富谷市

『住みたくなるまち日本一』をめざして

平成23年第4回富谷町議会定例会(開催日:12月6日~12月9日)

更新日:2011年12月09日

平成23年第4回富谷町議会定例会(開催日:12月6日~12月9日)

会議録目次

定例会会議録第1号

定例会会議録第2号

定例会会議録第3号

定例会会議録第4号

平成23年第4回定例会目次

1日目 12月6日(火曜日)
町長提出議案の概要説明
一般質問 17番 磯前武 議員
1 魅力ある「道の駅」の整備を図れ
2番 菅原福治 議員
1 町内全域に防災行政無線の導入を
1番 長谷川隆 議員
1 「十三夜・魂のふるさとまつり」の成果と方向性を問う
2 富谷町の健康推進への取り組みについて
9番 森栄 議員
1 富谷町介護保険事業計画について
18番 渡邊俊一 議員
1 県道宮床西成田線の渋滞緩和を急げ
発議第5号 富谷町行政区長及び行政区長会の事務と職務権限に関する調査特別委員会の設置に関する決議(案)
第2日目 12月7日(水曜日)
7番 浅野直子 議員
1 居住の場としての環境整備
12番 山路清一 議員
1 町優良工事を表彰せよ
2 変則町界を変更できないか
15番 佐藤聖子 議員
1 放課後児童クラブ、児童館・児童センターについて
2 住宅リフォーム助成制度の創設を求める
4番 三浦邦夫 議員
1 富谷町の中学校部活動について
3番 出川博一 議員
1 「富谷町総合計画」の進捗状況について
2 「東日本大震災に関する富谷町の対応と課題」について
第3日目 12月8日(木曜日)
一般質問 16番 永野久子 議員
1 市制移行を住民の願いを実現する機会とせよ
2 待機児解消に向けた取り組みを求める
3 通学路の安全確保について
13番 小川昌義 議員
1 緑化問題と街路樹について問う
2 サイバー攻撃の対処について問う
3 東日本大震災を教訓にした通信対策について問う
5番 高橋正俊 議員
1 合併処理浄化槽設置事業について
2 富谷町職員採用について
8番 安住稔幸 議員
1 放射能対策の推進について
2 防災対策の推進について
3 町道穀田線の安全対策について
第4日目 12月9日(金曜日)
議案第1号 富谷町都市公園条例の一部改正について
議案第2号 富谷町水道事業の設置等に関する条例の一部改正について
議案第3号 富谷町学校給食センター設置に関する条例の一部改正について
議案第4号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について
議案第5号 平成23年度富谷町一般会計補正予算(第4号)
議案第6号 平成23年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
議案第7号 平成23年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第3号)
議案第8号 平成23年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第3号)
議案第9号 平成23年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
議案第10号 平成23年度富谷町水道事業会計補正予算(第3号)
議案第11号 富谷町道路線の認定について
議案第12号 監査委員の選任につき同意を求めることについて
議案第13号 富谷町固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて
議員派遣の件
閉会中の各委員会調査について

平成23年第4回定例会議事録(第1号)

平成23年12月6日(火曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 長谷川隆君
  • 2番 菅原福治君
  • 3番 出川博一君
  • 4番 三浦邦夫君
  • 5番 高橋正俊君
  • 6番 小泉光君
  • 7番 浅野直子君
  • 8番 安住稔幸君
  • 9番 森栄君
  • 10番 千葉達君
  • 11番 佐藤克彦君
  • 12番 山路清一君
  • 13番 小川昌義君
  • 14番 細谷禮二君
  • 15番 佐藤聖子君
  • 16番 永野久子君
  • 17番 磯前武君
  • 18番 渡邊俊一君
  • 19番 相澤榮君
  • 20番 浅野幹雄君

欠席議員

  • なし

説明のため出席した者

  • 町長 若生英俊君
  • 副町長 千葉芳樹君
  • 会計管理者兼会計課長 山田豊君
  • 企画部長兼企画部経営企画課長 荒谷敏君
  • 総務部長兼総務部総務課長 眞山巳千子君
  • 福祉部長 千葉美智子君
  • 建設部長兼建設部都市整備課長 鴇謙一君
  • 企画部あったかまちづくり推進課長 松原誠君
  • 企画部財政課長 小野一郎君
  • 企画部産業振興課長 奥山吉信君
  • 総務部総務課参事兼総合防災対策監 菅原俊司君
  • 総務部税務課長 吉田尚樹君
  • 総務部町民生活課長 奥山育男君
  • 福祉部長寿福祉課長 安積春美君
  • 福祉部健康増進課長 小松巌君
  • 福祉部子育て支援課長 瀬戸けい子君
  • 建設部上下水道課長 渡邉成一君
  • 教育長 菅原義一君
  • 教育次長 佐藤信夫君
  • 学校教育課長 神田能成君
  • 生涯学習課長 佐藤英樹君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀郁雄
  • 次長 泉川潤哉
  • 主任主査 津久家直美

議事日程 第1号

平成23年12月6日(火曜日) 午前10時00分 開会

第1日目 12月6日(火曜日)
町長提出議案の概要説明
一般質問 17番 磯前武 議員
1 魅力ある「道の駅」の整備を図れ
2番 菅原福 治 議員
1 町内全域に防災行政無線の導入を
1番 長谷川隆 議員
1 「十三夜・魂のふるさとまつり」の成果と方向性を問う
2 富谷町の健康推進への取り組みについて
9番 森栄 議員
1 富谷町介護保険事業計画について
18番 渡邊俊一 議員
1 県道宮床西成田線の渋滞緩和を急げ
発議第5号 富谷町行政区長及び行政区長会の事務と職務権限に関する調査特別委員会の設置に関する決議(案)

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり

午前10時00分 開会

議長(浅野幹雄君) おはようございます。
 平成23年第4回富谷町議会定例会は、ここに開催される運びとなりました。この定例会は、町長から富谷町都市公園条例の一部改正についてを初め、各種会計補正予算など事件議案が提出されることになっております。慎重に審議を尽くされ、町民の負託にこたえられますようご期待を申し上げますとともに、議会運営につきましてもご協力をお願いいたしまして開会のあいさつといたします。
 ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、ただいまから平成23年第4回富谷町議会定例会を開会いたします。
 最初に、提出議案等の説明を含め富谷町町長にあいさつを求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) 皆さん、おはようございます。
 町政運営報告をただいまから申し上げます。約50分弱というふうなことで申し上げますので、よろしくお聞き取りのほどをお願い申し上げます。
 平成23年を締めくくる師走に入り、本日ここに平成23年第4回富谷町議会定例会を招集をいたしましたところ、議員各位にはご健勝にてご参集を賜り、まことにありがとうございます。日ごろより町政推進にご尽力をいただき心から感謝を申し上げます。
提出いたしました議案の概要並びに9月定例会からこの間までの町政運営等につきまして富谷町総合計画の体系に沿って経過をご説明し、町民の皆様並びに議員各位のご理解とご協力を賜りたく存じます。
初めに、平成24年度予算編成につきましては、10月のオータムレビュー、主要課題調整会議を終えて、各部・各課において重点事項を盛り込んだ予算積み上げ作業をただいま進めているところであります。本定例会終了後、調整協議を重ねながら、「笑顔輝くあったか富谷」のさらなる前進と町制施行50周年の前の年であることを踏まえた予算編成に努めてまいります。
さて、東北地方を中心に未曾有の災害となった東日本大震災から約9ヵ月が経過しようとしております。国においては東日本大震災からの本格復興に向けた「震災復興特区」「震災復興交付金」を盛り込んだ総額12兆1,000億円の第3次補正予算が11月21日に成立し、さらに11月30日には復興財源を賄うための臨時増税を盛り込んだ「復興財源確保法」など第3次補正予算関連法が成立しております。復興に向けた具体的な支援策と、その財源が裏づけられたことにより、おくれが指摘されていた沿岸部の復興が加速することが期待されるところであります。被災地に居住する者にあっても、所得税や個人住民税など一定の負担を求められることとなりますが、被災地復興支援には必要な負担であることを共有し引き続き国・県に対して内陸部へのきめ細かい復旧支援を進めるための継続的な財政支援を求めてまいります。
一方、富谷町においては役場全組織を挙げて復旧に取り組んだ結果、復旧工事は順調に進み震災前の状態にほぼ回復しつつあるところであります。
 それでは、震災及び原発事故に伴う対応についての主な取り組みと概況をご報告申し上げます。12月1日現在の住宅被害状況につきまして全壊18棟、大規模半壊58棟、半壊614棟、一部損壊5,068棟となってございます。皆さんの数字が違うとすれば12月1日現在でございますので、ご了解をいただきます。被災された皆様方には心からお見舞いを申し上げます。町といたしましても早期の住宅再建に資するため最大限の支援に努めてきたところでありますが、半壊以上の世帯の方には国・県の支援金や義援金による制度を活用し再建に努めていただいているところであります。このような中にあって、国・県からの支援制度がない「一部損壊」の判定を受けた世帯を対象に町単独事業として実施しております「富谷町住宅修繕支援金制度」につきましては、9月30日で受け付けを終了いたしましたが、その後も期限内に申請できなかった方の諸般の事情を勘案し、12月7日から20日までの10日間、追加受け付けをすることといたしました。「広報とみや12月号」においてお知らせをしているところであります。現在までの申請件数につきましては1,318件となっております。
 小中学校の復旧工事について申し上げます。まず、富谷町の全小中学校の耐震化は私が町長就任後最優先重点事業として取り組み、平成20年度にはすべて完了いたしております。結果として3・11の巨大地震で使用不能となるなどの致命的な損壊は免れたところであります。しかしながら、12校すべてにおいて程度の差はあるものの相当の被害があり、通常の国の災害査定を受けてから着工しては始業式までに修繕が間に合わないと判断し、他市町村に類のないスピードで復旧工事を進め、早期に学習環境を整えることができました。11月17日までに7校については災害査定を終了し、震災補助の決定を受けたところであります。残り5校についても査定の日時が先ごろ決定をいたしました。
公共土木施設の災害復旧について申し上げます。町道については石積岩切線ほか5路線7ヵ所、河川は沼田川1ヵ所、公園・緑地については大亀山森林公園ほか3施設4ヵ所について国からの補助事業により復旧工事に着手をいたしました。
 次に、福島原発事故に関する対応について申し上げます。学校給食で使用する食材及び産地につきましては、6月13日から町のホームページで使用した食材を公表し、9月12日以降は給食で提供する予定の産地を事前に公表しているところであります。10月31日からはさらなる安全・安心な給食を提供するために主要な食材の放射線検査を町独自で専門業者に委託し、その結果について公表しているところであります。これまでのところ、どの食材についても安全な食材の提供となっております。また、文科省ではより安全な給食を提供するため、第3次補正予算「安全・安心のための学校給食環境整備事業」として機器購入補助費が計上されました。富谷町といたしましても宮城県へ機器導入を働きかけ「安全で安心な給食」を提供してまいりたいと存じます。
 町内で実施しております放射線量測定業務につきましては、6月14日から町内の空間放射線量の測定を実施し、町のホームページ等で公表を行ってまいりました。その結果、測定してきた町内44ヵ所すべてにおいて健康に影響を及ぼす状況にはありません。しかしながら、空間線量は平常時の値で安定しておってもいわゆる「ホットスポット」、局所的な高汚染地点が確認されている現状から、町としましても去る11月14日から調査計画を変更し学校等においては砂場や側溝など測定地点をふやし、町内44の行政区域内におきましても定点地以外でも放射線量の測定を実施し公表をしているところであります。なお、町内には「ホットスポット」と呼ばれる放射線量の高い箇所は現状では確認されておりません。また、町独自に空間放射線量測定器2台を購入し、測定体制の充実を図るとともに緊急事態等に備え町民皆様の不安払拭に向け今後もきめ細かく対応してまいります。この2台については、本日納品されることとなりました。
 次に農産物への放射能に対する取り組みについて申し上げます。宮城県が市町村及びJAと連携して県内全域の農産物検査に取り組んだ結果、安全であるとされたところでありますが、さらに検査体制の充実を図るとして検査機器7台が県合同庁舎等の施設7ヵ所に配置されました。これらの検査機器により、直売を主とした農産物の検査が11月17日から実施されており、検査結果は県の「原子力安全対策課ホームページ」に公表されております。富谷町では主として「おんないん会」の農産物を対象に検査が継続して行われており、検査結果はすべて「不検出」で町内産農産物は安全で安心して食べていただける現状にあります。富谷産の米については予備調査を1ヵ所、本調査を2ヵ所で実施し、放射性物質は「不検出」となり無事出荷を終えたところであります。農業者の皆様方には作付けから収穫まで不安の入りまじる作業の連続であり、そのご労苦に心から敬意を表します。
 最後に東日本大震災に係る富谷町への義援金は11月末日現在73団体、個人の方から744万5,349円をお寄せいただきました。多くの方々の温かいお気持ちに深く感謝するところであります。災害義援金配分委員会において配分基準を検討した結果、被災時の生活負担に着眼することとし、要介護認定の方を在宅介護されている世帯と障害程度の区分認定を受けている方を在宅介護または療育されているおおむね600世帯に配分することといたし、年内配分をめどに現在進めているところであります。東日本大震災に関しての主な取り組みは以上であります。
さて、富谷町の人口は11月30日現在人口4万8,962人、1万6,723世帯となりました。前年同期と比べますと1,140人、545世帯の増となります。また、昨年実施された国勢調査の確定値が先ごろ公表されました。富谷町の総人口は4万7,042人と確定し、前回2005年国勢調査から5,449人増、人口増加率13.1%で全国第7位となってございます。また、15歳未満の子供人口比率は全人口の19.7%を占め、多い方から順に全国第6位、65歳以上の高齢化率は13.7%で少ない方から全国第5位となっており、多くの自治体の趨勢であります「少子高齢化」とは違う人口構成の自治体といえるかと思います。
 次に入ります。東向陽台小学校の学校規模について申し上げます。明石台東地区の開発や東日本大震災の影響により東向陽台小学校区については従前の児童数増加の予測値を超える増加が見込まれることが鮮明となってまいりました。このことから、将来を見据えた教育施設整備を図るため、関係課職員による東向陽台小学校学校規模検討委員会を設置し、現在検討を進めているところであります。東向陽台中学校及び富谷中学校のトイレ改修工事については11月15日に契約を締結し、今年度末の完成を目指して工事に着手をいたしました。新学校給食センターの整備事業については現在順調に進捗しております。来年新学期からの供用開始を予定してございます。なお、新学校給食センターの移転に伴い名称及び位置を定めるため、「富谷町学校給食センター設置に関する条例の一部を改正する条例」を本定例会に上程しておりますので、よろしくお願いを申し上げます。
と みや子どもまつりにつきましては11月20日、成田公民館を会場に開催し、子供のすこやかな成長を願い子供たちの成長や輝きを実感できるステージ・ブース事業が展開されました。お祭の運営にご協力をいただいた実行委員会及び学校関係者、保護者の皆様方に感謝を申し上げます。生涯学習事業について申し上げます。5月から利用を再開しました西成田コミュニティセンターにつきましては、利用状況は順調に推移してございます。町内に居住する親子を対象として建物施設と町有林の自然散策エリアを活用して「西コミ自然ふれあい学校」を3回シリーズで開催し、自然体験や森づくりなどを通して学びと交流の場を図りました。芸術文化活動におきましては「富谷マーチングエコーズ」、今年度も東北大会で見事金賞に輝きました。12月18日、全国大会を埼玉スーパーアリーナでことしも参加することとなりました。震災で練習会場確保に苦労する中での全国大会出場は称賛に値するものであると考えるところであります。また、12月22日北上市で開催されました「民俗芸能子どもフェスティバル」におきまして富谷田植え踊り保存会、富谷小学校の児童が出席をいたしまして富谷町に伝わる伝承芸能を披露する機会に恵まれたところであります。今後も富谷町の音楽や伝承文化を東北や全国に発信し、芸術文化の分野でも誇れる町を目指して支援に努めてまいりたいと思います。
 体育振興につきましては大震災後いち早く改修工事に着手し、スポーツセンター、武道館、テニスコートなどの体育施設が早期に使用できるよう努めてまいったところであります。宮城県家庭婦人バレーボール連盟に登録をしておりますママさんバレーボール「成田チーム」が宮城県予選で優勝し全国大会出場、現在福岡で試合を行っているところであります。日本バレーボール協会所属Vチャレンジリーグ仙台ベルフィーユが宮城県を本拠地とするため四国の高松市から宮城県に移籍をし、新たに活動が開始されました。既に報道等でご承知のことと思いますが、メーンの練習会場として富谷スポーツセンターでVプレミアリーグ昇格を目指して練習に励んでいるところであります。リーグ戦につきましては12月から始まりまして、富谷町では来年の2月25日と26日、それぞれ2試合ずつ4試合リーグ戦が行われることとなりましたので、この大会運営についても支援に努めてまいりたいというふうに思います。なお、米田総監督からは富谷町のバレーボール少年団、中学校部活動、あるいはママさんバレー等への技術向上のための指導の申し入れもまた受けているところであります。これを契機に、富谷町のスポーツ振興がさらに図られることを願うものであります。
 リニューアルした西成田コミュニティセンター「子育てサロン」では親子でゆったりと過ごせる場所、そして子育て中の親子が交流する場所として多くの方にご利用をいただいております。また、10月には子育て経験豊かな地域の皆様と利用者の交流事業を通して相互理解が深まり、11月からは子育てサロン事業のお手伝いもいただいているところであります。さらには12月から一時預かりを実施しておりますので、なお一層ご利用のほどをお願いを申し上げます。
 保育所運営につきましては待機児童解消のため、明石台若樹の森保育園を増築し平成24年度において70名の定員増を図ることとして宮城県、運営法人と協議に入ったところであります。今後につきましては、明石台東地区や成田センター地区の宅地販売が始まるなど、依然として保育需要の増加が見込まれることから、将来を見据えた保育所整備に早急に取り組んでまいります。
健康推進事業について申し上げます。健康づくりの一環として実施しております各種検診事業は特定の年齢の方を対象とした女性特有のがん検診推進事業と、今年度から実施しております働く世代への大腸がん検診推進事業及び脳検診を残すのみとなりました。特に、乳がん検診は今年度より40歳以上の方も毎年受診できるようにしたことにより、昨年度より約1,000人ほど受診者数が増加いたしました。ことし2月から実施しております子宮頸がんワクチン接種についてはこれまでの接種者数は9月30日現在1,444人、対象者に占める接種率は70%を超えてございます。平成24年度についても中学校1年生から高校3年生までの接種については本年同様接種費用の全額を助成することといたしております。次にインフルエンザワクチンの接種費用助成につきましては、国が昨年度までの新型インフルエンザの指定を見直し、通常のインフルエンザとしたことからインフルエンザで重症化が懸念される65歳以上の方を対象とする従来の助成制度に戻して実施しているところであります。なお、助成による接種期間は今月いっぱいとなっております。また、65歳以上の方を対象に実施しております高齢者肺炎球菌ワクチン接種事業については、順調に進んでおります。なお、10月15日からは70歳以上の方については宮城県医師会と日本赤十字社が東日本大震災支援策として自己負担なし、無料での接種を行っているところであります。
 第4回さあ!歩効果ウォーキング大会、10月30日、好天の中で西コミを発着とするコースで行われました。160名の方にご参加をいただきました。今回は大黒澤苑での明石町内会の皆様による地元の炭、そしてまた焼き芋の提供、西成田地区コミュニティ推進協議会を構成する6町内会を初め体育指導員、健康推進員、遊悠クラブの皆さん、宮城大学の学生のご協力をいただくなど、大変大きな皆さんのお力をいただきました。感謝を申し上げたいと思います。ウォーキングの普及と町民の皆さんの健康意識の向上にさらに努めてまいります。
国民健康保険事業につきましては、震災対応として引き続き国の臨時措置に沿った形で医療費一部負担金の免除並びに国民健康保険税の減免を実施しております。医療給付費につきましては、当初計上しております予算の範囲内で現在推移いたしております。今後も医療費の適正化対策や国民健康保険税収納率の向上を図り適正かつ効率的な運用に努めてまいります。
長寿福祉事業について申し上げます。敬老を祝う「あったか・ほっとな地域づくり事業」につきましては、6月19日から各地区で開催いただき、11月13日を最終としてすべての地区で開催をいただきました。行政区長さん初め町内会の皆様方に深く感謝を申し上げます。健康フェスティバルは10月13日に開催されました。老人クラブ連合会との共催3回目であります。645名の参加者、皆さんに楽しくそしてまた健康づくりと今後の幅広い仲間づくりの一助になったのではないかと思います。
 介護事業については、グループホーム「いちいの杜」の第2期事業の整備を進めております。ケアハウス及び小規模多機能型居宅介護施設は運営主体であります医療法人社団清山会において来年3月中の進行を目指して準備を進めております。今後も円滑な開設に向けて事業者と協力連携を密にし、高齢者の福祉向上に努めてまいります。地域福祉フォーラムはテーマを「大震災をバネに自立、つなぐ、そして未来へ」とテーマを定め、12月14日に開催いたします。講師はさわやか福祉財団理事長、弁護士の堀田 力先生をお迎えし、基調講演、パネルディスカッション、地域活動の取り組みブースを開設し、地域福祉の土台となります「暮らしやすい地域づくり」について楽しみながら学び、そしてまた実践の機会としてまいります。
 町内での企業立地の決定の動きを申し上げます。成田九丁目に本社を置くフジコーポレーションさんが成田一丁目への拡張立地が決定をいたしました。来年春には物流倉庫の建設工事に入り、同年秋の竣工予定となっております。本社機能と倉庫機能の移転となりますが、現店舗については現在地に残る予定と伺っております。また、大阪市に本社を置く鴻池運輸が成田九丁目に立地することも決定をいたしました。岩沼市にあるグループ会社が津波の被害に遭ったことから、従業員の安全確保のために地震の被害の受けにくい内陸部への移転を決定されたもので、アイスクリーム等の食品を保管する低温流通施設を建設する予定のようであります。来年4月に着工、平成25年2月に操業を開始し、雇用規模約100名と伺っております。自動車関連産業とともに今後も関連企業の進出が見込まれますので、富谷町の住環境や交通アクセスの優位性を柱に「高屋敷地区」や「成田2期北地区」への企業誘致に引き続き努めてまいります。
 平成23年富谷町産の米について申し上げます。作況指数は、この地区におきましては104の「やや良」となっております。そしてまたあさひなの1等米比率はほぼ前年並みの93%という報告でございます。農業者戸別所得補償につきましては、対象面積が323ヘクタール、交付予定額が4,800万円プラス水田活用事業の大豆、飼料作物等の作付けに対する交付予定額2,900万円、合わせて7,700万円の見込みであります。
 農業振興について申し上げます。生産調整の推進事業として平成19年に設立された志戸田生産組合は転作作物として取り組んでおります大豆の生産性向上を図るため、今年度において「市町村振興総合補助金」を活用し「大豆用のコンバイン」を導入いたしました。コンバインは11月21日に納車され、早速ことしの収穫に使用されて作業効率が格段に向上している旨、報告をちょうだいしたところであります。引き続き生産組合を中心とした農業経営の支援に努めてまいります。
 仙台・宮城観光キャンペーン事業につきましては、1年を通じて仙台・宮城伊達な旅復興キャンペーンが開催されており、本町からは「十三夜・魂のふるさとまつり」及び「とみや子どもまつり」をキャンペーン関連イベントとして位置づけ周知を図るとともに、映画「エクレール・お菓子放浪記」のロケ地としてのしんまち通りの散策等についてもPRを行いました。特にしんまち通りのPRについては、黒川商工会富谷事務所に委託した緊急雇用創出事業の活用により観光ボランティアガイドが誕生し、ふるさとまつりでデビューをしたところであります。十三夜・魂のふるさとまつりについて申し上げます。10月8日、9日の2日間にわたり開催をいたしました本まつりでは、2日間とも絶好の日和に恵まれ今までにない多くの皆様におこしをいただきました。2日間の人出につきましては、過去4回にも増して最高の人出となったところではありますけれども、今回から新たな計測方法を採用したことにより2万8,000人と発表させていただいたところであります。町長就任の年から始めて第5回目を迎えるこのおまつりが富谷町オリジナルのまつりとして年ごとに内容と規模が広がり、町内外の皆様から高い評価と来年への期待の声も聞かれるところであります。町民の交流と富谷町の勢いを発信する場と位置づけ、さらなる充実を図ってまいります。まつり開催に当たりご理解とご協力をいただきました地元3町内会の皆様初め多くの皆様方のご協力に心から感謝を申し上げます。
映画「エクレール・お菓子放浪記」につきましては、震災の影響で上映が延期となっておりました。7月30日県内初上映を皮切りに上映が広がったところであります。富谷町においても公民館6会場で上映し、1,500人を超える多くの方にご鑑賞をいただいたところであります。また、すべての小中学校での上映会も今月中旬まで行うこととなっております。このような中で主演の吉井一肇君が中国映画祭で最優秀男優賞を受賞したところであります。この受賞によってさらなる上映の輪が広がることを期待するものであります。
 9月21日の台風15号による被害状況については、沼田川、苅又川、穀田川の3河川で計16ヵ所の護岸崩壊が発生いたしました。その他、道路のり面の崩れなどについても早期復旧に努めたところであります。町道の整備につきましては、沼田線道路改良、穀田線歩道新設、仏所太子堂中線歩道改良についてそれぞれ着手をいたしました。深苗代路線については改良事業用地の協力を得るため、不動産鑑定と物件調査業務を契約したところであります。道路側溝の有蓋化工事については東向陽台地区、仏所常春地区、とちの木地区が終了するとともに、太子堂地区で着手する運びとなってございます。町営宮ノ沢住宅建替工事については、3棟6戸と集会所1棟の建築に着手しております。現在宅地造成工事が行われております明石台東地区については、整備が完了した最初の工区について11月から一部販売が開始されることになり、広告媒体を介して販売PR活動が展開されております。明石台東地区は積水ハウスの大型分譲地として名称を「コモンステージ明石台」として販売され、積水ハウス50年のノウハウと実績を結集した「未来型エコタウンを目指すまちづくり」を掲げ、東日本大震災後県内では初の大型住宅団地となってございます。また、成田センター地区で進めております187区画の宅地造成も順調に進み、11月より「成田中央・ひだまりの街」として事前案内販売促進が開始されたところであります。人口5万人のまちづくりに向けてそれぞれ大型の団地整備につきましては順調に進んでおります。
 上下水道事業に関係して申し上げます。3月11日に発生した東日本大震災により被災をいたしました富谷配水池展望室の修繕につきまして、いわゆるシンフォニータワーでございます。6月に発注し耐震性や安全性に配慮した構造により工事を進めてまいりました。11月30日に竣工し、私も12月1日に現地を視察、最上階まで上ったところでございます。30メートルの建物の高さ30メートル、標高にして130メートルの高さから見える東西南北の眺望は全く絶景でございます。まさに七ヶ宿から70キロメートルに及ぶ水道管路を経て各家庭に供給される「水の重要性」をご理解いただく施設と位置づけ、周知に努めてまいります。
 合併浄化槽設置の公共性にかんがみ、ことし7月に創設した震災で被災した家庭用合併処理浄化槽の修繕支援金制度については、15件の申請がありました。そのうち、10件は既に工事が完了しております。また、使用不能になり入れかえを要する合併浄化槽については、9件中6件が工事を完了し復旧してございます。
 仙台北部道路の進捗状況については、富谷ジャンクション側から4号線に向かって樹木伐採が進み、4号への接続が待たれるところであります。私が会長を務めております「仙台北部道路建設促進期成同盟会」では11月28日に地元要望活動として東北地方整備局並びに仙台河川国道事務所へ構成5町村長、そしてまた五つの町村の議会議長さんともども富谷ジャンクションのフル化と4号タッチについて要望活動を行ってまいりました。12月には上京し国交省、内閣府、財務省などへの要望も行うことといたしております。仙台北部道路は今回の震災時には被災地支援の主要道路として機能し、4号タッチにより仙台北部道路の機能がさらに高まり富谷町の発展に大きく寄与するものと確信するものであります。
 防災関連では、大規模災害時における停電対策の強化を図るため、大型発電機16台を購入し10月27日に広域指定避難所の防災備蓄倉庫へ配備いたしました。また、11月2日には黒川4町村を初め大和警察署、陸上自衛隊大和駐屯地、黒川消防本部の7団体による「黒川地区防災関係機関協議会」が当町を会場に開催されたところであります。今回の東日本大震災における各団体の活動や課題について意見交換し、相互の共通認識を深めたところであります。
 次に消防団について申し上げます。今回の大震災では崇高なる使命感を持って活動するさなか、東北地方で253名の消防団員が犠牲となられました。消防団員により多くの命が救われたこともまた記憶にとどめられるべきことだと思います。富谷町消防団においては第3分団西成田班には新たに7名の方の入団により17名編成となるなど、消防団活動への理解と協力をいただいていることに感謝を申し上げます。消防団は防災行政の一翼を担う立場として期待され、今後も町として消防団活動への支援を強化してまいりたいと考えております。
 交通安全対策について申し上げます。秋の交通安全運動期間中は町民総ぐるみでお取り組みをいただいたことに対し、心から感謝を申し上げます。9月14日にはひより台二丁目地区で死亡事故が発生したことを受けまして、9月30日、大和警察署の要請によりひより台二丁目町内会長もご出席もいただきながら「交通死亡事故現地確認」を行いました。早速、再発防止策として歩行者に徐行を促すドットラインと道路形状が事前に認識できるよう反射誘導板を施工いたしました。交通事故での死をむだにしてはならないとの強い思いから、警察の指導を受けて緊急工事を行ったものであります。あわせて、周辺に設置される規制標識の視認性をより高められるよう、一部の街路樹の伐採も行っております。10月17日には黒川地区交通安全協会町内各支部長にお集まりをいただいて運動期間を振り返る座談会を開催いたしたところであります。なお一層の交通安全の取り組みに努めてまいります。なお、12月15日には昨年に引き続き大和警察署によります「年末年始特別警戒取り締まり出動式」が役場芝生広場で開催されることとなっております。行政区長の皆さん、そしてまた議員各位の皆様方にもぜひご理解とご参加をお願い申し上げます。
 住民との協働のまちづくりについて申し上げます。行政区の皆さんとの意見交換を行う「町政懇談会」を11月18日は東向陽台、明石台地区、11月21日には成田地区で実施をいたしました。行政区長さん初め役員の皆さんとまちづくりに対するご意見ご要望を事前にいただき、現地確認を踏まえてご要望を検討して協議に臨み、有意義な懇談の場となったところであります。引き続きご理解とご協力をお願い申し上げます。
 町民の方々から直接ご意見をちょうだいしてまちづくりにすぐ反映し、住みよいまちづくりを町民とともに目指す制度として「町長への手紙」を行っております。11月末現在で手紙が108通、メールが70通寄せられております。内容は建設的な提案から身近な要望まで多岐にわたり、すぐにでも改善できるものはスピード感を持って対応しているところであります。長期的な取り組みが必要なものについては方向性をお示しをし、回答をさせていただいております。これらのご意見や回答内容について随時広報等でお知らせもしているところであります。
平成24年の新年祝賀会については、1月7日午後3時からということで決定してございます。会場を富谷中央公民館からスポーツセンターに変更いたしました。成人式については翌日、1月8日午後1時半からということで、従前どおりの時間帯で富谷武道館で行います。対象者数は486人、既に案内状を送付してございます。
 町内会館の整備について申し上げます。平成24年度会館建設事業については、既にオータムレビューにより町中会館の移転新築を行うことといたしました。今議会に建設に必要な地質調査、設計業務委託経費等を計上いたしましたので、これまたよろしくお願いを申し上げます。平成25年の町制施行50周年に向けて富谷町の魅力発信と一体感のあるまちづくりを目指した取り組みを現在すすめております。西コミを拠点とした住民交流など、年度末まで随時事業を展開してまいります。
次に町税の収納状況について申し上げます。町税の10月31日現在の収納率は63.94%、前年同期比1.78%上昇してございます。また、国保税の収納率は35.73%、前年同期比3.86%上昇している状況でございます。町民の皆様には納税に対するご理解とご協力をいただいていることに対し深く感謝を申し上げます。引き続き納税意識の普及啓発活動の促進を図り、収入未済額の解消のため、「宮城県地方税滞納整理機構」と連携をし積極的な収入の確保及び公平性の確保に努めてまいります。
 東日本大震災に係る災害被災者に対する町税等の減免についてご報告申し上げます。10月31日現在の申請件数は680件、減免額は住民税、固定資産税、国保税合わせて6,007万円、税以外の保険料分については後期高齢者医療保険料、介護保険料合わせて1,148万円の減免額となっております。罹災状況調査を継続して今行っておりますので、今後もやや減免額の増加が見込まれるところであります。
 次に、現在来年度に向けて予算編成作業を行っているところでありますので、その概要について申し上げます。予算編成作業に先立って部制のメリットを最大限に生かした各部・各課の課題や重要施策の方向性を協議するオータムレビューを10月下旬に実施いたしております。これは私が直接各部課長と協議の上、主要課題を抽出し、主要項目について今後の方向性を判断したものであります。平成22年度各種会計決算書、行政実績報告書、さらには議会一般質問での答弁内容、各地区での町政懇談会での協議内容等をもとに重要施策に対する十分なる検討時間を確保し、予算編成作業に反映させていくことを目的に行ったものであります。次年度に向けてこれまでの協議内容を反映した予算編成に鋭意取り組んでいるところであります。
 定例になります選挙人名簿、12月の定時登録者を申し上げます。男性1万7,969人、女性1万8,769人、合わせて3万6,738人でございます。
以上、現在までの取り組みであります。
 それでは、今回提出しております議案につきまして、その概要を申し上げます。
 議案第1号「富谷町都市公園条例の一部改正について」は、成田一丁目地区、明石台東地区の開発事業に帰属を受ける公園を追加するものであります。
 議案第2号「富谷町水道事業の設置等に関する条例の一部改正について」は、明石台東地区の開発に伴い給水地区に「明石台七丁目、明石台八丁目」を加えるものであります。
 議案第3号「富谷町学校給食センター設置に関する条例の一部改正について」は、富谷町学校給食センターの統合新築に伴い、名称及び位置を改正するものであります。
 議案第4号「特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について」は、スポーツ基本法の施行により「体育指導委員」の名称を「スポーツ推進員」に改正するものであります。
 議案第5号「平成23年度富谷町一般会計補正予算(第4号)について」は、歳入歳出予算の総額にそれぞれ4億3,122万8,000円を追加し、総額133億8,907万7,000円とするものであります。
 議案第6号「平成23年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)」については、歳入歳出予算の総額にそれぞれ476万5,000円を追加し、総額34億8,010万3,000円とするものであります。
 議案第7号「平成23年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第3号)」については、歳入歳出の予算総額にそれぞれ6,408万2,000円を追加し、総額11億584万2,000円とするものであります。
 議案第8号「平成23年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第3号)」については、歳入歳出予算の総額にそれぞれ1,941万4,000円を追加し、総額15億9,185万1,000円とするものであります。
 議案第9号「平成23年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)」については、歳入歳出予算の総額にそれぞれ286万6,000円を追加し、総額1億9,772万8,000円とするものであります。
 議案第10号「平成23年度富谷町水道事業会計補正予算(第3号)」については、収益的収入及び支出において収入70万7,000円、支出1,912万7,000円を追加し、資本的収入及び支出において支出300万円を減額するものであります。
 議案第11号「富谷町道路線の認定について」は、成田一丁目及びとちの木一丁目の開発行為に伴い帰属並びに寄附を受けることとしている道路について、新たに21路線を認定するものであります。
 以上、提出議案の説明と行政運営の概要のご報告を申し上げました。
 議案の審議の折には、なお詳細にご説明を申し上げますので、全件ご承認、議決いただきますようにお願いを申し上げて私からの発言といたします。

議長(浅野幹雄君) 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
議長諸報告はお手元に配付のとおりです。
なお、説明員の出席報告ほか関係資料については、事務局で保管しておりますので希望の方は閲覧願ます。
これで諸報告を終わります。
これから本日の会議を開きます。
議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第120条の規定により、16番永野久子君、17番磯前武君、18番渡邊俊一君の3名を指名いたします。(「議長、動議」「動議、賛成」の声あり)
この際、動議を提出いたしました。動議の内容は何の件ですか。

18番(渡邊俊一君) 内容については議長本人についての提案権でありますので、議長に退席を求めます。(「異議なし」の声あり)

議長(浅野幹雄君) ただいま渡邊俊一君から浅野幹雄個人の件の動議が提出され、所定の賛成がありますので、動議は成立いたしました。
本件は地方自治法第117条の規定により議長の一身上にかかわるため、議長職を副議長と交代いたします。

副議長(相澤榮君) それでは、浅野議長と交代いたします。
ただいま渡邊議員から動議が提出されました。動議の内容について渡邊議員に提出をお願いいたします。

18番(渡邊俊一君) 議長、文章でお渡ししますのでとりあえずよろしいですか。

副議長(相澤榮君) はい、ぜひ提出してください。
 ただいま渡邊議員から決議案が提出されました。
 議員へ配付するためにコピーをいたしますので、暫時休憩いたします。

午前10時50分 休憩

午前10時55分 再開

副議長(相澤榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 この際、午前11時15分まで休憩をいたします。

午前10時55分 休憩

午前11時15分 再開

副議長(相澤榮君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 これから本動議を日程に追加し、日程の順序を変更して、直ちに議題とすることを採決いたします。
 この採決は無記名投票で行います。
 議場の出入り口を閉めます。

〔議場閉鎖〕

副議長(相澤榮君) ただいまの出席議員は18名です。
 次に、立会人を指名いたします。富谷町議会会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に12番山路清一君、13番小川昌義君、14番細谷禮二君の3名を指名いたします。
 投票用紙を配布いたします。

〔投票用紙配付〕

副議長(相澤榮君) 念のために申し上げます。富谷町議会会議規則第83条の規定により、本件を可とする議員は賛成と、否とする議員は反対と記載願います。なお、投票による表決において賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは富谷町議会会議規則第84条の規定により否とみなし取り扱います。
 投票用紙の配付漏れはありませんか。

〔「なし」と呼ぶ者あり〕

副議長(相澤榮君) 投票用紙の配付漏れなしと認めます。
 投票箱を点検いたします。

〔投票箱点検〕

副議長(相澤榮君) この動議を議題に乗せるか乗せないかを採決するのです。念のために申し上げました。
 投票箱、異常なしと認めます。
 ただいまから投票を行います。
 事務局長が議席番号と指名を呼び上げますので、1番議員から順番に投票願います。

〔事務局長の点呼により投票〕

副議長(相澤榮君) 投票漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

副議長(相澤榮君) 投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 開票を行います。12番山路清一君、13番小川昌義君、14番細谷禮二君の立会いを願います。

〔開票〕

副議長(相澤榮君) 投票の結果を報告いたします。
 投票総数18票

  • 有効投票18票
  • 無効投票なし

 有効投票のうち

  • 賛成8票
  • 反対10票

 以上のとおり、賛成8票です。したがって、本動議を日程に追加し議題とすることは否決されました。
 議場の出入り口を開きます。

〔議場開鎖〕

副議長(相澤榮君) 議長と交代いたします。

議長(浅野幹雄君) 静粛に願います。

日程第2 会期の決定

議長(浅野幹雄君) 日程第2、会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。本定例会の会期は本日から12月9日までの4日間にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本定例会の会期は本日から12月9日までの4日間に決定いたしました。

日程第3 一般質問

議長(浅野幹雄君) 日程第3、一般質問を行います。
 通告順に発言を許します。17番磯前武君。

17番(磯前武君) おはようございます。
私は魅力ある「道の駅」の整備を図れという件名で通告に従い一般質問をいたします。
 「道の駅」は一般道路沿いに24時間利用可能な一定数の駐車スペース、トイレ、情報提供施設を備えた施設であることが登録の条件になっております。平成16年10月に発生した新潟県中越地震を契機に、防災拠点機能が追加され主な機能に断水時でも使用可能なトイレ、非常食、飲料水の備蓄、停電時の非常用電源の確保等があります。あわせて、地域の特産物などを提供するスペースを持つサービスエリアを持ち、さまざまな工夫がされております。1993年、平成5年4月22日に旧建設省と地方自治体の協力で全国で103ヵ所が登録されたのを皮切りに以後の登録者数は伸び続け、平成23年には1,000ヵ所に迫る勢いであります。この間、登録抹消となった事例は京都府の「道の駅茶処」1件のみであります。
 「道の駅」が複数設置されている市町村もあります。最多は8ヵ所が設置されている岐阜県高山市、7ヵ所が千葉県南房総市、岐阜県郡上市、山口県萩市、6ヵ所が和歌山県田辺市に設置されております。施設は休憩、観光、地域の活性化をコンセプトに設置主体を地元自治体、あるいは公益法人とする以外特に規制せず、地元の創意工夫を最大限生かせるように設置されております。本町は5万人都市目前であります。町の中心部を国道4号が通り、東北自動車道の富谷ジャンクションの整備もされ、仙台北部道路の国道4号へのタッチも間近です。ごく近い将来、富谷インターチェンジの整備が急がれております。一般道路に縁の深い富谷町、本町に「道の駅」を設置整備する方向性はないでしょうか。伺います。
 国道4号線沿いでは北は三本木、南は村田までこの間に「道の駅」はありません。仙台近郊にも「道の駅」が存在していないのが現状です。5万人都市から市制へを視野に、観光、町民交流施設の整備は急務と私は考えます。創意工夫を凝らした魅力ある「道の駅」の早急な調査企画に着手すべきと考え、次に質問をいたします。
1、「道の駅」の登録設置状況の認識をしておるでしょうか。
2番目、本町周辺の「道の駅」の概要をお伺いいたします。
3番目、設置要件はその手続、補助金、整備要件はどのようになっているでしょうか。
4番目、先進地に予算をつけて調査すべきと思いますが、どうでしょうか。伺います。
5番目、市制を視野に起爆剤として富谷町を売り込む絶好のチャンスと思いますが、どうでしょうか。
本町には際立った観光交流施設は見当たりません。この際、多くの町民が集う創意工夫を凝らした「道の駅」の整備は市制に弾みをつけます。早急に調査企画に着手すべきと私は思い、町長の見解を求め1回目の質問を終わります。

議長(浅野幹雄君) ただいまの磯前 武議員の質問に対し答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの質問にお答えを申し上げますが、「道の駅」、大変防災避難所や食料備蓄などの防災拠点機能というようなことの今回の震災にあわせてお話をいただいたところでありますが、私自身、あるいは皆さんも同じかと思いますけれども、必ず道路、あるいはドライブというようなことも含めて利用されている。平成5年からというふうなことでありますけれども、それを富谷町にとこういった場合の課題は何だろうかというようなこともずっとこの間考え続けているところ、どちらに、岩出山に行った折にとか大郷等に行った折にとかあるいは三本木などを含めて立ち寄る際には必ずそういったことを思いめぐらすのでありますけれども、なかなか固まり切れないというのが私自身の現状での認識でございます。
 それぞれ個別の件数とかについては足らざるところは担当からということといたしますけれども、どちらにしましても三本木からこのライン、国道の4号線の延長が8.3キロメートル、8,300メートル、大和町境から仙台市境までというふうなこと、その中に恐らく想定はされるんだろうと思います。県道沿いではだめなのかというのもちょっと定かではありませんけれども、恐らく通行量、利用者ということからすればお客が入ってこそというふうな利用される、見込まれる数というふうなことも根底にあろうかと思いますので、そういう面でなかなか取り上げていただく中で難しい課題が依然としてあるというふうな感じでございます。
4号線、北部道路が間もなくというふうなことでありますので、そうなった場合の車の動向といいますか走行の台数のというふうなことやら、あるいは経路の変更とかというふうなことも含めて必ずや起こることですのでその辺ともあわせて見合わせなければならないのかというふうに思います。
 北部道路の協議会の中で話題になったのは、富谷ジャンクションから三陸道につながることで大和町の路線、大和町吉岡から塩釜・利府に向かうあの道路が3割程度走行量が減ったというふうなこと、大和町長さんみずから要望の場所でお話ししていたように思います。そういったことで、そういった課題といいますか直前に迫る富谷町の状況もありますので、その辺のところを視野に入れながらその調査の必要だとか、あるいは今後の準備というふうなことに皆さんの声をお聞かせいただきながら進められればとそんなふうな思いでございます。とりあえず私からは以上といたします。

議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) それでは、「道の駅」の登録状況について申し上げます。
 全国では977ヵ所でございます。東北では139ヵ所、県内には先ほどから出ております「道の駅」の駅を含めまして12ヵ所となってございます。富谷町の近辺の「道の駅」でございますが、まず大郷でございます。大郷につきましては特色といたしまして農産加工実験室が併設されておりまして、敷地面積で2万6,868平米でございます。三本木につきましては、主要産業であった亜炭の記念館が併設されておりまして、こちらの敷地面積で2万2,009平米でございます。岩出山の「道の駅」につきましては、こちらにつきましては国道47号、108号、457号と交通の要所にありまして、かつてからの市街からの適度な距離感ということが挙げられると思います。鳴子方面、そちらの方の中間点としてもかなりの量があるというふうにお聞きしております。こちらの面積につきましては1万5,700平米でございます。村田につきましては、歴史未来館という記念館が併設されておりまして、こちらにつきましては2,687平米でございます。それからちょっと遠くなりますが石巻の上品の郷ということで、こちらにつきましては温泉保養室がふたごの湯という施設が併設されておりまして、1万8,500平米でございます。
 ご質問いただきました問い3、設置の手続、補助金、それから先進事例、市制を視野に入れた観光施設等としてのこれからの富谷町ということでございますが、関連がございますので一括でお答えさせていただきます。
 「道の駅」に関して求められるのは、先ほど議員がおっしゃられておりましたとおり、トイレ施設など休養施設が主で、こちらが24時間で利用ができるということの道路附帯施設、それに産直直売やあるいは地域の情報発信機能、それから近接する市町村との連携した取り組みということでの施設でございます。そして、先ほどの防災に関する食料備蓄などの機能というふうになっております。この「道の駅」に関しましては国土交通省が所管でございまして、こちらの方に農林水産省やら経済産業省の観光、物産、直売、6次産業等の施設をあわせ持った形で各自治体が創意工夫をした中での道路の拠点というふうな形になってございます。
これにつきまして、まず、したがいまして「道の駅」に登録するということが補助金の手続等に関連してまいりますので、この辺の補助金につきましては今後各省の方に問い合わせをしながら調査をさせていただきたいというふうに思っております。先ほど議員の方からもおっしゃられておりました24年度に仙台北部道路の国道4号タッチというふうな供用開始の予定がされておりますので、この国道4号の要衝という形で調査を来年度において進められればということで今後財政当局の方に予算の方、緊急雇用の創出事業という国からの交付金のメニューがございますので、こちらの方で富谷町の観光発掘事業という形でこの中で「道の駅」の設置に向けた基本調査が進められればというふうに考えております。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 17番磯前武君。

17番(磯前武君) 再質問をさせていただきます。「道の駅」は地元の農産品が主なもので、加工品とかいろいろなものをやっているんですが、富谷町で特産品として誇れるものはどのようなものがあるでしょうか。また、富谷町誌によりますと藩政時代に有名であった富谷町の富谷茶、大正末期には30数軒の業者が存在した。これはどうして姿を消したのか。認識しておればそれをお聞きしたいと思います。また、この富谷茶の復活を町として今考えているか。それからブルーベリーの拡大、今後図っていく考えがあるかどうか。それから地産地消富谷の今後の販売拡大をどのように考えていくか。
それからこれからの富谷町は5万人都市から単独での市制施行を目指しておることは皆さんご認識だと思いますが、大変重要な時期にきております。消極的ではなく、積極的にこのモータリゼーションの進行する中、さきの3・11東日本大震災では停電のためにガソリンスタンドの閉鎖、町じゅう大混乱をいたしました。停電のときでもガソリンの供給ができる燃料供給センター総合防災センターを併設し、町民が安心安全な幸福度を感じる「道の駅」は私も理想としているところであります。町長の諮問機関、まちづくり審議会に検討審議をさせてはどうでしょうか。町長の見解を求め、私の一般質問再質問といたします。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 富谷町の特産物は何でしょうかというようなことで、皆さんもそれぞれすぐに口をついて出るもの、一つや二つ、あるいは三つも五つも十もというふうなことで願うのは、恐らくどなたも同じなんです。テレビの中継なんかで見ますと何にもないんですとかという、恐らく何もなくたってそこのまさに住む環境、住む場所、住み心地よくてというふうなことをおっしゃっているんだと思いますけれども、やはり富谷の皆さんに富谷町はといわれたときに一つ二つと出てくるもののを追求したいとこんな思いは全く従前からかわりございません。それの中でブルーベリーの長い歴史がありますし、そしてまたこれは大人向けのということになりますけれども、お酒の鳳陽さんの350年というふうな1661年から続く県内では最も古い造り酒屋さんというふうなこと位置づけで、英国の皇室にというふうなことをも明るい話題として入ってきているところです。
 ですから、そういうようなことでぜひ、あるいは白菜がとかラー油がとかというようなこと、取り組み始めておりますけれども、そういったものを根付かせていかにボリュームの大きいものにしていくかというのが今後の課題だろうというふうに思っています。四季学校の取り組みなんていうのもこれも非常にささやかではあるように見えますけれども、2年、3年というように歴史を積んで大きく皆さんの広がりとかふくらみとかが出てきたのではないか。そういったものをいかにお支えしながら、言葉で言えば育てていくかというようなあたりも私どもの務めではないかというふうに思っています。
 生産、加工、販売とよく言います。1次産業、2次産業、3次産業、農業の6次化ということです。1掛ける2掛ける3も6になります。1足す2足す3も6になりますというようなことで、そういったものを単につくって現物を売るだけではなく、そこから加工して付加価値をつけてというふうなあたりを何とか富谷町でできないものか、この自治体というくくりの中でできないものかというものをずっとそれこそ従前からの私の課題でもあります。そういったことで、ぜひ議員と思い共通する、共有できるところ多々あろうかと思いますので、その辺についてはなお一層努力をしてまいりたいと思います。
 お茶のなぜ姿を消したか、なぜと言われると困るのですが、まだ取り組み、折々にあったり原生する西コミの町有林のあの地域内に原生の茶があります。富谷茶をつくって、それも少量ながら出していますとかというのも継続しては取り組んでいるところです。どちらにしても、拡大というふうなことの手前の時点です、今。富谷町の状況は。ですから、「道の駅」も同じように何がそこの富谷の「道の駅」の売りなのかというあたりが産直の形にしてほしいというようなこともあわせてそういったもののボリュームがふえていく、おんないん会の売り上げ2,000万円を超えましたといいながらも通年を通して富谷町の皆さんのものがそこに並べられるというふうなことについてはもう少し時間がかかるのではないかというふうな認識でございます。
 積極的にというふうなことでおっしゃっていただいているわけですけれども、何にも増して必要性、あるいは通りの4号線の中でぜひ富谷にというふうなことも含めて大きく皆さんからの声も含めてお出しいただき、そしてまたそういったところにつなげられるような施策に検討していきたいというふうに思います。
 審議会への諮問ということについては今ご提案がありましたので、検討させていただきたいと思います。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 17番磯前武君。

17番(磯前武君) 積極的な何事にも現場を見ながらいろいろ検討する積極性のある町長の答弁とはちょっと私感じられなかったんですが、前向きに検討しながらこれからぜひとも予算をつけて先進地を調査するなり、そういう積極的な方向性を町長は考えているのかどうか。その点、1点だけをお伺いします。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 予算をつけてというふうなことになるかどうかは別として、まさに今のご提案を受けて「道の駅」についての一定の見解を出すべく方向性を内部で詰めていきたいというふうに思います。

議長(浅野幹雄君) 次に、2番菅原福治君。

2番(菅原福治君) よろしくお願いします。
 質問に入る前に、東日本大震災で今も被災地で懸命に頑張っていらっしゃる被災者の方にお見舞いを申し上げますとともに、一刻も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
それでは、通告に従い質問をさせていただきます。今回の質問は緊急時の広報手段として町内全域に防災行政無線の導入についてお伺いいたします。
 3月11日に起こった大震災は、いまだかつてない大災害となり、死者、行方不明者合わせて2万人に達する勢いでございます。いまだ復興の兆しが見えておりません。私は何回か被災地に出かけまして被災者の方とお話をする機会が何回かありました。どす黒い津波と轟音、人々の悲鳴、1人でいることの恐さ、この世ものとは思えないあの惨状、また家族、親戚、知人とも連絡安否がつかない全くつかず一晩じゅう不安で一睡もできなかった等々挙げられておりました。さまざまお話をする中で、最後は本当に生きててよかった、今まで本当に当たり前だと思ってきたこと、例えば安全だとか安心、家族のきずな、地域の支えあい等は実はそれは本当に当たり前ではなく、とてもありがたいことだったということでございました。
 今回、奇跡的に助かったわけでございますが、しかし、今も本当に悔やまれてならないのはあのときもっと正しく本当に生きた情報というものがあったら被害はもっともっと少なかっただろうということで、被災地では言われております。本当にとても残念でなりません。特に災害時に重要なのは正しい情報でございます。特に信頼度の高い情報というのは行政から発信される情報でございます。
さて、我が町の3・11の地震直後の情報発信はどうだったのでしょうか。多くの住民にタイムリーに伝わったでしょうか。今回の富谷町の広報は大きく上げて三つ実施されました。一つは広報車が町内一円を回り、主に給水車の場所と時間の広報を行ったことでございます。二つ目は町発行の災害情報、インフラ、生活面の情報を各避難所または各町内会館の前に掲示したことでございます。三つめは新聞、テレビ、ラジオ等マスコミ、マスメディアを使った情報提供の取り組みを行いました。以上、3点でございます。
一部の住民からは避難場所がわからなかったとか、また水、食料等の配給をしていたのも知らなかった等、結局は緊急情報が隅々まで広く届かなかったのではないかということでございます。大変不安な夜を過ごしたということでございます。率直にいって、発信のやり方なり方法等効果の面、またタイムリーだったのかというスピードの面、さらに町の隅々まで届いているのかというエリアというか範囲の面等々、今回は多くの教訓と経験をされたのではないかと思います。しかし、この教訓と経験は後世のためにもすぐさま生かされなければなりません。
災害はいつ起こるかわかりません。また、このような天災は避けることもできません。しかしながら、災害がいつ起きても被害は最小限にとどめ、本当にこの町に住んでよかったと思える町にしていかなければなりません。今回の震災でのさまざまな経験と教訓を生かし、今後富谷町が県ナンバー1の災害に強い町を目指して町全部署を挙げて取り組む必要があると思います。言うまでもなく、行政の最大の使命は住民の生命と財産の保護でございます。私はそういう観点から、緊急時の情報を速やかに住民に伝える広報手段として防災行政無線固定型の導入を提案いたします。
 防災行政無線は政府や地方自治体が中心となって行政が災害時にさまざまな情報を収集し、災害状況を素早く正確に住民に知らせる、伝達するシステムでございます。災害時に情報をつかもうとしても停電で情報機器は使えません。防災無線というのが命綱になると思います。今や震災以来、全国的にも防災行政無線の果たす役割は見直しされ、再認識されております。情報を制するものは災害をも制するとも言います。一度災害が発生した場合はいつどこで何が何をどうすればいいのかというスピードをもって広く多くの住民に知らせること、災害時に情報もなく動き回ることは闇夜に明かりなしで動き回ると同じぐらい危険でございます。情報は生死を左右するといっても過言ではございません。政府は今現在、通信手段が必ずしも整っていない自治体に対して大惨事を防ぐために町の防災無線の整備に対する補助金の予算措置がされておるとも聞いております。
 一刻も早く町民が安心して暮らせる防災体制が今求められております。防災行政無線の放送内容としては数多くございます。大規模災害発生時の避難勧告、避難命令、火の始末、冷静な行動の告知放送、例えば夜間または休日でも職員が在庁していなくても自動的に対応するシステムもあるそうでございます。また、火災発生時の情報提供、また鎮火報道、また朝昼夜の時報の鐘またはチャイム等で児童の帰宅を促すおなじみの放送でございます。または気象情報、気象警報の放送、また行方不明者の捜索協力の依頼の放送、また交通安全だとか食中毒予防月間等の放送、また誘拐防止、変質者出没などの警告、町の行事の徹底または延期の放送、または最近おります熊、イノシシ、サルなどの出没情報、または選挙の投票日、不在者投票の呼びかけ等々、町の広報全般で幅広く活用されております。また、導入に当たっては、恐らく億単位の予算が必要とされますが、国家100年の計としての町民の安心安全のために早期に予算計上をすべきと考えます。
関連項目も含め、次の質問をさせていただきます。
 一つ目は、J-アラート全国瞬時警報システムについてお伺いいたします。J-アラートとは、国民保護計画を受けて他国の武力攻撃や大地震などの際、瞬時に住民に危険情報を知らせるシステムでございます。町ではこのJ-アラートの危険情報が入手できる体制になっているのでしょうか。また、情報が入手できた場合、その後の住民徹底、対応についてお伺いいたします。
 次に、気象庁発表の緊急地震速報についてお伺いいたします。緊急地震速報とは地震による強い揺れを揺れる直前に住民に知らせる速報で、気象庁がテレビ、ラジオなどを通じて提供しているおなじみのことでございます。町ではこの緊急地震速報が入手できる体制になっているのでしょうか。また、入手できる場合、その後の住民徹底、対応等についてお聞かせいただきたいと思います。
 三つめに、今回の震災における防災広報等に関する課題等についてお聞かせください。
 四つめ、最後でございますが、町内全域への防災行政無線の導入についてのお考えと、今後町民が安心して暮らせる防災体制の強い思いをお聞かせいただきたいと思います。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) この際、午後1時20分まで休憩をいたします。

午前11時58分 休憩

午後1時20分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 菅原福治議員の質問に対し、答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの質問に答弁を申し上げます。
今回の震災に当たってというようなこと、前段ありましたが、防災の行政無線、あるいは町民の皆さんに瞬時に必要な情報をどのように伝えるかというふうなことの課題については今回の震災を契機に大きな課題として今取り上げるべき時期であるというふうな認識でございます。J-アラート、少し横文字で難しいのでありますけれども、全国瞬時警報システムを横文字にしてJ-アラートというそのような呼び方をしています。国の緊急情報を町が受け取る仕組み、簡単に言えばそのようなことです。現在22の情報を国から受け取るというふうな仕組みになっております。その中に緊急地震速報も入ることになりました。
もともとは外国からの、もともとはといいますか21年4月に北朝鮮からの飛翔体発射実験というふうなことで大きくこのシステムがクローズアップされて、22年度、23年3月30日をもって日本全国の全自治体に配置された。ですから、そのようなルートが完成したというふうなところでございます。したがいまして、その情報、今回の震災対応のみならず常にそのような情報を町で受け取る立場にありますので、それらの情報をどのように伝えるかというふうなことについて大きな課題であります。現状、今回の震災を通してその課題を非常に大きくクローズアップされたというふうなことでございます。
 J-アラート、もう一つ別な側面からお話ししますけれども、対処に総務省消防庁から発信ということで、そしてまた気象庁から緊急地震速報、津波警報、内閣官房からは弾道ミサイル情報と対処に時間的余裕のない事態に関する緊急情報を瞬時に国民に伝達するシステムであるということです。したがいまして、1億2千何がしの総日本国民すべての皆さんに瞬時に伝える、国から自治体へというようなことがありますけれどもそこから、自治体から皆さんにというふうな課題については残るというふうなことでございます。
 そして、二つめでありますけれども、緊急地震速報は今のような町にくるというふうなこととあわせてまだ皆さんへの周知仕組みがないものですから、9月5日に33ヵ所の公共施設にラジオを使ってのとりあえずのFMラジオつき緊急地震速報器を配置をしたということで、当面の対応といたしたところでございます。
 三つめについては、防災広報、防災に限ってという、防災といいますか震災でのその後の情報伝達ということについての課題、今までもお話ししたとおりでありますけれども、残念なことに防災行政無線が配置されていないというふうなこともあって、相当程度ないゆえにそれを補うべくさまざまな努力と工夫をした中で切り抜けたとこのように申し上げておきたいと思います。
 ですので、現状、しかしながら防災行政無線がすべての準備をすればすべて国から自治体、自治体から皆さんへというようなことでスムーズといいますかすべてそれで100%課題は解決するかというふうなことについてもまだ課題を残すところでございます。現実、常に放送機の通じるようなことにしておかなければならない関係で、一番の難点はうるさいというようなこともずっと聞き及んできたところでございます。シンフォニータワーの件、けさほど申し上げましたけれども、シンフォニータワーの上部に実はスピーカーがあって、そして定時4回の音楽を流すという、メロディーを流す仕組みで昭和60年からでしょうか、進めてきたんでございますが、ある時期に朝の時間がちょっと耳に入ります、夜勤で帰ってきた直後で寝付けないというふうなことで6時のものは停止しましょう、そしてナニのものはというようなことで四つのうち二つだけ運用してきたんですけれども、ある時点から四つ全部停止をしてきたというふうな経緯もございます。
 したがいまして、現状あのように回復をして整備し直しましたのでそのまま四つのスピーカーは130メートルの塔屋において運用ができるようなことで確認もいたしております。ですから、現状あのマイクを使ってあの周辺にはというようなことでは一部分の情報伝達はできますけれども、町から直接あそこに出向いてというようなことですのでまだまだ不足であるというふうなこともご案内を申し上げたいと思います。
 四つめについては、導入についてというふうなことでありますので、まさに防災行政無線、緊急を要する情報を即時に発信するというふうなことからすればこのものを超えるものはないわけでありますので、従前のシンフォニータワーであったり、あるいは町の旧庁舎の屋上にもチャイム機能、そしてまたスピーカーで発する機能がありましたけれども、ああいう機能をあわせながら町民の皆さんの音に対する反応といいますかそういったことも折り合わせて何とか次年度に向けて導入に向けて検討を進めるということといたしたいと思います。その中で、国の3次補正の内容についてもけさほど申し上げましたけれども、消防防災通信基盤の緊急整備事業というのが補正予算の中に入っているようでありますので、そういったことの活用も検討しながらぜひ設置に向けて進めてまいりたいと思います。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。

2番(菅原福治君) 今比較的前向きな回答をいただいたんですけれども、J-アラートについて若干ちょっと質問させていただきたいんですけれども、私も認識不足だったんですけれども、全国に配備されたということでもちろん我が町にも配備されたと思いますが、ただ、町長が言われるように、配備はしたもののということです。そこから住民にどう伝わるかというような部分ができていないわけです。だから、私はそれを防災無線につないで無人でもできるようにするのがいいのではないかという質問をしたんですけれども、何のためのJ-アラートの入手なのかちょっと理解ができない。全国システムで危険があれば全住民に知らせるというようなシステムなんです。我が町はそれが住民に知らせられないということでございますので、その辺をどう考えているのかお尋ねしたいと思います。
 それと防災システム、次年度に検討すると。この検討という部分がちょっと余りわからないんですけれども、ぜひこの防災無線が導入されれば本当に住民の安心安全が守られると思いますので、黒川地域では我が富谷だけだと聞いています。導入されていないのが。ぜひこの部分も含めまして今年度が間に合うのか、それとも私は早急にということを言いましたけれども、早急の予算措置をお願いしたいということで再度決意をお聞かせいただきたいと思います。よろしくお願いします。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 先ほど申し上げたことに尽きようかと思いますけれども、国から町にということで、その情報をいかに町民の皆さんにお伝えするか。まず100の100ではないにしても防災行政無線の有用性というようなことについては、優位性というのは最上位にあることとの認識でございますので、この国費、交付金事業を活用しながらそういったことを組み入れながら何とか富谷町の防災行政無線の設置に向けてぜひ検討してまいりたいというふうに思います。

議長(浅野幹雄君) 2番菅原福治君。

2番(菅原福治君) ぜひ検討いただくということでございますが、28年度に市制移行も見据えております。ぜひ先ほど言いましたように黒川の中では我が町だけが導入していないという部分で、黒川の連携と常日ごろ連携といろいろな中で連携という話しておりますので、特に防災関連は連携が必要だと思います。ぜひご検討いただきたい。回答はよろしいでございますので、よろしくお願いしたいと思います。
 では、質問いたします。再度よろしくお願いします。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 黒川郡のということでお話をいただきましたけれども、そういう面からすれば立ちおくれたということの認識と、あるいはそういった客観的に見れば今までの経緯があって立ちおくれた面は否定できないというふうに思います。ぜひ皆さんの安心していただくためのそういったもの、いろいろなことを折り合わせながら前に進めるということについてはかわりございませんので、よろしくご理解のほどをお願い申し上げます。

議長(浅野幹雄君) 次に、1番長谷川隆君。

1番(長谷川隆君) 通告に従いまして2点質問いたします。一つ目は、「十三夜・魂のふるさとまつり」の成果と方向性についてです。二つめは富谷町の健康推進への取り組みについて、この2点について質問いたします。
最初に十三夜・魂のふるさとまつりの成果と今後の方向性について質問いたします。10月8日、9日の2日間開催されました十三夜・魂のふるさとまつりは平成19年より5年目、5回目を迎え富谷町だけでなく町外から遠方からの来場者が増え、富谷町のまつりとしてすっかり定着した感があります。ことしのこの魂のふるさとまつりのランタンの灯は今までとは違って特別な胸に迫るものがありました。3・11東日本大震災を体験した私たち町民にとりまして暗闇の中静かに揺れる1万1,000個のランタンの明かりは震災犠牲者に対する鎮魂の祈りのともしびのようでもあり、震災を免れ幸いにも生かされている私たちにとっては震災復興を願う希望の決意を新たにする明かりでもありました。今回、この2日間のまつりを見学した中で江戸時代、奥州街道の宿場町であったこの富谷宿こそ町の原点であることを強く思わされました。この歴史的財産を今後のまちづくりに富谷町の観光の名所として取り入れ、年間を通して今まで以上に生かすことが今後の富谷町にとって大きな課題と思われます。
 また、このまつりの日中のしんまち通りやイベント会場のにぎやさとこのよどの幻想的な静けさのコントラストもこのまつりの大きな魅力であり、演出効果など新しいイベントなど今までと違ってあったかまちづくり推進課の企画力の効果ではないかと思われます。その点を含め、町長にこのまつりのことに関して三つ伺います。
 一つ、平成22年、昨年は生涯学習課の実績報告を見ますと延べ4万5,000人の来場がありました。また、十三夜ふるさとまつりの運営事業として750万円の決算額となっております。今回は先ほど町長も触れていましたけれども、調査方法を変更したと聞いております。2万8,000人の来場者と報告になっております。その中で、当初予算の950万円の範囲でこの事業費はおさまっていたのでしょうか。
もう一つ大事な点として、経済効果が挙げられると思います。私事になりますが2日間何度かこのまつりの最中食事をし、また野菜を購入し、フリーマーケット等で買い物をいたしました。5,000円以上使ったと思います。2万8,000人が1人1,000円使うと2,800万円であります。1人3,000円使うと8,400万円の経済効果に単純になると思います。また、海の復興市場、長い行列が食事のときにできておりました。これは富谷町民が被災地のこの復興市場に参加している方々への応援も含めて熱い気持ちがあったと思います。また、山形置賜愛の武将隊には山形ナンバーの車も多数駆けつけておりました。その人たちもやはりここで言葉の表現が悪いけれどもお金を落としていったのではないかと思われます。また、ゴーカイジャーショーというのがありました。普通、1,000円出しても家族連れで来たいというような本当に子供に人気のあるショーなのですけれども、無料ということで見物された家族連れはその分家族で食事できると喜んでおりました。運営事業費はこの多い少ないという意見もあるとは思いますけれども、昨年以上ににぎわった今回のまつりの経済的効果、この効果というのはなかなか数字でつかみにくいと思いますけれども、これは町長はどのように考えておられるのか伺いたいと思います。
 二つ目の中で44町内会総参加のランタンは笹ランタン、本当に見事なものでした。私も町内会で空き缶に穴をあけましたが、規模拡大の一つとして笹ランタンでもまたランタン夢アートでも何らかの方法で富谷町の企業の作品参加ということは考えられないでしょうか。参加企業のPRにもなるのではないでしょうか。
三つ目として、十三夜・魂のふるさとまつりのポスター、私の記憶では2種類製作されたと思っております。そしてまた町内外に掲示されていたように思いますが、まつりが終わった後それでおしまいというのは余りにももったいないような気がいたします。この美しい十三夜・魂のふるさとまつりの写真、またそのフォトコンテストもありましたけれども、そういうものを富谷町の観光PRにして1枚物の歳時記カレンダーをつくられたらいかがなものでしょうか。私は仕事上、岩手の遠野によく出かけますけれども、岩手の遠野市では1枚物の歳時記カレンダー、ここに遠野市のいろいろな行事の写真が載っております。そのようなものを無料で「道の駅」に配っております。富谷町には公民館、学校、町内会館等カレンダーを使うところはたくさんあるのではないでしょうか。また、富谷町に新しく住まわれた方々へプレゼントする等いろいろな利用方法はあるのではないでしょうか。また、この美しいランタンアートのカレンダーは町内でも希望者も多いのではないかと思われます。有料・無料とかのいろいろな問題はあるでしょうが、以上3点、経済的効果、企業参加の方法、またPRするための歳時記カレンダーはどうかとこの3点、魂のふるさとまつりに関して町長に質問します。
 次に、富谷町の健康増進への取り組みについて質問いたします。福祉部健康増進課の事業の中に健康推進委員育成事業があります。44行政区の中に平成22年は50名の健康推進委員がおられるわけですけれども、私は昨日富ヶ丘地区担当の健康推進委員が主催されている健康教室に参加いたしました。富ヶ丘公民館大ホールで2時間余り、女性講師の指導のもとさわやかリフレッシュ体操で軽く楽しく汗を流して身体を動かしてきました。37名の参加がおられました。富谷町からは保健師の方もみえておりました。
 その中で健康診断の結果を参考にしながら大変ためになる話をしておりました。皆さんは富谷町の国民健康保険の税率が引き下げられ少し安くなったのをご存じですかと質問されておりました。参加した方、ほとんど関心を持っておりました。そして、皆さん安くなったということで喜んでおりました。健康でお医者さんにかからないと医療費がかからず安くなります、またぐあいが悪くなったら早目に診断することによって早期治療で医療費も安くなります。その意味でも自分の体は大切にし、バランスのとれた食事や適度の運動をとることを本当に話されておりました。
 富谷町は若い世代も多く、人口構成比で見るならば先ほど町長も触れていましたけれども、高齢者の比率は全国で5番目に低い状態であります。平成23年9月現在の数字では65歳以上は6,532名、13.4%と低い数字になっておりますが、これはある面では恵まれたバランスのとれた人口構成になっておりますが、地域的に見ると昔からといいますか早目に分譲された地域には予想以上に高齢化が進行しております。町内別でも随分ばらつきが出ております。しかし、私は富谷町のスポーツセンターのトレーニングルームというのがあります。トレーニングセンターといいますか、そこで先日一人トレーニングをしておりましたら、セントラル自動車で転勤されて息子さんが転勤されて成田に住まわれて、今度引越しすることになりましたという中年のといいますか私よりも年齢が上ですけれども、ご夫婦がスポーツセンターの見学にみえられました。広報でこういう施設を見たということで来ました。私は講習会を受ければ1回100円で朝9時から夜9時まで何回もできます。普通のジムに行くと五、六千円かかるでしょう。ここは100円で好きなときに行けるんですということで大変喜んでおりました。ちょうど、佐藤課長もみえましたので講習会の日にちとかそのようなことを隣の部屋で教えられていましたけれども、そのご夫妻とお話の中で平均寿命が延びているとはいえ、高齢者の多くは単なる長生きではなく質の高い人生を送りたい、そして有終の美を飾って静かに人生を終えることを望んでいることを思わされました。
 現在、予防医学といっていいでしょうか。老化する前に体を鍛える意識が町民に広がっていることを感じました。そこで、町長にお伺いいたします。4点、お伺いいたします。
 2009年度の富谷町の国保の1人当たりの医療費が全国平均に比べていやに少ないのはなぜなのでしょうか。これは町の健康増進、健康推進の結果なのでしょうか、伺います。
 二つ目は、10月30日日曜日、さあ!歩効果ウォーキング大会についてです。私も家内と2人で初めて参加いたしました。人は生まれハイハイから足で立って歩き始め、そして歩き続けます。歩き続けるということは生きるということであります。笑顔輝くあったか富谷と申しますけれども、健康でなければ笑顔もなかなか出てまいりません。また、足は第2の心臓ともいわれております。体の隅々もこの足の筋肉の力によって血液やリンパ液が隅々まで循環されるシステムになっております。ポンプの役目を果たしております。そして、足は体の土台であります。また、この歩くことは健康の源であります。今回からこの歩効果は西成田コミュニティセンターを発着点として3キロメートル、10キロメートルとそれぞれの体力に応じ、紅葉の中、途中トイレタイムもあり、地域の皆さんの応援もあり、明石の炭で焼いた焼き芋あり、本当に楽しいウォーキングでした。160名の参加者との交流、西成田コミュニティセンターについてからの豚汁や富谷茶、また地元産のリンゴを参加賞としてプレゼントにいただき、盛りだくさんで参加した方々皆さん満足でまた一緒に歩きたいといっておりました。
 町長に伺います。南部6町内、大童、今泉、大亀、石積、明石、西成田、この六つの町内会の協力があったわけですけれども、本当に皆さんに感謝しておりますけれども、できましたら好評につき年に1回ではなく2回とかふやす考えはあるのでしょうか、伺います。
 三つ目に、さあ!歩効果という小冊子が富谷町で出しております。無料で配っております。各公民館、スポーツセンター窓口に置かれており、富谷町のウォーキングコース等地図載っております。日記形式で大変重宝な小冊子であります。本当に私も1部いただいてきましたけれども、これの配付状況はどうなのでしょか。活用状況を伺います。
 四つ目、最後になりますが、今回のコース、成田のせせらぎの道を通り西成田を通り明石を通りコースもよかったのですが、舗装道路だけではなくあぜ道も加えてもよいのではないでしょうか。また、せっかく町でこのような企画、すばらしい企画をされてもすれ違う人や車などには何の行列なのか、この人たちは何なのかわかりません。町内会よりゼッケンを借りたり、また富谷町ののぼりを立ててみたり、そういうPRすることも必要なのではないでしょうか。事業費は幾らかかったのかわかりません。もし、20万円、30万円の金額でありましたならばぜひこの歩くということのすばらしさを町民にPRするため、ぜひ毎年継続してほしいと思いますが、町長にそこの考えも伺いたいと思います。
 以上、4点。2009年国保の医療費の安さ。2番目、歩効果ウォーキング大会の回数をふやせないか。3番目、小冊子の配布状況について。4番目、コースの見直し並びに町のPRについて。この4点について町長に質問いたします。以上です。

議長(浅野幹雄君) ただいまの長谷川 隆議員の質問に対し答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答えを申し上げます。
 ふるさとまつりの成果と方向性ということでありますけれども、まつりの参加人数につきましては冒頭申し上げたとおりでございます。経済効果といいまして、どの目安、指標をというようなこと、大変難しいといいますか比較測定がなかなか難しいところではありますけれども、例えばというふうなことで、出店、それぞれ聴き取りによる出店の売り上げもまとまっているところでありますけれども、昨年はざっといえば200万円、恐らく店舗数等も関係するんでしょうか。ことしは500万円というふうな数値の報告を受けております。したがいまして、それも一つですし、あとそれにしてもそれぞれの出店している方、あるいはそれに類する皆さんの声からしても恐らく今までにない人数と、そしてまたこういった売り上げにもつながっているのではないかというふうに思います。それらをどのように経済効果、あるいはその効果を求めるものの指標をその辺のところからまとめたらいいものやらというふうなことで今後検討してまいりたいというふうに思います。
 どちらにしましても、町職員総出でこの5年来やってきているということです。ことしから企画部のあったかまちづくり推進課のもとで運営が5回目からかわったというようなこと、そしてまた当初の旧来のおまつり、ふるさとまつり、スポーツセンターでやっていた400万円弱のものから500万円台になってというふうなことで、第5回目にして950万円という予算組みをご承認いただいて取り組んでいる。町職員総出で、1日目、2日目どちらかにそれぞれ出番を持って参加をいただくというふうなことで、それぞれの役目を持って参加をしているというふうなことでございます。そういう面からしても相当のボリュームと手数をかけて取り組み、5回目に至るというふうなことでございます。何にも増してオリジナルなおまつりを、富谷町らしさのというふうなことがそのまつりのスタート、煮詰めをする時点での根っこでございますので、そういったことを失わず何にもまして富谷町の町民の皆さんの関心とそしてまた参加をいただいて、そこでご満足をいただく。こんなふうな流れ、そしてまた何十年ぶりにしんまちの通りで顔を合わせたというようなものの対面、あるいは会話、そういったことにも直接つながるのではないかというふうに思っているところでございます。
 あと二つ目、企業のランタン参加、カレンダー等についてはそれぞれ担当課から後ほど答弁をすることといたします。
どちらにしましても、もう一つ補足をいたしますけれども、みずからというふうなこととあわせていかにたくさんのメディアに活用するかというふうなこと、多くの皆さんに富谷のふるさとまつりを周知いただくかというふうなこともあわせて必要なことだというふうに思います。この対象の富谷町の人口プラス泉ヶ丘のすべての地区、隣接する明石南の皆さん、そしてまた吉岡の皆さん、もみじヶ丘の皆さんということで対象地域人口というような面では7万5,000人程度のエリアの中に周知活動を展開してきたというふうなこともあわせて申し上げたいと思います。
 二つ目についてであります。富谷町の健康推進の取り組みということでございますが、2009年度の国保の医療費というようなことであります。医療費の、これは偶然のきっかけでありましたけれども、日経新聞の9月30日付にそれぞれ15歳未満、45歳未満、65歳未満、65歳以上、75歳以上ということで5区分ごとの全国の平均の医療費が記事になったものがヒントになりまして、富谷町の国保の対象者について健康増進課を中心に取りまとめた結果、やはり間違いがないというふうなことであります。富谷町の国保の構成者は約9,500人です。15歳未満の方は1,000人弱ということですけれども、この層と65歳以上の層に全国平均と際立つ特徴があったということなんです。その中で65歳以上の方、全国平均68万円、富谷町46万円、15歳未満の場合ですと全国平均13万円、富谷町8万円というふうなことで、そこに大きく、その他の区分のところはほぼ全国平均値並みででありました。
 そんなことからも効果を即断できるものではありませんけれども、ぜひことしの富谷町で初めて実施をいたしました国保の保険料値下げというふうなことをスタートしたわけですので、この3年に及び国保財政の健全化というふうなことの中の大きな位置づけとして今後とも引き続き推移を見守っていく。単にお医者さんにかからないようにということをいっているわけではなく、こういうふうな健康増進、そしてまたふるさとまつりなど等、あるいは町の事業、積極的にいろいろなところのかかわりを持つ中で医療費の節減、あるいは健康増進につながるのではないか。そんなふうなまさに過程を置きながらこの3年間、十分なる検証をしてまいりたいとこんなふうな思いでもまた取り組んでいるところです。
 12月1日、広報の配付とあわせて健康増進課発の回覧板を12月1日で皆さんのところにお回しをしてございます。1,400ぐらいのルートがあるようですけれども、ごらんいただきましたでしょうか。脳卒中、12月、1月、2月が大変危険な時期ですというふうなこともあることをヒントにそういったことも入れながら、1月を100にすると12月、2月は96とか97とかというふうな感じでほとんどこの3ヵ月が発症の高い時期のようであります。寒いというふうなことです。寒いと暖かさの差の大きさゆえにそういうふうなことですのでご注意を、油断せずにご留意願いたいというふうなことで脳卒中の予防、あるいはインフルエンザの予防についてというふうなことで1枚物の回覧にさせていただいたところでございます。
 そのようなことでウォーキング大会、先ほども申し上げましたように、何かに取り組む、歩くも含め大変大事な日常の生活習慣だというふうに思いますので、この辺について定期的に運動する方の拡大、歩数に置きかえるやらこういったものの参加に置きかえるやらの取り組みをぜひ引き続き強めてまいりたいというふうに思います。
 その他、残りについては担当課から必要な部分については答弁させることといたします。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) それでは、私の方からふるさとまつりにつきまして何点かご回答させていただきます。
まず、ふるさとまつりにつきましては私の立場的には事務局長ということで仰せつかって、こちらの方の運営に携わっております。その中で、先ほど回答として町長の方から申し上げていないところでございますが、町からの経費の負担ということで補助金として950万円ほどいただいております。実際には予算内でおさまっておるんですが、その予算の考え方は町からの助成金補助金プラスそれぞれ企業の皆さんからの助成、そしてあとまつり自体で売り上げも発生しております。子供たちの乗る遊具とかマグロの解体ショーとかそういうもので販売のもので売り上げとして入ってくるものがありまして、現在総額で1,100万円ほどで収支決算を終えております。これはすべて予算内で終わっているというような形になってございます。特にイオン富谷店からは絶大なる支援をいただいておりますので、そういった形でまつりは運営されているところでございます。
 そのほか、2番目にありましたランタン作品の企業参加はということですが、まずふるさとまつりの趣旨は町民総参加のまつりをまず第一に挙げております。まつりの参加は来ていただくのもそうですが、実際参加していただく、今回1回目からこのランタンというものを中心にやっておりましたので、町民の方、最低1個ランタンをつくると4万8,000個集まりますので、できればまず町民総参加を求めるためのランタンづくりを目指してきているところでございます。幸い、町内会長の皆さんのご理解をいただいて笹ランタンについては全町内会から出展をいただいているところです。今回初めて町内の小中学校全校もランタンアートの方に参加していただきましたので、こちらの方をまず最大限 次回もパワーアップをしながらそうした議員さんのおっしゃるような企業の参加も検討していきたいと思います。
なお、企業の参加といたしましてはイオン富谷店さんでランタンづくり講習会を事前にやりまして、それを使ってイオンランタンコーナーというのは会場の中の方で展示などをしていましたので、若干これを契機にほかの企業の皆さんもご協賛いただいて参加しようというような方向に少しでも実行委員会としてはもっていければと思っております。
 三つ目のカレンダーにつきましては、これは議員さんのおっしゃるとおり、一理ございまして、カレンダーの作成についてはこれから検討させていただきますが、現在ポスターについては2種類つくっております。ポスターの効果というのは近くなって掲示をしてさらに効果を高めるということもありますので、そういったものとあわせてふるさとまつりのPR効果ということでこのカレンダーについてもこれから検証作業も今進めておりますので、そういったところも参考にしながら次回、さらにもっともっと参加人数を受けて町民総参加のまつりとなるように努力させていただきたいと思っております。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 次に、健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) それでは、私の方からウォーキング大会についてということでございますので、年2回という回数につきましては先ほど町長の方からも定期的に運動する人たちの拡大をしていきたい、底辺の拡大を図っていきたいということでございますので、うちの方ではウォーキング大会というよりもウォーキングの教室を開催しながら運動する人たちをふやしていきたいと考えております。
次に、さあ!歩効果の小冊子でございますが、これは平成15年に国民健康保険の医療給付費が年々増加しているのを受けまして町民の皆さんに健康づくりをしていただく、その一環といたしましてウォーキングを推進したときにこの冊子を使いまして皆さんに広くPRしてきたものでございます。健康維持と、それから最終的に医療費が抑制されればということもありましてつくってまいったものでございます。現在、スポーツセンターとか各公民館とか、それから町民生活課の窓口等においてつくっておりまして、23年度につきましては1,000部印刷しておりまして、現段階で657冊ほどが住民の方に利用されているということでございます。
 この冊子、先ほど議員さんのお話にもありましたように、いろいろな日記状に書けるようなこともございますので、ご自身がその日歩いた歩数とか距離数とかを書いていただいて、それをご自身の記録として保管して活用していただいているというところでございます。
次にウォーキング大会のコースでございます。ご存じのように、23年度からは西成田コミュニティセンターを発着、出発、それから到着場所としたコースとして新たにつくったものでございまして約10キロメートル、それから大黒澤苑までのコース、3キロメートルぐらいのコースをつくったものでございます。これについてもコース上が県道沿いということもございまして交通量も日曜日であっても大分あるということもありますので、その安全面も考えながら今後はこの西成田地域の特色を生かしたコースをまた検討してまいりたいと考えております。
それから、それに伴いましてゼッケンというようなお話もございましたが、ゼッケンというよりはコース上にウォーキング大会開催中というような看板を出したりして、コース沿線の人たち、それから通行している方々に理解していただいてまた安全面でもご協力をいただくような形で進めてまいりたいと思っております。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 次に、9番森栄君。

9番(森栄君) 私は富谷町介護保険事業計画について質問いたします。具体的な質問内容は富谷町高齢者保健福祉計画第4期富谷町介護保険事業計画の実施状況と今後の見直しについてであります。
介護保険制度は人口の高齢化が進むとともに老化に伴う病気やけがで介護が必要になる高齢者が増加し、家族や親族だけで介護を支え合うことができない現状に対応するために、高齢者の介護を社会全体で支え合う制度として平成12年4月から実施されました。この制度の目的は、高齢者の介護を社会全体で支え、公的な医療保険などと同じく国民が負担する社会保険料を主な財源とし、介護サービスに必要な負担を賄い、被保険者である高齢者が介護サービスを利用することを目的としています。この介護保険制度により高齢者保健福祉計画は老人福祉法第20条の8に基づき、また介護保険事業計画は介護保険法第117条に基づく法定計画として策定されております。
 富谷町介護保険事業計画は平成12年度からの第1期介護保険事業計画から、現在の第4期介護保険事業計画に基づき介護保険事業が進められていますが、平成21年度から23年度までの第4期介護保険事業計画の事業実施状況についてお伺いいたします。
 1、富谷町の高齢者の現状についてですが、(1)高齢者の推移及び将来予測、(2)要介護等認定者数の推移と将来予測、(3)在宅サービスと施設サービスの利用者数の推移と将来予測は計画どおりだったかどうか伺います。
 2、平成21年度から老人クラブ連合会と富谷町の共催で健康フェスティバルが実施しておりますが、高齢者人口が増加しているにもかかわらず参加人数が伸び悩んでおります。この事業の参加者を増加させるための具体的な対策について伺います。
 3、新規事業(仮称)元気・元気高齢者応援事業について、活動を立ち上げフローイメージでは21年度は準備期、22年度はスタート期、23年度は展開期として順次新たな会を立ち上げコミュニティサービスへの発展を目指すとしていますが、その状況はどのようになっているか伺います。
 4、あったかホットな地域づくり事業として20年度から各地区で敬老会が開催されておりますが、参加者の増加や参加率を高めるためにどのような具体的な対策を行ったのか伺います。また、敬老祝い金について21年度以降のあり方について高齢者保健福祉施策も含めて有効活用方法を検討するとしておりますが、具体的にどのように検討したのか伺います。
 5、平成18年度の介護保険制度改正で末期がんの方も介護保険サービスの利用ができるようになり、患者を含めた支援が求められておりますが、緩和ケアに対するネットワークの構築はどのようになっているか伺います。
 6、介護保険サービス見込み量についてですが、(1)要支援1,2の対象者の介護予防サービスの見込み量、(2)居宅サービスなどの見込み量、(3)施設サービスの見込み量は計画どおりだったか伺います。
7、介護保険法第129条に基づく介護保険事業費の推計について、介護保険事業計画における介護サービスの見込み量などに基づく給付水準の見直しに加え、制度改正を踏まえて21年度から23年度における第1号被保険者の保険料の改定が行われましたが、第4期介護計画における介護保険事業量給付費の推計は適切であったかどうか伺います。
 8、介護給付費等の財源について、65歳以上の第1号被保険者の保険料所得段階区分と推計及び負担割合は計画どおりだったか伺います。
 9、地域包括支援センターとしての整備体制について、保健福祉総合支援センターは介護保険法で規定されている地域包括支援センターの役割を担っていますが、増加する第1号被保険者の支援が適切にできるよう介護保険法施行規則で保健師、社会福祉士及び主任介護専門員などの職員数が規定されておりますが、適正な職員数の確保がなされているかどうか伺います。
 次に、介護保険事業の見直しについて伺います。これまで介護保険事業に対し介護サービス利用者が急速に増加して介護制度の持続可能性が懸念され、平成18年度までに(1)要支援への介護予防の開始、(2)地域密着型サービスの開始、(3)地域包括センターの誕生、(4)施設サービスにおける自己負担の増加について改正されました。さらに、平成21年度から介護報酬の改訂と要介護認定方法の見直しについて改正されましたが、介護予防事業に関連して現在認知症及び認知症と思われる対象者を把握しているかどうか、またこれらの対象者に対する具体的な施策を実施しているかどうか伺います。
なお、このことに関連して第177回国会で成立した介護保険事業に関する法律名と法律改正の目的及び改正の主な内容について伺います。
なお、私の一般質問は実務的な質問でございますから、福祉部長に答弁を求めます。以上、質問を終わります。

議長(浅野幹雄君) ただいまの森 栄君の質問については、通告にない部分がたくさんございます。このことについて、執行部で答弁を求められる分でお願いしたいと思います。通告書の内容については富谷町高齢者福祉計画、富谷町介護保険事業の実施状況と富谷町介護保険事業計画の見直しについてということで、列記事項は1件も入っておりません。福祉部長。

福祉部長(千葉美智子君) 通告にない部分もありましてメモが取れないところもございましたが、まず第1回目、答弁をさせていただきます。
 第4期の富谷町介護保険事業計画の実施状況について申し上げます。富谷町の高齢者保健福祉計画、富谷町介護保険事業計画、今年第4期、平成21年から22年、23年度の現在最終年度となってございます。今年度上半期の事業の実施状況につきましては、大体第4期計画数値と比較いたしますと第1号被保険者、それから要介護認定者数、介護サービス利用者数、それから介護給付費ともにおおむね計画どおりと推移をしているところでございます。その項目の何番目かに数字がどのような計画値とどのような推移しているかということがございましたので、その辺のところを先に申し上げたいと思います。
 第1号被保険者の状況でございますが、計画値、第4期計画値におきましては6,557名というような計画値を立てておりました。9月現在におきましては6,532名、高齢化率にいたしますと13.4で計画値のときには13.5という状況になってございます。おおむね9月の時点ですのでおおむね計画値と同じ推移かなというところで思っております。
次に要介護の認定者のご質問がございました。これにつきましては、認定者数については第4期計画値850名ほどを見込んでございました。現在23年9月時点で899人という状況でございまして、認定率、認定者の出現率というふうな数値を使いますが、それによりましても12.8とほぼ計画値のところを推移していると思っております。
 もう一つ、質問の中にあったと思いますが介護サービス利用数の状況というところがあったと思います。そこのところですと第4期の計画の推計値でありますと736人を見ております。これにつきましては在宅、それから地域密着型、それから施設サービスと分かれておりますが、総計でそのような数になってございます。今の状況を申し上げますと、利用者の延べで759となってございます。在宅サービスが568、それから地域密着型が52、それから施設サービスが139で、ほぼこれもおおむね計画値と同じような推移となってございます。
 それから介護給付費というようなご質問もございました。これにつきましては、第4期の計画、年間の推計値が総計で12億9,502万6,000円と見ておりました。現在、ちょうど9月でございますので半年分となっておりますからその12億円には近づいていませんで半分ぐらいになっているというのが常識でございますけれども、現在値で5億9,107万円というところで45%ぐらいというような状況になってございます。
 それから質問が前後するかもしれませんが、介護保険の事業に関しては介護給付のサービスだけではなく介護予防というのが議員のおっしゃるとおりございます。平成18年、3期の介護保険のときに予防重視型ということで制度のそれまでの介護の利用料の伸びから制度を安定的に持っていかなければならないというところで予防重視型ということに少し転換を図られてきていました。そのころからかなり介護予防事業ということを重点的に取り入れるようになっております。特に、認知症ということもご質問の中にあったと思います。それで、65歳以上の方々に対して基本機能チェックというものをいたしまして、認知症の恐れがあるかとか筋力の低下があるかとか、あるいは口腔栄養とか歯の栄養とかというのは非常に大事なことなので、その辺の心配があるかというのをチェックをいたします。それで本当に何か手立てをしなければならない人たちに対してはかなり2次予防という事業を通所型で組んでおります。
 それが認知症が何人というような数は今のところ、認定を受けている人から拾えば出てくると思いますが、現在この6,500人の65歳以上の人で認知症が何人かというのは推計は出していないところであります。それでもって、では何をするかというところになりますと、まず2次予防としては一つ筋力の低下、申し上げたとおり筋造教室というのをやってございます。これは年間15回コースで2コース、2クラスというようなところでやっておるところです。それからもう一つ、認知症予防です。それについては臨床美術を取り入れたクリニカルアート、これについては宮城県でも先駆的な事例として実施してまいっております。これを全6回で2コース、それからもう一つ、歯の大事さというのは年齢が上がってこないとわからないんですが、はつらつ教室ということで口腔の機能、それから歯の衛生というところでその教室を持っております。それについても全6回で2コースというようなところで実施をしてまいっております。この教室については年々通所される方が増加しているという状況でございます。
 それから介護保険計画について、介護保険法に基づきまして3年ごとに、実はおっしゃるとおり見直すことになってございます。現在アンケートの課題分析とサービス給付費、現在までの中身の分析を今行っているところで、第5期計画の骨子の確定に向けて今作業をしているところです。
 もう一つ、次の第5期介護保険事業計画に向けてというところでございます。そこですが、国が制度改正のポイントを踏まえましてまず一つ、介護の基盤整備というところで現在考えておるところでございます。もう一つが増加する高齢者へのきめ細やかな相談サービスということで地域包括支援センターの関係、質問の中にもあったと思います。現在一つ包括支援センターを持っておりますが、そこの中に社会福祉士、保健師等基準として備えておかなければならない職種は全員そろってございます。包括支援センターの活動の充実、あるいは数の増加というようなことも今後考えていかなければならないというところでございます。それからもう一つは、介護保険施設、施設介護と言われるところですが、広域型もひとつ検討していかなければならないのではないかというところで考えてございます。
 もう一つ大きな柱ですが、認知症の対策事業です。これにつきましても、第5期は増加する認知高齢者、認知にならなくてもそれを予防するというところにおきまして対策を講じていくということにしております。それから介護サービスの利用者の利便性向上ということで、これまで議会でも出ておりました住宅改修の受領委任払いのところの改善等もございます。それから介護保険料です。議員の質問の中にもあったかと思いますが、今回の改正で第5段階以上の多段階設定であったり、あるいは3段階の細分化であったり、ようなその中身の細かくというところが出ておりますので、そのことに関しても現在検討の段階に入っておりますので、第5期計画についてはまだまだ今分析をしたり検討をしたりという段階でございますので、今後お示しをしていくことになろうかと思います。
 それから健康フェスティバルの具体策というようなことが出ておったと思います。健康フェスティバルについては町長が説明要旨等で申し上げたとおりでございますが、行政区長さん方に、最初が老人クラブ、老連の人たちから発しておりましたので、老人クラブに入っていない人たち、一般の高齢者の方々も誘ってほしい。あと、地域の中でも今ですと被災地から避難してきた方々もいらっしゃいますので、その方々にも声をかけてほしいということをお話をして、それで参加者を募っていくというようなところ。それから中身としては、私たちが中身を決めるのではなく、各単位老人クラブから実行委員を出てもらっています。その方々に実行委員会を五、六回、本当に開催しましてどういうことをしたいかとか自分の地区で人を集めてくるにはどうしたらいいかとかそういうことを話をし、あるいは競技をもっと楽しいものにした方がいいのではないかとかそういうことをし、いろいろな工夫をしているところでございますので、ご理解を願いたいと思います。
というところで、一応多々あるかと思いますが、通告を受けたところの質問のところについては以上でございます。

議長(浅野幹雄君) この際、午後2時40分まで休憩いたします。

午後2時24分 休憩

午後2時40分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 9番森栄君。

9番(森栄君) 先ほどの私の質問に対し、福祉部長は認知症の人数は把握していないということですけれども、これは大変な問題であります。今12月ですけれども、この第5期介護保険事業計画は来年の3月までに作成して4月からその介護保険事業が開始されるわけですけれども、なぜ私が先ほどこのような質問をしたかについて理由を説明いたします。
介護保険事業の見直しについて、先ほど認知症及び認知症と思われる対象者を把握しているかどうか、またこれらの対象者に対する具体的な施策を実施してるどうかの質問をした理由ですが、第177回国会で介護サービス基盤強化のための介護保障などの一部を改正する法律が可決され、法律第72号として平成23年6月22日に公布されております。この法律では市町村の介護保険計画に関する内容として国及び地方公共団体は認知症の予防、診断及び治療並びに認知症である者の心身の特性に応じた介護方法に関する調査研究の推進並びにその成果の活用に努めるとともに認知症である者の支援に係る人材の確保及び資質の向上を図るために必要な措置を講ずるよう努めなければならないと明記されております。
 また、市町村介護保険事業計画及び都道府県介護保険事業計画支援計画の見直しの中では、市町村介護保険事業計画において認知症である被保険者の地域における自立した日常生活の支援に関する事項、医療との連携に関する事項、高齢者の居住に係るいきさつとの連携に関する事項等について定めるよう努めるものと明記されておりますので、当然これらのことを第5期介護保険事業に反映させ、介護保険事業を実施するためには既に認知症及び認知症と思われる対象を把握してこれらの対象者に対する具体的な施策の企画立案をしなければならない時期なのであります。
したがって、これらのことについて具体的にどのように対応するか再質問いたします。

議長(浅野幹雄君) 福祉部長。

福祉部長(千葉美智子君) 答弁の繰り返しにはなるんですが、先ほど認知症のことについて把握、人数が何人ということは把握していないと申し上げましたけれども、認定を受けている人の中には認知の程度というのはありますので、それを拾えば十分にわかります。ただ、その数ではなく認知症に対しては、先ほど答弁いたしましたとおり、第5期に関しては認知症の対策事業を入れていくということをお話ししておりますけれども、認知症に対してはその認知症本人に対するだけではなく、その人を支える地域の問題、あるいは認知症に対する理解の問題、さまざまなことを総合的に考えなければなりません。
というところで、認知症のサポーターの研修であったりさまざまなことが今考えられております。そのようなところを強化していくというと ころが今回私たちが第5期にもっていこうとしているところというところで先ほど答弁したとおりでございます。
 それと、もう一つつけ加えますと、介護予防2次予防事業のところでも説明をいたしましたが、認知症の恐れのある人たちにクリニカルアート、臨床美術を応用した教室を実施していると申し上げましたが、それは既にそういうことをやっておりますので、これからそれを充実させていくということはございますが、あえて今から新しいもの、あるいは法律ができたからすぐ新しいことをしなければならないということではなく、今までどおりのことを続け、また裾野を広げていく、理解する人たち、あるいは認知症にかかわる人たちの理解を深めていくというところに力を入れていくというところでございます。

議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。

9番(森栄君) それでは、再々質問させていただきます。
 ただいまの答弁では認知症及び認知症と思われる方については人数を把握していないというようなことですけれども、具体的にこの177国会でこのような方針に基づいてやらなければならないわけですから、当然その個人についてもその個人に対する対策についても当然事業の中には出てくるわけです。先ほどの言われたものについてもこの介護保険法の中にも第4期の中にも記載されて実施されておりますけれども、その個別的な対応についてはこれから進めていかなければならないので、それを具体的にどのようにするか、再度質問いたします。

議長(浅野幹雄君) 福祉部長。

福祉部長(千葉美智子君) 認知の高い人というかそういう人に関しては、介護認定のところで認知症高齢者の日常生活の自立度という段階を調査することといたしております。その中で、その人その人なりのケアサービスをやっていくというところにもっていきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 次に、18番渡邊俊一君。

18番(渡邊俊一君) 県道宮床西成田線の渋滞緩和を急げというタイトルで、私からは1件、3要旨について質問をいたします。
我が町の道路整備事業については、町民要望を完全に満たすことはできませんが、限りある予算執行の枠の中で順調に計画実行されていると思われます。鷹乃杜地区、富ヶ丘地区、あけの平地区、一ノ関、三ノ関地区の歩道整備を初め、ひより台地区運動公園線や明石地区の待道線の道路改良工事などは既に完了されており、各地域住民の皆様方には大変喜んでいただいておりますし、今日継続事業で進めております大亀沼田線や穀田線の歩道整備なども急ピッチで進行しているところであります。
 これら、いずれも地域住民に密着した改良改善工事であり、安全安心で暮らせる定住環境に大変寄与するものと心強く思われますが、一方、都市計画道路の整備がなかなか進まない現状が見受けられます。特に重要な都市計画道路であります穀田大沢線の大清水地区以北の計画でありますが、その整備が進むことによりあけの平地域への交通量の流入を減らすことになり、さらにあけの平地区住民の安全性が確保されるものと考えます。とちの木地区の小中学生の安全通学においても重要な計画路線ではないかと思われます。たびたび議会での質問に対し、大清水地区以北の整備については区画整理事業等の開発に組み入れた中で整備を進めていく旨の話をされていますが、今日の仙塩都市圏における宮城県都市計画見直しにおいても若生町長を先頭に懸命なる努力により県内随一、明石台東に住宅団地が認められたことからしても、今後我が町において区画整理事業における開発が進められるか、大変不安に思わざるを得ません。そこで、従来の考えにとらわれることなく、我が町の発展のため、住民の安全安心のためにも何らかの対策を講じる必要性があると考えます。
 また、明石台東の住宅団地に定住する方々が、北部工業団地へ通勤するための道路とし、穀田線、宮床西成田線の利用度が高まることは目に見えて明らかであります。今日においてもセントラル自動車を初め北部工業団地へ通勤する車の数は日増しにふえ、朝の通勤時間には富谷小学校前から原地区の東北縦貫道の隧道東地区まで渋滞するありさまであり、穀田線の歩道整備工事が完了すればなお一層渋滞に拍車がかかると思われます。そこで、必要な計画道路であります庁舎東側から仏所太子堂線に抜ける計画道路の早急なる整備が必要と考え、次の3問にて質問をいたします。
 一つ、あけの平、とちの木地区の安全安心のため、都市計画道路大沢穀田線の整備を町として年次計画策定のもと進める考えがないか伺います。
 一つ、区画整理事業の開発とともに進めるのであれば、町として区画整理事業等の開発を地権者に対しどのように促していくのか伺います。
 一つ、宮床西成田線の渋滞緩和のため、庁舎東側部の道路整備を急ぐ考えがないか伺います。
 以上、私からの質問であります。

議長(浅野幹雄君) 渡邊俊一議員の質問に対し、答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問に答弁を申し上げます。
 道路整備ということであります。一つ目につきまして、あけの平、そしてまた都市計画の大沢穀田線、ジャスコからあけの平に抜けるS型の変形になっているあの場所との、あの近辺でございます。大清水地区の北側部分に県有林があるということは既にご承知かと思いますけれども、面積や約57ヘクタール、60ヘクタール弱という状況でございます。穀田大沢線、予定したその都市計画道路の路線につきましては、この県有林を南北に縦断するような道路によって県有林が東西に二分される、そんなふうな位置関係にある道路が計画されているところであります。県有林は樹木を育てて、最終的にはその樹木を売却するという事業を行っているんですというふうなこともあります。そのために、結果として事業地を分断するような形での土地の売却については県は難色を示したというのが平成9年の歴史的な経緯、振り返ってみますとそういう経緯がありますということです。60町歩弱のそこで森林事業をやっている。真ん中に道路ができて使いでのない山では困りますとこんなふうな考え方だろうというふうに思います。
 したがいまして、道路整備だけを目的とした土地の取得については非常に困難でありますので、この県有林の部分を通る都市計画道路の大沢穀田線については非常に状況としては厳しい面がある。道路だけを整備するということについては相当厳しいというふうな認識でございます。したがいまして、県の協力を得られる策は何かというふうなことを将来的な課題を描きながら持つ必要があるというふうなところです。
二つ目については地権者との絡みでということになりますが、一言で言えば、状況が大きくかわったというふうなところです。都市計画を決定した平成9年度、だれも将来人口減少するなどというようなことは一言も触れられる状況にはない。市街化は拡大するものだという、恐らく八、九割方の皆さんの状況、そのときの振り返ってみればそのような状況が一般的な考え方でありましたというふうなことであります。その一方で、この都市計画の路線については将来開発されるだろうという前提を持って都市計画が決定されたというふうな、計画道路として決定されたという経緯があります。
 しかしながら、前回2005年国勢調査によって人口が確実に減りました、5年から10年のこの5年間、人口減少しますというふうなことがほぼ国勢調査によってはっきりをしたというふうなことから雲行きが、急激なる雲行き状況が怪しくなってまいったというようなところでございます。今回の土地利用の見直しに当たっても、基本的には県の考え方は高齢化社会への対応、環境負荷の軽減など急激に変化する社会状況を受けて都市計画の方向性も拡大路線から既成市街地集約型へ切りかえます、新たな市街地の整備は大変難しいですというのがこの都市線引き見直しの作業、平成19年、20年のスタート時の考え方です。大変今議員の、前議長の質問の中にもありましたように、厳しい中でかろうじて明石台東がこのような開発が認められたということを何度かお話をしているところであります。
 震災に当たって、かろうじて震災の支援にもつながるというようなことにも結果としてはなったところでありますけれども、その考え方は富谷が今回認められたので次回も土地利用について何とかなれば何とかなるんでしょうというふうなことについては相当厳しい認識を私自身持っているところでございます。
まさに、しかしながら、けさ冒頭申し上げましたように、富谷町の自治体5万人、そしてまた49.13平方キロメートル、4,913ヘクタールの、5,000ヘクタール弱の町域に住む我々のこの土地でありますので、その土地利用を基本的には富谷町の皆さんで大いに協議検討しながら、ここはこのような土地利用したい、そのようなことをぜひ皆さんの考え方のまとまり、塊として次回にもまたこういったことにも対応したいというふうに考えてはいるところであります。
 そのようなことをもってして、大変厳しい。ですから、民有地のように自分の山は自分で使ってだれからも何も非難されないというふうなこととはわけが違う。富谷町が使いたいといっても県の土地利用という、仙台圏の広域の土地利用の中で許可がなければ一切手がつけられない、こういう制度の中で非常に富谷町の市街化調整区域の土地については制約が強いというふうなことでございます。そこの場所にこの場所が当たっているというふうなこととなります。したがいまして、現在当町におきまして富県宮城に沿った成田2期北、そしてまた高屋敷地区の事業化を第一に考えておりますので、穀田大沢線周辺の開発についてはこれから地区の動向を見ながらその可能性を追求してまいりたいというふうに思います。
 三つ目については、これは従前から出ておるところでありますけれども、給食センターもあのような形で仕上がりつつあります。セブンイレブンから予定されておる旧4号線への接続は総延長1,700メートル、役場の給食センター入り口まで590メートル、ざっと言えば残り1,100メートル分がゴルフ場入り口手前のあたりに接続する予定で従前から予定しているものでございます。その予定の接続については考え方に基本的にはかわりございません。
1 5年度の設計、15年で相当前になりますけれども、当時の概算額10億7,000万円という金額も既に議会で話題になったことだろうというふうに思います。単独事業でやらなければならないというこの事業をやりくりするには相当これまた厳しいというふうなことで、利用可能な補助事業、ずっと注意深く見てきておるわけですが、現状、どの補助メニューにもないというふうなことであります。しかしながら、給食センターもオープン・稼動となりますし、さらにまた交通安全、朝夕のというふうなこと、富谷学校前から中央公民館わきを通ってというようなところにも限界がありますので、穀田線の歩道整備の完成にあわせて、あるいはそこを見越しながら優先度をさらに高めるべく整備計画を煮詰めていきたいとそんなふうな思いでございます。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。

18番(渡邊俊一君) 最初の第1点目でありますけれども、この都市計画道路大沢穀田線について町長はなかなか大変だというようなお話をされております。そのとおりだと私も認識はしておりますけれども、しかしながら、このままでよいということでは恐らくなかろうかと思っております。例えば今お話しされたように県有林がある、そして樹木を育ててそれを云々というような回答がありました。我が町においても今泉地区に町有林があります。例えばどうしても宮城県の中でそういった形での樹木を育てながらいろいろ事業をやるということであれば、そちらとの等価交換をしながらその部分を町の財産に組み入れられるような県との相談をすることも大事であろうかと思いますが、まずその件について町長はどのような考えを持つかお伺いをいたしたいと思います。
 それから区画整理事業の件に対してでありますけれども、当然私もそういうような危惧をして論旨の中でうたわせていただいております。しかしながら、あの地域において一つの大きなる富谷の発展性の望める地域でありますから、それを具体に町の計画の中で長期計画でも決して構わないわけでありますけれども、そういった計画ビジョンの中で一つのレンタン性を求める意味でもあれをいろいろ考えながら、そして地権者にいろいろ促していくということも大きな行政の仕事の一端ではなかろうかと思います。改めてその件についてもお伺いをいたしたいと思います。
 また3項目目でありますけれども、宮床西成田線の渋滞緩和であります。これは町長も毎朝あの地域を役場に通っておるわけでありますから、私から改めてその状況を示さなくても十二分に理解している一人だと思っております。そして、長年あの地域に対しては大変なる苦労をかけている、そういった場所であります。そしてまた、先ほど15年度の設計計画と申しますか10億7,000万円ほどの見積もり状況が提示されたという話であります。15年度の当時でありますからまだまだ事業費に係る工事料というものの金額は今の現在よりも大変高いものがあろうかと思っておりますし、そして今現実に大変大事な歩道整備でありますが、穀田の歩道整備について幾ら町としてかけたのか。そしてもうすぐそれが十二分に100%近くに工事が進んできたということであれば、もう既にあと一、二年で完成するような状況になってきておるわけでありますから、そのぐらいの投下する事業がここ4年ぐらいで完結して来るというような状況になれば当然その先の見通しを今既に立てておいても私は十二分に皆さんから理解される部分ではないかと思われますけれども、その辺について、改めて町長の見解を求させていただきます。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの質問にお答えを申し上げますけれども、先ほど申し上げましたように、大沢穀田線については道路整備のみをもってして今県に等価交換も含めてどのような手法であれまだそこまで準備が整わないというふうな現状です。ぜひ、熟度を高めてといいますか、北部道路の4号タッチ、あけの平ととちの木とのカルバート工事というふうなことも含めての工事ですので、間違いなくそういった内容と大沢線のあのかいわいの交通事情の改善というふうなことで言えば当然高い方の部類で検討し続けておるわけでありますので、その辺のところについてはご理解をいただければというふうに思います。
 その次、渋滞の緩和についてというふうなことでこの道路延長、10億7,000万円、金額の多少、相当重いものではありますけれども、必要なものは必要な措置をというふうなことで進める立場でもあります。しかしながら、一方で非常に負担が重い。穀田線の歩道整備も、これはあと金額、整備課長持って、建設部長持っているのであれば後ほど答弁させますけれども、非常に今この時期に政権がかわったことも含めて非常に公共事業への助成、補助、交付金、従前に比べれば非常に落ち込んでいる。大ざっぱに公共投資である最大値からすれば今半分程度です。こういったところにもこの穀田線の整備が難しさの中の一つであったわけですけれども、何せ、役場と南部地区の柱になる道路を安全を確保する、そしてまた皆さんの交流を図っていただく、そしてまたゆったりした歩道の中で歩いていただく、そんなふうなことも含めて多機能の要素を構えながら決断をしたというふうな経緯でございます。
 予定を立てているについて、予定は立てているわけでありますので、どうかその辺のところの高めぐあいといいますか、いつでも着手できるような状況については従前から材料としては手持ちは持ってございますので、それぞれ24年度にどの程度のどの内容で入れられるものやら、その辺も含めて今検討しているところでございます。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 現在のところ、全体計画事業費としての穀田線については約8億6,000万円というふうに見込んでおりますが、請負率等について若干下がった経緯もございますので、あと残事業、約半分ほど残っておりますので、精算がここ2年後から3年後ぐらいを見込んでおりますところでございますので、最終的な事業費はまだ確定はしていないというような状況になってございます。

議長(浅野幹雄君) 18番渡邊俊一君。

18番(渡邊俊一君) 私は穀田の歩道整備について、幾らかかっているかとかどうのこうのというような質問しているわけでは決してないんです。要するに、あの歩道整備は大変重要なものでありますから、それはそれで事業が進んでいるということで安心している一人でありますから、ただ、それと同じぐらいにかかる事業費に対して、もちろん私もわかっていて質問しているわけですから、8億6,000万円ほどかかっているというのは。ですから、その事業と大体匹敵するぐらいのその整備が要するに庁舎東側のあの計画道路にあるんだと。そうすれば、当然一気にいかないわけでありますから、買収から何から入るわけですから、その辺を踏まえた中で町長は24年度にどのように予定を高めて予算計上していくかしていかないかを検討するというような話をされたわけでありますけれども、その辺について、今の現状からすればかなりあの交通量といいますか渋滞、それが大変なものになっている。
 私もしょっちゅうあそこに朝に行っているわけではなかったんでありますけれども、ちょうどたまたま選挙のときに毎朝あそこを5日間ずっと通らせてもらいました。そうしましたら、物すごいんです。こんなふうになっているのかと私もすぐ目の前だったんですけれども、よくわからなかった。もし、もっと早くわかっていればもう少し早目の町長にいろいろお願いする立場だったのでありますけれども、あえてそういった部分を町長が認識していると思われますので、ぜひその予定を高めるというか高めぐあいをどの辺に今持ってお考えをしているのか。その辺をまず一つお聞きします。
 あとそれから一番というかカルバートの問題も出されました。そしてカルバートの問題があればその問題に継続して連担性が求められるのかというとなかなかそれは難しいと思うんです。ですから、今町長がおっしゃったように、県と県有林と我が町の町有林の等価交換などを含めた中の県との協議をぜひ町長の立場でやっていく考えがないか、その辺がかなり重要ではないか。ただ、なかなか等価交換というのも難しいと思います、路線価から何からすれば。でも、県としてもあそこに本当に樹木の植林事業があっていいのかどうかという問題も多々あると思うんです。私もかつて県庁にお邪魔させていただいて、県のそういった部門の都市計画関係、そして森林関係、そういった人たちの課長たちを十何人集めていただいて、それであそこの県有林との交換、そしてあそこの発展性について県としてはどのように考えているかということもいろいろと議論をさせていただいた経験があります。
 その当時、その部門の課長からのお話ですと、当然あそこに県として植林関係をしながら樹木を育てそしてそういった伐採をし樹木を売るというようなそういった事業にはもう既に値していませんとそういうような話も私は承っております。ですから、そういうふうな観点からしてある一部のその担当の部署だけではなく、何ヵ所かと部署を集めていただいてそして町長がみずから県のそういった立場の人たちとご相談をしていただきたい。そういう考えがないかどうかを再度、最後ではありますけれどもお尋ねをいたしたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) まず最初の方ですけれども、穀田線がこのように進捗をしておりますので、間違いなくここで、給食センター前でストップする道路ではないというふうなことでありますので、24年度、先ほど申し上げましたように、予算組みの中でどのようなスケジュールで延長できるのか、十分今回の議論もあわせて織り込んでまいりたいというふうに思います。
 二つ目は県との協議については何らやぶさかではございません。しかし、何も私、あるいは町で材料を持たない中でどうですかというようなこともないですので、折々、口を開くというふうなことで相手の状況も勘案しながら協議の前段といいますか、前段の準備というふうなところに入り込んでいきたいというふうに思います。
どう見ても、富谷町がこのように3,000人、5,000人の自治体からこのように大きく南部の方に大型団地がというふうなこととなりまして、そこに60ヘクタールほどの県有林が昔の状況で、同じ状況で今後固執するというふうなこともなかろうというようなことも折々耳にしているところでございますので、きょうの議論を踏まえながら早速に協議のテーブルにつくべく準備をしてまいりたいというふうに思います。

議長(浅野幹雄君) これをもちまして、本日の一般質問を終ります。
 お諮りします。本日、永野久子君ほか2名より発議第5号富谷町行政区長及び行政区長会の事務と職務権限に関する調査特別委員会の設置に関する決議案が提出されました。これを日程に追加し、追加日程第1として直ちに議題にしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。
 発議第5号 富谷町行政区長及び行政区長会の事務と職務権限に関する調査特別委員会の設置に関する決議案を日程に追加し、追加日程第1として直ちに議題とすることに決定をいたしました。
 暫時休憩をいたします。

午後3時16分 休憩

午後3時17分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。

追加日程第1 発議第5号 富谷町行政区長及び行政区長会の事務と職務権限に関する調査特別委員会の設置に関する決議案

議長(浅野幹雄君) 追加日程第1、発議第5号 富谷町行政区長及び行政区長会の事務と職務権限に関する調査特別委員会の設置に関する決議案を議題といたします。
 提出者永野久子君に説明を求めます。永野久子君、登壇願います。

16番(永野久子君) それでは、提出いたしました提案を文案を読み上げまして説明にかえさせていただきます。
発議第5号
平成23年12月6日
富谷町議会議長浅野幹雄殿
提出者 富谷町議会議員 永野久子
賛成者 富谷町議会議員 細谷禮二
賛成者 富谷町議会議員 小川昌義
富谷町行政区長及び行政区長会の事務と職務権限に関する調査特別委員会の設置について。
上記の議案を、会議規則第14条の規定により別紙のとおり提出します。
別紙として読み上げます。
富谷町行政区長及び行政区長会の事務と職務権限に関する調査特別委員会の設置に関する決議(案)
下記のとおり、富谷町行政区長及び行政区長会の事務と職務権限に関する調査特別委員会を設置するものとする。

1、名称 富谷町行政区長及び行政区長会の事務と職務権限に関する調査特別委員会
2、設置根拠 地方自治法第110条及び富谷町議会委員会条例第5条
3、目的 富谷町行政区長及び行政区長会の事務と職務権限に関する調査
4、調査項目

  • 一つ、富谷町行政区長及び行政区長会による職務(事務)と職務権限に関する調査
  • 二つ、富谷町行政区長及び行政区長会による守秘義務に関する調査
  • 三つ、富谷町行政区長及び行政区長会による公印、公費の使用に関する調査

5、委員定数 19名(議長を除く全議員)
6、調査期間 当該調査終了まで、閉会中も調査することができる。
 以上でございますが、一言つけ加えさせていただきます。
 このたび、富谷町行政区長会会長の大波正巳氏より富谷町議会の副議長あてに富谷町議会議員浅野幹雄氏に対し地方自治法第127条による議員失職を求める件についてというこれは要請文と受けとったらよろしいのでしょうか、報告を求めるものと受けとったらよろしいのかちょっとこれは余り判然といたしませんけれども、文書が届けられました。こういうもとで議員を失職させる、いわば首を切るという尋常ならざる要求が行政区長会会長の名においてなされた事実は大変重いと考えます。個人の基本的人権にかかわる問題であるとともに、町議会議員選挙における有権者の投票結果をも否定するという結果になりかねない重大問題だと思います。自由な社会を保障する民主主義の基本にかかわる問題であり、議会としてこれを看過するわけにはいかないものと考えます。
 地方自治法の第127条に基づきまして議員の失職を求める場合には、証拠書類を添付してこれを提出しなければならないというルールになっております。逆にいいますと、証拠書類をきちんと添えて所定の書式にのっとって提出されればこれはいつでも議会が受理することができる、議会としてはいつでも開いている、開かれているということが言えると思います。ところが、大波氏の文書には証拠書類が何一つ添付されておりませんでした。これでは証拠もないのに罰を課すのと同じことになってしまいます。
 このような活動が地方公務員である区長及び区長会の事務と職務権限に照らして適切なものであるのかどうか、これを検証するということが議会の責務であると考え十分な議会での調査を行うために調査特別委員会の設置を提案したものでございます。以上を踏まえていただきまして、皆様のご賛同をどうぞよろしくお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。18番渡邊俊一君。

18番(渡邊俊一君) ただいまの発議に対してご説明がありました。提出者永野久子議員、賛成者細谷・二議員、賛成者小川昌義議員でありますから今から質問するに当たってなかなか提出者1人で判断できるかどうかちょっと難しいところもあるかと思いますけれども、質問させていただきます。
 この発議の前提には平成23年11月21日に富谷町副議長相澤 榮氏に提出された浅野幹雄議員失職を求める文書に区長会会長の公印が使用されていることからにしての発議と思われます。区長会での議論の結果であり、公印がどうのこうのという問題でないと私は思っておりますし、区長会から提出されている内容の方が大事ではないかと思いますが、議会として片手落ちにならぬよう区長会より提出された内容も調査できる特別委員会にするべきであると思い、それを含め調査できる項目を入れての訂正を考える必要性がないか質問をいたします。
 また、決議に対しては議会議員の態度表明を明らかにするため、起立にて採決を強く議長に求めるものであります。以上です。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 二つの点で質問がございましたので、まずその内容について、調査項目について両者の言い分が聞けるような調査項目にすべきではないかといった趣旨の問題提起がされましたけれども、これにつきましては何といっても議会が調査をする以上は証拠書類を添付する、証拠なくしていたずらに人のプライバシーを暴くというようなことは、証拠があってもプライバシーを暴くことはできませんけれども、法律とルールにのっとって動く議会としては証拠書類がないということは決定的な問題だと思っております。ですので、これを調査すること自体、難しい。浅野氏の個人の私生活にかかわる問題について、もしどうしても調査をしてほしいというのであれば、それだけの法律が求めている証拠書類を改めて出してどなたが提案されてもいいと思いますけれども、提案されるべきだというふうに私は思っております。それが1点です。
 それから公印の問題につきましては、この公印は富谷町行政区長会長の印となっておりまして、これが会長の印ということで区長会という任意の団体であるということでの公印、いわば公印だというふうに思うわけですけれども、ただ、この任意の団体とはいえ、この区長会は事務所を富谷町総務課の中に置いてございます。町のしかるべき機関に、課の中に事務所を置いているような団体がほかにも私自身幾つかは知っておりますけれども、いずれもそれは直接障害者の親御さんたちの団体であったり母子福祉に関するものであったり、その団体の活動そのものが福祉に貢献する、福祉活動であるというような場合になっておりまして、全くの任意の団体であるというならばこれは町の中に、総務課の中に事務局を置くこと自体が問題であるというふうに思いますし、逆にそうではなくて任意の団体ではないというのであれば、もうこれは町長が指示した事務しかできないことになっている区長会としてこうした活動が果たして適切なのかということが問われてくるわけで、その辺についてきちんと調査をする、先に結論ありきではなく、まずきちんと調査をするということが議会としては大切だと考えております。
また、採決の方法については私の何かに言うところではございませんので、さらに申し上げますと、片手落ちということでございましたが、 この言葉は今障害者に配慮してこの言葉は使わないという世の中の流れになっているということも一言申し添えたいと思います。

議長(浅野幹雄君) それでは、ただいまの採決方法についての質問にお答えいたします。
富谷町会議規則第82条議長が必要があると認めるときまたは出席議員が2名以上から要求があったときは記名または無記名での投票が可能となります。以上でございます。
18番渡邊俊一君。

18番(渡邊俊一君) いうならば特別委員会での調査の中にそれを組み入れることによって反対に提出者の証拠書類を提出させてもらうというそういったやり方も当然あるわけであります。そしてまた、先ほど浅野幹雄氏に対する人権の問題、そういうものを議論されました。もう既に我々のところにも公文書と申しますか、当然公文書に値するものだと思います。要するに、相澤副議長から議案書を配付されるときにその回答書もつけてちょうだいしているわけであります。ですから、改めてその件について人権が問われるとかどうのこうのの問題ではなく、もう既に我々に相澤 榮副議長から提示されているわけでありますから、これはオープンなわけであります。ですから、その問題について今答弁の中でその文については証拠書類があれば十二分に議会としていろいろな議論をさせていただく門扉は開いているんですということの趣旨であったと思いますけれども、何ももう既に提示されている内容に対して我々がそれをすぐに127条の規定に基づいて何かをやろうとしているわけでは決してないわけであります。それを特別委員会の今回のこの中に入れられないかどうかという私は質問しているわけであります。その入れられないという理由が私は見つからないのかとこんなふうに思っていますから、あえて先ほど来一人ではなかなか、提出者一人ではなかなか回答ができないのか。しかし、細谷禮二議員、そして小川昌義議員もご意見を聞いた中でそういった修正の発議ができるものかどうかということで質問をさせていただいたわけであります。
 その辺について、改めて提出者永野議員にお尋ねをさせていただきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 初めに申し上げますが、提出者は私でございますので、質問を受けた場合に答えるのは私だということがルールでございますので、そこの点は篤とご承知と思います。
 特別委員会の活動、もし仮にこれが成立いたしました場合に特別委員会で調査を行うわけですが、そのときに証拠を提出してもらうことを含めてということをおっしゃいましたけれども、何をこの特別委員会で調査するかはここに書かれているとおりでございますので、それ以外のことについてまだ私がうんとかいいえとか言うわけにはいかないということを、これもご承知と思いますが、まず申し上げます。
それから人権が問われているということを取り上げておっしゃっておりましたけれども、これは文書が先か後かではないんです。先だとかで言えば、大波氏から私の場合は送られてきたのが11月20何日か、金曜日だったんです。これはまだ議会から配付をいただく以前の話です。配付いただくよりはるかに以前にこの文書が先に私のところに届きました。しかも、回答は随分また11月28日まで、21日に提出して28日に回答なのかと、えらい慌ただしくやるものだという印象も持ったぐらいなんですが、それにも増して私のところに来たのは議会から正式にこの文書をいただくよりもはるかに以前であったということ、これも奇異な印象を受けました。
 それからその人権につきましては、これは議員であれ個人であれだれであれ、日本国民である以上はどなたにも保障された権利であるということをはっきりと申し上げたいと思います。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ございませんか。9番森栄君。

9番(森栄君) 私は富谷町行政区長及び行政区長会の事務と職務権限に関する調査特別委員会の設置に関する決議案について、今永野議員から提出までの経緯経過が説明されましたけれども、これはちょっと大変問題であると思います。まず富谷町行政区長は個人であり……。

議長(浅野幹雄君) 討論ですか、質問ですか。質問に徹してください。

9番(森栄君) 質問です。まず、富谷町行政区長は個人です。それから行政区長は団体です。その個人の団体の事務、そしてその職務権限に関する調査ですけれども、その調査事項についてはまず富谷町行政区長及び行政区長会に関する職務事務と職務権限に関する調査となっていますけれども、これは富谷町行政区長に関する規則第4条について任務が明記されております。それから富谷町行政区長及び行政区長会に対する守秘義務に関する調査については行政区長は地方公務員法第3条第3項に基づく非常勤の特別職であり、地方公務員法第34条で守秘義務が課せられております。したがって、これの調査項目(1)、(2)は当たりません。それから(3)についてですけれども、富谷町行政区長及び行政区長会による公印、公費の使用に関する調査についてですが、行政区長会及び行政区長会は財団とか社団法人のように公的団体ではございません。あくまでも任意の団体でございますから、このような決議案を出すことによってその行政区長会の民主的、自主的な組織活動を制限するのはいかと思いますけれども、どうでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 先ほども申し上げましたけれども、区長は個人、会は団体というのはこれははっきりしておりますけれども、恐らく森議員もこの文書をいただいていると思いますが、富谷町行政区長会会長という団体の代表として、また大波正巳という個人として両面を持った方として提出をされているんです。ですから、個人だからとか団体だからとかいって調査の対象になるならないということはなりません。しかも、行政区長に富谷町行政区長に関する規則、これも森議員は職員でございますので、かつては。篤とご承知と思いますけれども、富谷町行政区長に関する規則を読み上げますと、その任務の中に行政区長は次の各号に掲げる事務を行うということで、1議会だより、県政だより及び広報誌の配付に関すること、2町の執行機関の依頼する文書の配付に関すること、3町内会等の区域内の行政事務の連絡に関すること、4町長が特に指示する調査に関すること、町と町内会等の住民と連絡協調に関すること、6その他町長が特に必要と認める事項に関すること。
 この六つを読みますと、執行機関の依頼する文書の配付だとか県政だより等々を除きますと町長が特に指示する調査なのか、あるいはその他町長が特に必要と認める事項に関することなのか、この辺に絞り込まれてくるんです。ということになりますと、町長が指示したこととしてこの今回のこうした文書の議会への質問というか要請というかという文書をやったということにもなりかねない。実に重大な、そういう面でも実に重大な問題だと思うんです。ですから、この第4項町長が特に指示する調査に関することで、町長が指示してこの文書を配ったのではないというのであれば、そこも証明しなければならないんです。調査しなければならない。そういう問題だというふうに考えております。
当然、私たちのように特別職の非常勤の公務員であっても、またこの行政区長のような場合であっても、地方公務員であることに間違いはございませんので、守秘義務が課される。しかし、なぜこの守秘義務のことを持ち出したかといいますと、この大波氏の書かれた、この提出された文書の中で住民基本台帳に登録されているが、生活本拠地の実態を欠き、選挙人名簿に登録される要件を欠くというふうになっているんです。この選挙人登録名簿というのはだれでも閲覧することができますけれども、住民基本台帳に記載されているものというのはこれはまさにプライバシー中のプライバシーで、ここに記載されているかどうかについてさえ公人であれだれであれ、こういうふうに文言として書いてしまっているということは、これもまた大変重大な問題だと言わざるを得ないと思うんです。
一体、では住民基本台帳に記載されているとかいないとかということをだれから入手したのかという問題が出てきます。これは入手できるとしたら富谷町役場の職員なのか、あるいは町長なのかということにもなりかねません。これも大変重大な問題なので、調査に値するというふうに私は思っております。
 最後の、任意の団体云々という点につきましては、先ほども申し上げましたけれども、任意の団体といいながら、実はほかに例のないような扱い方を受けているんです。この行政区長会の規約にはっきり書かれているように、その事務所は富谷町役場総務課内に置くとなっているんです。こんな扱いをされている任意の団体ってまず聞きません。手をつなぐ育成会だとか母子福祉会という会そのものが福祉を目的とした福祉施策の一環としてやられているものは別として。このことを考えますと、任意の団体の民主的、自主的な活動を阻害するということは全く当たらない。逆の問題だというふうに思います。

議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。

9番(森栄君) 今永野議員から説明を受けましたけれども、私個人としての考えですが、この行政区長及び行政区長会の事務、職務権限に関する調査特別委員会の設置についてはあくまでも先ほど申し上げたとおり調査項目などについては既に法的な根拠については私の方で申し上げております。そしてまた、これは法定団体ではなく任意団体ですからその民主的な、自主的な活動を制限することにもつながりますので、果たしてこの取り扱いについては慎重でなければならないと思いますけれども、したがって、このような問題については行政区長会の方で話し合っていただくような形で対応すべきではないかと考えますが、いかがでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) そういうことでは、結局話は証拠書類があるかどうかというところに尽きるんです。証拠書類もないのに議会が行政区長会と話し合う、この問題で話し合うということ自体が時間という税金の無駄使いにつながっていくので、そのためには本当にきちんと証拠書類を添えていつでも開かれた議会に提出していただきたいということであって、これ以上のことは同じことの繰り返しになりますので、あとは森議員のご判断ということになるかと思います。

議長(浅野幹雄君) 4番三浦邦夫君。

4番(三浦邦夫君) 私この文書をいただいたときに、非常に不思議な感じがしました。中身は被選挙権を有する者は当然居住地に生活しなければいけないとこれはルール中のルールだと思います。今行政区長会から出た、何が出たということばかりが話されているようですが、基本的に一般町民でそういう疑義を抱いた方々がそういう質問とかあるいは証拠書類と今永野議員がおっしゃっていましたけれども、証拠書類をしっかりつくって出してくれば、これはその中で我々議会に対しての挑戦でございますから、議会として当然それを受け付けながらどういうことであるのかということを議論するのは当たり前ではないでしょうか。今皆さんがお話ししているのは区長会から出た区長の立場とかこうだとかああだとかというちょっと論旨がずれているのではないかと思うんです、私は。そういうことで質問いたします。以上です。

議長(浅野幹雄君) 今のは質問に値しません。永野久子君の発議第5号についての審査でございますから、今のは全く質問に値しません。そうですね。
 かに質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 これより討論を行います。討論ありませんか。18番渡邊俊一君。

18番(渡邊俊一君) 私は発議第5号について反対する意味で討論をさせていただきます。
この発議の前提には平成23年11月21日富谷町副議長相澤 榮氏に提出された浅野幹雄議員失職を求める文書に区長会会長の公印が使用されていることからしての発議と思われます。区長会での議論の結果であり、公印がどうのこうのの問題でないと思いますし、それよりも区長会から提出されている内容の方が大事ではないかと思います。議会としても双方の意見を十二分に聞く、そういった中での区長会より提出された内容も調査できる特別委員会にするべきであると思い、これだけの内容提出に対して改めて反対をするものであります。以上。

議長(浅野幹雄君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) この文書が来ましたのは11月22日、仙台センター印鑑で来ております。21日に発送され、22日には既に仙台センターという太白の方にあるセンターに持ち込まれているという極めて手順のいい内容でありました。私たちに来ました文書を見ますと、初めて議会に提案されたものではなくて、私たち見たこともない文書が入っていたわけです。それを見ますと、どうしてもこの富谷町行政区長に関する規則、こういったものに抵触する内容であるというふうに一つは考えました。
また、127条に関しましても我々議員の失職についてはかなり重いものもありますし、なおかつ議員必携の301ページ、資格の決定というところに詳細な証拠をもって提案をするということになっております。あくまでも議員が提案することになっておりますので、そうした意味からいきましても、今提案されていることにつきましては区長会のこの規則に関する部分については必ず調査をするべきだというふうに思いまして、賛成討論といたします。

議長(浅野幹雄君) ほかに討論ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 討論なしと認め、これで討論を終わります。
これから発議第5号を採決いたします。
この採決は無記名投票で行います。
議場の出入り口を閉めます。

〔議場閉鎖〕

議長(浅野幹雄君) ただいまの出席議員は19名です。
 次に立会人を指名いたします。富谷町議会会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に15番佐藤聖子君、16番永野久子君、17番磯前武君の3名を指名いたします。
 投票用紙を配付します。

〔投票用紙配付〕

議長(浅野幹雄君) 念のために申し上げます。富谷町議会会議規則第83条の規定により、本案を可とする議員は賛成と、否とする議員は反対と記載願います。なお、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票は、富谷町議会会議規則第84条の規定により否とみなし取り扱います。
 投票用紙の配付漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 投票用紙の配付漏れなしと認めます。
 投票箱を点検いたします。

〔投票箱点検〕

議長(浅野幹雄君) 異常なしと認めます。
 ただいまから投票を行います。事務局長の点呼に応じ、順次投票願います。

〔事務局長の点呼に応じ投票〕

議長(浅野幹雄君) 投票漏れはありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 投票漏れなしと認めます。
 投票を終了いたします。
 開票を行います。15番佐藤聖子君、16番永野久子君、17番磯前武君、立ち合い願います。

〔開票〕

議長(浅野幹雄君) 投票の結果を報告いたします。
 投票総数19票

  • 有効投票19票
  • 無効投票なし

 有効投票のうち

  • 賛成11票
  • 反対8票

 以上のとおり、賛成が11票です。したがって、発議第5号富谷町行政区長及び行政区長会の事務と職務権限に関する調査特別委員会の設置に関する決議は原案のとおり可決されました。
 議場の出入り口を開きます。

〔議場開鎖〕

 この際、委員長・副委員長を選任していただくため、4時15分まで休憩をいたします。

午後3時55分 休憩

午後4時15分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 富谷町行政区長及び行政区長会の事務と職務権限に関する調査特別委員会の委員長、副委員長が選任されましたので、その結果をご報告いたします。
 委員長に小川昌義君が、副委員長に佐藤聖子君が選任されました。
 これで本日の日程はすべて終了いたしました。
 本日はこれにて散会いたします。
 ご苦労さまでした。

午後4時20分 散会

平成23年第4回定例会議事録(第2号)

平成23年12月7日(水曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 長谷川隆君
  • 2番 菅原福治君
  • 3番 出川博一君
  • 4番 三浦邦夫君
  • 5番 高橋正俊君
  • 6番 小泉光君
  • 7番 浅野直子君
  • 8番 安住稔幸君
  • 9番 森栄君
  • 10番 千葉達君
  • 11番 佐藤克彦君
  • 12番 山路清一君
  • 13番 小川昌義君
  • 14番 細谷禮二君
  • 15番 佐藤聖子君
  • 16番 永野久子君
  • 17番 磯前武君
  • 18番 渡邊俊一君
  • 19番 相澤榮君
  • 20番 浅野幹雄君

欠席議員

  • なし

説明のため出席した者

  • 町長 若生英俊君
  • 副町長 千葉芳樹君
  • 企画部長兼企画部経営企画課長 荒谷敏君
  • 総務部長兼総務部総務課長 眞山巳千子君
  • 福祉部長 千葉美智子君
  • 建設部長兼建設部都市整備課長 鴇謙一君
  • 企画部財政課長 小野一郎君
  • 企画部産業振興課長 奥山吉信君
  • 総務部総務課参事兼総合防災対策監 菅原俊司君
  • 総務部町民生活課長 奥山育男君
  • 福祉部子育て支援課長 瀬戸けい子君
  • 教育長 菅原義一君
  • 教育次長 佐藤信夫君
  • 教育次長 小山直樹君
  • 学校教育課長 神田能成君
  • 生涯学習課長 佐藤英樹君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀郁雄
  • 次長 泉川潤哉
  • 主任主査 津久家直美

議事日程 第2号

平成23年12月7日(水曜日) 午前10時00分 開議

  • 第1 会議録署名議員の指名
  • 第2 一般質問(通告番号6番~10番)
第2日目 12月7日(水曜日)
7番 浅野直子 議員
1 居住の場としての環境整備
2番 山路清一 議員
1 町優良工事を表彰せよ
2 変則町界を変更できないか
15番 佐藤聖子 議員
1 放課後児童クラブ、児童館・児童センターについて
2 住宅リフォーム助成制度の創設を求める
4番 三浦邦夫 議員
1 富谷町の中学校部活動について
3番 出川博一 議員
1 「富谷町総合計画」の進捗状況について
2 「東日本大震災に関する富谷町の対応と課題」について

午前10時00分 開議

議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
 ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
 本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第120条の規定により、19番相澤榮君、1番長谷川隆君、2番菅原福治君の3名を指名いたします。

日程第2 一般質問

議長(浅野幹雄君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。
 通告順に発言を許します。7番浅野直子君。

7番(浅野直子君) おはようございます。
 それでは、通告どおり質問をいたします。
 居住の場として環境整備ということで、先ごろ河北新報に麹かおるまち・「富谷・県内最古の酒蔵」として3回にわたり内ヶ崎酒造店様の紹介が掲載をされていました。宿場の地の利生かすというタイトルから始まっていましたが、町民としてとてもうれしく誇らしく思いました。そして、私たち町民が守り支えていけたらと思います。地の利、人の輪をモットーに掲げる富谷町総合計画に住民のニーズに対応し、安全安心な地域生活の実現を目指すと示されています。
 富谷町は加速しながら人口5万人都市になろうとしています。近年、商業施設、温泉施設など人と人が行きかう空間としての機能は充実を保っていますが、その一方で交通渋滞や生活道路での騒音など危険箇所も増加をし、道路の整備も必要不可欠です。また、大型商店の進出により地元の商店の灯が消えて団地の中に小さなお店が1軒というところもあります。先の東日本大震災においてもさまざまな問題が見えてきました。高齢者の夫婦、乳幼児を抱えた若いママやひとり暮らしの方々、障害を持っていらっしゃる家族は本当に水や食べ物に苦労をし、近所の方に助けていただいたというお話もお伺いいたしました。
 富谷町は65歳以上の方の8割は元気にお暮らしであると伺っていますが、買い物難民弱者と言われる方々も少なくありません。特にあけの平団地、とちの木団地などはスーパーが撤退し、不便さを感じている方も多く、直売や移動販売など強い要望もあります。買い物バス、路線バスがあるから大丈夫ではないのです。愛知県の瀬戸市ではふるさと雇用再生特別基金事業を活用して期間限定のモデル事業として瀬戸市商店街宅配サービスを立ち上げております。そのねらいは、高齢者も多いことから、買い物支援と商店街活性化です。もちろん、地元の雇用も生まれます。来年3月までの実施で、採算性などを検証し継続するか検討するというものです。
 経済産業省による買い物弱者対応マニュアルが公表されて、全国各地でも積極的に買い物弱者対策に取り組み始めております。自治体によっては福祉計画の側面から取り組んでいるところもあります。イオン、生協など各スーパーも宅配システムはありますが、富谷町の数少ない個人商店など人口増加に伴いきめ細やかに暮らせる環境をつくり、ともにパイプをしっかりつないでいく必要があると思います。富谷 町の野菜や果物、お米など住民の方々に利用拡大していただけるように買い物弱者と言われる方々にもルートをつくっていただき、直売や移動販売、または宅配などの推進の指導なり行政として一歩踏み込んだお考えがあるか質問いたします。
 1、商店の少ない住宅地での農作物など直売、移動販売などの推進の指導は考えているか、伺います。
 次に、潤いのある居住環境の面から公園の整備は万全か、伺います。前回遊具などの件で質問をさせていただきましたが、引き続き検討を求めたいと思っています。さて、公園の維持管理については砂の補充や安全対策にもご尽力をいただいているようですが、あけの平二丁目公園はバス停が近くにあるため、通勤・通学路になっています。でこぼこなコンクリートがむき出しになっているところや、雨の日はぐちゃぐちゃになり砂を何度か補充していただいていますが、側溝に砂が流れて大変である。何とか公園として安全な憩いの場としての機能は果たせないかという要望をいただきました。
 いやし効果がある公園や校庭の芝生化については全国でもかなりの件数で取り組みがあり、宮城県でも小牛田町など数多く行われております。ご存じかと思いますが、鳥取方式ぽっと苗を植えつける方法では36都道府県、144自治体で実施されています。例として、愛媛県今治市の小学校で校庭を全面芝生化にして児童や保護者、地域の方々に大変喜ばれているとの報告もあります。植え付けや管理も地域住民の皆様が手伝ってくださっている。まさに住民同士の交流の場として行政と住民が一体化した取り組みです。
 富谷町でもことしの夏、ゴーヤ緑のカーテンの取り組みは住民の方々も大変喜んでいました。足元の豊かさを感じることが地の利、人の輪の原点だと思います。そこで、素通りの公園ではなく利用価値のある憩いの場所、語らいの場所として公園の芝生化の検討をしていただきたいと思いますし、試験的に1ヵ所でも2ヵ所でも芝生化の方向性、方針などお考えがあるか伺います。
 地域力の希薄化などの低下を防ぎ、環境整備、安全性の観点から質問をいたします。
 1、公園など芝生化のお考えはありますか、伺います。
以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) 浅野直子君の質問に対し、答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答えを申し上げます。
ご質問を受けて、いろいろ庁内でも多方面にわたって検討したんでございますが、今の質問の趣旨をお聞きしながら答弁をしてまいりたいというふうに思います。
直売、移動販売の推進ということで、野菜、果物、米というふうな実例も挙げながらということとなりますけれども、推進、地元産の農産物の地産地消という面では大いに推進しなければならない立場だというふうには思いますが、商店の少ない住宅地でのというふうなところに限定されていきますと、なかなか売り手、生産者、そしてまた売り手というふうなことの関係性の中で難しいというふうな面があろうかと思います。以前にも、おんないん会に所属する会員さんがそのような移動販売を自前で行われたというふうな経緯がありますけれども、あけの平公民館駐車場でということでありますが、その後、利用者が少なくて売り上げ、要するにご商売ですので売り上げが少なくなってというふうなことで自然消滅といいますか撤退した経緯があるというふうなところでございます。
いろいろ多面的な、この切り口からこうだ、これからというとこうだというようなことでまだまとまり切れない部分がございます。そういった中で、買い物に出向けないというふうな方の今の状態、そしてまたこの先の将来をどのように町として、行政としてフォローしていくか。この辺の課題については継続して取り組んでいく必要があるというふうな認識でございます。現状、シルバー人材センターの家事援助サービスとか、あるいはそれぞれ富谷町の大型店のバスがあったり、あるいは当日の配送サービスがあったり等、あるいは介護保険でのヘルパーの活用とかというさまざまなメニューはある方だとは思いますけれども、しかし、個別にこういった皆さんの不自由さを強めている皆さんの層に対してどうだというふうなことについてはまだ私どもとしても十分なる把握に至っておらないというふうなところでございます。
なお、引き続きの課題とさせていただきたいと思います。
二つ目の芝生化の件でありますけれども、あけの平二丁目公園、バス停横切る云々というふうなこと、雨の折の土砂の流出という、これは成田の地区懇談会でもせせらぎ公園、何ヵ所かそういうところがあって、雨水升も全部砂で埋まってというふうなことで地区懇談会のテーマにもなったところでありますけれども、そういう意味で公園に芝生をというふうなこと、あるいは学校校庭の芝生化というふうなこともこの議会でも取り上げられた経緯もあるところであります。鳥取方式についてもその折研修をしたり、あるいは視察をされたりというふうなことで取り上げられた経緯もございました。どちらにしても、土でいい公園、土でいいグラウンド、そしてまた芝生の方がいい、草、芝生といいますか草が生えている公園、草が生えていない公園がというようなそのどちら、それも恐らくあるんだろうと思います。
その後の維持管理にというようなことも含めて、最低限雨の折、強い雨の折、土砂が流出してというふうなことのからの切り口だとすれば、その辺についての改善は当然のことながら取り組まなければならない、そんなふうな認識でいるところでございます。以上です。

議長(浅野幹雄君) これより浅野直子君の質問は一問一答方式により行います。7番浅野直子君。

7番(浅野直子君) 以前、あけの平団地でも今の町長のご答弁にありましたがおんないん会の方々が直売をなさったという経緯はあったと思いますが、そのときの実績といいますかどうだったのか、教えていただきたいと思いますが。

議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) おんないん会につきましては、成田での松下興産の販売事務所からの朝市ということで発足しまして、その活動を耳にしたあけの平の方からの要望で平成13年ごろからというふうな報告でございます。15年にイオンスーパーがオープンしたことによりまして、その時点でまた若干売り上げが落ちまして、皆さんそちらの方にということで段々に、先ほど町長が答弁したような形でご利用者が少なくなったということで、売り上げ等については調べておりません。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。

7番(浅野直子君) 私もあけの平に住んでおりますが、周知の方はどのようになさったのでしょうか。おんないん会、その個人、自主的にというようなこともあったんですが、そのことについては全く行政は周知の方法は何か応援とかはなかったのでしょうか。広報で知らせるとかはなかったのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) 当時の具体的な周知の方法については把握してございません。

議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。

7番(浅野直子君) まさしく高齢化が進むこの団地でございます。あけの平だけではないんです。古い団地、30歳で買い求めるともう30年たちましたので60歳ということで、高齢化する団地がふえてまいります。この買い物難民という健康な方々ではなくてもなかなか買い物に行けないといういろいろな状況で買い物に行けないという方々について町としてもう少しわかりやすくこの対応をどのようにされるか、そのことをお伺いしたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 買い物難民といわれる、ニュース、新聞、テレビ等で耳にはし始めておりますけれども、富谷町でどの程度の状況かというものは今までの議会でも初めてに思いますし、さらにまたそれぞれの私なり、あるいは町に届く声の中にも正直なかったように思います。ですから、きょうのことを初回として十分町の方向性、引き続き継続して取り組んでいくといいますか継続した認識が必要だというふうには一面で思っているところでございます。

議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。

7番(浅野直子君) 買い物弱者の実態調査も必要かと思われますが、そのことも実態調査をしていただけるかどうか、そのことを質問いたします。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 実態調査、まだ確答できる状況にはございませんが、認識としては十分このことを含めて取り組んでまいるというふうにいたします。買い物難民、今買い物弱者というふうな新たに使われましたけれども、両方同じ買い物弱者という言葉を使うケースもあるということですので、同義というふうに受けとめさせていただきます。

議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。

7番(浅野直子君) 公園の芝生化でございますが、先ほど町長、草とおっしゃいましたけれども、芝生化。これは予算の中に入れていただけるでしょうか。前向きに検討なさるというご答弁だったようにお伺いいたしましたが、質問いたします。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 富谷町で公園の緑化、供用開始してあと、芝生にかえた実績はございません。成田の何公園とは申せ、すべて草です。ですから、芝生としてまさに芝生として植えて芝生のまま維持管理するのは大変なる手間ひまであります。ゴルフ場を描くとすればそれは全く私の頭にはありません。したがいまして、先ほど芝生を草というふうに置きかえた、勝手に置きかえたわけではなく芝生化というふうなことでのお尋ねであれば、公園を芝生化、芝生として継続的に管理するという考え方、経費の面からないというようなことを申し上げます。

議長(浅野幹雄君) 7番浅野直子君。

7番(浅野直子君) 実は、この鳥取方式というのは1平米大体35円なんです。大変安く行えるということで、民間ではかなりの金額の予算になりますが、こういった安価なものも取り入れていただいてご検討をお願いしたいと思いますが、その方向はありますでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 先ほども申し上げましたように、鳥取方式もこの議場で議論がなされたところであります。鳥取方式ではサッカーグラウンドなどのように完全に管理されたものを目指すものではなく、気軽に運動を楽しむのであれば雑草がまじっていても構わないはずというこういう考え方から雑草を抜いたり除草剤を使わず一緒に刈り込むこととする、こういったことでやっていることは既にこの議場で共通したところでございました。

議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

12番(山路清一君) 今回、私は大きく二つについて質問いたします。
 まず1点は、町優良工事を表彰せよ。富谷町が発注した建設工事で、安全や施工制度面においてすぐれた成果を上げた工事に対し優良建設工事施行業者表彰表を与え、なお一層富谷町に貢献していただくため表彰制度を設けることができないか質問いたします。
県や市町村によっては異なりますが、入札参加登録時に規定により参加資格を承認したときに総合評点を付与しており、技術力及び施工力等に関する主観的事項の中の一つに優良建設工事施工業者表彰を受けた件数や建設工事事故防止優良者表彰を受けた件数などが上げられており、基準日の属する年度の直前5年度の間に表彰を受けた場合、表彰を受けた件数1件につき各市町村や県により点数は異なりますが上限を設け付与しております。
 ご存知のように、入札方式には一般競争入札や指名競争入札、または総合評価方式、そして近年行われております電子入札などがあり、さまざまな入札方式がございます。入札予定金額が掲示され、最低制限価格が設けられ、単に入札金額が他社より低くても総合評点の合計点数により決められます。この他に、ISO9000またISO14000シリーズ、そして宮城県ではみちのく環境管理規格認証機構が発行したみちのく環境管理規格の認証登録の件数や障害者雇用促進法に基づく障害者の雇用状況、そして災害時対応の地域貢献の有無及び その地域の清掃活動など地域貢献の有無などがあり、それぞれに加点点数があります。
 富谷町も町に貢献し、なおかつ将来期待できる企業を養成する方法として次のことを伺います。
 一つ、今まで町の建設工事において優良建設工事施工業者表彰などしたことがあるか、伺います。
 二つ、町が入札参加登録において総合評点を付与する条件があるか、伺います。
 次に、大きな2点目としまして変則町界を変更できないかを質問いたします。
 富谷町と大和町との境界が日吉台ともみじヶ丘、そして杜乃橋と杜乃丘が道路ではなく歩道や緑地帯により境界が異なっております。植栽の管理や清掃等がやりにくく、町内会の維持管理上支障を来しており、それがまた防犯の課題にもなっております。冬場の除雪の課題等もありましたが、富谷町と大和町との間で解決し、今は支障のない状況ですが、境界につてはいまだ知らない住民が数多くいるのが現状です。
 4号線から杜乃橋を渡り大和町との境界の信号まで、両サイドの緑地帯にあった高木や低木が枯れ、富谷町区分に関しては新たに低木を植栽し、大変きれいになり、住民の間からも喜ばれております。しかし、南北を縦断する境界はいまだ変則であり、次のことを質問いたします。
一つ、富谷町と大和町の正確な境界線はどうなっているか、伺います。
二つ、緑地帯の管理状況はどうなっているか、伺います。
三つめとしまして、課題も多く大変だと思いますが、管理しやすい境界に等価交換できないか、伺います。
以上、大きく2点について伺います。

議長(浅野幹雄君) 山路清一君の質問に対し、答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答えを申し上げます。
 最初に、優良の工事業者表彰をということでありますけれども、かつて表彰した経緯はあるようであります。7,8,9、平成7年、8年、9年までということで、10年以降の実施はございません。
 二つめ、入札の参加登録において総合評点を付与する条件があるかという、少し整理をしておきたいと思うんですけれども、そもそも出だしは国の統一基準である建設業法で定められているいわゆる経事です。経営事項審査によって交付される各業者さんに交付される経営規模等評価決定通知書なるものが総合点で何点という、780点とか千何点とかというような形で国の統一基準で定められるものです。これですべて町の業者決定、Aランク、Bランクというような形で定めているものです。ですから、ここに付与する要件は一切入りません。それ一本で入札しているケースもありますし、している自治体もありますしということです。
 二つめは、もう一つは恐らく議員がおっしゃっているのは特別簡易総合評価ということで、単に点数のみならず社会性、社会貢献あるいは貢献度とか社会技術力、社会性、地域性、大きくは三つ、あるいは不誠実な行為、減点要素がないかとかというような3要素にそれぞれ加点するものがございます。最大20点でしたですか、加点する要素がある。そのものの中にこの優良表彰を受けたところは1点、あるいは0.5点というふうに20点の中の1点ないし0.5点を証明書をもって感謝状です、表彰状ですというような形でもって提出された場合にはこの簡易型総合評価方式で入札をする場合の要件として付加されるというふうなことです。
 経審でのそれに加えて簡易型でやる場合には加わってやります。まさにそれぞれの書類を添付してもらって、このようなことで財政課窓口で入札をやっているというふうなことになります。したがいまして、結論的に申せば今の官民というふうなことの中で優良業者の表彰を復活する余地は私は現状ではないというふうな認識でございます。
 次、二つめ。日吉台、さらにもみじヶ丘ということで、どなたもあの道路の管理形態、よく見ると富谷町、こっちにいくと歩道上に大和町がというふうなことで非常に、まさに恐らく余りないような道路形状をそのまま現状にあの当時の組合事業の中であのような形になってしまったのは非常に不可思議でございますが、現状、なかなか回復し切れない状況にあるというふうなことです。
よくあそこを思い出していただければ南北道路、南の方から富ヶ丘から抜けてのりこ小児科から大和町の町道になります、あそこから。生協の前も大和の町道です。日吉台中学校前も大和の町道です。そして杜乃橋のあそこの大衡線に抜ける十字路交差点までが大和町の町道、延べにして1,091メートルです。ですから、1,000メートル、1キロメートルちょっとがのりこ小児科から北に向かって杜乃橋のあの十字路 交差点までが大和町の町道になっているということです。よく見れば標識がちゃんと表示されています。
 恐らく、どなたも認識のないまま通行はしていることだと思います。議員が前期の折に取り上げていただいたこともあって、あそこの杜乃橋の隣接する場所が大和町の、そして杜乃橋の十字路交差点から先の杜乃橋分、向かって左側の方には大和町の宅地があるんですけれども、そこの部分が富谷で管理する富谷の分になっている。非常に入り組んでいる町境になっているというのは現状でございます。
これは、そもそもの底地がこんなにぐちゃぐちゃになっているわけですから、そういうふうなこともあってこうなったのではないかというふうに私、今の立場からすれば理解するしかありません。したがいまして、非常に難しい状況の中で一つは管理については十分大和町と富谷町で協議をして杜乃橋の皆さんが後ろが大和町だからといってそれは大和町に言ってくださいではなく、杜乃橋の皆さんのお声を十分お聞きして除伐するとか見通しをよくするとかというようなことの手を打ちました。それぞれ大和分も富谷分もお互いの話し合いの中でそのようになったことを今この場でご紹介いただいたものです。
 もう一つは、従前富谷の除雪です。いよいよ12月1日から始まりましたので、除雪も同じように富谷の町道で1,091メートル分はしなかったんです。私になる前までは。それを平成22年、去年から皆さんのお声を受けて改善しました。ですから、一連として富谷の町道であれ大和の町道であれ関係なく、ずっと富谷でやっています。富谷の業者が請け負い額の中に入れてやっています。そして、最終的にあの1,091メートル、大和町の町道分については後精算ということで大和町さんに請求書を出して富谷に戻してもらう。このようなことで皆さんの雪に関するご苦労を解消しましょうというふうなことで去年から取り組んでいます。
 従前は富谷でやりました。その先、大和町の除雪車が待っていてやるわけではないですから、富谷はやりました、大和町はいつやるのかとかという中で10年以上ずっと継続してきたという経緯はあるんです。そんな中で、今回のご質問の中でこれを皆さんにお配りをしましたけれども、大変申しわけないものの一つにその路線について、富谷で除雪しますというふうなものの表示がないことも今回わかりましたので、後ほど早い時期に日吉台の皆さん向けに周知に努めてまいりたいというふうに思います。以上でございます。
あともう一つ、失礼申し上げました。等価交換についてでありますけれども、現状はそのような形で非常に難しい状況ですので、事務手続も含めて話し合いの中で住民の皆さんにご不便のないような形でそれぞれ維持管理をしていくというふうなことで進めてまいります。

議長(浅野幹雄君) 12番山路清一君。

12番(山路清一君) 1点目の町優良工事を表彰せよなんですけれども、再度確認いたしますけれども、優良工事の表彰関係は当分町の方でやらない。それから総合評価点方式も当分は町の方でやらないということでよろしいのでしょうか、再度お伺いいたします。
それと、2点目の変則町境界の変更の件なんですけれども、これでこのような変則な町境界というのは富谷町にこのほかあるのかどうか、お伺いいたします。
 もう1点目としまして、緑地帯が非常に広い緑地帯です。特に杜乃橋の杜乃丘の緑地帯。それで、町の方と富谷町と大和町の方で話をしながら除草関係、草刈りとかやって非常に以前よりは大変きれいになっております。しかし、生え際とそれまでにやる間、防犯的な問題とか人間が隠れるといったらおかしいですけれども、隠れられるんです。ちょうどあそこのところに高木があるんです。結構高木が杜乃丘の方にはイチョウ、それから杜乃橋の方にはあれは松ではないんですけれども木があります。あとそれから中学校の下り坂の方にはシダレヤナギみたいな木がありまして、非常に景観はいいかもしれませんけれども、ちょっと防犯的には非常に住民からの方から苦情が上がっているというふうな状況です。
 その高木に関してああいう高木が必要なのかという感じはします。実際にあの信号から奥の方、富谷町の方の管理している部分なんですけれども、こちらの方には前すごい大きい高木があったんですけれども、全部取り払いました。それで今すっきりきれいになっています。その辺を踏まえて町の方の考え方をちょっとお伺いしたいということです。
 それから今先ほど町長もお話になりましたけれども、のりこ小児科とかそういう日吉台関係ともみじの方の境界なんですけれども、ちょうどL字の側溝がございまして、L字の側溝から平板1枚のちょうど目地割りのところに大和町とか富谷町の境界ぐいが立っています。あれは高さで50センチメートルぐらいあるんですか、40センチメートルぐらいかな、立っていまして、その境界というのはその平板の目地の部分が境界かどうか。そうしますと、例えばL字から左側に入っている植栽がございます。ところどころにぽつぽつと、何メートル、10メートルか20メートルぐらいに植栽があるんですけれども、その植栽の管理は富谷町の方、その境界を挟んでどちらの方で管理しているのか。その辺のそれについてお伺いいたします。以上です。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それぞれ町の境界については地形地物界という言葉があるんだそうです。私も初めて聞きました。要するに、ぐちゃぐちゃと道路の上をもとの地形のような変形に境をつけるのではないんだ。歩道なら歩道ですとかという一貫性が必要なんですということです。センターラインをもって富谷と大和の境にする、そういうことはしないようにしましょう。こういう一定のルール原則あるようです。そんなふうなことの中に最大限いってみれば勘案した中であのような変形の行政界になってしまったのではないかという推測をいたします。
 それらをもとにしながら今の質問に答えますけれども、優良工事については先ほど申し上げたとおりです。官官の、官と民との関係の中では私は非常にかえって今騒がれるといいますか善意でやろうとしていてもそれはなんだというようなことでこの労力からすれば私は官官のレベルではやらない方がいいというふうな認識です。民民の間では非常に丁重にやっています。東京エレクトロンの竣工式にいったときに、本当に業者さんが頭を深々と下げて感謝状をエレクトロンの社長から受けとる姿、しばらくぶりで見ました。恐らく本当はそういうことだと思いますけれども、官と民の世界では恐らく社会状況からして相容れない状況になってきたのだというふうに思いますし、私は全くそのような認識でおるところでございます。
 総合評価は富谷町ではやっているんです。ですから、富谷町の業者さんがどこでもいいです、それは。事業としてやって優良賞以下何賞、かに賞というようなことを実物をもってきていただければそこに0.5点なり1点なりを加点してその業者さんの資料をつくるというふうなこととなりますので、簡易の総合評価方式の中では採用しているというふうなことです。
高木でしたか。緑地帯、後ほど担当課からということにいたしましょうか。管理しやすさというふうなことがまず第一番だと思います。そういう複雑なところはあるかというんですね、他自治体に。それは私に情報ないですので、もし担当課で持っていればそこの三つめについては答弁させることといたします。
 四つめについては、管理のしやすさということがメーン、大事なことなので、先ほど言ったとおり、本来は杜乃橋の隣接、裏、まさにイグネみたいなところですから、感じとしては。うちは富谷なんだけれどもイグネは大和町だという発想ですよね。杜乃丘の方にいくと杜乃丘のイグネが東の側にあるイグネが富谷分ですとこういう非常に不正常といいますかだれが考えてもというような感じです。ですから、それは本来は自分のうちがあってイグネはうちのものだというふうなことで言えば富谷の分になった方がいいのだろうというふうに思います。将来的な課題としてまだ継続して取り組んでいくことといたします。
 高木の除伐については後ほど担当課からということといたします。六つめについても担当課からということとします。三つについては担 当課からの答弁とさせていただきます。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 変則的なところでなんですけれども、ただいま町長が申しましたように、行政区の地形地物界をする場合、道路、河川等公共施設の境界で定めることが一般的です。動かないものということで定めることが一般的で、このように日吉台、もみじヶ丘、杜乃橋、杜乃丘のように道路センターのような境界が明確にならない箇所での行政界とすることは余りないんですけれども、等積というところでこのようなことになったのではないかというふうに思っております。町内にそういうところがあるのかということでございますけれども、ここまでこのような杜乃橋のようなこういうところは余りないのではないかと思っております。

議長(浅野幹雄君) 次に、建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 大和町分の町道にありますヤナギと、あと緑地帯の同一トウヒにつきましては、おととし大和町と協議をする際にも話題になったところでございます。樹種についてこの木が要るのか要らないかという話ではなく、支障となる枝、葉等については極力交通等の障害にならないように剪定していただくというような申し入れはしております。これが弱いというようなことがあれば、再度大和町と協議しながら除伐等が可能であればその辺についても話をしていきたいと思います。
 のりこ小児科から南側の日吉台二丁目地内の町道についての植栽はすべて富谷町の分でございまして、あそこの境界についてはあくまで道路と民有地の境界が大和町と富谷町の境界となっております。植栽は富谷町の分となっております。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 次に、15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 私は2件について質問をいたします。
 1件目は放課後児童クラブ、それから児童館、児童センターについてでございます。幼稚園や保育所で保育を受けた子供たちが小学校に入学するようになると、保護者にとって心配なのが放課後をどのように過ごさせるのかということです。保護者にとって放課後児童クラブは本当に働くためにとって安心して子供を預けることができるなくてはならない場所です。利用する子供たちにとっても安全で安心できる生活の場ではなくてはなりません。富谷町は各公民館で児童クラブ、放課後児童クラブを実施していますが、登録者は年々増加傾向にあることが行政実績報告書などからでわかります。ことし2011年11月現在ですが、723人が登録しているということで、新年度になってお母さんが仕事に出るだとか、夏休み・冬休みの長期休業に向けて登録をするという人たちもいるようです。
 さらに、ことしは大震災の影響もあって子供1人を家に置いておけないということで登録するということもあるように聞きました。公民館ごとに登録人数に違いがありますが、それぞれが適正規模を超過している状態であります。富谷町は県が示すガイドラインによって放課後児童クラブを実施していますが、規模についてガイドラインは集団の規模についてはおおむね40人程度までとすることが望ましい。1放課後児童クラブの規模については最大70人までとするとしています。富谷町の実態は登録者でこれを超えていますから、急ぎ改善することが必要です。
 質問の1番ですが、登録はしているがすべての子供が来ているわけではないという答弁が繰り返されてきましたが、子供に安全で安心できる毎日の生活の場を保障するためにガイドラインが示す40人程度にすべきではありませんか。どのように対処するお考えか、お尋ねします。
 放課後児童クラブは生活の場とされていることから、県のガイドラインでは1人当たり1.65平方メートル以上、これは畳約1畳分に当たりますが、そのスペースが望ましいとされています。また、体調が悪いときなどに休息できる専用スペースを確保することが示されています。登録人数に対して各公民館のスペースは十分と考えているのでしょうか。静養を必要とする子供がいたときの課題も解決しなければなりません。今の時期、インフルエンザの流行が考えられます。朝体調不良を訴えることなく学校に行った子供が、児童クラブで発熱、保護者の帰りを待つというときなどの対応が求められることになります。この点について、以前の質問で和室、事務室の一画で静養するという認識でスペースはあるという旨の答弁がなされていますが、現在もこの認識、この対応の方法をしているということになるのでしょうか。
質問の2番目に、児童クラブは生活の場としての機能が必要であり、静養室が公民館の和室、事務室などではない専用のスペースの確保が必要ではありませんか。お尋ねをします。
 問いの3番目ですが、働く保護者は土曜日、日曜日も仕事ということがあります。児童クラブの土曜日開所の検討はどのようになっているのかお尋ねします。
 成田東小学校の子供たちは成田公民館の児童クラブに通いますが、遠過ぎるということで何度も取り上げられてきました。この点について、町長は従前からの課題である。成田東小学校敷地内学童保育というふうなことでやる。成田公民館への距離の長さということも含めて条件整備を検討した上で前向きに進めると答弁しています。
問いの4番目に、近い場所での児童クラブの実施。学校内の敷地ということも含めてですが、近い場所での児童クラブの実施は保護者の強い要望です。この検討はどのように進められているのかお尋ねいたします。
指導員の役割についてですが、この役割については県のガイドラインで子供の人権の尊重、個人差への配慮、体罰等の禁止、プライバシー保護等に留意の上、次の活動を行うとして7項目を掲げています。それらのことを実行するために個々人の努力にお任せするというだけではなく、集団としての指導員の研修が必要であり、町が仕事の一環として研修会を催す、参加を積極的に促すなどすることが大事だと考えています。指導員については子供の命と生活の場であるということで責任を持てるような研修、仕事内容の明確化、勤務時間などの条件整備がなされていますか。
 また、指導員は十分と考えていますか。第5番目の質問として質問いたします。
公民館で実施されている放課後児童クラブは、児童専用施設ではないため子供たちが体を十分に使って過ごせているのかという点があります。行政実績報告書の中に児童クラブの利用者の増加によって環境整備、会場配置に工夫を凝らしていること、公民館という生涯学習の場と児童クラブへの場所提供ということでバランスを保つ知恵と工夫が必要になってきていることなどが挙げられています。生涯学習が盛んな富谷町では、公民館の利用が多くどこの公民館でもそれぞれ調整をしながら運営がなされているということが読みとれます。
質問の6番目として施設としての公民館活用、これは効率はすぐれているということになるのでしょうが、子供たちの安全安心の居場所としての放課後児童クラブは児童館、児童センターなど児童専用施設で実施することを基本として計画的に整備していくべきではないかと考えます。これについてどのようなお考えなのか、お尋ねいたします。
 次に、住宅リフォーム助成制度の創設を求めるとして質問いたします。住宅リフォーム助成制度は地元業者の仕事起こし、地域経済活性化策として全国に広がっています。この制度の内容は実施する自治体が決めるわけですが、個人の住宅リフォームをする際に行政がかかった費用について上限を決めて助成するというものです。その際に、町内業者ということを要件にしているということが重要だと思います。対象は住宅に関することで、間口を広くしている場合が多いようです。
 富谷町はさきの東日本大震災で一部損壊家屋に対して住宅修繕支援金制度をつくりました。住宅に関するものを広く対象にして、10万円以上の工事の2分の1を助成し、上限を10万円とするというもので、イメージとしてはこの方法と住宅リフォーム制度、同じようなものだととらえることができます。県内では東日本大震災で大きな被害を受けた石巻市が昨年2010年度に実施し、大きな成果を上げていました。昨年石巻市で詳細を伺ったのですが、石巻市の場合は、畳の張りかえ、ガラスの取りかえ、二重サッシにする、水周り、ふろ場の改造、エコキュート設置などを対象としてかかった費用の1割を助成する、上限を20万円と決めて実施をしていました。
住宅リフォーム助成制度はことし4月時点で330自治体、約2割の自治体が実施し、住民や地元業者に反映されているだけでなく、大きな経済効果が生まれています。秋田県のことですが、秋田県は2010年3月から住宅リフォーム助成制度を緊急支援事業として実施してから1年6ヵ月経過した成果をまとめています。その成果では、助成額の15倍の工事額となり、経済波及効果は23.6倍にもなったという報告を読みました。秋田県の場合、受注件数の72%は建設業者で、その内訳は法人が42%、個人が30%となっていました。続いて塗装業者、給排水、設備業者、屋根、板金業者となっていて、工事額でも建設業者が全体の81%を占め、そのうち45%が個人業者だったということで、地元個人業者が受注の主役だったとしています。
 石巻市の場合でも昨年6月に2,000万円の予算が3日間で、8月に2,000万円の補正予算がたった1日だけの申し込みでなくなってしまったということでした。4,000万円の助成金が工事額としては5億円になったということを聞きました。6ヵ月の間で助成金の12.5倍の工事額になったということです。
 質問の一番初めにお尋ねいたします。昨年12月議会で永野議員の質問に町長は黒川商工会富谷事務所と連携を図り検討する旨の答弁をなさいました。その後、情報交換、意見交換をしたでしょうか。聞いたところでは懇談しこれからというときにあの大震災に見舞われてしまったと聞いていますが、そのときにはどのような話し合いが行われたのか。詳細をお尋ねいたします。
 2番目ですが、住宅リフォーム助成制度について町は研究をしましたか。すぐれている点、富谷町の実情にあわせるための工夫など、参考になる点や問題点などあったと思うのですが、研究についてお答えください。
 問いの3番目です。企業誘致に力を入れるように、それ以上に町内業者の仕事起こしは重要だと考えます。町は町内業者の仕事起こしを商工会任せでなく独自に進めていく必要があると考えますが、それをどのように進めていこうとしているのかお尋ねいたします。
 4番目ですが、町内業者の仕事起こしといってもその実態を把握することが必要です。実態を把握していなければ対策も打ち出すことができないというのは当然だと思います。町は町内業者の仕事や生活実態をどのように把握しているでしょうか、お尋ねします。
 問いの5番目です。仕事起こし、地域経済活性化を図るために町は町内業者の業種、資本金、経営状態、課題などについて悉皆調査といいますか全数調査を実施すべきではありませんか。どのように取り組むか、お尋ねいたします。
 問いの6番目です。私は住宅リフォーム助成制度を実施する場合、工事の多少にかかわらず住民が助成を受けられるような制度とするべきだと考えています。今回、富谷町が実施した住宅修繕支援金制度は10万円を超えた額に助成をするということになっていたのですが、石巻市の場合、かかった費用の1割を助成するという制度でした。この方法であれば、どんなに小さなリフォームも対象になるということで、住民から歓迎されるものになると考えるからで、その点について町はどのように考えているのか最後にお尋ねいたします。

議長(浅野幹雄君) この際、11時10分まで休憩をいたします。

午前10時57分 休憩

午前11時10分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 佐藤聖子君の質問に対し、答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答えを申し上げます。
放課後児童クラブについては、子育て支援、大きな柱の一つでありますし、子供たちの健全育成というふうな大きなテーマがあるところであります。その役割、あるいは児童クラブに期待されるもの、あるいは現状等については担当であります教育委員会から後ほど答弁させることといたします。
 後半の方でありますけれども、住宅リフォーム助成制度ということであります。一つ一つ、お答えを申し上げます。
一つ目は、黒川商工会についてそれぞれ事務レベルで意見交換を行ってございます。
二つ目、研究については石巻からこの交付要綱やら実績やら十分研究をしてきた経緯があります。そのような中で富谷町の今回住宅修繕の支援金制度の創設に直接間接的に反映させられた、できたというふうなことであろうかというふうに思います。富谷町の現状は冒頭申し上げましたように、全壊が18、その下のレベル大規模半壊58、ここまでで76、半壊が614ということであります。国の支援金、あるいは県の義援金ということで全壊の支援金は300万円、県の義援金は100万円というふうにして300、100という組み合わせもありますし、これが最大値でございます。半壊については義援金50万円とかというようなことで、国の支援金、県の義援金というふうなことで国県の制度が受けられることは当初から想定の中にあったところでございました。
しかしながら、富谷町のこの震災における状況は5,068、5,000件を超える一部損壊判定の住家に限って罹災証明の申請を受けて、現地を実際調査をして、外部調査、そしてまた内部調査というふうなことの相当の限られたスタッフ、人員の中で6,000件にも及ぶ調査、被害調査の結果、ほぼあらかた判定の結果が出たというふうなところでございます。一部損壊についてはざっといえば9割方一部損壊の判定を受ける、20%未満の判定、何らかの形での被害が多数及んだというふうなことがこの富谷町の世帯数の多さというふうなことも含めて多いように思います。黒川4町村での自衛隊の協議の中で大郷が一番ひどいです。大郷で4割ぐらいでしたか、その次富谷38、その次大和、大衡さんというような感じの状況でありました。ですから、世帯の多さに加えて比率も富谷町の状況は大変なる被害に及んだというふうなところでございます。
 仕事起こしというふうなことについていえば、この大震災で状況が大きくかわったということに尽きようかというふうに思います。なお、住宅修繕支援金については、6月10日の6月議会で議決をいただきました。400件の4,000万円ということで補正を組んでいただいたところでございますが、現状は1,318件プラス10日間の追加受け付けということですので、恐らく1,300、あるいは1,400に迫ろうとする申請件数になるのではないかというふうに思います。助成の総額は修繕費から申し上げますけれども、見積もりで提出をいただいた修繕費総額は7億5,000万円です。この10万円を超えて2分の1、上限10万円という富谷町のこの制度の中で現状1,318件の助成額総額は1億700万円です。一般財源からすべて持ち出しを6月議会に向けて決断をしてスタートした。県南でこの主の修繕支援金制度、県南で四つ、富谷町も含めてこの周辺、仙北で三つ、22市町村の中で7町村が支援制度があるということで県の一覧から見てとれるところでございます。
 平均の修繕額は1世帯当たり60万円ぐらいというのも概数で今出ているところでございます。したがいまして、従前もリフォーム制度、石巻のというふうなことの同じ趣旨で質問をお受けしたところでありますけれども、震災によるこの大変なる状況の中で富谷町においては修繕支援金1億円を超える一般財源からの支援に踏み切ったとさせていただいたというふうな現状をご理解いただきたいと思います。
 四つめは黒川商工会事務所と連携しながら把握については努めてまいります。悉皆調査についてはすべてのノウハウ、商工業の今の、そしてまた過去の、将来のというふうなことの状況把握は富谷町の商工会、富谷事務所にそのものはございませんので、そちらとの協調連携の中で引き続き進めてまいる。六つめについては創設は考えてございません。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 次に、菅原教育長。

教育長(菅原義一君) それでは、私の方から放課後児童クラブについてお答えをいたします。
質問の1、2、3については関連がございますので、一括でお答えをいたします。
現在、児童クラブの登録者数は少ないところで75名、多いところでは151名となってございます。しかし、1日の利用人数の平均は30名から多いところで65名という状況でございます。厚生労働省が示しておりますガイドラインについてでございますが、各クラブの運営の多様性から最低基準という位置づけではなく、望ましい方向性を目指すものだというふうに示されておるところでございます。児童クラブは現在公民館に設置しておりますことから、利用団体、サークルとの世代間交流が図られていること、また図書室、大ホール利用等文化施設と運動施設をあわせ持つ公民館を有効に活用して運営している状態でございます。
また、専用の安静室は設置してございませんが、病気等の場合は職員がいる事務室などを利用して目を離さず児童が安心して静養できるようにしております。
 現在、児童クラブを利用されている保護者から土曜日の開所を希望する声は余り届いてはおりませんが、今後も保護者の勤務状態の検証等を行いながら現在の姿で創意工夫、現在の形を継続しながら創意工夫をしながら進めてまいりたいというふうに思っております。
続きまして4番の成田東小学校に関するご質問についてでございますが、平成22年度の6月議会でも同様のご質問がありまして、将来的には小学校の空き教室の効果的活用を視野に入れて検討することを回答いたしました。現在、成田東小学校には空き教室はない状態でございます。22年の6月議会でも答弁させていただきましたが、児童クラブ用のプレハブ建設については校地内の建設物の面積制限というものがございまして、増築等に必要な面積が十分確保できなくなるということがありますので、プレハブの建設は難しいということになります。
現在、成田公民館の児童クラブを利用するに当たって距離があり不便をかけております。また、アンダーパスでの防犯上の課題もありますので、アンダーパスを通らずに地上を安心して通行できる施設設備を検討しております。安全性・利便性の向上を今後も図ってまいりたいというふうに思っております。
 続いて、5番目の指導員、6番目については関連がございますのでこれも一括してお答えをいたします。研修につきましては、県主催や町主催の研修会に参加し、児童の安全や健康管理、個人差への配慮等の研修を積んでおります。さらに、24年度は本町の放課後児童クラブの実態にあわせた研修プログラムを実施していく予定でございます。仕事内容の明確化につきましては、児童指導員が打ち合わせの時間を持ち、その日一日一日の活動の流れや健康チェック、それから出席確認等それぞれの役割を確認して組織的に連携を図り運営に取り組んでおります。勤務時間などの条件整備につきましては、採用の際の雇用条件を厳守して勤務しております。指導員数につきましては、今年度登録者増にあわせて各クラブとも1名をふやしております。さらに、24年度も各児童クラブ1名を増員する予定でございます。
以上のことから、これまでも述べてまいりましたとおり、地域コミュニティの中心となる公民館で児童クラブを開設することは核家族化が進む現在、地域の子供は地域で育てるということにもつながると考えております。今後も利用団体、サークル、放課後子供教室事業と連携し学校活動では得られない体験活動の実施、そして公民館施設の持つ機能を最大限に活用し、さらに児童指導員の研修や増員を図りながら各公民館で放課後児童クラブを実施してまいりたいというふうに思っております。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) これより、佐藤聖子君の質問は一問一答方式により行います。15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) それでは、通告どおり児童クラブのところから質問をしていきたいと思います。
これは繰り返し答弁されていることですが、1日の利用者が30人から多くても65人だとこういうことを常々おっしゃるわけですが、しかし、最低基準ではないから、望ましい方向だからといってそれを放置しておくというのは安全な生活の場という面から考えてどうなのでしょうか。本当にこれで担当課としては、教育委員会としてはこれで最善だというお考えなのでしょうか。お尋ねいたします。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 完全ということではなくて、常にいろいろな状況、それからご家族の要望、それから地域の方々のいろいろな協力等を考えながら、より向上を目指してよりよい方向ということの姿勢は常に持っているつもりでございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 登録をしているのだけれどもということが先ほどありました。富ヶ丘が75人、今登録されています。一番多いといったあけの平は151人ということだと思いますが、この子供たちが半分ぐらい来ないだとかということでおっしゃるんだと思いますけれども、そうしますと、来ない理由、継続して来ないということについての実態調査みたいなのはなさったことがありますか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 実態調査等ということの調査は行っておりませんが、私の推測では何かのときに預けてお願いすることがあるということも考えて登録をしているという家庭が多い、来ないところは。そういう意味で登録している方も多いのかというふうには思っております。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) そういう家庭ももちろんあると思います。しかし、子供たちの意見も聞いてほしいと思うわけです。毎日行きたくなるような、ただいまと帰ったらお帰りなさいと指導員が迎えてくれるような、そしてそこの中で宿題ができるようなそういうところに足を運びたくなるような運営がされているか。場所として十分確保されているのか。こういうこともあるかと思うんです。静かにしなさい、お利口さんにしなさいということがなされていないかどうか。そういうことについて調査をして、登録した人たちが来やすくするということは重要なことではないかと思いますが、そのことについて、今後それでは調査をするということはするお考えがありますか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 調査の前に、私も機会があるときにというかできるだけ機会を設けて各公民館の児童クラブの方の実態の把握ということには努めております。今年度もロッカー等の整備を図ったり、それから下に敷くマット等の安全性を考えて全面交換をしたりというような条件整備については努力をしてきております。ですから、そしてその活動状況を見ておりましても、そんなに心配なさるというかぜひこの点はなかなか行く環境にないからよこさないというようなところは見受けられないというふうに私は思っております。でも、議員さんの今おっしゃられたとおり、機会を見つけてより多く保護者の皆さんの意見を聞きたいというようなことは今後進めてまいりたいというふうに思います。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 先ほどの40人までを一つの固まりと、1放課後児童クラブについては70人を最大とするまでが教育長がおっしゃるように望ましい方向だ、最低基準ではないということなわけですが、しかし、設置されているときは最初は割にこじんまりとした団体から始まったと思うのですが、ランドセルを置く場所もどんどんいっぱいになってきているということからすると、それは県のガイドライン、国のガイドラインが示すような40人程度の固まりにしながら分教室をつくるだとかということは必要になってくると思いますが、その点について、それでもまだ工夫しながらそれで対応するというお考えなのか、重ねてお尋ねいたします。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 環境整備につきましては、先ほどお答えしましたとおり、いろいろ子供たちのロッカーとかそういうことも含めて環境整備は図っております。確かに、登録者人数も昨年と比べてふえていることも事実でございますので、より子供たちが安心安全で放課後温かい環境というかお互いの環境のいい環境のもとで暮らせるように、今後とも改善の方向はいろいろ考えておりますが、先ほど答えましたように、現状の中での改善ということで努めてまいりたいというふうには思っております。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 静養スペースについてですが、これも以前から全くその改善が見られないような答弁だと思います。それで、子供たちがこれからの季節ですと、先ほども申しましたけれども、インフルエンザにかかって午後から発熱、児童クラブに来たときに体調が思わしくないということもあると思うんです。そのときに事務室で人がいるからと言いますけれども、その人たちは指導員ではないんです。便宜的にそこに寝せてもらっていいのではないかというのではなくて、一つの安全安心の生活の場としてつくっていくということがガイドラインでも望まれているわけですから、そういう方向で設置していくべきではないでしょうか。いかがでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 子供の体調不良というのにもいろいろ段階がございますが、もちろん、緊急性のある場合はすぐ親御さんに連絡をして病院に連れていくなりご家庭に戻すなりという措置はとりますけれども、安静が必要ということはそこまでは行かない。今体調不良で少し安静をさせればいいという状態であれば、事務室でも十分対応できますし、そのほかに和室等を利用して職員が付き添いながら安静に努めているということで現在の方向で十分とまではいかないまでも必要なところは対応できているのではないかというふうに考えております。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 全くお考えがかわらないということで、これは問題であるし課題であると思います。子供たちに指導員がきっちり寄り添いながらお迎えを待つというための場所、スペースを確保すべきだということを重ねて申し上げたいと思います。
それと、成田東小学校のことについてお尋ねをいたしますが、成田東小学校については前向きに検討するというお答えでしたが、その前向きの検討がアンダーパスを通らないで成田公民館に行けるようにするということについては非常に驚きました。私としては学校敷地内、余裕教室を使ってとかそういうことを何とかするというお答えがくるのかと思っていましたし、もしそこがかなわないとするのであればそれより近いところにどこかに土地を借りてプレハブを建てるとかということが答弁として検討した結果こうなりましたということがあるかと思っていたわけですが、そのような親たちが非常に遠くて交通事故の心配もあるということについてほかに近いところに求めるという検討は全くされなかったのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) まず、成田東小学校の余裕教室の件でございますが、先ほどお答えしましたように、今後は成田小学校の児童の減、今減少に入っておりますのでその児童の動向等を見ながら余裕教室も活用する方向もあわせて検討はしていきたいというふうに思います。それで、早急な案というか対策としまして、アンダーパスを通らないで上の方を直接横断歩道、そのためには横断歩道、信号等が必要になりますので、公安委員会と協議をしながらその設置等を考慮していきたいというふうなところでございます。
それから代替地ということでございますが、成田東小学校の周りはご存じのとおり大変住宅地でございまして、現在住宅がきちんと建っている、また建つ予定の地区でございますし、周りの緑地帯等に関してもプレハブとかそういうものが建てるに適している土地は現在のところ大変難しいのではないかというふうに思っております。ですから、その考えは検討は現在のところはしてございません。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 学校の周り、確かにそういうことですが、そういうことがあるからといって検討はしたのでしょうか。全くそのことはこういう状況だから検討に値しないということで検討はしなかったのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 代替地の件については周りの図面を見ながら内部的には検討いたしましたが、やはり大変難しいというようなところでございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) それでは、余裕教室のところで伺いますが、今児童数が減少に入ってきているということでありましたが、その余裕教室についてはそれでは、いつぐらいからその余裕教室を使えるということになるのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 現在子供たちの動向を、概略を申し上げますと、今年度約40名児童数が減ってございます。これは自然減といいますか卒業の人数より入ってくる人数が、入学した子供が40名ほど少ない。来年度の、今年度卒業生と来年度の入学生を見てもやはり同じ数ぐらいが減ってきております。こういう形が今後の成田東小学校の児童数の推移かなというふうな予測はしてございますけれども、今後はもう少し精査をしながら検討していきたい。それで何年度にはどこがあくとかというところまでは現在は見通してはいませんけれども、成田東小学校の児童数の経緯についてはそのような傾向にあるということでございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) それにしても、子供たちは遠いところを通るわけで、学校から小学校1年生、低学年の子供たちが成田公民館まで来るというのは非常に長い距離だと思いますが、その間の安全確保については現在どのように送迎といいますか迎え入れる、安全性を確保するためにどのような手立てがとられているのか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) まず自然災害等の集団下校とかを実施する場合には、学校の職員がきちんと付き添って送って出迎える成田公民館の職員に直接きちんと渡す、そういう引き渡しをするというような状況はつくってございます。そのほかの通常の場合におきましては、いろいろ地区の皆さんのボランティア方、放課後の見回りをしていただくボランティアの方もたくさん、かなりおりますので、その皆さんのご協力を得ながら子供たちの安全を図っているというところでございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 指導員についてお尋ねいたします。指導員は1時から6時半までの勤務になっています。5.5時間ということですが、この5.5時間の中で打ち合わせなどをするわけですが、そうしますと町がこれから行おうとしている研修、これについては仕事時間内に研修受けられるという対応をしていくのか。それでそのスキルアップを図るということになるのか。そのあたりについてはどのように考えていますか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 勤務時間の中で研修をきちんと設定していきたいというふうに思っています。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 六つの公民館があって、六つの公民館全体で行うことも必要だと思いますが、そういう場合にはどのような方法で、例えば1時から勤務してきたとします。それが1時間とか1時間半で行われるということになった場合、その対応、児童クラブはどのように運営されていくのか。何回するのかということをお尋ねします。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) その具体的な研修の方法については、佐藤次長の方から回答いたします。

議長(浅野幹雄君) 佐藤教育次長。

教育次長(佐藤信夫君) 研修の件につきましては、現在検討中のところもありますけれども、基本的考えはその勤務時間内に二つの班ぐらいに分けて預かりの方に影響のない時間帯を考えながら進めていきたいと思っております。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 国のガイドラインといいますか、それもさっきのようにその最低基準ではないとか、それから富谷ではパートの職員がやっているということもあったりして、身分の保証だとか学習してスキルアップのためのそういうものもなかなか十分でないと私は思っています。これをもっと本当に子供たちの居どころ、居場所を確保するということであればきちんとした体制が必要だと思うわけです。その研修はその一つになると思いますが、どれぐらいの頻度でどういうことを目的にしながらするということを考えているのか、お尋ねいたします。

議長(浅野幹雄君) 佐藤教育次長。

教育次長(佐藤信夫君) 頻度的なものも今現在検討中でございます。十分な内容でというようなところで今検討しているということでご理解いただきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 保育所の場合もそうですけれども、学童保育、児童クラブについてもお迎えが遅くなるというようなこともあるわけだと思うんです。実際にあるという話も聞きましたし、そういうときに6時半ですからどうぞ指導員の皆さんいいです、私たちがお母さんたちお迎えを待っていますからというふうに公民館の人たちが、職員が言ってくださるということですが、しかし、児童クラブというのは子供たちをお帰りなさいと迎えてそして保護者に引き渡すときにきょうはこうでした、ああでしたと一言つけ加えるということで、預かったときから最後にお返しをするというか親たちに引き渡すそこまでが仕事だと思うわけです。だとすると、この時間帯で本当に十分と言えるのかどうか。ここについては町はその時間の延長だとか採用の仕方、身分の保証などというものについても改善の余地があるのではないかと思いますが、この点についてはどのように考えていますか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 先ほど来お答えしておりますとおり、現状をよく見ながらよりよい環境を整えていくというようなためのいろいろな方策は今後とも努めてまいりたいというふうには思っております。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) さっき答弁の中で地元の子供は地域で、地域の子供は地域で育てるということで、大変そうであってほしいしそうあるべきだと思いますが、しかし、それと施設が公民館でいいということとは一緒でないと思います。安心安全の場が提供される、生活の場として提供される、子供がそこの中でのびのびと過ごせるということを提供していくというのが町がすべきことだと思います。そのほかに、世代間交流だとか何とか事業だとかというものについてはこのようにすればいいわけですが、しかし、児童クラブということであれば児童館及び児童センターを設置しながらそこで保育することが必要ではないでしょうか。これを計画的に進めていくということが必要だと思いますが、再度答弁を求めたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 公民館でやることの利点といいますか、そのことについては今議員がおっしゃった中にもありますとおり、この間こどもまつりの方で成田の子供たちが合唱を披露したときに合唱サークルとの共同での演目がございましたが、あのような大変ほほえましい世代間の交流が行われている。あわせて、ゲートボールをクラブの方に子供たちが教えてもらっているという場面もございます。これは学校とかでやるとなかなか難しい。私も学校に長くいてわかりますが、学校でこういうことを日常的にやっていくということは大変難しい状況です。これはやはり公民館で現在やっていることの最大の利点ではないか。こういう状況を踏まえて地域の子供は地域で育てるというそういう考えが、雰囲気が醸成されているというふうに思っております。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) それらの事業を否定するものではありませんし、しかし、子供は広いホールで十分に体を使って遊ぶ、外に出て園庭で遊ぶといいますか継続する校庭みたいなところをつくりながらそこで遊ぶということが子供にとっては最良の場だと思うわけです。それは大人たちがそういうふうに考えるということではなく、子供たちがそういうことを求めているものだと思います。子供が多い富谷町としてはそういう場所を提供していくということが必要ではないでしょうか。ホールが十分使えないということはあちこちで聞く話ですし、児童館及び児童センターなど計画的に設置することを求めるわけですが、それについてはどのように考えますか。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 今後のあり方については、現状は確かに子供たちはふえているわけでございまして、児童クラブの希望の子供たちがふえております。先ほど来お話ししておりますとおり、小学校の空き教室の利用ということも含め、それから今議員さんからおっしゃられた例えば児童館とか児童センターということもほかの市町村では当然あるわけですから、その辺は現在どうこうということは私の方からはお答えすることはできませんけれども、将来的にはいろいろな多方面の検討をしていく。その中でよりよい環境、よりよい児童クラブを目指していくという考えにはございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) それでは、住宅リフォームの関係で質問をいたします。先ほど町長は最後のところで住宅リフォームの助成制度については考えていないとおっしゃいました。その中で、地震被害の対策としてああいうことが本当にいち早く富谷町で実施されたということはほかの町、市からも非常に注目を集めているところです。一部損壊が5,788件という中で、申請したのが1,318件ということですから、まだまだ直したい、直さなければならない人たちもいたはずですが、これについては10万円もしかしたらいかないということであきらめたとかいうこともあるかと思います。この制度については時限的なものです。限られているものですから、引き続き恒久的なものとしてつくっていくということが必要ではないかと思います。この点について、町長に再度お尋ねいたします。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) ただいまの質問、住宅修繕支援金の質問に触れるということなのしょうか。質問の趣旨が、住宅リフォーム助成制度、そこをお願いします。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 失礼しました。これぐらい住宅を直したい、それからその延長で住宅リフォームをしたいという人たちもいるはずだということで、これはこれで一回打ち切ったとしても、その後で住宅リフォーム助成をしてほしいという潜在的な要望というのは強くあるし、地元の業者の仕事起こしとしても必要ではないかということでお尋ねいたします。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 震災によっての状況が大きく変化をし、そしてまた一部損壊の皆さんに手厚い、まさに一般財源からの1億円を超えるというこういう決断をしたのも、いち早い決断をしたのも富谷町だけだというのもそのとおりなんです。意外とないものなんです。これは町税からの支出なんです。ですから、その決断をしたこととあわせてここに今後の富谷町の見えない、ざっといえばそのほかに修繕支援金から見える被害額が7億5,000万円から8億円、そして応急修繕で5,000万円近く、300件申請。応急申請、52万円使ってやるものです。解体撤去は31件の4,500万円、合併浄化槽で500万円というふうな形で約10億円ぐらいの被害です。ですから、これを微細な被害と見ては私はだめだというふうなことを注意深く富谷の被害状況を見るにつけ考えが及ぶこととなりました。
3月11日から6月11日をもって支援本部に切りかえたわけです。10日の前日に議会に諮って議決をいただいた。そこの中には1ヵ月、2ヵ月目ぐらいからどのような支援策があるかというのは相当内輪で考えているんです。修繕支援金の制度そのものも何度となく練り直しながら、恐らく20回、30回程度の練り直しで詐欺に遭わないようにとかも含めて文面に入れた経緯もございます。したがいまして、否定はするものではありませんけれども、この現段階で住宅リフォームの助成制度について方向性をお示しする段階ではないというふうな結論でございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) ただいまの町長のお話でいいますと、本当に生きた税金の使われ方がしているということがわかります。7億5,000万円、1億7,000万円が5倍の力で経済的になったということになるわけで、今は商工会にも話を聞きましたが、なかなか震災のあとの仕事で忙しいということの話がありましたけれども、しかし、去年の段階では町長は仕事がないということを認識していらっしゃったわけです。これがずっと続くということでもありませんし、今は否定はしないけれどもとおっしゃって、今回は考えないということでしたが、しかし、これについても町内の仕事起こし、町内業者の仕事起こしということでは常に課題の一つとして持っていてもらいたい、そうであるべきだと思いますが、それについてはどうでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 何度も申し上げますけれども、大変なる富谷町の損害が及んだ状況になるということ。去年のことを今この場に発言をというふうなことをおっしゃるのは大変私は場が違うのではないかというふうに思う。どちらにしても、修繕リフォームについては否定はしませんけれども、やはりこれは基本的にはご自分で自助努力をしていただくということです。限定的に高齢者の皆さんとか、あるいは健常な方が不自由になられてバリアフリーのリフォームをする、どこかに特化する制度にぜひ富谷町の今の規模と財源、そしてまたさまざまな町政、町の課題をしていく。あちらの道路、生活基盤、そしてまた町道の整備補修もいっぱいあるわけです、10億円単位のものが。そういうことからすれば私は優先度からすれば上位には従前以上に上がるものではないというふうな認識でございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 私が申し上げたいのは、自分の財産は自分でというそういうことではなく、地元業者の仕事起こし、経済的に波及効果をもたらす制度だということでのお尋ねをしているわけです。去年は現状としては仕事がないということを聞きますと町長がおっしゃっていましたわけですから、これも震災のあと長く続くわけではないですし、またもとに戻るということもありますから、その認識は必要ではないかということでお尋ねしたわけです。それで、そのためには町内業者の、先ほど商工会と一緒になってということでしたが、それでは、商工会とどういう協力、連携をしながら町内の業者の調査をするというお考えなのかお尋ねいたします。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 場違いな状況というのは非常に私もいかがです、皆さん。私ばかりではなくても。仕事起こしというふうなことを去年の時点でそれは必要性あったでしょうというようなことは言ったかと思いますけれども、現状、この質問を受けて商工会です、地場の業者さんですといったら何年も仕事あってとても仕事追いつかないんだということなんです。今回の修繕支援金の追加受け付けを2週間、10日間受け付けたというのはそういうことです。何度も町長への手紙も含めてあったことを私は生かそうという趣旨です。行政というのは期限は期限なんです。9月30日からそういう議論も、あるいは正当性もあるんですけれども、2週間の中でぜひ、そしてまた業者さんから見積もりがお受けできないのであればできない、どの業者にもらう予定だというものの書面も新たにつくりまして10日間追加延長する、受け付けをするというふうなことです。その後について、また違った環境にあれば当然のことながら検討するというふうなことになります。
 仕事起こしについてはもう何年となくこの先仕事いっぱいあり過ぎて大変ですというのが私のところに伝わってくる業者さんからの声でございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) それでは、富谷町にどういう業者さんがいてどういう資本金でと先ほど申し上げましたけれども、そういうものについての調査は全く必要がない。これから仕事が何年も続くわけだから全く必要がない、把握する必要がないということを町長はお考えなのでしょうか。でも、先ほどの答弁では商工会と連携しながらとか協調しながらというふうにお話を実質悉皆調査、全数調査をするべきだといったときにそういう答弁でしたが、これはどういうことを意味しているのでしょうか。お尋ねします。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 従前答弁したとおりでございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 今の答弁では私にはわかりづらいので、もう少しわかるようにお答えいただきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 私以上の答弁ということであれば、産振課長の方からお願いします。

議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) 町内の業者さんの経営状態については、基本的には商工会さんの方で把握していただくということで、全体的な動きとかについては商工会さんと町と連携をしながら進めていくということで、細かい議員がおっしゃっているような細かい部分についてまで町で把握することはできないですし、する必要もないというふうに考えてございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 商工会には富谷町の商工者すべて加入していますか。

議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) 町内の建設業の事業社さんは223業者さんで、そのうち129業者が黒川商工会の会員となっております。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) ほかについてはどうでしょうか。

議長(浅野幹雄君) もう一度お願いします。15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 今は建設だけのお答えでしたが、商工会は建設業者だけではありません。そうすると、私が思うのには、それらのことを全部手のひらに上げながら仕事おこしをしていく、町をもっと盛り上げていくためには町が中心とならなければならない部分があると思うんです。商工会にお任せというだけではこれから先には手の打ちようもないということになりますが、それではほかの業種についてはどのように把握されていますか。

議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) 全事業者で825事業者で、そのうち325が会員でございます。ほかの業者に関しましてはスイーツフェアとかあるいは商工会に委託した全国展開事業とかさまざまな業種の中で取り組んでおりますので、今後もその促進といいますか、進めていきたいというふうに考えてございます。

議長(浅野幹雄君) 15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 企業誘致に力を入れるだけではなく、現在ある業者に対しても町が相当の力を入れていかなければならないということについてどう考えますか。お尋ねします。

議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) ですから、先ほども申しましたとおり、地元のケーキ屋さんでありますとかそれから漬物屋さんだったり、あるいはブルーベリーラー油とかそういったものでさまざまな方面で商工会と連携していきたいというふうに考えてございます。

議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。

午前11時56分 休憩

午後1時00分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 4番三浦邦夫君。

4番(三浦邦夫君) 私は富谷町の中学校部活動について質問いたします。
 文武両道、文武一道という言葉が皆さんご存じのようにあります。これらは高校や中学校での校風や理念として使われている言葉です。その意味はご存じだと思いますが、スポーツの道と勉強を両立させなさい、またはどちらも頑張りなさいという言葉の意味だと思っています。中学校には文化部と運動部がありますが、本日は問題がいろいろある運動部のことを質問いたします。
 子供から青年期への人生の中で、一番大切な時期に部活動の持つ意味は非常に大きなものがあります。人間として大きく成長できるかは指導者との出会いも非常に大きな意味を持っています。また、学校としても生徒、保護者の多様なニーズにどのようにこたえられるかも大変なことでもあります。また、現在は運動部の顧問になりたがらない教員というのも多くなっていると聞いております。当然、経験しているスポーツを持てない場合もあり、業務負担とクラブの両立等を含み、悩みを抱えている教員も多いと思われます。
 富谷町として、中学校の部活動教育をどのように考えているのか質問いたします。
 また、最近の富谷町のビックニュースとして8月にタイで開かれた第12回船越杯少年空手道世界選手権大会の女子14歳組手の部で成田中学校2年生の宮城さくらさんが見事準優勝を果たしました。大会には世界48ヵ国から1,000人以上が出場、女子14歳組手の部には26人がエントリーしているという大きな大会の中で、東日本大震災後本格的な練習は6月に入ってからだそうで、そんな不利な条件の中、この快挙は富谷町の明るい大きなニュースであります。また、宮城さくらさんをご指導なさっている日本空手協会県本部富谷支部長の辻田新吉さんも9月に石川県で開かれた日本スポーツマスターズの空手道男子型3部で2連覇を果たしたと11月27日の河北新報に載っておりました。この明るいニュースこそ指導者と選手の理想の師弟関係、スタイルと言えると思います。
 話はかわりますが、10月の議会で浅野直子議員が話しておりましたが、成田地区の小学生4年生から6年生まで約30人ほど剣道をやっていると聞いております。中学校でもぜひ部活動で剣道をやりたいという生徒、父母が大勢いると聞いています。幸いにも成田中学校には剣道3段、4段の2人の先生もいらっしゃると聞いております。小学校で経験してきた種目を中学校でもぜひ続けたいというのは素直な希望でもあります。スポーツ種目に差はあり得ません。まして、小学校から剣道で心身ともに鍛えてきた少年少女の剣士たちが中学校でも鍛えて青年へと成長していきたいという気持ちは痛いほど理解できます。
 義務教育では中学校を選ぶことはできないのはわかり切っていることです。ですが、本人たちが進学する中学校にはその部活がないから我慢しなさいでは真の教育とは言えないと思います。確かに、それぞれの中学校で場所の問題、教員の得意・不得意の問題、教員の数の問題などは当然出てきます。だから、だめです、我慢しなさいでは余りにも教育的配慮にかけていると思います。
そこで、総合型地域スポーツクラブの必要性が生まれてきます。各中学校単位で小学校も利用して地域住民、小中学校の先生方の協力、そして富谷町在住の種目の経験者、すぐれた指導者たちのボランティア活動として協力をお願いし、町全体の活性化と協力を求め、少年少女から青少年、そして大人たちまでが和気あいあいとコミュニケーションを図りながら伸びゆく児童、子供たち、生徒をぜひ育てていきたいものです。
 また、2点目として考えられることは幸いにも各中学校の距離は自転車で移動できない距離ではありません。富谷町として教育委員会が各中学校間を指導していただき、各中学校にないクラブの種目を手助けしてやる、あるいは種目の指導にすぐれた能力をお持ちの先生がいらっしゃればその先生のところで他の生徒の面倒も見てもらう、場合によっては富谷町には富谷高校というすばらしい高校があるわけですが、富谷高校の先生に見てもらうことも可能だと思います。中高一貫教育の一つとして、富谷高校の先生の中には喜んで面倒を見てくださる先生もたくさんいらっしゃいます。富谷町全体として富谷町の中学生を育てようとする教育的指導がぜひ必要であります。
そこで教育長に質問をいたします。質問は七つあります。前向きに建設的なご回答をぜひお願いいたします。
 質問一つ目、町として各中学校の部活動の現状、1教員の配置状況、指導時間、活動場所をどこまで把握しているかうかがいます。
 二つ目、経験のない部活動をもっている教員の悩み、負担をどう考えているか伺います。
 三つめ、種目の多様性もあり、その学校にないクラブを希望している生徒の今後の生かし方、どう考えているか伺います。
 四つめ、特に野球など技術指導はもちろんのこと、攻撃面、守備面などその場に応じた非常に難しい種目は絶対に指導者講習会が必要と考えます。町はどう思いますか、伺います。
 五つ目、富谷町総合計画にあります平成22年度から平成24年度実施計画にあるスポーツ団体人材育成事業費として1,686万円計上してありますが、この使い道はどのようになっていますか。伺います。
 六つめ、前の議会の答弁で総合型地域クラブの創設に努力するというふうに聞いておりますが、進捗状況はどうなっているか伺います。
 七つめ、以前の執行部の答弁でスポーツ推進審議会に図りながら意見を聞きながらなどたびたびそういうお話が出ていました。スポーツ推進プログラムを出すことがぜひ必要と考えますが、町ではどのように考えているか伺います。
以上の7点、建設的な回答をよろしくお願いします。以上です。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) それでは、ただいまのご質問についてお答えをいたします。
まず初めに、1番から4番目についてお答えをいたします。中学校の部活動については新学習指導要領総則に生徒の自主的・自発的な参加により行われるとされてございます。このことから、各学校では学校の教育計画に基づき実情に応じ円滑に活動できるように取り組んでいるというところでございます。
 まず1番目の部活動の現状につきましては、各校の教育計画により実施される部活動の種別、顧問については年度当初に把握しております。また、大会や発表会での成果はその都度、及び指導時間、活動時間につきましてもおおむね把握をしてございます。
 2番目の部活動の目的については、生徒一人一人が豊かな充実した中学生活を過ごすため、集団活動を通して自主的参加意欲を意識を高め目的に向かって努力することの大切さや得意分野のさらなる研さんにあるというふうに認識しております。顧問は生徒の個性を生かし、それぞれの目標に向かって一人一人高めていく指導を保護者、同僚との連携、他校顧問や諸団体との交流を図りながら指導を行っております。また、地域指導者の活用事業、これは県の教育委員会が実施しておりますが、この活用事業やボランティアを効果的に活用して適切な指導を行っているものと理解をしております。
 3番目にご質問の学校にないクラブを希望している生徒への配慮でございますが、種目によっては外部のクラブチームであり、それからスポーツ教室、ジム等に所属して活動している生徒がおりますが、生徒、保護者からの希望があった場合、たとえその学校に希望する部活動がなくても臨時の顧問を配置して宮城県黒川郡中学校総合体育大会等に参加できるように各中学校において配慮がなされているところです。
 4番目の指導者講習につきましては、社会スポーツ団体などと連携を図りながら外部指導者を活用し、次年度より学校の状況を踏まえながら積極的に実施に努めてまいりたいというふうに思っております。
今後とも、学校の要望をもとに生徒一人一人が豊かな中学生活が送れるように部活動の環境整備を図ってまいりたいというふうに考えてございます。
 次、5番目の人材育成事業費についてでございますが、富谷町総合計画の実施計画におけるスポーツ団体人材育成事業の1,686万円の使途につきましては、主に体育協会、スポーツ少年団、全国大会へ出場者への補助金等で835万円、体育指導員に係る報酬等の費用として464万円、スポーツ普及員に係る謝礼等の費用として156万円、スポーツ少年団に係る種目別交流大会等の費用として142万円、指導者講習会に係る費用として17万円、その他の費用で72万円となっております。
 続いて、6番、7番については一括してお答えをいたします。総合型地域スポーツクラブの創設に向けた進捗状況につきましては、町の地域性と現状にあった総合型地域スポーツクラブのあり方について調査研究を進めているという状況でございます。スポーツ推進審議会については、現在委員の人選を終えまして、12月今月には委嘱を行い、第1回目の会議を今月中に開催する予定でございます。その際、スポーツ振興基本計画について説明する中で、特に地域スポーツの活性化である総合型地域スポーツクラブの育成支援と、スポーツ指導者の養成確保に優先して取り上げて審議し、委員からの意見を求めてまいりたいというふうに考えております。また、スポーツ推進プログラムについてはスポーツ振興基本計画に上げた基本施策の優先順位を審議いただき、具体的なスポーツ推進プログラムを作成していきたいという ふうに考えてございます。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 4番三浦邦夫君。

4番(三浦邦夫君) 適切なる丁寧なるお話をいただいたんですが、3番目の種目がない生徒は試合には出られるというようなお話ではあるんですが、練習しないで試合に出るというわけにはいかないと思うんです。練習する場所の確保とか、あるいは練習場へ行ってもらう場所とか、それから指導者とか、そういうふうなことを考えないで試合に出場したいからでは行きなさいというわけにはこれは教育的配慮は全くないわけです。私が言いたいのは、例えば富谷高校の剣道の先生、7段の達人です。それから陸上はそれぞの顧問がいらっしゃると思うんですが、今インターハイ選手をかなりたくさん指導している鷺先生という先生がいらっしゃいます。それからサッカーはこの前、文化の日ですか、表彰されました瞬間的に名前忘れましたが、サッカーの顧問がおります。それは宮城県の少年スポーツをサッカーを指導しているということで表彰されております。
今中高一貫教育というものも結構古川とかあるいは仙台でも行われようとしていますし、行われている高校もあるんですが、そういうことを含めてぜひ富谷町にある高校ですから、お願い、私一つのアレをしてもよろしいんですが、していても言ってくれれば非常に喜んで指導する場所とそれから指導までしていただけるというふうに私は思っております。
そういうことで、特に成田、東向陽台も剣道部がたしかないように聞いていますが、その子供さんたちでぜひ剣道を例えば続けてやりたいというようなことであれば、そういうようなワンランク上の学校でありますが高校にお願いするというようなことも一つの指導の方法ではなかろうかというふうに思っています。場所の問題なんですが、体育館、いろいろなクラブが使って、当然使用場所、使用時間、非常に限られていると思いますが、中学校の方で剣道なら剣道で段を持っている先生がいらっしゃれば時間的にわずか1時間、そのほか例えば基礎トレーニングで外で基礎トレーニングしてきてわずか1時間竹刀を持っての云々とか稽古をするとかということだって僕は可能だと思うんです。そういう意味において私は町の教育委員会でそういうものをつぶさに考えていただいて、ぜひそういうふうな方向へ導いてあげられたらというふうに思っております。
それから前もお話ししたんですが、もう一つは10年スパンでスポーツ振興協議計画も考えていらっしゃるようで、ようやく審議会も立つみたいな格好のようなんですが、お金がかかることでもそういう点ではないと思いますので、お忙しいことは重々承知しておりますが、少しでもスピードアップを図って、要するに今6年生の子は来年中学校1年生になってしまうわけです。中学校2年生の子は3年になってしまうわけです。そういう意味においての後々のことを考えているのではなく今いる小学生、中学生の今の子供たちの要望にこたえてあげるというのも私は教育的な配慮だというふうに考えますので、そういうことを町の方ではどのように考えるか伺います。よろしくお願いします。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) まず学校にないクラブで大会の参加の件についてでございますが、これは具体的には例えばスイミングクラブとかスポーツ少年団等の活動をしている生徒に対する配慮という意味でございまして、新たに別な希望をとって参加させるということではございません。
それから富谷高校との連携、今中高一貫校といわれているものとは様相が違うというふうには思うんですけれども、富谷高校との連携という意味でお話をいたしますが、今年度も科学クラブが科学フェスティバル等にも今年度富谷高校も参加いただいて、小学生の子供たちの指導もしていただいております。そのように、今のは文化的な面ではございますが、それからサッカー部の顧問の先生には従来から中学校のサッカーに指導等にご協力をいただいております。そのような、年々交流の輪、連携の輪が広がってきておりますので、ただ、大変相手のあるお話で高校は高校の教育課程の中での正規のもちろん活動というものがございますので、ぜひその中でご協力いただけるところで連携をより広めていきたいというふうな考えでございます。
それから地域総合スポーツクラブについては10月に議員さんの方からご質問いただいたところからの進捗ということにつきましては、もう少しスピードアップというご指摘でございますので、今月第1回目の審議会も行われますので、委員さん方のご意見をいただきながらスピードアップを図りながら今後進めていきたいというふうに考えております。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) それでは、私から一般質問として通告のとおり、二つの点について伺います。
一つは、富谷町総合計画の進捗状況について伺いたいと思います。
自立した5万人都市を目指して、平成21年に富谷町総合計画が作成されております。基本理念である幸せを実感でき、笑顔輝くあったか富谷に基づき富谷町の目指す町の将来像を三つ掲げ、その将来像をまちづくりの基本方針としております。具体的には、基本方針1子供たちのための教育環境と未来をつくりだす町、すべての世代がいきいきと暮らせるまちづくり、基本方針2豊かな自然環境と活力ある地場産業を自慢と誇りにできるまちづくり、基本方針の三つめ、町民と町が直接つながるあったかいまちづくりと基本方針を掲げております。
この総合計画は基本構想、平成21年度から平成30年度までさらに基本計画は平成21年度から25年度までの5年間を前期とし、平成26年度から30年度までの5年間を後期としております。そして、さらに財源の裏づけのもとで必要な事業を明らかにする実施計画、これは平成22年度から24年度までの3年間で構成されております。議会で行われる町長の町政運営報告もこの総合計画の体系に即してまとめられており、また広報とみやにおける年度当初予算の概要にも総合計画体系における主要事業を掲げ、その関連性がコンパクトにわかりやすくまとめられております。すべての町の施策がこの総合計画という一本の木の枝葉となり、筋の通った調整運営となっており、町民もわかりやすいものになっております。町当局の意欲が伝わるものだと感じております。
さて、計画策定後3年目に入ったわけですが、ことし3月、予期せぬ東日本大震災の発生、そして罹災、また町当局の尽力により明石台東地区の市街化調整区域編入も異例な早さで告示がされ、開発が本格化し、既に販売活動も始まっております。このような大きな変化があったわけですけれども、このような状況を踏まえると総合計画の見直しが必要かと思われます。総合計画の進捗状況に関連して、以下の点について伺います。
 一つ、基本計画前期21年度から25年度の見直しによる変更があれば、それについて伺います。
 二つ、基本計画前期21年度から25年度で掲げている目標指数、これは各計画の中に個別に記載されておりますけれども、この目標指数の中間での状況について伺います。
 三つ目、実施計画、これは22年度から24年までの3年間で来年度が最終年度となりますけれども、これの予算面での検討状況について伺います。
 以上が富谷総合計画についてでございます。
 次に、東日本大震災に関する富谷町の対応と課題について伺います。
東日本大震災がことし3月11日に発生いたしました。今回のような大規模な災害における体制面での弱点もさらけ出すことになり、災害対策面での多くの課題があることが判明しました。昨日の町政運営報告によりますと、12月1日現在の住宅被害状況は全壊18棟、大規模半壊58棟、半壊614棟、一部損壊は5,068棟、合計5,758棟になっております。現在町の世帯数は約1万6,700世帯ですので、約3世帯に1軒が何らかの被害を受けたということになります。
 さらに、広報とみや12月号によると、避難所開設28ヵ所、避難者数延べ1万3,200人、非常配給食数延べ6万5,300食、給水延べ21万6,000人へ約2,000トンの供給となっております。これまで議会での一般質問の質疑において、緊急時対応等の再検討が求められております。6月の議会定例会において町長は町政運営報告の中で次のようにお話をされております。
 富谷町が行ってきた東日本大震災に関するすべての事項について検証作業を進めており、その検証結果を東日本大震災に関する富谷町の対応と課題として年内中をめどに取りまとめることとしております。主な内容については、地震被害と復旧、大震災対応、地震災害と地域防災をテーマに災害の教訓や今後の課題など、防災対策全般を検証し報告書として取りまとめてまいりますと表明しておられます。
今後の課題への対応、対策も大分詰めに入っていると思われますので、具体的な対策も既に行われているようでございます。例えば非常備蓄食料3万食、昨日のお話もございましたけれども、大型発電機を配備されたというようなことで、徐々に進んでいるようでございます。 そこで今後の防災対策に関連して、以下の3点についてお伺いいたします。
 一つ、報告書取りまとめの進捗状況を伺います。
 二つ、防災対策の具現化のための予算措置について伺います。
 三つ、放射線量による健康への影響についてのその対策を伺います。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答えを申し上げたいと思います。
総合計画についてでありますが、今お話にありましたように、21年からということで10年計画の基本構想、あるいは基本計画、実施計画の構成によりまして鋭意進めているところでございます。既にご承知かと思いますけれども、地方自治法の改正によって自治法の第2条第4項の基本構想の策定義務が撤廃されたということも既にご承知かと思います。8月1日施行というふうなことであります。趣旨は、地方公共団体の自由度の拡大を図るための措置というふうに表現されておりますけれども、このような自治法の改正がありなしにかかわらず、私はぜひ方向性を定めてそこに向かって町、そしてまた議員、町民一体となって町の将来性を描く、このようなことが大事だろうというふうに思っております。目標なくして日々の取り組みもないわけでありますので、その中の自立した5万人都市新富谷始動というふうなこともまた昨年度フレーズとして年初めに申し上げたとおりでございます。
 そのような中で議会折々の町政運営報告という名称に前回からかえましたけれども、議会定例会4回のこの間の経緯をぜひこの柱に沿って皆さんにご理解をいただくべく四、五十分の範囲で網羅しようというふうなことでそれぞれ担当者ともどもきのうのような内容におさめたところでございます。ここで発表した内容は即日夕方にはホームページにアップして、町民の皆さんが即日にその内容を閲覧できる、そんなふうなスピードを持って今対応しているところでございます。どちらにしましても、笑顔輝くあったか富谷、そしてまた町長2期目に当たっての施策実行というふうなことも含めてそのような、こういった議会の場でのことも含めながら漏れなく後期計画に反映してまいりたいというふうに思うところでございます。
 それぞれの内容、足らざるところについては後ほど企画部長から申し述べることといたします。
 問い3の方にについても、あわせて企画部長から答弁することといたします。
二つ目の課題でありますけれども、報告書の取りまとめ、たしか6月の議会では年内というふうなことでお話をした経緯がございました。そしてまた、予算立てもしていただきながら準備をしておったところでございますが、震災住宅修繕支援金の制度の概要、そしてまた追加受け付けというようなことも含めて年内の仕上がりについては不可能となりました。したがいまして、年度内編集というふうなことで3ヵ月ほど後にずらすというふうなことで、今総務部長、そしてまた総合防災対策監のもと鋭意内容を詰めているところでございます。冒頭申し上げましたように、黒川地区防災関係機関協議会、自衛隊、警察署、黒川消防、そしてまた4町村、七つの機関の協議会の中でそれぞれの事例発表といいますか、この震災の折にどのような取り組みをしたかというようなことで、それぞれ富谷町ならずとも七つの機関の取り組みも、いってみれば情報として初めて公の場、それぞれの発表の場となりましたので、そういったことも参考にしながら他との比較、あるいは富谷町の被害の状況等を含めながら今その切り口、どの程度のボリュームというふうなことも含めて検討しております。
大枠としては震災の概要、被害状況、復旧に向けて、検証、まとめ、資料、大枠は今こんな感じでありますけれども、どこにもお手本がない、あるいは名取に震災の編集、震災記録誌編集室でしたか、それを設けてスタートしたというふうなことがございましたが、その他周辺の自治体でこのような取りまとめをする事例、聞き及んでおりませんので、ぜひ富谷町オリジナルの、そしてまた後世の皆さんにこのような、この震災の多大なる被害とそしてまたそこから何を教訓にして次の世代、あるいは日々の生活に生かそうとしたのか、そういった切り口も含めて町民の皆さんの声も織り交ぜながら編集できる内容に努めてまいりたいと思います。
 私どもの知る限りでは、相馬市が250ページ程度で震災の記録第1集ということでとりまとめた、9月10月の段階での取りまとめたものも目にしておるところでありますが、しかし、どこの自治体、被害の程度、内容を含めてみな違う状況でありますので、なお一層精査しながら有用な記録の編さんに努めてまいりたいと思います。
 防災対策については補正の対応で申し上げたとおりの準備をいたしております。その一つの中に、それぞれの備蓄品1,350万円ほどの費用をもってアルファ米440万円、クラッカー140万円、保存水43万円、携行缶等備品370万円、発電機16台360万円、合わせて1,300万円というふうな、このような備品の補充、当座の補充というふうなことで9月補正をもって既に配置を終えているところでございます。
放射線量の健康影響ということでいえば、冒頭申し上げたとおりでございますので、今現状富谷町においてはホットスポットの箇所も現状は見当たらないというふうなことも一つです。測定器もきのう納品に2台追加での測定器が納品されましたというふうな状況でございます。環境省が定めております毎時、1時間当たりのシーベルト、放射線量0.23マイクロシーベルト、1年間にしますと1ミリシーベルトというこの基準をもって富谷町、除染の必要な線量というふうなこととなりますけれども、その対象にも富谷町については該当しないというふうな状況でございます。しかしながら、いつ何時どのような状況、あるいはよもやというようなところもないとも言えませんので、十分に心して機器の投入等を含めながらなお一層の測定体制の充実に努めてまいりたいと思います。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) それでは、富谷町総合計画の進捗状況についてということで、私の方から答弁させていただきます。
 概略につきましては町長が申し上げたとおりでございますが、3問ほどございますのでそれぞれ申し上げます。
まず基本計画の見直しによる変更について伺いますということでございますが、先ほど町長が申し上げたとおり、地方自治法が大きく改正されております。その中で、特に市町村基本構想の策定義務も撤廃、そのほかさまざまなものが撤廃されております。これらの撤廃につきましては、地方分権改革推進計画に基づきまして地方公共団体に対する義務づけを撤廃するというこの大きな趣旨に基づいてこの自治法が改正されたということになります。裏を返せば、住民自治の基本的なところに、原点に帰るということでそれぞれの市町村が独自性をもってまちづくりを進めていくというところになっておりますので、それを重要視しており、町長の方からも総合計画は基本的に策定をしていく、そして指針になるべきものをもってまちづくりを進めていくということを申し受けしておりますので、今回策定しているものは平成25年までの前期計画でございますので、当然その後について策定を進めていく作業に現在取り組んでいるところでございます。この改正のスケジュールにつきましては、当然25年が最終年度になりますので、通常ですと24年、来年度から正式に作業に取りかかり2年間検証作業をしながら新しい計画をつくっていく。その中には今回震災も受けておりますので、また社会も大きくかわってきているところもあります。自治法も大きくかわっておりますので、そういったものを取り組んで新たな計画を策定するということで今準備段階に入っているところでございます。
 2問目の目標指数についての中間でございますが、これも前期計画では今回初めてさまざまなところで目標値を掲げております。これについては初年度、2年度、3年度までは各担当部署が進行管理を行う。私どものやっている計画としては、先ほど申し上げた改定時期にあわせて検証作業を進めるということでございますので、24年度、来年度からその検証作業に入る予定にしておるところでございます。
 次に3問目の実施計画の新年度への予算への検討状況ということでございますが、これについては町では基本的な計画は基本構想、基本計画、実施計画、3部構成で行っております。実施計画については、これは自治法でも明記されておりませんので、任意な各市町村によって取り扱いが違っておりますが、富谷の方では3年間、当初年度をもって3年間の計画をつくっております。これは毎年ローリング方式といいまして、1年1年更新して3年間分を公表という形で策定しております。これについては、実行性を伴うものでございますので、その予算状況を反映し向こう3年間の計画を公表するという形で現在とり行っております。当然、24年度の予算については実施計画もあわせて改訂になりますので、24年度から向こう3年間の計画を公表するということになりますので、当然24年度、新年度予算も反映されて、その次の年、翌年、翌々年ということで計画を皆様にお知らせしていくことになっております。
 そういったところで、今はオータムレビューでおおよそ方向性が決まり、各部署では11月中に積算作業を終えて、この議会が終わり次第新年度への具体的な作業に取りかかるということにしております。
 以上がお示しいただきました総合計画の現在の進捗状況として考えておるところでございます。以上です。

議長(浅野幹雄君) これより出川博一君の質問は一問一答方式により行います。3番出川博一君。

3番(出川博一君) それでは、総合計画の方からお尋ねしたいと思います。
自治法の改正があって、特に作成しておく必要はないんだというお話でしたけれども、私は逆に町長がお話になられたように、一つの目標といいますか目標があればそれに向かって進んでいくということは当然でございますので、そういう意味では継続して作成運用されるべきだというふうに思います。ただ、その中で前期は25年度で終わるわけですけれども、実施計画は一応1年ごとのローリング方式といいながらも、24年度までの計画は策定されておられるということで、ここはどうでしょうか、平成25年4月には町制が50周年を迎えるという節目に当たります。多分、今の人口動向からするとその時期には人口も5万人に達するのではないかというふうに思われますので、ここで前期計画については24年度、来年度で終了にして、25年度から27年の中期、それから28年から30年の後期、こういう考え方を取り入れられたらどうかということで質問したいんですけれども、といいますのは、ちょうど平成27年10月が次回の国勢調査の時期に該当いたします。
ですから、そういう意味で中期の25年から27年は市制移行への準備期間というような位置づけでとらえて、後期につきましてはその市政の足固めをするんだというような考えで計画の策定はいかがかと思いまして、その見解を求めたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 今の個別の年次までのお示しでありますけれども、基本的には柔軟にというふうなことで対応することについては何ら異議のないところでございます。今回の大震災、そしてまた50周年、5万人への日本でもない取り組みをこの富谷で実現しようというふうなことの方向に皆さんと向かっているわけですので、大いなる要素が当初の予定に加えて変更、変動、変化の兆し、大きなものがあるというふうなことからすれば、今の案についても十分検討しながら必要な時期にお示しをしたいというふうに思います。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) ぜひそんな方向も検討いただきたいと思いますけれども、特にこの富谷町の総合計画の審議会がありまして、それに対する答申で諮問されたものに対して答申が、これは21年2月17日付でされているわけですけれども、審議会からの意見要望として12項目ありますけれども、その8項目目に人口5万人を超えた場合、市制移行の要件の一つを満たすことから市制移行についての具体的な取り組みの推進に努められたいということで、当然PDCA、プラン・ドゥ・シーの考え方を取り入れればぜひそんな柔軟なことで対応でご検討いただけないかということで、その見解を求めたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 今のご発言の中の確認をいたしたいと思いますが、よろしゅうございますか。(「はい」の声あり)
総合計画審議会という表現でありますけれども、その審議会はないですので、恐らくまちづくり審議会の誤りではないでしょうか。失礼しました。訂正です。議長あてに出したものでというようなことでありましたので、申しわけございません。今の発言は撤回を申し上げます。
 それでは、先ほど申し上げたとおりでありますけれども、細かいことについてまだ具体的に詰めの作業が十分でないですので、どちらにしても弾力的にというような、膠着的なあるいは計画のための計画ではないということを、実のある計画を盛り込んで、それを皆さんに図り、町民の皆さんにお示しをする。そういうふうなものの1年でありたいものだというようなことで、私も町政運営、心がけてきたつもりでございますので、どうぞその辺については十分今のご意見、ご提言を受けて進めてまいります。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) それでは、次の基本計画の目標指数の件についてお尋ねをいたします。
先ほどの企画部長のご説明だと、1年から3年目までは原課で、最後のところで次期計画に向けてそれを報告を求めるんだというお話ですけれども、これは人間だれでも目標設定があってそれに基づいて行動しているわけなんですけれども、何らかの制約といいますかチェック、あるいはそういうものがなければ動機づけとして余り意識しないで目標はただあるんだというような形だけで動いてしまうのが常だと思いますので、ぜひその辺のところは今年度、23年度からでいいですけれども、何らかの形で報告を求めるような、あるいはそれによって当然担当課の方でも意識するわけですから、そういう体制はとれないかお伺いいたします。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 申しわけございません。設問の趣旨がちょっとまだ理解できないので、もう一回お願いします。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 例えば、具体的には目標数値としてこれは今ぱっと開いただけなんですけれども、例えば安全で住みよい地域社会を構築した町にという目指す姿がありまして、その中で目標指数として犯罪率、現状値、基準年、8.5件、これは基準年というのは平成20年度ですけれども、これを目標値は平成25年度に7.5件まで下げましょう。それから通年パトロールの実施町内会数はこれは基準年が21年度なんですけれども1町内会でした。これを目標の平成25年度には20町内会にいたしましょうというようなことがそれぞれの項目で具体的に明示されておりまして、これについての中間でのチェックといいますか進捗状況についての報告については特にない、1年目から3年目までは原課というか担当課の方で把握しているだけだというお話だったので、それではなかなか成果として結びつくのは難しいのではないか。
これは民間の感覚でいっている部分があるのでその辺はちょっとご容赦いただきたいんですけれども、少なくとも民間であれば毎年、少なくとも1年に1回はその成果について報告をし、次年度は足りなかった部分をこうしようとかああしようとかそういうような発想でやっているわけなんですけれども、その辺のところでぜひチェックの期間を短くするといいますか、そういう必要があるのではないかと思いまして質問いたしました。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) わかりました。そのような中で私が就任以降、行政実績報告書、相当の念入りに旧来のものを改訂しながら改善しながら現状にたどり着きました。そのような中で、他の町村はどうであろうかというようなことも四つ、五つ取り寄せて検証してきたところでございます。今議員がおっしゃるような内容は、既に内部で話し合われていた経緯がありまして、そういった行政実績報告書に織り込むスタイルはできないものか、そんなふうなこと、総合計画で定める目標値なども入れ込めないかというふうなことを既に議論をしております。そのようなこととあいつながることでご理解いただけるかどうか、お願いします。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) それでは、それを一歩推し進めて監査委員への定例の報告というような形でルーチン化についての検討はいかがでございましょうか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) ちょっと答えに窮しますので、だれがいいんでしょうか。別な、では企画部長からお願いします。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) それでは、監査委員への定例の報告とは何に基づいてそれを報告することになるのでしょうか。総合計画は5年、10年という幅でやっておりますので、この計画からすれば5年がラストになります。基本計画については10年になります。先ほどちょっと言葉足らずですが、かなり事務的な部分に入りますので決して各課が進行管理するのは当然のことでございます。自分たちがやる仕事をこの計画書に反映してそれを計画を実行するというのが職務になりますので、それを我々はこの計画は5年を基準として設けていますので、それについては先ほどオータムレビューでも当然進捗状況、それで足らないところには予算をつけて、例えば検診率アップ、そういうものも達成しているものもありますし、やっていないわけではないので、その辺はもうちょっと事務的な内部のものになってくるので、もう少し事前にこちらに来ていただければご説明させていただいたんですけれども、決してやっていないわけではないんですが、基本構想のこの中からいえば検証としては正式には来年度から行って、その計画がどうなったのかをまた次年度の方に繁栄していくというふうな形でやっております。
監査委員さんへの報告については、各課が定例監査を受けておりますし、実績報告書は議会への提出義務で毎年行っておりますので、そちらで十分ではないかと思っております。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) それでは、次に防災に関して、地震に関連して富谷町の対応と課題という件について入っていきますけれども、先ほど町長の説明では6月定例議会においては年内中の報告ということでお話しした。9月になってちょっと間に合いそうにないので年度内中というふうに変更されたということですけれども、これはもう少し我々にわかりやすいようにご説明いただきたいと思いますけれども、いかがでございましょうか。
というのは、中身も表現がちょっとかわっているんです。例えば6月のときは富谷町の対応と課題で、9月の時には東日本大震災の記録とこのようにかわっておりますので、私はこれは対応と課題と記録というのは単に紙ベースに残すだけというようなことで、能動的なこれに対して手を打とうという意識というかそこのところは異なったとらえ方になるのではないかと思いますけれども、その辺も含めて見解をいただきたい。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それについては、いってみれば時期の経過と内容の変化というふうなことでありますので、6月に対応と課題、そしてまた9月に震災の記録、記録の中に対応と課題、そういったことも包含されますので、何ら一貫性を欠くことではなく3・11のこの表現、記録というこの名称、ネーミングについては確定をして予算立てもして、そして年度内にというふうなことで今進んでいます。非常に全くオリジナルな取り組みですから、これまたどこにもありません。そういったものでは大変今頭も悩め、そして限られたスペースの中にいかにそのものを残すかというようなことは、恐らくなかなか大変な作業になるはずなんです。それは私どもにあるわけですので、それは私どもの責任の中で編さんをしていくというふうなことで今進めておりますので、よろしくご理解のほどをお願い申し上げます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) それでは、若干細部にわたってお尋ねしたと思いますけれども、もう既に公共施設の点検整備は終わっておられる。それから大型発電機の……。

議長(浅野幹雄君) 一問一答でお願いします。菅原総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) 申しわけございません。もう一度ご質問内容を確認させていただいてよろしいでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 詳細にわたっての一番です。3番出川博一君。

3番(出川博一君) 公共施設の点検補修は終わられたということでございました。それで、ただきのうの説明で大型発電機の購入16台とございましたけれども、これは備蓄倉庫に配備済みということでしたけれども、広域避難所の備蓄倉庫に配備済みということでしたけれども、16台、たしか広域避難所は21ヵ所だというふうに把握しておったんですけれども、この辺の違いはどのような形で発生したのでしょうか。お聞きいたします。

議長(浅野幹雄君) 菅原総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) 議員おっしゃるように、今回16台購入いたしまして、広域指定避難場所でも小中学校を中心に16台を配備しております。また、足らないところにつきましては、これまでも大型の発電機は2台ほど有しておりましたので、それらを補充し対応とさせていただいております。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) それから避難所の件についてちょっとお尋ねしたいんですけれども、町では21ヵ所の広域避難所があって、活用は12ヵ所でした。別に町内会館は15ヵ所と役場で合計28ヵ所でした。これは平成13年2月に総合地域防災計画として作成された中でやっていたんだけれども、実際では富谷の現実と実態は違いました。齟齬があったようだということで、これについて防災計画を全面的に見直す中で検討していきたいというふうにお話しされておりましたけれども、この検討結果はいかがなったんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) これまでもご説明申し上げていましたとおり避難所、今回町内会館も15ヵ所ほど開設しております。地域によりまして指定避難場所よりも地元の町内会館の利用の方が地域の方々に利活用されたという実態が今回わかりましたので、そういったことも勘案しながら今後の町としての指定避難所ということを検証していきたいとは考えておりますが、今現状におきまして結果というところまでには至ってはいないというところでございます。
 確定し次第、また皆様方の方にはお知らせしてまいりたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) ということは、今はまだ検討の途中であるということと理解してよろしいのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) そのとおりでございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) それで、ちょっとまだ検討が余り進んでいないようなのでまとめて質問させていただきます。一問一答だね、失礼しました。
対策本部と各避難所との連絡運営体制がスムーズでなかったという反省もあったかと思うんですけれども、これについては電気が停電したりそういう状況の中で大変だったんだということでしたけれども、避難所の運営マニュアルというのは現在あるのでしょうか、お尋ねいたします。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) 昨年の12月に町として作成はしております。ただし、各行政区の方への周知するまでには至らない中での今回の震災でございました。今回、震災後におきましては既に各町内会において避難所の運営についてご協議いただいている町内会がございまして、そういった中に順次町のマニュアル等を配慮いただきながら、町内会でのマニュアルの作成にご活用いただいておるというようなところでなっております。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) ということは、去年作成されたということはことしの3月の時点では各公民館、あるいは各学校、広域避難所の各学校にマニュアルは配備されてそれは熟知されていたというふうに理解してよろしいのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) 申しわけございません。作成はしておりますが、事務レベルでございましたので全職員への周知までには至っておりませんでした。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) ということは、公民館なり広域避難所である公民館なり小学校ではその存在については余りよく知られていないので若干混乱した、混乱が強くなったんだというふうに理解してよろしいでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) 一理あろうかと思いますが、ただし、実際それを活用しての訓練等も実施したわけではございませんので、それのみということではなかろうかと思います。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) ぜひ今度の報告書ができるまでにはその辺の徹底方をお願いしたいというふうに思いますことと、あと情報伝達、あるいは連絡に関してこれも非常に困難を極めたわけですけれども、昨日の同僚議員の質問に防災無線とかそういうお話もございましたけれども、情報の連絡伝達についてはいろいろのツールがあるわけですけれども、あのときの6月の議会でのお話の中では携帯電話、衛星電話、インターネット、災害メール、いろいろあるのでその中でどの方法で対処したらいいのか検討しているというお話がありましたけれども、その検討状況についてはいかがでございましょうか。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) 情報のツールにつきましては、今議員おっしゃるようにさまざまあろうかと思います。どのツールが一番有効かというのはなかなか判断しかねるところでございまして、来年度予算におきましては既にメールの対応というようなことで予算の方を計上させていただいており、また衛星携帯電話につきましても新たに2台ほどの購入を考えて配備を、連絡のツールとしての手段を進めていきたいと考えています。また、それ以外にもツイッターとかフェイスブックとかというようなインターネットを活用したような対応などもあろうかと思いますので、そういったところにつきましてはなお一層の検証は必要になってくるかと思っております。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) 次に、長期間の断水があったわけなんですけれども、これについては広域水道のループ化とかそういう断水時のループ化の対応を検討したい、あるいは水源確保も含めて検討課題としたいというお話がございましたけれども、これの見通しはいかがでございましょうか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) それらについてもまだこの時期ですので継続中でございます。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) この水道の断水に関してといいますか給水体制についてなんですけれども、大和町との災害協定があったというふうに聞いておりましたけれども、これは実際要請できるものなのか。その辺をお聞きしたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) これも当時認識がなかったといいますか、後から「あったんだね」というようなことで、本当に改めてあの時期の混乱ぶりを思い出すところですけれども、災害防災協定、仮にあったとて大和町との協定がどのような形で生かせたのかというふうな思いもあるところです。しかし、あるなし、認識ありなしにかかわらず日吉台、大和町のもみじヶ丘、あの隣接大富の団地については水を十分必要な分だけご提供いただいた。こんなふうな経緯でございます。さらにまた、こちらの北系の水も破損したというようなことからすれば、大和町の水の量とて恐らく隣町に回すほどの状況ではなかったのかとも思います。十分その辺も含めて協定があったことについての認識は薄かったというのが一つ、今後についてどのように生かせるか、このような事態が、同じようなことが再び起こった場合にこの協定の意味合いといいますか、限られた水ですので分けぐあいというようなことも含めてどの程度威力を発揮するものやら、その辺も検証してまいるというふうなことといたします。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) いろいろ今回の大震災では町当局も一生懸命対応していただいたんですけれども、いろいろ今後の反省材料が多々あったように思います。
それで、最後に予算措置の面について確認したいんですけれども、実際これから100年に一遍、あるいは1000年に一遍なのか、発生がわからないわけですけれども、前に保険と同じなのでこれには無駄な金ではないので、どんどん対策を立てていくというお話をされていたかと思います。ですから、それは今しかタイミングがないと思うんです。我々の認識は時間とともに薄れていきますので、ぜひそういう意味ではこのタイミングで24年度予算で相応の体制、これはある部分は継続になる事業でもやむを得ないと思いますけれども、それをぜひ手を打っておくべきだと思いますけれども、その見解を伺いたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) そのための検証と、そしてまた町民の皆さんの声、本当に現状がどうであるのかというようなことでありますので、十分震災の対応の耐え得る24年度以降の予算編成を意識するとこのようなことで今対応してございます。

議長(浅野幹雄君) これをもちまして本日の一般質問を終ります。
これで本日の日程はすべて終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。
ご苦労さまでした。

午後2時14分 散会

平成23年第4回定例会議事録(第3号)

平成23年12月8日(木曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 長谷川隆君
  • 2番 菅原福治君
  • 3番 出川博一君
  • 4番 三浦邦夫君
  • 5番 高橋正俊君
  • 6番 小泉光君
  • 7番 浅野直子君
  • 8番 安住稔幸君
  • 9番 森栄君
  • 10番 千葉達君
  • 11番 佐藤克彦君
  • 12番 山路清一君
  • 13番 小川昌義君
  • 14番 細谷禮二君
  • 15番 佐藤聖子君
  • 16番 永野久子君
  • 17番 磯前武君
  • 18番 渡邊俊一君
  • 19番 相澤榮君
  • 20番 浅野幹雄君

欠席議員

  • なし

説明のため出席した者

  • 町長 若生英俊君
  • 副町長 千葉芳樹君
  • 企画部長兼企画部経営企画課長 荒谷敏君
  • 総務部長兼総務部総務課長 眞山巳千子君
  • 福祉部長 千葉美智子君
  • 建設部長兼建設部都市整備課長 鴇謙一君
  • 総務部総務課参事兼総合防災対策監 菅原俊司君
  • 総務部町民生活課長 奥山育男君
  • 福祉部子育て支援課長 瀬戸けい子君
  • 教育長 菅原義一君
  • 教育次長 小山直樹君
  • 学校教育課長 神田能成君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀郁雄
  • 次長 泉川潤哉
  • 主任主査 津久家直美

議事日程 第3号

平成23年12月8日(木曜日) 午前10時00分 開議

  • 第1 会議録署名議員の指名
  • 第2 一般質問(通告番号11番~14番)
第3日目 12月8日(木曜日)
一般質問 16番 永野久子 議員
1 市制移行を住民の願いを実現する機会とせよ
2 待機児解消に向けた取り組みを求める
3 通学路の安全確保について
13番 小川昌義 議員
1 緑化問題と街路樹について問う
2 サイバー攻撃の対処について問う
3 東日本大震災を教訓にした通信対策について問う
5番 高橋正俊 議員
1 合併処理浄化槽設置事業について
2 富谷町職員採用について
8番 安住稔幸 議員
1 放射能対策の推進について
2 防災対策の推進について
3 町道穀田線の安全対策について

午前10時00分 開議

議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
 本日の議事日程につきましてはお手元に配付のとおりです。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第120条の規定により、3番出川博一君、4番三浦邦夫君、5番高橋正俊君の3名を指名いたします。

日程第2 一般質問

議長(浅野幹雄君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。
 通告順に発言を許します。
 16番永野久子君。

16番(永野久子君) おはようございます。
 私は3件にわたって質問をいたします。
 まず、第一ですが市制への移行を住民の願いを実現する機会にということで、質問をいたします。
 人口5万人まであと1、2年、早ければ2016年4月には市制への移行が現実のものとなる今、住民の中には期待感とともに果たして実現するのか、市になることが新たな負担を生む結果にならないのかなど、逡巡する思いがあるのも事実です。町は国との関係も含めて実務的な準備を進めるとしておりますが、重要な点で住民への説明が必ずしも十分とは言えません。私は、町当局が市への移行を住民福祉向上の契機、チャンスとして明確に位置づけ、その立場で住民に十分な説明をし、準備を進める必要があると考えます。
 2008年、今から3年前、3月議会での私の質問に対して町長は、市になることによって福祉事務所の設置が義務づけられ、現在県が行っている生活保護の決定、母子福祉、知的障害者の援護や育成、更正などの事務を市が直接行うことになる。したがって地域の実情に即した住民福祉サービスの一層の向上が期待されると答弁されました。さらに加えさせていただけば、社会福祉主事や家庭児童相談員、母子自立支援員の配置、母子生活支援施設への入所、保護の実施、助産施設への入所、助産の実施なども市の権限で実施することができるようになります。自治権の拡大が住民へのよりきめ細かな福祉サービス提供につながるものであるなら住民にとっては大きなプラスになるはずです。市への移行がもたらす前進面をもっと住民に知らせるとともに、現に住民が感じている不安を払拭するために丁寧な説明をすることが実務的な準備の大前提だと考えるものです。
 そこで、第一の質問ですが、市への移行が認められるかどうかの基準をクリアする上で、富谷町には二つの大きな課題が残されています。県条例が定める都市的施設、これは図書館、博物館、公会堂または公園等の文化施設を2以上有することという基準と、地方自治法が定める中心市街地戸数が全戸数の6割以上という基準です。
 まず、宮城県条例が定めた基準をクリアするには図書館建設は避けて通れません。住民の中には市になるかどうか以前の問題として図書館建設の強い要望があります。図書館は主権者である住民がみずから情報を獲得し、その文化的な欲求を満たすための日常的な手段として欠くことのできない都市的な施設であり、だからこそ市となる自治体の必須要件としているのではないでしょうか。
 そこで、市制以降までに完備する施設として、早急に図書館を建設する計画を立てるべきではないか、当局の御認識を伺います。
 まちづくり審議会の中間答申では、図書館建設は10年後とされておりますが、これでは住民の願いを先送りすることになり、また市制への移行をも遠ざけることになります。遅くとも5年後を目途に完成を目指すべきではないか伺います。
 質問の第2は、地方自治法に基づく中心市街地戸数が全戸数の6割以上という基準についてですが、3年前の時点で町長は6割に対して到達率は15%だとした上で、この6割という考え方についてもこことここを足して6割だからということではだめだ。一固まりというイメージだということも答弁されました。だとすると、町内の地域が富谷町の場合は大きく六つの群島状に分散している現状からして、これをクリアすることは現実的には極めて難しいという状況にあるというのが当時の率直な印象でした。しかし、最近の当局の説明では軒と軒が30メートル以内でつながっている家が市街地の6割以上で、面でも点でもいいとのことでした。また、実際の事例としては線で結んだ例もあったとしております。そうであるなら、かなり柔軟な解釈が成り立つということになります。ところがその一方では、法律と県条例のどれか一つでも欠ければだめだとの説明もあり、一体どうとらえればいいのか理解に苦しみます。まちづくりを左右する重大問題である市制移行を住民とともに進める以上、やってみたけれどもだめだったということにならないよう、基本中の基本問題については、当局が明確に認識をしておく必要があるのではないでしょうか。
 そこで6割の連担という要件がどの程度の強い縛りを持っているとみているのか、国との折衝次第で、交渉次第では何とかなると考えているのか、当局の認識を伺います。
 同時にそもそもこの基準自体に意味があるのかという問題もあります。富谷町のように中心市街地に6割が集中はしていない状態であっても町面積の全体に住宅団地が広がり、人が住み市街地が形成されている場合もあるわけです。平成の合併特例では、6割の連担どころか、人口が5万人に満たない市町村さえ市となったのですから、何をもって市とするかは国の考え方によって大きく左右されると言えます。富谷町としては、国に対して基準自体の見直しや弾力的な対応を強く迫っていく必要もあると思います。
 第3に市制移行が町の財政にどのような影響を及ぼすのかは、住民にとって重大な判断材料であり、市制移行によってどのような支出増が見込まれるのか、また国の交付税措置を初め、財源はふえるのかなど財政上のプラス、マイナスを明らかにする必要があります。
 改めて、これまで市制移行による住民の負担増はないとしてきた根拠を明確にされるよう求めます。
 第4に市制移行後のまちづくりの方向性を事実上、まちづくり審議会にゆだねている現状ですが、住民本位にまちづくりを進める上でこのようなやり方でいいのか、これが住民の求めるまちづくりの方向性なのか疑問が残ります。
 10月31日議会の総務常任委員会で委員から指摘がございましたが、まちづくり審議会のメンバーは大学教授や工学博士、雑誌編集者など7人の委員全員がいわゆる肩書きのある専門家で、一般住民は一人も入っておりません。また同時に委員からの御指摘で、その方々がすべてまちの総合計画審議会のメンバーも兼ねているということも明らかになり、富谷のまちづくりへのこのまちづくり審議会の関与と影響力は非常に大きく位置づけられております。学者や著名人が悪いとはいいませんが、まちづくり審議会が打ち出した中間答申の中身を見ますと、さすがに専門家のアイデアだと思わせられる反面、トミヤプラザ構想など非現実的な内容が散見されます。さらに図書館建設を10年後に先送りするなど大変大きな問題もあります。
 住民が今切実に望んでいるのは、富谷町が市になることによって老人も障害者も必要な福祉を十分に享受できることであり、子供を育てながら安心して働き続けられる環境であり、便利できめ細かな行政の実現です。
 まちづくりの計画はもっと地に足をつけ、住民の願いに軸足を置いた立場と態勢で進めるべきではないでしょうか、伺います。
 2問目に待機児解消に向けた取り組みを求めるという点で質問をいたします。
 富谷町の保育行政はこれまで町立保育所をふやさず、認可保育所、認可外保育所、保育ママ制度などで対応するという立場でしたが、民間の事業者が経営する保育所は経営者の保育理念に左右され、価値観が押しつけられたり、労働基準法違反とも言える状況がまかり通るなど根本的な問題を抱えており、施設、環境面、震災対策などでも不安があります。また、保育ママ制度は子供集団と複数の保育者が互いに育ち合うことを前提にした集団保育とは異なり、多分に保育ママ個人の資質に依拠せざるを得ない側面を持っており、それぞれそれなりの利点もあり、またすぐれた点もあるとはいえ、やはり民間の施設についてはあくまでも一時的な受け入れ施設であるということを前提とすべきだと考えます。
 今政府は、子ども・子育て新システムを打ち出し、公的保育制度を解体して保育を市場化、産業化する方針をとっております。市町村の保育実施義務が基本的になくなることから、保護者は自己責任のもとに保育所探しを強いられ、障害児や低所得家庭の子供、虐待など問題を抱えた家庭の子供など、いわゆる手がかかり、もうからない家庭の子供は敬遠される、さらに保護者の費用負担もふえるなど大きな問題があります。保育の専門家の間でも保育のスタンダードとしての公的保育所増設にはつながらず、待機児解消にもならないと厳しい批判が出ております。
 こういう状況のもとで、地方自治体が公立の保育所を増設することの意義はますます大きくなっています。富谷町では若樹の森保育園が開園されてもなお待機児は解消されず、10月末で84人に上っているということです。しかもこれは、保育所入所の申し込みを行った子供だけであって、潜在的な保育の需要はこの数をさらに上回るものと推測されます。また、待機児童の約4割33人がゼロ歳児であるということも事態の深刻さを示していると思います。待機児解消を進める上で、民間頼みではなく町立の保育所を増設することは避けられない課題であることを強調したいと思います。その上で当面差し迫って明らかにしたい問題として、ことし2月の町長選挙で町長が明言された東向陽台保育所の建てかえを行い、待機児童ゼロを目指すとのこの公約を実現されるよう求めるものです。
 1977年、昭和52年に建設された東向陽台保育所は、既に築34年を経過し建物の老朽化だけではなく施設の安全面や機能面でも劣化が進んでいます。そこでまず、町長が公約された東向陽台保育所の建てかえを求め、以下の具体的な点について伺います。
 まず第1に、東向陽台保育所の建てかえ時期はいつなのか。
 第2に建設場所は現在地の東向陽台3丁目なのか。あるいは明石台5丁目に確保されている保育所用地なのか。さらにまた明石台東地域なのか。
 三つ目に十分な駐車スペースを確保できる土地を選ぶべきだというふうに考えますが、この点は考慮されているのかを伺います。
 第4に、新しい保育所には太陽光発電など自然エネルギーシステムを導入するべきだと考え、当局の御認識を伺います。
 また、第5に建設場所を含めて保護者や保育者の意見を十分に聞くこと、こういう必要があると考えますが、当局はどう対応されますか、伺います。
 第3問目ですが、通学路の安全確保について伺います。
 児童、生徒の登園、通学途上での交通事故が後を絶たず、御家族や学校関係者は毎日無事に帰ってきてくれることを念じているという声をよく聞きます。富谷町内における重大事故の未然防止に向けて町は万全の対策を講じる必要があると考えるものです。これから冬場に向かい路面の凍結やスリップ事故などが多発する季節を迎えますが、保護者や住民有志が通学路の除雪を行っている地域もあり、住民から危険だと指摘されている箇所については、早急に対策を講じるよう求め、当局の対応を伺うものです。
 まず上桜木地区児童の安全についてですが、富ヶ丘明石線のカインズホーム北側の歩道が冬場に凍結するため、路面の凍結防止対策が必要になっています。現在は登校時に保護者などが雪かきをして対応しておりますが、負担が大きく真冬には日中も凍結し、大変危険な状況です。またカインズホームの北側出入り口やレストランココスの出入り口付近は特に車の出入りが多い上、国道寄りについては歩道の幅員が狭まり、さらに危険な状況になっています。小学生だけではなく、高校生がこの道路につきましては自転車の通行帯が歩道の中に設けられております。そのために高校生などが自転車で通学をすることもありまして、早急に対策を講じる必要があると思います。
 富ヶ丘明石線カインズホーム北側歩道については、ロードヒーティングなど凍結しないための対策を講じるよう求め、お考えを伺います。
 富ヶ丘明石線のカインズホーム北側出入り口から国道4号の信号機までの間は、歩道の中に自転車の通行帯がありますが、道路幅員が狭くなっており、自転車との接触など事故が起きやすい状況となっています。歩行者と自転車とが並行して通行できるよう拡幅する必要があるのではないか伺います。
 上桜木地区住民からは、富ヶ丘小学校への通学路として、国道4号をまたいで横断して上桜木と富ヶ丘をつなぐ歩道橋が必要だとの声が出ています。国への要請を行うべきではないか伺います。
 次に、富ヶ丘地域の児童の安全についてですが、富ヶ丘小学校正門から鷹乃杜方面に向かう富ヶ丘8の4号線は、小中学生、高校生の通学路となっておりますが、地域の方が調査したところ、毎朝百数十人の児童、生徒が通行し、車両の通行は1時間に250台を超えているとのことです。現場は、幅員8メートルの道路で歩道はなく、路面に路側帯の表示はあるものの、その幅はわずか1メートル程度しかありません。子供たちが何かの拍子に路側帯をはみ出すようなことがあれば、重大事故につながる危険は十分にあります。子供たちに安全教育を徹底して、みずから身を守らせる努力はもちろんのことですが、車の通行量の多さを考えますと子供にだけルール遵守を求めていたのでは子供の命を守れません。そこで、安全対策としてガードレールの設置を求めます。また、登校、下校時の大型車の通行規制を行うよう求め、町の対応を伺います。
 富ヶ丘小学校前に信号機は現在手押し式ですが、より子供たちの安全を守るためには自動式に変更する必要があると考えます。関係機関に要請する考えはないか伺います。
 最後に、東向陽台地域の児童の安全に関してですが、富谷町の東向陽台と仙台市泉区向陽台を南北に分ける境界道路は、二つのT字路が連続した状態で位置しております。一つは東向陽台中学校と公民館の間を南に上る明石台16の1号線、つまり東向陽台から中学校、公民館方面へ行く道路のことですが、この道路と仙台市市道とのT字路であります。もう一つは、東向陽台2丁目のスーパーウィンマートから北に向かって仙台市の市道とぶつかるT字路です。このT字路は右へ行けば東向陽台1、2丁目、左へ行けば東向陽台3丁目が北側に、泉区向陽台が南側にあるという状況になっている道路です。これらの道路はいずれも小中学生、高校生の通学路となっておりますが、最近は国道から仙台市方面への迂回路として車両の通過が増加し、事故もふえております。
 この地点で私は実際に朝7時40分から8時10分までのわずか30分間ですけれども、実際に車の台数などを計測してみましたところ、この30分間で車の台数が428台、ここを通過しております。バイクは5台です。歩く人を除きますが、自転車で通う高校生は60人でした。ことし警察に届けられたものだけでも両方のT字路付近での事故を合わせて、物損事故が2件、人身事故が1件起きております。かつてPTAが信号機の設置を要望したものの、実現には至らなかった経緯がありますが、現在の車の通行量は当時とは比べものにならないほど増加しております。さらに明石台東地域がいよいよ販売が始まっておりますので、さらに交通量がふえることが予測されます。子供たちの安全を守るために町としてどのような対策を講じているのか、現状と見通しを伺い、1回目の質問を終わります。

議長(浅野幹雄君) 永野久子議員の質問に対し答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答えを申し上げます。
市制移行に当たっての条件、地方自治法上の条件、あるいは宮城県条例の要件というようなことについては、何度か議論されているところでございます。図書館初め、文化施設を2以上有するというようなこととの関連での御質問でありました。
 一つ目の図書館については、建設については慎重に見きわめるということの対応、従前から変わりございません。まちづくり審議会の中間答申であります10年後とされているというふうなことでありますが、これも10年後というふうなものに拘束されるものではございません。
 そして、二つ目でありますが、2、3、4については後ほど担当から答弁をすることといたします。
 次に、待機児童でありますけれども、富谷町の現状、議会冒頭申し上げましたように少子高齢化という国の趨勢と反するといいましょうか、それに合致しない子供の多さ、そしてまた高齢者の総体的な少なさという特質を持つ富谷町の人口構成であるということは申し上げたとおりでありますが、そういうふうな中で保育ニーズになお一層こたえなきゃならないというふうなことは今も、かつても、私が就任後継続しての課題でありますし、今後もそのような傾向は続くものと予測されるということです。そういう意味からすると、まさに町村の課題には今そういうことがないわけですので、そういう意味では都市的な課題だというなことを富谷町には今、そういう構成になる自治体だということになろうかとも思います。待機児童対策については、引き続きの大きな課題として取り組むべきものと認識するものでございます。これも議会冒頭申し上げましたように、待機児童の数のボリュームの多さというふうなことで24年度70人の増員を計画し、その準備に入ったというところでございます。
 東向陽台の建てかえ時期につきましては、当初予定どおりの25年の4月開所を向けて準備しております。建設場所は明石台東であります。駐車スペースについては十分に考慮して進めてまいります。エネルギーシステムも、これも議会冒頭申し上げましたように、積水ハウスのまちづくりコンセプトというふうなことも相まって、今震災との対応も含めて太陽光パネル等標準装備というふうなこととなりますので、それに見合う保育所のエネルギーシステムを導入することといたします。
 五つ目は、保育の現場で日常、日々保護者、そしてまた所長以下保育所の職員ということで声が届いておりますので、あるいは課長、所長会議等々、職員との、あるいは町長部局との協議検討というふうなことで十分キャッチボールがなされておりますので、改めての必要はないものと認識するものであります。
 三つ目の通学路の安全確保ということとなりますが、大前提としましてはこれも議会冒頭申し上げましたように、事故の件数を減らす、日常的に取り組まれているという富谷町の九つの交通安全協会支部によります御熱心なる活動がベースになっております。そしてまた、総合防災対策監のもと、大和警察署との綿密なる連携の中でこの間取り組まれてきている。それぞれ規制に関する内容が、それぞれ住民からの御要望、そしてまた議会の一般質問でも折々に取り上げられるところでありますけれども、規制の最終の決定権者は大和署、宮城県の公安委員会にあるという、この辺のところの行政のいわゆる機能分担といいますか、所掌の分担があって皆さんが思うような場所に思うような時期までに改善がなされないということは恐らく私どもも感じますし、議員あるいは町民の皆さんも感じておられることの一つではないかというふうに思います。この辺のところをなかなかスピーディにというふうな思いで町政運営をしている中で、かみ合わないものの一つでございます。
 カインズホーム、富ヶ丘のということでありますけれども、現状、凍結防止剤、融雪剤というふうなことで対応することといたします。
 二つ目は、歩道の幅員、2メートルということであります。今回警察庁の通達で出ましたように、3メートル以上のものとか、あるいは2メートルがとか、いろいろまだ混乱している状況もありますけれども、どちらにしてもあの当時20年の3月、19年度末に0.9メートルと1.1メートルの線引きがなされました。1.1メートル用が歩行者、0.9メートル用が自転車用というふうなことで、富谷高校の通学路というふうなこともありまして、大和署の要請によって中央部に破線を引いたというふうな経緯がございます。したがいまして、今現状としては2メートルの中に自転車と歩行者が混在していいものやらというものは、当然全国で指摘されているような同じようなことが場所には現実あって、大変心配するところの一つでございます。
 三つ目は、歩道橋のことについては従前から国交省、東北整備局管轄の仙台河川国道事務所という長町、郡山にありますけれども、あそこに交通安全対策課という部署がありまして、従前に歩道橋の設置やら、あるいはあそこの信号機の改善やらということで、鋭意進めてきたところでございます。この10月に横断歩道、東西の横断歩道33秒から36秒に青を変更したと、3秒延ばしたというふうな経緯がございます。幅員6車線で22メートルというふうなことです。1秒1メートルということからすると、普通に歩いて22秒かかると。富谷では一番難所の交差点でございます。そういう意味で、小学生100名を超える上桜木地区の小学生の実態も十分河川国道事務所にお伝えをして、改善に努めていただくよう要望をお出ししているところです。
 富ヶ丘、ここは富ヶ丘小学校、ローソン前から鷹乃杜入り口まで250メートルです。幅員8メートルの道路ということで、通学路として使用されているところでありますが、こちらについてのガードレール、従前からも検討してきたところです。成田中学校に上がるようなというようなことも含めて、地元の皆さんとも協議検討を継続的に取り組んでいるところでありますけれども、現状ガードレールの設置までには至っておりません。種々の状況が重なってガードレール設置までに、ガードレールあるいはガードパイプの設置に至っていないというふうなところです。富谷小学校前の学校前線については、大変あのように出入りがない、片方公園、片方小学校というふうなことで非常にガードパイプの効果がてきめんに見えるというそういう場所なんですけれども、あそこについては24戸、両側に24件があるということもあってなかなか警察との折り合いも含め、前に進まないという面もございます。
 二つ目の信号機の設置ということで、自動式にということで、これも何年も前からというふうな課題があろうかと思います。54年の3月に押しボタン式が設置されたというふうな経緯でございますけれども、押しボタンから児童への対応についても警察に要望を上げているところでございます。
 最後の東向陽台の場所です。南に向かって右手に中学校、左手に公民館、そしてT字路というふうなことになります。あの手前までが富谷の町道です。横に東西に走る道路は、仙台の市道ということになります。そこから、市道を東に向かって右に昔の、今ウィンマートでしょうか、マルヨシに向かうあの路線は仙台の市道という関係になります。町道と市道がぶつかるT字路、そしてまたその先、東に向かって変形のT字路と。直進すれば富谷町の町道というふうにして、我々が通る折には町道を通って、いったん停止をして仙台市道に入って、左折をして直進部分が町道、右折してウィンマートに向かうのが仙台市道と、こういうふうな位置関係にございます。仙台市道ゆえに、あそこは泉警察署の管轄というふうなことで、富谷と仙台、富谷と泉警察署というふうなことで、富谷町内にある町道については大和署というふうなことでありますけれども、これも折々に直接仙台市というふうなことの協議をしながら進めておるところでございますけれども、今議員指摘のような状況を何とか改善すべく、恐らく仙台市道のあの部分についてはマーキングをして安全啓発を図るとか、富谷でやっているようなことを仙台市に要望していくということの中で、何らかの改善する必要のある場所との認識でございます。以上です。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) おはようございます。
 それでは私のほうから市制に関するところの残った部分を御回答させていただきます。
まず、市制につきましては、そもそもさかのぼるところ明治21年明治政府によりまして、市制制度が施行されております。その間大正時代にも一部変更なり、最大は昭和20年、敗戦を受けて施行された現在の地方自治法、昭和22年、これに沿って現在の地方自治は動いているというところでございます。また近年、近頃地方自治が一部改正され、その間もかなり改正されてきておりますが、この市になる要件については、その間も変わらず人口要件が最大のまず法律上の案件として残ってきております。しかしながら、市町村合併が騒がれまして、合併特例法によりまして3万でも特例市になりますよということで、ある程度運用で変わってきているところもあります。
 その中で、中心市街地の連担戸数とあるんですが、中心市街地の考え方を当然市になるときには示していかなくてはなりません。その中で、具体的に先ほど議員がおっしゃった軒の連担制というのは、これは自治法ではなくて総務省令ということで総務省が通達している中に登場してまいります。これは、省令でございますので、当然総務省との協議の中でいろいろ主張なり何なりをしていくということになっていくと思います。
 そういったところを踏まえて現在その準備を進めるために、町内のほうに市制移行プロジェクトチームを立ち上げてそこで研究をしているところです。現在の研究状態は、自主研修、合わせて研修を進め、事例を主に研修しているところです。この中心市街地については、近年なったところでは先ほど議員がおっしゃったとおり、必ずしもそういうところでもなくても市制になっているところもある状況でございますので、今後についてはまずこのプロジェクトチームでの調査研究をもとに進めていきたいと思っております。
 次、3問目の町財政にどのような影響を及ぼすかということと、負担増はないかということでございます。これは当然ながら市制移行に伴う行政サービスが拡大しますので、財政運営上変化する部分は当然ございます。これについては、とにかく町民の皆さんへ情報を提供する素材を今集めて、どういった形でわかりやすく説明していこうかという段階でこれもプロジェクトの中で検討しているところです。最大は、行政側もそうですし、議員の皆さん、また町民の皆さんとの認識に差が生じないようにできるだけわかりやすく説明することを当然のことと認識しているところでございます。
 またもう一方、財政上のプラスマイナスという点でございますけれども、当然市になるということは行政サービスが拡大しますので、これは当然拡大するということは、費用が増加するということです。この点については、財政負担がマイナスという意味じゃなくて、行政サービスが拡大することによる負担となりますので、必ずしもマイナスということではないと思っているところでございます。そういったところも踏まえて、情報をご提供していくというのが我々に課せられているところだと思っております。
 最後の4番目は、まちづくり審議会のことでございますが、これは中間答申をいただきたいということで、議員の皆様にお配りしているところでございますが、中身をよく読んでいただければわかるんですけれども、議員のおっしゃっている10年後先送りというのは一言もまず書いておりませんので。書いてあるのは10年間の構想として、まず多目的ホールであったり、図書館の建設を優先すべきであるというふうに結んでおります。恐らく勘違いされているのはこの図式したところに、10年後に図書館であって多目的というのがあるんですけれども、この10年後までに成立したほうがいいと思われることを審議会で議論しているので、これは10年後まで先送りという意味ではございませんので、まずそこのところは御理解いただきたいと思います。
 あとは、構想自体非現実的とありますけれども、これは皆さんは実際大学教授の先生だったり、編集者、一般の町民の方もいらっしゃいますが、そもそも町内にお住みになっている方で、家を建てている方でございます。それで将来自分もずっと富谷町に住むのでよりよい町にしたいという一心でいろいろな御意見をいただいて、それを投資という形にお願いしているところでございます。まだ中間答申でございますので、最終答申に向けて今活動をお願いしているところでございますので、御理解のほうお願いしたいと思います。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) これより永野久子議員の質問は、一問一答方式により行います。16番永野久子君。

16番(永野久子君) では、まず通学路の安全から改めて伺います。
 まず、上桜木につきましては、ここは融雪剤で今後も対応するということでございますけれども、引き続きそうしますと保護者や住民の善意に、除雪奉仕に頼っていくということになりますか。今でももちろん融雪剤をまいたりしても対応しきれなくて、親たちが保護者の方々などが出動しているわけですから、今後もそうした除雪奉仕に頼っていくという考えなんでしょうか、伺います。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 具体的には建設部長から答弁させます。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) あそこの場所に限らず、通学路、歩道のある通学路は多数あるものでございまして、ところによっては町のほうで交差点の除雪を一部やっている箇所がございます。凍結の度合いはかなりひどくなった等については、まちのほうである程度一度手を差し伸べてその後に補足というような形で、住民の方々、保護者の方々に応援等いただければと思います。その状況によって町で直接施す場所もあるというようなことを御理解いただきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) この今申し上げております、失礼しました、このカインズホームの北側の通学路なんですけれども、仮にロードヒーティング、あるいは蓄熱舗装、凍結抑制鋪装などを実施した場合にあのメーターだけ、あの距離だけで費用はどの程度かかるというふうに見込んでおりますか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 費用は算出しておりません。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) これは、冬場は毎日のことで働いている親御さんは除雪にそれこそ雪かきに参加できないことが大変引け目になったり、負担になったりといろいろな問題も起きているわけで、住民の善意だけに頼るのではなくやれることを十二分にやると、それでなくてもあそこは国道をまたいで富ヶ丘の学校まで通うという大きなリスクをしょっての通学路なわけですから、少なくともどのくらいの費用がかかって、余りに莫大で今の富谷の財政ではできないということなのか、ある程度の支出ならばできるということなのかぐらいは計算をして議会に臨んでいただければと思うんですが、この点については今後、ロードヒーティングをやった場合、蓄熱鋪装をやった場合等々、それぞれ積算、試算をして改めてお答えいただきたいと思いますが、この議会でなくても結構ですけれども、ぜひその研究をしていただきたいと思いますが、お考えはどうですか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 積算はできるものと考えてございます。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 同じ通学路ですけれども、先ほど申し上げましたカインズホームの北側の出入り口からココスの入り口あたりまで、ちょっと正確ではありませんけれども、急激に道幅が狭まっているんですよ。歩いてみますと、かつて傘を差した人と普通の人がすれ違えないという苦情があって電柱を移転してもらったような経過もあったくらいなんですが、ここについては幸いカインズ側はのり面になっておりますから、専門家である当局の方々が現場をよく見て道幅を広げることは可能性としてはあるはずですので、ぜひこの点についても検討、研究していただきたいと思いますがどうでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) あそこの歩道につきましては、片側歩道3.5メーター、歩行部分は2メーターでございまして植栽帯が1.5メーターですか、ですから、2メーターに変わりはございませんで、一応すりつけ区間で2.5メーターとか変則的な幅員はあるんですが、基本的には歩行部分は2メーターで狭くなっているというものではございません。ただ、ココスさんの建物がございますので、その辺の圧迫感、あるいはカインズ側がのり面になっていますのでその開放感、その差だと考えてございます。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 余り時間がないので、簡単に言いますが現実にあそこを歩いてみていただきますと本当にすれ違うことも大変な、自転車と並行は決してできない状況にあります。ぜひこれはきちんと安全にするために道幅拡幅を検討するべきだと思いますが、再度伺います。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 危険であるという認識はありますが、今のところココスさんの建物があるのでそれはかなわないものだと考えてございます。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) ココスのところは別としても、そのほかの部分についてはできるんじゃないですか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 一番重要なのはココスの建物の部分かと考えてございます。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 時間がありません、次にいきますが、富ヶ丘につきましては、ガードレールの設置について、これはガードレールであれば町の予算で、町が事業として実施できるはずですがどうでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) ガードレールは町で施工するものでございます。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 先ほど町長が両側に24戸の家があるということでしたけれども、確かにすぐに渡れないという面はあるかもしれません。しかし何よりも子供たちの安全を第一に考えるならば、ところどころにガードレールの切れ目を入れればいいわけですので、これはぜひともやるべきじゃないでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 24戸という多い戸数、各宅地の出入りの最低幅員といいますか、ひとなり、車両については4メーターの間口が通常必要となりますので、その間にガードレールあるいはガードパイプを間断なく設置するのは今のところかなり難しいのかなと考えてございます。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) それなら、どうやって子供の安全を守ろうというんですか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 先ほど町長も申し上げておりましたが、成田小学校あるいは成田中学校への通学路でちょうど長柴線という西成田と成田6丁目の境に町道があるんですが、ここの形態は路側帯にグリーンのカラー鋪装をしまして、外側線にポールを立てたというようなこともございます。かなり減速効果もあったということで、今一つ考えているのはその方策も視野に入れて、今後安全対策を講じていきたいというふうに考えてございます。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 路面に表示をする、カラー表示ですね、あれは確かに余りスピードを出さないような道路に関してはかなりの効果があるかなというふうに私自身も思いますが、今お話をしているようなこういう通行量の多いところでは、そもそも子供が注意をすることが中心にならざるを得ないんですよ。そうすると事故につながっていくということですから、カラー鋪装だけではなく改めてきちんとガードレールをするべきだと思いますし、またその設置費用がどのくらいなのかということをあわせて伺います。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) カラー鋪装プラスポストコーンといいますか、カラーのポールを立ててある程度目印といいますか、車両の減速を促し、あるいは子供たちの通行帯であるというようなことを確認させる効果があるのかなと考えてございます。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 富ヶ丘小学校のところの信号機ですけれども、これは当時住民の方々が大分いろいろ調査をされた上で自動式にしてほしいという要請をしておりますし、議会の場でも何回となくこれは自動式にという声を上げておりました。あそこを修繕、道路を改良するときに本当は自動式にするべきでした。それをやらなかったのはなぜですか。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) あそこの信号機につきましては、警察のほうより日常的な横断者は、決しているわけではなく、朝、夕、特に子供の通学時間帯における横断が大変多いというようなことで、手押し式の信号機が設置されたということで伺っておるところです。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) これは、子供よりも車を優先した発想ですよね。地元の声をもっと上げていくべきだと思うんですが、再度この点について自動式に変えていくような話し合いを公安とやっていくというお考えはありますか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) この件も対策監から答弁をさせます。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) 信号機の、先ほど町長から申し述べたとおりでございますが、更新につきましては既に公安委員会のほうには上程してはおりますが、手押し式から低周期型への更新に当たりましては、歩行者の安全はもとよりここを通行する車両の影響も考えられるというようなことから低周期への変更につきましては、十分慎重な検討が必要であるというようなこともあわせて警察のほうから伺っております。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 東向陽台の通学路ですけれども、先ほども申し上げましたようにわずか30分で車が428台あそこに集中してくるわけですから、これは何とかしなければならないと。PTAでも要望したわけですけれども、まず100%何がいいかということには至らないとしても、信号機については実現に向かって必ずやっていくという必要があると思いますがどうでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) 信号機の設置ですべて抜本的な解決になるかどうかということも含めて、今後仙台市、泉警察署等とも協議を今後進めてまいりたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) それでは、事前の策としてあの場所には両面に向かったカーブミラーがあります。これを大きくするということと、あわせてウィンマートのほうへ右折していく場所には1カ所ありますけれども、逆にウィンマートから北へ向かってきた場合のT字路で左を確認できるようなカーブミラーがありません。あの場所にもカーブミラー、しかも大型のものが必要と思いますがどうですか。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) 交通安全施設につきまして、カーブミラーも含めて対策を今後協議してまいりたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 次に、待機児解消の問題ですけれども、東向陽台保育所の建てかえは平成24年4月に場所としては明石台東地域に建てかえるということでよろしいんですか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 今の件は先ほど申し上げたとおりです。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 平成25年4月に建てかえを完了して供用開始ということですか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 原課からお願いします。

議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 町長が申し上げたとおりでございます。25年4月です。に準備しているというところでございます。(「オープンですよね」の声あり)はい。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 今回、70人の定員増ということですけれども、マンモス、210人ですね、若樹の森が。70人ふやして210人になるということで、このマンモス保育所というのは安全上大丈夫なのか伺います。

議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 210人という定員になるということになります。安全上につきましては、十分な配慮をしていきたいというふうに思っております。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 図書館の問題ですけれども、文言上は10年後と書いておりませんけれども、この審議会の中間答申では図式になっておりまして、10年後にこの図書館というふうに明らかに図書館の建設が10年後というふうにこうなっているんですよ。これは誤解を招きますよね、もしそうでないとしたら。いずれにしても、それまでの間というふうに先延ばしをするのではなくて、市制移行までの間に要件を備えるという立場からもやるべきだと思いますがどうですか。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 図式のことで言われるものでもありませんが、図式を見ていただければ矢印が上で矢印が下ですから、ここまでの間に整備が必要だということを内容の文面で言っていますので、ましてやこれは中間答申ですのでそれを内容を十分読んでいただきたいということを先ほど申し上げたところでございます。

議長(浅野幹雄君) 質問にしてください。16番永野久子君。

16番(永野久子君) 市制移行までの間に建てるつもりがあるんですか、ないんですか。

議長(浅野幹雄君) 企画部長。

企画部長(荒谷敏君) 市制移行まで建てるかどうかについては、先ほど町長が申し上げたとおり、必要な施設であるかどうかについてはこちらのほうでもいろいろ調べておりますので、それを踏まえて考えていくということでございます。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 失礼しました、終わりましたね。

議長(浅野幹雄君) この際、11時10分まで休憩をいたします。

午前10時57分 休憩

午前11時10分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 通告にしたがいまして、質問をいたします。
 1問目は、緑化問題と街路樹について問うという問題です。
 今年2月、国土交通省の国土の長期展望中間報告書では、2050年までに人口の総人口が3300万人減少、さらに50年延長してみると人口は明治時代後期にまで減少するという予測をしています。同時に気象関係についても気温の上昇、降水量の増加、積雪量の減少予測が報告書の中に書かれています。その中にも環境問題についても報告が出ています。
 昨日までの一般質問の中で出されていましたが、今年8月には地方自治法第2条4項の市町村の基本構想の策定義務の撤廃が決まりましたが、当町では現計画で推進していくということになりました。
 さて、富谷町総合計画平成19年から平成25年度後期基本計画第1編、緑あふれるまちづくり第2章第2節緑化推進の基本目標、町民などの主体的な参加を促進し、町民、企業、行政などが一体となって身近な緑の保全、創出を図るとともに緑化に対する意識の高揚を図り、魅力ある町並み、景観形成を推進しますとなっています。施策の方向では、町民、企業、行政などの協力体制の強化を図るとともに、景観に配慮した道路や公共施設における緑化の推進と住宅事業所などの民間宅地の緑化を促進します。また、緑を大切にする心の醸成を図るため、学校や地域での生涯学習活動を通し、緑化環境に関する啓発活動を推進し、緑豊かなまちづくりに努めますと言っていましたが、富谷町総合計画前期基本計画2009年から2013年には緑化の推進が出てきていません。後期基本計画はもとより、地球温暖化現象があらわれた時期より、団地内でも緑化による街路樹が植樹され、住宅地の境界線も地震対策もありましたが、ブロック塀から垣根へと進んできました。
 緑陰を形成し夏の日差しを和らげ、周囲の気温上昇を抑えることでヒートアイランド現象の緩和やCO2を吸収することで、地球温暖化防止など環境問題を含めて緑化運動を進めてきたと思います。ところが、最近になって団地内には植えた木がなくなったり、また樹木の根が大きくなり過ぎて歩道を壊したりしています。
 こうしたことへの対策について、以下の点について質問をいたします。
 一つ、今後の緑化環境に関する計画と対策はどのようになっていますか。
 二つ、東向陽台地区で歩道脇に植樹してきた樹木がなくなっている部分がありますが、今後の対策はどのようになっていますか。
 三つ目、現在東向陽台団地で植樹した樹木が大きくなり過ぎ、歩道が壊されていますが、今後の対策はどのようになっていますか。
 四つ目、各団地ごとに植樹されている木がまちまちですが、どのような基準で植樹していますか。
 五つ目、富谷町の木、マツ、富谷町の花、キクをまちづくりに活用する考えはありますか。
 六、造成中の団地に対する緑化対策はどのようになっていますか。
 七つ、2009年8月24日、仙台市の定禅寺通りのケヤキが根元から折れた事故がありましたが、当町の街路樹に対する対策はどのようになっていますか。1問目は以上です。
 2問目です。2問目はサイバー攻撃の対処について問うと。
 今年7月ごろから、公的機関を初め、大手企業などをねらってサイバー攻撃が行われており、衆議院、参議院のIDとパスワードが盗まれた疑いがあるなどの被害が出ています。最近のウイルスは1日平均で6万個も発生しており、これは1.44秒に1個の割合となっています。いかに対策をするかが急務となっています。
 共同通信の記事によりますと、「2,000自治体のホームページに傷害が、富士通にサイバー攻撃、富士通は11月10日、地方自治体の手続をのホームページ上で行う電子申請システムのサーバーに30余りのIPアドレスを通して大量のアクセスを繰り返し、サイバー攻撃を受けたことを明らかにした。システムを利用しているのは10件、約200自治体だという。福島、千葉、長野、静岡、三重、島根、山口、福岡、鹿児島の9県で9日現在から10日未明にかけてサービスが一時利用できなくなる被害が確認された。同社は情報漏洩はないとしている。」という報道がされました。
 サーバーに侵入し、サーバー内にある情報漏洩が起きていますが、仮に住基ネットに侵入した場合は大変なことになります。住民基本台帳など個人情報を扱う自治体の責任対策がさらに重要となります。
 我が町もサイバー攻撃をかけられた機器とアクセス回線を使用している以上は例外ではないと思います。いつ標的にされるかわかりません。十分なる対策が必要だと思いますが、どのような対策を実施しますか、以下の点について質問をいたします。
 1、サイバー攻撃報道以降に役場庁舎内と町民にどのような対策をとりましたか。
 2、政府は情報セキュリティ月間を平成21年度から実施してきましたが、当町の対策はどのようにとってきましたか。今後の対策はどのようにしますか。
 3、内閣府で情報セキュリティ2011を出していますが、対策をどのようにとりましたか。
 4、役場内でUSBなどの媒体に対する対策をどのようにとっていますか。
 5、役場庁内で職員に対し、Winny対策をどのようにとってきましたか、具体的に示してください。
 6、ウインドウズXPライセンス対策をどのようにとっていますか。教育委員会を含めてお答えをお願いしたいと思います。
 大きな三つ目でございます。東日本大震災対策を教訓にした通信対策について問う。
 3月11日東日本大震災から間もなく9カ月が過ぎようとしていますが、依然として復旧・復興が進んでいません。それに本日の報道でも死者は1万5,840人、行方不明者3,529人と痛ましい犠牲者が出ています。いまだに復旧・復興が進んでいない中で避難生活をしている方々も多数います。それに東京電力福島第一原発の事故による避難している方々は、6月段階で古いんですが、11万3,000人と政府が発表しております。あの日から数日間のことは今でも心から離れません。
 私が質問した通信情報問題については、既に同僚議員が質問していますが、1昨日の町長の町政運営報告がその日の夕方にホームページにアップされたことは評価します。さらにスピードあるアップの努力をお願いします。しかし、この町政運営報告には町民に情報伝達の部分がありませんでした。
 今回の大震災では初期段階から電話回線、携帯電話回線、みやぎハイパーウェブを初めとした光回線が不通となり、町民との連絡体制が遮断されてしまいました。町民に正しい情報をいち早く、正しく伝達するための対応が望まれているのではないでしょうか。
 新聞報道ではM7クラスの余震、三陸沖から房総沖にかけてM9クラス、内陸部では活断層が活発化していると報道されています。このようにまだ治まらない余震が続いていますし、風雪水害も予想される中で、早急な対策が望まれます。政府も平成23年度情報通信白書でこうしたことに対する点を指摘をしております。
 当町の対策はどのように検討しているか、以下について質問いたします。
 1、国、県、町民に連絡できる通信回線(電話回線、携帯電話回線、みやぎハイパーウェブ、光回線)に対し、震災以降から現在までどのような対策をとりましたか。また、次年度以降に向けた対策はどのようにしようとしていますか。
 2、町役場本庁と各支所間、運動公園、中央公民館、各小中学校、幼稚園、保育園そして町民への通信回線での連絡について対策をどのようにとりましたか。次年度以降に向けた対策はどのようにしようとしていますか。以上です。

議長(浅野幹雄君) 小川議員に確認をいたします。1問目の質問の第6項目でジョウセイ中という発言がありました。通告書では造成中とありますが、これは訂正ありますか。

13番(小川昌義君) はい、造成です。

議長(浅野幹雄君) 造成ですね、わかりました。
 小川昌義議員の質問に対し、答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの小川議員の質問にお答えを申し上げます。
 緑化ということで、とりわけ街路樹についての御質問とお受けをいたしますけれども、大変重要なる課題だというふうに認識してございます。
 富谷町には緑化環境に関する計画については、現状残念ながら持っておりません。もととなる国土利用計画に基づいた自然環境を保全しつつ、土地利用の推進を図るというふうな基本方針のもと、運用をしているところでございます。
 さて、それぞれ個別の地区になろうかと思いますけれども、東向陽台地区についてお取り上げをいただきましたが、二つ目についてはケヤキの伐採をした後、低木の植栽をというふうなこととしたいと思います。三つ目に歩道が壊れてということで、議会冒頭申し上げました町政懇談会、東向陽台、明石台地区と成田地区で行いました折にも、地元からの御要望ということで、既に出ておるところでございます。一番ウィンマート、マルヨシの東西道路ですね、あそこのあたりについて現地に出向いて、それぞれ確認をいたしたところでございます。歩道を盛り上げさせるという方向に障害が起きるということ、東向陽台のみならず随所に見られると。中央公民館の北側道路、旧4号線沿いもそうです。ニセアカシア10本ありますというふうなことで、あの木の扱いどうしましょうかということも課題として取り上げられたところでございました。そのように東向陽台ならずともそれぞれの場所に課題があるという認識でございます。
 したがいまして、そのようなことそのまま伸ばせば歩道が傷むということですので、残念ながら最低限の伐採をせざるを得ないというふうなことで進めることといたしております。どちらにしましても、十分樹木、20年・30年というふうに期間を経て地元に愛されてきた植栽でもありますので、伐採等については十分地元の皆さんと協議をさせていただいて結論を得た上で、伐採をするというふうなことで慎重にこの点については、どの地区といわず進めてまいることといたします。
 四つ目でありますけれども、将来の景観と維持管理等に配慮した計画、それぞれ開発の時点でも植栽計画という町と業者との協議検討がありますけれども、30年先を見越してものは進めてきたんだろうと思いますけれども、やはりそれぞれの持ち家、宅地内の植栽が育つにつれて、街路樹が障害となってくるというふうなものも現実目にするところでありますので、こちらについては時間の経過とあわせて、植栽についてこれまた地元の皆さんとの御協議の中で進めてまいりたいと思ってございます。
 五つ目ですが、それぞれ富谷町の木、富谷町の花ということでございます。マツ、キクということで、あるときに広報への御提案、広報じゃないですね、町木、町花について町民に知らせる方策はないかということの御提案を受けて、ある号から広報とみやの後ろのほうに欄外なんですけれども、継続して富谷町の木はマツですよ、富谷町の花はキクですよというふうなことで掲載を継続している経緯もございます。そしてまた汚水ぶたにマツ、雨水ますにキクということでデザインをして何とか富谷町の両方のマツ、キクを生かそうというふうなことで従前から取り組んではおりますけれども、今後について折々御意見、お考えを受けながらさらなる取り組みにつなげてまいりたいというふうに思います。なお、歴史を見ますれば富谷町の木は平仮名でまつと書いているようですね。あと同じく花は平仮名できくというふうな表現になっているようでございました。
 その次、団地の造成中、明石台東の地区のことだと思いますけれども、あそこは39、40ヘクタール弱ですので、20ヘクタールを超えるものについては宮城県条例に基づいて20%の緑地確保という義務づけがあるというふうなことでございまして、結果的にはあの場所は22%に相当する約20万平米というふうな、20万平米ですかね、20ヘクタールの20%ですから、8万8,000平米、40ヘクタール弱の22%ということで、一定の面積を確保いたしております。
 最後の七つ目でありますけれども、申し上げましたように常に点検をしております。枯れ枝の落下も含めて十分なる注意を向けているところですけれども、なお一層点検に意を用いてまいりたいというふうに思います。
 後半のほうのサイバー攻撃対策につきましては、それぞれ担当課からということで大枠対応させていただきたいと思います。どちらにしましても情報の漏洩については厳重なる管理が必要だということで、相当留意しているところでありますけれども、これについては引き続き、国あるいは県との連携の中で100%皆無、絶無に向けてさらなる取り組みにつなげてまいります。
 次、三つ目、震災の教訓ということでございますが、これも大枠原課からの対応とさせていただきたいと思います。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) それでは、私のほうからサイバー攻撃の対処につきましてお答えさせていただきます。
 問1と問2は関連いたしますので、あわせてお答えいたします。初めに、サイバー攻撃の報道の後、当町におきまして不正と思われるアクセスがあったかということを確認いたしましたところ、それはないということでこの場で御報告をさせていただきます。
 庁内で利用するPCにつきましては、ファイヤーウォ-ルによる不正侵入対策とここのPCにウイルス対策ソフトを導入いたしまして、情報漏洩対策を実施いたしております。
 それから、住民の皆様に対しましては、情報セキュリティ月間に合わせて公式ホームページや電子申請ポータルサイトなどにセキュリティ対策の注意喚起を実施してまいります。
 それから、情報セキュリティ2011のことでございますけれども、前年策定の情報セキュリティ2010と比較をいたしますと、東日本大震災を踏まえまして災害に耐え得る情報通信システムの構築や大規模災害における安全性、信頼性の向上を図ることが加えられております。
 サーバー機器につきましては、本庁舎にありますので倒壊等の危険の心配はない状況にあります。また、情報システムのデーターにつきましては、万が一に備えまして耐火金庫に保管しておりまして復旧にも対応できる状況にあります。今回の大震災におきましてもそのことにつきましては、証明されたところであります。
 役場庁舎内でUSBの媒体に対する対策というところでございます。USB媒体につきましては、本年度導入しました資産管理システムにおきまして使用者、端末、USB記録媒体単位で使用の制限や管理が実施できる環境を構築しておりまして、既に一部の職員に対しましては自由にUSB媒体を利用できない体制となっております。また、USB記録媒体以外での情報の持ち出し、メールの使用であるとかフロッピーディスクにつきましても流出経路を特定できる仕組みを構築いたしております。万が一、USB記録媒体の盗難による情報漏洩が発生した場合におきましても、利用状況を記録しておりましてどのような情報が含まれていたかを即座に把握できるような体制となっております。
 Winny対策のところでございますけれども、庁舎内におきましてはWinnyといわれるフィルム共有ソフト類はユーザーの権限で実行、通信ができない設定となっております。ウイルス不正通信対策ソフト管理サーバーにおいて利用していない状況が確認できております。また、職員の自宅の利用につきましては、情報セキュリティ研修におきまして厳重に注意をいたしておるところでございます。
 さらに業務委託業者が利用したことによる個人情報流出対策といたしましては、住民データーは庁舎内でのみのメンテナンスを実施しておるところでございます。
 ウインドウズXPライセンス対策のところでございますけれども、この基本ソフト、ウインドウズOSにつきましては、現在最新のウインドウズセブンに更新途中であります。古い機器のウインドウズXPは教育委員会管轄のものも含めまして延長サポート期間である平成26年4月8日までにすべて入れかえる予定をとっております。
 続きまして第三問目の東日本大震災を教訓にした通信対策に問うというところでございます。この通信対策でございますけれども、6月にも御質問があったところでございますが、この通信回線では断線ではなく、通信機器の収納局内の電力が途絶してしまったということで、今後につきましてはNTT側の移動電源供給車の増強を期待するところであります。また、震災時からLGWANネットワークは接続されておりまして、他県や県外市町村とは通信できましたが、インターネット回線は途絶しておりました。今後については、次世代速通信を初めとする多様な回線を常備いたしまして、一般インターネットへの情報提供できる環境を検討してまいります。
 次に、役場本庁と出張所間での通信回線の連絡についてというところでございますけれども、今後につきましては各公民館、出張所、福祉健康センター、総合支援センターを基幹系、情報系ネットワークの相互のリレーを行えるように冗長化をいたしております。平成24年1月末には完了という予定で今進めております。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) これより小川昌義君の質問は、一問一答方式により行います。13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 最初に緑化問題に対する計画はないと言いましたが、今後もそういった計画はないということでしょうか。それとも今後は検討していくということなんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 計画、このような制度といいますか、事はまずどうであれ、計画は必要だというふうな認識で準備をしてまいります。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 団地内の樹木ですけれども、これについては一応伐採するという答弁でございましたが、基準としてはすべてを伐採するということでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 原則はやはり残すというのが、恐らくというか原則だと思いますね。どうしても歩道を傷めるとかあるいは家屋への影響が大きいとかいろんな要素、現地に行ってそれぞれの個別に対応をしながら、全体のバランスを見ながらということで、伐採については慎重に進めてまいりたいというふうに思っています。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 東向陽台地区の舗装の植樹ついては、多分1986年ごろから始まったと私は記憶しているんですが、その当時から町内会のほうは要するに枯れない、背が大きく伸びない、歩道を傷めないというこういったことを基準にということで要望していたんですが、今後捕植する場合、こういったところに配慮するかどうか質問いたします。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) これについては原課から答弁させます。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 懇談会のほうでも低木の要請がございますので、そちらの樹枝のほうを現在検討しているところでございます。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 東向陽台地区、樹木を伐採する本数というのは今現在どの程度推測されているんですか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 1丁目から3丁目まで合わせますと約三十数本という本数になります。38本だったかと思います。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) そうしますと、38本が伐採の対象ということでよろしいんですか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 懇談会のほうでは第1町内会のほうから先に出ておりましたので、まずはそちらのほうを処置をして、3丁目町内会さんとは今後話し合いをもって決定していきたいと考えております。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) かなり歩道を傷めているというか、こういったところもあるわけですけれども、歩道の補修というものも一緒に実施するということでよろしいですか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 伐採、伐根を打ちましてから歩道の補修もする予定としてございます。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 現在造成中の部分ですけれども、これについては今明石台地区から一直線に北のほうに伸びていく路線があるわけですけれども、これについては現在公民館と同じような樹木が並んでいくようなイメージでよろしいんですか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 公民館前につきまして、トチノキですか、トチノキが植栽されていますが、今のところ別な樹枝で考えてございます。まだ決定しておりませんで、今後開発者と協議しながら樹枝を決定する予定でございます。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) かなりケヤキが目に目立つのが明石台、それから成田までの間ですが、ここの樹木の本数というか、こういったものは今後から考えますと、伐採とかそういったことは考えられるんですか。本数と考えありますか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) この件につきましては、従来からいろいろ問題視されており、中にはあの景観がいいというようなことで切らないでほしいという、両面からの要請や要望がございます。おととし、去年とまずは安全に配慮するという形で照明と、あるいは標識の周りに当初2メーター以内にあるものについては全部伐採しようという考え方で、地元とも協議しながら相当数の本数を伐採したところでございます。今後につきましても当面そのような考え方を継続しながら、あとはどうしても伐採が必要な箇所についてはそれも視野に入れながら検討していきたいと考えております。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) やはり緑化とそういったもの、調和のとれた対策をぜひ実施をしていただきたいというふうに思いますが、現在あるケヤキなんですけれども、先ほど町長の答弁では樹木士で検診をしていくのか、富谷の職員が樹木の検診をしていくのか、この辺についてはいかがですか、質問いたします。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) まずは、職員の触診なり打診ということで考えております。一部剪定時には当然検査の折にはそういうこともやっておる状況ではあるということをまず申し添えたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 仙台市のケヤキを見ていますと、非常に大変な状況になっていて、年に2回ぐらい水洗いをしているんですね。もはや排気ガスに汚染されて。こういったことについては今後考えているんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) もしそのような必要が生じれば、対処はできないものではございません。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 樹木の剪定について、私議員になってから19年から入札の経過を見ているわけですが、今現在発注の数はどのようになっているんですか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 春から秋にかけまして低木、それから一部除草も含めまして町内六つの工区に分けて発注しているところでございます。金額によりまして、500万円以上につきましては一般競争入札、500万円以下50万円までは指名競争入札、50万円以下については見積もり競争ということで、財務規則等にのっとって施行しているところでございます。また高木につきましては、元来冬期剪定を基本にやっておりまして、これからの3月までの間に冬期剪定を、町内を大きく二つに分けながら実施していきたいというふうに考えてございます。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 続いて、通信回線のほうに質問を移したいと思います。今現在庁舎に入ってきている回線、こういうものは何回線になっているんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 回線数につきましてはちょっと把握しておりませんでした。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 震災の際に出されていました宮城県地域衛星通信ネットワークシステムというもの、これは一時不通になりましたが、ファックスだけが最初回復したという報告はあるんですが、この通信システムというのはどういう、具体的にいうとどういう回線なんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 具体的な配線というところはちょっとつかんでおりません。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 各公民館にも衛星電話ありますけれども、これはこれのシステムの中に入っているんですか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 衛星携帯につきましてはこの配線というものには含まれてはおりません。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 含まれていないということでよろしいですね。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 配線には含まれてはおりません。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) システムの中には含まれているんですか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 衛星携帯はこのシステムの中には含まれてはおりません。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 昨日あたりから同僚議員が質問している携帯電話については、これとはまた別個なものですか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 衛星携帯につきましては、今後台数を考えていくということでございますけれども、通信回線につきましては、クロッシーであるとかWiMAXであるとか、そういったところが24年1月ごろには富谷町もエリアに含まれるということでは聞いておりますけれども、そういったものを利用するためにそれぞれの携帯電話が必要となりますので、そういったところは来年度の予算で考えていくということを今検討しております。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) きのうの一般質問の回答の中で、黒川郡の会議の中で通信回線、災害に対する話し合いをしたということですが、この中で通信回線に対する各市町村の対応については話しされたんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) その通信回線につきましてそのような特別な話はございませんでした。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 通信回線が要するに不通になった場合に、いち早く回復させるためにNTTとの話し合いというものについて考えているでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 6月の御質問のときにもお話をさせていただいたところでございますけれども、NTTでは冒頭申し上げましたように通信機器の収容局内の電力が途絶してしまったということで、NTTでその後のホームページで発表しているんですけれども、今後は移動電源供給車の増強というところもお話がその中でありますので、そこのところを期待したいというところを思っております。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 要するにいち早く情報をして、回復させるという意味でいうと、やはり黒川郡内を電話回線をループ、円にして公共機関、富谷町役場関係とかそういったものについて対策を講ずるというふうな提言については考えていますでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) まず、黒川郡内をつないでというところまでは至ってはおりませんので、まず富谷町として回線が早く外部に対して連絡ができるような体制、そういったものが何であるのかということをまず検討してできるものから手をつけていきたいというふうに思っております。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) なぜ情報を町民に早く伝達しなければならないのかというのは、福島原発で情報の伝達がかなりおくれまして、本来であればヨウ素剤を子供たちに打たなければならない時期が結構あったにもかかわらず情報伝達がなされないために、的確な、そういうことが起きたために私は今質問しているんですが、国も県もそういった緊急にやるためにはやはりNTTだけではなくて、東北インテリジェントとか多くの企業があるわけですから、その辺と協議をして回線が遮断されないような方法について検討するということについて富谷町として考えているかどうか質問をいたします。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 震災以降、いろいろな会社からいろいろなツールというものが出されておりますので、そういったことを見ながら富谷町としてできることからやっていきたいと思っております。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 同僚議員からもJR跡とか出ていましたけれども、そのほかに政府機関からエリゾナとか、こういったものが来ることになっているわけですけれども、やはり早急に通信回線の確保という部分について再度各機関との協議を積極的に行う気があるかどうか、再度質問をいたします。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 通信機器の早急なる復旧というのは本当に大事なことでありますので、いろいろなサービス、そちらのほうを研究しながらやっていきたいと思っております。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) あと富谷町にはそのほかに直接ではないんですが、自動車に搭載している無線機があると思うんですが、現在も使用していますか。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) 現在8台アナログ無線を搭載してございます。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 比較的免許をとっていますから、増設には大したお金がかからないと思うんですがそれ以上に増設する計画はありますか。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) 現在無線につきましては、デジタル化が全国的に推進されている中で今後アナログ無線の増強というようなところは、そういったところも踏まえながら検討してまいりたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) わかりました。次に、きのう同僚議員も提案されて、防災無線、これについて何とかというような答弁でしたが、防災無線はこの間集中豪雨には全く対応し切れていないというのが出ているんですが、その辺については認識していますか。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) 大雨の状況、例えば先日の9月の台風のときとかそういった状態のことをおっしゃってらっしゃるんでしょうか。逐一現場での状況については今搭載のアナログ無線を介して現場の状況について原課とのやりとりはしております。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 集中豪雨となりますと要するに60ミリ以上、時間60から100ぐらい、最近はそれぐらいの雨量が結構集中豪雨的になりますよね。そうしますと防災無線の発した声が住宅に届かないんですよね。そういうのがこの間の事例があるんですが、それは認識していますか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 同胞無線が現在ないような状態で、そういうところまでというのは至ってはいないんですけれども、その音に関しまして、そういった集中豪雨になりますと強い雨で音も消されてしまうということは十分に察しております。ですから、そういった通信手段一つにかかわらずいろいろな通信手段ということを今検討しているところでございます。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) いろいろな手段があることについて、比較的伝達にしやすいのを、FMの電波が非常に伝達がいいわけですけれども、これについての検討はしていただけるでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 特にそういったことは現在はしておりません。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) いち早く各家庭に伝達するために、やはり防災用としてのFM受信機、発信機も必要ですけれども、こういったものについてもぜひ一つの課題として検討するということについてはいかがですか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) この災害におきまして、この東日本大震災におきまして本当に多くの課題が見つかって私たちに課せられてきていると思います。通信手段につきましてもそれも大事なことの一つであります。食料につきましても、それから備蓄の物品に関しましても、そういったものを今現在検証しているところでございます。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) やはり正しい情報を、正しく早く伝達する、伝達されるこのシステムというものについて早急にさらに考えていただきたいというふうに思いますが、続いてサイバー攻撃に対する考え方ですけれども、これは現在富谷町、総務部長発言で大体わかるわけですが、ファイヤーウォールがあるからとかそういうものについては、サイバー攻撃についてはほとんどクリアしてくるわけですね。ですけれどもやはりその辺についてメール対策とかこういったものに対して、情報セキュリティ2011ではある意味では検討するということについて出ているわけですが、そういうものについては検討したでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) サイバー攻撃ということも問わず、今できる最大の防御方法をとっているというところでございます。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 最大と言われますと何ともいいようがないんですが、最大という、そういう安心ではなくて常にセキュリティを通り抜けて来るんだと、なおかつセキュリティの2011を見ますとなりすましのメールという、あれの訓練なんていうものはかなり有効だと思うんですがそういったものについてはいかがですか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) なりすましのそういったものに対する訓練ということなんですが、その辺も含めまして検討していきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。

午後12時00分 休憩

午後1時00分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。5番高橋正俊君。

5番(高橋正俊君) それでは、早速質問に入らせていただきます。
 ことしの日本は大震災から始まり、円高などで経済の低迷なども含め大変な年でありました。しかし、ことしもあとわずかとなりました。その中で我が富谷町は県内ではもちろん全国的にも誇れる町になろうとしております。医療、福祉、教育、環境、そして財政も安定しまさに飛躍発展し、いいまちづくりがなされていると思います。今後も町長をリーダーとし、職員が一丸となって市制に向けて努力していただきたいと思います。その中で私が少し疑問に思うことが2点ほどあります。
 1点目は合併処理浄化槽設置事業について伺います。22年度行政実績報告書の中に、生活排水処理率100%を目指していくという文言がありますが、23年3月末の設置率は62.7%となっております。この数字は22年度の1年間でわずか1.5ポイント上昇しているに過ぎません。設置率100%にするためには、今後20年、30年もかかる計算になってしまいます。現在生活排水が堀や川に流出し、環境破壊につながっている状態なので一日も早い改善が必要と思われます。今後の対応について伺います。
 1点目、富谷町のどの地域に下水道が入っていないのか伺います。
 2点目、上昇率を上げるために町ではどのような方法を考えているのかお伺いします。
 3点目、浄化槽のない家庭の生活排水の状況を調査しているのかお伺いします。
 2点目、今富谷町が町から市へと大きく変わろうとして各方面で情報を収集しながら審議、議論している真っ最中だと思います。市になることにより新たに行う業務等による職員の増員が予想されると思われるので、次の点について伺います。
 市制に向けて、職員を増員する計画があるのかお伺いします。
 2点目、職員採用については、これまでどのような要件、基準で決定してきたのかお伺いします。
 3点目、これからの職員の採用のあり方と具体的な要件、基準をお伺いします。以上です。よろしくお願いします。

議長(浅野幹雄君) 高橋正俊君の質問に対し答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答えを申し上げます。
 合併処理浄化槽ということでございます。大半は富谷町団地造成とあわせて、いわゆる水洗の公共下水の中に定処理されているというところでの認識でございますが、下水道の事業というふうなことの枠組みの中で、合併公共下水道区域外と位置づけられた地域ということと相なります。
 どの地域ということでありますけれども、従前の16地区、大枠はそこでございます。全く16の地区、一部分入っている地区を除いて完全に地区ごとに100%入っていないという場所は、北のほうから申し上げます、二ノ関、志戸田、中部に入りまして穀田、原、南部に入りまして、大童、今泉、大亀、石積と、この16のうち10の地区については公共下水の地域でない、100%合併処理浄化槽地区ですというふうなこととなります。残された六つについては、一ノ関地区の一部、三ノ関、熊谷の一部、町3区に一部入っていないところということで、町3区もあります。西成田と明石については御承知かと思いますけれども、西成田については、法円寺から成中に上がる部分、土地利用については市街化区域の扱いでありますけれども、この汚水処理等については合併処理浄化槽対応となっております。もう一つは、東向陽台1丁目、県道沿いの富谷と泉、仙台の境、こちらからいうと右手の部分、東向陽台1丁目地区が旧来の明石の分です。もう一つ明石の分として板坂、成田7丁目と9丁目に一部市街化区域ではありながら、合併処理浄化対応の場所があると、このような大枠でございます。
 さらに現状は、設置処理、世帯数1万6,000強の中で563の世帯、面積は大変広うございますけれども、市街化調整区域というふうなことからして住宅の建てられない、基本的に原則建てられない場所、従前からの地域ということとなりますので、563であります。そして、その中で先ほど数字として上げられました62.7%というのは、563分の353の世帯が設置済みでございますので、62.7%というふうになります。
 なお一方では人口ベース、処理浄化槽にお住まいになる人口と、浄化槽人口と処理浄化槽に住まわれる人の数という面から、人口普及率という言葉を使うとすれば、73.28%ということとなります。そのような二つの数字も持ち合わせておるというところです。
 上昇率を上げるためにというふうなことで、それぞれの生活用水、すべてにわたる雑排水でありますので、これらについての上昇についてなお一層浄化槽の普及促進を図ってまいるということで、一定の合併処理浄化槽の設置に対する助成事業、従前から行っておる交付金、交付事業について継続強化を図ってまいります。
 三つ目については、水質調査ということとなりますけれども、それぞれ町内8カ所、西川、明石川、苅又川ということで、町内8カ所、年6回偶数月に、偶数月じゃないですね、夏の場6、7、8、10、12、2月というふうにして、この月の各中旬に実施を午前10時までに採水するというふうな一定の条件のもとで行っております。すべて基準に適合しているという報告でございます。
 次に、富谷町の採用試験についてでありますけれども、職員の増員の計画はということでありますが、そもそも前提を申し上げますけれども、今富谷町の職員定数の条例は297となってございます。現行、現員数で申し上げますと273名です。いわゆる正規職員です。そのようなことで、町長部局、教育委員会部局、議会事務局、農業委員会、そして水道事業と、この大きく五つにそれぞれ人員を配置、定数の内で、今の297あるいは273を今の配置をするということで厳密な手続で動いているというふうな状況でございます。
 私が就任した当時は、まだ人員についての縛りが大変厳しい状況、環境下にありまして、職員の適正化ということで県が管理をしておったと。富谷町に与えられた、富谷町が県に報告していた適正化の人員は259人です。この上限をもってしばらくの間皆さんのすべての行政事務事業を行ってきたということとなります。しかし、一方では年間平均1,000人増加します。1,000人増加というのは単に1,000人が加わったことではなくて、単純にいえば2,800人転入してきて2,000人転出されると。そこに4,600人の転出入がある、その差が800人、生まれる方、亡くなられる方400、200で200と。ざっといえば1,000人というようなおおよそこのぐらいの大枠でとらえる増加状況がここ20年、30年続いてきたというようなことで、大変富谷町にとっては適正化という縛りは厳しい状況の中で5年、10年経過したということです。私はそういう問題意識の中で県とのやりとり、かけ合いの中で279まで適正化の職員定数をふやした、20人ほど上限をふやしたというふうなことで取り組みをいたしました。その後この適正化が22年の4月1日をもって従前の厳しい縛りが解除されたということもあって、今は富谷町においては条例定数である297の上限数を持っているとこういうふうなことと相なります。
 二つ目は、職員採用についての要件基準、まさに公務員として大枠でいえば公務員として町役場職員として町民の皆さんに全体の奉仕者として、長い年月勤めていただく、的確性をやはり十分なる多面的に、そして一人の目ならず複数の目で見た上で見きわめをさせていただいてきたというふうなところです。役場にとっても、あるいは御本人にとってもいい職業選択であるようにということも含めて、私ども町長以下、職員の先行に当たってはそういう姿勢で当たってまいりました。
 要件基準を申し上げますが、年齢要件ではおおむね30歳未満、世間並みの年齢を制限しておると。大学卒程度、上級、短大卒程度を中級職、高卒程度を初級職ということで3区分でそれぞれ状況、職員の職務の状況、分量等を含めながら勘案しながら退職者の補充プラスアルファということでやっております。保健師については何度か申し上げましたけれども、私就任後10人から17人ということで、保健師職7人を増員して現行17人の体制で行っております。職種的には一般行政職、技師職、土木とか建築とかです、あるいは保健師職、幼稚園教諭職、保育所の保育士職、そして労務職と大枠この6区分が富谷町の場合ですと職種がありますということです。なお、社会人枠として一級建築士あるいは社会教育主事を採用した実績もございます。
 すべて採用試験は宮城県町村会に試験を委託しております。一次試験はそこで受けてもらう、県共通試験といわれるものでございます。その一次試験合格者を上位10人とか15人とか採用予定数に合わせて上位者を合格名簿として推薦をいただいて、その方に一次合格の通知を発し、二次試験の御案内をしているというところです。二次試験はいろいろ多様な形で役場職員としての適性をいかにどういう面から見たらいいのかというふうなことで、作文であったり論文であったり、漢字の試験であったり、自治用語の試験であったり、英語の試験であったり、それぞれ筆記試験としてさまざまな折々必要なものをということで課しております。さらにまた面接、個別の面接試験を加えております。面接官は町長以下三役と総務部長と4人で行っております。加えてことしの2月、7月でしたね、大学が早くて高卒の人が9月で大体2回なんですけれども、合格通知を出しても拒まれるというか、辞退されるということもあって2月に次年度の状況を見ながら2月に試験を行ったケースもございます。そんなことも加えてことしの2月、23年度向けの採用として実務試験というのも課すようなこととして、半日ほどそれぞれの部署に実際に配置をして実務能力を見るというふうなことで、実務能力適性判断といたしております。最終判定については、先ほど申し上げましたように4人の試験官の採点結果を一覧にし、上位得点者から順に合格者を決定するというとこのような方式でございます。
 三つ目については、今後については今詳しくお話申し上げましたので、今までのを踏襲することとあわせて、折々に長い年月富谷町の職員として意気、志し高く前向きに、そしてまた人事評価、人事考課の中で中の上、A、Bの評価を得られるような職員を多数入っていただきたいというそんなふうなことで、今自治体間の競争にもなっています。富谷町を選ぶ、あるいは仙台を選ぶも含めていい職員を選ぶにはそういう意味で競争という世界もありますので、人材豊富なそしてまたすぐれた皆さんを富谷町にお呼びするための方策もあわせて引き続き重点を置いていかなきゃならない、そんなふうな思いでございます。以上です。

議長(浅野幹雄君) これより高橋正俊議員の質問は、一問一答方式により行います。5番高橋正俊君。

5番(高橋正俊君) ただいま町長さんから詳しく御説明がありましたが、若干また私から質問したいと思います。
 まず、初めに富谷町の下水道、下水ですね、この工事を新規で伸ばすとか何かという計画はないんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) これは担当課から、下水はいないんですかね。建設部長からお願いします。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 現在のところ公共下水道区域と合併浄化槽区域、大まかに分かれておりますので、この体制で続けていく予定としてございます。

議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。

5番(高橋正俊君) 下水を伸ばさないということであれば、この合併浄化槽、100%設置という目標を一日も早くやらなくてはならないのかなと思いますが、今富谷町の子供を初めとして、私たちの生活の中で水洗トイレというものは当然で当たり前だと私たちは思って生活しておりますが、町長はどういうふうに思いますか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 当たり前かどうかというようなことはそれぞれ立場あるわけですので、それはそれとしても富谷町の状況、当時の下水道、公共下水道の範囲事業費というようなことも含めて、決定されたやに当時のことを思い出します。したがいまして、今助成制度ありますが、何人層に何ぼというようなことで、その範囲だけで現状工事すべて賄いきれないというのが実情です。3分の1とか4分の1、半分程度だというすべてのものをつなぎ合わせて合併浄化槽を設置してというふうなことになりますので、そういう意味で何らかの方策、今まで以上、今までの微々たる進捗というようなことのその先に何らかの方策が必要なのかなというふうにも思います。これは、町民の皆さんの合意形成ということも含めて大きな方針の変更というようなことにもなりますので、十分見きわめながら、次年度対応とさせていただきます。

議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。

5番(高橋正俊君) 町長にただいま見きわめなければならないという、いい回答をいただきました。今の合併浄化槽の7人槽でいきますと71万2,000円という補助金が出ているようでございますけれども、これはどの部分に補助金を出しているんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 補助金の対象となります事業ですが、これは合併する浄化槽本体とあと本体の据えつけ工事費用、そういった部分についての補助というふうになります。

議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。

5番(高橋正俊君) 合併浄化槽の本体の金額というのは、この71万2,000円でできるんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 昨年度の事業実績から見ますと、7人槽の本体費用としては、メーカーとか種類にもよるんですが、7人槽ですと60万円から69万円程度で本体のほうは購入されているようでございます。

議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。

5番(高橋正俊君) 今この浄化槽について伸び率が1.5%と言っていますけれども、さらに加速させるためには、やっぱり補助金をふやすなり民間の金融機関なりの力を借りて、融資制度をつけたりして、やっぱり富谷町全体のそういう生活の中でできるだけ格差をなくすためにも必要なものだと思いますが、どう思いますか。

議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 現在の補助金、助成事業の内容ですが、設置に対する補助金、あと今議員がお話になった融資につきましても、50万円1戸当たりですけれども、50万円以内ということで、無利子でもって返済期間は3年以内という設定で融資制度も行っているところでございます。

議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。

5番(高橋正俊君) それでは、次に職員採用についてお伺いします。今現在273人と言いましたね。これはパートも臨時職員も含めての人数なんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 職員のみの人数でございます。

議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。

5番(高橋正俊君) 私も町民の代弁者として選ばれてこの場所に来ていますから、ある町民からぜひ代弁者としてお聞きしてほしいということがありましたので、1件ちょっとお聞きしたいのですが、21年4月に採用した向陽台に住むA氏ということで社会教育主事という資格を持った方を富谷町では採用していますけれども、この職員が臨時職員から正職員に採用されたのはいつでしょうか。21年4月ということで間違いはないでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 20年度で募集をいたしまして、そのときに富谷町職員として生涯学習、社会教育関連業務に従事することになりますが行政事務に従事することもありますということで、社会人の行政事務募集をいたしましたので、そのときに採用された職員ではないかと思っております。

議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。

5番(高橋正俊君) 先ほど町長の説明にもありましたが、この問題については私は本人にも確かめて聞いておりますけれども、確認のために今質問しているわけですが、試験はどのような、先ほど町長が説明にあった地方公務員試験でよろしいんですか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) そのとおりでございます。

議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。

5番(高橋正俊君) 元教員ということですが、この教員を退職された理由は知っていますか。知っているか、知っていないかで返事をいただければよろしいんですけれども。

総務部長(眞山巳千子君) 知っているか、知っていないかということでのお話でございますけれども、まずこの試験を受けることができないということで、欠格事項というものがございます。日本の国籍を有しない者とか、それから禁固以上の刑に処せられその執行が終わるまで、またその執行を受けることがなくなるまでの者、本町の職員として懲戒免職の処分を受け当該処分の日から2年を経過しない者という法で、今申し上げましたほかにも何点かあるんですけれども、欠格事項というものがありましてそういったものに該当する場合は受けられませんということで募集要項の中に示しておりますので、そういったことに該当しないということで受けられたのではないかなというふうに思います。

議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。

5番(高橋正俊君) いや、私は別に簡単に知っていますか、知っていませんかという返事でよかったんですけれども、もちろん生年月日ですけれども、33年11月生まれということなんですけれども、採用されたとき50歳過ぎている年齢なんですけれども、もちろんこの職員の採用についてはだれかの強い要請があったとか、そういうことはどうだったんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 若生町長。

町長(若生英俊君) 個人の今情報が出てきたということもありまして、なかなか出し方難しいなと思いながら、総務部長が言っているのは欠格事項、受験資格があるかないかですから、ですからきちっとした条項の中に当てはまらない人は受けられない。当てはまる人は受けてよろしい。こういうふうな条項はちゃんと定めてあるんですね。ですから申し上げますけれども、臨時職員、パート職員から何の手続もなく正規職員になった職員は私になってからは一人もいません。きちんと一次試験受験をして、先ほど申し上げたような厳格な手続をして面接をして、4人の面接官の中で、こういうふうなのは私になってからも60名を超えるぐらいでもうなっていますけれども、そういう手続を経ていることをぜひここで明確にしておきたいというふうに思います。年齢要件も募集の枠のときにありましたので、先ほどの年齢について、私のほうから確認をさせております。それについて総務部長から年齢要件もあわせての受験資格だったように思いますので、総務部長からその件について返答させます。とりあえず私から先ほどの発言について年齢についてもう一度お願いします。先ほど5番の高橋議員が年齢をという、何歳のと言ったのの確認をしたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 5番高橋正俊君。

5番(高橋正俊君) 私はこれ以上何も特別な質問はないんですけれども、町長がこれは・・・・・・。

議長(浅野幹雄君) 町長の答弁ではおおむね30歳以内までという答弁があったんですが、50歳という年齢が出てきた・・・・・・。

町長(若生英俊君) あの方については50歳を超えてとおっしゃったんでないかと思って。

議長(浅野幹雄君) 確認です。5番高橋正俊君。

5番(高橋正俊君) 生年月日からいくと50歳を超えていると。それは町の採用について条件の範囲内でやったわけなんで・・・・・・。

議長(浅野幹雄君) 質問にしてください。

5番(高橋正俊君) それは範囲内でやったんだと今の説明ではそうなんでしょう。

議長(浅野幹雄君) 反問で町長から、年齢の確認ですから、年齢の確認をしてもらえばいいんです。

5番(高橋正俊君) 50過ぎているということでいいんですか。(「それを質問の形にして総務部長に聞いてくれということ」の声あり)

議長(浅野幹雄君) 50歳でいいんですね。5番高橋正俊君、質問に変えてください。

5番(高橋正俊君) 私のほうから聞いて。50歳以上の職員が採用されたということはどうですかと聞けばいいんですか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 20年度の募集要項の中で、試験区分につきまして社会人で行政事務というところで、昭和33年4月2日以降に生まれたもので、社会教育主事任用資格を有するものということでうたっております。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) それでは、通告にのっとり私の一般質問をさせていただきます。3件させていただきます。
 初めに放射能対策の推進についてであります。東京電力福島第一原子力発電所事故による放
射能拡散は、いまだ収束のめどが立たず、国民は不安を抱いております。栗原市では市民から身の回りの放射線量の測定をしてほしいとの声にこたえ、11月15日から市民からの測定の要望箇所に担当者が出向いて放射線量の測定を行う、放射線量の出前測定の受け付けを始めました。昨日までに78件の申し込みがあったようであります。1件につき5カ所まで測定の要望にこたえるようでありますので、およそ400カ所ほどの測定依頼になるのかと思っております。
 富谷町では今空間放射線量の測定で町内会から新たな測定場所について要望をとっているようなお話も聞いております。富谷町としても栗原市のように町民からの放射線量測定の要望にこたえる出前測定を実施すべきと考えます。また、米の放射能汚染検査で安全制限が出ておりましたが福島県産の米から基準を超える放射性セシウムが検出されております。また、絶対あってはならない、あるはずがないと思われておりました赤ちゃんに与える粉ミルクから基準以下ではありますが放射性セシウムが検出もされております。
 仙台市では放射能測定器を学校給食用に6台、市内に流通している食品の検査用に2台購入する予定と聞いております。私は、先日、栗原市の南部学校給食センターに調査に行ってまいりました。ここでは、11月1日から給食に実際に使用される食材を調理前日に検査をしております。また、調理された子供たちに出される調理完成品も検査の対象とされております。そしてこちらも当然ないと思われていた学校給食に使用される予定の宮城県産の食材から放射性セシウムが検出されました。検出数値は基準以内ではありましたが、急遽北海道産のものに取りかえたそうであります。また、白石では市民から持ち込まれた自家用農産物の検査も始めております。
 私は、食材、食料品の放射能の検査について6月の議会、また10月の議会でも取り上げております。測定器を配置し町で測定をすべきと訴えておりました。前回の質問でもお話をさせていただきましたが、安全と安心は違います。いくら安全と言われても心配な方は不安な気持ちはぬぐえません。行政と住民が一緒に進めることが大事であります。そして、一つ一つ丁寧に情報を示し、不安を取り除くことが肝要であると思います。
 富谷町のさらなる放射能対策の推進を図るべきと考え、質問します。以下質問します。
 一つ目に、町内の放射線量の測定で、住民からの要望に応じる出前測定の実施についてはどうか。
 二つ目に、新学校給食センターに食材の放射能を測定する測定器を配備し、実際に使用される食材の放射能測定の実施を考えているかお伺いいたします。
 二つ目の質問であります。防災対策の推進について。
 東日本大震災から約9カ月になり、私たちの心に深い傷を負わせたこの平成23年も間もなく閉じようとしております。平成23年西暦にしますと2011年は、東北はもとより日本国内にとどまらず海外においても決して忘れてはならない年になると思います。最近の新聞報道によりますと、今回のような巨大地震の発生は今後50年間はほぼゼロと政府の地震調査委員会がまとめたようです。しかし、宮城県沖地震については将来の発生率は不明としております。また、東京大学地震研究所では活断層が震災後活発化しており、長町利府線断層帯については検討が必要としております。それまでの想定をはるかに超えた震災でしたので、多くの課題が残されました。富谷町においても今回の大震災により防災対策の見直しが進められております。通信手段の確保などさらなる検討と対策が求められております。
 我が国の災害対策の根幹をなす防災基本計画には、平成17年に女性の参画、男女双方の視点が初めて盛り込まれ、平成22年には政策決定過程における女性の参加が明記されました。しかし、今回の東日本大震災でも例えば着がえる場所がない、授乳スペースがないなどの声を耳にしました。女性用衛生品や化粧品、乳児のおむつなど支援物資の不足も目立ち、災害時における女性の視点の大切さが改めて浮き彫りになりました。
 女性は地域に人脈を築き、地域のことをよく知っておられます。介護や子育てといった具体的な経験を通じて子供や高齢者、生活者の視点を持っております。こうした女性たちが災害時の担い手としてその力が発揮できるような仕組みが必要ではないでしょうか。
 また、障害を持っておられる方も今回の大震災では避難にあっても、また避難所での生活においても大変な状況であったようであります。
 復旧・復興に向けての東日本大震災復興基本法第2条では、この基本理念として女性、子供障害者等を含めた多様な国民の意見が反映されるべきと明記されております。
 防災計画の策定や防災、避難マニュアルの作成に当たって、女性の視点、高齢者の視点、障害を持っている方や家族から見ての視点を取り入れるために策定作業においては、女性、高齢者、障害を持っている方などの意見を取り入れることができるようにすべきと考えますがどのようにしていかれるか質問をいたします。以下質問をいたします。
 一つ、女性や高齢者、障害を持っている方の意見を普段から防災対策にしっかりと反映できるように防災対策の検討会議にこのような方々の参画を考えているか。
 二つ目に、避難所運営に女性、または女性職員を配置できるよう事前に決めておくことはできるか。
 三つ目、災害時の後方支援や高齢者宅訪問等できめ細かな支援を実現するため女性消防団員の推進は検討しているか。
 四つ目、避難所運営訓練、例えばHUG等を取り入れ、地域と連携し、災害時要援護者も参加した防災訓練の実施を検討しているか。
 五つ目、災害時の緊急物資の中に女性や子供、高齢者、障害者に配慮をした物資の備蓄は十分にされているか。
 六つ目、災害時要援護者リストを作成し、町と地域がそれぞれ活用できるようにしてはどうか。
 七つ目、防災教育を充実させ、災害時の地域の窓口となる公民館等避難所に防災担当職員の配置の検討をお伺いたします。
 八つ目、町内会集会所に行政区長との連絡手段の確保に無線機の配備や発電機等の防災備品の配置を考えているかお伺いします。
 九つ目、町内会集会所への太陽光発電システムの設置について検討してはどうか。
 十番目、11月2日に開催された黒川地区防災関係機関協議会内容についてお伺いします。
 三つ目の質問であります。町道穀田線の安全対策について。
 町道穀田線の歩道設置工事が進められております。交通の利便性が向上すると期待されております。そこで、町道穀田線の安全対策を図るべきであります。
 現在街灯は100メートル置きに設置され、夜間になると非常に暗いと感じられます。歩道整備が完了すれば今まで以上に歩行者や自転車などが行き交うと思われます。以前からでありますが、女子高生も自転車で通学しているようであります。歩行者や自転車利用者の安全を守るために安全対策の推進を図るべきと考え質問をいたします。
 一つ目に、街灯や防犯灯の増設、設置は考えているか。
 二つ目に、自動車の退避所の設置について考えているか。以上であります。

議長(浅野幹雄君) 安住稔幸君の質問に対し、答弁を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、ただいまの議員の質問にお答えを申し上げます。
 放射能対策の推進ということでありますので、これも議会冒頭申し上げておりますように線量計の機器充実ということで1台、そしてまた新たに追加してということで納品もされましたので、十分質問の趣旨に沿って定点観測からさらにまた地域の御要望も受けながら、皆さんの御不安の解消に努めてまいりたいというふうに思います。
 二つ目については、後ほど教育委員会からというふうにも譲る部分ありますけれども、給食センター、きのう館名サインというのだそうですが、体育館の館に名前の名、館名サイン、富谷町学校給食センターという立派な字が表示されましたので、それとあわせて新センターがあのように整い最終段階に入ってきておりますので、放射線の測定する測定機械の購入についてのぜひ前向きにというふうなことで、町長の意向を教育委員会には伝えておるところでございます。予算あるいは購入費の裏づけをということで、私ども教育委員会のほうにお話をしているところでありますので、その進み具合については後ほど教育委員会からお願いを申し上げます。
 二つ目の防災対策について、10項目にわたって細かい御指摘を受けておりまして、大変今、今回の震災を受けて対策の見直しというふうなことでそれぞれに参考になる内容であるというふうに思います。特に女性、高齢者、障害を持っている方の御意見というふうなことでやはり単につくればいい、あればいいということではなくよりきめ細かく、より手の届きにくいといいますか、そういった皆さんの声をいかにそういったものに織り込めるかというあたりが勝負どころではないかなと思います。22年度で一部規定改正をしておりまして、町長が特に必要があると認めるものということで、4名以内で25名の防災会議条例の委員定数、25名というようなことの中に今の4名以内の方で改正しておりますので、今の質問の趣旨に沿ってこの会議の構成員に組み込んでまいりたいと思います。
 避難所運営の女性、そのとおりだと思います。結果として富谷町の指定避難、公民館、学校指定避難所12カ所開設しておった中で100名の町職員が交代制で避難所運営に当たったと。結果として半数が女性の方、50名ほどの方が女性職員でしたということで、50名、50名ほぼといいますか、女性職員もかなり半数ほど避難所運営に参画をいただいたというふうなことでございます。事前に決めておくことということも含めて、以後の検討とさせていただきます。
 3番、女性消防団員の推進ということで、これも何年か前か消防団との協議もしておりますが、なかなか消防団の受け入れが十分でないという状況に見受けられます。私どもはどんどんというふうなこともあるんですけれども、婦人防火クラブとの兼ね合いもあるかして、消防団の団長さん以下幹部の皆さんの御意向がまだそこまで熟していないというふうにも感じているところでございます。そんな中で西成田があのように7名ふえて17名の西成田班体制で今スタートしようとしているというようなこともお伝えしたところでございますので、女性団員の推進というようなことでなお検討してまいります。
 避難所運営訓練、HUGというふうな括弧で当てられ簡略な言葉でなってあったのを表現されておりますけれども、こちらもあわせてこれらの要素も含めた避難所運営訓練ということで進めてまいります。予定されているのは富ヶ丘北部、富ヶ丘南部、上桜木ということで次年度の実施に向けて準備をいたしておるところです。
 五つ目、これらの皆さん向けの物資の備蓄というふうなこともぜひ備えるに当たって、十分留意してまいります。そしてまた、支援者、災害時の要援護者リスト、既にリストについては作成してございます。515人の方です。行政区長さんと民生委員の皆さんにお配りをしております。今回の震災においても民生委員がそのリストを活用して要援護者宅への訪問は既に今回の地震前というふうなことでありますので、対応できたということとなります。
 防災担当職員、学校にそのような専門の職員をというふうなことで話題になっておるところでありますけれども、公民館避難所についてもそういったスキルを持った職員をということで、職員のスキルアップに取り組んでまいります。
  八番目、行政区長さんにということであります。これらも課題として、今後の防災対策をどうしようということの中に、話題として入っているところでなかなか結論を出しにくいところで、町の行政区長さんのみの情報伝達だけでいいかというのにまた壁に突き当たります。ないよりはあったほうがということとなりますけれども、どちらにしても防災行政無線とあわせてさらにまた町民の皆さんに町の持っている情報を瞬時に全員の町民の皆さん全員にというふうなことの視点に立ってこれらの課題も含めて検討してまいります。
 集会所への太陽光発電、これらも節電対策やらあるいは今後の方向性ということからすれば、費用対効果を十分検討しながら採用に向けて検討してまいります。
 10番目については、総務部長が出席しておりますので、概要については後ほど総務部長からということとさせていただきます。非常にいい会議だったと思います。警察署の提案で自衛隊、消防、そして自治体4町村というふうなことでありました。4町村で声がけし合ってというとなかなか調整しづらいところでありましたけれども、警察の計らいで去年から始まっておりました。図上訓練ということで大和署の今の警察署長さんが非常に前向きなんですね。多数遺体の何て、去年既に我々はこの協議会の場で現所長さんがそういうお立場にいらしたころのものを見ながら、よもやこんなこと起こるのかねなんていうようなことを去年の10月、11月ごろ研修を受けたんですけれども、本当に半年もたたないうちにということになってしまった経緯もございます。どちらにしてもなお一層これらについて膨らますということになっておりますので、詳細簡便にということで総務部長から後ほど申し上げます。
 穀田線についてでありますけれども、今進捗中でございます。現在40基照明灯ということであります。当然必要な分の設置をということで今予定をし、足りなければ増設をというような基本的な考えだったほかの街路灯の考え方と同じでございますので、十分なる対応をしてまいります。
 あと退避所のというようなことで、幸い旧道に、新道と旧道との取り合いの中で、旧道にそのようなスペースが3カ所ほどとれるというふうなことで、当初の計画の中に既に3カ所、今議員の指摘された自動車の退避所、あるいは休憩所というようなことも含めて設置を既に計画団体から予定してございます。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。もとい、学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 学校の給食センターの測定器の関係ですが、町長の市政方針のほうでも申したとおり、給食で使用します食材につきましては産地の実績であったり、計画の公表、それから10月31日からは検査機関に委託をしまして、測定を行いホームページのほうに公表しているところでございます。さらなる安全・安心のために町長からの指示を受けまして放射線測定器の導入につきまして、現在教育委員会内で学校給食センター内に測定器を配備することで現在検討を進めているところでございます。納入時期につきましては、まだお示しをすることはできませんけれども、年明けには購入し、設置するための手続をとってまいりたいというふうに思ってございます。購入予定の測定器でございますが、栗原市で導入したもの、あるいは仙台市のほうで導入の計画をしているものと同等の機種ということで検討してございます。ガンマ線スペクトロメーター、約400万円程度の金額を想定してございます。測定に当たっての検査品目であったり、回数そういった詳細な内容につきましては、今後内部のほうで検討してまいりたいと思ってございます。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) 静粛にお願いします。次に、総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 黒川郡4カ町村と関係機関との防災の協議会の内容ということでございますが、これに関しましては大和警察署が主催となっておりまして、平成22年度から開催されたものでございます。黒川郡4町村と陸上自衛隊大和駐屯地、黒川消防本部、大和警察署が構成メンバーでございます。
ことしは、11月2日に富谷町役場を会場に開催されまして、東日本大震災の活動や課題を各団体が報告をいたしましたので、今後の災害発生における連携強化について意見交換、情報の共有ということで話し合いを持ったものでございます。

議長(浅野幹雄君) この際、2時10分まで休憩をいたします。

午後 1時59分 休憩

午後 2時10分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより安住稔幸議員の質問は、一問一答方式により行います。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) それでは、再質問をさせていただきます。
 まず放射能対策のほうでありますが、今町長のほうから答弁によりますと、地域の要望を受けてやっていくようなお話をお受けいたしました。具体にというようなことを考えていらっしゃるかお聞きいたします。

議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。
 空間放射線量の測定の関係ですが、地域対応ということで、11月26日の土日から行政区単位での測定を開始しております。その背景には、11月15日付で経営企画課長のほうから命でもって行政区長あてに、地域でもっても測定を開始しますよという御案内をしてございます。その中で、町内会長さんのほうから御希望が寄せられた箇所については優先的に現地に行って測定をしてきております。そういった意味では議員のおっしゃっている出前測定という部分では、一部もう対応しているというふうな認識でおります。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) 今のお話ですと、町内会長からの要望に応じて測定を実施されているというお話でありますが、そうしますと町内会長は確かに地元のまとめ役をされている方でもありますが、やはり広く町民の皆様の御意見というか思いを反映するまでには届かないのかなと思いますけれども、この辺についてはいかがお考えでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 測定器も先日2台ほど町のほうに納品がされたということで、その測定器については地域の要望、栗原市のように個人の申請、対応という部分については町のほうでもその対策については少し検討が必要かなと思っております。現在のところは町内会さんを通じて御紹介のあった件については、随時対応していきたいというふうな考えでおります。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) 今、栗原のような住民から個人からの要望につきましては、検討するようなお話であります。この検討というのは、やるかやらないかの検討でしょうか。それともやる方向性で考えての検討ということで、どちらのほうでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) これまでは1台しかなかったということで、11月の御案内しておりますとおり14日に計画を変更しまして広く少し対応をしてきたんですが、今後2台ふえましたので、そういった意味ではもっと機動的なきめ細かな対応が可能ではないかなというふうには思っております。そういった意味で今後、やるかやらないかというかやる方向で、広い意味できめ細かな対応をしていくというようなところで検討してまいりたいと思っております。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) 一日も早く実施できるようにお願いいたします。
 続きまして、新学校給食センター、給食センターへの食材の放射能の測定の機器を購入する方向で今動いていらっしゃるというのがよくわかりました。多くの町民の方がその話を聞いて非常に安心されるかとは思います。
 それで品目につきましては、またそういったものにつきましては、これから検討されるというふうなことでありますが、やはり非常に、検討されるとありますけれども、これは実際にはあれですか、納入の年明け、いつになるかわかりませんけれども、までには確定していくということでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 詳細につきましては、購入とあわせまして実施内容等もあわせて検討していくというところでございます。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) それで、やはり特に学校給食ですと牛乳、また米、米というかご飯、パン、こういったものが毎日食されるわけであります。こういったことについて、やはりぜひ検討、検討じゃなくて検査品目の中にやはり入れるべきではないかと私は思いますけれども、この辺についてはいかがお考えでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) まず、牛乳でございますが、検査機関のほうへの委託も継続して行うこととしております。次回12月19日が検査でございますが、牛乳についてはこの12月19日に検査をしたいというふうに考えてございます。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) そのお話はわかるんですが、例えば先ほど私論旨で話しましたように、やっぱり粉ミルクからいわばもう出ないはずのものから出ているということもありまして、やはりこういったことを考えますと、日常的に毎日食するものに関してはそれも決まったものでありますのでこれはぜひ検査項目の中に入れるのが当然かと思いますけれどもいかがでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 検査の品目につきましては、今から協議を進めてまいりますけれども、当然食することが予想される多くの品目については検査をしてまいりたいというふうに考えてございます。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) それで、せっかく、せっかくというか本当にせっかくであります。本当に町民の要望にこたえていただいて、高い機械を導入していただくわけなんですが、それでやはり白石なんかでは、一般市民からの自家製農産物、この前ニュースで見ましたら干しガキですか、自分の家で干していた干しガキ、それなんかも検査に来ているニュース報道がございました。そういったように一般の町民からのそういった検査の要望にもこたえられる方向で行くべきではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) まずは、学校給食に対しての検査というのがまず第一義だと思います。その他の一般検査ができるかどうかというのは、今後品目等も考慮した上で決定していく内容かなというふうに思ってございます。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) ぜひよろしくお願いいたします。
 続きまして、防災対策についてであります。先ほど町長のお話によりますと避難所運営訓練HUG等でありますが、これを富ヶ丘北部、南部、そしてまた上桜木で実施される予定とお聞きしておりますが、これはやはりより具体的な、先ほど言いましたけれども、HUG、こういったものに近いものの避難訓練というか、運営訓練というかそういったものを予定されているんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) 先ほど町長のほうから申し述べました富ヶ丘北部、南部、上桜木地区につきましてHUGの訓練をするというところまではお話はなかったかと思います。あくまでもHUGというような避難所運営ゲームというようなものを取り入れながら、いざ小学校が避難所となった場合の運営を想定したことも含めた上で、今申し上げた町内会と今後小学校も含めて進めてまいりたいと考えております。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) きのうの町長のお話の中にございました、すみません、避難所のマニュアルというのを今見ておりますが、非常によくできているなとは思っております。しかしながら昨日防災対策監のお話ですと、ただそれは震災前につくったものであったということでありまして、よくできているなと思いますがやはり私が言っている女性や高齢者、またそういったいわば災害弱者と言われる方々のもの、そしてまたこのHUGですね、こういったものに関してはやはりもう少し突っ込んだマニュアル的なものが必要ではないかと思いますけれどもいかがでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) 昨年12月に作成しました避難所運営マニュアルにつきましては、こちらをたたき台ということで各地域に即した形の地域における避難所運営マニュアルを作成していただくための題材とさせていただくために作成したものでございます。またこの中身につきましても災害時要援護者向けへの優先した取り組みというような文言も当然こちらのほうには一文入れて、今後の運営に当たっては考慮すべきであるというようなことも記載しているかと思います。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) 続きまして、備蓄緊急物質の中の女性や子供たち、そういった方々に対しての配慮した備蓄でありますが、町としまして非常に備蓄のほうもまた力を入れていらっしゃるということでは聞いております。それで、仙台市のほうで流通在庫備蓄方式というのをとらえているというのがございまして、これは御存じでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) 詳細のところまではあれですが、1事業所とそういった物流、いざというときのための数量等を各事業所のほうにおいて保管し、保存年限等を随時更新していただくという方式をとらえているということは伺っているところです。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) よく御存じで安心いたしました。これはいわば、非常に備蓄倉庫といってもたくさんつくるわけにもいきませんので、町内に、例えば紙おむつとかそういった非常に場所ととるというか、ようなものをそういった方向でやるものでありますけれども、こういったものについて検討はなさいましたでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) 先ほど議員おっしゃるようなミルク、おむつ等につきましては確かに場所、がさばるものでもあります。今後備蓄については町長申し述べたとおり、今後留意していきたいということもございますが、方策としては先ほどおっしゃったような事業者との内容の精査というのもございますし、あとはドラッグストア等、町内におけるドラッグストア等についてそういったところの協議というものも必要であるということは考えております。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) 続きまして、8項目目になりますけれども、町内会集会所に行政区長との連絡手段ということで、無線機の配付などはどうかということで質問でありましたけれども、先日、私柴田町のほうにも視察に行ってまいりまして、その資料につきましては防災対策監のほうに先日お渡ししておりますが、やはり確かに各町民への住民への通信というか、情報の伝達、もちろん大事であります。しかしながらやはり、行政区長さんとの連絡というものも町との連絡も非常に大事な部分もあるのかと思います。それで、柴田町のお話ですとアナログ無線をわざと使っているそうであります。やはりデジタルですと、今の最新型の機械ですと正直言って扱いにくい、よくわからないというようなこともございまして1台当たり20万円、42行政区に配備いたしまして発電機も配備しまして約1,500万円ほどかかっているわけでありますけれども、非常にそういう意味では町としての連絡に対しては非常に有効性が高いのかなということで、私は思ったわけであります。この事例につきまして、どのようにお考えなさったでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) これも先ほど町長から御説明あったとおり、行政区長にのみ情報が伝わることが果たしていいのかどうかというようなこともございますので、今後検討していきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) あと最近やっぱり新聞で見ますと、本当に消防団の皆様には特に沿岸部におきましては、多くの方が本当に殉職されたということで非常に悲しい話でございます。その中の理由の一つに情報、津波に対しての情報が的確に伝わらなかったというのがあったようなことが新聞のほうに載っておりました。そう考えますとやはり富谷町の消防団におきましても、町と消防団の現地に行かれている方との連絡体制というのがどのようにされておったのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) 町で災害対策本部会議を54回ほど実施しております。その本部会議の席上におきましては、必ず消防団長、副団長に御同席いただきまして現状における富谷町の状況等を把握いただき、かつ消防団における活動状況なども御報告をいただいたところでございます。また、町からの指示も本部会議を通じて上級幹部、またその下部の各班長のほうに情報のほうは伝えていただいておりました。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) 連絡方法はうまくできていたというお話でありますが、それでその連絡方法なんですが、具体に例えば電話を使うなり何か通信、ほかの通信手段を何か使うなり、そういったもので連絡をとって、発災当時ですけれども、はできたんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) 団長、副団長におきましては震度5弱以上においては、災害対策本部の自動設置ということは以前よりお伝えしておりましたので、自動的に参集いただきその後の情報の伝達につなげておるところでございます。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) 私ちょっと危惧しているのは、実際現場のほうに、現場というか、被災地というか、現場に行かれている方と今回の震災で考えますと実際に携帯電話また一般の電話も通じない期間が何日間かあったわけであります。その間の連絡に対してどのようにしておったのかなということをちょっと危惧しております。その辺は実際には何ら問題なく連絡はとれたということでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) 消防団長以下班長、団員までの連絡ツールにつきましては、発災当時につきましては、あくまでも通信手段ございませんでしたので、直接のやり取りであったかと思います。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) 今回のように特に油がない、ガソリンがないというような時期でございますと、やはり無線機のような何かそういったような通信手段を考えていくべきではないかと思いますけれどもいかがでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総合防災対策監。

総合防災対策監(菅原俊司君) これまで火災時とかにおきましては、現場においての放水先、あとは水利元との連絡のやり取り等におきましては、本年トランシーバーのほうを各上級幹部のほうには配備したところでございますが、今後大きな大災害においてのそういった無線というようなことについても今後検討してまいりたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) 続きまして、町道穀田線の安全対策についてお聞きいたします。街路灯、防犯灯の増設、必要とあればもちろん増設するようなお話でございました。穀田線ですと建設部長が近くにお住まいですのでよくおわかりかと思いますが、私もやはり夜通ると非常に暗いという感じがいたします。ぜひともその辺完成、今の着工しておりますのでその完成、竣工に向けてやはりそういったものを今からきちんと協議していただくことはできませんでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 街路灯につきましては、富谷高校開校時に当時の小規模な防犯灯とかは何基かついてあったところですが、それらを一新して現在の220ワットタイプ、 間隔約100メーター置きに40基というようなことで、計画して現道の路肩等に設置したものでございます。現在、改良工事、歩道新設工事施工中でございまして車道部だけだったものから歩道部のほうへ移設もしてございます。地元からは特に暗いというような現在の声は聞こえてございませんが、当然要所要所にそういう部分が発生すれば増設は可能になるかと思います。現在は地元からの声はまだないものでございます。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) 地元からはということで、何となくああそうかなあという感じはいたしました。しかしながらやはり私が何人かではありますけれども、お聞きした中ではやはり非常に暗いねというような印象を受けた方がいらっしゃいました。私も実際に車で走っているとわかりませんが、車のライトを消してみますと、やはり大分暗いものだなというのは感じました。あそこはやはり例えば一人で歩くとなると近くにお住まいの方はちょっとわかりませんが、ほかの方ですと非常にちょっと心配かなというか、不安なのかなと私は感じます。そういったこともありますので、ぜひもう一度再度検討していただけるようにはお願いできないでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 増設につきましては、当然検討しますし、その検討の際にも農地が隣接しておりますので過去には余り明るすぎて稲作の不稔障害というのも発生した経緯もございますので、その辺もちょっと考慮して検討するものでございます。

議長(浅野幹雄君) これをもちまして一般質問を終わります。
これで、本日の日程はすべて終了いたしました。
本日はこれにて散会いたします。
御苦労さまでした。

午後2時31分 散会

平成23年第4回定例会議事録(第4号)

平成23年12月9日(金曜日)

出席議員(20名)

  • 1番 長谷川隆君
  • 2番 菅原福治君
  • 3番 出川博一君
  • 4番 三浦邦夫君
  • 5番 高橋正俊君
  • 6番 小泉光君
  • 7番 浅野直子君
  • 8番 安住稔幸君
  • 9番 森栄君
  • 10番 千葉達君
  • 11番 佐藤克彦君
  • 12番 山路清一君
  • 13番 小川昌義君
  • 14番 細谷禮二君
  • 15番 佐藤聖子君
  • 16番 永野久子君
  • 17番 磯前武君
  • 18番 渡邊俊一君
  • 19番 相澤榮君
  • 20番 浅野幹雄君

欠席議員

  • なし

説明のため出席した者

  • 町長 若生英俊君
  • 副町長 千葉芳樹君
  • 企画部長兼企画部経営企画課長 荒谷敏君
  • 総務部長兼総務部総務課長 眞山巳千子君
  • 福祉部長 千葉美智子君
  • 建設部長兼建設部都市整備課長 鴇謙一君
  • 企画部財政課長 小野一郎君
  • 企画部産業振興課長 奥山吉信君
  • 総務部税務課長 吉田尚樹君
  • 総務部町民生活課長 奥山育男君
  • 福祉部長寿福祉課長 安積春美君
  • 福祉部健康増進課長 小松巌君
  • 福祉部子育て支援課長 瀬戸けい子君
  • 建設部上下水道課長 渡邉成一君
  • 教育長 菅原義一君
  • 教育次長 佐藤信夫君
  • 教育次長 小山直樹君
  • 学校教育課長 神田能成君
  • 生涯学習課長 佐藤英樹君

事務局職員出席者

  • 事務局長 亀郁雄
  • 次長 泉川潤哉
  • 主幹 日野新一

平成23年12月9日(金曜日) 午前10時00分 開議

第4日目 12月9日(金曜日)
第1 会議録署名議員の指名
第2 議案第1号 富谷町都市公園条例の一部改正について
第3 議案第2号 富谷町水道事業の設置等に関する条例の一部改正について
第4 議案第3号 富谷町学校給食センター設置に関する条例の一部改正について
第5 議案第4号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について
第6 議案第5号 平成23年度富谷町一般会計補正予算(第4号)
第7 議案第6号 平成23年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
第8 議案第7号 平成23年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第3号)
第9 議案第8号 平成23年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第3号)
第10 議案第9号 平成23年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)
第11 議案第10号 平成23年度富谷町水道事業会計補正予算(第3号)
第12 議案第11号 富谷町道路線の認定について
第13 議案第12号 監査委員の選任につき同意を求めることについて
第14 議案第13号 富谷町固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて
第15 議員派遣の件
第16 閉会中の各委員会調査について

本日の会議に付した事件

議事日程のとおり

午前10時00分 開議

議長(浅野幹雄君) 皆さん、おはようございます。
 ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しますので、これから本日の会議を開きます。
 日程に入るに先立ち、諸般の報告をいたします。
 議長諸報告は、お手元に配付のとおりです。
 なお、関係資料については、事務局で保管しておりますので、希望の方は閲覧願います。
 これで諸報告を終わります。
 これから本日の会議を開きます。
 議事日程につきましては、お手元に配付のとおりです。

日程第1 会議録署名議員の指名

議長(浅野幹雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、富谷町議会会議規則第120条の規定により、6番小泉光君、7番浅野直子君、8番安住稔幸君の3名を指名いたします。

日程第2 議案第1号 富谷町都市公園条例の一部改正について

議長(浅野幹雄君) 日程第2、議案第1号 富谷町都市公園条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 皆さん、おはようございます。
 それでは、議案書の1ページをお願いいたします。
 議案第1号富谷町都市公園条例の一部改正について。
 富谷町都市公園条例の一部を別紙のとおり改正するものでございます。
 提案理由につきましては、成田一丁目地区、明石台東地区の開発事業に伴いまして、帰属を受けることとなっている公園の追加をするものでございます。
 議案書3ページ、新旧対照表をごらんいただきたいと思います。
 別表第1中、街区公園の清水仲公園の次に成田一丁目公園を追加し、明石台六丁目第1公園の次に、明石台七丁目第1公園、明石台七丁目第4公園を追加するものでございます。
 さきにお配りしております議案第1号資料をごらんいただきたいと思います。A4判とA3判のものでございます。
 A4判が成田一丁目公園でございます。成田一丁目公園の位置でございますが、赤枠で囲んである部分でございまして、この右側、ちょうど四角いパズルのような形になっている部分がございますが、これが成田の湯ったり苑でございます。この公園の面積は1,926平米でございます。
 次に、A3判の資料をお願いいたします。明石台七丁目第1公園、明石台七丁目第4公園の位置でございますが、資料中、右側の小さい三角の部分が明石台八丁目区域でございまして、大きい三角の部分が明石台七丁目部分でございます。それで、中央、明石台七丁目第1公園、赤枠で囲んでおりますが、ちょうどこの右側の上の部分が交差点となっておりまして、ここは現在、宮城交通のバスプールとして使用されている場所でございます。公園の面積は、七丁目第1公園が3,035平米、七丁目第4公園が300平米でございます。
 議案書2ページにお戻りいただきまして、附則といたしまして、この条例は、公布の日から施行するものとするものでございます。どうぞよろしくお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。3番出川博一君。

3番(出川博一君) この公園それぞれの移管の時期と公布の時期について、お願いしたいなと思いますけれども。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 公布の日は、この議会で議決された後すぐにということになります。

議長(浅野幹雄君) 3番出川博一君。

3番(出川博一君) その前に移管の時期をお尋ねしたんですけれども。公園をいつから町の方に移管されるのか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) きょう議決いただきましたら公布をしまして、それで公園の使用につきましては、供用開始の告示をして、その後ということになります。直ちに供用開始の告示の手続をする予定となってございます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第1号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第3 議案第2号 富谷町水道事業の設置等に関する条例の一部改正について

議長(浅野幹雄君) 日程第3、議案第2号 富谷町水道事業の設置等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 皆様、おはようございます。
 議案書の4ページをお願いいたします。
 議案第2号富谷町水道事業の設置等に関する条例の一部改正についてご説明を申し上げます。
 提案理由でございますが、平成23年9月の定例議会におきまして明石台東地区の開発に伴い町の区域を新たに画することについて提案、ご可決をいただきましたことにより、所要の改正を行うものでございます。
 議案書6ページ、新旧対照表によりご説明を申し上げます。
 富谷町水道事業の設置に関する条例、別表(第3条関係)、給水区域でございますが、明石台に新たに画する七丁目、八丁目を加えるものでございます。
 条例の施行日は、5ページの附則、公布の日から施行するものでございます。
 ご可決後、直ちに公布の手続に入らせていただきます。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。9番森栄君。

9番(森栄君) 今回の水道事業の設置に関する条例に基づき、明石台については、七丁目、八丁目が給水区域に加わるわけですけれども、この対象となる七丁目、八丁目の給水戸数と人口、それから水道の給水量についてお伺いいたします。

議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 手許に資料がございませんので、後でお示しをしたいと存じます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)

議長(浅野幹雄君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第2号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第4 議案第3号 富谷町学校給食センター設置に関する条例の一部改正について

議長(浅野幹雄君)日程第4、議案第3号 富谷町学校給食センター設置に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) それでは、よろしくお願いいたします。
 議案書の7ページをお願いいたします。
 議案第3号富谷町学校給食センター設置に関する条例の一部を改正する条例につきまして、ご説明を申し上げます。
 提案理由といたしましては、現在建設中であります(仮称)富谷町新学校給食センターにつきまして、4月から学校給食を提供するに当たり、所要の改正を行うものでございます。
 それでは、改正内容につきまして、新旧対照表におきましてご説明を申し上げます。
 9ページをお願いいたします。
 富谷町学校給食センター設置に関する条例第2条の名称及び位置につきまして、現在の名称「富谷町第一学校給食センター」及び「富谷町第二学校給食センター」を「富谷町学校給食センター」改め、現在の位置、「富谷町富谷字狸屋敷110番地の4」及び「富谷町富谷字狸屋敷123番地の1」を「富谷町富谷字坂松田20番地1」に改めるものでございます。
 なお、附則としまして、この条例につきましては、平成24年4月1日から施行するものでございます。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。9番森栄君。

9番(森栄君) この提案理由については、給食センターの老朽に伴う第一、第二の学校給食センターの廃止に伴うものでありますけれども、第一と第二の給食センターの土地と建物の面積、それぞれお伺いしたいと思います。
 それから、老朽化ということなんですけれども、当然建物については、その建物を解体したり跡地利用が出てくるわけですけれども、その予定について教えていただきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) それでは、まず面積でございますけれども、第一学校給食センターの敷地面積が7,825平米、それから第二学校給食センターの敷地の方が807平米でございます。延べ床面積につきましては、第一学校給食センターが1,344平米、第二学校給食センターが477平米というところでございます。
 それから、跡地の後の利用でございますが、第二学校給食センターにつきましては、老朽化しているということから、解体をするということとしてございます。第一学校給食センターにつきましては、これからの利用については、教育委員会のみならず、町として現在、協議を進めているところでございます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。9番森栄君。

9番(森栄君) 今の質疑に対する答弁で、跡地利用については町を含めて協議するということですけれども、教育長に伺います。この協議するに当たっては、どなたと協議なさって、どういうような内容で、どこまで進んでいるんだか。そして、それに対する結論ですね。というのは、その内容によって、当然予算を伴うわけです。それで、今12月ですから、予算編成の時期なので、したがって、来年度の当初予算にも反映されるわけですから、その辺について教育長の方に答弁を求めます。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 今後協議に入るということでございます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) 学校給食センター、間もなく完成し、春から供用開始ということになりますが、供用開始までに約15億円ほどの事業費のものでありますので、町民の皆様にオープン前に見学会というか、そういった機会を与えていただきたいなと思っております。その辺についてどのようなお考えか。
 あと、利府支援学校富谷校でありますが、これで学校給食の方を提供して、今現在いただいているわけなんですが、支援学校にですね。職員の方が、そのいただいたものを、例えばおかゆにしたと、そしてまたペースト状にしまして生徒さんに与えていらっしゃるというのが実際にあるそうであります。こういったことがありまして、この新しい給食センターで初めからそういったものを提供できないか、そういったものをお考えかお聞きいたします。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) まず、オープン前の見学会というところでございますが、こちらにつきましては、まだ詳細には決定しておりませんので、今後検討させていただければというふうに思っております。
 それとあと、利府支援学校の児童に対しての、ペースト状に最初からできないかというところにつきましては、現状だと難しいのかなとは思うのですが、特段、今のところ利府支援学校の方からも、そういったペースト状にしたものを提供してくださいというような要請もございませんので、現状のままで提供したいと考えてございます。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) 利府支援学校富谷校の方、浅野議員と私の方でちょっと視察させていただきまして、そのとき職員の方からお話を聞いて、おかゆにして、またペースト状にしている方が、3人お子さんいらっしゃるそうなんですが、そのときのお話としましては、職員の方がやっていらっしゃるんですけれども、そういったものを給食センターの方でやっていただくとありがたいようなお話をちょっと承ったものですから、考えていただきたいということでありました。ということでありますので、ちょっとその富谷校の方にこちらの方から、もしよろしければ打診していただければありがたいと思いますけれども、いかがでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) その辺につきましては、今後、利府支援学校の方と協議をしていきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。6番小泉光君。

6番(小泉光君) 私の記憶違いでなければ、今年度の夏休み明け、後期から、本来ならば供用開始だったかと思います。3月の震災のために工期がおくれたというのは十分理解するところですが、その工期のおくれに対して、契約業者との間での話はどういうふうになっているのでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 請負業者と協議をしておりまして、工期の延期願、業者からも出ていますし、あとは、一時工事をストップする際にも、こちらから中止命令を出して工期を延期したと。あと、工期の延期については、お互いに協議をしまして、1月30日というようなことで決定してございます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。9番森栄君。

9番(森栄君) 学校給食センターについての跡地利用については、先ほど質問させていただきましたけれども、新しい学校給食センターについては、6,000食、最大時では7,000食というふうに以前説明を受けておりますけれども、第二給食センターについては、今度は解体するということでお話、その跡地利用についても教育長から先ほど回答がありました。
  その中で、ちょっと私が思うのは、この第二給食センターについては、場所は市街化調整区域で建ぺい率が70、そして容積率が200であります。したがって、そこに建物を建てるとなると、それなりの建物が建てられるわけです。今回の3月11日の地震のときには、非常食で対応しましたけれども、非常食の在庫数が少なくなった場合、その学校給食センターで炊き出しをするということも、緊急時、災害時には当然想定されますので、そのようなことも含めて跡地利用を考えているかどうか、改めて菅原教育長に伺います。

議長(浅野幹雄君) 菅原教育長。

教育長(菅原義一君) 先ほどお答えしましたとおり、今後協議に入っていきたいと、ただいまのご指摘いただいたことも参考にしながら協議に入っていきたいと思っております

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第3号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第5 議案第4号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について

議長(浅野幹雄君) 日程第5、議案第4号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤英樹君) よろしくお願いします。
 10ページをお開きください。
 議案第4号特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてご説明いたします。
 提案理由につきましては、平成23年6月24日、スポーツ振興法からスポーツ基本法に改正され、施行されたことに伴い、所要の改正を行うものです。
 改正を要するものは、12ページの新旧対照表をごらんお願いします。
 別表、体育指導委員の項中、「体育指導委員」を「スポーツ推進委員」に改めるものです。
 11ページにお戻り願います。
 附則、この条例は、公布日から施行するものとするものです。
 よろしくお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。9番森栄君。

9番(森栄君) 今回スポーツ基本法に基づいて、正確には177回の国会で23年6月24日に法律第78号として公布されております。そして、7月27日に施行規則として政令が定められ、それに基づいて今回の改正が行われるわけですけれども、スポーツ基本法におけるこのスポーツ推進委員の位置づけについてお伺いします。

議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤英樹君) 町におけるということですか。

議長(浅野幹雄君) お待ちください。確認ですか。(「はい」の声あり)では、そのままで、1回目ですから、そのままで確認してください。座ったままでいいですよ、1回目の質問ですから。

9番(森栄君) スポーツ基本法におけるスポーツ推進委員の位置づけについて伺っております。

生涯学習課長(佐藤英樹君) スポーツ推進委員については、市町村のスポーツ振興のために次のような職務を行うということで、町のスポーツの事業への協力、あと主催事業の実施、あとは講師派遣等をしまして地域スポーツの振興を図るということでございます。

議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。

9番(森栄君) 私が言っているのは、今の内容でもわかりますけれども、スポーツ基本法の中での位置づけについては、スポーツ基本法の32条にスポーツ推進委員というのが書いてあるんですよ。そこにその果たすべき役割も書いてあるんですから、そのとおり答えていただければよかったんですけれども、なぜそういうふうな理解ができなくてそういう答弁なんだか、改めて質問します。

議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤英樹君) 申しわけございませんでした。スポーツ基本法第32条に書いてあるとおりでございます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第4号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第5 議案第4号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正について

議長(浅野幹雄君) 日程第5、議案第4号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてを議題といたします。
 本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤英樹君) よろしくお願いします。
 10ページをお開きください。
 議案第4号特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてご説明いたします。
 提案理由につきましては、平成23年6月24日、スポーツ振興法からスポーツ基本法に改正され、施行されたことに伴い、所要の改正を行うものです。
 改正を要するものは、12ページの新旧対照表をごらんお願いします。
 別表、体育指導委員の項中、「体育指導委員」を「スポーツ推進委員」に改めるものです。
 11ページにお戻り願います。
 附則、この条例は、公布日から施行するものとするものです。
 よろしくお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。9番森栄君。

9番(森栄君) 今回スポーツ基本法に基づいて、正確には177回の国会で23年6月24日に法律第78号として公布されております。そして、7月27日に施行規則として政令が定められ、それに基づいて今回の改正が行われるわけですけれども、スポーツ基本法におけるこのスポーツ推進委員の位置づけについてお伺いします。

議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤英樹君) 町におけるということですか。

議長(浅野幹雄君) お待ちください。確認ですか。(「はい」の声あり)では、そのままで、1回目ですから、そのままで確認してください。座ったままでいいですよ、1回目の質問ですから。

9番(森栄君) スポーツ基本法におけるスポーツ推進委員の位置づけについて伺っております。

生涯学習課長(佐藤英樹君) スポーツ推進委員については、市町村のスポーツ振興のために次のような職務を行うということで、町のスポーツの事業への協力、あと主催事業の実施、あとは講師派遣等をしまして地域スポーツの振興を図るということでございます。

議長(浅野幹雄君) 9番森栄君。

9番(森栄君) 私が言っているのは、今の内容でもわかりますけれども、スポーツ基本法の中での位置づけについては、スポーツ基本法の32条にスポーツ推進委員というのが書いてあるんですよ。そこにその果たすべき役割も書いてあるんですから、そのとおり答えていただければよかったんですけれども、なぜそういうふうな理解ができなくてそういう答弁なんだか、改めて質問します。

議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤英樹君) 申しわけございませんでした。スポーツ基本法第32条に書いてあるとおりでございます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第4号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第6 議案第5号 平成23年度富谷町一般会計補正予算(第4号)

議長(浅野幹雄君) 日程第6、議案第5号 平成23年度富谷町一般会計補正予算(第4号)を議題といたします。
 本案は、朗読を省略し、内容の説明を求めます。財政課長。

財政課長(小野一郎君) おはようございます。
 それでは、補正予算の説明をさせていただきます。
 別冊、平成23年度各種会計補正予算及び補正予算に関する説明書によりご説明いたします。
 2ページをお願いいたします。
 第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ4億3,122万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ133億8,907万7,000円とするものでございます。
 第2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 後ほど事項別明細書によりご説明申し上げます。
 第2条、地方自治法第213条第1項の規定により、翌年度繰り越して使用することができる経費は、「第2表 繰越明許費」によるものでございます。
 こちらの方は5ページの方をお願いいたします。
 第2表、繰越明許費。8款、道路橋梁費の町道維持管理事業1億2,679万6,000円ほか2件となってございます。
 また、前のページ、2ページへお戻りいただきたいと思います。
 第3条、債務負担行為の変更及び追加は、「第3表 債務負担行為補正」によるものでございます。
 こちらは6ページの方になります。6ページの方をお開きいただきたいと思います。
 第3表、債務負担行為補正をお願いいたします。変更といたしまして、配送車洗浄機リース賃借使用料、限度額344万6,000円を380万8,000円にするものでございます。追加といたしましては、とみや議会だより印刷製本業務ほか、記載のとおり33件となっております。7ページの方まで記載してございます。
 また前のページ、2ページの方へお戻りいただきたいと思います。
 第4条、地方債の変更は、「第4表 地方債補正」によるものでございます。
 こちらの方は8ページの方をお願いいたします。
 第4表、地方債補正。1.臨時財政対策債につきましては、各種事業で補助の対象となるものの補助率や補助額が確定したものがあるため、財源調整したものでございます。
 2.現年補助災害復旧事業債につきましては、補助の対象と見込める事業の財源として、起債により予算措置したものでございます。
 下の現年単独災害復旧事業債につきましては、補助の対象として見込めない事業の財源として、起債により予算措置したものでございます。
 款項の補正額、補正後の額につきましては、11、12ページをお願いいたします。
 こららは、主なものだけ説明をさせていただきます。
 第1表、歳入歳出補正予算事項別明細書。こちらの方は、先ほど申し上げましたとおり補正額4億3,122万8,000円を追加しまして、補正後予算額133億8,907万7,000円とするものでございます。歳入歳出同額となります。
 歳入の主なものといたしましては、中間にございますとおり国・県負担金、補助金、町債となってございます。
 次のページ、13、14ページをお願いいたします。
 歳出でございます。こちらの方で主なものということで説明をさせていただきます。
 3款民生費4項災害救助費9,524万円追加するもので、震災倒壊家屋等応急修理業務、震災住宅修繕支援金事業の追加となってございます。
 下の段、4款衛生費1項保健衛生費589万3,000円減額するもので、結核等検診業務実績により減となります。合併処理浄化槽設置事業分については、追加となってございます。
 7款商工費1項商工費297万9,000円追加するもので、企業立地促進奨励金及び雇用促進奨励金として、こちらについては、アクアクララみやぎ生協、成田九丁目にございます、そちらに交付するものとなってございます。
 8款土木費4項都市計画費1億2,917万7,000円追加するもので、こちらの方は下水道事業に対する繰り出し分となってございます。同じく土木費5項住宅費336万1,000円追加するもので、木造住宅耐震改修工事助成事業費補助分となってございます。
 9款消防費1項消防費3,000万5,000円の追加につきましては、震災廃棄物処理業務の追加となってございます。
 10款教育費2項小学校管理費490万4,000円の追加で、東向陽台小学校仮設校舎設置に係る経費の追加と、あと小学校空調設備設置工事につきましては、減額いたしますけれども、平成24年度に実施する予定となってございます。同じく下の段、3項中学校管理費386万4,000円を減額するもので、こちらも小学校と同様に空調設備の減額ですが、翌年度実施する予定となってございます。下の段、5項社会教育費4,767万4,000円減額するもので、富ケ丘公民館屋外トイレの改修工事を新たに計上いたしまして、公民館の空調設備工事につきましては減額し、翌年度実施する予定となってございます。
 11款災害復旧費、こちらにつきましては、1項農林施設災害復旧費2,850万7,000円、台風15号に係る災害復旧事業となっております。2項公共土木施設災害復旧費1億5,299万6,000円、こちらも台風15号に係る災害復旧事業となってございます。
 15、16ページでございます。
 3項その他公共施設・公用施設災害復旧費1,245万3,000円、震災に係る災害復旧と台風15号に係る公共施設の災害復旧事業となってございます。詳しくは、これからご説明を申し上げます。
 それでは、歳入歳出補正予算事項別明細書により、主なものを中心にご説明いたします。
 17、18ページをお願いいたします。
 最初に歳入でございます。
 12款1項3目総務費負担金1節富谷北部土地改良区総代選挙費負担金106万7,000円、こちらにつきましては、執行実績に基づき減額するものでございます。
 14款1項4目災害復旧費国庫負担金1節公共土木施設災害復旧事業費負担金1億204万8,000円、台風15号の河川災害復旧事業に係る負担金となってございます。14款2項6目農林水産業費国庫補助金1節農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助金874万2,000円、台風15号の農業施設災害復旧事業に係るものでございます。同じく7目災害復旧費国庫補助金1節災害等廃棄物処理事業費補助金1,600万円、こちらは震災廃棄物処理事業に係るものとなってございます。
 15款2項1目土木費県補助金1節木造住宅震災対策事業費補助金105万円、木造住宅耐震改修工事助成事業に係るものとなってございます。同じく8目教育費県補助金4節宮城県協働教育プラットフォーム事業費補助金50万円となってございますが、交付決定によるものでございます。
 次のページ、19、20ページをお願いいたします。
 15款4項1目民生費県貸付金1節災害援護資金貸付金509万9,000円、貸し付け交付決定によるものでございます。
 18款2項1目財政調整基金繰入金1節財政調整基金繰入金6,164万3,000円減額するもので、財源調整するものでございます。
 21款1項1目臨時財政対策債1節臨時財政対策債2億9,817万2,000円を追加するもので、財源調整するものでございます。同じく3目災害復旧費1節現年補助災害復旧事業債5,500万円、台風15号に係る公共土木農業施設災害復旧事業に係る起債でございます。2節現年単独災害復旧事業債720万円追加するもので、その他公共施設災害復旧に係る起債となってございます。
 次に、歳出の方ご説明いたします。
 21、22ページをお願いいたします。
 1款1項1目議会費9節旅費、14節使用料及び賃借料は、それぞれ震災により研修、会議等が中止になり、減額するものとなってございます。下の15節工事請負費198万5,000円は、議場のこちらの表示計ですね、そちらの設置工事執行残に基づきまして減額するものとなってございます。
 2款1項2目文書広報費12節役務費、通信運搬費、こちら下の方、総務費になりますけれども、200万円、こちらの方を追加するもので、文書郵送費の増加に伴いまして増額するものとなってございます。9目防犯対策費11節需用費、修繕料125万円、防犯灯整備に係る修繕料を追加するものでございます。10目自治振興費13節委託料165万3,000円は、町中会館新築に伴う地質調査、工事設計料でございます。同じく15節工事請負費255万8,000円は、町中会館新築に伴う給水管、汚水管の工事費となってございます。
 次のページ、23、24ページ、お願いいたします。
 こちらの選挙費になりますけれども、2款4項選挙費4目町議会選挙費101万8,000円の減額、5目北部土地改良区選挙費106万5,000円の減額。
 次のページ、25、26ページ、6目農業委員会選挙費145万8,000円の減額で、それぞれ選挙執行経費確定に伴うものにより減額をいたしてございます。
 2款6項1目監査委員費33万4,000円の減額、こちらも震災による研修会、会議等の中止に伴い、委員報酬、旅費を減額するものとなってございます。
 次のページ、27、28ページをお願いいたします。
 3款1項4目医療費助成費20節扶助費145万8,000円、中段になりますけれども、医療費助成費145万8,000円の追加は、母子・父子家庭医療費助成で、今後の医療費増を見込んだものとなってございます。
 同じく3款3項1目老人福祉費2,210万2,000円は、介護保険特別会計に繰り出すもので、職員給与費等繰り入れ分と住基法及び介護保険法改正に伴うシステム改修事務費を繰り入れするものでございます。
 次に、29、30ページをお願いいたします。
 上段になりますけれども、こちらの方は3款3項4目後期高齢者医療制度費19節負担金、補助及び交付金1,176万1,000円追加するもので、後期高齢者医療広域連合への負担金として療養給付費負担金精算に伴うものとなってございます。下の段、28節繰出金286万5,000円、後期高齢者医療特別繰出金、こちらも住基法改正に伴うシステム改修委託料となってございます。
 3款4項1目災害救助費13節委託料、震災倒壊家屋等応急修理業務5,564万円を追加するもので、見込み増によるものでございます。同じく20節扶助費、震災住宅修繕支援金3,960万円追加するもので、こちらも同じく見込み増によるものでございます。
 4款1項2目予防費13節委託料842万3,000円減額するもので、こちらは結核検診等ほか検診業務の執行実績に基づき減額するものでございます。同じく3目環境衛生費19節負担金、補助及び交付金233万9,000円を追加するもので、合併処理浄化槽設置事業費補助金となってございます。
 次のページ、31、32ページをお願いいたします。
 6款1項3目農業振興費19節負担金、補助及び交付金84万円の追加でビニールハウス設置補助及び作付面積増に伴う環境保全米対策事業補助金となってございます。
 7款1項2目商工振興費19節負担金、補助及び交付金297万9,000円の追加で、先ほど申し上げましたとおり企業立地促進奨励金ほかの交付金として支弁するものですけれども、アクアクララみやぎ生協の分が対象となってございます。
 8款4項3目公共下水道費28節繰出金1億2,896万円追加するもので、幹線環境劣化に伴う復旧工事、それの調査事業費を繰り出すものとなってございます。8款5項3目住宅宅地震災対策事業費19節負担金、補助及び交付金330万円追加するもので、木造住宅耐震改修工事助成事業費補助金の見込増によるものでございます。
 9款1項5目災害対策費13節委託料3,000万5,000円を追加するもので、うち地域防災計画作成業務199万5,000円を減額し、震災廃棄物処理業務として3,200万円を増額するものでございます。
 次のページ、33、34ページをお願いいたします。
 10款2項2目小学校管理費1,325万4,000円追加するもので、内訳といたしましては、11節需用費、修繕料105万円の追加で、こちらは小学校7校の緊急修繕分となってございます。13節委託料285万6,000円の追加で東向陽台小学校児童数の推計調査を実施するものでございます。18節備品購入費817万9,000円の追加で、こちらは東向陽台小学校仮設校舎備品購入費用となってございます。同じく3目小学校建設費835万円減額するもので、こちらの方は小学校7校の空調設備設置工事を減額し、平成24年度に実施する予定としてございます。10款3項2目中学校管理費11節需用費、修繕料210万円追加するもので、小学校と同様に中学校、5校分の緊急工事分となってございます。同じく3目中学校建設費15節工事請負費596万4,000円減額するもので、こちらも小学校と同様に空調設備を24年度に予定するものとなってございます。10款5項1目社会教育総務費1節報酬72万円は、社会教育指導員の勤務日数の変更により増額するものでございます。19節負担金、補助及び交付金100万円につきましては、マーチングバンド全国大会の補助金、対象はエコーズとなってございます。開催地は埼玉県で行われる予定となってございます。
 次のページ、35、36ページをお願いいたします。
 10款5項2目コミュニティセンター管理費13節委託料647万2,000円減額するもので、こちらはコミュニティセンターの警備業務、入札により執行残分を減額するものでございます。同じく5目公民館費15節工事請負費4,346万3,000円を減額するもので、富ケ丘公民館屋外トイレにつきまして500万円追加しまして、改修工事を行うものとなってございます。公民館の空調設備設置工事分は減額し、平成24年度に実施予定としてございます。
 次のページ、37、38ページをお願いいたします。
 10款6項2目総合運動公園費、中段でございます。11節需用費、修繕料232万3,000円は、スポーツセンター床下調整工事を中止いたしますが、次年度にて実施する予定としてございます。13節委託料312万9,000円追加するもので、テニスコート造成工事管理業務の委託費となってございます。下の段、15節工事請負費1,103万2,000円減額するもので、スポーツセンター幼児室空調設備工事、グラウンドフェンス設置工事、トイレ改修工事を中止しまして減額するものですが、次年度に実施予定としております。武道館の床、バレーボール支柱設置工事と、あとスポーツセンター1階トイレ改修工事につきましては、追加いたしまして、今年度実施する予定となってございます。
 11款1項1目農業用施設災害復旧費13節委託料1,457万3,000円を追加し、台風15号に係る農業用施設の災害復旧事業で調査設計業務に係るものでございます。下の段、15節工事請負費1,393万4,000円を追加し、同じく台風15号に係る農業用施設災害復旧工事費となってございます。
 次のページ、39、40ページをお願いいたします。
 11款2項1目道路橋梁・河川災害復旧費15節工事請負費1億5,299万6,000円追加するもので、台風15号に係る河川災害復旧工事費となってございます。11款3項1目その他公共施設・公用施設災害復旧費13節委託料513万9,000円追加するもので、こちらにつきましては、スポーツセンター、武道館、テニスコートの災害査定資料作成の委託料となってございます。15節工事請負費731万4,000円追加するもので、清掃センターのり面崩落復旧工事とスポーツセンタークラブハウスの解体工事分となってございます。
  以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。16番永野久子君。

16番(永野久子君) 8ページでございます。臨時財政対策債ですが、今回補正後に7億2,799万8,000円になるということで、約3億円ほどふえています。災害にかかわるものの支出がふえたと思いますが、臨時財政対策債は、例年、この時期にはほとんどゼロというふうにしてきたところでございますけれども、最終的に平成23年度の末において、臨時財政対策債はこの金額で、今回の補正後の額で最終的に終わるというふうに見ていいのでしょうか。
 また、あわせて、そのことが次年度以降の国からの交付税措置等にどのように影響するかを伺いたいと思います。
 それから、32ページでございますが、商工振興費で負担金、補助及び交付金、企業立地促進奨励金及び雇用促進奨励金297万9,000円でございますが、これは事業所ごとに、そして立地促進奨励金と雇用促進奨励金に分けて事業所ごとに金額、そして雇用促進奨励金については人数というふうに伺いたいと思います。以上です。

議長(浅野幹雄君) 財政課長。

財政課長(小野一郎君) こちらの金額につきましては、基準財政需要額で認められる金額となってございまして、これが限度額にはなります。あと平成24年の3月時点までということになりますけれども、そちらはまだある程度流動的な状況となってございます。
 あと、交付税につきましては、算定基礎の中に含まれますので、これは含めての数字にはなりますけれども、額的にはさほど変わらない状況にはなるかと思います。

議長(浅野幹雄君) 次に、産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) まず事業所ですが、アクアクララみやぎ生協1社でございます。それで、企業立地促進奨励金が278万円、雇用促進奨励金が20万円で2人でございます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) まず、6ページになります。債務負担行為で追加で震災廃棄物等処理業務、これがありますが、この震災廃棄物、今現在、まだ業者がお忙しいので、震災の廃棄物が手が回らない、工事が手が回らなくて、まだまだ先に延ばされている方が多いようなんですが、これについて、今後、例えば来年度に持ち越しても対象となるのか、そういったものについてお聞きします。
 続きまして、次の7ページ、やはり同じく債務負担行為で西成田コミュニティセンター施設警備業務というのがありまして、633万9,000円がありますが、これも支出の方でちょっと減額になっている方がありますが、金額が結構大きいので、内容をお知らせください。
 続きまして、32ページ、これは先ほどの件と同じ方になります。
 あと、34ページ、例えば、このページだけではないんですが、小学校の空調施設の24年度への持ち越し、持ち越しというのか、ということでありますけれども、こういったものが何件かありますが、その理由というものをお知らせください。以上です。

議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 債務負担行為の震災廃棄物等処理業務337万円の件ですが、こちらは、今、被災建築物の解体業務等がまだまだ残っておりまして、3月いっぱいまでの完了を予定しての事業となっていますが、そういったものの廃棄物の処理が今後もまだ見込まれるということで、1年間を通じてということではなくて、こちらの見込みとしては半年間ぐらいでというような予定で、震災対応の緊急雇用の交付金を活用して対応してまいりたいというふうに考えて措置をお願いするものでございます。

議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤英樹君) 西成田コミュニティセンター施設管理業務の減額についてお話ししたいと思います。6月の補正で計上しましたが、7月契約するつもりだったんですけれども、契約が9月からとなりました。それにつきましては、6月末、一般入札を行った結果、入札業者はありませんでした。7月、指名入札を行って、1者が契約をしました。7月末に契約をしまして、その業者の方が8月に雇用、あとは研修を行うため、9月1日からという契約になっております。それで、7月から契約するつもりの予算が9月からの契約となったのが、大きい理由です。

議長(浅野幹雄君) 次に、学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 小学校及び中学校の空調設備の減額の関係でございますが、基本的には、震災がございまして、震災に伴って工期的な関係、それから電力事情等も踏まえまして、減額をするというところでございます。

議長(浅野幹雄君) 8番安住稔幸君。

8番(安住稔幸君) それでは、震災廃棄物の処理の方で、もう一度お聞きいたします。来年の3月までということで、今のところ考えていらっしゃるというようなことだと思いますが、業者さんの都合でどうしてもその24年度までにも、24年に入る可能性のこともあるかと思いますけれども、そういったことでも十分対応を考えていらっしゃるかどうか。

議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 被災建築等の解体業務、これは国庫補助の対象事業としての事業でやっているんですが、これは県全体的にも、3月末という基本線はあるんですが、県内の状況が、そこまでに必ずしも終わり得ないような状況もあるように聞いております。そんなことで、それが延長されるというようなところは、お話は伺っておりますが、まだ決定されたものではないように認識をしております。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 28ページ、3款2項1目の負担金の家庭的事業補助費、これについては、何件ぐらいの補助費になるのかお知らせ願いたいと思います。
 続いて30ページ、4款1項2目予防費、委託料の検診が非常に減額されているわけですが、受診率とかこういったものがどのようになっているのか質問をしたいというふうに思います。
 続いて、6款1項3目19節の農業改良事業推進補助金、先ほどビニールハウスというふうにおっしゃいましたが、何棟分の補助費になっているのか質問をいたしたいと思います。
 続きまして、34ページ、10款2項2目の13節の東向陽台小学校の児童推計調査業務というふうになっているわけですが、これはどの程度の経年というんですか、例えば1年なのか50年なのか10年ぐらいなのかという、その推計調査の、どの程度の年数を考えた推計をとろうとしているのか。
 続きまして、38ページ、10款6項2目15節工事請負費、屋外監視カメラ設置工事、減額になっているわけですが、どの部分に設置をしたのか、以前のときにはっきりしていなかったような気がいたしますので、監視場所とかそういったものについて質問したいというふうに思います。以上です。

議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 今回の補正いたしました50万4,000円につきましては、2人の保育ママに対して4人の補助者の追加でございます。

議長(浅野幹雄君) 次に、健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) 結核と胃がんに関しましては、受診者が5,895人ということで、申込者数からしますと1,100人ぐらい少ないような形になっております。それから、胃がん検診につきましては、3,695人ということで、申込者数が7,600人でございますので、これが極めて少なかった、その点での今回の額の確定による減額ということでございます。

議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) ビニールハウスの設置補助につきましては、5間掛ける14間、70坪、1棟分でございます。

議長(浅野幹雄君) 次に、学校教育課長。

学校教育課長(神田能成君) 推計調査の推計年数でございますが、10年後の平成33年までの推計でございます。

議長(浅野幹雄君) 生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤英樹君) 屋外監視カメラの設置予定場所は、武道館入り口に1基予定をしておりました。(「聞こえなかった」の声あり)すみません。武道館入り口に1基予定をしておりました。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。9番森栄君。

9番(森栄君) 20ページの財政調整基金繰入金6,164万3,000円の減額ですけれども、これは財源調整のための減額補正でしょうか。
 次に、22ページですけれども、議会費の工事請負費で198万5,000円、これは先ほど執行残という説明を受けましたけれども、当初予算の見積もりが過大だったのではないでしょうか。以上、お伺いします。

議長(浅野幹雄君) 財政課長。

財政課長(小野一郎君) 臨時財政対策債その他によりまして財源調整をしたものでございます。

議長(浅野幹雄君) 議会事務局長。

議会事務局長(亀郁雄君) お答えいたします。
 当初予算編成算定する1年前につきましては、この議場設備ということの一部といたしまして設計を組んだところでございました。今回は、汎用の、市販というんでしょうか、汎用の設備機器が新たに、一番新しい設備という情報が手に入りまして、それで目的は達成できたということで、当初につきまして過大な見積もりというようなことでは全くなく、その当時のベストの設計を組んだというふうに認識してございます。以上です。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 21ページ、22ページです。一番下のところに自治振興費がありますが、町中会館に伴うということで、これは何平方メートルなのか、全体として幾らになっているのかお尋ねします。
 29、30ページ、民生費です。委託料、扶助費でそれぞれ出ていますが、これについて、見込み増によるものだということですが、詳細をお知らせください。
 35、36ページ、公民館費です。工事請負費がそれぞれありまして、ホリゾント幕の新設工事があります。これは、どこの公民館なのかということをお尋ねします。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 面積でございますけれども、この会館の建設に当たりまして、富谷町地域集会施設建設要綱というものがございます。それで、対象世帯数が100世帯までは116、対象世帯数100世帯以上は200平米というふうな内規があります。あわせまして、これまで建設しております町中は、11月末現在で世帯数が51なんですけれども、そこと同程度の会館の状況もまた勘案しまして、なおかつ町内会の方の皆様とも相談して面積というのは確定していきたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 次に、建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 扶助費の委託料なんでございますが、これは応急処理の件数、最後337件を想定して計上してございます。現在292件ですか、申し込みがあるところでございます。
 それから、扶助費の住宅修繕支援金は、前にも述べましたとおり1,318件という数字が、9月30日、末でですね、申し込みがございましたので、その件数に対応する金額でございます。

議長(浅野幹雄君) 次に、佐藤教育次長。

教育次長(佐藤信夫君) ホリゾント幕の設置する公民館につきましては、富谷中央公民館でございます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) そうしますと町中会館ですから、すみません、予算書では21、22ページですか、これは土地の面積についてはどれくらいになるでしょうか。

議長(浅野幹雄君) 総務部長。

総務部長(眞山巳千子君) 土地の面積につきましては、前回の土地の購入のときにお話ししているところなんですけれども、2筆ありまして……(声あり)じゃあお願いします。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 2筆ございまして、約390平米の敷地となってございます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。6番小泉光君。

6番(小泉光君) 6ページ、債務負担行為補正の追加のところで、議会録画中継インターネット配信業務として676万2,000円、これは45ページに飛んで、それぞれの年度ごとで、1年度約140万円ぐらい積み上がっているんですが、この数字の導き方をどのようにしたのかというのと、それからこの中にハードウェアがあるとしたら、どのようなハードウェアがあるのか伺いたいです。

議長(浅野幹雄君) 議会事務局長。

議会事務局長(亀郁雄君) お答えいたします。
 導き方ということでございますが、このインターネット録画中継とか行っております業者の方からいろいろ協議といいますか、情報をいただきまして、その中で見積もった額ということでございます。
 それから、二つ目の機器につきましては、エンコードパソコンというんでしょうか、エンコードパソコンを設置するということが機器のものでございます。以上です。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。15番佐藤聖子君。

15番(佐藤聖子君) 家庭内保育のところがありましたが、ページで言いますと28ページ、家庭的保育のことですが、4人になったということですが、それは箇所がふえたということではなく、預かる子供の数がふえて保育者がふえたということなのか、その4人という詳細を伺いたいと思います。
 それと、介護保険と後期高齢者のところで、住基法の改正によってシステムを改修しますということがありましたが、どのような改修が必要ということなのでしょうか、お尋ねします。

議長(浅野幹雄君) 子育て支援課長。

子育て支援課長(瀬戸けい子君) 4名の追加でございますが、預かれるお子さんの人数を3名から5名にふやしたために、おのおの2名ずつの追加ということでございます。

議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 住基法につきましては、外人登録の方々が利用できるというふうな改正になってございます。介護保険は、介護関連の3年に一度の介護保険法改正によるものでございます。

議長(浅野幹雄君) この際、11時20分まで休憩をいたします。

午前11時06分 休憩

午前11時20分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 森栄議員の質問に対し答弁の申し出があります。上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) それでは、お答えをいたします。
 明石台東地区七丁目、八丁目分の給水戸数でございますが、755戸、給水人口が2,642人で給水量が924.7トン。それで、マニュアル化ということでございますが、総量で申し上げますと、仙南、仙塩から1万1,500トン、それから大崎系から9,900トン、合わせて2万1,400トン供給が可能でございます。ちなみに、最大の給水量、本年度で申し上げますと、トータルで8月10日に記録しました1万4,600トン余りです。ということで、十分余裕を持ってございます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。7番浅野直子君。

7番(浅野直子君) 6ページの事項のところの廃棄物処理従事者育成事業がありますが、こちらの金額、若干高いかと思いますが、こちらの内容をもうちょっと詳しく知りたいと思います。
 それから、同じページで粗大せともの処理業務とございますが、これはどういったものなのか、ちょっとお知らせください。
 そして、18ページ、1節木造住宅震災対策事業費補助金のところの説明のところで避難弱者耐震改修工事助成事業、こちらの方減額となっておりますが、こちらの方も内容の方をちょっと求めたいと思います。
 それから、4節宮城県協働教育プラットフォーム事業補助金というのがございますが、こちらはちょっと説明があったかと思いますが、もう一度お願いいたします。
 それから、24ページ、13節委託料のところが、すみません、説明欄、杜乃橋地区案内看板の設置業務委託とございます。ここは減額になっておりますが、この下の方が工事請負費、杜乃橋地区案内看板設置工事となっております。こちらの関連性があるのではないかと思うんですが、こちらの内容を二つほどちょっとお聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) 町民生活課長。

町民生活課長(奥山育男君) 初めに、債務負担行為の廃棄物処理従事者育成事業、この847万7,000円ですが、これは廃棄物従事、雇用創出事業での人材育成事業を活用したものでございます。これは、従事者2名分の育成事業費ということでの金額でございます。
 あと、粗大せともの処理業務の内容ですが、これは粗大ごみとしてせとものが排出されますが、そちらの処理業務に要する費用を計上しているものでございます。
 あと、24ページの住居表示費の方なんですが、杜乃橋地区案内看板設置業務委託、これは32万4,000円を減額しまして、工事請負費62万円を計上したものですが、これは当初は委託料の方で計上していたものですが、業務の性質が工事請負に当たる性質なものですから、こちらの方に節替えをいたしました。その際に、実際に設置するに当たりましての設計内容を見直しまして、増額した上での節替えということでございますので、よろしくお願いします。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 避難弱者の助成事業の45万円減額ということだったのですが、これは、耐震改修工事、30万円の補助のほかに県費としまして15万円の上乗せがあるものでございます。元来県の方で、これは65歳以上のみの世帯、それから1級障害者を抱える世帯というようなことで、1件当たり15万円を補助して3件見込んでおりました。本年度、県の事業の中で、この避難弱者という名称から、すべての世帯が対象になるというようなことで、木造住宅耐震改修促進事業という事業を立ち上げまして、1戸当たり15万円、限度額は変わらないんですが、それの方にくらがえといいますか、科目がえしたということでございます。決してなくなったということではございませんので、ご理解ください。

議長(浅野幹雄君) 次に、生涯学習課長。

生涯学習課長(佐藤英樹君) 宮城県協働教育プラットフォーム事業についてご説明します。
 目的は、家庭、地域、学校が協働して子供を育てる環境をつくるということです。地域教育力の向上、地域活性化を図り、地域全体で子供を育てる体制をつくまりす。
 詳しい内容としましては、3点あります。一つは家庭教育の支援活動、二つ目は地域活動の支援活動、三つ目は学校教育支援、3点でございます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。3番出川博一君。

3番(出川博一君) 2点だけお願いいたします。
 ページ数は33ページと34ページ、10款5項の社会教育総務費の中の19節、補助金、マーチングバンド全国大会出場100万円とございますけれども、この補助金の目安といいますか、基準があるのかどうか、その辺をお聞きしたいと思います。
 あともう1点、次のページの35、36ページ、10款教育費の中の5目15節の工事請負費の中の一番下、大ホールのエアコン取付工事3,000万円の減額とありますけれども、これは1カ所だけなんでしょうか、それとも何カ所かであれば、その先数、内訳をお願いしたいと思います。

議長(浅野幹雄君) 佐藤教育次長。

教育次長(佐藤信夫君) マーチングバンドの全国大会の補助につきましては、文化活動の補助ということで取り組んでおります。それで、1人2万円で50名を限度とするということで、今回80名の参加という予定をしておりますので、限度額の50名分、100万円ということでの交付ということになります。
 それから、36ページの大ホールエアコンでございますけれども、そちらは中央公民館の大ホール、そして東向陽台の公民館の大ホールということで、二つを予定していたものでございます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。9番森栄君。

9番(森栄君) 32ページの企業立地促進奨励金及び雇用促進奨励金について、先ほど企業がアクアで企業立地促進奨励金が278万円、それから雇用促進については20万円ということで2名ですけれども、この会社の従業員は何人で、それで今回2名、雇用促進奨励金ということで出していますけれども、担当課としてこの企業に地元雇用の採用の働きかけとか、そういうようなことはやったかどうか確認いたします。

議長(浅野幹雄君) 産業振興課長。

産業振興課長(奥山吉信君) 正規職員、臨時職員、合わせて41名でございます。それで、雇用につきましては、現地の工場が完成したときに、現地の中を視察させていただいた際にも、地元の雇用についてはお願いをしております。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第5号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第7 議案第6号 平成23年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)

議長(浅野幹雄君) 日程第7、議案第6号 平成23年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。健康増進課長。

健康増進課長(小松巌君) それでは、平成23年度各種会計補正予算説明書48ページ、お開きいただきたいと思います。
 議案第6号平成23年度富谷町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)は、次に定めるところによります。
 第1条で歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ476万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ34億8,010万3,000円とするものでございます。
 第2項で歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によります。
 第2条で地方自治法第214条の規定によりまして、債務を負担する行為をすることのできる事項、期間及び限度額は、「第2表 債務負担行為」によるものでございまして、これは特定健康診査等の業務に関するものでございます。
 それでは、歳入歳出予算につきまして、事項別明細書によりご説明申し上げます。57ページ、お願いいたします。
 初めに、歳入でございます。
 4款1項1目療養給付費等交付金は、476万5,000円を追加いたしまして1億8,913万7,000円とするものでございまして、退職者医療に係る平成23年度の実績確定に伴う差額分で、過年度分として交付があったものでございます。
 次に、歳出でございます。
 次のページ、59ページ、お願いいたします。
 2款1項高額療養費につきましては、210万7,000円を追加いたしまして2億2,698万3,000円とするもので、1目の一般被保険者高額療養費の増加に伴う増でございます。
 11款1項償還金及び還付加算金は、265万8,000円を追加いたしまして、2,161万3,000円とするもので、これは一般被保険者保険税の1目医療給付費分、それから2目の高齢者支援金分、3目の介護納付金分の還付金及び7目の償還金につきましては、特定健康診査等の補助金の国、県分の額の確定に伴うもので、その償還分でございます。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第6号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第8 議案第7号 平成23年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第3号)

議長(浅野幹雄君) 日程第8、議案第7号 平成23年度富谷町下水道事業特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) それでは、議案第7号富谷町下水道事業特別会計補正予算(第3号)についてご説明申し上げます。
 説明書62ページ、お願いいたします。
 第1条でございますが、歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出の総額にそれぞれ6,408万2,000円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額を11億584万2,000円とするものでございます。
 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」による
ものでございます。
 後ほど事項別明細で詳細を説明したいと存じます。
 第2条でございますが、地方債の補正でございます。これは、「第2表 地方債の補正」によるものでございまして、65ページをお願いいたします。
 東日本大震災に係る災害復旧事業費の決定に伴い、地方公営企業等災害事業債の限度額を補正後の額に変更にするものでございます。
 主な内容でございますが、今回は、歳入歳出補正予算事項別明細書、款項の目別にご説明を申し上げます。
 71ページ、72ページ、歳入でございます。
 3款1項1目下水道事業国庫補助金は、さきの東日本大震災に係る災害復旧事業費補助金の決定により、所要の額を減額するものでございます。
 4款1項1目一般会計繰入金でございますが、国庫補助金の決定、それから歳出予算に充てる予算等の調整により、一般会計からの繰り入れをするものでございます。
 7款1項1目下水道事業債でございますが、算定の基礎となります下水道事業補助金の決定により所要の額を減額とするものでございます。
 73ページ、74ページ、歳出についてご説明を申し上げます。
 歳出でございますが、1款1項1目下水道総務費、3節の職員手当等でございますが、国道4号富ケ丘付近の交差点から成田方面に向かう町道富ケ丘明石線、こちらの地下に埋設されてございます富谷1号汚水幹線管渠の改築工事が夜間に行われるため、その工事を監督する職員の時間外勤務に充てるものでございます。1款1項2目下水道維持費でございますが、12節の役務費手数料460万5,000円の追加でございますが、富谷1号汚水幹線管渠の破損補修工事に伴う管渠内の清掃に要するものでございます。15節工事請負費でございますが、6,367万1,000円を追加するものでございまして、まず成田汚水中継ポンプ場増設工事6,180万円、それから下水道施設災害復旧工事6,408万円は、請負金額の確定により減額でございます。明石台汚水中継ポンプ場受電設備新設工事でございますが、1,205万円、明石台東地区の開発に伴い新設をするものでございます。
 富谷1号汚水幹線管渠改築工事1億7,188万8,000円でございますが、先ほど申し上げました国道4号富ケ丘交差点から成田方面に向かう富ケ丘明石線の地下に埋設されております管渠に破損が発生しました。ということで、この区間493.69メートル、カメラ調査を行った結果、管渠の劣化が確認されたことによりまして、緊急に改築工事を行うものでございます。あと、鷹乃杜地区の緊急復旧工事100万8,000円でございますが、鷹乃杜三丁目地内のマンホール及び汚染管渠の破損に係る復旧に要するものでございます。それぞれ追加をお願いするものでございます。以上です。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 74ページの下水道のことで、今ちょっと聞き逃したかどうか再確認させていただきたいのですが、1号線の汚水管については、距離が、先ほど言われていたようなんですが、再確認で、ちょっともう一度、距離、長さについて質問したいと思います。

議長(浅野幹雄君) 上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) 493.69メートルでございます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第7号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第9 議案第8号 平成23年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第3号)

議長(浅野幹雄君) 日程第9、議案第8号 平成23年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) よろしくお願いいたします。
 説明書78ページをお願いいたします。
 議案第8号平成23年度富谷町介護保険特別会計補正予算(第3号)。
 歳入歳出予算の補正。
 第1条、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ1,941万4,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ15億9,185万1,000円とするものでございます。
 2項、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 第2条は、債務負担行為の補正でございます。債務負担行為の追加は、「第2表 債務負担行為」でございます。
 81ページをお願いいたします。
 第2表、債務負担行為補正でございます。
 介護保険システム運用支援及び二次予防事業の対象者把握につきまして、債務負担行為の設定をいたすもので、期間限度額は記載のとおりでございます。
 介護保険システム運用支援につきましては、保険料算定処理、月割賦課処理等、システム全般の運用支援でございます。二次予防の対象者把握事業委託につきましては、高齢者への基本チェックリストの発送事務から、回答結果、発送までに、実態、事業全般に対応するものでございます。いずれも今年度からの準備により、円滑に運営をできるものでございます。
 87ページをお願いいたします。
 歳入でございます。
 3款1項1目1節介護給付費負担金は、23万円を増額するものでございます。2項2目2節包括的支援事業費交付金は、包括支援事業を担う専門職の育休代替の臨時職の減により国庫補助分を減額いたすものでございます。
 5款1項1目1節介護給付費補助金は、22万9,000円を減額するものでございます。2項1目2節包括的支援事業費交付金の53万8,000円の減額は、先ほどの包括支援事業に対する県補助分の減でございます。
 8款1項1目一般会計繰入金は、1節介護給付費繰入金を1,000円の増額、3節地域支援事業繰入金は、包括的支援事業の町負担分の減でございます。4節職員給与等繰入金は、育休職員、専門職の復帰により増額いたすものでございます。5節事務費繰入金は、住基法並びに介護保険法改正に伴うシステム改修委託経費及び東日本大震災によります食費、居住費の減免に要するもので、1,812万8,000円を繰り入れいたすものでございます。2項1目1節介護給付費準備基金繰入金は、53万8,000円を減額、財源調整いたすものでございます。
 次のページ、89ページをお願いいたします。
 1款1項1目一般管理費13節委託料は、先ほどの介護保険法改正に伴う改修業務に840万円、住基法改正に伴うものに234万円を増額するものでございます。20節扶助費は、サービスに係る食費、居住費の減免予定者16名分の半額助成分の増額でございます。
 2款1項介護サービス等諸費につきましては、サービス利用状況にあわせ財源調整し、1,560万円を減額いたすものでございます。1目から4目までそれぞれ科目がございます。2項介護予防サービス等諸費につきましては、各給付見込み増加によりまして460万円を増額いたすものでございます。
 91ページをお願いいたします。
 6項1目特定入所者介護サービス費は、食費、居住費の、今度は減免者、免除者の部分でございます。対象14名の利用助成分600万円の増額でございます。
 3款2項1目一般管理費は、128万6,000円増額し、2,495万5,000円とするもので、2節から7節まで保健福祉総合支援センター専門職の育児休暇よりの復帰による増額と臨時職員の減による人件費の減額分でございます。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。16番永野久子君。

16番(永野久子君) 88ページですが、一般会計繰入金の中で4節職員給与費等繰入金397万4,000円につきまして、先ほど育休職員専門職の増というふうに説明されたように思いますが、この育休職員の行う業務と、また介護保険事業における育休職員の数を伺います。

議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 専門職は社会福祉士でございまして、専門相談等を行う業務の職員でございます。育児休暇からの復帰によるものでございます。人数は、社会福祉士は1人でございますが、チームワークで行いますので、支援センター専門職は3職種となっております。

議長(浅野幹雄君) 16番永野久子君。

16番(永野久子君) 1級ではなくて、育休とおっしゃったのでしょうか。わかりました。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) 89、90ページ、1款1項1目の委託料ですが、法改正に対応した業務と住基法改正対応改修業務という二つに分かれているんですが、これは二つに分けなければならない項目なのか。例えば法改正の方が8月、住基が9月というような感じでこういうふうに二つになっているのか、もし9月であれば、9月に改正すれば両方済むというふうに私は思うんですが、この辺はどういう意味合いなんですか。どうしてもこの二つに分けなければならない理由があるわけですか。

議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 法改正対応業務の方は、介護保険法改正によるものでございます。住基法は、先ほど申し上げたとおり住基法改正によるものでございまして、別々のものでございます。

議長(浅野幹雄君) 13番小川昌義君。

13番(小川昌義君) それは、今言われたとおりわかるんですが、要するにこの二つとも同じシステムではなくて、そういうふうな改修をしなければならないということなんですか。それとも、同じものを、同じものであれば二つを一緒にやった方が効率的ではないかというふうに思うんですが、質問いたします。

議長(浅野幹雄君) 長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) 介護保険のシステムと別のもので、介護保険システムの方は保険料等に絡むところもございますので、一緒にはできるものというふうにはなってございません。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第8号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第10 議案第9号 平成23年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)

議長(浅野幹雄君) 日程第10、議案第9号 平成23年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。長寿福祉課長。

長寿福祉課長(安積春美君) それでは、説明書96ページをお願いいたします。
 議案第9号平成23年度富谷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)。
 歳入歳出予算の補正。
 第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ286万6,000円を追加いたし、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1億9,772万8,000円とするものでございます。
 2項、歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」によるものでございます。
 第2条は、債務負担行為でございます。地方自治法第214条の規定により、債務を負担する行為をすることのできる事項、期間及び限度額は、「第2表 債務負担行為」によるものでございます。
 99ページをお願いいたします。
 後期高齢者医療システム運用支援委託につきましては、保険料の賦課算定や高額判定処理等医療システム全般に対応するもので、今年度からの準備をいたすものでございます。
 105ページをお願いいたします。
 歳入でございます。
 3款1項1目1節事務費繰入金は、住基法対応改修委託費286万5,000円を繰り入れするものでございます。
 5款4項1目預金利子は1,000円でございます。
 次のページ、107ページをお願いいたします。
 歳出でございます。
 1款1項1目13節委託料は、住基法対応改修委託費286万5,000円を増額するものでございます。
 4款2項1目一般会計繰出金を1,000円増額するものでございます。預金利子分でございます。
 以上でございます。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第9号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第11 議案第10号 平成23年度富谷町水道事業会計補正予算(第3号)

議長(浅野幹雄君) 日程第11、議案第10号 平成23年度富谷町水道事業会計補正予算(第3号)を議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。上下水道課長。

上下水道課長(渡邉成一君) それでは、議案第10号平成23年度富谷町水道事業会計補正予算(第3号)についてご説明申し上げます。
 議案書の110ページ、お願いいたします。
 第1条でございますが、総則、平成23年富谷町水道事業会計補正予算(第3号)は、次に定めるものとし、第2条、予算第3条で定めた収益的収入及び支出について予定額を補正するものでございます。
 収入の第1款第1項営業外収益で補正予定額70万7,000円を追加、第1款水道事業収益の合計を10億4,600万1,000円とするものでございます。
 支出でございますが、第1款第1項営業費用で1,912万7,000円を追加、第1款水道事業費用の計を11億4,696万1,000円とするものでございます。
 第3条でございますが、予算第4条で定めました資本的支出について予定額を補正するものでございます。第1款第2項で300万円を減額、1億2,670万6,000円とするものでございます。
 詳細でございますが、119ページをお願いいたします。
 まず、収益的収入及び支出でございます。収入の補正予定額70万7,000円でございますが、東日本大震災における石巻市及び南三陸町からの応援給水経費負担金と8月14日に発生いたしました登米市内の断水に対する応援給水経費負担金を収入として追加するものでございます。
 支出でございますが、1款1項3目配水及び給水費、手当等の時間外勤務手当は、時間外における施設等の修繕等業務に係るものでございます。修繕費1,500万円の追加は、破損管路・施設の修繕のための追加でございます。材料費でございますが、修理用材料の在庫が不足するため、資本的収入及び支出で営業設備の執行分300万円を減額いたしまして、同額をここに追加するものでございます。5目の総係費、手当等70万6,000円の追加は、応援給水活動時の時間外勤務手当でございます。
 資本的収入及び支出でございますが、1款1項2目営業設備費、期間満了により交換する水道メーターの執行を300万円減額するものでございます。
 以上でございます。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第10号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

議長(浅野幹雄君) この際、午後1時まで休憩をいたします。

午前11時56分 休憩

午後 1時00分 再開

議長(浅野幹雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。

日程第12 議案第11号 富谷町道路線の認定について

議長(浅野幹雄君) 日程第12、議案第11号 富谷町道路線の認定についてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。建設部長。

建設部長(鴇謙一君) それでは、議案書の13ページをごらんいただきたいと思います。
 議案第11号富谷町道路線の認定について。
 道路法第8条第2項の規定により、町道路線を別紙のとおり認定するものでございます。
 提案理由は、成田一丁目地内の宅地開発事業に伴い、開発者により道路として帰属される予定の20路線、それから、とちの木一丁目地内の開発事業に伴いまして、寄附を受けることとしております1路線、計21路線について町道として認定するものでございます。
 14ページの別紙をごらんください。
 まず、路線番号855成田10-1号線は、幅員10メートル、延長232メートルでございます。856成田6-119号線から867成田6-130号線まで12路線、これは幅員が6メートル、総延長で1,639メートルでございます。868とちの木8-3号線は、幅員が8メートル、延長30メートルでございます。1281自転車歩行者専用道路成田5-1号線から一番下の1287自転車歩行者専用道路成田3-20号線までは、幅員それぞれ5メートル、4メートル、3メートルというふうに分かれてございまして、7路線、合計で1,998メートルとなってございます。
 さきにお配りしております議案第11号資料、A3判のもの2枚でございますが、そちらをごらんいただきたいと思います。
 まず、1枚目、これは扇形の地形図の部分なんですが、これが成田一丁目地区の開発区域でございまして、第1号議案でもお示ししておりますが、中央部右側のちょっとパズル風の四角いものが成田湯ったり苑でございます。その左側といいますか、くの字になっております北西側に位置します路線が、これは855成田10-1号線で、この区域の幹線道路となります。2メートルの両側歩道つきでございまして、ちょうど湯ったり苑の北西側、それから成田小学校の南側といいますか、そういう位置づけとなってございます。
 次に、2枚目の資料をお願いいたします。
 こちら側は、とちの木8-3号線の位置図でございまして、赤で塗った部分868と表示しているのが8-3号線でございます。位置的には、左上の斜め直線部ですか、これが国道4号でございまして、通称サニータウンの入り口部分から入ってきたとちの木一丁目と二丁目地区を接続します、この地区では基調となる路線でございます。以上、21路線について、どうぞよろしくお願いいたします。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。9番森栄君。

9番(森栄君) 今回、富谷町道路線の認定について、開発に伴い道路の帰属及び寄附を受けることになりますけれども、この帰属及び寄附を受けるに当たって、この道路の地質調査などを行った上で、これを帰属、寄附受けるかどうか。というのは、ことしの3月11日の地震の際に、地質の弱いところ、三ノ関とか太子堂、それから私の住んでいる成田六丁目については、道路の一部崩壊とか亀裂が入っている道路がいっぱいあります。それは、道路の地質が弱いところがそういう箇所でありますので、ただ単に道路の認定を受けるだけでなくて、前もって道路の地質調査、そういうものをやって帰属なり寄附を受けたらいいのではないかと思いますけれども、今後どのように対応するかお伺いします。
 それから、道路の帰属及び寄附を受ける時期ですけれども、税法上、1月1日の所有者に対して固定資産税が課税されるわけですけれども、1月1日以降に道路の帰属及び寄附を受けるのかどうか、その辺あたりの確認しておきたいと思いますので、よろしくお願いします。

議長(浅野幹雄君) 建設部長。

建設部長(鴇謙一君) 地質調査ということでございますが、道路を築造する際に、通常ボーリングといったような形ではなくて、必ずCBR試験というのを行うことになってございます。これは、道路の路体、路床、それから路盤というようなことで支持率ですね、通常の大型車両等に耐え得るものにするというようなことで指標となってございます。通常ですと、最低がCBR3というのが、通常の道路をつくる際に最も重要となる指針となる数字となってございます。これまで開発されてきました区域、特に、成田地域につきましては、CBR4というようなことで設計をされておりまして、通常の設計よりも少し上目の支持力を持たせて道路を築造しているところでございます。
 それから、所有権の移転というようなことでございますが、成田地区は、12月中に所有権移転が終わる予定となってございます。まず最初の1工区というようなことで、2工区もございますが、ちょっと2工区の方については現在手続中というようなことで、これは来年の1月までかかるような予定となってございます。それから、とちの木地区につきましても、これは開発者の寄附行為というようなことでございますが、これも現在、12月中に所有権移転できるような形で取り急ぎ業務の方を行っていただいているところでございます。以上でございます。

議長(浅野幹雄君) ほかに質疑ありませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 お諮りいたします。
 本案は討論を省略し、採決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、これから議案第11号を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は原案のとおり決することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。したがって、本案は原案のとおり可決されました。

日程第13 議案第12号 監査委員の選任につき同意を求めることについて

議長(浅野幹雄君) 日程第13、議案第12号 監査委員の選任につき同意を求めることについてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、同意案件について申し上げます。
 現在の監査委員であります阿部 功氏は、平成23年12月23日をもって任期満了となるために同意を求めるものであります。
 住所が、富谷町明石台二丁目15番地15、お名前が阿部功、生年月日、昭和10年6月20日でございます。
 経歴については、別紙で概要をご案内しておりますので、よろしくお願いを申し上げます。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 これから議案第12号を採決いたします。
 この採決は、無記名投票で行います。
 議場の出入り口を閉めます。

〔議場閉鎖〕

議長(浅野幹雄君) ただいまの出席議員は19名です。
 次に、立会人を指名いたします。富谷町議会会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に18番渡邊俊一君、19番相澤榮君、1番長谷川隆君の3名を指名いたします。
 投票用紙を配付いたします。

〔投票用紙配付〕

議長(浅野幹雄君) 念のために申し上げます。富谷町議会会議規則第83条の規定により、本案を可とする議員は「賛成」、否とする議員は「反対」と記載願います。
 なお、投票による表決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは、富谷町議会会議規則第84条の規定により「否」とみなします。
 投票用紙の配付漏れありませんか。(「なし」の声あり)
 投票用紙の配付漏れなしと認めます。
 投票箱を点検いたします。

〔投票箱の点検〕

議長(浅野幹雄君) 異状なしと認めます。
 ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を読み上げますので、1番議員から順番に投票願います。

〔事務局長点呼、投票〕

議長(浅野幹雄君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
 投票漏れなしと認めます。投票を終了いたします。
 開票を行います。18番渡邊俊一君、19番相澤榮君、1番長谷川隆君、立ち会い願います。

〔開票〕

議長(浅野幹雄君) 投票の結果をご報告いたします。
 投票総数19票

  • 有効投票18票
  • 無効投票1票

 有効投票のうち、

  • 賛成14票
  • 反対4票

 以上のとおり賛成が14票です。したがって、本案は原案のとおり同意することに決定いたしました。
 議場の出入り口を開きます。

〔議場開扉〕

日程第14 議案第13号 富谷町固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて

議長(浅野幹雄君) 日程第14、議案第13号 富谷町固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについてを議題といたします。
 本案は朗読を省略し、内容の説明を求めます。若生町長。

町長(若生英俊君) それでは、地方税法によります固定資産評価審査委員会委員の同意を求めるものでございます。
 提案の理由につきましては、現委員であります高橋征晴氏、平成24年1月31日をもって任期満了となるためであります。
 住所は、富谷町志戸田字北田子沢171番地、氏名、高橋征晴、生年月日、昭和15年3月15日であります。
 なお、経歴の概要については、別紙でお示しのとおりでございます。以上です。

議長(浅野幹雄君) これから質疑に入ります。質疑ございませんか。(「なし」の声あり)
 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。
 これから議案第13号を採決いたします。
 この採決は、無記名投票で行います。
 議場の出入り口を閉めます。

〔議場閉鎖〕

議長(浅野幹雄君) ただいまの出席議員は19名です。
 次に、立会人を指名いたします。富谷町議会会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に2番菅原福治君、3番出川博一君、4番三浦邦夫君の3名を指名いたします。
 投票用紙を配付いたします。

〔投票用紙配付〕

議長(浅野幹雄君) 念のために申し上げます。富谷町議会会議規則第83条の規定により、本案を可とする議員は「賛成」と、否とする議員は「反対」と記載願います。
 なお、投票による表決において、賛否を表明しない投票及び賛否が明らかでない投票並びに白票の取り扱いは、富谷町議会会議規則第84条の規定により「否」とみなします。
 投票用紙の配付漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
 投票用紙の配付漏れなしと認めます。
 投票箱を点検いたします。

〔投票箱の点検〕

議長(浅野幹雄君) 異状なしと認めます。
 ただいまから投票を行います。事務局長が議席番号と氏名を読み上げますので、1番議員から順番に投票願います。

〔事務局長点呼、投票〕

議長(浅野幹雄君) 投票漏れはありませんか。(「なし」の声あり)
 投票漏れなしと認めます。投票を終了いたします。
 開票を行います。2番菅原福治君、3番出川博一君、4番三浦邦夫君、立ち会い願います。

〔開票〕

議長(浅野幹雄君) 投票の結果をご報告いたします。
 投票総数19票

  • 有効投票19票
  • 無効投票なし

 有効投票のうち、

  • 賛成15票
  • 反対4票

 以上のとおり賛成が15票です。したがって、本案は原案のとおり同意することに決定いたしました。
 議場の出入り口を開きます。

〔議場開扉〕

日程第15 議員派遣の件

議長(浅野幹雄君) 日程第15、議員派遣の件を議題といたします。
 お諮りいたします。
 富谷町議会会議規則第122条の規定による議員派遣の件については、お手元に配付のとおり、議員を派遣いたしたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、議員派遣の件については、そのように派遣することに決定いたしました。
 お諮りいたします。
 議員派遣の日程のほか、議案の審査、または調査及び議会において必要があるものへの議員の派遣を決定するに当たっては、議長に一任することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) 異議なしと認めます。よって、日程に記載のないものについては、議長に一任することに決定いたしました。

日程第16 閉会中の各委員会調査について

議長(浅野幹雄君) 日程第16、閉会中の各委員会調査についてを議題といたします。
 各委員会から所管事務のうち、富谷町議会会議規則第75条の規定によって、継続調査の申し出があります。
 お諮りいたします。
 各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

議長(浅野幹雄君) ご異議なしと認めます。よって、各委員会からの申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに決定いたしました。
 平成23年第4回富谷町議会定例会は、終始熱心な審議を経て、すべての議案を議決いたしました。
 執行部におかれましては、各議員から出された意見を十分に尊重し町政を執行されますよう強く要望いたしまして、閉会のあいさつといたします。
 これで本日の日程はすべて終了いたしました。
 会議を閉じます。
 平成23年第4回富谷町議会定例会を閉会いたします。
 ご苦労さまでした。

午後1時31分 閉会

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議会事務局 代表