更新日:2012年06月08日
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第4日目 6月8日(金曜日) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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平成24年6月5日(火曜日) 午前10時00分 開会
第1日目 6月5日(火曜日) | ||||||||||||
町長提出議案の概要説明 | ||||||||||||
一般質問 | 17番 磯前武 議員 | |||||||||||
1 | 5万人都市構想に沿う住宅地の確保を問う | |||||||||||
2 | 明石台地区への郵便局設置を問う | |||||||||||
2番 菅原福治 議員 | ||||||||||||
1 | 町営パークゴルフ場の整備で町を明るく元気に活性化させましょう | |||||||||||
2 | 成田アンダーパス上の通称成田地下道上に信号機と横断歩道の設置を | |||||||||||
3番 出川博一 議員 | ||||||||||||
1 | 町制施行50周年記念事業について | |||||||||||
2 | 「防災対策に関する富谷町の対応」について | |||||||||||
18番 渡邊俊一 議員 | ||||||||||||
1 | 町内公園整備について伺う | |||||||||||
2 | 防災対策について伺う | |||||||||||
9番 森栄 議員 | ||||||||||||
1 | 富谷町水道事業についてを問う | |||||||||||
12番 山路清一 議員 | ||||||||||||
1 | 町内会館等にも洗浄便座を | |||||||||||
2 | 大震災後における他自治体との災害協定は |
議事日程のとおり
午前10時00分 開会
議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
平成24年第2回富谷町議会定例会は、ここに開催される運びとなりました。この定例会は、町長から富谷町印鑑登録及び証明に関する条例等の一部改正についてなど、事件議案が提出されることになっております。慎重に審議を尽くされ、町民の負託にこたえられますようご期待を申し上げますとともに、議会運営につきましてもご協力をお願いいたしまして開会のあいさつといたします。
ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、ただいまから平成24年第2回富谷町議会定例会を開会いたします。
初めに、提出議案等の説明を含め、富谷町町長にあいさつを求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) 皆さん、おはようございます。
本日、ここに平成24年第2回富谷町議会定例会が開催されるに当たり、提出いたしております議案の概要の説明にあわせ、平成24年4月からこれまでの間の町政運営の主な取り組みについて申し述べ、町民の皆様並びに議員各位のご理解とご協力を賜りたいと存じます。
平成24年度年度初めとなる4月2日、大震災後、県民挙げて復興に寄与し、被災地支援の責務を負う復興元年であること、町制施行50周年を迎える前の年となること、平成28年4月を市制移行の目標の年と位置づけ、5万人都市へ、そして市制移行へキックオフ宣言を行い、スタートしたところでございます。広く町民の皆さんのご理解とご協力を得ながら、引き続き町政運営に努めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。
初めに、震災に関連し、復旧状況、放射線対策、被災地支援について申し上げたいと思います。
約50分ほどの時間お話し申し上げますので、お願いをいたします。
東日本大震災により被災した公共土木施設の災害復旧事業については、道路が5路線、7カ所、河川は1カ所、公園緑地については4カ所の、合わせて12カ所を国からの補助事業により復旧工事を施行し、うち11カ所については完了いたしました。
太子堂地区につきましては、5月3日の大雨の影響もあり、工事内容を一部変更することとなりましたので、現在、その作業内容の検討を進めているところであります。
福島第一原子力発電所事故による放射能問題につきましては、町内64カ所の定時定点観測の継続と庁舎入り口に可搬式測定器を設置し、町内の空間放射線量を測定し、公表を行ってきております。現段階においては従前と変わらない安定した数値で推移しておりますので、国が定める除染基準値であります0.23マイクロシーベルトを超える放射線量が計測される場所はありません。
給食の食材、調理後の給食について、町独自に購入した簡易測定器により調理前、調理後に測定を実施し、子供たちの健康と安心・安全を守るため万全を期してきたところでございます。また、町立保育所の給食においても、5月22日より、富谷町学校給食センターに配置してある簡易測定器により食材のサンプル測定を実施しております。
また、町民の方から持ち込まれる日常の食材の検査体制を整えるため、測定機器の配置を宮城県に要望しておりましたが、6月下旬に配置される予定となりましたので、検査体制が整い次第、広報等で周知し、さらなる安心・安全の提供に努めてまいります。
小中学校のプールにつきましては、宮城県教育委員会の方針に基づき、昨年同様の対応とし、プール水の検査を実施いたします。
沿岸部被災自治体への人的支援といたしまして、4月1日より1年間の任期で仙台市と利府町へ職員を派遣いたしました。早期復興に寄与するため、使命感に燃えた職務姿勢に両自治体から高い評価と感謝をいただいているところであります。今後も被災地支援に積極的に取り組んでまいります。
次に、成田、東向陽台、明石台の皆さんから強い要望のありました郵便局誘致について申し上げます。
町長就任前から、生活の利便に資するいわば生活インフラとも言うべき郵便局の必要性を認識し、平成19年、郵政民営化により新規開局が一層困難さを増す中、これまで実現に向けて最大限の努力を重ねてまいったところであります。待望の開局に向けて明石台地区に店舗出店の準備に入ったとの連絡をこのたびちょうだいいたしました。設置の運びとなる今日までご尽力をいただきました郵便局株式会社及び地元郵便局長初め、関係各位に厚く御礼を申し上げたいと思います。
また、成田地区への設置につきましては、郵便局会社としては設置に向け継続して検討するとのお話を受けておりますので、町といたしましても引き続き取り組んでまいります。
去る5月3日から4日にかけて降り続いた大雨に関する町の対応等について申し上げます。
このたびの大雨について2日間の総雨量は172ミリ、最大時間降雨量は5月3日の午後5時に時間雨量21ミリを記録いたしました。また、三ノ関の竹林川にかかる新田橋付近の最高水位は、同日午後8時に2メートル56センチに達し、消防団による夜通しの河川警戒巡視や付近住民への避難誘導準備を実施するなど、担当職員、消防団総勢42名により対応したところであります。
NHKのデータ放送、くらし安全の河川水位・雨量欄に竹林川の水位が表示されることとなりましたので、ご活用をお願い申し上げます。
避難対象区域の住民の皆様の受け入れ予定先として、太子堂会館の使用に快くご協力をいただきました太子堂の阿部行政区長には心より感謝を申し上げたいと思います。
今後も、あらゆる災害に対応できるよう富谷町消防団のご協力を得ながら一層の防災対策の強化に努めてまいります。
次に、新たな町の情報発信の取り組みについて申し上げます。
ことし3月より、NTT東日本宮城支社による情報発信ギャラリー「Live!ライブ!みやぎNOW」が仙台駅3階中央改札口前スペースの柱に設置されました。大型ディスプレーにおいて午前6時から午後10時までの1日14回、1時間ごとに1分間を富谷町枠として毎時16分、6時16分、7時16分というように毎時16分、イベントや観光案内、サークル活動、そして企業誘致等の情報発信を行っていただいているところであります。
次に、名古屋に本社を置く表示灯株式会社により、6月下旬から役場本庁舎と成田公民館に新たなスポンサー広告つき町内案内板、通称「シティナビタ」が設置されることとなりました。この表示板の設置に当たり、町の費用負担は発生せず、年間広告料として町に18万円の雑入が見込まれるものであります。県内でシティナビタを設置しているのは仙台市内の各区役所、JR各駅、仙台市地下鉄各駅であります。町村自治体での設置は全国で初めてとのことであります。
設置に至った経緯は、富谷町が人口5万人到達が確実視され、近い将来に市制移行を目指した町政運営がなされていることに表示灯株式会社が着目をし、導入を決定したとのことであります。町民の利便に資するため、設置に同意をいたしたところであります。
それでは、3月定例会以降、町政運営の一端を総合計画の体系別に申し上げます。
まず、富谷町の人口は5月末現在、4万9,313人、1万6,905世帯です。前月比64人増、34世帯増です。また前年度、1年前の同期と比較いたしますと897人、429世帯の増であります。
次に、教育に関連する内容を申し上げます。
初めに、小中学校、幼稚園について申し上げます。
この春、小学校7校には646名が入学をいたしました。児童総数4,142人、前年度比103人増です。中学校5校には644名が入学をし、生徒総数は1,899名、前年度比58名増です。児童・生徒総数は6,041名、前年度比161人増であります。
小中学校の管理職を含めた正規及び臨時の先生方を合わせますと、356名の県費職員、そしてまた町職員として、学校図書館指導員、特別支援教育支援員及び学校業務員、看護師、言葉の教育指導員、外国語指導助手を合わせて48名を配置し、新学期をスタートしたところであります。
2つの幼稚園には70名が入園をしており、合わせて158名が在籍をしております。町職員23名を配置してございます。
東向陽台小学校の学校規模につきましては、平成24年第1回富谷町議会定例会町長施政方針において、東向陽台小学校児童数推計調査報告書や東向陽台小学校学校規模検討委員会の報告書を踏まえ、平成27年度分離新設を目指し調査研究を深めていることを表明したところであります。
現在、明石台五丁目の公共用地を新設校の建設予定地とし、東向陽台小学校分離新設基本方針の策定に向けた協議を進めているところであります。今後は保護者や地域住民への説明会の実施予定といたしております。
学校給食センターにつきましては4月9日から本格稼働し、通常献立約6,400食のほか、食物アレルギーを持つ児童・生徒への対応としてアレルギー対応給食を配食し、順調に機能いたしております。
今年度新たに設置しました学校図書館支援室では、これまでの取り組みの成果と課題を踏まえ、読書習慣の定着化、豊かな心の育成、調べ学習の充実を図書活動の柱とし、学校、公民館、町との連携を組織的に展開し、心豊かでたくましく生きる子供の育成を図ってまいります。
なお、平成24年度から文科省予算には、富谷町で配置している学校図書館指導員の人件費の一部として、新たに総額150億円の交付税措置がなされることとなりました。平成10年から小学校に配置し、平成23年から富谷町の要望が宮城県町村会の政府要望事項に盛り込まれ、このたび実現したものと考えておるところであります。
平成24年、新たに設置した教育相談室では、適切かつ迅速な対応と学校教育委員会、福祉部との連携を強化するため、情報の共有化を図り、関係部署と教育相談実務者会議を定期的に実施し、情報分析・対応について協議を重ねながら相談者への適切なケアを図ってまいります。
特別支援教育支援員につきましては、個別の児童・生徒への支援を強化するため、小学校に1名増員をし3名体制とし、中学校は各学校の状況に応じ増員し、4月23日より各学校に配置をいたしました。
社会教育・生涯学習について申し上げます。
平成20年度から取り組んでおります学校支援地域本部事業、富谷町地域と学校をつなぐ取り組みにつきましては、平成23年度は町内5つの学校を支援、地域本部で実施し、学校教育支援の数が202件、活動した支援ボランティア数が延べ1,303人、支援を受けた児童・生徒数が延べ1万2,684人に上り、県内有数の取り組みとなりました。平成24年度も引き続き被災地支援事業を活用しながら学校支援本部事業に加え、西成田コミュニティセンターを会場に地域活動支援として「自然ふれあい学校」の開催と、公民館を会場に家庭教育支援として「幼児学級」を開催し、事業を拡大して取り組んでまいります。
公民館事業につきましては、「広報とみや」5月号とあわせて各世帯に配布した「生涯学習のススメ2012」においてお知らせをしたところであります。
公民館では、幼児教育を初め、各ライフステージに合わせた事業を展開し、生涯にわたって学習を行う環境づくりに努めているところであります。特に高齢者教育の「とみや豊壽大学」は第2期制、2年課程後半の講義が始まりました。学生321人が元気に新学期を迎えたところであります。
体育振興事業につきましては、昨年度制定しました富谷町スポーツ振興基本計画をもとに、多くの町民が主体的に健康づくりとスポーツに親しむ環境整備を推進してまいります。
現在の取り組みとしては、スポーツ少年団種目別交流大会、中学校スポーツ競技交流大会への助成を行い、小中学生のスポーツ活動支援に取り組んでおります。7月にはスポーツフェスティバル、また小学生と中学生を対象に「仙台ベルフィーユバレーボール教室」を開催いたします。
なお、富谷町を練習本拠地とするVプレミアリーグ仙台ベルフィーユバレーボールチームは、本年よりNPO法人により運営されることになりました。NPO法人仙台ベルフィーユは、富谷町において地域総合スポーツクラブとしてさまざまな取り組みを計画していると伺っております。富谷町スポーツ振興基本計画の推進の原動力となることを期待いたしております。
ことしで49回目の開催となる町民体育祭につきましては、本年9月2日日曜日に開催いたします。町民体育祭の開催主旨である地域間の親睦と交流の場として多くの方にご参加いただきたいと存じます。
次に、子育て支援事業について申し上げます。
平成23年11月1日施行の新たな子ども手当の申請手続は、平成24年3月30日に終了し、対象となる4,940人の申請者の方に6月支給時期に備えて事務事業を進めてまいりました。なお、支給日は明日6月6日となることであります。また、平成24年度より、これまでの「子ども手当」の名称から所得制限が加わる「児童手当」に制度が変更されたことから、制度内容の周知に努めてまいります。
今年度から、発達にかかわりのある児童の療育支援を目的に療育支援研修会を実施いたします。児童の発達の向上、自立に向けた支援の実施など、新たな取り組みを進めてまいります。
児童虐待防止対策につきましては、教育委員会に設置された教育相談室との連携により、児童・生徒への総合的な支援が実施できる体制が整い、さらなる支援の充実に努めてまいります。
5月の人事異動により、保育に精通しキャリアを積んだ保育所長を専門職に登用し、保育統括監として配置いたしました。町立保育所のほか、認可保育所、認可外保育所、保育ママ等にも出向き、指導・助言の機会や連携を図ることを意図したものであります。
明石台若樹の森保育園の増設工事は4月中には完了し、平成24年度の保育所定員は670名となりました。さらなる保育ニーズに対応するとともに、引き続き待機児童の解消に努めてまいります。
家庭的保育事業「保育ママ・パパ」につきましては、4名の保育ママが6名のお子さんの保育に当たっていただいております。家庭的保育事業も2年目となり、利用者の皆さんに認知され、安心してご利用をいただいているところであります。今後は事業に携わる職員の研修を実施するなど、なお一層事業の充実に努めてまいります。
西成田コミュニティセンターに平成23年6月に開設した「子育てサロン」の平成23年度10カ月の期間の延べ利用者が4,300人となり、さらに多くの皆さんにご利用いただけるよう事業内容の充実に努めてまいります。
障がいを持つ児童の発達支援や日常生活での基本的動作の指導、集団生活への適用訓練を目的とする放課後等ディサービスセンター「ふれんず」が富ケ丘地区の長澤整形外科院、もと病室部分の2階に開所いたしました。運営主体はNPO法人自閉症ピアリングセンター「ここねっと」が行い、町内では2番目の施設として地域の拠点施設となる機能が期待されます。運営費は国費2分の1、県・町が4分の1を負担する事業であります。長澤整形外科様のご協力に感謝を申し上げたいと思います。
健康増進事業について申し上げます。
健康づくりの第一歩である検診事業を6月1日から順次実施しております。ご自身の健康状態を知り、病気の初期段階での早期発見・早期治療により、健康で活気ある日々をお過ごしいただくよう積極的に受診督促に努めてまいります。
次に、平成22年度から実施しております中学1年生から高校3年生までの女子を対象にした子宮頸がんワクチン接種費用の全額助成につきましては、平成24年3月末までに1,900人を超える方が接種を終えており、接種率は約90%となっております。
また、がん患者の支援を目的とした日本対がん協会の後援を得て、がん患者支援団体が主催する「リレーフォーライフジャパンinみやぎ」が9月15、16日の両日、富谷町役場前広場で開かれることとなりました。3回目となるリレーウォークを通して連帯感をはぐくみながら、がん患者、サバイバーの方に対する理解を深めていただく機会にするため、町の施設を提供するものであります。
特定健診、特定保健指導は、今年度が第1期特定健康診査等実施計画の最終年度となり、目標受診率達成のため努力しているところであります。特に特定保健指導の受診率向上のための新たな取り組みとして、特定保健指導の対象となる方には、検診結果の説明会を開催し、改善に向けた健康指導を積極的に行ってまいります。
宮城県国保連合会からレセプトデータ利活用に関するモデル事業の補助金を受け、重症化予防につながる医療費分析に着手し、その結果を健康教室などに活用して医療費増嵩の抑制につなげてまいります。
長寿福祉事業について申し上げます。
敬老を祝う「あったか・ほっとな地域づくり事業」につきましては、6月3日開催された原地区を皮切りに、6月から7月にかけて21の地区で開催が予定されています。地区ごとの開催に変更して5回目、地域に根差した催しとして定着してまいりました。
介護予防事業につきましては、生活機能評価のチェックリストを4月下旬、対象者5,834名の方に発送し、現在、返信をいただいた方から順に項目の審査を進めております。今後、転倒・認知症等予防教室、低栄養改善のための訪問指導などの開催に向けて準備を進めてまいります。
ユトリスト全体交流会は7月13日に宮城大学を会場に実施いたします。宮城大学学生の企画により、メンバーとサポーター、学生との交流を図り、充実した事業となるよう努めてまいります。
また、初めて開催となります「認知症学びの講座」を5月24日、町上地区で開催し、45人の参加がありました。今年度は10地区、500人を目標として開催することとし、高齢者保健福祉計画第5期富谷町介護保険事業計画の推進に努めてまいります。
介護施設基盤整備につきましては、富ケ丘地区に平成22年に開設されたグループホーム「いちいの杜」に隣接して、このたび小規模多機能型居宅介護、名称「杜の家いちい」、そしてケアハウス、名称「いちいの風」が5月15日に開所いたしました。このことにより、通い・泊まり・訪問の機能が一体的に提供され、自立する高齢者から介護認定を受けている高齢者、加えて認知症の高齢者や障がい者の方も入居できる総合施設が整備されたところであります。運営主体である医療法人清山会や地域の皆様とともに、町民の皆様が将来にわたって不安なく住み続けられますよう富ケ丘地区から福祉の風を送ってまいります。
介護保険制度による住宅改修につきましては、改修費用の一時建てかえの負担を軽減する受領委任払い方式を導入することとし、このたび住宅改修費受領委任払い事業者登録のための研修会を開催し、26事業者が登録し、6月1日から事業開始いたしました。
60歳以上の方の健康・福祉をテーマとした全国大会となります「ねんりんピック宮城・仙台2012」がことし10月、県内13の市と町を会場に開催され、富谷町では10月15日、レインボーヒルズゴルフクラブを会場に全国47都道府県、20の政令都市の代表選手によるゴルフ交流大会が開催されます。去る5月10日には富谷町実行委員会総会が開催され、富谷町の大会目標などを協議いたしたところであります。富谷町老人クラブ連合会には多大なご協力をちょうだいすることとなり、感謝を申し上げますとともに、万全の準備を進めてまいります。
また、老人クラブ連合会との共催による「健康フェスティバル」は、6月28日の開催に向けて今、実行委員会等で準備を進めております。
次に、企業誘致について申し上げます。
昨年12月に新たに制定された「東日本大震災復興特別区域法」に基づき、「宮城県民間投資促進特区」が認定されました。これにより法人事業税、固定資産税等の地方税が減免される税法上の優遇措置が適用となり、進出企業に対する大きなインセンティブとなりますので、今後の企業誘致活動に生かしてまいりたいと思います。
富谷町では、準工業地区、工業地区として定める用途地域指定地区のうち、ひより台等の北部地区及び成田・上桜木の南部地区の2地区に加え、第6回線引き見直しにより一般保留による市街化区域編入が告示された高屋敷地区と成田二期北地区の計4カ所が産業集積区域となっております。
成田地区ユアテック研修所向かいに、大阪に本社を持つ鴻池運輸株式会社が東北地区新センターを立地することになり、先般、課長以下関係者が来庁され、地鎮祭がとり行われました。竣工は来年3月が予定されており、大型物流センターが開所いたします。
また、成田地区に立地する株式会社フジコーポレーションが成田センター地区に物流業務の効率化と省力化のため、自動倉庫機能を持つ大型物流センターの建設と本社機能移転のための工事が今進んでおります。竣工はことし秋の予定となっており、さらなる雇用機会の拡大が期待されるところであります。
富谷町シルバー人材センターは、昨年4月に県内28シルバーのうち公益社団法人第1号として認可され、平成23年事業実績も計画を上回る内容でありました。シルバー人材センターの役割は、高齢者の就業の場、社会の担い手としての生きがいづくりに加え、地域貢献活動も加えていただき、町の事業に積極的にご協力をいただき感謝を申し上げるところであります。引き続き富谷町シルバー人材センターとのより一層の連携・協力を図りながら、しんまち地区における拠点づくりに努めてまいります。
次に、農業振興について申し上げます。
平成24年度に富谷町に配分された米の生産数量、主食用米1,843トン、面積換算361ヘクタール、生産調整率は37.8%、前年度比0.8ポイント小さくなった数字であります。
農業者戸別所得補償制度につきましては昨年同様に実施されることになっており、水稲作付面積の約95%が米戸別所得補償制度に加入する計画として進めてございます。今後、6月下旬までの交付申請に向け、行政区長、農政協力員の皆さんに申請の取りまとめのご協力をお願いしているところであります。
町の特産品であるブルーベリーの振興につきましては、昨年同様、町内ケーキ店のご協力をいただいて第3回目となる「さわやか夏の味覚 とみやブルーベリースイーツフェア」を7月14日から31日までの期間で開催を予定しております。
地産地消につきましては、直売活動に取り組んでおります「おんないん会」を引き続き支援してまいります。
学校給食センターへの地場産農産物の搬入に係る生産者の負担軽減を図るため、収穫業務委託を引き続き行うことといたします。
若手農業後継者からビニールハウスの設置補助申請がありましたので、本議会へ補正予算計上しておりますので、よろしくご理解のほどをお願い申し上げます。
観光・商工振興について申し上げます。
平成25年4月から6月までの3カ月間、JRグループと宮城、山形、福島、岩手の44自治体、31団体、16企業がタイアップした「仙台・宮城デスティネーションキャンペーン」の開催が決定しております。そのキャンペーンに向けて、観光エージェントに県内の観光資源を提案する「全国販売促進会議」が過日開催され、富谷町では、しんまち地区の内ケ崎酒造店を紹介し、好評を得ているところであります。
次に、ことしで6回目となります「十三夜 魂のふるさとまつり」については、既にご案内のとおり、ことしは10月13日、土曜日の1日での開催となります。去る5月8日には第1回実行委員会が開催されました。実行委員長には白木敏夫さんが全会一致で推薦決定されたところであります。実行委員会では昨年の来場者を上回るイベントを企画し、町内外から多くの皆様をお迎えし、これまで以上ににぎわいと活気あふれる祭りを目指して「5万人都市・新とみや」を象徴し、富谷町の魅力をさらに発信し、高めていくことにつなげたいと思います。
また、東日本大震災からの復興元年として一日も早い復興を願って開催する祭りとすることも確認されたところであります。特に町制施行50周年を迎える前の年度として、さらに同時期に開催される「ねんりんピックゴルフ交流大会」に参加する全国の選手団初め、来県来町者の皆様を祭りにご案内し、全国発信の機会、おもてなしの心をもって歓迎してまいりたいと思います。
昨年、富谷町シルバー人材センターとの共催で、しんまち通りを会場に開催した「とみやっこ七夕飾り」につきましては、ことしも7月5日から3日間、開催することといたしまして、シルバー人材センターの皆さんのご協力、地元町内会のご協力をいただきながら、飾りつけの範囲を広げること、ササ竹の本数をふやすことなどの準備に取りかかったところであります。
次に、町道整備につきましては、平成23年度から繰り越して進めてきております事業のうち、大亀沼田線道路改良、5月末に供用され、平成24年度の改修工事をもって事業完了となります。町道穀田線の歩道新設工事、仏所太子堂中線、旧4号線の歩道改良工事については、6月末の完了を目指し鋭意施工中であります。
また、舗装工事につきましては、路面損傷の著しい成田三丁目地区、成田東公園付近の成田中環状線、東向陽台二丁目地区の北側幹線である東向陽台12-3号線、富ケ丘小学校の重要な通学路となっている富ケ丘二丁目地区富ケ丘8-4号線の3路線についても、平成23年度からの繰り越し事業として現在、施工いたしております。そのほか東向陽台第二会館付近の老朽化著しい路線の舗装・補修、年間定期的に発注している町内一円の舗装・補修についても施工中であります。
なお、道路敷除草や街路樹低木の剪定についても委託業務として作業開始しており、道路の景観と環境保全、交通安全確保に努めているところであります。
仙台北部道路の進捗状況について申し上げます。
仙台河川国道事務所によりますと、富谷ジャンクションから国道4号までの用地買収はすべて完了し、現在は当該区間の造成工事に着手しており、今年度末までに完了する予定とのことであります。今後、道路施設及び料金所等の工事に着手し、平成25年度内の完成を目指していることとなります。町といたしましては、5町村長で構成する「仙台北部道路建設促進期成同盟会」、私が会長職の立場から「仙台北部道路4号タッチ」の早期完成を要請してまいります。
大亀山森林公園につきましては、東日本大震災により管理棟、駐車場、のり面等、大きく被災し、災害復旧工事に時間を要しましたが、4月1日より通常開園となっております。ゴールデンウィーク期間中の入場者数、天候に恵まれない日もあった中、2,300名ほどの来園者があり、震災以来、久々に子供さんの笑顔と親子連れでにぎわったところであります。今後も引き続き適切な維持管理に努めてまいります。
都市公園につきましては、平成23年度繰越事業である東向陽台三丁目第1公園改修工事は5月31日に完了いたしました。子供から高齢者まで幅広くご利用いただく憩いの場として供用開始をしたところであります。
明石台東地区の開発事業は、平成23年6月から着手し、事業は順調に進み、宅地整備が完了した約55区画が販売され、ほぼ完売している状況のようであります。平成24年3月には入居が始まり、現在、20世帯が生活されております。
次に、設計業務統括室について申し上げます。
富谷町における建築・営繕業務の充実を図り、設計業務を部課横断的に一元化するために都市計画課内に「設計業務統括室」を設置し、4月1日より業務を開始いたしました。設計業務統括室では、現場の状況を確認して最善の工法等を検討し、関係各課と協議しながら富谷町における建築・営繕業務の適切かつ迅速な対応を進めてまいります。
町内会館整備における今年度の主要事業である町中会館新築工事関係については、設計業務委託を予定どおり3月末日に完了いたしました。集会室、和室、調理室及びイベント時にも利用可能な公衆トイレ機能を兼ねた屋外トイレを附帯した木造平屋建て、延べ床面積146.57平米の建物を新築する運びとなりました。現在、入札執行作業に取り組んでいるところであります。
また、地震によるクロス張替及び経年によるフェンス破損の修繕を要する「ひより台一丁目会館」、築25年を経過し経年劣化したクロスや床を修繕・リフォームする「あけの平コミュニティセンター」の改修工事費を補正予算に計上しておりますので、この件につきましてもご理解をお願い申し上げます。
公民館施設整備においては、東向陽台公民館玄関屋根改修工事は4月9日に起工し、7月末日を完成予定として今進めております。富ケ丘公民館大ホール屋根葺き替え工事につきましては5月14日起工し、8月末日竣工を予定してございます。
なお、東向陽台出張所の窓口拡張工事が完了し、6月1日から従前の倍ほどのスペースとなりましたので、あわせて申し上げます。
環境美化事業につきましては4月8日、「春のクリーン作戦」を町内一斉に実施をいたし、皆さんにご協力をいただきました。今まで最大となる8,900名の皆さん、そして役場職員156名参加のもと、ごみ拾い、そしてまた泥・土の除去などに取り組んでいただいたところであります。ご協力に感謝申し上げたいと思います。
再生可能エネルギー等導入事業について申し上げます。
東日本大震災の被災地域の復旧・復興や東京電力福島第一原発事故を契機とした電力需要の逼迫に対応するため、国の平成23年度第三次補正に予算付けされた再生可能エネルギー等導入について、このほど宮城県から当町に対し、平成24年分として6,300万円の配分額見込み通知をいただきました。この事業は、緊急時において住民のよりどころとなる防災拠点や避難所などの地域拠点、住民生活に不可欠な施設などに太陽光発電設備等の再生可能エネルギー設備を導入するとともに、あわせて蓄電を可能とする蓄電池等を設置する事業に対して支援する制度であります。当町におきましてはこの事業を活用し、東日本大震災時の状況と取り組み等を勘案し、本年度につきましては、成田公民館と富ケ丘公民館の2カ所について整備を図ることといたしました。この事業は4年間継続されることから、順次公民館等への整備を進めてまいります。これも今議会に補正予算計上しておりますので、ご理解のほどお願いを申し上げます。
上水道事業につきましては、有収率の向上を図るため、この4月から漏水の発生の多い富ケ丘地区に常設型漏水調査を導入し、250基の機器を設置して調査を開始したところであります。
東日本大震災で被災した富谷配水池につきましては、修繕も完了したことから名称を「富谷配水池展望台」に改め、4月からメロディーチャイムを再開いたしました。
下水道事業につきましては、繰越明許費による富谷1号汚水幹線管渠改築工事及び成田第一汚水中継ポンプ場電気・機械・設備増設工事は順調に進み、6月末に竣工の見込みであります。今後とも施設の計画的適時適切な調査・点検を実施し、有収水量の向上と下水道施設の延命化のため維持管理に努めてまいります。
町の防災体制の整備について申し上げます。
3月下旬に「富谷町防災マップ」、「富谷町防災ハンドブック」を作成し、全戸に配布いたしました。「防災マップ」には、避難の基本的流れを初め避難経路や店舗、ガソリンスタンドなどの明示、「防災ハンドブック」には、大規模災害に備えておく事項などを中心に構成し、各家庭や地域において防災を見つめ直す機会にご活用いただきたいと思います。
「3.11富谷町東日本大震災の記録」の編集作業につきましては、5月に策定に当たる専任職員1名を配置いたしました。9月末の刊行を目指し、価値ある記録編集につなげてまいります。現在の進捗状況は、震災当時の職員の行動や町民及び町内事業所等からの聞き取りの取りまとめに着手をいたしました。
5月16日には、株式会社カインズ様、公益社団法人隊友会宮城県隊友会富谷支部様との災害協定の締結を行いました。それぞれ災害時における資機材等の早期確保と人的協力を目的としたものであります。さらに、近日中には、停電時における早期電力回復を目的として東北電力株式会社と災害協定の締結を予定しております。大規模災害発生時において災害協定先の支援は有用性の高いものであることから、今後も積極的に早期復旧につながる施策の一つとして災害協定の締結に努めてまいります。
防犯体制の強化につきましては、この4月より、大和警察署に新しく自動車警ら隊3隊が配置されました。このことにより24時間体制で管内の犯罪抑止のための警ら活動が強化されますので、窃盗や空き巣など、いわゆる体感治安の減少につなげることが期待されるところであります。
交通安全対策について申し上げます。
4月16日からの春の交通安全県民総ぐるみ運動、この期間中、4月7日には上桜木地区におきまして「親子交通安全教室」を開催し、大和署の指導のもと、子供たちの自転車の正しい乗り方などご指導をいただいたところであります。また、通学児童が被害に遭う事故が全国的に多発したこの時期におきまして、改めて通学路の安全点検と主要交差点19カ所の交通安全施設調査を実施いたしました。経年により劣化した横断歩道等については、大和警察署へ調査結果を報告の上、ラインの引き直し等、早期の対応を要請いたしました。
また、接触事故がたびたび発生しておりました上桜木地区十字路交差点には、交差点中央にセンター表示を新設し、あわせて優先度の明確化や速度抑制を促すドットラインの施工をいたしました。大清水二丁目第1公園前の歩行者専用道路に設置しております車どめポール、車どめをポール型からアーチ型へ変更することにより、自転車の急な飛び出しによる衝突事故の防止を図ったところであります。
なお、鷹乃杜旧交番前十字路交差点におきましては、地域の皆さんのご協力もいただいて、見通しのよい交差点に改善するなど、事故の再発を防ぐための施工を終えたところであります。
富谷町ホームページの運用については、町政運営の情報発信として、「広報とみや」とあわせ、時代の潮流に沿ったコンテンツの更新、見やすさ、検索のしやすさを考慮したレイアウトの変更を随時行っております。特に震災後はアクセス数が急増し、昨年度のアクセス実績は前年比約70%増の77万8,000件、1日平均2,200件と多くの方々に利用されております。このデータは県内自治体においても上位に位置するものであります。今年度においては6月中をめどに公式ツイッターを開設するなど、ソーシャルメディアを活用したさらなる情報発信に努めてまいります。
節電対策について申し上げます。
東北電力によることしの夏の電力需要の見通しから、富谷町といたしましても昨年同様、節電を呼びかけ、6月から9月までのクールビズ対応、緑のカーテン事業に取り組んでまいります。緑のカーテン事業については、昨年度実施した規模を若干縮小し、町内500世帯の方々、公共施設への設置を考えているところであります。当該事業費につきましても補正予算計上しておりますので、ご理解をお願い申し上げます。
「広報とみや」の発行に当たり、情報提供の迅速性と正確性を配慮し、町民の皆さんにとって有益かつ適時・適切な情報の発信に努めているところであります。平成24年、ことし4月号から、ホームページ上においてPDF版のほかに電子ブック版でも閲覧できるようになりました。従来のPDF版に比べてスムーズに閲覧することができますので、ぜひご利用・ご活用お願い申し上げます。
町税につきましては、5月に町県民税の特別徴収分、固定資産税並びに軽自動車税の納税通知書等を送付し、今月は町県民税の普通徴収分、また7月には国保税の本算定分の納税通知書を送付することといたしております。町民の皆様には納税に対するご理解とご協力に、この場をおかりして深く感謝を申し上げます。
次に、納税通知書の記載誤りについて、その概要と対応について申し上げます。
4月5日から新総合行政情報システムにより運用を開始し、4月16日に平成24年度の国保税仮算定分の納税通知書を新様式で発送いたしました。新様式による納税通知書発送後、納税者からの問い合わせにより、国保税では被保険者の加入情報の一部に表示漏れ、固定資産税では課税明細書の記載内容の一部に誤った記載が判明いたしたところであります。該当者への対応といたしましては、4月18日に、国保税の対象者899名に被保険者の加入情報を正しく記載した通知書を再送付しております。また、固定資産税の対象者9,232名の方には、6月中旬をめどに正しい記載内容の課税明細書を再送付するよう今、処理を進めているところであります。なお、税額と期別の税額には誤りはありませんでしたので、申し添えます。
今回の誤りについての内容は、行政事務改善のため大幅な電算システムのプログラムを変更する作業過程で生じたもので、最終チェックでも見落とす結果となり、皆様にご迷惑をおかけしたものであります。お詫びを申し上げます。
なお、固定資産税課税明細書の誤った記載については、内容と対応についてホームページに記載し、納税者及び町民の皆様に既にお知らせをいたしております。今後、十分な確認作業体制の再確認と再発防止の徹底に努めてまいります。
外国人住民の住民基本台帳制度の開始について申し上げます。
本年7月9日から施行されます住民基本台帳法の一部改正、外国人登録法の廃止に伴う外国人住民票作成事務等に関する当町の準備状況について申し上げます。
当町の本年5月7日、この日が基準日であります。現在での外国人登録人口は119名であります。このうち115名がこの対象者となる方であります。現在、その方々に対し、住民票に記載されることとなる内容について確認するため、5月下旬に通知書を発送してございます。確認した内容は仮住民票として保管され、法施行日の7月9日から住民票となるものであります。
宮城県町村会の平成25年度政府予算編成並びに施策に関する要望事項の取りまとめに当たり、富谷町からの個別の要望として、がん検診推進事業の継続について、父子家庭に対する遺族基礎年金支給対象拡大について、国道4号富谷町富ケ丘交差点の歩道橋設置の3点が織り込まれ、国政の場での実現に期待するものであります。町村会の国への要望活動は7月に実施される予定であります。
選挙関係について申し上げます。
6月定時登録時の選挙人名簿登録者数は、男1万8,074人、女1万8,865人、合わせて3万6,939人で、前回登録時より92名の増となってございます。
以上、町政運営の概要でございます。
それでは、今回提出しております議案につきまして、その概要を申し上げます。
議案第1号 富谷町印鑑登録及び証明に関する条例等の一部改正については、外国人登録法廃止と住基法改正により、関係する条例の改正を行うものです。
議案第2号 東日本大震災による災害被害者に対する国民健康保険税の減免に関する条例の制定については、東日本大震災による災害被害者に対して、平成24年度分に課する国保税の減免制度を新たに設けるものであります。
議案第3号 平成24年度富谷町一般会計補正予算(第1号)については、歳入歳出予算の総額にそれぞれ2億812万8,000円を追加し、総額116億6,112万8,000円とするものであります。
議案第4号 平成24年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)については、歳入歳出予算の総額からそれぞれ310万5,000円を減額し、総額34億7,297万5,000円とするものであります。
議案第5号 平成24年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)については、歳入歳出予算の総額からそれぞれ470万1,000円を減額し、総額9憶5,312万4,000円とするものであります。
議案第6号 平成24年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号)については、歳入歳出予算の総額にそれぞれ543万1,000円を追加し、総額16億7,307万円とするものであります。
議案第7号 平成24年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号)については、収益的収入及び支出から182万5,000円減額するものであります。
議案第8号 平成23年度町道富ケ丘明石線舗装補修工事(繰越分)契約の締結については、当該工事請負契約の締結について議会の議決をお願いするものであります。
議案第9号 和解及び損害賠償額の決定については、富谷町とちの木一丁目14-1地先町道とちの木9-1号線における自動車の損傷事故について、和解及び損害賠償額の決定をするものであります。
承認第1号から第6号につきましては、補正予算及び法令改正に伴う条例改正について、議会を招集する時間的余裕がなかったため専決処分したことについて報告し、その承認を求めるものであります。
以上、提出する議案の説明を申し上げました。議案審議の折には、なお詳細にご説明を申し上げますので、慎重審議を賜り、ご可決いただきますようお願い申し上げ、私の冒頭の町政運営概要といたします。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
議長諸報告は、お手元に配付のとおりです。
なお、説明員の出席報告ほか、関係資料については、事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
これで諸報告を終わります。
これから本日の会議を開きます。
議事日程については、お手元に配付のとおりです。
議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第120条の規定により、9番森栄君、10番千葉達君、11番佐藤克彦君の3名を指名いたします。
議長(浅野幹雄君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
本定例会の会期は本日から6月8日までの4日間にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本定例会の会期は本日から6月8日までの4日間に決定いたしました。
この際、11時5分まで休憩をいたします。
前10時53分 休憩
午前11時05分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
議長(浅野幹雄君) 日程第3、一般質問を行います。
通告順に発言を許します。17番磯前武君。
17番(磯前武君) 改めて、おはようございます。
私は、通告に従い2件の質問をいたします。
まず、1件目といたしまして、5万人都市構想に沿う住宅地の確保について質問をいたします。
東日本大震災や景気低迷の影響などから所得の減少による町民税の減収、また、土地価格の下落の傾向から固定資産税の減収など避けられない状況にあり、自主財源の確保は例年以上に厳しい状況にあります。今年度は東日本大震災からの復旧・復興、また町政施行50周年の前の年に当たります。
このような状況にあって、若生英俊町長は、就任以来、「幸せを実感し、笑顔輝くあったかいとみや」の実現に向けたまちづくりを職員の先頭に立ち推進してまいりました。
平成21年4月から平成30年までの10年間を計画期間とする新たな総合計画を策定し、「5万人都市」を目指したまちづくりをスタートさせております。
明石台東地区は、「仙塩広域都市計画」の第6回定期見直しにおいて、政治手腕を発揮され、宮城県とのたび重なる協議の結果、平成22年5月告示、住宅系として唯一認められ、市街化区域に即時編入、スピーディな手法で開発が着手・着工され、既に入居が始まっております。ことしの3月で、さっきの町長の施政にもありましたが、20世帯が入居しているというふうなことです。これから入居が続々と続いてまいります。
町長の粘り強い市街化区域編入の取り組みによって開発が実現することとなりました。着実な入居によって税収の増加につながることとなり、仮に今回見送られ次の開発までの10年間に限っても、3億円から5億円を下らない税収効果を生んだことになると考えます。これからの5万人都市から単独市制の財政に大きなはずみとなります。
このようなことから、多くの町民から若生町政の偉大な功績に対し高い評価を受けております。また、関係諸団体からも、まれに見るすばらしい偉業と絶賛を受けております。
町長は、新年度の町民に対する年頭のメッセージで「5万人都市・新とみや創造」気魄、熟考、一陽来福(復)を掲げ、スタートをいたしました。
現在の「とみやまち」は先人の努力と町民の深いご理解のもと、行政の惜しみない努力が三位一体となり、緑あふれる「人に優しい街創り」がなされていると思います。
現在の富谷町の人口は、3月末日現在で4万9,198人で、世帯数1万6,821人となり、町長が掲げられた「5万人都市創造」の達成は目前であります。
前年度比では、世帯数512世帯増、人口では1,122人増、平成22年は世帯数522世帯増、人口で1,037人増で、これらを見てもわかりますように、年間1,000人強の新しい町民、新しい仲間がふえていることとなり、大変うれしく思う次第であります。
今後については、1年前の大震災により沿岸部は莫大な被害を受け、多くの住宅が喪失されました。我が富谷町については内陸部にあって東北自動車道が縦断し、仙台北部道路、三陸自動車道路、仙台東部道路がアクセスされております。宮城県の今後の復興にかかわる大きな要となる役割を果たす位置にあると言っても過言ではありません。
本町においては現在、成田地区にMID都市開発が進める新富谷ガーデンシティ「ひだまりの街」、明石台には「スマートコモンシティ明石台」764区画を平成26年完成予定で随時販売を開発中であります。
本町のまちづくりは、社会情勢が目まぐるしく変化するこの激動の時代において、未来を築く子供たちに、安心して暮らすことができる富谷町を引き継ぐためにも、ここ数年のまちづくりが富谷町の将来の礎を築く重要な時期であると考えます。これからの富谷町における人口の伸び率、また震災による内陸部への移住も重要な責務と考え、早急なる住宅地のさらなる確保が急務であると私は確信をします。
住宅地の確保につきましては、安心・安全はもとより、まちづくりに対する環境の整備、景観問題等も重要な課題であります。現在、市街化区域の中で未利用地となっている土地について、しっかりとした議論の中で用途の変更を視野に入れながら土地利用緩和を考え、町長の諮問機関のまちづくり審議会に検討・精査させる必要はありませんでしょうか。どうでしょうか、伺います。
町長は、日ごろから「町民の目線で考え、町民のために働き、町民とともに行動する」の行動原理、「行って、見て、考える」の現場主義に徹底する考え方は、今も変わらないと思います。
商業用地であった新富谷ガーデンシティ「ひだまりの街」の住宅地への用途変更、スピーディな正確な英断、まさに激動の時代にあって社会経済情勢等を的確に判断した結果の判断と評価をいたします。
先例にとらわれることなく、地域が求めている実情に合ったまちづくりと思います。現在にマッチしたすばらしい行政手腕と高く評価をするところであります。
次に、具体的に質問をいたします。
1番目、「コモンシティ明石台」の分譲販売ですが、震災後ということで太陽光の積極活用の推進は評価をいたします。しかしながら、景気が低迷している現在の経済の情勢で4,000万円から5,000万円台の価格の設定を町はどのように認識をしているか伺います。
2番目、764区画の販売の完了を平成26年度と私は認識をしていますが、町の考えはどのように考えているでしょうか、また、販売メーカーはどのような考えで今販売しているのかどうか、それについても伺います。
3番目、成田中央の商業施設用地「ひだまりの街」として用途変更され、4月28日から187区画の宅地分譲が開始されました。用途変更の経緯、また経済効果、地域の環境等、用途変更の結果についても答弁を求めます。
4番目、明石台六丁目みやぎ生協明石台店の北側に隣接する空き地は、第一種住宅地域であります。沿道サービス地区として街が規制をしているためであります。住宅地として開発分譲はできませんでしょうか。これは現在、沿道サービスという指定されていれば住宅としては開発ができないことであります。この沿道サービス地区に指定した経緯、これについて伺います。
5番目、明石台地域は食品、衣料を含む生活用品店等の充実は、現状では十分図られていると思います。沿道サービス地区として今後もこの沿道サービスの規制が必要なのかどうか、この理由を伺います。
6番目、この空き地1万坪は、明石台の中心部にあって、ススキや雑草が繁茂し、周辺の住宅環境を悪化させております。明石台中心部にあって火災、防犯上、また景観上問題があり、多くの住民から不評の声が上がっております。また、いわくつきとの声もあり、住民の間ではささやかれ、水面下ですが、悪いイメージばかりが残っています。地域住民は一日も早い開発を望んでおります。成田中央「ひだまりの街」として宅地に変更した先例もあり、宅地に用途を変更すべきと思いますが、町長の答弁を求めます。
次に、2点目の質問に入ります。
明石台地区への郵便局の早急な設置について質問をいたします。
明石台地域は、明石台、東向陽台、仙台市泉区明石南を含め、大勢の方々が居住している地域となっております。郵便局出店は地域住民の長年の大きな要望でもあります。郵便局株式会社が明石台地区への郵便局店舗の出店を予定、店舗用不動産の募集をしています。
町は、郵便局株式会社と情報の交換をどのようにしているのか、質問をいたします。
1番目、明石台地区への郵便局開設の時期、いつごろ予定しているか、そのことについて伺います。
2番目、店舗出店場所はどこになりそうでしょうか、伺います。
3番目、店舗の規模、職員数、職員募集はどのように考えているのかも伺います。
4番目、ATMの設置はありますか。
5番目、駐車場スペースは何台を予定しているのか、伺います。
6番目、従来の向陽台郵便局はどのようになりますか、伺います。
以上で、私の第1回目の質問を終わります。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答えを申し上げます。明石台の東地区の開発というふうなことでございます。
1つ目の価格帯については、恐らく民間の業者さんでそれぞれの事業形態というようなことがありますので、価格の設定等についての見解をここで申し述べる立場にありませんので、ご理解いただきたいと思います。
2つ目のほうについて販売計画はということで、これ大枠は順調に進んでおります。あと細かいことは、何年に幾つというようなことの内訳のご紹介を後ほど担当課からご説明を申し上げます。なお、764という数字は現在、755でということで修正された形で進んでおりますので、その点だけ申し上げたいと思います。
3つ目の成田についての用途変更の経緯ということで、これも実務上なかなか皆さんにお伝えしづらいところだと思います。概略だけ申し上げますと、平成21年11月から、ですから町長就任直後から、センター地区の部分はどのような活用がというようなことは私どもも考えておりましたし、地権者なり開発する皆さんのご意見も伺いながら進んできた経緯はあります。平成21年の11月に都市計画の変更手続に着手をしたというふうなことです。線引きの見直しは翌年の5月18日というふうなことでありますので、仙塩の都市計画の見直し、いわゆる線引きの見直しの前の年には既に成田については方向性を定めて現在に至るというふうなことでございます。後ほどその経緯について申し上げます。
次に、4つ目の件であります。これもかなり長い歴史を刻んで現状に至っておりますので、これも後ほどということにさせていただきます。平成5年に7.6ヘクタールの用地を確保したということと、平成13年に、こちらのほうは用途変更しましたというふうなことで、それぞれ平成5年と13年、区切り目があって、これまた現状に至るというふうなことです。沿道というのと道路沿いというふうな意味で沿道サービスというのがよろしいかと思います。
次に、5つ目については明石台地区、今後、東の開発に伴って人口増が見込まれますので、施設等の需要はなお引き続き高まるのではないかというふうなことでございます。
6つ目のほうの手前の空き地、要するに生協の手前、橋を渡って交差点の左側です。やや高いところで道路から見にくいところでありますけれども、約1万坪というふうなことで、あの部分についての用途変更にというふうなことのお話でありますけれども、なかなかこれ難しいようです。つまり、先ほどおっしゃっていただいたように、富谷町で自由自在にここの場所を宅地化しますというふうなこと、大枠で決めるのはこの線引き、七、八年、10年スパンで繰り返される線引きの中で市街化調整区域から市街化区域にと、こういう制度の見直しをしてきたんですね。それ5回目まで行われて、ちょうど私が就任直後、いよいよというようなことで第6回目の事務事業が始まると。実地的な準備が始まるというところに19年、そして20年差しかかるというふうなことです。
前段おっしゃっていただいたように、県の立場からすれば、富谷にもたくさん市街化区域として既に認定している場所がある。これも従前話題になったことありますけれども、2,500区画以上は優にあるという計算上、図面上の計算上。市街化区域は自由に手を入れていい場所ですから、そういう場所がありますねと。したがって、富谷とて市街化区域、住宅地の開発する場所は認めませんというのが前段です、大枠はそうです。本当にそういう中で何とかというふうなことで、曲げてというふうなことも含めて相当の紆余曲折はありました。結果はこのとおりになります。その後の地震というふうなことからすれば本当に頑張っておいてよかったなという、そんな思いも、いわゆる被災地のことを思いに至れば、なおのことそういった思いも強くなるところです。そんなふうなことで今の現状、とにかくあいているところ、区画としてあいているところも現状、明石台が入りましたので申し上げますけれども、上桜木が100、杜乃橋が300、成田が200、明石台東がざっと700ということで1,300の区画があります。もう宅地造成をされて水道もガスもすぐ取り込めるような場所とて、そういうのがありますよというふうなことです。ですので、こちらのほうに早くに入居を、いわゆる建て込みを進めていくほうが先ですねというのが大枠の考え方、それもまた我々としては理解できるところです。したがいまして、まだ全くどなたかからともこの地権者からここについてはこうしたいというふうなお声が届く機会はありませんですけれども、今の質問の中でお聞きをする範囲の中で言えば、現状1,300の完成された宅地に早くに利用してもらう、要するに言葉としては宅地として張りつく、そういったことのぐあいによって、それこそ次、ぐあいによってですねというような見直しを図る。ですから、あそこは市街化区域ですから自由にもちろん利用できる場所です。しかし住宅地としてはどうですかねというような制約がありますねというのは、現状そういった網目の中にかかっているというふうなところです。
次に、郵便局についてでありますけれども、冒頭申し上げましたとおりでありまして、本当に会社として年間2局の新設というふうな中で、本当に富谷町の明石台に着手していただいたということについては本当に先ほど申し上げたとおりでございます。明石台、それへの背景の一つに、地域の皆さんの熱意が署名という形で伝わった、伝えられたということも大きな理由の一つに言われているようです。
明石台については、振り返ってみますと21年の8月25日に3,000名の署名を持って出向いております。成田につきましては翌年の9月28日、これまた6,000名ほどの皆さんの署名を持って東北支社に出かけております。だから、こういったことも含めて今回、全国で2つですから、その中で富谷、一つ、先、後というふうなそれぞれの地域で思いがおありになるでしょうけれども、明石台に決まったことをよしとして今後、引き続き郵政の会社の方向性も定まる中で、恐らく出店の2つと言わずとも必要なところには出店していくよというふうな方向性に形が決まれば、早晩、成田への郵便局設置ということにもつながっていくのではないかと、そんなふうな思いでいるところでございます。
以上です。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 764戸の販売計画についてお答えさせていただきます。
開発事業体では平成23年から平成26年までに755区画の宅地整備を実施し、完成宅地から随時販売することとしてございます。現在、55戸宅地販売をしており、開発者の販売努力によりほぼ完売している状況でございます。開発者側では約7年で宅地販売を完了させたい意向でございます。
東日本大震災による移転、セントラル自動車及び東京エレクトロン等の企業立地に伴う宅地需要、周辺には小中学校、公民館等の公共施設及び商業施設、銀行等の利便性があり、地の利にすぐれていることから宅地販売は順調に進むものと考えてございます。
宅地整備の時期と画地数でございますが、平成23年に53画地、平成24年に144画地、平成25年に86画地、平成26年に460画地の宅地整備を予定してございます。
また、宅地販売建築時期及び戸数につきましては、平成23年に10戸、平成24年に100戸、平成25年に105戸、平成26年に135戸、平成27年に135戸、平成28年に135戸、平成29年に135戸というような予定でございます。
議長(浅野幹雄君) 次に、企画部長。
企画部長(荒谷敏君) おはようございます。
それでは、私のほうから明石台地区への郵便局設置につきましての具体的な質問項目についてお答えさせていただきます。
まず、設置の経緯については、先ほど町長が述べたとおりでございます。
1問目の明石台地区への郵便局の設置時期はということでございますが、これについてはただいま郵便局株式会社のホームページのほうで公開しているとおり、早ければ平成24年度中にということでございます。これについてはいろいろな条件がありまして、まず公募しておりますので、順調にその土地が提供され、郵便会社との協議の上で契約を結んだ後に着工となるようでございますので、それによって若干変わるということでございますが、そもそも郵便局株式会社の今年度の事業計画に全国で新設案2局ということで、この中の1局が富谷町ということが内々に明記されたということが大きなところでございます。
次に、出店場所についてということで、これも公開されておりますので、富谷町明石台地区へ郵便局店舗用の不動産を募集しますというタイトルで公募がかけられております。場所についても明記されておりまして、これは根白石線というか、メーン道路を挟んで両サイドの沿道サービス部分に出店を予定したいということでございます。郵便局内ではいろいろな設置について規定がございまして、メーン主要道路に面している土地であるということが大前提となっているようでございますので、それに対してこのエリアで土地、不動産をお持ちの皆様へのご協力をお願いしたいという公募の内容でございます。
3問目の店舗の規模、職員数につきましてですが、これも同じように公表されております。郵便局の面積については約130平方メートル、40坪ほどの局を開設したいということでございます。
職員数については、これはやはり不動産の内容によって、あとは郵便局の性質、どのような地域の郵便局にするかということで3人体制、4人体制、いろいろなパターンがあるそうですので、これは今後、その不動産状況に合わせながら内部で今検討中だということでございます。
次に、ATMの設置については、これは店舗を構えますので、当然店舗内にはATMは設置するということでございます。現在、いろいろなスーパーさんのところ、近くですと明石台生協の中にもあるようですが、そういうものは基本的に周辺状況と合わせて撤去するとか、また継続でATMを設置するとか、そういう協議も今検討されているようでございます。
最後の駐車スペースは何台予定していますかということで、これも公表されておりますので、お客様用駐車台数は5台以上を求めるということで、それに見合った不動産を今公募がかかっているというような状況でございます。
以上が明石台地区への郵便局の設置、並びに明石台地区への郵便局設置につきまして、近隣が向陽台郵便局があるんですが、これについては基本的に廃止しないということで、向陽台郵便局はそのまま継続されると。これについては町長から郵便会社のほうに強く申し入れをいたしまして、向こうでもやっぱり市場調査をして、郵便局は近隣、歩いていけるというのが基本だというもともとの基本方針があるということで、現在のところ、そちらは廃止しないということでございます。
あと、町長からもありました成田につきましても、署名運動をされているということを重く受けとめているということで、郵便会社も民間の株式会社になったので、やはり収支バランスというものを考えて、まず明石台地区へ設置したいと。そして次は成田地区への設置も今継続で検討しているというような状況でお答えをいただいたところでございます。
以上です。
議長(浅野幹雄君) 17番磯前武君。
17番(磯前武君) 再質問をさせていただきます。
みやぎ生協明石台店は2002年に開店をしております。その後、北側の空き地にヨークベニマルの出店計画が持ち上がり、その出店を阻止すべく北側の土地約1,500坪を2005年に取得しております。現在は貸し店舗事業を生協としては展開をしております。現状は、銀行、歯医者、薬局、学習塾等を含み10店舗が営業を行っています。地域住民へのサービスの充実を図っていますが、現在は2店舗があいている状況となっています。よって、さらなる新店舗の出店は望めないのが実情だと思います。空き地は住宅地に囲まれる中、ススキや雑木に覆われ、住環境がますます悪化されております。市制を向ける我が富谷町でこの環境の悪化がこれでいいのかどうか、そこら辺も町は訴えるべきじゃないかというふうに思います。
前段でも述べましたが、地域の住民の方々は当該地を「事故物件土地のため開発ができない」と認識していて、そのため、現在分譲が進行中の「コモンシティ明石台」の分譲が計画されたと誤解をしております。
次に、再質問の具体的な質問をいたします。
1番目、この誤解を解くために、沿道サービス地域に指定している理由等を地域住民に説明をする町は責任があるのではないかと思いますが、どうでしょうか。
2番目、この地域付近に東向陽台小学校の分離校を開設する考えがあるでしょうか。そうなった場合に、この地域は学校、公園、住宅ということで、やはり環境が優先されると思いますので、これをやはり住宅地に考えていく、そういうふうな考えをもっと県に求めるべきじゃないかと思いますが、その点を答弁を求めます。
また、私は、こういう社会経済環境がさま変わりしている土地でありますから、役所的な考えでこれを解決しようと思ってもできません。これはやはり今、地方分権の時代ですから、このようなことを県にもよく足しげく通って、ぜひともこの解決に奔走するという姿勢は考えていくべきじゃないかと思いますが、伺います。
以上です。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの質問にお答えを申し上げます。
北側に施設の空き地、第一種住居地域です。沿道サービス地区に指定した経緯ということで、用意した答弁を一応読みますのでね。
当初、当地区は住宅系の土地利用を図る計画でした。地域の皆さんから商業施設等利便施設の立地を望む声が寄せられ、平成5年、約7,006ヘクタールの用地を確保しました。しかし、商業施設等の建築が具体化するまでには至らなかった。その後、6,000名という数多くの署名活動により、平成13年初めに商業施設等の立地が具体化しました。このことから、商業施設等立地計画に合わせ、平成13年11月6日付で用途地域を第一種低層住居専用地域から第二種住居地域及び第一種住居地域に変更しました。ですから、第一種低層というのは本当に戸建て、2階建てまでという限られた一番の戸建てを想定しておりますけれども、それをやや規模を広げて第二種住居、そして第一種住居に変更する。そして、それを次に、同日付で地区計画を設定し、住宅の建築を制限したというのがこの経緯です。ですから、ここは市街化区域です。ですから、手をつけられる場所ですというようなことは、もうとっくに線引きの中であの一帯は市街化区域になっておりますというようなことでございます。
そんな中で今、誤解がというようなことなのは、事故物件の話は初めて今耳にしますけれども、そういったことはあるのかないのか、恐らくないんですね。それゆえに明石台東の市街化調整区域、手をつけられない区域がこういったところが利用できないために市街化区域に編入されたんですねというのは全くそれも事実に反します。今のような北に隣接するとそういう経緯があって、そういう利用目的とします。住宅は制限されましたということです。したがいまして、明石台の住宅を建てたいというふうな需要を満たすところはどこにもない。もうほとんど空き区画がなくなりましたというふうなことの中で、私どもが富谷町のこの明石台の居住ニーズが高いというふうなことも含めて、あの場所、要するにはた目から見て、もう既に山が木が切られて、いつでも何で建たないのというのが素人目ですから、そういったところをもって造成も容易であろう、そういったことも含め、長い時間かけずにできそうですねということも含めながら粘り強いその市街化への繰り入れを要望し続けたと。こんなようなところへつながります。したがいまして、説明の責任をというようなのは今以上のものはありません。
2つ目については、東向小の分離校については、冒頭申し上げましたように、前回も施政方針で申し上げているように、明石台のあの公園に隣接するあの用地を想定してますというふうなことです。
3つ目の、今言いましたように、考え方に固執してメンツ云々も何らもございません。ですから、そういうふうなことの中で我々はその地区計画をどうするかというようなことの検討は、きょうの質問を受けて進めること、検討することにはいたしますけれども、今までの経緯からして、現状、初めての初発のきょうの質問でございます。たまたま業者であれ地権者であれ、こういった案件で現場の原課の担当する会議でご相談も今までにない状況の中で今ありましたので、きょうの質問を受けて、ぜひ必要な部分、何が求められるのか、何が必要なのか、町全体の今と、そしてまた将来に向けて、方向性を見ながら検討してまいりたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 17番磯前武君。
17番(磯前武君) もう少し質問しますので。
町長の言っていること、よくわかりますが、まちづくり審議会、町長の諮問機関、これに対してちょっと検討してもらうということ、この点について言ってあるんですが、論旨の中で言ったので、答えてないんで、そこら辺もひとつお願いします。
まちづくりに関しては行政の専権事項ということで、これについては住宅の問題はもう少し民間活力の幅広い導入、それから地方分権というふうなことで、もうやり方、大分変わってきてますね。県が言ってるから、もう住宅はだめなんだと。まあ私も担当課にちょっと物を申したんですが、その折は、いや明石台のあの地域が高くてだめだ。ここに住みたいと言っても、安いところを求めるなら杜乃橋とか、もっと安いところを求めたらどうですかと。求める人というのはそういうことじゃなくて、自分が求めたいところは明石台に住みたいんだと。それを杜乃橋とか向こうのほうへ行ったらどうなんだと。これについてはちょっといただけないなと私は思っているんです。そこら辺ね。
それから、やっぱり多くの選択肢でもって物件が選べるように、これも行政サービスの一つじゃないかなと私は思っています。
平均年齢についてちょっと調査分析してみたんですが、日本の国が平均年齢45歳です。県は44.6歳、富谷町は39.2歳、宮城県で一番若い町で30歳代は本町のみなんですね。それで、この明石台六丁目、今度開発する、今まで住宅になっています明石台六丁目、ここは26.37歳になってるわけ、極端に若いんですね。ですから、私の考えですが、これから分譲される明石台七丁目、八丁目、この宅地を求める方々は若い世代の方々が求めることが予想されます。若い人にもっと富谷町に気持ちよく住んでいただいて、経済上からも4,000万、5,000万をローンに組むといったら一生もうローンのために働くような格好で、今はボーナスなんて、ボーナス併用なんていうのは考えられなくなった。そこら辺も考えて、もっと若い人向けに、それで質問します。
単独市制を目指す本町でありますが、今後、若い世代に向けて町営住宅をふやす考えはありませんでしょうか。
また、町営集合住宅、これの建設は考えていないでしょうか。これについて町長に答弁を求めまして、私の質問を終わります。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 金額の価格帯によって云々という点がありましたけれども、それぞれの場所でこの価格帯で買える、ここならばとか、いろんな選ぶ要素・要因はさまざまだと思います、金額のみならず。それは私どもが直接このタッチする状況にはないことです。したがいまして、多様な、いろんなところに住める場所があればいいねという選ぶ選択肢が多ければいい、多いというのもそれは言葉としては一理あるんですけれども、しかし、今度は土地利用ということから考えれば、県の立場もわかるわけですよね。仙台市だって開発の許可、市街化区域に認めますたって着手しないまま10年過ぎたところがあります。逆線引きといってまた調整区域に戻しましたというのがあるわけですよね。ですから、ちょっとその辺のところ、なかなか伝わりづらいところです。仙塩の都市計画でこれ広域の中で富谷町4,913ヘクタール、5,000ヘクタールのこの町域すべてがまさに言葉では網かかっているわけです。非常な制約の強い土地なんです、富谷というのは。大衡です、大郷ですというのは無指定と称して何でも必要な部分、倉庫ですね、何だりねと部分的に見えるのは、そういう自由度が高いから建てられる。富谷の分は調整区域には一切だめです、基本的に。大枠だめです。ですから、そういう制約の強い富谷町だよというのが1つ。そんな中でそれぞれの選ぶ場所、選ぶ範囲は了としますけれども、際限のないいっぱい商品ありますよと、そういうことでもない。予定されたものは10年なら10年の中できちんと埋まっていく努力も我々に課せられているというふうなことになります。それが2つ目です。
したがいまして、明石台については20代、30代を、私らも予想しがたいことですけれども、30代前後の皆さんがご夫婦そろってああいったところにでだし住まわれてますというのもそのとおりのようですから、ですから、あんまり20代だからとか30代だからとか決める何も の根拠もないんですね。それぞれ皆さん工夫されてというようなことしか言いようありません。結果として、今ご質問受けました若い世代に向けてというのは、また別なのにつながっていこうかと思いますけれども、町営住宅のここに質問がありますけれども、現状は従前から申し上げたとおり、町営住宅をさらに場所を選んで建てるというふうな状況は、今のところありません。
そしてまた、集合住宅も含めて土地利用の問題です。3階、5階建てられる場所があればいいねということなんですけれども、それもまた富谷町の土地、我々が持っている土地の中にそういう場所がないというふうな状況の中で集合住宅も難しい。大衡に3階、5階あり得ないというふうなものもあれ土地利用のあの場所だからできるという話なんですね。ですから、容積率等の制約のある中で、なかなか富谷町の場合この集合住宅も難しい状況にあると。
結論申し上げますけれども、住宅、そしてまた集合住宅のこの先さらにというふうな、新たな建築については、現段階では予定はしておりません。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。
2番(菅原福治君) よろしくお願いいたします。
それでは、通告に従いまして2件の質問をさせていただきます。
初めに、町営パークゴルフ場の整備について質問いたします。
今日ほど健康に対する意識の高まりを見せている時はございません。体によいと言われる健康加工食品がテレビ・新聞等でさまざまに取り上げられております。しかし、健康な体づくりには健康食品の摂取だけでなく、適度な運動が不可欠であります。
だれでも手軽に楽しめるスポーツが次々に今考えられ、多くの町民に親しまれております。そんなスポーツの一つとしてパークゴルフがございます。
初めは北海道を中心として急激に普及し、北海道ではほとんどの市町村に公営コースがつくられ、しかも、現在では利用料が無料のところも出てきているということでございます。
現在は全国に公営、民間合わせまして1,200強のコースがあります。そのうち6割が公営コースで、大都会では民間が事業として運営しておりますし、市町村レベルでは各自治体が第三セクターで町民の福祉施設として運営しているのが一般的だそうでございます。愛好者も全国に推定140万人程度で、その人気はさらに高まってきております。また、海外にもその輪が広まっていて、今や国際的なコミュニティースポーツになってきております。かつて年配の方のスポーツの代名詞でもありましたゲートボールにかわりまして、今ではすっかり主役のスポーツになりました。
パークゴルフはクラブ1本でだれでも簡単に始められ、服装は自由で、子供さんから高齢者まで、要は3世代で楽しめる。芝生の上で打って、歩いて、笑って、楽しく、とにかく健康的な生涯スポーツでございます。
ルールも簡単でございます。パー・バーディ・OBなどゴルフ用語がそのまま使われてまして、また、プレー代も本当に安いと。コースはゴルフよりもかなり短く、パーは18ホールで66打ということになっています。距離は1ホールで100メートルまでと決まっております。18ホールで1,000メートル以内で、これも決まっております。プレー時間は4人で大体1組で18ホールで、およそ1時間半、歩数であらわしますと約2,000歩程度でございます。36ホールでは約3時間から3時間半程度、歩数で4,000歩強の程度でございます。皆さんと昼飯を挟んで1日楽しむことができるスポーツになっております。
また、パークゴルフは健康効果も多く聞かれております。足腰が丈夫になったとか、よく眠れるようになった、御飯がおいしくなって、病院も何となく遠くなったということを聞いております。
生活習慣の改善で血圧なりコレステロール、血糖値も下がりまして、高血圧症とか動脈硬化、心筋梗塞、糖尿病等の、つまり4大疾患の予防・改善にもつながっておりまして、したがって、健康増進の効果もあり、医療費削減にも大分貢献しているのではないかなと思います。
また、パークゴルフは屋外で仲間と楽しく過ごすことで、友だちがふえたとか、家族や夫婦の団らんの時間がふえたとか、今まで家にこもりがちだったんですけれども、外で気軽に楽しく過ごすことができるようになったと。そのことによって精神的な健康も得られるようになったということでございます。
これからは富谷町の高齢者も、年々、千人以上の規模でふえてきます。このまま高齢化が進めば、国民健康医療費、介護サービス給付の大幅な増加が予想されます。町の財政を苦しめることになります。これからはお年寄りがいつまでも長く健康に暮らせる施策を積極的に展開していかなければなりません。
実際に、ある自治体の首長に言わせれば「パークゴルフ場をつくることによって、お年寄りが健康になり、町の医療費負担が減る。しかし、パークゴルフ場をつくるのも維持管理の面で金がかかる。しかし、差し引きすると、パークゴルフ場をつくるほうがよっぽどプラスになる」ということでございます。そのことで今多くの自治体でパークゴルフ場を建設しているそのことが理由じゃないかなと思っております。
このようなことから、町民の間からは、いつでも気軽にパークゴルフを楽しめる場所を求める声が日に日に強まってきております。きょうも成田の愛好会の方々、また、せせらぎ会の方々も傍聴に来ていただいております。ありがとうございます。
県内には、大衡村の万葉パークゴルフ場を含めて6つの公認コースがありまして、24の協会団体がございます。実際に私も万葉パークゴルフ場を見にいってきました。仙台ナンバーの車が多く、フロントで入場者をお聞きしましたら、平日にもかかわらず300人を超えておりました。ぎゅうぎゅう詰めの中でございましたが、皆さん、さまざまにプレーを楽しまれておりました。
このおおひら万葉パークゴルフ場は、平成16年にできた大衡クリエートパークにある施設で、コースは6コースで54ホールございます。面積は5ヘクタールで1万5,000坪でございます。
このゴルフ場の建設には、コース・クラブハウス・備品、土地代は別でございますけれども、総額3憶5,000万円が投じられました。財源は防衛省関係の補助金と一般財源及び起債等でございます。まさに大衡村らしいと思います。
また、年間のランニングコストは、第三セクターで運営しており、スタッフが4人で年間4,000万円弱と聞いております。町としても十分に採算がとれるということでございます。
一方、利用者は、平成22年に6万人、昨年は震災の影響で5万3,000人と減りましたが、ことしは6万5,000人を見込んでおります。経済効果も大きく、利用者の80%は大衡村を除く市町村で、仙台・富谷が多いということでスタッフは話しておりました。
同様の設備は、県内には加美町のやくらいパーク等、数多くつくられておりまして、この点に関してはいろいろわけはあるでしょうけれども、はっきり言って、富谷町はおくれております。
しかし、これからゴルフ場の整備に当たっては場所と財源をクリアにしなければなりません。場所については、当初検討されておりました総合運動公園は手狭と聞いております。早急に場所の選定をしなければなりません。また、財源についても、恐らく土地込みますと20億円は超えるんではないかなと思いますし、年間のランニングコストは5,000万強ぐらいになるんではないかなということでございます。その辺に関しましては町長のリーダーシップで歳出削減等、これから研究、検討が必要だと思います。
これから町がゴルフ場の整備するに当たっては、決して過剰設備だとは私は言いたくなく、この百万都市仙台市に隣接する地の利を生かすならば、十分に採算性なり収益性があるものと確信しております。
平成28年、市制実現のためにも、真正面からどうぞ取り組まなければならないんじゃないかなと思っております。一刻も早く町営パークゴルフ場の整備を図り、町を明るく元気にということでございます。
以上のことを踏まえまして、以下の質問をいたします。
1つ、過去3年間の国民健康保険医療費と介護サービス等の給付費とアップ率、また、そのことのアップ率なりの認識と今後の対策をお聞かせください。
2つ、平成21年12月に町内全域の署名を集めての陳情書のその後と、平成22年3月に同僚議員の一般質問におけるその後の具体的な進捗についてお聞かせをいただきたいと思います。
3つ目に、町民のだれもが健康で快適な生活を送るためにも、町営パークゴルフ場の整備が必要でございます。多くの町民が望んでいるこの現状を町長はどのようにお考えなのか、また決意についてもお聞かせいただきたいと思っております。
次に、2つ目の質問でございます。
町道富ケ丘明石線の成田アンダーパス(通称・成田地下道)上の町道七北田西成田線に信号と横断歩道の設置について質問いたします。
この場所については、以前より地元住民ないし町内会からたびたび強い要望が出されておりました。最近、先ほども話題になっておりました成田一丁目が分譲開始され、もう生活が始まっております。人口もふえ、公民館、会社、病院等の利用者も増加し、また、児童クラブや富谷高校生、一般住民も含めて、車道を横切る人がふえまして、最近では交通安全関係者からも信号機と横断歩道の設置について強く要望が出されております。
住民からは、通行量がかなり少ない地下道ということで、人目がなく、たまり場になっていて、飲食の跡や花火の跡も見られ、防犯上心配でございます。以前、女子高校生が変質者の被害にも遭っております。また、自転車で通行の際、何か階段が中途半端で踏み外しそうになりまして、下りなんかは転びそうになるということでございます。高齢者、また車いす、ベビーカーの方は遠回りをしなければならないと。引っ越ししてきて数年になりますが、一度も通ったことがない人が多い。道路を横切って通行するため、中央分離帯の植え込みがけもの道のようになっている等々の住民の声がございます。
結局は、住民からは活用されていない成田地下道になっているということでございます。
ぜひ信号機と横断歩道の設置を優先順位を上げまして、早急な対応を問いたいと思います。
1番目に、成田公民館に今登録しておる成田、成田東両小学校の児童クラブに通う人数は何人でしょうか。
2つ目に、最近、交通事故の状況とその原因、また、歩行者事故の原因と対策についてお聞かせいただきたいと思います。
3つ目、事故を防止するためにも、一刻も早く信号とあわせて横断歩道の設置の予定はあるかどうか、町長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。
以上、よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
午後0時04分 休憩
午後1時00分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
午前中の菅原議員の質問に対し答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答えを申し上げます。
町営のパークゴルフというふうなことでありますが、最初の医療費等の数値については、後ほど担当課から申し上げることといたします。
パークゴルフの件、2つ目、3つ目にございますので、22年の3月に質問がありましたということで、21年度末ということになりますね。したがいまして、その当時、総合運動公園の整備の状況、この10ヘクタールを超える状況をどのように利用していくのか、どの程度の施設が付加できるのかということを含めて、全体像を示すということでの答弁をしてございます。可能性をあの中にパークゴルフ場のということの立地、配置も含めて可能性を追求したところでございます。一定のプランも図面上で出てきたという経緯もございます。
そのような中で、テニスコートの造成、A・Bグラウンドの整備などを含めまして限られた運動公園の活用をというようなことで、私が就任直後から課題として取り組んできたところでございます。
しかしながら、去年の大震災であのような状況になりました。スポーツセンターの大規模な損壊、そしてまた武道館、テニスコートも被害を受けました。総合運動公園休憩所、管理棟という昔のクレー射撃場のクラブハウスということで40年来の建物も結果として解体をしなきゃならない状況で、現状、解体を終えて平場になったというところでございます。
そのようなこともありまして、整備企画の面に一定のところまでたどり着いたところでありましたけれども、足踏み状態であるというのが現状でございます。
財政面の状況が震災を境に非常に危惧される面が強く出てきたというふうなところ、先ほど一定の金額の試算も出しておられたようでありますけれども、町としましては、限られた町の行政、町の財政というふうな範囲の中でこの1億、あるいは5億、10億単位の事業のいわゆる扉をあけるということについては、まだ時間的には十分な煮詰めがなされていないというのが現状であるという認識を持ちます。ぜひ町民各位の皆さんの総意の中で限られた税の公金の支出というふうなことを考える町長の立場にあるわけでありますので、もうしばらくこの煮詰めとあわせて、方向性を十分認識をしつつ、一定のところまで進みまして、それが消滅したとか後退したというようなことではございませんので、もうしばらくの時間、ちょうだいできればというふうに思います。おっしゃっるとおり健康促進、世代間交流、あるいは他町村との交流というふうなことも含めて、一つの柱、目玉になることは間違いないことでありますので、その辺については十分他の事例等も研究しながら、早晩予定、方向性をお示しできればというふうに思うところでございます。
2つ目のアンダーパスの件でございます。
児童数については、先ほど担当課からということにいたしたいと思います。
成田については「ひだまりの街」、あのように宅地開発されて張りつきも始まりましたので、状況・環境が変化してきたということとなりますので、質問の趣旨に合わせて、現状から横断歩道、あるいは信号機の設置というふうなことで取り組んでまいりたいというふうに思います。これもなかなか伝わりづらいところでありますけれども、横断歩道、信号機については県の管理、公安委員会の管理です。町の行政のくくりになっていないというところは私も非常にこの数年、交通安全施策、一生懸命やろうというふうな中でなかなか思うようにいかないものの一つでございます。それにしても富谷小学校前、大清水等も含めて信号機の設置というふうなこと前に一定進んでおりますので、こちらの状況も、何にも増して警察で必要度が高いというふうなところの認識までたどり着く、あるいはそういった認識を持っていただくというのが一番ですから。必要のないところに信号機はつける状況にもありません。よく言うと、300、500、予定されているところはあるんですよというふうなことを何度となく聞きますけれども、そういうふうなことも含めて、従前と違う環境がスタートしておりますので、早急に横断歩道と信号機の設置については取り組んでまいりたいと思います。
あともう一つ、戻って、交通事故が多発しているというふうなことで、多発というふうな言葉が文言にあらわれますけれども、富谷町は、客観的に言うと非常に交通安全意識が高いほうの町だと思いますね。「みやぎの交通事故」という、こういう定型の10年来の、23年から14年というようなことで10年間、去年はその前からの10年間というふうなことで、ここ数年、こういったものが出されております。
この状況を見ますと、富谷町は、「あなたの町で発生した事故等による亡くなった人の数」というのは、数値上からすると1.8、その次の七ヶ浜町で1.5というふうな、非常に人口当たりの事故件数の少ない町の下から1番、2番目という感じでございます。
2つ目のほうは、今度、「あなたの町の町民の皆さんの起こした事故が」というふうなことでもこちらに出ております。「あなたの町の人が起こした死亡事故」ということで、第一当事者が町民である、富谷町の町民がというふうなことで、これも断トツ下から一、二番です。やや私どもも、黒川郡の交通事故の6割は富谷町で起きてますね。それは人口にほぼ、黒川郡内の人口に比例しますねというふうなことを聞く機会が多いんですけれども、こちらのほうの面のデータからすれば、富谷町に住所を持つ方の事故率は非常に低いというふうなことです。そういう意味では今に始まったことでなくて、過去数年、平成15年から19年までの5年間とか、その後については10年データの何名かありますけれども、どれを見ても従前から富谷町のこういったデータについては県内自治体の下位のほうにあるというふうなことであります。したがいまして、これも比較対象できることですので、ゼロよりも1、1よりも10のほうが大いに多いというふうな感覚は持つことはやむを得ないんですけれども、総体的に見た場合、非常に安全意識の高い町民の皆さんではないかなというふうな感じでございます。こういったものを根底に置きながら、なお一層、春秋の交通安全運動の取り組みなど、過去を振り返ってみていただければおわかりかと思いますけれども、ああいったところを通して、徹底して事故が起きれば検証する。そしてまた、常にそちらのところに町民の皆さん、そして我々も、そして職員もというふうなことで意識をそこに向けておりますので、足らざるところを引き続きご指摘をお願いを申し上げたいと思います。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(小松巌君) それでは、国民健康保険の医療費の関係について申し上げます。
保険給付の関係で申し上げますと、21年度は20億3,000万円、22年度が20億4,000万円、平成23年度見込みでございますが、23億2,000万円ということで、これを伸び率に直しますと、21年度で10.5ポイント、22年度で0.3ポイント、23年度で14.2ポイントというような伸びとなっております。したがいまして、今後も医療費の伸びというのは、会社を定年された方々の国保への加入の増加とか、それから医療の高度化等によって伸びは続くものと考えておりますので、引き続き、あしたから特定健診等始まりますけれども、そういうのを受診していただき、健康に留意していただければと。そのほか、町といたしましては身近な運動でございますウォーキングなどを今勧めておりますので、運動と食育を合わせたような健康事業、それから感染症予防事業やジェネリック薬品の利用促進など医療費の伸びの抑制に努めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 次に、長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) それでは、介護給付費について申し上げます。
介護給付費につきましては、平成21年度は12億円、平成22年度は12億7,000万円、平成23年度は13億6,000万円の見込みとなってございます。伸び率につきましては対前年度比、平成21年度は8.2ポイント、平成22年度は5.9ポイント、平成23年度見込みで7.3ポイントという状況でございます。
本町は要介護認定率では、宮城県と比較して低い状況ではございますけれども、要介護認定者につきましては年々増加している状況でございます。このような状況からその要介護状態にならないような方策というのは大変重要だと認識してございます。そのため、運動機能向上や認知症予防、ゆとりすとクラブサロンなどの介護予防事業を推進していきたいというふうに考えております。
以上です。
議長(浅野幹雄君) 次に、生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤英樹君) 平成22年度、先ほどの陳情書が出ましてから、テニスコート造成を中心としてパークゴルフ場を含めたものをコンサルタント業者のほうに、申しわけございませんでした。
成田公民館に登録している児童クラブの児童についてお話ししたいと思います。
5月1日現在、成田公民館に登録している人数は153人です。内訳は成田東小学校が84人、成田小学校が69人です。
以上です。失礼しました。
議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。
2番(菅原福治君) 再質問させていただきます。
1つ目に、パークゴルフの整備について質問いたします。
ただいま町長のほうから認識はしているということと、震災のために若干前年、2年前から進捗がちょっと進んでないんだと。震災の影響だというような分、聞いてました。確かに2年前の議事録を私も同僚議員の議事録を見させていただいたんですけれども、ほとんど変わりはなく、ほぼ同じで、余り具体性もなく、検討の跡が、検討はしたと言うものの、跡は見えておらないということでございます。恐らくそういうこともあるでしょうし、また、恐らく町長はつくらなきゃならないというような理解も頭の中ではされていると思いますが、それにしてもなぜか時間がかかり過ぎているというような部分でございます。
私のほうから財源の部分です。先ほども町長、財源という部分でかなりの財源かかるので、またいろんな案件もあるんだというような部分で財源を確保するのが大変なんだと。確かに市を目指す中で文化会館と図書館等、いろんな整備の部分も含めて財源が幾らあっても足りない状況かなとは思いますけれども、やっぱりパークゴルフつくるにしても、先ほども言いましたけれども、土地取得、また造成、コースの造成からいろいろやったら20億ぐらいはかかるというふうな部分で勉強させてもらったんですけれども、そういった中で国民健康保険と介護給付の話も今出ました。先ほどの回答では国民健康保険が23億ぐらい、23年度で。介護のほうが見込みで13億ぐらいということで、合わせますと36億ぐらいの給付がされているという部分で、やっぱり7%なり10%の給付がアップになっているんですね。その辺でございますけれども、財源確保の部分でやっぱり、先ほども小松課長のほうからありました、健康管理をしっかりしていってというような部分ありましたけれども、本当に住民の健康管理を徹底して、それとあとこういったパークゴルフなりのスポーツの振興を図ることによって、保険の給付、介護の給付等々の増額の削減等々をしていくことで、そういうことを研究・検討を、本当に何らか財源がないかというような部分で検討していく中で、ぜひそういう意思があるかどうか。確かに震災云々で銭がないんだというような部分もわかりますけれども、確かに住民の方も今多くの方が求めていることもありまして、また時間もかかり過ぎている部分もありますので、ぜひいろんな方面から検討される意思があるかどうかもちょっとお聞きしたいなと思います。
それと、先ほどもありましたけれども、21年の12月、3年前ですけれども、全町民から1,156名もの署名、陳情書が上がっております。私も見させてもらいました。私は、このことは3年前になりますけれども、大事なことですし、すごい3年前に1,156名ったら重たい署名なんですね。そういった方々にやはり町としてはいろんな理由あるでしょうけれども、そろそろこたえていかないと、もうこたえなきゃならないんじゃないかなとも思います。そういうことに関して町長の再度のお考えをお聞かせいただきたいと。本当にいずれにしても、これ町長の決断なり町長のリーダーシップがないとこのことは進まないと思います。ぜひその辺の再度常識をお願いしたいと思います。
それと、信号と横断歩道の設置についてということでございます。
これも検討しているんだというような部分で、前よりも優先順位は上になったというような感触は私受けたんですけれども、確かに環境もあそこの辺、今、変わってきてます。住民もあそこも新たに今住み始まってますし、生まれると200ぐらいになりますし、そういった環境も変わってきている中で、やはり交通事故は少ないとは言うものの、そうは言っても起きてることも事実ですし、歩行者事故と無理な横断というような部分、ここ今けもの道になってますけれども、無理な横断しているわけですね。だから、いつ事故起こるかわかりませんし、ましてや小学校の児童数が合わせると153名ということでかなり多いわけですね。ここはやはり、遠回りしている、毎日遠回りしている方もおりますし、はっきり言ってトンネルくぐっている人もいるでしょうし、あとは無理な横断している方もいると思います。本当に事故が起きてからでは取り返しのつかないことになりますので、確かに警察の範囲内だとは言うものの、やはり町の働きかけというんですか、再度優先順位を上げる町の働きかけをお願いしたいと。そういったことで質問したいと思います。
以上です。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 前段のパークゴルフにつきましては、先ほども申し上げましたように、20年度末のということ、21年3月ですからね。ここで取り上げられたのをもとにして、相当数、運動公園内にというふうなことで図面まであらわして相当準備進めました。ですから全く放置して皆さんの質問を横に置いてというような状況でないことは、ぜひ繰り返しお伝え申し上げたいと思います。
しかしながら、去年の本当に3.11、22年度というふうなことになります。そしてまた23年ですか、22年ですよね、22年度、そして去年1年過ぎてというふうなことで、ことし24年迎えているわけですけれども、本当にまだ直近、そして今の被災地の状況を見ても、我々この先の町財政運営どういうふうになるのやと、国の行く末もということからすると、本当に扉をあけるだけの勇気、英断、決断というふうなことについて今ここでおっしゃっていただいても、じゃこうしますというふうな状況に私自身の頭に現状ないということなんですね。ですから、もうしばらくというのは3年も5年もと申し上げませんので、こういった震災の状況、国の成り行きというようなことも含めて、もうちょっとの時間をちょうだいしたいというふうなことでございます。
もう一つは、スポーツと施設と医療費というふうなことで、簡単にはつながりがちなんですけれども、はっきり申し上げれば、そこに因果関係は十分証明といいますか、因果関係ありとしてこう論じられているわけではないんですね。非常に私も不思議なことだと思います。もう少しそういった部分の研究やら究明やらあってもよかろうというふうに思います。そんなことできょう前段申し上げましたように、国保連合会の30万補助金が今回つきまして、レセプトからどのような形で医療費の膨らまない状況をつくれるのかなというのも今回の24年度の取り組みでございます。そのこともぜひお伝えをし、ご理解をいただきたいと思います。
富谷町総合防災対策監のもとで防災、交通安全、そしてまた消防、そしてまた豪雨災害等々、すべて総務課所属の対策監のもとで警察との交渉、もう相当数パイプが太くなってきておりますので、そのような方で3年、4年目に入るんでしょうかね。ですから、先ほどちょっと漏れましたので、対策監から事故の状況とその原因、町内における、その辺のところを補足で説明をさせたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。
総合防災対策監(菅原俊司君) それでは、町内におきます事故の状況とその後の対応、原因等についてご説明申し上げます。
昨年、富谷町で起きました事故、人身事故でございますが、187件ございました。交差点及び交差点周辺における事故が、そのうちの56%を占める内容でございます。
主な事故の原因としましては、ドライバーのわき見運転等、安全運転義務違反と呼ばれるもので88%ほどを占めているという状況でございます。
あわせて、歩行者に絡む事故は、昨年11件把握しております。これは前年比で3件の減少ということでございます。原因といたしましては、やはり歩行者の急な飛び出し、運転者による前方の不注視、そういったところが主な原因かと思われます。
町としましても、先ほど町長からもご説明申し上げましたとおり、町内におきます道路の安全施設の点検をしております。主要交差点等の路面表示の徹底等について、今年の春の交通安全運動期間中においても実施調査しておりました。その上で劣化したような舗装等については、既に大和警察署のほうに申し出て、再塗装等の要望をお願いしたところでもございます。
また、あわせて、道路の設備のみならず、道路を利用するのは歩行者としての町民の皆様もその点においては一緒ですので、地域の皆様からも交通安全に対する意識の啓発をお持ちいただこうということで、人口の集積が進んでいるような地域を中心として交通安全教室等を実施しております。それによって、ドライバー、道路管理者である町、あとは地域にお住まいの町民の方々も含めて、一括として安全な道路の整備に努めていきたいと考えております。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。
2番(菅原福治君) ありがとうございました。
最後、パークゴルフの件につきまして再々質問させていただきます。
やっぱり何といっても財源に戻ると思うんですね。確かに今まで検討されたという部分でありますけれども、やっぱりこれは先ほども言いましたけれども、町長のリーダーシップなりで、例えば歳出の削減に対してどうなのかとか、あとはいわゆる無駄の削減が今、役場庁内にないのかあるのか、その辺も含めて、あとはほかの事業との抱き合わせによる交付金がないのか、いろんな公園と抱き合わせると交付金が来るというふうな部分の方法も聞きましたので、その辺の活用はないのか、また、町の起債等も含めて、起債には枠があるということを聞きましたけれども、起債等も含めて、何とか町長もあと2年も3年も待たせないよというようなことを言われましたけれども、本当に町挙げて、その辺は全員でこの執行部の方で責任持っていただきたいんですけれども、何とかしてこの財源を生み出す方法はないのか、再度お伺いしたいと思います。
この間、新聞に大崎市の田尻の加護坊山のパークゴルフ場の記事が載っておりました。加護坊山のパークゴルフ場、入場者が、これ平成4年につくっているんですね、加護坊山。今24年ですから、ちょうど20年前につくったパークゴルフ場なんですけれども、何とことしで80万人達成したと。80万人ですよ。そうすると、何がすごいかというと、20年前にとにかくつくったと、そういうことと、やはり年4万人、20年ですから、年4万人も入っていると。物すごいパークタウンなんですね。やっぱりその当時だからできたんだというような部分も、そういうふうに簡単に評価する方もいるでしょうけれども、確かにその当時だからできた部分があるんでしょうけれども、何せ私はすごいなと。20年前と年間4万人入っていると。そんな場所のいいところじゃないです。それが何と80万人も達したという部分で、相当の需要があるんだなという部分あります。ぜひ、とにかく20年前に決断した自治体もあります。いいことは早く実践してやっぱり素直に学ぶ部分があるんではないかなと思います。本当に皆さんから言わせると、富谷町にパークゴルフがないというのが不思議だというぐらい今言われてますので、ぜひお願いします。
言いたくはありませんけれども、はっきり言って、お年寄りには時間がありません。ことし恐らく着手したとしても二、三年は優にかかりますので、だから急がなきゃならないと思います。ぜひよろしくお願いしたいということで、最後、町長のそのことに対する理解を、財源も含めて、よろしく決意を再度お願いしたいなと思います。先ほど二、三年もかからないよという部分ありましたので、その辺の時期も含めて、ぜひ回答をいただきたいなと思います。よろしくお願いします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 十分今質問の趣旨は理解したところでございます。本当に富谷町のこの財政状況というか、市町村の財政状況というようなことからすれば、あいつもこいつもというようなことになかなかなり切れないところです。したがいまして、そういう意味では歳入、収入をどうやって確保しましょうか、歳出をどうやって切り詰めていきましょうか、こういったものの手腕といいますか、進め方も町長に問われるということとなりますね。ですから、そういう意味では、入るものを確保する。そして余計に出ていかないように抑えるというようなことをしながら、いかに事業として町民の皆さんが望むものを形にしていくかという、本当に積み木を積み上げるような作業のように思います。
一方では、財政の健全化というようなテーマもあるわけですし、基金の7億7,000万、予算として計画しましたというそのこと1点だけでもう7億7,000万は基金からその1年以内に貯金から崩すように、切り崩されると思われるんです。思い込むんですね、町民の皆さんはね。だから、まさにそういったことも含めて、なかなか町民の皆さんに伝わらない。給食センターでようやっとそれこそ10年がかりの給食センターが16億円規模の事業で完了しましたというふうなことですから、そういうようなことからすると、次は何でしょうかねというようなものは本当に選択肢は3つも5つもあるわけではないと思います。そういうふうなことの中でぜひこういう場、そして傍聴の皆さんも含めて、町民の皆さんの中でそれこそどなたも幅広く使える施設ですねというふうなことの共通理解もあわせ高めながら、この施設整備に向けて進んでいくのではないかというふうに思ってございます。十分重く受けとめ、本当に横に置いているんではなくて、進めて、震災の結果、今一時足踏み状態、まさに信号機で言えば一時停止状態ですよと、そんなふうなことと受けとめていただければと思います。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) それでは、私から、通告に従いまして、次の2つの件について質問いたします。1つは、町制施行50周年記念事業についてであり、2つ目は、防災対策に関する富谷町の対応についてです。
まず、最初に、町制施行50周年記念事業についてですが、平成5年3月31日発行の「新訂富谷町誌」によれば、昭和38年4月1日、富谷町はこの日を限りに富谷村の古い衣を脱ぎ捨て、町としての新しい第一歩を踏み出した。町民10年の悲願が実現した感激の瞬間であった。
この日、鮮やかな日の丸の旗と、木の香りもにおう「富谷町役場」と墨痕鮮やかに書かれた門柱の奥の庁舎では、内ヶ崎康治第13代村長を初め、気仙栄次郎助役、相澤長之助収入役の3人と20人の職員たちが、ささやかな祝杯を交わし合ったと記述されております。
来年、平成25年4月1日で本町・富谷町は町制施行50周年を迎えることになります。50年と言えば半世紀と大きな節目であり、記念すべき年であると思います。くしくも、人口5万人を突破すると予想され、二重の喜びを町民と分かち合うことになると思われます。
そこで、町制施行50周年記念事業に関連して、以下の点について伺います。
1つは、50周年記念事業の計画について伺います。
2つとして、50周年記念事業の中で「町誌」の発行は予定されているか伺います。
3つ目に、30周年記念事業の一環として企画された「新訂富谷町誌」について、2点ほど伺います。
まず、「新訂富谷町誌」に係る企画に関する文書、あるいは議事録、そしてその支出額についての概要を尋ねます。
次に、町が作成・発行する各種発行物に関して、有償とするか無償とするのかの判断基準及びその決定方法を尋ねます。
以上が大きな1つ目の質問です。
次に、防災対策に関する富谷町の対応についてです。
東日本大震災の検証作業、あるいは「富谷町3.11東日本大震災の記録」の作成に関して、議会の定例会において町長は、次のように話されております。
まず、平成23年第2回定例会の町政運営報告では、「東日本大震災に関するすべての事項について検証作業を進めており、その検証結果を「東日本大震災に関する富谷町の対応と課題」として、年内中をめどに取りまとめる」とし、そして平成23年第3回定例会での町政運営報告では、「今回の震災対応から得た教訓を次世代に引き継ぎ、日ごろの防災の心構えと減災に寄与するため、「富谷町3.11東日本大震災の記録」を作成するに当たり、7月4日に編集委員会を設置した。今後は、委員を中心に年度内の策定を目指す」と話され、さらに、ことし第1回目定例会における施政方針では、「昨年は東日本大震災を経験し、その取り組みを次世代へ引き継ぎ、今後の大規模災害への備えに寄与するため、「富谷町3.11東日本大震災の記録」の策定に鋭意取り組んでいる。しかしながら、いまだ支援に関する問い合わせやり災証明に係る現地調査を継続している中、年度内の取りまとめの予定を変更し、次年度前半までに完成を目指すこととした」と方針を示されております。
このように、定例会を重ねるごとに、その取りまとめ時期が、昨年6月は23年12月をめどとしていたものが、その3カ月後には24年3月までの策定を目指すと変わり、さらに、ことし2月には24年度前半までにと後退しています。
業務多忙はわからないわけではないのですが、残念で仕方がありません。町民からも「どうなっているの、どんどん記憶は薄れていくよ。出川さん、本当に出てくるの」と指摘を受けている状況にあります。
本町では、東日本大震災に関する検証作業も進められており、かつ、防災対策全般の検討も進められています。今後の防災対策に関連して、4つの点について伺います。
1つ目は、「富谷町3.11東日本大震災の記録」の作成・取りまとめの進捗状況を伺います。
2つ目として、防災に関連し実施済みの対策と、今後予定される対策について伺います。
3つ目に、震災災害、風水害災害、原子力災害等への個々の防災計画策定について伺います。
最後に、総合防災訓練は計画されているのか、伺います。
以上が私からの一般質問です。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答えを申し上げます。
50周年記念事業ということで、来年その年を迎えるわけであります。現状、その進みぐあい等、庁内に作業チームも設置をして準備しておりますので、後ほど担当からお話を申し上げます。
町誌の発行というふうなことで、間もなく町から市へということでありますので、それからしても、改めてその50年を記して旧版・新版のたぐいの町誌の発行は予定しておりません。
3つ目、新訂版ということであります。平成5年に委員会が立ち上がって編さん作業が進められたということですね。ちょうど前町政時代の3期目に当たります、平成5年。平成7年がまた改選期ですのでね。ざっと丸くくくりますと6,000万円の予算、印刷部数は6,000冊ということになります。したがいまして、1冊単価で1万円に見合うほどのものですねというふうなことになります。
そして、売却した数が812冊、寄贈本が726冊、1,538冊ということになります。6,000分の1,500ですから4分の1ということになります。したがいまして、残部は4,415冊、4,500弱、4分の3ほど残部として旧庁舎に積み上がっておりますというのは、既に前の議会でも議論になったところでございます。改めて今回の質問にお答えすればそのような内情でございます。
したがいまして、4,415冊、原価ベースで4,400万、売価ベースで2,200万と、このような形での残存価格といいますか、価値あるものだというふうなこととなりますので、この価値あるものを廃棄するわけにはいかないと。ですから、この活用についてはどうか、私ども精いっぱい知恵をめぐらせてきましたが、なかなかはけません。新規選任ごとの皆さんに、と言ったって1冊ですからね、家族分皆さんにと言われても受け取るほうも大変ですから、そういう意味でいいますと、この私が就任してから6年間といえども、そんなに数出ているものではないというふうなこととなります。
普通財産ではなくて物品だという、前回、21年の第4回定例会で総務課長答弁が普通財産という答弁をした経緯があるようですけれども、ここで改めてこの場をもって町誌は、地方自治法239条の規定により、財産の中でも売り払いを目的とする物品に該当すると。その廃棄については不要の決定を行うことで可能となるというふうなことですので、5年、10年たったものを使えなくなったものを廃棄処分というふうな形でやっていくものもありますけれども、そのたぐいのものだということにはなりますが、しかしながら、この貴重な冊数を物品とてそのような扱いはできないということで、大変その処分、処分といいますか、この取り扱いについては私どももこの間、大変苦労しているということでございます。
2つ目のほうですけれども、震災の記録、業務多忙ゆえに延ばしているわけでは決してございません。3月の時点で12月とか、12月の時点で年度末とか、年度末の時点で9月とかというふうに言ったのはそれなりの理由があります。例えばその一つの理由に、住宅修繕支援金1,500件ほどの申請がありますけれども、きょう現在で確定通知、修繕を終えて振り込める皆さんは1,002件です。あと500件ほど残っています。そのような形で皆さんの対応もずれています。震災の処理もずれています。あるいは国保税の延期が9月まで延びますね。こういうふうなこととあわせて、早くつくることのみならず、十分記録は残っていますので、薄れる云々は私らも想定に入れてその辺進めてございますので、既に十分全体の概要等、中に盛り込む内容等についても準備をしながら、最終的に極力全体のものを網羅したいと、あるところまでというんではなくて。そういうふうなことが結果として今度、西日本の東南海等でこういった大きな地震、そして沿岸部の津波も心配です。津波のない内陸部の大規模地震における自治体の取り組みなんていうことの一つの資料にもなるのではないかと。非常に大きな、その中に網羅する中身については、単に数字を記載して云々ばかりではなくて、皆さんに読んでいただけるような、実感として生々しく受けとめていただくような、そういった生き生きとした中身のものにしたいと。こんなふうなことで折々に期限を後ろにずらしてきた経緯があります。しかしながら、9月末というふうなことで5月1日に3階に1室を設けて専任職員を配置して最終の状況に入ってございますので、9月末までの刊行ということで冒頭申し上げたとおりでございます。
2つ目、3つ目については後ほど担当課から、4つ目もですかね、担当課からとさせていただきたいと思います。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) それでは、私から1問目の50周年記念事業についての1問目の記念事業の計画についてお答えさせていただきます。
現在のところ、それに向けて準備を始めたところでございます。
町制50周年と言いますと、自治体では半世紀を迎えて最大の節目と言われておりますので、当然そういったところで記念事業を行っていくということで、これから検討を進め、できれば予算時期までに概要をまとめ、予算という形でご提案させていただいて来年度を迎えていきたいと思っているのが現状でございます。
振り返りますと、町制施行以来5年ごとに、おおよそそのときの時代の背景であったり世相、そして町の予算状況を見ながら、さまざまなイベントをしてきている状況でございます。特に記念式典は随時行い、それにあわせてイベント性の高いものを取り入れてやってきているということも過去にございますので、そういったことを踏まえながら取り組んでいきたいと思います。あわせて、先ほど町長からもありましたが、震災の影響もありますので、そういったところがどこまで復興・復旧しているかというのもあわせて検討を進めていきたいと思っております。
今のところ、どういったものをやるかということで、恐らく支点、基本になるところは、町民皆さんで町制50周年をお祝いできるようなものにしたいということと、さらにこの50周年を契機に郷土愛を深めていただけるもの、あとはちょうど5万人も到達していると思います。市制施行ということもございます。さらに町として一歩成長いたしますので、そういったことも感じられるようなイベント内容をこれから考えていきたいと思います。
いずれにしましても、世代皆さんが参加できるものも考えなくてはいけないと思います。
そういったところで、おおよそポイントになるのは、式典は当然行うようになると思います。あとは特別事業ということでどういったものが取り入れられるか。あとは通称冠事業と言われておりますので、「富谷町町制50周年記念」というタイトルをつけたイベントを、いろいろな団体も町内おりますので、そういった冠事業をどういったことで町としていろいろな団体の皆さんとともにお祝いできるかという、そういうイベントも冠事業として取り込んでいければと思っている状況でございます。
あとは、先ほどの町誌とも兼ね合いますが、全体としては50周年記念誌ということで町勢要覧の50年記念誌版を発行したいと思っております。そういったところも内容がどういったものになるか、これから検討を進めていきたいと思っております。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 次に、総務部長。
総務部長(小野一郎君) 私のほうから新訂富谷町誌についてお答えいたします。
先ほど企画会議等のことが質問ございましたけれども、富谷町誌編さん委員会を設立しまして、12名の体制が編集に当たってございます。その間、委託業者からの報告会、あと委員からの常任委員会の打ち合わせ等を含めて10回程度の会議が行われてございます。
あと、各種発行物の有償無償の決定方法はということでございますけれども、町が発行するもので有償で把握しているものにつきましては、都市計画図が恒常的にはございます。大きさによりまして300円から1,500円で販売いたしておりますけれども、ほかのについては、この町誌以外については販売は特にはしてございません。ただ、まれに欲しいということの申し出がありましたときには、その印刷経費、それを印刷冊数で割り戻ししまして原価を徴収するようなそういうことでございます。基本的にはその要綱といったものはございません。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 次に、総合防災対策監。
総合防災対策監(菅原俊司君) 問い2番の防災に関連し実施済みの対策と今後の予定はということに関する内容についてお答えいたします。
まず1つ目、備蓄資機材等の整備というようなところにおきましては、これまでも何度となくお答えさせていただいておりました備蓄食糧数の見直しを図りました。また、大型発電機16台の増設、防災用備蓄倉庫、大清水二丁目、東向陽台三丁目地区に新たに防災用倉庫を設置したところでございます。
情報管理の関連につきましては、職員間の情報のやりとりができるようなツールとして今回新たにPHS電話を公共施設32カ所に配備しております。また、25年の4月からの運用に向けて、ただいま防災行政無線の整備に向けて今現在、実施設計等を進めておるところでございます。
災害協定関係に関しましては、町長からのご説明もございましたとおり、カインズ様、また隊友会富谷支部様との災害協定を締結したところでございます。また、近日中には東北電力様との災害協定を予定し、今後、あさひな農協、公益社団法人富谷町シルバー人材センター、くろかわ森林組合等との災害協定につきましても現在、協議を進めておるところでございます。
また、住民向けに対しましては、防災マップ、ハンドブックを作成したところでございます。既に3月末には全戸配付をいたしておりました。
あとは、地域に防災活動に運用できるように富谷町自主防災組織等の運営事業費補助金というものを創設し、先ごろ、4月に開催いたしました行政区長会議におきまして、各区長方へその運用方法につきましてご説明を申し上げたところでございます。現在、2団体ほどの申請をちょうだいしておるところでございます。
今後におきましては、やはり情報発信の体制の強化を図っていきたいということからも、災害用緊急メール、もしくはツイッターの開設、そういったものを開設を今後検討していきたいと思っております。
また、燃料の確保。今回、大変燃料枯渇ということで困難を極めましたが、今後そういったことがないように公共施設、公用車等を迅速に運用できるようなことで、町内における燃料販売事業所等との災害協定を今後検討していきたいと考えております。
また、町内会との連携というのも大変重要になろうかと思います。今後、町内会と町協働における避難所運営マニュアルを実践的なものを作成し、今後進めていきたいと。町内全域に周知を図っていきたいと考えております。
問い3番目の今後の防災計画の策定ということでございますが、富谷町地域防災計画におきましては現在、宮城県において地域防災計画、大幅に見直されていることはご承知のとおりかと思います。年度内の完成を想定し現在、県が着手しておるということでございますので、宮城県の地域防災計画との整合性を図りながら今回の震災における町の取り組みを勘案して、町独自の内容を盛り込んでいきたいと思っております。
また、原子力災害の発生時における計画ということでございます。
こちら内閣府における原子力安全委員会において現在、地域の防災対策を重点的に充実すべき地域の範囲というようなことで、これまで5キロから10キロ圏内においてこういった計画を策定するようにというような方針がありましたが、その見直しの素案が進められるというところでもございます。町としましても今後、国、県のそういった状況の推移を見守りながら検討していきたいと思います。
問い4番、最後でございます。
総合防災訓練の計画についてでございますが、本年10月末に富ケ丘小学校を会場に防災訓練を予定しております。現在、富ケ丘、鷹乃杜行政区長、また富ケ丘の小学校の防災担当の方と内容についての精査を図っておるところでございます。主に避難所運営訓練、避難訓練等が内容の中心になってくるかと思われますが、今後、話し合いを進めてまいりたいと思います。
以上です。
議長(浅野幹雄君) これより出川議員の質問は一問一答方式により行います。3番出川博一君。
3番(出川博一君) それでは、50周年記念事業に関連したところから質問したいと思います。
私も過去の周年事業についていろいろ可能な範囲で調べたんですけれども、20周年以降、5年ごとに式典は開かれているんですけれども、これに係る費用はどのくらいなのか、質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 手元にその資料がありませんので、後ほど調べてお答えさせていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 過去の周年記念事業を見てみますと、30周年記念の事業が一番内容があるといいますか、数多く事業がされたように思うんですけれども、この辺のところの予算、あるいは支出額についてお尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) こちらも手元にございませんが、30周年につきましては、やはり節目節目といっても、もう30年という節目がありましたので、あわせて町誌の発行とか、そういったところに多くの町の財政を投入できたという背景があったと思います。またこれも後ほどお答えさせていただきます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) それでは、あと支出面というか、事業面についてもお手元にないようなので、後で35周年、40周年、45周年のところについてもお調べいただいて教えていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) やってきた内容は今わかるんですけれども、予算的なもの、実績報告に記載されていると思いますので、そちらのほうで後ほどお答えさせていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 町勢要覧が今回発行されたわけですけれども、この町勢要覧の発行、これはある程度の周年事業との位置づけがどのようになっているのか、ご見解をいただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 今回発行した町勢要覧につきましては、通常の町勢要覧というものは毎年、町の状況とか統計資料をつけて発行するものだと思っております。前回つくったものが、転入者の方が多いというようなこともあってなくなってまいりましたので、今回、来年も控えてましたので、新しくまず町勢要覧を発行したということになります。
本来ですと、町の状況を皆様にお伝えすることが町勢要覧でございますので、本来、毎年何らかの形で発行していくものだと思っております。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 過去の町勢要覧を見ますと、平成16年の時点では「40周年記念」と表示がありまして、巻末に40周年の系譜と。それから22年の改訂版には巻末に「45年の歩み」、今回発行されたやつには巻末に「50年の歩み」というふうにやって、それぞれ密接に位置づけられたというふうに理解しているんですけれども、必ずしもそうではないということでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 先ほど申し上げたとおり、予算という形で上げるものになっておりますので、その年々の予算編成に合わせて次年度のそういう印刷物も決められていきます。前に発行したものはそういった趣旨を設けて発行するものですので、過去の年表的なものは必ず入っていくものだと思います。
今回は間もなく50周年を迎えますので、50年の歩みを簡素にまとめたものになりますが、次回は50周年記念版となれば、当然50年の歩みが中心になりますので、もっと詳しく写真データであったりいろんなものが入って、50年の歩み町勢要覧という形で発行されるんじゃないかと思っております。
議長(浅野幹雄君) この際、2時10分まで休憩をいたします。
午後2時01分 休憩
午後2時10分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
先ほどの質問に対し答弁漏れがありましたので、答弁を許します。企画部長。
企画部長(荒谷敏君) それでは、それぞれの金額のお尋ねでしたので、完全な金額ではないんですが、と申しますのも、いろいろな課で記念事業をやっておりますので、多岐にわたっております。それを集計するのにちょっと時間がなかったので大まかなところだけ申し上げますが、まず30周年は記念式典がメーンでやっておりまして、それにあわせてブロンズ像の除幕、あとはテレビ番組「街道の町」というものを放送しておりまして、一応経費等上がっておりますのが、170万円ほどでございます。
次に、35周年、こちらのほうは式典がメーンで行っておりまして約25万円ほど式典のほうにかかっているようになっております。
次は、40周年、これにつきましては式典と事業といたしましては、新庁舎の落成もございましたので、そういったのとあわせて40年誌の記念誌の発行と30分番組を放送しております。その中で記念誌につきましては全戸に配布いたしまして約400万円、あとは40周年の30分番組が290万円ほどで記念事業ということで行っております。
45周年事業については、こちらは記念式典のみでしたので、これは17万円ほど式典のほうにかかっております。あとは事業としてはNHKの全国番組のエアロビクスをやりましたので、それは無料でやっているところでございます。
あとはそのほか冠事業ということでいろいろな課でやっておりますので、全体集計はちょっと時間的には間に合いませんので、いずれお話しさせていただきたいと思います。
以上です。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) さっき途中で言いましたけれども、今回、5月に発行された町勢要覧の費用額はどのぐらいだったでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 今回は630万円ほどで冊数は1万8,000冊つくってございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) さっきご回答いただいた30周年記念事業の中でトロイメライのブロンズ像を建てたというふうに過去の記録を見るとあるんですけれども、その費用は170万円でおさまっているということなんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) そのトロイメライについては、ちょっと資料がありませんでしたので、別だと思います。恐らく、どの課で設置したのかちょっと今手元にありませんので、しばらく調べないと出てこないと思います。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 30周年記念当時の議事録見ると、記念行事だということで記載されているんですけれども、その辺のご認識はいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 先ほど申し上げたとおり、記念事業で行っております。ただ、いろいろな課が冠事業、そのほか主催事業でやっておりますので、当時の資料を見直さないと全容は、今この場ではお話しできないということでございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) それでは、町誌の編さんについてなんですけれども、30年当時つくられて20年経過しました。人生で言えば、平成5年に生まれた子供は二十歳、成人を迎えるという長い期間なのですけれども、それでもやっぱりおつくりになる考えはないんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 発行の予定はございません。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) ただ、町、時代も大きく変化しておりまして、例えば平成5年の12月の世帯数は8,000世帯、人口が2万8,000人、それに比して、20年たった時点では多分世帯数では倍の1万7,000世帯に、あと人口も5万人を超えるという中で、そういう意味では何らかの記録というか、そういう位置づけとしての編集誌のお考えはないのかをお尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 先ほどのお話等で発行の予定はございませんけれども、企画部長がお話ししているとおり、そちらの要覧のほうで対応できるのかなと思っております。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 今のお話聞いてますと、市制施行が行われる平成28年に考えているんだということのようですけれども、ただ、あと4年先なんですけれども、それでもやっぱり今の時点でおつくりになる考えはないのかどうかお尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 私のほうから質問させていただきたいと思いますが、よろしいですか。(「はい」の声あり)町誌の。
議長(浅野幹雄君) 町長、反問権は私に言ってください。
町長(若生英俊君) 反問お願いします。(「はい、どうぞ」の声あり)
町誌の残部数が4分の3ほど余っているというふうなこのような状況と、新しく発行するということの関係性をどのように理解しておられるのか、その辺についてお願いします。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 私は、今回、50周年記念の町誌をおつくりになられて、それは30年分はある程度、30年以降のやつをコンパクトにまとめてそして発行されて、その購入者、それは購入するのかどうかわかりませんけれども、多分過去の例からすれば購入する形になるんだろうと思いますけれども、その方にその30年新訂富谷町誌を差し上げてはどうかと考えております。いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) ちょっと前段理解できませんでしたので、そしてまた、もう一つお願いします。(「はい、どうぞ」の声あり)
町誌なるもののイメージ、規模、ページ数、その辺はどの程度、どの辺に描かれているんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 私は、基本的にはこの新訂富谷町誌は、そこまでの状況については十分な資料だと思いますので、その後について、ある程度その後の20年を補完するようなイメージで、少なくともこれよりは半分ぐらいの厚さでいいんじゃないかなというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) そうすると、その町誌の意味合い、性格、その辺に違いがあるかもしれませんね。現状、新訂版が4分の3ほど余っていますと。そのようなことの中でそこを一定処理といいますか、区切りをつけずして、恐らくそれを超える内容も含めて、あるかどうかというのは相当吟味しなきゃないですよね。恐らく見込み違いの私は極端に言えば典型だと思いますね。4分の3も、20年たってもこのような状況は見込み違いだったと思います。それはなぜかということになると、旧版と新訂に大きな差がなかったんでないでしょうかね。旧版持っている人は改めて新版を意欲的に求める状況にはなかったゆえにこのようなことになってしまったのでないかなというふうに私なりに思います。
したがいまして、その発行の趣旨といいますか、つくるにしても。私らほうも発行する予定がないというのは、新訂版を超えるその内容を持つ町誌、間もなく町の区切りをつけようとする状況の中で、町誌なるもの、富谷町誌なるものをつくる予定はないというふうなことを申し上げているんです。新たなスタートというようなことであれば、まさに富谷市誌というような形のものの名称でつくることの検討のほうが先でないのかなというふうに思います。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 現時点で発行するのにちゅうちょがあるのは、過去に残っている非常に大きな在庫だということはよくわかりました。
それで、新訂富谷町誌のこれはつくったときのいわゆる成果と反省といいますか、課題といいますか、そういうやつについての記録は残っているのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) その記録についてはございません。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) それはいわゆる民間企業の感覚からすると非常におかしなといいますか、民間の企業であれば、こういう周年行事とか重要なイベントについては必ず記録を残し、こういうところを次回は改善すべきだとか、そういう形で引き継いでいくものだと思うんですけれども、その発想は町サイドにはないということでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 当時は知るよしもないんですけれども、その制作に関してはかなり吟味を重ねてつくって最終的な完成品、成果品ということで出てきたと思います。ただ、記録的なものについてはこちらのほうではちょっとございませんので、そういう発想がなかったということではなかったと思います。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) ということは、新たな発行を考えるときには全く一からやり直しということになるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) もし市誌等制作ということになれば、昔の資料等いろいろ検証しながら作成することにはなろうかと思いますけれども、できる範囲でいろいろなデータ等をそろえながら作成するようになると思います。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) そういういわゆる事務の引き継ぎといいますか、大きな記念行事とか、そういうやつについての引き継ぎというのは、今後ともされない予定でしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 反問をお願いします。
議長(浅野幹雄君) ちょっとお待ちください。何について、今の質問についての反問ですか。(「それもありますし、あともう一つ確認させていただきたい」の声あり)確認ですね。(「確認でいいですか」の声あり)はい。
町長(若生英俊君) 確認をさせていただきます。
恐らく町誌のイメージというか、議員がイメージされているのと我々が、私らは旧版であったり、旧版と呼びますけれども、旧版であったり新訂の今手元にあるそういったもののイメージを描きますけれども、議員の描くのは恐らくひょっとしたら違うのかもしれないなという、今やりとりを聞きながら。新訂の新版を売りさばく、処理するというか、部数を減らしていく、そういうのの秘策のようなものを描くものはおありになりますか。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) それは本当はその後にいろいろ質問したいと思っていたやつなんですけれども、じゃそれを最初にお話しいたします。
じゃ、その件についてはまた触れますので、ちょっとその前に一つだけ。現在の在庫が新訂富谷の在庫が4,415冊ということで、これはちなみに19年から23年度までの5年間でどれだけ販売されたかお知らせいただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 今ざくっと計算して70冊程度だったと思います。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 寄贈冊数は何冊でしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 40冊前後だったと思います。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) ということは、大体100冊ちょっとが販売、あるいは寄贈ということで、この5年間でなくなったといいますか、在庫としてはなくなったということなんですけれども、このうちで役場の厚親会で有料で買っているやつが何冊なんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 新規採用職員、あとこちらに採用職員につきましては、その都度購入しておりまして、約20冊は、30冊近くなっているかと思います。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 私の調査だともう少し多いような気がいたしますけれども、いずれにしても5年間で100冊ちょっとということで、これは費用にこれから4,400冊の在庫をどうするかという大きな問題を抱えるわけですけれども、そこで、物品の無償譲渡に関して富谷町の財務規則第172条で触れられているわけですけれども、その中で、無償譲渡できるやつの(1)として、町の事業に関する施策の普及宣伝を目的とする印刷物。ということは事業に関する施策の普及宣伝を目的とするということですので、今企業誘致に一生懸命力を入れておられますので、そういう意味では平成5年以降の進出企業、あるいは事業者に対して、あるいはこれから開催される各種企業に対する説明会、この間、たしか介護施設関係のやつで業者を何社か一括支払いするというその説明会を開いたようなときに、ぜひ富谷の町の過去について知っていただきたいということで贈呈されてはいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 先ほど企業等というお話ありましたけれども、実績的にも企業等への贈呈はしております。あと、その今お話あった件につきましては、その担当課と相談しながら対応していきたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 私、ちょっと調査したところ、いわゆる平成5年以降に新たに事業所として設けられたところで、あるいは町内会館とか、そういうところには常備されていないというように調査いたしましたけれども、そういう理解でよろしいんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) こちらの手元の台帳を拝見いたしましても、確認しても、やはり新しい町内会のほうには設置されてない、贈呈してないという状況になっております。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) さっきお話しした172条の(2)として、教育、試験、研究、調査等のために必要とする印刷物、これについても無償譲渡は財政課長と協議しなくてもいいということになっておりますので、今、学校で調べ学習とか、いろいろ取り組んでおられますし、公民館においても1冊は常備されておりますけれども、いわゆる貸し出しはしないと。館内閲覧だという制約があるようです。それから町内会館にもぜひ3冊程度で皆さんに富谷町の過去について知ってもらうと。そういう意味では教育、研究の一助となるものと思いますので、そういうところに複数冊の贈与はいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 今、即答できるような体制ではないんですけれども、教育委員会の現状等いろいろ協議しながら、こちらのほうも対応していきたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) さらに、中学校に各学級ごとに複数冊を配備してもよいのではないでしょうか。といいますのは、これから中学生は高校、あるいは大学、また富谷に戻ってくる方もおるかもしれませんけれども、富谷の過去について研究していて友だちとかそういう方たちにお話しする。そういう機会にも役立つのではないかなと思いますので、そういう先にもぜひ無償で落としてはいかがかなと思いますけれども、いいがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 先ほどと同じように、教育委員会等と協議してまいりたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 今言った172条の中で(1)、(2)は無償譲渡できるとあるんですけれども、それ以外については財政課長と協議をして対応することは可能だと読み取れるんですけれども、それでよろしいんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 財政課長はもちろん、あと関係課のそれぞれの課長等も課とも協議して進めることになろうかと思います。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) それでは、例えば町民の集まる場所、病院とか、あるいは美容店とか床屋さんとか、金融機関とか飲食店とか、そういうところへの寄贈はいかがなんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 今、飲食店というようなお話もあったんですけれども、この辺についてちょっとかなり検討に検討を重ねていく必要があろうかなと思います。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 今のままだと、有料で出るのはほとんど町のいわゆる福利厚生の団体で購入されているのが実態のようですし、そういう意味ではぜひここは各課長、財政課長が中心になるんだろうと思うんですけれども、よく協議されて、ぜひそのような形でいわゆる無償譲渡、こちらのほうにかじを切ってはいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) いろいろ議員一つ一つ質問を通してやっておるんですけれども、基本的にはこの4,500冊のものが、大きくさばけるような状況には私はないと思いますね。ですから、まだやっぱりさばく方向性としては不十分だなというふうに私も思いますし、ずっとこの間、この課題取り組んできておるんですけれども、しかし、もう20年前の本ですから、言ってみれば古本なんですね。価値は、価値の程度というか、それはみんなそれぞれですから。ですから今、20年前の本を皆ばらまくのかなんていう声を、どう我々吸収して対応できるかというようなところも我々の側からすればあるんですね。それは旧町政時代だよと言ったって、これはどうにもならないことですから、平成2年から始まってますから。ですから、前町政の2期目の終わりから3期目にかけてというような、歴史的に見るとそういうふうなことです。ですから、そういう意味では6,000冊のイメージは、4,000冊ぐらいは町民の皆さんにご購入いただいて、2,000冊は配布、贈呈やら何やらというイメージで6,000を描いたのではないかなというふうに推測をいたします。
ですから、そういうふうなことでこの20年来の課題、積み残したまま今にあるということなんです。これは私どももですけれども、皆さんも含めて、これは本気になって処理、前に進められないというようなことは共通するんでないでしょうか。ですから、なかなか前回もありましたし、今回も取り上げをいただいているんですけれども、まだすとんというような来るような状況にはないように思います。ぜひお知恵をお願いしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) ここはもう、そういう意味であれば物品の廃棄ということについて、これは財務規則にあるので、その辺のところの援用というか、その辺について踏み込んで検討されてはいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 廃棄については到底私からはそういう判断、決断はできません。2,000万です、4,000万ですよというようなこと、すぐこんなのただで投げるのかというようなことになるわけですから、これは相当慎重に対応しなきゃならない。ですから、20年来の負の遺産のようなものを今受けながら、私ども対応しなきゃないというつらさもまたあるわけですよね。皆さんにもそういう面ではこの件どうなるのというふうなこともあるわけですから、ともども本気になって早くに庁舎のリニューアルというようなことも考えながら、給食センターの跡地、第一センターの利活用なんかも含めながら、今課題としてありますので、まさにそんなに悠長に構えているような状況にはないというふうなことでございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 今ここでいろいろ議論、質疑を通したわけですけれども、これを踏まえて、次に進む道をぜひ執行部に判断してもらいたいと思いますし、ここはやっぱりまず第一に、無償譲渡先の開拓といいますか、その辺のところに切り込んでまずご検討いただきたいというふうに思います。さらに、これは私も当時の議事録をつぶさに見ましたけれども、当時、議会に3回、3年度にわたって提案され、そして最後には補正予算で3,600万でできるんだよというようなことで議会でもそれを承認しております。そういう意味では監視機能を持つ議会として、この事業に関してはその機能が働かなかったのかなというふうに思っておりますけれども、その辺について、この問題の最後に町長の見解を伺いたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それは正しいご認識だと思いますね。ただ、今、そういう私ども過程におるわけですから、私どもの町政執行上のこういったものについては、この場で5年、20年先に責任持てるやりとりをしていかなきゃならないというふうにつながると思います。
もう一つ、陰の声には「ただだって要らないよ」というような声をどう我々受けとめるかという、「重くてね」とかっていう。活字それこそうんと凝る人もですけれども、なくたって生活できるんだよということなんですよね。したがいまして非常に難しいんです。よもや、これを廃棄です。物品扱いですから廃棄処分できました。すべて岩手県の製紙工場へ持っていきましたなんていうような状況にはなりません、もう。そういうふうなことでありますので、非常に頭の痛い課題が20年来引きずってこられたというようなことは十分また再認識したところでございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) じゃ次に、3点についての取りまとめ報告についてなんですけれども、昨年の7月4日に編集委員会が立ち上がったわけですけれども、どのような人員だったでしょうか、お知らせいたたきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。
総合防災対策監(菅原俊司君) 構成メンバーとかということでよろしいんでしょうか。(「人員」の声あり)人員は7名でございます。また、顧問としては町長以下、副町長、教育長、4部長ということでの構成内容でございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 7名の中で、先ほど町長の説明の中で5月から1名の専任体制だという説明を受けましたけれども、それで大丈夫9月末までにできるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。
総合防災対策監(菅原俊司君) そのつもりで取り組んでおります。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) それでは、もう大分煮詰まっていると思うので、どのような編集方針で、ページ数はどのぐらいか、お知らせください。
議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。
総合防災対策監(菅原俊司君) 構成内容につきましては、以前にもお答えさせていただいておりましたが、震災の概要、被害状況、復興に向けての取り組み、検証、まとめ、資料等というような構成になっております。
また、総ページ数については、現段階では確定ページ数ではございませんが、おおむね300ページをめどに取りまとめを進めておったところでございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) それで、その検証の目的、項目、検証の範囲、検証の方法、この辺のところについてもお示しいただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。
総合防災対策監(菅原俊司君) 現在、庁内各管理職の方々へ当時に取り組んでいただいた状況についての状況を取りまとめ、各々で取りまとめていただいておりました。そんな中においては必ず課題というようなところもお示しいただくようにということで、各管理職の方々に照会をしておったところですので、それらをもって総括の上で今後、取りまとめていきたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 今、課題も抽出しているんだということなんですけれども、だとすれば、当然対策も入ったものになるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。
総合防災対策監(菅原俊司君) 当然そうなろうかと思いますが、ただし、即時取り組むべきものというようなことを含めれば、優先順位というものも当然出てくるかと思います。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) これはこの中に対策本部の議事録も収納されることになるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。
総合防災対策監(菅原俊司君) 対策本部の会議におきましては、合計で54回ほど開催しておりましたが、それぞれ記録を毎度毎度記録をとっておりますので、そういったことも内容を網羅してまいります。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) たしかこれの企画の中で当初、町民のアンケートもとるというお話をされていたと思いますけれども、その実施はいかがなんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。
総合防災対策監(菅原俊司君) 町民アンケートにつきましては本年2月に実施しております。対象者は重複する役職の方等もございましたので、厳密には768名ほどの対象者に対しまして、回収率は67.4%という内容で、アンケートのほうは聴取したところでございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 678名ということは、これは富谷町全体を網羅した全地域にわたっての採取数、 数といいますか、各地域ごとに満遍なく網羅されたものなんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。
総合防災対策監(菅原俊司君) はい、こちらアンケートの対象となる方々の対象といたしましては、16歳以上の方で3月11日当時、町民だった方ということを条件に、90歳以上の方及び町職員は除いております。その上で各行政区長、または無作為で抽出した町民の方ということで、これらの人数768名でございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 3.11、去年の3月11日の時点でかなりの方が避難所に集まってきたわけですけれども、どのような方が避難所へおいでになられたか、その辺の分析は終わっているんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。
総合防災対策監(菅原俊司君) 避難所の方々の世帯とか年代別とかという資料、手元にございません。後ほどお知らせしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) その避難所に集まってきた方々も、対象者としては加味されているんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。
総合防災対策監(菅原俊司君) 先ほど申し上げましたとおり、無作為での抽出でございます。中には避難所への避難された方も統計上、入ってございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) そういう意味では、どういう方が避難されて、その方たちがやっぱり困っているんだろうと思いますので、その辺に対するさらなる追加のアンケートは考えておられないんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。
総合防災対策監(菅原俊司君) 今回のアンケートの中で、確かに避難なさった方のみならず、在宅避難者の方も当然いらっしゃいましたので、避難所にいた方のみということではなく、そういったことから無作為で抽出をさせていただいております。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 5月末時点での進捗状況、これは例えば9月末が100%だとすれば、今時点で具体的には何%ぐらいだと考えておられますでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。
総合防災対策監(菅原俊司君) それは記録の進捗状況ということですか、アンケートの。(「取りまとめに関して。いわゆる取りまとめで」「待ってください。9月末に発行するまでの進捗率」の声あり)現在、資料編、または概要等、一部もう既に業者のほうへ入稿しているような段階でございます。また、それ以外につきましても、各管理職の方々からいただいた意見等を現在、専門職員において編集作業に入っているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 9月末が発行時点が100%だとすれば、今時点で何%なのか。目の子というか、大ざっぱで構いませんので、その辺をお知らせいただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。
総合防災対策監(菅原俊司君) ちょっと何%という表現はなかなか難しいかと思います。現在、原稿等をお願いしているものもございますので、
それらがまとまり次第、かなり一気に進捗は進むかと思いますし、現状においてパーセントでお示しすることはちょっと困難かと思います。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 町長は9月末をめどとするということで最終期限を切られたわけですけれども、その期限というのは、いわゆる報告書としてまとまって、どこまで情報を開示するのかわかりませんけれども、その時点を言っているのでしょうか。製本された状況が9月末ということで理解していいのかどうか。
議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。
総合防災対策監(菅原俊司君) その予定でただいま鋭意取り組んでいるところでございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 県の発行したやつを見ますと、県のホームページ上に4月11日に公開されておりますけれども、町の場合はそのような形で町民に対して公表する予定なんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。
総合防災対策監(菅原俊司君) 公表というか、製本につきましては広く今回は町民の方のご意見等も盛り込んでまいりたいと思っておりますので、そういったことも考えれば、広く町民の方々へのお知らせというような形は検討してまいりたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) それはそうすると全戸配布するということなんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。
総合防災対策監(菅原俊司君) こちらの記録につきましては予算上、当初500部ということで予算を計上してございます。当然必要に応じて増刷ということも今後出てくることも想定されます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) ホームページ上にアップするというやつとの費用対効果はどうなんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。
総合防災対策監(菅原俊司君) 今現在、記録に応じての費用対効果というのは、なかなかお示しすることは難しいかと思います。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 町民の関心も高いといいますか、私も住民の方、あるいは町民の方からぜひその対策について、出たら教えてほしいというふうに言われておりますので、ぜひホームページ上での公表を提案したいと思いますが、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。
総合防災対策監(菅原俊司君) 検討してまいります。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) それでは、次に、対策についてなんですけれども、災害用緊急メールの配信の構築はどのようになっているんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。
総合防災対策監(菅原俊司君) 現在、あるメーカーと内容についての精査は進めておるところです。ただ、町が求めているものと、またメーカーでお持ちいただくものとで多少差異がございますので、そういったところでちょっと内容を詰めているところはございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 以前、ツイッターの開設も検討するとお話しされておりましたけれども、この点についてはいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。
総合防災対策監(菅原俊司君) こちらツイッターにつきましては、冒頭で町長のほうから施政方針の中でご説明申し上げたとおり、6月末をめどに開設を予定をしております。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 町民の方から、3.11の後に役場に訪問したときに受付体制ができないないんじゃないかと。いわゆる苦情なり情報が一元化されていないと、こういう指摘がございまして、ぜひ受付台帳等も整備をして、情報一元管理してほしいという意見が出ておりますけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。
総合防災対策監(菅原俊司君) 当初は確かにさまざま町民の方がお見えになりましてご意見等はございました。3月13日をもちまして相談窓口を町民交流ホールのほうに仮設で設けました。それにおいて現在、記録については、詳細なところについては明確なところはございませんが、重立ったところはすべて記録してございますので、そういったものも記録のほうへ反映してまいりたいと思っています。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 対策の中で、職員の配置計画とか役割分担、これらについても決められておりますか。
議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。
総合防災対策監(菅原俊司君) こちらにおきましては「富谷町地域防災計画」におきまして「各課における従事内容」ということでお示ししております。また、なお詳細なものとしてフローというような形で「災害時における初動職員マニュアル」というのを作成し、全職員に周知しておるところでございます。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 過日、総務常任委員会で成田小学校の防災備蓄倉庫を調査しました。その中での意見がいろいろございましたので、ここでお話をして対応についてお聞きしたいと思います。
1つは、ガソリンについて20リッター缶2缶あるんですけれども、1つがからになっていたということで、これについては常時補てんしておくべきでないかということが言われておりますけれども、この点についてはいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。
総合防災対策監(菅原俊司君) 現状、発電機のほうには給油はしてございます。携行缶は緊急時において活用いただけるようにということで、空の携行缶を各施設のほうに配備しているところでございます。また、保管の容量というようなところもございますので、そういったところも勘案した配置とさせていただいております。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) ということは、40リッターの制約があるので、20リッター缶2つとも満タンにしておくことはできないということでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。
総合防災対策監(菅原俊司君) 容量というようなところで今まではそういったことだからということで対応しておりました。今後はある程度携行缶への燃料の注入ということも場合によっては必要かなとは考えております。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 成田の備蓄倉庫に備蓄品の一覧表は倉庫に張りつけてありましたが、これは対象の町内会に配布すべきでないかという意見が出ておりましたけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。
総合防災対策監(菅原俊司君) 一覧表につきましては各施設のほうに配布しているのと同時に、あとは各行政区長のほうにお配りするようにはしておりました。まだ配布となってないところがあれば、即時対応したいと思います。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 倉庫のかぎについても、該当するすべての行政区長が保持すべきでないかという意見もありましたけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。
総合防災対策監(菅原俊司君) これらにつきましても同様に、各施設、最寄りの近隣の行政区長のほうにはかぎは貸与させていただいておろうかと思います。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) さらに必要な備品として、大きな鍋、それからあと折り畳みのリヤカーの配備が必要でないかという意見がありますけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。
総合防災対策監(菅原俊司君) 本年、過日、行政区長のほうにもお示しさせていただきましたが、各町内会においても自主防災組織等に関する防災活動に運用いただこうというようなことで補助要綱についてご説明申し上げたところでございます。各地域においては必要なものがそれぞれさまざまかと思いますので、こういったものも活用いただきながら整備を図っていただけるように、なお一層ご説明等させていただければと思います。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) ということは、今言ったやつについては備蓄倉庫でなくて、各町内会で対応すべきだというふうにお考えでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。
総合防災対策監(菅原俊司君) 備蓄倉庫に装備しておりますものは、あくまでも最低限のものと考えております。やはり地域によって必要なものはさまざまかと思いますので、それらはこういった補助要綱とかを活用いただきながら整備を各町内会において図っていただければと考えております。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) その補助要綱なんですけれども、たしか先ほどの説明では利用先がまだ2団体しかないというお話をされておりましたけれども、この原因は何なんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。
総合防災対策監(菅原俊司君) まず、こちら申請におきましては9月末日までというような期限の設定とさせていただいております。実際に申請に提出をいただいているのは2団体のみということでございますが、既にお問い合わせいただいている団体も相当数ございます。ですので、まだ提出期限まであるというようなこともあろうかと思います。
議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。
3番(出川博一君) 防災訓練についてなんですけれども、これは10月末に富ケ丘小学校でやるということなんですけれども。
議長(浅野幹雄君) これにて質問を終結いたします。
この際、午後3時10分まで休憩をいたします。
午後2時57分 休憩
午後3時10分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
18番渡邊俊一君。
18番(渡邊俊一君) 通告に従いまして、私からは2件8要旨について質問いたします。
まず、第1件目として町内公園整備について伺います。
平成22年3月の時点において、本町には街区公園を初め、近隣公園など77カ所で62.7ヘクタールを有し、町民1人当たりにおいても13.58平方メートルの整備がされており、人口1人当たりの面積においても県内上位を占めております。潤いのある緑豊かなまちづくりに大いに貢献されていると思われます。町長も、町民ニーズを踏まえながら自然環境や歴史文化などを生かした公園整備と維持管理を進めると言われております。
他町村に誇れる成田せせらぎ公園、自然環境の整った大亀山森林公園、歴史文化などを生かした新町や富ケ岡公園を中心に面的、線的に整備を進めております。野鳥の森公園などは、いずれもすばらしい公園であります。
一方、少子高齢化社会に対応する公園整備もこれからは必要不可欠であり、近隣公園の整備が強く求められるものと考えます。よって、我が町の公園整備について、次の4問にして質問をいたします。
一つ、少子高齢化に対応する上で、近隣公園の整備充実が求められるわけでありますが、特にひより台二丁目公園全体の整備を今後どのように進める考えか伺います。
一つ、富ケ岡公園を中心とした野鳥の森公園などへの利用しやすい環境整備として、駐車場を完備した町南裏毘沙門堂への道路整備について町長の考えを伺います。
一つ、大亀山森林公園の年間利用者数と、今後の整備をどこまで行うのか、また、今日まで整備費を全体でどのくらい投下されたか伺います。
一つ、幼児が安全に遊べるすべり台等の遊具の改善に取り組む必要があると思われますが、町長の見解を求めます。
次に、2件目として、防災対策について伺います。
昨年、3.11東日本大震災に見舞われた皆様方に改めてお見舞いを申し上げます。
1年3カ月経過しようとしている今日においても、いまだその爪あとが残り、また、いまだに余震が続き、不安を感じざるを得ません。そのような中、5月3日に宮城県内を襲った豪雨による吉田川の増水で、大和町では521世帯、2,058人に避難指示が出されるなど、県内各地に土砂災害や冠水による道路の通行どめなどの被害があり、我が町においても大小の被害に見舞われたところでもあります。私も町内を巡回させていただき、西川、竹林川の増水に驚かされた一人でもありました。
西川の下流、今泉地区、一二三ノ関地区の水田地帯が冠水し、農家の方々が大変心配されましたが、田植え直前の災害で大きな被害にならなかったのが幸いでありました。
そのような中で、通行どめの住宅の孤立、道路の危険箇所などについて、町当局の取り組みについて次の3問にて伺います。
一つ、三ノ関会館前の道路冠水対策について伺います。
一つ、威徳寺前の町道冠水対策と住宅の孤立対策をどのように考えるか伺います。
一つ、三ノ関三枚橋近くの水田排水溝の改善が必要と思われますが、その対策について伺います。
一つ、二ノ関木下園と向かいの公園の間を流れる小川のところのガードレールなどの設置による落下防止の必要があると思われますが、当局の考えを求めます。
以上であります。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
公園整備ということでありまして、ひより台二丁目界隈ということとなります。
ひより台二丁目には街区公園2カ所ということとなります。あわせて、近くには新町公園がと、こうなります。SEIYUに隣接する立派なヒノキのある場所については公園の取り扱いではなく、ひより台二丁目南緑地という位置づけであります。歴史的な経緯があって、ひより台を開発する折に、酒屋さんで植えたと思われるそのヒノキがとてもよいというふうな県の当時の森林保全課長の強いお勧めで、伐採ならぬという、しないほうがよいという、よいものだから残そうという話を受けて現状に至るということでございました。しかしながら、これも就任後、うっそうたる推移で危険であるということを受けて、一定の樹木伐採をしたところでございます。二丁目南緑地について8,500平米、平場については750しかありません。その他ヒノキが植わっている山であるということでございますので、現状、この二丁目の南緑地について申し上げれば、現状で適度な間伐をしながらということに相なろうかと思います。
毘沙門堂の道路整備については、これは前にも取り上げをいただいて、平成22年度で現地測量を終えております。したがいまして、これも間に震災が入ったことでありますので、そのことを受けて、さらにまた前に進めるべく努力してまいります。それぞれ南裏の町道、大事な新町通りの迂回路という形の状況になってますので、あそこから左右に122メートルということでそれぞれ図面等もこうして準備しておりますので、折を見てまた整備に努めてまいることといたします。
大亀山については、平成23年度は1万6,806人ということです。これより大事な公園の一つでありますので整備に努めてきたところではありますけれども、去年の震災の大きな被害にも遭いました。その震災前の整備費レベルで言うと10億4,000万ほど、10億円を超えるほどのキャンプ場、展望台、ちびっこゲレンデ、管理棟の施設整備費ということで10億4,000万円ほどになります。平成7年度オープンですので既に17年を経過し、次々とまた一方では老朽化というふうなことに対応しながら、さらなる安全な環境確保のために努めてまいるということといたします。
4番目の遊具改善等については、それぞれ重大な関心を持ちながら、折々に定期検査やら、あるいは住民の皆さんのお声やらということで注視をして、危険が及ばないような対応をしているところでございます。現実は35年を経過しているものもあって経年劣化交換を必要とするというようなところも目につき始めましたので、安全第一を目途に改善に取り組んでまいります。
三ノ関と今回の3日、4日の大雨でというようなこととなります。大枠はやっぱり竹林川の未改修地あたりが大きく根底にあるのではないかなというふうに思います。これは北上川の河川工事事務所、石巻に所在する所長さんも折々においでいただいたりする中でも、この件については大変気にとめていただいて、このような改修おくれゆえに大雨のたびにご心配、ご迷惑をおかけしてますというような声はたびたびお聞きするところでございます。
NHKのdボタン、データ放送の中に竹林、冒頭申し上げましたけれども、通常ですと毎日表示されています。0.3とか0.何ぼとかというようなものが2.56メートルというようなことで、その増高、ふえぐあいが見える。あと危険ぐあいがわかるということで、はんらんの状態なのか。避難判断水位、竹林川について言えば、避難判断水位は2.2メートルに設定してあります。はんらん危険水位は2.8メートルに設定してあります。したがいまして、今回の2.56メートルというのは、はんらん危険水位のちょっと手前ということで、やはり1時間雨量の多さからしても大変な状況の手前であったというふうなところでございます。それぞれ下流部の堰のとめぐあい、開きぐあいというふうなところも言われますし、なかなか大枠のところ竹林川の未改修、要するに流路が狭い、蛇行する、そういったところの未整備ゆえに、あるいは堤防のかさ上げが十分でないということも含めて、改善がまだまだ必要だということでありますので、その辺のところについて留意をしながら、町でできる、そしてまた河川事務所への改善要望もどのタイミングで何をというようなところを、また詰めてまいりたいと思います。
大枠はそのようでございますので、その他の個別のものについては、それぞれ都市整備なり、あるいは産振のほうから答弁させることといたします。 以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) それでは、私のほうからは4番目の二ノ関の木下園の向かいの小川での安全対策というようなことで、我々、旧県道の払い下げ路線ということで名称は二ノ関5号線という名称でございます。これの中間地点、ちょうど構造物、ブロック積みなんですが、これがある区間17メートルほど、ちょうどそこの部分が水路が広くなっておりまして、町道がちょっと狭くなった錯覚を、大雨時には覚えることございます。ここにガードレール設置したいというふうに考えてございます。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 次に、産業振興課長。
産業振興課長(浅野康則君) よろしくお願いします。私のほうからは三ノ関三枚橋近くの水田、排水溝の改善というところで申し上げます。
当該水路については土地改良区域内ということもありまして、土地改良区域内の関係と、それから関係各位と幾度か協議した経緯があります。原因として考えられるのが排水を還元するために1カ所に集水していること、それから先ほど町長が述べたように、竹林川の水位が上昇し、手前で停滞すること等が考えられます。
その対策につきましては、一時的な根本的な解決が長引くようであれば仮設的な工事、例えば排水路の断面積を広げるとか、そういうもので貯水能力を高めたりの工事を含めまして、土地改良の補助を使えるかどうか等々も含めまして検討してまいりたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。
18番(渡邊俊一君) 町長の答弁、ちょっと具体に欠けている答弁かなと聞かせていただきました。町長も現場主義ということで現地を完全に視察した上で答弁なされているということは認識しているわけでありますけれども。
まず、公園整備のこのひより台二丁目公園、そしてその隣、名称ちょっとわからなかったものでしたから明記しなかったわけでありますけれども、ひより台二丁目南緑地というんですか。この部分、だれしもがあの辺が一体的な感覚を持っているわけであります。その分について、完全なる下刈りをするとか、やはり住宅地の真ん中ですから、もう少し整備に力を入れて、そして保全をしていくのであれば保全していくという方向性をやっぱり見出すべきだろうと私は思いますが、じかに町長の目で見ているわけでありますから、その辺についての見解を改めて求めさせていただきたいと思います。
それから、富ケ岡公園を中心とした野鳥の森公園、遊歩道、これについては町長就任以来、大分力を入れていただき、かなり立派な整備をしていただいております。私も何度かそちらに足を向けるわけでありますけれども、ここ最近、特に散歩する方々が多く見られる場所でもあります。あの地域について、やはりもう測量は終わっているわけでありますから、ぜひ早急にその整備を取り組む必要性があると思いますので、確かに今回の大震災の問題がありましたから多少はそういった意味で延びるということは私も理解しておりますけれども、おおよその年次計画について改めて町長の見解を求めさせていただきたい、こんなふうに思います。
それから、具体に今後どういうふうな整備をしていくかという内容が明記されなかった大亀山森林公園でありますけれども、先ほど来、前任者がパークゴルフ場とかそういうふうな質問をしておられます。大局から見まして、やはりぜひいろいろな公園整備のあり方が必要かと思っております。いつまでも金をかければいいという問題でもありません。そして、近隣には県の森林公園もあります。それに匹敵する以上のものが富谷の大亀山森林公園に投下するということであればまた違いますけれども、そんなに離れていないところに県のそういう施設があるわけでありますから、それをうまく利用できるような方法で我が町独自の森林公園、そして余り投下をしない中での住民がそこで遊べるような森林公園をぜひ求めていかなくてはならないではないかと私は思っておりますけれども、その点についても町長の見解を改めて求めさせていただきたいと思います。
それから、近隣公園の中で幼児が安全に遊べる遊具等について、ずっと見させていただきますと、かなり使用できないような状況の遊具がたくさんあります。そして、中には、使用できても子供が安全に利用できる、そういったすべり台も余りありません。これは従来、規格の中でやってきたわけでありましょうけれども、滑らないすべり台というんですか、長さはあるんです。でも子供が上から滑っていっても滑らないんですよ、途中でとまるんです。ですから、そういうようなすべり台を設置しているのでなくて、やはり近場ではぜひ町長にも見ていただきたいと思いますけれども、利府の加瀬沼公園とか、あと大和町にあります黒川病院のちょうど北側にあるんですけれども、車堰公園というのがあります。それはやっぱり近隣公園、もしくは県の公園ですから、それに匹敵するものをつくれというわけではありませんけれども、一応そういうようなものを参考にして、やはり我が町の近隣公園整備をほどなく進めていく必要性があるのではないか思い質問したわけでありますから、この辺についても改めて町長の見解を求めさせていただきたいと思います。
それから、確かに竹林川の改修がまだ不備だと。しかしながら、果たして、町長は竹林川の改修が本来いつまで期限で終わるかということは町長も私たちも恐らくわからないと思うんです。ただ、災害がいつやってくるかわからないというところから私は質問させていただいております。
そこで、改めてあの三ノ関会館の前の道路の冠水対策についてでありますけれども、あれはちょうど三ノ関会館の道路がずっと、前にもどなたか質問しておりますけれども、ずっと下がっているんですね。あれを道路かさ上げするだけでも十分に対策が講じられるんではないかと私は思います。特にあの三ノ関会館に災害のときに避難ができないというのは、ああいった冠水する場所があって逆に孤立してしまう。ですから、太子堂会館に避難せざるを得ないというような状況になっております。確かにあの道路をかさ上げしても、果たしてそういった災害のときに三ノ関会館でいいのかどうかという問題はまた別にして、一応はそこにも集会所として機能している場所でありますから、間違いなくそこにコミュニティーの場所ですから人が集まっていて、急に大雨が降ってきた、もう孤立してそこから帰れないというような状況だけはやっぱり避けなきゃないだろうと、こんなふうに思いますので、その辺についての対策も改めて町長の見解を求めさせていただきます。
それから、威徳寺前の町道の冠水対策、そして常に富谷の中で2カ所ですかね、やっぱり一番危険性が高いところは。その最たるものがあそこの威徳寺の前の部分であります。もう一つは鶴巻だと思います。ですから、ただ、なかなか鶴巻のほうはもう少し雨降ったらちょっと大変だなと思うんですけれども、急に水が引いていくというような状況ですけれども、あの威徳寺の前については今まで何度かそういうような状況にあったものでありますし、今回、特に堀の対岸のほうは何か大和町で整備しました。それでなおさら威徳寺のほうにその水がぶつかってきて、そしてその堀が削られてしまうというか、ぜひその辺も考えながら、あの部分に富谷町の町道のほうにもう少しかさ上げをしていくなり、側溝のかさ上げをしていくなり何なりして、当座対策を講じる必要があるのではないかと私は思いますので、その点についても町長の見解を求めさせていただきたいと思います。
あと、先ほど三ノ関の三枚橋近くの水田、排水溝の答弁がありました。しかし、あそこについては大堀のほうがどんどん流れていって、そして水がのみ込めない。またちょうどあの部分に田子沢線のほうからどんどんどんどん水が入ってくるんですね。そしてあそこで合流してしまうものですから、どうにもならない部分が当然あるわけでありますよ。そして、その部分だけがちょうど田んぼが低くなっているんです。ですから、あの田んぼの低くなった部分をもう少し改良する方法のほうが早道でないかと。もしあの田んぼを改良することによって、それでもなおかつ上がる場合は、二ノ関、それから三ノ関、絶対に上がるわけでありますから、その全体に上がったときにはどうしようもないと、これは。ですから、全体に上がるような部分の前にあの部分だけが上がるようなところをもう少し整備しなさいということで私は提案をさせてもらい、質問したわけでありますけれども、その点について改めて質問をさせていただきます。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 前段の公園につきましては、先ほどの南緑地についてでよろしいんですよね。南緑地のいわゆる占有の隣の分ということでね。
こちらについては、先ほど申し上げましたように平場が750でというようなことで、それを山の部分も一体としてどのように活用するのかと。地元の皆さんが一番活用度が高いわけですので、一定手を入れてから数年たってますので、今のご質問を受けて再度見直していきたいというふうに思います。
2つ目の大亀山についてということになりますけれども、これも本当に現状維持がこの間、精いっぱいかなと思いながら対応してきた経緯があります。本当に138メートルなるもの、恐らくランドマーク的な意味合いを持たせようと思った経緯はあるんだろうと思いますけれども、皆さんとて何回遠くまでこの屋上まで最上階まで登られましたかね。私も数回というふうな感じでございます。なかなか何度となくというふうにならないところが一つの公園の持つ弱点ではないのかなというふうに思います。隣接する利府の森林公園というようなこととのあの近さ、町有林というようなことが恐らくベースにあったんだろうと思いますけれども、今となって見れば、この先どの程度の整備と、そしてまた集客をというようなことにつなげられるのか。大山線の改修なんていうのも大きなテーマですので、あの辺等を視野に入れながら、もう少し、さらにまた沼田線との、これは従前から言っておりますけれども、沼田線へ抜ける方策等も含めながら、やや開放的なこの施設というあたりに、さらにまた意を用いていきたいと、そんなふうな思いです。
遊具については、ここの場で使用できない、すべり台が滑らないすべり台がありますって、この公の場でおっしゃっていただくのに非常に私もショックでございます。本当になぜなんだろうかなと思いますよね。ですから、本当にこの議会終わって、また作業着に着がえて見たいとは思うんですけれども、本当にそれはそれぞれの持ち場で分担しているわけですから、なぜそういったものの指摘をこの場で受けるのかなというようなところで大変残念、ざんきな思いでございます。
東向陽台三丁目公園見ていただけますように、それぞれ本当に10年、20年視野に入れながら、どうもやったら皆さんに広く従前の使い方と違う使い方になるのかというようなことを相当念入りにやっているんですけれども、いかんせん、77カ所の、あるいは遊具のある部分について一つ一つというところまでは残念なことに、おんみずからね、今度、副町長にも一緒に分担してよき改善の方向に向けていきたいと思います。大変残念です。
もう一つ、竹林川のほうもそうです。三ノ関会館、富谷町であの程度の雨で毎度毎度町道を閉鎖してやるというふうなことは、いつまで続くのかなと私も思います。私も土木専門家であればもう少しと思いますけれども、やっぱりそれは見た目そうなるんであれば早急に改善しなきゃないんですね。ですから、かさ上げするなりアーチ型にするなりなんなり、これはずっと私は折々に庁内では言っておるんですけれども、残念なことに形にならないということでございますので、先ほどのすべり台同様、ぜひこの場で再度出たところでありますので、改善すべきところ、現状が通行どめです。現状が雨降るたびにこうなりますという、そこに何が原因なのかというふうなことは専門の立場で究明をして、そして知恵をかりるなら知恵をかりて、それは町民の皆さんの心配・不安、そしてまた快適に暮らすというようなことにこたえる我々責務があるわけでありますので、これまた最優先に取り組まなきゃない、そんなふうな思いでございます。覚悟決めて取り組むことといたします。
議長(浅野幹雄君) 富ケ岡公園の再質問ありましたけれども、これは。いいですか。
18番渡邊俊一君。
18番(渡邊俊一君) 町長もかっかして、現場主義ですから、何でこんなところ指摘されるんだというようなところ、よく私も理解しました、今。先ほどは私が質問した中身で一つだけちょっと落ちてましたので、改めて3回の質問権ありますので、その中でやらせていただきたいと思います。
例の毘沙門堂、それから前にも私、一般質問したことあるんですけれども、災害のときに町上で消防ポンプが支給された。それでその防火用水、あの毘沙門堂のところからずっと下にさがったところに防火用水あるんですけれども、そこに道路がないために地元の消防車が入れないと。過去に町中でちょうど火災があったときに、急遽あそこから吸い上げたりなんだりしたんですけれども、そこに行くだけの道路幅がないという状況だったものでありますから、それも恐らく測量はたしか終わっているはずであります。測量終わった後のその年次計画、先ほど私申し上げましたとおり、3.11の大災害に見舞われたということで本来の年次計画よりもずれたのではないかと思われますけれども、なおかつ、この今復興に取り組んでいる最中でありますけれども、その先を見据えた年次計画はどのようになっているのかを、改めて町長にお伺いをいたしたいと思います。
それから、副町長と手分けしながら近隣公園等を調査・視察したいというような町長の意向であります。ぜひ、先ほど私申し上げましたとおり、地元の公園だけでなくて、やはり近隣の人の集まっている、ちょうど子育ての真っ最中のお母さんたちに、そして幼児がそこに常に集まっている場所などもぜひ見学をしていただきたい。それが第一にお話ししているのは、利府の加瀬沼公園であり、そして大和町の黒川病院の裏側にある車堰公園。規模は全く違うんでありますけれども、あくまでもその遊具等をぜひ視察しながら、どのような形にしていったらいいか、そういうものを参考にしていただければなあということで一つのテーマを設けさせていただいたわけであります。
大亀山森林公園に投下した金が10億4,000万円、私も議会議員なる前に、あの富谷タワーについては1億円の創生論でつくるということで、私は反対した一人であります。果たして、あの富谷タワーを見えない場所にあるわけでありますから、やっぱり国道4号なり、あと近隣の団地から十二分に確認してそこに行きたいというような場所、そして、あれも富谷のシンボルだというような立場の場所にあるんでしたら私はそれで理解するわけでありますけれども、ほとんど見えない。富谷町一円の中から見ようと思っても、なかなか見えるところもあるかもしれないけれども、見えない部分がほとんどでないかなと。そういったところの部分に今までどおりのやはり公園整備を投下していっていいのかどうかというような疑問を私は持っております。それよりも近隣の公園をもっともっと充実・整備し、そして今の大亀山森林のあり方もこれから改めて、その整備をするなという言い方をしているわけでは決してありませんよ、町長。改めて何かの形であの整備を進めていく必要性があるのではないかと思って再度質問させていただきます。
今、2つ、間違いなく2つ、3つだ、お願いします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 個別の答弁になるかどうかあれですけれども、やっぱりいいものは学ぶということですよね、いいものは学ぶ。しかし、同じものを見ても、結果、気づく、リアクションが違うというのは非常に不思議に思います。ですので、本来は町長が行く話ではないんだと思うんですよね。しかし、行ってよくなるなら私は行きます。ですから、今のような指摘ならば、この場でのご指摘ですから、先ほど言ったのに二言はありませんけれども、本当にそういった面で町民の目線でというのはそういうことを私は申し上げているんです。町民の目線で、そしてまた現場に行って、見て、考える。行ったってもう何も見るものが違うんです、現実は、私、五、六年やってみてても。ですから、結果、途中がどうなのかな。そしてまた最終版どうなのかな。取りこぼしないのかな。そんなふうなことを思って結果、数回足を運ぶというふうなことです。足らざるものをやはり折々にまた見つけて、気づいて、結果、そういうところも織り込んでよかったね。みんなに喜んでいただくことが唯一ですからね。東向陽台三丁目の公園も子供たちが嬉々として遊んでいます。もうできるのが楽しみでというのが小学生低学年、きのう夕方行きましたけれども、暑い最中、そして水をひねって一生懸命水飲んでいる五、六人の子供たちの囲いがありましたけれども、そういうことです。ですから、今、私が申し上げているこちらの執行部のそれぞれに持ち場があるわけですから、私は私の立場とやれることは精いっぱいやりますけれども、それぞれの場で、もう一回言いますけれども、滑れない、もしですよ、本当に滑れないすべり台があるとすれば放置してはだめなんですよね。当たり前の話なんです。この辺のところは十分に心いたしたいと思います。
あと、大亀山については、やはり先ほどの町誌と同じように、その延長上にあるのか。それ一たんそこで終結、総括をして別な切り口を考えていくのかというあたりを、いつの時点かでは判断・決断をする場面が必要だということなんですよね。えてして、やはり延長上にあるのが楽です、はっきり言いまして。ですから、そういうことだけのことでいいのかどうかという問題意識は私は当初、就任当時から持ってますから。そういう意味では十分その他のパークゴルフ場云々の話題も出た中で、どのように位置づけ、軽重、重い軽いをつけながら物を前に進めるかというあたりは、まさに限られた財源の中で有効に、そしてまた結果として町民の皆さんに喜んでいただける、ことし、来年度と言わず、ことしやれるものは間に入れ込みながら次につないでいきましょうというふうなそういった発想も持ち合わせて運営をしてまいりたいと、そんなふうな思いでございます。(「富ケ岡公園の年次計画についての答弁がないですね」の声あり)
富ケ岡については、当初から面的整備というふうなことを申し上げております。単にあの通り、新町通りの通りというふうなのみならず、大変な大きな資源です、あそこは。私は大亀山公園以上に資源が豊富であるということは当初から、町長になる前から思っていますから。そういう意味でお祭りを開催する。そしてまた面的な整備をする。野鳥の森です。富ケ岡公園です。こんな形でさらなる広がりを持つのではないかというふうなことで小出しに出しながら皆さんのご理解を得て、そしてまた、そこへの公費投入にもまた皆さんにご賛同いただきながら前に進めると。結果として5年、10年の中で、やはりあのときに着手してよかったねと、こんなふうなことをやはりしなければ、いつまでたったって今のままだと、こうなります。ですから、そういう意味では緩やかではありますけれども、当初から面的な整備ということで折々に進めてきた経緯はあります。したがいまして、ここの場については震災が一つ入りましたので一たん図面どまりになっています。必ずや描く姿に前に進めるべく努力をいたします。
議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。
9番(森栄君) 皆さん、森 栄でございます。よろしくお願いします。
私は、一般質問の通告に従い、富谷町水道事業について一問一答により質問いたします。
水道は、快適な住民生活や経済活動を営む上で欠くことのできない重要なインフラ施設であり、安全で安心できる水の継続的な供給を確保するため、現状に満足することなく、水道事業の信頼を継続し、将来とも、よい水道サービス水準の提供を反復継続的に目指していくことが求められております。
また、水道事業について、水道法第2条第1項では、「国及び地方公共団体は、水が国民の日常生活に直結し、その健康を守るために欠くことのできないものであり、かつ、水が貴重な資源であることにかんがみ、水源及び水道施設並びにこれらの周辺の清潔維持並びに水の適正かつ合理的な施策を講じなければならない」と明記されております。
さらに、水道法第2条の2第1項では、「地方公共団体は、当該地域の自然的、社会的諸条件に応じて、水道の計画的整備に関する施策を策定し及びこれを実施するとともに、水道事業及び水道水供給事業を経営するに当たっては、その適正かつ能率的な運営に努めなければならない」という重大な責務を負っております。
富谷町の水道事業は、昭和31年に、町下地区の組合水道が始まりですが、水道施設を完備して、環境衛生・公衆衛生の向上発展を図るために、昭和45年に宮城県から簡易水道事業の認可を受け、工事に着手して、昭和46年12月に簡易水道による給水が開始され、昭和51年には、企画課から独立して水道課が新設されました。
その後、簡易水道の水源枯渇と民間企業の宅地開発に伴う水需要の増加に対応するために、東向陽台地区を除く町内全域に水道を供給するために、昭和51年には「地方公営企業法」の適用を受ける上水道創設事業の認可を宮城県から受け、昭和57年には、漆沢ダムを水源とする県営大崎広域水道用水供給事業から1日最大給水量7,000トンを受水して、東向陽台地区を除く町内全域の給水区域に上水道が供給されました。
この間、民営の簡易水道事業や町営の簡易水道事業が廃止され、上下水道事業に統合されました。
さらに、昭和60年12月には、民間企業の宅地開発に伴う水需要の増加や下水道事業の普及による水洗化による水需要の急増と長期的な水源の安定確保のために、宮城県から上水道第1次拡張事業の認可を受け、七ヶ宿ダムを水源とする宮城県仙南・仙塩広域水道用水供給事業から1日最大給水量1万1,500トンの供給を受けることになりました。
平成元年には、受水施設として、名称「シンフォニータワー」とする富谷配水池が完成して、時代の変遷とともに水道事業が展開され、現在に至っております。
富谷町は、今のところ仙台市のベッドタウンとして、宅地開発に伴い、世帯及び人口とも増加傾向にありますが、将来的には本格的な人口減少社会を迎え、水道需要の減少傾向、節水意識の向上や節水型の家庭器具類の普及などの社会情勢の変化に加え、地震などの災害など、水道事業を取り巻く環境は大きく変化しており、改めて富谷町の水道事業の状況について、その内容をただします。
1、減価償却期間を経過した水道施設の状況と具体的な対応及び今後の水道施設の新設・更新計画について。
2、鉛製給水管の延べ総延長と対象地区の需要戸数及び鉛製給水管解消計画と今後の取り組みについて。
3、昭和53年の宮城県沖地震の教訓と平成23年の東日本大震災の災害時の応援協定及び事後対策の充実強化について。
4、災害時の宮城県工業用水の一般家庭向けの使用転換と町水道施設の耐震化計画について。
5、水道事業における放射能対策と災害時の県や各市町村との危機管理体制と連携について。
6、宮城県との契約受水量の見直しと有収率の向上・改善及び水道料金・納付方法について。
7、公的資金補償金免除繰り上げ償還に係る水道事業経営健全化計画について。
8、厚生労働省の「水道ビジョン」及び宮城県企業局の「宮城県企業局長期水道ビジョン」と「富谷町水道事業中期経営計画」との整合性について。
以上、8項目について1回目の質問をいたします。よろしくお願いします。
議長(浅野幹雄君) この際、4時10分まで休憩をいたします。
午後3時57分 休憩
午後4時10分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
森議員の質問に対し答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
水道事業にということで、それなりの個別の細かい内容でございますので、後ほど担当課長から大半は答弁させることにいたします。
その中で今回の東日本大震災の災害時での応援協定等のご質問がありますが、日本水道協会宮城県支部を通して名古屋から来ますとか、富山県から来ますとかというようなことも今回ありまして、大変助けていただいたところです。それに加えて、セントラル自動車経由で、トヨタ自動車、名古屋から20トン車の給水車を富谷町に出していただいて、当初は本当に3日、あるいは最大でも1週間だよというふうなことの中で、最後まで成田地区に公民館近くの空き地に常駐できたというようなことは大きな、大変な中でも一つの救いだったのではないかなと思います。20トンの水の中で最大でも、どんなくみ方しても15トンぐらいの出ぐあいであったというふうなことでありました。また、運動公園に戻ってきて排水をして、次の日に備えて新しい水20トンを詰めて翌日に備えていただくというふうなことで対応いただいたことも、またお話しを申し上げたいと思います。
もう一つは、5番目の放射能対策についてというふうなことであります。これも大事なテーマでありますので、これも私から申し上げます。
水道事業における放射能対策については、水道水を供給する宮城県企業局が、おおむね1週間ごとに水道水そして原水の放射性物質濃度測定検査を実施して、結果を公表しております。富谷町においては浄水された水を買っているということですね。その中にいろいろ水道管の問題やら、あるいは耐久性の問題やら有水、いわゆる無駄な水、漏水している水はないのかと。これは一定量避けがたいものがあるとかと、有収率をなるべく一定キープする、それを下回らない、あるいはそれを超える、そういったところにも注視をしながら、大きくは大清水・上桜木地区に2つのタンク6,000トン、8,000トン。そしてまた、中身で上部と下部ということで2つ見えますけれども、実質は4タンクあると。そしてまた二ノ関に2,000トンタンクがあると。この3つのタンクで富谷町1万4,000立米、1万4,000トンほどの、大体使い切るほどの量を3つのタンクで賄うと、こんなふうな概略もまた震災を通して確認をしたところでございます。ほかにも上下水道課長とあわせて、上水の担当課長と事業管理監ということで長年、水道その道でまさに藍綬褒章、陰の力というような、藍綬褒章、紫綬褒章クラスの日の目を見ないところでというふうな感じの本当にこの道一筋で30年取り組んできたと。本当に経験、機械を見るのも見方というか、つぼを心得ている人だなというようなことを震災を通して目の当たりにいたしました。すべては今、庁舎1階の一角での機械操作の中ですべてがわかるというか、水の減りぐあい、その異常ぐあい、水質の状況、そして、そこにこの消毒薬がどうだとかということも含めて、手にとるようにつぼを押さえているというようなことを黒川を事業管理監というふうなことで配置をして、より安全で、そしてまた心配のない水の給水に努めたというふうなことも、このようにお話しを申し上げます。
水については、今、供給する宮城県企業局では、放射性セシウムが粘土に固着することが東北大学などの研究で実証されていると。したがいまして、台風等、増水した折にはそれが河川に流れ出ますので、河川の濁度、濁りぐあいが急に上昇するような場合には浄水過程において薬品、ポリ塩化アルミニウムという薬品を注入、その量をふやして粘土質土壌の固着・沈殿を促進させ、徹底した濁度管理を行うというようなことも考えながら進めているようでございます。70キロほど白石から延々と運び込まれた水、もとでよければ、あと水道管通ってくるんですから基本的には安心ですと。しかし、プールに入った水、空中線量との関係で心配だわねというような皆さんの声はまだ途切れてないわけですので、これの水質検査も去年同様、恐らくこの先も大丈夫だよというようなことながら、継続した対応をすることになるのではないかと、そんなふうな思いでこの夏を迎えようとしてございます。詳しくは後ほど担当課からお願いを申し上げます。
議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) まず、質問の1番目でございます。減価償却期間を経過した水道施設の状況でございますが、平成23年度末、上水道事業53年の創設でございますが、それ以降で期間を経過している施設はございません。
あとは、経過施設の今後の対応でございますが、まず施設の長寿命化が前提でございます。そして、補修・改修などにより劣化状況を見ながら進めてまいるという考え方でございます。
あと、鉛製給水管でございますが、総延長、残存するのが7,104.1メートル、町内15行政区で給水いたしまして1,954件でございます。解消については、道路や宅内の工事等、そういったものを通じて順次進めてまいるという計画でございます。
宮城県沖地震の教訓。創設が53年、これと大体合うわけでございますが、一応教訓と思われるものを申し上げますと、耐震管の採用がございます。具体的には管種の変更ですね、硬質塩化ビニール管からダクタイル管に変更したことなどですね。それから継ぎ手部分、こちらもさきの震災でもかなり損傷大きくございましたが、こういったもの、従来のGS継ぎ手管というものからRR管、接触部分にゴムとゴムを挟んで衝撃を和らげる、そういった管の工法が採用されてございます。
応援協定、先ほど町長申し上げましたとおりでございます。現在、水道関係の応援協定5本ほどございます。今回、東日本大震災は広域の震災というようなことで、この中で機能したのは唯一日本水道協会の協定でございます。
事後対策でございます。これは基本的なものでございますが、施設の点検・強化でございます。それから耐震化、これも必要なものについては診断を実施することなどを検討してまいりたいという考えでございます。ちなみに、耐震化率で申し上げますと、基幹管路37キロメートルございますが、うち28キロメートルはもう耐震化終えてございます。75.7%、基幹管路は耐震化なってございます。あとは補修等による機能強化でございます。
それから、工業用水、災害時に一般家庭向けに使用転換できないかということでございますが、こちら工業用水を管理するのが宮城県企業局でございます。一般家庭向けの使用転換、確認しましたところ、工業用水、基本的には工場向けの水でございます。仙塩工業水道はまた水源が大倉ダムですか、旧宮城町の郷六から取水して上桜木の配水池まで来ているわけでございますが、基本的には河川水なので、取水したままの水ということで一般家庭には使用はできないという見解でございます。
町水道施設の耐震化計画、まずもって、先ほど申し上げましたとおり長寿命化というのが基本でございまして、あとは耐震診断、これらについて検討を行ってまいりたいという考えでございます。
あと、水道事業の放射能対策、先ほど町長が申し述べたとおりでございます。県や各市町村との危機管理体制、連携、これはもう従前から県と各水道の事業体、定期的な会合を持ってございます。受水団体の連絡会議、それから危機管理担当部会、これはもうかなり前からこういった会合等の場をもちまして、そういった非常時に対して等についてお互いに連絡したり意見の交換を行ったり、対策についての話し合いを持ってございます。
最近ですと、県では、企業局ですが、基本継続計画というのをワンペーパーものでございますが策定してございます。これを各水道町村の事業体のほうも取り入れたものでできないかということで最近も話し合いが行われたところでございます。
6番目、契約受水量の見直し、有収率の向上・改善、水道料金・納付方法でございます。
契約受水量でございますが、平成23年度における1日最大給水量、昨年の8月20日でございますが、1万4,642トン、8月10日ですか、1万4,642トンでございます。契約水量が24年度ベースで申し上げますと1万4,800トン、契約水量の見直しは必要ないと考えてございます。
それから、水道料金、一口に高いとかという風評がありますが、13ミリの口径、これは公式に県の市町村課で出している決算関係のデータに載っているものでございますが、上から数えて3番目に安い料金でございます。20ミリでも大体3番目ぐらいに低い料金となってございます。
あとは納付方法でございますが、口座振替が約8割、79%ぐらいに達してございます。
次に、公的資金補償金免除繰り上げ償還に係る水道事業経営健全化計画。
公的資金の補償金免除繰り上げ償還でございますが、地方公営企業の公債費負担の軽減ということで、これは国の臨時財政特例措置により行われるものでございます。その条件として繰り上げ償還を行うために健全化計画を策定すると。それをもって国の承認を得た上で繰り上げ償還が初めて決定されるというようなことでございます。
ちなみに、今、本町ではこの要件に該当しました昭和63年3月借り入れの政府資金、これの繰り上げ償還を行うために経営健全化計画、これを平成19年度から平成23年度まで分で策定してございまして既に23年度終わってございます。この承認を受けまして元利合計で1億177万5,099円を償還してございます。以後、この要件に該当する公債費はございません。
厚生労働省の水道ビジョン、それから企業局の長期水道ビジョン、富谷町水道事業中期経営計画の整合性でございます。
それぞれ国の立場、県の立場、うちの立場という中での計画でございます。厚労省は、まず基本的には日本全国オールジャパンというような考え方でのいき方、宮城県企業局の場合は水道用水の供給事業でございます。したがいまして、我々受水団体とまた違った側面ございますが、この3つに共通しているのはございますので、整合性という部分については十分にとれているのかなと思います。厚労省の水道ビジョンで申し上げますと安全・安心。宮城県企業局も安全・安心入ってございます。あと富谷町の経営計画もそちらも入ってございます。経営基盤の安定化、これに似た表現、厚労省も企業局もすべて入ってございます。それぞれの立場であと独自の表現等ございますので、そういった部分は当然その場でそぐわないものもあろうかと思いますので、基本的な部分では整合性はとれているというような考え方でございます。
以上です。
議長(浅野幹雄君) これより森議員の質問は一問一答方式により行います。9番森栄君。
9番(森栄君) 鉛製給水管の解消に関する経費の今後の想定額と、それに充てる財源の見通しについて伺います。
議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 経費でございますが、1件当たりという考え方で持っていきますと25万ということでございます。基本的にはそれぞれ占有する部分でのご負担という考え方でございます。町にかかわる部分については町が負担、それから宅内については使用者の方のご負担という形でお願いをして今までもやってございます。
総費用、先ほど申し上げました延長で申し上げますと、すべてやりますと4億8,850万でございます。約5億円近くかかるということでございます。
議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。
9番(森栄君) この鉛製給水管の解消計画について、仙台市では平成17年度より道路部分の鉛給水管の解消工事を計画的に進めるために助成制度を設けております。それは道路内の鉛給水管の早期解消を望むお客様に対して、布設がえの費用、これは水道局の積算によって2分の1ということで40万円を上限に仙台市では補助しておりますけれども、富谷町ではやはり早期に解消するためにこのような取り組みをすべきじゃないかと思いますが、伺います。
議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 鉛製の給水管については、基本的には長期間使用をしない場合に暫時流して使うということで十分対応ができるということが一つでございます。
それから、これは町そのもののまず経営、企業の経営状態から申し上げますと、繰り越しの額が続いている状態で、こういった部分に費用を投下できるような状況にはないということでございます。
議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。
9番(森栄君) 大規模災害の緊急時に大崎広域水道と仙南・仙塩広域水道用水を互いに供給することはできないかどうか。前に常任委員会で回答をもらってますけれども、再度確認させていただきます。
議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 常任委員会でも申し上げましたが、仙南・仙塩、大崎それぞれ別系統での配水・受水ルートでございます。給水の圧力も違います。双方が融通できるというような状況にはございません。
議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。
9番(森栄君) 耐震化についてお伺いしますけれども、市町村の耐震化計画については22年度末、7事業体、仙台市、大崎市、気仙沼市、岩沼市、名取市、亘理町、富谷町がそれぞれ策定しておりますけれども、先ほど減価償却の経過した施設はないというふうに回答をいただきましたけれども、やはり今後、計画的に経年劣化の著しい施設から進めるためにもこういうような修繕計画とか耐震化計画を作成すべきと思いますが、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 先ほど申し上げましたとおり、基幹管路では75.7%の耐震化率になってございます。基本的には管の寿命40年と言われてございますが、これはこんなふうに基本的なところで、まず使えるものは長寿命化という考え方で使って、あとは劣化の状況を見ながら布設がえをしていくという考えでございます。
議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。
9番(森栄君) この耐震化計画について、県のほうでは、市町村の耐震化計画を進めるに当たって国が実施する補助事業のメニューを利用して市町村に示して、市町村の意向を尊重しながら耐震化事業を進めるということで指導しておりますけれども、やはり今、今後も進めるんであれば、このような国の補助事業のメニューを使って進めていくべきだと思いますけれども、いかが考えますか。
議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 補助事業一つのメニュー、基本10億円ぐらいでございます。こういったものに相当するものがあれば当然計画するわけでございますが、現状、そういったものは現在ございませんので、考えてございません。
議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。
9番(森栄君) 水道事業について市町村だけの事業でなくて、その水源地を経営する宮城県企業局も関係いたしますので、水道事業における放射能対策について宮城県の企業局でどのように対応したか、情報を提供していただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 宮城県企業局からの放射能対策の状況、先ほど町長が申し上げたとおりでございます。あとはホームページ等で1週間ごとの結果、それをお示しをしているような状況でございます。
議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。
9番(森栄君) 私は、県の水道経営管理室の広域水道班のほうからもらっている回答によりますと、先ほどの町長は各市町村の放射能についての対策について回答あったんですけれども、企業局としては放射能対策としてゲルマニウム半導検出器による水道水及び原水の放射性物質濃度検査実施を行って、震災後、微量の放射性セシウムが検出されたが、現在は不検出となっております。このような面から放射能については問題ないと思いますけれども、町として新たにこういう放射能対策、先ほど町長から回答もありましたけれども、独自にまた対応するということは考えていないでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 私どものほうは受水団体という考え方でございます。十分放射能対策をされた水が供給される、そういった認識でおります。
議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。
9番(森栄君) 災害時における対応ということで、平成24年の3月21日に宮城県企業局業務計画作成されておりますけれども、この計画について、こちらの富谷町についてはどのような意見・要望を出しておるか、その内容について伺います。
議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) その件につきましては企業局に確認してございますが、あくまでも企業局としての業務継続計画ということでございます。前段、先月行われました受水団体の連絡会議でそういった計画を策定しましたという報告を受けてございます。その席で議員が今おっしゃられた内容も確認してございます。
議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。
9番(森栄君) 平成23年3月末現在の県内市町村の一般家庭の上水事業体系別10立方当たりランキングでは、富谷町は1,407円で、第3位なんですけれども、この水道料の算出根拠と一般家庭用水道料金について伺います。
議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 算定根拠、さかのぼるところでございますけれども、当然資本を投下しているわけでございますから、まず資本を回収する費用と、あとは営利費用、こういったものから算出された料金でございます。
議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。
9番(森栄君) ただいまの回答は回答ではございません。水道法施行規則の第2条に、その算出根拠が示されております。給水収益に対して受水費、動力費、人件費、資産維持費等の費用、それから給水収益以外の営業収益を差し引いたものが給水収益となるわけです。これをもとに各市町村の水道事業体では給水収益を給水管の口径や水量に合わせて割り振って料金を設定しているわけです。したがって、水道法第14条第2項で料金が能率的な経営のもとにおける適正な原価に照らし公正・妥当なものと規定しております。
ところが、現在の水道事業における赤字を補てんするために、当町では一般会計から繰り出しがされております。しかも耐用年数、これから経過しようとしている、また経年劣化する水道施設とか水道管の耐震化、鉛製給水管解消に伴う事業も考慮した場合に、現在の水道料金は妥当だと考えているかどうか。今後、次の世代を担う住民に多大な負担を負わせることにならないかどうか、その点も含めて伺いたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) いろいろご教授ありがとうございます。料金の考え方については私と同じだというふうに理解してございます。
議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。
9番(森栄君) 水道料の高料金対策について宮城県からどのような指導を受けておりますか。
議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 高料金対策につきましては、総務省からの基本的な要綱が出されてございます。供給原価と資本費、これを総務省で示す金額を上回った場合に、高料金対策として、その事業該当年度の2年後に町のほうから一般会計から繰り入れをやるというものでございます。
ちなみに、最近の例ですと、20年度が該当いたしまして、22年度に一般会計より繰り入れをいただいております。その前は平成12年だと思います。
議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。
9番(森栄君) ただいまの水道料の高料金対策ですが、宮城県の市町村財政課第二班からの回答によりますと、県内市町村の水道料金は、依然として全国に比べて高い料金となっております。したがって、適切な建設改良事業等の実施とか事務処理費の効率化による経費の節減を各市町村に助言・指導しているということです。また、水道料の高料金対策として一般会計から水道事業へ繰り出しを行う市町村に対して、地方交付税が措置されますけれども、これにあわせて経営基盤の強化、水道料金の適正化に資するよう、平成2年度から県独自で公営企業安定化資金水道料高料金対策資金の貸し付けを、無利子で10年間、償還、据置期間なし、元利均等半年賦償還というようなことで貸し付けを行っております。したがって、今後、もしこのような制度を利用する計画があるかどうか、その点を含めて見解を伺います。
議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) まず指導・助言でございますが、各受水団体はそれぞれの事情もございますし、給水人口も違いますし、創設年度も違う。一律にそういった対応でできるものとは考えてございません。
あと、借り入れでございますが、基本的に借り入れは借金でございます。現在、水道事業17億以上の公債費抱えてございます。現在、そういった中で歳費を借り入れしてということまでの考えはございません。
議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。
9番(森栄君) 水道料金について富谷町給水条例第26条では、特別な場合における料金の算定として、第1項で、「月の途中において水道の使用を開始し、また、使用をやめたときの料金は1カ月分として算定する」と規定しております。水道利用者の納付の公平性の立場からこの使用料金を日割り計算できないかどうか。つまり水道料を月割りでなく日割り計算にできないかどうか伺います。
議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 現状で進めたいと考えております。
議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。
9番(森栄君) 富谷町給水条例第30条では、建築物に係る開発負担金として、計画1日最大給水量1立方メートルにつき12万2,000円を乗じて得た額、また、宅地に係る開発負担金として、造成面積1平方メートルにつき848円を乗じて得た額と規定してますけれども、この金額の算出根拠はどういうふうになってますか。
また、他の隣接市町村と比較して、この開発負担金の金額は妥当であるかどうか伺います。
議長(浅野幹雄君) 事業管理監。
事業管理監(黒川正司君) お答えします。
開発負担金関係は、算出根拠といたしまして、うちらほうの町は受水すべてで行われてますので、その受水の責任水量分、例えば仙南・仙塩から1万1,500トン、あるいは大崎から9,900トン、これ確保しているわけなんですね。確保している基本料金、毎月払ってますけれども、それをベースにして計算方法で出している金額でございます。
議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。
9番(森栄君) ただいま回答をもらったんですけれども、水道料金について、まず、先ほど月割りでなく日割り計算できないかどうかという質問なんです。それに対する回答をいただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 事業管理監、もう一度お願いします。(「わかりました。議長、9番」の声あり)9番森栄君。
9番(森栄君) 月割りを現状でやりたいということなんですけれども、月割りを日割りにできないその理由は何ですか。
議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 現状のままで適当だという考え方でございます。
議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。
9番(森栄君) 富谷町給水条例の第30条の第3項で、「開発負担金は、町の給水に関する協議または給水の申し込みの際にこれを徴収する。ただし、協議または申し込み後、徴収することができる」と規定しているが、特別の理由があると認めるケースが今まであったかどうか。その内容についてもお伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 私の持っている中ではございません。
議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。
9番(森栄君) 富谷町水道事業開発負担金取扱規定第2条で定める用途別業態別標準使用水量表に該当する開発負担金の対象者は現在、何人で、どれぐらいの給水量と料金はどれぐらいになっているかお伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) ちょっと手元に資料ございませんので、後でお示ししたいと存じます。
議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。
9番(森栄君) 富谷町水道事業開発負担金取扱規定第7条で定める工業用水の対象となる開発負担金対象者は現在、何人で、その対象給水量及び給水料金はどれぐらいになっているかお伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 工業用水ということであれば、ございません。
議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。
9番(森栄君) 現在、富谷町の水道料の支払い方法は、納入通知書による方法と口座振替による方法がありますけれども、平成19年8月14日に、ホームページのよくある質問の中で、水道料金をコンビニやクレジットカードで支払うことができませんかというような質問に対して、取り扱っていないので支払うことができませんと回答しております。平成19年から今まで、水道料金の納付についてコンビニやクレジットカードの支払い方法については、具体的にどのような内容を検討されたのか伺います。
議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) コンビニ、クレジット関係については検討してございません。現在、口座振替の納付が、先ほど申し上げましたとおり79%にわたってございます。実際、これらをコンビニ、クレジット、方法を開発するといたしますと当然費用もかかります。その費用はどこから出るかということになりますと、水道事業であるがゆえに料金から出るということで、それをやはり使う人のために使わない人が負担をすると、そういったこともございまして現在は考えてございません。
議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。
9番(森栄君) それじゃ、現在は考えていないということですけれども、コンビニやクレジットカードについては、いつになったら考えるのでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 今のところ考えていないというところを言っているんです。
議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。
9番(森栄君) 公的資金補償金免除繰り上げ償還に係る状況の中で平成22年度富谷町水道事業経営健全化の状況について、執行状況についての(1)改善状況で、平成22年度計画4年、職員数、未収金、職員給与費、有収率の目標と実績が異なっておりますけれども、この理由は何でしょうか。特に有収率については目標89.5%に対して実績が87.5%であります。この理由についてお伺いしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 有収率が低かった要因には不明水、まず漏水等、そういったことが考えられます。
議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。
9番(森栄君) 同様に、経営健全化計画の中で(2)で財政状況の収益的収入のその他のうち、他会計繰入金で330万円の計画に対して、1億1,300万円の決算額でありますけれども、これについては当初から一般会計からの繰入金を前提としていたのかどうか。また、一般会計からの繰り入れをしなければならない今の水道事業経営の体質をどういうふうに考えて、今後どういうふうにしたいか。その辺あたりをお伺いしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 議員おっしゃっているのは、平成22年度でしょうか。(「そうですね、平成22年度」の声あり)平成22年度の繰り入れでございますが、先ほど申し上げましたとおり高料金対策で一般会計から繰り入れを入れた。その要因で、議員おっしゃった3,000万円から1億数千万の金額になったということでございます。これは当初からということではなくて、決算の結果をもって、あと総務省のほうからのいわゆる数値が示された段階で決定するものでございます。多分当初には計上できない部分もございます。
議長(浅野幹雄君) 反問する場合は議長の許可を得てからやってください。(「失礼しました」の声あり)9番森栄君。
9番(森栄君) 水道事業特別会計の中で、地方交付税の算定基礎となる基準財政需要額の対象となるものは何か伺います。
議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 職員の給与費関係、児童手当とか子ども手当等でございます。
議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。
9番(森栄君) 先ほど厚生労働省の水道ビジョン、それから県の企業局長期水道ビジョン、それから富谷町の中期経営計画の整合性について回答もらっておりますけれども、その整合性の内容については、安心・安全とかというような共通する部分もございますけれども、私が整合性について確認したかったのは、例えば水道用水を取り巻くさまざまな課題に対応するために、現状を分析しなければならず、社団法人水道協会が平成17年度に水道事業のガイドラインを制定しております。このガイドラインは水道事業及び用水供給事業のサービス内容を共通の指数によって数値化するものであって、水道事業ガイドラインにおける業務数値は、厚生労働省が作成した水道ビジョンに掲げる「安心、安全、それから持続、環境及び国際」の長期政策目標に「管理」を加えた6項目になっており、137項目が設定されております。当然この中身は宮城県の企業局や、また各市町村の水道事業に適合しない項目があります。したがって、富谷町水道事業中期計画の中には主な経営指標を記載しておりますけれども、やはり富谷町水道事業の対象項目については、このような水道事業のガイドラインにおける業務数値を利用して、水道事業のサービス内容を共通の指数によって数値化すべきではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 水道事業ガイドラインでございますが、県内で今、ガイドライン策定しているところが5受水団体でございます。受水団体としての規模、大きなところでは仙台市ございます。小規模なところであれば簡易水道事業となっているところもございます。議員おっしゃるように、それは理想的ではございますが、大から小まですべて同じガイドラインで物差しではかれるものではないという、それぞれの受水団体によっては、やっぱり経営のやり方というのは、現在、私どもが中期計画で示している経営指標等で十分だという考えでもってございます。
議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。
9番(森栄君) 現在、中期経営計画の中の経営指標で十分だということ等ありますけれども、あくまでも経営指標の中には当然、先ほど申し上げた水道事業のガイドラインについても共通する事業があります。それが書かれていない、掲載されていない、そういうところが不足しているのではないかということで私は質問しているわけです。したがって、そのガイドラインについては、厚生労働省の水ビジョン、それから県の長期水道ビジョン、そういうようなものに基づいて、やはり共通する業務については整合性を持たせたほうがいいのではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 中期経営計画の中に十分入っているものという認識でございます。
議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。
9番(森栄君) それでは、このことに関連いたしまして、少なくとも水道事業は、継続的な事業でございます。しかも反復継続的に水を供給するというような重大な責務を持っております。したがって、こういうような事業に当たっても、今、環境に対する、エコに対する考えとかも取り入れられております。少なくても福岡県の福岡市水道局では、環境保全の取り組みとして平成13年度から環境会計を導入し、また平成14年度から環境保全マネジメントシステムを導入しておりますけれども、富谷町水道課では今後、環境会計や環境保全マネジメントシステムを導入するつもりはないか伺います。
議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) そういった大きな受水団体等ではそういったことも行われてございますが、手前どもの事業体、7人の人員で運営しているような事業体でございます。そういった中で、議員がおっしゃったような二、三のところを項目を取り入れて今、行うというような状況にはないという認識てございますし、当然、町全体としてもそういう環境にかかわる政策等を十分やってございますので、そういったものとのかかわりを持ちながら進めてまいりたいと、そういった考えでございます。
議長(浅野幹雄君) 本日の会議は、議事の都合により時間を延長して行います。
12番山路清一君。
12番(山路清一君) 本日最後の質問になりましたので、簡潔に行いたいと思います。
今回、私は大きく2つについて質問いたします。
町内会館にも洗浄便器をと、大震災における他自治体との災害協定です。
まず、1点目は、町内会館にも洗浄便座について質問いたします。
建築物において、設備・電気に関しては日進月歩で新しいものが多く採用され、富谷町でも今、新しく建設する町内会館や公共建築物のトイレは、水洗は当然、便座は洗浄便座が採用されていますが、一昔前の建築物は、和風大便器だけの会館がほとんどでございます。
今や各家庭は洗浄便座が主流であり、町内のホームセンターなどの商業施設やガソリンスタンドまで洗浄便座を設置しており、昔のトイレは暗い、くさい、汚い、そして幼い子供のころは怖いイメージがありましたが、今なら快適な居室として利用されております。
上海万博では、日本館の最新式のトイレが話題になり大変好評でありました。今や日本のトイレは世界一です。
少し話が横道に入りますが、ウォシュレットとシャワートイレという言葉を聞いたことがあるかと思います。ご存じの方もいらっしゃると思いますが、両方とも洗浄便座の商品名です。ウォシュレットはTOTO、シャワートイレはイナックスです。他社でも洗浄便座を出しておりますので、洗浄便座が正確な名前でございます。
洗浄便座を使い使いなれた子供や住民の方々は、どうしても洗浄便座でないとだめで、わざわざ会館から自宅に戻って用を足してくるというふうな光景も見られます。現状や今後、町の取り組みを知りたく、次のことを質問いたします。
一つ、富谷町町内会館の洗浄便座設置状況。
一つ、小中学校の洗浄便座設置状況。
一つ、町の洗浄便座設置に関する考えを伺います。
以上、洗浄便座について3点ほどお伺いいたします。
次に、大きな2点目としまして、前に同僚議員からの質問もありましたが、大震災後における他自治体との災害協定について質問いたします。
富谷町も今回の東日本大震災を経験し、さまざまな対応策を考え、計画そして実行しており、町民も注目しているところでございます。
町当局の方々からも話が聞かれましたが、今回の東日本大震災で、近隣自治体相手の災害協定は、ともに被災し、協定自体が役に立たなくなる苦い経験を経て、大津波被害を教訓に、沿岸部と山間部また遠く離れた市町村が新たに災害協定を結び、同時災害によるリスクの軽減に努めていかなければなりません。
日本建築学会など国内の学会は、首都直下地震や、東海・東南海・南海地震などの巨大地震が社会の根底を揺るがすことのないよう、被害軽減のため実効性のある対応を防災担当相に提出し、政府の機動力のある対応がとれるよう法制度の整備などを要請しており、個々の市町村においても早急の対応が要求されるところであります。
5月初旬に、「富士山直下に活断層か」というような記事が載ってました。これまで知られてなかった活断層が富士山の直下まで延びている可能性があるとする調査報告書を、文部科学省がまとめ、活断層であった場合、山崩れにより静岡県御殿場市などで災害を起こすおそれもあるという報道がなされ、日本の国土は海岸も山も地震列島で早急な対応策が望まれるところでございます。
ある新聞の社説に載っていました。「遠くにも隣人をつくろう」が掲載され、災害に備えて、自治体間の相互応援を事前に取り決める災害協定の意義が東日本大震災を機に見直されており、大津波被害を教訓に、沿岸部と山間部の自治体が手を携えるケースが目立ち、今回の被災では、災害協定があっても近隣自治体だけが相手の場合には、ともに被災し協定自体が役に立たなくなることを目にし、また、各市町村は、現在の災害協定がいざというときに機能するかを検証し、その上で、新たな相手と協定を結ぶなどと支援ルートの選択肢をふやしておく必要があるとも述べております。
宮城県内では災害時、県内市町村が参加する災害協定が30以上あり、締結相手の市町村は100を超えております。例としまして、塩竈市には震災翌日の12日に協定を結んでおります村山市から米や飲料水が届き、多賀城市においては長井市からバキュームカーが駆けつけ、避難所のくみ取りに当たりました。
また、今回の災害を教訓に、災害が広範囲に及ぶことを想定し、提携先の地域を分散して複数の市町村と協定を結ぶ傾向が見られ、石巻市は茨城県ひたちなか市や神奈川県平塚市などと協定を結んでおります。。遠距離地の自治体を相手にすることで同時災害のリスクを軽減するという工夫です。
震災後に、東松島市と東根の2市、石巻、大崎、新庄、酒田の4市などが新たに協定を結んだとのことで、いずれも沿岸部と内陸部との組み合わせで、津波・豪雪・集中豪雨などの災害を想定してのことです。
大崎市が愛媛県宇和島市など8市、女川町は高知県市香南市と震災後に協定を結ぶなど、震災を機に自治体間の連携に弾みがついた印象があります。
災害協定をより効果的に発動するには、相手の自治体をよく知ることが重要であり、消防体制や職員の数、また地形などを把握し、常日ごろから交流を重ね、信頼関係を築き上げておくことが大切だと思い、次のことを具体的に質問いたします。
一つ、東日本大震災を経験し、災害協定について町の考えを伺います。
一つ、町の現状と、他自治体との災害協定の状況を伺います。
一つ、今後の取り組み方等、方向性を伺います。
以上、大きく2点について質問いたします。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答えを申し上げます。
町内会館の洗浄便座というふうなことで、会館の使いでを高めるという趣旨だと思います。全く趣旨についてはそのとおりでございまして、現状をまず申し上げます。富谷の町内会館の洗浄便座状況は、だれでもトイレ、身障トイレのみに設置をして、結果、16年以降に建設されたものについては洗浄便座、設置しておると。12の町内会館に設置しておるということです。
2つ目の小・中学校については、合計数で言いますと、小学校11、中学校14ということで25に設置してあるということとなります。
細かく申し上げますけれども、私が就任した以降、富ケ丘、東向陽台、あけの平、ひよし台、この4つについては20・21年度、2年度にわたって終えております。
成田東小と成田小は当初からということで、多目的トイレについては洗浄便座ではないですね。成田小が洗浄便座、成田小は多目的トイレに3個、来客・職員トイレに4個ということで開校当初からこのような便座になっております。成田東小はゼロです。
4つの小学校、改修済みのトイレについては多目的トイレに洗浄便座と。富谷小学校、今年度震災で、予定しておりましたけれども25年となりますので、富谷小学校と、中学校については日吉台中学校、これ来年度ということになります。
したがいまして、小学校については多目的トイレを中心にと。
しかしながら、中学校、22、23と富谷中、二中、東向中やってまいりますけれども、こちらについては職員・来賓トイレについては、暖房便座対応にしましょうというふうなことで切りかえをいたしました。前からの継続でというふうなことで、従前のとおりの改修でありましたけれども、22、23についてはやはり将来を視野に入れたとき、来賓・職員トイレについては暖房便座、そしてまた洗浄便座対応にしましょうというふうなこととなりました。富谷中は3つ、二中は4つ、東向中は5つと、来客・職員トイレそれぞれ暖房、そしてまた洗浄便座対応といたしております。
そういうふうなことで、なかなかこの切りかえどきが難しかったというのが経緯としてあります。したがいまして、どこかで切りかえないとずっとそのままいくというふうなことが、あるとき私も気づきまして、思い切って切りかえました。したがいまして、学校も順次そういうふうな方向に行くんだろうなと思いますし、体育館等についても状況を見ながら改修の折、その方向に進めてまいりたいと思います。
それから、考え方については以上のとおりでございまして、学校の施設改修については切りかえましたと。従前の延長上ではなくて、気づいたときから切りかえましたというふうなことの対応となっております。
もう一回繰り返しますが、日吉台と富谷小については暖房、そして洗浄便座対応ということで来客用についてはやります。しかしながら、生徒用については一部暖房機能だけのところもあるやに記憶してます。これもばらばらです。そんなことでよりよい環境というふうなことで進めてまいります。
2つ目の大震災対応というふうなことでありまして、今回の震災の折に4つの民間企業、1つの団体、9つの市町にご協力をいただいたと、結果は。そのようなことで協定がありなしにかかわらずというふうなことでご協力をいただいたと。現状は24の災害協定を締結しております。
他の自治体については、消防、水道の分野で相互応援ということで13本の災害協定を締結しています。冒頭申し上げましたように、カインズ、隊友会、東北電力、シルバー、農協、そしてまた、黒川森林組合等々、今、折々に自分たちの持っている資源をぜひ万が一のときには富谷町にご協力を申し上げるというふうなことで伺って準備をしております。
どちらにしても、振り返ってみましても、やっぱり最初の、初動の3日、そしてまた初動の1週間、ここがやっぱり勝負どころだというようなことは、もう言われてもおりましたけれども、富谷で今回経験をして実感をしたところでございます。我々ほかに求めることもありますけれども、恐らく東南海というふうなことを言われているときには、今度は我々が外に出る。今までは一方的に受けるというふうな発想が強かったんですけれども、そういうふうなこととあわせて、ほかで何かあった折にはすぐ出動できる。相手の情報等、情報も随分とこの1年、さまざまなグッズなども含めて、この震災を通して開発されてきましたので、恐らく宮城県の経験が今後このぐらいの規模であっても相当数極小化、小さくできていくんではないかなと思います。電気等も含めてそのようであります。
したがいまして、例えば防災備蓄倉庫から一斉に運び出して一気に、被害を受けたときに富谷から運び出すなんていうようなこともあっていいのではないかというふうにも考えます。そういうふうなことで、富谷町の皆さんのための備蓄ですし、万が一のときにはそこから配送して他町村、他県の支援に回るということにもつながるのではないかと思っているところでございます。どちらにしましても、これもまだこの終点が見えないところでありますので、順次協定、あるいは対応に向けて努めてまいりたいと思います。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) 今、町長のほうから洗浄便座に関しましては随時切りかえていくというお話ございました。ひとつそのような考えでやっていただきたいと思います。
町長の朝のお話の中で町中の町内会館の新築等についてのお話ございまして、そちらのほうの洗浄便座関係の条件はどうなっているか。平成16年からはもう洗浄便座というお話ございました。その辺の状況と、町内会館の外部のほうにトイレをつけると。外トイレを設けるような話ございましたけれども、外のほうに洗浄便座というのは多分ないと思いますけれども、そちらのほうは暖房便座かどうか、ちょっと確認したいと思います。
それから、自治体関係の災害協定関係なんですけれども、富谷町で一番遠いというのは遠距離の自治体はどちらのほうの自治体と協定を結んでいるか。または、そのない場合、今後、どのように考えているか。その2点についてお伺いいたします。
以上です。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 町中会館につきましては、内部のほうはウォシュレット対応にしてございます。外部のほうにつきましては、確認してございませんので、後でお知らせしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。
総合防災対策監(菅原俊司君) 他の自治体ということでございますが、現在、富谷町で相互応援協定を締結してございますのは、県内に限る自治体でございます。
議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。
12番(山路清一君) 最後になりますけれども、まず、今、他自治体関係なんですけれども、今後、富谷町は遠距離地、例えば東北地方の外れのほうとか関東とか関西とか、そちらのほうとの計画はございますかお伺いします。
それと、町中会館なんですけれども、洗浄便座なんですけれども、全部の便器が洗浄便座ですかお伺いいたします。
以上です。
議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。
総合防災対策監(菅原俊司君) 現状、具体的な遠隔の自治体との災害協定の予定はございません。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 外部トイレとあわせて、後でお知らせしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) これをもちまして本日の一般質問を終わります。
これで本日の日程はすべて終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでした。
午後5時14分 散会
平成24年6月6日(水曜日) 午前10時00分 開議
第2日目 6月6日(水曜日) | ||||||||||||
7番 浅野直子 議員 | ||||||||||||
1 | 通学路の安全面について | |||||||||||
2 | 障害者交通費助成制度について | |||||||||||
16番 永野久子 議員 | ||||||||||||
1 | 農業振興策を問う | |||||||||||
2 | 市制移行に向け図書館建設を優先せよ | |||||||||||
15番 佐藤聖子 議員 | ||||||||||||
1 | 自然エネルギーへの転換 町が率先しておこなうべきではないか | |||||||||||
2 | 国保は「広域化」路線ではなく住民本位で実施すべきではないか | |||||||||||
4番 三浦邦夫 議員 | ||||||||||||
1 | 富谷町「総合型地域スポーツ・文化クラブ」設立に向けて | |||||||||||
13番 小川昌義 議員 | ||||||||||||
1 | 町の電力料金の契約と自然エネルギー対策を問う | |||||||||||
2 | 今年度のシステム改修の経費削減策を具体的に問います | |||||||||||
1番 長谷川隆 議員 | ||||||||||||
1 | 富ケ丘公民館広場の整備、活用について |
午前10時00分 開議
議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
本日の議事日程につきましてはお手元に配付のとおりです。
議事に入るに先立ち、昨日の一般質問の中で磯前議員より文言の訂正の申し出がありましたので、これを許可します。17番磯前武君。
17番(磯前武君) 昨日の私の一般質問で、沿路サービス地区と、こういうふうに申し上げましたが、道に沿ったところの土地という、地区ということで、沿道サービス地区と、こういうふうにご訂正をお願いいたします。以上です。
議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第120条の規定により、12番山路清一君、13番小川昌義君、14番細谷禮二君の3名を指名いたします。
議長(浅野幹雄君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。
通告順に発言を許します。7番浅野直子君。
7番(浅野直子君) おはようございます。私は、通告に従い、2点質問をいたします。
通学路の安全面について。
新年度を迎え、黄色い帽子に真新しいランドセルを背負って、かわいい子供たちがすっかりなれた足どりで安全を確かめながらお友達と登下校をする姿が見受けられます。しかし、全国的に登下校の子供たちを巻き込む痛ましい交通事故が起きています。
富谷町も、団地の開発や企業の進出、商業施設などへ働く方々の人口の増加に伴い、通学路の安全確保は慎重に早急に取り組んでいく必要があると思います。家族の声がけや学校による通学路の指導、行政のサポート、地域の方の協力なしでは、子供たちを交通事故から守ることはできません。今までも、町長初め関係各機関努力をしていただいておりますし、特にサポート隊の皆様には感謝するばかりです。しかし、日々起こり得る事故には緊張を持って取り組まなければなりません。
生活道路がほとんどで、当然のことながら団地を抜ける車も多く、朝の通勤時間帯、夕方の帰宅時間はもちろんですが、日中も商業施設へ行き交う車が多く、国道の横断もあり、危険度の高い通学路となっているところもあります。ドライバーが気をつけていても、子供たちの中には楽しい会話が弾み駆け出したりして車道に飛び出すこともあります。ドライバーも規則を守らず走る場合があります。
ルールを守ることは絶対条件ですが、4月23日月曜日、京都の亀岡市の10人の死傷者を出した事故、同じ日に、千葉の館山市でバス停で待っていた児童の死亡事故、4月27日金曜日、愛知県岡崎市の横断歩道を渡っていた児童2人の負傷、5月7日月曜日、小牧市の中学生が車にはねられ重体など、登下校中の事故が後を絶たない状況です。
全国の小学校通学路安全点検の実施状況は、防犯面も含みますが、平成21年の統計で86%となっております。東広島市では、全小学校で調査をし、下校時1人になる区間があるため、「通学路1人区間マップ」等を作成し、巡回パトロールを行っています。また、高松市では、地域と連携して、通学時における安全確保の面から、下校時の児童を教職員が門から見届ける見送り隊、地域組織でパトロールなどを行う見守り隊、保護者が通学路まで児童を迎える出迎え隊という学校、保護者、地域による三位一体で安全に取り組んでいるところもあります。また、東京の千駄木小学校通りは通学路として多くの児童に利用されていますが、危険度の高いところだったので、歩道の拡幅と地域住民へアンケート調査をし、終日一方通行化について地域と合意形成し、歩道拡幅とあわせて電線類の地中化を行っております。
町内の通学路は一般歩行者の利用や自転車利用の方も多く、天候の悪いときなど危険を感じるところもあります。特にあけの平団地から大清水に抜ける道路は、小中学生や歩行者、自転車も多い通学路になっていますが、住宅に沿った歩道は歩車道境界ブロックのような高さのある区別がなく、10センチ程度で、簡単に車が乗り上げることができ、危険を感じます。だれもが被害者や加害者に絶対ならないように、可能な限り事前の防止策、安全策が大事だと考えます。どこまでも子供の目線に立った安全確保が必要です。先ほど述べました悲惨な事故を受けて、平野文部科学大臣より異例の学校の通学路の安全に関する緊急メッセージも発表になりました。
そこで、通学路の安全面について質問します。
1、町内の通学路の安全調査はどのようにされているのか伺います。
2、あけの平団地から大清水間の車両が多いため、ガードレール・パイプなどの設備計画はあるか伺います。
3、あけの平と大清水団地の大清水一丁目公園の交差点の信号機設置の声も多く寄せられておりますけれども、対応される計画はあるか伺います。
4、子供たちを交通安全から守るために、町内の通学路の危険箇所などの整備計画はあるかお示しください。
次に、障害者交通費助成制度について質問いたします。
富谷町は、仙台市と隣り合わせで、利便性、都市化する環境、自然との調和を大事にする町として発展しております。町民の皆様にとって、より住みよい環境になるよう努力することはもちろんですが、市制に向かう町として、福祉に強いまちづくりを目指すことは重要な課題と考えます。
昨年の震災後、経済も徐々に回復してきていますが、まだまだ雇用の厳しい状況は続いていますし、特に障がい者に対してはつらい雇用の状況です。障害者手帳をお持ちになる方々も年々増加傾向にあるため、仙台市内へ公共機関などを利用して通院・通学される方の交通費助成がスムーズに対応できるシステムが必要と思います。障がい者の方にも少しでも外出の機会を持っていただき、社会参加の促進を図れるように、仙台市のようなふれあい乗車証など、支援制度を取り入れるのも大事だと考えます。
町内にあっては町民バスなど無料で利用できますが、症状に対応できる病院は限られていますので、仙台市内へ通院される方や買い物など、車がないと不便、バスや地下鉄を利用しないと不便という位置関係にあるため、負担も大きいです。地域生活支援事業費補助金などを活用して支援する方法もあると考え、障害者交通費助成制度について質問します。
1、仙台市への通院も多いと思いますが、カード式の乗車券の発行の検討はなされているか伺います。
2、通院、通所などの個人個人の把握はされているのでしょうか。交通費等の面からも質問いたします。
3、現行では運賃50%割引となっていますが、無料にこしたことはありませんけれども、富谷町を上限を設けて助成するなど検討されているか伺います。
よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
通学路の安全についてということの内容でありますけれども、私どもも通学路のみならず、富谷町の交通安全、施設・施策等整備、常に留意しているところでございます。とりわけ春・秋の10日間に及ぶ交通安全県民総ぐるみ運動ですね、あの期間中を重点期間としながら、年、前半・後半あるわけでありますので、そういったところの期間を重点化しながら、総合防災対策監のもとで相当念入りに進めてきておるところであります。
しかしながら、他県の状況、あるいはいつ起こるともわからない危険な状況というふうなことについては、我が富谷町においても変わりのないところであります。とりわけ朝夕の通学路の安全確保については最重要課題だというふうに思っております。
どちらにしましても、大枠で申し上げれば、予見力といいましょうか、起こってから何ではなくて、今の状態、あるいは季節も春夏秋冬変わるわけであります。落葉し、そしてまた春は大きく葉っぱが生い茂りというふうなことも含め、総合的にやはり検討を常にしておかなければならない、意識をしなければならないというふうに思います。生け垣も刈り取る、剪定するタイミングとか、信号機の、あるいは標識の樹木の葉っぱにより隠れるところはないかというふうな視点で、常々町内を歩く折には見ているところでございます。
詳しくは、安全調査、あるいは通学の危険箇所等々いわゆる最も危ないところから順に相当数の箇所を確認し、対応についても検討しておるところでありますので、その概要については後ほど総合防災対策監から答弁することといたします。
2つ目のあけの平団地から抜けて大清水に向かう方向の十字路交差点というふうなことの、左に行くと二中、その先は大清水ジャスコというような、あの場所であります。幅員が5.8メートルということで、両方、交差する道路どちらも5.8メートルということです。したがいまして、大清水のほうから来てあの交差点までのガードパイプについては、必要性を十分認識するところでありますので、早速の対応ということで設置する方向で考えてまいることといたします。
信号機については、どことて、信号機に頼らない歩き方というようなことも一方では考えなきゃならないのかなというふうに思いながら、やっぱり必要度の高いところ、薄いところが客観的に見てもあるわけですよね。ですから、この5.8メートルのこの幅員のところですよね。ですので、そういったことも含めて、大和署の見解によれば、当該交差点に信号の設置する予定は予定に入っていません、季節の交通規制の巡視を徹底する方針で引き続き対応する、見守りたいというふうな見解でございますので、私どもも朝夕の地元の皆さんのご協力を得ながら安全確保に努めてまいりたいというふうに思います。
後半のほうでありますけれども、障害者交通費助成についてということであります。
カードについては、なかなかカードで対応すること自体、機械が必要なわけですので、それのいわゆる投下する費用というふうなこと、市バスなり宮交さんなりにというようなことで、なかなか難しい状況ですね。障害者手帳をお持ちの方については、現行どおり障害者手帳を提示して半額の運賃でご利用いただくというふうなことで、従前のとおり対応いただきたいと思います。町民バスについては、お話にありましたように無料乗車券を発行してございます。
通院、通所、2つ目でありますけれども、通所に関しては送迎サービスの利用者については把握いたしております。送迎なしで自力でご自分で通所している方についての交通費までは把握してございません。通院に要する交通費に関しても把握しておりません。
最後、3つ目でありますけれども、交通機関で実施している50%現行割引を基本とし、それ以上の助成については現段階では検討に至っておりませんというふうなことでございます。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。
総合防災対策監(菅原俊司君) 私のほうよりは、問い3番のあけの平から大清水団地へ抜ける交差点の信号機の設置要望ということについて、町長からもご説明申し上げましたとおりでございますが、なお、当該交差点につきましては、15年の10月に大清水団地の開発に伴って地域住民の強い要望に基づいて供用開始しておる交差点になっております。現在、大和警察署におきましては設置の要望はございませんというような見解もいただいておる中で、町としてもドットラインの整備、センターマークの標示、あとはポストコーン等の、これまでもさまざまな整備は図って歩行者の安全確保には努めてまいったところでもございます。
また、公安委員会におきましても、平成17年4月にあけの平の当該交差点の南側に接する側の通りですね、あけの平からの通りですが、そちら、大型車、あとは特定中型車の通行を規制する指定方向外進行禁止という標示で交通の規制が施行されておるところでもございます。
あとはガードパイプの設置につきましては、町長から申し上げたとおりでございまして、大清水側に子供たちの安全確保のためのガードパイプの整備を図るという予定になってございます。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 次に、学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) それでは、私のほうからは、問い1の通学路の安全調査、それから問い4の危険箇所などの整備計画ということで、回答させていただきたいと思います。
まず、春の交通安全県民総ぐるみ運動期間中の4月12日に、教育委員会のほうで通学路につきまして巡回点検を実施しております。また、4月26日付で各学校あてに安全確保のための点検調査というものも依頼をしたところでございます。現在、各学校のほうから報告をいただきました内容を関係機関等で精査をしているところでございます。また、5月の下旬に、町の関係機関、それから警察等で、富ケ丘小学校の通学路を実際に現地を視察しまして、危険箇所の対応について検討したところでございます。
整備計画につきましては、学校で指導できる部分、あるいは対策監を中心として町として整備できる部分、あるいは教育委員会のほうと、それから地域、PTAのほうと連携をしてサポートできる部分、そういったことでそれぞれ計画と、いわゆる必要に応じた対応を行ってまいるというところでございます。
議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。
7番(浅野直子君) 2番のガードレールのことにつきましては大変ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
1番の安全調査についてなんですが、今お聞きしたんですけれども、こちらは5月の下旬にいろいろと計画等が出たということなんですけれども、こちらはもう既に危険箇所とかいろんなことは全部各保護者の方々にも周知をしていらっしゃるのでしょうか。
それから、3番のあけの平の信号機の件なんですが、これは今その信号はつけないというようなことでございますけれども、かなり子供たちの通行が多いものですから、歩行者専用のボタン押しだけでもあってもいいのではないかと思います。このことは町としてももう少し検討していただいて、歩行者専用の優先の信号機をつけていただければと思いますが、そのお考えはないか質問いたします。
それから、カードの件でございますが、実は大変デリケートな話になりますので、実際、例えば身体の方々ですと外から見ますと障がいの方だなというのはわかるんですけれども、精神の方ですと普通ですので、地下鉄に乗るときに、この50%割引というところで子供料金のところを押さなければいけないというような、結局地下鉄に乗るときに半額なものですから料金を子供料金のところを押して切符を買うわけなんですね。そこのところが大変苦痛であるというような訴えもありましたものですから、何とかならないものかと。自分は30代、40代、大人ですので、でも周りが気になるというようなこともありまして、その子供料金を押さなきゃならないという、そこが大変つらいというようなお話もありました。ですので、何とかどうにか対応できないものかと、何かそこに救いの手はないものかと、そのように思いまして、カード式の乗車券等をどうにか考えていただけないものかとそう思いまして、質問をさせていただきました。そのことについて検討していただけるかどうか質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、安全調査、危険箇所につきましては、それぞれの学校ごとに現況、そしてまた学校での対応策ということで一覧にまとめながら、それぞれ対応を進めてきたところです。したがいまして、今おっしゃいますように、周知についてというふうなことで言えば、私の立場からすれば、学校ごとに従前の方法でというふうなことで進められているのではないかなというふうに思います。どちらにしても、学校任せにすることなく、総合防災対策監のもとで教育委員会、町、警察一体となって、必要なところには即現場に出向いてというようなことで対応に努めております。引き続きそのような姿勢で対応することといたします。
あわせて信号機の件ですけれども、一般質問等、ここがというようなことで出ますけれども、その必要性と、あともう一つは客観性ということが今思い浮かびました。必要性はどなたも思いますね。ここに信号機あると安心だよねというものは、恐らくどなたも一つや二つ浮かんでこようかと思います。しかし、やっぱりもう一つ、つけるためには客観性というあたりは、恐らく大局的に考える立場である大和署であり公安委員会に依拠する部分が大きいのではないかなというふうな感じがいたします。そういう意味で、必要性は私は十分、どことて、信号機あればねというようなのには、そうだねとは思いますけれども、もっと大局に立ったときの客観性というようなあたり、そして、つけることによってのプラスマイナスというようなことを総合的に勘案したときに、先ほどのような答弁となると。この辺のところもぜひご理解をいただきたいと思います。
地下鉄の、今、カード式と、半額というときの券を買うときに子供割引というところを押さなきゃならないということは、ちょっとすぐには理解できませんので、恐らく、苦痛という言葉を使われましたけれども、そうでない方法で気軽にというふうなことでお持ちになるのも十分わかることですから、その辺ちょっとどんな状況、現状なのか十分お聞き取り、そしてまた現状がどうなっているのか、その辺のところをきちっと確認をして、対応してまいることといたしたいと思います。私からは以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。
7番(浅野直子君) 昨日の答弁の中に、町内の事故が187件と。それで歩行者の絡む事故が11件というようなこともありまして、本当に私としてはかなりあるんだなというような認識をしたものですから、そういったこともありまして、徹底して周知のほうをお願いしたいと思います。
それから、先ほどの身障者のことについてなんですが、この交通費、3番目の、50%割引となっていて、無料は難しいと思うけれども富谷町も上限を設けてというようなことなんですけれども、ここのところの質問の中で、仙台市はタクシーとかそういったものは3万円の上限を設けております。そして、恐らく富谷町は1,200人ぐらいの方が障害者手帳をお持ちなのかなと思いますし、仙台市は4万2,000人と聞いております。その中で、身体の方が3万人で、知的と精神が合わせて1万2,000人というふうに伺っておりますが、やはり地域的にどうしても交通を使わなければいけないというようなところもあります。自家用車ももちろんそうですけれども、タクシーも使う方もいらっしゃると思いますが、何かここに福祉を強くする、まちづくりの中の福祉に強いまちづくりという観点から、何かここに一つ改革をして、仙台市にも近いことですし、同じとは言いませんけれども、例えば富谷町も2万円とかそういった上限を設けて対応ができないか。そのようなことはお考えにならないか質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) これも従前からの課題ということで取り上げられてきている中でございます。なかなかそういうところに制度化できないというふうなことで、現状至っておるところであります。大変、悩みのまた一つでもあります。
本来ですと、仙台市の行政と私どもの富谷町で、政令市の行政と富谷町の町村行政というのは質的、内容的に違うという、置かれているベースが違うんだよというような部分があるんですね。ですから、そういうふうなところで、そこで逃げることはないですけれども、比較の中で我々競い合うというふうなことで進めなければというふうな思いではやっております。
そんな中で、今回、平成25年度の予算立てにあわせて、やっぱり国のほうでもう少しそういったところに視点を向けていただくと。国の枠組みじゃないのというふうな感じがいたします。子ども医療費なんかもそのとおりですね。結果、今年度も、早速25年度予算編成にあわせてということで、町村からの国への要望というふうなことで、要望事項を出しております。補助事業の適用範囲の拡充を求めること、特に町村単独事業の福祉タクシー利用助成及び自動車燃料費補助事業、難病障がい者を対象とした通院・移動に係る費用の助成について、地域生活支援事業メニューに追加するよう強く要望するというような形で、私ども、国への要望、そして国の枠の中で交付税なり補助金なりの制度の枠がもう少し広く厚くなるようにというふうなことの要望を重ねながらきておるところです。こういったところも勘案しながら、ぜひ、今の質問の趣旨に合わせて検討してまいります。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) おはようございます。
私は、富谷町の農業振興策について、食の安全・安心とともに地産地消、これをより一層推進する立場で質問したいと思います。その大前提として、具体的な施策に入る前にまず伺いたいのが、TPP環太平洋連携協定に対する町長ご自身の認識と立場についてです。
国民の命の源である食料を生産し、治水や自然景観保全の役目を果たす農業の役割は不変であり、農業をどのように位置づけ振興させていくかは、本来、国と地方自治体にとって基幹的な問題だと考えます。しかし、政府は、今、TPP参加に向け関係国との協議を加速しております。TPPは例外のない関税撤廃が前提であり、農水省自身の試算によっても、農林水産業分野で生産が4兆5,700億円減少し、350万9,000人分の就業機会が失われ、食料自給率が13%まで低下するとされています。
TPPは、また、関税撤廃だけではなく、国民の安全にかかわる食品安全基準や食品添加物規制、農産物の残留農薬基準も、外国の輸出企業に不利だという理由で緩和を迫られることになります。医療制度、薬価制度、郵便、保険など公的性格を持つ多くの事業が、外国企業の参入の障害になるいわゆる民業圧迫だとして改変を要求されることとなりますし、政府や自治体の公共事業の受注を外国企業にも開放し、地元業者を優先する施策は非関税障壁として扱われることになります。まさにTPPは、農業を初めとした国内産業を衰退させ、経済の活力を奪う協定と言わざるを得ません。農業分野がこの間政治に翻弄されてきたこの長い歴史を見ますと、改めてTPPについて町長がどのような見解を持っておられるのかは、本題に入る大前提だと言わなければならないと思います。この間、町長がTPPについてどのような見解を持っておられるのか、また、この間、政府に対してどのような働きかけをされたのかを、まず伺いたいと思います。
2点目として、農産物の放射性物質検査について、これまで町は県が実施しているゲルマニウム半導体検査器による精密検査を一部抽出によって実施するということで事足りるとしてまいりました。しかし、先日、富谷町産出の原木シイタケから国の基準値を超える放射性セシウムが検出されたことで、山菜、キノコが大丈夫だろうか、人にあげても大丈夫だろうかなど、住民の不安が高まっています。当局によれば、もともと市場に出荷していたわけではないため実害はなかったとのことですが、この事態を重く受けとめ、住民の安心を担保する必要があると考えます。町としても、産直品や自家消費用の農産物等を対象とした簡易測定システムを導入する必要があるのではないか、対応を伺います。
次に、富谷町の農業振興策をどのように進めるのかという問題ですが、人口5万人の富谷町は、地域内そのものが巨大な消費地であり、都市近郊型農業を展開する上で大きな利点を持っております。この利点を生かした積極的な農政を展開することが行政の課題だと考え、幾つかの点について当局の認識を問いたいと思います。
その1つは後継者育成の問題です。国の新規就農支援制度、いわゆる青年就農給付金制度というものには富谷町では該当者がいないという状況で、町が本気で新規就農、青年後継者を育てようとお考えになるなら、独自の所得補償制度が必要ではないか伺います。
2つに、農産物の価格の変動による損失を補うものとして、JAあさひなの青果物価格安定制度がありますが、対象となるのはJAあさひなを通して出荷したものだけです。おんないん会などのような店舗での直売は対象となりません。また、補償率そのものが低い上、生産者の負担もあります。平成21年から23年までの3年間、この制度によって富谷町の生産者が補償を受けたという実績はございません。富谷町生産者の実態に即した町独自の補償制度が必要と考えますが、いかがでしょうか。
3つ目に、学校給食での利用拡大をどう進めるかという問題です。富谷町の学校給食における賄い材料費は、平成23年度は2億6,100万円に上っており、学校給食での利用拡大は地元農業発展のかぎを握っていると言っても過言ではありません。しかし、実態はどうか。平成23年度の野菜・果物の利用状況は青果物の年間利用量のうち13.5%にすぎないという状況でした。
学校給食での地元農産物の利用拡大は、何より子供たちにとって生産者を身近に感じる生きた教育の実践材料として、大きな教育的効果が期待できるものです。地元の農家と農産物が富谷町の学校給食を担う主力として成長できるよう、本格的な取り組みが求められていると思います。そのためには、学校給食ブランドとして富谷町独自の基準に基づいた品質の向上を目指すことと、同時に、計画的な作付、生産の拡大を図ることなど、町当局がしっかりとした戦略を持つ必要があると考えます。
その第一歩として、生産者と栄養士、学校ですね、これを結ぶ、給食センターという現場を結ぶコーディネーターの配置が不可欠だと思いますが、当局はどう対応しますか、伺います。
また、新学校給食センターは機械化が進んでいる分、規格品でなければ利用できない側面が強まっています。これでは地産地消の理念に反します。規格外の野菜も利用できるようにすべきではないか伺います。
次に、農産物の販路拡大にどう取り組むのかという問題です。町長は、施政方針の中で、今年度は道の駅に関する調査を実施すると表明されまして、約1,550万円の調査費用が計上されましたが、果たして富谷町にとって道の駅はこれだけの調査費を使って調査するほど現実味のある施策と言えるのか疑問です。この道の駅の場合は、一日の通行量が一般の国道で5,000台を超えるということや、仮に県道の場合であっても一日5,000台の通行量、さらには距離についても一定の要件が求められております。しかも富谷町の国道の部分はほぼほとんどが中央分離帯がございますので、道の駅を設置するということについては大変不利な状況にあると言わざるを得ません。富谷町の現実を見るなら、地理的条件、観光資源など、道の駅を維持・運営できるだけの状況には至っていないと考えます。非現実的な構想をもとに調査をしても、結局調査費が無駄になるだけということになりかねません。観光客を呼び込むことより、地域住民を呼び込み地元産品の消費拡大を図るほうが、はるかに重要だと考えます。
そこで、道の駅を前提とした調査ではなく、もっと身の丈に合った施設を視野に入れた、生産の担い手が潜在的にどれだけいるのかとか、あるいは生産量はどれだけふやせるのかなど、こうした現実的な調査こそ必要だと考えますが、どうでしょうか。
農業振興策の最後に、耕作放棄地への対策について質問します。2010年の農業センサスによれば、富谷町の耕作放棄地は39.79ヘクタール、約40ヘクタール、耕作面積全体の1割近くに上っております。放置すれば柳などが大木になり、近隣の農地にも影響を及ぼし、景観上も問題となります。行政の誘導策が求められますが、解決策について町はどのように考えているのかを伺います。また、具体的な対応策の一つとして、草刈りや抜根などの労賃に町が上乗せして助成を行うよう求め、お考えを伺います。
質問の2点目として、町の町立図書館建設について伺います。
当局は、市制移行の時期を平成28年4月と想定をし、そのための準備に入ると明言をしておりますが、本当に必要な準備の一つとして図書館建設を抜きにしてはならないと考えます。昨年12月議会で、私は、市制移行への条件をクリアする上で図書館建設は避けて通れない課題であるということを強調しましたが、町長の答弁は、図書館建設については慎重に見きわめるという内容で、最優先課題の一つという位置づけにはなっておりませんでした。
そこで改めて質問したいのですが、当局は、市になる要件としての図書館を公民館で代替させても構わないと考えているのでしょうか。もしそうだとすれば、その根拠は何でしょうか、明確にお示しください。また、市制移行までに優先して整備すべき施設建設はあるのか、あるとすればそれは何か伺います。
図書館を建設してほしいという声はかなり以前から出されておりまして、平成20年に町が実施をしました町民アンケートでも、図書館建設を望む声が数多く出されました。このアンケート調査は、まちづくりに対する住民の声を反映したものとして現時点で最も重視すべき資料だと言えます。この点については、企画部長も、昨年10月に行われました議会の総務常任委員会の席上、「町民アンケートの結果を見ても図書館建設を望む住民の声は大きい」と発言しており、市制移行を住民本位に進める立場であるなら図書館建設は優先課題とされるべきで、町民アンケートの結果こそ重視すべきだと考えるものですが、いかがでしょうか。
最後に、当局は、12月議会で私が「まちづくり審議会の中間答申は、事実上図書館建設を10年後に先送りしているのではないか」と質問したところ、「先送りではない」と明確にこれを否定する一方で、建設すると明言することも避けておられました。市制移行まであと4年です。まちづくり審議会の答申を待つまでもなく、図書館を建設するという町長の決断が今必要ではありませんか、ご見解を伺います。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
TPPについてということでありますけれども、環太平洋戦略的経済連携協定、なかなか内容も名称も、難しい中身と、また名称でございます。現時点で公的な場で町長が見解を述べる時期ではないというふうな、場ではないというふうなことで対応してございますので、ご理解をお願い申し上げます。
なお、宮城県町村会においては、既に平成22年の11月15日、抗議をする特別決議を採択をしておりますし、23年の10月の全国町村会において参加に反対する特別決議を採択してございます。
2つ目でありますけれども、富谷町の原木シイタケがというふうなことで、折々に県で抜き打ちで調査をしておりますということでございます。あのような結果となりましたと。しかしながら、全体としては、富谷町の今の空間線量、あるいは過去から今に至る状況からしても、ほぼ日常的に食べている分については心配がないというふうな認識でよろしいのではないかというふうに思います。しかしながら、数値を見なければというふうな思いを持たれる皆さんも多うございますので、それに、きのう冒頭申し上げましたように簡易測定器が間もなく入るということで必要な測定については対応できることとなりました。有効に活用できるように、今、準備してございます。
農業振興策についてということでありますけれども、申し上げましたとおり、農業施策について、富谷町の町民構成、そしてまた今の農業の皆さんの取り組みの状況からして、国を超える、国の幅を広げ深さを深めるというようなことの対応をできる状況にはないというふうに思います。全体の町民の皆さんのご理解というふうなことも含めて考えれば、現状を超えて、国の制度を超えて、富谷町独自のということの必要性はないものと認識してございます。
2つ目、農協についてのものについては、JAあさひなで確かに青果物価格補償事業がありましたけれども、これらについては市場出荷から直売事業の展開に力を入れるということで、制度そのものが23年度末をもって終了してございます。そのようなこともありまして、要するに規格に束縛されることなく、それこそ規格外の、こちらにはそろった形のいいスーパーに出ているようなものに加えてこういったものもいかがですかという自由度の高い自由販売、対面販売の場所、直売の取り組みがあるために、そのような自由な取り組みに対する基準の設定ができないことであり、補償も必要ないというふうなことでございます。自由に、それこそ自営業者、農業者ですから、自由にご自分で工夫をされてやりとりするというような面も貴重であり、尊重されなければならないというふうに思います。
3つ目は、この内容については十分進めてございます。学校給食センター、2月から所長職を配置して万全の準備と、そしてまた放射性物質の確認調査も含め、そしてまた簡易の測定器も入れ、対応しているところであります。産業振興課、教育委員会、そしてまた栄養士というふうなことの連携の中で、おっしゃる趣旨の内容は進められているというふうなところでございます。
規格外については、子供たちに安全・安心できちんとした食材の提供をすることは当然のことであります。そのようなことで、規格外の野菜なるもの、後ほど規格外の基準というようなもの、どういう認識でいられるのか、その辺のところを確認させていただいて、再答弁に答えたいと思います。
次、道の駅につきましては、調査費が無駄だよというふうなことの発言もございました。一般会計の当初予算でお認めをいただいた中で、今、間もなく始まろうとしているところでありますけれども、一般会計の反対討論の中に趣旨としてはなかったことではないのかなというふうに思います。今初めて、調査費の無駄で、別の調査をというふうな趣旨のご質問のようでありますので、これまた議論の場をもう少し深めてまいりたいというふうに思います。
その次、耕作放棄地というふうなことであります。富谷町の帳簿上に載っているいろんな、農地については数字があります。田んぼも畑も。昔、30年代に開田というのがあります。高いところに水をポンプアップして、そこにまで米をつくった時代がありました。そういったことも含めて、そこもすべて田んぼです。ですから、帳簿上の面積は今680ヘクタール、680町歩、富谷町の水田面積、地目が田となっているところです。そんな中で、現況はどうなっているのというのとはまた、登記簿上の田と、現況どうなっているのというのがあります。その中で、富谷町で、今、国の枠組みの中で苗を植えて米のつくれる場所は360ヘクタールということになります。ですから、半分とは言いませんけれども、その程度に近い数字、地目田んぼのところの6割程度のところにつくっています。非常に残念なことは、高い費用をかけて耕地整理をしたところに苗が植えられていない、米がつくれないという状況は、非常に心痛むところでありますけれども、現状は、制度上は非常に区画整理をされて、そして農地としてきちっと今も将来も管理をしましょうというふうな土地については、今、質問の中に出てきたような場所は決してありません。開田をしたところですとか、あるいは沢田と称して沢の奥のほうにとかというようなところには木が生え、柳が生えてということになれば、20年もたつと20センチ、30センチの柳の木になるわねというふうなことです。人は減ります、何しますというようなところも含めて、そういうところまで、今、町の農業委員会なり、あるいは町の担当課なりが、あるいは農業者の皆さん、地元の皆さんとともに、一生懸命柳を切って保全管理、いつぞやは大増産が必要かもしれないから昔のままに維持しましょうというふうな状況には私はならないと思います。昭和45年から始まる米の生産調整、要するに減反という言葉ですね、40年来も継続している中で、もうおがるところはおがりっ放しというふうな状況です。それをどのようにするかについては、私どもも、そしてまた農業者みずからがお考えいただく、あるいは農業委員会の役割の一つとしてお取り組みをいただいているところでございます。
富谷町では、草刈り助成というふうなことで、農協の助成を受けて、半分半分で助成をやっています。これは富谷町だけですよというふうなことにはなります。しかし、富谷町では農協の補助金をそういうところに使ってきましたということです。その他の3町村は別のところに補助を出していますよというふうなことで、言えば、富谷町のこの20年来のいわゆる農業者への草刈り、作付ができない田んぼの管理にぜひお力をお願いしますというふうなことで、補助金を投下してきたのもそのとおり経緯がございます。
次に、図書館にということでありますけれども、これは市の要件に文化施設をというふうなことで、文言上そのように読み取れる表現はありますけれども、よく考えてみていただければわかるように、何がなければ富谷町から富谷市に認めないよと、こういう時代ではありません。合併特例で寄り集まって3万人を超えた。それをもってして町村から市の名称に変わっていったということがわかれば、あるいは歴史的な長い戦後の50年60年の歴史を見れば、当然のことながら市の要件にない、これはもう平成20年の時点で県とのやりとりでも確認していることであります。ですから、市の要件になるための図書館というふうな議論ではなくて、我々が文化的な生活をする上で富谷町に図書館の必要性はいかがなものですかねと。財政的にも、そしてその機運も含めていかがなものでしょうかという議論を継続して深めていく、このような立場で今進めているところでございます。
足らざるところがあれば、再質問の前に、それぞれの担当課から答弁をさせます。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) おはようございます。
それでは、私のほうからは、市制移行に向け図書館建設を優先せよについての各項目、出題されておりますので、そちらについてお答えさせていただきたいと思います。
まず、1問目の市の要件における文化施設において図書館は市の必要要件であるということでございますが、これらについては、ただいま町長の申し上げたとおりでございます。
そもそも市と図書館との関係については、いろいろ過去の議会でも議論されてきておりますが、基本になるのが、まず、市になることについては、地方自治法で定められている要件をまずすべて満たすことということで、最大が人口5万人を有することでございます。その地方自治法には、都市的施設、その他施設の要件を備えることということで、その具体的なものについては都道府県の条例で定めることとなっております。その都道府県におきましては宮城県条例が昭和23年に制定されておりまして、その中で、都市的施設ということで公立・私立の図書館、博物館、公会堂または公園、文化施設などを2つ以上有することとなっております。恐らくここのところで必ず図書館は必要だとおっしゃっているんですが、市になるために図書館が必要であるかということで、宮城県との調整の結果、現状のままで富谷町としては、もう2つ以上の都市的施設は考えられるというご回答でございます。
ただ、図書館の設置については、それはまた別な議論であります。そもそも図書館については、図書館法、これも昭和25年に制定されておりまして、そこで市町村において図書館とはこういうものだというのが定めてきておりますが、近年の地方自治体への合併推進、そのほか地方分権の推進によって、昭和20年代の法律は大きく変わってきて、ただ、法律は変わっておりませんが運用が随分変わってきております。その中で、図書館については、平成10年に、図書館法に基づいて支出される国が出す補助金でございますが、図書館建設補助金、これが廃止になっております。廃止になったということは、市町村への設置義務については、その時点でできるだけ配慮ということに国がなったということで事例が出ております。ただ、まちづくりの中においての図書館その他文化施設というのは、これはまた別な話でございますので、それは先ほど町長が申し上げたとおりでございます。
2問目の図書館を公民館で代替できると考えているかということで、これは到底考えておりません。市制移行のためのこの要件からすれば、公民館が文化施設に入っておりますので、そういう考えで申し上げているところでございます。
3問目の市制移行に向け優先して整備すべきもの、これも市制移行にのみ突出すれば、施設建設は今のところ必要ないということでございます。
問い4、富谷のまちづくりに関するアンケートでありますが、これについて先ほど議員がいろいろおっしゃっておりますが、総務常任委員会のほうでも私も申し上げておりますが、これは新しい総合計画をつくるときにとった町民の皆さんからのアンケートで、上位と言いますけれども、まず、一番の皆さんからの要望の強かったものは、高齢者・障がい者に関する福祉的な施設を整備してほしいというのが約5割です。その次が、公共交通機関の充実ということで、これが4割。次に、病院など医療施設の整備が3割半ぐらいいらっしゃいました。その次に、保育所など子育て支援に関する施設の整備というのが3割。その次に、図書館や文化施設の整備ということで約2割と。上位からすれば、当然まちづくりの計画でとったアンケートでございますので、現在はそういったところに焦点を置いて整備を進めてきているところで、保育所についてもご紹介したとおりでございますし、医療機関についても何とか町内のほうに設置できるような環境を整えるとか、あとは高齢者の皆さんへの施策を充実させるとか、そういった部分を今取り組んでいるところでございます。
5問目のまちづくり審議会については、これも前回も相当議論させていただきましたとおりでございます。以上です。
議長(浅野幹雄君) この際、11時10分まで休憩をいたします。
午前10時58分 休憩
午前11時10分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
先ほどの浅野直子議員の一般質問の中で文言の訂正の申し出がありましたので、これを許可します。7番浅野直子君。
7番(浅野直子君) 先ほど、「子供たちを交通事故から守る」のところを「交通安全から守る」と言ってしまいました。「交通事故から守る」に訂正お願いいたします。以上です。
議長(浅野幹雄君) これより、永野議員の質問は一問一答方式により行います。16番永野久子君。
16番(永野久子君) まず、TPPについては余り長い時間をかけたくないと思ったんですが、町長が公的な場で町長として述べる状況にはないということだったんですけれども、今、農業委員会、中央組織も含めて、TPPについては絶対反対の立場を強くしています。また、JAも含めてそうですし、自治体の首長さんクラスで絶対反対であるということを明確に表明している方が相当数いらっしゃるんですね。これは町長が明確にこの場で賛成・反対ということを言ってはならないとでもお考えになっているのかを伺いたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) これはあんまり生産的でないですので、先ほど申し上げたとおり、富谷町5万人もいらして、それぞれの立場がありますので、本当に慎重に言動を慎むというふうな立場で調整をしてございますので、ご理解をお願い申し上げます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) では、青果物のセシウム簡易検査器につきましては間もなく入るということでしたので、どこに設定するのか伺います。
議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
産業振興課長(浅野康則君) 6月下旬以降の設置ということになっていますので、ただいま検討している最中でございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) その場合、エアコンの設置などが当然一つの環境づくりとして必要だと思いますが、考えていますか。
議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
産業振興課長(浅野康則君) その仕様等についても配置される県のほうからいただきまして、設置する条件、隔離する部屋が必要等々のことについても今検討しているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) これは、県からの借り受けということですか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) これについては県から配備されるものでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 先ほどの町長のご答弁の中で、平成23年度でJAの青果物価格補償制度そのものが終了したというふうに聞こえたんですが、間違いないでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 聞き漏らしたというようなことならばですけれども、言った言葉を言っているというか、その確認の、もう少し、時間の制約の中ですからね。はっきり明瞭に私も述べているつもりですので、そのとおりです。言い違えたところはありませんので、確認はなしにして、質問の本題にどんどんと入っていきましょう。(「やり方は別として、はっきり答えてください。聞いているんですから」の声あり)
議長(浅野幹雄君) 質問でお願いします。16番永野久子君。
16番(永野久子君) 確認も含めて質問のうちと見ていただきたいと思いますが、それでは伺いますけれども、私はJAあさひなに行って価格補償制度のパンフレットをもらってきました。「平成24年度青果物価格安定制度のしおり」ということであるんですけれども、この制度が終了したということは、調査に行った段階でも一言も聞いておりませんが、それは事実としてそうなんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
産業振興課長(浅野康則君) 宮城県青果物価格安定相互補償協会さんで実際実施しているものと、それから、各JAさんで独自に実施しているものがございます。その中で、先ほど町長が述べたように、あさひなさんでやっている価格安定補償というのを市場出荷から直売のほうに切りかえていくということで終了したという形です。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) そのあさひなでやっているものが終了したというのがよく理解できないところがあるんですけれども、そうしますと、あさひなが出していたこの制度が終了するわけですか。これでいいですか。間違いないですか。これ、社団法人宮城県青果物価格安定相互補償協会というふうになっておりますが、実施主体が。
議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
産業振興課長(浅野康則君) このしおりに関しては、このまま継続されております。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) しおりがあるということは制度があるということなんでしょう。違うんですか。そこをはっきりしてください。
終了したという言葉がありまして、何か先ほどのご答弁では2つの価格補償制度があるかのように受け取れるんですよ。そして、JAあさひながやっている分は終了したというふうに先ほど聞こえたので、そういうふうに間違いないんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
産業振興課長(浅野康則君) 社団法人さんでやっている補償は継続しております。そのほかにJAあさひなさんで独自にやっている青果物の安定については、23年度をもって終了しております。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) そうしますと、これに絞って伺いたいと思いますけれども、この社団法人宮城県青果物価格安定相互補償協会、24年度以降も継続する見通しのこの制度に限って伺いたいと思うんですけれども、この制度については富谷町で該当した野菜、品目、価格というか補償額、補給額ですね、これが一体どの程度の実績があったのかを、過去、21年から23年までで結構ですので伺います。
議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
産業振興課長(浅野康則君) 21年度から23年度までは、この制度で補償を受けたものはございません。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 富谷町に独自の補償制度がありませんし、JA独自のものもなくなるということですと、この補償制度だけが頼りということになるわけですが、これはJAを通じたものしか対象とならないという点では間違いないですか。
議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
産業振興課長(浅野康則君) このJAさんを通して市場出荷したものに該当するものであります。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) そうしますと、富谷町で今元気に活躍されているおんないん会の皆さんが、ムサシだとかビッグハウスですか、というところで販売しているものは対象になるのかならないのかを伺います。
議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
産業振興課長(浅野康則君) 対象にはなりません。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) そうしますと、何らかの形で富谷町の農家の皆さん、生産者の方々の実態に合った制度というものを町でつくる必要があるということはお考えにならないということで、先ほど答弁としてはそうでしたが、この必要性は認めますか、どうですか。
議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
産業振興課長(浅野康則君) 先ほど町長が述べたとおり、市場出荷、要するに自分たちで自由に売るというものに関しては規格、それから規定等が設けられないと思いますので、できないものと思います。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) ちょっと今理解ができないんですけれども、価格補償制度を国だとか県だとか、そういうレベルで、国は今ないですね、県段階でやっているところが実際にはあるようです。それで、市町村独自でつくっているところも現にあるんですね。法律的にとか、何かそういう面での差しさわりは全くなくて、その自治体がやる気になればできる制度なんですが、この点の認識はどうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
産業振興課長(浅野康則君) やはり実際補償するというのは、ある程度の水準を設けなければいけないと思います。その水準に統一することが、まず自由出荷の場合、直産で販売しているものに関しては設けることができないと感じておりますので、価格安定補償制度は成り立たないと思っております。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 一定のレベルで統一することが難しい、したがってできない、制度として成り立たないということでしたが、そこで、ちょっと外れますけれども、改めて、学校給食に関してなんですけれども、年間の学校給食用として使った野菜のうち富谷町の地元産品を使った比率が13.5%というのは間違いないですか。23年度です。
議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
産業振興課長(浅野康則君) 23年度での集計については、ただいま手元に資料がございません。後にやりたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) それでは、学校給食の担当のほうに伺いますが、今の質問、もう一度繰り返すまでもなく、そちらでお答えいただけませんか。
議長(浅野幹雄君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(高橋作喜男君) 13.5%で間違いございません。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) この活用が本当に13.5と低いわけですけれども、なぜ低いのかという、この点についての問題意識はありますか。
議長(浅野幹雄君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(高橋作喜男君) 先ほども議員さんのほうからおっしゃられたとおり、学校給食に関しましてある程度の調理時間と、またはそれを補うためのシステム化ということが必需となっておりますので、その中で処理する上でどうしても規格というところがネックになってきているのかなと感じております。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 規格ということで、先ほど規格外とは何かという、町長が反論ではありませんがおっしゃっておりましたけれども、この場合の規格ということはどういうことを指しているのか、簡単で結構ですのでご説明ください。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、先ほど申し上げました規格外の野菜という認識は、議員自身、確認をさせていただきます。
議長(浅野幹雄君) 確認ですね。
町長(若生英俊君) はい。規格外の野菜というのはどういう認識をされているのかお願いします。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 実は今も給食センター所長のご答弁にありましたように、規格ということは学校給食の中で使う野菜で大変大きなインパクトを占めているんですね。それはサイズであるとか、もちろん安全性もそうですけれども、サイズであるとか、調理時間を要さないということでいくと例えば曲がったキュウリは使えません。あるいはジャガイモについては小さなものは使えませんといったようなことで規格という名のもとにかなり使えない状況がかねてからございました。ということです。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) すべての食材についての標準規格というのがありまして、当然これはありますよね。この基準で何をお願いしますと。ジャガイモについては、3Lから5段階のSまで、一番下のSサイズで70グラム以上です。それ以下は規格外ですよと。ですから、規格というふうなことからすると、S以下を規格外と、こうなりますね。私はそう受けとめます。したがいまして、現状、ジャガイモ、例えば2L200グラムとMの100グラム、200グラム1個と100グラム2個、この労力を考えたときに、同じ量に見えますけれども、皮むきのとかって言ったときに、おのずと給食センターでは、このぐらいのところの規格でご協力お願いしますというのは私は当然のことだと思います。そして、また、L以上、150グラムをお願いしますと。一つずつはかっているわけではありません。148グラムだからだめだと、こういうふうなことをしている状況には給食センターはないと思います。見た目で。参考までにお持ちしました。これはL、これはS。規格内なんですよ。これは170グラム、これは77グラムです。去年とった、芽かきした保存ジャガイモです。このような形で今農家の皆さんも食べていますけれども、ですから、この2.5倍ぐらいがこれです。ですから、これ3個とこれ1個とで能率、限られた時間に調理するわけで、あるいは機械もそれに見合うというようなことからすれば、これは買い入れませんよ、調理に使えませんよというのは当然のことではないでしょうか。そういう意味で、ぜひ規格というふうなことの共通認識を図りながら議論を深めたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) あのように立派な給食センターをつくって、そして、本当に機械化を進めているわけですから、その中で今小さなジャガイモを使えと言っても、これは今の段階では大変無理があると。人手をふやして手むきでというわけにもいかないだろうということで、今回、学校給食における品質と量の確保の問題なんですけれども、この点について富谷町の野菜は学校給食の中において、先ほど利用されているのは結果として13.5%だったと。なぜ低いのかというときに、問題点を明らかにする必要があると思うんですが、私が今回申し上げたいのは、学校給食に規格があるのであれば、その規格に通るような野菜を育てていくというそのことを行政として、あしたあさってではなく、1年後2年後という展望を持った上で育てていくということについてはどう考えるのかと。このことを伺いたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
産業振興課長(浅野康則君) 生産物の品質、それから圃場の状況等々については、県の普及センターの指導員の方、随時こちらのほうに要請して回ってきていただいて、その方の指導のもと、いい野菜という形の生産に取り組んでおります。
議長(浅野幹雄君) 補足ですね。若生町長。
町長(若生英俊君) 私も何十年やっていますけれども、まさにこういうジャガイモばかりつくりたいんです。「なれよ」と言って植えるんですけれども、出てくるのはこういうのもあり、こういうのもあるんです。結果として給食センター向きですね、うち向きですねと、親族、兄弟さ持っていけと、こういうふうなことです。ですから、皆さんはとっくに、言われるまでもなく、こういったもの、規格に合うものをつくるべく、農業者は努力されているんです。そしてまた、2年続けて同じものができないと。しかし、上手なわざを持った人は、妙に毎年毎年上手にできる。何でできるのかなと思いながら、ちゃんとそれはコツを持っているんです。それがプロの農業者ですよね。私ら、かないません。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 今、プロの農業センスとおっしゃっておりましたけれども、町が、行政が目的意識を持って育成していくというふうに考えた場合に、品質もそうですし、必要量の確保ということもありますし、それには個々の農家任せでないきちんとした指導を、県の指導員が入っていると言っていますが、そんなに頻度高く入っているわけじゃないんですよね。そういうことについて検討することが必要なんじゃないですか。現状のままでやむを得ないと、これ以上は発展しないと言うなら、もう町長のお考えでそのとおりですけれども、もっと何とかしたいと思うなら方策があるんじゃないでしょうか。町長、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 確認をします。本当に施策があるのならば、永野議員にぜひお聞きをしたい。まさに机上論ですよ、これ、間違いなく。皆さん、農業者、本気になってやっているんですから。我々、三、四十年やったってできないものを、本当にプロの農業者はやっていらっしゃるんですよ。上手に曲がりネギできます、ニンジンできます。本当に見事です。尊敬します。早くそういうわざを身につけたいんだけれどもできません。これは、我々が指導する云々でなくて、皆さんが自助努力の中でやっていますから。指導ももちろんやっていますよ。改良普及員の皆さんが一生懸命やっていますから、これ、町が持っているスキルは全くありません。改良普及員と農協です、そういう意味では。我々、産振でやれるのは農業、農政、行政事務というあたりに恐らく八、九割方、9割方あるんだろうなというふうに思います。企画部に産振を入れたのもそういうふうなねらいがあってのことであります。ぜひその辺のところをご理解いただいて、もう少し前向きな議論をお願いします。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 私は、全く農家でありませんし、親戚にも一人も農家はおりませんけれども、消費者については生まれてからこの方ずっと消費者をやっておりますので、その視点から考えていると思うんですけれども、各地の農業政策というのを随分見させていただいてきました。県外も県内もですね。成功しているところの共通点というのは行政がリードしているという点です。行政の側に、今言ったような技術指導をする人、学校給食の場合なら学校給食の現場とそれから生産者、これを結ぶコーディネーターをきちんと置いて、どのくらい必要か、何が必要かというのを絶えず明らかにして、取り組む、参加する人をふやすと。これを行政の立場でやられてきているんですね。ですから、そういうことをやらないで前向きな議論と言っても、これほど前向きな議論はないんじゃないでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
産業振興課長(浅野康則君) 消費拡大、それからさっき言われた給食センターへの納入の拡大、これに関しては、ことしの2月に、学校給食センター、それから、さっき町長も言いましたけれども農家の方々、おんないん会中心ですけれども、それから生産組織団体、志戸田生産組合、それからブルーベリーさん、それから学校給食センターの栄養士さん、あと学校給食センターの所長さん、そういう方で協議しまして、そこにJAさんも入っていただいて、生産者の掘り起こし、どれくらいつくれるかの集計等の計画、それに沿って進んでおります。ですから、消費拡大、それから生産拡大に努めていないというわけではなくて、そういう調整、それから農家への呼びかけですね、そういう形で振興を図っております。
それから、さっき言われた売り場の、おんないん会中心で今、売り場をやっておるんですけれども、いろんなところに聞きますと、その売り場の場所とか飾り方とか、そういうコーディネーターさんを介して売っているというところもあると思います。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 時間が余りありませんので、農業問題であと2つ伺います。
1つは、現在の納入システム、JAに納入する、富谷町学校給食の野菜に限ってというふうに限定して伺いたいんですけれども、現在の納入システム、赤帽さんも使ってということですけれども、その流れを簡潔にご説明ください。
議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
産業振興課長(浅野康則君) まず、JAさんが指定する場所に生産者が集めます。そこからJAさんがセンターのほうに納めに行くという形になっています。そこで、さっき言われた赤帽さんというのは、生産者がそこの指定の場所まで持っていけない方のためにそこの運送をお手伝いするという形の業務です。(「そこから先も。一連の流れ」の声あり)
済みません、納入した後については、私らのほうじゃなくて。済みません。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) JAに納入した後、そこで入札に付されるということはご承知でしょうか。それはどちらが答えてくださってもいいんですが、入札に付されるということと、その場合に、入札であるからには負けることも、落札できないときもあると。その場合には、結果として富谷町の地元の農産物が、農産物といっても、今、野菜に限って言っていますが、学校給食で全く使われないということもあり得るという理解でよろしいですか。
議長(浅野幹雄君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(高橋作喜男君) そのとおりでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 今のシステムでいくとこういうことです。そうすると、地産地消を進めるとかあるいは食育を進めるということで食育計画もあるんですけれども、地元農産物を使うと言っていながら、結果的には学校給食で地元産が使えないということになる仕組みだというご理解はあるでしょうか。これは町長に伺います。
議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
産業振興課長(浅野康則君) やはり使う側のニーズに合ったものをつくるように産業振興課のほうでは振興していかなきゃいけないというふうに感じております。(「いやいや、そういうことを聞いていません。聞いたことに答えてください。どなたでもいいです」の声あり)
議長(浅野幹雄君) もう一度言ってください。座って。
16番(永野久子君) 入札の結果、富谷町の野菜が学校給食に使われないということも論理的にあり得るんだということでいいんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 学校給食センター所長。
学校給食センター所長(高橋作喜男君) 先ほども申し上げたとおり、そのとおりでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) もう1点ですけれども、先ほど、まず調査に関しては、無駄というふうに言い切っておりません。無駄になりかねないと言っております。これは大きな違いですので、理解いただきたいと思います。
耕作放棄地に関しては、そういったような場所はないというようなお答えだったように聞かれたんですけれども、実は農業委員にさせていただきましたけれども、今、耕作放棄地の問題が農業委員会の中ではたびたび話題になります。これも本当に困っていると。現場も見てきましたけれども、国道沿いの大変いい場所に柳がおがって大変な状況になっていると。明石にもある、あっちにもこっちにもあるということです。決して沢田だけではありません。平場のところにあるわけで、こういう危機感を持っているという農業委員の方々の危機感については、町長はご認識されているでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
産業振興課長(浅野康則君) 富谷町では耕作放棄地の土地はないという表現をしたものについては、水田保全支援事業というところで農業の振興区域、要するに富谷町が振興しますという区域を定めております。その中のものについては、休耕田を管理するために草刈りをしましたよというところに、町から、これはこの辺では富谷町だけなんですけれども、10アール当たり3,500円、それを補助しているそういう事業をやっておりますので、その振興区域には放棄地はございませんというものです。ただ、それ以外の区域外のものに関しては、先ほども述べたように農業委員会さんとともにその対応を行っているという形です。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 農業センサスで40ヘクタールあるという、これは間違いはないですね。耕作放棄地が約40ヘクタールあるということは間違いないですね。
議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
産業振興課長(浅野康則君) センサスの積み上げのほうもそういう数値も出ておりますが、富谷町の台帳面の面積、農業委員会の台帳面の面積では73ヘクタールというふうに数値があります。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 図書館についてですけれども、町長の先ほどのご答弁で、図書館というのは市の要件ではないということをおっしゃったと思いますが、これは県との確認でそうなっているんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 市になる要件として富谷町の現状をそのときのことで確認をしたところ、2つ以上の文化施設を有するというところについては整っているということでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) ですから、2つ以上の都市施設が考えられると、これは県との協議でというか、合意で2つ以上の施設が整っているというふうに県も認めているということですか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 最終的には実際の申請行為があってからのお話ですけれども、事前にこの部分について、何項目か県が指定されていますので、そういったところを、現状の富谷町ではこういうことですがこれは条例に当てはめていかがでしょうかという問いに対しての答えということでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) では、その整っている2つというのは何と何かを伺います。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) これについては、公民館、スポーツセンター、民俗ギャラリー、そういったところも文化的施設ということでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) そうしましたら、富谷町は県の条例にうたわれている図書館というものについては、市を想定した場合の要件としては、もう検討から外すと、検討外であるという認識ですか。何かもうこれで整っているという認識であれば、これ以上は今必要ないということなんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 何度かその件はご説明しておりますが、私も説明が下手なのかよくわかりませんけれども、必要ないというわけではないということは申し上げています。それは先ほど言ったアンケートにもあらわれているとおり、ただ、ご質問が市制についてどうかですから、市制についての要件ではないですよということでございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 先ほどの町長の市の要件ではないというご答弁もそうですし、この図書館に関してですよ。それから、今の企画部長のご答弁も、こういうふうに明確に図書館に関して答弁されたのは初めてですよ。今までなぜこういうことをはっきり言ってこなかったんですか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 言ってきたつもりでございますけれども。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 押し問答をする気はないんですけれども、公民館、スポーツセンター、民俗ギャラリーなどで要件を満たしているという認識は、仮に県がそのように言ったとしても、図書館の必要性から見たら全く別次元の問題として考えなきゃならないですよね。その点で、先ほどアンケートの結果に対して、たくさん声があったと。これは企画部長ご自身の言葉だったわけですけれども、総合計画を前提にした調査で、福祉だとか公共交通とか病院その他、保育所ですね、こういったことについては相当数あったけれども、図書館は2割だったということですが、この2割の数値の意味というのが、私はちょっととらえ方が違うんじゃないかと思うんですよ。福祉や公共交通や病院や保育所などというのは、これはもう住民の生活になくてはならないものですよ。本当に最小限必要なものなんですね。図書館というのは文化的な施設ですから、パンか自由かといえばパンではないと。自由に入っているわけですよね。なければない、そういう施設ではありますけれども、あることの意義というのは非常に大きいわけですから、改めて、この図書館法に基づく図書館というものの意義というのを町長に伺いたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) ご質問を受けた趣旨、質問によれば、「図書館は市の必須要件であり、他をもってかえることのできない施設と認識すべきではないか」というご質問なんですよ。それに対して私ども答えているわけですから。ですから、市の要件を満たすのに図書館が云々ではないんですよということをずっと繰り返し言ってきています。文化施設ですよ、文化的施設というようなことの中にこういったものが入っています。市の要件にそういったものを描くのは当然わかりますねというふうなことからずっと来ているわけですよね。今初めてとかという話題は、全く私はこの場にそぐわないのではないかと思います。市町村課からのやりとりをして、私、すぐ就任直後から問題意識を持ちましたので、20年の2月29日にやりとりしていますからね。ですから、19年度にもう既にやっているんです。ですから、そういうことを含めて、まさに施設等、どんなふうな方向性を描きますかと、いろいろな、この場だってきのうは何と、あるわけですよね、大型施設。今の町村行政の枠組みの中で何が最大限できますかねということを考えながら、今、前に進めようとしているというふうなこと。図書館の必要性を否定したことは一度もありません。私は県の図書館にしょっちゅう行っているタイプですからね。本なくしては、私の今の町長職ないんです。
ですから、図書館はぜひ富谷には欲しい。そのためには財源をどう拠出してどうしていきますかねというようなことを皆さんとともに、きょうのような場を含めて考えましょう。ぜひそういったものを早くにね、来年というわけにはいきません、これは最低限。ですから、5年10年の単位の中で、スパンの中で物は考えることにいたしましょうと。ですから、市制の28年4月と描いたのは、図書館の建設なくしても、事務手続で市制への移行が可能でしょうというふうなことから、私は28年4月というふうに明言をして、そこに向けて、終点を決めてすべてそこに合わせて物事を進めていきましょうと、こんなふうな進め方でございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 図書館の役割は認識されていると。しかし、市制に向けて建設するということでは決意があるんですか。市制を施行する前までに間に合うかどうかは別としても、市制に向けてどうしても必要だと。これは建てたいという選択肢の中に図書館は入っているのか、いないのかを伺います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 先ほど熱弁を振るいましたので、これ以上の言葉は出てきません。(「明確に答えてください、聞いているんですから。町長、答えてください」の声あり)
議長(浅野幹雄君) 質問してください。16番永野久子君。
16番(永野久子君) 宮城県内に13の市と22の町村がございますけれども、13の市の中で図書館がないという市は一つもありません。それから、22の町村の中で9つの町が図書館を持っています。これは何もほかの町が持っているから建てろということではありませんけれども、市となること、これを目指す以上、文化的な施設として図書館というのは欠かせないものだと私は思っておりますけれども、こういう県内の状況を踏まえて、町長、改めて図書館を建設するということを明言される、そういうご決意を述べていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) この件について、この場で決意を述べるものではございません。議員の強い今の思いはお聞きしました。(「ここで述べなくてどうするんですか。公の場ですよ、最も大事な」の声あり)
議長(浅野幹雄君) 質問でお願いします。16番永野久子君。
16番(永野久子君) それでは、宮城県市町村課と、この図書館を初めとした市の要件について県条例の理解について、最近いつお話し合いされたでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 先ほど町長の申し上げた平成20年でございます。
議長(浅野幹雄君) この際、暫時休憩をいたします。
午前11時49分 休憩
午前11時49分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
この際、午後1時まで休憩をいたします。
午前11時49分 休憩
午後 1時00分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
16番永野久子君。
16番(永野久子君) 図書館はいつ建てますか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) いつ建てるかというご質問には答えられるところではございません。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 私は、2件について質問をいたします。
1つ目は、自然エネルギー、この転換を町が率先して行うべきではないかということで質問をいたします。
平成23年3月11日の大震災によって発生した東京電力福島第一原子力発電所の過酷な事故による放射能の影響は、広範囲に、しかも深刻な状況が続いています。これまでも自然エネルギーへの転換の必要性は言われてきたし、研究もされてきました。しかし、政府と電力各社は、地球温暖化抑制、CO2二酸化炭素の削減に効果があるとの理由をつけながら、原子力発電への比重を高め、自然エネルギーへの取り組みをおろそかにしてきたのではないでしょうか。
福島原発事故以来、原発再稼働を許さないという世論の高まりから、一時54基あった原発は現時点で一基も稼働できていません。しかし、関西電力大飯原子力発電所、夏の電力不足をあおり、再稼働させようとしています。福島原発事故の原因究明がされていないのに、無謀としか言わざるを得ません。太陽光、地熱、バイオマスなど自然エネルギー、再生可能エネルギーで発電させる研究が進められていますが、これら自然エネルギー、再生可能エネルギーへの転換の必要性について、町はどのような認識をお持ちなのかお尋ねいたします。
現在、富谷町では、役場庁舎と新学校給食センターに太陽光発電システムが設置されています。6月補正予算で、再生可能エネルギーに向けた取り組みとして、成田・富ケ丘公民館2カ所に太陽光発電システム設置費用が計上されました。平成23年の第3次補正による予算で6,300万円が配分され、4年間継続されると、昨日、町長から説明がありました。自然エネルギー導入へ一歩踏み出した感があります。この際、さらに町独自に公共施設への設置を強力に進めるべきだと考え、今後の設置方針をお尋ねいたします。
私は、昨年11月、政務調査で山梨県北杜市の中学校に設置されている太陽光発電を視察いたしました。北杜市の小学校15校のうち、統合する2校を除く13校に、また、中学校9校のうち8校に太陽光発電システムが設置されています。次代を担う子供たちが環境意識を高めていくことが必要と考え、北杜市は、北杜市地球温暖化防止活動推進員、ほくとの会といいますが、この会と共同で、北杜市地球温暖化防止・環境学習プログラムガイドを作成し、講師を小中学校へ派遣し、環境教育を実施しています。視察した中学校には学習・教材用の太陽光発電設備、低い場所にあるのですが、それが設置されていました。生徒は、設備を間近に体感しながら、環境教育の教材としていました。視察の中学校は、平成22年11月から太陽光パネルを増設し発電していて、資料のある8カ月の平均で、使用した電力量よりも売った、つまり売電した電力量のほうが約2割多くなっています。中学校で使う電気を自分たちの学校の屋根で発電し、なおかつ、余剰電力を売ることができているということです。富谷町としても、実益のあるようなこのような取り組みが必要ではないでしょうか。
自然エネルギーへの転換を図ることは、教育的角度のみならず、実益を求める段階に来ていると考えます。そこまで意識しないと、実益を求めるというところまで意識しないと、自然エネルギーは環境によいものということだけになってしまうと思います。公民館への設置は年次計画で進められていく計画ですが、小学校、中学校、幼稚園、保育所に町独自の取り組みとして太陽光発電システムを設置するよう求め、質問いたします。
政務調査で小水力発電も視察しました。今は合併して長野県松本市になっていますが、合併前は波田町と言いました。その旧波田町は、長野県の支援金助成事業で「新エネルギーを育むまち波田町」を掲げ、小水力発電開発を進めました。有効落差50センチメートルという小川に直径3メートルの水車によって250ワットから300ワットが発電され、遊歩道を照らしています。この事業は、新エネルギーの普及啓発を波田町から内外へ発信したもので、実証実験の分析・解析結果を検証し、落差の緩やかな流れの農業用水路でも、より効率のよい水車発電の実用化を地球温暖化防止策として実施しています。松本市は、波田水力発電所を学習教材として位置づけ、市内の児童や保護者を対象に「波田まるごとエコスクール」を企画し、自然観察や郷土の歴史学習、農場の見学などをあわせた環境教育を実施しています。学習教材として小水力発電施設をつくり環境学習に活用することで理解を深めることができると考えます。ぜひつくるべきではないでしょうか、対応を伺います。
東北電力女川原子力発電所について伺います。昨年の大震災で女川原発は福島原発のような事故は発生しませんでした。事故にはなりませんでした。しかし、女川原発も紙一重の事態になっていたことが明らかになっています。
第1は、津波です。3月11日、マグニチュード9.0の地震発生で女川町内を襲った津波は17メートルから20メートルという巨大なものでした。女川原発の敷地は13.8メートルだそうですが、そこに13メートルの津波が襲ったと記録されています。
第2は、外部電源です。3月11日、5系統ある外部電源のうち4系統が失われ、かろうじて残った1系統のみで原子炉の冷却が行われていました。4月7日、マグニチュード7.1の余震で、またもや1系統のみが残りました。生き残った1系統の電源はそれぞれ違っていて、すべての電源が使えなくなっても不思議ではないという状態でした。
第3は、地震でショートし火災が発生したことです。1号機の火災報知器作動から消火確認までおよそ9時間かかりました。
第4は、津波が配線やケーブルの配管を通し浸水したことです。2号機の原子炉建屋地下3階にある2台の熱交換器とポンプ室が海水の浸水によって水没し、水没しなかった2台で冷却していたということです。
第5は、耐震安全性にも問題があったということです。3月11日の地震、4月7日の余震で、基準地震動を超えました。国会で、「震度6くらいで想定値を超えるのはおかしい。想定値を見直すべきではないか」という質問に、当時の海江田経済産業大臣は「早急に見直ししたい」と答弁しています。
以上、女川原発が危険な状態にあったという特徴的なことを挙げました。福島原発と同様の過酷な事故が女川原発でも起き得る状態にあったということです。富谷町は女川から直線で約50キロメートルほどです。東北電力女川原子力発電所を再稼働させないという意思を町として明確にするべきではないでしょうか、お尋ねいたします。
2問目の問題ですが、国民健康保険税の問題です。広域化が進められていますが、広域化路線ではなく住民本位で実施すべきだということで質問いたします。
2003年のことになりましたが、3月に自民公明政権の小泉内閣は、医療構造改革の基本方針を閣議決定しました。それは市町村国保の運営主体を広域連合などに切りかえ、市町村独自の公費繰り入れをやめさせることの提唱でした。基本理念は、負担と給付の関係の明確化と保険原理の徹底でした。負担増を我慢するか給付抑制を我慢するか、どちらかを国民に選択するように仕向けるものでした。自公政権のねらいは、公的医療費の抑制でした。以来、過酷な国保行政が実施され、命と健康が脅かされる事態が全国で引き起こされています。
政権交代後の民主党政権もまた、国保税値上げや滞納制裁に自治体を駆り立てる国保広域化路線を推進しています。国保広域化を「社会保障と税の一体改革」の中の一つに位置づけ、4月には国保の給付財政を都道府県単位に統合する法律を国会で成立させました。
国保の広域化とは、負担増、収納強化を拡大し、住民福祉としての機能を切り捨て、徹底した給付抑制を行うということです。収納率が低ければ都道府県単位で運営される広域連合に町が一般会計から弁償しなければならないということが言われています。町長は、平成22年、「国保の広域化を歓迎するのか」という質問に対して「どういう制度移行にしろ、国保加入者へのこれ以上の負担増につながらないよう、国・県へ運動しなければならないと思っている」と答弁していますから、国保の広域化には反対であるということを明確にすべきではありませんか、お尋ねします。
平成23年に国保税減税が実施されました。1世帯平均で2万2,000円、1人当たりでは1万1,600円というもので、加入世帯からは大変喜ばれました。昨年度との比較で、現年度、滞納繰越分とも収納率が向上しているということですが、その要因は、担当者は、減税の効果もあるでしょうが納税相談によるものだと話していますが、私は、国保の減税は納税意識を高め、滞納分までも納めようという意識変化があったものだと考えています。
国保税は重税感が非常に高いのが実情で、この減税実施は3年間となっていますが、減税の継続が必要だと考えます。住民の暮らしを守るという責務から、だれもが払える国保税に、社会保障としての国民健康保険税にしていくためには、引き続き減税に向けた施策が重要だと考えます。数年間の収納状況の比較、その所見、町はどのように見ているのかお尋ねいたします。そしてまた、国保加入者の構成、これはどのようになっているのか、また、現在の経済状況の中で国保納税者に見られる特徴をどのようにとらえていますか、お尋ねいたします。
国保加入者の平均所得は143万円、所得200万円以下の世帯は77%です。所得階層別の収納率の資料は作成されていないようですが、資格証が3月現在で42世帯に発行されています。そのうち所得なしというのが7件、50万円以下というのが4件、100万円以下というのが2件、150万円以下8件で、50%に当たります。未申告世帯というのがあって、これが30%ありますから、この未申告世帯がどの所得階層に当たるかわかりませんが、こういうことが今現在あります。ここから、平均所得以下で納税困難世帯が多数に上っているということは類推できます。
国保への国庫支出金は削減に次ぐ削減です。もちろん国庫支出金をもとに戻すように、これが一番の国保税の減税の解決策です。なぜなら、年金生活者や失業者が加入している国保は、もともと適切な国庫負担なしには成り立たない制度だからです。一般会計からの繰り入れで国保税の負担軽減をすべきという要求に、町長は、これまで「住民の納得が得られるかどうか」と懸念を示しています。しかし、みんなで負担した税金を国民の住民の生存権保障に使うのは当然のことで、この発言には問題があると考えます。払える国保税にするために一般会計からの繰り入れは必要であり、対策をとるべきではありませんか、お尋ねいたします。
次に、子供の医療費無料制度の拡大が進んでいます。平成24年、ことしの4月1日現在、宮城県内で半数を超える18自治体が、中学3年生までを対象に医療費を無料に、あるいは一部助成が実施されていることが宮城県保険医協会の調査でわかりました。大衡村は村独自の方法ですが18歳までを対象にしていることはよく知られています。中学校3年生、15歳まで、入院・通院とも医療費を無料にしているのは7市町、小学校卒業まで医療費無料というのは5市町です。
富谷町は、平成23年10月から子ども医療費助成制度が改定され、対象年齢が拡大されました。入院は中学3年生までで、通院は小学校3年生までが無料です。これは、多くの保護者がとても喜んでいることです。現時点での利用者ですが、医療費、そして予算、この推計値との比較をお尋ねいたします。
子供の医療費無料制度は子育て支援の重要な柱だと考えます。保護者もそれを望んでいます。高校卒業の18歳までを対象とすべきではありませんか。18歳までとしたときの予算額をお尋ねいたします。また、中学卒業の15歳まで入院・通院とも無料の場合、同じように小学校卒業の12歳までとしたときの必要額は幾らになりますか、お尋ねいたします。
宮城県の子ども医療費助成制度は、所得制限を設け、通院が2歳まで、入院が就学前までであり、非常にお粗末です。同じ対象年齢の都道府県は、大阪府、新潟県、佐賀県で、宮城県を入れて1府3県しかありません。全国から非常におくれています。宮城県の子ども医療費助成を富谷町はどのように考えていますか、対象年齢の引き上げ、対象範囲の拡大を県に求めていくべきではありませんか。そして、求めるように町長に求めて質問を終わります。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
自然エネルギーのということであります。1つ目の転換の必要性というふうなことでありますけれども、おっしゃる趣旨、そのとおりだと思います。新エネルギーの普及促進あるいは再生可能エネルギーというふうなことで、このような事故を通して、本来はもっと、あろうがなかろうが従前からというふうな思いも持ちますけれども、なお一層、この事故を契機にこういったところに力を、エネルギーを注がなきゃならないと、そういう思いと、また期待を持つところであります。
2つ目については、冒頭、助成運営概要で申し上げたとおりでございますので、割愛をいたします。
3つ目は、提出いただいた表現の中に、実際に消費する電力が自然エネルギーで賄われるぐらいの取り組みをというふうなことなんですけれども、こういったことを前提にすると電力会社は不要で、すべて自分の電気は自分でと、こういうふうな最も理想的な姿になろうかと思いますけれども、現実そうはいかないだろうと思います。参考までに、給食センター、あの範囲で屋上に太陽光パネル、最大出力20キロワットの出力の太陽光発電ということになりますけれども、全体の使用料の5%前後というふうな数字でございます。ですから、9割を超える電力は電力会社から購入をするというふうなこととなります。
4つ目については、小水力発電、今のお話がありましたけれども、せせらぎ水路の活用はというふうなことでありますが、このような電気の仕組みとか、あるいはエネルギーあるいは節電等々の内容については、それぞれ小学校あるいは中学校の教育課程の中で進めることでとりあえず対応できるのではないかというふうに思います。
5つ目は、現状、女川の原発の稼働の是非については、今の時点では、私自身、富谷町の長としてコメントできる立場にはないというふうに思っています。それは、富谷町の問題のみならず、宮城県あるいは県内全市町村の自治体すべてにまたがることでありますので、後ほどこれまた町村会の対応について申し述べたいと思います。
後半のほうでありますが、国保の広域化ということであります。これも町村会対応、十分練りに練って、国要望というふうな形で取りまとめているところでございます。国保は、言うまでもなく、安定的で継続可能な制度の構築が当然ながら引き続き求められるというふうなことであります。国が広域化の推進を図っているというふうな状況下にありますので、その動向を注視してまいることといたします。
国保税の収納、比較、所見については、後ほど担当課から申し上げます。
3番目もそうですね。4番目もということで、それぞれ担当課からお願いします。
子ども医療費、これまた県あるいは国のというふうな、県の現状、実情はご紹介があったとおりであります。私どもとしましても、県なり国の手厚い子ども医療向けの財政支援が当然国費、国税から支出されるべきものだというような認識でございます。現状、富谷町で、昨年の10月から小学3年、中学3年というふうなことで引き上げて、今、推移を、動向を注視しているところでございます。23年度の子ども医療費助成につきましては、延べで3万4,266人、助成額は、うちから入ってくるものもありますけれども、それを省略して出ていく分ですね、1億4,000万円程度というふうなこととなります。
6番目については後ほど申し上げます。
7番目については、これは先ほど申し上げましたとおり、県も国も含めて、国税あるいは県税、大もとは国税だと思いますけれども、国の税金から、どこに住んでいようが、どういう立場であろうが、一律で臨むべく、国の財政全体の立場から、あるいは子ども医療の助成の趣旨、ねらいからして、当然国の制度、枠組みとして整えられる必要があるのではないかというふうな思いを持っているところであります。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 税務課長。
税務課長(内海壮晃君) 最近の国保税の収納状況と数年間との比較、所見について問われていますので、お答えいたします。
東日本大震災の影響や経済不況が続く中、国保の収納状況については、平成23年度決算、5月31日をもちまして23年度の現年分決算が終わりまして、滞繰につきましては24年の3月31日に決算済みです。そういったことで、そういった決算、まだ確実ではありませんけれども、その決算の見込みの数値でお答えいたします。
平成23年度現年分の収納率が91.51と、前年と比較いたしまして5.2ポイントの増となっております。滞納繰越分24.04、前年と比較いたしまして8.9ポイントの増と、大幅な上昇になる見込みでございます。収納率は平成21年度から少しずつ上向き始め、平成23年度決算見込みの現年分の収納率が90%台、滞納繰越分が20%台という数値は、過去5年間の中で最高値となっております。また、未収納額の現年分につきましては、平成19年度から毎年増加していましたが、今年度決算見込みで1億円を割ることができました。また、滞納繰越分については、平成22年度で5億6,492万円、23年度決算見込みで5億2,405万円となる見込みでございます。ふえ続けてきました未収納額を減少することができました。収納率向上、未収納額の減少の要因といたしましては、滞納整理機構との連携や徴収特別対策監の配置等、これによります町のきめ細やかな収納体制や納税相談、こういった体制が挙げられると思います。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 次に、子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) それでは、子ども医療費につきまして問い6についてお答えいたします。
12歳までの入院につきましては2,519万円、通院で2億1,020万円、15歳までの入院で2,826万円、通院で2億4,990万円、18歳までの入院で3,713万円、通院で2億7,800万円と試算しております。
議長(浅野幹雄君) これより、佐藤聖子議員の質問は一問一答式により行います。15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 1番目の点ですが、エネルギーを切りかえていかなければならないというところは共有できるかと思います。それで自然エネルギーのところにシフトしていくということからすると、今の女川原発を動かすということについて、やはりイニシアチブをとって、これは危険なものだから再稼働しないようにということが必要ではないかと思いますが、そういう立場に町長は立つつもりはございませんか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) その予定、つもりもございません。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 自然エネルギーの導入ということでですが、新学校給食センターと役場庁舎にあって、それで20キロワットだということがあったわけですが、先ほど紹介した中学校は110キロワットだったと思います。かなり大きなものが設置されているわけですが、やはりこういうところにさらに予算をつけていく必要があると思います。今回、公民館にということになったわけですが、その自然エネルギーの条件といいますか、これはどういう条件で導入されるということになったのか、お尋ねをいたします。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(奥山育男君) こちらは、国の23年度の第3次補正予算で再生可能エネルギー等導入地方公共団体支援基金事業ということで創設されました、そちらの事業を活用いたしまして実施する事業ですが、これは、今ご存じのように原発の事故での電力需給の逼迫への対応とか、あと緊急時において住民のよりどころとなります防災拠点、避難所などの地域拠点、こうした施設などに太陽光発電設備等の再生可能エネルギー、こういったものを導入するとともに、あわせて蓄電を可能とする蓄電池、こういったものを設置するという事業でございます。これによって、災害に強くて、しかも環境にも配慮したまちづくりを推進していくといった事業を開始をするものでございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 4年間の事業ということでしたが、これは、そうしますと次4年間の計画というものをお知らせください。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(奥山育男君) 町長が冒頭あいさつの中で申し上げたように、今年度は成田公民館、富ケ丘公民館の2館でございます。これは、来年度以降につきましては、公民館等を中心にしながら、災害時に必要とされる必要性、あるいは地域的なロケーションとか、あとその地域の協力の体制とか、そういったところを加味しながら、具体的には改めてまた対象施設等を検討していく予定としております。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) それはそれでやってもらうとして、幼稚園だとか保育所だとか、もちろん学校だとかということについても、やはり導入が必要ではないかと思います。これについての検討はしたでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 現在のところは、その検討はしておりません。学校のほうですけれども。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 私が先ほど紹介しましたように、水力発電ですが、せせらぎ緑道のせせらぎ水路のところに教育用としてつけるという検討はなさったでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 少し外れるところかもしれませんが、自然エネルギー、再生エネルギーと普通申しますが、その学校へ一番最初に導入されたのは、光電池、いわゆる太陽光を利用する電池として学校のほうには教材として一番初めに導入されております。というのは、太陽光を利用した発電が最も子供たちにとって扱いやすい。そして、教材として最も活用しやすいという、そういう利便性の問題もございます。ですから、その中でも、風力、水力と比べていきますと、水力発電の仕組みをつくって子供たちに示すのが一番難しいということになります。ですから、せせらぎ公園を含め、水力の発電の装置を子供たちの身近なところに設置するというのは、かなり現実的には私は難しいと思います。
それで、その代替策としまして、水力発電の場合は、実際に水力発電をやっている場所を見学すると。そういうほうが子供たちにとっては、それを学習するときには効率的な一つの方法じゃないかなというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) この小水力については、本当に側溝だとか農業用水路だとかさまざまなところで今されていまして、小さなところでも電気が生まれるということを学習するためには必要な設備ではないかと思いますが、こういう点についてはどうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 将来的に教材としての検討をするというところの分野には入ると思います。ただ、先ほど私は実際に発電している水力発電を見学するということで、少し補足をいたしますと、仙台に三居沢に発電所がございますが、広瀬川の水を取り入れて、川内のちょっと奥のほうですが、あれは明治、たしか1888年に日本で最初にできた水力発電なわけです。100年経過したときに仙台市で展示館を完備しまして、子供たちを含め、水力発電の様子が非常に見学しやすい場所として今整備もされております。当町からはそんな距離でもございませんので、学校のほうでは三居沢の発電所の見学ということも教材の中では取り入れていって、有効的に活用できるのではないかと。そのほうがより現実的な学習場所になるのではないかというふうに、現在のところは私は考えております。以上です。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 学習用として教育長がそういうふうにお答えになることについてはわかりますが、しかし、いろんな場所でいろんな発電ができるということについては、町も研究してもらいたいと。今回は教育長からの答弁でしたが、これについて、せせらぎ水路、あるいは学校前のあそこの西川のあたりだとかというもの、多分水利権とか発生してくるのでなかなか難しい点もあるかと思いますが、こういうことで発電ができるというものについて、町はどのように考え、どのように広めていこうとしているのか、お尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 質問させていただきます。
議長(浅野幹雄君) 確認でないんですか。
町長(若生英俊君) はい、質問を。
議長(浅野幹雄君) よろしいですか。
15番(佐藤聖子君) はい、何でしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 今のテーマですけれども、こういった小水力のねらうところといいますか、そのねらい、趣旨、その辺のところをもうちょっと明確にお願いしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 今までは火力、水力、原子力などに頼って電気をつくってきたわけですが、そうではなくて、いろんなところで電気を発電することができると、こういう時代になってきていると思うわけですね。身近なところではさっきのような小川のところでも電力がつくり出せると、こういうこともありまして、身近なところで子供たちに見せながら環境教育、そして学習に役立てて、当面はそこのところに行けたらいいなということでの質問です。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 先ほど信号機については必要性と客観性というようなお話を申し上げましたけれども、今の内容について、そういう趣旨だとすれば、やっぱり学校教育で十分、今対応できているというふうなことです。我々行政の職務というのは多様なものがありまして、ここに行政として今エネルギーをまさに投下、投入するような状況にはないというふうな認識でございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 自分の町でできるエネルギー、何が一番合っているのかというものについてはさまざまな研究も必要だと思いますが、その中で、小川を使ったり、これは水利権も発生してきますが田んぼに引く水を活用したりということもあるわけで、そういうものを当面は学習としてつくっていくことも必要ではないかということでお尋ねをしたわけです。この点についてはどうでしょうか、お尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 先ほどの答弁と重複いたしますけれども、将来的な検討課題としてはあると思います。ただ、現在のところはその検討はしておりませんということです。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) この第1問目の最後のところでですが、女川原発が非常に危うい状態にあったということについて、町長はどう認識していらっしゃいますか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 東電であのような事故があって、東北電力女川については電源も確保されていて、本当に綱渡り的な状況ではありましたけれども、そういったところを分析すると、根っこはやっぱり津波に対する予防、あったときの予知力、予見力の違いではなかったかなというふうに思います。東北電力については平井常務さんだったと思いますね、女川原発をつくる折に、平井常務が、社内的には10メートル、12メートルぐらいでいいんだよというふうなことが大勢を占めたそうですけれども、頑としてやはり15メートル何がしを主張したというふうなことを物の本で勉強いたしました。東電は、あのとおりやはり内部に主張があっても、結果、やすきに流れたというふうなことが違いに、結果としてはなったのでないかなという認識を持ちます。したがいまして、東北電力のあの状況は、偶然ではなくて、まさに必然の中で、あのような予見、予知をした中で、あのような正常な状況で津波にも被災もしない、そしてまた、原発事故に及ぶようなことにもならなかったと、こういうふうな認識を持ちます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) その水を取り入れる口を別のところに変えて、やっとその13.8メートルのところに何とか持ちこたえたということを聞いたところですが、私もそこはそうだと思います。そういうあわやというところまで来ていたわけですので、この原子力発電は、平和利用と言いながらも、なかなか、万が一のことがあったらば福島が自分たちだったかもしれないということは考えるわけです。そういうことからすると、町長が富谷町としては原子力発電については少し考えるとか、もう少し収束に向けてといいますか廃炉に向けて自分では行動したいというような決意表明はなさらないのかお尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 改めて、私どもも22町村会の構成員でありますので、今回、25年度の政府要望の原発対応の要望につきましては、現在冷温停止中である女川原発を初めとして、運転停止中となっている原子力発電所の再稼働の是非については、立地周辺市町村及び住民が意見を述べる場を設けること、また、十分に民意が反映されるよう慎重に対応するというふうなことで、私ども協議、熟慮を重ねた中で、政府要望の文言として今決定するところでございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 次に、国保問題に移っていきたいと思いますが、国民健康保険は広域化がどんどん進められていまして、広域化しましたということではなくて、広域化路線というものがもう既に始まっています。市町村の、県のところに集中しながら、いろんなもので締めつけているわけですが、私としては国保税はできるだけ安くだれでもが払えるようにということが必要だと思いますし、医療については一番身近な町が実施していくべきだと思っています。そのことからすると、国保の広域化について、先ほどは動向を注視していくという町長のお考えでありましたが、この国保の広域化については反対だということをきちんと表明なさるということはしないのでしょうか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 県内22町村長にそのような意思表示をしている方はおられません。引き続きこれは継続して要望しているところでありますけれども、25年度の予算要望の中に入ってございます。「都道府県単位を軸とした保険税の再編、統合を着実に推進することとともに、財政安定化支援事業、国保財政基盤の暫定措置を継続的に実施すること」、これは去年までの文言と同じです。それで、ことし新たに文言が多少変わりました。特に、「再編時にも保険料、保険税が大きく変わらないような措置を講ずること、また、負担基準については全国統一のものとし、不足分については社会保障の範疇として国が負担すること」、このようなことで明確に私どもの意思表示を国に伝えることとなりました。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 先ほど課長から収納率が向上したということでの見解がありましたが、私は、確かにそういうこともあったかとは思います。しかし、ない人から取り立てを厳しくしたり、それから、これを売って払えとかということだけで、納税が進むということではないと思っています。現在の時点でといいますか、短期証あるいは資格証についての数をお尋ねしたいと思います。お願いします。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(小松巌君) それでは、5月末現在ということでございます。資格証につきましては36世帯、それから短期証に関しましては409世帯ということで、445世帯が対象となっております。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) それでは、資格証明書を発行されている中で、所得別によってどこにどれだけ発行されているかというのはわかりますか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(小松巌君) 手元にそのような資料は持っておりません。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 税務課にお尋ねしましたところ、3月の時点でということで、その時点では42世帯が資格証明書の発行でした。所得なしが7件、未申告が16件、50万円以下が4件、100万円以下2件、150万円以下8件、200万円以下1件、200万円以上が4件と、そのときでは42件だったわけです。こういうところから見ると、先ほど言ったように非常に、未申告という16世帯がどうなっているかということはわかりませんけれども、やはり所得の低いところに資格証明書が渡っているということは明らかではないでしょうか。これについてはどう思いますか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(小松巌君) 制度的にやっているものですから、ただ、その低い方々ということでも、その方々に直接お会いしたり相談業務を受け付けてということでの事業を展開しております。それは担当は税務課でやっておりますけれども、そのようなことをやりながら適切な処理をしていると思っております。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) そのほかに富谷町は短期証を発行しています。1カ月、3カ月、6カ月といいますが、今、その短期証の発行は何件ですか。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(小松巌君) 先ほども409件と申し上げました。1カ月証につきましては38世帯、それから3カ月証につきましては338世帯、6カ月証につきましては33世帯ということになっております。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 409世帯ということですが、この中で、とめ置きといいますか、窓口に残っている人数はどうなりますか。
議長(浅野幹雄君) 税務課長。
税務課長(内海壮晃君) 1カ月証が18、3カ月証283、6カ月証31でございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) そうしますと、済みません、合計で幾らですか。
議長(浅野幹雄君) 税務課長。
税務課長(内海壮晃君) 合計332になります。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 合計で332とおっしゃったと思うんですが、これだけの世帯のところに行っていないということになるわけで、この人たちは無保険者も同様だと思います。ちょっと日時は一致はしませんけれども、県の全体のを見ますと、資格証あるいは短期証を発行していない自治体というのもあるんですね。やはり保険証は命綱ですし、渡して、それで健康増進のために使ってもらうということが必要ではないでしょうか。この点についてはどのように考えていますか。
議長(浅野幹雄君) 税務課長。
税務課長(内海壮晃君) 今の質問、もう一度ちょっとお願いします。
議長(浅野幹雄君) 座ったままお願いします。
15番(佐藤聖子君) それでは、渡されていない人がいるわけですよね。とめ置きでは無保険と一緒じゃないかということで、どう考えているかということです。
議長(浅野幹雄君) 税務課長。
税務課長(内海壮晃君) 今の短期証になっている方につきましては、文書を発送しまして、それでこちらのほうに取りに来るようにということで、そういったことで納税の機会等を与えております。
それで、先ほどの質問の中で、3番、4番と言い忘れましたけれども、3番の特徴としてどういったものがあるかということで、こちら、年齢的に60から70で、もう会社等をやめて無職なり年金収入者という方が多かったり、あと4番目で、納税困難の世帯が多数に上るのではないかというようなお話があるんですけれども、ことしの決算で見ますと、そういった現年分の未納者、これにつきましては8.49ぐらいということで、10%まで滞納はないわけです。そういったことで、現在の国保会計からすればそういった貴重な財源確保が大切になるわけで、そういったことでも滞納整理を強化していまして、議員さん言われる多数という人数にはちょっといかないのかなという、その10%まで満たない、そういった滞納者に対しては、やっぱりかなり厳しいような対応でやっていくのと、もう一つは、今回のように滞納額が縮減になった大きな要因というのは、一度ためてしまうとなかなかそれを減らすということができません。そういったことで、古い税金じゃなくて、その年初めて割賦を渡されて、10回で納める割賦、7月に本算ができまして8回の割賦が行くわけですけれども、そういった古い税金を残さない、新規滞納者抑制、こういったことが大切と思いまして、そういったことをやっております。
あと議員さんも言われましたそういったとめ置きになっていまして実際無保険者じゃないかという方については、文書を出すのと、あとそのほかに、文書を出すのは短期証の交付、いついつまで取りに来てくださいという文書は当然出しますけれども、そのほかに、税務課といたしましては、未納額等ありますので、そういったことでの納税のほうの推進を兼ねた納税相談、そういったことで納税者、滞納者との交渉に心がけてはいます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 先ほども言ったかと思いますが、所得によってどこのところが収納率が低いのか、収納率がここのところは高いとかという、そういう資料というのはつくられていないんですよね。どうだったでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 税務課長。
税務課長(内海壮晃君) 今言われましたように、所得の段階なりでの収納率がどうかというデータは持っておりません。ただし、質問の中にありましたように、特徴的なところから見ますと、富谷町で多いのが、やっぱり給与所得者。給与所得者といっても通常会社で社会保険がある会社ではなくて、子会社とか中小、そういった会社だと思います。次に多いのが年金所得者、この割合が半分ぐらいになります。あとそれ以外には、所得なしということで、実際、申告なり課税上のデータのほうから拾いまして所得なしが28.23というようなことになっております。あと自営業とかそういったものにつきまして合わせましても、構成比からいけば10%まではいっていないような状況です。そういったことで、これらの方の申告ある国保加入者の平均的な所得というのが80万強ですね、90万切るぐらいの所得になっていまして、そういった所得というのは把握できるんですけれども、所得に応じた収納率というのはちょっと出してはいません。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) これは秋田県の例ですが、秋田県の中の22市町村で生活保護基準の収入以下というところについては国保税をゼロにするということもしています。やはり収入の状態で、所得の状態で見る、そういった適切な方策を考えるということは必要ではないでしょうか。いつまでも払わない、保険証を渡さないというやり方でないやり方が必要だと思います。
議長(浅野幹雄君) 税務課長。
税務課長(内海壮晃君) 今お話がありますように、低所得者とかそういった方に対しましては、税法上、国保税のほうで低所得者に対しては7割とか5割とか、そういった低減、申告なされていればそういったことで7月に行きます本算、その中ではもうそういった所得を見た中での税額計算が行われまして、所得に合った課税にはなってございます。そういったことで、一番大変なのが未申告、先ほど議員さんも言われましたが、未申告等があるとそういった軽減のほうには反映しないので、そういった未申告対策で住民税なりも未申告なりの案内はしているんですけれども、保険証に限らず、やっぱり申告のほうもないような状況なので、そういったふうには解消のほうで取り組んではいます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 国保税がゼロというのと7割減になるというのとは違うことなので、これについても研究する必要があると思いますが、どうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 税務課長。
税務課長(内海壮晃君) 所得ゼロなり、実際収入がないというようなことも、納税相談等を実施すれば、その世帯の収入状況なりつぶさに把握できまして、そういった納税相談の中から福祉関係でどうしてもやっぱり自分で所得を得られないという方につきましては、福祉の担当のほうにご案内して、そういったほうの手当てなりもさせていただいてはおります。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 時間のあるうちに子ども医療費をやっていきたいと思いますが、先ほど金額を伺いました。18歳にしたところで、余り大きな金額には、差がないということがわかったわけで、これはどこの自治体も実施しているところはそういうふうに言います。この際、大きく18歳まで広げるという検討をしたらどうかと思うのですが、どうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 質問させていただきます。18歳まで延長した場合、大きな差がないという数字上の根拠をお願いします。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 先ほど課長がこれこれの数字ですということで、ですから人数からしたらそれほど大きなということは私の感覚で申し上げました。(「具体的に数字をお願いします」の声あり)課長がさっき答えてくださったんですけれども。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 例えば小学校の4年生から6年生までですと、入院と外来で合計で大体5,400万円ぐらいかかるんですね。それから、中学校の1年生から3年生までで大体4,300万円、それから、高校というか15歳から17歳ですと大体4,000万円かかるというような状況になっております。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 今の数字の差が小さいということなので、その差額を、18に伸ばした場合だよ。
議長(浅野幹雄君) お待ちください。補足ですか。子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 差額というのは、例えば12歳までの入院ですと2,519万円、通院で2億1,100万円、中3まででいくと、入院で2,861万円、通院で2億4,990万円、それが18歳までですと、入院で3,748万円、通院で2億7,800万円というふうに試算しております。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 質問します。いいですか。
議長(浅野幹雄君) ちょっと待ってくださいね。足した差額、大きな金額じゃないというような質問に対する、差額が幾らだと多いのか少ないのかというのがはかられて。
町長(若生英俊君) 差額をどの額としてとらえていますかという質問です。
議長(浅野幹雄君) どの額としてとらえていますかというのは、差額ですね、支援課長。支援課長のさっきの報告は差額ですか。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) いえ、合計です。
議長(浅野幹雄君) 合計ですね。そうすると合計から差額引かなくちゃならないんじゃないですか。座ったままでいいですから。さしたる金額じゃないというのの中身を示してほしいというんです。佐藤聖子議員、さしたる差額じゃないんですよという質問で、そのぐらいなら18歳までというような質問ですから、いいですか、質問に返って。15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 金額の問題で、主観的にとらえてさしたる問題じゃない。それは子育て支援ということからいえばそうではないでしょうか。そういうときに、何億だったら多いとか、何十億だったら多いと、そういうことではなくて、やはり子供の幸せを守っていくという観点からすれば、それはその金額でさしたる金額ではないというのは当然ではないでしょうか。そういうことで申し上げたわけです。
そして、続けていきますが、そういうことからすると、ほかの先進事例をいっても、やはり同じように言います。年齢を拡大しても、そこから倍になるようなことは、年齢を倍にしたから倍になるような金額ではないというわけです。とても子供たちを安心して産み育てられるまちづくりができるということについては、そういうことも町長が効果を求めながら、そして、全国にアピールするということでやっていくというのは、それはすばらしい施策ではないかと思い質問をし、答弁を求めているところです。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) せっかくの一問一答の試行をやっているわけですから、私がその差額、要するに小4から中3までの通院の差額をどのようにとらえるか、その額をここでしっかりと確認し合って、その額が町の財政上どのような位置づけがあって、今後の方向性等を決めます。さほどの額でない、100万200万かもしれませんし、1,000万2,000万かもしれませんし、そのことをもって町長はやらないんだよというようなことではないんですよね。総合的な状況の中で、今、この子ども医療の助成制度を19年からやり、そして23年の10月から制度拡大をしてとやってきたわけです。
最後の時間ですので申し上げますけれども、この乳幼児医療についても町村会、従前から本当に強く求めているところです。本来の乳幼児制度、今の国・県の制度ですね、そこからはみ出して町で負担するというようなことは、このように表現しております。「本来の乳幼児医療費自己負担分の5割を町村が負担することに加え、国からの療養給付費負担金についても基本交付額から地方単独事業波及増額分が減額して交付されるなど、町村の財政を圧迫している状況にあります。したがって、現在、県市町村が単独で実施している乳幼児医療助成制度を国の制度として実施すること」と。ここに私どもはやっぱり中心を置いて、強めていかなきゃならないですよね。富谷の町村の財政からして、いろんなことをやることの中で、どういうバランスの中でとり進めていくかというふうなこと、その途上にあることもぜひご理解をいただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) その点については同様に考えています。
議長(浅野幹雄君) この際、午後2時15分まで休憩をいたします。
午後2時03分 休憩
午後2時15分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
先ほどの佐藤聖子議員の答弁に対し、訂正がございます。まず、税務課長。
税務課長(内海壮晃君) 短期証のとめ置きの数の訂正を行います。1カ月証17、3カ月が72、6カ月で8です。合計で97の誤りです。どうも済みませんでした。
議長(浅野幹雄君) 次に、子育て支援課長より、医療費の差額について説明があります。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 中学校3年生までとした場合の外来の差額でございます。9,000万円弱となりまして、8,962万4,000円というふうに試算しております。
議長(浅野幹雄君) 4番三浦邦夫君。
4番(三浦邦夫君) 通告に従いまして、私は、富谷町「総合型地域スポーツ・文化クラブ」設立に向けて質問いたします。
総合型地域スポーツクラブは、文部科学省で平成7年度から15年度までの9年間、地域のコミュニティーの役割を担うスポーツクラブづくりに向けた先導的なモデル事業として、地域住民の自主的な運営を目指す総合型地域スポーツクラブ育成モデル事業として実施されてきました。当然ながら文部科学省は大切な継続事業として現在も全国的になお一層活発に働きかけ、その後も続々と総合型地域スポーツクラブが全国的に誕生しております。全国では現在3,241クラブ、宮城県でも10市7町に35の地域で設立し、ことしも2月26日、よねやまスポーツクラブ、3月25日、若柳スポーツクラブ、5月26日、川崎町スポーツクラブが誕生と、多くの地域でこの総合型地域スポーツクラブが設立されました。それぞれの地域住民が多種目、多世代、多目的なスポーツ活動を自主運営、自主活動しながら、スポーツ活動、文化活動を通して多世代にわたる地域コミュニケーションを図りながら、健康で明るく豊かなまちづくりをしていると聞いております。
ここで、総合型地域スポーツクラブについて、もう少し詳しく紹介します。一言で言いますと、住民が主役です。地域住民がだれでも気軽に参加でき、励まし、支え合い、導き合い、心と心の触れ合いを通して地域とともに育つコミュニティースポーツ及び文化の活性化を図るために、地域住民の自主的な運営により、地域を元気にし、「幸せを実感でき笑顔輝くあったかい富谷」のさらなる飛躍を目指します。また、(1)として、子供から高齢者まで多世代にわたって、(2)として、さまざまなスポーツを愛好する人々が多種目に参加でき、(3)として、初心者からトップレベルまで、それぞれの志向、レベルに合わせて参加できる多志向という特徴を持ち、地域住民により自主的に主体的に運営されるスポーツクラブをいいます。
こうしたクラブが身近にあれば、それぞれの興味、関心に合わせてスポーツを楽しむだけではなく、地域住民の交流の場として、家族の触れ合いや青少年の健全育成、さらには、活力ある地域社会の形成にも大きな役割を果たすものと期待できます。さらに、日常的に身体を動かす機会がふえれば、子供の体力向上から高齢者の医療費削減まで、現代社会が抱えるさまざまな問題を解決する一助にもなるはずです。お隣の町、利府町では、平成20年9月6日設立、多くの町民が参加し、実際にかなりの医療費削減になっていると聞いております。これは、今や平均寿命、女性86.30歳、男性79.55歳の世界一の長寿国になっている日本の現状の中でも、介護を受けたり病気で寝たきりになったりせず、自立して健康に生活できる期間、これをいわゆる健康寿命といいますが、健康寿命を延ばし、健康に長生きをする、これこそまさに厚生労働省が重視している目標であり、現代の日本の抱える高齢化社会の全員の目標でもあります。
こんなにすばらしい総合型地域スポーツクラブ、早く富谷町でも設立してもらいたいものです。しかし、残念ながら、富谷町ではいまだに設置されておりません。富谷町民が待ち望んでいる総合型地域スポーツ・文化クラブの早期設立を望み、質問いたします。
なお、私は、宮城県の体育協会を訪ね、聞いてまいりました。宮城県の体育協会では、総合型地域スポーツクラブ自立支援助成として、宮城県体育協会枠として50万円、スポーツ振興くじ助成、創設支援事業枠として120万円を限度額として2年間支援しているとのことです。その後も5年間にわたって、申請によってはスポーツ振興くじ枠で約100万円を限度額として支援していただけるということです。既に設立している宮城県内の35のクラブでは、この支援金を大いに利用して大きな成果を上げているということです。
それでは、質問いたします。
1番目、富谷町では、6カ所の公民館でそれぞれスポーツ、文化活動のサークルがあり活動していますが、より一層の地域活性化を図るため、6つの公民館を拠点として総合型地域スポーツ・文化活動の推進が必要と思いますが、どのようにお考えでしょうか。
2つ目、「地域とともに育つ学校」を掲げる富谷町として、中学校の部活動あるいはスポーツ少年団、文化活動を含め、指導者などの対策はどのようにお考えでしょうか。
3つ目、最近、心身の健康保持増進のためにケアスポーツも大切かと思われますが、交通事情なども考えられ、身近な公民館単位で対処できればと思いますが、どのようにお考えでしょうか。
4つ目、地域住民が気軽に参加でき、励まし、支え、導き合える、触れ合いを通した地域とともに育つコミュニティースポーツ及び文化の活性化を図るために、地域住民の自主的な運営によりスポーツ、文化活動の環境整備に努め、住民が主役で地域を元気にする「幸せを実感でき笑顔輝くあったかい富谷」のさらなる飛躍を目指すためにも、総合型地域スポーツ・文化クラブの設立はぜひ必要かと思われます。まず、そのためにもプロジェクトチームの設立が早急に必要と考えます。どのように考えますでしょうか。
以上、町の考えをお尋ねいたします。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。菅原教育長。
教育長(菅原義一君) それでは、ただいまのご質問にお答えを申し上げます。
まず、第1点目の公民館を拠点としてのということでございますが、地域づくり、まちづくりの推進にスポーツ・文化活動の領域におきまして各公民館を拠点としての地域の特徴を十分に生かしながら、自主的、主体的な組織運営による総合型地域スポーツ・文化活動の必要性というものを十分に認識いたしまして、今後、環境整備に努めてまいりたいというふうに思っております。
第2点目の部活動、それからスポ少の指導者にかかわるご質問でございますが、中学校の部活動、スポーツ少年団での適切な指導者確保、養成環境には、やはり課題は感じております。そこで、総合型地域スポーツ・文化クラブにスポーツ、文化のおのおののニーズにおける指導者を登録することにより、学校、スポーツ少年団の密な連携を図りながら、指導者の支援をいただき、質の高い活動展開を推進してまいりたいというふうに思っております。その意味でも、総合型地域スポーツ・文化クラブが担う役割を考えて、今後進めていきたいというふうに思っております。
第3点目のケアスポーツに関することでございますが、より身近な公民館は、ケアスポーツや健康相談、これが実践しやすい環境ととらえております。より効果的に実践する方策としては、気軽に活動できる場として総合型地域スポーツ・文化クラブのあり方、位置づけを適切に考え、設立に向けた準備の過程で大切なテーマとしてとらえていきたいというふうに思っております。
最後の設立に関することでございますけれども、多世代、多種目、多志向、健康保持増進を日常活動の拠点となる公民館を中心として、会員となる地域住民の個人のニーズにこたえた活動と主体的な参加・運営が元気な地域、笑顔の富谷町の創造に大きな役割を果たすというふうに考えております。実現に向けましては、設立の準備を富谷町スポーツ振興基本計画の基本目標、地域スポーツの活性化の中の総合型地域スポーツクラブの行政支援に即しまして、また、さらに仙台ベルフィーユとの連携も視野に入れながら、先ほど議員のご提案にありましたプロジェクトチームを急ぎ組織して、スポーツ推進審議会に諮問しながら、計画を進めていきたいというふうに考えております。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 4番三浦邦夫君。
4番(三浦邦夫君) 非常にありがたいお言葉で、大変感謝しております。やりたいということと実際に行動を起こすということが、非常に簡単なようでなかなか難しいことだと思いますので、せっかく教育長みずから絶対にこれはやるというふうにおっしゃっていただいたものですから、ぜひ速やかに、まずはプロジェクトチームの設立という方向で設立準備委員会の結成等をできるだけ図っていただきたいなというふうに思っています。
なお、総合クラブの設立状況として、先ほど35というふうな宮城県内のお話をしたんですが、簡単なようでなかなか立ち上げが難しいということで、35の宮城県のクラブの中で、1つ目として、行政が主導して創設された総合型クラブが35のうち13あります。それから、既存団体が発達して創設された総合型クラブが同じく13、既存団体が核となり新たな組織化で始まったのが5クラブ、住民が主体となり創設が4クラブというようなデータも聞いてきております。富谷町のほうではどういうふうなシステムで始まっていったらいいのかということ等も含めて、ぜひプロジェクトチーム設立の企画員を早く選んでいただいて、そういう方向から下地づくりをしていただきまして、せっかくのすばらしい、宮城県の体協だけでなくて日本の体育協会のほうでもぜひというようなお話があるようなので、お願いしたいというふうに思っております。そのスピードということに関して最後に質問いたします。よろしくお願いします。
議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤英樹君) ただいまスピードの件についてお話を受けました。先ほど教育長が話したとおり、取り急ぎプロジェクトチームをつくってまいりたいと思います。プロジェクトチームの行うものとしましては、現在考えておりますのが、運営方針の検討、あとは地域実情の把握、または各団体・組織との連携が必要になりますのでその説明等をしていきたいと思います。人選につきましては現在検討しております。各幅広いところで考えております。その後、設立準備委員会のほうにおきまして計画的に進めていきたいと思います。
なお、計画の中身というかスピードについて、段階についてまだお話しできませんけれども、急いでやっていく構想で進めております。以上です。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 私からは、大きな2問、具体的には10点について質問をいたしたいと思います。
1点目は、町の電力料金の契約と自然エネルギー対策を問うということであります。
平成23年3月11日の東日本大震災を発端とした福島での原発事故以降、電力事業を含む日本のエネルギー政策は、住民にとっても地方自治体にとっても、大きな関心事となっています。平成5年(1993年)、エネルギーに関する規制緩和への提言を契機とし、平成7年(1995年)4月、電気事業法が改正され、その後、3回の法改正によって独立系発電事業者の新規参入や既存の電力会社以外の特定規模電気事業者、いわゆるPPSと言っていますけれども、power producer and supplierの小売りが可能となり、自由化の範囲についても、平成12年(2000年)には2,000キロワット以上が対象であったものが、平成16年(2004年)には500キロワット以上、平成17年(2005年)には50キロワット以上と、段階的に拡大されてきています。さらに、経済産業省のホームページによりますと、平成26年(2014年)には完全自由化を検討しているようです。
このPPSの電力供給方法は、送電線はこの地域でいいますと東北電力のものを使用するもので、品質や安定供給には全く問題のないものです。既に中央官庁などでも導入している省庁があります。東北の自治体ではまだ導入されていないようですが、既に導入している関東、中部、関西などの導入後の電気料金削減実績で見てみても、10%以上の削減になっている自治体もあります。
富谷町の平成22年の行政実績報告書によると、平成22年の電気料は1,557万1,000円、電気使用量は92万4,220キロワット、時間当たりですね。平成18年から見ると、この18年というのは私が19年から当選していましたので平成18年から見ると、電気料で19.5%、電気使用量でいくと36.7%の増加となっています。平成21年と比較してみても、電気料で5.3%、電気使用量で11.7%もふえています。地球温暖化対策としてCO2削減対策を実施してきた中でもこのような傾向になっています。
ただし、この数値はあくまでも本庁舎のみです。他の施設については報告書を見たのでありますがありませんので、各施設の状況はどのようになっているのでしょうか。しかも、東北電力と毎年契約書締結を実施しているのでしょうか。さらに、各施設とも長期割引や割引率、電気単価などはどのようになっているのか、その内容についても明らかではありません。
自治体でも、電気を購入する施設を特定して入札を行い、購入先であるPPSを決定し、電気の供給契約を行うことができます。設備変更する必要は全くございません。電気料金の軽減につながると言われています。既に実施している自治体でも、さきに述べたとおりの電気料金削減となっております。
最近の報道を見ますと、オール電化を実施した結果、原子力発電3~4基分の電力を消費しているとか、家庭用の電気料金についても10電力会社が2006年から5年間の平均で販売量が38%、工場、企業向けが62%に対し、売り上げが49%と51%でしたが、利益は家庭向けが69%の4,300億円、企業向けが31%の2,000億円と逆転していると報道され、各家庭へのしわ寄せは明らかになりました。各家庭での節約とクリーンエネルギーの対策がさらに求められます。
今後は、自然エネルギー、クリーンエネルギーを活用したまちづくりへとシフトしていかなければならないと思います。いわゆる原子力村の人々による原子力行政を進めてきたために、欧米諸国よりも自然エネルギーへの取り組みや技術的おくれが指摘されています。もちろん太陽光発電についても同様です。しかし、住宅用太陽光発電システムの導入が各方面、各地で導入が進んでいます。
当町においても、避難場所として指定されている学校施設や公民館などへの対応も必要だと思いますし、本日のNHKの報道によりますと、仙台市でも太陽光発電への支援が報道されていました。我が町でも各家庭への支援も求められると思います。さらに、文部科学省の検討委員会報告書によりますと、学校ゼロエネルギー化推進方策についての取り組みも必要と考え、以下の点について質問をいたします。
1、町の電気料の契約方式はどのようになっていますか。
2、平成22年度の各施設、本庁舎、小中、公民館、給食センター、水道関係など、契約電力、電力量、使用料金はどのようになっていますか。
3、PPS契約を実施すべきと思いますが、実施する考えはありますか。
4、富谷町の一般住宅で住宅用太陽光発電システムを導入している住宅比率を把握していますか。把握しているとすれば何%程度ですか。
5、住宅用太陽光発電システムに補助金を出すべきと思いますが、出す考えはありますか。
6、学校ゼロエネルギー推進方策検討委員会報告が出ていますが、当町の対策はどのように考えていますか。
大きな2つ目でございます。今年度のシステム改修の経費削減策を具体的に問います。
情報化に係る電力量についても最近非常に問題化してきています。サーバー室での電力使用量はどのようになっているのでしょうか。
さて、平成24年第1回定例会での当局発言では、富谷町のシステム数46、71業務運用で、システムの改修費は5年間で8,317万5,000円、SE(システムエンジニア)の作業時間は9,767時間、サポート費用も5年間で3,018万4,000円、SEの作業時間は3,805時間と報告を受けました。単純に計算しますと、システム改修費、年間は1,663万5,000円で、SEの1年間が1,953.4時間、月にすると163時間、1カ月25日仕事をしたとして1日6.52時間となります。ほぼ一日作業を実施していることになります。さらに、サポート費用を年間に直して1年間636万800円、時間にしますと1年間761時間、月にすると63.4時間、1日にしますと2.536時間となり、単純計算で両方合わせると1人が1日以上の時間のコストがかけられることになります。4月の改修作業は終了していると思われますが、その後の対応はどのようになっているのでしょうか。現状はどのような状況でしょうか。
さて、今年度の大きな改修事業は、基幹系補助システム申告支援システム、上下水道課のGISシステム、それから契約管理システムが予定されているようですが、経費削減策はどのように実施しようとしていますか。さらに、改修作業が具体的に町民に明らかになるようにすることが望まれますが、以下の点について質問をいたします。
1、申告支援システム、上下水道課GISシステム、契約管理システムが予定されているようですが、実施する導入時期はいつごろですか。
2、改修内容の主な作業内容と経費削減策はどのような点を考えていますか。
3、電算関係で使っている電力量は何キロワットですか。何%程度の使用料ですか。削減対策はどのように考えていますか。
4、平成24年度国民健康保険納税通知書(仮算)についてシステム改修ふぐあいがあったと記載されていますが、具体的にどのような点ですか。明らかにしてください。なお、このようなふぐあい事例は平成22年度以降何件ほどですか。どのような内容のものですか。その対策はどのようにとっていますか。以上です。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員のご質問にお答えを申し上げます。
町の電気料金、契約方式、各施設ごとに行っています。そしてまた、契約相手先は東北電力です。そして、それぞれ庁舎、学校等の事務所系は業務用電力と高圧電力、50キロワット以上500キロワット未満の契約となっております。
2つ目は、それぞれの使用料金ということで、各施設の使用料ということ、個別には後ほど個別の金額をということでお示しいたしますが、総額、庁舎、小中、給食、公民館、上下、下水と、トータルで490万キロワットアワー、電気料金にして9,400万円ぐらいというふうなことであります。個別に必要でしたら、後ほど申し上げます。太陽光の設備、そしてまたLED化というふうなことで対応しておりますので、これは電気料金の下がりというふうな、使用料の減というふうなことにもつながっております。それぞれ毎月、財政課の管理のもと、その数字の動向に注視をしているところであります。
次のものであります。Power produce and supplier、PPSという、日本語にしてもアルファベット3つにしてもわかりづらいものでありますので、東北電力の話によれば新電力という通称にしたそうです。何となくわかりやすいですね。旧来の10電力に加えて、新しい電気事業者が規制緩和の中で参入します。53といいましたかね、今、日本で登録されている。実質動いているのはその半分程度というふうなことであります。ですから、東北電力の電線を使いながら電気を起こしている事業者が、東北電力の電線に電気を流す、結果としては最終のメーターで、契約したところのメーターの使用料で流す量と受け取った量というふうなことでそれぞれどこに電気料金を払うかと、こんなふうな仕組みだそうです。ですから、新しく電線を引いてとか、そういうふうなことではないとのレクチャーを受けたところでございました。
そのようなことで、富谷町においてはまだそこに至っておりませんと。実施する考えはということで言えば、当面、当座ございません。PPS事業者の売り込みといいますか営業も、まだ現時点ではないところであります。しかし、使える同じ、色も何もない、消えたりついたりという電気でもないことも同じですから、そういう意味では、契約相手先としては以後十分研究してまいりたいと思います。
4つ目は、太陽光の導入比率ということで、これも東北電力のご協力をいただいて、富谷町においてはオール電化というふうなあたりを目安にご算出いただいたところでございます。導入件数は725戸ということで、比率にすると5%弱、4.9という数字が出ています。全国が3.6、宮城県は3.3ということで、そういった数字が出ております。明石台東におきましても、最新型の太陽光やら蓄電あるいは蓄熱というふうなことだったと思いますけれども、そういう装置を、HEMSという略称で呼ぶそうですけれども、200万円台の機器を搭載して、そういった最新型、今、新エネルギー対応の住宅を販売しますという、何割かの程度、そのような戸建て住宅になるということもお伺いをしております。
太陽光の補助金について、従前、国の補助事業で取り組んだ経緯はありますけれども、現状、基本的には市町村が独自の財源で個別に取り組むべき今の状況、非常に厳しい状況の中で、富谷町としましては新たな単独での取り組みについては予定しておりません。
学校のゼロエネルギー化ということで言えば、おっしゃるとおり学校ゼロエネルギー化推進方策検討委員会の報告書が5月に出ましたということです。出たばかりでありまして、その報告書をもとに、地方自治体向けのガイドラインを今策定中だそうでございます。それにあわせて、国の動向を踏まえながら、前向きに検討してまいります。
システムの1番、2番、3番については、それぞれ原課から答弁をさせることといたします。
4つ目の通知書の誤記という、誤った記載について、大変ご迷惑とご心配、そしてまた費用も追加で発生したというふうなことで、おわび申し上げるところであります。
前段は、きのう冒頭申し上げたとおり、概略はあのとおりであります。国保については899世帯の方の要するに2人目、国保の皆さんは世帯主があってすべてが被保険者ということとなりますので、世帯主が1つ表記されて、その下の欄に加入員全員が記載される、そこが欠落してしまったというふうなことです。ですから、額とかについては仮算の額は間違いないんですけれども、残念なことに対象となるべき家族の被保険者のお名前が欠落をしたというふうなことでございまして、これは既に訂正されたものをお送りしてございます。
2つ目の固定資産税について、これも申し上げたとおりです。これは、いわゆる地目、登記簿上の地目と現況地目、登記簿上の地目、田というところに、畑でもいいですかね、畑というところに、地目上畑、現況雑種地というふうな表記をすべきところ、こちらがはじけてしまって現況の地目が登記簿上の地目に入ってしまったというふうなことで、本来の帳簿上の地目が欠落をしたと、このようなミスでございます。これは、今、改修作業の折、テスト印刷なるものもやるんだそうでありますけれども、偶然にも、よしという、良好な状態だというふうなことの結果、送った送り先の町民の方のお一方のお問い合わせから端を発して、結果、2週間ほどのシステム業者さんとのやりとりもしながら全容を解明した中で、5月29日にホームページに掲載をして、6月13日、課税の明細書だけ、課税額と期別の分割の額に間違いはありませんので、明細について別途一枚物、あるいは複数枚になる方も含めてA4判サイズでお送りをすると。したがって、当初お送りしていただいた納付書に加えて、両用の必要な方については両用で、2つあわせてお使いいただくということが結果最少の費用で対応できる策ではないかというふうな結論に至りまして、そのような対応とさせていただいたものであります。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) それでは、大きな1番の太い2番でございます電気料、それから使用料等についての詳細についてお話をさせていただきます。
まず、庁舎でございますけれども、実績で89万6,516キロワットアワー、電気料金にいたしまして1,519万4,000円でございます。それから、小学校、7校の合計となりますけれども、102万9,555キロワットアワー、電気料金1,990万円でございます。中学校5校につきましては、83万キロワットアワー、1,380万円となってございます。それから、給食センター、第一、第二、2つの施設で22万4,000キロワットアワーで、450万円となってございます。公民館につきましては、6館合計で57万6,000キロワットアワー、1,370万円となってございます。それから、上下水道施設、これは各配水池それからポンプ場等の合計になりますが53万3,000キロワットアワーで、908万6,000円です。それから、下水道施設も同じように全施設の合計になりますが、80万4,000キロワットアワー、金額にして1,700万円ということで、内訳については以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 私のほうから、システム改修関係のことについてご答弁申し上げます。
最初、システムの更新関係ということでご質問がございまして、こちらのほうから申告支援と契約管理システムについてご答弁させていただきます。
申告支援システムにつきましては、9月末が満了となっておりますので、10月以降導入する予定となってございます。あと契約管理システムにつきましては、3月末となっておりますので、4月に契更いたしまして、6月から実運用という運びとなってございます。
次に、改修内容の主な作業内容と経費削減策ということでございますけれども、先ほどの申告支援システムにつきましては、申告者の待ち時間短縮のため、端末とクライアントの数をふやしまして時間短縮に努めております。あわせて、競争入札によりましてコストの削減に努めているところでございます。契約管理システムにつきましては、今、Windows7のほうが主流になってきておりますけれども、そちらのほうにバージョンアップをしたものでございます。また、あわせて再リースを行いまして、全体のコストの削減に努めているところでございます。
3番目の電力関係でございますけれども、こういうIT関連、パソコン等の電力につきましては個別のメーターがございませんので、一般的な仕様の消費電力、あとこちらにございます庁舎内でのパソコン、プリンター等、そういったものの稼働時間を計算いたしますと14万9,118キロワットアワーということで、役場全体の消費電力が89万6,000キロワットアワーということで、約16%となっているところでございます。現在、ノートパソコン、デスクトップのパソコンにつきましても、あわせて省エネタイプということになっておりますので、かなり削減には努めているところでございます。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 次に、平成22年度以降何件ほどですかという質問に対して、税務課長。
税務課長(内海壮晃君) 22年度以降につきましては、先ほど言いました今回の固定資産と国保だけでありまして、それ以外はありません。
議長(浅野幹雄君) この際、午後3時10分まで休憩をいたします。
午後2時58分 休憩
午後3時10分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
答弁を求めます。上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 上下水道課のGISシステム関係についてご説明を申し上げます。
本件につきましては、平成24年4月1日から平成29年3月31日までの契約といたしまして、平成23年の12月に入札を行い、業者を決定して処理を進めてまいりました。その内容でございますが、平成24年の1月から3月31日までの期間に、データの更新、それから機器の更新を行い、4月1日から既に稼働してございます。
あと、経費の節減ということでございますが、ちなみにこれまでの契約内容で申し上げますと、1カ月当たりの賃貸借料でございますが95万3,085円、今回4月1日からの賃貸借契約でございますが31万800円ということになってございます。ただ、これまでの契約については、いわゆる初期の投資ということでデータの初期化とかそういったものもございましたので、一概に比較はできないかとは思いますが、経費の節減にはなっているものと考えてございます。当然、機器類につきましても省エネタイプということで入ってございます。以上です。
議長(浅野幹雄君) これより、小川議員の質問は一問一答方式により行います。13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 最初に電力の契約なんですが、電力の契約というのは細かく見積もるとどのような契約の方式になっているんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 契約、庁舎の場合でございますけれども、業務用電力といたしまして高圧電力ということで500キロワット未満ということでの契約になってございます。そのほか、庁舎については蓄電設備がありますので、その割引契約というところで契約をさせていただいております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 庁舎以外のほうはどのようになっていますか。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 小学校、中学校等につきましても、庁舎同様、業務用電力の高圧電力で500キロワット未満の契約ということでございます。
議長(浅野幹雄君) 次に、生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤英樹君) スポーツセンター、武道館も同様の契約になっております。
議長(浅野幹雄君) 次に、上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 上下水道課関係の施設についても同様でございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) その契約というのは毎月やられるんですか。財政課長だけでよろしいですから。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 新庁舎になりまして最初契約しまして、その後、料金等の改定がありましたら再契約ということですので、年更新ということで契約をしているわけではございません。その都度ということでやってございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) いわば電力の言いなりになっていたということでよろしいんですか。例えば深夜帯の電力契約とか夏の電力契約とか、こういったものにきめ細かに対応した契約というのはなされていなかったんですか。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) さっき蓄熱関係で申し上げましたけれども、そこについては深夜電力を使いまして蓄電しておりますので、深夜電力についての割引ということでの契約をしているということで、さっきお話をさせていただきました。
それから、そもそも契約には夏季料金と、その他夏季以外の料金ということで、当初のスタートでもう設定されておりますので、その随時の契約ということではないかと考えております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 各家庭であるとその都度変動型で契約されているわけですが、大口契約ということで、その都度その都度の契約はないということでよろしいですか。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) そうです。その都度ではございません。過去では17年に一度契約をして、その後、20年にもう1回契約をして、それがずっと継続しているということでございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 何かやっぱり大ざっぱな契約の仕方をしているなというふうに感じますね。電力会社がどのような契約になっているのかというのを全然調べないでやっているのではないかというふうに考えるんですが、それでよろしいですか。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 割引等、当然安い形でということで、先ほど言った17年、それから20年に行っております。その後、言いなりということでなくて契約に基づいて、それが継続されているということで考えております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) かなりやっぱりそれぞれ変動しているわけですから、きめ細かな料金の追求、契約というものが必要だと思います。
続いて、PPSについて質問をいたします。PPSの会社は東北地方に何社ありますか。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 東北地方ということでの限定では資料がございませんけれども、町長のほうからお話がありましたが、登録事業者が今53社ございます。その中で実際に供給を行っている事業所というところが27社ございますけれども、会社自体の住所を確認すると大体東京近辺に集中をしているので、営業エリアということであれば10社程度が東北地方を営業エリアとして、その範囲に入っているということでの認識でございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 私も調べてきたんですが、大体似たような数ではないかなと思うんですが、東北地方にももう既に入っているわけですね、現実に。そうしますと、ほかの市町村でこういったPPSに契約することによってどれぐらいの経費削減になるというふうに試算はありますか。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) ほかで契約をしている場合入札によって価格を決めるということですので、入札を執行しておりませんので、富谷においての軽減がどのくらいになるかというのは試算できない状況かと思います。ただ、東京方面での実績を見ますと、前年度に比べて5%とか10%の経費的な面だけを見れば軽減になっているという実績としては、ホームページ上で確認をさせていただいているところでございます。
なお、県内の自治体での実績は今のところ聞いてございません。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 今、資料が出てきましたけれども、全国展開しているのは59社ありますね。これは24年の5月21日付の経産省の資料なんですけれども、その中でも十何社ぐらいは東北をエリアに入れているわけですよね。そうしますと、明らかに、私も最初に述べましたとおり、やはり10%ぐらいの節電になるわけですね。電力料が削減されるというのは明らかだと思うんです。中にはならないところもあるのは確かですけれども、そうしますと、やはりそういうふうなPPSとの契約というところに踏み込んでいくというふうな考えはありませんか。町長、お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 先ほど申し上げましたように、理論上は可能であるというふうなことですよね。しかし、実務上、現状そこに至らないというふうなことであります。この会を機に十分検討をして、富谷町の利益、あるいは町の最大の、先ほど大ざっぱ云々というのもありましたけれども、町の利益が損なわれている、こういったものが2つあったときにどちらをといったときに、町あるいは町民の皆さんの利益に合致するほうを選ぶというふうな方向性の中で進めるわけですから、その辺についてのご理解をお願い申し上げます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 東北にもかなりの数がどんどん、東北って書いてありますからあれですけれども、全国展開含めれば相当の数が近々入ってくるだろうと。来年、再来年には各家庭も自由化になるというのが報告されているわけですから、率先してやはり富谷町として積極的なPPSへの契約というものについて考えていただきたいというふうに思います。
続きまして、太陽光発電の比率が4.9と言っていますけれども、いろいろな財政があることはわかりますけれども、各住宅への補助というものについて質問したいというふうに思います。黒川郡内でこの補助をしている市町村は知っていますか。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(奥山育男君) 郡内では大和町さんと大衡村さんの2自治体でございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 今、国と県も補助をしているわけですが、今のところ県の枠がもう満杯になっているということですけれども、国が9万円、宮城県が今のところ満杯になっていますけれども7万5,000円ということになっているわけですが、富谷以外は大和町も大衡村も出しているわけですね。やはりそういうふうな太陽光の補助という点については必要だと思っているんですが、その辺についてお伺いしたいと思いますが、町長。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 反問、質問をお願いします。
議長(浅野幹雄君) どうぞ。
町長(若生英俊君) それでは、もし答えていただけるのならばということでいいんですけれども、先ほど乳幼児医療、拡大した場合の9,000万円と出ました。その中で、今、太陽光への補助事業というふうなことが出ます。限られた財源構成の中で、議員の今のお立場で、この補助、助成、優先度というのはお考えになる状況ってあるんでしょうか。2つの施策を比較考慮した場合に。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 情勢は昨年の3月11日以降かなり変わってきたというふうに思います。そういう意味で、やはり自然エネルギーですね、太陽光だけではないですけれども、いろんなものに対する自然エネルギーに対する感覚というか、そういうものに対する注目度が非常に大きくなってきているだろうというふうに思います。そういう意味では、太陽光だけではないんですが、そういったものが出てくれば、そういうものに対する補助というものも必要だろうというふうに思います。現に今、明石台七丁目、八丁目ですか、新しい団地ができているわけですが、これは太陽光とガスが併用されていますね。こういったものが電気供給としてなされてきているという、そういった状況がありますので、やはり今後の町の運営においても、そういった太陽光に対する自然エネルギーというものに対する対策というものはやっぱり重要ではないかというふうに思っています。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) もう一度確認をさせていただきます。
議長(浅野幹雄君) 確認ですか。
町長(若生英俊君) はい。先ほど、もし2つの施策に限定したときに、議員として優先度、つけられるものならばおっしゃっていただきたいというふうなことを申し上げました。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 太陽光と(「18歳までの医療費と」の声あり)医療費と(「他人の質問に答える必要あるんですか」の声あり)
議長(浅野幹雄君) ちょっとお待ちくださいね。優先度がどちらが先かということです。どうお考えですかということです。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 優先度ですか。これはやっぱり同等だと思いますよ。両方。
議長(浅野幹雄君) 次、質問でよろしいですか。
13番(小川昌義君) いや、質問答えて……。(「議長、ちょっと済みません。カウントの仕方なんですが、反問に答えているのもカウントしちゃうんですか。されているんですよね」の声あり)
議長(浅野幹雄君) 入れております。(「反問に答えているだけですよ」の声あり)発言に対してですから、入れております。お待ちください。若生町長、答弁願います。今の同等という立場に対しての見解をお願いします。
町長(若生英俊君) それについては、仮にということでお答えいただくというふうなことの前提で、今、同等ですというようなことをお聞きしましたので、十分理解をいたしました。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) その同等ぐらいのものに、仮に太陽光の自然エネルギーに対して補助をするということは、先ほどお話がありましたけれども、そういう考えはないということでしょうか。それとも、将来的にはこういうふうにしていくんだという、エネルギー転換ですね、要するに3.11以降の電力供給に対する姿勢というものがやっぱり問われているわけですから、この辺について再度質問したいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 太陽光やら自動車のハイブリッド助成というのも、あれは震災前の事業ですよね。ですから、震災があってこうなっているのではなくて、方向性としてはエネルギーのありようというようなことを考え始めたのは震災前からであります。そういうふうなことで、太陽光補助事業とか、あるいは車への補助事業とかというのを、国・県の事業費を活用してやりましたという事業は、既に我々、施策実施、実態としてはあるというふうなことです。ですから、そういうふうなことの中で、財政の中でいろんな場で財源手当ての枠といいますか想定のない中で、何こうこうと、全部固めたらもうすべてですよね、これはよく言われていることですけれども。そういうことは十分この場でお聞きをさせていただきながら、私自身がこの先、25年度に向けてというふうなこと、そして国の状況、動向も見ながら、そこに入れ込んでいくと。最低限言えるのは、途中での補正対応で今年度中にできるというような状況にはないということだけは申し上げられると思います。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) そうしますと、今年度補正にはそういったものについては今のところはないということで、わかりました。
続きまして、学校のゼロエネルギー化問題ですけれども、これについては教育委員会としてどのような考え方を持っているのか、質問したいと思います。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) これは、先ほど町長が答えましたとおり、この報告書が出たことは認識しております。今後、ガイドライン等が政府から示されると思いますので、それを見ながら検討を進めていきたいというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 報告書は5月段階に出たばかりですけれども、内容を読ませていただければ、これでも不足ぐらいのものですけれども、エネルギーに対する考え方の教育の問題、こういったものに対する報告が出されているわけですけれども、既に新設校が問題になっているわけですけれども、こういったものに対してやっぱりこうした推進化方針というものについて考慮するという考えはございますか。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 新設校については、全く、今基本的な部類での本当の緒についたというところでございまして、まだそこまでは進んでございません。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) そうしますと、既存の小中学校に対しても、こういった検討委員会が提言されておるわけですけれども、こういったものに対して実施をしていくというふうな考えはございますか。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 私もこの報告書を大変興味深く読ませてもらいました。特に、学校の施設がエネルギー消費にかかわる特徴的な利便性ということについても触れられておりますし、震災における山元町の山下中学校の例、それから千葉の鋸南町の小学校の例とかも出ておりましたので、そういう意味では大変興味深くは読みました。しかし、先ほども言いましたように、まだ具体的なガイドライン等も示されておりませんので、やはり国の今後の方針等を見きわめながら、既存の学校についても検討していくという段階でございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 指導のもとに今後実施していくというふうな形にお聞きしたわけですが、そんな感じでよろしいと思うんですけれども、それでは、続きまして、システム改修のほうにちょっと移らせていただきたいと思うんですが、これがそれぞれ申告システム、契約システム、GISシステムというふうに、今年度もう既にGISなんかは具体的に運用なっているわけですけれども、このGISについて相当の削減というか、基礎部分、土台部分がないわけですから、これはかなりの、3分の1ぐらいになっているわけですが、このGISの持っている特徴というんですか、これは単なる水道課だけでしようとするというのにはかなりもったいないものだというふうに思いますが、その辺についてはどのようにお考えでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 上下水道課、料金関係も抱えてございまして、料金関係という話になれば、住基そのもののデータだけではなくて、いわゆる個人から提出されたデータ等も使用しながら作成、活用しなければならないということで、そういった部分での連携はかなり厳しいかなというふうに考えてございます。ただ、地図情報等必要なものについては承諾を得て活用はしてございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 要するにGISというソフトがあるわけですけれども、このソフトというのは、例えば水道課でいけば自分の地面の下まで、例えば水道管が1.5メートル入っていますよとか、いわゆる下水がどこに走っていますよというふうなソフトだと思うんですが、こういうソフトというのは例えば地上まできたらどうなるかとか、こういったことは考えたことがありますか。
議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 地上までという、そういう今のお話、なかなかちょっと私も具体的にイメージは浮かばないんですけれども、地下の埋設物については当然、画面のほうで全部データ、下水から水道管から出ますし、あとは地上部分については地図データとして各戸ごとのデータ、どの位置に管が走っているか、その地上のラインでもそういった画面で確認をすることは可能となってございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 要するに、GISソフトそのものも水道課だけで使うのはもったいないわけですよね。要するに、下の部分だけでなくて上の部分もあるということになれば、上の面積も計算に入れるということになりますよね。そういうものに対する、例えば税務課で持っているシステムとか、こういったものの統合というものがすぐに考えつかなければならないと思うんですが、その辺については要するにシステムとしての問題として考えたでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 今、上下水道課長のほうがお話ししたとおり、かなりのボリュームがございます。あと、それぞれの課でもGISは使ってございまして、それぞれ目的等が異なります。ただ、今お話しされたように、もしいいものがあれば、統合できるようないいシステムがあれば、それはちょっと検討はしていきたいなと思っております。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 発言の中に、もったいない、あるいはこういうことはもう既に考えておかなきゃならないというふうにお話を今されましたよね。今回のシステムのふぐあいも、私が就任してからいろいろシステム改修がありましたけれども、町の行政職員は行政の仕組みはよく知っています。業者さんはシステムを知っています。それで、入札します、お願いしますと言って、普通完成品でとるんですからここの中だけで自己完結しなきゃならないわけですけれども、そこに間違いがあるということが前に事例がありまして、共同で作業をしてはどうかというようなことの提案もしてあります。
ですから、恐らく議員は行政の実務等内部にいるお立場でなかったゆえに、恐らく今のもったいないというふうなことになるのかもしれませんし、現実、私ら、もったいないことはあってはならぬことなので、ならば、このシステムで使いたいというのは、それは重々思いとしては持ちます。しかし、今、現状、ここに至って、水道課長が、あるいは総務部長がというふうなことからすれば、恐らくいろいろ考えた中で、結果、今回の固定資産とて、やっていながら、1万件に及ぶふぐあいが起きたというふうなことですので、言葉として議事録に残って、もったいない、何やっているのということになりますので、十分その辺のところは、我々も受けとめて検証はしますけれども、ぜひ内部の複雑さといいますか、行政事務、人の手作業でやっている事務はほとんどないという感じでしょうかね。
今回の子ども手当のこととて、3月末までにあの件数をすべて申請を受け入れて、きょうの時点で全員に子ども手当、そしてまた新しい児童手当、ミックスした形のものをきょう送金したというふうなことでございます。次の期からは正式なる児童手当と法改正、もとの児童手当法をベースにした児童手当になったというふうなことで、しかし、今回についてだけ、もう一回繰り返しますけれども子ども手当と児童手当がミックスされる、そういったふうなこともそごのないようにものは進めていくというふうなことであります。
ですから、ぜひ行政事務などの内容についても十分検証していただいて、やっぱり聞いても無駄がある、おれならこうだよというふうなことをぜひご提案をいただいて、この場に議論として出していただければ大変ありがたく思います。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 要するに、GISというソフトそのものを使っているわけですから、これは前から私は質問しているつもりなんですけれども、GISのソフトを使っているのは富谷町に2つあるんですよね。2つあるものを何で統合できないんですかということです。そういうことについて、私は提案したいと思うんですね。これは1つは水道課が使っています、GIS。もう1つは税務課が使っているわけです。ソフトの名前は違いますよ。ただ、基礎となるソフトはGISソフトを使っているんですよ。ですから、地下であろうが上であろうが、階層というんですけれども、その階層があれば絶対に見ることもできないような状況になっているので、そういう2つあるソフトをなぜ1つにできないんですかというのが、私の経費削減についての質問というか、そういう意味です。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) わかりました。そういうふうなことで、GIS、なぜできないか、あるいは契約期間もありますので、そういったことを明確に検証して、ぜひ小川議員にお伝えをするというふうなことで、いつまでもこうなにまきみたいにならないような形でのしっかりとしたお示しをしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 今回のこのシステムトラブルで、前回、町長が「私も、システムについては人の力を超えたものが今のコンピューターの事務処理の中にあるということで、人の何倍、何十倍も働いているということを考えます。したがいまして、この情報の管理だとかシステムを変える、つけ足すというふうなことで、機械上のふぐあいが起きてはならないというふうなことは当然のことであります。したがって、大崎市の更新トラブルをもって、富谷町は起きたらどうするんだというふうなことについては起こらないようにしたいということしか言いようがありません」というふうに、「五、六年しっかりやってきておりますが、現実、システムの更新のために業者さんが十数人、20人くらいいますから、部屋にこもって毎日実施をしている」という答弁がされているわけですけれども、やはりシステム改修というものについては、どれぐらいの回数をもって、1回できた製品に対してどれぐらいの回数で検証をしているのか、今回のシステムについて質問をしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 税務課長。
税務課長(内海壮晃君) 今回のシステム改修に伴いまして、旧システムと新システム、両方のデータを機械で調整しながら一度確認しています。それをもって、確認したことによりまして、税額等へのミス等はございませんでした。
ただし、今回ありました固定資産のほうの記載ミスは、データはそのとおり入っているんですけれども、引用、引っ張ってくる際に、SEのほうが当然持ってくるべきでないところを持ってきて、なおかつ、職員のほうのミスでその辺の確認ができなかったということが原因です。
国保につきましては、テスト段階で新しい用紙のほうにも大丈夫なような形で出たんですけれども、実際本番の印刷をかける段階で、その印刷位置の微調整、それをする際に、国保の被保険者が2名以上いる場合のその2名以下の分を出さないような状態にして微調整をしてしまったと。本来であれば、その微調整が終わった段階ですべて出力できるような状態に戻した上で本番の印刷をかけるべきところを、まずはSEがそういったことの一つのミスをしてしまったということと、印刷が上がったものに対して、職員が、テストの段階では確認しているんですけれども、本番の際にテストでいっていたということで本番の確認も怠ってしまったということで、そういった二重になってしまいまして、大変町民の皆さんにご迷惑をかけたというような次第でございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 私は、そういうミスというのはあり得ることだと思うんです。なくすということは不可能に近いですね。人間のミスをなくす。だけれども、それをなくすような努力というものがやっぱり必要だなというふうに思います。そういう意味で、私は前回もお話ししているんですが、やっぱり職員の研修というものに力を入れていくと。少なくともマイクロソフト社の知見を受けて、そうしたことが私は必要だなというふうに感じますが、その辺の要するに研修をする職員をつくって、そしてまたプログラムを見ることによって、プログラムを見て、多分今プリントアウトしたときというのは、単なるプログラムのこっちからこっちに持ってきなさいと、言葉で言えば単なるその違いだけ、ミスが多分1カ所だけだと思うんですよ。ですから、そういうものについても検証できるように、職員もやっぱり訓練をするということが必要だと思うんですが、その辺について町長お願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 今の中に、多分ミスは1カ所というふうな表現がありますけれども、まだ全容がわからないんです。まだSEさんも入っています。したがいまして、6月13日までにできる状況にはなりましたけれども、全容が今わかりませんので、大規模なシステム改修であったということは、まず大前提としてあります。起こってはならぬことが起きてしまった。その対応をどうしますかねというようなことで、この間、対応に追われてまいりました。しかし、全容がまだ、業者さんとの、なぜこうなるのか、何をやるとこういうミスが起きなかったのかというようなことを含めて、十分業者さんとやりとりをすること、もうしばらく先になろうかと思いますけれども、やることになりますので、本当に返す返すもミスに対するご迷惑と、経費も一定またかかったわけですので、これについてはおわびを申し上げます。
もう1点、蛇足になりますけれども、今月号、6月号の広報、後ろ表紙を見ていただきますと、今月の表紙という小さな枠があるんですけれども、お気づきになった方いらっしゃいますか。何と「今月の表紙」、その後に購入という言葉が入っちゃったんです。「今月の表紙購入」。あり得ないことです。あり得ないことが起こるんですね。全体、このページは終わりだよといって、安心して次のどんどん狭めて、最後の最後、ぎりぎりまで入ってくる原稿をといってずっと絞り込んで作業をしていったら、肝心の3日も4日も前の、校了した、これで完了ですというページに購入が入ってくるというような事態も起きてしまいました。これはやっぱりコンピューターの時代の危うい部分だろうなというふうに改めて思います。ですから、全神経を、終わったものも終わりではなくてという話になると、また全体、24ページ分みんな見なきゃならないんだよと、こういうふうな作業も職員が強いられているという状況もあります。一たりとも安心できないという形です。私もちょっと聞いたところ、印刷屋さんが、業者さんが、購入という何かの検索をしている折に、そのページにぽっと入ってしまうと、ちょっと聞いてもわかりませんけれども、そういう状況の中で「今月の表紙購入」と、前代未聞のことが起きてしまったというようなことも、また、この場をおかりして申し上げることとあわせて、ぜひ、そういう常に危うい状況の中にあるんだよというようなことを認識をしながら、研修が不足していたものであれば研修を強化すると、こういったふうな対応にぜひ強化していきたい、こんなふうな思いでございます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 今、広報のほうでお話しになっているわけですけれども、要するにプログラマーですよね、プログラマー、そのぐらいの能力、能力といいますかね、そういうものについて、やっぱり職員のほうにも訓練をさせたらどうかということなんです。プログラムというのは、ここからここに持っていくのは大変なことです。人間で言ったら、これをここに持ってくればいいんですけれども、プログラムを組むときは相当の升の中で組むものですから、単なる点一つにしたって相当のものです。それぐらい大変なプログラムを組んでいるわけですから、ですから、今、税務課で言うような、要するにリンクの仕方が1つぐらいしか違わないというふうに私は思ったんですが、それでは違わないというのであればそれはそれでよろしいですけれども、私はそういう意味も含めて、やっぱり技術を業者さんだけに任せないで、職員のほうもその兼務をしていくということが必要だと思うんですが、その辺について町長の考えをお聞かせ願いたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 繰り返しになりますが、任せてはおらないはずです、私になってから。ですから、共同で、行政の強み、システムエンジニアさんの強み、両方共同してこそ新しい、まさに何にもない、富谷町流のものをつくるわけですよね。これは、富谷町がほかの町と共有できないわけですから、富谷町のオリジナルのシステムをつくるというところに、これは最大限の仕事の中核があるというふうなことでございます。先ほどの表紙購入は、内側じゃなくて、印刷屋さんのほうの作業の方が何かの折にやってしまったということは伝わっているでしょうか。こちらというのではなくてね。そういうふうなことで、心していきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 要するに、訓練する、ほかに出ていくということについては、今は一言も答えになっていないんですが、最初に戻るんですが、50キロワット以上の契約の施設は何施設ぐらいあるんですか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) この公の議場ですから、一言も答えになっていないということについてはっきりと申し上げますので、もう一度おっしゃっていただいてよろしゅうございますか。
議長(浅野幹雄君) ちょっと待ってください。今のは答弁の求めですから、今のは取り下げます。財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 50キロワット以上の契約の施設の数ということですか。済みません、契約については各施設ごとに行っておりますので、町のほうで、トータルの数字については集計をした結果を持ち合わせてございません。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 私、要するにマイクロソフト社でも、そういったところの技術を身につける職員の訓練が必要ではないですかということの質問をしているわけです。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) そのことが欠落したということであれば、先ほど答えていますね。全体像がわかって、職員のスキル不足なら、十分研修の体制をとりますというふうな趣旨でお話し申し上げているはずでございます。そのことをもって伝わらないとすれば、先ほどの趣旨はそういうことで、研修云々については強化します。それをもってして、一言も答えになっていないというふうなことで議事録残りますので、どうぞ答えになっていないときにはもう1回というふうなことをおっしゃっていただければと思います。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) もう一度、じゃあ。要するに、そういった研修について、町として実施する考えはありますか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) それは今回の検証の結果、必要性がありとなれば必ずやるということです。
議長(浅野幹雄君) 1番長谷川隆君。
1番(長谷川隆君) 私は、通告に従いまして1点、富ケ丘公民館広場の整備、活用について質問いたします。
ご存じのように、富谷町には6つの公民館があり、それぞれ地域の生涯学習の中核施設としてさまざまな学習プログラムが用意され、子供から高齢者まで利用し、公民館は地域住民の学びや交流の場として、またサークル活動の場として地域住民に親しまれていることは、今さら申すまでもないことであります。特に、それぞれの公民館ごとに企画されておる教養講座は魅力的なテーマが多く、定員を超えた場合は抽せんとなるほどの人気となっております。また、公民館活動を紹介する「広報とみや」5月号別冊の2012年「生涯学習のススメ」は、昨年と異なり、おのおのの公民館の活動紹介がページごとに分かれており、大変読みやすく見やすく工夫され、高く評価するものであります。
さて、公民館の認識になりますが、公民館活動の目的の一つを生涯にわたって学習を続けていくための機会と場所の提供及び青少年の健全育成、また、スポーツの普及推進、健康増進ととらえて公民館活動全体を見るときに、私自身は、富ケ丘公民館の日ごろの働きに深く敬意を表するものであります。
ところで、6つの公民館の中で、広い敷地、グラウンド、または公園らしき緑地を管理しているのは、富ケ丘公民館だけであります。広さは5,000平方メートル以上でしょうか。また、ゲートボール場の跡地、それが大体1,000平方メートルぐらいあります。全体で、正確な数字はわかりませんけれども8,000平方メートル、小学校のグラウンド並みの広さであります。公民館の内部活動はすばらしいですが、この外部というか、この8,000平方メートルの敷地の整備について質問いたします。
かつてこの広場は、今もそうですが、中央公園と呼ばれ、地元の人々に親しまれております。住宅マップには今でも中央公園と表示されており、現に東側、これは富ケ丘保育所の正門の隣なんですが、東側の入り口のコンクリートの門には、「富谷町泉ケ丘ニュータウン中央公園」と黒い石に彫られた名前がついております。また、その門柱の裏には、「寄贈日本弘信産業株式会社」と刻まれておりますが、正式には、ここは現在中央公園ではありません。どのような経緯で公園が富ケ丘公民館の用地となったのか定かではありませんが、想像するところ、昭和57年の富ケ丘公民館の開館、または58年の富ケ丘保育所の開所、もしくは平成元年の富ケ丘出張所移転、そういうような用地の関係で公民館の管理となったのではないかと想像いたします。いずれにしても、見晴らしもよく、地元町民にとっては実に貴重な広々とした敷地であります。
平日には、高齢者クラブの長生会の皆さんがグラウンドゴルフを楽しみ、隣接する富ケ丘保育所の子供たちや町内の親子連れの散歩コースとして世代間交流のできる場として、また、公民館の管理のもとにある安全な憩いの場として、高く評価されております。夕方には、子供たち、小学生がキャッチボールや、サッカーボールをけって遊んでおります。週末には、スポーツ少年団が野球の練習をしたり、家族連れが広場隅の滑り台で遊んだり、まさに「笑顔輝くあったか富谷」であります。
そこで、町長に、富ケ丘公民館管理下にある広場の整備について3点質問いたします。
第1点、普通公園であればあるべき水飲み場があるはずなんですけれども、ここにはありません。正式には、広場の向こう側にある屋外トイレの近くにある水道一つしかないのです。この水道の件で、私もいろいろこの公園らしき広場を回ってみました。出口の、これは南口になりますけれども、道路から3メートルほどに散水栓が1つあります。ふたをあけてみると蛇口がありますけれども、水道管が通っておりません。また、保育所隣、昔のAコープの向かい側になりますけれども、そこにも止水栓がありますけれども、泥で埋まって活用されておりません。探したところ、ゲートボール場の裏に瀬戸物の白い陶器でできた水飲み場が、1メートルぐらいの高さのが、ちょうどゲートボール場の陰に、まさに枯れ葉の中にありました。
これから暑い夏を迎えます。広場を利用する子供たちや高齢者にとって、日陰がない5,000平方メートルのグラウンドの中で、熱中症の心配もあります。また、ここは少し高台になっており、風の強いときは砂が舞います。グラウンドに水をまくにしても、端から端までバケツで何度もくみに行かなければなりません。グラウンドゴルフを楽しむ方や野球の練習をする子供たちのことを考えると、ぜひとも入り口に水道の設置が緊急の課題と思われます。
毎年、夏祭りの会場として、富ケ丘南北町内会もこの場所を使っております。トイレからホースをつなぎながら、何とかやりくりしている状況であります。また、冬場のどんと祭では、水がなく、公民館からホースを引っ張っている状態であります。ここで練習しているスポーツ少年団スーパーキッズは、このような状況の中でも第34回ジャンボ大会で宮城県ナンバーワンになりました。子供たちは、飲料水は持参するものの、手を洗うのも不自由な状況です。立派な水飲み場でなくても、水道栓一本あればよいのです。スーパーキッズの保護者からも要望が出ております。町長の考えを伺います。
第2点として、この広場内にコンクリートの壁を設置してほしいがいかがかという質問をいたします。
上桜木の第1公園、広い公園でありますけれども、トイレのドアに野球ボールの跡がたくさんついています。富ケ丘公民館大ホールの外壁にもサッカーボールをけって子供たちが遊んでおりました。これは富ケ丘だけの問題ではありません。今、子供たちが昔のようにボールをぶつける壁がなかなか見つかりません。道路で遊ぶ危険性もあります。他人の塀にボールを投げていると苦情が来るような状況の中で、子供たちが安全に安心して思い切りボールを投げ、またサッカーボールをけれるようなコンクリートの壁、これは高さ1メートルぐらいでも構いません、ブロックの塀で構いませんので設置を考えますが、町長はいかがな考えを持っておりますでしょうか。町長の所見を伺います。
第3点、この敷地内のベンチ、大分腐れてまいりました。公園灯といいますか外灯のポールが2カ所ありますけれども、ポールは茶色と化し、老朽化しております。恐らく公民館には、管理はしていても予算はないのだと思います。ゲートボール場も今は全く利用されず、見た目も傷んでおります。初めて来られた方は異様な状況を目の当たりにします。今、この広場の利用を考える時期に来ているのではないでしょうか。
私は、昨年10月、第3回定例会で、富ケ丘北部町内会館のエレベーター設置について町長に質問いたしました。町長は、コストの面から、むしろ平場での新築を視野に入れて検討されるとのことであったと記憶しております。
平成22年度、4,600万円の富ケ丘地区側溝整備事業において、公民館周辺の側溝はふたをされ、見違えるようにきれいになりました。また、道路も広く感じるようになりました。また、今年度、500万円の予算で富ケ丘公民館屋外便所改修工事が行われようとしております。現在、アルミのドアがあり、大便で使うときドアを閉めると中は真っ暗になります。このような改修工事をすることによって、今まで以上にトイレの利用者がふえると思われます。
町長は、昨日の平成24年度町政運営説明の中で、(2)学び続けることのできる環境の整備、(3)安心して子育てのできる環境の整備、(4)だれもが健康で生き生きと生活できる環境などと、環境の整備を重要な柱として取り上げておられるように強く感じております。富ケ丘公民館広場の環境整備も町長の取り組みの一つに入るのではないかと考えます。富ケ丘公民館周辺の整備工事は終わりました。トイレも新しくなります。いよいよ敷地内の整備に取り組むべきときが来たように考えます。
1、水道の設置、2、壁の設置、3、町内会館も含めたこの広場の活用について、この3点について町長の所見を伺います。以上よろしくお願いします。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し、答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答えを申し上げます。
富ケ丘北部会館周辺のということになりますけれども、あそこは通称富ケ丘中央公園と、こういうふうになりますかね。管理は富ケ丘公民館、そしてまた部局でいえば教育委員会生涯学習課と、こんなふうなので管理をされてきましたと。はた目にはやや理解しづらい管理方法でありました。現状もまたそのような方法で管理が続いておると。概略、ざっとわかりやすい数字が出ておりますが、全体が1万2,000平米、公民館が4,000平米、植栽部分が2,500平米、ゲートボール場が800平米、そして広場なるものが5,300平米と、このぐらいのトータルが1万2,000平米ですというふうなことで、かなり豊かな、それこそゆったりとした公園。泉ケ丘の業者さんが仙台、泉ケ丘、富ケ丘一体となってやったときの中心というようなイメージが恐らくあったんですね、泉ケ丘中央公園とつけたところを見ると。そのようなことで現状まで来ておるというふうなことであります。
ですから、管理方法についてどのようにするのか、今のままでいいのか、それとも公園の部分については都市整備課に管理がえをしたらいいのか、その辺は私も就任直後からの課題でずっと来ています。いい面、マイナス面と、両方あります。そういうふうなことでプラマイあった中で、踏ん切りがつかずに現状まで来ておるというふうなところです。本当にイーブンという感じでございますね。
そんな中で、トイレの改修、課題としてありました。内容はあのとおりです。そんな中で、担当が生涯学習課なものですから、土木建設業者とトイレの改修について協議する窓口が生涯学習課長だと、こういうふうな状況下の中で管理されてきております。非常に私は違和感を覚えますし、従前から、あそこの内容についてそういうふうな思いを持っておりました。数年単位でかわる一般行政職がそういった担当をせざるを得ないというふうな状況下の中にありまして、そういうふうな中で、設計業務統括室というのは必要性があって、このようにこの4月からスタートしました。ですから、設計、そういった建築、土木のノウハウを持っている、スキルを持っているのは、都市整備課にこういった固まりがあるわけでありますので、その中の都市計画課の中の設計業務統括室というふうなことで、すべて冒頭申し上げた内容は含んでおります。あそこに表現されております。4月の時点で、このそれぞれの一般行政職で取り扱う業務内容を専門の部署に、この辺についてはご協力お願いしたいというふうなことで取りまとめをして、設計業務統括の部署でスタートしたと。今まで以上にいい内容になると。まさに専門用語が通じないんですよね。土木、建築の業者さんと、きのうきょうの一般行政職の皆さんが、まさにコンピューターと同じで専門用語が通じない、まさに外国語のような形の中で、本当に一生懸命やってきたのではないかなというふうなことでございます。非常に窮屈感が出てきましたので、そこの第一弾というふうなこととなりました。
もとに戻りまして、この公園の管理については、イーブンの状態で、何とか今のままでいいのか、公園の部分を切り離して都市整備課の管理にしたらいいのかというふうなところを、さらにまた詰めてまいります。先ほど地目現況の話がありましたけれども、土地売買の契約でいえば、地目は公園管理地で現況は公園ですというふうな、そんなイメージでございます。
そのようなことでありますので、トイレの改修、そしてあわせて、これは業者も決まりまして、間もなく着工して、9月の完成を目指して外トイレの改修を行うということとなります。それにあわせて、必要である水飲み場、蛇口の水栓の増加というふうなことで対応してまいります。
2つ目は、壁面にちょうどいいころ合いの場所があってというふうなことで、サッカーボールをけるというふうなことであります。子供の安全に遊べる場所を選定しながら、設置に向けて検討してまいりたいと思います。サッカーのそういったける盤とか、あるいはバスケットボールがとかというあたりは、折々に、「町長への手紙」も含めてご要望の強い内容の一つでございます。公民館の役割というふうなことでいえば、富谷町、子供たちの健全育成、放課後児童クラブというふうなことを含めて、富谷町の長い歴史を刻んできておりますので、なお一層、地域とともに育つ子供というふうなことで、公民館の役割、なお小さくなっておりませんし、なお、富谷町の場合ですと6地区に公民館を配置すると。まさにこういう場所はありません、自治体で。ですから、まさに富谷町固有の風土、固有の文化というふうなことにも育ってきたのではないかなというふうに思います。
3つ目については、ゲートボール場の利用が少なくなってきておりますので、基本的には撤去というふうな方向に向けて、今、進めているところです。どちらにしても、地元の皆さんのご意向を十分お聞きしながら進めてまいることといたします。公園全体の活用については、どこに、北部会館の新設をというふうなことも含めて場所の配置、個々の憂いなき場所の選択というふうなことも含めて、対応してまいることといたします。会館の新設については、いろいろ諸情勢を見ながら、25年度の会館新設のどこにするかというようなことについては、年度もまだ始まったばかりですので、町中会館9月をもってというようなことで今進んでいるさなかでありますので、もう少し先に、25年度を視野に入れて決定してまいりたいというふうに思います。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 1番長谷川隆君。
1番(長谷川隆君) 第3点の整備の利用について、もう少し町長に伺います。
私は、3.11の大震災のときに、富ケ丘小学校体育館で泊まりながら活動をいたしました。そのとき、小学校のグラウンドに車を乗り入れて車で寝泊まりする方々が多かったわけです。体育館の中もあいていたわけですけれども、理由を聞きますと、やはり赤ちゃんがいて泣くから車の中のほうがいいと。もう一つは、ペットがいるために持ち込めないと。ほかに迷惑がかかると。そういう意味で車に寝泊まりしている方々が多かったわけです。
先ほどの富ケ丘公民館の敷地広場といいますか、あそこは富ケ丘保育所が行事があるときに駐車場としても使っております。車が2つの入り口から、2方面から入ることもできます。震災のことを考えていくときに、立派なトイレもできます。そしてまた、避難所である公民館とも隣接しております。備蓄倉庫も目の前にあります。そういう意味で、ペットを持ち込みといいますか、車で避難できる場所としてのこの富ケ丘公民館敷地としての利用はいかがなものだろうかと。富ケ丘公民館は、将来、太陽電池によるところの蓄電の装置も備えられます。まさに防災の拠点となってまいります。水がない場合は、タンクか、またはあそこの整備の中に池をつくって下水の水がわりにバケツでくむとトイレも生かせるのではないかと考えますが、車の避難所としての活用について町長の考えを伺います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 一生懸命聞いておったんですけれども、ちょっと質問の趣旨が、もう少し明確に絞っていただけませんか。ちょっと絞り切れません。
議長(浅野幹雄君) 座ったまま。
1番(長谷川隆君) あそこは車での避難所としての価値をつけたら随分使えるのではないかなと思い、質問いたしました。
町長(若生英俊君) 車での避難所、駐車場。それは震災のとき云々ではなくて、日常的にも……。
1番(長谷川隆君) いや、震災のときだけです。避難所として。
町長(若生英俊君) 富ケ丘地区の皆さん……。
1番(長谷川隆君) いや、富ケ丘じゃなくて、もう震災になると、目の前は大和町ですので、もうだれでも来ると思いますけれども。
町長(若生英俊君) 何か一番難しい質問だな。これは答えようがないですね。
議長(浅野幹雄君) 町長、要するに災害時にペットを抱えた避難民がおったので、そういった人のために、駐車場の中で避難できる、駐車場に車を置いてそのまま避難できるような体制にできないかということですね。(「そうです」の声あり)避難時の駐車場としてです。答弁お願いします。
町長(若生英俊君) 私は、それよりも、あそこの公園、公民館、保育所、さまざまな形で車を駐車するスペースが今のままで足りるかというふうなあたりですよね。恐らくあそこの公園が開発された時代と変わって、車をとめるスペースが狭いのではないかなという認識を持ちます。したがいまして、駐車場を整備する、そしてそこに震災時の折に今のようなプランを付加する。だって、どこの駐車場とて、ペットを車の中に置いてとまっている分には何の制約もないですもんね。(「ですから」の声あり)
議長(浅野幹雄君) お待ちください。答弁中です。
町長(若生英俊君) ですので、ペットというようなことでくっつけるとあれですので、恐らく駐車場整備というようなあたりが第一義ではないかなというふうに私は思います。
議長(浅野幹雄君) 1番長谷川隆君。
1番(長谷川隆君) 駐車場を整備しなくても、乗り入れできるという、震災のときにここは乗り入れしても構わないですよと。公民館の敷地なので、公民館の許可を得なくても入れると。別に公民館のとか、全然考えていないです。そういう場所もありますよということが大切なのではないかと思って、町長の考えを伺った次第です。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) そういうときにペットを持ち込もうが持ち込むまいが、車がとめられるよという場所として開放していただければよろしいということなんですよね。(「そうです」の声あり)それは全然問題なくできるんじゃないでしょうか。以上です。
議長(浅野幹雄君) これをもちまして一般質問を終わります。
これで本日の日程はすべて終了しました。
本日はこれにて散会いたします。
ご苦労さまでした。
午後4時19分 散会
平成24年6月7日(木曜日) 午前10時00分 開議
第3日目 6月7日(木曜日) | |||||||||||||
6番 小泉光 議員 | |||||||||||||
1 | 放射性物質の影響についてを問う | ||||||||||||
2 | 富谷町の観光について | ||||||||||||
5番 高橋正俊 議員 | |||||||||||||
1 | 富谷町所有の土地について | ||||||||||||
2 | 富谷町が提訴されていることについて | ||||||||||||
8番 安住稔幸 議員 | |||||||||||||
1 | 放射能対策を問う | ||||||||||||
2 | 震災で、町外から富谷町に避難された方々の対応を問う | ||||||||||||
3 | 通院の医療費助成を義務教育終了までに | ||||||||||||
第3 | 議案第1号 | 富谷町印鑑登録及び証明に関する条例等の一部改正について | |||||||||||
第4 | 議案第2号 | 東日本大震災による災害被害者に対する国民健康保険税の減免に関する条例の制定について | |||||||||||
第5 | 議案第9号 | 和解及び損害賠償額の決定について |
議事日程のとおり
午前10時00分 開議
議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
本日の議事日程につきましてはお手元に配付のとおりです。
議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、富谷町議会会議規則第120条の規定により、15番佐藤聖子君、16番永野久子君、17番磯前 武君の3名を指名いたします。
議長(浅野幹雄君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。
通告順に発言を許します。
6番小泉光君。
6番(小泉光君) 改めまして、皆さん、おはようございます。
きょうは6月の本当に気持ちのいい、すがすがしい朝を迎えていますね。
私、通告に従いまして、大きく2件ほど質問をさせていただきます。
1件目、放射性物質の影響についてを問う。2件目は、富谷町の観光について、この2つでございます。
まず、第1問目ですが、私がこの質問をするきっかけになったのは、ある1本の電話がありました。それは、小学生をお子さんに持つお父さんからの電話でした。「家では食べ物に気をつけているけれども、学校に行っている間は親として何もできない。給食もとても心配です。グラウンドの土の放射線の強さはどうなっているんでしょう。グラウンドの真ん中あたりが放射線が強いという話もあります。まさか、学校に忍び込んで土をとってくるわけにもいかず、土ぼこりの吸い込みによる内部被曝を受け、将来の子どもの健康がとても心配です」、このような内容の電話でした。東京電力福島第一原発の事故から1年以上がたち、マスコミ報道も少なくなりました。しかし、放射性物質はなくなったわけではありません。確かに一時に比較すると、原発から空間への放射性物質の発出は沈静化していると思われます。このような現在、放射線への対応が変化してきているのではないでしょうか。2点につき所見を伺います。
学校給食の栄養は大丈夫かということです。5月21日のこれ読売新聞なんですかね。富谷町の給食の安全閾値は10ベクレル/キログラムと設定したとあります。ここに新聞の記事を持ってきております。議場からでも見出しだけは見ることができるかなと思って大きく拡大しましたけれども。この新聞によりますと、県では簡易検査で50ベクレル/キログラムのセシウムが検出されると精密検査に回され、給食に使えなくなると報道されています。10ベクレルと大変厳しい値、これは結構だと思うんですが、新聞によるとふりかけやジャムの代用で栄養が、代用するとあります。この代用で子どもたちの栄養が担保できるのか、非常に心配であります。実際のところ、実態どうなっているんでしょうか。また、10ベクレルにした根拠をお知らせ願いたいと思います。
それから、吸い込みによる内部被曝への対応ということですが、先月ぐらいから保育所、幼稚園、学校では外で活動する、特にグラウンドで活動する機会がふえてくると思われます。舞い上がる砂ぼこりを吸い込んで内部被曝の可能性があるのではないでしょうか。公立教育施設の土壌の放射線量をはかり、公表すべきであると考えますが、当局の所見を伺いたいと思います。
次、大きな2つ目の質問です。富谷町の観光についてということです。
ことしの5月、県の観光統計概要が県から発表されました。ここにちょっとコピーを持ってきているんですけれども、ちょっと小さくてかなり見えにくいとは思いますが、これを見たとき、私は大変残念だな、そういう気持ちになりました.市町村別観光客数と宿泊観光客数、これらの数字を見ると、本当に残念なんですけれども、富谷町だけが極端に少ないんですね。県内の平成23年、23年度ではなくて23年の市町村別観光客入れ込み数と宿泊観光客数、両方ともゼロは本当に残念なんです。富谷町だけであります。近隣の市町村どうかというと、黒川郡の、ご紹介しましょう。観光客の入れ込み数です。22年度と23年度続けて言います。大和町、33万9,944人、22年ですね。23年が29万6,593人。大郷町、50万4,299、48万8,067。富谷町、1万6,806、23年はゼロ。大衡村、22万7,752、20万275。これが観光客の入れ込み数です。同様に、宿泊観光客数です。22年、23年と同様に言います。大和町、4万5,414、23年です。4万3,960。大郷町、2,323、1万45。富谷町、26、ゼロ。大衡村、1万9,899、1万8,074。こういう数字が県から発表になっております。
調査ポイントの設定数、これが実は市町村によりまちまちなんですね。ですから、このような数字が出てきます。一概に比較できる数字ではありません。参考までにということでございます。それにしても、富谷町の観光施策が余り強くないというところの結果ではないかなと思います。
観光客の入れ込み数の正確な調査や把握は施策に反映させるための基礎資料になるのではないでしょうか。調査ポイントをもう少しきめ細かく設定し、正確な実態把握に努めるべきではないでしょうか。
大亀山だけではなく、富谷にはたくさんの観光要素があると思います。例えば、TOMIYA自由大学のホームページで紹介されていますが、これはなかなかすてきなホームページだと思いました。おまさと紫太夫のお話ですとか、あずき洗いばあさんの伝説、それから昭和59年に富ケ丘に落下した富谷隕石、例えばこれなんかも役場庁舎の玄関口に展示するとか、これは今どこにあるんでしょうか。それから、隠れキリシタンですね。仙台藩に7カ所あった教会のうち、3カ所が何とこの富谷町内にあったということも伊達家の資料でわかっているということがTOMIYA自由大学のホームページで紹介されていました。こういうような観光資産を活用しない手はないと思うんですね。いつでも観光客が訪れている町を期待するものです。
質問項目ですが、ある程度わかっていますけれども、これまでどのような対策を講じてきましたか。そして、今後どのような対策をとって観光客の誘致を図ろうとしていますか。そして、その目標をどう立てますか。
以上、私の一般質問を終わります。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。
まず最初に、富谷町の観光について、若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの2つ目のほうですね、富谷町の観光についてということで答弁を申し上げます。
ただいまのお話ありました公表の数値というふうなものについては、県から発表されたというふうな今の質問の中にありましたが、私どもに発表された内容等、数字等はないんであります。したがいまして、どこから出た数値なのかというふうなことを後ほどまたお聞かせいただければというふうに思います。どちらにしましても、富谷町ゼロという、入り込み数ゼロという数字はゼロとなった内容ですね。ゼロってあり得るのかなとこう思いますし、この質問をお受けしたときに、そのように感じます。ですから、何かの手違いがあるのかもしれませんし、行政上の手違い、あるいはその拾い上げるポイントの違い、どちらにしましても富谷町だけがゼロですというふうな23年度の統計数値については、甚だどのような状況の中でこうなったのかなというふうなこととなりますので、私ども、皆さんもごらんになった新聞の震災の影響ということで、宿泊入り込みが3割減りましたという記事は皆さんの目にとまったかと思いますけれども、それ以上の各市町村別の入り込み数については私ども手元にないわけでありまして、県からも公表というふうな形で表には出ていないようでありますので、後ほどお願い申し上げます。
あと、詳しくは対策等については企画部長のもとでこの6年来、十三夜 魂のふるさとまつり初め、さまざまな取り組み、そしてまた自由大学等の取り組み等も含めて相当ボリュームのある取り組みをこの6年来してございますので、そちらについて企画部長からまたお話をということです。
どちらにしましても、数値についてはやはりもとがきちっとその前提が同じ規格、基準でとられた数字かどうかというのの検証がまず必要だと思いますね。10ベクレルも結果としては新聞の誤報であります。50ベクレル、県の基準に合わせて50ですよという電話取材を受けて50と答えるにもかかわらず、10ベクレルと新聞報道されてしまったというのが事実です。そして、それにこういうふうな「富谷町では50でやるんですよ、そういうふうに電話取材で答えているんですよ」というふうにお話を申し上げて、記者から帰ってきた答えは、「私の巣材メモには10と書いてあります」、それ以上何とも手の打ちようがありません。そのようなことも含めて、やはり数値のとり方というふうなことで、まさにコップの水、半分もあるよというのを、あるいは半分しかないよというあの理屈からして、さまざま数字のとらえ方は一つのとらえ方のみならず、多面的にやはりとらえなきゃならない。あるいは、前提条件をきちっと確定した中でものをとらえていかないと、数字だけがひとり歩きする。これは十分私ども、この注意をしなければならないんだなというふうなことでございます。
町民の皆さん向けにこの議場も公開され、そしてまた、画像でこの先にはネットでの中継をもというふうなことも含め視野に入れながら、町民の皆さんに広くこの議論の場を公開するというふうなことからすると、ぜひそういったことを前提に、必要な情報についてはやはり窓口できちっとこういうのを見聞きするんだけれども、この数値でいいのかというようなことも含めて、やはりこの場にお持ちいただきたいと、こんなふうな思いもいたすところです。
2、3についても企画部長から答弁を申し上げることといたします。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) それでは、第1問目のほうについてお答えをいたします。
まず、新聞報道に関するご質問でございますが、ただいま町長が答弁しましたとおり、この報道は事実と反する内容が掲載されてございます。今回の報道は電話での取材を受け、質問に対して答えていくという形で取材されております。短時間での取材でもあり、その後の確認もなく、5月21日に1キログラム当たり10ベクレル以上検出された場合と、富谷町に関して報道されました.対応した職員は、一切このような数値は言っておらず、町としては大変遺憾でありますので、即刻新聞社へ抗議を申し入れたところでございます。そのようなことで、議員の質問の新聞報道に関しては誤報であるということを改めてお伝えを申し上げます。
このような中で、富谷町におきましては、給食の基準値を国の一般食品の基準値、キログラム当たり100ベクレルでございますが、その半分であるキログラム当たり50ベクレルとする方向で協議を進めているところでございます。基準値50ベクレル/キログラムの根拠ですが、これは先ほど議員がお話しされましたように、まず第1は県立学校の対応基準であるということ、第2番目は、一般食品より厳密に定められております乳児用食品の基準値でもあるということ、このことを根拠として町としてはキログラム当たり50ベクレルという基準を今協議を進めているところでございます。この50ベクレル/キログラム以上の測定結果が出た場合の代替給食についてでございますが、摂取カロリーはおおむね65%は確保できるものと思っております。1食の栄養価は下がりますが、健康面については影響はないものというふうに考えております。
第2点目の放射線量の測定でございますが、学校等の放射線量測定につきましては、文部科学省から学校等における放射線測定の手引きが示されております。測定方法につきましては、地上高、地上から1メートルまたは地上から50センチメートルにおいて、空間放射線量を測定するということとされているところです。また、学校内における除染が必要かどうかの要否判定目安についても、中間放射線量によるものとされております。除染の判断基準は毎時0.23マイクロシーベルトでございますが、富谷町の校庭の空間放射線量は平均毎時0.08マイクロシーベルト程度の安定した状況に現在はございます。このようなことから、土壌の放射線量測定の必要はないものというふうに考えております。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 次に、企画部長。
企画部長(荒谷敏君) おはようございます。
それでは、私のほうから富谷町の観光についてのご質問についてお答えさせていただきます。
まず、今回のこの観光についての窓口でございますが、町でいいますと企画部内の産業振興課が当たっております。しかしながら、観光という定義はさまざまございますので、いろんな部署でいろんなことをやっているというのが現状であります。今回のご質問のこのデータにつきましては、これについては2006年、当時の自民党政権下で議員立法ということで成立された観光立国推進基本法に基づいて行われるものでございます。これについては国で定めたもので、当初は国際社会に勝ち抜いていくための観光を日本全国で行うというのが趣旨で策定されております。その条文の中には、都道府県、市町村の役割というのもありまして、統計データをとったりそういうところを反映するという趣旨で県が窓口になってそれぞれの市町村の観光入り込み数を調査するというのが趣旨で行われております。
今回のこの件については、議員さんからのご質問があって初めて富谷町がゼロだというのを私も知りまして、当然おかしいなと思っておったところでございます。それで、できれば一般質問の前に一言言っていただければ状況がつかめたところであるんですが、私なりにいろいろ確認調査をしたところ、県の取り扱いもちょっとミスがあって、富谷町をゼロカウントしてしまったというのがあったようでございます。特にこのデータは市町村から上がっているデータですので、本来市町村の許可を受けて県が報道機関に投げ込むんですが、今回は我々にも何の知らせもなく、普通ですとこういうデータということで全市町村のデータが一覧で送られてきて、これは何月何日新聞報道もしくは投げ込みしますよということで来るものなんですが、事前にこれについては何のこともございませんでしたので、私も新聞報道で見て、圏域とか、市レベルですと大きな数字が出ておりましたので、富谷町がまさかゼロというのはわかりませんでした。それで、県のほうの担当部署に確認したら、県議会のほうに提出したと。それも県議会も一部の議員さん、常任委員会だと思うんですけれども、そちらにしか提出しておりませんので、その件についてはちょっと県としても言いようがないということで、ただ、数字についてはちょっとおかしいんじゃないかということで調べていただきまして、富谷町のデータは3万4,040人が23年度の数値ですよということで、これはその提出されたのが速報値で、県のほうもあくまでも最終は最終結果に基づいて公表しますということでしたので、その時点でもう富谷町はとりあえず3万4,040人に数字ではなっているところでございます。
それで、議員さんのご指摘のとおり、それにしてもほかの市町村に比べればかなり低いので、これはどういったことかということで、この調査内容をいろいろ分析したところ、かなり細かいものがあって、定点を登録するとかそういった取り決めがあって、富谷町の場合はこう言ったらどうなんでしょうか、正直にそのデータを扱って3地点を登録したということになっております。1つは大亀山森林公園、あとはイベントとしてふるさとまつりと、商工会がやっております「おもしぇがらきてけさin」、この3つを富谷町のデータとして上げていたということでございます。これについてもよくよくほかの市町村と、市町村名はおいておきますが、運動公園に来た皆さんとか、あとはゴルフ場、温泉、そういったところもカウントしているようでございます。あとは大型スーパー、これも観光の一環でいろんなイベントをやっているので、交流人口ですよということで報告していることもあるようでございます。それらを富谷町に置きかえると一気に数十万のデータになるんですが、こういったことも県のほうに私どもからこのデータはちょっといかがなものでしょうかと、議員さんのおっしゃるとおりあいまいな基準があるということで、県も相当反省しておりまして、今後は何か国からの指導があるようで、入り込み数について厳密に基準を設けて再度今後については調査をしていきたいということを観光課のほうからご回答いただいているところでございました。
あとは、これまでどのような対策ということでございますが、おっしゃるとおり観光もいろいろな定義がございますので、できるだけ富谷町に足を運んでいただくとか、議員さんおっしゃるような自由大学もその一環でやらさせていただいております。そういったこともやりながら、あとは十三夜 魂のふるさとまつり、マーチングフェスティバル、こういった文化交流、観光の一環ととらえて文化交流を盛んにさせていただいているところでございます。
2問目の今後どのような対策を講じるかということですが、現在まで行ってきたイベントなりを中心にしながら、例えば運動公園の中でやるのも今回仙台ベルフィーユさんの公式試合もありますので、そういったところもこちらの規定に当てはまるようですので、そういったところを網羅しながら十分な調査をして上げていきたいと思っております。また、宿泊地はこれといって町内にありませんが、西成田コミュニティセンターが宿泊ができるようになりましたので、恐らく来年後のデータからは宿泊数も若干ふえていくと思います。また、西コミにつきましては、これも仙台ベルフィーユさん絡みなんですが、アメリカチームが日本にやってくることがあるんですけれども、18歳未満のアンダー18というチームが、そのときベルフィーユと練習試合をしたいということで、地元と交流したいということで、ぜひ西コミを使ってお泊まりいただいて、地域の皆さんと交流し、練習はスポーツセンターで行う。こういう企画も内々には練っておりますので、そういったところで少しずつ観光がふえていくものと思っております。
次に、3問目の目標ですが、これについてもどういったところを目標値に掲げるかという基本的なところが確かに富谷の観光分野としては弱いところもあったと思います。特に、まちづくり審議会のほうからも、富谷町の観光、特にこれは文化交流を盛んに行うべきだという提言もいただいております。そういったところは富谷町の特徴の一つである大都市近郊にあると、その中でも緑豊かな森林、あとは施設、農地、そういったものもある環境にあるので、そういったものを活用して文化交流を盛んに行っていけるような環境づくりが必要だということもありましたので、そういったところを踏まえながら目標値設定に向けていろいろな方針を立てて、あわせて調査研究を行ってやっていきたいというところが現状でございます。よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これより、小泉議員の質問は一問一答方式により行います。6番小泉光君。
6番(小泉光君) まず、放射性物質の影響ですけれども、ちょっと教育長の答弁のところで、最後ちょっと聞き逃したところがあったので再確認をさせていただきたいんですけれども、土壌の検査は必要ないとそういうふうに受けとめられたんですが、そういうことでまずよろしいですか。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) そのとおりです。
議長(浅野幹雄君) 6番小泉光君。
6番(小泉光君) 空間線量なども昨年から大変細かくはかっていただいております。親御さん、大分安心したと思います。そして、食べ物もだんだんきちんとした基準が出てきました。やはりないのは、自然に吸い込むほこりとか、土煙、そこなんですよね、親御さんが心配しているのは。冒頭私の質問で紹介しましたけれども、こう思っている親御さんはこの方1人じゃないんです。ですから、やはりここはそんなに毎日はかる必要もないでしょう。頻度はどのくらいかというのは私専門家ではないのでわからないんですけれども、例えば月に1回とか、その程度のことは町の安心のためにお金もそんなにかかるわけではないと思います。ぜひ、これを遂行すべきと私は提案したいんですけれども、教育長のお考えは変わりないでしょうか。再度尋ねます。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) まず、空間線量をはかっているということの根拠といいますか、空間の線量というのは放射性物質がその下にある土壌に放射性物質があることによって空間線量というものは特定されて数値が出てくるというふうに私は認識しております。ですから、空間線量が低いということは、その下にある土壌に含まれているいわゆる放射性物質の量は非常に少ないというふうに解釈しております。ですから、議員がおっしゃるとおり、風によって舞い上がるほこりであるとか、砂ほこりというのは、当然その土壌から上がってくるわけですから、その放射性物質が非常に低い、放射性物質の値が非常に低いというその結果は先ほど言いましたように空間線量でわかるわけですので、そういう根拠を持って土壌についてはこれだけの測定値が低い状態でございますので、土壌についてもそのはかる必要は現在のところ認めていないというか、ことでございます。
議長(浅野幹雄君) 6番小泉光君。
6番(小泉光君) 大変教育長の説得力のある言葉で、何か私納得しちゃいそうなんですけれども、恐らくというか、理論的にはそういうことだと思います。ところが、やはり心情的にはそうはならないんですよね。子どもはグラウンドで転びます。すりむきます。やはり小さい子を持った親たちは、月に一遍でもいいんですよ。土壌を調べてほしいと願っているんです。何とかこれを実行に移していただきたいと私は思うんですが、再度答弁をお願いしたいと思います。この心情のところをぜひ酌んでいただければと思います。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 除染というか、測定ということになれば、当然その費用がかかりますので、その費用を算定する場合の根拠というものも、私らはきちんと説明をしていかなければならないことになります。ですから、このように全く必要のない数値が出ている中で、このような低い数値で安定して出ている中で、なおそれをはかっていくというところの根拠、そのための費用を捻出するための根拠の説明が、やはり私は非常に難しいというふうに思っております。ですから、気持ちの問題を言われると私も非常に弱いんですけれども、私も大変気持ち的には弱いものを持っていますので、ですから余り気持ちのことについてはちょっとお答えをしかねるところがございます。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 6番小泉光君。
6番(小泉光君) 親御さんが心情的に大変心配しているというところは理解いただけたかなと思います。
それでは、今度は観光のほうにちょっと話を移したいと思います。
私の提示したデータは企画部長から話があったように県の当局から県議会のある委員会に出されたものでございます。ですから、冒頭の質問の中でも数字は紹介しましたけれども、その測定ポイントいろいろあるとか、そういうような注釈はつけておいたかもしれません。で、今いろいろ私がこれ感じているのは、確かにイベントとかそういうものは大変よくやられて、観光客の誘致には大変努力されているなと。しかし、いつ来ても何かがあるというような継続的なといいましょうか、いつでも観光客が来て楽しめるというようなところが少し薄いのかなというふうに感じます。例えば、これは実現性は別にして、私から一つ、二つ提案をさせていただくとすると、例えばこの富谷のもとになった十の宮を再現して、例えばぐるっとこう一回りすると何かいいことがあるとか、3番のお宮は良縁に恵まれるとか、6番のお宮はお金持ちになれるとかですね。四国のお遍路さんではないですけれども、そういうようなアイデアもあるのかなとか。それから、マーチングコンテストの話も企画部長から出ましたけれども、マーチングバンドにとって「おい、富谷に行ったか」と、「出たか」というのが一つのバンドのステータスになると。それから、もう一つ、二つあるんですけれども、ちょっとそういうような、いつでも富谷に来ると楽しいことがあるよというようなものが少し薄いのではないかと感じられましたので、その辺のところの今後の観光開発についての所見を伺いたいと。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) いろいろなご提案ありがとうございました。町といたしましても、いつ来てもできるような観光というものは一番いいことだと思いますが、なかなか神社仏閣ものについては要するに行政と宗教等もありますのでなかなかちょっと難しい部分もあります。ただ、ご理解をいただける場所は文化財として指定されているものについては割と広報手段とかも使えるんですが、先ほど議員のほうからマリア観音とかといったことにつきましても、マリア観音像とか隠れキリシタンとか、ああいうものについても神社仏閣によっては秘仏扱いされて、そういったものを表に出すと今度は盗難とかまた別な問題があるので控えてほしいという申し入れも来ております。そういったところで、富谷町はどういった部分がその町内の交流も当然ですが、町外から来ていただく皆さんについてできるものがあるかということで、これはやはりふるさとまつりを通じて先ほど富谷町の町の名称の元祖となっている十宮の神社のことを伝えてみたり、そういったところを皆さんにまず町民の皆さんに理解していただきながら、次は県内、県外というところに発展していこうかという試みで現在取り扱っております。
この間、昨年行いました自由大学についても、富谷町の資源を再発見しようということで、地域の皆さんが参加していろいろなものを見つけていただいて、それは観光パンフにして今しんまちとか各公民館に置いております。それで、中には今回お配りした町勢要覧、それも町内の皆様にも送っておりますので、わざわざしんまちに足を運んでいただいて鳳陽さんのお酒を買っていきましたというメールもいただいたりしておりますので、そういったところをぜひ活用して、伊達家時代古い伝統のあるしんまち地区、それが多分観光と言われると中心地になると思います。あとは各地域、団地が持っているような資源をさらに公表して、それを高めていくことが観光については重要かなと思っております。
先ほど申し上げたとおり、富谷町の特徴の一つをどうとらえるか、そういったところで文化・スポーツ交流というのがやはり一番地域には根づいているのではないかと思いますので、そういったところも含めながら今後取り扱っていきたいと思っております。
議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。
5番(高橋正俊君) 皆さん、おはようございます。
通告により、私の質問をさせていただきます。
今、富谷町の再生は近隣の町にはなく安定していると思っております。給食センターは完成し、借金は少なく、基金はあると。しかし、反面、すぐ、そして次世代に残してはならないこと、その中に町所有の土地、更地になったまま利用されていない土地の有効な利用を考えなければならないと思っております。そこで、ひより台二丁目にある1万9,125平米、5,795坪の土地ですが、昭和58年1月に学校予定地として取得をされたようですが、約30年間も更地のままになっていますが、今後の土地の管理費、そしてこの土地がもし民間の土地であったらと思うと、私は非常にもったいないことだと思い、この土地についてお伺いします。
まず、1点目、この土地に学校建設の計画はまだあるのか、お伺いします。
2番目に、この土地が民有地であったら、約30年間でどのくらいの税収になったのか、お伺いします。
3番目に、今後この土地利用の計画があるのか、お伺いします。
4番目に、この土地に子育て支援住宅を考えてはどうか、お伺いします。
それから、2番目ですが、税金で運営されている町がパワハラで提訴されている事実は、新聞報道されて町内外に広く知られ、衝撃を与えております。町民の多くが強い関心を持ってこの訴訟の成り行きを見守っていると思います。そこで、公式な議場の場で改めて事実関係をお伺いします。
1番目に、この裁判費用はどうするのか、お伺いします。
2番目に、今回の提訴は町長本人が人物と能力を見込んで抜擢した前副町長から出された訴状であることは、町長に極めて重い責任があると思いますが、町長はどう思っているのか、お伺いします。以上で質問を終わります。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、議員の質問に答弁を申し上げます。
1つ目の富谷の町の所有の土地ということでございます。
1つ目は、昭和58年1月に学校用地として取得をいたしました。平成3年2月に学校用地としての用途を廃止し、その時点で学校の建設の用地はなくなったということになります。
2つ目については、公共用地を民有地に置きかえ、そしてまた、30年間の税収はというふうな前提条件がはっきりしない中で算出することは不可能でございますので、質問の折、前提をきちっと整えていただいた中で必要なものについてはお答えできるかなというふうに思います。質問の趣旨は、民間の土地であったならば、このような未利用状態は極めてもったいないと、恐らく税収が入ってくるのにというふうなことの趣旨、前提でご質問された様子は今お受けしたわけでありますけれども、冒頭申し上げましたように、前提が整わない中でのこのようなことについての数字は出せないということであります。
3つ目は、現状具体的な計画はございません。
子育ての支援住宅云々については建設できる状況にはございません。
そしてまた、大きな2つ目でありますけれども、1番目については総務部長から、2つ目については前町長からの提訴については極めて遺憾に思っているところでございます。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 裁判費用及び弁護士費用につきましては、予備費からの流用となってございます。(「2問目の補足」の声あり)
この案件につきましては現在係争中でございまして、その裁判によりまして明らかにしていくところでございます。あと、詳しい内容につきましては代理弁護士の方からは、詳細については今のところは述べないようにということで指導を受けておりますので、あわせてご報告いたします。
議長(浅野幹雄君) これより、高橋議員の質問は一問一答方式により行います。5番高橋正俊君。
5番(高橋正俊君) 学校建設計画はなくなった、平成3年になくなったということですし、その町所有のその税が民間であったらという私の質問の趣旨は、有効な土地の利用ができないのか、こういうふうに考えて質問をしたので答弁をお願いします。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) この土地につきましては、町長の答弁にもございましたけれども、58年の1月に土地として取得をしてございます。その後、今の状態のまま、形上は約29年ほど状況としては変わりないという形ではありますけれども、当初は学校用地ということでの位置づけの中で町営グラウンドとして球技場として使われました。その後、平成3年にはトヨタ系の自動車進出ということで、この土地を社宅というところで大きな利用に期するような形での計画も持っておったわけでございます。その後、更地のまま来ましたけれども、平成20年にはセントラル自動車の独身寮というところでの話もございまして、富谷町としては積極的に誘致をしてこの場所を使ってもらいたいというところで、手つかずに来ているわけではなくて、いろいろ有効利用のための方策はとってきたというところでご了解をいただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。
5番(高橋正俊君) 有効利用したいということは感じますけれども、しかし、余りにも長い年月がたっておりますし、そして私の考えていることは子育て支援住宅ということですけれども、今、富谷の平均年収が、住民の方々の平均年収が313万何がしということですので、この年収で例えばマイホームを建てて住宅ローンを払って、そして子育てしなきゃならないわけですから、現実を見ればなかなか無理があるのではないかと。そこで、この子育て支援住宅というのは私の民間のその考え方からいくと、今例えば投資をしても、将来返ってくる金だと思うんですが、例えば民間でアパート経営とか、マンション経営する場合、10年、15年、その採算とれるまでにかかる。しかし、今富谷町では財政も安定しているし、いわゆる先行投資をしても将来やはり子育てをしている住民のことを考えたりしたときに、今投資をしても将来戻ってくる。こういう形で私も提案というか、その辺の考え方を町長はできないのかなと、こういうふうに思って質問します。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 質問させてください。(「確認ですか」の声あり)確認ですね。(「確認だそうです。はい、どうぞ」の声あり)確認。確認になるか、ちょっと。今、先行投資というような表現ありました。一つ、私、子育て支援住宅というふうなことに限定するその内容は、町営住宅と子育て支援住宅という公営住宅ということの差異、違いをどの辺にこう置かれているのか.その辺のところを明確にして議論を深めたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。
5番(高橋正俊君) 今のは反問権なんですか。(「反問じゃなくて確認です」の声あり)それは拒否できることはできるんですか。(「拒否ですか」の声あり)はい。私、余り難しいこと聞いているつもりないんですけれども、そういう私の観点から質問しているだけで、もう簡単にそういう考えはどうですかということを聞いているだけで、町長から「ないです」とかね、答えていただければいい話であって。(「先ほどの質問の最後のほう、もう一回質問にかえてください」の声あり)最後のほう。(「ええ、最後のほうですね」の声あり)そういう私が質問したことに対して、考えられるか、考えられないかと、これだけ答えてもらえばいいんです。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 確認しますけれども、議員の左のほうの耳にイヤホンがあるんですけれども、それは目的があるんですか。
議長(浅野幹雄君) ちょっと待ってください。立たないで結構です。立たないで結構ですから、そのまま。(「済みません。これは聞き取れないこの議場で人の声があるんですよ。これは、補聴器なんです。聞き取れない人の声が」の声あり)簡単でいいですけれども……。(「あるので」の声あり)身体の不自由を補う場合の器械、それは結構でございますが、もし今後議場に持ち込む場合は、議長の許可をいただいてから使用願います。(「ああ、そうですか。じゃ、今許可もらっていいんですか」の声あり)今後って言ったんだから。(「今後、いいんですか。はい、わかりました」の声あり)それでは、許可します。もう一回、では質問をお願いします。座ったまま、もう一回先ほどの質問をお願いします。(「私の質問ですか」の声あり)はい。座ったままで結構です。時間が進みますから。
5番(高橋正俊君) 要するに、子育て支援は決して子育てをしている富谷の町民が多い収入ではない中でマイホームを建てて住宅ローンを払いながら、その子育てするのには決して楽な状況ではないと。ですから、その土地の有効利用に考えて、土地の有効利用も考えて、そういうことは子育て支援住宅というものはできないのですかということです。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 再度関連の質問をさせていただきます。
議長(浅野幹雄君) 反問権はですね、拒否されましたので……。
町長(若生英俊君) 大事なことです。
議長(浅野幹雄君) 先ほどの、最初にね、町長答弁していますので……。
町長(若生英俊君) いや、この答弁をする前提がやはり整わないと、いいも悪いも方向性が定められませんね。
議長(浅野幹雄君) 町長、子育て支援住宅は考えがございませんという答弁していますので、それで決してもらって結構でございますよ。
町長(若生英俊君) はい、では発言するものはございません。
議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。
5番(高橋正俊君) わかりました。
それでは、裁判費用の件ですが、予備費ということで答えていただきましたが、予備費というのも税金のうちなんでしょうか。再度確認したいんですけれども。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 会計に委嘱するものはすべて町の税金等となってございますので、予備費もその税金の一部でございます。
議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。
5番(高橋正俊君) わかりました。こういういわゆる税金を支出する問題ですが、事前に議会に説明するということは、私この辺はよくまだ認識しておりませんが、議会に説明する責任というのはないんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 仙台地裁への提訴が3月30日、あとこちらに届いたのが4月6日となってございます。時間的な余裕がなかったものですから、こういうふうな形での流用ということで対応したところでございます。
議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。
5番(高橋正俊君) この裁判ですね。例えば負けた場合、賠償金とかいろんな支払いが出てくると思うんですけれども、そういう場合はどういうふうにして捻出するわけですか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 裁判の結果を見ての対応となってございますけれども、現在係争中でございますので、その内容については今のところ現時点ではちょっとその負けた場合についてのことは想定してございません。
議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。
5番(高橋正俊君) 負けるという、そのないということなので、想定、私は勝つか負けるかということは、想定できるものではないと思っているんですけれども、その辺をお聞きします。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) 先ほどからお話ししているとおり、裁判を通して明らかにして、それでもってやっているわけでございます。あくまで勝つということを前提に進めているところでございます。
議長(浅野幹雄君) この際、11時15分まで休憩をいたします。
午前10時59分 休憩
午前11時15分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) それでは、私の一般質問をさせていただきます。
私は3件について質問いたします。
初めに、放射能対策を問うであります。
東京電力福島第一原発事故から15カ月になろうとしております。しかし、放射能汚染問題は除染など一部とりかかっておりますが、事故の収束、不安の解消への道筋は全く見えていないと思われます。政府には性根を据えて対策を講じられるよう、強く求めるものであります。
富谷町においては、放射線空間線量測定は昨年6月から開始し、現在では小中学校、幼稚園、保育所、公園等、町内64カ所を測定しております。富谷町役場の玄関わきには文部科学省のモニタリングポストが設置され、測定結果はホームページで公表されております。また、小中学校の児童生徒約6,500人の学校給食の放射能測定は、新学校給食センターの4月からの稼働に合わせ、毎日測定をしておられます。特に放射能の影響を受けやすい小さい子どもを預かっている幼稚園、保育所等の給食の放射能については特段の取り組みが必要と考えます。
また、放射能検査、放射能測定の結果の公表についてでありますが、町民が知りたいもの、知りたいその情報までうまくたどりつけないなどがあり、町民から私のところに問い合わせや町に対しての苦情が来ております。検査測定結果の公表とホームページ上で数値の結果を見つけ出しやすい方法をとることが必要ではないでしょうか。水道水や石積最終処分場の放射能数値の公表など、富谷町に関係した情報を知ることができるようにすべきと考えます。情報の公開の工夫も必要と思います。
また、今は梅雨どきで肌寒いときもありますが、まだ暖炉やまきストーブをお使いになる方もいると思いますが、そろそろまきをたくこともなくなる時期であります。ほかの市町村では既にその灰を回収しているところもあります。町民は不安を抱え、町の言うとおりにほかに飛び散らないようにビニール袋に入れてそれを缶に入れるなどして、宅地内のすみのほうに保管をしております。もうそろそろ町は灰とこの未使用のまきを回収してはいかがでしょうか。以下、質問いたします。
1つ目に、学校給食の放射能測定はどのようにしておりますか、お聞きいたします。
2つ目に、保育所、幼稚園の給食の放射能検査態勢はどのようにしておられますか。
3つ目、町内の私立幼稚園、認可保育所、認可外保育所、保育ママでの放射能対策について、どのようにとらえておりますか。
4つ目、学校プールの放射能測定はどうなっておりますか。
5つ目、放射能検査測定の数値の公表はどのようにされておりますか。
6つ目、家庭菜園等、町民が不安と感じている自家製野菜等の放射能検査態勢はどのようになっておりますか。
7つ目、まきストーブや暖炉等から出た灰や未使用のまきの回収はどうなっておりますか、質問いたします。
それでは、2件目、震災で町外から富谷町に避難された方々の対応を問うであります。
仮設住宅等での生活の長期化が予想されております。仮設住宅等での生活を送る中で、仮設住宅等に入居されている方の健康状態の悪化、うつ、自殺等が報道されております。知らない土地で知り合いもなく、相談する相手もなく、孤立して閉じこもりになる方がふえているようであります。震災前と違う住環境や生活リズムの変化から、高齢者の外出頻度や運動量の低下が多く見られるようであります。また、若い方々においても、子育てなど、頼れる身内や友人など相談者が近くにいないためか、うつの症状になる方もおられるようであります。こういった方々のこれらを防ぐには、この閉じこもりがちになっている高齢者等宅を訪問し、健康生活相談やお茶のみサロンや介護予防教室等への参加を促すなどの取り組みを積極的に行う必要があると考えます。
被災者の孤立化を防ぐために、石巻市など沿岸の被災地域では保健師等による全戸訪問やお茶のみサロンの開設など、対策に取り組んでおります。町外から避難された方々への町の対応をお伺いいたします。
1つ目に、町外からの避難者数と世帯数、家族構成、年齢年代別はどのようになっておりますか。
2つ目、避難者の生活実態について調査をしておりますか。
3つ目、避難者の健康状態について調査をしておりますか。
4つ目、避難者への町の対応はどのようにされておりますか。
5つ目、富谷町民のその被災された方々の心のケア対策はどのようにされておりますか、質問いたします。
3件目であります。通院の医療費助成を義務教育終了までにということであります。
富谷町は近隣だけでなく全国的に見ても子どもが多い町であります。これは私たちに夢と希望を与えるもので、ほかの市町村が少子高齢化で苦労されていることを思いますと、大変すばらしいことであります。富谷町は子育てをされているご家族の負担軽減と子どもたちの健やかな成長を願い、富谷町子ども医療費助成の通院の医療費助成を義務教育終了まで拡大してはいかがでしょうか。それで質問いたします。
現在の富谷町子ども医療費助成において、24年度の事業費総額は幾らになる予定でしょうか。
2つ目に、通院の対象者、入院の対象者は何人になりますか。
3つ目、富谷町子ども医療制度助成者の実績はいかがだったでしょうか。
4つ目、富谷町子ども医療費助成者数、人数ですね、はどうだったでしょうか。
5つ目、富谷町子ども医療費助成で初診扱いは何件あったでしょうか。
6つ目、大和町のように通院・入院とも義務教育終了まで医療費の助成をした場合の事業費は現在の助成より幾らふえ、総額で幾らになると予想されますか。
7つ目に、助成年齢拡大を行う場合、初診に対して受診者に幾分かの負担を求めることについて、町長のご所見をお伺いいたします。これで質問を終わります。
議長(浅野幹雄君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。若生町長。
町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答えを申し上げます。
放射能、放射線対策ということでありまして、先ほども教育委員会教育長からありましたように、大変私どもも町としましても大きな課題であります。1年あるいは15カ月経過後といいながら、ここ数年、この先ですね、3年、5年、10年とこういう重いものを今背負って、富谷町の行政運営もまた織り込んでいかなきゃならないとこんなふうな思いでございます。町政運営、冒頭で概要を申し上げた折、冒頭で放射線対策について放射性物質対策について申し上げたこともそのことによるものでございます。
栗原の記事が6月2日と、きのう6月6日に2つ私の目にとまりました。栗原市、栗駒町ですかね、鳥矢崎の幼稚園と鳥矢崎の小学校75人を内部被曝調査検査の結果、この場所は国の除染基準0.23マイクロシーベルトを超えるということで、市のご判断で内部被曝、ホールボディカウンターを使ってやりましたというふうなことでありました。結果、健康に影響はないと結論づけたという記事の1行です。昨日の新聞によりますと、また別な早野東大教授という方、物理学の先生が科学的証明が難しい検出下限値以下の値を保護者に伝え、必要以上に不安を与えたおそれがあると指摘したというような表現もございます。結果、早野教授は内部被曝を確認できるような特徴はなかった、健康に影響が出る値ではない。ちょっと中身難しいというか、理解しづらいところもあるんですけれども、栗原市の発表、そしてまた早野教授の状況からして、この超えたこの場所においての内部被曝の結果がこのように公表されています。
町も、頑としてやらないというふうな姿勢を持ち続けることではございません。今、この放射線、放射性物質対策については本当に国の基準、宮城県の対応、そして富谷町、町民の皆さんの直接の声、そしてまた、この周辺かいわい、本当に幸いにして0.068、この辺のところに落ちついた安定した状況が幸いにしてあったと。よもやこの場所が栗原のあの一帯のような風向きによってあのような状態ならばというふうに思えば、本当に不幸中の幸いといいますか、本当に全体の周りの皆さんと比べてというふうなこと、相対的にということになりますけれども、落ちついた状況であってほしいなというふうな思いもまた持つところであります。そのようなことで、現状、富谷町の空間線量の調査をもってして、それ以上のというふうなこと、推移を見守りながら、おくれず先走りせずというようなことで従前の富谷町の放射線対策の動きと合わせながら、過去から今、そして今から将来に向けても富谷町の町民の皆さん、そしてとりわけ小さい子どもさんの皆さん向けのというふうなことで徹底した放射線、そしてまた放射能あるいは放射性物質対応に努めてまいることといたします。
細かくはそれぞれ担当課からお話を申し上げることといたします。
震災の避難された方ということで、これも個別の数字把握してございますので、後ほど担当課からも申し上げたいと思います。
そこもそうですね。3つ目も乳幼児医療、そしてまた、名称を子ども医療に変えてというふうなことでございます。平成19年の2月就任でございますので、その直後から医療費拡大に取り組もうというふうなことで、19年の10月議会の町長就任直後の10月から制度を拡大したと。そしてまた、さらに一歩踏み込んで23年の去年の10月から名称を子ども医療に変えて、小3、中3というようなことで段階的に拡大をした。この内容については、きのう十分前議員の質問の中で議論がなされたのではないかなというふうに思います。それにしても個別の案件につきましてはそれぞれの担当課長から答弁をさせることといたします。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) それでは、第1問目の放射能対策ということについてお答えを申し上げます。
まず、1点目の給食の放射能測定の件でございますけれども、町独自に購入した放射能測定機で検査を現在しております。使用前の食材については、関東1都6県、東北6県で生産されたものについて随時想定を実施しております。また、当日の小学校・中学校の通常献立と小学校・中学校のそれぞれのアレルギー食の4検体をペースト状にして毎食測定をしております。
2点目の幼稚園についてでございますが、町立幼稚園2園の給食につきましては、週2回民間業者から給食を納入しておりますが、民間業者では仕入れ業者に確認をし、放射性物質が不検出の食材を仕入れていることから、独自での放射線測定機による検査は行っておりません。
3点目の私立幼稚園等のことでございますが、私立幼稚園の管理運営は町の教育委員会ではありませんので、詳細は承知してはおりません。しかしながら、町では私立幼稚園におきましても定期的に空間の放射線量等を継続して測定は実施してございます。
学校プールについてでございますが、学校の屋外プールの利用につきましては、県の教育庁スポーツ健康課より、水道水モニタリング検査の結果、県内すべてにおいて規制値を超える放射性物質は不検出であり、水道水を利用する学校については利用を制限する必要はないということが通知されているところでございます。このことから、プール水については問題はないものと考えております。なお、県で実施するサンプル検査を本町でも依頼することとしております。それに加えて、冒頭町長がお話ししましたとおり、プール水の測定は昨年どおり各校で実施をしていくこととしております。
それから、数値の公表の件でございますが、富谷町全体の取り組みについては町のホームページに放射線・放射能に関する総合情報のコンテンツを設けて、学校の校庭を初めとする町内の空間放射線量及び給食に使用する食品の産地等についてはお知らせをしております。また、国・県等の必要な機関にリンクを設定いたしまして、随時情報提供を行っております。なお、空間の放射線量については、毎月発行している広報とみや内でもお知らせしているところでございます。私のほうは以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) それでは、問い2の保育所での給食の放射能の検査態勢でございますけれども、町立保育所では給食食材の放射能のサンプル測定を平成24年5月22日から実施しております。サンプル測定は富谷町立保育所給食食材の放射性物質濃度測定事務取り扱い要領によりまして、毎週火曜日を基準日といたしまして、富谷町学校給食センターに設置している機器を使用して測定しております。
問い3番目の認可保育所、認可外保育所、保育ママの放射能対策でございますが、認可保育所につきましては、お米につきまして県の検査態勢を、県に委託して測定を実施しております。あと、認可外保育所につきましては、現時点では測定をしておりません。ただ、今後検討してまいりたいというふうに思っております。保育ママにつきましては測定いたしておりません。空間の放射線量につきましては、認可保育所につきましては町で園庭等を測定しております。また、認可外保育所と保育ママにおきましては、町で定期的に公共施設と近所のところを測定しているというところを実施しております。
それから、5番目の放射能検査測定の数値の公表でございますが、町のホームページで食材については測定の結果、50ベクレルを超えた場合に食材について公表するというふうにしております。
それから、通院の医療費助成の義務教育終了まででございますが、1番の富谷町子ども医療費助成の24年度の予算額は1億5,639万1,000円でございます。
通院の対象者、入院の対象者ということで、直近年度ということで平成23年度では、通院の対象者は5,461人、入院の対象者は9,545人です。
問い3の医療費助成者数の実績でございますが、平成23年度は延べ3万4,266人です。
問い4の子ども医療費助成の通院、入院別でございますが、23年度では通院で延べ3万3,795人、入院で471人でございます。
それから、初診の取り扱いは何件あるんですかというところですが、子ども医療費につきましては診療の事務を国民健康保険の連合会に委託しておりまして、レセプトごとの医療費についての集計を富谷町のほうにいただいておりますので、初診の件数は把握できていない状況でございます。
それから、大和町のように義務教育までというところでございますけれども、きのうも申し上げましたとおり、平成24年度で試算すると1億8,855万円と試算しておりまして、義務教育までの医療費ということは外来の分が不足するということで、外来の分につきましては8,962万円となります。義務教育までの総合計でいきますと2億7,817万円というふうに試算しております。
それから、助成の年齢の拡大で、受診者に幾分かの費用の負担というところでございますが、子ども医療費の助成の目的を子どもの適正な医療機会の確保と子育て家庭における経済的負担の軽減を図ることとしているため、平成23年10月に対象年齢を拡大いたしました際にも、受診者の負担は求めておりませんでした。子ども医療費助成においての受診者負担につきましては、医療費の推移を確認しながら今後の検討課題としております。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 次に、産業振興課長。
産業振興課長(浅野康則君) 家庭菜園等町民が不安と感じる自家製野菜等の放射能の検査態勢ということでご回答申し上げます。
家庭菜園や自家製野菜の検査につきましては、きのうも述べましたけれども、今後配備予定している測定機の活用の中で検討しております。今現在、直売所で発売、直売しております新鮮野菜については、出荷する前に県の検査で受けております。去年の1年間とことし現在までに検出されたというところはありませんので、町内で菜園されているものはほとんど安全なのかなというのが一つの目安になるかと思います。以上です。
議長(浅野幹雄君) 次に、町民生活課長。
町民生活課長(奥山育男君) まきストーブや暖炉等から出た灰、また未使用のまきの回収の件についてですけれども、ことしの2月10日に宮城県県南地方で国の基準値を一応超える放射性セシウムが検出されたと、そういった旨の新聞報道が翌日2月11日にありまして、その報道を受けて町民の方から数件ほど問い合わせがありました。町でもこれを受けまして、取り扱いの注意や対応等についてチラシを作成しまして、町のホームページでご案内しながらチラシを問い合わせのあった地域を中心に行政区長さんを通じて回覧をしてもらったり、一戸一戸配布していただいたりしておったところです。内容につきましては、林野庁のほうで発表されたその指標値、あるいはその生産者や流通関係者に対する指導、そういった情報も入れながら、取り扱いについてご案内しました。その中で、安全性が確認できないまきまたは木炭、燃焼後の灰を保管している皆さんについては、町のほうにお問い合わせくださいということでご案内をしたところです。それ以降、この件に対する問い合わせ、あるいはその灰の回収についてといったところの相談も1件もありません。そんなことで、灰の回収等については現在行っていないところでございます。以上です。
議長(浅野幹雄君) 次に、長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) それでは、震災で町外から富谷町に避難されてきた方々の対応についてでございますが、まず最初に、その被害者の世帯数、家族構成、年代別ということでございますが、宮城県で実施いたしました健康調査、あと町のほうで実施しました民間賃貸住宅借り上げ支援の状況から見ましてお答えさせていただきます。
東日本大震災により富谷町の賃貸住宅に入居されている方々は、平成23年12月現在ですが、100世帯290人でございます。うち町外からの避難者は90世帯267名でございます。家族構成は1人世帯が18世帯、2人世帯が26世帯、3人以上の世帯が56世帯となってございます。年代別ですが、把握できる方々の状況ですが、10歳未満が35名、10歳代14名、20歳代28名、30歳代21名、40歳代24名、50歳代18名、60歳代22名、70歳代以上25名となってございます。
2番のほうの避難者の生活実態の状況ですけれども、平成23年7月から民間住宅にお住まいの方々に対しまして、物資の支援をしながら生活の困りごと、不安などを行ってまいりました。
次、問い3の今度は健康状態の調査でございますけれども、その昨年の訪問した際に健康状態の確認もしております。また、宮城県におきまして、ことしの1月から3月にかけて県内の民間賃貸住宅にお住まいの方々に対して健康調査を実施しております。
問い4の避難者への町の対応と心のケアというところでございますけれども、まず、被災者の方々の民間賃貸住宅入居に際しましては、宮城県、家主、被災者の3者契約になってございます。そのため、町のほうでその調整を行い、円滑な入居に努めました。その後に支援物資の支給とともに訪問を行いまして、情報提供、医療機関や関係機関の紹介、町事業への参加を促す等を行ってまいりました。現在は県のほうで実施しています健康調査の結果をもとに、これの変更を中心としてケアが必要と思われる方々に対して電話でお話を伺い、状況により訪問、関係機関につなげるというようなところを実施している最中でございます。以上です。
議長(浅野幹雄君) これより、安住議員の質問は一問一答方式により行います。8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) それでは、再質問をさせていただきます。
まず、給食のほうから、放射能対策のほうから質問いたします。
現在、いろんな公表されている数値を見ますと、町内は安全なのかなという感じも確かにしないことはないんですが、しかしながら、皆様もご存じのように報道によりまして原木シイタケの町内のものが出てきたとか、または隣でありますけれども大和町の山菜から出てきたというようなその数値を超えたものが出てきたというようなこともございまして、非常にやはり町民の方はそう言われながらも、やはり言われても不安がっているのが今は事実かなと思います。
それで、まず、公表に放射能測定をどのように学校教育でされているかということでありまして、今お話では教育長のほうからいただいたのですが、実際にその町民の方が私も聞かれますとお話をさせていただくんですが、それがきちんとちょっとうまく伝わらないというか、よくわからないというようなこともございまして、皆富谷町の公表についてそんな感じがするんですが、もう少し具体的にわかりやすいような方法で公表できないか、やっている状況をですね。例えば、県のほうで放射能情報サイトみやぎで見ますと、食品放射性物質検査の流れについて結構詳しく写真説明で入っているのがありまして、また、ほかの自治体におきましては、広報に町というか、市の広報に、町の広報ですね、載せているのもございます。こういった方法はとることはできませんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) それでは、放射能測定結果についての公表ですが、今現在ホームページ等を使って公表させていただいております。特に町民の皆さんから最近全くメール等ではいただいていないんですけれども、昨年この事故が発生した直後はかなりメールをいただいて、対応してほしいということがありました。それを受けて、現在まで対応しているところでございます。結果については、やはり測定内容については皆さんもうどういうことをやられているかというのは大半わかっているようでございます。実際は数値が知りたい、本当にそういう数値なのかということの問い合わせが前回多かったもので、まずデータを掲載するというのが基本になっております。また、ホームページじゃなくて広報とかでも、こういう機械で今はかっていますということも伝えているところでございます。
今、議員さんからご提案ありましたので、今回導入される測定機も庁舎前にあるあの測定機も一体どうやって測定されているんだろうというのは確かにわかりづらい面もありますので、そういった分についてはホームページの中でこういう測定機ですよというご紹介はこれから考えて掲載してまいりたいと思っております。
あともう1点だけ、今回放射能に関することは、すべてかかっている費用は東電に請求しております。ただ、東電からは支払いますとか一切何も来ておりませんが、宮城県を通じて県内一斉にこのかかった費用についてはすべて県の協議会を通じて請求しております。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) それで、私も町のホームページのその放射能のところを見ますと、先ほども言いましたように、その数値の公表の仕方についてでありますけれども、例えば石積の処分場ございますですね。あそこについてもやはり町民の方からお問い合わせがございまして、正直言って富谷町のほうからホームページから調べていくと、多分たどり着けないのかなという感じがいたしました。そもそもあの石積の処理場が仙台市の所有であるというようなこと自体がよくわかっていらっしゃらない方がほとんどだと思いますので、そういったことで考えますと、仙台市のホームページを見ないと結果的に数字はつかめなかったということがございます。そういったものもございますし、例えば水道水一つとっても、県のほうのホームページで引っ張り出しますと、あちこち何段階かやっていきますとようやくとたどり着くというのがございます。そういったことを考えますと、やはり今のその町のホームページ、いろいろ工夫はされておりますけれども、その辺がやはりまだまだなのかなと思います。
また、学校給食の牛乳についても、町のホームページを見ますと安心です、安全ですというようなお話になっているんですが、やはり仙台市なんかですとそれを細かく測定結果の数値も公表しているということもございます。ですので、もう少し、もう少しというか、まだまだ検討の余地はあるんじゃないかと思いますけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) ただいまの議員からのご指摘でございますけれども、掲載している内容について見ていらっしゃる方から直接私どもそういった意見を伺っておりません。議員さんは身近な地域の方から恐らくそういうことをおっしゃっているのかと思いますが、そういった方もいらっしゃるということであれば、十分掲載方法とか周知方法については検討させていただきたいと思います。
また、富谷町の場合は公式のホームページでございますので、リンク先もオフィシャルなところしか設定しておりません。特に放射能に関しては各自治体公表しておりますので、先ほどのように石積処分場については富谷町管轄ではないんですが、町内に設置されているということもあるので、町民生活課のほうと協議して、あと水道とかについても必要であればリンクを張ってわかりやすいようにさせていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) それで、水道水のほうでありますが、きょうは上下水道課長がおられませんけれども、例えば町として年一度でしょうか、水質検査計画というようなこういったものを出しております。いろいろ本当に町の水は安全だということで記載されておりまして、安心はできるものでありますが、ここにやはり放射能問題ということでありまして、町長もお話しされたように、これから5年、10年、場合によってはもっと長い先の話までなるのかなと思いますので、こういったものにもこの数値をですね、数値というか、検査項目もひとつ追加していただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 水道に今ご指摘のあったもので、水道については一昨日ですか、水道課長が申し上げたとおり、水を買っていると。買い先のほうで調査をして異常ないという公表はさせていただいております。そういう冊子ものについては、やはり今ご指摘のとおり、今何が問題かというのは東日本大震災という未曾有の大震災を受けてやっておりますので、その中で富谷町としては幾分施設復旧についてはやってきましたが、これからはそういった放射能に関することが恐らく今後しばらく続くと思いますので、水道のみならず、教育委員会のほうで発行するものについても、ぜひ何らかの形で取り上げていけるような協議を庁内のほうでさせていただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) そして、公表のほうはまたあと細かいことは直接企画部長のほうにお話ししたいものもありますけれども、それは後でお話しすることにいたします。
幼稚園、保育所の給食の検査態勢でございますけれども、保育所におきましては毎週火曜日ということでされているということでお話今お聞きしました。それで、毎週、週一度、前にお聞きしましたら、非常に材料が少ないので検査するのが大変のようなお話をお聞きしまして、なるほどなということでよくわかったんですが、しかしながら、やはり週一度というのは何となくというか、やはり少ないのではないかなということで思いまして、もう少し検査回数をふやすということはできないでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) あくまでもサンプル調査として実施させていただいておりますので、週1回というところでご理解いただければと思います。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) 本来なら、学校給食のようにいわばその実際の使われるもの、そしてまた調理されたものをはかるというのが、幼い子どもですのでなおさら学校給食以上にやはり気を使わなければならないのではないかなと私は思うわけであります。しかしながら、物量的なものもございますので、必ず皆そのようにしろと、してほしいとは思いますが、少しでもそれに向かってやはりいろいろ工夫される。または、お金もかかりますけれども、それ分についてもきちんと町のほうで対応していただく。そういったことはぜひ検討に値するのではないでしょうか。いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 回数につきましては、もう少し保育所のほうと打ち合わせをしながら前向きに検討していきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) ぜひともよろしくお願いいたします。本当にお子様をお持ちの方がやはり心配されておりましたので、お願いいたします。
続きまして、その私立の幼稚園とか認可外とか、保育ママでありますけれども、いろいろされているようでありますけれども、町としてきちんとその食事の関係、そしてまた、特に与えるものに関しては指導というか、もちろん町直接の関与はできないところはあるでしょうが、指導というか、そういったものについてはきちんと管理というか、監督していくというお気持ちはあるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) 幼稚園2園については、先ほどお答えしたとおり民間業者から仕入れ、その民間業者のほうで確認をして、不検出の食材を使用しているということでございまして、この体制で今後も継続していくということでございます。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) 認可保育所につきましては、現在大和町のお米を使っているというところでお米の測定だけを実施ということでございました。ただ、町立でやっているところがありますので、町立の状況を認可にというふうにだんだんに進めていかなくてはならないかなというふうには考えております。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) では、よろしくお願いいたします。
続きまして、学校プールの放射能測定でございますけれども、先ほどサンプル検査というようなお話をいただきました。これは小・中全12校、そうですね、12校のすべてを検査されるということでよろしいんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。
教育長(菅原義一君) そのとおりでございます。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) それで、続きまして、その家庭菜園等、町民が不安を感じている自家製野菜の放射能検査態勢でありますけれども、これ具体的に機械が来ていないのでということもあるかと思いますけれども、具体的にどのような形で進めるご予定か、お聞きします。
議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。もとい、企画部長。
企画部長(荒谷敏君) 今回、測定機、県のほうから1台借り受けることになりました。これについて機種については前々から申し上げているとおり、学校給食センターに配備されているものと同機種になります。金額でいきますと400万から600万の範囲内のものとなります。それについては昨日も一般質問を受けておりますが、まず機械は町のほうで借り受けいたしますので、この本庁舎内でまず検査体制をとるということが大前提の契約内容になりますので、今内部的にどこでどういう体制でしようかというのは実際検討しております。それで、今後持ち込み体制とか、そういうのが具体的に決まれば、広報とみや、ホームページ等で町民の皆様にお知らせする予定にしております。ただ、先例の福島県内の自治体の例を見ますと、検査するのに1台しかございませんので、1回15分から30分、1時間以内で検体を検査いたしますので、1日に取り扱える件数というのは限られます。それも視野に入れるとこれも事例で申し上げますと予約制をとっておりまして、数日間お待ちいただくとか、そういったこともやはり考えられますので、そういうのを含めて配備される前に町のほうで検討しているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) それで、給食センターにあるようなものということでございます。それで、そうしますと私がちょっとよくわからないんですが、多分母乳についてやはり心配される方のお話もちょっとお聞きいたしまして、これは検査していただける機関が山形のほうなどあるようでありますけれども、実際のところ2万円ほどかかるというようなことでございます。心配な方がそれをその山形のほうに自分の母乳を依頼しているというようなお話も聞いております。それで、この新しく来た機械、多分給食センターの機械もそうだと思うんですが、こういったものを母乳の検査についても十分対応できる機器かとは思うんですが、その辺の検査についてはいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) それについてはこれから県のほうからの説明行為もあるんですが、現在配備されるもののメニューといたしましては、牛乳、水、野菜、土壌、肉類、そういったもののサンプル調査もできると書いてございます。そういった機種を県のほうは一律で買い取って市町村へ配備ということになりますので、その母乳についてもできるかどうか確認しながら、できるのであればそういったものも公表させていただいて、申し込みいただけるような体制をとってまいりたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) それでは、次に、まきストーブの灰の回収についてであります。今、課長の話によりますと回収の予定はないというようなことでありますが、町のほうから出ている文書というか、それを見ていつかは回収してくれるんだろうなということで思っていらっしゃる方が、私は二、三人ちょっと聞いておりますけれども、こちらから申し出ないと回収はしていただけないというようなものでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(奥山育男君) そうですね、チラシと合わせて行政区長さんとか地区のその環境衛生推進員さんの方々にも一応会議の中でご案内しておりまして、その中でそれ以降そういった問い合わせが全くないということでしたものですから、こちらのほうではご案内の情報をもとに大丈夫だというふうに思われて回収の依頼がないというふうに認識しておったものですから、今のような状況になってございます。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) その方がその話を聞いているかどうかわかりませんが、町からいつかは回収というものでお話があるのかなと。文書、大分前にありますけれども、大分前に出ている文書でありますけれども、町として安全性が、「富谷町が一般廃棄物として別途回収を予定していますので、当分の間周囲への飛散や雨などに流出しないよう、ビニール袋などに入れ、宅地内においてできるだけ遮蔽できる場所に保管してください」とこのチラシには載っております。これを見ますと、いつかは回収してもらえるのかなということで待っておられるようなお話だったんですが、そういうわけではないということですか。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(奥山育男君) 今、議員がお話にあったそのチラシといいますのは、多分一番最初のことだと思います。その後に町のほうでは安全性が確認できないまきまたは木炭、燃焼の灰を保管している方は町のほうまでお知らせくださいということで、要求に応じてこちらのほうでは個別に回収するというような予定でおりました。そんな中で、広くいつごろからというふうに回収しますというご案内はしておりませんでした。事実、今お話のような回収あるのかなというふうな方がおられるのであれば、こちらのほうに議員のほうからでもご紹介いただければ、こちらのほうで対応を考えたいと思います。
議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。
午前11時49分 休憩
午後 1時00分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) 放射能問題で最後のほうになりますが、お聞きいたします。
先ほどまきストーブの灰のことについてでありますが、今、町のほうのホームページ開いてみましたら、大分前に、昨年ですか、昨年出ておりました資料がそのままアップされておりまして、やはり今課長からのお話ですと、ご連絡いただければ回収に伺うというようなお話でございますので、その辺のその文書の変更というか、また、その辺の周知についてはいかがなんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(奥山育男君) 変更の周知といいますと、私のほうで変更した、当初のほうから変更して今のホームページあるいは個別に対応のチラシを作成してご案内しているんですが、その中に先ほどお話しした町のほうにお問い合わせいただければというふうなご案内をしていたんですけれども。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) 私が持っている資料からするとそういうことになると思うんですけれども、先ほどお話ししましたように、町のほうで回収予定していますのでという文言が入っていまして、あと別にお問い合わせくださいということでなってはいるんですが、これですとやはりそのまま待っている方もおられるかと思いますので、もう一度町のほうからそういった方はご連絡いただければ回収、はっきりと回収しますとのはっきりわかるような何か周知というか、そういったものが必要ではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(奥山育男君) そのような声があるとすれば、こちらのほうも対応を検討してご案内する旨検討したいと思います。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) 続きまして、2問目の町外からの避難された方についてお話、少し質問させていただきます。
生活の実態につきましては調査をしているということでありますけれども、また、健康状態についても調査をしているというようなことでございますけれども、その中にはやはり健康について、また、生活面において心配になるような方は現在おられるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 健康調査のところで返ってきた方々を中心にお電話で確認をし、あと必要な方に訪問というふうな形でしておりますが、継続してお話を伺ったりというふうなことでありますと、その方々はいらっしゃいます。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) 先ほど被災された方、避難されてきた方は100世帯で290人というお話でございました。そういった特に町のほうで注意したほうがいいと思われる方は数字ですと幾らになりますでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) その健康調査のほうで県のほうに返信あった方々が35世帯でございます。その中で健康状態のところから、あとひとり暮らし高齢者とかというところも含めますと、16世帯のところは少し詰めたというか、濃い支援が必要かなというふうなところで、今順次そこのところの確認とこの後の支援ということで実施しているというふうなことでございます。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) そうしますと、そういう方はもちろん当然のことでありますけれども、そのほかの方々とも町のほうとしては密接にというか、毎日とかそういうことではありませんけれども、様子を見ながらたびたび訪問、たびたびというか、そういった再度訪問、二度三度訪問ということは繰り返し行っていると思ってよろしいんですか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 今、当然確認できているところはそのような対応をしてございます。あと、県のほうでは返信をされない方々については自分たちで元気でというふうなスタンスがいってありますというふうなお話ではあったんですけれども、こちらのほうでその世帯のところを把握してございますので、次の段階というような形になるかとは思いますけれども、そういった方々の把握というふうなところ、あと今後に向けてというところも考えていきたいというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) 今回の質問に当たりまして、結構要旨でもお話しさせていただきましたように、健康を害する方、そういった方などもいろいろおられるという話も聞いております。それで、町のほうの対応としまして、そういった方々がもっとこう気軽に集える場所というか、集まれる場所、そしてまた、町のほうとしてもう少し何かそういったような場所ですね、やはりきちんと決めて、決めるというか、そういったものを対応するようなことはお考えはあるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 社会福祉協議会のほうでボランティアさんで一部そういう活動をしているというふうなところも把握してございますので、今後社協のほうもバックアップ体制を強化ということになってございます。ですので、町のほうも協力してやっていきたいというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) ボランティアさんのほうでやっていただける件は私もよく聞いております。しかしながら、実際にどのくらいお声がけしているのかちょっとわからないですが、そんなに多く集まればいいというものではないんですけれども、集まる方が少ないような気もいたします。そしてまた、若い方の中にはやはりそういった震災に遭った方たちでやはり若い方で小さいお子さんおられる方でありますけれども、そういったその同じ境遇を共有するとかという人たちで場が持てればありがたいねというようなお話があったということも聞いております。そういったことで、そういった場をやはり町として支援として場としてきちんとつくっていただくようなことはいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 町単独で事業というよりは、社会福祉協議会、あとボランティアさん等と連携をしながら、そういった集まりやすい場所というようなところは十分考えていきたいというふうには思っています。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) そうしますと、例えばこのボランティアさんでやっているところで「あったか富谷へようこそ」というようなものを企画して、今回6月で3回目ということであります。こういったものを企画してやっていただいているわけなんですが、こういった文書というか、こういったものは例えばこの100世帯の290人ですか。今現在、それはいいとして、こういった方にご連絡はされているんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 今生活実態のところ、健康調査のところは先ほど申しました35世帯返信あったところで随時健康調査のほうを行っていますので、まずそこからというふうなところで考えております。と申しますのは、ちょっとデリケートな問題も含んでいまして、すべてに一斉にお声がけをしても、ちょっとそっとしてほしいという方々もやはり中にはいらっしゃるものですから、そういう確認をしながらこういう事業をしていますよというふうなところも伝えていきたいというふうに思っておりますので、今後進めてまいります。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) こういった場を設けていただいているわけでありますので、有効活用、有効活用ではないですね、ぜひ活用していただいて、訪問されるのも確かに苦痛という場合もありますので、訪問だけがやっていいわけではありませんけれども、何がしかのものでご案内し、一人でも多くの方に集っていただければと思います。そして、そういったものの中の案内の中に例えば十三夜 ふるさとまつり、昨年もことしもございますけれども、そういったものもやはりそのほかいろんな町のイベント的な行事がございます。やはりそういったものをきちんとご案内申し上げ、どうぞぜひこの富谷町の中に溶け込んで一緒に、溶け込むというか、皆様とも一緒にしていただきたい、来ていただきたいというようなものもよいのかなと私なりに思ったわけでありますけれども、そういったことについてはいかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) この健康調査の前に昨年訪問させて生活実態のことというふうに申しましたけれども、そこのところでもお話をさせていただいていたところです。それで、例えば老人クラブさんのほうに声がけをして健康フェスティバルのほうに参加いただいたとか、あとゆとりすとクラブサロンのほうに来ていただいた、あとは公民館のサークルのところで参加しているというようなところで、徐々に輪を広げてここになじんでいただくようにというようなところでは進めてきたつもりでございますし、今後も進めてまいります。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) まず、この件について最後になりますけれども、先ほど12月現在で100世帯、290人というようなお話を聞いておりますけれども、今現在においては数字というのはつかんでおられるんでしょうか。おおよそでも、いかがでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) その民間の賃貸住宅のところというふうなところで考えていただいていいのですけれども、5月末現在で88世帯、264名です。ただ、プラスもう解約をしてふるさとというか、戻られた方もいらっしゃいますので、その方々は9世帯ございます。以上です。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) それでは、次に子ども医療費の拡充について質問いたします。
富谷町としましては本当に昨年の10月から通院で小学校3年生まで引き上げていただきまして、多くの方が私もお話しさせていただきましたが喜んでいただいておりました。しかしながら、やはり皆様も本当にありがたいんだけれども、できればやはり義務教育までということでというようなお話でございまして、子ども医療費、この昨年のこれ、ことしのじゃない、昨年の10月の広報とみや、町の広報でありますけれども、この中で子育て家庭を支援しますということで、子育て中の家庭や子どもを産み育てる家庭の経済的負担を軽減することにより、安心して子育てできる環境を整えるため、拡充しましたというようなお話もございまして、そういうことでありまして、やはりこの富谷町、この前の町勢要覧を見ますと、15歳以下が19.7%、全国で6位ということで、非常に誇れる数字だとは思っております。単純にいきますと、人口5万人としますと大体1万人の方が15歳以下というすごい町ということであります。こういうことを考えますと、やはり子育て支援でのこの富谷町としては子育て支援にもう少し力を入れていただいてもよろしいのかなと思いますけれども、町長はその辺のお考えいかがでございましょうか。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 先ほどの答弁でも申し上げましたように、乳児制度、子ども医療の制度拡大ということで19年、そして23年とこう来ていますので、今年度の24年の10月をもって1年ということですので、そこの推移を見ながら次年度以降の25年というふうなことを見つつ、国の動向も見つつ、周辺の状況も見つつというふうなことで、もうしばらくこの体制でいくことでご理解をいただければというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) これをもちまして、一般質問を終わります。
議長(浅野幹雄君) 日程第3、議案第1号富谷町印鑑登録及び証明に関する条例等の一部改正についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。町民生活課長。
町民生活課長(奥山育男君) 議案第1号について説明を申し上げます。
議案書1、2ページをお開きください。
議案第1号富谷町印鑑登録及び証明に関する条例等の一部改正について、この件につきましては富谷町印鑑登録及び証明に関する条例、富谷町下水道条例、富谷町手数料条例、富谷町子ども医療費の助成に関する条例、富谷町心身障害者医療費の助成に関する条例、富谷町母子父子家庭医療費の助成に関する条例、以上の6件の条例について一括してその一部を別紙のとおり改正するものでございます。
提案理由につきましては、平成21年7月15日に交付されました外国人住民を住民基本台帳法の適用対象に加えるため、住民票の記載事項等について所要の改正が行われました住民基本台帳法の一部を改正する法律、これが入管法等の改正法施行令によりまして、ことしの7月9日に施行され、同時に現行の外国人登録法が廃止されることになっております。そのために所要の改正を行うものでございます。
概略につきましては、それぞれの条例中、外国人登録法に関係する文言については同法の廃止に伴い削除するとともに、内容に応じまして住民基本台帳法の一部改正に伴います外国人住民に関する住民票の記載事項の特例に関する文言等を加え、あわせましてその他文言等を整理するものでございます。したがいまして、それぞれの条例におきまして制度内容につきましては基本的に変わるものではありませんので申し添えさせていただきます。
それでは、富谷町印鑑登録及び証明に関する条例等の一部を改正する条例第1条富谷町印鑑登録及び証明に関する条例の一部改正について、新旧対照表により説明申し上げます。
議案書の5ページ、6ページをお開きください。
現行欄の下線部の文言等を改正後欄の下線部の文言等にそれぞれ改正するものでございます。
第2条関係につきましては、登録の資格を規定しているもので、現行、印鑑の登録を受けることができる者は「次の各号のいずれかに該当する」者とされています。これが外国人登録法の廃止に伴いまして、外国人住民につきましても住民基本台帳法の適用対象とされることに伴い、各号を削除するとともに改正後欄のとおり改めるものでございます。
次に、第3条関係登録印鑑に関する規定ですが、同条第2項第1号、第2号につきましては、外国人住民に係る住民票の記載事項等の特例により、これまでの氏名に外国人住民につきましては通称が加わることによるものでございます。また、同条第3項として、町長は前項第1号及び第2号の規定にかかわらず、非漢字圏の外国人、原則として住民票に記載されています国籍が中国、台湾、韓国、朝鮮に該当する外国人住民以外の方々につきましては、片仮名表記またはその一部を組み合わせたものであらわしている印鑑でも登録することができるとする内容の一言を加えるものでございます。
次に、第5条につきましては、第3項第1号中「又は外国人登録証明書」を削除するものでございます。
次に、第5条につきましては、第3項第1号中、失礼しました。5条の2印鑑登録原票に関する規定ですが、次のページ、7ページをお願いします。
第1項第3号中「氏名」の後に第3条第1項の改正と同様に通称が加わることによるものでございます。また、同項第7号といたしまして、外国人住民のうち非漢字圏の外国住民で片仮名表記等による印鑑の登録を受ける場合には、当該氏名の片仮名表記についても登録するという一言を加えるものでございます。また、第3項中「第1号から第6号まで」を「第1項各号」に改め、「磁気テープ」を「磁気ディスク」に改めるものでございます。
次に、第13条印鑑登録の抹消の規定につきましては、第2項第3号中「氏」の後の「若しくは名」が「又は名(外国人住民にあっては、通称又は氏名の片仮名表記を含む。)」に改め、「第4号」を「第5号」とし、第3号の次に第4号として外国人住民にあっては、法第30条の45の表の上欄に掲げる者でなくなったとき(日本の国籍を取得した場合を除く。)」を加えるものでございます。このことにより、7ページにちょっと戻りますが、同項中「第3号又は第4号」を「、第3号又は第5号」に改めるものでございます。
8ページに戻りまして、第14条印鑑登録証明書の規定に関係しましては、同条第1項中「磁気テープ」を「磁気ディスク」に改め、また、印鑑登録証明書には第5条の2印鑑登録原票に関する規定同様に第14条第1項第1号に氏名のほかに住所を記載し、また、第5号として「外国人住民のうち非漢字圏の外国人住民で片仮名表記等による印鑑の登録を受けた場合には当該氏名の片仮名表記についても記載する」とする一言を加えるものでございます。
次に、第2条、富谷町下水道条例の一部改正について、新旧対照表により説明申し上げます。10ページになります。
第8条の2第3項第2号中「登記簿の謄本」とあるのを「登記事項証明書」に改め、下線部の「又は外国人登録法」以下を削除するものでございます。
第8条の7第1項第1号につきましても、下線部について削除するものでございます。
第13条第1項、あと第1項1号の下線部については、条ずれによるものでございます。
第26条の2第1項中、下線部の「下水道法施行令」につきましては、「令」に改めるものでございます。
次に、第3条、富谷町手数料条例の一部改正についてです。12ページの新旧対照表により説明いたします。
別表中17の項を削除しまして、同表中18の項を17の項とし、19項から32の項までを1項ずつ繰り上げるものでございます。
13ページ、お願いします。
次に、第4条、富谷町子ども医療費の助成に関する条例の一部改正について説明いたします。
第3条第1項1号、2号につきまして、「(外国人登録原票に登録のあるものを含む。)」をそれぞれ削除するものでございます。
次に、14ページ、お願いします。
次に、第5条、富谷町心身障害者医療費の助成に関する条例の一部改正について申し上げます。
第3条第1項1号及び第4号について、下線部の部分をそれぞれ削除するものでございます。
次に、15ページになります。
第6条、富谷町母子父子家庭医療費の助成に関する条例の一部改正について、こちらについては第3条第1項中、下線部について削除するものでございます。
4ページのほうにお戻り願います。
附則といたしまして、1、この条例は平成24年7月9日から施行する。ただし、第2条中富谷町下水道条例第13条の改正規定は公布の日から施行する。
2、富谷町印鑑登録及び証明に関する条例の一部改正に伴う経過措置でございます。この条例の施行の日(以下「施行日」という。)の前日において印鑑の登録を受けている外国人であって、施行日において印鑑の登録を受けることができない者に係る印鑑の登録については、町長は施行日において職権で抹消するものとする。この場合において、町長は登録抹消について印鑑の登録を受けている者に通知するものとする。
3、施行日の前日において印鑑の登録を受けている外国人であって、施行日においてもなお印鑑の登録を受けることができる者に係る氏名等の登録事項について住民票への移行に伴う変更が生じた場合は、町長は施行日において、職権で当該事項において印鑑登録原票を修正するものとするとするものでございます。
以上でございます。よろしくお願いします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。6番小泉光君。
6番(小泉光君) 印鑑登録の件について伺いたいんですが、アルファベット表記は印鑑登録としては認めないということですか。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(奥山育男君) 片仮名表記、住民票に記載されます事項について印鑑登録できることになりますので、片仮名表記について認められて、アルファベットについては認めておりません。
議長(浅野幹雄君) 6番小泉光君。
6番(小泉光君) ちょっと心配なのは、日本に来て新しい方だとまず片仮名が読めないんじゃないかなと。逆に、我々がアラビア圏に行ったときに同じようなことをやられたときに、アラビア語を読むのは大変だなと思ったものですからこのような質問をしたんですけれども、アルファベット表記を受け入れる余地というのはないんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(奥山育男君) 今、住基法等の改正等によっては余地はないというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。9番森栄君。
9番(森栄君) まず、最初に、住民基本台帳法の目的について伺います。
その次に、この住民基本台帳の事務をつかさどる市町村長の責務についてお伺いいたします。それから……。
議長(浅野幹雄君) ちょっと、今ですね、印鑑登録及び証明に関する条例の一部改正でございますから。
9番(森栄君) ですから、それの改正のもとになっているのが住民基本台帳法なので……。
議長(浅野幹雄君) それを確認したいんですか。(「そうです」の声あり)確認したいんですか。ここで確認したいんですね。(「そうです」の声あり)はい、森栄君。
9番(森栄君) あと、それからこの条例について、非漢字圏の外国人というのは対象者大体何人ぐらいなんでしょうか。
それからあと、手数料の関係なんですけれども、何件でどれぐらいの金額を見込んでいるのか。以上です。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(奥山育男君) 住民基本台帳法の改正の目的といいますと、今回の施行に伴った平成21年7月15日に交付された改正法の件だと思うんですけれども、これは外国人住民の利便性の増進、市町村等の行政の合理化、いわゆる外国人登録、今までですと住民票、住民登録と外国人登録と二重にそれぞれ見て、別々に管理をしなくちゃいけなかった。それが住民票のほうに一元化されるものですから、そのことによって外国人も含めた富谷町の住民を確認、把握できるといったメリットがございます。また、外国人の方についてもこれまでですと異動届を市町村なり、入国管理局、そういったところに届け出をしなくちゃいけなかったものが、それぞれ1カ所で済むような制度に変わったといったところが、今回の外国人登録法を改正して住民基本台帳法の一部を改正する法律の目的だというふうに認識しております。
住民基本台帳の町の責務ということでありますが、こちらについては町の行政の事務を行っていく上での基礎というふうなことで認識してございます。
あと、人数、対象者。非漢字圏の外国人ですね。今5月末現在ですと118名の外国人がおりますが、そのうち85人の方が非漢字圏の、ごめんなさい、非漢字圏以外の人数でしょうか。その非漢字圏の方の人数だったでしょうか。非漢字圏ですね。そうしますと、85人でございます。
手数料についての……。(「見込み」の声あり)これは外国人住民にかかわる部分の印鑑登録手数料のということでいいんですか。(「そうです」の声あり)これ見込みですね、どれぐらいの需要があるかは見込めませんが、現在外国人住民の方で印鑑登録をされている方が約50名弱おりますので、そういったところからですか。1通200円ですからね。そういったところから、でしか見込めません。具体的に幾らぐらいだという見込み額は出せません。以上です。
議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。
9番(森栄君) それでは、施行期日の2番目の中で、町長の職権抹消の対象になると思われるのは何件ぐらいでしょうか。
それから、6月の議会にこの関係について広報に掲載していますけれども、本来だったらこの議会でまだ審議もまだ議決も得ないのに、その6月の広報に掲載するということは、議会を軽視しているということにはなりませんか。以上、お伺いします。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(奥山育男君) 職権で抹消は今回5月7日基準日で仮住民票ですね、今回の取り扱いを行っているんですが、その当時、5月7日の基準日で119名の外国人登録がありまして、仮住民票対象が115名です。4名の方が対象外に、職権抹消される方々です。この原因というのは、在住期間が満了、あと出国による方が3対1の数字になっております。
あと最後のは、広報はあくまで施行されますよというお知らせですので、今回の条例を改正しましたとか、条例についての案内を触れたわけではなくて、外国人住民の方が法律によってですね、法律の改正によって7月9日からそのようになりますよというお知らせです。それによって外国人住民の方々に仮住民票を作成して内容の確認ということで、5月24日ですね、通知をして確認しています。その確認によって正しければそのまま仮住民票として、そして7月9日以降は正式な住民票としてなります。そのために確認が必要ですから、あらかじめこのような案内が行きますよ、確認して返事をくださいねという広報の案内をしているので、今議員がおっしゃられているようなものには該当、当たらないというふうに思っております。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。
〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。本案は討論を省略し採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第1号を採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議長(浅野幹雄君) 日程第4、議案第2号東日本大震災による災害被害者に対する国民健康保険税の減免に関する条例の制定についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。税務課長。
税務課長(内海壮晃君) 議案書16ページをお願いいたします。
議案第2号東日本大震災による災害被害者に対する国民健康保険税の減免に関する条例の制定についてご説明申し上げます。
東日本大震災による災害被害者に対して、平成23年度の国民健康保険税を減免いたしました。現在、国が引き続き平成24年度分のうち平成24年4月分から9月分までの相当する月割算定額にかかわる国民健康保険税減免措置に対する財政支援の延長を予定していることから、平成24年度分に課する国民健康保険税の減免制度を新たに設けるものでございます。
以上が提案の理由でございます。
続きまして、内容についてご説明を申し上げます。
17ページをお願いいたします。
なお、この条例は公布の日から施行することになります。
第1条ですが、本条例の趣旨で、東日本大震災による災害の被害者で国民健康保険税の納税義務のある者に対する平成24年度分国民健康保険税の軽減及び減免について定めるものでございます。
次に、第2条第1項から同条第3項までに関してでございます。第2条第1項は、国民健康保険税の納税義務者が災害により生活保護の規定による生活扶助を受けることになったとき、または災害で障がい者となったときの減免割合を定めたものでございます。生活扶助を受けることとなった場合全部、障がい者となった場合は10分の9となってございます。
次に、同条第2項は、主として生計を維持している方が災害で死亡したことにより、新たに国民健康保険税の納税義務者となった方に対する減免対象月割算定額を定めたものでございます。
次に、17から18ページになりますが、同条第3項、国民健康保険税の納税義務者が所有し、かつ居住する住宅につき災害により受けた被害の程度が半壊以上であるもので、当該納税義務者の世帯に属する被保険者の平成22年中の合計所得金額が1,000万以下である納税者に対する減免割合を定めたものでございます。合計所得500万以下のときは、被害程度全壊、大規模半壊の場合は全部、半壊の場合は2分の1です。500万円を超え750万以下の場合、全壊・大規模半壊2分の1、半壊の場合は4分の1でございます。750万を超えるとき、全壊・大規模半壊は4分の1、半壊につきましては8分の1と定めてございます。
次に、同条第4項でございますが、前項に定めるもののほか、町長が特に必要と認める場合には減免することができるものとするものでございます。
次に、第3条第1項でございますが、前項の規定によって国民健康保険税の減免を受けようとする方が提出する減免申請書の提出期限を定めたものでございます。減免申請書の提出期限は24年7月31日までに提出することになります。ただし、町長がやむを得ない理由があると認めた場合はこの限りではございません。
同条第2項でございますが、平成23年度東北地方・太平洋沖地震による災害被害者に対する町税の減免に関する条例の規定に基づき、平成23年度の町県民税の減免の決定を受けた方は、前項の減免の申請書の提出があったものとみなすものでございます。
次に、第4条でございますが、偽りの申請、その他不正の行為により国民健康保険税の減免を受けた方に対しては、減免の取り消しをするものでございます。
次に、第5条ですが、この条例の施行に関し必要な事項は、別に町長が定めるものとするものでございます。
附則として、この条例は公布の日から施行するものでございます。
以上で説明を終わります。どうぞよろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。3番出川博一君。
3番(出川博一君) 私から4点ほどお尋ねいたします。
第2条の第1項、第2項、第3項、それぞれ該当されると思われる人数と、それから2つ目として、予想される減免額、これは減免額まとめた額で構いません。
国からの財政支援というのは100%なのか、その辺も教えていただきたい。
これに伴う予算措置はどうなるのか。これから補正を組むのか、それとも当初予算で見込んでいたのか、その辺をお聞きいたします。
議長(浅野幹雄君) 税務課長。
税務課長(内海壮晃君) 1番の人数については、ちょっと把握はしていません。
あと、昨年23年で減免対象となった数が321件で、減免の金額が3,200万ぐらいですかね。3,200万。これの6カ月分ので半分ぐらいの金額というようなことでなってございます。
あと、国の支援につきましては、担当課のほうでお願いします。あと予算措置、そちらのほうとあわせまして。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(小松巌君) 今回の減免に関しましては、国が100%ということで、調整交付金の中でやるということになっております。今回、6月補正の中で税の減免額については出しておりますが、まだその額が幾らになるということも想定でございますので、財政の調整を行って、税は減額しておりますけれども、その分については財政調整基金をということで取り崩しをして国保財政の均衡を図っている段階でございます。今後については予想では年度末に入ってくるのではないかというような話もありますが、今後の動向で上程させていただくこととなると思います。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。
〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。本案は討論を省略し採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第2号を採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議長(浅野幹雄君) 日程第5、議案第9号和解及び損害賠償額の決定についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。建設部長。
建設部長(鴇謙一君) それでは、議案書の20ページをお開きいただきたいと思います。
議案第9号和解及び損害賠償額の決定について。
富谷町とちの木一丁目14-1地先町道とちの木9-1号線における自動車の損傷事故について、地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により、下記のとおり和解及び損害賠償額の決定ができるものとするとするものでございます。
この事故につきましては、ことし3月26日月曜日午前11時ごろ、相手方の車両が富谷町とちの木一丁目地内町道とちの木9-1号線を走行中、道路を横断します側溝の本体部分が破損しまして、上部にかかっていたグレーチングふた、これは鋼製のふたなんですが、それが斜めに持ち上がりまして、車両の下部に接触したため損傷したものでございます。
この場所につきましては、前日まで異常は見受けられなかった場所ではありましたが、事故後直ちに横断側溝、これは240型、24センチですね、幅のものでしたが、これは2メートル即刻改修しまして、現在は通常どおり供用しているものでございます。
なお、賠償金につきましては、町が加入しております全国町村会総合賠償補償保険で全額手当てをするものでございます。
なお、参考までに車種につきましては、日産のセレナ、損傷部分でございますが、プロペラシャフトセンターベアリング変形損傷と異音が聞かれたということです。それから、リアデフレンシャルケースフロント部分で一応オイルが漏れたということもございました。
以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。
〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。本案は討論を省略し採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第9号を採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
これで本日の日程はすべて終了いたしました。
本日はこれで散会いたします。
ご苦労さまでした。
午後1時48分 散会
平成24年6月8日(金曜日) 午前10時00分 開議
第1 | 会議録署名議員の指名 | ||||||||||||
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第2 | 議案第 3号 | 平成24年度富谷町一般会計補正予算(第1号) | |||||||||||
第3 | 議案第 4号 | 平成24年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号) | |||||||||||
第4 | 議案第 5号 | 平成24年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号) | |||||||||||
第5 | 議案第 6号 | 平成24年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号) | |||||||||||
第6 | 議案第 7号 | 平成24年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号) | |||||||||||
第7 | 議案第 8号 | 平成23年度町道富ケ丘明石線舗装補修工事(繰越分)契約の締結について | |||||||||||
第8 | 議案第10号 | 平成24年度富谷町立東向陽台中学校校舎増築工事請負契約の締結について | |||||||||||
第9 | 議案第11号 | 平成23年度町道穀田線歩道新設工事(第1工区)請負契約の変更について | |||||||||||
第10 | 承認第 1号 | 専決処分の承認を求めることについて(平成23年度富谷町一般会計補正予算(第7号)) | |||||||||||
第11 | 承認第 2号 | 専決処分の承認を求めることについて(平成23年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第5号)) | |||||||||||
第12 | 承認第 3号 | 専決処分の承認を求めることについて(平成23年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第5号)) | |||||||||||
第13 | 承認第 4号 | 専決処分の承認を求めることについて(平成23年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第4号)) | |||||||||||
第14 | 承認第 5号 | 専決処分の承認を求めることについて(富谷町税条例の一部を改正する条例) | |||||||||||
第15 | 承認第 6号 | 専決処分の承認を求めることについて(富谷町国民健康保険条例の一部を改正する条例) | |||||||||||
第16 | 発議第 2号 | 富谷町議会委員会条例の一部改正について | |||||||||||
第17 | 発議第 3号 | 議会活性化調査特別委員会設置に関する決議 | |||||||||||
第18 | 発議第 4号 | 生活再建に至らない東日本大震災被災者の医療費自己負担免除の継続を求める意見書(案) | |||||||||||
第19 | 発議第 5号 | 父子家庭支援策の拡充を求める意見書(案) | |||||||||||
第20 | 閉会中の各委員会調査について |
議事日程のとおり
午前10時00分 開議
議長(浅野幹雄君) おはようございます。ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。議長諸報告はお手元に配付のとおりです。なお、関係資料については、事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。これで諸報告を終わります。
本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。
昨日の議案審議の中での答弁で訂正の申し出がありましたので、これを許可します。町民生活課長。
町民生活課長(奥山育男君) 皆さん、おはようございます。
昨日の小泉議員への答弁に誤りがありましたので、次のように訂正させていただきます。
外国人の印鑑登録におきましては、現在は外国人登録原票に登録されている氏名などの文字にアルファベットの記載がある場合は、アルファベットでも登録ができます。また、7月9日以降におきましても、外国人住民に係る住民票に記録された氏名等の文字にアルファベットの記載がある場合には、アルファベットによるものでも登録ができます。
以上、訂正申し上げます。大変失礼いたしました。
議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名をいたします。
会議録署名議員は、富谷町議会会議規則第120条の規定により、18番渡邊俊一君、19番相澤 榮君、1番長谷川 隆君の3名を指名いたします。
議長(浅野幹雄君) 日程第2、議案第3号平成24年度富谷町一般会計補正予算(第1号)を議題といたします。
本案は、朗読を省略し内容の説明を求めます。財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) おはようございます。よろしくお願いいたします。
それでは、議案第3号平成24年度富谷町一般会計補正予算(第1号)についてご説明をさせていただきます。
別冊でお配りの予算に関する説明書2ページをお開きいただきたいと思います。
議案第3号平成24年度富谷町の一般会計補正予算(第1号)は次に定めるところによるものでございます。
歳入歳出の予算の補正。第1条歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2億812万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ116億6,112万8,000円とするものでございます。
第2項歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
次に、第2条地方債の補正。地方債の変更は「第2表 地方債補正」によるものでございます。
初めに、2条関係についてご説明をさせていただきます。
ページ、5ページをお開きいただきたいと思います。
第2表 地方債の補正でございますが、5月3日の豪雨に伴います河川災害によりまして起債を起こす目的で追加をするものでございます。限度額1,010万円、利率を9%以内ということで追加をするものでございます。
次に、歳入歳出補正予算事項別明細書による説明をさせていただきます。
13ページをお願いいたします。
初めに、歳入についてご説明をさせていただきます。
14款1項1目民生費国庫負担金でございますが、10節特定施設入居等子ども手当負担金については、特別措置法により2万円を追加するものでございます。
4目災害復旧費国庫負担金1節公共土木施設災害復旧事業費負担金につきましては、5月3日豪雨に伴います負担ということで2,031万円を計上するものでございます。
次に、15款2項1目衛生費県補助金でございますが、2節妊婦健康診査支援事業補助金1,771万8,000円につきましては、県の継続事業によります追加でございまして、県から2分の1補助があるものでございます。
次に、6節被災者健康支援事業補助金といたしまして、3,673万6,000円を計上するもので、これにつきましては18歳から39歳を対象といたしまして県100%の補助ということで新たな事業となってございます。
次に、91節再生可能エネルギー等導入補助金、これはいろいろもうお話し済みでございますが、6,300万円を計上するもので、公共施設等の24年度分といたしまして計上するものでございます。
次に、4目農業費県補助金6節農業者戸別所得補償制度推進事業費補助金でございますが、142万円支出されますけれども、これにつきましてはあと支出に出てきますが、農業推進協議会へ支出するものでございます。
次に、14款3項1目総務費委託金、済みません。15款3項1目総務費委託金でございますが、これは統計に要する費用といたしまして1万1,000円計上するものでございます。
次に、15款4項1目民生費県貸付金1節災害援護資金貸付金については、貸付金相当分として県から1,386万円を見込むものでございます。
次に、18款2項1目財政調整基金繰入金1節繰入金でございますが、4,115万5,000円を見込むものでございます。
次に、20款4項1目雑入でございます。5節雑入330万7,000円につきましては、コミュニティー助成といたしまして、この中に330万円を計上するものでございます。
次に、6節共済等保険金につきましては、昨日議案審議をいただきました事故によります49万1,000円の保険金として歳入を見るものでございます。
次のページをお願いいたします。
21款1項3目災害復旧費でございますけれども、現年補助災害復旧事業債といたしまして先ほどの起債分でございまして、1,010万円を計上するものでございます。
歳入については以上でございます。
続きまして、次のページ、17ページをお願いいたします。
歳出関係でございますが、今回の歳出補正は4月1日の人事異動によります人件費の移動、それから機構改革によります移動分が多く含まれてございます。その分については人件費以外の部分について主なものについてご説明をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
それでは、17ページになります。
2款1項4目会計管理費7節賃金129万円でございますが、臨時職員1名分を見込むものでございます。
次に、6目企画費3節委託料175万円につきましては、説明のところにありますとおり第1給食センターの基本計画の策定に50万円、それから緑のカーテン節電対策事業といたしまして125万円を計上するものでございます。
次のページをお願いいたします。
19節負担金補助及び交付金132万円でございますが、こちらについては右側にありますとおりねんりんピックの実行委員会への補助金減額によりまして減額分、それからコミュニティー助成一般補助金といたしまして330万円、2町内会に支出する分として計上したものでございます。
続きまして、10目自治振興費11節需用費761万6,000円につきましては、修繕料でございまして、これは町内会の会館ひより台一丁目、それからあけの台コミュニティセンターの改修費といたしまして計上するものでございます。
次に、2款2項1目税務総務費7節賃金258万円の増額となってございます。事務補助員1名、臨時職員1名、計2名を見込むものでございます。
次に、2目賦課徴収費7節賃金41万9,000円につきましては、事務補助員といたしまして2カ月分の2名を計上させていただいたものでございます。
次のページをお願いいたします。
下のほうになりますが、3款1項4目医療費助成28節繰り出し金でございますが、減額365万2,000円、これも人事異動に伴います繰り出し金の変更による減でございます。
次に、5目保健福祉総合支援センター費15節工事請負費332万2,000円につきましては、支援センターの管理用道路及び駐車場舗装工事といたしまして、当初見込んでいた金額から調査していろいろ整備をした結果、増額ということで332万2,000円計上するものでございます。
次のページをお願いいたします。
3款2項4目保育所費でございます。15節工事請負費120万5,000円となってございますが、これは成田保育所のFF暖房の不具合によりまして交換をするものでございます。
次に、3款3項1目老人福祉費8節報償費470万5,000円につきましては、敬老祝金関係での増額ということになってございます。
次に、28節繰り出し金915万3,000円、これは特別会計への人件費移動分、それから事務費等に要する分といたしまして増額とするものでございます。
次に、3款4項1目災害救助費13節委託料でございますけれども、次のページの26ページの上のほうを見ていただければと思いますが、東日本大震災倒壊家屋等解体業務ということで、今後さらに申請が見込まれることから1,360万円を計上するものでございます。
次に、21節貸付金1,386万円につきましては、災害援護資金の貸し付け分といたしまして計上しているものでございます。
次に、4項1目2節予防費でございますが、11節需用費、それから13節委託料といたしまして増額計上しておりますが、内容といたしましては委託料については被災者特別健診業務といたしまして、先ほど歳入でも上げましたが3,635万4,000円支出を見込むものでございまして、18歳から39歳を対象としております。これによりまして、従来30歳以上を見ております健康30業務についてその30代の年代の分を減額ということでの今回調整でございます。需用費につきましては、それらの事務費ということで計上させていただいております。
次のページをお願いいたします。
6款1項3目農業振興費19節負担金補助及び交付金といたしまして、100万円を計上するもので、農業改良事業奨励補助金の申請が見込まれることから増額とするものでございます。
次に、6目生産調整推進費19節負担金補助及び交付金142万円につきましては、協議会への補助金といたしまして計上したものでございます。
次のページをお願いいたします。29ページでございます。
8款1項1目土木総務費22節補償補てん及び賠償金でございますが、こちら49万1,000円でございますが、こちらは事故によります賠償金ということで計上してございます。
次に、下になります。8款3項1目河川費11節需用費、修繕料といたしまして36万3,000円を計上したものでございます。これは調整池危険箇所がございまして、こちらに対応するための補正となってございます。
次のページをお願いいたします。
8款4項1目都市計画総務費、これは機構改革によりまして人件費分が増額となってございます。
2目公園費18節備品購入費でございますけれども、作業員の増によりますこちら機械器具費といたしまして軽ダンプ1台を購入するものでございます。
次に、3目公共下水道費28節繰り出し金470万1,000円の減額でございますが、これも人事異動に伴います繰り出し金の変更でございます。
次のページをお願いいたします。
中段下になります。10款3項2目中学校管理費13節委託料534万9,000円の増額ということで、学校用務の業務といたしまして計上するものでございます。こちら今までいました業務員が都市計画課のほうに異動になりましたことから、2名分の業務について今後委託をするということでの予算計上となってございます。
次のページをお願いいたします。
10款5項4目文化財保護費でございます。7節賃金93万6,000円を計上するもので、臨時職員1名分を見込むものでございます。これに伴いまして、需用費、それから役務費、備品購入、この1人を雇うことで必要な部分に充てる費用として計上をさせていただいております。
次に、5目公民館費11節需用費でございます。78万8,000円、修繕料といたしまして計上させていただいております。東向陽台公民館の音響設備の修繕ということで計上させていただいております。
次に、15節工事請負費でございますが、内容につきましては次のページを見ていただきたいと思います。こちらも東向陽台の風害によります電話機の交換工事ということで63万円、それから再生可能エネルギー等導入工事ということで7,245万円を計上するもので、こちらは町長のほうからもお話がありますが、成田公民館、富ケ丘公民館を予定するものでございます。
18節備品購入費33万円、これにつきましては富ケ丘公民館のプロジェクターの購入費用等に充てる費用として計上させていただいております。
次に、10款6項2目総合運動公園費15節工事請負費118万7,000円でございますが、内訳は記入のとおりスポーツセンターの外部天井の修理、それからABグラウンドのタンク設置工事ということで2つの事業を計上しているものでございます。
次に、下のほうになります。11款1項1目農業用施設災害復旧費でございますが、15節工事請負費297万9,000円につきましては、これ5月3日の豪雨に伴います災害分といたしまして計上しているものでございます。
次のページをお願いいたします。
11款2項1目道路橋梁河川災害復旧費でございますが、15節工事請負費3,592万1,000円でございます。こちらについても災害復旧分ということで河川分の災害復旧として計上させていただいております。
17節の公有財産購入費14万1,000円でございますけれども、その河川に一部民地が含まれているということで、その民地分を購入してからの復旧が必要だということで予算計上させていただいております。
次に、13款1項1目予備費でございますが、99節1,500万円計上させていただいております。これにつきましては、災害等において今回も5月3日の災害等で委託分として支出をしてございます。現状700万ほどの支出をしておりまして、今後災害等に対応するためにスピード感を持たせるためにということで今回増額をさせていただいておるものでございます。
歳出については以上でございます。よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 何点か質問させていただきます。
まず、この印刷なんですけれども、予算には関係ないんですけれども、何かこの私のだけが薄いのか、線がもう薄くなったり、こういうのが目も悪くなってなかなか見にくいんですよね。これは何でこういうふうな印刷になったのかというのをちょっと不思議でならないんですが、いや、これは私のだけかもしれませんけれども、もったいなくてこういうふうになったのかどうか、ちょっとわからないのですが。
あと、42ページですけれども、この給料、共済費のところなんですけれども、この給料分の△の1,716万5,000円というのがどこから出てきたのかというのがちょっと見当たらない数字にあるので、どういうふうな形でこの来たのかについてご説明願いたいというふうに思います。
それから、18ページの緑のカーテン事業ですが、これについても具体的にどのように支出をしていくのか、説明をお願いしたいと。
あと、同じく企画調整事務の内容を具体的にどういう企画内容事務なのか、まず質問をしていきたいというふうに思います。
それから、38ページの東向陽台公民館の電話機なんですが、これについてはどういう工事内容なのか、ちょっとあと説明を願いたいというふうに思います。
どこで質問したらいいのかちょっとわからないんですが、今課長説明の中では共済、総枠でね、総枠でって要するに共済のところとか、給料とか、そういうものが変更になってきて異動でこう動いていますよね。人事異動で。ということで、この総枠ですね。要するにこの会計の中で275名でしたっけ、の分がトータルとしては合わなきゃならないはずですよね。現実に見てみますと1名減ということになっているんですが、この1名減になっているところと相殺してみても合わないところがあるんですよね。どうしても、これは4月1日からだれかが昇進したのか、そういうのが具体的にこのわからないと、私の頭の中では児童手当と子ども手当ですか、この辺が変更になったのはわかるんですが、その辺がちょっと数的に合わないような気がするんですが、私の計算が間違っているのかどうかわかりませんけれども、その辺質問したいというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) では、私のほうから印刷方法等についてお答えをさせていただきます。
これはコピー機ではなくて輪転機にかけまして、職員の手で製本等を行っております。輪転機なものですから、どうしても色の出ぐあいで最初のほうは濃くてだんだん薄くなっているというような形で、基本的にはその数多く印刷した中でよりよいものを議員さんとかに配るように中身をチェックはしているんですけれども、今回ちょっとそういうことで見づらい予算書がいったとすれば、今後注意をさせていただきます。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) それでは、41、42の給与費明細書の関係でございますけれども、予算については12月を基準にしまして予算を編成してまいります。その後職員の退職等ございまして、金額的には12月の算定時は現職職員のその給与表に基づきまして算定をしております。あと、実際4月人事異動、あと合わせて退職等、あとは新規採用職員等も入りますので、それである程度の若干のずれということで約1,700万ほど出てくるわけでございます。
あと、人数につきましても、職員においては人事異動等によってその会計ごとに異なる場合もございますけれども、中には育児休業をとった場合、その分についてはその後は給与等は出ませんので、それについては減額というような形になる場合がありますので、そのために人数的にはこういう形に出てくることはございます。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) おはようございます。それでは、私のほうから18ページの企画調整事務の中身ということについてお答えさせていただきたいと思います。
総額で企画調整事務175万円、その内訳は左側にあります委託料の旧第1給食センターの改修基本策定に50万と緑のカーテンが125万、この2つございます。
まず、給食センターの改修につきましては、ご承知のとおり新しい給食センターができましたので、現在第1と第2が転用ということになっております。第2につきましては老朽化が激しいので、文部科学省のほうからの許可も得て解体を今しております。第1センターにつきましては、ごらんのとおりまだ外側はしっかりしておりますので、何かのほうに転用したいということで、それらに要する経費でございますが、まずこちらのほうも基本的に工場でございますので、そういったものの含めて何に転用するか、今町のほうで検討しております。そして、基本的に耐震もそうですが、どういったもので転用できるかということをまずこの基本方針を立てるための委託経費ということで50万上げております。今後は9月補正に向けて内容を定め、実施設計、建築工事というふうに入ってまいりたいと思います。財産については教育財産のほうからもう既に町のほうに移っておりますので、今回まだ転用ものが決まっておりませんので、まちづくりの一環ということで企画のほうに計上させていただいております。
もう一つ、緑のカーテンについては、報道等でご承知のとおり、東北電力管内はとりあえず電力は間に合う方針だということなんですが、なお節電に協力していただきたいということもございました。昨年、緑のカーテン実施いたしまして、500数十世帯の申し込みがあって好評を得ておりましたので、ことしもその節電のあり方の一環として昨年の実績をもとに700世帯分、700セットほどの予算ということで125万を計上しております。この予算をお認めいただければ、すぐホームページと7月号の広報のほうで申し込みをとってまいりたいと思います。以上です。
議長(浅野幹雄君) 次に、生涯学習課長。佐藤次長。
教育次長(佐藤信夫君) 東向陽台公民館の電話機の交換工事でございますけれども、アナログ回線2回線収容でございます。そのほかに事務室の電話機、標準電話機2台、それから停電用電話機1台、コードレス電話機1台の交換と、それから管理室等に設置してございます外線の通話ができないものですけれども、単体電話3台を交換するものでございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。10番千葉達君。
10番(千葉達君) 二、三お伺いいたします。
18ページの2款1項総務管理費の中で、地域振興事業コミュニティー助成一般補助金330万、これは町内会に対する補助ということなんですが、もう少し具体的にご説明お伺いします。
続いて、36ページ、10款5項社会教育費の4目文化財保護費の中に7節の賃金、文化財保護事業として108万6,000円、これは臨時職員採用しての予算でございますが、補正なんですが、その何のどのような業務内容なのか、ご説明願います。
それから、20ページ、2款1項10目11節需用費として修繕料、ひより台一丁目会館とあけの平二丁目なんですが、6月5日の町長より定例会説明要旨としてもう説明ありましたが、この2つの町内会館のもう少し具体的に修繕内容をお尋ねしたいと思います。お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) それでは、20ページのコミュニティー助成一般補助の330万のことでございますが、これはかねてから議会のほうからもいろいろご質問いただいておりましたが、これは財団法人自治総合センターの補助事業になります。通称コミュニティー助成事業と言われているもので、これは町内会さん等々の対象でそちらから申請を受け、町が窓口になり自治振興センター、県を経由して申請するものでございます。今回330万の内訳でございますが、2つの町内会、富ケ丘南部に100万円、明石台第三町内会230万円がお認めいただいて交付ということが正式に決まったものでございます。幸い、普通なかなか町村単位では2つ認められることは余りなかったんですが、今回はそれぞれの町内会さんの活動が評価されまして、2つお認めいただいたということの内容になってございます。
議長(浅野幹雄君) 佐藤教育次長。もとい、生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤英樹君) 平成22年、23年度に行った成田2期土地区画整理事業にかかわる発掘調査の報告書を今年度中に制作するためです。
議長(浅野幹雄君) 次に、総務部長。
総務部長(小野一郎君) 20ページの修繕料につきましては、先ほどお話しありましたとおりひより台一丁目とあけの平二丁目会館それぞれでございます。ひより台一丁目会館につきましては、昭和62年の供用開始になってございますけれども、さきの震災によりましてかなり傷んでおりまして、修繕はいたしました。ただ、まだかなりの部分が傷んでおりまして、その部分を再度修繕、できるだけ原状復帰のような形での復旧修繕工事となってございます。あと、あけの平二丁目コミュニティセンターにつきましては、昭和57年に供用開始しておりまして、30年も経過しております。あと内部等もこちらで確認したところ、いろいろ傷んでいるところ、クロス等そういったところ、あと床面ですね。そういったところがかなり傷んでいる状況になっておりますので、その辺のところを修繕するという内容となってございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 先ほどの質問で回答をいただいているんですが、やはりどうも納得いかないのは、1名減になった部分があったとしても、その1名の減の部分というのは減るわけですけれども、それ以上に変更しているということはどういう、この今例えば育児休暇が発生したとか、こういうものはわかりますけれども、そのほかとしてこの当初予算の中から見るとそういう、今回の補正というのは総枠は変わらないわけ、そういう意味ではないんですな。ということがまずこの1名減以上に変更があるということですね。
それから、予備費の件ですけれども、昨日も回答あったんですが、予備費から支出をするというこの中身はきのうの一般質問の中の金額というものはこれには含まれているんですか。
議長(浅野幹雄君) 総務部長。
総務部長(小野一郎君) ことしの3月31日付で部長職を2人、あとほかに職員等も中堅職員等3人退職しております。ことしの新規採用職員7名でございます。人数的にはふえた形にはなってございますけれども、給与の面でかなりの、給与表をごらんになるとおわかりだと思うんですけれども、新規採用職員の1号俸と、あと部長職の6号俸ということでかなり開きは3倍近くあるかと思います。それだけでもかなりの人数の違いがございます。総枠というよりも、先ほどお話ししたとおり12月での職員の配置の状況で算定をいたしております。その時点では部長職2人の分もきちんと入ってございますので、金額的にはかなり高いものになっているかと思います。あと、ことしは7名の新規採用職員、その新規採用職員については新卒と、あと若干の経験者もございますけれども、それを照らし合わせましても金額的には減っております。あくまで総枠ということではなくて、その12月時点での俸給表に基づきまして算定しております。
あと、人数におきましては、先ほど育休とかそういったものでは実際のこれからの現時点での人数ということで対応しておりますので、また復帰すればそれなりに予算も補正をするというような内容となってございます。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 今回1,500万の補正を計上させていただいておりますけれども、この中に含まれているのかということであれば、この中には含まれていなくて、当初ありました1,500万、もう支出済みとして災害関連で約700万の支出を見ておりますという部分に含まれてきます。それで、金額といたしましては着手金といたしまして36万8,000円が既に流用されている金額でございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ございませんか。16番佐藤聖子君。(「16番」の声あり)失礼しました。もとい、15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) それでは、まず33、34ページのところで、中学校の管理費がありまして、委託料、業務員2人ということだったと思いますが、これはそうしますと中学校でも委託でするということになるんだと思うんですが、委託先はどこでしょうか。どういうことでその方向転換を図るということになったんでしょうか、お尋ねします。
戻ります。25ページ、26ページです。上の段に民生費の災害救助費の項のところに21節で貸付金があります。1,386万円ですが、これについては何件を見込んでいるのか。これまで何件で掌握、幾らだったのか、詳細の説明を求めます。
また戻ります。23、24ですが、この敬老祝い事業が公式のところで470万5,000円増額補正ですが、これはことし今年度何人なのか、合計金額としては幾らになるのか、お尋ねします。以上です。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 学校業務員につきましては、既に小学校のほうでシルバー人材センターのほうに当時派遣をしておりまして、そちらにつきましては好評、先生方あるいは地元の方からの高い評価をいただいているところでございます。今回につきましては、全体の人事異動の中で中学校の業務員2名が人事異動になったということで、中学校2名、2校につきましてその分について小学校同様の委託をするということになったものでございます。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) それでは、災害援護貸付金でございますけれども、当初家財一部損壊ということで450万を計上しておりましたけれども、その後相談件数等が出てまいりました。見込みのところでもう既に8件ほどの予定、あと今まだ相談を受けている方々がございます。その方々も含めまして16件の予定というふうなところで計上させていただいたものでございます。
あと、敬老祝金のほうでございますけれども、人数は444名プラス100歳の方々の予定1名ということで445名の予定でございます。総計のところで1,097万円の予算見込みとなってございます。差額分の補正計上でございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 34ページのところの業務委託ですが、これはどこにするのでしょうか。どういう方法で委託していったのか、お尋ねしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 既に小学校につきましてはシルバー人材センターに委託をしてございますので、中学校につきましても同様の委託を想定しているところでございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 今回は2人の職員が人事異動ということだったわけですが、これからこれは人事異動はどこからかやってきて人事異動というんじゃなくて、庁内の中でその必要があって動かすわけですよね。そういうときに、中学校の業務員はそれではシルバーにお任せしてオーケーということで、今後についてもその方向でいくということなんでしょうか。お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) 今後についてすべてシルバーということは今ここでは申し上げられませんけれども、全体のその人事異動の中で検討していく内容かと思います。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。9番森栄君。
9番(森栄君) 14ページ、農業者戸別所得補償制度推進事業費補助金142万、これの内容について伺います。
それから、同じく14ページ、財政調整基金繰入金4,115万5,000円、これは財源調整のための予算計上なのかどうか、伺います。
それから、18ページ、ねんりんピック運営事業198万の減額になっていますが、この減額の理由について伺います。
それから、26ページ、東日本大震災倒壊家屋等解体業務1,360万、これについてはこの予算の内訳、何件で幾らぐらいか、それを教えていただきたいと思います。
その下の貸付金1,386万、この貸付金の貸し付け条件、上限額、それから貸し付け期間とか、返済償還期間とか、そういうものも含めて内容を教えていただきたいと思います。
次に、36ページ、文化財保護事業費で108万6,000円、先ほどの回答では成田第2期開発に伴う遺跡の発掘事業ということなんですが、その事業の進捗状況についてお伺いいたします。
それから、40ページ、40ページの土地購入費、河川改修復旧工事に伴う用地購入14万1,000円なんですが、それの場所について教えていただきたいと思います。以上です。
議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
産業振興課長(浅野康則君) 農業者戸別所得補償制度推進事業費補助金なんですけれども、これは県のほうから富谷町地域水田農業推進協議会、要するに生産調整個別補償の事務費一式として来るものでございます。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 財政調整基金繰入金4,115万5,000円については、財源調整による補正でございます。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) ねんりんピックの件でございますが、これについては当初の県補助が2分の1、3分の2ということで項目で分かれておりましたけれども、今回厚生労働省が本大会主管しておりますので、被災県ということで補助額がアップしてまいりました。その差額で町のほうで支出する部分を減額したものでございます。
議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
町民生活課長(奥山育男君) 解体業務の委託料の内訳です。こちらにつきましては、家屋等5棟、あとそれに付随する門や塀等ですね。そういったものを5棟を見込んでおります。基礎については23年度と同額の考え方として予算を組んでおります。以上です。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 件数につきましては先ほど申し上げたとおり16件でございます。概要ですけれども、家財が3分の1以上の損害があった方々は150万限度、あと半壊は170万というふうなところで、6年間の償還、13年、その後の支払いというふうなことになってございます。
議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。
生涯学習課長(佐藤英樹君) 1月に試掘調査が終了しています。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 災害復旧費で用地購入を予定しております場所ですね。穀田字丸森2番地内3筆でございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) 4件お聞きいたします。
20ページ、2款総務費の19節負担金で先ほどもご説明ありましたが、コミュニティー助成一般補助金、2つの町内会ということでありますが、これらの使途というか、そういったものはどのようなお金として使われるように内容をお知らせいただければありがたいと思います。済みません。
続きまして、その次ですね。22ページ、3款民生費社会福祉費とありますけれども、工事請負費、管理用道路及び駐車場舗装工事、保健福祉総合センター分ですけれども、これの具体的なものをお知らせ願います。
続きまして、26ページ、4款衛生費、そのうちの1項保健衛生費の予防費の委託料、被災者特別健診業務、先ほども18歳から39歳ということでお聞きしたんですが、これをもう少し詳しく内容をお願いいたします。
もう1件、38ページ、10款教育費、上のほうであります。先ほどもお話出ましたが、再生可能エネルギー等導入工事、成田公民館、富ケ丘公民館でありますが、具体的な説明をもう少し詳しくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) 企画部長。
企画部長(荒谷敏君) それでは、富ケ丘南部100万円のほうでございますが、これは会館内の音響機器の購入ということで認められております。内容は、町内会でオープンカフェ「和」というものを開催しているということもございまして、その理由は町内会会員の気分の若返り、意欲の向上、まちづくりの一環、音楽教養ソフトなども導入しながら、そういったものを会館で活用したいということが認められたものでございます。
明石台三丁目につきましては、同じように音響機器なんですけれども、こちらはAV装置も備えたフルタイプということで230万認められております。内容については、ご承知のとおり550戸もあるマンモス町内会ということもあって、より多くの皆さんと交流を図りたいという町内会長さんのご意向をこういう機器を使って防犯教室、健康づくり、町内会活動の一環、まちづくりの一環に寄与したいということで認められたものでございます。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。もとい、福祉部長。
福祉部長(奥山吉信君) 総合支援センターの管理用通路、駐車場の舗装についてご説明申し上げます。
当該センターの北側の通路でございます。延長で約101メートル、駐車場部分につきましては670平米でございます。当該支援センターの通路は現在敷き砂利のみの砕石道路として長年使用してきておりまして、現在かまぼこ型にちょっと盛り上がっているということで、当初計画ではその舗装幅員4メートル50から5メートルを舗装することと計画しましたが、実施に当たりまして設計業務統括して依頼して調査をいただきましたところ、現況幅員6メートル、両側に側溝が入っているということで、正規の幅員6メートルで舗装し、将来の維持管理につなげるということで今回の総額になったものでございます。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(小松巌君) それでは、被災者特別健診業務についてご説明させていただきます。
これは宮城県が今年24年単年事業として実施するものでございまして、18歳から39歳までを対象にするということでございまして、富谷町も全員を対象とした循環器の検査でございます。現在、特定健診等を行っていますけれども、健診内容については特定健診の内容と同様のものを実施するということで考えております。現在、もう特定健診、健康30に申し込まれた方については現在受けていただいております。この方について、国保の方については無料でございますけれども、社会保険の方々については1,000円を今まで取っておりましたけれども、それを無料にするという形で無料にしております。今回申し込まれた方で受けなかった方、それから申し込んでない方については、期間を改めまして年度末ごろのほうになると思いますけれども、確定した段階で集団健診をということで考えております。ですから、申し込まない方についてはこれから受診票を作成し、送付すると。全員に一応お送りさせていただくという形になっております。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) 佐藤教育次長。もとい、町民生活課長。
町民生活課長(奥山育男君) 再生可能エネルギー等導入工事の主な内容につきましては、私のほうからご説明させていただきます。
成田公民館、富ケ丘公民館、両館につきまして太陽光発電設備出力10キロワット、それぞれ1台ずつです。あと、蓄電池といたしまして、容量が19.2キロワットをそれぞれ整備する内容としております。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ございませんか。16番永野久子君。
16番(永野久子君) まず、10、これ何ページと言えばいいんでしょうか。あちらこちらに子ども手当が出ておりますけれども、子ども手当と児童手当との関係で、今後富谷町の財政上の出たり入ったりというのはどういうふうになっていくのかということと、それから児童手当の支給において、町民にとってどのようなその変化があるかということですね。さらに、国のほうでまだ決定はされていないんですけれども、特例措置などについても検討がされていると聞いておりましたが、どのようになっているかを伺います。これがまず1件ですね。
それから、14ページの農業費県補助金6節農業者個別所得補償制度推進事業費補助金ということで補正がされております。先ほどのご説明では富谷町地域水田農業推進協議会補助金としてこの金額がほぼ全額協議会に補助されるということで、この戸別所得補償についてはどのような流れで決定にまで至るのか、また、この所得補償が富谷町の生産者でどのような決定が、交付がですね、これが受けられる方の見込みがどのように推計されるかということを伺います。
それから、38ページ、11款1項1目農業用施設災害復旧費で工事請負費として297万9,000円が計上されています。この場所、それから1カ所当たりの主なその工事内容等について、大ざっぱで結構ですが、伺います。
議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。
子育て支援課長(瀬戸けい子君) まず、児童手当にかわったことによっての扶助費については、この6億6,966万5,000円の中でできるというふうに考えております。それから、特例の給付というところで所得制限が出るというところでございますが、内容につきましてはまだ国から具体的なものが来ておりません。6月に現況届の提出とあわせまして所得証明書をとることにしております。それによりまして、特例のほうが出るというふうに考えております。
議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
産業振興課長(浅野康則君) 農業者戸別所得補償制度推進事業費補助なんですけれども、これは先ほどもお話ししたとおり地域水田農業協議会の運営費として、その耕地面積当たりに配分になるものでございます。この運営費には各理事さん方の報償費、それから日当、それから消耗品、それからあと事務費ですね、一式、そういうものが含まれております。
それから、戸別補償の交付ということですけれども、これは基本部分、要するに農業経営のその実際の経費に対しての販売ですね。その差額分について所得補償されるものです。それからあと、件数その他については今数値ここには持ち合わせしておりませんが、今確認等行って、生産調整の確認等を行っております。そういう全体の面積に対して各個人個人の、それから農業経営体ですか、それに対する所得補償ですね。そういう形で交付されます。詳細については今ここに資料ありませんので、もしあれでしたら、その交付要綱とか何かについては後日お知らせしたいと思います。
それから、38ページの工事ですけれども、一つは明石地区上折元の水路2カ所分、それから大亀漆穂1番地内の水路2カ所分、それから今泉字鍛冶ヶ沢のため池の堤体の補修等でございます。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 戸別所得補償についてですけれども、その富谷町地域水田農業推進協議会がそうしますとこの所得補償に関しての実務に、実務といいますかね、どなたが、生産者どなたがどういう耕作面積でどのくらいのその補償ができるかというところまでの実務はここが担うと、この協議会が担うということになるんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
産業振興課長(浅野康則君) 実際の交付云々につきましては、加入者、申請する各農家が申請することになります。その事務手伝いをするのがこの協議会になります。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ございませんか。9番森栄君。
9番(森栄君) 今回の定例会の最初に町長のほうから説明要旨を配付されて、その中で3ページにビニールハウス設置補助申請について、この補助について当議会に補正予算を計上していますというような発言があったので、私はメモしていたんですけれども、これに関する予算というのはどこに計上されているんでしょうか。その辺の確認です。
それからあと、もう1点、第2点なんですけれども、20ページのコミュニティー助成一般補助金、今回の予算とは関係ないんですけれども、関連しますのでちょっと質問させていただきます。以前、コミュニティー助成一般補助金、たしか日吉台町内会だったと思いますけれども、そこでコピー機のことについて住民監査請求がありましたけれども、その住民監査請求についてはどのような経過になっているか、ちょっと関連ということでご説明いただければと思いますけれども。
議長(浅野幹雄君) 今一般会計の補正予算でございまして、訴訟問題の住民監査請求の中身はございませんから取り消してください。
9番(森栄君) はい。では、その件は取り消します。
議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。
産業振興課長(浅野康則君) 今、議員さんが言われたビニールハウスの件ですけれども、ページ、27、8ページの第6款第1項ですね。済みません、第3農業振興費の中の補助金、農業改良事業奨励補助金、この中に当たります。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第3号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
この際、11時15分まで休憩をいたします。
午前11時00分 休憩
午前11時15分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
議長(浅野幹雄君) 日程第3、議案第4号平成24年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。健康増進課長。
健康増進課長(小松巌君) よろしくお願いいたします。
それでは、説明書の46ページ、お願いいたします。
議案第4号平成24年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)。
第1条で、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ310万5,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ34億7,297万5,000円とするものでございます。
第2項で、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
それでは、歳入歳出の事項別明細書によりご説明申し上げます。
55ページ、お願いいたします。
初めに、歳入でございます。
1款1項国民健康保険税につきましては、1,609万2,000円を減額いたしまして、8億4,458万8,000円とするものでございます。
1目の一般被保険者国民健康保険税、2目の退職被保険者等国民健康保険税の東日本大震災によりまして保険税の減免措置が9月まで延長されたことに伴いまして、それぞれの現年度分の減によるものでございます。
9款1項他会計繰入金は365万2,000円を減額いたしまして、2億30万7,000円とするものでございます。これは、職員異動等に伴います額の減によるものでございます。
9款2項基金繰入金につきましては、1,633万9,000円を追加いたしまして、1億6,633万9,000円とするものでございまして、財源の調整を図ったものでございます。
11款3項雑入につきましては、30万円を追加いたしまして、33万4,000円とするものでございまして、これは宮城県国保連合会の保健事業支援モデル事業の実施決定による補助金でございます。
次に、歳出についてご説明申し上げます。
次のページ、お願いいたします。
1款1項総務管理費は、296万4,000円を減額いたしまして、4,423万7,000円とするもので、1目一般管理費で職員異動に伴う人件費等の減によるものでございます。
1款2項徴税費は、47万8,000円を減額いたしまして、1,877万8,000円とするもので、これも賦課徴収における職員の人件費の減ということでございます。
13節委託料につきましては、震災による減免措置が9月まで延長されたことによりますシステム改修業務を委託するものでございます。
3款1項1目後期高齢者支援金、6款1項1目介護納付金につきましては、震災による保険税減免措置が9月まで延長されたことによる税の減収分についての財源内訳の補正を行ったものでございます。
8款1項1目特定健康診査等事業費は、国保連の保健事業支援モデル事業ということでございまして、これを実施することによりまして30万円の補助がございましたので、それを追加いたしたものでございまして、需用費として消耗品として1万2,000円、備品購入費として32万5,000円を追加したものでございます。モデル事業の実施に伴うものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第4号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議長(浅野幹雄君)日程第4、議案第5号平成24年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) それでは、議案第5号富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)についてご説明を申し上げます。
平成24年度各種会計補正予算に関する説明書64ページをお願いいたします。
第1条でございます。歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出の予算の総額にそれぞれ470万1,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を9億5,312万4,000円とするものでございます。
第1条第2項でございますが、歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は「第1表 歳入歳出予算補正」によるものとし、69ページから72ページに記載してございます。
詳細についてご説明を申し上げます。73ページ、74ページをお願いいたします。
歳入でございます。
歳入につきましては、4款1項1目一般会計繰入金でございます。歳出予算の減額、追加等による調整により、470万1,000円を減額するものでございます。
75ページ、76ページをお願いいたします。
歳出でございますが、1款1項1目下水道総務費、給料、職員手当等共済費は職員の異動等による減額でございます。
2目の下水道維持費につきましては、原下マンホールポンプ場整備等に伴う費用でございます。
11節の委託料でございますが、まず原下マンホールポンプ場実施設計業務でございますが、こちらは原下マンホールポンプ場流量調査の結果、マンホールの汚水処理能力が限界に来ているというようなことで、新たに整備をするための設計を委託するものでございます。あと、土地分筆登記業務でございますが、原下マンホールポンプ場わきにある制御盤ございますが、この地点、位置的に申し上げますとJAあさひな富谷支店、向かい側には歯医者さんございますが、歯医者さんの駐車場のわきに制御盤ございます。ちょっと道路部分に位置してございまして、かねてより交通の支障、障害となっているところでございます。歩行者、それから車両ですか、あとは駐車場、そういったものの障害となるというようなことで、制御盤の移設を行うということで用地の協力をいただくため、土地の分筆登記業務について委託料を計上したものでございます。
公有財産購入費でございますが、用地を協力いただくための土地の購入費として、27万計上してございます。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。16番永野久子君。
16番(永野久子君) 職員の数が当初では4人で計上されておりましたが、今回の補正で3人に減っております。1人減るということは業務量が減っているということなのかどうかを伺います。
それから、1人、その業務量との関係もあるかとは思いますけれども、この人員を削減したという理由は何か、伺います。といいますのも、この過去平成20年くらいまでさかのぼりますと、予算上は当初予算だけで比べてみますと、予算上は毎年こうふえておりまして、この20年から平成24年の当初までですと、大体15%くらい予算がふえています。ということは、業務量もふえているのではないかなと。にもかかわらず、人が減ると、人員が削減されるというには、何か理由があるのかということで、これは町長に伺います。
それから、特に現場に直結している部署ですので、職員が1人減るということが職員の負担増、労働強化等につながらないか、健康面での心配はしていないのかということを伺います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) この件については担当課長から答弁させます。
議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) 業務の量は変わってございません。あと、予算増にもかかわらずというのが議員おっしゃっているわけでございますが、予算増そのものが業務の量がふえるということにはつながらないという考え方でございます。1本の工事費1,000万でも1億でも担当する職員は同じですから、それによって必ずその業務がふえるということにはつながらないと思っております。
あと、11名から全体、上下水道課11名から10名という体制の中でやっておりますけれども、業務の内容の検討なり、そういったことを行って4月から6月、もう2カ月たっておりますが、ほぼこれまでと同じように推移しているというような状況でございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ございませんか。16番永野久子君。
16番(永野久子君) 担当の課長はこういうふうに答えざるを得ないと思うんですが、私はやはり人事権は町長にあるわけですので、そういう中でやはりなぜ人を減らすのかという理由については町長に明確にお答えいただきたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 若生町長。
町長(若生英俊君) 担当課長が答弁したとおりでございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
これより討論を行います。
まず、原案に反対者の発言を許します。16番永野久子君。
16番(永野久子君) 私は、平成24年度富谷町下水道事業特別会計補正予算に反対をいたします。
理由はたった一つです。下水道事業の人員削減、これを理由にいたします。
平成24年度当初予算では職員数4人でしたが、今回補正で1人減の3人となりました。先ほどの課長のご答弁では、業務については特に関係が、ふえているわけではないと言っておられましたけれども、しかし、この予算規模の推移を見ると、むしろ増加しているということを私は感じました。これは実際に働いている現場を見ているわけではありませんので、課長がどのようなお答えをされたにしても、これはやはり現状より減らすということは、やはり行うべきものではないというふうに私は思います。むしろ、人員増が町民の数もふえておりますし、そういう中で市に向かうというときに、人員増こそ必要であって、人を減らすということはこれ逆行すると私は思いますし、職員の労働強化が心配されるものです。
今の質疑を通じて、町長がまともにこの説明をされなかったと。人事権を持っている町長が、人を減らすという大事な決断をしたことについて、全くご自分で、ご自分の口で説明をしない。合理的な理由もないままに、こういうことが特定の部署の人員削減を行うというやり方は、やはり職員が健康に働く権利を侵すということともに、行政全体の公正さについても疑念を抱かすことになると思います。それはひいては住民サービスの後退にもつながるものと考え、反対するものです。
議長(浅野幹雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。9番森栄君。
9番(森栄君) 私は、議案第5号平成24年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)について、賛成の立場から討論を行います。
下水道法は昭和33年4月24日、法律第79号で制定され、下水道事業の目的について、第1条では、この法律は流域別下水道整備総合計画の策定に関する事項並びに公共下水道、流域下水道及び都市水路の設置、その他の管理の基準等を定めて、下水道の整備を図り、もって都市の健全な発達及び公衆衛生の向上に寄与し、あわせて公共用水域の保全に資することを目的とすると明記されております。また、公共下水道の管理については、下水道法第3条第1項で、公共下水道の設置、改築、修繕、維持、その他の管理は市町村が行うものとすると明記され、さらに第2条では、前項の規定にかかわらず、都道府県は二つ以上の町村が受益し、かつ関係市町村のみでは設置することが困難であると認められる場合においては、関係市町村と協議し、当該公共下水道の設置、改築、修繕、その他の管理を行うことができると規定され、公共下水道の管理義務も明確にされております。
今回提出された議案第5号平成24年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第1号)は、歳入については一般会計繰入金470万1,000円を減額し、歳出においては職員3名分の人件費1,187万6,000円を減額すると同時に、下水道維持費では原下マンホールポンプ場実施設計業務や原下マンホールポンプ場設置基盤移設に伴う用地買収及び土地分筆登記業務に要する補正予算額717万5,000円を計上して、経常経費である職員の人件費の削減に努めながら、下水道事業経営基盤の安定化と事務の効率化に努めた補正予算であります。
下水道の目的は、先ほど申し上げたとおり都市の健全な発達及び公衆衛生に寄与し、住民の快適な生活基盤に必要なものであり、今後も下水道事業における行政サービスの向上を期待いたしまして、賛成いたします。
議長(浅野幹雄君) ほかに討論ありませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより議案第5号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(浅野幹雄君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり可決されました。
議長(浅野幹雄君)日程第5、議案第6号平成24年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) よろしくお願いいたします。
それでは、説明書80ページをお願いいたします。
議案第6号平成24年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第1号)。
歳入歳出予算の補正。第1条、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ543万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ16億7,307万円とするものでございます。
第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
それでは、89ページをお願いいたします。
歳入でございます。
3款2項2目2節包括的支援事業費交付金、包括支援事業を担う専門職の異動によりまして、国庫補助分191万7,000円を減額いたすものでございます。
5款2項1目2節包括的支援事業事業費交付金の95万8,000円の減額は、先ほどの包括的支援事業に対する県補助分でございます。
8款1項1目一般会計繰入金3節地域支援事業費繰入金は、先ほどの町負担分の減額でございます。
4節職員給与等繰入金は、異動によりまして430万1,000円を増額するものでございます。
5節事務費繰入金は、大震災減免期間延長によります介護サービス減免に対するもので、581万円を繰り入れするものでございます。
2項1目1節介護給付費準備基金繰入金は、84万7,000円を減額いたし、財源調整をするものでございます。
次のページ、お願いいたします。
歳出でございます。
1款1項1目一般管理費2節から4節までは職員異動に伴う増減でございます。
13節委託料は、東日本大震災減免期間延長に伴うシステム対応業務委託のため、21万円を増額いたすものでございます。
20節扶助費は、サービス減免助成分560万円の増額でございます。
3款2項1目一般管理費は2節から4節まで、保健福祉総合支援センター専門職の人事異動による増減分でございます。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第6号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議長(浅野幹雄君) 日程第6、議案第7号平成24年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。
上下水道課長(渡邉成一君) よろしくお願いします。
それでは、議案第7号平成24年度富谷町水道事業会計補正予算(第1号)についてご説明を申し上げます。
議案書96ページでございます。
平成24年度富谷町水道事業会計補正予算。
第1条でございます。総則、平成24年度富谷町水道事業会計の補正予算(第1号)は、次に定めるものとし、第2条、予算第3条で定めた収益的支出の予定額を補正するものでございます。
支出の第1款水道事業費用で182万5,000円を減額、合計を10億7,929万2,000円とするものでございます。
詳細でございますが、105ページ、106ページ、お願いいたします。
支出の第1款第1項営業費用におきまして、3節の配水及び給水費、4節の業務費、5節の総掛かり費の給料、手当、法定福利費等で職員の異動等により追加、減額をするものでございます。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第7号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議長(浅野幹雄君) 日程第7、議案第8号平成23年度町道富ケ丘明石線舗装補修工事(繰越分)契約の締結についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) よろしくお願いいたします。
それでは、議案書19ページをお開き願います。
議案第8号平成23年度町道富ケ丘明石線舗装補修工事(繰越分)について請負契約の締結についてご説明を申し上げます。
本件につきましては、平成24年5月16日、一般競争入札に付した結果、下記のとおり請負契約を締結するため、地方自治法第96条第1項第5号の規定により議会の議決を求めるものでございます。
内容につきましては、1、契約の目的、平成23年度町道富ケ丘明石線舗装補修工事(繰越分)。契約の方法、一般競争入札。契約金額、7,077万円。契約の相手方、富谷町富谷字西沢115番地11、株式会社佐藤渡辺宮城営業所となってございます。
これにつきましては、工事請負契約に当たりまして、平成24年4月19日に入札の公告をいたしましたところ、株式会社佐藤渡辺宮城営業所様外2社が参加いたしまして、5月16日、建設工事特別簡易型総合評価方式によります条件つき一般競争入札を行ったところでございます。この条件つきの条件につきましては、一つ、宮城県内に本店、支店または営業所を有すること、一つ、舗装の承認を受け格付がAであること、一つ、富谷町、宮城県から指名停止を受けていないこと、一つ、地方自治法施行令第167条の4の規定に該当しないこと、一つ、富谷町契約に関する暴力団排除措置要綱別表に掲げる措置要件に該当しないこと、一つ、本工事に対応できる技術者として2級土木施工管理技士以上の配置をできること、一つ、平成19年度以降元請として国、地方公共団体発注による道路改良工事または道路舗装工事を施工した実績があることといたしております。
入札の予定価格につきましては、税抜きで6,830万円、最低制限価格税抜き5,500万円といたしまして、入札を行いました。その結果、落札価格税抜き6,740万円、総合評価点18.81点で、株式会社佐藤渡辺宮城営業所が1回で落札しております。それに伴いまして、去る5月14日、仮契約を締結いたしましたので、本契約を締結するに当たりまして議会の議決をお願いするものでございます。
業務の概要につきましては建設部長から説明申し上げます。
議長(浅野幹雄君) 次に、建設部長。
建設部長(鴇謙一君) まず、この工事は平成23年度の施工予定でございましたが、さきの大震災による影響によりまして繰越予算として計上し、今回の発注に至ったものでございます。
お手元にお配りしておりますA4判の議案第8号関係資料をごらんいただきたいと思います。
工事の施工位置と標準横断図をお示ししております。
まず、施工位置でございますが、成田地区を南北に縦断いたします町道七北田西成田線とその交差部、成田一丁目、新富谷アンダーパスの東側の端から、主要地方道仙台三本木線に向かって1級河川明石川にかかる成田橋までの延長1,022.8メートル区間でございます。
標準横断図のほうを見ていただけますでしょうか。車道幅員は9メートルでございますが、両わきのL型側溝を除きますと舗装幅員が7.7メートルということになります。面積は9,280平米ございます。既存の道路の路盤を含む総厚さ64センチございますが、そのうちアスファルト10センチとルーチン砕石で15センチメートルの計25センチをはぎ取りまして、砕石路盤12センチメートルを追加補充し、基礎8センチメートル、表層5センチメートル、このアスファルトを施工して仕上げるものでございます。
この路線は平成2年8月1日から国道4号と主要地方道仙台三本木線とを結ぶ成田地区、そして富谷町の重要な横軸の路線として供用されてまいりました。その後、20年が経過し、経年劣化と大型車両の通行量が増加したことに伴いまして舗装面の損傷が著しく、これまでも損傷部分についてはたびたび部分補修をしておりましたが、今回約1キロメートルの全面改修を行うものでございます。
以上、概要とこれまでの経過説明でございます。よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。18番渡邊俊一君。
18番(渡邊俊一君) 場所的によく理解しましたけれども、一つは20年経過して劣化が著しい。富谷町全体の町道整備に対してもかなり各議員からもいろいろ質問され、また、提言されております。その優先順位なんですけれども、私どもの目から見て、あの部分が早急にその舗装工事に取り組まなきゃならない部分だったのかなというような感じが、私個人としてなんですけれども、そういう感じが、思いがあります。もっとほかにやらなきゃならない部分も多々あるのではなかろうかと思いますけれども、専門的な観点からとらえてこういうような形になっているんだと思いますけれども、その優先度の問題、確かに主要な道路で大変交通量も多いというような状況なんですけれども、本当にこれを最初にやらなきゃならない部分がどこにそのあったのか、それをまずお聞きしたいと思います。いや、担当課、担当部署でいいです。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) まず、この富ケ丘明石線、震災前でしたかね、約2年ほど経過しておりますが、このアンダーパスから西側につきましては、電力のほうで東京エレクトロン対応のケーブルを埋設するというようなことで、富谷高校から国道4号までの区間ですね、舗装用復旧をやったところでございます。今回施工する区間につきましては、以前から沿道の住民からかなり総合といいますか、クラック部分が多くなってかなり振動がして、夜も眠られないというような意見等もかなりございまして、部分的にクラック補修やら、オーバーレイで一時しのぎの、一時しのぎといいますか、一時しのぎをしたところでございますが、全体の町道の舗装の補修の優先度からしまして、今回ここの路線のほかに接続します成田環状2号線、これは既に舗装ちょっと終わったんですが、成田東公園、成田三丁目かいわいですか、環状バス通りなんですが、ここも先日舗装については終了したところでございます。そういうことで、優先度が高い路線だということで今回施工に至ったものでございます。
議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。
18番(渡邊俊一君) まず、そういうその沿道といいますか、近隣の住民からの強い要望があって、そして当然専門家の目から見て優先順位が高いというような答弁でありました。
これからももっともっと古いといいますか、そういった町道もあるわけであります。その辺にも十分に目を向けて、なおかつ、住民からそういった要望が強いというような状況の中での優先順位を今後上げていくつもりなのかどうか、その辺をお聞きしたいと思います。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) この件につきましては、古い団地といいますか、東向陽台、それから富ケ丘、鷹乃杜等の地区からもかなりのご意見をいただいておりまして、今年度につきましては東向陽台地区、第1会館周辺の3路線ですか、から手をつけていくというようなことで、少しの区間ではございますが、これからの改修に向かっていくというようなことでございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。9番森栄君。
9番(森栄君) 私のほうから質問させていただきます。
まず、今回のこの工事に関して、入札参加業者、佐藤渡辺のほかに世紀東急工業と日建工業が参加しておりますけれども、それぞれの入札金額は幾らだったでしょうか。
それからあと、この道路については幅員16メートル、それで表層で5センチ、基礎で8センチ、路盤で51センチなんですけれども、距離が1,022.8メートルですが、これは各キロ数で割ると税込みで約6万9,092円、税抜きで6万5,897円なんですけれども、この工事については工事の積算単価からいった場合、妥当な金額なのかどうか、伺います。
それからあと、この道路については交通量が相当ある道路であります。特に、土曜とか日曜になると、富谷のジャスコとか買い物する方々もよく利用するところなので、この工事の期間についてはいつからいつごろまでになるのか、そういうような交通渋滞に対する対応についてどのように考えているか、お伺いいたします。
議長(浅野幹雄君) 財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) 入札金額ということでお答えをさせていただきます。
佐藤渡辺店につきましては先ほど説明したとおりでございます。世紀東急工業様が6,785万円です。続きまして、日建工業様が6,800万ということの入札結果となってございます。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) これは県から貸与されております積算システムを使用して単価をはじいております。単価等についても最近の物価の状況とかを詳しく調査して、適当な単価を入れているつもりでございます。ただ、実際の実勢単価といいますか、ここは震災によりまして人件費等県から示されている単価よりもかなり高めの、業者直接において高めの単価というようなことも聞いておりまして、今回の落札率もかなり推計額に近かったのかなという印象は受けております。
工期でございますが、これは9月28日まで設定しておりまして、金額に伴う工期の設定でございますが、工程にかかわらず極力早めの工事、供用に付していきたいと考えてございます。以上です。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。6番小泉光君。
6番(小泉光君) ぜひ素人の私にもわかりやすく説明いただきたいんですけれども、この道路の質ですね。例えば、雨降ってもはねないとか、低騒音対策をしているとか、そういう観点から見たときに、この道路の質、それから耐久性ですね。これはどんなものなのかというところが1点です。
それから、今、これ近隣、両側住宅地建っていて、部長の説明でもありましたけれども、夜寝られないとお話がね、近隣住民から出ているということで、恐らく交通量から見て、夜の工事になるんだろうと想像されるんですが、そのときの騒音対策などを何か考えているのか、その辺を質問します。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) まず、耐久性でございますが、これは断面図にはちょっとお示ししていなかったんですが、現在、舗装2層になっていまして、その下に粒調砕石、粒のそろったこの粒調砕石というものを使用しておりまして、この施工がちょっと舗装面に影響しているのかなというようなことで、この粒調砕石、現在15センチ下に入っているんですが、これを全部今回取っ払いまして、砕石の厚さを増し、なおかつ舗装の2層目の厚さを増して、私どもで持っている指標TA圧というのがあるんですが(「何圧ですか」の声あり)T、ローマ字でTAってその標準の交通量に伴っての厚さの基準があるんですが、その厚さは変えず、中身の材料で先ほど言いましたようにクラッシャーの厚さを厚くして、表層面から下の基層面と言うんですが、それを5センチから8センチに上げた。これで少し耐久性を上げようという意図でございます。
それから、騒音等についての今後の予定というようなことで、現在夜間施工ではなく、日中の施工ということでとりあえず考えてございます。ただ、4号線沿い、少し私どもやった経緯がございますが、それはちょっとやはりイオンさんの出入りとかの関係で警察の方から指示がありまして夜間にしろというようなこともあります。2車線というようなこともありますので、片側通行で当然やらなくちゃいけないと思っていますが、交差点の距離もそんなに遠いわけでございません。環状1号線、環状2号線もあるというようなことで、警察と今後の十分な協議をしながら、ややもすれば夜間もあり得るのかなという形で対応してまいります。夜間についても極力バックホーといいますか、切削機械を使って削るわけなものでございますから、その切削機械、極力機械については低騒音型を使って住民に影響ないような形で施工したいというふうに考えてございます。以上です。
議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。
16番(永野久子君) 先ほど優先順位はどうなのかという質問がございましたが、私も同じ趣旨で伺いたいんですけれども、この富ケ丘明石線は普通に車で通過する分については、見た目的にはそんなに傷んでいるかなという印象なんですね。それから、最近、先ほども部長のご答弁でありましたけれども、成田環状線、私は毎日通りますけれども、あそこもなぜそんなに傷んでいないのに、何であそこがやられるんだろうというふうに感じました。それから、今実際に東向陽台で行われていて、東向陽台は非常に傷みが激しいんですけれども、今やられているその会館のところは別としまして、早い話が私の家の前なんですけれども、そんなに傷んでいるかなというところをやっているんですよね。
それで、やはりこれについては窓口にももっと別なところを優先したほうがいいのではないかということを申し上げた経過があるんですけれども、バス道路が優先されるということなのか、傷みよりも何か優先されるものというのはあるのか、その辺をもう少し住民にわかりやすい基準を示していただきたいというふうに思うんですが、どうでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 建設部長。
建設部長(鴇謙一君) 議員おっしゃいますように、傷んじゃないんじゃないかというようなこともございますが、私どもから何回もまず成田環状2号線ですか、現地調査しております。バス通りでもございますし、かなりクラックが入っておりまして、これは優先度が非常に高い路線というふうに見えまして、今回施工に至っているわけでございます。
バス路線が優先されるのか、それから舗装の傷みが優先されるのかというようなことであれば、どちらも当てはまるものでございます。まず、バス路線、当然優先されるべきものでして、大型車の交通量が多い場所が最も重要な路線であるというふうに考えてございます。今回施工します富ケ丘明石線、この部分につきましても大型車がかなり多いというようなことで、今回施工に至ったものでございます。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第8号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
この際、午後1時まで休憩をいたします。
午後0時01分 休憩
午後1時00分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
議長(浅野幹雄君) 日程第8、議案第10号平成24年度富谷町立東向陽台中学校校舎増築工事請負契約の締結についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) よろしくお願いいたします。
それでは、議案第10号についてご説明をさせていただきます。
6月6日追加提出いたしました議案書のほうをお開き願いたいと思います。
1ページでございます。
議案第10号平成24年度富谷町立東向陽台中学校校舎増築工事請負契約の締結についてご説明申し上げます。
本件につきましては、平成24年5月30日、一般競争入札に付した結果、下記のとおり請負契約を締結するため、地方自治法第96条第1項第5号の規定により議会の議決を求めるものでございます。
契約の目的、平成24年度富谷町立東向陽台中学校校舎増築工事でございます。契約の方法、一般競争入札。契約金額、1億9,950万円。契約の相手方、仙台市青葉区上杉一丁目17番18号、株式会社阿部和工務店となってございます。
この工事請負契約に当たりましては、平成24年5月9日に入札の公告を行いました。その結果、株式会社阿部和工務店外1社が参加いたしておりまして、5月30日に一般競争入札を行ったところでございます。この条件つきということで条件でございますが、一つ、宮城県内に本店または支店、営業所を有すること、一つ、建築一式の承認を受けた格付が総合評定値1,000点以上であること、一つ、宮城県及び富谷町から指名停止を受けていないこと、一つ、地方自治法施行令第167条の4の規定に該当しないこと、一つ、富谷町契約に関する暴力団排除措置要項別表各号に掲げる措置要件に該当しないこと、一つ、1級建築施工管理技士等々の技術者を配置できること、一つ、平成14年度以降元請として国または地方公共団体発注による鉄筋コンクリート造建築物工事を施工した実績があることといたしました。
予定価格につきましては、税抜き2億1,600万円、最低制限価格、税抜き1,830万円で入札を行いました。その結果……。済みません。訂正させていただきます。1億8,300万で入札を行いました。その結果、落札価格、税抜き1億9,000万円、株式会社阿部和工務店が1回で落札しております。去る5月31日に仮契約を締結いたしましたので、本契約を締結するに当たりまして、議会の議決をお願いするものでございます。
業務の概要につきましては都市計画課長から説明申し上げます。
議長(浅野幹雄君) 次に、都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 私のほうからは工事概要と図面の内容について説明させていただきます。
工事概要ですが、構造が鉄筋コンクリート造、階数が4階建てでございます。延べ床面積が817.513平米(「もう少し大きい声でお願いできますか」の声あり)はい。主な仕上げとしまして、屋上ですが、コンクリートこて押さえの上、合成高分子ルーフィング防水、シート防水でございます。外壁につきましては、コンクリート打ちっ放しの上、弾性複層模様吹きつけタイルでございます。主な部屋といたしまして、増築部が普通教室6室、図書室が1室、倉庫が4室、職員更衣室が男女1室ずつでございます。改修部といたしまして、図書室から第2理科室に改修するものです。昇降口を改修するものでございます。
それでは、図面のほうを見ていただきたいんですが、6-1の配置図のほうを見ていただきたいと思います。
運動場の上に既存の校舎、体育館、プールがございまして、黄色の部分が今回増築、建てる部分に該当いたします。校舎新築時から一応構想していました箇所に増築することで、バランスのよい平面計画となり、あわせて道へ等の既存建物に与える影響を低く抑えた一応配置計画としてございます。
次のページをお願いいたします。
1階の平面図になります。平面計画といたしまして、一応増築は極力簡単な単純な平面計画として、廊下からの管理のしやすさを考慮するとともに、教室をすべて南向きとして採光に考慮した平面計画としてございます。また、増築教室を既存教室と並べて配置することにより、学年ごとのまとまりに考慮しました1学年6クラス対応までの対応可能な平面計画としてございます。
これにつきましても、黄色の部分が今回増築部分になりまして、倉庫とあと普通教室2クラス、あと廊下が今回の増築部分でございます。あと、緑の改修部分でございますが、昇降口に当たりまして、狭隘な環境にあります職員用玄関を改修いたしまして、生徒用昇降口と一体の開放感のある平面計画としてございます。
次のページをお願いします。
2階の平面図になります。黄色の部分が今回の増築部分でございまして、倉庫と図書室となってございます。あと、一応東側の中庭の吹き抜け部分の階段室の上下に更衣室1、2とあるんですが、これにつきましては現在職員室にあります手狭となっている職員更衣室を東側のこの階段室付近に増築することによりまして、十分な更衣室を確保するとともに、職員室のスペースを有効に活用する計画としました。
次のページをお願いいたします。
3階の平面図になります。一応この第2理科室と第2理科室準備室が今回改修範囲でございまして、学校さんのほうからは第2理科室の増築希望がございました。この部分につきましては既存の図書室になっていまして、既存の理科室がこの東側にございます。この増築が必要な第2理科室につきまして、既存校舎北側にある図書室を改修して設けることで、既存の理科室との動線を短縮するとともに2階の、前のページにちょっと戻っていただきたいと思います。この2階の図書室を増築校舎2階に設けることで職員室に近い配置とした上で、十分な採光を確保した平面計画としてございます。
次に、6-5の図面をお願いいたします。
こちらが4階の平面図になってございまして、平面的には倉庫と教室2部屋ということで、1階、3階と同じような平面内容でございます。最終的に普通教室が19クラス確保してございます。
次のページをお願いいたします。
南側の立面図になります。既存校舎と外観を合わせることで一体感のある立面計画として計画いたしました。
図面の説明につきましては以上でございます。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 資料のほうで質問したいと思います。
6-1のところを見ますと、ここの東向陽台中学校は昭和60年、平成10年に増築されているということなのかなと思いますが、そうでしょうか。それで(「ちょっとお待ちくださいね。はい、続けてください」と呼ぶ者あり)それで、そのときの生徒の数の見込みというのはどうだったのでしょうか。既存校舎というところが、平成10年のところがないとすると、その吹き抜けを回るようなこういう校舎だったということだと思うのですが、そのときのその生徒数、何人として設計されたのか。そのときから多分男子も女子も便所の数というのは変わっていないんだと思うんです。便器数はそのときから変更があるのかどうかということをお尋ねします。
そして、その際、先ほど教員室の話がありましたが、教員室は普通教室が19と確保できると。そのときの生徒の最大の見込み生徒数、そしてそのときの教員数はどれくらいになるのか。といいますのも、教員室もこれで十分なのかというようなことがありまして、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 配置図の既存校舎のS60につきましては、昭和60年度建設ということでございます。H10につきましては平成10年度増築というような内容でございます。あと、便器数につきましては、便所の改修工事を23年度で実施しているんですが、その時点で今回の増築生徒数、クラスを考慮いたしまして、既存の便器数で間に合うというような結果が出てございます。
議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。
学校教育課長(神田能成君) まず、生徒数というところでございますけれども、開校年度はちょっと今持ち合わせてはいないんですが、平成12年は421名というところでございます。それから、生徒の見込みでございますけれども、最新の見込みでは生徒数520名を見込んでございます。それから、教員数でございますが、現在30名教員、職員おりますけれども、職員室については手狭だったということで、職員室にあわせてございましたちょっとした更衣室を今回撤去して、職員室を広げたというところでございます。教職員数の最大の見込みというところではとらえてございません。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) そうしますと、その生徒たちが使える便器数ですけれども、男子幾つ、女子幾つということで、それはどういうもとで足りるだろうという見込みになったのか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 便器数につきましては、設備協会の数量の設計の指針がございまして、それに基づきまして大便器、小便器を算定いたしまして、一応間に合うというような結果になってございます。(「数はわからないですか」の声あり)数につきましては、この図面の数のところを足した数になると思います。
議長(浅野幹雄君) よろしいですか。ほかに質疑ございませんか。3番出川博一君。
3番(出川博一君) この請負工事というか、この増築工事に関しては当初予算で3億5,745万というふうに計上されていたと思うんですけれども、このほかにまた工事が入ってくるということになるんですか。それとも、該当する分が1億9,950万でおさまったということでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) これにつきましては、予算額におきましては設計がことしの1月から3月までの設計でございまして、その前にちょっと概算額を想定で算出させていただいています。それで、大震災の後ということもございまして、ある程度物価の高騰というのが予想されましたので、その辺を踏まえまして算定させていただきまして、今回の契約額でおさまった形でございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ございませんか。14番細谷禮二君。
14番(細谷禮二君) この図面を見ると、6つの教室が増築されるようですが、トイレは全然ふえていないようですが、それでも大丈夫なのかということ……。(「隣の質疑だよ」の声あり)ああ、そうか。
議長(浅野幹雄君) よろしいですか。静粛にお願いします。よろしいですか。ほかに質疑ございませんか。9番森栄君。
9番(森栄君) 資料のほうで、今回増築面積が817.、済みません、81万7,513平方メートルと……。違うかな。817.513なんですけれども、この普通教室、それぞれ67.26になっていますけれども、これは生徒1人当たりの国で定める面積を上回っていますか、下回っていますか。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 今回の1教室当たり67.26平米につきましては、既存校舎の65.4平米と考え方は同じなんでございますが、この既存校舎の壁深のとり方をしてございます。あとは今回の増築につきましては、たまたま東側が倉庫と、あと西側が外壁ということで、壁深じゃなくて壁面のほうで押さえまして、それぞれ23センチ5ミリほど大きくするような形にしていまして、67.26平米となってございまして、40人学級で十分間に合うと考えてございます。
議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。
9番(森栄君) 1階から4階まで今回倉庫を設けていますけれども、この倉庫については多分地震などの耐震も兼ねて倉庫1階から4階まで設けていると思うんですけれども、その倉庫については17.44平方メートルで坪換算にすると5.2坪ぐらいで畳の枚数にすると大体10枚ぐらいなんですけれども、その程度の倉庫で間に合うんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) この倉庫につきましては、学校さんからの要望もございまして、あと今回増築するに当たりまして、ちょっと構造的な問題なんですが、既存の柱につきましては65センチ角の70センチぐらいの柱なんですが、その下の基礎のフーチング自体が2メートル500角ぐらいの基礎が下に埋まってございます。センターからその基礎の端までが1,250ほどありまして、それを今回の倉庫の左側の柱のほうでまた同じような基礎のフーチングができますので、この倉庫がなければこの部分は2メートル500ほど離しましてデッドスペースというような形になります。ここを有効利用ということで、学校さんの要望もありまして倉庫にさせていただきました。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) 資料の中で、6-3ですけれども、2階に更衣室が2つ新たに設けられますが、この更衣室の北は多分あいているのかなとは思うんですが、上のほうも部屋に3階、4階、これは部屋になっているんでしょうか。お聞きします。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 既存の階段のこの上下につきましては、当初の建設時の構造上、はりとかスラブを通した形になっていまして、この今更衣室側で吹き抜け側につけましたサッシがつくような形になっているんですが、ここが開放になってございます。今回、2階部分のみ更衣室1、2ということで増築しまして、あと3階、4階につきましては既存のままでございます。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) 申しわけありません。ちょっと既存の状態が私わかりませんので、既存の状態というのはそこはどのような状態になっているんですか。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) 床のスラブが打ってありまして、あとははりが連結してありまして、構造上はつながった形になってございます。床とあと柱、はりはですね。ただ、あとこちらの吹き抜け側につきましては何もない開放というような形で、ここには入らないような形に今してございます。
議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。
8番(安住稔幸君) ここ、必要かどこまでちょっとわからないんですが、倉庫とかそういったようなものとして有効利用というような感じのものはできないような構造なんでしょうか。それを有効活用なんか、どうなんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 都市計画課長。
都市計画課長(佐々木俊男君) この2階の今回の更衣室と同様に、部屋に増築することもできるんですが、今回につきましてはこの更衣室の1、2とあと南側の教室のわきに設けました倉庫の4階分の倉庫で一応十分かなというとらえ方はしてございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第10号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議長(浅野幹雄君) 日程第9、議案第11号平成23年度町道穀田線歩道新設工事(第1工区)請負契約の変更についてを議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。建設部長。
建設部長(鴇謙一君) それでは、同じく追加提案の議案書の2ページをお願いいたします。
議案第11号平成23年度町道穀田線歩道新設工事(第1工区)請負契約の変更について。
平成23年9月22日、議会の議決を得て請負契約を締結した平成23年度町道穀田線歩道新設工事(第1工区)請負契約について、下記のとおり請負契約を変更するため、地方自治法第96条第1項第5号の規定により議会の議決を求めるものでございます。
1、契約の目的、平成23年度町道穀田線歩道新設工事(第1工区)。
2、契約の方法、一般競争入札。
3、契約金額、変更前1億4,595万円。変更後1億4,126万1,750円。468万8,250円の減額でございます。4,688,250でございます。
4、契約の相手方、宮城県黒川郡富谷町上桜木二丁目5番地1、世紀東急工業株式会社黒川営業所、所長清水浩昭。
この場所は皆さんとくとご存じかと思いますが、役場庁舎東側、町道穀田三ノ関線と県道西成田宮床線との交差点のセンターを起点としておりまして、南側へ100メートル、これは先にお配りしております議案第19号関係資料の2枚目に長い平面図で着色した部分が工事区間となってございます。
工事の内容につきましては、施工延長が700メートル、現在の車道幅員7メートルの線形を従来工法等見直ししまして、幅員3.5メートルの歩道を新設するものでございまして、切り盛り土工のほか、下層路盤工、上層路盤工、表層工、それから路床安定処理工、それから歩道の路盤工、表層工、ほかに河川のつけかえや側溝工、交通安全施設工を施工するものでございます。
このうち、資料の3枚目の表示、横断図、これでお示ししておりますが、路床安定処理工、これは厚さ50センチメートルでございますが、この安定処理工というのはこの工事は既存の道路路床部に石灰セメント系を混合することによりまして、支持力を高める工程でございますが、工事の過程で現道の支持力を指定しましたところ、当初予定しました施工範囲よりも少なくて済むことが判明いたしました。図面で説明しますと、当初これは平均幅員、赤と黄色を足した部分でございますが約6.1メートル、施工面積で4,290平米でございましたが、赤の部分ですが、これは平均で1.8メートル、1,250平米で済むことができることになりまして、黄色の部分の平均で4.3メートル、3,040平米が減工となるものでございます。
以上が変更理由でございますが、この工期は6月29日までとしてございまして、5月末現在の進捗率75%となっております。5月20日に1層目の基礎の舗装をやっておりまして、歩道と車道を分離する歩車道境界ブロックもほぼ設置終わりまして、改良の歩道のといいますか、道路の全景が見渡せるような形になってございます。来週、歩道の舗装を予定し、再来週に最後の仕上げの表層工を施工する予定となってございます。
以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第11号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議長(浅野幹雄君) 日程第10、承認第1号専決処分の承認を求めることについて(平成23年度富谷町一般会計補正予算(第7号))を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。
財政課長(吉田尚樹君) それでは、よろしくお願いいたします。
承認第1号につきまして、議案書21ページをお開きいただきたいと思います。
承認第1号専決処分の承認を求めることにつきまして、地方自治法第179条第1項の規定により別冊のとおり専決処分したので、同条第3項の規定によりこれを報告し、承認を求めるものでございます。
提案理由といたしましては、議会を招集する時間的余裕がなかったため専決処分したもので、この承認を求めるものでございます。
それでは、別冊3月専決分の予算説明書のほうをお開き願いたいと思います。
4ページ、お願いいたします。
平成23年度富谷町一般会計補正予算(第7号)。
平成23年度富谷町の一般会計の補正予算(第7号)は、次に定めるところによるものでございます。
歳入歳出予算の補正。第1条歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ1億5,311万2,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ133億3,196万9,000円とするものでございます。
2項歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものです。
続きまして、繰越明許費の補正、第2条でございますが、繰越明許費の追加及び変更は、「第2表 繰越明許費補正」によります。
次に、地方債の補正、第3条地方債の変更は「第3表 地方債補正」によるものでございます。
先に第2条、第3条についてご説明をさせていただきます。
9ページのほうをお開きいただきたいと思います。
「第2表 繰越明許費補正」は、上段の表が今回追加する部分でございまして、下段が変更分となってございます。上段追加分は年度内に完了できない4事業について繰り越しをするため、追加提案しております。次に、下段変更分の4事業につきましては、事業費が増額となったことによることで変更となったものでございます。
次に、10ページのほうでございますが、これ3条関係になりますけれども、「第3表 地方債補正」、これにつきましては起債額を減額し、計6,350万円とするものでございまして、大きな理由といたしましては、歳入のほうでも出てきますが、震災復興特別交付税の措置によりまして、起債を起こす必要がなくなったことにより減額するものでございます。
それでは、歳入歳出につきまして、事項別明細書により説明させていただきます。
19ページのほうをお願いいたします。
まず、歳入のほうでございます。
2款の地方譲与税から一番下の9款の地方特例交付金までの各種交付金につきましては、年度末に県からの通知により交付額が決定したことにより、今回専決処分をしたものでございます。
続きまして、21ページをお開き願いたいと思います。
10款1項1目地方交付税1節地方交付税でございますが、10億4,571万5,000円を増額するもので、右の表の説明のところを見ていただきたいんですが、普通交付税については3万6,000円の減額、これは再算定によるものでございます。特別交付税の金額10億4,575万1,000円は、震災復興特別交付税分といたしまして5億9,435万6,000円、それから通常分の特交4億5,139万5,000円を計上したものでございます。平成24年3月26日付通知によりまして確定しましたので、こちらを専決処分としたものでございます。
次に、11款1項1目交通安全対策特別交付金は、交付額の決定によるものです。
次に、12款1項負担金は、実績により補正したものでございます。
続きまして、13款1項及び2項の使用料及び手数料は、これも実績により補正を行ったものでございます。
次に、14款1項1目民生費国庫負担金1節社会福祉負担金ですが、実績により減額となったものであり、次のページをお願いしたいと思います。
24ページのほうになりますけれども、3節から7節の子ども手当関係等については制度的な見直しもございまして、今回専決処分としたものでございます。
続きまして、9節災害救助費負担金は、6,387万7,000円増額で、これにつきましては応急修理制度の額の確定によるものでございます。
次に、14款1項4目1節公共土木施設災害復旧事業負担金、9,894万3,000円減額したものについては事業費の減によるものでございます。
次に、14款2項1目から4目までの各種国庫補助金は、交付決定に伴いまして補正となったものでございます。
次のページをお願いいたします。
14款2項6目1節農林産業施設災害復旧事業費国庫補助金1,060万4,000円の増額は、台風15号災害の事業費の増によるものでございます。
次に、15款1項県負担金は、子ども手当負担金の交付決定によるものでの減額となってございます。
15款2項県補助金は、こちらも交付金の交付決定により変更とするものでございます。
次のページをお願いいたします。
15款2項10目11節災害等廃棄物処理基金補助金は、廃棄物の処理に要した事業費の30%で県のほうから補助がありまして、7,602万8,000円を増額したものでございます。
15款3項委託金は、実績により変更となっております。
次に、29ページをお願いいたします。
16款1項財産運用収入につきましては、各種基金の利子確定による変更としたものでございます。
16款2項2目物品売り払い収入485万6,000円の増額は、廃品物いわゆる資源物の売り払いによる増となってございます。
次に、17款1項1目一般寄附金でございますが、こちらも119万8,000円の増額となっておりまして、実績によるものでございます。
18款2項1目財政調整基金繰り入れは、8億4,488万2,000円を減額し、最終的に3,326万3,000円となったもので、特別交付税等の措置によりまして基金の取り崩し額が減少したものでございます。
31ページをお願いいたします。
20款4項90目過年度収入1節及び2節国または県支出金でございますが、こちらにつきましては22年度に町が支出した災害救助費、それから震災廃棄物処理に充てられるべき財源として来たものですが、既に22年度の会計は締めておりますので、過年度収入ということで23年度で計上となったものでございます。
次に、21款1項町債につきましては、第3表地方債の補正で説明した内容でございますが、復興特別交付税の措置によりまして借り入れする必要がなくなったものでございます。
次に、歳出についてのご説明をさせていただきます。
33ページをお願いいたします。
歳出につきましては、主に事業費の確定等に伴いまして補正となったものでございます。そのものについて主なものについてご説明をさせていただきます。
まず、1款1項1目議会費1節報酬225万6,000円の減額は、選挙の延長、震災に伴う延長によるものでございます。
次に、2款1項13目から17目の各種基金、25節の積立金及び18目28節繰り出し金は、利子の確定により補正したものでございます。
次のページをお願いいたします。
3款1項3目障がい者福祉費、4目医療助成費、5目保健福祉総合支援センター費につきましては、実績等に基づきまして減額補正となったものでございます。
37ページをお願いいたします。
3款2項1目児童福祉総務費13節委託料1,134万4,000円の減額につきましては、認可保育所運営費の確定による減575万9,000円、子ども手当システム制度改正対応業務が不要となったことにより381万2,000円の減額等により補正となったものでございます。
次に、2目児童措置費20節扶助費1億4,186万円の減額については、子ども手当支給額の確定等によるものでございます。
次に、4目保育所費についてですが、39ページのほうをお開きいただきたいと思います。
7節賃金219万4,000円の減額は、臨時保育士等の減によるもの、また、11節需用費460万3,000円の減額は、賄い材料費等の減によるものでございます。
次に、3款3項1目老人福祉費8節報償費408万6,000円の減額は、敬老祝金の確定によるものでございます。
次に、41ページ、お願いいたします。
4款1項2目予備費13節委託料1,112万1,000円の減額につきましては、済みません、予防費ですね。予防費の減額につきましては、各種検診業務の実績によるものでございます。
次に、43ページをお願いいたします。
3目環境衛生費19節負担金補助及び交付金292万2,000円の増額でありますが、震災対応の復旧に対し黒川地域行政事務組合に火葬場分68万8,000円、し尿処理分585万2,000円を負担するもので、この分につきましても復興特別交付税の措置がなされたものとして組合のほうに負担するものでございます。
次に、45ページをお願いいたします。
4款2項1目清掃総務費19節負担金補助及び交付金163万円の減額については、生ごみ処理容器購入費補助に係る申請件数の減によるものでございます。
2目ごみ処理費13節委託料359万6,000円の減額につきましては、粗大可燃物搬出業務の実績による減、また、使用済み乾電池・蛍光管等について震災の影響等もございまして搬出できなかったことによる減となってございます。
次に、4款3項1目上下水道費19節負担金補助及び交付金72万5,000円の増額につきましては、震災被災者支援財源といたしまして加入金等の減免等の実績により、負担こちらから補助として水道会計のほうに支出するものでございます。
次に、8款2項2目道路維持費13節委託料1,132万7,000円の減額につきましては、各種業務の額の確定による減でございます。
次に、4目道路改良費13節、17節、22節の減額につきましては、用地交渉等の難航から減額となったものでございます。
続きまして、49ページのほうをお願いいたします。
9款1項1目常備消防費19節負担金補助及び交付金1億8,311万1,000円の増額につきましては、こちらも震災対応の復旧・復興に対し、黒川地域行政事務組合の消防施設に対し負担するものでございまして、これも復興特別交付税の措置がなされている分でございます。
続きまして、51ページをお願いいたします。
11款1項1目農業用施設災害復旧費15節工事請負費893万8,000円の増額につきましては、台風15号に係るもので、事業費の増額により対応するものでございます。
次に、11款2項1目道路橋梁河川災害復旧費15節工事請負費5,000万円の減額については、東日本大震災に係る災害復旧事業費の減によるものでございます。
次に、12款1項2目利子23節償還金につきましては、800万円の減額でございますが、これにつきましては一時借入金に対する利子として見込んでおりましたけれども、一時借り入れがなかったため減額とするものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第1号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議長(浅野幹雄君) 日程第11、承認第2号専決処分の承認を求めることについて(平成23年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第5号))を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。健康増進課長。
健康増進課長(小松巌君) それでは、議案書22ページをお願いいたします。
承認第2号専決処分の承認を求めることについて(平成23年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第5号)は、地方自治法第179条第1項の規定により別冊のとおり専決処分したので、同条第3項の規定によりこれを報告し承認を求めるものでございます。
提案理由につきましては、議会を招集する時間的余裕がなかったため専決処分したので、その承認を求めるものでございます。
それでは、平成23年度各種会計補正予算及び補正予算に関する説明書でご説明させていただきます。
58ページ、お願いいたします。
平成23年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第5号)につきましては、歳入歳出予算の補正で第1条歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億7,452万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ37億372万6,000円とするものでございます。
第2項で、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
それでは、事項別明細書によりましてご説明申し上げますので、67ページ、お願いいたします。
初めに、歳入でございます。
1款1項国民健康保険税は、9,026万4,000円を追加いたしまして、10億2,428万2,000円とするもので、1目一般被保険者国民健康保険税で8,118万7,000円、2目退職被保険者等国民健康保険税で907万7,000円を追加するものでございまして、1目の一般被保険者分の医療給付費分、支援金分、介護納付費分の現年分、これにつきましては震災による減免によりまして減額、それから滞納繰り越し分につきましては、収納率の向上等によりまして増加したものでございまして追加分となったものでございます。2目についても同様のことが言えます。
2款1項手数料は、44万2,000円を追加いたしまして95万2,000円とするもので、実績の確定による増でございます。
3款1項国庫負担金は、635万1,000円を追加いたしまして6億460万2,000円とするもので、1目療養給付費等負担金は917万8,000円を追加し、2目高額療養費共同事業負担金は282万7,000円を減額するもので、これは額の確定によるものでございます。
3款2項国庫補助金は、9,308万1,000円を追加いたしまして2億3,352万2,000円とするもので、1目財政調整交付金で6,197万円を追加いたしまして、2目出産育児一時金補助金で12万円を減額し、3目災害臨時特例補助金では3,108万2,000円、それから4目高齢者医療制度円滑運営事業費補助金で14万9,000円を追加するもので、額の確定によるものでございます。
4款1項療養給付費等交付金は、3,789万6,000円を追加いたしまして2億2,703万3,000円とするもので、交付金の額の確定によるものでございます。
6款1項負担金は、282万7,000円を減額いたしまして2,178万7,000円とするもので、1目高額医療費共同事業負担金の額の確定によるものでございます。
6款2項県補助金は、526万6,000円を追加いたしまして1億2,571万とするもので、2目の都道府県調整交付金の額の確定によるものでございます。
7款1項共同事業交付金は、3,097万4,000円を追加いたしまして3億984万3,000円とするものでございます。1目の高額医療費共同事業交付金を2,401万8,000円、それから2目保険財政共同安定化事業交付金を695万4,000円追加するもので、額の確定によるものでございます。
8款1項財産運用収入は、7,000円を追加いたしまして43万6,000円とするもので、財政調整基金の利子分でございます。
次のページ、71ページでございます。
9款1項他会計繰入金は、281万1,000円を減額いたしまして2億1,084万1,000円とするもので、これは職員の人件費及び出産育児一時金の額の確定によるものでございます。
9款2項基金繰入金は、9,502万9,000円を減額いたしましてゼロ円とするもので、財源の調整によるものでございます。
11款1項延滞金加算金及び過料は、604万8,000円を追加いたしまして661万8,000円とするもので、1目一般被保険者延滞金は563万1,000円、2目の退職被保険者等延滞金は41万7,000円を追加するもので、医療給付費分、支援金分及び介護納付金分の額の実績の増によるものでございます。
11款3項雑入は、486万7,000円を追加いたしまして488万5,000円とするもので、1目一般被保険者第三者納付金を204万円、3目一般被保険者返納金を282万7,000円追加するものでございまして、実績による増でございます。
次に、歳出でございます。73ページ、お願いいたします。
1款1項総務管理費は、1目一般管理費及び2目連合会負担金の財源内訳の更正をを行ったものでございます。
1款2項徴税費は、特定財源のうち、その他の中の財源内訳の更正を行ったものでございます。
2款1項療養諸費、2款2項高額療養費、2款5項出産育児諸費、3款1項後期高齢者支援金等、6款1項介護納付金、7款1項共同事業拠出金は、財源内訳の更正を行ったものでございます。
8款1項特定検査等事業費は、1,533万1,000円を減額いたしまして2,978万2,000円とするもので、事業の確定によるものでございます。
8款2項保健施設費は、2,000円を追加いたしまして1,042万3,000円とするもので、これは国保高額療養費貸付基金及び国保出産資金貸付基金へ積み立てる預金利子分の拠出金でございます。
9款1項基金積立金は、1億8,928万6,000円を追加いたしまして1億9,028万6,000円とするものでございまして、財源余剰分及び基金の利子分を積み立てたものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) この際、午後2時10分まで休憩をいたします。
午後1時58分 休憩
午後2時10分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これから質疑に入ります。15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 質問項目は9つあります。
まず、財政調整基金の額、今プラスされましたけれども、そのプラスした額で幾らになりますか。平成23年度課税分は減額ですが、滞納繰り越し分は大幅納税になっています。宮城県地方税滞納整理機構に移管したことで納税になったということですか。
2番目、3番目ですね。滞納繰り越し分の納税が前年度との比較で何ポイント上がり、収納率は何パーセントになったでしょうか。
68ページですが、68ページに医療給付費分、滞納繰り越し分、7,406万8,000円納税されています。そのうち滞納整理機構に移管されていた分の納税額、割合、両方お尋ねします。
国保税は滞納整理機構に移管した税金の何パーセントに当たりますか。これまで3年度、21年からなっていると思いますが、各年度ごとにお願いします。
滞納している世帯のその滞納理由はどのようなことが挙げられますか。重立ったものを3個ぐらいお願いします。
7番目の質問ですが、6番目ですが、町は悪質な滞納者がいるととらえているでしょうか、質問します。
7番目、8番目です、済みません、8番目、平成23年はその60件が地方税滞納整理機構に移管されていますが、すべて完納した、ほとんど完納したという世帯、どのくらいありますか。件数と割合で質問します。すべてが何件で、90%から100%未満が何件、90%未満何件、80%、70%、70%ぐらいまで質問します。
最後ですが、その納税した世帯ですが、どのようにして捻出して納税したのですか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 税務課長。
税務課長(内海壮晃君) 2番目からでよろしいですか。(「はい」の声あり)
収納率、言います。現年分の収納率が91.51です。昨年が86.28、5.23の増です。滞納繰り越し分、24.04、昨年が15.11、8.93の増です。
ちょっとお待ちください。
割合といいますと、国保に限らずこちらでとらえているきょう持ってる資料については全部含んでいるので、国保課税分のうち機構にどのぐらいやったかという質問なんですけれども、そのデータはきょう持っていません。
4番目ちょっといいですかね。国保税の滞納割合というんですか、ちょっと質問聞き取れなかったんですけれども、4番目ちょっと教えてもらっていいですか。
議長(浅野幹雄君) 佐藤議員、4番目の質問、もう一度。座ったままでお願いします。
15番(佐藤聖子君) 国保税を整理機構に移管しますよね。その部分で国保税が何パーセントかというのはわからないというお話だったですね。今数字がないと。(「ええ、ここではちょっとそれは」の声あり)ここではわからない。(「後でお示しできますので、後でお知らせ」の声あり)その次の質問は、その滞納している世帯の理由というのはどういうのかということでお尋ねしたものです。
税務課長(内海壮晃君) 大方が現年じゃなくて古い税金の滞納の蓄積、累積滞納になっていまして、滞納金額がかなりふえているというのが多い原因です。あと、滞納の年数古い方で未納になっている方については比較的所得なりが少ないような状況でございます。
あと、悪質滞納者、その辺について町のほうでどういう認識をしているかというような質問だったかと思いますけれども、皆無ではありませんけれども、そういった悪質であるかどうかを見きわめるのは、やはり納税相談を重ねる中で本人からのそういった申告なり、今度あと町のほうとしての資産なり預金の調査をしまして、そういったことで所得なりそういった財産があっても納めないとか、そういった理由であれば悪質に入るのかと思います。以上です。(「9番目の工面」の声あり)
パーセントで完納した者、完納が25人で、税額で4,404万3,000円。あと、90%台で1人で、178万です。90%未満で2人で、納税額217万4,000円、80%未満の方が2人で262万2,000円です。70%で1人で76万になっております。(「もう一つ、工面」の声あり)
納税に当たって、どういう形で納税したかということなんですけれども、昨年の場合はちょっと特質でありまして、今までなかったような災害等によって災害のほうから保険金なりが出て、納税はしたかったんですけれどもできなかった方などが持ってきたりしております。これは機構の分の捻出の分だけでよろしいんでしょうかね。全体的な納税の方の……。(「わかれば」の声あり)機構の場合ですと、自分の資産処分まではいかないんですけれども、借り入れとか何かで都合したり、あとは全額とはいかないんですけれども、努力して多めに納めてもらったということで、詳しい個々の実情まではちょっと把握はしていませんけれども、納税相談をした際に文書等ではいついつまで完納というような納期限が設定ありまして、そういった中で交渉している中に納税者の方で自分のほうで調整をしていただいて納税をしていただいているのが多かったということはございます。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 財政調整基金の現在高をお願いします。(「失礼しました。今のは」の声あり)それとですね、先ほど多分このことだったと思うんですが、68ページにある医療分でその7,406万円入っているわけですが、その納税されたうち、滞納整理機構に移された国保の分ですね。その割合というのはここでわかるでしょうかということでお尋ねをしましたが、これはどうだったでしょうか。
それと、町が先ほどの話の中で答弁の中で、財産があっても納めない人は悪質だということにとらえているようなこともこう聞こえてきました。最初は皆無ではないというお答えだったのですが、それではその悪質か悪質でないか、これについてはどのような判断をもってしているのか、再度お尋ねします。
そして、今回滞納整理機構の働きかけによってかなりの収入、納税になったというふうに思いますが、宮城県の地方税滞納整理機構はその参加市町村から徴収の引き継ぎを受けて、滞納者が所有する財産の調査を実施して順次差し押さえや公売等の滞納処分を速やかに実施するところだと思います。そうでしょうか。それが一つ質問ですね。
そして、町はその悪質滞納者についてどういう立場なのか。どういうところを見て、その悪質、悪質でないというのを決めようとしているのか、お尋ねします。
また、その生活保護基準以下の収入を下回りながら、生活保護を受給していない世帯というのが現にあります。その人たちの国保税をゼロにしているという自治体があるわけで、このような手だてをとりながらということは必要だと思いますが、この点についてはどうですか。質問します。
議長(浅野幹雄君) 健康増進課長。
健康増進課長(小松巌君) 財政調整基金の残高につきましては、今回積み足しいたしました部分で専決処分の段階ということでございますが、7億9,784万3,000円でございます。ただ、24年度の予算編成時に1億5,000万をもう崩しておりますので、その分が引かれると現在高ということにはなると思います。
議長(浅野幹雄君) 税務課長。
税務課長(内海壮晃君) 68ページの医療費から支援金とかこういったところの内訳のお話かと思うんですけれども、収納した金額の内訳については把握はできておりません。全体的に入ってきた金額ということではわかるんですけれども、先ほど言われたように国保幾らとかというのは今すぐには出るような状況ではございません。
あと、悪質云々というお話がありましたけれども、町のほうの税務課としては悪質ととらえているわけではなくて、議員さんのほうからそういった悪質と思われるというようなお話があったので、そういった回答をしております。町としては悪質と思っているわけじゃなくて、この人資産もあってそういうのがあったとすれば、資産もない人とかが納められないということであれば、その辺はわかるんですけれども……。
議長(浅野幹雄君) 暫時休憩をいたします。
午後2時23分 休憩
午後2時24分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
答弁願います。
税務課長(内海壮晃君) その悪質ということだったんですけれども、町のそういった滞納整理のほうで考える場合、特に悪質ということで判断しているのではなくて、そういった納税者、滞納者がどういった資力なり資産等があるかという調査をした上で、財産なりがあればそういった財産処分も検討しながらやっているというのが実情です。
あと、生活保護云々ということであったんですけれども、前もお話ししたんですけれども、納税相談でかなり詳しくそういった収入状況なり生活状況を把握して、実際どうしても生活も大変だということであれば、税務課のことではないので、その辺は福祉関係の方に一緒に行って相談に乗ってもらって、できるものならということでそういうことで実際何件かはなっている方もおります。以上です。
議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 私はその悪質のところでこういうふうに聞きました。町は悪質な滞納者がいるととらえていますかと。それで、そのときに答弁では「皆無ではない」という話をしながら進んできたわけです。でも、今のところの答弁でそう判断しているわけではないということなので、よくわかりました。
地方税滞納整理機構については、その国保税のほかにさまざまな税金を一緒にまとめていますよね。その中で、今課長が見て何割ということは言えないけれども、国保税の比重が高いと、このように何割だとか、その何パーセントだとかというところがなくても、非常にその国保税が比重が高いなということはありますか。それとも、全くそうではないと。ほかの税のほうが多くて滞納になっているという感触でしょうか、お尋ねします。
議長(浅野幹雄君) 税務課長。
税務課長(内海壮晃君) 滞納者の税の内訳の中で占める国保の割合については、議員さんが言われるように低い数字にはありません。それで、国保の方がどうして機構のほうに行っている件数が多いかといいますと、国保税に入っている方は住民税も個人納めになったり、あとそういった方で固定資産を持っている方ということになりますと、そういった町民税、固定資産税、国保税ということで、そういった税金合わさってしまうので滞納額も結構大きな金額になってくると思います。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
これより討論を行います。まず、原案に反対者の発言を許します。15番佐藤聖子君。
15番(佐藤聖子君) 私は、承認第2号平成23年度富谷町国民健康保険税特別会計補正予算(第5号)に反対します。
今補正の大きな特徴は、滞納繰り越し分の納税が前年度との比較で8.9ポイント上がり、収納率24.04%になったことです。これは宮城県地方税滞納整理機構に移管していた世帯からの納税があったのが主な原因と思われます。滞納整理機構は参加市町村から徴収の引き継ぎを受けて、滞納者が所有する財産の調査を実施し、順次差し押さえや公売等の滞納処分を速やかに実施するとしていて、強制的な取り立てが問題となっています。
富谷町の場合、1年間60件の滞納者を滞納整理機構に移管していますが、平成23年度に滞納のすべてを納税した、あるいはほとんど、ほとんどといいますか、約70%まで納税したという世帯が31件、約半数に上りました。その捻出の方法としては、災害でその保険金が出たというところもありますが、資産を売却したりとかということだと思いますが、借り入れで都合したというようなことが先ほどの答弁からわかりました。なかなか苦労しているというのが見てとれます。滞納している税金の中で国保税がその多くを占めている、以前のときでは私は7割台だと思っていましたが、多くを占めているということは、その国保税の比重が高過ぎるということだと考えます。さらに、社会保障としての国民健康保険制度からすれば、強行に取り立てるというのは問題があります。町は、悪質滞納者がいるとはしていないのですから、滞納世帯救済の手だてをとるべきです。現に、滞納世帯が生活保護基準以下の収入を下回りながら、生活保護を受給していない世帯の国保税をゼロにしている自治体があります。これらを参考にして、町としても検討すべきと考えます。
滞納整理機構は滞納している家庭にその自治体の職員を担当させるのではなく、情が移らないように別の自治体職員を当たらせています。しかし、滞納している家庭の実情を把握して、よりよい方策で納税の義務を果たせるようにしていくことが町の責務と考えます。宮城県地方税滞納整理機構から脱退し、あったか富谷がだれでも実感できるようにすべきだということを述べ、反対します。
議長(浅野幹雄君) 次に、原案に賛成の発言を許します。11番佐藤克彦君。
11番(佐藤克彦君) 私は、承認第2号平成23年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第5号)の専決処分について、賛成いたします。
平成23年度の富谷町国民健康保険特別会計の歳入歳出予算は、専決処分により37億372万6,000円とし、財政調整基金積立金に1億8,985万1,000円を積み立てる専決処分を行い、財政調整基金総額を7億9,784万3,000円としたものであり、基金積立金の増額を高く評価いたします。これは、滞納繰り越し分の収納の伸びたことによるものであり、宮城県地方税滞納整理機構との連携のもと、町の収納努力によるものと考えます。
平成23年度の税率引き下げにより、医療費増による基金積立金の取り崩しも予測された中、収納率の向上や医療給付費の伸びの抑制につながる各種健康増進事業の取り組みにより、取り崩しもせず、逆に約1億9,000万円の基金積み立てにつながり、引き下げた税率で24年度、25年度と安定した国保運営と国保の健全財政の維持に大きく寄与するものであります。さらなる医療の適正化、医療費の軽減につながる健康増進事業に取り組まれ、国保のさらなる健全な運営を期待し、賛成討論とします。
議長(浅野幹雄君) ほかに討論はありませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認め、これで討論を終わります。
これより承認第2号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(浅野幹雄君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり承認されました。
議長(浅野幹雄君) 日程第12、承認第3号専決処分の承認を求めることについて(平成23年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第5号))を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) それでは、議案書23ページをお願いいたします。
承認第3号専決処分の承認を求めることについて(平成23年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第5号)は、地方自治法第179条第1項の規定により別冊のとおり専決処分いたしましたので、同条第3項の規定によりこれを報告し承認を求めるものでございます。
提案理由は、議会を招集する時間的余裕がございませんでしたので、専決処分いたしました。その承認を求めるものでございます。
説明書80ページをお願いいたします。
平成23年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第5号)。
歳入歳出予算の補正、第1条歳入歳出予算の総額から、歳入歳出それぞれ7,534万4,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ15億1,180万7,000円とするものでございます。
第2項歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
89ページをお願いいたします。
歳入でございます。
1款1項1目第1号被保険者保険料は、震災により減免等の額も考慮し、見込み額調定額の減により1節特別徴収保険料は724万8,000円の減額、2節普通徴収保険料は362万9,000円を減額したものでございます。3節滞納繰り越し分は調定見込みにより106万8,000円の増額でございます。
2款1項2目督促手数料は1万円の増額でございます。
3款1項1目1節介護給付費負担金は、負担金額決定により2,615万4,000円を減額いたすものでございます。
2項2目2節包括的支援事業費交付金は、交付金決定により107万8,000円の増額、3目1節事業費補助金は、介護報酬改定に伴うシステム改修に対する国2分の1補助の決定により279万6,000円の増額、4目1節災害臨時特例補助金は、保険料減免、サービス利用者負担額減免に対するもので、1,619万5,000円の増額でございます。
4款1項1目1節介護給付費交付金は、交付金決定に伴い3,558万9,000円の減額でございます。
5款1項1目1節介護給付費負担金は、県負担分2,223万9,000円の減額でございます。
2項1目2節包括的支援事業費交付金は、包括支援事業に対する県補助分54万1,000円の増額でございます。
次のページ、91ページをお願いいたします。
7款1項1目利子及び配当金は、1万4,000円の減額でございます。
8款1項1目一般会計繰入金は、1節介護給付費繰入金は1,127万円の減額、3節地域支援事業費繰入金は54万1,000円の増額で、町負担分でございます。5節事務費繰入金は、介護報酬に伴う国補助決定により、町で当初予算化したものを330万6,000円の減額といたしたものでございます。7節災害臨時特例補助金は、483万5,000円の増額で、介護保険料、サービス利用料減免の町分の繰り入れでございます。
2項1目1節介護給付費準備基金繰入金は、704万1,000円を増額し、財源調整したものでございます。
93ページをお願いいたします。
歳出でございます。
1款1項1目1節委託料は、100万円の減額で、計画策定業務委託料の決定によるものでございます。20節扶助費は、サービス利用減免の所要額決定により500万円を減額したものでございます。
2項1目賦課徴収費は、通信運搬費等の減額分でございます。
2款1項介護サービス等諸費につきましては、1目から4目までサービス利用状況に合わせて減額及び増額いたしたものでございます。
2項1目介護サービス給付費につきましては、50万円を減額したものでございます。
次のページ、95ページをお願いいたします。
5項1目高額医療合算介護サービス費は、補助見込みにより150万円を減額するものでございます。
3款2項3目20節扶助費は、成年後見人利用支援対象がいなかったために、18万4,000円を減額したものでございます。
4款1項1目介護給付費準備基金積立金は、利子分の積み立てでございます。
2目介護従事者処遇改善臨時特例基金は、基金条例失効により利子分の減額でございます。
以上でございます。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。9番森栄君。
9番(森栄君) 90ページです。歳入の第1号被保険者保険料の説明の中で、調定によってこの数字になったというふうに説明がありましたけれども、事前調定なんでしょうか、事後調定なんでしょうか。それとも、同時調定なんでしょうか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 収納予定額でございます。予定見込みでございます。
議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。
9番(森栄君) 収納見込み額と今ことがあったんですけれども、一応それについての調定については、最初に調定をやるのか、これは事前調定です。それからあと、実際に入ったあとに調定するのか、これは事後調定というやり方なんですけれども、どちらなんですか。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 調定は事前で収納はそのもとになるところです。
議長(浅野幹雄君) ほかにございませんか。16番永野久子君。
16番(永野久子君) 94ページです。先ほどのご説明では、2款保険給付費1項1目から4目までについては、利用状況に合わせての減額、一部増額もありますが、ということでしたけれども、金額が大変大きいんですが、これは震災の影響で利用が大幅に減ったというような理由なのか、その大幅な減額補正の理由を伺います。
議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) 実績として実額が減っていたということで、それが震災による影響かどうかというふうなところははっきり把握できないところでございます。ただ、その震災後直後に極端にその月額で減っているというふうなことではございませんので、そういうことを勘案していきますと、そういう影響は大きいというふうなことではないのかなというふうには認識しております。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第3号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することに異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議長(浅野幹雄君) 日程第13、承認第4号専決処分の承認を求めることについて(平成23年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第4号))を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。
長寿福祉課長(安積春美君) それでは、議案書24ページをお願いいたします。
承認第4号専決処分の承認を求めることについて(平成23年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第4号))は、地方自治法第179条第1項の規定により、別冊のとおり専決処分いたしましたので、同条第3項の規定によりこれを報告し承認を求めるものでございます。
提案理由は、議会を招集する時間的余裕がありませんでしたので専決処分いたしましたので、その承認を求めるものでございます。
説明書100ページをお願いいたします。
平成23年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第4号)。
歳入歳出予算の補正、第1条歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ586万円を減額いたし、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1億9,192万5,000円とするものでございます。
2項歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
109ページをお願いいたします。
1款1項後期高齢者保険料は、災害による減免者183人の減免額を控除し、1目特別徴収、2目普通徴収合わせて502万5,000円を減額いたすものでございます。
3款1項1目1節事務費繰入金は、67万9,000円を増額いたすものでございます。
3目1節健康保健増進費繰入金は、検診補助金の決定により15万6,000円を減額いたすものでございます。
次のページ、111ページをお願いいたします。
歳出でございます。
1款1項1目一般管理費は、17万9,000円を減額するものでございます。被保険者等の郵送料やシステム運用支援の委託料の減額分でございます。
2項1目徴収費は、50万円を減額するものでございます。封筒印刷や通信運搬費などの減額に要するものでございます。
2款1項1目後期高齢者医療広域連合納付金は、保険料の減額分102万5,000円を減額いたすものでございます。
3款1項1目疾病予防費は、障がい特例加入者の助成額確定より15万6,000円を減額するものでございます。以上でございます。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。
議長(浅野幹雄君) ほかに討論ありませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第4号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議長(浅野幹雄君) 日程第14、承認第5号専決処分の承認を求めることについて(富谷町税条例の一部を改正する条例)を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。税務課長。
税務課長(内海壮晃君) よろしくお願いします。
承認第5号専決処分の承認を求めることにつきましてご説明申し上げます。
議会を招集する時間的余裕がなかったため、平成24年3月31日富谷町税条例の一部改正する条例を専決いたしましたので、これを報告し承認をお願いするものでございます。
今回の改正ですが、国におきまして平成24年度税制改正法案が成立し、平成24年3月31日付で公布されましたので、直ちに改正条例の公布をする必要があるため、富谷町税条例の一部改正を行ったものでございます。
ページ、26ページをお願いいたします。
今回の富谷町の税条例の一部改正につきまして、その主な改正点をご説明します。
この税改正は、地方税に関し土地に係る固定資産税について住宅用地にかかわる据置特例を廃止しつつ、平成24年度評価がえに伴う税負担の調整を行うほか、税負担軽減措置などの整理、合理化等を行ったものでございます。
1点目は、土地に係る固定資産税の負担調整措置の延長であります。
2点目は、地域決定型地方税特例措置の導入であります。
3点目は、幼稚園、図書館、博物館を設置する一定の一般社団、財団社団法人に係る固定資産税の非課税措置の追加、以上が主な改正となっております。
済みません。33ページのほうの新旧対照表のほうでご説明を申し上げます。
年金所得者の寡婦、寡夫控除にかかわる町民税の申告手続の簡素化を図るものであります。下線部分「、寡婦(寡夫)控除額」を削除するものです。これは、公的年金所得者で公的年金等にかかわる所得以外の所得を有しなかった者が、寡婦、寡夫控除を受けようとする場合の申告書の提出を不要とすることとされたものでございます。平成23年度税制改正で所得税において年金所得者にかかわる源泉徴収額の計算において、控除対象とされる人的控除の範囲に寡婦、寡夫控除が加えられたところであります。これに伴い、年金所得者が年金保険者特別徴収者に提出する扶養親族等の申告書に寡婦、寡夫の記載欄が追加され、年金保険者特別徴収義務者から町に提出する公的年金等報告書にも寡婦、寡夫の記載欄が追加されました。これにより、年金所得者の寡婦、寡夫控除の申告をさせなくても適用の有無を把握することが可能となったことから、申告手続の簡素化を図ったものでございます。
次に、34ページの第54条第7項関係でございますが、地方税法施行規則の改正による条文の整理であります。下線部分の「第10条の2の11」を「第10条の2の10」とするものです。これは、地方税法第343条第9項の見直し規定、家屋の特定附帯設備を適用していますが、引用条項の条番号ずれを正しくするものでございます。
続きまして、附則第10条の2の関係でございます。ページ、35ページのほうに附則第10条の2、この前に次の1条を追加し、附則第10条の2第1項及び同条第2項とするものでございます。この10条の2なんですけれども、地域決定型地方税特例措置が導入され、既存の固定資産税の課税標準の特例措置として、公害防止用の下水道除外施設に関する特例措置及び雨水貯留浸透施設にかかわる特例措置の2件について、適用期限が延長され、課税標準の特例割合を法律で定める範囲内において条例を定めるものでございます。
附則第10条の2第1項は、地方税法附則第15条第2項6号に規定する固定資産税の課税標準の特例割合を町条例で定めるものです。下水道法に基づき、公共下水道を使用する者が設置した除外施設にかかわる固定資産税の課税標準の特例措置で、課税標準をその価格に4分の3を乗じて得た額とした上で、その対象資産の取得期限を3年延長するものでございます。
35ページをお願いします。
附則第10条の2の第2項は、地方税法附則第15条第10項に規定する固定資産税課税標準の特例割合同様に、条例で定めるものです。こちらは、特定都市河川浸水被害対策法に基づき設置された一定の雨水貯留浸透施設にかかわる固定資産税の課税標準の特例措置で、課税標準をその価格に3分の2乗じて得た額とした上で、その資産の取得期限を3年延長するものでございます。
次に、附則第10条の3でございますが、新築住宅に対する固定資産税の減額の規定の適用を受けようとする者が申告する者についてでございます。
附則第10条の2の追加による条の繰り下げ及び地方税法施行規則の改正による条文の整理を行ったものであります。下線の「第10条の2」を「第10条の3」に改め、同条7項中、「附則第7条第9項各号」を「附則第7条第8項各号」に、同条第8項中、「附則第7条第10項各号」を「附則第7条第9項各号」に改めたものでございます。
次に、附則第11条及び附則第11条の2でございます。土地にかかわる固定資産税の負担調整措置の延長による条文の整理であります。
附則第11条の見出しを「平成21年度から平成23年度」までを「平成24年度から平成26年度まで」に、36ページをお願いします。同条第6号中、「附則18条第7項」を「附則第18条の第6号」に改めるものです。本条は、税負担の調整措置に関する規定に共通する用語について定めたものでございます。
次に、附則第11条の2の改正内容でございます。
附則第12条の見出しを「(平成22年度又は平成23年度における土地の価格の特例)」を「(平成25年度又は平成26年度における土地の価格の特例)」に改め、同条第1項中、「平成20年度分」を、「平成22年度分」を「平成25年分」に、「平成23年度分」を「平成26年度分」に改め、同条第2項中、「平成22年度適用土地」を「平成25年度適用土地」に、「平成22年度類似適用土地」を「平成25年度類似適用土地」に、「平成23年度分」を「平成26年度分」に改めるものでございます。本条は、平成22年度または23年度における土地の価格の特例について定めたものです。この適用については、25年または26年に改めるものでございます。
37ページの附則第12条関係でございますが、宅地等に対して課する固定資産税の特例について、商業地等にかかわる負担調整措置を3年延長するものであります。また、住宅用地にかかわる負担調整措置について、措置の特例を廃止するものであります。
附則第12条の見出し及び同条第1項中、「平成21年度から平成23年度まで」を「平成24年度から平成26年度まで」に改め、38ページの同条第2項中、「住宅用地または商業地」を「商業地等」に、「平成21年度から平成23年度まで」を「平成24年度から平成26年度までに」、「、住宅用地にあっては10分の6、商業地等にあっては」を削り、「同条第3項中、「平成21年度から平成23年度まで」を「平成24年度から平成26年度まで」に改め、39ページの同条第4項を削り、同条第5項中、「平成21年度から23年度まで」を「平成24年度から平成26年度まで」に改め、同項を同条第4項とし、40ページのほうの同条第6項中、「平成21年度から平成23年度まで」を「平成24年度から平成26年度まで」に改め、同項を同条第5項とするものです。
戻りますけれども、30ページのほうをお願いいたします。
30ページのほうで附則のほうの第3条第4項は、附則第12条第1項及び第4項の規定に関する経過措置でございまして、附則第12条、31ページのほうになりますけれども、附則第12条第1項については、平成24年度分、平成25年度分を10分の9とするものでございます。
また、附則第12条第4項については、平成24年度分、平成25年度分を0.9とするものでございます。
済みません、また41ページのほうをお願いいたします。
附則第13条関係ですが、農地に対する固定資産税について、負担調整措置が3年延長されるものであります。
附則第13条中、見出しを含む「平成21年度から平成23年度まで」を「平成24年度から平成26年度まで」に改めるものでございます。本上案の農地にかかわる税負担の調整措置について定めたものでございます。
次に、42ページをお願いいたします。
附則第15条の1項でございますが、特別土地保有税の課税の特例について3年延長するもので、附則第15条第1項中、「から第6項まで」を「から第5項まで」に、「平成21年度から23年度まで」を「平成24年度から平成26年度まで」に改め、同条第2項中、「平成24年3月31日」を「平成27年3月31日」に改めるものでございます。この条例は、土地保有税の保有にかかわる税額の算定に当たり、特別保有税額から控除する固定資産税相当分の特例について定めたものでございます。
43ページをお願いいたします。
附則第21条の2関係でございますが、こちらは幼稚園、図書館、博物館を設置する一定の一般や財団法人にかかわる固定資産税の非課税措置の追加により、固定資産税の特例の適用の申告について定めたものでございます。附則第21条の次に、1条を加える内容でございます。附則第21条の2、定移行一派社団法人等が設置する幼稚園、図書館、博物館にかかわる固定資産税の非課税規定の適用を受けようとする際に、町長に提出させる書類を規定するものでございます。
次に、44ページの附則第22条の2関係でございます。こちらは、東日本大震災にかかわる被災居住用財産の敷地にかかわる譲渡期限の延長の特例を追加するものでございます。附則第22条の次に、次の1条を加える内容でございます。附則第22条の第1項及び同条の2の第2項を追加する内容でございます。附則22条の2は、東日本大震災にかかわる被災居住用財産の敷地にかかわる譲渡期限の延長の特例に関するものでございまして、通常3年であるものを7年に延長するものでございます。
次に、46ページをお願いいたします。
附則第23条関係です。地方税法改正による条文の整理及び追加であります。東日本大震災にかかわる住宅借入金等特別税額控除の特例の適用がある場合の住宅借入金等特別税額控除にかかわる規定の読みかえ規定です。附則第23条の見出し中、「適用期間」を「適用期間等」に改め、同条中「につき東日本大震災の被災者等にかかわる国税関係法律の臨時特例に関する法律(平成23年法律第29)」を「につき震災特例法」に、第45条の第2項を附則第45条第3項に改め、同条に次の1項を加えるものです。附則第23条第2項は、東日本第震災にかかわる住宅金等特別控除税額の特例がある場合の借入金等特別税額控除にかかわる読みかえ規定をしたものでございます。
戻りまして、30ページのほうをお願いします。
こちらは附則ということで、改正附則の第1条でございますが、原則として1条は平成24年4月から施行することになりますが、ただし、36条の2第1項ただし書きの改正規定は平成26年1月1日から施行するものであります。
また、第2条は町民税に関する経過措置を、第3条は固定資産税に関する経過措置を規定したものでございます。
以上で説明を終わります。どうぞよろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第5号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
この際、午後3時20分まで休憩いたします。
午後3時07分 休憩
午後3時20分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
議長(浅野幹雄君) 日程第15、承認第6号専決処分の承認を求めることについて(富谷町国民健康保険税条例の一部を改正する条例)を議題といたします。
本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。税務課長。
税務課長(内海壮晃君) 議案書49ページをお願いいたします。
承認第6号専決処分の承認を求めることにつきましてご説明を申し上げます。
議会を招集する時間的余裕がなかったため、平成24年3月31日、富谷町国民健康保険税条例の一部を改正する条例を専決処分いたしましたので、これを報告して承認をお願いするものでございます。
今回の改正につきましては、先ほど説明したように国のほうにおきまして、平成24年度の税制改正法案が成立し、24年3月31日付で公布されましたので、直ちに改正条例を公布する必要があるため、富谷町国民健康保険税条例の一部を改正を行ったものでございます。
ページ、50ページをお願いいたします。52ページをお願いいたします。
附則16条の次に、次の1を加えるものでございます。東日本大震災にかかわる被居住用財産の敷地に係る譲渡期限の延長の特例の1項を追加するものでございます。被災居住用財産の敷地にかかわる譲渡期限の延長の特例を追加するものでございます。
この条例は、平成24年4月1日から施行するものでございます。
どうぞよろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから承認第6号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議長(浅野幹雄君) 日程第16、発議第2号富谷町議会委員会条例の一部改正についてを議題といたします。
お諮りいたします。
富谷町議会会議規則第39条第3項の規定により、提出者の説明を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、提出者の説明を省略することに決定いたしました。
続いて、お諮りいたします。
本案は質疑及び討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。これより発議第2号を採決いたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。
議長(浅野幹雄君) 日程第17、発議第3号議会活性化調査特別委員会の設置に関する決議を議題といたします。
提出者小川昌義君に説明を求めます。小川昌義君、登壇願います。
13番(小川昌義君) ただいま議長より指名をいただきましたので、発言を申し上げます。
発議第3号議会活性化調査特別委員会の設置に関する決議。
上記の議案を会議規則第14条の規定により提出いたします。
平成24年6月8日、提出者小川昌義、ほか出席議員、議長を除き賛成者全員です。
提案の理由につきましては、別紙をもって理由とさせていただきます。
議会活性化調査特別委員会の設置に関する決議について。
富谷町議会は、平成21年3月5日の本会議において、議会活性化調査特別委員会を全会一致可決で設置、一般質問方式を含む議会活性化項目を選定、検証し、また、議会活性化先進地視察などを含め25回の委員会を開催し、調査、協議を行い、議会基本条例(素案)を策定、一般質問における一問一答方式、一括方式選択制の導入と、町長等への反問権付与について決定し、現在施行中であります。また、傍聴者への議案、関連資料の貸し出しを始めるなどの成果を上げ、平成23年4月、改選挙を迎えるため、議会基本条例の制定などの申し送り事項を定め、改善後の新しい構成による議会に体をゆだねることとし、議会活性化調査特別委員会は終了しております。
今回、新構成となった議会で申し送りとなりました議会活性化調査特別委員会を設置し、申し送り事項を初め、さらなる議会活性化推進を図るために、ここに議会活性化調査特別委員会の設置に関する決議を提出いたします。
委員会の名称は「議会活性化特別委員会」です。
設置の根拠は、地方自治法第110条及び富谷町議会委員会条例第5条です。
設置目的は、議会活性化に関する調査です。
調査項目は、(1)議会活動の活性化に関する調査、(2)議会の公開性と住民参加度向上に関する調査、(3)議員研さんと議会事務局に関する調査、(4)その他目的達成に関する事項の調査です。
委員定数は、議長を除く全議員19名です。
調査期間は、当該調査終了までの閉会中も調査することができるものです。
よろしくお願い申し上げます。以上です。
議長(浅野幹雄君) ちょっとね、訂正があります。名称をもう一度。調査が抜けておりますので。(「名称ですか」の声あり)はい。
13番(小川昌義君) 議会活性化特別調査(「調査特別委員会」の声あり)特別委員会……。(「名称をもう一回読んでください」の声あり)「議会活性化調査特別委員会」です。(「(3)の研磨、研さんに訂正。訂正お願いします」の声あり)訂正をお願いいたします。「研さん」と。以上です。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
お諮りいたします。
本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから発議第3号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり決しました。
この際、委員長、副委員長を選任していただくため、暫時休憩をいたします。
午後3時29分 休憩
午後3時30分 再開
議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
議会活性化調査特別委員会の委員長、副委員長が選任されましたので、その結果をご報告いたします。
委員長に相澤榮君、副委員長に永野久子君が選任されました。
議長(浅野幹雄君) 日程第18、議案第4号生活……。失礼しました。日程第18、発議第4号生活再建に至らない東日本大震災被災者の医療費自己負担免除の継続を求める意見書(案)を議題といたします。
提出者佐藤聖子君に説明を求めます。佐藤聖子君、登壇願います。
15番(佐藤聖子君) それでは、発議第4号です。平成24年6月6日です。
生活再建に至らない東日本大震災被災者の医療費自己負担免除の継続を求める意見書(案)ということで、私佐藤聖子が提出者となりまして、賛成者磯前 武議員、賛成者佐藤克彦議員、同じく細谷禮二議員、同じく安住稔幸議員、同じく三浦邦夫議員の賛成を得てここに提出いたします。
富谷町の議会会議規則第14条の規定により、これを提出するものです。
読み上げて提案したいと思います。
生活再建に至らない東日本大震災被災者の医療費自己負担免除の継続を求める意見書(案)。
東日本大震災により大きな被害を受けた被災者に対する医療費一部負担金(医療機関での窓口負担)免除の扱いは、延長されたとはいえ、2012年9月30日が期限とされております。福島原発事故の避難者は2013年2月28日が期限です。
被災地においては、雇用確保、生活再建が進まない中で体調不良や持病悪化などが慢性化しております。自己負担免除期間が区切られている状態では、安心して医療にかかれません。未曾有の大災害からの復興には長い時間がかかるとともに、被災者の不自由な仮設住宅での生活、将来不安などにより、一層の健康悪化が心配されます。
つきましては、国の特別な措置として生活再建に至らない被災者の医療費一部負担免除を継続することを求めます。
記。一つ、生活再建に至らない東日本大震災被災者の医療費一部負担金免除期間を9月末日で区切らず、継続すること。
以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出いたします。
それで、申しわけありませんが、平成24年6月、ここのところに日付を「6日」と記入してください。
宮城県富谷町議会として、提出先はここにあります衆議院議長初め5人の方々に送っていただきたいということで、皆さんの賛同をいただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
これから発議第4号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案は原案のとおり採決し、それぞれの提出先へ送付することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(浅野幹雄君) 起立全員です。よって、本案は原案のとおり採択し、それぞれの提出先へ送付することに決定をいたしました。
議長(浅野幹雄君) 日程第19、発議第5号父子家庭支援策の拡充を求める意見書(案)を議題といたします。
提出者小川昌義君、説明を求めます。小川昌義君、登壇願います。
13番(小川昌義君) 父子家庭支援策の拡充を求める意見書(案)提案に当たって、ただいま議長より指名をいただきましたので発言申し上げます。
発議第5号父子家庭支援策の拡充を求める意見書(案)を、この件に関しては去る3月28日、宮城県父子の会代表が富谷町に来庁され、村上吉宣名で議長に対し陳述書を提出し、議会での議決依頼を受けたものであります。
よって、上記の議案を富谷町会議規則14条の規定により提出いたします。
平成24年6月8日。提出者小川昌義。賛成者永野久子、賛成者細谷禮二の2名です。
提案の理由につきまして、読み上げて理由とさせていただきます。
父子家庭支援策の拡充を求める意見書(案)。
父子家庭が年々ふえており、多くの父子家庭も母子家庭同様経済的に不安定で子育てなどでも多くの課題を抱えていますが、父子家庭と母子家庭では行政による支援の内容に大きな差があります。特に、昨年3月11日に発生した東日本大震災によって、父子家庭となられた多くの方々の生活実態は、離別とは異なり、妻を突然失い、職場や住居を失い、さらに家や車の債務を負うという状態です。
児童扶養手当法改正により、平成22年8月1日から母子家庭の母を支給対象としていた児童扶養手当が父子家庭の父にも支給されることになりました。しかし、このほかにも母子家庭が受けられている行政による支援制度(就労支援や技能習得支援、福祉貸付金、自立支援給付金)など、多くが父子家庭では受けられません。よって、政府におかれては対象が母子家庭に限られている諸制度に関し、父子家庭にも対象となるような改善を行うとともに、下記の項目について速やかに実施するよう強く要望します。
記。1、遺族基金年金の父子家庭への拡充策として、死別の父子家庭の父においても支給対象とするとともに、父と子がともに暮らしていっても子に遺族基金年金が支給されるよう(「基礎」の声あり)遺族基礎年金が支給されるよう、改正すること。
2、母子福祉資金貸付金、高騰技能訓練促進費事業及び特定就労困難者雇用開発助成金の対象を父子世帯にも拡充すること。
以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。
平成24年6月8日。宮城県富谷町議会。
提出先は、衆議院議長横路孝弘、以下参議院議長、内閣総理大臣、厚生労働大臣、総務大臣、男女共同参画大臣。
以上、皆様のご賛同をお願い申し上げます。以上です。
議長(浅野幹雄君) 提出者小川昌義君に申し上げます。
読み違えがございましたので訂正をお願いしたいんですが、1の遺族基礎年金だと思うんですが、それから2の特定就職だと思うんですが、訂正をお願いいたします。
13番(小川昌義君) 1番の遺族基礎年金、それから特定就職困難者雇用開発助成金ということです。失礼しました。
議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。18番渡邊俊一君。
18番(渡邊俊一君) この意見書については、たしか3月議会に同様な意見書が同両議員から提出されていたと記憶しております。その3月議会に提出された意見書案の内容と、今回提出された意見書案の内容との違いを説明してください。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 内容につきましては、3月28日に父子会の代表が来庁されまして、意見書を提出して、陳述書を提出していたわけですので、それに伴いましてその意見書の内容の前段の部分について訂正をし、そしてまた、1と2項については同じ内容になっております。
議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。
18番(渡邊俊一君) 3回までだよね。内容について私が質問したのは、前回に基本的に提出された内容とどのように違うのかということに対して、その意見書を求めてきたどなたかが言うから、それをそのままうのみにして提出しましたというような内容で今答弁しております。やはり提出者としては提出の責任があるわけでありますから、そういったことでなくて、自分がそのようなものを受け取った場合に、それを間違いなくこのように正しいことだと思って恐らく提出するわけでありますから、その辺に加味した中でやはり事を進めていただくのが当然であろうと思っております。
また、3月議会に同様な内容で提出なされた安住議員がおられるわけであります。もし、今回そんなにかわった内容でなければ、再度その自分たちの、例えば今小川議員が提出しているわけでありますけれども、小川議員の考え方を入れた中で、前回提出していただいた安住議員といろいろお話をして、前回の内容が多少問題があるのであったら、そこをこのように修正してぜひあなたが前回にやったんだから、再度あなたが提出してくださいというような、やはりそういった心情の中で今回の提出をするべきではなかったのかなと私は思いますけれども、まずその辺はどうなのか。
そして、決して私はこの問題について前回も賛成してきているわけでありますから、今回提出された内容について何の不満も意見も本来ならばないんです。ただ、そういった形をとるのが私は議会としては正しいものではないかなと思いまして、今ご質問をいたします。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 安住議員とは、先日お話をしまして、この提案について提出するという形で安住議員とはお話を済ませております。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。18番渡邊俊一君。
18番(渡邊俊一君) 先ほど、今質問したんですけれども、お話ししたということであれば、このような内容でこういうふうになって、そして今この自分が提出者に至っているというところをご説明するのが本筋でないかと私は思うんです。再度質問いたします。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) この件に関しましては、父子家庭の問題で陳述書として出てきましたので、教育民生常任委員会として提出しようということで安住委員とはお話をして、そういう経過で話をしてきたわけであります。よって、安住議員との間におきましては、この話し合いの中で教育民生常任委員会の私が提案をするということでお話がついております。以上です。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。9番森栄君。
9番(森栄君) 私は、この母子家庭支援策の拡充を求める意見書については基本的に賛成なんですけれども、ただ、こういうものを賛成するに当たって、やはり町の実態はどういうふうにつかんでいるか。例えば、父子家庭についてはどれぐらいあるのか、母子家庭については幾らぐらいが対象になっているのか、それからあと児童扶養手当、これについて今の対象者はどれぐらいで、そのうち父子家庭の対象者は幾らで。
それから要望事項として1と2ありますけれども、これだけではちょっと拡充を求めるに当たって不足しているのではないか。例えば、税制面の拡充からいえば、今女の家庭の寡婦、あと男のほうの寡夫ありますけれども、それについては所得税法の81条で両方とも27万が所得控除の金額になっています。ところが、女子の、女のほうの寡婦については租税特別措置法の41条の17で、35万が特別寡婦控除として出されているわけです。したがって、母子家庭の支援策の拡充を求めるのであれば、当然その男子のほうの男のほうの父子家庭のほうの特別寡夫控除についても同様に租税特別措置法第41条の17に基づいて35万にするとか、そういうようなことも付け加えたりとかしたほうが、もっとこの意見書もいいと思いますけれども、いかがでしょうか。以上、今の質問に対して答弁を求めます。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 正しい指摘だと思うんですが、一応父子会の方、県父子会の方からいただいた陳情によりますと、この内容を議会として上程してくれということで今回提案をしているわけで、それらたくさんの項目について入れることは正しいことだろうとは思うんですが、今回こういうことが父子会のほうから陳述書として出されてきましたので、この項目に絞ったわけです。
また、前段のほうのいろんな町の状況については、現在私資料を持ち合わせていませんのでお答えできません。
議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。
9番(森栄君) 今の回答、本当にそれでいいんですかって。少なくとも提案者とか、賛成者というのは、こういう議題として出された場合、今話したような質疑というのは当然出てくるわけですから、それに対する答えも持ち合わせしながら対応しないとだめだと思うんですよ。例えば、先ほどの父子家庭については27、母子家庭については356、それから児童扶養手当対象315、そのうちの父子家庭については23というふうに、ちゃんとした数字担当課からいただいた上に回答しないと、やはりだめだと思うんです。(「何で質問するんだ」の声あり)
それからあと、こちらの陳情書についても、この陳情内容とこの内容は全然違います。ですから、その辺あたりも含めて(「静粛にお願いします」の声あり)提出者並びに賛成者についても、簡単にこれ国に出せばいいんだからというような問題じゃなくて、そういう責任を持っていただきたいということで、これについてはどういうように考えているか、伺います。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) 責任については感じるわけですけれども、県の父子会からの陳情でありましたので、このように提案したわけでございます。
以上です。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。17番磯前武君。
17番(磯前武君) 今、小川議員が提出者ということでありますが、今この教育民生常任委員会の所管であることは間違いないんですが、3月の議会での安住議員が提出した件に関して、今回の提出者の小川議員はどのような解釈で3月の安住議員の提出について解釈したか、お答えください。伺います。(「賛成したか、反対したかだけ言えばいいんだよ」の声あり)
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) その件については答える必要はないというふうに思います。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。17番磯前 武君。
17番(磯前 武君) 今回の提出者が前回の件に対してお答えすることはないということですが、どういうことでそういうことを言うわけですか、伺います。
議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。
13番(小川昌義君) この前回の提案というか、提案に対して採決されたのは、無記名投票でやったわけですから、それについてはお答えしないということでございます。
議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」「議長、17番」の声あり)
異議、質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
これより討論を行います。討論ありませんか。(「なし」の声あり)
討論なしと認めます。
これから発議第5号を採決いたします。
この採決は起立によって行います。
本案は原案のとおり採択し、それぞれの提出先へ送付することに賛成の議員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
議長(浅野幹雄君) 起立多数です。よって、本案は原案のとおり採択し、それぞれの提出先へ送付することに決定いたしました。
議長(浅野幹雄君) 日程第20、閉会中の各委員会調査についてを議題といたします。
各委員会から所管事務のうち、富谷町議会会議規則第75条の規定によって継続審査の申し出があります。
お諮りいたします。
各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、各委員会から申し出のとおり閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
平成24年第2回富谷町議会定例会は、終始熱心な審議を経てすべての議案を議決いたしました。
執行部におかれましては、各議員から出された意見を十分に尊重し町政を執行されますよう強く要望いたしまして閉会のあいさつといたします。
これで本日の日程はすべて終了いたしました。
会議を閉じます。お待ちください。
平成24年第2回富谷町議会定例会を閉会いたします。
ご苦労さまでした。
午後3時52分 閉会