかれたのでしょうか。

委員長(千葉達君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) ご祝儀等は支出しておりません。

委員長(千葉達君) ほかに質疑ございませんか。小川委員。

委員(小川昌義君) 1点だけ。行政実績報告書の103ページ、出張所関係ですけれども、いろいろ件数が書かれているわけですけれども、かなりの業務量をそれぞれの出張所で行っているわけですけれども、この成果と今後の課題というところの一番最後の文章ですけれども、これは22年度とさほど変わりない文章になっているんですが、「体制の充実に努める」ということについては、具体的にどういうことについてこういうふうな表現をしているのか、お伺いしたいと思います。

委員長(千葉達君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) これは東向陽台出張所を意識した内容でございます。この記載のとおりですが、「体制の充実に努める」という意味合いは、常駐の職員の増ができないか、あるいは出張所関連の、あるいは町民生活課窓口の職員間での状況に応じた支援体制ができないか、そういったものを検討して充実に努めるという意味でございます。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 各月ごとに出ているわけで、次のページにもグラフが書いてあるんですが、こういっただけではなくて、いろんな角度から私もグラフにしてとってみたんですけれども、そうしますとどうしても納税時期にピークがありますので、そういうものも考えた仕事の配分というか、そういうものを考えるのが通常だと思うんですが、町長にお伺いするんですが、要員が、要するに配置は町長の権限だと思うんですが、今年度の4月の当初予算と6月の当初予算で職員の総務とか出張所とかの要員の変動というものがあると思うんですが、これについてはどのような把握の仕方をしているか、お伺いしたいと思います。どうしてもやっぱり月によってかなり作業量もふえていますけれども、こういったものに対して町長は要員の配置、そういったものについてどのようにお考えになっているか、お聞きしたいと思います。
 委員長、訂正します。4月と(「去年の4月」の声あり)、ことしの4月と6月、要するにこの実績報告書で体制をつくるということを言っていますので、ことしの4月の人数と6月で変更になっているわけですよね、予算上、補正をかけて。そうしますと、この態勢をとるということを言いながらこの要員が異動しているわけですから、その場合、出張所の要員とかそういったものについてどのように考えているのかということです。

委員長(千葉達君) 若生町長。答弁できますか。

町長(若生英俊君) 出張所、公民館の要員の配置については相当柔軟に対応するようにしています。私になってからですね。そういったことで、人員の本庁でのいろいろ病気です、産休ですというようなところも含めて相当、そしてまた、臨時の配置、パートの配置というようなことでやっている体制です。補充、非常に窮屈な人員でやっているんですね。しかし、出張所のこの従前のデータというふうなことで取扱件数を出しておりますけれども、これに驚いてはだめなんで、本庁業務はもっともっとすごい深みと、そしてまた量、先ほど管理者の話もありましたように年平均が1,000であって、23年度は5,000件になりましたよというふうな、それぐらいの富谷町の年平均1,000人前後の町民増加というのは、そういったのにも反映しているということなんですね。ですから、そういうことも含めて人員の適正配置と、そして人員の確保、そしてまたすぐれた人員を富谷町に呼び込むというふうなことも、私どもに預けられた使命だと。それは30年40年に及んで町職員として働くわけですから、そういう意味で私どもも確かな選ぶ目を持つことを求められていると、こんなふうな方針で採用にも当たっているところでございます。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 実際にグラフをつくってみますと、本庁なんか物すごい件数を扱っていることは確かです。ただ、今町長の発言のとおり、その月々によってかなりやっぱり変動を持っています。その辺を考慮して、町長発言のとおり各出張所に対しても要員を十分配置していただきたいなと。あとは、どうしても納税関係が一番動いているような感じを受けているんですが、こういったものに対する対策というのは、先ほど同僚委員も言いましたが、その辺についても十分対策をとっていただく、要するに振り込みにしていくとか、そういったものもやはり考えられると思うんですが、その辺の対策についてお伺いします。

委員長(千葉達君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 確かに本庁も出張所も納税等の取扱業務というのが約4割、あと各種証明の発行が55%というようなところで、大きな割合を占めております。そんな中で、今町長のほうからもありましたように、出張所のほうでは出張所職員のほかに公民館の職員と併任でやっておりますので、こういった納税の取り扱い等についてはそういった中で協力連携を図りながら停滞ないように、誤りのないように努めてやっているところでございます。また、今お話しのようなこういったものの業務改善に向けた取り組みの方法の一つとしては、コンビニ納付とかコンビニ交付というものがそれにかかわってくるものだと思っております。そういったことについては今後導入に向けた検討を今進めているところでございますので、ご理解いただきたいと思います。

委員長(千葉達君) ほかに質疑ありませんか。佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) 済みません。先ほどお願いし忘れたのですが、質問のところですが、企画部長に今手持ちがないのでということで、旅費及びその宿泊費の金額が出ませんでした。したがって、月曜日のどこかの時期にこの会場の中でお答えくださるようにお願いをして質問します。

委員長(千葉達君) 企画部長、大丈夫ですか。(「はい」の声あり)ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)

委員長(千葉達君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 以上をもちまして、本日の議事を終了いたします。なお、次回は9月10日月曜日に引き続き行うことといたします。
 本日はこれにて散会いたします。

午後4時36分 散会

平成24年決算審査特別委員会(第2号)

平成24年9月10日(月曜日)

富谷町議会決算審査特別委員会は、富谷町議会議場に招集された。

出席委員 19名

  • 委員長 千葉達
  • 副委員長 永野久子
  • 委員 相澤榮
  • 委員 渡邊俊一
  • 委員 磯前武
  • 委員 佐藤聖子
  • 委員 細谷禮二
  • 委員 小川昌義
  • 委員 山路清一
  • 委員 佐藤克彦
  • 委員 森栄
  • 委員 安住稔幸
  • 委員 浅野直子
  • 委員 小泉光
  • 委員 高橋正俊
  • 委員 三浦邦夫
  • 委員 出川博一
  • 委員 菅原福治
  • 委員 長谷川隆

欠席委員

  • なし

説明のため出席した者の職氏名

  • 町長 若生英俊
  • 副町長 千葉芳樹
  • 福祉部長 奥山吉信
  • 福祉部長寿福祉課長 安積春美
  • 福祉部長寿福祉課長補佐 狩野悦子
  • 福祉部長寿福祉課長補佐 中山高子
  • 福祉部健康増進課長 小松巌
  • 福祉部健康増進課長補佐 高橋加代
  • 福祉部子育て支援課長 瀬戸けい子
  • 福祉部子育て支援課長補佐 千葉正俊
  • 教育長 菅原義一
  • 教育次長 小山直樹
  • 学校教育課長 神田能成
  • 学校教育課長補佐 赤坂松子
  • 学校給食センター所長 高橋作喜男
  • 学校給食センター副所長 郷右近衛
  • 教育次長 佐藤信夫
  • 生涯学習課長 佐藤英樹
  • 生涯学習課長補佐 相澤美和
  • 生涯学習課長補佐 櫻井武司

議会事務局職員

  • 議会事務局長 須藤辰夫
  • 次長 泉川潤哉
  • 主査 木川田真史

午前10時00分 開会

委員長(千葉達君) 皆さん、おはようございます。
 本日の出席委員は19名であります。定足数に達しますので、直ちに「決算審査特別委員会」を開きます。

認定第1号 平成23年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について

委員長(千葉達君) 認定第1号 平成23年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 なお、本日の日程は、一般会計のうち福祉部長寿福祉課、健康増進課、子育て支援課及び教育委員会の所管に属する決算について審議をいたします。
 それでは、これから各担当課長へ内容の説明を求めます。最初に長寿福祉課長。

[長寿福祉課長、健康増進課長、子育て支援課長、教育委員会が決算書のとおり内容の説明を行った。]

委員長(千葉達君) この際、11時15分まで休憩します。

午前11時05分 休憩

午前11時15分 再開

委員長(千葉達君) 休憩前に引き続き会議を開きます。教育次長。

[教育次長、生涯学習課長、給食センター所長が決算書のとおり内容の説明を行った。]

委員長(千葉達君) 以上で、説明を終わります。
 これより質疑に入りますが、質問者及び答弁者は要領よく、簡潔な質問と答弁、そしてスムーズな議事進行にご協力くださるようお願いいたします。
 また、質疑はページ、款項目を明示され行ってください。質疑ございませんか。渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) 決算書で132ページ、実績報告書で244ページであります。この中で埋蔵文化財の発掘調査事業ということで、ふるさと雇用再生の特別交付金を活用して調査を行っておりました。24年1月31日までで一応調査は終了しているはずなんですけれども、この内容等について何の記載もありません。調査したのであれば何か結果的にその調査の内容等についても明記されるべきなのかなとこんなふうに思いますし、まだそれまでの時間の余裕がないということであれば、いつどのような形で議会に示すのかそういったことも必要かと思います。というのは、白鳥遺跡の調査のときに議会議員を全員その調査の状況を2度ほどにわたって報告していただきました。その経過をとりあえずお示しを願いたいと思います。

委員長(千葉達君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤英樹君) 先ほどお話あったとおりに、平成23年1月31日をもって工事のほうは終了いたしました。調査の概要についてはただいま冊子のほうに報告書をまとめています。24年度中にできるように今取り組んでいます。
 調査の概要、結果につきまして簡単にご報告させていただきます。兵六館跡遺跡5カ所、要確認場所16カ所、計21カ所の調査をしまして、兵六館跡からは柱館跡、土師器等が出てきました。あと、要確認場所からも土師器や矢じり等が出ています。それについて今詳しくまとめているところです。以上です。

委員長(千葉達君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) 今報告書をまとめているということでありますけれども、年度内の決算にかかわるかどうかわかりませんけれども、いずれ議会にその報告をするというようなことでの認識でよろしいんですか。一問一答ですから、まずお願いします。

委員長(千葉達君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤英樹君) その方向で検討しております。

委員長(千葉達君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) なお、現地説明も当然必要になってくると思いますけれども、それも一応報告の中に入っているんですか。

委員長(千葉達君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤英樹君) この調査は試掘調査ですので、今は埋め戻しが全部終わっていますので、現地ではなくて報告書等で説明をしたいと思います。

委員長(千葉達君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) わかりました。
 同じページなんですけれども、民俗ギャラリー関係が記載されております。多分そうだろうと思うんですけれども、22年と比較して23年が入館者数がかなり落ち込んでいるということで、震災の絡みかなと思いますけれども、いかがですか。

委員長(千葉達君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤英樹君) そのとおり震災の影響でオープンがずれたために、来館者が減っております。

委員長(千葉達君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) 震災の影響でどのくらい閉鎖していたのか、おわかりであればお示しを願いたいと思います。

委員長(千葉達君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤英樹君) 23年1月15日からオープンしたと思います。失礼。24年です。

委員長(千葉達君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) 私、いつからということではなくて、どのくらい閉鎖をしていたのかと、その閉鎖の期日を尋ねたわけですからその辺をお答え願いたいと思います。

委員長(千葉達君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤英樹君) 9カ月半閉鎖をしておりました。

委員長(千葉達君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) わかりました。大分長かったんですね。とりあえず今回は震災の中で9カ月以上閉鎖していたということであります。私どももどこかの地域を訪ねていった場合に、やはりこういった民俗ギャラリー的な施設を見学させていただく。そして、それがその町、その市の歴史と文化がつぶさにその場所に行けばわかるというような状況であります。ところが、22年度であっても一般の方が328人、小中学生、恐らく地元の小中学生だと思いますけれども415人しかお見えになっていない。これに対しての、23年度で本来ならば示していただきたかったんですけれども、23年度が震災の中で9カ月も閉鎖しているということでありますから、その要因的なものはどこにあるのか、その人数が余りにも少ないのではないかというような私の考えですけれども、その要因はどこにあるのかお示しを願いたいと思います。

委員長(千葉達君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤英樹君) 民俗ギャラリーの運営の人が少ないということなんですけれども、現在、勤務の関係上で土日のほうは閉鎖をしているという点があります。あと、企画展のほうについては年に一度行っていますが、今後よりたくさんの方に入っていただけるように努力をしたいと思います。

委員長(千葉達君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) 私は場所的な問題がうんと大きいのかなとこんなふうに思っていますけれども、そういうような考えはございませんか。

委員長(千葉達君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤英樹君) 現在は、今の場所で行っているというところありますけれども、新町通りとも関連しながら、そういう給食センターまで行くルートの中の一つとして考えて入っていただければなと思っております。

委員長(千葉達君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) 参考になるかどうかわかりませんけれども、新町通り、新町の中にも大分あいてきているというか空き家的な部分が出てきています。やはりそういったところも地権者といろいろ協議していただいて、そしてそういったところに新たにその民俗ギャラリー的なものを設置できるような考えを、この23年度の中では検討なされましたか。

委員長(千葉達君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤英樹君) 23年度、私が来てから、民俗ギャラリーもやはり富谷小学校のそばにありまして、いろいろ活用というのは必要だなと思って考えております。具体的にこれはというのはないんですけれども、今後来館者がふえるように、または町の財産として活用できるように検討する必要があると強く思っております。

委員長(千葉達君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) ちょうど12時ですから、これで最後にします。
 今、やはりこの民俗ギャラリー、富谷の町では民俗ギャラリーというような名称でやっておるんですけれども、大変重要な部分でないかなと私は思います。そういった意味からして、各家庭で保管しているいろいろな歴史的なものなどが、たくさんまだまだ恐らく埋没している状況なのかなとこんなふうに思っております。そういったものを拠出協力してもらうのではなくて借りて調査をして、そして実際に町として調査をしてやるというか、お宅で持っているものはどういうものなのか、そういうふうにして、そして、そういう民俗ギャラリーの中に、やがてわかった場合には展示させてもらっていいですかというようなものをどんどんどんどん集めるというようなことを、この23年度で考えてこなかったかどうかをお聞きします。

委員長(千葉達君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤英樹君) 23年度につきましては震災で閉館期間が長かったこと、あとは成田二期の工事のほうに集中して取り組んでおりましたので、その辺までの考えはなかったんですけれども、随時寄附とかしてくれる方がたくさんおりますので、そういう方に今後とも声かけして、または今委員さんが言われたとおりに集めていろいろ検査、調査等をするというのも考えていきたいと思います。

委員長(千葉達君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) 寄附しても、完璧に展示されないとやっぱり寄附した意味がありません。ですから、その展示の状況などもやはりもっとリニューアルして、そしてせっかく自分たちが先祖代々残してくれたそういうものを寄附するわけですから、やはり完璧に展示できるような状況をつくるということがうんと大事なのではないかなと私は思っていますし、あくまでも今の私の申し上げたやつを今後の参考にしていただきたいと思います。よろしいです。

委員長(千葉達君) この際、午後1時まで休憩します。

午後0時01分 休憩

午後1時00分 再開

委員長(千葉達君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 質疑ございませんか。出川委員。

委員(出川博一君) それでは、大分質問されるかと思いますので、私は20分前後で第1回目の質問を終えたいと思います。
 まず、3款民生費、決算書で76ページをお願いします。社会福祉費の中で、こちらの76ページの右側に備考の欄がございますけれども、そこに社会福祉総務事務費決算では773万3,000円とありますけれども、これは当初予算87万1,000円ですので、これは補正を組んでいるのでしょうか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 総務事務のところは長寿福祉課の事務一般のところと、それから震災の対応の職員の賃金等も入っておりますので、補正組んでおります。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) 私、考え方よくわからないんですけれども、補正が組んであるのであれば75ページの補正予算額の中にここの項目で378万9,000円とありますけれども、これより増額された773万3,000円ということですので約700万ほどふえているんですけれども、これはこの中に補正が組まれたということでしょうか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 当初予算から含めての補正というふうなところでございます。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) 普通見るときに、そういう補正予算というふうな見方をするんでしょうか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 総務事務費に関しましては予算額が951万4,000円というところで、執行済額が773万というふうなところで、それで残額が生じたというふうなところでございます。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) ここで余り時間とりたくないですけれども、社会福祉総務費のところ、当初予算1億4,600万で補正が380万、さらに実際福祉総務事務費で700万ふえているんですけれども、この中で補正は組まれたということなんでしょうか。いや、一般的に考えたときに補正を組めばその分はふえると、いわゆる増額になった分は補正額でカバーしている分で増額になるというふうに考えるんですけれども、そうではないんでしょうか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) ここの総務費のところの全体のところは職員給与等も入っておりますので、ここの総務事務のところに関しましてはその給与の部分は入っていませんで、中の需用費とか全てそういったもののところを総称しての事務というふうな名前になっていますので、トータルはそんな形になるということです。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) ちょっとわからないんですけれども、これは後でお聞きしますのでやめます。
 次に、同じ決算書76ページの同じく備考欄下のほうの2行目あたりなんですけれども、社会福祉協議会補助事業がございまして1,731万4,000円が決算額になっているわけですけれども、実績報告書の127ページのところで補助金の主な対象経費ということで人件費、事務費、運営費、交付金ということになっておりますけれども、これはそれぞれの充当額の把握はされているのでしょうか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 補助算定基礎ということでございましょうか。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) 算定基礎ではなくて、例えば1,731万4,000円の中で人件費に例えば500万、ボランティアセンターの事業費に200万とか、そういうような形で補助したやつの金額は押さえておられるのかということです。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 押さえてございます。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) では、その主なやつをお話しいただきたいと思います。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 人件費のところに1,400万ほど、あと事業費で176万、あと団体交付金のところで30万弱、あとボランティア運営事業のところに117万というふうなところでございます。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) わかりました。
 それで、実績報告書の129ページ、ここのところの高齢者、障がい者地域活動推進交流事業ということで業務委託をされております。700万で富谷町社協に業務委託されておりますけれども、これはどのような契約の内容ということになっているのでしょうか。例えば、ここにあります虹いろ会食サービスのときは1食当たり単価幾らで何回とか、そういうような契約になっているんでしょうか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 大枠のところで虹いろ会食サロンのところと、あとは障がい者の団体事務局支援というふうなところでございます。虹いろ会食サロンのところは基本1回1人当たり1,000円というふうなところで、町からは500円というふうなところで700万。人件費プラス、その必要経費プラス2人の人件費相当額がこの中に含まれてございます。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) そうすると、この委託契約は個別個別に結んでおられるということで理解してよろしいんでしょうか。700万というまとめた契約なのか、例えば会食サロンであれば、先ほどお話ししていた1食1,000円で500円補助するとか、そういうふうな事細かに契約が結ばれているんでしょうか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 積算根拠といたしましては、人件費相当のところは分けることができませんので一括した委託になっております。ふるさと雇用創出事業を使っての事業となっております。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) これは、今課長がおっしゃったように、ふるさと雇用再生特別基金事業として実施されているわけですけれども、これは23年度で終わっていますけれども、24年度に予算計上はないんですけれども、この事業は継続されるというふうに成果と反省では書いてありますけれども、どのような形で継続されるのでしょうか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 委託という形で継続しております。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) 委託はわかるんですけれども、ただ、これは継続するというふうに今後の課題に記載してありますけれども24年度の予算計上はないんですけれども、その辺は大丈夫なんでしょうか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 委託料の中に計上してございます。老人福祉費の中に入ってございます。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) 老人福祉費ということは……いいです、わかりました。
 次に、実績の140ページ、ここのところで高齢者の在宅生活支援事業、ここに委託先社協とありますけれども、これは富谷町の社会福祉協議会というふうに理解してよろしいのでしょうか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) そのとおりでございます。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) これは先ほどお話しした127ページの補助事業とダブるといいますか、事業内容がダブるような気がするんですけれども、ということは補助金として1,700万、支援事業として1,100万、1,092万5,000円、これを社協のほうにいわゆる拠出しているというか、支出しているということでしょうか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 補助金と委託費というふうな分け方でございます。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) これは民生費の中で、富谷町の社会福祉協議会の補助とか事業費ということでの合計額でどのぐらい支出されておりますか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 補助金として先ほど申し上げましたとおり1,700万でございます。それで委託料といたしましては、実績報告書140ページの4番から6番まででございます。そこの141ページのところの1,092万3,000円のところが社協委託ですので、トータル2,700万強になります。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) わかりました。
 では、10款教育費のところで実績報告書の234ページ、給食センターの管理についてお尋ねしたいんですけれども、これは平成23年度内に新給食センターも試験稼働とか事前準備で経費は支出していると思いますけれども、これはどのような形で計上されているのでしょうか。

委員長(千葉達君) 学校給食センター所長。

学校給食センター所長(高橋作喜男君) 新センターの稼働につきましては、3月16日までは旧センターで給食を配食させていただいております。それ以降につきましては学校がお休みですので給食をとめております。学校給食センターの新しいほうにつきましては、4月に入って2週間ほど試験的な作業等のテストなりをしております。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) ということは、新給食センターは3月末までは稼働しなかったということなんでしょうか。

委員長(千葉達君) 学校給食センター所長。

学校給食センター所長(高橋作喜男君) 学校給食の配給はしておりません。

委員(出川博一君) いや、稼働して経費は発生しなかったのかということを聞きたいのですが。

委員長(千葉達君) 学校給食センター所長。

学校給食センター所長(高橋作喜男君) 試運転とかそういったところの経費等については発生しております。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) それはどこに計上されているんでしょうか。

委員長(千葉達君) 学校給食センター所長。

学校給食センター所長(高橋作喜男君) 特段、実績報告書のほうには掲載はしておりません。決算書のほうで言いますと、歳出の中の例えば139ページから140ページのところで言いますと、細かいところを区分した数字は手元にないんですけれども、例えば燃料費の一部とかそういったところに該当してくるものだと思います。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) この実績報告書の234ページの2の職員配置のところでお尋ねしたいんですけれども、臨時職員が22年比21名増になっておりますけれども、正規職員1名減でも、ちょっと臨時職員の増加が多過ぎるのではないかなと思いますけれども、この理由をお尋ねします。

委員長(千葉達君) 学校給食センター所長。

学校給食センター所長(高橋作喜男君) 新しい給食センターのほうの作業工程なりシステム上、どうしても小中学校、アレルギー等の食数から考えまして、このような人数が必要となっておりますので雇用しております。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) とすれば、この21名増の採用時期はいつごろなんでしょうか。23年度、ごめんなさい、23年度。

委員長(千葉達君) 学校給食センター所長。

学校給食センター所長(高橋作喜男君) 24年の3月中旬からの雇用をしております。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) それでは、実績報告書235ページの6の給食原価と構成についてお尋ねします。原価が22年度費15円、率にすると3.8%アップしておりますけれども、この分析はされておりますか。

委員長(千葉達君) 学校給食センター所長。

学校給食センター所長(高橋作喜男君) 行っております。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) では、具体的に燃料費、光熱費で7円、その他で11円アップしていますけれども、その理由は何なんでしょうか。

委員長(千葉達君) 学校給食センター所長。

学校給食センター所長(高橋作喜男君) 先ほどご説明した中でもあるんですけれども、新センター分の燃料費等が若干入っておりますし、あと人件費につきましても先ほど言いました新センター分の人件費等、そういったものが含まれております。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) ちょっと話が食い違うと思うんですけれども、これには新給食センターの経費については計上されていないというお話だったんですけれども、この6の原価についてはそれを反映してあるというのは、ちょっと説明としては食い違うと思うんですけれども。

委員長(千葉達君) 学校給食センター所長。

学校給食センター所長(高橋作喜男君) 大変ご説明不足でしたけれども、実績報告書で言いますと234ページにあります、例えば給食数とか給食費等につきましてのところでは23年度につきまして新センター分は見ていないところであります。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) 例えばこのいわゆる給食原価というものの考え方について、一般的な指標、目安、他市町村と比べた比較はされているんでしょうか。

委員長(千葉達君) 学校給食センター所長。

学校給食センター所長(高橋作喜男君) 今のところ具体的には比較しておりません。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) せっかく新しいセンターができたわけですから、ぜひその辺も含めて効率的な運用に努めていただきたいと思います。
 続きまして、時間も押しておりますので、決算書130ページ、ここのところでコミュニティセンターの管理費の中で西コミの運営維持管理が9,500万ということで決算されておりますけれども、これは当初予算では495万7,000円とありましたけれども、なぜこれだけふえたのでしょうか。

委員長(千葉達君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤英樹君) 22年度の事故繰越で6,882万4,000円を繰り越したからです。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) それは当然わかっています。それでも約3,000万ほどふえているので、そこのところが何なのかというのをお聞きしたいんですけれども。

委員長(千葉達君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤英樹君) 震災で繰り越してから、その後にまた工事を進める中で附帯工事の分が出てきたからです。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) 同じ130ページの中に委託費として決算で544万3,000円なんですけれども、これは当初予算では45万9,000円、それから132ページの備品購入費、これは決算額で925万2,000円なんですけれども、当初予算ではゼロ計上なんですけれども、どうしてこれだけふえたんでしょうか。

委員長(千葉達君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤英樹君) 130ページ13節委託料につきましては警備業務の委託ということで、震災対応の雇用ということでその警備員の配置に関するものです。次の132ページにつきましては、この備品購入費につきましても繰り越しをしましたので繰り越した額です。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) ということは、そもそも予算立てというのは余り聖地ではなくて、大分アバウトなやつだということで理解してよろしいんでしょうか。

委員長(千葉達君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤英樹君) 委託料につきましては、地震が起きてから国のほうの緊急雇用ということで募集がかかりましたので、西コミのほうの管理をお願いしたのが1点。あと、備品費につきましても22年度に購入する予定だったものを繰り越したものです。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) 決算書の124ページと126ページに小学校の建設費の中で、工事請負費としてそれぞれ小中学校の空調設備の設置工事、小学校で835万、中学校で596万4,000円を計上しておったんですけれども、これは工事の内容は何だったんでしょうか。

委員長(千葉達君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) こちらは各小中学校の保健室、それから図書室等の空調設備を当初予定しておりました。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) やめた理由は何なんでしょうか。

委員長(千葉達君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) こちらは補正予算のときにもお話しさせていただいたかとは思うんですけれども、今の電力事情等によりまして23年度見送ったというところでございます。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) この小中学校の空調に関して6,000名の生徒児童が利用する、影響を受けるわけですけれども、先ほどお話ししました西コミのあの事業計上では当初予算になかったやつが補正で対応するということで、私はどちらかというと……(「一問一答に徹してください」の声あり)ごめんなさい。ということで、どちらのほうのウエートが高いのでしょうか。言っている意味わかりますか。いいですか。6,000名の空調をやめたにもかかわらず、西コミには当初予算で見なかったやつについて約四、五千万増加しているというのは、どういう比重なのかということです。

委員長(千葉達君) 学校教育課長、お答えになりますか。違う。大丈夫。生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤英樹君) 工事費の中で、冬に屋外トイレに関しては凍結するということがありましたのでトイレに関しての凍結防止工事とかそれに関するコンセント工事等、または予定していた工事の中であずまやの周辺の整備工事のほうが十分できていなかったので、その分を付加させていただきました。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) 結果としては、小中学校よりも西コミのほうに事業費として多くつぎ込んだというふうに理解してよろしいんでしょうか。

委員長(千葉達君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤英樹君) 生涯学習課としては、西成田コミュニティセンターを有効活用したいので一応予算のほうを要求しました。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) 最後です。西コミに、23年度完成だったわけですけれども、これまでの全体の事業費というのはどのぐらいだったでしょうか。

委員長(千葉達君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤英樹君) 災害復旧工事分を含めてということでよろしいですか。(「含めてよろしいです」の声あり)はい。1億7,200万ほどです。(「以上でやめます」の声あり)

委員長(千葉達君) ほかに質疑ございませんか。菅原委員。

委員(菅原福治君) 私からは難しくない簡単な質問を二、三させていただきます。実績報告書の121ページ以降なんですけれども、長寿福祉課の取り組みなんですけれども、この中で重点取り組みの中でちょっと私にわかりにくいのでお尋ねしますけれども、高齢者とか障害者、また福祉支援とかという重点取り組みの名前が似たような名前が結構多いんですね。このことは恐らく国の監督省庁が違うことから出てきているのだとは思いますが、これはわかりやすく統合できないものでしょうか、お伺いいたします。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 事業につきましては、補助関係のものもありますのでそれを使っているということもございます。ただ皆さんが見てわかりやすいようにというふうなところであれば、今後名称をつける際の検討の材料とさせていただきたいと思います。

委員長(千葉達君) 菅原委員。

委員(菅原福治君) その辺、よろしくお願いします。私が心配しているのは、そのことによって職員の重複の無駄とか仕事の無駄とかその辺が発生していないかなということで心配しておったんですけれども、いかがですか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) そのようなことはございません。誠心誠意事務に努めております。

委員長(千葉達君) 菅原委員。

委員(菅原福治君) よろしくお願いします。
 それでは、同じく143ページの介護施設整備についてお伺いします。せせらぎの里が来年の春開所予定となっておりますし、また成田の里も増設すると聞いております。今現在、入所の待機者はいらっしゃるんでしょうか。もしいたら何人ぐらいでしょうか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 今現在動いておりますのが成田の里でございます。29床のところが満床でございます。それで、待機のところは施設からお聞きしたところ今15名というふうなところで、ただそれはすぐの入居ではなくてもよいというふうな方々も含めてというふうなことで伺っております。

委員長(千葉達君) 菅原委員。

委員(菅原福治君) すると、それの開所のめどというのは立っておるんですか。その15名というのは富谷の人だけなんですか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 今の待機の15名は富谷の方々でございます。そこのところを開所すべく、今せせらぎの里を来年度に向けて整備をというふうな状況にございます。

委員長(千葉達君) 菅原委員。

委員(菅原福治君) わかりました。
 それでは、次に学校関係の218ページ以降になると思うんですけれども、町内の小中学校の耐震化はどのように進んでおるのでしょうか、お伺いします。

委員長(千葉達君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 小中学校の耐震工事につきましては全て終了しております。

委員長(千葉達君) 菅原委員。

委員(菅原福治君) ハードの面はそういったことで終わったということで安心しておるんですけれども、一方で、災害における子供さんの避難における安全確保のソフトの面、その辺はどういうふうに徹底されているのか、お伺いいたします。

委員長(千葉達君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 23年度だけではないんですが、震災を受けまして防災教諭等も新たに新設をされました。その関係で現在、町、それから教育委員会と連携をして、子供の安全対策のための訓練の協議をしているところでございます。

委員長(千葉達君) 菅原委員。

委員(菅原福治君) わかりました。
 同じく学校関係の取り組みでございますが、学校関係の取り組みの中でいろいろ事業を見ていますと、なかなか地域とか保護者の取り組み、そういう重点項目の地域を巻き込んだ取り組みが何か少ないように思うんですが、その辺どうなんでしょうか。

委員長(千葉達君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 地域を取り組んだ活動としましては、例えば図書ボランティアさんに活動いただいたり、あるいは通学路関係も各地域の方々のご協力をいただきながら、連携を進めているところでございます。

委員長(千葉達君) 菅原委員。

委員(菅原福治君) 今取り組んでいるということなんですけれども、この間の一般質問でもいろいろとお伺いいたしましたが、学校を取り巻く環境というのが本当に難しいときだと思うんですね。そういうときに、やっぱりなお一層学校と地域がコミュニケーションなり連携を図っていかなければならないと思います。そのためにはやはり何といっても、地域から学校というのは結構要望したものはやっているんですけれども、なるべく学校から地域に対してもいろいろ要望なり、要求ということはないでしょうけれども、そういった指示なりいろいろと連携をとっていただくのはいかがでしょうか。そのことによっていろんな諸問題も大きく前進するのではないかなと思いますので、よろしくお願いします。(「要望ですね」の声あり)質問です。(「質問ですか。はっきり言ってくださいね」の声あり)

委員長(千葉達君) 菅原委員にも申し上げます。質問は簡潔にお願いします。菅原委員。では、もう一度言ってください。最後だけ。質問の内容。

委員(菅原福治君) こういった難しいときなので、やはり学校側のほうから地域のほうに話しかけるなりするのが得策ではないかと思うんですね。なかなか地域から学校に話を持ちかけるというのは難しいですから、何か学校側のほうから、「こういった難しいときですから、連携とって推進しようや」という気持ちはあるでしょうか、お伺いいたします。

委員長(千葉達君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 地域と学校とのつながりというのは非常に重要なものだというふうに認識しております。その上で、学校関係の評価員等との連携などもとりながら、学校でお願いする内容あるいはその地域からの要望なども踏まえて、お互いに連携をしながら今後とも取り組んでいきたいというふうに考えております。

委員長(千葉達君) 菅原委員。

委員(菅原福治君) 最後の質問でございます。簡潔に。245ページの公民館の取り組みなんですけれども、この中を見ますといろいろ取り組んでおるんですけれども、中身を見ますと男性の取り組みが若干少ないというか、参加率も少ないということで、富ケ丘なりあけの平公民館では課題として取り上げております。ほかの公民館も恐らくこういう傾向が出ていると思いますが、今後、今まで大変な時代を乗り切ってきた男性の方が定年を迎えてうちにおりますので、ぜひ公民館のほうでいろんな男性の講座を多くも受けていただきたいなと思いますが、いかがでしょうか。

委員長(千葉達君) 佐藤教育次長。

教育次長(佐藤信夫君) 各講座女性の参加が多いということで男性が少ないというのは重々承知でございまして、いかに男性に参加していただくかというところはやっぱり公民館でも問題視しています。ですので今後十分、その辺の男性の参加についてはその方向で検討してまいりたいと思います。

委員長(千葉達君) ほかに質疑ございませんか。森委員。

委員(森栄君) それでは、行政実績報告書の124ページ、成果及び今後の課題の中で、東日本大震災を顧みて、震災時の安否確認や支援活動について、省略しますけれども、緊急連絡カードなどを完成させたという部分なんですけれども、地震の場合ひとり暮らしの高齢者、また障がい者などについて具体的にこの内容について伺います。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) まず最初に安否確認から入ってきておりまして、その後に状況の把握をして必要な支援というふうなところで、積極的に訪問していただいたというふうに認識しております。

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) その下に平成24年度の活動支援などについて書いてありますけれども、これは23年度の行政実績報告書なので、この24年度の重点云々というのは不要だと思いますが、いかがでしょうか。124ページの成果及び今後の課題の中で24年度を書いていますけれども。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) こちらのほうは今後の課題というふうなところで、24年度に向けてということで提示したものでございます。

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) 222ページ、奨学金の貸付事業ですけれども、奨学金の償還状況についてですが、22年度と23年度を比較すると、内訳の人数では12名減ですけれども、収入未済額では逆に132万7,200円ふえております。これに対して、滞納者に対して納付の催告を実施したということなんですけれども、何回ぐらいやったのでしょうか。

委員長(千葉達君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) まず督促状を2回行っております。あと、連絡がつかない場合などについては電話あるいは出向いての連絡をとっているというところでございます。

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) 催告書なんかを出しているわけですけれども、時効に該当するような件数、もしありましたらその件数と金額について伺います。消滅時効。

委員長(千葉達君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 現在のところ、消滅時効というものはございません。

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) 今度は決算書のほうでいきます。決算書の10ページ、それから11ページ……(「何ページですか」の声あり)決算書です。決算書の10ページと12ページの不用額について伺います。(「10ページ」の声あり)10ページと12ページの不用額。決算書の12ページの不用額の総額については5億4,216万4,349円ですけれども、そのうち民生費と衛生費の不用費用を足したのが1億7,457万8,103円で、それから教育費については12ページの教育費の不用費用を足すと合計で2億8,551万3,487円で、この不用額の52.6%が民生費と教育費なんですよ。それで、この民生費の内訳を見ても、減額補正をしてもさらに不用額を発生しているような状況ですので、この点について監査意見書も書いてありますけれども、福祉部長、どのように捉えているでしょうか。

委員長(千葉達君) 今は民生費と教育関係2つ質問していますね。一問一答ですから、最初、こちらからね。今後、ちょっと注意してください。

委員長(千葉達君) 福祉部長。

福祉部長(奥山吉信君) それぞれの事業に沿った形での予算措置、それとそれに応じた執行した結果でございますので、一つ一つのことについてはなかなかコメントできないのですが、手続をそれなりにとった形で進めさせていただいたものと認識しております。

委員長(千葉達君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 不用額につきましては極力不用額を減らそうということでは取り組んでいるところでございますけれども、学校関係につきましては例えば多くの備品購入費で残っているわけなんですが、最後の最後までクラス増になるかどうかわからないというふうな部分もあって、なかなか減額できない事情もあるというところで、このような状況になっているということでございます。

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) 今の不用額の件で、例えば92ページなんですけれども、(「92ページ」の声あり)はい。92ページの予防費の不用額の中で委託料2,134万4,111円が不用額になっていますけれども、委託料については検診などについては個別単価契約でやっていると思うので、少なくとも年度末には確定金額が決まると思うので、不用額が出る場合は減額補正などをして対応するというような方法もあると思うんですけれども、いかがでしょうか。

委員長(千葉達君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 予防費に関しましては、健康増進課と子育て支援課2つが同じ科目でやっているということがございます。その中で委託料に関しまして、健康増進課のほうは567万と、額的にこれは多いのか少ないのかというのは議論はあるとは思いますけれども、それなりの減額をしたりしておりました。ただ、いろんな事業、細かなそれが積み重なった額というふうには認識しておりますが、健康増進課分については560万ぐらいということでございます。

委員長(千葉達君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 子育て支援課分については、委託料は予防接種等々が主なものでございまして翌月等の請求になります。ですので、極力わかり次第予算の範囲で補正を組ませていただいておりますが残っているという状況で、委託料については150万だというふうに思っております。

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) 45ページですけれども、繰入金なんですが、ここで補正予算額が10億8,088万9,000円、この減額かなり大きいですけれども、その減額理由についてお伺いします。(「総務課」の声あり)ああ。いや、介護保険と後期高齢者云々というふうになっていたものですから、もし別な特会のほうでもいいです。もしそうであれば。(「特別会計」の声あり)はい。

委員長(千葉達君) ほかに質疑ございませんか。小川委員。

委員(小川昌義君) それでは最初に、システム改修に伴って(「何ページ」の声あり)いや、全般の問題なんですけれども、(「全般というのはだめだめ」の声あり)いやいや。

委員長(千葉達君) 誰に質問したいですか、全般というと。

委員(小川昌義君) 改修をするということでこの前提案されているわけですけれども、それに対して各課がシステムバージョンをしたことに対するいろんな請求が起きてきていますよね。請求とかそういうものが、今回のシステム改修によって。その改修によって、各課でオータムレビューなんかでどのようなシステム改修に対して請求をしたのかを、ちょっと各課ごとに質問したいというふうに思います。

委員長(千葉達君) 小川委員。各課ごとにお聞きしたいわけですか。質問の形、形式は変えられないですか。

委員(小川昌義君) 社会福祉総務部門についてまず質問したいというふうに思います。今の質問と同じですけれども、今回改修することによって、自分たちの担当の部分の改修に対してどういう意見を申し上げたかということについてお聞きしたいと思います。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 長寿の分の一般会計部分のソフト購入改修のところは、障害者自立支援法のシステムのところで、それは法改正によるところなので、町システムのところは特別絡んでいないという言い方もおかしいのですけれども、そういった改修の内容になっています。制度改正によるものです。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 料金を改修するないしは請求するということについてはないんですか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 障害者自立支援法におきまして1割負担、限度額ありますけれども、そういったところは料金のほうを介護報酬として請求をこれを通してさせていただいているというふうなところではあります。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) そういうふうな請求する場合にどうしてもシステムを運用していくという形になると思うんですが、その辺は全く運用はされないというふうに理解してよろしいんですか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) その運用というふうなところなんですが、国保連で請求、経由で来ますので、そういった意味のところでの関係はあるかと思いますが、直接町から本人ということではございません。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 了解しました。
 それでは、決算書の76ページ、3款1項1目、行政実績報告書の123ページ、民生委員の活動なんですが、23年度というと大震災があった年ですので、日数とか訪問とかこういったものがかなり減っているように見えているんですが、これはどういう原因でこういうふうな状態になったのか、質問したいと思います。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 民生委員さんのところの活動ということでよろしいですか。はい。まず震災のとき民生委員さんのところが非常に10倍もの訪問をしたのは22年度、3月11日の震災から15日間の22年度のところで昨年申し上げたとおりでございます。それで、23年度の部分に関しましても、このまとめ方というのが国一律のまとめ方になっておりまして、例えば訪問延べ回数、日数というのが減っているようには見えるのですけれども、実際に、委員さんがおっしゃるのは22年度と23年度を比べてのところでは比較ですから、その15日間の間にすごい訪問をしましたので比較にならないのかなと思いまして、21年度の部分を今年度は実績報告書のほうにも上げさせていただいたというふうな経緯はあるのですけれども、例えば訪問日数、21年度4,400件から23年度8,432件というようにふえておりますので、精力的に活動していただいたというふうに認識しております。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) わかりました。
 それでは、同じものですけれども、平成24年7月に事務連絡として個人情報の取り扱いについて文書を出されていると思うんですが、厚生省の社会援護局地域福祉課というところでこうやって出されていると思うんですが、これに対する富谷町としての考え方、こういうものについてはどういう考え方に立っているか、お伺いしたいと思います。(「23年度を聞いているんだべ」の声あり)24年度に出されている文書に対してどういう考えているのということ。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。答えられる範囲で。

長寿福祉課長(安積春美君) 孤独死とか障がい者、そういった援護者のところを一人も見逃さないというふうなところでございまして、各区連携、部署のところの連携を図り、速やかな対応をというふうなところでございます。ですので具体には、例えば上下水道課、水道が使われていないような状況とかというふうなところも連携をしながら、庁内関係部署のところで見守っていきましょう、予防していきましょうというふうなところでの文書になっているかと認識しております。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 震災を受けてこの文書が出てきていると思うんですよね。ですから、23年度中にいろんな問題点があって、それでこの個人情報も含めてどのような対応をしたらいいのかという意味で24年度に文書が出てきているというふうに私は理解したんですが、そういう意味でこの個人情報というものに対する考え方が町としてどのように、もう一度お聞きしたいと思います。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 個人情報よりも命が大切というふうなところが基本にあるかと思います。そういったところで優先して支援をしていく方向ですし、しております。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) ある程度民生委員の方々が情報を得ているというのは私も理解していますし、震災のときもそのような形で民生委員の方々が大変苦労して各訪問していたということについては、理解を私もしています。要するに、そういったものに対するデータベース、こういったものに対しては富谷町としては23年度中には実施していたでしょうか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) まず、災害時の要援護者台帳のところは19年から整備しておりまして、そこのところは手上げ方式でしたけれども、その情報のところは区長さんのところにもお渡しして、こちらのほうでも把握してございます。今現在、倍近くの方に登録いただいているというふうな状況でございます。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) わかりました。
 その次のページ、成果のところに同じく認知症対策というのが出ているのですが、こういう認知症とかを研究するというふうになっているんですが、どの程度進んでいるのでしょうか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 今年度から、認知症学びの講座というふうなところで、地域住民の方々も認知症を正しく理解して、地域の支援者ということでサポーターになっていただくというふうな事業のほうを開始しました。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 続きまして、86ページ、(「どっちですか」の声あり)決算書です。3款3項1目、実績報告書140ページですが、前にもどなたが聞いたのかちょっとあれですが、老人クラブへの助成の富谷町での基準というものがあるかどうか、お伺いしたいと思います。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) ございます。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) では、基準はどのようになっているのか、お伺いしたいと思います。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) まず、単位老人クラブさんのほうに対しましては月額の活動費として4,800円、あと会員割といたしましてお一方500円でございます。老人クラブ連合会のほうに関しましては1人当たり90円、あと、事務的なところの老人クラブ支援というふうなところで基準額を設けております。あと、老人クラブ連合会のほうの特別事業としまして、広報等の促進事業のところに23万9,000円、あとリーダー育成に23万9,000円、健康づくり事業50万、芸能大会42万5,000円、リーダー育成16万というふうな補助基準額を設けてございます。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) ありがとうございます。
 次に、決算書の118ページ、10款1項2目、実績報告書でいくと220ページ、23年度に副本を増刷しているんですが、小学校800ですか、中学校750というふうになっているんですが、これは今年度入札になっているんですよね。これは新たに入札されていると思うんですが、その前にこれほど増刷するというのは、それぐらいの生徒数がふえたということでよろしいですか。

委員長(千葉達君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 社会科副読本につきましては、小学校につきましては3年生、中学校につきましては1年生にお配りをしているものでございます。そして、24年度についてはその社会副読本を改訂をするということで、新たに入札をしたものでございます。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) やはりそのぐらい生徒が新しく来ると、この副本は渡しているということですか。

委員長(千葉達君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) そうですね。各小3、中1には必ず交付をしているというところでございます。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 理解しました。
 それでは、決算書の120ページ、10款2項2目小学校管理で備品購入なんですが、具体的にどういうものというわけではないんですけれども、平成22年度から見ると倍ぐらい購入しているんですね。これはそうかと思うと、中学校は逆に減額になっているという形になっているんですが、これは22年度から倍ぐらいになっているというのはどういう品物を購入したからこういうふうになったのかということについてお伺いしておきます。

委員長(千葉達君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 小学校管理の部分の備品購入なんですけれども、小学校の教科書の改訂がございまして、その改訂に伴います教師用の指導書を購入をしております。これが約1,000万の支払いをしておりますので、多くはこのために増額をしたというところでございます。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 改訂になって倍ぐらいになったと。中学校の場合はそういうことはなかったということで理解してよろしいですか。

委員長(千葉達君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 中学校につきましては1年ずれますので、23年度につきましてはなかったということでございます。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) それでは、決算書の134ページ、10款5項5目放課後児童クラブですが、東向陽台、平成22年度から見ると成田も減っているようなんですが、今後の状況というのを考えるとかなりふえるのではないかというふうに思うんですが、この放課後児童クラブの実績についてちょっと報告をお願いしたいというふうに思います。

委員長(千葉達君) 佐藤教育次長。

教育次長(佐藤信夫君) 23年度の登録状況でございますけれども、24年3月になりますけれども、合計で741名が登録されている状況です。

委員長(千葉達君) この際、2時10分まで休憩します。

午後2時00分 休憩

午後2時10分 再開

委員長(千葉達君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 小川委員。

委員(小川昌義君) それでは、あと2問にしたいと思います。簡潔に。だんだん言っている間に簡潔に。
 決算書の134ページ、10款5項5目公民館の図書利用について質問したいと思います。23年度はやはり震災なんかもあったためにか、それぞれ利用者、貸出冊数含めて横ばいというか下りになったりしているんですが、本の数が東向陽台公民館だけ減っているんですけれども、蔵書の数ですね。これはどういう理由でこれだけ減ったのか、お伺いしたいと思います。

委員長(千葉達君) 佐藤教育次長。

教育次長(佐藤信夫君) 23年度事業で図書データ作成業務ということで、今バーコード化をしたわけですけれども、ただ使わない本、そういったところもバーコード化すると無駄な金を使ってしまうということで、一旦必要な本を整理させていただきました。その除籍ということで、東向陽台だけが23年度で除籍をして、それ以降にほかの図書館は24年度で除籍という作業をしたいと思っていました。それで、東向陽台公民館だけがマイナスという数字で出てきております。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) そうしますと、廃棄処分にする基準みたいなのはありますか。

委員長(千葉達君) 佐藤教育次長。

教育次長(佐藤信夫君) 私どもでは、その図書のほうに精通している方に現場に来ていただいて、本を見ていただきながらその作業に当たったところでございました。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) それでは、最後になりますけれども、決算書の140ページ、10款6項3目の新給食センターですけれども、ここに数値が出ているんですが、その中の学校給食センター整備工事本体工事の金額が22年度の数値から見るとどのようになっているか、お伺いしたいと思います。

委員長(千葉達君) 学校給食センター所長

学校給食センター所長(高橋作喜男君) 22年度で20%の出来高、23年度で80%の出来高ということで計上しております。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) ちょっと聞きにくかったんですが、もう一回、何%と何%と言いましたか。

委員長(千葉達君) 学校給食センター所長。

学校給食センター所長(高橋作喜男君) 20%は22年度でございます。23年度が80%になります。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) そうしますと、本体工事の確定というのはいつごろになるんですか。

委員長(千葉達君) 学校給食センター所長。

学校給食センター所長(高橋作喜男君) 引き渡しは2月1日でございました。24年2月1日でございます。

委員長(千葉達君) ほかに質疑ございませんか。浅野委員。

委員(浅野直子君) 実績報告書の160ページなんですが、地域生活支援事業について質問します。最初の相談支援という事業についての電話の相談がかなり22年度に比べて倍近く多いように思いますけれども、震災関連の相談だったりいろいろあると思いますが、それに加えて電話は多いんだけれども訪問が少ないというふうな状況になっておりますけれども、これは電話の相談が訪問につながらなかったというような認識でよろしいでしょうか。

委員長(千葉達君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) これにつきましては精神障害の関係ということでございますので、主になかなか行っても会えない部分もございますので、まず本人からの電話相談があった場合に適切に対応しているということでございます。

委員長(千葉達君) 浅野委員。

委員(浅野直子君) ちょっと内容があれなんですけれども、引きこもりの、特に社会人の方々の引きこもりも相談というのは今全国的に多くなっているんですが、富谷町においてはいかがでしょうか。

委員長(千葉達君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 引きこもりという関係について、そんなに相談件数についてはございません。

委員長(千葉達君) 浅野委員。

委員(浅野直子君) 先ほどの電話の対応でなかなか訪問しづらいというようなお話がございましたけれども、こちらからは、相手方は相談することで少し安心するというふうなことがあるんですけれども、ただこちらとして行政として受けた場合に、これはもう一歩踏み込んでお伺いしたほうがいいなというところで積極的な取り組みはなされているか、お伺いいたします。

委員長(千葉達君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 相談の中身、内容等を聞きながら、その中でこれは面談したほうがいいという方についてはそのような対応をするということにしております。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) それでは、実績報告書でお尋ねします。123ページ、お願いします。民生委員児童委員のところに記述がありますが、この民生委員児童委員というのは身分はどのように解釈されているでしょうか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 非常勤の職員でございます。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) 非常勤の地方公務員ということになっています。今定数55人ですが、実数は現在も54人でしょうか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 現在53名でございます。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) 53人のうち男性、女性何人ずつですか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 済みません。今名簿を持ち合わせておりませんので、後でお答えさせていただきます。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) 平成24年の実績のところでは54人ということになっていますから54人でお尋ねしますが、その中でおよそでいいのですが、仕事を持ちながらしている人、あるいは退職をしてこれにかかりきりになっているという割合についてはどうでしょうか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) そこまでのところの情報を持ち合わせておりません。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) また、民生児童委員であって、ほかに町の仕事を受けているという人は何人に、大体何割になっていますか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 以前、行政区長さんとの兼務もございましたけれども、現在はありません。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) 実績報告書を見ますと、不在の地区というのが平成23年は上桜木でしたが、ここの方は推薦はどのように行われて、現在いないとすれば断られた理由をお尋ねします。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 適任者のところがなかなか見つかりませんというふうなところでございます。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) この123ページのところにその活動日数、訪問回数などが記載されていますが、これはそれぞれ別に数えるということなのでしょうか。例えば、相談支援の件が1,398、その他活動4,915とありますが、それぞれで合計して平均で何回出たということになるのでしょうか。これはどのように見るのかお尋ねします。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) そこのところは全国一律の基準の取りまとめ表が決まっているので、それに沿った書き方になっております。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) それでは多いほうで見ますと、その他の活動4,915とあります。54人で割ると91件ということになるわけで、1人で1日出かけたとすると91日間出るということになるのかなと。非常に忙し過ぎるということがあるのではないかと思いますが、1人平均で年間の活動日数というのはどのように捉えていますか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) どう言えばいいのでしょうか、例えばひとり暮らしの方々に対して、何かの行事がありますよというふうなことでありますとそれは活動1件となりますけれども、その中で訪問をじゃ何回したのかというその件数になりますと、例えば1日のところで何回か行く、あと電話等々も入れるというふうになってくると、それが2件とかというふうなカウントにもなりますし、そういった書き方のところは周知徹底しているんですけれども、そういうこことここを足すとここになりますよというふうなところであらわせないのがちょっと分けにくいかと思うんですけれども、集計はそういうふうなところがございます。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) 1日といいますか、1人当たり年間の活動日数が非常に多いということが、そのお断りになるということにつながったりはしていないのかという心配がありますが、その点についてはどうですか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 多いとか少ないからというふうなことではないというふうに認識してございますが、どういうふうな活動をするかというふうなところ辺もお伝えをして、そういう社会福祉のところで何らかのお手伝いをというふうな形では思って皆さん来ていただいているというふうに思っておりますので、ただ実際にその活動のところがどのくらい多い少ない、今回おやめになった方は、ちょっとあれですけれども、ご家族のところに介護の方がいらっしゃったという特別な事由がございましたので、忙しいからというふうなことでのあれではないというふうに認識してございます。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) 私が見る中でさまざまなところに、読んでも聞いてもですけれども、民生委員児童委員に入ってもらったとか、これにも参加してもらうだとかというようなものがたびたび出てくるんですね。そうすると、民生委員児童委員のところで、確かに広がればずっと広がっていく分野だと思うので、なかなか区切りは大変だとは思うんですけれども、1回精査するといいますか、そういう必要性については考えていませんか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 精査というよりも、負担なく活動していただくというふうなところで日々工夫をしていったところがあります。例えば虹いろ会食サロン等は、皆さんもう最初の事業なのでみんな行きたいというふうな要望があってそれぞれ行っていただいたという経緯があるんですが、そこの中身のところがわかってきたので、民生委員さんたちの中で割り振りをして負担なく続けられるようにというような工夫、あるいは活動の中での話し合いをもとに決定してきております。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) 活動費、費用弁償についてはどのようになっていますか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 活動というふうなところでお1人当たり、民児協のお財布といいますか、民児協の中で活動費年間7万5,000円になっております。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) それでは、実績報告書の125ページ、お願いします。生活保護援護事務ということがありました。相談件数が111、申請13、11.7%ということになって、この申請した人は全て受給できています。111引く13で98件の相談者の特徴、これについてはどのようになっていますか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 傾向といたしましては母子家庭の方々と、あとはちょっと働く、お仕事をする状況にない成人の方々の相談というふうなところで、特に震災の影響というふうなところでの相談というのは23年度見受けられなかったというふうなところでございます。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) 111件で13件申請できたんですけれども、98件の相談者の中で、111件についてでもいいんですが、1年間のうちに1回相談に来たけれども、二度三度という人が何人かいるのでしょうか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 相談記録を持ち合わせておりませんので、ただ1回だけじゃなくて2回というふうな形の方は数名はいらっしゃるかと思います。ただそれは、済みません、定かな数ではございませんので、一人一人相談記録を拾っていかなくちゃいけないというふうな状況になるかと思います。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) これまでも伺っておりました、申請に至らなかったと、制度の紹介などで解決したというふうにお答えがあるわけですが、今回もその制度によって生活保護を受けるまでもないということで解決した人が98件の中に多数いたということでしょうか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) そもそも例えば預貯金がありましたり、そういうふうに生活保護を受給する要件にない方もいらっしゃいますし、あとその後にほかの制度を使ってという方もいらっしゃったかと思います。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) 生活保護をなかなか申請させないとかというのはほかの市でよく聞くことですが、期限を区切る、例えば半年間だとか1年間だけは保護を開始しますけれどもということは富谷町ではありましたか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) そういった場合には、決定元であります福祉事務所に相談内容のところを随時相談をいたしまして、その方向というところを決めてございます。それで、年金受給になるまでの間というふうなところですとか、働き出したらそれは廃止ですよというふうなことの条件をつけた方は、記憶によりますと多分数名はいらっしゃったかと思います。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) 先ほど母子家庭が多いという話でしたが、母子家庭でお母さんが仕事をしたいと、だけれども職探しのためには保育所に子供を預けることがどうしても必要だということがあるわけですね。こういうときには子育て支援課と生活保護を担当する課とではどのような連絡をとっていますか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) まず、その方が病的にといいますか、お仕事をできる状況にあるのかないのかというところも精査いたしまして、あと子育て支援課のところの相談内容と都合させて連携をとってというふうな流れになっております。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) 仕事はしたいけれどもなかなか保育所に、年齢もあるものですから、そこのクラスになかなか入れないということもあるかと思いますけれども、そういうときに何とか子供を預けないとお母さんは仕事探しにも出られないということがあって、このところでは特に強い連携といいますか、入所を先にさせるということが必要ではないかと思いますが、この点については生活保護の担当としてはどうでしょうか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) そういうことも含めまして、子育て支援課と相談して事務を行っているということでございます。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) 126ページのところに成果及び今後の課題というのがありまして、市制施行に向けた取り組みが記載されています。具体的にはケースワーカーの配置とかというものについてはもう既に考えているのでしょうか。体制をどうするだとか、この点の具体的な検討はどのように行われていますか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 現在のところは内部の職員はソーシャルワーカーという部分のところで有資格者で構成されているわけではございませんので、そこのところの研修というところでございます。来年度以降に向けて配置というところも検討してまいるという段階でございます。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) それでは、実績報告書の164ページ、お願いします。ここには各種の検診が載っています。それぞれで検診をしたというのがパーセンテージで受診率などが載っているわけですが、この中で要所見といいますか、再検査を言われたというような割合、これは健康30、胃がん、子宮がん、乳がん、結核検診、肺がん、大腸がん、肝炎ウイルス、前立腺がん、脳検診などではどのようになっていますか。

委員長(千葉達君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 手持ちに要所見の人数については今持っておりません。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) その方々にもし要検査などがあれば再検査をしなければならないわけですが、その人たちは再検査を最後まですると、そういうことは町が最後まで見届けるといいますか、再検査するまで促すというようなことはしているのでしょうか。

委員長(千葉達君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) その方々には事前に通知を出させていただいて、再検査をお願いしますと。未検診の場合についてはまた電話勧奨等で追跡をしております。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) その中で残念なことに手術までしなければならなかったという方もいらっしゃると思いますが、その方々の割合などはどうでしょうか。ご存じですか。

委員長(千葉達君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 割合までにはつかんでおりません。ただ詳しいデータがちょっと手持ちありませんので、必要であれば後ほどということにさせていただきます。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) このような表が出るわけです。予防保健としては大変大切なことだと思いますが、その検診によってどれぐらいの人たちがどういう結果になったか、それによって延命できた人もいるだとかという人もいると思うのですね。そこのところの総括がなければ、こうでしたと言うだけではちょっと十分ではないというふうに思いますが、これについて記載を変えるということは考えますか。

委員長(千葉達君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 数字の状況等を見ながらどのような形になるか、数字が出せるものであれば考えたいとは思います。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) 178ページ、母子父子家庭医療費助成制度のことでお尋ねいたします。子供たちは入院であれば中学3年生まで去年の10月からなりましたし、通院であればというようなことがあるわけですが、その親、母親、そして父親などについては窓口で一旦全額払ってから、自己負担1,000円あるいは入院の場合は2,000円となるわけですが、これを償還払いでない方法にする必要があるなと思います。あと、母子家庭の先ほどの話でもありますが、非常に収入が低いということもあって、自己負担が多額になると自分は行かないということもありまして、これについての改善をどのように考えているのか、お尋ねします。

委員長(千葉達君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 現在窓口にそういうお問い合わせが来ているという状況ではありませんので、状況を確認したいというふうに思います。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) 実際に高額であるので行かないでいるという人がいまして、ぜひこの点については改善をするように求めていきたいと思うわけですが、その点についての基本的な考えをお尋ねします。

委員長(千葉達君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 現実に今うちのほうにそういうお問い合わせがない状況ですので、そのことについてどうかというところはお答えできないと思います。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) 188ページです。乳幼児の健診、乳幼児の教室についての表がありまして、そして、今後対象者の増が予想されると、健診の回数と会場について記載がありますが、具体的な方向としてはどのようなことが考えられていますか。

委員長(千葉達君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 現在の回数を例えばふやすというような場合に、会場とかあとドクターの手当て、そういうものも検討の中に入っているという状況でございます。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) それで、時間帯は大概午後だと思うのですが、午後だと上の子が幼稚園から帰って来るだとか昼寝の時間に重なってしまうだとかということもありまして、午前の時間ということもその際検討の中に入れたらどうかと思うのですが、それについてはどうでしょうか。

委員長(千葉達君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 今小児科の先生をお願いしておりまして、どうしても個人病院との勤務のかかわりがございますので、なかなかこちらの要望だけは難しいような状況になっておりますが、どれだけお願いできるかというところかなというふうに思っております。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) 実績報告書の224ページ、小学校のところと227ページ、中学校のところに就学援助がありますので、これについてまとめてお尋ねいたします。東日本大震災によって援助の対象になったという件数は、小学校で幾ら中学校で幾らでしょうか。

委員長(千葉達君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 小学校で41名、中学校で20名でございます。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) そうしますと、それは転校してきたということで進めたのか。その把握の方法はどのようにして行ったのですか。

委員長(千葉達君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) こちらの援助費につきましては、転校してきたということだけではなくて、東日本大震災において被災をして、半壊であったりとかそういった判定があった場合について対象としているというものでございます。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) そのほかの児童生徒については毎年同じように周知の徹底を図るとかというふうにあるわけですが、もっともだと思います。さっきもありますが、母子家庭になってとか生活保護の中のということがあって、町の1階のところに相談に来る人たちというのがいるわけですね。そういうときに町のほうで、この子供たち、親に対して就学援助が適用されるのではないかというようなことを、学校あるいは教育委員会として連絡などできているのでしょうか。

委員長(千葉達君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 就学援助の周知につきましては各学校への通知であったり、あるいは広報あるいはホームページ等で周知をしている状況でございます。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) 生活保護だとかその母子家庭のことで相談に行ったときに、お姉ちゃんだとかお兄ちゃんがいるだとすると、この子については就学援助も進めたほうがいいとかというのを、それぞれの部署、担当窓口のところで、そういうことは学校のほうにも教育委員会のほうにも言っていますか。そういう連携はありますか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 連携をしているつもりでございます。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) 連携しているつもりであるということであると、その支援につながった事例などはありますか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) こちらのほうからというよりも、そういう学校に相談しましょうというふうなところでお話をして、それから上がってきたというところで、民生委員さんみずからというふうなところではありません、経由しておりますので、そういった意味での連携ということでございます。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) 実績報告書をごらんください。142ページです。事業決算概要、介護保険低所得者負担というところがありまして、成果及び今後の課題というのがあります。読みます。「低所得者で生活が困難である者について、介護サービスの」云々とあります。ほかのところをごらんください。その事業名とありまして、下のところですが、高齢者と障がい者のと書いてありますけれども、その次のところは「地域の支え手となる方々」と。この「者」と「方々」の使い分けはどのようにしているのか、お尋ねします。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) この2つのところで、「者」「方」というふうなところでの使い分けというふうなところではございませんで、「そういう方々」というふうな意味でございます。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) 私の読み方が非常にへそ曲がりでと自分でも思うところもあるわけですが、ところが、片一方は「低所得者である者」、そしてほかのところはどこを見ても「高齢者の方々」とか「何とかの方々」とか物すごく丁寧に言っているところがありまして、これはやはりそういうことが言葉にあらわれているのではないかななんていうふうに思うわけで、ひとつものを出す前にぜひ検討なさっていたらどうでしょうかということを申し上げます。どうでしょうか、この点についてお尋ねします。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 補助基準額の要件の中に低所得者でというこの「者」というふうなことが県要綱にございましたので、そのまま引用したというふうな経緯がございます。ただこういう実績報告のところでそういう誤解を招くのであれば統一して、こちらはそういうつもりで出しておりませんので、今後直していきたいというふうに思います。

委員長(千葉達君) ほかに質疑ございませんか。三浦委員。

委員(三浦邦夫君) 実績報告書217ページ、教育環境と学校施設の整備について質問します。東向陽台中学校のグラウンドは去年大々的にグラウンド整備をしていました。その結果もあり、指導者と相まって黒川郡内でサッカーも野球も優勝しております。グラウンドは命であります。あのグラウンドは総合暗渠までしていたのでしょうか。それから、また他の中学校に対しての……

委員長(千葉達君) 三浦委員。一問一答です。(「はい」の声あり)学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 東向陽台小学校の(「中学校です」の声あり)中学校の校庭ということですね。こちらにつきましては、排水整備工事を行ってございます。排水整備工事を行っております。(「暗渠してるということですか」の声あり)暗渠ではございませんで、傾斜をつけて、(「ああ、傾斜ね」の声あり)そういう形です。

委員長(千葉達君) 三浦委員。

委員(三浦邦夫君) 暗渠となると大々的の大々で、もう一個お金が多分かかるということだと思うんですが、他の中学校に対してのグラウンド整備、できれば暗渠の予定などがあるかどうか、もう一点ですね。

委員長(千葉達君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 現在、各中学校の排水状況につきましては比較的よい状況にございますので、現在のところは排水工事の予定はございません。

委員長(千葉達君) 三浦委員。

委員(三浦邦夫君) ということは、富谷町の中学校で暗渠が入っているグラウンドはないということですか。

委員長(千葉達君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 暗渠につきましては、先日の一般質問の中でその暗渠配置整備が終わっている学校ということでちょっとお示しをさせていただいたんですが、ちょっとお待ちいただいてよろしいですか。(「はい」の声あり)中学校につきましては、先ほど申し上げた東向陽台中学校につきましてはゴイルサンドによる表面排水、それから日吉台中学校については拡張部分のみ暗渠工事を行ってございます。成田中学校についてはクレー舗装をしているというふうな状況でございます。

委員長(千葉達君) ほかに質疑ございませんか。小泉委員。

委員(小泉光君) ちょうど1年前ぐらいだったと思いますけれども、新給食センターにかかわる一般備品の判定が議会として承認したところですけれども、この実績は行政実績書の何ページに書かれていますか。

委員長(千葉達君) 学校給食センター所長。

学校給食センター所長(高橋作喜男君) 236ページになります。学校給食センター整備事業というところで備品関係ございます。

委員長(千葉達君) 小泉委員。

委員(小泉光君) ちょっとよく聞こえなかったんですけれども、この表の中にある管理備品3,400万何がしの中に入っているということですね。

委員長(千葉達君) 学校給食センター所長。

学校給食センター所長(高橋作喜男君) そのとおりでございます。

委員長(千葉達君) 小泉委員。

委員(小泉光君) このときの当局側の説明では、野菜型のソファだとか県産材のベンチなどすばらしい提案があったのでこの会社に決めたという説明があったように記憶していますが、これらは入りましたか、どうなりましたか。

委員長(千葉達君) 学校給食センター所長。

学校給食センター所長(高橋作喜男君) 野菜ソファ、県産材ソファ等の配置につきまして検討させていただいた結果、機能性等の観点から内容を変更することとしております。

委員長(千葉達君) 小泉委員。

委員(小泉光君) 今申し上げましたように、こういうすばらしい提案があったから、たしかあのときで約1割ぐらいの価格差があったかと思うんですけれども、高いほうの会社に決めましたということで議会としてもそれを承認したというふうに記憶をしておりますけれども、今のお話ですと、当局側が検討してこれらのものをやめたというふうに受けとめられるんですけれども、そうでしょうか。

委員長(千葉達君) 学校給食センター所長。

学校給食センター所長(高橋作喜男君) 議会等でご指摘いただいた後にも検討しまして、先ほど申し上げましたように機能性とか、あと見学者の動線等そういったものを考慮しながら再検討した結果でございます。

委員長(千葉達君) 小泉委員。

委員(小泉光君) ということは、町側で検討した結果、こんなの要らねえと、ざっくりした言葉で言ってしまうとね、そういうふうに受けとめられましたけれども、じゃ一体この前提何だったんでしょうね。その段階で、例えば入札をやり直すとか値引きを要求するとか、そういうようなアクションというのは当然かと思いますけれども、何らかの手段はとられたのでしょうか。

委員長(千葉達君) 学校給食センター所長。

学校給食センター所長(高橋作喜男君) 先ほどご指摘ありました野菜ソファ等のそういった備品に関しまして、それにかわるものといたしましていろいろ考慮して設置しております。

委員長(千葉達君) 小泉委員。

委員(小泉光君) そのいろいろそれにかわるものとは何ですか。

委員長(千葉達君) 学校給食センター所長。

学校給食センター所長(高橋作喜男君) 委員さんも何度か来られていてわかるとは思いますけれども、富谷町のイメージを取り入れたブルーベリー等のグラフィックシート、そういったものを1階玄関先のホールのところに、壁かけ式の時計とかそういったものと組み合わせた備品等を設置しております。

委員長(千葉達君) 小泉委員。

委員(小泉光君) では、状況に関しては今説明を受けました。ちょっと時期的に戻るんですけれども、当時、この案件をハンドリングしていた学校教育課長に伺いたいと思います。この案件を一般競争入札ではなくてプロポーザル方式の募集にしようと決めたのは、学校教育課長の権限の範疇でそう決めたのか。あるいはそうでなければ、その決定プロセスというのを教えてください。

委員長(千葉達君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) こちらの一般競争入札でなくてプロポーザルというものにつきましては、内部で協議をさせていただいて決定をしてございます。

委員長(千葉達君) 小泉委員。

委員(小泉光君) 内部というのは何か会議か何か行われたのでしょうか。

委員長(千葉達君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 会議というか、協議を行いまして決定をしたというところでございます。

委員長(千葉達君) 小泉委員。

委員(小泉光君) このプロポーザル方式でいこうという発案を発言した人は誰ですか。

委員長(千葉達君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 誰かということではなくて、協議の中で内容的にプロポーザルが妥当ではないかというような話になったわけでございます。

委員長(千葉達君) 小泉委員。(「もういいです」の声あり)ほかに質疑ありませんか。磯前委員。

委員(磯前武君) 1回委員長と言ったら返事してくれ。
 最後の質問します。実績報告書167……いいから、俺がしゃべってっとき、黙ってろ。

委員長(千葉達君) 磯前委員。言葉を慎んで発言してください。

委員(磯前武君) いいですか。167ページ、健康増進課の件でちょっと質問します。この中で5番目の健康づくり事業、これは22年度では健康寿命延伸事業というふうになっていたんですが、23年度になると健康づくり事業というふうになっているんですが、これは何か理由があって変えたんでしょうか。

委員長(千葉達君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 健康寿命延伸事業と国で言っている事業なんですけれども、町としてもっとわかりやすく、もう町民の皆さんの健康づくりをやろうということでの統一した考えでこの名称に変えたものでございます。

委員長(千葉達君) 磯前委員。

委員(磯前武君) では、この健康延伸事業というのはわかりにくくて、これは今まで何年やったんですか。

委員長(千葉達君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 私が引き継いだ20年度からやっておりますけれども、いろんな事業が細かくありましたので、1つにまとめた形でより皆さんにわかっていただけるような事業ということで、健康づくり事業にしたものでございます。

委員長(千葉達君) 磯前委員。

委員(磯前武君) では、この内容は全然変わらないんですか。それとも、変わったところがあるんですか。変わったところは何ですか。

委員長(千葉達君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 中身的には、富谷健康塾とか20年度以降にやった事業等については23年度については変えてはおりませんけれども、その中でいろいろ事業は展開してきたつもりでございます。

委員長(千葉達君) 磯前委員。

委員(磯前武君) この対象者、この年齢がたしか健康度アップ運動教室では50歳から60歳以上というふうになっていたんですが、この度アップ事業が30歳から60歳までと幅を持たせたように私は記憶しているんですが、どうですか。

委員長(千葉達君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 平成20年度のときに30歳から60歳代というふうな形で出させていただいております。

委員長(千葉達君) 磯前委員。

委員(磯前武君) 前も言ったんですけれども、50から60ぐらいの幅でやれば同じレベルで運動はできるんですけれども、30代から60代までとなると、30代の人と60代の人が同じ運動をしなきゃならない。効果は上がるんですか。

委員長(千葉達君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 受講生のその状況に合わせたような形で講師にお願いしておりました。ですから、30歳代でもやはり年齢相当の運動能力がないというような方もいらっしゃいましたので、その方の体調に合ったような運動を講師の方にお願いしておりました。

委員長(千葉達君) 磯前委員。

委員(磯前武君) この運動教室は延べで155人というふうになっていますが、これは年齢別にどういうふうな年齢になっていますか。155人、延べ11回ですけれども、11回で155人。

委員長(千葉達君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 23年度の健康度アップに関しましても、やはり60代の方々が一番多かったのは事実でございます。

委員長(千葉達君) 磯前委員。

委員(磯前武君) じゃ、30代からやった意味がないんじゃないですか。どうですか。

委員長(千葉達君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 健康度アップに30代の方もお一人参加していただいています。年々参加者が減ってきているというのも現状でございます。

委員長(千葉達君) 磯前委員。

委員(磯前武君) やっぱりこういう事業というのは、対象者は30代は1人いましたと、あとほとんど60代でしたと。ちょっと考え方を変える必要があるのではないですか。

委員長(千葉達君) それ以上質問しますか。(「質問。変える必要があるんじゃないですか」の声あり)健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 検診結果でも30代の方々についても所見があるという方が大分いらっしゃいますので、健康増進課としては今後の皆様の健康を考えた上では、対象者をここにしていたということでございます。

委員長(千葉達君) 磯前委員。

委員(磯前武君) 今、30代は1人と言ったんじゃないですか。それ、ちょっと間違っているんですか。もう一度聞きます。

委員長(千葉達君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 対象者はそのようにして、参加者が1名だったという結果でございます。検診結果からもやはり30代も含めた形で健康づくり運動をしていかなければならないということで、この事業で私たちはやってきたのでございます。

委員長(千葉達君) 磯前委員。

委員(磯前武君) では聞きますが、この健康度アップ運動教室、今までやって年間の費用は幾らかかっているんですか。11回で。

委員長(千葉達君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) これは講師料というわけではないんですけれども、東北大との契約でございまして、1回2万5,000掛ける11回分という形での契約となっております。

委員長(千葉達君) 磯前委員。

委員(磯前武君) かなりの税金が投入されていますね。それで30代から60代とは、ちょっと考え方を変えてやはり延伸事業に直すべきではないですか。どうですか。

委員長(千葉達君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 先ほど2万5,000と言いましたけれども、まず訂正させていただきます。2万3,000掛けるでございました。申しわけございません。
 それから、延伸事業ということでございますけれども、健康づくりが健康増進課の事業の根本でございますので、この名称を使わせていただきたいと思います。

委員長(千葉達君) ほかに質疑ございませんか。永野委員。

委員(永野久子君) 決算書の142ページ、お願いいたします。給食センター管理費の中で、142ページですね、工事請負費として10億6,880万7,000円というふうに記載されております。それで繰越明許費1,458万8,000円ということでしたが、説明があったかもしれないんですが、聞き落とした可能性があります。もう一度伺います。その内容を伺います。

委員長(千葉達君) 学校給食センター所長。

学校給食センター所長(高橋作喜男君) 繰越明許費の1,458万8,000円につきましては、第二給食センターの解体工事に当たる部分でございます。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) わかりました。それでは、新学校給食センターの工事費が確定する、建設費が確定するのはどの時期というふうに見たらいいのでしょうか。

委員長(千葉達君) 学校給食センター所長。

学校給食センター所長(高橋作喜男君) 第二給食センターの解体工事費も含めての工事請負費ということでございますでしょうか。(「いえ、除いてですね」の声あり)新給食センターにつきましては24年の1月31日をもって完了となっております。それで、日付でございますよね。(「違う違う」「いつの時期かと。確定するのはいつの時期と見ているのか」の声あり)確定は23年度で確定して……。(「では、もう一度伺います」の声あり)

委員長(千葉達君) この際、3時10分まで休憩します。

午後3時00分 休憩

午後3時10分 再開

委員長(千葉達君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 永野委員。

委員(永野久子君) 改めて伺いますけれども、ここに名称が出ているこの事業費はまだ不確定だというふうに受けとめているんです。なぜかと言いますと、現在この学校給食センター建設につきましては、震災による工事費の増加分について建設会社と話がうまくかみ合わないということで、宮城県の建設工事紛争審査会にこれが提訴されて今まだ提訴中という状況ですから、その結果次第でこの金額というのが変わってくるだろうというふうに見ているんですが、この点についてはそのとおりかどうか、伺います。

委員長(千葉達君) 学校給食センター所長。

学校給食センター所長(高橋作喜男君) 新学校給食センターの工事費といたしましては12億9,990万、この金額で確定しているものと思っております。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) 町長、そのとおりでいいんですか。今の答弁で。もし訂正があるなら、町長からお願いします。

委員長(千葉達君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 現課の答弁したとおりです。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) そうすると、県の建設工事紛争審査会にかけられているその問題というのは、今後どういうふうにこの建設費用にかかってくると見ているのか。今のお二人の答弁を総合しますと、全く負担はない、ふえないというふうにしか受けとめられませんけれども、そう考えているということですか。

委員長(千葉達君) 若生町長。(「町長ですよ」の声あり)

町長(若生英俊君) 担当から答弁させます。

委員長(千葉達君) 学校給食センター所長。(「逃げちゃだめですよ」の声あり)

学校給食センター所長(高橋作喜男君) 先ほど申し上げましたとおり、12億9,990万という工事費で確定しているものと思っております。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) こういうときにもう少し正直に現実に合わせて、場合によっては変わるかもしれませんと、しかし現時点ではこうですというふうに言っておかなければ、もしこれ後で支出増が伴うような結果になった場合、責任問題じゃないですか。町長。町長ご自身の問題ですよ。町が相手となっているんですから。どうですか。

委員長(千葉達君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 何ら答弁する内容に変更ございません。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) 大変ご答弁が誠実でないので残念なんですけれども、次に行きます。時間もありませんので。
 備品に関してですけれども、この備品に関しての契約案件を審議した議会のその審議の内容を、今のセンター長はその審議の議事録なりをお読みになっておりますか。

委員長(千葉達君) 学校給食センター所長。

学校給食センター所長(高橋作喜男君) 読んでおります。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) それでは、そのときの契約案件の中で、相当議会の側から強く要望してそれぞれの品目別の単価、数量を議会に出してもらいました。その際に、私の記憶が間違っていなければ野菜を模した椅子、これが1脚たしか40万というようなのがあったように思いますね。さらに、県産材の机や椅子ということで数万単位から十万単位というような高価なものがございました。先ほど内容を変更したというふうにおっしゃいましたが、それでは改めて伺いますけれども、何を何にかえて、それによって費用は幾ら減ったりふえたりしたのか。それを詳細にご報告ください。

委員長(千葉達君) 学校給食センター所長。

学校給食センター所長(高橋作喜男君) 先ほど申し上げましたとおり、富谷町のイメージをしたブルーベリーのグラフィックシートと壁掛け式の時計並びに給食センターのキャラクターを1階ホールのところに掲示しております。また、野菜のシートにかわりまして、通常のシートを1階階段下のところに設置しております。そういったところで細かい金額的などれくらいのものかというのをお示しする資料が今手元にございませんので、後ほどお示しします。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) それでは、グラフィックシートというもの、確かに私も見ましたけれども、そんなに高いお金を払うようなものには見えませんでした。私がもしかしたら目が肥えていないのかもしれませんが。それから、1階のホールにキャラクターがあると。じゃ、それぞれこのグラフィックシート、キャラクター、1階のカウンターに設置した野菜のシートのかわりに設置したもの、それはそれぞれ幾らなのかを伺います。

委員長(千葉達君) 学校給食センター所長。

学校給食センター所長(高橋作喜男君) 今手元に詳細な数値を持ってきておりませんので、後ほどお示しします。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) これは大変大事な問題ですよ。議会を余り軽視しないでほしいんですが、議会で提案されたものについての説明と、議会で議決をしたときの説明と、その後今の説明とは全く内容が違うわけですから。そういうときにはきちんと一覧表をつくり、何がどう変わりましたと、トータルでこうなりました、そういう報告をするのが普通の社会常識じゃないですか。なぜそれをやらないんでしょうか。

委員長(千葉達君) 学校給食センター所長。

学校給食センター所長(高橋作喜男君) 大変申しわけございませんけれども、今持ち合わせておりません。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) これはきちんと資料を出していただくように暫時休憩を要求したいと思いますが、どうでしょうか。

委員長(千葉 達君) 永野委員。これ以上……じゃ、もう一回答えてもらうか。学校給食センター所長。今、永野委員に暫時休憩を求められているんだけれども、立場上その必要が、お答えできなければできない、私、どうしてもこれ以上暫時休憩とっても意味がなければ、それとも……(「時間を与えて出せるか出せないか、お答えください」の声あり)

学校給食センター所長(高橋作喜男君) 数値的なところを、再度資料等をセンター内なりに戻りながら集計したものをまとめなければなりませんので、ちょっと時間かかるかと思っております。

委員長(千葉達君) 永野委員。後でいいですか。

委員(永野久子君) いいえ。これはちゃんと審議に支障を来すことになると思います。(「あしたで」の声あり)あしたはそういうのでは……。(「給食センターに関連する以外のやつというのはないの」の声あり)いえ、ほかに用意しておりません。

委員長(千葉達君) ちょっと審議ストップの状況なんですが、何か解決策というか、(「解決策じゃありません」の声あり)妥協案というか、何か。永野委員。

委員(永野久子君) たしかこのときの備品の契約案件の金額というのは1,900万くらいだったように記憶しているんです。もし数値に違いがあったら申しわけないんですけれども。それがその中身が大きく変わったわけですよ。本当に大きく変わったということが今わかりました。目玉だった、それこそプロポーザルをしなければならない、その必要度の大事な柱の一つにもなっていた野菜を模した椅子だとか県産材の机や椅子といったものが、それではなくて別物にかわったと。しかも、減額措置をしていないわけですから。だとすると、このグラフィックシートだとかキャラクター何とかとか、そういったものがそれにふさわしい金額でなければならないということですよ。だとしたら、その根拠を示さなきゃないんじゃないですか。これが常識ですよ。どうでしょうか。(「委員長、休憩」「とりあえず暫時休憩とって、委員長とでも相談したら」の声あり)

委員長(千葉達君) この際、暫時休憩します。

午後3時21分 休憩

午後3時24分 再開

委員長(千葉達君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 ただし、ただいま永野委員からの質疑に対し、答弁が若干の時間をいただきたいという要請があります。したがって、その間にほかに質疑があれば。安住委員。

委員長(千葉達君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) それでは、決算書22ページであります。4目教育使用料の2節公民館使用料、これが予算額より約倍近く、180万ほどになっておりますが、この中身についてなぜこのようにふえたか、お願いします。

委員長(千葉達君) 佐藤教育次長。

教育次長(佐藤信夫君) 当初予算で例年実績ということで積算しておりますけれども、ふえた理由につきましては、使用料を納める方々の件数がふえたということでございます。

委員長(千葉達君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) そうしますと、特に何か行事がふえたとか、利用される方が特に何かがあってふえたというわけでなくて、全般的な利用者がふえたということでしょうか。

委員長(千葉達君) 佐藤教育次長。

教育次長(佐藤信夫君) そのとおりでございます。

委員長(千葉達君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) 続きまして、同じく決算書130ページ、これは上のほうでありますけれども、12節役務費というよりは右側の備考のところでります。そのちょうど12節役務費の右側あたりですけれども、生活文化継承事業81万4,000円云々というのがありますが、この中身をお願いいたします。

委員長(千葉達君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤英樹君) 生活文化継承事業について説明します。これにつきましては田植え踊りの普及に関する講師謝礼、あとはたこづくり等の伝統文化を教える教室の費用です。

委員(安住稔幸君) 済みません。よく聞こえませんでした。もう一度お願いします。

委員長(千葉達君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤英樹君) 失礼しました。田植え踊りの伝承、あとはたこづくり等の伝統行事を伝えるという教室の事業費です。

委員長(千葉達君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) わかりました。
 続きましては、実績報告書の126ページ、ここに震災に対してのがありますけれども、その(4)、上のほうでありますけれども、民間の賃貸住宅支援物質提供実績ということで布団とか鍋など9品目と書いてありますが、これは町がこういった方々に支援したということでしょうか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 町から頂戴したもの、あと必要なものを県のほうのものも中に含んでおりますけれども、提供したということでございます。

委員長(千葉 達君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) 県のほうからというのもわかるんですが、町独自のものもあるということでしょうか、この中には。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) お鍋とかあったものがありますので、町のものも使ったものもございます。あと、消耗品等そういったものもお受けしたものを入れてございます。

委員長(千葉達君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) お受けしたものというと、町民かどなたからいただいたものをこの被災者の方に持っていったということなんでしょうか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 本部のほうで受けて、支援物資も入れたということでございます。

委員長(千葉達君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) わかりました。
 その下の(5)民間賃貸住宅暖房機器支援実績、これは支援団体としてNPO法人がなっていますけれども、これも町がNPO法人のほうに支援したということでしょうか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) これはNPO法人難民を助ける会のほうで暖房機器を提供したいという申し出を受けましたので、そこのところで必要な方々に声がけをして、支援のもと提供したということでございます。

委員長(千葉達君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) そうしますと、町が間を取り持ったという考え方でしょうか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 間を取り持った、そうでございます。

委員長(千葉達君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) その次に、141ページであります。下のほうでありますけれども、緊急通報システム、22年度から合計で見ればふえておりますが、しかしながら新規15件、廃止も12件ということでありますけれども、この廃止については主な理由は何でしょうか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 死亡の方、転出の方、あとはご家族と同居になって不要になった方等が含まれてございます。

委員長(千葉達君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) ふえてはおりますけれども、やはり何か少ないかなという気はしますけれども、この辺の働きかけはいかがなんでしょうか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 新規15件というふうなことで、以前に比べるとこちらのほうでは順調に伸びているという認識でございます。あと、当然ひとり暮らしの方、障がいも含めて、事業があるというふうなことは周知しているところでございます。

委員長(千葉達君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) 最後になります。飛ばしていました。134ページです。日常生活用具給付等事業についてであります。この下のほうに成果と今後の課題が書いてありますけれども、その中で、この給付事業についてはストーマ利用者が6割以上を占めるというふうな増加傾向ということでありますが、このストーマについて私も利用されている方から聞いたんですが、季節というか時期というか、あとその袋をつけた場所、そういったものについてやはり補助を受けているもので足りないというふうなお話を聞いているんですけれども、その辺は町のほうでは掌握はされておりましたでしょうか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 夏場等、そのただれ防止とかそういったクリームとかというところは工夫を要するというようなお話はちょうだいしておりますが、それによって足りないというところまで当課のところには届いておりませんで、そのような状況はご相談を受けたことはございません。

委員長(千葉達君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) そうしますと、相談をすればその辺のご配慮というか、そういったものは町のほうでは考えていただけるのでしょうか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) そもそも実践事業の中で町に採用の権限がある地域生活支援事業ということで実践法のところでおりてきておりますので、そういった声が大きくなってくれば当然そのほかの附属の用品というふうなところも考えていかねばならないとは思っております。

委員長(千葉達君) 先ほどの永野委員の質問に対して回答させます。学校給食センター所長。

学校給食センター所長(高橋作喜男君) 大変申しわけございませんでした。先ほどのご質問で、前回議会のほうでございますかね、指摘されておりました県材使用のベンチ19万、それから野菜に似たソファ40万ということでプロポーザルの際計上しておりましたけれども、今回それにかわるものといたしまして、まず野菜の擬似ソファ40万に対しましては、先ほどご説明させていただいた1階のグラフィックシートとあとこちらにキャラクターをかけておりますけれどもそちらで41万円、あと県材を使用したベンチにかわりまして1脚6万9,000円のベンチを3脚、20万7,000円というふうな変更になっております。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) そうしますと、総額でこのときの契約案件の金額と同じということでいいんですか。

委員長(千葉達君) 学校給食センター所長。

学校給食センター所長(高橋作喜男君) 多分、先ほど足しますと59万という金額になるのに対して61万7,000円ではないかというご指摘だろうと思いますけれども、こちらに関してはそのほか捕虫器等のそういった備品類を追加で購入してありますので、そちらの分になります。(「変わらないということですね、金額。変わらないのかと聞いてるので」の声あり)

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) 総額で変わらないのか変わるのかということを聞いているので、端的にお答えください。

委員長(千葉達君) 学校給食センター所長。

学校給食センター所長(高橋作喜男君) 変わりございません。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) そうしますと、今回のこの学校給食センターに関しましては、今回は備品に限って申し上げますと、備品、それから施設のデザイン的なものも含めてプロポーザル方式でやるという必要は全くなかったという結果になるのではないでしょうか。この点について、町長のお考えを伺います。

委員長(千葉達君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それぞれの折々に検討した中で手法を選んでおりますので、今の指摘は当たらないと思います。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) こういうふうに結果が出たときに、その結果責任というのをとるのが町長の役割であって、全体として誰がプロポーザルにするかを決めたかと言ったら、やっぱり最終的に責任をとるのは町長ですよ。こういうときにきちんとただすべきはただし、非は非として認め、そして議会に丁重に説明をするという姿勢を貫くのが本来の首長のあり方だと私は思うんですが、この点について町長は結果責任を全く感じていないということですか。

委員長(千葉達君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 委員の首長どうということでそれを受けとめますけれども、何ら給食センターの経過、そしてまた結果も含めて、通常の手法と言いますか、問題ない進め方であったことであります。

委員長(千葉達君) ほかに質疑ございませんか。山路委員。

委員(山路清一君) 実績報告書でいきます。125ページ、この中の生活保護関係なんですけれども、相談が111件ありまして、うち申請が13件、それから開始が13件とあります。このチェック関係なんですけれども、どのようなチェックをしているか、お聞きいたします。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 済みません。よく聞き取れなかったので、チェックですか。(「はい。どのようなお話をしているか。それで13人に絞っていったかという。簡単でよろしいです」の声あり)申請者のところのチェックということでございますか。(「はい」の声あり)それは、決定のところは町ではございませんで、保健福祉事務所になりますので、結果をお伝えして結果が出てくるというふうなところで、決定は事務所でございます。

委員長(千葉達君) 山路委員。

委員(山路清一君) じゃ、町でやらないで、保健福祉事務所のほうでやっているというわけですか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) はい。決定そのものは福祉事務所でございます。

委員長(千葉達君) 山路委員。

委員(山路清一君) 近年、非常に全国的にその生活保護関係がふえまして、国庫予算も大分ふえているということで、町のほうの年間予算はどれぐらいでしょうか、お伺いいたします。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 町にここに係る部分の予算はございません。

委員長(千葉達君) 山路委員。

委員(山路清一君) それでは、もう一点だけお伺いします。この生活保護、最高最低いろんな条件があると思いますが、その支払っている方の最高金額と最低金額、わかれば教えてください。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) ここにその資料は持ち合わせてございません。

委員長(千葉達君) 山路委員。

委員(山路清一君) 後でお教えはできないでしょうか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 後でなら、当然お示しできます。

委員長(千葉達君) 山路委員。

委員(山路清一君) 次に、126ページ、こちらのほうの今災害に遭った方で民間社宅のほうの借り上げ88世帯264人とありますけれども、この賃貸の借り上げには上限はございますか、お伺いいたします。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) これは宮城県事業でございまして、当然世帯によって世帯員数で広さが何LDKとかというふうなことの基準額等は示されてございます。その世帯によって違うものでございます。県の予算によるものでございます。

委員長(千葉達君) 山路委員。

委員(山路清一君) 部屋の大きさはわかるんですけれども、2LDKとか3LDKとか1Kとかはわかるんですけれども、金額的な上限はあるんでしょうか、お伺いいたします。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) それもその大きさによってございます。ここに資料を持ってきておりませんので、それも後でよろしゅうございますか。(「はい」の声あり)

委員長(千葉達君) 山路委員。

委員(山路清一君) 次に、129ページ、こちらのほうの上のほうに富谷町手をつなぐ育成会とございますけれども、こちらのほうに年間予算はどのぐらいお支払いになっているか、お伺いいたします。(「年間予算」の声あり)年間補助金。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 社協のほうに一括で700万の契約金でございます。

委員長(千葉達君) 山路委員。

委員(山路清一君) ちょっとはっきり聞こえないので、700万ですか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) これは虹いろサロンとか障がい団体の方の事務局支援ということで職員2人を配置してそういった事業を行っていただいておりますので、その費用でございます。

委員長(千葉達君) 山路委員。

委員(山路清一君) 続きまして、151ページです。こちらのほうの一番下のほうなんですけれども、詐欺被害者への対応を行ったと書いています。この詐欺被害者、相談件数は幾らほどあったか、お聞きいたします。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 実績報告書の151ページですか。(「151ページです」の声あり)こちらのほうは介護保険のほうの事業になります。(「特別会計」「介護保険」の声あり)違うの。

委員長(千葉達君) 山路委員。

委員(山路清一君) 168ページ、日本で今自殺の件数が3万件以上ということで大分問題になっていますけれども、こちらのほうの168ページのほうで、自殺予防啓発グッズ関係ということがありますけれども、富谷町のほうでこの件につきまして相談件数は何件あったか、お伺いいたします。

委員長(千葉達君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 自殺に関する相談はございません。

委員長(千葉達君) 山路委員。

委員(山路清一君) ちょっと聞くのは警察のほうからになるかもしれませんけれども、実際に富谷町でそのようなお話は、自殺者のお話は何件かあるか、わかればですけれども、お伺いいたします。

委員長(千葉達君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 23年度で5名と、富谷に住んでいる方で5名ということでございます。

委員長(千葉達君) 山路委員。

委員(山路清一君) 次に、173ページです。この中でジェネリック医薬品関係の普及啓発とあります。このジェネリック医薬品の普及啓発によって幾らかでも薬代が下がったかどうか、お伺いいたします。

委員長(千葉達君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) これについても、あさっての国保特別会計の部分の実績報告でございます。

委員長(千葉達君) 山路委員。

委員(山路清一君) 最後になります。185ページ、こちらのほうの保育所名と、それから月の入った子供たちを書いています。定員が70名とありますけれども、例えば富ケ丘ですと計で62名、東向陽台だと55名と若干少なくなっていますけれども、これは余裕を持った感じでこのようなことをやっているんでしょうか、お伺いいたします。

委員長(千葉達君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 四、五歳児に余裕があるというところでございます。

委員長(千葉達君) ほかに質疑ございませんか。小川委員。

委員(小川昌義君) どうも納得しないので、もう一度質問させていただきます。報告書の236ページ、学校給食センター整備工事本体工事なんですが、これは22年度ではフジタの契約金12億9,990万が22年度では載っているんですけれども、今年度は22年度から繰り越しも含めて、そしてなおかつ工事が確定しているということであれば、ここに確定額として10億6,880万7,000円という形に確定したというふうに見てよろしいのかどうか。ずっとフジタとの契約金がここに載っていたのですが、今回こういうふうに載るということはそういう確定したというふうに見てよろしいわけですか。

委員長(千葉達君) 学校給食センター所長。

学校給食センター所長(高橋作喜男君) そのように解釈していただいて、12億9,990万という金額で確定しております。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) フジタの契約の金額が、どうして今回236ページに載ってこなかったんでしょうか、質問いたします。

委員長(千葉達君) 学校給食センター所長。

学校給食センター所長(高橋作喜男君) 22年度分の支払いがございますので、今回その分を差し引いた金額で載っております。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) では、22年度では幾ら支払ったわけですか。

委員長(千葉達君) 学校給食センター所長。

学校給食センター所長(高橋作喜男君) 2億3,109万3,000円になります。

委員長(千葉達君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)

委員長(千葉達君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 以上をもちまして、本日の議事を終了いたします。なお、次回は9月11日火曜日に引き続き行うことといたします。
 本日はこれにて散会いたします。
 ご苦労さまでした。

午後3時46分 散会

平成24年決算審査特別委員会(第3号)

平成24年9月11日(火曜日)

富谷町議会決算審査特別委員会は、富谷町議会議場に招集された。

出席委員 19名

  • 委員長 千葉達
  • 副委員長 永野久子
  • 委員 相澤榮
  • 委員 渡邊俊一
  • 委員 磯前武
  • 委員 佐藤聖子
  • 委員 細谷禮二
  • 委員 小川昌義
  • 委員 山路清一
  • 委員 佐藤克彦
  • 委員 森栄
  • 委員 安住稔幸
  • 委員 浅野直子
  • 委員 小泉光
  • 委員 高橋正俊
  • 委員 三浦邦夫
  • 委員 出川博一
  • 委員 菅原福治
  • 委員 長谷川隆

欠席委員

  • なし

説明のため出席した者の職氏名

  • 町長 若生英俊
  • 副町長 千葉芳樹
  • 企画部長兼経営企画課長 荒谷敏
  • 企画部産業振興課長 浅野康則
  • 企画部産業振興課長補佐 安藤敏
  • 建設部長兼都市整備課長 鴇謙一
  • 建設部都市整備課長補佐 若生稔
  • 建設部都市整備課長補佐 斎藤英夫
  • 建設部都市計画課長 佐々木俊男
  • 建設部都市計画課長補佐 高田浩幸

議会事務局職員

  • 議会事務局長 須藤辰夫
  • 次長 泉川潤哉
  • 主査 木川田真史

午前10時00分 開会

委員長(千葉達君) 皆さん、おはようございます。
  本日の出席委員は19名であります。定足数に達しますので、直ちに「決算審査特別委員会」を開きます。

認定第1号 平成23年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について

委員長(千葉達君) 認定第1号 平成23年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 なお、本日の日程は、一般会計のうち企画部産業振興課、建設部都市整備課及び都市計画課の所管に属する決算について審議をいたします。
 それでは、これから各担当部長及び課長へ内容の説明を求めます。最初に産業振興課長。
[産業振興課長、建設部長、都市計画課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]

委員長(千葉達君) 以上で、説明を終わります。
 これより質疑に入りますが、質問者及び答弁者は要領よく、簡潔な質問と答弁、そしてスムーズな議事進行にご協力くださるようお願いいたします。また、質疑はページ、款項目を明示され行ってください。
 本日の審議に入る前に、9月7日金曜日、総務常任委員会決算審査特別委員会で、佐藤聖子委員の質問に対して、荒谷部長から回答の申し出ありますので許可します。企画部長。

企画部長(荒谷敏君) おはようございます。
 経営企画課の秘書業務の中のお問い合わせにつきまして、金額でございますが、7万240円でございました。よろしくお願いいたします。

委員長(千葉達君) では、審議に入ります。質疑ございませんか。菅原委員。

委員(菅原福治君) おはようございます。
 それでは、実績報告書の37ページの労働雇用問題についてお伺いいたします。
 直近の有効求人倍率が、私知っているところでは1.05と、県内の求人倍率が1.05となっておりますが、そのうち正社員はその半分の0.5程度だと聞いております。富谷町も大体同じぐらいでしょうか、お伺いいたします。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 済みません、その数値については今把握しておりませんでした。

委員長(千葉達君) 菅原委員。

委員(菅原福治君) 恐らく間違いないと思うんですけれども、このような状況を町はどのように考え、今後雇用問題にどう生かしていくか、基本的な考え方をお聞きしたいんですが、よろしくお願いします。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 今現在、ハローワークさん等の情報のもとに企業問題、それからあと就職、雇用活動についてはシルバー人材等さんのご協力をいただいて振興しております。町としても、商工会さん、いろいろのところをご協力いただきながら進めていきたいと思っております。

委員長(千葉達君) 菅原委員。

委員(菅原福治君) 雇用問題大変なんですけれども、町として確かに大変な時期なんですけれども、何かこの雇用問題に対して継続した柱みたいなものが欲しいなと。町民から見て、また、今雇用を求めている者から見て、何か柱が欲しいなと思いますが、いかがでしょうか。

委員長(千葉達君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 議員さんのおっしゃるとおり、雇用問題は町の経済を支える上で非常に重要なものになっております。そのために、前回の線引性のときもお答えいたしましたが、雇用の場の確保のために企業誘致をまず新たな雇用ということで考えて、今そちらのほうで各組合さんと協議を進めております。高屋敷さんのほうも東北放送さんが中心になり、今一生懸命市街地への編入作業に基づいていろいろな企業に当たっていただいております。町も企業立地セミナーなどに足を運びながら、あらゆる面で町の特異性を訴えて、何とか北部工業団地のように富谷町の工業地域にも立地されるように努力しております。
 また、既存の工業の皆様方のほうには先ほど課長が申し上げたとおり、商工業の皆さんと情報交換をしながら、新たな雇用と、そして今回東日本大震災を受けて沿岸部から東洋刃物さんのように本社移転もされておりますので、そういう機会も踏まえながら雇用の促進、対策に臨んでいきたいと思っております。

委員長(千葉達君) 菅原委員。

委員(菅原福治君) それでは、関連なんですけれども、46ページの企業誘致でございます。今、部長から雇用問題解決するための企業誘致という話がございました。今現在、誘致の土地として高屋敷地区と成田北地区、2カ所ありますが、確保しておりますが、今の取り組み状況、どんな状況なのか、教えていただきたいのですが。

委員長(千葉達君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) それでは、成田北地区につきましては、200ヘクタールという広大な土地でございますので、これは宮城県知事を先頭にセントラル自動車のように本社機能の移転ということで企業誘致のほうを県が中心になりながら取り組んでいただいております。高屋敷地区のほうには、北部道路が間もなく開通いたしますので、そういう道路環境のもとに立地条件を生かしながら、大手の地権者であります東北放送さんと協議を進めて、できるだけ早目に企業誘致が成立でき、そして山林を工業団地というところで開発を進めていきたいと思っているところでございます。

委員長(千葉達君) 菅原委員。

委員(菅原福治君) このように今富谷町にとっては企業誘致が最重要課題だと思っております。今、部長話したとおり、その事業を進める上でももっと加速させる意味でも、事業の幅を広げるためにも、町の組織というんですか、職員をもっとふやして組織を見直す考えはないか、お伺いいたします。

委員長(千葉達君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) そちらのほうにつきましては、宮城県との県からの職員の派遣を4年間いただきまして、その方は今、県のほうの産立課のほうに戻られて、富谷町のことも気にかけていただきながら進めております。内部的には全管理職が入っている企業立地対策本部をつくっておりますので、そういった組織を使いながら、まずは庁内体制を図っているところでございます。今後については、企業誘致が成立すれば、当然いろいろなことが起こってまいりますので、そういったところにはまた新たに対応せざるを得ないかと思っております。

委員長(千葉達君) 菅原委員。

委員(菅原福治君) 私思うに、本当に大事な項目ですので、ベテラン職員さんも派遣するとか、本当に町民から見て、また、外部のその企業から見てわかりやすいように、富谷町が企業誘致しているんだというような部分でわかりやすいように、例えば町長直属の企業誘致特命担当とか、そんな部署を配置して取り組むべきだと思います。このことに関してもお伺いいたしたいと思います。

委員長(千葉達君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 議員さんのおっしゃるとおりなところもございますが、今、企画部内に産業振興課がございますので、企画部内の業務として経営企画課と産業振興課が共同で企業立地のほうに当たっております。県から来られたときは、対策監という役職もありましたので、そういったものをぜひ参考にさせていただきながら、今後も対応してまいりたいと思っております。

委員長(千葉達君) 菅原委員。

委員(菅原福治君) それでは、ちょっとかえます。ページ46の観光振興についてちょっと同じ46ですけれども、お伺いしたいと思います。
 この中に5-1で新商品販売全国展開、観光誘致業務ということで670万ほど執行しておりますが、これの具体的な内容を教えていただきたいんですが。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) これは緊急雇用で取り組みました事業でございまして、富谷町新商品販売全国展開、観光誘客業務化という形で(「聞こえません」の声あり)済みません。具体的には、新規採用2名失業者を雇用しまして取り組む事業としてやっておりました。この中で新商品、23年度につきましては、北海食品さんのご協力を得て白い白菜漬けですか、これ無添加の白菜漬け、それからあと麺友さんのご協力を得ましてラー油、これ成田四丁目にございますけれども、そういうものをつくっていただいて、第10回グルメ&ダイニングスタイリングショー、要するにそういう商品を扱うところですね。そこに出店、ご紹介をして販売拡大に努めました。それと同時に、食育問題、それから親子で学ぶ食育ツーリズムという形で、新商品であります白菜漬け、ラー油のつくり方を親子で学ぶというような食育、それから町内の活動に取り組んだという事業でございます。

委員長(千葉達君) 菅原委員。

委員(菅原福治君) もう一つなんですけれども、成果及び今後の課題の中で、下から2行目で、観光ガイドブック等の作成により効果を上げたというふうになっておりますが、この辺の効果についてお伺いいたします。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 企業立地セミナー、それからあとデスティネーションキャンペーン、それからことしでいいますと伊達な旅というような形の事業に取り組みまして、そういうものに対して観光ガイドブック作成したものを利用しながら誘致活動に努めて少しは成果があるんじゃないかと思っております。

委員長(千葉達君) この際、11時10分まで休憩します。

午前11時00分 休憩

午前11時10分 再開

委員長(千葉達君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 質疑ございませんか。菅原委員。

委員(菅原福治君) 今もお聞きしたんですけれども、どうも町として企業誘致と観光を一緒に進めている。それはそれで進め方としては一つの方法だろうとは思いますが、やはり観光推進となれば、富谷町若干おくれておりますので、観光というのは富谷単独で今進めている嫌いがあるというふうに思いますので、やはり仙台を中心に、例えば黒川地区とか宮黒地区とか、この地区単位として地区の素材、富谷だけじゃなくて地区の素材を生かして今後は大きく考えていくつもりはないか、お聞きいたします。

委員長(千葉達君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 議員さんのおっしゃるとおり、富谷町の観光については広域でも取り組んでおりまして、黒川郡内では共同で観光マップをつくって県域内、県外のほうにお出ししております。あと大きくは仙山交流といって仙台都市圏と山形の都市圏と交流をしております。あと鍋まつりとかそういったものでも交流を盛んにしております。あとはそれぞれお持ちの観光物産関係の施設にそれぞれのパンフレットを置いて情報交換を、最近では大衡にできました物産館、そちらのほうに観光情報をお出しして、富谷の分はすぐなくなるということで追加でパンフレットを出したりしております。

委員長(千葉達君) ほかに質疑ございませんか。森委員。

委員(森栄君) 行政実績報告の37ページです。
 シルバー人材センターの会員数の伸びと、それから事業実績についてお伺いします。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。(「いや、伸びていっています。それで伸びと実績額について……」の声あり)私語は慎んでください。森委員、もっと具体的な質問できないですか。何か今の物すごく幅広いような気がするんですが。

委員(森栄君) いや、会員数の伸びと実績です。

委員長(千葉達君) 産業振興課長、お答えできますか。

産業振興課長(浅野康則君) はい、ちょっと済みません。済みません、ちょっと慌てていまして。23年4月1日ですね、から24年3月31日で、会員数、男性110名、女子108名、合計で418名になっております。

委員長(千葉達君) 質疑ございませんか。森委員。

委員(森栄君) 今の数字なんですけれども、後でいいですから、確認の上報告してください。次の質問に移ります。
 成果及び今後の課題の中で、子育てサロンほっと育くのところに、利用者の増加に伴い施設の設備拡大、スタッフの強化充実が今後の課題であるというふうにとらえていますけれども、今後どのように対応するのか、その対策についてお伺いします。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) これにつきましては、ハローワークさんの中に委員会を組織しまして、いろんなベースとなるものの検討に入っているところでございます。あと……。済みません。ほっと育児事業の動向でございますか。ほっと育児事業の進め方という形で質問ということで、済みませんでした。
 この事業につきましては、女性部等々で考えまして、いろんなお子様をお持ちの方、それから高齢の方等々で、例えば着つけ教室を行うとか、いろんな事業に取り組むというような計画で今進めて、盛んに交流を図ろうとしております。

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) 今の課長の答弁というか、回答なんですけれども、こちらの質問している趣旨とちょっと違うようなんですけれども、私が聞いているのは、成果及び今後の課題の中で、ほっとフロアの利用者の増加に伴い、施設の整備拡大、スタッフの強化充実が今後の課題であるというふうに記載されているので、これに対して今後どういうふうに対応していくのですかということで質問をしていますので、再度回答願います。

委員長(千達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 今現在使われている施設等々の手狭になる等々の問題等につきまして、シルバーセンター内に特別委員会を設置しておりまして、それを検討して前に進めております。

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) 次のページの38ページ、成果及び今後の課題のところに、農地の保全を図るために、ごめんなさい。本町農業生産の基盤である農地について、優良農地の保全、確保を図るとともに、荒廃農地の減少に努めていくというふうに記載されておりますけれども、現在優良農地は幾らぐらいで、また、荒廃農地については幾らぐらいあるのか、面積的なものを回答願います。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 優良農地という表現でございますが、今現在利用されている面積等々という形であるかとは思いますが、農業区域として今生産調整等、それからあと水土保全事業等で町、農協さんで補助しながら保全管理に努めていただいている部分、これは農用地内という形で力を入れてやっております。ただ、農用地面積につきましては、346ヘクタールになっております。
 それからあと、荒廃農地につきましては、これは水田、畑、いろいろとございますが、7ヘクタールほどあるのではないかという台帳面で把握しております。

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) 同じくその行の下に、農業者年金の新制度内容の周知を図りというふうに書いてありますけれども、この新制度内容についてお伺いします。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 従前と違いまして、簡単に言いますと保険の掛け金方式のような形になったという形になっております。

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) 41ページです。41ページの成果及び今後の課題のところで、家畜伝染病予防事業により町内の伝染病発生の抑制が図られたというふうに書いてありますけれども、この発生件数は何件から何件ぐらいに抑制されたのでしょうか、伺います。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 予防接種に努めまして、富谷町では発生しておりません。

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) 発生していないのであれば、こういうちょっと記載の仕方は今後訂正されたほうがいいと思います。
 その下に繁殖牛子牛事故共済事業により、畜産農家の被害が軽減されたというふうに記載されていますけれども、これは何がどれぐらい軽減されたんでしょうか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 何頭から何頭に軽減されたという数値については今持ち合わせはございませんが、実際の繁殖牛総会になんか出ると、随分軽減されているというお言葉を聞いております。

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) 43ページです。43ページの成果及び今後の課題のところですけれども、2行目に今後は未着工被災施設の早期回復を図るというふうに書いてありますけれども、この未着工被災施設については何カ所で、それで現在までどれぐらい復旧しているか、回答を求めます。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 小さいところ、いろんな被災がありましたけれども、それは要望に応じてほぼ着工完了しております。ここに未着工部分については、先ほどご説明申し上げた台風15号による災害補助事業、これが6カ所ございます。その分について早期発注、着工を図るということでございます。

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) その同じく43ページの一番下に、地域の農業用施設は資材支給により農家の負担軽減に貢献したというふうに記載しておりますけれども、この農家の負担削減額に貢献した推定金額は大体どれぐらいなんでしょうか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 委員さんの言われるどれくらい軽減なったかというところに関しては、工事費が幾らでどれくらいという表現的なものに関してはちょっとつかめませんけれども、その42ページに記載しております資材支給、これが主な事業となっております。

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) 次の44ページです。44ページの生産調整実施状況についてですけれども、米の生産目標数量について、平成22年と23年を比較すると、23年でふえております。ところが、減反率で見ますと、平成22年が36.3、済みません、取り消します。済みません、米の生産目標数値、これについて東日本大震災による補正だから今後の見込みということで書いてありますけれども、もしこの大震災がなかった場合、どれぐらいの生産目標になったか、伺います。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) その仮説ですけれども、実際になかったらということでございますけれども、今回の被災に応じて被災された農地をつくられない方に対しての援助があるということで、いろんな箇所で政策上減反しないでつくっている部分はございますが、今言われたように震災になかった場合の目標という形になりますと、今現在で言うと平成22年度並み、それから社会情勢で大分変わってくるかと思いますけれども、そこは読めないところです。

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) 同じく生産調整の実施状況の枠の中の減反率ですけれども、平成21年度と22年度を比べますと、震災関係で1.1%の減になっており、また、22と23年度を比較すると、2.3%の減反率がふえておりますけれども、今後どういうふうな減反率推移を見込んでいるか、伺います。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 減反率については、結局米がどれくらい売れるか、どれくらい輸出されるか、どれくらい必要かという予測の上に、実際に国のほうで年間どれくらい食べます、つくります、そういうような予想のもとでつくられております。実際にこれからどうこうなるかについては、ちょっと読めておりません。私ら考える上では、今の現況をできるだけ維持していきたいという気持ちはございますけれども、これはあくまで国全体の施策の中に入っております。

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) 46ページ、商工会関係団体育成事業なんですけれども、商工会の会員数と組織率についてお伺いします。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 済みません、その資料については今持ち合わせございません。

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) それでは、後で回答をいただきたいと思います。
 それで、次に質問なんですけれども、商工会については年々組織率が低下していますけれども、この組織率の低下を防止するためにどのような対応を今後とっていくか、それについてお伺いします。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 商工会の加入率の問題という形で解釈してよろしいですか。(「組織率低下を防止するための対策」の声あり)
 それに関しては、いろんな事業、今難しい問題として捉えています。それで、実際に商工会も黒川郡統一になりましたし、それから実際に富谷支部、各支部、支部がございます。それによって実際に各事業所全体にその加入促進を図っているかというところもちょっと疑問な点がありますので、力をお入れしながら、各町の北部、南部に問わず加入促進を図りたいというふうに思っております。

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) 201ページ、行政実績報告書201ページの成果及び今後の課題のところでございます。この成果、課題の中に、地区によっては会員の高齢化が進み、今後も継続して除草作業を行うことが困難になると予想されるので、河川管理者である宮城県が除草を実施するよう今後も働きかけるというふうに記載されております。昨年もたしかこれについて質問しましたけれども、県への働きかけとかについては文書なのか、口頭なのか、また何回ぐらいやっているのか、そして県の……。(「一問一答ですから、何からお聞きしますか」の声あり)では、県への働きについて伺います。

委員長(千葉達君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 昨年もお話し申し上げましたが、これは仙台土木事務所との間で年1回懇談会が催されます。それの場所で1回、それから地域の実情といいますか、今年度は高齢者の方が何人出た、あの地区では何人出てというようなことの情報を得まして、会議の場じゃなくて土木事務所に所用で行った際にも、河川担当のほうに状況を説明してきております。回数にしますと、今、年2回から3回ということであります。

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) 行政実績報告書の205ページ、この中で負担金補助及び交付金の関係で伺います。成果及び今後の課題の中で、危険ブロック塀除去助成事業については、36件のうち29件の助成をしたというふうになっていますけれども、その36件から29件引いた7件についてはどのように対応したか、お伺いします。

委員長(千葉達君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) これは危険ブロックの撤去だけで、フェンス等は設置しなかったというその差額でございます。(「はい、わかりました」の声あり)

委員長(千葉達君) ほかに質疑ございませんか。渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) 決算書の38ページであります。4目の2節農地・水環境保全向上活動支援交付金というものが歳入のほうでありますけれども、これに対してその事業的な歳出はどちらに載っておられるんですか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 農地・水環境保全4万3,000円の使い道ということでよろしいでしょうか。これに関しては……。(「何か聞こえないんだけれども、はっきりちょっと言ってくれない」の声あり)はい。38ページ、2節農地・水環境保全向上活動支援交付金4万3,000円の使い道ということでよろしいですか。まだ。済みません。それは……。(「確認」の声あり)済みません。(「何だ、ちゃんと聞いててね。それに対しての事業費聞いているんだ。事業……」の声あり)事業費ではなくて、これは事務費として二ノ関、一ノ関ですか、で取り組んでいますその事務手続検査用として事務手続ということで農地費の中で使っております。

委員長(千葉達君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) それでは、その内容をどの部分でお使いになったか。要するに、これは事務上の問題だというような話ですけれども、基本的に農地・水環境保全というものが事業化されているわけでありますから、それをどこで使っている項目なのか、その項目の場所を教えてくださいという話なんです。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 歳出の6款1項5目……。(「歳出6款ってどこの何ページ」の声あり)101ページです。101ページと102ページ。(「の6款何ぼ」の声あり)ここの11節需用費。(「需用費。どこどこ」の声あり)19の負担金及び交付金という形で、需用費については事務経費として4万3,000円、それから新活動農地保全活動支援として72万7,000円という形になっております。

委員長(千葉達君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) ちょっとよく内容的に説明受けても今のところちょっとわからなかったものですから、そして通常ですと備考の欄にやはりそういったものがどの地域で使われたか。例えば、先ほど一ノ関、二ノ関と話しましたけれども、やはりそういうものが一ノ関、二ノ関地域のその環境保全のために、農地・水環境保全のために使われていますよというのは備考欄にある程度入れてもらわないと、もう何かその農地・水関係がなくなってしまったのかなというような感じを持ちますから、その辺をひとつこれからお願いしたいと思います。
 それから、ちょうど101ページ、102ページの話が出ました。その部分で、6款の2項、そして19節、松くい虫関係の伐倒駆除事業がありましたけれども、これは大体対象本数どのくらいでしたか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 済みません、その工事の中身の委託費の対象木が幾らなったかというところの資料を今手元にございませんので、後にお知らせしたいと思います。

委員長(千葉達君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) これは結構金額大きいわけですから、今この決算の中で資料持ってこない自体が間違っていますよ。やはり、例えば20万、30万という金額でしたら、それはわかります。でも、このような大きい金額の中で、大体どの地域で、そしておおよそどのくらいの本数で、どのような処置をしたか。やはりその辺まで具体に資料を持ってこないと、あらくさまずいと思うんですね。別に実質は本数何本だったのとかというような聞き方を本当はしたくないんですけれども、やはりこの金額大きいわけですから、その辺やはり注意して今後取り組んでもらいたいと思うんです。
 次に、104ページ、7款の2目でありますこの企業誘致の事業についてでありますけれども、この23年度で新たに我が町に進出してきた企業は何件くらいございますか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 正式な数字、23年度に幾ら企業が町に設置したかという数字についても詳しく把握しておりません。(「部長、わからない」の声あり)

委員長(千葉達君) 企画部長、わかりませんか。

企画部長(荒谷敏君) 細かいところまでちょっと私も把握しておりませんが、大きなところですと、震災絡みで東洋刃物さんの本社がやってまいりました。あとは富士コーポレーションさんも今建設中でございます。それは昨年度中に着工が決まってやっております。あとは運輸会社でも鴻池運輸さんとか、そういったところも成田のほうに進出しておりますし、あと伊藤ハムさんも昨年は進出しております。あとは細かいところでも結構事業所単位でも来ておりますので、そちらのほうは産振のほうで取り扱っていると思いますので、詳しくは後ほどまたご連絡したいと思います。

委員長(千葉達君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) あと言ったらいいさ。俺はいいから。(「ちょっと私語は慎んでください」の声あり)
 次、106ページ、2項についての道路橋梁費関係なんですけれども、各工事内容、備考の欄に示されております。まず最初に、太子堂地区の側溝整備事業について、本年度の工事、本年度というか、23年度の工事終了後、工事残はどのくらい残っておりますか。

委員長(千葉達君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 延長にしまして4,000メートル弱でございます。約3,923ということでございます。

委員長(千葉達君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) 常春についてもお示しを願いたいと思います。

委員長(千葉達君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 道路の地形的なこともございまして、有蓋化についてはあと1年、約100メートル程度というようなことでこちらで把握しております。

委員長(千葉達君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) 大変申しわけございません。とちの木についてもご説明をお願いしたいと思います。

委員長(千葉達君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) とちの木はこれは一部地形的なこともございまして、有蓋化はほとんど終わりでございます。ただ、一部昨年の続きとしまして、本年度30メートルほど残して、とりあえず終了というような予定でございます。

委員長(千葉達君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) 本年度のことをちょっと聞くとお叱りをうけるやもしれませんけれども、その30メートル部分、とちの木の30メートルの部分をやることによって、あの部分に対しての舗装工事も同時進行するのかしないのか、お聞かせ願いたいと思います。

委員長(千葉達君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 舗装補修はこれまでも随時やってきたわけなんですが、ちょっと若干延長が短いものですから、ちなみにとちの木1号公園のすぐそばでございまして、舗装の傷みまだ持ってございませんので、今回は有蓋化だけ進めていきたいと考えております。

委員長(千葉達君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) ちょっと私勘違いして質問しました。23年度に整備したところの延長ではないんですね、すると。

委員長(千葉達君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 先ほど未整備はと聞かれましたので、残った延長でございます。常春は23年度は188メートルほど実施しました。(「常春でない」の声あり)とちの木は154メートルでございます。154メートル実施いたしました。

委員長(千葉達君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) いずれにしろ、まだ未整備が残っておるわけでありますから、継続して整備を進めていただければとこんなふうに思います。
 それから、次のページ、108ページ、この108ページの中で、備考のところにちょうど深苗代線の改良工事という業務が載っておられます。先ほど私が聞き漏らしたのかどうかわかりませんけれども、測量と設計まで入ったのか、入らないのか、その辺まずお聞かせ願いたいと思います。

委員長(千葉達君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 測量、設計まで入っております。というのは22年度事業から震災の影響で繰り越しましたので、これは22年度分の事業ということになります。

委員長(千葉達君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) 測量、設計まで完了したんですか。入ったということは、完了したということでよろしいですか。

委員長(千葉達君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 完了いたしまして、工事に入る準備を終了したということでございます。

委員長(千葉達君) ほかに。渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) 用地の買収等については23年度では全然手を使ってはいないんですよね。

委員長(千葉達君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) そのとおりでございます。

委員長(千葉達君) ほかに質疑ございませんか。出川委員。

委員(出川博一君) それでは、決算書100ページをお願いいたします。それからあと、実績報告では39ページ。ここで6款の農林水産業費の中の3目農業振興費で、富谷250園芸促進事業についてちょっとお尋ねをいたします。まず、56万5,000円ほど支出が決算されておりますけれども、これの具体的な事業内容は何なんでしょうか。

委員長(千葉達君) 事業内容ですね。産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 畑作の事業改良、肥料等で里の雪等の助成、それからあと野菜を耕作するための研修会等々でございます。実際のこの中身については、報償費で執行済み予算46万6,000円、それから消耗品等で9万8,000円という執行状況になっております。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) ちょっとわかりにくいので、具体的に39ページの1のところでこの表になって事業名として4つほど書いてありますけれども、ここのところで具体的にどの事業に幾らかかったというようなことで教えていただければと思うんですけれども。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) この事業、まず野菜即売会、これについては実際におんないん会、十三夜、250野菜さんが出店しているというところの結果でございます。視察研修、これについてはこのときにうちらほうのバスでやっていますので、実際にこのところの経費についてはバスの運行等でございます。それからあと、ホームセンター等ビックハウスさん等で販売しているものについては町の経費はほとんど使っておりませんが、これは土づくり、この点でございます。これについては先ほど資材支給等で9万8,000円ほど使われているというふうに認識しております。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) ということは、56万ほどの支出があるんですけれども、今具体的に金額明示されたのは土づくりの9万8,000円だけで、あとの50万ほどはどのような形の支出なんですか。もしわからなければ、後で結構です。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 済みません。あと里の雪で、先ほどの消耗費のほかに里の雪で土壌改良ということで44万7,000円というお金を執行しております。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) そうすると、この土づくり事業の中で里の雪44万7,000円とそのほかに9万8,000円支出したということですか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) この先ほど言った消耗品9万8,000円の中にはほかの経費も含まれておりました。済みませんです。(「何」の声あり)この分割して計算することはできますので、後にやりたいと思います。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) 入っているのか、入っていないかだけ言っていただきたいんですけれども。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。(「つまり、44万7,000円の中に9万8,000円が入っているのか、入っていないのか」の声あり)

産業振興課長(浅野康則君) 土づくりの事業等にも一部入っております。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) その土づくりなんですけれども、加入者25名に対しての里の雪の提供ということなんですけれども、この事業参加者は75名というふうになっているんですけれども、何で25名だけに限定されたんでしょうか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 販売促進という形で実際に会員数がおりますけれども、こういう販売促進にご参加していただいている人という形で絞らせていただきました。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) ということは、事業参加者は75名なんだけれども、実際の実質的な活動者は25名だということなんでしょうか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) いろんなところで販売にご協力いただいているのがその方々です。

委員長(千葉達君) この富谷250園芸促進事業というものの行政としての目的といいますか、目指す理念は何なんでしょうか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 実際にこの実績報告書の下のほうにちょっと表示しておりますが、実際のスタートは500戸の農家の半分をその促進、もっと細かく言うと、5,000円なりの売り上げを上げようというふうにスタートした事業でございます。今現在は、その一番スタートした富谷町250園芸促進という名前を使いまして、畑作、田んぼを利用した畑作でも結構ですけれども、その中で生産物を上げて、実際に売ってその土地利用ないし実際の売ることによって、農家の楽しみ、それからあと団地との交流等々に一生懸命参加していただきたいという理念でございます。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) そうすると、250戸に平均5,000円程度の売り上げを目指すという売り上げ目標がこの事業の目的なんでしょうか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 説明ちょっと不足だったかと思います。一番スタートしたときのお話が先ほど言いました500戸の農家、当時ですね、当時500戸の農家の半分、要するに2分の1ですね。あと5畝歩の畑作をして売り上げ5,000円くらいの売り上げを上げましょうという理念でスタートしているところでございます。そういった意味で、今1戸から5,000円どうのこうのという形の考えではございません。今その理念がどれくらい引き継いでということを言いますと、実際に産直でつくる楽しみ、それから売る楽しみ、それから都市、団地の都市交流の楽しみというところを目指してやっているというふうに理解していただければと思います。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) 昭和62年からスタートしたということで、その当時は多分専業、兼業合わせて520戸ぐらいの農家だったと思いますけれども、今現在専業、兼業で農家は何戸ぐらいなんでしょうか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 実際の台帳登録の人数でいうと、400ちょいだったというように記憶しております。ただし、ごめんなさい、数値末尾まではっきり言いますと間違ったということになりますので、申しわけありません。今記憶の中でお話しして申しわけありません。それからあと、1反歩以上で360何がしかと記憶しております。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) これは平成17年度の数字、国勢調査と関連があるのかどうかわかりませんけれども、その中で兼業、専業で346という数字が出ているんですけれども、今現在400までふえているんでしょうか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 先ほど言った400というのは、あくまで農家台帳に記載されている農家数というふうに感じていただければと思います。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) 町の発刊物として正式に宮城県の企画部統計課の数字で資料が出ているわけですから、そういう形のをぜひ計数をお出しいただきたいと思います。それは後で結構です、今、時間ないので。
 それで、つまり23年度でこの事業に参加者が75名と、ここ四、五年の経緯を私ちょっと調べてみたんですけれども、その中で18年度で68名、この事業参加で。ですから、この5年間で実質7名の純増。ということは、これ250戸って達成できるんでしょうか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 先ほど申しました250というこれは創設当時の理念という形で解釈していただいて、その目標とそういう理念を認識していくということで、あくまで富谷250という名称のもとで事業を進めているというふうにご理解いただければと思います。
 最終目標は250までやりたいという気持ちは相当ありますけれども、ただ、今議員さんが言われたようなことも事実であるということでご理解いただきたいと思います。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) これは現実的でないこの事業名も事業名としてはそれは当初の思いはわかるんですけれども、現実的でないと思いますので、これは前例踏襲でただやってきたというふうにしか感じられないんですけれども、いかがでしょうか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) この事業名に関しては、幾度か検討なされたかと思います。今議員さんが言われることも理解できますので、今後どのような形という形でやるか、このまま事業名のまま進めるかを検討していきたいと思います。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) いや、当然二十五、六年これでやってきているわけですから、課内でそれなりの議論はあったと思うんですけれども、そういう形跡、記録は残っていないのでしょうか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 正式に何月何日どういう検討をしたという記録はございません。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) この問題に関してはこれで最後にしますけれども、富谷町にとって、これ稲作以外で農業政策に係る根本的な問題だと私は認識しているんですけれども、いわゆる助成額が56万5,000円だからということではなくて、いわゆる農業政策そのものについてもっと根本的な考え方というか、再度事業の見直しとか、そういうことを図るべきじゃないかと思いますけれども、いかがでしょうか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 農業、特にこの富谷町250というのは畑作のほうでございます。今議員さんが言われたように、いろんな方向、いろんな旨で前向きに検討、それからいろんな情報収集のもとに進む方向等々ですね、今後の方向についてはいろいろ考えていきたいと思っております。

委員長(千葉達君) この際、午後1時まで休憩します。

午前11時59分 休憩

午後 1時00分 再開

委員長(千葉達君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 森委員、渡邊委員並びに出川委員からの質問について、産業振興課長から回答の申し出がありますので許可します。産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) まず、1点目は、シルバー人材センターの会員数ということでしたので、これは男性310、女性108、合計で418名になっております。
 それからあと、松くい虫伐倒駆除のボリューム、何本ですかという言葉に対しては、615本という形で行っております。
 あと、商工会の登録数については、会員数825名になっております。
 それからあと、農業者戸数ですけれども、富谷町台帳の戸数は464戸でございます。
 以上でございます。

委員長(千葉達君) 質疑に入ります。質疑ございませんか。出川委員。

委員(出川博一君) 先ほどのやつで464戸というご回答いただいたんですけれども、私持っているこの平成17年の数字だと345軒、私も先ほど360軒ぐらいとお話ししましたけれども、345軒となっているんですけれども、この数値から上がったということでしょうか。過去20年ほどのやつでは趨勢的に戸数は減っているんでしょうけれども、間違いないんでしょうか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) あくまで富谷町の農家基本台帳に記載されているのは、少なかれ10アール以上つくられているという表現のもとでカウントした数字なんです。センサスのほうをちょっと見てみましたら、農家に対する聞き調査の数字で30アール以上の農家という表現をされていましたので、数値の違いはそこなのかなというふうに思います。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) これ、もう最後にします。この資料には10アール以上というふうに明記されておりますので、そこのところは後で確認して教えていただきたいと思います。
 では、次に別な質問に入ります。
 7款の商工費、決算では104ページ、実績報告では46ページをお願いします。
 ここの2目の商工振興費、中小企業制度融資事業4,200万とあります。これは決算書ではそうなんですけれども、46ページでは融資制度の中の預託金額と書いたところの合計額が約4,200万ということで、この部分だと思いますけれども、融資額は23年度30件ということで非常に大幅に伸びております。これは23年3月の制度改正で1%の利子補給をするということでこれだけ伸びたと思いますけれども、これは全部新規貸し出し分、貸し付け分でしょうか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 新規貸し出し分でございます。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) それで、それぞれの23年度の小口資金等振興資金の残高をお知らせいただきたいと思います。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 残高については、小口資金についてはございませんけれども、限度額というふうに把握していますので、2,800万と2,186万2,000円という形で残しております。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) 全然それは違うと思いますけれども、もう一度ご回答いただきたいと思います。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 済みません。その残高についてはちょっと把握し切れませんでした。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) わかりました。それでは、これもちょっともう質問するのはあれなんですけれども、振興資金で30件の新規貸し出しがあったわけなんですけれども、これの利用者の業種別での分析はされておりますでしょうか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 運転資金として22件、それから設備投資という形で5件、それからそれの併用という形で3件の申し出でした。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) 業種別でというふうにお話ししたんですけれども、これ今のはいわゆる資金使途の問題ですので、業種別でお答えいただきたいと思います。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 事業者の業種については、今ここに資料はございません。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) それで、小口資金貸し付けゼロ、23年度ゼロなんですけれども、これはなぜ利用されていないんでしょうか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 中小企業振興資金で対応が可能であるというところからだと思います。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) であれば、この小口資金の制度は廃止したらいかがでしょうか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長

産業振興課長(浅野康則君) 済みません。その制度そのものの廃止どうのこうのというのは町独自で廃止云々というのはちょっと今考えられません。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) これは次に預託金の質問をしたいと思っているんですけれども、では飛んで、預託金は何のために預託しているんでしょうか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 制度資金の原資として各金融機関に覚書を取り交わしてお預けしているもので、それがないとどうなんでしょうね。信用問題等々の関係が出るのかなというふうに感じております。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) わかりました。原資ということは、これを原資として何十倍とか何百倍の融資額というような契約内容なんでしょうか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 10倍というふうになっております。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) 先ほど残高は把握していないというお話があったんですけれども、それで原資の預託金の限度把握はできるんでしょうか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 金融機関さんとの調整、連絡密によって行いたいと思います。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) ということは、金融機関からもう30億になったので2,800万では足りないよというふうに言われて、初めて対応するということでしょうか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 融資ですので、その都度審査等々の連絡を密にして、限度内というところで調整していくないし状況によってはいろんなものを考えて対応していきたいというふうに考えております。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) わかりました。では、あと細かいことは後で個別に教えていただくことにいたしまして、ここの預託金金額の中で小口資金800万あるわけですけれども、融資残高もないとすれば、ぜひ無駄に800万を銀行に預託しているということになるわけですから、資金の運用の面からしてももう少し有効な利用方法があると思いますので、ぜひ検討いただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 借りる人の状況、たしか23年度ありませんと回答いたしましたが、今後どうなるかというところをよく検討していかなきゃいけないのかなというふうに感じております。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) そういう回答されると私も困るんですけれども、結局、使う人は2年間にわたってゼロなんですよ。それでも350万の貸し出しのために、この制度としてわざわざ残しておかなくてはならないという、であれば振興資金と小口資金の違いは何なんでしょうか。いわゆる融資条件としては何ら変わることはないと思いますけれども、それなりになお温存しておくという理由をお聞かせください。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 温存するという回答ではございませんので、その状況を見て対応していきたいという形でございます。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) それで、ここの預託金のところにあります保証料補給金、これは預託金なんでしょうか。523万とありますけれども。

委員長(千葉達君) これは保証料補給金という形で実際にお支払いした金額です。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) その下の利子補給金76万9,000円は、これも預託金でしょうか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) これも利子補給として実際にお支払いした金額でございます。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) これは今のお話を聞いて皆さんおわかりだと思うんですけれども、性格が違うと思うんですよ。預託金というのは、その原資として金融機関に預託している。この下の2件、保証料補給金、利子補給金についてはこれはもう出しっぱなしで、保証料補給金については全額町で負担しているわけです。それから、利子補給金については1%分を補?しているということで、これはいわゆる中小企業育成のために町で支出しているお金だと思うんですけれども、間違いないでしょうか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 議員のおっしゃるとおりだと思います。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) であれば、この記載の仕方は非常に間違った記載だと思いますので、次回からはぜひ訂正いただきたいと思います。
 それから、時間ないので、では1点だけ。その下の商工業振興補助金、これは3年間にわたって631万6,000円ということですけれども、この運営費、イベント費の具体的な補助内容というのはどのような内容なんでしょうか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) まず、運営費でございますけれども、これは商工会富谷支部ですか、そこで支店のほうで運営していただく事務費というふうに考えております。それから、イベント費というのは、夏に開催されている「おもしぇがら来てけさin」の実行に使われているということです。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) それは、ということは補助金としてやりっ放しで、町であとは関知しないという資金の内容なんでしょうか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 補助金として支給しているものです。ただ、年間の報告、実際の実績報告は承っております。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) 最後です。これが3年間同額なんですけれども、21年度には31万円ほど増額されておりまして、24年度では38万増額するというようなことで、3年ごとに金額が変更になっているように思われますけれども、それは間違いないでしょうか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 必要経費、それから補助金額等については黒川商工会さんの動向、それから実績等勘案して協議で決めております。ですので、定期的に上げる、下げるというような判断はしておりません。

員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) ぜひ今後の補助金についてはご検討いただきたいと思いまして、質問を終わります。

委員長(千葉達君) ほかに質疑ございませんか。永野委員。

委員(永野久子君) まず、今の出川委員に対する答弁で、重大な間違いがあると思うんですよ。46ページ、実績報告書の46ページで、小口資金、これについてはことしの3月議会で廃止したんじゃなかったですか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 今回答していますのが平成23年度の実績という形で、23年度の実績の中でお話ししているもので、24年、25年の先のことについてはちょっとまだその時点ではお話ししていませんでした。済みませんでした。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) いや、出川委員の質問は、実施給付前で今後の話を聞いているんですよ。浅野課長はなったばかりだという状況は、甘く言ってね、許せますけれども、お隣に座っている部長が何も訂正しないというのはおかしいんじゃないですか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。(「部長ですよ、部長。部長に聞いているんです」の声あり)

産業振興課長(浅野康則君) 委員さんのおっしゃるとおり、私たちちょっと勉強不足は大目に見ていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) 大目に見るのは課長と言ったのであって、それも本当に大目であってですね、これを管轄する部長はどうしてそういう認識できちんと伝えないんですか。隣に座っているんですから。部長に聞きます。

委員長(千葉達君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 申しわけありませんでした。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) このときに小口資金の廃止に関しては、担保も要らない、保証人も要らない、文字どおり中小零細企業にとっては駆け込みの制度だと。こういうものをなくしていいのかと。そういう意味では中小企業振興資金とは、やはり借り手の層が違うということを指摘して、廃止はやめるべきだと言ったはずですよ。あのときの説明何だったんですか。小口資金の復活を求めますが、どうですか。

委員長(千葉達君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 先ほど課長が申し上げたとおり、中小企業のほうのこちらのほうで代用できるということで、すべて網羅できるということで議会のほうではご説明したと思っております。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) 担保も保証人も要らない制度と、保証人も必要だというこういう制度と、なぜ同じなんでしょうか。同列に扱えますか。扱えないはずですよ、どうでしょうか。

委員長(千葉達君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) こちらの実績のとおり、借り主のほうの平成22年度の実績、23年度の実績、そういったもの等踏まえてさらに制度内容を考慮して一本化ということでお話ししたところだと思っております。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) それでは改めて伺いますけれども、この震災で被災した個人事業者、個人事業者に対して町独自の支援制度はあったでしょうか、伺います。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 新たに支援策としてやったのが、利子補給金制度だということに認識しております。

委員長(千葉達君) これが特に零細の個人事業者、例えば飲食業なども含めて対象となっていますか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) その状況といいますか、申請書で審査していまして、そういう業種にも対応なっているかと思います。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) 富谷町の商工政策というのは、外から企業を呼び込むということについては大変熱心なんですけれども、今この町で本当に零細な事業者として一人親方じゃありませんけれども、そうやって頑張っている方々については大変政策として手薄なんですよ。そもそも先ほど来の質問でも、そういう事業者が一体この町に何人いるかさえ把握してないわけですから。商工会に入っている人は把握していますけれども、入っていない人のことは把握すらしていない。こういうことで本当にここの町に住んで細々と、しかし長年頑張っている零細事業者、個人事業者の方々を支援できるんですか。改めて町長に伺います。

委員長(千葉達君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 通常取り組んでおるわけでありまして、担当課で熱心に取り組んでおる様子は折々見るところでございます。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) せめて前にも同僚議員から質問出ていますけれども、せめて実態をよく把握すると。現実を把握する。そこから一歩を始めるということで、人を雇って実態をもうとにかくシラミ潰しに富谷町の中の事業者を当たり切ると。どういう状況にあって、そして何が困っている課題なのか、行政に対して何を望んでいるのか、そういうことを実態をまず調査する。いわゆる悉皆調査というのを二、三年かけて本気でやるおつもりないんでしょうか、伺います。

委員長(千葉達君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 委員のおっしゃるとおり、商業の振興につきましては町のにぎわいやそういったものを醸し出す都市機能の一つとは考えております。そういったところで現在は商工会、黒川商工会さんを通して新たな検討しているところですが、おっしゃるとおり5万人を目指す町ですので、そういったところも視野に入れながらこれから考えていきたいと思っております。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) 決算書の30ページ、40ページなんですけれども、国と県とで緊急雇用に関するもので、これまず確認させてもらいたいんですけれども、国のほうからは地域活性化・きめ細かな臨時交付金として1,951万6,000円、それからもう一つ、地域活性化・住民生活に光を注ぐ交付金として2,369万9,000円。40ページにいきますと、県から県の補助金として、緊急雇用創出事業として1億3,321万4,734円、もう一つ、ふるさと雇用再生特別基金事業交付金として9,791万で、これ全部合わせますと2億7,433万9,734円が入ったというふうに思われるんですが、それで間違いないですか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) この決算書に記載をしてあるとおりでございます。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) それでは、2億7,433万円余のこの雇用促進に関する国と県からの交付金、これについて対象事業の概要だとか、どこの課でどういう事業を管轄したか、それからその事業費が幾らだったかというのが、この決算に対応した一覧表といったような事業報告についてはありますか、お手元に。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 実績報告書云々には載ってございませんが、各課で取り組んでいる事業でございます。(「済みません、よく聞こえなかったんですけれども。各課で」「もう一度」の声あり)各課で事業に取り組んでおりますが、県との窓口が産業振興課という形になっていますので、事業に関して計画書、申請書の段階のものについて把握しております。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) これについて、確かに教育の分野から何から相当散らばっていますので、これを1つにまとめて見ていくのはなかなか大変なんです。やろうと思えばできますけれども。一番窓口になっている産業振興課のところできちんとつかまえて把握したものを議会にお示しいただきたいと思うんですが、どうですか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 申請件数、それから各課で取り組んでいる事業の名称等々については一覧表で把握しているのかなと思います。それを決算書、それから実績、決算書については各課で事業区分が載ってあるかと思います。ただ、実績報告のほうでそれを一覧表にしたものは今、この事業に限って一覧表にしたものは今ございません。ただ、各課で私のほうが窓口になっていますので、その内容等の一覧表を作成するのは可能です。(「それを議会にいただきたいと言っているんですが、いただけますかということです」の声あり)
 どこまでの分でどういうものというのを後でお聞きしまして、それが可能かどうかというのはこちらサイドでちょっと検討させていただきたいなというふうに思いますけれども。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) 可能かどうかというより、やはりこれだけの金額が国から来ているわけです。もちろん事業も伴っているわけですから、これについては一目でわかるような、もし次年度に継続事業になっているというようなものがあれば、それも含めて、これはぜひとも出すべきだというふうに思いますけれども、検討する余地はないんじゃないですか。ぜひ出していただきたいと思いますが、どうですか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 今実際決算書のほうの各課の事業という形でまとめてあります。それを集計するどうのこうのというのは、今から検討させていただきたいかと思いますけれども。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) それでは、この2億7,433万円余の国、県の補助金に関して、雇用された、所期の目的であるその雇用ですね、雇用がどういう、何課で何人、何の事業で何人でもいいんですけれども、それぞれ実績を伺います。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 新規採用という形で今回の事業は促進されているかと思いますけれども、今産業振興課で把握している人数を申し上げます。あったか町づくりで災害対応臨時職員として1名、会計課で同じく災害対応臨時職員として1名、それから子育て支援課、これも災害対応等臨時職員2名、財政課、これも同じ事業職員で1名、それから産業振興課、地場産品販売促進事業、これは委託事業の事業先でですけれども3名、それからあと同じく産業振興課で商品販売全国展開観光誘致事業で3名、それからあと生涯学習課、埋蔵文化発掘調査に伴う現地作業及び室内整理作業業務委託で27名、それから生涯学習課、児童指導員雇用事業で7名、上下水道課、震災対応職員臨時で1名、あと税務課、家屋特定調査業務で12名、それから同じく税務課、固定資産税賦課事業で1名、同じく税務課、災害対応臨時職員で2名、それから総務課、テレフォンオペレーター事業で2名、総務課、災害対応臨時職員で1名、それから長寿福祉課、高齢障がい者地域活動推進交流事業で2名、長寿福祉課、高齢障がい者の生きがい安心コミュニティー生活のための実態把握事業で12名、それから長寿福祉課、心身障がい者助成申請データ入力業務で8名、それから町民生活課、富谷町環境美化推進事業で4名、町民生活課、廃棄物処理従事者育成事業で2名、同じく町民生活課、震災対応等臨時職員で7名、それから教育課、町立中学校用務員補助事業という形で25名、それから学校教育課、アレルギー給食実践事業という形で2名、それから経営企画課、富谷町観光PR兼防災マップ作成等で7名、それから健康増進課、国民年金等入力作業事業で1名、それから産業振興課、松くい虫伐倒駆除作業業務で13名、それから子育て支援課、子育てサロン清掃等事業で1名、それから生涯学習課、西成田コミュニティセンター施設警備業務で2名、生涯学習課、総合運動公園環境美化事業で4名、町民生活課、災害廃棄物等処理業務で2名、それから町民生活課、福島原発事故対応放射線量測定業務で3名、長寿福祉課、被害者寄り添い生活支援事業で3名、それから都市整備課、道路交通安全施設維持業務で2名、合わせて164名になっております。
 ただ、これというのは町自体、それから事業者さんに委託する雇用となります。そしてまた、6カ月、それから1年以内というところもありまして、それが継続、ダブっているところとダブっていないところ、さまざまなケースがあります。ですので、これ合計で164というのが1人、1人というカウントになるかというところは難しいところでございます。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) それでは、実績の概要の2というところに、農水費の支出総額に占める割合が0.6、60%と、失礼しました。0.6%ですから、1%を切っているという状況にあります。町独自の事業として主にどんなものがあるのか、また、そのために幾ら支出したかを伺います。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 済みません、ちょっとお待ちください。済みません、ちょっと質問の内容等についてご確認させていただいてよろしいでしょうか。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) 農水費に関してなんですが、富谷町の決算総額全体に占める農水費の割合というのは非常に低い。商工費と相争うような形で最低を競っている状況なんですけれども、そういう中でこの農業に対して町独自の、国や県の補助事業ではなくて、町単の補助事業というのはあるかどうかを伺います。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 町独自、この辺で言いますと、一番町独自、富谷町では発揮しているのが農地保全事業で、実際に農地保全に努められた方に2,000円の助成をしていますということです。そういった事業に当たるのかなというふうに感じております。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) 農地保全、その単独補助事業としての農地保全事業というのは、実績は何ページに書かれているどの事業のことでしょうか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 実績でいきますと、44ページで2番のほうですね。水田保全支援事業という形で189ページの実施面積に対して補助をしているという形になっています。(「わかりました」の声あり)

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) 平成24年度から国が青年就農者に対して青年就農給付金制度というのを始めておりますけれども、平成23年度の状況を踏まえた場合に、富谷町でこれに該当する青年就農者はいますか。どうでしょうか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 今回の新規就農者という形で出ています制度は、地域の合意形成、要するに人・農地プランですか、地域マスタープランを作成した上に該当するという形になっています。その周知に関しては、町、それからJAあさひなさんの地域説明会でもやっておりますが、各地区でその将来の担い手を誰にしていくか、担い手という表現はしていないで、将来に誰に農地を託しますかという計画書をまとめ上げて、計画作成は町がやるという形なんですけれども、そういうものに取り入って認めてもらわないと、その最低条件がそういう形の地域マスタープランの作成という形になっています。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) その条件をクリアして、富谷町の青年就農者がこの給付金を受けられる見通しというのは2年後なのか、3年後なのか、あるいはもう少し早いのか、そこら辺の見通しはあるのか、ないのか、伺います。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 条件の一つとして、要するに経営母体となる農地等々の自分の資格、要するに借りるか、家族協定するかというような形のものも入ってきますので、実際そういうのがやれるかやれないかというところでは、どうなのというところがあります。ですから、将来等、ふえるの、ふえないのというのは予測が難しいです。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) 私はこれ23年度の決算ですけれども、この国がこういうふうに育英資金的な給付を実施するということは、条件が厳しいという難点はありますけれども、前進だとは思っているんですね。それであれば、やはり国の条件が厳し過ぎて該当しないときには、町が給付金制度、よく所得補償という言葉を使うんですけれども、所得補償という形で町が実施したらどうなのかということを伺いたいんです。例えば、国並みに150万円、今回4人の例えば若者が就農しましたと。そういうときに、仮に5年間やったとしても3,000万円なんですね。この金額、散財だと言われればそれまでなんですけれども、3,000万円で5年間できると。4人だとした場合ね。これを考えると、やはりこういう所得補償というのを町独自につくっていく。給付金制度をつくっていくということも検討課題ではないかと思いますが、これについて町長はどうお考えですか。

委員長(千葉達君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 農業者のやはり声の大きさなんですよね。農協の皆さんとやっていますというようなことを申し上げておりますけれども、声を私らがどう受けとめて、それをどう施策化していくかというようなことですから、こちらからどうですかというようなことではないんですね。富谷町の農業助成、そしてまた郡内、県内、国内状況からしてもそのとおりです。単に0.6をもって数字が1を切るから云々というようなものの議論のスタートというのは、私はこの場になじまないと思いますね。富谷町の現実、実態がどこにあるのか。そういった声が本当に強いのかどうか。我々、しょっちゅう農業者とやりとりしているんです。実質そういう声が一つもないというようなこともぜひ申し上げておきます。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) 先だっての一般質問ですけれども、若手農業者の意見を聞く場を設けることを求めた質問をされた同僚議員がいらっしゃいましたけれども、これについてはやらないと言ったようなご答弁だったように思うんですけれども、こういうふうにしょっちゅうやりとりしているとおっしゃいますけれども、なかなか町長に向かって率直に物が要求を言うなどということはなかなかしにくいですよ。こうやって一堂に会して意見を聞く。とにかく意見を聞く場、それは若手であれ、中年であれ、高年であれ、そういう聞く場をしっかりと持つということを本格的におやりになるというお考えはないんでしょうか。

委員長(千葉達君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 意見を聞く場を持つことは否定しませんけれども、聞く場を持てといえば聞き取り方だと思いますね。私は相当聞き取り方、どうやったら聞き取れるのかというようなことも含めてやっているほうだというふうに思います。ですから、そういうような意味で農業者の皆さんの声が一つもないというふうな中で、施策の立てようがないというふうなことでございます。富谷町の農業施策については相当数、私が就任してからやっているんですね。ブルーベリーの振興もそのとおり、苗木助成全額、ハウス助成も3分の2します。こういった枠を広げてやっています。そしてまた、ポンプの補修、国、県の事業も合わせながら、現物支給の予算の中から算段しましょうというようなことから含めて、相当農業者の声は要するに現実、実態に生かされている、このような認識です。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) 一つもないというのは、それは聞く側になかなか言いにくいというものはあるかもしれないというぐらいに思わないと、一つもないというふうにこういう公の場で町長が言ってしまう、言い切ってしまうというのは、私は非常にこれ危険だと思いますよ。本格的にそういう農家の方々の声を聞こうという場を設ければいいんじゃないですか。設けるお考えありますか。町長との個人的なやりとりじゃないんですよ。きちんと町が場を設けて、1対1とかではなくて、本当に集団で意見を交換できる、町もその意見を聞くという場を設けたらいいんじゃないでしょうか。そのお考えないんですか。

委員長(千葉達君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 申し上げた以上のものはありません。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) それでは、実績報告の196ページですけれども、応急修繕制度、これは災害救助という項目の中で、東日本大震災倒壊家屋等応急修理業務ということで、293件だったと。金額にして1億4,453万5,000円だったと。1件当たり平均49万数千円なんですけれども、これについて実際にその震災の被害を受けた直後の話ですが、これは建設部長もご承知と思いますけれども、52万円を限度にしているこういう制度があるということを知らないで、病人がいたりして直ちに家を修繕しないと困るという方々が修繕をやってしまったというケースがありました。そのときの県の対応が、一旦払ってしまったら認めないという対応だったわけですね。ところが、これ岩手県あたりではそういうことにも柔軟に対応したということで、宮城県の対応に非常に問題があったと思うんですが、この点、建設部長に改めてご意見どうでしょうか、伺います。

委員長(千葉達君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 確かに震災1カ月間ぐらいだったですかね。やはり今までのそういう大きな被害の中でのその国の52万限度というものについてといいますか、その制度についてはあくまで期間内に終えることというのが現状でして、議員おっしゃいますように、やはりどうしても病気云々等で期間までに申請ができなかったという方がその後震災各地から声が湧き上がったという声も県の側にも届いておりまして、その後についてはある程度柔軟な対応をとれるような形で、一応町としても県とは何回かやりとりしたんですが、最初はあくまで今までの基準以内だというようなことをかたくなに言われたところでございましたが、後々少しやわらめたというようなことで、やった方についても後で救済措置を考えた上で処置したということもございました。以上でございます。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) こういうときにですね、あれだけ大きな被害を受けたときに、県のやり方も大変問題ありましたが、そればかりを言っていられない。やはり、町も柔軟に対応して県の姿勢を変えていくと、県を動かしていくというふうな対応の仕方というのが、ああいう混乱した現場から、現場からの声を上の機関に上げていくということも必要だったんじゃないかなというふうに思うんですが、この点についてはどう対応されましたか。

委員長(千葉達君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) これはあくまで国の制度でございまして、県の職員もその国と町と、それから被災された本人、その管理方の担当は非常に苦労したというような話を承っております。町としても、先ほど申し上げましたように何とかそういう事情を勘案して救済できなかったようなことを何度も県の担当者に申し入れたところでございます。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) 実績報告の200ページに、深苗代線について先ほども質問した方がいらっしゃいましたが、詳細設計が完了し、工事発注の準備が整ったということでしたけれども、これはもちろん平成23年度末の時点での文言だということでよろしいんですよね。

委員長(千葉達君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) そのとおりでございます。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) 深苗代線につきましては、どういう計画でどういう、例えば延長、幅員、その他について、どういう道路を何カ年計画で実施しようとしているのか、伺います。

委員長(千葉達君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) これは地権者の皆さんにお話ししているところなんですが、延長約700メートルでございます。幅員が側溝等を含めて6メートル、通常5メートル道路ということで計画しているところでございます。一番奥まったところに1軒ございまして、その手前6軒は密集しておりますが、途中農道というような家が連担していない箇所があります。工事が始まれば、これからお金を算段していくわけでございますが、買収の段階で地権者の皆さんの一堂に会しての同意が得られれば、工事もスムーズに着手した場合、はかどるのではないかなというふうに考えております。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) 今の段階で工事に取りかかるのがいつごろという見通しになっていますか。

委員長(千葉達君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) あくまで地権者の協力次第ということで、あとは事業費との見合いというようなことになります。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) 大山線に関してなんですけれども、震災によるその段差が生じているのはご承知でしょうか。

委員長(千葉達君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 存じております。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) 現場には段差ありという看板も立っておりますが、ここについては震災によるその修繕というか、ということでは手をつけないんでしょうか。いまだに何も手当てがされておりませんが、その事情はどういうことがあるんですか。

委員長(千葉達君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 一度のり面等が崩落して、若干の時間通行どめにした経緯がございました。舗装のほうである程度、2度ほどですね、すりつけ工事をし、通行可能としたところでございます。今の舗装補修でまたすり下直しの計画を立てて間もなく施工する予定となっております。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) 大山線につきましては、以前に町長もこの件について触れられたことがあったと記憶しておりますけれども、むしろ大亀山から下って東方面へ行き、そして大山線を通ってですね、通ってというか、大山線を上って大和町に行くんですけれども、大和町に接するところ、大和町の分は非常にもう広くなって整備もされているんですね。富谷町の分だけが非常に幅員も狭くてまだまだという状況です。この震災の段差によって修繕にとどまらず、きちんと拡幅する整備もあわせて進めるというわけにはいかないんでしょうか。

委員長(千葉達君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 沼田線側が予定では今年度で十字路までですか、集会所まで終わる予定でございますので、その辺の整備を含めて次は大山線、何ができなくて何ができるのかというようなことをまた検討したいと考えてございます。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) 実績報告の199ページ、交通安全施設について書かれておりますけれども、路線名でいきますと明石台16-1号線から北へ向かって延びていって明石2号につながる道路がありますね。早い話、東向陽台中学校と東向陽台公民館の間のあの道路です。それが北へ向かって真っすぐ行くと元牧野があった明石1号、東へ行けば県道、西へ行けば生協というあのぶつかる丁字路なんですけれども、ここの交通量が非常に増大しているということは認識されているでしょうか。

委員長(千葉達君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 認識してございます。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) そうしますと、今のうちにあそこに信号機をつけられる、つける方向で開発者と話し合うなり、開発者の負担についても要請するなりして、信号機が後から苦労してつけるということでなく、今の段階で信号機を視野に入れた働きかけをしておくということは23年度の実績を踏まえると必要な仕事として出てくると思いますが、どうでしょうか。

委員長(千葉達君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 開発計画の中では信号機の設置はここにはないわけでございますが、今年度これからでも実情を踏まえて公安委員会と立ち会い等しながら、その設置の可能性について検討してまいりたいと思います。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) 実績報告の203ページですけれども、都市公園管理に関して、東向陽台の公園を初め公園の遊具の老朽化がかなり著しい状況にありますが、この老朽化した遊具については平成23年度はどのような手当てをされたでしょうか。

委員長(千葉達君) 都市計画課長。

都市計画課長(佐々木俊男君) 成田西公園遊具修繕等の対応をしてございます。(「もっと高い声でお願いします。聞こえないから」の声あり)成田西公園の複合遊具修繕ほか9件の遊具修繕工事を実施してございます。(「もう一度」「済みません、よく聞こえませんでした。もう一度お願いします」の声あり)成田西公園と成田七丁目第1公園ほか複合遊具修繕、あとほかに細かい修繕なんですが、9件ほど実施してございます。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) 以前に建設後30年以上たって老朽化している公園の遊具について質問したことがございましたけれども、そういうものについてはどう対応されましたか。

委員長(千葉達君) 都市計画課長。

都市計画課長(佐々木俊男君) 東向陽台地区の公園が築36年以上とか経過していまして、あと工事請負のほうで23年度につきましては東向陽台三丁目第2公園の遊具交換工事を実施してございます。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) 済みません、23年については第1公園はやったということでしたか。よく聞き取れなくて申しわけありません。再度お願いします。

委員長(千葉達君) 都市計画課長。

都市計画課長(佐々木俊男君) 東向陽台の第2公園の遊具……。(「第2」の声あり)はい。第2公園の遊具交換工事を実施してございます。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) そのほかの公園についてはどうでしょうか。

委員長(千葉達君) 都市計画課長。

都市計画課長(佐々木俊男君) 平成24年度におきまして、東向陽台の一丁目第1公園、第3公園、あと二丁目公園の遊具交換工事を一応予定してございます。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) 実績報告の205ページですが、危険ブロック塀等除却事業ということで、36件実施したというふうに聞き取れたんですが、間違いないですか。

委員長(千葉達君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 205ページに書いておりますとおり、36件でございます。(「36ですよね」の声あり)はい。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) 町が危険だというふうに認定したもので、まだ着手されていないものは残るところ何カ所でしょうか。

委員長(千葉達君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 町独自で認定している箇所はございませんで、例えば東日本大震災の際に当町で把握している一部倒壊して危険性のあるというのは91件ございましたので、そのうちの約3割強が終了したというようなことでございます。(「残っている」の声あり)3割強です。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) 91件から36件引いて55件ほど残っているというふうに受け取っていいんですか。

委員長(千葉達君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) そうでございます。

委員長(千葉達君) この際、2時10分まで休憩します。

午後2時00分 休憩

午後2時10分 再開

委員長(千葉達君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 質疑ございませんか。永野委員。

委員(永野久子君) それでは、先ほどの危険ブロック塀等除却事業に関してですが、そうするとこの震災対策が終わった後は、通常のスクールゾーンの安全対策としての制度の範囲内で補助するということでよろしいんですか。

委員長(千葉達君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) ここ三、四年前からスクールゾーンを外しまして、あくまで公道に面した危険ブロック塀ということで、すべての町道、県・国道が該当になるものでございます。(「以上です」の声あり)

委員長(千葉達君) ほかに質疑ございませんか。相澤委員。

委員(相澤榮君) 実績報告書38ページで、同僚議員も質問しておりましたけれども、農業委員会活動についての荒廃地の減少の取り組みについて、全体の農地面積は幾らになりますか、お伺いします。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 全体の農地面積といいますと、約769ヘクタールになります。

委員長(千葉達君) 相澤委員。

委員(相澤榮君) 先ほど同僚議員の質問で荒廃地7ヘクタール、優良農地346ヘクタール、合わせて353ヘクタールなんですけれども、この差はどのように解釈すればいいんでしょうか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 優良農地で回答しましたというのは、今保全区域とされて農業区域ですか、これは水土保全事業で取り組んで荒廃農地ないという区間でございますが、それにそこには新農振区域という全体の計画と、それから白地の部分、要するに指定されていない部分の水田があります。それと、先ほど言われた水田とそれからあと畑の面積等がありますので、全体の部分と先ほど回答した面積が違うところはそこにあります。

委員長(千葉達君) 相澤委員。

委員(相澤榮君) そうすると、委員会の活動を通してはこの数字を把握しているだけなのか、実際にどのような対策をとっているのかをお伺いします。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 面積については、委員さんの方々把握しているかと思います。荒廃農地の対応につきましては、ふえないような地区全体を3個班に担当区域を決めまして、あと農地、農家、済みません、農地パトロール等々に取り組んでいただいております。

委員長(千葉達君) 相澤委員。

委員(相澤榮君) それでは、実績報告書の39ページ、250についてお伺いいたします。
 同僚議員も質問しておりましたが、75人という数字になっていますが、これは実態の把握はどのようにされたんですか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 申し込みあった会員という形で会員証等を渡しております。

委員長(千葉達君) 相澤委員。

委員(相澤榮君) 申し込みについては、1回申し込めば更新をしなくてもいいというようなそういう指導があったんですけれども、そのように理解していいんですか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) そのように解しております。

委員長(千葉達君) 相澤委員。

委員(相澤榮君) そうすると、参加者の実態の調査はしたことがありますか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 会員制の登録数でいう形で、実際今登録されている、されていないというところなんでしょうけれども、実際ご案内等々をいろんな事業について送付した際の回答、それからあと実際に研修とか何か全員集まってやるというところもちょっとございませんので、議員言われているように会員は登録をしているが、実際に250の事業に取り組んでいるのかというところのしっかりした把握についてはちょっとわかりかねるところでございます。

委員長(千葉達君) 相澤委員。

委員(相澤榮君) 当初登録した方が75人であって、その後大分高齢化されている方がいらっしゃって、実際に取り組んでいない方もいると思うんですよ。そういう意味で産業部を通じて一方通行的に連絡は来ますけれども、その辺しっかりと把握できるようにしてくれますか。お伺いします。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) しっかり把握したいと思います。

委員長(千葉達君) 相澤委員。

委員(相澤榮君) 関連して、土づくり事業についてお伺いします。
 250に入っていますと、当初里の雪5袋ずつ皆さん全部もらった経緯があるんですけれども、現在はおんないん会に入っていないともらえないということでございますが、それでいいんですか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 250に取り組んでいただければ、該当になるというふうに把握しております。

委員長(千葉達君) 相澤委員。

委員(相澤榮君) 昨年もこの同様の会議で答弁があったんですけれども、そのときはおんないん会に入らなければあげられませんという課長の答弁だったですけれども、それとはでは変わったんですか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 250に登録していただいて活動していただいて、前議員さんにもお話ししましたように、販売に取り組んでもらう。要するに、ふるさとまつりで野菜持ってきて売っていただく。要するに、売る喜びを味わってもらいたいというところに該当する方であれば支給しているという形になっております。

委員長(千葉達君) 相澤委員。

委員(相澤榮君) その販売なんですけれどもね、販売実績はどのようにして把握するんですか。例えば、おんないん会とか即売でやらなくても、市場に出している方もいるんですよ。そういう販売の方法もあるんです。そのことも前に言ったことがあるんですけれども、だから先ほどその実態の把握はできましたかということでお伺いしたんですけれども、その辺についてもう一回お伺いします。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 250の方が取り組んで販売やっていますかというところで、ちょっと答弁の中で不足した分があると思うんですけれども、町の例えば先ほど言いましたふるさとまつりとか何かに参加していただく、それからあといろんなイベントにお声かけしていただいて参加していただくという形で参加していただいた方々が該当していくという形になっております。

委員長(千葉達君) 相澤委員。

委員(相澤榮君) 課長の答弁は非常にわかるんですけれども、その実態を会員にどのようにお知らせしましたか。販売した方に出すよ、あげますよというのを。私は何もそういう部分では議会で質問して初めてわかっているんですけれども、会員でありながら全然わからない方もいっぱいいるんですよね。だから、その辺の対策をどのように考えますか、お伺いします。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 研修等々も一緒にやっているときという形にあります。それを通知等ご案内申し上げております。そういう節々にそういう説明文を入れてやるというような形で全体の周知を図りたいと思います。それからあと、今言われた実態の把握については今から取り組んでいきたいと思います。

委員長(千葉達君) 相澤委員。

委員(相澤榮君) 250については非常に大変すばらしい事業であると思うんですけれども、せっかく会員になった人たちをやはり育てていくという部分も必要になってくると思うんです。ですから、研修会にも参加されていますけれども、何ももらわない。そのときに言っていますけれどもということなんですけれども、やはりその辺の時間をうまく利用してぜひやっていただきたいと思うんですが、いかがですか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 議員のおっしゃるとおり、いろんな意味でそういう努力をしていきたいと思います。

委員長(千葉達君) 相澤委員。

委員(相澤榮君) それでは、実績報告書41ページについてお伺いします。
 ビニールハウス助成事業について、3分の2助成なんですけれども、3人の方が該当されています。それで、これについて何坪で何棟なのかという部分でお伺いします。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 済みません、ちょっとお待ちください。
 該当者は3名というのはご存じのとおりだと思います。坪数とあれについてはちょっとお待ちいただけますか。(「後で聞きに行きますからいいですわ」の声あり)済みません。

委員長(千葉達君) 相澤委員。

委員(相澤榮君) それでは、44ページの生産調整についてお伺いします。
 今年度の部分で減反率38.6となっていますけれども、大震災によりまして23.8ヘクタールが補正を行っていますよね。これで実際に23.8を足していくと、減反率がもっと下がってくるのではないかと思うんですけれども、この辺の原因はどういうふうになっていますか。把握されていますか、お伺いします。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。(「じゃ、その数字も後でお願いいたします」の声あり)相澤委員。(「いいですか」の声あり)はい。相澤委員。

委員(相澤榮君) では、もう1問だけ。実績報告の207ページ、災害復旧工事についてお伺いしますけれども、昨年のちょうど4月下旬、中旬でしたか、台風15号によりまして今泉の部分の沼田川のことについてお伺いしますけれども、ちょうど上の沢と新谷中田の中間くらいに、対岸の山が崩れて、そして川が半分ぐらい埋まってしまったんです。そのことによって、田んぼに対して水が氾濫していっぱい入ってきたんです。それで、これについて何とかしてくださいということでお話ししたんですけれども、山の持ち主が当然その土を取るべきだということなんですけれども、ところがそれは共同山なんですよね。今もそのままになっているんですけれども、この対策について何かいい方法があったら伺います。

委員長(千葉達君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) ひとつ落成したと思われますので、共同山の所有者の方でご一考願えればと思います。

委員長(千葉達君) ほかに質疑……。小川委員。

委員(小川昌義君) それでは、予算書の22ページ……。(「決算書」の声あり)決算書の22ページ、町営住宅の使用料の徴収についてなんですが、ちょっと聞き漏らしたんですけれども、収納率というか、そういうものについて質問したいと思います。

委員長(千葉達君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 未収金が37万4,000円の1.9%の未収でございまして、昨年39万5,400円で2%ございましたので、若干減ったということをお話ししました。8月31日現在では18万8,800円まで減っておりまして、未収率1%というふうになっております。以上です。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) これは何件分というふうに、数とすると何件分になるんですか。

委員長(千葉達君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 実質戸数80戸でございます。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) この徴収方法というのはどのようになっているんですか。

委員長(千葉達君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 年度当初に町のほうから本人宛てに割賦を12枚ですか、12枚送りまして、それで月ごとに納めていただくものでございます。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) これは割賦で実際に本庁へ来るとか、支所に納めるという方法もあるのか、それとも振り込みもあるのかということで。

委員長(千葉達君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 現在は振り込みはしませんで、おのおのに各金融機関に持っていっていただくか、役場の支所、本庁に持っていっていただくかということでございます。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) そうしますと、振り込みもあるということでよろしいと思うんですが、そうしますとこの間システムの大幅な改修を行っているわけですけれども、これに対して建設部のほうでこうしたものに対するそのオータムレビューなんかでこのシステム改修に徴収方法について提言しているということはありますか。

委員長(千葉達君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 現在のところございませんが、ご存じのように町営住宅、母子家庭やら独居老人というような方もございまして、なかなか振り込みで、自分で手当てしている資金の中から毎月どうのこうのというのは厳しい状況というようなことも担当としては感じているところでございます。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 一応システムの大幅な改修によって、その構成上、システムの構成上において、そういう申請ができるような構成になっていると思うんですが、その辺については建設部としてそういう構成に入って申請を、要するに割賦を送った者に対して銀行振り込みもできるし、ATMでも振り込みできる、コンビニでもできるというような申請の仕方というのもあるんですけれども、そういったものに対して建設部として考えはないですか。

委員長(千葉達君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) やっていく方向で総務のほうと一応調整はしたいと思いますが、あくまであとは居住者のその徴収させていただく方の意向も確認したいと思います。確認した上で調整を図っていきたいと思います。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) せっかくシステムとして構築されてきていますから、そういったものについてやはり十分に利用していただきたいというふうに思います。
 決算書の100ページになります。6款1項3目なんですけれども、このレクリエーション支援なんですが、ずっと調べてきてみましたら、区画数とか、それから農園支援事業費ですね。これについても減額になってきているわけですけれども、この辺の農業支援事業費の区画に対する支援額というのは決まっているんでしょうか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) レクリエーション農園の支援という形のものに関しては、面積等々で支援しているという形じゃなくて、看板設置とか、いろんなそういう面でPRのような形で支援しております。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) そうしますと、区画の面積とかそうではなくて、もうちょっとこう具体的に教えてほしいんですが、要するにそんなに区画数が減っていないのに支援事業費だけがぐんと下がってくるんですよね。ですから、それはどこに基準があるのか。たまたま支援事業費が行政実績報告書で21年度からしか金額が入っていないものですから、そこから拾ってきたんですけれども、そうしますと支援費のほうがぐっと下がってきているという、ただ区画数というんですか、参加するところはほとんど減っていないにもかかわらず、ですから基準はどうなっているんですかという質問だったんです。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 区画数とか何かの基準という形でなくて、町が支援しているのは、レクリエーション農園開設しますよというのであればそのPR、それからあと各出張所等のご協力を得て申し込みの受け付け等、それからあとどこですかというところにわかるように看板の設置等々ですね。それからあと、従前に行いましたけれども、田んぼを改良するために山砂が必要ですよと言われれば、それを支援したりですね。土壌改良をやるのならば、それに材料支給で支援したりというような形でやっていますので、実際に新しく開園なさる方が必要とする資材が少なければ経費は上がらないし、今まで区画がいっぱいあったよということであれば、その区画に応じて金額を定めるという方法でないということをご理解いただければと思います。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 理解しました。
 それでは、同じ決算書の100ページ、実績報告書の41ページになります。評価のところなんですけれども、ブルーベリーの放射能測定をしたということなんですが、去年牧草にも放射能が出ているということですけれども、その措置はどのようになったんですか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 草地に関しても県のご指導を仰ぎながら復興に取り組んでいるというふうに聞いております。実際に当時のものの牧草については、放射能レベル高いものはそのままにして、実際に放射性を下げるために30センチの起耕をしなさいよとか、そういうもののご指導の中で今草地の復興には進んでいるかというふうに認識しております。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) それは今まだ富谷の町の中にあるということですか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) はい、そのように解釈しております。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) ここで成果と評価のところで、放射能は測定したけれども、放射能が出ているのか、出ていないのか、この評価のしようがない文章になっているんですよね。測定しただけなんですよ。要するに放射能の測定しただけではなくて、放射能はやはり出ていなかったとか、そういった表現にすべきだと思うんですが、その辺はいかがですか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 草地等の放射能については、実際に放射能測定をしまして、県の放射能情報の中に富谷町の検出、不検出というような形で皆さんが宮城県全体を見られるところに、富谷町ですとおんないん会さんが季節ごとに作製して販売するものの事前にそういうものを測定してやっていますので、安心、安心でやっているかと思います。

委員長(千葉達君) ほかに質疑ございませんか。小川委員。

委員(小川昌義君) ですから、測定したのがこれは今見ている分には文章は何となくわかるんですが、10年後とか、20年後に見たときに、これは放射能が出たのか、出ないのかという、風評被害がどうだったのかというその評価の仕方が変わってしまうので、その辺文章の表現としてはっきりとしたほうがよろしいんじゃないですかという質問なんです。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 実際に不検出という結果が出ていますので、そういうような表現で安心なさるような形で作成したいと思います。

委員長(千葉達君) ほかに。小川委員。

委員(小川昌義君) これに対する風評被害というのは、富谷町では放射能に対する風評被害ですよ、ありますか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 実際に直産でやっているおんないん会さんの販売実績等々を見ますと伸びていますので、富谷町の野菜に関してそんなに影響があったというふうな認識はしておりません。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) わかりました。
 次に、決算書の64ページ、2款1項9目のところの防犯灯、照明灯の電気料金なんですが、これは年度ごとにいくとどういう傾向になっていますか。

委員長(千葉達君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 昨年のちょっと資料しか持ってこなかったんですが、昨年は4,614万4,000円でございました。昨年度だけに関しましては約5%の伸びということで、確かに灯数も年々ふえているというようなことで、あとは故障時の即対応というようなことで照明灯の点灯している時間も充足していますから、それもかなりあるのかなというようなことで認識しております。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 年々ふえてきているような感じは受けているわけですが、今部長のお話では5%ほど伸びているということで、年々この程度ぐらいは伸びているような感じは受けているんですが、この防犯灯なり照明灯、明石台なんか見ていると、センサーつきの防犯灯、照明になっているんですよね。これが結構自動というか、明るいのにもかかわらずセンサーが働いているというのがあるんですが、この辺についてわかりますか、その辺について。

委員長(千葉達君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 防犯灯はほとんど自動点滅装置つきになっております。明石台のやつがそのセンサーというんですか、感度がいいのか悪いのかという多分お話かと思いますが、議員さんからも一度ご指摘受けました点滅器の状態がよくなかったものについて、年に何回か、何回といいますか、この修繕工事の中にも自動点滅器の交換というのはやっておりますので、それも皆さんからの通報あるいは職員のパトロールで気づいた箇所から悪いものについて交換しているというような状況でございます。

委員長(千葉達君) 小川委員。その前に、小川委員に申し上げます。質問は簡潔にお願い申し上げます。

委員(小川昌義君) センサーもなかなか優秀になってきていると思うんですが、日中でもついたり消えたりするようなセンサーありますので、その辺十分に点検をお願いしたいと思います。
 次に、決算書の106ページ、8款2項1目のこれは多分GISのことだと思うんですが、これの保守契約は載っているんですけれども、機器の使用料というのがどのようになっているんですか。それとあと、ソフトの使用料。

委員長(千葉達君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 何款何項でしょうか。ちょっと今の聞き漏らしたんですが。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 実績報告書のほうの197ページになるんですけれども。委託関係です。

委員長(千葉達君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) この表の一番下にございますように、機械の保守業務、これは年間通して46万1,000円でございます。それから、補修整備業務についてはあくまでソフトも合わせて保守整備するものでございまして、機器代等についてはその保守業務の全体の業務の中でソフトの監修分、それから機器の費やす時間分というようなことで積算して業務委託費を積算しているようなところでございます。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 多分先ほどお話ししたとおり、これはGISのソフトを使っているんですか。

委員長(千葉達君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) そのとおりでございます。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) そうしますと、ソフトの使用料とか、それから機器使用料というのは発生すると思うんですが、それはほかの課でやっているということでよろしいんですか。

委員長(千葉達君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) ほかの部と一部ダブる部分はありまして、うちではそのソフトの部分入れて、業務委託として発注しているものでございます。機器はいろんなこれだけじゃなくて都市計画とかの全体閲覧のシステム等と連携して使用しているものでございます。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) では、実績報告書の202ページなんですけれども、明石台地区の団地のことですけれども、今同僚議員も交通量が物すごく多くなっているという路線なんですけれども、そこに点字ブロックが両歩道にありますけれども、それが途中でとまっているんですよね。要するに、点字ブロックが牧場のほうまでいかないで、半分ぐらいのところでとまっているんですが、その辺認識していますか。

委員長(千葉達君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 反対側の宅地造成とかと合わせて一応道路も一緒に整備する予定となっておりますので、一部未整備区間があるというようなことを認識していただければよろしいかと思います。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) そのようにお願いします。
 決算書の110ページの8款4項2目、行政実績報告書203ページになりますね。前にも何回か私質問しているわけですが、成田のせせらぎの業務委託、これは日常業務の10回というのはこれどこに支払っている業務ですか。

委員長(千葉達君) 都市計画課長。

都市計画課長(佐々木俊男君) シルバーセンターのほうに秋口の落ち葉の清掃等でお願いしてございます。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) これは10回というのは秋だけ10回ということですか。

委員長(千葉達君) 都市計画課長。

都市計画課長(佐々木俊男君) 一応夏場から秋口にかけてでございます。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) その次の清掃業務委託なんですけれども、毎年同じ金額が出されて、今年度は2回繰り越しになっている22年度分も入っているんですが、これはその分も回数をふやしたということで、23年度には2回やった、2回というか、その2年分やったということなんですか。

委員長(千葉達君) 都市計画課長。

都市計画課長(佐々木俊男君) 22年度の繰り越し分につきましては、3月の地震におきまして作業ができなくなりまして繰り越した状況でございます。一応年1回という考え方でございます。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 毎年、毎年このぐらいの経費がかかってくるということについては、やはり1年ぐらいで見ていれば大した費用にはならないんですが、何十年というふうになれば相当の金額になると思うんですが、その辺検討はしているんでしょうか。

委員長(千葉達君) 都市計画課長。

都市計画課長(佐々木俊男君) 一応成田のせせらぎ水路につきましては、年4回の水路と、あと幹水槽の清掃をやってございまして、高圧洗浄等の機械によります清掃等を実施してございます。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) それは理解はしているんですけれども、その毎年同じことをやっているので、その辺の検討はしていますかということです。

委員長(千葉達君) 都市計画課長。

都市計画課長(佐々木俊男君) 汚れ状況がひどいものですから、毎年必要性があるものと一応認識してございます。

委員長(千葉達君) 小川委員。

委員(小川昌義君) 毎年かかっていったら、あと10年後にどれぐらいかかる、20年後にどれぐらいかかりますか、これ。やはりある程度のところを検討していかなきゃならないんじゃないですかということなんです。

委員長(千葉達君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 今の都市計画課長の回答に少し補足させていただきますと、あそこの水路はご存じのように一応コイを飼育しています。ですから、コイを放して皆さんの憩いの場として供用しているものでございます。当然生き物がいますので藻が発生するというようなことで、町独自に薬剤を入れて藻を除する除藻剤と通称私ども話しているんですが、それも汚れの状況を見ながらいろんなタイプを使って、何が一番適した、効果があるのかなということでここ数年やっているわけでございます。せせらぎ水路については成田の顔、昨年は健康ウオーキングさんのさあ歩こうかの行進にもなったというようなことで、成田のみならず富谷町の一部の顔というようなことで、非常に景観を重要視した維持管理に努めているところでございます。
 ここの維持管理については以前から前の組合があった際に年間400万円で10年間分、4,000万円を供与していただきまして、維持管理に努めてきているわけでございます。せせらぎに要します費用、これはトータルしますと約390万ほど現在かかっているような状況でございます。400万から若干は10万ですけれども減っているような状況でございます。幹水槽には一応ろ過器がございますので、そのろ過器も何年かに1回は交換、ろ材のほうですね、交換するというようなこともございますので、一定的な料金だけにはとどまらないのかなというようには考えてございます。しかるに、一応成田の顔、富谷町の顔というようなことで、コイがなければもっときれいになるんじゃないかというようなことも言われるかもしれませんが、あくまで周辺住民の皆さんが、あそこは特に子供たちが遊んでいる場所、成田五丁目と七丁目の区間ですか、なっていまして、本当に行くと子供たちの歓声が聞こえて非常に見ているほうでは和むというような逆効果を期待しておりますので、その辺もご理解いただければと思います。

委員長(千葉達君) ほかに質疑ございませんか。安住委員。

委員(安住稔幸君) それでは、まず決算書22ページ、3目土木使用料4節の都市公園使用料であります。これ予算現額から見ますと大分調定額が8倍ほど大きくなっておりますけれども、この内容をお示しください。

委員長(千葉達君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 説明会でもお話ししましたスポーツ少といいますか、公園じゃない民間のスポーツサークルの野球と、それから少年サッカーですか、それのスクールがかなりいろんな公園使っていますので、それで金額が大きくなっているものでございます。

委員長(千葉達君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) 今回ちょっとはっきりしないんですが、東向陽台小学校の分離で明石台のあそこは公園とは違うのかな、学校用地ということであそこに学校が建つようになりましたが、あそこは該当はするんでしょうか。

委員長(千葉達君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) あそこは公共公益用地ということで財政課の管理でございます。公園ではございません。

委員長(千葉達君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) わかりました。
 続きまして、実績報告書の37ページの労働のほうでありまして、シルバー人材センター、23年度の総事業費というか、売り上げは幾らになっているんでしょうか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 売り上げの分という形ですと、1億7,866万2,000円とお聞きしております。

委員長(千葉達君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) 続きまして、45ページ、林業振興のほうでありまして、この中で緑化対策事業というのがございます。その緑づくり補助事業
では23年度大童町内会さんだけが出ているようでありますけれども、これ具体的な事業の内容をお願いします。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 大童地区さんでやった緑づくりに関しては、ケヤキの植栽をやったというふうに……。済みません。大童町内会の花壇の植栽を行ったという形の報告書でございます。

委員長(千葉達君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) これを見ますと年々減ってきているようでありますけれども、たしか仙台市自体が事業として取り組んでいるかどうかはっきりしませんけれども、仙台市のほうですとよく花壇のコンクールとかそういったものをやりまして、いろいろ活発にそういった花壇づくりをやっているようでありますけれども、こういったほうにこちらのこの事業を使うことはできないんでしょうか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) この緑づくり事業に関しては、各町内会さんで緑づくりに取り組んでいただいて、その補助金の1割を緑の募金に充てていただくという事業でございまして、いろんな箇所、行政区長さんの会議とか何かでPR申し上げてやっておるんですけれども、なかなか進まないというのが現状です。ですので、ほかの事業として組み替えるのであれば、そういうところから考え直さなきゃいけないのかなというふうに思っております。

委員長(千葉達君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) せっかくのというか、内容的にはすばらしい事業でございますので、何とかもう少し活用されるように、先ほど私が提案しましたように、申しましたように、コンクール的なものも考えていただきたいと思います。
 続きまして、最後に、違いますね、済みません。199ページ、交通安全施設、この一番下のほうに地下道警備業務というのがあります。これは昨年、22年度は15万2,000円というような実績の報告がありますけれども、今回は23年度は5万円で済んだということは、これについてはどんな理由でしょうか。

委員長(千葉達君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 新たな契約の入札で低くなったものでございます。

委員長(千葉達君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) そうしますと、内容的には変わっていないということでよろしいんでしょうか。

委員長(千葉達君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) はい、そのとおりでございます。

委員長(千葉達君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) 内容があそこはボタンを押すというようなあれでありますけれども、町として成田公民館の筋向かいというか、向かいのほうに道路を挟んで今度新しく駐車場を整備するということでありますので、あそこをやはり多くの方が通るようになるかと思います。上のほうに信号機つけるのはまだまだ先のような話も聞いておりますので、そうしますとやはりカメラなんかの設置についても検討が必要なのでは、いかがでしょうか。

委員長(千葉達君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) この件につきましては前にも何度も出て、検討等もしたところでございますが、まだ実施には至っていないものでございます。必要とあれば、また関係課、庁内全体で検討してまいりたいと思います。

委員長(千葉達君) 安住委員。

委員(安住稔幸君)  続きまして、その下のほうであります交通安全施設維持業務委託というのは、これは22年度にはなかったようなんですが、これの具体的な内容は。

委員長(千葉達君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) これは先ほど産業振興課のほうで雇用促進といいますか、震災に伴います臨時雇用の関係で当課の業務委託として発注しているものでございまして、ちなみに黒川商工会富谷事務所へ委託して2名の作業員で町内一円、特に交通安全施設等に重点的に日常点検あるいは作業を行っているものでございます。

委員長(千葉達君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) そうしますと、22年度においてはこういったものはなく、22年度でございますけれども、こういった事業に関しては継続されているんでしょうか。

委員長(千葉達君) 建設部長。(「24年度です。済みません」の声あり)

建設部長(鴇謙一君) 23、24、一応2カ年該当してございます。現在もやっております。

委員長(千葉達君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) それでは、最後になります。203ページ、203ページの一般公園管理事業の上からこの表の、上の表の下から4つ目ですけれども、都市公園砂場除菌業務委託、これ54ある公園、砂場のある公園54、多分全てだと思いますが、2回実施ということでありますけれども、これは期間が定期的な、多分実施するその時期というのは定期的なものなのでしょうか。

委員長(千葉達君) 都市計画課長。

都市計画課長(佐々木俊男君) 一応年度初めに1回行いまして、あと8月ごろ、夏場に2回目を実施してございます。

委員長(千葉達君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) 町民の皆さんからですね、皆さんというか、町民の方からそこに犬や猫のふんをちょっとよく見かけるときもあるということでありまして、そういうようなときはこの定期的にやるもの以外にも実施されておったんでしょうか。

委員長(千葉達君) 都市計画課長。

都市計画課長(佐々木俊男君) 作業員のトイレ清掃とかにあわせまして、そういうところもちょっと見ていただいたりしてございます。

委員長(千葉達君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) 見ていただいているということでございますね。そうしますと、実際に要望があった場合はその定期2回以外にもこれを実施されるということでよろしいでしょうか。

委員長(千葉達君) 都市計画課長。

都市計画課長(佐々木俊男君) そのとおりでございます。

委員長(千葉達君) ほかに質疑ございませんか。渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) 実績報告書の39ページ、先ほど来よりいろいろ各委員から質問が出ておりますけれども、まず250の会員になる条件というのはあるのかないのか、お聞かせ願いたいと思います。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 特に年齢制限、それから収入制限等々というようなことは聞いておりません。

委員長(千葉達君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) 農業に従事していない方でも参加できるんですか、そうしますと。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 実際に済みません、私、農業者という形でイメージ全体をつかんでいたので、その農業でない方に関しての回答に対しては不適切でした。(「農業者……」の声あり)

委員長(千葉達君) 済みません、指名していない。(「指名してください」の声あり)もう一度お願いします。渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) 農業者ということは、農業経営者ももちろん、農業後継者もそれに参画する資格が得られるという理解でよろしいんですね。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) そう解釈しております。

委員長(千葉達君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) その下に、レクリエーション農園の支援事業というものがあります。今からお話しするのは、要するに農業後継者がどんどん少なくなっていく過程で、やはりこのレクリエーション農園の拡大というものが物すごく重要視されてくるのかなと。要は農地の流廃を防ぐため、そういった関係からして、このレクリエーション農園の方々に対してやはり250のほうに参画できるような条件をつくっていって少し拡大するというような状況は、この23年度では考えていなかったか、お答えを願いたいと思います。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) レクリエーション農園というのは、あくまで農家でない方が多分多いかと思うんですけれども、都市との交流という面もありまして、あくまで家庭菜園的なものの区画で運営されるというふうに解釈しております。

委員長(千葉達君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) 私もそれは理解しております。ただ、先ほど言ったように農業を経営する後継者がいないような現状、そして団地のはざまにある農地、要するにその部分については耕土改善もできないような状況の農地、そういったところが多々見受けられます。そういったところをやはり先ほど補助金の問題でいろいろお話ありましたけれども、集団の開園を行って、集団の開園ですね。その地域一帯をとにかくこんな小さな田んぼしかないわけですから、例えば熊谷地域とか、そういった特定の地域を見ますと、そういったところの集団の開園事業というものを展開するような23年度の計画はありませんでしたか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) そういったような事業展開というような計画は聞いておりません。

委員長(千葉達君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) 聞いていないのではなくて、課長が担当ですから、課長を中心にしたそのような要するに検討はなされたんですかと私は聞いているわけですよ。そういった返答してください。
 それから、このもう一つ、別に課長をいじめているわけでは決してないですからね。基本的にこの250に対して、この250の促進事業の項目の中に、1つはおんないん会も入っているわけでありますよ。おんないん会はおんないん会でもうその250から育ったわけでありますから、それは別な項目でやはり事業促進するべきではないかと私は思うんですけれども、その辺の見解を求めます。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) おんないん会さんは確かに今盛んにやっております。ただ、農業振興の面では、この250促進事業の一つの成果だというふうに思っております。ですので、実際に250の参加されて、なおかつおんないん会を盛り上げていくというような形で、こう両車輪で進めていったらいいのかなというふうに検討しております。

委員長(千葉達君) 渡邊委員。

委員(渡邊俊一君) 今、課長が言ったその答弁、全くそのとおりであります。おんないん会から、おんないん会でない、250から育ったおんないん会、しかし、育てば、例えば幼稚園から小学校、中学校、そして高校と育っていくわけですから、ある程度までになったらそこから分離して、そしてもう少し大きくしていくというか、そういうようなその事業を進めることによって、その近郊農村の、都市近郊農村の発展が結びつくのではないかと私は思いますから、そういうような形でもうもっともっと拡大していくというような、そういうような指導、そういうような考えをやはり持つべきだと私は思いますけれども、そういった考えは持たなかったんですか。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 議員さんのおっしゃるとおりだと思いますので、その意見を参考にしながら今から進んでいきたいと思っております。(「終わります」の声あり)

委員長(千葉達君) ほかに質疑ございませんか。森委員。

委員(森栄君) 決算書の10ページです。決算書の10ページ、不用額ですけれども、産業振興課にかかわる歳出について、労働費、それから農林水産業費、商工費、この不用額の合計を足すと1,413万4,131円になります。そのうちの64.8%が負担金補助及び交付金で917万2,889円を占めています。本来ならば、負担金補助及び交付金については、その事業が確定した時点で減額補正するなどの対応をとるべきだったのに、なぜそういう措置をやらなかったのか、伺います。

委員長(千葉達君) 産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 23年度につきましては、不用額確かに出ております。これというのは、震災関係の繰り越し関係で不用額の計上になっているのかなというふうに感じております。

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) 負担金補助及び交付金については、法令または契約に基づいて負担しなければならない経費なんですよ。ですから、今後もし不用額が出た場合、その額が確定した時点で減額補正予算を組むなどの対応をやらないと、しなければならないと思うんですが、どうでしょうか。

委員長(千葉達君) これは産業振興課だけの問題じゃないでしょう。(「いや、今はこの課で」の声あり)産業振興課に聞きたいの。(「はい」の声あり)お聞きしたいんですね。(「はい」の声あり)産業振興課長。

産業振興課長(浅野康則君) 委員さんの言われる負担金及び補助交付金という形の支出の面での不用額というのは、実際に商工振興の19節で725万、これ出ていますが、歳入の際のご説明したとおり、実際に震災対応でやったところの差金の差という形でご説明申し上げています。そのほかにこういう形の大きい不用額の計上は産業振興課ではなかったというふうに認識しております。

委員長(千葉達君) よろしいですか。ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)

委員長(千葉達君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)

委員長(千葉達君) 異議なしと認めます。よって、これより採決をいたします。
 認定第1号平成23年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

委員長(千葉達君) 起立多数と認めます。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
 以上をもちまして、本日の議事を終了いたします。
 なお、次回は9月12日水曜日に引き続き行うことといたします。
 本日はこれにて散会いたします。

午後3時14分 散会

平成24年決算審査特別委員会(第4号)

平成24年9月12日(水曜日)

富谷町議会決算審査特別委員会は、富谷町議会議場に招集された。

出席委員 19名

  • 委員長 千葉達
  • 副委員長 永野久子
  • 委員 相澤榮
  • 委員 渡邊俊一
  • 委員 磯前武
  • 委員 佐藤聖子
  • 委員 細谷禮二
  • 委員 小川昌義
  • 委員 山路清一
  • 委員 佐藤克彦
  • 委員 森栄
  • 委員 安住稔幸
  • 委員 浅野直子
  • 委員 小泉光
  • 委員 高橋正俊
  • 委員 三浦邦夫
  • 委員 出川博一
  • 委員 菅原福治
  • 委員 長谷川隆

欠席委員

  • なし

説明のため出席した者の職氏名

  • 町長 若生英俊
  • 副町長 千葉芳樹
  • 総務部長兼総務課長 小野一郎
  • 総務部税務課長 内海壮晃
  • 総務部税務課参事兼徴税特別対策監 亀郁雄
  • 総務部税務課長補佐 西山高広
  • 福祉部長 奥山吉信
  • 福祉部長寿福祉課長 安積春美
  • 福祉部長寿福祉課長補佐 中山高子
  • 福祉部健康増進課長 小松巌
  • 福祉部健康増進課長補佐 高橋加代
  • 建設部長兼都市整備課長 鴇謙一
  • 建設部上下水道課長 渡邉成一
  • 建設部上下水道課参事兼事業管理監 黒川正司
  • 建設部上下水道課長補佐 相澤友子

議会事務局職員

  • 議会事務局長 須藤辰夫
  • 主任主査 津久家直美
  • 主査 木川田真史

午前10時00分 開会

委員長(千葉達君) 皆さん、おはようございます。
 本日の出席委員は19名であります。定足数に達しますので、直ちに「決算審査特別委員会」を開きます。

認定第2号 平成23年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について

委員長(千葉達君) 認定第2号 平成23年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 これから各担当課長へ内容の説明を求めます。健康増進課長。
[健康増進課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]

委員長(千葉達君) 以上で、説明を終わります。
 これより質疑に入ります。質疑ございませんか。佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) それでは、決算書のほうでお尋ねいたします。
 185ページ、実質収支に関する調書がありまして、基金繰入額というのが5,630万円ありますが、これで現在この締めたときで基金の残高は幾らになっていますか。

委員長(千葉達君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 24年の3月末で7億9,784万3,000円、それから今委員がおっしゃったとおり5,630万円を積み立てておりますので、8億5,414万3,000円ですけれども、24年度での取り崩しを1億6,633万9,000円行っております。したがいまして、6億8,780万4,000円が現在の残高となっております。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) これはその国保税引き下げをしたわけですが、そのときのその予定、そして現在、これとの関係で見ると、どういうことが考えられますか。

委員長(千葉達君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 当初は基金を取り崩してというような考え方でございましたけれども、税の収納率の伸び、それから前期高齢者交付金等の伸びということもございましたので、基金がふえたという形になっております。基金がふえたと、こちらでは基金が増額になったということでございます。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) それでは、実績報告書でお尋ねいたします。169ページ、お願いします。
 東日本大震災による一部負担金の免除などがありまして、399世帯、790人という表が載っています。その中で先ほども繰り入れの額がありました。ここの精算の仕方といいますか、次の表もありますよね。この同じ実績報告書の中で173ページです。成果と今後の課題のところでは1億9,000万円弱が震災による免除となっているということになっています。免除した額は4,900万円なのかね、この関係をですね、そして先ほど決算書の中であった説明、ここのところでどれだけの人が免除を受け、どれだけの人は幾らだったかということをお尋ねします。

委員長(千葉達君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) まず、成果及び今後の課題ということについては、これ費用額ベースで載せておりますので、その額ということですけれども、まず委員がおっしゃった169ページの4,900万、それから次のページごらんいただきたいんですけれども、大震災の一部減免該当者による還付等もございます。実際、震災直後、病院にかかって支払いはしたんですけれども、その後に半壊以上の証明書をとったことによって還付したという部分もございます。高額になった方についてはもうお金をお支払いしている部分ございまして、その部分で1,952万2,559円というのが170ページにあります。それも足していただければと思います。
 それから、あと税の部分もございますので、税の減免分もございますということで、その税の減免分については172ページの上段左に書いてある額でございます。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) そうしますと、減免した額、あれこれ合わせて減免した額がどうで、そして国庫支出金があったわけだと思うのですが、それでどれくらい繰り入れといいますか、その災害特例の交付金があったものか。それについて数字でお願いしたいと思います。

委員長(千葉達君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 一応この補助金については、本年の2月までの分を補助金という形、それから3月分以降9月までの部分が特別調整交付金のほうで見るということもございます。ということで、実績ベースで7,722万4,000円で交付されているのが現段階で4,431万4,000円で、表面にこちらの決算書に書いてある額ということでございます。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) 申しわけありません。ちょっと早口でよくわからなかったのですが、ここに上がっている災害臨時特例交付金がありますよね。4,431万4,000円、ここを差し引いた額がその国から手当てされて、残っている分についてはどういう扱いになっているのですか。申しわけありません。私がお尋ねしたいのは、減免をされた金額で国から特例交付金あるいは特別調整交付金などで来ますよね。そうしますと、その差額というのがあるのか、減免したものが全て国からの手当てで、町の手出しはなかったのか。そのことをお尋ねします。

委員長(千葉達君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 一応2月までが7,722万4,000円の算定額でございます。現在入ってきておりますのが4,431万4,000円が補助金で、それから先ほど申し上げましたけれども1,298万8,000円が特別調整交付金で入ってきています。残りにつきましては24年度の特別調整交付金で入ってくるということでございます。それから、3月以降につきましては、ここに載せている3月分については算定額といたしまして1億1,027万942円と、3月分結構多い額になっていると。これについては9月までのやつで24年度の調整交付金の中で見られるということでございます。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) そうしますと、平成23年では感覚としてといいますか、その町の手出しについてはこれぐらいだろうというのは、決算のときに大体で概算でこれぐらいになるだろうというのは出ているんでしょうか。

委員長(千葉達君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 大体4,000万ぐらいと。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) そうしますと、4,000万円くらいが町のこの国保会計から出るということで確認しますが、それでよろしいですか。

委員長(千葉達君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) これは一時的にでございます。最終的には国の調整交付金等で入ってくると。24年度等で入ってくるということでございます。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) 一時的には4,000万円は出すことになるけれども、あとはその調整交付金で見られるだろうということでいいですね。はい。
 それでですが、平成24年9月30日まで一部負担金については、済みません、保険税については終了になります。一部負担金については町がその25年3月まで、今年度いっぱい延長するということになったわけですが、その25年以降、25年度になっても、その再々延長といいますか、するべきだと思いますが、その点についてこの決算を締めるに当たって、これだけの甚大な被害でしたから、延長すべきだということについては検討したでしょうか。

委員長(千葉達君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) 検討課題にはなりますけれども、県内の各市町村の動向等を見ながら延長はしないということにしております。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) 実績報告書の169ページ、同じところですが、療養の給付がここの表にあります。この1人当たりの費用額の傾向をどのように23年見ましたですか。

委員長(千葉達君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 震災による医療費は伸びているとは思っております。ただ、ご存じのように一部負担金免除の方々が多数受診しているというのも大きな要因にはなっているのかなという考察はしております。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) 一般と退職で分かれてここに表にあるわけですが、過去についても退職者のほうがその医療費を俗な言葉で言うとたくさん使っているというようなことがあるわけですが、その理由についての考察はどうでしたか。

委員長(千葉達君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 退職者ということでは60歳から64歳まで、65歳前までということでございますので、ある程度退職なさってからということですので、健康的にも大分病気等がある方もいらっしゃるのかなというのでは考えております。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) 実績報告書の171ページです。ここの5のところに国民健康保険税の調定と収納状況の表があります。ここでですが、現年分で収納に見られるその特徴というものはどうなのか、お尋ねしたいと思います。

委員長(千葉達君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) 平成23年度につきましては、先ほど来話ありますように税率等の改正等もありまして、そういったことでは納税のほうが進みまして、収納率がこのような状態になったと捉えてございます。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) 国保税の引き下げによるその納税率、納税の進んだということだというお話ですが、それではその滞納繰り越しの収納ですが、平成22年度が11.15で平成23年度が24.04%になっています。これについての特徴をお尋ねします。

委員長(千葉達君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) 現年分で一つは先ほど税率言いましたけれども、そのほかに現年度で災害減免等もありましたので、そういったことも加味した収納率の現年の数字となっております。滞繰り分につきましては、昨年、その前と滞納整理機構等の滞納整理、それが大分進みまして、そういったことでこういったような状況になっているかと思います。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) 済みません。ちょっと戻りますが、先ほどの課長の答弁で、現年分については災害のその免除の分がここに反映されているということのように聞こえましたが、それはどの程度なのでしょうか。

委員長(千葉達君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) 行政実績報告書、こちらのほうの172ページ、災害減免等によりましてこのような数字が減免されております。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) そうすると、これは計算機でその収納率を計算すればいいわけですが、収納率ではどれくらいのパーセンテージということになりますか。

委員長(千葉達君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) 計算すればということなんですけれども、減免につきましては課税額からこの数字を落としまして出していますので、先ほど見ました収納率の表のところにはちょっと反映していませんので、ちょっと今その数字については持ち合わせしておりません。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) わかりました。そうしますと、前に戻って171ページのところでその収納率が現年でいきますと91.51%になっていると。ここの中にはその災害の免除の分は入っていないということですよね。そうしますと、これを入れてその率を出すということもできますか。

委員長(千葉達君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) 計算上は先ほどお話ししましたように171ページにある調定額から減免した分というものは差し引いておりますので、それを戻した状態にして計算するようになりますので、収納率は下がったような形になります。それで、収納率になぜ今言った災害減免等も加味されるかといいますと、納める自分の負担分減っているということで、幾らか納めやすくなって収納率も向上しているものと思います。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) それでは、先ほど来から出ている宮城県地方税滞納整理機構についてお尋ねいたします。
 これはことしで多分4年目だったと思いますが、過去4年間のといいますか、富谷町が滞納整理機構に移管した世帯数及び金額を年度ごとに示してください。

委員長(千葉達君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) 行政実績報告の85ページをごらんいただきますと、こちらのほうに宮城県地方税滞納整理機構への引き継ぎ状況ということで載ってございまして、今言われました世帯数とはならないんですけれども、ここでお示ししているのが滞納者の人数ということになってございます。その状況はこういった状況でございます。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) 平成24年度がありませんが、平成24年度は何世帯、人数ですかね、これは。幾らですか。(「24年度」の声あり)はい。

委員長(千葉達君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) 決算なんですけれども、24年、定数の60お願いしてございます。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) その金額は幾らになっていましたか。

委員長(千葉達君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) ちょっと先ほど言いましたように24の分のデータは持ってきていませんので、後ほどでも下のほうでお示しできますので、よろしくお願いしたいと思います。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) それでは、続けます。その平成23年度の地方税の85ページ、滞納整理機構に移管されているわけですが、この中でその滞納額に占める国保税の割合、これはどのようになっていますか。平成23年です。

委員長(千葉達君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) 税額でいきまして、62.98%ですかね。全体のうちの本税でいきますと62.98が国民健康保険の占める割合でございます。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) 申しわけありません。金額もお願いします。

委員長(千葉達君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) こちらで引き受けをお願いしていた数字が7,161万6,513円です。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) 6割を超えるその地方税滞納に占める国保の割合ということになってくるわけですが、この中でかなり滞納してしまっていると、100万を超えるという人たちもいるかと思います。その人たち、その分類はどういうふうになっているのか。昨年度も出してもらっていたと思いますが、その段階ごとに何世帯いるのか。それについて、そこに資料があるかと思いますが、お示しください。

委員長(千葉達君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) 今ご質問の段階的にまとめた数字を持ち合わせていません。もしあれでしたら、後でお示しします。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) それでは、その100万円を超える滞納者、それは大体何件ぐらいありますか。

委員長(千葉達君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) 今言いましたように、その段階的なやつで取りまとめた国保の詳細の資料を今持っていませんので、それもあわせてお示しします。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) なかなか払い切れずに地方税を滞納してしまったと。その中で6割を超えるものが国保だということになっているわけですが、その中で一括納税した世帯、これは平成23年何世帯で金額では幾らでしたか。

委員長(千葉達君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) 全体で完納が25人完納していまして、国保世帯そのうち幾らかという捉え方はまだしていません。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) 金額では25世帯、25人といいますか、幾らでしたか。

委員長(千葉達君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) 完納のトータルはちょっと今集計では手元にありませんので、これもあわせましてお示しします。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) 通常ですと間もなく休憩に入るかと思いますが、その休憩後に今お尋ねしたものについての数字、示してもらえるでしょうか。

委員長(千葉達君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) 休憩後にはちょっとお示しできないので、少し時間いただきたいと思います。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) それでは、細かな数字というよりも、完納した25人の世帯のその国保だけというのではなくて、それでは全体の金額幾らだったかを示してほしいと思いますが、それはできますか。

委員長(千葉達君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) もう一度確認します。完納なった人に限らず、納税あった全員の納付状況ということですか。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) そうではありませんで、完納したと。手紙が来ると1週間以内に返しなさいという、納税しなさいということが言われますが、それによってその1週間ではなくてもね、完納したという世帯があったと思います。それを国保で何ぼだったかというのではなくて、完納した世帯の金額合計は幾らだったかをお尋ねします。その金額を示してもらえますかということです。

委員長(千葉達君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) わかりました。そういったことで後でお示しします。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) その完納した人たちですが、その人たちはどのようにしてお金を確保してといいますか、ほかの金融機関から借りたのか、親類から借りたのか、さまざまなやり方があるかと思いますが、それについてはどのようにして納税したと聞いていますか。

委員長(千葉達君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) 今言われました25件等についての詳細を今言ったような状況での把握はしてございません。それで、交渉につきましては滞納整理機構職員がやっていまして、入金等がある場合等の連絡等はございますが、その納税者との詳細の回答等はございませんので、その内容はちょっとわかっていません。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) 納税機構にこの3年間、ことしで4年目になりますが、お任せをするということになっていますが、納税機構の県のやり方、人権無視とも言えるようなふうなやり方について、町は認識しているでしょうか。そこのところでわかりませんというだけではなくて、どんな思いをしているのかということについて、その納税のやり方はどこまでご承知なのか、お尋ねします。

委員長(千葉達君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) 滞納整理機構にお願いしている案件につきましては、富谷町本町でいろいろそういった滞納のほうの整理をしたんですけれども、どうしても納税推進できなかったという案件をお願いしていまして、委員さんおっしゃられるとおり納税にかなり難しい滞納者が滞納整理機構のほうに行ってございます。そういったことで、町でもいろいろそういった納税について意思表示したんですけれども、どうしても無理だったということで、そこからまた一歩進んだ中で納税相談をしながら滞納整理機構のほうで納税の推進を図っているととらえてございます。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) さまざま町としても相談を受けていることは知っていますが、その推進を図っているという状況が、普通町の職員だったらやらないだろうということまでやっているというのが現状なんです。何人か立ち会いましたけれども、本当にそうなんです。そこのところをしなければならないぐらい、何でもかんでも取り立てるという方法で、平成24年も整理機構に移管しているわけですけれども、これからもそうやってでも取るというつもりの決算、平成23年の決算だったのか、お尋ねします。

委員長(千葉達君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) 今お話にあったように、何もかにも無理無理というお話ではなくて、その辺を相談をしながら自主的に納めてもらっているケースも大分あります。そういった中で入り口ではそういった大分機構も毅然とした態度で納税者、滞納者と接することもありますので、一時そういうこともありますけれども、最終的に進んでいく中で相談してよかったと言って喜んでいる納税者もいると聞いてございます。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) それでは、実績報告書の172ページに行きまして、短期証と資格証の世帯数がここに書いてあります。これはことし3月末の数でしたが、直近ではどうなっていますか。

委員長(千葉達君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) 8月末現在で1カ月証が35件、3カ月証が332件、6カ月証が39件、計406でございます。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) 資格証についてはどうですか。

委員長(千葉達君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) 資格証33件です。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) 資格証ですが、その1カ月、3カ月、6カ月というこれについても問題があると思いますけれども、資格証はその保険証の取り上げだと私は思っています。国保税払っていないから取り上げると、渡さないと。これでは民間の保険と変わらないやり方だと思うわけですね。国民健康保険、この制度については社会保障という考え方があるわけで、この保険証を渡さないというやり方は改めるべきだとたびたび言ってきましたわけですが、その資格証発行しないでやりたいものだとか、やらなければならないとかというそういうことは平成23年の決算の中で出ましたか、お尋ねします。

委員長(千葉達君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) 国保の滞納審査会等でそういった話題を出していまして、保険証の本人に渡すどうこうというのと、あともう一つはこういった資格証、短期証、この取り扱いはあくまでも納税、こちらの推進できない方ということでこういった取り組みになってございます。それで、資格証の方については文書等をおあげしまして、弁明の機会を持つということでやっているわけでございますが、なかなかそういった方、来庁していただけない実情でございます。そういったことで、今後の取り組みとして、もう既に審査会等の中了解をいただきまして、資格証から短期証のほうに切りかえをいたしまして、本人との面談等をやりながら納税の推進を図っていくというような計画になってございます。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) そうしますと、今後についてはその資格証の数が減っていくという捉え方でいいですか。

委員長(千葉達君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) ただいまの資格証につきましては、期間は定めてございませんけれども、現在先ほど報告したような資格証の人数から短期証のほうにすべてを切りかえをいたしまして、資格証の数なしの状態で納税交渉等をやってまいりたいと思ってございます。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) それは前進だと思いますが、しかし、国保税のことで言うとね、国保税が下がったことによって納税できる世帯、意欲もあるということがこの審査の中でわかったような気がします。したがって、払える国保、国保税にしていくということが鍵だと考えますね。そのためには何といってもその法定外の繰り入れ、これをして引き下げるということも必要だと思います。何といってもその限度額が随分上がっているんです。平成23年からは77万円ですね。医療と介護と高齢者で。後期高齢者で。ここのところを引き下げなしには、もっともっと納税できる、そういう状況にはならないのではないかと思いますが、この点について最後にお尋ねいたします。

委員長(千葉達君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 限度額77万ということでございますけれども、これは所得に応じてその限度額が適用されるということでございますので、所得が多い方からは多く納めていただくというこの税の原理については正しいのかなと考えております。
 先ほど税務課長が申し上げましたように、その資格証なりそういうようなのを短期証にしながら、税のほうの交渉をしながら適切に収納を促してまいる。そして、健全に保険財政を運営していくというのが国保の今後の考え方でございます。

委員長(千葉達君) この際、11時10分まで休憩します。

午前11時01分 休憩

午前11時10分 再開

委員長(千葉達君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 質疑ございませんか。佐藤委員。

委員(佐藤聖子君) 先ほどの課長の答弁の中で、確かに税ですから応能負担というのはそれはわかります。ここは消費税と全く違うところでね、誰からも一律に取るだなんていうのはあってはならないことで、その応能負担は当然なんだけれども、しかし、現在のあるものを分けていくとなると、その中間層のところにも結構重い負担になってくるというのはこれまで見てきたとおりだと思うんです。だから、全体をその負担を軽くするというのでは、一般会計からのその繰り入れというのは必要ではないかという思いでお尋ねしたわけですが、これについてはどうでしょうか。

委員長(千葉達君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) まず、国民健康保険の特別会計の中で自主努力しながらやっていくのが最初だと考えております。

委員長(千葉達君) ほかに質疑ございませんか。森委員。

委員(森栄君) 決算書の156ページ、不納欠損額が平成22年度と比較すると138万440円ほど増加していますけれども、この不納欠損額がふえた理由についてお伺いします。

委員長(千葉達君) 健康増進課長。失礼。税務課長。

税務課長(内海壮晃君) 不納欠損につきましては、未納者の滞納整理のほうを行っていまして、そういった不良債権の整理等を2年か3年前からやっていまして、そういった執行停止と滞納処分の執行停止等をかけているのもありまして、そういったことで計数がふえているような次第でございます。

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) それでは、不納欠損のその区分別に説明を願います。

委員長(千葉達君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) 件数が国保税120人の不納欠損を行っていまして、時効で終わっている分が金額で976万2,419円、あと執行停止等で終わっている分が残りの879万7,961円というようなことになってございます。

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) 収入未済額なんですけれども、決算後の直近の収納状況について伺います。

委員長(千葉達君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) 8月31日現在の国民健康保険現年分の収納率ですか。(「額」の声あり)額。未収額ですか。(「収入未済額分として幾ら入ってきたのか」「24年度だぞ」の声あり)

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) では、この件については後で対応お願いします。
 それでは、行政実績報告書の170ページ、療養費が前年度と比較して増加していますけれども、その増加の理由を伺います。

委員長(千葉達君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 療養費、先ほどの佐藤委員の話にもありましたけれども、療養費につきましては、まず震災絡みでの受診者もふえているし、一部負担金免除等によるかかる方々も大分ふえてきたということで、補正でもレセプト点検の件数もふえたということでの補正をさせていただいたようにふえているというのが現状であります。

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) では、同じく170ページの特定健康診査、それから特定保健審査、これについては受診者数は書いてあるんですが、この対象者数、それぞれ何人なのか、伺います。

委員長(千葉達君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 23年度につきましては、6,386人でございます。

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) 今の数字は両方合わせた数字でしょうか。別々だと幾らになりますか。

委員長(千葉達君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 特定健康診査につきましては6,386、それから特定保健指導の対象者については484でございます。

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) 次に、172ページ、7の国民健康保険税の税率等の推移に関しまして、説明を求めます。所得割、資産割、均等割、平等割、それぞれ税率の軽減をいたしましたけれども、この税源の引き下げに伴う加入者の負担軽減額はどれぐらいになっているのか、それぞれ所得割、資産割、均等割、平等割について伺います。

委員長(千葉達君) 税務課長。もとい、健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 済みません、もう一度。

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) 国民健康保険税の税率の推移なんですけれども、実績報告に書いてあるとおり、国民健康保険税給付分の税率引き下げを行い、加入者分の負担軽減に努めたというふうに書いてあるんですよ。ですから、これに関連して国保税の所得割、医療分について0.26の減、それからあと資産割について5%、それから均等割についても均等割、平等割についても減になっていますので、それぞれごとの加入者の軽減額がどれぐらいだったのか、それを回答を求めます。

委員長(千葉達君) 健康増進課長。もとい、税務課長。

税務課長(内海壮晃君) ちょっと今のそのときの資料を持っていないので、後でお示しします。

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) それでは、173ページなんですけれども、特定健診、特定健康診査については平成23年度の受診率は57%となり、実施計画の目標値62%を達成できなかった。この5%を達成できなかった理由と、あと今後の対応について伺います。

委員長(千葉達君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 受診率につきましては、加入者が年々ふえておりまして、受診者数もふえてはいるんですけれども、なかなかそのパーセンテージ、元数もふえていくものですからなかなか伸びないというのが事実でございます。今後につきましては、やはり受診していない方々への勧奨とか、そういうのを実施しながら目標値を伸ばしていきたいと。最終年度でございますので、65%には今年度も達しはしていないんですけれども、今後については2期計画の中で考えていきたいと考えております。

委員長(千葉達君) ほかに質疑ございませんか。永野委員。

委員(永野久子君) 決算書の168ページ、歳入合計のところですけれども、不納欠損額が2,073万4,752円ということで、この内容につきましては決算審査意見書の22ページに、平成5年から平成23年度までの18年間の分で120件というふうに記載されています。今回不納欠損処分をした年度ごとの件数と金額を伺います。

委員長(千葉達君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) 平成5年から23年までのトータルでしていまして、その内訳は今手元には持ってきていませんので、後でお示しします。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) この地方税の時効の成立は5年ということですけれども、18年前のものもあるというのはどういう事情ですか。

委員長(千葉達君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) 古い年度の滞納額があるのはどうしてかというご質問だと思うんですけれども、今言われている内容が時効等があるのでそういったことで徴収権ないのかというご質問かと思うんですけれども、こういう古い滞納ある方につきましては、ここに来て滞納がたまったわけじゃなくて、そういった何年か前から未納が累積して滞納額大きく膨らんでいます。そういった方につきましては、今未納になっている税金の納付方法等につきまして個別に相談をし、今後どういうふうに納めるなり、本人との誓約なりを取り交わして時効中断等をやっていますし、あとそういった本人との交渉等がどうしてもできなくて、そういった国保の財源を確保するために、財産、不動産等持っている場合はそれらに差し押さえ等を入れまして時効中断等図っている次第で、そういった古いのも確保していたということになります。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) 認識について伺いたいんですが、例えば仙台市の場合は国民健康保険料ということで時効は2年間ですよね。富谷町は税制度をとっていますから、時効は5年です。早い話、仙台は2年間未納になったら時効の滞納処分の停止をしていくということが可能になってくるわけですけれども、この時効に関しましては2つの意味合いがあると思うんですね。一つはやはり地方自治体のその健全財政運営を図るということで、いつまでも古い滞納分について放置しないで、一定の処分をしていくと。健全財政の観点からの処分だということと、もう一点は、滞納している方のその生活を守る。いわば人道的な措置という意味合いと、この2つの意味合いを持っていると思いますが、この点のご認識は同じでしょうか。

委員長(千葉達君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) 今言われましたように、片方では大変ながら納めている方の納税の確保ということで時効の中断ということでそういったことをやりますし、滞納額が累積しまして納税大変な方、なおかつ資産も財産、預金等もなくて、本当に困っている方につきましては、そういった個別の対応をして相談して、実際調査をした上で、5年等を待たず3年の執行停止等の処分も実施しているところでございます。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) そうしますと、徴収の仕方で最近はたびたび議会の場でこの滞納について、例えば一時的にお金が入った、国保税を納めたいという意思があるときに、古い5年も6年も先のものからではなくて、今期の分、一番新しいものの分から納めてもらうというふうに対応しているということでしたが、この立場は私は余りそういうふうにすることで本当に古くてもう納め切れない分については時効が成立していくという、その人道的な観点というところから見ると、町の対応の仕方というのはこれ正しいと思うんですけれども、今現在は、今現在というのは平成23年度はその対応はどのようにされてきておりますか。

委員長(千葉達君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) 滞納者の納税の取り組みなんですけれども、今言われましたように、場合によっては大分古い分の滞納から現年まで引きずっている方がありますので、そういったときの収入状況なり、一番いいのは古い分を納めつつ現年を滞繰りに持っていかないというのが徴収としての姿勢でございまして、現年を来年に持っていかないということになれば、滞繰りはふえませんので、そういった取り組みをしています。ただし、それは理想であって、必ずしも収入が伴いませんので、その辺はひとまとめでそのとおり新しいものを納めて、古いものはちょっと後にというようなそういったような取り決めではなくて、個人個人の状況なりを加味した上での収納の仕方をやっている状況でございます。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) 今回不納欠損処分をした120件の中には、いわゆるお金があるのに払わないといった悪質滞納者というのは何件あったんでしょうか。

委員長(千葉達君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) よくこういう場で議員さんのほうから悪質滞納者という言葉をお聞かせいただくんですけれども、税務課徴収のほうとしてその支払う能力があるにもかかわらず滞納を続ける方や、納税相談に応じないといったこういった誠実性のない方がかなりおります。その数はと言われますと、未納者大分数がありまして、その色分けは特にはしてございません。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) 私もちょっと記憶がはっきりしていないんですけれども、かなり前なんですが、滞納者をなくしていくと、そして徴収率を上げるというための努力として、町がかなり職員が苦労されて訪問をして面談をして収納していくと。納入を促すということでかなり成果を上げたという時期がありましたが、今たびたびお話に出てくるのは、来てもらってということなんですね。私はやはり役場に来てもらうと、来られる状況の人ばかりではないし、出向いていく努力ということもやはり続けていくことが大事で、そういう意味ではやはりご苦労は多いとは思いますけれども、一人一人に即した状況で収納を進める、相談に乗るということが大事だと思うんですが、この点では23年度はどのように対応しましたか。

委員長(千葉達君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) 今お話にあったような臨戸、各滞納者の家庭を訪問しての納税相談なり、徴収ということはちょっとできるような体制ではございません。人数6人いまして、短期証交付で先ほど言ったような数字の方が3カ月の間に一斉来るわけではないので、そういった対応をしながら、なおかつ未納者の対策ということで、家庭までの訪問ということにはいかないんですけれども、それにかわりまして文書等を出していまして、その文書等の活用で本人からいついつまで来てくださいといったときに、来られない方もそのとおりおります。そういったときは、場合によっては電話での相談で、それが金額がやはり大きくなりますと、電話での細かい滞納の整理の話ということまではいかないのでご足労いただいているというような状況で、実際臨戸訪問というのは数ゼロではないんですけれども、やっている数は少しだけです。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) この平成23年度は富谷町の国保にとってはとても大きな意味を持った1年だったように思うんです。つまり、初めて政策的に減税をしたと。震災とは別にですね、政策として減税をしたということと、今回のこの決算の審議の中で佐藤聖子委員に対して先ほど短期証に、資格証は発行しないで短期証に切りかえていくと。これは大変大きな前進だと思いますし、評価もしたいと思います。
 そこで、改めて滞納整理機構についてはもう何度もここで言ってきていますので、今お話にありましたように税務の体制をもう少し強化して、つまり人をふやして個々の相談に相手の時間に合わせて相談に乗っていくということを取り組んでみてはどうかということを、これは町長に伺いたいと思いますが、どうですか。

委員長(千葉達君) 若生町長。

町長(若生英俊君) そのような考えはございません。

委員長(千葉達君) ほかに質疑ございませんか。小川委員。

委員(小川昌義君) いつものことで申しわけないんですが、行政実績報告書の171ページ、お開き願いたいと思います。
 4番の検診などの実施状況及び助成額なんですが、これの平成22年度の助成額が金額が合わないんですが、これは22年度の実績報告書見ますと、一番最後の肺がん、この項目がなかったわけで、その金額が合わないんですが、質問したいと思います。

委員長(千葉達君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 肺がんの喀痰をとったときの部分が22年度まで載せていなかったものですから、この辺のちょっと載せたんですけれども……。

委員長(千葉達君) 小川委員、もう一回いただけますか。小川委員。

委員(小川昌義君) 実質は平成22年度の今回の出されている数字は723万900円ではなくて、729万300円という金額になりますので、私の計算では間違いないと思うんですが、そのように訂正お願いしたいと。

委員長(千葉達君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 昨年はその肺がんについて載せていなくて、その額だけ載せてしまったということでございますので、今委員がおっしゃったような数字になると思います。

委員長(千葉達君) ほかに質疑ございませんか。小泉委員。

委員(小泉光君) 行政実績報告書の164ページに各種の予防の状況が出ていますが、ここに数種類の検診の受診状況ということで受診率がそれぞれ何種類かにわたって載っていますが、これを健増課としてはどのように評価していますか。全般的な話で結構です。

委員長(千葉達君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 164ページ、これは一般会計部門の実績でございます。(「ああ、そうか。失礼しました」の声あり)

委員長(千葉達君) ほかに質疑ございませんか。安住委員。

委員(安住稔幸君) 実績報告書のほうでありまして、169ページを見てもわからなくてお聞きしますが、実際にこの国民健康保険を利用された実人数、実世帯数というんでしょうか、そういったものは掌握されているんでしょうか。

委員長(千葉達君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) ここではちょっと持ち合わせておりませんので、いろいろ積み上げてみないと実人数、どの世帯がということはちょっと。ただレセプトからそういう数字で持ってきているものですから、出ておりません。

委員長(千葉達君) 安住委員。

委員(安住稔幸君) それでは、あと下のほうに聞きにまいります。
 次のページの高額療養費であります。高額療養費で最高額は、今回23年度でお支払いした最高額というのはお幾らになっていますでしょうか。

委員長(千葉達君) 健康増進課長。

健康増進課長(小松 巌君) ちょっとこれにつきましても高額についても持ち合わせておりません。ただ、200万ぐらい超えている部分もございます。

委員長(千葉達君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)

委員長(千葉達君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 議案に対する討論を省略し、採決したいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)

委員長(千葉達君) 異議なしと認めます。よって、これより採決をいたします。
 認定第2号平成23年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

委員長(千葉達君) 起立多数とめます。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。

認定第3号 平成23年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について

委員長(千葉達君) 認定第3号平成23年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 これから担当課長へ内容の説明を求めます。上下水道課長。
[上下水道課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]

委員長(千葉達君) 以上で、説明を終わります。
 これより質疑に入ります。質疑ございませんか。森委員。

委員(森栄君) 決算書の192ページです。192ページの不納欠損額なんですけれども、この不納欠損額が前年度に比べて増加になっていますけれども、この増加した理由について伺います。

委員長(千葉達君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 時効等を迎えたものが多かったということでございます。

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) それでは、時効を迎えたということなんですけれども、この不納欠損の法定根拠について回答を求めます。

委員長(千葉達君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 不納欠損につきましては、地方自治法に基づくものでございます。基本的には税法の考え方と同じでございまして、消滅時効については5年ということになってございます。

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) 不納欠損の区分について、何件、幾らなのかというのを回答願います。

委員長(千葉達君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 失礼いたしました。平成23年度不納欠損件数の内訳でございます。時効によるものが5年関係というのが87件でございます。転出先不明となっている方が3名、それから死亡の相続放棄が2件、それから破産1件でございます。合わせて93件でございまして、金額が264万8,832円でございます。

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) では、地震対策下水道事業費補助金と災害復旧費事業費補助金の申請額に対する割合について伺います。

委員長(千葉達君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 補助率は2分の1でございます。

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) 一般会計繰入金で2億8,648万9,000円、済みません。ごめんなさい。その隣でした。この金額が繰入金の金額としてなっていますけれども、これは歳出との財源調整の機能のための額でしょうか。

委員長(千葉達君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 下水道事業特別会計の収入で対応できない部分について一般会計から繰り入れを行ったものでございます。

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) 実績報告のほうで伺います。213ページです。213ページでは成果及び今後の課題のところで、処理区域内普及率は前年度より0.2ポイント増の96.1%というふうに記載されていますが、この増加の理由について回答を求めます。

委員長(千葉達君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 水洗化を行った世帯がふえたという表現が適切なんでしょうか、若干ではありますがあったということでございます。96という数字、ほぼもう100に近い数字になってございますので、ふえたということでよろしいかと思います。

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) では、前年度よりふえたということなんですけれども、その文章の続きに、水洗化率は前年度と同様というふうに書いてあるんですけれども、言っていることと違いませんか。

委員長(千葉達君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 表現の仕方が若干不適切かもしれませんが、ほぼ同様だというそういった考えでございます。

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) それでは、その2行目に河川等の水質保全というふうに記載されていますけれども、この水質保全についての基準について伺います。

委員長(千葉達君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) これは水質につきましては当然基準で定まった中身で一応放流するもので、直接的には一応基本となる川の関係のところに汚水等が入らないということで、いわゆる大和町にございます浄化センターで浄化をいたしまして、あとそこから河川に放流するということ、そういった意味合いでございます。

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) では、今の回答に対して、同じく成果及び今後の課題の下から2行で、今後は毎年増加する汚水を円滑に排水するというふうになっていますけれども、毎年汚水についてはふえているんですけれども、これとの違いについて伺います。

委員長(千葉達君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) ちょっと今意味がわからなかったので、もう一度お願いしたいのですが。

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) 先ほどの河川等の水質保全について説明をいただいたんですけれども、その回答と、その下から2行に書いてある毎年増量する汚水云々についてとの関連について質問しているわけなので、それについて回答願います。

委員長(千葉達君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 排水については最終大和浄化センターで浄化を行いまして、河川に放流するということでございますので、先ほどお話しした意味と何ら変わりはございません。

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) それでは、毎年増量している汚水というのはどれぐらいふえていますか、毎年。

委員長(千葉達君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 失礼しました。実績報告書214ページでございます。企業決算概要、処理水量有収水量のところで数字でお示しをしてございます。22年度、処理水量477万7,126トンでございます。年間で23年は494万4,516トンということでございまして、増量ということになってございます。

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) 次の214ページですが、吉田川流域下水道維持管理負担金、この負担金の内訳について伺います。

委員長(千葉達君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) ここにもお示ししてございますように、吉田川流域建設費用、吉田川流域下水、大和、富谷、大衡、大郷等でかかわってございますが、そこで発生するいわゆる施設等の建設に要する経費ということでございます。

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) 負担金の割合とか、その内訳とかについて説明を求めているので、もう一度回答願います。

委員長(千葉達君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 負担率については、214ページの一番下の段ございます。排水量等によって調整してございまして、富谷町の負担金につきましては流域全体事業費から国庫補助金及び流域負担金を控除した額に町の負担率、ここでお示しする率を掛けて出してございます。細かな計算はございますが、大筋こういった中で計算された金額でございます。

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) それでは、今説明にあった214ページの下から2番目にある町の負担率ですけれども、この町の負担率については21年度の42.7%と比較して、22年、23年度は33.57%になっていますけれども、この負担率が減った、変わった理由と、今後の負担の利率の推移について伺います。

委員長(千葉達君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 負担率につきましては、それぞれの構成市町村のいわゆる排水割合で決めてございまして、一定の年度で改正してございます。排水量が全体的にふえれば、当然その率も変わってくるというようなことで、23年33.57%になっているという、22年からですか。というのは、近隣の大和町、それから大衡等でいわゆる北部工業団地、そちらに企業等の立地等がございまして、そちらの排水量等多くなってございまして、全体的には大和町さんのほうが高くなった。現在の率で申し上げますと、大和町が39%、それから大衡が16.83、大郷が2.05、あとは宮城県のかかわりがございますけれども、宮城県の分として8.55%でございます。ただ、この数字、額にそのまま掛けるわけではございませんので、一応目安ということで考えていただきたいと存じます。

委員長(千葉達君) 森委員。

委員(森栄君) それでは、同じ負担率で21年度に42.7%、22、23と比較してふえていますけれども、この42.7%になった理由について伺います。

委員長(千葉達君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 先ほど申し上げましたが、排水量と、あとその各市町村の排水量割合で割り出したものでございます。

委員長(千葉達君) この際、午後1時まで休憩します。

午前11時58分 休憩

午後 1時00分 再開

委員長(千葉達君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 質疑ございませんか。永野委員。

委員(永野久子君) 実績報告書の214ページをお願いいたします。
 有収水量が前年に比べまして16万5,793トン減っておりますけれども、その理由は震災なのか、その理由についてまず伺います。

委員長(千葉達君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 理由等についてはまだはっきりとはしてございませんが、震災の影響も含まれるのかなというふうに考えてございます。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) 吉田川流域下水道全体の進捗率というのは今どこまで来ているでしょうか。

委員長(千葉達君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 当初平成30年までの計画でございますが、23年度末で96.21%になってございます。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) それに伴う富谷町の負担額というのはどのくらいと推計されるか、伺います。

委員長(千葉達君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 平成23年までの通算でございますが、42億5,217万9,000円でございます。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) この96.21%の到達率なわけですけれども、残すところでどのくらい、今後ね。どのくらいとおよそで結構ですが、見込まれるか、伺います。

委員長(千葉達君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 当初の予定でいきますと、16億ほどかと思います。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) 実績報告書の213ページの成果及び今後の課題のところに、これは公共下水道に関してですが、汚水中継ポンプ場や管渠の共同化が課題というふうにありますけれども、これは地震対策としても大変重要かなと思いますが、このポンプ場や管渠の共同化については計画を立てて進めていくことになるのでしょうか。その計画はあるか、伺います。

委員長(千葉達君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 全体計画としては持ってございませんが、当然今後維持管理上、そういった延命措置なり構築も必要になる施設等当然出てきますので、こういった場合はまず長寿命化計画というものを策定いたしまして、そういった計画承認いただいて、あと補助事業等でもって建設等を行っていくというような状況でございます。

委員長(千葉 達君) 永野委員。

委員(永野久子君) ちょっと前後して申しわけありません。もう一度流域下水道なんですが、維持管理費についての返還は幾らでしょうか、伺います。

委員長(千葉達君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 平成23年度はございません。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) それでは、22年度までの累積では幾らでしたでしょうか。

委員長(千葉達君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) ちょっと手元に資料ございませんので、後でお示しをいたします。(「わかりました」の声あり)

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) 最後になりますが、決算書の253ページなんですけれども、下水道事業特別会計の町債の残高が記されておりまして、これ67件、26億2,843万506円となっています。最初に訂正がありますね。67件ではなくて65件ということでいいでしょうか、まず伺います。

委員長(千葉達君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) おっしゃるとおりでございます。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) この残高につきましては、特に昭和60年代に借りたものに関しまして、例えば昭和62年度のでいきますと残高71万3,265円、その次が36万何がし、次が35万何がしと、この辺に書いてある10万円台の残高だけを足しても180万ちょっとなんですが、これは繰り上げ償還をしてしまうというわけにはいかないのでしょうか。

委員長(千葉達君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 当初の返済計画に基づいて償還ということにしてまいります。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) 繰り上げ償還をやるということですか。今のお答えの意味がとれないんですが、やるということなんですか、やらないということなんですか。

委員長(千葉達君) 当初計画した償還計画に基づいて償還をしていくということで、繰り上げということではございません。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) 平成23年度はそういう意味では当初の、当初のというのは年度当初という意味ですよね。年度当初という意味じゃなくて、繰り上げ償還計画というのが別途あるんですか。

委員長(千葉達君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 繰り上げ償還につきましては、該当するものはございません。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) これは下水道に関しては繰り上げ償還にしても、借りかえにしても、条件がなかなか難しいということは聞いてはおりましたが、その難しさの理由を伺います。

委員長(千葉達君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 難しさの理由というよりも、当初の計画に基づいて償還をしていきたいということでございます。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) そういう難しいことはないというのなら、もっと簡単ですよ。4.8%もの利率で何で残高71万とか36万をいつまでも置いておかなきゃならないんです、借りておかなきゃならないんでしょうか。これは特に法律的に問題があるとか、国との関係で制限がかかっているとかというのでなければ、こういうものは急いで返すべきじゃないですか。そういうお考えないんですか。

委員長(千葉達君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) そうですね、一般論からすれば委員お話しのとおりでございますが、こういったいわゆる公的な資金につきましては、いわゆる繰り上げ償還の場合に、当然それに繰り上げする場合に伴ういわゆる違約金というそういった性格のものを当然出さなくてはならないというそういったものもございますし、当然そういった措置のとれる資金については、総務省なりそういった中で調整をしてその自治体と調整をしながらするということになってございますので、これは水道事業でも同じなんですが、そういったことでのいわゆるやりとりはございませんので、当初の計画どおりということでございます。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) それでは、この1番目の昭和62年度借入の分については、71万3,265円をあと何年かけて返す計画になっているんですか。

委員長(千葉達君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 手元資料ございませんので、後でお示しをいたします。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) そういう答弁では論議にならないので、そういう資料ないんですか。すぐに暫時休憩してでも手元に取り寄せられないんでしょうか。

委員長(千葉達君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 後でお示しをしたいということでお話をして申し上げております。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) 普通に住民の感情というか、常識から見ますと、利率4.8%もの高い利子のものを、しかも残高71万くらいのものを、いつまでたっても返せないで置いておくという、このこと自体が非常に一般の住民の常識から見るとおかしいですよね。国との関係でそれが違約金払わなきゃならないとか何とかというのであれば、じゃ違約金は一体どのくらいかかるというようなことを準備してきていただかないと、論議が進みませんよね。手元にないということで時間もかかるというのであれば、これは後で私が個人的に行きますけれども、改めて国とこういうことについてもきちんと折衝をして、やはり国のやり方はおかしいんだということをはっきりさせて要求もしていくいう、こういうことも必要じゃないでしょうか。これは町長に伺います。

委員長(千葉達君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 一定のルールで進めているわけですので、その辺のところをご理解いただきます。(「それを聞いているんじゃないですよ。国に対して」の声あり)

委員長(千葉達君) ほかに質疑ございませんか。永野委員。

委員(永野久子君) 今の町長のご答弁は答弁かみ合っていないんですよ。私は国に向かってももっと要求していったらどうですかと言っているんですから、国に向かって要求するお考えがあるかないかをきちんとお答えください。

委員長(千葉達君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 答弁の繰り返しになりますので。

委員長(千葉達君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)

委員長(千葉達君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)

委員長(千葉達君) 異議なしと認めます。よって、これより採決をいたします。
 認定第3号平成23年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

委員長(千葉達君) 全員起立と認めます。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。

認定第4号 平成23年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について

委員長(千葉達君) 認定第4号平成23年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 これから各担当課長へ内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
[長寿福祉課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]

委員長(千葉達君) 以上で、説明を終わります。
 これより質疑に入ります。質疑ございませんか。佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) 介護保険実績報告書で質問します。
 ページのところはちょっとどこを当てはめればいいかわからないのですが、今富谷町にある特別養護老人ホームの入所者数、何々が何人、それから何々が何人ということで、現在の定員数お尋ねします。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 特別養護老人ホーム杜の風が50人定員でございます。あと成田の里が29人でございます。介護老人保健施設は季館110床です。あとリーブスも同様でございます。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) 特養ホームについては増床が見込まれていますが、それについては平成24年度及びそれ以降についてどうなるか、お知らせください。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 24年度の整備のほうは、成田の里の2期工事として広域型の特養70床整備予定でございます。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) それでは、現在のそれぞれに対する待機者についてはどうなっていますか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 成田の里につきましては15名というふうなところで把握してございます。あと杜の風につきましては、8月1日現在で県の報告によりますと400人という待機というふうなところがありました。そこのところで施設に実際に確認いたしましたところ、そこのところは1回申し込みをして、あと取り消しをしてない方も含むというふうなところでございましたので、今後そこのところのきっちり精査をかけていくというふうなところの段階に来ております。ですので、実際のその杜の風というふうなところでの待機というところは、今はっきりしないところでございます。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) 平成23年の時点では、成田の地域密着型が29人分できたわけですが、しかしこれからふえて70人分ふえたとしても、やはりまだまだ待機している、入りたい、入らなければならない人というのがいるかと思うのですが、それについて、これからの施設整備についてはどのように検討したでしょうか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 今の5期の計画の中では24年度の計画というふうなところを明確にうたっているところではございます。あとそのほかのそれ以降のところというのは、近隣のかなり整備が進んでおりますので、その状況を見ながら弾力的な運用をしていくというふうに介護保険事業計画の中でうたってございます。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) 実績報告書149ページです。保険料の徴収と収納、調定と収納状況が書いてあります。普通徴収でいいますと、平成22年が82.25%、23年になってその普通徴収が85.31%となっていますが、これは実人数ではそれぞれ何人ですか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。税務課長。

税務課長(内海壮晃君) 納税者の全体の数は今持っていませんので。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) 普通徴収のところで納められない人が出てきていまして、その人たちが介護保険を利用している人もいると前に聞いていますが、その人たちの人数がどうなっているのかを知りたいと思ったわけです。持ってきていないということなのですが、その納税できていないという、納税じゃありませんね。保険料を納めていないという人たちの中で、連携がとれてその方々の生活状況の把握というのはできていますか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) その中で認定者という方は12名というふうなところでございます。入所の方、あと在宅の方、あとサービスを使っていらっしゃらない方、入院というふうな内訳にはなっているのですけれども、このところで施設の入所の方のところはちょっと行き違いがありまして、その通知のほうが施設の側に行っていたというふうなところもわかってきておりますので、そういう細かなところでの連携はとって進めているつもりでございます。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) 介護保険、その保険料を納めないからということで制限するというようなことはありませんよね。確認をしたいと思います。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) ございません。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) 震災がありまして、それで富谷町にいた人の中で介護認定で変更があったというようなことはあるでしょうか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 震災で直接的な影響でというふうなところでは、ご相談を受けた中、あと認定調査の中では全くゼロというふうなこともなかなか言いにくい状況ではあるんですが、多く見られている状況ではないです。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) 被害を受けた方で、その一部負担金が免除になっているということで、非常にありがたいという話を聞いています。これは伸びることにはなったんですけれども、ぜひ引き続き継続してもらいたいなという気持ちがその方の中からもうかがわれて、これについてそこの中で、長寿福祉課の中でこの点についてはどのように検討したでしょうか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 25年度以降というふうなところでございましょうか。そこのところに関しましては、今24年度継続して延長したというところでございますけれども、それ以降につきましては医療制度、あと近隣市町村の状況も踏まえながらというふうなところを考えていきますと、なかなか難しいというところでございます。

委員長(千葉達君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)

委員長(千葉達君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)

委員長(千葉達君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
 認定第4号平成23年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

委員長(千葉達君) 起立全員と認めます。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。

認定第5号 平成23年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について

委員長(千葉達君) 認定第5号平成23年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題といたします。
 これから担当課長へ議案の説明を求めます。長寿福祉課長。
[長寿福祉課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]

委員長(千葉達君) 以上で、説明を終わります。
 これより質疑に入ります。質疑ございませんか。佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) 実績報告書153ページです。この後期高齢者の保険料についても、やはり普通徴収のところで未納があります。これについての実人数はわかるでしょうか。

委員長(千葉達君) 税務課長。

税務課長(内海壮晃君) 実績報告書の85ページの滞納者状況、こちらの介護保険料で滞繰りの分で平成23年が75、あと現年で52。以上です。

委員長(千葉達君) 佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) それでは、その生活の状況については長寿福祉課としては把握できていますか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) そこまでの把握はしてございません。

委員長(千葉達君) ほかに……。佐藤聖子委員。

委員(佐藤聖子君) 高齢でもありますし、その年金が1万5,000円ですよね、1カ月。そういう方々がどんな暮らし方をしていて納められないのか。それが大きな病気につながらないようにということでやはり見るべきだと思いますが、そういう検討はしますか。

委員長(千葉達君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 75歳以上になりますと介護保険を使う方も多くて、そちらのほうを主にしていたという経緯がございます。ですが、当然使わなくてお元気な方もいらっしゃるわけですので、そういったところは税務課と連携を密にして把握していきたいというふうに考えております。

委員長(千葉達君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)

委員長(千葉達君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)

委員長(千葉達君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
 認定第5号平成23年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

委員長(千葉達君) 起立全員と認めます。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。

認定第6号 平成23年度富谷町水道事業会計決算の認定について

委員長(千葉達君) 認定第6号平成23年度富谷町水道事業会計決算の認定についてを議題といたします。
 これより担当課長へ内容の説明を求めます。上下水道課長。
[上下水道課長が決算書のとおり内容の説明を行った。]

委員長(千葉達君) 以上で、説明を終わります。
 この際、2時15分まで休憩します。

午後2時05分 休憩

午後2時15分 再開

委員長(千葉達君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 これより質疑に入ります。質疑ありませんか。出川委員。

委員(出川博一君) 私は有収率についてちょっとお尋ねしたいと思います。
 今、この事業総括に有収率87%ということで、22年度比0.54ポイント落ちておりますけれども、これは震災の影響はどのぐらいあったのでしょうか。その分析をされておりますか。

委員長(千葉達君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 震災による要因が一番大きいかと思いますけれども、通常震災以外でも漏水等で発生する部分がございますので、大きいとは言えますけれども、全てとは申し上げられないというような状況かなと思います。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) この有収率について具体的に月別で、例えば22年度3月、23年度3月とか、そういう形でのいわゆる月別での管理というか、それは調査されておるんでしょうか。

委員長(千葉達君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 毎月有収率についてはデータ出てきてございまして、事業管理監が全てデータを保存してございまして、供水量等の調整とか、分析とかに使ってございます。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) その調査されている月別のやつで、いわゆる月によって、例えば3月対3月、8月対8月というような形で比較したときに、何か特徴あるいは季節ごとの特徴とかというのはあるんでしょうか。例えば、この時期は非常に有収率が落ちていくとか、この月は高くなるとかというような傾向はあるんでしょうか。

委員長(千葉達君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 月別で特異な傾向というのはないかとは思いますけれども、異状が発生すれば当然データのほうにあらわれたりというか、データ上はそういった要因をつかみ取るということは可能なことでございます。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) 非常に悩ましい問題だとは思うんですけれども、この有収率のアップについて、具体的な方策とか、そういうやつはあるんでしょうか。

委員長(千葉達君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) それは事業管理監のほうから答弁させます。

委員長(千葉達君) 事業管理監。

事業管理監(黒川正司君) 毎年行っているわけなんですけれども、団地ごとに漏水調査をやっておりまして、今回発注しますやつは3年継続で無人の漏水調査を今委託しております。無人で漏水がわかるような形になっておりまして、3年間の継続で調査しております。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) それは実際効果があるんでしょうか。

委員長(千葉達君) 事業管理監。

事業管理監(黒川正司君) 既に数カ所見つかっておりまして、もう随時修理しております。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) 23年度の有収率のダウンを踏まえて、これ24年3月に作成された中期経営計画、これあるんですけれども、これは24年から28年度の計画なんですけれども、この中で23年度の有収率のダウンを踏まえてこれを見直す計画はあるんでしょうか。

委員長(千葉達君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 23年度、震災という特異な年でもございますので、基本的には手を加えるつもりはございません。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) いや、そう言ってもこれは実は24年2月に作成されたやつで、もう既に地震を踏まえて10カ月、これをつくった時点は1月かその辺かわかりませんけれども、そういう意味ではある程度踏まえた形での作成は可能だと思うんですけれども、その点についてお尋ねします。

委員長(千葉達君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 基本的な部分は計画ということについては大きな変更はしないという考え方で一応作成はしております。議員おっしゃるように、その震災なり、そういったことを踏まえた上で今後その実践の中で考えていくというふうな形で進めたいなというふうにも思ってございます。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) これはすばらしい分析をしておりまして、節水が進んできているので、あとはどうしても水の需要が伸び悩むと。その中で赤字体質が続いていくんだと。その対策として、有水率の向上と効率改善といいますか、そういうことが必要だと言っている中で、このスタートは23年度の予想を88.5で計算して、もう既にそこで1.5の開きがあった中でスタートしている。なおかつ、赤字体質で三、四年は赤字が続くという分析もしておられる中で、これを変えないでそのまま走って大丈夫なんですか。お答え願います。

委員長(千葉達君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) あくまでもいわゆるそういった部分につきましては、最大じゃなくてまず基本的には維持できるようなところで一応数字的なものを見てございます。今後、例えば水のいわゆる配水の状況、きょう7月、8月見ますと、この暑さのせいもあるんではございますが、あとは人口の増、そういったものの傾向もございまして、これまででいわゆる7月でも過去の7月では最大の水量を記録してございまして、8月もつい先日まとまりましたところを見ますと、8月についてもこれまでの最大の水量を記録しているというようなことで、通常4月からこうずっと見てございますが、水量については委員ご心配もしているところではございますが、24年度についてはこれまでよりも上のほうで推移しているというような状況を踏まえますと、やはりそういった改善、当初の見込みというか、今懸念されたような内容は脱出できるのかなというふうに考えてございます。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) それで、23年度の決算で、営業外収益で約9,100万の一般会計からの繰り入れがあって入れて、それでもやはり9,800万の赤字だと。そういう意味でいくと、水道事業としては実質的な赤字は約2億円あるんだという私は理解をしているんですけれども、その理解で間違いないでしょうか。

委員長(千葉達君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 23年度に関して言えば委員おっしゃるとおりでございますが、23年度につきましてはやはり震災の影響相当ございます。収益で見れば約5,000万、通常年の条件となってございます。これを平常年に戻すとなれば、22年は確かに高料金対策等でいわゆる4,000万の利益が出ましたが、4,000万の中で6,000万が一応一般会計から高料金対策ということで補助金で出ております。その差し引きでいけば2,000万ぐらいの赤字なのかなということで、ある程度有収率の向上なり、あとは水の使用量の上昇なりということを考えますと、かなりいい数字には持っていけるところかなというふうにことしは思っております。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) これはあれでしょうか、そうすると営業外収益に常に何千万という一般会計を突っ込んでいって、何とか収支を合わせるというか、赤字幅を少なくするというような形で会計処理をせざるを得ないというふうに私は思っているんですけれども、今の課長の説明だと23年度決算での実質赤字は二、三千万程度だということなんですか。

委員長(千葉達君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 経営常年のいわゆる使用水量であれば、お話し申し上げました二、三千万ぐらいの赤字というふうに捉えてございます。あともう一つは、先ほど申し上げましたいわゆる補助金につきましては、基準内の例えば人件費とか、第2次拡張時の利息分、そういったものは経時に入ってくるんですが、23年度ございましたのは災害関係のいわゆる一般会計からの補助でございまして、それは通常ない補助でございます。ですから、通常であれば、大体3,000万前後が人件費なり、そういった第2次拡張に係る利息ということで入ってくるというような状況でございまして、23年度の補助金の額は特別な年だ、災害等に対する補助が入っているので特別な年だというふうな考えでいいのかなというふうに思います。

委員長(千葉達君) 出川委員。

委員(出川博一君) 最後にします。いずれ水道会計は赤字体質なのは間違いないわけでして、そういう意味では今後の一層の効率化を目指すと総括のところでも書いておりますけれども、その具体的な施策とか、その辺についてお示しいただきたいと思います。

委員長(千葉達君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 基本的には経費の節減もございますが、まず有収率の向上、先ほど事業管理監が申し上げましたように漏水調査とかを徹底して有収率を向上させていく。そういったところがいわゆる黒字化につながる部分ではないのかなというふうに思ってございます。

委員長(千葉達君) ほかに質疑ございませんか。永野委員。

委員(永野久子君) 決算書の266ページですけれども、損益勘定留保資金に関しましては、計算上11億5,943万526円ということで間違いはありませんか。

委員長(千葉達君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 266ページ、損益勘定留保資金ということでございますよね。(「はい」の声あり)損益勘定留保資金というのは、ここには実際にはあらわれてこない数字で、具体的には考え方としては現金の支出を伴わない減価償却費、例えば265ページ、固定資産、ここに有形固定資産、土地を除く建物から量水器のところまで、これが減価償却の累計ですね。あと、電話加入権、無形固定資産等が入りますが、これらの減価償却の累計、これが2億……。これを見ていただくのは271ページ、271ページに企業費に関する事項、有形固定資産減価償却費ということで2億346万8,628円というのがございます。こちらはそもそも物を買えば備品等ですと何年にも分かれてかかって使いますから、その費用をその年度に分けて計上するわけでございます。その費用の合計が一応こちらに計上されているわけです。これらは現金の支出を伴わないということで、それらを一応損益勘定留保資金として不足分に充てるというような考え方でございます。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) なぜ265、266ということで申し上げたかといいますと、留保資金を計算するときに、まず流動資産から固定負債の合計と、それから流動負債の合計を引くわけですよね。そうすると、まだ留保資金が出るというふうに認識していたんですけれども、それでいった場合に11億5,943万何がしというように出たわけですが、それじゃ改めてその損益勘定留保資金の現在高、年度末ね。年度末での現在高は幾らですか、伺います。

委員長(千葉達君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 委員おっしゃる損益勘定留保資金、2つの考え方ございまして、一応通常は償却資産ですか、減価償却、これを充てるものでございます。あともう一つは、今言ったいわゆる流動資産から流動負債の分を引いた残りが、あとそこから未払い金等も除かなくてはならないんですけれども、そういったものを内部留保、損益勘定留保資金としていく考え方も双方あります。(「金額を聞いたんですけれども。23年度末の金額を」の声あり)

委員長(千葉達君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) それで、流動資産から流動負債、これらを一応引いた部分という形でお話し申し上げますと、11億4,124万3,617円でございます。(「4,100」の声あり)11億4,124万3,617円でございます。これは未払い分も除いてございます。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) 先ほど有収率の話が出たんですけれども、平成23年度は震災があった特別の年ということで、そうしますとその震災によって断水してお金にならなかったという分でしょうか。私らたちで言えば、水が使えなかった。そのために町の水道会計の収入にならなかった分、それから水道施設の破損によって無駄に水が流れてしまった分、それからさらには通常の漏水ですよね。ずっとこの間、有収率は100%じゃなかったわけですから、大きな要因として漏水があったと。大きく分けてその3つでいうと、おおよそでいいんですが、どのくらいのパーセンテージになるのかと、それぞれが。有収率を下げた要因ですね。そこのところは分析していますか。

委員長(千葉達君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 冒頭申し上げましたとおり、まず使用水量の減、それから漏水ですか。それも震災による漏水等、そういったものが大きいのかなというふうに思っています。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) 漏水といいましても、水道施設が震災で破損して、普通の漏水よりはふえたという分もありますよね。それから、使用水量が減ったという場合も、震災で断水して使わなかったという向きもあるかもしれないし、節水した分もあるかもしれないし。そこら辺は分析していますかというふうに聞いているんですが。

委員長(千葉達君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) そういった細かなところまでは分析はしてございません。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) なぜそういうことを聞いたかといいますと、主たる要因が震災であるならば、その震災によって破損したような施設を回復すれば、この有収率も通常のところには次年度以降戻るかなという展望が持たれるわけですけれども、もしそうでないとすると、回復の展望が見えないんですよね。だから、施設がきちんと修繕されて回復されれば、通常には平成24年度以降ね、戻るという見通しなのかということをでは改めて伺います。

委員長(千葉達君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 戻るというそういった確定的なことは申し上げられませんが、向上はすると考えてございます。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) その漏水調査を無人でやるというこのシステムについてですが、もう少し詳しくご説明いただけますか。

委員長(千葉達君) 事業管理監。

事業管理監(黒川正司君) 設置している場所は、富ケ丘地区なんですけれども、その中に制水弁とか、あるいは空気弁、消火栓等ありまして、そこの部分に機械を取りつけまして、全個数ですね。そこに履歴が出てくるんですね、漏水した場合。その漏水したときに何月何日に漏水しましたと。その付近でですね。どこの部分ですというふうな形で、その履歴残ったやつを確認すればもう、すぐ漏水しているよというふうな形で調べられる形態のものです。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) 全くの素人で大変申しわけないんですけれども、単純に考えてそういうものを箇所数をふやすと、漏水を見つけるその率も高くなるということになりますか。

委員長(千葉達君) 事業管理監。

事業管理監(黒川正司君) そういうふうに多く設置すれば、その調べる個数が多くなりますけれども、発見する確率は高くなると思います。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) そうしますと、本格的に有収率を高めようということであれば、そういうその仕組みについてももう少し努力をして箇所数をふやすというようなことも以降、24年度以降、この23年度を踏まえて必要になってくるということはないでしょうか。

委員長(千葉達君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 基本的なところで、まず一応費用を投下する以上、やはり効果的にというところがございます。手前どもでやはり富ケ丘地区ということでやってございますのは、漏水発生率が非常に高いということで、まずそういったところを重点的に行って、そういった結果を見ながら、あと他の地域でやる場合はどのようにするかということを考えてまいりたいなというふうに思ってございます。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) 23年度はその漏水発見の今お話しされたこのシステムですね、これに関しては費用がどのくらいかかっているんですか。

委員長(千葉達君) 事業管理監。

事業管理監(黒川正司君) 24年度から開始しました。ですので、23年度は出ておりません。(「ああ、そうですか」の声あり)はい。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) わかりました。そうしますと、24年度は大きく効果が期待できる可能性があるということでいいわけですね。
 次にいきますが、監査意見書の29から31ページにかけて、水道事業会計経営指標一覧というのがございます。これは例年県の平均、国の平均というのをここでお話ししていただいて書き取りしていたんですけれども、これを初めからこの23年度のところに県と国とそれぞれの平均を書き込んでこれを出していただくということはできなかったんでしょうか。

委員長(千葉達君) 監査審査の内容の件です。これ、ちょっと差し控えていただきたいと思いますが。監査意見書の内容ですね。(「委員長、いいですか。再度」の声あり)永野委員。

委員(永野久子君) いつもこれを質問すると、お答えになるのは水道課長なんですが。監査がお答えしているわけではないんですよ。もしだめなら、じゃ改めて平成23年度のこの県平均、国平均をそれぞれずっとお答えください。これ大変時間かかるので、これを事前に出してほしいと今申し上げたわけなんですが、では改めて全部言ってください。

委員長(千葉達君) よろしいですか。上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 23年度のデータについては、まだ県平均、国平均とも出ていないデータもございますので、ここに一括掲載してお示しすることは今現在のところできません。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) そうしますと、例年お答えいただいていたのは、あれは何だったのでしょうか。

委員長(千葉達君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) あれはデータとして把握できた分ということで、例えば23年度の決算審査のときに23年度のデータ、国と県のやつが出るかというと、必ずしもそうではないので、その前のデータだったのかもしれません。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) そうしますと、では今改めて伺いますけれども、全部出ていないわけではないわけですよね。だとしましたら、限定して、例えば31ページの生産性に関する項目の6つ、1、2、3、4、5ですね。5項目、これだけでも県の平均と国の平均を伺います。あれば。

委員長(千葉達君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) データそのものが手元に入ってきておりませんので、お示しすることはできません。データ的なものは県のほうから一括して1冊の冊子となって出てきておりますので、これは一般会計も同じです。

委員長(千葉達君) 永野委員。

委員(永野久子君) 例年お答えいただいていたものがことしはというのもちょっと納得しかねるんですけれども、データがないと言いますけれども、常に決算の段階で伺っていたんですね。それではないのなら仕方がないので改めて伺いますが、この生産性に関する項目でいきますと、平成22年の数値は左側に出ているんですね。これと比べてみますと、平成23年度はいろいろな事情があって、この数値自体は減っている項目が多いんですけれども、それでも県の平均、国の平均と比べると、富谷町は例えば職員1人当たり給水人口、相当多いです。職員1人当たり有収水量もかなり多くなっていますね。職員1人当たり営業収益、これもかなり大きい。給水収益、これもですね。そして、職員給与費対営業収益比率というのは、これは逆に、これもですね、これもふえているんですけれども、それでもよそと比べると逆に低いという状況なんですよ。
 それで、このことは何を物語るかというと、やはり水道課の職員のかなり労働強化ということがこの数字を見ているとわかるんですが、例年下水道と職員が兼務していて、融通をきかせながら働いているというようなことでご答弁されてきているんですけれども、水道課の職員について増員が必要だという認識は現場ではありますか。

委員長(千葉達君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 水道事業企業会計という中で経営をやっていく上では、やはり人数的なものをじゃふやせば、2人を4人にふやせばいいのかと、そういったことでもございませんし、料金を扱って経営というものを行っている以上、やはり効率的な経営、そういったものも頭に置いてやっていかなければならないということで、必ずしもそういった考え方は当たらないのかなというふうには考えてございます。(「終わります」の声あり)

委員長(千葉達君) ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)

委員長(千葉達君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 議案に対する討論を省略し、採決いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)

委員長(千葉達君) 異議なしと認めます。よって、これより採決いたします。
 認定第6号平成23年度富谷町水道事業会計決算の認定について、原案のとおり認定すべきものと決することに賛成の方の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

委員長(千葉達君) 起立全員と認めます。よって、本案は原案のとおり認定すべきものと決定いたしました。
 以上をもちまして、本委員会に付託されましたすべての審議が終了いたしました。
 暫時休憩をいたします。

午後2時42分 休憩

午後2時43分 再開

委員長(千葉達君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 決算審査特別委員会における審査結果を議長に報告することになりますが、その報告書はお手元に配付のとおり報告したいので、内容を朗読いたします。
[委員長が報告書のとおり朗読した。]

委員長(千葉達君) 委員各位のご協力によりまして、予定どおり審議が行われたことに対し敬意を表するものでございます。
 以上をもちまして、決算審査特別委員会を閉会いたします。
 大変ご苦労さまでした。

午後2時47分 閉会

平成24年第3回定例会議事録(第4号)

平成24年9月14日(金曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 長谷川隆君
  • 2番 菅原福治君
  • 3番 出川博一君
  • 4番 三浦邦夫君
  • 5番 高橋正俊君
  • 6番 小泉光君
  • 7番 浅野直子君
  • 8番 安住稔幸君
  • 9番 森栄君
  • 10番 千葉達君
  • 11番 佐藤克彦君
  • 12番 山路清一君
  • 13番 小川昌義君
  • 14番 細谷禮二君
  • 15番 佐藤聖子君
  • 16番 永野久子君
  • 17番 磯前武君
  • 18番 渡邊俊一君
  • 19番 相澤榮君
  • 20番 浅野幹雄君

欠席議員

  • なし

説明のため出席した者

  • 町長 若生英俊君
  • 副町長 千葉芳樹君
  • 会計管理者兼会計課長 山田豊君
  • 企画部長兼企画部経営企画課長 荒谷敏君
  • 総務部長兼総務部総務課長 小野一郎君
  • 福祉部長 奥山吉信君
  • 建設部長兼建設部都市整備課長 鴇謙一君
  • 企画部財政課長 吉田尚樹君
  • 企画部産業振興課長 浅野康則君
  • 総務部税務課長 内海壮晃君
  • 総務部町民生活課長 奥山育男君
  • 福祉部長寿福祉課長 安積春美君
  • 福祉部健康増進課長 小松巌君
  • 福祉部子育て支援課長 瀬戸けい子君
  • 建設部都市計画課長 佐々木俊男君
  • 建設部上下水道課長 渡邉成一君
  • 教育長 菅原義一君
  • 教育次長 小山直樹君

事務局職員出席者

  • 事務局長 須藤辰夫
  • 次長 泉川潤哉
  • 主査 木川田真史

議事日程 第4号

平成24年9月14日(金曜日) 午前10時 開議

  • 第1 会議録署名議員の指名
第3日目 9月14日(金曜日)
第2 議案第1号 富谷町復興産業集積区域における固定資産税の課税免除に関する条例の制定について
第3 議案第2号 富谷町総合運動場条例の一部改正について
第4 議案第21号 和解及び損害賠償の決定について
第5 議案第18号 平成24年度富谷町一般会計補正予算(第4号)
第6 議案第8号 平成24年度富谷町MCA防災行政無線整備工事請負契約の締結について
第7 議案第9号 平成24年度町道穀田線歩道新設工事(第1工区)請負契約の締結について
第8 議案第10号 平成24年度町道穀田線歩道新設工事(第2工区)請負契約の締結について
第9 議案第11号 平成24年度町営宮ノ沢住宅建替工事(2工区)請負契約の締結について
第10 議案第12号 平成24年度ひより台第1汚水中継ポンプ場機械・電気工事請負契約の締結について
第11 議案第13号 平成24年度富谷1号汚水幹線管渠改築工事請負契約の締結について
第12 議案第14号 平成24年度富谷1号汚水幹線人孔更生工事請負契約の締結について
第13 議案第19号 平成23年度鶴巻橋橋梁補修工事(繰越)請負契約の締結について
第14 議案第20号 平成23年度富谷町総合運動公園テニスコート改修工事請負契約の締結について
第15 認定第1号 平成23年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について
第16 認定第2号 平成23年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について
第17 認定第3号 平成23年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について
第18 認定第4号 平成23年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について
第19 認定第5号 平成23年度富谷町後期高齢者医療特別会計決算の認定について
第20 認定第6号 平成23年度富谷町水道事業会計決算の認定について
第21 請願第21号 パークゴルフ場建設促進に関する請願書
第22 発議第5号 「脱法ドラッグ」とりわけ「脱法ハーブ」に対する早急な規制強化等を求める意見書(案)
第23 閉会中の各委員会調査について

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり

午前10時00分 開議

議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
 ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから会議を開きます。
 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
 議長諸報告については、お手元に配付のとおりです。
 これで議長諸報告を終わります。
 本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、富谷町議会会議規則第120条の規定により、14番細谷禮二君、15番佐藤聖子君、16番永野久子君の3名を指名いたします。

日程第2 議案第1号 富谷町復興産業集積区域における固定資産税の課税免除に関する条例の制定について

議長(浅野幹雄君) 日程第2、議案第1号 富谷町復興産業集積区域における固定資産税の課税免除に関する条例の制定についてを議題といたします。
 本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。税務課長。

税務課長(内海壮晃君) おはようございます。よろしくお願いします。
 それでは、議案書1ページをお願いいたします。
 議案第1号 富谷町復興産業集積区域における固定資産税の課税免除に関する条例の制定についてご説明を申し上げます。
 富谷町復興産業集積区域おける固定資産税の課税免除に関する条例を別紙のとおり制定するものでございます。
 提案理由、東日本大震災復興特別区域法第7条第1項に規定する認定復興推進計画において定められた復興産業集積区域内における固定資産税の課税免除に関し、必要な事項を定めるものでございます。
 富谷町では、東日本大震災復興特別区域法に基づき、宮城県及び七ケ宿町を除く県内34市町村との共同で復興推進計画を作成し、平成24年2月9日に内閣総理大臣から認定を受けました。
 復興推進計画では、指定8業種を集積させる復興推進事業を行うこととしており、指定集積業者の事業者の方々が復興産業集積区域内において復興に貢献する事業を行う場合、法施行規則に基づいて町長から指定事業者の指定及び実施報告の認定を受けることで、固定資産税の優遇措置を受けられる制度を新たに設けるものでございます。
 指定8業種とは、1つが自動車関連産業、次に高度電子機械産業、次が食品関連産業、次に木材関連産業、次に医療・健康関連産業、次にクリーンエネルギー関連産業、次に航空宇宙関連産業、最後に船舶関連産業の8業種となってございます。
 富谷町における復興産業集積区域、こちらは4地区で、1つが高屋敷地区工業用地、これが現在行っているところです。次、2番目が成田二期北地区工業用地、まだ開発のなっていない成田の分でございます。3番目が富谷北部地区ということで、こちらにつきましてはひより台の二丁目にある工業関係の会社とかが建っているところから、国道沿線をとちの木のほうまで行った地区、これを富谷北部地区と称しております。最後に、4番目といたしまして富谷南部地区、こちらにつきましてはあけの平の4号線沿線から富ケ丘のほうにぐっと下っていく沿線沿いと上桜木の一丁目、二丁目、あと成田、大清水、そちらの一部の区域となってございます。
 指定業者の指定及び実施報告の認定については、現在、産業振興課のほうにおいて業務を行っております。指定業者の指定状況は、成田九丁目3-4にあります株式会社グリーンデリカが平成24年3月21日に、復興事業の食料品製造業、ファミマ用の惣菜ラインの増設で指定を受けました。また、同社で平成24年4月10日、同じ復興推進事業の食料品製造業の雇用確保でも指定を受けてございます。このうち平成24年3月21日に指定を受けた惣菜ライン増設分が今回の課税免除対象となるものでございます。なお、課税免除による減収額は地方交付税法の定めるところにより、当該地方公共団体に対して交付すべき特別交付税の算定基礎に算入するものとなってございます。
 それでは、内容について説明をさせていただきます。なお、この条例は、公布の日から施行するものとなります。
 2ページをお願いいたします。
 第1条につきましては、趣旨に関する規定を定めてございます。
 次に、第2条でございますが、第2条は課税免除に関する規定でございまして、これにつきましては、復興推進計画の認定日である平成24年2月9日から平成28年3月31日までの間に、当該対象施設等である家屋及び償却資産並びに家屋の敷地である土地を新設または増設し事業を実施する個人事業者または法人に対して、5カ年度に限り固定資産税を免除する規定を定めたものでございます。
 次に、第3条でございますが、第3条は課税免除申請及び決定に関する規定を定めたものでございます。
 3ページをお願いいたします。
 次に、第4条でございますが、第4条は免除の取り消しについて定めたものです。
 次に、第5条ですが、第5条は規則への委任ということでございまして、この条例の施行に関して、申請書様式等の必要な字句を規則で定めるものとしてございます。
 最後に附則でございますが、この条例は、公布の日から施行することを定めたものでございます。
 以上が議案第1号の概要でございます。どうぞよろしくご審議を賜り、ご可決いただきますようお願いいたします。
 これで議案の説明を終わります。よろしくお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第1号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第3 議案第2号 富谷町総合運動場条例の一部改正について

議長(浅野幹雄君) 日程第3、議案第2号 富谷町総合運動場条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤英樹君) 議案第2号についてご説明いたします。
 議案書4ページをお開きください。
 議案第2号 富谷町総合運動場条例の一部改正について。富谷町総合運動場条例の一部を別紙のとおり改正するものです。
 提案理由、東日本大震災により被害を受けた富谷公園休憩所、通称管理棟を本年3月に解体したことに伴い、所要の改正を行うものです。新旧対照表を使ってご説明いたします。
 6ページをお開きください。
 現行の第3条 「2 その他の施設として,富谷公園休憩所を置く。」を全文削除するものです。また、第8条関係の別表 第1項の「? その他の施設」を削除し、さらに第2項第6号の「富谷公園休憩所の暖房料の規定部分」を削除するものです。
 7ページをお開きください。
 同表13号の中の「並びに?その他の施設」を削除するものです。
 5ページにお戻りください。
 附則として、この条例は、公布の日から施行するものです。以上でございます。よろしくお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第2号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第4 議案第21号 和解及び損害賠償の決定について

議長(浅野幹雄君) 日程第4、議案第21号 和解及び損害額賠償の決定についてを議題といたします。
 本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) おはようございます。
 それでは、追加提出の議案書の16ページをお開き願います。
 議案第21号 和解及び損害賠償額の決定についてご説明申し上げます。
 富谷町清掃センターにおける傷害事故について、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により、下記のとおり和解及び損害賠償額の決定ができるものとするものでございます。
 記。

  1. 損害賠償額
    7万1,920円。
  2. 和解の相手方
    宮城県黒川郡富谷町杜乃橋1丁目15番地10
    上野彩香
  3. 和解の内容
    町は、相手方に損害賠償額7万1,920円を支払うこととし、相手方はその余の請求を放棄するものでございます。

 この事故につきましては、平成24年7月30日午前11時ごろ、富谷町清掃センター粗大ごみ処理施設棟内におきまして、相手方が粗大ごみを搬入のため来場し、相手方の同伴者と町職員とで搬入された粗大ごみを車両からおろしている最中、相手方も車両からおりて作業を見ていたときに、相手方が立っていました場所の後方に配置しておりました分別用コンテナボックス、腰高ぐらいの高さですけれども、その上に一時的に重ね置いた解体したばかりの座椅子のスチール製フレーム、これが相手方の脚部後方に偶然滑り落ちまして、相手方が両足ふくらはぎに負傷を負ったものでございます。
 当日は、事故直後、直ちに町職員同伴のもと、相手方の自宅近くにあります接骨院で診察を受けまして、両足ふくらはぎ打撲と診断されたものでございます。その後、延べ8日間の通院、治療を経て、治癒とともに相手方から損害賠償の請求がありましたので、町が加入しています全国町村会総合賠償補償保険契約に基づき算出されました当該保険金額により話し合いをした結果、去る9月5日に相手方と示談が成立しましたので、ここに和解及び損害賠償額の決定をお願いするものでございます。よろしくお願いします。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第21号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第5 議案第18号 平成24年度富谷町一般会計補正予算(第4号)

議長(浅野幹雄君) 日程第5、議案第18号 平成24年度富谷町一般会計補正予算(第4号)を議題といたします。
 本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) おはようございます。よろしくお願いいたします。今回の補正につきましては、今可決をいただきました賠償金に対する補正となってございます。
 追加議案書の1ページをお開き願いたいと思います。
 議案第18号 平成24年度富谷町一般会計補正予算(第4号)は、次に定めるところによります。
 第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ7万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ119億1,080万1,000円とするものでございます。
 第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものとなってございます。
 それでは、事項別明細書でご説明をさせていただきます。10ページ、11ページお願いいたします。
 歳入のほうですが、20款4項1目雑入といたしまして、共済といたしまして7万2,000円の歳入を受けるものでございます。
 続きまして、歳出です。次の12、13ページをお願いいたします。
 4款2項1目清掃総務費7万2,000円を追加するもので、こちらについては賠償金の歳出ということになってございます。
 以上です。よろしくお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第18号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第6 議案第8号 平成24年度富谷町MCA防災行政無線整備工事請負契約の締結について

議長(浅野幹雄君) 日程第6、議案第8号 平成24年度富谷町MCA防災行政無線整備工事請負契約の締結についてを議題といたします。
 本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) それでは、議案書8ページのほうをお開き願います。
 平成24年度富谷町MCA防災行政無線整備工事についての請負契約の締結についてご説明申し上げます。
 本件について、平成24年8月22日一般競争入札に付した結果、下記のとおり請負契約を締結するため、地方自治法第96条第1項第5号の規定により、議会の議決を求めるものでございます。
 契約の目的につきましては、平成24年度富谷町MCA防災行政無線整備工事でございます。
 契約の方法、一般競争入札です。
 契約の金額、1億1,916万6,890円。
 契約の相手方につきましては、仙台市青葉区大町二丁目5番1号、株式会社協和エクシオとなってございます。
 この契約に当たりましては、平成24年7月30日に入札の公告を行いましたところ、株式会社協和エクシオ、株式会社カナデンの2社が参加をいたしまして、8月22日に条件つき一般競争入札を行いました。
 条件につきましては、富谷町の必須の条件といたしまして、宮城県または富谷町から指名停止を受けていないこと、1つ、地方自治法施行令第167条2の規定に該当しないこと、それから富谷町契約に関する暴力団排除措置要綱別表各号に掲げる措置要件のいずれにも該当しないこととしてございます。
 そのほか、本工事についての条件といたしましては、宮城県内に本店または支店、営業所を有すること、次に電気通信の承認を受け総合評定値が1,000点以上であること、次に本工事に対応できる技術者といたしまして1級電気工事施工管理技士を専任で配置できること、1つ、平成14年度以降、元請として国または地方公共団体発注によるMCA防災無線またはデジタル防災行政無線の整備を施工した実績があることといたしました。
 本案件の予定価格につきましては、税抜きで1億1,500万円、最低制限価格税抜きで9,140万円で入札を行いました。
 その結果、落札価格税抜き1億1,350万円で株式会社協和エクシオ様が1回目で落札をしたところでございます。その結果、8月23日に仮契約を締結いたしましたので、本契約を締結するに当たりまして議会の議決をお願いするものでございます。
 業務の概要につきましては、総務部長からご説明申し上げます。

議長(浅野幹雄君) 次に、総務部長。

総務部長(小野一郎君) おはようございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、MCA無線につきまして改めてご説明を申し上げます。
 MCA無線は、財団法人移動無線センターが運営する無線システムで、全国112カ所に設置されている制御中継局を利用したものでございます。市町村が独自に整備する従来の防災行政無線とは異なり、同報系無線と移動系無線が同じ周波数で運用できる上、新たに中継局を整備する必要がないため、安くかつ早期に運用することが可能であることや、制御中継局間でのネットワーク通信を可能としている点が大きな特徴として上げられております。
 平成18年には政府IT戦略本部の重点計画に位置づけられ、総務省消防庁よりMCA防災無線の活用が推奨されてございます。
 それでは、議案書に添付しておりました資料3-1、議案第8号3-1のほうをお開きいただきたいと思います。こちらの3-1の屋外拡声子局設置予定箇所及び音響エリア図をごらんいただければと思います。
 こちらにつきましては、屋外拡声子局は同報系防災行政無線と呼ばれるもので、親局から配信される情報をレフレックスホーン、スピーカーを介しまして一斉放送でき、かつ双方向通信機能も装備したものでございます。
 この図はその設置位置と音響エリアを2万5,000分の1の縮尺図に示したものでございます。設置箇所は、役場を初め小中学校と主な都市公園の合わせて24カ所としてございます。受信感度が良好で、かつ音響を妨げない場所を選定し、設置する予定としてございます。既に実施設計業務において電波の電波調査を実施しており、各設置箇所の受信感度が良好な位置を確認しておりますが、今回の整備工事においても再度、電波の電波調査を実施した上で設置することといたしてございます。屋外拡声子局の仕様につきましては、また3のほうで改めてご説明申し上げます。
 それでは、3-2の資料をお開きいただきたいと思います。
 こちらのほうは半固定式移動局設置位置図でございます。移動系防災行政無線と呼ばれるもので、双方向通信を可能としたものでございます。44行政区の町内会館及び公会堂を中心に、役場への装備を加えて合わせまして51カ所に設置を予定してございます。電源は、家庭用電源のほかに内蔵バッテリー及び車両バッテリーを活用できるスリーウェイタイプで、停電時においても運用可能となってございます。
 次に、また3-3、最後の資料になってございますけれども、屋外拡声子局設備図でございます。
 左のほうの図は、拡声子局の基本的な仕様でございます。地表からの高さは14.9メートルとなり、12メートルの位置にパネル型のアンテナを備えつけ、1.5メートルの高さにある外部接続箱より施設内での双方向通信機器として引き込むようになります。レフレックスホーン、スピーカーは1子局当たり3個から4個を予定しております。最大値が120ワットとなってございます。1.5メートルの位置に対する屋外無線装置内には蓄電池を備え、停電時においても連続24時間、運用可能となってございます。
 右側の上の図でございますけれども、支柱の基礎部分の詳細図でございます。地中2.6メートルに設置するもので、コンクリート部分は50センチとし、堅牢性並びに耐震性を確保してございます。
 同じく右側の下の図は、ケーブル系統図となってございます。
 この工事につきましては、平成25年3月22日までを期日といたしまして、運用開始につきましては4月から予定してございます。工事の概要は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 全員協議会で説明を受けているわけですが、全員協議会で説明を受けたものと違っている部分があるかどうかをお伺いしたいと思います。
 それから制御局、この場合は仙台中央局と石巻局になっているわけですが、この制御局が故障した場合、どのようになるのか。制御局です。この場合の対応措置というものはどのようになっているのか。それから制御局と親局、親局と子局、これが故障した場合はどのようになるのか。周波数はどの周波数帯を使っているのか。それから、電波ですから気象に非常に弱いのです。例えば大雨とか、これはデジタル波ですから、さらに波形が崩れると電波の受信が弱くなるわけですが、こういった大雨のための対策はどのようにとっているのか。それから親局、この富谷の役場にある親局が故障した場合、これのバックアップというのはどのようにとっているのかという部分。それからつい最近、Jアラートでふぐあいが生じて、この郡内の中でも放送されなかったというあれがとられているわけですが、そのJアラートに対して、このシステムそのものが移動系で国民保護法、サイレンの音や通常のサイレンなど、音声以外の音源がコーデックの関係でもとの音源どおりに復元できないという弱点を持っているんです。ですからこういったことの対策はどのようにとろうとしているのか。あとはスピーカーがこれで見ると50ワットを何方向かに向けているのですが、50ワットぐらいで風とか雨とかのどれくらいに耐えられるのかという、この点を質問したいと思います。金額とかその辺については、問題はないというふうに私は感じていますが、以上質問しておきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) いろいろ専門的なご質問で、私のできる範囲でご説明をしたいと思いますけれども。
 2月22日に全協でご説明いたしました。そのときのものと、あとは現行の実施的な設計図では大きく変わったものはございません。その設置場所等をいろいろ検証しましたので若干の違いはあろうかと思いますけれども、おおむねほとんど同じということでございます。
 制御局につきましては仙台、石巻、こちらについては直進で80キロまで飛びますので、そのリレーは可能だと思いますし、最悪、制御局がほかのバックアップもできるというシステムがMCAでございます。完璧な機械ではないと思いますけれども、今のところ一番推奨できるものとして消防庁で推薦しておりますので、このできる範囲の機能を最大限に生かせば、また可能なのかなと思います。
 周波数については400から800ヘルツと言われておりますので、アンテナも八木アンテナの指向性の高いものを使っておりますので、その辺のところは十分に受けて配信もできるのではないかと思っております。八木アンテナは戦前戦後を通じまして最高値のアンテナと言われておりますので、それを使っての配信ですので間違いないのかなと思っております。
 あとは大雨とかそういった対処については、もちろんレフレックスホーンについてはエポキシ樹脂等を使っておりまして、かなり堅牢性は高まっておりますけれども、そのときの電波の状態については、やはり補完すべきところはするかとは思いますけれども、MCAの財団法人移動センターのほうである程度そういった研究もなされるのかなと思います。
 親局につきましては、そのところはなかなか、これもやはり移動センターの現在の技術力を最大限、利用するほかないのかなと思ってございます。あとJアラートも当然これから、これが設置された後、運用の中でJアラートも使われます。Jアラートそのものが総務省消防庁云々でやっておりますので、その辺とのぐあい等がこれから実際に運用して、実績を高めて間違いないような形で放送ができればなと思ってございます。
 それから、移動系の弱点ということでございますけれども、現行の技術の中では最大値の最高の技術と言われておりますので、先ほどお話ししたとおり移動システムセンターのほうの技術力が高まれば、当然そういったものに対する弱点も補?されるのかなと思ってございます。以上でございます。
 あとワット数は、1設置場所には最大値120ワットとなっておりますので、4個つければ30ワットが4個ということになります。現在、車両につけているものは10ワットもしくは15ワットですので、それの単純計算で3倍か、よく分からないのですけれども、かなりの音量で広く周知できるものと思います。
 以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 要するに緊急時に使う装置ですから、やっぱりふぐあいがあったとか、そのときに使えなかったとか、こういったことがあってはならないと思うのです。ですからあらかじめそういったものに対する対策というものはやっぱり必要ではないのかなというふうに考えて。また親局と子局、これは監視できるようになっていますね。例えば子局のほうがちゃんと動作しているとか、電源を入れるとか、こういったものが親局から子局に監視できるようになっているのですが、この辺の監視ができるようになっている毎日の点検ということについては実施するのかどうかということと、あとは本当に災害のときに、やっぱり一番困っている弱者の方々に伝えるということが大切だと思うのです。例えば移動局の会館に行くとかではなくて、弱者の方々に直接伝えられることがこの装置の中にも組み込まれているはずなのです。その辺について、今後やはり十分に対策をとっていくべきではないかと思うのですが、その辺について質問をしたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 今ご指摘いただきました確認ということ、それはたしかできるはずだったと思います。もちろん最大値の危機ということで、それに合わせた形のオプションもつけて対応できるようなものとなってございます。今、議員がお話しなさったように、弱者の方についても十分周知できるようなものということで安心していただけるような、そういったものの運用も考えていきたいと思いますし、災害はいつ起こるかわかりませんので、これからの点検的なものもルーチンワークの中で日々の中でやっていければなということで、これから運用をしながら確認をしていきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) この設置の中で、私がちょっと見ていたら石積の清掃センターが入っていないのです。これはやっぱり職員でもあるし、そういった移動系でも設置すべきだと思うのですが、この辺についてはいかがですか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) これにつきましては人口が数多くいるところと、あとは地形的なものを全て考慮して今回この設計ということになりました。全ての地区を漏れなくということがベストなのでしょうけれども、今のできる範囲でということで人口等、そういったもので勘案しましてこういう設置箇所ということになりました。
 あとはこれから運用して、実際に今度はスピーカーをつけて音響なり、あとは通信のほう、先ほどお話ししましたとおり電波調査を行いまして、どの辺の範囲までということで、それもちょっと4月以降、運用を始めてからやりたいなと。もちろんこれも事前の設計の段階でも十分精査した上での配置ということでございますので、それをまた実際の運用の中でいろいろ出てきた場合については、またいろいろさまざまなところから検討してまいりたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。

18番(渡邊俊一君) 小川議員みたいに詳しいわけではないものですから、ちょっと教えていただきたいのですけれども、この固定式とそれから半固定式、移動局の違いはどのような違いなのか教えてください。
 それから固定関係で、今まで議会の中でもいろいろ一般質問等でも質問がありました、水害に弱い場所とか防災に弱い地域、例えば志戸田、今泉、それから三ノ関、河川近辺に集落している地域に対しての固定が網羅されていないように見受けられます。その辺について、1番最初にやっぱりその地域の一番危険な場所の住民が基本的に即、この防災無線で感知するということが一番重要なのではないかと思いますけれども、その件についてどのような考えかお聞かせを願いたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 最初に固定式でございます。こちらの固定式につきましては拡声装置もプラス、あとそこに半移動ということで線を伸ばしまして、そこで普通の電話のような形での通話は可能となってございます。
 移動式につきましては、先ほどアンテナの話を申し上げましたけれども、その近くに線を伸ばして移動ということで、もちろんかなりのところまで伸ばせるのですけれども、その範囲内で移動で使える。もちろん一般家庭にも最大値、電源を持っていれば、近くにアンテナがあれば使えるものでございます。半固定式はほぼその拡声器の近くにあるものが半固定式、あとは移動はもう取り外して、先ほどお話ししました車のAC電源も使えるということになってございます。その違いでございます。
 先ほどいろいろお話をいろいろ差し上げたと思いますけれども、このスピーカーの固定式、拡声子局の設備場所につきましては、いろいろ検討してこの配置となったわけでございますけれども、これで見ますとそういった一方的な放送というか報告できる状況にはないということになってしまいますけれども、反面こちらの各公会堂にはそれぞれの電話ももちろんありますので、双方向で対応もできる態勢になってございます。そのところである程度、危険地域に対しても確認できるのではないかなと思っております。またあわせてこういった地域にはいち早い車両での広報活動も対応ということで検討してこういう形になったものでございます。
 そのやりとりにつきましては、まるきり電話と同じようなものでございますので、もしそういう非常時におきましては各公会堂、公民館にございますそちらのほうに一旦出向いて確認していただくと同時に、あわせてこの前の一般質問でもございましたとおり、電話での応答、再コールの設備も網羅しておりますので、中である程度、情報の確認もできるような態勢になってございます。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。

18番(渡邊俊一君) 今私が言った地域については、やはり農家の人たちが大変多い地域であります。農家の人たちが多いということは、農作業に従事している方々がほとんどであります。農作業をしている場合に、電話回線的なもので知らせてもなかなか伝わらないですよね。ですから未然に災害を防ぐというか、犠牲にならないような状況をつくるためには、やはり広範囲的に知らしめるというかそういう部分が必要ではないかと思って質問したわけでありますけれども、今回のこの入札状況によっては、とりあえずこれで進めた上で改めてそういった地域に対してももう少し柔軟な考え方の中でてこ入れをしていく、そういう部分が大変必要ではないかと私は思っております。せっかく大変すばらしいものを設置するわけでありますから、一番危険な地域、先ほども申し上げましたとおり今泉とか志戸田、三ノ関、やはりその辺にはもう少し考慮しなければならないんじゃないかなと私は思っておりますし、今後の一つの大きな課題として、一つの経過を踏まえた中で、やはり今後取り組んでいく必要性を考えるべきだと思いますけれども、いかがでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 今、議員のおっしゃられたとおり、そういう農業など24時間の中でさまざまな営みがございますので、こういった地域についてもどういった形で周知できるか、あとは設置場所等も再度検討する余地はあろうかと思っております。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。

18番(渡邊俊一君) これはなかなか担当課だけではちょっと答えにくい部分ですから、今私が申し上げたことに対して、町長の見解を求めさせていただきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 今の場所については、今後の設置を視野に入れながら十分検討してまいります。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。2番菅原福治君。

2番(菅原福治君) 一部、小川議員なり渡邊議員とダブりますが、この間、総務省の消防庁のほうでJアラートの実験をしました。その中で一斉訓練の中で、全国で何と44都道府県の中で240市町村と県内では4町村でこの無線が正常に働かない、要は作動しないというトラブルがありました。我々は今から設置しようとしているわけですが、そういったときに大変心配されるわけです。まだ原因はわからないと思いますが、もしその状況がわかればぜひお伺いしたいことと、それを最後まで追求してやっていただきたいという部分です。
  それと移動と屋外の拡声の考え方ですけれども、移動局、先ほどもありましたけれども、それの考え方というんですか、その辺も。例えば消防署なんていうのは、もともと消防署から来る情報でやるのでしょうけれども、でもやっぱり消防署などにもこちらのこういう情報を住民に流しているという部分では必要なのではないかと思います。例えば富ケ丘の入り口の出張所なり。あとは、特には警察などもどうなのかなと。もっと拡大すれば大型店舗なんかはどうなのかなとか、そういうことがちょっと気になりますので、その考え方がきちんとしたものがあればお伺いしたいと思います。以上です。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) Jアラートにつきましては今週たしか実験をして、そのふぐあいということの情報は入ってございます。ただ、原因については具体のものはこちらのほうにまだ届いていない状況です。恐らくさまざまな面から検証して特定するような形になろうかと思いますし、これから実際の運用の中でどういったものが一番ベターかというものも当然その中には入ってくるかと思います。
 こういった情報を警察なり消防といったところ、重立った救難救命にはかなり欠かせない機関でございますので、その辺のところは消防署のほうはデジタル化ということで現在進めております。その辺のところとの連携がうまくなされるかはこれからちょっと検証していきたいと思います。恐らくこちらのMCAにつきましてもデジタル化ということになりますので、ある程度その辺のところの融通性はきくのかなと。素人考えではございますけれども、そのような考えを持ってございます。警察とはその辺のところはどういう形になるかまだわからないところですけれども、先ほどの本当に町内にいろんなさまざまな工場、店舗、いろいろ大店舗も含めてかなりの施設がございます。その辺のところとどういうふうな形で連携をとって、周知できればなというところは基本的にはまだ、今回これを設置していろいろさまざまな面から検証してベスト、ベターな方法をとっていきたいと思ってございます。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ございませんか。3番出川博一君。

3番(出川博一君) 私から1点だけ、契約金額についてお尋ねします。
 これは税抜きで1億1,350万円の契約で、税込みですと1億1,917万5,000円になるのですけれども、契約金額は8,110円ほど少ないのですけれども、この理由をお聞かせください。

議長(浅野幹雄君) 財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) 入札金額に消費税5%を掛けたものが契約金額になっていないということですが、入札の中に無線局等に関する申請手数料も入っていまして、その非課税分がありますので計算上、一致しないという内容でございます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。6番小泉光君。

6番(小泉光君) 私はこのシステムが設置された後の実際のオペレーションに関して少し質問をしたいと思います。というのは、ユーチューブなどで東日本大震災の津波のときの沿岸部の防災行政無線のアナウンスを聞いていますと、ここまでもう水が来ているのに、例えば「何々役場からお知らせします。ただいま大津波警報が発令されました」なんていうのんびりしたアラームというか警報を出しているんです。その場で言わなきゃいけないことは「津波だ、逃げろ」、これだけに尽きるわけです。ですので、どういう状態が発生するかちょっと想像できませんけれども、実際のオペレーション上に当たっては、幾つかの緊急避難アナウンスなどをあらかじめテープに入れておいてやれるシステムになっているのか、それとも人がしゃべるのか、その辺はシステム的にテープでもできるのか、人がやらなきゃいけないのか、その辺のところを。それから人がやる場合には、余りマニュアルばかりにこだわっていないで、臨機応変に対応できるようにというようなところがどうなっているのかということで質問します。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 先ほどJアラートのお話がございましたけれども、ああいうふうに緊急的に国から情報が一方的に流れるものが1つございますし、それは災害なりその他、国民保護に関するような情報も当然流れるような形にしたいと思ってございます。
 先ほどのライブでの放送、周知ということも1つございますし、内蔵的なものとしては電子機器、デジタル化だと思うのですけれども、その中で定型的なものについても保存し、放送できる態勢にはたしかなってございます。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。16番永野久子君。

16番(永野久子君) 重なる部分もあるかと思いますが、改めて伺いますが、Jアラートにつきましては先ほども質問にありましたけれども、つい最近の実験でかなりのところでふぐあいが出ていて所期の目的が果たせなかったと、まだ非常に完成したものにはなっていないという状況があると思います。
 それから既にこういう同報系、移動系のようなもので全国的にも、特に今回、震災で被害を受けた沿岸地域の市町村でもかなり設置をしていたけれども、実際にはこの津波の大きな災害の中で役に立たなかったということもかなり報道されました。やはり今一気に国も予算をつけて、このMCAを含めて設置を進めておりますけれども、きちんとした検証抜きに技術的にも完成されているという状況にないままに設置してしまうということに、ちょっといいのかなという思いを抱くのですけれども、これについてはどのように町は考えているのでしょうか。震災を通じての検証の部分と、Jアラートのさまざまなふぐあいが連続しているという、この両面で伺います。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) Jアラートにつきましては、先ほど議員にお話ししたとおりですけれども、さまざまな検証を今回やって初めて出たというところではあるかと思います。ですのでその辺のところもきちんと検証して、ふぐあいのない安全・安心を与えるようなシステムということでやっていくような方向だとは思います。
 それで、津波の情報がマスコミ等でよく取り上げられますけれども、あの時点では津波に対する対応としては電源がなかったということが1つあろうかと思います。あと蓄電設備はたしか入ってございました。ただそのところが一気に津波等によりまして稼働しなかったということもございます。ですのでそういう蓄電装置につきましても十分点検をして、そういったものに対して対応できるようなものに、これからの保守の関係につきましても考えてございますので、安全・安心をそのまま確保できるようなものではないかなと思ってございます。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) Jアラートのふぐあいについては、今回の全国的な一斉試験ということの以前に、ここの議会の中でJアラートについてはふぐあいがあちこちで起きていると、実際に実験してみても用をなさなかったという例を引いて、これが国民保護法に基づいて、例えば北朝鮮のミサイルだということで動機はそこから始まって、次第にそこに台風だの災害だの地震だの津波だのという大規模自然災害というものもつけ加えられてきましたけれども、そういう意味では今の状況で、おっしゃるように北朝鮮のミサイルが仮に発射されたと、危険だということが起きたとしても、用をなさないという現段階にあるということになりませんか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 先ほどMCA無線の性能というようなことのお話もありましたので、ちょっとあわせてお話をいたしますと、MCA無線につきましては実際に阪神淡路大震災、あと新潟の中越地震等でもMCA無線でもってその連絡、情報が交換できたという実績がございます。ですのでMCA無線については先ほど来からお話ししておりますとおり、今の技術の中では最高峰に属するものかなと思います。
 Jアラートにつきましては、やはり総務省なり内閣府等である程度情報を集約してそれを発信するわけですけれども、その受け手側である、必ずしもMCAを導入しているところが全部、防災行政無線というわけでございませんで、さまざまな手法を単独で入れているところもありますので、今回Jアラートを受信できなかった不都合、ふぐあいが生じたところがMCAだったかどうかというのはこれから検証されると思いますので、そのところを確認しながらMCAの一番いいところを最大限生かすようなものにできればなと思っております。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。19番相澤榮君。

19番(相澤榮君) 屋外拡声装置の可聴範囲は何メートルぐらいなのかということと、それから屋外固定式と半固定式の設置場所が100メートルも離れない場所が何カ所もあるのですけれども、その設置基準はどうなっているのかをお伺いします。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) レフレックスホーン、スピーカーでございますけれども、先ほどお話ししたとおり1カ所で120ワットということで、単純に割れば1つのスピーカー、レフレックスホーンで30ワットでございます。それの最大値が300から400メートルと言われてございます。その天候にもよりますけれども、実際に運用してどのぐらいになるか。先ほどちょっと説明申し上げましたけれども、普通の自動車につけた車載のものは通常であれば10ワット、水道のタンク車であれば15ワットのものをつけております。それを大音量でやればいいのでしょうけれども、音割れがしますので、ある程度の可聴範囲で求めれば300から400ぐらいということになります。
 あとはこの設置基準というか、ある程度会館ごとということでつけてございます。移動する場所についても、やっぱり人口の集約しているところといったものですので、若干100メートル内の範囲もございますけれども、今のいろんな設計上、電波状態も加味しながらやってございます。あくまでも電波というのは直進性でございますので、それの高低差も踏まえながらこの位置となったものでございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) このMCA防災行政無線の整備工事ですけれども、県内で設置したという実績はどこの町にあるのか、どこの市にあるのか。そしてまたこの間のトラブルがJアラートであったわけですが、そのことについて実際に聞いてみて、設置している場所についてどうなっていますかというようなことはしたのか。それから、このMCAを総務部長なり町の担当者が見に行ってきてお話しなさっているのかお尋ねします。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 現在、県内で導入しているところは白石市、大崎市、松島町、七ケ浜町の4カ所となってございます。一番直近では、大崎市が最近入れたということで情報が入ってございます。Jアラートのふぐあいについては、MCA云々というのはまだ確認はしていないところでございますし、MCA無線については担当者のほうが実際に行ったかどうかは確認はとれていないという状況です。ただ、今回の電波調査に関しましては財団法人の移動センターのほうからおいでいただいて、その本体と同じものを持ってきていただいて実証実験をして電波状況を確認しておりますので、富谷町にはその現物を持ってきていただいて確認をしたところでございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) そこの場に行って、こういう広がり方がするのだとかということを見るというのは重要ではないでしょうか。一刻も早く白石、大崎などを見てくるということは考えないですか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(小野一郎君) 実際これから設置する前に、やっぱりそういったところも見学なり視察をして、いろんなところを学んでいきたいと思っております。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第8号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
 この際、11時10分まで休憩をいたします。

午前11時00分 休憩

午前11時10分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 先ほど議案第1号 富谷町復興産業集積区域における固定資産税の課税免除に関する条例の制定についての説明漏れがあり、説明の追加の申し入れがありましたので、これを許可します。税務課長。

税務課長(内海壮晃君) 失礼しました。
  先ほど、指定業種を8指定業種ということで説明いたしましたが、その後、6月12日に変更認定がございまして、1業種追加されまして9業種となってございます。追加された業種が、情報サービス関連産業ということで、これを加えまして9指定業種となってございます。この訂正をお願いいたします。

日程第7 議案第9号 平成24年度町道穀田線歩道新設工事(第1工区)請負契約の締結について

議長(浅野幹雄君) 日程第7、議案第9号 平成24年度町道穀田線歩道新設工事(第1工区)請負契約の締結についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) よろしくお願いいたします。

 議案書9ページをお開きいただきたいと思います。

 議案第9号 平成24年度町道穀田線歩道新設工事(第1工区)の請負契約の締結についてご説明申し上げます。

 本件については、平成24年8月22日一般競争入札に付した結果、下記のとおり請負契約を締結するため、地方自治法第96条第1項第5号の規定により、議会の議決を求めるものでございます。

 契約の目的、平成24年度町道穀田線歩道新設工事(第1工区)。

 契約の方法、一般競争入札。

 契約金額、6,384万円。

 相手方、富谷町富谷字源内57番地3、大川工業株式会社様となってございます。

 この工事請負契約に当たりましては、平成24年7月27日に入札の公告をいたしましたところ、大川工業様、安藤建設工業様の2社が参加いたしまして、8月22日に建設工事特別簡易型総合評価方式により条件つき一般競争入札を行いました。

 入札の参加資格につきましては、必須の条件につきましては8号議案と同様でございますので省略させていただきます。

 本工事の条件といたしまして、宮城県内に本店または支店、営業所を有すること、1つ、土木一式の承認を受け格付がAであること、ただし町内に本店があるものについてはBも可とする。1つ、本工事に対応できる技術者として1級土木施工管理技士同等の者を専任で配置できること、平成14年度以降、元請として国、地方公共団体発注による道路改良工事または道路整備工事を施工した実績があることといたしました。

 今回の予定価格につきましては、税抜きで6,150万円、最低制限価格は税抜きで4,970万円で入札を行いました。

 その結果、落札価格税抜き6,080万円で大川工業株式会社様が1回で落札し、去る8月23日仮契約を締結いたしましたので、本契約を締結するに当たりまして議会の議決をお願いするものでございます。

 業務の概要につきましては、建設部長のほうからご説明申し上げます。

議長(浅野幹雄君) 次に、建設部長。

建設部長(鴇謙一君) それでは、さきにお配りしております議案第9号関係資料2枚をごらんいただきたいと思います。
 町道穀田線につきましては、平成23年度県道西成田宮床線との交差点から南側へ700メートル施工したところでございます。今回は昨年の終点から引き続き南側へ120メートルを施工するもので、穀田公民館付近の工事となります。
 1枚目、赤の着色部分が車道部と河川のつけかえ部、黄色の部分が歩道部となります。
 2枚目の標準横断図をごらんください。図面の左側、これは河川のつけかえをしながら現道の車両を含む7メートルを線形や縦断勾配を見直ししまして、幅員3.5メートルの歩道を新設するものでございます。
 工事の内容でございますが、土工としまして切り土を2,600立米、盛り土を1,305立米、路床安定処理工544平米、車道下層路盤工932平米、車道上層路盤工895平米、車道表層工894平米、歩道路盤工536平米、歩道表層工が524平米、ほか河川のつけかえとしまして護岸工820平米、それから防護柵・ガードパイプ120メートルほかの工事を施工するものでございます。
 工事の工期は、平成25年3月29日までとしております。
 どうぞよろしくお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 現在、穀田線のところに歩道をつけるという工事ですが、全体で今何%完了しているのか。そしてこの工事は今第9号でされているものですが、これが終わると何%になるのかお尋ねします。
 そしてこの金額でいきますと、次の10号のところでいくとかなり300メートルと120メートルということで金額が多いと思ったのですが、河川のつけかえがあるということでこの入札といいますか、町が示した金額について入札が行われたということでいいのかどうかお尋ねします。
 それと平成23年度の決算実績報告書に業務用地の未契約の地権者について述べられています。この場所はどこに当たるのか。この先だということなのでしょうが、そのどのあたりか。未契約の理由、見通しについてもお尋ねします。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) まず23年度終了時点で、進捗率は51%でございました。本年度発注工事分を終了しますと66%の工事進捗率となります。
 延長の差異ということですが、これは財政課長のほうからもご案内あるかと思いますが、あくまで選定委員会のほうで工事の規模によって条件を設定して、その条件設定された中で落札者が決定したというような、あくまで町内業者が優先的な工事になるというようなことで、町内業者はランクなしでBも参加できるというような条件を付しているところでございます。
 あとは未契約の区間ですが、ちょうど1工区・2工区の間といいますか、1工区の終点から先の部分に1区間、それからこれから2工区のお話をするのですが、2工区の先の区間に1区間ということで、大きく2区間ございます。地権者の方の今後の見通しということですが、個人の方のいろいろな、1つは相続関係がまだ終わっていないというようなことで未契約の区間、それからやっぱりどうしても自分の要求を最後まで貫き通すというか、そういうような方もいらっしゃいます。柔軟に対応しながら、何とか早いうちに契約のほうにこぎつけたいと考えております。以上です。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 平成24年度といいますとこの工事、第9号と第10号に示されている工事が終わった時点で66%になるということでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 延長で見ますとそのとおりでございます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第9号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第8 議案第10号 平成24年度町道穀田線歩道新設工事(第2工区)請負契約の締結について

議長(浅野幹雄君) 日程第8、議案第10号 平成24年度町道穀田線歩道新設工事(第2工区)請負契約の締結についてを議題といたします。
 本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) それでは、議案書10ページをお開き願いたいと思います。
 議案第10号 平成24年度町道穀田線歩道新設工事(第2工区)の請負契約の締結についてご説明申し上げます。
 本件については、平成24年8月22日一般競争入札に付した結果、下記のとおり請負契約を締結するため、地方自治法第96条第1項第5号の規定により議会の議決を求めるものでございます。
 契約の目的につきましては、平成24年度町道穀田線歩道新設工事(第2工区)。
 契約の方法、一般競争入札。
 契約金額については、5,985万円。
 契約の相手方は、富谷町志戸田字北田子沢107番地、安藤建設工業株式会社となってございます。
 この契約締結に当たりましては、平成24年7月27日に入札の公告を行いまして、安藤建設工業、世紀東急工業の2社が参加いたしまして、8月22日に建設工事特別簡易型総合評価方式による条件つき一般競争入札を行いました。
 入札の参加資格につきましては、すべて第9号議案と同様でございますので省略させていただきます。
 予定価格は、税抜きで5,730万円、最低制限価格税抜き4,630万円で入札を行いました。
 その結果、落札価格税抜きで5,700万円、1回で落札し、去る8月23日に仮契約を締結いたしましたので、本契約に当たりまして議会の議決をお願いするものでございます。
 業務の概要につきましては、建設部長からご説明申し上げます。

議長(浅野幹雄君) 次に、建設部長。

建設部長(鴇謙一君) それでは、引き続き議案第10号の関係資料をごらんいただきたいと思います。
 2工区につきましては、1工区へ南へ約600メートル離れたところ、この平面図でいきますと一番左側に丸森橋という表示があるかと思いますが、そこの付近が大体起点となっておりまして、そこから南側へ300メートル工事するものでございます。
 赤の着色部分が車道部とのり面でございます。黄色の部分が歩道部となります。
 2枚目の標準横断図をごらんいただきたいと思います。この区間は現道を極力生かしながら、道路側の買収しました耕作田を改良して幅員7メートルの車道と幅員3.5メートルの歩道を新設するものでございます。
 工事の内容につきましては、切り土が2,021立米、盛り土が1,012立米、路床安定処理工として1,790平米、車道下層路盤工2,220平米、車道上層路盤工2,110平米、車道表層工が2,100平米、歩道路盤工が1,010平米、歩道表層工が984平米、ほか側溝工が600メートルほかの工事となっております。
 この工期は、平成25年3月29日までとしております。
 どうぞよろしくお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第10号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第9 議案第11号 平成24年度町営宮ノ沢住宅建替工事(2工区)請負契約の締結について

議長(浅野幹雄君) 日程第9、議案第11号 平成24年度町営宮ノ沢住宅建替工事(2工区)請負契約の締結についてを議題といたします。
 本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) それでは、議案書11ページをお開き願います。
 議案第11号 平成24年度町営宮ノ沢住宅建替工事(2工区)請負契約の締結についてご説明申し上げます。
 本件につきましては、平成24年8月22日一般競争入札に付した結果、下記のとおり請負契約を締結するため、地方自治法第96条第1項第5号の規定により議会の議決を求めるものでございます。
 契約の目的、平成24年度町営宮ノ沢住宅建替工事(2工区)。
 契約の方法、一般競争入札。
 契約金額、8,394万7,500円。
 相手方につきましては、仙台市泉区高森五丁目12番地の2、中鉢建設株式会社となってございます。
 この工事請負契約に当たりましては、平成24年7月20日に入札の公告を行いまして、中鉢建設株式会社、皆成建設株式会社の2社が参加をいたしまして、8月22日に一般競争入札を行いました。
 入札参加資格につきましては、必須の条件といたしましては8号議案と同様でございますので省略させていただきます。
 本工事の条件といたしまして、宮城県内に本店または支店、営業所を有すること、建築一式の承認を受け格付がAであること、本工事に対応できる技術者として1級建築施工管理技士同等以上の資格を有する者を専任で配置できることといたしました。
 本案件につきましては、予定価格につきましては事前公表といたしまして税抜き8,140万円、最低制限価格税抜き6,910万円で行いました。
 その結果、落札価格税抜き7,995万円で落札をいたしまして、去る8月23日仮契約を締結いたしましたので、本契約を締結するに当たりまして議会の議決をお願いするものでございます。
 業務の概要につきましては、都市計画課長から説明申し上げます。

議長(浅野幹雄君) 次に、都市計画課長。

都市計画課長(佐々木俊男君) 工事概要につきまして、私のほうから説明させていただきます。
 構造と階数ですが、木造の平屋建てでございます。建設戸数につきましては4棟の……

議長(浅野幹雄君) もう少し大きな声でしゃべってください。

都市計画課長(佐々木俊男君) 4棟の8戸でございます。(「もっと大きい声で」の声あり)屋根の形状につきましてはカラーガルバニウム綱板の横ぶきで、外壁につきましては腰壁部分が窯業系サイディングの塗装品、腰上につきましては窯業系サイディングの上へアクリル系リシンの吹きつけでございます。また、電気設備工事といたしまして、電灯コンセント設備、あと火災報知設備等でございます。機械設備工事といたしまして給排水設備、衛生設備、換気設備等となってございます。
 住戸タイプといたしましては2DKのBタイプ、4棟8戸の建てかえ工事でございまして、1戸当たりの延べ床面積が43.06平米、1棟当たりの延べ床面積が86.12平米でございます。住宅部分の延べ床面積といたしましては344.48平米でございます。
 今回の建てかえ工事におきます特徴といたしまして、2-1の図面を見ていただきたいのですが、配置計画といたしまして、より多くの町営住宅を供給するために工区ごとに住戸タイプをそろえまして規則的な配置計画としてございます。また、敷地の高低差を考慮いたしまして、全戸西側道路からのアプローチとし、建物との段差を極力抑えた配置計画としております。
 次の2-2の図面をお願いいたします。
 一応、左側が平面図で右側が立面図となってございます。平面計画につきましては、玄関を建物北側中央に配置いたしまして、居室を南側に配置するとともに、各部屋への動線を短く、わかりやすい計画としてございます。ダイニングキッチンと和室を隣接させまして一体的な利用及び生活動線を考慮してございます。
 2戸1棟タイプといたしまして、全体戸数を確保するとともに、住居間に防音緩衝帯を設けましてプライバシーの確保に努めてございます。
 長寿社会対応といたしまして、室内の段差の解消、手すりの設置ということで玄関、廊下、洗面室、浴室、トイレ等に手すりを設置し、レバーハンドル等の採用を考慮してございます。
 立面計画といたしまして、隣接する既存の町並みを考慮した和風の外観としてございます。また、屋根形状を切り妻屋根といたしまして、シンプルで存在感のある立面形状としてございます。
 設備計画ほかといたしまして、給湯には電気温水器を採用してございまして、近隣への騒音や火災の危険性を排除するとともにCO2の削減に努めてございます。
 シックハウス対策といたしまして、使用する建材はすべてホルムアルデヒド放散量Fフォースターを使用する等、揮発性有機化合物を考慮したものとしてございます。
 工期につきましては、平成25年3月8日を竣工予定としてございます。
 以上で私の説明を終わらせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。12番山路清一君。

12番(山路清一君) 中鉢建設という名前は余り聞いたことがなかったのですけれども、震災後たびたび聞く名前でございます。本店の所在地と、宮城県内で実績があればお教え願います。以上です。

議長(浅野幹雄君) 財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) 中鉢建設の本店につきましては、神奈川県の横浜市でございます。町といたしましては、今回の契約に至ってはことし2件目、1件目は道路の舗装で一部契約をしてございます。震災から最近、宮城県のほうで受注をしているような形で、県の工事等もことしに入ってから受注しているということが実情としてございます。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 1戸当たり43.06平方メートルという部屋の広さです。約13坪になりますが、確かにこの2分の2のところを見ますと和室とダイニングがつながっているということになりますが、そうしますと4畳半がどうしても寝室ということになるのかなと。これだとちょっと寝室の部分が狭いのではないかと思うわけです。これは何人入居することを想定した町営住宅なのかということをお尋ねします。

議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。

都市計画課長(佐々木俊男君) 基本計画時にそれぞれ2DKのAタイプ、Bタイプと3DKタイプということで3タイプを想定してございまして、今回は2DKのBタイプなのですが、2DKのBタイプにつきましては1戸当たり43.06平米ということで、高齢者の単身世帯から若夫婦、小さい子供さんというような形の3人世帯という考え方の想定をしてございます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第11号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第10 議案第12号 平成24年度ひより台第1汚水中継ポンプ場機械・電気工事請負契約の締結について

議長(浅野幹雄君) 日程第10、議案第12号 平成24年度ひより台第1汚水中継ポンプ場機械・電気工事請負契約の締結についてを議題といたします。
 本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) それでは、議案書12ページをお開き願います。
 議案第12号 平成24年ひより台第1汚水中継ポンプ場機械・電気工事請負契約の締結についてご説明をいたします。
 本件については、平成24年8月22日一般競争入札に付した結果、下記のとおり請負契約を締結するため、地方自治法第96条第1項第5号の規定によりまして議会の議決を求めるものでございます。
 契約の目的、平成24年度ひより台第1汚水中継ポンプ場機械・電気工事。
 契約の方法、一般競争入札。
 契約金額、5,439万円。
 契約の相手方、宮城野区榴岡三丁目4番1号、いく機電株式会社となってございます。
 この契約締結に当たりましては、平成24年7月20日に入札の公告をいたしまして、いく機電株式会社ほか6社が参加いたしまして、8月22日に一般競争入札を行いました。
 入札の参加資格につきましては、必須の条件は8号議案と同様でございます。
 本件の条件といたしまして、宮城県内に本店または支店、営業所を有すること、それから機械器具または電気工事の承認を受け、格付がSまたはAであること、次に本工事に対応できる技術者として1級または2級電気工事施工管理技士の資格を有する者を専任で配置できること、1つ、国、地方公共団体発注による下水道施設の終末処理場及び中継ポンプ場に係る電気設備工事または機械設備工事の元請実績があることといたしました。
 本案件については、予定価格は税抜きで6,650万円、最低制限価格5,150万円で入札を行いまして、その結果、落札価格税抜き5,180万円、1回目で落札し、8月23日に仮契約を締結いたしましたので、本契約の締結について議会の議決をお願いするものでございます。
 業務の概要につきましては、上下水道課長からご説明申し上げます。

議長(浅野幹雄君) 次に、上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) それでは、工事の概要についてご説明申し上げます。
 お手元にお配りしました説明資料により説明をしたいと存じます。
 概要でございますが、ひより台第1汚水中継ポンプ場、昭和60年からの供用開始で27年ほど経過をしてございます。施設の経年劣化ということで、機能低下及び処理能力に支障を来すような状況に来ているというようなことで、これらの機器それから電気設備を更新するものでございます。
 通常であればこういった設備、施設は15年の耐用年数ということで、これを延ばし延ばし今日まで使用してきたわけでございますが、経年劣化というような状況がございまして更新をお願いするものでございます。
 内容でございますが、機械設備工で主要機器が汚水ポンプ2台、それから破砕機1台、それから破砕機保守用のつり上げ機1基、これらを更新するものでございます。それから電気設備工関係でございますが、非常用発電装置1台、ポンプ制御盤1面、ポンプます水位計1組、こちらを更新するものでございます。
 工期は、平成25年3月25日を予定してございます。
 以上でございます。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 電気工事のほうですけれども、非常用発電装置ということになっているのですが、これはディーゼル機関となっているだけなのですが、どんな感じのディーゼル機関なんですか。

議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 燃料につきましては、軽油を使用したディーゼルエンジンの機器というようなことでございます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第12号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第11 議案第13号 平成24年度富谷1号汚水幹線管渠改築工事請負契約の締結について

議長(浅野幹雄君) 日程第11、議案第13号 平成24年度富谷1号汚水幹線管渠改築工事請負契約の締結についてを議題といたします。
 本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) それでは、議案書13ページをお願いいたします。
 議案第13号 平成24年度富谷1号汚水幹線管渠改築工事についてご説明申し上げます。
 本件につきましては、平成24年8月22日一般競争入札に付した結果、下記のとおり請負契約を締結するため、地方自治法第96条第1項第5号の規定により議会の議決をお願いするものでございます。
 契約の目的につきましては、平成24年度富谷1号汚水幹線管渠改築工事。
 契約の方法、一般競争入札。
 契約金額、5,310万9,000円。
 契約の相手方につきましては、仙台市青葉区川平一丁目5番30号、株式会社宮城日化サービスとなってございます。
 この工事請負契約に当たりましては、平成24年7月20日に入札の公告を行いまして、株式会社宮城日化サービス、株式会社アームズ東日本の2社が参加いたしまして一般競争入札を行いました。
 資格につきましては、必須の条件は8号議案と同様でございます。
 本件工事の条件といたしまして、宮城県内に本店または支店、営業所を有すること、土木一式の承認を受け格付がAまたはBであること、本工事に対応できる下水道管理技術認定試験等に合格した者を専任で配置できること、次に国、地方公共団体発注による製管工法の元請実績があることといたしました。
 本工事の予定価格につきましては、税抜き5,200万円、最低制限価格税抜き4,190万円で入札を行いました。
 その結果、落札価格税抜き5,058万円で株式会社宮城日化サービスが1回で落札をしてございます。去る8月23日仮契約を締結いたしましたので、本契約の議会の議決をお願いするものでございます。
 業務の概要につきましては、上下水道課長からご説明申し上げます。

議長(浅野幹雄君) 次に、上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) それでは、工事の概要についてご説明を申し上げます。
 お手元にお配りしました説明資料により説明をしたいと存じます。最初に配ったA3判、それから本日お配りしましたA4判の資料をもとにご説明をしたいと存じます。
 内容でございますが、工事の箇所が富谷町大清水一丁目地内。場所でございますが、図面で申し上げますと富ケ丘明石線と国道4号が接続するイオンモール付近から北へ、説明資料の番号で申し上げますと402番から406番の区間、272.69メートルでございます。
 工事の場所でございます国道4号は交通量が多いということで、開削工法による施工が困難であるということ、それから1号汚水幹線処理区域でございますが、成田明石台それから上桜木地区にわたりまして処理区域の人口が約1万8,000人余りになってございます。町が管理する公共下水道で最も常時、流量が大きいところでございます。
 管渠の状況でございますが、23年に工事を施工しました富ケ丘明石線ほどではないのですが、かなり腐食が見られるというようなことで、既設管の残存強度、既設管をそのまま生かしてその管の強度を確保できる、それから掘らない、水を流しながらで夜間の作業ができるというようなことで製管工法、SPR工法を採用いたしました。この工法につきましては、この区間は800ミリの口径でございまして、このヒューム管の中にマンホールかららせん状になった硬質塩化ビニール製の材料を挿入し、新たに管を築造するものでございます。
 A4判でお配りしました資料の一番上のほうのSPR工法、これは23年度に富ケ丘明石線で施工した工事の状況から写真を撮ったものでございます。上流側からウインチで引っ張って下流側のほうから材料を持ち上げていくというようなことで、中で管を形成していくものでございます。終了後、そのすき間にモルタルを注入するというような工法でございます。
 工期は、平成25年2月25日までを予定してございます。
 以上でございます。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第13号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました

日程第12 議案第14号 平成24年度富谷1号汚水幹線人孔更生工事請負契約の締結について

議長(浅野幹雄君) 日程第12、議案第14号 平成24年度富谷1号汚水幹線人孔更生工事請負契約の締結についてを議題といたします。
 本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) 議案書14ページをお願いいたします。
 それでは、契約締結についてのご説明を申し上げます。
 本件については、平成24年8月22日一般競争入札に付した結果、下記のとおり請負契約を締結するため、地方自治法第96条第1項第5号の規定によりまして議会の議決を求めるものでございます。
 契約の目的、平成24年度富谷1号汚水幹線人孔更生工事。
 契約の方法、一般競争入札。
 契約金額、5,250万円。
 契約の相手方、仙台市宮城野区新田四丁目32番28号、株式会社アームズ東日本となってございます。
 この工事請負契約に当たりまして、平成24年7月20日に入札の公告を行いましたところ、株式会社アームズ東日本、株式会社宮城日化サービスの2社が参加いたしまして、8月22日に入札を行っているところです。
 入札の参加資格につきましては、必須条件は8号議案と同様でございます。
 本工事の条件といたしまして、宮城県内に本店または支店、営業所を有すること、土木一式の承認を受け格付がAまたはBであること、本工事に対応できる下水道管理技士認定試験等に合格した者を専任で配置できること、国または地方公共団体発注による人孔更生工事の元請実績があることといたしました。
 予定価格につきましては、税抜き5,130万円、最低制限価格4,120万円で入札を行いました。
 その結果、落札価格税抜き5,000万円、株式会社アームズ東日本が3回目で落札し、去る8月23日仮契約を締結いたしましたので、議会の議決をお願いするものでございます。
 業務の概要につきましては、上下水道課長からご説明申し上げます。

議長(浅野幹雄君) 次に、上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) それでは、平成24年度富谷1号汚水幹線人孔更生工事の概要についてご説明を申し上げます。
 お手元のA3判の資料、工事の施工場所でございますが、富谷町上桜木一丁目地内。場所で申し上げますと、町道富ケ丘明石線上桜木果樹園の森保育園付近から、国道4号に向かいまして交差点付近のところまでにある10カ所のマンホールの人孔更生を行うものでございます。
 番号で申し上げますと、右のほうから果樹園の森から302番、それから201番から207番、それからあと国道付近の401番、402番、計10カ所のマンホールの更生工事でございます。
 施工箇所は、前段申し上げましたように昨年、管渠の改築工事を施工してございます。交通量が多いというようなこと、埋設物も多いということで、開削工法による施工が困難であるというような場所でございます。この処理区域の状況については、先ほど申し上げましたとおりでございます。
 人孔も管渠と同じようにコンクリート等の劣化が激しいということで、硫化水素ガス等の影響でございます。残存強度が期待できない状況になっているというようなことで今回、更生工事を実施するものでございます。
 それで非開削、掘らないで水を流しながら夜間の作業での可能な工法といたしまして、お手元のA4判のほうの資料、下の段です。ポリエチレンマンホールライニング工法と申しましてPML工法といった工法を採用いたしました。この工法はちょっと施工概要図を見ていただければわかると思いますが、ライナーというものを入れまして、既存の管とライナーの間にモルタルを注入するというような施工方法でございます。右側に完了後の写真が載ってございます。こういった工法でマンホール等の更生工事を行うものでございます。
 工期は、平成25年3月25日まででございます。
 以上です。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。3番出川博一君。

3番(出川博一君) この汚水管の業者といいますか、かなり専門的な分野だと思うのですけれども、この程度の事業を施工できる県内の業者は何社ぐらいかお尋ねしたいということと、もう1点は、これは本当に競争が機能しているのか。13号議案の落札率、14号議案の落札率、両方とも97%ちょっとということで、本件につきましては3回目の入札ということですけれども、1回目、2回目、3回目と見ていきますと、これは13号議案も14号議案もそれぞれアームズ東日本と宮城日化サービスと2社しか応札していないということで、非常に落札金額についても1回目から3回目までで見ていきますと、どうしても何らかの力が働いているような気がしてならないのですけれども、その辺も含めて競争が機能しているのかどうかお尋ねします。

議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) この工事の施工方法でやれる業者は、県内で11社というふうに決定してございます。

議長(浅野幹雄君) 次に、財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) 震災以降、この工事に限らずと言っていいかと思うのですけれども、やはり落札率が高い傾向にあるというのは事実です。その原因といたしましては、やはり人手不足による人夫賃の増、それから資材等の増というところで、入札全般において落札率は高いという現状でございます。そのような中、今案件については3回目で落札ということになったわけですけれども、その時期それからその業界のいろいろな事情も当然あるのだろうなというふうに考えておりますけれども、詳しい状況の分析等については特に行ってございません。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第14号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
 この際、午後1時まで休憩いたします。

午前11時57分 休憩

午後1時00分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

日程第13 議案第19号 平成23年度鶴巻橋橋梁補修工事(繰越)請負契約の締結について

議長(浅野幹雄君) 日程第13、議案第19号 平成23年度鶴巻橋橋梁補修工事(繰越)請負契約の締結についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) よろしくお願いいたします。
 追加提出の議案書14ページをお開き願いたいと思います。
 議案第19号 平成23年度鶴巻橋橋梁補修工事(繰越)請負契約の締結についてご説明申し上げます。
 本件の契約については、下記のとおり請負契約を締結するため、地方自治法第96条第1項第5号の規定により議会の議決を求めるものでございます。
 契約の目的、平成23年度鶴巻橋橋梁補修工事(繰越分)。
 契約の方法、随意契約。
 契約金額、6,142万5,000円。
 相手方につきましては、仙台市若林区六丁の目元町8番1号、ショーボンド建設株式会社となってございます。
 本案件につきましては、初めに随意契約になったことについて経過をご説明いたします。
 本案件は、平成24年7月27日に一般競争入札の公告をいたしましたが、入札参加の申請がゼロということでなかったことから、すぐに指名競争入札に切りかえをいたしました。指名通知につきましては、平成24年8月8日付でショーボンド建設株式会社を含めます11社を指名いたしました。その結果、ショーボンド建設以外の10社から辞退の届け出の書類が提出されまして、最終的には1社となったものでございます。1社によりまして8月22日に入札を行いましたが、予定価格に達しなかったため入札不調ということになりました。このことから、地方自治法の規定によりまして随意契約により仮契約締結に至ったものでございます。
 本案件の予定価格につきましては、税抜きで5,870万円とし、見積書を徴集し開封した結果、税抜き5,850万円で仮契約者となったものでございます。
 なお、この業務につきましては建設部長のほうからご説明申し上げます。

議長(浅野幹雄君) 次に、建設部長。

建設部長(鴇謙一君) それでは、さきにお配りしております議案第19号の関係資料をごらんいただきたいと思います。両面刷りで3枚となっております。
 1ページ目は施工箇所でございまして、富谷町今泉地内。町道鶴巻線の1級河川西川にかかる鋼桁橋でございます。
 2ページ目ですが、これが補修の一般図でございまして、橋長38.87メートル、幅員が7.5メートル、両側の防護柵の部分を含めますと全幅8.7メートルの橋梁補修となります。
 工事の内容でございますが、まず主桁部材の部分取りかえと塗装の塗りかえ、部材の総重量は5.2トンでございます。
 次に、主桁を支えております支承部の本体取りかえ、道路路面と橋の上部を接続します伸縮装置の取りかえ、それから防護柵の塗りかえ、その他護岸工の場所の一部の撤去復旧等が主な工事となってございます。
 3ページ目が桁部材の補修図でございまして、斜線部分が取りかえる部分となっております。ハッチング部分、斜線部分が部材の取りかえ部分でございます。
 次の4ページ、5ページ、これは桁を支えています支承部の詳細でございます。
 最後の6ページ、これが伸縮装置と呼ばれております部材の補修図でございます。
 この橋につきましては平成20年11月当時、重立った町内の鋼桁橋の調査をしまして、補修頻度がこの橋が一番高いというようなことで今回の発注になったものでございます。これは23年度予算でしたが、震災の影響によりまして今年度の発注となったものでございます。
 この工期は、平成25年3月29日までとしております。どうぞよろしくお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ありませんか。13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) この一般競争入札が不調に終わったという背景はどのように考えているのかお聞きしたいというふうに思います。
 それから、前に出ていた仕様書などを見ていると、相当橋桁とかその辺が腐食しているわけですけれども、これは何年ごろ建設されたものなのか。ちょっといろいろ資料を見ても出てこなかったので、その辺あれば教えていただきたいというふうに思います。
 あとはこの随意契約した法定根拠みたいなものがあればお教え願いたい。やっぱり3.11の大震災以降というのは非常に大変な状況になって、契約がなかなか進まないというような状況がここずっと見ていると続いているわけですが、やはり契約の単価といったものの見直しというのは簡単にはいかないと思うのですが、こういったことをやっぱり考えなければならないときにもう来ているのではないかなというふうに思うのですが、その辺の見解もお伺いしたいというふうに思います。以上です。

議長(浅野幹雄君) 財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) 一般競争入札については受け付けをしましたが、参加者がゼロということで入札は行っておりません。指名競争入札については、先ほど言った予定価格に達しないために不調になったということでございます。
 背景については今、議員からもあったとおり、震災後に受注それから人夫、それから技術者の数の問題等々が影響しているのというのは新聞等でも出ている状況なので、そういう形が何らかの影響を及ぼしているということは間違いないというふうに考えております。
 随意契約に至った法的根拠でございますけれども、地方自治法施行令第167条の2第1項第8号の規定によりまして、競争入札に付した結果、入札者がいない場合は随意契約ができるという規定がございますので、これにより随意契約を行ったところでございます。(「議長、16番」の声あり)

議長(浅野幹雄君) まだです。次に、建設部長。

建設部長(鴇謙一君) この橋の架設年度は昭和54年3月でございます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。16番永野久子君。

16番(永野久子君) 今回の随意契約に至った経過はわかりました。そこで改めて伺いたいのですけれども、この場合、例えば指名競争入札で11社を指名したということですけれども、これは条件としては宮城県内ということでしょうか。それとも県外からも応札できる、そういう指名条件にしたのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) 正確に言いますと、一般競争入札の場合は条件を付しますけれども、指名競争において指名をする場合については特に条件というものはないので、選定委員会で決めるような形になります。結果的にこの11社については県内業者でございます。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 選定委員会では似たようなケースがこの間頻繁に出てきているというふうに思いますので、前にも議会で意見を申し上げましたけれども、県外からも参加できるような条件をつけていく、選定委員会はその点については検討されなかったのかどうか伺います。

議長(浅野幹雄君) 千葉副町長。

副町長(千葉芳樹君) その後検討しながら、新しいあれには県外からも入ってくるようになっています。入っていないです。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) やはりこういう震災を原因としているこういう状況が続いていますから、議会で審議する側もやっぱりやむを得ないかなというふうに思いがちですけれども、こういうふうに例えば橋梁の補修工事だとか、安心して委ねることができるような状況をつくる上で、随意契約ではなくてきちんと競争をして、それなりのちゃんとした能力のある事業者が競争を勝ち抜いて仕事を受ける、受注できるというふうに持っていくためにも、参加できる業者の範囲を県外にまで広げるということも今後は検討していく必要があると思いますが、どうでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 千葉副町長。財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) その件につきましては今副町長が申し上げたとおり、そういう話も委員会の中では当然出ております。そのような中で、確実に施工できるような業者であれば、大概は宮城県もしくは富谷町のほうに登録をしているということがまず実態ですので、一応新聞等でもありましたけれども、県外の業者で施工実績がない中で受注をしているという一部報道なども今出ておるところでございますけれども、富谷町の現状におきましては県内の中の業者の中で何とか地元の仕事をとっていただきたいという思いが強いというところもございまして、今後の課題にはなろうかと思いますけれども、現状としては県内ということで今のところ考えております。(「議長、16番」の声あり)

議長(浅野幹雄君) 3回終わりました。はい。
 ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第19号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第14 議案第20号 平成23年度富谷町総合運動公園テニスコート改修工事請負契約の締結について

議長(浅野幹雄君) 日程第14、議案第20号 平成23年度富谷町総合運動公園テニスコート改修工事請負契約の締結についてを議題といたします。
 本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) それでは、議案書15ページをお願いいたします。
 議案第20号についての請負契約締結についてご説明申し上げます。
 本件につきましては、平成24年9月3日一般競争入札に付した結果、下記のとおり請負契約を締結するため、地方自治法第96条第1項第5号の規定により議会の議決を求めるものでございます。
 契約の目的につきましては、平成23年度富谷町総合運動公園テニスコート改修工事。
 契約の方法、一般競争入札。
 契約金額、1億7,850万円。
 相手方につきましては、富谷町志戸田字北田子沢107番、安藤建設工業株式会社となってございます。
 この工事請負契約に当たりましては、平成24年8月14日に入札の公告をいたし、株式会社安藤建設工業ほか7社が参加いたしまして、9月3日、建設工事特別簡易型総合評価方式により条件つき一般競争入札を行いました。
 入札の参加資格につきましては、必須の条件は8号議案と同様で省略いたします。
 本工事の条件といたしましては、宮城県内に本店または支店、営業所を有すること、土木一式の承認を受け格付がSまたはAであること、また舗装の承認を受け格付がAであること、次に、本工事に対応できる技術者として1級土木施工管理技士同等以上の者を配置できること、次に平成14年度以降、5,000万円以上の請負金額で造成工事または体育関連施設整備の施工をした実績があることといたしました。
 本工事の予定価格につきましては税抜き2億300万円、最低制限価格1億6,600万円で入札を行い、その結果、落札価格税抜き1億7,000万円となりまして、去る9月4日仮契約を締結いたしましたので、本契約を締結するに当たりまして議会の議決をお願いするものでございます。
 業務の概要につきましては、建設部長からご説明申し上げます。

議長(浅野幹雄君) 次に、建設部長。

建設部長(鴇謙一君) それでは、これもさきにお配りしております議案第20号関係資料で3枚とじのものをごらんいただきたいと思います。
 この改修の概要につきましては、去る9月5日の議員全員協議会でご説明申したとおりでございますが、その際に使用しました資料の中から3枚を関係資料としてお示ししております。
 1枚目が改修工事の平面図でございます。既存のテニスコートより縦5メートル、横10メートル拡張しまして、硬式・軟式両方の公式試合が可能となる縦約40メートル、横約110メートルの中に6面の砂入り人口芝コートを整備するものでございます。
 コートの外周には、プレーヤーがどの角度からも見られるように通路を設けまして、150人利用可能な観覧スタンドを設置します。また、休憩用ベンチ、レストバー、シェルターを設置いたします。管理施設工としまして、コート外周と中央部に高さ3メートルの防球フェンスを設置します。うち東西方向それから北側に防風ネット、高さ1.8メートルのものを設置するものでございます。外周通路の外側には1.1メートルの転落防止柵を設置いたします。ちなみに説明会でも出ましたけれども、照明と音響施設についても現在、設置することで検討に入っているものでございます。
 2枚目でございます。これが既存のコートと新設のコートの重ね図でございます。赤の部分が新設となるものでございます。駐車場の整備については、今後の設計によって決めていくものでございます。
 3枚目がコートの東西方向それから南北方向の断面図となっております。前にも申し上げましたが、縦約40メートル、横が約110メートルの長さとなっております。
 この工期は、平成25年3月22日までとしております。どうぞよろしくお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。16番永野久子君。

16番(永野久子君) この現場ですけれども、駐車場の部分とそれからテニスコートの部分とでの高低差というものはどのくらいあるのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 現在、観覧席の上で高さが48メートルでございます。ですからこれが管理棟と呼ばれる部分の地面になりますので、そこの高さとほとんど同じぐらいというような感じになります。それからコートが44.5メートルですので、3メートル50の落差ということでございます。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) たしか昔はこのテニスコートの今回予定しているところで運動会などもしたような記憶があるのですけれども、当時下っていった印象ではかなり高低差があるというふうに思っておりましたので、そうしますと今回テニスコートを設置するに当たって、周辺からの水の流入だとか、豪雨の際にテニスコートを保護するというか、その対策としてはどういうことをされているのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) コートの外周部には当然、排水口が外周に設置されますので、それで受けるということになります。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。17番磯前武君。

17番(磯前武君) 今回のテニスコートの入札は7社というふうに聞いておりますが、入札参加業者名、それから7社の入札金額をお答えください。

議長(浅野幹雄君) 財政課長。

財政課長(吉田尚樹君) それではお答えいたします。
 安藤建設工業が1億7,000万円、次に東和道路工業株式会社でございまして1億7,100万円、次に株式会社吉田工務店1億8,000万円、次に世紀東急工業株式会社1億8,200万円、続きまして日本体育施設株式会社1億8,300万円、次に橋本店1億9,100万円、次に大林道路株式会社1億9,450万円、最後になります長谷川体育施設株式会社2億円という状況でございます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。3番出川博一君。

3番(出川博一君) 私は町のホームページ上の入札結果をちょっと拝見しまして、安藤建設工業さんが24年度で8件の3億2,100万円ほどの受注をしておりますけれども、その中できょう審議された穀田歩道とテニスコートの分はいいのですけれども、それ以外の工期について教えてほしいのですけれども。工期、いつまで。例えば9月13日に入札が終わりました沼田線の4,000万円ですけれども、この工期とかA・Bグラウンドのフェンスの900万円とか、こういうものの工期を教えていただきたいのですけれども。

議長(浅野幹雄君) 工期はその都度言っていましたよね。(「それ以外、つまりフェンスコートの1億7,000万円と穀田線の5,700万円はいいんですけれども、それ以外で今年度……」の声あり)今はテニスコートの審議なものですから、テニスコートにかかわるものでお願いします。3番出川博一君。

3番(出川博一君) 多分これはこれから年度末にかけて3月25日とか29日にかけて結構、工事が重なってくると思われるので、そういう意味でこれらの下請を使うことができるかどうかと、それからもう一つは各契約の工事工程管理はどのようにされているのかお尋ねいたします。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 一般競争入札で条件に付していますのは、おのおのの工事で主任技術者と言われる者とは違う者が配置されますので、その工事ごとに計画工程を行うものでございます。ですから代理人がかぶってあっちもこっちもというような状況にはないということでございます。(「下請もできるのかというようなこと。下請」の声あり)
 まだ仮契約ですので、これから契約して下請等の内容を確認するものでございます。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) 済みません、間違いました。
 先ほど部長から照明もつけるというようなお話を聞きまして、そうしますと夜間での使用ということも考えているのかと思いますけれども、時間が何時までの夜間ということを想定しているかわかりませんけれども、近隣というか住宅地が隣接しておりますので、そういう点の対策についてはどのようにお考えでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) これは生涯学習課のほうと使用形態について検討しているところで、ひより台あるいはグリーンヒルの住宅地のほうに影響がないような形でということも話はしております。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第20号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
 ここで会計管理者から、平成23年度富谷町各種会計決算において訂正の申し出がありますので許可をいたします。会計管理者。

会計管理者(山田 豊君) 本会議中のお時間をおかりいたしまして大変恐縮でございますが、既にお配りを申し上げております決算書についてでございますが、過日行われました決算審査特別委員会におきましてご質問がございました、下水道事業特別会計に係ります町債の状況報告書、決算書の254ページでございます。こちらのほうに一部訂正がございました。手前どもの印刷ミスによりまして上段35番と36番が2つ欠落をいたしておりました。訂正版にて対応させていただきましたので、よろしくお願い申し上げます。正しくは合計67件、26億4,838万6,309円となるものでございます。
 以上、訂正をさせていただきました。大変申しわけございませんでした。

日程第15 認定第1号 平成23年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について

日程第16 認定第2号 平成23年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について

日程第17 認定第3号 平成23年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について

日程第18 認定第4号 平成23年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について

日程第19 認定第5号 平成23年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について

日程第20 認定第6号 平成23年度富谷町水道事業会計決算の認定について

議長(浅野幹雄君) この際、お諮りいたします。日程第15、認定第1号 平成23年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について、日程第16、認定第2号 平成23年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第17、認定第3号 平成23年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第18、認定第4号 平成23年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第19、認定第5号 平成23年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、日程第20、認定第6号 平成23年度富谷町水道事業会計決算の認定については、議事の都合により、富谷町議会会議規則第37条により一括議題といたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、日程第15、認定第1号から日程第20、認定第6号までを一括議題とし、会議規則第41条により決算審査特別委員会委員長に審査結果の報告を求めます。決算審査特別委員会委員長千葉 達君、登壇願います。

決算審査特別委員会委員長(千葉達君) 決算審査特別委員会審査結果報告書。
 平成23年度富谷町一般会計を初めとする各種特別会計決算の認定につきましては、去る9月6日の本会議におきまして、その決算審査のため、議長を除く議員全員で構成する決算審査特別委員会が設置されました。
 決算審査特別委員会は9月7日、10日、11日、12日の延べ4日間にわたり、認定第1号 平成23年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定について、認定第2号 平成23年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第3号 平成23年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第4号 平成23年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第5号 平成23年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、認定第6号 平成23年度富谷町水道事業会計決算の認定についてそれぞれ慎重に審議を行いました。
 その結果、全議案とも賛成多数により原案のとおり認定すべきものと決定されました。
 以上、決算審査特別委員会の報告といたします。
 平成24年9月12日、決算審査特別委員会委員長千葉達。

議長(浅野幹雄君) これより、採決に当たっては逐次議題といたします。
 日程第15、認定第1号 平成23年度富谷町一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題とし、質疑を省略し、討論に入ります。
 まず、原案に反対者の発言を許します。16番永野久子君。

16番(永野久子君) 私は、平成23年度富谷町一般会計歳入歳出決算に反対をいたします。
 平成23年度は、東日本大震災による大きな被害とそこからの復興が第一の課題となった1年でした。住民の命と暮らしを守る自治体本来の役割と真価が問われたと言えます。
 反対理由の第1は、財政運営のあり方に関する問題です。決算の結果、町の実質的な黒字、実質収支は約7億円、実質収支比率9%は望ましい数値と言われる3ないし5%を大きく超えています。震災によって予定されていた事業が中止になったり、公共事業の凍結などによって不用額がふえ黒字につながったという事情がありますが、しかし同時に住民税の収納率が予算に対して101.31%、調定額に対しても98.61%という結果を見れば、黒字は必然的な結果であったと言えると思います。住民税の収納率を実績に即して引き上げ、住民のために施策として活用する予算枠を広げることは必要な措置であったと考えます。家屋解体や危険なブロック塀の撤去、被災した個人事業者への支援など、ゆとりある財政を震災からの復興のために最大限活用することは、決して町長の言う散在などではないはずです。
 財政運営の課題として、目的基金の整理統合があるということも指摘したいと思います。富谷町は財政調整基金だけでも県内トップクラスの残高になっておりますが、さらに庁舎整備基金、ふるさと富谷創造基金、ユーマイタウン施設整備基金、長寿社会福祉基金の4基金で11億8,800万円の基金を保有しています。本来、目的基金というのは○○小学校建設基金など目的が極めて限定されたものとするべきもので、第2の財調、第3の財調ともいえる各種目的基金は廃止をして、公共公益施設建設を目的としたユーマイタウン施設整備基金1つに整理統合すべきだと考えます。
 第2に、学校給食センター建設に関して明らかになった問題点です。学校給食センター新築工事費は総額12億9,990万円ということでしたが、この事業に関しては予算執行上も町政運営上も大きな問題を残しました。東日本大震災による建設費の増額分を支払わなかったとして、工事を請け負ったゼネコンから宮城県建設工事紛争審査会に提訴されるという前例のない事態になっております。審査が確定して、仮に町の主張どおり賠償金400万円を支払う決定になったとしても、実質的には追加工事費として算出した金額が400万円というのは、実質的には追加工事費として算出した金額であり、現時点で建設費が確定していないと見るのが一般的です。学校給食センターの一般備品購入に関してもプロポーザル方式で随意契約となりましたが、40万円ものデザイン椅子や県産材を使った椅子、机などに批判が集中した結果、グラフィックシートなどに変更となりました。しかし結局、予算の減額措置は行わず、当初は必要とされていなかったものの購入に充てて帳尻を合わせた結果になったと言えると思います。こういうやり方こそ予算の無駄遣いであり、きちんと減額補正をすべきであったと考えるものです。
 さらに、住民への説明責任に関しても、県建設工事紛争審査会に提訴されるまでの経緯について議会と住民に全く説明がなされず、提訴から7カ月、議会の全員協議会から2カ月たった今議会一般質問でようやく担当課長がその一端を示したという経緯があります。審査会は非公開だとして説明を拒んできた町長及び当局のやり方は町民不在の時代錯誤の対応であり、情報公開と行政の説明責任に対する住民の高い意識から見て非常に大きな問題を残したと考えます。
 第3に、住民の暮らしとなりわいを支援する施策に関しての問題です。年金暮らしの高齢者や失業者、非正規労働者の増加などで住民の暮らしは厳しさを増す一方となっています。平成23年度は宮城県自殺対策緊急強化事業に52万5,525円が支出されていますが、今議会が開会する直前にも富谷町内では命をみずから絶ってしまった方がおられました。遺族のお話では、長年自営業に携わってきたが、60代半ばを過ぎて失業し、年金も少なく、けがの後遺症で仕事も見つからないということでした。住民の方々が困ったときには役場に相談に行こうと思えること、暮らしていけるだけの生活費は何とかなると思えることが自殺予防の大前提ではないでしょうか。この間、被災した個人事業者への支援策は利子補給程度にとどまり、国・県の緊急雇用対策費2億7,400万円も本格的に雇用をふやす施策にはつながりませんでした。実態把握なくして対策なしと言われますが、富谷町内の個人事業者を含むすべての事業所を訪問調査し、実態を把握して必要な施策を構築する本格的な取り組みが必要だと思います。決算審査の中で駆け込み融資制度といわれる小企業小口資金を廃止したことを部長以下、担当課が全員忘れていたという失態がありましたが、これは単なるミスではなく、そもそも外からの企業呼び込みに熱心な一方で、地元の零細事業所のことなどは念頭にない今の企画部のあり方を端的に示したものだと言わざるを得ません。
 農業は国民にとってなくてはならない産業であり、最も未来ある産業だと考えます。しかし、平成23年度決算の結果、農水費は歳出総額のわずか0.6%でしかありませんでした。予算そのものの枠が小さければ施策もその範囲でしか対応できません。7億もの黒字は決して自慢できるものではないと考えます。思い切って農水予算を増額し、若手就農者の給付金制度を創設したり、一定の水準を満たした野菜、果物などの価格補償制度を創設するなど、富谷町の地の利を生かした都市近郊型農業を展開することが必要だと考えます。そうした戦略を持つ中で、農業分野での雇用促進や所得向上も可能になるのではないでしょうか。決算審査の中で町長は、農業者からはそのような声は一つも聞いていないと答弁されましたが、議会での議員の発言、質問はまさに住民の声の代弁であることをしっかりと受けとめていただきたいと考えます。
 最後に、職員の待遇の問題です。大震災が起きた平成23年3月の時間外手当が8割もカットされました。平成23年3月分の時間外手当は、決算上は平成22年度になりますが、条例改正は平成23年度に行われています。黒川消防本部職員への時間外勤務手当カットに対する県人事委員会の勧告は条例どおり全額支給すべきというものであり、富谷町の8割カットについては妥当性を欠くことは明らかです。震災で甚大な被害を受けた沿岸の自治体が今、職員不足に悩み、復興の足かせになっていることが連日報道されていますが、余裕を持った人員配置と労働に対する正当な対価を支払うことは結局、住民サービス向上の土台であるということを申し上げ、反対討論を終わります。

議長(浅野幹雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。9番森栄君。

9番(森栄君) 私は、平成23年度富谷町一般会計歳入歳出決算認定についての賛成の立場で討論をいたします。
 今回の平成23年度富谷町一般会計歳入歳出決算は、昨年発生した東日本大震災の災害復旧・復興に対応した内容の決算であります。災害関連事業としては、東日本大震災の被災者支援として災害弔慰金や災害援護貸付金の支給、民間賃貸住宅借り上げ調整などを実施したほか、各種検診費用の全額助成や国保加入者を対象に一部負担金の免除並びに保険税の減免を実施しており、また被災した建築物の解体事業の実施、震災廃棄物の処理の実施、震災による合併浄化槽に対する修繕費用の補助や被災した公共施設、道路、河川、公園、緑地などの応急復旧工事など、震災からの復旧・復興に町長や全職員が全力を挙げて取り組んだことは、被災者だけでなく多くの町民が高く評価しております。さらに、今後の震災対策として大規模災害発生時の避難者想定数を見直し、それに伴う備蓄非常食を各防災用備蓄倉庫に配備し、あわせて長期停電時を想定し大型発電機16台を新たに追加配備するなど、防災の強化に努めると同時に効果的な地域防災力の強化を図るため、大清水二丁目会館、東向陽台第2会館に防火用備蓄倉庫を設置したことなどは、災害に対する安心安全なまちづくりとして評価できます。
 また、平成23年10月から乳幼児医療費助成対象を拡大し、子ども医療費として入院を中学校3年生まで、入院外を小学校3年生まで全額助成とし、児童の適正な医療機会の確保と保護者の経済的負担の軽減に努めたことや、待機児童の解消のため上桜木果樹園の森保育園や若樹の森保育園を増築し、保育所入所定員を拡大したことは少子対策として評価いたします。
 また、国の雇用基盤緊急整備事業を受け、地域密着型老人福祉施設成田の里を整備し、さらに富ケ丘地区に開所予定の小規模多機能型居宅介護施設とケアハウスの整備について、事業者と協議検討を実施しており、高齢者福祉対策として評価できます。さらに、安心・安全な給食の安定供給を図るため、高い衛生水準を備えた新学校給食センターの開所に向けた整備は、児童生徒への安心・安全な給食の提供のみならず、地産地消の推進、食習慣の向上、食文化の継承、健康増進の導きなど、食を通し町民の交流の場として期待されております。
 このように平成23年度富谷町一般会計歳入歳出決算は、災害復旧関連事業のほかに少子高齢化対策事業を実施しながらも、今後も引き続き町民に対して反復、継続的に提供する行政サービスのために3億6,000万円を財政調整基金に積み立てることは健全な財政運営に寄与するものであり、私は東日本大震災の一日も早い復旧・復興を願い、平成23年度富谷町一般会計歳入歳出決算認定について賛成いたします。

議長(浅野幹雄君) ほかに討論はありませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、これで討論を終わります。
 これより認定第1号を採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長の報告のとおり、本案を認定することに賛成の議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(浅野幹雄君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり認定することに決定いたしました。
 この際、午後2時まで休憩をいたします。

午後1時50分 休憩

午後2時00分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 日程第16、認定第2号 平成23年度富谷町国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題とし、質疑を省略し、討論に入ります。
 まず、原案に反対者の発言を許します。15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 私は、平成23年度富谷町国民健康保険特別会計に反対します。
 平成23年3月11日に発生した東日本大震災は、宮城、岩手、福島各県に甚大な被害をもたらしました。富谷町では5人が亡くなり、家屋の全半壊、一部損壊などの被害、公共施設や道路などにも多大な被害がありました。被災者に向けた施策がさまざま実施され、国民健康保険事業では被災した世帯に対し、窓口での医療費一部負担金の免除や国保税の減免が実施されました。平成23年度は大震災からの復旧の大仕事の1年でした。
 そういう中で、長年の住民の願いだった国民健康保険税減税が実施されました。国保税は1世帯平均2万2,000円、加入者1人当たりでは1万1,600円の減税というもので、住民からは大きな歓迎を受けました。また、子ども医療費の無料制度も拡充されました。国保税減税の結果、平成23年度決算は収納率が前年度よりも5.23ポイント上がって91.51%に改善されました。国保税減税は財政調整基金の活用などによるとしていましたが、その基金は減ることなく保たれていると答弁がありました。今回の国保税減税から見て、払える国保税にしていくことが収納率向上につながるということがはっきりいたしました。今後、一般会計からの繰り入れを実施し、さらに減税していくことが求められます。
 また、決算審査の中で、資格証明書を発行せず短期保険証に切りかえるということが明らかになりました。理由として、納税できていない世帯に対し、短期証交付時に状況を聞く弁明の機会にするというものです。資格証を発行しないということは命綱の保険証が手元にあるという安心感につながります。これは大きな前進ととらえます。
 不納欠損処分は地方税法に基づいて行われるもので、今回は平成5年度から23年度のもの120件です。納税は本来義務ですが、事情によって納税できていない期間があった場合は、その事由をよく聞き、あくまでも法に基づき適切に、さらに人道的判断で行われるべきものと考えます。国保は広域化に向けて進んでおり、今回の不納欠損処分もその地ならしの一環かとも思っているところです。経済状況が改善されない非正規雇用、臨時やアルバイト、パートという状況で雇用は悪くなる一方です。不本意ながら国保税を滞納してしまっている世帯に対しては、町の税務課が生活の状況を把握し、納税相談を親身になって行うべきと考えます。さらに活用できる制度で解決を図ることも必要です。来庁させる、あるいは電話、文書というのではなく、役場の側から訪問することが重要と考えます。かつては職員が組をつくり臨戸訪問していたことがありました。税務課の体制強化は待ったなしの課題と認識するのですが、町長にはその考えのないことがはっきりしました。滞納世帯を宮城県地方税滞納整理機構に移管するということではなく、住民の声を丁寧に聞くことこそ今重要だということを述べ、反対します。

議長(浅野幹雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。5番高橋正俊君。

5番(高橋正俊君) 23年度国民健康保険特別会計歳入歳出決算に私は賛成します。
 我が町も近年、少子高齢化が進み、退職により国民健康保険の加入がふえる中、ジェネリック医薬品の普及啓発をし、レセプト点検などを通して医療費増加の抑制を図り、保険税の引き下げの実施や特定健康診査等の疾病予防などを重点的に点検していることは私も認め、理解をしているところであります。
 今後も、町民の健康増進そして収納率向上を図り、保険財政のより安定化を進めていくことに期待をし、賛成討論といたします。

議長(浅野幹雄君) ほかに討論ありませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、これで討論を終わります。
 これより認定第2号を採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長の報告のとおり、本案を認定することに賛成の議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(浅野幹雄君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり認定することに決定いたしました。
 日程第17、認定第3号 平成23年度富谷町下水道事業特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題とし、質疑を省略し、認定第3号を採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長の報告のとおり、本案を認定することに賛成の議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(浅野幹雄君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり、認定することに決定いたしました。
 日程第18、認定第4号 平成23年度富谷町介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題とし、質疑を省略し、認定第4号を採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長の報告のとおり、本案を認定することに賛成の議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(浅野幹雄君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり認定することに決定いたしました。
 日程第19、認定第5号 平成23年度富谷町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題とし、質疑を省略し、認定第5号を採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長の報告のとおり、本案を認定することに賛成の議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(浅野幹雄君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり認定することに決定いたしました。
 日程第20、認定第6号 平成23年度富谷町水道事業会計決算の認定についてを議題といたします。
 質疑を省略し、認定第6号を採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。委員長の報告のとおり、本案を認定することに賛成の議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(浅野幹雄君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり認定することに決定をいたしました。

日程第21 請願第1号 パークゴルフ場建設促進に関する請願書

議長(浅野幹雄君) 日程第21、請願第1号 パークゴルフ場建設促進に関する請願書を議題といたします。
 お諮りいたします。
 本請願につきましては、教育民生常任委員会に付託したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、本請願は教育民生常任委員会の付託案件といたします。
 なお、本日は定例会最終日となっております。ただいま付託案件といたしました請願については、教育民生常任委員会における閉会中の継続調査といたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、閉会中の継続調査とすることに決定をいたしました。

日程第22 発議第6号 「脱法ドラッグ」とりわけ「脱法ハーブ」に対する早急な規制強化等を求める意見書(案)

議長(浅野幹雄君) 日程第22、発議第6号 「脱法ドラッグ」とりわけ「脱法ハーブ」に対する早急な規制強化等を求める意見書(案)を議題といたします。
 提出者浅野直子君に説明を求めます。浅野直子君、登壇願います。

7番(浅野直子君) 発議第6号。
 「脱法ドラッグ」とりわけ「脱法ハーブ」に対する早急な規制強化等を求める意見書(案)。
 富谷町議会議長、浅野幹雄殿。
 提出者、浅野直子、賛成者、磯前 武、賛成者、三浦邦夫、賛成者、佐藤克彦、賛成者、細谷禮二。
 富谷町議会会議規則第14条の規定により、上記議案を提出する。
 意見書(案)を読み上げまして説明といたします。
 「脱法ドラッグ」とりわけ「脱法ハーブ」に対する早急な規制強化等を求める意見書(案)。
 違法ドラッグによる健康被害が頻発していることから2007年4月1日より、いわゆる脱法ドラッグを「指定薬物」として規制するための改正薬事法が施行されました。指定薬物に指定されますと、製造や輸入、販売が禁止となります。ことし7月1日に9物質が追加指定され、現在、77物質が「指定薬物」になっています。
 しかしながら近年、いわゆる「脱法ハーブ」が出回ってきています。脱法ハーブは、指定薬物の成分を一部変えて植物片に混ぜたもので、「お香」「アロマ」などと称して販売されており、脱法ハーブを吸引して救急搬送されるケースが相次ぎ、死亡した例も報告をされています。また、脱法ハーブを吸引した者が乗用車を運転して暴走し、通行中の市民に重軽傷を負わせる事件も起きています。
 脱法ハーブをめぐっては、化学構造を少し変化させることで法規制をすり抜け、指定薬物になればまた化学構造を少し変化させ販売等がされています。このように法規制が追いつかないのが実態です。厚生労働省が調査したところ、「違法ドラッグ販売業者数」は本年3月末時点で、29都道府県で389業者も存在することが明らかとなりました。脱法ハーブは覚醒剤や麻薬等の乱用への入り口になることが危惧されており、こうした状況を放置することは看過できません。今後、青少年を初めとした薬物乱用の拡大を防ぐためにも、早急な規正強化が急務です。
 よって、政府におかれては以下の点について早急に対応するよう強く要請します。
 記。
 一、成分構造が類似していれば一括して薬事法の指定薬物として規制対象にできる「包括指定」を早急に導入すること。
 一、指定薬物が麻薬取締官による取り締りの対象外であることを改め、指定薬物を発見した場合に収去ができるなど法整備の強化を図ること。
 一、特に青少年や若者の乱用を防ぐため、薬物教育の徹底を含む未然防止策の強化を図ること。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。
 平成24年9月14日。
 宮城県富谷町議会。
 提出先、内閣総理大臣、野田佳彦殿、厚生労働大臣、小宮山洋子殿、文部科学大臣、平野博文殿。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 これより討論を行います。
 まず原案に反対者の討論を許します。ございますか。(「なし」の声あり)
 ほかに討論はありませんか。(「なし」の声あり)
 討論なしと認め、これで討論を終わります。
 これから発議第6号を採決いたします。
 この採決は起立によって行います。
 本案は原案のとおり採択し、それぞれの提出先へ送付することに賛成の議員の起立を求めます。

〔賛成者起立〕

議長(浅野幹雄君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり採択し、それぞれの提出先へ送付することに決定をいたしました。

日程第23 閉会中の各委員会調査について

議長(浅野幹雄君) 日程第23、閉会中の各委員会調査についてを議題といたします。
 各委員会からの所管事務について、会議規則第75条の規定により、閉会中の継続調査の申し出があります。
 お諮りいたします。
 各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、各委員会から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
 平成24年第3回富谷町議会定例会は、終始熱心な審議を経て、すべての議案を議決いたしました。
 執行部におかれましては、各議員から出されました意見を十分に尊重し町政を執行されますよう強く要望いたしまして、閉会のあいさつといたします。
 これで本日の日程はすべて終了いたしました。
 会議を閉じます。
 平成24年第3回富谷町議会定例会を閉会いたします。
 ご苦労さまでした。

午後2時17分 閉会

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議会事務局 代表